FC2ブログ

    SS宝庫

    SS宝庫はSS専門のまとめサイトです。 オリジナルSS 版権SS 名作SS 良作SS おすすめSS いろいろあります。

    ヘッドライン

    バナージ「お義父さ……」ドズル「誰が親父か!」

    3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:11:13.50 ID:dxDJ7dHb0

    ドズル「貴様に父親呼ばわりされる筋合いなどこれっぽっちもない!!」

    バナージ「そんな、でも俺はオードリーと!」

    ドズル「でももヘチマもないわッ! この俺の目の黒い内は、ミネバに指一本触れさせはせん!」

    ミネバ「お父様……!」

    バナージ「長期出張から帰ってきて早々……なんて言い種だ!!」

    ドズル「文句が有るならかかってこい小僧、このドズル逃げも隠れもせんぞ!」バキボキ

    ドズル:210cm

    ミネバ(どう考えても……無理だわ)



    関連

    ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」

    【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ

    【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」

    【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww



    4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:20:21.43 ID:dxDJ7dHb0

    バナージ「そこまで言うなら、やってやるっ!」ダッ

    タクヤ「馬鹿、止めろバナージ!」

    バナージ「離せよっ、このままじゃオードリーが!」

    ミコット「無理だってば! 殺されちゃう!」

    ハロ『バナージ ヤッチマエ ヤッチマエ』

    ミコット「ハロも焚きつけないで!」

    ドズル「どうした小僧……来ないなら此方から行くぞ!!」

    ガトー「お止めください閣下! この様な場面を先方や部下に見られたら……!」

    ラル「相手は若者です! ここはどうか抑えて……」

    ドズル「ぬう……」

    ガトー「バナージと言ったな、君も今日ばかりは退いた方がいい」

    バナージ「くっ……!」

    ミネバ「バナージ……」


    5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:26:34.66 ID:dxDJ7dHb0

    ――近所の喫茶――

    バナージ「くそっ……!」ガンッ

    タクヤ「そう腐るなよバナージ。ありゃ相手が悪すぎるぜ」

    バナージ「仕事だか何だか知らないけど、長い間オードリーを放っておいた人がいきなり現れてあんなこと!」

    タクヤ「大企業でもあり名門のザビ家だぜ? 有り得る話だよ」

    ミコット「そうじゃなくともお父さんだもの、しょうがないわ」

    ハロ『バナージ ワルイムシ ワルイムシ』

    タクヤ「まさにその通りだな……諦めろよバナージ」

    タクヤ「抜け駆けしようとしたリディ少尉みたいに……ビグザムのメガ粒子砲で吹っ飛ばされたくないだろ」

    ハロ『ザマァ』

    バナージ「……」


    7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:34:19.27 ID:dxDJ7dHb0

    ――ドズル屋敷――

    ドズル「警備を倍に増やせ! 鼠一匹の侵入も許すでないぞ!!」

    兵士「はっ!」

    ドズル「えぇい……仕事にかまけすぎたわ。まさかミネバにあの様な虫けらが付くとは!」

    ゼナ「あなた……」

    ゼナ「バナージ君はなかなかの好青年と聞きました。それにマリーダの話では、ミネバの窮地を救ったとも……」

    ゼナ「ミネバも気に入っているのであれば、話だけでも……」

    ドズル「ゼナよ、それとこれとは話が別だ」

    ドズル「もしも、もしもだ! ミネバにもしもの事があったらと考えると……」

    ドズル「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ガガガガガ

    マツナガ「閣下! マシンガンを乱射するのはお止めください!」

    ガトー「ぬぅ……また修繕費が……」キリキリ


    10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:40:51.93 ID:dxDJ7dHb0

    ――ミネバ部屋――

    ミネバ「……」

    コンコン

    ミネバ「何か?」

    マリーダ「姫様、私です」

    ミネバ「マリーダか。先ほどの物音は……」

    マリーダ「ドズル閣下の発作です」

    ミネバ「やはり……」

    マリーダ「お気になられますか」

    ミネバ「あの様なもの、私にとっては子守歌のようなものです」

    マリーダ「いえ……バナージの件です」

    ミネバ「……」
    ミネバ「気にならないと言えば、嘘になりましょう」

    マリーダ「姫様……」


    12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:45:33.48 ID:dxDJ7dHb0

    ミネバ「バナージ・リンクスは、私の世界を広げてくれた無二の男です」

    ミネバ「しかしお父様も、私にとってはたった一人のお父様……」

    ミネバ「マリーダ、私は一体どうすればいいのでしょう?」

    マリーダ「……」

    PPP

    マリーダ「! 失礼します」ピッ

    マリーダ「こちらマリーダ」

    ハロ『マリーダ ゲンキカ』

    マリーダ「は……?」

    ミネバ「マリーダ、どうかしたか?」

    マリーダ「い、いえ……」

    タクヤ『どけよハロ!』

    ハロ『ハロハロ』

    マリーダ「ぬ、お前はバナージの……」


    13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:49:45.43 ID:dxDJ7dHb0

    ビーッビーッ
    ティウンティウンティウンティウン

    ミネバ「!」

    マリーダ「警報!?」

    タクヤ『大変なんだマリーダさん! バナージの奴、いきなりユニコーンに乗って飛び出して……』ザザッ

    マリーダ「ミノフスキー粒子か……!」

    ミネバ「マリーダ!」

    マリーダ「姫様は此処にいてください! 私はクシャトリヤで出ます」

    ミネバ「きっと……バナージなのね」

    マリーダ「……はっ」

    ミネバ「……マリーダ」

    ミネバ「バナージを、助けてあげて」

    マリーダ「……命に代えても」

    ――ドズル屋敷前――

    ドズル「ビグザムを出せぃ!! 各員はその場にて待機! 手は出すなよ!」


    14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 05:55:06.73 ID:dxDJ7dHb0

    マツナガ「やれやれ……まさか真っ正面から現れるとは」

    ラル「閣下の好みそうな性格ではある……好感の持てる青年だ」

    ガトー「だが、ミネバ様を目の中に入れても痛くないほどに可愛がっておられる閣下のことだ……そう易々と引き下がれまい」

    ドズル「……」

    キィィィィン

    ドズル「来たな……小僧!」

    バナージ「ビグザム……お義父さんか!」

    ドズル「誰が親父かっ!」

    ズシィン……

    バナージ「……」スゥ

    ドズル「お前達……男と男の一騎打ち、手出しは無用ぞ」

    ラル(MAでそれを言われても……)


    18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:00:22.85 ID:dxDJ7dHb0

    バナージ「お義父さん……オードリーに逢わせてください!」

    ドズル「ぬかしおる、我が家にはオードリーなどという娘はおらんわ!」

    バナージ「彼女は俺にとってはオードリーだ、ミネバじゃなくオードリーなんだ!」

    ドズル「貴様……!」

    マツナガ「何故彼はミネバ様をオードリーと呼ぶのだ?」ヒソヒソ

    ガトー「マリーダ・クルスの話では……最初に逢ったとき偽名を使っていたとか」ヒソヒソ

    ドズル「とにかく、俺のミネバには逢わせん! 意地でもな!」

    バナージ「娘に彼氏が出来た父親の絶望を、一方的に押しつけてもらっては困る!」

    ドズル「何をぉぉぉ!!」


    19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:04:12.52 ID:EjrjGQyDO

    ドズル「行かせはせん……行かせはせんぞ!」ゴゴゴゴゴゴ

    バナージ「!?」

    ドズル「この俺の誇り……可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いミネバの操!」

    ドズル「やらせはせん! やらせはせんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ガガガガガ

    バナージ「な、なんてプレッシャーだ……!」

    マツナガ「閣下! マシンガンはお止めください! MSはその程度では壊れません!」

    ドズル「えぇい、バナージとやら!」

    ドズル「語りたいことがあるなら拳で語れ! 行くぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

    バナージ「くっ……!」


    22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:11:02.78 ID:EjrjGQyDO

    チュドォォォン

    マリーダ「くっ、もう始まってしまったのか!?」

    ジンネマン『マリーダ! とにかく二人を止めろ、例の場所で落ち合うぞ!』

    マリーダ「了解、マスター!」

    マリーダ「間に合ってくれ……!」

    ――――

    バナージ「う……うぅ……」プスプス

    ドズル「ぜぇ……はぁ……!」バチバチ

    マツナガ「勝った……のか?」

    ゼナ「あなた、ミネバのお友達に何てことを……」

    ガトー(何で勝てたんだ……?)

    ドズル「……」

    バナージ「……」ガクッ

    ドズル「小僧……貴様……」


    23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:17:49.23 ID:EjrjGQyDO

    ボンッ

    ドズル「!」

    マツナガ「何!?」

    ボンボンボンッ

    ラル「煙幕だと……!?」

    ――――

    ダグザ「撒け撒け! とにかく撒きまくれ!」

    タクヤ「ダグザさん、悪いね」

    ダグザ「バナージには世話になった、このくらいは当然だ」

    ハロ『バナージ ゲンキカナ』

    タクヤ「虫の息だなぁあの調子じゃ……」

    ダグザ「クシャトリヤを確認、引き上げるぞ」

    ――――

    マリーダ「煙幕……タクヤ達か!」

    マリーダ「今の内にユニコーンを回収して……!」


    24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:23:01.87 ID:EjrjGQyDO

    ヒュゥゥゥゥ……

    兵士「み、見ろ! ガンダムがいなくなったぞ!」

    マツナガ「逃げた……?」

    ラル「妙だな、あのダメージで逃げられるとは到底思えんが」

    ドズル「……」

    ドズル「引き上げる。後始末は任せたぞ」ズシンズシン

    マツナガ「はっ……お任せを」

    ゼナ「あぁ、ミネバには何と言って説明すれば……」オヨヨ

    ドズル(あの小僧……明らかに手加減しておった)

    ドズル(そうでもなければ、いくらIフィールドを持つビグザムとて全くダメージがないなど……)

    ドズル「……ふん……」


    25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:27:25.94 ID:EjrjGQyDO

    バナージ「…………」

    『おーい、起きてよお兄ちゃん!』

    バナージ「……」

    『起きてよ、起きてってば!』

    バナージ「……ん……マリーダ……さん?」

    プルツー「起きろっていってんだよ! このボンクラ!」グシャッ

    バナージ「ふみゅっ!?」

    マリーダ「姉さん、股間を蹴ってはいけません」

    プルツー「ふん、こいつがトゥエルブに膝枕されてるのがいけないんだ」

    プルツー「どけよ、そこはあたしの場所だ!」ゲシゲシ

    バナージ「」プルプル

    プル「泡吹いてる、かわいそー」ツンツン


    26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:32:00.97 ID:EjrjGQyDO

    ――ガランシェール――

    バナージ「此処は……」

    ジンネマン「ガランシェールだ。ドズル中将に叩きのめされたお前をマリーダが拾い上げて、此処まで連れてきたんだ」

    プルツー「ガンダムを使って旧式に負けるなんて、だらしない奴!」

    バナージ「……」シュン

    プルツー「な、何だよ……そんなにしょげることないだろ」

    プル「プルツーがバナージをいじめた~」

    プルツー「いじめてない!」

    ジンネマン「お前ら……あっちいって遊んでろ」

    マリーダ「……」

    バナージ「俺は……」

    マリーダ「手加減、したんだろ」

    バナージ「……」


    28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:39:25.04 ID:EjrjGQyDO

    バナージ「オードリーから……お義父さんの話はよく聞かされていました」

    バナージ「デギンとギレンの二人が作った不渡りで傾いた会社を立て直す為に、毎日毎日家に帰らずに社員と会社を守るために働いてたって……」

    マリーダ「……」

    ジンネマン「ザビ家の経営が悪化した時、大量解雇をしようって話が何度も出たんだ」

    ジンネマン「だがドズル中将はそれをしなかった。社員を守るのが会社の勤めだって、全員を守りながら寝る間も惜しんで働いた」

    ジンネマン「ミネバ様はそんなお父上を尊敬してらっしゃる……ドズル中将も今までほっぽりだしていた娘のことで思うことがあるんだろう」

    マリーダ「あの方も悪気があった訳じゃない……反動で少し過剰になっているだけなんだ」

    バナージ「……」

    マリーダ「お前はそれを分かっていて手加減した……立派だよ」


    29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:46:31.27 ID:EjrjGQyDO

    バナージ「そんなんじゃありませんよ……俺は自分で為すべきと思ったのに、それが出来なかった」

    バナージ「男のやることじゃ……ないです」

    ジンネマン「男にはな、身を挺してでも守らにゃならんものがある」

    ジンネマン「ドズル中将にとって、それは部下と家族だった」

    ジンネマン「そしてミネバ様は、そんなお父上を愛してらっしゃる」

    マリーダ「お前は姫様の大切な人を傷つけることを由としなかった……私はそんなお前をいいと思っているよ」

    バナージ「キャプテン……マリーダさん」

    『ふはははは! 此処で会ったが百年目! 少年、いざ尋常に勝負!』

    マリーダ「っ……」

    マリーダ「姉さん、私用の電話の着信音をイジるのは止めてくださいとあれほど!」

    プル「えー、ミスターブシドーかっこいいじゃん!」

    プルツー「所詮アニメだろ……」

    プル「アニメじゃない!」


    31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:52:35.94 ID:EjrjGQyDO

    マリーダ「はい、こちらマリーダ」

    マリーダ「……ゼナ様! 何故此方の電話に……」

    バナージ「……」

    ジンネマン「バナージ、ドズル閣下も歴戦の猛者だ」

    ジンネマン「お前が手加減したことは、きっとあの人ならばもう分かっているだろう」

    バナージ「え……」

    ジンネマン「あと二、三日したら、俺が話し合いの席を設けてやるつもりだった」

    ジンネマン「全く、急ぎ過ぎなんだお前は……」

    バナージ「キャプテン!」

    ジンネマン「ふん、もう少し待ってろ。ドズル中将もきっと……」

    マリーダ「マスターッ!」

    ジンネマン「ん?」

    マリーダ「姫様が……いなくなられたと!」

    バナージ「!!?」


    32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 06:59:52.46 ID:EjrjGQyDO

    ――ドズル邸宅――

    マツナガ「はい……そうでしたか。夜分申し訳ない、失礼致します」ガチャン

    マツナガ「マ様のところには来ていないと……」

    ゼナ「そうですか……ジンネマンのところもいないようです」

    ガトー「駄目です、キシリア様のところにも来ていないそうで」

    ラル「ガルマ様とシャアのところも……」

    ドズル「ミネバよ……」

    マツナガ「閣下、お気を確かに」

    ラル「心中お察しいたします」

    ドズル「…………」

    ドズル「やはり俺が間違っていたのか……」

    ゼナ「あなた、あなたはやり方こそ荒かったけど、ミネバのことを誰よりも愛しているからこそ行動しました……」

    ゼナ「ミネバもきっと分かってくれますわ。あなたの娘ではないですか」

    ドズル「ゼナ…………」


    33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 07:08:11.93 ID:EjrjGQyDO

    ワーワー

    『ミネバ様を探せー』
    『済みません、この方を見かけませんでしたか?』
    『ガイドビーコンなんか出すな! やられたいのかい!?』
    『このくらいの身長でおめめが……』
    『西地区はどうだ!?』
    『僕の……ピアノ……』


    タクヤ「うっへ、社員総出で捜索が始まってら」

    ダグザ「此方でも捜してはいるが、まだ有力な情報は何も掴めちゃいない」

    ダグザ「ネェル・アーガマの方にも連絡をしてみる。君達は君達で彼女を探してほしい」

    ハロ『ダグザ ガンバレ』

    ミコット「オードリー……何処に行っちゃったのかしら」

    タクヤ「彼氏とオヤジが殺し合ったとなれば……そりゃあなぁ」

    ミコット「あの子行動力だけは凄いから、他のコロニーに逃げないか心配だわ」

    タクヤ「それはないだろ……バナージがいるしさ」

    タクヤ「ユニコーンの修理もあるってのになぁ……」ハァ


    34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 07:14:26.86 ID:EjrjGQyDO

    バナージ「離してくださいっ! 早く行かないとオードリーがっ!」

    ジンネマン「落ち着けバナージ、彼女は何処にいるかも分からんのだぞ!」

    バナージ「街中を駆けずり回れば、脳波で感応するかも……!」

    ジンネマン「憶測で動くな! 今姫様が目指す場所とすれば、お前自身がそれになるかもしれんのだ!」

    バナージ「!」ハッ

    ジンネマン「落ち着け……あの方のことだ、自棄になって変なことはするまい」

    マリーダ「はい……はい、分かりました」

    ジンネマン「今はその時じゃない。焦るな」

    バナージ「……くそっ……」

    マリーダ「マスター」

    ジンネマン「どうだ?」

    マリーダ「駄目です……マ氏を始め、ガルマ様などの親類や関係の深い家には行ってないそうです」

    ジンネマン「……仲のよろしかったガルマ様の家にも行ってないとなると相当絞られるな……」

    マリーダ「姫様……」


    35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 07:21:23.62 ID:EjrjGQyDO

    ブォォォ……

    バナージ「!」

    マリーダ「な、何だ……!?」

    『バナージ・リンクスだな?』

    ジンネマン「あのMSは……!」

    マシュマー「ふっ……」

    バナージ「薔薇臭っ!?」

    マシュマー「臭いとは何事だ! 芳しいといえ芳しいと」

    ジンネマン「ハンマ・ハンマ……そうかハマーンの手の者!」

    マシュマー「様をつけんかこの無礼者っ!」
    マシュマー「だが、流石はスベロア・ジンネマン。このマシュマーを見て真っ先にハマーン様を思い浮かべた洞察力……察しがいいと誉めてやろう」

    マリーダ(MSを見たんだがな……)

    マシュマー「バナージ・リンクス、ハマーン様がお呼びだ。ミネバ様は此方で預かっている」

    バナージ「オードリーが!?」

    マシュマー「うむ。一緒に来てもらおう」


    38: プルプルズはちっちゃいよ!マリーダさんはおっきいよ! 2011/08/30(火) 07:29:41.41 ID:EjrjGQyDO

    ――ハマーン様の御自宅――

    ミネバ「…………」

    ハマーン「突然のご訪問、このハマーンも驚きました」

    ハマーン「ただ最初にミネバ様が頼ってくださったのがこのハマーンであったこと、正直に嬉しく思います」

    ミネバ「親子間の諍いに巻き込んだことは謝ります、不快に思われたことでしょう」

    ハマーン「いえ、ドズル閣下は激しい性格の方です。あのバナージなどという俗物のことを知ればお怒りになることは想像に難くはありませんでした」

    ミネバ「ハマーン……またそれを!」

    ハマーン「お気を悪くしたなら謝ります。ですが私が、ミネバ様とあの青年の付き合いを最初から認めていないことくらいはご承知のはず」

    ミネバ「ッ……」

    ハマーン「これを機に考え直していただけたならと考えるのは、ドズル閣下の依頼を受け後見人の立場にもいたこのハマーン・カーンの願うところでもあります」

    ミネバ「…………」ギュッ

    ハマーン「……」

    PPP

    ハマーン「マシュマーか」


    40: プルプルズはちっちゃいよ!マリーダさんはおっきいよ! 2011/08/30(火) 07:33:56.16 ID:EjrjGQyDO

    ハマーン「うむ……そうかでかした、すぐに屋敷に連れてこい」

    ハマーン「急げよ。此方でもそうごまかしてはいられないからな」

    ミネバ「ハマーン……?」

    ハマーン「……今からドズル閣下に、姫様のご無事をご連絡いたします」

    ハマーン「ですが、どうやらこちらの手違いでバナージ・リンクスに姫様の居場所が知れてしまったようです。おそらくこちらに向かってきているでしょう」

    ミネバ「!」

    ハマーン「このハマーン、自らの不手際を認めるわけにはいきません。姫様にはこの屋敷から出てバナージを引き止めていただく」

    ミネバ「ハマーン……!」

    ハマーン「さ、お早く。ドズル閣下はすぐに此方に参られましょう」


    42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 07:39:11.77 ID:EjrjGQyDO

    ――――

    バナージ「げっほ……うぇ、薔薇っ……」

    マシュマー「この芳香の素晴らしさが分からんとは、貴様ではハマーン様検定五級すら取れんな」

    マシュマー「勿論私は十段だ!」

    バナージ「聞いてませんよそんなこと……!」

    『受け止めなさい、バナージ!』

    バナージ「!」

    ミネバ「」バッ

    ハマーン「ミネバ様!?」

    バナージ「わっ……わわわ!?」

    ドシーン

    マシュマー「な、なんと……三階のバルコニーから飛び降りるとは」

    ハマーン「ふふっ……少し羨ましいよ、バナージ・リンクス」


    44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 07:43:50.20 ID:EjrjGQyDO

    バナージ「いてて……お、オードリー?」

    ミネバ「……っ」ギュ

    バナージ「オードリー……」ギュッ

    マシュマー「……騎士は空気を読むものだ」ガシュンッ

    キィィィィン

    ミネバ「バナージ……ごめんなさい。お父様があなたに酷いことを……」

    バナージ「良いんだよオードリー、お義父さんがオードリーを大事にしてるって分かったし……」

    バナージ「俺もオードリーが大事だから、今は素直に嬉しいんだ」

    ミネバ「バナージ……」

    バナージ「俺、頑張るよ。お義父さんに認めてもらえるまで、ずっと頑張るよ」

    バナージ「待ってて……くれるかな?」

    ミネバ「……」コクン

    バナージ「はは……良かった」


    48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 07:51:21.02 ID:EjrjGQyDO

    ゴゴゴゴゴ……

    ミネバ「あ……」

    バナージ「グワジン……やっぱり早いな」

    バナージ「行きなオードリー、お義父さんが来たよ」

    ミネバ「……っ」グッ

    ミネバ「バナージ、私からもお父様を説得します。だから……」

    バナージ「うん、待ってる」

    ミネバ「……また……」

    バナージ「また、必ず会おう」

    ミネバ「……」タッ

    ガコンッ

    ドズル「ミネバ!」

    ミネバ「お父様……!」


    49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 07:54:10.83 ID:EjrjGQyDO

    ドズル「よくぞ無事で……父は心配したぞ」ギュー

    ミネバ「お……お父様……くるし……」

    ゼナ「あなた!」

    ドズル「お、おぉ済まん」

    バナージ「……」

    ドズル「! 貴様は……」

    ミネバ「!」ハッ

    ミネバ「違うのお父様! 今回の事は私一人で……!」

    バナージ「俺が彼女に抜け出すように誘いました!」

    ミネバ「バナージ!?」

    バナージ「だから彼女には、オードリーには何の罪もありません! 全て……俺の責任です」

    ドズル「何ィ……?」


    51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 08:00:10.40 ID:EjrjGQyDO

    ギュンッ

    ジンネマン「どうなった!?」

    マリーダ「バナージ!」

    バナージ「……煮るなり焼くなり、どうとでもしてください」

    ミネバ「違うのお父様、全てはこのミネバが!」

    バナージ「その代わり、オードリーは……許してあげてください」

    ドズル「ゼナ、ミネバを連れて中に入っていろ」

    ミネバ「お父様っ!」

    ドズル「……」ズンズンズン

    バナージ「っ……」キッ

    マリーダ「バナージ……」

    ジンネマン「閣下……」

    ザッ

    ドズル「……」

    バナージ「…………!」


    52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 08:05:12.28 ID:EjrjGQyDO

    ドズル「……!」ブンッ

    バナージ「っ……!」

    ガシッ

    バナージ「へ……?」

    ミネバ「!」

    マリーダ「あ……」

    ジンネマン「……ふっ」

    ドズル「……」グワシグワシ

    バナージ(しっ、身長が縮む……!)

    ドズル「……娘が、世話になった」

    バナージ「え……」

    ドズル「今日はもう遅い。また、明日話すとしよう」

    ドズル「……」

    ドズル「これからも、娘をよろしく頼む」

    バナージ「……」


    53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 08:10:04.38 ID:EjrjGQyDO

    ドズル「帰るぞ。グワジンを出せ」

    兵士「はっ!」

    ゼナ「あなた」

    ドズル「ふん……俺も随分と甘くなったものだ。あのような小僧に……全く」

    ゼナ「いいえ、立派でしたわ。惚れ直してしまいました」

    ドズル「止めないか……兵が見ている」

    マツナガトーラル「」ニヤニヤ

    ドズル「……」

    ドズル「何か鬱陶しいから撃っておくか」ジャコンッ

    マツナガ「えっ、ちょ」

    ミネバ「お父様っ!」ダキッ

    ドズル「おぅっ!?」

    ミネバ「ありがとう……お父様……!」

    ドズル「……ふん、まだ親父と呼ばれるのを認めたわけではないわ」

    ドズル「……今は、な……」


    54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 08:13:32.48 ID:EjrjGQyDO

    バナージ「……」

    マリーダ「バナージ」

    バナージ「マリーダさん……キャプテンまで」

    ジンネマン「言っただろうバナージ。とりあえずは、怪我の功名だな」

    バナージ「……」

    バナージ「俺、オードリーとのことを認めてほしくて、あの人に突っかかってたけど……」

    マリーダ「……」

    バナージ「今は、あのドズル・ザビという人に、息子と呼んでほしいって……そう思うんです」グッ

    ジンネマン「あぁ……きっとお前なら、なれるさ」

    マリーダ「良かったな、バナージ」

    バナージ「はい……!」


    55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 08:18:50.31 ID:EjrjGQyDO

    宇宙世紀0096、第一次ミネバ戦争は一応の幕切れとなった

    バナージはドズルに認められ、晴れてお義父さんと呼べる日が来るのだろうか

    それはまだ、ずっと先の話になる……

    シャア「結局出番が無かった……」ガクッ

    アムロ「仕方無いさ……ドズル・ザビとお前は仲が悪いからな」

    シャア「ちょっくらアクシズ落としてくる」

    後の第三次ネオジオン戦争である

    ~FIN~


    58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 08:22:57.49 ID:MIbjDOzc0

    面白かった 乙


    60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/30(火) 08:24:46.92 ID:sLHb681U0


    この世界だとシャアはドズルの会社で優秀だったけど不倫やら女性関係の問題で、
    職場で面倒事をさんざん起こした結果解雇されてそう


    引用元: バナージ「お義父さ……」ドズル「誰が親父か!」

    関連記事

    コメント

    1. 以下、SS宝庫がry-

      SDガンダムで見たい

    コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可する

     | HOME | 

    文字サイズの変更

    検索フォーム

    スポンサードリンク

    最新コメント

    月別アーカイブ

    カテゴリ

    男女 (95)
    幼馴染 (20)
    兄妹 (30)
    姉弟 (5)
    姉妹・女女 (15)
    父母・夫婦・子供・家族 (30)
    男男・兄弟・友・男の娘 (4)
    俺・友・職業等 (225)
    勇者・魔王・ファンタジー・異世界 (208)
    神・幽霊・妖怪・歴史・不思議・奇妙 (133)
    擬人化・人外・動物・ロボット (64)
    著名人 (31)
    ブーン系 (42)
    おんJ・なんJ (170)
    志衛 (7)
    アイカツ! (1)
    アイドルマスター (182)
    シンデレラガールズ (819)
    ミリオンライブ (156)
    シャイニーカラーズ (60)
    相棒 (5)
    あそびあそばせ (1)
    アナザーエデン (1)
    アマガミ (11)
    アンパンマン (3)
    異世界食堂 (2)
    イナズマイレブン (2)
    犬夜叉 (1)
    ウマ娘 (3)
    ウルトラマン (2)
    Angel beats! (2)
    おそ松 (1)
    ガールズ&パンツァー (200)
    カイジ (3)
    かぐや様は告らせたい (10)
    がっこうぐらし! (2)
    ガヴリールドロップアウト (71)
    仮面ライダー (7)
    からかい上手の高木さん (12)
    艦隊これくしょん (265)
    機動戦士ガンダム (30)
    キノの旅 (3)
    きららファンタジア (1)
    キルミーベイベー (2)
    きんいろモザイク (3)
    金田一少年の事件簿 (1)
    銀魂 (6)
    キン肉マン (1)
    グランブルーファンタジー (7)
    クレヨンしんちゃん (6)
    けいおん! (3)
    ゲゲゲの鬼太郎 (2)
    月刊少女野崎くん (30)
    けものフレンズ (13)
    コードギアス (25)
    ゴシックは魔法乙女 (1)
    ご注文はうさぎですか?? (28)
    こち亀 (4)
    孤独のグルメ (2)
    この素晴らしい世界に祝福を! (19)
    このはな綺譚 (1)
    小林さんちのメイドラゴン (1)
    斉木楠雄のΨ難 (2)
    咲-Saki- (17)
    桜trickSS (2)
    サザエさん (4)
    ジブリ (6)
    邪神ちゃんドロップキック (1)
    STEINS;GATE (15)
    少女 歌劇 レヴュースタァライト (3)
    少女終末旅行 (4)
    ジョジョの奇妙な冒険 (17)
    進撃の巨人 (62)
    新世紀エヴァンゲリオン (42)
    スクールガールストライカーズ (5)
    School Days (1)
    SKET DANCE (2)
    涼宮ハルヒの憂鬱 (26)
    スロウスタート (2)
    生徒会役員共 (2)
    ソードアート・オンライン (7)
    ゾンビランドサガ (5)
    ゼノブレイド2 (13)
    ダーリン・イン・ザ・フランキス (1)
    ダンガンロンパ (10)
    中二病でも恋がしたい! (3)
    ちびまる子ちゃん (6)
    刀使ノ巫女 (5)
    とある魔術の禁書目録 (54)
    となりの柏木さん (1)
    ドラゴンボール (59)
    ドラえもん (5)
    とらドラ! (1)
    NARUTO-ナルト- (11)
    にじさんじ (1)
    NEW GAME! (5)
    のんのんびより (1)
    バイオハザード (1)
    刃牙 (5)
    化物語 (4)
    はたらく細胞 (2)
    ハリーポッター (4)
    HUNTER×HUNTER (5)
    バンドリ! ガールズバンドパーティ! (36)
    BEAT LESS (1)
    彼岸島 (3)
    ヒナまつり (1)
    ファイアーエムブレム (9)
    Fate (55)
    BLACK CAT (2)
    BLEACH (3)
    BLACK LAGOON (2)
    プリキュア (10)
    Baby Princess (1)
    フレームアームズ・ガール (2)
    べるぜバブ (1)
    ペルソナ (6)
    ポケットモンスター (122)
    ぼくたちは勉強ができない (19)
    ポプテピピック (2)
    ボボボーボ・ボーボボ (3)
    魔法少女俺 (1)
    魔法少女まどか☆マギカ (50)
    マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 (2)
    マリオ (4)
    名探偵コナン (16)
    メイドインアビス (2)
    モンスターハンター (3)
    やがて君になる (1)
    やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (94)
    遊戯王 (33)
    結城友奈は勇者である (27)
    ゆるキャン△ (18)
    ゆるゆり (22)
    ラーメン大好き小泉さん (1)
    ラブライブ (107)
    リトルバスターズ! (8)
    リトルウィッチアカデミア (1)
    りゅうおうのおしごと! (1)
    ルパン三世 (2)
    るろうに剣心 (10)
    ローゼンメイデン (3)
    私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (10)
    笑ゥせぇるすまん (24)
    ワンピース (19)
    バーン「ハドラーよ、今季アニメのオススメは何だ?」 (4)
    ゲーム (17)
    その他 (29)
    みたいなのどうよ (7)
    まとめ依頼 (1)
    管理人 (1)
    未分類 (3)
    私に天使が舞い降りた! (11)
    フラワーナイトガール (3)
    ハイスコアガール (1)
    幽☆遊☆白書 (3)
    Summer Pockets (1)
    テニスの王子様 (3)
    食戟のソーマ (4)
    DEATH NOTE (4)
    北斗の拳 (1)
    プリンセスコネクト! (2)
    ソウナンですか? (1)
    五等分の花嫁 (2)
    アカギ 〜闇に降り立った天才〜 (1)
    シャーマンキング (1)
    SHIROBAKO (2)
    クッキングパパ (1)
    俺の妹がこんなに可愛いわけがない (2)
    ダンベル何キロ持てる? (2)
    魔人探偵脳噛ネウロ (1)
    はたらく魔王さま! (1)
    はねバド! (1)
    オーバーロード (1)
    インフィニット・ストラトス (0)
    te (0)
    鬼滅の刃 (1)
    まちカドまぞく (1)

    RSSリンクの表示

    QRコード

    QR

    いろいろ

    スポンサードリンク