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    ルルーシュ「またスザクの机の上に花瓶が置かれている」

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 10:56:01.66 ID:ESVCaz6K0

    教室

    ルルーシュ「……」

    スザク「おはよう、ルルーシュ」

    ルルーシュ「あ、ああ」

    スザク「あれ?また花瓶が」

    ルルーシュ「スザク……」

    スザク「いつも僕の席に置かれてるんだ。これは教卓のところにあるやつなのに」

    ルルーシュ「……」

    スザク「戻さないと。あ、そうだ。ついでに水も変えておこう」スタスタ

    ルルーシュ(スザク……)



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    5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 10:59:18.27 ID:ESVCaz6K0

    スザク「これでよしっと」

    ルルーシュ「……」

    スザク「誰なんだろうな、場所を間違えてるのは」

    ルルーシュ「そ、そうだな」

    スザク「1限は……あれ?」

    ルルーシュ「どうした?」

    スザク「おかしいな。ちゃんと持ってきてたはずなのに」

    ルルーシュ「……」

    スザク「教科書が全部なくなってる」

    ルルーシュ「……」

    スザク「忘れてきたみたいだ。ルルーシュ、悪いけど見せてくれないか?」

    ルルーシュ「それは構わないけど」

    スザク「ありがとう」

    ルルーシュ「……」ギリッ


    6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:02:03.55 ID:ESVCaz6K0

    休み時間

    スザク「ルルーシュ」

    ルルーシュ「どうした?」

    スザク「教科書あったんだ」

    ルルーシュ「どこに?」

    スザク「ゴミ箱の中。誰かが間違えて捨てたみたいだ」

    ルルーシュ「おい……」

    スザク「ところどころ破けてるけど読めないこともない」

    ルルーシュ「……」

    スザク「さっきは見せてくれてありがとう。ルルーシュ。飲み物でも奢るよ」

    ルルーシュ「そんなの気にするな」

    スザク「次は体育だな。急がないと」タタタッ

    ルルーシュ「スザク……」


    12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:06:01.24 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ「……遅いな」

    スザク「あ、ルルーシュ」

    ルルーシュ「どうした?早く着替えないと遅刻するぞ?」

    スザク「ごめん。次の体育は休むことにする」

    ルルーシュ「体調でも悪いのか?」

    スザク「いや。さすがにこんな落書きされた体操服では授業に出れない」

    ルルーシュ「……っ」

    スザク「先生にふざけてると思われるかもしれない」

    ルルーシュ「まて」

    スザク「上手く言い訳しておいてくれると助かる。それじゃあ洗ってくるから」タタタッ

    ルルーシュ「あ……」

    ルルーシュ「はぁ……」

    ルルーシュ「……」


    20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:11:44.25 ID:ESVCaz6K0

    洗い場

    スザク「ふんふふーん」ジャブジャブ

    ルルーシュ「スザク」

    スザク「ルルーシュ?!授業はどうしたんだ?」

    ルルーシュ「なんて書かれていたんだ?」

    スザク「え?大きく『死ね!!!!』って」

    ルルーシュ「……」

    スザク「体操服に恨みでもあるんだろうな」

    ルルーシュ「スザク……」

    スザク「体操服を殺すなら、引き裂いたほうがいいのに」

    ルルーシュ「……」

    スザク「ふんふふーん」ジャブジャブ

    ルルーシュ(スザク……わざとか?わざとなんだろ?)

    ルルーシュ(気丈に振舞っているだけなんだろ……スザク……!!)

    スザク「あれ、漂白剤使いすぎたか?校章が剥げてしまった……まずいな……怒られるかも……」


    21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:15:57.01 ID:ESVCaz6K0

    昼休み

    スザク「あれ?」

    ルルーシュ「今度はどうした?」

    スザク「弁当箱がなくなってる。朝、確認したときはあったんだけど」

    ルルーシュ「……」

    スザク「もしかして……」スタスタ

    ルルーシュ「おい」

    スザク「えっと……」ガサガサ

    スザク「ルルーシュ!!見てくれ!!やっぱりゴミ箱の中にあった!!」

    ルルーシュ「……っ」

    スザク「よかった。中身は無事だ。大方、ゴミに間違えられたんだろうな」

    ルルーシュ「……」ギリッ

    スザク「ルルーシュ、さ、食べようか」

    ルルーシュ「あ、ああ……そ、そうだな……」

    スザク「どうした?気分でも悪いのか?」


    23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:20:55.54 ID:ESVCaz6K0

    放課後

    スザク「あれ?」

    ルルーシュ「……」

    スザク「トイレに行く前はちゃんとあったのに……椅子がないな」

    スザク「どこにいったんだろう」キョロキョロ

    ルルーシュ「スザク……」

    スザク「教室にはないみたいだな。ちょっと探してくる」

    ルルーシュ「まて」

    スザク「なんだ?」

    ルルーシュ「スザク、強がりはもうやめろ」

    スザク「強がり……」

    ルルーシュ「俺が……」

    スザク「ルルーシュ。何を言っているんだ。僕は何も強がってなんかないよ」

    ルルーシュ「そんなわけ―――」

    スザク「じゃあ、生徒会室には先に行っててくれ。椅子が見つかったらすぐに行くから」タタタッ


    29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:25:23.18 ID:ESVCaz6K0

    生徒会室

    ミレイ「スザクくん、遅いわねー。ルルーシュ、何か聞いてない?」

    ルルーシュ「いえ……」

    ミレイ「そう……」

    シャーリー「……ねえ、ルル」

    ルルーシュ「会長には黙っておこう」

    シャーリー「でも……」

    ルルーシュ「言ったところで状況が悪化するだけだ」

    シャーリー「……」

    カレン「でも……仕方の無いことじゃ……」

    シャーリー「カレン」

    カレン「彼……イレヴンだし……」

    シャーリー「それは……」

    ルルーシュ「カレン……」

    カレン「あたしはそういうの……嫌いだけど……」


    35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:30:11.10 ID:ESVCaz6K0

    廊下

    ナナリー「すっかり遅くなってしまいましたね、咲世子さん」

    咲世子「はい。急ぎましょう」

    ナナリー「生徒会室までお願いします」

    咲世子「畏まりました」

    咲世子「―――おや?」

    ナナリー「どうかしましたか?」

    咲世子「スザクさんが中庭で何かを探しているようです」

    ナナリー「スザクさんが?あの……」

    咲世子「はい。少し寄り道ですね」

    ナナリー「ごめんなさい」

    咲世子「いいのですよ」

    ナナリー「スザクさん……何を……」

    咲世子「……」


    38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:33:54.03 ID:ESVCaz6K0

    中庭

    スザク「ここにもないか……。一体、どこまで移動したんだ、僕の椅子」

    ナナリー「スザクさん」

    スザク「え?ナナリー。どうしたんだい?」

    ナナリー「あの、何かをお探しのようでしたので」

    スザク「ああ。椅子をね」

    ナナリー「椅子?」

    スザク「僕の椅子が逃げ出しちゃったみたいで」

    咲世子「なんともメルヘンな」

    ナナリー「あの……それって……」

    スザク「僕に座られるのが嫌だったのかもしれないな」

    咲世子「きちんとお掃除してあげていましたか?」

    スザク「あ、そういうことはしてなかったですね」

    咲世子「それは逃げられても文句は言えませんね」

    スザク「ははは、確かに」


    41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:38:34.60 ID:ESVCaz6K0

    ナナリー「え……いや……」

    スザク「見つけたら毎朝磨かないとな」

    咲世子「では、私もお手伝いいたします。よろしいですか?」

    ナナリー「は、はい。それはもちろん」

    咲世子「では―――」ササッ

    スザク「はやい……。あの人、只者じゃない……」

    ナナリー「あの……スザクさん?」

    スザク「なに?」

    ナナリー「手を……私の手を握ってもらえますか?」

    スザク「え……。どうして?」

    ナナリー「お願いします」

    スザク「……ごめん。今は椅子を探さないと」

    ナナリー「……」

    スザク「ほんと、どうやって逃げたんだろう。逃げ出す瞬間を見てみたかった」

    ナナリー「スザクさん……」


    46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:41:23.58 ID:ESVCaz6K0

    スザク「中庭じゃないのかな……」

    ナナリー「……」ギュッ

    スザク「なっ……!?」

    ナナリー「スザクさんの手……震えています」

    スザク「ナナリー、よさないか!!」バッ

    ナナリー「でも……」

    スザク「そうだ。生徒会室まで一緒に行こう」

    ナナリー「スザクさん!!」

    スザク「さ、ルルーシュもナナリーのこと待ってると思うし」

    ナナリー「あの……私……!!」

    スザク「急がないとな」

    ナナリー「……」

    ナナリー(スザクさん……)


    51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:44:34.95 ID:ESVCaz6K0

    生徒会室

    スザク「遅れました」

    ナナリー「……」

    ミレイ「スザクくん。遅かったわね。どうかしたの?」

    スザク「ちょっと色々と」

    ミレイ「そう」

    ルルーシュ「スザク、見つかったのか?」

    スザク「まだ。咲世子さんが探してくれてるみたいだけど」

    ルルーシュ「……」

    ナナリー「あの……スザクさん……」

    スザク「会長。僕の仕事はあるんですか?」

    ミレイ「たーっぷりあるわよぉ」

    スザク「よーし。がんばらないと」

    ルルーシュ「ちっ……」

    ナナリー「……」


    52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:48:21.09 ID:ESVCaz6K0

    シャーリー「……」

    カレン「シャーリー、顔に出すぎ」

    シャーリー「あ、え?」

    リヴァル「会長、そういうのすぐわかっちゃうから」

    シャーリー「ご、ごめん……」

    ニーナ「……」カタカタ

    スザク「この資料全部に目を通すんですか?!」

    ミレイ「そうよぉ!がんばってね」

    スザク「はは。今日は残業ですね」

    ルルーシュ「……」

    咲世子「失礼いたします」

    ナナリー「咲世子さん?」

    咲世子「スザク様、椅子を見つけ―――」

    スザク「……!!」ガタッ

    ミレイ「イス?」


    54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:50:54.78 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ「ああ!!咲世子!!廊下に出よう!!」

    咲世子「え?」

    スザク「会長、お手洗いに行ってきます」

    ミレイ「え?あ、うん」

    ナナリー「わ、わたしもっ!!」

    ミレイ「えっ!?」

    ナナリー「お、おもらししそうなので!!」

    ミレイ「そういうことは言わなくていいから!!」

    シャーリー「椅子って」

    カレン「スザクの椅子でしょうね」

    リヴァル「見つかったのか。よかった」

    ニーナ「……」カタカタ

    ミレイ「もう……どうしちゃったのかしら……」


    61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 11:55:12.22 ID:ESVCaz6K0

    廊下

    ルルーシュ「それで、椅子は?」

    咲世子「はい。スザク様の逃げ出した椅子は焼却炉のほうに」

    スザク「焼却炉?」

    咲世子「恐らく、この世に絶望してしまい自ら命を絶ったものかと」

    ナナリー「そんな……」

    ルルーシュ「下衆が……」

    咲世子「しかし、ご安心を、スザク様」

    スザク「え?」

    咲世子「脚は3本残っていました」スッ

    スザク「あ……」

    咲世子「どうぞ」

    ルルーシュ「咲世子!!おい!!空気を―――」

    スザク「ありがとうございます、咲世子さん。大事にします」

    咲世子「喜んでいただけで光栄です」


    67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:02:01.22 ID:ESVCaz6K0

    ナナリー「スザクさん……咲世子さんに悪気はないんです……」オロオロ

    ルルーシュ「そうなんだ!!咲世子にあるのは純粋な真心だけで……!!」オロオロ

    咲世子「何を仰っているのですか?」

    ルルーシュ「だまっていろ!!」

    スザク「いや。本当に嬉しい。なんの得もないのに焼却炉からわざわざ骨を拾ってきてくれたんだから」

    ナナリー「スザクさん……」

    スザク「これどこかに置いておかないとな……。とりあえず教室に置いてくる」

    ルルーシュ「スザク……!!」

    スザク「すぐに戻るから」タタタッ

    ナナリー「……」

    ルルーシュ「くっ……あいつ……!!」

    咲世子「いい事をすると気分がいいですね」

    ナナリー「咲世子……さん……?」

    咲世子「な、なんでしょうか……?」ゾクッ

    ナナリー「言葉には気をつけてください」ニコッ


    69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:05:12.01 ID:ESVCaz6K0

    教室

    スザク「うっ……っ……」

    ガラッ

    スザク「……!!」

    ナナリー「スザクさん……?」

    スザク「……」ゴシゴシ

    スザク「ナナリーか。どうした?」

    ナナリー「今……泣いて―――」

    スザク「ごめん。すぐにいくよ」

    ナナリー「あの……」

    スザク「よくここまでこれ―――」

    ルルーシュ「スザク」

    スザク「ルルーシュ……君まで……」

    ルルーシュ「少し話そう」

    スザク「……あ、ああ」


    73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:10:39.41 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ「スザク、お前は現状をどう考えている?」

    スザク「何のこと?」

    ルルーシュ「おい」

    スザク「僕はこの学園に来れてよかったと心から思っている。不満に思うようなことは一切ない」

    ナナリー「嘘……」

    スザク「嘘じゃないさ。ユーフェミア様には感謝している」

    ルルーシュ「それか」

    スザク「え?」

    ルルーシュ「ユーフェミアがここの入学を薦めたんだったな」

    スザク「そうだけど」

    ルルーシュ「だから、辛いことを表に出そうとしないわけか。ユーフェミアの騎士として」

    スザク「ルルーシュ。今、言ったように辛いことなんてなにも―――」

    ルルーシュ「俺に嘘が通じるとでも思っているか?」

    スザク「……っ」

    ナナリー「スザクさん……あの……辛いことは辛いとはっきりと言ってください……」


    76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:16:37.21 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ「会長に頼めばいくらか改善される」

    スザク「やめてくれ」

    ルルーシュ「なに……?」

    ナナリー「どうして?」

    スザク「これは僕の問題だし、それに僕が我慢すれば丸く収まる」

    ルルーシュ「ふざけるなっ!!」

    スザク「僕は大真面目だ」

    ルルーシュ「……っ」

    ナナリー「お兄様……」

    ルルーシュ「我慢してもお前がこの学校にいる限り、これは続く」

    スザク「だろうね」

    ルルーシュ「耐えられるのか?」

    スザク「耐える必要なんてないよ。僕にはルルーシュという親友がいるから。それだけで満たされている」

    ルルーシュ「おまえ……」

    スザク「それじゃあ生徒会室に戻ろう。僕の仕事、山積みなんだ。急がないと学校に一泊することになる」


    80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:21:21.83 ID:ESVCaz6K0

    生徒会室

    ミレイ「はーい。どんどん、読んでねー」

    スザク「ほ、ほんとに多いですね……」

    ミレイ「口を動かさず、目を動かす」

    スザク「は、はい!!」

    ルルーシュ「……」

    シャーリー「ルル……」

    ルルーシュ「考えている」

    シャーリー「え?」

    ルルーシュ「……」

    カレン「何を?」

    ルルーシュ「スザクをこの学校から追放する方法を」

    リヴァル「はぁ!?」

    シャーリー「な、なんで!?」

    ルルーシュ「スザクはこの学校には不要だからな」


    83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:26:08.12 ID:ESVCaz6K0

    リヴァル「おいおい、ルルーシュ。何言ってんだよ?」

    ルルーシュ「……」

    シャーリー「そうだよ、ルル!何を―――」

    ルルーシュ「スザクはここにいるべきではない」

    カレン「それって……スザクの為?」

    ルルーシュ「いいや。俺の自己満足の為だ」

    ニーナ「……」カタカタ

    シャーリー「ど、どうしてそんなことするの!?」

    ルルーシュ「……」

    ミレイ「なに?なんのはなしかなー?」

    リヴァル「あ、いや……」

    ルルーシュ「次の文化祭はたのしみだなぁって言ってたんです」

    ミレイ「そんなことより、ちゃんと事務処理してね」

    ルルーシュ「はいはい」

    ルルーシュ(スザク……貴様がここに残るというなら……俺が居られなくしてやる……)


    85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:30:51.61 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュの部屋

    ルルーシュ「はぁ……」

    C.C.「5回目だぞ」

    ルルーシュ「なんの回数だ?」

    C.C.「その鬱陶しいため息だ。聞かされる身にもなれ」

    ルルーシュ「なら、別室に移動でもしろ」

    C.C.「いいのか?ナナリーに添い寝して、女にしてやってもいいんだぞ?」

    ルルーシュ「……」

    C.C.「冗談だよ。怖い顔するな」

    ルルーシュ「ふん……」

    C.C.「何か気がかりなことでもあったのか?」

    ルルーシュ「お前には関係ないな」

    C.C.「そうはいかない。私はC.C.でお前の共犯者なのだからな」

    ルルーシュ「……」

    C.C.「ほら、話すだけ話してみろ」


    87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:39:01.83 ID:ESVCaz6K0

    C.C.「ふーん……」

    ルルーシュ「何か意見でもあるか?」

    C.C.「つまり、枢木スザクを退学に追い込むのか?」

    ルルーシュ「奴はユフィのために通っているだけだ。自分を殺してな」

    C.C.「そしてその恩を無碍にできないから辛くとも通学を続けている、と」

    ルルーシュ「スザクのことだ、どう説得しても卒業まで通うだろう。ユフィのためにな」

    C.C.「義理堅い子だ。頭を撫でてやりたくなる」

    ルルーシュ「だから……俺がスザクをこの学園に居られなくする。それが奴を救う唯一の方法だ」

    C.C.「……」

    ルルーシュ「そのプランを今、考えている」

    C.C.「坊や……」

    ルルーシュ「簡単なのは傷害事件を起こされることだが……。スザクはそのあたりも弁えてそうだからな」

    ルルーシュ「ここは痴漢でも……」

    C.C.「おい。本気で言っているのか?」

    ルルーシュ「当たり前だ」


    90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:45:55.43 ID:ESVCaz6K0

    C.C.「やめておけ。もし中途半端になったとき、輪をかけて酷い状況になるぞ」

    ルルーシュ「そんなこと分かっている。だから、徹底的に追い込む」

    C.C.「その作戦が痴漢か?バカいえ。そんなもの謹慎処分で終わる」

    ルルーシュ「スザクはイレヴンだ。そういう問題が起これば謹慎では済まない」

    C.C.「おいおい……」

    ルルーシュ「さて……どうするか……」

    C.C.「……」

    ルルーシュ「じっくりと作戦を練るか……」

    C.C.「……コーヒーでも飲んでくるかな」トコトコ

    ルルーシュ「ギアスを使えば……女生徒は簡単に手に入る……」

    ルルーシュ「あとはスザクの行動を予測して……」ブツブツ

    C.C.「……」

    C.C.(真性だな……ルルーシュは……)

    C.C.(なんの解決にもならないよ……そんなやりかたじゃ……)


    91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:51:21.72 ID:ESVCaz6K0

    ナナリーの部屋

    ナナリー「はぁ……」

    C.C.「5回目だな」

    ナナリー「え?C.C.さん?」

    C.C.「眠れないのか?」

    ナナリー「いつからそこにいたんですか?」

    C.C.「5分前かな。お前が人の気配に気がつかないのも珍しい」

    ナナリー「ご、ごめんなさい」

    C.C.「あはは。謝るのは何の断りもなく入ってきた私のほうだと思うが?」

    ナナリー「で、でも……気がつかなかったのは失礼なことですから」

    C.C.「ふぅん。変わったやつだ」

    ナナリー「あの……なにか?」

    C.C.「枢木スザクのことだ。お前も気にしているんだろ?」

    ナナリー「は、はい……。スザクさん……無理をしているみたいでしたので」

    C.C.「みたいだな。どうだ?ここは私と手を組まないか?」


    96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 12:56:02.44 ID:ESVCaz6K0

    ナナリー「え?どういうことですか?」

    C.C.「そのままの意味さ。枢木スザクを助けたいんだろ?」

    ナナリー「そ、それは勿論……」

    C.C.「私と手を組めば簡単だ」

    ナナリー「でも、お兄様も何か考えているようですから……」

    C.C.「だめだな」

    ナナリー「どういうことですか?」

    C.C.「ルルーシュのやりかたじゃ、何も解決しない」

    ナナリー「そ、そんなことありませんっ。お兄様ならきっと……!!」

    C.C.「少なくともお前とルルーシュと枢木スザクは泣くことになる」

    ナナリー「それって……」

    C.C.「それでもいいなら、何も言わないが」

    ナナリー「……」

    C.C.「どうする?」

    ナナリー「私は……」


    99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 13:00:54.53 ID:ESVCaz6K0

    技術部

    スザク「くしゅん」

    セシル「風邪?」

    スザク「いえ。なんでもありません」

    ロイド「うつさないでね~。今、結構大事な時期だから」

    セシル「ロイドさん!!」

    スザク「はい。気をつけます」

    セシル「もう……。あ、ここ。数式が違うわ」

    スザク「え?本当ですか?すいません」

    セシル「ふふ、両立も大変ね」

    スザク「いえ。全く苦ではありません」

    ロイド「へ~、学校、たのしんでるの?」

    スザク「勿論です」

    ロイド「君、イレヴンなのに?」

    スザク「え……」


    102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 13:09:39.65 ID:ESVCaz6K0

    セシル「ロイドさん!!何を言っているんですか!!」

    ロイド「だって、ほら、アッシュフォード学園にただのイレヴンが行くんだよ?すっごく浮くと思うんだけどね~」

    スザク「それは……」

    セシル「なんてことをいうんですか?!」

    ロイド「これは事実だよ。疎まれてるんじゃないの~?」

    スザク「……」

    セシル「でも、友達がいるって!!」

    ロイド「親友がいるから、なんとかなっているって感じじゃないの?いなかったら今頃……引きこもりなってたかもね~」

    ロイド「残念でした~、引きこもりにならずにすんで~」パチパチ

    セシル「ロイドさん?」

    ロイド「え?」ビクッ

    セシル「ちょっとこちらに」

    ロイド「ちょっと、今は本当に大事な時期で……骨折とかしたら―――」

    スザク「……」

    スザク(分かっている……。もしルルーシュが居なかったら、とっくに逃げ出していたかもしれない)


    105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 13:15:48.33 ID:ESVCaz6K0

    セシル「このっ!!このっ!!」

    ロイド「あっ、あっ」

    ユフィ「楽しそうですね」

    スザク「ユーフェミア様!?」

    セシル「あ、こ、これはお見苦しいところを!!」

    ロイド「いたた……助かった……」

    スザク「どうしたのですか?」

    ユフィ「スザクの様子が気になって。迷惑だった?」

    スザク「そ、そんなことは!!」

    ユフィ「よかった。ねえ、学校どう?楽しい?」

    スザク「はい。勿論です」

    ロイド「……無理しちゃって」

    セシル「……」ギロッ

    ロイド「さ~て、最終チェックしてかえりましょ~」

    セシル「……」


    109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 13:24:49.79 ID:ESVCaz6K0

    ユフィ「そう。楽しいならいいの」

    スザク「それだけですか?」

    ユフィ「それだけって……少し酷いっ」

    スザク「あ、も、申し訳ありません」

    ユフィ「ふふ……。でも、よかった。もしかしたら辛い目にあってるかもって思ってて」

    スザク「……」

    ユフィ「ほら、イレヴンは蔑視されてるから」

    スザク「自分の場合はそんなことありません。皆、よくしてくれるので」

    ユフィ「そうなんだっ」

    スザク「はい」

    ロイド「……」

    セシル「ほら。スザクくんは大丈夫だって言ってるじゃないですか」

    ロイド「……大変だね。八方塞りだ」

    セシル「え?」

    ロイド「こういうの四面楚歌っていうのかな~。それとも背水の陣ってやつ~?あは~、どっちにしても地獄だよね~」


    111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 13:30:09.67 ID:ESVCaz6K0

    ユフィ「それじゃあ、お邪魔しました」

    セシル「いえ。いつでもご見学にきてください」

    ロイド「またね~」

    スザク「……」

    ロイド「さて、今日はおわり~!!みんな~かえろー!!」

    セシル「スザクくん。課題は全部、終わったの?」

    スザク「あとは教科書を見ながらやります」

    セシル「遠慮しないで。最後まで見てあげるから」

    スザク「いえ。ホントに。あとは―――」

    ロイド「教科書、みせてごらん」

    スザク「え……」

    ロイド「……」

    スザク「それは……」

    セシル「どうしたの……?」

    ロイド「見せたくないのか、見せられないのか。どっち?」


    115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 13:34:54.65 ID:ESVCaz6K0

    スザク「……」

    セシル「えっと……」

    ロイド「はやくしなよ~」

    スザク「……教科書は自室のほうにあるので」

    ロイド「あっそ」

    セシル「それなら仕方ないわね」

    スザク「お先に失礼します」

    ロイド「はーい、おつかれ~、おだいじに~」

    セシル「ロイドさん」

    ロイド「なに~?」

    セシル「何が言いたかったんですか?」

    ロイド「持ち物ってさぁ、標的になるんだよね。ほら、全部を持ち歩くわけにはいかないから」

    セシル「はぁ?」

    ロイド「だから、ちょっと興味があったんだ~。それだけ」

    セシル「あの……スザクくんが虐めにあっていると、言いたいんですか?」


    124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 13:50:34.05 ID:ESVCaz6K0

    ロイド「はい、照明おとして~」

    セシル「ロイドさん。それなら私が―――」

    ロイド「やめたほうがいい」

    セシル「でも!!本当にそんなことになっているなら!!」

    ロイド「彼はユーフェミア皇女の想いを無視できないからね。君が何を言っても、彼は学校にいく」

    セシル「それは……」

    ロイド「だから~ほっとけばいいの~」

    セシル「そんな無責任な!!」

    ロイド「じゃあ、救えるの?大変だよ~?僕には無理~」

    セシル「……ロイドさん……!!」

    ロイド「僕たちは彼の逃げ場所になってあげればいいんだよ」

    セシル「ロイドさん……意外と優しいところも―――」

    ロイド「ま、大事なランスロットのパーツが壊れないように見守るのは僕の務めでもあるしね~」

    セシル「……はぁ……そうですか……」

    ロイド「それしかないよ。なにいってるの?」


    127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 14:02:20.64 ID:ESVCaz6K0

    翌日 図書館

    ルルーシュ「……」

    女生徒「あの、ルルーシュくん。話ってなに?」モジモジ

    ルルーシュ「ああ、ちょっと頼みたいことがあるんだ」

    女生徒「な、なに……?もしかして……」

    ルルーシュ「今日の16時、保健室に行って全裸になってほしい」キィィィン

    女生徒「……うん。わかった」

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(色々、考えたがシンプルな作戦で十分だな)

    ルルーシュ(俺がスザクの蛮行を発見し、それを内密に処理する)

    ルルーシュ(スザクも言い逃れはしないだろう……。それでミレイ会長も納得するはずだ)

    ルルーシュ(事実を知るのは俺とスザクと会長、学園長だけ……。軍にもユフィにも……事実は伝えない)

    ルルーシュ(これでいい……これで……)

    C.C.「随分、雑な作戦だな。まるで失敗することを望んでいるように思えるのは気のせいかな、坊や?」

    ルルーシュ「C.C.……」


    131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 14:10:05.95 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ「何を……」

    C.C.「下手なギアスを使って……。勿体無いな」

    ルルーシュ「黙れ。作戦は完璧だ」

    C.C.「枢木スザクに急な仕事が入れば潰える作戦がか?笑える」

    ルルーシュ「また明日、同じギアスを別の女にかけるまでだ」

    C.C.「そのときも枢木スザクに予定が入ったら?」

    ルルーシュ「翌日、同じことをするだけだ」

    C.C.「やめろ。なんて計画性のなさだ。お前らしくもない」

    ルルーシュ「黙れ」

    C.C.「こんなことしても何もならない。分かっているのだろ?」

    ルルーシュ「……」

    C.C.「出て行くにしろ残るにしろ、結局、枢木スザクは苦しむんだからな」

    ルルーシュ「だが、ここにいるよりはマシだ」

    C.C.「本人に訊いたのか?」

    ルルーシュ「誰の目から見てもそうだろう」


    133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 14:17:10.66 ID:ESVCaz6K0

    C.C.「主観だな」

    ルルーシュ「客観的な考えだ」

    C.C.「お前な」

    ルルーシュ「話はそれだけか?」

    C.C.「ああ、もういいよ。頭でっかちには用はない」

    ルルーシュ「……」スタスタ

    C.C.「本当に……」

    ナナリー「あの……」

    C.C.「大丈夫だ。アイツを悪者にはさせないさ」

    ナナリー「そうなのですか?」

    C.C.「ああ。そのためにアレを借りてきたのだからな」

    ナナリー「C.C.さん……貴方は……」

    C.C.「このことはルルーシュには内緒だぞ?」

    ナナリー「本当にやるんですか……?テロなんて……そんな上手く……」

    C.C.「安心しろ。枢木スザクを正義の味方にするだけならわけないさ……多分な」


    134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 14:21:22.97 ID:ESVCaz6K0

    放課後 洗い場

    スザク「……」ジャブジャブ

    ルルーシュ「スザク……またか」

    スザク「うん」

    ルルーシュ「……おまえ」

    スザク「僕はやめないよ」

    ルルーシュ「……」

    スザク「ここを卒業するまでは」

    ルルーシュ(このバカが……)

    スザク「ユフィの願いでもあるし。僕が学生として生活することは」

    ルルーシュ「……そうか」

    スザク「ああ」

    ルルーシュ(仕方ないな……)

    ルルーシュ「それより、頼みたいことがあるんだ」

    スザク「どうしたんだ?」


    137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 14:26:35.69 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ「実はナナリーが体調を崩して、今保健室にいるんだ」

    スザク「なに?!」

    ルルーシュ「それで俺の部屋まで運んで欲しいんだけど」

    スザク「わかった」

    ルルーシュ「俺は生徒会の用事を済ませてからすぐに向かうから」

    スザク「……」

    ルルーシュ「……」

    スザク「……それでいいんだな?」

    ルルーシュ「それでいい」

    スザク「ルルーシュ……」

    ルルーシュ「頼む」

    スザク「わかった。任せてくれ」タタタッ

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ「さて……行くか……」


    141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 14:46:31.53 ID:ESVCaz6K0

    廊下

    ルルーシュ「……」スタスタ

    ピリリ

    ルルーシュ「俺だ」

    カレン『ゼロ、グラスゴー一台。予定通り、アッシュフォード学園前に―――』

    ルルーシュ「なんだそれは?」

    カレン『え?昨日、輸送トラックで一台もってこいと……』

    ルルーシュ「……わかった。助かる」

    カレン『いえ』

    ルルーシュ(C.C.……まさか……)

    カレン『あれ……ちょっとあんた!!こら、なんでいきなり―――』

    ルルーシュ「おい!どうした?!」

    ルルーシュ「くっ……!!」

    ルルーシュ「ええい!!余計なことを!!!」


    142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 14:53:32.78 ID:ESVCaz6K0

    正門

    C.C.「さてと……少し暴れるかな」

    カレン『こら!!ちょっと!!降りて来い!!』

    C.C.「黙っていろ。これはお前には関係のないことだ」

    カレン『そう言うわけにも!!』

    C.C.「いいからお前は逃げ惑うエキストラの学生を演じていろ」

    カレン『あのね―――』

    C.C.「通信終わり」ピッ

    ナナリー「今の声……カレンさん?

    C.C.「気のせいだ」

    C.C.「さぁ、少し揺れるが我慢してくれ」

    ナナリー「は、はい」

    C.C.「いくぞ」

    ナナリー(お兄様……許してください。私は……悪い子です……)

    C.C.「ほらほら、にげろにげろー」


    143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 14:58:39.10 ID:ESVCaz6K0

    保健室

    スザク「……誰か来るのかな」

    キャー!!キャー!!

    スザク「なんだ……?」

    ミレイ『生徒の皆さんは屋内に非難してください!!』

    スザク「え……?」

    スザク「なにが……!!」

    スザク「あれは……グラスゴーか!?なんで学園内に……!?」

    スザク「まずい!!」ダダッ

    ピリリリ

    スザク「はい?!」

    セシル「スザクくん?!今、どこにいるの?!」

    スザク「セシルさん?」

    セシル「正門のところでグラスゴーが走り回ってるけど……」

    スザク「セシルさんこそ、どこにいるんですか!?」


    145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:03:56.76 ID:ESVCaz6K0

    ロイド『僕もいるよ~』

    スザク「ロイドさんまで!?」

    セシル『色々と用事があって……』

    スザク「はぁ……」

    ロイド『それより、これ結構大変じゃないかな?』

    スザク「ロイドさん!!」

    ロイド『軍に通報はしておいたからすぐに来ると思うけど』

    セシル『スザクくん、だから無茶なことだけは』

    スザク「避難誘導をお願いできますか!?」

    セシル『えぇぇ!?』

    ロイド『それはちょっと』

    スザク「お願いします!!僕が囮になりますから!!」

    セシル『そんな!!危ないわ!!』

    ロイド『そこの生徒たち、君にとって体を張るだけの価値があるの?』

    スザク「なにを言っているんですか!?」


    148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:10:31.51 ID:ESVCaz6K0

    ロイド『蔑まされていたんでしょ?見捨てちゃえばいいのに』

    スザク「そんなことできません!!」

    ロイド『そう……』

    スザク「だから―――」

    ロイド『相手は武装している様子はない。なんとか避難誘導はしてみるよ』

    スザク「ありがとうございます」

    ロイド『君は大事なパーツなんだから、死なないようにしてね~』

    セシル『もう!ロイドさん!!』

    スザク「死にません。絶対に」

    スザク「よし」

    ガラッ

    ルルーシュ「スザク!!」

    スザク「ルルーシュ、行こう!!」

    ルルーシュ「ああ」


    152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:20:19.94 ID:ESVCaz6K0

    グラスゴー「逃げろ~逃げろ~」ウィィィン!!!

    スザク「やめろ!!!」

    グラスゴー「なんだ、お前は?」

    スザク「黒の騎士団か!!」

    グラスゴー「違う。ただ、暴れたいだけだ」

    スザク「そんなことで……!!」

    ルルーシュ『スザク、なんとか引き付けろ。まだ東エリアの避難誘導が終わっていない』

    スザク「分かった」

    ルルーシュ『ああ』

    スザク「もうすぐ警察も到着する!!逃げ場はないぞ!!」

    グラスゴー「おっと、こっちには人質もいるんだぞ?そんなことで屈しない」

    スザク「なに?!」

    ナナリー『にゃ、にゃ~』

    スザク「ナ、ナナリー!?」

    ルルーシュ『なんだと!?』


    156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:26:54.40 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ(魔女め……!!)

    スザク『ルルーシュ!!どうする?!』

    ルルーシュ「スザク、なんとかコックピットを破壊できないか」

    スザク『無理だ。武器がない』

    ルルーシュ(C.C.のことだ。恐らく頃合を見計らって脱出するはず)

    ルルーシュ(ここは適当なことを指示して時が過ぎるのを待つか……)

    スザク『ルルーシュ、僕がなんとかグラスゴーに飛びつく』

    ルルーシュ「なに?!」

    スザク『花火でもなんでもいい。奴の気を引いてくれないか?』

    ルルーシュ「無茶だ!!」

    スザク『無茶でもやるんだ!!ナナリーがいるんだぞ!!」

    ルルーシュ「しかし……!!」

    スザク『頼む……僕を信じてくれ、ルルーシュ』

    ルルーシュ「……分かった。花火ならあるはずだ。持ってくる。それまで持たせろ」

    スザク『ありがとう』


    157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:33:39.20 ID:ESVCaz6K0

    グラスゴー「ほらほらーあばれるぞー」ウィィィン

    スザク「やめるんだ!!!」

    キャーキャー!!

    セシル「みなさん!!こちらに!!」

    ロイド「はやく~!!しにたいの~?」

    セシル「でも、まさか人質がいるなんて……」

    ロイド「あの輸送トラックから出てきたときには既に人質がいたってことだよね」

    セシル「そうですね……。でも……何の為に……」

    ロイド「……」

    セシル「ロイドさん?」

    ロイド「どうして武装もないグラスゴーでこんな逃げ場のないとこに現れて、しかも人質まで……」

    ロイド「なんか捕まえてほしいって言ってるような気もするなぁ」

    セシル「とにかく今は避難誘導を」

    ロイド「はいはい」

    ロイド(茶番に付き合わされてるな、これは)


    160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:40:22.12 ID:ESVCaz6K0

    ミレイ「みなさん!!屋内に焦らず移動をしてくだい!!」

    ニーナ「あぁ……大変なことに……」

    リヴァル「やばい……やばいってこれ……!!」

    シャーリー「ルルは?!ルルはどこ?!」

    ミレイ「落ち着いて、きっともう避難してるから」

    シャーリー「だけどナナちゃんが人質ならきっとルルは……!!」

    リヴァル「無茶なことしてなきゃいいけど……!!」

    ミレイ「リヴァル。怪我人が出るといけないから準備しておいて」

    リヴァル「は、はい!!」

    ルルーシュ「会長!!」

    シャーリー「ルル!!!」

    ミレイ「どうしたの?!」

    ルルーシュ「ガニメデ、借ります。キーを」

    ミレイ「はぁ!?なにする気?!」

    ルルーシュ「花火を打ち上げます」


    161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:45:30.93 ID:ESVCaz6K0

    スザク「くっ……ルルーシュ……まだか……!!」

    グラスゴー「ほらほら~。なんかだんだん楽しくなってきたぞ」

    ナナリー『ダメです。落ち着いてください』

    グラスゴー「私は破壊癖があるのかもしれないな」

    スザク「こうなったら……石で……!!」シュッ

    ガンッ!

    グラスゴー「何をする。痛いじゃないか」

    スザク「いいから大人しくしろ!!」

    グラスゴー「それはできない相談だな」ウィィィン

    スザク「……」

    グラスゴー「まずはお前からひき殺してやるよ」

    スザク「よし。それでいい」

    セシル「スザクくん!!危ないっ!!」

    ロイド「枢木准尉……」


    163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:50:47.83 ID:ESVCaz6K0

    ニーナ「はい。取り付けたけど……」

    ルルーシュ「このスイッチを押せば発火するんだな?」

    ニーナ「う、うん。それでガニメデの両腕につけた花火の導火線に火が」

    ルルーシュ「よし」

    ミレイ「ルルーシュ。壊さないでね」

    ルルーシュ「ピザが焼けなくなりますからね」

    ミレイ「警察が来るまでじっとしててほしかったけど」

    ルルーシュ「行ってきます」

    ミレイ「はーい」

    ニーナ「ミレイちゃん、よかったの?」

    ミレイ「相手は武装もしてないし、危害を加える様子もないし、ま、大丈夫よ」

    ニーナ「そ、そうかな……でも、もしイレヴンだったら……!!」

    ミレイ「それみんなのために体を張ってるスザクくんに失礼よ?」

    ニーナ「あ……」

    ミレイ「……」


    164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 15:55:54.45 ID:ESVCaz6K0

    グラスゴー「ほらほら、にげろー」ウィィィン

    スザク「くっ……」

    ルルーシュ「スザク!!!」

    スザク「ルルーシュ!!それは!?」

    グラスゴー「なんだ、この学園にもそんな機体があったのか」

    セシル「あれって」

    ロイド「ガニメデだ……」

    グラスゴー「でも、そんな旧式でなにができるのかな?」

    スザク「……」タタタッ

    ルルーシュ「旧式でも……できることはあるのだよ。テロリスト」

    グラスゴー「ほう?」

    ルルーシュ「食らえ!!全弾発射!!」ピッ

    ドドドドドドド!!!!!

    セシル「きゃ!!」

    ロイド「だいじょ~ぶ、ただの花火。でも、かなり強力なね」


    166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:02:28.87 ID:ESVCaz6K0

    グラスゴー「なんだそれは?学園祭のデモンストレーションかな?」

    ルルーシュ「違うな。間違っているぞ。―――スザク!!」

    スザク「ここを押せばハッチが開く!!」

    グラスゴー「なっ?!バカか貴様!!直接、取り付くなど―――」

    スザク「はぁっ!!」ググッ

    プシュ……!!

    ナナリー「スザクさん!!」

    スザク「ナナリー!!」

    C.C.「まさかこんなにも早く……」

    スザク「君は……」

    ルルーシュ「スザク!!パイロットは俺が取り押さえる!!お前はナナリーを!!」

    スザク「わかった!!行こう、ナナリー!!」

    ナナリー「は、はい!!」

    ルルーシュ「―――この魔女め!!なにを考えている!?」

    C.C.「いい方法だろ?これで枢木スザクは学園の英雄だ」


    169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:10:11.16 ID:ESVCaz6K0

    スザク「ナナリー、怪我は?」

    ナナリー「だ、大丈夫です」

    スザク「よかった。とりあえず保健室にいこうか。車椅子を用意するから」

    ナナリー「スザクさん……あの……」

    スザク「なに?」

    ナナリー「えっと……」

    スザク「よし」

    ガラッ

    リヴァル「あ」

    女生徒「……」

    スザク「……」

    ナナリー「え?スザクさん?何かあったんですか?」

    スザク「リヴァル……君は……こんなときに……」

    リヴァル「違う!!これはこの子が勝手に!!!」

    ナナリー「あの……何があったんですか?」


    174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:16:42.45 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ「とりあえず降りろ!!」

    C.C.「分かっている」

    セシル「離れて!!」

    ルルーシュ「な……」

    ロイド「一応、軍人なんで僕たち」

    ルルーシュ「……」

    C.C.「まいったな。どうする?」

    セシル「その人の身柄は私たちが預かります」

    ルルーシュ(こうなったら……ギアスで―――)

    ロイド「―――君、スザクくんとお友達?」

    ルルーシュ「え?」

    ロイド「どうなの?」

    ルルーシュ「え、ええ……そうです」

    ロイド「親友?」

    ルルーシュ「それがなんですか?」


    176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:23:23.62 ID:ESVCaz6K0

    ロイド「あ、そう。やっぱりね」

    セシル「ロイドさん?」

    ルルーシュ(なんだこの男……?)

    ロイド「ん~、ざんねんでした~。セシルくんっ」

    セシル「な、なにがですか?!」

    ロイド「杞憂だったね~」

    セシル「はい?」

    ロイド「中々いないよ。こんなことしてくれる友達。いや~僕もほしかったなぁ」

    セシル「何を言っているんですか?」

    ルルーシュ「あの……」

    ロイド「アッシュフォード学園ではガニメデを使ったイベントが文化祭である。今日はその実験だった。ちがう?」

    C.C.(こいつ……)

    セシル「え?そ、そうなんですか!?」

    ルルーシュ「実はそうなんです」

    ロイド「あは~。かえって邪魔しちゃったか。警察にはうまく言い訳しとくよ」


    180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:29:49.35 ID:ESVCaz6K0

    ミレイ「ルルーシュ!!」

    ルルーシュ「会長」

    セシル「いいんですか?」

    ロイド「言いも何も、警察沙汰になるようなことはなにもなかったし」

    セシル「えぇ……」

    ミレイ「えっと……」

    ロイド「君もスザクくんのお友達?」

    ミレイ「え、ええ……そうですけど」

    ロイド「スザクくんはどんな感じにうつってる?」

    ミレイ「実直な人です。ただ、少し頭が固いところもありますけど」

    ロイド「でも彼、イレヴンなんだけど」

    ミレイ「だからなんですか?」

    ロイド「あはははははは!!!!!」

    ミレイ「な、なんですか、当然!?」

    ロイド「いいね!これなら何も問題ない!!あはははは!!!」


    184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:34:56.26 ID:ESVCaz6K0

    ロイド「かえろっか」

    セシル「あぁ、待ってください!!」

    ルルーシュ「……なんだったんだ」

    ミレイ「で、犯人は?」

    ルルーシュ「いませんよ」

    C.C.「……」

    ミレイ「いや」

    ルルーシュ「こいつは俺の知り合いです」

    ミレイ「はぁ……そういうこと?」

    ルルーシュ「はい」

    ミレイ「でも、これでみんなが認めてくれるとは限らない」

    ルルーシュ「やっぱり知ってたんですね。スザクのこと」

    ミレイ「シャーリーとかカレンを見てればね」

    ルルーシュ「だけど、スザクを守る大義名分はできました。あいつはこの学園を体を張って守ったんです」

    ミレイ「学園の英雄か。うん。悪くないかも」


    188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:40:16.93 ID:ESVCaz6K0

    技術部

    ロイド「いやぁ~、楽しかったね」

    セシル「でも……」

    ロイド「いいじゃない。スザクくんはとてもいい友人に囲まれている」

    セシル「それはそうみたいですけど」

    ロイド「残念でした~、スザクくんと一緒に居られる時間が減って~」

    セシル「そんなんじゃありません!!!」

    ロイド「それに僕としても収穫はあったしね」

    セシル「え?」

    ロイド「実はそろそろ身をかためろってうるさかったんだよね~」

    セシル「それって……!?」

    ロイド「アッシュフォード学園の生徒会長。お見合いできるかもしれない」

    セシル「えぇぇ!?」

    ロイド「あは~、ちょっとしらべてみよっと」

    セシル「人間に興味あったんですね……」


    191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:45:43.75 ID:ESVCaz6K0

    生徒会室

    ミレイ「ただいまー」

    シャーリー「……」

    カレン「……」

    ルルーシュ「どうしたんだ?」

    リヴァル「あ!!ルルーシュ!!たすけてくれ!!!」

    ミレイ「なに?何かあったの?」

    シャーリー「……リヴァルが……」

    ミレイ「リヴァルが?」

    カレン「この非常時に保健室で……女生徒に悪戯をしていたみたいなの」

    ルルーシュ「なに?」

    ミレイ「……へえ」

    リヴァル「ちがうんですよ!!会長に頼まれて傷薬とか包帯を取りにいったら、女の子が入ってきていきなり全裸になったんです!!」

    ルルーシュ(すっかり忘れていた……)

    ミレイ「ふーん」


    193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 16:51:31.94 ID:ESVCaz6K0

    リヴァル「ルルーシュなら信じてくれるよな!!な!!!」

    ルルーシュ「えっと……」

    スザク「だけど、そのすぐあと女の子は悲鳴をあげた」

    ナナリー「私も聞きました」

    リヴァル「おいっ!!」

    ルルーシュ(正気に戻ったわけか)

    ミレイ「あ、そう」

    リヴァル「かいちょぉ!!信じてください!!俺がそんなことするわけないでしょぉ!!」

    ミレイ「スザクくんが発見したの?」

    スザク「はい」

    ミレイ「その女の子はなんて言ってたの?」

    スザク「気がついたら裸にされていたと」

    リヴァル「あの……」

    ミレイ「リヴァル。警察沙汰にはしたくないの」

    リヴァル「それ、退学ってことですか!?」


    198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:01:48.81 ID:ESVCaz6K0

    ミレイ「残念だけど」

    リヴァル「そんなぁ!!!それはあんまりですよぉ!!!」

    ルルーシュ「会長。俺もリヴァルがそんなことをするとは思えません」

    シャーリー「ルル!!」

    リヴァル「おぉ!!ルルーシュぅぅ!!!」ウルウル

    ミレイ「でも……」

    ルルーシュ「スザク、その女生徒は今はどうしている?」

    スザク「かなり混乱しているみたいだったから、保健室で休むように言っておいたけど」

    ルルーシュ「会長、とりあえずその女生徒と話をしてきてもらえますか?何かわかるかもしれません」

    ミレイ「そうね。シャーリー、ついてきてくれる?」

    シャーリー「わかりました」

    カレン「男はすぐに庇いあう」

    ルルーシュ「もし、その女が自ら脱いだなら冤罪だからな。慎重に調べないと」

    リヴァル「そーだそーだ」

    カレン「はぁ……」


    202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:11:44.95 ID:ESVCaz6K0

    ミレイ「―――とりあえず、リヴァルの処分については保留ってことで」

    リヴァル「やった!!」

    スザク「どういうこと?」

    シャーリー「それが初めは自分の教室にいたのに気がついたら保健室にいたらしくて」

    ミレイ「どうやって保健室まで行ったのか、どうやって服を脱いだのかまるで覚えてないみたいで」

    カレン「それはリヴァルが何か盛ったんじゃ」

    リヴァル「おいっ!!そういう言い方やめろよ!!」

    シャーリー「ううん。その子は自分から保健室に向かったみたい。結構な数の人が目撃してた」

    ミレイ「あの非常時だしね、わざわざ群れから離れる人は目につきやすかったみたい」

    ナナリー「じゃあ、予め約束していたのですか?」

    ミレイ「まさか。あんな大騒ぎになっててそんなことをするなんてありえないでしょ」

    ルルーシュ「リヴァルも会長に怪我人のための準備を頼まれなければ保健室には向かわなかったでしょうしね」

    ミレイ「女の子も裸になってる自分に気づいてから、スザクくんを見て悲鳴を上げたって言ってたし」

    スザク「僕ですか?!」

    ナナリー「でも、スザクさんは私を抱えてくれていましたから、服を脱がせるなんてとてもできません」


    205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:20:24.65 ID:ESVCaz6K0

    ミレイ「そ、だからとりあえず保留」

    リヴァル「よかったぁ……ほんとに……」

    ミレイ「ただ、女生徒の精神的苦痛を鑑みて、お咎めなしはちょっとね」

    リヴァル「そんなぁ……」

    ミレイ「ま、退学にはならないんだけマシと思わなきゃ」

    リヴァル「なんか疑いが全然晴れてないっ!!」

    シャーリー「女の敵」

    カレン「不潔」

    ニーナ「……」

    リヴァル「うわぁぁぁ!!!!」

    ルルーシュ「ははは」

    スザク「ルルーシュ、ちょっといいかな」

    ルルーシュ「ああ」

    ナナリー「お兄様?スザクさん?」


    209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:29:32.87 ID:ESVCaz6K0

    屋上

    スザク「ルルーシュ……」

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(スザク……)

    スザク「ありがとう」

    ルルーシュ「え?」

    スザク「あのまま保健室で待っていたら、きっと僕がリヴァルの立場だっただろうな」

    ルルーシュ「……そうだな」

    スザク「呼びにきてくれて助かったよ」

    ルルーシュ「お前がいなければ事態を収拾できないと思ったからな」

    スザク「ナナリーは人質になっていたから保健室にいなかったのか」

    ルルーシュ「ああ、そうだ」

    スザク「……」

    ルルーシュ「……」

    スザク「僕のためか?」


    213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:38:19.90 ID:ESVCaz6K0

    ルルーシュ「なんのことだ?」

    スザク「そう言うと思った」

    ルルーシュ「意味がわからないな」

    スザク「ルルーシュ……」

    ルルーシュ「見ていられなかった……」

    スザク「……」

    ルルーシュ「少しでも楽になるなら、そう思った」

    スザク「なんの話だ、それ?」

    ルルーシュ「独り言だよ。気にするな」

    スザク「そうか。心配かけたな」

    ルルーシュ「これからどうする?」

    スザク「僕はこの学校に通いたい。だから、守ってくれないか?」

    ルルーシュ「仕方ないな」

    スザク「よろしく、ルルーシュ」

    ルルーシュ「任せろ、スザク」


    217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:45:53.33 ID:ESVCaz6K0

    翌日 放課後 教室

    ニーナ「……」

    ニーナ「……これを……」

    ナナリー「ニーナさん」

    ニーナ「!?」

    ルルーシュ「スザクの席で何をしている?」

    ニーナ「あ……その……」

    ナナリー「……」

    ルルーシュ「ニーナ」

    ニーナ「だって……だって……!!!」

    ルルーシュ「イレヴンを毛嫌いするのは構わない。だが、もうこういうことはやめろ」

    ナナリー「お願いします。スザクさんの悲しむ顔を見たくないのです」

    ニーナ「……ごめんなさい」

    ルルーシュ(やはり、すんなりとはいかないか)

    ルルーシュ(だが、少しずつでもこの学園がスザクの居場所になるように変えていかないとな……)


    224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:57:46.03 ID:ESVCaz6K0

    技術部

    ロイド「あ~どうしてこうなるかな~!!」

    スザク「ロイドさん、荒れてますね」

    セシル「調整がうまくいってないみたい。―――ところで、学校のほうはどうだった?」

    スザク「とっても楽しかったですよ」

    セシル「本当?」

    スザク「はい」

    ロイド「当然だよね~。あんなにいい人ばっかりなんだから~」

    スザク「ええ」

    セシル「それならよかったわ」

    ロイド「(……よかった。本当に)」

    スザク「さ、課題を終わらせてランスロットの調整もしないといけませんね」

    ロイド「はやくしてよ~。こっちも大変なんだから」

    スザク(俺は君たちを守る。だから、学校では僕を守ってくれ、ルルーシュ)

    スザク(もうあそこは僕の大切な場所だから―――)
                                        END


    225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:58:36.25 ID:Z+LLIoyB0

    綺麗なプリンだった


    226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 17:58:57.97 ID:UglV8bDlP

    その後の一般生徒のスザクへの反応がみたいな


    230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 18:01:17.32 ID:O1dSg6C10

    乙乙
    スザクは良い仲間に恵まれたね


    232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 18:01:39.23 ID:liGfKD0v0


    ルルーシュとスザクはずっと共闘すればいい


    250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/28(土) 19:42:43.26 ID:j/3vXO5j0

    乙 面白かった
    改めてロイドさんいいと思ったわ


    引用元: ルルーシュ「またスザクの机の上に花瓶が置かれている」

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