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    ナナリー「フレイヤ、ぅてーっ!!!!」カチッ シュナイゼル「oh…」

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:14:23.16 ID:5l+28mLE0

    天空要塞ダモクレス内

    ナナリー「私が……罪を背負います」

    シュナイゼル「ナナリー……いいのかい?」

    ナナリー「はい。私は戦うことも守ることもできません」

    ナナリー「ですが……お兄様を……とめたい……」

    シュナイゼル「わかった。では、フレイヤの鍵を預けよう」スッ

    ナナリー「ありがとうございます」

    シュナイゼル「では、私が合図をし―――」

    ナナリー「フレイヤ、発射!!!」カチッ

    シュナイゼル「……まだ、撃つときじゃないよ?」

    ナナリー「そうなのですか?」



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    4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:19:32.99 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル「まだ、戦いは始まっていないからね」

    ナナリー「でも、開戦を兵に知らせる意味でもフレイヤを……」

    シュナイゼル「いや、フレイヤは祝砲じゃないから」

    ナナリー「そうですか……」カチカチ

    シュナイゼル「ナナリー、やはり私が持っていようか?」

    ナナリー「いいえ。これは……私にやらせてください」

    ナナリー「せめて……この罪だけでも……私が背負わなければ」

    シュナイゼル「そうか……」

    ナナリー「……」カチカチ

    シュナイゼル(まずいな。初手を間違えたかもしれない)

    ナナリー(お兄様は私が止める……)カチカチ


    6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:24:27.71 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「兄上」

    シュナイゼル「どうかしたか?」

    コーネリア「フレイヤの件ですが……」

    シュナイゼル「なにか気になることでもあるのかな?」

    コーネリア「……」

    カノン「……」

    シュナイゼル「(行動次第では……)」

    カノン「(はい。ちゃんと撃ちます)」

    コーネリア「兄上、フレイヤの鍵をナナリーに預けてよかったのですか?」

    シュナイゼル「……どうしてかな?特に問題はないと思うけど」

    コーネリア「本気で言っているのですか?」

    シュナイゼル「……」

    コーネリア「……」

    ナナリー「……」カチカチカチカチ…

    シュナイゼル「別室で話そうか、コーネリア」


    9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:31:01.80 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「あれは大量破壊兵器!!ナナリーにその起動スイッチを預けるなど……!!!」

    シュナイゼル「だが、彼女はルルーシュとの対決には不可欠な存在だ」

    コーネリア「それならもう姿を晒した時点でナナリーの利用価値はないはず」

    シュナイゼル「いいや。ナナリーがいるからこそ、私は最後の手段を手札に持っておける」

    コーネリア「ダモクレスの自爆……ですか」

    シュナイゼル「ああ。万が一、ルルーシュがここに入ってきたときのために、ナナリーという切り札は必要だ」

    コーネリア「しかし……」

    シュナイゼル「大丈夫だ。私に任せておけば」

    コーネリア「……」

    シュナイゼル(とはいえ、私も一抹の不安を覚えている)

    シュナイゼル(できることなら私がフレイヤの鍵を持っておきたいな……)

    コーネリア(兄上はあの噂を知らないのか……?)

    コーネリア(だとしたら……)ギリッ


    10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:36:02.84 ID:5l+28mLE0

    ナナリーの部屋

    ナナリー「フレイヤ、水平発射!!!」カチッ

    シュナイゼル「随分、気合が入っているね」

    ナナリー「シュナイゼル兄様」

    シュナイゼル「だけど、きちんと私の合図に合わせて押してくれないと困るな」

    ナナリー「わかっています。なので、早く初弾の装填を急いでください」

    シュナイゼル「待ってくれ。まだ、戦うべき相手は現れていない」

    ナナリー「では攻勢にうってでましょう」

    シュナイゼル「ダメだよ。そんなことをしてはルルーシュに勝てない」

    ナナリー「勝てます。フレイヤさえあれば」

    シュナイゼル「確かに強力な兵器だけど―――」

    ナナリー「フレイヤ、てっー!!!」カチッ

    ナナリー「……はぁ」ウットリ

    シュナイゼル(やはり、取り返していたほうがいいな)


    12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:40:24.94 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル「ナナリー、やはり私が鍵を持っておこう。そのほうがよさそうだ」

    ナナリー「何故ですか?」

    シュナイゼル「君では荷が重いからだよ」

    ナナリー「できます」カチカチカチ

    シュナイゼル「そこだ」

    ナナリー「え?」

    シュナイゼル「君はその一押しを軽く考えている」

    ナナリー「いいえ。とても重く感じています」

    シュナイゼル「では、何故そのように連射するのかな?」

    ナナリー「……練習です」

    シュナイゼル「練習?」

    ナナリー「はい。急に撃てと言われても押せるように」

    ナナリー「本番では緊張で手が動かなくなるかもしれませんから」

    シュナイゼル「なるほど……」

    ナナリー「ですから、押す練習をしているのです」カチカチカチ…


    15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:49:15.28 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル(ナナリーなりに考えているということか)

    ナナリー「一刻も早くフレイヤの準備をしてくださいっ」カチカチカチカチ…

    シュナイゼル「ダメだ。あくまでもフレイヤは最終兵器だ」

    ナナリー「最終兵器?」

    シュナイゼル「ああ。使わないのなら、それに越した事はないのだよ」

    ナナリー「シュナイゼル兄様、そんなことでお兄様に……私のお兄様に勝てると思っているのですか?」

    シュナイゼル「……」

    ナナリー「余力を残して勝てる相手ではありません」

    シュナイゼル「ナナリー。強いカードはここぞというときに使うものだよ?」

    ナナリー「……では、もしお兄様がフレイヤを無力化する方法を発見していたらどうするのですか?」

    シュナイゼル「それはないよ。あれは―――」

    ナナリー「ブリタニアが超合集国の加盟を表明し、決議の場を何故アッシュフォード学園を選んだのか……」

    シュナイゼル「え……?」

    ナナリー「それはフレイヤの開発者であるニーナさんを手に入れるためだったのではないですか?」

    シュナイゼル「なに……?」


    23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 17:54:55.89 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル「待ってくれないか、ナナリー。それは想像力が豊か過ぎる」

    ナナリー「いいえ。世界各国からその身を狙われているはずのニーナさんが未だに見つかっていないのは……」

    シュナイゼル「誰かが匿っているのだろうね」

    ナナリー「はい」

    シュナイゼル「だけど、だからといって」

    ナナリー「アッシュフォード家のミレイ会長なら人一人を上手く匿うこともできるでしょう」

    シュナイゼル「……」

    ナナリー「もし、ニーナさんがブリタニア軍内にてフレイヤを無効化する技術に着手していれば……」

    ナナリー「シュナイゼル兄様の計画に風穴を開ける一手になるでしょう」

    シュナイゼル「ナナリー……」

    ナナリー「……」カチカチカチ

    シュナイゼル「分かった。少し考えよう」

    ナナリー「はい」

    シュナイゼル(まさか、そこまで考えているとは。少し驚いたよ。ナナリー)

    ナナリー「……」カチカチカチ…


    26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:01:30.50 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル「……」

    コーネリア「兄上、ナナリーは?」

    シュナイゼル「少しね……驚かされた」

    コーネリア「え?」

    シュナイゼル「……フレイヤを無効化する力がルルーシュにあるとなれば、少し困ったことになるかもしれない」

    コーネリア「そんなことができるのですか?」

    シュナイゼル「理論上は可能だろうね。ただ、それは神業に近いことだろうけど」

    シュナイゼル(フレイヤの構造上、発射されてからでは無効化など時間が無さすぎて……)

    シュナイゼル(だが、あのルルーシュなら……やりかねないな……)

    コーネリア「あの……」

    シュナイゼル「だが、その場合は……」ブツブツ

    コーネリア「兄上……」

    シュナイゼル「……」


    27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:05:25.89 ID:5l+28mLE0

    廊下

    ナナリー「……」

    コーネリア「ん?」

    ナナリー「……」キョロキョロ

    コーネリア(ナナリーが一人で移動を……!?)

    ナナリー「……」

    コーネリア(しかも……あれ……目が見えているのでは……?!)

    ナナリー「……」カチカチ…

    コーネリア(やはりあの噂は本当だったのか……)

    コーネリア(ダモクレス開発時からナナリーが技術部に出入りしているという話は……)

    コーネリア(ナナリー……お前は……何者なのだ……)

    コーネリア(ルルーシュの味方なのか……?)

    ナナリー「……」

    コーネリア(とりあえず、あとをつけてみるか……)


    29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:10:47.84 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「お疲れ様です、みなさん」

    開発員「ナナリー様!!」

    ナナリー「どうですか?もう時間はありませんが……」

    開発員「はっ!!もう完成はしております!!」

    ナナリー「そうですか。間に合ったのですね」

    開発員「はい!!ナナリー様のために技術部総出で作り上げました!!」

    ナナリー「シュナイゼル兄様には?」

    開発員「無論。口外は一切しておりません!!」

    コーネリア(ここは……一体……)

    コーネリア(あの装置は……?それに見たこともないナイトメアが一機……新型……?)

    ナナリー「……誰ですか?」

    コーネリア「……!!」ビクッ

    ナナリー「誰かいるのですか?」

    コーネリア「……にゃ、にゃ~」オロオロ

    ナナリー「なんだ。ネコですか」


    33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:15:49.34 ID:5l+28mLE0

    開発員「ところで……本当にこれを運用するのですか?」

    ナナリー「当然です。あなた方の努力、無駄にはいたしません」

    開発員「ナナリー様……」

    ナナリー「みなさん。私についてきてくれますか?」

    開発員「「イエス!!ユアハイネス!!!」」

    ナナリー「ありがとうございます」

    コーネリア(な、なんだ……これは……)

    コーネリア(戦う力も守る力もないと言っておきながら、クーデターの準備を進めていたというか……ナナリー……!!!)

    ナナリー「……」チラッ

    コーネリア(これは兄上に伝えなければ……!!)

    ナナリー「コーネリア姉さま?出てきてください」

    コーネリア「……?!」

    ナナリー「……」

    コーネリア「にゃ~」オロオロ

    ナナリー「ご年齢を考えてください」


    37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:20:25.17 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「なんだとぉ!!!」

    ナナリー「なんでしょうか?」

    コーネリア「あ……。ええい。もういい!!ナナリー!!これは一体なんだ!!」

    ナナリー「この装置のことですか?」

    コーネリア「傍らにある新型のナイトメアもだ!!」

    ナナリー「この装置はフレイヤ発射装置です」

    コーネリア「発射装置?」

    ナナリー「はい」

    コーネリア(なんだ……それは別に……)

    ナナリー「名は『拡散フレイヤ砲』です」

    コーネリア「!?」

    ナナリー「フレイヤを一度に60発広範囲に放つことができます」

    コーネリア「まてまてまてまて!!!!!」

    ナナリー「なんでしょうか?」

    コーネリア「なんだそれはぁ!!気で違ったか!!ナナリー!!!」


    43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:26:21.16 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「そんな……私はまともです」

    コーネリア「いや、そんな頬を膨らませても私には悪寒しか感じないっ!!」

    ナナリー「何を慌てているのですか?」

    コーネリア「一都市が消滅する兵器なのだぞ?!それを一度に60発?!しかも広範囲にばらまく?!」

    コーネリア「そんな決戦兵器など考えても作ろうなどとは思わないはずだ!!」

    ナナリー「ですが、これさえあれば戦争は終わります」

    コーネリア「世界も終わる!!」

    ナナリー「平和な世界になるのです」

    コーネリア「お前のいう平和とは……なんだ……」

    ナナリー「ゼロです」

    コーネリア「……は?」

    ナナリー「お兄様がゼロと名乗ったように……私もゼロを目指します」

    ナナリー「そう……世界をゼロにするのです」

    コーネリア「おま……!!」

    ナナリー「そのために……このフレイヤ砲は必要なのです、コーネリア姉さま」カチカチカチ


    52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:34:04.73 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「そのことは……」

    ナナリー「ここの技術部、あと私のSPしか知らないはずです」

    コーネリア「ナナリー……この戦いで何を得ようとするのだ……?」

    ナナリー「エデンを」

    コーネリア「は?」

    ナナリー「私は多くの血を……嘘を……苦しみを……見てきました」

    ナナリー「そしてブリタニア、日本……その全ての人々を救う方法を必死に探してきました」

    ナナリー「でも、結局は弱肉強食という原初の理を覆すことはできませんでした」

    コーネリア「お前……」

    ナナリー「強い者は弱い者を喰らいながら生きるしかない」

    ナナリー「それが世界。それがヒト」

    ナナリー「私はそれが悲しいのです」カチカチカチカチ

    コーネリア「それを押すな」

    ナナリー「私はただお兄様と一緒に居たいだけなのに、この悲しい世界が邪魔をする」

    ナナリー「そんな世界なんてゼロにしてもいいかなって、思ったんです。半年前に」カチカチカチ


    59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:41:38.22 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「ということは半年前に計画を?」

    ナナリー「はい。一ヶ月ほどで人手は集まりました」

    コーネリア「何をした!?何を!!!」

    ナナリー「少し上目遣いに……」

    ナナリー『お願いします。私に協力してください……』ウルウル

    ナナリー「―――とお願いしたら、みなさん快く引き受けてくれました」

    コーネリア「ギアスか?!」

    ナナリー「そんな卑怯なことはしていません。お兄様と一緒にしないでください」

    コーネリア「……魔女め」

    ナナリー「……」

    コーネリア「エデンというのは?」

    ナナリー「勿論、私の理想の世界のことです。争いも憎しみもない。優しい世界ことをさします」

    コーネリア「つまりゼロか?」

    ナナリー「草の根一本も残らない世界です。うふふ、素敵だと思いませんか?」カチカチカチ

    コーネリア(まずい……こいつ、本気だ……!!)


    61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:48:54.78 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「……理解はした」

    ナナリー「はい」

    コーネリア「もう一つの疑問だが……」

    ナナリー「このナイトメアですね」

    コーネリア「この機体、ベースはあの蜃気楼か?」

    ナナリー「姉妹機です」

    コーネリア「ほう……?では、相転移砲が?」

    ナナリー「いいえ。胸部には砲身があり、そこからフレイヤが―――」

    コーネリア「またか?!」

    ナナリー「スザクさんがランスロットで使用していた聞いて、ではもう標準武装にしちゃいましょうということになって」

    コーネリア「魔王か……貴様……」

    ナナリー「ただ装弾数がたったの10発だけなんです。なので両肩にハドロン重砲をつけてみま―――」

    コーネリア「まて……ど、どうしてそんな武装をする?これで戦うのか?誰かが?この悪魔のような……機体で……!!」

    ナナリー「まさにナイトメア……悪夢ですね……ふふ……」

    コーネリア(なんだ……どうして笑う……?意味がわからない……!!)


    68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 18:58:37.21 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「だが、ナイトメアが単身でフレイヤを撃つとなるとかなりリスクがあると思うが?」

    ナナリー「ぬかりはありません。この機体……あ、機体名は『核融合』です」

    コーネリア「そこはどうでもいい」

    ナナリー「はい。この機体にはとあるシステムが搭載されいます」

    コーネリア「システム?」

    ナナリー「フレイヤ・キャンセラー・システム」

    コーネリア「……」

    ナナリー「この機体にはフレイヤは通用しないようになっています」

    コーネリア「な……!?」

    ナナリー「大変でした。どのようにしたらフレイヤという莫大な熱量を無効にできるのか……」

    ナナリー「でも、なんとか間に合いました」

    コーネリア「……まて……それは……この機体のパイロットだけは生き残ることになるぞ?」

    ナナリー「エデンにはアダムとイブが必要ですから」

    コーネリア「そのアダムとイブは……誰だ?」

    ナナリー「決まっているではありませんか。―――ナナリー・ヴィ・ブリタニアとルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです」


    77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:06:45.49 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「……」

    ナナリー「機体も複座になっています。操縦するだけなら一人で構わないのですけど」

    コーネリア「いや……まて……技術部の連中は死ぬことを分かってお前に協力したのか?」

    ナナリー「そんな。私はそこまで酷いことは致しません」

    コーネリア「どの口が……!!」

    ナナリー「勿論、このダモクレスにもそのシステムを搭載しているはずです」

    コーネリア「な、なんだ……そうか……よかった……いや、よくはないが……」

    ナナリー「でも……」カチカチカチ

    コーネリア「でも、なんだ?」

    ナナリー「そのシステムを開発したのは私なのです」

    コーネリア「!?」

    ナナリー「解除は簡単にできます」カチカチカチカチ

    コーネリア「ナナリィィィ!!!!」

    ナナリー「ユフィ姉さまもきっと喜んでくれます。優しい世界が生まれることを……」

    コーネリア「そんなわけがないだろう!!!ふざけるな!!!」


    80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:12:51.13 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「このことを兄上に……!!!」

    ナナリー「話すのですか?」

    コーネリア「当然だ!!こんなこと……兄上ですら嫌悪するはず!!!」

    ナナリー「では、生かしておけないのですけど……」

    コーネリア「え……」

    ナナリー「残念です……」チャカ…

    コーネリア「や、やめろ……!!」

    ナナリー「世界と共にゼロへと還るか。それともここで出血多量で息を引き取るか」

    コーネリア「……っ!?」

    ナナリー「どちらがよろしいですか?コーネリア姉さま?」

    コーネリア「ひっ……」

    ナナリー「10秒だけ待ちます」

    コーネリア(ここで死んでは止める手立てがなくなってしまう……!!!)

    ナナリー「10、9、8、7、3、2―――」

    コーネリア「数ぐらいきちんと数えろ!!!―――わかった!!!公言はしない!!だから……!!!」


    88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:18:28.13 ID:5l+28mLE0

    廊下

    コーネリア「はぁ……」

    コーネリア「助かった……」

    コーネリア(まさかナナリーがあんな恐ろしい計画を秘密裏に進めていたなんて……)


    ナナリー『内緒ですよ?―――指きりしましょう』

    コーネリア『指きり?』

    ナナリー『小指を絡ませて、誓いを立てるんです』

    コーネリア『こ、こうか?』

    ナナリー『ゆびりきげーんまーん、うそついたら、こーろすっ♪ゆびきった』

    コーネリア『……』

    ナナリー『コーネリア姉さま、信じていますからね?』


    コーネリア(信じる……?既に監視をしていると見て間違いない……)

    コーネリア(認識が甘かった。奴はルルーシュの妹だ……)

    コーネリア(どうする……どうしたら……)


    95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:24:57.80 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼルの部屋

    シュナイゼル「どうしたんだい?内密に話なんて」

    コーネリア「ナナリーの……ことなのですが」

    シュナイゼル「その話はもう……」

    コーネリア「私を……ルルーシュのところに行かせてください」

    シュナイゼル「文脈がまるで繋がらないな」

    コーネリア「……」

    シュナイゼル「……何か考えがあるのだね?」

    コーネリア「はい。あと、その際……護衛を数人お願いしたいのですが」

    シュナイゼル「わかった。いいだろう」

    コーネリア「兄上」

    シュナイゼル「……」

    コーネリア「ご無事で」

    シュナイゼル「……」

    シュナイゼル(ナナリーか……)


    101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:30:54.62 ID:5l+28mLE0

    格納庫

    コーネリア(早く、ここを出てルルーシュに……!!)

    ナナリー「……」

    コーネリア「なっ!!!」

    ナナリー「どこにお出かけになるのですか?」

    コーネリア「あ、いや……」

    ナナリー「まさか、あれから3時間も経たないうちにここから出ようとするなんて、その決断力は流石です」

    ナナリー「でも、愚かです」

    コーネリア「……しかし……これは……あまりにも……」

    ナナリー「指きり……したのに……」

    コーネリア「わるかった!!」

    ナナリー「コーネリア姉さま……」チャカ…

    コーネリア「まさか―――」

    ナナリー「よい夢を」

    ―――バァン!


    111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:36:21.59 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル「なに?!コーネリアが撃たれただって?!」

    カノン「犯人はわかっているの?!」

    兵士「いえ……まだ、特定までは……」

    シュナイゼル(タイミング的にナナリーしか……)

    カノン「私も探すわ!!」

    兵士「はっ!!」

    シュナイゼル「待て」

    カノン「え……?」

    シュナイゼル「ルルーシュと話し合いの場を持つ」

    カノン「どういうことです……?」

    シュナイゼル「いいから。傍受されないように皇室チャンネルで頼むよ」

    カノン「わ、わかりました」

    シュナイゼル「まさか……戦うべき相手が……鳥かごの姫君とはね……」

    シュナイゼル「早めに手を打たないと……文字通り空中分解だ……」

    ルルーシュ『―――なんでしょうか、兄上?降伏なら喜んでお受けしますが?』


    125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:45:50.69 ID:5l+28mLE0

    ルルーシュの部屋

    シュナイゼル『ルルーシュ……。少し問題が起こった』

    ルルーシュ「問題……?」

    ルルーシュ(なんだ……?この決戦を前にして何をするつもりだ……?)

    シュナイゼル『実はナナリーがクーデターを内部で起こしてしまっているようでね』

    ルルーシュ「……!」

    シュナイゼル『そこで相談なのだけど……。ナナリーを引き取ってはもらえないだろうか?』

    ルルーシュ「なに……!?」

    シュナイゼル『悪くない話だろう?』

    ルルーシュ(なんだ……何が狙いだ……!?)

    ルルーシュ(ナナリーを引き渡す……?それにメリットなど……ないはず)

    ルルーシュ(そもそも、この戦いにナナリーという存在はあまりにも小さい……)

    シュナイゼル『どうだろうか?』

    ルルーシュ「ナナリーでどうにかなる戦争ではありませんよ、兄上?」

    シュナイゼル『承知しているよ。それにナナリーは君が突入してきたときのための切り札にするつもりだったからね』


    134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 19:54:59.55 ID:5l+28mLE0

    ルルーシュ「なに?」

    シュナイゼル『彼女にフライヤの鍵を渡し、君、もしくは近衛兵がナナリーのところに向かっているうちに、私は逃げるつもりだった』

    ルルーシュ「自爆するつもりだったのか」

    シュナイゼル『その通り』

    ルルーシュ「貴方は……!!」

    シュナイゼル『しかし、今はナナリーが居る限り、戦う前から敗北することになる』

    ルルーシュ「だから、引き取れと?」

    シュナイゼル『ああ、そうだよ』

    ルルーシュ(ナナリーを手元においておけば……少なくとも守ることができる……)

    ルルーシュ(ゼロ・レクイエムにも影響はない……)

    シュナイゼル『どうだろうか?』

    ルルーシュ「見返りは?」

    シュナイゼル『無条件でいい』

    ルルーシュ「……」

    シュナイゼル『頼む。ルルーシュ。次は私が撃たれるかもしれないんだ』


    140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:00:38.53 ID:5l+28mLE0

    ルルーシュ「しかし―――」

    『パァン!』

    ルルーシュ「え……?」

    シュナイゼル『……ルルーシュ。どうやら、時間切れのようだ』

    ルルーシュ「兄上?!」

    ナナリー『あ、お兄様』

    ルルーシュ「ナ、ナナリー……!?」

    ナナリー『お兄様の顔……ようやく見ることができました』

    ルルーシュ「ナナリー……目が……!?」

    ナナリー『はい。それが……人殺しの顔なのですね。私もきっと同じ顔をしていると思います』

    ルルーシュ「兄上に何をした……?」

    ナナリー『私とお兄様の再会にシュナイゼル兄様は必要ないですから』

    ルルーシュ「お、い……」

    ナナリー『お兄様……大好きです……ふふ……』

    ルルーシュ(誰だ……こいつは……ナナリーじゃない……!!同じ顔の別人だっ!!!)


    145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:07:02.88 ID:5l+28mLE0

    ナナリー『お兄様?』

    ルルーシュ「ナナリー……何がしたいんだ?このタイミングでダモクレス内部でクーデターなど……」

    ナナリー『私もゼロを目指します』

    ルルーシュ「ゼロ?」

    ナナリー『フレイヤを使い、この世界を無へ還すのです、お兄様』

    ルルーシュ「……」

    ナナリー『お兄様と同じゼロの世界に』

    ルルーシュ「世界を壊すのか……俺とは別の方法で」

    ナナリー『はい。私にはお兄様以外に必要ありませんから』

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ「そうか……ナナリー、わかった。誰に操られている?!」

    ナナリー『え……?』

    ルルーシュ「兄上か!?俺を動揺させようとしているのか!!兄上ぇ!!!」

    シュナイゼル『―――いや……ちが……』

    ナナリー『お兄様っ!!そうなのです!!早く私を助けてくださいっ!!ダモクレスの格納庫でお待ちしています!!』


    154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:13:00.97 ID:5l+28mLE0

    ルルーシュ「卑怯な……シュナイゼル!!!」

    シュナイゼル『ま、まって……ちが……ぅ……』

    ナナリー『お兄様!!私とシュナイゼル兄様ならどちらを信じますか!?』

    ルルーシュ「勿論、ナナリーだ!!」

    シュナイゼル『まってくれ。ルルーシュ……これは魔女の計略だ』

    『パァン!!』

    ナナリー『ああ、やめてください、まだお兄様と話をさせて―――』

    ブツッ!

    ルルーシュ「ナナリー!!」

    ルルーシュ「……おのれ……シュナイゼル……!!!」

    ルルーシュ「ナナリーを道具のように……!!」

    ルルーシュ「許さん……!!!」

    ルルーシュ「必ず……救い出してみせる……」

    ルルーシュ「ナナリー……お前だけは……必ず……守ってみせる……!!」


    160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:21:17.37 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼルの部屋

    ナナリー「……」カチカチカチカチ

    シュナイゼル「ナナリー……君は……」

    ナナリー「シュナイゼル兄様……全指揮権を私に譲ってもらえますか?」

    シュナイゼル「……断ると言ったら?」

    パァン!!

    シュナイゼル「がっ……!?」

    ナナリー「……」

    シュナイゼル「わ、わかった……譲ろう……」

    ナナリー「ありがとうございます」

    ナナリー「―――ダモクレス内にいるみなさん。ナナリー・ヴィ・ブリタニアです」

    ナナリー「全指揮権は私に委ねられました。今からみなさんは私の指揮下に入っていただきます」

    ナナリー「なお、突然のことで困惑されていると思います。なので、信用できないという方はここから逃げてもかまいません」

    ナナリー「ただし、撃たれる覚悟があるかたのみとさせていただきます」

    ナナリー「みなさん?私についてきてくださいますか?」


    174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 20:35:34.50 ID:5l+28mLE0

    ダモクレス ブリッジ

    ナナリー「……」カチカチカチ

    シュナイゼル「ナナリー……これからどうするつもりだい?」

    ナナリー「フレイヤはどうなりましたか?」

    兵士「ご命令通り、あと5分で装填が完了します」

    ナナリー「そうですか。では、照準は中華連邦首都に向けてください」

    シュナイゼル「ナナリー……!?」

    ナナリー「ここからなら届きますか?」

    兵士「な、なんとか」

    ナナリー「そうですか。よかった」

    シュナイゼル「ナナリー、そんなことをしては……!!」

    ナナリー「既にこのダモクレスは憎しみの象徴です。憎まれましょう、思う存分」

    シュナイゼル「その目的は……?」

    ナナリー「このような大虐殺、お兄様は絶対に許さないですから。そんな危険な男の近くにいる私を是が非でも助けようとしてくれるはずです」

    シュナイゼル「君は……!!」


    189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:04:09.78 ID:5l+28mLE0

    兵士「フレイヤの準備が整いました」

    ナナリー「わかりました」カチ

    シュナイゼル「おした……!?」

    ナナリー「フレイヤ、ぅてーっ!!!」

    兵士「―――中華連邦の首都に向け、発射されました」

    シュナイゼル(ナナリー……君は……)

    兵士「ナナリー総司令!!フレイヤが複数発射されたようですが?!」

    シュナイゼル「なに!?」

    ナナリー「そうですか。では首都だけの被害では留まらないでしょうね」

    シュナイゼル「どういうことだ……?」

    ナナリー「よかったですね。お兄様が中華連邦の要人たちを人質にしていて」

    ナナリー「でも、天子様たちの故郷は灰になってしまいました……。とても悲しいことです……」

    シュナイゼル「……」

    ナナリー「シュナイゼル兄様は虐殺殿下と歴史に記されるのですね……」

    シュナイゼル「悪魔……か……君は……」


    197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:13:19.60 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「でも、安心してください。シュナイゼル兄様のことは私とお兄様以外、誰も知らないのですから」

    シュナイゼル「……!!」

    ナナリー「創世された歴史の1ページ目には……こう書きます」

    ナナリー「ルルーシュとナナリーが創世のビックバンである……と」

    兵士「ナナリー様!!黒の騎士団から通信が!!」

    ナナリー「繋いでください」

    星刻『シュナイゼル!!!どういうことだぁ!!!』

    シュナイゼル「これは……」オロオロ

    星刻『これは我々に対する裏切り行為の何物でもないぞ!!!』

    シュナイゼル「その……」

    星刻『説明しろ!!場合によっては我々は敵対することになる!!!』

    ナナリー「フレイヤ、装填準備。砲撃目標、黒の騎士団の旗艦、イカルガ」

    兵士「え……?」

    ナナリー「だめですか?」チャカ…

    兵士「イ、イエス!!ユアハイネス!!!」


    210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:21:16.09 ID:5l+28mLE0

    扇『シュナイゼル!!説明を!!』

    藤堂『どういう理由があった?!』

    シュナイゼル「フレイヤの力を……」

    星刻『見せしめに我が故郷を消したのか?!』

    扇『その威力はエリア11で見せたはずだ!!』

    カレン『ふざけるなぁ!!!人の命をなんだとおもってるんだぁ!!!』

    ナナリー「……」

    シュナイゼル「前回とは威力が違うからで……」

    兵士「ブリタニア軍からも通信が!!」

    ナナリー「繋いでください」

    ロイド『殿下、これはどういうことでしょう?』

    セシル『あまりにもこれは……!!』

    シュナイゼル「……ナ、ナナリーが……全て……」

    スザク『ナナリーが?!』

    ナナリー「ひ、ひどい……私……そんなことしてません……」ブルブル


    223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:28:56.27 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル「く……!!」

    ルルーシュ『兄上……それは抑止力のための兵器ではなかったのですね?』

    シュナイゼル「ちが……」

    ルルーシュ『いいでしょう。開戦の花火にしては大きすぎるが、それが貴方の覚悟として受け取った』

    シュナイゼル「まってくれ!!私はこんなことしない!!ルルーシュ!!君なら分かるだろ!!」

    ナナリー「通信、全て切ってください」

    兵士「は、はい!!」

    ブツッ

    シュナイゼル「ナナリー……」

    ナナリー「フレイヤは?」カチカチカチ

    兵士「い、いけます。―――ああ!!もう発射しました!!」

    ナナリー「フレイヤ、てーっ!!」

    ドォォォォン!!!!

    兵士「イカルガ……及び周辺に展開していた部隊の99%が消滅しました」

    ナナリー「次弾の装填、急いでください」カチカチカチ


    237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:36:42.42 ID:5l+28mLE0

    アヴァロン ブリッジ

    ルルーシュ「なんだ!!何が起こった!!!」

    セシル「イカルガ消滅しました!!」

    ロイド「ひどい……なんて威力だ……」

    セシル「しかも一度に数十発のフレイヤが発射された模様です」

    ルルーシュ「なんだと!?」

    ロイド「ちょっとまってよ!確か、20発も無かったはずでしょ!?」

    セシル「短期間にフレイヤを量産したとしか……」

    ロイド「そ、そんなバカな……!!」

    ルルーシュ「ロイド伯爵。ニーナと早くフレイヤ・エリミネーターの開発を!!!」

    ロイド「しかし、数十発も撃たれたら……」

    ルルーシュ「無いよりはマシだぁ!!!」

    スザク『どうする?!』

    ルルーシュ「全軍、そのまま後退!!ダモクレスから距離をとる!!」

    ルルーシュ(兄上……やってくれますね……。これで下手に近づけない……!!)


    256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:45:47.25 ID:5l+28mLE0

    セシル「皇帝陛下。通信が」

    ルルーシュ「繋げ」

    カレン『ルルーシュ!!』

    ルルーシュ「カレン!!生きていたのか!?」

    カレン『でも……みんながぁ……!!みんながぁ……!!』

    ジノ『皇帝陛下……私たちは……!!!』

    アーニャ『助けて……ルルーシュ……』

    ルルーシュ「わかった。奴は世界の……いや、人類の敵だ。黒の騎士団の生き残りは私に続け!!!」

    スザク『ルルーシュ、どうする?このままでは近づけないぞ』

    ルルーシュ「わかっている……」

    ルルーシュ(シュナイゼル……!!あのような奴のところにナナリーを置いておけるかぁ……!!)

    ルルーシュ(ナナリーは明日を歩む者を導く存在にならねばならない……!!)

    ルルーシュ(殺させない……ナナリーだけはぁ……!!!!)

    ルルーシュ(だが、まだ動けない……しかし、躊躇していてはダモクレスが制空権を握ってしまう……)

    ルルーシュ(そうなれば世界は……終わる……!!)


    272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 21:55:43.62 ID:5l+28mLE0

    ダモクレス ブリッジ

    ナナリー「そろそろですね。―――全軍、突撃」

    兵士「え?」

    ナナリー「聞こえなかったのですか?」

    兵士「ぜ、全軍突撃!!!」

    ナナリー「もし戦闘空域から離脱するものには制裁を加えると伝達してください」

    兵士「イエス!!ユアハイネス!!」

    ナナリー「……」スタスタ

    シュナイゼル「ナナリー……どこに……?」

    ナナリー「部隊を動かせば、お兄様はフライヤの発射はないと考えるでしょう」

    ナナリー「そうなればお兄様が取る行動は、ダモクレスへ突入。早く私を助けたくてウズウズしていると思いますし」

    ナナリー「フレイヤはしばらく撃ちません。弾切れしたと思わせないと」

    シュナイゼル「あ、あと……何発あるのかな……?」

    ナナリー「シュナイゼル兄様は夜空を見上げて、星を数えようと思いますか?」

    シュナイゼル「ど、どういうことかな……それは……?」


    290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 22:02:31.68 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「では、格納庫でお兄様を待たないといけませんので」スタスタ

    シュナイゼル「……」

    ナナリー「車椅子の準備を」

    シュナイゼル「おい」

    兵士「は、はい!!」

    ナナリー「ありがとうございます」

    シュナイゼル「ここからは私が指揮をとってもいいのかな?」

    ナナリー「指揮をとっているように振舞ってください。指示は私が全て出します」

    シュナイゼル「……」

    ナナリー「では」

    シュナイゼル「……おい」

    兵士「は、はい」

    シュナイゼル「ブリタニア軍に皇室チャンネルで繋いでほしい」

    兵士「はい」

    シュナイゼル(このままでは世界が消える……ここはルルーシュと協力をしなければ……)


    300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 22:08:16.80 ID:5l+28mLE0

    格納庫

    ナナリー「……」

    コーネリア「と、とまれ……!!!」

    ナナリー「……コーネリア姉さま」

    コーネリア「はぁ……はぁ……」

    ナナリー「そんなお体でご無理をされては……」

    パァン!!!

    ナナリー「……っ」

    コーネリア「……喋るな。次は当てる」

    ナナリー「もう動けるとは」

    カノン「そこまでよ。魔女」

    ナナリー「……」

    コーネリア「ここで……死んで……もらう……」

    ナナリー「……」カチカチカチカチ

    カノン「それを離して!!!もう押さないで!!」


    308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 22:14:59.58 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「先ほどマルディーニ卿にあの新型機を調べてもらった……」

    ナナリー「どうでしたか?」

    カノン「すごいわね。あなた以外じゃないと動かすことができないようにプログラムまでされているなんて……」

    ナナリー「お褒め頂き、光栄です」

    コーネリア「ナナリー、お前は罪を犯した!!これは許されることではない!!!」

    ナナリー「許されます」

    カノン「なっ……!?」

    ナナリー「だって、この世はゼロになるのですから」

    コーネリア「ふざけるなぁ!!!」

    ナナリー「お兄様は言いました。撃っていいのは撃たれる覚悟のある者だけだと」

    コーネリア「しね!!!」

    パァン!!!

    コーネリア「え……」

    ナナリー「……」

    カノン「がっ……!?」ドサッ


    316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 22:22:49.76 ID:5l+28mLE0

    コーネリア「きさまぁぁ!!!!」

    パァン!!パァン!!

    ナナリー「……」キュィン

    コーネリア「銃弾が……!?」

    ナナリー「何の為に車椅子に乗っているかわかりますか?」

    ナナリー「私の足はもうきちんと動きます。でも、私はこうして車椅子に座っている。何故だと思いますか?」

    コーネリア「それは……同情をひくため……」

    ナナリー「それもありますが……主には自衛のためです」

    コーネリア「自衛……?」

    ナナリー「絶対守護領域が張れる車椅子なんです、これ」

    コーネリア「ぐっ……」

    ナナリー「折角、コーネリア姉さまは世界と共にゼロへ還ってもらおうって思っていたのですが……非情に残念です」ガシャン…

    コーネリア「やめ―――」

    ナナリー「銃弾の雨の中を踊ってください、コーネリア姉さま」

    ダラララララ……!!!!パパパパパ……!!!


    327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 22:38:16.56 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「早くお兄様、私を助けに……」

    ピリリリ

    ナナリー「これは……」ピッ

    シュナイゼル『ナナリー……』

    ナナリー「なんですか?」

    シュナイゼル『先ほど……フライヤを発射させたね?』

    ナナリー「ええ、発射スイッチは押しました」

    シュナイゼル『アヴァロンが轟沈した』

    ナナリー「……え?」

    シュナイゼル『先ほど発射されたフライヤによって……ルルーシュが乗っていたアヴァロンが―――』

    ナナリー「……そんな嘘……」カチカチカチ

    シュナイゼル『なら、外に出てみると』

    ナナリー「……その手には乗りません」

    シュナイゼル『やはり君はその鍵を軽く考えているようだ』

    ナナリー「……」カチカチカチ


    335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 22:57:32.21 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル『その一押しで多くの命が奪われる自覚を君はもっていない』

    ナナリー「黙ってください……」カチカチカチカチ

    シュナイゼル『フレイヤはね……全てを奪う力だ。そのような絶大な力を君は玩具のように扱う』

    ナナリー「やめてください……」カチカチカチカチカチカチカチカチ

    シュナイゼル『もう誰も……君にはついていかない……いや、ついていけないと言っている』

    シュナイゼル『恐怖政治には付き物の意見だけどね』

    ナナリー「……」カチカチカチカチカチカチカチカチカチ

    シュナイゼル『君は終わりだ。ルルーシュという糧を失ったようなもの―――』

    ドォォォォン……

    シュナイゼル『え……?!』

    ナナリー「お兄様が死んだのなら、計画を変更せざるを得ません」

    シュナイゼル『な、なにをした……?!』

    ナナリー「およそ数百万のフレイヤに火をつけました」

    シュナイゼル『ナナリー?!』

    ナナリー「日本の本州はきれいに抉り取られるでしょう。あとは核融合で世界をゼロにします」


    340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 23:11:42.25 ID:5l+28mLE0

    シュナイゼル『君も死ぬつもりか?!』

    ナナリー「いいえ。フレイヤ・キャンセラー・システムなら死にません」

    シュナイゼル『核融合とは……まさか……』

    ナナリー「対フレイヤ用ナイトメアです」

    シュナイゼル『君はどこまで……!!』

    ナナリー「それではシュナイゼル兄様……ごきげんよう……」

    シュナイゼル『これでダモクレスは巨大なフレイヤになったわけか』

    ナナリー「全長3キロの爆弾……隣国まで吹き飛ぶでしょうね」

    シュナイゼル『そうだね……大変だ』

    ナナリー「……」

    シュナイゼル『ルルーシュ!!聞いての通りだ!!』

    ナナリー「え……!?」

    ルルーシュ『フレイヤ・エリミネーターをダモクレスに打ち込んでみる!!!一塊になっているなら全てを同時に無効化できるかもしれない!!』

    ナナリー「お兄様?!」

    ルルーシュ『ナナリー、あとで話がある。待っていろ』


    351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 23:17:41.64 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「シュナイゼル……兄様……!!」

    シュナイゼル『コーネリアとカノンにはお礼を言いたかったよ』

    ナナリー「まさか……あの二人はデコイ……?!」

    シュナイゼル『流石にあの二人に気をとられては、私とルルーシュの通信傍受は難しかったかな?』

    ナナリー「くっ……!!」

    コーネリア「ふふ……」

    ナナリー「……!!」

    パァン!!!

    ナナリー「こんなことで……」

    シュナイゼル『やはり兄妹だね……。兄のことになると冷静でいられなくなるところは』

    ナナリー「……シュナイ……ゼル……」カチカチカチカチ

    シュナイゼル『どちらにしても僕は死ぬ。君はこのまま外に出れば助かる。私の負けだよ、ナナリー』

    ナナリー「……!!」

    シュナイゼル『君とは一度、チェスをしてみたかったよ』

    ナナリー「シュナイゼル……ゆるさない……!!!」


    362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 23:30:08.31 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「とにかく今は……」スタスタ

    ナナリー「核融合で外にでないと……」ピッ

    ナナリー(お兄様にバレた……。このままでは……)

    ナナリー(フレイヤは残り10発……計算して使わないといけませんね……)

    ナナリー「核融合……出ます」ウィィィン

    バシュン!!

    ナナリー(これがナイトメア……お兄様はうまく操縦している……なら私だって……)

    カレン『出てきたね!!ナナリー!!!』

    ナナリー「カレンさん……」

    カレン『よくも……よくも……!!!みんなをぉぉぉ!!!!』

    ジノ『残念です。ナナリー様』

    アーニャ『ナナリー様……信じてたのに……もう……嫌いになっちゃった……』

    ナナリー「ふふ……」

    スザク『ナナリー!!降伏しろ!!』

    ナナリー「スザクさん……」


    368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 23:36:33.78 ID:5l+28mLE0

    ルルーシュ『スザク!!!フレイヤ・エリミネーターだ!!』

    スザク『よし!!』

    ナナリー「させませんっ!!」ゴォォ

    カレン『邪魔するなぁぁ!!!!』ガキィィン

    ナナリー「紅蓮……が……!!」

    カレン『みんなを……かえせぇぇぇ!!!!』

    ナナリー「ゼロに還るのです!!みんな!!みんな!!!」

    スザク『うおぉぉぉ!!!』シュッ!!

    ナナリー「しまった……!!フレイヤ・エリミネーターが―――」

    シュナイゼル『オール・ハイル・ルルーシュ……』

    ナナリー「シュナイゼル兄様……!!」

    ドォォォォォン……

    ルルーシュ『よし!!ダモクレス級フレイヤは消え去った!!次はナナリーを捕らえろ!!』

    カレン『はいっ!!』

    スザク・ジノ・アーニャ『イエスユアマジェスティ!!』


    376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 23:43:27.50 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「邪魔を……!!私はお兄様とだけの世界を築くのです!!!」

    カレン『だからって人の命を簡単にぃぃぃ!!!』

    ナナリー「ハドロン重砲……発射!!」ゴォォォ

    カレン『ちっ……!!』

    ジノ『いくぞ!!ナナリー!!!』

    アーニャ『記録にしてあげる……』

    スザク『ナナリィィィィ!!!!』

    ナナリー(流石にこれだけの機体を相手にするのは……)

    ルルーシュ『ナナリー……』

    ナナリー「お兄様!!助けてください……!!!」

    ルルーシュ『何故、このようなことをした……』

    ナナリー「私はお兄様が大好きです!!愛しています!!」

    ルルーシュ『……』

    ナナリー「お兄様が傍にいてくれるのなら、何もいりませんっ!!」

    ルルーシュ『多くの命を犠牲にしてまで……それを言うのか、ナナリー』


    387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 23:50:15.89 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「私はお兄様とずっと一緒にいたいのです!!」

    C.C.『なるほど』

    ナナリー「C.C.さん……?!」

    C.C.『お前の愛は本物だな』

    ジュレミア『ナナリー様……お気を確かに』

    ナナリー「……」

    ルルーシュ『ナナリー。これだけのナイトメアが相手では蜃気楼の姉妹機程度では勝てないぞ?」

    ナナリー「いいえ、お兄様。違います。間違っています」

    ルルーシュ『なに……?』

    ナナリー「私の前にこうしてみなさんが集まってくれて―――助かりましたっ!!」

    ルルーシュ『なっ……?!』

    ナナリー「フレイヤ……発射!!」カチッ

    ルルーシュ『バカな!?ナイトメアに実装されているのか!?』

    ナナリー「お兄様、早くお逃げになってください。富士山は綺麗になくなりますから」

    ルルーシュ『全軍、ちれー!!!できるだけ遠くに移動を!!!』


    393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/01(火) 23:58:36.74 ID:5l+28mLE0

    ナナリー「あははは!!!」

    スザク『うおぉぉぉぉぉ!!!!!』キィィィン

    ナナリー「え―――」

    スザク『ナナリー!!君はルルーシュよりも道を外してしまったようだな!!!』

    ルルーシュ『ナナリー!!俺と共に償いの道を選ぼう!!』

    ナナリー「お兄様……スザクさん……」

    ナナリー「―――どうして分かっていただけないのですか!!!」カチッ

    スザク『フレイヤか!?』

    ルルーシュ『スザク!!離れろ!!!死ぬな!!!!』

    スザク『くっ……!!!』キィィン

    ナナリー「お兄様……」

    ルルーシュ『ナナリー……何故ここまでする……!?』

    ナナリー「全てをゼロにするためです」

    ルルーシュ『世界を壊すのは俺の役目だ!!ナナリーは―――』

    ナナリー「黙ってみていることができないから、私は手を血に染めたのです!!」


    396: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 00:08:01.19 ID:P2iGNzsc0

    ルルーシュ『なに……?』

    ナナリー「私はお兄様を愛しています」

    ルルーシュ『俺もだ……ナナリー……』

    ナナリー「一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、ベッドで寝たり……そうしたことができれば私は何もいらなかった」

    ナナリー「望まなかったのに……!!世界が……この悲しい世界がそれを奪ったんです!!」

    ルルーシュ『ナナリー……』

    ナナリー「そしてそんな世界を壊すために……私を守るために……お兄様はギアスを使い……数多くの人命を消した」

    ルルーシュ『……そうだな』

    ナナリー「私の所為でお兄様は茨の道を歩み続けてきた!!誰も褒めない、ただ憎まれるだけの道を!!」

    ルルーシュ『ああ……そうだ』

    ナナリー「消えない傷を一生抱えたまま、私に嘘をつきながら、卑怯で卑劣な仮面を被り続けなくてはならなくなった!!!」

    ナナリー「私の大好きなお兄様が!!!そんなの許せるはずがありませんっ!!!」

    ルルーシュ『お前は……まさか……』

    ナナリー「そうです……。だから、私は全てを『ゼロ』にしたいのです!!」

    ナナリー「創世すれば、お兄様の罪も私も罪もゼロになります!!リセットしましょう、お兄様!!!」


    408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 00:19:40.98 ID:P2iGNzsc0

    ルルーシュ『……』

    ナナリー「フレイヤ!!てーっ!!!」カチッ

    ルルーシュ『なっ!?やめろぉ!!ナナリー!!!』

    ナナリー「今のはEU連合へ放ちました。もうすぐ……全てがゼロになります……!!」

    ルルーシュ『ゼロにするか……』

    ナナリー「私とお兄様がアダムとイブになれば……世界をリスタートさせることができます」

    ルルーシュ『ナナリー……悪いが、それはできない』

    ナナリー「え……」

    ルルーシュ『全てをゼロになんてできない!!』

    ナナリー「できますっ!!私なら……このフレイヤならば……!!」

    ルルーシュ『言い方が悪かったな。―――ゼロになんてしたくないんだよ!!』

    ナナリー「どうしてですか……お兄様……」

    ルルーシュ『俺はこの手で大切な人を殺した。その責任も取らず、ただ愛する者と生きるのは……耐えられない!!』

    ナナリー「ゼロの世界ならそんなことを気にする必要も……!!」

    ルルーシュ『俺は引き返せない。立ち止まることは許されない。忘れることなど万死に値する!!そういう道を選んだ!!』


    420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 00:33:51.89 ID:P2iGNzsc0

    ナナリー「そんな道もゼロにしましょう。道が無くなれば歩かずに済みます」

    ルルーシュ『ユフィの願いを!!!シャーリーの想いを!!スザクの決意を!!』

    ルルーシュ『その全てもゼロにするなど、俺にはできない!!!』

    ナナリー「どうしてですか!?お兄様は私のことをもう愛して……いないのですかっ!?」カチッ

    ルルーシュ『次はインドか……』

    ナナリー「でも……私が……私がゼロにしてしまえば……お兄様もゼロの世界を受け入れるしかありません!!」

    ルルーシュ『違うな!!間違っているぞ!!―――私はゼロ!!既にゼロなんだよ!!ナナリー!!!』

    ナナリー「既に……ゼロ……」

    ルルーシュ『ゼロにゼロをたしても何も残らない!!!ゼロのままだ!!!』

    ルルーシュ『ゼロが被った汚泥は誰にも洗い落とすことはできない!!』

    ルルーシュ『できるとするならそれは……残虐非道の王として討ち取られたときだけだ!!!!」

    ナナリー「それでは泥に埋もれて死んでいくだけではありませんか!!」

    ルルーシュ『ナナリー……そうだ。俺にできる最高の清算方法なんだ。だから―――』

    ナナリー「いやです!!!また一緒に……住みましょう!!!!」カチカチカチ

    ルルーシュ『もうできない!!!できないんだよ!!ナナリィィィ!!!!』


    426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 00:41:21.98 ID:P2iGNzsc0

    ナナリー「お兄様の分からず屋!!!」ゴォォォ

    ルルーシュ『くっ……ハドロン砲まで……!!』

    ナナリー「おにいさまぁぁ!!!」

    ルルーシュ『なっ?!』

    ガキィィン!!!

    ナナリー「なら……二人でゼロへ……成りましょう……」

    ルルーシュ『くっ!!離せ!!ナナリー!!!』

    ナナリー「この距離でフレイヤを……」

    ルルーシュ『バカな!?』

    ナナリー「ですが……このままではフレイヤ・キャンセラーによってお兄様だけが消えてしまう」

    ナナリー「ですから……」プシュゥ

    ルルーシュ『ナナリー……』

    ナナリー「外にでて……フレイヤの鍵を使います」

    ルルーシュ『分かった……』プシュゥ

    ルルーシュ「俺も一緒だ。ナナリー」


    431: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 00:46:46.02 ID:P2iGNzsc0

    ナナリー「ギアスを使うのですか?」

    ルルーシュ「愚問だな」

    ナナリー「でも……目を閉じれば」

    ルルーシュ「……ナナリー」ギュッ

    ナナリー「え……」

    ルルーシュ「お前に殺されるなら……わるくない……」

    ナナリー「お兄様……」

    ルルーシュ「……」

    ナナリー「……では……」

    ルルーシュ「ナナリー……その前に……キスしようか」

    ナナリー「お兄様……はい……どうぞ……」

    ルルーシュ「ナナリー……」

    ナナリー「お兄様……」

    ルルーシュ「ん……」

    ナナリー「っ……」ピクッ


    437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 00:54:02.98 ID:P2iGNzsc0

    ルルーシュ「ナナリー?」

    ナナリー「はい……」

    ルルーシュ「―――全てを忘れろ」キュィィン

    ナナリー「な、んで……」

    ルルーシュ「ナナリー……愛している……」

    ナナリー「いや……いや……消える……お兄様が消える……!!!」

    ルルーシュ「ゼロに還ろう。俺もお前も……」

    ナナリー「いや……!!!いやぁぁぁぁ!!!!!!」

    ルルーシュ「フレイヤの鍵はこれか……」

    スザク『ルルーシュ!!!』

    ルルーシュ「スザクか……聞いてくれ。ナナリーはやはり操られてた」

    スザク『なに?』

    ルルーシュ「全てはシャルルとシュナイゼルが仕組んだことだった」

    スザク『ルルーシュ……お前……』

    ルルーシュ「このナナリーという少女は……今……ギアスの呪縛から解放された……」


    455: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 01:01:05.71 ID:P2iGNzsc0

    C.C.『ルルーシュ!!』

    ルルーシュ「C.C.か……この少女のことを頼む」

    ナナリー「すぅ……すぅ……」

    C.C.『ナナリーか……』

    ルルーシュ「いいや。名も無い少女だ。言葉も常識もない。空っぽの器だ」

    スザク『お前はまた大切な人を殺したのか』

    ルルーシュ「そうなるのかな……そうなるか……」

    スザク『しかし、ナナリーは指名手配を受けるぞ?』

    ルルーシュ「どんなに尋問しても意味など無い。この少女は何も知らないのだからな」

    C.C.『分かった。では、預かろう』

    ルルーシュ「すまない」

    C.C.『気にするな。私はお前の犯罪者なのだからな』

    スザク『ルルーシュ……あとは……』

    ルルーシュ「ああ……俺がゼロに還る番だな……」

    ルルーシュ「ゼロ・レクイエムだ……」


    470: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 01:11:13.24 ID:P2iGNzsc0

    2ヵ月後

    C.C.「……おい。何をしている?」

    ナナリー「あ……ぅ……」フラフラ

    C.C.「こら、まだ上手く歩けないんだ。立とうとするな」

    ナナリー「あぅ……」

    C.C.「……そろそろ始まるぞ。お前の大好きなルルーシュ皇帝の式典がな」

    ナナリー「あー♪」

    C.C.「……」

    ナナリー「ルルっ♪ルルッ♪」

    C.C.「ああ、ルルーシュだな」

    C.C.「さよなら……坊や……」

    ナナリー「あ……ルルっ……ルルゥ……?」

    テレビ『―――大変です!!!ルルーシュ皇帝がゼロに刺されました!!!』

    ナナリー「ルルー!!ルルー!!」

    C.C.「……」


    476: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 01:18:26.35 ID:P2iGNzsc0

    ナナリー「ルルー……」ウルウル

    C.C.「ほら、泣くな。これで遊んでいろ」

    ナナリー「あー♪」

    ナナリー「きゃっ!!きゃっ!!」カチカチカチカチカチ

    C.C.「事実上のブリタニア崩壊……各主要国もフレイヤにより壊滅……」

    C.C.「世界は創世されたといってもいい……」

    C.C.「ルルーシュ……この世界……お前らな……どうしたかな……」

    ナナリー「しーしー!!」カチカチカチカチ

    C.C.「はいはい。そろそろ行こうか」

    ナナリー「うん」カチカチカチカチ

    C.C.「最後の頼みだ……聞いてやるよ……。ナナリーは守ってみせる……最後までな……」

    ナナリー「ふれぃやぁ、てっー♪」カチカチカチカチ

    C.C.「将来は少し不安だがな……」

    ナナリー「ふれぃやー♪」カチカチカチ


    おしまい。


    478: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 01:19:30.95 ID:P2iGNzsc0

    ねるわー
    色々酷くてごめんよー


    484: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 01:20:34.36 ID:QyrtXJWF0

    おもしろかったよ乙


    485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/02(水) 01:20:41.82 ID:nqFaS+wD0


    ギャグかと思ったらなんかシリアスだったでござる。いやカオスと呼ぶべきか


    引用元: ナナリー「フレイヤ、ぅてーっ!!!!」カチッ シュナイゼル「oh…」

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