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    剣士「やっと片付いたわけだが」

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 19:59:51.86 ID:O0x8WyDR0

    魔王「血気盛んな連中だな」

    剣士「お前が城から居なくなったからモンスターも気兼ねなく暴れているらしいぞ」

    魔王「ふんっ、暴れたいのならそうと言えば良い。オレの所為ではない」

    剣士「……そもそもだな。俺は魔王が元勇者である俺とパーティーを組んでいるのが不思議だぜ?」

    魔王「別世界に人間とパーティーを組んでいた知り合いが居る。赤髪の少年やカエルと冒険をしていたそうだ」

    剣士「……」

    魔王「おぉ、あそこに村が見えるぞ。今晩はあそこに宿を取るとしようか」

    剣士「……どこに村なんてあるんだ?」

    魔王「んん? なんだ、剣士には見えないのか……この森を抜けた先にあるぞ」

    剣士「見渡す限り木が生い茂っている訳なんですけども」

    魔王「透視も出来ないのか、剣士は」

    剣士「出来たらこんな事は辞めて都会で暮らしているわボケナス」



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    2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:00:30.27 ID:O0x8WyDR0

    剣士「結局、夜になっちまったな」

    魔王「剣士が遅いからだろう」

    剣士「手前は馬に乗ってるから楽でいいな」

    魔王「むぅ……つまり乗せて欲しかったのか? 地面を歩いてる姿がお似合いだったのだが」

    剣士「ええ、そうでしょうとも。魔王なんてそんなもんだ畜生」

    魔王「安心しろ。次からは乗せてやる」

    剣士「嫌だよ、お前の馬って俺が乗ると暴れるんだよ」

    馬君「……」

    魔王「剣士に下心を感じるそうだ」

    剣士「ああ、嬉しくない勘違いって奴ですかね」

    魔王「剣士は馬にも下心を持つのか……ふむ、将来は大物だな」

    剣士「それで満足するなら家畜でも飼って気侭に暮らせただろうな」


    3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:01:34.85 ID:O0x8WyDR0

    魔王「宿の人間はオレを見て随分と恐縮していたな」

    剣士「悪名高い魔王がこんな辺鄙な村の宿に訪れたら誰だってビビる」

    魔王「ふふ、悪名高いどころか天下に名が轟いているからな」

    剣士「……自信たっぷりなのはいい事ですが、そろそろ鎧とか脱いでください暑苦しい」

    魔王「つれない奴だな剣士は……まあいい、脱ぐから手伝え」

    剣士「……今更だが、将軍とかって偉そうにしてる割に一人じゃ鎧脱げないよな」

    魔王「何を勘違いしているのか知らないが、手下を使用することが王族の仕事だ」

    剣士「……手前を倒しに来た冒険者に向かって手下っていう言葉は適切なのか?」

    魔王「剣士はオレの手下じゃなかったのか」

    剣士「……俺は手前と言葉のあや取りをするつもりはねえんだ」


    4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:02:16.69 ID:O0x8WyDR0

    魔王「うーむ……身体は軽くなったが落ち着かないな」

    剣士「城ではいつも鎧姿だったのか」

    魔王「勿論だ。そうでなければ威厳がなかろう」

    剣士「そりゃこんな厚底のシークレットブーツだもんなぁ」

    魔王「そのブーツに潰されている剣士は随分と情けない姿だが助けてほしいか?」

    剣士(ガキのくせに筋力抜群っていう超設定になっちまったわけだな)

    剣士(そもそもこんな重い鎧で身を固めていて、どうして筋肉がつかないんだろうなぁ)

    剣士(これだから二次元には困ったもんだ)

    魔王「ほう……なるほどなるほど、では暫く潰されているが良い。オレは風呂に行ってこよう」

    剣士「透視も出来るし文字通りの読心術も出来るしで本当に逃げ場が見当たらないな」


    5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:03:43.38 ID:O0x8WyDR0

    魔王「剣士、オレの背中を流せ」

    剣士「それくらい自分でやりやがって下さい」

    魔王「城ではメイドがやってくれたのだが?」

    剣士「……あーこれだから王侯貴族の甘ちゃんは」

    剣士「いいか? 手前は勝手に俺に着いて来たんだ、この後に及んで四の五の文句を言うんじゃねえ」

    剣士「何回でも言うが自分でやりやがれっ、ここは手前の城じゃねえんだぞ!」

    魔王「……駄目、か?」

    剣士「う……そんな顔をしても駄目な物は駄目だ」

    魔王「ならば仕方ないな……分かった、諦めよう」

    剣士(なんだコイツ……こういう可愛い顔もできんじゃねえか……)

    魔王「ここら一帯を世界地図から消して城に戻るとする」

    剣士「選択肢ミスったら即バッドエンドとかどんな糞ゲーだよ畜生」

    魔王「人生ではセーブも出来ないからな」

    剣士「やかましい」


    6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:04:34.83 ID:O0x8WyDR0

    剣士「魔王様、手前はさっきから俺の髪で何をしているんでしょうか?」

    魔王「暇だから三つ編みを作ってやっているのだ、可愛いぞ」

    剣士「三つ編みどころかそれじゃあ片結びじゃねえか」

    魔王「ふむ……これは三つ編みとは言わないのか?」

    剣士「無知にも程があだだだだだだ痛ぇよ畜生引っ張るな!」

    魔王「それにしても長い髪だ。戦争ではさぞ邪魔に」

    ブチッ

    魔王「……切れたぞ?」

    剣士「そっかー髪ってねじ切れるもんなんだなー知らなかったよ」

    魔王「うむ。オレも初めて知ったぞ、面白いものだな」

    剣士「お前やっぱ個人的平和の為にぶっ倒した方がいいかも知れねぇわ」

    剣士(真正面からは無理だから毒殺あたりで)

    魔王「ラスボスには状態異常が効かないのというルールがあるらしいぞ」

    剣士「この世に神は居ないのか」


    7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:05:25.80 ID:O0x8WyDR0

    魔王「剣士」

    剣士「……」

    魔王「おい剣士」

    剣士「……」

    魔王「ふむ、寝てしまったか」

    魔王「やはり髪の事を怒っているのか」

    魔王「むぅ」

    魔王「こういう事に魔法を使うのは初めてだが」

    魔王「いやいやオレは悪くないぞ?」

    魔王「だが手下の士気を維持するのも頭に立つものの役目だからな」

    魔王「そうだ! つまりこうしたケアは必要な事なのだ!」

    魔王「うーむうむうむ、その通りだな……さて始めるか」

    剣士(……まったく後は好きにしやがれ)


    9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:06:08.04 ID:O0x8WyDR0

    剣士「よろしい、状況を説明してくれ」

    魔王「……だからメンタルケアをしなくてはいけないと思ったのだ」

    剣士「毛髪の海で窒息させるのが手前式メンタルケアって訳か」

    魔王「人間の髪というのは生命力が旺盛なのだな、驚いたぞ」

    剣士「目を覚ましたら自分の髪に殺されかけていた俺よりは驚いちゃいねえだろ」

    剣士「あー……とりあえず芝刈り借りて来い」

    魔王「うむ、分かった」

    ガチャ! ドタタタタ……

    剣士「自分の髪の上に正座する日が来るとは思わなかったな」

    剣士「なんだろうなこれ、部屋の半分くらいまで埋まってるか?」

    ドタタタタ……

    魔王「おい剣士!」

    剣士「早いじゃねえ……おい、芝刈りはどうした?」

    魔王「手下である剣士の言う事を、なぜ俺が聞かなければいけないんだ?」

    剣士「そういうオチかよ畜生」


    10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:06:55.21 ID:O0x8WyDR0

    魔王「ところで次の町までどれくらい掛かるのだ?」

    剣士「えーと地図によると……山を登ることになりそうだ」

    剣士「今日は野宿かもしれないが、食料はあるし問題ない」

    魔王「……野宿は嫌だぞ」

    剣士「俺だって気が進まねえよ。でもな、山中で夜になったら動かな」

    まおうのこうげき!

    まおうは それはないだろjk をとなえた!

    やまの しゃめんに きょだいな かざあながあいた!

    魔王「随分とすっきりしたな」

    魔王「何を呆けている? 日が暮れぬ内に行くぞ」

    剣士「とりあえずグラフィックを描いた人に謝れよ」


    11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:07:45.46 ID:O0x8WyDR0

    魔王「随分と広いな」

    剣士「手前が空けた風穴から洞窟に繋がってたみたいだな」

    魔王「この洞窟は反対側に繋がっているのか?」

    剣士「いや地図にも載っていない……戻ったほうがいいかもしれないな」

    魔王「面倒だな、どれここは」

    剣士「おっと! 頼むから洞窟内でさっきのやらないでくれよ!」

    魔王「……違う魔法ならば良いのか?」

    剣士「俺に何を言わせたいのか知らないが、そこまで分かっているなら止めておけ」

    魔王「つれない奴だ」

    剣士「……そりゃあ手前は岩が崩れてきても生き残るだろうが、俺は死んでしまう」

    魔王「まったく人間とは不便なものだな、蘇生も再生も出来ないとは」

    剣士「本当だよな、来世はゴキブリにでも生まれ変わって手前と関わらずに生きていきたいよ」

    魔王「奴らは強敵だ」

    剣士「なんでそんなものに脅威を感じてるんだよ」


    15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:09:58.86 ID:O0x8WyDR0

    剣士「お、宝箱発見」

    魔王「ふむ……ほう、中身」

    剣士「そこまでだ。分かったからその先は言わないでくれ」

    魔王「なぜだ?」

    剣士「攻略本を持って冒険とかしても面白くないだろうが」

    魔王「そういうものなのか?」

    剣士「透視が出来る魔王様にゃあ分からんだろうがな」

    剣士「冒険者にとって、こう、未知への期待感ってのは活力剤みたいなもんなんだ」

    魔王「道への期待……それと宝箱とどういう関係があるんだ?」

    魔王「それと道に期待したところで面白くないだろう。石が転がっているだけだ」

    剣士「石、というと宝石か? まあ未知の宝箱って言えばそんな感じだろうが」

    魔王「道には宝石が転がっているのか!」

    剣士「え、いや……転がってるっていうか入ってるっていうか?」

    魔王「なるほど、勉強になった。しかしこの宝箱には地図しか入っていないようだが……」

    剣士「この野郎」


    17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:13:02.05 ID:O0x8WyDR0

    剣士「地図だな」

    魔王「だからそう言ったではないか」

    剣士「手前は黙っていて下さいね……ふむ、なるほどな」

    魔王「なんだ、一体なんの地図だったのだ?」

    剣士「多分この洞窟の地図、だと思うわ」

    魔王「多分に思う、か? 剣士も男ならばはっきりしろ」

    剣士「……なあ、手前は本当に透視出来るよな?」

    魔王「ふん、何を今更……無論だ。そもそもオレは全知全能だからな」

    剣士「ふーん……まあいいや、ちょっと足元の方を透視してくれないか?」

    魔王「それは無理だ」

    剣士「あぁ? んだそりゃあ、手前からかってんのか?」

    魔王「透視出来るならば反対側に繋がっているのかなどと聞いたりしないだろう?」

    剣士「……その心は?」

    魔王「透視しようにも魔力に制限が掛かっていて、洞窟だけにお先真っ暗と言った所だ」

    剣士「全知全能って言葉ほど信用出来ない物はねえらしいな」


    20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:14:38.85 ID:O0x8WyDR0

    剣士「とりあえず現在地は……ここいら辺、だな」

    魔王「おい剣士。地下にでかい空洞があるようだが、こ」

    剣士「そこなんだよっ!」

    魔王「み、耳元で大きな声を出すな。鼓膜が破れる」

    剣士「だからなんで微妙なものに弱いんだよ手前は」

    剣士「まあ……その、なんだ。冒険者の勘としては、この空洞あたりに何かがありそうなんだ」

    魔王「何かとは?」

    剣士「それが分からないからワクワクするんだろうが」

    魔王「ふむ……つまり宝石がある道かもしれないのだな!」

    剣士「あ、ああ……何かずれてる気がするが、まあそんな所だろうな」

    剣士「逆にトラップかもしれないが、その時はその時だ。まっそれが楽しみでもある訳だよ」

    魔王「どんなトラップがあろうとも、オレは上限Lvを超えているから問題ない」

    剣士「その計算でいくと、少なく見積もっても俺には危害が及ぶわけですね」


    21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:16:03.58 ID:O0x8WyDR0

    魔王「……馬を降りて歩くと疲れる」

    剣士「悪路だからな、我慢なさい」

    魔王「疲れたぞ!」

    剣士「我慢なさいっ!」

    魔王「……疲れた」

    剣士「いくらなんでもピンポイントでこのCM覚えている奴は少ないだろうな」

    魔王「「オレが疲れているのは本当のことだぁっ!」」

    ドドドドドドド……

    剣士「う、うぉおお……て、手前ぇ……ば、馬鹿でかい声出すんじゃねえ……」

    剣士「と、とりあえず疲れたなら背負ってやりますから、鎧を脱いで下さいお願いします」

    剣士(これから先、大声で地響き起こされちゃあ岩盤が崩れて来ちまう……)

    魔王「オレの心配より自分の心配か。まったく情けない男だ」

    剣士「……いい加減で読心術は止めてくれないか」


    22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:17:43.23 ID:O0x8WyDR0

    魔王「剣士は随分と身長が高いものだなっ」

    剣士「ええ、そうでしょうよ。手前の素の身長に比べりゃあ高いに決まってらあ」

    魔王「お、おおう……あんまりグラグラさせるな。揺さぶられっ子症候群になってしまう」

    剣士「おk、手前の脳細胞なんて死滅してしまえ」

    馬君「……」

    魔王「おい剣士、鎧が重いと馬が言っているぞ」

    剣士「悪いが俺は普通の人間だ。興味を示さなくていいから、馬は馬らしく歩きやがれ!」

    馬君「……」

    魔王「あたしとは遊びだったのね……ふむ。何だ、もう寝たのか?」

    剣士「それ以前に手前みたいな雌馬に興味ないわボケナス!」

    魔王「ほう」

    魔王「剣士は男色家だったのか……ふふ、やはり大物だな」

    剣士「俺は一体どこに向かってるんだよ」

    魔王「地下空洞じゃないのか?」

    剣士「魔王に言っても説得力ないが……言葉を額面通りに受け取っていたら出世できんぞ」


    23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:19:00.80 ID:O0x8WyDR0

    剣士「うおっ眩しっ!?」

    魔王「なるほど……地下宮殿か。確かに宝石のある道だったようだな」

    剣士(ああ、コイツ、絶対勘違いしてるわ)

    剣士「さて……と、これだけ意味有り気な空間なら、何かある筈なんだが」

    魔王(……地図があった時点で宝箱は持ち去られていてもおかしくはない)

    魔王(そもそも地図が入っていた宝箱は施錠されていなかったな)

    魔王(まあ剣士が楽しそうにしている事だし、それは些細な事か)

    剣士「うーん……ないかぁ、じゃあこっち……」

    魔王(それにしても剣士からは随分と良い香りがしたな)

    魔王(やはり髪が長いと、香りも長く残る物なのしれない……この旅で伸ばしてみるのも良いか)

    剣士「くそー見つからな……な、ななな? おおぉっ!? お、な、なんかあったぞ!」

    魔王「……あの地図を残した冒険者は親切な人だったのだな」


    24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:20:14.53 ID:O0x8WyDR0

    剣士「これはクリスタルだよな?」

    魔王「うむ。それも随分と巨大なクリスタルだが」

    剣士「……手前から見てもやっぱり大きいのか?」

    魔王「ああ……いや、これだけ巨大な物はオレも持っていないぞ」

    剣士「なるほど、間違いなくお宝って訳だな! 魔王、これ持ってくぞっ!」

    魔王「まあ落ち着け剣士。そもそもクリスタルとは……」

    ガンガガンガンガンッ

    剣士「あぁ? 魔王、何か言ったか?」

    魔王「……そもそもクリスタルとは巨大な物程、何らかの封印に使用される物質だ」

    魔王「そう言おうと思ったんだがな。どうやら遅かったようだ」

    剣士「ああ、うん。そうだな、なんかクリスタルが光り始めた」

    魔王「前半と比べてオレの突っ込み回数が増えてきたぞ、剣士」


    25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:21:15.78 ID:O0x8WyDR0

    剣士「おいおい、どうすんだこれ!?」

    魔王「まあ仕方ない、剣士はオレの後ろに下がっておけ」

    剣士「んなっ!? 手前、それじゃあ俺の格好がつかねえだろうがっ!」

    魔王「……昔話だ」

    魔王「オレが魔王を名乗る以前、東方の島国……そこの巨大洞窟でやはりクリスタルを見つけた」

    魔王「そこで剣士がした事とまったく同じ行動を取ったのだが、現れたのは赤い毛をした大猿だったよ」

    魔王「洞窟は全壊、島の半分ほどが地図から消えるほどの戦闘になったが……オレはこうして生きている」

    癒士「後方支援の準備おkです。いつでも回復出来ます」

    魔王「素晴らしいジョブチェンジだ、剣士」

    癒士「……あれ。え、俺の名前ってこれで固定?」

    魔王「一時的な発作だろう。すぐ治る」


    26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:22:27.99 ID:O0x8WyDR0

    クリスタルが はじけた!

    Lv80 イベントモンスター ガシャドクロが あらわれた!

    剣士「でけーしキモいのが出てきたぞwwwwww」

    魔王「ほう、アンデッドとは珍しい種族だな。俺も世界戦争の時にはアンデッドの力を借りた」

    剣士「あのですね、分かったから浸ってないでどうにかしてくれよっ」

    魔王「ふむ……まあ、それもそうだ。何より匂いがキツイ」

    魔王「とりあえずで木っ端微塵にしてくれるわっ!」

    毒男「……あの」

    魔王「あ」

    マオウは そのげんそうをうちくだく をとなえた! ガシャドクロは つぶれた!

    しかし ガシャドクロは さいせいした! ガシャドクロは ぜんかいふくした!

    毒男「……あの」

    魔王「しゃ……喋る事が出来るのか貴様は」


    28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:24:23.81 ID:O0x8WyDR0

    魔王「貴様も大変だったのだな」

    毒男「はい。私の外見が酷いもので……人間達も誤解しますからね」

    魔王「オレも外見の事については苦労した覚えがある……分かる、分かるぞ……」

    毒男「何を仰いますか、魔王様はご立派な身体つきではないですか」

    剣士「あの」

    魔王「んん? おぉ、すっかり忘れていたぞ剣士よ」

    剣士「ああ、一応ですね。俺が主人公なので、そこのところよろしくお願いしますね」

    剣士「まー整理すっと、外見がいかにもな毒男は山向こうの人間に封印されちまったでおk?」

    毒男「はあ、そのとおりです」

    剣士「確かにこうやって話してみると大人しいモンスターだしなあ」

    剣士(体臭がキツイし、外見が怖いから勘違いされても仕方ないけどなwww)

    魔王「……だそうだ」

    剣士「通訳すんなボケナス」

    ドクオが なかまに なった!

    マオウは ふぁぶりーず をとなえた! ドクオの においが きえた!


    29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:26:17.54 ID:O0x8WyDR0

    剣士「あぁ?」

    毒男「はあ、ですから助けて頂いたお礼として私にお供させて下さい」

    剣士「いやさすがにガチなモンスターはまずいだろ」

    魔王「オレもどちらかと言えばモンスター寄りだぞ」

    剣士「だから手前は論外なんで」

    毒男「はあ、しかしそれでは私の気が……」

    魔王「まあいいだろう剣士。臭いくらいならばオレがどうにかしてやる」

    剣士「そういう問題でもねーんだよ。そもそもだな……」

    魔王「剣士」ボソッ

    剣士「ああ? なんだ急に小声になりやがって」ヒソヒソ

    魔王「……」

    魔王「毒男は元トレジャーハンターだそうだ」ヒソヒソ

    剣士「毒男……俺、手前のこと誤解してたよ。一緒に行こうか」

    魔王「なあ可愛い奴だろう?」ボソッ

    毒男「はあ、ありがとうございます魔王様」ヒソヒソ


    31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:29:28.87 ID:O0x8WyDR0

    剣士「……猿が怖い」

    毒男「はあ、どうかしましたか?」

    剣士「こっちの話だ……ところで毒男、洞窟はまだ抜けないのか」

    毒男「はあ、山向こうの人間たちが岩盤を崩して回ったようで」

    剣士「つまり?」

    毒男「この地図は役立たずですし……はあ、私も道を把握出来ません」

    剣士「おいおい……洞窟内で野宿は勘弁だぞ?」

    魔王「なんだとっ!?」

    魔王「どど、洞窟内で、の、野宿など出来るかっ! ゴ、ゴキ……Gが出るかも知れないのだぞっ!」

    毒男「はあ、そうは言いま」

    マオウは こんらんしている!

    マオウは おことわりします をとなえた! ドクオは つぶれた!

    しかし ドクオは さいせいした! ドクオは ぜんかいふくした!

    毒男「しても……はあ、困ったものです」


    32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:32:38.67 ID:O0x8WyDR0

    毒男「結局、ここでキャンプという事になります」

    剣士「あーまあ仕方ねえわな。洞窟内に湧き水があっただけ、不幸中の幸いだろうよ」

    魔王「うー! んーむー! むー!」

    毒男「……魔王様はあれで宜しいのですか?」

    剣士「サイレントにさせとかねーと……この山ごと、俺達がこの世から消えることになるな」

    毒男「はあ、そういうことですか」

    毒男「……それにしても魔王様があのようなお姿だったとは驚きです」

    剣士「あ、やっぱり? はっはぁ、モンスターでもそう思うんだなあ」

    毒男「はあ、人間界を支配した最初のお方ですから」

    剣士「あぁ……どれくらいだっけか?」

    毒男「はあ、今が××年という事ですから……およそ二世紀に渡って人間界を支配されています」

    剣士「おい。口リババァってジャンル、お前馬鹿にしてなかったっけ?」

    毒男「はあ……私ですか?」

    剣士「こっちの話だ」


    33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:33:43.70 ID:O0x8WyDR0

    剣士「寝たか」

    毒男「はあ、すっかり騒ぎ疲れてしまったようです」

    剣士「こういうところはやけに子供っぽいからな」

    剣士「酒の味が分かるかしらねーけど手前もやっとけ」

    毒男「はあ、これはどうも、頂きます……あ、もう結構です、はい」

    剣士(毒男って飲んだり食ったりしてるけど、どこに吸収されてんだろうな)

    毒男「……」

    剣士「ん、どうした毒男。神妙な顔して」

    毒男「はあ……分かりましたか?」

    剣士(ぶっちゃけ表情なんて分かりませんけども)

    剣士「なんとなくだ」

    毒男「少し、気になることがありまして」

    剣士「お宝の話じゃなさそうだな……話してみろよ。俺で相手になるか知らねぇけど」

    毒男「魔王様の事です」

    剣士「……へえ、それで?」


    34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:37:58.31 ID:O0x8WyDR0

    毒男「魔王様のお姿はやはり不自然だと思うのです」

    剣士「ああ? そんなもん、俺だって間違いなく不自然だと思ってるよ」

    毒男「いえ、私が言いたい事はそういうものでは……」

    剣士「いちいちはっきりしねぇ奴だな、おい」

    毒男「はあ……この魔王様は、本当に魔王様なんでしょうか?」

    剣士「……うん?」

    毒男「私が封印される以前に拝見した魔王様と……どことなく雰囲気が違うのです」

    剣士「ははっ! おいおい、手前が寝ぼけてるだけじゃねえのか?」

    毒男「はあ、いえ、そうかもしれませんが……」

    剣士「……俺が倒しに行った時は間違いなくアレが魔王だったぜ」

    毒男「そうですか……はあ、やはり長い間眠っていると勘が鈍りますね」

    剣士「それに酒も入ってるからな。ほら、下らねえ事を言ってないで呑めよwww」

    毒男「はあ、どうもすみません」


    36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:41:16.88 ID:O0x8WyDR0

    剣士「毒男も……ようやく寝たか」

    剣士「……魔王が魔王じゃない、ねえ」

    剣士「……」

    剣士「ったく、面倒くせえな。水でも浴びるか畜生」

    ガチャガチャ……バサッ

    剣士「あーにしても髪なぁ、伸びたよな随分と」

    剣士「この前の芝刈り機で刈っとけば良かったぜ」

    ザーッ

    剣士「ぐぁ、なんだこれ冷てぇ……」

    魔王「む……剣士か?」

    剣士「んなっ!?Σ」

    魔王「……水を浴びているのか」

    剣士「お、おうっ! わ、悪いな起こしちまったか///」ガチャガチャ

    魔王「いや、その……なんだ、問題ない」


    37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:44:25.46 ID:O0x8WyDR0

    剣士「ようやく外に出れたぞっ!」

    毒男「はあ、随分と久しぶりに日光を浴びたものですから……眼窩が破裂しそうですね」

    魔王「……」

    毒男「剣士様」ヒソヒソ

    剣士「ああ? どうした毒男」ヒソヒソ

    毒男「魔王様、随分と静かにされていますが……どうかされたのでしょうか?」ヒソヒソ

    剣士「あーなんでだろうな」ヒソヒソ

    魔王「剣士っ!」

    剣士「うおっ……な、なんだよ魔王?」

    魔王「その」

    剣士「お、おう。何だよ、はっきりしねえ奴だな」

    魔王「あ、いやその……なんでも、ない……」

    剣士「そ、そうか。なんでもないのか、はは、は……」

    毒男「はあ……何でしょうね、この空気は?」


    38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:50:44.58 ID:O0x8WyDR0

    剣士「ああそうだ。おい毒男!」

    毒男「はあ、どうかしましたか?」

    剣士「手前はアンデッドだよな?」

    毒男「元は人間ですが、今はアンデッドをやらせて頂いてますね」

    剣士「日光ってアンデッド的にどうなんだ?」

    毒男「……やはり日光が弱点というイメージがありますか」

    剣士「手前らに火属性と光属性ってのはセオリーだろ」

    毒男「はあ、いえ……まあアンデッドにも適量の日光というものは必要ですよ」

    剣士「そうなのか?」

    毒男「ええ、ビタミンDも不足しますからね」

    剣士「……」

    毒男「やはり健康に気を使わなければアンデッドという種族もやっていけません」

    剣士「俺はどうすればいいんだろう。何を思えばいいのだろう」


    39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:53:07.75 ID:O0x8WyDR0

    剣士「本降りになってきやがったな」

    毒男「はあ、先を急いでいる訳じゃありませんが……体力を消耗しますね」

    魔王「毒男にも体力という概念があるのか」

    毒男「Σそんなっ……いや、あるにきまってるじゃないですか……」

    剣士「俺も体力とか無いもんだと思ってたな」

    毒男「……(´・ω・)」

    魔王「顔が変わっているぞ」

    毒男「……('A`)」

    剣士「その A の部分が骸骨の鼻に見えるっつーだけで手前の名前は毒男になったんだよな」

    毒男「はあ……え、そんな単純な理由でこの名前なんですか?」

    剣士「さあね」


    40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 20:59:07.32 ID:O0x8WyDR0

    剣士「……ここか、毒男を封印した奴らの村ってのは?」

    毒男「はあ、間違いないと思います。いやぁ懐かしいですね……半世紀ぶりでしょうか」

    魔王「毒男が訪れて問題ないのか?」

    剣士「どうだろうなぁ? とりあえず毒男いわくで半世紀経ってんなら、どうにかこうにか」

    村A「Σうわああっ、モンスターだ! モンスターが出たぞ!」

    村B「あのガイコツは爺さん達が封印したモンスターじゃねえのか!?」

    村C「Σ何あの黒い鎧の人っ! 見た事ある気がするんだけどっ!」

    村D「マジあれ魔王じゃね? ッパネェっす、何か城から失踪したウィッシュ?」

    ガヤガヤガヤ……

    剣士「どうにもならないらしいですよ?」

    毒男「はあ、これは困りましたね」

    魔王「……毒男」

    毒男「はい、魔王様」

    魔王「三分やる。片付けてこい」

    剣士「何その殺伐とした台詞」


    43: こばなし 2009/04/02(木) 21:05:25.28 ID:O0x8WyDR0

    魔王「……」

    毒男「魔王様、どうされましたか?」

    魔王「……」ブツブツ

    マオウは しんきスレをたてる をとなえた!

    ニア ドクオ

    ドクオは たおれた!

    魔王「おお毒男よ。死んでしまうとは情けない」




    魔王「という夢を見たのだが」

    剣士「間違ってもやるんじゃねえぞ」


    44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:07:26.12 ID:O0x8WyDR0

    毒男「はあ、片付けて参りました」

    魔王「二分十三秒か。まあ及第点だな」

    村長「大変失礼致しました。旅芸人の方々とは知らず……」

    剣士(おいおい、その言い訳通じちゃったのかよ)

    魔王「うむ。そのタビゲイニンという者なのだが、今夜の宿を借りたい」

    村長「はい、それはもう準備させて頂きます」

    毒男「はあ恐縮です、村長」

    剣士「……真似したところで討伐されるだけだからな?」

    剣士「他RPGの連中は村を滅ぼすとかしてくれよな、モンスターらしくねっ」

    魔王「誰に言っているのか知らないが今夜の宿は見つかった。剣士、今日は休むぞ」

    剣士「……魔王が言う台詞としてどうなの、これ?」

    毒男「はあ、及第点には至らないかと」

    剣士「……今まで黙ってたけど手前もモンスターとしてはアウトだからな?」


    45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:09:57.73 ID:O0x8WyDR0

    剣士「あーっ! 久しぶりのお湯は最高だったぜ!」

    毒男「それは何よりでした。では私も……」

    剣士「いや手前は駄目だろう」

    毒男「はあ、私も久しぶりに垢や埃を落としたいのですが」

    剣士「……」

    毒男「駄目、でしょうか?」

    剣士(いやガイコツの手前がそういう仕草してもなぁ……)

    剣士「あー……とりあえず魔王が入ってからにしとけよ」

    剣士「掃除とかは、まあ、どうせ宿の奴らがやってくれるだろうし?」

    毒男「あ、ありがとうございます……これでやっと命の洗濯が出来るというものです」

    剣士「悪いが、それに対しての突っ込みは無しだ」


    47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:14:13.12 ID:O0x8WyDR0

    魔王「……やはり寝れぬ」

    魔王「あれは、果たして夢だったのだろうか?」

    魔王「いや、それにしては……リアルすぎた気もするぞ」

    魔王「……」

    魔王「ふむ」ポンッ

    魔王「そうか、確認すれば良いのだな」

    ガサゴソ

    剣士「人の布団で何をしてくれやがってんだ、こら」

    魔王「け、けけ剣士っ! 起きていたのかっ!?」

    剣士「あーまったくよ……とんだ悪戯魔王様だなぁおい」

    魔王「う、む……これはだなぁ、その、あの……」

    剣士「……」

    魔王「……」モジモジ

    剣士「ちと話すか」

    魔王「……うむ」


    50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:16:38.04 ID:O0x8WyDR0

    剣士「以前、手前に透視は出来ないのかって聞いたよな」

    魔王「うむ」

    剣士「あれは俺のことを事あるごとに男って言ってたからだ」

    魔王「……」

    剣士「どういうわけだ?」

    魔王「……加減を間違えると見なくてもいいような物を見てしまう気がしてな」

    剣士「んん? く、はははっ……ああ、これは随分とまあ、可愛らしい事を言う魔王様だな」

    魔王「その言葉使いにも騙されたわけだ」

    剣士「まーなぁ……ああ、冒険者としてはこっちの方が楽なんだよ」

    魔王「お互いに大変だな」

    剣士「さあ、どうだろうな」

    魔王「……せめてオレと二人の時くらいは素で話したらどうなのだ」

    剣士「今更あたしとか言えねえよ。なあ……手前だってそうだろう?」

    魔王「さあ……どうだろうな?」

    剣士「おうむ返しが許されるのは小学生までだぞwww」


    53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:22:41.44 ID:O0x8WyDR0

    毒男(……)

    毒男(はあ、これがハーレムというものですか)

    毒男(まあいずれにせよ、粗相のないようにしなければなりませんね)

    毒男(ついでに死亡フラグも回避していかねばなりません)

    魔王「おい毒男、聞いているのだろう。ゴーレムだか曹操だか知らぬがこちらに来い」

    剣士「ああ手前も起きてたのか。こそこそしてるなんてアンデッドらしいじゃねえか」

    毒男「これはこれは……んっふ、困ったものです」

    剣士「手前、取り合えずそれを印象付けたいらしいな」

    魔王「他人のキャラに手を出さなければ個性を出せないのか、貴様は」

    毒男「はあ……意外と使い回しが利くんですよ、この口調」

    剣士「安直なものはアイディアの墓場っていうだろ?」

    毒男「アンデッドだけにですか」

    剣士「……そこまで意識してねえ」

    剣士「つーか止めろよ、かえって俺が恥ずかしくなる」

    魔王「己で言っておいてから気付くと、妙に恥ずかしい気分になるものだからな」


    54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:24:42.31 ID:O0x8WyDR0

    毒男「ところで」

    剣士「ああ? なんだ改まって」

    毒男「剣士様と魔王様は、どこを目指して旅をしているのですか?」

    剣士「……」

    魔王「ふむ。オレは剣士について来ただけで、特に目的など無かったぞ」

    毒男「なるほど。では、剣士様はどちらに行かれるのでしょうか」

    剣士「……そうだなあ、どこに行くか」

    毒男「はあ、まさしく放浪の旅であったという訳ですね」

    剣士「そこまでご大層なもんでもねえが……まあ、そうなるよな」

    毒男「……魔王様は世界を支配されていますが、既に世界に興味はないのでしょうか?」

    魔王「無い」

    剣士「即答だな」

    魔王「オレはオレの手元に剣士が居れば構わん」

    毒男「はあ、これはこれは……」

    剣士「どうすんだよこの空気」


    55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:27:00.13 ID:O0x8WyDR0

    毒男「そういうことでしたら」

    剣士「ああ?」

    毒男「各地で暴れているモンスターを元の世界……つまり異界に戻されてはいかがでしょう」

    剣士「……」

    魔王「ほう、暇潰しにはなりそうだな」

    毒男「魔王様、異界への門を開く事は可能ですね?」

    魔王「門? 初めて聞くが、なんだそれは」

    毒男「……はい?」

    剣士「ふーん、俺も聞いた事が無いな。なんだそれ?」

    毒男「え、ええ。そうですね、それでは掻い摘んでお話しましょうか」

    毒男(人間界を支配された魔王ともあろうお方が……門を知らない?)


    56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:28:16.85 ID:O0x8WyDR0

    剣士「……つまりは言葉通りって事だな」

    魔王「最もらしくグダグダと注釈がついたがそういうことなのか、毒男?」

    毒男「はあ、剣士様の仰るとおりです」

    毒男(……説明した分、私が馬鹿を見ただけですか)

    魔王「安心しろ。馬鹿は可愛いものだ」

    毒男「ありがとうございます。それで……魔王様は門を開ける事は出来ないのですね?」

    魔王「やった事は無いな」

    剣士「……門を開いてモンスター共を異界に戻すって事は、つまりどういう事なんだ?」

    毒男「はあ、こちらにモンスターを移住させた事と逆の事をする訳ですから」

    剣士「……っは、なるほどねえ。でも、元々人間界に住んでいるモンスターだって居るんだぜ?」

    毒男「ええ。ですから魔族に限りますね……私のように封印されるというのも可哀相でしょう」

    剣士「なあ毒男」

    毒男「はあ、何でしょうか?」

    剣士「お前さあ、やっぱりモンスターとしてほぼイキかけてるわ絶対」

    毒男「肉体が完全に逝ってますから丁度バランスが取れるんですよ」


    59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:36:40.44 ID:O0x8WyDR0

    剣士「とにかくだな。その門とやらを開けないと、前提条件が埋まらないぞ」

    毒男「そうですね。同属ですから、真っ向からの殺し合いはしたくないですし」

    魔王「……大樹を目指そう」

    毒男「大樹ですか?」

    魔王「ヨラバ大樹と言うのだが……そこに巨大な図書館がある」

    剣士「……」

    毒男「ふむ。お詳しいですね」

    魔王「よく分からぬが知っていたらしい。やはりオレは全知全能だな」

    毒男「それにしても、そういった図書館に魔族に関する書物が納められているかどうか……」

    剣士「いや、ヨラバ大樹ならあるだろうよ」

    毒男「そうなんですか?」

    剣士「館長がヘン夕イらしいからな。世界中の情報を網羅しているという噂だ」

    毒男「らしいに噂ですか……信憑性が無いですね」

    剣士「こんな所でデジャビュを感じるとは思わなかったよ」


    60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:39:07.11 ID:O0x8WyDR0

    剣士「ヨラバ大樹までの道のりが遠いな」

    毒男「湿地帯が広がっていますし、移動手段が舟と徒歩に限られていますからね」

    魔王「全くだ。馬もあの村に置いて来なければならぬとはな」

    毒男「魔王様の装備もあの村に置いて来てしまいましたからねぇ」

    魔王「剣はあるぞ」

    毒男「ええ、それは魔王様に持っていて頂かなければいけませんから」

    剣士「一種のステータスって奴だな。まあ幼い容姿に大振りの剣っつーのも絵的におkだ」

    魔王「剣士は時々訳の分からないことを言うな、毒男?」

    毒男「剣士様は博識なんですよ」

    魔王「ふむ。知識が豊富なのか……その割に頭の回転が弱いところを見ると、人間は上手く出来ているな」

    剣士「毎度毎度、酷い言われ様だよな俺」


    61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:42:02.58 ID:O0x8WyDR0

    ( ^ω^)が あらわれた!

    剣士「久々の戦闘だな。ここは俺に任せておけっ!」

    ケンシのこうげき! しかし こうげきは はずれた!

    ( ^ω^)は ⊂( ^ω^)⊃ をとなえた! ケンシは どうしようもなく きがぬけてしまった!

    剣士「……しゅ、主人公補正はまだこないのか!?」

    ケンシは husianasan をつかった!

    ( ^ω^) Lv60 ゾクセイは しめっている!

    剣士「Lv39の俺じゃあ逆立ちしても勝てませんよろしくお願いします」

    毒男「それでは攻撃させて頂きます」

    ドクオは キョウモヒトリダ('A`) をとなえた!

    タツノオトシゴは あまりのフのパワーに ひいてしまった! タツノオトシゴは セントウから リダツした!

    毒男「モンスター同士の殺し合いは禁則事項ですから」

    魔王「毒男独自のルールだな」

    剣士「……このパーティーだと主人公である俺の存在が空気になるわ」

    ケンシはLvが 2 あがった! ケンシはLv 41 になった!


    63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:47:14.28 ID:O0x8WyDR0

    魔王「擦れ違う人間たちが貴様を見て怯えているな」

    毒男「そうですねぇ……外見が外見ですから」

    魔王「オレも恐れられたいぞ」

    毒男「はあ、魔王様はやはり鎧が無ければ大変ですね」

    魔王「……やはりこの姿では問題があるのか」

    毒男「そんな事はないと思いますよ……ただまあ、人間社会はまず外見で判断されますから」

    魔王「魔族ならば実力主義だから気が楽であった」

    毒男「魔王様でも気が滅入る事があるのですか?」

    魔王「その言い方では、オレが図太く無神経な魔王という事になるが」

    毒男「ああ、いえいえ。そういう事ではなくて世界を統べる方でも参ってしまう事があるのかと……」

    毒男(……まあ半分は当たりと言った所です)

    魔王「どうやら貴様も裏表のあるモンスターらしいな」

    剣士「魔王は文字通りの読心術が出来るぞ。気をつけろよ毒男」

    毒男「出来ればもう少し早く言って欲しかったですね」


    64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:49:09.77 ID:O0x8WyDR0

    毒男「ここがヨラバ大樹ですか……いやはや長生きはしてみるものですね」

    剣士「お前の立ち位置がよく分からねぇよ。さて、と……」

    毒男「何をしているんですか?」

    剣士「何って……登るんだが」

    毒男「登るんですか」

    剣士「ああ、登らないと図書館には行けないそうだ。看板が出ているぞ」

    毒男「おやおや、なるほ……ふむ。なるほど」

    剣士「俺が先に行くからちゃんと着いて来いよ」ガサッ

    毒男「……」

    毒男「魔王様」ヒソヒソ

    魔王「うむ」

    毒男「小さく四月馬鹿と書いてありますが……どうしましょうか」ヒソヒソ

    魔王「放っておけ」

    毒男「畏まりました」


    65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:52:21.61 ID:O0x8WyDR0

    魔王「随分と高い所まで行ったようだが見晴らしは良かったか?」

    剣士「ええ、もうとっても素晴らしい眺めでしたよ何なら手前らも行って来いよ」

    毒男「それにしても……天井が見えないと不安になりますね」

    魔王「上空が霞んで見えるな」

    剣士「霞んで見え……図書館としてどうなんだよこの状況は」

    ヘン夕イ「防水防腐防火防虫対策は完璧wwwデュフwwwwww」サワリ

    剣士「きゃぃ!?」ビクッ

    ヘン夕イ「うはwww本日一番の悲鳴頂きましたwwwwww」

    魔王「貴様は?」

    ヘン夕イ「ふぁんつぉうでふ」

    毒男「はい?」

    館長「フヒwww館長ですwwwwww」

    剣士(な、なんかコイツ生理的に受け付けねぇなぁ……)

    館長「剣士様、その言葉は我々にとってご馳走ですwwwwww」

    剣士「読心術はプライバシーの侵害ですけどもボケナス?」


    67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:55:15.92 ID:O0x8WyDR0

    魔王「……というわけだ」

    館長「なるほどなるほどwww厨二病乙ってところですかねwwwwww」

    剣士「真面目に答えろよボケナス」

    館長「暴力はいけません暴力はwww通報しますよwwwwww」

    毒男「はあ、館長様……さしあたり魔族に関しての書物はあるでしょうか?」

    館長「フヒッwww目録を見てきますからwwwwww適当に寛いでいて下さいwwwwww」

    魔王「オレはあまり気が長くないぞ」

    館長(ウハwwwwwwwロリババァ最高ですwwwwwwwwwww)

    魔王「剣士よ、オレも剣士の気持ちがよく分かる。あれは生理的に受け付けん」

    剣士「……もう読心術は分かったから」


    68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:56:35.53 ID:O0x8WyDR0

    毒男「それにしても」

    毒男「全く人影がありませんね」ガサゴソ

    剣士「館長がああもヘン夕イじゃあな。仕方ないんじゃねえか」

    魔王「湿地帯に囲まれている上にモンスターの数も多い。普通の人間ではまず近寄らないだろう」

    魔王「モンスターにとっても、紙きれから得る知識よりも口に入る肉の方が重要だしな」

    剣士「生々しいな」

    毒男「しかし生が一番ですよ」

    剣士「……」ゾワッ

    毒男「剣士様、顔が青くなっていますが大丈夫ですか?」

    剣士「だ、大丈夫だから……とりあえずあまり近寄るな毒男」

    毒男「……生が一番というのは知識の話ですよ」

    剣士「誤解を招くような使い方をしないでくれよ。あと苦しい」

    毒男「ちょっと無理しました」


    69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 21:58:58.36 ID:O0x8WyDR0

    館長「持ってきましたwww」

    剣士「なんていうか……本に口、というか唇?」

    目録「……」

    魔王「城にこういう魔物がいたな。確かセバスチャンを名乗っていたが」

    毒男「はあ、眼鏡がとてもお似合いですねぇ」

    館長「これが本図書館のwww蔵書目録になりまぁすwwwwww」

    剣士「いや蔵書目録っていうか……モンスター?」

    目録「モンスター」

    剣士「あぁ、さいですか。やっぱり喋るんですね」

    毒男「随分とまあ奇抜な格好のモンスターですねえ」

    剣士(西洋系パーティーに紛れ込んだ東洋系モンスターのお前が言うとイラッとするわ)

    魔王「おい館長、オレが言った書物はどうした。モンスターを連れてきた所で何をする?」

    館長「とりあえずですねwww魔王様に関しての書物は多すぎてwwwwwwですねwwwwww」

    館長「すぐ旅立たれるという事でしたのでwwwこれを貸し出させて頂きまぁすwwwwww」

    剣士「おい、広げすぎると畳むのに苦労するぞ?」


    71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:01:20.81 ID:O0x8WyDR0

    目録「……以上」

    魔王「ふむ。そういう事なのだな」

    毒男「つまり門を開くには、あの城の上空でなければ不可能という事ですね」

    目録「その通り」

    剣士「まーなんつーか意外とあっさりだったな。何か分からなくなったら目録に頼ることにすっか」

    毒男(……知識者だった私のポジションが揺らいでくるような発言ですね)

    魔王「……」ソワッ

    剣士「ん、魔王どうした?」

    魔王「……」ソワソワッ

    剣士「……はっ、待て魔王っ! 試すなら城でし」

    マオウは ブラクラ をとなえた!
    しかし ジョウケン がみたされていない! ブラクラは ふはつ におわった!

    魔王「むう、詰まらぬな」

    剣士「物を与えたらすぐ使いたくなるのか……大統領でもそうだから分からないでもないが」

    毒男「魔王様。とても素晴らしい行動力です」

    目録「……非常に不安」


    73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:05:16.82 ID:O0x8WyDR0

    毒男「突然ですが囲まれてしまいました」

    剣士「どっかの国の討伐隊だってさ。まあ見るからに禍々しいパーティーだよな」

    魔王「剣士! 覚えたての魔法を使ってもいいか!?」ソワソワ

    剣士「手前は黙っていて下さいね」

    男A「何賑やかに会話してんだゴルァ!」

    男B「1さんハァハァ」

    男C「野郎を倒して酒池肉林だお!」

    男D「そんなことしたらシラネーヨ?」

    目録「非常に危険」

    毒男「とりあえず指名手配は勘弁ということで」

    ドクオは コサンキドリデスカ('A`) をとなえた!

    オトコABDは せんとうから リダツしてしまった!

    毒男「いまだに生き残っている組で話し合いをしましょうか?」

    男C「(●) (●)」

    男C「(○) (○)」


    76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:08:00.13 ID:O0x8WyDR0

    目録「……それは」

    魔王「んん、これは剣士と戦った時の火傷痕だ」

    魔王「圧倒的なLv差があるというのに最低ダメージ補正があるのは卑怯だ」

    剣士「仕様に文句言ってもしょうがねえだろ」

    目録「……」

    目録「剣士」ボソッ

    剣士「ああ? 手前から話しかけてくるなんて珍しいじゃねえか?」ヒソヒソ

    目録「……あなたのLvは?」ヒソヒソ

    剣士「39だが」ボソッ

    目録「……そう」

    剣士「何だよ。その意味深な態度は」

    目録「睡眠を取らせて頂く」

    剣士「……なんつーか訳の分からん野郎だな手前も」

    目録(あれは火傷というより……細胞が壊死してしまった色に似ている……)


    77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:09:40.59 ID:O0x8WyDR0

    目録「毒男」

    毒男「はあ、これは珍しいですね。あなたから略」

    目録「あの魔王は本物なのか?」

    毒男「……」

    目録「最低ダメージ補正があったところで」

    目録「Lv39の剣士がLv151の魔王に対し、あのような不可思議な傷をつける事は不可能」

    目録「あの剣士という男に、RPGのプラグラムを改竄する頭があるとも思えない」

    毒男「目録様……剣士様は女性ですよ」

    目録「……」

    毒男「……」

    モクロクは こんらんしている! モクロクは あるあ……ねーよwww をとなえた!
    しかし ドクオに ジョウタイイジョウは きかない!

    毒男「はあ、身体を張った芸当というのは中々骨が折れますね」


    79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:12:22.80 ID:O0x8WyDR0

    orzが あらわれた!

    剣士「お、この程度のモンスターなら倒せるぜ!」

    orzのこうげき!

    orzはゾウショクした! orzが 2 たいになった!

    orzはゾウショクした! orzが 4 たいになった!

    orzはゾウショクした! orzが 8 たいになった!

    orzはゾウショクした! orzが 16 たいになった!

    剣士「……ああそっか。戦闘前に迂闊なこと口走っちゃ駄目だったね」

    orzはゾウショクした! orzが 32 たいになった!

    orzはゾウショクした! orzが 64 たいになった!

    orzはゾウショクした! orzが 128 たいになった!

    orzはゾウショクした! orzが 256 たいになった!

    タワー「「「……『誰』が『誰』を倒すのか。『君』は今、何と言ったのかね?」」」

    剣士「やれやれだぜ畜生」


    82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:16:34.07 ID:O0x8WyDR0

    魔王「……オレの出番が少ないぞ」

    剣士「まあ毒男が一番使いやすいだろうからなぁ」

    魔王「しかも最初とキャラが変わってきている気がするのだが?」

    剣士「……鎧を脱いだからだよ。そういう事にしとけよ、触んないでおいてやれ」

    魔王「そういうものなのか」

    剣士「序盤と後半じゃあ絵柄が変わってくるだろ……それと似たようなもんだ」

    魔王「要は計画性が無いということで良いのか」

    剣士「安易な自虐は身を滅ぼすっていう証明をしてるんだろ。自分の身体を使ってな」

    魔王「相当なMなのだな」

    剣士「……どうでもいいけど、お前の口からMとか出てくるとドキッとするわ」

    魔王「どうでもいいなら口に出さなければ良いだろう?」

    剣士「そう何回も読心術させてたまるかよボケナス」


    84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:28:04.05 ID:O0x8WyDR0

    魔王「うおおっ!?」バタバタバタ

    魔王「け、けけ、剣士! 剣士ーっ!」ガクガクブルブル

    剣士「魔王、首を……しめ……」ブクブク

    毒男「はあ、やはり野宿は失敗でしたか」

    目録「運が悪かった。近くにGの棲み家を発見できなかった事が原因」

    毒男「彼らは本当に見つけにくいですからねぇ」

    魔王「Gがっ、あんなに大きなGがっ!?」ガクブル

    魔王「しかもは……はやっ!? なんだあれは、凄いぞ怖いのを通り越して腹が立ってきたぞ!?」

    毒男「あの心理は不思議ですよねぇ」

    目録「最初は恐怖を感じるが、時が経つにつれて苛立ちが募る。確かに不思議だ」

    魔王「あああっ! 邪魔臭い害虫共が! 自慢げに銅線状のものをチラつかせているでないっ!」

    マオウは じたばた した!

    毒男「微笑ましい光景ですね」

    目録「剣士の土気色になった幸せそうな表情がアクセントになっている」


    85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:29:19.72 ID:O0x8WyDR0

    剣士「……暑いな」

    毒男「この地方は熱帯ですからね。私は暑さを感じませんが」

    魔王「……暑いぞ」

    毒男「気候は融通が利きません。もう少しで街につきますから我慢して下さいね」

    目録「……日焼けする」

    毒男「お三方の中で一番切実な問題ですね。とりあえず私の肋骨の中にでも入っていて下さい」

    剣士「……脱いでいいか」

    毒男「ついに ねんがんのイベント と言った所ですが、剣士様はご自身の性別を考えて下さいね」

    魔王「……オレも脱いでしまいたい」

    毒男「魔王様が脱いだら裸じゃないですか。私の怪しさに拍車が掛かりますからどうか堪えて下さい」

    目録「蛆がっ蛆がぁっ!?」

    毒男「防虫対策も完璧と聞いていましたが、やはり纏わりつかれるのは気持ち良い事ではないですよネー」

    剣士「……臭いは消えてるけどやっぱり蛆湧いてるのか」ボソッ

    毒男「魔王様を背負っていますので……この事は、どうか剣士様のささやかな胸にしまっておいて下さい」ヒソヒソ

    剣士「……おい、毒男。どうして控え目かどうかなんて知ってる口振りなんだ?」


    87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:30:31.22 ID:O0x8WyDR0

    毒男「皆さん。どうやらこの街では今日、お祭があるそうですよ」

    剣士「ああ……昼間は朦朧としてたから気にも留めなかったが、そういや街中が賑やかだったな」

    魔王「祭というと大砲が火を噴いたり、歩兵共が怒声を荒げて行進したり、血で血を洗う修」

    剣士「頼むから魔王基準の祭を人間に押し付けないでくれ」

    目録「……僕は休ませて頂く」

    毒男「はあ、そうですねぇ。言ってはみたものの、私ではゴーストハウスの係員が妥当ですね」

    剣士「……」

    魔王「……」ソワソワ

    剣士「……魔王、暴れなければ祭に連れて行ってやってもいいぞ」

    魔王「本当かっ!?」

    毒男「……どうですか私たちのこの背景っぷりは」ボソッ

    目録「でもそんなの関係ねえ」

    毒男「……はあ、将棋でもやりましょうか?」

    目録「負けた方が罰ゲームというルールならば構わない」


    88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:31:26.11 ID:O0x8WyDR0

    剣士「このユカタとかいう服は……随分と、前がはだけるな畜生」

    魔王「剣士! このワタアメとかいう白髪を買ってくれっ!」

    剣士「このちびっ子は何とまあ健脚を惜しげも無く晒しておりますね」

    剣士「それにしても……ワタアメ? キャンディー? ……どう見ても白髪にしか見えないな」

    店主「さっきから白髪白髪うるせぇ嬢ちゃんたちだなぁおい」

    剣士「いや初めて見るものだから率直な感想をだな」

    魔王「おい貴様! このワタアメはどんあ味がするのだ! 白髪の味かっ、糸の味かっ!?」

    剣士「手前は白髪とか糸を食った事があるっつーのか……」

    店主「ああ? ……なんだ嬢ちゃんたちはこっち地方の人間じゃねえのか?」

    魔王「オレは人間じゃもがふがっ」バタバタ

    剣士「あーまあな。大樹の方から流れてきたんだ」

    店主「ははぁーなるほどなあ……まあどうせ余るんだ。ほれ、持っていきな!」

    剣士「……いいのかよ、おっさん。どう見ても繁盛してる店構えじゃねえぞ?」ボソッ

    店主「余計なお世話だボケナスめ……まあ母子二人じゃあ色々と苦労もあんだろうが頑張んなっ」バシッ

    剣士「……そういう勘違いは遠慮して頂きたいんですけれども」


    92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:39:06.40 ID:O0x8WyDR0

    魔王「あのハゲた人間は素晴らしいな! このワタアメとやらも美味しいぞ!」

    剣士「手前は大興奮してて能天気だがな。俺は想像以上に疲れたよ」

    魔王「それは些細な事であろう……おお、剣士っ! あのリンゴアメとやらも食べてみたいぞ!」

    剣士「だああっ! 分かったっ! 分かったから走らな……行っちまったよ」

    カランコロン

    剣士「……」

    剣士「母子ねぇ」ボソッ

    剣士「……」

    剣士「あーあ、まったくやれやれだぜ」

    魔王「剣士っ! 早く来い! 売切れてしまうぞっ!」

    剣士「……屋台の糞まずい食い物がそんなに早く売り切れて堪るかよ、ボケナスっ!」

    剣士(ま、悪い気はしねえ……かな)


    94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:47:40.98 ID:O0x8WyDR0

    剣士「……」

    剣士「魔王を背負って帰って来た所為でな。俺は非常に疲れているんだが」

    毒男「はあ、何とも遺憾な事です」

    目録「右に同じく」

    剣士「罰ゲームだか何だか知らねぇが、さすがにやっちゃいけない事があるだろうよ?」

    毒男「はあ、まったく遺憾の意を禁じ得ません」

    目録「右に同じく」

    剣士「手前らは猿か兎か? ママとパパに鎖繋いでて貰わないと自制も出来ねーお年頃か?」

    毒男「はあ、甚だ遺憾に感じております」

    目録「右に同じく」

    剣士「……実は謝る気ないだろう?」

    毒男「東洋の政治家に倣ったまでです」

    目録「右に同じく」

    魔王「毒男と目録が罰ゲームに何をしたのかは貴様らの想像に任せよう」


    97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:50:30.09 ID:O0x8WyDR0

    魔王「ふむ。寝静まったな」

    魔王「……」チラッ

    魔王「……」ガサゴソ

    魔王「……ふう」

    剣士「満足気に吐息ってんじゃねえぞオラ」ボソッ

    魔王「やはり起きていたか」

    剣士「シングルのベッドに無理やり入ってくれば嫌でも起きるわボケナス」

    魔王「まあ良いではないか。減る物ではない……」

    剣士「俺の休息時間がすごい勢いで減っていくだろうが」

    魔王「……」スゥ

    剣士「……おいこら」

    魔王「……」

    剣士「はあ……ああ、まあ寝顔は可愛いんだけどな。迷惑千万だが」

    魔王「……」

    剣士「そうやって耳まで赤くして寝たフリしてる所とか見ると手前は策士だよ本当」


    100: こばなし 2009/04/02(木) 22:56:34.10 ID:O0x8WyDR0

    剣士「そういえば魔王も一人で風呂に入れるようになったな」

    毒男「はあ、一人で入れなかったのですか?」

    剣士「王侯貴族だからな」

    毒男「はあ……今までは剣士様が洗って差し上げていたのですか?」

    剣士「そうなるな」

    毒男「……つまりお二人ともはd」

    剣士「何を期待しているのか知らないが、俺は服を着ていたぞ」

    毒男「……」

    剣士「……」

    毒男「ちょっとトイレに行って参ります」

    剣士「ごゆっくり」


    101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 22:58:07.36 ID:O0x8WyDR0

    剣士「あー砂漠を抜けたのは良いんだけどよー」

    毒男「これはまた酷い雨ですね」

    目録「防水対策には万全を期している」

    魔王「どうするのだ。この様子では先に進めないぞ?」

    目録「この地方の長雨は有名。雲の色から察するに、これが降り始めたばかりの雨ならば、後二日はこの状態が」

    剣士「……」

    毒男「……」

    魔王「晴れたな」

    剣士「ああ。綺麗な青空が見えてきたな」

    毒男「はあ、また振り出す前に少しでも先に進んでおきましょうか」

    剣士「それがいいだろうよ。魔王、足元滑っから転ぶなよ?」

    魔王「オレを子供扱いするでないっ!」

    目録「このパターンは精神に強烈なトラウマを残しかねない」


    104: こばなし 2009/04/02(木) 23:01:14.19 ID:O0x8WyDR0

    剣士「魔王」

    魔王「うむ」

    剣士「手前ってこういう派手な魔法とかは使えないのか?」

    魔王「ふむ……茶褐色の肌に紫の髪というのは気持ち悪いな」

    剣士「そういう事を聞いてるんじゃないんだよボケナス」

    魔王「……」ブツブツ

    マオウは ひらけ! じくうのとびら! をとなえた!

    しかし シヨウ にソンザイしない マホウ のため ふはつにおわった!

    魔王「……だそうだ」

    剣士「仕様外の能力って使ってみたいよな」

    魔王「アウラ的な?」

    剣士「アウラ的な」


    105: こばなし 2009/04/02(木) 23:06:24.16 ID:O0x8WyDR0

    目録「剣士」

    剣士「あぁ?」

    目録「……あんこく、と聞いて思い浮かべる物は?」

    剣士「一休さん」

    目録「……セシr」

    剣士「一休さん」

    目録「……」

    剣士「……」

    目録「申し訳なかった」

    剣士「いや、気にするな」


    107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 23:09:23.87 ID:O0x8WyDR0

    魔王「ふむ。つまり蝙蝠の目玉を……」

    毒男「魔王様も、ようやくキャンプに慣れてくれましたね」

    剣士「みたいだな……ところで魔王は目録と何をしてるんだ?」

    毒男「ええ。何でも晩御飯の支度をしているとか」

    剣士「……夜中に一人で見るホラー映画並みの不安を感じるんだが」

    毒男「はあ、また微妙な例えですね」

    剣士「つまり急に変な事を言い出しちゃうくらい情緒不安定って事だ」

    毒男「なるほど。丁寧な説明ありがとうございます」

    魔王「次はラフレシアの根っこを入れて……」

    剣士「なあ毒男」

    毒男「何でしょうか」

    剣士「魔王は本当に調理をしているのか?」

    毒男「はあ、私には錬金術に見えなくも無いですね」

    剣士「今日ほどアンデッドを羨ましいと思ったことは無い」

    毒男「あれを食べ切ったら私共の仲間入りを果たせそうですし、丁度良かったですね」


    109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 23:12:00.03 ID:O0x8WyDR0

    魔王「ふむ。つまり蝙蝠の目玉を……」

    毒男「魔王様も、ようやくキャンプに慣れてくれましたね」

    剣士「みたいだな……ところで魔王は目録と何をしてるんだ?」

    毒男「ええ。何でも晩御飯の支度をしているとか」

    剣士「……夜中に一人で見るホラー映画並みの不安を感じるんだが」

    毒男「はあ、また微妙な例えですね」

    剣士「つまり急に変な事を言い出しちゃうくらい情緒不安定って事だ」

    毒男「なるほど。丁寧な説明ありがとうございます」

    魔王「次はラフレシアの根っこを入れて……」

    剣士「なあ毒男」

    毒男「何でしょうか」

    剣士「魔王は本当に調理をしているのか?」

    毒男「はあ、私には錬金術に見えなくも無いですね」

    剣士「今日ほどアンデッドを羨ましいと思ったことは無い」

    毒男「あれを食べ切ったら私共の仲間入りを果たせそうですし、丁度良かったですね」


    112: 109はmiss 2009/04/02(木) 23:13:38.44 ID:O0x8WyDR0

    剣士「お、俺の生まれ故郷?」

    魔王「うむ。共に旅をしてきて長いが、剣士の故郷の話を聞いた事は無かっただろう?」

    剣士「故郷……つってもなぁ」

    毒男「……勇者なんて、ある意味で厄介払いにも似ていますからね」

    目録「人間が魔族に勝てるというのはお伽話の専売特許であって現実には有り得ない」

    剣士「まあ……そう言う事でもあったんだろうが……」

    魔王「うん? なんだ、どういう意味だ?」

    剣士「……」

    剣士「んなもん、手前が知らなくていいこった」

    毒男「魔王様。お湯が沸きましたから、あちらにどうぞ」

    魔王「う、うむ」

    剣士「……シリアスムードは性に合わん」

    目録「物語を終わらせる為には、多少の無理をしてでもシリアスを取り入れなければならない」

    剣士「……分かっちゃいるが正論ばっかでも人生詰まらんぞボケナス」


    113: 109はmiss 2009/04/02(木) 23:17:40.60 ID:O0x8WyDR0

    剣士「祭りの後の静けさってか……よく寝てらぁな」ボソッ

    魔王「……」

    剣士「まったく面倒くせえことを聞いてきやがる」

    魔王「……」

    剣士「故郷なんて知ってどうなるんだよ」

    魔王「……」

    剣士「もう、どうにもならねえんだよ」

    魔王「……」

    剣士「この大ボケナスめ」


    114: こばなし 2009/04/02(木) 23:21:51.51 ID:O0x8WyDR0

    剣士「俺はここに居る」

    毒男「……は?」

    剣士「僕はただみんなを守りたい。それだけなのに」

    目録「……意識障害」

    剣士「総じて言えることは、奴らは主人公としてRPGを楽しんでいるってことだ」

    魔王「あなたはあしのくさいただのばか?」

    剣士「どこでもいいから究極AIを早く開発しろよ」


    116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 23:23:29.63 ID:O0x8WyDR0

    毒男「まずいですね」

    剣士「手前が言うと緊張感の欠片も無いなっ!」

    毒男「ま、まままままずいでふねっ!?」

    剣士「おk、それくらいで丁度良いぜっ」

    ケンシは しょくしゅ にからまってうごけない! ドクオは しょくしゅ にからまってうごけない!
    マオウの すがたは みあたらない!

    目録(……相手が植物では状態異常が効かない。よって僕は戦力外)

    モクロクは たぬきねいり を きめこんだ!

    毒男「寝込みを襲うとはやり手ですよ。この巨大肉食植物」

    剣士「あー変身シーンが最大の弱点っていうし……普通は待ってくれないからな」

    毒男「おおっと口が開きましたよ。大きい口ですね」

    剣士「……あれ? 俺、どこかで選択肢間違えたのか?」

    毒男「はあ、何の話でしょうか」

    剣士「いやなんか昨日の今日だし、このまま食われてBADENDっぽくもあるし?」

    ドクオは あたまから ひとのみにされた!

    剣士「やっぱBADENDですか」


    117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 23:25:54.67 ID:O0x8WyDR0

    毒男「うう」

    剣士「まあそう泣くなよ。生きてりゃその内に良い事あるって!」

    毒男「私は既に死んでおります……」

    剣士「だから手前と言葉のあや取りをするつもりはねぇんだよ」

    毒男「……一度口に含んだものを吐き出すってどういうことなんですか!?」

    剣士「いや誰だって命の危険を感じたら吐き出す、と思うぞ俺は」

    毒男「はあ……ほら見てくださいよ! 唾液でベタベタですよっ!?」

    剣士(ただでさえ見かけグ口いのに餡かけ状態かよ……こいつはきめえwww)

    剣士「だ、大丈夫だって。ほら川で身体洗ってこいよ」

    毒男「……はあ、何か大切なものを汚された気分です」ザッザッザッ

    剣士(だから手前の外見でその台詞は逆効果なんだって)

    毒男「うわあああっ! 蛭がっ! 蛭がぁあああっ!?」

    剣士「手前って蛭が吸収するようなもん持ってるのか……」

    毒男「魔王様にたかってます! すごい勢いでたかってます! 蟻みたいですよっ!!」

    剣士「どこに行ったと思ったら毒男の中で寝てやがったのかっ!?」


    118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 23:28:46.38 ID:O0x8WyDR0

    魔王「フラフラするぞ」

    毒男「すごい吸われてましたからねぇ」

    目録「……」

    剣士「何とか無かったからいいじゃねえか」

    毒男「はあ、それにしてもこの辺りは随分と寂れていますね」

    毒男「魔王様の城が近いので、その影響もあるのでしょうか」

    魔王「俺は特に何かをした覚えはないぞ?」

    毒男「ああ。いえ、魔王様ご自身でなくとも魔物はやはり多いでしょうから」

    魔王「いやしかし…………ふんっ、まあ良い。さっさと行くぞ!」

    毒男「……何か悪い事を言ってしまいましたね」ボソッ

    剣士「本当だよボケナス」

    剣士(……まったく)


    125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 23:53:25.58 ID:O0x8WyDR0

    剣士「……」

    毒男「恐らくこの村は疫病か何かに襲われたんでしょうね」

    目録「記録によると二、三ヶ月前に疫病で辺り一帯の村々が全滅したとある」

    剣士「……」

    目録「しかし出稼ぎなどに出ていて無事だった者や、死亡した者などを含めて計算してみても」

    目録「勘定が一人合わないようだ」

    剣士「……おい、あんま気分の良い所じゃねえ! さっさと行こうぜっ!」

    毒男「はあ、そうですね」

    目録「ここを抜ければ宿場町が点在している。魔王の城もそう遠くない」

    魔王「……」

    剣士「おい魔王」

    魔王「……」

    剣士「手前は、こんなもん見なくていいんだ……行くぞ?」


    126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/02(木) 23:55:53.28 ID:O0x8WyDR0

    毒男「というわけで強引に続いてきました」

    目録「ここまで来れば後半戦を乗り切るだけ」

    毒男「もう少しだけお付き合い下さい」

    目録「一度やりはじめたら、状況がどうあれ後には引けない」

    毒男「はあ、そういうことです」

    目録「そういえば猿を二回ほど受けている」

    毒男「お猿さんも加減してくれると嬉しいですけどねぇ」


    128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:02:17.64 ID:EpGb3T0S0

    剣士「俺か? 俺は……170cmはあるかな」

    毒男「剣士様はスレンダーですよね。私は270cmです」

    剣士「今見てみると肋骨とか鎖骨、それに腕の骨が異常にでかいんだよな」

    毒男「はあ。一応モンスターですから」

    魔王「オレはどれくらいだろうな?」

    目録「およそ140cm程。僕は30cm」

    魔王「ふむ……程、とつけてる辺りがミソだな」

    剣士「前後どちらにせよ、手前はチビッ子だけどな」

    毒男(……なるほど。剣士様の3サイズは上から……んっふ、これはこれは)

    毒男「まあ割とありきたりな裏設定になっている訳ですね」

    剣士「元々、同人ゲームを作ろうとして考えたプロットだしな」グシャッ

    毒男「……な、なぜ私が殴られなければ」

    剣士「さあな。何かイラついたから殴った。他意はない」


    130: こばなし 2009/04/03(金) 00:04:25.68 ID:EpGb3T0S0

    剣士「……」ガサゴソ

    毒男「あ、ちょ……何をしているんですか剣士様!?」

    剣士「いやぁ手前って骨だけだよなぁ、って思ってさ」

    毒男「いいから鎧を返して下さい! まったく……」

    毒男(んっふ、興奮してしまうじゃないですか)

    剣士「そもそもガシャドクロってなんだ?」

    毒男「はあ、まあ怨念が乗り移った骸骨の大群と考えて下されば……」

    剣士「ははぁ……そういうことなのか」

    剣士「……ん? だいぶ前、手前に蛆が湧いてた事があったが、ありゃどこに湧いてたんだ?」

    剣士「骨にも蛆って湧くもんなのか?」

    毒男「ああ。あれは私の身体の中に食料を入れていましたから」

    剣士「何……だと……?」

    毒男「日差し避けにと思っていたのですが……はあ、暑さで腐っていたんですねぇ」

    剣士「……ちょっと、トイレ行ってくる」ヨロヨロ


    131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:06:24.97 ID:EpGb3T0S0

    毒男「苦労しましたが宿もとれましたね」

    目録「魔王の城が近い。このような外見では怪しまれるのも当然」

    剣士(まあ話の分かる奴なら、毒男の人畜無害さはすぐに分かるがな)

    剣士「それにしても何だかんだで世界中を旅したことになるな」

    毒男「はあ、私も剣士様に助けて頂かなかったら、今もクリスタルの中だったでしょうし」

    毒男「本当に感謝しています」

    目録「僕もあの館長は苦手だった」

    目録「偶然とはいえ、結果的に僕はあなたに連れ出してもらった。感謝している」

    剣士「……まあ。ほとんどは魔王の行動の産物なんだけどな」

    魔王「……」

    剣士「なんだ? 魔王はもう寝てるのか」

    毒男「はあ。何分、気分が優れないという事でしたので」

    剣士「ふーん? ……まあいいや。俺も疲れたから寝るわ」

    目録「分かった。では僕たちは退散する」

    毒男「あちらで将棋でもやりましょうか。罰ゲームは無しですよ?」


    133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:10:40.22 ID:EpGb3T0S0

    ガチャ……バタン……

    剣士「ふぅ」

    魔王「……剣士」

    剣士「んなっ!?」

    魔王「……」

    剣士「なんだ手前。起きてたのかよ」

    魔王「話がある」

    剣士「あぁ? 何だよ……そんな改まってからに」

    魔王「ここでは毒男たちに聞こえる。外に出よう」

    剣士「……はは、何だそれ? 聞かれてまずいような事でも話すのかよ」

    魔王「外に出るぞ」

    剣士「……」

    剣士「……っはぁ、りょーかいっすよ。魔王様」


    135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:19:18.24 ID:EpGb3T0S0

    剣士「夜になるとライトアップされるんだな、この噴水」

    魔王「……」

    剣士「それに随分と風が気持ち良いじゃねえか。なあ魔王?」

    魔王「……」

    剣士「人もいねーし……っは、こういう雰囲気も悪かねえなぁ」

    魔王「……」

    剣士「……」

    魔王「貴様、なぜオレを助けた」

    剣士「あぁ?」

    魔王「なぜオレを助けたのかと聞いている」

    剣士「お、おいおい。夜遅くに話があるってついて来たら、突然それかよwww」

    魔王「ごまかすな」

    剣士「……」

    魔王「なあ……オレは本当は誰なんだ?」


    137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:22:09.09 ID:EpGb3T0S0

    剣士「……手前は魔王だろうが」

    魔王「それは有り得ない」

    剣士「……」

    魔王「オレにはあの廃村で暮らしていた記憶があった」

    魔王「いや……思い出したといった方が正しい」

    剣士「……」

    魔王「オレは……いや私が」

    魔王「貴様を倒しに行った剣士ではないのか?」


    141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:28:55.00 ID:EpGb3T0S0

    魔王「あの村は確かに疫病に襲われて全滅……その剣士も長くはなかった」

    魔王「剣士は思ったんだ。最期の最期に誰かの役にたとう……そう思って貴様の城に向かった」

    剣士「……」

    魔王「だが、いざ城についてみれば門番はおろか城内にさえ誰も居なかったな」

    魔王「玉座に座っていた魔王以外……誰もあの城には居なかった」

    魔王「魔王は死に掛けの剣士を見るなり言っただろう?」

    魔王「『病人相手に戦えるか。だから手前に俺の命を分けてやるよ』」

    魔王「『そうだな。俺も何言ってるのかわからねえ。なあに、手前の目になって世界を見てみたいだけだ』」

    剣士「……」

    魔王「……」

    剣士「まったく……馬にも乗れずに、徒歩で世界中を旅した苦労も台無しだぜ」

    剣士「手前の言うとおりだ……俺が魔王。そして手前が剣士だ」

    剣士「……だがな。手前を助けたのは、ただの気まぐれだ」

    魔王「この後に及んでまだとぼけるか!」

    剣士「多分……疲れていたんだよ俺は」


    142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:32:28.54 ID:EpGb3T0S0

    魔王「……疲れていた?」

    剣士「ああ。人間たちとの争いも、異界の奴らとの争いも……何もかもに疲れていたんだと思う」

    剣士「出来るのが当然、出来ない筈はない……仮に出来なければ、詰られ蹴落とされる」

    剣士「俺の側近も、部下も……全員、俺を裏切ったよ」

    剣士「っは……手前が言ったように魔族なんて所詮は実力主義。奴らはハイエナだったってわけだ」

    魔王「あ……」

    剣士「初めて手前と会った時……初めて手前の心を読んだときに思ったんだよ」

    剣士「手前が死にかけてる時に世界の心配をしてるなんざ正気の沙汰じゃねえってな」

    剣士「だから俺は手前に寿命を分けて、記憶を都合よく改竄して、魔王の地位を馬鹿な手前に譲ったんだ」

    剣士「そして俺はただの剣士になった」

    剣士「手前よりも何よりも、世界なんてくそ面白くもねえものを救おうとした馬鹿な剣士にな」

    魔王「……」

    剣士「まあ……手前が一人で城に留まるよりは良いだろうと一緒に旅に出るように仕向けたり」

    剣士「途中であのボケナス共が色々と刺激すっから、手前の記憶も戻っちまってこの様だ」


    144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:34:33.67 ID:EpGb3T0S0

    剣士「さてと……この話は終わりだ」

    魔王「き、貴様っ!」

    剣士「逃げやしねえよ」

    魔王「……え?」

    剣士「俺は逃げねえ。城に戻ったら手前を元の剣士に戻してやる」

    剣士「そして俺は魔王に戻る……後は俺の首を取ろうと手前の好きにしな」

    魔王「……」

    剣士「だが城に戻るまでは手前が魔王で、俺が剣士だ」

    剣士「いいな?」

    魔王「……分かった」

    剣士「っは、やっぱ手前は良い子ちゃんだよ」グリグリ

    魔王「……」


    146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:36:19.93 ID:EpGb3T0S0

    毒男「はあ、あの二人。随分と帰りが遅いですね」

    目録「何か特別な事情があるのかもしれない。時期がくれば彼女たちから話してくれる筈」

    毒男「世界の酸いも甘いも知り尽くしたような口振りですね」

    目録「僕には口しかない。あながち間違いではない」

    毒男「……はあ。あまり上手いこと言えてませんが、そういう事にしておきましょうか」

    目録「王手」

    毒男「あ……はあ、あの待ったは何回まで宜しいでしょうか?」

    目録「待ったは認めない」

    毒男「……はあ」

    目録「それに女性同士だから間違いは起きない筈」

    毒男「目録様はそっちの心配をしていたんですか」

    目録「実は僕は雄なんだ」

    毒男「それには全然驚きませんけどね」


    149: こばなし 2009/04/03(金) 00:45:41.18 ID:EpGb3T0S0

    剣士「そういや手前は何歳なんだ?」

    魔王「私か……そうだな、12,3歳だったと思うぞ」

    剣士「いやいやいや常識的に考えて発育悪すぎるだろ、常識的に考えて」

    魔王「それが可能になるのが二次元だ」

    剣士「つまり現実じゃない、と」

    剣士「そもそもだな。そんな歳で元々剣士なんて職業やってたのか?」

    魔王「いや、近隣の家畜の世話をして回っていた」

    剣士「……」

    魔王「だが疫病で全滅してしまったからな……止むを得ず剣士になったという訳だ」

    剣士「ああ……確かにその牛蒡みてえな腕じゃ、普通、剣は触れねえよなぁ」

    魔王「見た目が牛蒡のままでも、今は不思議パワーで大振りの剣を振るえるが?」

    剣士「それは俺の趣味な」


    152: こばなし 2009/04/03(金) 00:52:02.06 ID:EpGb3T0S0

    毒男「昨夜はお楽しみでしたね」

    剣士「いきなりドアを開けて入って来たと思ったら開口一番にそれかい」

    毒男「いえ、なんとなくそういうフラグの匂いを感じたもので」

    剣士「とりあえずご期待に沿えず申し訳ありませんでした、って言っておくよ」

    毒男「そうでしたか……それは残念」

    毒男(ふふ、賭けは私の勝ちでしたよ目録様)

    毒男(やはり剣士様と魔王様はプラトニックな関係を貫いたようです)

    毒男(これで目録様秘蔵の剣士様フォルダをこの目にっ)

    魔王「……だそうだ」

    剣士「目録は後で火鉢にでも突っ込んでやるから、手前は今ここでどうにかしてやる」

    毒男「忘れた頃にやってくる読心術ネタほど厄介な物はありません」


    155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 00:55:11.46 ID:EpGb3T0S0

    毒男「雲行きが怪しくなってきました」

    剣士「だから少し様子を見ようっつったんだよ」

    魔王「もう出てきてしまったのだから仕方ないだろう。先を急ぐぞ」

    目録「防水対策は完璧」

    とおくに みえる しろに カミナリ がおちた!

    剣士「……で、でけぇ雷だなぁ?」

    毒男「あれは落ちましたねぇ」

    目録「……城の様子に異変を観測」

    魔王「あれは……目録に載っていた門に、似ていないか?」

    毒男「そう言われてみれば似ていますね」

    目録「魔物の存在を確認。魔王の言う通り、あの暗雲は高確率でブラクラであると言える」

    剣士「……ってことは」

    目録「別の魔王が異界方面から門を開いた」

    シロ のじょうくうで ばくはつ がおこった!
    ごうおんが かぜに のって パーティーの もとに とどいた!

    剣士「あれ……城が攻撃されてんのかっ!?」


    156: ここから強引に行きます 2009/04/03(金) 00:58:16.89 ID:EpGb3T0S0

    魔王「急ぐぞっ!」ダッ

    剣士「魔王! あんまり一人で突っ走るんじゃねえっ!」

    毒男「剣士様、追いかけましょう!」

    目録「……」ブツブツ

    モクロクは マツリ をとなえた!

    パーティーぜんたいが ksk した!

    剣士「ナイスアシスト! 手前ら走るぞ!」


    158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:00:02.72 ID:EpGb3T0S0

    魔王「これは……」

    剣士「……酷えな」

    毒男「荒れ放題ですね。誰の仕業かは……はあ、一目瞭然ですが」

    目録「城上空に高濃度の魔力を確認」

    パーティーは そら をみあげた!

    くろく うずをまいた くものなかで しろい センコウが ひばなをちらしている!

    魔王「塔の上空を飛び回っている物体は何だ?」

    毒男「あれは恐らく……ワイバーンでしょう」

    目録「人間界においては大人しい生物。しかし異界では獰猛な種族で、魔王が好んで飼っている」

    剣士「……マジモンだな」


    159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:02:18.99 ID:EpGb3T0S0

    毒男「……引き返した方がいいかもしれませんね」

    目録「城の様子を見ても、僕たちの総合Lvでは太刀打ち出来ない」

    魔王「……か」ボソッ

    剣士「ん、魔王?」

    魔王「「絶対に許すものかっ!」」

    マオウは age をとなえた! マオウは てんたかく まいあがった!
    マオウが パーティーから リダツした!

    剣士「魔王っ!?」

    毒男「魔王様っ!」

    目録「……魔王っ」

    マオウの すがたが パーティーの しかい から きえた!

    剣士「……あのボケナスっ!」

    剣士「手前らも、ふぬけてねえで追いかけるぞっ!!」ダッ

    剣士(折角拾った命、俺の許可無く無駄にすんじゃねえ!)


    160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:03:39.02 ID:EpGb3T0S0

    剣士「邪魔だ手前らぁ!!」

    ケンシは でっていう をとなえた!
    アンチは かいわを ぶったぎられた! アンチは やるきを なくした!

    毒男「はあ、やはり内部は魔物だらけですねっ」

    ドクオは ソロソロホンキダス('A`) をとなえた!
    アラシは そうぜつな フのオーラに あたふたしている! アラシは ちぢこまった!

    目録「……」ブツブツ

    モクロクは 18♂だけど20:00までに>>500までいったら をとなえた!
    パーティーぜんたいが はげしく ksk した!

    毒男「剣士様、随分とお強くなりましたねぇ!」

    剣士「ああ!? 手前らみてえな連中と組んでりゃLvも上がるわボケナスっ」

    目録「話をしている暇はない。城上空にある魔力が活性化を始めた」

    剣士「んなことぁ言われなくても分かってるわ!」

    ケンシのLvが 1 あがった! ケンシはLv 80 になった!
    ドクオのLvが 1 あがった! ドクオはLv 90 になった!
    モクロクのLvが 2 あがった! モクロクはLv 72 になった!


    161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:05:36.82 ID:EpGb3T0S0

    Lv98 イベントモンスター ソウトウのヤラナイオ があらわれた!

    毒男「はあ、二つ頭ですか。まったく魔神様のご趣味は理解しかねますね」ブツブツ

    目録「……ここで立ち止まっている時間はない」ブツブツ

    毒男「目録様。さすがに話が分かりますね」ブツブツ

    目録「僕たちはこのRPGでは背景。分は弁えているつもり」ブツブツ

    毒男「はあ……はは、まったく困ったものです」ブツブツ

    剣士「手前ら、何悠長にくっちゃべってやがんだ!?」

    ドクオは ウツダシノウ('A`) をとなえた!
    ソウトウのヤラナイオは ねちっこい ドクオのシセンに からだが うごかせない!

    モクロクは おことわりだぁっ! をとなえた!
    ケンシは ひかりかがやく トウキをまとった! ぜんステータス があがった!

    剣士「……なんだ?」

    毒男「はあ、一度言ってみたかったんですよね」

    目録「ここは僕たちに任せて……あなたは先へ進むべき」


    164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:09:18.28 ID:EpGb3T0S0

    毒男「自ら立てた死亡フラグなんて撥ね退けてみせますよ」

    目録「僕たちはあなたを信じている」

    剣士「……」

    剣士「……まったくよぉ」

    剣士「手前らはくそ大したボケナス共だぜっ!!」ダッ

    タッタッタッタッ……

    毒男「まったく……はあ、最後の最後までお礼を言わない方ですねぇ」

    目録「剣士からは言葉以上の物を貰っている」

    目録「物語の最後はハッピーエンドが一番。つまり犠牲になるべきは物語における第三者」

    毒男「はあ、そういう事ですね。私は一度死んでいますから目録様に地獄をご案内して差し上げますよ」

    目録「それは楽しみ」

    毒男「奇妙な縁での旅路でしたが楽しかったですよ……」スゥ
    目録「こちらも感謝している。あの図書館で朽ちて逝くのは不本意だった……」スゥ

    毒男&目録「「聞いて下さい」」
    毒男&目録「「……俺、帰ったら彼女と結婚するんですよ」」


    166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:10:36.00 ID:EpGb3T0S0

    剣士「……」タッタッタッ

    ヒサシブリダナ アイボウ >

    剣士「……ボケナス共が」タッタッタッ

    剣士「いや」タッタッタッ

    剣士「一番のボケナスはこの俺だな」タッタッタッ

    タタカウリユウハ ミツカッタカ >

    剣士「……Lv80か」タッタッタッ

    剣士「あいつがLv155だから……」タッタッタッ

    剣士「……おk」タッタッタッ

    ウテヨ オクビョウモン >

    剣士「手前はまたLv1からやり直しだが」タッタッタッ

    剣士「この俺が手前の命を二回も助けてやるんだ」タッタッタッ

    カモオオオオオオオオオオオン!! >

    剣士「光栄に思えよ……ボケナスっ!」タッタッタッ

    ドクオの そくどが さがった! モクロクの そくどが さがった!


    167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:13:27.41 ID:EpGb3T0S0

    カイザー「暫く見ない内に随分と丸くなったものだな?」

    魔王「なんだと?」

    カイザー「王族としての風格も堕落してしまっている」

    魔王「……貴様ぁ」

    カイザー「挙句、幼児退行さえしてしまっているという馬鹿げた容姿……話にならんわっ!!」

    カイザーは とてもカンドウするキョクです をとなえた!

    マオウに すさまじいぎょうそうの ナニカ がのしかかる! マオウに かいしんのいちげき!

    魔王「……ぐ、なめるなぁっ!!」

    マオウは よみがえるトラウマ をとなえた!

    しかし カイザーには トラウマがなかった!

    魔王「何……だと……?」

    魔神「その程度のLvでは我に掠り傷すら負わせられぬぞ」

    魔王「……ふ、ふざけるなぁあああっ!」バッ

    マオウは vipからきますた をとなえた!

    カイザーは じくうのさけめから あらわれた おおぜいのナニカに たたかれている!


    171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:17:33.57 ID:EpGb3T0S0

    双頭「このLv差で負けちゃうとか有り得ないだろ……常識的に考えて」


    172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:21:54.19 ID:EpGb3T0S0

    じょうないが はげしく ゆれた!

    剣士「おわっ……と、とと……くっそ、馬鹿力出しやがってっ!」

    じょうないが はげしく ゆれた!
    かべに きょだいな きれつが はしった!


    じょうないが はげしく ゆれた!

    毒男「はあ……これは、まずいですね」

    目録「フラグを立てたからにはレーザーで焼かれるのが本筋」

    双頭「このLv差で負けちゃうとか有り得ないだろ……常識的に考えて」

    じょうないが はげしく ゆれた!
    てんじょうが くずれ はじめた!

    双頭「ピンポイントで俺にだけ振ってくるって有り得ないだろ……常s」


    174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:25:38.67 ID:EpGb3T0S0

    ケンシは ヌクモリティ をとなえた!

    マオウのLvを きゅうしゅうした!

    マオウは てんせいして Lv 1 になった! たいりょくが ぜんかいふくした!

    Lvが たりない! マオウは ケンシ にジョブチェンジした!

    ケンシはLvを きゅうしゅうした!

    ケンシは てんせいして Lv 234 になった! たいりょくが ぜんかくふくした!

    Lvが ジョウゲンを とっぱした! ケンシは マオウ にジョブチェンジした!


    毒男「このアナウンスは……」タッタッタッ

    目録「仕様に載っていない」

    毒男「ついにアウラ的な?」

    目録「アウラ的な」


    175: 174とこれが逆っていう 2009/04/03(金) 01:26:32.06 ID:EpGb3T0S0

    剣士「ボケナスっ!!」ダッ

    マオウは くうちゅうていえん のゆかに たおれている!

    魔王「……」

    剣士「くそっ! おい、ボケナス! 目ぇ開けやがれっ!!」

    魔王「……け……んし」

    剣士「ばっ、この野郎! 一人で突っ走りやがってっ!」

    魔王「ごめ……ど、しても……」

    剣士「あぁ!? 今更言い訳なんざ聞きたかねぇっ! 今助けてやっから黙っ」

    魔王「どうし、も……貴様の城を壊され、てるの……我慢出来なかった……」

    剣士「……」

    魔王「ごめん……ごめ、なさい……」ポロポロ

    剣士「……分かった。分かったから、今はゆっくり休んどけ」

    剣士「……」

    剣士「こういう展開は望んでなかったが……もう返して貰うぜ」


    180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:44:51.75 ID:EpGb3T0S0

    魔王「なんか生かしちまったせいで、手前には逆に辛い思いさせちまったな」

    剣士「…………」

    魔王「本当はただ手前と旅が出来りゃ良かったんだがなぁ……」

    剣士「…………」

    魔王「さて、と」コキッ

    魔王「俺の大事な剣士をボコボコにしてくれやがったボケナスにゃあ」

    マオウは age をとなえた!

    マオウは てんたかく まいあがった!

    魔王「地獄すら生ぬるい」

    マオウにかけられた おことわりだぁっ! のこうかがきれた!

    マオウの ぜんステータスが さがった!

    魔王「……」

    マオウは おことわりだぁっ!! をとなえた!

    マオウの ぜんステータスが ぐーんとあがった!

    魔王「……か、覚悟しやがれっ!!」


    183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:49:09.39 ID:EpGb3T0S0

    LvUnknown イベントモンスター カイザー があらわれた!

    カイザー「……貴様」

    魔王「久しぶりじゃねえか。ええ? ボケナス魔神さんよ」

    カイザー「なるほど。どうりで先の魔王は弱すぎると思った」

    カイザー「……あのような人間を助けた所で貴様に何の益がある?」

    カイザー「人間界を支配した当初」

    カイザー「異界の王侯貴族たちにさえ刃向かう事を許さなかった貴様は、一体どこへ行ってしまったのだ?」

    カイザー「この堕落ぶりは一体……」

    魔王「あのボケナスは本当に偶然、俺の気まぐれで助けた」

    魔王「ああ……手前の言うとおりだ。しち面倒だっただけ、苦労した俺が馬鹿みたいだぜ」

    カイザー「ならば……」

    魔王「まあ」

    魔王「自分に鞭を打ちすぎてた俺にゃあ、あのボケナスくらいの飴で丁度いいんだよ」


    184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:50:25.85 ID:EpGb3T0S0

    カイザー「……」

    魔王「人間界を支配したのも気まぐれだ。勿論、戦争を起こして人間も大勢殺した」

    魔王「俺を討伐しにくる利己主義で間抜けな冒険者たちだってぶっ潰してきたよ」

    魔王「だが……あの剣士だけは殺せなかったし、殺させるつもりもねえ」

    カイザー「……」

    カイザー「どうやら骨の髄まで腐ってしまったようだ」

    魔王「はははっ……お陰様でな」

    カイザーは セントウタイセイに はいった!

    カイザー「残念だ」

    マオウは セントウタイセイに はいった!

    魔王「手前がくたばる事が残念ってか?」

    魔王「そりゃあご愁傷様だったなっ!」


    186: はやくおわらせたい 2009/04/03(金) 01:53:25.22 ID:EpGb3T0S0

    剣士「……うっ」

    毒男「ま、魔王様!」

    目録「無事だった様子」

    毒男「はあ、安心しましたよ」

    剣士「……は、そ、そうだ! おい毒男! 魔王は、魔王はどこだっ!?」バッ

    毒男「ま……魔王様。な、どうされたのですか?」

    剣士「違うっ! 私は魔王じゃない……私は剣士なんだ!!」

    目録「剣士ならば上空で戦っている」

    剣士「それを早く言えボケナスッ!!」バッ

    毒男「……こ、これは一体?」

    目録「分からない。しかし嘘は言ってい」

    くうちゅうていえんを すさまじい ショウゲキがおそった!
    トップウが くうちゅうていえんを かけめぐった!

    剣士(……魔王っ!)

    パーティーの いしきは やみにとけて きえていった…


    187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:55:19.87 ID:EpGb3T0S0

    そうぜつで れきしにのこる たたかいが あった。
    しかし それは こどくな たたかいだった。
    てんが ふるえ ちが さけ ついに…。

    マオウが マジンと たいじした たたかいは

    にんげんかいを ほうろうし にんげんと ともに ぼうけんしたという

    マオウが しょうりした ことによって しゅうえんを むかえた

    しかし マオウとよばれたエイユウは このセカイから すがたをけした


    188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 01:56:29.48 ID:EpGb3T0S0

    やがて つきひは ながれ

    エイユウで あったはずの マオウは

    あらたに たんじょうした こくおうによって

    キケンジンブツ とのレッテルを はられ

    せかいじゅうに しめいてはいされる ことに なった

    にんげんと モンスターとの バランスが

    くずれはじめた じだいが はじまった


    190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 02:01:15.04 ID:EpGb3T0S0



    そんな けんのんと した せけん から はなれた かいどうに

    くろい ちょうはつ をひろげた じょせいが そらを ながめ ねころがっていた


    191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 02:02:58.29 ID:EpGb3T0S0

    剣士「魔王」

    魔王「ふぁ……あー……久しぶりに会ったら、まあ随分と髪が伸びたじゃねえか?」

    剣士「……ようやく見つけ出したぞ」

    魔王「ははっ。その調子じゃあ全快したみたいだな?」

    魔王「ほれ見ろよ……英雄なんてこんなもんなんだぜ」

    剣士「……」

    魔王「時が経てば粛清の対象にしかならない」

    魔王「お伽話が一歩、絵本から飛び出せばこんなに悲惨な未来が待ってんだ」

    魔王「俺を倒しにきた冒険者どもは、目先の欲に囚われて……こんな未来を見てなかったんだな」

    剣士「未来ならば……あの時の私も見ていなかった」

    魔王「……」

    剣士「私が病で死に掛けていて、それでも貴様を倒そうとしたから助けた」

    魔王「……」

    剣士「あの時、貴様はそう言ったな」

    魔王「……」


    193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 02:06:52.45 ID:EpGb3T0S0

    剣士「つまり貴様は」

    魔王「あぁ?」

    剣士「私があの時、病に掛かっていなかったら」

    剣士「私が私利私欲の為に、貴様に剣を向けていたらどうだったというのだ」

    魔王「さあな。素直に殺されてたんじゃねえのか?」

    魔王「どっちに転んでも手前だったんだ。俺に悔いは無かったんだろうよ」

    剣士「……」

    魔王「っは……まあ仮にそうだったとしても、今の俺の立場に手前が居ただけの話だ」

    魔王「別にこの世界にとっちゃあ些細な事よ」

    魔王「そんで……また異界から他の魔王や魔神が現れて」

    魔王「そうやって世界は続いていってただろうよ」

    剣士「……」

    魔王「ファンタジーの世界にゃあ常盤なんてありえねーんだよ」

    魔王「人間界を支配したのも俺が最初……つまり状況をリセットしただけだ」


    194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 02:08:41.73 ID:EpGb3T0S0

    剣士「……もう一つ、気になる事がある」

    剣士「なぜ……私の病は治っているのだ」

    剣士「以前、私が火傷だと言っていた痕……あれは疫病によって死んでしまった皮膚だ」

    剣士「いくら寿命を分けて貰った所で、病の進行は止まらないだろう?」

    魔王「……」

    魔王「……っは、んなもん、手前が自分で言ってたじゃねえか」

    剣士「なんだ?」

    魔王「『ラスボスには状態異常が効かないというルールがあるらしいぞ』」

    剣士「……」

    魔王「つまり俺が手前を魔王としてジョブチェンジさせた時」

    魔王「手前の病魔は跡形もなく消えちまったって訳だな」

    剣士「……」

    剣士「……」ポロポロ

    魔王「んなっ! なんだよっ、泣くことねえだろうが!?」


    195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 02:11:03.48 ID:EpGb3T0S0

    剣士「結局……私はそうやって貴様に助けられた訳か……」

    魔王「……だから気まぐれだって言ってるだろうが」

    剣士「私が貴様の首を取っていたところで……私は病ですぐに死んでいた筈だ」

    剣士「あの仮定で話を進めていても、私には魔神から世界を守ることは出来なかった」

    剣士「そうでなくても……王国の討伐隊から、賞金稼ぎから逃げ切るほどの体力も知力も……」

    魔王「……くそ馬鹿くせぇ」バッ

    剣士「ま、待って!」

    魔王「……」タッタッタッ

    剣士「お願いだから行かないでくれ!」

    魔王「……」タッタッ

    剣士「行かないでくれ……私には……」

    魔王「……」

    剣士「家族も、友達も死んだ……もう、私には魔王しか…………」


    197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 02:12:52.70 ID:EpGb3T0S0

    魔王「……」

    剣士「ぐすっ……ひっく……」ペタリ

    魔王「……」タッタッタッ

    剣士「ふ、っく……」

    魔王「……」

    魔王「はあ……俺も丁度いい甘さになったもんだぜ」ボソッ

    魔王「おらボケナスっ!」ガスッ

    剣士「きゃぃ!?」

    魔王「いつまで泣いてやがる?」

    剣士「だ、だって魔王が……」

    魔王「……」プイッ

    剣士「ま、魔王?」

    魔王「行くぞ」ボソッ

    剣士「……え?」


    201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 02:14:50.69 ID:EpGb3T0S0

    魔王「行くぞっつったんだ!」

    剣士「え、あ……そ、それって?」

    魔王「……あたしの隣に居てえなら、しっかり前向いて着いてきな」

    剣士「ま、魔王ぉ」ポロポロ

    魔王「あたしも手前が居なきゃ面白くねえ……手前じゃなきゃ駄目だ」

    剣士「う……うっ……く……」ポロポロ

    魔王「これからは遠慮抜き、どこまでも着いて来て貰うから覚悟しろっ!」

    剣士「……っはぁ」ゴシゴシ

    剣士「それは私も望むところだ! 魔王っ!」

    魔王「……く、ははっ! おk、良い顔だっ!」

    剣士「そ、そうだっ! あのな、毒男と目録も生きてむぐっ」

    魔王「ボケナス。手前も魔王やってたからわかるだろうが、あたしにゃ読心術ってのがあるんだぜ?」ニヤ

    魔王「いいから呼んでやれよ。さっきからなんか寂しそうにしてやがる」

    剣士「むぅ……まあいいか! 毒男ーっ! 目録ーっ!!」

    魔王「ふふ。さぁてとー……これから忙しくなるな……」


    202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 02:16:14.09 ID:EpGb3T0S0

    毒男「……剣士様は呼ぶまで出てこないでと仰っていましたが」

    目録「これは出れる雰囲気ではない」

    毒男「はあ、何かベタすぎて鳥肌が立ってきたのですが」

    目録「この程度で鳥肌を立てるようでは、今後の彼女たちについて行けない危険性がある」

    毒男(……肌がないだろうというベタな突っ込みはしてくれないのですね)

    目録「風が吹いてきた」

    毒男「はあ……暖かいですねぇ」

    目録「……」

    毒男「……おや?」

    目録「呼ばれている」

    毒男「まったく剣士様も魔王様も……ああいった笑顔ははじめて見ますねぇ」

    目録「右に同じく」

    毒男「はあ、それでは行きましょうか」


    203: 2009/04/03(金) 02:17:42.58 ID:EpGb3T0S0



      「冒険に出掛けようぜ……ボケナス共」


    217: レスディア消化中 2009/04/03(金) 02:50:40.53 ID:EpGb3T0S0

    魔王「うーん……なあ剣士」

    剣士「なんだ、珍しく困った顔をしているじゃないか?」

    魔王「やっぱさー、俺みたいな魔王を倒しにくる連中っつーのは勇者って名乗るのか?」

    剣士「さあ、どうだろうな。少なくとも私は勇者を気取ったつもりは無い」

    魔王「……まったくもって隙が無いくらいの良い子ちゃんだな」ボソッ

    魔王「それにしても勇者って職業はあれだな」

    剣士「む?」

    魔王「目的を果たすまでは頭文字に自称をつけるべきだなっ」

    剣士「……それではあまりに格好良くない」

    魔王「そんな事を気にすんなら称号なんて捨てちまえ」


    218: レスディア消化中 2009/04/03(金) 02:57:42.72 ID:EpGb3T0S0

    剣士「覚えていて貰う……これは嬉しいものだな」

    毒男「そうですねぇ」

    毒男(それが良い意味なのか、悪い意味なのかは場合に因りますけどね)

    魔王「……毒男、こっちこい」

    毒男「∑え、な、何ですか!? 何でそんなに力いっぱい睨んでるんですか!?」

    魔王「……あんまり毒吐いてんじゃねえぞ」

    毒男「ど、読心術はやっぱり卑怯かと……これじゃあ紳士の嗜みも出来ないじゃないですかっ!」

    魔王「あぁ?」

    毒男(つまりは三大欲求という抑えきれない思いを身体の一部に集)

    マオウは 新規スレを立てる をとなえた!

    ニア ドクオ

    魔王「……これを実行するかしねえかは、手前の心掛け次第ってこった」

    毒男「精進させて頂きます」


    219: レスディア消化中 2009/04/03(金) 03:05:15.51 ID:EpGb3T0S0

    目録「人気投票が流行っているそうだ」

    剣士「また藪から棒だな」

    魔王「あー……」

    魔王「いや、そういうのはパスだな。勝てる気がしねえ」

    剣士「……私も辞退したい」

    剣士「理由は……うむ、魔王と同じだ」

    目録「……」チラッ

    目録「言い出しておいて申し訳ない。僕も人気投票には反対」

    毒男「どうしたんですか皆さん。視線が痛いのですが……?」

    魔王(いや、どう考えても毒男が一番だろ……作者に好かれてるし)

    剣士(……毒男のキャラと立ち位置は卑怯っ!)

    目録(つーかマジ出番を少し寄越せっていう話なんですけど?)


    221: レスディア消化中 2009/04/03(金) 03:11:57.58 ID:EpGb3T0S0

    目録「お題、ネタバレについて」

    剣士「むぅ。私はクライマックス以外のネタバレなら許容出来る……と思う」

    魔王「前々から見たいって言っていた映画の内容をバラす奴って絶対居るよな」

    毒男「私は別に……はあ、そうですね。ジャ○プは許せますが、マガ○ンだったら角で殴りますね」

    目録「お題、先読みについて」

    剣士「恋人同士、親しい友人とならば楽しい……と思う」チラッ

    魔王「……右に同じく」

    毒男「はあ、剣士様と魔王様の行く末を先読みするのは個人的にとても盛り上がります」


    223: レスディア消化中 2009/04/03(金) 03:18:18.05 ID:EpGb3T0S0

    剣士「俺はここまでのようだ」

    魔王「リーゼントの制服がブロックにっ!?」

    毒男「あばよ」

    目録「ドンッ!!」

    剣魔毒録「リーゼントォオオオオッ!!」

    剣士「……」

    魔王「……」

    毒男「……」

    目録「……」

    剣士「平和だな」

    魔王「びっくりするぐらい平和だよ」

    毒男「時々見返すと面白いんですよね」

    目録「カプモン最高」


    225: レスディア消化中 2009/04/03(金) 03:26:25.91 ID:EpGb3T0S0

    毒男「お猿さんって怖いですね」

    剣士「奴の出鼻を挫く技量には目を見張るものがあるな」

    魔王「後方射撃が薄いと尚更だな……こればっかりはこっちの腕次第だが」

    目録「要するに精進を重ねる事が大事」

    剣士「……恥ずかしい台詞を言った後にやってくる猿は恐怖だった」

    魔王「……」

    毒男「……」

    目録「……」

    魔王「終盤に猿がきていたら……俺は何回くらい悶え死んだんだろうな?」

    毒男「はあ。作者的には、ほぼ毎回死んでいたでしょうね」

    目録「どんな厨二作品でも書き切らないと意味が無い」

    魔王「言ってる俺たちだって恥ずかしいんだから、そこら辺のさじ加減はしっかり頼むぜ……」


    229: レスディア消化中 2009/04/03(金) 03:33:22.64 ID:EpGb3T0S0

    目録「毒男の話術は巧みだという情報を得た」

    毒男「はあ、自分では分からないものですが……どうなんでしょうねぇ」

    目録「隣の柿は良く客食う柿だ……はい」

    毒男「隣の柿は良く客食う柿だ」

    目録「東京特許許可局……はい」

    毒男「東京特許許可局」

    目録「隣の屏風は上手に坊主の絵を書いた……はい」

    毒男「隣の屏風は上手に坊主の絵を書いた」

    目録「……本物だ」ジーン

    毒男「感動に水を差すようで悪いですが、この試し方はベタだと思います」


    232: レスディア消化中 2009/04/03(金) 03:40:02.56 ID:EpGb3T0S0

    魔王「手前を本気で口リババアだって信じてた奴はどれくらい居たんだろうな?」

    剣士「……絶対数が少ないから何とも言えないぞ」

    魔王「ああ、それはそうでしょうがね」

    剣士「……話の流れがおかしくなる前までは騙せていた」

    剣士「私はそう思いたい」

    魔王「……その心は?」

    剣士「でなきゃ私たちは何のために悶えて、落ち込んで、投げ出して……」

    剣士「それでも書き続けたんだよ」

    魔王「とりあえず手前がT○E好きっつーのはよく分かったよ」


    235: レスディア消化中 2009/04/03(金) 03:48:27.42 ID:EpGb3T0S0

    剣士「魔王は性別に触れるような会話は極力避けていたようだが」

    魔王「序盤はそうだったなぁ。手前に振られたら『……』で苦しく行間取ってみたり」

    剣士「某RPGのキャンプチャットをイメージして書き続けていたからな」

    魔王「ああ。映像があって初めて楽しめるもんだと悟ったよ。こういう話は」

    剣士「……ところで」

    魔王「あぁ?」

    剣士「(i)はどういう煽りなんだ?」

    魔王「……」

    魔王「……///」

    剣士「∑む? ど、どうした……魔王、顔が赤くなっているぞ?」

    魔王「それが煽りかどうか知らねえが、女の子がそんな事を口に出しちゃいけませんっ///」

    魔王(……俺の趣味的にな)


    237: レスディア消化中 2009/04/03(金) 03:53:16.46 ID:EpGb3T0S0

    毒男「やはり失敗というものは付き物なんですよ」

    目録「とどのつまり何を伝えたい?」

    毒男「( ^ω^)は( ^ω^)であって、タツノオトシゴではないという事です」

    目録「ブーン系小説の大先輩の扱いとしては最悪」

    毒男「これそういう話じゃねえから」


    238: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:02:25.26 ID:EpGb3T0S0

    館長「お呼びですかwwwwww」

    目録「っ!?」

    剣士「出たなヘン夕イ」

    館長「おやwwwなんで魔王様がwww剣士様の格好をwwwwww」

    館長(コスプレですかwww撮影許可は要りませんよねwwwっうっうぇwwwwww)

    魔王「おいこらヘン夕イっ! 撮影許可なら俺を通しやがれ!!」

    館長(うはっwwwwwwこれは間違いなくwwwツンwwwwwwデレwwwwww)

    魔王「∑……っ」ゾワッ

    目録「消え去れ! 忌まわしき記憶と共にっ!」ブツブツ

    モクロクは 通報しました をとなえた!

    ヘン夕イは 突然現れた ヤラナイオに よって 連行された!

    剣士「……」

    剣士「……あれがこのRPGん中では最強キャラだ」

    魔王「……あれは駄目だ。何が駄目かって……それを特定出来ないくらい駄目だ」


    240: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:10:01.68 ID:EpGb3T0S0

    剣士「高校生のくせにカチューシャか」

    剣士(私だって、たまにはそういう物を装備してみたいが……イメージがあるから……)

    魔王「あぁ? なんだ手前はやる気のねえ面構えしやがって」

    魔王(随分と強かな人間っぽいけどな。嫌いじゃねえぞ、手前みたいな奴は)

    ハルヒ「……ねえキョン。これは……夢、よね……?」

    キョン「……喜べ。お前の望んでいた不思議だ」


    毒男「んっふ、お互いに大変ですね」

    古泉「んっふ、困ったものです」

    長門「……眼鏡を再構築しておくべきだった」

    目録「……人型として物語に生を受けたかった」


    242: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:16:58.87 ID:EpGb3T0S0

    剣士「結局、ヌクモリティとはどういう効果なのだ?」

    魔王「あー……そうだなぁ」

    魔王「Lvとステータスの交換って所だな。交換する際、それぞれのx値は使用者の任意」

    魔王「交換が終わった後、Lvと元々の職業に関係してジョブチェンジさせる」

    魔王「ついでに体力が全回復するっておまけ付きだ。状態異常は治せねえけどな」

    剣士「……まあ魔王に相応しいチート能力だな」

    魔王「強引に話を持っていく為には必要だった。今は反省している」

    剣士「使用者が反省してしまうような能力に助けられた私の立場って一体……」


    244: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:23:23.91 ID:EpGb3T0S0

    毒男「魔王様の魔法は全体攻撃が多いですね」

    魔王「ああ? まあ、戦争とかで陣頭指揮執るためにゃあ、これくらい覚えとかないとな」

    毒男「本編で使用されたのは vipからきますた くらいですか?」

    魔王「んー……っていうか、どれも規模が大きいから実質範囲攻撃だけなんだよな」

    毒男「ドラゴン○ールの世界って事ですね」

    魔王「そういうこったな。そういえば、かめ○め波はいつから蘇生魔法になったんだ?」

    毒男「米の国の方々の暴走は今に始まった事じゃありませんから」


    245: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:28:52.86 ID:EpGb3T0S0

    魔王「……」

    剣士「ん? なんだ魔王、私の顔に何かついているか?」

    魔王「……」ギュッ

    剣士「な、なっ!? いきなりどうしたんだ魔王っ!?///」

    魔王「……いやな」

    剣士「……え?///」

    魔王「手前に首決められて昇天しかけた事を思い出したんだ」

    剣士「……」

    魔王「知ってるか……あれ、結構苦しんだぜ」ギリギリ

    剣士「ちょ……ま……おう……っ」




    毒男「こういうプレイはどうですか?」

    目録「無いな」


    246: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:33:55.01 ID:EpGb3T0S0

    毒男「こういうローマ字表記っていうのは、なかなか癖のある物ですよね」

    目録「普段の自分の呼称で表記してしまう」

    毒男「Lv41と41Lvだと、どうしても前者の方がすっきりして見えてしまうから不思議です」

    目録「小説ではどう考えても使用出来ない単語だけに難しい」

    毒男「そういうことですね」

    毒男「ところで目録様」

    目録「何?」

    毒男「最初にお会いした時、呼び方は間違いなくインデックスだろうと思っていました」

    目録「メディアに毒され過ぎ」


    247: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:39:39.73 ID:EpGb3T0S0

    剣士「結局、貴様らはあの時……魔王に何をしたのだ?」

    毒男「はあ……何の事でしょうか」

    耄碌「僕はもう歳。思い出せない」

    剣士「……」

    剣士「魔王?」

    魔王「∑な、何だ剣士っ?」

    剣士「奴らに罰ゲームと称されて何をされたのだ?」

    魔王「さ、さぁー……べ、別に何をされたとかっていう記憶がねえんだよなぁ?」

    剣士「……」

    毒男「さて、もう寝ましょうか?」

    耄碌「賛成」

    魔王「お、おう! んじゃあ、おやすみなっ」

    剣士「むぅ……?」


    249: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:49:29.79 ID:EpGb3T0S0

    魔王「魔王が剣士、剣士が魔王」

    剣士「今になって考えてみれば、かなり無理やりな繋げ方だった」

    魔王「結局の所……どうして俺が手前をそこまで気に入ったかも書いてねえしな」

    剣士「……」

    剣士「……///」モジモジ

    魔王「あぁ? なんだ急にモジモジしやがって……らしくねぇぞ?」

    剣士「そ、その……魔王はどうして、私を気に入ったのだ……?///」

    魔王(∑随分とストレートな質問来ましたーっ!)

    剣士「……///」モジモジ

    魔王「……き、禁則事項ですっ!」

    目録「その切り返しは卑怯と言わざるを得ない」


    250: レスディア消化中 2009/04/03(金) 04:55:32.78 ID:EpGb3T0S0

    魔王「……」

    150「……」

    魔王「……つまり?」

    150「趣味が合うので一緒にお酒でもと思いまして……はい」

    魔王「……」

    150「……」

    魔王「ただの人間に興味はありません」

    150「ロr……剣士だって人間じゃないですかっ!」

    魔王「あぁ?」

    魔王「手前らは三次元で俺らは二次元だろうが。この壁はでけぇぞ?」

    魔王「いいからタンポポを刺身の上に乗せる作業に戻れって」


    252: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:01:45.88 ID:EpGb3T0S0

    魔王「ああ、こいつはな……ぎゅうどんって読むんだ」

    剣士「それを言うならば、うしよしだろう?」

    毒男「お二人とも間違えていますよ。正しくは、ごぶりんです」

    目録「牛蒡の読み方は、ごぼうが適切」

    魔王「……空気読めよ」

    剣士「……さすがに私でも気付いたぞ」

    毒男「最近はだいぶ飽きられていますけどねぇ……ここは空気を読むべきでした」

    目録「ここまでコピペ」


    253: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:04:08.28 ID:EpGb3T0S0

    魔王「……」プニ

    剣士「……」

    魔王「……」プニプニ

    剣士「……」

    魔王「剣士のってやわらかいな」

    剣士「……」

    魔王「ふむ……なるほどなるほど」

    剣士「……ほっへはほひっひゃるなっ」

    魔王「ああ、いえいえ……たまにはラブラブしておこうと思いまして」プニプニ

    剣士「……」

    剣士「……///」


    254: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:08:38.89 ID:EpGb3T0S0

    目録「あの時の魔王の急成長ぶりには驚嘆した」

    毒男「そうですねえ。モンスターが出たら、何かと先陣切っていましたからね」

    目録「魔王としての血が騒いだのだろうか」

    魔王「そういう訳じゃねえが……まあ来たるべき時の為にLvを上げてる節はあったな」

    毒男「魔王様が奮迅して下さったお陰で、最後は剣士様も事なきを得ましたしね」

    魔王「結果オーライって奴だな」

    目録「……戦ってきたモンスターの中で、一番苦手だった相手は?」

    魔王「館ty」

    目録「ヘン夕イは禁止」

    魔王「……」

    魔王「……あの名物タワーかな」

    毒男「……見事に潰されていましたね、魔王様」

    魔王「……思い出したくも無い」


    255: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:13:46.58 ID:EpGb3T0S0

    剣士「毒男は私に倒されまくっていたな」

    毒男「はあ、結構腰にきましたねぇ。剣士様の攻撃の数々……///」

    剣士「実際のところ、何回くらい復活出来るのだ?」

    毒男「嘔吐人形のストックは結構あるので、相当数、復活出来ますね」

    剣士「……嘔吐人形?」

    毒男「色々と見方を変えてみると見えてきますよ」

    剣士「嘔吐……おうと……オウト……」

    毒男「もう一捻り欲しいですね」

    剣士「吐き気……戻す……もど……ふむ、なるほど。そういう事なのだな」

    毒男「作者はあのシリーズが大好きですからね」


    256: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:17:55.07 ID:EpGb3T0S0

    魔王「手前ら、何でわざわざ死亡フラグを立てたんだ? あれ、わざとだよな?」

    毒男「はあ、なんとなくというか」

    目録「得体の知れない物に背中を押されたとしか言えない」

    魔王「……そういうもんなのか?」

    毒男「魔王様も、いずれあの強迫観念に襲われると思いますよ」

    目録「激流には逆らえない」

    魔王「……ベタな芸人魂に似てるな、それ」


    257: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:23:43.50 ID:EpGb3T0S0

    剣士「魔王」

    魔王「んあ? どうしたよ」

    剣士「……ベタベタな終わり方だったな」

    魔王「あー手前が泣きまくって大変だったアレか」

    剣士「∑そ、そんなに泣いて……ない……」

    魔王「そういう事にしといてやる」

    剣士「……」

    魔王「……」

    剣士「魔王」

    魔王「っはぁ、今度は何だよ?」

    剣士「貴様とハッピーエンドを迎えられて……嬉しかった///」

    魔王「∑……っ」

    剣士「……///」

    魔王「……」ソワソワ

    魔王「……だ、だからそういう空気は勘弁してくれ///」ソワソワ


    258: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:28:09.38 ID:EpGb3T0S0

    毒男「こういうどっちにも取れる言葉っていうのは危険ですね」

    目録「はいそうだねそうですね」

    毒男「お猿さん避けとしては棘がありますし」

    目録「はいそうだねそうですね」

    毒男「最後に労いの言葉を掛けてくれているので、邪険にするのも短慮ですし」

    目録「はいそうだねそうですね」

    毒男「目録様。とりあえず火鉢を用意しますから、チャンネルはそのままでお待ち下さい」


    260: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:35:00.85 ID:EpGb3T0S0

    剣士「やっと片付いたわけだが」

    魔王「新しい隠れ家……って、これじゃあディ○ニー系の森のお家だな」

    剣士「私はこういう雰囲気の家が好きだな」

    魔王「剣士みたいな勝気な性格の奴は、こういうファンシーな物が好きっつーのが定番だしな」

    剣士「そういう訳じゃないが……魔王は? 魔王はこういう家をどう思う?」

    魔王「んん、俺かぁ……俺は」

    剣士「……」ジー

    魔王「俺はー……」

    剣士「……」ソワソワ

    魔王(手前と同じ家なら、どんな家でも好きんなれそうだ)キリッ

    魔王「……とは言えねえよなぁ///」

    剣士「……むぅ」


    毒男「私たちはやはり背景ですね」

    目録「もはや慣れっこ」


    261: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:37:29.07 ID:EpGb3T0S0

    毒男「結局の所」

    目録「うん」

    毒男「剣士様と魔王様は、どういう関係に当たるのでしょうか」

    目録「友達以上恋人未満……とは違う気がする」

    毒男「しかし母子関係という訳でも無いでしょう?」

    目録「……」

    毒男「……」

    目録「実は作者がよく分かってn」

    毒男「それ以上は言ってはいけません。消されますよ」


    262: レスディア消化中 2009/04/03(金) 05:42:00.25 ID:EpGb3T0S0

    魔王「手前は剣士になる前もその口調だったのか?」

    剣士「む? いや、いくら私でもそこまで傍若無人ではない」

    魔王「……ふむ」

    剣士「何だ、その意味あり気な視線は」

    魔王「いや……その言葉使い以外の手前はちょっと想像出来なくてな」

    剣士「……」

    剣士「私だって普通に喋ることくらい出来るも、も……もんっ!///」

    魔王「……( ゚Д゚)」

    魔王「……( ゚Д゚)」

    魔王「……(゚Д゚)」


    263: レスディア消化中 2009/04/03(金) 06:01:04.04 ID:EpGb3T0S0

    毒男「おやおや……これはこれは」

    251「……」

    毒男「悪いですね、こんなに奢って頂いて」

    251「……」

    毒男「んっふ、これは随分と美味しいですね。さすが私の生まれ故郷です」

    251「……」

    毒男「どうされましたか? 箸が進んでいないようですが……」

    251「……違う。こんな筈、こんな筈じゃっ!」

    毒男「人生とは、このように非情なものなんです」


    265: 今度こそレスディア消化完了 2009/04/03(金) 06:26:21.04 ID:EpGb3T0S0

    魔王「お、おい、これは褒められてるのか?」

    毒男「はあ。斜に構えるのが格好良いと思っている年頃ではありませんからねぇ」

    目録「これは素直に喜んでおくべき所」

    剣士「うむ。たまには正直に喜んでみるのも良いだろうな」

    毒男「見返してみると、随分と一人で黙々とやってきましたねぇ」

    目録「間に挟んでくるレスも励みになった」

    魔王「まあ本当に上手い奴にゃあ及ばなかったけどな。これも経験ってこった」

    剣士「最後の学生時代を楽しむという点では、こういう時間の使い方も有りだろう?」

    魔王「……そんじゃあまあ」

    剣士「うむ」

    毒男「そうですねぇ」

    目録「そろそろ行こう」


    魔王「機会があったらまた会おうぜ。このボケナス共」


    266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 06:29:06.36 ID:4l4FaDcnO

    1乙
    おもしろかったです


    268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/03(金) 06:42:02.81 ID:RvufdAKvO

    >>1


    久々に面白いと思った


    引用元: 剣士「やっと片付いたわけだが」

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