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    ヘッドライン

    女騎士「魔法使い…か…」

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:18:06.75 ID:sFzKd2ZhO

    ボロ宿屋

    女騎士「ただいま!食料を調達してきたぞ!喜べ今日は茸だ!」

    女騎士「………盗賊と弓士が居ない…」

    女騎士「ん…置き手紙…」

    女騎士「なになに……貧乏生活はもう嫌…そんな訳でグッバイよろしく勇気…」

    女騎士「なっ……逃げた…だと……?」

    女騎士「困った…これからどうすればいいんだ……」

    女騎士「近距離オンリーで罠すら解除できないじゃないか…」



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    3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:23:54.67 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「………とりあえず茸食べよう……」

    女騎士「……美味しくない…グスン」

    女騎士「…これからどうしよう……」

    女騎士「盗賊は…まぁ、大して役に立たなかった…だが遠距離攻撃が出来た弓士は役立ってくれた」

    女騎士「しかし…このパーティーでは回復が……回復……」

    女騎士「今必要なのは魔法使い…か…」


    9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:28:16.28 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「……だが…レベルの低い魔法使いは打たれ弱いし…」

    女騎士「かと言って高レベルの魔法使いは仲間になってはくれないだろうし……」

    女騎士「しかも怒ったら指からビーム出すからな……」

    女騎士「うーん……」

    女騎士「まぁ!明日町で募集かけようかな!」

    女騎士「今日はもう寝よう……おやすみなさい…」


    10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:31:24.81 ID:sFzKd2ZhO

    翌日早朝

    女騎士「ランニングは良い…リリなんたらがなんたら出したなんたらのなんたら……」


    女騎士「……ふぅ…疲れたな…」

    女騎士「今日は何をするんだったか……」

    女騎士「ああ…そうだ…魔法使いを探すんだったな……」

    女騎士「………とりあえず宿屋に戻ろう…」


    11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:34:27.59 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「店主!コレが宿泊代だ!」

    女騎士「ああ、あと腕利きの魔法使いを知らないか?」

    女騎士「……いや、そういうお婆さんとかじゃなくて…もっと…こう…ピチピチの」

    女騎士「……ピチピチとは言ったがな、人魚の魔女は違うんだ」

    女騎士「…まぁ良い、自分で探してみる」


    15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:39:46.55 ID:sFzKd2ZhO

    町中

    女騎士「さて…」

    女騎士「魔法使いはー!いませんかー!」

    女騎士「私とパーティーを組もうと言う魔法使いはー!いませんかー!!」

    女騎士「いませんかー!!!いませんかー!!」

    女騎士「いませんかー!いませんかー」

    女騎士「いませんかー…」

    女騎士「いま…せんかー…グスッ」


    16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:44:00.33 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「……いいもん…」

    女騎士「一人で頑張るもん……」

    女騎士「……グスン…」

    魔法使い「あの…」

    女騎士「!!」

    女騎士「パーティー組むか!組むのか!!」

    魔法使い「……まぁ…」

    女騎士「レベルは!!私は8!!」

    魔法使い「私は46」

    女騎士「化物だ…」


    21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:52:36.95 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「でも…そのレベルだと私のレベルじゃ…」

    魔法使い「大丈夫、守ってあげるから…」

    女騎士「む…これでも私は強いのだぞ」

    魔法使い「レベル8なのに…?」

    女騎士「ふふん…心技体、なぜ心が先か分からないのか」

    魔法使い「でも…8だよね…?」

    女騎士「はい…」


    23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 13:55:58.43 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「とりあえず…申請してくるから…」

    女騎士「はい…」

    魔法使い「それじゃ…ちょっとだけ待っててね…」

    女騎士「わっ…転移術使えるんだ……凄いな魔法使いさんは…」

    女騎士「……魔法使い…良いなぁ…」

    女騎士「魔法使いになったら私の胸も……」

    女騎士「…ないか」


    24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:02:00.08 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「ただいま…」

    女騎士「おかえり」

    魔法使い「今日からパーティー…よろしく…」

    女騎士「ん。よろしくお願いします…」

    女騎士「さあ!早速クエストを受けに行くか!」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「何にしようかなー…やっぱり薬草採取かなー…」

    魔法使い「ドラゴン討伐は…」

    女騎士「無理です…」


    25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:05:06.51 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「大丈夫、装備をなんとかすれば…」

    女騎士「そんな金はない!」

    魔法使い「私が持ってるから…」

    女騎士「しっ、新入りに装備を買ってもらうなど…そんな……」

    魔法使い「欲しくない…?」

    女騎士「欲しいです、凄く欲しいです」


    29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:09:02.96 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「じゃ、買いに行こう」

    女騎士「ありがとうございます…本当に…本当にありがとうございます…」

    魔法使い「気にしないで…」


    武器屋

    女騎士「どっ、どれでも好きな武器を買っても良いのか!」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「本当だな?本当なんだな?!」


    32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:12:21.97 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「じゃっ、じゃあ…この剣とか……」

    魔法使い「魔剣……怪しすぎる…」

    女騎士「でも!これかっこいい!」

    魔法使い「……じゃあ、それも買おうか…」

    女騎士「も?」

    魔法使い「他に欲しいの無いの…?」

    女騎士「ある!これとかこれとかこれとか!!」


    37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:18:50.50 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「こっ、こんなに買って大丈夫なのか…?」

    魔法使い「金はあるから…」

    女騎士「それなら良いが……今装備して良い…?」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「じゃあ、この鎧とか…おおっ!ズッシリくる!強くなった気がする!」


    39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:24:09.77 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「これで薬草採取にモンスターが出ても安心だな!」

    魔法使い「そうね…」

    女騎士「ふふふ…私の魔剣は今血に飢えている……」

    魔法使い「……」

    女騎士「あ、必殺技も考えないとな!!」

    女騎士「やっぱり○○斬とかの方がシンプルで強そうだな…」


    41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:29:27.43 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「あの…」

    女騎士「そうだ!魔法使いが私の必殺技の名前を考えてくれ!」

    魔法使い「えっ…」

    女騎士「この剣は魔法使いが買ってくれた剣だからな…だから…魔法使いが私の必殺技を、なっ?」

    魔法使い「………」

    女騎士「ああ、焦らなくても良いぞ、私は魔法使いが考えてくれてる間に他の武器を装備するからな!」


    43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:38:08.37 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「じゃ、じゃあ……りゅっ竜王斬り…とか…」

    女騎士「竜王…斬り…?」

    魔法使い「ダサい…よね…」

    女騎士「いや!超かっこいいぞ!ナウなヤングにバカウケだ!」

    女騎士「ふふふ…竜王斬り……そうだ!この剣は今日から魔剣ドラゴンスレイヤーだ!!」


    47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:44:27.12 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「ふふふ…今宵の魔剣ドラゴンスレイヤーは血に飢えている……」

    魔法使い「まだ朝だけど…」

    女騎士「むっ、細かいツッコミは無しだ」

    魔法使い「ごめんね…」

    女騎士「ふふー、許さないわけないじゃないか!」

    女騎士「さっ、クエストを受けに行こう!」


    48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:49:14.82 ID:sFzKd2ZhO

    酒場

    女騎士「マスター、いつものを」

    マスター「薬草採取だな」

    女騎士「ふふふ、今日こそは成功させるぞ!」

    マスター「ところで…盗賊と弓士はどうしたよ」

    女騎士「逃げられた…」

    盗賊『そんなことより、パーティー抜け出さない?』

    弓士『甘あー――い!!!』

    女騎士「みたいな感じで逃げられた……」


    50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 14:56:02.17 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「だが!魔法使いがパーティーを組んでくれた!一人じゃない!しかも強い!」

    マスター「ほー、なら薬草採取は失敗しないな」

    女騎士「うむ、それに今の私にはこの魔剣ドラゴンスレイヤーがあるからな!」

    マスター「そ、そうか…まぁ、頑張りな…」

    女騎士「ふははは!これで勝つる!」

    魔法使い「(討伐系のクエストは受けないんだ…)」


    54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 15:04:37.01 ID:sFzKd2ZhO

    そんなわけで森の中


    女騎士「薬草はどこだー!」

    魔法使い「……サーチ使ったらダメかな…」

    女騎士「ダメ!クエストの意味ない!」

    魔法使い「わかった…」

    女騎士「ここか!…違ったか……」

    魔法使い「………私も探す…」

    女騎士「ありがたい!一緒に頑張ろう!」

    魔法使い「うん…」


    56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 15:09:58.47 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「…(見つけた…けど…)」

    女騎士「なんでないんだ!どこだ!」

    女騎士「どうしてだ…どうしてなんだ…」

    女騎士「くそっ…なぜ見つからない…!!」

    魔法使い「(可愛いから黙っておこう…)」

    女騎士「どこだー…グスッ」


    61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 15:18:11.67 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「あの…見つかったけど…」

    女騎士「な゙に゙い!見づがっだの゙が!!」

    女騎士「よかった…勝つるどか…言っだからっ…ヒック…失敗しで…帰れ、なぐで……グシュッ」

    魔法使い「…はい、ハンカチ…」

    女騎士「ありがど……」

    魔法使い「良かったね…見つかって…」

    女騎士「うん゙…」


    64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 15:25:50.26 ID:sFzKd2ZhO

    酒場


    女騎士「マスター!今日は成功した!」

    マスター「ほー、それは良かったじゃないか」

    女騎士「魔法使いのおかけだぞ!魔法使いはすごい!」

    魔法使い「そんなことないよ…」

    マスター「じゃあ次はゴブリン討伐だな」

    女騎士「そっ、それはちょっと…」

    魔法使い「大丈夫だと思うけど……?」


    102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:10:00.93 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「だってアイツら数が多いのだぞ!」

    魔法使い「広範囲攻撃魔法は使える……」

    女騎士「でもでもっ、私は防御力低いし…」

    魔法使い「補助魔法も任せて…それにあなたには強い装備がある…」

    女騎士「でも……」


    104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:17:45.19 ID:sFzKd2ZhO

    マスター「良いじゃないか、受けてみれば」

    女騎士「うぅ……わかった…受ける…」

    マスター「時間は明日早朝だ」

    女騎士「ラジャー了解ー…」

    魔法使い「……宿、どうしよっか…」

    女騎士「そうだな!宿だ!私の行きつけの場所がある!ついてくると良い!!」

    魔法使い「うん…わかった……」


    106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:21:07.45 ID:sFzKd2ZhO

    ボロ宿屋


    女騎士「店主!今日も世話になる!」

    魔法使い「(ヨボヨボのおじいちゃん…)」

    女騎士「うむ!今日は二人だ!いつもの部屋を借りるぞ!!」

    魔法使い「(……て、店主の声がまったく聞き取れない…)」


    107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:25:52.59 ID:sFzKd2ZhO

    部屋


    女騎士「見た目は悪いが良いところだぞ、安いし安いし、そしてなにより安いからな」

    魔法使い「……ベッドがふかふかじゃない」

    女騎士「人生時には我慢が必要なのだ!!」

    魔法使い「ベッドが小さい」

    女騎士「私だって大きくてふかふかのベッドで寝たい!!」

    女騎士「だがな!私はここより安い宿屋なんぞ知らん!!」

    魔法使い「お金はあるって最初に言ったよね…?」

    女騎士「はっ…すっかり忘れた!」


    112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:29:19.70 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「今日はもう我慢して寝るけど…その前にお風呂入りたい…」

    女騎士「風呂?なら、裏の森に湖があるぞ」

    魔法使い「………宿屋にお風呂ないの…?」

    女騎士「私はいつも水浴びだ…湯に浸かるなんぞ久しくしていない……!!」

    魔法使い「……明日、クエストに成功したら銭湯に行こっか…」

    女騎士「良いのか!!」

    魔法使い「……うん…」


    113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:35:41.03 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「さっ、今日はもう寝よう!」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「明日早朝からクエストだ、頑張ろう!」

    魔法使い「頑張ろう…」

    女騎士「じゃあ!おやすみ!」

    魔法使い「…おやすみ…」

    女騎士「ふふー…魔剣ドラゴンスレイヤーが唸っている…!!」


    115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:39:21.32 ID:sFzKd2ZhO

    翌日 早朝


    女騎士「起きろ!朝だ!!」

    魔法使い「んん…」

    女騎士「起きないと魔剣ドラゴンスレイヤーの贄となれ!!」

    女騎士「…おっ、良いな今の…決め台詞に使えそうだ」

    女騎士「貴様ら、魔剣ドラゴンスレイヤーの贄となれ!」

    女騎士「なんか違うな…」

    魔法使い「Zzz……」


    117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:46:16.12 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「やはり言いやすを重視して……」

    女騎士「我が魔剣の贄となれ!竜王斬り!!」

    女騎士「……ふふ…ふふふふふ…我ながらこれはかっこよすぎるじゃあないか!!」

    女騎士「ゴブリン討伐が楽しみだ!!」

    女騎士「ん…ゴブリン討伐……ああーっ!!!!」

    女騎士「魔法使い!起きろ!早く!クエスト!!」

    魔法使い「ん…くぁッ……おはよ…」

    女騎士「ああ、おはよう…じゃなくて!時間がない!!早く着替えて行くぞ!!」


    122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 17:59:31.39 ID:sFzKd2ZhO

    西の森


    女騎士「間に合った!クエスト始めるぞ!!」

    魔法使い「おー…」

    女騎士「今宵も魔剣ドラゴンスレイヤーは血に飢えている……」

    魔法使い「行くよ…?」

    女騎士「うむ…確か、奴等のボスが居るのは森の奥にある遺跡…だったか」

    魔法使い「そう…罠も多いから注意してね…」

    女騎士「任せておけ!」


    123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:04:35.24 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「むっ…遺跡に見張りのゴブリンが居るな……」

    魔法使い「魔法の範囲内だけど…」

    女騎士「一発ガツンとやってくれ…!」

    魔法使い「了解……眠れ…」

    女騎士「おお…見張りが寝たぞ…!」

    魔法使い「突入するよ…」

    女騎士「うむ!」


    126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:14:33.11 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「ほー…すごいな…遺跡は初めてだ…!」

    魔法使い「先ずは…真っ直ぐ進むと十字路に着くから底を右に曲がる…」

    女騎士「了解だ…!」

    魔法使い「少し進みと矢が飛び出す罠があるはず…注意してね…」

    女騎士「うむ!大丈夫だ!」

    魔法使い「静かに…」

    女騎士「はい…」


    129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:20:42.10 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「この十字路を右…」

    女騎士「右だな…!」

    魔法使い「ちょっと待って…」

    女騎士「なんだ?どうした?ぽんぽんいたいいたいか?」

    魔法使い「ぽんぽんは痛くない…罠があるから注意してって……」

    女騎士「大丈夫だ、これでも私は運が良いのだぞ、スイッチなぞ踏まん踏まん」

    魔法使い「だと良いけど」


    131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:23:18.32 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「すごい…本当に踏まなかったね…」

    女騎士「ふふん!流石だろう!」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「さっ、次に進もうじゃないか!この角を左だな!」

    魔法使い「うん…角を左に曲がって少し真っ直ぐ行ったところを右に行けば良い……」

    女騎士「ふふん、楽勝だな!」


    135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:31:30.67 ID:sFzKd2ZhO


    魔法使い「ここにボスが入るはず…」

    女騎士「ここか…デかい扉だな…!」

    魔法使い「ちなみに押せば開く…」

    女騎士「すー……頼もーう!!!」ゴゴゴゴゴ

    女騎士「ゴブリンカーストよ!貴様の首、貰い受ける!!」

    ざわ… ざわ…

    女騎士「かっ、かっこよく決まったか…?」

    魔法使い「うん…決まってる決まってる…」


    138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:43:42.46 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「(ゴブリンが4、50体……まさか…もう……)」

    女騎士「なっ、なあ、ゴブリンがなんか言ってるぞ!私はゴブリン語なんてしらん!!」

    魔法使い「……何用だ…だって…」

    女騎士「貴様らを討伐しに来た!」

    魔法使い「……ほう…活きの良い小娘だ…」

    女騎士「小娘だと…ふん、強がってられるのも今の内だ!!」

    魔法使い「ククク…面白い……ならば魔王様復活の贄となれ……」

    女騎士「あー!!ちょっと!!先に…なん…あー!もう!!」

    魔法使い「ど、どうしたの…?」

    女騎士「決めセリフ先に言われた……」

    魔法使い「ならこっちも言えば…?」

    女騎士「似てるからパクリ扱いされる……」


    141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:47:14.14 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「大丈夫、あなたのはあんなのよりかっこいいよ……」

    女騎士「本当か?!」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「よーし…ならば!」

    女騎士「我が魔剣の贄となれ!!」

    女騎士「…かっ、かっこよかったか…?」

    魔法使い「うん…とっても…」

    女騎士「よし、それじゃあ行くぞ!」

    魔法使い「ゴブリンは任せて…」

    女騎士「うむ!カーストの方は私が討つ!!」


    142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:51:34.74 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「炎の壁……氷の矢…稲妻の剣…」

    魔法使い「……コレぐらいで良いかな…」


    女騎士「ふふふ…正々堂々一対一で勝負しようじゃないか…!!」

    女騎士「なに?だからゴブリン語は分からんと言ってるだろう!!」

    女騎士「……まぁ良い、いざ尋常に…勝負!!」


    144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 18:55:41.84 ID:sFzKd2ZhO



    女騎士「うおおおおおお!!竜王斬り竜王斬り竜王斬りいぃぃぃぃ!!!!」

    女騎士「くっ…なかなか手強い奴だ…」

    魔法使い「補助魔法は…」

    女騎士「いらん!これは正々堂々の勝負だ!」

    魔法使い「そう……でも…辛くなったら言ってね…?」

    女騎士「うむ!」


    147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 19:02:59.13 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「(威力上昇…)」

    女騎士「竜王斬りいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!」

    女騎士「……やっ…やったぞ!!倒したぞ!!!」

    魔法使い「うん…流石だね…」

    女騎士「かっ勝でっ…勝でだぞ!!グシュッ!」

    魔法使い「…ハンカチ…使う……?」

    女騎士「い゙ら゙ん!ごれば心の゙涙ら゙!!」


    149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 19:08:21.29 ID:sFzKd2ZhO



    魔法使い「クエスト、無事に終わったね……」

    女騎士「うん……あとは宝探しだな!!」

    魔法使い「たしかこの遺跡に殆ど宝は残ってなかったはず……」

    女騎士「それでも探したいんだ!!」

    魔法使い「そこまで言うなら…」

    女騎士「さあ!探すぞ!見つかれお宝!!」


    161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 19:45:05.92 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「先ずは入り口に戻るぞ!」

    魔法使い「その前に…罠を停止させないと…」

    女騎士「なるほど…これで安全に宝探しが出きるという訳か!!」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「で、どうやって止めるのだ?」

    魔法使い「このオーブを石碑から外して…っと……これでよし…」


    164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 19:51:43.19 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「ふーむ…先ずは真っ直ぐ行こうか!」

    魔法使い「(行き止まりのハズ…)」


    女騎士「なっ…行き止まりか……」

    女騎士「なら最初の十字路を左だ!!」

    魔法使い「少し進んで右に行くと小部屋があるよ…」

    女騎士「そういうのは先に言っちゃダメなの!!」

    魔法使い「ご、ごめん……」

    女騎士「許す!」


    168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 20:04:21.17 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「この部屋には何か……ん…なんだこの壷は…」

    女騎士「ぐっ…臭い!臭っ…!」

    魔法使い「これは…魔界に伝わる漬物…」

    女騎士「臭い!」

    魔法使い「美味しいよ…?」ポリポリ

    女騎士「でも臭い!!!」

    魔法使い「ほら、あーん…」

    女騎士「いやあぁ!!やだぁぁ!!!」


    179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 20:44:29.95 ID:sFzKd2ZhO



    女騎士「これは…いけるな……」ポリポリ

    魔法使い「でしょ…?」ポリポリ

    女騎士「ただ臭いが…」ポリポリ

    魔法使い「臭い消しは持ってるから…」ポリポリ

    女騎士「それは良かった!!」ポリポリ


    181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 20:48:55.99 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「ポリポリ…ポリ……はっ!宝を探さないと!!」

    魔法使い「そうだった…」ポリポリ

    女騎士「いつまでも食べてないで行くぞ!!」

    女騎士「おっ、今のなんだかかっこよかったな!」

    魔法使い「かっこいいけど口臭い……」

    女騎士「臭い消しを…」

    魔法使い「はい…」

    女騎士「なんだこの草は!!」

    魔法使い「臭い消しだよ…?」


    182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 20:51:51.04 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「うっ…苦いぞこれ……」

    魔法使い「薬草の一種だから…」

    女騎士「美味しくない!!」

    魔法使い「我慢して、ね…?」

    女騎士「我慢する…」

    女騎士「……苦ぁーい…」


    185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 21:00:40.37 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「次の部屋は角を右に曲がったところか!!」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「何が見つかるかなー」

    魔法使い「何もないかもしれない…」

    女騎士「いや!あるはず!!」

    魔法使い「だといいけど…」

    女騎士「きっと魔法の杖があるはず!!」



    女騎士「ほら!本当にあった!!」

    魔法使い「本当だ…」

    女騎士「凄いぞ私!!!」

    魔法使い「すごいね…」


    189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 21:06:26.29 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「ふはは!これで私も魔法が使える!!」

    魔法使い「魔力はあるの…?」

    女騎士「知らん!出ろ!火の玉!」

    魔法使い「………出ないね…」

    女騎士「…今日は調子が悪いだけだ!!」

    女騎士「まぁ、この杖は有りがたく頂戴しよう…あとこれは、魔導書…か?」

    魔法使い「魔導書だね…氷系統のみたいだよ…」

    女騎士「氷…氷か!クールでかっこいいぞ!!」


    190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 21:13:16.17 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「他に目ぼしい物は無いな…」

    魔法使い「色々持って行くんだね…」

    女騎士「うむ!後々使えるかも知れんしな!!」

    魔法使い「それじゃあ次の部屋に行こっか…」

    女騎士「うむ、次はどんな宝が出るか楽しみだ!!」



    女騎士「何も無い…だと……」

    女騎士「くっ……仕方ない…こういう時もあるだろう…」

    女騎士「悔しくないぞ!本当だぞ!!」

    魔法使い「わかってるよ…?」


    192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 21:22:41.45 ID:sFzKd2ZhO

    酒場


    女騎士「マスター!成功だ!クエストに成功したぞ!!」

    マスター「ほう、そりゃ良かったじゃないか…ほれ、報酬だ」

    女騎士「私のドラゴンスレイヤーが唸ったぞ!!」

    魔法使い「すごかったよ…本当にかっこよかった……」

    女騎士「そ、それほどでもない!!」


    195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 21:34:54.69 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「それじゃ、銭湯行こっか…」

    女騎士「忘れてた!行こうか!!」


    女騎士「た、高そうな所だぞ…?」

    魔法使い「大丈夫、私常連だから……」

    女騎士「おお…お金持ちだ……」


    女騎士「すっ、すごい内装だな…まるで王宮だ!!」

    女騎士「おお!なんだこの椅子!!震えるぞ!!気持ちいい!!」


    198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 21:43:22.93 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「はっ…そうだ、風呂に入りに来たのだった…」

    魔法使い「うん…そうだよ…」

    女騎士「すまん…あんな椅子は初めてでな…」

    魔法使い「気にしないで…」

    女騎士「うむ!さあ、脱衣所に向かうか!!」


    202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 21:55:27.54 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「ここが脱衣所…」

    女騎士「中々広いな!!」



    女騎士「……」

    魔法使い「…どうしたの…?」

    女騎士「……」ジー…ペタペタ

    魔法使い「…?」

    女騎士「…ずるい…」プニュ

    魔法使い「っ…ちょっ…」

    女騎士「ずるいぞ、これは」モミュッ


    204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 21:58:59.36 ID:sFzKd2ZhO



    女騎士「流石金持ち銭湯……色んな種類の湯があるな!!」

    魔法使い「あの…」

    女騎士「なんだ?」

    魔法使い「人前でああいうことはしないでほしい……」

    女騎士「すまないとは、思っている…」

    魔法使い「なら良いけど…」


    208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 22:07:05.11 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「先ずは体を洗うのがマナーだな!」

    魔法使い「そうだよ…」

    女騎士「うむ……おお…あっ、温かい湯が出る゙…グスッ」

    魔法使い「なっ、なんで泣くの…?」

    女騎士「感動した!お湯に感動した!」

    魔法使い「(なんだか…かわいそう…)」

    女騎士「お湯って…良いな…」

    魔法使い「(私が守ってあげなくちゃ……)」


    230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 22:29:55.48 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「ところでどうして風呂場でもチョーカーを着けているんだ?」ワシャワシャ

    魔法使い「これは…まぁ…色々と…」

    女騎士「そうか…形見的なものか…!!」ワシャワシャ

    魔法使い「違うけど…」ワシャワシャ

    女騎士「なっ…外れだと?!」

    魔法使い「泡流すよ…」

    女騎士「ん。すまんな頭を洗ってもらって」

    魔法使い「良いの、気にしないで…」

    女騎士「そうだ!お返しに私が頭を洗ってやろう!!」


    234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 22:35:31.34 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「む、そういえば人の頭を洗うのは母親以来だな…どうだ?痛くないか?」

    魔法使い「ん…大丈夫…」

    女騎士「長くて綺麗な髪だ、うらやましいぞ」

    魔法使い「ありがとう…でも、あなたも長めで可愛いよ…」

    女騎士「そ、それほどでもない…」


    240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 22:43:33.34 ID:sFzKd2ZhO




    女騎士「ゆっ、湯に浸かってもいいんだな…?」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「誰にも怒られないんだな…?」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「じゃ、じゃあ…」チャプン…

    女騎士「湯が…温かい……グスッ」ジワッ

    魔法使い「だからなんで泣くの……」


    241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 22:48:36.62 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「風呂は…良いな!!」

    魔法使い「そうだね…」

    女騎士「温かい!!最高だ!!」

    魔法使い「うん……」

    女騎士「これだけ広いと泳げそうだな…」

    魔法使い「それはダメだよ…」

    女騎士「む、分かっているぞ」

    女騎士「分かって、いるぞ…」


    246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 22:55:36.48 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「ただ、ただな、なんとなくな、こう、スイーッとな、ちょっとだけな…」

    魔法使い「ダメ…」

    女騎士「うぅ…我慢するぞ、私は騎士だからな!!」

    魔法使い「いい子じゃないと騎士になれないもんね…」

    女騎士「うむ、好き嫌いもあまりしてはいけないのだ」

    女騎士「でも嫌なものは嫌と言えるのも強さだぞ」

    魔法使い「……好き嫌いはよくないよ…?」


    250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 23:03:56.39 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「良い湯だった…」

    魔法使い「それじゃあ宿屋に行こっか…」

    女騎士「うむ!」



    高級宿屋


    女騎士「なっ……なんと素晴らしい場所だ…」

    魔法使い「こういうとこ初めて…?」

    女騎士「うむ…宿屋はあの宿屋しか使ったことはないからな…」

    女騎士「おお…まるで城内だ……」


    253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 23:11:38.06 ID:sFzKd2ZhO

    魔法使い「部屋はここ…」

    女騎士「む、103号室か」

    魔法使い「それじゃ…」

    女騎士「ど、どこか行くのか?!」

    魔法使い「ちょっと用事…大丈夫…朝までには戻るから…」

    女騎士「う、うむ…気を付けて行くのだぞ…?」

    魔法使い「うん…行ってきます…」


    254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 23:18:46.76 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「おおっ…ふかふかのベッド……」

    女騎士「すごいな…温かい……」

    女騎士「………グスッ…」

    女騎士「…泣いてはいかん…騎士は泣かないのだ!!」

    女騎士「それにしても良いベッドだ……」


    260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/02(月) 23:25:51.27 ID:sFzKd2ZhO

    女騎士「…まだ帰ってこんのか…」

    女騎士「………」

    女騎士「先に寝ちゃうぞ!!」

    女騎士「……先に寝てしまおう…」

    女騎士「おやすみなさい…」


    299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:12:51.16 ID:qW9CyMY3O

    西の森の遺跡


    魔法使い「…まさか…魔王が復活するとは…」

    魔法使い「……あれからもう200年、か…」

    魔法使い「今の私にはもう……」

    魔法使い「……」

    魔法使い「まぁ良い…帰るとしよう…」


    302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:19:05.22 ID:qW9CyMY3O

    翌朝


    女騎士「む…もう朝か……」

    女騎士「おお!体が痛くない!!」

    女騎士「そういえば魔法使いは…」

    魔法使い「Zzz…」

    女騎士「帰ってきていたか…そうだ!」


    308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:25:51.50 ID:qW9CyMY3O




    女騎士「ふむ…この倒木…丁度良い」

    女騎士「竜王斬りいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

    女騎士「っ……手が…痺れっ…痛っ……」ジワッ

    女騎士「…よし…根性だ、根性!!」




    数時間後


    女騎士「……結局買ってしまった鋸…」

    女騎士「大丈夫だ、かなり丈夫だからな、武器にもなる、はず…」

    女騎士「とりあえず…この木の板と…」


    311: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:29:21.25 ID:qW9CyMY3O

    川原


    女騎士「……この石は大きいな…」

    女騎士「この石は……形が歪だ…」

    女騎士「む…この石なら……丁度良い!!」

    女騎士「ふふふ…あとはちょちょいのちょいで……ふふふふ…」


    312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:33:46.38 ID:qW9CyMY3O


    女騎士「ふんふふんふふ~ん…」

    女騎士「……た~らったらった~…」

    女騎士「た~たたんた~たらた~…」

    女騎士「できた!!」

    女騎士「うむ、我ながら良い出来だ!!」

    女騎士「ふっふっふっ…あとはこの石をここに填め込めば……」

    女騎士「完成した…ついに…ついに完成したぞ…!!!!」


    313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:37:10.10 ID:qW9CyMY3O

    その頃高級宿屋


    魔法使い「……ん…」

    魔法使い「……………くぅッ……んー…」

    魔法使い「……居ない…」

    魔法使い「どこに居ったんだろ……」

    魔法使い「…ま…そのうち帰ってくるよね…」


    316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:40:49.21 ID:qW9CyMY3O

    魔法使い「……暇…」

    魔法使い「……………」


    女騎士「ただいま!!」

    魔法使い「ん…おかえり…」

    女騎士「ふっふっふ…」

    魔法使い「…?」

    女騎士「少し、目を閉じてくれないか?」

    魔法使い「良いけど…」


    319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:47:27.54 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「……もう開けて良いぞ!」

    魔法使い「……髪留め…?」

    女騎士「うむ、ちなみに私とお揃いだ!」

    魔法使い「買ってきたの…?」

    女騎士「頑張って作った!」

    魔法使い「すごい上手だね…すごく可愛い…」

    女騎士「綺麗な石だろう!」

    魔法使い「うん…なんだろうコレ……透き通ってて綺麗…」


    321: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 01:54:44.09 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「さあ、今日のクエストは何を受けようか!」

    魔法使い「先ずは酒場に行ってから考えよう…?」

    女騎士「うむ、そうだな……の前に朝食が食べたい…」

    魔法使い「酒場で食べれば良いんじゃないかな…」

    女騎士「おお!名案だな!」


    325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 02:00:53.11 ID:qW9CyMY3O

    酒場


    女騎士「マスター!今日は何か食べ物を!」

    マスター「アバウトすぎるな、食パンの耳で良いか」

    女騎士「いや、スパゲティなんぞを食べさせてもらおう!」

    魔法使い「私はサンドイッチで…」

    マスター「はいよ」


    327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 02:06:08.49 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「スパゲティなんぞ久しぶりに食べるぞ…!!」

    魔法使い「……サンドイッチ美味しい…」

    女騎士「スパゲティも美味しいぞ!」

    魔法使い「ほっぺにミートソースついてるよ…?」

    女騎士「む…どこだ?」

    魔法使い「ここだよ…」

    女騎士「おお、すまんな」


    332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 02:15:46.66 ID:qW9CyMY3O

    魔法使い「ごちそうさまでした…」

    女騎士「美味かった!」

    女騎士「さて…マスター!クエストを!」

    マスター「東の砂漠にある獣人の町に行ってみると良いことがあるかもな」

    女騎士「む…私はクエストを頼んだのだぞ、情報は要らん!」

    マスター「そうか、だがな、もうこの町でクエストを受けてんのはアンタや初心者冒険団ぐらいだ」

    女騎士「なっ…それは私が初心者だと言いたいのか!まったく…」

    魔法使い「とりあえず獣人の町に行ってみよう…?」

    女騎士「うむ…そうだな!」


    335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 02:23:41.21 ID:qW9CyMY3O

    マスター「砂漠に行くならちゃんとした装備をな…それと、夜は冷えるぞ」

    女騎士「うむ…今まで世話になった!いつかまた来るぞ!」

    魔法使い「では、またいつか…」

    マスター「おう、またな」



    女騎士「…さあ!砂漠に向かう準備をせんとな!」

    魔法使い「そうだね…」


    338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 02:34:52.00 ID:qW9CyMY3O



    魔法使い「準備はこれぐらいでいいかな…」

    女騎士「む…意外と荷物が多いのだな…」

    魔法使い「うん…仕方ないよ…」

    女騎士「そうだな…根性だ、根性!」


    342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 02:41:28.90 ID:qW9CyMY3O

    砂漠


    女騎士「……暑いな…」

    魔法使い「そうだね……」

    女騎士「町はまだかな…」

    魔法使い「……転移術…使う…?」

    女騎士「うぅ…もう少し頑張る……」

    魔法使い「分かった…」


    348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 02:51:04.78 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「もう無理です…」

    魔法使い「じゃあ、転移述使うよ…?」

    女騎士「うん…」




    獣人の町


    女騎士「……魔法ってすごい…改めてそう思った…」

    魔法使い「転移は殆ど反則的だけどね…」

    女騎士「すごい便利だな…」


    353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 02:57:47.85 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「それにしても…凄いな……耳だぞ!尻尾だぞ!ふかふかだ!」

    魔法使い「そうだね…で、クエストはどうするの…?」

    女騎士「む、そうだったな、とりあえず酒場にでも行こう!!」

    魔法使い「酒場の場所は…?」

    女騎士「……知らない…」

    魔法使い「だと思った……こっちだよ…」

    女騎士「うぅ…流石魔法使い…物知りさんだな…」


    359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 03:04:07.71 ID:qW9CyMY3O

    獣人酒場


    獣人マスター「いらっしゃいです」

    女騎士「クエストを頼む!」

    獣人マスター「魔軍討伐があるのですよ」

    女騎士「魔軍…?」

    獣人マスター「はいです、魔王復活がうんたらかんたら言う魔物の軍団です」

    女騎士「ふーむ…他のクエストは?」

    獣人マスター「ありませんのですよ」

    女騎士「なっ……」

    魔法使い「ちょっと…受けてみたいな…」

    女騎士「む、私は怖いのだが…」

    魔法使い「大丈夫…強い装備だから…なんとかなるよ……」


    373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 03:14:05.79 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「じゃあ…受ける…」

    獣人マスター「了解なのですよ。集合場所などの詳細は掲示板に貼ってあるです」

    魔法使い「へぇ…複数の冒険者団体でするクエストらしいよ…」

    獣人マスター「それだけ的の数も多いということです」

    女騎士「だ、大丈夫だろうか…」

    魔法使い「大丈夫…いざとなれば私が守ってあげるから…」

    女騎士「うむ…頼りにしてるぞ!」


    379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 03:29:11.65 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「む…この町から遠く離れた洞窟か…」

    魔法使い「今から行けば間に合いそうだね…」

    女騎士「うむ、次は転移を使わずに自分の足で行くぞ!!…でも…遠いのか…」

    獣人マスター「それならウマトカゲでも借りたらどうです」

    女騎士「ウマトカゲ…?」

    獣人マスター「はいです。砂漠地帯の町などでよく見られる生き物です」

    女騎士「ふむ…それを使ってみるか!」

    魔法使い「うん…そうしよっか…」


    380: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 03:35:24.96 ID:qW9CyMY3O

    借馬石竜子屋


    女騎士「すまんがウマトカゲとやらを借りたい!」

    魔法使い「そういえば…あなたは馬とかに乗れるの…?」

    女騎士「いや、乗れんぞ?」

    魔法使い「……すみません、ウマトカゲを一匹…」

    女騎士「なっ、まさか私を置いて行くのか!?」


    381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 03:40:35.32 ID:qW9CyMY3O

    砂漠


    魔法使い「どう…?狭くない…?」

    女騎士「大丈夫だ…それにしても……なかなか痛いな…」

    魔法使い「仕方ないよ…一番大きい子借りても鞍は一人乗り用しかないから…」

    女騎士「うーむ…」

    魔法使い「だから…ちょっとだけ我慢してね…?」

    女騎士「うむ、我慢するぞ!」


    383: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 03:46:15.71 ID:qW9CyMY3O


    女騎士「ここが集合場所か」

    魔法使い「そうみたいだね…」

    女騎士「む…ジロジロ見られてるぞ…」

    魔法使い「気にしない方が良いよ…」

    女騎士「うむ…」




    盗賊「……ちょっと、なんでアイツが居んのよ…」

    弓士「あ、本当だあの子もこのクエスト受けたんだー」

    盗賊「受けたんだー、じゃないわよ!どうすんの?!私達はアイツから逃げてきたのよ?!」

    弓士「そう言われてもぉー…」

    盗賊「……まぁ、良いわ、これだけ人が多いと気付かれないかもしれないしね…」


    388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 03:53:46.29 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「ふむ…クエストの内容は洞窟内の魔軍殲滅か…」

    魔法使い「頑張ろうね…」

    女騎士「う、うむ……はっ!今宵も魔剣ドラゴンスレイヤーは血に飢えている……」

    魔法使い「まだ時間あるから…ちょっと装備の手入れしとこっか…」

    女騎士「うん!」

    魔法使い「念のために回復薬を渡しとくから…」

    女騎士「にっ、苦いやつか…?」

    魔法使い「苦くないやつ…」




    盗賊「ぷっ…アイツまだ回復薬飲めないんだって」

    弓士「良いじゃない、微笑ましくてー」

    盗賊「いや、冒険者としてどうなのよ…」

    弓士「前まで苦いの嫌いって言ってのはどこのだあれー?」

    盗賊「なっ…うるさいわね!もう平気なんだから良いじゃないの!」


    391: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 03:59:38.16 ID:qW9CyMY3O

    魔法使い「いい、囲まれたらコレを使うの…」

    女騎士「小型の杖、か…?」

    魔法使い「数発分の魔法を込めておいたから…いざというときに使うんだよ…?」

    女騎士「うむ、了解だ」

    魔法使い「あと、出来るだけ私の側を離れちゃダメ…」

    女騎士「うむ、安心するといい、私は一人が嫌いだからな、離れんぞ」


    392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:05:32.71 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「む、突撃だそうだ!」

    魔法使い「行こっか…」

    女騎士「……皆何をもたもたしておるのだ!」

    女騎士「ええい!邪魔だ邪魔だ!!」

    魔法使い「転んじゃダメだよ…」



    盗賊「あーあ…先に突っ走ったわよアイツ…」

    弓士「罠にひっかからなければ良いけどー…」

    盗賊「大丈夫じゃないの?アイツ、運だけは良いし」

    弓士「そうねぇー」


    395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:11:07.45 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「む…暗くてよく見えん……」

    魔法使い「前方にゴブリンが…4体…」

    女騎士「おお、アレか、よし行くぞ!!」

    魔法使い「うん……」



    弓士「相変わらず凄いねー」

    盗賊「この暗さでよく攻撃を当てられるわね…アイツ…」

    弓士「それも運かもねぇー…」

    盗賊「あり得るわ…」

    弓士「さて、私達もそろそろ行くわよー」

    盗賊「はいはい…援護、頼むわよ」

    弓士「任せといてー」


    396: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:15:44.13 ID:qW9CyMY3O

    魔法使い「一旦下がろう…」

    女騎士「騎士に後退の文字は無い!あるのは前進のみだ!!」

    女騎士「……うむ、今のは我ながらかっこよかったな」

    女騎士「さて、一旦下がるか」

    魔法使い「もう一人で4体も倒せたもんね…」

    女騎士「うむ!これでレベルも上がるハズだ!」



    盗賊「げっ…アイツらなんで後退してくんのよ?!」

    弓士「知らないわよぉー」

    盗賊「ちょっ、どうすんのよ!」

    弓士「別に会っちゃっても良いじゃないのー」

    盗賊「私は絶対嫌よ!!!」


    397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:20:48.88 ID:qW9CyMY3O

    盗賊「…そうだ、良いこと思いついたわ」

    弓士「なぁにー?」

    盗賊「アイツを転ばせれば良いのよ」

    弓士「なるほどねぇー…確か転倒の杖が合ったよねー」

    盗賊「貸しなさい」

    弓士「はいー」

    盗賊「行くわよ…アイツが転んだら走るのよ…!!」

    弓士「分かってるー」


    398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:23:46.71 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「せめて二桁レベルに到達したいところだぅわぁっ!!」


    盗賊「完璧!!走るわよ!!」

    弓士「分かってるってばー」


    魔法使い「大丈夫…?」

    女騎士「うむ…ちょっと顔が痛いが…これぐらい平気だ!」

    魔法使い「そう…回復魔法はかけなくてもいい…?」

    女騎士「うむ、かけなくて大丈夫だ」


    402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:30:39.32 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「ううむ…これはやはり少し休んだ方が良いのかもしれん…」

    魔法使い「横になる…?膝枕してあげようか…?」

    女騎士「うむ…頼む…」

    魔法使い「ん……地面、ひんやりしてるね…」

    女騎士「心地良いな…」



    盗賊「………で、アイツら何やってんのよ…」

    弓士「さぁー?イチャイチャじゃないのー?」

    盗賊「まったく…なんの為にこのクエストを受けに来たのかしらアイツらは……」

    弓士「はいはい、膝枕なら後でしてあげるからー」

    盗賊「そっ、そういうことじゃないわよ!!」


    403: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:33:40.97 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「ああ…このまま寝てしまいそうだ…」

    魔法使い「寝ちゃダメだよ…?」

    女騎士「分かってはいるが……」

    魔法使い「そろそろ行かなきゃ…報酬貰えないよ…」

    女騎士「む、それはいかんな、早く殲滅に行こうか」

    魔法使い「了解…」


    412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:51:02.61 ID:qW9CyMY3O

    魔法使い「みんな中々苦戦してるね…」

    女騎士「うむ…敵の数は尋常ではないからな…」

    魔法使い「(広範囲魔法を使うにも邪魔すぎる…)」

    女騎士「さて…突撃だ!!」

    魔法使い「ん。了解…」



    盗賊「きりがないわね…」

    弓士「そうねぇー」

    盗賊「ま、雑魚は首切りで殺せるから良いけど」

    弓士「ヘッドショットは得意よぉー?」


    414: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 04:58:04.22 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「竜王斬りいぃ!!竜王斬りいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!竜王斬りいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

    魔法使い「威力上昇威力上昇威力上昇……」

    女騎士「力がみなぎるぞ!!今宵の魔剣は一味違うのだ!!!竜王斬りいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」



    弓士「なかなか頑張ってるわねー」

    盗賊「無駄な動き多すぎよ、あんなの」

    弓士「あらあら、よく見てるのねー」

    盗賊「なによその言い方…」

    弓士「本当のことでしょー?」

    盗賊「……ふん…ほら、さっさと片付けるわよ」


    416: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 05:07:57.75 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「む…何やら前が騒がしいな…」

    魔法使い「そうだね…」

    女騎士「………ちょっとヤバい気がするぞ…?」

    魔法使い「私もそう思う…」

    女騎士「撤退した方が…」

    魔法使い「……無理かも…」

    女騎士「なっ!入口が塞がれている…だと…?」



    盗賊「……な…なによアレ…」

    弓士「ボス登場、でしょうかー…」

    盗賊「ちょ…なによ…これ…虐殺じゃない……」

    弓士「まぁ、私達がゴブリンにしてきた事とあまり変わりませんがねー」


    419: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 05:19:07.71 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「ちょとこれシャレにならんしょ…」

    魔法使い「落ち着いて…いざとなれば転移を使うから…」

    女騎士「…私達だけ、か…?」

    魔法使い「……」

    女騎士「私は、自分だけ逃げようとは思わん!騎士だからだ!!」

    女騎士「最早逃げ道など不要!!」

    女騎士「だから…私に、ついてきてくれるか…?」

    魔法使い「うんっ…!」




    盗賊「なんっ!なのっ!よぉっ!」

    弓士「魔軍の!魔法!剣士!じゃない!ですかー!」

    盗賊「腕が!六つも!あるわよ!?」

    弓士「見りゃ!わかり!ます!」

    盗賊「ハァ…ハァ…避けるので精一杯ね…」

    弓士「ハァ…あれは…ハァ…反則的ですよー…」

    魔法剣士「脆いな、人間は…そのクセに死にたくないと足掻く……無様だな」


    422: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 05:24:37.03 ID:qW9CyMY3O

    魔法剣士「さあ…魔王様復活の贄となるが良い」

    女騎士「あー!!ま、また…パク…られ……」

    魔法使い「大丈夫だよ…まだ大丈夫……」

    弓士「あらー、お久しぶりですねー」

    盗賊「くっ…今一番会いたくないやつに……」

    女騎士「お!久しぶりじゃないか!元気にしてたか?私は元気にしてたぞ、寂しかったが」

    魔法使い「それよりアイツ…」

    女騎士「うわ、キモ、腕が六本だ、キモ、虫っぽくてキモ」

    魔法剣士「キモくない!!!!」


    425: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 05:30:00.09 ID:qW9CyMY3O

    魔法剣士「クソッ!調子に乗りおって…人間どもめ!!!」

    弓士「言われればー、確かに気持ち悪いですねー」

    盗賊「強いけどキモいわね」

    魔法使い「…(…ちょっと可哀想…)」

    魔法剣士「む……貴様…そのチョーカーは……いや…まさか…そんなハズは…」

    魔法使い「この子たちに手出ししたら…消すよ…?」

    魔法剣士「っ…」

    女騎士「あ、転移で逃げた」


    426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 05:33:19.18 ID:qW9CyMY3O

    魔法使い「…助かったね…」

    女騎士「うむ……いや、しかし、こんなとこで会えるとはな」

    弓士「そうねー」

    盗賊「……それより、どうすんのよ、生存者なんて数える程しか居ないし…入口は塞がれてるし」

    魔法使い「この人数なら…転移使えるけど…」

    女騎士「おお!流石だな!」

    弓士「それじゃあお願いしますねー」


    543: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 17:29:20.30 ID:qW9CyMY3O

    獣人の町


    魔法使い「到着…」

    盗賊「便利な技ね」

    弓士「良いですねー、転移術」


    女騎士「あ、あれっ…レベル8のまま…で…え…?」

    魔法使い「どうしたの…?」

    女騎士「レベルが…上がってない…」


    548: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 17:37:53.38 ID:qW9CyMY3O

    弓士「そんなことよりー、これからどうしますー?」

    盗賊「そうね、この町でのクエストはコレが最後だったし…」

    女騎士「レベルが上がってない…レベルが…」

    魔法使い「なんでだろうね…」

    盗賊「…はぁ…とりあえず報酬でも回収しに行くわよ」

    弓士「はいはいー」


    549: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 17:42:38.48 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「…よし、この町で地道にレベル上げするぞ!!」

    魔法使い「そうだね…この町だと敵のレベルも高いし…」

    盗賊「なに言ってんのよ、この町のクエストはもう無いわよ」

    女騎士「…え?」

    弓士「当分クエストはありませんよー」

    女騎士「…ぐっ…最初の町にまた戻るしかないのか…」

    魔法使い「みたいだね…」


    552: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 17:47:11.16 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「くうっ…報酬はいらん!もう帰る!!」

    魔法使い「歩いて…?」

    女騎士「……転移お願いします…」

    魔法使い「了解…」



    盗賊「…アイツ…なんでレベル上がらなかったのかしら…結構頑張ってたわよね?」

    弓士「そうねー…呪われてるんじゃないのー?」

    盗賊「…アイツならあり得るわね」


    553: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 17:52:14.86 ID:qW9CyMY3O

    最初の町


    魔法使い「とうちゃーく…」

    女騎士「さあ!今日はもう寝るか!」

    魔法使い「そうだね…」

    女騎士「…ふかふかのベッド……」

    魔法使い「その前にお風呂入りたい…」

    女騎士「む、そういえばかなり汗をかいたからな……銭湯に行くとしよう」


    560: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 17:58:48.98 ID:qW9CyMY3O


    高級宿屋


    女騎士「やはり銭湯は良かったぞ!!」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「明日もクエストを頑張ろう!」

    魔法使い「がんばろー…」

    女騎士「さて、今日は早めに寝るとしよう」

    魔法使い「ん。おやすみ…」

    女騎士「うむ、おやすみ」


    588: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 19:39:07.78 ID:qW9CyMY3O

    翌朝 酒場


    女騎士「マスター!ただいまだ!」

    マスター「ん、なんだ、帰ってきたのか」

    女騎士「なにかクエストは無いか」

    魔法使い「できれば討伐系で…」

    マスター「ないな」

    女騎士「なっ…」

    マスター「冗談だ、例の遺跡にゴブリンがまた湧いたらしい、討伐してきてくれ」

    女騎士「ラジャー了解だ!!」


    593: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 19:51:27.40 ID:qW9CyMY3O


    遺跡


    女騎士「む、今回は見張りがおらんな」

    魔法使い「みたいだね…」

    女騎士「よし、突入しよう!」

    魔法使い「待って、罠かも…」

    女騎士「むぅ…あり得るな…」

    魔法使い「石かなにかを投げて様子見てみよ…?」


    594: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 19:54:19.01 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「な、投げるぞ…?」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「……」カツーン

    魔法使い「…罠じゃなかったみたいだね…」

    女騎士「うむ、良かった…」

    魔法使い「突入しよっか…」

    女騎士「そうするか」


    599: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 20:02:53.27 ID:qW9CyMY3O

    魔法使い「……ゴブリンだらけって聞いたけど…」

    女騎士「妙に静かだな…」

    魔法使い「…あれ…?」

    女騎士「どうした!」

    魔法使い「この前まで…真っ直ぐ行くと壁があった…よね…?」

    女騎士「む…本当だな、壁が壊されているな…こんなところにも道があったとは」


    600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 20:10:00.31 ID:qW9CyMY3O

    魔法使い「嫌な予感がする…」

    女騎士「うむ、私もだ…」

    魔法使い「……ちょっと、ここで待ってて…私が見てくるから…」

    女騎士「う、うむ…すぐに戻ってくるのだぞ…?」

    魔法使い「ラジャー了解…」


    604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 20:23:33.02 ID:qW9CyMY3O



    女騎士「……」

    女騎士「遅い……まだ帰ってこないな…」

    女騎士「……不安になってきたぞ…」

    女騎士「…行くべきか…」

    女騎士「しかし待ってろと言われたから……うーん…」


    605: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 20:26:06.61 ID:qW9CyMY3O

    魔法使いは帰って来ぬまま、

    女騎士は隠れていたゴブリン達に倒されてしまいましたとさ。


    めでたし、めでたし。


    611: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 20:29:17.18 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「――とかあり得そうで嫌だぞ!?」

    女騎士「…うー…仕方ない!!」

    女騎士「突入するぞ!!!」


    女騎士「……こっ、怖くないぞ…大丈夫だ…大丈夫…」

    女騎士「む…扉…?」

    女騎士「なにやら悪魔の顔が描かれているな…」


    616: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 20:38:46.76 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「……罠かもしれん…」

    女騎士「むぅ…何か棒のような物は……」

    女騎士「…魔剣ドラゴンスレイヤーよ、出番だ!!」ツンツン

    女騎士「………よし、罠ではなさそうだな…」

    女騎士「この先に、魔法使いが……」


    618: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 20:49:41.80 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「すー……はー…」

    女騎士「たのもー!!!」ギィィィ

    女騎士「…む…?」

    女騎士「魔法使いがおらんな…」

    女騎士「……はっ、そこに居るのは…人か…?」

    女騎士「…ふむ、女性のようだが…」

    女騎士「なかなか美しい髪だな…動かない…人形、か」

    女騎士「ほほう…両腕の肌の色が違うとは…また面白い人形だ」


    622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 20:53:23.65 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「むぅ、今はそれどころではないのだった…」

    女騎士「人形は魔法使いを見てないか…?」

    女騎士「……なんて、答えるハズはない、か…」

    人形「目はありませんので見てはいませんが、貴女より先にこの部屋へ来た者は連れ去られましたよ」

    女騎士「しゃっ、しゃべっ、おばっきゅぇ?!??!?!!」

    人形「落ち着きなさい」

    女騎士「はひぃ!!」


    625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:02:17.88 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「はっ…ちょっと待て、連れ去られただと…?」

    人形「ええ、連れ去られました」

    女騎士「誰にだ!!」

    人形「恐らくですが、魔王に」

    女騎士「まっ、魔王に…!?」

    人形「ええ…恐らく、ですがね」

    女騎士「くっ…信じられん……すまんが、魔王が何処に居るか分かるか?」

    人形「魔界に存在する魔王城、でしょうか」

    女騎士「その魔界とやらにはどうやって行けば良いのだ!!」


    628: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:09:03.51 ID:qW9CyMY3O

    人形「私を使えば可能ですが」

    女騎士「そっ、それは本当か!?」

    人形「はい、ですが通行料を戴きます」

    女騎士「通行料…?」

    人形「ええ、貴女の体の一部を」

    女騎士「……通行料を払えば通してもらえるのだな…?」

    人形「はい…ですが、此方へ戻ってこれる保証はありません」

    女騎士「構わん、騎士に後退の文字はないからな」

    女騎士「む、お前は目が無いのだな…ならば私の目をやろう、ただし片目だけだぞ」

    人形「構いません、それで十分です」


    636: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:13:08.80 ID:qW9CyMY3O

    人形「では…少し我慢してください」

    女騎士「う、うむ…」

    人形「………」ズプッ グニュ

    女騎士「ん゙っ…!!」

    人形「………」グチュッ

    女騎士「ぐぅ…っふぅ…!!!」

    人形「……!」ズルゥゥッ

    女騎士「ひぐっ?!」

    人形「確かに、片目を戴きました」

    女騎士「あ゙っ…がぁっ゙……!!!」

    人形「……ふむ、馴染む、馴染むぞ、です」

    女騎士「は…あぁ……」


    644: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:19:00.05 ID:qW9CyMY3O

    人形「…私はこのような場所に居たのですか……なんとも暗くて寂しいところ…」

    女騎士「……ふっぅぅ…もう大丈夫だ……さぁ、私を魔界とやらへ連れていってくれ」

    人形「……貴女は、どうしてあの方に拘るのです?」

    女騎士「友だからに決まっているだろう」

    人形「友?…貴女はあの方が誰かを知らないようですね……」

    女騎士「?」

    人形「まぁ、良いでしょう、じっとしていて下さい」

    女騎士「うむ」

    人形「………それでは良い旅を」


    649: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:29:04.66 ID:qW9CyMY3O


    女騎士「む……此処が魔界、か……」

    女騎士「空が赤いな……」

    女騎士「むぅ…片目が無いだけでこれ程歩き辛いとは……」

    女騎士「……はっ!そうだ、眼帯を買わねばな」

    女騎士「隻眼の騎士、か……ふふ…かっこいいじゃあないか!!!」


    653: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:34:30.05 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「ここは森、か…」

    女騎士「町は何処だろうか……」

    女騎士「うーむ……む?川があるな」

    女騎士「……確か、川を辿れば何れは町に着くと聞いた」

    女騎士「…よし、行くか」


    655: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:42:31.82 ID:qW9CyMY3O

    数時間後


    女騎士「……町はどこだ!!」

    女騎士「…む?人が居るな…髪の長さからして…女性か」

    女騎士「おーい、そこの女性、少し聞きたいこ…とが……」

    スウィフトフッド「ん?」

    女騎士「なっ!下半身が馬…貴様、魔物か!」

    スウィフトフッド「貴様魔物かって…お前さんが言うことじゃないと思うけど…?」

    女騎士「何を言う、私は人間だ!」

    スウィフトフッド「…人間…?」

    女騎士「うむ」


    657: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:45:27.13 ID:qW9CyMY3O

    スウィフトフッド「ぷっ…何言ってんのさ、人間に角が生えてるはずないじゃないか、大体、魔界には人間なんか来れないよ」

    女騎士「……角…?」

    スウィフトフッド「頭に生えてんじゃない、小さいわねー、一桁レベル?」

    女騎士「つ…角なんか生えてるハズが…」サワサワ

    女騎士「………」サワ…

    女騎士「………生え…て………え?」

    スウィフトフッド「…病院行く…?」


    663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:51:56.80 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「なん…これ…ちょと…シャレにならんしょ…」

    スウィフトフッド「ところでさぁ」

    女騎士「なんだ?」

    スウィフトフッド「なんでこんなところに居るわけ?」

    女騎士「こんなところ…?」

    スウィフトフッド「ここ、淫魔自治区」

    女騎士「…なんだそれは…?」

    スウィフトフッド「……はぁ…つまり、淫魔以外が入ってきたら襲われても文句言えない場所なの」

    女騎士「なっ、それは危険だな…」

    スウィフトフッド「お前さん、自分の置かれてる状況分かってんかい?」


    670: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 21:59:13.85 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「だが私はどれだけ危険だろうが…」

    スウィフトフッド「そうじゃなくて……淫魔が何かぐらいは知ってるんだよね?」

    女騎士「うむ、人の命を吸う魔物だろう?」

    スウィフトフッド「…半分正解かな」

    女騎士「半分…?」

    スウィフトフッド「命を吸うだけじゃなくてねェ…例えば」チュッ

    女騎士「なっ……なぬをしゅる!!」

    スウィフトフッド「あははっ、顔真っ赤にしちゃって可愛いんだから…」

    スウィフトフッド「淫魔ってのはね、これよりももっと凄いことするんさ」

    女騎士「………!!!」

    スウィフトフッド「分かった?」

    女騎士「わっ、わかった………もしかして…私は今超ピンチか…?」

    スウィフトフッド「うん、超ピンチ」


    693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 22:53:41.66 ID:qW9CyMY3O

    スウィフトフッド「…と、言いたいけど、お前さんは魔族だ」

    スウィフトフッド「あたし達淫魔は魔族が怖いんよ、一番偉いからね」

    女騎士「一番…偉い…?」

    スウィフトフッド「そうさ……って、お前さんは何も知らないんだぁね」

    女騎士「うむ、魔界には初めて来たからな」

    スウィフトフッド「……(やっぱり病院に行った方が…)」

    女騎士「で、一番と言うことは他にも色々な種族があるのだろう?」

    スウィフトフッド「ん?ああ、そうさね、この魔界ってのは上から見ると大体六角形でねぇ」

    女騎士「ふむふむ…」


    696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 22:56:44.74 ID:qW9CyMY3O

    スウィフトフッド「真ん中にでっかい樹があんのさ、そこの周囲は共同開発特区て言って、どの種族でも、何の許可も無しに入って構わんのさ」

    スウィフトフッド「そんで、時計で言えば12時と2時の間が魔族自治区」

    スウィフトフッド「2時と4時の間が淫魔自治区、つまり此処な」

    スウィフトフッド「4時と6時が魔獣自治区、例えばドラゴンなんぞが居るところさ」

    スウィフトフッド「6時と8時の間が死霊自治区、スケルトンとかゴーストが居るとこさね」

    スウィフトフッド「8時と10時の間が呪物自治区、ガーゴイルなんぞが有名だね」

    スウィフトフッド「んで、10時と12時の間が異形自治区、スライムなんかが居る場所だねェ」

    女騎士「……すまん…混乱してきた…」


    702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 23:07:13.52 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「…………よし、大体分かった、それで位云々は…?」

    スウィフトフッド「魔族、淫魔、魔獣、死霊、呪物、異形の順に偉いんさよ」

    女騎士「…つまり私は一番偉い種族か?」

    スウィフトフッド「そういうことになるね」

    女騎士「ふむ…ところで魔王とやらはどこにいるのだ?」

    スウィフトフッド「魔王様?魔王様なら魔族ん所にある魔王城さ」

    女騎士「すまんが案内してくれぬか?」

    スウィフトフッド「無理だねえ、私に得がないし下手すりゃ殺されちまうよ、大体今の魔族自治区は出入り不可さ」


    705: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 23:14:48.85 ID:qW9CyMY3O

    スウィフトフッド「空からなら入れるだろうけど…」

    女騎士「空から……そうだ!」

    スウィフトフッド「なんさ?」

    女騎士「魔族自治区以外になら連れて行ってくれるのだな?」

    スウィフトフッド「そうだね」

    女騎士「なら、魔獣のところへ連れて行ってはくれないだろうか」

    スウィフトフッド「魔獣…?まぁ、良いけどさ」

    女騎士「すまんな」

    スウィフトフッド「気にしなくて構わんさ、ほら、背中に乗りな」

    女騎士「良いのか…?」

    スウィフトフッド「乗りたくないなら乗らなくて良いんだがね」


    721: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 23:45:43.38 ID:qW9CyMY3O


    魔獣自治区前


    スウィフトフッド「さ、着いたよ」

    女騎士「む…もう着いたのか…」

    スウィフトフッド「速いでしょ」

    女騎士「うむ、名馬にも劣らぬほどだな!!」

    スウィフトフッド「嬉しいこと言ってくれるねぇ」

    女騎士「本当のことを言っただけだぞ」

    スウィフトフッド「面白いやつだねえ…んじゃ、ここでお別れだよ」

    女騎士「うむ、いつかまた!!」


    723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 23:49:08.93 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「さて…」

    女騎士「ドラゴンはどこだー!!!」

    女騎士「ドラゴンはー!!!どこだー!!!」

    女騎士「私を背に乗せてくれるドラゴンはどこだー!!!」

    女騎士「……むぅ、居らんのか…?」


    733: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/03(火) 23:54:49.10 ID:qW9CyMY3O

    女騎士「……この場所は寂しいな…」

    女騎士「…誰もおらん…」

    女騎士「………泣かないぞ!魔法使いを助けるまで絶対泣かんのだ…」

    女騎士「……泣かない…ぞ……」

    女騎士「…………」


    738: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 00:06:26.24 ID:VqMJNLnGO

    女騎士「……そうだ、ドラゴンと言えば洞窟だ!」

    女騎士「洞窟を探すとしよう…」



    女騎士「…む、大きい洞窟だな……」

    女騎士「誰かー!居らぬのかー!」

    ドラゴン「喧しい奴だのう…」

    女騎士「おお!すまぬが私をお主の背に乗せて頂きたい」

    ドラゴン「嫌じゃな」

    女騎士「頼む!」

    ドラゴン「絶対嫌じゃな」

    女騎士「なぜだ!!」

    ドラゴン「儂は力無き者なぞ乗せん」


    747: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 00:18:58.46 ID:VqMJNLnGO

    女騎士「頼む…友を、助けたいのだ…」

    ドラゴン「ふむ、なら儂を服従させてみよ」

    女騎士「戦え、と言うことか…?」

    ドラゴン「そういうことになるのう」

    女騎士「良かろう!!全力で相手してやる!!」





    数時間後


    ドラゴン「…(…弱い…弱すぎる…此奴本当に魔族か?)」

    女騎士「まだだ…まだ倒れぬぞ……」

    ドラゴン「……そのクセに根性だけは…」

    女騎士「竜王斬りいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!」

    ドラゴン「大した名前じゃが…竜王を斬れぬなぞ、蛇斬りにでも改名すればどうじゃ」

    女騎士「………な、貴様竜王だったのか…?」

    ドラゴン「知らなかった……と…?」

    女騎士「うむ、まったく」


    751: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 00:23:59.44 ID:VqMJNLnGO

    ドラゴン「……ちょっと待て、貴様…なん…え?」

    女騎士「え?」

    ドラゴン「竜王と知らずに戦いを挑んだ、と…?」

    女騎士「うむ」

    ドラゴン「…………呆れたわい…」

    女騎士「む、そんなことより、続きだ!!!」

    ドラゴン「…(こんな阿呆にこれだけ手こずったじゃと……)」

    女騎士「おい、聞いておるのか?」

    ドラゴン「(この儂が……情けのうなってきたわ……)」

    女騎士「む、年のせいか耳が遠いようだな……」

    ドラゴン「誰が老いぼれじゃい」

    女騎士「ちょっとした冗談だ」


    757: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 00:28:54.95 ID:VqMJNLnGO

    ドラゴン「(だいたい此奴…角からして一桁レベルではないか…)」

    ドラゴン「……そうか…儂ももう引退せねばならんか…」

    女騎士「どうした爺さん独り言をブツブツと」

    ドラゴン「誰が爺じゃ」

    女騎士「だからちょっとした冗談だと」

    ドラゴン「まぁ良い……今回は儂の負けで構わんわい…」

    女騎士「む!それは本当か!!」

    ドラゴン「うむ…」

    女騎士「世界の半分をくれるのか!!」

    ドラゴン「待て、いつそんな話になった、背に乗せるか乗せんかじゃろ」

    女騎士「む、そうだった…すまない」


    769: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 00:36:55.14 ID:VqMJNLnGO

    ドラゴン「まったく…なんなんじゃコイツは……」

    女騎士「私は騎士だ!」

    ドラゴン「馬に乗っとらんのにか?」

    女騎士「う、うるさい!!」

    ドラゴン「まあ良い、さっさと背に乗れ」

    女騎士「ふふん…あ!」

    ドラゴン「なんじゃ」

    女騎士「今宵も魔剣ドラゴンスレイヤーは血に飢えている…ってやるのを忘れてた……」

    ドラゴン「(ああ、儂はただの阿呆に負けたのか……)」


    782: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 00:45:07.83 ID:VqMJNLnGO

    ドラゴン「しっかり掴まっておれ…行くぞ!!」

    女騎士「う、うむ……んぎぃやああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

    ドラゴン「(一々大げさな奴じゃのう…)」

    女騎士「高い゙い゙ぃ゙ぃ゙!!!怖い゙いぃぃぃ!!!!」

    ドラゴン「ちょ、鼻水を儂に垂らすでないぞ?!」


    787: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 00:49:30.31 ID:VqMJNLnGO


    女騎士「おお!慣れると面白いものだな!!」

    ドラゴン「先ほどまで泣き喚いておったクセによく言うわい…」

    女騎士「む、初めての体験だったからな…」

    ドラゴン「まったく…」

    女騎士「ところで……空を飛ぶとは、かなり寒いのだな…」

    ドラゴン「そうかのう?」

    女騎士「うむ…ヘルメッ…じゃなくて、鎧がなければ即死だったぞ」


    790: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 00:55:16.92 ID:VqMJNLnGO



    ドラゴン「ほれ、着いたぞ…ここからどうするつもりじゃ?」

    女騎士「着地してくれ」

    ドラゴン「無理じゃ」

    女騎士「なっ…どうしてだ!」

    ドラゴン「当たり前じゃろう…最も位の高い魔族の地に足を踏み入れるなんぞ儂に死ねと言うておるのか?」

    女騎士「むぅ…ではどうするのだ…」

    ドラゴン「飛び降りれば良かろう?」

    女騎士「……えっ?」


    792: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:00:44.34 ID:VqMJNLnGO

    ドラゴン「ロープは確り結んだな?」

    女騎士「う、うむ…」

    ドラゴン「よし、なら飛び降りろ」

    女騎士「無茶を言うな!怖いではないか!」

    ドラゴン「早くせんと、落とすぞ」

    女騎士「分かった、分かったから………ええい!!もうどうにでもなれええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」


    794: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:07:00.01 ID:VqMJNLnGO



    女騎士「はっ!生き…てる……?」

    女騎士「怪我は…おお、掠り傷一つすらない!!」

    女騎士「私もつくづく運が良いな!!」

    女騎士「それにしても……此処は…森、か…?」

    女騎士「…まぁ良いか、とりあえず魔族自治区には来れた訳だしな!!!」


    796: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:12:28.69 ID:VqMJNLnGO


    女騎士「ふむ街に着いたは良いが…魔王城が見当たらんな…」

    女騎士「そこの方、すまんが魔王城はどこか知らぬか?」

    女騎士「む、そうか街外れにある草原だな、礼を言う」

    女騎士「…そうだ、眼帯を買わねばならんのだった…」

    女騎士「道具屋は…ここか」


    803: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:21:24.70 ID:VqMJNLnGO

    女騎士「スマンが眼帯を売ってくれ」

    女騎士「む、そういう可愛らしいのではなく…もっとかっこいいやつをだ」

    女騎士「…おお、それが良い、気に入ったぞ」

    女騎士「…意外に高いのだな…まぁ、それぐらいなら…」

    女騎士「…なに?この金貨は魔界じゃ使えない?」

    女騎士「………いやいや、これはだな、世にも珍しい裏と表が逆さまに作られた金貨なのだ」

    女騎士「レアだぞ?…そうだな、この眼帯と…あとコレで交換しよう」

    女騎士「む、毎度ありだ、では」


    810: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:26:59.59 ID:VqMJNLnGO

    女騎士「ふぅ…盗賊に教えてもらった交渉術は意外に使えるな…」

    女騎士「さて、眼帯をつける作業に入るか…」

    女騎士「……むむ…中々似合ってるのではなかろうか…」

    女騎士「うむ、硝子に映るは隻眼の魔族騎士か…かっこいいじゃあないか!!!」

    女騎士「…おっと、早く魔王城へ向かわねば!!待っていろ、魔法使い!!」


    815: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:33:54.72 ID:VqMJNLnGO

    女騎士「……此処が魔王城か…」

    女騎士「なんともメルヘンチックな家にしか見えんのだが……」

    女騎士「仕方ない、突入する!!」



    女騎士「たのもー!!!!」ガチャ

    魔王「あら?だあれ?」

    魔法使い「どうしたのお母さ……」

    女騎士「魔法使い!!助けに来たぞ!!」

    魔法使い「わっ…その目…どうしたの…?」

    魔法使い「と言うかわざわざこんなところまで私を迎えに…?」

    女騎士「目は通行料として払った!!そして迎えにきたのは魔法使いが私の大事な人だからだ!!!!」

    魔王「あのぉ…話がみえないんだけど…」


    818: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:36:38.02 ID:VqMJNLnGO

    女騎士「魔王!!貴様を切る!!!!」

    魔王「えっ?えっ?」

    魔法使い「ちょっ、ちょっと待って…!」

    女騎士「なぜそいつを庇う!!…はっ!まさか…洗脳か……汚いなさすが魔王きたない!!!!!」

    魔王「そっ、そんなことしてないもん!」

    魔法使い「落ち着いてってば…!!!」


    826: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:41:50.28 ID:VqMJNLnGO



    女騎士「なるほど、つまり魔王は魔法使いの母というわけか、それはすまなかった」

    魔王「わかってくれたんなら良いよぅ」

    女騎士「むぅ…しかし…魔法使いは魔族だったのだな…」

    魔法使い「うん…」

    女騎士「でも、角や羽は見えなかったが…?」

    魔法使い「えっと…このチョーカーを外すとね………ほら…」

    女騎士「おお!!角と羽が!!」

    魔法使い「…今まで黙ってて…ごめんね……」


    829: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:50:09.54 ID:VqMJNLnGO

    魔王「ところでねっ、あのねっ、魔法使いちゃんの話ではねっ、女騎士さんは人間だってねっ、聞いたんだけどっ」

    女騎士「はっ、そうだ…この角は……何故か魔界に来た時に生えたのだが…」

    魔法使い「……魔族化…じゃないの…?」

    女騎士「魔族化?」

    魔法使い「うん…魔界に来た人間がなっちゃう病気……」

    女騎士「なっ…これは病気なのか?!」


    831: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 01:55:02.36 ID:VqMJNLnGO

    魔法使い「魔界に来た人間の数は少ないから…資料は殆どないけど……」

    女騎士「治せるの…か…?」

    魔法使い「多分…無理かも…」

    女騎士「…なっ…なんということだ…!」

    魔法使い「大丈夫だよ…チョーカー余ってるから…ね?」

    女騎士「うむ……」


    835: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 02:00:57.61 ID:VqMJNLnGO

    女騎士「そういえば、魔王、貴女に聞きたい事が二つある」

    魔王「なあにぃ?」

    女騎士「魔軍とは何か、そして魔『王』なのにどう見ても少女なのはどうしてか」

    魔王「魔軍はねっ、魔界から逃げ出した犯罪者だよぅ」

    魔王「魔王の名前さえ出しとけば人間は恐れるとか思ってる基地外なんだよぅ」

    魔王「でねでねっ、魔王はねっ、両方なのっ」

    女騎士「…両方…?」

    魔王「うんっ、両方なの」


    862: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 02:40:36.04 ID:VqMJNLnGO

    魔法使い「それにしても……お母さん…」

    魔王「なあに?」

    魔法使い「本当に魔軍はお母さんと関係ないの…?」

    魔王「むーっ、本当に関係ないもんっ!ずっと帰ってこないから分からないんでしょーっ!」

    魔法使い「う、疑っててごめんね…」

    魔王「いいよー、許しちゃうっ」

    女騎士「…あの…どうして魔王は魔法使いを拐ったのだ…?」


    865: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 02:44:57.36 ID:VqMJNLnGO

    魔王「あのねー、私が起きた時にねー、魔法使いちゃんが居なかったからなのっ」

    女騎士「起きた時…?」

    魔王「そうなのっ、魔法使いちゃんと昔喧嘩してねっ、それで魔法使いちゃんが出ていったのっ、だから大体200年ふて寝してたのっ」

    魔法使い「あの時はごめんね…?」

    魔王「ううん、私も大人気なかったよぅ、ごめんねっ」


    872: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 02:55:14.87 ID:VqMJNLnGO

    魔王「あのっ、あの時は痛かった…?」

    魔法使い「うん…死んじゃったよ……?」

    女騎士「死ん…だ……?」

    魔法使い「うん…魔族はね…聖なる力意外で死ぬとね…レベル1からやり直しになるの……ちょっとした不老不死なんだよ…?」

    女騎士「……待て待て待て、つまり何か、今の私は魔族だから…」

    魔法使い「うん…肉体の成長は止まるね……あっ、でも傷はちゃんと癒えるからね…?」

    女騎士「うむ………」

    魔王「ねぇねぇ、この剣ってどこで見つけたのっ」

    女騎士「む、魔剣ドラゴンスレイヤーか、これは魔法使いが買ってくれたのだ」

    魔王「でもコレ呪われてるよっ?」

    魔法使い「え…?」

    女騎士「え?」


    878: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 02:58:49.82 ID:VqMJNLnGO

    魔王「えっとねー……レベル停止の呪いだってっ」

    女騎士「レベル…停止…?」

    魔王「そだよぅ、持ち主はレベルが上がらなくも下がらなくもなるのっ」

    女騎士「まさか……永遠にレベル8…か…?」

    魔法使い「そうなるね…」

    女騎士「……グスッ」

    魔法使い「なっ、泣いちゃダメだよ…」

    女騎士「泣いてっ、など…おらん゙…」


    881: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 03:05:25.07 ID:VqMJNLnGO



    女騎士「……悲しんでも仕方ない…技術でカバーしよう…どうせ成長はせんのだ…はははははははははははははははは」

    魔法使い「心技体、最初は心…でしょ…?」

    女騎士「うむ!そうだ!体の成長は止まったが、技と心は止まっておらん!!」

    女騎士「私はやれば出きる子!私はやれば出きる子!!」

    魔王「晩御飯食べてくっ?」

    女騎士「うむ、いただこうか」


    889: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 03:18:20.47 ID:VqMJNLnGO



    魔王「ねぇねぇ、美味しいっ?」

    女騎士「うむ、かなり美味いぞ」

    魔王「えへへー、良かったぁー」

    ガチャ

    魔王の嫁「ただいまー」

    魔王「おかえりなさーい」

    魔法使い「あ…おかえりお母さん…」

    魔王の嫁「…疲れたわぁ…まったくあの堅物竜王も困ったものだわ…って、誰この子…?」

    女騎士「む、お邪魔してるぞ…えーっと…二人目のお母さん…?」


    895: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 03:30:03.73 ID:VqMJNLnGO




    魔王の嫁「なるほど、そういうことがあったのね」

    女騎士「うむ」

    魔王「お風呂沸いたよー」

    魔法使い「さ、一緒に入ろ…?」

    女騎士「うむ、それではお母さん達よ、先に入浴させてもらうぞ」

    魔王の嫁「ゆっくり浸かっていってね」


    898: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 03:37:00.89 ID:VqMJNLnGO

    脱衣所


    女騎士「む、意外に広いのだな…」

    魔法使い「……ねぇ…」

    女騎士「む?どうした?」

    魔法使い「私なんかを迎えにきて…こんなことになって……怒って、る…?」

    女騎士「何故怒る必要などあるのだ、私は…その…魔法使いが無事ならそれで良いのだ」

    魔法使い「そ、そう……」

    女騎士「…む、そういえば、私にも羽はあるのか?角は生えているが…」

    魔法使い「うん…背中向けて、ちょっと我慢してね…」

    女騎士「うむ…」

    魔法使い「いくよ……」

    女騎士「…んっ!」


    901: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 03:46:24.02 ID:VqMJNLnGO


    女騎士「む、コレが私の羽か…」

    魔法使い「小さい、ね…」

    女騎士「うむ……む、中々動かすのが難しいな…」

    魔法使い「こう…肩胛骨のあたりをピクピクさせる感じで……」

    女騎士「む……むぅ…こう、か…?」

    魔法使い「そうそう…そんな感じ……お風呂の中で練習しよう、ね…?」

    女騎士「うむ、そうするか」


    女騎士「…中々広い風呂場だな!!」

    魔法使い「そうかな…?」

    女騎士「うむ、銭湯とまではいかんが…それでもやはり広いぞ!!」

    魔法使い「それほどでもないよ…?」


    903: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 03:55:07.62 ID:VqMJNLnGO


    女騎士「…そういえば…成長…できんのだな」ペタペタ

    魔法使い「あ、あの…私はそれぐらいが好き、だよ…!」

    女騎士「そうは言ってもだな…やはり私も女だ、胸は大きい方が良い…」ムニムニ

    魔法使い「んっ…ごめんっ…てば……」

    女騎士「む、怒ってはいないのだぞ」ムニムニ

    魔法使い「じゃあっ…なんで揉むのっ…?」

    女騎士「ここまで苦労した分の報酬だ」


    910: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 04:07:39.46 ID:VqMJNLnGO



    魔法使いの部屋


    女騎士「いい湯だった……」

    魔法使い「うん…あったかかったね……」

    女騎士「それにしてもこの寝間着…小さい方のお母さんから借りたのだが…胸の部分が……」

    魔法使い「落ち込んじゃダメだよ…」

    女騎士「うむ…さて、今日はもう寝るか!!」

    魔法使い「ベッド、一つしかないよ…?」

    女騎士「一緒に寝るに決まっているだろう!」


    912: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 04:13:12.07 ID:VqMJNLnGO



    魔法使い「…あの…手、握ってもいい…?」

    女騎士「うむ」

    魔法使い「えへへ…」

    女騎士「…むぅ…なんだか少し恥ずかしいな……」

    魔法使い「そうだね…」

    女騎士「…なぁ、今更だが…どうして…私とパーティーを組もうと思ったのだ…?」

    魔法使い「一目惚れかな…」

    女騎士「む、そそそっ、そうか…」

    魔法使い「……」

    女騎士「あの、な……その…私はな、えと…あの……」


    916: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 04:19:00.40 ID:VqMJNLnGO

    魔法使い「……あのね、大好きだよ…」チュッ

    女騎士「んっ……わっ、私もだぞ…」

    魔法使い「ふふっ…」

    女騎士「なっ、なぜ笑う!」

    魔法使い「可愛いな、って…」

    女騎士「かかっかっかッカカッ!!可愛くなどない!!」

    魔法使い「可愛いよ…すごく…すごく可愛い…襲いちゃいたいぐらい…」

    女騎士「襲っ?!」

    魔法使い「ダメ…かな…」

    女騎士「うぅ……や、優しくするのだぞ……?」

    魔法使い「うん…まかせて…」


    925: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 04:26:45.60 ID:VqMJNLnGO



    翌日


    魔王の嫁「昨夜はお楽しみでしたね」

    女騎士「なっ、なんのことやら…」

    魔法使い「なんのこと、かな…」

    魔王「朝ごはん出来たよーっ」

    女騎士「む、そういえば…今後どうしようか」

    魔法使い「うーん…そうだね…」

    女騎士「そうだ、先ずは家の両親に挨拶だな」

    魔法使い「そ…それって……」

    女騎士「うむ、想像の通りだ、これからもよろしく頼むぞ」

    魔法使い「…うんっ…!」



    おしまい


    927: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 04:28:31.32 ID:oGHZ+HUcO

    >>1おつ!良かった!


    930: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 04:28:54.25 ID:q9rQuvJdO

    >>925

    ニヤニヤさせてもらえたよ


    942: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/04(水) 04:32:29.95 ID:0lpYnRyoO

    >>1乙なんだぜ
    よく完走したな。2日も楽しめたぜありがとう!


    引用元: 女騎士「魔法使い…か…」

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