憤怒「“七つの大罪”で一番ヤバイのってどれだろうな?」傲慢「もちろんワシだ!」
2020-12-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:02:11.76 ID:OOoYa4JX0
憤怒「ちょっと話があるんだけどよ」
傲慢「なんだ?」
憤怒「オレたちっていわゆる“七つの大罪”じゃん?」
傲慢「うむ」
憤怒「オレたちの中で、罪として一番ヤバイのはどれだろうな……とふと思ってよ」
傲慢「それはもちろんワシだ!」
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:04:38.61 ID:OOoYa4JX0
憤怒「あ? なんでだよ?」
傲慢「傲慢というのは、ようするに自分が偉い、凄いと思うことだ」
憤怒「まぁ、そうだな」
傲慢「これがいきすぎて、自分は世界一偉いなんて思うようになったらどうなると思う?」
傲慢「それこそ世界を破滅させかねない凶行にだって平気で行うだろう……」
傲慢「ゆえに、“傲慢”こそ! ワシこそが七つの大罪で一番恐ろしい存在なのだ!!!」
憤怒「……」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:06:36.63 ID:OOoYa4JX0
憤怒「だがよぉ」
傲慢「む?」
憤怒「自分に自信を持つっつうのはなにも悪いことばかりじゃねえし」
憤怒「実力が伴ってなきゃ、怖くもなんともなくねえか?」
傲慢「どういうことだ……」
憤怒「たとえばさ、腕力も財力も権力もない奴がいくら傲慢になったところで」
憤怒「怖いどころか悲しいだけじゃん? 笑えないピエロみたいなもんだ」
憤怒「そう考えると、傲慢って一番ヤバイとはいえねえんじゃねえかなって」
傲慢「ならば、キサマは七つのうち、どれが一番危険だと思うのだ?」
憤怒「そりゃもちろん――」ニヤッ
強欲「強欲っしょ!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:09:46.23 ID:OOoYa4JX0
憤怒「強欲……いつの間に!」
傲慢「聞き捨てならんな。なぜ、強欲などが一番恐ろしいと?」
強欲「だってさ、欲って際限ないじゃん?」
強欲「千円で十分だった奴が五千円欲しくなり、一万円欲しくなり……って具合に」
強欲「ひとたび欲望が暴走すりゃ、人は強盗したり不正したり悪い手段に平気で手を出すし~」
強欲「こんなにヤバイ大罪は他にないっしょ!」
傲慢「ぐぬぬ……」
憤怒「……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:11:37.87 ID:OOoYa4JX0
憤怒「だけど、傲慢にもいったことだが、欲望ってそう悪いことばかりでもねえだろ」
強欲「なんでさ?」
憤怒「たとえば、速く走りたいという欲があったから、人間は自動車を作れた」
憤怒「空を飛びたいという欲があったから、人間は飛行機を作れた」
憤怒「どっちも強すぎる欲がなきゃ、成し遂げられなかったことだ」
憤怒「強欲にゃいい面だってある。つまり、一番ヤバイとはいえねえってこった」
強欲「だったら、アンタはどの大罪が一番だと?」
憤怒「決まってんだろ! このオレ、憤怒よ!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:13:36.71 ID:OOoYa4JX0
傲慢「説明してもらおうか」
憤怒「おう、してやるとも! 耳かっぽじって聞きやがれ!」
憤怒「いいか、憤怒――分かりやすくいうと怒りのエネルギーってのは恐ろしいんだ」
憤怒「プチンってなったら、一気に噴火みてえにドカーンとなる」
憤怒「世の中、怒りにまかせて人を殺しちまったなんて事件は珍しくねえ!」
憤怒「憤怒こそ、一番ヤバイ大罪ってことなんだあああああ!!!」
嫉妬「それはどうでしょうかねえ?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:16:46.81 ID:OOoYa4JX0
憤怒「嫉妬!?」
嫉妬「怒りのエネルギーはたしかに最大風速はすごいかもしれませんが」
嫉妬「すぐ冷めてしまうケースがほとんどじゃないですか」
傲慢「うむ、その通り。『臥薪嘗胆』という言葉がある」
傲慢「これは薪に臥したり肝を舐めたりして、怒りを忘れないようにしたという言葉だ」
傲慢「怒りをずっと保つということはそれほど難しいということだ」
強欲「それにさ、時には怒ることだって必要じゃん? とても一番とはいえないよぉ!」
憤怒「なんだとォ!? やんのか、コラ!」
嫉妬「まあまあ、ここは怒らず私の話を聞いて下さい」
憤怒「どんな話だよ!?」
嫉妬「もちろん……この私“嫉妬”こそが七つの大罪の中で一番危険だという話ですよ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:19:07.08 ID:OOoYa4JX0
憤怒「ハァ!? 嫉妬なんてチンケな感情がなんでヤバいんだよ!?」
嫉妬「おやおや、見くびられたものですね」
嫉妬「ねたみ・そねみといった感情の恐ろしさをご存じないとは……」
強欲「どこらへんが恐ろしいのさ?」
嫉妬「まず、嫉妬というのは非常に粘着質です。憤怒のように簡単に冷めたりしません」
嫉妬「しかも、一度この感情に芽生えたものはさまざまな手段で対象の足を引っ張ろうとします」
嫉妬「これほど恐ろしい大罪が他にあるでしょうか?」
色欲「あら、嫉妬なんて全然大したことないじゃない」
嫉妬「あなたは……色欲!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:22:34.54 ID:OOoYa4JX0
色欲「いくら嫉妬したって、人間どうやっても敵わない相手には屈服してしまうものよ」
色欲「粘着質でしつこいことだけは認めるけど、とてもトップに立てる器じゃないわ」
嫉妬「いってくれますね……では、あなたはどの大罪が一番恐ろしいと?」
色欲「決まってるでしょ? アタシよ!」
色欲「色欲の暴走による悲惨な事例はいくらでもあるわ」
色欲「不倫で家庭が崩壊したり、痴情のもつれで殺人事件が起きたり」
色欲「挙げ句の果てに、色欲に溺れた君主が国を滅ぼすことになったことすらある!」
色欲「フフフ、アタシほど身近かつ逃れようがない大罪は他にないわ!」
暴食「いやいや、そんなことないんだなぁ~」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:24:47.06 ID:OOoYa4JX0
暴食「大罪の中で一番ヤバイのはオイラなんだなぁ~」
色欲「いきなり出てきて、なにを言い出すのよこのデブ!」
憤怒「説明しろい!」
暴食「人間食わなくちゃ生きていけないんだなぁ~」
暴食「だからみんな、“暴食”に目覚める可能性は持ってるんだなぁ~」
暴食「そして、暴食がいきすぎて食料がなくなったら、人類は滅亡なんだなぁ~」
傲慢「下らぬ! キサマの説はいくらなんでも極端すぎるわ!」
強欲「そうそう! だいたい、色欲も暴食も、しょせんオレの一部って感じだしさぁ」
色欲「なんですって!? 強欲如きと美しいアタシを一緒にしないでくれる!?」
暴食「そうなんだなぁ~。食欲は強欲よりすごいんだなぁ~」
強欲「いってくれるじゃんか!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:27:28.24 ID:OOoYa4JX0
嫉妬「やはり、一番恐ろしい大罪は、粘着質で長期保存がきくこの私……」
憤怒「いーや、爆発力のあるオレだ!」
強欲「際限のないオレっしょ!」
傲慢「ワシに決まっておる! 傲慢こそ最も偉大で危険なのだ!」
色欲「国だって滅ぼしかねないアタシよ!」
暴食「人類を餓えさせかねないオイラなんだなぁ~」
憤怒「へっ、どうやらみんな譲るつもりはないようだな……」
憤怒「だったらぁ……戦って生き残った奴が、七つの大罪で一番ヤバイ奴だ!!!」
ワアァァァァァ……!
ドカッ! バキッ! ガッ! ドガッ! ズガッ!
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:28:54.33 ID:OOoYa4JX0
暴食「かじってやるんだなぁ~」ガブガブ
憤怒「いだだだだだ! やめろ! ――ええいっ!」バキッ
傲慢「世界一であるワシの顔に傷をつけおったな!」
色欲「ぱふぱふしてあげるわ~ん」パフパフ
強欲「ああ~……もっとやって! もっとお願いしますぅ!」
嫉妬「うぐぐ、羨ましい……!」
ワアァァァァァ……!
ギャーギャーッ! ワーワーッ! ドカッ! バキッ!
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:30:41.61 ID:OOoYa4JX0
憤怒「ハァ……ハァ……みんな……引く気はねえのか……」
傲慢「ぜぇ、ぜぇ、あるわけがない。ワシが一番なのだからな」
強欲「こうなったらとことんやるっしょ! ……ふぅふぅ」
嫉妬「ハァ、ハァ……しかし、このままじゃいつまでも決着はつきそうにありませんねえ」
色欲「ええ……グダグダになってきてるのがよく分かるわ……」
暴食「お腹すいたんだなぁ~」グギュルルルルル…
憤怒(どうすんだよ……。どうやったらまとまるんだよ、この状況……)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:33:14.34 ID:OOoYa4JX0
『あの~』
憤怒「ん?」
『私、この話の作者……いわば“神様”なんですけど』
憤怒「神様!?」
傲慢「ワシの次に偉い者ではないか。なんの用だ?」
『はい、私、なんとかして“七つの大罪”をモチーフにして』
『面白おかしい物語を作ろうと頑張ってきたんですけど……』
『収拾つかなくなってきちゃったんで、面倒になったし、もう書くのやめます!』
憤怒「は!?」
『だから、あとは皆さんで勝手にやってて下さい! さいなら!』プツッ…
憤怒「ハァ!? もしもし!? もしも~し!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:36:13.76 ID:OOoYa4JX0
強欲「話をまとめる役の神様が面倒になったって……どうやってこの争い収めるのさ!?」
傲慢「そうだそうだ! 何とかしろ、憤怒!」
憤怒「オレに聞くんじゃねえ!」
色欲「なにいきなり投げ出してるのよ! 最低の神様ね!」
嫉妬「まったくですよ……妬む気すら失せてくる。どうしたらいいのやら……」
暴食「お腹すいたんだなぁ~」グゴギュルルルルルル…
憤怒「と、とにかく……これで分かったことがある……!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/17(土) 17:36:45.06 ID:OOoYa4JX0
六つの大罪「怠惰が一番やべえええええええええええええ!!!!!」
― 完 ―
引用元: ・憤怒「“七つの大罪”で一番ヤバイのってどれだろうな?」傲慢「もちろんワシだ!」
高森藍子「歌鈴ちゃん会議」
2020-12-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:16:26.20 ID:tnOKu24Y0
・「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSSです
・描写について、複数のコンテンツの要素や独自の解釈を含むことがあります
----街角----
道明寺歌鈴「はわわわわぁーっ!?」ステーン
高森藍子「だ、大丈夫ですかっ!?」
歌鈴「だ、大丈夫ですっ。ちょっと、肘をぶつけちゃいましたけど……いたた」
藍子「大変、どうしよう……青あざになったりしてないですか?」
歌鈴「えへへ……ごめんなさい、心配をかけて……でも、本当に大丈夫ですよっ。慣れてますから!」エッヘン
藍子「そんなの、慣れちゃだめですよ~」
歌鈴「で、ですよね……あうぅ」
藍子「だって、すごく派手に転びましたよ? ダンスしてる時みたいに、ぎゅんっ! って」
歌鈴「ぎゅん、ですか!? そ、そんなにでしちゃ……でしたかっ?」
藍子「はい。なんだかもう、一周回って格好良く見えましたもん」
歌鈴「ええ!? そ、そんなつもりじゃ……いつも普通にコケてるだけなんですけど」
藍子「あの、多分なんですけど……いつも普通に転ぶのは、もう普通じゃないと思うんです」
歌鈴「あ、あれれ……?」
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関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:19:23.33 ID:tnOKu24Y0
藍子「それはまあ、私もお散歩してて、たまにちょっとつまづくくらいならありますけど……」
歌鈴「えっ!?」
藍子「え……?」
歌鈴「だ、だって……つまづいたら、コケますよね?」
藍子「転びはしないかな。こう、よろけるというか、その場で踏み止まる感じで」
歌鈴「す、すごい……藍子ちゃん、とってもバランス感覚がいいんでつね! ……あぅ」
藍子「そ、そうかな……?」
歌鈴「きっとそうですっ! さすが、藍子ちゃん先生……!」キラキラ
藍子「もう、だからそれはやめましょうってば~!」
藍子「……こほん。とにかく、今日はもう転ばないように気を付けましょう。せっかく二人ともオフでこうやってお出掛けしてるんですから、怪我なんてしてたら勿体無いです」
歌鈴「今日は、って……まだ、お昼ですよ!? ここから夜まで転ばないなんて、トレーナーさんの特訓並みに厳しいです~!」
藍子「またまた、そんな大袈裟な……」
歌鈴「だって、段差はどうするんですかっ!?」
藍子「……はい?」
歌鈴「段差です! 外でも、建物の中でも、油断するとすぐにあいつらは襲ってくるんですっ!」
藍子「お、襲いはしないと思いますけど……どうするもなにも、普通に歩いて越えれば……」
歌鈴「じゃあ、階段は!?」
藍子「階段は、上りますね。普通に」
歌鈴「バナナの皮はっ!?」
藍子「……それはそもそも、あまり頻繁には見掛けないと思います」
歌鈴「えっ!?」
藍子「え……?」
歌鈴「だ、だって……つまづいたら、コケますよね?」
藍子「転びはしないかな。こう、よろけるというか、その場で踏み止まる感じで」
歌鈴「す、すごい……藍子ちゃん、とってもバランス感覚がいいんでつね! ……あぅ」
藍子「そ、そうかな……?」
歌鈴「きっとそうですっ! さすが、藍子ちゃん先生……!」キラキラ
藍子「もう、だからそれはやめましょうってば~!」
藍子「……こほん。とにかく、今日はもう転ばないように気を付けましょう。せっかく二人ともオフでこうやってお出掛けしてるんですから、怪我なんてしてたら勿体無いです」
歌鈴「今日は、って……まだ、お昼ですよ!? ここから夜まで転ばないなんて、トレーナーさんの特訓並みに厳しいです~!」
藍子「またまた、そんな大袈裟な……」
歌鈴「だって、段差はどうするんですかっ!?」
藍子「……はい?」
歌鈴「段差です! 外でも、建物の中でも、油断するとすぐにあいつらは襲ってくるんですっ!」
藍子「お、襲いはしないと思いますけど……どうするもなにも、普通に歩いて越えれば……」
歌鈴「じゃあ、階段は!?」
藍子「階段は、上りますね。普通に」
歌鈴「バナナの皮はっ!?」
藍子「……それはそもそも、あまり頻繁には見掛けないと思います」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:22:16.62 ID:tnOKu24Y0
歌鈴「あ……ああぁ……」ヨロッ
藍子「歌鈴ちゃんっ!?」
歌鈴「そんな……バナナを見掛けもしないだなんて……かるちゃーしょっくです……」ズーン
藍子「えぇと、何と言ったらいいのか……とにかく、落ち込まないでください。ねっ?」
歌鈴「うぅぅ……ありがとう、藍子ちゃん……」
藍子「そうだ。もう少し歩いた先に、おすすめのカフェがあるんです。気分転換を兼ねて、そこで一息つきましょう」
歌鈴「藍子ちゃんのおすすめ、ですか……。きっと藍子ちゃんのように、ゆったり落ち着いたお店なんだろうなぁ……♪」ポワポワ
藍子「うふふ、行ってみればわかりますよっ。ほら、行きましょう!」
藍子「……そうだっ。歌鈴ちゃん、手を」
歌鈴「は、はい」
藍子「こうやって手を繋いでいれば、きっと転びませんよねっ」ギュ
歌鈴「はわわっ!? そんな、私のために……ありがとうございますっ! ……噛まずに言えたっ」
藍子「その調子ですっ♪」
藍子「歌鈴ちゃんっ!?」
歌鈴「そんな……バナナを見掛けもしないだなんて……かるちゃーしょっくです……」ズーン
藍子「えぇと、何と言ったらいいのか……とにかく、落ち込まないでください。ねっ?」
歌鈴「うぅぅ……ありがとう、藍子ちゃん……」
藍子「そうだ。もう少し歩いた先に、おすすめのカフェがあるんです。気分転換を兼ねて、そこで一息つきましょう」
歌鈴「藍子ちゃんのおすすめ、ですか……。きっと藍子ちゃんのように、ゆったり落ち着いたお店なんだろうなぁ……♪」ポワポワ
藍子「うふふ、行ってみればわかりますよっ。ほら、行きましょう!」
藍子「……そうだっ。歌鈴ちゃん、手を」
歌鈴「は、はい」
藍子「こうやって手を繋いでいれば、きっと転びませんよねっ」ギュ
歌鈴「はわわっ!? そんな、私のために……ありがとうございますっ! ……噛まずに言えたっ」
藍子「その調子ですっ♪」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:55:26.54 ID:tnOKu24Y0
----カフェ----
歌鈴「本っっ当にっ、すみませんでしたぁ!」ガン
藍子「あ、あの! お願いですから、顔を上げてください~っ」
藍子「他のお客さんも、こっちを見ていますし……」ソワソワ
歌鈴「折角藍子ちゃんが手を繋いでくれたのに、そんな藍子ちゃんを巻き込んで転んでしまうなんて……っ! もう! 歌鈴のバカバカ!」ガンガン
藍子「あわわ……そんなにテーブルに頭をぶつけていたら、たんこぶができちゃいますよ……?」
歌鈴「こんなの、藍子ちゃんの痛みに比べたら……」ツップシ
藍子「大丈夫ですよ。怪我はしてませんから。ちょっとスカートが汚れちゃっただけで……」
歌鈴「あぅぅ……本当にごめんなさいっ! あ、洗って返しますからっ!」ガバッ
藍子「えぇっ!? は、ハンカチじゃないんですから……それに、さすがにここで脱ぐわけにもいかないですし」
歌鈴「じゃあ、私はどうやってお詫びすればいいですか!? 私が脱げばいいですかっ!?」
藍子「だっ、駄目です~! とにかく、一旦落ち着きましょう?」
歌鈴「だって、このままじゃ藍子ちゃんにめいわきゃっ、け、みゃっ、迷惑をっ」
藍子「その、本当に落ち着いて……あっ。歌鈴ちゃん、深呼吸です。深呼吸しましょう」
藍子「はい、吸ってー」スゥー
歌鈴「す、吸ってー……」スゥー
藍子「吐いてー」フゥー
歌鈴「吐いてー……」フゥー
藍子「落ち着きましたか?」
歌鈴「はい、少しは……」
歌鈴「……」
藍子「歌鈴ちゃん?」
歌鈴「おでこいたい……」
藍子「だから言ったのに……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:58:55.28 ID:tnOKu24Y0
歌鈴「……やっぱり私、ドジ神様に憑かれてるんでしょうか……」ズーン
藍子「そんな神様、いるんですか?」
歌鈴「いるんですよそれが! きっとおはようからおやすみまで、私のことをじっと見守ってるに違いありゃりゃっ、ませんっ!」
歌鈴「……ほらぁ!」ナミダメ
藍子「あはは……なるほど~」
歌鈴「もうっ! これじゃあ神様じゃなくて、噛み様ですよぅ!」
藍子「でもきっと、そのドジ神様は、歌鈴ちゃんのことが大好きなんですねっ♪」クスッ
歌鈴「そんなぁ……はうぅ、そんな神様に好かれても、あんまり嬉しくないです……」
藍子「うーん……こうは考えられませんか?」
藍子「転んでも大きな怪我をしなかったり、滑らかに喋れなくてもちゃんと気持ちが伝わるのは、そのドジ神様の御加護があるからだって」
歌鈴「ほえぇ……そ、そんな風に前向きに考えたことは、ありませんでした……! 藍子ちゃん、やっぱりすごいですっ」
藍子「えへへ。ポジティブパッション、ですから♪」エッヘン
歌鈴「私も、藍子ちゃんみたいになれたらなぁ……」
藍子「でも、歌鈴ちゃんだって、いつもすごく前向きじゃないですか」
歌鈴「そ、そうですか? 私の場合、いつも前向きというか、前のめりに転んでるだけというか……」
藍子「確かに歌鈴ちゃんはその、よく転んだり、失敗することもありますけど、それでも絶対にめげないし、諦めないじゃないですか」
藍子「七転び八起き……口で言うのは簡単だけど、歌鈴ちゃんみたいにちゃんと体現できるのは、前向きな証拠だと思いますよ?」
歌鈴「そ、そう言ってもらえるのは嬉しいですけど……」エヘヘ
歌鈴「でも、失敗を少なくできるなら、それに越したことは無いと思いますし……」
歌鈴「やっぱり、藍子ちゃんに憧れますっ。いつも落ち着いていて、優しくて、そのうえしっかりしてて……」
藍子「そんなっ。歌鈴ちゃんこそ、褒めすぎですよぅ」
藍子「そんな神様、いるんですか?」
歌鈴「いるんですよそれが! きっとおはようからおやすみまで、私のことをじっと見守ってるに違いありゃりゃっ、ませんっ!」
歌鈴「……ほらぁ!」ナミダメ
藍子「あはは……なるほど~」
歌鈴「もうっ! これじゃあ神様じゃなくて、噛み様ですよぅ!」
藍子「でもきっと、そのドジ神様は、歌鈴ちゃんのことが大好きなんですねっ♪」クスッ
歌鈴「そんなぁ……はうぅ、そんな神様に好かれても、あんまり嬉しくないです……」
藍子「うーん……こうは考えられませんか?」
藍子「転んでも大きな怪我をしなかったり、滑らかに喋れなくてもちゃんと気持ちが伝わるのは、そのドジ神様の御加護があるからだって」
歌鈴「ほえぇ……そ、そんな風に前向きに考えたことは、ありませんでした……! 藍子ちゃん、やっぱりすごいですっ」
藍子「えへへ。ポジティブパッション、ですから♪」エッヘン
歌鈴「私も、藍子ちゃんみたいになれたらなぁ……」
藍子「でも、歌鈴ちゃんだって、いつもすごく前向きじゃないですか」
歌鈴「そ、そうですか? 私の場合、いつも前向きというか、前のめりに転んでるだけというか……」
藍子「確かに歌鈴ちゃんはその、よく転んだり、失敗することもありますけど、それでも絶対にめげないし、諦めないじゃないですか」
藍子「七転び八起き……口で言うのは簡単だけど、歌鈴ちゃんみたいにちゃんと体現できるのは、前向きな証拠だと思いますよ?」
歌鈴「そ、そう言ってもらえるのは嬉しいですけど……」エヘヘ
歌鈴「でも、失敗を少なくできるなら、それに越したことは無いと思いますし……」
歌鈴「やっぱり、藍子ちゃんに憧れますっ。いつも落ち着いていて、優しくて、そのうえしっかりしてて……」
藍子「そんなっ。歌鈴ちゃんこそ、褒めすぎですよぅ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:04:47.49 ID:tnOKu24Y0
藍子「私は、ただのんびりしているだけですから。てきぱき動くのは、私も苦手ですし……」
歌鈴「でもでも、きりっとした藍子ちゃんも、素敵でしたよ!」
藍子「きりっと、ですか?」
歌鈴「はいっ! あの曲……しぇいじょんほんにょう、ばりゅくりあ! ……あう、全然言えてない……」
藍子「……『生存本能ヴァルキュリア』?」
歌鈴「そう! それです! 白い軍くぷ……じゃなくて、軍服! 似合ってましたよ! カッコよかったです!」
藍子「あはは……あれは、美波さんやありすちゃん達に感化されてというか……引っ張って貰えたからですよ」
藍子「それを言うなら、『桜の頃』の時の歌鈴ちゃんだって。MVを見ましたけど、はっとするくらい優雅で、綺麗でしたよ」
歌鈴「……それがですね。あの時私達、袴を履いていたじゃないですか」
藍子「はい」
歌鈴「袴って、こう……裾が長いじゃないですか」
藍子「……まさか」
歌鈴「実は撮影の裏で、結構な回数、裾を踏んづけてコケてるんです……」
藍子「あぁ、やっぱり……あれって、動き辛いんですか?」
歌鈴「袴そのものは、巫女装束で慣れてるはずなんですけど……歌に集中しようとすると、足元が疎かになってしまって……」
歌鈴「珠美ちゃん達にも、迷惑をかけちゃいましたし……はぁ、私ってどうしてこんななんだろう……」ズーン
藍子「……よしっ。わかりましたっ!」
歌鈴「ふぇ?」
藍子「これより第一回、歌鈴ちゃん会議をはじめますっ」フンス
歌鈴「でもでも、きりっとした藍子ちゃんも、素敵でしたよ!」
藍子「きりっと、ですか?」
歌鈴「はいっ! あの曲……しぇいじょんほんにょう、ばりゅくりあ! ……あう、全然言えてない……」
藍子「……『生存本能ヴァルキュリア』?」
歌鈴「そう! それです! 白い軍くぷ……じゃなくて、軍服! 似合ってましたよ! カッコよかったです!」
藍子「あはは……あれは、美波さんやありすちゃん達に感化されてというか……引っ張って貰えたからですよ」
藍子「それを言うなら、『桜の頃』の時の歌鈴ちゃんだって。MVを見ましたけど、はっとするくらい優雅で、綺麗でしたよ」
歌鈴「……それがですね。あの時私達、袴を履いていたじゃないですか」
藍子「はい」
歌鈴「袴って、こう……裾が長いじゃないですか」
藍子「……まさか」
歌鈴「実は撮影の裏で、結構な回数、裾を踏んづけてコケてるんです……」
藍子「あぁ、やっぱり……あれって、動き辛いんですか?」
歌鈴「袴そのものは、巫女装束で慣れてるはずなんですけど……歌に集中しようとすると、足元が疎かになってしまって……」
歌鈴「珠美ちゃん達にも、迷惑をかけちゃいましたし……はぁ、私ってどうしてこんななんだろう……」ズーン
藍子「……よしっ。わかりましたっ!」
歌鈴「ふぇ?」
藍子「これより第一回、歌鈴ちゃん会議をはじめますっ」フンス
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:10:59.05 ID:tnOKu24Y0
歌鈴「か、歌鈴ちゃん会議、ですかっ!? それは一体、どのような……?」
藍子「それはもちろん、歌鈴ちゃんについての会議です」
歌鈴「そ、それじゃわからないですって~!」
藍子「うふふ。実は以前、未央ちゃんと茜ちゃんが、私の……藍子ちゃん会議を開いてくれたことがあったんです。私のソロステージを成功させるためにって」
歌鈴「ほぇぇ……! なるほど、そうだったんですか……三人とも、素敵な仲間って感じですねっ」
藍子「だからそれに倣って、今日は歌鈴ちゃんがドジを克服できるように、二人で一緒に考えましょう?」
歌鈴「い、いいんでつかっ!? 私なんかのために、そんな……」
藍子「歌鈴ちゃんだから、ですよ。私達二人だって、インディゴ・ベルっていう仲間じゃないですか」ニコッ
歌鈴「うぅ~……! あ、ありがとうございますっ! 藍子ちゃん師匠!」
藍子「えぇっ!? な、なんだか急に位が上がってませんか?」
歌鈴「あっ。それじゃあ、もしかして未央ちゃん達ともこのカフェで……?」キョロキョロ
藍子「いえ。あの時は、ファミレスに集まって、でしたね」
藍子「ポジパの三人で食事にいくと、茜ちゃんがいつも山盛りのご飯を食べてて、毎回びっくりするんですよ」クスッ
歌鈴「あー……なるほど、想像できちゃいますね」
藍子「そのうえで、おかわりしたりもしますからね。たまに未央ちゃんが、『大食い対決だー』って挑戦するんですけど、勝ったところはまだ見たことが無いです」
歌鈴「ほぇぇ~……! 茜ちゃんのあのパワーの源は、たくさん食べることなんですね……!」
歌鈴「藍子ちゃんは、しないんですか? 大食い対決」
藍子「私には、ちょっと難しいかな……? どちらかっていうと、小食なほうだし……」
藍子「あ。でも、デザートは別腹かも。この間は、三人でお揃いのバナナチョコサンデーを食べたんですっ。美味しかったなぁ……♪」
歌鈴「……バナナって、食べるのは好きなんですけど、なんだか見るとちょっぴり緊張しちゃうんですよね……」
藍子「緊張? どうして?」
歌鈴「どうしても、今までにバナナの皮を踏んで転んだ経験が脳裏に蘇って……」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしないでくだしゃい! ……あう」
藍子「それはもちろん、歌鈴ちゃんについての会議です」
歌鈴「そ、それじゃわからないですって~!」
藍子「うふふ。実は以前、未央ちゃんと茜ちゃんが、私の……藍子ちゃん会議を開いてくれたことがあったんです。私のソロステージを成功させるためにって」
歌鈴「ほぇぇ……! なるほど、そうだったんですか……三人とも、素敵な仲間って感じですねっ」
藍子「だからそれに倣って、今日は歌鈴ちゃんがドジを克服できるように、二人で一緒に考えましょう?」
歌鈴「い、いいんでつかっ!? 私なんかのために、そんな……」
藍子「歌鈴ちゃんだから、ですよ。私達二人だって、インディゴ・ベルっていう仲間じゃないですか」ニコッ
歌鈴「うぅ~……! あ、ありがとうございますっ! 藍子ちゃん師匠!」
藍子「えぇっ!? な、なんだか急に位が上がってませんか?」
歌鈴「あっ。それじゃあ、もしかして未央ちゃん達ともこのカフェで……?」キョロキョロ
藍子「いえ。あの時は、ファミレスに集まって、でしたね」
藍子「ポジパの三人で食事にいくと、茜ちゃんがいつも山盛りのご飯を食べてて、毎回びっくりするんですよ」クスッ
歌鈴「あー……なるほど、想像できちゃいますね」
藍子「そのうえで、おかわりしたりもしますからね。たまに未央ちゃんが、『大食い対決だー』って挑戦するんですけど、勝ったところはまだ見たことが無いです」
歌鈴「ほぇぇ~……! 茜ちゃんのあのパワーの源は、たくさん食べることなんですね……!」
歌鈴「藍子ちゃんは、しないんですか? 大食い対決」
藍子「私には、ちょっと難しいかな……? どちらかっていうと、小食なほうだし……」
藍子「あ。でも、デザートは別腹かも。この間は、三人でお揃いのバナナチョコサンデーを食べたんですっ。美味しかったなぁ……♪」
歌鈴「……バナナって、食べるのは好きなんですけど、なんだか見るとちょっぴり緊張しちゃうんですよね……」
藍子「緊張? どうして?」
歌鈴「どうしても、今までにバナナの皮を踏んで転んだ経験が脳裏に蘇って……」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしないでくだしゃい! ……あう」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:17:50.10 ID:tnOKu24Y0
藍子「うーん……転ばないために、どうするか……手を繋ぐだけじゃ、ダメでしたし……」
歌鈴「うぅ……面目ないですぅ……」
藍子「一人でダメなら、二人で……? もう一人、誰かにお願いして、両手を握っていてもらうのは、どうでしょう?」
歌鈴「そ、そこまでするのは、さすがに……小さな子供みたいで、恥ずかしいですよぅ」
藍子「捕まって連れていかれる、宇宙人みたいにも見えますね」
歌鈴「うっ、宇宙人っ?!」
藍子「前にユッコちゃんに見せてもらった雑誌に、そんな感じの写真が載っていた気がします」
歌鈴「はわわわ……宇宙人って、本当にいるんですかね……? UFOとか……」
藍子「さぁ……私は、見たことありませんけど……。でも、どこかずっと遠くの星には、もしかしたらいるのかも?」
歌鈴「も、もし突然UFOが街に飛んできて、襲ってきたらどうしましょう!? お祓い、効きますかね……?」
藍子「敵意を持っていたら怖いけど、そうじゃないなら、お友達になってみたいですね」
歌鈴「お友達ですか……確かに、藍子ちゃんの優しい笑顔を見れば、宇宙人にも好きになってもらえるかも!」
藍子「もし仲良くなれたら、UFOに乗せてもらえるかな?」
歌鈴「そうしたら、空から写真が撮れちゃいますねっ」
藍子「わぁ……♪ それ、素敵かもっ」
歌鈴「でも、プロデューサーさんやみんなは、びっくりしちゃいそう」
藍子「UFOの中って、どうなってるんでしょう? 宇宙船みたいに、無重力だったりして」
歌鈴「それなら、転んでも平気そうですねっ。助かりますっ」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしにゃいでくだしゃい! ……あう」
歌鈴「うぅ……面目ないですぅ……」
藍子「一人でダメなら、二人で……? もう一人、誰かにお願いして、両手を握っていてもらうのは、どうでしょう?」
歌鈴「そ、そこまでするのは、さすがに……小さな子供みたいで、恥ずかしいですよぅ」
藍子「捕まって連れていかれる、宇宙人みたいにも見えますね」
歌鈴「うっ、宇宙人っ?!」
藍子「前にユッコちゃんに見せてもらった雑誌に、そんな感じの写真が載っていた気がします」
歌鈴「はわわわ……宇宙人って、本当にいるんですかね……? UFOとか……」
藍子「さぁ……私は、見たことありませんけど……。でも、どこかずっと遠くの星には、もしかしたらいるのかも?」
歌鈴「も、もし突然UFOが街に飛んできて、襲ってきたらどうしましょう!? お祓い、効きますかね……?」
藍子「敵意を持っていたら怖いけど、そうじゃないなら、お友達になってみたいですね」
歌鈴「お友達ですか……確かに、藍子ちゃんの優しい笑顔を見れば、宇宙人にも好きになってもらえるかも!」
藍子「もし仲良くなれたら、UFOに乗せてもらえるかな?」
歌鈴「そうしたら、空から写真が撮れちゃいますねっ」
藍子「わぁ……♪ それ、素敵かもっ」
歌鈴「でも、プロデューサーさんやみんなは、びっくりしちゃいそう」
藍子「UFOの中って、どうなってるんでしょう? 宇宙船みたいに、無重力だったりして」
歌鈴「それなら、転んでも平気そうですねっ。助かりますっ」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしにゃいでくだしゃい! ……あう」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:39:56.83 ID:tnOKu24Y0
藍子「えぇと……転ばないように……転ばないように……」ブツブツ
歌鈴「藍子ちゃんは、お散歩が趣味なんですよね? 何かこう、歩く時に気を付けていることって、ありますか?」
藍子「そうですね……。お散歩の時は、周りの風景やお店、行き交う人達を観察していることが多いから、特別に意識することは無いかな」
歌鈴「そうですか……」シュン
藍子「……あ。でも……そうだ! ひとつ、思い付いたんですけど……」
歌鈴「はっ、はい! なんでしょう!?」
藍子「靴選びを見直してみるのはどうでしょうか?」
歌鈴「くちゅを? ……あぁっ、たった二文字の単語さえも……」
藍子「私、お散歩用の歩きやすくて可愛い靴を探して、結構頻繁に靴屋さんに行くんです」
藍子「それで知ったんですけど、同じように見える靴にも意外と細かい差があって、歩くのに適した形とか、硬さとかがあるみたいなんですよ」
歌鈴「そうなんですかっ!? 全然知りませんでした……」
藍子「歌鈴ちゃんは、普段どんな靴を履いてますか?」
歌鈴「私ですか? 学校は指定のローファーで、あとは今履いてるみたいな、スエードのショートブーツ、とか……」
藍子「あ。それ、可愛いですよね。実は、今日会った時から思ってました」
歌鈴「えへへ……私じゃなくて、お母さんに選んでもらった靴なんですけどね」
歌鈴「あぁ、あと草履もっ」
藍子「草履、ですか? ……あぁ、巫女さんの時の」
歌鈴「はいっ。たまにお仕事で必要になったりするので、草履も含めた巫女服の一式は、寮に置いてあるんですっ」
藍子「なるほどー。じゃあ、あれも置いてあるんですか? あの、こんな感じの、紙のひらひらが付いた……」ヒラヒラ
藍子「……正式名称が、分かりませんけど……」
歌鈴「あの、ハタキみたいなやつのことですか?」
藍子「そうです、それです」
歌鈴「あれはですね、えぇと……なんだっけ……?」ウーン
藍子「……実は、ハタキだったり?」
歌鈴「し、しませんよぉ!」
歌鈴「……あ、思い出しました! 『大幣』です、『おおぬさ』!」
歌鈴「ちゃんと持ってますよ。部屋の、ペン立ての中に置いてあります!」
藍子「そ、そんなところにっ? 文房具扱いしちゃってますけど、大丈夫なんですか?」
歌鈴「いやぁ~、なんだか、そこに置くのが一番しっくりきたので……」
歌鈴「それに、簡単な作りの、小さいものですから。実家にあった大幣は、もっと大きくて、ぶわぁーっ! って感じのでした」
藍子「ぶわぁー、ですか?」
歌鈴「ぶわぁーっ、です! ……そうだ。茜ちゃんの髪型! あんな感じに近いかもっ」
藍子「あはは。それは確かに、ぶわぁー、ですね♪」
歌鈴「……どうしよう。これから実家に帰ってあれを見るたびに、茜ちゃんのことを思い出しそう……」
藍子「でもそれなら、手に持つとなんだか元気が湧いてきそうですよね」
歌鈴「お祓いすると、悪いものが一瞬で蒸発しちゃったりして」
藍子「あの、呪文みたいな……祝詞、でしたっけ? あれの代わりに、『ボンバー!』って言わなきゃいけないかもですね」
歌鈴「はわわわ……私がそんなことしたら、勢い余って転んじゃいそう……」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしにゃいでくじゃしゃい! ……あう」
藍子「…………気のせいでしょうか? さっきから同じようなやりとりばかりしているような……」
歌鈴「…………言われてみると、そんな気がしますね……」
歌鈴「藍子ちゃんは、お散歩が趣味なんですよね? 何かこう、歩く時に気を付けていることって、ありますか?」
藍子「そうですね……。お散歩の時は、周りの風景やお店、行き交う人達を観察していることが多いから、特別に意識することは無いかな」
歌鈴「そうですか……」シュン
藍子「……あ。でも……そうだ! ひとつ、思い付いたんですけど……」
歌鈴「はっ、はい! なんでしょう!?」
藍子「靴選びを見直してみるのはどうでしょうか?」
歌鈴「くちゅを? ……あぁっ、たった二文字の単語さえも……」
藍子「私、お散歩用の歩きやすくて可愛い靴を探して、結構頻繁に靴屋さんに行くんです」
藍子「それで知ったんですけど、同じように見える靴にも意外と細かい差があって、歩くのに適した形とか、硬さとかがあるみたいなんですよ」
歌鈴「そうなんですかっ!? 全然知りませんでした……」
藍子「歌鈴ちゃんは、普段どんな靴を履いてますか?」
歌鈴「私ですか? 学校は指定のローファーで、あとは今履いてるみたいな、スエードのショートブーツ、とか……」
藍子「あ。それ、可愛いですよね。実は、今日会った時から思ってました」
歌鈴「えへへ……私じゃなくて、お母さんに選んでもらった靴なんですけどね」
歌鈴「あぁ、あと草履もっ」
藍子「草履、ですか? ……あぁ、巫女さんの時の」
歌鈴「はいっ。たまにお仕事で必要になったりするので、草履も含めた巫女服の一式は、寮に置いてあるんですっ」
藍子「なるほどー。じゃあ、あれも置いてあるんですか? あの、こんな感じの、紙のひらひらが付いた……」ヒラヒラ
藍子「……正式名称が、分かりませんけど……」
歌鈴「あの、ハタキみたいなやつのことですか?」
藍子「そうです、それです」
歌鈴「あれはですね、えぇと……なんだっけ……?」ウーン
藍子「……実は、ハタキだったり?」
歌鈴「し、しませんよぉ!」
歌鈴「……あ、思い出しました! 『大幣』です、『おおぬさ』!」
歌鈴「ちゃんと持ってますよ。部屋の、ペン立ての中に置いてあります!」
藍子「そ、そんなところにっ? 文房具扱いしちゃってますけど、大丈夫なんですか?」
歌鈴「いやぁ~、なんだか、そこに置くのが一番しっくりきたので……」
歌鈴「それに、簡単な作りの、小さいものですから。実家にあった大幣は、もっと大きくて、ぶわぁーっ! って感じのでした」
藍子「ぶわぁー、ですか?」
歌鈴「ぶわぁーっ、です! ……そうだ。茜ちゃんの髪型! あんな感じに近いかもっ」
藍子「あはは。それは確かに、ぶわぁー、ですね♪」
歌鈴「……どうしよう。これから実家に帰ってあれを見るたびに、茜ちゃんのことを思い出しそう……」
藍子「でもそれなら、手に持つとなんだか元気が湧いてきそうですよね」
歌鈴「お祓いすると、悪いものが一瞬で蒸発しちゃったりして」
藍子「あの、呪文みたいな……祝詞、でしたっけ? あれの代わりに、『ボンバー!』って言わなきゃいけないかもですね」
歌鈴「はわわわ……私がそんなことしたら、勢い余って転んじゃいそう……」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしにゃいでくじゃしゃい! ……あう」
藍子「…………気のせいでしょうか? さっきから同じようなやりとりばかりしているような……」
歌鈴「…………言われてみると、そんな気がしますね……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:42:52.21 ID:tnOKu24Y0
藍子「いつの間にか、結構時間も経っちゃいましたし……」
歌鈴「ほぇ? あっ、わわっ! ほんとだ!」
歌鈴「藍子ちゃんとお話してると楽しくて、時間が経つのがあっという間ですっ」
藍子「えへへ……私、お喋りもゆったりで。撮影の時なんかは、よく巻きが入っちゃうんですけど……」
歌鈴「でも、それも藍子ちゃんの魅力ですよ! さすが、藍子ちゃん師匠!」
藍子「もうっ。師匠じゃなくて先生ですって」
藍子「……あ、いえ。先生でもないんですけど」
歌鈴「じゃあ…………藍子ちゃん大明神?」
藍子「どうしてもっと偉そうなのになってるんですかぁ!」
歌鈴「でもでも、大明神と道明寺のユニットって、なんとなく語呂がいいですよねっ」
藍子「そういう問題じゃないと思うんですけど……」
歌鈴「……はっ。私も語呂だけじゃなくて、藍子ちゃんの隣に立っても恥ずかしくないアイドルにならなきゃ……!」
歌鈴「いつもこうやって元気付けてもらってるぶん、しっかりお返ししにゃいと……はぅっ」
藍子「……頑張り屋さんな歌鈴ちゃんにいつも元気を分けてもらってるのは、私のほうなんだけどなぁ」クスッ
歌鈴「は、はひっ! な、何か言いましたっ!?」
藍子「ふふっ。何でもないですよー♪」
歌鈴「あれ? そうですか……」
歌鈴「あ、とにかくっ! 今日の歌鈴ちゃん会議を糧に、明日からのレッスン、頑張りますのでっ!」
藍子「じゃあ、私も歌鈴ちゃんに負けないように、頑張ろうかなっ」
歌鈴「……それで、会議の結論って、いったい何でしたっけ?」
藍子「えっ? えぇと…………」
藍子「……『バナナチョコサンデーは美味しい』?」
歌鈴「『宇宙人は友達』?」
藍子「『茜ちゃんはお祓いが得意』?」
歌鈴「……」
藍子「……」
歌鈴「わっ、私、何を頑張ればいいんでしゅかねっ!?」
藍子「うーん……とりあえずレッスン、でいいのかな……?」
おわり
歌鈴「ほぇ? あっ、わわっ! ほんとだ!」
歌鈴「藍子ちゃんとお話してると楽しくて、時間が経つのがあっという間ですっ」
藍子「えへへ……私、お喋りもゆったりで。撮影の時なんかは、よく巻きが入っちゃうんですけど……」
歌鈴「でも、それも藍子ちゃんの魅力ですよ! さすが、藍子ちゃん師匠!」
藍子「もうっ。師匠じゃなくて先生ですって」
藍子「……あ、いえ。先生でもないんですけど」
歌鈴「じゃあ…………藍子ちゃん大明神?」
藍子「どうしてもっと偉そうなのになってるんですかぁ!」
歌鈴「でもでも、大明神と道明寺のユニットって、なんとなく語呂がいいですよねっ」
藍子「そういう問題じゃないと思うんですけど……」
歌鈴「……はっ。私も語呂だけじゃなくて、藍子ちゃんの隣に立っても恥ずかしくないアイドルにならなきゃ……!」
歌鈴「いつもこうやって元気付けてもらってるぶん、しっかりお返ししにゃいと……はぅっ」
藍子「……頑張り屋さんな歌鈴ちゃんにいつも元気を分けてもらってるのは、私のほうなんだけどなぁ」クスッ
歌鈴「は、はひっ! な、何か言いましたっ!?」
藍子「ふふっ。何でもないですよー♪」
歌鈴「あれ? そうですか……」
歌鈴「あ、とにかくっ! 今日の歌鈴ちゃん会議を糧に、明日からのレッスン、頑張りますのでっ!」
藍子「じゃあ、私も歌鈴ちゃんに負けないように、頑張ろうかなっ」
歌鈴「……それで、会議の結論って、いったい何でしたっけ?」
藍子「えっ? えぇと…………」
藍子「……『バナナチョコサンデーは美味しい』?」
歌鈴「『宇宙人は友達』?」
藍子「『茜ちゃんはお祓いが得意』?」
歌鈴「……」
藍子「……」
歌鈴「わっ、私、何を頑張ればいいんでしゅかねっ!?」
藍子「うーん……とりあえずレッスン、でいいのかな……?」
おわり
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:44:24.72 ID:tnOKu24Y0
以上、お付き合いありがとうございました。
自分も割とドジをやらかすほうなので、歌鈴には勝手にシンパシーを感じております。
……インディゴ・ベルのユニット曲、出してくれてもいいのよ?
普段はCIがくっちゃべる話書いてます。というかくっちゃべる話しか書いてません。
前回
キャンディアイランドの意外と毒にも薬にもならないおしゃべり
よろしければどうぞ。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 08:37:12.63 ID:sl5pV87Oo
おつ
引用元: ・高森藍子「歌鈴ちゃん会議」
定規「くそっ、俺の力はメジャーには通用しないのか……!」
2020-12-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:23:25.64 ID:jessFWGl0
定規「俺はアメリカに行く!」
三角定規「いよいよか……お前ならば大丈夫だろう」
コンパス「日本の文具界で大暴れしたお前の実力、見せてやれよ!」
定規「ああ、絶対メジャーを打ち倒して帰ってくる!」
分度器「定規君……気をつけてね」
定規「心配するな。お前は日本で待っててくれ」
分度器「うん、待ってる」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523273005
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:25:14.60 ID:jessFWGl0
三角定規「あれから一ヶ月、定規のやつ、どうしてるだろうか」
コンパス「そりゃあ、きっと大活躍してるに違いないぜ!」
コンパス「分度器ちゃんもそう思うよなぁ?」
分度器「う、うん……」
三角定規「ちょうど今日、あいつの試合の中継をやるみたいだから見てみよう」
コンパス「おう、そうしよそうしよ!」
分度器「……」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:27:42.79 ID:jessFWGl0
テレビ『定規、またしてもメジャーに敗れましたァッ! これで泥沼の五連敗!』
テレビ『メジャーの圧倒的長さの前に屈しました!』
三角定規「え!?」
コンパス「な、なんで!?」
分度器「……!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:29:50.78 ID:jessFWGl0
『定規如きがメジャーに挑戦なんて早すぎたんだよ……』
『長さを測定する道具としての格が違うよなぁ』
『俺は最初からこうなるって分かってたよ』
三角定規「くっ、ネットでの評判も散々だ……」
コンパス「ちくしょう、好き勝手書きやがって!」
分度器「定規君……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:32:13.68 ID:jessFWGl0
アメリカ――
メジャー「HAHAHA、ジャパニーズ定規、ユーは弱いネー!」
メジャー「ミーよりずっと短いし、目盛りを巻くことのできるミーに比べて、収納性もバッド!」
定規「うぐぐ……!」
メジャー「とっとと日本に帰るがいいネー!」
定規「くそっ、俺の力はメジャーには通用しないのか……!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:33:58.38 ID:jessFWGl0
定規「たしかに、陸上競技なんかでも使われ」
定規「数メートルどころか数十メートル測れるメジャーと俺とじゃ長さが違いすぎる……」
定規「それに、俺は巻くことができない……」
定規「腹囲や胸囲を測ることもできず、収納性じゃかなわない!」
定規「メジャーと互角に戦うためにも、なんとしても肉体改造しなければ!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:35:44.62 ID:jessFWGl0
定規「俺を伸ばしてくれ!」
マッチョ「分かった……やってみる! むんっ!」グイッ
定規「うげげげっ! ギブだ、ギブギブ!」ミシミシ…
定規「伸ばすのは無理だ! だったら巻けるように折り曲げてくれ!」
マッチョ「しかし……」
定規「やってくれ!」
マッチョ「分かったよ……ぬんっ!」グイッ
定規「あっ、ダメだ! 折れる、折れるぅ!」メリメリ…
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:38:25.58 ID:jessFWGl0
定規「ハァ……肉体改造は大失敗だった……」
定規「やっぱり、このまま日本に帰るしかないのか……」
定規(三角定規とコンパス、ガッカリするだろうなぁ……)
定規(それに分度器……)
男「お、こんなところに定規があった! ラッキー!」
定規「!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:40:25.64 ID:jessFWGl0
定規「おい、お前!」
男「な、なんだよ? 使っちゃダメなのか?」
定規「いや、そんなことはないが……なぜ俺なんかを使うんだ?」
定規「俺なんかより、メジャーを使った方が……」
男「だって俺、紙に線引きたいんだもん」
男「さすがにメジャーじゃ、やりにくいでしょ~!」
定規「!」ハッ
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:41:47.14 ID:jessFWGl0
子供A「あっ、定規があるー!」
子供B「ホントだー!」
子供A「スターウォーズごっこしようぜー!」
子供B「やろうやろう!」
ガキンッ! キンッ! ガキンッ!
定規(定規でチャンバラごっこ……)
定規(これも……メジャーにはできないことだ)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:44:24.30 ID:jessFWGl0
女「メジャーはいちいち目盛りを出したりしまったりするのが面倒だけど」
女「定規はそのまま使えるのが便利よねえ」
女「それに、ペンやカッターナイフみたいな他の文具と一緒にしまえるのもいいわぁ」
定規「……!」
定規「そうか……そうだったんだ!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:46:30.49 ID:jessFWGl0
定規「メジャー! 今こそ分かったぞ!」
メジャー「何がデース?」
定規「俺はたしかに単純な長さや巻けるという点では、お前に勝てない!」
定規「だけど、俺にだってお前に勝ってる点はいくつもある!」
定規「ようするに、道具ってもんは一長一短、勝負するようなもんじゃないのだと!」
メジャー「オー、グレイト! やっと分かってくれたんデスネー!」
定規「!?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:48:24.46 ID:jessFWGl0
定規「さてはメジャー、あんた最初から……!?」
メジャー「ハイ、ミーは最初からユーの実力を分かってました」
メジャー「だからこそ、ユーには自分から目覚めて欲しかったのデース!」
定規「そうだったのか……」
メジャー「さぁ、一緒にアメリカで物の長さを計りまショウ! マイフレンド!」
定規「よろしく、親友!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:51:07.23 ID:jessFWGl0
テレビ『定規が、メジャーとともにアメリカで大活躍……』
三角定規「一時はどうなることかと思ったが、定規の奴、アメリカでも通用しているな」
コンパス「ああ、年俸もうなぎ登りらしいぜ! ネットでの評価も手のひら返しだしよ!」
分度器「定規君、よかった……」
定規「みんなには心配かけたな」ザッ…
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:53:52.68 ID:jessFWGl0
分度器「定規君……!」
三角定規「定規!」
コンパス「どうしてここに!?」
定規「シーズンオフになったから、少しの間日本に戻ってきたんだ」
コンパス「ったく、帰ってくるなら連絡ぐらいよこせよ! 迎えに行ったのに!」
定規「悪い悪い、みんなを驚かせたかったのさ」
三角定規「……おっと」
三角定規「我々は失礼しよう、コンパス」ササッ
コンパス「おう、そうだな」ササッ
定規(こいつら、いらん気をつかいやがって……)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:55:23.96 ID:jessFWGl0
定規「二人きりになっちゃったな……」
分度器「うん……」
定規「……」
分度器「……」
分度器「あのね、定規君……」
分度器「お帰りなさい」
定規「ただいま!」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/09(月) 20:58:12.06 ID:jessFWGl0
定規「ところで……伝えたいことがあるんだ、分度器」
分度器「なに?」
定規「またアメリカに行く時は、俺と一緒にアメリカに来てくれないか?」
分度器「……うん!」
三角定規「この世に、あの二人の愛を測定できる道具はあるかな?」
コンパス「ないない! 測定不能に決まってるぜ!」
― 完 ―
引用元: ・定規「くそっ、俺の力はメジャーには通用しないのか……!」
飛鳥「帰り道の気持ちになるのかい?」
2020-12-30
1: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:40:45.00 ID:9Ee7Jb7u0
~夜、道ばた~
仁奈「ゆーやけこーやけーでひーがーくーれーてー!」
飛鳥「……?」
仁奈「飛鳥おねーさん、ほらっ!」
飛鳥「ボクが続きを歌うのかい?」
仁奈「よろしくおねげーします!」
飛鳥「もう、夜なんだけどなあ」
仁奈「はやく、はやくー!」
飛鳥「……やーまのおーてーらーの、かーねーがーなーるー♪」
仁奈「おーててーをつーなーいーでー、かーえりーまーしょー!」 ギュッ
飛鳥「!」
飛鳥(仁奈の手は小さいな。……だけど、とてもあたたかい)
仁奈飛鳥「「かーらーすーとーいーっしょに、かーえーりーまーしょー」」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524148844
仁奈「ゆーやけこーやけーでひーがーくーれーてー!」
飛鳥「……?」
仁奈「飛鳥おねーさん、ほらっ!」
飛鳥「ボクが続きを歌うのかい?」
仁奈「よろしくおねげーします!」
飛鳥「もう、夜なんだけどなあ」
仁奈「はやく、はやくー!」
飛鳥「……やーまのおーてーらーの、かーねーがーなーるー♪」
仁奈「おーててーをつーなーいーでー、かーえりーまーしょー!」 ギュッ
飛鳥「!」
飛鳥(仁奈の手は小さいな。……だけど、とてもあたたかい)
仁奈飛鳥「「かーらーすーとーいーっしょに、かーえーりーまーしょー」」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524148844
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2: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:41:23.80 ID:9Ee7Jb7u0
~ちょっと前~
飛鳥「ふぅ、喉がカラカラだ」キュッ、ゴクゴク
P「飛鳥、お疲れ様」
飛鳥「あぁ。ありがとう、プロデューサー」
P「ちょっとお願いがあるんだけど、いいか?」
飛鳥「構わないよ。ボクにできることなら」
P「実は仁奈を家まで送って欲しくてな」
飛鳥「収録が終わってからでも大丈夫かい?」
P「あぁ、助かるよ」
飛鳥「このくらいお安い御用さ。キミはこれから会議かい?」
P「よくわかったな。この後打ち合わせなんだ」
飛鳥「……お疲れ様、だね。プロデューサー。しかし、大変だなキミの業務は。もう日は暮れるというのに」
P「こればっかりは先方に合わせないといけないから、どうしてもなぁ。ま、よろしく頼むよ」
飛鳥「任された。はい、スタドリだ。あまりキミも根を詰めすぎないようにね」
P「ありがとう、気を遣わせてすまないな」
3: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:43:10.11 ID:9Ee7Jb7u0
~時は戻って夜、道ばた~
飛鳥「懐かしいね。小学校以来だ」
仁奈「飛鳥おねーさんも、帰り道の気持ちになるですよー!」
飛鳥「帰り道の気持ち……?」
仁奈「今日一日であった嬉しいことを思い出していると、心がわぁああって、弾けて仁奈も楽しくなるんだー♪」
飛鳥「へえ。それはいいな。仁奈は今日良い事があったのかい?」
仁奈「うん!写真のさつえーで『仁奈ちゃんは元気だね』って!」
飛鳥「なるほど。仁奈はすごいな」
仁奈「仁奈、すげーですか?」
飛鳥「ああ。ボクは元気の良さで褒められることはないからね」
仁奈「でもでも、飛鳥おねーさんはかっこいいですよ?」
飛鳥「かっこいい……ボクがかい?」
仁奈「仁奈のしらねー言葉をいーっぱいしってて、仁奈が考えたことないこといーっぱい考えてて、すげーです!」
飛鳥「フフフッ。ありがとう、仁奈」ナデナデ
仁奈「えへへー♪」
飛鳥「フム……。互いに褒め合うってのもなかなか良いモノだ。気持ちが晴れやかになるな」
仁奈「じゃあもっとやるです!えーと、えーっと」
……
4: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:44:07.21 ID:9Ee7Jb7u0
~河原の近く~
仁奈「クンクン……なにかいい匂いがしやがりませんか?」
飛鳥「確かに。甘い匂いがするね」
仁奈「あー!カステラ屋さんだー!」
飛鳥「ほう、屋台か。風情があって良いね」
仁奈「チーターの気持ちー!うおー!」ダッ
飛鳥「駄目だよ仁奈」ガッシ
仁奈「何しやがるです、はーなーせー!」バタバタ
飛鳥「今お菓子を食べたらお腹ぽんぽんになって晩御飯が食べられなくなるだろう?」
仁奈「うう、カステラ……」
飛鳥「きっとカステラ屋さんだってまたきてくれるさ」
仁奈「仕方ねーです……ガマンすr」グゥー
仁奈飛鳥「「あっ」」
飛鳥「……」
飛鳥「……少しだけなら、すぐ消化されるかもしれないね」
仁奈「食べても、いーですか!?」
飛鳥「晩御飯も残さず食べるってボクと約束できるね?」
仁奈「うん!仁奈、約束するです!」
飛鳥「だったら構わないよ」
仁奈「やったぁ!カステラカステラ~♪」
仁奈「そうと決まれば……ダーッシュ!」ダダダッ
飛鳥「フフ……やれやれだ」
5: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:44:52.90 ID:9Ee7Jb7u0
~カステラ屋さん~
仁奈「ふんふんふーんカ・ス・テ・ラー♪」
飛鳥(フレデリカみたいだ)
店主「ラッシェイ!」
飛鳥「カステラ300円分ください」
店主「アイヨッ!」ガッシガッシ
仁奈「すげー!動物の形だー!」
店主「嬢ちゃん動物好きかい?」
仁奈「仁奈、大好きですよー!」
店主「じゃあ特別に選ばせてあげよう!」
仁奈「え!?いいでごぜーますか?じゃあじゃあ、わんちゃんとー、おさるさんとー、うさぎさんとー、あっ!」
仁奈「飛鳥おねーさんは何か入れたいのありますか?」
飛鳥「ボクは何でも構わないよ」
仁奈「そしたらー、ひつじさんとキリンさんとー……」
6: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:46:36.99 ID:9Ee7Jb7u0
店主「ハイヨッ」ガッガッ
仁奈「わー、袋ぱんぱんだー!」
店主「一丁上がりィ!」
飛鳥「どうも、ありがとうございます」
仁奈「ありがとうごぜーました!」
店主「まいどあり。お嬢さん方は姉妹かい?」
飛鳥「あ、ボクたちは……」
飛鳥(ボク達の何処を見出して姉妹だと思ったんだろう)
飛鳥(髪の毛の色が少しだけ似ているといえば似ているけども)
飛鳥「……はは、そんなところです」
店主「そうかそうか。嬢ちゃんもお姉さんみたいなべっぴんさんになれるといいな!」ハッハッハッ
飛鳥「はぁ……それはどうも」
店主「ありがとうございあした!」
仁奈「ばいばーい!」
7: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:47:24.24 ID:9Ee7Jb7u0
飛鳥「さて、座って食べたいところだけど……」
仁奈「あ、あそこベンチがありやがりますよ!」
飛鳥「良いね、あれに座ろう」
仁奈「それじゃあ競争だー!うさぎとカメー!」
飛鳥「ちょっと仁奈、」
仁奈「えっほ、えっほ」
飛鳥「……」
飛鳥(これまた随分と遅いな)
飛鳥「仁奈はカメなのかい?てっきりまた駆け出すと思っていたよ」
仁奈「だって、飛鳥おねーさんはカメっぽくねーですし……」エッホエッホ
飛鳥「別に良いけど、ボクが先に座ってしまったらカステラ全部食べてしまうかも知れないよ?」
仁奈「……あっ!」エッホエッホ
飛鳥「ボクは『うさぎ』だからね……行かせて貰うよ!」ダッ!
仁奈「あー!ずりーです、はえーです!」
飛鳥「このキャスティングをしたのは仁奈の方だからねー!」ダダダッ
飛鳥(もう圧倒的な差が開いてしまったかな。このまま駆け抜けるのもいいが……)チラッ
仁奈「カメは勝つんだー!ぶぉおーーん!」ダダダッ
飛鳥「なんだって!?」
飛鳥(全力疾走してきた!クッ、すぐ後ろに……!)
仁奈「ぎゅうーーーん!!」ダダダ
飛鳥(速い、追い抜かれて──)
仁奈「やったー!仁奈が1番のりです!」
飛鳥「か、カメが全力疾走、なんて……」
仁奈「フッフー、仁奈カメはジェットエンジン付きでごぜーます!」
飛鳥「童話の教訓、全否定じゃないか」
仁奈「ちげーです、仁奈カメは自分の努力でジェットエンジンを身につけたです」
飛鳥「努力の方向性が先進的すぎるよ」
8: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:48:12.33 ID:9Ee7Jb7u0
~木の下のベンチ~
飛鳥「真ん中にカステラを置いておくから、好きなように食べるといい」
仁奈「わーい!何が出るかな、何が出るかな~♪」ガサゴソ
仁奈「あ!いぬだ!いぬのきもち……」
飛鳥「?」
仁奈「うぅ~……ばうっ!ばうっ!」
飛鳥「わんわん、ではない辺り、仁奈の拘りを感じるな」
飛鳥「ほら、早く食べないとカステラが冷めてしまうよ」
仁奈「はっ!そうでした!いただきまーす!」パクッ
仁奈「はふっ、あ、アツアツでうめー♪」
飛鳥「フフ、それは良かった」
仁奈「飛鳥おねーさんも、食べてくだせー!」
飛鳥「ああ。それじゃあひとつ貰おうかな」ガサゴソ
飛鳥「……うさぎだ」
仁奈「仁奈ももうひとつー!」
飛鳥(寂しさを感じると死んでしまうとはよく聞くけれど)
仁奈「ぞーさんだ!パオパオー!」
飛鳥(どうもアレはガセネタらしいな)パクッ、モグモグ
仁奈「あーん」パクッ
飛鳥(ん、美味しい……)
仁奈「甘くて、ほくほくで……くぅ~」
飛鳥(……)
飛鳥(仁奈は、元気だな……)
仁奈「このふわふわがたまんねーですよー!」
仁奈「もういっこー!」
飛鳥「ほどほどにしときなよ。……ボクにも食べさせてくれ」
9: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:49:42.06 ID:9Ee7Jb7u0
仁奈「ふぅー、おなかぽんぽんでやがりますよー」
飛鳥「まさか、あんなに早く無くなるとはね。育ち盛りというものは末恐ろしいものだ」
仁奈「どーしてカステラはすぐなくなっちまうですかね」
飛鳥「仁奈が次から次へと食べるからだろう」
仁奈「カステラ……もっと食べてーです」
飛鳥「それはどうだろうか。モノは無くなるからこそ大事なんだ」
仁奈「どういうことでごぜーますか?」
飛鳥「ボクらは好きなモノを幸せを感じるからという理由で無くならないで欲しいと願う。だけど、現実には全てのものは朽ちてゆく運命にあるし、カステラは食べるとなくなってしまう」
仁奈「うーん……仁奈には飛鳥おねーさんの言ってること、よくわかんねーですよ」
飛鳥「じゃあこうしよう。もし、カステラが食べても食べても無くならなければどうだい?」
仁奈「おなか、いーっぱいになるです」
飛鳥「確かにそうだね。じゃあお腹いっぱいになれなくて、カステラを食べ続けなければならないとしたら?」
仁奈「飽きちゃう、ですか?」
飛鳥「そのとおり。カステラは無くなるから、程々で止められるからこそ『美味しかった、次もまた食べたい』って思えるんだ」
仁奈「むぅーそうでごぜーますか……」
飛鳥「まぁ『カステラは大事に食べましょう』って話だよ。さあ、夜も更けてきた。そろそろ帰ろうか」
仁奈「飛鳥おねーさん……」
飛鳥「ん、なんだい?」
仁奈「それって仁奈のきもちもそうでやがるのですか?」
飛鳥「それは……」
10: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:51:01.95 ID:9Ee7Jb7u0
仁奈「ほどほどじゃないとダメでやがりますか?毎日いっぱい、いーっぱい楽しんじまうと『楽しい』に飽きちまうですか……?」
仁奈「仁奈は今日、飛鳥おねーさんとおしゃべりができて楽しかったです。カステラもおいしかったです。でもこの気持ちはいつかなくなっちゃうのかなって思ったら仁奈、さみしくって……」
飛鳥「フム……そうだね。確かにいつかなくなってしまうかもしれない。ヒトはモノを忘れるようにできているのさ」
仁奈「だったらもう、『気持ち』に意味なんてねーじゃないですか……」
飛鳥「だからこそ、この思い出を。ボク達は大切にしなくてはならないんだ」
仁奈「思い出を大切に……でやがりますか?」
飛鳥「この話の重要なところはね、『大切だからこそ無くならないで欲しい』って願うところにあるんだ」
飛鳥「つまり、仁奈が寂しいと思ったのなら、今日の出来事は仁奈にとって良い思い出だったということになる。良き思い出はたとえ忘れてしまっても、仁奈の心の糧となり、キミの心に生き続けるだろう」
仁奈「思い出が仁奈の心に……」
飛鳥「そうだ。だから遠慮なんて要らない。キミは色とりどりの感情をたくさん貰って、善い人間になれば良い」
仁奈「そっかー。じゃあ仁奈、また飛鳥おねーさんと遊びてーです!」
飛鳥「ボクとかい?」
仁奈「だってー、今日楽しかったじゃねーですか!お歌もうたったでしょー、あと、かけっこもやりましたよね!それに、色んなおしゃべりをしたです!仁奈はこの帰り道だけでいーっぱい、思い出ができたんだー♪」
飛鳥「フフ、そうか……。ボクで良ければまたお供しよう」
仁奈「やったー!それじゃあ約束ですよー!」スッ
飛鳥「小指?」ツナグ
仁奈「ゆーびきーりげんまん♪」
飛鳥(なるほどな。これまたノスタルジックだ……)
仁奈飛鳥「「うそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!」」
飛鳥「ククク……これでキミとボクは一連托生、運命共同体というワケか」
仁奈「あー!やっぱり飛鳥おねーさんの言うことはむずかしいですー!」
飛鳥「ああ、すまないすまない。本当にそろそろ帰ろうか。もう夜も遅いだろう」
仁奈「仁奈は今日、飛鳥おねーさんとおしゃべりができて楽しかったです。カステラもおいしかったです。でもこの気持ちはいつかなくなっちゃうのかなって思ったら仁奈、さみしくって……」
飛鳥「フム……そうだね。確かにいつかなくなってしまうかもしれない。ヒトはモノを忘れるようにできているのさ」
仁奈「だったらもう、『気持ち』に意味なんてねーじゃないですか……」
飛鳥「だからこそ、この思い出を。ボク達は大切にしなくてはならないんだ」
仁奈「思い出を大切に……でやがりますか?」
飛鳥「この話の重要なところはね、『大切だからこそ無くならないで欲しい』って願うところにあるんだ」
飛鳥「つまり、仁奈が寂しいと思ったのなら、今日の出来事は仁奈にとって良い思い出だったということになる。良き思い出はたとえ忘れてしまっても、仁奈の心の糧となり、キミの心に生き続けるだろう」
仁奈「思い出が仁奈の心に……」
飛鳥「そうだ。だから遠慮なんて要らない。キミは色とりどりの感情をたくさん貰って、善い人間になれば良い」
仁奈「そっかー。じゃあ仁奈、また飛鳥おねーさんと遊びてーです!」
飛鳥「ボクとかい?」
仁奈「だってー、今日楽しかったじゃねーですか!お歌もうたったでしょー、あと、かけっこもやりましたよね!それに、色んなおしゃべりをしたです!仁奈はこの帰り道だけでいーっぱい、思い出ができたんだー♪」
飛鳥「フフ、そうか……。ボクで良ければまたお供しよう」
仁奈「やったー!それじゃあ約束ですよー!」スッ
飛鳥「小指?」ツナグ
仁奈「ゆーびきーりげんまん♪」
飛鳥(なるほどな。これまたノスタルジックだ……)
仁奈飛鳥「「うそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!」」
飛鳥「ククク……これでキミとボクは一連托生、運命共同体というワケか」
仁奈「あー!やっぱり飛鳥おねーさんの言うことはむずかしいですー!」
飛鳥「ああ、すまないすまない。本当にそろそろ帰ろうか。もう夜も遅いだろう」
11: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:51:41.38 ID:9Ee7Jb7u0
~市原家前~
仁奈「じゃあねー、ばいばーい!」
飛鳥「ああ。ばいばい」
ガチャ、ギィー……バタン
飛鳥(さて、と。ボクもそろそろ家に向かうとしようか)
クルッ、テクテク……
仁奈「飛鳥おねーさーん!約束ですからねー!」
飛鳥(窓から顔を……)
飛鳥「ああ、勿論だともー!」
<ニナー、ゴハンヨー
仁奈「あっ、はーい!……飛鳥おねーさん、またねー!」ブンブン
飛鳥("またね"か……なんとも嬉しい響きだ。……フフ)
12: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:52:22.73 ID:9Ee7Jb7u0
テクテク
飛鳥(満月、か。今宵は月の反照が眩しいね)
.。o○(仁奈「仁奈はこの帰り道だけでいーっぱい、思い出ができたんだー♪」
仁奈「飛鳥おねーさん、またねー!」)
テクテク
飛鳥(なるほどね。これが"帰り道の気持ち"というワケか。なかなか良い気分じゃないか)
テクテク
飛鳥「明日もいい日にしよう。なあ、仁奈」
おわり
13: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:53:23.66 ID:9Ee7Jb7u0
以上になります。ありがとうございました。
事務所は静岡のどこかにあると脳内補完しておいてください……。
事務所は静岡のどこかにあると脳内補完しておいてください……。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/20(金) 12:56:56.33 ID:twtMSzKZO
良い
引用元: ・飛鳥「帰り道の気持ちになるのかい?」
畑「田んぼの奴にゲーム出演のオファーが来たらしいぞ!」牧場「なんだと!?」
2020-12-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:03:35.80 ID:8OQouhjb0
ゲーム開発者「あ、どうも……はじめまして」
ゲーム開発者「わたくし、ゲームクリエイターの××と申します」
ゲーム開発者「手前味噌になりますが、業界ではかなり知れ渡っている方だと自負しております」
ゲーム開発者「いきなり失礼しました。さて、今回お伺いしたいのではですね」
ゲーム開発者「あなたに、あるゲームに出演して頂きたいのです」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523437415
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:06:18.26 ID:8OQouhjb0
ゲーム開発者「え? あなたも毎年、稲を植えられて収穫されるだけの日々に飽き飽きしていた?」
ゲーム開発者「だから出演するのはかまわない? これはこれはありがとうございます」
ゲーム開発者「では是非とも、わたくしどものゲームに出演なさって下さい」
ゲーム開発者「もちろん謝礼はしますし、きっといい思い出になると存じます」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:07:51.44 ID:8OQouhjb0
ゲーム開発者「どんなゲームかですって?」
ゲーム開発者「完全な新作ではなく、既存のゲームシリーズの新作という形になりますかね」
ゲーム開発者「はい、とても有名なゲームです」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:09:28.42 ID:8OQouhjb0
ゲーム開発者「マリオ? ピカチュウ? ……いえ、どちらでもありません」
ゲーム開発者「ですがもしかすると、それらより有名かもしれません」
ゲーム開発者「おおっ、そんなに喜んで頂けるとは光栄です」
ゲーム開発者「それでは契約成立ということで、よろしくお願いします」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:13:05.36 ID:8OQouhjb0
畑「おーい、牧場!」
牧場「なんだ?」
畑「さっき用水路から聞いたんだが、田んぼの奴にゲーム出演のオファーが来たらしいぞ!」
牧場「なんだと!?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:16:51.12 ID:8OQouhjb0
牧場「何故あいつだけ……どんなゲームだ?」
畑「よく分からんけど……とにかくすごく有名なゲームらしい」
畑「それこそ、マリオやポケモン級の……」
牧場「うぐぐ……なぜ私にはオファーが来なかったのだ……」
畑「お、噂をすれば当人がやってきたぞ」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:18:11.91 ID:8OQouhjb0
畑「よう、ゲーム出演決定、おめでとう!」
牧場「……おめでとう」
畑「俺らもついさっき知ったんだ。ところで、なんていうゲームに出演するんだ?」
畑「ふうん、まだ教えてもらってないのか」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:20:55.45 ID:8OQouhjb0
畑「でもまあ、超有名なゲームらしいから……」
畑「たとえば、ドラクエやFFのフィールドの一部として出られたりしてな!」
牧場「あるいはモンスターハンターとも考えられる」
畑「ゲームの売上次第じゃ、田んぼブーム来るんじゃねえか!?」
畑「こいつぅ~……嬉しそうな顔しやがって! 少しは遠慮しろよ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:24:57.78 ID:8OQouhjb0
畑「ま、同じ農地仲間として、お前が大活躍することを願ってるぜ!」
牧場「…………」
畑「牧場!」
牧場「うむ、応援してるよ」
牧場「あともしよかったら、“次は牧場も出演させてもらえないか”と伝えてくれんか」
畑「よせよ、牧場……みっともない」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:27:14.12 ID:8OQouhjb0
ゲーム開発者「や、どうも。本日からいよいよゲームに出演してもらうことになります」
ゲーム開発者「え、どんなことをすればいいか、ですって?」
ゲーム開発者「特別なことはなにもしなくて結構です。あなたはいつも通りでいいんです」
ゲーム開発者「私はあなたのその形に惚れ込んだのですから」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:30:03.90 ID:8OQouhjb0
ゲーム開発者「飛んだり跳ねたり、回転したりしなくていいか、ですって?」
ゲーム開発者「そんなことしてもらう必要は全くありませんよ」
ゲーム開発者「特に回転なんて……したって無意味ですからねえ、ハハ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:33:43.34 ID:8OQouhjb0
ゲーム開発者「あなたにやって頂くことはただ一つ」
ゲーム開発者「“落ちる”ことだけです」
ゲーム開発者「あとはゲームのルールに応じて、適宜退場して頂くだけです」
ゲーム開発者「なんだか、ご納得いってないようですね。では、詳しく説明いたしましょう」
ゲーム開発者「実はあなたには、ある出演者の代役をして欲しかったのです」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:35:17.02 ID:8OQouhjb0
ゲーム開発者「その出られなくなった出演者とは……ある正方形のブロックです」
ゲーム開発者「体調を崩してしまって、今回のゲームには出られなくなってしまったのです」
ゲーム開発者「ですが、あなたを見つけたおかげで助かりました」
ゲーム開発者「あなたほど見事な“田”はなかなかありませんからね」
ゲーム開発者「これで、テトリスの最新作を滞りなく発売できるというわけです」
― 終 ―
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:35:37.02 ID:Y9uBBTmx0
ああ!分かった!ぷよぷよだな!
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/11(水) 18:46:52.93 ID:gJlCD9qhO
わかった!田んぼとぷよぷよを戦わせればいいんだな!?
引用元: ・畑「田んぼの奴にゲーム出演のオファーが来たらしいぞ!」牧場「なんだと!?」
幸子「プロデューサーさん、ゆるキャン△ってなんですか?」
2020-12-30
1: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 00:59:57.32 ID:Bzzs4eoX0
前作
みく「Pチャンって、なんでロリコンなの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523976651/
前々作
桃華「志希さん、合法化ってなんですの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523806754/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524153596
みく「Pチャンって、なんでロリコンなの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523976651/
前々作
桃華「志希さん、合法化ってなんですの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523806754/
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2: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:01:30.19 ID:Bzzs4eoX0
P「すげぇな、未来への水先案内人。あの状況で生きてたのか……俺もブシドー極めようかな」
幸子「ちょっとプロデューサーさん!」
P「お、幸子。お疲れ。あぁ、今日無人島から帰ってくる日だったっけ?」
幸子「あ、お疲れ様です。……ってそうじゃなくて!なんですか今回の企画は!またカワイイボクに無茶振りして!」ポカポカ
P「あたた、ゴメンって!いやぁ、あんな企画、幸子かこずえくらいしかまともに受けられそうな子いなくてさぁ」
幸子「まったくもう!まったくもう!」
P「で、カワイイ幸子さん、無人島72時間生活はどうでした?」
幸子「フフーン!まぁボクにかかれば、あんなのチョロかったですね!」
P「そっかそっか!幸子はすごいなぁ!じゃあ次は宇宙よりも遠い場所に行く企画があるんだけど」
幸子「すみません調子に乗りましたちょっと行ってみたいですけどさすがに勘弁してください」
幸子「ちょっとプロデューサーさん!」
P「お、幸子。お疲れ。あぁ、今日無人島から帰ってくる日だったっけ?」
幸子「あ、お疲れ様です。……ってそうじゃなくて!なんですか今回の企画は!またカワイイボクに無茶振りして!」ポカポカ
P「あたた、ゴメンって!いやぁ、あんな企画、幸子かこずえくらいしかまともに受けられそうな子いなくてさぁ」
幸子「まったくもう!まったくもう!」
P「で、カワイイ幸子さん、無人島72時間生活はどうでした?」
幸子「フフーン!まぁボクにかかれば、あんなのチョロかったですね!」
P「そっかそっか!幸子はすごいなぁ!じゃあ次は宇宙よりも遠い場所に行く企画があるんだけど」
幸子「すみません調子に乗りましたちょっと行ってみたいですけどさすがに勘弁してください」
3: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:03:21.79 ID:Bzzs4eoX0
幸子「そういえば、何で相方が晶葉さんだったんです?サバイバルとはかなり縁遠い人選だと思うんですけど」モグモグ
P「ハハッ、大人の事情ダヨ」
幸子「ふーん……晶葉さん、『科学の発展に犠牲は付き物だ』って濁った目で言ってましたから、どうせまた何かやらかしたんだと思ってました」モグモグ
P「(合ってるよ)」
幸子「……これ美味しいですね」モグモグ
P「なー、通りもんうまいよなー。ロケで福岡に行った芽衣子さんからのお土産だって」
幸子「ボクもお土産が買えるような場所でロケさせてくださいよ!」
P「えー」
幸子「えーって」
P「ハハッ、大人の事情ダヨ」
幸子「ふーん……晶葉さん、『科学の発展に犠牲は付き物だ』って濁った目で言ってましたから、どうせまた何かやらかしたんだと思ってました」モグモグ
P「(合ってるよ)」
幸子「……これ美味しいですね」モグモグ
P「なー、通りもんうまいよなー。ロケで福岡に行った芽衣子さんからのお土産だって」
幸子「ボクもお土産が買えるような場所でロケさせてくださいよ!」
P「えー」
幸子「えーって」
4: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:05:00.51 ID:Bzzs4eoX0
幸子「あ、そういえば晶葉さん、濁った目でこんな事も言ってましたね」
晶葉『何だってこんなガチキャンプしなきゃならないんだ……せめてゆるキャン△にしてくれ……』
幸子「って」
P「うーん、お灸を据えすぎたか……」
幸子「プロデューサーさん、ゆるキャン△ってなんですか?」
P「よりもいは知っててゆるキャン△は知らんのかい。女子高生たちがゆるーくキャンプする漫画とそのアニメだよ。よりもいと同じ時期にアニメやってたぞ?」
幸子「え、ゆるくキャンプして楽しいんですか?」
P「……ごめんな。俺のせいだよな……幸子、来月ちょっと多めに休みいれとくな?」ナデナデ
幸子「きゅ、急にどうしたんですか。何かこわいんですけど……えへへ」横ハネピコピコ
P「あ、そういやアニメ録画してたわ。見る?」
幸子「じゃあせっかくだし見せてください」
晶葉『何だってこんなガチキャンプしなきゃならないんだ……せめてゆるキャン△にしてくれ……』
幸子「って」
P「うーん、お灸を据えすぎたか……」
幸子「プロデューサーさん、ゆるキャン△ってなんですか?」
P「よりもいは知っててゆるキャン△は知らんのかい。女子高生たちがゆるーくキャンプする漫画とそのアニメだよ。よりもいと同じ時期にアニメやってたぞ?」
幸子「え、ゆるくキャンプして楽しいんですか?」
P「……ごめんな。俺のせいだよな……幸子、来月ちょっと多めに休みいれとくな?」ナデナデ
幸子「きゅ、急にどうしたんですか。何かこわいんですけど……えへへ」横ハネピコピコ
P「あ、そういやアニメ録画してたわ。見る?」
幸子「じゃあせっかくだし見せてください」
5: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:06:34.94 ID:Bzzs4eoX0
視聴後……
幸子「……」
P「ど、どうした幸子?」
幸子「ボクだって……」
P「え?」
幸子「ボクだってあんなキャンプがしたいですよ!!」ブワッ
P「ご、ゴメンって!」
幸子「うぅ~!!!!!」ゴシゴシ
P「ご、ゴメンな?幸子がどんどんサバイバル慣れしていから、それに甘えちゃってたな……許してくれ、何でもするから!」
幸子「ん?」
幸子「今なんでもするって言いましたよね?」
P「あってめこんにゃろ嘘泣きかよ!汚ねぇぞ!」
幸子「……」
P「ど、どうした幸子?」
幸子「ボクだって……」
P「え?」
幸子「ボクだってあんなキャンプがしたいですよ!!」ブワッ
P「ご、ゴメンって!」
幸子「うぅ~!!!!!」ゴシゴシ
P「ご、ゴメンな?幸子がどんどんサバイバル慣れしていから、それに甘えちゃってたな……許してくれ、何でもするから!」
幸子「ん?」
幸子「今なんでもするって言いましたよね?」
P「あってめこんにゃろ嘘泣きかよ!汚ねぇぞ!」
6: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:09:21.63 ID:Bzzs4eoX0
幸子「フフーン!言質は取りましたからね!」
P「まったく……まぁでもサバイバルと晶葉のお守り頑張ってくれたし、ご褒美ってわけじゃないけど、俺にできることならなんでもしてやるよ。何すりゃいいんですかね?」
幸子「じゃあ……ボクもガチキャンプじゃなくてゆるくキャンプしたいです!連れてってください!」
P「えぇ……?お前キャンプ行った後にまたキャンプ行くの……?若さってすごい」
幸子「あれはキャンプじゃなくてサバイバルでしょう!」
P「うーん、キャンプって言ってもな……俺やったことないし……道具も持ってないぞ?」
幸子「え、道具ならボクのロケで使ってるのが事務所にあるでしょう。スタッフさんが使うものもありますから、だいたい何でもありますよ」
P「詳しいなお前」
幸子「フフーン!」
P「それはそれでどうなんだって気もするけど」
幸子「フン!」
P「いてぇ!」
P「まったく……まぁでもサバイバルと晶葉のお守り頑張ってくれたし、ご褒美ってわけじゃないけど、俺にできることならなんでもしてやるよ。何すりゃいいんですかね?」
幸子「じゃあ……ボクもガチキャンプじゃなくてゆるくキャンプしたいです!連れてってください!」
P「えぇ……?お前キャンプ行った後にまたキャンプ行くの……?若さってすごい」
幸子「あれはキャンプじゃなくてサバイバルでしょう!」
P「うーん、キャンプって言ってもな……俺やったことないし……道具も持ってないぞ?」
幸子「え、道具ならボクのロケで使ってるのが事務所にあるでしょう。スタッフさんが使うものもありますから、だいたい何でもありますよ」
P「詳しいなお前」
幸子「フフーン!」
P「それはそれでどうなんだって気もするけど」
幸子「フン!」
P「いてぇ!」
7: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:11:18.63 ID:Bzzs4eoX0
P「うーん、道具はオッケーとして、使い方が……幸子がいるから分かるか」
幸子「フフーン!」
P「まぁあれ見て俺もキャンプ興味あったし、近場でいいとこあれば週末行くかぁ。丁度俺も2ヶ月振りくらいに休みだし」
幸子「さっすがプロデューサーさん!そうこなくっちゃですよ!……っていうか働きすぎです!」
P「じゃあちょっと待って、保護者に電話するから」
幸子「うちの親は今更近場でキャンプするくらい何も言いませんけど」
P「いや俺のだけど」プルルルル
幸子「なんでいい歳したおっさんがキャンプするのに保護者の許可取らなきゃいけないんですか!?」
P「あ、もしもし?桃華?今度幸子とキャンプ行くんだけど一緒に行かない?」
幸子「保護者!?」
幸子「フフーン!」
P「まぁあれ見て俺もキャンプ興味あったし、近場でいいとこあれば週末行くかぁ。丁度俺も2ヶ月振りくらいに休みだし」
幸子「さっすがプロデューサーさん!そうこなくっちゃですよ!……っていうか働きすぎです!」
P「じゃあちょっと待って、保護者に電話するから」
幸子「うちの親は今更近場でキャンプするくらい何も言いませんけど」
P「いや俺のだけど」プルルルル
幸子「なんでいい歳したおっさんがキャンプするのに保護者の許可取らなきゃいけないんですか!?」
P「あ、もしもし?桃華?今度幸子とキャンプ行くんだけど一緒に行かない?」
幸子「保護者!?」
8: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:13:04.60 ID:Bzzs4eoX0
P「桃華来るってさ。めっちゃはしゃいでて可愛かった……」ピッ
幸子「そ、そうですか。べ、別にぼくは2人で行っても良かったんですけど……(ゴニョゴニョ」
P「いやぁ女子中学生アイドルと2人でキャンプはさすがに色々マズいだろ。あとちゃんとお前の保護者にも連絡はしとくからな」
幸子「な、何で聞こてるんですか!ま、まぁそうですね!カワイイボクと2人きりなんてプロデューサーさんが保たないかもしれませんし!」
P「俺を何だと思ってるんですかねぇ!」
幸子「え、ロ◯コンでしょう?」キョトン
P「中学生はBBAだって一通さんが言ってた」
幸子「フン!」ゲシッ
P「ありがとうございます!」
幸子「そ、そうですか。べ、別にぼくは2人で行っても良かったんですけど……(ゴニョゴニョ」
P「いやぁ女子中学生アイドルと2人でキャンプはさすがに色々マズいだろ。あとちゃんとお前の保護者にも連絡はしとくからな」
幸子「な、何で聞こてるんですか!ま、まぁそうですね!カワイイボクと2人きりなんてプロデューサーさんが保たないかもしれませんし!」
P「俺を何だと思ってるんですかねぇ!」
幸子「え、ロ◯コンでしょう?」キョトン
P「中学生はBBAだって一通さんが言ってた」
幸子「フン!」ゲシッ
P「ありがとうございます!」
9: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:17:25.90 ID:Bzzs4eoX0
P「あとは小梅と輝子でも誘うか?けどそうなってくるともう1人くらい監督者が欲しいところだな。お前ら目ぇ離すと怖いし」
幸子「2人とも今週末は仕事って言ってましたよ」
P「あーそっか。うーんじゃあ……」
P「あ、そうだ。響子連れて行くか!いつもお世話になってるし、たまには息抜きに連れてってやらないと」
幸子「とか言って、響子さんにキャンプご飯作ってもらうつもりでしょう?それで息抜きになるんです?」
P「バレたか。でも誰かのお世話してないと逆に気が休まらないみたいな事言ってたし」
幸子「えぇ……ある意味ワーカーホリックみたいなもんですね響子さんも……」
幸子「2人とも今週末は仕事って言ってましたよ」
P「あーそっか。うーんじゃあ……」
P「あ、そうだ。響子連れて行くか!いつもお世話になってるし、たまには息抜きに連れてってやらないと」
幸子「とか言って、響子さんにキャンプご飯作ってもらうつもりでしょう?それで息抜きになるんです?」
P「バレたか。でも誰かのお世話してないと逆に気が休まらないみたいな事言ってたし」
幸子「えぇ……ある意味ワーカーホリックみたいなもんですね響子さんも……」
10: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:19:06.34 ID:Bzzs4eoX0
P「響子も来るって。めっちゃはしゃいでて可愛かった……」ピッ
幸子「ボクは?」
P「はいはいカワイイカワイイ」
幸子「フフーン!」
P「じゃ、4人で行くか。土曜の早朝寮に集合な、俺当日レンタカー借りてくるから。くれぐれも他の連中にはバレるなよ。大変な事になるから」
幸子「わかってますって!じゃあボクは帰りますね。送らせてあげてもいいですよ?」
P「はいはい、無人島帰りだしそれくらいはしてやるって」
幸子「ボクは?」
P「はいはいカワイイカワイイ」
幸子「フフーン!」
P「じゃ、4人で行くか。土曜の早朝寮に集合な、俺当日レンタカー借りてくるから。くれぐれも他の連中にはバレるなよ。大変な事になるから」
幸子「わかってますって!じゃあボクは帰りますね。送らせてあげてもいいですよ?」
P「はいはい、無人島帰りだしそれくらいはしてやるって」
11: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:20:46.64 ID:Bzzs4eoX0
週末
P「よーし、荷物全部入れたな?じゃあ他の連中にバレないうちに行くぞー」
桃華「はい!Pちゃまっ!」
P「朝なのにテンション高いなぁ、可愛いなぁもう!昨日ちゃんと寝れたか?」
桃華「ね、寝れましたわよ!もうっ、またそうやって子供扱いしてっ!」
幸子「え?でも昨日はいつもより遅くまで……」
桃華「さ、幸子さん!」
P「可愛いが過ぎる……」
響子「ぷ、プロデューサーさん。あれで荷物足りるでしょうか……?や、やっぱりもっと持って行った方が……」オロオロ
P「だ、大丈夫だって。っていうか最初荷物の量見たときどっかに夜逃げするつもりかと思ったぞ……」
響子「で、でもでも~!」
P「いざとなったら幸子流サバイバル術でなんとかなるって。なぁ幸子?」
幸子「イヤな頼られ方ですね!まぁボクがいれば大抵何とかしますけどね!」
P「よーし、荷物全部入れたな?じゃあ他の連中にバレないうちに行くぞー」
桃華「はい!Pちゃまっ!」
P「朝なのにテンション高いなぁ、可愛いなぁもう!昨日ちゃんと寝れたか?」
桃華「ね、寝れましたわよ!もうっ、またそうやって子供扱いしてっ!」
幸子「え?でも昨日はいつもより遅くまで……」
桃華「さ、幸子さん!」
P「可愛いが過ぎる……」
響子「ぷ、プロデューサーさん。あれで荷物足りるでしょうか……?や、やっぱりもっと持って行った方が……」オロオロ
P「だ、大丈夫だって。っていうか最初荷物の量見たときどっかに夜逃げするつもりかと思ったぞ……」
響子「で、でもでも~!」
P「いざとなったら幸子流サバイバル術でなんとかなるって。なぁ幸子?」
幸子「イヤな頼られ方ですね!まぁボクがいれば大抵何とかしますけどね!」
12: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:22:11.26 ID:Bzzs4eoX0
P「さーて結構走ったけど、どっかで朝飯兼昼飯でも買ってくかぁ」
響子(助手席)「あっ、私サンドイッチ作って来ました!」
P「え、マジ?悪いなぁ、せっかくの休みだったのに。大変だったろ?」
響子「いいえ全然!幸子ちゃん、そのバックに入ってるから取ってくれる?」
幸子「これですか?え、すごい量ですね!4人で食べ切れますか!?」
響子「つ、つい張り切り過ぎちゃって……はい、プロデューサーさんっ、あーん」
P「え、あ、あーん……うん、うまい!」テーレッテレー
響子「えへへ、良かったですっ!」
P「(嫁にしたい)」
桃華「……Pちゃま?」
P「ごめんなさい!」
響子(助手席)「あっ、私サンドイッチ作って来ました!」
P「え、マジ?悪いなぁ、せっかくの休みだったのに。大変だったろ?」
響子「いいえ全然!幸子ちゃん、そのバックに入ってるから取ってくれる?」
幸子「これですか?え、すごい量ですね!4人で食べ切れますか!?」
響子「つ、つい張り切り過ぎちゃって……はい、プロデューサーさんっ、あーん」
P「え、あ、あーん……うん、うまい!」テーレッテレー
響子「えへへ、良かったですっ!」
P「(嫁にしたい)」
桃華「……Pちゃま?」
P「ごめんなさい!」
13: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:23:44.00 ID:Bzzs4eoX0
キャンプ場
P「ここをキャンプ地とする!」
幸子「一度言ってみたくなりますよねぇそれ。かくいうボクも初めてサバイバルしたときはつい言っちゃいましたよ」
桃華「(さ、サバイバルってキャンプなんですの……?)」
響子「(そっとしておきましょう……)」
響子「へぇ、炊事場もお風呂もお手洗いも近くにあっていい場所ですね!」
幸子「べ、便利すぎる……!こんな事があっていいんですか……」ゴクリ
P「(なんだろう、このリアクションの差は……)
P「ここをキャンプ地とする!」
幸子「一度言ってみたくなりますよねぇそれ。かくいうボクも初めてサバイバルしたときはつい言っちゃいましたよ」
桃華「(さ、サバイバルってキャンプなんですの……?)」
響子「(そっとしておきましょう……)」
響子「へぇ、炊事場もお風呂もお手洗いも近くにあっていい場所ですね!」
幸子「べ、便利すぎる……!こんな事があっていいんですか……」ゴクリ
P「(なんだろう、このリアクションの差は……)
14: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:25:31.75 ID:Bzzs4eoX0
P「んじゃ、テントも立てたし遊ぶか。しかし幸子、手馴れてんな……よく10分ちょいで二つも立てれるもんだ」
幸子「誰のせいで手慣れたと思ってるんですか!」
桃華「Pちゃま、どうして二つもテントを立てたんですの?」
P「俺用と桃華達3人用だよ!」
桃華「あら、一緒に寝ても構いませんのよ?」
響子「か、構いませんよ?」
P「俺が構うわぁ!!!」
幸子「誰のせいで手慣れたと思ってるんですか!」
桃華「Pちゃま、どうして二つもテントを立てたんですの?」
P「俺用と桃華達3人用だよ!」
桃華「あら、一緒に寝ても構いませんのよ?」
響子「か、構いませんよ?」
P「俺が構うわぁ!!!」
15: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:26:52.94 ID:Bzzs4eoX0
幸子「キレイな景色……カワイイボク……ふふっ絵になりますねぇ。プロデューサーさん、せっかくですからボクのカワイイ写真をあいたっ……むっ、フリスビー?」
P「命を刈り取る形をしてるだろ?」
幸子「むっ、やりましたね!とりゃっ!」
P「おあっ!どこ投げてんだ!」
P「命を刈り取る形をしてるだろ?」
幸子「むっ、やりましたね!とりゃっ!」
P「おあっ!どこ投げてんだ!」
16: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:28:40.97 ID:Bzzs4eoX0
響子「あぁ~、いい椅子ですねぇこれ……風も気持ちよくてちょっと眠くなってきちゃいました……」ウトウト
桃華「まぁ、響子さん、風邪を引きますわよ?」毛布ファサァ
響子「ありがとーももかちゃん……ちょっとおひるねするねぇ……」スヤァ
桃華「ふふっ、響子さんたら。気持ち良さそうな顔して寝てますわね……」
桃華「……」ウトウト
桃華「ふぁ…………ちょっと失礼しますわ……」モゾモゾ
桃華「……」スヤァ
P「あれ、2人とも寝ちゃったか。寄り添って寝ちゃってまぁ」
幸子「響子さん、早起きしてサンドイッチ作ってくれましたから仕方ないですね」
P「どうせ桃華も楽しみであんまり寝れなかったんだろうな」
幸子「昨日の夜、何回も台所に降りてきて響子さんにホットミルク作ってもらってましたからねぇ」
P「なにそれめっちゃかわいい」
桃華「まぁ、響子さん、風邪を引きますわよ?」毛布ファサァ
響子「ありがとーももかちゃん……ちょっとおひるねするねぇ……」スヤァ
桃華「ふふっ、響子さんたら。気持ち良さそうな顔して寝てますわね……」
桃華「……」ウトウト
桃華「ふぁ…………ちょっと失礼しますわ……」モゾモゾ
桃華「……」スヤァ
P「あれ、2人とも寝ちゃったか。寄り添って寝ちゃってまぁ」
幸子「響子さん、早起きしてサンドイッチ作ってくれましたから仕方ないですね」
P「どうせ桃華も楽しみであんまり寝れなかったんだろうな」
幸子「昨日の夜、何回も台所に降りてきて響子さんにホットミルク作ってもらってましたからねぇ」
P「なにそれめっちゃかわいい」
17: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:30:11.09 ID:Bzzs4eoX0
P「ちょっと冷えてきたし、焚き火でもたいといてやるか」
幸子「え、出来るんですか?キャンプやったことないって言ってましたけど」
P「フフーン!今日の為に俺が何周ゆるキャン△を見てきたと思ってるんだ」
幸子「真似しないでください!……じゃあお手並み拝見といきましょうか」
P「えーと、まず松ぼっくりだろ?それから乾いた木の枝を集めて……ってスネークが言ってたっけ」
P「……よし、こんなもんか。んで松ぼっくりに火をつけてるんだっけ……」カチッカチッ
P「あれー、うまくつかんなぁ……おーい幸子、これに火ぃつけ……」
幸子(焚き火で暖を取っている)「え?」パチパチ
P「はえぇよ!!!」
幸子「え、出来るんですか?キャンプやったことないって言ってましたけど」
P「フフーン!今日の為に俺が何周ゆるキャン△を見てきたと思ってるんだ」
幸子「真似しないでください!……じゃあお手並み拝見といきましょうか」
P「えーと、まず松ぼっくりだろ?それから乾いた木の枝を集めて……ってスネークが言ってたっけ」
P「……よし、こんなもんか。んで松ぼっくりに火をつけてるんだっけ……」カチッカチッ
P「あれー、うまくつかんなぁ……おーい幸子、これに火ぃつけ……」
幸子(焚き火で暖を取っている)「え?」パチパチ
P「はえぇよ!!!」
18: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:31:10.89 ID:Bzzs4eoX0
幸子「もー、遅すぎですよ!待ちくたびれて自分でやっちゃったじゃないですか!」
P「ご、ごめん……でもさすがにプロキャンパーの方と比べられても困るっていうか……」
幸子「ボクはキャンパーじゃなくてアイドルですよ!?」
P「あれ、そういえばお前ライター持ってたっけ?」
幸子「ライターなんて無くても火起こしくらいできますよ。義務教育で習ったでしょう?」
P「うんごめん。もう何も言わねぇわ」
P「ご、ごめん……でもさすがにプロキャンパーの方と比べられても困るっていうか……」
幸子「ボクはキャンパーじゃなくてアイドルですよ!?」
P「あれ、そういえばお前ライター持ってたっけ?」
幸子「ライターなんて無くても火起こしくらいできますよ。義務教育で習ったでしょう?」
P「うんごめん。もう何も言わねぇわ」
19: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:32:38.37 ID:Bzzs4eoX0
響子「むにゃ……ぬくい…………うぅんー!」ノビー
響子「あれ、焚き火してるんですか?」
P「おー、起きたか。ちょっと冷えてきたからな。ついでにおやつタイムにしようかと思って」
響子「何か持ってきてるんですか?」
P「うん、定番のマシュマロと、りんごと、それからバウムクーヘン作ろうかと思ってホットケーキミックスと牛乳と卵持ってきた。バウムクーヘンは今幸子が炭火作ってくれてるからもうちょい待ってて」
響子「さ、幸子ちゃん……なんかもう貫禄が……って今そんなに食べたらお夕飯入らなくなっちゃいますよ!せっかく材料いっぱい買ってきたのに!」
P「う、それもそうか……じゃあ焼きりんごはデザートにでもするか。おーい、桃華ー、マシュマロ焼くぞー」
桃華「んー……だ、だめですわPちゃま……そんな……あぁっ……」
P「なんつー夢見てんだよ!」
響子「プロデューサーさん……」
幸子「つ、通報した方が……」
P「それでも僕はやってない!!!」
響子「あれ、焚き火してるんですか?」
P「おー、起きたか。ちょっと冷えてきたからな。ついでにおやつタイムにしようかと思って」
響子「何か持ってきてるんですか?」
P「うん、定番のマシュマロと、りんごと、それからバウムクーヘン作ろうかと思ってホットケーキミックスと牛乳と卵持ってきた。バウムクーヘンは今幸子が炭火作ってくれてるからもうちょい待ってて」
響子「さ、幸子ちゃん……なんかもう貫禄が……って今そんなに食べたらお夕飯入らなくなっちゃいますよ!せっかく材料いっぱい買ってきたのに!」
P「う、それもそうか……じゃあ焼きりんごはデザートにでもするか。おーい、桃華ー、マシュマロ焼くぞー」
桃華「んー……だ、だめですわPちゃま……そんな……あぁっ……」
P「なんつー夢見てんだよ!」
響子「プロデューサーさん……」
幸子「つ、通報した方が……」
P「それでも僕はやってない!!!」
20: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:33:39.66 ID:Bzzs4eoX0
桃華「んー♡ 私、こんなにおいしいマシュマロを食べたのは初めてですわ!」
P「そりゃ良かった。ん、確かにんまい」
響子「マシュマロって焼くとこんな感じになるんですねぇ」モグモグ
幸子「バウムクーヘンもそろそろ出来ますよー」
P「うわ、なんだこれ!プロかよ!俺の作り損ないとは大違いだな……」
幸子「まったくもう、作れもしないのに持ってくるんですから」
P「お前もうその道で食っていけるのでは?」
幸子「食っていきませんよ!?」
P「そりゃ良かった。ん、確かにんまい」
響子「マシュマロって焼くとこんな感じになるんですねぇ」モグモグ
幸子「バウムクーヘンもそろそろ出来ますよー」
P「うわ、なんだこれ!プロかよ!俺の作り損ないとは大違いだな……」
幸子「まったくもう、作れもしないのに持ってくるんですから」
P「お前もうその道で食っていけるのでは?」
幸子「食っていきませんよ!?」
21: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:35:16.94 ID:Bzzs4eoX0
夕食後
P「あー、響子のカレーとんでもなくうまかった……こんなんもう他のカレー食えねぇ……」
響子「ふふっ、お粗末様でしたっ♪」
P「やっぱキャンプはカレーだな、よつばのとーちゃんも言ってたし。キャンプ初めてだけど」
響子「食器も洗い終わりましたし、そろそろお風呂いきましょうか」
P「ありがとなー響子。俺荷物番してるから3人で行ってきていいぞー」
響子「いいんですか?じゃあお言葉に甘えてお先に頂いてきますね」
幸子「フフーン、いくらボク達がカワイイからって、覗かないでくださいよ?」
P「幸子がいうとフリにしか聞こえねぇんだよな……」
幸子「フリじゃありません!」
桃華「ふふっ、覗いてもいいんですのよ?」
P「ま、マジ!?」
響子「だ、ダメですっ!」
P「あー、響子のカレーとんでもなくうまかった……こんなんもう他のカレー食えねぇ……」
響子「ふふっ、お粗末様でしたっ♪」
P「やっぱキャンプはカレーだな、よつばのとーちゃんも言ってたし。キャンプ初めてだけど」
響子「食器も洗い終わりましたし、そろそろお風呂いきましょうか」
P「ありがとなー響子。俺荷物番してるから3人で行ってきていいぞー」
響子「いいんですか?じゃあお言葉に甘えてお先に頂いてきますね」
幸子「フフーン、いくらボク達がカワイイからって、覗かないでくださいよ?」
P「幸子がいうとフリにしか聞こえねぇんだよな……」
幸子「フリじゃありません!」
桃華「ふふっ、覗いてもいいんですのよ?」
P「ま、マジ!?」
響子「だ、ダメですっ!」
22: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:37:02.87 ID:Bzzs4eoX0
幸子「ふー、良いお湯でした」
P「ん?幸子1人か……」
幸子「お二人はまだお風呂ですよ。ほらプロデューサーさん?ボクのカワイイパジャマ姿ですよ?」
P「あ〝ー、カワイイカワイイ……」
幸子「眠過ぎて対応が雑になってますね……」
P「んー……」
幸子「あー!もう、焚き火付けっぱなしで寝たらダメですよ!」
幸子「プロデューサーさん、起きてます?」
P「ぐー……」
幸子「(疲れてるんでしょうね……2ヶ月振りの休みって言ってましたし……)」
P「ん?幸子1人か……」
幸子「お二人はまだお風呂ですよ。ほらプロデューサーさん?ボクのカワイイパジャマ姿ですよ?」
P「あ〝ー、カワイイカワイイ……」
幸子「眠過ぎて対応が雑になってますね……」
P「んー……」
幸子「あー!もう、焚き火付けっぱなしで寝たらダメですよ!」
幸子「プロデューサーさん、起きてます?」
P「ぐー……」
幸子「(疲れてるんでしょうね……2ヶ月振りの休みって言ってましたし……)」
23: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:39:05.34 ID:Bzzs4eoX0
幸子「ねぇプロデューサーさん」
P「……」
幸子「……今日はボクのワガママを聞いてくれて、ありがとうございました。とても楽しかったですよ」
P「……ハッ!寝てた!いかん!桃華の風呂を覗きに行かなくては!!」
幸子「もー!!このロ◯コン!!!」
P「……」
幸子「……今日はボクのワガママを聞いてくれて、ありがとうございました。とても楽しかったですよ」
P「……ハッ!寝てた!いかん!桃華の風呂を覗きに行かなくては!!」
幸子「もー!!このロ◯コン!!!」
24: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:40:29.75 ID:Bzzs4eoX0
後日
P「ってなわけで先週末幸子達とキャンプに行ってきたんですよ」
ちひろ「あら、いいですねぇ。でも帰ってから大変じゃなかったですか?」
P「あー、ですねぇ。どいつもこいつも自分も連れてけ連れてけうるさくて」
P「というわけで次は30人くらいまとめて連れて行くことになりました」
ちひろ「それはもうキャンプというより合宿なのでは?」
P「ってなわけで先週末幸子達とキャンプに行ってきたんですよ」
ちひろ「あら、いいですねぇ。でも帰ってから大変じゃなかったですか?」
P「あー、ですねぇ。どいつもこいつも自分も連れてけ連れてけうるさくて」
P「というわけで次は30人くらいまとめて連れて行くことになりました」
ちひろ「それはもうキャンプというより合宿なのでは?」
25: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:43:42.15 ID:Bzzs4eoX0
幸子「フフーン!おはようございます!カワイイボクの出勤ですよ!」
P「うるせぇ!」
幸子「フフン!元気いっぱいなほうがカワイイでしょう?」
P「えー、キャンプの夜ん時のしおらしい感じの方がかわいいと思うけど」
幸子「え?」
幸子「……………起きてたんじゃないですか!!!」
おわり
未央「え、出番なし?」
川島「わからないわ」
佐藤「ほうとうんまい」
P「うるせぇ!」
幸子「フフン!元気いっぱいなほうがカワイイでしょう?」
P「えー、キャンプの夜ん時のしおらしい感じの方がかわいいと思うけど」
幸子「え?」
幸子「……………起きてたんじゃないですか!!!」
おわり
未央「え、出番なし?」
川島「わからないわ」
佐藤「ほうとうんまい」
26: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:46:13.82 ID:Bzzs4eoX0
なでしこ可愛いよなでしこ。最初アキちゃんが未央の中の人って分かりませんでした。
HTML依頼出してきます
HTML依頼出してきます
引用元: ・幸子「プロデューサーさん、ゆるキャン△ってなんですか?」
なでしこ「で、でーと?」
2020-12-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 15:47:42.67 ID:aW005jC7O
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 15:57:30.88 ID:aW005jC7O
リン「この間行けなかったからさ、今度の日曜南部町のキャンプ場に行かない?デイキャンになるけど」
なでしこ「えっ!?行く行く!」
リン「デイキャンだから荷物少なくていいな」
なでしこ「その分おやつとかいっぱい持ってくよ」
リン「おい、今度は風邪ひくなよ」
なでしこ「うん、死んでもひかないよリンちゃん!」
リン「いや死んだら行けないだろ」
なでしこ「えっ!?行く行く!」
リン「デイキャンだから荷物少なくていいな」
なでしこ「その分おやつとかいっぱい持ってくよ」
リン「おい、今度は風邪ひくなよ」
なでしこ「うん、死んでもひかないよリンちゃん!」
リン「いや死んだら行けないだろ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 15:58:42.66 ID:aW005jC7O
――野クル部室――
千明「で、今度はしまりんと川辺のキャンプ場でデイキャンか」
なでしこ「うちから自転車で行ける所だって」
あおい「近場のキャンプ場が開拓されてくなぁ」
千明「この辺のキャンプ場マップでも作るか」
千明「というわけで各務原隊員、今回も現地調査は任せた!」
なでしこ「はいっ、隊長!」
あおい「川辺キャンプ場なら夏行くのもええしなぁ」
千明「で、今度はしまりんと川辺のキャンプ場でデイキャンか」
なでしこ「うちから自転車で行ける所だって」
あおい「近場のキャンプ場が開拓されてくなぁ」
千明「この辺のキャンプ場マップでも作るか」
千明「というわけで各務原隊員、今回も現地調査は任せた!」
なでしこ「はいっ、隊長!」
あおい「川辺キャンプ場なら夏行くのもええしなぁ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:00:23.07 ID:aW005jC7O
あおい「でも川辺のキャンプ場ってデイキャンのイメージが強いけど何でやろ?」
千明「寝てる間に増水したらと思うと怖いからじゃね?」
なでしこ「雑炊?」
千明「お約束過ぎる食いしん坊変換すんな」
あおい「川辺でまったりデイキャンかぁ~」
なでしこ「焚き火しながらまったりお菓子食べたりご飯作ったりするんだぁ」
千明「それもうデートじゃね?」
なでしこ「で、でーと?」
千明「寝てる間に増水したらと思うと怖いからじゃね?」
なでしこ「雑炊?」
千明「お約束過ぎる食いしん坊変換すんな」
あおい「川辺でまったりデイキャンかぁ~」
なでしこ「焚き火しながらまったりお菓子食べたりご飯作ったりするんだぁ」
千明「それもうデートじゃね?」
なでしこ「で、でーと?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:02:31.77 ID:aW005jC7O
あおい「キャンプデートや」
なでしこ「ち、ちょっと待って」
千明「非日常イベントで親愛度を稼ぐやつだな」
なでしこ「し、親愛度?」
あおい「あー、でもリンちゃん攻略難度高そうやわぁ」
千明「モロに猫型人間だしな」
なでしこ「猫型・・・」ボクシマエモンデス
千明「なんだその未来の世界のキャンプ道具出しそうなキャラは」
あおい「後頭部だけ見たら近いシルエットしとるわ」
千明「猫型人間というのは、マイペース、単独行動が好き、人混みキライ、クーデレ、って感じの人間の事だ」
なでしこ「確かにリンちゃんだ」
千明「なかなか親愛度が上がりにくいタイプだな」
なでしこ「ど、どうすれば」
なでしこ「ち、ちょっと待って」
千明「非日常イベントで親愛度を稼ぐやつだな」
なでしこ「し、親愛度?」
あおい「あー、でもリンちゃん攻略難度高そうやわぁ」
千明「モロに猫型人間だしな」
なでしこ「猫型・・・」ボクシマエモンデス
千明「なんだその未来の世界のキャンプ道具出しそうなキャラは」
あおい「後頭部だけ見たら近いシルエットしとるわ」
千明「猫型人間というのは、マイペース、単独行動が好き、人混みキライ、クーデレ、って感じの人間の事だ」
なでしこ「確かにリンちゃんだ」
千明「なかなか親愛度が上がりにくいタイプだな」
なでしこ「ど、どうすれば」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:04:42.95 ID:aW005jC7O
千明「そうだな・・・まずは色仕掛だな」
あおい「いきなり最後の手段やないか」
なでしこ「色仕掛って・・・何するの?」
千明「とりあえず自室に連れ込んでだな」
あおい「おいキャンプどこ行ったんや」
千明「キャミソール姿でツイスターゲームを
あおい「あき、それ違うキャラや」ナマエニ『シ』ガナイヒトヤン
千明「・・・」チラッ
あおい「?」ボイーン
千明「・・・」チラッ
なでしこ「?」ぺたーん
千明「なでしこに色仕掛は無理か・・・」
なでしこ(あきちゃんに言われた・・・)
あおい「というかそもそも色仕掛が効くんか」
あおい「いきなり最後の手段やないか」
なでしこ「色仕掛って・・・何するの?」
千明「とりあえず自室に連れ込んでだな」
あおい「おいキャンプどこ行ったんや」
千明「キャミソール姿でツイスターゲームを
あおい「あき、それ違うキャラや」ナマエニ『シ』ガナイヒトヤン
千明「・・・」チラッ
あおい「?」ボイーン
千明「・・・」チラッ
なでしこ「?」ぺたーん
千明「なでしこに色仕掛は無理か・・・」
なでしこ(あきちゃんに言われた・・・)
あおい「というかそもそも色仕掛が効くんか」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:06:47.91 ID:aW005jC7O
――図書室――
リン「へっぷしっ」
恵那「お、なでしこちゃん達が噂してるのかな?」
リン「いや噂されてくしゃみってどんだけ古いパターンだよ」
恵那「でも風邪だったら困るじゃん、週末なでしこちゃんとキャンプでしょ?」
恵那「リンが風邪ひいたら、今度はなでしこちゃんが私の屍を越えて行けキャンプに行かなきゃだね」
リン「あいつ怖がりだからソロキャン無理だろ」
恵那「あー、夜中に一人で山のなかとか確かに怖いかも」
恵那「っていうかリンよく平気だね」
リン「へっぷしっ」
恵那「お、なでしこちゃん達が噂してるのかな?」
リン「いや噂されてくしゃみってどんだけ古いパターンだよ」
恵那「でも風邪だったら困るじゃん、週末なでしこちゃんとキャンプでしょ?」
恵那「リンが風邪ひいたら、今度はなでしこちゃんが私の屍を越えて行けキャンプに行かなきゃだね」
リン「あいつ怖がりだからソロキャン無理だろ」
恵那「あー、夜中に一人で山のなかとか確かに怖いかも」
恵那「っていうかリンよく平気だね」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:09:14.89 ID:aW005jC7O
リン「いや熊とか出たらと思うと怖いけど」
恵那「そーじゃなくて・・・お化けとか」
リン「いやそんなの居るわけ無いだろ」
恵那「えー、リンオカルトとか好きじゃん」
恵那「よくその手の本読んでるし」
リン「ああいうのはフィクションとして楽しむもんだろ」
恵那「でもさー今までキャンプしてて恐怖体験とか無いの?変なの見た~とかさ」
リン「・・・無い」
恵那「?何、今の間」
リン「いや、別に(鋭い奴)」
リン(・・・四尾連湖で見たアレ、一体何だったんだ)
リン(野生動物・・・だとしてもそれはそれで怖いし)
リン(まさかホントに牛鬼の亡霊?それとも・・・)
美波「あら、斉藤さん、志摩さん」←
恵那「あ、鳥羽せんせー」
恵那「そーじゃなくて・・・お化けとか」
リン「いやそんなの居るわけ無いだろ」
恵那「えー、リンオカルトとか好きじゃん」
恵那「よくその手の本読んでるし」
リン「ああいうのはフィクションとして楽しむもんだろ」
恵那「でもさー今までキャンプしてて恐怖体験とか無いの?変なの見た~とかさ」
リン「・・・無い」
恵那「?何、今の間」
リン「いや、別に(鋭い奴)」
リン(・・・四尾連湖で見たアレ、一体何だったんだ)
リン(野生動物・・・だとしてもそれはそれで怖いし)
リン(まさかホントに牛鬼の亡霊?それとも・・・)
美波「あら、斉藤さん、志摩さん」←
恵那「あ、鳥羽せんせー」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:12:01.87 ID:aW005jC7O
美波「し、志摩さんその髪は・・・」
リン「へ?」
恵那「今回は名古屋城をイメージしてみました」
リン「またいじったのか!って名古屋嬢?」
恵那「ちゃんとシャチホコも作ったんだよ~」
リン「城の方かよ!」
恵那「ここだけ金髪にすれば完璧だねぇ」
リン「おいやめろ」
――髪直し中――
恵那「先生今日は野クルの方はいいんですか?」
美波「今日は部室で話をするだけだと言ってましたよ」
リン「先生は調べ物ですか?」
美波「ええ、次の授業で使う資料ですが、手持ちの物より分かりやすいものがないか調べようと」
恵那(・・・こうしていると・・・)
リン(・・・まともな人なんだがなぁ・・・)
美波「?」
リン「へ?」
恵那「今回は名古屋城をイメージしてみました」
リン「またいじったのか!って名古屋嬢?」
恵那「ちゃんとシャチホコも作ったんだよ~」
リン「城の方かよ!」
恵那「ここだけ金髪にすれば完璧だねぇ」
リン「おいやめろ」
――髪直し中――
恵那「先生今日は野クルの方はいいんですか?」
美波「今日は部室で話をするだけだと言ってましたよ」
リン「先生は調べ物ですか?」
美波「ええ、次の授業で使う資料ですが、手持ちの物より分かりやすいものがないか調べようと」
恵那(・・・こうしていると・・・)
リン(・・・まともな人なんだがなぁ・・・)
美波「?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:15:05.87 ID:aW005jC7O
――野クル部室――
なでしこ「カレーめんを食べたら中から指輪が・・・」
千明「せっかくの外ご飯なのにインスタントかよ」
なでしこ「じゃあ坦々餃子鍋の餃子の中から指輪が・・・」
千明「目印付けとかないと自分で食べちゃいそうだな」
あおい「というか食べ物の中から指輪が出てくるサプライズってのがアカンと思うわ」
千明「じゃあ薪を割ったら中から指輪が・・・」
あおい「どうやって仕込むん?」
千明「焚き火の後、灰の中から指輪が・・・」
あおい「いろいろ台無しや。つーかおんなじパターンやないか」
・・・キーンコーンカーンコーン
なでしこ「あ、もうこんな時間だ」
なでしこ「カレーめんを食べたら中から指輪が・・・」
千明「せっかくの外ご飯なのにインスタントかよ」
なでしこ「じゃあ坦々餃子鍋の餃子の中から指輪が・・・」
千明「目印付けとかないと自分で食べちゃいそうだな」
あおい「というか食べ物の中から指輪が出てくるサプライズってのがアカンと思うわ」
千明「じゃあ薪を割ったら中から指輪が・・・」
あおい「どうやって仕込むん?」
千明「焚き火の後、灰の中から指輪が・・・」
あおい「いろいろ台無しや。つーかおんなじパターンやないか」
・・・キーンコーンカーンコーン
なでしこ「あ、もうこんな時間だ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:17:35.20 ID:aW005jC7O
千明「じゃあ帰るかー」
あおい「せやなぁー」
千明「しかしプロポーズ大作戦・・・何か手を考えねば・・・」
あおい「プロポーズなんか。というか何でそんなぐいぐい攻めるんや?」
千明「決まってるだろ、リンを手懐けて部員にし、広い部室を手に入れるんだ」
あおい「結局それかい」
千明「というわけで行け!なでしこよ!しまりんを手懐け野クルに引摺り込んでやるのだぁ!」
なでしこ「おまかせくださいっ!必ずや引き込んでご覧にいれますっ!」
あおい「完全に悪の組織や」
あおい「・・・ん?」
恵那「あっ」
リン「お」
なでしこ「あ~っリンちゃん!」ダッ
なでしこ「一緒に帰ろぉ~」
あおい「・・・飼い主見つけたわんこやなぁ」
千明「懐いてるのはこっちだったな」
―end―
あおい「せやなぁー」
千明「しかしプロポーズ大作戦・・・何か手を考えねば・・・」
あおい「プロポーズなんか。というか何でそんなぐいぐい攻めるんや?」
千明「決まってるだろ、リンを手懐けて部員にし、広い部室を手に入れるんだ」
あおい「結局それかい」
千明「というわけで行け!なでしこよ!しまりんを手懐け野クルに引摺り込んでやるのだぁ!」
なでしこ「おまかせくださいっ!必ずや引き込んでご覧にいれますっ!」
あおい「完全に悪の組織や」
あおい「・・・ん?」
恵那「あっ」
リン「お」
なでしこ「あ~っリンちゃん!」ダッ
なでしこ「一緒に帰ろぉ~」
あおい「・・・飼い主見つけたわんこやなぁ」
千明「懐いてるのはこっちだったな」
―end―
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/13(火) 16:43:04.42 ID:aW005jC7O
以上です
キャンプシーンも書こうかと思ったんですがそもそもキャンプ場知らんし・・・
へやキャン△的なノリだと思ってください
キャンプシーンも書こうかと思ったんですがそもそもキャンプ場知らんし・・・
へやキャン△的なノリだと思ってください
引用元: ・なでしこ「で、でーと?」
【モバマスSS】ペロ「瞳を持つもの、持たないもの」
2020-12-29
1: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:55:18.94 ID:cB7Sob9z0
アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
2500文字程度の短いお話です。
出てくるアイドル
・二宮飛鳥
・佐城雪美
・神埼蘭子
・緒方智絵里
・橘ありす
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520700918
2500文字程度の短いお話です。
出てくるアイドル
・二宮飛鳥
・佐城雪美
・神埼蘭子
・緒方智絵里
・橘ありす
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520700918
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2: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:56:09.92 ID:cB7Sob9z0
飛鳥「瞳を持つものと持たないものかい?」
雪美「そう……」
飛鳥「ペロがそう言っているのか」
雪美「うん………。アイドル………瞳を持つもの…持たないもの……居るって……言ってる……」
飛鳥「蘭子を彷彿とさせる表現だね。残念ながらボクはおそらくペロの言葉を借りていうのならば持たざるものだからわからないけれど」
雪美「ペロの言葉……わかる人…瞳…持つ人………」
飛鳥「なるほど…。だけれども、雪美以外にペロの言葉を理解できる人が居るのかい?」
雪美「少しだけ……居る……。ほとんどの人……わからない………………」
飛鳥「興味があるね」
雪美「例えば………蘭子…………」
雪美「そう……」
飛鳥「ペロがそう言っているのか」
雪美「うん………。アイドル………瞳を持つもの…持たないもの……居るって……言ってる……」
飛鳥「蘭子を彷彿とさせる表現だね。残念ながらボクはおそらくペロの言葉を借りていうのならば持たざるものだからわからないけれど」
雪美「ペロの言葉……わかる人…瞳…持つ人………」
飛鳥「なるほど…。だけれども、雪美以外にペロの言葉を理解できる人が居るのかい?」
雪美「少しだけ……居る……。ほとんどの人……わからない………………」
飛鳥「興味があるね」
雪美「例えば………蘭子…………」
3: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:56:35.54 ID:cB7Sob9z0
――――――――――
蘭子「煩わしい太陽ね!」
蘭子「孤独な世界か……」
ペロ「にゃぁ」
蘭子「静寂奏でし者の眷属?」
ペロ「ンギャァ」
蘭子「飢餓か………」
ペロ「にゃん」
蘭子「我は飢えを満たす術を知らぬ」
ペロ「にゃぁ………」
蘭子「しゅ、主人に似て口よりも物を言う瞳よ……」
ペロ「にゃにゃっ!」
蘭子「氷結の宝物庫を開けることはまかりならぬ」
ペロ「にゃぁ………」
蘭子「煩わしい太陽ね!」
蘭子「孤独な世界か……」
ペロ「にゃぁ」
蘭子「静寂奏でし者の眷属?」
ペロ「ンギャァ」
蘭子「飢餓か………」
ペロ「にゃん」
蘭子「我は飢えを満たす術を知らぬ」
ペロ「にゃぁ………」
蘭子「しゅ、主人に似て口よりも物を言う瞳よ……」
ペロ「にゃにゃっ!」
蘭子「氷結の宝物庫を開けることはまかりならぬ」
ペロ「にゃぁ………」
4: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:57:48.68 ID:cB7Sob9z0
――――――――――
飛鳥「ネコと話せたのか……」
雪美「ネコ……違う……。ペロ…………」
飛鳥「嗚呼、そうだったね。ペロは確かにネコだが"ネコ"じゃない」
飛鳥「仮にペロをネコと呼ぶのだとしたらボクらはボクらを人間と呼ばなくちゃいけなくなる。悪かったね」
雪美「…………?」
飛鳥「まぁそんなことはどうでもいいさ。その後二人はどうなったんだい?この場合は1人と1匹というべきだろうか」
雪美「ちゃんと……ごはん……あげた………」
飛鳥「そうか」
雪美「蘭子にも……」
飛鳥「えっ?」
雪美「Pから…もらった……おやつ……。二人で……はんぶんこした……」
飛鳥「そういうことか」
雪美「ペロの言葉……わかる人……。他には……智絵里………」
飛鳥「なるほど、確かに彼女は動物が好きだからね」
飛鳥「ネコと話せたのか……」
雪美「ネコ……違う……。ペロ…………」
飛鳥「嗚呼、そうだったね。ペロは確かにネコだが"ネコ"じゃない」
飛鳥「仮にペロをネコと呼ぶのだとしたらボクらはボクらを人間と呼ばなくちゃいけなくなる。悪かったね」
雪美「…………?」
飛鳥「まぁそんなことはどうでもいいさ。その後二人はどうなったんだい?この場合は1人と1匹というべきだろうか」
雪美「ちゃんと……ごはん……あげた………」
飛鳥「そうか」
雪美「蘭子にも……」
飛鳥「えっ?」
雪美「Pから…もらった……おやつ……。二人で……はんぶんこした……」
飛鳥「そういうことか」
雪美「ペロの言葉……わかる人……。他には……智絵里………」
飛鳥「なるほど、確かに彼女は動物が好きだからね」
5: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:59:00.42 ID:cB7Sob9z0
――――――――――
智絵里「雪美ちゃん遅いですねぇ」
ありす「渋滞に巻き込まれてしまったみたいですね」
智絵里「撮影まではまだ時間があるから大丈夫だとは思うけど…」
ペロ「………………」ジーッ
ありす「智絵里さん」
智絵里「どうしたの?」
ありす「あの、さっきから猫が…ペロがずっと私を見ているんですが…」
智絵里「お友達だって思ってるんじゃないかな…?ほら、怖くない…♪」ナデナデ
ペロ「うにゃーん」
ありす「それにしても雪美さん、遅いですね」
智絵里「どこに行っちゃったのかなぁ」
ペロ「にゃにゃ」
智絵里「えっ?もうすぐ来るの?」
ありす「智絵里さん、急にどうしたんですか?」
智絵里「今ペロちゃんが『もうすぐくるよ』って言ったような」
ありす「そうですか?にゃぁと鳴いただけのような…」
智絵里「そ、そうだよね…」
智絵里「雪美ちゃん遅いですねぇ」
ありす「渋滞に巻き込まれてしまったみたいですね」
智絵里「撮影まではまだ時間があるから大丈夫だとは思うけど…」
ペロ「………………」ジーッ
ありす「智絵里さん」
智絵里「どうしたの?」
ありす「あの、さっきから猫が…ペロがずっと私を見ているんですが…」
智絵里「お友達だって思ってるんじゃないかな…?ほら、怖くない…♪」ナデナデ
ペロ「うにゃーん」
ありす「それにしても雪美さん、遅いですね」
智絵里「どこに行っちゃったのかなぁ」
ペロ「にゃにゃ」
智絵里「えっ?もうすぐ来るの?」
ありす「智絵里さん、急にどうしたんですか?」
智絵里「今ペロちゃんが『もうすぐくるよ』って言ったような」
ありす「そうですか?にゃぁと鳴いただけのような…」
智絵里「そ、そうだよね…」
6: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:01:08.13 ID:cB7Sob9z0
雪美「おまたせ……………」
智絵里「ほら、やっぱり」
ありす「偶然ではないですか?」
智絵里「そうかなぁ…」
雪美「どうしたの……?」
智絵里「ペロちゃんがもうすぐ雪美ちゃんが来るよって教えてくれたの」
ありす「ペロがそんなことを言うとは思えないのですが」
ありす「第一、仮に意思の疎通ができるとしてもどうして雪美さんがすぐに来るとわかるのでしょう」
智絵里「そ、それは……」
雪美「ペロ……私…来るって………言ってた…よ……」
ありす「!?」
智絵里「やっぱり」
ありす「でもどうやって雪美さんが来るのがわかったんですか?」
雪美「…………女の勘……?」
智絵里「ペロちゃんってメスなんですね」
智絵里「ほら、やっぱり」
ありす「偶然ではないですか?」
智絵里「そうかなぁ…」
雪美「どうしたの……?」
智絵里「ペロちゃんがもうすぐ雪美ちゃんが来るよって教えてくれたの」
ありす「ペロがそんなことを言うとは思えないのですが」
ありす「第一、仮に意思の疎通ができるとしてもどうして雪美さんがすぐに来るとわかるのでしょう」
智絵里「そ、それは……」
雪美「ペロ……私…来るって………言ってた…よ……」
ありす「!?」
智絵里「やっぱり」
ありす「でもどうやって雪美さんが来るのがわかったんですか?」
雪美「…………女の勘……?」
智絵里「ペロちゃんってメスなんですね」
7: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:01:50.76 ID:cB7Sob9z0
――――――――――
雪美「……って……ことがあった………。やっぱり……ペロ……すごい……」
飛鳥「それはどちらかというと野生の勘ってやつなんじゃないか?」
雪美「ペロ………飼い猫……だよ……? 狩りも………しない…………。おやつは……ちゃおチュール………」
飛鳥「そうだったね。さしずめ鳥かごの中で暮らすお嬢様といったところか」
雪美「………ペロ……鳥じゃ…ないよ…………」
飛鳥「……そうだね」
ペロ「にゃにゃ」
雪美「あっ…………おやつ………忘れてた………。ごめんね………………」
ペロ「ンギャァ」
雪美「……って……ことがあった………。やっぱり……ペロ……すごい……」
飛鳥「それはどちらかというと野生の勘ってやつなんじゃないか?」
雪美「ペロ………飼い猫……だよ……? 狩りも………しない…………。おやつは……ちゃおチュール………」
飛鳥「そうだったね。さしずめ鳥かごの中で暮らすお嬢様といったところか」
雪美「………ペロ……鳥じゃ…ないよ…………」
飛鳥「……そうだね」
ペロ「にゃにゃ」
雪美「あっ…………おやつ………忘れてた………。ごめんね………………」
ペロ「ンギャァ」
8: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:07:07.75 ID:cB7Sob9z0
雪美「ちゃおチュール…………どうぞ…………」
ペロ「にゃにゃっ♪」
飛鳥「ふふっ、美味しそうに食べるね」
雪美「うん……ペロ………。これ………好き………」
飛鳥「そんなに美味しいのか」
雪美「人間……猫じゃない………」
飛鳥「いきなりどうしたんだい?」
雪美「この前………ちょっと………ちゃおチュール………食べた……」
雪美「美味しそう…って……思ったから………」
雪美「でも……人間…………猫じゃ…ない……………」
飛鳥「君も意外とお茶目だね」
雪美「そう……………?」
飛鳥「いや、ボクが君のことを誤解していただけかな」
ペロ「にゃにゃっ♪」
飛鳥「ふふっ、美味しそうに食べるね」
雪美「うん……ペロ………。これ………好き………」
飛鳥「そんなに美味しいのか」
雪美「人間……猫じゃない………」
飛鳥「いきなりどうしたんだい?」
雪美「この前………ちょっと………ちゃおチュール………食べた……」
雪美「美味しそう…って……思ったから………」
雪美「でも……人間…………猫じゃ…ない……………」
飛鳥「君も意外とお茶目だね」
雪美「そう……………?」
飛鳥「いや、ボクが君のことを誤解していただけかな」
9: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:07:56.29 ID:cB7Sob9z0
雪美「誤解………?」
飛鳥「ボクは君が紡ぐ言葉と容姿だけで浮き世離れした人間だと誤解していた」
飛鳥「だけれどもそうじゃなくて、神秘的でありながらも君は普通の10歳の女の子なのかもしれないね」
飛鳥「それともこれも、ボクの誤解かな?」
雪美「ううん…………わたし……普通の…おんなのこ……。Pの魔法で……アイドルになれた…おんなのこ……」
飛鳥「Pの魔法で、か……。ボクも同じだ」
雪美「きっと……みんな…そう……………」
飛鳥「ふふっ、そうかもしれないね。誰かの思いや願いがボクらをいつも奮い立たせてくれる」
飛鳥「それは確かに魔法とも言えるだろう」
雪美「うん……」
飛鳥「ところで今君がペロと遊ぶのに使っている猫じゃらしのようなものだけれど」
雪美「…………?」
飛鳥「ボクの予備のエクステだったりしないかい?」
ペロ「ごめんなさい色が綺麗でついね。私が言い出したことだからあまり雪美ちゃんを責めないであげて」
飛鳥「!?」
雪美「ふふっ………。飛鳥……瞳……得た……ね……」
飛鳥「少しは啓蒙が高まったかな。なんてね」
終わり
飛鳥「ボクは君が紡ぐ言葉と容姿だけで浮き世離れした人間だと誤解していた」
飛鳥「だけれどもそうじゃなくて、神秘的でありながらも君は普通の10歳の女の子なのかもしれないね」
飛鳥「それともこれも、ボクの誤解かな?」
雪美「ううん…………わたし……普通の…おんなのこ……。Pの魔法で……アイドルになれた…おんなのこ……」
飛鳥「Pの魔法で、か……。ボクも同じだ」
雪美「きっと……みんな…そう……………」
飛鳥「ふふっ、そうかもしれないね。誰かの思いや願いがボクらをいつも奮い立たせてくれる」
飛鳥「それは確かに魔法とも言えるだろう」
雪美「うん……」
飛鳥「ところで今君がペロと遊ぶのに使っている猫じゃらしのようなものだけれど」
雪美「…………?」
飛鳥「ボクの予備のエクステだったりしないかい?」
ペロ「ごめんなさい色が綺麗でついね。私が言い出したことだからあまり雪美ちゃんを責めないであげて」
飛鳥「!?」
雪美「ふふっ………。飛鳥……瞳……得た……ね……」
飛鳥「少しは啓蒙が高まったかな。なんてね」
終わり
10: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:10:40.54 ID:cB7Sob9z0
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
これからも膝の上の恋人こと佐城雪美ちゃんをよろしくお願いします!
前作です。
【モバマスSS】志希「苺の美味しい食べ方。そして雪美と食べることによるその効果」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520256845/
最後まで読んで頂きありがとうございました!
これからも膝の上の恋人こと佐城雪美ちゃんをよろしくお願いします!
前作です。
【モバマスSS】志希「苺の美味しい食べ方。そして雪美と食べることによるその効果」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520256845/
引用元: ・【モバマスSS】ペロ「瞳を持つもの、持たないもの」
大正浪漫少女野崎くん~佐倉大戦~
2020-12-29
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:05:30.55 ID:y9pcruVB0
鹿島「こんにちは……今日からここに赴任した鹿島一郎だよ、よろしくね」
佐倉「さ、佐倉さくらです!! よろしくお願いします!!」
瀬尾「瀬尾カンナでーす」
御子柴「お前は俺を見れなくなるぜ。 なんせ……俺はすみれのように綺麗すぎて眩しいからな」
御子柴「……///」
佐倉「この子は御子柴すみれちゃん!!」
鹿島「うん、よろしくね」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518001530
佐倉「さ、佐倉さくらです!! よろしくお願いします!!」
瀬尾「瀬尾カンナでーす」
御子柴「お前は俺を見れなくなるぜ。 なんせ……俺はすみれのように綺麗すぎて眩しいからな」
御子柴「……///」
佐倉「この子は御子柴すみれちゃん!!」
鹿島「うん、よろしくね」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518001530
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
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2: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:06:34.93 ID:y9pcruVB0
佐倉「鹿島さんって演劇部出身なんですよね!? 堀支配人から聞きました!!」
鹿島「私? うん、まぁね」
佐倉「じゃあミュージカル得意なんですか!!?」
鹿島「ミュージカル、かぁ……」
鹿島(歌はちょっとなぁ……)
佐倉「私、演技も歌も全然駄目で……」
鹿島「……」
『大丈夫、私も歌下手だから』
→『大丈夫、私がちゃんと教えてあげるよ』
鹿島「私? うん、まぁね」
佐倉「じゃあミュージカル得意なんですか!!?」
鹿島「ミュージカル、かぁ……」
鹿島(歌はちょっとなぁ……)
佐倉「私、演技も歌も全然駄目で……」
鹿島「……」
『大丈夫、私も歌下手だから』
→『大丈夫、私がちゃんと教えてあげるよ』
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:07:06.91 ID:y9pcruVB0
鹿島「大丈夫、私がちゃんと教えてあげるよ」
佐倉「ほ、本当ですか!!?」
鹿島「うん、だからそんな悲しそうな顔をしないで……」
鹿島「君は笑顔が似合うんだから、笑顔でいないとね」
佐倉「鹿島さん……」
鹿島「……」
鹿島(あれ、好感度UPのSEが流れない)
佐倉「ほ、本当ですか!!?」
鹿島「うん、だからそんな悲しそうな顔をしないで……」
鹿島「君は笑顔が似合うんだから、笑顔でいないとね」
佐倉「鹿島さん……」
鹿島「……」
鹿島(あれ、好感度UPのSEが流れない)
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:07:44.85 ID:y9pcruVB0
瀬尾「~♪」
鹿島「凄いね、こんなに歌が上手いなんて……」
瀬尾「あー疲れた。 ねぇ少尉、バスケしようよ」
鹿島「バスケ? うん、いいよ!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン!!
鹿島「ほっ!!」ガシッ
瀬尾「少尉、運動神経いいなー」
鹿島「……ていうかこれ、ドッジボールだよね?」
瀬尾「いやー、なかなか当たってくれないからあんまりスカッとしないなー」
鹿島「……」
→『(わざと当たろうかな)』
『(それでも全力で応えなきゃ)』
鹿島「凄いね、こんなに歌が上手いなんて……」
瀬尾「あー疲れた。 ねぇ少尉、バスケしようよ」
鹿島「バスケ? うん、いいよ!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン!!
鹿島「ほっ!!」ガシッ
瀬尾「少尉、運動神経いいなー」
鹿島「……ていうかこれ、ドッジボールだよね?」
瀬尾「いやー、なかなか当たってくれないからあんまりスカッとしないなー」
鹿島「……」
→『(わざと当たろうかな)』
『(それでも全力で応えなきゃ)』
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:08:12.56 ID:y9pcruVB0
鹿島(わざと当たろうかな)
瀬尾「いくぞー!!」ブン
ガシッ!!
堀「てめえ、鹿島を傷つけるな!!」
鹿島「支配人!!」
堀「当てるなら顔以外にしろ!!」
鹿島「当てるのは否定しないんですか!!?」
瀬尾「いくぞー!!」ブン
ガシッ!!
堀「てめえ、鹿島を傷つけるな!!」
鹿島「支配人!!」
堀「当てるなら顔以外にしろ!!」
鹿島「当てるのは否定しないんですか!!?」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:08:41.75 ID:y9pcruVB0
御子柴「……」
鹿島「すみれくん、どうしたの?」
御子柴「……なんでもねぇよ」プイッ
鹿島「……! 成る程、中々みんなの輪に入れなくて困ってるんだね」
御子柴「は、はぁ!!? 違えよ!! お前に俺の何が分かるんだよ!!」
鹿島「ううん、分かるよ。 いや、分からないといけないんだよ」
鹿島「だって……私はみんなの隊長なんだから」
御子柴「!!!」
鹿島「そうだ、何か食べに行く? ゆっくり話そうよ」
御子柴「……おう」
テンテレテンテンテン♪
鹿島(やっとSEが流れた)
鹿島「すみれくん、どうしたの?」
御子柴「……なんでもねぇよ」プイッ
鹿島「……! 成る程、中々みんなの輪に入れなくて困ってるんだね」
御子柴「は、はぁ!!? 違えよ!! お前に俺の何が分かるんだよ!!」
鹿島「ううん、分かるよ。 いや、分からないといけないんだよ」
鹿島「だって……私はみんなの隊長なんだから」
御子柴「!!!」
鹿島「そうだ、何か食べに行く? ゆっくり話そうよ」
御子柴「……おう」
テンテレテンテンテン♪
鹿島(やっとSEが流れた)
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:09:09.74 ID:y9pcruVB0
ブーーーー!! ブーーーー!!
鹿島「!! この音は……」
佐倉「出撃開始!!」
瀬尾「おっしゃ!!」
御子柴「おう!!」
堀「……頼んだぞ、お前ら」
鹿島「私達の敵、それは……」
野崎「君達もアシスタントやらないか?」
若松「楽しいですよ!!」
鹿島「黒野崎会!!」
鹿島「!! この音は……」
佐倉「出撃開始!!」
瀬尾「おっしゃ!!」
御子柴「おう!!」
堀「……頼んだぞ、お前ら」
鹿島「私達の敵、それは……」
野崎「君達もアシスタントやらないか?」
若松「楽しいですよ!!」
鹿島「黒野崎会!!」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:09:36.36 ID:y9pcruVB0
鹿島「誰構わずに漫画のアシスタントの勧誘をしている謎の組織……」
鹿島「みんな……決して油断しちゃ駄目だよ!!」
佐倉「はい!!」
野崎「そこの君、ベタとか美味そうだな。 うちに来ないか?」
佐倉「喜んで!!///」テンテレテンテンテン♪
鹿島「ええええええええ!!?」
鹿島「みんな……決して油断しちゃ駄目だよ!!」
佐倉「はい!!」
野崎「そこの君、ベタとか美味そうだな。 うちに来ないか?」
佐倉「喜んで!!///」テンテレテンテンテン♪
鹿島「ええええええええ!!?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:10:04.97 ID:y9pcruVB0
野崎「野崎です。 こっちはトーン担当の若松」
若松「よろしくお願いします!!」
佐倉「私、頑張ります!!」
鹿島「さくらくん!! 目を覚まして!!」
瀬尾「少尉、面白そうだから私もあっちに行っていい?」
鹿島「いや、駄目だよ!!?」
若松「来ないでくださいよ!! 迷惑ですよ!!」
瀬尾「え、なんで」
野崎「ああ、来ない方がいいな」
瀬尾「なんで」
若松「よろしくお願いします!!」
佐倉「私、頑張ります!!」
鹿島「さくらくん!! 目を覚まして!!」
瀬尾「少尉、面白そうだから私もあっちに行っていい?」
鹿島「いや、駄目だよ!!?」
若松「来ないでくださいよ!! 迷惑ですよ!!」
瀬尾「え、なんで」
野崎「ああ、来ない方がいいな」
瀬尾「なんで」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:10:50.64 ID:y9pcruVB0
瀬尾「あ!! そうだ!!」
瀬尾「お前がこっちに来ればいいんだ!!」
若松「ええええ!!?」
瀬尾「華撃団に来いよ!! 楽しいって!!」
若松「! そういえば……歌劇団にはあのローレライさんがいるって話が……」
野崎「若松……?」
若松「野崎先輩すいません!! 俺……裏切ります!!」
野崎「何っ!?」
瀬尾「お前がこっちに来ればいいんだ!!」
若松「ええええ!!?」
瀬尾「華撃団に来いよ!! 楽しいって!!」
若松「! そういえば……歌劇団にはあのローレライさんがいるって話が……」
野崎「若松……?」
若松「野崎先輩すいません!! 俺……裏切ります!!」
野崎「何っ!?」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:11:22.64 ID:y9pcruVB0
瀬尾「いいでしょ少尉!!?」
鹿島「ま、まぁ仲間が多いのに越したことはないよね」
瀬尾「よーし!! 合体技やるぞー!!」
若松「ええ!!? それよりも早くローレライさんに……」
瀬尾「あははははは!!」ブンブン
若松「うわーーーーー!!!」
若松「……!! 瀬尾先輩、ボールを当てるならあそこの敵を……」
瀬尾「お! なんだあれ!! 強そー!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン
ゴオオオオオオオ!!!
鹿島「全然合体技じゃないよねこれ」
鹿島「ま、まぁ仲間が多いのに越したことはないよね」
瀬尾「よーし!! 合体技やるぞー!!」
若松「ええ!!? それよりも早くローレライさんに……」
瀬尾「あははははは!!」ブンブン
若松「うわーーーーー!!!」
若松「……!! 瀬尾先輩、ボールを当てるならあそこの敵を……」
瀬尾「お! なんだあれ!! 強そー!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン
ゴオオオオオオオ!!!
鹿島「全然合体技じゃないよねこれ」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:12:03.27 ID:y9pcruVB0
野崎「よし佐倉、俺達も合体技で対抗するぞ」
佐倉「うん!!!」
鹿島「え!!!?」
野崎「俺がキャラを描いて!!」
佐倉「私がベタを塗る!!」
野崎「……恋を思い描き」
佐倉「……ピンク色に染め上げる」
野崎「二人は……」
佐倉「……さくら色」
ドカアアアアアアン!!!
佐倉「うん!!!」
鹿島「え!!!?」
野崎「俺がキャラを描いて!!」
佐倉「私がベタを塗る!!」
野崎「……恋を思い描き」
佐倉「……ピンク色に染め上げる」
野崎「二人は……」
佐倉「……さくら色」
ドカアアアアアアン!!!
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:13:13.37 ID:y9pcruVB0
御子柴「……はっ!!」
御子柴「……」
御子柴「サクラ大戦やってる途中で寝落ちした所為で変な夢見ちまった……」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:13:40.77 ID:y9pcruVB0
おまけ
鹿島「中将~~~~!! 誰も攻略できませんでした~~!!」
堀「おかしいな……なんで惚れないんだ? こんなにイケメンなのに」
堀「……ま、そんな落ち込むな。 酒でも飲もうぜ、一杯付き合え」
鹿島「はい!!」
ゴクン!!
堀「鹿島ぁ!!/// お前は本当に可愛いなぁ!!///」
堀「誰も貰わないなら俺が貰ってやる!!///」
鹿島「わーい!!」
終わり
鹿島「中将~~~~!! 誰も攻略できませんでした~~!!」
堀「おかしいな……なんで惚れないんだ? こんなにイケメンなのに」
堀「……ま、そんな落ち込むな。 酒でも飲もうぜ、一杯付き合え」
鹿島「はい!!」
ゴクン!!
堀「鹿島ぁ!!/// お前は本当に可愛いなぁ!!///」
堀「誰も貰わないなら俺が貰ってやる!!///」
鹿島「わーい!!」
終わり
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/07(水) 21:35:41.23 ID:0ctvONb20
鹿島君が幸せそうでナニヨリデス。
引用元: ・大正浪漫少女野崎くん~佐倉大戦~
もしもジョジョキャラがモバマスのアイドルのPだったらその2
2020-12-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:36:17.04 ID:GVrqvXri0
こんばんは。
昨日に引き続き、投稿します。
前作はこちらです。(これを読まなくても本作を楽しんでいただけると思います)
もしもジョジョキャラがモバマスのアイドルのPだったら
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520591843/
ssの書き手としては初心者ですので、不手際などあるかもしれませんが、その度にご指摘くだされば幸いです。
それではどうぞ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520688976
昨日に引き続き、投稿します。
前作はこちらです。(これを読まなくても本作を楽しんでいただけると思います)
もしもジョジョキャラがモバマスのアイドルのPだったら
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520591843/
ssの書き手としては初心者ですので、不手際などあるかもしれませんが、その度にご指摘くだされば幸いです。
それではどうぞ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520688976
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:38:05.45 ID:GVrqvXri0
菜々「あなたがナナのプロデューサーさんですか.....?」
花京院「ええ、そうです。僕の名前は花京院典明です。」
菜々(わたしよりも年下ですよね.....?)
花京院「僕はまだ17歳ですが、あなたをプロデュースすることにかけては全力をかけるつもりですので、ご心配なく。」
菜々「えっ!?17歳!?菜々よりも10歳わか.....」
花京院「どうかしましたか?」
菜々「いいえ、なんでもありませーんっ!」
菜々「あ、ナナも17歳ですから敬語なんて使わなくてもいいんですよ~。」
花京院「僕と同い年だったんですか!雰囲気がとても落ち着いていらっしゃるので、てっきり20歳を越えているものだと.....」
菜々(ギクッ!)
菜々「そ、そんなわけないじゃないですか~!ナナはれっきとした、ピチピチの17歳ですよ~!」
菜々(かなり勘の鋭い子ですね.....危ない危ない.....)
花京院「何はともあれ、これからよろしくお願いしますね。」
菜々「あ、こちらこそよろしくお願いします~!」
花京院「ええ、そうです。僕の名前は花京院典明です。」
菜々(わたしよりも年下ですよね.....?)
花京院「僕はまだ17歳ですが、あなたをプロデュースすることにかけては全力をかけるつもりですので、ご心配なく。」
菜々「えっ!?17歳!?菜々よりも10歳わか.....」
花京院「どうかしましたか?」
菜々「いいえ、なんでもありませーんっ!」
菜々「あ、ナナも17歳ですから敬語なんて使わなくてもいいんですよ~。」
花京院「僕と同い年だったんですか!雰囲気がとても落ち着いていらっしゃるので、てっきり20歳を越えているものだと.....」
菜々(ギクッ!)
菜々「そ、そんなわけないじゃないですか~!ナナはれっきとした、ピチピチの17歳ですよ~!」
菜々(かなり勘の鋭い子ですね.....危ない危ない.....)
花京院「何はともあれ、これからよろしくお願いしますね。」
菜々「あ、こちらこそよろしくお願いします~!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:42:29.48 ID:GVrqvXri0
ーー翌日ーー
花京院「今日はレッスンです。レッスン場にトレーナーさんがいるので、トレーナーさんの指示を受けてください。」
菜々「はい、分かりました!」
ーーレッスン場ーー
トレーナー「君が菜々さんだな?早速レッスンを始めたいところだが.....まずは走りこみからだッ!」
菜々「えっ.....!」
菜々(走りこみなんて、大丈夫でしょうか.....?腰も心配ですし.....)
トレーナー「どうかしたか?何か問題でも?」
菜々「い、いえ、そういうわけじゃないんですけど.....」
菜々「ナナには走りこみは少しキツいかな~って.....」
トレーナー「甘えたこといわずにさっさと行ってこい!このド低脳がーーッ!」
菜々(こ、怖いトレーナーさんですね.....)
ドアガチャ
花京院「失礼します。菜々さんのプロデューサーの花京院です。」
花京院「菜々さんのレッスンの内容をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
トレーナー「走りこみなのだが、菜々が嫌みたいでな.....」
花京院「今日はレッスンです。レッスン場にトレーナーさんがいるので、トレーナーさんの指示を受けてください。」
菜々「はい、分かりました!」
ーーレッスン場ーー
トレーナー「君が菜々さんだな?早速レッスンを始めたいところだが.....まずは走りこみからだッ!」
菜々「えっ.....!」
菜々(走りこみなんて、大丈夫でしょうか.....?腰も心配ですし.....)
トレーナー「どうかしたか?何か問題でも?」
菜々「い、いえ、そういうわけじゃないんですけど.....」
菜々「ナナには走りこみは少しキツいかな~って.....」
トレーナー「甘えたこといわずにさっさと行ってこい!このド低脳がーーッ!」
菜々(こ、怖いトレーナーさんですね.....)
ドアガチャ
花京院「失礼します。菜々さんのプロデューサーの花京院です。」
花京院「菜々さんのレッスンの内容をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
トレーナー「走りこみなのだが、菜々が嫌みたいでな.....」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:44:30.03 ID:GVrqvXri0
花京院「やはり走りこみか.....いつ出発する?」
花京院「わたしも同行する。」
承太郎「花京院。」
菜々「え、今の誰ですか!?」
トレーナー「そうだな、初回ということもあるし、同行するのは私じゃなくてプロデューサーでもいいかもな。」
トレーナー「よし、菜々、プロデューサーと行ってこいッ!」
菜々「はぁ~い.....」
花京院「ご心配なく。僕がついています。」
花京院「わたしも同行する。」
承太郎「花京院。」
菜々「え、今の誰ですか!?」
トレーナー「そうだな、初回ということもあるし、同行するのは私じゃなくてプロデューサーでもいいかもな。」
トレーナー「よし、菜々、プロデューサーと行ってこいッ!」
菜々「はぁ~い.....」
花京院「ご心配なく。僕がついています。」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:46:32.06 ID:GVrqvXri0
ーー2時間後ーー
菜々「は~、やっと終わりましたぁ~.....」
花京院「菜々さん、お疲れ様でした。シャワーを浴びて、汗を流すことにしましょう。」
菜々「そうですね~。」
菜々「それじゃあ、シャワールームに.....うッ!」
花京院「だ、大丈夫ですか!?菜々さん!」
菜々「す、すみません.....腰痛めちゃいました.....」
花京院「それはいけませんね。腰に少しショックを与えたら治るかもしれません。少し僕に背中を向けていてください。」
菜々「え、えぇ.....分かりました.....」
花京院(ハイエロファントグリーンッ!)
ーーハイエロファントグリーン登場ーー
花京院(菜々さんの腰に向けてーー)
花京院「エメラルドスプラッシュッ!」
菜々「え、今なんてーー」
菜々「キャハッ☆!?」ドゴォ
菜々「腰の痛みが無くなっているーー?」
花京院「やや荒療治でしたが、うまくいってよかったです。念のため、湿布を貼っておいてくださいね。」
菜々「は、はい!ありがとうございますっ!」
花京院「では、僕はこれから営業に行ってきますので、菜々さんはゆっくり休んでいてください。」
菜々「あ、はい、お仕事頑張ってくださいね!」
菜々「は~、やっと終わりましたぁ~.....」
花京院「菜々さん、お疲れ様でした。シャワーを浴びて、汗を流すことにしましょう。」
菜々「そうですね~。」
菜々「それじゃあ、シャワールームに.....うッ!」
花京院「だ、大丈夫ですか!?菜々さん!」
菜々「す、すみません.....腰痛めちゃいました.....」
花京院「それはいけませんね。腰に少しショックを与えたら治るかもしれません。少し僕に背中を向けていてください。」
菜々「え、えぇ.....分かりました.....」
花京院(ハイエロファントグリーンッ!)
ーーハイエロファントグリーン登場ーー
花京院(菜々さんの腰に向けてーー)
花京院「エメラルドスプラッシュッ!」
菜々「え、今なんてーー」
菜々「キャハッ☆!?」ドゴォ
菜々「腰の痛みが無くなっているーー?」
花京院「やや荒療治でしたが、うまくいってよかったです。念のため、湿布を貼っておいてくださいね。」
菜々「は、はい!ありがとうございますっ!」
花京院「では、僕はこれから営業に行ってきますので、菜々さんはゆっくり休んでいてください。」
菜々「あ、はい、お仕事頑張ってくださいね!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:48:56.19 ID:GVrqvXri0
ーー数日後ーー
花京院「分かりました、菜々さんは『ウサミン星からの使者』という設定で売り出したいのですね.....」
菜々「せ、設定じゃなくて、ナナはホントに『ウサミン星』出身なんですよ~!」
花京院「..........」
花京院(『ウサミン星とか言っていますが.....ウサミン星なんてありませんよ.....ファンタジーやメルヘンじゃないんですから.....』と危うく言いそうになってしまった.....危ない危ない.....)
花京院(大切なのは真実ではなく、菜々さんの気持ちなのだ.....)
花京院「ええ、すみませんでした。菜々さんの言うことを疑ってしまい。」
菜々「ウサミン星を信じてくれるんですね!ありがとうございます!」
花京院「あなたのプロデューサーさんですからね。」ニコッ
菜々(これまで誰かに『ウサミン星』のことを話しても、鼻で笑われるだけだったのに.....)
花京院「分かりました、菜々さんは『ウサミン星からの使者』という設定で売り出したいのですね.....」
菜々「せ、設定じゃなくて、ナナはホントに『ウサミン星』出身なんですよ~!」
花京院「..........」
花京院(『ウサミン星とか言っていますが.....ウサミン星なんてありませんよ.....ファンタジーやメルヘンじゃないんですから.....』と危うく言いそうになってしまった.....危ない危ない.....)
花京院(大切なのは真実ではなく、菜々さんの気持ちなのだ.....)
花京院「ええ、すみませんでした。菜々さんの言うことを疑ってしまい。」
菜々「ウサミン星を信じてくれるんですね!ありがとうございます!」
花京院「あなたのプロデューサーさんですからね。」ニコッ
菜々(これまで誰かに『ウサミン星』のことを話しても、鼻で笑われるだけだったのに.....)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:50:42.02 ID:GVrqvXri0
ーーさらに数週間後ーー
花京院「や、やりましたよッ!菜々さん!CDデビューが決まりました!」
菜々「ホントですか!?プロデューサーさん!」
花京院「ええ、曲名は『メルヘンデビュー』というものです。菜々さんらしい歌詞になっていますよ。」
菜々「ナナもついにCDデビューなんですね.....ここまでくるのに、10年かかりま.....」
花京院「ん?何か言いましたか?菜々さん?」
菜々「はっ!な、なんでもありませんよ!ナナは17歳ですからねっ!」
花京院「そうですか?何もなければ、これから打ち合わせをしたいのですが.....」
菜々「ええ、はやく打ち合わせしましょう、プロデューサーさん!」
花京院「分かりました。実は、菜々さんには、CDデビューにあたって、○△ショップで宣伝することになったんですがーー」
菜々「フムフムーー」
花京院「や、やりましたよッ!菜々さん!CDデビューが決まりました!」
菜々「ホントですか!?プロデューサーさん!」
花京院「ええ、曲名は『メルヘンデビュー』というものです。菜々さんらしい歌詞になっていますよ。」
菜々「ナナもついにCDデビューなんですね.....ここまでくるのに、10年かかりま.....」
花京院「ん?何か言いましたか?菜々さん?」
菜々「はっ!な、なんでもありませんよ!ナナは17歳ですからねっ!」
花京院「そうですか?何もなければ、これから打ち合わせをしたいのですが.....」
菜々「ええ、はやく打ち合わせしましょう、プロデューサーさん!」
花京院「分かりました。実は、菜々さんには、CDデビューにあたって、○△ショップで宣伝することになったんですがーー」
菜々「フムフムーー」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:52:11.54 ID:GVrqvXri0
ーー数ヶ月後ーー
花京院「これが菜々さんにとってのはじめてのソロライブですね.....」
菜々「ええ、初めてのソロライブですけど、ファンの皆さんにウサミンパワーを振りまいてきますね!」
ファン達「ウーサミン!ウーサミン!」
花京院「始まる前からあんなに歓声がありますね.....これも菜々さんの努力の賜物ですよ。」
菜々「いいえ、プロデューサーさんのおかげですよ!」
花京院「フフ.....あ、もう時間になりますね。それではいってらっしゃいませ。」
菜々「はい!じゃあ、いってきますね!」
菜々「おまたせしました~!ナナでーっす!
花京院「頑張ってくださいね、菜々さん.....」
花京院「これが菜々さんにとってのはじめてのソロライブですね.....」
菜々「ええ、初めてのソロライブですけど、ファンの皆さんにウサミンパワーを振りまいてきますね!」
ファン達「ウーサミン!ウーサミン!」
花京院「始まる前からあんなに歓声がありますね.....これも菜々さんの努力の賜物ですよ。」
菜々「いいえ、プロデューサーさんのおかげですよ!」
花京院「フフ.....あ、もう時間になりますね。それではいってらっしゃいませ。」
菜々「はい!じゃあ、いってきますね!」
菜々「おまたせしました~!ナナでーっす!
花京院「頑張ってくださいね、菜々さん.....」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:54:00.44 ID:GVrqvXri0
ーーライブ終了ーー
花京院「本当にお疲れ様でした.....完璧でしたよ.....」
菜々「プロデューサーさん、本当にありがとうございます!」
菜々「ウサミン星なんて言っている痛いナナがここまでこれるなんて.....」
花京院「いえいえ、先ほども言いましたが、菜々さんが努力したからです。」
菜々「.....」
花京院「本当にお疲れ様でした.....完璧でしたよ.....」
菜々「プロデューサーさん、本当にありがとうございます!」
菜々「ウサミン星なんて言っている痛いナナがここまでこれるなんて.....」
花京院「いえいえ、先ほども言いましたが、菜々さんが努力したからです。」
菜々「.....」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:54:56.12 ID:GVrqvXri0
菜々「プロデューサーさんはナナの本当の姿を知っても好きでいてくれますか?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:55:38.77 ID:GVrqvXri0
花京院「.....本当の姿ですか?」
菜々「はい、実は、ナナ.....」
菜々「本当の年齢は27歳なんです.....」
花京院「.....」
菜々「はい、実は、ナナ.....」
菜々「本当の年齢は27歳なんです.....」
花京院「.....」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:56:22.82 ID:GVrqvXri0
花京院「知っていましたよ。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:57:29.42 ID:GVrqvXri0
菜々「えっ!?もしかして、ナナ、独り言でバラしちゃっていましたか!?」
花京院「それもありますがーー」
花京院「僕は年上の人しか好きにならないんです。」
菜々「えっ、それってーー」
花京院「こんなことをいうのもなんですが恋をするとしたらーー『守ってあげたいと思う.....元気なあたたかな笑顔が見たいと思う』そんな女性がいいんです。」
花京院「それはあなたなんです、菜々さん。」
花京院「すみません、プロデューサー失格ですね。しかし、菜々さんがトップアイドルになるまではーー」
花京院「この僕がプロデュースします。」
菜々「え、えーと、いきなりでナナの頭は少し混乱しているんですけどーー」
菜々「ナナも、プロデューサーさんーー、いいえ、花京院くんが大好きです!」
菜々「でも、ナナの夢が叶うまでは、と思って我慢していたんです。」
菜々「だから、今は、これで我慢です!」
花京院「それもありますがーー」
花京院「僕は年上の人しか好きにならないんです。」
菜々「えっ、それってーー」
花京院「こんなことをいうのもなんですが恋をするとしたらーー『守ってあげたいと思う.....元気なあたたかな笑顔が見たいと思う』そんな女性がいいんです。」
花京院「それはあなたなんです、菜々さん。」
花京院「すみません、プロデューサー失格ですね。しかし、菜々さんがトップアイドルになるまではーー」
花京院「この僕がプロデュースします。」
菜々「え、えーと、いきなりでナナの頭は少し混乱しているんですけどーー」
菜々「ナナも、プロデューサーさんーー、いいえ、花京院くんが大好きです!」
菜々「でも、ナナの夢が叶うまでは、と思って我慢していたんです。」
菜々「だから、今は、これで我慢です!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 22:58:38.97 ID:GVrqvXri0
チュッ
菜々「えへへ、これからもよろしくお願いしますね、プロデューサーさん!」
花京院「菜々さん、あなたのプロデューサーになることができて僕は本当に嬉しいですよ.....」
花京院「これからも『二人三脚』で頑張っていきましょう!」
菜々「はい!ナナが『トップアイドル』になるまで、ですね!」
おわり
To be continued .....?
菜々「えへへ、これからもよろしくお願いしますね、プロデューサーさん!」
花京院「菜々さん、あなたのプロデューサーになることができて僕は本当に嬉しいですよ.....」
花京院「これからも『二人三脚』で頑張っていきましょう!」
菜々「はい!ナナが『トップアイドル』になるまで、ですね!」
おわり
To be continued .....?
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 23:00:51.60 ID:GVrqvXri0
これにて終わりです。
もう少し話を長く書けるようになりたいな、と思っていますが、なかなか難しいですね.....
書けたら次回作も書きたいな、と思っていますが、いつになるか分かりません。
もう少し話を長く書けるようになりたいな、と思っていますが、なかなか難しいですね.....
書けたら次回作も書きたいな、と思っていますが、いつになるか分かりません。
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/10(土) 23:02:56.40 ID:GVrqvXri0
おまけ
幸子「ほら、プロデューサーさん!あーん、ですよ!」
ディアボロ「悪いな.....」モグモグ
幸子「どうです!美味しいでしょう!このカワイイボクがあーんしてあげたんですからね!」
ディアボロ「ああ、うまかったぞ.....」
ディアボロ「しかし、うまかったのはお前が『あーん』をしてくれたからではないな.....」
幸子「な、なんですって!ボクのあーんが嬉しくなかったんですか!」
ディアボロ「いや、違う.....」
ディアボロ「お前が天使のような笑顔だったからだ.....」
幸子「プ、プロデューサーさん、いくらボクがカワイイからってからかうのはやめてくださいよ.....」カオマッカ
今度こそ本当に終わりです
幸子「ほら、プロデューサーさん!あーん、ですよ!」
ディアボロ「悪いな.....」モグモグ
幸子「どうです!美味しいでしょう!このカワイイボクがあーんしてあげたんですからね!」
ディアボロ「ああ、うまかったぞ.....」
ディアボロ「しかし、うまかったのはお前が『あーん』をしてくれたからではないな.....」
幸子「な、なんですって!ボクのあーんが嬉しくなかったんですか!」
ディアボロ「いや、違う.....」
ディアボロ「お前が天使のような笑顔だったからだ.....」
幸子「プ、プロデューサーさん、いくらボクがカワイイからってからかうのはやめてくださいよ.....」カオマッカ
今度こそ本当に終わりです
引用元: ・もしもジョジョキャラがモバマスのアイドルのPだったらその2