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    P「俺達、もう別れよう」Part1

    1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/10(木) 00:44:23.67 ID:e54cMG7R0

    P「ふーむ。誰にしようかな…」

    小鳥「何を悩んでるんですか?プロデューサーさん」

    P「小鳥さん。今、次の春からある連ドラのオファーが来てるんですけど」

    P「誰がやるのかは全部こっちに任せると言われてるので、誰にしたものかなと」

    小鳥「また雑な感じですねぇ。まぁ普通に一番役に合いそうな子にやってもらえばいいのでは?」

    P「いえ、それが誰なのかなと…」

    小鳥「?誰よりも皆のことを理解してるプロデューサーさんともあろう人が珍しい」

    小鳥「一体どんな役なんです?」

    P「恋愛ドラマで、主人公に振られる役です」

    小鳥「ピヨッ!?」

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    2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 00:45:10.01 ID:TiwnS/Wk0

    (あかん)


    4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 00:47:47.06 ID:zmS1bi9r0

    なんでそんなオファーが!?
    もしかして『黒木社長のせい』!?


    5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 00:49:45.26 ID:e54cMG7R0

    P「所謂当て馬ってやつですね。漫画やアニメだと負けヒロインとか言われてるアレです」

    小鳥「な、なるほど。それはまた……」アセ

    P「色々考えてはみたんですけど、どうも決め手がなくて…小鳥さんは誰が良いと思います?」

    小鳥「えぇっ!?そ、そんなこと聞かれても私の口からは何とも…」

    P「そうですよね…。すみません、オレの仕事なのに無責任なこと言ってしまって」

    小鳥「いやそういうことではないんですけどもあの…」アセアセ

    P「…よし、決めた!」


    6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 00:52:46.36 ID:e54cMG7R0

    小鳥「!だ、誰にです?」ドキドキ

    小鳥(これで選ばれるという事は、即ちPさんの中でその子はそういうポジションになってるということ…)

    小鳥(つまり争奪戦から事実上の脱落通告…!気になるけど聞くのが怖いなぁ…)

    P「いえ、オーディションで決めることに決めました」

    小鳥「オーディション?」

    P「皆に実際にフラレるシーンを演じてもらって」

    P「演技が一番真に迫っていた子に、この役をやってもらいます」

    小鳥「…………ちなみに、フる役はどなたが?」

    P「身内のオーディションですからね。社長にやらせる訳にもいかないし、オレがやりますよ」

    小鳥「おぉう……」


    7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 00:55:42.46 ID:e54cMG7R0

    小鳥「それ全員迫真の演技になっちゃうんじゃないでしょうか…?」

    P「ははっそれはいくらなんでも贔屓目が過ぎますよ」

    P「歌とダンスならまだしも、演技力は皆まだまだ発展途上も良いとこですって」

    小鳥「いえ演技力とかではなくですね…」

    P「?」きょとん

    小鳥「えぇいまぁいいや!面白そうだからさっそく皆を集めますね!」


       そして

    雪歩「演技力勝負で事務所内オーディション…ですか」

    響「本来なら望むところ!腕が鳴るぞ!って言いたいところだけど…」

    皆(フラれる役………)ずーん……


    8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 00:57:43.30 ID:e54cMG7R0

    千早「しかもその……フる役はプロデューサー本人がやるのよね?」

    美希「そんなのってないの。そんなことされたらミキゼッタイ泣いちゃうよ…」

    亜美「でもそう出来ればミキミキ勝てるんじゃない?オーディション」

    真美「『凄いじゃないか美希!』って絶対めっちゃ褒めてくれるよね→」

    伊織「凄い言いそうねそれ…」

    美希「それは嬉しいけど…う~~~!」グシャグシャ

    春香「でもこんなオーディションをやるなんて…プロデューサーさんホントに何にも気づいてないんだね」あはは…

    貴音「全く、罪な人です」フゥ

      ガチャ

    小鳥「皆、準備はできたかしら?」


    10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 00:59:07.44 ID:e54cMG7R0

    あずさ「小鳥さん…」

    小鳥「…私も乙女。皆の気持ちは痛い位に分かってるわ」

    小鳥「でもこれはあくまでお仕事」

    小鳥「いつもと同じ。それぞれがチャンスを掴む為の、オーディションなの」

    真「いつもと同じ……」

    小鳥「プライベートな部分で色々思うところは当然あるだろうけど」

    小鳥「それすらも力に変える女優魂で、それぞれオーディションに臨んでほしいわ」

    小鳥「プロデューサーさんもきっと…それを望んでいるんだろうから」


    12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:01:58.36 ID:e54cMG7R0

        
       バタン

    皆「………………」

    伊織「ま…癪だけど、小鳥の言う通りよね」

    伊織「仕事な以上、全力で臨むのは当たり前。個人的な感情で手を抜いたりすればそれこそ…だしね」

    千早「そうね。そういう人だからこそ私は……///」

    亜美「おやおやおや~~?」

    真美「千早お姉ちゃんどう続けようとしたのかな~~?」

    やよい「れ、恋愛のこととか私はよく分からないけど、自分に出来ることを精いっぱいやってみます!」

    真「そうだね。色々ややこしいことは置いといて、シンプルにいこう」

    美希「みんな、演技だからってヌケガケは禁止だからね!」

    春香「それ美希が一番心配なんだけど」ジト…


    13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:05:10.13 ID:e54cMG7R0

    小鳥「さあああああ盛り上がって参りましたああああああっ!!!」

    小鳥「いよいよですね!プロデューサーさん!みんながどんな散り様を見せるのかわくわくしてきましたね!」

    小鳥「恋愛ものの一番の見せ場!!それが今から13連続で見れるとかもう垂涎ものですよ!!」じゅるり

    P「ははっ楽しそうですね、小鳥さん」

    P「俺も久々にこういう視点で皆のこと見る機会が出来て、楽しみですよ」

    P「それぞれが数々の経験を積んだ今、どんな役作りをしてくるのか…」

    小鳥「役作りの必要はあるんですかねぇ?」

    P「?何か言いました?」

    小鳥「いいえ何も!それではエントリーナンバー1番の方どうぞ!」


    14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:06:52.81 ID:e54cMG7R0

    P「…………ふー」カラン…

      ガーーッ

    あずさ「………あっ!」キョロキョロ タタタッ

    あずさ「ご、ごめんなさいプロデューサーさん。少し道に迷ってしまって…」

    P「いえ、気にしないでください。俺も今来た所ですから」ウツムキ

    あずさ「………?」

    小鳥「いらっしゃいませ~。ご注文をお伺いします」

    あずさ「あ、ではダージリンでお願いします」

    小鳥「かしこまりました」


    16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:11:21.76 ID:e54cMG7R0

    P「やっぱりそれを頼むんですね。あの時と同じだ」

    あずさ「!覚えていてくれたんですね」

    P「そりゃ覚えてますよ。スゲー熱かったですし、そしてめちゃくちゃ冷たかったですから」ハハハ

    あずさ「ふふっ紅茶を持ってきた店員さんが躓いて、熱々の紅茶をPさんのシャツにかけてしまって」

    あずさ「それを見て動転した私が、Pさんの注文していたアイスコーヒーで冷まそうとしてしまったんですよね」クスクス

    P「えぇ。あっと言う間に芳醇な香りを放つ、紅茶もコーヒーも滴る男の出来上がりですよ」

    あずさ「あの時は失礼いたしました」ペコリ

    P「ホントですよ。尤も、それのおかげでお互い爆笑して、会ってからずっと続いていた謎の緊張が解けたんですよね」

    P「仕事では何度となく二人になっていたのに…不思議なものですよ」

    あずさ「それはそうですよ。だって……初めてのデートでしたから」

    あずさ「プロデューサーさんとお付き合いして――」


    17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:13:24.74 ID:e54cMG7R0

    P「そう……でしたね」

    あずさ「あの時も私が道に迷って待ち合わせに遅れてしまって」

    あずさ「見る予定だった映画の、次の上映までにたまたま入った喫茶店が此処でした」

    P「…………」

    あずさ「プロデューサーさんはあれからこのお店に来たことは?」

    P「いえ…少し外れた位置にありますからね。ここ」

    あずさ「そうですね。でも私は、実はあれから何度も一人で来ていたんです」

    あずさ「それなのに今日は迷ってしまいましたが…憧れだったんですよ」

    あずさ「運命の人との、思い出の場所って…///」


    18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:16:03.48 ID:e54cMG7R0

    あずさ「あははっ。いい年して何言ってんだって言われちゃいそうですけどね」

    P「そんなことないですよ。あずささんのそういう所、凄く可愛いと思います」

    あずさ「プロデューサーさん…///」

    あずさ「だ、だから私っ。昨日プロデューサーさんにこの喫茶店で会おうって言われた時」

    あずさ「すっごく嬉しかったんです。一人で来ていても思い出に浸れて楽しかったけど」

    あずさ「また新しい思い出を、プロデューサーさんと作ることが出来るって」

    P「……………」コトッ

    P「…そんなもの、すぐに忘れた方がいいですよ」

    あずさ「え?」


        「――別れましょう、あずささん」


    あずさ「!?」


    19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:21:35.02 ID:e54cMG7R0

    P「昨日電話で言った、話というのはこのことです」

    P「俺がこの店を選んだのは決別の為。あの日からの俺達の時間を全て無かったことにする為に」

    P「終わらせる為に、此処で会おうと言ったんです」

    あずさ「………………」

    あずさ「あ、プロデューサーさん知ってます?」

    あずさ「この間、事務所で伊織ちゃんが居眠りしていた時に、亜美ちゃんが――」ペラペラ

    P「…………では、俺はこれで」ガタッ

        キュッ!

    席を立とうとするPを、あずさが袖を掴んで止める。

    あずさ「じょ…女性と話している途中で席を立つなんてマナーが…なって……」カタカタ


    20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:21:43.07 ID:ic7DgvIF0

    演技とはいえアイドル達へのダメージがでかい


    23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:25:41.30 ID:e54cMG7R0

    P「…………」ハァ

    P「本当は、貴方も気付いてたんじゃないんですか?」

    P「男が女に『話したいことがある』なんて電話をする理由なんて、これしかないでしょう」

    P「察してもらう為にこんなベタな手を使ったっていうのに…」

    あずさ「分かりませんそんなの……分かる訳ないじゃないですか!!」

      ざわっ…!  シン………

    小鳥「あの、お客様…」タタタッ

    P「すみません、これおかわりお願いします」スッ

    小鳥「は、はぁ…かしこまりました」


    25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:28:51.59 ID:e54cMG7R0

    あずさ「…最近、プロデューサーさんの様子がおかしいことには気付いてました」

    あずさ「ふと気付くとどこか遠くを見つめていて、私と目が遭うと辛そうな笑顔を浮かべて……」

    あずさ「私だって聞きたかったんです!何があったのか話してほしかった!」

    あずさ「けれど…きっと私には知られたくないことなんだって、分かってしまってもいたから…だから……」

    あずさ「昨日電話をもらった時、やっと私を頼ってもらえるんだって、私は……!」プルプル

    P「…大した名推理ですね。流石探偵もののヒロインを張っただけのことはある」

    P「当たりですよ。俺はずっと早くこの話を切り出さなきゃいけないって悩んでいた」

    P「後は早くこの手を離していただければ、俺は肩の荷が下りて元気百倍です」

    あずさ「嘘です!そんな、そんな訳……!!」


    26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:35:16.38 ID:e54cMG7R0

    P「はー…。こうなると分かっていたから、気が重かったんですよ」

    P「ホント………重い人ですね」

    あずさ「っ!!」

    あずさ「それ……言わないって…約束……!」

    P「約束?あぁ、そんなことも言ったかもしれませんね」

    P「そんなの片手で抱え上げてみせるとか何とか。あんなの気を引く為に適当言っただけですよ」

    あずさ「嘘です……プロデューサーさんはそんなこと……!」プルプル ギュッ…!!

    P「……いいかげんにしてください」

    P「俺のことを分かってるって言うなら、気を使って身を引いて下さいよ。俺の為に」

    あずさ「嫌です…それだけは。どれだけ重い…めんどくさい…嫌な女だと思われようと」

    あずさ「プロデューサーさんの…貴方のことだけは、私は何があっても――

    P「あずささん」



         「俺は貴方の運命の人なんかじゃない」



    あずさ「――――っ!!!」


    27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:37:59.85 ID:e54cMG7R0

    P「勝手な思い込みで執着されても迷惑です」

    P「心配しなくても、きっと貴方にはそのうちもっと良い男が現れますよ」

    P「俺なんかよりずっと器がデカくて、多少愛が重かろうが疲れたりしな…


          バシャッ!!!


    あずさ「…………」キッ! ボロボロ…

    P「……っ…」ポタポタ

    あずさ「プロ………さんの………~~~ばかっ!!!」

         ダダダダダダッ!!!
        


    28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:40:03.79 ID:e54cMG7R0

    P「………冷めてちゃ再現にもなりゃしませんよ、あずささん」フー

    小鳥「お…お客様?アイスコーヒーをお持ちしましたが……」アセアセ

    P「あぁ、ありがとうございます」スッ 

        ザバッ!!

    小鳥「!?お、お客様何をっ!?ふ、ふきん持ってきますねっ!」タタタタッ

    P「………やっぱり、大違いだわ」ボタボタ…



    あずさ「うっ…ぐっひっく…あぁっ……うああああああああああっ!!」


    29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:42:49.79 ID:e54cMG7R0

    P「ハイ、カアアアアアット!!!」ズビシィッッ!!

    小鳥「いやーーお疲れ様でしたプロデューサーさん!名演技でしたね!」

    P「いえいえ小鳥さんこそお見事でしたよ。飲み物を持ってくるタイミングも完璧で」フキフキ

    小鳥「ふふふ、日ごろの妄想の成果が生きたって所ですかね」

    小鳥「でもお二人本当に凄かったですよ。本当は台本あったんじゃないですか?」

    P「いやぁ俺はあずささんの演技に必死で付いて行っただけで…ってあれ?あずささんは?」

    小鳥「まだ戻ってきてませんね。最後のシーンでこの審査部屋の外に出て行った後…」

        ギィィ…

    P「ん、律子。あずささんどこに行ったか知…へぶぅっ!?」ベシン!!!


    30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:44:00.45 ID:e54cMG7R0

    P「あづづづ……何で俺が無言でビンタを食らう羽目に…」

    小鳥「不思議デスネー」

    P「それにしても、さっきのあずささんは本当に迫真の演技でしたね」

    P「皆の中でも演技の経験は多い方ですから期待してはいましたが、まさかここまでハマるとは…」

    P「今日俺は…とんでもない大女優誕生の瞬間に立ち会えたのかもしれません」ゴクリ

    小鳥「とりあえず次に会う時は土下座しましょうね。一緒に」

    P「…………?」きょとん


    31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:49:44.63 ID:e54cMG7R0

    小鳥「ちなみに、Pがあずささんを振った理由は何だったんですか?」

    P「俺がって言わないでくださいよ。人聞きの悪い」

    小鳥「そりゃ悪いでしょうねぇ」

    P「?まぁ自分の中の裏設定なんですけど、あの後すぐに俺は765プロを辞めて」

    P「生き別れの弟を助ける為に、紛争が続いている戦地に行きます」

    小鳥「ほぉう…それでそれで?」

    P「何とか弟は助けられたものの、俺は銃で撃たれ、あずささんのことを想いながら息を引き取ります」

    P「その後、何やかんやで全ての真相が書いてある日記があずささんの下に渡り―――」

    小鳥「ひっぐ…うぇっぐ……あ、あずささん……」ボロボロ


    33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 01:54:04.63 ID:e54cMG7R0

    小鳥「もうドラマそれで良いじゃないですかぁ…映画にしましょうよぉ……」

    P「いやいやこんな即興アドリブで考えた内容で良い訳ないでしょう」

    小鳥「そうえば今更ですけど、なんで実際のドラマの台本を使わないんですか?」

    P「まだ出来てないみたいなんですよ。というか、大まかな設定くらいしかまだ用意されてないみたいで」

    P「だから皆にも、自分がフラれるシーンをやってくれとだけ言っています」

    P「で、俺は簡単な設定だけ聞いて、皆の演技に合わせて全力で付いて行くという感じですね」

    小鳥「あぁ…どうりでリアルな……」

    P「リアル?」

    小鳥「なんでしょうねホント!それじゃー次はエントリーナンバー二番の方どうぞ!」


    36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/10(木) 02:01:58.90 ID:8q/Feqkz0

    Pの演技が上手すぎる


    37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/10(木) 02:06:25.79 ID:n8aD7dPN0

    Pの話の後に隣に…を歌うあずささんを想像した


    49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/10(木) 08:05:41.43 ID:VN1CD++mo

    こういう時のPの演技力は世界とれるんじゃないかなーって


    71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 01:42:22.39 ID:JlJ5SKoH0

    美希「気まぐれで入った雑貨屋さんで、こんなにもハニーにピッタリなサングラスが見つかるとは驚きなの」フフフ

    美希「来週から一緒に海外ロケだし、ハニーにもハリウッドオーラを出しまくってもらって…!!」ビビッ

    美希「何か今ミキのハニーセンサーがビビっと来たの!もしかしてハニー近くに…」ダダダッ!

    美希「この路地裏かな………居た!ハニー!会いたかったの…


         P「小鳥、目を閉じて…」 小鳥「んっ………」ドバドバ


    美希「」カシャンッ

    美希「な、何をやってるのー!!!」ドカァッ!!(ドロップキック)

    小鳥「ぐぼはぁっ!!」ズザザザー!!


    73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 01:44:08.53 ID:JlJ5SKoH0

    P「小鳥さん!?お、おい美希、流石にやり過ぎ…」

    美希「ハ~~~~ニィ~~~~!」メラメラメラメラ

    P(っ!なんて迫真の演技…!これを俺が止める訳にはいかないな)

    P「み、美希!?なんでここに…ってかお前何をしてくれてんだ!小鳥、大丈夫か!?」ダダッ!!

    美希「何をしてくれてんだはこっちの台詞なの!!その女は誰!?ミキという者が在りながら……!」ワナワナ

    P「………あー……見られた以上はもうしょうがないか」

    美希「開き直る気!?」

    P「先に色々言うことはあると思うが……紹介するよ。この人は」



          「俺の――婚約者だ」



    美希「―――え?」


    74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 01:47:22.02 ID:JlJ5SKoH0

    美希「こ、こん……や………え?」カタカタ

    P「お、おい美希大丈夫か?」

    小鳥「…………」じっ

    小鳥「Pさん。今日は私、これで帰るからこの子と話をしてあげて」スクッ

    P「え?で、でも今日は…」

    小鳥「いいから。……浮気者」ボソッ スタスタ

    P「?……と、とりあえず美希。そこの公園のベンチに座るぞ」

       てくてくてくてく
      


    75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 01:48:53.32 ID:JlJ5SKoH0

    美希「…………」ゴクゴク フー

    P「落ち着いたか?」

    美希「うん……お水ありがと、ハニー」

    P「あぁ。まぁ……なんだ、済まなかったな」

    P「不可抗力とはいえ、子供の前であんな所見せちまって……」ポリポリ

    美希「―――っ」ピクリ

    美希「ハニー」

    P「なんだ?美希」


        「大好き。ミキと付き合ってください」

         


    76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 01:55:21.72 ID:JlJ5SKoH0

    P「…馬鹿。こんな時に人をからかうんじゃねーって」フイッ

    美希「嘘つき。分かってるくせに」

    P「…………」

    美希「今までだって美希は何回も言ったよ?ハニーのこと、好きだって。何度も何度も何度も」ウツムキ

    P「だからそれは…」

    美希「いつだってハニーは今みたいにはぐらかすばっかりで、ちゃんと答えてくれたことはなかったけど…」

    美希「ハニーのミキへの愛情はちゃんと感じてたから」

    美希「ミキ達は『いつのまにか付き合ってた』系のカップルなのかなって…」

    美希「ミキ的にはそれはちょっと不満だけど、ハニーはシャイだし、セケンテーのこともあるから」

    美希「仕方ないのかなって…そう思ってたのに……」プルプル


    77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 01:56:39.21 ID:JlJ5SKoH0

     
       ガシッ!!(シャツを掴む)

    P「っと……」

    美希「ねぇハニー。ミキ達は…恋人同士じゃなかったの?」

    美希「全部ミキの勘違いで…泥棒猫は―――ミキの方だったの?」ボロボロ

    P「…………」

    P「…美希がそう思っていたんなら、本当はそうだったのかもしれないな」

    美希「!」

    P「勘違いしていたのは俺の方……伊織が言う様に、俺は自分を騙していたのかもしれない」

    美希「デコちゃん…?じゃ、じゃあやっぱりミキ達は!」

    P「あぁ、付き合っていたのかもしれない」

    美希「~~っ!」ぱああっ


          「―――だから、別れよう。美希」


    美希「…………ぇ…」


    86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:10:05.71 ID:JlJ5SKoH0

    P「俺達の関係が本当でも嘘でも……俺はもう美希の気持ちに応えることはできない」

    P「今まで悪かった。はっきり言うよ」

    P「俺は美希とは、付き合えない」

    美希「な……んで…。ハニーだって、ミキのこと……」

    P「…そのハニーっていうのも、もう止めにしてくれ。誤解の元だ」

    P「この際最初みたいに『そこの人』でも構わないぜ」

    美希「ハニー!!!」

    P「だから……」

    美希「…………!」じっ 


    87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:15:20.74 ID:JlJ5SKoH0

    P「…………」フィッ

    美希「ねぇ…なんで?なんでなの!?」

    美希「ミキ!ムネおっきーよ!背だって高いの!」

    P「…………」

    美希「あと大人っぽいってよく言われるし!料理だって勉強中なの!えっと…それと……」

    美希「と、歳はまだかもしれないけど……!そんなのすぐに……」

       ぽんっ

    P「大人っぽいのは黙ってればの話だろうが」

    P「俺に合わせて無理して背伸びする必要なんて無い。美希のことを想ってるやつなんて他にいくらでも――「そんなのっ!!」

    美希「そんなの意味ないのっ!!!ミキにとってのハニーはハニーだけ!!」


    88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:18:24.35 ID:JlJ5SKoH0

    美希「ほら見て!おっきーでしょ?ハニーになら触られたっていいの!」

      ぎゅっ ぐいっ…!

    P「止めろ…」

    美希「ほら、触ってよ!柔らかいよ?大丈夫、ミキが相手なら口リコン扱いされたりなんてしないから!」

    美希「ハニーが望むならミキ、なんだってするよ!?ハニーがしたいこと、なんでもさせてあげる!」

    美希「お金だってあげるし、ミキの持ってるものぜーんぶハニーに…「止めろっ!!!」 

      パシッ!!(手を振り払う)

    美希「あっ……」


    89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:19:26.35 ID:JlJ5SKoH0

    P「止めろ……もう止めてくれ」

    美希「ミキから離れて……いかないでよ」

    美希「カノジョにしてくれなんて言わない、さっきの人の次でも良いから…何番目でもいいから」



         「ミキを……捨てないで………」


             


    90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:25:49.93 ID:JlJ5SKoH0

    P「………俺はプロデューサーで、お前は俺の担当アイドルだ」

    P「お前がアイドルを続ける限り、傍にはいるさ。…望むのならな」


         「それで―――勘弁してくれ」ザッ スタスタスタ



    美希「…………」ポツン…

    美希「……大好きハーニィー…いちごみたーいにーー♪」ポロポロ

    美希「純……粋なーの。ず、ずっと見て…ひぐっ…うぇっ…ぁああああ……」

    美希「わあああああああああんっ!!!」


    91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:31:10.15 ID:JlJ5SKoH0

    P「………っ…あぁっ!!!」ガンッ!!!

    P「いってぇ………」ズキズキ

    小鳥「…電柱に罪はありませんよ」ひょこっ

    P「小鳥…」

    小鳥「ほら、手を見せて下さい。血出てますから消毒を…」

    P「いいよ、このままで……」

    小鳥「駄目です。許されませんよ…そんな方法で、楽になろうとするなんて」

    P「…………」すっ…


    92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:42:44.04 ID:JlJ5SKoH0

    小鳥「本当に…良かったんですか?」グルグル

    小鳥「今は子供でも、あの子絶対すっごく良い女になりますよ」

    小鳥「私みたいなオバサン、歯牙にも掛けないような。とびっきりの…」

    P「眩し過ぎるよ。俺にはそんなの……」

    小鳥「だったら、これを掛けてみては?」すっ

    P「サングラス…?」

    小鳥「あの子が路地裏に落としてたものです。多分、Pさんへのプレゼントだったんでしょう」

    P「そうか……相変わらず良いセンスしてるな」チャッ

    小鳥「…どうです?景色の方は」

    P「あー…不良品だなこれ。滲んで……何も見えねえや」


    93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:45:48.99 ID:JlJ5SKoH0

    P「ハイ、カアアアアアアッッット!!!!」

    小鳥「おっつかれ様でしたぁーーー!!!最有力候補の美希ちゃん編終了っ!!!」

    P「最有力候補?そうだったんですか?」

    小鳥「いえいえげへへ」

    P「最初小鳥さんが吹っ飛ばされた時はどうなるかと思いましたが、最終的にはかなりシリアスな空気を作れましたね」

    小鳥「はいもうすっごい役得でした。…あと少しだったのに」ボソッ

    P「?すみません、何か言いました?」

    小鳥「言いましたけどね!ちなみにプロデューサーさん、今回の裏設定はどんなものに?」


    94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:52:02.53 ID:JlJ5SKoH0

    P「うーん、今回はほとんど自然体の自分でやってた感じですね」

    小鳥「ピヨぉ……自然体の……」

    P「婚約者との付き合って一周年記念の日であるとか、前に伊織にもデートしている所を見られていて」

    P「意味深な台詞を言われていた…みたいな伏線設定はありましたけど」

    小鳥「なんでそこまで気を配れるのに、実際のアレには朴念ってるんでしょうねぇ」

    P「?」

    P「ちなみにこの経験を糧に、美希は「relations」や「day of the future」の歌唱力が抜群に伸び」

    P「アイドルとしての評価を大きく伸ばしていくこととなります」

    小鳥(それ本当にそうなるんだろうなぁ…)


    96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:58:14.96 ID:JlJ5SKoH0

    P「いやでも美希の演技も本当に素晴らしかったですね」

    P「あずささんと比べても甲乙付けがたい…嬉しい悲鳴ですが、これは相当審査が難航しそうですよ」

    小鳥「ビデオ撮ってますから、何度も見返して決めましょうね!」

    P「で、その美希は…ってあれ?ここどこです?」

    小鳥「廊下ですよ。プロデューサー役に入り込み過ぎてホントに出てっちゃうから」

    P「じゃあ美希はまだ審査部屋ですね。早く戻って褒めてやらないと…

        ギイィ…

    P「あ、律子。さっきの美希すごかっ…右ストレートぉっっっ!?」バコーーン!!!


    98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 22:59:16.92 ID:JlJ5SKoH0

    P「俺が何をしたというのか…」ボロッ

    小鳥「紅茶被ってコーヒー被ってビンタ食らって右手怪我して右ストレート食らってと」

    小鳥「Pさんの累積ダメージが凄いことになってますよね。このオーディション」

    小鳥(自業自得ですけれども)

    P「ま、皆があれだけ真剣に取り組んでくれてるんですから、この程度何でもありませんよ」

    P「俺も皆と同じく、自分の役割を全力で務め上げてみせます」ぐっ

    小鳥「その意気や良しです!それじゃあ続いていっちゃいましょう、エントリーナンバー3番!」


    97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/12(土) 22:58:35.36 ID:8oqdwtOfO

    あずささんといいミキミキといい、一途系は心に来るものがあるなぁ…


    99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 23:04:51.12 ID:iaQKFaNJ0

    審査員にして相手役であるPを、冷静なあの律子が殴ってるなんて想像がつかない…


    100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/12(土) 23:07:26.41 ID:pldaLpr1O

    律子には説明してないのか
    はたまた問答無用で殴られてるのか


    101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/12(土) 23:08:24.90 ID:VlepYCDio

    女には殴らなあかん時がある


    102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/12(土) 23:13:17.86 ID:h1MhMUzFo

    律子嬢はフラれた時どうなってしまうんやろか・・・


    104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 23:37:09.29 ID:JlJ5SKoH0

     
      ザーーーッ……

    P「…酷い雨だな」

    P「……………」

       
    ガチャッ…

    真美「…やっほー。兄ちゃん」

    P「来てくれたか、真美」

    真美「そりゃあんな真剣な声で電話貰っちゃあ…ね」


    105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 23:41:21.66 ID:JlJ5SKoH0

    真美「放っておいたら自殺でもするんじゃないかと思って、超ダッシュで来ちゃったよ」

    P「ははっそりゃありがたいが、18にもなって廊下を走るもんじゃないぞ?雨の日は特にな」

    真美「あはは、そうやって兄ちゃんに怒られるのも久しぶりなカンジだね」

    P「んなことねーよ。お前も亜美も…俺にとってはずっと出会った頃のイタズラ小娘のままだ」

    真美「小娘ね。カノジョにしておいてそんなこと言っちゃうんだ」

    真美「やーい兄ちゃんのスーパー口リコン~」

    P「結婚出来る年齢になったんだから口リコンじゃねえって押し通したのはお前だろうが…」


    106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 23:45:05.17 ID:JlJ5SKoH0

    真美「あの時のこと思い出すよ。…こんな感じの土砂降りだった」

    真美「一番亜美との差が開いてた時期で…事あるごとに比較されて」

    真美「心がどんどん荒んで、壊れそうになってた時に……あの事件があって」

    真美「誰にも会いたくなくて、会わす顔が無くて、部屋の隅っこで蹲ってる時に……兄ちゃんは真美を見つけてくれたよね」

    真美「あの時真美、すっごくビックリしたんだよ?兄ちゃんには真美の居場所が分かるセンサーが付いてるんだ!って」

    P「…覚えのある手口だったからな。散々イタズラを食らって得た経験を生かしただけのことだよ」

    真美「もう、相変わらず女心が分かってないなー」

    真美「……多分、あの時だったんだと思う。真美が本当の意味で、兄ちゃんのこと好きになったのは――」

    P「…………」

    真美「兄ちゃん、辛いのは分かってる。けど……これだけは聞かせて」



          「真美じゃ……代わりになれないのかな?」

       
        


    107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/12(土) 23:47:15.54 ID:JlJ5SKoH0

    P「…………っ!」ギリッ…

    真美「……………」ニコッ…

    P「……………ぐっ…」


           「……………あぁ」


    真美「…………」スッ(目を閉じる)

    P「俺が好きなのは亜美だ。真美、お前じゃ………ない」


        「だから真美とはもう―――付き合えない」


    真美「……………そっか」アハハッ


    109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/12(土) 23:54:06.83 ID:oyDA5anWo

    これきっついやつや


    110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/12(土) 23:57:13.83 ID:VQdghOPOo

    アカン


    111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:02:05.42 ID:PhfiDIFU0

    うわぁ…


    112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:03:42.60 ID:HV1SV0940

    あーあ…


    113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/13(日) 00:29:46.19 ID:HCx/T38n0

    真美「いんがおーほーって言うんだっけ。こーゆーの」

    真美「自分の為に、散々亜美を犠牲にして、亜美の気持ち踏み躙ったツケが……帰って来ちゃった」

    P「違う!!お前はただ……!」

    真美「違わないよ。真美は最初から全部分かってやってたんだもん」

    真美「双子だからね。小学校の時ほどじゃないけど、それでも痛い位に分かってたよ」

    真美「亜美が兄ちゃんのこと…どう思ってるかなんて、ずっと分かってた」


    114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/13(日) 00:34:02.84 ID:HCx/T38n0

    真美「だから兄ちゃんがそんな顔する必要無い。これは、罰なんだよ」

    真美「ホントなら、涙流して捨てないで!って縋りつくところなんだろうけど…真美にはそんな権利、無いから」

    P「抱え込むな…悪いのは全部俺だ。罵ってくれていいし、ブン殴ってくれていいんだ」

    真美「あはは、兄ちゃんもしかしてドMだったの?」

    P「今限定なら…そうかもな。お前のそんな笑顔見させられるより、ずっとマシだ」

    真美「………おっけー。じゃあちょっと目を閉じて、歯食いしばってくれる?」ぐるぐる

    P「う……も、もう大人の体なんだから、加減はしてくれよ?」タラリ

    真美「アハハ、なっさけないなぁ。大丈夫大丈夫、跡は残らない程度にするから」

    P「…分かった。来い」スッ(目を閉じる)

    真美「いっくよ~~~!」ダタダタダタッ!!


        チュッ


    P「!?」


    115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/13(日) 00:45:18.46 ID:HCx/T38n0

    P「~~~っぷはっ!ばっお前、真美!」

        ギュッ…!!!

    P「今更っ…こんなことしたってお前が辛…「兄ちゃん…!!」ボロボロ

    P「なっ………亜美!?一体何が……」


         バタン


    P「扉が……」

    亜美「兄ちゃん!兄ちゃん…!!」ギュウウウ…!!

    亜美「真美は、真美は……!」


    116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/13(日) 00:47:02.37 ID:R9G6pM54o

    悲しすぎる
    傷心の真美は俺が貰っていくよ


    117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/13(日) 00:50:46.92 ID:HCx/T38n0

      

      ザーーーーーッ…  パチ、パチ、パチ、パチ

      
    真美「おめでとーだね、亜美」

    真美「ホント、何よりのハッピーエンドだよ」


    真美『真美が合図したらさ、亜美はダッシュで入って来て、兄ちゃんに抱きついてキスしちゃって』

    真美『それで兄ちゃんがビックリしてる間に、真美はささっと出て行くから。後は二人でご自由にどーぞ』

    亜美『そ、そんなの出来る訳…!』

    真美『最後にする為だよ、亜美。もう皆じゅーぶん傷ついた』

    真美『私に引導を渡してよ――亜美』


    真美「全く、なーんでこんなこと思いついちゃったのかなぁ」

    真美「折角最後の二人っきりの時間だったのにね」テクテク…


    118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/13(日) 00:54:17.90 ID:HCx/T38n0

    真美「今頃二人はいちゃつき倒してる訳かぁ。ムカツクなー」

    真美「まーでも、二人のキスシーン見て、ずーっとあった胸のムカムカは大分スッキリしたし」

    真美「今日は久しぶりにゆっくり眠れそーだよ」

    真美「なんだ、思ってたより全然平気じゃん。これならホントにハッピーエンド――

    小鳥「真美ちゃん!?」

    真美「おっピヨちゃんじゃんキグーだね。どしたの?お化けでも見つけたみたいな顔して」

    小鳥「い、いやだって、何で真美ちゃんこんな土砂降りなのに…


        「―――傘もささずに歩いてるの?」


    真美「あ……」ボタボタ…


    119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/13(日) 00:57:01.09 ID:HCx/T38n0

    真美「そっか…どーりで何か体が重いと……」ヨロッ

    小鳥「真美ちゃん!」バシッ

    真美「っと、今度はよろけちゃった。ありがと、ピヨちゃん」

    真美「おっかしいなぁ。来る時はちゃんと傘さしてたのに、何で置いて来ちゃったんだろ……」

    小鳥「―――っ!真美ちゃん、貴方……」

    真美「おっかしいなぁ。ホントおかしいよ……スッキリしてる……ハズなのに」ツーーーッ…

    小鳥「…………ッ!!」ギュッ!!!



       ザーーーーーーッ…
       
      「しょうがないなぁ、じゃあ兄ちゃんとは亜美が結婚してあげる!」

      「だったら真美も結婚してあげる!重婚でW口リコンだね、兄ちゃん!」

      「お前達なぁ……」

      「「あははははははっ!」」


    120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/13(日) 00:59:59.19 ID:HCx/T38n0

    P「はい、カアアアアアアアアット!!!」

    小鳥「プロデューサーさんお疲れっしたぁ!!!」

    P「いえいえ今回は俺大してセリフもなかったですから。見れてはないですけど、小鳥さんもラストシーンで出てたんでしょう?」

    小鳥「えぇ。今回出番無いかと思いきや、最後に美味しい役目を与えてもらいました。柔らかかったぁ…」げへへ

    P「しかしまさかあそこで亜美が友情出演してくるとは…。真美も考えましたね」

    小鳥「なお、キスシーンの際にはPさんに透明のビニールを被せてましたので、ご安心ください」

    P「誰に言ってるんです?」

    小鳥「いやーでもホントせっつなかったですねぇ!そこに至るまでの話も全部見たいですよ私は!」

    P「まぁそれは想像で補ってもらうということで」ハハハ

       ギイィ……

    P「おぅ律子。真美が風邪引かないようにちゃんとケアを…左からの右!?」バシンベシンッ!!


    121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/13(日) 01:00:47.78 ID:HCx/T38n0

    P「あつつ…一向に痛みに慣れる気配が無いあたり、流石律子のビンタ…」

    小鳥「…というかPさん、怒らないんですか?理由分かってないんですよね?」

    P「律子が何も言わないってことは、言えないような理由なんでしょう」

    P「でも殴らずにいられないということなら、俺はそれを受けるだけです」

    P「俺は信頼してますから、律子のこと」キラッ

    小鳥「イッケメーン!(?)」

    P「とはいえ俺自身で原因を無くす努力は必要ですけどね。一体何を怒っているのか…」

    小鳥「多分最後まで食らいつづける確信を得ながら、エントリー4番ナンバー!」


    131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 21:38:22.99 ID:cC2jEy6x0

    P「……………」

    春香「思いつめた顔してどうしたんですか?プロデューサーさん」

    P「春香…」

    春香「あ、これって先週のライブの映像ですか?もうDVD用の編集に取り掛かってたんですね」

    春香「仕事熱心なのは良いことですけど、根を詰め過ぎちゃダメですよ」

    春香「プロデューサーさんは放っておくとすぐ無理ばかりしちゃうんだから」

    P「…別に編集作業をしてた訳じゃないよ。ただ、春香を見ていただけで」

    春香「え、えぇっ///?」

    春香「そ、そんな画面越しに見なくても私ならいつでもその…」ゴニョゴニョ


    133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 21:46:54.55 ID:cC2jEy6x0

    P「……………」じっ

     ワーワー!! ハルカチャーン!! ハルカッカー!! キャーキャー!!

    P「………やっぱり、そうなんだな」ボソッ

    春香「そ、そうだ。私今日もクッキー作ってきたんですよ」

    春香「ちょうど良い時間ですし、一緒にお茶にしましょう」

    P「いや、いいよ」

    春香「もう、だから根を詰め過ぎちゃダメだって言ってるじゃないですか」

    P「そうじゃなくて、春香のクッキーは要らない」

    春香「なっ…!ヒドいですよプロデューサーさん!」ぷんすか

    春香「たしかに私ドジは多いですけど、お菓子作りに関しては失敗したことないんですから!」

    春香「そ、それに……『彼女』の作ったお菓子を要らないなんて、彼氏として失格なんじゃないですか!?」

    P「だから、だよ」

    春香「え?」


    134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 21:50:37.34 ID:cC2jEy6x0

    P「前の…アイドルとそのプロデューサーの関係だった時の」

    P「同僚を気遣っての、差し入れのクッキーなら喜んで受け取る」

    P「だが…恋人に対するプレゼントのクッキーは、もう要らない」

    春香「な……なにを言ってるんですか?プロデューサーさん……」

    春香「そんなの、まるで………」

    P「あぁ、その通りだよ」


     
         「―――別れよう、春香」



    春香「―――っ!?」


    135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 21:52:09.52 ID:cC2jEy6x0

    春香「え…………?」カタカタ

    P「俺達はこのままじゃ駄目になる」

    P「元の関係に戻るのが、お互いの為だ」

    春香「ま、待ってくださいプロデューサーさん」

    P「そうだよな、急にそんなこと言ったって切り替えられないよな」

    P「大丈夫。律子も大分余裕が出来てきてるから、一人くらい増えても大丈夫だよ」

    春香「だいじょ…?な、何を言って……」

    P「事務所で顔を合わすことがあるのは仕方ないが、それは俺が極力外で仕事するようにすれば…「プロデューサーさん!!」

    春香「さっきから何を…何を言ってるんですか?らしくないですよ、そんな酷い冗談言うなんて……」


    136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 21:58:56.76 ID:cC2jEy6x0

    春香「も、もしかして今日ってエイプリルフールでしたか?あっそれともドッキリ!?」

    春香「もー間を置かなさすぎですよプロデューサーさん。この間響ちゃん相手に百連発やったばっかりじゃ…」

    P「冗談でも嘘でもドッキリでも無い」

    P「俺がそんな下らないことの為に、こんなことを言う人間だと思うのか?他でもない、自分の恋人に」

    春香「お、思いません。思いませんけど……そうじゃないとおかしいじゃないですか……」

    春香「て、訂正するなら今の内ですよ?そりゃちょっとは怒っちゃいますし、少しゲンメツしちゃいますけど」

    春香「それ位のことで、私はプロデューサーさんのことを嫌いになんてなりませんから」

    P「……………」

    春香「だ、だから早く……嘘だって……」

    春香「言ってくださいよぉ……」ジワッ…


    137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:06:08.01 ID:cC2jEy6x0

    春香「今日までずっと…上手くいってたじゃないですか……」

    春香「気持ちを隠してるのに耐えられなくなって、勇気を振り絞ってプロデューサーさんに告白して」

    春香「絶対無理だって思ってたのに、受け入れてもらえて…私、すっっっごく嬉しかったんですよ?」

    P「…………」

    春香「初めてオーディションに受かった時よりも、初めて自分のCDが発売してる様子を見た時よりも…」

    春香「皆で初めてライブをやった時よりも…ずっとずっと、嬉しかったんですよ!?」

    P「…………」ギリッ

    春香「世の中にこんな幸せなことがあるんだって。今まで以上に毎日がキラキラして見えてきて」

    春香「本当にすっごく楽しくて…幸せで……なのに!」

    春香「急に……こんなのって無いですよ……」


    138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:12:04.37 ID:cC2jEy6x0

    春香「どうしてですか……?私、なにかプロデューサーさんを怒らせるようなことやっちゃいました?」

    春香「だったらちゃんと言葉にして言って下さい!こんな、挽回の機会も無いまま突き放すなんて…酷いです」

    P「…春香が悪い訳じゃないよ。まして嫌いになった訳でもない」

    P「春香は初めて会った時から変わらず、俺の自慢のアイドルだ」

    春香「だったらどうして!?」

    P「…何をそんなに拘ることがある。もう春香は立派なトップアイドルだ」

    P「俺が居ようが居まいが、一人で十分やっていけるよ」

    春香「答えになってません!プロデューサーさんは私のたった一人の…恋人なんですよ!?」

    春香「これから二人でもっと!たくさんたくさん!素敵な思い出を作っていく…私の……!!」じっ


    139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:15:58.73 ID:cC2jEy6x0

    P「………って本当は…」ボソッ

    春香「えっ?何ですか!?」

    P「いや…なんでもない」

    P「春香、お前の夢は何だ?」

    春香「え?そ、それは勿論、トップアイドル…」

    P「そうだ。それがお前の夢だ」

    P「誰よりも純粋にアイドルへの憧れを持っていて」

    P「誰よりもアイドルの仕事が大好きで、それに向かっていつだって全力で一生懸命」

    P「事務所の為に、ファンの為に、そして何より自分の為に」

    P「大好きなアイドルをやって、輝いている。それが天海春香だ」

    春香「プロデューサーさん…?」


    140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:20:16.72 ID:cC2jEy6x0

    P「…さっき春香は言ったよな」

    P「俺と付き合えて、オーディション通過よりもCD発売よりも、皆とのライブよりも嬉しかったって」

    春香「はい、だって本当に…」

    P「そんなのは単なる勘違いだ。ただ舞い上がって熱が昇って、浮ついた気分になっているのを勘違いしただけ」

    P「春香にとって一番大事なのは、アイドルの仕事だ」

    P「それの成功させて積み重ねて、どんどん上のステージに上がっていって、より多くのファンを魅了することが第一」

    P「それ以外のことは、些事だ。その些事がステージを昇る邪魔をしているなら、排除するのは当然だろ?」

    春香「プロデューサーさんは些事なんかじゃありません!いくらプロデューサーさんでも怒りますよ!?」

    P「些事だよ。いや、それより悪い。今の俺は、春香を縛るただの邪魔な鎖だ」

    春香「邪魔なんかじゃありません!プロデューサーさんと恋人になってからの方が、お仕事だって楽しく出来てます!」

    春香「それに私!プロデューサーさんが傍に居てくれるならアイドルなんて――


        パンッ!!


    春香「え………」ジンジン…


    142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:25:13.64 ID:cC2jEy6x0

    春香「痛っ……プ、プロデューサーさん……?」

    P「誰だお前は……お前は、俺が惚れた春香じゃない」

    P「消えろ。二度とそんな淀んだ目で、天海春香を名乗るな」

    春香「…………ぁ…」ヨロヨロ…


      テク……テクテク……  ギィッ………バタン


    P「………これで良い、これで良いんだ」

    P「俺には『天海春香』を守る使命が―――」 


    143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:34:42.38 ID:cC2jEy6x0

    小鳥「ハイ、カアアアアアアアット!!!!」

    小鳥「プロデューサーさんお疲れ様でしたっ!!いやー今回は長台詞も多くて大変でしたね!」

    小鳥「若干クドくはありましたけど、感情が伝わってくる名演…って、どうしたんですか?」

    P「いやちょっと…素で凹んでしまいまして」ずーん……

    小鳥「あー……だ、大丈夫ですよ!」

    小鳥「ビンタだって漫才師さんのツッコミみたいに、音は派手だけど全然痛くないやつでやったんでしょ?」

    P「それはそうなんですけど…演技でやってるとはいえ、自分に対する自己嫌悪が凄くて」

    P「そうじゃねえだろ!お前春香を何だと思ってんだ!と…。正直、流れ無視してハッピーエンドに繋ごうかと葛藤してました」

    小鳥「分かりますけど、他の子振ってる以上それはやっちゃ駄目ですよ。さ、元気出して下さい」

    小鳥「律子さんも…今回は来ないみたいですし、それではエントリー5番っ!!」


    144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:36:44.46 ID:cC2jEy6x0

    P「うん…やっぱり雪歩の淹れてくれたお茶は美味しいな」

    雪歩「ふふっお粗末様です」

    P「雪歩と居ると本当に落ち着くよ。美希なんかと居る時はいつも構え構えーってうるさくて」ソワソワ

    雪歩「…………」

    P「この萩原邸も、初めて来た時は正直ビビってたけど」

    P「何度も来る内にすっかり第二の自分の家みたいに――「プロデューサー」

    P「っ!ど、どうした雪歩?」

    雪歩「嘘は…止めてください。私が嘘が嫌いなこと、プロデューサーは知ってますよね?」


    145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:42:02.56 ID:cC2jEy6x0

    P「嘘なんて…俺はホントにここが自分の家みたいに思って」

    雪歩「それは知っています。お父さんに気に入られて、ウチで開かれる宴会に急に呼ばれても」

    雪歩「嫌な顔は全く見せずに走って来て、お弟子さん達と楽しく騒いでる所、私見てましたから」

    雪歩「お酒が過ぎて喧嘩になっちゃったりしたこともありましたけど…何の遠慮も無くPさんが暴れている所を見て」

    雪歩「何故か私は凄く、嬉しかったんです」フフッ

    P「雪歩…」

    雪歩「何故か…じゃ無いですね。理由は分かってます」

    雪歩「私は寂しかったんですよ。他の子みたいに、友達を家に呼んで遊ぶということに、ずっと憧れてました」

    雪歩「でも普通は怖がって…来てくれたとしてもずっと緊張して、早く帰りたがるばかり」


    147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:47:59.89 ID:cC2jEy6x0

    雪歩「そんな中で…プロデューサーは違いました」

    雪歩「お父さんやお弟子さん達を色眼鏡で見ず、一人の人間として接してくれて…私は嬉しかったんです」

    雪歩「この人となら、幸せな家庭を作っていけそう…実は、そんな恥ずかしいことを考えたりもしてました」カアアッ

    P「……………」

    雪歩「それなのに」

    P「!」

    雪歩「今日のプロデューサーは他の人達と同じで、ずっと緊張して居心地悪そうにしています」

    雪歩「何か後ろめたいことがあるかのように……違いますか?」

    P「…雪歩には敵わないな」

    雪歩「これでも彼女ですから。プロデューサーのことは……分かりますよ」ウツムキ


    148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:51:45.48 ID:cC2jEy6x0

    P「…………」ゴクッ トンッ!

    P「雪歩。俺は今日、お前に大事な話があって来たんだ」

    雪歩「はい、そう聞いています」

    雪歩「でも……」


        「こんなに改まって言われると、まるで別れ話を切り出されるみたいですね」


    P「………っ!!」


    149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:53:06.05 ID:cC2jEy6x0

    雪歩「…つまらない冗談ですよ。気にしないでください」ニコッ…

    P「…………」ウツムキ

    雪歩「…っ……」ズキ

    雪歩「あ、お茶が空になってますね。私、新しい物を…」スクッ

    P「雪歩」

    雪歩「…………ぃ…」ビクッ…

    P「本当に済まない」ペコッ

    P「俺と………」



         「……別れてくれ」

        
     


    150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 22:57:31.28 ID:cC2jEy6x0

    雪歩「…………………あははっやっぱり、そうでしたか」

    雪歩「もしかしたら違うんじゃないかーっと思って…勇気を振り絞って、ここに来たんですけど」

    雪歩「現実は…やっぱりそう甘くはなかったですね」あはは…

    P「雪歩……」

    雪歩「気にしないでください、プロデューサー。覚悟は…出来てましたから」

    雪歩「いつかこんな日が来るんだろうなって、思ってましたから……それが、今日だっただけ……で」ブワッ

    雪歩「ぜ……ぜんじぇん、たいじたごとじゃ……」ボロボロ


    151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:01:23.08 ID:cC2jEy6x0

    P「…………」

    雪歩「あ、あれ?ぐすっ…お、おかしいな……」

    雪歩「プロデューサーの負担に……ならないように…カッコよく、さらっと……」

    雪歩「うけいれるづもり…だったのに……ざいごまで、こんな……」



        「やっぱり私は…ダメダメですぅ……」ペタン ボロボロ



    P「ぐっ………」ジワ…


    152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:08:43.96 ID:cC2jEy6x0

    雪歩「…すーーーっ。はーーーーーっ」

    雪歩「ごめんなさい、プロデューサー。お見苦しい所をお見せしてしまって……」

    P「雪歩が謝ることなんて一個も無い。悪いのは全部オレだ」

    P「本当にすまない。この通りだ」ペコッ

    雪歩「駄目ですよ。許しません」

    P「う………」

    雪歩「だって…謝られて、それを許してしまったら……それまでの私とプロデューサーが」

    雪歩「全部嘘になってしまいそうな気がして……」


    153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:21:59.31 ID:cC2jEy6x0

    P「―――っ!」

    P「そ、そんなことあるわけ無いだろ!たしかに俺と雪歩は恋人だったさ!!」

    P「俺は雪歩のことが大好きで、雪歩のことが何よりも大事で――それで……」

    P「俺は…………」

    雪歩「……………」ニコッ…

    雪歩「ありがとうございます。プロデューサー」

    雪歩「今の言葉、本当に嬉しかったです。これから、生きて行く励みになります」

    P「雪歩………ううっ」ブワッ


    154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:29:53.20 ID:cC2jEy6x0

    雪歩「泣かないでください、プロデューサー。私は十分に幸せでしたから」

    雪歩「元々…本来は無いような、奇跡の時間」

    雪歩「プロデューサーが私を気遣って、受け入れてくれたおかげで出来た」

    雪歩「泡沫の夢のようなものだったんですから…」

    P「それは違う!!!俺は本当に雪歩を――!!」

    雪歩「…………」ウルウル… ニコッ…



          「さよならです、プロデューサー」

          「幸せな時間を――ありがとうございました」

      
        


    155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:40:39.91 ID:cC2jEy6x0

    P「……………」ウツロ テク…テク…

    P「!」

       「うあああああああっ!!」

    P「……………」

    P「…………」ザッ

    小鳥「待ちぃや。色男」ギロリ


    156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:41:37.57 ID:cC2jEy6x0

    P「…………」ピク…

    小鳥「お前、あの声聞いてなんか思うことないんか?」

    小鳥「男と女のことに、他人が口出すような野暮はすんなてオジキからも言われとる」

    小鳥「P君がそう決めたんなら、余程の事情があるんやろて」

    P「だったら…黙ってろよ」

       ガシッ!!

    小鳥「けどなぁ!!俺はオジキ程物分かりよう出来てないんや…」

    小鳥「家族同然のお嬢を地獄の底に叩き落とされて、腸が煮えくり返っとんねん」

    小鳥「エンコの一つも詰めてもらわな、おさまりがつかへんわ…!!」


    157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:42:11.74 ID:cC2jEy6x0

    小鳥「…………」チャキッ…

    P「…好きにしろよ」

    P「丁度今俺も……俺を殺したくて仕方がない気分だった…!!」

    小鳥「えぇ覚悟や。じゃあ死ねやぁ!!!」


        ドスッ!!!


        


    158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:42:56.52 ID:cC2jEy6x0

    P「ぐふっ…!!おい…何の真似だ……?」

    小鳥「何がやねん。おもちゃに決まっとるやろこんなもん」ヒョイッ パシッ

    小鳥「お前がお嬢を袖にしようなんて考えるほどトチ狂ったって聞いたから」

    小鳥「一発ブン殴って、目ぇ覚まさせたろうと思って、出てくるとこ待ち構えてたのに」

    小鳥「出て来た男は狂うどころか死人みたいな顔してたんでな。こらもう一回殺して生き返らせなアカン思って」

    小鳥「殺したっただけや。感謝せえやボケェ」


    160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/15(火) 23:46:17.98 ID:gBSejVK+o

    相変わらずピヨの迫真の演技が笑える


    161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:48:07.69 ID:cC2jEy6x0

    小鳥「大体、結果はアレとはいえ、お嬢が折角頑張って面子保とうしたことを」

    小鳥「俺が台無しにする訳にはいかへんしなー」

    P「ふざけたことばっかぬかしやがって…ここにもう来れないことは残念だが」

    P「お前の顔を見なくて済むことだけは、清々するぜ」

    小鳥「なんや。憎まれ口叩く元気戻っとるやん」

    小鳥「あのなぁP…被害者面してんちゃうぞ」

    小鳥「お前がどんだけ傷付いてるか知らんけど、あくまでおまえは加害者や」

    小鳥「お嬢の心をズタズタにした極刑物の極悪人や」

    P「分かってるよんな事は……」

    小鳥「だったら、シャンとしとけや。極道は常に堂々と道歩くもんや」

    小鳥「お嬢がこれで良かったなんて勘違いできる程…デカい幸せ掴まな、今度こそホンマに殺したんで?」

    P「…………あぁ」ザッ スタスタスタスタ


    小鳥「ちっ世話の焼ける奴ばっかやで。あー俺もどっかにええ人転がってへんかなー」カランコロン


    162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:50:17.78 ID:cC2jEy6x0

    小鳥「おっつかれさまさまでしたぁーっ!!!」

    P「お疲れ様です。小鳥さん、さっきの分を軽く取り返す大活躍でしたね」

    小鳥「これまでになく美味しい役が出来て超満足です!」

    P「まぁ雪歩の出番終わって、俺と小鳥さんで話してるだけですから」

    P「本当はこのパート丸々要らないんですけどね」ははは

    小鳥「その間皆は待ちぼうけですからね」

    小鳥「でも楽しかったからいいじゃないですか。Pさんもノリノリだったのに言いっこなしですよ!」

    P「さっきの、話が無駄に長くなってる傾向があるから失恋シーンだけに絞ろうという話はどこへ…」


    163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/15(火) 23:52:29.47 ID:cC2jEy6x0

    小鳥「しかし雪歩ちゃんもまた名演技でしたね~。今までとテイストの違う反応だったけど」

    小鳥「細かい仕草に溢れ出る感情が表れてて、私もうずっとハンカチ持ってましたよ」

    P「特に演技の仕事に力を入れてる雪歩ですから、期待はしてましたけど」

    P「それを遙かに超える素晴らしい芝居でしたよ。思わず本気で泣きそうになっちゃいましたもん」

    小鳥「最後の泣き声も本当に悲痛でしたもんね」

    小鳥「ホントなら残りを見ずにオーディション受かっちゃうレベルですよ」

    P「えぇ、けれどこれまでの皆も甲乙つけがたいレベルですからね」

    P「この分だと残りの皆も凄そうだし、最後の最後まで予想がつきませんよ」ゴクリ

    P「て、律子いつの間に横に。そうだ、雪歩に新しいお茶持って来てくれって伝デコピンっ!?」ビシィッ!!

    小鳥(…これまでの子よりは、多少役に入り込んだ度が高かったのかしら)フム


    164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/16(水) 00:05:21.21 ID:PgNeMf7bO

    雪歩と別れた理由が気になる


    167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/16(水) 00:28:07.88 ID:LvTccAGQ0

    まとめ

    振られた理由           小鳥

    あずさ→戦地に行くから     ウエイトレス
    美希→婚約者が居るから     婚約者
    真美→亜美が好きだから     事務員
    春香→アイドル天海春香のため  出番無し
    雪歩→メインヒロインのため   お弟子さん


    168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/16(水) 00:36:12.71 ID:LvTccAGQ0

    P「あづづづ…久々に食らうとビックリしますねコレ……」

    小鳥「律子さんもだんだん楽しくなっていってるんじゃないですかねぇ?」

    小鳥「続いては6人目。何だかんだで折り返しですね」

    P「えーと、残ってるのは千早・真・亜美・響・貴音・伊織・やよいの7人ですね」

    小鳥「結構やったようで先は長いですけど頑張って行きましょう!」

    小鳥「それじゃあエントリーナンバー6番!入って来て下さい!」

    6番→>>172


    169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/16(水) 00:37:25.38 ID:WLx1uByDO

    72


    170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/16(水) 00:38:45.46 ID:oDZYes7Yo

    自分なら完璧さー!


    171: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/16(水) 00:42:01.02 ID:Upax4n99o

    うっうー


    172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/16(水) 00:42:43.67 ID:4ESj7dIAO

    まっこまっこりーん


    175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/16(水) 01:03:24.63 ID:h6jAY944o

    >>167
    あずささんの理由の戦地にいるからだけ空気違っててワロタ


    180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 00:27:09.51 ID:cABhuql80

    真「…………」タッタッタッタ

    P「よぉ。真」

    真「プロデューサー!お疲れ様ですっ」

    P「お疲れ様なのはそっちの方みたいだけどな。なんで走ってたんだ?」

    真「いやー、思いのほか早くこの公園に着いちゃって」

    真「ただじっと待ってるっていうのも性に合わないんで、時間潰しにトレーニングをと」

    P「ははっ時間潰しにトレーニングか。真らしいなぁ」

    真「…ウォーミングアップも兼ねて、なんですけどね」ボソッ


    182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 00:58:55.62 ID:cABhuql80

    P「練習熱心なのは結構だが、たまには手を抜くことも必要だぞ?」

    P「俺が言うのもなんだけどな」

    真「大丈夫ですよ。ボクだって最近は皆と買い物に行ったりクレープ食べたりしてるんですから」

    真「そうだっ!昨日すっごく可愛い服を見つけて買っちゃったんですよ!」

    P「ほー。すっごく可愛い服を…」

    真「はい!今度事務所に来て行きますから、感想よろしくお願いしますねっ」

    P「うんまぁ…着て来る前に美希か雪歩に見てもらっとけよ?」アセ


    183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/20(日) 01:38:55.98 ID:cABhuql80

    真「プロデューサーのおかげで、最近はスカートでの仕事も増えて来ましたし」

    真「父さんのせいで失ってたものを、かなり取り戻すことが出来たって感じですね」

    P「俺からすれば真の親父さんには感謝してるんだけどな。真に野球を教えてくれたおかげで…」

    真「それは勿論ボクだって感謝してますよ。………むしろ」

    真「今ほど感謝している時は無いかもしれません」

    P「?」

    真「プロデューサー。一つお願いがあるんですが、聞いてもらってもいいですか?」

    P「そりゃ勿論。真の頼みなら何だって」

    真「ありがとうございます。それじゃあ」



         「――ボクと勝負して下さい」        


      
    P「っ!」


    184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/20(日) 10:33:05.72 ID:THajF2wMo

    ん?


    185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/20(日) 11:30:38.25 ID:RL/PVUKMO

    え?


    192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/21(月) 22:45:58.61 ID:mXIgr9qH0

    P「勝負?」

    真「えぇ、勝負です。1対1で、正々堂々真剣勝負」

    真「ボクが負ければ、綺麗さっぱりプロデューサーのことは諦めます」

    P「諦めってお前、何を言って…「ボクが勝ったら――」

     
      「プロデューサーは、ボクと別れるのを止める」


    P「――っ!」

    真「どうですか?プロデューサー」


    193: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/21(月) 23:06:14.70 ID:mXIgr9qH0

    P「…別れるも何も、俺とお前は」

    真「分かってますよ。父さんの許しを得る為の、偽りの恋人」

    真「プロデューサーの肘が完治した今、続ける意味も無いごっこ遊びです」

    P「………その通りだ。だかr

    真「だから、ボクは提案してるんですよ」

    真「ボクが勝ったらごっこ遊びは終えて、ボク達は本物の恋人になる」

    P「…………」

    真「これまでの時間だって、ボクにとってはずっと憧れていた、宝石の様な時間でしたからね」

    真「付き合うことが出来れば、それだって……ホンモノになる」


    194: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/21(月) 23:30:24.26 ID:mXIgr9qH0

    真「ボクの過去と未来を勝ち得る為の勝負。受けてくれますか?プロデューサー」

    P「…本物だの偽物だの、過去だの未来だの。真のくせにややこしいこと言ってんじゃねーよ」

    真「心外だなぁ。少女漫画ではワリとありがちな話ですよ?」

    P「恋愛の揉め事を勝負で解決するのは、どっちかと言えば少年漫画の領分だと思ってたんだけどな」

    P「どっちにしろ、ヒロイン当人が言うことじゃない」カラン…

    真「!…ははっ。これでもずっと、白馬の王子様に助けられるお姫様を夢見てたんですけどね」

    真「でも良いんですよ。主人公役でも、或いは悪役でも何でも……」

      
      真「プロデューサーを手に入れることが出来るなら、ボクは何だってやってみせます」ザッ


    P「…本気で勝てると思ってるのかとか、お前相手にそんな野暮は言わない」

    P「楽にしてやるよ。来い……真」スッ


    195: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 23:49:33.63 ID:bSvMgg1ko

    三秒後にギブ!ギブギブ!と叫ぶPの姿しか思い浮かばない……


    196: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/21(月) 23:58:34.48 ID:mDah4VdWo

    やきう対決ですから


    197: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 00:13:04.06 ID:gJa1nDVo0

    真「本当に一打席勝負で良いんですか?ボクから仕掛けた勝負なんですから、もっと…」

    P「要らねーよ。アイドルとはいえ、女子高生の投げる球を一打席で打てないようじゃ」

    P「元よりここで諦めた方が身の為だ」

    真「…分かりました。でも、約束は守ってもらいますよ」

    真「ボクが勝ったら――」

    P「あぁ。男に二言は無えよ」

    P「だがその前に……」ピシュッ

      「ピヨッ!?」パシッ

    P「んなトコで隠れてる暇があったらキャッチャーと審判でもやれ。出歯鳥」


    199: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 00:25:32.18 ID:gJa1nDVo0

    小鳥「気付いてたのか…」

    小鳥「い、いや違うぞ?覗いてた訳じゃなくて、たまたま通りかかったら何か真剣な空気だったから」アタフタ

    P「うるせえよ。そこに草野球用のがあるからとっとと防具着けろ」

    小鳥「いやいや、これ俺なんかが関わって良い勝負じゃ…」

    P「いいよな?真」

    真「えぇ。一人くらい証人が居てくれないと後々困っちゃうかもしれないですからね」

    真「それが色々お世話になった小鳥さんなら、是非も無いですよ」ニコッ

    小鳥「真ちゃん…」

    P「言っとくが審判は公平にな。俺に肩入れなんかすんじゃねーぞ」

    小鳥「アホか。心配する方向が逆だっつの」

    P「…ならいい」

    小鳥「………?」


    201: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 00:39:07.58 ID:gJa1nDVo0

    P「…………」ブンッブンッ!!

    P「よっし、準備オーケー」

    小鳥「…てかお前ホントに大丈夫か?一打席勝負なんて言って」

    P「何が。高校の頃、お前が残したランナーを何人俺が還したと思ってんだよ」

    小鳥「…相手は真ちゃんだぞ?そんな油断してると……「油断?」


      「誰が、誰にだ?」


    小鳥「………ッ!!」


    203: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 00:54:08.54 ID:gJa1nDVo0

    小鳥「それじゃあ二人共、準備は良いな?」

    P「あぁ」

    真「はい」

    小鳥「それじゃあ……一打席勝負!!プレイッ!!」


    P「…………」スゥッ ギュッ!!


    小鳥(恐い位の集中力…Pは本気だ。全力を以てこの勝負に臨んでいる)

    小鳥(…やっぱり、杞憂だったのか?)

    小鳥(『Pが負けることを望んでいる』なんて――)


    204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 01:07:14.49 ID:lIAiY+sM0

    こういうSSでのPと小鳥さんの演技力は異常。

    俳優のほうが向いているのでは・・・


    205: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 01:09:16.74 ID:gJa1nDVo0

       
      バシィッ!!
      
    小鳥「……ボール!」

    P「…思ったより錆付いちゃいないみたいだな」

    小鳥「うるせっ」シュッ


    真「…………」パシッ


    小鳥(真ちゃんのストレートは130は優に超える。回転もキレイで、ノビのある良い球だ)

    小鳥(だけど、今のPなら余裕を持って見極められるレベル。打ち損じもほぼ期待出来ない以上、真ちゃんに勝ち目は無い)

    小鳥(そんなことは彼女が一番分かっているはず。どうしてわざわざこんな…)


    206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 01:21:49.12 ID:gJa1nDVo0

    真「…次、行きますよ。プロデューサー」ザッ

    P「あぁ」グッ!

       ビシュッ!!

       キィンッ!!

    小鳥「っ!」

    P「…ファウルか」チッ

    真「得意なコースだからって、無理に引っ張ろうとするのは悪い癖ですよ」ニッ

    P「渡米迄には直しとくさ。…さぁ、来い」


    207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 01:29:23.09 ID:UKP8hc190

    真強い(確信


    208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 01:38:32.22 ID:gJa1nDVo0

    真「だあああっ!!」ビシュッ!!!


      カキーーンッ!!!


    真「あっ!?」

    小鳥(大きいっ!!ポール際……)


      ヒューーッ  ガサガサッ  


    真「ふぅ……」ほっ

    P「風に助けられたな」

    真「計算通りですよ。これで追い込みました」

    P「真っ直ぐだけで俺に勝てると思われてたなら舐められたもんだ。…次で仕留める」


    209: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 01:55:53.63 ID:gJa1nDVo0

    小鳥(たしかにここまでの5球。真ちゃんは全力の真っ直ぐしか投げていない)

    小鳥(…他のボールを投げられない訳じゃない)

    小鳥(真ちゃんはきっと、この勝負……)

    真「…………」スッ

    小鳥「!?」

       ザッ…!

    真(ボクは最初から負ける気でなんか投げてませんよ、小鳥さん) 

    真(想いを込めた渾身のストレートを打たれて、スッキリ諦めようとなんて思ってません)

    真(ストレートを続けたのは、あくまで勝つ為の布石)


    210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 01:58:01.83 ID:B+Z4SXI2O

    三浦大輔かな?


    211: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 01:59:10.69 ID:Woa+JCUg0

    デッドボールかも


    212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 02:14:47.35 ID:gJa1nDVo0

    真(生半可な緩急はPには通用しない)

    真(けど、この時の為にずっと練習して来た。プロデューサーにも初めて見せる『この球』なら…!!)


       ガバアッ!!


    小鳥「―――っ!」ゾクリ

    小鳥(真ちゃんから出たサインは…『高速スライダー』)

    小鳥(ストレート並の速度を持ちながら、打者の直前でスライドする変化球)

    小鳥(本当に投げられるのなら、ストレート勝負だと思い込んでいるPに打てるはずが無い…!)


    真(ごめんなさい、プロデューサー)

    真(ボクは貴方が思うような、真っ直ぐで綺麗な人間じゃない)

    真(だってボクは、貴方の夢を奪ってでも傍に居て欲しいと思う程に、プロデューサーのことが――)
       
      
       「――大好きなんです」

       


    213: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 02:29:36.06 ID:gJa1nDVo0

    P「…………」ボソッ
          

       ビシュッッ!!!


    小鳥(来た!速い!)

    小鳥(Pはストレートで反応してる!けどここから曲が――



      カッキィィィィィン!!! スッ



    小鳥「場外……ホームラン」

    P「…………」タッタッ


    真「…………ははっ」

    真「ダメだな…。やっぱり…一番カッコ良いや」


    214: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 02:45:31.97 ID:gJa1nDVo0

    P「…………」スタスタ

    小鳥「おっおいP!待てって!」

    P「なんだよ。まさかあれ位の仕事で賃金要求するつもりか?」

    小鳥「ちげーよ!良いのかよ、あんな別れ方で…」

    P「…………」


      P『勝負は俺の勝ちだ。今までありがとな、真』

      真『はい。勝負の結果ですから、潔く受け入れられます』

      真『ボクのワガママを聞いてくれて、ありがとうございました!』ニコッ!


    P「…良いんだよ。昔から言うだろ、勝者が敗者に掛ける言葉なんて何も無い」

    小鳥「勝者……ね」

    小鳥(そんなモンが、この勝負に居たとは思えないけどな)


    216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/22(火) 03:03:58.20 ID:gJa1nDVo0

    小鳥「…なぁ。真ちゃんが最後の1球を投げる前、Pなんか呟いて無かったか?」

    小鳥「俺の聞き間違いじゃなければ……『スライダー』って」

    P「…二年掛かった俺の立つ瀬が無ぇよな」

    小鳥「やっぱり!えっじゃあお前分かってたのか?」

    小鳥「でもだったら何で……!」

    P「あーもううるせえな。そんなの俺だって分かんねーよ」

    P「ただ……」



      ジャーーーッ

    真「………ぷはぁっ!」

    真「あーあ負けた負けたっ!折角上手いことツーストライクに出来たのに」

    真「結局最後も曲がらず真っ直ぐになっちゃうんだから、締まらないよなぁ」


    217: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 07:44:49.19 ID:LX/nlH/Oo

    スライダー読んでてわざと空振ろうとしたら曲がらなかったからドンガラガッシャーーーン!ってわけか


    219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 11:27:41.66 ID:EdSSMV+5o

    曲がらねえような気がしたんだろ


    221: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/22(火) 23:15:18.01 ID:DcR6uPwGO

    もう楽しく遊んでるだけだろ‥‥これ


    222: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/23(水) 00:08:56.20 ID:Hi/11ikd0

    H2思い出したは


    223: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/23(水) 01:56:03.94 ID:7iOdsb0v0

    真「プロデューサーも真っ直ぐだって信じ切ってたし」

    真「ちゃんと曲がってれば、今頃は……ってボクも女々しいなぁ」ガシガシ

    真「これで良かったんだ。結果的にプロデューサーの信頼に応えられたし」

    真「綺麗にサヨナラホームランを打って…もらっ……た…ん」


      『凄いですよプロデューサー!サヨナラホームラン!』

      『バーカ、サヨナラじゃねーよ』

      『え?』

      『これから始まるんだろ?俺達の関係はさ』


    真「うっ…ぐっ……あぁっ…!うあああああっ……!!」




       「――曲がらない様な気がしてたんだよ」



      


    224: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/23(水) 02:17:30.46 ID:7iOdsb0v0

    小鳥「はいクアアアアアットロオオオオッ!!!」

    P「ふーー。お疲れ様でした」

    小鳥「いやー今回は今迄にも増してストーリーが作り込まれてましたね!」

    P「正直、漫画にすれば軽く単行本二桁行ける位の構想は今出来ちゃってますね」

    P「好きなタイプの話だけに、暴走気味に設定を作り込んじゃいましたよ」ハハハ

    P「その分セリフは大分絞ったので、色々伝わってるかは微妙ですが…」

    小鳥「実際これ解釈相当難しいですよね。プロデューサーさんは本当に負けたかったのかとか…」

    P「俺の中では答えは大体決まってますけど、まぁそういう色々は想像の余地に任せるということでお願いします」

    小鳥「行間を読んで察しろってことですね!これはまた後で見返す楽しみが出来ました!」

    P「ごはっ!!」ドフッ!!

    小鳥「そしてPさんの鳩尾にボールが飛んできた所で7人目!エントリ―ナンバー7は…」


    226: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/23(水) 08:17:21.57 ID:3IUgbHYeo

    絶望感がたりない


    229: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/23(水) 13:49:57.19 ID:MvitlA4YO

    >>226
    ????「少年よ、これが絶望だ。ターンエンド」


    232: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/24(木) 22:45:18.05 ID:QZFCK0fm0

    H2パロを無理に入れた所為で若干の無理矢理感が出たかなぁ
    PがPやるverも考えてたけれど…。

    エントリー7番→>>235


    233: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 22:48:45.75 ID:xp9+ptqDo

    たかね


    234: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 22:48:59.86 ID:zyaO67L0o

    りっちゃん


    235: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/24(木) 22:49:12.12 ID:FlIVauxRo

    千早


    236: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/25(金) 00:24:31.77 ID:m8GI0qF20

    P「…………」カタカタ

    P「……ふー」

      ガチャッ

    P「!」

    千早「おはようございます、プロデューサー。来てしまいました」

    P「千早…?どうした、今日はオフのハズじゃ…」

    千早「歌のことで、どうしてもプロデューサーにお聞きしたいことがあるんです」

    P「俺に…?」

    千早「明日でも良いとは思ったんですけど、一人で考えていたら気になって止まらなくなってしまって…」

    千早「メ、メールだとやりとりが面倒ですし、電話だと相手の顔が見えないから微妙なニュアンスが伝わらないですし、今日は他に特に用事も無かったので」アセアセ

    P「…それでわざわざ事務所まで来たと。千早は本当に歌のことになると抑えが利かないんだな」  


    237: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/25(金) 00:39:58.25 ID:m8GI0qF20

    P「久しぶりのオフくらい、ゆっくり休めば良いのに」

    千早「でも私は、プロデューサーに会いた…」ハッ カアアッ

    P「?」

    千早「な、何でもありません!休む必要は感じませんし、歌のことを考えてる方が落ち着くので私は大丈夫ですっ!」

    P「……落ち着く、ね」

    千早「あっカップが空になってますね。新しいコーヒーを淹れて来ます」スッ

    P「えっ?いや、いいよ。千早にそんなことさせる訳には…」

    千早「私の分も淹れるついでですので気にしないで下さい。プロデューサーはミルク無しで砂糖を少しですよね?」

    P「あ、あぁ。よく知ってるな」

    千早「!ま、前に淹れている所を見たことがありますから。私も今日は同じにしてみますねっ」スタスタ


    238: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/25(金) 00:55:48.98 ID:m8GI0qF20

    千早「はい、プロデューサー。お疲れの様なので、少し濃いめに淹れてみました」コトッ

    P「ありがとう、助かるよ。千早」ニコッ…

    千早「これ位お安い御用ですよ。いつも私達の為に身を粉にしてくれているプロデューサーの為なら…」テレテレ

    P「どれだけ力になってるのか、怪しいもんだけどな」

    千早「そんなことはありません!少なくとも私は、プロデューサーのおかげで前よりずっと世界が広がって」

    千早「より深く歌のことを知ることができました。プロデューサーには本当に感謝しています」

    P「…………」ウツムキ

    千早「そうだ、それでご相談したかった件についてなんですけど」ガサガサ

    千早「今度の新曲、このパートのアレンジが…」ペラペラ


    239: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/25(金) 01:13:05.76 ID:m8GI0qF20

    千早「~~~♪」

    千早「この3パターンを考えているんですけど、プロデューサーはどれが一番合ってると思いますか?私は…」

    P「…済まない。俺には区別がつかない」

    千早「そうですか…。では、こちらのパートの「千早」

    P「そうじゃないんだ……」



       「――最近の千早に……俺は付いていけない…」



    千早「……え?」


    240: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/25(金) 01:30:40.59 ID:m8GI0qF20

    千早「な、何を……」カタカタ…

    P「千早の言っていることが、俺にはまったく理解できない…」

    P「俺の力なんかもうとっくに必要無いんじゃないのか?君はあまりにも高い場所へ行ってしまった」

    P「俺の期待を遙かに越えて…な」

    千早「ま、待って下さいプロデューサー!」

    千早「何を弱気なことを言ってるんですか、らしくないですよ…」

    P「…俺はただ事実を言っているだけだ」

    千早「違います!さっきも言ったじゃないですか」

    千早「私が今居る場所は、プロデューサーと2人で歩いて来たから辿り着けた場所で…」

    千早「いえ、プロデューサーが私を導いてくれたから着けた場所です!私独りの力なんて殆ど無いようなもので――」

    P「それは千早の勘違いだ」


    243: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/25(金) 01:51:10.78 ID:m8GI0qF20

    P「千早、君の才能は紛れも無く本物だ」

    P「音楽の神に選ばれた天才だと断言できる。だけど俺は……」ギリッ

    千早「プロ…デューサー……?」

    P「…歌のことの相談相手が欲しいなら、もっとちゃんとした人を紹介するよ」

    千早「!?」

    P「これからは俺なんかじゃなく、千早の才能を理解出来る人間に指導を受けるべきだ」

    P「千早にとっては、もう俺と過ごす時間は無意味なものでしかない。だから……」

    千早「ち、ちが……」


     
           「――俺達、もう別れよう」


       


    242: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 01:42:19.59 ID:2i6u1ObEo

    パートナーが自分より遥かに高みにいるのに
    パートナー自身は気付いてないとかしんどいな


    245: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/25(金) 02:03:21.78 ID:QNT90cZDO

    ちーちゃんって相手に溺愛してると別れを告げた時
    <●> <●>←こんな感じの病んでる目をしそうだよね


    258: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/27(日) 22:43:56.01 ID:go8pfzTN0

    千早「――――っ!!」

    P「それが…俺達の為だ」ウツムキ

    P「俺には君の才能は眩し過ぎた。俺は自分の身の丈に合ったアイドルを探すことにするよ」カタ…

        ガシッ!!!

    千早が両手でPのシャツを掴む。

    千早「はぁっ…はぁっ……!」ガタガタ

    P「痛っ……。放してくれ、千早」

    千早「い…嫌です……。さっきのことば…を取り消してくれるまで」

    千早「ぜったい、ぜったい私はこの手を…!」ギュウッ…!!


    259: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/27(日) 23:02:38.63 ID:go8pfzTN0

    P「千早……」

    千早「何で…何でこんなこと言うんですか……」

    千早「初めて会った時…プロデューサーは言ってくれました」

    千早「これからは『ふたり』で頑張って行くんだって……わたし、無愛想な顔してましたけど」

    千早「本当は……ほんとに、ほんとに嬉しくってっ…!!」ボロボロ

    P「…もうその段階は終わったというだけの話だ」

    P「今の君は一人でも――「やくそくっ!!」

    千早「約束しました!!ふたりでどこまでも上に行こうって!!」

    千早「私が歌い続ける限り、私と…ひぐっ…プ、プロデューサーはずっと一緒だって……」

    千早「約束したじゃないですか………」

    P「…………」

    千早「弱くなった今のわたしは…もう孤独には耐えられないんです……」

    千早「お願いします。わたしを置いて行かないで、捨てないで……わたしを」




         「―――ひとりにしないで」



         


    260: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/27(日) 23:14:05.72 ID:go8pfzTN0

    P「……………」

    嗚咽を漏らしながら、プロデューサーの胸に顔を埋める千早。

    千早「おねがいします…おねがいします…っ!!」

    P「…っ!…ぐっ………!!」プルプル

    P「ああああああああっっ!!!」

    千早「っ!?」ビクッ!!

    プロデューサーの慟哭に驚き、千早の手の力が緩む。

    その間にプロデューサーは少し後ろに下がり…そのまま尻もちを付くようにして崩れ落ちた。

    千早「プロデューサー!?だいじょう…


         「もう……勘弁してくれ…」ボロボロ


    千早「え………」


    261: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/27(日) 23:27:23.10 ID:go8pfzTN0

    P「俺はもう……つらいんだ」

    P「千早の歌を聴くのが……苦しくて苦しくて、気が狂いそうになってくる…!!」

    P「才能が無い自分が、殺したい程に情けなくて」

    P「本物の才能と狂気を持つ千早のことが、羨ましくて羨ましくて」


        「――殺したい程に、憎らしいっ……!!」


    千早「」

    P「俺はもう駄目なんだ……!こんな人間が君の傍に居ていい筈が無い」

    P「君から想われて良いはずが無い……」ガクッ


    千早「わたしの歌が――プロデューサーを苦しめて……――」


    263: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/27(日) 23:38:45.69 ID:go8pfzTN0

    ――「だからお願いだ、千早」

    ――「もう、俺を………」



    ―――――「ひとりにしてくれ」



    千早「――――はい、プロデューサー」ツーーーッ…


        ガララッ…


    P「………?」フィッ

    P「!?」

    千早「苦しませてしまってごめんなさい。――さようなら」

    P「待っ――!!


         フッ


    P「うわああああああああああああああああ―――っ!!!」


    264: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/27(日) 23:45:13.82 ID:go8pfzTN0

    千早編終わり


    265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/27(日) 23:49:09.37 ID:ODnLgC1go

    窓から飛び降りた感じ?


    267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 00:02:25.22 ID:hQfFhgBHo

    さようならで、泣き顔にしか見えない笑顔見せたあと
    背中から窓の外へ落ちてくんだよな


    266: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 00:00:29.61 ID:b4Ug2Stao

    これどうやって演技したんだよ


    270: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 00:28:28.77 ID:j+8+k/CDO

    小鳥さんが下にマット用意してるはず…


    272: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/28(月) 02:02:46.82 ID:v+iFtONmo

    仕込みの内容はともかくとしてだ

    りっちゃんの追撃ぱねぇぞこれは


    283: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/29(火) 00:07:13.89 ID:nj/0KCyD0

    ナンバー8→>>287


    284: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 00:10:01.10 ID:hY8IVGHeo

    ksk


    285: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 00:14:33.46 ID:22riUle2o

    オチなしかよ


    286: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 00:15:21.80 ID:Qt/dMIhKo

    >>285
    この後書くんだよ、きっと

    安価ならいおりん


    287: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 00:16:21.29 ID:ng7xIpC0o

    いおりん


    288: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/29(火) 00:18:16.47 ID:nj/0KCyD0

    オチ?


    289: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 00:21:10.03 ID:Qt/dMIhKo

    小鳥&Pの芝居の裏話+りっちゃんからの一撃
    が千早編だけまだなもんで


    290: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 00:28:47.97 ID:iPEad5dpo

    千早殺したまま次行くつもりだったのかww


    291: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/29(火) 01:19:18.23 ID:nj/0KCyD0

    P「………あー…きっついなぁコレ……」

       ガチャッ

    小鳥「お疲れ様です。プロデューサーさん」

    P「小鳥さん。千早は大丈夫でした?」

    小鳥「…はい。ちゃんとマットの上に着地しましたから、怪我は一切ありません」

    P「そうですか」ホッ…

    小鳥「…本気で心配してたんですか?お芝居のオーディションなのに」

    P「えぇ…千早から演技の流れを聞いた時は、俺が刺される系のオチになるかと思っていたので」

    P「最後は予想外だったというか……ちょっと本気でショック受けちゃいましたね」ハハハ…

    P「春香にも怒られちゃいましたし……」

    小鳥「…少し休んでから、次に行きましょうか」トテトテ

    小鳥「伊織ちゃん、こっちの準備があるからちょっと待っててね」

    P「…ありがとうございます」


    293: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 01:30:54.26 ID:Qt/dMIhKo

    さすがにこればかりはりっちゃんも手が出ないか・・・


    294: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 03:54:12.20 ID:6hvAYuJWo

    まあそもそも律子が殴る意味がよう分からんしな 熱が入ってるとはいえ演技なんだから
    演技なのに一線を超えたとかなら分かるけど 誰も暴走してないしな


    296: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 07:18:43.97 ID:Kf7Ch65DO

    アイドルたちはマジでPが好きなのにそれに気付かず鈍感なまま別れる役オーディションなどをやらせアイドルを演技とはいえ泣かせたりしてるから…
    律っちゃんはそんなアイドルの代わりに叩いてるんだよ…
    マジで惚れてる相手に演技とはいえ別れることをさせられたら傷付くやん


    297: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/04/29(火) 08:37:00.57 ID:ja4N9hz60

    他人の律子が演技の外でマジにやってるから理不尽に感じるわけで


    298: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 09:05:18.37 ID:XJCheccDO

    女の敵だから成敗って感じじゃね


    301: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 11:21:05.10 ID:q4DkcerMo

    これくらいならギャグで済むレベルだと思うが


    303: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 15:02:48.13 ID:GBG6Xa+8o

    まあ律子の1発については最後でわかるだろうと期待しつつ次を待てばいいのだ


    304: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/04/29(火) 21:48:54.22 ID:Kf7Ch65DO

    律子の一発(意味深)か


    311: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/01(木) 00:13:13.46 ID:8g06lbrX0

    伊織「~~~♪」

    小鳥「あら、随分ご機嫌ね。伊織ちゃん」

    伊織「っ!な、何が?別にフツーだけど…」

    小鳥「またまた~。愛しのプロデューサーさんに三日振りに会えるのが楽しみで仕方ないんでしょ?」

    伊織「なっ…///!」ボムッ

    伊織「何バカなこと言ってんのよこの鳥!何で私がアイツに会えるからって喜ばなきゃ…!」

    小鳥「恥ずかしがることないじゃない」ウフフ

    小鳥「付き合って1カ月のカップルなんて、離れてる時は1秒でも早く会いたいって常に思ってるものよ?」

    伊織「アンタに恋愛を語られてる時ほど無意味な時間も無いわよね」

    小鳥「ぐはぁ」


    312: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/01(木) 00:47:52.22 ID:nANXC5LDO

    ▼いおりのこうげき!

    ▼ことりにクリティカルヒット!


    313: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/01(木) 01:38:48.93 ID:magl9LG9o

    ▼ことりに765ダメージ!


    314: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/01(木) 02:09:38.58 ID:e3v3VkAso

    ▼しかしことり、すぐに妄想に耽り体力全回復!


    315: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/01(木) 03:50:13.81 ID:+LQctH04o

    ▼いおりは あきれている!


    317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/01(木) 17:27:53.79 ID:nANXC5LDO

    ノリがいいなww


    319: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/01(木) 22:52:55.44 ID:8g06lbrX0

    伊織「大体、カップルって言っても」

    伊織「私はあくまでアイツがあんまりしつこいから、しょーがなく付き合ってあげてるだけあって」

    伊織「別に私がアイツのことをす…す、好きって訳でもないんだから」カアッ

    小鳥(可愛さやっばい)

    小鳥「プロデューサーさん、最初から伊織ちゃんへのアタック凄かったものね」

    小鳥「律子さんも言ってたわ。彼があと少し早く765プロに来てたら、竜宮小町は無かったかもしれないって」

    伊織「ま、あんなアホだけど女を見る目だけは確かだってことでしょうね」サラッ

    小鳥「実際、今では伊織ちゃんのソロの活動は殆どPさんが管理してるものね」

    小鳥「ホント、アツアツで羨ましい限りだわ」ハフゥ

    伊織「アツアツって、だから私は…///」

    小鳥「それにしても」


       「Pさんは、いつから伊織ちゃんを好きになったんでしょうね」

      
    伊織「―――っ」 


    327: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/05(月) 01:11:53.94 ID:5qLza1My0

    伊織「…………」



    伊織『へぇ、ちゃんと100%のオレンジジュースを買って来るなんて気が利くじゃない』

    P『月刊○△のインタビュー記事で、好きだって読んだからね』

    伊織『っ!よく知ってるわね。あんな三流誌の小さい記事…』

    P『俺は君のファンだったからさ。…ずっと前から会いたいと想っていたよ、水瀬伊織ちゃん』ニコッ

    伊織『なっ何よ、気持ちわるいやつねぇ…///』



    小鳥「事務所で初めて会った時には、既に…だったっぽいから」

    小鳥「もしかしてその前にどこかで会ってたりするのかしら?」

    伊織「下らない詮索してないで、さっさと仕事しなさいっての」ぺしっ

    小鳥「あたっ。はーい、でもまずはニュースチェックから…」カタカタ

       ヴーヴー

    伊織「メール…Pから?」

    伊織「何かあったの――っ!?」

    小鳥「えぇっ!?」ガタッ

    小鳥「ちょ、ちょっと伊織ちゃん大変よ!!……伊織ちゃん?」


    333: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/08(木) 22:54:10.09 ID:lJChOR0N0

    P「…………」カチッ

    P「…あっけないもんだったな」フー

      タタタタッ! カンカンカン!

    P「…………」

        タタタッ!! ザッ!!

    伊織「はぁっはぁっ…!やっぱりここに居たわね…!」ゼェゼェ

    P「やぁ伊織。どうしたんだ?そんな息を切らせて走るなんて珍しいじゃないか」

    伊織「あ、アンタが……アンタがこんなアホなメール送って来た所為でしょうが!!」バッ!!


       『目的を果たしたので、俺は765プロを辞める。皆によろしく伝えといてくれ』                               

    P「…………」


    335: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/08(木) 23:49:26.64 ID:lJChOR0N0

    伊織「どういうつもり?この私にこんな下らない悪ふざけを仕掛けるなんて…」ワナワナ

    P「悪ふざけのつもりは無いよ。見たままだ」

    P「そりゃ顔も見せずに急に辞めるっていうのは悪いと思ってはいるが、俺にも事情があってね」

    P「引き継ぎの色々なデータはデスクのパソコンに全部入れてるから、律子に見る様に言っておいてくれ」フー

    伊織「―――っ!!」カーッ!!

    伊織「ふっ…ざけたこと言ってんじゃないわよ!!アンタ、自分が何言ってるのか分か「伊織」

    P「茶番は止そう。例のニュースは見ただろ?」

    P「頭の良い君なら、もう答えに辿りついているはずだ」

    伊織「な、何を言って…」


    336: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/09(金) 00:17:39.58 ID:m1BTs/Cz0

    伊織「こ…答えも何も、ただのアンタのく、下らない悪ふざけ以外に何が…」

    P「メールにも書いてただろ?目的を果たしたから辞めるって。それを見れば…」

    伊織「…………」カタカタ

     
      小鳥『伊織ちゃん?何かあったの?』

      伊織『な、なんでもない……わ。それより、そっちこそ何かあったわけ?』

      小鳥『そ、そうなのよ!伊織ちゃん、このニュースって…』

      伊織『何、水瀬の話?一体何が…』

      伊織『――――っ!?』ゾワッ!!


    P「フーー。…認めたくないなら、俺がはっきりと言ってやるよ」じっ

    伊織「………めて」

    P「俺が765プロに入った目的」

    伊織「やめてよ…」

    P「いや、俺が『水瀬伊織』に近づいた目的は、水瀬財閥への…」

    伊織「止めてって言っ――




         「――――復讐だ」


     
       


    341: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/15(木) 02:34:40.37 ID:LqR2Sa2g0

    伊織「…っ………」ウツムキ

    P「伊織には本当に感謝してるよ。伊織のおかげで、当初の予定よりずっと早く計画を達成することが出来た」

    P「厄介な存在だと思っていたお兄さん達からも、簡単に信用を得ることが出来たしな」

    伊織「…はんっ!何を言い出すかと思ったら、間抜けなことね」

    伊織「あんな子会社一つ潰した程度で、水瀬が揺らぐとでも思ってるの?」

    P「…………」

    伊織「あの程度で復讐を達成したなんて、おめでた過ぎて笑っちゃうわ」

    伊織「…水瀬がアンタの家族の仇だって言うんなら」


       「――私を殺す位のことやってみせなさいよ」

       


    344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/15(木) 23:54:58.87 ID:LqR2Sa2g0

    P「……あん?」

    伊織「ほら、今私はアンタの目の前に居るわ」ずいっ

    伊織「誰にも言わずに事務所から走って来たから、今私の居場所を知ってる人は誰も居ない」

    伊織「これ以上無いチャンスじゃない。憎いんでしょ?水瀬が、私が。だったら――!」

        ベシッ

    伊織「あぅっ!」

    P「勝手に一人で盛り上がらないでくれるか?」

    P「俺だってガキじゃないんだ。昔ならいざ知らず、今は水瀬財閥が基本的には善良な企業だってこと位知ってる」

    P「俺の目的はあくまで、直接的な実行犯だったあの男を潰すことだけだよ」

    P「それにしたって……」ボソッ


    346: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 00:14:57.18 ID:IjuCj/Me0

    伊織「………?」

    P「いや、なんでもない。…チッすっかり調子狂っちまったな」ガシガシ

    P「…だから俺は伊織に感謝こそすれ、憎む理由なんて無い」

    P「さっきはあぁ言ったが、実は水瀬財閥に対してすら、今となっては何の感慨も持ってないんだ」

    伊織「…そんなの……じゃない」ボソッ

    P「今回の件で多少のイメージダウンが起きたことを悪いとすら思ってるが、まぁ組織の癌を取り除けたんだから」

    P「チャラって事にしといてくれると助かる」

    P「お父さんとお兄さん達によろしく言っといてくれ」スタスタ

    伊織「ま、待ちなさいよ!どこに行くつもり!?」ザッ!

    P「俺がどこに行こうが勝手だろ。もう俺はプロデューサーでも無ければ、伊織のk

    伊織「そんなの誰も認めて無い!!」


    347: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 00:38:19.35 ID:IjuCj/Me0

    P「何を言ってるんだ?認めるも何も…」

    伊織「アンタがこんな馬鹿なメールを送って来たのを知ってるのは私だけよ」

    伊織「社長はおろか、他の誰にも言ってないわ」

    伊織「そしてこれからも言うつもりは無い。こんな妄言、聞き流して握り潰しておいてあげるわよ」

    P「…俺の話聞いてたのか?俺は…」

    伊織「もう目的は果たしたんでしょ?じゃあ私が黙ってれば何も問題無いじゃない」

    伊織「どーせ次の職の当ても無いんだろうし、心優しい私はアンタの小悪党な企みなんて水に流してあげるわよ」

    P「バカなこと言ってんな。それで通る訳無いだろ」

    P「あの男を潰す為に、これでも片手じゃ足りない位の罪を犯して来てるんだ。そんな奴が…」

    伊織「そんなの私が揉み消しといてあげるわよ」

    伊織「むしろ水瀬からの報復の方が怖いけど、それも私がお兄様にお願いすれば骨の一本位でどうにかなるわ」


    348: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 01:46:22.32 ID:IjuCj/Me0

    伊織「アンタは明日からも今まで通り、765プロで私達の為に馬車馬の様に働いてれば良い」

    伊織「それだけのことよ。さっ分かったら一緒に…」スッ…

          パシッ

    伊織が差し伸べた手を、Pは振り払って足を進めた。

    P「話にならないな、そんな絵空事」スタスタ

    伊織「…ちなさいよ」

    P「無理だ、諦めてくれ。もう全部…終わったことだ」ガチャッ…


        ダダダッ!! ギュッ!!


    P「………伊織」

    伊織「お願い…っ…だから……!」ボロボロ


       
         「行かないで……!!」


        


    349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/16(金) 01:52:20.75 ID:1I682vpZo

    今回も中々の演技派ですよ


    350: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 02:05:49.35 ID:IjuCj/Me0

    P「………っ…」ギリッ

    P「…ハ―。俺を失望させるなよ」

    P「男の背中に泣いて縋りつくなんて情けない真似、恥ずかしくないのか?」

    伊織「私、アンタのことが好き!大好き!」

    P「っ!」

    伊織「も、もう…ひぐっ…アンタが居ない人生なんて、考えられない!そんな弱い女になっちゃったのよ!」

    伊織「ううううっ…!!なっさけない……」グスグスッ

    P「…………」

    伊織「責任……取りなさいよ……」

    伊織「プロデューサーじゃなくてもいいから…私から離れていかないで」

    伊織「ずっと…ずっと私の傍に居てよぉ……!」ボロボロ 


    351: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 02:15:05.55 ID:IjuCj/Me0

    P「………ハハッ」

    P「あーはっはっは!!!」ゲラゲラ

    伊織「え…?」

    P「クックック…いやーまさかここまで笑わせてくれるとはな、傑作だよ」

    伊織「な、なに?どういう……」

    P「酷い顔だな。無様なこった」ククク…

    P「ずっとお前のその顔が見たかったよ」


        「――クソガキ」


    伊織「―――っ!?」


    352: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 02:30:00.48 ID:IjuCj/Me0

    P「フフッ、危険を冒してまでわざわざここに来て正解だったな」

    P「今までお前から与えられ続けた苛つきが一気に解消されたよ。溜飲が下がるとはこの事だ」ハハハ

    伊織「…………」ボーゼン

    P「何を呆けた顔してんだ?当然の事だろ?」

    P「お前は俺にとって、復讐を成す為のただの道具でしかない」

    P「つっても相当面倒な不良品だったけどな」

    P「苦労したぜ?実力も才能も碌に無いくせに、口ばかり達者で自意識が肥大化した」

    P「クソ生意気なガキの相手の機嫌を取り続けるのは」

    P「はははははははっ!!」ゲラゲラ


    353: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 03:07:29.22 ID:IjuCj/Me0

    伊織「うそ……嘘よ……」

    P「あー笑った笑った。お前が告白を受けて来た時も笑えたけど、今回はそれ以上だよ」

    P「ほら、分かったらいーかげん離せよ」ドンッ!

    伊織「きゃっ!」ヨロッ…

    P「それじゃーな、伊織お嬢様。今後は自分の身の程を知って、もっと謙虚に生きろよー」ひらひら

    伊織「ま、待ってよ!」

    P「待たねーよ」スタスタ


    354: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 03:14:05.66 ID:IjuCj/Me0

    伊織「なんで、なんでそんなこと言うの…!?プロデューサーは、私のこと好きじゃ…」

    P「人を見下してばっかのクソガキに、思い知らせてやったんだよ」



    「お前みたいな性悪、好きになる訳ねーだろ。バーカ」



    伊織「」

    P「これが真実」

    P「――二度と俺に、近づくな」


      ザッ スタスタスタスタ…



    伊織「…………」ポツン…

    伊織「あ…………」ポタ…ポタ

    伊織「うっ…!ううううっ……!!」ブワッ

    伊織「うわあああぁぁぁん!!!」


    356: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/16(金) 03:23:25.12 ID:IjuCj/Me0

    伊織編終わり。
    裏設定詰め込みまくって、入れたいシーンの取捨選択に悩み倒して
    最初の想定を全捨てたりした結果がこのザマというー。
    どこまで伝わるのかなぁ…


    355: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/16(金) 03:22:09.77 ID:9t1iKA1DO

    いいですねぇ


    358: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/16(金) 09:11:30.63 ID:kdE8+uzBo

    乙。重い女いおりんすき


    361: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/16(金) 10:35:10.48 ID:1FRzZjtro

    救いはないんですか!?










    引用元: P「俺達、もう別れよう」

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