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    シュナイゼル「ダモクレスの鍵は預けるよ」ナナリー「……」

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 00:49:58.88 ID:NXldSSOY0

    シュナイゼル「ナナリー?」

    ナナリー「……」

    コーネリア「どうした、ナナリー?」

    ナナリー「……あ、はい」

    シュナイゼル「ナナリーに預けよう、ダモクレスの鍵を」

    ナナリー「どうも」

    コーネリア「大丈夫か?」

    ナナリー「はい」



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    4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 00:52:45.69 ID:NXldSSOY0

    シュナイゼル「いいかい?私が合図を出すから、ナナリーはこの先端のスイッチを押すだけでいい」

    ナナリー「わかりました」

    コーネリア「兄上、本当にいいのですか?」

    シュナイゼル「それは……」

    ナナリー「私にやらせてください。お願いします」

    コーネリア「ナナリー……」

    シュナイゼル「そろそろルルーシュたちが攻めてくることだろう。ナナリーはここにいるんだ。ここが一番安全な場所だからね」

    ナナリー「はい」

    シュナイゼル「では、行こうか。コーネリア」

    コーネリア「わかりました」

    ナナリー「……」


    7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 00:56:17.84 ID:NXldSSOY0

    空中

    スザク『あそこにナナリーが!!』

    ジノ『スザク!!』

    スザク『ジノ!!退いてくれ!!』

    アーニャ『今のルルーシュは、嫌い』

    スザク『くっ……アーニャまで……!!』

    ルルーシュ『スザク!あまり時間はかけられないぞ!!』

    スザク『分かっている!!』


    ダモクレス内部

    シュナイゼル「そろそろ撃とうか」

    シュナイゼル「ナナリー。フレイヤの準備が整ったよ」

    シュナイゼル「……ナナリー?聞こえているかい?」

    ナナリー『……あ、はい。なんですか?』

    シュナイゼル「ダモクレスの鍵を」

    ナナリー『分かりました』


    8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 00:59:42.78 ID:NXldSSOY0

    空中

    カレン『スザク!!あんただけはぁ!!!』

    C.C.『悪いが邪魔をさせてもらう』

    カレン『C.C.!!』

    C.C.『私も戦力だからな』

    カレン『この……!!』


    ダモクレス内部

    シュナイゼル「……おかしいね」

    コーネリア「フレイヤが発射されないのですか?」

    シュナイゼル「ナナリー?スイッチは押してくれたかな?」

    コーネリア「……ナナリー?何かあったのか?」

    ナナリー『……あ、はい?』

    シュナイゼル「ダモクレスの鍵を使って欲しいのだけど」

    ナナリー『分かりました』

    コーネリア「……」


    12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:03:40.75 ID:NXldSSOY0

    空中

    ジェレミア『我が忠義!!今、ここでぇぇぇぇ!!!!』

    アーニャ『うざい』

    ジノ『スザク!!!目を覚ましてくれ!!!』

    スザク『ジノ……僕は弱さを捨てた!!だから!!!』

    ルルーシュ『スザク!!フレイヤ・エリミネーターが完成した!!今から俺も参戦する!!』

    スザク『やったな!!』

    ルルーシュ『だが、未だに一発も撃ってこないのが気になる……』

    スザク『そういえば……』


    ダモクレス内部

    シュナイゼル「……コーネリア」

    コーネリア「はい」

    シュナイゼル「悪いけど、ナナリーのところまで行って来てくれるかな?一向にフレイヤが発射されないからね」

    コーネリア「分かりました……」


    14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:06:41.93 ID:NXldSSOY0

    コーネリア「ナナリー」

    ナナリー「……」

    コーネリア「兄上が何度もダモクレスの鍵を使えと言っているだろう?」

    ナナリー「……」

    コーネリア「ナナリー?どうして無視をする?」

    ナナリー「……」

    コーネリア「おい!!」

    ナナリー「あ、はい?」

    コーネリア「ナナリー、大丈夫か?迷っているのか?」

    ナナリー「いえ。迷ってはいません」

    コーネリア「なら、押すんだぞ?いいな?」

    ナナリー「分かりました」

    コーネリア(大丈夫なのか……。やはり、ナナリーには荷が重すぎるのでは……?)

    ナナリー「ふわぁぁ……」

    コーネリア「……」


    16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:09:47.78 ID:NXldSSOY0

    空中

    スザク『終わりだ!!ジノ!!!』ザンッ!!!

    ジノ『くそ!!この私が―――!!!』

    スザク『ダモクレスに突入する!!』

    ルルーシュ『俺も行くぞ!!』

    カレン『逃がすか!!』

    C.C.『まだ、私がいるぞ。カレン?』

    カレン『C.C.!!邪魔しないで!!』


    ダモクレス内部

    シュナイゼル「ナナリー?」

    ナナリー『はい』

    シュナイゼル「押してく―――」

    ゴゴゴゴ……

    コーネリア「ダモクレスが揺れている……」

    シュナイゼル「大丈夫だよ。揺れただけだ」


    18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:12:56.68 ID:NXldSSOY0

    シュナイゼル「ナナリー。押してくれるかい?」

    コーネリア「ナナリー?」

    シュナイゼル「ナナリー?聞こえているかな?」

    コーネリア「ナナリー!!おい!!!」

    ナナリー『……あ、はい?なんですか?』

    コーネリア「スイッチを押せ!!」

    ナナリー『わかりました』

    シュナゼル「……」

    コーネリア「……ナナリー!!まだか!!」

    ナナリー『あの、コーネリア姉様?』

    コーネリア「どうした?!」

    ナナリー『鍵がありません』

    コーネリア「なぜだ!?」

    ナナリー『わかりません。いつの間にか無くなっていて』

    シュナイゼル「今の揺れで落としたのかもしれないね。コーネリア、行ってくれ」


    19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:15:27.82 ID:NXldSSOY0

    コーネリア「ナナリー!!」

    ナナリー「あ、コーネリア姉様」

    コーネリア「足下に落ちているぞ!!」

    ナナリー「……あ。ありました」

    コーネリア「全く。気をつけろ!!」

    ナナリー「ごめんなさい」

    コーネリア「……」

    ナナリー「……」

    コーネリア「……」

    ナナリー「……」

    コーネリア「……ナナリー?」

    ナナリー「……」

    コーネリア「ナナリー?」ユサユサ

    ナナリー「ん……すぅ……すぅ……」

    コーネリア(寝てる……!?)


    21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:19:11.50 ID:NXldSSOY0

    コーネリア(いつも目を閉じているから分からなかったが……ナナリー……)

    ナナリー「おにいさま……」

    ポトッ

    コーネリア「ナナリー?ダモクレスの鍵が落ちたぞ?」

    ナナリー「おにいさまぁ……ふふ……それは……たべれ、ませんよ……」

    コーネリア「ナナリー!!!!」

    ナナリー「え……あ、はい」

    コーネリア「鍵が落ちたぞ!!」

    ナナリー「え?あ、ごめんなさい」

    コーネリア「状況は分かっているな?」

    ナナリー「勿論です」

    コーネリア「では、何故寝る?」

    ナナリー「え?」

    コーネリア「今、居眠りをしていたな?」

    ナナリー「まさか。何を仰っているのですか?」


    22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:23:16.96 ID:NXldSSOY0

    コーネリア「もういい。鍵は渡してもらおう」グッ

    ナナリー「いやです!!」グッ

    コーネリア「こ、こら!!離せ!!これは私が預かる!!」ググッ

    ナナリー「嫌です!!私が罪を背負います!!!」ググッ

    コーネリア「お前では無理だ!!」

    ナナリー「私はいつも守られてきました!!でも、もうそれは嫌なんです!!」

    ナナリー「私が……私がお兄様を止めます!!」

    コーネリア「この非常時に居眠りするような者を信じられるわけがないだろう!?」

    ナナリー「していません!!」

    コーネリア「嘘をつくなぁぁ……!!!」グググッ!!

    ナナリー「うそ……では、ありま、せん……!!」グググッ!!

    コーネリア(なんだこのパワーは……!!信じられん!!)


    24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:26:55.43 ID:NXldSSOY0

    コーネリア「分かった……。もういい。だが、次はないぞ?」

    ナナリー「はい。がんばります」

    コーネリア「……」

    ナナリー「おすぞー、ふぁいっ!おーっ!」

    コーネリア「ナナリー?」

    ナナリー「はい?」

    コーネリア「ちゃんとしてくれ。頼むから」

    ナナリー「任せてください」カチカチ

    コーネリア「今、押しても意味はない。兄上の指示がでたら、押すんだ。いいな?」

    ナナリー「イエス、ユア・ハイネス」

    コーネリア「茶化しているのか?」

    ナナリー「滅相もありません」

    コーネリア「……」


    26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:32:37.84 ID:NXldSSOY0

    空中

    スザク『よし!!ダモクレスのブレイズ・ルミナスをこじ開けるだけだ!!』

    ルルーシュ『やれ!!スザク!!』

    スザク『イエス、ユア・マジェスティ!!』


    ダモクレス内部

    シュナイゼル「ナナリーは?」

    コーネリア「もう大丈夫です」

    シュナイゼル「よし。ナナリー?聞こえるね?」

    ナナリー『はい』

    シュナイゼル「今度こそ押すんだ」

    コーネリア「……ナナリー?」

    ナナリー『あ、すいません。もう一度、言っていただけますか?』

    コーネリア「今、寝てただろう!?」

    ナナリー『よく聞こえなかっただけです』

    シュナイゼル「ナナリーの部屋の温度を5℃下げてくれ。え?いいよ、あの子は風邪なんて引かないだろうし」


    28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:39:15.08 ID:NXldSSOY0

    ナナリー『シュナイゼル兄様?』

    シュナイゼル「どうかしたのかな?」

    ナナリー『なんだか寒いです……体が震えて……』

    シュナイゼル「それは大変だ。困ったね」

    ナナリー『へっくしゅん……ぶるぶる……』

    シュナイゼル「そういう擬音はね、口で言うものじゃないんだよ?」

    ナナリー『あぁ……手が悴んできました……』

    コーネリア「現在の設定温度は22℃だぞ?そんなに寒いか?」

    ナナリー『私、冷え性で』

    シュナイゼル「大変だね。さあ、ナナリー。鍵を使うんだ」

    ナナリー『手が震えて……あの……適温に戻してください』

    シュナイゼル「じゃあ、もう居眠りはしないと約束できるね?」

    ナナリー『戻してください』

    シュナイゼル「約束できるね?」

    ナナリー『27℃に戻してください』


    31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:46:25.48 ID:NXldSSOY0

    シュナイゼル「ナナリー?君は自分の立場が分かっていないのかな?」

    ナナリー『どういうことですか?』

    シュナイゼル「今、ナナリーの手には戦いを止めるための力があるんだよ?」

    シュナイゼル「それは抑止力じゃない。ましてや、兵器でもない」

    シュナイゼル「世界の希望なんだよ。その希望をナナリー、君自身が握り潰そうとしている」

    シュナイゼル「その希望さえあれば、ルルーシュを止めることができる。世界の悲しみを無くすことができる」

    シュナイゼル「でも、ナナリーが使ってくれないと実現はできない」

    シュナイゼル「ナナリーも誰もが優しくなれる世界を望んでいるのだろう?なら、押すんだ」

    シュナイゼル「ナナリー、準備ができたよ。ダモクレスの鍵を」

    シュナイゼル「……」

    コーネリア「おい!!!ナナリー!!!!」

    ナナリー『あ、はい』

    シュナイゼル「ナナリー?私の話は聞いていたかな?」

    ナナリー『もう一度、最初からお願いします。世界の希望までは聞き取れたのですけど、通信に不具合が生じて……』

    シュナイゼル「……」


    32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:50:02.54 ID:NXldSSOY0

    空中

    スザク『よし!!ブレイズ・ルミナスを打ち破ったぞ!!』

    ルルーシュ『でかした!!』

    カレン『まてぇぇぇ!!ルルーシュゥゥゥ!!!』

    スザク『ルルーシュ!!先に行け!!』

    ルルーシュ『スザァク!!』

    スザク『カレンは僕が。君はナナリーを』

    ルルーシュ『分かった……死ぬな』

    スザク『僕は死なないよ』


    ダモクレス内部

    シュナイゼル「―――というわけだ」

    ナナリー『……え?』

    シュナイゼル「……」

    コーネリア「兄上!!ブレイズ・ルミナスを突破されました!!」

    シュナイゼル「まさか……もう……仕方ないね……」


    33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 01:54:31.67 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ『フフフハハハハハ!!!!!』

    ドォォォォン!!!!

    ルルーシュ『このままナナリーのところまで……!!』

    ジノ『まて!!』

    ルルーシュ『貴様は!!』

    ジノ『ここで討ち取ってやる!!』

    ルルーシュ『満身創痍の機体で何ができる!!!ハドロンショット!!』

    ジノ『この!!』

    ドォォォン!!!

    ルルーシュ『ぬぅぅ!!蜃気楼が!!』

    ジノ『くそ!!動かない!!ハッチも開かないだと?!』

    ルルーシュ「仕方ない。このまま行くか」タタタタッ

    ジノ『ここまでか!!』ダンッ


    36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:00:54.86 ID:NXldSSOY0

    シュナイゼル「どうやらここまでのようだね」

    コーネリア「脱出するのですか?」

    シュナイゼル「いや……まだ、少し時間に猶予がある」

    コーネリア「兄上?」

    シュナイゼル「……ナナリー?聞こえているかな?」

    シュナイゼル「ナナリー?」

    ナナリー『……は、はい。聞こえてます』

    シュナイゼル「今からそちらに行く。覚悟しておいてほしい」

    ナナリー『どういう意味ですか、シュナイゼ―――』

    シュナイゼル「行こう」

    コーネリア「あの……兄上?もしかして……怒っているのですか……?」

    シュナイゼル「私が?可笑しなことをいうねえ、コーネリア。私は怒っていないよ。ただ、ナナリーには一言二言言いたいことがあるだけなんだ」

    コーネリア「そうですか……」

    シュナイゼル「……」スタスタ

    コーネリア(兄上……)


    37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:06:02.22 ID:NXldSSOY0

    ナナリー「……」ウトウト

    ナナリー(この部屋の温度が春のようで……眠気が……断続的に……おそ……って……)ウトウト

    ナナリー「ふぁ……」ズルッ

    バタンッ

    ナナリー「……いたい……です……おでこが……すぅ……すぅ……」

    ルルーシュ「―――ナナリー、何をうつ伏せで寝ている?」

    ナナリー「お兄様!?」バッ!!

    ルルーシュ「ナナリー……」

    ナナリー「……」

    ルルーシュ「おい」

    ナナリー「すぅ……すぅ……」

    ルルーシュ「……」

    シュナイゼル「ルルーシュ……」

    ルルーシュ「兄上……それと姉上……」

    コーネリア「お前……」


    38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:13:42.86 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「結局、フレイヤは一発も撃ちませんでしたね。あれも戦略のうちだったのですか?」

    シュナイゼル「愚問だね。私がそんな間の抜けた戦略を組むと思うのかい?」

    ルルーシュ「兄上のことだから、何か裏があるのではないかと疑っていました」

    シュナイゼル「ご期待に添えられないようで悪いけれど、今回のはトラブルだ」

    ルルーシュ「トラブル?」

    コーネリア「ナナリーを見てみろ」

    ルルーシュ「……」

    ナナリー「……」スヤスヤ

    ルルーシュ「可愛い寝顔ですね」

    コーネリア「あれは寝顔なのか?私には起きているときと区別がつかないのだが」

    ルルーシュ「寝息ですよ。ナナリーの寝息は規則正しい。起きているときには聞けない息遣いなんですよ、姉上」

    コーネリア「そうなのか」

    シュナイゼル「それはいい。ルルーシュ、そこをどいてくれるかな?私はナナリーに言いたいことがあるんだ」

    ルルーシュ「言いたいこと?」

    シュナイゼル「ああ。どうしてこの状況で眠れるのかをね」


    42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:20:34.34 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「それなら答えは出ているでしょう、兄上?」

    シュナイゼル「なんだって?」

    ルルーシュ「ここの温度が快適すぎるからですよ」

    コーネリア「無理があるな」

    ルルーシュ「何故?」

    コーネリア「非常時に寝るなど、普通では考えられない」

    ルルーシュ「姉上、それは違いますよ。間違っています」

    コーネリア「なんだと?」

    ルルーシュ「ここはダモクレスでもかなり安全な場所のようですね?」

    シュナイゼル「ああ。ダモクレスが轟沈しない限りは、ここに何らかの被害がでることはない」

    ルルーシュ「とれば、心理的に戦争をしているという認識が遠のいてしまう。まるで遠くの出来事かのように錯覚してしまう」

    コーネリア「そんなわけあるか!!」

    ルルーシュ「ナナリーはそういう女の子です」

    シュナイゼル「ルルーシュ、君の教育方針に口を出すつもりなんて全くないけど、それは違う。間違っているよ。そんな子に育てるなんてね」

    ルルーシュ「なんだと?兄上、聞き捨てなりませんね」


    45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:27:00.08 ID:NXldSSOY0

    ナナリー「ん……すぅ……すぅ……」

    シュナイゼル「まるで緊張感がないということになるじゃないか」

    ルルーシュ「それの何が悪い」

    シュナイゼル「緊張できないと自身が追い込まれていることすら察知できなくなる」

    シュナイゼル「何が危険なのか判断ができない、ということになるんだよ」

    ルルーシュ「兄上。今、兄上も認めたではありませんか」

    シュナイゼル「何をだい?」

    ルルーシュ「ここはダモクレスで最も安全な場所だと」

    シュナイゼル「それは……しかしね……」

    ルルーシュ「ナナリーが緊張感を持てなったのもこの部屋が悪い」

    コーネリア「ルルーシュ……!!」

    ルルーシュ「俺ならもっと緊張感も持たせるために怖い音でも流しておきますがね」

    シュナイゼル「例えば?」

    ルルーシュ「黒板をひっかく音や、蚊が耳元で飛ぶような不快音を」

    コーネリア「そこまでしないとダメなのか、ナナリーは……」


    47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:33:35.64 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「ナナリーは人の気配や音に敏感ですからね」

    シュナイゼル「人の気配って……私たちが入ってきても無反応じゃないか」

    ルルーシュ「それは我々がナナリーにとって見知った人物だからですよ」

    コーネリア「猫か、なにかか……?」

    ルルーシュ「あながち間違ってもいません。実際に声をかけると反応はしますからね」

    コーネリア「反応だと?私のときはなにもなかったぞ」

    ルルーシュ「見ていてください」

    ナナリー「おにぃさま……ふふ……それは……あと、で……」

    ルルーシュ「ナナリー?」

    ナナリー「お兄様っ!?」バッ!!

    コーネリア「!?」

    シュナイゼル「ナナリー、起きたの―――」

    ナナリー「ん……」パタッ

    ルルーシュ「どうですか?」

    コーネリア「起きないではないか!?」


    50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:39:24.01 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「反応すると言っただけで、起きるとは一言も……」

    シュナイゼル「ナナリー、起きるんだ」

    ルルーシュ「兄上、何をするつもりですか?」

    シュナイゼル「ルルーシュ、どいてくれ。私はね、ナナリーに言いたいことがある」

    ルルーシュ「兄上。もう勝敗は決したはず。ナナリーは関係ないでしょう?」

    シュナイゼル「彼女がダモクレスの鍵を使い、フレイヤを発射してくれていれば、まだいい戦いができたはずなんだ」

    ルルーシュ「言い訳ですか?見苦しいですよ?」

    シュナイゼル「違うよ。言い訳じゃない。これは事実だ。負けたのは私ではない。君たちなんだよ」

    ルルーシュ「はっ」

    シュナイゼル「……」

    コーネリア「ナナリー?」

    ナナリー「すぅ……すぅ……」

    コーネリア「やはり私の声には反応しないのか……」


    53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:47:14.16 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「さてと、ダモクレスの鍵とやらを回収して……」

    シュナイゼル「ルルーシュ、ナナリーを起こしてくれないかな?」

    ルルーシュ「嫌です。ナナリーの寝顔は天使そのもの」

    コーネリア「だから、違いが分からんのだが」

    ルルーシュ「一緒に住めばわかるようになります。な?ナナリー?」

    ナナリー「おにいさまぁっ!!」ガバッ!!

    コーネリア「……!!」ビクッ

    ナナリー「ふぅ……」パタッ

    シュナイゼル「もういいよ。私が起こそう」

    ルルーシュ「できますか、兄上に」

    シュナイゼル「起こすぐらいわけないよ」

    ルルーシュ「ふっ……」

    シュナイゼル「……まさか、ギアスを使う気かい?」

    ルルーシュ「無理にナナリーを起こすというなら」

    シュナイゼル「ルルーシュ……」


    55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 02:54:58.90 ID:NXldSSOY0

    シュナイゼル「でも、私もバカじゃない。こうやって目を閉じればいいだけの話だ」

    ルルーシュ「いいでしょう」

    シュナイゼル「なに?」

    ルルーシュ「その目を次に開いたとき、俺は容赦なくギアスをかけさせてもらいます」

    シュナイゼル「その前に私がナナリーを起こして説教をしてみせるよ」

    ルルーシュ(馬鹿め!!かかったな!!シュナイゼル!!この勝負、俺の勝ちだ!!)

    シュナイゼル(私にはコーネリアがいる。彼女に協力してもらえば、簡単だよ。ルルーシュ、甘かったね)

    シュナイゼル「コーネリア。ナナリーを起こしてくれ。私は目を開けられない」

    コーネリア「わかりました」

    ルルーシュ「……」

    コーネリア「ナナリー、ナナリー。いい加減に起きろ」

    ナナリー「ん……んん……」

    コーネリア「ナナ―――」

    ルルーシュ「姉上、今のナナリーは深い眠りについています。普通に声をかけても起きませんよ」

    コーネリア「なんだと?では、どうすればいい?」


    57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 03:03:16.61 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「それを教えるわけにはいきませんね。兄上に負けてしまう」

    コーネリア「そうか……」

    ルルーシュ「白雪姫」

    コーネリア「え?」

    ルルーシュ「……」

    コーネリア「今、なんと言った……?」

    ルルーシュ「簡単でしょう?姉上?」

    コーネリア「白雪姫だと……」

    シュナイゼル「つまり、それは……」

    ナナリー「うぅん……すぅ……すぅ……」

    シュナイゼル(キスか……)

    コーネリア(毒リンゴか……)

    ルルーシュ(姉上とナナリーが口付けをしようとすれば、兄上だって見たくなるはず……)

    ナナリー「おにぃさまぁ……」スヤスヤ


    64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 03:13:13.69 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「さあ、どうぞ。姉上」

    コーネリア「しかし……」

    シュナイゼル「やるんだ、コーネリア」

    コーネリア「兄上!?しかし!!」

    シュナイゼル「ナナリーを起こさないと、私は前に進めないんだ。コーネリアもそうだろう?」

    コーネリア「まあ、確かに言いたいことはありますが」

    シュナイゼル「では、やるんだ。君にしかできない」

    コーネリア「わ、わかりました……」

    ルルーシュ(よし……いい流れだ……ふふふ……)

    コーネリア(だが、手元に毒リンゴはない……この場合……)

    ナナリー「すぅ……すぅ……」

    コーネリア「……」カチャ

    ルルーシュ「あ、姉上!!なにを!!」

    コーネリア「毒リンゴの代わりに……銃弾を……くれてやる」

    ルルーシュ「ナナリー!!!!」


    65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 03:16:40.13 ID:NXldSSOY0

    ナナリー「おにぃさぁまぁ!!!!」バッ!!!

    バァァン!!!

    コーネリア「……!?」ビクッ

    ナナリー「にゃぁ……」パタッ

    ルルーシュ「危なかった……」

    シュナイゼル「コーネリア、何をしたんだい?」

    コーネリア「え……いや……」

    ルルーシュ「ナナリーを殺そうとしましたね……姉上……」

    コーネリア「違う!!ちゃんと急所は外そうとした!!」

    ルルーシュ「コォォネリアァァァ!!!!」

    コーネリア「だが、毒リンゴなんてないぞ!!他に代替できるものがあったのか?!」

    ルルーシュ「……」

    シュナイゼル「コーネリア、がっかりだよ」

    コーネリア「な、何故ですか?!」

    ナナリー「うふふ……」スヤスヤ


    67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 03:26:04.62 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「姉上……白雪姫ですよ?」

    コーネリア「だから、なんだ?」

    ルルーシュ「白雪姫といえば?」

    コーネリア「毒リンゴ」

    シュナイゼル「その毒リンゴの呪いを解いたのは?」

    コーネリア「王子様です」

    ルルーシュ「解いた方法は?」

    コーネリア「それは……えっと……」モジモジ

    シュナイゼル「コーネリア、言うんだ」

    コーネリア「いや……口に出すまでもないでしょう……」

    ルルーシュ「ほら、姉上。これは確認です。姉上が勘違いしていては困りますからね」

    コーネリア「……キス……だ……」

    シュナイゼル「コーネリア、聞こえないよ」

    ルルーシュ「姉上……まさか……」

    コーネリア「へ、変な勘違いをするな!!キ、キスぐらい経験しているからな!!本当だぞ!!」


    68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 03:30:46.87 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「では、どうぞ」

    コーネリア「ほ、本当にするのか。ナナリーに?」

    シュナイゼル「コーネリア、私を勝たせてくれないのかい?」

    コーネリア「わ、分かりました……」

    ナナリー「……」

    コーネリア「ルルーシュ、ナナリーは経験しているのか?」

    ルルーシュ「俺となら」

    コーネリア「そうか……」

    ナナリー「ん……」

    コーネリア「やはり、他の方法を―――」

    シュナイゼル「もう時間がないんだよ、コーネリア」

    ルルーシュ「姉上。早く、目覚めの口付けを」

    コーネリア「……っ」

    ナナリー「うぅ……ん……」

    コーネリア「……」


    71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 03:37:23.04 ID:NXldSSOY0

    シュナイゼル「……」

    ルルーシュ(さあ、シュナイゼル!!目を開けるがいい!!そのときが貴様の最後だぁ!!!)

    コーネリア「……ナナリー?」

    ナナリー「すぅ……すぅ……」

    コーネリア「お、起きないナナリーが……悪いのだからな……」

    ナナリー「……」

    ルルーシュ(来る!!)

    シュナイゼル「……」

    コーネリア「……」ゴクッ

    ナナリー「……」

    コーネリア「んー……」ブルブル

    ナナリー「……」

    コーネリア「んー……」プルプル

    ナナリー「―――コーネリア姉様?」パチッ

    コーネリア「ナ、ナナリー!?目があいて?!」


    73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 03:43:58.79 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「なに!?ギアスを打ち破ったのか!?」

    ナナリー「……」ジーッ

    コーネリア「これは……違うぞ……!!ナナリー……!!」

    シュナイゼル「キスはしたのかな?」

    ルルーシュ(シュナイゼルの目がいつの間にか開いている!!今しかない!!)

    ルルーシュ「シュナイゼル!!!」

    シュナイゼル「……!!」

    ルルーシュ「ゼロに従え!!!」キュィィィン

    シュナイゼル「おっと、そうはいかないよ」

    ルルーシュ「くそ!!また目を閉じたか!!」

    ナナリー「……」ジーッ

    コーネリア「ナナリー……これは兄上に命令されて……仕方なく……」

    ナナリー「9年ぶりになりますね……コーネリア姉様の顔を見るのは……」

    コーネリア「ナナリー……これは……違う……!!」

    ナナリー「まるで……ふにゃ……ん……」パタッ


    74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 03:51:45.74 ID:NXldSSOY0

    コーネリア「ナナリー!!まるでなんだ!!」

    ナナリー「すぅ……すぅ……」

    コーネリア「……」

    シュナイゼル「甘かったね、ルルーシュ。君の考えていることはお見通しさ」

    ルルーシュ(くそ……ここまでか……)

    コーネリア「ナナリー……おまえ……」

    シュナイゼル「コーネリア?どうしたんだい?」

    ルルーシュ「……?」

    ナナリー「ふふ……おにいさま……」

    コーネリア「ナナリー!!おきろ!!」ユサユサ

    シュナイゼル「コーネリア?」

    コーネリア「お前!!目が開いている!!目を開けたまま寝るな!!ナナリー!!おい!!可愛い顔が台無しだぞ!!!」ユサユサ

    ルルーシュ「なんだと!?ナナリー、それはまずい!!!早く起きろ!!!」

    ナナリー「ん……?え……おにぃさぁまぁ!!!」ガバッ

    シュナイゼル「これでチェックメイトだ……」カシャカシャカシャ


    76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 04:08:41.52 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「貴様!!」

    シュナイゼル「予想通りだね、ルルーシュ」

    ルルーシュ「なんだと!?」

    シュナイゼル「私はね、コーネリアとナナリーがキスする瞬間を待っていたんじゃない。ルルーシュがもう一度、ナナリーの名を呼ぶのを待っていた」

    ルルーシュ「!!」

    シュナイゼル「先ほど、コーネリアが発砲したとき、ナナリーの顔は酷く歪んでいた」

    ルルーシュ「な……」

    シュナイゼル「恐らく、ルルーシュの声量によって反応時の表情が変化するのだろう」

    シュナイゼル「小さければゆっくりと、大きければ今のように修羅のような表情にもなる」

    シュナイゼル「私はこのときを待っていた……」

    ルルーシュ「ナナリーの変顔写真をどうするつもりだ……!!」

    シュナイゼル「ネット上にバラまく」

    ルルーシュ「な……?!」

    コーネリア「兄上、それはいくらなんでも……」

    シュナイゼル「これぐらいは当然の権利だと思うけどね。私はナナリーの所為で敗北を喫してしまったわけだから」


    112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:12:25.82 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「シュナイゼル!!ナナリーのことを考えろ!!」

    ナナリー「お兄様さまぁ!!!」バッ!!!

    シュナイゼル「何を言っているんだい?私は敵だよ?」

    ルルーシュ「ぐっ……!!」

    コーネリア「兄上、ネットは陰湿すぎます」

    シュナイゼル「どうして?」

    コーネリア「ナナリーは一生、自身の醜い顔を晒され続けることになるのですよ?」

    シュナイゼル「私はナナリーの所為で全てを失ったといっても過言じゃないんだよ?どちらか辛いか、幼児でもわかると思うけど」

    コーネリア「いや……」

    ルルーシュ「ナナリーの所為にするな!!全ては兄上が招いた結果に過ぎない!!」

    ナナリー「おにいさまぁ!!」バッ!!

    シュナイゼル「いいや。寝てしまうナナリーが全ての元凶だよ」

    ルルーシュ「貴様!!いい加減にしろ!!そのカメラを―――」

    シュナイゼル「そうはいかない。動けば撃つよ?」カチャ

    ルルーシュ「シュナイゼル……!!お前はどこまで……!!!」


    116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:18:59.99 ID:NXldSSOY0

    コーネリア「兄上、もう少し右です」

    シュナイゼル「そうか。ありがとう、コーネリア」

    ルルーシュ「コォォォネリアァァァ!!!」

    コーネリア「一応、私は兄上の味方だから」

    ルルーシュ「俺の味方はナナリーだけか……」

    ナナリー「すぅ……すぅ……」

    シュナイゼル「まあ、そのナナリーはご覧の有様だけどね」

    ルルーシュ「シュナイゼル、もう諦めろ。お前は負けた」

    シュナイゼル「確かに勝ってはいない。けれど負けてもいないよ、ルルーシュ。私はこれからこのナナリーのおかしな顔をバラまく作業に向かう」

    ルルーシュ「やめろぉ!!」

    コーネリア「兄上……そのような卑劣な行為は……。同じ女として、その……ナナリーに同情を……」

    シュナイゼル「同情するなら私のほうじゃないかな、コーネリア。私は可愛い妹に裏切られたのだよ?」

    コーネリア「それは……そうですけど……」

    ルルーシュ「無駄な足掻きだ!!」

    シュナイゼル「無駄じゃないことはルルーシュが必死になっていることで証明されているけどね」


    119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:27:37.23 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「ナナリーは関係ないだろうがぁ!!」

    ナナリー「おぉにぃいさまぁぁ!!!」バッ!!

    シュナイゼル「関係ないだって?この戦いを終結させた直接的な原因であるナナリーがかい?あり得ないね」

    ルルーシュ「兄上が無能なだけだろう!!」

    シュナイゼル「無能。そうだね。そうかもしれな。私は無能だったよ。まさかナナリーがここまで愚妹だったことは計算外だ」

    ルルーシュ「ナナリーを侮辱するのか!!!」

    ナナリー「おにいさまぁ!!」ゴロゴロゴロ

    コーネリア「寝返りか?!」ビクッ

    シュナイゼル「侮辱の句も口にしたくなるよ。私の心境を察してくれないかな、ルルーシュ?」

    ルルーシュ「……何が望みだ?」

    シュナイゼル「望み?この決定的瞬間を世界に配信することだけど?」

    ルルーシュ「皇帝の座か?!それともこの戦いのリスタートか?!」

    シュナイゼル「聞こえないようだね。私の願いは、ナナリーの写真を公開することだよ、ルルーシュ」

    ルルーシュ「やめろと言っている!!!」キュィィィン

    シュナイゼル「無駄だよ。君のギアスは目を直接みないとダメなのだろう?こうして私が目を瞑っている限り、君は無力だ」


    122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:35:05.51 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「ぐぅぅぅ……!!!」

    シュナイゼル「コーネリア、私は自室まで連れて行ってくれないかい?」

    コーネリア「……」

    シュナイゼル「コーネリア?」

    コーネリア「分かりました。こちらです」

    シュナイゼル「ありがとう。ではね、ルルーシュ。ダモクレスは君の好きにするといい」

    ルルーシュ「……」

    シュナイゼル「ふふ……」

    コーネリア「……」

    ナナリー「すぅ……すぅ ……おにいさま……です、から、それは……私の……ふふ……」スヤスヤ

    シュナイゼル「コーネリア、そろそろ目を開けても大丈夫かな?」

    コーネリア「はい」

    シュナイゼル「よかった。視界を遮られるのは想像以上に辛いね」パチッ

    ルルーシュ「フフフハハハハハ!!!ゼロに従え!!シュナイゼル!!!!」キュィィィン

    シュナイゼル「ルルーシュ……!!コーネリア、裏切ったのか―――」


    124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:39:19.10 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「姉上を信頼しすぎた兄上の負けです」

    シュナイゼル「くっ……」

    コーネリア「やはり、ネットにばら撒くのは許容できません、兄上……」

    シュナイゼル「……」

    ルルーシュ「よし。ご協力感謝します、姉上」

    コーネリア「……」

    ルルーシュ「さあ、ナナリー?」

    ナナリー「ん……お兄様……?」バッ

    ルルーシュ「行くぞ」

    ナナリー「すぅ……すぅ……」

    ルルーシュ「ダモクレスの鍵を預かろう」グッ

    ナナリー「ん……」グッ

    ルルーシュ「ん?ナナリー、手を離してくれ」ググッ

    ナナリー「う……ん……」ググッ

    ルルーシュ「ナナリー!!ダモクレスの鍵を渡せ!!」グググッ!!


    126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:45:23.99 ID:NXldSSOY0

    ナナリー「お兄様ぁ!!」バッ!!!

    ルルーシュ「なんて握力だ……!!」ググググッ!!!

    ナナリー「にゃ……」ズルズル

    ルルーシュ「ダメだ。ナナリーまでついて来る……!!」

    コーネリア「ルルーシュよ」

    ルルーシュ「なんですか?」

    コーネリア「降伏しろ」カチャ

    ルルーシュ「……!!」

    コーネリア「兄上もお前もやり方を間違えたのだ」

    ルルーシュ「負けたのはそちらだ。今更、降伏勧告とは姉上らしくもない」

    コーネリア「こちらにはナナリーの写真もあるのだぞ」

    ルルーシュ「姉上、それをネットにばら撒きたくはないのでしょう?」

    コーネリア「ああ。しかし、特定の人物に期間限定で公開するなら問題はない」

    ルルーシュ「なに……?!」

    コーネリア「今から、全ナイトメアのモニターにこのナナリーの顔を送る。すると、どうなると思う?」


    128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:50:30.84 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「貴様……」

    コーネリア「あるものは呆然とし、あるものは驚愕し、ある者は戦慄するだろうな」

    ルルーシュ「やめろ!!ネットに配信するのと何も変わらない!!」

    コーネリア「違うな。間違っているぞ、ルルーシュ」

    ルルーシュ「なんだと?!」

    コーネリア「同じ空域にいるナイトメアにオープンチャンネルで見せるだけだ。記憶に残っても記録に残ることはない」

    ルルーシュ「コーネリア……!!」

    コーネリア「それが嫌なら全面降伏をするのだ」

    ルルーシュ「……」ググッ

    ナナリー「すぅ……すぅ……」ググッ

    ルルーシュ「ちぃ……!!」

    コーネリア「どうやら、その意思はないようだな。残念だ」ピッ

    ルルーシュ「やめろぉぉぉぉ!!!!」

    コーネリア「もう遅い」

    ルルーシュ「コォォォネリアァァァ……!!!それでも姉か!!!」


    130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:54:44.29 ID:NXldSSOY0

    空中

    スザク『カレン!!』

    カレン『スザァクッ!!!』

    ジェレミア『忠義は今ぁぁ!!!!』

    アーニャ『ウザい』

    藤堂『うおぉぉぉ!!!』

    星刻『攻め落とせ!!!勝利は我らに!!』

    C.C.『しつこい男たちだ』

    ピピピ……

    スザク『なんだ、オープンチャンネルで……』

    カレン『こんな時に!!』

    ジェレミア『これは……?!』

    アーニャ『え……ナナリー……様……?』

    C.C.『……ぶふっ』

    藤堂『むぅ……』


    132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 10:59:59.44 ID:NXldSSOY0

    アヴァロン艦内

    ロイド「なぁに、これ?」

    セシル「恐らく、ナナリー総督かと」

    ロイド「うわー……ひっどい顔」

    セシル「ダモクレスから送られてきているようです」

    ロイド「そうなんだ」

    ニーナ「ナナリー……」

    ロイド「でも、これオープンチャンネルだよね?」

    セシル「ええ」

    ロイド「何が目的だ……」

    セシル「あの、戦闘が中断しているようですけど」

    ロイド「あれ、本当だ。みんな動きを止めちゃったね」

    ニーナ「もしかして……ナナリーは自分を犠牲にしてこの戦いを止めようとしたの……」

    セシル「まさか……でも、それぐらいしか理由が思いつきませんね」

    ロイド「変顔一つで戦争を止めるっていうのか……流石は皇女だね……」


    134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 11:07:08.50 ID:NXldSSOY0

    ダモクレス内

    コーネリア「ルルーシュ、別アングルの写真もある。それを公開されたくないのなら、降伏しろ」

    ルルーシュ「それは……できない!!」

    コーネリア「そうか」ピッ

    ルルーシュ「やめろぉ!!ナナリーをこれ以上辱めるなぁ!!!」

    ナナリー「おにさまぁ!?」バッ!!


    空中

    カレン『もう一枚来た。次はローアングルだ……』

    C.C.『ふふっ……ナナリーめ……涎に鼻水に……顔から出るものが殆ど出てるじゃないか……ぶふっ……』プルプル

    ジェレミア『これは一体……ナナリー様……』

    スザク『もう無駄な争いはしないで欲しい……』

    カレン『え?』

    スザク『ナナリーはそう訴えたいんだと思う』

    星刻『なんだと?』

    藤堂『だが……』


    135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 11:14:24.80 ID:NXldSSOY0

    スザク『ナナリーはフレイヤの代わりに自分の想いを僕たちに撃ち込んだんだ!!』

    カレン『だからって……あたしたちはどうすればいいの?!今更、こんな変顔一つで変わらないでしょ!!』

    藤堂『やってみる価値はある』

    カレン『え?』

    星刻『テロップをつけて全世界に配信して反応を見るのか?』

    ジェレミア『それはナナリー様に対して最大の汚点!!屈辱!!』

    アーニャ『でも、それが想いだとしたら、無視するほうが失礼』

    ジェレミア『それは……』

    スザク『ロイドさん!!』

    ロイド『あは~準備はできてるよ』

    ニーナ『ナナリーのこの顔写真に『もう戦争はやめましょう』って文字を付け加えて、ネットに流してみる』

    セシル『あと、主要都市のテレビジョンにも映し出してみるから』

    カレン『こんなことで戦争が終わるって……思ってるの?』

    スザク『でも、ナナリーの優しさを無駄にすることはできない。やるだけやってみるんだ』

    カレン『……ふん』


    144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 11:23:56.05 ID:NXldSSOY0

    ダモクレス内

    コーネリア「次は接写した写真だ」

    ルルーシュ「いい加減にしておけ……」

    コーネリア「中々、見れないぞ。鼻の穴が大きく写ったナナリーの写真なんてな」

    ルルーシュ「……」

    コーネリア「もうやめよう……ルルーシュ」

    ルルーシュ「……」

    コーネリア「そうか……それが、お前の意思か」ピッ

    ルルーシュ「コォォォネリアァァァ!!!!」カチャ

    コーネリア「しまっ―――」

    ルルーシュ「……っ」バァァン!!!

    コーネリア「がっ……!?」

    シュナイゼル「悲しいね、コーネリア」

    コーネリア「ルルーシュ……おのれ……ユフィだけでなく……私まで手にかけたか……」

    ルルーシュ「さよなら……姉上……昔は俺とユフィのデートをよく邪魔してくれてましたよね?ありがとうございました」


    145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 11:28:16.04 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「これで邪魔するものはいなくなったな。シュナイゼル、コーネリアを運び出してくれ」

    シュナイゼル「わかったよ」

    コーネリア「くそ……ルルーシュ……」

    ルルーシュ「ナナリー?」

    ナナリー「ん……お兄様……?」

    ルルーシュ「起きたか?」

    ナナリー「……」

    ルルーシュ「行くぞ」

    ナナリー「お兄様の顔、8年ぶりに見ました……それが人殺しの顔なのですね。私も同じ顔をしていると思います」

    ルルーシュ「ナナリー、ダモクレスの鍵を渡してくれ」

    ナナリー「嫌です」

    ルルーシュ「ナナリー……」

    ナナリー「私にもギアスを使いますか?お兄さ―――」

    ルルーシュ「鍵を渡せ」キュィィィン

    ナナリー「どうぞ」


    151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 11:33:14.77 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「よし」

    ナナリー「はっ?!なんてことを!!お兄様は悪魔です!!返してください!!!」

    ルルーシュ「いいだろう」

    ナナリー「あ、ありがとうございます」

    ルルーシュ「……鍵を渡せ」

    ナナリー「……どうぞ、お兄様」ニコッ

    ルルーシュ「フフフハハハハ」

    ナナリー「はっ?!私にギアスを使ったのですね?!返してください!!お兄様は卑劣で卑怯で!!」

    ルルーシュ「分かった。返そう」

    ナナリー「ど、どうも……」

    ルルーシュ「鍵を渡せ」

    ナナリー「はい、お兄様っ♪」

    ルルーシュ「フフフハハハハハ!!!!」

    ナナリー「はっ!?またお兄様は!!!どうしてこんなことをするのですか?!」

    ルルーシュ「最近、ナナリーの笑顔を見ていなかったからな。ここで目の保養を得てもいいだろう?」


    154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 11:39:47.98 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「さてと、これでダモクレスは掌握した。世界は一つとなる」

    ナナリー「卑怯です!卑劣です!!悪魔です!!下劣です!!それから……えーと……陋劣です!!」

    ルルーシュ「……」

    ナナリー「邪悪です!姦悪です!!それから……それから……」

    ルルーシュ「もういいんだ、ナナリー。全ては終わったことなんだよ」

    ナナリー「そんな……こんなこと……」

    ルルーシュ「さてと、スザクは無事だろうな……」ピッ

    スザク『ルルーシュか!』

    ルルーシュ「スザク、前提条件は全てクリアされた。あとはゼロ・レクイエムを敢行するだけだ」

    スザク『ルルーシュ……もう無理だ』

    ルルーシュ「なに?」

    スザク『ナナリーのほうが上手だったよ』

    ルルーシュ「……!!」

    ナナリー「なんですか?」

    ルルーシュ「スザク、ナナリーは何をしたんだ?!」


    155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 11:51:22.53 ID:NXldSSOY0

    スザク『全ての業をナナリーが背負ってくれたんだ……変顔を晒すことによってね』

    ルルーシュ「スザク、何が起こっている?!説明しろぉ!!」

    スザク『ナナリーは精神的フレイヤを世界に向けて発射したんだ。自分の醜態を晒してまで、戦争を止めようとする姿勢に皆は心を打たれた』

    ルルーシュ「意味が分からないぞ……」

    スザク『ゼロ・レクイエムを行わなくても、世界は優しくなったんだ。ナナリーは自分を犠牲にして……望んだ世界を手に入れたんだ!!』

    ルルーシュ「待て……ならば、俺が今までしてきたことはどうなる?」

    スザク『徒労だ』

    ルルーシュ「……」

    スザク『世界はナナリーに敬意を払う形で停戦を申し出ている。ブリタニア軍も同様だ』

    ルルーシュ「バカな……」

    スザク『ルルーシュ……ナナリーは犠牲になったんだよ……』

    ルルーシュ「……じゃあ、どうすればいい……俺は……ナナリーは……スザクは!!」

    スザク『……どうしようか?』

    ルルーシュ「まさか……ナナリーのあの顔が……全世界に……公開されているなんて……。ナナリー!!!」

    ナナリー「……あ、はい。なんですか?」


    157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 11:56:19.48 ID:NXldSSOY0

    アヴァロン艦内

    ナナリー「これが……私ですか……」

    ルルーシュ「ああ……」

    ナナリー「これが……世界に……流れたのですか……?」

    スザク「そうだよ。そして世界は優しくなった」

    ナナリー「……」

    ルルーシュ「皇帝特権でなかったことにもできるが?」

    ナナリー「いえ……それでは折角、一つになろうとしている世界に水を差すことになります」

    スザク「じゃあ……このままでいいのかい?」

    ナナリー「はい」

    ルルーシュ「だが、これでは……」

    ナナリー「私は戦死したことにしてください」

    スザク「ナナリー!?」

    ナナリー「もう……それしかないじゃないですか……」

    ルルーシュ「だが、ナナリーはこれからの世界に必要なんだ。隠居なんて許されない」


    159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:03:16.69 ID:NXldSSOY0

    ナナリー「お兄様は私に生きろというのですか?!この私に優しすぎる世界で!!」

    ルルーシュ「そうだ!!」

    ナナリー「お兄様はやっぱり悪魔です!!」

    ルルーシュ「……」

    スザク「ルルーシュ……」

    ルルーシュ「ならばどうすればいい!!」

    ナナリー「だから、私を殺してください!!」

    スザク「ルルーシュ。ゼロ・レクイエムをしてみるかい?」

    ルルーシュ「なんだと……?」

    スザク「君は今でも残虐な皇帝だ。世界は君だけを敵としている」

    ルルーシュ「……」

    スザク「ゼロ・レクイエムをする理由は薄れたけど、君を処刑することはできる」

    ルルーシュ「俺が死ぬことで決定打とするわけか」

    スザク「そうだ」

    ルルーシュ「そうだな……この世界に俺という存在はもう不要だな……」


    163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:08:00.26 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「平和な世界の礎となるべく……俺は死のう」

    ナナリー「私も死にます!!」

    ルルーシュ「ナナリー……」

    ナナリー「私も一緒に殺してください!!お兄様!!」

    ルルーシュ「それはできない」

    ナナリー「一生のお願いです!!」

    スザク「ナナリー」

    ナナリー「私はこんな世界望んでなかったのに……お兄様と一緒にいられればそれでよかったのにぃ……!!!」

    ルルーシュ「……」

    スザク「でも、ルルーシュが死ぬことで和平の決定打となるんだ」

    ナナリー「私が死んでも代わりはいます!!だから!!」

    スザク「ナナリー……」

    ナナリー「殺してください……お兄様……お兄様も死ぬなら……私も一緒に……」

    ルルーシュ「……わかった。死のう……共に……」

    スザク「ルルーシュ!?」


    165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:14:09.42 ID:NXldSSOY0

    数日後

    ミレイ「えー、今からルルーシュ皇帝陛下の会見が行われます」

    ルルーシュ「―――世界に蔓延る愚民どもよ!!良く聞け!!」

    ルルーシュ「小娘の変顔ごときで武器を捨て、手を取り合うことなど許されるはずがない!!今まで血を流してきた者たちへの侮蔑だ!!」

    ルルーシュ「再び猛ろ!!武器を取れ!!過去の恨みを、怒りをこんなことで終わらせていいはずがない!!!」

    「ふざけんなー」

    「ひっこめー」

    「死ね!」

    ルルーシュ「生きる!!!」

    ミレイ「暴動が起きそうな雰囲気です!!」

    カレン「ルルーシュ……どうして……」

    ジェレミア「何奴だ!!!」

    ゼロ「……」

    ゼロ「……」

    ミレイ「え……あ!!み、みてください!!ゼロです!!ゼロが現れました!!!しかも二人!!片方は何故か漆黒の車椅子に乗っています!!」


    168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:19:37.17 ID:NXldSSOY0

    ジェレミア「賊だ!!捕らえろ!!!」

    ゼロ「……」ダダダダッ!!!

    ゼロ「……」ウィィィン!!

    ジェレミア「くっ……!!しまった!!」

    ジェレミア「―――いけ、仮面の騎士よ。そして、仮面の姫よ……」

    ルルーシュ「おのれ!!痴れ者めが!!!」

    ゼロ「……」

    ゼロ「……お兄様」

    ルルーシュ「この!!」バァァン!!!

    ゼロ「あ……」

    カレン「あれは!!ナナリー!?」

    ミレイ「ゼロが撃たれました!!車椅子のゼロは……ナナリー……!!」

    「変顔皇女が死んだー!!」

    「この人でなし!!」

    カレン「ナナリー!!!」


    174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:28:19.53 ID:NXldSSOY0

    ゼロ「……!!!」グサッ!!

    ルルーシュ「ぐぁ……!!!」

    扇「あ……」

    コーネリア「ルルーシュ……」

    ミレイ「ルルーシュ!!」

    ゼロ「さようなら……ルルーシュ……」

    ルルーシュ「ありが……」ガクッ

    ナナリー「(お兄様……私は……)」

    ルルーシュ「(ここで起き上がれば……ナナリーは……奇跡の皇女と……なる……もう、誰も……変顔皇女とは呼ばない……)」

    ナナリー「(本当ですね!?)」

    ルルーシュ「(ああ……自信を持て……人は理屈ではなく……奇跡に弱い……。変顔皇女ナナリーは死に……奇跡の皇女が誕生する……だけだ……)」

    ナナリー「(お兄様!!愛しています!!お兄様!!)」

    ルルーシュ「(ああ……俺も……愛している……だから……ナナリー……)」

    ナナリー「(はい……)」

    ミレイ「み、見てください!!撃たれたナナリー皇女が起き上がろうとしています!!!」


    176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:32:25.56 ID:NXldSSOY0

    藤堂「これは……!!」

    神楽耶「ナナリー様……!!」

    ゼロ「大丈夫かい?」

    ナナリー「は、はい……。―――み、みなさん、聞いてください!!」

    玉城「すげーぜ!!変顔皇女様ー!!!」

    ナナリー「え……」

    扇「奇跡の変顔皇女だ!!」

    「へーんがおっ!へーんがお!!」

    ナナリー「……」

    カレン「ちょっと!!みんな!!傷つくからやめてあげて!!!」

    C.C.「そうだぞ!!ちょっと変顔だったからって……ふふっ」

    ニーナ「へーんがおっ!へーんがおっ!!」

    ナナリー「スザクさん……私も刺してください……お兄様のところに逝きます……」

    ゼロ「ナナリー!!」

    ナナリー「お兄様は最後に……嘘を吐いたんです……もう……何を信じたら……いいんですか……」


    187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:40:18.17 ID:NXldSSOY0

    「へーんがおっ!!へーんがおっ!!」

    コーネリア「静まれ!!脆弱者どもがぁぁぁ!!!!」

    ヴィレッタ「へーんがおっ!へーんがおっ!」

    ジェレミア「これは……!!」

    アーニャ「酷い」カシャ

    ナナリー「うぅ……あぁぁ……!!」

    ゼロ(ルルーシュ……どうすればいい……僕は……!!)

    ルルーシュ「……ふざ……け……るな……」

    ゼロ「……!!」

    ナナリー「お兄様……?」

    ミレイ「え……」

    カレン「ルルーシュ……?」

    C.C.「あいつ、あの傷で……まだ動くのか……?」

    ルルーシュ「ふざ……けるな……愚民どもがぁぁぁぁ!!!!!」

    ナナリー「お兄様!!」


    191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:46:38.68 ID:NXldSSOY0

    ルルーシュ「ナナリーを罵るものは俺が許さん!!!」

    ゼロ「ルルーシュ!!」

    ルルーシュ「貴様らは何も分かっていない!!人の一面を見て、それで全てだと思い込む!!!絵に描いた迂愚な大衆めが!!!!」

    C.C.「あいつ……」

    ジェレミア「ルルーシュ様……既に意識が……」

    ルルーシュ「誰だって醜態を晒すことはあるだろうがぁ!!!何故、今までの功績をその一度の醜態で忘れることができる!!!」

    ルルーシュ「なぜ!!挽回のチャンスを与えようとしない!!!!!」

    ルルーシュ「悔いて詫びろ!!!そして死ね!!!!」

    ゼロ「ルルーシュ!!もういい!!」

    ナナリー「お兄様……!!お兄様……!!」

    ルルーシュ「ふぅー……ふぅー……ぅ―――」バタッ

    ゼロ「ルルーシュ!!」

    ナナリー「……っ」

    ナナリー「―――私を変顔皇女と呼ぶなら好きにしてください!!私はその呼び名に誇りを持ちます!!」

    ゼロ「ナナリー……君は……」


    197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 12:55:02.70 ID:NXldSSOY0

    ナナリー「私の醜い顔で世界が平和になったというなら、その称号は誉れです!!」

    コーネリア「……」

    ナナリー「褒め言葉として投げてもいい。嘲るために呼んでも構いません!!」

    ナナリー「私は平和のためなら喜んで道化になります!!」

    ナナリー「ですから、みなさん!!石を投げるのは私にだけにしてください。他の人へは決して投げないでください」

    ナナリー「そうすれば……世界は優しくなるのですから……」

    藤堂「……」

    カレン「ナナリー……」

    C.C.「言ってくれるな……ナナリー……」

    玉城「よっ!変顔皇女様!!」

    ニーナ「変顔皇女さまー!!」

    「「へーんがおっ!!へーんがおっ!!へーんがおっ!!」」

    ナナリー「……っ」ウルウル

    ゼロ「……」

    ナナリー「はい……私が変顔……皇女……です……」ポロポロ


    209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 13:07:32.58 ID:NXldSSOY0

    数ヵ月後 オレンジ農園

    テレビ『世界連邦の樹立のため、日本国の扇首相と中華連邦の天子様が―――』

    ジェレミア「よし。いいオレンジだ」

    アーニャ「これ、どうする?」

    ジェレミア「向こうに置いてくれ」

    ナナリー「お邪魔します……」

    ジェレミア「ナナリー様、公務は……」

    ナナリー「もう……罵られるだけですから……ツイッターやフェイスブックで十分です……」

    アーニャ「ナナリー。書き込みがすごいことになってる。全部、変顔って書き込み。新しい変顔を要望する書き込みもあるけど……」

    ナナリー「世界の悪意が私に向けられていれば……それで……ふふ……」

    ジェレミア「オレンジ……どうですか?」

    ナナリー「いただきます……」パクッ

    ジェレミア「ナナリー様……」

    テレビ『各国は次々と和平を結んでいきます。それも全ては変顔皇女ナナリー様のおかげですね。では、次のニュースです」

    テレビ『昨夜未明、玉城真一郎さんが遺体で発見されました。玉城真一郎さんはかつて黒の騎士団として―――」


    215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 13:12:45.29 ID:NXldSSOY0

    某所

    ニーナ「ふふ……ナナリー。また変顔晒してくれないかなぁ……」カタカタ

    ゼロ「随分と楽しそうだな……」

    ニーナ「え……」

    ゼロ「平和に導いた天使を貶めて楽しいか……ニーナ……?」

    ニーナ「ゼロ……!!え……どうして……?!」

    ゼロ「お前は……死ね!!!」キュィィィン

    ニーナ「はい」

    ゼロ「……」

    ゼロ「これでまた一人……ナナリーを食い物にする人間が消えた……」

    ゼロ「俺は亡霊となり……ナナリーを守る……」

    ゼロ「次は……!!」

    扇『日本のトップとして、より良い未来を築いていこうと思います。変顔皇女様との約束ですから」

    ゼロ「扇……貴様だ……」

    ゼロ「フフフハハハハ……」
                        END


    218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 13:13:48.54 ID:bmd6EXdC0

    さすがブラコンルルーシュ
    しっかりしごとしてやがる


    221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 13:15:36.00 ID:1XAo+b810

    ニーナが変顔云々言う資格はないなwww


    220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 13:14:32.53 ID:gKQyJAPn0

    一番重要なシーンを書いてないじゃないですか、やだー!


    222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 13:16:32.09 ID:stPPRbeF0

    扇の無様な死を見るまでは


    224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/31(火) 13:23:15.18 ID:cofX55yi0

    ここからR3が始まるわけか


    引用元: シュナイゼル「ダモクレスの鍵は預けるよ」ナナリー「……」

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