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    一方通行「おいあわきン」結標「!?」

    2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 14:27:09.93 ID:PznTcweq0

    一方通行「しまッた!」

    結標「あなた今なんて...」

    一方通行「うるせェ!土御門俺はもう帰る後はお前らで適当にやッとけ!」

    ガチャ

    土御門「おい待て!一方通行!」

    海原「おや?一方通行さんどうしました?そんなに急いで?」

    一方通行「邪魔だどきやがれ!」

    海原「おっと、すいません」

    土御門「おい!海原なにやってる!そいつを止めろ!」

    海原「え?ですがもう行ってしまわれましたよ?」

    土御門「...」

    海原「?結標さんもどうなされました?」

    結標「あいつがあわきんって...」ブツブツ

    海原「???」



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    3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 14:32:33.31 ID:PznTcweq0

    一方通行「やッちまッた...まさか口に出しちまうとはなァ」

    一方通行「クソッタレが、ン?アイツは確か」

    絹旗「おや、一方通行じゃありませんか。こんな所で超どうしました?」

    一方通行「コンビニの帰りだァ」

    絹旗「そのわりには缶コーヒー一つ持っていませんね」

    一方通行「売り切れだッたンだよ」

    絹旗「?まあ超良いでしょう。そんなことより」

    一方通行「ア?」


    4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 14:38:49.05 ID:PznTcweq0

    絹旗「映画行きましょう、多分超暇なんでしょう?」

    一方通行「なンで俺がお前なンかと」

    絹旗「そんなこと言っても結局は超一緒に来てくれるんですから。さあ行きましょう」グイグイ

    一方通行「おい、引ッ張るンじゃねェ!服が伸びンだろうが!」

    映画館

    絹旗「大人二枚超お願いします」

    一方通行「子供一枚大人一枚だ」

    絹旗「ちょっと子供扱いしないでください!」

    一方通行「俺から見れば十分ガキだ、さッさと行くぞ」

    絹旗「もう...」


    5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 14:47:42.20 ID:PznTcweq0

    一方通行「相変わらずつまンねェ映画だッたな」

    絹旗「一方通行は相変わらず超何も分かっていませんね!そのつまらなさの中に面白さを見出すんですよ!」

    一方通行「あァそうかい、そりゃ良かッたな」

    絹旗「本当に何も分かってないようですね、いいでしょうこの私が何も知らない一方通行に超レクチャーを...」

    一方通行「ン?おいちょッと来い」

    絹旗「なんですかいきなり?こんな逃げるように...ってあれ結標さんじゃないですか。おーい結じむぐっ」

    一方通行「黙ッてろ」

    結標「?今呼ばれたような...」

    一方通行(キョロキョロする結標も最高じゃねぇか!今すぐここから飛び出して後ろから脅かしてやりてェぜ!)


    6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 14:55:35.49 ID:PznTcweq0

    一方通行「あーわきン」

    結標「きゃっ!ア、一方通行!?何よいきなり後ろから!」

    一方通行「すまねェな、あまりにも可愛い後ろ姿だッたから思わず抱きしめちまッたぜ!」

    結標「一方通行///」

    一方通行「あわきン」

    一方通行(いいねェいいねェ最ッ高だねェ!)ニヤニヤ

    絹旗(何を笑っているのでしょうか?)

    絹旗「一歩通行?」

    一方通行「!!なッ何だァ絹旗?」ビクッ

    絹旗「?いえ、いつまで超こうしているんですか?」

    一方通行「ん?(結標ももう居ねェみたいだしもういいかァ?)悪ィなンじゃ行くか」

    絹旗「ええ」


    7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 15:03:30.38 ID:PznTcweq0

    絹旗「行くとは言ったものの私はもう超帰る時間なので、また今度会いましょう一方通行」

    一方通行「あ?もうそンな時間か?ンじゃまたな絹旗」

    絹旗「ええ、また超会いましょう」フリフリ

    一方通行「おォあばよ」フリフリ

    一方通行(しッかしアイツも変わッたやつだなァ、俺なンかと映画に行きてェとはよォ。あれが結標だッたらなァ)

    一方通行(...)

    一方通行「おッと!また自分の世界に引きこもッちまうとこだッた!さっさと帰るかクソガキ共がうるせェしな」


    8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 15:14:53.38 ID:PznTcweq0

    一方通行「帰ッたぞコラァ!」

    芳川「あらお帰りなさい一方通行」

    一方通行「ん?おいクソガキ共はどうした?」

    芳川「打ち止めは泊りがけの調整、番外固体にはおつかいに行ってもらったわ」

    一方通行「あァ?アイツを一人で出したのか?なンかあッたらどうすんだよ?」

    芳川「あら心配なのかしら?一応レベル4級の力はあるんだし大丈夫でしょ?」

    一方通行「ちッ、そういう問題じゃねェンだよ」

    芳川「外に慣れるという意味合いも兼ねて私が許可したんだけど問題あったかしら?携帯も持たせてあるし何かあったら一方通行に連絡するように言ってあるから大丈夫だと思うけど?」

    一方通行「...まァいいか」

    芳川「そうそう、過保護になりすぎるのも良くないわよ」

    piririri

    芳川「あら早速電話見たいね?」

    一方通行「番外固体からか?なンだよ?」

    番外固体「助けて!一方通行!」


    9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 15:25:57.62 ID:PznTcweq0

    一方通行「!?おい!今どこに居る!?」

    番外固体「今スーパーの前!早く来て一方通行!」

    ブツッ

    一方通行「おい芳川!どこのスーパーだ」

    芳川「いつも買い物に行っているスーパーよ」

    一方通行「あそこだな?ちょッと行ッて来る」

    芳川「ええ、気をつけてね」

    ガチャ

    芳川「スーパーの前ってのが気になるわ。まあ危険は無いんでしょうね」

    一方通行「どこだ番外固体!!」

    番外固体「一方通行こっちこっち~」

    一方通行「あァ?おい、どの状況が助けてなンだよコラ」

    番外固体「ミサカ疲れて袋持てなくなっちゃった~助けて一方通行~☆」

    一方通行「...」

    番外固体「あれぇ~どうしたの?そんな血相変えて、もしかしてミサカが危ない目に合ってるって思って全速力で来てくれたの?ミサカ嬉しいなぁ~」

    一方通行「ちくしょォ」

    番外固体「うひゃひゃ」


    10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 15:32:08.11 ID:PznTcweq0

    一方通行「帰ったぞォ...」

    番外固体「ただいま~」

    黄泉川「おーお帰りじゃんよ二人とも。どうした一方通行?そんな疲れた顔して」

    一方通行「なンでもねェ」

    芳川「あら?番外固体ご機嫌ね」

    番外固体「あの人が私の荷物持ちになってくれたの、ミサカもう嬉しくって嬉しくって」

    芳川「ふふっそれは良かったわね」

    黄泉川「へぇー偉いじゃんよ一方通行」

    一方通行「うるせェ、俺はもう寝る飯はいらねェ明日喰うわ」

    黄泉川「?了解じゃんよ」

    番外固体「うひゃひゃお休み~」

    一方通行「...」


    12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 15:41:37.40 ID:PznTcweq0

    一方通行(ちくしょう、まンまとはめられたぜ!心が荒んでしかたがねェ)

    一方通行「こォいう時は...」

    一方通行「この隠し撮りした結標の写真を眺めてだな...」

    piriririr

    一方通行「あァ?土御門?ちょうどいい」

    ピッ

    一方通行「何だ」

    土御門「何だじゃないだろ、お前今日は急にどうしたんだ?」

    一方通行「おォその事だけどよォ」

    土御門「理由があるのか?」

    一方通行「実は結標の事なンだがよ」

    土御門「結標?そういえばお前が出てってから少しおかしかったな。なにやらブツブツ言ってたみたいだが」

    一方通行「それも心当たりがある」

    土御門「?まあいい、さっさと教えてくれ」

    一方通行「実は結標のことがな」

    土御門「ゴクリ」

    一方通行「好きになッちまッたンだよ」


    14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 15:49:42.12 ID:PznTcweq0

    土御門「なっ、どういう...」

    一方通行「そのまンまだよ、今思えばあの時顔面にパンチを食らわせた時からこの気持ちがあったんじゃねェかと思えるンだよな...」

    土御門「お前が誰を好きになろうが構わないが、任務に支障が出ない程度にしてくれよ。まあその任務も今となってはほとんど無いが」

    一方通行「そこでよォ土御門さン」

    土御門「?」

    一方通行「結標に嘘の集合をかけて俺と二人きりになるように仕向けてくれ」

    土御門「」


    15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 15:57:39.98 ID:PznTcweq0

    一方通行「なァ頼むよ土御門さン」

    土御門「やめろ、さん付けで呼ぶな薄気味悪い!」

    一方通行「ンだと?こっちが下手にでてりゃ調子に乗りやがって...」

    土御門「待てそのキレ方はおかしい。分かった集合はかけておく。いつにすればいいんだ?」

    一方通行「そうだなァ心の準備が要るから...一週間後ってとこだな」

    土御門「分かった、じゃあ連絡をしておく。時間とかはこっちに任せておけ」

    一方通行「おォ頼むぜ」

    土御門「それと一方通行、時々一緒に居るアイテムのレベル4とはどんな関係なんだ?」

    一方通行「絹旗のことか?アイツとは特に何もねェよ。俺からすれば珍しく俺に懐いてるガキだって思う程度だな」

    土御門「そうか...まあ分かった。じゃあ後で時間とか連絡する。じゃあな」

    一方通行「ああ、じゃあな」


    16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 16:08:42.24 ID:PznTcweq0

    海原「彼、なんですって?」

    土御門「ん?懐いてくれるいいガキだって言ってたぞ」

    絹旗「また超子供扱いですか...」

    海原「まあまあ、別によろしいじゃないですか。嫌われているわけではないのですから。」

    絹旗「それもそうですね」

    土御門「しかしびっくりしたにゃー」

    海原「なにがです?」

    土御門「街を歩いてたらいきなりグループですよね?って聴かれるんだ身の危険を感じたぜい」

    海原「ああなるほど、確かに驚きましたね」

    絹旗「そっそれは...超すいません...」

    土御門「それに加えて相談に乗ってくれと来たもんだ何事かと思っちまったぜ」

    海原「相談の内容もさることながら、ですね?」

    土御門「そういうこと」

    海原「まさか」スマイル

    土御門「一方通行について色々教えて欲しいって内容だとはなー」ニヤニヤ

    絹旗「うっ」


    17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 16:19:36.46 ID:PznTcweq0

    絹旗「ほら、いつも一緒に遊んでいるこっちとしては友人のことを超知りたいと思うのは当然のことでして...」

    土御門「みなまで言わなくても結構だにゃー」

    海原「要は好きな人の事をもっと知りたいとの事なんでしょう?いいと思いますよ初初しくて」

    絹旗「むむむ」

    土御門「年相応って感じだにゃー。まあ頑張るんだぜ?道は険しいからなー」

    絹旗「言われなくても!」

    土御門(本当に厳しいと思うぜ?精々頑張ってくれよ絹旗最愛。)

    海原「では何からお話しましょうか?彼の趣味とか、好物とか?」

    絹旗「まずは趣味から超お願いします!」

    海原「分かりました、最近彼はですね...」


    26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 19:54:06.52 ID:PznTcweq0

    ヴーッヴーッヴーッ

    土御門(ん?メール?一方通行からか?「結標が喜ぶことをしてやりてェ、どうすればいい?」だと?)

    土御門(そんな事俺が分かるわけないだろ!そういうのは女の子に相談しろ!っと)

    海原「どうしました?土御門さん」

    土御門「んにゃ、なんでもないにゃー」

    海原「そうですか?」

    絹旗「海原さん、続きを超早くお願いします」

    海原「ああ、すいません。それでですねその時の一方通行さんの表情と言ったらですね...」

    絹旗「なるほど...」


    27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 20:00:05.20 ID:PznTcweq0

    一方通行「あの野郎ォ、女の子に相談しろだと?役にたたねェ奴だな。まあいいか」

    一方通行(しっかし女の子だと?家の連中はまずありえないとして...)

    一方通行「とりあえずあそこに行くかァ」

    コンコン

    黄泉川「あ、一方通行?ちょっといいかじゃん?」

    ガチャ

    一方通行「なんだァ?」

    黄泉川「ん?どこかに行くのか?」

    一方通行「ああ、ちょっと出かけてくる」

    黄泉川「そうか、あまり遅くならないようにな?」

    一方通行「ああ、分かってる。ンで?」

    黄泉川「え?」

    一方通行「何か用事があったンじゃねェのか?」

    黄泉川「あ、ああ。一方通行、怒らないで聴いて欲しいじゃんよ」

    一方通行「?」


    28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 20:08:09.31 ID:PznTcweq0

    黄泉川「かっ...」

    一方通行「かァ?」

    黄泉川「かっ、彼女が出来たら家に連れてきて欲しいじゃんよ...」

    一方通行「はァ?」チラ

    番外個体「」ニヤニヤ

    一方通行(あの野郎ォ聴いてやがったな)

    黄泉川「一方通行?」

    一方通行「あ、ああ分かった。そうする」

    黄泉川「そうか、じゃあ気をつけて行ってくるじゃんよ」

    一方通行「おォ、じゃあ行ってくるわ」

    バタン

    芳川「どういうつもりかしら愛穂?」

    黄泉川「あいつは今まで私たちの事でいっぱいだったじゃんよ、自分のしたい事が分かったんなら精一杯祝福してやりたいじゃんか?」

    芳川「それもそうね。それにしても...」

    黄泉川・芳川「あの一方通行がね...」

    番外個体「......」


    29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 20:16:38.89 ID:PznTcweq0

    風紀委員一七七支部

    コンコン

    初春「どうぞー?」

    一方通行「よォ」

    初春「一方通行さん?珍しいですね」

    一方通行「いや、ちょっとな。ン?何でオマエが居るンだ?」

    垣根「よお、一方通行。俺はな、街中で絡んできた野郎に能力使って応戦してやったらもれなく風紀委員に御用された、それだけだ。」

    一方通行「お前が素直に従ったのか?」

    垣根「いや?」

    一方通行「なら何で」

    垣根「先に声をかけて来やがったツインテールのやつに集中してたら後ろから巨*の姉ちゃんに意識を刈り取られただけだ。」

    一方通行「そォかい」


    32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 20:38:57.14 ID:PznTcweq0

    初春「それで一方通行さんはどうしたんですか?打ち止めちゃんが迷子になったとか?」

    一方通行「いやそォじゃねェ。今回は初春さンや白井に相談があって来たンだ」

    初春「相談?」

    一方通行「ああ、大事な大事な相談だぜェ?」

    垣根「女に相談だと?テメェが?らしくねぇな第一位。色恋沙汰か?」ニヤニヤ

    初春「えっ?そうなんですか!?」

    一方通行「まァそンな所だ、しかしさすが第二位だな。人の考えなんかお見通しってか?」

    垣根「バァーカ、今のは適当言っただけだ」

    一方通行「ンなことより白井はどこだ?」

    初春「白井さんならそろそろ戻ってくると思いますよ?固法さんもそろそろだと思います」

    一方通行「そうか、じゃあ少し待たせてもらうぜ」

    初春「どうぞ、何か飲みます?」

    一方通行「コーヒーで頼むわァ」

    初春「分かりました。垣根さんはどうします?」

    垣根「いや、俺はいいわ。もう帰ってもいいんだろ?」

    初春「はい」

    垣根「んじゃ帰るわ。あばよ一方通行」

    一方通行「おォ」


    33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 20:45:53.95 ID:PznTcweq0

    ガチャ

    垣根「?うわっ!」

    佐天「きゃっ!」

    垣根「なんだ姉ちゃん、飛び出してくんじゃねぇよ。危ねぇだろうが」

    佐天「えっ?ああ、ごめんなさい??」

    垣根「ったく」

    初春「佐天さんも来たんですか?」

    佐天「もって?あれ?一方通行さんじゃないですか!久しぶりです!」

    一方通行「おう久しぶりだなァ、佐天」

    佐天「でもびっくりしたー。今の背高い人誰?」

    初春「今のは垣根さんっていって、ほら前に話した第二位の...」

    佐天「ああ!前に色々あってそれで謝りにきて仲良くなったっていう?」

    初春「はい、そうですよその人です」

    佐天「でも以外ー」

    初春「?」


    34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 20:52:32.45 ID:PznTcweq0

    佐天「『ていとく』なんていうからおじさんを想像してたんだよねー」

    初春「ああ、なるほど」

    佐天「案外普通の兄ちゃんだったんだね」

    初春「あれが普通かは...どうなんでしょうかね?はい、どうぞコーヒー入りましたよ、佐天さんも飲みます?」

    一方通行「おォ悪ィな」

    佐天「砂糖とミルクたっぷりでお願いね!」

    初春「わかりましたー」

    佐天「それで一方通行さんは何しに来たんですか?」

    初春「私たちに何か相談があるみたいですよ?」

    佐天「へぇー珍しいね。なんでも自分で解決しちゃいそうなのに」

    一方通行「自分じゃどうにもならなさそうだからここに来たンだ」

    佐天「どんな悩みなんですか?」

    一方通行「あ?白井が来てからでいいかァ?同じ説明はしたくねェんだ」

    佐天「ええ、もちろん大丈夫です!」


    35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 21:00:25.49 ID:PznTcweq0

    シュン

    白井「あら?初春お客さんですの?」

    初春「わわっ、白井さん!能力でいきなり現れないでください!」

    白井「そうでしたわね、ごめんなさいですの」

    白井「えーっと佐天さんと、あら一方通行さんじゃありませんの?」

    一方通行「よう白井、待ってたぜ」

    白井「はて?待ってたとは?」

    佐天「まあまあ白井さん、落ち着いて。それと固法さんはどうしたんです?」

    白井「固法先輩は先に帰られましたわ。事後処理を私と初春で引き受けたんですの。」

    初春「ええーそんなぁー」

    佐天「安心してよ初春、私が付いてるんだから!」

    初春「...」

    佐天「なにその沈黙」


    36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 21:07:52.76 ID:PznTcweq0

    一方通行「話し込ンでる所悪いンだがよォ。そろそろ話してもいいかァ?」

    白井「?」

    初春「ああ!そうでしたね!白井さんもほら!座ってください!」

    白井「えっ?ええ」

    佐天「ゴクリ」

    一方通行「初春さンがさっき聴いてたようによォ、垣根の言うとおり色恋沙汰の話なンだわ」

    佐天「えー!!ホントですか!?」

    初春「本当だったんですね///」

    白井「???」

    一方通行「つまる話なァ、好きになっちまった奴が居るンだよ」

    白井「そのような話を第一位から聴けるとは...」

    佐天「それで!?どんな人なんですか!?」

    初春「佐天さん、そんなにがっつかないでくださいよ...」


    37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 21:17:35.12 ID:PznTcweq0

    一方通行「んでよォ、思いを伝えるためにな一週間後に会うところまでこぎつけたンだよ」

    初春「ほいほい」

    一方通行「そこでな、せめて会うまでの一週間の間に少しでも好感度を上げておきてェじゃねェか。何をしたらっつうか女はなにされたら喜ぶのかが全然分からねェ」

    佐天「それを相談しに来たんですね!」

    一方通行「まあそういうこったな」

    白井「なるほど、つまり一方通行さんは恋焦がれる相手にアピールをしておきたい、ということですわね?」

    一方通行「そうだ」

    佐天「名前とか写真とかそういう情報は何かないんですか?」

    一方通行「ン?両方あるぜェ」

    佐天「きゃー!、だってよ初春!」バシバシ

    初春「痛い、痛いです佐天さん」

    白井「その方とはどういう関係ですの?」

    一方通行「仕事仲間かァ?多分そンな感じだ」

    佐天「なるほど!分かりました!」

    一方通行「あ?」


    38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 21:28:38.38 ID:PznTcweq0

    佐天「とりあえず名前と写真お願いします」

    一方通行「おォ、まずは写真だ。ほら」ピラリ

    佐天「どれどれ」

    初春「佐天さん私にも見せてくださいよ!」

    白井「どれ、私も...!!!!」

    一方通行「名前は結標淡希って言って『この方は結標淡希じゃありませんの!!』あァ?」

    初春「白井さん知っているんですか?」

    白井「ええちょっと昔に一悶着ありまして...」

    佐天「でも綺麗な人ーこれ霧ヶ丘女学院の制服だよね?大分凄い着方してるけど...」

    初春「そうですね、これだけスタイルが良かったらこんなファッションも簡単に出来るんでしょうねー」

    白井(でもこの事は一方通行さんには関係ありませんの!でしたら精一杯応援させていただきますの!)ブンブン

    一方通行「?」


    39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 21:42:55.79 ID:PznTcweq0

    一方通行「ンで、俺はどうしたらいいんだァ?」

    初春「そうですね、ありきたりですけど見た目とか褒めてあげたらいいんじゃないですか?」

    佐天「今日も髪が綺麗じゃねェか!とか可愛いンだから他の服も着てみろよォ!とかでいいんじゃないんですか?」

    一方通行「やめろ!全然似てねェんだよ!」

    初春「あはは!佐天さん!」

    佐天「似てたでしょー?」

    白井「二人ともそんなんじゃ全然ダメですの!」

    佐天「えぇ!?じゃあ白井さんはどんな案があるんですか?」

    白井「ふっふっふ、まずそういった場合は相手に対する態度をあからさまにするんですの!」

    初春「必要以上に意識するってことですか?」

    白井「違いますの!」

    初春「?」

    白井「まずは執拗なボディタッチから...ぐへへ」

    初春「うわっ」

    佐天「あちゃー」

    一方通行「ああ?ンで結局どうしたらいいンだァ?」

    佐天「とりあえず目に見えるところを褒めてあげるといいと思います!あとは時々一緒に行動するとか!」

    一方通行「そうかァ!助かったぜありがとなァ!」

    佐天「途中経過とか教えてくださいね!」

    一方通行「おォ!」

    初春「あれ?帰るんですか?」

    一方通行「ああ、立て込んだ来たみたいだしな」

    初春「そうですか」

    一方通行「コーヒーごっそさン、じゃあな」

    初春「はい、さようなら」

    初春「しっかりしてください白井さん!ほら!」

    ......

    ....

    ..

    .


    40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 21:57:05.95 ID:PznTcweq0

    小萌家

    結標「ただいま」

    小萌「あら結標ちゃん、お帰りなさいなのですよー」

    結標「ふう」

    小萌「?元気ないですね?何かあったんですか?」

    結標「え?いえ別になんにも無いわよ」

    小萌「そうならいいんですけど、一応私たちは家族なのですから頼ってくれていいんですよー?」

    結標「んー。なら聴くけど普段絶対にニックネームで呼んだりしない奴がいきなりニックネームで読んできたら何を考えちゃう?」

    小萌「そうですねーとりあえず何で呼ばれたのか少し考えてから、それで読んできた子が異性だったりしたら少し嬉しく感じちゃうのです」

    結標「なるほどね」

    小萌「つまり!結標ちゃんは男の子にニックネームで呼ばれたんですね?」

    結標「え、ええ。まあそうなるわね」

    小萌「なるほど、結標ちゃんにも青春を謳歌するときが来たんですね!?」

    結標「なっ何を言ってるの!小萌!」

    小萌「どうでもいいと思っている異性からそんなアクションをされてそんなに深く考える人は居ないのです!つまり結標ちゃんはその人に少なからず好意を抱いている証拠なのです!」

    結標「ふ、ふーん」

    結標(まあ、悪い気はしなかったかな?)


    49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 23:54:11.60 ID:PznTcweq0

    垣根「フンフフーン」

    麦野「あら第二位じゃない鼻歌混じりに街中を闊歩だなんてご機嫌ね」

    垣根「あん?第四位じゃねぇか、ちょっと面白いことがあってな」

    麦野「あらそうなの?聴かせてくれると嬉しいわね」

    垣根「仕方ねぇな。そんなに頼み込まれたら話さないと気がすまねぇじゃねかよ」

    麦野「いいからさっさと話せよ」

    垣根「実は第一位の野郎の話ななんだがな」

    麦野「第一位の?」

    垣根「そうだ、それも飛びっきりのやつだ」

    麦野「へ、へぇ。気になるじゃない早く話なさいよ」ウズウズ

    垣根「実はよ第一位が色恋沙汰で風紀委員の女の子たちにアドバイスを求めてやがったんだよ」

    麦野「...?それだけ?」

    垣根「は?それだけだけど?」

    麦野「...」


    51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 00:03:08.17 ID:0S3ynfUI0

    垣根「なにしやがる」

    麦野「あんたねぇ、とびっきりなんて言うから赤面必死の話を期待していたのによぉ、そりゃ無いんじゃないの?」

    垣根「仕方ねぇだろ、それ以上は知らないんだからよ、そんなに知りたきゃ本人に...やめろ、撃つな、構えるな。」

    麦野「はぁ(ん?待てよ...確か絹旗が第一位にお熱だって浜面のヤローが言ってたな)おい、もう少し詳しく聴かせろよ」

    垣根「だから詳しくは知らないっての」

    麦野「うちのアイテムのガキがよ第一位にお熱なんだよ、可愛い可愛い少女のために人肌脱ごうって気にはならないわけ?」

    垣根「んだそりゃ?俺に詳細を調べて来いってか?」

    麦野「そう言ってるのよ、チンピラ」

    垣根「...まあいい。個人的ではあるが俺も知りたいこともある。いいぜ、調べてきてやる」

    麦野「あら、意外と素直に従ってくれるのね?」

    垣根「まあ、期待してろ。今すぐ聴いてきてやる」

    麦野「は?今すぐ?ってちょっと!、って早いわね...」


    52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 00:08:25.07 ID:0S3ynfUI0

    垣根「あの第一位が惚れた女だ、当然容姿も第一位級に違いねぇ。運がよければその子の友達なんかと知り合えるわけだ...ははっ!楽勝だ!超能力者」

    一方通行「おい垣根じゃねえか。どうした笑ったりなンかしてよ?」

    垣根「!?おう一方通行!今帰りか?」

    一方通行「そうだけどよォ、オマエは何だ?忘れ物でもしたのかァ?」

    垣根「ああ、身分証明書をちょっとな」

    一方通行「そうか、じゃあな」

    垣根「おう、じゃあな」


    53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 00:14:00.60 ID:0S3ynfUI0

    再び一七七支部

    初春「白井さーん戻ってきてくださーい」

    白井「ふふっお姉さま...」

    佐天「可哀相に...白井さん...」

    ガチャ

    垣根「おい!まだ居るか?」

    佐天「あれ?さっきの...えっと帝督さん!」

    垣根「お?俺のこと知ってるのか?少しは俺も表に馴染んできたな、へへっ」

    佐天「いえ、さっき初春から聴きました」

    垣根「そうか、ところで嬢ちゃん」

    佐天「はい?」

    垣根「一方通行の話聴いたか?」

    佐天「ええ、聴きましたけど...」

    垣根「そうか、んじゃちょっと聴きたいことがあるんだけどよ」

    佐天「はい?」


    54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 00:21:18.99 ID:0S3ynfUI0

    垣根「一方通行が惚れてる女の名前とか顔とか分かるか?」

    佐天「あ、はい分かりますよ。丁寧に写真も用意してくれたみたいで顔もしっかり」

    垣根「写真?今あるか?」

    佐天「ありますよ、一方通行さん忘れていったみたいで」ピラリ

    垣根「おおサンキュ...ってコイツは」

    佐天「帝督さんも知ってるんですか?その人有名なのかなぁ?」

    垣根(コイツは間違いなくグループの座標移動。データでは名前と能力ぐらいしか分からなかったが...この制服、霧ヶ丘...どうやら当りみたいだな)

    佐天「帝督さん?」

    垣根「ああ、すまねぇ。少し考え事をしてた」

    佐天「綺麗ですよねその人」

    垣根「ん?ああそうだな、さすが第一位だぜ」

    佐天「あ!」

    垣根「あ?」


    55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 00:26:38.03 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「やっぱここにあったかァ。落としたんじゃねェかと思ってヒヤヒヤしたぜ」

    垣根「オマエも忘れ物みたいだな?」

    佐天(お前『も』?)

    一方通行「ああ、その写真だ。悪いな垣根」

    垣根「いや」ピラリ

    一方通行「あンがとな」

    垣根「一方通行!その女、グループの...」

    一方通行「そうだけど?」

    垣根「いや、確認しただけだ。引止めて悪かったな」

    一方通行「?そうか、ンじゃ今度こそあばよ」

    垣根「ああ、じゃあな」

    佐天「垣根さん、グループって?」

    垣根「仕事のチームみたいなもんだ」

    佐天「へぇー」


    56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 00:32:23.12 ID:0S3ynfUI0

    垣根「じゃあ俺も帰るかな」

    佐天「帰るんですか?さようなら帝督さん」ニコッ

    垣根「ああ、じゃあな...えっと」

    佐天「佐天、佐天涙子です」

    垣根「覚えとくぜ涙子ちゃん。じゃあな」

    佐天「ええ」

    垣根(しかし一方通行の相手が同僚とはな...アイテムのガキも大変だぜ?こりゃ)

    垣根「とりあえず麦野には適当に話しといてやるか」

    垣根「どれ、さっきの場所にまだ居るといいんだが...まあ居ないか」


    一方通行、告白の日まであと六日


    60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 09:14:17.50 ID:0S3ynfUI0

    グループアジト

    土御門「...あれ?」

    海原「おはようございます土御門さん、といってももうお昼ですが」

    土御門「いつのまにか寝てたのか?」

    海原「ええ、僕が絹旗さんとお話している最中にウトウトし始めまして、それで」

    土御門「そうか...海原は残っていたのか?」

    海原「はい、結構遅くまで話し込んでおりましたし。一応アイテムにアジトの場所が割れましたので一人にしておくのはどうかと思いまして」

    土御門「気を使わせたみたいだな、すまない」

    海原「いえ、では僕はこれで」

    土御門「ああ、また何かあれば呼ぶ」

    海原「承知しました、ではまた」

    ガチャ


    海原「!おっと」

    垣根「はぁはぁ...」

    土御門「スクールの...垣根か!?復活してから音沙汰無いと思っていたが、機会を探っていたみたいだな!」

    垣根「待て!そういうのじゃねぇ!」

    土御門「何?」

    垣根「かくまってくれ」

    土御門「は?」

    海原「?」


    61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 09:21:40.99 ID:0S3ynfUI0

    海原「なるほど、つまり第四位に追われているということですね?」

    垣根「そうだ」

    土御門「つまりも何も原子崩しに追われてるとしか言ってないから全然分からないぞ」

    垣根「いいだろう、話してやる。恐ろしい逃走劇の全貌をな」

    海原「ゴクリ」

    土御門「...」

    垣根「あれは、十時だから...三時間近く前だな」

    垣根「俺は第一位の情報を伝えるために第四位と会う約束をしていた」

    土御門「待て、一方通行の情報となるとひいてはグループの情報となる。それを見す見す逃す訳には...」

    垣根「安心しろ、暗部間のことじゃねぇむしろアイツ個人の情報だ」

    海原「まあ続きをどうぞ」

    垣根「ああ、俺は近くのファミレスで会う約束をしていたんだ」


    62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 09:34:13.02 ID:0S3ynfUI0

    垣根回想編

    垣根「確かこのファミレスだな」

    店員「いらっしゃいませー。お一人さまですか?」

    垣根「いや、人と約束をしてんだが」

    店員「えっと、でしたらあの窓際の方たちだと思いますが」

    垣根「?」チラリ

    フレンダ「麦野、結局面白い話って何な訳よ?」

    麦野「まぁ待ちなよ、そろそろだと思うからさ」

    絹旗「しかし一体全体、超どんな話なんでしょうね?浜面」チラ

    浜面「お、俺か?そうだな、麦野の言う面白い話だろ?...」

    絹旗「超時間切れです。まったく気転を利かせて面白いジョークが出ると思いきやこれです」

    浜面「いや、仕方ないだろ...」

    滝壺「大丈夫、たとえ制限時間内に面白ジョークを言えなかったとしても、私はそんな浜面を応援してる」

    浜面「ありがとよ」

    垣根「ああ、確かにあそこだ。ありがとよ」

    店員「ごゆっくり」ニコッ


    63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 09:38:25.19 ID:0S3ynfUI0

    垣根「おいコラ」

    浜面「あ?わぷっ!」

    フレンダ「浜面!ドリンク!」

    浜面「えっ?おお?」

    垣根「よお第四位、会いたかったぜ」

    麦野「あら奇遇ね。私も今回ばかりは会いたかったわ」

    絹旗「あちゃー、ドリンクは超無事でしたけど浜面は...」

    フレンダ「結局いつまでも突っ立ってるのが悪いって訳よ」

    浜面「いてて、尻餅ついただけだろうが...」

    滝壺「ZZZ」

    浜面「ちっ、おいアンタいきなりなんのつもりだ?あれ?どこかで見たような?」

    垣根「あ?なんだテメェは」

    麦野「よしなさいよ浜面。あんたじゃ一生かかっても倒せないわよ」

    浜面「はぁ?つーかあんた...第二位か?」

    垣根「久しぶりだなチンピラ」


    64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 09:43:39.26 ID:0S3ynfUI0

    浜面「何しにきやがった...?」

    垣根「話をしにきた」

    麦野「安心なさい浜面。この男はもう前みたいな奴じゃないのよ」

    垣根「そういうこった。とりあえず注文するぜ」ピンポピンポピンポーン

    浜面「あ、俺の席...」

    垣根「よお、滝壺久しぶりだな」

    滝壺「かきね...ひさしぶりだね」

    垣根「元気してたか?」

    滝壺「うん」

    垣根「なら良かった」

    店員「ご注文をどうぞ」

    垣根「アイスコーヒー、あと椅子持ってきてくれ」

    店員「畏まりました」

    浜面「あ、ちゃんと用意してくれるのか」

    フレンダ「結局、気遣いの差でも浜面は勝てない訳よ」


    65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 09:55:01.42 ID:0S3ynfUI0

    浜面「ていうかみんなコイツと知り合いなのかよ...」

    麦野「そうね、みんなピンセットの後から何度か会ってるわ。会ってないのは多分あんただけよ」

    浜面「そうか...」

    垣根「んじゃ本題と行くか」

    麦野「ええ、早くして頂戴」

    垣根(待てよ?確か第一位は絹旗じゃなく座標移動にお熱のはずだ、これを本人を前にして言っていいものか...前に散々酷いことをしたんだ、少しでも幸せになってもらいたい手前幸せを奪う真似なんざ出来ねぇ)

    麦野「どうしたの?」

    垣根「ああ、第一位のことなんだがよ」

    絹旗「」ピクッ

    フレンダ「第一位ってあの?」

    垣根「ああ、そうだ。麦野から聴けばよ何やらこのガキが...一方通行に惚れてるらしいんだわ」スッ

    絹旗「!麦野!超言ったんですか?」

    麦野「ええ、少しね」

    絹旗「うう...もう皆に知れ渡っていてもおかしくありません...超チャラい第二位の手にかかれば都市中に広がっているはずです...」

    垣根「いやそういうことはしねぇ」

    絹旗「そうですか?」

    垣根「ああ、未元物質に誓ってもいい」

    絹旗「なら、信用します」

    フレンダ「それで何で第一位が出てくるわけ?まさか恋の面でも第一位だから的確なアドバイスをって訳ね!?」

    麦野「フレンダ、あんたは話聴いてなかったの?絹旗の恋焦がれる相手が第一位ってわけなの」


    66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:00:34.37 ID:0S3ynfUI0

    店員「ご注文の品をお持ちしました。アイスコーヒーのお客様」

    垣根「おう俺だ」

    店員「どうぞ、あと申し訳有りません椅子なのですが...」

    垣根「?」

    店員「店内ただいま混みあっておりまして、その...子供用の椅子しか用意できなかったのですが...」

    垣根「なんだそんなことか。それで大丈夫だ頼む」

    店員「畏まりました」

    フレンダ「ははっ、結局ガキな浜面にはちょうどいいって訳よ」

    垣根「何言ってやがる金髪」

    フレンダ「は?」

    垣根「座るのはお前だ」

    フレンダ「えっどうして...」

    垣根「こんなチンピラまがいが子供用の椅子に座ってどうするんだ?俺たちが白い目で見られちまう」

    フレンダ「ああ、なるほど。なら問題ないってわけよ」

    浜面「複雑」


    67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:08:43.03 ID:0S3ynfUI0

    麦野「ちょっと垣根。そいつはどうでもいいから早く話してちょうだいよ」

    垣根「ああ。まず第一位が色恋沙汰の相談をしたって話だが...間違いは無いぜ」

    絹旗「!?」

    麦野「それで?相手とか、詳しい話は?」

    垣根「それなんだが...相手は目下お探し中らしいぜ?」チラリ

    絹旗「!」

    麦野「へぇー。じゃあ風紀委員にアドバイスを求めたってのは?」

    垣根「単に女子受けを良くするにはどうしたらいいかの相談だったらしいぜ」

    麦野「良かったじゃない絹旗、第一位が他の誰かになびいてなくてさ」

    絹旗「え、ええそうですね。これで少しは希望が...」モジモジ

    垣根(これで良かったんだ。知らないほうが幸せなこともある)




    68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:18:21.62 ID:0S3ynfUI0

    麦野「それでどうするの?告るんなら早いほうがいいわよ?」

    絹旗「そうですね、でも心の準備というか、そういうのもちょっと...」

    麦野「早くしないと誰かに取られるわよ?」

    絹旗「それは!...超困ります!」

    垣根(ガキの幸せを奪う権利なんざ大人たちにはねぇ。置き去りだったぶん夢を見せてやろうじゃねぇか。どうなるかわからねぇが絹旗次第ってやつだな)ゴクゴク

    麦野「ちょっと!聴いてるの垣根?」

    垣根「ん?ああ何だ?」

    麦野「だからアンタが第一位に絹旗の気持ちをそれとなく伝えるのよ」

    垣根「なんでそんなこと」

    麦野「分かってないわね。なんとも思ってない普段仲良くしてる子からそういう噂が出てくるだけで大分意識しちゃうでしょ?そういうことよ」

    垣根「...いや断る」

    麦野「は?」

    垣根「柄じゃねぇし、何よりお前がやったほうが自然だろうが」

    麦野「それもそうね」

    垣根「まあ、お前の場合...」


    69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:23:31.14 ID:0S3ynfUI0

    垣根「相手が会ってくれるか疑問だけどな、若くねぇって理由で門前払いされるかもな?ふふっ...はっ!」

    麦野「垣根」

    垣根「さて、俺は行くか。じゃあな絹旗頑張れよ」ナデナデ

    絹旗「ちょっと、やめてくださいよ。それより急がないと...」

    垣根「ああ、そうだな。あばよアイテム!」

    麦野「待てコラ!」

    垣根「ごちそうさん兄ちゃん!釣りはあのガキどもに渡しといてくれや!」

    店員「ありがとうございましたー!」

    麦野「垣根ー!!」ドシュ

    垣根「うおっ!」

    垣根(どこか、どこか隠れる場所...確かグループのアジトが近くに...)


    70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:29:36.35 ID:0S3ynfUI0

    土御門「それで逃げてきたわけか」

    垣根「そうだ、さすがにアイテムにもう一度牙を向けるのはどうかと思ってな」

    海原「なるほど、垣根さんも絹旗さんの恋愛を一押しする役割を担うのですね?」

    垣根「え?そう..なるな?」

    土御門(どうしたものか...)

    海原「しかし、これなら告白は成功したようなものですね」

    垣根「は?」

    海原「僕たちグループとアイテム、それにスクールの垣根さんが協力してくれるのですよ?失敗するほうがおかしいでしょう?」

    垣根(わからねぇな)

    土御門「とりあえず俺は...」

    海原「おや、どうしました?」

    土御門「ちょっと電話してくるにゃー」

    海原「そうですか」

    ガチャ


    71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:33:36.73 ID:0S3ynfUI0

    piriririr

    『もしもし?』

    土御門「俺だ」

    『分かるわよ、それくらい。で?何の用?また集合?』

    土御門「まあそうなんだが、確定事項の集合だ」

    『?』

    土御門「六日後の夜九時にアジトに来てくれ。詳しいことはそのとき話す」

    『分かったわ、六日後ね。了解したわ』

    土御門「ああ、頼むぜい?結標」

    『ええ、じゃあね』

    土御門「ダブルスパイも楽じゃないにゃー」


    72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:40:42.01 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「誰からだ?」

    結標「土御門からだったわ、集合の連絡。あなたには言ってないのかしら?」

    一方通行「まだ来てねェな。教えてくれるか?」

    結標「六日後の夜九時、アジトよ」

    一方通行(六日後?土御門の奴、さすがじゃねェか!こうも早くこぎつけてくれるとはよ...!)ニヤニヤ

    結標「何ニヤけてるの?」

    一方通行「あ?こうして二人で入れるのが嬉しくてよ...かかっ」

    結標「あら、それは嬉しいわね」

    一方通行(これでいいのかァ?佐天さンよォ!)

    結標「でも珍しいわね、こうして貴方からお誘いが来るなんて」

    一方通行「まァたまにはな。色々話したいこともあるしよォ」

    結標「?」


    73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:47:27.65 ID:0S3ynfUI0

    初春「あれ?あの人一方通行さんじゃありませんか?」

    佐天「え?どれどれー?わっホントだーしかも横に居るの結標って人じゃない?」

    白井「昨日の今日で行動を起こすとは...なかなか行動力のある殿方ですこと」

    御坂「あれが昨日黒子が言ってたやつね。第一位が恋愛相談しにきたとかって」

    白井「ええ、そうですわお姉さま」

    初春「それにしても二人とも随分と近いですねー」

    佐天「あれが普通なんじゃない?お互いを信用してる距離って言うかさー」

    白井「そうですわね、得てして好意があれば距離を詰めることなど問題ありませんの」

    御坂「でも以外ねーアイツにそんな浮ついた話があるなんて」

    佐天「年頃だと思いますし、ごく当然なんじゃないんですか?私たちが疎いだけで」

    初春「それもそうですね」

    御坂「えっ、そうね。うん」

    白井「お姉さま?」


    74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 10:56:13.29 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「ところでよォ結標」

    結標「なにかしら」

    一方通行「お前は髪型変えたりとか服装変えたりとかしねぇのか?」

    結標「そうね、髪型はともかく服装は変えるつもりは無いわね、この方が動きやすいし」

    一方通行「そうかィ」

    結標「でもなんでいまさらそんなこと?」

    一方通行「あ?お前はよォ容姿はすげェいいンだからよォ、オシャレして見栄え良くなって欲しいんだよ。グループただ一人の女だしよォ」

    結標「!そ、そうかしら?なんなら髪型だけでも今変えても...」シュル

    一方通行「お、おォ...」

    結標「どうかしら?結っていた髪を解いただけだけど...」

    一方通行「いいじゃねェか!そっちの方がずっと可愛いぜェ!」

    結標「えっ?」

    一方通行「あ?」


    75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 11:03:33.36 ID:0S3ynfUI0

    初春「うわー」

    佐天「すっごい綺麗ー」

    白井「敵ながら美しいですわね」

    御坂「あれぐらい長いといいわねー私も伸ばそうかしら?」

    白井「お姉さまは今のままでも十分...ぐへへ」

    初春「でも髪型変えるだけで大分雰囲気変わりますね」

    佐天「白井さんとかもそうだよね。でもあんなに堂々と言える一方通行さんも凄いかも」

    御坂「まあ、アイツはそんなの恥ずかしがるような奴じゃないし」

    白井「そうですわね、昨日もなんのためらいも無しに好きな奴がいるーでしたものね。第一位ともなれば感情も簡単にコントロール出来るのでしょうか?」

    御坂「あいつはちょっと特殊だからねー」

    佐天「これは付き合う日も近いんじゃないですかね?」

    初春「だといいですね」




    76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 11:10:32.72 ID:0S3ynfUI0

    結標「あなたからそんな言葉出るとは思って無かったわ...」

    一方通行「仕方ねェだろ。本当にそう思ったンだからよ」

    結標「じゃあ素直に受け取っておくわ、ありがと」

    一方通行「ふン」

    小萌「あれ?結標ちゃんじゃないですかー?」

    結標「え?小萌?どうしたの一体」

    小萌「ちょうどお昼休みだから昼食を兼ねてクレープを...と思いましてねー。えっとそっちの男の子は確か一方通行ちゃんですねー?」

    一方通行「確かあン時の黄泉川の知り合いかァ?」

    黄泉川「正解じゃんよ」

    一方通行「お前もいたンか」

    黄泉川「そうじゃん、小萌先生一人だと不安じゃんよ」

    一方通行「確かになァ」

    黄泉川「それより一方通行」


    77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 11:19:34.53 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「あン?」

    黄泉川「そこの髪の長い子が彼女じゃん?」

    一方通行「あ?何言ってやがる。まだコイツとそんな関係じゃねェ」

    黄泉川「まだってことは近いうちにそんな関係になるじゃん、君!」

    結標「はい?」

    黄泉川「一保護者としてお願いがあるじゃんよ」

    結標「?」

    黄泉川「コイツは、一方通行は素直じゃない所もあるがいつも誰かのために体を張って人助けてきたじゃん。一緒に居て迷惑をかけるかもしれないけど、こいつの事をよろしく頼むじゃん。」

    一方通行「おい!何頭下げてやがる!」

    黄泉川「コイツは自分のことはいつも二の次だった。そんな奴がやっと自分に正直になれたじゃん。だから今度は私たちが一方通行を助ける番じゃん...!だから...」

    小萌「ううっ...黄泉川先生...」グスッ

    一方通行「テメェも何泣いてやがる!早くどうにかしろ!」


    79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 11:30:36.20 ID:0S3ynfUI0

    結標「えと...頭上げてください」

    黄泉川「?」

    結標「私もそれなりに助けられたりもしましたし、感謝もしています。だから私も一方通行の事は好きですし、かけがえのない仲間だと思ってます。だからそんな心配は...」

    小萌「ぐすっ...結標ちゃんも...みんないい子なのです...!」

    一方通行「おい!」

    黄泉川「!そうか、なら私からもう何も言わないじゃんよ」

    結標「ありがとうございます」

    黄泉川「おい一方通行!今の聴いてたじゃんか?」

    一方通行「あ?何言ってやがる!このチビ教師のお陰でそれどころじゃねェぞ!まるで俺が泣かしたみてェじゃねェか!」

    黄泉川「あはは、小萌先生もしっかりするじゃんよ。ほら」

    小萌「ううっ、私は感動で前が見えないのですよー」

    黄泉川「んじゃ私たちはもう行くじゃん。こんな状況じゃクレープどころじゃないからな」

    一方通行「そォか」

    小萌「一方通行ちゃん!」


    80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 11:40:05.07 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「うおっ!」

    小萌「結標ちゃんを泣かせたら私が許さないのです!」

    一方通行(なんだこいつ...まさか俺がパンチした事知ってるんじゃ...)

    小萌「一方通行ちゃん?」

    一方通行「あ、あァ。肝に銘じとくぜェ」

    小萌「返事ははいなのです!」

    一方通行「はィ」

    小萌「よく出来ました!じゃあ黄泉川先生さっさと行くのです。結標ちゃんもあまり遅くならないうちに帰ってくるのですよー?」

    黄泉川「じゃあな一方通行、と結標さん?」

    結標「はい」

    一方通行「なンなンだ一体よォ」

    結標「」ジー

    一方通行「なンだよ」

    結標「いいえ、なんでもないわ。それより服、見にいきましょ?」

    一方通行「どこへでも行ってやらァ」


    81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 11:47:15.41 ID:0S3ynfUI0

    佐天「何?今の状況」

    初春「なんかすごかったですね先生が現れたと思いきや」

    白井「小さい女の子はいきなり泣き出しますし」

    御坂「黄泉川先生のほうは頭を下げるし」

    初春「みんな見てましたよね」

    佐天「でもこれで保護者公認になったってことだよね?」

    初春「多分そうですね一保護者としてなんて言ってましたし」

    佐天「これで一歩確実に一方通行さんの野望に近づいたって事だね!」

    初春「だといいですね」

    白井「一方通行さんなら大丈夫でしょう。どこかの類人猿とさすが、格式が違いますわ」

    御坂「ちょっと!類人猿ってまさか...」

    白井「おや、私まだ誰とは申しておりませんわ」

    御坂「ぐっ...!」

    初春「次は御坂さんですかねー?」

    佐天「さーね」

    一方通行、告白の日まであと五日


    90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:03:15.87 ID:0S3ynfUI0

    垣根「おい、起きろ」

    一方通行「...あン?」

    垣根「ようやく起きたか」

    一方通行「あ?なンでお前がここに???」

    垣根「お前の友達だって言ったら簡単に入れてくれたぜ」

    一方通行「どういうことだァ?」

    垣根「あ?まだ寝ぼけてやがるな、いいぜ第一位。教えてやる、お前の知らない物語をよ」

    以下回想

    ピンポーン

    黄泉川「はいはーい今出るじゃんよ」

    黄泉川「どちらさまじゃん?」

    垣根『おはようございます!僕、一方通行の友達の垣根って申します!』

    黄泉川「一方通行の?」

    芳川「どうしたの愛穂?」

    黄泉川「なんか一方通行の友達って言ってる奴が来たじゃんよ」

    芳川「約束でもしてたんじゃない?入れてあげたらどうかしら」

    垣根『はい!一応約束してたんですけどメールしても返事が無くて...』

    芳川「まあ、入れてあげたら?」

    黄泉川「まあ、別にいいか?分かったじゃん、今からロック開けるじゃん」

    垣根「はい!ありがとうございます!」


    91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:09:41.92 ID:0S3ynfUI0

    ピンポーン

    黄泉川「来たみたいじゃん。今開けるじゃんよー」

    ガチャ

    垣根「おはようございます!」

    黄泉川「おお、ちゃんと挨拶出来て偉いじゃん。その良心を一方通行に少しでも分けてあげたいじゃんよ...」

    垣根「いえ、そんな!僕なんかまだまだです!」

    黄泉川「?まあ、上がるじゃんよ」

    垣根「お邪魔します!」

    打ち止め「だれだれー?お客さーん?ってミサカはミサカは玄関に向かってダッシュしてみたり!」

    黄泉川「一方通行のお友達らしいじゃんよ」

    打ち止め「あの人に友...達?ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり...」

    垣根「垣根って言うんだ、よろしくねお嬢ちゃん」

    打ち止め「初めまして垣根さん!ってミサカはミサカは元気に挨拶してみたり」


    92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:12:49.34 ID:0S3ynfUI0

    芳川(垣根...?)

    番外個体「ありゃ?あの人にも友達って存在してたんだ?ひひっ」

    垣根「すいません、一方通行の部屋は?」

    黄泉川「ああ、そこの部屋じゃん」

    垣根「ありがとうございます」

    黄泉川「何かあったらすぐ呼ぶじゃん?」

    垣根「分かりました、では失礼します!」

    以上回想


    93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:20:11.60 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「お前は誰だ?」

    垣根「忘れたとは言わせねぇ、この俺の、第二位垣根帝督の顔をな」

    一方通行「本物みてェだな」

    垣根「当たり前だ、俺の偽者が居てたまるか」

    一方通行「で?何の用だァ?」

    垣根「おう、それなんだがよ。一旦外に行こうぜ」

    一方通行「はァ?まァ構わねェがよォ...」

    垣根「決まりだな、準備して来いよ?外で待ってるぜ」

    一方通行「ウチで待ってればいいだろォが?」

    垣根「ダメだ。あのキャラ作りはどうも性に合わねぇ」

    一方通行「そうか、じゃあ外で待ってな」

    垣根「おう」

    黄泉川「あれ?もういいじゃんか?」

    垣根「はい!気を使わせたようですみません!」

    黄泉川「いや、いいじゃんよあれくらい」

    垣根「そう言ってもらえると助かります」

    黄泉川「あー、ところで垣根くん?」

    垣根「はい?」


    94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:26:48.42 ID:0S3ynfUI0

    黄泉川「一方通行のことで聴きたいことがあるじゃんよ」

    垣根「?僕に答えれることでしたらなんでもどうぞ!」

    黄泉川「ああ、今一方通行に彼女っているのかじゃん?」

    垣根「は?いえ居なかったと思いますが...」

    黄泉川「そうか、まだだったじゃんか...」

    垣根(おいおい、どういう事だ?ここで保護者介入か?これはどっちの事を言ってんだ?絹旗か?座標移動か?まさか第三勢力か?いや、あの目つきの悪いクローンか?いやしかし...)

    黄泉川「まあ、気にしないでくれ、垣根くんも一方通行とこれからも仲良くしてくれると嬉しいじゃんよ」

    垣根「安心してください!僕のかけがえの無い親友ですから!」

    黄泉川「なら安心じゃんよ」

    垣根「ではここらで僕は...」

    黄泉川「ああ、また近いうちに遊びにくるじゃんよ」

    垣根「ええ、では」

    番外個体「!」


    95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:29:47.65 ID:0S3ynfUI0

    垣根「お邪魔しましたー!」

    芳川「変わった子ね?」

    黄泉川「そうじゃん、まったく一方通行もあれくらい従順だと...ん?番外個体どうしたじゃん?」

    番外個体「今の人忘れ物したみたいだから届けて来るね?」

    芳川「あら、財布じゃない」

    黄泉川「なら早く届けてくるといいじゃんよ」

    番外個体「うん、ちょっと行ってくるね」

    ガチャ


    97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:39:57.03 ID:0S3ynfUI0

    垣根「よう、早かったな。第三位のクローンちゃん?」

    番外個体「あなた何者?さっきミサカの頭に直接響いて来た声から考えて精神干渉系の能力者?」

    垣根「違ぇな。確かに俺の能力だが精神系じゃねぇ」

    番外個体「まあなんでもいいや。それより何?さっきの『これから財布を忘れる、死にたくなきゃ届けに来い』って」

    垣根「そりゃジョークだ。安心しろ、絶対に手は出さねぇ。命を賭けてもいい」

    番外個体「で?なんの用?」ヒョイ

    垣根「おう、それなんだがよ、さっきのジャージの姉ちゃん」パシ

    番外個体「ヨミカワのこと?それがどうかしたの?」

    垣根「さっき一方通行に彼女は居るのかって聴いてきやがった。んで答えてやったらまだだったかって言いやがる。少し気になってな」

    番外個体「そんな事?ミサカこれから拷問されるのかと思っちゃった」

    垣根「手は出さねぇ。んで?答えは?」

    番外個体「なんかあの人は昨日赤毛の女の人と一緒に居たらしいよ?んでヨミカワが色々とお話したって、それだけ」

    垣根「んだそりゃ?」


    98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:44:06.47 ID:0S3ynfUI0

    番外個体「それ以上はミサカ知らないよ」

    垣根(まあ、大方将来について何か話したってとこだろう。んで会話の所々に付き合ってもおかしくないほどのワードがあったってことだな)

    番外個体「もういいかな?ミサカお腹すいちゃった」

    垣根「ああ、時間取らせて悪かったな。もう行っていいぜ」

    番外個体「あ、それと」

    垣根「ん?」

    番外個体「さっきの喋り方気持ち悪かった」

    バタン

    垣根「ちっ、かわいくねぇな」


    99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 21:53:54.34 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「よォ、待たせたな垣根」

    垣根「ようやく来やがったな、待ちくたびれたぜ」

    一方通行「ンで?一体なンの用だ?」

    垣根「おう、そのことだがな。実はよ今日一日俺と過ごしてほしいんだ」

    一方通行「どういう事だ?」

    垣根「そのまんまだ。今日一日お前と一緒に居れば何か見える気がするんだ」

    一方通行「意味が分からねェが今日一日をお前と一緒にいたらいいンだな?」

    垣根「そうだ」

    一方通行「まァいいぜ。一日ぐらい付き合ってやらァ」

    垣根(なんてな、一方通行。お前が絹旗と座標移動、どっちに相応しいか俺が見極めてやる。酷いことをしちまった手前絹旗の肩を持ちてぇがそうするとお前を裏切ることになっちまう、とっさとは言えさっき親友発現しちまったしな。友達としてお前にも協力してやる一方通行)

    一方通行「さて?どォする?」

    垣根「まずは朝飯だ。どっか行きたい店はあるか?」


    100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:00:34.41 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「あ?特にはねェな」

    垣根(とりあえずリードする奴じゃねぇみたいだな)

    垣根「そうか、じゃあ俺について来い」

    一方通行「おォ」

    垣根「まずはこの店だ」

    一方通行「ファミレスじゃねェか」

    垣根「そうだ、朝昼夜、モーニングセットやランチタイム果てにはディナーもOKと来たもんだ。迷ったらここを選べ」

    一方通行「ほォ、ちゃんとリサーチしてるじゃねェか」

    垣根「まあな、行き先を決めずにグダるよりはずっといいぜ?」

    一方通行「それもそうだな」

    垣根「んじゃ入るぞ」

    一方通行「おォ」


    102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:10:03.69 ID:0S3ynfUI0

    店員「いらっしゃいませー。お二人様ですか?」

    垣根「おう」

    店員「畏まりました、なお全席禁煙となっておりますのでご理解ください」

    垣根「ああ」

    店員「ではお席にご案内いたします」

    一方通行(ファミレスか...)

    店員「ご注文がお決まりになりましたら手持ちのインターホンでお呼び下さい。ではごゆっくり」

    垣根「さて、モーニングセットだな」

    一方通行「俺は...このコーヒーとパンでいいわ」

    垣根「そうか、じゃあ呼ぶぜ」ピンポピンポピンポーン

    一方通行「ン」

    店員「お待たせしました、ご注文をどうぞ」

    垣根「モーニングセット一つと...あ?アメリカンでいいのか?」

    一方通行「あァ」

    垣根「アメリカン一つと、このパンのやつで」

    店員「畏まりました。では少々お待ちください」

    垣根「ん?おい、どうした?」


    103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:17:12.15 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「おい店員」

    店員「はい?」

    一方通行「ここから動くんじゃねェ。注文とってる振りしてろォ」

    垣根「ホントにどうした?」

    一方通行「垣根、分からねェか?入り口の五人だ」

    垣根「は?入り口の?...!」

    店員「あの...一体いつまでこうしてれば...?」

    一方通行「とりあえずもう少しだァ」

    垣根(あの不自然に膨らんだズボンのポケット...拳銃だな。扱いが雑すぎるから素人か)

    一方通行(そォいうことだ、とりあえずああいう素人はパニックになると乱射する可能性がある)

    垣根(いきなり能力使って脅すのはダメか?どうするんだ?まだ誰も気づいてないみたいだが)

    一方通行「任せろォ。おい店員、他の店員に言って入り口のドアを開けさせろ」

    店員「え?」




    104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:21:13.74 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「早くしろォ、怪我人が出るぞォ?」

    店員「あ、はい。すいませーん!換気お願いしまーす!」

    店員「はーい」

    ギィ

    垣根「?」

    一方通行「ちょっと待ってろ」カチッ

    垣根「おい?能力は...『ガチャン』あれ?」

    「うごっ!」

    「ぐあっ!」

    店員「あれ?こちらのお客様は?」

    垣根「ああ、多分外だな」


    105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:26:25.95 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「さて」

    piririri

    『あなたから電話とは珍しいですね。どうなさいました?』

    一方通行「強盗みてェな野郎たちをとっ捕まえた」

    『なるほど、後始末ですか。どこでしょうか?』

    一方通行「通りのファミレスだ」

    『分かりました、今から人を向かわせます。その人たちは適当に近くの裏路地にでも放り込んでおいてください』

    一方通行「ああ、分かった。頼ンだぞ海原」

    『お安い御用ですよ』

    一方通行「これで一安心だな。戻るか、そろそろコーヒーも来てンだろ」


    106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:31:37.66 ID:0S3ynfUI0

    垣根「遅かったな?どう始末したんだ?」

    一方通行「グループの連中に任せた」

    垣根「そうか、ほらコーヒーとパンが来てんぞ。そのプリンはお礼だそうだ」

    一方通行「お礼だァ?」

    垣根「ああ、強盗を未遂に防いでくれたのと、撃退してくれたからってな」

    一方通行「...」

    垣根「?どうした?」

    一方通行「悪くねェな」

    垣根「だろ?正直和食にプリンはどうかと思うがなかなかイケる味付けだ」

    一方通行「そうだな」


    107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:37:34.27 ID:0S3ynfUI0

    垣根(さすがに戦闘慣れしてやがる、これなら女が危険な目にあっても大丈夫そうだ。しかし、制限時間付きのボディーガードか)

    一方通行「さて、次はどこに行くンだ?」

    垣根「次はだな...」

    一方通行「...」

    垣根「とりあえず、歩き回るか」

    一方通行「なンだそりゃ」

    垣根「もしかしたら今まで見えなかった物が見えてくるかもしれねぇ。そういう意味合いを込めての散歩だ」

    一方通行「そうか、ンじゃまァ行きますか」

    垣根「そうこなくっちゃな」

    一方通行「ところでよォ垣根」

    垣根「なんだ?」

    一方通行「昨日の話なんだがよォ」

    垣根「おう、言ってみろ」

    ..........

    ......

    ...

    .


    108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:49:14.69 ID:0S3ynfUI0

    麦野「さて、垣根のヤローには結局色々任せたから大丈夫として。問題は絹旗、テメーだ」

    絹旗「はい」

    麦野「まあ、心の準備が云々って言って恥ずかしがるのはまだいい。だけどなお誘いのメールが打てねぇってのはどうなんだ?あ?」

    フレンダ「結局意気地なしには素敵な未来は無いって訳よ」

    滝壺「フレンダ、ダメだよきぬはただって小さい身体でがんばってる」

    浜面「絹旗、行動を起こさなきゃ何も起きないんだぜ?」

    絹旗「それは超わかってます。ですがいざとなると、こう、なんというか、身体が超熱くなってですね」

    麦野「絹旗ぁ、そんなんじゃお前...一生独り身だぜ?」

    フレンダ「そう、受身姿勢じゃ結局最後まで残る訳よ」

    浜面「まあ、とりあえずよ。あと一時間で腹括らなきゃ、俺たちの誰かが勝手に文面考えて送っちまうぞ」

    絹旗「なっ!そんなこと超許されるはずがありません!ですよね?麦野?」

    麦野「まあ、いいんじゃないの?今回ばかりは浜面の意見を参考ね」

    フレンダ「でも、女の子の携帯をいじるっていうヘン夕イ的思考がなんとも言えないって訳よ」

    滝壺「はまづら、そんなやらしい考えで...」


    109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:53:30.38 ID:0S3ynfUI0

    浜面「いや、そういうわけじゃ...」

    麦野「まぁ、今回ばかりは浜面に賛成ね。とりあえず絹旗」

    絹旗「はい」ビクッ

    麦野「あと一時間以内に文面考えて送らなきゃ私たちが勝手に考えて送るからね」

    絹旗「ぐっ...麦野まで...分かりました。送ります、送ってやりますとも。待っていてください一方通行、とびっきりのを送ってやりますから!」

    麦野「さて、頼むわよ垣根」


    110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 22:58:35.18 ID:0S3ynfUI0

    垣根「ふっ、夕焼けか」

    一方通行「結局行き着いた先が風車の丘とはなァ」

    垣根「随分と歩いたもんだ、こんな気持ちはガキの頃以来だ」

    一方通行「そォかい、所でよ垣根」

    垣根「あん?」

    一方通行「探し者は見つかったのか?」

    垣根「あぁ、ばっちりと、心の中にな」

    一方通行「そうか、そいつは魅力的なメルヘンだな」

    垣根「だろ?こういうのも悪くねぇ」

    一方通行「そうだな、しかし...」

    垣根「周りのスキルアウトの連中が画に合わねぇな」

    一方通行「確かになァ」


    111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:05:33.83 ID:0S3ynfUI0

    スキルアウト達「」

    垣根「連中の始末はそのうち警備員に任せるとして」

    一方通行「あァ、そうだな」

    垣根「一方通行、この後俺達がすべきこと、分かるよな?」

    一方通行「あァ、もちろン」

    垣根「ならいい、じゃあ始めるか」

    一方通行「あァ、そうだな」

    垣根・一方通行「反省会をな」

    垣根「さてまずは、街を歩いてるとき不意にそれは起きた」

    一方通行「あァ、まさか逆ナンされるとはなァ」

    垣根「とりあえず好みじゃねぇから適当にあしらうつもりでボディタッチをかましたのが始まりだった」

    一方通行「まさか、スキルアウトの新手の美人局だったとはなァ」

    垣根「ああ、まだおさわりしかしてねぇのにな」


    112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:09:41.97 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「まァ興味は無かったがな」

    垣根「俺は少しだけあった」

    一方通行「そォかい」

    垣根「気づいたら囲まれていたな俺達は」

    一方通行「二人の女に対して10人近くの男だもんなァ」

    垣根「あれにはびっくりしたな、いつのまにって感じだったな」

    一方通行「確かになァ、ンで最初に俺が絡まれてよォ」

    垣根「ちょっとこっち来いよモヤシ、だったか?」

    一方通行「あァ」


    113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:16:44.79 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「だからよォ、おとなしく従って行ってやったら痛い目に合いたくなきゃ金を出せ、だもんな」

    垣根「おぉ、俺も言われたぜそれ」

    一方通行「仕方ねェから、いくらだ?十円くらいか?って言ってやったら」

    垣根「お前らの命は十円らしいな、だもんな」

    一方通行「あァ、じゃァテメェらの命はいくらなンだよ?って聴いたらまさかの逆上だぜ?」

    垣根「あれには正直驚いたぜ、いきなりキレるんだからよ」

    一方通行「適当に相手してやって一人逃がしてやったらこの有様だぜ?」

    垣根「気まぐれの善意なんかするもんじゃねぇな。やるなら決めたときにとことんやらなきゃな」

    一方通行「だな、無駄に仲間集めてきやがってよォ」

    垣根「こんな見晴らしのいい場所まで追ってきやがってなぁ?」


    114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:20:50.03 ID:0S3ynfUI0

    一方通行「仕方のねェ野郎たちだったぜ」

    垣根「全員ぶちのめしてやったがな」

    一方通行「垣根くンよォ?」

    垣根「なんだ」

    一方通行「今日はスキルアウトしかイベントがなかったと思うンですが、本当に探し物が見つかったんンですかねェ?」

    垣根「ああ、そいつは本当だぜ、お前を見て気づいたからよ」

    一方通行「?なら、いい」

    垣根「ところで一方通行」

    一方通行「あ?」


    115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:31:44.31 ID:0S3ynfUI0

    垣根「お前、確か同じグループの座標移動のことが好きなんだっけか?」

    一方通行「おォ」

    垣根「それは揺るがねぇか?」

    一方通行「ああ、こればっかりはどうしようもねェなァ」

    垣根「まあ、そんな簡単にコロコロ変わってたら世話ないな」

    一方通行「当然だ、人を真剣に好きになるってことはよォ、自分だけを大切にしていたらまず出てこない答えだぜェ?」

    垣根「あ?どういう...?」

    一方通行「今のお前なら分かるンじゃねェのか?」

    垣根「......ああ、そうだな」

    一方通行「かかっ、なによりだ。お前もちゃんと出来てンじゃねェか。守る戦いってのをよォ」

    垣根「しっかり見てやがったな?」

    一方通行「ああ、十分回りに気を使いながらスキルアウトと戦っていたじゃねェか」

    垣根「バァーカ、気まぐれだよ」

    一方通行「気まぐれの善意かァ?」

    垣根「!いや、違うな」

    一方通行「たいした成長じゃねぇかよ」


    116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:35:06.38 ID:0S3ynfUI0

    垣根「あ?お前口調が?」

    一方通行「あん?かッ、バッテリー切れかよ」

    垣根「送ってくぜ、手、貸しな」

    一方通行「いや、せなkにnせろ」

    垣根「そうか、運動もダメになるんだな」

    一方通行「あぁ、すmねえがtのむz」

    垣根「任せな、第一位」


    117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:41:15.17 ID:0S3ynfUI0

    ピンポーン

    芳川「あら誰かしら?また一方通行のお友達かしら?もしもし?」

    垣根『こんばんは!今朝お邪魔した垣根です!すいません、なんか一方通行のバッテリーが切れたみたいで連れてきました!』

    芳川「バッテリー?ふふっどんなやんちゃをしたのかしら?」

    垣根『そりゃもう色々と!』

    芳川「そう、今開けるわ。それとひとりで大変だったでしょう?人をそっちに行かせるわ。ついでにお茶でも飲んでいきなさい?」

    垣根『いえ、お気持ちは嬉しいんですが好意だけ頂いて...』

    芳川「ふふっ、人の好意は素直に受け取るものよ、第二位の垣根帝督さん?」

    垣根『いつから気づいて?』


    118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:48:18.42 ID:0S3ynfUI0

    芳川「君が朝出て行ってすぐよ、垣根って言う名前に聴き覚えがあったから調べてみたらびっくり、第二位と同じ顔なんですもの」

    垣根『...』

    芳川「そう警戒しなくても大丈夫よ?ただの研究員ですもの」

    垣根『ふん』

    芳川「愛穂なら居ないわよ?で?どうする?」

    垣根『上がらせてもらうぜ、研究員』

    芳川「ええ、じゃあロックを開けるわね」

    垣根『ああ』

    芳川「番外個体?」

    番外個体「なーに?ヨシカワ」

    芳川「一方通行のバッテリーが切れたみたい。今第二位の人が連れてきてるみたいだから向かってくれる?そして第二位を連れてきてちょうだい?」

    番外個体「えー!ミサカが行かなきゃダメなの?ほっといてもつれてきてくれるんじゃないの?」

    芳川「そういうわけには行かないわ、大切なお友達ですもの。私はお茶の用意があるからお願いね?」

    番外個体「ちぇー」


    119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/03(火) 23:53:43.08 ID:0S3ynfUI0

    番外個体「で?アンタが第二位な訳?」

    垣根「そうだ、垣根帝督。よろしくな」スッ

    番外個体「いや、握手なんてしないし」

    垣根「そうか」

    番外個体「その人、大丈夫なの?」

    垣根「ああ、今は寝てるみたいだ。心配だったか?」

    番外個体「全然、って言いたい所だけど、ミサカにはもうそんなに荒んだ発言は出来ないね」

    垣根「そうか心配だったか」

    番外個体「は、はぁ?な、なに言ってるの?」

    垣根「お前も一方通行の近くに居て変わってきてるはずだ。嘘はダメだぜ。女は自分に正直じゃなぇとな」

    番外個体「なにそれキモい」

    垣根「そういう正直じゃないぞ」


    120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 00:01:02.42 ID:btv2+6TF0

    番外個体「ただいまー」

    芳川「お帰りなさい番外個体、それといらっしゃい垣根帝督」

    垣根「ああ、邪魔するぜ。ん?あのちっこいガキはどうした?」

    芳川「打ち止めのことね、彼女は黄泉川と買い物に行ったわ」

    垣根「そうか、んなことより、一方通行。どうにかしてくれ」

    芳川「そうね、わざわざすまないわね。一人だったんでしょう?」

    垣根「まあな、だが。苦にはならなかったぜ」

    芳川「そう、それは良かったわね。番外個体!彼の充電、お願いね」

    番外個体「はいはーい、っと相変わらず軽いねぇこの人は。ホントに寝てるのかな?キスしたら起きるかな?ひひひ」

    垣根「やめとけ、ワーストちゃん。ファーストはここぞという時のために取っておきな」

    番外個体「おえっ」

    垣根「...」

    芳川「ふふっ、まあ座りなさい。お茶が入ってるわよ?」

    垣根「ああ、頂くぜ」


    121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 00:07:08.92 ID:btv2+6TF0

    芳川「さて、今日彼と何があったのか話してもらえるかしら?」

    垣根「お見通しみたいだな」

    芳川「さて、どうかしらね?」

    垣根「いいぜ、話してやる。今日の出来事をな」

    その頃、絹旗

    絹旗「はて、返事が返ってきませんね?」

    麦野「寝てるんじゃない?」

    絹旗「超夜になったばかりですよ?」

    麦野「まあ、じっくり待てばいいじゃないの。それよりなんて送ったのかしら?」

    絹旗「ダメです、これは絶対に超教えられません」

    麦野「ちっ、まあいいわ。朗報、聴かせてもらえることを祈ってるわね」

    絹旗「ええ、期待していてください」

    麦野「じゃあねー」

    麦野(しかし垣根のヤローも音沙汰ねぇな。まぁ別に問題はなさそうだから別にいいか?)


    122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 00:14:44.89 ID:btv2+6TF0

    絹旗「さて、超決戦は明日ですね」

    絹旗「一方通行、ついにこのときがきました」

    絹旗「うぅー超緊張しますね。今日は早めに寝て明日に備えましょうか?」

    絹旗「そうと決まれば...とりあえずはご飯ですね」

    絹旗「さて....」

    .........
    ......
    ...
    .

    To一方通行
    Sb無題

    明日、いつものファミレス前で待ち合わせしましょう。
    時間は十時。
    私、超オシャレしていきますから一方通行も超気合入れて来て下さい!

    ps:どうしても伝えたい超大事なことがあります、必ず来て下さい。





    一方通行、告白の日まであと四日


    131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:47:32.49 ID:btv2+6TF0

    「そう…それは良かったわね」

    「ああ、だから俺は少なくとも第一位には感謝してるし、なにより今となってはあんたらと同じ思いだ。幸せを掴みとってもらいてぇ」

    「あなたにも掴みとる権利はあると思うわよ?」

    「そいつは違ぇ。一方通行は今まで妹達やあんたらの為に命を賭けてきた。引き換え俺ときたら私利私欲のために動いたも同然だ。だから今度の俺の役割は一方通行なんだよ」

    「あら、あなたが一方通行みたいに守るべきものに命を賭けるのかしら?」

    「ああ、そうだ。そしたらいつか、コイツみたいになれるんじゃねぇかと思ってる。俺は心の中でどこか一方通行に憧れていたのかもしれねぇ、だから...」

    「だから、守る立場になりたいと?」

    「ああ」

    一方通行「何言ってやがる垣根」

    垣根「お、起きたか一方通行。もう大丈夫なのか?」

    一方通行「お陰様でなァ。それよりよォ垣根」

    垣根「なんだ?」

    一方通行「お前、何を守る気だァ?」


    132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:47:59.57 ID:btv2+6TF0

    垣根「一方通行、俺は今日、この街を見渡して気付いたことがたくさんある。普段、俺達が気付かない所で誰かが傷付こうとしてる。俺の守るべき対象がはっきりしねぇならよ...」

    一方通行「言ってみろォ」

    垣根「俺の力が届く精一杯の範囲を手ぇ広げて守ってやればいいじゃねぇか。暗部はもう解散したも同然だ。なら、俺の美学で行動すればいいさ。普段お前ら、グループがやってるみたいにな」

    一方通行「はン、上等じゃねェか」

    垣根「だろ?」

    一方通行「お前なら幸せを掴みとれそォだな」

    垣根「何言ってやがる。お前ならじゃねぇよ。そこはお前も、だ。」

    一方通行「はっ、言うじゃねェか。第二位」

    垣根「常識は通用しねぇからな」

    一方通行「ははっ」

    垣根「へへっ」

    芳川「ふふっ。私からすればあなた達は十分幸せになる権利があるわ。大切な事に気付いたんですもの。ね?番外個体」

    番外個体「よく分からないけど、あの人が幸せになるならそれでいいかな。上位個体の願いでもあるしね」

    芳川「そうこなくっちゃね」


    133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:48:36.15 ID:btv2+6TF0

    垣根「それより一方通行」

    一方通行「なンだ」

    垣根「携帯、鳴ってたぜ?」

    一方通行「あン?一体いつからだァ?」

    垣根「お前が倒れて俺が背中に乗せてる間だ」

    一方通行「ンだよ、ダウンしてる時かよォ。どれどれ、どなたですかァっと」

    垣根(そういや俺も携帯が鳴りっぱなしだったな。どうせ麦野だろうな。だが麦野、俺は誰の味方でもねぇ、なぜなら人様の事情に入り込んで掻き回す権利なんざ俺にはねぇからな...へっ)

    垣根「一方通行、しっかり決めてこいよなぁ」

    一方通行「あン?なんか言ったか?」

    垣根「いや、なんにも。それよりメールか?誰なんだ?」

    一方通行「あァ、絹旗だァ」

    垣根「そうか」

    垣根(ついに動いたな、アイテム。いや、絹旗か)

    一方通行「それよりよォ垣根くン」

    垣根「言いたい事は分かるぜ第一位」

    一方通行「そォか、さすが第二位だな。ンじゃ言わせてもらうがよォ」

    垣根「準備は出来てるぜ、いつでも来いよ」


    134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:49:59.91 ID:btv2+6TF0

    一方通行「お前、なンで家で一晩明かしてんだァ?」

    垣根「簡単な事だ。思った以上にこの研究員とワーストちゃんとの会話が面白かったからだ」

    番外個体「お陰でミサカは寝不足だけどね」

    垣根「ちなみにお前の分の晩飯は俺が喰らった。残念だったな」

    一方通行「いや、それはいいンだかよォ」
    芳川「さてそれじゃ私はそろそろ寝ようかしら?もう六時だしね」

    番外個体「ミサカも寝るー。布団借りるね一方通行」

    一方通行「おい、待てなンで俺の布団なんだ...っていねェし」

    垣根「はっ、可愛い所があるじゃねぇか」
    一方通行「お前は大丈夫なのかァ?」

    垣根「何がだ」

    一方通行「寝なくてよォ?」

    垣根「これ、何か分かるか?」

    一方通行「コーヒーか?」

    垣根「そうだ、第二位特製のな」

    一方通行「...腹壊さねェのか?」

    垣根「知らねぇ。そもそも能力を食うなんて始めての試みだ、まぁ大丈夫だとは思うがな」

    一方通行「未元物質コーヒーか」

    垣根「飲むか?」

    一方通行「遠慮しますゥ」

    垣根「そうか、じゃあ少し外に行こうぜ。まだ早朝だし新しい景色、見れるかもしれねぇぜ?」

    一方通行「そうするかァ」


    135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:51:08.51 ID:btv2+6TF0

    垣根「朝日に照らされ煌めく未元物質」

    一方通行「眩しいからやめろォ!」

    垣根「それよりも一方通行」

    一方通行「なンだ?ってかこのやりとりは何回目なんだろォな」

    垣根「知らねぇな」

    一方通行「それで?」

    垣根「おう、俺な三日間ぐらい姿消そうと思うんだ」

    一方通行「はァ?なンでまた」

    垣根「やりたい事が見つかったんだ」

    一方通行「そうか、戻ってくンのか?」

    垣根「そりゃあな」

    一方通行「寂しくなるなァ」

    垣根「俺もだ」

    一方通行「...」

    垣根「...」

    一方通行「さっさと行きやがれ!そのために俺に見送りさせたンだろォが!」

    垣根「ははっ、そうだな!少しのお別れだ!またな一方通行!」バサッ

    一方通行「またな垣根ェ!」


    136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:52:05.30 ID:btv2+6TF0

    一方通行「さて、絹旗のメール...十時にファミレスかァ。気合い入れて来いだとォ?何する気だァ?それに大事な話ってなァ?」

    一方通行「まァ後何時間かすれば分かンだろ。とりあえずコーヒーでも飲んで時間潰すか。ン?」

    海原「どうも」

    一方通行「おォ、お前か、ファミレスの件はありがとなァ」

    海原「いえいえ、あの程度なら。それより先ほど第二位が能力を使って空を飛んでいたのですが...」

    一方通行「眩しかったろォ?」

    海原「ええ、猛烈に」

    一方通行「そうか、貴重な体験したなァ。」

    海原「本当にですよ」

    一方通行「つーかよォ、お前こんな朝早くから何してんだァ?」


    137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:53:02.88 ID:btv2+6TF0

    海原「いえ、少しショチトルの所に行ってまして」

    一方通行「入院してンだっけかァ?」

    海原「軽い食あたりですがね」

    一方通行「そうか」

    海原「一方通行さんは...恐らくは垣根さんのお見送りですね」

    一方通行「よく分かったなァ」

    海原「遠くから話してる所が見えたものですから」

    一方通行「なるほどなァ」

    海原「それよりも一方通行さん。これから土御門さんを誘って少しコーヒーブレイクはどうですか?」

    一方通行「あァ、たまにはいいなァ」

    海原「決まりですね。では土御門さんは僕の方からお呼び致しますね」

    一方通行「おォ」


    138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:53:53.10 ID:btv2+6TF0

    土御門「こんな朝早くから一方通行が行動するのも珍しいにゃー」

    一方通行「こォいうのたまにはいいもンだぜェ」

    海原「早起きは三文の得と言いますからね。普段とは違った感性で物事を受け取れるんじゃないんでしょうか?」

    一方通行「だといいなァ。それより土御門よォ」

    土御門「なんだ?」

    一方通行「集合の件、あンがとなァ」

    土御門「!いや、それぐらいどうってことないぜい。それより、もっと頼ってくれていいんだぜい?なにせ仲間なんだからな」

    一方通行「はっ、そうかよォ。じゃあ甘えさせてもらうぜェ?さて、ちょっとトイレに行ってくるわァ」

    海原「おや?トイレですか?突き当たりを右ですよ、お気を付けてどうぞ。しかし、土御門さんからそういうお話が出るとは珍しいですね。これも早朝効果でしょうか?」

    土御門「なに、一方通行が面と向かって礼を言ってきてくれたからな。今のこいつとなら、うまくいきそうな気がするぜい」

    海原「そうですか、それはなによりです。きっと垣根さんが深く関係してるのでしょうね。」

    土御門「かもしれないにゃー」


    139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:54:30.61 ID:btv2+6TF0

    海原「おや?垣根さんと一方通行さんの事を知ってるんですか?」

    土御門「なに、俺は消さ眩く光る第一位と第二位を遠目に見ただけだ。」

    海原「土御門さんもですか。目立ちますね、彼は」

    土御門「まったくだぜい」

    海原「しかし、垣根さんはどこに行ったんでしょうね?」

    土御門「さあな、俺達が知る事じゃないんだろう」

    海原「それもそうですね」

    ..............

    .........

    .....

    ...

    .

    垣根「ちょっと頼みたい事があるんだが、コイツの製作者呼んでくれるかな?俺か?別に怪しいもんじゃねぇ。第二位の垣根帝督。そう言えば分かってくれると思うぜ。」


    140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:55:38.72 ID:btv2+6TF0

    一方通行「もしもしィ?どちらさンですかァ?」

    『あっ、一方通行さんですの?』

    一方通行「あァ?こんな早朝に誰だァ」

    『私ですの、白井黒子ですの』

    一方通行「あァ、白井か。何の用だァ?」

    白井『いえ、用があるのは私ではなくてですね...今代わりますわ』

    一方通行「おォ」

    初春『もしもし?一方通行さんですか?初春です。おはようごさいます。』

    一方通行「初春さンか、おはよォさン。何の用ですかァ?」

    初春『あのですね、一方通行さんが告白するのって何日後の話しでしたっけ?』

    一方通行「あァ?確か...あと三日後だなァ」

    初春『昨日、佐天さん達と話しあって考えたんですがね、あと一回、デートに誘うべきだと思うんですよ』

    一方通行「そりゃどォいう」


    141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:56:20.72 ID:btv2+6TF0

    初春『言うなれば最後の押しです!』

    一方通行「なるほどなァ、最近の一回で満足してたぜェ!」

    初春『それじゃダメです!ガンガンいかないとダメですよ?引き寄せないと離れてしまうんですから!』

    一方通行「そういうもンなのかァ?」

    初春『はい!そういうものなんです!だから後一回デートに誘ってください!約束ですよ!これは私や佐天さん、挙げ句には白井さんや御坂さんとの約束ですからね!』
    一方通行「おォ、任せとけェ」

    初春『じゃあ頑張ってくださいね。私これから引き継ぎがあるんでこの辺で!』

    一方通行「あァ、じゃあな」

    初春『では、さようなら』

    一方通行「とりあえず今日の夜にでも誘ってみるかァ。そろそろ戻るか」


    142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:57:12.78 ID:btv2+6TF0

    海原「一方通行さん遅いですね」

    土御門「そうだな」

    海原「襲われてるんじゃないんですかね?」

    土御門「まさか、仮にも第一位だぜ?それこそ垣根帝督あたりでも連れて来ないと話しにならないにゃー」

    海原「そういえばそうですね。ではお腹でも壊したのでしょうか?」

    土御門「その線が濃厚だにゃー」

    一方通行「残念、ハズレだァ」

    海原「おや、でしたら正解はなんでしょうか」

    一方通行「正解は長電話だァ」

    海原「これは、見当違いもいい所ですね」

    土御門「まったくだにゃー」

    海原「とりあえずコーヒーだけでは物足りませんね。頃合いですし朝ご飯もここでいかがでしょうか?お誘いした身ですしご馳走させていただきますよ?」


    143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:57:56.76 ID:btv2+6TF0

    土御門「そうか?ならこのサンドイッチを...」

    海原「一方通行さんは何になさいますか?遠慮せずにどうぞ」

    一方通行「そォか?ならこのハムカツサンドってやつをだなァ」

    海原「なら僕は...野菜サンドにしましょう。お飲み物は同じ物で大丈夫ですね?」

    一方通行「あァ大丈夫だァ」

    土御門「大丈夫だぜい」

    海原「そうですか、では店員さんを呼びましょう」ピンポーン

    一方通行「こういう朝も悪くねェな」

    土御門「ああ、今日も平和になりそうだな」

    海原「まったくです。またお誘いしても大丈夫でしょうか?今度は垣根さんも一緒に」

    一方通行「悪くねェな」

    土御門「いい考えだにゃー」

    海原「そういってもらえると誘った甲斐があります」

    店員「ご注文をどうぞー」

    海原「はい、ではこの.......」


    144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:58:48.65 ID:btv2+6TF0

    一方通行「さて、帰るか。今からなら充分待ち合わせの時間に間に合うだろォ」

    結標「一方通行」

    一方通行「ンあ?おォ結標じゃねェか」

    結標「こんな早くに珍しいわね」

    一方通行「そォか?まあ、俺にとっては早めの朝だな」

    結標「もしかして朝帰りかしら?」

    一方通行「いや、そうじゃねェ。さっきまで土御門や海原達と朝飯食っててよォ。その帰りだ」

    結標「そのメンツで朝ご飯なんて珍しいわね」

    一方通行「そォか?そういやお前の事呼ばなかったなァ」

    結標「私はいいわよ。どうせさっき起きたばかりだし」

    一方通行「そうか、あとよォ結標」

    結標「なにかしら?」


    145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:59:26.36 ID:btv2+6TF0

    一方通行「明日二人で遊びに行こうぜェ」

    結標「デートのお誘い?いいわよ。きちんとエスコートしてくれるんでしょうね?」

    一方通行「さァな。でも、楽しませてやるぜェ」

    結標「そう。じゃあ楽しみにしてるわね」

    一方通行「おォ、時間とかは夜にでも連絡してやらァ」

    結標「忘れないでよ?」

    一方通行「忘れる理由がねェな」

    結標「なら安心ね。じゃあまた会いましょ」

    一方通行「あァ、またなァ」

    一方通行「っとォ、時間が迫って来たな。とりあえず風呂入って...それからだな」


    146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 10:59:58.21 ID:btv2+6TF0

    十時。ファミレス前

    絹旗「一方通行からは返事もきちんと来ましたし、後は私が超決めるだけです。」

    絹旗(しかし返信の内容が首洗って待ってろとはどうなんでしょうか?とりあえず身体は超念入りに洗ってきましたが...)

    一方通行「よォ、待ったか絹旗ちゃンよォ」

    絹旗「ついに来ましたね?一方通行」

    一方通行「あ?お前その格好...」

    絹旗「早速気付きましたか。さすがは超第一位ですね」

    一方通行「可愛くまとまってンじゃねェか。まるでお人形さンみてェだな、触ったら壊れちまいそうな、だけど思わず触りたくなっちまう可愛さじゃねェか」

    絹旗「そう言って貰えるとオシャレした甲斐が超あるってもんです。一方通行も気合い入れて来たみたいですね」


    147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 11:00:25.31 ID:btv2+6TF0

    一方通行「そりゃあな、気合い入れろって言われたからには入れるしかねェだろ。まァ、一緒に歩いてて恥をかかせるつもりはねェぜ。だから安心して横を歩いてくれェ」

    絹旗「そうですか、ならお言葉に超甘えさせて貰います。今日はずっとこうして歩いていましょう一方通行」

    一方通行「お前は変わった奴だよなァホントに。そんなに引っ付かなくても俺は逃げやしねェぞ?」

    絹旗「いえ、超気分の問題ですから」

    一方通行「そォか、じゃあ早速だがどこに行く?行きてェ所とかあんのか?」

    絹旗「はい、超自分のためなんですけど、家具を見に行きたいんですが...」

    一方通行「家具か、いいぜェ。とことン付き合ってやる。へばるンじゃねェぞォ?」

    絹旗「そちらこそ!」


    152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:53:44.96 ID:btv2+6TF0

    一方通行「さて、デパートの家具コーナーに来たわけだがよォ」

    絹旗「そうですね」

    一方通行「なンでオマエが居るンだァ?」

    黒夜「うるせぇな。私の勝手だろうがよ」

    絹旗「入院して退院したと思ったら超デパートの店員さんですか?」

    黒夜「ちっ、ああそうだよ。バイトしてんだよ。それより絹旗ちゃんよォ...」

    絹旗「はい?」

    黒夜「このコーナーはデートスポットじゃァありませンよォ?」

    絹旗「なにを言うかと超期待してみれば...そんなことですか」

    黒夜「あァ?」

    絹旗「楽しめていればデートに場所なんて超関係ないんです。まあ黒夜はそんな相手も超居ないでしょうし?言っても超無駄ですけどね」

    黒夜「ちくしょォ、私だってなァ...」

    絹旗「おや?まさかそのイルカが超そうだって言うんですか?」

    黒夜「ぐっ...」

    一方通行「その辺にしとけェ絹旗」

    絹旗「それもそうですね。では超商品案内をお願いします。店員さン?」

    黒夜「...はい」

    一方通行「...」


    153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:54:14.54 ID:btv2+6TF0

    黒夜「まず、何をお探しでェ?」

    絹旗「とりあえずベッドが超欲しいです。大きめのやつ」

    黒夜「ベッドですとォ...こちらの物がそうですねェ」

    絹旗「超フカフカなのが欲しいんですが」

    黒夜「でしたらァ、こちらの新作なんかどうですかァ?少し眩しいんですけどォ」

    絹旗「は?眩しい?...きゃっ、超なんですかこれは!」

    一方通行「シーツの下がほのかに煌いてるなァ。なンだこりゃァ...」

    黒夜「とある能力者により無償で提供された能力の片鱗をふンだンに使用したベッドでェ」

    一方通行「能力のベッド?これは大丈夫なのかァ?安全性とかよォ」

    黒夜「はィ、もちろン。お客様の希望通りフカフカの寝心地とォ疲労回復や安眠促進の多機能付きですねェ」

    絹旗「なんですかこのベッドは...」

    黒夜「一点ものなンで早いもの勝ちですよォ」

    絹旗「機能は超魅力的ですけど眩しいのがちょっと...」

    黒夜「それでしたらァ、一緒に付属する特殊なAIMジャマーの遮光シーツがありますンでェ問題無いかとォ。あ、水洗いもOKですよォ?」

    一方通行(この眩さ、どこかで...)

    絹旗「一方通行、ちょっとこのタグを超見てください」


    154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:55:38.31 ID:btv2+6TF0

    一方通行「あン?幻想殺し厳禁?どういうことだこりゃァ?」

    黒夜「はィ、なンでも学園都市には触れただけで能力を打ち消すものがあるらしくてェ。最近の能力製品には皆付いてるンですよォ」

    絹旗「はぁー、そんなものがあるんですねぇ...」

    黒夜「でェ、どうなさいますかァ?ちなみに分割でお支払いできますよォ?」

    絹旗「どれ値段は...と。げっ!なんですかこの値段は!」

    黒夜「はィ、先ほども申したように希少な能力の片鱗を使用してますのでェ」

    一方通行「そういやこれはどうやってエネルギー供給してるんだァ?」

    黒夜「AIM拡散力場の残りカスみたいなものを空気中から取り込ンで持続させているンでェ。半永久的に使用が可能ですよォ。ちなみに布団自体は洗わなくても汚れない使用となっておりますのでベッドの上で何を使用がOKですよォ?」

    一方通行(間違いねェ。この常識ハズレのベッドは間違いなく未元物質製のものだ..)

    絹旗「しかし値段が...」

    一方通行「絹旗ァ」

    絹旗「はい?超なんでしょうか?」

    一方通行「このベッド、俺が買ってやらァ」


    155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:56:23.18 ID:btv2+6TF0

    絹旗「え!?そんな!さすがに悪いですよ!こんな超高いもの...」

    一方通行「いつも俺みたいなのを慕ってくれてる礼だァ。黙って受け取ってくれェ」

    絹旗「そうですか?じゃあ超お言葉に甘えます」

    一方通行「おォ。つゥわけだァ、このベッドお買い上げだァ」

    黒夜「ははァ!ありがとよォ!これでノルマ達成だァ!営業スマイル決めた甲斐があるってもンだぜェ!」

    一方通行「そォか、まァなンでもいいんだけどよォ」

    黒夜「ンじゃあ早速配送の手続きだァ!付いてきな二人ともォ!」

    絹旗「しかし、このベッド...本当に大丈夫でしょうか?」

    一方通行「大丈夫だァ、俺が保障してやる」

    絹旗「そうですか、なら超安心ですね」

    黒夜「ンじゃあよォ、これに住所とかを書いてくれよォ」

    絹旗「はい、えっと住所は...と」

    一方通行「支払いはカードで頼むぜェ」

    黒夜「おォ」

    絹旗「これでいいですか?」

    黒夜「ああ、上出来だ。ンじゃそのうち届くからよォ心待ちにしとくンだなァ」

    絹旗「分かりました、ではこの辺で...」

    黒夜「待ちなァ!」

    絹旗「はい?」


    156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:56:49.64 ID:btv2+6TF0

    黒夜「連絡先の交換だァ、せっかく会ったンだしな」

    絹旗「ああ、なるほど。じゃあ携帯を...」

    黒夜「あァ、よっと...」ピッ

    一方通行(冷蔵庫もあんのか...どれ。これも幻想殺し厳禁かよォ、ったく何やってンだ?垣根はよォ)

    黒夜「ほら、兄ちゃンもだ」

    一方通行「はァ?兄ちゃンだとォ?」

    黒夜「そうだ、兄ちゃンだ」

    一方通行「意味が分からねェが、まあいいだろ。ほらよ」ピッ

    黒夜「おォ、確かに」

    一方通行「ンじゃ、俺たちは行くぜェ。せいぜい達者でなァ」

    絹旗「では、また会いましょう黒夜」

    黒夜「ありがとォございましたァ」


    157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:57:16.63 ID:btv2+6TF0

    一方通行「さて、次はどこに行く?」

    絹旗「そうですね、一緒ならどこでもいいのですが...」

    一方通行「そォか、じゃあいつも通り映画に行くか。ンで終わったら遅めの昼飯だな」

    絹旗「珍しいですね、一方通行の口から超映画のお誘いとは」

    一方通行「あァ、つってもいつも見てるような微妙なやつじゃねェぞ?ちょうど見てェやつがあるんだ」

    絹旗「なるほど、では行きましょうか」

    一方通行「そうだなァ」

    .............

    .........

    ......

    ...

    .


    158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:57:56.02 ID:btv2+6TF0

    絹旗「映画の感想を超聴いてもいいですか?」

    一方通行「あァ」

    絹旗「正直どうでしたか?」

    一方通行「微妙だったなァ」

    絹旗「でしょうね。私も同感です、いまいち盛り上がりに欠けるというか...」

    一方通行「まァ時間は潰せたんだ、よしとしようぜ」

    絹旗「それもそうですね、ではお昼。食べましょうか」

    一方通行「おォ、もう入る店は決まってるからよォ。付いてきなァ」

    絹旗「あなたとだったら超どこまでも」

    一方通行「そォか?」

    絹旗「えぇ」

    一方通行「これから行く店はよォ」

    絹旗「はい」

    一方通行「友達が教えてくれた店だァ」

    絹旗「?受け売りという事ですか?」

    一方通行「ま、そんな所だな」

    絹旗「一方通行のお友達ですか...それは超楽しみですね」

    一方通行「普通のファミレスだァ、過度な期待はするンじゃねェぞ」

    絹旗(超期待しますよ。あなたがエスコートして連れてってくれるんですから)


    159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:58:24.92 ID:btv2+6TF0

    絹旗「ってこのファミレスは...」

    一方通行「なんだァ?知ってるのかァ?」

    絹旗「アイテムの超溜り場ですよ」

    一方通行「別な所に行くかァ?」

    絹旗「一方通行とは来るのが超始めてですから、ここでいいですよ」

    一方通行「そうか、ンじゃ入るか」

    絹旗(まさか、麦野達はいませんよね?)

    その頃アイテムは

    麦野「なんで電話に出ないんだよ」

    浜面「いや、俺に言われても」

    麦野「なんで電話に出ないんだぁ?言ってみろ浜面ぁ!」

    浜面「電源でも切ってるんだろ?」

    麦野「そんな正論は求めていねぇんだよ!」ドシュ

    浜面「うおっ!」


    161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:58:50.78 ID:btv2+6TF0

    フレンダ「麦野、結局垣根も何か用事があるから出れない訳よ」

    滝壺「わたしもそうおもう」

    麦野「ちっ、まあしゃーないか」

    浜面「なんで俺は今打たれたんだよ...」

    フレンダ「それは浜面だから仕方がない訳よ」

    滝壺「はまづら」

    浜面「なんだ?滝壺」

    滝壺「がんばってね」

    浜面「はぁ?どういうことだ?」

    麦野「こういうことだよ!」ドシュ

    浜面「なっ!やめろ!馬鹿!」

    麦野「さっさと垣根のバカを探して来いやぁ!」

    浜面「結局か!クソっ!恨むぜ垣根ぇ!」

    ..........
    .......
    .....
    ...
    .

    垣根「ああ、恨んでくれて構わねぇ」

    「ん?どうかしたかね?」

    垣根「いや、なんでもねぇ」


    162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 15:59:36.67 ID:btv2+6TF0

    絹旗「さて、お昼も取りましたし。そこら中を回り超遊びつくした感があります」

    一方通行「そォだな、そういえばよォ」

    絹旗「はい?」

    一方通行「メールに書いてた大事なことってのは?」

    絹旗「あ!、ああ。はいそうですね?」

    一方通行「ここじゃ言いにくい事かァ?」

    絹旗「そ、そうですね。こう人が多いとちょっと...」

    一方通行「そォか、ならいい場所を知ってるぜ。夕焼けが綺麗に見える所なんだがよォ」

    絹旗「連れてってもらってもいいですか?」

    一方通行「おォ、時間はあるンだ。周りの景色を眺めながら行こうぜェ?」

    絹旗「あっ、はい...」


    163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 16:00:09.80 ID:btv2+6TF0

    一方通行「こうして周りを見るとよォ、いかに自分の視野が狭かったかが分かるンだよ」

    絹旗「自分の超知らなかった世界?ですか?」

    一方通行「そうなるなァ。ここから見えるかァ?あの丘だ」

    絹旗「なるほど、夕焼けが綺麗だと...確かに。こんな景色をこんな所で見たのは超初めてです」

    一方通行「俺も初めてだったなァ。前に垣根のヤローと来たンだがそン時も同じ景色が広がっていた。今とは少し違うがな」

    絹旗「違う?どこらへんがですか?」

    一方通行「前に来たときは周りにたくさンのスキルアウトが居た」

    絹旗「ははっ、なんですか?それ?」

    一方通行「街中で絡まれてよォ。大変だったぜェ?電極のバッテリーは切れるわ、カツアゲされそうになるしよォ。散々だ」

    絹旗「カツアゲですか...超貴重な体験をしましたね」

    一方通行「まったくだァ」

    絹旗「一方通行」

    一方通行「あン?」

    絹旗「話、超聴いてもらえますか?」

    一方通行「おォ」


    171: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:09:06.97 ID:btv2+6TF0

    絹旗「私、超好きな人が居るんです」

    一方通行「幸せもンだなァそいつは」

    絹旗「いつも傍に居てくれて私によくしてくれるんです」

    絹旗「そして何度も会って、何時間も一緒に居るうちに段々とその人に惹かれていったんです」

    絹旗「一方通行」

    一方通行「あン?」

    絹旗「私、あなたのことが好きです」

    一方通行「はっ?」

    絹旗「私は超真剣です」ズイッ

    一方通行「なっ...待て、顔が近ェ!」

    絹旗「あっ、ごめんなさい」

    一方通行(待てよ待てよォ?どういう事だァ?大事な話があるって言うから聴いてみれば好きですだとォ?どォなってやがる!)

    絹旗「一方通行?」

    一方通行「ンっ?ああ、なンだ?」

    絹旗「返事もらってもいいですか?」


    172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:10:36.78 ID:btv2+6TF0

    一方通行(なんつーことだ。ったくよォ。普通の奴ならストレートで断れンのによォ、まさかの絹旗と来たもンだ。結標のこともあるしここは断るべきなンだろォが...)

    絹旗「あの、やっぱり超迷惑でしたか?」

    一方通行「あ、いや。ちょっと現実味を感じれねェだけだァ」

    絹旗「?そうですか」

    一方通行(...ダメだ。こいつの気持ちは無碍には出来ねェ。情けねェがここは...)

    一方通行「絹旗」

    絹旗「はい」

    一方通行「時間、くれねェか?」

    絹旗「はっ?時間ですか?」

    一方通行「そォだ。考えることが色々とありすぎてよォ、ちょっと今すぐに返事を出すことが出来ねェンだわ」

    絹旗「そうですか...分かりました...超納得いきませんが待つことにしましょう...」

    一方通行「悪ィな」

    絹旗「いえ、こちらこそ」

    一方通行「送ってくかァ?」

    絹旗「いえ、少し夜風にあたりながら一人で帰ります」

    一方通行「そォか、気をつけてな。何かあったらすぐに呼ぶンだぞォ」

    絹旗「分かっています、じゃあ返事超待ってますから」

    一方通行「ああ、またなァ」

    絹旗「じゃあまた」

    一方通行(まさか、告白されるとはなァ。すまねェな絹旗、少し待っててもらうぜェ)


    173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:11:50.02 ID:btv2+6TF0

    麦野「あら、お帰りなさい。どうだった?」

    絹旗「分かりません」

    フレンダ・麦野「?」

    滝壺「どういうこと?きぬはた」

    絹旗「少し待つことになりました」

    麦野「はぁ?第一位のヤローも意気地なしだな、その場で決断を下せねぇとはよぉ」

    フレンダ「ま、その場ですぐに返事出されるよりは希望があるんじゃない?」

    絹旗「そうでしょうか?」

    麦野「まああっちも返事を考えている間、悶々しっぱなしでしょ?案外、なんとかなるんじゃない?」

    絹旗「だといいんですが。それよりも浜面はどうしました?」

    麦野「ちょっと人捜しをね、頼んだのよ」

    絹旗「はぁ」


    174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:12:44.54 ID:btv2+6TF0

    一方通行「帰ったぞ」

    打ち止め「おかえりなさーい!ってミサカはミサカは元気に...ってあなたもしかして元気ない?」

    一方通行「いや、いつも通りだァ」

    打ち止め「んー?もしかしてどこか痛いの?」

    一方通行「いや、少し考え事をしていただけだ。あンまし心配するンじゃねェよ」

    打ち止め「はーいってミサカはミサカは元気に返事をしてみたり!」

    芳川「あら?今日は一人なのかしら?」

    一方通行「ン?」

    芳川「垣根帝督は?」

    一方通行「さァなァ。朝に別れたっきりだ」

    芳川「そう」

    一方通行「どうしてだァ?」

    芳川「興味深かったのよ、あんなに楽しそうに会話をする第二位がね」

    一方通行「そォかい、でも心配しなくてもそのうちまた会えるぜェ」

    芳川「そうだといいわね」

    一方通行「?」


    175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:13:43.29 ID:btv2+6TF0

    芳川「夕飯、愛穂が帰ってくるまで無いわよ?」

    一方通行「なら俺は部屋に居る、出来たら呼ンでくれ」

    芳川「あら、今あなたの部屋には...」

    一方通行「あ?」

    ガチャ

    芳川「遅かったみたいね」

    一方通行「なンだこりゃ...」

    番外個体「zzZ」

    一方通行「なンで俺の部屋で寝てるんだァ?しかも裸でよォ」

    芳川「あなたの布団が偉く気に入ったみたいでね。絶賛お昼寝中よ


    176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:14:09.26 ID:btv2+6TF0

    一方通行「ちっ...おい!起きろォ!」

    番外個体「zz..んん?何ー?」

    一方通行「部屋の主が帰って来たンだ。さっさとそこをどけ」

    番外個体「そんな堅いこと言わないでよ」

    一方通行「何言ってやがる、今から電話するんだよォ!さっさと部屋から出ろォ!」

    番外個体「あはっ」

    一方通行「...まあいい、静かにしてろよォ」

    番外個体「はぁーい」

    piririri

    『もしもし?』

    一方通行「結標か?俺だ」

    『なにかしら?』

    一方通行「今朝の話の続きだ、明日の昼一時クレープ屋ンとこに来い。昼飯は食って来いよォ?」

    『一時ね、了解したわ、クレープでもご馳走してくれるのかしら?』

    一方通行「まァ、そんな所だ」

    『ふふっ、じゃあ楽しみにしてるわ』

    一方通行「おォ、じゃあな」

    『ええ、さよなら』


    177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:15:18.54 ID:btv2+6TF0

    番外個体「デートのお誘い?」

    一方通行「だなァ」

    番外個体「ミサカも連れてって欲しいなー。なんて」

    一方通行「ダメに決まってンだろォ」

    番外個体「えー」

    一方通行「そォいうのは彼氏にでも連れてってもらえ」

    番外個体「じゃあアナタが彼氏になってよ」

    一方通行「...」

    番外個体「...」

    一方通行「いやだ」

    番外個体「ちっ」

    一方通行「垣根にでも連れて行ってもらえェ」

    番外個体「いやだ」

    一方通行「ちっ」

    番外個体「...ひひっ」

    一方通行「...ははっ」


    178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:15:46.47 ID:btv2+6TF0

    黄泉川「今帰ったじゃーん」

    芳川「お帰りなさい愛穂」

    打ち止め「おかえりーヨミカワ!」

    黄泉川「おお、ただいまじゃんよ打ち止め。桔梗、ほかの二人はどこじゃん?」

    芳川「二人とも部屋に居るわ」

    黄泉川「そうか、じゃあさっさと夕飯作るじゃん」

    芳川「ええ、お願いね」

    ................
    ............
    ........
    .....
    ...
    .

    垣根「やっぱり、出来ねぇな」

    「でも、やるんだろ?君はそのためにここに来たんだ」

    垣根「まぁそうなんだがよ。グダグダ言っても仕方ねぇ、やってやるさ」

    ................
    ............
    ........
    .....
    ...
    .


    一方通行、告白の日まであと三日


    179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:16:38.61 ID:btv2+6TF0

    一方通行「さてとォ、そろそろ行くか」

    芳川「あら、どこかに行くの?」

    一方通行「あァ」

    芳川「連日外出なんて珍しいわね」

    一方通行「そういう時もあるだろォ」

    芳川「なにか悩んでるわね」

    一方通行「はっ、俺がか?どの口が言いやがる」

    芳川「私はこの家の誰よりも前から貴方の顔を見てきているわ。それがたとえ表情の些細な違いでも私には分かるわ」

    一方通行「お前が言うんなら、そうなンだろうな」

    芳川「なんでもいいわ、貴方が隠すのなら私にはどうにも出来ないことですもの。黙って見送らせてもらうわ」

    一方通行「そりゃ嬉しいねェ。じゃあ行って来るぜ」

    芳川「いってらっしゃい」

    番外個体「一方通行!」

    一方通行「あン?」

    番外個体「お土産」

    一方通行「ヌかせ」

    番外個体「ちっ」


    180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:17:06.53 ID:btv2+6TF0

    一方通行「悪ィ少し遅れちまったな」

    結標「いいえ、まだ時間前よ?」

    一方通行「じゃあ、待たせちまったな」

    結標「少しだけよ、別に苦にはならないわ」

    一方通行「ン、それよりもお前」

    結標「なにかしら」

    一方通行「その格好は...」

    結標「変かしら?一応あなたに似合ってるって言われた服装なんだけど、髪型も下ろしてきたし」

    一方通行「いや、似合ってるぜェ。そのワンピース」

    結標「それは良かったわ」

    一方通行「じゃ行くか」

    結標「最初はクレープだったかしら?」

    一方通行「おォ」

    結標「ん?」

    御坂「あと1ポイント、あと1ポイントで...」ハァハァ

    一方通行「超電磁砲...!」

    結標「あら、ホント。なにしてるのかしら」


    181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:18:24.34 ID:btv2+6TF0

    一方通行「おい、何やってンだ?」

    御坂「あと...ん?一方通行?と誰?」

    一方通行「よォ」

    結標「私のこと分からないのかしら」

    御坂「ん?その声...もしかして結標淡希?」

    一方通行「ピンポーン、大正解でェす」

    御坂「髪型と服装が違うから全然分からなかったわ」

    結標「そう、なら仕方ないわね...あれ?」

    一方通行「どうした?」

    結標「あなた、何で私だって一発で分かったのかしら」

    一方通行「いつも見てるからに決まってンだろォ」

    結標「え?」

    一方通行「しまった」


    182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:18:58.60 ID:btv2+6TF0

    結標「ま、まあそんなことはどうでもいいわ。それよりもあなたは何してるのかしら」

    御坂「は?いや。別に...何も...」

    結標「?」

    一方通行「なンでもいいだろ、さっさと食おうぜェ」

    御坂「!」

    結標「それもそうね」

    御坂「も、もしかしてクレープ?」

    結標「そうだけど?」

    御坂「...」

    結標「???」

    一方通行「お前は何にするンだァ?」

    結標「あなたと同じやつでいいわ」

    一方通行「そォか、ンじゃこのコーヒークリームのやつを二つ」

    店員「毎度、当店のポイントカードはお持ちですか?」

    一方通行「は?ポイント?」


    183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:19:34.74 ID:btv2+6TF0

    店員「ええ、お買い上げごとにスタンプを押していまして、満タンになるとオリジナルゲコ太グッズを差し上げてるのですが」

    一方通行「へェ、ゲコ太ねェ」チラ

    御坂「!」

    店員「お持ちでないのでしたら新たにお作りいたしますが?」

    一方通行「いや、あるぜェ。結標」

    結標「なにかしら」

    一方通行「ン」

    結標「なるほどね」ヒュン

    御坂「あれ?」

    一方通行「ほら、これだァ」ヒュン

    店員「えーと今回で満タンになりますのでオリジナルストラップ、差し上げますね。クレープのほう少々お待ちください」

    一方通行「おォ、ほらよオリジナル」ヒョイ

    御坂「えっ?」ストン

    一方通行「そいつが欲しかったンだろ?」

    結標「ふふっ」


    184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:21:19.19 ID:btv2+6TF0

    御坂「え?は?でも...」

    一方通行「黙って受け取れ、日頃の礼だァ」

    御坂「そう?じゃあ、貰うわね。うん」

    一方通行「ふン」

    店員「お客様ー。コーヒー二つ、出来上がりましたー」

    一方通行「あばよ、オリジナル。行くぞ結標」

    結標「ええ」

    御坂「...ふん。うまくいってるようじゃない。初春さんたちに教えてあげないとね」

    御坂「にしても、今日はいい天気ね...あの二人にいいことがあるといいんだけど...」


    185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:22:01.74 ID:btv2+6TF0

    結標「ずいぶん苦いのね?このクリーム」

    一方通行「言って苦くしてもらったンだ。ダメだったか?」

    結標「いえ、たまにはいいわね」

    一方通行「そりゃ良かった」

    結標「この後はどうするのかしら?」

    一方通行「とりあえず電車に乗るぞ」

    結標「電車?なんでまた?」

    一方通行「散歩がてら、周りを見ながら一緒に居てェんだ」

    結標「ふーん。ま、いいわ行きましょ」

    一方通行「おォ、普段行かないような所にも行こうぜ。せっかく電車を使うんだ」

    結標「そうね、期待してるわ。あなたがどんな所のに連れてってくれるのかをね」

    一方通行「第六学区なんかもいいなァ、一日中遊べるぜ?」

    結標「あなたはそんな所で時間を潰したいの?」

    一方通行「そンな勿体ねェことするわけねェだろ、せっかくこうして一緒に居るンだからよ」

    結標「それでこそ、来た甲斐があるってものね」


    186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:23:14.40 ID:btv2+6TF0

    第六学区行き電車内

    結標「ずいぶんと学生が多いのね」

    一方通行「六学区はアミューズメント施設の集合体だからなァ」

    結標「ねえ、私、行ってみたい学区があるんだけど」

    一方通行「あン?」

    結標「一九学区なんだけど」

    一方通行「古臭い町並みの学区かァ?」

    結標「ええ、前に写真で見てね。機会があれば行ってみたいと思っていたの」

    一方通行「いいぜ、今日は学区中を巡ってみるか」

    結標「そうね、そろそろ六学区だけど電車から降りる?」

    一方通行「いや降りるのは乗り換えの時と一九学区だけだ。そうしねェと時間がかかり過ぎちまう」

    結標「わかったわ」


    187: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:23:39.58 ID:btv2+6TF0

    一方通行「ほら、見えてきたぞ第六学区だ」

    結標「まさに都会って感じの町並みね」

    一方通行「あァ、ゲーセンに映画館、ボウリング場、他にも色々詰まってる学区だ」

    結標「行ったことあるの?」

    一方通行「いや、打ち止めからの受け売りだァ」

    結標「そう、えっと次は...」

    一方通行「二三学区だ、行く途中に一二学区も遠目に見えンぞ」

    結標「ずいぶんと詳しいのね」

    一方通行「あァ、今日のために昨日調べた」

    結標「ふふっ、そういうのは普通言わないんじゃないの?」

    一方通行「そうかァ?」

    結標「そうよ」

    一方通行「ン、一回降りるぞ」

    結標「?降りないんじゃなかったの?」

    一方通行「観光用の路線に乗換えだ、そのほうがいちいち止まンなくてスムーズだろォ?」

    結標「なるほどね」


    188: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:24:26.21 ID:btv2+6TF0

    一方通行「さて、この電車だなァ?終点、一九学区。間違いねェな」

    結標「いい一日になりそうね」

    一方通行「絶対ェなる。約束するぜ」

    結標「第一位のお墨付きね」

    一方通行「おォ」

    結標「あれが一二学区...色んな国が混ざったような学区ね」

    一方通行「色々な宗教施設があるらしいぞ、確か神学系の学校が一番多いとこだったはずだ」

    結標「へぇー。ためになるわね」

    一方通行「次は二三学区だな、確かここは」

    結標「航空、宇宙産業の集中学区ね」

    一方通行「へぇ、知ってるじゃねェか」

    結標「まぁね」

    一方通行「一度宇宙に行ってみてェもンだな」

    結標「あなたの能力なら行けるんじゃない?」

    一方通行「ダメだ、酸素がねェ」

    結標「そういえばそうね」

    一方通行「そうなンだよ」


    189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:25:32.45 ID:btv2+6TF0

    結標「次は一八学区ね、でもいまさら一八学区なんか見てもつまらないんだけど」

    一方通行「途中で見える一一学区のほうが見所だぞォ」

    結標「学園都市の玄関ね?」

    一方通行「ああ、そうだ。芳川が言うには凄いらしいぜ?」

    結標「確かに、かなり忙しなく人が動いてるわね」

    一方通行「動かないアイツにとっちゃ確かに凄いだろうな」

    結標「あはっ、なにそれ?」

    一方通行「はっ、今の、いい笑顔だったぜ?」

    結標「ばか、何言ってるの」バシ

    一方通行「いって」

    結標「ふん」


    190: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:26:00.08 ID:btv2+6TF0

    一方通行「次は第五学区か」

    結標「ここもどうかと思うわね」

    一方通行「居酒屋とか、どっちかって言うと大学生向けの場所だからなァ」

    結標「第四学区、レストランや食品施設がいっぱいね」

    一方通行「ここ一つで世界中の食いもンが食えるらしいぞォ?」

    結標「でも特に食にはこだわってないから何も感じないわね」

    一方通行「お前ならそうだろォな」

    結標「さて次は...一四学区ね」

    一方通行「留学生が多くいるらしィぞ」

    結標「海原みたいなのがたくさん居るのかしら」

    一方通行「たくさン居てたまる、あンなのがよォ」

    結標「それもそうね。さて、ついに次ね」

    一方通行「あァ、一九学区だ」

    一方通行(もう夕方か、また夕焼けが見れるな...)


    191: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:26:36.92 ID:btv2+6TF0

    第一九学区

    結標「...」

    一方通行「ほォ、凄いじゃねェかよ」

    結標「ええ、本当にね」

    一方通行「他のやつにも見せてやりてェな」

    結標「まったくね。前時代的な雰囲気だけど、私はここが好きね。噴出す蒸気とか、この廃れてしまった感じとか」

    一方通行「確か再開発に失敗してこうなっちまったンだっけかァ?」

    結標「そうよ、私たちの居る学区もいずれこうなるのかしら」

    一方通行「さァな。言い切れねェがいつかはなるンじゃねェのか?ここみてェに無機質な工場みたいにとは言わねェがな」

    結標「なんか悲しいわね」

    一方通行「そォだな」

    一方通行(今度、垣根にも教えてやるか...)


    192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:27:24.94 ID:btv2+6TF0

    結標「さて、もう夜になるけどどうする?」

    一方通行「実はもう決めてある。前に朝、土御門や海原と行った所なンだが」

    結標「私たちが朝会った時に話してくれたやつね?」

    一方通行「そォだ。閉店まで時間が無ェから能力使っていくぞ」カチッ

    結標「え?でも私...」

    一方通行「捕まってなァ。大急ぎで行くぞ」

    結標「きゃっ!」ビュン

    結標「わぁ...」

    一方通行「どうだ?遥か上空から見下ろす学園都市はよォ?」

    結標「凄いの一言ね。景色が前から後ろに流れてくみたい」

    一方通行「はっ、いい答えだァ!」

    ................

    ...........

    .......

    ....

    ..

    .


    193: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:27:50.60 ID:btv2+6TF0

    一方通行「着いたぞォ。ここだ」

    結標「普通の喫茶店ね」

    一方通行「それがいいンだよ、ンじゃ入るぞ」

    結標「ええ」

    ................

    ...........

    .......

    ....

    ..

    .

    垣根「...」

    「...失敗のようだね?」

    垣根「ちっ!あと少しだってのによ!」

    「まあ、時間はまだ少しあるからね?焦らず最初からやればいいさ」

    垣根「ああ、もう一回最初からだ、次こそは必ず...!」


    194: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 21:28:24.49 ID:btv2+6TF0

    結標「ふう、以外においしかったわね」

    一方通行「だろォ?ここに連れて来たかったンだよ」

    結標「ありがとうね?今日は楽しかったわ、本当に」

    一方通行「そりゃ良かった、わざわざ遠出した甲斐があるってもンだ」

    結標「じゃあ、そろそろお別れね。小萌も寂しいだろうし」

    一方通行「あァ、そうだな」

    結標「次に会うのは集合の時ね」

    一方通行「...ン?」

    結標「どうしたの?」

    一方通行「いや、なンでもねェ。次の集合ン時だな?」

    結標「ええ、そうよ。じゃあまたね一方通行」

    一方通行「またな、結標ェ」

    一方通行(はっ、すっかり忘れてたぜェ。しかし今思うと一週間でよかったなァ、絹旗のことも考えてやらねェとダメだしなァ)

    一方通行「明日はどうすっかね?」


    一方通行、告白の日まであと二日


    204: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 23:49:20.40 ID:btv2+6TF0

    土御門「うーん」

    海原「どうしました?」

    絹旗「...」

    海原「絹旗さんも、どうなされたんです?そんな難しそうな顔して。土御門さんも!ほら!」

    土御門「海原よ」

    海原「...はい」

    土御門「よくそんなに冷静で居られるな」

    海原「はい、こうでもしないと。ちょっと...」

    土御門「...」

    海原「...」

    麦野「...」

    フレンダ「...」

    滝壺「zzz」


    206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 23:55:04.95 ID:btv2+6TF0

    土御門「アイテム、お前たちの言い分も分かった、だがな『あぁ!?』いやなんでもないです」

    麦野「お前らの所の第一位によぉ、ウチの絹旗が告白したんだよねぇ」

    海原「はい、わかっていますとも」

    麦野「じゃあ、どうするべきかわからないかなー?」

    海原「いえ、私にはちょっと...」

    麦野「じゃあ、グラサン。あんたはどうなの」

    土御門「えーとですね...」

    麦野「わかんねぇなら返事してんじゃねぇよ」

    土御門「すいません」

    麦野「返事の催促ってわけじゃないんだけどさぁ、絹旗がずっと上の空で困ってるんだわ。どうにかしてくれないかなぁ?」

    絹旗「あの、麦野」

    麦野「んー?」


    207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/04(水) 23:59:29.70 ID:btv2+6TF0

    絹旗「なんで家にみんな集まっているんですかね?」

    麦野「そんなの簡単よ。みんなで絹旗のところに行こうと思ったらちょうどグループの奴らを見かけてねぇ」

    絹旗「そうですか...」

    土御門「ところで麦野沈利」

    麦野「...なによ」

    土御門「一人、足りないようだが」

    麦野「今出払っているのよ」

    土御門「そうか」

    海原「ちょっと、土御門さん」

    土御門「ん?」

    海原「いい考えがあります」

    土御門「任せた」

    海原「麦野さん」

    麦野「今度はあんた?何よ」


    208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 00:04:38.55 ID:u9Q5k42o0

    海原「少し、我々のほうで確認する時間をいただけないでしょうか?」

    麦野「はぁ?何言ってるの?」

    海原「そこをなんとか。僕も詳しい事情を知らなければ行動のしようがありません。ですので...」

    麦野「まあ、いいわ。十分あげる」

    海原「ありがとうございます。土御門さん、立ってください、彼に電話をしましょう」

    土御門「あ、ああ」

    海原「すいません、では少し失礼致します」

    麦野「逃げたら容赦しないわよ」

    海原「承知しています。では」

    ガチャ

    バタン

    絹旗「...はぁ」

    麦野「ちっ」


    209: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 00:09:30.95 ID:u9Q5k42o0

    海原「さて、どうしましょうか」

    土御門「海原、聴いてくれるか?」

    海原「はい?なんでしょうか?」

    土御門「実はな...」

    ...............
    .........
    .....
    ...
    .

    海原「はぁ?絹旗さんだけではなく一方通行さんの恋愛事情にも加担していたんですか?」

    土御門「面目ない...」

    海原「まぁ、ほぼ同時期に起きた事ですから仕方ないとしましょう。彼との友情もありますしね」

    土御門「すまない...」

    海原「まあ、過ぎたことです。この場をどうするか後五分で考えましょう」

    土御門「こんな事なら垣根の連絡先を聴いとくんだったぜい」

    海原「知っていたらどうするつもりだったんです?」


    210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 00:13:47.22 ID:u9Q5k42o0

    土御門「助けを呼んでいただろうな」

    海原「確かに、一方通行さんを呼べない今となっては第四位をとめる術は垣根さんしかありえませんからね」

    土御門「ああ、全くだ...ん?」

    海原「どうしました?」

    土御門「海原、トラウィスカルパンテクウトリの槍でなんとかならないか?」

    海原「ご冗談を、まさかここから部屋ごと吹き飛ばせというのですか?」

    土御門「いい考えがある」

    海原「一応聴いておきましょう」


    211: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 00:19:41.30 ID:u9Q5k42o0

    麦野「遅いわねあいつら」

    フレンダ「結局、麦野に恐れをなして逃げたって訳よ」

    麦野「本当にそうだったら許さないわ。ん?」

    フレンダ「どうしたの?」

    麦野「いや、なんか変な音が...」キュイイイイン

    麦野「!」

    バカッ

    フレンダ「ドアが分解した!?」

    麦野「なにかしら?」

    土御門「ぐあっ!」

    フレンダ「げっ!血まみれじゃない!」

    麦野「あんたたちどうしたの?」

    土御門「ぐっ第四位...海原を頼む...!がくっ」

    フレンダ「はぁ?」

    麦野「絹旗、滝壺のそばに」

    絹旗「は、はい」

    麦野「フレンダ、付いてきなさい」


    212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 00:28:39.28 ID:u9Q5k42o0

    海原「うう...」

    麦野「こっちは大丈夫みたいね」

    フレンダ「そこらへん穴だらけな訳よ」

    麦野「おい、何があったんだ?」

    海原「麦野さん...?僕は大丈夫です、それより土御門さんは?」

    麦野「安心しな、ちゃんと生きてるわよ」

    海原「それはよかった」

    麦野「それより何があったんだぁ?おい」

    海原「分かりません...何か訳の分からない力で攻撃されたみたいで...」

    麦野「ドアを分解したやつだな?一体どんな能力で...」

    フレンダ「?麦野!警備員が来た訳よ」

    麦野「はっ、騒ぎを聴き付けた誰かが通報しやがったな?」

    海原「麦野さんたちはお逃げください、僕たちは大丈夫ですが、ここに居てはあなた達が疑われます」

    麦野「うーん、仕方ないわね。やっかいごとは避けたいからお言葉に甘えさせてもらうわ」

    海原「ええ、どうぞ早く...」

    麦野「フレンダ、中の二人を呼んできて、一旦退くわよ」

    フレンダ「了解した訳よ」


    213: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 00:33:09.67 ID:u9Q5k42o0

    麦野「んじゃ、あんたたち達者でね」

    海原「ええ、お気をつけて...」

    麦野「行くわよ」

    ...............
    ..........
    ......
    ...
    .

    警備員「君たち大丈夫か?」

    海原「ええ、大丈夫ですよ」

    警備員「しかしこの状況は」

    海原「土御門さん大丈夫ですか?」

    土御門「いやーうまくいってよかったぜい」

    海原「さすがに肝を冷やしましたよ」

    警備員「君たち?」

    海原「すいません、通報、僕の勘違いのようでした」

    警備員「はっ?」

    土御門「さて、後始末だにゃー」

    海原「すいませんがちょっと眠っていてもらえますか?」

    警備員「は?.....zzzZ」


    214: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 00:39:03.38 ID:u9Q5k42o0

    海原「もしもし、僕です。すいませんが今言う事をニュースに流してもらえますか?ええ、すいません。必要な事なんです、はい、お願いします。内容はですね...」

    土御門「んじゃ荷物を運び出してっと」

    海原「完了です、土御門さん」

    土御門「ご苦労さん」

    海原「それにしても案外どうにかなりますね」

    土御門「ああ、襲撃を装ってあの場を回避するなんてわれながら秀逸なアイデアだぜい」

    海原「魔術を使うと血まみれになる土御門さんならではですね」

    土御門「ああ、絹旗の部屋の荷物は全部運び出したから後始末も大丈夫だぜ」

    海原「とりあえず、情報操作も大丈夫です」

    土御門「そうか、じゃあとりあえずアジトに行くか」

    海原「ええ」


    225: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 10:52:33.19 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「…朝か、早く起きちまったなァ」

    一方通行「…」

    海原(早起きは三文の得と言いますからね)

    一方通行「起きるかァ」

    芳川「あら、一方通行おはよう」

    一方通行「おォ。どうしたンだ?ンな慌ててよォ」

    芳川「打ち止めと番外個体の調整よ。今日は私にも来て欲しいって冥土帰しが言ってきてね。悪いんだけど今日は一日中家を空けることになるわ」

    一方通行「へェ、なンでまた」

    芳川「何か他にやってる事があるらしくて片手間になっちゃうらしいのよ。それで私にサポートを頼みたいってね」

    一方通行「珍しいな。黄泉川はどォした」

    芳川「愛穂なら警備員の引き継ぎですって、早朝に何か事件があったらしいわよ?」

    一方通行「事件?」

    芳川「多分ニュースでやってるわよ?じゃあ私たち行くわね」

    一方通行「おォ、気をつけてな」

    打ち止め「行ってきまーすってミサカはミサカは…」

    番外個体「お土産…」

    一方通行「…帰ってきたらなァ」

    番外個体「ホントに?ミサカも行ってきまーす☆」


    226: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 10:53:41.59 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「ニュースニュースっとォ」カチッ

    「では、テロの疑いは低いという事ですね?」

    「はい、それはまず無いと思います」

    「ではここで先ほど早朝、午前四時頃起きた事件を振り返ってみましょう。現場の心理定規さん?」

    一方通行「は?」

    心理定規「現場の心理定規です。ご覧ください、こちら事件のあったアパートです。一階は無傷ですが二階の部屋が軒並み破壊されています。幸いにも二階に入居者はおらず、怪我人等は出てないとの事です」

    「心理定規さん。鉄製の扉が不自然な分解を受けてるとのことですが?」

    心理定規「はい。こちらの扉なんですが何かしら原因不明の力を受け分解されています。それに二階の至る所にも同じような現象が確認されています」

    「心理定規さん、どうもありがとうございます。なお警備員は現在、先日起きたスキルアウトの集団失神事件との関連性を調べており…」ブツッ

    一方通行「あいつは確か垣根ンとこの…。最近見ねェと思ったら、なるほどなァ。リポーターやってやがったか」

    一方通行「さて、今日は…」

    絹旗(一方通行)

    結標(一方通行)

    一方通行「じっくりと答えを出すか」

    一方通行「しっかし、どう言ったもンかねェ?」


    227: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 10:54:48.54 ID:u9Q5k42o0

    海原「ああ、絹旗さんですか?海原です。とりあえず騒ぎは収まりましたので…はい、麦野さん達と一緒にいらしてください。はい、場所はいつもの所です。ではお待ちしてます」

    土御門「今から来るのか?」

    海原「はい、今から来るそうですよ。では手筈通りにお願いしますね」

    土御門「ああ、背中刺す刃。決めてやるぜ」

    海原「ふふっ、面白いジョークですね」

    土御門「そうか?」

    海原「ええ」

    土御門「しかし一方通行にも困ったもんだなにゃー」

    海原「そうですね、結標さんが好きなら絹旗さんはお断りすればよろしいのに」

    土御門「一方通行はあれで優しい所がある。普段から慕ってくれている絹旗の気持ちを無碍に出来なかったんだろうよ」

    海原「ですが、それでは…」

    土御門「海原、一方通行はお前の考えてる事をするような奴じゃない。そう俺は信じてる」

    海原「ふふっ、それもそうですね」

    土御門「ああ、一方通行は決して絹旗を保険になんて考えてはいないハズだ。自分に決着を付けてから行動に出るだろうよ」


    228: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 10:55:44.24 ID:u9Q5k42o0

    海原「結標さんに振られたから絹旗さんを、結標さんがOKだったから絹旗さんを振る。そういうことですね?」

    土御門「ああ、そうだ。だが一方通行がどっちを選ぶのかは分からないがな」

    海原「そうですね」

    ギィ

    麦野「何がそうですねだ、コラ」

    海原「おや、麦野さん。無事でしたか」

    麦野「ちょっと説明してもらえるかしら?未だに意味が分からないのよ」

    海原「ニュースの通りですよ。正体不明の何かが攻撃してきた。それだけです」

    麦野「だからそれが分かんないんだっての。絹旗の部屋は無くなるし一体どうなってんのよ」

    土御門「絹旗の荷物ならあるぜい?」

    麦野「あら、そうなの?」

    土御門「ああ、元とは言え暗部の居た部屋が襲撃されたんだ。グループと親交があったっていう理由でここに荷物が届いてるぜ」


    229: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 10:56:21.40 ID:u9Q5k42o0

    麦野「だってよ絹旗、良かったわね」

    絹旗「ですが住む所が…」

    土御門「それだったらここを使うといいぜい。まだ部屋は余ってるからな」

    絹旗「ではお言葉に超甘えます」

    麦野「それとあんたら」

    土御門「みなまで言わなくても言いたい事は分かるぜ?第四位よ」

    麦野「じゃあ話が早いわね。さっさと答えなさいよ」

    海原「麦野のさん、これは僕たちが関与していいことではありません。これは一方通行さんと絹旗さんの問題です」

    土御門「仮に一方通行を急かして無理矢理に答えを出させてもその答えに意味はあるのか?この件は俺達が関与していいことじゃないんだよ」

    麦野「…それもそうね。私、少し意固地になってたわ」

    海原「お分かりいただけて幸いです」

    土御門「絹旗よ」

    絹旗「はい?」


    230: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 10:58:01.79 ID:u9Q5k42o0

    土御門「一方通行がどんな答えを出そうとお前の気持ちに嘘偽りは無いんだ。もしダメだったりしたら一方通行から逆に告白してくれるくらい魅力的になればいいんだ。だから絹旗、自信を持つんだ。まだ失敗した訳じゃないんだ」

    絹旗「それもそうですね。もし他に好きな女性とかが居るんでしたらその人よりもずっと超魅力的になればいいんですもんね。それに良くかんがえれば…」

    海原「?」

    絹旗「まだ超振られたわけじゃありませんでしたね」

    土御門「ああ、もちろんだ」

    麦野「へぇ」

    海原「どうしました?」

    麦野「あのグラサン、少し見直したわ」

    海原「それはなによりです」

    麦野「じゃあ、一件落着したとこで話を変えるわね」

    海原「はい?」

    麦野「垣根の事なんだけど」

    滝壺「ふれんだ」

    フレンダ「なーに?滝壺」

    滝壺「はまづらはどこで何をやっているんだろうね」

    フレンダ「さぁ?でも浜面なら結局生きてるってわけよ」

    滝壺「そうだね」


    231: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 10:58:57.86 ID:u9Q5k42o0

    滝壺「むぎの」

    麦野「ん?何滝壺」

    滝壺「グループからベッドかりれないかな」

    麦野「あぁ、夜明け前から行動してたものね」

    フレンダ「麦野!私もベッドを貸してほしい訳よ」

    麦野「あんたもなの?絹旗、あなたは?」

    絹旗「では私もいいでしょうか?」

    麦野「だって、四人分頼むわよ」

    海原「客間が空いていますから、こちらです。どうぞ付いてきて下さい。麦野さんはよろしいのですか?」

    麦野「私は大丈夫よ。まだ何があるか分からないしね」

    海原「そ、そうですか」

    土御門(警戒心を残してしまったか。また情報操作だな。犯人の狙いを明らかにしないとアイテムに休息はこなさそうだにゃー)


    232: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 10:59:41.03 ID:u9Q5k42o0

    初春「白井さん、大丈夫ですか?」

    白井「ええ、大丈夫ですの」

    御坂「しかし分からないわねー?この、能力?で分解された扉の事」

    初春「能力を使用しての分解にしては綺麗すぎるって警備員の方たちが話してましたよ?」

    白井「どうにもわかりませんわね」

    御坂「うーん」

    初春「既存の能力者達だとかなり制限かけられそうですよね」

    白井「それこそ一方通行さんのようなとんでもない能力者でないと…」

    初春「そうですね、御坂さんの能力じゃ無理ですよね?」

    御坂「そうね、砂鉄の剣でやったらもっと汚い切り口になると思うし、なによりこんな均等には分解出来ないわね」

    初春「これで電撃系の能力者は犯人の線からハズレましたね」

    白井「そうですわね、その系統の頂点のお姉さまが出来ないんですものね」

    初春「一方通行さんに聴いてみたらどうでしょうか?能力者の頂点ですし絶対ヒントになると思いますよ?」

    白井「それもそうですわね」


    233: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:00:30.41 ID:u9Q5k42o0

    御坂「あっ、それじゃあさ、ついでに佐天さんも誘っていかない?」

    初春「そうですね、結標さんの事もありますしね」

    白井「じゃあ決まりですわね」

    初春「じゃあ白井さん。電話お願いしますね。」

    白井「また私ですの?」

    初春「お願いしますね」

    白井「…わかりましたの」

    御坂「?」

    piririri

    『はいィ?』

    白井「もしもし?一方通行さんですの?」

    『その声は白井かァ?』


    234: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:02:47.75 ID:u9Q5k42o0

    白井「はい、そうですの」

    『一体なンの用だァ?』

    白井「ニュースご覧になりました?」

    『早朝の事件のやつかァ?』

    白井「ええ、そうですの。それでですね…」

    初春「佐天さん、今から来るそうです」

    御坂「そう、じゃあ外で待ってましょうか」

    初春「そうですね」チラッ

    黒子「ではそちらに…申し訳ありませんの」ペコペコ

    初春「なんか営業の人みたいですね」

    御坂「…そうね。見えない相手に頭下げてるし…」

    黒子「はい…はい…」


    235: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:04:40.01 ID:u9Q5k42o0

    白井「一方通行さんは大丈夫でした。今から自宅に向かいますの」

    御坂「自宅ってあんた住所分かるの?」

    白井「はい、教えていただきましたの」

    御坂「ふーん」

    白井「佐天さんはどうなさいますの?」

    初春「今から来るそうです」

    白井「では少し待機ですわね、その間に資料の準備をしてますわね」

    初春「よろしくお願いします」

    御坂「そろそろ黒子の男嫌いも治りつつあるかしら?」

    初春「どうでしょうね?まだ時間がかかると思いますよ?」

    ...............

    ...........

    .......

    ...

    .


    236: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:05:19.13 ID:u9Q5k42o0

    冥土帰し「やあ、元気だったねか?打ち止め」

    打ち止め「ミサカはすこぶる元気だよ!先生!」

    冥土帰し「そうか、それは良かったね?」

    芳川「冥土帰し」

    冥土帰し「おお、来てくれたね。うむ、番外個体も良く来たね?」

    番外個体「おはようリアルゲコ太」

    冥土帰し「うむ、君は相変わらずだね?」

    番外個体「うひゃひゃ」

    冥土帰し「じゃあ早速始めようか?手伝ってくれるね?」

    芳川「そのために呼んだのでしょう?」

    冥土帰し「その通りだね?打ち止め、調整が終わったら聴きたい事があるんだけどね?」

    打ち止め「?大丈夫だよってミサカはミサカは元気よくうなずいてみたり!」

    冥土帰し「うむ、じゃあ始めるね?二人共」


    237: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:06:11.24 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「よく来たな」

    白井「わざわざ外で待っていてくれましたの?」

    一方通行「自販機のついでだァ。インターホンのやりとりが面倒くせェからな」

    初春「おはようごさいます一方通行さん」

    一方通行「おォ」

    佐天「どうも!一方通行さん。調子はどうですか?」

    一方通行「あァ、すこぶる快調だァ」

    御坂「打ち止め達は元気?」

    一方通行「アイツらは調整だァ」

    白井「では案内していただいてもよろしくて?」

    一方通行「そうだな、ンじゃあ付いて来い」


    238: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:07:25.70 ID:u9Q5k42o0

    初春「うわぁ、ずいぶんと広い部屋なんですねー」

    一方通行「まァな、今五人で住んでるが詰めればまだ入るからなァ」

    佐天「羨ましいなーさすがは第一位かー」

    御坂「意外に片付いてるのね」

    白井「一方通行さん、早速ですが」

    一方通行「そうだったな、どれ、写真を見せてみなァ」

    白井「こちらがその写真ですの、あと壊れたドアの小さなレプリカと…初春!手伝ってくださいまし?」

    初春「あ、はーい」

    佐天「うわー白衣だー」

    御坂「ジャージもあるわね」

    佐天「アオザイもありますよー?」

    御坂「本当、誰が着るのかしら」


    239: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:08:13.92 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「ほォ、鉄製の扉がねェ」

    初春「はい、能力者だとどんな能力なら可能でしょうか?」

    一方通行「そォだな、これだけ綺麗にやられてるとなるとなァ…」

    白井「一方通行さんでも分かりませんの?」

    一方通行「いや、まず水流系の能力者だなァ。あの系統の能力ならかなり訓練すればこんぐらい出来るだろォな。あとは念導系の能力者かァ?いやちょっと違ェな、となると風使い系の能力か?うまくすれば刃みてェな使い方も出来るだろォな」

    初春「うーん」

    白井「果たして能力によるものなのでしょうか?駆動鎧のようなスーツに搭載されてる新型の兵器の線も考えなくてはなりませんの」

    一方通行「そのレプリカ、少しいいィか?」

    初春「はい、どうぞ」

    一方通行「悪ィな、っとォ」

    カタン

    白井「おや、綺麗に真っ二つに」


    240: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:11:37.58 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「俺の能力でも大丈夫だな。あとは垣根の能力でも行けるかァ?」

    初春「ますます分かりませんねー」

    白井「ですの」

    一方通行(ン?この写真、よく見るとすげェバラけ方してンな。どっかで見たことあるよォな…)

    一方通行「!」

    初春「どうしました?」

    一方通行「すまねェな。ちょっと電話してくるぜェ」

    初春「はい、どうぞ」

    佐天「うわっ炊飯器ばっか」

    御坂「なによこの数…」

    初春「他に誰もいないんですかねー?」

    御坂「そうみたいね」

    佐天「こんな昼間に女の子を大量に連れ込むなんて一方通行さんもやりますね」

    初春「少し違う気がするんだけど…」

    御坂「そういえば昨日一方通行を見たわよ、結標淡希も一緒にね」

    佐天「えっ?聴かせてください!」


    241: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:13:26.77 ID:u9Q5k42o0

    『はい、もしもし?』

    一方通行「海原かァ?」

    『一方通行さんですか?どうなさいました?』

    一方通行「お前よォ、確か金星の光をどうこうする武器持ってたよなァ」

    『トラウィスカルパンテクウトリの槍の事ですか?』

    一方通行「多分それだな」

    『それがどうしました?』

    一方通行「昨日何に使ったんだァ?」

    『おや、ご存知でしたか?』

    一方通行「知り合いの風紀委員が来てよォ。とある事件の解決に知恵を貸せって言うンだよ。それで色々な能力の考察をしてなァ、ふと現場の写真を見るとどっかで見たようなバラけ方をしてンだわこれが」

    『お察しの通りです。緊急でしたので使用致しました。まさかそちらに迷惑がかかりとは思いませんでしたよ。申し訳ありません』

    一方通行「おォ、ンで風紀委員の連中にはなンて言えばいいンだァ?」

    『そうですね、研究所の能力実験の誤作動とでも言っておいてください。あとはこちらで操作致しますので』

    一方通行「じゃあ頼むぜェ?」

    『ええ、お手数おかけします。では失礼します』

    一方通行「あァ」


    242: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:14:45.94 ID:u9Q5k42o0

    初春「えっ?じゃあ能力の応用の誤作動だったんですか?」

    一方通行「そォだ」

    白井「しかし、そんな情報はどこにも…」

    一方通行「そろそろニュースでやると思うぜ?たまたま暴走した能力の射線状にアパートがあった。それだけだァ」

    佐天「まあ原因が分かったことですしこれでよしとしませんか?」

    白井「そうですわね。研究所となれば私たちの出る幕じゃありませんし」

    御坂「そうよ、黒子。物事には引き際ってもんがあるの」

    一方通行「お前が言うかよォ」

    御坂「なっ…」

    佐天「そんなことより一方通行さん。デートはどうだったんですか?」

    一方通行「あァ?まァ成功じゃねェのか?二人で綺麗な夕焼けを見て来たぜェ」

    初春「へぇーそれは素敵ですねー」

    白井「本当ですわね。ねぇお姉さま?」

    御坂「ええ、そうね」

    一方通行「んでよォ盛り上がった所悪ィンだがよォ」

    白井「はい?」


    243: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 11:15:34.69 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「ちょっと用事が出来たんだ、すまねェが帰ってもらっていいかァ?」

    佐天「えー!せっかく来たんですよぉ!」

    一方通行「だからすまねェって言ってンだろォ」

    御坂「まあ仕方ないわよ佐天さん。こいつがそう言うんなら従うしかないわよ」

    白井「そうですわね、無理矢理お邪魔したようなものですし」

    初春「解決の糸口にもなりましたしね?」

    白井「ええ、では一方通行さん私たちはこれで」

    一方通行「おォ。じゃあまたな」

    佐天「さようならー」

    御坂「打ち止め達によろしくねー」

    白井「ではまたお会いしましょう」

    初春「今日はありがとうございました。ではさようなら一方通行さん」

    一方通行「気ィつけてなァ」

    一方通行「…」

    一方通行「さて、どォしたもんか。こういう時垣根ならどォすンだろォな」

    一方通行「少し寝るか…一回頭をすっきりさせねェとな。頭ンなかグチャグチャだからなァ」


    249: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:02:40.55 ID:u9Q5k42o0

    piriririri

    心理定規「?電話ね、誰かしら?もしもし」

    『もしもし、俺だ』

    心理定規「あなた、帝督?今までなにやってたの?ここ一週間音信不通だったじゃない」

    『ああ、ちょっと色々あってな』

    心理定規「ふん、まあいいわ」

    『ニュース見たよ、リポーター。さまになってんじゃねぇか』

    心理定規「それはどうも、それで?何の用かしら?」

    『ああ、今から言う所に来て欲しいんだが』

    心理定規「久しぶりの召集ね、場所はどこかしら」

    『ああ、今から住所を言う』

    心理定規「それとあなた」

    『ん?』

    心理定規「携帯、変えたのね」

    『色々あってな』

    心理定規「その色々も会った時に話してくれるんでしょうね?」

    『話してやるさ』

    心理定規「じゃあ住所お願いね?」

    『おう』


    250: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:03:15.18 ID:u9Q5k42o0

    土御門「誰からだ?」

    海原「一方通行さんからです。昨日の騒ぎの黒幕を知ったみたいで」

    土御門「ちゃんと説明したのか?」

    海原「少し噛み砕いて説明しましたが、大丈夫でしょう」

    土御門「そうか」

    海原「少し席を外しますね」

    土御門「?」

    海原「まだ修正することもありますし」チラ

    麦野「?」

    土御門「ああ、なるほどな」

    海原「では失礼します」

    土御門「よろしく頼むぜい」

    麦野「何しに行ったの?」

    土御門「上に昨日のことを聴きにいったみたいだぜい?」

    麦野「そう」

    コンコン

    土御門「ん?海原か?」

    麦野「早すぎでしょ、今出てったばかりじゃない」

    土御門「誰だ?」

    ガチャ

    「よォ」

    土御門「なっ!」

    麦野「!」


    251: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:03:44.20 ID:u9Q5k42o0

    海原「何度も申し訳ありません。はい、少し加筆修正を…はい。そのように。ではお願いします」

    海原「これで大丈夫ですかね?土御門さんが気にしていたアイテムの警戒心も無くなるでしょう」

    海原「さて、戻りますか」

    ガチャ

    海原「ただいま戻りました、おや?」

    土御門「おう、戻ったか」

    海原「誰ですか?そちらの方は?」

    黒夜「黒夜海鳥」

    海原「これはご丁寧にどうも。海原と申します」

    麦野「あんたが絹旗の友達だってのは分かったんだけどさ」

    黒夜「あ?まだなんかあるのか?」

    土御門「どうしてこの場所が分かったのか」

    麦野「そう、まさにそれ」

    黒夜「そんなの簡単だ、絹旗に教えてもらった。それだけだ」

    土御門「うーん」

    絹旗「黒夜なら私たちと超同じ人種です」


    252: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:04:12.73 ID:u9Q5k42o0

    土御門「ん?起きてきたのか?」

    絹旗「はい、黒夜のメールのせいで」

    黒夜「仕方ねぇだろ。届けに行ったら家が無いんだからよ」

    絹旗「それもそうですね」

    黒夜「ていうかどうすればいんだよ、あのベッド」

    絹旗「ここに入れます」

    黒夜「そうか、じゃあここが新しい家なんだな」

    絹旗「ええ、まあ」

    海原「なるほど、新入生」

    土御門「ん?分かったのか?」

    海原「ええ、一方通行さんが暗部の解散を促したときに解散せずに残っていた者の一人のようです」

    土御門「そうか、敵意は無いみたいだしそれなら問題無いな」

    海原「大丈夫かと」


    253: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:04:40.28 ID:u9Q5k42o0

    「お昼のニュースです。早朝に起きた事件ですが、研究所の能力使用の応用による暴発が原因と統括理事会が発表致しました」

    「なおこの事故による被害者は出ておらず、大きな損傷も少なく極めて大規模な事故であったにもかかわらず被害が最小に抑えられてます」

    「また、先日起きたスキルアウトの集団失神事件との関連性は無いと見て警備員は新たに…」

    初春「うわぁ、本当ですね」

    白井「一方通行さんは研究員にお知り合いでもいるのでしょうか?」

    佐天「そういえば白衣がありましたもんね」

    御坂「じゃあ今度はスキルアウトのやつね」

    初春「はい、こっちは能力者との戦闘だと思われてるのですが…」

    白井「使われた能力が非常に多彩なんですの」

    初春「それにやられたのはスキルアウトだけではなく一般の能力を持った人たちも何人かいます」

    白井「しかもその人たちはスキルアウトとなんらかの交流があったみたいなんですの」

    初春「驚くことに能力者の人たちはみんな自分の能力と同じ能力にやられているんです」

    白井「発火能力者は発火能力で、発電系の能力者は発電系の能力で、それぞれやられていますの」

    初春「それとスキルアウトたちにはほのかに白く煌く物質が付着していました」

    御坂「それを調べればなにか分かるんじゃない?」

    初春「はい、そうなんですが…」

    白井「なにも分からないんですの…」

    佐天「不思議ですねー」


    254: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:05:11.66 ID:u9Q5k42o0

    初春「単純に考えてもスキルアウトに協力した能力者の数だけで30は居ますからね」

    御坂「さっきの話から考えて最低30人はいるわけね」

    初春「はい」

    白井「それにスキルアウトを倒した人の種類のバリエーションも豊富ですの」

    初春「無傷で気絶していたり、バットを持ってるのにバットで殴られたあとがあったり」

    白井「よく分からない光線で腕を焼かれた人もいましたの」

    初春「それに戦った人はかなり余裕があったみたいで…」

    白井「スキルアウトの何人かはまさにオブジェのように積み上げられてたりしてましたの」

    初春「愉快なオブジェでしたね」

    佐天「えー、それ見たかったなー」

    初春「写真ありますよ?」

    佐天「見せて見せて!」

    初春「どうぞ」


    255: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:05:48.19 ID:u9Q5k42o0

    御坂「でもそんな大きな事件だったのに街に全然被害が無いってのはどうなの?」

    白井「そうですわね、人一人は愚か建物にすら傷一つありませんでしたの」

    御坂「わからないわねー」

    初春「まあ、間違いなく能力によるものですから時間が解決してくれると思いますよ?」

    御坂「そういえば監視カメラには何も映ってなかったの?」

    白井「実はジャミングされてたみたいで何も映ってなかったんですの」

    初春「そして監視カメラにも白い物体が付着していたんです」

    御坂「うーん」

    佐天「御坂さんちょっと」

    御坂「ん?どうしたの?」

    佐天「これ見てください、丘のところ」

    御坂「小さく光っているわね」

    佐天「似てません?白い物体の光り方に」

    白井「!初春、写真の解析を…」

    初春「あ、はい!」

    初春「あれ?これって…」

    白井「あら?」

    御坂「あらら」

    佐天「あちゃー」


    256: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:06:15.59 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「もう夜か…大分寝てたな…。アイツらはまだ帰ってこねェか?」

    一方通行「ンじゃま、決心付いたンで…」

    一方通行(行動は明日だな)

    一方通行「とりあえず飯だな」

    .............
    .........
    .....
    ...
    .

    小萌「結標ちゃんは昨日からご機嫌ですねー

    結標「そうかしら?」

    小萌「そうなのです、いいことがあった証拠なのですよー」

    結標「確かにそうかもしれないわね」

    小萌「一方通行ちゃんと何かあったんですねー?」

    結標「なんでそうなるのよっ」

    小萌「あはは、結標ちゃんが照れてるのです」

    結標「ちょっと、やめてよ小萌」

    小萌「まあまあ、今日はせっかくの焼肉なんですから。笑わないとせっかくのお肉がまずくなっちゃいますよ?」

    結標「玉ねぎ焼けたみたいね」ヒョイ

    小萌「結標ちゃんももう少しがっつくタイプならいいんですけどねー」


    257: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:06:49.86 ID:u9Q5k42o0

    心理定規「あなた、こんな女の子に何考えてるの…」

    垣根「特に怪しい意味はねぇ。どうしても必要なことなんだ」

    心理定規「でもさすがにこれは…」

    垣根「いいから、早くやってくれ」

    心理定規「一番親しい人と同じ距離設定にすればいいのね?一体何をさせる気なの?」

    垣根「別に下品なことをさせようってわけじゃねぇ。少しばかり反抗的なんでな」

    心理定規「…」

    「そんな…いやだよこんな…」

    心理定規「ごめんなさいね…」

    「ああー!」

    心理定規「良心が痛むわね。ちゃんと説明してくれるんでしょうね?」

    垣根「ああ、ちゃんと終わったら話してやる」

    心理定規「…」

    垣根「ちょっと部屋から出てってくれるか?」

    心理定規「え?」

    垣根「見られてるとやりづらいだろうが」

    心理定規「…」



    一方通行、告白の日、当日へ


    258: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:07:15.54 ID:u9Q5k42o0

    麦野「研究所のミス、ねぇ?」

    土御門「ニュースが言うんならそうなんだろうな」

    海原「ええ、まさか原始崩しの能力の応用で暴発し僕たちに被弾するとは思ってませんでしたからねぇ」

    麦野「確かに私の能力ならあんな感じに出来るけど…よく無事だったわねあんたたち」

    海原「間一髪でしたからね」

    土御門「そうだにゃー」

    麦野「まあ、いいか。もう安全みたいだし」

    土御門「ああ、安心して眠ってくれ」

    麦野「そうするわ。じゃあ一晩ありがとうね。ほら行くわよフレンダ、滝壺」

    フレンダ「うーん」

    滝壺「zzzZ」

    麦野「まったく、じゃあ絹旗置いてくからよろしくね。何かしたらタダじゃおかないわよ」

    海原「安心してください」

    土御門「別に興味無いからにゃー」

    麦野「あっそ、あばよフニャチンども」

    海原「お元気で」

    土御門「ああ、じゃあな」


    259: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:07:42.66 ID:u9Q5k42o0

    海原「しかし、どうしましょうか。黒夜さん」

    黒夜「あ?どうってなんだよ」

    土御門「お前帰るとこはないのか?」

    黒夜「ない」

    海原「…」

    土御門「ま、別にいいか。だったら落ち着くまでここに居るんだな」

    黒夜「そうさせてもらうぜ」

    海原「絹旗さんも寂しくないでしょうしね」

    黒夜「ところで兄ちゃんはいねぇのか?」

    土御門「は?兄ちゃん?」

    海原「黒夜さん、お兄さんがいるのですか?」

    黒夜「別に血縁上のってわけじゃねぇ。私が勝手に呼んでるだけだ」

    海原「ほう?しかしお兄さんと呼ばれるような人物はここには…」

    土御門「もしかして一方通行のことか?」


    260: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:08:11.07 ID:u9Q5k42o0

    黒夜「ああ、そうだ」

    海原「よくわかりましたね?」

    土御門「まあ、なんとなくな。しいて言うなら兄としての勘だな」

    海原「なるほど」

    黒夜「んで?いないのか?」

    土御門「ここには居ないぜ?」

    海原「今は昼過ぎですから…自宅にいらっしゃるのではないのでしょうか?」

    黒夜「そうか、じゃあ別にいいか」

    海原「連絡先を知っているなら連絡をしてみればよいのではないでしょうか?」

    黒夜「いや、別に用事はないからいいわ」

    海原「そうですか」

    土御門(そういえば今日か。このアジトには絹旗が居るから別のアジトに結標を呼ぶか)


    261: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:08:45.66 ID:u9Q5k42o0

    piririri

    結標(土御門から?)

    結標「もしもし?なにかしら」

    『おお、出てくれたか』

    結標「用件は?」

    『今日の集合なんだが時間と場所の変更だ』

    結標「どうぞ?」

    『夜八時、アジトの場所は窓の無いビルの近くのやつだ』

    結標「一方通行のマンションの近くのやつね?了解したわ」

    『それと一方通行にも伝えてもらえるか?連絡がなかなか付かなくてな』

    結標「分かったわ、こっちからメールしとくわ」

    『ああ、頼むぜ。じゃあまたな』

    結標「ええ、また今夜」

    結標「さてメールでも打ちますか」


    262: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:09:20.14 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「ン?メールか…」

    一方通行(集合場所と時間の変更…。時間は残されてないってことか…)

    一方通行「ふン、上等ォじゃねェか」

    美鈴「お友達からメール?」

    一方通行「ああ、急用が出来た。帰らせてもらうぜェ」

    美鈴「そう、最後にいいかしら?」

    一方通行「言ってみろォ」

    美鈴「自分に正直にね?今日この場所であなたと出会ったのは偶然だけど。この場所であなたの悩みを聴いたのは必然なんだから」

    一方通行「偶然の先の必然ねェ…」

    美鈴「まあ、あの子達もお世話になってることだからお礼も兼ねてね」

    一方通行「そォかい、ありがとよ」

    美鈴「ええ、元気でね。あなたが何でこの第八学区に居るのかはいまだに分からないけど」

    一方通行「俺は学区を周ってただけだァ。お前こそなンでここに居るンだって感じだがな」

    美鈴「私は大学のついでに立ち寄っただけよ。美琴ちゃんにも会えるかと思ったしね」

    一方通行「そォか、せいぜい気ィつけてな」

    美鈴「そちらこそ」


    263: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:10:10.33 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「絹旗かァ?俺だ」

    一方通行「返事を返してェ。夜七時にあの丘に来てくれ」

    一方通行「おォ、そうだ。ンじゃ後でな」

    一方通行(かかっ!気分がいいねェどうも…!)

    一方通行「…他にも行きてェとこがある。ホントは番外個体とかを連れてきたかったが芳川たちと病院にお泊りとはなァ」

    ..................
    .............
    .........
    .....
    ..
    .

    土御門「一方通行からか?」

    絹旗「はい」

    海原「そうですか、ついにですね」

    黒夜「兄ちゃんと会うのか?じゃあ私も行こっかな」

    土御門「お前はダメだ」

    黒夜「なんでだよ」

    海原「なんでもです」


    264: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:10:55.72 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「来たか」

    絹旗「はい」

    一方通行「綺麗だろ、ここから見えるのは何も夕焼けだけじゃねェ」

    絹旗「学園都市の夜景…」

    一方通行「おォ」

    絹旗「あの一方通行」

    一方通行「俺な、今日色々な所に行ってきたンだ」

    一方通行「それこそ学園都市中を周ってきた」

    絹旗「…」

    一方通行「お前に告白されてからよォ、ガラにもなく考えこンじまったンだァ」

    絹旗「はい」

    一方通行「ンで頭ン中整理するために、大掛かりな散歩をしてきた」


    265: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:11:34.23 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「なンて答えたらいいか、をな」

    絹旗「聴かせてください」

    一方通行「お前に告白された時点でよォ…俺には好きなヤツが居たンだわ」

    絹旗「!…そう…ですか」

    一方通行「ああ、だからすまねェが…」

    絹旗「いいです、それ以上は…もう」

    一方通行「そォか、でもなァ。お前と一緒に居た時間…随分と楽しかったぜ」

    絹旗「一方通行…」

    一方通行「俺からは以上だァ…その、なンだ?まァこれからも仲良くしていこうぜ?」

    絹旗「!ええ、超当然です。」

    一方通行「ンじゃ、またな絹旗」

    絹旗「ええ、またいつか…」

    一方通行(自分に正直に、か)


    266: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:12:02.74 ID:u9Q5k42o0


    黒夜「絹旗!」

    絹旗「黒夜?どうしてここに…?」

    黒夜「グラサンから話は聴いた、あとはずっと探し回って、んで見つけた」

    絹旗「ううっ…黒夜ぅ…」

    黒夜「ああ、きつかったよな?同じ状況なら私もきついさ」

    絹旗「ぐすっ…」

    黒夜「昨日のグラサンがお前に言ったこと、覚えてるか?」

    絹旗「知ってるんですか?」

    黒夜「こっちはニヤけ面に聴いた」

    絹旗「はい、覚えてます…ぐしゅ」

    黒夜「そうか、じゃあよ。次なにするべきか、次どこに行くべきか分かるんじゃねぇのか?」

    絹旗「!」

    黒夜「分かったみてぇだな」ニィ

    絹旗「はい!超目が覚めました、行きましょう!黒夜!」ズビー

    黒夜「おい!私の服で鼻をかむンじゃねェ!」


    267: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:12:30.57 ID:u9Q5k42o0

    夜八時、グループアジト

    結標「あら、あなた一人?」

    一方通行「土御門と海原なら来ねェぞ」

    結標「あっちから場所と時間を指定したくせにすっぽかすつもりかしら」

    一方通行「いや、これが俺がお前と二人きりなるよォに頼ンだ嘘の集合だからだ」

    結標「?何か言いたいことでもあるのかしら?それにしても外で会う約束をすれば事足りるわよね?わからないわね」

    一方通行(しまった、それもそうじゃねェか。何かいい理由…理由…!)

    結標「ちょっと一方通行?」

    一方通行「結標ェ」

    結標「…なに?」

    一方通行「お前をわざわざアジトに呼んだのはお前を独り占めしたかったからだ」

    結標「は?」

    一方通行(あれ?もしかして以外といける?感謝するぜェ土御門、家の近くにアジトを設置したことをよォ)

    一方通行「街で会うとどうしても人目に付いちまう、だからよォ…どォしてもお前のその表情をよ、独り占めにしたかったンだ」

    一方通行「それによォ」

    結標「待って、意味がわからないわ」

    一方通行「黙って聴いてろォ。つまりはよォ」


    268: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:13:00.89 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「結標淡希、お前のことが好きなンだわ」

    結標「あ…それはいわゆる…」

    一方通行「そォだ告白だ」

    一方通行「昨日お前と学園中を巡って、ンで今日自分でも巡ってよォ。そんで決心ついたンだよ」

    一方通行「改めて、お前のことが大好きなンだってのをよォ」

    結標「前にクレープ屋さんの前で小萌たちとした私の会話、覚えてる?」

    一方通行「いや、あれは聴こえなかったンだがよォ…」

    結標「そう。なら私からもちゃんと話が出来るわね」

    結標「私もね、あなたと学園中を巡って気づいたことがあったの」

    結標「長い間一人で居た私にとっては小萌以外に久しぶりに感じた人肌だったわ」

    結標「前までは仕事仲間としての薄っぺらい人情」

    結標「でもあなたと学園を巡ってからはあなたの暖かい情に惹かれて行ったわ」

    一方通行「…」

    結標「何、言ってるんでしょうね私は。自分でも意味分からない」


    269: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:14:01.89 ID:u9Q5k42o0

    結標「結論から言うけど一方通行」

    一方通行「あァ」

    結標「私、後悔しないかしら?」

    一方通行「誰が後悔なんかさせるか、誰の横に居れると思ってンだ」

    結標「そう、じゃあよろしくね。一方通行これから私と貴方は、その…」

    一方通行「恋人同士ってなァ」

    結標「ふふっ、そうね…」

    ................
    ..........
    ......
    ...
    .

    黄泉川「そうか、じゃあ待ってるじゃんよ」

    芳川「一方通行から?なんの用事かしら」

    黄泉川「今からお友達を連れて来るらしいじゃん」

    芳川「あら、そうなの?じゃあ今日は大所帯になりそうね」

    黄泉川「料理も多めに作らなきゃならないじゃん」

    番外個体「…」


    270: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:14:28.58 ID:u9Q5k42o0

    結標「急にお邪魔して大丈夫かしら?」

    一方通行「黄泉川が連れて来いって言ってンだ、問題ねェだろ」

    結標「そう、それと後でお願いがあるんだけど」

    一方通行「あァ、なンでも聴いてやらァ」

    結標「ありがとう。それと一方通行」

    一方通行「あ?」

    結標「一週間くらい前のあわきんってなんだったのかしら」

    一方通行「!」

    結標「ずっと気になってたんだけど」

    一方通行「いや、なンでも無いぜ」

    結標「でも」

    一方通行「忘れろォ!ほら着いたぞォ!」

    結標「まあ、いいわ。分かるときまで忘れておくわ」


    271: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:15:09.53 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「帰ったぞコラァ!」

    結標「何よその挨拶は…」

    打ち止め「おかえりなさーい!」

    一方通行「おォ、なンか久しぶりな感じがするなァ」

    打ち止め「実際久しぶりだよーってミサカはミサカは説明してみたり。あれ?お客さん?」

    一方通行「ん?黄泉川から聴いてねェのか?」

    結標「結標よ、よろしくね。打ち止め?」

    打ち止め「むすじめ…よろしくーってミサカはミサカはにひひひっ」

    一方通行「あァ?おかしなガキだな」

    打ち止め「ううんなんでもないの!」

    番外個体「おかえり…」

    一方通行「いっ…?なんだお前いつにもまして元気ねェな?」

    番外個体「なんでもない…」

    結標「騒がしいわね?」

    一方通行「いつもこンなンだ」

    結標「そう」


    272: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:15:41.31 ID:u9Q5k42o0

    黒夜「よぉ兄ちゃん」

    一方通行「なンでお前らが居るンだ?」

    絹旗「こんばんは一方通行。そちらが彼女さんですね。確かに私では色々と超負けてますね」

    結標「誰?この子達」

    一方通行「俺を慕ってくれてる奴らだ」

    黒夜「私は慕った覚えは無いぞ」

    一方通行「うるせェな、ってかホントになンで…」

    黒夜「ん?おい赤毛」

    結標「!な、なにかしら?」

    黒夜「お前…昨日ベッド買いに来た奴だな?」

    結標「そ、それがどうしたの?」

    黒夜「おかしいとは思ってたんだよなぁ?注文の内容が色んな液体ぶちまけても汚れないベッドを、だもんなぁ」

    結標「…」

    黒夜「その時は何も思わなかったがこうして見ると…」

    結標「待った、お客の個人情報なんてどうでもいいんじゃない?」

    黒夜「…。まぁいいか」


    273: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:16:07.06 ID:u9Q5k42o0

    ピンポーン

    芳川「はい?どなた?」

    『こんばんは!夜分遅くに申し訳ありません!』

    芳川「あら、あなたは確か…」

    『ちょっと何よそのしゃべり方…』

    『あっ…確かもういいんだっけか…。垣根帝督だ研究員』

    一方通行「!」

    番外個体「!!」

    黒夜「?」

    絹旗「垣根?」

    結標「確かスクールのレベル5だったかしら」

    打ち止め「またあの人のお友達?」

    芳川「何の用かしら?」

    『一方通行、居るか?』

    芳川「ええ、いるわよ」

    『そうか、ちょっと邪魔してもいいか?』

    芳川「ええ、いいわよ。なんなら夕飯も食べていきなさい、そちらの彼女さんもどうぞ?」

    『ありがとよ』

    『ちょっと、私はいつからあなたの彼女になったのよ』

    『バカ、細かいこと気にしてるんじゃねぇ』

    芳川「仲がいいのね?今開けるわ、入ってらっしゃい?」


    274: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:16:35.07 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「てかマジでなンでお前ら居るンだよォ…」

    絹旗「超簡単なことです、まだ私は諦めたわけではありません」

    黒夜「はははァ」

    絹旗「結標さん…でしたっけ?」

    結標「なにかしら」

    絹旗「いつかあなたから一方通行を奪ってみせます」

    結標「なら座標移動で取り返すまでよ、私のもとにね」

    一方通行「…」

    打ち止め「あなたモテモテだね!」

    一方通行「そうだな、痛ェほどにな」

    黒夜「そうだな兄ちゃン」

    番外個体「……」

    一方通行「お前はマジでどォした」


    275: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:17:03.97 ID:u9Q5k42o0

    ピンポーン

    黄泉川「あの子たちが来たみたいじゃん。桔梗!」

    芳川「はいはい」

    ガチャ

    芳川「よく来たわね、垣根帝督と…」

    心理定規「心理定規と呼んでくれていいわ」

    芳川「そう、よく来たわね心理定規」

    垣根「じゃあ、邪魔するぜ」

    心理定規「ちょっと、少しは遠慮を…」

    芳川「あれくらいでちょうどいいのよ、私たちには」

    心理定規「…じゃあお邪魔します」

    芳川「はい、どうぞ」


    276: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:17:33.50 ID:u9Q5k42o0


    垣根「よぉ番外個体」

    番外個体「垣根…帝督…!」

    垣根「まあ、そう怯えるんじゃねぇよ。別にもう何もしねぇよ」

    一方通行「よォ、久しぶりだな垣根」

    垣根「よぉ、一方通行」

    一方通行「お前なにしてやがったンだァ?」

    垣根「まあ、色々とな。それに…」チラッ

    垣根「あれ?」

    一方通行「どォした?」

    垣根「なんでお前が居てお前が居るんだ?」

    絹旗「それは誰に対して言ってるのでしょうか」

    垣根「お前と赤毛の姉ちゃんにだよ」

    黒夜「まぁ落ち着けよチンピラ」

    垣根「あ?てめぇは誰だよ?」


    277: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:18:01.53 ID:u9Q5k42o0

    垣根「なるほどな、お前は座標移動とくっついたわけか」

    一方通行「結標な」

    垣根「そうか、んで絹旗がここに居る理由が未だにわからねぇと」

    一方通行「そうだ」

    垣根(やべーなおい。俺は麦野に崩されるんじゃねぇのか?だが、こうして一方通行の幸せに繋がったんだから安い代償じゃねぇか)

    一方通行「ていうかお前も何しに来たンだ」

    垣根「はっ、まだ教えねぇ」

    一方通行「そォかい、そろそろ戻ろうぜ。ベランダはさすがに冷える」

    ガラガラ

    心理定規「そう、そっちの方が断然可愛いわよ」

    結標「そうかしら」

    心理定規「そうよ、一方通行も見た目がいいんだから、あなたもそれに合うように、ね?」

    一方通行「心理定規はもっと久しぶりだなァ」

    心理定規「そうね一方通行。最後に会ったのは私に職を斡旋してくれた時かしら」

    一方通行「確かなァ」

    黄泉川「そろそろご飯じゃん、手伝ってほしいじゃんよ」

    絹旗「あ、はい」

    黒夜「今行くぜぇ」

    一方通行「なンであいつらが返事すンだ…?」


    278: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:18:28.68 ID:u9Q5k42o0

    芳川「さて、一方通行」

    黄泉川「話があるじゃん」

    一方通行「飯を前にしてそれかよ」

    芳川「まあ、一方通行よりも私たち全員にって感じの内容だけどね」

    一方通行「なンでもいい、さっさと言ってくれェ」

    黒夜「私と絹旗がここに世話になることになった」

    一方通行「ンだとォ?」

    黄泉川「聴けば一方通行達のせいで住む場所を失ったらしいじゃん?」

    一方通行「は?」

    絹旗「後で海原さんにでも聴いてみてください」

    結標「海原ですって?」

    一方通行「今すぐにでも聴いてやる」


    279: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:18:56.35 ID:u9Q5k42o0

    piriririri

    海原「携帯が鳴ってますね土御門さん」

    土御門「一方通行からだろうな」

    海原「確かに、一方通行さんからです」

    土御門「多分絹旗達の居候の件だろうな」

    海原「絶対そうです」

    麦野「早く出ろよ」

    土御門「出るんだ」

    海原「はい…」

    海原「もしもし」

    海原「いえ、滅相も無い」

    海原「前にお話した緊急事態で、はい。ちょうど絹旗さんのお部屋だったんです。」

    海原「黒夜さん?いいえ?存じませんが。はい、あ、まだ切らないでください」

    海原「別れの挨拶ぐらいさせてくださいよ。はい、ありがとうございます」

    土御門「海原、先にいいか?」

    海原「ではまず土御門さんから挨拶を、はい。どうぞ土御門さん」


    280: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:19:33.12 ID:u9Q5k42o0

    土御門「一方通行か?俺だ。とりあえずはおめでとう。幸せになるんだぞ、もちろん結標も幸せにしてやるんだ」

    土御門「そうだ、せっかく掴み取った幸せなんだ。ああ、達者でな。じゃあ海原に代わる」

    海原「電話代わりました、一方通行さん。垣根さんも一緒にご飯を食べるという約束、果たせなくてごめんなさい」

    海原「いえ、嫌いになったわけではありません。一方通行さん、あなたのことは一生忘れません」

    海原「グループの一員として、一人の友人としてね。ええ、結標さんにもお伝え願いますか?」

    海原「最後に顔を合わせられなくてごめんなさいと。はい、では」

    海原「さようならではありません。また絶対に会いましょう。では失礼します」

    麦野「遺言は済んだかにゃー?」

    土御門「ああ」

    麦野「そうか」

    海原「ですが、どうして分かったんですか?あの事件が嘘だということが」

    麦野「簡単な話だ、後で調べた、それだけだ」

    海原「それは…」

    麦野「どうもおかしいと思ってよ、今となってはてめぇらが妙な能力を使うこともリサーチ済みなんだよ」

    海原「そ、そうですか」

    麦野「もういいか?」

    土御門「ああ、もういいかな?なあ海原」

    海原「ええ、ですが麦野さん」

    麦野「あ?」

    海原「僕達の謝罪に嘘偽りはありません」

    麦野「あっそ」ドシュドシュ


    281: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:20:15.96 ID:u9Q5k42o0

    結標「二人ともなんですって?」

    一方通行「分からねェ。とりあえず幸せになれって話しだったな」

    結標「そう」

    一方通行「まあ、いいじゃねェか」

    結標「そうね、それと一方通行。さっき言ったお願いなんだけど」

    一方通行「おォ、なんだ?」

    結標「保護者二人を目の前にしてだからこそ言うのだけれど」

    一方通行「早く言ってくれ」

    結標「私もあなたと一緒に住みたいわ」

    黄泉川「部屋は一方通行の部屋を使うといいじゃん」

    芳川「そうね」

    打ち止め「お姉ちゃんたち以外にも家族が増えるの?」

    絹旗「そうみたいですね」

    黒夜「みたいだな」

    心理定規「なんかいいわね」

    垣根「そうだな、そう思うだろ?番外個体」

    番外個体「え?うん…そうだね」

    一方通行「はっ、なんだかなァ」


    282: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:20:43.26 ID:u9Q5k42o0

    黄泉川「さて、ご飯が冷えるからさっさと食べるじゃんよ」

    芳川「そうね」

    打ち止め「いただきまーす!ってミサカはミサカは先陣をきってみる!」

    番外個体「いただきます」

    結標「いただきます」

    心理定規「じゃあ遠慮せずに、いただきます」

    垣根「いただくぜ」

    絹旗「超いただきます」

    黒夜「いただきまぁす」

    一方通行「はっ」

    結標「食べないの?」

    一方通行「いや、いただきます」ボソッ

    結標「ふふっ」


    283: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:21:32.84 ID:u9Q5k42o0

    垣根「さて一方通行、帰り際だが渡すものがある」

    一方通行「早く出せ」

    垣根「ま、その前にだ。おい結標ちゃん」

    結標「私?」

    垣根「ああそうだ、お前霧ヶ丘女学院だろ?」

    結標「ええ、まあ一応ね」

    垣根「女の子を紹介してほしいんだ」

    心理定規「!」

    一方通行「お前は…」

    結標「どうしたらいいのかしら?」

    一方通行「一応紹介してやれェ。一応こいつに恩義はあるからなァ」

    結標「そう?じゃあ少し待っててね」

    垣根「ああ、悪いな。ははっ、ついに来たぜこの時がよ?」

    心理定規「あなたって人は…」ワナワナ

    垣根「あ?なんだよ?」

    心理定規「いいわ、もう知らない」


    284: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:22:02.93 ID:u9Q5k42o0

    結標「OKよ、明日のお昼頃にクレープ屋さんの前に行って頂戴。もう話を通してあるから」

    垣根「おお、うまくいったか」

    結標「第二位だっていったら二つ返事だったわ」

    垣根「そうか!いいねぇいいねぇ最高だ!」

    一方通行「…」

    心理定規「…」

    垣根「おっ、そうだ一方通行」

    一方通行「やっとか」

    垣根「ほら、お祝いというかなんというか。とりあえずプレゼントだ」

    一方通行「未元物質コーヒーとかじゃねェだろォな?」

    垣根「中身は保障する。絶対にお前の役にたつものだ」

    垣根「ほら、開けてくれ」

    一方通行「こいつァ…」パカッ


    285: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:22:34.58 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「電極チョーカーか?」

    垣根「そうだ、俺が未元物質を混ぜて作った超特別製のやつだ

    一方通行「ん?タグが…幻想殺し厳禁だとォ?これもか」

    垣根「知ってるみたいだな、それは俺が姿を消した三日間、カエル医者のとこで作ったもんだ」

    垣根「愛する奴を守れるようにバッテリーの稼働時間の大幅増加はもちろん、演算のサポート能力もアップしているぜ?」

    一方通行「バッテリーはともかく演算はどうにもならないんじゃねぇか?」

    垣根「いや、なんとかなった。打ち止めに聴く限りよ、ワーストちゃんはミサカネットワークにこそ参加してるが」チラッ

    番外個体「!」

    垣根「お前の演算補助をしてるか怪しいんだわ」

    一方通行「へェ」

    垣根「んでちゃんと補助するっていう言質を取るために心理定規に協力をしてもらった」

    一方通行「なるほどなァ、どうりで垣根を警戒してるわけだなァ」

    垣根「まあ、酷いことは一切してないから安心してくれ」

    一方通行「まァいいか」

    番外個体「それでいいのかよ!」


    286: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:23:55.07 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「あァ」

    番外個体「…」

    垣根「まあ話しかけただけだしな」

    一方通行「まァそういうこったな」

    番外個体「ちくしょう、ミサカは泣き寝入りだよ」

    垣根「んで、チョーカーの話の続きだけどよ、演算の際に未元物質が呼応して演算の爆発的な補助も見込める」

    一方通行「大丈夫なのかァ?」

    垣根「何回もシュミレートした。安心して使ってくれ」

    番外個体「ねぇ、あなたの能力で演算をサポートするならさ」

    垣根「あ?」

    番外個体「ミサカが能力を受けてまで言質を取らされたのは意味あったのかな」

    垣根「……んで、あとは今までどおりと同じ使い方が出来る」

    番外個体「おい」


    287: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:24:25.62 ID:u9Q5k42o0

    一方通行「まァありがとな。ありがたく使わせてもらうぜェ?」

    垣根「ああ、今夜にでも結標ちゃんに着けてもらうんだな」

    一方通行「あァそうだな、そうさせてもらうわ」

    結標「話は終わったかしら?」

    一方通行「なにしてたんだ?」

    結標「能力使って引越しをね。ついでに小萌に挨拶を済ませてきたわ」

    一方通行「随分と早いな」

    結標「そのほうがいいでしょ?」

    一方通行「そうだな」

    垣根「んじゃ俺達は帰るぜ」

    一方通行「心理定規はどこいったァ?」

    心理定規「私も挨拶してきたわ、夕飯をご馳走になったんですもの」

    垣根「帰るぞ心理定規」

    心理定規「勝手にすれば?」

    垣根「なんだそりゃ」


    288: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:24:52.18 ID:u9Q5k42o0

    垣根「じゃあな二人とも、そのうちまた会おうぜ?」

    一方通行「ああ、そうだな」

    心理定規「じゃあね結標」

    結標「あなたも元気でね」

    ピンポーン

    一方通行「あン?」

    芳川「こんな時間に誰かしら?」

    芳川「はい、どなたかしら?」

    『夜分遅くにすみません。私風紀委員の白井黒子と申しますの』

    芳川「風紀委員?愛穂に用事かしら?」

    『いえ、先日起きたスキルアウトの集団失神事件について一方通行さんにお話がありまして』

    一方通行「!」

    垣根「!」


    289: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:25:53.62 ID:u9Q5k42o0

    芳川「スキルアウトの?まあいいわ入ってらっしゃい?」

    『ありがとうございます』

    芳川「あら?オリジナルも一緒みたいね?後ろの二人も風紀委員かしら?」

    垣根「一方通行、じゃあまたな」

    一方通行「待てコラ」

    垣根「なにしやがる」

    一方通行「何で帰るンだ?」

    垣根「いや、お前にお客さんらしいからな。気を使って帰ろうとしてるんだろ」

    一方通行「出来れば一緒に居てくれると嬉しいねェ」

    垣根「そいつはゴメンだな」

    一方通行「…」

    垣根「…」

    一方通行「少し出かけてくるわァ」

    垣根「俺もお暇するぜ、飯うまかったよありがとな」

    ガチャ

    芳川「?」

    黄泉川「また出かけたじゃんか?」

    芳川「そうみたいね」

    心理定規「今日泊まってもいいかしら?」

    結標「私の部屋に泊まるといいわ。いいかしら?黄泉川さん?」

    黄泉川「さんはいらないじゃんよ」

    結標「お世話になります」

    黄泉川「ああ、こちらこそ。一方通行を頼むじゃんよ結標」

    ................

    ..........

    ......

    ...

    .


    290: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:26:28.92 ID:u9Q5k42o0

    「お待ちになってくださいまし!」

    「誰が待つかよォ!」

    「あんたら止まりなさい!」ゴッ

    「そんなヘナチョコ砲なんか当るかよ!」

    「言ったわね!」

    「垣根!」

    「なんだ一方通行!」

    「捕まるンじゃねェぞ!」

    「そっちこそな!」

    「あばよ!クソッタレの第一位!」バサッ

    「ヌかせ!チンピラ!」ビュン

    「きーっ!なんというスピードですの!」

    「空飛ぶんじゃないわよ卑怯者!」

    「佐天さん」

    「なに?初春」

    「一方通行さん、笑ってましたね」

    「そうだねー。うまくいったんじゃない?」

    「だといいですねー」


    291: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/05(木) 22:26:57.97 ID:u9Q5k42o0

    番外個体「あれ?お土産は?」

    打ち止め「?」

    絹旗「見てください黒夜」

    黒夜「あっちが兄ちゃんで、そっちがチンピラだな」

    絹旗「ええ」

    芳川「平和ね…」

    番外個体「どこが」

    黄泉川「帰ってきたら話を聴かないとダメじゃん」

    心理定規「まったく、彼ときたら…」

    結標「ホント…お互い苦労しそうね?」

    心理定規「ええ、その通りだわ」

    結標「ちゃんと帰ってくるのよ?一方通行」


    301: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 00:25:23.64 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「あぶねェとこだったぜ」

    結標「ほんとよ、私が能力で拾わなかったら、あなた今頃バッテリー切れで大変なことになってたわよ?」

    一方通行「ああ、それに関しては助かった。ありがとなァ結標」

    結標「わたしはいいんだけど…」チラッ

    黄泉川「一方通行、少し話が聴きたいじゃんよ」

    一方通行「あァ、夜はまだ長いなァ…。それよりもよ結標」

    結標「なに?」

    一方通行「クレープ屋の前の話って一体なんだったンだァ?」

    黄泉川「それはな一方通行、結標が前々から一方通行のことを仲間として心底信頼してるし、その上好意を寄せているという話じゃんよ」

    一方通行「そォか」

    結標「…!」

    一方通行「結標よォ」


    302: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 00:29:19.02 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「ありがとなァ、俺を選んでくれてよォ」

    結標「礼には及ばないわ、あなたも私を選んでくれたんだしね」

    一方通行「結標…」

    黄泉川「結標、すまないが心理定規と話してくれるか?話が進まないじゃんよ」

    結標「そうね、ごめんなさい。じゃあね一方通行」

    一方通行「あわきン…」ボソッ

    黄泉川「じゃあ一方通行、楽しい尋問の時間じゃんよ、スキルアウトのことについて話してもらうじゃんよ」

    一方通行「クソがァ…」


    303: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 00:33:17.71 ID:gUpX4aHN0

    垣根「ちっ」

    白井「ではお話していただきますわよ、第二位様?」

    初春「前と同じ方法で捕まるなんて結構単純なんですね?」

    垣根「また巨*の姉ちゃんに意識を刈り取られるとはな…」

    御坂「情けないわね…」

    垣根「可愛くねぇガキだな」

    御坂「なんですって!」

    白井「ホント、たまたま固法先輩が居てくれて助かりましたわ」

    佐天「一方通行さんは途中で消えちゃいましたね?」

    白井「おおかた、フィアンセに助けを求めたのでしょうね」

    初春「素敵ですねー愛の逃避行」

    御坂「それはちょっと違うんじゃないかしら」


    304: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 00:44:47.95 ID:gUpX4aHN0

    垣根(まさか一方通行のバッテリーが仇になるとはな…やはりあの時玄関で付けさせるべきだったか)

    垣根(油断したとこで捕まっちまうしよぉ、ったく明日は霧ヶ丘の子とデートだってのによ)

    白井「第二位様?早いとこお話いただけないとお帰りになれませんことよ?」

    垣根「ちくしょう、情けない話だぜホント」

    御坂「いいから早く話なさいよ!どういう能力を使用したのか気になるじゃないの!」

    垣根「かーっ!これだから格下ってのは。自分の状況に満足して上を知ろうとしねぇ。自分が最強になった気でいるんじゃねぇぞクソガキ」

    御坂「ななな、なにをー!」

    白井「お姉さま落ち着いて、挑発に乗ってはいけませんの!」

    佐天「初春ー帝督さんの能力ってどんなのだと思う?」

    初春「そうですねー。光を操る能力とかじゃないですか?」

    垣根「違うなお嬢さんたち。確かに似たようなことも出来るが本質は違ぇ」

    白井「未元物質なんて言うくらいですから、どうせ常識的な物質変化の能力なんでございましょう?」

    垣根「おいおい、言わせる気かよ?」

    白井・御坂「?」

    垣根「俺の未元物質に、その常識は通用しねえ」

    固法「早く言ってくれると助かるんだけどな?」

    垣根「はい」


    305: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 00:52:38.64 ID:gUpX4aHN0

    後日クレープ屋にて

    垣根「クソっ、プライドをズタズタにされた気分だぜ。あのクソアマどもが…」

    『今日は一日中快晴、カップル達にとっては最高のデート日和になるでしょう』

    垣根「心理定規もがんばってるな…。あいつが彼女だったらよぉ…」

    垣根「しかし、今日の俺には彼女を作る、そのチャンスがある。まだ名前も知らないからどうなるか分からねぇが…」

    垣根「きっとかわいらしい女の子だろうな、ふふっ。はっはっはっ!」

    「そこの背の高い子ーこっちですよー!結標ちゃんから紹介された子ですよねー?」

    垣根「ふっ、ついに来たかこの時が。どれその面を拝見。その前にここからはスマイルモードだ」

    垣根「捜した捜した、捜したよん。君が結標ちゃんのお友達だね?って…こいつはどういうことだ」

    垣根(考えろ俺、確かに目の前に居る子はそりゃかわいらしい。しかし…)チラッ

    「?どうしました?座ってくださいよー」

    垣根(…)


    308: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 01:06:12.03 ID:gUpX4aHN0

    垣根「えっと…君が結標ちゃんのお友達…なのか…?」

    小萌「はいなのです。月詠小萌といいます。よろしくなのですよー」

    垣根「あれ?おかしいな?」

    小萌「何がですか?君は確か垣根ちゃんでいいんですよね?」

    垣根「ああ、そう…だけど」

    小萌「何がお悩みがるとか、そう聴いてるのです」

    垣根「は?」

    小萌「確かに、高位能力者となるとお悩みも大きいんかもしれません。だけど安心して欲しいのです、先生を頼ってくれたからには必ずその悩みを解決して差し上げるのです!」

    垣根「は?先生?」

    小萌「それに今日は、垣根ちゃんのほかにも能力について悩んでいる私の生徒も居るのです。その子は自分が無能力者で落ち込んでるらしくて。でも垣根ちゃんのような能力者のスペシャリストがいれば先生も心強いのです!」

    垣根「あ?意味が分からねぇぞ」

    小萌「私の生徒の吹寄制理ちゃんなのです!」

    垣根「!」


    309: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 01:13:39.83 ID:gUpX4aHN0

    吹寄「こんにちは、吹寄制理です。えっと…」

    垣根「垣根帝督だ」キリッ

    吹寄「今日はよろしくお願いします」ペコッ

    垣根「いや、そう堅くならなくていいぜ。いつもの自分を出してくれていいぜ?」

    吹寄「はい、分かりました。じゃあ…」

    垣根(ふっ、結標淡希。感謝してやる。いい子が出てきたぜ…)

    吹寄「垣根さんの能力はなんですか?」

    垣根「ふっ、俺の能力は未元物質。この世の素粒子を操作する能力だ」

    吹寄「難しそうな能力ですね。それにあまり非常識な能力じゃないんですね。高位の能力者だからもっと意味分からない能力を想像してたんですが…」

    垣根「いいか吹寄ちゃん。確かに非常識を想像しちまうよな?未元物質なんて聴いたらよ?だが…」

    吹寄「は、はい」

    吹寄(いきなりちゃん付け?)ドキッ

    垣根「俺の未元物質に、その常識は通用しねえ」

    小萌「仲が良さそうで何よりなのです!結標ちゃんは居なくなってしまったのですがこれでもう寂しくないのです」

    垣根「は?」

    小萌「聴いてなかったですか?垣根ちゃんは吹寄ちゃんともども先生の家に下宿なのです!」

    吹寄「よろしくおねがいします」

    小萌「いえいえ、リフォームまでの短い間ですがよろしくなのです!」

    垣根「ふっ、神様がいるってんなら…」

    「今回ばかりは感謝するぜ…」




    おしまい


    324: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:01:55.49 ID:gUpX4aHN0

    垣根編



    一方通行「オマエ、神を信じるタイプだったかァ?」

    垣根「あの時だけだ、しかし運命なんていつどこで感じるかわからねぇな」

    一方通行「だから運命なンだろォよ」

    垣根「違ぇねぇ」

    一方通行「ていうかオマエ、大丈夫だったか?」

    垣根「何がだ?」

    一方通行「風紀委員だよ」

    垣根「ああ、きっちり捕まったぜ」

    一方通行「そォか、俺も黄泉川にこってり絞られたぜ」

    垣根「そういや警備員らしいからな」

    一方通行「これから結婚する身かもしれないのに何考えてるじゃン!って言われた」

    垣根「似て無いぜ、それ。ていうか結婚が前提なのかよ…」

    一方通行「らしいなァ」

    垣根「ところでよ一方通行」

    一方通行「あ?」

    垣根「協力して欲しいことがある」


    325: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:02:23.96 ID:gUpX4aHN0

    結標(サングラス?)ヒョイ

    結標「このアジトに落ちてたってことは土御門の物かしら」

    結標「まあ、なんでもいいわ。さっさと自分の荷物持って行かないと…」

    結標(でも…なんか怖いわねこのサングラス)

    ガチャ

    結標「!」ビクッ

    ショチトル「あれ?」

    結標「あなたは確か海原の…」

    ショチトル「ショチトルだ、ところでエツァリは…ここに居ると言っていたんだが」

    結標「さあ、誰も居なかったわよ?」

    ショチトル「そうか、じゃあ他をあたるよ。ありがとう」

    結標「ええ」


    326: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:02:50.44 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「リベンジだと?」

    垣根「そうだ、あのクソ生意気な一七七支部の女連中に仕返しをしてやりてぇ」

    一方通行「オマエ、そンなちっぽけな奴だったかァ?」

    垣根「そういう問題じゃねぇんだよ。プライドをズタズタにされた気分だぜ」

    一方通行「なンかあったらあのチビ教師に迷惑が行くンじゃねェのか?大丈夫なのかよ」

    垣根「バレないようにやればいいさ。今までそうやって生きてきた」

    一方通行「まァいい、何をする気だ?」

    垣根「ちょっとしたイタズラだ」

    一方通行「面白そォだな」

    垣根「とりあえずはあのクソムカつく第三位からだ」

    一方通行「おい、そういつにはあンまし酷ェことするンじゃねぇぞ」

    垣根「安心しろ、かなり赤面させてやるだけだ。とっくにリサーチ済みだからな」

    一方通行「ほォ」

    垣根「じゃあ行くか」

    一方通行「ああ、番外個体。少し出かけてくる。留守番頼むぞ」

    番外個体「お土産」

    一方通行「…分かった」

    番外個体「ひひっ、行ってらっしゃい」


    327: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:03:20.50 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「さて、一体どうするンだ」

    垣根「どうやら第三位はとある無能力者にお熱らしい。それを利用してやるのさ」

    一方通行「もしかして簀巻きにされてるそいつか?」

    垣根「そうだ」

    上条「おお、一方通行か。久しぶりだな」

    一方通行「このまま海に流そうぜェ」

    上条「待て!なんでそうなるんだ!」

    一方通行「垣根よォ、どうやって連れてきたんだ?」

    垣根「まず一方通行の友達だと宣言した後に話を聴く振りをして簀巻きにした」

    一方通行「なるほどなァ」

    垣根「ずいぶんと不思議な能力を持ってるみたいだが戦い方を考えればまず敵じゃねぇ」

    一方通行「それもそうだなァ」

    上条「あのーところで私はどうなるのしょうか」

    垣根「とりあえず俺に協力しろ。嫌とは言わせねぇ、もし言ったらこのまま海にダイブだ」

    上条「はは…なんなりと…」

    垣根「いい返事だ」


    328: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:03:47.70 ID:gUpX4aHN0

    上条「とりあえず御坂とデートすればいいんだな」

    垣根「そういうことだ、それだけでいい。後はこのイヤホンから指示をだすからそれに従え」

    上条「あんまり無理難題を言うなよ?相手は中学生なんだからよ」

    垣根「その点は問題ない。相手はどんなに嫌がろうと心の中ではお前を大切な存在だと気づいてる」

    上条「はぁ」

    一方通行「それにオリジナルはお前の事が大好きなはずだ。これも確定事項な」

    上条「御坂が?そんなわけないだろ。だったら電撃なんて飛ばしてくるわけ…」

    垣根「話を聴けウニ野郎。噂通りだな、お前は人の話を聴かねぇみたいだ」

    上条「…」

    一方通行「まず照れ隠しがなンたるかをお前にレクチャーしてやる」

    垣根「途中で口を挟むなよ。話が進まないからな」

    上条「はい」


    329: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:04:21.83 ID:gUpX4aHN0

    上条「俺はなんてことを…」

    垣根「気付いたみたいだな。自分の罪の大きさに」

    一方通行「これだけ言えばさすがに分かるだろ」

    垣根「あんまり女の子を泣かすなよ?上条当麻」

    上条「ああ、目覚めたぜ。待ってろよ御坂…素直になれないお前のSOSを解読してやるからな!」

    垣根「いい風向きだ」

    一方通行「ンじゃ早速行くか」

    垣根「待て、まずはお前が呼び出すんだ」

    一方通行「はァ?俺がだと?」

    垣根「ああ、とりあえずクレープ屋に呼べ」

    一方通行「とりあえずそこなンだな…」

    垣根「?」


    330: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:04:50.13 ID:gUpX4aHN0

    priririri

    一方通行「よォオリジナル」

    一方通行「あ?ンだとコラ」

    一方通行「いいかァ?とりあえずクレープ屋に今すぐ来い」

    一方通行「分かったな?もし来なかったら…」

    一方通行「おォそうだ。今すぐ来いよ。じゃあな」

    垣根「大丈夫みたいだな」

    一方通行「だな」

    上条「よし、今から行くぞ御坂!」

    一方通行「どういうことだァ?」

    垣根「お前の代わりに上条が出るだけだ」

    一方通行「そうか」

    垣根「そのほうがサプライズ性があるだろ。俺達は隠れながら見るだけだ」

    一方通行「はっ、楽しめそうだ」

    垣根「期待してろ」


    331: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:05:15.72 ID:gUpX4aHN0

    御坂「ったく。何なのよアイツ…いきなりクレープ屋だなんて」

    垣根「居た居た、ほら行け上条。打ち合わせ通りにな」

    上条「任せろ」

    一方通行(そういやお土産何にすっかな…)

    上条「おーい御坂!」

    御坂「は?なんでアイツがここに…」

    上条「よう、今日も可愛いな!」

    御坂「!!!」

    垣根「とりあえず一枚」パシャ

    一方通行「出だしは上々だな」

    上条「お前と会うためにわざわざ一方通行に呼んでもらったんだ。悪かったな御坂」

    御坂「…はっ。あんた今私を可愛いって…」バチバチ

    垣根『やはりな。おい上条右手で手をつなげ、セリフは適当に言え』

    上条「どうした御坂?そんな難しい顔して」ギュッ

    御坂「!!!!!!!!!!!!」


    332: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:05:46.21 ID:gUpX4aHN0

    垣根「ほい一枚」パシャ

    一方通行「すげェ赤い顔してンな」

    垣根「まだまだ行くぜ」

    垣根『上条、とりあえず名前で呼んでやれ。理由は適当にな』

    上条「どうした美琴?」

    御坂「あっあんた今名前で…それよりどうして手を…」

    上条「はぁ?友達なんだから当然だろ?これからそれ以上の関係になるかもしれないんだぞ?」

    御坂「これ以上の関係って…」

    垣根「ダメだな、第三位が照れまくって話が全然進まねぇ。ここは…」タッタッタッ

    一方通行「お、蟻の行列」パシャ

    垣根「おい店員」

    店員「はい、どうなさいました?」


    333: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:06:12.66 ID:gUpX4aHN0

    垣根「あそこのツンツン頭のカップルが見えるか?」

    店員「はい、見えますけど」

    垣根「今からあいつらがここに来る。んでドリンクを頼むから両方のドリンクにこの薬を入れてくれ」

    店員「は?えっとそういうのは…」

    垣根「あいつら俺の親友で初デートなんだけどよ。女のほうが緊張しまくりでこのままだとダメになるんだよ」

    垣根「あいつらの仲を保つって理由でお願い出来ないか?」

    店員「…そういうことでしたら。分かりました」

    垣根「よろしく頼むぜ兄ちゃん。んじゃこれが薬だ責任は全部俺が持つ、だから安心してくれ」

    店員「はい、了解しました」


    334: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:06:41.49 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「なにしてたンだァ?」

    垣根「平常心を取り戻す未元物質の粉を入れるように頼んできた」

    一方通行「なるほどねェ」

    垣根『おい上条、そこのクレープ屋でドリンクを頼め』

    上条「とりあえず何か飲んで落ち着くか。美琴」

    御坂「え、ええそうね、うん」ポーッ

    上条「すいませーんコーラ二つお願いしまーす」

    店員「かしこまりましたー」サラサラ

    上条「コーラでいいよな?」

    御坂「う、うん」

    店員「はい、どうぞ」

    上条「どうも!じゃあこれお金…」

    店員「ありがとうございまーす!」


    335: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:07:14.03 ID:gUpX4aHN0

    上条「ほら、飲もうぜ」

    御坂「イタダキマス」チュー

    御坂「!」

    上条「?」

    一方通行「あ?もう効いたのか?」

    垣根「浸透性は抜群っと。アイツらをバックに俺とお前で一枚」パシャ

    一方通行「おォ」

    御坂「あれ?なんか急に落ち着いて。ていうか全然恥ずかしくない…」

    上条「どうした美琴?」

    御坂「いや、なんでも無いわ」

    上条「そうか」

    垣根『そこで口説け』


    336: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:08:01.55 ID:gUpX4aHN0

    上条「それよりもさ御坂!」

    御坂「なに?」

    上条「いままでゴメン!今までお前を無碍にしてたのはホントは恥ずかしかったからなんだ!」

    上条「こんなに可愛い子が上条さんに近づいてきてくれるなんて、幸福以外のなんでもなかった」

    上条「それで、俺、自分の気持ちに気付いたんだ!」

    上条「あっ、俺美琴のことが好きなんだって」

    御坂「そう、実は私もなの」

    御坂(あれ?私何言ってるのかしら)

    上条「えっ」

    一方通行「他の効能は?」

    垣根「心の底の本音を喋るオマケつきだ。ほらもう一枚」パシャ


    337: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:08:51.94 ID:gUpX4aHN0

    上条「もしそうなら俺達両思いじゃねーか!やったな美琴!」

    御坂「そう…なるわね。うん」

    御坂(これが噂に聴く賢者モード?不思議と落ち着いてるわね、これが賢者モード…)

    上条「御坂!」

    御坂「?」

    上条「俺と付き合ってくれ」キリッ

    御坂「えっ…」

    垣根「所詮ガキか」

    一方通行(これは仕返しなのか?)

    上条「嫌…か?」

    御坂「嬉しい、あんたから…いや、当麻から言ってくれるなんて」

    上条「じゃあ…」

    御坂「うん、よろしくお願いします」

    垣根「感動の一枚」パシャ


    338: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:09:47.06 ID:gUpX4aHN0

    垣根「さて、もう用済みだ」

    一方通行「もういいのか?」

    垣根「ああ、今夜には薬が切れて悶えるだろうよ。んで後日写真でさらに悶える」

    一方通行「なるほどなァ」

    垣根「ああ」

    垣根『上条、おめでとう。後は好きにデートしてくれ』

    上条「ああ!ありがとうな!」

    御坂「こっちこそ、ありがとう」

    垣根『そしてムカついた。流石は幻想殺し、大したムカつきぶりだ』

    上条「は?」

    垣根『見せつけやがってよ、コラ』

    一方通行(こいつは何を…)

    垣根『あばよ、会えたらまた会おうぜ』

    上条「あれ?なんか耳元から音が…」ピピピピピ

    垣根「行くか、一方通行」

    一方通行「おォ」

    一方通行(あばよ三下…)


    339: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:10:13.83 ID:gUpX4aHN0

    『今日のお昼過ぎに学生達を襲った謎の爆発ですが…』

    『以前として目的や犯人などはつかめていません。しかし奇跡的に死亡者は出ておらず』

    『爆発の中心に居た少年ただ一人が軽い火傷を負っただけと、極めて事件性の低いものとなっています』

    『爆発としては死人が出てもおかしくないほどだったと近くの中学生が発言しており、能力との関係性』

    『または能力の暴走、両面から調査を進めると警備員が公表しています』

    『また爆発としても謎の部分が大きく、専門家は爆発の常識に当てはまっていないとの事です』

    『さて、次のニュースです…』

    吹寄「物騒ですね」

    垣根「そうだな、それよりもこの女レポーターさ」

    吹寄「はい?」

    垣根「俺の知り合いなんだ」

    吹寄「綺麗な人ですねー」

    垣根「でも何考えてるか分からないんだ」

    吹寄「そうなんですか」

    小萌「やっぱり大勢で食べるご飯はおいしいのです!」

    垣根「そうだな、先生」


    340: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:10:40.05 ID:gUpX4aHN0

    後日

    御坂「……きゃーーーーーーーーー!」

    初春「またですか?御坂さん」

    御坂「だだだだだだだだだ、だって…」

    佐天「いいなー御坂さんも恋人作って。私も欲しいなー」

    白井「あの類人猿が…!」

    初春「あ、あははー」

    御坂「そうだ!あのコーラ、あれを飲めばまた落ち着くはずよ!」

    初春「コーラですか?」

    御坂「ちょっと行ってくるわ!」

    佐天「私も彼氏探そうかなー」

    初春「佐天さんならすぐ見つかると思いますよ?」

    佐天「そう?」

    初春「はい」


    341: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:12:24.50 ID:gUpX4aHN0

    垣根「今回はあの花の姉ちゃんだ」

    一方通行「今度は何する気だァ?」

    垣根「頭の上の花に…な」

    一方通行「ふゥん」

    垣根「まあ、行こうぜ」

    一方通行「おォ、じゃあ打ち止め少し出かけてくるぜ」

    打ち止め「行ってらっしゃーい!ってミサカはミサカは元気よく見送ってみたり!」

    結標「一方通行」

    一方通行「なンだ?」

    結標「お土産」

    一方通行「今度はオマエかよ…」


    342: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:12:55.40 ID:gUpX4aHN0

    垣根「さて、今回のプランだがな」

    一方通行「なンだ」

    垣根「この薬を花に垂らすだけだ」

    一方通行「また未元物質か?」

    垣根「そうだ」

    一方通行「ンで今回は誰に協力を仰ぐンだ?」

    垣根「コイツらだ、ほらこっち来い」

    一方通行「誰だオマエら…」

    「俺だ一方通行」

    一方通行「その声は…」

    「私も居ますよ」

    一方通行「胡散臭いエセスマイル、そうかお前らは…」


    343: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:13:52.98 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「オマエ、いつものグラサンはどうした」

    土御門「気にするな一方通行」

    一方通行「お前たち随分とボロボロだなァ」

    海原「色々ありまして、垣根さんに命を救われたのです」

    一方通行「垣根にィ?」

    垣根「ああ、こいつら何かを第四位にやらかしたらしくてな。風紀委員の詰め所の帰りにふと電話が来たんだ」

    土御門「やっと出たって思ってな。助けを頼んだんだ」

    一方通行「ほォ」

    海原「正直ギリギリでしたよ。前に貴方からお電話をいただいたときにはもう命の危機でしたからね」

    土御門「一瞬の隙をついて逃げたはいいが、そこから壮絶な鬼ごっこの始まりだぜ」

    一方通行「大変だったンだなお前らも」

    海原「はい、垣根さんが来てくれなければ今頃は…」

    垣根「そんで恩着せがましく協力を頼んだわけだ」

    一方通行「へェ」


    344: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:14:32.97 ID:gUpX4aHN0

    土御門「じゃあ打ち合わせ通りにやればいいんだな」

    垣根「ああ、お前らにかかってるといっても過言じゃねぇ」

    海原「女性にいたずらですか…」

    垣根「そこを勘違いするんじゃねぇ。あくまで嫌がらせの範疇だ」

    海原「承知致しました」

    一方通行「大丈夫か?」

    土御門「腐ってもグループだ。やり遂げて見せるさ」

    海原「そしたら皆さんで夕飯を取りましょう」

    一方通行「あァ…」

    垣根「さ、そろそろ着くぜ」

    土御門「あの花の子だな」

    海原「確かに」

    垣根「一方通行も頼むぜ」

    一方通行「…」


    345: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:15:15.85 ID:gUpX4aHN0

    初春「んーおいしー」

    土御門「おうおう姉ちゃん」

    海原「一人で寂しそうだな、ん?」

    初春「なんですか?あなたたちは」

    土御門「一人でパフェなんか食ってて楽しいか?俺達がもっといいもん食わせてやるぜ?」

    海原「ははっ、下ネタはよせよな!ははっはぁ」

    垣根「なんだアイツら。昔同じようなことやっていたのか?」

    一方通行「わからねェ」

    初春「どうでもいいんですけど私は一人でもおいしくパフェを食べれますから、一人で大丈夫です」

    土御門「連れないこと言うなよ姉ちゃん」

    海原「そうそう、俺達と来ればもっと楽しいぜぇ?」

    垣根「ほら行け一方通行」

    一方通行「あァ」


    346: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:15:48.91 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「おィ、何やってやがる三下が」

    土御門「あ?んだてめぇは?」

    海原「ヒョロい癖に出しゃばってんじゃねえぞ、コラ。ん?」

    初春「一方通行さん?」

    一方通行「おお、初春さンじゃねェか。ちょっと待ってな早いとこコイツらを蹴散らして…」

    海原「おいおい、俺達を蹴散らすだとぉ?どうするよブラザー」

    土御門「逆に蹴散らしてやろうぜ?トム」

    初春(ブラザートム?)

    一方通行「はっ、シケた遊びでハシャいでンじゃねェよ。三下」

    垣根(よし、今だ)ヒュッ

    初春「一方通行さん…」ピチャ

    土御門「ははっ、かかって来いよモヤシ…ぐあっ!」

    海原「どうしたブラザー!?わごっ!!」

    一方通行「あァ?」

    初春「えっ?」


    347: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:16:19.63 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「おい、初春さン。その頭の植物は…」

    初春「え?あれっ?」

    土御門「な、能力者か?ひとまず退散だトム!」

    海原「あ、ああ覚えてろよ!」

    初春「どど、どうしましょう!?」

    一方通行「いや、俺に言われてもォ…」

    一方通行(なるほど、植物の成長を促進させる薬物か。まるで能力によって制御されてるみたいだなァ)

    一方通行(それに植物が意思を持ってるみたいだなァ。これも未元物質による効果なのかァ?)

    一方通行(それに花っていうよりはもはや木だな…この堅そうな蔓とイイ幹とイイ。しかもちゃんと植物が自立してやがるし…)

    一方通行(重くはなさそうだな…)

    初春「一方通行さん!?たた、助けてください!」

    一方通行「いや俺にはどうすることも…」

    初春「わわっ!まだまだ大きくなってますよ!きゃっ」

    一方通行「見えなくなっちまった…」


    348: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:16:50.89 ID:gUpX4aHN0

    垣根「うまくいったみたいだな」

    一方通行「これはどォいう…」

    垣根「植物に一定の意思を持たせて成長を促進させる薬物をかけた」

    一方通行「なンでもアリだなお前」

    垣根「まぁな」

    海原「成功しましたか?」

    土御門「みたいだにゃー」

    垣根「よぉご苦労だったなお前ら、おかげで成功したぜ」

    海原「それは何よりですね」

    土御門「これで恩返しが出来たってもんだぜい」

    垣根「んじゃ帰るか」

    海原「ええ、おいしいお店を知ってるんです」

    垣根「いいな、みんなで行こうぜ」

    土御門「もちろんだにゃー」

    一方通行「肉が食いてェな」

    海原「もちろん、きちんとありますよ」


    349: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:17:16.27 ID:gUpX4aHN0

    「みなさん非難してくださーい!!」

    「火器を使え!早く燃やすんだ!」

    垣根「警備員も集まってきたみたいだしさっさと行くか」

    一方通行「そうだな、早く行こうぜ」

    垣根「待て、その前に…」

    垣根『植物を操る能力者が中心に居るぞ!!火は逆効果だ!除草剤を使え!!』

    「じょ、除草剤!?一体誰が!?」

    「早く早くしろー!」

    「うおおお!」

    一方通行「除草剤効くのかァ?アレ」

    垣根「そういう成長のさせ方を促した。それに火は危ないからな」

    海原「さすが第二位。周りの被害や彼女の安全も考えてるとは」

    土御門「ホントだぜい」

    垣根「さ、早く飯食おうぜ。少し遅めの昼飯だ」

    海原「こちらです。きっと気に入っていただけますよ」


    350: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:17:45.72 ID:gUpX4aHN0

    『本日、大通りで起きた植物騒ぎですが、除草剤を使用したことで騒ぎが収まりました』

    『当初、中心に居た女子中学生の能力によるものだと考えられてましたが能力が合致しないとの事で関連性は無いものとされています』

    『また女子中学生はいきなり頭の花が成長したと発言しており、警備員でも手をこまねいている状況です』

    『また、先日起きた謎の爆発との関連性も同時に調べることで事件の早急な解明をするとの事です』

    『事件当初こちらのオープンカフェからは特に変わったことも無く、AIM拡散力場の反応も薄いとされています』

    『現場の心理定規でした。スタジオの…』

    吹寄「変な事件が続くわね」

    垣根「ああ、そうだな」

    吹寄「ねえ、もしよかったら明日出かけない?」

    垣根「ああ、いいぜ」

    吹寄「見たい健康器具があるの、たくさん付き合ってちょうだいね垣根」

    垣根「任せろ吹寄」

    小萌「仲良きことはよきかななのです!二人の距離も近くなって先生も嬉しいのです!」


    351: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:18:40.59 ID:gUpX4aHN0

    数日後

    垣根「ついに残すとこあと一人だ」

    一方通行「?三人じゃないのか?」

    垣根「いや、あと一人だ。涙子ちゃんは特になにもしてないし、巨*の姉ちゃんには敵いそうにねぇ」

    一方通行「そうか、じゃあ最後は白井だな」

    垣根「ああ、じゃあ行こうぜ」

    一方通行「んじゃちょっと出かけてくるぜ、結標、絹旗、黒夜、あと芳川」

    結標「行ってらっしゃい。気をつけてね」

    一方通行「おう」

    結標「それと前に話したサングラス、土御門のだったわ」

    一方通行「らしィな」

    結標「じゃあ行ってらっしゃい」チュッ

    一方通行「あァ、行ってくる」チュッ

    絹旗「わぁー」

    黒夜「おおー」

    芳川「お土産よろしくね」

    一方通行「次はオマエか…」


    352: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:19:08.94 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「今回の協力者は誰だァ?」

    垣根「ふふっ、飛び切りのゲストだ。あのクソ空間移動野郎に御あつらえ向きのゲストだ」

    一方通行「?」

    垣根「出て来いお前ら」

    一方通行「ら?」

    10032号「こんにちは一方通行」

    10039号「最後の協力者はミサカ達です」

    13577号「驚きましたか?」

    19090号「とミ、ミサカは…」

    番外個体「言ってみたりぃー」

    一方通行「…」


    353: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:19:45.19 ID:gUpX4aHN0

    垣根「驚いたか?俺もカエル医者んとこで見たときは驚いた」

    10032号「なにやら面白い事をするとのことで…そちらの垣根帝督より頼まれました」

    垣根「白井に一泡吹かすって話をしたら二つ返事でOKしてくれたぜ」

    一方通行「…」

    13577号「日頃街中で出会うたびに怪しい行為をされるのはさすがに堪えます」

    番外個体「だからミサカ達が協力者なわけ」

    一方通行「むしろ喜びそうなンだがなァ」

    垣根「心配するな、ちゃんと考えてある」

    一方通行「ならイインだがよォ」

    垣根「とりあえずファミレスで作戦会議するか、行こうぜ」

    19090号「あの…」

    垣根「安心しな、ちゃんとカロリーに気をかけてる店だ。気にせず飲み食いしていいぜ」

    19090号「ありがとう…ございます…とミサカは…」


    354: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:20:13.62 ID:gUpX4aHN0

    13577号「見てください一方通行。今日のミサカは恋愛運がハンパではありません」

    一方通行「そォか」

    13577号「今日の一方通行の恋愛運は…おや、最低ですね」

    一方通行「…」

    垣根「俺はどうなんだ?」

    13577号「…最低ではありませんがなにやら一悶着ありそうです」

    垣根「ふうん」

    番外個体「ミサカはこれにする」

    10032号「ではミサカは…」

    10039号「カロリーを気にする所ですが、せっかくの奢り…悩みどころです」

    19090号「…ミサカはこの…ステーキセットを…」

    10039号「!?」


    355: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:20:51.45 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「俺が生態電気を把握して少し手伝ってやればすぐダイエット出来る。だから食いたいもン食え」

    13577号「なるほど、いいことを聴きました、ではミサカはこのオムライスセットを…」

    10032号「…やっぱりこちらのハンバーグで…」

    10039号「ならばデザートも頼まなければなりませんね、とミサカは意気込んでみます」

    垣根「なぁ、それ俺にも出来るか?」

    一方通行「あァ?なンでオマエのダイエットなンか手伝わなければなンねェンだよ」

    垣根「そうじゃねぇ。俺も能力で体型を変えれるかってことだ」

    一方通行「出来るンじゃねェの?脂肪燃焼効果のある未元物質でも作ってやればいけるンじゃねェか?」

    垣根「なるほど、それは考えつかなかったな」

    一方通行「?」

    垣根「ま、店員呼ぼうぜ」ピンポピンポピンポーン

    一方通行「なァ、前から思ってたンだがそれ連打すンのに意味あンのかァ?」

    垣根「とくに無い」

    一方通行「そォか」


    356: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:21:26.37 ID:gUpX4aHN0

    垣根「さて作戦会議は終了だ、早速行くぜ」

    10032号「はい、お腹も膨れましたし準備は万端です、とミサカは…ゲップ」

    13577号「汚いですよ10032号、とミサカは…ゲェップ」

    番外個体「ひゃひゃどうしたのかな皆?」

    一方通行「おい、オマエは喋るな」

    番外個体「?」ズイッ

    一方通行「顔が近ェ」

    番外個体「ゲップ」

    一方通行「クソがァ!」

    垣根「…行くか」

    19090号「はい、とミサカは頷きます」

    10039号「早くいきましょう、とミサカ垣根帝督を促します」


    357: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:21:54.06 ID:gUpX4aHN0

    垣根「あれがターゲットだ」

    10032号「確かに」

    番外個体「んで、どうするの?」

    垣根「まずは人払いだ、なるったけ周りの人を少なくする」

    番外個体「あの人がやってるみたいに?」

    垣根「そうだ」

    一方通行「なに見てンだコラッ!」

    「ひっ、すいません!」

    垣根「サングラス似合ってないな…」

    10039号「そうですね、とミサカは同意します」

    一方通行「圧縮すンぞコラ!」

    「ご、ごめんなさい!」

    垣根「さて準備しろよ、お前ら…!」


    358: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:22:27.78 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「これでいいかァ?」

    垣根「上出来だ、後は見てればいい」

    一方通行「おォ」

    垣根「はっ、見てろよ?」バサッ

    白井「?いきなり人が居なくなりましたわね…おや?なんでしょう、この雪のような…」

    10032号「黒子ぉ!」

    白井「!?お姉さま!?」

    10032号「あんたねぇ!」

    白井「どど、どうなされましたの急に?」

    10039号「黒子ぉ!!」

    白井「え?こちらにもお姉さま!?」

    13577号「く・ろ・こぉ~?」

    白井「え?え?」


    359: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:22:58.24 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「今度はなンだァ?」

    垣根「少し興奮作用を織り交ぜた、それと少し錯乱するようにな、このこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい状の未元物質にな」

    一方通行「妹達は大丈夫なのか?」

    垣根「ああ、事前に対抗ワクチンを飲ませた」

    19090号「ねえ黒子」

    白井「えぇ!?後ろにも!?」

    番外個体「黒子…」ガシッ

    白井「えっ?下に何か…」チラッ

    番外個体「どうしたの?そんなに驚いて、さ!」

    白井「わ、分かりました!お姉さまの妹達ですわね!きっとそうに…」

    13577号「なんでそんな事言うのよ?私よ、正真正銘の御坂美琴」

    10032号「私こそが御坂美琴よ!」

    10039号「へぇー黒子、私が本物だって気付かないわけ?」

    19090号「見損なったわ黒子」

    番外個体「ねぇ、あんなに慕ってくれたのに、どうして逃げるの?」

    白井「……」


    360: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:24:05.95 ID:gUpX4aHN0

    垣根「ははっ!見ろよあの顔!」

    一方通行「傍目から見るとすごい状況だなァ」

    白井「ひひっ、お姉さまがたくさん…」

    10032・10039・13577・19090号「黒子!!!」

    番外個体「にひっ」

    白井「……………」

    番外個体「ありゃ?」

    一方通行「気絶しちまったか?」

    垣根「みたいだな」

    一方通行「でもあいつ程のお姉さまスキーならどうってことなさそうなンだけどなァ」

    垣根「当然、そういう感情を抑えるようにも作ってある」

    一方通行「どォりで」

    番外個体「あー楽しかった」


    361: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:25:46.98 ID:gUpX4aHN0

    垣根「ご苦労だったなお前ら、こいつはほんの礼だ」

    10032号「なんですか?この薬?」

    垣根「俺特製のダイエット薬だ。一粒で脂肪燃焼をサポートして簡単にダイエットが出来る」

    10039号「それはいいものを、どうもありがとうございます、とミサカは率直にお礼を述べます」

    13577号「これで涙ぐましい努力から開放されますね」

    19090号「そう…ですね。とミサカは…」

    垣根「無くなったら一方通行にでも連絡してくれ、使い方はラベルに書いてあるからよ」

    一方通行「気ィつけて帰れよお前ら」

    番外個体「じゃあねー」

    10032号「はい、またいつか会いましょう一方通行に垣根帝督」

    垣根「ふふっ!はははははははっ!」

    一方通行「なァに笑ってンだか」

    番外個体「ミサカ、クレープ食べたーい」

    一方通行「…寄ってくかァ」


    362: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:26:14.95 ID:gUpX4aHN0

    『さて今回は日中に起きた集団催眠事件です』

    『被害としては何人かが睡眠状態になるという極めて事件性の感じられないものですが』

    『風紀委員の被害者が一人失禁して発見されるという結果となっています』

    『また原因が不明ということから先日に起きた謎の爆発、謎の植物の事件に関連しているものと見て』

    『同一犯によるものの犯行と見て捜査しています』

    『また監視カメラがジャミングされているという共通点からスキルアウトの集団失神事件との関連性も少なからずあると見ています』

    『さて、次のニュースです…』

    吹寄「こっちは大丈夫かしら垣根」

    垣根「多分大丈夫だろうな、何かあったらこの俺が居るからな」

    小萌「そういえば最初の爆発の事件の被害者が先生のクラスの生徒さんだったのです」

    垣根「無事だったのか?」

    小萌「軽い火傷で済んでるから大丈夫なのです。でもびっくりしたのですよー」

    吹寄「まったく、居ても居なくても迷惑をかける奴だわ」

    コンコン

    垣根「ん?客か?」


    363: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:26:45.24 ID:gUpX4aHN0

    小萌「垣根ちゃーんお願いするのです!」

    垣根「はいよ、どちらさま?あれ?心理定規?」

    心理定規「やっと見つけたわ、垣根」

    垣根「あれ?お前今テレビに…」

    心理定規「あれは録画よ」

    小萌「垣根ちゃんのお友達ですか?なら上がるといいのです!」

    心理定規「お邪魔します」

    垣根「あれ?どういうこと?」

    吹寄「こんばんは、吹寄制理と言います」

    心理定規「心理定規よ、よろしくね」

    小萌「心理定規ちゃんですね?よろしくお願いします」

    心理定規「ええ、よろしく」


    364: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:27:14.42 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「帰ったぞコラァ!」

    結標「お帰りなさい」

    一方通行「おォ、打ち止めはどうした?」

    結標「今日は泊りがけ調整よ」

    一方通行「そういえばそォだったか」

    結標「そういえば今日、貴方達が出てったあと心理定規が来たわよ」

    一方通行「へェ、なんでまた」

    結標「垣根の居場所を聴いてきたわ、それと少し相談に乗ったわ」

    一方通行「そォか」

    芳川「一方通行」

    一方通行「…」

    芳川「お土産」

    一方通行「今日の飯はなンだ?」

    結標「焼肉よ」

    番外個体「ミサカはクレープご馳走してもらっちゃった☆」

    芳川「…!」


    365: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:27:40.66 ID:gUpX4aHN0

    垣根「お前、何しに来たんだ?」

    心理定規「何しにですって!?」

    垣根「お、おお」

    心理定規「あなたを取り戻しに来たのよ!」

    垣根「は?」

    吹寄「待ってちょうだい心理定規さん!」

    心理定規「なにかしら吹寄さん?」

    吹寄「垣根は私や小萌先生の大切なルームメイトよ?それを連れて行こうだなんて!」

    心理定規「呼び捨てですって!?あなた一体どういう関係なのかしら!?」

    垣根「…」

    小萌「賑やかですねー?」

    垣根「そうだな、俺にも何が何だか…」

    心理定規「ちょっと!あなたの事なのよ!?」

    垣根「え?、ああ、そうだな。うん、喧嘩はよくないぞ」

    心理定規「よくそんなのん気なこと言えるわね!」

    垣根「え!?」

    垣根「一体どういう…」

    .......................
    ................
    ...........
    ......
    ...
    .


    366: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:28:07.84 ID:gUpX4aHN0

    白井「…」

    初春「…」

    御坂「…」

    佐天「どうしたんですか?皆さん、初春も、ほら!」

    初春「私の頭…大丈夫ですよね?」

    佐天「えっ?」

    御坂「なんで?コーラじゃないの?」

    佐天「コーラですか?コーラなら…」

    白井「御坂先輩、コーラならこちらに…」

    御坂「そうじゃないのよ…」

    佐天「白井さんもどうしたんですかー?」


    367: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:28:44.06 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「ほォ、それで逃げてきたわけか」

    垣根「ああ、とりあえず二人で話し合えって言って逃げてきた」

    結標「いい様ね」

    垣根「なんだと?」

    結標「心理定規が傍に居ながら新しい女の子を欲するだなんて」

    垣根「?」

    結標「少し頭を冷やして考えるのね」

    垣根「ちっ」

    絹旗「一方通行、ツイスターやりましょう」

    一方通行「ダメだ、死ンじまう」

    黒夜「なに言ってるんだよ、早くやろうぜ」

    番外個体「ほら、やろうよ」

    一方通行「いや、俺は、あ」ヒュン

    結標「浮気は許さないわ」

    番外個体「ひひっ」


    368: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:29:46.02 ID:gUpX4aHN0

    翌日

    一方通行「…」

    垣根「おはよう一方通行」

    一方通行「あ?」

    垣根「一七七支部に行こうぜ」

    一方通行「なンで」

    垣根「最後の仕上げだ」

    一方通行「そォか」

    垣根「その前に行くとこがある」

    一方通行「どこだ?」

    垣根「上条のとこだ」

    一方通行「なるほどなァ」


    369: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:30:13.60 ID:gUpX4aHN0

    ドンドンドンドンドン

    インデックス「とうま!うるさいから早くでてほしいかも!」

    上条「はいはーい今出ますよー。どちらさま?って」

    垣根「久しぶりだ幻想殺し」

    上条「お前!治療費とか大変だったんだぞ!」

    垣根「安心しろそれも兼ねて来た。ほら受け取れ」ポイ

    上条「さ、札束!?」

    垣根「ああ、迷惑かけたしな、それに協力してくれたお礼だ。どうだ?第三位とはうまくいってるか?」

    上条「それが、恥ずかしがって会ってくれないのいですよ…」

    垣根「だろうと思った。さ、行こうぜ」

    上条「え?どこに?」

    垣根「決まってんだろ、第三位のとこだ」

    上条「え?でも家にはインデックスが…」

    インデックス「ありがとう!あくせられーた!」

    一方通行「おォ」

    上条「え?」


    370: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:31:03.29 ID:gUpX4aHN0

    一方通行「食いもンで懐柔した」

    上条「そんな、なにから何まで…」

    垣根「礼はいいからさっさと行くぞ」

    上条「お、おお」

    一方通行「金落とすンじゃねェぞ」

    上条「あ、ああ!」

    垣根「まあ落としたらまたやればいいんだから、いいんだけどな」

    上条「さすが第二位!こんな大金を簡単に…」

    一方通行「じゃあ金の用意をしとくンだな」

    垣根「?」

    一方通行「ほら、行くンだろ?」

    垣根「おう」


    371: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:31:30.54 ID:gUpX4aHN0

    風紀委員一七七支部

    コンコン

    佐天「はーい」

    初春「何で佐天さんが出るんですか…」

    佐天「風紀委員一七七支部にようこそ!今回はどんな事件で…って帝督さん」

    垣根「よぉ涙子ちゃん、元気だったか?」

    佐天「ええ、私は。だけどみんな少しおかしくて…」

    垣根「ん?どんな感じにだ?」

    佐天「上の空だったりなんか性格というか思考が変わっちゃったり…」

    垣根「ほぉー。そいつは大変だな。どれどれ?」

    上条「ここは風紀委員の支部じゃありませんか?」

    一方通行「そォだ」

    上条「俺達が入っても大丈夫なのか?」

    一方通行「大丈夫だろ」


    372: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:31:58.66 ID:gUpX4aHN0

    垣根「よお第三位!」

    御坂「何よ」

    垣根「ちょっとこの写真見てくれよ」ピラ

    御坂「写真?あんたと一方通行の写真?」

    垣根「いや、その後ろ」

    御坂「後ろ?……!!!!!!!」

    垣根「どうした?おい上条!お前確か第三位と付き合ってるんだよなぁ?」

    上条「はいはい、上条さんですよ。確かに付き合ってるぜ?」

    垣根「この写真見ろ」スッ

    上条「おお、いつのまに撮ったんだ?ちょうど俺が美琴の肩に手を伸ばしてる所じゃないか」

    垣根「よく撮れてるだろ?第三位さんよぉ」

    御坂「な、な、あによ」ピクッ

    垣根「ははっ、言えてないぞ?ん?どうした?この時の威勢はよ?あ?」

    御坂「そっ、そりは」バチバチ

    垣根「またか、おい上条。なんか落ち着かないみたいだ、右手で手を握って落ち着かせてやれ」

    上条「おお、任せろ!大丈夫か?美琴」ギュッ

    御坂「え、え、…!!」


    373: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:33:31.28 ID:gUpX4aHN0

    垣根「やあ初春ちゃん、頭の花は元気かい?」

    初春「え?そうですね、いいんじゃないですかね?はは」ピクリ

    垣根「おい。一方通行。初春ちゃんの花が暴走したって本当なのか?」

    一方通行「?まあ、本当だなァ」

    垣根「へぇー。大丈夫だったか?その花・飾・り・は・よ?」

    初春「うっ」ピクッ

    一方通行「間近で見ると結構凄かったぜェ、それ」

    垣根「へぇー。そうかそうか。ははっ」

    佐天「?」

    一方通行「俺達みたいな奴も吹き飛ばしたりしたからなァ、あの蔓は」

    垣根「大変だったなそれは…ま、無事で何よりだな」

    一方通行「そォだな」


    374: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:33:57.79 ID:gUpX4aHN0

    垣根「シメはテメェだ。よお白井黒子?」

    白井「おや垣根さま。今日はどうなされましたか?」

    垣根「いやな、今度御坂の妹達と一緒に遊ぶことになったんだ。お前もどうかと思ってな?」

    垣根「好きだろ?御・坂・美・琴がよ?」

    白井「み、御坂せ、先輩のい、い、妹とですか?」ビクッ

    垣根「おお、そうだよ。どうだ?ん?」

    白井「いっいえ、遠慮させて…もらいますの」

    垣根「そうか。話は変わるけどよ。俺最近猫を飼い始めたんだわ」

    白井「はい、それが何か?」

    垣根「いやーお漏らしが多くて困ってるんだわ」

    白井「!!」

    垣根「何かいい案はないか?なァ?ン?」

    一方通行「おい、オマエその口調…」

    垣根「おっと。ま、中学生でお漏らしなんかするわけ無いし聴いても意味ないよな。な?」

    一方通行「まったくだな」

    白井「は、はは」ズーン


    375: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:34:32.43 ID:gUpX4aHN0

    垣根「さて帰るか。おい上条」

    上条「ん?」

    垣根「ほら」ポイ

    上条「ん?薬?」ポスッ

    垣根「それ、第三位に飲ませてやれ。コーラにでも混ぜてな」

    上条「ああ、分かった」サラサラ

    上条「ほら飲めるか?美琴」

    御坂「コーラ…!」チュー

    垣根「これで大丈夫と」

    一方通行「ホントかァ?」

    垣根「薬が切れたら悶えるだろうがな」

    一方通行「はっ、大した悪党じゃねェか」

    垣根「ふん、だが…これで満足だ」


    376: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:34:58.20 ID:gUpX4aHN0

    佐天「あっ、帰るんですか?」

    垣根「おお、なんか楽しく会話する雰囲気じゃないしな」

    佐天「そうですか、じゃあまた」

    垣根「おお、じゃあな」

    佐天「一方通行さんもまた」

    一方通行「あァ」

    垣根「じゃ行くか」

    ガラッ

    垣根「!!!!!!!!」

    一方通行「ン?」


    377: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:35:26.54 ID:gUpX4aHN0

    心理定規「見つけたわ帝督」

    一方通行「心理定規?」

    垣根「あれ?お前、名前で呼んでたっけか…?」

    吹寄「今度は逃がさないわよ」

    上条「ん?吹寄?」

    垣根「はは、何を…」

    吹寄「どっちを選ぶのかと聴いてるの」

    心理定規「私と吹寄、どちらかをね」

    上条「まあ待て、吹寄達。一人愛することで喧嘩するならまずお互いを愛してだな…あ痛ぁ!!」ドガッ

    吹寄「貴様は黙ってなさい」

    御坂「ちょっと大丈夫?当麻」

    垣根「おい、大丈夫か?ちょっとおかしくなったんじゃないのか?」

    一方通行(だとしたら間違いなく俺達のせいだなァ…)

    一方通行(人を愛するということを無理やり叩き込ンじまったからなァ)

    一方通行(愛の伝道師になった気分でいるンじゃねェのかァ?)


    379: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:35:53.08 ID:gUpX4aHN0

    心理定規「おかしいのはあなたよ」

    垣根「え?」

    心理定規「私が居ながら他の女に手を出すなんて…嫉妬しちゃうな…」

    一方通行「これは…まさか…」

    吹寄「どうしたの?帝督」

    垣根「あばよ…第一位…」

    一方通行「おォ、達者でな」

    垣根「たぁ!」バサッ

    吹寄「あっ!コラ待ちなさい!」

    心理定規「なんで逃げるの?ねぇ、他に女が居るの?」

    佐天「うわー」

    初春「…佐天さん、私…」

    佐天「えっ?どうしたの初春」

    初春「お花と結婚しようかな、なんて」

    佐天「!」


    380: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:36:21.38 ID:gUpX4aHN0

    垣根「クソっ!なんだありゃあ」

    垣根「あれはまるで…」

    垣根「いや、考えたくもねぇ!」

    垣根「ん?おい、確かあいつは…」

    麦野「ふんふーん」

    垣根「おい!第四位!」

    麦野「あら、垣根じゃない。どうしたの?」

    垣根「いや、ちょっと追われててな」

    麦野「追われてる?あんたが?能力でなんとかすればいいじゃない…ん?」

    垣根「いや、そういうわけにもいかないというか…」

    麦野「思い出した」ジジジ

    垣根「は?」


    381: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:36:52.56 ID:gUpX4aHN0

    垣根回想録

    垣根「よお、来たぜ?」

    土御門「良かった!間に合ったか!」

    海原「助かります!垣根さん!」

    麦野「あぁ?なんでテメェが出て来るんだよ」

    垣根「はぁ?つまんないこと聴くんじゃねぇよ。」

    垣根「こいつらが友達だからだよ、早く逃げろお前ら」

    土御門「垣根…」ダッ

    海原「垣根さん…」ダッ

    麦野「ちっ、まあいいわ一人増えたところで変らないし…」

    垣根「分かってねえな、テメェ」

    麦野「あ?」

    垣根「死体はテメェので一つだよ」

    麦野「へぇ…」ニヤニヤ


    382: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:37:32.95 ID:gUpX4aHN0

    垣根「終わらせてやる、一瞬だ…あれ?」

    麦野「どうしたのかにゃー?」

    垣根(なぜだ、なぜ能力が発動しねぇ。演算は出来てるハズだ…それが何故…ん?)

    麦野「ふふん」ニヤニヤ

    垣根「おい、お前の手に握られてるそれは…」

    麦野「あれぇー?分かっちゃった?」

    垣根「まさか」

    麦野「そ、新型のジャマー」

    垣根「だったらテメェも能力が使えないんじゃ…」

    麦野「分かってないわね、あんた。なんのために新型って付いてると思ってるの?」

    麦野「一定以上の演算を行う能力を無効にする超特殊ジャマー装置」

    麦野「あいつらグループだからね、万に一つ一方通行が出てきたときのために作ってきたの」

    麦野「まあ一回切りだし、もう二度と作れないけどね」

    麦野「あんたも第一位に負けず劣らず複雑な演算をしてるみたいね?」


    383: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:37:58.71 ID:gUpX4aHN0

    垣根「…」

    麦野「ははっ」

    垣根「見逃してくれ」

    麦野「はっ?」

    垣根(明日には霧ヶ丘の子とのデートが待ってるんだ、こんな所で死ぬわけには…)

    麦野「あんた本気で言ってるの?」

    垣根「ああ、もちろんタダでとは言わねぇ」

    垣根「今度呼び出して俺をズタズタにしてくれて構わねぇ。だから見逃してくれ」

    麦野「…んー、ま、面白いからいいわ。あんたがそこまで言うなら。ね?」

    垣根「ああ、すまねぇ」

    麦野「んじゃ今度適当に呼び出すわねー?」

    垣根「あ、ああ!」


    垣根回想録終了


    384: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/06(金) 22:40:29.97 ID:gUpX4aHN0

    垣根「…」

    麦野「思い出したかにゃーん?」

    垣根「クソッ!」バサッ

    麦野「逃げんなコラッ!!」ドシュ

    垣根「ちっ、クソが!」

    垣根「何でだ、何でこうなった!!」

    麦野「待て!!」ドシュドシュ

    垣根「うおっ!!」

    吹寄「待ちなさい垣根!」

    心理定規「ねぇ!また新しい女なの!?私が傍にいないとダメなの!?」

    垣根「なっ!あいつらまで…ついてねぇ!」

    垣根「はっ、神様がいるってんならよ…!」

    「今回は恨むぜぇ!!」


    おしまい


    407: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:04:43.94 ID:rTzw0N1F0

    後日談



    垣根「んー!んー!んんー!!」ムグムグ

    心理定規「えへへ、やっと二人になれたね?」

    垣根(愛が重い…まさか心理定規がヤンデレになるとは…)

    心理定規「これからは他の女に取られないようにしっかり見張るからね?」

    垣根(気付くべきだった…心理定規のわずかなアピールに…)

    心理定規「いままで愛せなかった分、いっぱい愛してあげるからね?」

    垣根「んんん!」ムググ

    心理定規「帝督、だぁいすき」チュッ

    垣根「んんー!んー!」ムグムグ

    垣根(クソっ、こんな状況じゃなければ…)チラッ

    垣根(AIMジャマーが無ければ…!頼む!誰か気付いてくれ…!)


    408: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:05:10.75 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「ほォ、垣根の姿が見えないと」

    『はい、吹寄さんっていう人から一週間姿を見てないってことで通報があったんです』

    一方通行「確かにここ最近見てねェな」

    『一応保護者になってる小萌さんって人からも通報をいただいたんで調査していたんですが…』

    一方通行「結局、分からずじまい…ンで俺に電話してきた訳かァ」

    『はい、一方通行さんなら垣根さんと仲がいいから何か知っているんじゃないかと思って』

    一方通行「悪ィが俺も知らねェな」

    『そうですか…じゃあ仕方ないですね』

    一方通行「あァ、何か分かったら教えてやるよ」

    『はい、お願いします。では失礼します』

    一方通行「おォ」


    409: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:05:37.04 ID:rTzw0N1F0

    結標「どうしたの?」

    一方通行「なンか垣根が行方不明らしィ」

    絹旗「そういえば麦野も垣根に超連絡が付かないと言っていました」

    一方通行「ン…」

    黒夜「垣根って誰だ?」

    一方通行「チンピラだ」

    黒夜「なるほどな」

    番外個体「案外もう死んでるんじゃないかな、ひひっ」

    一方通行「いや、そりゃねェな。仮にも第二位だ、何か事件に巻き込まれるにしても学園都市が見す見す死なすわけがねェ」

    結標「それもそうね、第二位、未元物質…」

    一方通行「あァ、俺に続く高位能力者…垣根帝督…」

    絹旗「誰かにやられるにしてもまず負けは無いってことですね」

    黒夜「そんなに凄いのかよ、あのチンピラ」


    410: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:06:03.66 ID:rTzw0N1F0

    piririririri

    一方通行「ン?今度は土御門か?」

    結標「出たら?」

    一方通行「だな、なンの用だ?」

    『一方通行、聴いたか?垣根の話』

    一方通行「行方不明ってやつかァ?」

    『ああ、そうだ』

    一方通行「ンで?」

    『捜すぞ』

    一方通行「は?」

    『垣根は前に俺や海原を助けてくれた。だから今度は俺達が助ける』

    一方通行「ンで?何で俺が必要なんだァ?」

    『仮に第二位を行動不能に出来る奴が出てきたらどうする。だからお前の力が必要なんだ』

    一方通行「はっ、いいぜ。手ェ、貸してやる…!」




    垣根帝督捜索辺 始動


    411: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:06:33.29 ID:rTzw0N1F0

    結標「出かけるの?」

    一方通行「あァ」

    結標「気をつけてよ?垣根帝督みたいにあなたに居なくなってほしくないもの」

    一方通行「安心しろォ、垣根特別製のチョーカーもあるンだ。なンかあっても負けやしねェよ」

    結標「うん、信じてる」

    一方通行「おォ」

    絹旗「何かあったらすぐに超連絡ください。アイテムも向かいますので」

    一方通行「何か、あったらな。ンじゃ行って来る」

    黒夜「死ぬなよ」

    一方通行「誰に向かって言ってやがる。まだ死ぬわけにはいかねェよ」

    番外個体「一方通行…」

    一方通行「まさかお土産とか言うんじゃねェだろうな」

    番外個体「死んだら許さないから、ミサカも、上位個体も、他のミサカも」

    一方通行「はン、上等じゃねェか…」


    412: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:07:17.66 ID:rTzw0N1F0

    土御門「よう、来てくれたな」

    海原「助かります、一方通行さん」

    一方通行「いや、別にイイ。俺も気になってたしな」

    海原「そう言っていただけると助かります」

    土御門「あと一人、来るぜい」

    海原「他にも誰か来るのですか?」

    土御門「ああ、対能力者の最終兵器がな」

    一方通行「とするとォ…三下か」

    土御門「ああ、即OKもらったからな」

    海原「心強いですね、一方通行さんに彼とは」

    土御門「なんとしても見つけなきゃならないからな」

    海原「ですね」


    413: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:07:43.49 ID:rTzw0N1F0

    上条「いやーゴメンゴメン、インデックスが中々聞き入れてくれなくてな」

    土御門「いつものことだ、気にして無いぜ?」

    上条「助かりますよ、ホント」

    海原「これで全員ですね」

    一方通行「みたいだな」

    土御門「じゃあ行くか、垣根帝督を捜しに」

    海原「それはいいんですが最初はどこに行けばよいのでしょうか?」

    土御門「…」

    上条「…」

    一方通行「まずはいつ居なくなったのかを知る必要があンな」

    土御門「まず垣根に最後に会った奴を捜さなきゃならないか」

    一方通行「安心しろ、そいつが誰かはもう分かってる」

    海原「さすがですね」

    上条「だな」


    414: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:08:10.27 ID:rTzw0N1F0

    風紀委員一七七支部

    上条「それでここなのか?」

    一方通行「さっき電話が来てな、通報した奴から話聴きゃまず間違いないだろォ」

    土御門「ここにいるのか?」

    一方通行「住所を聴きに来たンだ」

    海原「なるほど、電話ではなかなか教えてはくれませんからね」

    一方通行「そォいうことだ」

    コンコン

    『はーい。どうぞー』

    一方通行「邪魔するぜェ?」

    初春「一方通行さん、どうもこんにちは。どうしたんです?」

    一方通行「垣根のことだけどよォ」

    一方通行「通報したやつの住所、教えてくンねェか?捜索することにしたンだ、垣根の事をよ」

    初春「ああ、なるほど。住所はこちらです、渡すことは出来ないので覚えていってくださいね?」

    一方通行「あァ」


    415: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:08:37.16 ID:rTzw0N1F0

    海原「ここですか?」

    一方通行「随分とボロっちィアパートだな」

    上条「あれ?ここって」

    土御門「小萌先生のアパートだにゃー」

    一方通行「小萌?お前らの知り合いなのか?じゃあオマエらが行け、ほらァ」

    上条「はいはい、上条さんが行きますよ」

    コンコン

    上条「小萌先生ー俺です。上条でーす」

    『はい』

    上条「あれ?」

    吹寄「上条当麻?なんの用かしら?」

    上条「いや、俺は先生に用があって…」

    一方通行「オマエが吹寄だな?ちょっと聴きてェことがある」

    吹寄「はい?」


    416: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:09:05.29 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「オマエでも知らねェか」

    吹寄「だから風紀委員に通報したんです。あの時、心理定規さんと垣根を追いかけて、結局逃げられて、それで次の日から…」

    海原「帰って来なくなったという事ですね?」

    吹寄「はい」

    上条「心理定規ってやつに話を聴いてみるか?」

    一方通行「それもそォだな」

    piririri

    一方通行「おォ、俺だ」

    一方通行「いや?こっちも捜してンだ」

    一方通行「あァ、分かった。じゃあな」

    一方通行「知らねェらしい。それに心理定規自身も捜してるだとよ」

    海原「うーん、困りましたね」

    上条「そうだな」


    417: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:09:56.29 ID:rTzw0N1F0

    土御門「いやーこっちもダメだったぜい」

    海原「おや、どちらに」

    土御門「原子崩し、知ってるかと思ったが…どうやら何も知らないらしい」

    上条「弱ったな、振り出しに戻っちまった」

    一方通行「…」

    海原「どうしました?難しい顔をして」

    一方通行「いや、少し考え事をなァ」

    海原「そうですか」

    上条「ま、ここに居ても仕方ないし、移動するか。じゃあな吹寄」

    吹寄「ええ、また」

    一方通行「邪魔したなァ」

    吹寄「いえ、そんな。お願いしますね」

    一方通行「おォ」


    418: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:10:23.44 ID:rTzw0N1F0

    海原「麦野さん、なんですって?」

    土御門「私が知りたいくらいよ、ってな」

    海原「そうですか」

    土御門「あと」

    海原「?」

    土御門「浜面も行方不明らしい」

    一方通行「アイツもかァ?」

    土御門「ああ、随分前に別件で垣根の捜索を頼んだらそれっきりらしい」

    一方通行「前にだとォ?」

    土御門「三日間くらい連絡が取れなかった時があったらろ?その時らしい」

    一方通行「なるほどなァ」

    上条「とりあえず風紀委員のとこにもう一回行こうぜ。振り出しになっちまったんだからよ、なにか情報を手に入れないとな」

    海原「そうですね」


    419: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:10:53.56 ID:rTzw0N1F0

    初春「なにも分からなかったんですか…」

    一方通行「あァ、残念ながらな。それどころかもう一人行方不明者を出しちまった」

    初春「え!?それって大変じゃないですか!誰なんですか?」

    一方通行「浜面って言う元スキルアウトなんだがよォ」

    初春「元スキル…アウトですか…うーん」

    一方通行「そういやォ他の風紀委員はどうしたンだ?」

    初春「はい、一応皆さんも垣根さんの捜索に」

    一方通行「見つからねェか…」

    初春「そうなんです、もうどうしたらいいか…」

    初春「スキルアウトと言えば一方通行さん、前に垣根さんと一緒にスキルアウトを攻撃しましたよね?」

    一方通行「あァ、そういやそんなこともあったな」

    初春「もしかしたらスキルアウトに捕まったんじゃありませんか?報復に来たとか…」

    一方通行「考えたくもねェな、まァじっとしていても仕方ねェ、行ってみるか…スキルアウトのとこによォ?」


    420: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:11:41.68 ID:rTzw0N1F0

    海原「お話は終わりましたか?」

    一方通行「あァ」

    上条「で、どうするんだ?」

    一方通行「スキルアウトの連中に話を聴きに行く」

    土御門「ふーん…、やはりスキルアウトになるか」

    一方通行「あァ?」

    土御門「知ってるぜい、お前らがスキルアウト相手に暴れたこと」

    海原「上から怒られましたからね、あまり派手な動きをするなと」

    一方通行「そいつは悪かったな、迷惑かけたか?」

    土御門「いや、これくらいどうってことないぜ」

    上条「えーっと、上条さんは…」

    一方通行「少し込み入った話になるかもしれねェ」

    一方通行「だからお前は帰ったほうがいいかもしれねェ」

    上条「でも…」

    海原「今の貴方には御坂さんが居ます、ですからどうか…」

    上条「そうか、分かった。一緒に行けなくて悪いな、じゃあまたな…」

    一方通行「おォ」


    421: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:12:18.21 ID:rTzw0N1F0

    土御門「珍しく付いてくるって言わなかったな」

    海原「今の彼には大切なものがあります、むやみやたらと命を捨てるわけにもいかないでしょう」

    一方通行「話が悪ければ暗部間の抗争になる、あいつの出る幕じゃねェ」

    土御門「そうだな、上やんには少し荷が重過ぎる」

    海原「汚れ役は僕達の仕事ですからね」

    一方通行「相手が能力じゃなくて重火器を使ってくれば死ぬかもしれねェしな」

    土御門「そういうことだ」

    海原「では行きましょうか、そのスキルアウトのところに」

    一方通行「こっちだ、少しでも変な行動を見せたら実力行使に移るぜェ?」

    土御門「ふん、そうならないことを祈るぜ」

    海原「どうでしょうね?ま、あちら次第と言うことで」

    一方通行「行くか」

    土御門「ああ」

    海原「はい」


    422: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:12:47.57 ID:rTzw0N1F0

    「なんだお前ら?」

    土御門「人を捜してる。垣根帝督、この写真の男だ。知らないか?」ピラ

    「知らねぇな、てかよコイツは…」

    「前に俺達に喧嘩売ってきやがったやつじゃないのか」

    「おお、そう言われりゃそうだな」

    「決まりだ、何も知らないし、知ってても教えねぇ」

    土御門「ふん、何か知ってるなら正直に話したほうが身のためだぞ?」

    「知らねぇ」

    土御門「そうか、おい一方通行」

    一方通行「おォ、ちょっと腕貸せ」

    「あぁ?なんだてめぇ」

    一方通行「もう一度聴く、何か知らねェか」

    「だから何も知らねぇって言ってるだろ」

    一方通行「ホントに何も知らねェみてェだな」

    土御門「そうか、じゃあ行くか」

    「おい、ちょっと待てや」

    一方通行「あァ?」


    423: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:13:19.63 ID:rTzw0N1F0

    土御門「長生きしたけりゃ上を知ることだ、スキルアウト」

    一方通行「またやっちまったなァ」

    海原「今回はこちらで迅速に処理しておきます。ですのでご心配なさらずに」

    一方通行「そうか、じゃあよろしく頼むぜェ」

    海原「ええ」

    piririri

    土御門「ん?、俺だ」

    土御門「なに?もう一度言ってくれ」

    土御門「なるほどな、分かった」

    海原「どちらからでしょう?」

    土御門「珍しく仕事だ、至急垣根帝督を見つけ出せとな」

    一方通行「ほォ、結局暗部絡みって事かァ?どうしようもねェなァ」

    土御門「さあな、でも有益な情報も来た」

    土御門「Equ.DarkMatter、第二位の能力を利用した駆動鎧なるものがあるらしい」


    424: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:13:49.25 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「それに利用されてるってか?」

    土御門「そうと決まった訳じゃないが、あると都合の悪いものらしい。垣根との関係性も調べなきゃならんしな」

    海原「なるほど」

    土御門「それと一方通行」

    一方通行「あ?」

    土御門「ファイブオーバーが出てくるかも知れない」

    一方通行「ンだそりゃ?」

    土御門「見たことあるはずだ、搭乗型の駆動鎧」

    一方通行「…なるほどなァ」

    海原「なんです?ファイブオーバーとは」

    土御門「工学技術で能力者の才能を超えることを想定して作られた駆動鎧だ」

    土御門「モデルケース・レールガン。第三位を再現、超越する為の駆動鎧」

    海原「レベル5を超える、故にファイブオーバーですか…」

    土御門「多分な」


    425: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:14:37.12 ID:rTzw0N1F0

    海原「ここですか?話の場所とは、ただの研究所にしか見えませんか」

    土御門「得てしてそういうものだ」

    海原「結標さんはどうしましょうか?」

    一方通行「出来れば連れて来たくねェな」

    土御門「問題ない、俺達でやるだけだ」

    海原「そうですか、ではまずはどう動きましょうか?」

    土御門「とりあえずEqu.DarkMatterを見つけ出し破壊、適当に研究員から話を聴けばいい」

    海原「話はこちらで聴いておきます、一方通行さんには申し訳ありませんが駆動鎧のほうを…」

    土御門「そうなるな、模造品とは言え第二位の能力を扱う。俺達が行った所で足手纏いになるだけだ」

    一方通行「分かった、ンじゃどこで落ち合えばいいンだ?」

    土御門「アジトでいい。バッテリーは大丈夫か?」

    一方通行「問題ねェ」

    土御門「そうか、じゃあ気をつけてな」

    海原「どうかご無事で」

    一方通行「あァ、分かってる」


    426: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:15:03.42 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「さて、とりあえず下に行けばいいかァ?」

    一方通行(あン時浜面が乗ってた駆動鎧、大分大掛かりなもンだったが)

    一方通行(気にするほどのもンじゃねェな)

    一方通行(気になンのはむしろダークマターのほうだな…)

    一方通行(第二位の能力を利用した駆動鎧、話だけ聴くとファイブオーバーよりもやっかいだな)

    一方通行(数も一つとは限らねェ)

    一方通行「十分注意しねェとな」

    一方通行「ここか、地下倉庫。さて…何がいるのか、楽しみじゃねェか」ギィ


    土御門「随分と人が居ないな」

    海原「そうですね、研究所と言うよりは駆動鎧の保管庫なのでしょう」

    土御門「ここが中枢だな、入るぞ」ギッ

    海原「はい」

    「ん?」

    土御門「女?」


    427: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:15:43.57 ID:rTzw0N1F0

    木山「なんだ?君達は。見たところこの研究所の人間ではなさそうだが…」

    土御門「ここの人間か?」

    木山「いや、違うよ。といっても信用してくれるかは分からないが」

    海原「ここで何をやっているのですか?」

    木山「駆動鎧を破壊しようと思ってね」

    海原「見たところ普通の研究員だと思いますが、なぜそのようなことを?」

    木山「なに、ファイブオーバーが気になってね。分かるかい?レベル5を超越する駆動鎧」

    土御門「ファイブオーバーは知ってる。こっちは理由を聴いているんだが」

    木山「私の知り合いに超能力者が居てね。その力にそっくりなんだよ、ファイブオーバーが」

    木山「自分の能力が人を傷つける兵器に利用されてると知ったらその子は酷く落胆するだろう」

    木山「私はもう子供たちのそういう表情を見たくないだけだ」


    428: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:16:17.04 ID:rTzw0N1F0

    土御門「学園都市側に知られればあんたもタダじゃすまないぞ」

    木山「覚悟は出来ている。そうでなければこんな事はしない」

    土御門「そうか、ならその破壊は少し待ってくれないか?」

    木山「なぜだ?」

    土御門「俺達にも仲間がいる、今そいつが駆動鎧を破壊しに行っている。それにあんたが背負うような闇じゃない」

    木山「そうか、正直助かるよ。本当は少し怖かったからな」

    土御門「それよりここのデータベースにアクセス出来るか?」

    木山「一応出来るが、どうしてだ?」

    海原「こちらも調べる物がありましてね、破壊を請け負う代わりにと言ってはなんですが少し調べていただけないでしょうか?」

    木山「そのくらいだったら全然構わないよ、ではまず何から調べようか…」


    429: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:16:42.67 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「随分と珍妙な駆動鎧だな」

    『一方通行、聴こえるか?』

    一方通行「土御門か?一体どこから…」

    『スピーカーを通してる』

    一方通行「大丈夫なのかァ?他の人間に知られたりしたらやっかいじゃねェのか?」

    『いや、心配はいらない。この研究所には俺達と木山春生という研究員しかいないからな』

    一方通行「誰だそりゃ」

    『ファイブオーバーを破壊しに来た研究員だ。一方通行、ファイブオーバーの破壊も頼む』

    一方通行「?まあいい、そっちもちゃンと調べることは調べろよ」

    『任せろ』

    一方通行「ンじゃ始めますか…」


    430: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:17:18.53 ID:rTzw0N1F0

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    木山「凄い音だな…彼は大丈夫なのか?」

    海原「第一位です。まず心配は要りません、それに彼のことは信用してますから」

    土御門「しかし、この杜撰な警備…まるで破壊しろと言ってるみたいだな」

    木山「この研究所はしばらく無人になっていた、研究員というよりは個人の所有物だったようだ」

    海原「ふむ、誰かが駆動鎧のコレクションでもしていたのでしょうか?」

    木山「さあな、さて第二位のことだったか。ここにある情報では能力を借りてあの駆動鎧を製造したとしか記されて無い、それも」

    木山「随分前の話だ」

    海原「また振り出しですか…」

    木山「とりあえず外に出よう」カチッ

    木山『一方通行くんと言ったか?入り口で待っているよ、無事に戻ってきてくれたまえ』

    木山「では行こうか」

    土御門「おい、何を勝手に…」

    木山「帰るときは皆一緒だ」

    海原「敵いませんね…」


    431: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:17:46.05 ID:rTzw0N1F0


    木山「やあ、お帰り」

    一方通行「?おォ」

    一方通行「おい誰だコイツは」

    海原「先ほどお話した木山さんです。研究所のデータベースの解析を手伝っていただきました」

    木山「木山春生だ、よろしく頼む」ギュッ

    一方通行「おォ」ギュッ

    一方通行「ンで何か分かったのか?」

    海原「いえ、それが何も」

    一方通行「無駄足かァ?」

    土御門「いや、そうでもないぜ。結果として垣根の無事は確認できたんだ」

    一方通行「どォいうことだ?」

    木山「学園都市側は第二位の失踪になんら関与していないということだ」

    海原「ということは、垣根さんは無事も当然です。組織的なものでないのでしたら垣根さんがやられるはずがありませんからね」

    木山「灯台下暗し、案外近くに居るのかも知れないぞ?」


    432: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:18:12.02 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「近くに…ねェ」

    木山「そうだ、あと別に行方が分からない元スキルアウトの少年のことだが」

    一方通行「話したのか?」

    海原「何か分かると思いまして」

    木山「先日、茶髪で鼻にピアスの痕がある少年が警備員の手によって拘束されたようだ」

    木山「確か無免許運転と盗難車を扱っていたことが原因だったかな…確か彼も人を捜していたみたいだったな」

    一方通行「なンで知ってるんだ?」

    木山「警備員に勤めてる知り合いの知り合いが友人でね、面白ついでに聴かせてもらったんだ」

    一方通行「なるほどなァ、まァ間違いなく俺達の知り合いだな」

    木山「そうか、それは何よりだ。第二位のこと、無事に見つかるといいな」

    一方通行「おォ、ありがとよォ」

    木山「なに、気にするな。それにしても今日は暑いな…」ヌギッ

    海原「そうですね、気温は高めですから。それに快晴ですからね」

    土御門「だな、少し暑いくらいだ」

    一方通行「じゃあ行くか」

    木山「十分気をつけてな」


    433: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:18:42.79 ID:rTzw0N1F0

    留置場

    浜面「クソッ!早く垣根を見つけなきゃいけないってのによ!」

    浜面「まさか検問に引っかかるとはよぉ…!」

    一方通行「無様だな、浜面仕上」

    浜面「一方…通行?」

    一方通行「話は通ォしてある、出ろ」


    浜面「いやー助かったぜ。身元引受人がいなくてよーアイテムに連絡しようにも携帯忘れちまってなー」

    一方通行「御託はいィ、垣根について知ってることを話せ」

    浜面「いや、実はよ俺もわからねぇんだ。麦野に捜して来いって言われて一日目に捕まっちまったからな、あれから三週間近く経ったがまだ見つかってないか?」

    一方通行「ン?」

    海原「浜面さん、垣根さんは一回見つかりましたよ。おそらくあなたが麦野さんに命令されたわずか二、三日後にね」

    浜面「え?」

    海原「それから一週間しないうちに再び行方不明になったのです」

    浜面「は?」

    土御門「無駄足か…」

    一方通行「チッ、おォ行こうぜ」

    海原「そうですね」

    土御門「だな」

    浜面「お、おい!おーい!」


    434: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:19:17.00 ID:rTzw0N1F0

    海原「またしても振り出しですね」

    土御門「うーむ、どうしたものか」

    海原「一度原点回帰しましょうか?」

    土御門「というと?」

    海原「最初にお話を聴いた方々にもう一度詳しくお話を聴くのです。今だからこそ分かることがあるかもしれません。」

    海原「灯台下暗し、木山さんが言っていたようにね」

    一方通行「なるほどなァ、ちょォどいい、少し調べたいこともあったからなァ」

    海原「決まりですね、ではまた後日」

    土御門「ああ、そうだな。一方通行、間違っても一人で突っ走るなよ?」

    一方通行「ハッ、誰に言ってやがる」

    土御門「ふん…」


    435: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:19:46.28 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「帰ったぞコラァ!」

    木山「やあお帰り」

    一方通行「あン?」

    木山「どうした?入らないのか?」

    一方通行「え?いや、はい」

    木山「いや、驚いたよ。君がまさか芳川の言っていた能力者だったとはね。高位の能力者だとは聞いていたがまさか君とは」

    芳川「お帰りなさ『お帰り一方通行』…」

    結標「どうだった?垣根帝督」

    一方通行「さっぱりだ、おンなじとこを行ったり来たりしたような気分だ」

    絹旗「やはり超見つかりませんでしたか」

    一方通行「やはりだとォ?」

    絹旗「ええ、先ほどアイテムでも行方を超捜索したのですがさっぱりでした」

    木山「困っているようだね」

    一方通行「まァな」

    木山「知恵を貸そうか」

    一方通行「あァ?」


    436: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:20:30.51 ID:rTzw0N1F0

    心理定規「お昼に一方通行から電話が来たの」

    垣根「むぐぐ…」

    心理定規「あなたのことを捜してたわ」

    垣根「!…んー!」

    心理定規「だからね、知らないって言っちゃった」

    垣根「!?」

    心理定規「貴方は私だけの物だもの。ね?帝督」

    垣根「…」

    心理定規「そろそろご飯の時間ね。腕によりをかけて作ったからたくさん食べてね」グイッ

    垣根「ぷはっ…!心理定規…なぜこんなことを…」

    心理定規「決まってるでしょ?こうでもしないと貴方は私からどんどん遠ざかってくもの。だからね」

    垣根「クソっ…!解放してはくれねぇのか?」

    心理定規「嫌よ、このやり取りも何回目かしら…。口を開けば同じことばかり、そんなに私と一緒に居るのが嫌なのかしら…ねぇ?」

    垣根「そういうわけじゃねぇ…他にやり方があるんじゃねぇのかよ」

    心理定規「貴方は気づいてくれなかった。私の気持ちにね」

    垣根「…」


    437: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:20:58.40 ID:rTzw0N1F0

    木山「女性は男性を愛するあまり独り占めをするらしい」

    一方通行「?」

    木山「愛するものが他の女に目移りしないようにな」

    木山「どういうことか分かるか?」

    一方通行「…」

    木山「監禁、またはそれに相当することをするということだ」

    一方通行「ならなお更、垣根がむざむざ捕まるのはありえねェな」

    木山「第二位以前に能力者だ、またそれ以前に一人の少年でもある」

    木山「超能力者は完璧じゃない、ましてや少年。それこそなお更だ」

    一方通行「結標、心理定規の相談に乗ったって言ったなァ。話の内容、聴かせてくれるか?」

    結標「ええ、もちろん」


    438: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:21:26.92 ID:rTzw0N1F0

    心理定規「私はどうしたらいいのかしら淡希」

    結標「私の場合は彼のほうから来てくれたわ」

    心理定規「それはあなた達が両思いだったからよ、私なんて…その…片思いだもの…」

    結標「なら物にすればいいのよ。自分に寄ってこないのなら取りに行けばいいのよ」

    心理定規「そんな事しても…垣根は私に振り向いてくれないわ」

    結標「なら振り向かせるのよ」

    心理定規「どうやって…能力を使っても意味無いのよ?偽りの好意なんて悲しいだけだもの…」

    結標「誰が能力を使えって言ったのよ」

    心理定規「?」

    結標「どんなことをしてでも、ね。逃げるなら捕まえればいいの、他の女に目が行くなら行かせなきゃいいのよ」

    心理定規「そうね…!ありがとう、ためになったわ。早速実践するわね」

    結標「それがいいわ。はいこれ」ピラリ

    心理定規「なにかしら?」

    結標「今の垣根の居場所よ。私の前の保護者のところに居候してるわ」

    心理定規「ありがとう、じゃあ行って来るわ」

    結標「がんばってね」


    439: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:21:53.26 ID:rTzw0N1F0

    結標「こんな感じかしら?」

    木山「…」

    芳川「…」

    一方通行「…」

    黒夜「おい、これってもしかして…」

    絹旗「しっ!」

    結標「?」

    番外個体「ただいまーって…どうしたの?」

    芳川「あらお帰りなさい。愛穂と打ち止めは?」

    番外個体「今から来るよ。一体どうしたの?」

    芳川「愛について話してたわ」

    番外個体「???」

    木山「おや、ホントに未来の彼女みたいだな」

    番外個体「誰?」

    木山「ああ、申し送れた。私は木山だ、よろしく」

    番外個体「はあ…?」


    440: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:22:31.71 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「犯人が分かった」

    絹旗「超奇遇ですね、私もです」

    結標「あら?今の話で誰が犯人か分かったの?」

    一方通行「あァ」

    絹旗「どうするんです?」

    一方通行「行って来る、もたもたしてたらマジで死んじまうンじゃねェか?」

    木山「おや、行くのか?」

    一方通行「半分テメェのお陰でな」ピッピッ

    木山「そうか」

    一方通行「土御門かァ?居場所っつーか犯人が分かった。海原連れて今すぐ出て来い。今から俺も行く」

    ガチャ

    黄泉川「おっと!一方通行か、どこかに行くじゃんか?」

    打ち止め「また出かけるのー?ってミサカはミサカは最近構ってくれないあなたに不満を漏らしてみる!」

    一方通行「友達を助けに行って来る」ザッ


    441: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:22:58.11 ID:rTzw0N1F0

    土御門「来たか」

    海原「犯人が分かったと言うのは…?」

    一方通行「犯人は心理定規だァ」

    海原「お昼に電話をしたときは知らないとのことでは?」

    一方通行「多分ありゃ嘘だ」

    土御門「なんでそんな嘘を…」

    一方通行「多分、結標のせいだな」

    海原「結標さんの?どういうことでしょうか?」

    一方通行「結標がしたアドバイスが原因でこォなったンだ」

    土御門「よく分からないが心理定規に会えば解決するんだな?」

    一方通行「多分なァ」

    土御門「なら話は簡単だ。海原」

    海原「はい、付近のスクールのアジトを調べればよろしいのですね」

    土御門「全速力でな…!」

    海原「任せてください…!」


    442: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:23:24.68 ID:rTzw0N1F0

    土御門「一方通行、飛べ」

    一方通行「はァ?」

    海原「僕が調べて土御門さんに伝えます」

    土御門「そして俺がお前に逐一伝える。事は争うんだろ?モタモタするな」

    一方通行「そォかい」カチッ

    土御門「まずは場所が分かってる所からだ、最初は一○学区からだ。行け一方通行!!」

    一方通行「あァ…!」ゴオッ

    海原「次は二二学区になります。土御門さん」ピッピッ

    土御門「一方通行、次は二二学区だ」

    『あァ、一○学区にはいなさそォだな』

    土御門「地下街に居る可能性がある。詳しい場所は携帯に地図を送る、確認してくれ」

    『分かった』


    一方通行「地下…」ピッピッ

    一方通行「ここからだなァ?」


    443: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:23:50.68 ID:rTzw0N1F0

    心理定規「帝督、綺麗な顔…」

    垣根「…」

    心理定規「ふふ…」

    垣根「…」

    ドガッ

    心理定規「誰かしら?」

    一方通行「俺だよ」

    心理定規「一方通行…!」

    一方通行「手間かけさせやがってよォ。ほら、テメェら。戻るぞ」

    心理定規「いやよ」

    一方通行「チッ、じゃあ仕方ねェ。手荒だが気絶させてでも」カチッ

    心理定規「…」ピッ

    キュイイイン

    一方通行「ジャマー…!!」


    444: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:24:22.21 ID:rTzw0N1F0

    心理定規「あなたは能力が無ければ怖く無いわ」

    一方通行「クソがァ…」

    心理定規「そしてハンデ持ちだもの」

    一方通行「あ?…!」

    一方通行(ジャミング…!しまった、運動能力が…)

    心理定規「そのチョーカーのこと…聴いたわ。それで杖要らずになったのよね」

    一方通行(杖無しが仇になるとはなァ…)

    心理定規「オート反射も復活した筈なのに設定してなかったようね。あなたはまだチョーカーという弱点が残ってるの」

    心理定規「念のために地下のアジトを選んで正解だったようね。電波も弱くなるし簡単にジャミング出来る」

    一方通行(チッ)

    心理定規「悪いけどそのチョーカー壊させてもらうわね。帝督が作った一点ものなんて…羨ましいもの」

    一方通行(気ィ抜いた結果がこれか…!クソッタレが!)

    心理定規「あなたはそこで私と帝督が一緒になるのを見てるといいわ」スッ

    ジジジ…

    心理定規「?」


    445: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:24:47.71 ID:rTzw0N1F0

    ズバッ!

    心理定規「!」バッ

    「はいはーい」

    心理定規「麦野沈利…!そんな遠くから何かしら?」

    麦野「ジャマーがあることぐらい分かってんだよ。それに私だけじゃないわよ」ジジッ

    絹旗「一方通行、超大丈夫ですか?」タッ

    フレンダ「うわっ、結局、本当に垣根が居たって訳よ」

    心理定規「アイテム…!」ギリッ

    麦野「そういうこと」ズバッ

    心理定規「ジャマーが!」

    麦野「さて、これで二人とも復活ね」スタスタ

    麦野「ほら、あんたらさっさと起きなさいよ」


    446: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:25:17.51 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「ぐっ…」

    絹旗「あっ、超スイッチですね」カチッ

    一方通行「すまねェ」

    麦野「そうやって謝るならジャマー対策ぐらいしてほしいわね」

    一方通行「おい垣根ェ!起きろォ!」

    垣根「…―……―!」

    麦野「あーあー、あんな縛られちゃって。オマケに周りにはAIMジャマーと来たもんだ。そりゃ逃げられないわね」

    垣根「!んー!」

    絹旗「もう能力は使えますよ?」

    麦野「フレンダ、心理定規を…」

    一方通行「いや、待て」

    麦野「?」


    447: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:25:43.20 ID:rTzw0N1F0

    垣根「んん!」バサッ

    ブチブチ!

    垣根「ぷはっ、はぁーはぁー…!」グイッ

    垣根「迷惑かけたな…!」ハァハァ

    麦野「いいからちゃんと後始末しなさいよ」

    心理定規「そんな!嫌よ!せっかく一緒になれるとこだったのに!」

    垣根「心理定規…」

    心理定規「嫌!!聴きたくない!言い訳なんて!」

    垣根「すまない、心理定規。お前をこんなにしちまうなんてよ…」

    心理定規「嘘よ!そう言ってあなたは離れてくの!」

    垣根「話を聴いてくれ、心理定規…!」

    心理定規「今更何を聴けばいいのよ!」


    448: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:26:18.71 ID:rTzw0N1F0

    垣根「すまない、お前をこんなにしちまうなんて…」ギュ

    心理定規「帝督…」

    垣根「これからはちゃんと傍に居てやる…だから前の心理定規に戻ってくれよ…!」

    心理定規「帝督…私。嬉しい…」

    垣根「ああ、喜んでくれて構わねぇ。もうどこにも行かないからよ」

    心理定規「やっと一緒になってくれるのね」グサッ

    垣根「あれ?」ボタボタ

    一方通行「ハネムーンは病院のベッドだな」

    麦野「何のんきな事言ってんのよ」

    垣根「結局こんなオチかよ…」

    一方通行「安心しろ、いィ医者を知ってる」


    449: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:26:48.36 ID:rTzw0N1F0

    垣根「いつつ…」

    麦野「いやーまさかあのタイミングで包丁とはね。どこに隠し持ってたのかしら。全然分からなかったわ」

    冥土帰し「とりあえず、無事でなによりだね?」

    垣根「心理定規はどうなってる」

    冥土帰し「彼女はちゃんと安静にしてるよ。なに、すぐ元通りになる」

    冥土帰し「歩けるように回復したらまず先に会ってあげるといいね?」

    垣根「ああ」

    麦野「じゃあ私は行くわね」

    垣根「ああ、悪かったな。面倒をかけた」

    麦野「なに言ってんのよ。らしくない」


    450: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:27:21.25 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「どォだった?」

    麦野「大丈夫そうね。殺しても死なないわよ、アレは」

    一方通行「そォか。それよりもどうしてアソコに来たンだァ?」

    麦野「グラサンから連絡があったのよ。犯人の所に一方通行が向かったから行ってくれってね」

    麦野「ジャマーの可能性を伝えなかったこと、大分ヘコんでたわよ?あんたとはすぐに連絡が取れなくなったって言ってたから」

    一方通行「地下に居たからなァ」

    麦野「ま、感謝するのね。あのグラサンに」

    一方通行「そォだな。考えとく」

    絹旗「一方通行!」

    一方通行「おォ、お前も悪かったな」

    絹旗「いえ、この程度。早く帰りましょう。みんな超心配していましたよ」

    一方通行「だな、帰るかァ…」


    451: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:27:58.43 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「…」

    ギィ

    一方通行「さすがに寝てるかァ」

    絹旗「では一方通行、おやすみなさい」

    一方通行「おォ、しっかり休めよォ」

    絹旗「はい、では」

    ガチャ

    一方通行「おォ、起きてたか」

    結標「あらお帰り。大丈夫だった?」

    一方通行「少し危なかった、垣根も刺されたしなァ」

    結標「そんなことがあったの?」

    一方通行「あァ」

    結標「木山さんから聴いたわ。私のせいだったみたいね」

    一方通行「さァな」

    結標「どうしたの?」

    一方通行「少し考え事しててよォ。なァ結標」


    452: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:28:27.25 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「…結婚、しよォぜ」

    結標「ウソ…ホントに?」

    一方通行「ウソじゃねェよ。嫌か?」

    結標「嫌なわけないじゃない。愛する人にプロポーズされたのよ?」

    一方通行「そりゃ良かった。今すぐには出来ねェがもう少し、俺が十八になったらすぐにだ」

    結標「うん、待ってる」

    一方通行「あァ、よろしく頼むよ」

    結標「ねえ、一方通行。こっち来てよ」

    一方通行「そりゃオマエのベッドだろォが」

    結標「最後まで言わなきゃダメ?それとも言わせたいの?なんのためにこんな大きなベッドなのよ」

    一方通行「イイのか?そっちに行ってもよォ」

    結標「何言ってるのよ、そんな事確認する必要無いわ」

    一方通行「そォか、じゃあ…」

    結標「ええ」

    ........................
    .................
    ...........
    ......
    .ンッ..
    .


    453: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:28:53.94 ID:rTzw0N1F0

    垣根「起きたか?心理定規」

    心理定規「帝督…私、貴方に酷い事をしたわ」

    垣根「いや、いいんだ。もう」

    心理定規「そうね、ごめんなさい。もう二度と貴方の前に現れないわ、だから安心して…」

    垣根「昨日言ったことに嘘はねぇ。心理定規、お前の傍に居てやる」

    心理定規「仕方なしなら別にいいわ。もう貴方に迷惑は掛けたくないもの」

    垣根「仕方なしじゃねぇよ、俺の意思で傍に居るって言ってるんだ」

    心理定規「信じていいの?」

    垣根「ああ、吹寄にもちゃんと話す。だから信じてくれ」

    心理定規「うん…うん…グスッ」

    垣根「今日もいい天気だぜ…?ははっ」

    冥土帰し「精神のケアはもう要らないようだね?なによりだ…」


    454: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:29:23.44 ID:rTzw0N1F0

    番外個体「ちょっとぉー早く起きてよー起こすミサカの身にもなれって」ガチャ

    ムワッ

    番外個体「むっ、何この臭いは…」

    番外個体「ちょっと?なんであなた上脱いでるの?」

    番外個体「あれ?ムスジメも?」

    番外個体「あれ?あれ?」

    一方通行「あァ……???」

    結標「…ん……」

    番外個体「ははっ、ミサカにはちょっと刺激が強すぎたかな?」

    番外個体「ミサカ、先行ってるね?あは…」

    ガチャリ

    一方通行「…!!起きろ!結標ェ!!」


    455: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:29:53.09 ID:rTzw0N1F0

    『お疲れ様です』

    土御門「ああ」

    『垣根帝督の捜索、ご苦労さまです。上も一安心しています』

    土御門「それよりもあの駆動鎧はなんだったんだ?」

    『見たとおりでございますが?』

    土御門「そういう事を聴いてるんじゃない」

    『あの駆動鎧は以前の垣根帝督より吐き出された能力を使用して作られたものです』

    『垣根帝督が今の姿で復活した以上、あの駆動鎧は二度と作られません』

    『我が上層部は未元物質の駆動鎧から生じる被害を恐れていました』

    『故に利用されている可能性も考え早急に垣根帝督の行方を捜す必要がありました』

    土御門「そうか」

    『もうよろしいでしょうか?』

    土御門「ああ」

    『では、また何かあったらお願いします』


    456: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:30:19.82 ID:rTzw0N1F0

    『こんにちは、一方通行』

    一方通行「オマエは…なンの用だ」

    『垣根帝督の件、ご苦労さまです』

    『危うく彼を失う所でした』

    一方通行「毎度毎度、どォやって知ってるンだかなァ…」

    『事実上、暗部は解体されたとはいえ平和のためにグループは存在しています』

    『一連の流れを把握するのは難しい事ではありません』

    一方通行「ンで?一体なンだ?」

    『はい、以前同様に感謝の意を込めて別に報酬を、と思いまして』

    一方通行「言ってみろ」

    『結婚する権利です』

    一方通行「ン?」

    『聴けば結婚を考えてるが出来る年齢では無いとの事。手続きはこちらでしておきます』

    『手続きには一ヶ月ほどお時間を頂きますが、あなたが適齢を迎えるよりは遥かに早い』

    『ご結婚おめでとうございます。一方通行』

    一方通行「式には呼ばねェぞ?」

    『結構でございます。上層部ともども祝福しております。後日必要書類を輸送致します。ではまた』


    457: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:31:02.30 ID:rTzw0N1F0

    数日後、病院前にて

    一方通行「全快したみてェだな」

    垣根「なんとかな」

    心理定規「あの時はごめんなさい一方通行」

    一方通行「いやいい。どうってことなかったしなァ」

    垣根「これから吹寄と小萌のとこに行って事情を話そうと思う」

    一方通行「そォか、好きにしな」

    垣根「お前はどうするんだ?」

    一方通行「風紀委員のとこに行ってくる。いつまでも行方不明のわけにはいかねェからな」

    垣根「何から何まで済まないな」

    一方通行「同じような事件起こさなきゃ別にいィ」

    垣根「はっ、そうか。じゃあ行くか心理定規」

    心理定規「ええ」

    垣根「あばよ、一方通行」

    一方通行「おォ、じゃあな」


    458: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:31:47.78 ID:rTzw0N1F0

    風紀委員一七七支部

    初春「えっ?じゃあ見つかったんですか?」

    一方通行「あァ」

    佐天「今までどこに居たんですか?」

    一方通行「女に監禁されてたらしィな」

    初春「ふわーそんな事ってあるんですねー」

    一方通行「白井とかにも伝えてやってくれ。もォ捜す必要はないってよォ」

    初春「分かりました」

    一方通行「じゃあな」

    初春「はい、では」

    佐天「さようならー」

    一方通行「さて、帰るか…」


    459: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:32:15.20 ID:rTzw0N1F0

    垣根「そう言う事だ吹寄、分かってくれるな?」

    吹寄「そこまで言うんだったら私の入る余地は無いわね」

    垣根「ああ、長い間一緒に居たんだ。情もあるし、なによりコイツには俺が居ないとダメだ」

    吹寄「そう、分かったわ。お幸せにね」

    垣根「小萌にも伝えといてくれ。今まで世話になったってな」

    吹寄「ええ、伝えとくわ」

    垣根「じゃあ、元気でな」

    吹寄「そちらこそ」

    バタン

    吹寄「ふう」

    小萌「どうでした?吹寄ちゃん」

    吹寄「負けちゃいました」

    小萌「そうですか、残念でしたね。でも落ち込むことはないのです」

    小萌「吹寄ちゃんほど素敵な子なら新しい相手なんてすぐ見つかるのです!」

    吹寄「ありがとうございます…」


    460: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:32:46.16 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「帰ったぞコラァ!」

    黄泉川「おお、帰ったか一方通行。ちょっと話があるじゃんよ」

    一方通行「は?」

    黄泉川「まあ座るじゃんよ」

    一方通行「お、おォ…?」

    番外個体「…」

    結標「…」

    黄泉川「さて、なんで話があるかわかるじゃん?」

    一方通行「なンとなくな」

    打ち止め「ねぇお姉ちゃん、ムスジメの首筋にある赤い痕ってなあに?ってミサカはミサカは好奇心旺盛にたずねてみたり」

    黒夜「ありゃキスマークだ」

    絹旗「く、黒夜…」

    一方通行「…」

    芳川「あらあら」


    461: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:33:30.22 ID:rTzw0N1F0

    黄泉川「確かにもう二人はそういう関係だし、何があっても驚きはしないじゃん。でもな番外個体に見せ付けるのは…」

    一方通行「いや…見せ付けた覚えは無いンだが…。むしろ逆に見られて誤解されたというか…」

    黄泉川「本当に誤解じゃんか?」

    一方通行「いや…」

    黄泉川「まあ見せ付けたのは誤解にしろ、してたのは本当じゃん?」

    打ち止め「ねえ!何したのー?ってミサカはミサカは無性に気になってみたり!」

    黒夜「そりゃセ『黒夜』」

    一方通行「…」

    結標「…」

    黄泉川「はぁ、まあこのお話はこれでお終いじゃん、以後気をつけること。な、一方通行」

    一方通行「あ、あァ…」

    黄泉川「さ、ご飯にするじゃんよ」


    462: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/09(月) 21:34:09.29 ID:rTzw0N1F0

    一方通行「チッ…とンだ公開処刑だったぜ」

    『はっ、何言ってやがる。その程度で処刑とはな』

    一方通行「実際に味わって見やがれ。そンなこと言えなくなるぞ」

    『そりゃゴメンだ。わざわざ辱めを受ける必要もねぇからな』

    一方通行「はァ…お前今どこに居るンだ?」

    『今は…第七学区のファミレスだ』

    一方通行「そォか、それとよお前に言っとくことがあるンだがよ」

    『なんだ?』

    一方通行「今度、夕陽が見えるときに一九学区に行ってみろ。凄いもンが見れるぜ」

    『機会があったらな』

    一方通行「あとよォ、俺達結婚するンでよろしく」

    『えっ?』

    一方通行「じゃあな」ブチッ

    一方通行「ふゥ、式場とか色々決めなきゃなァ…」

    一方通行「…どいつを呼べばいいンだかなァ…」

    一方通行「明日から忙しくなるな」

    ........................
    ..................
    ............
    .......
    ....
    ..
    .

    おわり


    470: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:44:56.64 ID:ZUrCs5Zt0

    挙式編



    カチカチ

    一方通行「…」

    カチッ

    一方通行「…」

    カチッカチカチ

    一方通行「ふン…」

    カチ

    一方通行「なるほどなァ…」

    海原「あの…先ほどから何をお調べに?」

    一方通行「少し結婚式についてなァ」

    海原「結標さんとの挙式ですか?ご苦労様です」

    ショチトル「二人はもう結婚出来る年齢なのか?」

    一方通行「上が手回ししてくれてな。俺はまだ出来る年齢じゃねェが出来るようにしてもらった」

    海原「思い立ったが吉日と言いますからね。早いほうがいいのでしょう。ちなみにもう誰かに教えましたか?」

    一方通行「今の所知ってンのはお前らと垣根だけだな」


    471: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:45:23.25 ID:ZUrCs5Zt0

    海原「保護者の方々にはお知らせにならないのですか?」

    一方通行「まだいいと思ってなァ。上が言う必要書類ってのも届いてねェしな」

    海原「そうですか、どういったことをお調べになっていたんですか?」

    一方通行「あァ、まず式の形態だな」

    海原「もうお決めになったんですか?」

    一方通行「チャペル挙式ってのにしようと思ってなァ」

    海原「となるとウエディングドレスですね?」

    ショチトル「ウエディングドレス…」

    一方通行「おォ、憧れてる奴が多いらしくてな。それに結標にも綺麗に式に参加してほしいからよォ」

    海原「いいことだと思いますよ?それにチャペルと言えばバージンロードですね」

    一方通行「それなンだよなァ。まァそれは結標に頼るしかねェな。俺がどうこう言うもンじゃねェしな」

    海原「そう言われればそうですね」

    一方通行「そォいえば土御門はどォした?」

    海原「急用があるとかで、あなたが来る少し前に出かけられましたよ」

    一方通行「そォか」


    472: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:46:06.29 ID:ZUrCs5Zt0

    土御門「アレイスター=クロウリー」

    アレイスター「珍しいな、呼んでもいないのに君のほうから来るとは」

    土御門「お願いがあってきた」

    アレイスター「お願い?いいだろう言ってみろ」

    土御門「学園都市内に教会を作って欲しい」

    アレイスター「教会をだと?そのようなもの、作らなくてもいくつかあるだろうに」

    土御門「既存のやつじゃダメだ。俺から建築する教会の提案がある。聴いてはくれないか?」

    アレイスター「いいだろう。土御門元春、君の願い受け入れようじゃないか。ただし条件がある」

    土御門「何だ?」

    アレイスター「最近の一方通行と垣根帝督の動向を教えてもらいたい」

    土御門「そんなこと、滞空回線ですぐに分かるんじゃないか?」

    アレイスター「限界がある。それに直接聴いたほうが面白いからな」

    土御門「そうか。それと蘇らせてほしい人物が居る」

    アレイスター「いくら私といえども失った人命を蘇らすなど不可能だぞ」

    土御門「クローンの応用だ、それに脳となる思考パターンは学園側が所持してる筈だ」

    アレイスター「言ってみろ…」


    473: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:46:58.69 ID:ZUrCs5Zt0

    結標(バージンロード…)

    結標「誰にお願いすればいいのかしら」

    結標「黄泉川や芳川は知り合って間もないし、かと言って小萌もどうなのかしら?」

    結標「…いっそのこと座標移動でいきなり目の前に現れるのもいいわね」

    結標「…いやよく考えたらダメね」

    結標「本当にどうしたらいいのかしら…今度適当に一方通行に相談してみようかしらね」

    結標「あら、土御門。もういいのかしら?」

    土御門「ああ、話は済んだ」

    結標「そう、じゃあ飛ぶわね」

    土御門「俺はアジトに飛ばしてくれ」

    結標「わかったわ」

    土御門「頼むぜい」


    474: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:47:27.81 ID:ZUrCs5Zt0

    海原「時に一方通行さん」

    一方通行「ン?」

    海原「式場はもう決めましたか?」

    一方通行「いンやまだだな。日にちも招待する奴も決まってねェンだ、何人来るか分からねェのに式場だけ決めても意味ねェだろ」

    海原「ふむ…」

    ヒュン

    ショチトル「うわっ!いきなり現れるな!びっくりするだろ!」

    土御門「いやー済まない済まない」

    海原「おや?結標さんと一緒に居たのですか?」

    土御門「ああ、アレイスターの所にちょっとな」

    海原「そうですか」

    土御門「所で一方通行」

    一方通行「あ?」


    475: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:47:56.19 ID:ZUrCs5Zt0

    土御門「結婚するんだってな?」

    一方通行「結標かァ?」

    土御門「ああ、それで式場は決まったのか?」

    一方通行「オマエもか…まだ決まってねェよ」

    土御門「そうか、それはよかった」

    一方通行「あン?」

    土御門「第七学区に新しい教会が出来るらしいぞ、ウエディングチャペルのな」

    一方通行「ンで?」

    土御門「出来るまでにあとひと月ぐらいかかるらしい」

    一方通行「そォいや、準備にもひと月ぐらいかかるって言ってたなァ」

    土御門「ちょうどいいじゃないか。完成したばかりの教会で式を挙げたらどうだ?第一号だぞ?」

    一方通行「それもそォだな」


    476: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:48:23.17 ID:ZUrCs5Zt0

    土御門「決まりだな。式場の手配はこちらでしておくよ。時期に詳しい内装も分かる、それから色々と決めたらいいじゃないか」

    一方通行「だな、何人呼べるか分からねェしな」

    海原「ですが最低限の準備はしなくてはなりませんよ?人の手配とか服の準備とか」

    一方通行「あァ、追々な」

    土御門「大丈夫か?」

    一方通行「心配すンな、少しは考えてる」

    土御門「だといいが…」

    海原「まあ、先の事をそんなに考えても仕方ありません。結婚式については後々聴くとして今はこちらに集中しましょう」

    土御門「クロスワードか?」

    海原「はい、抽選で旅行券が当たるとの事ですので。知恵をお借りしてもよろしいでしょうか?」

    土御門「まあ、暇だからいいぜ」

    一方通行「俺も構わねェぞ」

    海原「良かったですね、ショチトル」

    ショチトル「ああ」


    477: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:48:50.58 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「帰ったぞコラァ!」

    絹旗「お帰りなさい一方通行。超荷物が届いてますよ?」

    一方通行「荷物ゥ?」

    絹旗「荷物というか手紙と言うか、超メール便ですがね」

    一方通行「ほォ、渡せ」

    絹旗「どうぞ」

    一方通行「ン、飯出来たら呼ンでくれ。部屋に居る」

    絹旗「超変なことしないでくださいよ?」

    一方通行「一人で何しろっつうンだよ」

    絹旗「一人だからこそです」

    一方通行「そういえば黒夜とかはどォした」

    絹旗「買出しだと思いますよ?結標さんと芳川は超知りませんが」

    一方通行「そォか」


    478: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:49:39.46 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「これが必要書類ってやつかァ?案外普通の方法で送ってくるンだな」

    一方通行「一体何が入ってるんだァ?」

    一方通行「まず印鑑…結標と…一方だとォ?まァいい」

    一方通行「次に婚姻届書…ほォ、驚くことに証人の署名と押印までされてらァ…海原と土御門かァ…アイツらも年齢ごまかされてンのか」

    一方通行「ンで戸籍謄本か…きちンと十八になってンなァ。俺と結標の分だな」

    一方通行「ンで最後に俺の新しい身分証明書か…免許証にパスポート。これも十八仕様だなァ」

    一方通行「おっと…父母の同意書まで入ってるな…ン?なンで木原なンだ?母親も木原か?誰だよテレスティーナって」

    一方通行「結標のは知らねェ名前だな」

    一方通行「ン?まだなンかあるな…手紙かァ?どれどれ」

    『ご結婚おめでとうございます。一方通行』

    『上層部ともども祝福しております。これを期にお互いを高めあい学園都市のために尽くしてくださることを期待しています』

    『なお、ドレス等の準備はこちらでは出来ませんのでそちらでお願いいたします』

    一方通行「ふン…」


    479: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:50:06.91 ID:ZUrCs5Zt0

    結標(そういえば勝手にチャペル形式だと思い込んでたけど形式によってはバージンロードなんて歩かないのよね)

    結標(一方通行はどんな式にする気なのかしら…ウエディングドレスは少し着てみたいわね…)

    結標「ただいま」ガチャ

    絹旗「お帰りなさい結標さん」

    結標「一方通行は?」

    絹旗「部屋にいますよ」

    結標「そう、ありがとう。入るわよ一方通行?」

    ガチャ

    一方通行「おォ、帰ってきたな」

    結標「なに?その封筒やら手紙やら」

    一方通行「上が言ってた必要書類ってやつだ。記入事項はほとンどされてるから面倒事はほとンどねェぞ?」

    結標「それは助かるわね。でも親の同意書とかどうなってるのかしら?」

    一方通行「ほら、俺の親は木原になってた。お前のは誰だ?」

    結標「あら、前に長い間、研究所に居たときにお世話になった人ね。娘のように可愛がってくれたもの」

    一方通行「そォか」


    480: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:50:33.18 ID:ZUrCs5Zt0

    結標「それより一方通行」

    一方通行「ン?」

    結標「式場とかはもう決めたのかしら?」

    一方通行「今度第七学区に新しく出来る教会に決めた」

    結標「あら、じゃあ…」

    一方通行「おォ、ウエディングチャペルってやつだなァ」

    一方通行「一生に一度の晴れ舞台だからなァ、やっぱ綺麗に出てほしいわけだ」

    結標「ありがとう、素直に嬉しいわ」

    一方通行「ンでよ結標。悪いンだがバージンロードの相手はそっちで探して欲しいンだわ」

    結標「それくらい構わないわよ。それにもともと私が決めることだし」

    一方通行「そォか、ンじゃ頼むぜ」

    結標「ええ、とりあえずいつ黄泉川達に話すのかしら?」

    一方通行「まずはガキ共が居ねェ時だな」

    結標「じゃあ調整の日ね?」

    一方通行「だな」


    481: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:51:01.35 ID:ZUrCs5Zt0

    後日、風紀委員一七七支部

    佐天「えっ?結婚するんですか?」

    垣根「まだはっきりと分かってないがな」

    心理定規「第一確認する前に電話切られたものね」

    垣根「そうなんだよ、えっ?って聞き返したら切りやがってよ」

    初春「早いですねー。お二人が付き合ってからまだそんなに経ってないですよね?」

    垣根「さあな、でもそんなもんだろうな」

    白井「まあお二人が宜しいのなら祝福するのが礼儀というものですわね」

    佐天「ですねー。式とか呼ばれるかなー?」

    垣根「大丈夫じゃねぇか?多分呼ばれんだろ」

    初春「だといいですね」

    コンコン

    ガラッ

    「ようお嬢さん方、ここに一方通行は居るかぁ?」

    垣根「あ?んだテメェは?」

    「は?同じレベル5でも第二候補のほうじゃねえか。お前には用は無ぇんだよ」

    「おっかしいな?そこら辺に居たうるさいレベル5に聴いたらここに最近出入りしてるって言ってたんだがよ?」


    482: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:51:30.36 ID:ZUrCs5Zt0

    垣根「うるさいレベル5だと?」

    「ああ、一昔前の番長みたいな格好したやつだよ。やたら白かったけどな、ははっ」

    「まあ居ないんなら仕方ねぇ、あばよ」

    初春「おっかない人でしたね」

    垣根「どっかで見たことあるな…」

    心理定規「あなたヤクザにも知り合いが居るの?」

    垣根「バカ、ありゃ科学者だ。多分な」

    白井「一方通行さんのお知り合いでしょうか?」

    垣根「多分な」

    佐天「なにやら一悶着ありそうですね」

    垣根「考えたくもねぇがな」

    垣根「心理定規、一旦帰るぞ」

    心理定規「もう帰るの?」

    垣根「一応一方通行に知らせてやんなきゃな」

    心理定規「そう、なら仕方ないわね」


    483: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:51:57.57 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「はァ?柄悪い奴が俺を捜してただとォ?」

    『そうだ』

    一方通行「特徴はァ?」

    『ん?そういえば横顔しか見てねぇな』

    一方通行「役にたたねェな」

    『仕方ねぇだろ。まあ十分気をつけるんだな』

    一方通行「あァ、ありがとな」


    垣根「さてこれでOKっと」

    心理定規「次はどうするのかしら?」

    垣根「削板を捜す」

    心理定規「?」

    垣根「さっきの野郎が話してた番長だ」

    心理定規「ああ」

    垣根「行くぞ」


    484: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:52:26.69 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「柄の悪ィ奴なァ…覚えがありすぎて誰か分からねェな」

    「よお!第一位!」

    一方通行「テメェは…」

    削板「削板軍覇だ!」

    一方通行「珍しい、なンの用だ?」

    削板「さっきお前を捜してる奴に会ったぞ!」

    一方通行「柄悪い奴か?」

    削板「悪いかどうかは分からないが刺青があったぞ」

    一方通行「刺青だとォ?ますます分からねェな…」

    削板「確かに伝えたからな!じゃあな!」

    一方通行「あァ…」

    一方通行「相変わらずうるせェ奴だなァ…」

    「よう、人探しか?一方通行」

    一方通行「あン?」


    485: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:54:02.02 ID:ZUrCs5Zt0

    「久しぶりじゃねぇかよ。あ?」

    一方通行「なンでお前が…まさか俺を探してた柄悪ィやつってのは…」

    木原「正解だ一方通行。なんでってお前…蘇ったからに決まってんだろ」

    一方通行「何の用だ?また打ち止めを狙うってンならこの場で叩き潰すぞ」

    木原「勘違いしてんじゃねぇよ。今回はそういうんじゃねぇ」

    一方通行「はァ?」

    土御門「俺がアレイスターに頼んで蘇らせた」

    一方通行「土御門ォ…!どォいうつもりだ…?」

    土御門「せっかくの結婚式なんだろ?血の繋がった親は用意出来ないが育ての親ぐらいは、と思ってな」

    木原「ま、そういうことだ」

    土御門「一度の晴れ舞台なんだ。お前のためにと思ってな。余計な真似かも知れないがどうか受け入れて欲しい」

    一方通行「チッ、まァいい」

    木原「ははっ、決まりだな。しばらくはコイツらと行動してる、日取りが決まったら連絡してくれや。じゃあな」

    土御門「またな、一方通行」


    486: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:54:29.01 ID:ZUrCs5Zt0

    結標「死人が生き返ったですって?」

    一方通行「まァそォだな」

    結標「変な話ね」

    一方通行「土御門のヤロォがアレイスターに頼んだって言ってたからなァ。変な話には間違いねェな」

    結標「そろそろ黄泉川が帰ってくるわよ?」

    一方通行「絹旗達はどォした?」

    結標「アイテムの集まりに行ったわ。黒夜共々ね」

    一方通行「丁度イイな。今夜にでも話すか」

    結標「それがいいわ。次の機会なんてわかったものじゃないから」

    一方通行「とりあえずリビングに出てるか」

    結標「ええ」

    ガチャ

    芳川「あら?まだ愛穂は帰って来てないわよ?」

    一方通行「たまにはなァ」

    芳川「そう」


    487: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:55:00.38 ID:ZUrCs5Zt0

    黄泉川「今帰ったじゃーん」

    芳川「お帰りなさい愛穂」

    黄泉川「おお、ただいまじゃん桔梗。ん?珍しいじゃん二人揃ってリビングに居るなんて」

    一方通行「そォだな。とりあえず座れよ」

    黄泉川「ん?何か話しでもあるじゃんか?」

    一方通行「あァ、これから先のことに関するとても大事な事だァ」

    黄泉川「ご飯の後じゃダメじゃんか?」

    一方通行「絹旗とかに聴かれるとマズイ話なンだよ。ガキ共も同様になァ」

    黄泉川「そうか、じゃあ手を洗ってくるから少し待っててほしいじゃんよ」

    一方通行「お前にも関係ある話だ、芳川。座れェ」

    芳川「あら?私もなの?」

    一方通行「あァ」


    488: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:55:29.46 ID:ZUrCs5Zt0

    黄泉川「さて、話って何じゃん?」

    一方通行「俺達結婚しようと思う」

    黄泉川「は?」

    芳川「!?」

    一方通行「聴こえなかったか?結婚するって言ってンだがよォ」

    黄泉川「あ…わ…結標、それは本当じゃんか?」

    結標「はい、本当ですけど…」

    芳川「ウ、ウソよ!そんなのウソよ!」

    一方通行「なに言ってやがる。ウソなわけねェだろ」

    芳川「私達もまだだってのに貴方達が結婚だなんて!」

    黄泉川「桔梗、少し落ち着くじゃんよ」

    芳川「そ、そうね…うん。貴方達まだ未成年でしょ?親の同意書とか、それに一方通行。あなた十八なの?」

    一方通行「ほらよ」パサッ


    489: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:55:56.32 ID:ZUrCs5Zt0

    芳川「こ、これは…」

    黄泉川「親の同意書まできちんとあるじゃんよ…」

    芳川「身分証明書まで…証人のサインも…」

    一方通行「納得したかァ?」

    黄泉川「ま、まあ結婚については私がとやかく言う権利は無いじゃんよ」

    芳川「私は納得しないわよ!」

    黄泉川「き、桔梗、ひがみはそれくらいにしとくじゃんよ…」

    黄泉川「ふう、まあ二人が決めた事だし私からは文句も無い」

    黄泉川「私達以外の誰かに話したじゃんか?結標は小萌先生に話したか?」

    一方通行「知り合いの二、三人になァ」

    結標「私はまだ…」

    黄泉川「そうか。式の日取りとか場所は?それとお金は…大丈夫か?」

    一方通行「まだだ。式場がまだ出来てねェからな。それと金は心配すンな」

    黄泉川「出来てない?まぁそう言うなら心配はしないじゃん。結標もきちんと小萌先生に話すじゃんよ」

    結標「はい」

    黄泉川「とりあえず夕飯を食べるじゃんよ」


    490: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:56:42.84 ID:ZUrCs5Zt0

    木原「バカ、そこはスキルアウトじゃねぇ、アンチスキルだ」

    ショチトル「なるほど」

    海原「誰ですか?あれ」

    土御門「一方通行の育ての親だ」

    海原「おや、ではあの方が噂の木原数多ですね。しかし彼は亡くなったはずでは…」

    土御門「俺が結婚式に必要だと思ってな。アレイスターに頼んで蘇らせたわけだ」

    海原「そうですか。しかし一方通行さんに知らせないで大丈夫でしょうか?」

    土御門「さっき会わせてきたから問題無いぜい」

    海原「なるほど、ならば心配は無用ですね」

    木原「あーあーあー違ぇ違ぇ。そこは自分だけの現実だ、なんだよマクアフティルって」

    ショチトル「そうか?私はこれだと思ったんだが…」

    木原「何で能力を使うのに必要な物が剣になんだよ。いいかぁ?クロスワードってのはなぁ…」

    海原「ショチトルの相手もしてくれてるようですし、本来は安全な人そうですね?」

    土御門「さぁなー」


    491: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:57:25.88 ID:ZUrCs5Zt0

    後日

    小萌「ええー!!」

    結標「ちょっと、そんなに驚かなくても…」

    小萌「そりゃ驚くのです!!やっと住める環境が見つかったって言うから涙を?んで見送ったら今度は結婚ですよ!?」

    一方通行「オマエちゃンと説明して出てこなかったのか?」

    結標「見てのとおりよ」

    小萌「黄泉川先生のマンションに居るのは知ってましたが、まさか彼氏さんのところに居たって言うのは初耳なのです!!」

    結標「まあ、それはちゃんと説明しなかった私が悪いわね…」

    小萌「そうなのです!きちんと説明が無いともし何かあったらどうしようも無いのです!」

    小萌「えーっと結婚でしたっけ?」

    結標「ええ」

    小萌「お相手は一方通行ちゃんですね?」

    結標「ええ」

    小萌「一方通行ちゃん!えっと…」

    一方通行「なンだァ?」


    492: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:57:51.25 ID:ZUrCs5Zt0

    小萌「手続き等はもう終わったのですか?」

    一方通行「粗方なァ」

    小萌「式の形式はどうなのですか?ウエディングですか?」

    一方通行「そォだ」

    小萌「そうですか、黄泉川先生やお友達にはお話したのですか?」

    一方通行「まァな」

    小萌「ふむ…では次はドレスやタキシードの準備ですね?」

    一方通行「はァ?」

    小萌「まさか一方通行ちゃんはその服装で出る気だったんですか?」

    一方通行「は?いや…別に…そンなわけじゃねェ…」

    小萌「そうですか?怪しいですがまあいいでしょう」

    小萌「しっかり服装の準備をするのですよ?」

    一方通行「おォ」

    小萌「では結婚式、楽しみにしてるのです。絶対呼んでほしいのです!」

    結標「ええ、絶対呼ぶわ」

    小萌「ではまた!困ったらいつでも頼ってくださいね?」

    一方通行「あァ」


    493: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:58:19.63 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「タキシードかァ…」

    結標「ちょうどいいから見にいきましょう」

    一方通行「だなァ」

    結標「ん」

    一方通行「なンだ?」

    結標「手」

    一方通行「あァ、そうか」ギュ

    結標「うん、じゃあ行くわよ」ギュ

    一方通行「は?…」ヒュン


    結標「ここね?」ヒュン

    一方通行「っと…能力か…」

    結標「さ、さっさと行くわよ」

    一方通行「お、おォ、待て!」

    結標「なに?」

    一方通行「ここで決めンぞォ」

    結標「ええ」


    494: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:58:49.00 ID:ZUrCs5Zt0

    従業員「いらっしゃいませ、何かお探しで?」

    結標「ウエディングドレスと…タキシードをね」

    従業員「でしたらこちらへ。ご結婚ですか?」

    一方通行「あァ」

    従業員「そうですか、おめでとうございます。先にどちらから御覧になりますか?」

    結標「先にタキシードをお願いしてもいいかしら?」

    従業員「畏まりました。ではご主人こちらに…」

    一方通行「ン」

    従業員「タキシードと仰りましたがフロックコートやモーニングコートも人気ですよ」

    一方通行「タキシードでイイ。フロックやモーニングは似合わねェ気がしてな」

    従業員「分かりました。では色はどうなさいますか?」

    一方通行「…店員、ちょっとイイか?」

    従業員「はい、なんでしょうか」


    495: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 20:59:39.84 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「結標のほうにも店員やってくれ」

    従業員「と、言いますと?」

    一方通行「当日までに秘密にしておきてェンだ」

    従業員「ああ、なるほど。畏まりました。少々お待ちください」

    一方通行「あァ」


    女従業員「奥様」

    結標「なにかしら」

    女従業員「ご主人がお選びになっている間ドレスのほうよろしいでしょうか?」

    結標「別に構わないわ」

    女従業員「ご主人、ドレス姿は当日まで見ないとのことなので」

    結標「あら、そうなの?ちょうどいいわね。私も当日のお楽しみにしたかったし」

    女従業員「ええ、ではこちらに」


    496: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:00:08.32 ID:ZUrCs5Zt0

    従業員「お待たせしました」

    一方通行「おォ」

    従業員「では改めまして色は何になさいますか?黒と白がございますが…」

    一方通行「黒…いや、白だな」

    従業員「でしたらこちらですね…」スッ

    一方通行「ン?おい、コイツは蝶ネクタイかァ?」

    従業員「はい、タキシードは蝶ネクタイが基本となっておりまして…」

    一方通行「普通のネクタイでもイイか?」

    従業員「ええ、大丈夫ですよ。ですが普通のネクタイは来賓の方々が着用されますので、出来れば避けた方がいいかと」

    一方通行「いや、構わねェ」

    従業員「分かりましたではネクタイですが…」

    一方通行「黒の無地のヤツにしてくれ」

    従業員「はい、畏まりました」


    497: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:00:33.40 ID:ZUrCs5Zt0

    従業員「ドレスグローブはどうなさいますか?」

    一方通行「式は室内だからいらねェな」

    従業員「はい、背広はこちらになります。襟はどうなさいますか?」

    一方通行「ピークドラペルで頼む」

    従業員「畏まりました。側章パンツですが裾はどうなさいますか?」

    一方通行「シングルだァ」

    従業員「着用は黒のサスペンダーになりますが…」

    一方通行「サスペンダーだとォ?」

    従業員「はいクリップ式と釦止め式、背部はX型とY型がございますが」

    一方通行「…ベルトでもイイかァ?」

    従業員「ベ、ベルトですか?」

    一方通行「あァ」

    従業員「ですがベルトは本来使用されないのですが…」

    一方通行「俺は構わねェ。頼めるか?」

    従業員「ご主人がよろしいのでしたら…」

    一方通行「悪ィな」

    従業員「ではサイズの方を…」


    498: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:00:59.56 ID:ZUrCs5Zt0

    女従業員「ドレスライン、いかがなさいましょうか?」

    結標「ドレスライン?」

    女従業員「はい、簡単に言ってドレスの形になりますね」

    結標「ああ、なるほどね」

    女従業員「言うよりも見ていただいたほうが分かりやすいかと」

    結標「そうするわ」

    女従業員「こちらがそうになります」

    結標「これいいわね」

    女従業員「Aラインですね。大分ポピュラーなタイプです」

    結標「このピッチリしたやつは…」

    女従業員「マーメイドラインです。外国の女性陣がパーティなどの際に着用するドレスですね」

    結標「随分凄い形のドレスもあるのね…昔のアイドルみたいな…」

    女従業員「ミニですね…」


    499: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:01:31.86 ID:ZUrCs5Zt0

    結標「悩むわね…」

    女従業員「こちらなんてどうですか?」

    結標「さっきのに似てるわね」

    女従業員「エンパイアライン。Aラインほどバスト下が広がってはいませんが落ち着きがあります」

    結標「うーん、ドレスは最初のでいいわ」

    女従業員「Aラインですね。畏まりました。次に小物ですが…」

    結標「ええ、案内してちょうだい」

    女従業員「どうぞ、こちらへ」

    結標「随分とあるわね」

    女従業員「はい、でもお選びになるのは少しですからそれほどでもございませんよ」

    女従業員「パニエやトレーンはこちらの物になりますね。まずはグローブから」

    結標「…うーん」

    女従業員「基本的には袖の長さと素材の違いですね。素材もレースやシルクなどですね」

    結標「とりあえずシルクでお願い。袖は…長袖で」

    女従業員「畏まりました」


    500: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:02:01.72 ID:ZUrCs5Zt0

    女従業員「次はベールですね。こちらも大きさが様々なのですが…」

    結標「あんまり大きいと顔が隠れちゃうわね」

    女従業員「そうですね、お顔を隠すのが嫌でしたら小さめのものもありますよ」

    結標「じゃあベールはそれでいいわ」

    女従業員「はい、では靴ですが…」

    結標「靴はパンプスでお願いするわ」

    女従業員「おや、もうお決まりになっていたんですか?」

    結標「ええ、まあね」

    女従業員「では最後にティアラですが、着用なさいますか?」

    結標「ええ、ぜひお願いしたいわね」

    女従業員「畏まりました、後ブーケは…」

    結標「ラウンドブーケでお願い」

    女従業員「はい…畏まりました。ではサイズを計りますのでこちらに」

    結標「ええ」


    502: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:03:07.96 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「終わったか」

    結標「待たせたかしら?」

    一方通行「いンや、大丈夫だこれくらい」

    従業員「では手続きの方よろしいですか?」

    一方通行「おォ、ンでよォ」

    従業員「はい?」

    一方通行「レンタルするにはレンタルするンだがよ。実は日にちが決まってないンだわ」

    従業員「失礼ですが式場はどちらに?」

    一方通行「第七学区に新しく出来る教会なンだがよォ」

    従業員「ああ、でしたら大丈夫ですよ。その教会でしたらオープンの日にちを知っていますので」

    従業員「第一号でよろしいですよね?」

    一方通行「あァ」

    従業員「分かりました。では最初の式の日にお持ちいたしますので」

    一方通行「よろしく頼む」

    従業員「では手続きとお支払いのあと最終フィッティングに移りますので、もう少々お時間いただきますね?」

    結標「ええ」

    一方通行「おォ」


    503: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:03:35.26 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「すっかり遅くなっちまったなァ」

    結標「仕方ないわ。いずれはしなきゃならないことだし」

    一方通行「それもそォだな。でもあんなに種類があるとは思わなかったなァ」

    結標「同感よ、色々と見えない所に気を使わなきゃダメだったもの」

    一方通行「ご苦労なこった…ン?」

    結標「どうしたの?」

    一方通行「悪ィ、先帰っててくれ」

    結標「何か用事かしら?」

    一方通行「あァ、少し行くところがある」

    結標「そう、夕飯はいるの?」

    一方通行「食うよ、ちゃンと黄泉川に伝えといてくれ」

    結標「分かったわ、じゃあ気をつけてね」

    一方通行「おう」


    504: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:04:22.53 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「さて…」

    ガチャ

    店員「いらっしゃいませ、こんばんは」

    一方通行「ウエディングリングを探してるンだが」

    店員「宝石などはお決まりで?」

    一方通行「あァ」

    店員「ではリングですね。サイズなどは分かりますか?」

    一方通行「大丈夫だ」

    店員「ではリングを決める前に宝石などお聴きしてもよろしいでしょうか?」

    一方通行「宝石はダイヤモンドだ」

    店員「はい、ではリングになりますが…」

    一方通行「このリングに色を付けれるか?」

    店員「はい、お付けすることは出来ますが…」

    一方通行「オーダーメイドって形になンのか?」

    店員「そうですね、色を付けるとなると」

    一方通行「ンじゃ頼むわ、悪ィな」

    店員「いえ、ではこちらでお話を…」


    505: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:04:54.61 ID:ZUrCs5Zt0

    次の日

    一方通行(さて、次は人の手配だなァ…しかし、どうしたもンかなァ)

    インデックス「こんにちは!あくせられーた!」

    一方通行「ン?」

    上条「よお、一方通行」

    一方通行「なンだ、三下とシスターか」

    上条「いい加減に三下と呼ぶのは…」

    一方通行(ン?シスター?)

    一方通行「おい三下」

    上条「…なんでしょうか」

    一方通行「オマエ、牧師の知り合いとかいるか?」

    上条「牧師っていうか神父は居るが…」

    一方通行「そォか、話がある。お前らちょっとファミレスまで来い」

    インデックス「ありがとうなんだよ!」

    上条「えっ、おいインデックス!」


    506: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:05:26.66 ID:ZUrCs5Zt0

    上条「えっ?お前結婚するの?」

    一方通行「まァな」

    上条「へぇー、お前十八だったのか」

    一方通行「まァな」

    上条「それで牧師を捜してたのか。まあ神父も牧師も変わらないし大丈夫だろ」

    インデックス「それは違うんだよ!」

    上条「え?」

    インデックス「神父はカトリックのまたは聖教の聖職者で牧師はプロテスタントの聖職者なんだよ」

    上条「まあ、何を言ってるのかよくわからないが別にステイルでも問題無いんだろ?」

    インデックス「それはそうだけど…でも教会ならちゃんと神父さんや牧師さんが居ると思うんだよ。だからわざわざステイルを呼ぶ必要も無いと思うんだよ」

    一方通行「ン、それは考えてなかったな…」

    上条「なんだ?まだ分かって無い事があんのか?」

    一方通行「多分なァ」


    507: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:05:52.41 ID:ZUrCs5Zt0

    木原「ところでよぉ土御門」

    土御門「なんだ?」

    木原「教会で一番乗りで式を挙げるのはいいんだが大丈夫なのか?」

    土御門「どういうことだ?」

    海原「教会を祈りの場として大事にしてる方がおられる中、そのような中途半端な気持ちで式を挙げるのはどうなのか?という事ですね、木原さん」

    木原「そぉだよ。分かってんじゃねぇか」

    土御門「それなら安心しろ、教会と言っても結婚式専用のものだ。プロテスタントのチャペル。いわば偽チャペルだ」

    海原「神父などはどうするのですか?」

    土御門「知り合いを手配するつもりだ」

    海原「ちなみにもう完成はしたのですか?」

    土御門「そろそろだな。そういえばはっきりとした見取り図などが出たんだ。一方通行に教えてやらないと…」


    508: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:06:23.08 ID:ZUrCs5Zt0

    ヴーッヴーッヴーッ

    一方通行「ン、メールか…」

    上条「神父も牧師も実際変わらないんじゃないか?」

    インデックス「確かに結婚式のは雇われが多いかもしれないけど聖職者うんぬんの話になると大分違ってくるんだよ!」

    上条「は、はぁ」

    一方通行「式場の話なんだかよォ」

    上条「ん?どうした?完成の日にちとかはっきりしたか?」

    一方通行「まァな、あと形式なんだがよ…プロテスタントのチャペルらしいな」

    上条「プロテスタントっていうと…確か牧師だっけ?」

    インデックス「そうなんだよ!」

    一方通行「あンま変わらないンだろ?そのステイルって奴に頼めるかァ?なンか結婚式のためだけの教会だから神父が居ないらしィンだわ」

    上条「おう、任せとけ。式、呼んでくれんだろ?」

    一方通行「あァ、世話になったしなァ。それと式の予定は来週だ、そのうち招待状を出す」

    上条「ああ、楽しみにしてるよ」

    一方通行「金、置いとくな。ンじゃまた」

    上条「こ、こんなに!ありがとうございます!」


    509: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:06:55.02 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「まァ良くも悪くも普通の広さだなァ、知り合いは全員入りそォだ」

    一方通行「とりあえず帰ったらガキ共にも話しとくかァ」

    一方通行「しっかし意味分からねェな。プロテスタントとかカトリックとか…」

    一方通行「式場は来週完成か、招待状の手配もしなきゃなァ…」


    上条「もしもし?ステイルか?」

    『なんの用だい?上条当麻』

    上条「知り合いが今度結婚するんだよ、」

    『それで?』

    上条「神父、頼まれてくれないか?」

    『…切るぞ』

    上条「待て待て!俺もインデックスも大分世話になった奴なんだ!頼むよ!な?」

    『いつ行けばいいかな?』

    上条「さすが!式は来週らしいからもうこっちには来ていてくれ!」

    『分かった、その内行くよ』

    上条「助かるよ、じゃあな」


    510: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:07:21.15 ID:ZUrCs5Zt0

    絹旗「なんですか?話って」

    黒夜「早く話してくれよ兄ちゃん」

    番外個体「ミサカ待ちくたびれちゃうんですけど」

    打ち止め「まだまだー?ってミサカはミサカは耐えきれずに不満を漏らしてみたり」

    一方通行「今から言うから黙って聴け」

    一方通行「来週、結標と結婚しよォと思う」

    絹旗「え?」

    番外個体「は?」

    打ち止め「おぉー」

    黒夜「ふーん。式には呼んでくれんだろ?テレビ見っからじゃあな」

    絹旗「結婚ですか?ずいぶんと早いですね」

    番外個体「ホント、スピード結婚だね。ミサカびっくりしちゃったよ」

    打ち止め「やっとあなたも幸せのゴールインだね!ってミサカはミサカは心からおめでとう!」


    511: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:08:11.77 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「来週知り合い共に招待状を出そうと思ってな。黄泉川達にはもう話してンだ、知り合いに言う前にまずオマエらだ」

    絹旗「届けとかはもう出したんですか?」

    一方通行「明日、結標と一緒に出しに行く」

    絹旗「そうですか、でしたら私は超何も言えませんね。おめでとうございます一方通行」

    番外個体「ミサカも特に無いかな、とりあえずおめでとさん」

    一方通行「おォ」

    絹旗「今夜は明日に備えてもう寝たらどうですか?明日は超大忙しですよ」

    一方通行「だな、少し早ェが寝るとすっか」

    絹旗「おやすみなさい一方通行」

    番外個体「おやすみー」

    打ち止め「おやすみなさーい!」


    512: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:08:37.20 ID:ZUrCs5Zt0

    次の日

    一方通行「さて、届けも出したし後は招待状だなァ」

    結標「そうね、住所とかはどうするの?」

    一方通行「そこらへンは海原たちに任せりゃイイ。俺たちは招待する奴を決めりゃイイからなァ」

    一方通行「それよりもよォ結標」

    結標「なに?」

    一方通行「バージンロードの相手はもォ決まったかァ?」

    結標「え、ええ。まあね」

    一方通行「頼むから木原は勘弁してくれよォ」

    結標「意味が分からないわよ」

    一方通行「まァ木原を出す意味だな」

    結標「そうよ、私その人の事全然知らないもの」

    一方通行「ンじゃまァやりますか」

    結標「ええ、ついにここまで来たわね」

    一方通行「もォ来週の話だ、不安か?」

    結標「ううん、嬉しいわ」

    一方通行「そォか、なによりだ」

    ......................
    ................
    ...........
    .......
    ...
    .


    513: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:09:03.55 ID:ZUrCs5Zt0

    結婚式当日

    ステイル「やあ、君が一方通行だね。インデックスがお世話になったね」

    一方通行「誰だテメェは」

    ステイル「そこのウニ頭から今日の神父を任されたステイル=マグヌスだ。任されたからにはきちんと執り行うから安心してくれたまえ。」

    一方通行「あァ、よろしく頼む」

    ステイル「じゃあ僕は一旦失礼するよ。式までの時間、みんなと挨拶でもしておきたまえ」

    上条「しかし一方通行がタキシードとはな。普通超ネクタイじゃないのか?」

    一方通行「超ネクタイはなんかダメな感じがしてな」

    上条「まあ、お前がいいならいいけどさ」

    コンコン

    一方通行「誰だァ?」


    514: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:09:33.56 ID:ZUrCs5Zt0

    海原「こんにちは一方通行さん」

    一方通行「お前らか」

    ショチトル「似合ってるじゃないか」

    一方通行「ありがとよ」

    海原「結標さんの姿、もう見ましたか?」

    一方通行「いィや、まだだ」

    海原「そうですか、ここに来る前に挨拶して来ましたが…びっくりしますよ。ふふ」

    一方通行「そォか。そいつは楽しみだな」

    海原「ええ、では僕達は座って待ってますね。行きましょうショチトル」

    ショチトル「ああ」

    上条「んじゃ俺も行くかな」

    一方通行「おォ、また後でな」


    515: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:10:00.35 ID:ZUrCs5Zt0

    コンコン

    一方通行「どォぞ」

    垣根「よう一方通行」

    一方通行「次はお前か、心理定規はどォした?」

    垣根「結標の所だ」

    一方通行「お前は行かないのか?」

    垣根「新郎より先に花嫁の姿を見てどうすんだよ」

    一方通行「そォかい、にしても俺が花嫁姿を見てないってよく分かったなァ」

    垣根「お前ならそうすると思ってな」

    一方通行「ふゥン」

    垣根「ガキ連中はどうした?」

    一方通行「テメェらが来る前に散々話したよ」

    垣根「そうか、じゃ俺は行く。またな」

    一方通行「おい、他になンか無ェのかよ」

    垣根「特に無いな。あばよ」

    一方通行「チッ」


    516: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:10:34.81 ID:ZUrCs5Zt0

    コンコン

    一方通行「どォぞォ」

    浜面「おっす」

    一方通行「おォ土御門か」

    土御門「おう、一方通行」

    浜面「おい、俺も居るぞ」

    一方通行「知ってる、それより土御門。お前には大分世話ンなったなァ」

    土御門「何言ってるんだあの程度、どうってことないぜい」

    一方通行「浜面も色々と…なンかしたか?お前」

    浜面「一応垣根が捕まったとき麦野達を送ってきたのが俺なんだかな…」

    一方通行「そォか、ありがとな」

    土御門「長居は良くない、じゃ行くか浜面」

    浜面「おう、じゃあな一方通行」


    517: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:11:16.65 ID:ZUrCs5Zt0

    コンコン

    一方通行「どォぞォー」

    初春「こんにちは一方通行さん」

    一方通行「おォ風紀委員共か」

    佐天「カッコよく決まってますねー」

    一方通行「おォ、ありがとな」

    白井「おめでとうございます。一方通行さん」

    一方通行「あァ、済まねェな」

    御坂「まさかこんなスピードで結婚するとはねぇ」

    一方通行「こっちには色々あンだよ」

    初春「ホントにおめでとうございます。良かったですね、結婚までこぎつけて」

    一方通行「あァ、本当にな」

    白井「ではそろそろ行きましょう、初春。長居は他の方々に迷惑ですの」

    佐天「じゃあ、またあとで一方通行さん」

    御坂「しっかりやるのよー?」


    518: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:11:43.72 ID:ZUrCs5Zt0

    コンコン

    一方通行「…入れ」

    木原「よう、一方通行」

    一方通行「時間的にテメェが最後か」

    木原「みたいだな。とりあえずおめっとさんだな一方通行」

    一方通行「あァ」

    木原「お前がやっと手にした栄光だ。胸張って前に進みやがれ」

    一方通行「当然だ」

    木原「余談だがよ、一方通行」

    一方通行「ン?」

    木原「バージンロードっつーのはな、新郎が先に入って待ってるだろ?」

    一方通行「そォだな」

    木原「んで花嫁が父親と一緒に新郎のとこに向かうじゃねぇか?」

    一方通行「あァ」

    木原「家族と過ごした道を通って新郎と未来に進むって意味があんだとよ」

    一方通行「…」

    木原「ま、いつまでも過去を引きずるなって事だよ一方通行」

    木原「じゃ俺は行くぜ。さっさと嫁のとこに行ってやんな」

    一方通行「言われなくてもなァ」

    木原「おめでとう、一方通行」

    一方通行「ハッ…」


    519: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:12:09.81 ID:ZUrCs5Zt0

    コンコン

    『どうぞ?』

    一方通行「邪魔すンぞ」

    心理定規「あら、新郎のお出ましね」

    小萌「ううっ…グスッ…」

    一方通行「…!」

    結標「どうかした?」

    一方通行「………」

    心理定規「そりゃどうかするわよ。こんなに綺麗な花嫁が目の前に居るんですもの」

    一方通行「本当に綺麗だわ、結標」

    結標「そう、ありがとう。アナタも似合ってるわよ」

    心理定規「ふふっ。じゃあ私達行くわね。もう時間は無いけどごゆっくり。ほら、行くわよ先生」

    小萌「本当に…本当に綺麗なのです結標ちゃん…グスッ」


    520: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:12:44.35 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「なンで泣いてたンだァ?」

    結標「感動したらしいわ」

    一方通行「忙しい教師だな」

    結標「本当よ」

    一方通行「他に誰が来た?」

    結標「海原達やアイテムも来たわね。あとは吹寄さんとか。あと第三位のクローンも来たわ。それと木山さんも来たわ」

    一方通行「そォか。ン?そろそろ時間だなァ…」

    結標「そうね」

    一方通行「先行って準備してンぞ。そういやバージンロードの相手はどこだァ?トイレにでも行ってンのか?」

    結標「それなんだけどね一方通行」

    一方通行「ン?」

    結標「バージンロードの相手。見つけられなかったの」


    521: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:13:22.72 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「…そォか」

    結標「あまり驚かないのね?」

    一方通行「最悪、予想はしてたからなァ」

    結標「それでね一方通行、一緒にバージンロード、歩いて欲しいの。腕を組んで」

    一方通行「あァ、断る理由もねェよ」

    結標「そう、良かった」

    一方通行「さっき木原が来てな」

    結標「?」

    一方通行「本来バージンロードってのは家族と過ごした日々の道なンだ。ンで新郎と一緒の未来に進むって言う話をしてったンだ」

    一方通行「一応、お前とは家族みたいなもンだし、意味合いは間違ってねェ」

    一方通行「結標、俺と一緒に未来に進ンでくれねェか」

    結標「言われなくても、そのつもりよ一方通行」

    一方通行「ンじゃ行くか」

    結標「ええ」


    522: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:14:01.92 ID:ZUrCs5Zt0

    黄泉川「おっ、来たみたいじゃん」

    芳川「拍手で迎えてあげましょう」

    小萌「ううっ…おめでとうなのです二人とも…」

    絹旗「結局、先をこされましたか…おめでとうございます結標さん」

    黒夜「残念だったな絹旗。ま、おめでとよ兄ちゃん」

    麦野「タキシード似合わねぇな、第一位。嫁はあんなに決まってるのによ」

    フレンダ「結局あんな華奢だと似合うタキシードを探すのが大変ってわけよ」

    滝壺「おめでとうあくせられーた。むすじめもおめでとう」

    浜面「おお、すげぇ綺麗だ…」

    初春「あらためてみると凄いです。本当に本当におめでとうございます」

    佐天「凄いよ、一方通行さん。さすが第一位です」

    白井「結標さん…おめでとうございます」

    御坂「なんか複雑ねー。とりあえずはおめでとうってとこね」

    上条「いやー結婚式なんて初めてですよ。本当に綺麗だしカッコいいじゃないか」

    インデックス「おめでとうなんだよ二人とも!」


    523: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:14:29.21 ID:ZUrCs5Zt0

    海原「やっと一段落ですね。二人ともお幸せに」

    ショチトル「幸せにな、一方通行に結標」

    土御門「頑張った甲斐があるってもんだぜい。良かったな一方通行」

    吹寄「一方通行さんおめでとうございます。結標さんもお幸せに」

    心理定規「最高の晴れ姿よ、淡希。おめでとう」

    垣根「二人で腕組んで来やがったか。いいじゃねぇか一方通行」

    御坂妹「おめでとうございます。一方通行。とミサカは全世界に散らばる全ミサカと今日来れなかった冥土帰しを代表し祝福をします」

    番外個体「はいはい、おめでとおめでと。ミサカはちょっぴり羨ましかったり…」

    打ち止め「ゴールインおめでとー!ってミサカはミサカは精一杯の祝福!」

    木山「幸せも近くにあったという事だ。これからは二人で素敵な未来を築くといい。おめでとう」

    木原「…俺からは何もねぇな。ま、達者でやれや」

    ステイル「じゃあいいかい?二人とも」

    一方通行「あァ、初めてくれ」

    ステイル「うん、じゃあ始めるよ。汝これからも…」

    ......................
    ...............
    ........
    ....
    .


    524: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/11(水) 21:14:55.92 ID:ZUrCs5Zt0

    一方通行「やっと終わった…」

    結標「お疲れ様、ゆっくり休んでちょうだい」

    一方通行「あァ…」

    結標「あ、ちょっと待って」

    一方通行「ン?」

    結標「指輪の事なんだけど…」

    一方通行「色の事かァ?」

    結標「ええ」

    一方通行「お互いの髪の色だ。結標が白のリング、俺が赤のリング。お互いをいつでも身近に感じれるようにってなァ」

    結標「なんかむず痒いわね」

    一方通行「ふン、まァそれほど大切に思ってるって事だ」

    結標「うん、ありがとう一方通行」ギュ

    一方通行「あァ」ギュ

    ....................

    .............

    .......

    ...

    .


    垣根「いや、まだ終わってないぜ?」

    to be Continued


    537: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:33:27.46 ID:QgWjKnZa0

    ステイル「じゃあ、二人とも。指輪の交換いいかな?」

    一方通行「あァ」

    結標「いいわよ」

    一方通行「ほら、手出せ」

    結標「うん」スッ

    一方通行「ン…」

    結標「白いリング?」

    一方通行「あァ、宝石はありきたりだがダイアモンドだ」

    結標「綺麗…」

    一方通行「そりゃなによりだ」

    結標「あなたのは…」

    一方通行「赤いリングだ」


    538: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:33:54.71 ID:QgWjKnZa0

    ステイル「さてプロテスタントなら本来ここで短い説教があるんだが、あいにく僕は君達の事をよく知らないんだよね」

    ステイル「二人に神の加護があらんことを…君達はこれで晴れて夫婦だ、おめでとう」

    ステイル「さ、外に行って小さな披露宴といこうじゃないか」

    一方通行「おォ、ありがとな。行こォぜ淡希」

    結標「えっ…そうね。うん。行きましょあなた」

    「お幸せに!」

    「おめでとさん」

    「なんで泣いてるんだ博士」

    「うるせぇ!泣いてねぇよ木山!」

    「お疲れ様」

    「素敵な式をありがとうな!」

    「結局二人を祝福しろって訳なのよね」

    「はまづら、だいなしだね」

    一方通行「ありがとォなみンな!」


    539: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:34:23.75 ID:QgWjKnZa0

    式場・外、披露宴にて

    麦野「いやーまさか第一位に先越されるとは思わなかったわ」

    垣根「俺達とは違ってちゃんと将来に目を向けてたんだ、越されて当然だ」

    初春「でも垣根さんも垣根さんでちゃんと考えてるんじゃないですか?」

    垣根「ふん、さぁな」

    麦野「初春ちゃんだっけ?こんなヤツとつるんでると幸せになれないわよ?」

    佐天「大丈夫ですよ!私が傍に居ますから!」

    麦野「あら?なにかフレンダと同じものを感じるわね」

    垣根「その類なんだろ?表面上は男男と騒いでるが中身はどうか分かったもんじゃねぇからな」

    麦野「ああ、なるほどね?」

    佐天「ちょっ、ちょっと何言ってるんですか!」

    初春「仕方ありません佐天さん。認めましょうよ」

    佐天「ええい、初春まで!喰らえ!」バサッ

    初春「え?」

    垣根「お、ピンク」

    初春「え?はわ…きゃああああああ!」


    540: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:34:49.93 ID:QgWjKnZa0

    土御門「騒がしいにゃー」

    上条「ホントだな、にしても今日はいい天気だな」

    海原「絶好の結婚日和と言った感じですね」

    ショチトル「幸せになれるといいな二人とも」

    海原「そうですね、初めて間近で目にする花嫁と新郎ですからそうあってほしいですね」

    インデックス「絶対幸せになれるんだよ!!」

    上条「うわっ!居たのかインデックス!」

    土御門「理由があるのか?インデックス」

    インデックス「こんなにたくさんの友に囲まれてこんなにおいしい料理が食べれるんだよ!幸せになれないわけが無いんだよ!」

    上条「…」

    海原「そうですね、おいしい物を食べれば笑顔になれる、笑っていれば幸せも舞い込んできます」

    インデックス「そうなんだよ!」

    ステイル「インデックス、野菜もちゃんと食べなきゃ」


    541: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:35:15.67 ID:QgWjKnZa0

    御坂「ふん!」ムシャムシャ

    番外個体「どうしたの?オネェーサマ?」

    御坂妹「おそらく彼氏が自分に構ってくれないので嫉妬しているのでしょう、とミサカは冷静に分析します」

    打ち止め「お姉さまったら変なの!好きならタックルすればいいのに!ってミサカはミサカは悩めるお姉さまにアドバイス!」

    木山「どうしてタックルになるんだ?博士」

    木原「愛情表現をぶつける一番の方法だと考えついたんだろうな。あと博士はヤメロ」

    木山「考えておくよ。ん?どうしたんだそんなに離れて君もこっちに来たらいいじゃないか」

    白井「いえ、あまり近づくと御坂先輩に迷惑がかかってしまいますの。せっかく妹さんとお話を咲かせていらっしゃいますのに…」

    木山「そうか?」

    芳川「あらあら、一体どうしたのかしらね?」

    木山「色々と難しい年頃なんだろう。色々とな」

    黄泉川「仕方ないじゃん。本人がいいならそれでいいじゃんよ」


    542: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:35:49.27 ID:QgWjKnZa0

    小萌「ぐす…」

    吹寄「いつまで泣いてるんですか?先生」

    「そうですよ、泣いてる姿を見てると私も悲しくなります」

    吹寄「?あら?誰?」

    「えっ!?私のこと見えてるんですか!?」

    吹寄「当たり前じゃない。一方通行さんのお知り合いかしら?」

    風斬「えっと風斬氷華と言います。よろしく…」

    吹寄「吹寄制理よ。よろしくね」

    風斬「えっと…」

    吹寄「一方通行さんはあっちよ」

    風斬「ありがとうございます!」

    吹寄「さ、先生。みんなの所に行きましょう」

    小萌「はい…そうするのです」


    543: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:36:21.19 ID:QgWjKnZa0

    木原「へぇーテメェらが一方通行の演算パターンをネェ…」

    黒夜「あんましジロジロ見るなよおっさん」

    木原「おっさんだと?一方通行と一緒で可愛くねぇな」

    絹旗「黒夜、少し遠慮しながら超話をしたほうが…」

    木原「おっ、こっちのチビガキは少し可愛いじゃねぇか」

    絹旗「やっぱりおっさんですね」

    木原「ああ?」

    麦野「誰だよアレは…」

    土御門「一方通行の育ての親だ、一応生身で一方通行を殴れるほど強い」

    麦野「あんなヤローが第一位を…」

    麦野「ねぇー木原さん」

    木原「あ?んだこのババアは」

    麦野「バっ…」


    544: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:36:49.25 ID:QgWjKnZa0

    吹寄「上条当麻、なにその盛付けは!?」

    上条「勘弁してください吹寄さん!上条さんにとってはこれがご馳走なのです!!」

    吹寄「貴様ってヤツは…もっと健康に気を使った盛り付けを…」

    黄泉川「これがご馳走かーははっ上条もジョークがうまくなったもんじゃん」

    小萌「多分上条ちゃんはジョークのつもりではないのですよ!」

    黄泉川「またまたー」

    心理定規「ねえ帝督」

    垣根「どうした?」

    心理定規「さっき幽霊を見たわ」

    垣根「は?幽霊だと?」

    心理定規「ええ、半透明というかなんというか。眼鏡掛けた胸の大きい幽霊をね」

    垣根「…ちょっと探してみようぜ」

    心理定規「帝督」

    垣根「はっ、冗談だ」


    545: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:37:20.91 ID:QgWjKnZa0

    風斬「一方通行さん!」

    一方通行「あン?」

    結標「あら?誰かしら?」

    風斬「覚えてませんか?私のこと」

    一方通行「……もしかしてロシアの時の…いや…違うかァ?あン時はもう少し光ってたよォな」

    風斬「はい!そうです!それです!それ私です!」

    一方通行「どォしてここに?」

    風斬「えっと実は一方通行さんの行動を最初から見てまして」

    一方通行「見てただとォ?」

    風斬「はい、実は私、AIM拡散力場の集合体で…」

    一方通行「へェ、実態化出来たり出来なかったりすンのか」

    風斬「え?知ってるんですか?」

    一方通行「少し話は聴いたことある。予想はしていたが当ってたみてェだな」

    風斬「そうなんです」

    風斬「それで一方通行さんが彼女を作るまでの数日、作った後の数日間。あまりに暇なんで観察していたんです」

    一方通行「ほォ」


    546: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:37:47.12 ID:QgWjKnZa0

    風斬「色々な展開があってわくわくしました!おめでとうございます!!」

    一方通行「おう、ありがとよォ」

    風斬「勝手に披露宴に紛れちゃいましたが迷惑じゃありませんでしたか?」

    一方通行「迷惑じゃねェよ。精々楽しンでけや」

    風斬「ありがとうございます!ではここにお友達が居るのでその子の所に行って来ますね!」

    一方通行「おォ」

    結標「ねぇ、あの子ストーカー紛いじゃないの?」

    一方通行「そォかァ?ま、別に見られて困るもンじゃねェし別にいいンだがな」

    結標「そう?ならいいんだけど…」

    「一方通行!!!」

    一方通行「あン?」

    「結婚式に呼んでくれないなんて水臭いぞ!!!」

    一方通行「この声は…」

    結標「なに?あれ」


    547: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:38:14.56 ID:QgWjKnZa0

    削板「どうして呼んでくれなかったんだ!」

    一方通行「オマエには一応招待状を出したが返事が来なかったぞ?」

    削板「?」

    結標「もしかしてその手に持ってるやつじゃないかしら?」

    削板「おお!そういえばそうだった!直接お祝いを言おうと思って一方通行を探してたんだ!!」

    一方通行「手紙片手にかァ?」

    削板「そうなるな!!」

    一方通行「…まァせっかく来たンだ。垣根も居るし楽しめや」

    削板「そうさせてもらうぞ!おい垣根!!」

    垣根「あ?なんでお前がここに…」

    削板「お前、俺を探してたらしいな!」

    垣根「いつの話をしてやがる!もう済んだわ!!」

    削板「そうか?はははっ!」

    一方通行「賑やかだなァ…」


    548: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:38:42.36 ID:QgWjKnZa0

    結標「そろそろブーケを投げたいわ」

    一方通行「ン、頃合だろォな」

    上条「お?ブーケトスやんのか?」

    一方通行「あァ」

    上条「おーい!みんな集まれーブーケ投げるってよー!」


    結標「さて、じゃあ投げるわよ」

    一方通行「おォ、思いっきりやれ」

    結標「ええ、…それっ!」ブンッ

    御坂「私が取るわ!!」

    佐天「いいえ、私です!」

    芳川「何言ってるのあなたたち!私こそがふさわしいわ!!」

    初春「お花!!」

    番外個体「いや!ミサカが!」

    打ち止め「ミサカが取るの!ってミサカはミサわぷっ」

    御坂妹「おや失礼、上位個体」ニヘラ

    心理定規「私だって…!」

    麦野「テメェらどきやがれ!」

    「よっ…と」ポスッ

    「「「あ」」」


    550: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:39:15.82 ID:QgWjKnZa0

    木原「悪いなお嬢さん方。今度は幸せになりてぇんだ。おっさんのわがままを許してくれや」

    「そ、そんな…」

    「結婚の夢が…」

    「ミ、ミサ、ミサカの夢が…」

    「お花…」

    木原「はははぁ!」

    「テメェ!今すぐ渡しやがれ!」

    木原「おっと…誰が渡すかよばぁーか。へへっ」

    一方通行「あのヤロォ…」

    結標「いいじゃない。面白いんだから」

    一方通行「それもそォだな」

    「はははっ」

    「おい!根性が無いぞ!」

    「なんだそりゃ」

    「笑わすな」

    「ふふっ」

    「あの…喧嘩は…」

    「いっしょに笑うんだよひょうか!」

    「あ…ははは」

    .................................
    ......................
    ................
    ........
    ....
    ..
    .


    551: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:39:53.39 ID:QgWjKnZa0

    垣根「と、言うことがありましたとさ」

    上条「いや知ってるし」

    垣根「かーっ。分かってねぇなテメェ、しかし巨*の幽霊ってのは…」

    上条「は?いったい何が…」

    垣根「そんなことよりよ。今風紀委員に疑われてんだ」

    上条「どういうことだ?」

    垣根「実は随分前にしたイタズラの犯人として疑われてんだ」

    上条「…一方通行に相談しろよ。上条さんにはどうしようもできませんよ」

    垣根「それもそうだな。あばよ」

    上条「あ、ああ…じゃあな」

    上条「…今、朝4時だぞ?」

    上条「二度寝するか…」


    552: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:40:20.56 ID:QgWjKnZa0

    垣根「ちくしょう、風紀委員の奴らめ…毎度どうやって嗅ぎ付けやがる…」

    垣根「やっぱ前と同じ方法で監視カメラをジャミングしたのがダメだったか?」

    垣根「壊すのはよそうと思ってたが壊したほうがよかったみたいだな…」

    垣根「…ま、いつもどおり一方通行に相談するか…」

    垣根「このマンションだな…よっ」バサッ

    垣根「ん?ほのかに明かりが…」

    「ハァ、ハァ・・・・」

    「ンッ・・・」

    垣根「チッ…」

    垣根「なんだよ…愛を育んでやがったか…クソ…」

    垣根「…もう朝だぞ?まさかぶっ続けで…」

    垣根「出直すか…」

    .............................
    .....................
    ..............
    .........
    .....
    ..
    .


    553: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:40:54.76 ID:QgWjKnZa0

    佐天「本当なんですか?その話」

    初春「本当かは分かりませんけどかなり怪しい話なんです」

    白井「かなりというか正直本命だと睨んでますの」

    初春「私の花飾りから出た薬物なんですが…市販されてるような薬じゃないんです」

    佐天「能力で作られた薬ってこと?でも植物の成長を促進させる能力なんて…」

    白井「第二位の未元物質ならありえない話ではありませんの」

    御坂「意味の分からなさでは第一位だものね…」

    佐天「どうしたんですか?御坂さん」

    初春「御坂さんと彼氏さんの写真は彼氏さんの同意のもと垣根さんによって写真コンテストに提出されたんです。ほら、この雑誌です」

    白井「辛くも準優勝。多くの方達の目に抱き合ってる姿が晒されましたの」

    佐天「それくらいなら別にいいんじゃないですか?」

    御坂「それはそうなんだけど…」

    初春「まあ、そういう問題じゃないってことですよ。御坂さんは照れ屋さんですから」


    554: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:41:22.41 ID:QgWjKnZa0

    白井「それよりも、私が催眠にかかった話と初春の頭の花が暴走した話ですの」

    初春「でも…たとえ垣根さんが一連の犯人だったとしても」

    白井「証拠がありませんの…」

    白井「スキルアウトの時と状況が似てるだけ…」

    佐天「監視カメラの話でしたっけ?それ」

    初春「はい、ていうか犯人だと決め付けてる理由がそれだけなんです」

    佐天「えー!それだけで帝督さん疑ってるの!?」

    白井「絶対にあの殿方だと思っていますの!」

    佐天「どうしてそうだと思うんですか?」

    白井「それが街中で会うたびにしつこく…その…お漏らしについての話題を出してくるんですの」

    初春「偶然かもしれないんですけどね」

    佐天「うーん。まだ分からないなー。でもいたずらされたのって二人だけなんですか?」

    白井「いえ、御坂先輩もですの」

    初春「白井さん、あれからすっかり御坂さんへの接し方が変わって…」


    555: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:41:49.41 ID:QgWjKnZa0

    佐天「御坂さんは何されたんですか?」

    初春「んー。なんていうか彼氏さんとの行動の一連を公にされたって感じですね」

    佐天「それってさっきの写真?」

    初春「はい」

    佐天「それは帝督さんだってはっきりしてるんだね?」

    初春「そうなんですが御坂さんの方は決定的と言える痕跡が無いんです」

    初春「写真のことも偶然って言われたらそれまでなんです。何も知らずに一方通行さんと写真を撮ったようにしか見えませんし…」

    佐天「じゃあ帝督さんが一連の犯人じゃないんじゃないかな?」

    白井「それにしては現れたタイミングがバッチリでしたの」

    白井「関連した話題もかなり振られましたし」

    佐天「よく分かんないですねー」


    556: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:42:17.31 ID:QgWjKnZa0

    同時刻とあるコンビニ

    垣根「ふーんふふーん」

    垣根「おっマガジン見っけ」

    垣根「……さて次は…ん?」

    垣根「フォトコンテスト?そういえば前に上条の野郎に許可取って写真を送ったっけか…」

    垣根「入賞してるとは思えないが…どれどれ」

    垣根「お?なんか賞取ってるな…ん?」

    垣根「準優勝?チッ…ここでも二位かよ。しかしタイトル、守るべき物は我ながらカッコいいな、うん」

    垣根「さてコンビニでさすがに二時間立ち読みはマズイな、この雑誌と適当に買い物してファミレスで時間潰すか…」

    垣根「そういえば朝飯は…いやファミレス行くからいいか」

    垣根「缶コーヒーと…お菓子と…」


    557: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:42:45.38 ID:QgWjKnZa0

    店員「いらっしゃいませこんにちは。お一人様ですか?」

    垣根「ああ…ん?。いや知り合いが居た、同席いいか?」

    店員「はい、どうぞー」

    垣根「おう、ありがとな。ところでお嬢さん携帯のアドレスなんかを…」

    店員「えっ…私ですか!?」

    垣根「おお、そうだ。まあ渡しにくいならいい。俺のアドレスを教えるからそれに連絡を…」

    店員「は、はい。わっ…かりました」

    垣根「これでも学園都市の二位やってんだ。困った事があったら呼んでくれ」

    店員「第二位…」

    垣根「じゃあな」


    558: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:43:14.28 ID:QgWjKnZa0

    黒夜「あ?なんでチンピラがここに?」

    麦野「チンピラ?」

    絹旗「どうせ超朝帰りの人達でしょう?」

    黒夜「いや、そういうんじゃなくて…あっ、こっち来た」

    垣根「よおアイテム」

    麦野「なんでアンタが出てくるのよ」

    垣根「朝飯だ。金髪と浜面はどうした?滝壺はそこで寝てるみたいだな」

    麦野「浜面はドリンクバー。フレンダはトイレよ」

    垣根「そうか、それより何でテメェが居るんだ?黒なんとか」

    黒夜「黒夜だチンピラ」

    垣根「垣根だクソガキ。礼儀がなってねぇな」

    絹旗「二人とも超落ち着いてください。垣根も浜面の席超空いてますからどうぞ」

    垣根「悪いな」


    559: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:43:42.35 ID:QgWjKnZa0

    フレンダ「あれ?どうして垣根が?」

    垣根「朝飯を食いに来たんだ」

    フレンダ「ふーん」

    垣根「とりあえず店員を呼ぶか」ピンポピンポピンポーン

    黒夜「連打だと…」

    店員「はい、注文をどうぞ」

    垣根「このハンバーグセットとドリンクバー。お前らは何かあるか?奢るぞ」

    麦野「あら珍しいわね。じゃあピザお願い」

    絹旗「私は…このケーキがいいです」

    フレンダ「私はこのマリネなわけよ」

    垣根「お前ら…まだ朝だぞ…」

    麦野「あんたも人の事言えない注文でしょ」

    垣根「まあいいか、以上で」

    店員「かしこまりましたー」


    560: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:44:11.32 ID:QgWjKnZa0

    浜面「あ、あれ?垣根?なんで俺の席に?」

    垣根「戻ってきたな。早くそのドリンク置いて俺のコーラ持って来い」

    浜面「え?どういう…」

    麦野「いいから行ってきなさいよ、ほら」

    浜面「は?」

    絹旗「はい、ドリンクですフレンダ」

    フレンダ「サンキュー」

    垣根「早く行け。今度は席じゃなくてお前が消えてるぞ」

    浜面「クソッ…行ってくる…」

    垣根「おう」

    垣根「そうだ、お前らこの雑誌見ろ」

    黒夜「写真の雑誌?」

    麦野「あんたそんな趣味あったの?」


    561: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:44:40.28 ID:QgWjKnZa0

    垣根「違ぇ違ぇ、ここだこのページ。ここ見ろ」

    絹旗「んん?守るべき物…垣根帝督…?」

    フレンダ「ちょっと…これ入賞してる訳よ」

    麦野「あらホント、準優勝みたいね」

    黒夜「えっと賞品は…っと」

    垣根「お?そういえば準優勝だから賞品も出るか。どれだぁ?」

    垣根「旅行券だと…?」

    麦野「良かったじゃない。心理定規と行ってきなさいよ」

    垣根(旅行券か…心理定規と二人きりでもいいが、寂しいな。他に追加で誰か誘うか。あと四人程行けそうだな)

    黒夜「どうした?チンピラ」

    垣根「いや、どうもしねぇ」

    浜面「ほらコーラだ」

    垣根「おう、悪いな」


    562: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:45:08.86 ID:QgWjKnZa0

    店員「お待たせしましたー。ハンバーグセットの方」

    垣根「おう俺だ」

    店員「ピザの方ー」

    麦野「真ん中に置いてちょうだい」

    店員「はい、ケーキの方ー」

    絹旗「はい、私です」

    店員「ご注文、以上でよろしいですか?」

    垣根「ああ」

    店員「ごゆっくりどうぞー」

    浜面「いや、俺の席は?」

    麦野「みんなピザいいわよ」

    フレンダ「いただきまーす」

    黒夜「やっりぃ、いただきまぁす」

    垣根「悪いな」

    麦野「いやアンタの金だし」


    563: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:45:36.34 ID:QgWjKnZa0

    麦野「そういえばなんでこんな時間にファミレスにいんの?まだ七時ちょいよ?」

    垣根「だから朝飯…あと一方通行に用があるからアイツが起きるまで暇つぶしだ」

    麦野「ていうか仲いいわねあんた達。前に殺し合ったって聴いたんだけど」

    垣根「もうそんな感情はねぇ。気付いたんだよ、俺のあり方ってやつをな」

    垣根「それにそっちの金髪も死んだって聴いたんだがな」

    麦野「あんたと同じよ。復活したの」

    垣根「そうか。ピザ貰うぞ」

    麦野「ええ」

    垣根「そういえば絹旗。一方通行が結婚して一週間ぐらい経つがなんか変わったことはあるか?」

    絹旗「超変わった事ですか?そうですね、結標さんが家事に率先して参加してるくらいですね」

    垣根「ていうかアイツらまだ黄泉川ってヤツのトコに居るんだろ?二人で暮らさねぇのか?」

    絹旗「打ち止めや番外個体も居るので超考えてはいないそうですよ?二人のためにも」

    垣根「そうか、アイツも離れるのが寂しいんだな。うん」

    絹旗「は?」

    垣根「今の環境を心地いいと思ってるってことだ」


    564: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:46:10.85 ID:QgWjKnZa0

    垣根「なあ」

    浜面「なんだよ」

    垣根「お前、いつまでそうしてるんだ?」

    浜面「席が空くまでだよ」

    垣根「ずっと立ってられると迷惑なんだが」

    浜面「お前が言うか!」

    垣根「んでよ、この写真の後ろのウニ頭が一方通行を倒した奴らしいんだよ」

    浜面「おい!」

    麦野「へぇー、こんな奴が…ビジュアルは完璧に第一位の勝ちだけどね」

    黒夜「一体どうやって倒したんだよ」

    垣根「普通に殴ってらしいぞ」

    麦野「は?反射されんじゃねぇのかよ?」

    垣根「そいつの右手、ちょっと特殊でよ」

    麦野「?」


    565: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:46:37.07 ID:QgWjKnZa0

    垣根「触れた能力を消し去る力があるんだってよ」

    麦野「いまいち分からないわね」

    垣根「つまりよ、お前が原子ビームを撃ったとするだろ?そのビームがそいつの右手に当たった瞬間、綺麗さっぱり消えるんだよ」

    垣根「しかもそいつには傷一つ無し」

    麦野「触れた瞬間、能力による効果を無効にするって事ね?」

    垣根「そうなんだよ。つまり一方通行の反射の膜はウニ頭に殴られた瞬間綺麗さっぱり無くなったわけだよ」

    黒夜「つまり殴り成功ってわけかよ」

    麦野「信じられないわね」

    垣根「何がだ?」

    麦野「負けたのがよ。能力を無効にする右手の存在を信じたとして、一方通行が負けたのが信じられないわ」

    絹旗「私も超信じられませんね。今だからこそ一方通行はハンデがありますけど、今でも負けるとは思いませんね」

    麦野「同意見よ、話聴く限りじゃ能力が関係してなきゃ無効に出来ないのよね」

    麦野「一方通行ならそこらへんの物で人殺せるでしょ?わざわざ右手狙う必要無いし。頭狙えば終わりよね」

    麦野「それに第一位よ?頭の回転もかなり早い筈よ?明らかに接近戦に持ち込もうとしてる相手だったら戦い方ぐらい変えるでしょ?」

    垣根「だよなだよな?」


    566: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:47:02.78 ID:QgWjKnZa0

    浜面「でも負けたんだよな?」

    垣根「…ああ、そうだよ」

    麦野「勝とうと思えば勝てたはずよね、それ」

    垣根「ああ、絶対そうだ。だけど一方通行は負けた。俺はわざと負けたんじゃねぇかって思ってる」

    麦野「なんでわざわざ?っていうかその一方通行が負けた日って…」

    フレンダ「私達が研究所のネズミの駆逐を依頼された後ってわけよ」

    垣根「まあ時期はよく分からねぇがそうなんだろうな」

    麦野「確か第三位のクローンを殺害するって内容の実験だったな…」

    浜面「わざと負けたにしてもなんでわざと負けたのか…って話だよな」

    垣根「まあ、そうなんだよ」

    黒夜「そんなの決まってるじゃねぇか」

    垣根「は?なんか分かるのか?」

    黒夜「殺したくなかったからだよ」

    垣根「ま、それでいいか。多分誰にも分からねぇだろうしな」

    麦野「第一位の考えることね…」

    絹旗「私は少し分かる気がします…」

    垣根「そうか、ならいいじゃねぇか。せっかくだから昼間で付き合ってもらうぜ?」

    麦野「まあ暇だからいいけど」


    567: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:47:30.12 ID:QgWjKnZa0


    店員「ありがとうございましたー」

    垣根「ふぅ、じゃそろそろ行くかな。お前達はどうするんだ?特に窒素共」

    絹旗「私はもう少し麦野達と一緒に居ます」

    黒夜「私もかな」

    垣根「そうか」

    麦野「さて、次はどこに行こうかしら」

    滝壺「よくねむれたよ」

    浜面「よかったな」

    フレンダ「結局滝壺は今起きた訳ね」

    垣根「じゃあなアイテム。また会おうぜ」

    麦野「ええ、またいつか会いましょ」

    滝壺「じゃあねかきね」

    絹旗「では」

    黒夜「あばよ」

    フレンダ「結局またねって訳よ」

    浜面「ていうか結局座れなかったなー」


    568: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:47:58.86 ID:QgWjKnZa0

    ピンポーン

    結標「はい、どなた?」

    『俺だ結標淡希』

    結標「あら、垣根帝督。一方通行に用事かしら?」

    『そんなとこだ、とりあえず上げてくれ』

    結標「どうぞ」


    垣根「邪魔するぜ」

    結標「一方通行は部屋よ」

    垣根「おう悪いな」ガチャ

    垣根「起きてるか?一方通行」

    一方通行「ン?垣根か?なンの用だ?」

    垣根「とりあえず、ほら。コーヒー」

    一方通行「おォ、…温いな」

    垣根「買って結構経つからな」

    一方通行「まァいいか」

    垣根「まずはこれを見てくれ」

    一方通行「雑誌?」

    垣根「前に二人で写真撮ったろ?上条と第三位をバックに撮ったやつ」

    一方通行「あれか」

    垣根「その写真をコンテストに送ったらなんと準優勝したわけだよ」


    569: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:48:29.16 ID:QgWjKnZa0

    一方通行「この守るべき物ってやつか?」

    垣根「そうそう」

    一方通行「どォいうコンセプトだよ」

    垣根「は?まずはお前との友情だろ…それと後ろの奴らの笑顔を守る物としてるってわけだよ」

    一方通行「あ、そォ。ンで本題は?まさか準優勝を伝えに来たわけじゃねェよな?」

    垣根「実は風紀委員の奴らに疑われてるんだ」

    一方通行「またなンかやったのかオマエ?」

    垣根「またじゃねぇよ。前にお前としたいたずらで目を付けられてるんだ」

    一方通行「へェ。なンでまた」

    垣根「白井の時に監視カメラを前と同じ方法でジャミングしたのがダメだったらしい」

    一方通行「ジャミングなンかしてたのか」

    垣根「じゃねえと大量の第三位がカメラに写っちまうからな」

    一方通行「なるほどォ?」

    垣根「俺は捕まりたくねぇ。どうしたらいい?」

    一方通行「どォって…」


    570: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:48:53.63 ID:QgWjKnZa0

    一方通行「とりあえずとぼけてればいいンじゃねェか?」

    垣根「相手は風紀委員だぞ?そんなものが通用するかね?」

    一方通行「さァな」

    垣根「俺にいい考えがあるんだ。俺とお前なら絶対うまくいく飛びっきりのやつが」

    一方通行「…」

    垣根「相手はいわば女子中学生だ」

    一方通行「何を考えてやがる」

    垣根「適当に口説いて懐柔すればいいんだよ」

    一方通行「一人で頑張れよォ?」

    垣根「なに言ってんだ」

    一方通行「俺はオリジナルを口説くなンて嫌だぞォ」

    垣根「そいつはどうでもいい」

    一方通行「そォか、ンじゃちょっと待ってろ」ガチャ

    垣根「おう」

    垣根「ふっ…これで風紀委員の奴らとのくだらない争いも終わりだな」


    571: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:49:23.42 ID:QgWjKnZa0

    一方通行「待たせたな」

    垣根「何してたんだ?」

    一方通行「一応淡希にこれからやること説明してきた」

    垣根「何だって?」

    一方通行「他の女に好きだって言わなければ別にイイわ、だと」

    垣根「理解があって助かるぜ」

    一方通行「ンで?どォすンだ?」

    垣根「とりあえずこっちから行くとアウトだから適当に街を歩いて遭遇したら作戦開始だ」

    一方通行「作戦内容を教えてくれませンかねェ?」

    垣根「ああ、もちろんだ」

    一方通行「…」

    垣根「…」

    一方通行「…」

    垣根「以上だ」

    一方通行「うまくいくのかァ?コレ」

    垣根「分からないが一応未元物質でサポートしながら行動する」

    一方通行「そォか」

    垣根「んじゃ行くか」


    572: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:49:53.73 ID:QgWjKnZa0

    ショチトル「おい、起きろ数多」

    木原「あぁ?んだ?おい」

    ショチトル「これを見てくれ」

    木原「封筒?なんだよこれ…おい海原」

    海原「先日応募したクロスワードの賞品です」

    ショチトル「そういうことだ」

    木原「確か旅行券だったか?」

    海原「ええ、木原さんのお陰ですよ」

    木原「そうか?何もしてないような気がするんだがよ」

    ショチトル「いや、私の知識だけでは無理があった。感謝するよ」

    木原「そうか」

    海原「さて、自分はこれから行く所があるので」

    ショチトル「そうか、いってらっしゃい」

    木原「帰ってくるとき飯頼むぜぇ」

    海原「はい、では」


    573: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:50:23.79 ID:QgWjKnZa0

    一方通行「おい」

    垣根「なんだ」

    一方通行「今日暑くないかァ?」

    垣根「そうだな…っていうか俺の作ったチョーカーなら常時反射出来るだろ!」

    一方通行「いや、なンか反射しない日常に慣れたっていうかァ」

    垣根「…まあなんでもいいわ」

    一方通行「ン?」

    白井「見つけましたわ!」

    垣根「別に隠れてるつもりはねぇけどな」

    初春「ま、待ってください白井さん!」

    佐天「遅いよー初春」

    白井「お話、聴かせてもらいますわよ」

    垣根「そんな事よりもさー遊びに行こうぜ。なんか暑いしやる気でねぇよ」

    白井「はぁ?何を…」

    佐天「いいですね!それ!」


    574: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:50:54.86 ID:QgWjKnZa0

    白井「佐天さん!?」

    佐天「いいじゃないですか!」

    初春「ちょっと佐天さん!」

    佐天「いいじゃんいいじゃん。どっちにしろ犯行の明確な証拠も無いんでしょ?」

    白井「それはそうですが…」

    佐天「こうやって一緒に遊んだ所でぽろっとボロを出すかもしれませんよ?」

    白井「…」

    初春「どうするんですか?白井さん」

    白井「分かりました、ここは佐天さんに従いますの」

    垣根「決まりだな。じゃあとりあえず地下街に行こうぜ」

    初春「一方通行さん」、どうしたんですか?」

    一方通行「いや、なンでもねェ」

    初春「そうですか?じゃあ行きましょう」グイッ

    一方通行「お?おォ」


    575: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:51:22.69 ID:QgWjKnZa0

    佐天「ところで帝督さんの能力ってどんなことが出来るんですか?」

    垣根「ん?なんでも出来るぜ?」

    初春「なんでも…ですか?」

    一方通行「そうだなァ。確かに俺よりなんでも出来るなそいつの能力なら」

    白井「第一位よりもなんでも、ですの?」

    一方通行「あァ、かなり便利な能力だなァ」

    佐天「じゃあ人に催眠を掛けたりとか物の成長を促進させれたりするんですか?」

    垣根「やったことは無いが出来るんじゃねぇのか?」

    佐天「やったことは無い、ですか?」

    垣根「考えたことも無いな」

    初春「なかなか尻尾出しませんね」

    白井「そう簡単にはいきませんの」

    一方通行「…」


    576: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:51:51.60 ID:QgWjKnZa0

    垣根「そんなことよりもさー涙子ちゃん達は彼氏とか居ないのか?」

    一方通行(来たか…)

    佐天「えー?居ませんよそんなの」

    初春「私も居ませんねー」

    白井「私もですの」

    一方通行「もったいねェなァおい」

    初春「えっ?どういう意味ですか?」

    一方通行「オマエらはよォ、見た目はメチャクチャ可愛いンだからそれがもったいねェと思ってんなァ」

    佐天「あれ?一方通行さん、結標さんがいながら私達のこと口説くつもりですか?」

    一方通行「そォいうわけじゃねェ。けどよォ残念だろうがよォ」

    一方通行「白井も見た目はピカイチなのによォ」ズイッ

    白井「え?はあ、どうもですの?」

    垣根(そいつは任せたぜ一方通行、そろそろ警戒心を解かさねぇとな)フワッ

    一方通行(始めたか…ってかコレやってること最低だよなァ)


    577: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:52:29.01 ID:QgWjKnZa0

    初春「でも白井さん、男の人に興味無いんじゃ…」

    白井「いえ、それがあの事件以来考えが変わったというか…」

    佐天「つまり男性OKなんですね?」

    白井「え、ええ。まあそうですわね」

    垣根「じゃあ丁度いいじゃねぇか。これを期に仲良くなろうぜ?俺達」

    白井「それもいいですわね」

    佐天「乗り気ですね白井さん!」

    白井「まあたまには、ということで」

    一方通行「じゃあ俺と話そうぜ?」

    白井「一方通行さんとですの?」

    一方通行「あァ、個人的に気になってたしよォ。ダメかァ?」

    白井「いえ、そんなことはありませんの。ではお願いしますの」

    一方通行「おォ、よろしくな。くっ…黒子?」

    白井「名前で……ええたくさんお話をしましょう」

    垣根(…さすが第一位だぜ。女の扱いもお手のものってか?)

    初春「なんかいい感じですねー」

    佐天「うん、それに珍しいね。ちょっと顔を赤くさせてる白井さんって」

    垣根「まあこういう経験が初めてなら仕方ねぇ」

    垣根「俺達も色々とはなそうぜ?ちょうどそこにハンバーガー屋があるしよ」

    初春「じゃあ入りましょうか?」

    垣根「おう、一方通行達も入るぞ」

    一方通行「おォ」

    白井「…」

    佐天「?」


    578: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:52:56.63 ID:QgWjKnZa0

    垣根「それでよぉ、学校に気になる奴とかいねぇのか?」

    佐天「学校の男子達は友達感覚ですね。親しく話す男子は居ますけど特にそんな感情には…」

    初春「私はほとんど話しませんねー」

    垣根「へぇー。じゃあ俺が彼氏に立候補しようかな?」

    佐天「またまたー心理定規さんはどうするんですか?」

    垣根「確かに心理定規も好きだが…今は君達だな

    初春「以外と軽いんですねー」

    垣根「まあな」

    白井「そんなことが…」

    一方通行「おォ、あれで結構助けられてるンだわ、垣根には」

    一方通行「だからよォ、スキルアウトの事はともかく垣根がいたずらなんてする訳がねェと思ってンだよ」

    一方通行(これでいいンだろ?垣根)

    白井「でしたら考えを改めなくてはいけませんの」

    一方通行「ぜひともそォしてくれ」

    白井「それと一方通行さん」

    一方通行「あン?」

    白井「私、もっと一方通行さんの事が知りたいんですの。もしよろしければもっとお話を聴きたいんですの…」

    一方通行「…あァイイぜ…?」
    ............................
    ...................
    .............
    ........
    ....
    ..
    .


    579: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:53:27.26 ID:QgWjKnZa0

    佐天「いやー楽しかったです!」

    垣根「そりゃ何よりだ」

    初春「私垣根さんの事いたずらの犯人だと思ってました。でも今日お話してそんなことする人じゃないって分かりました」

    垣根「そうか、疑いが晴れてなによりだ」

    白井「そうですわね、色々なことも知りましたし。今度からはその人の本質もちゃんと知っておかないといけませんわね」

    垣根「まあ特に気にしてはいねぇ」

    白井「では私たちはこれで。一方通行さん、今日は楽しかったですのこんなに長く殿方と会話する日が来るなんて思ってませんでしたの」

    白井「もし一方通通行さんがよければまたお会いしてお話をさせてほしいんですの」

    一方通行「あァ、いいンじゃねェのか?」

    初春「じゃあ行きましょうか?」

    白井「ええ、ではまたお会いしましょうお二人とも」

    佐天「連絡くださいねー帝督さん」

    垣根「おう、気をつけてな」

    一方通行「じゃァな」

    垣根「行ったか…」

    一方通行「成功かァ?」

    垣根「ああ、大成功だ」

    心理定規「ちょっと」

    垣根「!?」


    580: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:53:53.46 ID:QgWjKnZa0

    垣根「心理定規じゃねぇか!どうしたんだ?」

    心理定規「地下街服を見に来たんだけど…貴方達何してたのかしら?」

    垣根「ほら、昨日話した…」

    心理定規「能力のレベルが上がらなくて悩んでる女の子ってやつ?」

    垣根「そうだ」

    心理定規「ふぅん…相談に乗ってただけ?」

    垣根「おう、間違いねぇ。な!一方通行」

    一方通行「あァそうだなァ」

    心理定規「貴方は奥さんというものがありながら…知られたら泣くわよ?」

    一方通行「心配いらねェ、ちゃンと許可取ってきたからな」

    心理定規「そう、ならいいわ。じゃあ帰りましょ?帝督」

    垣根「おう、帰るか。じゃあな一方通行また連絡するぜ」

    一方通行「おォじゃァな」

    「そういえば貴方宛に手紙が届いてたわよ」

    「手紙だと?」

    「ええ、なんか写真がなんとかって…」

    「一方通行さん!」

    一方通行「ン?」


    581: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/14(土) 20:54:22.14 ID:QgWjKnZa0

    海原「やっと見つけましたよ」

    一方通行「どうしたァ?」

    海原「先日、ショチトルとやったクロスワード。覚えてますか?」

    一方通行「おォ」

    海原「実は旅行券が当たりましてね、かなりの人数を連れて行けるのでどうかとおもいまして」

    一方通行「ほォ、誘ってくれてンのか」

    海原「ええ、どうですか?温泉旅行なのですが…」

    一方通行「考えとくわァ」

    海原「良いお返事、期待しています」

    一方通行「おォ、ンじゃな」

    海原「ええ、自分は買い物があるのでこれで。後日ご連絡しますね」

    一方通行「あァ」

    一方通行「旅行かァ………ン?」


    590: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:30:02.44 ID:jv0sfwaZ0

    絹旗「ただいま」

    黒夜「帰った」

    芳川「二人ともお帰りなさい、随分長い間居なかったわね」

    絹旗「ええ、友人達と長い間遊んでいましたので…」

    黒夜「兄ちゃんは帰ってんのか?」

    芳川「リビングで打ち止め達と一緒に居るわよ」

    黒夜「そうか」

    番外個体「ねぇーアナタは家から出て行かないの?」

    一方通行「はァ?出てって欲しいンかよ」

    番外個体「べっつにー、ただ二人きりになれないのはどうなのかなーって」

    一方通行「淡希もこの状態でイイって言ってンだァ、オマエらの事もあるし俺もこれでイイと思ってるンだけどよォ」

    打ち止め「ミサカたちの事心配してくれてるのー?」

    一方通行「まァそンな感じだ」

    黄泉川「おお、帰ってきたじゃんか、もうご飯だから準備するじゃんよ」

    絹旗「はい」

    黒夜「ういっす」


    591: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:31:16.91 ID:jv0sfwaZ0

    黒夜「そういえば今日チンピラに会ったぜ」

    一方通行「チンピラ?…あァ垣根か。ンで?」

    黒夜「なんか写真がどうたらって自慢してきた」

    一方通行「へェ、オマエらも会ったのか」

    絹旗「そういえば一方通行のトコに超行くって言ってましたね。今日は何してたんですか?」

    一方通行「まァイロイロとなァ」

    絹旗「そうですか」

    黄泉川「そういや一方通行」

    一方通行「あン?」

    黄泉川「二人とも新婚旅行に行ってないじゃんよ」

    一方通行「俺もさっき気付いた」

    黄泉川「行かないじゃんか?」

    一方通行「イヤ…場所を考えてるだけだ。海原が温泉旅行に連れてってくれるとか言ってたし…それにあやかってもイイなァ」

    黄泉川「まあちゃんと行っといたほうがいいじゃんよ。家ぐらいなんとかなるから、行って来たらどうだ?」

    一方通行「淡希がそれでいいンなら行くが…」

    黄泉川「どうじゃんよ、結標」

    結標「私は別にそれでいいわよ。今から色々と手配するのも大変でしょ?」

    一方通行「そォか?ンじゃ…」


    592: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:31:43.94 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「は?旅行?」

    『ええ、そうです。他にも色々とお誘いしますので垣根さんもどうかと思いまして…』

    垣根「あー実を言うと俺も旅行券を当てたんだわ」

    『おや、垣根さんもクロスワードを?』

    垣根「いや、ちょっとしたコンテストで準優勝してな」

    『そうですか、困りましたね…無理にお誘いするわけにもいきませんし…』

    垣根「ちなみにどんな旅行だ?」

    『ちょっとした温泉旅行です。今居る第七学区を少し外れて第三学区にある温泉施設の…』

    垣根「ん…?それって新しく出来た外来用のヤツか?」

    『ええ、ご存知で?』

    垣根「いや、俺の旅行券とおんなじトコだ」

    『ふむ…どうしましょうか?』

    垣根「俺は一方通行とか適当なメンバー誘って行く気だったんだよ」

    『そちらの券は何人までの物でしょうか?』

    垣根「六人だ」

    『そうですか、でしたら気にする事はありません。垣根さんの誘いたい人を誘って行ってください』

    『どうせ行き先は同じなのですから。それにこちらは少しばかり人数に融通が利きますからね』

    垣根「そうか、じゃあこっちはこっちで揃えて行くわ」

    『ええ、会えたらその時会いましょう。ではこれで』

    垣根「ああ」


    593: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:32:09.62 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「海原に繋がんねェな」

    結標「話中じゃないの?」

    一方通行「多分なァ…」

    ヴーッヴーッヴーッ

    一方通行「電話」

    結標「海原からかしら?」

    一方通行「いや垣根だ…なンだ?」

    『旅行に行くぞ一方通行』

    一方通行「あン?あいにくだが旅行は海原達と一緒に…」

    『海原からは許可は貰った。六人までいけるからお前らで内二人になれ』

    一方通行「海原から?ンじゃ別にイイか。どうすりゃイインだ?」

    『残りはこっちでそろえておく。明日、七学区のターミナルに来い。温泉旅行だからそこんとこヨロシクな』

    一方通行「場所はどこなンだ?」

    『第三学区、学園都市内のちっぽけな旅行だが普段は滅多に行かねぇ場所だ。っつーか都市外だったら外出許可はまず降りねぇだろ』

    一方通行「そういやそうか」

    『というわけだ。時間は…10時でいいか…』

    一方通行「10時にターミナルだな。分かった」

    『遅れんなよ、じゃあな』

    一方通行「あァ」


    594: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:32:39.31 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「決まりだ、出発は明日。温泉旅行らしィな」

    結標「じゃあ準備しないとね。日帰りかしら?」

    一方通行「一泊ぐらいするンじゃねェか?よく分からねェが」

    結標「まあ適当に準備するわね」

    芳川「第三学区の温泉に行くの?」

    一方通行「聴こえたのかァ?」

    芳川「ええ。私の言いたいこと分かるかしら?」

    番外個体「ミサカも言いたいことがるんだけど…」

    一方通行「…土産かァ?」

    番外個体「うん」

    芳川「おいしい物よろしくね」

    打ち止め「温泉?」

    絹旗「おそらく第三学区に新しく出来た外来用の超立派な所でしょう」

    黒夜「確かホテルも凄い豪華なのがあったな…」

    打ち止め「ミサカも行ってみたーい、ってミサカはミサカはおねだりしてみる!」

    黄泉川「今回は邪魔しないであげるじゃんよ打ち止め」

    芳川「それに一泊なんて調整の関係上少し難しいわ、諦めるのね」

    打ち止め「ぶぅー」


    595: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:33:09.15 ID:jv0sfwaZ0

    翌日、ターミナルにて

    一方通行「ふァ……アイツらまだ来てねェじゃねェか…」

    結標「53分…確かに発案者としては少し遅いわね…」

    一方通行「お?来たみてェだな」

    垣根「よう、待ったか?」

    一方通行「待った」

    垣根「…そうか」

    心理定規「おはよう二人とも」

    結標「心理定規、おはよう」

    一方通行「その担いでンのは誰だァ?」

    垣根「第三位と上条だ」

    一方通行「なンで担いでンだ?」

    垣根「上条はモタモタしてたから、第三位は恥ずかしがって動こうとしねぇ。だから気絶させて無理やり連れてきた」

    一方通行「そォか」

    垣根「さ、バスが出る。早く乗ろうぜ」


    596: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:33:37.37 ID:jv0sfwaZ0

    上条「はっ!ここは…?」

    垣根「おはよう幻想殺し、ここはバスの中だ」

    上条「いつのまに…ていうか俺は自宅でインデックスを説得してたような…」

    垣根「時間が無かったから気絶させた。インデックスは小萌のトコに預けてきた、だから安心しろ」

    上条「そうか?すまないな。ところで俺の荷物は…」

    垣根「荷物?第三位は持ってたがお前は荷物なんて持ってなかったぞ?」

    上条「それはまだ準備が終わってなかったからだよ!」

    垣根「そうか、おい起きろ第三位」

    上条「不幸だ…」

    御坂「ん…」

    垣根「…」バチッ

    御坂「ひょわっ!」

    垣根「おはよう第三位」

    御坂「なになに!?今何が起きたの!?」

    心理定規「あれって何したの?」

    一方通行「能力使って強い静電気起こしたんだろ。ご丁寧にオリジナルが反応する無害な有害な静電気だァ」

    結標「ずいぶん雑な起こし方ね」


    597: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:34:31.28 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「今静電気が起きたみたいだな」

    御坂「ウソよ!静電気程度なら私に通用するはずが…能力ね!能力を使ったのね!?」

    垣根「うるせェな。コーラ飲め、ほら」

    御坂「コ、コーラ!?」

    上条「なあ、その薬後で俺にもくれよ、大量にさ」

    垣根「分かった、後でやるよ」

    御坂「ふぅ、不思議と落ち着いてきたわね。やっぱり電気と炭酸は相性がいいのかしら?」

    垣根「ははっ、聴いたか今の?電気と炭酸は相性がいいのかしら?だってよ」

    一方通行「あァ聴いたよ」

    上条「なに言ってるんだよ美琴…」

    御坂「えっ!?なに、私がおかしいの!?」

    御坂「ていうかなんで私バスに乗ってるのよ」

    垣根「お前がなかなか動こうとしないから気絶させたんだよ」

    御坂「なんで動こうとしなかったのかしら…」

    垣根「さぁな」


    598: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:35:22.82 ID:jv0sfwaZ0

    御坂「ていうかあんたあの写真!」

    垣根「なんだ?薬が効いてないのか?」

    一方通行「いや、三下が肩を抱いてるから効いてるハズだァ」

    垣根「こういう興奮には効き目がないのか…」

    御坂「ちょっと!聴いてるの?」

    垣根「聴いてない」

    御坂「きーっ!」

    心理定規「ちょっと、落ち着きなさいよ」

    御坂「えっ誰?」

    垣根「そういや俺達は顔見知りの仲だが女達はそうでもねぇんだな」

    上条「ちょっと、そこは仲いいとかって言ってくださいよ!」

    垣根「…ま、仲良くしようぜ幻想殺し」

    心理定規「私は心理定規って言うの、淡希とは…知り合いよね?」

    御坂「え、ええ」

    心理定規「美琴って呼ぶわね、よろしく」

    御坂「よろしく」


    599: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:35:48.95 ID:jv0sfwaZ0

    上条「なあ、ていうか何でこのメンバーなんだ?」

    垣根「まず招待できる人数が六人なんだよ」

    垣根「偶数ならとりあえず男と女で半々だろ?」

    垣根「誘うなら当然仲のいい男女間じゃなきゃダメだろ?親しくなくてもとりあえずなんとかなる」

    垣根「だからお前と一方通行、どちらも彼女持ちを選んだわけだよ」

    上条「垣根は?」

    垣根「は?」

    上条「いや、だから心理定規。彼女なんだろ?」

    垣根「いや?」

    上条「えっ?違うの?」

    垣根「傍に居てやるとは言ったが付き合うとは…俺もアイツもそんなこと言ってないしな」

    上条「…」

    結標「というわけなのよ」

    心理定規「へぇーいいじゃない、お互いの髪の色のリングだなんて」

    御坂「一方通行だからこそ出来る話よね、普通なら黒とか茶になっちゃうものね」

    心理定規「でも綺麗ね、白いリングだなんて、ちゃんと光沢のある白だし」

    一方通行「zzzZ」


    600: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:36:17.99 ID:jv0sfwaZ0

    結標「ほら、一方通行のだって…あら?」

    心理定規「寝てるわね」

    一方通行「zzz」

    結標「いつもはお昼に起きてるから、今日は早起きだったもの。でもちょうどいいわ、ちょっとゴメンね」ヒョイ

    御坂「これね、赤いリング」

    心理定規「さすがにメッキとかの安い光方じゃないのね」

    御坂「そりゃーせっかくの指輪だもの、相応に綺麗じゃないと…」

    心理定規「あら、美琴はそういうの求めるタイプなの?」

    御坂「どういうこと?」

    結標「自分にはちゃんとお金掛けてほしい?ってこと」

    御坂「まさか、お金より愛情よ。お金なんてどうにでもなるもの」

    結標「そういえばお互いにレベル5捕まえてるのよね」

    心理定規「言われてみれば…美琴もレベル5だものね?」

    御坂「そういえばあんたたちの能力って…」

    結標「私は説明する必要あるのかしら…触る必要の無いあなたの後輩さんの能力よ」

    心理定規「私は…そうね、人の心の距離を自在に調節できる能力よ」

    御坂「それってどういう…」


    601: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:37:09.76 ID:jv0sfwaZ0

    結標「実際にやってみたらいいんじゃない?」

    心理定規「そうね、じゃあ」

    御坂「え?え?」

    心理定規「距離単位10」

    御坂「!?」

    心理定規「ねえ、今どんなパンツをはいてるのかしら?」

    御坂「えっ、ゲコ太の…って」

    結標「ゲコ太?」

    心理定規「まあこんな感じね」

    御坂「??????」

    心理定規「今美琴と私の心の距離をあっちのツンツンくん並にしたの」

    心理定規「つまり、美琴はツンツンくんにパンツの柄を聴かれたら答えるってことね」

    結標「ねえゲコ太って」

    心理定規「私の記憶が正しければキャラ物だったはずよ」

    御坂「はっ!べっ別にいいでしょ?」

    結標「まああなたがどんなパンツはこうが私達には関係無いし…」

    心理定規「そうね、全くその通りだわ」


    602: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:37:37.08 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「ほいあがり」

    上条「なんでババ抜きで一回も勝てないんだ…」

    垣根(手札が窓ガラスに映ってんだよバーカ)

    上条「やはり不幸な上条さんに勝利は…」

    垣根「次はウノやるか、おい一方通行起こしてくれ」

    心理定規「ちょっと起きてちょうだい、帝督が呼んでるわよ」ユサユサ

    一方通行「zz…あっ…?」

    結標「呼んでるわよ」

    一方通行「お…なンだ?」

    垣根「ウノやるぞ」

    一方通行「ルール分かンねェぞ」

    垣根「ほら、パッケージの裏見ろ。お前ならすぐ理解出来るはずだ」ポイ

    一方通行「…ン」スッ

    御坂「まさかホントにすぐ理解出来るの?」

    心理定規「仮にも第一位よ、すくなくともここに居る誰よりも頭がいいはずよ。ねぇ淡希」

    結標「そう信じてるわ」

    心理定規「第一位を夫に持つなんてそれだけで勝ち組よ、凄いわホント」


    603: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:38:22.47 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「覚えた」

    垣根「よし、こっち来い」

    一方通行「あァ」

    御坂「待った!」

    垣根「なんだ」

    御坂「私も入れてちょうだい」

    垣根「なんで」

    御坂「ルール覚えたての今なら一方通行に勝てるかもしれないわ」

    垣根「ちゃちいライバル視だな。まあいいぜ入れよ」

    垣根「心理定規達はどうするよ」

    心理定規「私達は遠慮するわ」

    結標「見てるほうが面白そうだしね」

    垣根「そうか、んじゃ始めるか」


    604: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:39:24.81 ID:jv0sfwaZ0

    御坂「緑リバース」

    一方通行「赤リバース」

    御坂「くっ…赤4」

    垣根「赤ドロー2」

    上条「緑赤黄ドロー2」

    一方通行「ドロー4それと…ウノ」

    御坂「……黄スキップ」

    上条「黄リバース」

    垣根「黄スキップ、ウノ」

    御坂「…」

    一方通行「黄ドロー2…あがりだァ」

    上条「黄青青青ドロー2、ウノ」

    垣根「なんでそんなに役札だけなんだよ…」

    上条「役札しか来ないんですけど…」

    垣根「ドロー4、あがり」

    御坂「……」


    605: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:39:52.99 ID:jv0sfwaZ0

    上条「珍しくビリじゃありませんでしたよ!」

    御坂「ねえ、役札じゃあがれないんじゃないの?」

    垣根「そりゃハウスルールだ」

    一方通行「チョロいゲームだったな」

    垣根「ここでも二位とはな」

    御坂「はぁ…」

    上条「どうしたんだよ美琴」

    御坂「そりゃ凹むわよ…ルール覚えたての一方通行に負けるわ…アンタにさえ負けるなんて…」

    上条「そうか?楽しかったからいいだろ?」

    御坂「そうね…」

    心理定規「とんでもないウノね」

    結標「最初美琴が優勢かと思った結果がアレよ」

    垣根「所詮は第三位、頭脳戦でも敵じゃねぇな」

    一方通行「そろそろかァ?」

    垣根「みたいだな、準備しとくか」

    上条「あの…着替えとかは…」

    垣根「ずっと浴衣着てろよ、な?」

    上条「…」


    606: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:40:20.49 ID:jv0sfwaZ0

    御坂「んーっ」

    上条「長いバス旅だったぜ」

    一方通行「そンな感じがするなァ」

    心理定規「随分と緑も多いのね」

    垣根「温泉の雰囲気も大事するってことで自然もかなり増やしたらしい」

    結標「学園都市とは思えないわね」

    垣根「まあとりあえず部屋に行こうぜ」

    一方通行「だなァ」


    上条「12階…の3号室…と2号室か…」

    一方通行「どォいう部屋分けにすンだ?」

    垣根「男女で3:3に別れる」

    御坂「当然よね」

    心理定規「え?」

    結標「当然??」

    御坂「え?何?まさか一緒の部屋で寝るとか大丈夫なの!?」

    結標「まあ、夫婦だし」

    心理定規「特別なんとも思わないわね」

    御坂「えー」


    607: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:40:49.55 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「っしゃあ!あがりぃ!!」

    風斬「あー!」

    海原「おや、負けてしまいましたか」

    絹旗「なんということでしょうか…あと少しだったのに…」

    黒夜「またビリかよぉ」

    フレンダ「結局レベルが高いとゲームの勝率も高い訳!?」

    浜面「落ち着けよフレンダ」

    ショチトル「惜しかったな」

    滝壺「わたしも、あとすこしだった」

    削板「クソっ!悔しいぞ!」

    土御門「あーあー」

    番外個体「ミサカまた負けちゃった」

    木山「少し危なかったな」

    木原「つかよぉ、お前ら…そんな人数でババ抜きして楽しいか?」

    木原「それにまだ終わってねぇだろ、なんで一人抜けた時点でゲーム終了にしてるんだよ」

    海原「木原さん、頂点以外など意味無いのですよ?」

    土御門「そういうことだ」

    木山「実に面白かったぞ、木原博士も一緒にどうだ?」

    木原「いや…やめとく」

    海原「ん?そろそろですね」


    608: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:41:19.34 ID:jv0sfwaZ0

    浜面「おーアレがホテルか!随分立派だな!」

    木山「確かに、かなり大きいな」

    海原「もう一方通行さん達は着いてるでしょうか?」

    土御門「もう昼過ぎになるし着いてるんじゃないか?」

    麦野「早く温泉に入りたいわね」

    フレンダ「私もよ」

    絹旗「ですがタイミングを選ばないと浜面に超覗かれるかもしれません」

    麦野「それもそうね、わざわざ宣言して入るのはアタリじゃないわね」

    浜面「おい!」

    番外個体「やーん、ミサカも覗かれちゃうのー?」

    黒夜「そんなことしたら兄ちゃんが黙ってねぇぞ」

    浜面「覗かねぇよ!!」

    ショチトル「浜面は覗きをするのか?」

    木原「多分するぜ?そんな面してやがる」

    浜面「あんたも何言ってるんだよ!」

    削板「覗きなんて男らしくないぞ!見るなら堂々と見ろ浜面!!」

    滝壺「じゃあはまづらはおとこじゃないのかな?」

    浜面「…」


    609: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:41:46.17 ID:jv0sfwaZ0

    男部屋

    上条「すげぇ!学園都市中が見えるぞ!」

    一方通行「あそォ」

    垣根「窓の無いビルも見えるな」

    上条「すげーなー。上条さんだけだと一生拝めない景色かもしれませんよ」

    垣根「お前はどれほど貧乏なんだよ」

    上条「ドが付くほど…」

    垣根「…とりあえず浴衣になれよ。な?」

    上条「まだ早いだろ…」

    女部屋

    結標「ひっろーい!」

    心理定規「ホントね」

    御坂「こんな景色も見れるのね」

    結標「自然と科学が混ざってるすごい景色…」

    心理定規「滅多に見れるものじゃないわね…」


    610: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:42:23.06 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「てかよォ」

    垣根「あ?」

    一方通行「旅行券ってわりには質素だよなァ」

    垣根「旅行券っつーよりは、なんだ?この温泉の招待券みたいなもんだな」

    上条「旅行券と招待券は全然違うんじゃ…」

    垣根「届くまでは俺も旅行券だと思ってたんだ、それが中身を見てみると招待券だったわけだよ」

    一方通行「まァどっちでもいいがなァ」

    垣根「だろ?結果として旅行みてぇなことになってんだしそれでいいよな」

    上条「俺はいかにもこんな高級そうな所に連れて来てもらったんだ文句の一つもないよ」

    垣根「当たり前だ、文句なんていったら女湯に突撃させんぞ」

    一方通行「黒焦げになるか、真っ裸で外に放りだされるか、それとも知られたくないような事を喋るか。そのどれかだなァ」

    上条「なんですかそれは…」

    垣根「下手すりゃ全部だな」

    一方通行「あァ」

    垣根「とりあえずどうするよ?」

    一方通行「風呂に行く時間でもねェしな…」

    上条「じゃあお土産見に行こうぜ、明日じゃ遅いしよ。一泊なんだろ?」

    垣根「いや二泊だ」


    611: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:42:49.12 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「そォか、ンじゃなお更何やったらいいか分かんねェな」

    垣根「…」

    上条「…」

    一方通行「…」

    垣根「とりあえず外に出て温泉街でも見てくるか…」

    一方通行「そォすっか」

    上条「待った!」

    垣根「?」

    上条「せっかく温泉街に行くんなら浴衣着て行こうぜ」

    垣根「はぁ?」

    一方通行「…」

    上条「そんなイヤそうな顔するなって…ほら!」

    一方通行「チッ」

    垣根「仕方ねぇな」

    上条「そうそう」


    612: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:43:21.12 ID:jv0sfwaZ0

    上条「女の子達はどうすんだ?」

    垣根「さぁな、まあとりあえずは別行動だ。たまにはこういう別れ方もアリだろ」

    上条「そうか」

    垣根「さて、どっちから出ればいいんだ?」

    上条「普通にここから出ればいいんじゃないか?」

    一方通行「違ェ、こっちだ。ホテルの裏から出てくンだよ」

    垣根「おっ、マジか」

    上条「へぇー、直通してんのか?」

    一方通行「どォやらこのホテルの敷地内に温泉街が存在してるらしィな」

    上条「温泉って天然物なのか?」

    垣根「…いや、見る限り人工の温泉がほとんどみてぇだな。天然物もあるにはあるが数は多くねぇみたいだ」

    一方通行「限りなく天然に近づけた人口…って感じだなァ」

    上条「ふーん、随分と広いみたいだな…」

    垣根「ま、行こうぜ。女達には別行動の連絡はしとくからよ」

    一方通行「よし、行くかァ」

    上条「おう」


    613: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:43:55.58 ID:jv0sfwaZ0

    心理定規「…」

    結標「携帯、光ってるわよ」

    心理定規「うん」

    御坂「…」

    心理定規「ふー、っと」

    結標「誰から?」

    心理定規「帝督から…別行動にするって」

    御坂「私達はとっくに別行動してるのにね」

    結標「そうね」

    心理定規「…ところで、この足湯ってどうなの?」

    結標「気持ちいいけど…わりと普通ね」

    御坂「次は天然のに行ってみない?」

    心理定規「それもいいわね」

    結標「じゃ動こうかしら…」


    614: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:44:25.10 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「なんで一緒の部屋なんだよ」

    海原「ちょうどシーズンでして…」

    土御門「この人数で部屋を用意するのは少し無理があるって話だったな」

    海原「大部屋が空いてたのでこちらからお願いしました」

    麦野「…」

    海原「一つの部屋でギュウギュウにすし詰めになるのもどうかと思いまして」

    麦野「なんのための招待券なんだよ」

    海原「実は自腹で券を増やしまして…想定されていた人数をオーバーしたために…」

    麦野「そうか…」

    浜面「えっと…男五人で女九人か…」

    木原「どういうふうにベッドを分けるんだよ」

    木山「ベッドの数は八だな」

    番外個体「…ん?これってもしかして…」

    木山「ふむ…ベッドを独占出来るものが二人。独占した者がどちらも男性だった場合…最低三人の女性が男性と同じベッドで寝ることになる」

    麦野「なんでそうなるのよ、男は床で寝かせればいいでしょ」

    土御門「それでもいいが、今日俺達が床で寝たらお前たちにも床で寝てもらうぜ?せっかくの二泊なんだしな」

    麦野「…」


    615: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:45:02.48 ID:jv0sfwaZ0

    木原「ま、誰が床で寝るのかは大した問題じゃねぇ」

    黒夜「問題なのは誰がベッドを独占するのか…」

    海原「せっかくですから全部クジで決めましょう」

    絹旗「なんでそうなるんですか」

    フレンダ「結局グループも浜面と同じで変体揃いだった訳よ」

    黒夜「まあどうでもいいんじゃねぇの?」

    絹旗「ちょっ…黒夜!」

    海原「おや、潔いですね黒夜さん」

    麦野「ねえ」

    海原「はい?」

    麦野「これって完璧リサーチ不足よね」

    海原「…」

    麦野「あんたもしかして結構適当に取り決めしたんじゃないの?ていうか男女比おかしいわよね?」

    海原「せっかくの高級ホテルなんですから宴会場に布団敷いて雑魚寝もどうかと思いまして…」

    海原「親しい人達を適当に誘ってたらこのような男女比に…それに大人の方は木原さんだけなのもどうかと思いまして」


    616: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:45:28.42 ID:jv0sfwaZ0

    海原「一方通行さんの保護者さんにも声を掛けたのですがあいにく都合が付かなくて…それで他に誰かいないか番外個体さんにお聴きしたところ…」

    海原「木山さんのお話を聴いたので、それならば番外個体さんも連れて行こうと思いまして」

    麦野「まあ、そいつらは分かったわ。でもどうしても分からないのが二人居るの」

    海原「はい、どなたでしょうか?」

    麦野「削板とあの眼鏡の子よ」

    海原「ああ、削板さんは土御門さんのお知り合いで…自分も何回かお話をしたので」

    海原「風斬さんですが、先日の披露宴でショチトルと仲がよくなったので、是非とも連れて行きたいとショチトルが」

    麦野「そう、まあなんでもいいわ」

    海原「では早速クジを…」

    ショチトル「待てエツァリ」

    海原「はい?」

    ショチトル「私は風斬と寝たい」

    海原「そうですか?まあ別にいいですよ。ベッドは今から決めるので少し待っていてくださいね」

    風斬「あっ、ありがとうございます!」

    海原「いえ、この程度」

    麦野「ねえ、私は一人で寝たいんだけど」

    海原「それは出来ません」

    麦野「…」


    617: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:45:56.58 ID:jv0sfwaZ0

    海原「みなさん、引きましたか?」

    削板「まだ引いてないぞ!」

    海原「おや失礼、ではどうぞ削板さん」

    削板「おう!」

    海原「さて、では改めて。ベッドの組み合わせを発表しますね」

    海原「一番のクジは…」

    滝壺「わたし」

    絹旗「はい」

    海原「滝壺さんと絹旗さんですね。ではあちらのベッドにどうぞ。次いで二番」

    麦野「私よ」

    海原「あと一人です。誰でしょうか?」

    土御門「俺だ」

    麦野「…」

    海原「はい、お疲れ様です。ではあちらに。次は三番、このベッドは独占ベッドです」

    木原「おう、俺だ」

    海原「おめでとうございます。あちらにどうぞ。次は四番です」

    浜面「ん」

    海原「おや、自分ですか…」

    浜面「…」


    618: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:46:26.31 ID:jv0sfwaZ0

    海原「さて、次は五番」

    海原「居ないみたいですね、ではショチトルと風斬さんはこのベッドに」

    風斬「はい」

    海原「次、六番」

    黒夜「私だ」

    木山「おや、私みたいだな」

    海原「ではこっちです。次は七番」

    削板「おっす」

    フレンダ「…私よ」

    海原「はい、意味が分からない組み合わせですね。あちらです」

    海原「では最後、番外個体さんが独占ですね。おめでとうございます」

    番外個体「ラッキー」

    海原「さて、みなさん。どうでしょうか?」

    海原「麦野さんなんかはドキドキなんじゃないでしょうか?」

    麦野「あ?」ジジジ

    海原「さて、他の皆さんはどうでしょうか?」


    619: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:47:33.37 ID:jv0sfwaZ0

    絹旗「私達は普通ですね」

    滝壺「うん」

    麦野「変な事すんなよ」

    土御門「嫌ならどうとでもすればいいぜい」

    麦野「いいわよ、みんな対等な条件で決めたんだし」

    浜面「…」

    海原「変な事はしないでくださいね?」

    浜面「誰が…」

    木山「黒夜くんか、よろしくな」

    黒夜「呼び捨てでいいぜ」

    削板「仲良くやろうな!」

    フレンダ「仲良くって…どうなのよ」

    木原「これもブーケ取った故の幸運だな」

    番外個体「ホントにラッキー」

    海原「ちなみに明日も改めてベッドの組み合わせを決めますからね」

    番外個体「え」


    620: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:48:05.52 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「おえっ…」

    垣根「なんだよパフェ温泉って…うっ…」

    上条「そんなに変か?この温泉」

    垣根「温泉つうかこのギャグみたいな組み合わせは風呂だな風呂。パフェ風呂だよ、温泉なんて認めねぇ」

    一方通行「うげェ…甘ったるい臭いが…」

    上条「ははっ、見ろよコレ。生クリームみたいだぜ」

    垣根「臭いもさながら生クリームだな」

    一方通行「どォなってンだよ…」

    上条「次は…カレー温泉ってのに行こうぜ」

    垣根「ダメだ、普通のトコに行くぞ」

    上条「せっかくだから変な温泉を味わおうぜ?」

    垣根「ダメだ」

    上条「なぁ一方通行さんもなにか言って下さいよ」

    一方通行「向かいに普通の温泉があるみたいだぜ」

    垣根「行くか」

    上条「おーい」


    621: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:48:34.43 ID:jv0sfwaZ0

    ドンッ

    上条「あ、すいません」

    木原「あ?気をつけろよ?」

    一方通行「あ?」

    木原「お?」

    一方通行「なンでお前が…」

    木原「はっ、温泉に入りに来たからに決まってんだろ」

    一方通行「一人でかァ?」

    木原「はぁ?一人なわけねぇだろ。ちゃんと後ろに…ああ?」

    一方通行「後ろになんだって?」

    木原「いや、一人で来たわ」

    一方通行「そォかい、じゃあな」

    木原「ああ」

    垣根(あいつは確か…披露宴の時に居た…)

    一方通行「おィ、行くぞォ」

    垣根「おう」


    622: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:49:02.31 ID:jv0sfwaZ0

    上条「効能は肌がスベスベになる…」

    垣根「どうやらここは混浴ありきみてぇだな」

    上条「へ、へぇー」

    一方通行「混浴だろォが関係ねェよ。さっさと入ろうぜ」

    上条「おいおい!待てよ!」

    垣根「何気にしてんだよ、行くぞ」

    上条「ええー」


    垣根「…」

    上条「…」

    一方通行「…」

    麦野「…」

    木山「ん?」

    風斬「…」

    上条「あれ?風斬?」

    風斬「あ、こんにちは」

    垣根「なんでお前がここに…」

    麦野「こっちのセリフよ」

    木山「やあ、一方通行」

    一方通行「あ、あァ」


    623: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:49:30.33 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「なに?あんたたち混浴だからわざわざ来たの?」

    上条「いえ…そういうわ『それもある』…おい!垣根!」

    麦野「あんた奥さん泣くわよ?」

    一方通行「別に俺は裸が見たくてここに来たわけじゃねぇ」

    垣根「現にテメェら揃ってタオル巻いてるじゃねぇかよ」

    木山「おや、そういえば湯船にタオルは浸けてはいけないんだったな」シュル

    上条「ちょちょっ、ちょっと!木山さん!」

    風斬「おおー」

    木山「ん?どうしたんだ?」

    上条「いや、どうしたって…」

    垣根「ほほほほほほお!」

    一方通行「…」

    麦野「コイツは…。心理定規に監禁されてた理由が分かった気がするわ」

    一方通行「奇遇だなァ、俺もだ」


    624: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:49:56.67 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「まあ入ろうぜ!」

    上条「そうだな、あんまり女子陣と近いとアレだしあっちの方に入ろうぜ」

    一方通行「あっちだなァ、よし」

    木山「ん?君達もどうしたんだ?」

    麦野「普通男の前じゃタオル取らないわよ?」

    風斬「そ、そうですよ!いくら湯船にタオルを浸けてはいけないって言ってもですね…」

    木山「そうか?まあいいじゃないか、そんな過剰に反応してたわけでもないしな」

    麦野「いや、思いっきり反応してたヤツ居たしね」

    麦野「でも私の裸体なんかを見ても…」

    風斬「そんなことありません!」

    木山「え?」

    麦野「まあそうね。あんた中々スレンダーな体つきしてるし、それに美人だもの」

    木山「そうか?」

    風斬「うーん…」

    麦野「恋愛に鈍いのも何人か見てきたけどこういうのに鈍いのも居るもんだね」

    「よお!姉ちゃん達!」

    麦野「ん?」


    625: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:50:25.23 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「!」

    上条「どうした?」

    垣根「…」ヒョイ

    上条「お、おい?」

    一方通行「何人だァ?」

    垣根「…三、いや四人だな」

    一方通行「まァ麦野が居るから心配ねェだろ」

    垣根「能力が使えるなら、な」

    一方通行「どォいう…」

    垣根「看板見なかったのか?温泉内での能力使用は厳禁。特殊なジャマーによる防衛策が練られてるから能力は使えないぞ」

    一方通行「はァ?」カチッ

    チャプチャプ…ザバババババ!

    一方通行「いや、イける」

    垣根「反射が効いたみたいだな、俺は…無理だな」

    上条「おい!一体どうしたんだよ!」

    垣根「旅先につき物のナンパだ。結構面倒なタイプ」

    上条「はぁ?」


    626: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:51:26.53 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「なにあんた達」

    「なにってヒドイなー。へへ」

    「こんなトコで声かけるなんて、目的は一つに決まってんでしょ」

    麦野「一日デート?それとも体?」

    「ふはっ、両方なんてのは??」

    麦野「お断り。間に合ってんのよそういうのは分かったらさっさと散りなさいよ」

    風斬「あわわ」

    木山「まあ麦野くんに任せようじゃないか」

    「なんだよなんだよ。女三人で寂しく温泉なんかに浸かってるんだから彼氏なんてみんな居ないんだろ?」

    麦野「チッ、うるせぇな…!」

    麦野(能力が使えない?)

    「どうしたの?こっちに指なんか向けて」

    麦野(ジャマーか…よくよく考えれば一般人の多い、それに外来の多いこの施設に対策が無いわけがないか…)

    「どうしたんだよ?ほら、一緒に周ろうぜ?」グイッ

    麦野「!いやっ」

    「お?結構ウブな反応」

    「いい感じだね?へへへ」


    627: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:51:55.97 ID:jv0sfwaZ0

    木山「はあ…君達…」

    「ん?あれ?君タオル付けてないの?」

    「おお、おお、おお」

    「そっちの眼鏡の子もさ、曇っちゃうよ?眼鏡外しなよ」

    風斬「えっ、いや私は…」

    「ほら、みんなこっちきな…ゴボッ!?」

    「な?なんガボボっ!!」

    ザバババババババ!

    麦野「!?」

    「グボッ!?な、なんだ!?水!?」

    一方通行「あーあァ、お湯が減っちまったよ」

    「なんだコイツ!今のお前がやったのか!?」

    「で、でもここは能力は使えないハズじゃ…」

    垣根「んだよ確信犯かよ、でもま知らなきゃ行動はしねぇか」

    上条「大丈夫か?風斬」

    風斬「あっ、はい大丈夫です」

    垣根「アイツがなんとかするみたいだぜ?」

    木山「そうか、助かるよ」

    麦野「…」


    628: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:52:23.37 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「いいかァ?オマエら、ここに一枚のタオルがあるだろ?」

    「はっ?タオル?それがなんだよ…」

    一方通行「まァ、見てろよ」ペシペシ

    「おい、タオルで叩くんじゃねぇよ。ケンカ売ってんのか?」

    一方通行「ハッ、オマエに買えるかなァ?」ペシペシ

    「あ?んだとぉ?」

    一方通行「ふン」ペシペシ

    「おい!いい加減に…っつ!」ゴキ

    一方通行「ひゃはッ」

    「お、おい!?」

    「気絶してやがる…」

    「なにしやがった!」

    一方通行「タオルにかかる力のベクトルを操作した…」

    「は?」

    「意味分かんねぇがっ!!」ゴキッ

    一方通行「かかか…」


    629: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:52:50.16 ID:jv0sfwaZ0

    「おい!大丈夫か!?」

    「クソッ!一旦出るぞ!」

    「ああ!」

    「覚えてろよオマエら!」

    一方通行「ン?忘れもンだぞ…オマエらァ」

    「はっ?」

    一方通行「そら」カコォン

    「桶??ぶっ」バキッ

    「んがっ」バキッ

    一方通行「おィ、聴こえてっかァ?」

    「な…なんだよオマエ…」

    一方通行「ありゃァ俺達の女なンだよ…次に手ェ出したら気絶じゃすまねェぞォ?仲間が居ンならそいつにも言っとけよォ?」

    一方通行「こンなくだらねェ真似すンなってなァ」

    「は、はい…」

    一方通行「オヤスミ」

    「んがっ……」


    630: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:53:19.55 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「あーあーあー、桶壊しやがったな。それも二つ」

    一方通行「仕方ねェだろォが、ほらタオル返すぜェ」

    木山「ああ、助かったよありがとう」

    上条「アイツら大丈夫なのか?」

    一方通行「気絶してるだけだ」

    風斬「はー、どうなるかと思っちゃいました…ありがとうございます皆さん」

    垣根「いやなに、どうってことないよ」

    一方通行「…」

    麦野「…助かったわ、その…ありがと」

    一方通行「あァ、オマエらだけで来たのか?」

    麦野「いや、あんたのトコのニヤケ面に誘われて大人数で来たわ」

    一方通行「なるほどォ、どォりで木原が居たわけか。なるったけ女で行動すんなよ?少し危ねェみたいだからな」

    麦野「…考えておくわ」

    一方通行「とりあえず出るかァ、次行こうぜェ?」

    垣根「だな」

    上条「お、行くのか。じゃあな風斬に木山さん…と…『麦野だ』麦野さん」


    631: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:53:46.26 ID:jv0sfwaZ0

    風斬「行っちゃいましたね」

    木山「さすがは第一位だな。ジャマーをものともしないとは」

    麦野「はー」

    木山「ほっとしたかね?」

    麦野「正直ね」

    木山「あの状況では仕方ない、精一杯彼らに感謝するとしよう」

    風斬「それより最後に一方通行さんが言ってた俺達の女っていうのは…」

    木山「我々を守るために言っんだろう。随分と頭が回るものだ」

    麦野「でも…悪い気はしなかったわ」

    木山「男性に守られるということがアレだよ。貴重な体験をしたな」

    麦野「そうね、もう二度とない体験かもね」

    木山「じゃあ行こうか。他の女性陣たちと一緒に行動していれば少しは安全だろう」

    風斬「この人達はどうしますか?」

    麦野「ほっときましょ。しったこっちゃないわ」


    632: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:54:15.34 ID:jv0sfwaZ0

    心理定規「…」

    結標「…」

    御坂「…」

    「なあなあ、そんな気難しい顔しないでさー。いいだろ?」

    「そうそう、せっかく知り合ったんだしさ」

    結標「分かったわ、じゃあ一緒に回りましょ?」

    「おっマジで?やりー」

    御坂「ちょっと結標!」

    心理定規「!そうねじゃあ行きましょう?」

    御坂「心理定規まで!」

    結標「着替えたいから外で合流しましょうよ」

    「えっ?そうだな、うん。じゃあ外で!」

    「やったなーかなりレベル高い子ゲットじゃん」

    「だろだろ?ははははは…」

    結標「じゃ外に行きましょ」

    心理定規「そうね」

    御坂「えっ?本当に?」

    結標「…」


    633: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:55:48.24 ID:jv0sfwaZ0

    「お待た…」ヒュン

    「あれ?どこ…」ヒュン

    結標「ふん」

    心理定規「やっぱりね」

    御坂「なるほどねー」

    結標「当然よ、一方通行が居るのに付いていくハズないじゃない」

    心理定規「それもそうね」

    御坂「それでどこに飛ばしたのよ」

    結標「知らないわ、服剥いで適当に飛ばしたから。運が悪ければ外ね」

    心理定規「でも考えたわね。中じゃ能力が使えないからわざわざ外に誘導して能力使うなんて」

    結標「あんまり派手な能力じゃないから助かったわ」

    心理定規「美琴の能力だと目立つからね」

    御坂「どういうことよ」

    心理定規「美琴だとあんまり考えないでバカスカ打つってことよ」

    御坂「んなっ」

    結標「でもナンパなんてどこに行ってもいるのね」

    御坂「そんなもんよ」

    心理定規「次もナンパされたら同じ方法でやるの?」

    結標「そうね、静かだし、一瞬で顔を見なくてすむしね」

    御坂「なんか、あんた達には敵いそうにないわ…」


    634: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:56:13.99 ID:jv0sfwaZ0

    浜面「一方通行に助けられたのか」

    麦野「そうね、助けられたってことになるわね」

    浜面「ていうか一方通行もこの温泉街に来てたんだな」

    海原「最初に一方通行さんもお誘いしたんですが、垣根さんの招待券で行くとのことでしたので…場所も同じでしたのでいいかと思いましてね」

    浜面「へぇ、ってことは垣根も来てるのか」

    海原「そうなりますね」

    風斬「あと上条さんも居ましたよ」

    木山「そうだな、その二人に加えて上条くんも居たな」

    海原「そうですか、でも無事でなによりです。それで、何のご用でしょうか?」

    麦野「絹旗達の居場所、教えてちょうだい」

    海原「なるほど、絹旗さん達は…確か温泉卵のお店に行かれましたよ。温泉卵のお店はそこの店と合わせて二つしかないのですぐに分かると思いますよ」

    麦野「そう、じゃあ行ってみるわ」

    海原「お気をつけてどうぞ」


    635: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:56:40.71 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「そォいや晩飯はどォなってンだ?」

    垣根「んとだな…ホテル側が出してくれるらしい」

    上条「飯食った後も温泉街に出れるのか?」

    垣根「みたいだな」

    上条「じゃああんまり本腰入れて温泉入る必要もないな」

    垣根「そういうことだ」

    一方通行「次はどォすンだ?」

    垣根「少し腹が減ったな」

    上条「温泉と言えば温泉卵ですよ!」

    垣根「んじゃそれでいいか」

    一方通行「店はあっちだなァ」

    垣根「おっ、じゃあ行くか」

    上条「温泉地で食う温泉卵なんて初めてだなー」


    636: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:57:14.11 ID:jv0sfwaZ0

    絹旗「ふむ」

    番外個体「どうしたのさ」

    絹旗「この浴衣なんですが、少し胴回りがキツくて…」

    黒夜「卵食い過ぎたんじゃねぇか?」

    絹旗「そんな!まだ四つしか食べてませんよ!」

    ショチトル「それはまだ、なのか?」

    フレンダ「私はもう四つ、ね」

    滝壺「このたまごは大きいね」

    ショチトル「ダチョウの卵風温泉卵と書いてるな」

    フレンダ「これ食べたら間違いなく胴回りがキツくなるって訳よ」

    「おじょーさん」

    絹旗「む、ナンパですか?」

    番外個体「どこにでもいるねー」

    黒夜「まったくよォ…って」


    637: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:57:41.47 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「よお」

    黒夜「なんだよチンピラかよ」

    番外個体「どのみち軟派野郎だったわけか」

    絹旗「偶然ですね」

    一方通行「オマエらも来てたのか」

    絹旗「ええ、一方通行が超行ったあとに海原さんが来まして、それで」

    一方通行「ほォ」

    上条「ちょっと、誰ですかこの子達は」

    垣根「全員一方通行と俺の知り合いだ」

    絹旗「食べに来たんですか?」

    一方通行「ン?」

    絹旗「卵」

    一方通行「あァ、そうだなァ」

    番外個体「だったらこれ食べなよ。おいしいよ」

    一方通行「おい、こいつァ」

    番外個体「ミサカの食べかけ」

    一方通行「…」


    638: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 20:59:38.96 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「このダチョウに挑戦してみるか」

    上条「これを食べるのか…」

    フレンダ「信じらんないわ、チャレンジ精神で食べてみようだなんて」

    ショチトル「そんなに食べて大丈夫なのか?」

    垣根「一応男三人だ、なんかあってもなんとかなるだろ」

    滝壺「どれぐらい黄身がはいってるのかな?」

    垣根「多分半分くらいじゃないか?」

    ショチトル「ダチョウの卵風ってだけだからな…一体どうやって作ってるんだ?」

    垣根「さぁな。おい、このダチョウを一つくれ」

    上条「あ、本当に食べるんですか?」

    垣根「当たり前だろ、せっかく変な物を見つけたんだ」

    上条「じゃあその原理でカレー温泉に行こうぜ!」

    垣根「そいつはゴメンだ」

    上条「そ、そうか」


    639: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:00:14.76 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「うわ、なんだこりゃ」

    上条「白身の量が…」

    垣根「てかどうやって食うんだよ」

    上条「ここの部分をだな…こうして…」

    垣根「お、そうか。殻を使って…」

    一方通行「普通の温泉卵だな」

    番外個体「ミサカの食べかけなのに?」

    一方通行「…あァ」

    番外個体「つっまんないのー」

    黒夜「間接キスなんかよりも凄い事してんだから当然だろ」

    番外個体「そういやそうかもね」

    一方通行「…ン?」

    垣根「!」

    ヒュン ドサドサ!

    「おわっ!いてて…」

    「一体なにが…」


    640: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:00:42.38 ID:jv0sfwaZ0

    絹旗「むむむ?」

    ショチトル「裸の男??」

    滝壺「?」

    フレンダ「!?」

    垣根「なんだ?こいつら」

    「あれ?」

    「赤毛の姉ちゃんは?」

    一方通行(赤毛…?)

    垣根「おい、なんだオマエら」

    「は?あれ?なんで裸なんだ?」

    「???」

    垣根「いきなり素っ裸で目の前に現れやがってよ…能力者か?」

    一方通行「なるほどなァ…」

    垣根「ん?

    一方通行「オマエらここに飛ばされる前に赤い髪で後ろに髪を結った女に話かけなかったか?」

    「へ?あ、ああ。そうだけどよ…」

    「おっかしーな…」

    一方通行「ソイツなァ…俺の連れなンだわァ」


    641: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:01:11.16 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「ほぉ」

    上条「え?どういうことだ?」

    垣根「こいつら、さっき結標に声かけて、んで能力で飛ばされたんだろ」

    一方通行「はァ…なんて声かけたンだァ?」

    「は?男いないし寂しそうだから一緒に回ろうぜって…あがっ!」

    「むぐっ!」

    一方通行「ふン」

    絹旗「超気絶させたんですか」

    一方通行「あァ」

    黒夜「うわーちっちぇ」

    番外個体「上位個体の親指くらいかな」

    垣根「このままで放置しとくのか?」

    一方通行「別に問題ねェだろ」

    ショチトル「ふむ…」ジー

    フレンダ「なに?興味津々な訳?」

    ショチトル「え?いや…別に…」

    滝壺「この人達、風邪ひかないかな?」

    一方通行「大丈夫だろ」


    642: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:01:55.07 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「これ全部やるよ」

    上条「え!?全部ですか!?」

    垣根「ああ」

    一方通行「オマエらも気ィつけろよォ?少し変なナンパも居るみてェだしな」

    絹旗「言われなくても」

    番外個体「黒夜他に実物見たことあるの?」

    黒夜「いや無い。でも分かる。これはちっちぇってな」

    フレンダ「ワーストは見たことあるの?」

    番外個体「あるよ、一方通行のを…」

    一方通行「見せた覚えも見られた覚えもねェぞ」

    番外個体「チッ」

    垣根「おい、次行こうぜ次」

    一方通行「だなァ」

    上条「えっ?まだ食い終わってないんですけど!」

    垣根「はぁ?さっさと食えよ」

    上条「お前が渡してきたんだろ!」

    ........................................
    ...........................
    ...................
    ...........
    ......
    ...
    .


    643: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:02:19.21 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「はーっ。疲れた」

    上条「おっ、うまいなコレ」

    御坂「ホントねー」

    一方通行「淡希ィ、お前今日能力使って人飛ばしやがったなァ?」

    結標「あら、なんで知ってるのかしら」

    一方通行「飯食ってたら目の前に飛ンできたンだよ。素っ裸の男が二人なァ」

    心理定規「一応温泉街の中に飛ばされたのね」

    結標「少し、しつこかったからお仕置きしたのよ」

    垣根「食事中に変なモン見せやがってよぉ」

    心理定規「仕方ないじゃない。私の能力じゃ役に立たないし、美琴の能力じゃ黒コゲになっちゃうもの」

    結標「それに服着せたまんまじゃお仕置きにならないでしょ?」

    一方通行「まったく…」

    結標「それとあなたもよ?一方通行」

    一方通行「はァ?」

    結標「さっき木山さんに聴いたわ。タオルで人を気絶させたそうじゃない」

    一方通行「ありゃ仕方なしだ」

    結標「まあなんでもいいわ。人助けしたんだし」

    一方通行「だろォ?」


    644: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:02:46.01 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「お前ら飯食ったらどうすんだ?」

    心理定規「また温泉に浸かりに行くわ。今度はゆっくりとね」

    一方通行「そォか、まァ十分気をつけろよ」

    結標「あなたは行かないの?」

    一方通行「今日は疲れたからなァ。少し体を休めるわァ」

    結標「そう」

    御坂「そういえば明日はこのホテルの大浴場でいいのよね?」

    心理定規「ええ、13階のね。頼み込んで貸切にしてもらったわ、そうよね帝督」

    垣根「ああ」

    上条「貸切?それって混浴なのか?」

    垣根「そんなわけないだろ。第三位と一緒に入りたければ他の混浴に行けよ」

    御坂「はぁ?あんた私と入りたいのぉ?」

    上条「はっ、いやそんなわけでは…」

    一方通行「やけに大人しいなァ」

    垣根「さっきコーラを持ってきてやった」

    一方通行「また未元コーラか…」

    垣根「ああ、そうでもしねぇと照れて大変だからな」


    645: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:03:21.42 ID:jv0sfwaZ0

    御坂「この頃さーコーラ飲むと不思議と気分が落ち着くのよねー。やっぱり電気は炭酸と相性いいのよね、うん」

    上条「なんだそりゃ?」

    御坂「だからぁ前までの私ならこんな状況だと緊張して電撃を飛ばしちゃうのよ、ね?分かる?」

    上条「うーん、分かるような分からないような…」

    御坂「でもコーラが切れたとき反動が凄まじいのよね…」

    上条「はぁ…そうですか」

    垣根(コーラが切れるだと?なに言ってるんだ?)

    一方通行(…)

    心理定規「バスの中でも飲んでたわね。コーラ」

    結標「コーラに反応するなにかが入ってるのかしら」

    御坂「そういえば一方通行」

    一方通行「あン?」

    御坂「あんたさー黒子になにかした?」

    一方通行「はァ?なにかってどォいうことだよ?」

    御坂「やたらとあんたのこと話すのよねー。やれ一方通行さんは、それ一方通行さんがって」

    御坂「やたらと顔赤くして言うのよ」


    646: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:03:48.88 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「はァ?知らね…!」

    御坂「?どうしたの?」

    垣根「白井だとぉ?そういや白井に会ったのは旅行に行く前日だったな…」

    心理定規「は?あなたが言ってたレベルが上がらなくて悩んでる女の子って黒子さんだったわけ?」

    垣根「いや、白井じゃねぇ。そいつの友達だ。話してる間白井は一方通行に任せてたから何があったかは俺は知らねェな」

    一方通行(コイツ…)

    結標「えっ!?どういうことなの?一方通行」

    一方通行「どォいうこともなにも…少し話しただけだ…」

    結標「それがどうして赤面してあなたの事を話すことに繋がるの!?」ブンブン

    一方通行「ヤ…ヤメロ…ゆゆゆ、揺らすな…」ガクガク

    上条「この蟹おいしいなぁ」

    結標「ねえ!」ブンブン

    一方通行「あがが…」ガクガク

    垣根「おいおい、それじゃ話せないだろ」

    結標「あっ!そ、そうね」パッ

    一方通行「ンがっ」


    647: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:04:17.44 ID:jv0sfwaZ0

    結標「さ、さぁ話してちょうだい!」

    一方通行(垣根ェ…)

    結標「ね、ねぇ!どうしたの!?」

    一方通行「俺は…垣根に白井の相手を任せられただけだ…白井の気を引けってなァ!!」

    垣根(!一方通行…)

    一方通行「安心しろォ淡希…オマエが心配してるよォな事は一切ねェよ…俺はオマエしか見てねェンだからなァ」

    結標「一方通行…」

    心理定規「???どういうことなの?帝督」

    垣根「だからよ…その悩んでる子がさ、レベルそのものにコンプレックスを持ってるんだよ…」

    垣根「んで心のどこかでやっぱ高位の能力者である白井に少なからず嫌悪感を持ってたわけだよ…だから少しでもそういう気持ちを払拭してもらおうと思ってな」

    心理定規「そうなの?まあ信じるわ」

    垣根「ああ」

    上条「ほら、この蟹食ってみろよ美琴」アーン

    御坂「ん…」


    648: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:04:53.12 ID:jv0sfwaZ0

    心理定規「ちょっと、いつまで抱き合ってるのよ」

    結標「はっ」

    一方通行「ン…もうイイのかァ?」

    結標「うん」

    一方通行「そォか」

    御坂「早く温泉行きましょうよ」

    心理定規「時間、無くなっちゃうわよ?」

    結標「じゃあ行きましょうか」

    上条「俺達は部屋に戻ってるよ」

    御坂「わかったわ。多分もう寝るんでしょ?また明日ね」

    上条「おう」

    垣根「んじゃ戻るか。くれぐれも気をつけてな。暗いし何があってもおかしくねぇからな」

    一方通行「なンかあったら俺達が行けばイイ」

    心理定規「じゃあどうしようも無かったら呼ぶわ」

    結標「大丈夫だと思うけどね」

    一方通行「そォだとイイな」

    結標「じゃまた明日ね」

    心理定規「おやすみ、帝督」

    垣根「ああ」

    一方通行「ン」


    649: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:05:19.68 ID:jv0sfwaZ0

    ガチャ

    麦野「ふぅ」

    海原「おや、戻って来ましたね」

    土御門「悪いが先に夕飯は取らせてもらったぜい」

    麦野「いいわよ別に。こっちはこっちで夕飯取ったし」

    ショチトル「温泉もさることながら、なかなかの夕飯だった」

    海原「そうですか、それは良かったですね」

    木山「君達も来れば良かったのにな」

    海原「いえ、我々は遠慮させてもらいますよ」

    風斬「なんか私たちだけで温泉を堪能したみたいで悪いですね」

    絹旗「ああ言ってることだし。別に超いいんじゃないですかね」

    フレンダ「あれ?削…板だっけ?はどうしてんの?」

    海原「削板さんですか?彼はもう寝ていますよ」

    黒夜「そういや今日全然見かけなかったけど何してたんだ?」

    土御門「確か木原と色々回ってたみたいだぞ」

    黒夜「あっそ、んでその木原は?」

    浜面「自販機に行ったみたいだぜ」


    650: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:05:46.23 ID:jv0sfwaZ0

    滝壺「…」

    絹旗「どうしました滝壺さん?」

    滝壺「ごめんきぬはた。わたしももう寝るね」

    絹旗「ああ、そうでしたか。どうぞ」

    滝壺「うん、おやすみ」

    絹旗「はい、超おやすみなさい」

    浜面「そういやワーストちゃんだっけか?その子は?」

    麦野「あれ?」

    黒夜「そういえば途中から見てないな」

    木山「博士みたいに自販機に行ってるのかも知れないな」

    絹旗「捜してきましょうか?」

    海原「いや、その必要は無いでしょうね」

    土御門「そうそう、レベル4クラスの力があるんだ。心配はいらないと思うぜい?」

    麦野「そういえばさ、さっき一方通行の連れ達にあってね」

    土御門「ん?」

    麦野「私たち、明日は13階の大浴場でお風呂に入るから」

    土御門「そうか、まあいいんじゃないか?」

    麦野「一応言っといた方がいいと思ってね」


    651: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:06:17.83 ID:jv0sfwaZ0

    ガチャ

    木原「ったくよぉ…」

    番外個体「はぁーあ」

    木山「おや、二人共自販機に行ってたのかな?

    木原「ああ、途中でコイツに絡まれてな。ついでに一緒に行ってきた」

    ショチトル「何かあったのか?」

    木原「なにって…一方通行とコーヒーの取り合いだよ」

    風斬「ふふっ、なにがあったのか分かる気がします」

    フレンダ「え?どういうことな訳?」

    麦野「番外個体が疲れてるってことは番外個体を巻き込んでコーヒーの取り合いしたってことでしょ?」

    番外個体「ミサカ疲れたー」

    木山「何があったんだい博士?」

    木原「あ?だからよ、どこの自販機行ってもコーヒーが無くてよ。んで売店に行ったらラス1が見つかってな、あとは居合わせた一方通行と取り合いだよ。まったく…」

    番外個体「結局負けちゃったのよねー」

    木原「クソガキがよぉ…文句あんなら13階に来いだと?ったく、生意気によぉ…」ブツブツ

    絹旗「…」

    黒夜「?」


    652: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:06:46.48 ID:jv0sfwaZ0

    削板「うおっ!!」ガバッ

    「「「「!?」」」」

    土御門「な、なんだ?どうした?」

    削板「恐ろしい夢を見た…」

    浜面「はぁ?一体どんな夢だよ?」

    削板「よく覚えてないが…一位と二位が揃ってボロボロになってる夢だった…」

    浜面「それ、恐ろしいか?」

    土御門「学園のトップ2がやられればそりゃ恐ろしい敵だぜい」

    浜面「そりゃそうか。はははっ」

    削板「うーむ…」

    木原「おい、どうした?」

    削板「あいつらの顔を見てくる。同じホテルに居るんだよな?」

    木原「あ?ああ、確か13階の…何号室だったかな?まあ13階に居るはずだ」

    削板「そうか!ちょっと行ってくる!」バタン

    浜面「あいつ、忙しいなぁ」


    653: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:07:15.47 ID:jv0sfwaZ0

    土御門「さて、そろそろ寝るか」

    風斬「そうですね、私も今日はちょっと疲れました…」

    フレンダ「ん!そういえば削板居なくなったから私一人じゃん!やった!」

    土御門「すぐ戻ってくると思うけどな」

    フレンダ「その前に寝付けばいいって訳よ。変に意識しなくていいし」

    木山「じゃあ私は先にベッドに失礼するよ」

    黒夜「おう」

    木原「俺はバーで酒飲んでくるかな」

    浜面「おっ、じゃあ俺も行くぜ」

    木原「おう、好きにしろ」

    ショチトル「私も寝るか…おやすみエツァリ」

    海原「ええ、おやすみなさい」

    番外個体「ミサカはもう少し起きてよっかな」

    絹旗「私もそうします。まだ寝れそうにありませんから」

    土御門「そうか?明日もあるからあまり無理しないようにな。ん?麦野は…?」


    654: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:07:44.86 ID:jv0sfwaZ0

    海原「あれ?」

    黒夜「ん?もうベッドに入ってるみたいだな」

    土御門「いつの間に…」

    海原「黒夜さんはどうなされます?」

    黒夜「もう少し起きてる」

    海原「そうですか。土御門さんは…」

    土御門「ん?」

    海原「なにやってるんですか?」

    土御門「気付かれないように布団に入ろうとしてるんだが…」

    海原「そうですか…」

    土御門「…チィ!」バサッ

    麦野「なにすんのよ!」

    土御門「布団に入れろ!」

    麦野「はい、どうぞ」チョイ

    土御門「おい!こんな端っこだと落ちるだろ!」

    麦野「うるさいわねぇ…ほら、好きにすれば?」ヒョイ

    土御門「そう、それでいいんだ…」


    655: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:08:10.58 ID:jv0sfwaZ0

    ドンドンドン

    「おーい!生きてるかー?」

    垣根「一体なんだ?」

    一方通行「新手の宗教かァ?」

    上条「気になるな…」

    垣根「じゃあ出てこい、ほら」

    上条「んー、まあいいか。はいはーい生きてますよ…」ガチャ

    ガンッ

    上条「んがっ」

    削板「生きてるか!?第一位、第二位!」

    一方通行「は?」

    垣根「なんだよ、削板かよ。なんの用だ?てかお前も旅行に誘われたのか」

    削板「良かった!無事みたいだな!」

    一方通行「ン?一体どォいうことだァ?」

    削板「おう、実はな…」


    656: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:09:37.38 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「はーん、俺達がボロボロになる夢ね」

    削板「あとは…途切れ途切れだが第一位が逃げる夢も見た」

    一方通行「俺が逃げるゥ?」

    削板「そうだ!まあ、無事ならなによりだ!じゃあな!」

    垣根「おい、待て!」

    削板「ん?」

    垣根「今飲んでたんだがお前もどうだ?」

    削板「いや、俺はいい。すぐに酔いが回るからな!はははははは!」ガチャ

    上条「いてて…」

    一方通行「なンだったンだ…」

    垣根「わからん。…続きするか」

    一方通行「だなァ」


    657: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:10:20.89 ID:jv0sfwaZ0

    番外個体「で、どうするの?」

    絹旗「当然、実行します。そんな超面白そうなこと」

    番外個体「今0時を回ります、あと一時間ぐらいしたら行動に移しましょう」

    番外個体「了解」

    黒夜「さっきから何話してんだよ」

    絹旗「黒夜にはあまり関係の無いことです」

    黒夜「ふぅん。まいっか」

    絹旗「それにしても…」チラ

    麦野「zzzZ」

    土御門「んん…zzZ」

    絹旗「超仲良く寝てますね。この二人」

    黒夜「あっちなんか削板ベッドから落ちてるぜ」

    フレンダ「ん…」

    削板「…」

    番外個体「ショチトルと氷華は仲良く寝てるね」

    ショチトル「zzZ」

    風斬「すー…zzZ」

    黒夜「ん…私も寝るかな」

    絹旗「おや、そうですか?」

    黒夜「うん…目がしぽしぽしてきた…。よいしょ…っと」

    番外個体「おやすみー」

    黒夜「ああ…」

    絹旗「ふふ…」


    658: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:10:49.38 ID:jv0sfwaZ0

    翌朝

    垣根「ん……ん?」

    上条「…どうした…?」

    垣根「……いや…一方通行のベッド…」

    上条「?…」

    一方通行「zzZ」

    上条「んん…??」

    垣根「よく見ろ…」

    上条「なんか不自然な膨らみが…」

    垣根「…」スクッ

    一方通行「zzzzZ」

    垣根「おい、一方通行」ユサユサ

    一方通行「ン?…あァ?…」ムニュ

    垣根「ん?」

    一方通行「うおァ!!!」ガバッ

    上条「!!!!」

    垣根「な、なんだ!?」

    一方通行「起きろお前らァ!!」


    659: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:11:18.88 ID:jv0sfwaZ0

    絹旗「ん…なんですか…」

    番外個体「ミサカもう少し寝ていたいんだけど…」

    垣根「あ、アイテムのガキ…とワーストかぁ?」

    上条「え?え?なんですか?」

    一方通行「ハ…」

    垣根「おい、なにをそんなに脱力してやがる」

    一方通行「布団なか見てみろォ」

    垣根「?」グイ

    絹旗「ちょっと、布団取らないでくださいよ」グググ

    垣根「おいその手を離せよ」ググッ

    番外個体「やーん、第二位の工ッチぃ」グイグイ

    垣根「おい…おい」グググググ

    一方通行「…まァいい。コイツら素っ裸で俺の布団に居たンだよ」

    上条「は?」

    垣根「…へぇ…」ゴバッ

    絹旗「きゃっ!」

    番外個体「いやん」

    上条「うおっ!!」

    番外個体「ちょっとガン見しないでよ」ブン

    上条「あう」

    絹旗「垣根もです」ブン

    垣根「はっ。たかが枕とはな」ヒョイ


    660: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:11:50.51 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「…」

    垣根「いつのまに…っていうかなんの為に入ってきたんだ?」

    絹旗「何の為って…ねぇ?」

    番外個体「うん」

    上条「さっぱり分からないぞ」

    番外個体「で、ミサカはいつまで裸で居ればいいのかな?隠してるのもそろそろ疲れたんだけど」

    一方通行「オマエは…」

    絹旗「私もそろそろ超恥ずかしくなってきました」

    上条「とりあえず浴衣が余ってたからコレを…」

    絹旗「いえ、一応自分の衣服はこの部屋に脱ぎ捨てているので」

    上条「ん?そうなのか?」

    絹旗「はい」

    垣根「コイツか」

    番外個体「そうそれ」

    垣根「お、パンツ発見」

    番外個体「ちょっと」

    垣根「はっ、黒かよ」

    一方通行「ンで?なンで裸で入ってたンだ?」

    番外個体「ミサカが最初に裸で布団に侵入していたらどういう反応するのかなぁ?って思ってね」

    絹旗「その話題を持ちかけられたとき超面白そうだったんで私も参加したんです」

    一方通行「ンで?」

    番外個体「わりと普通の反応だったね」

    一方通行「そォか、帰れ」


    661: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:12:19.61 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「意味が分からなかったな」

    一方通行「いつもあンなンだ」

    上条「正直羨ましいというかなんというか」

    垣根「第三位に頼んだらいいじゃねぇか。俺の隣で裸で寝てくれって」

    上条「さすがにそれは…」

    一方通行「今日はどォすんだ?」

    垣根「俺は温泉街に出ねぇぞ。このホテルで一日を過ごす」

    一方通行「女共はァ?」

    上条「随分早くから温泉街に出てるみたいだぞ?メールが来てた」

    垣根「一緒に回りたかったか?」

    一方通行「いや、こういう機会でもねぇと満足に遊べないんだ。いつも俺と一緒に居るよりは何倍もイイだろ」

    上条「ほぉー」

    垣根「とりあえず朝飯行こうぜ」

    一方通行「あァ」

    上条「朝のメニューはなんだ?」

    垣根「蟹」

    上条「昨日と同じはちょっと…」


    662: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:12:50.55 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「…ん?」

    土御門「…は?」

    麦野「なんであんた上脱いでるのよ」

    土御門「寝てる間に脱げたかな?なにせアロハだからな」

    麦野「そうか」

    ガチャ

    絹旗「んーっ」

    番外個体「朝のホテルの廊下ってなんか雰囲気いいよねー」

    木山「その気分、分かる気がするぞ」

    番外個体「ん?なんでそこにバカ面が倒れてるの?」

    木山「博士と飲んでいて…ということは知っているんだが…なぜここで寝てるのかは分からないな」

    浜面「」

    木原「あーっ、頭イテェ」

    木山「二日酔いのようだな」

    木原「ああ」

    木山「どこか行きたいところが無いなら今日はじっとしてるといい」

    木原「そうするわ」

    絹旗「フレンダ達はどうしました?」

    麦野「今居ない女子はみんな温泉街に行ったわ」

    絹旗「そうですか、では私達も行きましょうか」

    木山「君達はどうするんだ?」

    土御門「削板が戻ってきたら海原と一緒に朝飯を食いに行く。温泉に行くかはまだ分からないな」

    木山「そうか。じゃあ私達は一足先に温泉街に行くよ」

    土御門「気をつけてな」


    663: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:13:18.50 ID:jv0sfwaZ0

    土御門「おい海原」

    海原「はい?どうなされました?」

    土御門「さっきから何を見てるんだ?」

    海原「いえね、景色を眺めてたんですよ。こんな光景、落ち着いては滅多に見れませんからね」

    土御門「そうか」

    ガチャ

    削板「おっす!起きたか!」

    土御門「今まで何やってたんだ?」

    削板「ラジオ体操に参加していたんだ」

    海原「健康的ですね…」

    土御門「まぁいい、俺達は朝飯に行くが来るか?」

    削板「おう、行かせてもらうぜ」

    海原「では行きましょう」

    削板「ん?木原達はどうすんだ?」

    木原「俺達はいい…見事に二日酔いだ…」

    土御門「だそうだ」

    削板「ほう」

    海原「では行きましょう」


    664: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:13:46.74 ID:jv0sfwaZ0

    ホテル、食堂

    垣根「はーっ」

    上条「朝は和食だったか…」

    一方通行「バイキング制なンだから洋食取ったらイイじゃねェか」

    上条「まあそうなんだが…なんか和食食いたいだろ」

    垣根「みそ汁なんか久しぶりに飲んだぜ」

    上条「一方通行はなんも食べないのか?」

    一方通行「いや、俺はイイ」

    上条「あんま食べなさそうだもんな」

    垣根「でもコイツ、性欲はウサギだぜ?」

    上条「えっ」

    一方通行「何言ってやがる」

    垣根「いやなんとなくな」

    一方通行「チッ…」

    上条「ん?おーい土御門!」

    土御門「おいおい、上やんじゃないか。垣根に一方通行まで」

    垣根「お、海原も居るじゃないか」

    海原「おはようございます垣根さん」

    削板「俺も居るぞ!!」

    一方通行「削板もいたのか」


    665: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:14:13.63 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「お前らはいつまで居るんだ?」

    海原「自分達は今日が最後の夜になります」

    上条「じゃあ俺達と同じで明日帰りなわけか」

    土御門「そうなるな」

    上条「今日の予定とかは決めてんのか?」

    土御門「とりあえず温泉街に入り浸ることにした。せっかくだからな」

    垣根「俺らとは正反対だな」

    土御門「ん?」

    垣根「俺達は疲れたから今日はホテルで過ごす予定なんだ」

    上条「あのさ垣根」

    垣根「あ?」

    上条「この後土御門達と行動してもいいか?」

    垣根「別にいいんじゃねぇの?ダメな理由もないしな」

    上条「そうか?ありがとう」

    海原「では上条さんは自分達と温泉巡りですね」

    上条「ああ、そうなるな」

    削板「そいつは楽しみだな!」


    666: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:14:41.66 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「…行ったか」

    垣根「久々に賑やかな朝飯の時間だったな」

    一方通行「さて…どォするかねェ…」

    垣根「ふふ、歩く不幸が居なくなった今、話すことがある」

    一方通行「いい予感はしねェなァ」

    垣根「女共、今夜は貸切の大浴場を使うんだ」

    一方通行「オマエの言いたいことが分かった気がするなァ」

    垣根「お察しの通り、覗きをする。対象の女こそ三人と少ないがどれも高レベルときたもんだ」

    一方通行「はァ…」

    垣根「以外と小さい反応だな。結標が居るからやめろとか言いそうだと思ったんだが」

    一方通行「覗きってのは、学生達が修学旅行だりなンだりでやるイベントだと思ってる」

    垣根「え?…いや…まあ…うん」

    一方通行「だろォ?最近になって打ち止めの小学校入学を考えてなァ、それで色々と調べたンだわ」

    垣根「はあ…」

    一方通行「だからよォ、打ち止めに被害が被るかもしれねェ覗きを俺がやって対策を練ろうと思ってなァ」

    垣根「よくわからんが協力してくれるんだよ、な?」

    一方通行「まァな」

    垣根「よし、じゃあ早速プランの相談だ」
    ........................................
    ...............................
    .......................
    ...............
    ........
    ....
    ..
    .


    667: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:15:11.02 ID:jv0sfwaZ0

    時は流れて夜


    上条「あれ?また蟹!?」

    海原「おや、不満でしたか?昨日とは調理の仕方が違うので大丈夫かと思ったのですが…」

    浜面「上条は肉が食いたかったんだろ?」

    上条「う」

    浜面「ははっ。ほらな?」

    土御門「でもうまいことには変わりないんだ、味の面では不満も無いだろ」

    上条「まあそうだが…」

    木原「あ?女たちはどうしたんだ?」

    垣根「女は女で夕飯を取ってるらしいぜ」

    木原「ほお」

    削板「しかし女子達も合流していたんだな」

    土御門「あまり広い温泉街じゃないしな。適当に歩いていれば鉢合わせするだろ」

    木原「そういや最後の風呂は外で温泉に浸かろうと思うんだが誰か来るかぁ?」

    上条「ん、じゃあ俺付いて行ってもいいか?」

    木原「おう、来い来い。テメェらはどうするんだ?一方通行と垣根帝督」

    一方通行「いや、俺達はイイ」

    木原「んだよ、つまらねぇな」


    668: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:15:38.71 ID:jv0sfwaZ0

    海原「では自分達もご一緒しましょう。ね?土御門さん」

    土御門「聴くまでもないぜい。もとより浜面も削板も同じ考えだ」

    海原「おや、そうでしたか。しかし本当によろしいのですか?付いて来られなくて」

    垣根「ああ、大丈夫だ。気にせず行って来いよ」

    木原「行かねぇ野郎は行かねぇでいいだろ」

    一方通行「そォいうこった。精々楽しンで来いよ」

    海原「そうですか、ならばそうさせてもらいますよ」

    削板「この蟹うまいぞ!」

    浜面「それカニカマ…」

    削板「カニカマぁ?」

    垣根「ほら、鍋もういいんじゃねぇか?」

    土御門「ん、じゃあ空けるか…蟹鍋とご対面…っと」

    浜面「おお」

    一方通行「確かに凄いがこの時期に鍋とはなァ」

    浜面「いいじゃねぇか、うまそうでなによりだ」

    削板「早く取り分けろ!」

    海原「待ってくださいよ、削板さん」

    上条「鍋かー、久しぶりだな…」

    木原「そのデカイやつ俺のな」

    垣根「は?俺のだよ」

    海原「まあまあ…」
    ..............................
    .....................
    .............
    .......
    ...
    .


    669: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:16:06.88 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「ついに来た」

    一方通行「ふン…」

    垣根「邪魔な他の男共は温泉街に、目当ての女三人は大浴場に行った」

    垣根「欲を言えば上条が欲しかったがこの際仕方がねぇ」

    一方通行「ンで、定石通りに未元物質に身を包ンでの行動でいいンだよな」

    垣根「ああ、この未元物質製の膜はお互いの視認を除いて他の人物からの視認を一切拒否する特製だ」

    一方通行「つまり俺とオマエはお互いに確認は出来るが他のヤツからは見えねェということだな」

    垣根「ああそうだ」

    一方通行「ンで?」

    垣根「せっかく透明人間のようになれたんだが女湯に直接突撃しても面白くねぇ。だから男湯から覗く」

    一方通行「ンじゃ、俺達も大浴場に行くか」

    垣根「ああ」

    一方通行「しかし覗きかァ…」

    垣根「本来見ることの出来ない他の女の裸体が見れるんだ。すばらしいだろ?」

    一方通行「能力を使用しての覗きの可能性がある…と」

    垣根(予想通り女を覗くということに関しては一方通行は乗り気じゃねぇ)

    垣根(だが、今回ばかりは乗り気になってもらわねぇと面白くねぇ。悪いが蟹鍋に盛らせてもらったぜ?未元物質)

    垣根(時間差で発動する未元物質…効能は人並みの性欲、いわば性欲求だ、仲良く覗こうぜ?一方通行)


    670: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:16:33.99 ID:jv0sfwaZ0

    大浴場


    木山「随分と拾いんだな」

    結標「でしょう?女三人で使うのもどうかと思ってね」

    麦野「この広さなら確かに思っちゃうわね」

    フレンダ「うへー、これってそこらの一軒家より断然広いわよね」

    麦野「そりゃあね」

    番外個体「ミサカいちばーん」

    黒夜「おい待てよ、私が一番だよ」

    木山「待ちたまえ」ググイッ

    黒夜「うおっ」ズデン

    番外個体「あうっ」ズルッ

    木山「先に体を流してからだよ」

    滝壺「…!からだだけに?」

    木山「?」

    ショチトル「さて、では私が最初に入らせてもらおうかな」チャプ

    風斬「じゃあ、私も…」チャプン

    絹旗「…」ゴシゴシ

    麦野「あんた最初に頭洗うの?」

    絹旗「ええ、ゆっくり浸かりたいので」

    麦野(シャンプーハット…可愛いじゃないの)


    671: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:17:04.38 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「ふははは、ついに来たこの先に行けば男湯。つまりは女湯の隣ということになる」

    一方通行「来たはイイがちゃんと覗けンだろォなァ?」

    垣根「リサーチ済み」

    一方通行「なンの障害も無いということだな」

    垣根「ああ…」

    一方通行「じゃあ早いとこ行こォぜ?待ち遠しいぜ」

    垣根(しっかり発症してやがるな?本人が気付かないほど自然な流れだ…こういうのを親友って言うんだな…同じ秘密を共有するということか…)

    一方通行「どうした?先行くぞォ?」

    垣根「今行くよ」

    ガラッ

    一方通行「見事に貸切だな…」

    垣根「ほら、あそこの塀だ。上れば楽勝で見れるぜ」

    一方通行「おォ、ンじゃ早速拝見と行くか。目当てはまず心理定規のスレンダーボディからだァ」カチッ

    垣根「俺は結標のバストを拝見するぜ…」バサッ

    一方通行「そォら!」

    垣根「おらぁ!」

    一方通行「!?!?」

    垣根「!!!!!」


    672: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:17:37.02 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「ん?」

    結標「どうしたの?」

    麦野「なんか男湯から声がしたような…」

    心理定規「帝督達が入って来たんじゃない?」

    麦野「まさか覗きなんてしないわよね?」

    御坂「そんな小さい事するかしら?」

    麦野「それもそうね」

    絹旗「よいしょ」ザパー

    木山「可愛いな君は」

    絹旗「え?」

    木山「いや、なんでもないよ」

    滝壺「西側から信号が…」

    黒夜「信号?」

    一方通行(おいおい、どォいうことだァ?)

    垣根(まさかのまさか、他の女たちも居るとはな…)

    一方通行(くききかか…まさにより取り見取りじゃねェか)

    垣根(ん?あの眼鏡の子もいいなぁ)

    一方通行(こォして見ると麦野もなかなか…)


    673: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:18:04.95 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「んー」ソワソワ

    心理定規「どうしたの?さっきから」

    麦野「なんか気配を感じるっていうか…」

    御坂「だから壁隔てて向こうに男共が居るからじゃないの?」

    麦野「そうかしら…」

    垣根(ふはは、落ち着きの無い麦野もいいもんだ)

    木山「声をかけてみればいいんじゃないか?そのほうが色々とすっきりするだろう」

    御坂「それもそうね」

    結標「呼べばいいの?」

    心理定規「この流れだとそれが正解ね」

    結標「…一方通行ー!」

    一方通行(!)スタッ

    垣根(俺も降りておくか…)

    一方通行「あァ!?なンだァ!?石鹸かァ!?」

    結標「ちゃんと居るわ」

    心理定規「みたいね」

    結標「ううん!!呼んだだけー!」


    674: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:18:31.62 ID:jv0sfwaZ0

    心理定規「帝督ー!!」

    垣根「あぁ!?お前は石鹸かぁ!?」

    心理定規「私も呼んだだけー!!」

    御坂「当麻ー!」

    一方通行「…」

    垣根「…」

    御坂「ちょっとー!いないのー!?」

    垣根「しつけぇな…」バサッ

    一方通行「なにする気だァ?」

    垣根「あ゛ーあー…ううんっ!…あー」

    一方通行「お、三下の声色」

    垣根「なんですかー美琴さーん!?」

    御坂「なによ居るじゃない…どうしてすぐ返事しなかったのよー!!」

    垣根「ちっ…あー、ちょっと考え事をしてたんですよー!」

    御坂「考え事ー!?」

    垣根「ああ、そうだ!」

    御坂「それって何よー!!」

    垣根「…」


    675: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:18:59.82 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「おい、どうすンだァ?」

    垣根「…くっ」

    御坂「ちょっとー!?」

    垣根「どうやったら女性陣の裸を見れるかをですねー!」

    御坂「な、な、なんですって!?」

    垣根「んだと!?この幻想殺しが!!あっちには心理定規もいんだぞ!!」

    垣根「す、すいません!!美琴さんが夜の相手をしてくれないので性的欲求が…」

    御坂「ちょ、ちょっと!!なに言ってるのよ!!」

    垣根「よほど愉快な死体になりてえと見える」

    垣根「ぎゃああああああ!不幸だーーーーー…」

    垣根「クソウニ頭が!!」ペッ

    御坂「…なんか悪いわね…」

    垣根「こういうやつが居るから男が安く見られるんだよ」

    番外個体「なに?本当に覗かれるとこだったの?」

    麦野「みたいね。誰かさんのせいで」

    御坂「仕方ないでしょ!まだ早いと思ってるんだから!!」


    676: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:19:25.57 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「ちっ、とんだ邪魔が入ったな…」

    一方通行「やめンのかァ?」

    垣根「冗談」バサッ

    一方通行「当然だよなァ」カチッ

    垣根(どれどれ…ん?)

    一方通行(なにか見つけたのかァ?)

    垣根(見ろ、絹旗がシャンプーハット付けてるぜ?)

    一方通行(付けたまんま入浴とはなァ…可愛いじゃねェかよ。淡希とはまた違った趣があるなァ…)

    垣根(今度は…黒夜とあの眼鏡の子が湯船から出るみたいだな)

    一方通行(黒夜かァ…貧相な体つきだぜ…)

    垣根(眼鏡の子と比べればそりゃそうだろうよ)

    一方通行(滝壺も結構スゲェなァ…)

    垣根(浜面の野郎め…)

    一方通行(しかし…)

    垣根(第三位とワーストは…)

    一方通行(見てもあンま面白くねェな…)


    677: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:19:54.41 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行(見ろよォ、ショチトルもなかなかイイぜェ?)

    垣根(浅黒い肌がいい味出してやがるな)

    一方通行(ああ、その通りだ)

    垣根(木山とかって女も心理定規と同じくなかなかスレンダーなタイプだな)

    一方通行(おォ、強く抱きしめると壊れちまいそうだなァ…)

    垣根(フレンダは…足だな…)

    一方通行(あァ、美脚自慢するだけあってなかなかだ)

    垣根(眼鏡の子も凄かったが…結標と麦野も負けてねぇな)

    一方通行(麦野のほうは引き締まってやがるなァ…)

    垣根(みんな違ってみんないい…だな)

    一方通行(全くだなァ…)

    滝壺「!」

    麦野「…!」

    絹旗「…どうしました滝壺さん?」

    麦野「フレンダ、もう少し近くに」

    フレンダ「了解」

    麦野「敵?」

    滝壺「近くに大きな反応…」

    麦野「場所分かる?」

    滝壺「よくわからないけど…多分…あそこらへんかな?」

    御坂「なに?どうかしたの?」

    麦野「いや、なんでもないわ」

    御坂「そう?」


    678: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:20:22.40 ID:jv0sfwaZ0

    垣根(なんだ?アイテム連中が集まってきたな)

    一方通行(流し合いでもするんじゃねェか?)

    垣根(ああ、なるほどな)

    番外個体「♪」ゴシゴシ

    一方通行(番外個体は鼻歌交じりに頭を洗うのか…)

    垣根(いいねぇ)

    ショチトル「氷華は好きな人とか居ないのか?」

    風斬「私は…いませんね…」

    黒夜「…」ゴシゴシ

    一方通行(あれが青春かァ…)

    麦野「滝壺、照準いい?」

    滝壺「うん」

    麦野「ここらへん?」

    滝壺「もうすこしうえ」

    麦野「ここ?」

    滝壺「少し右に微調整」

    麦野「ここね?」

    滝壺「うん」

    麦野「よし」ジジジ

    垣根(ん?光?)

    一方通行(なんだァ?)

    麦野「あばよ」ドシュ


    679: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:20:50.64 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「!」

    一方通行「原子崩し…!」

    垣根「ちっ!」バギィン

    一方通行「クソっ」キュイイン

    麦野「弾かれた!?」

    御坂「ちょ、ちょっと!?何やってるの!?」

    麦野「なんか居るみたいだぜ?」

    結標「あそこ?」

    麦野「え?ああ」

    結標「…」ヒュンヒュン

    垣根「今度は桶か」

    一方通行「気付かれたのかァ?」

    垣根「まさか、見えるはずがねえ」ヒョイ

    一方通行「…」バチィ

    結標「確かに何か居るわね…」

    御坂「何かって何よ…」

    麦野「覗きか暗殺者か…どのみち生かしちゃおけないけどね」ドシュ

    木山「なにか騒がしいな」

    黒夜「またなんかで盛り上がってんだろ?」

    ショチトル「こういう日常もいいな」

    風斬「本当ですね、ね?番外個体さん」

    番外個体「うん」


    680: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:21:20.86 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「しつこいな…」

    一方通行「一体何が…」

    麦野「全部弾かれてるかかわされてるわね」

    心理定規「相当のやり手かしら?」

    麦野「…かもな」

    御坂「えいっ」バチチ

    垣根「今度は電撃か?」バチィ

    一方通行「ひゃは」

    心理定規「ちょっと」

    垣根「は?」

    心理定規「見えないけどここに居るのかしら?帝督」サワサワ

    垣根(なんだ?いつのまに…)

    一方通行(なるほど…淡希か…あばよ垣根)ビュン

    垣根(あ)

    心理定規「よいしょ」キュウウン

    垣根「能力が…?」

    心理定規「AIMジャマー、姿を現したわね帝督」

    垣根「…じゃあな」バサッ

    心理定規「淡希!」

    結標「はいはい」ヒュン

    垣根「ぐおっ」ドサッ


    681: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:22:30.64 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「まさかお前が覗きをしていたとはな」

    垣根「お前なんか眼中にねぇよ」

    麦野「あぁ?」ゲシッ

    垣根「いたっ」

    心理定規「一人の犯行かしら?」

    垣根「違うな、男三人でやった」

    結標「二人足りないみたいだけど」

    垣根「一人は粛清した、もう一人は逃げた」

    麦野「どうだった?絹旗、滝壺」

    絹旗「能力で争った痕跡は超ありませんでした」

    滝壺「第一位の反応はしなかったよ」

    垣根(あのヤロォ…能力で丁寧に痕跡を…一体どうやって…)

    心理定規「らしいんだけど」

    垣根「…お前結構胸あるな」

    心理定規「!」ゲシッ

    垣根「あうっ」

    フレンダ「で、どう落とし前付けるのよ」

    垣根「お前はまな板だな」

    フレンダ「…」


    682: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:22:58.39 ID:jv0sfwaZ0

    木山「まあ彼も男なんだ、少しは情状酌量の余地はないかね?」

    麦野「ないわね」

    木山「そうか、君がそういうのならそうなんだろうな」

    垣根「麦野は結構肌綺麗だな、可愛いぞお前」

    麦野「…」ドガッ

    垣根「お、見えた」

    麦野「なにがよ」

    垣根「タオル一枚でそんなに足振り上げたら…そりゃあな…」

    麦野「!!!!!!」

    絹旗「どっか頭でも打ったのでしょうか?」

    垣根「お前もシャンプーハットを愛用してるなんて可愛いじゃないか」

    絹旗「…」

    番外個体「で、どうするの?コイツ」

    垣根「お前は…なんでもない」

    番外個体「!」バチッ

    垣根「あひぃ」

    黒夜「どうしようもねぇなコイツは」

    垣根「お前もどうしようもない体型だな、へっ」

    黒夜「!!!!!」ゴオッ

    絹旗「黒夜、それは死んじゃいます」

    心理定規「帝督…あなた…」

    垣根「そんな目で俺を見るな、俺も目的があったんだ」

    フレンダ「目的?」


    683: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:23:24.76 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「…垣根…男湯の前で待ってるからな…」

    風斬「あれ?一方通行さん?」

    一方通行「あン?」

    ショチトル「こんなところでどうしたんだ?」

    一方通行「あァ…風呂に入ろうか迷ってたンだ」

    滝壺「いまははいらないほうがいいかも」

    一方通行「ほォ、どォしてまた」

    滝壺「いろいろあったの」

    一方通行「そうかァ?他の連中はどォしたァ?」

    滝壺「まだなかにいるよ」

    一方通行「そォか。ところでよ垣根見なかったか?」

    滝壺「垣根は男だったの」

    一方通行「あァ?」

    ショチトル「暇なら卓球しないか?」

    一方通行「ダブルスできるなァ、いいぜェ」


    684: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:23:51.56 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「俺はな…一方通行や上条のように彼女が欲しかったんだ…」

    御坂「え?」

    垣根「それでよ…皆のあるべき姿を見て決めようとしたんだ」

    心理定規「」ワナワナ

    麦野「はぁ?心理定規がそうじゃねぇのか?」

    垣根「心理定規か…確かに一緒に居るとは言ったがそういう関係じゃねぇだろ?俺はそう思ってるよ」

    絹旗「うわぁ…」

    番外個体「かわいそ…」

    垣根「だろ?一緒に居るのにそういう関係じゃねぇんだよ」

    黒夜「かわいそうなのはお前じゃねぇよ」

    垣根「は?」

    心理定規「ねぇ…私は…グスッ…あなたのなんなの…?」

    垣根「仲間じゃねぇのか」

    心理定規「グス…もう知らない!」ダッ

    垣根「?」

    御坂「当麻が感染したのかしら…」

    結標「垣根帝督」

    垣根「あ?」


    685: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:24:18.87 ID:jv0sfwaZ0

    結標「なんで心理定規が泣いてたか分かる?」

    垣根「俺が仲間って言ったからか?」

    結標「そうね、その通りだわ。次に聴くけど心理定規はなんて言って欲しかったんだと思う?」

    垣根「…いや」

    結標「今までの心理定規の行動を思い返してみなさいよ!!」

    垣根「…」

    麦野「はぁーあ」

    結標「心理定規はあなたに近づきたかったの、今までよりもっと近くに」

    麦野「お前、もう自分が何したらいいか分かるんじゃねぇか?」

    垣根「ふん」バサッ

    垣根「言わなきゃ伝わらない事もある」

    黒夜「なにいってんだ」

    垣根「心理定規には、それを言って欲しかったよ…」ゴバァ

    パリーン!!

    木山「外に…」

    フレンダ「腰タオルで…」

    絹旗「私達も出ましょう。あとは二人の問題です」


    686: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:24:49.02 ID:jv0sfwaZ0

    屋上


    心理定規「…グスッ」

    ブワッ

    垣根「…心理定規」タッ

    心理定規「何の用?」

    垣根「寒くねぇのか?いつものドレス姿でよ」

    心理定規「別に」

    垣根「そうか」

    垣根「何か言うことはねぇのか?」

    心理定規「無いわ」

    垣根「本当に無いのか?」

    心理定規「今の貴方に何を言えばいいの?」

    垣根「思ってること、言えばいい」

    心理定規「貴方って…本当に最低」

    垣根「そうか」

    心理定規「私のサインに気付かないどころか、他の女の子に迷惑をかける始末」

    垣根「…」


    687: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:25:31.44 ID:jv0sfwaZ0

    心理定規「私は何回もこうして悩んだの、それで行き着いた結果が監禁」

    心理定規「私はあの事件を終えて、貴方が一緒に居てくれるって言ってくれたとき、ついに念願叶ったって思ったの」

    心理定規「でもそれは私の盛大な勘違い、あの時点で恋人同士だとおもったもの」

    垣根「ちゃんと言ってくれなきゃ分からねぇ。人の気持ちなんかにゃ久しく触れてねぇからな」

    心理定規「今度はきちんと聴いてくれるのかしら」

    垣根「そのためにここに来た」

    垣根「そっち行くぞ」

    心理定規「ダメ、そこで私の背中を見ててよ。顔、見せらんない」

    垣根「…」

    心理定規「私はね、貴方のことが好きなの。それこそ彼氏、彼女の関係になりたいほど」

    垣根「ああ、今思い返してみればそれがお前の望みだったんだな」

    心理定規「返事、聴かせてもらえないかしら?今ここで」

    垣根「願ってもねぇ。断る理由なんざねぇよ」

    心理定規「帝督…」

    垣根「ああ」ギュッ

    心理定規「うぅ…グスッ…」

    垣根(これでいいんだよな)

    垣根「ほら、泣くな」

    心理定規「…うん」

    垣根「戻ろうぜ、な?」

    心理定規「帝督」

    垣根「なんだ?」

    心理定規「なんで貴方腰タオルなの?」

    垣根「…」


    688: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:26:03.46 ID:jv0sfwaZ0

    結標「あら、居たの?一方通行」

    一方通行「ン?あァ、まァな」

    御坂「あのさー、ちょっと聴きたいんだけど」

    一方通行「あァ?」

    御坂「第二位の能力って声色変えれたりするの?」

    一方通行(なんて言うべきか…)

    麦野「私は出来ると思うんだけど」

    木山「使い方次第だと私は思うな。出来る出来ないは別として彼がするかしないか、なんだが…」

    絹旗「一方通行は出来るんですか?」

    一方通行「あー、どォだろォな」

    黒夜「私達も出来るんじゃねぇのか?こう窒素をヘリウムガスみたいにさ…」

    番外個体「それは違うんじゃないかな」

    一方通行「まァ使い方次第だろ、俺は行くぜェ」

    麦野「ちょっと待った」

    一方通行「…なンだ」

    麦野「あんた今まで何してたの?」

    一方通行「何って…特に…」

    麦野「さっき第二位が覗きしてたんだよねぇ。私達相手に」

    一方通行「ほォ」


    689: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:26:32.61 ID:jv0sfwaZ0

    麦野「垣根は三人でやったって言ってる。だけどそんな痕跡はどこにも無いの」

    麦野「でもアンタの能力だったら痕跡くらい簡単に消せるんじゃないの?」

    一方通行「何が言いてェ」

    麦野「あんたも覗きしたんじゃないの?」

    一方通行「興味が無ェな」

    麦野「…」

    一方通行「…」

    風斬「あ、あの…一体…」

    絹旗「しっ」

    麦野「ま、そりゃそうか…いいわ、なんでもない」

    一方通行「そォか、ンじゃな」

    ショチトル「ん?お風呂に入らないのか?」

    一方通行「興ざめだ、夜中にでも入りに来る」

    結標「そういえばお土産、私達が買っといたから」

    一方通行「おォ、そォか。悪ィな」


    690: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:27:00.82 ID:jv0sfwaZ0

    絹旗「どう思いますか?」

    麦野「わからない」

    木山「まあいいんじゃないか?証拠も出てこないことだし。彼があのような性格ならあまり女性の裸に興味無さそうだ」

    フレンダ「ふーん」

    黒夜「まあ戻るか。意味の無ぇ話題はこれ以上話しても本当に意味が無ぇからな」

    木山「そうしようじゃないか」

    風斬「そういえばアイス食べたいなぁ」

    番外個体「確か下に売ってなかったかな?」

    フレンダ「じゃあ私も行こうかな」

    麦野「私は部屋に戻るわ」

    結標「私もそうするわ、心理定規も待たなきゃいけないし」

    御坂「当麻に聴きたいこともあるし私も戻ろっと」

    滝壺「ねむい…」

    ショチトル「ここで寝ちゃダメだぞ」


    691: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:27:26.71 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「ふゥ」

    ガチャ

    上条「おう、戻って来たな」

    一方通行「ン、居たのかァ?」

    上条「さっき戻ってきた。垣根はどうした?」

    一方通行「分からねェ」

    上条「そうか?」

    一方通行「あァ」

    ガチャ

    垣根「…」

    一方通行「お前生きてたのかァ」

    垣根「一人で逃げやがって…」

    一方通行「捕まるわけにはいかなかったンだよ」

    垣根「チッ、まあいい。そのお陰で色々なことがあったからな」

    上条「なんかあったのか?」

    一方通行「まァ色々だ」

    上条「?」

    piririririri

    上条「ん?電話?」


    692: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:27:57.83 ID:jv0sfwaZ0

    ガチャ


    滝壺「ねむいよ…」

    ショチトル「ほら、もう着いたぞ」

    麦野「なんか悪いわね」

    ショチトル「いや、これくらい」

    海原「お帰りなさい、どうでしたか?大浴場とやらは」

    麦野「色々と散々だったわ」

    海原「おや、そうですか?」

    土御門「他の連中はどうしたんだ?」

    木山「下にアイスを買いに行ったよ」

    黒夜「今日もクジで組み合わせ決めるんだっけか?」

    海原「ええ、昨日と同じではつまらないのでね」

    浜面「なんだ?新たにやって男と一緒になるのが不安なのか?言葉遣いと裏腹に結構純真なんだな」

    黒夜「はぁ?」

    木原「早いトコ決めようぜ」

    削板「まだみんな集まってないぞ?」

    海原「そうですね、もう少しだけお待ちください」


    693: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:28:28.70 ID:jv0sfwaZ0

    上条「はい、もしもし?」

    上条「えっ?覗きをするかって?」

    上条「えーと…どういうことでしょうか?」

    上条「お前が相手をしないから?えっ?どういう意味…」

    上条「いや、別にそんな気持ちは…はいはい…」

    上条「えっ?、ああ、うん、じゃあな」

    一方通行「なンだったンだァ?」

    上条「なんか、夜の相手をしないと覗きに走るのか?って聴かれた」

    垣根「…」

    上条「よく分からないなぁ…」

    一方通行「…」

    垣根「寝るか」

    一方通行「そォだな、今日は疲れたしな…」

    上条「もう寝るのか?」

    垣根「ああ、寝ようぜ」

    上条「?」

    一方通行「平和だなァ…」

    垣根「どこがだ、結構酷い目にあったぜ」

    一方通行「そいつは残念だなァ」


    694: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:28:56.35 ID:jv0sfwaZ0

    ガチャ

    番外個体「たっだいまー」

    風斬「戻りましたー」

    絹旗「超遅くなっちゃいましたね」

    フレンダ「アイス食べてて喋ってるだけで一時間潰せたわね」

    絹旗「おや」

    番外個体「ありゃ?みんな寝てるし」

    フレンダ「えっ、どういう状況なの?コレ」

    風斬「滝壺さんはちゃんと布団に入ってますが他の皆さんは…」

    番外個体「うへーミサカ達はどこで寝ればいいのさ」

    フレンダ「これは皆くっ付いて寝るしかないって訳ね」

    絹旗「海原さんと麦野なんか超密着してますよ、ほら」

    フレンダ「削板は浜面の枕になってるわね」

    風斬「黒夜さん、ベッドから落ちそうですよ」

    番外個体「木山なんか他の連中の枕だよ…」

    風斬「重くないんですかね?」

    絹旗「私達も早いとこ寝ましょうよ」

    フレンダ「そうだね」


    695: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:29:25.20 ID:jv0sfwaZ0

    結標「ついにくっ付けたのね」

    心理定規「うん」

    御坂「もう付き合ってるのかと思ってたわ」

    心理定規「私もそう思ってたわ」

    結標「で、あなたの方はどうだったの?」

    御坂「よく分からないけど、とりあえず覗きはしないって言ってたわ」

    心理定規「じゃあ本当に帝督一人で犯行に及んだのかしら?」

    結標「さあ」

    御坂「分からないわね」

    結標「もう過ぎたことだしなんでもいいんだけどね」

    心理定規「もう寝ましょう、明日にはもう帰るんだし」

    御坂「もう帰るのね」

    結標「あっというまだったわね」

    心理定規「たった二日だからね」

    御坂「またこういう機会があればいいわね」

    結標「そうね、またいつか」
    .....................................
    .............................
    .....................
    ..............
    .........
    .....
    ...
    ..
    .


    696: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:29:53.60 ID:jv0sfwaZ0

    翌日

    上条「ついにか」

    垣根「ついにっていうか、もうバス来てるけどな」

    上条「…そんなこと言わないでくださいよ」

    御坂「あんた帰ったら私に付き合いなさいよ」

    上条「へ?まあいいですけど」

    一方通行「もう乗ろうぜェ」

    上条「あれ?土御門達は?」

    心理定規「確か別のバスよ。だから一緒には帰れないわね」

    結標「さて、じゃあ乗りましょうか。忘れ物、無いわよね?」

    心理定規「多分、大丈夫」

    御坂「私も大丈夫」

    一方通行「おし、ンじゃ帰るか」

    垣根「短い付き合いだったが楽しかったぜ」

    一方通行「は?」

    垣根「お前もだ一方通行」

    一方通行「あン?」

    垣根「あそこを見ろ、風紀委員だ」

    一方通行「…」


    697: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:30:20.96 ID:jv0sfwaZ0

    上条「風紀委員?」

    御坂「あれは黒子のトコの支部ね」

    結標「なんでここに風紀委員が…」

    心理定規「誰かに通報されたのかしら」ジッ

    垣根「冗談、あんなこと他ではやってねぇよ」

    一方通行「どォすンだァ?」

    垣根「分からねぇな。俺達が目当てじゃねぇかもしれねぇし、少し様子見だな」

    結標「なにかやったの?」

    一方通行「やったと言うかやらされたというか…」

    心理定規「先バス入ってるわね?」

    垣根「おう、もう少し時間あるから俺たちは外に居るよ」

    上条「んじゃ入ってるぜ」

    一方通行「あァ」

    結標「あんまり変なことしないでよ?」

    一方通行「多分しねェよ」

    垣根(仮に狙いが俺達だったら…どうやってバレたんだ?)

    垣根(細かい能力分析でもしたってのか?)

    一方通行(十中八九俺達が狙いだろォな…)


    698: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:31:02.97 ID:jv0sfwaZ0

    白井「見つけましたわ!お二方!」

    初春「はぁはぁ…待ってください…白井さん…」

    垣根「よう、どうしたんだ?」

    白井「私達、垣根さん達の無実を確たるものにするべく裏づけの調査を行ってたのですが…」

    初春「詳しい調査の結果、一連のイタズラの犯人を特定するものとなりました」

    垣根「つまり?」

    白井「犯人は垣根帝督、あなたと言うことですの」

    初春「同様に一方通行さんにも共犯の疑いがあるんです」

    一方通行「…」

    白井「あの時、地下街で一緒に遊んだとき、どうもおかしな感じがしたんですの」

    初春「それで調べた結果、ごく少量の未元物質の反応が出たんです」

    白井「結構大変でしたのよ?かつてこれほど難しい調査が無いくらいに」

    垣根「んで?どうしろと?」

    白井「両腕、出してくださいまし。風紀委員ですの!」

    初春「一方通行さんもです。こちらは任意同行ですが」

    垣根「…」

    一方通行「…」

    白井「逃げようとしても無駄ですの、あなたが苦手とする固法先輩も連れてきたので」



    699: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:31:30.60 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「なにを言うかと思えば…」

    白井「問答無用!乙女心を弄んだ罪を償ってもらいますの!」ヒュン

    垣根「いやだ」ゴバァ

    初春「じっとしてくださいね、一方通行さん」

    一方通行「悪いがそれは出来ねェな…」

    初春「え?」

    一方通行「捕まれねェよ」カチッ

    初春「そ、そんな!逃げるなんて認めるようなものですよ!」

    一方通行(ここで捕まったら覗きの件も出されるかもしれねェ。それどころか他の事も芋づる式に出てくるかもしンねェ)

    一方通行「それでも、だァ」

    固法「待ちなさい!」ガッ

    垣根「さすがに三度目は無ぇよ」ブン

    固法「きゃっ」

    白井「大人しく…!」

    垣根「面倒な…」バサッ


    700: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:33:24.62 ID:jv0sfwaZ0

    垣根「バス、出していいぜ。乗らないからな」

    心理定規「後で話、聴かせてね」

    垣根「捕まらなかったらな」

    結標「一方通行もよ」

    一方通行「おォ」

    上条「なんか知らないけど行っていいのか?」

    御坂「いいんじゃない?」

    白井「大人しくお縄についてくださいまし!」

    垣根「そりゃゴメンだ」

    固法「さすがは第二位…かしら?」

    垣根「その解釈で間違ってはいねぇ」

    初春「どど、どうするんですか??」

    白井「どうって…お姉さま、少し協力してくださいまし!」

    御坂「ええ!?私!?」

    白井「お姉さまの写真、先日新聞にも載っていましたの!」

    御坂「なっ…!」バチチ

    上条「そういや今日はまだコーラ飲んでなかったな…だからこんなに気性が荒いのか?」

    垣根(コーラ飲んでてもあの類の興奮には効き目が無かったはずだな…)

    垣根「チッ、いらねぇ事を…白井め…」


    701: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/22(日) 21:34:01.42 ID:jv0sfwaZ0

    一方通行「オイ!モタモタしてンじゃねェぞ!」

    垣根「ああ」

    御坂「ちょっと!待ちなさい!そういえばあんた写真のこと聴いてないわよ!!」

    垣根「言うわけないだろ」

    御坂「きーっ!」

    白井「今ですの!」ヒュン

    一方通行「今度は俺かァ?」ヒョイ

    白井「あれ?避けられ…」ズデン

    初春「わわ、大丈夫ですか!?白井さん!」

    御坂「あんたねぇ…!」

    一方通行「ふン」

    垣根「行くぞ一方通行」

    一方通行「…あァ」

    固法「ちょっと!」

    垣根「また会おうぜ、風紀委員」

    一方通行「じゃあな」

    白井「お待ちになってくださいまし!」

    垣根「誰が」バサッ

    一方通行「はァ」キュイイン

    ドバッ!!

    御坂「こらー!!」

    白井「またしても…!!」

    初春「また逃げられましたね…」

    固法「高位能力者による犯行…少し体制の見直しね…」


    垣根「あんなトコで捕まってたまるかよ。あとできっちり情報操作してやる…!」

    一方通行「俺もだ、捕まりたくはねェ」

    垣根「奇遇だな。じゃあまた近い内に会おうぜ」

    一方通行「あァ」

    垣根「じゃあな!一方通行!」

    一方通行「あばよ、垣根!」

    ...............................

    ....................

    .............

    .......

    ...

    おわり


    708: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:19:35.78 ID:FThWmmNu0

    心理定規「…」

    垣根「で?」

    絹旗「ですから…」

    垣根「夢を見たい…って話だろ?」

    絹旗「はい」

    垣根「どうしろってんだよ、見たいなら寝ればいいだろ」

    絹旗「それをしても超無駄だからここに居るんです」

    絹旗「未元物質、なんとか出来るでしょう?超好きな夢を見ることぐらい」

    垣根「…確かに催眠なんかはお手のもんだか…決まった夢を見せるってのは…どうなんだ?」

    心理定規「夢って確か見る人の願望や欲求によって大体決まるのよね」

    心理定規「帝督が能力で願望中枢を刺激して強い催眠を引き起こせばなんとかなるんじゃない?」


    709: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:20:57.06 ID:FThWmmNu0

    垣根「願望中枢だと?感覚中枢じゃなくてか?それって脳みそいじればいいのか?」

    心理定規「多分。ていうか感覚があるんなら願望もあるんじゃない?」

    垣根「…お前の能力でなんとかならないのか?」

    心理定規「私の能力じゃ例えレベル5になっても無理よ。それこそ同じレベル5の心理掌握ならなんとかなるんじゃない?」

    垣根「…んー。無理だな、諦めろ絹旗」

    絹旗「覗き」

    垣根「…!」

    絹旗「不問にしてもいいんですよ?旅行の時は超うまく風紀委員から逃げれたみたいですけど覗きときたらそうはいきません。」

    絹旗「麦野やみんなが超協力してあなたを豚箱にぶち込みます」

    垣根「…」

    心理定規「私、豚箱経験のある彼氏なんて嫌よ。しかも覗きだなんて」

    垣根「ちっ…仕方ねぇ。夢、見せてやるよ。ついて来い」

    絹旗「別にここでもいいですよ?」

    垣根「ここじゃ無理。つーかファミレスで寝る気か?お前は」

    心理定規「私も行くわよ」

    垣根「そうしてくれ」


    710: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:21:30.25 ID:FThWmmNu0

    絹旗「で、どこに行くんですか?」

    垣根「俺の能力ではやりたくねぇ。脳をいじるとなると安全の保障が出来ないからな」

    絹旗「?じゃあどうやって…」

    垣根「知り合いにそういう専門がいる」

    絹旗「そうですか?」

    心理定規「まさかホントに心理掌握に頼むんじゃ…」

    垣根「誰が、中学生に頭さげるなんざゴメンだ」

    心理定規「じゃあ誰に…」

    垣根「お前ら二人共会ったことがあるぞ」

    絹旗「ますます分かりませんね」

    心理定規「まさか第一位に頼むの?」

    絹旗「!」

    垣根「いや、多分無理だろ。一方通行の所じゃなく、最初に未元物質を頼って来たんだ。何か理由があんだろ」

    絹旗「さすがですね。第二位。確かに一方通行では超ダメな理由があります」

    垣根「まぁその理由は後で話してもらうぞ」


    711: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:21:57.64 ID:FThWmmNu0

    絹旗「水穂機構病院?」

    垣根「そうだ、確かここに居るはずだ」

    心理定規「冥土帰しかしら?」

    垣根「違うね。第一病院が違う」

    垣根「ちょっと受付に行ってくる。少し待ってろ」

    絹旗「まさか夢を見るな、とかって言われて超カウンセリングなんかされるんでしょうか…」

    心理定規「それは無いわ。多分」

    絹旗「でも普通研究所とかじゃないんですかね?それを病院って…」

    心理定規「一理あるわね」

    絹旗「頭のレントゲンでも超撮られるんでしょうか」

    心理定規「人間ドッグかもね」

    絹旗「まさか…まさかそれは…」

    垣根「受付、ここでいいか?」

    受付嬢「はい」


    712: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:22:34.27 ID:FThWmmNu0

    垣根「大脳生理学専門チーム所属の木山春生を探してるんだが…今居るか?」

    受付嬢「木山春生ですか?少々お待ちください」

    垣根(前に一悶着あってチームを外れたって聴いたが…なんとか戻ったって言ってたから大丈夫だろ)

    受付嬢「失礼ですが、お名前をお聴きしてもよろしいでしょうか?」

    垣根「垣根帝督」

    受付嬢「はい、ありがとうございます」

    垣根(ここでなんとかなるといいんだが…)

    受付嬢「お待たせしました。今研究室に居るようです。案内図をお渡し致しますので…どうぞ」

    垣根「おう、すまないな」

    受付嬢「いえ」

    垣根「待たせたな。研究室に行くぞ」

    絹旗「研究室ですか?」

    垣根「そこにいるらしい」


    713: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:23:05.95 ID:FThWmmNu0

    コンコン

    『どうぞ』

    垣根「邪魔するぜ」

    心理定規「失礼するわ」

    絹旗「失礼します」

    木山「おや?君たちか、珍しいな。こんな所にお客とは」

    垣根「ちょっと頼みたいことがあってきたんだが」

    木山「君は確か垣根くんだったな。頼み事か…出来る範囲なら協力するよ」

    垣根「そいつは助かるな、こっち来い絹旗」

    絹旗「はいはい」トテトテ

    垣根「こいつは大脳生理学専門の木山だ。多分お前の願いを叶えてくれるはずだ」

    絹旗「いや木山さんの事は知ってますよ」

    垣根「ん、そういやそうか」

    木山「それで?第二位の君が頼み事とはなんだい?」

    垣根「正確には俺じゃねぇ。依頼主は絹旗、夢を見せてやりたいんだ」


    714: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:23:33.94 ID:FThWmmNu0

    木山「夢?…ああ、夢を見れないということか?夢を見るにはレム睡眠とノンレム睡眠というものがあって…」

    垣根「あー違う違う。そいうんじゃねぇよ」

    木山「ん?どういうことだ?」

    垣根「好きな夢を見たいらしい」

    木山「見る夢を選びたいということか?」

    垣根「そうなるな」

    木山「一体どんな夢を見たいんだ?」

    垣根「そういや聴いてないな。おい、なんなんだ?」

    絹旗「…木山さん、ちょっといいですか?」

    木山「ん?人前では言えないような事か?」

    絹旗「はい」

    木山「そうか、じゃあこっちにカウンセリング室があるから…」

    垣根「俺達の前じゃ言えない内容なのか?」

    心理定規「そりゃ夢で見たいって言うくらいだからね」


    715: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:24:03.11 ID:FThWmmNu0

    木山「ここなら防音もしっかりしてるから聴かれる心配は無いよ」

    絹旗「…」

    木山「さて…なにから聴いたものか…。とりあえず夢を見たいっていうのは…」

    絹旗「えっと…とりあえず好きな夢は超見れるんでしょうか?」

    木山「科学的には可能だよ。少し垣根くんにも協力してもらうけどね」

    絹旗「そうですか…」

    木山「じゃあ見たい内容を教えてもらってもいいかな?」

    絹旗「えっと…話す意味は…」

    木山「そうだな…まず夢の内容によって様々な感情が出るだろ?見たい夢の内容にそってその感情を刺激するんだ」

    木山「つまりは睡眠中、その夢の内容に関する感覚を刺激してやると…まあ見れるという事だよ」

    絹旗「垣根に協力してもらう意味は…」

    木山「リラックスした状態で睡眠を取るサポートをしてもらう。気持ちが落ち着けばそれだけ夢を見やすくなるからな」

    絹旗「内容を言ったりとかは…」

    木山「特に話す意味は無いから話さないよ」

    絹旗「そうですか、じゃあ」


    716: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:24:32.39 ID:FThWmmNu0

    絹旗「実は私、超好きな人が居るんです」

    木山「君のような年頃では特に珍しくもないよ。その話題を出すということは夢に関係することなんだろうね」

    絹旗「はい、それで相手なんですが…」

    木山「うん」

    絹旗「すでに結婚してるんです」

    木山「うん?」

    絹旗「付き合ってる段階では超略奪愛もアリかと思ってたんですが最近結婚しちゃいまして」

    木山「それってもしかして…一方通行くんの事か?」

    絹旗「はい」

    木山「なるほど…言いたいことが分かった気がするよ」

    絹旗「そうですか?」

    木山「多分、夢の中で彼と付き合ってたら…という状況を体感したいんだろ?」

    絹旗「はい、今の状況でそんなこと現実でやったら超浮気になっちゃうので…せめて夢の中でも、と思いまして」


    717: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:25:01.22 ID:FThWmmNu0

    木山「確かに垣根くんの前では言えないな…」

    絹旗「出来ますかね?」

    木山「大丈夫だよ」

    絹旗「じゃあお願いします」

    ガチャ

    垣根「ん?もう済んだのか?」

    木山「ああ、なかなか可愛いらしい夢だったよ」

    垣根「は?」

    絹旗「ちょ、ちょっと」

    木山「はは、リラックスだよ」

    垣根「俺達はもう帰ってもいいか?」

    木山「ダメだ。少し協力してくれ」

    垣根「一体何を協力すればいいんだよ」

    木山「なに、君の能力でちょっと眠気を誘ってほしいだけだ」

    垣根「ん?」

    木山「出来るだけリラックス出来るように気を使ってくれ。結構応用が利くのだろ?君の未元物質とやらは」

    垣根「なるほどな」

    木山「あっちの部屋で行う、先に行って待っていてくれ」

    垣根「ああ、行くぞ心理定規」

    心理定規「ええ」


    718: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:25:33.05 ID:FThWmmNu0

    木山「夢を見る前にちょっといいか?」

    絹旗「はい?」

    木山「どうして一方通行くんを好きに?」

    絹旗「暗闇の五月計画を知っていますか?」

    木山「置き去りを利用した実験だろ?よく知っているよ…酷い実験だ。私も小児用能力教材開発所に居たからな」

    絹旗「内容は知っていますか?」

    木山「ある人物の演算パターンを参考にし自分だけの現実を最適化し性能を上げる計画だろう?」

    絹旗「はい、一方通行の演算パターンを参考にした計画です」

    木山「ふむ」

    絹旗「一方通行の精神性の一部を植え付けるという話は?」

    木山「知っているよ」

    絹旗「いわばそのお陰なんです」

    木山「というと?」

    絹旗「自分だけの現実の最適化、つまりは一方通行に超近づくということです」

    絹旗「自分が超変わっていくなかで自分自身を保つには自分を好きになるしかなかったんです」

    木山「…」

    絹旗「変な話かもしれませんがそれが原因で不思議と一方通行に惹かれていったんです。姿も知らなかったのに」

    絹旗「だからこそ、会った時は超嬉しかったんです。いわば自分の家族みたいに思い込んでいたので」

    木山「なるほど、素敵な話だな。もちろん彼の人格にも惹かれていったんだろうな」

    絹旗「当然です」

    木山「うむ、よく分かったよ。じゃあそろそろ行こうか垣根くんを待たせては悪いからな」

    絹旗「はい」


    719: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:26:11.28 ID:FThWmmNu0

    垣根「来たか、準備出来てるぞ」

    木山「すまないね。じゃあ絹旗くん、こちらで横になってくれるか?」

    絹旗「ここですか?よいしょ…」

    木山「ちょっとごめんよ…」パチパチ

    絹旗「このプラグは?」

    木山「感覚中枢を刺激するものだ。安心してくれ、傷つけるようなものじゃないから」

    絹旗「へぇ…」

    木山「夢の体感時間なんてものは分からないものだ…目覚めるまで楽しんでくるといい」

    絹旗「はい」

    木山「あと夢の中での出来事なんだがね、サポート付きで夢を見せるとは言っても結局は自分の欲望が強く反映されるんだ」

    木山「つまりは欲望が反映されてるということだからご都合主義な無いようになるだろうね」

    木山「どういう状況から夢が始まるのかは分からないが自分の望みが形に現れるものだ」

    絹旗「何があっても超驚くな、ですか?」

    木山「まあそうだな。見ればわかるだろうから説明はもう止めだ。垣根くん、頼むよ」

    垣根「ああ」ブワッ

    絹旗「寝てるからってパンツ見たりしないでくださいよ」

    垣根「そろそろ寝る準備をしろ。次期に何も分からなくなるぜ」

    絹旗「ええ…」

    木山「脳波が睡眠のものに近くなってきたな。ゆっくり楽しむといいよ。おやすみ」

    絹旗「おやすみ…なさ…い…zzZ」

    垣根(白か)チラッ

    心理定規「ちょっと」ガシッ


    720: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:26:36.35 ID:FThWmmNu0

    『オイ』

    絹旗(ん…なんでしょうか…)

    『起きろ、最愛』

    絹旗(ん?最愛?)ガバッ

    一方通行「やっとお目覚めかァ?ったく、人を目覚まし代わりにしといてさっさと起きねェってのはどうなンだ…」

    絹旗「一方通行?」

    一方通行「ン?やっと一方通行って呼んでくれンのかァ?」

    絹旗「へ?」

    一方通行「寝ぼけてンのかァ?まァいい、今日は出掛けンだからよォ?待ってっからさっさと準備しろ」

    絹旗「え?ああ、はい…そ、そうだ!最愛ってなんですか?」

    一方通行「はァ?お前が名前で呼んでくれって言ったから最愛って呼んでンだろォが!」

    絹旗「…ぷっ、あはははは!超そうでしたね!」

    一方通行「意味分かンねェな…早く準備しろよォ」ガチャ


    721: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:27:18.88 ID:FThWmmNu0

    絹旗「無事成功したみたいですね。まさか最愛と呼ばれてるとは…確かに絹旗では超足りない感じがしてましたが…」

    絹旗「そういえば一方通行と呼んだ時の反応を見る限り、私も何か別の呼び方をしていたみたいですね…」

    絹旗「私が一方通行をなんて呼びたいと思ってるか…そこが超反映されてるんでしょうね…」

    絹旗「とりあえず着替えましょうか、パジャマみたいですし…部屋は…超私の部屋ですね…うん」ゴソゴソ

    絹旗「あとは携帯をチェックしましょうか?もしかしたら何かあるかもしれませんし」

    絹旗(でも超凄いですね。本来ならば夢を夢と思えないのに…きちんと夢だって感覚が超あります。これも木山さん達のお陰でしょうか?)

    絹旗「虚しいことだとは分かっています。ですが今だけは、今だけは超忘れさせてください。一方通行」


    722: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:27:46.89 ID:FThWmmNu0

    絹旗「お待たせしました。あーくん」

    一方通行「チッ、結局元通りかよ」

    絹旗「そんなイヤそうな顔しないでくださいよ」ギュ

    一方通行「ふン…ンじゃまァ行くとすっか」

    絹旗「はい」

    絹旗(メールのやり取りを見る限り垣根の一行と会うみたいですね)

    一方通行「ところで最愛ちゃンよォ」

    絹旗「はい?」

    一方通行「これから垣根達に会うわけだがよォ…いわば俺達の御披露目も兼ねてるわけなンだわ」

    絹旗「ん?」

    一方通行「つまりは俺達の関係をあらわにするってことなンだわ。お前と付き合ってるっつうことをな」

    絹旗「ああ、そういうことでしたか」

    一方通行「しっかり頼むぜェ?彼女さンよォ」

    絹旗「はい!超任せてください!超可愛い私が付いてるんですから百人力ですよ!」

    一方通行「ハハッ、そォかい。ンじゃよろしくなァ」


    723: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:28:57.28 ID:FThWmmNu0

    垣根「ところで木山さんよぉ」

    木山「ん?なんだ?」

    垣根「コイツの見たがってた夢ってのは一体どんな内容なんだ?」

    木山「それは言えないな」

    垣根「そうかい。んじゃ一方通行じゃダメな理由も教えてくんないだろうな」

    木山「一方通行くんにはまず無理だな」

    心理定規「これってどれくらいで起きるのかしら?」

    木山「昼寝程度のものだからそこまで遅くはならないよ。今お昼を過ぎたところだから…夕方ぐらいには目覚めるだろう」

    垣根「たった数時間でどれくらい楽しめるんだよ?」

    木山「夢の中での時間の流れは凄まじいものだ。それこそレベル5級にね」

    心理定規「確かに時間が経つという感覚はかなり麻痺してるわね。とんとん拍子で話が進むものね」

    垣根「これ誰でも見れるのか?」

    木山「リラックスしながら睡眠を取る必要があるからその役が必要だが、理論上は誰でもいけると思うよ」

    垣根「そうか」

    心理定規「ねえ、お腹空かない?」

    垣根「さっきのファミレスじゃドリンクしか頼まなかったからな…」

    木山「ならば食事を持って来てもらおう。ここを離れて食べるのはちょっと不安だからな」

    垣根「俺達も一緒に食べる前提なんだな」

    木山「一緒に食べようじゃないか。他に食べるような友人はあまり居ないんだ」


    724: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:29:25.51 ID:FThWmmNu0

    垣根「遅ぇぞ」

    一方通行「悪ィな。なかなか相方が起きなくてくれなくてな」

    垣根「まぁいい。とりあえず座れよ」

    絹旗「あれ?麦野?」

    麦野「あら、絹旗さんじゃないの」

    絹旗(さん!?)

    麦野「どうしたのかしら?座ったら?」

    絹旗(確かに麦野にはもう少しおしとやかになって欲しいとは超思っていましたが…)

    麦野「?」

    垣根「一方通行の連れか…」

    一方通行「そンなとこだ。オイ座ンぞォ」

    絹旗「あ、はい」

    一方通行「まだお前らだけか?」

    垣根「そうだ、困った事にお前らのように遅れる始末だ」

    絹旗(垣根は少ししっかりしてますね)

    垣根「んで?お前らはどういう組み合わせだ?」

    一方通行「テメェと麦野と同じだよ」

    垣根「…へぇ」

    麦野「あら」


    725: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:30:04.71 ID:FThWmmNu0

    一方通行「お披露目も兼ねて今日来たンだからなァ」

    垣根「そうか」

    絹旗「あの、一方通行」

    一方通行「ン?」

    絹旗「他に来る人って…」

    垣根「上条当麻と誰だったかな…」

    麦野「第三位です」

    一方通行「だってよ」

    絹旗「ど、どうも」

    垣根「麦野よぉ」

    麦野「はい」

    垣根「もういつも通りで十分だ。性格を作る必要は無ぇ、むず痒くなってくる」

    麦野「あらそう?」

    一方通行「またか」

    麦野「だって私は初対面なのよ?上条なんとかってのとは、あとあんたの連れね。結局顔見知りだったけどね」

    垣根「最初の印象を良くしたいからってこんなことをするのは出来れば止めて欲しいもんだな」

    麦野「仕方ないじゃないの。やっぱ第一印象が大事なのよ」

    垣根「…」

    麦野「変に素を出して警戒されても癪だし」


    726: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:30:46.72 ID:FThWmmNu0

    上条「いやーすいませんすいません」

    垣根「遅い」

    上条「だからすいませんって」

    一方通行「なんで遅れたンだァ?」

    上条「お、一方通行じゃねぇか」

    垣根「で?なんでなんだ?」

    上条「ああ、御坂を連れて来るのに手間取ってな。ほらこっい来いよ」グイッ

    御坂「ひゃっ!」

    垣根「お前が第三位か」

    御坂「えっと…あんたは…」

    垣根「垣根帝督…」

    御坂「ていとく…?」

    上条「第二位な」

    御坂「こ、こいつが…!」

    ..........................
    ..................
    ............
    .......
    ....
    ..
    .


    727: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:31:15.17 ID:FThWmmNu0

    絹旗「あ、あれ?」

    垣根「…」

    一方通行「…」

    麦野「終わったかしら?」

    垣根「ああ」

    絹旗(ス、スキルアウトの群れ??一体何が…)

    一方通行「オマエは俺の後ろに居ろ」

    上条「ええと…もういいでしょうか?」

    垣根「多分大丈夫だ」

    上条「そうか、おい大丈夫か?御坂」

    御坂「う、うん。なんとか」

    絹旗「えと…一体何が…」

    垣根「見てなかったのか?」

    絹旗「う…」

    麦野「スキルアウトが襲ってきたの。第三位目当てでね」

    一方通行「ご丁寧にジャマー付きでなァ。原因は見る限り…日頃の報復だろうな」

    垣根「第三位…それなりにスキルアウトに手を出してるって聴いてるからな」

    御坂「手を出してるって言い方が気に食わないけど…その通りよ」


    729: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:32:10.04 ID:FThWmmNu0

    垣根「まあコレに懲りたら無駄な正義感は振りかざさないこったな」

    麦野「今日は垣根達が居たから良かったけど…上条一人じゃどうにもならなかったわよ?」

    絹旗(いきなり場面がファミレスから路地裏に…まあ超夢ですしね…)

    麦野「でも男であるあんた達が率先して前に出るのは関心したわ」

    垣根「当たり前だろうが」

    一方通行「いざって時に彼女を守ンのが男の仕事だろうが。その彼女がいくら強くても、なァ」

    絹旗(私を守ってくれる強い彼氏。能力者以前に一人の女性として見てくれること…ですか)

    上条「助かったよ、ありがとうな」

    一方通行「しっかりと見ておくんだな、オリジナルをよ」

    上条「あ、ああ。任せてくれ」

    垣根「改めてもう一度解散するか」

    一方通行「そォだな」

    麦野「気をつけろよ超電磁砲」

    御坂「う、うん。ありがとね、あんた達」

    垣根「ふん」

    一方通行「行くぞ、最愛」


    730: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:32:36.13 ID:FThWmmNu0

    一方通行「これで御坂のヤロォも少し大人しくなるだろ」

    絹旗「せっかく今は二人なのに…他の女の子の話をしちゃ超イヤです」ムスー

    一方通行「ン、そォだなァ。ハハッ」

    絹旗「ふふっ」

    一方通行「なァに笑ってンだ、よ!」パシッ

    絹旗「あいたっ」

    一方通行「ふン」

    絹旗「ちょっとーなにするんですかー」

    一方通行「ヘラヘラ笑ってっからだァ」ニヤニヤ

    絹旗「一方通行、ちょっとしゃがんでくれませんか?」

    一方通行「はァ?」

    絹旗「いいから、ほら」

    一方通行「…これでいいンかァ?」

    絹旗「…ん」チュ

    一方通行「あっ…はァ?」

    絹旗「へへっ。唇、超奪いましたー」タッ

    一方通行「あっ、おィ!待て!」

    絹旗「超捕まえてみてください!ほら!」

    .......................................
    ..............................
    ......................
    .............
    ......
    ...
    .


    731: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:33:01.41 ID:FThWmmNu0

    絹旗「…ん」

    木山「起きたかい?」

    絹旗「……ええ、起きました」

    木山「どうだった?」

    絹旗「長いような、短いような。ですが、超いい体験をしました」

    木山「そうか、それは何よりだ。実際どういうものなんだ?見たかった夢を見た時というのは」

    絹旗「私が常日頃に考えているような事が超当たり前になっていましたね」

    絹旗「それと、なんていうか…考えて行動が出来ませんでしたね。勝手に体が動いていた、そんな感じです」

    木山「うん。なるほどな」

    絹旗「垣根たちは?」

    木山「心理定規くんはソファで本を読んでるよ。垣根くんは…」

    垣根「zzZ」

    木山「夢を見てる」

    絹旗「…」

    木山「彼も見たい夢があったんだろうな。一人の少年だ、夢もあるだろう」

    絹旗「どんな夢なんでしょう?」

    木山「さぁね。彼は教えてくれなかったよ。起きたら教えてくれるみたいだが…」

    絹旗「あれ?見せる前に夢の内容を超聴く必要があるんじゃ…」

    木山「彼は自分の能力を併用して全部一人でやっていたよ。さすがは第二位…かな?」



    732: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:33:34.85 ID:FThWmmNu0

    垣根「…ふふっ…ははははははははっ!」

    木山「お目覚めのようだな」

    心理定規「おはよう帝督」

    垣根「ああ」

    絹旗「いきなり笑い声を上げるとは…」

    木山「どんな夢を見ていたんだ?」

    垣根「第一位が俺に跪く夢だ」

    絹旗「超趣味の悪い夢ですね」

    垣根「ふん、なんとでも言え」

    木山「やはり男の子なんだな君も」

    垣根「当然だ。やはり一度でいいから頂点を見ておきてぇからな」

    木山「頼むから実行しようとしないでくれたまえよ?君も一方通行くんも私の友人同然なんだからな」

    木山「君達が争うということはどちらかが倒れるということだろう?」

    垣根「実行しようなんざ考えてねぇよ。俺もアイツも抱えてるもんがあるからな」

    木山「そうか、それなら安心だな」


    733: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:34:03.55 ID:FThWmmNu0

    垣根「もう夕方か…」

    心理定規「そろそろ行く?」

    垣根「そうだな、行くか。お前はどうすんだ?」

    絹旗「じゃあ私も超帰りましょうかね」

    木山「ん、もう帰るのか?気をつけてな」

    垣根「ああ、世話になったな」

    絹旗「今日はありがとうございました」

    木山「また何かあったら来るといいよ。その時は歓迎するよ」

    垣根「ああ、そうさせてもらうよ」

    心理定規「お邪魔しました」

    絹旗「ではさようなら」

    垣根「邪魔したな」

    木山「ああ、また会おう」

    木山「垣根帝督…一方通行…不思議な子たちだよ」


    734: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:34:30.74 ID:FThWmmNu0

    垣根「さて、俺達はこっちなんだが」

    絹旗「私はこっちです」

    垣根「そうかあばよ」

    心理定規「また会いましょ」

    絹旗「ええ、さようなら」

    垣根「しかし…あの第一位の上に立つ…悪くねぇ」

    心理定規「危険思想ね」

    垣根「何言ってやがる」

    心理定規「さっきは実行しないとは言ってたけど…貴方ならやりかねないわ」

    垣根「だからしないっての」

    心理定規「本当かしら…あら?」

    垣根「噂をすればなんとやらだな」

    一方通行「垣根じゃねェか」

    垣根「よう一方通行なにしてんだ?」

    一方通行「散歩…かなァ」

    垣根「平和な奴だな」

    一方通行「お前も大概平和なヤツだよ」

    垣根「ふん」

    ヴーッヴーッヴーッ

    垣根「ん?電話か?」


    735: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:34:58.64 ID:FThWmmNu0

    垣根「もしもし?」

    『もっもしもし!?第二位さんですか!?』

    垣根「ん?女?誰だ?」

    『以前にファミレスで会った…』

    垣根「ファミレス…!あああの店員か!」

    『はい!そうです!そうなのです!』

    垣根「一体どうしたんだい?」

    『助けてほしいのです!今スキルアウトたちに追われていて…!』

    垣根「場所、どこだか分かるか?」

    『第七学区の裏路地です…すみませんが詳しい場所までは…』

    垣根「いやそれで十分だ。待ってろ、助けに行く」

    『お願いします!』

    垣根「一方通行、少し手伝え」

    一方通行「どうしたァ?」

    垣根「ゴミ掃除だ」

    心理定規「ちょ、ちょっと!私はどうしたらいいの!?」

    垣根「すまねぇが先に戻っててくれ。捕まれ一方通行、事情は道中話す」

    一方通行「はィはィ」

    垣根「行くぞ…!」ブワッ

    心理定規「ちょっと!おーい!」


    736: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:35:24.72 ID:FThWmmNu0

    一方通行「ンで?一体なンだァ?」

    垣根「知り合いがスキルアウトに追われてる」

    一方通行「知り合いだとォ?」

    垣根「ああ」

    一方通行「ンで?どうしろと?」

    垣根「探すの手伝ってくれ。場所は路地裏らしい、上空から探せばでなんとかなるだろ?」

    一方通行「見つけた」

    垣根「早いな。どこだ?」

    一方通行「アソコだ」

    垣根「ん…わかりやすいな。随分と開けた場所に居る」

    一方通行「先行ってるぞ」ゴオッ

    垣根「あ、おい!」ビュン

    一方通行「女一人相手に複数か…」

    垣根「上等手段だな…いただけねぇな」

    一方通行「いくら払っても湧き出て来やがる。全部浜面みてぇなヤツなら楽なんだがなァ」

    浜面「それも面倒臭そうだな」


    737: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:36:55.96 ID:FThWmmNu0

    垣根「クソムカつく野郎だ…頭にはっきりとアイツが浮かんだぜ…」

    一方通行「ン?」


    ドガァン!!

    「なっなんだ!?」

    「空から降ってきたのか?能力者か?」

    一方通行「言っても無駄だなァ」

    垣根「おい、大丈夫か君」

    「あっ、来てくれたのね!ありがとうございます…えっと…」

    垣根「垣根って呼んでくれ。君は?」

    春上「春上衿衣って言うの」

    垣根「春上ちゃんか…よし待ってろよ。すぐに片付ける」

    春上「はっはい」

    「なんだオマエらはよぉ」

    垣根「うるせぇ」ゴバッ

    「いぎっ」

    一方通行「それ最後の一人だ」

    垣根「えっ」

    一方通行「ご苦労さン垣根くン」

    垣根「…」


    738: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:37:21.92 ID:FThWmmNu0

    春上「どうもありがとうなの!」

    垣根「いや、どうってことねぇよ。それよりどうして追われてたんだ?」

    春上「私の能力、精神感応って言うのね。自分の思考を相手に伝える能力なんだけど…気を抜いたらスキルアウトに考えが伝わって…」

    垣根「なるほどね」

    春上「と、とにかく助かったの、ありがとうなのね」

    垣根「そいつは何よりだ。じゃあまた何かあったら連絡くれよ」

    垣根「行くぞ一方通行」

    一方通行「ン…」

    垣根「そういや買い物してくか」

    一方通行「俺は付き合わねェぞ」

    垣根「連れない奴だな」

    一方通行「まさに帰る途中だったンだよ」

    垣根「そうか…」

    春上「まさか木山先生のところに行く途中にトラブルに遭うとは思わなかったのね…」

    春上「でも助かったのね。第二位さんが助けてくれるなんて…」


    739: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/25(水) 20:37:47.17 ID:FThWmmNu0

    一方通行「帰ったぞコラァ!」

    絹旗「お帰りなさい一方通行!」

    一方通行「ン?随分と元気がイイなァ、なンかあったのかァ?」

    絹旗「ふふ、超秘密です!」

    一方通行「そォかい」

    絹旗「それより一方通行!」

    一方通行「あァ?」

    絹旗「今度映画を超見に行きましょう。前みたいに」

    一方通行「別に構わねェけど?」

    絹旗「ありがとうございます!じゃあまた日程とか話合いましょう!」

    一方通行「おォ」

    一方通行「今日の夕飯は淡希かァ?黄泉川かァ?」

    一方通行「どっちでもイイが、飯の準備してくれェ。今日はなンか腹が減ってしかたがねェ」


    絹旗「一方通行…今日はとても貴重な体験をしました…。私一人だけの思い出として閉まっておきましょう…」

    ...................................

    ..........................

    ..................

    ..........

    ......

    ...

    おわり


    748: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:40:05.39 ID:GEMuLIIA0

    『所詮第一位でさえも人の子だったってことか』

    「何が言いてェ」

    『やっぱりお前、俺と同じだよ。完璧にはなれねぇ。全部を守ろうなんざやっぱり無理なんだよ一方通行。精一杯手を広げてもこぼれ落ちちまう』

    「…」

    『現にお前がこうしてる間に何人が俺の手によって死んだ?』

    「うるせェ!それ以上口を開くンじゃねェ!!」

    『あれほど守るとぬかしてた第三位のクローンも傷付いて倒れてる。お前の保護者だって仲間だって…んで最愛の妻でさえもだ…』

    『みんな死んでるぜ?一方通行』

    「垣根ェ…!」

    『そら、お前…もう死ぬぜ?』

    「オマエ、一体なンで…」

    『越えさせてもらう、第一位』

    ................................
    .......................
    ................
    .........
    .....
    ..
    .


    749: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:41:02.11 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「クソォオオ!」ガバッ

    一方通行「ハァ…ハァ…」

    一方通行(夢?…なンつー夢だ…)

    一方通行「…淡希?」ガチャ

    一方通行「居ねェのか?…他の連中は…」

    一方通行「誰でもイイ、番外個体、黒夜、誰も居ねェのかァ?」

    一方通行(ずいぶン静かに感じやがる…気が動転してる証拠だ…)

    一方通行(落ち着け…深呼吸しろ…冷静になりやがれ…!)

    一方通行「ハッ…柄にもねェ。俺はどうしちまったンだ。いつも通りだ、いつも通りでイイ」

    一方通行「居ないンだったら連絡すればイイじゃねェか…とりあえず電話だァ…」piriririri

    一方通行「…出てくれたかァ…今起きたトコだァ…ああ…淡希、お前以外にも居ンのか?…そォか、そりゃよかった…」


    750: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:41:46.59 ID:GEMuLIIA0

    土御門「魔術だと?」

    ステイル「ああ、それもなかなか厄介なやつだね」

    土御門「一体どんな魔術だ?」

    ステイル「うーん、そうだね…」

    神裂「簡単に言えば人を攻撃的にするような魔術です」

    ステイル「と言うよりはね…なんというか野心的な部分を強めるような魔術なんだよね」

    土御門「それにはどれほど意味があるんだ?」

    ステイル「我を強くする、という意味かな」

    土御門「?」

    神裂「要はその人の持つ隠れている本来の…なんて言ったらいいんでしょうか…とにかくより野心家になるんです」

    ステイル「つまりは望みのためにえらく行動的になるということだよ」

    土御門「言ってることがバラバラでよく分からないぞ?」

    ステイル「だから攻撃的になるような魔術なんだよ」

    神裂「すみません、なんて言ったらいいかよくわからないんです」

    土御門「つまり、内なる野望を肥大化させるということだろう?」

    ステイル「それでいいかな」


    751: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:42:37.85 ID:GEMuLIIA0

    土御門「それで?その魔術が?」

    ステイル「その魔術を扱える人物が学園都市に侵入した」

    土御門「…」

    神裂「目的は良く分かってませんが何もしない、というわけではないでしょうね」

    ステイル「魔術を使ってくれれば探知用の術式で一発で居所が分かるんだけどね」

    土御門「被害の予想は?」

    ステイル「その魔術自体は一人にしかかけられないよ。同時に複数人は無理だからね」

    土御門「最低一人の被害者か…範囲内の対象全てとかでなくてよかったな」

    神裂「そうですね、もしそうだったら大変なことになってました」

    ステイル「みんながみんな、野望を叶えたい一心で行動するからね。街にも被害が出たろうね」

    土御門「どうやって探し出せばいい」

    ステイル「探知術式にかかるのを待つしかないね」

    土御門「被害者を出すつもりか?」

    ステイル「上条当麻を呼んでおきたまえ、右手で触らせれば解決だよ」

    土御門「仕方ない、上やんにも協力してもらおう」


    752: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:43:11.25 ID:GEMuLIIA0

    とあるゲーセン


    垣根「よし!よし!…行ける、行けるぞ」

    心理定規「…」

    御坂「いい感じよー」

    垣根「…がぁああああ!また落ちやがった!」

    御坂「ちょっと!なにしてるのよ!」

    垣根「仕方ねぇだろうが!取れないようになってんじゃねぇのか?コレ」

    御坂「そんなはず無いわよ!前に取ってるのを見たもの!」

    垣根「…たかがカエルの置き時計だ、自分で取れ」

    御坂「あんたが楽勝だって言うから頼んだんじゃないの!」

    垣根「…」

    心理定規「第一こんなもの取ってどうするのよ」

    御坂「かっ…飾るのよ」

    垣根「はぁ…もう何回かやってみるか…」

    御坂「そうよ!第二位がクレーンゲームに敗北なんてありえないわ!」


    753: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:43:40.98 ID:GEMuLIIA0

    垣根(能力使ってなんとかなんねぇかな…なんねぇよな、うん)

    心理定規「たかがクレーンゲームでしょ?さっさと終わらせてね」

    垣根「やってやるよ」チャリン

    垣根(角度や力の入り具合、全部計算してやれば今度こそ…)

    御坂「今度こそ頼むわよ!」

    垣根「……」

    御坂「もうちょい後ろじゃない?」

    垣根「いや、ここでいい…」

    御坂「よし!ちゃんと掴んだわね?よーし」

    垣根「騒ぐな、ここまではいつも通りじゃねぇか。この後の急停止で落ちなきゃ…」

    御坂「…」

    心理定規「行けそうじゃない?」

    垣根「おっ?おっ?おっ!」ガコン

    御坂「やったー!」ギュッ

    垣根「おい!抱きつくんじゃねぇ!」

    心理定規「ちょっとぉー!」


    754: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:44:12.15 ID:GEMuLIIA0

    御坂「はっ!なに引っ付いてんのよ!」グイッ

    垣根「んだと?このクソ女、自分からくっ付いてきたくせに…」

    御坂「いやーでもよかったわ、ありがとね。ありがたくちょうだいするわ」

    垣根「えっ?お前にあげるなんて一言も言ってないんだが」

    御坂「なによ、欲しいって言ってるんだから素直によこしなさいよ」

    垣根「ちっ…好きにしろ」

    心理定規「ねぇ」

    垣根「あ?」

    心理定規「私アレが欲しいわ」

    垣根「ん…?マ、超機動少女カナミン…?んだこりゃ??」

    心理定規「アニメのキャラクターよ、このストラップが欲しいわ。取ってちょうだい」

    垣根「こんなんでいいのか?」

    心理定規「ええ」

    垣根「まあお前がいいなら…」チャリン

    心理定規「がんばってね」


    755: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:44:39.94 ID:GEMuLIIA0

    垣根「…よしっ!」ガコン

    心理定規「おめでとう」

    垣根「今度は一発で取れたな、ほら」

    心理定規「ありがとう、大切にするわ」

    垣根「そうしてくれ」

    御坂「ん?」

    垣根「どうかしたか?」

    御坂「当麻?」

    垣根「は?」

    御坂「外に見えたのよ」

    垣根「はぁ?」

    心理定規「行ってみれば?」

    御坂「そうね」タッ

    垣根「俺達も付いてくか」

    心理定規「そうしましょ」


    756: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:45:12.66 ID:GEMuLIIA0

    御坂「当麻ー!」

    上条「んん?美琴じゃないか」

    垣根「ホントに上条とはな」

    上条「垣根に心理定規さんまで…」

    御坂「こんなトコで何やってんのよ」

    上条「んーちょっと友達に呼ばれてな。今から遊びに行く所なんだ」

    御坂「ふーん」

    上条「もういいか?ちょっと急いでるんだ」

    御坂「そう?呼び止めてゴメンね」

    上条「いや、いいさ。それじゃまたな」

    御坂「うん」

    垣根「忙しい野郎だな」

    心理定規「貴方と違ってね」

    垣根「それもそうだな」

    御坂「なんか様子がおかしかったわね」

    垣根「ただ単に急いでただけだろ?信用してやれよ」

    御坂「うーん」


    757: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:46:10.12 ID:GEMuLIIA0

    数十分前

    上条「もしもし?」

    『上やんか?』

    上条「土御門?どうした?なんか用か?」

    『用があるから電話したんだけどにゃー』

    上条「そりゃそうか…んで?何の用事だ?」

    『率直に言う、上やん。学園都市に魔術師が侵入した』

    上条「え?なんだって?魔術師だと…?それってインデックスが居ないことと関係あるのか?」

    『インデックス?ちょっと待っててくれ…』

    『ステイル、インデックスは?』

    『安全のためにイギリスに帰したよ?言ってなかったかな?』

    『そうか、上やん?今インデックスはイギリスに居るみたいだぞ』

    上条「そうなのか?神裂と一緒に出掛けるって言っていたんだけどな…」

    『うーん、神裂…説明しなかったのかい?』

    『インデックスがする必要無いと言ったので…』

    上条「…まあいい、それで?どうしたらいい?」

    『話が早くて助かるぜい。今から指示する場所に来てくれ』

    上条「オッケー」


    758: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:46:57.88 ID:GEMuLIIA0

    上条「それで来たはいいが…教会?」

    上条「…本当に居るんだろうな?お邪魔しまーす…」ギィ

    ステイル「来たか上条当麻」

    上条「ステイル…」

    神裂「こんにちは」

    上条「と神裂か…土御門は…」

    ステイル「ちゃんと居るよ」

    上条「土御門」

    土御門「来てくれたか」

    上条「ああ、魔術師が侵入したとなればな」

    土御門「それでこそ上やんだ。こっちに来い、詳しく話そう」

    上条「おう」

    .........................................

    ステイル「さて、理解できたかな?」

    上条「大体はな」

    土御門「今回の事件は…不本意だが被害が出てから捕まえる作戦にする」

    上条「被害が出てからだと?」

    ステイル「言い換えるなら術式を使った瞬間だね。そうしないと見つけることが出来ないんだ」

    神裂「被害を出したくない気持ちは分かります。ですが今回ばかりはどうしようもないんです」


    759: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:47:44.92 ID:GEMuLIIA0

    上条「その魔術師が術を使う前に捕まえることは出来ないのか?」

    ステイル「出来ないことは無いよ?」

    上条「どうやってだ?」

    ステイル「多分、姿を晦ます術式を使っているだろうからね。つまりは透明人間ってことさ」

    土御門「上やんが右手を振り回しながら街中を歩けばその内右手が当たって術が解けて姿を現すだろうな」

    上条「…」

    神裂「とりあえずここに居ても解決にはなりません。外に出ましょう」

    上条「ていうかさ…この教会って…」

    土御門「ああ、一方通行の結婚式場だ」

    上条「そうか…」

    ステイル「時に上条当麻。君は侵入者の目的をなんだと考える?」

    上条「は?うーん…そうだな…ヴェントみたいに科学に何か恨みでも持っているんじゃないか?」

    ステイル「要領を得ないね。その線は低そうだ」

    上条「それじゃなかったら…術式の実験…とかかな」

    土御門「有り得ない話じゃないな」

    神裂「習得したばかりの魔術の練習ですか…」

    ステイル「君にしてはいい考えだね」

    上条「ありがとよ」


    760: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:48:34.35 ID:GEMuLIIA0

    上条「その侵入してきた魔術師の所属ってどこなんだ?」

    ステイル「イギリスサイドの人間ってことしか分からないんだよね」

    上条「そこまで分かるんなら名前とか分かるんじゃないか?」

    神裂「情けない話なのですが何も分からないんです」

    上条「そうか…」

    ステイル「そもそも「そこまで」って言うほどの情報じゃない」

    土御門「まあ捕まえればはっきりするんだ。今気にしても仕方ないだろ」

    ステイル「土御門の言うとおりだ。今は目の前の事に集中すべきだよ」

    上条「…ああ」

    土御門「しかし、野望を叶えさせるような魔術ってどれくらいの意味があるのやら…」

    神裂「もしかしたらそれを利用して商売でもするのかもしれません」

    上条「商売?」

    ステイル「その術式を使えば野望のために行動的になるんだ」

    ステイル「適当な言葉を並べてカウンセリングをうたってやれば皆カウンセリングの効果だと思い込む」

    上条「なんか小さいな」

    ステイル「魔術を使うだけでお金になるんだ。自身の欲望に貪欲になるんならそう行動するだろうね」


    761: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:49:19.08 ID:GEMuLIIA0

    垣根「相変わらず平和だな」

    心理定規「私達が知らないだけで色々な事が起きてるかもしれないわよ」

    御坂「そうよ?裏で何が起きてるか分かったもんじゃないのよ?」

    垣根「はぁ…まったく」

    御坂「何よそのため息は」

    垣根「俺が平和だって言ってるんだからそうね、とか言ってもいいんじゃないのか?」

    心理定規「そうね」

    垣根「…」

    御坂「ていうかしばらくこっちの方に来てなかったけど…」

    心理定規「美琴も思う?」

    御坂「うん」

    垣根「なんだ?」

    心理定規「占いよ、増えたと思わない?」

    垣根「占い師か…確かに、言われてみれば増えたな」


    762: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/28(土) 22:49:52.67 ID:GEMuLIIA0

    結標「さて、あらかた買い物も終わったかしら」

    黒夜「家具が見てぇんだけどよぉ」

    絹旗「家具ですか?そういえば黒夜、前のデパートはどうしました?」

    黒夜「辞めた」

    絹旗「そうですか」

    芳川「家具だったらいいお店、知ってるわよ」

    黒夜「じゃあそこに行こうぜ」

    番外個体「ミサカお腹空いたなー」

    打ち止め「ミサカも腹ペコ!ってミサカはミサカは暗にファミレスの入店を促してみたり!」

    黒夜「家具見てからな」

    芳川「最初にご飯でもいいのよ?どうせ道中にあるしね」

    絹旗「そうしませんか?黒夜」

    黒夜「…まあいいか」

    結標「決まりね。最初にご飯よ」

    打ち止め「やったー!ってミサカはミサカは嬉しさを体で表現してみたり」

    「ちょっとお嬢さんたち」

    結標「?」


    763: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:50:21.38 ID:GEMuLIIA0

    芳川「なにかしら」

    黒夜「あんたお嬢さんって年でもねぇだろ」

    芳川「うるさいわね」

    結標「何の用?ナンパなら間に合ってるわよ?」

    「いいえ、ナンパなんかじゃありませんよ」

    絹旗「ではなんでしょうか?」

    番外個体「占いかなんかじゃない?それっぽい格好してるし」

    「占いですか…まあ似てますが少し違いますね」

    黒夜「んで?なんだよオッサン」

    「君たちは何か野望とかありますか?内に秘めているがどうしても行動に表せない。そんな野望が」

    打ち止め「野望?ミサカの野望はねーむぐっ」

    芳川「打ち止め、少し黙っててちょうだいな」

    番外個体「ミサカには最初、第一位を殺害するって野望があったけど今は…違うかな」

    黒夜「もし野望ってのがあったら?」


    764: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:51:03.52 ID:GEMuLIIA0

    「そうですね。行動出来るように一押しして差し上げましょうか?」

    芳川「私は結婚して玉の輿狙いたいわ」

    「それも一種の野望です。それもいいでしょう」

    絹旗「野望と超急に言われても…」

    結標「…」

    「何か大きい野望、ありませんか?例えば誰かを思いっきり見返してやりたいとか」

    絹旗「…私。そういうのあるかもしれません…」

    「お手伝い、しましょうか?」スッ

    結標「!お話はそこまで、野望なんて野心と一緒よ?身分不相応だから野望なの」

    結標「後押しなんてあっても叶いっこないわ」

    「そうでしょうか?」

    結標「そうに決まってるわ。さよなら、多分二度と会うことは無いわ」ヒュン

    「!全員消えた?これが能力者か…」

    「チッ、面白く無い」


    765: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:51:54.71 ID:GEMuLIIA0

    絹旗「どうして能力で移動を?」

    結標「なにか嫌な感じがしたわ。それこそ暗部に近いような何かをね」

    芳川「一体なんだったのかしら」

    黒夜「絹旗に手伸ばしてたよな?なにかする気だったのか?」

    番外個体「今思うと怪しさ満点だったね」

    打ち止め「ミサカも野望、叶えたかったなーってミサカはミサカは残念がってみたり…」

    黒夜「打ち止めの野望ってなんだぁ?」

    打ち止め「それはお菓子をたくさんね…」

    絹旗「もしかして本当に暗部絡みだったんでしょうか?」

    結標「分からないわ、けど少しは警戒した方がいいかもね」

    芳川「とりあえずご飯食べましょ。結標がファミレスの前に飛ばしてくれたことだし」

    番外個体「そうだね」

    打ち止め「六名様ごあんなーい!ってミサカはミサカは元気に宣言してみせる!」


    766: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/28(土) 22:52:20.93 ID:GEMuLIIA0

    ステイル「今かすかに反応があったね」

    土御門「どれくらいの反応だ?」

    ステイル「本当にかすかだよ?術を使用しようとした直前って感じだ」

    上条「場所は?」

    ステイル「神裂」

    神裂「あちらの方です」

    土御門「最近占い師の溜まり場になってるところか」

    上条「そういや姫神から聴いたことあるな…最近占い師が増えて来たってな」

    ステイル「とりあえず行ってみようか」

    土御門「そうだな」

    上条「術式を使う寸前ってことは誰かと接触したってことなのか?」

    ステイル「多分ね」

    神裂「念のため、急ぎましょう」

    土御門「ああ」


    767: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:53:08.07 ID:GEMuLIIA0

    「あんたには死相が出てる」

    垣根「…」

    心理定規「ぷぷ…」

    御坂「ちょっと…笑っちゃダメよ…くくっ」

    垣根「何を根拠に…」

    「占いとはそういうものだ…受け入れたまえよ」

    垣根「けっ、次行こうぜ次」

    心理定規「ちょっと、置いてかないでよ」

    御坂「ちょっと待ってよ!」

    垣根「ふざけた野郎だ、顔見て速攻死相だと?ナメてやがるな…」

    心理定規「一回死んでるんだし案外当たってるのかもよ」

    垣根「当たってたまるか、あんな占い」

    「ちょっとお兄さん」

    垣根「あ?」

    「あんただよ。長身のお兄さん」

    垣根「んだテメェは」


    768: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:53:52.82 ID:GEMuLIIA0

    上条「うお、本当に占い師ばっかだな」

    土御門「一種の占い街になってるにゃー」

    ステイル「占いねぇ」

    神裂「私は占いを受けてもいつも同じことしか言われません」

    上条「何て言われるんだ?」

    神裂「なにをやっても上手くいく、としか…」

    土御門「なるほどにゃー」

    ステイル「当然だろうね」

    上条「そりゃ残念だな」

    神裂「はい」

    上条「ん?あれは…」

    土御門「どうした?上やん」

    上条「あれ、垣根じゃないか?遠くに見える、ほら」

    土御門「…確かに、あれは垣根帝督だな。何してるんだ?」


    769: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:54:54.19 ID:GEMuLIIA0

    「何か野望、あるでしょ?一目見てわかったよ」

    垣根「野望か、確かにあるな」

    「どんな野望だい?」

    垣根「…いつしか第一位を越えるっていうな」

    心理定規「ちょっと、何言ってるのよ」

    垣根「どうせ叶いっこねぇよ。言って困るもんでもねぇからな」

    「手伝ってやろうか?」

    垣根「お前が手伝ったら第一位を倒せんのか?そいつは面白ぇな。だったら是非とも手伝って欲しいもんだな」

    「オッケー。手伝ってやるよ」スッ

    垣根「ん?なんだ?手ぇ伸ばしたりして」

    「おまじない、みたいなもんだよ。頭に少し触るよ?」

    垣根「へぇ、そうかい」

    「ふふ…」

    垣根「なんか変な感じだな…」

    御坂「大丈夫なのかしら?」

    心理定規「…」


    770: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:55:23.21 ID:GEMuLIIA0

    神裂「!」

    ステイル「神裂」

    神裂「すぐ近くです」

    上条「なんだ?どうした?」

    ステイル「術式に引っかかった。すぐ近くで反応だよ」

    土御門「……あそこか…」

    上条「垣根の方か?」

    神裂「あの長身の少年の所ですか?」

    土御門「多分そうだ。先に行ってくれ神裂」

    神裂「はい!」ビュン

    ステイル「案外早く見つかったね。後は右手で触れば全部解決だよ。あの少年知り合いなんだろ?楽で助かったよ」

    土御門「ああ、その通りだ。早期に発見出来てラッキーだ」

    上条「俺たちも急ごうぜ」


    771: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:56:14.68 ID:GEMuLIIA0

    「どうですか?」

    垣根「…」

    「まぁ実感が湧くまで少し時間がかかると思いますが…ぎっ!?」ドカッ

    神裂「捕まえましたよ」

    「必要悪の教会…!」

    御坂「え、一体何?」

    心理定規「何事かしら…」

    上条「おーい、大丈夫かー?」

    御坂「当麻?」

    ステイル「うん、しっかりと捕まえられたね」

    土御門「垣根、体に何か異変は無いか?」

    垣根「…一体どういうことだ?」

    土御門「色々面倒なことがあってな」

    御坂「ねぇ、どういうこと?」

    上条「あとで説明してやるよ」


    772: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:57:09.49 ID:GEMuLIIA0

    「一足遅かったな…もう術式は発動している!」

    ステイル「無駄だよ、ここにあらゆる異能を打ち消す右手が存在している。いくら魔術だろうとすぐに消してみせるよ」

    「幻想殺し…!」

    土御門「なぜ学園都市に侵入したんだ」

    「…」

    土御門「言え、黙っていてもいいことは無いぞ」

    「…単純に人が多かったからだ」

    土御門「目的はなんだ?」

    「人間観察…それだけだ」

    神裂「なるほど、野望を叶えるための動向を観察したかったということですか…」

    「察しがいいな。その通りだ」

    土御門「ふん、まあ無駄足だったな。願い叶わないぞ」

    「クソ…」


    773: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:58:13.12 ID:GEMuLIIA0

    「おいアンタ」

    垣根「あ?」

    「野望、叶えたいという強い気持ちが湧かないか?」

    垣根「…いや、湧かねぇな」

    「バカな…失敗したのか?」

    土御門「垣根、本当に大丈夫か?」

    垣根「日頃、未元物質の薄い膜を張ってるからな。何をしようとしたのかは知らねぇが防御したんだろ」

    「マジかよ…失敗かよ…」

    ステイル「じゃあイギリスに戻ってからじっくりと話を聴かせてもらおうかな」

    上条「実質被害0か?」

    土御門「みたいだな。右手はいらないようだぜい?」

    上条「そりゃ良かった」

    神裂「では土御門、私達は急ぎますのでこれで…」

    土御門「ああ、わざわざありがとうな」

    神裂「いえ、ではさようなら」

    上条「ああ、じゃあな」


    774: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:58:49.19 ID:GEMuLIIA0

    土御門「じゃあ俺も帰るかな、驚くほどスピード解決したしな」

    上条「おう、じゃあな。またなんかあったら連絡くれよ」

    土御門「ああ、なんかあったらまた頼むぜい」

    御坂「ちょっと、ちゃんと説明しなさいよ」

    上条「え?ああ、垣根も聴くか?」

    垣根「いや、俺はいい。俺も帰るとするわ」

    心理定規「私は…もう少し街を歩いていてもいいかしら?」

    垣根「ああ、気をつけてな」

    上条「じゃあな垣根」

    垣根「ああ、またな」

    御坂「で?どういうことなのよ」

    上条「実はですね…」

    心理定規「じゃあ私も行くわ。じゃあねお二人さん」

    上条「ん?おう、じゃあな」

    御坂「また会いましょ心理定規」


    775: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 22:59:33.50 ID:GEMuLIIA0

    垣根(さっきの野郎に触られてから変な気分だな…)

    垣根「この感じ、あの時一方通行と戦った時みてぇだ…」

    垣根「さっきはなんともねぇとは言ったが…絶対何かされたな…」

    垣根「どんな能力かは分からねぇが感謝はしてやる」

    心理定規「帝督!」

    垣根「ん?心理定規か?適当にぶらついてくるんじゃなかったのか?」

    心理定規「やっば止めにしたわ。なんともないみたいだけどやっぱり心配だもの」

    垣根「そうか」

    心理定規「ほら、帰りましょ?それともどこか寄るとこでもあるの?」

    垣根「晩飯の材料、買いに行かないとな」

    心理定規「んじゃ寄っていきましょ」

    垣根「おう」


    776: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:00:32.93 ID:GEMuLIIA0

    黄泉川「ただいまじゃん」

    一方通行「ン…帰って来たか」

    黄泉川「一方通行だけじゃんか?」

    一方通行「他の連中は買い物に行ったらしィ」

    黄泉川「そういえば桔梗が皆して買い物に行きたいって言ってたじゃんよ」

    一方通行「ったく…出掛けンなら出掛けるで一声かけてってほしいもんだなァ」

    黄泉川「心配じゃんか?」

    一方通行「…少し…嫌な夢を見た」

    黄泉川「どんな夢じゃん?」

    一方通行「全部失う夢だ、俺のせいでなァ」

    黄泉川「なるほど。それでいつも以上に元気が無いんじゃんか」

    一方通行「そォ見えるかァ?」

    黄泉川「ああ」

    一方通行「…」


    777: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:01:14.01 ID:GEMuLIIA0

    ガチャ

    芳川「ただいま」

    黄泉川「随分と遅かったじゃんか」

    芳川「ごめんなさいね愛穂」

    一方通行「なにしてたンだァ?」

    芳川「適当に買い物して、それでいざ帰ろうとしたら絹旗の知り合いに会ってね」

    一方通行「知り合いだとォ?」

    芳川「ええ、麦野とか言ったかしら」

    一方通行「ンで?背中に打ち止め背負ってるのとどォいう関係が?」

    番外個体「だから、一緒に夕飯食べて来て、それで麦野達がまだファミレスに居るって言うから…」

    芳川「要は他の皆はまだファミレスよ。多分今日は帰ってこないんじゃないかしら」

    番外個体「ミサカと上位個体は調整あるから帰って来たけどね」

    黄泉川「なんだ…夕飯食べてきたじゃんか…」

    芳川「事前に連絡するべきだったわね。ごめんなさい」

    黄泉川「いや、別にいいじゃんよ。んじゃ一方通行と二人だけでもご飯にするじゃん」

    一方通行「…」

    黄泉川「心配じゃんか?」

    一方通行「いや、大丈夫だ」

    芳川「打ち止め、部屋に置いて来るわね」


    778: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:01:52.29 ID:GEMuLIIA0

    垣根「ふぅ…ごちそうさん」

    心理定規「ええ」

    垣根「…」

    心理定規「どうしたの?」

    垣根「んー…少し出掛けてくる」

    心理定規「いつ頃帰ってくるの?」

    垣根「そうだな…とりあえずすぐには帰るつもりはねぇな」

    心理定規「そう、なんでもいいけど浮気だけはしないでよね」

    垣根「ああ」

    心理定規「それと危ないこともね」

    垣根「分かってるよ」

    心理定規「近頃何かと物騒だから」

    垣根「そうか?まああんまし心配するなよ、大丈夫だから」

    心理定規「そうね、信じてる」

    垣根「お前こそホテルとかに行くんじゃねぇぞ」

    心理定規「失礼ね、もう行かないわよ」

    垣根「んじゃ行って来る」

    心理定規「ええ、行ってらっしゃい」


    779: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:02:30.75 ID:GEMuLIIA0

    麦野「ふあ…」

    結標「あくび?」

    麦野「…ああ」

    絹旗「超珍しいですね。まだそんなに遅くないのに」

    フレンダ「何か嫌なことの前兆だったりして」

    黒夜「普段と違う事が起きたからか?」

    麦野「普段と違う事ね…?」

    フレンダ「滝壺と浜面が居ないってこと」

    麦野「他には?」

    フレンダ「珍しく街中で人に話しかけられた」

    麦野「次」

    フレンダ「珍しく自分でドリンクバーに行った」

    麦野「つーぎ」

    フレンダ「うーん…」

    麦野「あんまし変わりないわね」

    結標「変わったことね…」

    麦野「何かあるの?」


    780: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:03:05.70 ID:GEMuLIIA0

    絹旗「そういえば昼間、私達も超話しかけられましたよ」

    麦野「超?」

    絹旗「いえ、超一人ですが」

    麦野「なんだ…」

    黒夜「占い師風というか、なんか変な奴にな」

    結標「野望がどうとか言ってたわね」

    フレンダ「それって…」

    麦野「私達も似たような奴に話しかけられたわ」

    結標「それで?」

    麦野「スルーしようと思ったけど浜面が興味を持ってね」

    絹旗「超浜面らしいですね」

    麦野「仕方ないから無理やり引き剥がしたんだけどね」

    黒夜「ふーん」

    絹旗「そういえば二人して一体なんの用事で抜けたんでしょうか?」

    麦野「知らない。デートかなんかじゃないの?」

    結標「元気ね」


    781: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:03:59.16 ID:GEMuLIIA0

    麦野「結標も旦那ほったらかしにしてていいの?」

    結標「そんなに私に依存してるわけでもないし…大丈夫じゃない?」

    麦野「ふーん」

    結標「そうだ、一方通行といえば」

    麦野「あ?」

    結標「変わった話?になるのかしら?同じく昼間の話なんだけどね」

    フレンダ「なになに?」

    結標「一方通行から珍しく電話が来たのよ」

    麦野「それだけ?」

    結標「まさか。電話口にだけどね…珍しく焦ってたのよ。柄にもなく」

    麦野「電話の内容は?」

    結標「お前以外にも誰か今一緒に居るのか?って」

    麦野「はぁ?んだそりゃ」

    フレンダ「意味分からないわね」


    782: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:05:33.73 ID:GEMuLIIA0

    麦野「何か言ってから出てきたの?」

    結標「いえ?まだ寝てたしね」

    麦野「起きてみたら誰も居ねぇからビビッて連絡寄こしたんじゃねぇか?」

    フレンダ「あはっ、もしそうだったら可愛いじゃない」

    結標「本当にそうならいいんだけどね」

    黒夜「兄ちゃんが寂しくて電話…」

    絹旗「超想像出来ませんね」

    麦野「確かに変わった事かもねー」

    フレンダ「ていうか今日ってやけに人少ない?」

    麦野「ん?」キョロキョロ

    結標「今日は休日よね…」

    麦野「…にしては人の出入りが確かに少ねぇな」

    黒夜「別にいいんじゃねぇの?たまにあるだろ」

    絹旗「はてさてたまに、で超片付けていいんでしょうか?」

    黒夜「気にしすぎなんだよ」


    783: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:06:16.18 ID:GEMuLIIA0

    黒夜「毎日適当に過ごしてりゃ変わったことぐらいしょっちゅうあるだろ」

    フレンダ「そうそう、いくらなんでも神経質になりすぎって訳よ」

    麦野「元はと言えばあんたのせいよ?フレンダ」

    フレンダ「ありゃ?そうだっけ?」

    麦野「都合のいい脳みそしてるわね」

    結標「どうする?」

    麦野「なにが?」

    結標「場所移動する?行きつけの場所、あるんでしょ?」

    麦野「うーん…そうねここだと長い間居座れないし、移動しましょうか」

    黒夜「了解でーす」

    麦野「先出てていいわ、ここは私が払うから」

    フレンダ「ラッキー、ごちそうさまでーす!」

    絹旗「じゃあお願いしますね」

    結標「悪いわね」

    麦野「いいわよ、これくらい」

    結標「じゃあ外で待ってるわ」

    麦野「うん」


    784: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:06:50.40 ID:GEMuLIIA0

    結標「今日はやけに星が綺麗に見えるわね」

    絹旗「何か不安を超覚えるほどですね」

    黒夜「またそれかぁ?だから考えすぎだっての」

    フレンダ「もう忘れて気持ち入れ替えないと、ほら」

    「捜した、捜した、捜したよん」

    絹旗「!?」

    フレンダ「かっ…垣根??」

    垣根「よう、お嬢さん方。一方通行は一緒じゃねぇのか?」

    結標「残念だけど今は一方通行と一緒じゃないわよ?」

    垣根「へぇ、そうか…んじゃ打ち止めちゃんとワーストはどうした?」

    絹旗「?一緒に居ませんよ?二人とも超先に帰りました」

    垣根「へぇ、そうか」

    黒夜「一体何の用事だよ」

    垣根「なあ、お前らって一方通行に大切にされてるか?」

    絹旗「はぁ?」

    垣根「どうなんだ?」


    785: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:07:24.56 ID:GEMuLIIA0

    絹旗「結標さんは言わずもながらですね。私と黒夜はどうでしょうか…」

    結標「一方通行は影では心配してるわよ?五月計画とやら、自分のせいだとも思ってるみたいよ」

    黒夜「別に兄ちゃんが悪ぃってわけでもないのにな」

    フレンダ「それって大切にされてるんじゃないの?」

    絹旗「そうでしょうか?」

    結標「絶対にそうよ」

    垣根「…」

    結標「?どうしたのかしら…具合でも悪いの?」

    垣根「いや」

    フレンダ「お腹でも痛いの?」

    黒夜「下痢なんじゃねぇか?」

    絹旗「まさか…まさかねぇ?」

    垣根「安心しろ、そういうんじゃねぇ」

    結標「じゃあ一体…」

    垣根「これから起きることに…動悸するだけだ…!」ゴバッ

    結標「!」


    786: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:07:57.68 ID:GEMuLIIA0

    結標「痛ッ…!」

    フレンダ「うわっ!?」

    黒夜「はぁ?一体なんのつもりだよ!」

    絹旗「ちょっと!大丈夫ですか!?結標さん!」

    結標「少しすっ飛んだだけよ…!」

    垣根「ふん、お前ら…少し俺と来てもらうぜ?」

    黒夜「穏やかじゃねェな」

    垣根「返事は?」

    黒夜「イヤダ」ボンッ

    垣根(掌からか…)

    絹旗「ちょっと黒夜!?いきなり能力は…」

    垣根「その通りだ、当たったらどうするつもりだ?」

    黒夜「無傷だとォ?あの距離で打ち込ンだってのによォ」

    フレンダ「あわわ…」

    垣根「…フレンダ」ブオッ

    フレンダ「えっ?」

    結標「危ない!」ヒュン


    787: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:08:48.96 ID:GEMuLIIA0

    フレンダ「わっ」

    垣根「座標移動…結標か…」

    結標「あなた本当にどうかしたの?」

    垣根「いや、いつも通りだ」バサッ

    垣根「ただ、自分の本心に正直になっただけだ!」ブンッ

    結標(翼によるなぎ払い…!)

    垣根「そら、どうした?避けないと真っ二つになっちまうぞ?」

    結標「言われなくても…!…??」

    絹旗「結標…さんッ…!」ドンッ

    垣根「おっと」ヒョイ

    垣根「窒素装甲を纏っての強烈なタックルか…当たったら相当だったな」

    黒夜「おィ、大丈夫か?」

    結標「なにかしたわね?」

    垣根「してないと言ったらウソになるな」

    結標「…!」ギリ

    垣根「座標移動、出来ないだろ」


    788: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:09:14.90 ID:GEMuLIIA0

    垣根「十一次元の法則を乱した」

    結標「あなたにはそんなことが出来るの?」

    垣根「俺の未元物質には…」

    フレンダ「常識は通用しない、だったかしら?」

    垣根(後ろに…!!)

    フレンダ「少し頭冷やしたら?それこそ前みたいに入院でもしてね」

    垣根「爆弾か」

    フレンダ「正解って訳ね」

    ドガァアン!

    黒夜「煙でなンも見えねェンだけど…」

    絹旗「フレンダー?」

    結標「ダメ…勝てないわ」

    黒夜「ありゃりゃ…」

    絹旗「フレンダ!」

    垣根「結構効いた。だがこの程度じゃ無理だな。これ以上チョコマカされても面倒だ」

    垣根「フレンダにはここで退場してもらうか」

    絹旗「させるもンですかッ…!」

    垣根「遅ぇよ」ブンッ


    789: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:09:56.10 ID:GEMuLIIA0

    ズバッ!


    垣根「!」バキィン

    絹旗「麦野!」

    麦野「ちょっと…誰が何してるのかと思えば…アンタ何やってんのよ…」

    垣根「なにも」

    麦野「テメェの足元で倒れてるフレンダは生きてんだろうな?」

    垣根「俺の前に跪いて確かめてみりゃいい」

    麦野「誰が」ジジジ

    垣根「お前がだよ、麦野沈利」

    麦野「お断りよ」ズバッ

    絹旗「わ、私はどうしたら…」

    麦野「結標の傍にいなさい。黒夜、アンタは動けるのよね?」

    黒夜「ああ」

    麦野「ちょっと協力しなさい」

    黒夜「はいよ」

    垣根「チッ」


    790: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:10:27.54 ID:GEMuLIIA0

    麦野「テメェ、ホントに垣根かぁ?」

    垣根「正真正銘、本物の垣根帝督だ」

    麦野「いきなりこんなことして、自殺願望でもあるのかしら?」

    垣根「俺を[ピーーー]気で居るのか?」

    麦野「あいにく、仲間意識ってもんを持っちゃったからね…!」

    垣根「そうかい」

    黒夜「余所見してンじゃねェぞ!」ボッ

    垣根「さっきから…」

    黒夜「ア?」

    垣根「うざったいんだよ!」ドバッ

    黒夜「痛っ…たァ…」

    麦野「ちょっと、大丈夫なの?」

    黒夜「なンとか…」

    垣根「おい」ズイッ

    麦野「あ?…!?」
    ..........................................
    ...................................
    ..............................
    .........................
    ...................
    ..............
    ........
    ....
    ..
    .


    793: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:20:24.39 ID:GEMuLIIA0

    翌日


    黄泉川「じゃあ行って来るじゃん」

    芳川「行ってらっしゃい」

    番外個体「ふわぁーあ」

    打ち止め「いってきまーす!ってミサカはミサカは元気に挨拶!」

    芳川「愛穂、今日の帰りはどうなるのかしら?」

    黄泉川「うーん、まだちょっとわからないじゃんよ」

    芳川「そう」

    黄泉川「とりあえずこの子達は病院には送っていくけど、迎えにはいけそうにないじゃん」

    黄泉川「だから桔梗か一方通行だ迎えに行ってほしいじゃんよ」

    芳川「分かったわ」

    黄泉川「じゃ行ってきます」

    芳川「気をつけてね」

    芳川「さて、ニュースでも見ようかしら」カチッ


    794: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:20:56.48 ID:GEMuLIIA0

    『さて、昨夜に起きた能力者同士の戦闘による被害ですが…』

    『驚くことにあれほどの規模だったにもかかわらず死者は出ていません』

    『しかし戦闘を行ったと推測される能力者は重体で、今現在治療中とのことです』

    『そして驚くことは被害だけではありません。事件終了間際まで、誰もこの事件に気が付かなかったということです』

    『現場の状況を見て分かるとおりかなり大掛かりな戦闘が繰り広げられたように見えますが、実際に警備員が駆けつけたのは全てが終わった後でした』

    『これについて警備員側は事件の早急な解明とともに犯人の意向を調査するとの事です』

    『さて、次のニュースですが…』ブゥン


    芳川「愛穂、大丈夫かしら?」

    芳川「戦闘を行ったのは高位能力者だって噂があるのよね…何も起きなければいいのだけれど」

    ガチャ

    芳川「あら、おはよう一方通行」

    一方通行「ガキ共はどォした」

    芳川「愛穂と一緒に病院に行ったわ」

    一方通行「黄泉川はまだ出る時間じゃねンじゃねェのか?」

    芳川「何か事件が起きたみたいよ?それで早々に出て行ったの」

    一方通行「そォか」


    795: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:21:24.17 ID:GEMuLIIA0

    『…とともに犯人の意向を調査するとの事です』ブツッ

    上条「物騒だなー」

    御坂「そうね」

    上条「なんでナチュラルに家に居るんですか…」

    御坂「なんでって言われてもね」

    上条「…」

    御坂「そんなことよりこの事件、気になるでしょ?」

    上条「まあ…多少は…」

    御坂「決まりね。早速行きましょ」

    上条「へっ?どこに?」

    御坂「風紀委員の詰所。つまりは黒子のとこよ」

    上条「行ってなにするんだよ」

    御坂「色々と話を聴くのよ」

    上条「教えてくれますかねー?」

    御坂「いつものことよ。きっと何か教えてくれるわ」

    上条「…じゃあ行くか」

    御坂「そうこなくっちゃ」


    796: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:22:07.59 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「アイツらまだ帰ってこねェのかァ?」

    芳川「前にも絹旗たちが出掛けたときはもっと遅かったから大丈夫よ」

    一方通行「淡希はどォなンだァ?」

    芳川「たまの息抜きじゃない?いつも家のことばかりだもの。誰も文句言わないわよ」

    芳川「それで一方通行」

    一方通行「ン?」

    芳川「調整が終わったあたりに打ち止め達を迎えにいかなきゃならないんだけど…」

    一方通行「今日は俺が行く」

    芳川「珍しいわね、自発的だなんて」

    一方通行「たまにはなァ」

    芳川「ま、それならそれでいいわ。よろしくね」

    一方通行「あァ」

    芳川「じゃあ朝ごはんにしましょう、と言っても温めるだけだけどね」

    一方通行「ン」


    797: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:22:41.92 ID:GEMuLIIA0

    風紀委員一七七支部


    上条「なんか凄い忙しそうなんですけど…」

    御坂「そうね」

    初春「あ、ちょっとそこごめんなさーい」

    御坂「ん、ごめん」

    初春「よいしょ…っと」

    御坂「ねえ、黒子」

    白井「?なんでしょうかお姉さま」

    上条「あれ?前は御坂先輩って呼ばれてるって言わなかったっけ?」

    御坂「いつのまにか戻ってたわ」

    白井「で、なんでしょうか?」

    御坂「なんでこんなに慌しく動いてるの?」

    白井「…そうですわね、初春!少し休憩ですの!」

    初春「やっと休憩ですかー?」

    白井「お話致しますわ、どうぞ?おかけになってくださいまし」


    798: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:23:08.36 ID:GEMuLIIA0

    御坂「で?」

    白井「何から話せばよろしいんですの?」

    御坂「んーまず何が起きたのか詳しく教えてくれない?」

    白井「ニュースの通りですの」

    上条「能力者同士の戦闘、だよな?」

    初春「はい、それもかなりの高位能力者同士のです」

    上条「レベルの高い能力者が暴れたからこんなに忙しくなったのか?」

    白井「そうですわね、しいて言うなら…レベル5が被害にあったから、ですの」

    御坂「は?レベル5が?」

    初春「はい、病院に運ばれたのはレベル5だと聴いています。あと友人らしき碧眼の女子高生もです」

    御坂「ちょ、ちょっと、その運ばれたレベル5って誰なのよ!?」

    白井「学園都市第四位、能力原子崩しを有する麦野沈利。と聴いてますの」

    御坂「ウ、ウソでしょ!?」

    初春「ウソじゃないんですコレが」

    上条「麦野??」

    御坂「旅行の時に合わなかったの?なんかあんた達に助けられたって言ってたけど…」

    上条「…!ああ、完全に思い出した!あの美人さんですね!」

    御坂「…」


    799: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:23:37.69 ID:GEMuLIIA0

    上条「それで?それの何が大変なんだ?」

    白井「…分かりませんの?」

    御坂「レベル5が何者かに倒されたのよ?」

    初春「麦野さんって人の能力なら詳細が上がってきています。本気を出せば御坂さんぐらい瞬殺出来るほどらしいです」

    白井「つまり、それほどの人物が何者かに戦闘不能までに追い込まれたから大変なことになっているんですの!」

    上条「わ、わかったから!そう怒らないでくれ!」

    白井「まったく…」

    御坂「それで?話とか聴けたの?」

    初春「えっとですね、一緒に居た女子高生、フレンダさんって言うんですけど…お話は少し聴けたんですが…その…」

    白井「全く要領を得られませんでしたの」

    御坂「監視カメラとかは?」

    初春「カメラは全壊、目撃者もおかしいことに0人だったんです」

    白井「それに加えてレベル5の一人があの状態ですの…」

    御坂「随分と不思議な事件ね」

    初春「はい、不思議関連でまた垣根さんが絡んでるのかと思ったのですが…」

    白井「ここまで明確に被害が出ているのは明らかに他の事件とは違います。」

    白井「現場の状況、怪我の具合から考えて…明らかに殺意のあるものでしたの」

    初春「この事から考えて絶対に垣根さんじゃないと思うんです。あの人とは何回も話しましたし、色々な部分も見て来ました」

    初春「いたずらとかありましたけど、もう人を[ピーーー]気で能力を振るう垣根さんじゃないと確信しています」


    800: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:24:04.70 ID:GEMuLIIA0

    御坂「そうね、アイツはあまり好きじゃないけどそういうプライドは持っていたからね」

    初春「はい」

    上条「…垣根か…」

    白井「ですので、そういう部分を含めての捜査になりますの」

    御坂「そりゃ忙しいわけね」

    初春「白井さん、そろそろ」

    白井「もう時間ですの?」

    初春「はい」

    御坂「時間って?」

    初春「さっきお話したフレンダさんにもう一度お話を聴きに行くんです」

    御坂「…ねえ。一緒に行っても構わないかしら?」

    白井「お姉さま。さっき言い忘れましたけどレベル5狩りということも含めて警備員共々捜査していますの。ですので出来ればお姉さまには…」

    御坂「大丈夫よ。当麻も居るんだし、なんとかなるわよ」

    白井「身の危険を感じたら私達を置いて逃げてくださいまし」

    御坂「一人じゃ逃げないわよ」

    上条「んじゃ、行こうぜ?そのフレンダって子の所によ」


    801: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:24:31.63 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「いくらなンでも遅くねェか?」

    芳川「確かにもう二時ね…」

    一方通行「…」ガタッ

    芳川「出掛けるの?」

    一方通行「ああ」

    芳川「結標達には私から連絡しとくわ、あなたは打ち止め達を迎えに行ってもらえるかしら?」

    一方通行「…頼ンだ」

    芳川「そう心配そうな顔しないでよ。なにも行方不明になったわけじゃないのに」

    一方通行「ハッ、それもそォだな。ンじゃ行ってくるわァ」

    芳川「行ってらっしゃい」

    一方通行「おォ」

    芳川「あ、ちょっと待って」

    一方通行「なンだァ?」

    芳川「くれぐれも気をつけてね。愛穂から夢の事聴いたんだけど逆のことも考えなさいね?」

    一方通行「?」

    芳川「逆にあなたが居なくなる、ということよ」

    一方通行「ふン、俺を誰だと思ってやがる」


    802: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:25:03.85 ID:GEMuLIIA0

    上条「ここの病院かよ…」

    白井「なにか問題でも?」

    上条「いや…何回もお世話になってたから…」

    初春「さ、行きましょう。面会時間過ぎちゃいますよ」

    御坂「ちゃんと話してくれるといいんだけど…」

    初春「やっぱりちょっと難しいんじゃないんですか?白井さん」

    白井「相手先にとっても辛いことだとは存じてますの。ですが聴かないことには解決に繋がりませんの」

    御坂「ねえ、麦野は大丈夫なの?」

    白井「あれを無事と言っていいのでしょうか…」

    初春「とりあえず一命は取り留めてます」

    御坂「…」

    白井「一目見たのですがボロボロでしたの」

    初春「内臓もいくつか損傷しているらしくて…」

    上条「フレンダって子は?」

    白井「軽い火傷と打撲、ですが少しショックを受けてるようで」

    初春「麦野さんとは友人関係だって話ですからね」

    白井「ご友人が目の前で倒れるのを目撃してしまったら、それはショックでしょうに」

    初春「あ、ここです」

    上条「お、ここか」


    803: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:25:31.77 ID:GEMuLIIA0

    コンコン

    『どうぞ』

    白井「失礼しますの」

    上条「あれ?浜面?」

    浜面「上条か?」

    初春「失礼しまーす」

    御坂「お邪魔しまーす」

    滝壺「はまづら、おともだち?」

    浜面「ああ」

    上条「そうか、浜面が言ってた女友達って…」

    浜面「ああ、こいつらだよ」

    白井「失礼ですがフレンダさんは…」

    浜面「ん?フレンダの知り合いか?」

    初春「いえ、私達は風紀委員でして」

    浜面「風紀委員だと?一体なんの用だ」

    滝壺「さっきも来た子たちだよね?」

    白井「はい、申し訳ありませんがご協力お願い致しますの」

    浜面「フレンダ、喋れるか?」

    フレンダ「うん…なんとか」


    804: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:26:02.80 ID:GEMuLIIA0

    白井「さて、じゃあ早速で申し訳ありませんが…」

    フレンダ「うん」

    初春「とりあえずさっきもお聴きしたんですけど犯人のことなんかを…」

    フレンダ「犯人ね…実は…」

    初春「はい」ゴクリ

    フレンダ「なんにも覚えてないのよねー」

    白井「はい?ですがさっきは…」

    フレンダ「確かにさっきは色々とうろ覚えだけど話したけどさ、時間経ったらさっぱりと忘れちゃったのよねー」

    初春「うーん。まあショックで脳がその記憶を消してしまったのかもしれませんね」

    フレンダ「そういえば浜面、麦野は?」

    浜面「さっき意識が戻ったってよ。あのカエル医者が教えてくれたよ」

    フレンダ「そう、よかった」

    浜面「ああ」

    白井「…浜面さん、でしたっけ?」

    浜面「ん?」


    805: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:26:34.94 ID:GEMuLIIA0

    白井「大変失礼なのですが…麦野さんとお会いすることは…」

    浜面「何言ってんだアンタ…意識が戻ったばかりなんだぞ?それでいきなり話を聴くだと?」

    白井「そうですわね。申し訳ありません」

    滝壺「はまづら、私はちょっと無理してでもむぎのに話を聴いたほうがいいと思う」

    浜面「滝壺まで…」

    滝壺「犯人、早く捕まえて欲しいし。それにフレンダやむぎのにためにも…ね?」

    浜面「いや…今日はダメだ。風紀委員さんよ」

    白井「はい」

    浜面「明日、また来てくれ。麦野には俺達から話しとくからよ」

    白井「分かりました。よろしくおねがいしますの」

    浜面「ああ」

    初春「じゃあもう帰りましょうか?」

    御坂「あまり長居してもアレだしね」

    白井「そうですわね」

    上条「じゃあな浜面」

    浜面「ああ」


    806: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:27:04.51 ID:GEMuLIIA0

    上条「結局話しを聴けなかったな」

    初春「仕方ありません。麦野さんの方に期待することにしましょう」

    御坂「てことはまた明日来るの?」

    白井「そうなりますわね」

    上条「ん?一方通行か?」

    一方通行「あ?」

    白井「こんにちは、一方通行さん」

    初春「どうも」

    一方通行「なンだお前らかァ。何やってンだァ?病院のまん前でよォ」

    上条「ちょっと知り合いのところにな。お前は?」

    一方通行「打ち止めたちの迎えに来たんだ。今日が調整の日だからよォ」

    上条「ふーん、そうか」

    一方通行「あァ」

    御坂「ん、ほら、来たわよ」

    打ち止め「あ!オネーサマだ!」

    番外個体「なんでこんなに人が居るのかな?」


    807: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:27:32.89 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「なンでもイイだろ。ほら帰ンぞ」

    打ち止め「待って!ってミサカはミサカはあなたにストップをかけてみる!」

    一方通行「あァ?」

    番外個体「リアルゲコ太が一方通行に会って欲しい人が居るって言ってたよ」

    一方通行「俺にだとォ?」

    打ち止め「確かシズリとかって人だよ!ってミサカはミサカは説明してみる」

    白井「えっ?」

    御坂「それって麦野って人の事?」

    番外個体「そういえば麦野って苗字だったよね。旅行の時は結構仲良くしてたなー」

    打ち止め「うん、ムギノって人の事だよ?」

    一方通行「麦野が病院で俺に会いたがってるだとォ?」

    番外個体「急用だって。急いで来てくれって急かされたよ?」

    上条「一方通行、俺が言うのもなんだけど急いだほうがいいぞ」

    一方通行「ハァ?」

    白井「あの…一緒に行ってもよろしいでしょうか?」

    番外個体「一人で来てくれとも言ってたよ」

    白井「…」

    一方通行「分からねェな…まァイイ少し行ってくる。三下、コイツらちょっと見ててくれ」

    上条「ああ、任せろ」


    808: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:28:05.86 ID:GEMuLIIA0

    初春「なんで一方通行さんを呼んだんでしょうか?」

    白井「麦野さんにとっては一方通行さんが頼れる存在だと思いますの」

    御坂「自分より強い人、ってことかしらね?」

    白井「恐らくそうかと」

    番外個体「そういえば昨日の今日なのになんで入院してるんだろうね」

    御坂「は?」

    打ち止め「お腹でも壊したんじゃないかな?ってミサカはミサカは推理してみる」

    初春「昨日麦野さんたちと一緒に居たんですか?」

    番外個体「一緒に夕飯食べただけだよ」

    白井「その後は?」

    番外個体「ミサカと上位個体は途中で帰ったからわかんない」

    初春「…」

    白井「はぁ」

    番外個体「え?なに?ミサカなんか変な事言った?」

    上条「いや、なんも言ってねぇよ、うん」


    809: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:28:46.47 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「麦野が俺に逆面会だとォ?」

    冥土帰し「ああ、君に会って話をしたがってる」

    一方通行「そもそもなンで入院してンだァ?」

    冥土帰し「ちょっと能力者同士のいざこざがあったみたいだね?」

    一方通行「ハッ、珍しいなァ」

    冥土帰し「ホントは面会謝絶なほどに重症なんだが…患者の必要としてるものを用意するのが僕だからね?」

    一方通行「重症だとォ?」

    冥土帰し「会って直接聴いてみるといいね?」

    一方通行「チッ、わけがわからねェなァ」

    冥土帰し「ほら、ここだよ」

    一方通行「個室だとォ?そんないヒデェのか?」

    冥土帰し「自分の目で見てみるといい」

    一方通行「ハァ…まァイイ」

    冥土帰し「うん、それがいい」

    コンコン

    一方通行「入るぞォ」

    冥土帰し「僕は外で待ってるよ、何かあったらすぐ呼んでくれたまえよ?」


    810: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:29:17.28 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「…」

    麦野「来たな…第一位」

    一方通行「随分とヒデェ様だな。誰にやられたんだ?」

    麦野「随分と余裕かましてやがるな…!」

    一方通行「あァ?」

    麦野「まさか…なにも知らねぇのか…!?」

    一方通行「……どォいうことだ?」

    麦野「結標には会ったか?絹旗は?黒夜には会ったか?」

    一方通行「俺はお前らと一緒に居るって聴いてたンだがよォ」

    麦野「やっぱり知らねェのか…」

    一方通行「ハッキリしねェなァ。さっさと用件を言え」

    麦野「結標達、殺されてるかもしんねぇぞ?」

    一方通行「ハ?おい、どォいうことだよ?」

    麦野「頭の回転が鈍ったのか?一緒に居た私がこの様なんだぞ…?」

    一方通行「!」

    麦野「理解したみてぇだな」

    一方通行「詳しく話せ」


    811: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:29:45.11 ID:GEMuLIIA0

    麦野「昨日…私達はクソッタレの第二位に襲われたんだよ」

    一方通行「垣根にだとォ?」

    麦野「ああ、そうだよ」

    麦野「ファミレスで会計してる途中に騒がしいと思ったら店先で絹旗たちが垣根と交戦しててよ」

    麦野「応戦したが勝てなかった…!」

    一方通行「…」

    麦野「クローンたちはどうしてるの?」

    一方通行「病院の前に居る」

    麦野「垣根、クローンのこと探してたわよ」

    一方通行「ンだとォ?」

    麦野「気をつけなよ、垣根の様子、随分とおかしかった。まるで暗部抗争の時の垣根を見てるようだった」

    ドガァン!

    麦野「ほら、言ったそばからだ…!」

    一方通行「チッ…」

    『あれほど守るとぬかしてた第三位のクローンも傷付いて倒れてる。お前の保護者だって仲間だって…んで最愛の妻でさえもだ…』

    『みんな死んでるぜ?一方通行』

    麦野「さっさと行けよ第一位!皆守れなくなるぞ!!ゴホッ…!」

    一方通行「クソがァ…!」


    812: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:30:19.01 ID:GEMuLIIA0

    上条「ぐっ…」

    打ち止め「…」

    垣根「上条、そいつをこっちに寄越せ」

    上条「誰が…」

    御坂「ちょっと!私を無視しないでよね!」ゴッ

    垣根「だから当たらねぇっての」バギィン

    白井「翼で…弾いたんですの?」

    初春「し、白井さん…大丈夫ですか?」

    白井「大丈夫ですが…とても動ける状態では…」

    上条「番外個体を離せ…!」ダッ

    垣根「チッ、それしか言わねぇか…」ゴバッ

    御坂「何度だって言ってやるわよ!」バチチ

    垣根「こんなのに一方通行は負けたのかよ…」ヒュン

    上条「は?」

    垣根「あばよ、幻想殺し…!」ドガッ

    上条「う…がぁ…あ…」

    御坂「ちょっと!当麻!?嘘でしょ!?」


    813: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:30:47.74 ID:GEMuLIIA0

    垣根「第三位も、大人しくしてろよ」

    垣根「俺はそこで気絶してるクローン達を連れてくだけなんだからよ」

    御坂「連れてってどうする気なの?」

    垣根「なんでもいいだろ」

    御坂「ふッざけんなぁ!!」ドバッ

    垣根「また超電磁砲、芸が無ぇな」ギュン

    御坂「!いつのまに…!?」

    垣根「ほらよ」ド゙ッ

    御坂「きゃっ…!」

    白井「お姉さま!」

    初春「御坂さん!」

    垣根「さて、少し時間くったが問題は無ぇな」グイッ

    初春「あ、あ、アホ毛ちゃん達が!」

    『オイ、何してやがるチンピラ』

    垣根「ちっ、問題あったみてぇだな…」


    814: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:31:22.59 ID:GEMuLIIA0

    御坂「来るの…遅いわよ!」

    一方通行「うるせェ、黙ってろ」

    垣根「よう一方通行。会いたかったぜ」

    一方通行「俺は会いたくなかったがなァ」

    垣根「ふん」

    一方通行「オマエが抱えてるソイツら、置いてってもらうぜェ?」

    一方通行「それと結標達の居場所、吐いてもらわねェとなァ」

    垣根「やってみろよ、クソッタレが」

    一方通行「どういう経緯でそうなったかは知らねェが理由ぐらいは聴いてやる」

    垣根「理由なんかねぇよ。オマエがムカつくから、それだけだ」

    一方通行「はン、やっぱり変わらねェか」

    垣根「あ?」

    一方通行「前と一緒で姑息な手を使いやがる」

    一方通行「ソイツらを後ろ盾に取って優位に立った気でいやがンなァ」


    815: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:32:01.50 ID:GEMuLIIA0

    垣根「実際そうだろうが。現にお前は行動出来ねぇでいるじゃねぇかよ」

    一方通行「チッ、文句ならあの世で言うンだなァ」カチッ

    垣根「来いよ、第一位。今一度その座から引きずり降ろしてやる」バッ

    一方通行「ほざけ」ドンッ

    垣根「あ?接近戦のつもりか?」

    一方通行「余裕だなァ、垣根」ゴッ

    垣根「あがっ…?」

    一方通行「ちったァ効いたかァ?チンピラ。いいかげんに目ェ覚ましやがれ」

    垣根「クソ、なんつー力出しやがる」

    垣根「だが、二度は通用しねぇ」バサッ

    一方通行「また殺人光線かァ?」

    垣根「そんなわけねぇだろ。同じ手は使わねぇ」

    一方通行「…眼くらましか!」

    垣根「遅ぇよ」ピカッ

    一方通行「チッ…」

    垣根「一九学区で待ってるぜ、一方通行…」


    816: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:32:30.13 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「打ち止め!大丈夫かァ?」

    番外個体「上位個体なら無事だよ…」

    一方通行「オマエも無事で何よりだ」

    番外個体「らしくないね」

    一方通行「…オマエら、今日は病院に泊まれ」

    番外個体「え?」

    一方通行「垣根がああなった以上、外をうろつかせるわけには行かねェ」

    番外個体「ああ、なるほど…?」

    一方通行「そこで伸びてる三下連れて病院に行け」

    番外個体「はいはい」

    一方通行「おい、動けるか?」

    御坂「私はなんとか…いっつ…」

    一方通行「白井と初春さンはどォだァ?」

    白井「ちょっと立てそうには…」

    初春「私は立てそうです…」

    一方通行「あンま無理すンなよ」


    817: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:32:58.43 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「おい、オリジナル。話聴かせろ」

    御坂「見ての通りよ。打ち止め達を狙って垣根が来て、私達が戦って負けて、それでアンタが来たの」

    一方通行「垣根の様子とかはどォだった?」

    初春「終始あの調子でしたよ。どこか冷たいような、なんか洗脳されてるみたいでした」

    一方通行「洗脳…」

    上条「一方…通行」

    一方通行「!喋れんのかァ?」

    上条「なんとかな…それより垣根が変わった理由に心当たりがある…」

    一方通行「なンか知ってンのかァ?」

    上条「多分、そういう術をかけられたんだと思う…昨日の昼間にそういう事件があったんだ…いててて!」

    一方通行「なるほどなァ。もうイイ、番外個体、さっさと連れてけ」

    番外個体「りょーかい」


    818: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:33:26.50 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「催眠術、垣根がおかしくなるほどの…」

    一方通行(確かにありゃァいつもの垣根じゃねェなァ。少なくとも今まで俺達と一緒に笑ってた垣根がするような事じゃねェ)

    一方通行(ここまで来ると問題は催眠をかけた奴じゃねェ、どうやって垣根を元に戻すか、だなァ…)

    一方通行(となると…精神干渉系の能力者が必要になるな。第五位の心理掌握、コイツにあたってみるかァ…)

    御坂「初春さん、黒子お願い出来る?」

    初春「はい、任せてください」

    一方通行「おィ、オリジナル」

    御坂「なによ」

    一方通行「常盤台にもォ一人、レベル5が居たよなァ」

    御坂「居るけどそれが?」

    一方通行「そいつンとこに連れてけ」

    御坂「はぁ?一体なんでよ?」

    一方通行「聴きてェことと頼みてェことがあンだよ。頼む、時間が無ェんだ」

    御坂「…わかったわ、じゃあ付いて来てちょうだい」

    一方通行「あァ」


    819: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:33:52.43 ID:GEMuLIIA0

    常盤台中学


    「食蜂さまにお会いしたいと?」

    御坂「ええ、会いたがってる人が居るの」

    「取り巻き希望ということでしょうか?」

    御坂「…それでいいから早く会わせてちょうだい」

    「ではあちらにどうぞ」

    御坂「ほら、この先に居るみたいよ」

    一方通行「俺が常盤台に入って大丈夫なのかァ?」

    御坂「来る途中に手続きはしたから大丈夫よ、ほら行きなさい」

    一方通行「オマエは来ねェのかァ?」

    御坂「私はいいわ、好きじゃないの」

    一方通行「そォか」

    御坂「食蜂操祈、正真正銘、本物の心理掌握よ。気をつけてね」

    一方通行「あァ」


    820: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:34:23.37 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「ここかァ?一応ノックするか」

    コンコン

    『どうぞー』

    一方通行「邪魔すンぞォ」

    食蜂「あれ?男?」

    一方通行「テメェが食蜂って奴か」

    食蜂「そうだけど…礼儀がなって無いわね。私が誰か分からないの?」

    一方通行「うるせェな。こっちは急いでンだ、少し質問させてもらうぞ」

    食蜂「うるさいわねぇ、何様のつもりなの?」キュイイン

    一方通行「…」

    食蜂「あれ?」

    一方通行「ハッ、なるほどねェ。第五位なわけだ。こりゃオリジナルより下だわなァ」

    食蜂「何?あなたも電撃使いなの?」

    一方通行「違うね」

    食蜂「じゃあなんなの?」

    一方通行「自己紹介したら話聴いてくれンのかァ?」

    食蜂「…考えてあげるわ」

    一方通行「一方通行だ」


    821: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:34:59.95 ID:GEMuLIIA0

    食蜂「は?一方通行?」

    一方通行「話聴く気になったかよクソガキ」

    食蜂「何を言うかと思えばハッタリ?あなたみたいなのが一位?信じられないわ」

    一方通行「仕方ねェな、少し痛い目に遭ってもらうぜェ?今気が立ってンだよ…」ダッ

    食蜂「え?」

    一方通行「そらァ!」バキッ

    食蜂「痛っ…!」

    一方通行「もう一回聴いてやる。話聴く気になったかよクソガキがよォ…!」

    食蜂「ヒッ…」

    一方通行「あァ?どっちだよ、オイ」

    食蜂「きっ、聴くわよ!なんでも話してちょうだい!」

    一方通行「テメェの能力で人の性格を変えたり人格を破綻させたり出来ンのか?」

    食蜂「出来るわよ」

    一方通行「そォか、ちょっと来い」グイッ

    食蜂「えっ、ちょっと!」


    822: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:35:30.74 ID:GEMuLIIA0

    食蜂「ちょっと!どこに連れてく気よ!」

    一方通行「外だ、黙って付いて来い」

    食蜂「痛いじゃない!あんま引っ張らないでよ!…あれ、痛くなくなった?」

    一方通行「…」

    御坂「…うげっ!連れて来たの?」

    食蜂「あら御坂さん」

    一方通行「単刀直入に言う、今から俺と一緒に来て第二位に能力を使え」

    食蜂「はっ?第二位?」

    一方通行「そォだ、ちょっと込み入った事情があってな」

    一方通行「俺が押さえつけるからオマエが能力を使って頭のおかしくなった第二位を元に戻してくれ」

    食蜂「はぁ?何言ってるのよ…」

    一方通行「なンだァ?さっき出来るって言ったのはウソかよ?あァ?」

    食蜂「うっ…私の能力なら問題無いわ」

    一方通行「決定だな、一緒に一九学区まで来てもらうぜェ?」


    823: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:36:00.03 ID:GEMuLIIA0

    食蜂「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」

    一方通行「あァ?」

    食蜂「一方通行…さん?だっけ?せめて事情だけでも話してくれないかな?いきなり第一位だとか第二位とかさっぱりなんだけど…」

    一方通行「仕方ねェな、教えやる」

    食蜂「助かるわー」

    一方通行「…」

    食蜂「…」

    御坂「…」

    一方通行「…」

    食蜂「なるほど、つまりおかしくなっちゃった第二位をおかしくなる前に戻したいのね」

    一方通行「あァ」

    食蜂「事件の内容も大体理解出来たわ」

    一方通行「飲み込みが早いじゃねェか」

    食蜂「私の理解力なら楽勝ね」

    一方通行「ふン、まァイイ。とっとと行くぞ、時間が無ェンだからよ」


    824: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:36:43.99 ID:GEMuLIIA0

    御坂「ねぇ、私はどうしたらいい?」

    一方通行「残念だがオマエが来ても今回は足手まといにしかならねェ、大人しく三下の所にでも行ってろ」

    御坂「そう…なら仕方無いわね…」

    一方通行「ありがとなァ、超電磁砲。助かった」

    御坂「!ええ、負けたら承知しないわよ」

    一方通行「ふン」

    一方通行「おい、行くぞ」グイッ

    食蜂「ちょっとまた強引に…!」

    一方通行「っとォ、これじゃ離れちまうな…」ギュッ

    食蜂「ちょっと、恋人繋ぎじゃないのコレ?」

    一方通行「なンでもいいだろォが」

    御坂「気をつけてよね」

    一方通行「あァ、じゃあ行って来る」カチッ

    食蜂「え?どうやって?」

    一方通行「こうやってだ」ドヒュッ

    食蜂「はわ、きゃあ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ!!」


    825: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:37:12.93 ID:GEMuLIIA0

    学園都市上空


    食蜂「ちょっと!飛んでる飛んでる!」

    一方通行「うるせェな、黙ってろ」

    食蜂「黙れるわけないじゃない!私はこんな飛行能力持ってないのよ!?」

    一方通行「あァ、そォかい」

    食蜂「ねぇ!私に対して何か感じないの!?」

    一方通行「何言ってやがる」

    食蜂「…」

    一方通行「くだらねェ」

    食蜂「…きゃっ!」ガクッ

    一方通行「おっと」ギュ

    食蜂「あ、ありがと」

    一方通行「ここで落ちて死なれたら困るからなァ」

    食蜂「…」

    一方通行「ほら、そろそろ着くぞ」

    食蜂「え、もう?」

    一方通行「下噛むなよォ…?」


    826: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:37:40.46 ID:GEMuLIIA0

    冥土帰し「ふむ、骨折だね?」

    上条「こ、骨折ですか!?…いてて!」

    冥土帰し「右肩に肋骨、オマケに右足の小指だね?」

    上条「不幸だ…いつっ!」

    冥土帰し「ん?左足も折れてるみたいだね?」

    上条「いえ、折れてませんよ?」

    冥土帰し「確かに折れてないみたいだが…ひびが入ってるね?」

    冥土帰し「しばらく病院でじっとしてもらうね?」

    上条「トホホ…」

    冥土帰し「あの子達を守るために戦ってくれたんだね?一方通行に代わって僕からもお礼を言うよ」

    上条「ははっ、ありがとうございます」

    冥土帰し「うむ」

    上条「打ち止め達は大丈夫なんですか?」

    冥土帰し「彼女達は大丈夫だよ、打ち止めは気絶してるだけ。番外個体も軽い打撲で済んでるね?」

    上条「よかった…」


    827: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:38:07.03 ID:GEMuLIIA0

    冥土帰し「でも風紀委員の子は君並に酷いね?」

    上条「…どれくらい酷いんですか?」

    冥土帰し「常盤台の子のほうは両足の骨折に加え頭を強く打っている。命や脳に別状は無いがやはりしばらく入院だね」

    上条「初春さんのほうは!?」

    冥土帰し「柵川中の子だね?彼女は左肩にひびで済んでいるよ」

    上条「そう…ですか…」

    冥土帰し「病院前を見たが…ずいぶんな有様だったね。誰かが死んでもおかしくなかったよ?」

    上条(そういや垣根の奴…)

    上条「なあ、先生!」

    冥土帰し「なんだね?」

    上条「ここ、電話使っても大丈夫か?」

    冥土帰し「別に構わないよ」

    上条「ありがとうございます、じゃ早速…」ピポパ

    冥土帰し「じゃあ僕は風紀委員の子の所に行くね?」

    冥土帰し「何かあったらすぐに呼ぶこと、いいね?」

    上条「はい」

    上条「…もしもし?土御門か?」


    828: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:38:36.47 ID:GEMuLIIA0

    『どうしたんだ?上やんこんな時間に』

    上条「昨日魔術師を捕まえたろ?」

    『ああ、使った術式は結局不発、魔術師自身もかなり落胆してたにゃー』

    上条「実は不発じゃなかった、って言ったらどうする?」

    『垣根の話か?現に垣根自身、何も変わってないって言ったぜい?』

    上条「それが野望のためについたウソだとしたら?」

    『何かあったみたいだな、詳しく話してくれ』

    上条「ああ…」

    .....................................................

    『なるほどな』

    上条「どう思う?」

    『以前にも垣根と一方通行は激突したことがある』

    『原因はアレイスターへの直接交渉権を手にするため、第一候補に成り上がるためによるものだった』

    『もし心の奥底でいまだに一方通行を倒すことを考えていたならありえない話じゃない』

    上条「じゃあ垣根は…」

    『ああ、十中八九術式にかかっているな』

    上条「そうか…よかった。アイツ自身の意思によるものじゃないんだな…」

    『今からそっちに行く、もう一度詳しい話を聴かせてくれ』

    上条「ああ、よろしく頼む」

    上条「確か美琴もあの場に居たな…呼んでおくか…」


    829: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:39:05.80 ID:GEMuLIIA0

    冥土帰し「具合はどうだね?」

    初春「あ、先生」

    冥土帰し「君は大丈夫なようだね?」

    初春「はい、私は…あの、白井さんは…」

    冥土帰し「彼女も大丈夫だよ。命に別状は無いよ」

    初春「よかったぁ…白井さん」

    白井「あの…お姉さまは?」

    冥土帰し「ん?彼女は一方通行とどこかに行ったって聴いたよ?」

    初春「やっぱり垣根さんの所に言ったんでしょうか?」

    白井「そんな…いくらなんでもお姉さまが勝てるような相手じゃ…」

    御坂「さすがにそれくらいの判断力はあるわよ」

    白井「お姉さま!」

    初春「戻って来たんですか?」

    御坂「うん、足手まといって言われちゃってね。黒子、大丈夫そうね」

    白井「ええ、なんとか」

    御坂「よかった…じゃあ私ちょっと当麻のトコに行ってくるわ」

    御坂「先生、よろしくお願いします」

    冥土帰し「ああ」


    830: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:39:42.67 ID:GEMuLIIA0

    上条「おお、来てくれたか」

    御坂「ちょっと、アンタ大丈夫なの?」

    上条「なに、いつものことですよ」

    御坂「元気そうね?

    上条「なんとかな」

    御坂「それで?聴きたいことってのは?」

    上条「ああ、もう少ししたら土御門が来るから待っててくれ」

    御坂「土御門?」

    上条「俺の友達の…あーグラサンアロハ」

    御坂「はぁ?」

    上条「お、来た来た」

    御坂「え?」

    土御門「よう、上やん」

    上条「おう」

    土御門「ん?なんで第三位が居るんだ?」

    上条「ああ、昨日一緒に居たんだよ、垣根とな」

    土御門「ほう、じゃあ早速話を聴かせてもらうぜい」


    831: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:40:08.31 ID:GEMuLIIA0

    土御門「なるほど、第一位を越える…か」

    御坂「ええ、確かにそう言ってたわ。どうせ叶いっこないって」

    上条「どうだ?」

    土御門「間違いないな」

    上条「一体どうするんだ?俺が触れば解決するんだが…あいにく動けるような状態じゃ…」

    土御門「うーん」

    御坂「その心配ならいらないわよ」

    上条「ん?」

    御坂「一方通行、ウチの女王サマ連れて行ったから大丈夫じゃない?」

    土御門「女王様?…ああ、心理掌握か」

    上条「一応魔術による影響なんだろ?能力者で大丈夫なのか?」

    土御門「なにも魔術そのもので行動してるわけじゃない。魔術で思考を乱したようなものだから元に戻すのなら超能力でも大丈夫だ」

    上条「へぇ。じゃあひとまずは安心…なのか?」

    土御門「だといいんだがな…」


    832: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:40:36.57 ID:GEMuLIIA0

    第一九学区


    食蜂「初めて来たわ…この学区」

    食蜂「で?どこに居るの?その第二位とやらは」

    一方通行「さァな…」

    食蜂「さぁって…アンタねぇ!」

    一方通行「少し黙ってろ、今捜してるトコだ…」

    食蜂「はぁ?まさか一位の能力って探知系の能力なの?」

    一方通行「…」

    食蜂「ちょっと、無視しないでよ」

    一方通行「ン…こっちだァ」

    食蜂「待って!置いてかないでよ!」

    一方通行「黙って付いて来い」

    食蜂「ねえ、なんか確信でもあるの?」

    一方通行「前にそいつと話した時に一九学区の話をしたンだ」

    一方通行「そン時に…一番景色が綺麗に見えるトコを教えたンだ」

    食蜂「?」

    一方通行「この工場、屋上があンだよ。そこから学園都市が見渡せる」

    食蜂「ここに居るの?」

    一方通行「多分なァ」


    833: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:41:02.47 ID:GEMuLIIA0

    結標「う…」

    垣根「起きたか」

    結標「垣根…?」

    垣根「状況が飲み込めてないみてぇだな」

    結標「状況…?……!あなた!…つぅ!」

    垣根「…」

    結標「絹旗や黒夜は…?どこ…?」

    垣根「そこに転がってるだろ」

    結標「…酷い…一体なんのつもりなの?」

    垣根「ただ単に第一位を倒してぇだけだ」

    結標「信じられない…あんなに仲よさそうにしていたのに…いまさらそんなことを?」

    垣根「ああ」

    結標「心理定規が知ったら悲しむわよ?」

    垣根「なら知らせなきゃいい」

    結標「…!」ギリ

    垣根「安心しろ今すぐには殺しゃしねぇよ。大切な駆け引きのネタなんだからよ…?」

    結標(一方通行…!)


    834: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:41:32.55 ID:GEMuLIIA0

    結標「一つ、聴いていいかしら?」

    垣根「一つでいいのか?どうせ何も分からなくなるから一つとは言わずにいくつでもいいんだぜ?」

    結標「あなたにとって一方通行って何?」

    垣根「そうだな…親友であり…ライバルであり…倒すべき存在か?」

    結標「[ピーーー]つもりなの?一方通行のこと」

    垣根「致し方ねぇがそのつもりだ。俺の野望のためだからよ」

    結標(野望?)

    結標「なんのためらいもないの?」

    垣根「無いな」

    結標「あなた一体どうしたの?」

    垣根「どいつもこいつも同じことばかり聴きやがるな」

    結標「こんなこと、以前のあなたなら絶対にしない行動よ?こんな誰かを傷つけたり、悲しませたりするようなこと…」

    垣根「チッ…そんなことはどうでもいいんだよ」

    結標「どうでもいいですって?」

    垣根「それよりも見ろよ、この景色。この学区の工場地帯と都心部が絶妙に合わさったイイ景色だ」


    835: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:42:19.61 ID:GEMuLIIA0

    結標「今のあなたとは見たくないわ」

    垣根「ふん、この学区はよ、随分と前からあったんだよ。それこそ今あるほとんどの学区より先にな」

    垣根「だが再開発に失敗してこんな廃れた見た目になっちまった」

    垣根「俺が何を言いたいか分かるか?」

    結標「分かりたくないわ」

    垣根「俺は今日、ここで第一位を下す。この廃れた街並とともにな」

    垣根「古くから第一位に君臨してる一方通行に教えてやるのさ」

    垣根「テメェの時代はもう終わったんだ、ってな」

    結標「勝てるはずないわ、あなたは一回負けてるんだから」

    垣根「かもしれねぇな。だが前と違って今度はお前らが居る」

    垣根「立ち回り次第では自殺してくれるかもなぁ…はははっ」

    結標「…もしそうなったら私が自[ピーーー]るわ。目の前であの人を失いたくないもの」

    垣根「俺が言えた義理じゃねぇがエゴだな。それはアイツも同じだ」

    結標「私のせいで一方通行が負けるぐらいなら、命ぐらい投げ捨てるわ。この学区みたいに古くからあるのには理由があるの、一方通行にもね」

    結標「後から造られたもの達には無い、決定的な違いがあるからずっと残ってるのよ?あなたには分からないかしら?垣根帝督」

    垣根「オマエとはもう話したくねぇな。少し寝てろ…!」グッ

    結標「つっ…!………?」

    垣根「来たか、一方通行」


    836: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:42:49.54 ID:GEMuLIIA0

    .......................................................

    食蜂「ねえ」

    一方通行「なンだ」

    食蜂「あなたと第二位のこと、聴いてもいいかしら?」

    一方通行「好きにしろ」

    食蜂「あなたと第二位ってどういう関係なの?」

    一方通行「以前に殺し合った仲だが…今は…親友だと、そう思ってる」

    食蜂「じゃあなんで親友が変わってしまったのか分かる?」

    一方通行「…実際はなンも変わってねェかもしンねェなァ」

    食蜂「言ってる意味が分からないんだけど…さっき自分で変わったって言わなかった?」

    一方通行「おかしくなったとは言ったがアイツが変わったなンて一言も言ってねェぞ?」

    食蜂「はぁ?」

    一方通行「根本的な部分はなンも変わってねェよ。アイツは自分で絶対にこォいうことはもうしねェって言ったンだ」

    一方通行「それなりのプライドもあるし強さも持ってる、そして何より信用出来る目をしていた。だから、おかしくなっちまったとしか思えねェンだよ」

    食蜂「…」


    837: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:43:15.47 ID:GEMuLIIA0

    食蜂「もし、変わってたらどうするの?」

    一方通行「そン時はそン時だ、必要があるなら[ピーーー]だけだ…前みてェになァ…」

    食蜂(前?)

    一方通行「聴きてェことはそれだけかァ?」

    食蜂「…全部済んだら、今まで通り接していくの?」

    一方通行「俺はそのつもりだ」

    食蜂「傷付いた人もそれなりに居るんでしょ?他の人達はどうするのよ?」

    一方通行「だからオマエが居るんだろォが」

    食蜂「え?」

    一方通行「コレが済ンだら、また一仕事してもらうぜェ?」

    食蜂「はっ…えーと…なにを…?」

    一方通行「オマエの能力なら記憶操作もお手のもンだろォが」

    食蜂「確かに私の改竄翌力でどうとでもなるけど…まさか…」

    一方通行「あァ、期待してるぜェ?操祈ちゃンよォ」

    食蜂「…」

    一方通行「ほらもう着くぜェ、オマエはここらへンで隠れてろ。終わったら呼びにくるからよォ」

    食蜂「…わかったわ」

    一方通行「さて…目ェ覚まさせてやるぜェ?垣根…!」


    838: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:43:41.77 ID:GEMuLIIA0

    初春「えっ?第五位さんを連れて行ったんですか?」

    御坂「うん、大分強引にだけどね」

    白井「食蜂さんを連れ出すとは…さすが第一位と言うか…」

    上条「女王様とかって呼ばれてたんだろ?よく一方通行に従ったよなぁ?」

    御坂「常盤台に行く途中に話をしたらね、生意気な素振り見せたら痛い目に遭わせるって言ってたわよ」

    初春「でも大丈夫なんでしょうか?一方通行は大丈夫として食蜂さん?でしたっけ?その人は大丈夫なんですかね?」

    土御門「心配無いと思うぜい?護衛に付いてるのが第一位なんだ、関係無い奴に怪我を負わせるようなクズじゃないからな」

    白井「はーっ、信頼なされてるんですね?」

    土御門「随分と長い間一緒に居るからな。嫌でも分かるぜ?アイツの事は」

    上条「ああ、そうだな。その女の子は多分無傷で帰ってくると思うぜ?」

    初春「それにしても垣根さん、本当にどうしちゃったんでしょうか?」

    土御門「ああ、その事なんだがな、心理系能力者が面白半分で垣根に能力を使ったら、たまたま効いたんだ」

    白井「あら、以外と抜けてる所があるんですのね?」

    御坂「そうか、あの占い師能力者だったのね…」

    土御門「ああ、占いを語って近づくんだ。そしてオマケに能力も使用するときたもんだ」

    初春「許せませんね!能力を使って人をおかしくするなんて!」

    土御門「まあ垣根がやったことには変わりないんだ、後で散々謝罪させるといいぜい?」


    839: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:44:10.65 ID:GEMuLIIA0

    土御門「さて、じゃあ俺はアイテムの方に行って来るか…」

    上条「ん?浜面のところに行くのか?」

    土御門「ああ」

    上条「俺も連れてってくれ」

    土御門「てことは俺が車椅子を押すのか」

    上条「頼んだ」

    御坂「車椅子だったら私が押すわよ?」

    上条「いや、土御門とも話がしたいんだ。だからここで待っててくれよ」

    御坂「そう?じゃあ分かったわ」

    上条「ああ、んじゃ行こうぜ土御門」

    .............................................

    上条「助かったよ土御門」

    土御門「なにがだ?」

    上条「魔術のこと抜きで説明してくれたことだよ。御坂にも説明したんだがうまく伝わらなくてさ」

    土御門「なるほど?だから初めて聴いたような反応をしたのか」

    上条「麦野さんたちにはなんて説明するんだ?」

    土御門「同じように説明するさ」

    上条「それで大丈夫か?」

    土御門「なに、アイツらも垣根がおかしくなったことくらい分かるだろ」

    土御門「垣根は一方通行に任せて俺達はこういうところで動けばいい」

    上条「だな」


    840: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:44:39.61 ID:GEMuLIIA0

    垣根「テメェに教えてもらった景色、なかなかなもんだぜ?」

    一方通行「そいつはよかったな。きちんと目に焼き付けたかァ?オマエの死に様が映る景色だからよォ?」

    垣根「オマエの、だよ一方通行!!」ゴバッ

    一方通行「チッ…!」カチッ

    ........................................

    食蜂(ちょっとちょっとちょっと!なんて戦い方してんのよ!)

    食蜂(あれが第二位なの?あんな翼が生えてるような奴が!)

    食蜂(大丈夫なんでしょうね?一方通行…!)

    ........................................

    垣根「懐かしいなぁ、おい!!」

    一方通行「干渉に浸ってる暇があンのかよ?なァ!!」

    垣根「ふん、優位に立ってるからこその余裕だよボケが」

    一方通行「ハッ、またソレか…あン時と同じじゃねェか。とっくに解析は済んでんだよォ!!」ビュン

    垣根「そう言いつつ避けるのか…いいのか?避けてよ?」

    一方通行「はァ?」

    垣根「コイツはお笑いだ!!助けに来たのに眼中にすら入ってねぇとはよ!!」ドゴッ

    一方通行「!?黒夜!!!」


    841: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:45:09.34 ID:GEMuLIIA0

    食蜂「ヒッ!人が飛んできた!?ねぇ!大丈夫?あなた?」

    黒夜「…」

    食蜂「えっと…どうしたらいいの?…」

    ..........................................

    一方通行「テメェ…!」

    垣根「ははっ、その目だ。次はソイツか?もう一人の窒素のガキだ…!」ゴウッ

    一方通行「これ以上は持ってかれるわけにはいかねェンだよ!!」ドバッ

    垣根「反射、反射、反射、反射、反射…そら、ここだ」バキッ

    一方通行「うっ…がァ…!」

    垣根「効いたか?病院の時のお返しだ」

    一方通行「ハッ…なンてことねェよ…」

    垣根「ん?絹旗はどこ行った?」

    一方通行「ハハッ…」

    垣根「…入り口のほうに飛ばしたか…まあいい。まだ結標が居る」

    一方通行「テメェ腐ってやがンな…」

    垣根「前の戦いで学んだ。正攻法じゃいくらやっても無理だってな。俺だってこんな事はしたくねぇが…仕方ないよな?」ドッ

    一方通行「淡希!!」ゴッ

    垣根「うるせぇんだよ!!黙って俺の前に跪きやがれ!!」


    842: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:45:40.02 ID:GEMuLIIA0

    食蜂「ま、また人が…と、とりあえずこっちのほうに寄せとかないと…」

    食蜂「危険だから…うん」

    ......................................

    一方通行「……グッ」

    垣根「いい様だ、一方通行。やっぱこうでなくちゃな」

    一方通行「クソッ…」

    垣根「動くんじゃねぇよ…自分の立場がわからねぇのか?」

    垣根「テメェが変な行動取った瞬間、コイツを[ピーーー]ぜ?」

    一方通行「チッ…」

    垣根「まずはそのうざったいチョーカーの電源を切れ」

    一方通行(ン?チョーカー…?)

    一方通行「なンだ…」カチッ

    垣根「あ?」

    一方通行「オマエ、やっぱり…」

    垣根「なに言ってやがる?」

    結標「あなたはやっぱり…心の何処かで一方通行を倒すことを躊躇していたってことよ」

    垣根「!」


    843: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:46:14.45 ID:GEMuLIIA0

    結標「バイバイ、垣根帝督」ヒュン

    垣根「しまった…!能力で…!」

    一方通行「ハッ…」カチッ

    垣根「ッ…!」

    一方通行「オラァ!!目覚ましやがれ垣根ェ!!」ギュン

    垣根「クソッ…!」

    一方通行「ウラァ!!」ドガッ

    垣根「能力を使ったパンチ…!……がぁ…ッ…!!」

    一方通行「ハァ…ハァ…」カチッ

    一方通行「オイ、淡希。大丈夫かァ?」タッ

    結標「なんとかね…でも…ちょっと寝かせてもらう…わ……z…ZZ」

    一方通行「はァ……良かった…本当ォに…」

    垣根「クソッ…なんでだよ…こんな汚ねぇ真似しても勝てねぇなんてよぉ…!」

    一方通行「!垣根、そりゃ単純にオマエに足りねェもンがあるからだ」

    垣根「なんだよそりゃ…まだ足りねぇもんがあんのかよ…!」

    食蜂「終わった…のかな?」ヒョコッ

    一方通行「バッ…!まだ出てくるンじゃ…」

    垣根「ハッ、まだ負けてねぇじゃねぇか…その女も守ってみるか!?一方通行ァァアア!!」ドバッ


    844: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:46:42.89 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「能力を使って高速移動だとォ…?」

    一方通行(クソッ…間に合ってくれよ…!)カチッ

    垣根「恨むんなら一方通行を恨むんだな!女ぁ!!」ゴッ

    食蜂(ヒッ!目の前に翼が…!…殺される……!!)ギュ
    ........................................
    ................................
    .........................
    ...................

    食蜂「…………アレ?」

    垣根「なんでだよ…なんで諦めなねぇんだよ…」

    一方通行「守るって決めたもンは…最後まで守らなきゃなァ…!」バシュン

    バラバラッ…!

    垣根「俺の翼が…??」

    垣根(そうか…能力で…。俺はまた一方通行に……!)

    食蜂「一方…通行…?」

    一方通行「垣根、オマエは確かに強ェ。でも…幻想を見てたに過ぎねェンだよ」

    垣根「何?」

    一方通行「順位っつゥコンプレックス…俺を倒したいってンなら結構な話だァ。いつでも倒しにかかってくりゃイイ」

    一方通行「だがな…前も今回も、俺だけを狙わなかった時点で勝敗は決まってたンだよ…!」カチッ

    垣根「は?」

    一方通行「俺も教えられたンだよ…守るべきもンが近くにあると絶対に倒れるわけにはいかねェってなァ!」ググッ

    垣根「しまっ…!」

    一方通行「今度は能力を使ってねェパンチだ。次起きたら前みてェに仲良くしようぜ、垣根よォ…!!」バキッ

    垣根「がっ……」ガクッ


    845: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:47:15.82 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「ハッ…」

    垣根「…」

    食蜂「終わった…の?」

    一方通行「今度こそなァ…あとはオマエがコイツの頭いじれば終了だァ」

    食蜂「あ、ああ。そうだったわね、よいしょ…」

    一方通行「黒夜と絹旗は無事みてェだなァ…オイ、行けそうかァ?」

    食蜂「うん、大丈夫。思った通りで安心したわ」

    一方通行「ン?」

    食蜂「感情を司る脳の部位がいじられてるの、多分、自分でもうまくコントロールできなかったんだと思う」

    一方通行「そォか…」

    食蜂「うん、それと他にも色々と、こんないじられ方したら、そりゃ、ああなっちゃうわよね…?どうしたの?」

    一方通行「…はン、さすがにこのチョーカーも電池切れか…」

    一方通行「悪ィが…あと頼…nnbfyuweg」ドサッ

    食蜂「は?ちょ、ちょっと、私にもたれかからないでよ」

    一方通行「…」

    食蜂「ちょっと?…おーい」

    垣根「…」

    結標「…zZ」

    絹旗「…」

    黒夜「…」

    食蜂「ど、どうしたらいいの…?」
    ...............................................
    ..................................
    ..........................
    ...................
    .............
    .......
    ....
    ..
    .


    846: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:47:45.05 ID:GEMuLIIA0

    翌日


    一方通行「………ン…?」

    一方通行(この天井は……病院か…昨日は確かバッテリーが切れて…!)

    一方通行「結標ェ!」ガバッ

    食蜂「zzZ」

    一方通行「ア…?」

    食蜂「…ん?…起きたの?」

    一方通行「ハ?なンでオマエが…」

    食蜂「なんでって…私が病院まで運んであげたからに決まってるじゃないの」

    一方通行「ど、どォやってだァ?」

    食蜂「私の判断力、甘くみないで。失礼だけど携帯借りたわ」

    一方通行「ハァ?」

    食蜂「いいわ、昨日一方通行が倒れたあとの話、してあげる」

    一方通行「??」


    847: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:48:17.26 ID:GEMuLIIA0

    昨晩


    食蜂「ど、どうしよう…とりあえず救急車かなにか呼ばないと…」

    食蜂「ええっと…携帯携帯…って…」

    食蜂「学校に忘れてきちゃった…」

    食蜂「…」チラッ

    一方通行「…」

    食蜂「ちょっと、ゴメンね…」ゴソゴソ

    食蜂「あ、あったあった…ええと」ピッピッ

    食蜂「黄泉川…?確か警備員の…?だったかしら?」

    食蜂「とりあえず電話を…」

    『お待ちください』

    食蜂「は?」

    『我々が後始末を致しますので連絡の必要はありません』

    食蜂「んん?…もしかして理事長のお孫さん…?」

    海原「おや、知っているのですか?」

    食蜂「知ってるもなにも…海原光貴さんじゃないの?」

    海原「そうですが、そうではないと言っておきましょう」

    食蜂「はぁ?」


    848: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:48:47.97 ID:GEMuLIIA0

    海原「そんな事はさておき、ご苦労さまです」

    海原「ここに寝ている方達は自分の友人でして、病院にはしっかりと送りますので安心してください」

    食蜂「理事長の孫が第一位と友人?信用出来ないわね」

    海原「ふむ…手荒な真似はしたくないのですが…」

    食蜂「やってみなさいよ」キッ

    海原「仕方ありませんね…でしたらご一緒に病院に来られてはいかがでしょうか?」

    食蜂「望む所よ…え?」

    海原「そうと決まれば急ぎましょう。どうぞ、こちらに」

    食蜂「??」

    海原「時間がありません、急いでください」

    食蜂「は、はい…?」

    海原「もしもし?土御門さんですか?見つけましたよ。はい、第一九学区にいらっしゃいました」

    海原「垣根さんですか?大丈夫です、少し見ましたが至って正常でしたよ?」

    海原「おそらく第五位さんが治したのでしょう。はい、今から病院に向かいます、では後ほど…」
    ......................................
    .............................
    ....................
    ............
    ......
    ...
    .


    849: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:49:13.22 ID:GEMuLIIA0

    食蜂「ってわけよ」

    一方通行「その話聴く限り俺達を運ンだのは海原じゃねェのか?」

    食蜂「なによ、私だってあなたを助けようとしてねぇ…」

    一方通行「分かった分かった、ありがとよ」

    食蜂「気に食わない言い草ね」

    一方通行「ふン、人の体枕にしといてよく言えたもンだなァ」

    食蜂「何言ってるのよ、一応心配だったから起きるまで待とうと思ったら寝てしまったの、いわば不可抗力よ」

    一方通行「俺の脳ミソいじってねェだろォな…」

    食蜂「恩人に対する口の利き方とは思えないわね。さて…」ガタッ

    一方通行「お?帰ンのかァ?さっさと帰れ、気ィつけてな」

    食蜂「なによその言い方は…まあいいわ、はい」

    一方通行「あ?なンだこりゃァ?」

    食蜂「私の番号とアドレス。後で連絡ちょうだい?」

    一方通行「はァ?」

    食蜂「じゃーねー」

    一方通行「オ、オイ!待て!」

    食蜂「一方通行」

    一方通行「あァ?」

    食蜂「あなたみたいに強引な人、嫌いじゃないわ。また会いましょ」

    一方通行「ハッ…」


    850: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:49:40.56 ID:GEMuLIIA0

    食蜂「あ、ごめんなさい」ドンッ

    「ああ、気にすんな」

    食蜂「あれ?…あの人は…」

    コンコン

    一方通行「入れ」

    垣根「入るぞ」ガラッ

    一方通行「垣根か」

    垣根「よぉ、体は大丈夫か?」

    一方通行「オマエの方こそ」

    垣根「俺は大丈夫だよ」

    一方通行「何しにきた?」

    垣根「迷惑かけたな。すまねぇ」

    一方通行「謝罪する相手が違ェンじゃねェのか?」

    垣根「他の連中にはもう謝って来た。一生分頭を下げてきたつもりだ。だからお前が最後だよ」

    一方通行「ほォ」

    垣根「正直、どうかしてたよ。もう一度同じ過ち繰り返すなんてよ」

    一方通行「なにもテメェだけが悪ィわけじゃねェンだ。あンま深く考えンな」

    垣根「いや、俺のせいだね」

    一方通行「?」


    851: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:50:09.15 ID:GEMuLIIA0

    垣根「俺がおかしくなった日、他にもそういう事件が発生してたかもしんねぇんだとよ」

    垣根「んで、その事件を解決するために上条や土御門が動いてたみてぇなんだわ」

    垣根「それで俺は相手の能力を喰らってな…土御門達になんともないか?って聴かれたときになんともねぇってウソ付いたんだわ」

    垣根「その時点でもう一方通行へのリベンジを考えていた。なんか知らねぇが踏ん切りが付いたんだ。今度こそやってやるってな」

    垣根「それがこの様だよ。何人もの奴らに迷惑を掛けて、麦野や上条に至っては大怪我を負わせた」

    垣根「んで、お前にもな…」

    一方通行「…過ぎたことだ。俺はこれ以上言及する気はねェ、忘れろ」

    垣根「…」

    一方通行「無理なら心理掌握を使って無理矢理にでも忘れさせんぞ」

    垣根「ハッ、遠慮しとくよ。分かった、俺ももう何も言わねぇ」

    一方通行「心理定規は…」

    垣根「ん?」

    一方通行「心理定規は今回の事件、知ってンのか?」

    垣根「知らないし、教える気もない。虫のいい話かと思うかもしれねぇが黙っておくことにした」

    垣根「アイテムや他の連中も了承してくれた」

    一方通行「そォか」

    垣根「んじゃ俺は行く、迷惑かけたな、本当に悪かった」

    一方通行「俺に頭は下げねェのか?」

    垣根「さっき一生分下げたって言ったろ?テメェの分は無ぇよ」

    一方通行「ハッ、いつも通りだな」

    垣根「ああ」ガラッ


    852: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:50:34.82 ID:GEMuLIIA0

    結標「一方通行!」ガラッ

    一方通行「おわっ!?」

    結標「よかった…!目覚ましたのね…」

    一方通行「オマエ…なンとも無いのかァ?」

    結標「ええ、特に大きな怪我はしてないわ」

    一方通行「そりゃ何よりだ…」

    結標「あなたこそ…」

    一方通行「俺も軽い怪我だ、どォせ大事を取って入院してるだけだろォ?」

    結標「それより、チョーカーと垣根の事だけど…」

    一方通行「ああ、このチョーカーだろ?」

    結標「なんともなかったの?」

    一方通行「問題ナシだ、平常運行だったぜ?」

    結標「やっぱり垣根は…」

    一方通行「あァ、俺を全力で[ピーーー]気にはなれなかったンだろォな」

    結標「私、聴いたの」

    一方通行「なにをだァ?」

    結標「あなたにとっての一方通行って何?って聴いたの」


    853: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/28(土) 23:51:05.37 ID:GEMuLIIA0

    一方通行「アイツにとっての俺だとォ?」

    結標「ええ」

    一方通行「なンて言ったンだァ?」

    結標「あんな状態でもあなたのこと、親友だって言ってたわ」

    一方通行「…それがこのチョーカーを利用しなかった答えになるかは知らねェが…」

    一方通行「そォか…アイツが親友か…」

    結標「ええ、確かにそう言ってたわ」

    一方通行(垣根特製のチョーカー。アイツは未元物質を混ぜて作製したって言ってたハズだ)

    一方通行(アイツがこのチョーカーの未元物質を操作したら俺に勝ち目は無かった…)

    一方通行(ただ単にこのチョーカーのことを忘れてたのか…それとも…)

    ....................................................

    垣根(…)

    『まずはそのうざったいチョーカーの電源を切れ』

    『なンだ…オマエ、やっぱり…』

    垣根「一応友情の証みてぇなもんだからな…それを利用したら…親友は名乗れねぇよな?」

    ....................................................

    結標「なにはともあれ無事でよかったわ…」ギュ

    一方通行「ああ、迷惑かけた。半分は俺のせいだなァ…」

    結標「あなたのせいでもあるの?」

    一方通行「さっさと気付いてればこンなことにはならなかったよなァ…」

    結標「でもこうして助けてくれたわ」

    一方通行「ああ、そう決めたからよォ」

    一方通行(さて、垣根ともあとでじっくり話さねェとな…足りないものについてなァ…)
    .....................................................

    .....................................

    ......................

    ...........

    .....

    ...

    ..

    おわり


    859: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:13:55.88 ID:PfGmuNas0

    垣根帝督動乱より数週間後



    垣根「はーっ」

    麦野「溜め息ねぇ…?」

    フレンダ「反省の色が見られないっていうか」

    黒夜「罪を償おうって気持ちが感じられねぇな」

    絹旗「黒夜のその意見には超同意です」

    垣根「…」

    麦野「ま、なんでもいいわ。追加注文するわよ」

    垣根「おい、まだ食うのか?」

    麦野「は?」

    垣根「チッ…」

    麦野「なによ、アンタが土下座は嫌だって言うからこうしてファミレスでねー」

    垣根「分かった分かった、好きにしろ」

    麦野「あいたたたー内臓がー」

    垣根「クソッ」


    860: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:14:22.25 ID:PfGmuNas0

    黒夜「せっかくだからクソ高いのにしようぜ。わざわざ学舎の園のレストラン選んだんだからよ」

    フレンダ「だったら今一度このステーキセットを…」

    絹旗「最初からお肉で飛ばしていたら後で困ります。やはり超軽い物からですね…」

    麦野「でもこういうときは美琴に感謝ねー。やっぱりお嬢様と仲良くしといてハズレは無いわね」

    垣根「ったく…ん?」

    麦野「なに、どうかした?」

    垣根(あの金髪は確か…)

    フレンダ「なに?またおかしくなったの?」

    垣根「…ちょっと外に行って来る」

    麦野「まさか支払いしないで逃げる気じゃないでしょうね?」

    垣根「誰がそんなことするか」

    絹旗「超しそうです」

    垣根「ちょっと話してくるだけだ、逃げやしねぇよ」

    麦野「学舎の園で知り合いだと?ますます怪しいな」

    垣根「…とりあえず行って来る」

    麦野「さっさと戻ってくるのよー」


    861: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:15:20.39 ID:PfGmuNas0

    垣根「おい、そこの金髪」

    「部外者の方でしょうか?」

    「男性ですか?」

    垣根「テメェらじゃねぇ、中心の女に用があんだよ」

    「なんて野蛮な…」

    「そのような方は食蜂さまにお会いさせるわけにはいきません」

    垣根「誰もテメェらの都合なんか聴いてねぇんだよ」

    「なんと…」

    食蜂「ちょっと、どうかしたの?」

    「食蜂さまにお会いしたいと申してる殿方が…」

    食蜂「髪の色は?」

    「茶色でございます」

    食蜂「茶色?ダメ、却下」

    「とのことですのでお引取り願いませんか?」

    垣根「…そうか、あくまで邪魔するんなら仕方ねぇ力付くでも会わせてもらうぜ」

    食蜂「…うるさいわねぇ、もういいわ。私の洗脳力で追い返すわ…」

    「そんな、食蜂さま自らなど…」

    食蜂「いいのよ、たまにはねぇ…」キュイイイン

    食蜂「あれ?」


    862: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:16:39.04 ID:PfGmuNas0

    垣根「おい、そこの金髪」

    「部外者の方でしょうか?」

    「男性ですか?」

    垣根「テメェらじゃねぇ、中心の女に用があんだよ」

    「なんて野蛮な…」

    「そのような方は食蜂さまにお会いさせるわけにはいきません」

    垣根「誰もテメェらの都合なんか聴いてねぇんだよ」

    「なんと…」

    食蜂「ちょっと、どうかしたの?」

    「食蜂さまにお会いしたいと申してる殿方が…」

    食蜂「髪の色は?」

    「茶色でございます」

    食蜂「茶色?ダメ、却下」

    「とのことですのでお引取り願いませんか?」

    垣根「…そうか、あくまで邪魔するんなら仕方ねぇ力付くでも会わせてもらうぜ」

    食蜂「…うるさいわねぇ、もういいわ。私の洗脳力で追い返すわ…」

    「そんな、食蜂さま自らなど…」

    食蜂「いいのよ、たまにはねぇ…」キュイイイン

    食蜂「あれ?」


    863: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:17:07.68 ID:PfGmuNas0

    垣根「…精神系の能力か。悪いがちょっと前からそういう能力には過敏になってんだ。俺には通用しねぇぞ」

    「食蜂さまの能力が効いてない?」

    垣根「間違いねぇ心理掌握か。おい話がある、痛い目に遭う前にとっとと出て来い」

    「心理掌握と知ってて近づいてきた…?」

    「先日に起きたレベル5負傷の事件となにかしら関係があるのかもしれません」

    「致し方ありませんがこちらもそれなりの体制を取らせてもらいます」

    垣根「…あんま大きなことは出来ねぇんだけどな…やるってんなら仕方ねぇ。相手してやる」

    食蜂「あんまり面倒起こさないでよねぇ?」

    ドサッ!

    食蜂「?」

    ドサドサッ!

    食蜂「は、何が…?」

    垣根「随分と多い取り巻きだな。だが、身の安全を守るにはちょっと頼りねぇな」

    食蜂「あ、あんたは確か第二位の…」

    垣根「ふん、やっぱりだ。あん時一方通行の病室の前でぶつかった女だな」

    垣根「しかも一緒に一九学区に来た女と同じ顔してやがる。少し話がしたい、時間を作ってもらおうか?」


    865: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:19:18.43 ID:PfGmuNas0

    常盤台の一室


    「食蜂さま、本当によろしいのですか?護衛を付けなくて…」

    食蜂「大丈夫だと思うわ、それに…」チラッ

    垣根「…」

    食蜂「多分意味が無いと思うからねぇ」

    「そうですか、ではお気をつけて…」ガチャ

    食蜂「で?話って何?」

    垣根「世話になったな」

    食蜂「は?」

    垣根「俺のこと、元に戻してくれたんだろ?一方通行から聴いたよ」

    食蜂「あ…あぁ!そういうコトね!うん!私の能力にかかればどうってことないわ!」

    垣根「?まあいい、俺はとりあえずそれが言いたかったんだ」

    食蜂「へぇ…あ、そうだ。私聴きたいことがあるんだけど」

    垣根「あ?」

    食蜂「あなたの周りはその事件から何か変わった?」

    垣根「…いや、何も変わらねぇよ」

    食蜂「なんで?」

    垣根「知らねぇよ。大して気にして無いんじゃねぇのか?大怪我させた連中は飯奢れって言うし、他の奴らは別に気にしてないって言うしよ」

    食蜂「…」


    867: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 23:20:56.82 ID:PfGmuNas0

    垣根「ま、そんだけだ。一室用意させるほどの話じゃなかったな」ガタッ

    食蜂「もう終わり?」

    垣根「ああ、気絶させた取り巻き連中には謝っといてくれ。手荒な真似して悪かった、ってな」

    食蜂「ちょっと待って!」

    垣根「あ?お前には謝ることはねぇぞ?」

    食蜂「違う!そうじゃなくて!」

    垣根「なんだよ、はっきり言え。まさかお前、能力に頼りきってまともに人と話したことないのか?」

    食蜂「失礼ね。私のコミュニケーション能力を舐めないでちょうだい」

    垣根「ああ、分かった。んで?」

    食蜂「あなたって一方通行と親友なのよね?」

    垣根「は?なんで知ってやがる…まさか頭覗いたのか?趣味の悪い奴だな」

    食蜂「バカ言わないで。一方通行から聴いたのよ親友だ、ってね」

    垣根「アイツが…へぇ。それで?用件は?さっさと言ってくれ」

    食蜂「一方通行に連絡するように言ってちょうだい。全然連絡が来ないから、これじゃアドレスとか教えた意味無いわ…」ブツブツ

    垣根「分かった言っておくよ。じゃあな心理掌握」バタン


    869: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:24:02.23 ID:PfGmuNas0

    垣根「うげ…電話の嵐かよ…結構時間食っちまったからな…」

    垣根「仕方ねぇ、電話するか…」piriririr

    垣根「おう、麦野か?…逃げてねぇよ!…ああ…今から戻るから…」

    垣根「他のガキ連中にも言っとけ…ああ…じゃあな」

    垣根「ったく…うるせぇ野郎だ…ん?…なんだお前らは?」

    「先ほどここで暴れていた能力者だな?」

    垣根「…」

    「少し話を聴きたい。警備員の詰所までご同行願えるか?」

    垣根(囲まれてやがる…)

    垣根「チッ…おい、悪いが戻れなくなった…怒鳴るんじゃねぇよ!財布…置いてるだろ?それで支払いしてくれ」

    「おい、何をしている」

    垣根「財布は絹旗に持たして一方通行に渡すように言ってくれ。じゃあな」

    「なんの電話だ?まさか仲間を呼んだんじゃないだろうな?」

    垣根「違ぇよ。知り合いに詫びの電話しただけだよ」

    「念のため両手を挙げてもらおうか」

    垣根「任意同行だよな?」

    「残念だが色々と証言もある、拒否権は無いと思ってくれ」

    垣根「はぁーあ」


    870: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:24:44.85 ID:PfGmuNas0

    「先ほどのは誰だったのですか?」

    食蜂「第二位よ、そういえば名前聴くの忘れちゃったなぁ」

    「だ、第二位ですか!?」

    「食蜂さまや、かの御坂美琴より順位が上でしたの…?」

    食蜂「そうね、私の能力全然効かなかったし…。そういえば手荒な真似して悪かったって言ってたわよ」

    「はぁ…人は見た目で判断出来ないのですね…」

    食蜂「ホントよねぇ」

    「あの…」

    食蜂「?」

    「あそこで警備員に囲まれてる殿方…先程の第二位さまでは…?」

    食蜂「んん…?」

    『だからテロなんかじゃねぇっつの!』

    『だから話を聴くために同行をだな…』

    食蜂「なにやってるのかしら」
    .......................................................
    ...........................................
    ..............................
    .................
    ........
    ....
    ..
    .


    871: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:25:18.66 ID:PfGmuNas0

    警備員詰所


    心理定規「ちょ、ちょ、ちょっと!何してるのよ帝督!」

    垣根「電話で言った通りだよ」

    心理定規「常盤台の生徒に能力使ってテロと間違われたですって!?まさにその通りじゃない!」

    「えっと…君が身柄引受人?」

    心理定規「そうですけど…」

    「確かに彼は能力を使ったけど相手先も能力を使ったって話だったから…さっきまではテロの疑いもあったけど…」

    「常盤台の生徒さんがちゃんと事情を説明してくれたからさ、こちらにも非があったからどうか穏便にって」

    心理定規「そ、そうですか…どうもすみません…」

    垣根「こいつら全然俺の話し聴いてくれなくてな。さっきから第五位に話聴けって言ってんだけどよ」

    垣根「俺の順位知ってからは脅されてる可能性があるとか言って全然話が進まなかったんだよ」

    「うぐっ」

    垣根「んで結局あっちのほうから来てな…事情を説明してくれたんだよ」

    心理定規「あなた第五位と知り合いだったかしら?」

    垣根「…一方通行の用事でちょっとな。んで聴きたいことがあったから声かけたんだ」

    心理定規「そう?」


    872: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:26:16.24 ID:PfGmuNas0

    「とりあえず今回は双方和解したって事で釈放という形に…」

    垣根「和解もクソも無ぇだろうがよ」

    心理定規「ちょっと!帝督は少し黙っててちょうだい!」

    垣根「なんだよ…」

    「ははっ…まぁこちらも悪かったってことで…ね?」

    垣根「チッ」

    心理定規「わ、分かりました!ありがとうございます!」

    心理定規「ほら!行くわよ!帝督!」

    垣根「テメェらの面覚えたからな」

    心理定規「そういうのヤメテ!」

    「は…はは…ごめんね?」

    垣根「…」ジー

    「…くっ」

    垣根「夜道に気をつけな」バタン!

    心理定規「ちょっと!そういうのタチ悪いから!ごめんなさい!失礼します!」バタン


    873: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:26:43.67 ID:PfGmuNas0

    心理定規「ねえ、貴方変わった?」

    垣根「どういう意味でだ?」

    心理定規「なんか前よりも正直になったわ」

    垣根「そうか?」

    心理定規「ええ、なんかそういう行動力が身に付いてるわ」

    心理定規「以前の貴方なら警備員なんかにあんな口の利き方しなかったもの」

    垣根「かもな」

    心理定規「それに常盤台での事件だって、いつもの貴方ならするような行動じゃないわ」

    垣根「…はっ、それもそうだな」

    心理定規「でもそれでいいわ。私はそっちの方が好き」

    垣根「へへっ、そうか?」

    心理定規「うん」

    垣根「あ、一方通行に連絡してやんなきゃな…」

    心理定規「一方通行に?」

    垣根「ああ、さっき常盤台で心理掌握に会ってきてな。んで一方通行に伝えなきゃいけないことがあってな」

    心理定規「すぐに済む?」

    垣根「この場で電話すりゃ速攻だよ…」


    874: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:27:17.94 ID:PfGmuNas0

    麦野「ったく…バ垣根がよぉ…」

    絹旗「一体今度は何やらかしたんでしょうね」

    麦野「さあね、電話口で怒鳴り声とか色々聴こえたけど…」

    黒夜「トイレでも覗いたんじゃねぇの?」

    フレンダ「こんな場所でそんな事をするなんて…」

    麦野「今度聴いてみなきゃね」

    フレンダ「ん、そういえば麦野」

    麦野「なにー?」

    フレンダ「あの時私早々に気絶したんだけど…一体どういう経緯で病院に行った訳?」

    麦野「あ?だから、私が戦って、吹っ飛んで、その隙に結標達が一気にやられて…んで私にも止めが刺されたの」

    フレンダ「…もうちょっと詳しく…」

    黒夜「私も知りたい」

    麦野「は?」

    黒夜「だって結標や絹旗より先にやられたんだぜ?そりゃ知りたいっつうの」

    麦野「チッ…仕方ねぇ…」


    875: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:28:03.49 ID:PfGmuNas0

    ........................................

    垣根「おい」ズイッ

    麦野「あ?…!?」

    垣根「吹き飛べコラ」ゴバッ

    麦野「!?」

    ドガァン!!

    絹旗「麦野!」

    黒夜「おい…マジかよォ…」

    結標「ちょっと!大丈夫なの!?」

    垣根「さぁーな」

    黒夜「テメェ!」ボンッ

    垣根「芸の無ぇ野郎だな…」ヒョイ

    黒夜「だからッ…なンでこの距離で避けれンだよ…ッ!」

    垣根「ほらよ」バキッ!

    黒夜「うげっ…!」ドシャ

    絹旗「くっ、黒夜!垣根!一体どういうつもりなんですか!」

    垣根「一方通行に対抗する術が欲しい」


    876: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:28:49.02 ID:PfGmuNas0

    結標「あなたは一回一方通行に負けたはずよ?」

    垣根「だからこそだよ。今度こそ俺は第一位を越えてぇんだよ」

    垣根「だから…」

    絹旗「だから?」

    垣根「やっぱいいわ」ドバッ

    結標「ああっ…!」

    絹旗「結…標さン…ッ!」

    垣根「お前、多少持ったほうだよ。さすが優秀なだけはある」

    絹旗「あいにく、ここで見す見す負けるワケにはいかねェンですよ!!」ブンッ

    垣根「…奇遇だな。俺もだ」ズバッ

    絹旗「かッ…!」ゴキゴキ

    垣根「…おい、麦野…まだ動けんだろ?」

    麦野「当たり…前じゃない…」ジジジ

    垣根「大したもんだ。さすが第四位だ」ゴバッ

    麦野「あ゛っ……!?」メキキ

    垣根「救急車は呼んどいてやるよ。手遅れじゃなきゃいいけどな、ははっ。それとコイツら…持ってくぜ?」

    麦野「クッ…ソ…がぁ…」

    ........................................


    877: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:29:23.47 ID:PfGmuNas0

    麦野「というワケよ」

    フレンダ「ウソ…垣根が救急車呼んだんだ…」

    麦野「そういうこと。それと全然人が気付かなかったのはやっぱりアイツが能力使ってたからよ」

    絹旗「どうりで…」

    黒夜「なるほどなぁ…やっぱなんでもアリだなあのチンピラ」

    麦野「ホントよ」

    絹旗「超生身でとんでもない速度で移動してましたからね」

    黒夜「あんなんでも第二位なんだなって実感するぜ」

    麦野「人は見た目によらないって事ね。私も最初一方通行見た時、このモヤシが一位!?って思ったもの」

    黒夜「それはある」

    麦野「それで試しに攻撃してみたら速攻反射されたの。ありえないわ、アレ」

    フレンダ「実際垣根と本気で戦ったら勝つのはやっぱ一方通行なの?」

    麦野「そうじゃない?垣根は能力を使用して唯一一方通行に攻撃を当てたって聴いたけど…」

    絹旗「結局、超解析されて垣根の敗北」

    麦野「第一位故の演算力でどうにかなったのよね」

    黒夜「遠いなぁ…」

    麦野「ね。その上第二位より下には絶対に覆らない壁があるの。自身無くすわよ」

    絹旗「なんだかんだ、超凄いんですよね」

    麦野「本当よ。改めてレベルの差を実感させられたわ。同じレベル5なのにね」

    「「あはははははは!」」


    878: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:30:01.38 ID:PfGmuNas0

    食蜂「ねえ、おかしくない?」

    御坂「…」

    白井「…」

    食蜂「聴いてる?」

    白井(なんでここに食蜂さんがいらっしゃいますの?)

    御坂(知らないわよ!いきなり現れて、話聴いてー、よ?意味分からないわ)

    食蜂「…」キュイイン

    白井「!」

    食蜂「なんだ、聴いてないじゃないの」

    御坂「ちょっ、ちょっと黒子!?」

    食蜂「私は無視されるのが一番傷つくのよ。うん」

    白井「コレハシツレイイタシマシタ。モウイチドオハナシヲウカガッテモヨロシイデショウカ?」

    食蜂「そお?仕方無いわねぇ」

    御坂「くっ、黒子ぉ?」


    879: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:30:37.57 ID:PfGmuNas0

    食蜂「だからね?私は初めて自分から携帯のアドレスとかを教えたのよ」

    白井「それが第一位さまなのですね?」

    食蜂「そうよぉ」

    食蜂「ちゃんと連絡してね?って言ったのに未だに連絡無し!どうなってんのよ」

    白井「第一位ともなればお忙しいでしょうし。もう少しお待ちになってはいかがですか?」

    食蜂「うーん。でもそろそろ待ちくたびれたっていうか…」

    御坂「もうこっちから行けばいいんじゃないの?」

    食蜂「何言ってるのよ。私は今まで色々な男に声をかけられたの。でも決して自分からは声をかけなかったの」

    御坂「…」

    白井(そもそも結婚なさっている一方通行さんが連絡してくるのでしょうか?)

    御坂(多分忘れてるんだと思うわ)

    食蜂「まったく…なんで連絡くれないのかしら…」


    880: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:31:06.92 ID:PfGmuNas0

    piririri

    一方通行「もしもしィ?」

    『おう、一方通行か?』

    一方通行「垣根か…なンの用だァ?」

    『お前に伝言預かってさ』

    一方通行「伝言だとォ?」

    『なんだっけ…あの金髪で巨*の…しょ、しょく…『食蜂操祈よ』そうそれ』

    一方通行「食蜂操祈ィ?」

    『あれ?知ってんじゃねぇの?第五位の心理掌握の事なんだけどよ…』

    一方通行「心理掌握…あァアイツか…んで?ソイツが?」

    『連絡くれ、って』

    一方通行「…ン?……あァ、なるほどなァ。そういやそンな事言われてたっけなァ」

    『確かに伝えた、じゃあな』

    一方通行「おォ」


    881: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:31:32.57 ID:PfGmuNas0

    結標「垣根帝督から?」

    一方通行「あァ」

    番外個体「そういえばミサカ詫び入れてもらってないなー」

    一方通行「大した怪我無かったンだからいいだろォが」

    番外個体「あのねー、上位個体は気絶させられてんのよ?なんとも思わないの?」

    一方通行「無傷だったンじゃねェか。三下から聴いたぞ?」

    一方通行「登場早々イキなり能力使って打ち止め気絶させたってなァ」

    番外個体「はーっ、つまんないの」

    結標「そういえば電話の内容なんだったの?」

    一方通行「あァ、その事だけどよォ、ちょっと電話してくるわ」

    結標「わかったわ」


    882: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:32:07.68 ID:PfGmuNas0

    piririri

    御坂「ん?ほら携帯鳴ってるわよ」

    食蜂「どうせ派閥の子でしょ?もしもぉーし」

    食蜂「え?」

    食蜂「え?え?ウソ!?」

    白井「一体どうしたのでしょう…」

    御坂「さぁ…」

    食蜂「やっと連絡くれたんだぁ」

    白井「あら、一方通行さんでしょうか」

    御坂「珍しいわね」

    食蜂「うん、第二位と今日会ってね。それで…」ガチャ

    バタン

    白井「行ってしまわれました…」

    御坂「なんだったのよ本当に…」


    883: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:32:33.53 ID:PfGmuNas0

    『そォか、垣根に伝言任せたワケか』

    食蜂「うん」

    『まァイイ。確かに連絡したわ、じゃァな』

    食蜂「えっ?ちょっと待ってよ」

    『ハァ?』

    食蜂「せっかく電話くれたんだし…今度遊ぼうよ」

    『…………分かった。あン時の礼ってことで少し付き合ってやる』

    食蜂「うん、それがいいわ」

    『後でメール送ってやる。適当に連絡してこい』

    食蜂「はいはーい」

    『じゃァな』ブツッ

    食蜂「ふふ…第一位を手中に収めれば…」


    884: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:33:33.66 ID:PfGmuNas0

    食蜂「決めたわ!」ガチャ!

    御坂「うわ!戻って来た!?」

    食蜂「私!第一位を自分の物にするわ!」

    白井(なんで一方通行さんの周りにはこういう女性関係のイベントが多いんですの?)

    御坂(そんなの知らないわよ!)

    白井「あのー、自分の物にするというのは…?」

    食蜂「第一位よ!?学園都市として揺ぎ無い地位の持ち主!女王たる私に相応しいと思わないかしら!?」

    白井「は、えー…ですが一方通行さんには…ムグッ」

    御坂(面白そうだからちょっと黙ってなさい!)

    白井(ですがお姉さま!)

    御坂(自分の思い通りにならないって分かった時の顔が見てみたいわ!)

    白井(でもそんなことしたら一方通行さんだけではなく結標さんにも迷惑が…)

    御坂(うーん。でもそれでさらに仲が深まったらアリじゃない?)

    白井(果たしてそううまくいくでしょうか…)

    食蜂「ちょっと、またヒソヒソ話なの?」

    御坂「ううん!なんでも無いの!」

    食蜂「…まあいいわ。じゃあ早速会う約束しなきゃね…」ピッピッ


    885: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:34:05.12 ID:PfGmuNas0

    食蜂「決めたわ!」ガチャ!

    御坂「うわ!戻って来た!?」

    食蜂「私!第一位を自分の物にするわ!」

    白井(なんで一方通行さんの周りにはこういう女性関係のイベントが多いんですの?)

    御坂(そんなの知らないわよ!)

    白井「あのー、自分の物にするというのは…?」

    食蜂「第一位よ!?学園都市として揺ぎ無い地位の持ち主!女王たる私に相応しいと思わないかしら!?」

    白井「は、えー…ですが一方通行さんには…ムグッ」

    御坂(面白そうだからちょっと黙ってなさい!)

    白井(ですがお姉さま!)

    御坂(自分の思い通りにならないって分かった時の顔が見てみたいわ!)

    白井(でもそんなことしたら一方通行さんだけではなく結標さんにも迷惑が…)

    御坂(うーん。でもそれでさらに仲が深まったらアリじゃない?)

    白井(果たしてそううまくいくでしょうか…)

    食蜂「ちょっと、またヒソヒソ話なの?」

    御坂「ううん!なんでも無いの!」

    食蜂「…まあいいわ。じゃあ早速会う約束しなきゃね…」ピッピッ


    886: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:34:45.69 ID:PfGmuNas0

    初春「はー。第五位さんがですか?」

    白井「ええ、一方通行さんを恋人にすると意気込んで昨日からヒートアップですの」

    佐天「へぇー。見た目と第一位のことも相まってモテるんですねー」

    白井「本当にただ惚れてるだけならいいんですが…」

    初春「結構危ない人なんでしたっけ?第五位さんて」

    白井「危ないというか何を考えてるか分からないというか…」

    佐天「もしかしたら一方通行さんを利用して何か考えてるのかもしれませんね。いつかの垣根さんみたいに」

    白井「もしそうでしたらかなり厄介ですの」

    初春「そうなったら垣根さんの出番ですね」

    白井「そうですわね、協力していただきましょうか」

    佐天「それで?御坂さんはどうなってるんですか?」

    白井「その第五位サマとやらと一緒に出掛けてますわー」

    初春「そういえば麦野さん達は退院しましたけど上条さんはどうしたんですか?まだ入院してるんですか?」

    白井「中々骨がうまくくっ付かないらしいんですの。特に肩が酷いらしくて」

    佐天「でも初春たちが無事でよかったよー。皆して能力者同士の戦いに巻き込まれるだなんて」

    白井「ええ、命あってなによりですわ。はは」


    887: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:35:14.92 ID:PfGmuNas0

    御坂「…」

    食蜂「ちょっと、何か喋ってよ」

    御坂「…」

    食蜂「はぁーあ」

    御坂「私が溜め息したいくらいよ」

    食蜂「はぁ?何が不満なのよぉ」

    御坂「まずあんたと二人で歩いてること」

    食蜂「可愛くないわね。それとあんたじゃなくて操祈ね」キュイイン

    御坂「ったく…なんで私が操祈の色恋沙汰に協力しなきゃなんないのよ…」ブツブツ

    食蜂「へっ、チョロイわねぇ。少しずつ警戒心を解いていけば電磁バリアなんて関係ないのよ」

    御坂「ん?なんか言った?」

    食蜂「ううん、なんも言ってないわ」

    御坂「でも運良く一方通行と会えたらなにするのよ」

    食蜂「そうねぇ…とりあえず猛烈アタックね」

    御坂「…ん?」


    888: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:35:43.87 ID:PfGmuNas0

    垣根「よう第三位じゃねぇか」

    御坂「あんたドコにでも居るわね」

    心理定規「今日は私も居るわよ」

    御坂「心理定規じゃない。二人でデート?」

    垣根「なにしてるにしろテメェには関係無ぇな」

    御坂「な、何よその言い草は!」

    心理定規「ごめんなさいね。帝督、最近になって正直になったのよ」

    御坂「は、はぁ?」

    垣根「ん?金髪じゃねぇか」

    食蜂「第二位」

    心理定規「金髪?ああ、食蜂操祈って彼女の事だったのね」

    垣根「ああ。能力と同じで陰険な野郎っぽいだろ?」

    食蜂「ななななんですって!?」

    垣根「いい機会だ金髪。俺の名前は垣根帝督だ。人に会ったらちゃんと名前で呼ぶんだな」

    食蜂「名前を知ってるくせに金髪って呼ぶあなたに説教なんか貰いたくないわね」

    垣根「ん?なんで俺が名前を知ってるってことをお前が知ってるんだ?さては頭を覗きやがったな?仕方の無ぇ野郎だ」

    食蜂「…」


    889: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:36:11.74 ID:PfGmuNas0

    御坂「で?結局何してるの?」

    垣根「これから一方通行のトコに財布を取りに行くんだ」

    食蜂「!」

    御坂「財布?」

    垣根「ああ、少し前に色々あってな。それで絹旗に財布預けたからこれから取りに行くんだ」

    御坂「へぇ」

    食蜂「ねえ、私も連れてってくれない?」

    垣根「は?なんでまた…」

    食蜂「会いたいからよ」

    垣根「あんな奴に会いたいだと?最近の中学生はアルビノがブームなのか?なあ心理定規」

    心理定規「少なくともそうじゃないと思うわ」

    垣根「まあいい。好きにしろ」

    心理定規「…食蜂さんだっけ?」

    食蜂「そうだけど…あなたは?」

    心理定規「私は心理定規。この人の恋人よ」

    食蜂「恋人?へぇ…あなた見たいな人でも恋人なんか作れるんだ?垣根サン?」

    垣根「ああ。俺でやっと作れるんだ。お前じゃ無理だな食蜂」

    食蜂「…口の減らないヤツね」


    890: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:37:07.74 ID:PfGmuNas0

    心理定規「それで?食蜂さんは一方通行に会ったら何するつもりかしら?」

    食蜂「そうねぇ…とりあえずアタック仕掛けるつもりよ?」

    垣根「アタックだと…?…くくっ」

    食蜂「?なにかおかしい?」

    垣根「お前一方通行が好きなのか?ははっ」

    食蜂「好きか?ですって?そう言われると分からないわね…」

    垣根「おい心理定規」

    心理定規「はいはい」

    食蜂「え?何?…!?!?!?!?」

    心理定規「分かったわ」

    垣根「どうだった?」

    心理定規「感情は好意そのものね。それに気付けて無いってことはまともに人を好きになったことが無いのね、きっと」

    垣根「数値は?」

    心理定規「14。これはかの浜面滝壺より上の数値よ。結構信頼してるのね一方通行のこと」

    御坂「えっ?何?操祈って結構純情なの?」

    垣根「バカ、純情ってのは邪心の無い心のことを言うんだよ」

    御坂「あら、じゃあ違うのね」

    垣根「ああ、こりゃどっちかって言うとウブだよウブ」


    891: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:37:37.77 ID:PfGmuNas0

    食蜂「こ、これが好きという感情なの…?」

    垣根「そうなのか?」

    心理定規「至って冷静だけどそうね」

    食蜂「これが初めて人を好きになるという感情…」

    垣根「しつけぇな。そうだって言ってるだろ」

    御坂「そういえば物にするとは言ってたけど恋人にするなんて一言も言って無かったわね…なるほど…そういうことか…」

    食蜂「んふ、決めたわ。第一位を彼氏にするわ!」

    垣根「意気込んでるとこ申し訳ないがバッドニュースだ」

    食蜂「は?」

    垣根「一方通行は既に結婚している」

    食蜂「え?…でも問題無いわ略奪愛なんてのがあるくらいだし…」ブツブツ

    心理定規「…」

    垣根(コイツは面白そうだな)

    御坂(でしょ?)

    食蜂「そういえば私はさっき何されたの?全然理解出来なかったんだけど…」

    心理定規「私の能力、心理定規…あなたと同じく感情を偽りで塗りつぶす哀しい能力よ」

    食蜂「?」


    892: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:38:11.53 ID:PfGmuNas0

    食蜂「ここが一方通行のマンションね」

    垣根「本当に付いてきやがった」

    心理定規「私としては会わせたくないのだけど…」

    御坂「まあまあ」

    垣根「さて…んじゃ呼ぶか」ピンポーン

    『はィ?』

    垣根「お前が出るなんて珍しいな」

    『今丁度誰も居ねェンだよ』

    垣根「そうか、悪いけど財布持って下に来てくれないか?」

    『はァ?俺が行くのかよ?』

    垣根「頼むよ、なあ」

    『仕方無ェな…ちょっと待ってろ…』ブツッ

    垣根「なんだ誰も居ないのか…あのニート研究員まで居ないとは珍しいな」

    心理定規「色々あるんじゃない?淡希も居ないのも珍しいわね」

    食蜂「ついに再開出来るのね!」

    御坂「…」

    垣根(おい、コイツこそ何かに洗脳されてるんじゃないのか?)

    御坂(かもしれないわね)

    心理定規(初恋は一直線なのよ)


    893: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:38:43.15 ID:PfGmuNas0

    一方通行「待たせたなァ…ア?」

    垣根「おう待ってたぜ一方…『一方通行!』おい」

    一方通行「は?なンでお前がここに…」

    食蜂「会いたかったわぁ」グイッ

    一方通行「ハ?」

    食蜂「早速どこかに遊びに行きましょうよ!ね!」ググイッ

    一方通行「オ、オイ!やめろ、引っ張るなァ…オイ…」

    ウィーン

    御坂「行っちゃったわ…」

    垣根「強引な女だ」

    心理定規「何事も無ければいいんだけど」

    垣根「なに、一方通行だぜ?問題無ぇよ」

    心理定規「だといいんだけど」

    御坂「私も行きたい所があるんだけど」

    垣根「言ってみろ」

    御坂「ゲーセン」

    垣根「…またカエルか?」

    御坂「今度はぬいぐるみなんだけど…」

    垣根「上条と行け」

    御坂「誰かさんのせいで入院してるのよねー」

    垣根「行くか心理定規」


    894: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:39:09.75 ID:PfGmuNas0

    一週間後


    結標「絶対浮気よ!!」バン!

    心理定規「ちょっと!分かったからそう強くテーブルを叩かないで!注目をあびてるわよ!?」

    結標「あ、ごめん」

    心理定規「まったく…」

    結標「あの人夜な夜な遊びに出掛けるのよ!?私が誘っても反応無しと来たもんよ!!」

    心理定規「毎日?」

    結標「ちょうど一週間ぐらい前からね!!」

    心理定規「一週間…」

    結標「ねえ!垣根に頼んであの人を尾行してもらってちょうだい!」

    心理定規「それは無理よ」

    結標「なんで?」

    心理定規「三日くらい前から出掛けてるの」

    結標「はぁ!?大丈夫なの?それ」

    心理定規「前にも三日くらい出掛けていたことがあったから特別心配はしてないけど…」

    結標「ん?電話?」piriririri

    心理定規「まさかね…」


    895: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:39:39.52 ID:PfGmuNas0

    結標「もしもし?」

    結標「は?また遊びに行くの!?」

    結標「ドコに行くのよ…ホ、ホテル!?」

    結標「誰と遊びに行くかは言わないくせにそういうことは言うってどうなの!?」

    結標「あ、ちょっと!」ブツッ

    結標「切れたわ…」

    心理定規「…」

    結標「どうしたらいいのよ私」

    心理定規「心当たりがあるわ」

    結標「は?」

    心理定規「一方通行は恐らく自分の意思で浮気してるわけじゃないわ」ピッ

    結標「え?」

    心理定規「もしもし?美琴?今から言うものを用意して大至急ファミレス前に来てちょうだい!」

    心理定規「いい?大至急よ!?…用意するものは…」


    896: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:40:11.58 ID:PfGmuNas0

    御坂「ごめーん!待ったー?」

    心理定規「遅い!」

    御坂「うっ…いつもの心理定規じゃない…」

    心理定規「はいこれ」

    御坂「?なにこれ?」

    心理定規「淡希の携帯。最後にあった着信から相手の場所を割り出して」

    御坂「え?でも私そういうのは…」

    心理定規「いいからするの!」

    御坂「は、はい!」

    結標「…」ソワソワ

    心理定規「淡希、きっと大丈夫よ。急げばまだ間に合うわ」

    結標「それはいいんだけど…」

    心理定規「ん?なに?」

    結標「なにが起きてるかいまいち理解出来ないんだけど…」

    心理定規「いいわ。教えてあげる」


    897: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:40:38.32 ID:PfGmuNas0

    結標「第五位が…?」

    心理定規「そう第五位が」

    御坂「み、見つけました!」

    心理定規「はいご苦労さま。で?場所は?」

    御坂「第八学区のホテル街近くです!」

    心理定規「第八学区のホテル街ですって?」

    御坂「結構外れのほうなんだけど…ほらここ」ピッ

    心理定規「ここ周辺って取り壊しが決定してる廃ホテルじゃない」

    結標「や、野外プレイですって!?」

    御坂「え!?野外!?」

    心理定規「…」

    御坂「あ、あとコレ。頼まれてたやつ。こんなもの何に使うの?」ヒョイ

    心理定規「きっと役に立つわ」

    御坂「こんなものが…」

    心理定規「さ、行くわよ二人とも」

    御坂「なんか知らないけど私も行くの?」

    心理定規「当然よ。これは第五位との戦争なの」

    御坂「は?」


    898: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:41:09.05 ID:PfGmuNas0

    垣根「ふっ…」

    「どうなされました?」

    垣根「ふははははははははっ!」

    「ど、どうなされたのでしょうか…」

    「分かりませんが男性は嬉しい事があると笑い出すと聴いたことがあります…」

    「では何か嬉しい事があったのでしょうか?」

    「おそらく…」

    垣根(ふん…世間を知らねぇガキだと思ったが…存外、役に立つ女だ…食蜂操祈)

    ..........................................
    『垣根帝督、お願いがあるんだけどぉ』

    『お前に従うかは知らねぇが一応言ってみろ』

    『三日程でいいから私の取り巻きの相手をしてほしいの』

    『ん?どういう意味だそりゃ』

    『私ちょっとした用事で学校を空けることになったのぉ。だから私が居ない間彼女たちのご主人様になってちょうだい』

    『…上を知るにはまず下を知らなきゃならねぇ』

    『で、どうする?』

    『いいだろう。お前の代わりに取り巻きの相手をしてやる』

    『ありがとう!細かい所は私がなんとかしとくから後よろしくね!』
    ..........................................

    垣根(と言われあいつの座についたが…)

    「なにかお飲み物はいかがですか?」

    垣根「ああ、もらおうかな」

    垣根(さながら王サマだ…ははっ)


    899: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:41:39.09 ID:PfGmuNas0

    結標「さて、このホテル街ね」

    心理定規「来たはいいけど廃ホテルって結構あるのね」

    御坂「ねえ、一通り事情は聴いたからそれなりに話は分かるんだけどさ」

    心理定規「なに?」

    御坂「なんで普通にホテルに入らないわけ?」

    心理定規「なんでってそれは…常盤台の制服着てるからじゃないの?」

    御坂「でも操祈は三日ぐらい前から学校に来てないわよ?それでも制服着てるのかしら?」

    心理定規「あんなナリでも中学生よ?受付の人の目はごまかせないんじゃない?」

    御坂「でも能力使えばそんなの…」

    結標「なに言ってるのよ」

    心理定規「え?」

    結標「ただ単に外でしたかったんでしょ?」

    御坂「…」

    結標「野外趣味があったのよ。一方通行が外でしたいのか、それともその女なのか。どっちにしろその食蜂ってヤツは痴女ね痴女」

    心理定規「…」


    900: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:42:05.67 ID:PfGmuNas0

    心理定規「さて、最初のホテルね」

    御坂「やっぱり廃ホテルだけあって暗いわね…夜だからなおさら…」

    結標「懐中電灯あるわよ」カチッ

    御坂「随分と用意がいいのね?」

    結標「能力使うのに必要だもの」

    御坂「ああ…」

    心理定規「一個一個部屋を確かめるしかないのかしら?」

    結標「それには及ばないわ」ヒュン

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!

    心理定規「っと…」

    御坂「ちょっ…何したのよ!?」

    結標「柱を一つ一つ移動させてるのよ。いわばダルマ落としの要領ね、ワンフロアずつ落としてるの」

    御坂「物騒な…それって階層を一つずつ潰してるようなものよね…」

    心理定規「さすがに目立つから次からはしないでちょうだい」

    結標「わかったわ」


    901: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:42:35.72 ID:PfGmuNas0

    心理定規「このホテルには居なかった…と」

    御坂「次のホテルね」

    結標「望む所よ。その女見つけ出して裸にひん剥いてどっかのホテルの一室に転送してやるわ」

    御坂「…」

    心理定規「さ、行きましょう」

    御坂「おーい操祈ー、一方通行ー居ないのー?」ガチャ

    結標「出てきなさーい二人ともー」バタン

    心理定規「ここには居ないのかしら」ガチャ

    結標「次は上の階ね、飛ぶわよ」ヒュン

    御坂「わわっ」ヒュン

    心理定規「…」ヒュン

    結標「あら?」

    心理定規「どうかした?」

    結標「この階層、封鎖されてるわ」

    御坂「ホント」

    結標「はい次ー」ヒュン

    心理定規「気合入ってるわね…」ヒュン

    御坂「これ見つからなかったらどうなるのよ…」ヒュン


    902: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:43:05.74 ID:PfGmuNas0

    結標「見つからなかったら…そうね…垣根でも仕向けるわ」

    御坂「物騒ね」

    結標「闇に堕ちるということはそういうことよ」

    御坂「もうなにがなんだか…」

    心理定規「居ることを祈って捜しましょう、ほら」

    御坂「了解」

    結標「出てきなさーい」ガチャ

    御坂「ん?」

    心理定規「どうかした?」

    御坂「これって上に行けるんじゃない?」

    結標「上?」

    御坂「うん、ほら」

    心理定規「確かに行けそうね」

    結標「じゃあ上から捜しましょう。往復するのは面倒だから」ヒュン


    903: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:43:35.52 ID:PfGmuNas0

    御坂「…」

    結標「…」

    心理定規「何か聴こえるわね…」

    御坂「多分こっち…」

    結標「どれどれ…」

    心理定規「…」

    御坂「ストップ、ここらへん…」

    ンフゥ・・・

    ハァ・・・

    結標「!」

    御坂「やや、やっぱここよ」

    心理定規「はぁ…ついに見つかったのね」

    結標「蹴破るわよ」

    御坂「え?蹴破る?」

    心理定規「逃げられました、じゃ話にならないから慎重にね」

    結標「わかってるわよ」


    904: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:44:06.31 ID:PfGmuNas0

    メキメキメキ…!


    食蜂「!?」

    メシャッ…!

    結標「見つけたわ。泥棒猫…さん?」

    食蜂「大分頑丈にバリケードしたつもりなんだけどなぁ…」

    結標「そんなの関係無いわ。その場所に無理矢理他の物体をねじ込んでやればいいの」

    食蜂「…!」

    心理定規「抵抗しないほうがいいわよ」

    御坂「なにしてるのよ操祈…」ハァ

    結標「よくこんな月明かりが差すような場所で半裸になれたものね。そこで上半身裸になって寝てる男、私の夫なの。」

    結標「回収してもいいわよね?」

    食蜂「ダメに決まってるでしょう?」キュイイン

    結標「って、聴くまでもないか…」ヒュン

    結標「あら?」スカッ

    食蜂「今のあなたはこの場所で一方通行を認識出来ないわ」

    結標「能力ね…」


    905: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:44:43.83 ID:PfGmuNas0

    心理定規「…やっぱり厄介な能力ね」

    御坂「十徳ナイフって表現は間違い無いみたいね」

    食蜂「せっかく来た所悪いんだけど…回れ右してもらえるかなッ!?」キュイイン

    御坂「ふん!」ビリリ

    結標「思った通りね」

    食蜂「またしても電磁バリア…」

    心理定規「第五位に甘んじてるわけね。これじゃ第四位にも通用しなさそうね」

    食蜂「なんちゃって」

    御坂「あんっ!」

    心理定規「ちょっと急に色っぽい声出してどうしたのよ」

    御坂「んふぅ…」

    食蜂「ねえ御坂サン?」

    御坂「…何よ…」

    食蜂「あなた私のことなんて呼んでた?」

    御坂「は?普通に操祈って…あ」

    食蜂「気付いたみたいね」

    結標「ちょっと、どういうことよ」


    906: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:45:13.09 ID:PfGmuNas0

    食蜂「随分前から御坂さんは私の能力を食らってたってワケねぇ」

    御坂「全然気付かなかった…」

    心理定規「なるほど、呼び方ね?」

    食蜂「あら、正解」

    結標「説明してくれない?」

    心理定規「さっき美琴が第五位の名前呼んだときにハッとしたでしょ?つまりそういうことよ」

    結標「なるほど…呼び方を意識的に変えられてたのね」

    食蜂「そういうコト」

    結標「じゃあ今のはどういうことよ」

    食蜂「今のは植え付けてた能力の片鱗を快感の増幅に利用しただけよ。それこそ口を動かしただけで腰が抜けるほどにね」

    心理定規「美琴は使い物にならなさそうね」

    結標「同感よ、ていうかそんな事も出来るのね」

    御坂「んん…」

    食蜂「なんでも出来るわよ?読心、洗脳、念話、記憶の呼び出し、感情の移植」

    食蜂「あなたたちが目の前で立ってるのが不可能なぐらいにね」キュイイン

    結標「ふぅん」ヒュン

    心理定規「…」ヒュン


    907: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:45:58.26 ID:PfGmuNas0

    食蜂「話に聴くより厄介ね。座標移動ってのは」

    結標「ちょっと、どこまで知ってるのよ」

    食蜂「全部見たわ」

    心理定規「聴いたじゃなくて見た、ね?随分と趣味悪いのね」

    食蜂「それ、垣根帝督にも言われたわ」

    結標「話しぶりからするに…一方通行の記憶を覗いたのかしら?」

    食蜂「ええ、さすがは第一位、苦労したわ」

    心理定規「一体どうやって…」

    食蜂「一方通行ね、無意識の内で精神干渉系の能力を反射してたのよ。自分を失わないようにね」

    食蜂「でも御坂さんみたいに距離を測って、それで警戒心が薄れた所で一気に行ったのよぉ」

    心理定規「哀しいわね」

    食蜂「なんとでも言って。私は一方通行と幸せになるの」

    心理定規「次期に虚しいことだってのに気付くわよ?」

    食蜂「それでも、よ」

    食蜂「もういいかしら?これから忙しくなるのよ、一汗かかなきゃいけなくなるしね」

    心理定規「仕方ないわね、淡希」ヒョイ

    結標「メモ?」ヒュン


    908: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:46:38.30 ID:PfGmuNas0

    心理定規「そう」

    結標「えっと…?」

    心理定規「ちょっと、ここで声に出して読まないでよ」

    結標「ああ、ごめんなさい」

    食蜂「何をごちゃごちゃと…まずはあなたからよ座標移動!」

    結標「結標淡希よ…!」ヒュン

    食蜂「なんで?今のは完全に捕らえてたはずよ?」

    結標「私は今完全にレベル5になったわ」

    食蜂「は?」

    心理定規「今よ、淡希」

    食蜂「あれ?」

    結標「食蜂操祈」

    食蜂「後ろに!?」

    結標「いいわ、あなたが自分の能力を使ってでも無いと男一人振り向かせられないって言うのなら」

    結標「まずはその幻想をぶち壊すわ!!」バチン!

    食蜂「ひにゃっ!」

    結標「暗部舐めんな!!」

    御坂「ハッタリ利かせてその隙をついて攻撃するなんて…んん…さすがね!…んっ」

    心理定規「美琴に頼んで上条くんに用意させた説教の口上、役に立ったわね。決め台詞はどうかと思うけど…ゲームセットよ食蜂操祈」


    909: ◆Lp4e6dlfNU 2011/05/30(月) 23:47:06.85 ID:PfGmuNas0

    後日

    白井「はぁーそんな事があったんですの…」

    御坂「そうよ?大変だったんだから」

    初春「でも結標さんのレベル5になったーっていうのは一体…」

    御坂「だからーハッタリだと思うのよ私は」

    佐天「どうします?ホントにレベル5になってたら」

    御坂「確かに食蜂の能力を避けてたし…大分怪しい動きもあったけどさすがにレベル5にはなってないでしょー」

    白井「どんな能力も相手に狙いを定める必要がありますの。ですから結標さんはおそらく能力が適用される寸前で避けたのでしょう」

    御坂「かもねー」

    初春「それで一方通行さんはどうなったんですか?」

    御坂「当麻の右手に触れてもらったから元通りよ」

    佐天「よかったですねー」

    初春「それで張本人である食蜂さんは…?」

    御坂「能力使わないで真っ向勝負して一方通行を振り向かせるって張り切ってたわ」

    白井「懲りないことですこと」

    御坂「でも妻のガードが厳しいらしいわ」

    初春「当然ですよね」

    佐天「なにはともあれ解決して良かったですね」

    御坂「ホントよ、一時はどうなるかと思ったわ…」

    初春「そういえば今度の事件なんですけど…」

    御坂「え?なになに?」
    ...............................................

    ..................................

    ......................

    ............

    .....

    ..

    おわり


    917: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:14:13.57 ID:HRobbyip0

    先日の出来事


    食蜂「…」

    御坂「あっ…んんっ…」

    心理定規「ちょっと、あなたはじっとしてなさいよ」

    結標「さて、どうしようかしら」

    心理定規「気絶させればとりあえず解決すると思ったんだけど…」

    結標「レベル5なだけはあるわね。そう甘くないということかしら…」

    心理定規「やっぱり無理?」

    結標「ええ、一方通行だけ認識出来ないわ。一方通行に対する座標も合わないし…」

    心理定規「厄介ね…仕方無いわ。帝督を呼びましょう」

    結標「悪いけどお願い出来る?」

    心理定規「ええ」

    御坂「んっ…いいっ…」

    心理定規「…」

    結標「なんか可愛らしいわね」


    918: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:14:47.93 ID:HRobbyip0

    常盤台の一室


    垣根「しかし、食蜂はどこで何してんだ?一応中学生だろうが」

    「普段から色々とお忙しい方ですから」

    「常日頃、研究所より実験のお誘いが来てましたし。もしかしたらその一環なのかもしれません

    垣根「実験ねぇ…」

    「ええ、本来は進んで実験に参加なんてなさらないんですが…」

    垣根「まだ実験って決まったわけじゃねぇしな。うん」

    priririri

    「垣根さま、お電話が」

    垣根「電話?」

    「はい」

    垣根「携帯取ってもらってもいいか?」

    「どうぞ」

    垣根「おう悪いな」

    「いえ、このくらい」


    919: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:15:16.32 ID:HRobbyip0

    垣根「おう、我だ」

    『何よその一人称は』

    垣根「心理定規か、何の用だ?」

    『ていうかやっと出たわね?』

    垣根「は?」

    『ここ二、三日ずっと出なかったじゃない』

    垣根「ん、まあ色々あったんだ」

    『まあいいわ。今から第八学区の廃ホテルに来てちょうだい』

    垣根「八学区の廃ホテルだと?なんでまた…まさかお前、野外プレイの趣味が…」

    『何バカなこと言ってるのよ!いいから来なさい!』

    垣根「わ、分かった。今から行く」

    『急いでよね。じゃ待ってるわ』

    垣根「…廃ホテルか」

    「お出掛けになさるんですか?」

    垣根「ああ、少し出てくるよ」

    「お気をつけて」

    垣根「おう」


    920: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:15:44.06 ID:HRobbyip0

    結標「どうだった?」

    心理定規「とりあえず来るわよ、多分」

    結標「た、多分?大丈夫なのそれ?」

    心理定規「大丈夫よ」

    結標「…」チラッ

    食蜂「…」

    御坂「んぅ…」

    心理定規「えっと…」チラ

    一方通行「…」

    心理定規(随分と白いわね…でもいい身体してるわ…)

    心理定規(ちょ、ちょっとぐらい触っても…)サワ

    心理定規(わっ…スベスベ…)

    心理定規(帝督みたいなのもいいけど…こういう身体にも抱きついてみたいわね…)

    ドガッシャアアン!

    心理定規「はわっ!」


    921: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:16:11.50 ID:HRobbyip0

    垣根「よお、来てやったぜ?」

    心理定規「は、早かったわね」

    垣根「それなりに急いだからな…ん?」

    垣根(上半身裸の一方通行、半裸の食蜂、赤面してうずくまってる第三位…そしていつもの露出結標)

    垣根「な、何をやってたんだ?お前ら」

    心理定規「第五位と戦ってたのよ」

    垣根「ん?詳しく聴かせてくれ」

    心理定規「そのつもりよ」

    結標「早く済ませてね」

    心理定規「そのつもりよ」

    垣根「早く話せ」

    心理定規「急かさないで」

    垣根「まさか一方通行を四人で…」

    心理定規「変な想像しないで!」


    922: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:16:37.72 ID:HRobbyip0

    垣根「なるほどな、能力に反してなかなか行動的じゃねぇか」

    心理定規「で?どうするの?」

    垣根「とりあえず一番問題ある第三位は俺が担ぐ。んで一方通行はお前が担げ」

    心理定規「わ、私が!?」

    垣根「ああ、結標が一方通行を飛ばせれば早いんだが…認識出来ないなら仕方がねぇ。さすがに俺じゃどうにもならねぇからな」

    心理定規「で、でも第五位を私が担いで貴方が二人を担げば…」

    垣根「…あー、多分食蜂の方が重いぜ?それに…一人がそれぞれを担ぐにしろ…」

    結標「第五位は担ぎたくないわ」

    垣根「な?」

    心理定規「分かったわ。じゃあ私が一方通行を背負うから二人をお願いね」

    垣根「ああ」

    結標「私は何をすればいいのかしら?」

    垣根「後ろから付いていてくれ。能力使って移動するにしろそれじゃ一方通行が置いてけぼりになっちまうからな」

    心理定規「ねえ。単純にあなたが一方通行を担いで私たちがさきに座標移動で飛べばいいんじゃない?」

    垣根「嫌だよ。こんな状態の第三位をいかにして運ぶかが楽しいんだろ」

    心理定規「…」

    垣根「周りの安全確認もある。頼むぞ結標」

    結標「了解したわ」


    923: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:17:07.26 ID:HRobbyip0

    垣根「さて…まずは第三位か」

    御坂「ん…」

    垣根「…」ツン

    御坂「あひっ」

    垣根「はっ」

    御坂「ちょっ…ちょっと、んっ…やめて…あっ…」

    垣根(動く度に反応してるな。しかも外部からの刺激にも対応してやがる…)

    心理定規「どうするの?」

    垣根「能力を使って背負うしかねぇな。衝撃を全部吸収するような未元物質を作ればいけるな」

    心理定規「大丈夫そうね」

    垣根「コイツ次第だがな」

    心理定規「ていうか精神操作の類でこんなに出来るの?」

    垣根「少し説明してやる」

    結標「興味あるわ」


    924: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:17:40.08 ID:HRobbyip0

    垣根「俺の勘だがな…」

    結標「腐っても第二位の勘だからそれなりに信用するわ」

    垣根「まず食蜂の能力じゃ見た限り感覚の操作ってのは出来ない。痛覚や触覚を誤認させるってこったな」

    垣根「つーことはだ、結局はその感覚の感じ方を敏感にしてるだけだ」

    心理定規「つり橋効果とか?」

    垣根「ああ。簡単に言うと…昼間に化け物なんかに会っても怖くねぇが、それが夜中だと余計に怖い。そういうこったな」

    結標「それだったら口を開くことが快感に繋がらないんじゃないかしら?」

    垣根「感覚意思の増幅…いわば意思の操作だ。対象にどんなふうに感じさせるか」

    垣根「体を動かせば自分には分からない程度に刺激が走る。筋肉の運動によってな」

    垣根「その刺激の類を気持ちいいと誤認させて…あとは思考と感情とか色々を全開にしてやれば…」チラッ

    御坂「あぁっ…」

    垣根「これの出来上がりだ」

    結標「なるほど」

    心理定規「感覚は操作出来ないけどその感覚の捕らえ方は操作出来るってことね」

    垣根「多分な」


    925: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:18:09.31 ID:HRobbyip0

    垣根「さて、んじゃ運ぶか」

    心理定規「私は準備出来てるわ」

    結標「私も」

    垣根「よいしょ…」ファサッ

    心理定規「見た目的にはなんにも変わらないんだけど」

    垣根「見えないだけだ。これでも背中に纏ってるんだぜ?」

    垣根「第三位、ちょっと揺らすぞ」グイッ

    御坂「んっ…んあーっ…!」

    垣根「ほいっ…と。んで食蜂を片手で担いで、と」

    食蜂「…」

    垣根「しかし見事に気絶してるな。ホントにビンタ一発で沈んだのか?」

    結標「ええ」

    心理定規「ただ単に打たれ弱かったんじゃないの?」

    垣根「かもな。さて目指すは上条の居る病院だ」

    心理定規「行くわよ」

    結標「ええ」
    ...............................................
    ...................................
    ........................
    ................
    ...........
    ......
    ...
    ..
    .


    926: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:18:35.41 ID:HRobbyip0

    病院前


    垣根「到着だ」

    結標「後ろ随分と静かだったわね」

    垣根「俺もびっくりだ。衝撃吸収の未元物質で身を包んだだけはあるな」

    心理定規「で?このまま上条くんの所に行くの?」

    垣根「いや、おんぶはもう疲れた。ちょっと待っててくれ…」タタッ

    心理定規「って担いだまま行っちゃったわ」

    結標「なにする気かしら。ていうか第五位は半裸のままなんだけど大丈夫かしら…」

    垣根「待たせたな」ガチャガチャ

    心理定規「車椅子?」

    垣根「ああ。こっちの方が面白そうだからな」

    垣根「ほら第三位、車椅子に乗せるぞ?」ヒョイ

    御坂「ん…ふぅ…はぁ」

    垣根「これでよし」

    心理定規「ちょっと、食蜂はどこに置いてきたのよ」

    垣根「冥土帰しに預けてきた」

    心理定規「そうなの?」

    垣根「おう、さて、目指すは上条の病室だ。行くぜ」ニヤニヤ


    927: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:19:56.31 ID:HRobbyip0

    御坂「…」カラカラ

    垣根「…」ニヤニヤ

    心理定規(やっぱり一方通行は抱き心地よさそうね)

    結標「…」

    垣根「段差だ、ちょっと揺れるぞ」ガタン

    御坂「んうっ…んぁ…」

    垣根「…」ニヤニヤ

    心理定規(細身に抱かれるというのも悪くないかも…)

    垣根「また段差」ガタッ

    御坂「んぎっ…も…もう…」

    垣根「は?」ガタン!

    心理定規「ちょっとなんで往復してるのよ」

    御坂「い…っく…ぅ…」

    垣根「え?」ガタタッ

    御坂「んんっ…!…!…!!」ビクビクッ

    垣根「おうおう…」

    心理定規「…」


    928: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:20:23.19 ID:HRobbyip0

    垣根「さて、着いたぜ」

    心理定規「…」

    結標「…」

    垣根「なんだよその目は…」

    心理定規「いえ、なんでもないわ」

    垣根「まあいいか。入るぞ」コンコン

    『どうぞー?』

    垣根「邪魔するぜ」

    上条「垣根じゃないか、どうしたんだ?」

    垣根「なにも聴かずに俺以外の奴らの頭に触ってくれ」

    上条「は?」

    心理定規「私も?」

    垣根「ああ、念のためにな。ほら、さっさと触れ」

    上条「え?…お、おう」ポンポン

    御坂「…」

    一方通行「…」

    心理定規「次は私たちね」

    上条「あ、ああ?」ポンポン


    929: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:20:53.02 ID:HRobbyip0

    結標「やっとね…一方通行…」

    心理定規「よかったわね」

    結標「ええ、じゃまたね」ヒュン

    心理定規「え!?もう帰るの!?」

    垣根「さて、んじゃ俺も行くか」

    御坂「…ちょっと」

    垣根「…」

    御坂「…」

    垣根「お、お大事に…」ダッ

    御坂「あのクソ第二位め…!」

    心理定規「じゃあ私も帰るわ。じゃあね二人とも」

    上条「え?あ、おう」

    御坂「色々と腑に落ちないけど…またね」

    心理定規「じゃあね」

    上条「一体なんだったのでしょう…」

    御坂(垣根に見られた…)シュン

    上条「?」
    .............................................
    .................................
    .....................
    ............
    ......
    ...
    ..
    .


    930: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:21:18.19 ID:HRobbyip0

    御坂(あれだけは絶対に言えないわ…)

    白井「お姉さま?」

    御坂「え?なに?」

    佐天「だからー他に何かありませんでしたか?って聴いたんですよ、その第五位さんの事件で」

    御坂「話した内容が全部よ。特になにも無いわね…うん」

    初春「ちょっとー皆さん私を無視しないでくださいよー」

    佐天「ごめーん初春!で?なんだっけ?」

    初春「だからー常盤台の謎のハーレム事件ですって」

    御坂「うーん、その事件ねーいまいちピンと来ないのよね」

    白井「現に私たちは聴いたことが無いんですのに」

    佐天「常盤台と言えば…最近例の女王サマの取り巻きも見ないって聴きますよ」

    御坂「あー、それは食蜂が入院してるだけよ」

    佐天「ビンタ一発でですか?」

    御坂「結構効いたみたいよ?」

    初春「やっぱり女王サマだけあって虚弱なんですかね?」

    御坂「さぁね。でも確か昨日あたりには退院してるはずね」


    931: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:21:55.11 ID:HRobbyip0

    御坂「それで?ハーレムがなんだっけ?」

    初春「ですから常盤台に男性が一人居て、その人が一大ハーレムを築いてるんですよ」

    白井「確かに常盤台に殿方が侵入出来ればハーレムですわね」

    初春「侵入とかではなくて、しっかりと受け入れられてるらしいんですよ。まあ噂ですけども」

    佐天「でもハーレムを作るにしろどうして常盤台なんだろ?霧ヶ丘とかもあるのにね」

    初春「中学生だから…とかですかね?」

    佐天「うーん」

    白井「それにしても常盤台にわざわざ侵入してハーレムを築くとは…」

    初春「第五位さんに御坂さんも居るのに勇気ありますよね」

    佐天「そうねー、まるでバレても問題ないみたいだね。第五位と第三位なんかいつでも相手してやるぜ、って感じ」

    白井「ん?」

    初春「ほえ?」


    932: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:22:12.69 ID:HRobbyip0

    佐天「え?どうしたんですか?」

    白井「犯人が分かった気がしますの」

    初春「凄いですね。さすがは白井さん」

    御坂「それで?犯人って?」

    白井「単純にお姉さまより強い殿方で考えればいいんですの」

    佐天「とすると…上位の能力者だから…」

    初春「垣根さんと一方通行さんですか?」

    白井「なおかつそういうことをしそうな方は?」

    初春「また垣根さんですか?」

    白井「完全にそうというわけではありませんが…可能性は大分高いと思いますの」

    御坂「垣根か…」

    佐天「確かめてみればいいと思いますよ!」


    933: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:22:40.32 ID:HRobbyip0

    垣根「…」

    「どうなされました?」

    垣根「いや、食蜂の野郎は一体どこでなにしてんのか、って思ってな」

    「わかりませんがもう少し垣根さまにここの番を頼むと申してましたよ」

    垣根「それは知ってるんだが…」

    垣根(心理定規に聴いた話だと確か未だに一方通行の尻を追っかけてると聴く…)

    垣根「ま、しばらくこうしてるのも悪くねぇ」

    「垣根さま、そろそろ能力向上カリキュラム指導のお時間です」

    垣根「お、そうか。んじゃ行くか」

    垣根(俺が常盤台に居れる理由。食蜂の口添えはもちろんだが…第二位として生徒達に指導をしてやるってのが条件なんだが…)

    垣根(しかし、こうして見ると中学生もわりと悪くねぇな。ありがとよ食蜂)

    「ではこちらに」

    垣根「今日はどこだ?」

    「本日は野外での指導となりますので前回の屋内指導とは違い派手な能力者が集まります」

    垣根「そうか」

    「はい、それでレベル4の方も何人かお見えになります」

    垣根「レベル4…そういや屋内の時は一人も見なかったな」

    「人数もさることながら男性の力を借りるということに懸念を抱いてる人も多いようです」

    垣根「くだらないプライドだ。本当に能力のレベルを上げたいなら這い蹲るしかねぇってのによ」



    934: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:23:19.45 ID:HRobbyip0

    御坂「それで常盤台に来たはいいんだけど…」

    初春「今日は随分と外来の方が多いんですね?」

    白井「本日は野外で能力向上の公開指導カリキュラムがありますの」

    白井「かなり優秀な方が指導なさるとのことで一般の方々も招いているんですの」

    佐天「なるほどー。それで人が多いわけですね」

    白井「ええ」

    御坂「でも私そんな話聴いてないんだけど」

    白井「今回のはあくまで能力向上指導ですの。ですからレベル5であるお姉さまの耳に入るかどうかは…」

    御坂「なるほどね」

    佐天「でも誰が教えるんですかね?」

    初春「研究所とかの偉い人じゃないですかね?」

    白井「事前までわかりませんのでなんとも…」

    御坂「ちょっと見ていかない?」

    白井「特に急ぎでもありませんから構いませんわ。特別大きな事件でもありませんし」

    御坂「ていうか事件なの?」

    白井「一人の殿方が女子中学生の園に居るんですのよ?」

    御坂「そ、そう?でも言われてみれば危険かもね」


    935: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:23:46.66 ID:HRobbyip0

    「垣根さま、そろそろです」

    垣根「おう」

    『では本日、ご指導を頂くのは学園都市第二位の能力者。垣根帝督さんです』

    垣根「そういや今日は何をすればいいんだ?」

    「今回は一般の方もおりますので一応は講演という形になっております。時折、実践という形で指導なさってください」

    垣根「具体的には?」

    「能力実演や生徒たちに能力を使用させてアドバイスなどを…」

    垣根「分かった。じゃあ行って来る」

    「では頑張ってください」

    垣根「ああ」

    『垣根さん、どうぞ』

    垣根「…」テクテク

    「こんにちは垣根さん」

    垣根「おう」

    「さて本来ならば実現しなかったレベル5による講演ですが、常盤台に居られるご友人の口添えで今回の講演をお決めに?」

    垣根「ん、まあそうだな。実際にこうして俺がここに立つなんて考えていなかったからな。一重に食蜂のお陰かもな」

    「なるほど、ご友人とはかの心理掌握、食蜂操祈さんでしたか」

    垣根「まあな」

    「今回の講演内容について少しお聴きしてもよろしいでしょうか?」

    垣根「…今回は…超能力者になるためには、って感じか?とりあえずそれで行くか」

    「分かりました。ではすぐに講演に移りますので準備のほう、お願いいたします」

    垣根「ああ」


    936: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:24:14.27 ID:HRobbyip0

    舞台裏


    「講演内容考えてらしたんですか?」

    垣根「いや、今考えた」

    「大丈夫ですか?」

    垣根「なんとかなるだろ」

    「そうですか」

    垣根「今はなんの時間なんだ?」

    「垣根さまの準備の時間と常盤台の先生方が来られるための時間です」

    垣根「そうか」

    「垣根さん、そろそろお願いします」

    垣根「ああ」
    ..........................................

    垣根「さて、改めて自己紹介させてもらう。垣根帝督だ。本来こういう場では敬語を使うんだろうが性に合わねぇから普通通りでやらせてもらう」

    垣根「能力向上のためには、か。まず能力発動のための土台に自分だけの現実が必要ありきなのは知ってるだろ?」

    垣根「簡単に言えば信じる力だ。つまりは自分は超能力者になんかなれっこないって思ってたらそいつの成長はそこでストップだ」

    垣根「詳しくは話さねぇがそういうことだ」

    垣根「俺は第二位としてさらに上に立つべく第一位を倒そうと思ったことがある」

    垣根「あん時、俺は自分の能力は決して第一位に遅れは取らねぇと信じてた」

    垣根「結果、能力を使用して第一位に傷を付けることに成功した」

    垣根「だけど俺は負けちまった」


    937: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:24:45.83 ID:HRobbyip0

    垣根「俺の攻撃は全部解析され、んで潰された」

    垣根「と、まあここで関係の無い話を一つしたが…何を言おうとしてるか分かるか?…そこのお前」

    「わ、私ですか!?」

    垣根「ああ」

    「え、っと…諦めてはならないということでしょうか?」

    垣根「ほう、さすがは常盤台だな。そういうことだ」

    垣根「俺はまだ負けたとは思ってはいねぇ。いつか自分なら一方通行を越せると思っている」

    ザワザワ

    垣根「俺は一方通行自身になんで勝てねぇか説教されたことがある。足りないもんがあるってな」

    垣根「その答えは未だに分からない…自分だけの現実の新境地なのか、または新しい認識、感覚なのか…」

    垣根「だが、いつかは掴みとってやろうと思ってる」

    垣根「さて、随分と自分語りになったがやっと本題だ」

    垣根「能力の強度を上げるには、だ」

    垣根「今までの話を踏まえて…そこの蛇女。なにが必要だと思う?」

    「へ、蛇?私のことですか?」

    垣根「ああ」

    婚后「私、レベル4の婚后光子と申します」

    垣根「聴いてもいねぇのにレベルを宣言すんのか。案外テメェみていなヤツがレベル5に近いのかもな」

    婚后「へ?そうですか?」

    垣根「かもな」


    938: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:25:20.25 ID:HRobbyip0

    垣根「んで、婚后とやら。答えてみろ」

    婚后「まずさっきお話なされたように諦めないこと、それに努力、あと自分を信じることでしょうか?」

    垣根「努力か…確かに第三位みたいに自力で這い上がるのも正解だ。だが一つだけお前の答えに足りないもんがある」

    婚后「はい?」

    垣根「目標だ。お前らまずなんで能力のレベルを上げたいんだ?」

    垣根「友人を見返したい。他の人が上位能力者だ。ただ単にレベルを上げたいだけ。結構なことだ」

    垣根「だが、それだけじゃ絶対にレベルは上がらねぇと俺は思ってる」

    垣根「ちっぽけな目標じゃ意味が無いんだよ。ま、これだけ言えば頭のいいオマエらだ、すぐに理解出来るだろ」

    垣根「ちなみに俺にも目標はあった。だが同様に一方通行にも目標があったんだろうな…」

    垣根「俺の敗因は単純にその差だと思ってる。」

    垣根「んじゃ講演はここまでにするか。次は実践だ、今から希望者を募る」

    垣根「希望者には俺が能力でサポートして一時的だが超能力者級の力を貸してやる」

    垣根「自分の強化された能力を見れば目標も見つけやすいだろ…」

    垣根「んじゃ希望者は手を上げてくれ」

    垣根「…結構居るな…んじゃまずは手前の白髪で赤眼の女の子だ。壇上に上がって来てくれ」

    「ありがとォございますゥ」

    垣根「ん?白髪で赤眼?」


    939: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:25:48.86 ID:HRobbyip0

    一方通行「よいしょっ…とォ…」

    垣根「なんでお前がここに…」

    一方通行「ふン、温い演説どォもォ。マイク貸せや」

    垣根「あ、おい!」

    一方通行「どうせ能力使って声量上げてたンだから別にイイだろォが」

    垣根「チッ」

    一方通行『ア、アー。さっき話にあった一方通行だ。よろしくゥ』

    一方通行『さてと…ンじゃまァ…さっきの話に一言付け足す感じだが…』

    一方通行『目標つゥか…何かを守りたいって気持ちでもイイかもなァ』

    ザワッ

    一方通行「ほら返す」

    垣根「は?お前はなんでここに…」

    一方通行「まァ気にすンな」

    垣根「ま、まあいいか。さて、んじゃ改めて希望者挙手」

    垣根「せっかくだから手前のヤツら、まとめて来い。一人一人見てやる」
    ...........................................
    .................................
    ........................
    .................
    ...........
    .....
    ...
    .


    940: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:29:06.09 ID:HRobbyip0

    垣根「さて、色んな奴らの能力を見たがなにか掴めそうか?常盤台諸君」

    垣根「んじゃ次は第三位以下のことについてお話を…」

    「私がなんですってー!?」

    垣根「は?」

    垣根「な、なんだ?さっきからレベル5が飛び入り参加じゃねぇか…」

    御坂「あんた何やってるのよ」

    垣根「講演だ、特に用事が無いなら下がれ。邪魔だ」

    御坂「なにふざけたこと言ってるのよ。あんたでしょ、うちの生徒でハーレムを作ろうとしてたのは」

    垣根「…なんのことだ」

    ザワザワ

    御坂「ネタは上がってるのよ」

    白井「その通りですの」シュン

    垣根「…」

    御坂「あんた、食蜂に代わって派閥を率いてるんだって?覗きの件もあるし信用無いのよねー」

    御坂「ちなみに詳しい話は他の子に聴いたわ」

    白井「講演中に申し訳ありません。この後は一方通行さんにお任せになって大人しくお話を聴かせてくださいまし」

    垣根「なるほど、だから一方通行が居たわけか」

    一方通行「あいにく別件だァ」

    垣根「あ?」

    御坂「さ、大人しくしてちょうだい。中学生の檻にあんたは危険だわ」


    941: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:29:33.97 ID:HRobbyip0

    垣根「これが何か分かるか?第三位」ヒョイ

    御坂「…ボイスレコーダー?」

    垣根「ああ」カチッ

    『い…っく…ぅ…』

    御坂「!?!?!?!?!?!?」

    白井「!!!!!!!!!!!!」

    垣根「大人しくその後輩を連れて引き下がれ。次はマイクから通すぞ」

    「あのー講演は…?」

    一方通行「俺が代わりにしてもイイらしいから…今は休憩の時間にしてくれ。引き継ぐからよ」

    「は、はあ…」

    白井「そ…それは…」

    垣根「お前の大好きなおねえさまの秘密ボイスだ」

    御坂「いつのまにッ…!」

    垣根「ほら、早く下がれ」

    御坂「くっ…!」

    白井「あの…そのレコーダー…」ヒソヒソ

    垣根「なんだ?譲ってほしいのか?」ヒソヒソ

    白井「ええ…まあ…その…」ヒソヒソ

    垣根「俺はなにもハーレムを作ろうとしてたわけじゃねぇ。食蜂に頼まれて取り巻きの世話をしてただけだ」

    垣根「なにが言いたいかわかるか?白井黒子」


    942: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:30:00.60 ID:HRobbyip0

    白井「ハーレム事件など無かったということですのね?」

    垣根「そうだ」

    白井「行きましょうお姉さま。今回の事件は黒子の勘違い、初春の勘違い、佐天さんの勘違いでしたの」

    御坂「は?でも…あのレコーダー…」

    白井「無闇に人様の持ち物に手を出すと私たちが危ないですの。どうかここは一旦お引取りに…」グイグイ

    御坂「ちょっと!押さないで!こら!」

    垣根「ふん。さすがは風紀委員。俺が無実だと認めてくれたか」

    垣根「さて、待たせたな講演の続きを…!」ヒュンヒュン

    心理定規「…」

    結標「…」

    垣根「どうしてオマエらが…」

    心理定規「ここ数日どこで何してるかと思えばまさか常盤台で中学生相手に性的指導をしてるだなんてね」

    垣根「性的はいらねぇぞ」

    心理定規「一方通行に頼んで街中を捜させた甲斐があったわ」

    垣根(一方通行め…!こっちサイドだったか…)

    心理定規「さ、帰りましょう帝督。あとは一方通行に任せて大丈夫だから」

    垣根(実を言うとまだ帰りたくねぇ!もうすこし中学生相手のご主人様をやっていてぇ…!)

    心理定規「行くわよ…!」グイ

    垣根「くっ…」


    943: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:30:28.76 ID:HRobbyip0

    一方通行『さァて、垣根がご退場になるぜェ?盛大に拍手で感謝しろォ』パチパチ

    パチパチパチ…

    一方通行『ンじゃ今から俺が演説してやる。議題は守るための力と親友についてだァ』

    一方通行『一言に守るって言ってもなァ、色々あるンだわ。家族、友人、恋人、妻、兄弟』

    一方通行『俺は以前に保護者同然のヤツをとあるヤツに傷つけられたことがある』

    一方通行『俺はそん時、ほんの少しの間だが…レベル6級の力を手にした…』

    一方通行『苦戦してた相手も軽々と倒せるほどのなァ…自分でもよく分かンねェがそういうときこそ人は強くなれるンだと思ってる』

    一方通行『ンじゃ次は親友についてだ』

    一方通行『こンな俺にも親友は居る。さっきの垣根の事だな…』

    一方通行『色々あったが今はお互いを高め合う存在になってるンだと思ってる』

    一方通行『能力向上にはこういう人間関係も必要なのかもなァ…』

    一方通行『だから知り合いは多く作っとけ。守る対象を広げるためにもなァ』

    一方通行『さて次だが…「見つけたわ!私の王子さま!!」ア?』

    食蜂「一方通行!さ、一緒に出掛けましょ」

    一方通行「…」

    結標「懲りずにまた来たわね…」

    食蜂「恋に障害はつき物らしいわ!これも一種の障害なの!」

    一方通行『悪ィがこの俺の講演はここで終了だ…』

    一方通行「淡希、頼ンだ。俺は逃げる」

    結標「え?」


    944: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:30:54.62 ID:HRobbyip0

    一方通行「ダメだ。ああやってナチュラルに好意むき出しにされるとどうも苦手だ。俺は逃げる」

    結標「…」

    食蜂「今から近くに行くわ!」

    一方通行「…」サッ

    食蜂「ちょっとぉ!待ってよぉ!」

    結標『え…とじゃあ私が引き継いで講演を…』

    .................................................

    垣根(さて、どうやって逃げたものか…)

    心理定規「…」

    垣根(ん?)

    一方通行「…」ササッ

    垣根「おい一方通行!」

    一方通行「ン?お前まだ舞台裏に居たンかァ?」

    垣根「まあな」

    心理定規「淡希は?」

    一方通行「俺の代わりに講演している」

    心理定規「?」

    一方通行「ンじゃ俺は急ぐンで…」

    垣根「待て」ガシッ

    一方通行「なンだ…」

    垣根「食蜂に追われてるんだろ?」

    一方通行「どォしてそれを…」

    垣根「後ろに来てる」

    一方通行「!」


    945: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:31:24.20 ID:HRobbyip0

    一方通行「離せ!」

    垣根「待て、協力してやる」

    一方通行「ハ?」

    垣根「済まねぇ、心理定規。一方通行に手を貸してくる」

    心理定規「…え?ちょっと帝督!」

    垣根「ああ。ほら行くぞ一方通行」グイ

    一方通行「オ、オイ!そっちは食蜂が…」

    垣根「いいんだよこっちで」ファサッ

    心理定規「待ちなさい!」

    食蜂「あ!来てくれたのね!」

    垣根「ちょっと通してくれ」

    食蜂「あ、はいはい」

    一方通行「ン?」

    垣根「素直に通してくれたな」

    一方通行「あ、あァ…?」

    垣根「さて、実は俺の講演はまだ終わってねぇんだ。最後に俺の能力を披露して終了の予定だ」

    一方通行「ンで舞台に戻ってるわけか…」

    垣根(心理定規に捕まりたくねぇからな。ついでだから利用させてもらうぜ)


    946: ◆Lp4e6dlfNU 2011/06/01(水) 22:31:53.94 ID:HRobbyip0

    結標『…であるからして…能力っていうものは…』

    垣根「さてお前ら」

    結標『あら?』

    垣根「せっかくだから普段は見れない常盤台以外の以外のレベル5の能力を披露してやる」

    垣根「…」チラッ

    心理定規「こら帝督!」タタッ

    食蜂「よく分からないけどなぜか道を譲っちゃったわ…」タッ

    垣根「準備いいか?」

    一方通行「もう逃げ出したいくらいだ」

    垣根「ははっ」バサッ

    一方通行「…」カチッ

    垣根「せっかくだからお前も羽みたいなの生やせ」

    一方通行「仕方ねぇ」ゴバッ

    「たっ、竜巻の翼!?」

    「あちらは天使の羽のような…」

    心理定規「帝督!」

    食蜂「はぁ…はぁ…待って…一方通行…」

    結標「またあなたは性懲りも無く…!」

    白井「垣根さま!レコーダーを!」