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    ルルーシュ「アーニャが可愛すぎるな」ロロ「兄さん……」

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:00:50.34 ID:J7BeyxZ70

    図書館 地下室

    ルルーシュ「……」

    ロロ「兄さん、何見てたの?」

    ルルーシュ「ロロか。いや、ちょっとな」

    ロロ「モニターに映っているのは……ナイトオブラウンズ?」

    ルルーシュ「ああ、アーニャ・アールストレイムだ」

    ロロ「この子がどうかしたの?」

    ルルーシュ「可愛い」

    ロロ「え?」

    ルルーシュ「アーニャが可愛すぎるな」

    ロロ「兄さん……」



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    2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:05:07.13 ID:J7BeyxZ70

    中庭

    アーニャ「……」トテトテ

    アーニャ「蝶々……」

    アーニャ「記録……」パシャ

    アーニャ「……」トテトテ


    地下室

    ルルーシュ「……」

    ロロ「兄さん、そろそろ授業が」

    ルルーシュ「……欲しい」

    ロロ「え?」

    ルルーシュ「俺の傍に置いておきたい」

    ロロ「……」

    ロロ(アーニャ・アールストレイム……兄さんの心を惑わす敵……)ギリッ


    8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:09:13.03 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「……ナナリーには劣るが、十分に可愛い」

    ロロ「……」

    ヴィレッタ「ルルーシュ、頼まれていた資料だ」

    ルルーシュ「きたか」

    ヴィレッタ「しかし、急にどういうことだ?アーニャの個人データなんて……」

    ルルーシュ「この経歴は偽造ではないんだな?」

    ヴィレッタ「本当のところは良く分からない。手続き上、問題がないだけだ」

    ルルーシュ「なるほど」

    ヴィレッタ「……」

    ルルーシュ「よし」

    ロロ「どこいくの、兄さん?」

    ルルーシュ「ちょっと懐柔してくるんだ……くくく……」

    ヴィレッタ「……」

    ロロ「……」


    12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:12:45.82 ID:J7BeyxZ70

    中庭

    アーニャ「ネコ……」

    アーニャ「きろ―――」

    ルルーシュ「アーニャ、ちょっといいか?」

    ネコ「……」タタタッ

    アーニャ「あ……ネコ」

    ルルーシュ「悪い。邪魔したか」

    アーニャ「邪魔」

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(やはり手ごわいな。俺を見れば赤面する女子のほうが圧倒的多数だというのに)

    アーニャ「なに?」

    ルルーシュ「話がしたいんだ。ダメか?」

    アーニャ「ダメ」

    ルルーシュ「……」

    アーニャ「……」


    14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:17:15.73 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ(落ち着け……この手のタイプは何を望んでいる……)

    アーニャ「……記録」パシャ

    ルルーシュ(記録……)

    ルルーシュ「アーニャはいつも写真を撮っているよな?」

    アーニャ「うん」

    ルルーシュ「その写真見せてくれないか?」

    ルルーシュ(ここから話を広げてやれば……くくく……)

    アーニャ「イヤ」

    ルルーシュ「な……!?」

    アーニャ「それじゃあ」トテトテ

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(ここで焦ってはダメだ。よく考えてから接近したほうがよさそうだな)

    ルルーシュ(C.C.に訊いてみるか)


    19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:22:21.90 ID:J7BeyxZ70

    自室

    C.C.『そんなことで連絡をくれるとは、嬉しくて狂ってしまいそうだよ』

    ルルーシュ「いいから答えろ。この手の女は何を望んでいると思う?」

    C.C.『……』

    ルルーシュ「どうした?」

    C.C.『その女にはあまり近づかないほうがいいと思うが』

    ルルーシュ「違うな。間違っているぞ」

    C.C.『は?』

    ルルーシュ「俺は手に入れるといったら、なんとしても手に入れるのだよ。ふはははは」

    C.C.『アホめ』

    ルルーシュ「さぁ!いえ!!ああいうタイプはどうされたら喜ぶのかを!!」

    C.C.『……耳元でずっと可愛いって言ってみればいいんじゃないかな?』

    ルルーシュ「なるほど。わかった」

    C.C.『あ、こら。本気にするやつがある―――』

    ルルーシュ「よし。いってくるか」


    26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:28:02.79 ID:J7BeyxZ70

    屋上

    アーニャ「雲……」パシャ

    ルルーシュ「ここにいたか」

    アーニャ「ルルーシュ」

    ルルーシュ「……」スタスタ

    ルルーシュ(くくく……年下ということもあって、話しかけやすいな)

    アーニャ「なに?」

    ルルーシュ「耳をかしてくれ」

    アーニャ「……?」

    ルルーシュ「お前、可愛いな」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「可愛い。可愛いぞ。本当に可愛い。ふはははは」

    アーニャ「うざい、きもい」

    ルルーシュ「な……!?」

    アーニャ「……」パシャ


    30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:31:52.28 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ(C.C.め……話が違うぞ……!!)ギリッ

    アーニャ「何か、用事?」

    ルルーシュ「いや、お前に可愛いって言いにきたんだが」

    アーニャ「それだけ?」

    ルルーシュ「あ、ああ」

    アーニャ「ふーん」

    ルルーシュ「……」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「あの……」

    アーニャ「それじゃあ」トテトテ

    ルルーシュ「なんだと……!!」

    ルルーシュ「くそ!!くそ!!!ふざけるな!!!」

    ルルーシュ(なんだこれは……くそ……こんな惨めな思いは始めてだ!!)

    ルルーシュ(俺の言い方が悪かったのか……?)

    ルルーシュ「よし……」


    35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:35:06.42 ID:J7BeyxZ70

    廊下

    シャーリー「ふんふふーん」

    ルルーシュ「シャーリー」

    シャーリー「ルル」

    ルルーシュ「耳を貸してくれ」

    シャーリー「え?なになに?」

    ルルーシュ「可愛いな、お前」

    シャーリー「……!!」バッ

    ルルーシュ「どうした?」

    シャーリー「い、いい、いきなり、なんてことをいうのよ!?」

    ルルーシュ(この反応……やはり、俺の言い方は正しかったようだな)

    シャーリー「もう……そんな……こんなところで言わなくてもぉ……」モジモジ

    ルルーシュ(では、何がいけなかった……)スタスタ

    シャーリー「あ、あのね……ルル……実は見たい映画が―――」

    シャーリー「……あれ?ルルー!?どこー!?」


    38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:39:36.56 ID:J7BeyxZ70

    地下室

    ルルーシュ「……」

    ヴィレッタ「何をしている?―――って、またアーニャをモニターに映して盗撮か」

    ルルーシュ「監視だよ。―――ヴィレッタ先生?貴方の将来は俺が握っていることを忘れていないか?」

    ヴィレッタ「ぐっ……すまない……」

    ルルーシュ「それでいい」

    ヴィレッタ「はぁ……」

    ルルーシュ「おい。ちょっと耳を貸せ」

    ヴィレッタ「今度はなんだ?」

    ルルーシュ「―――可愛いな」

    ヴィレッタ「なっ!?」

    ルルーシュ「嬉しかったか?」

    ヴィレッタ「むむ、虫唾がはしるっ!!」

    ルルーシュ「……なんだと?」

    ヴィレッタ「あ、いや、すごく嬉しかった……」オロオロ


    44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:45:17.75 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「ここは正直な気持ちを言ってほしい」

    ヴィレッタ「正直な?」

    ルルーシュ「ああ。俺に可愛いといわれてどう思った?」

    ヴィレッタ「……わ、悪い気はしない」

    ルルーシュ「ほう?」

    ヴィレッタ「だが、その……可愛いはなんか……違うというか……」

    ルルーシュ「……綺麗だ。のほうがよかったというわけか?」

    ヴィレッタ「年齢的にはそうだろうな」

    ルルーシュ「なるほど」

    ヴィレッタ「……懐柔、うまくいってないのか」

    ルルーシュ「その通りだ」

    ヴィレッタ「お前も写真を始めたらどうだ?」

    ルルーシュ「……写真?」

    ヴィレッタ「ああ。同じ趣味をもっていると知れば、向こうから寄ってくるかもしれない」

    ルルーシュ「なるほど……ふははは……それはいい……いいぞ……!!」


    49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:51:09.89 ID:J7BeyxZ70

    翌日 中庭

    アーニャ「花……」パシャ

    ルルーシュ「これはなんて美しい花だ!!!写真に収めないとなぁ!!!」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「ふははははは!!!こっちもいい!!こちらもだ!!!」カシャカシャ

    ルルーシュ(これだけ露骨にやればさすがに一言ぐらい声を―――)

    アーニャ「ねえ」

    ルルーシュ(きた!!)

    ルルーシュ「ふっ。なんだ?」

    アーニャ「鬱陶しい」

    ルルーシュ「……」

    アーニャ「……バイバイ」トテトテ

    ルルーシュ「……うっとうしい……」

    ルルーシュ「そんな言葉……いわれたこと……ない……」ウルウル

    ルルーシュ「く……そ……」ポロポロ


    58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 10:55:11.92 ID:J7BeyxZ70

    自室

    ロロ「兄さん、食事は?」

    ルルーシュ「いらない」

    ロロ「でも……」

    ルルーシュ「いらないっていっている!!!」

    ロロ「……っ」ビクッ

    ルルーシュ「はぁ……はぁ……」

    ロロ「ご、ごめんなさい……」

    ルルーシュ「くそ……」

    ルルーシュ(俺もまだまだだな……。こんなことで冷静さを失っていては……)

    ルルーシュ(ナナリーと……ナナリーと話せたら……)

    ルルーシュ(アーニャのことを聞けるのに……)

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(リスキーだが……試してみる価値はあるか……)


    60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:00:53.80 ID:J7BeyxZ70

    翌日 屋上

    スザク「え?アーニャに聞いて欲しいことがある?」

    ルルーシュ「ああ。どうにも俺は嫌われているようだ」

    スザク「一体、どういうことを?」

    ルルーシュ「好きなこと、嫌いなこと。その辺りを」

    スザク(どういうつもりだ……)

    ルルーシュ(怪しまれるかもしれないが、これが最も確実だ)

    ルルーシュ(怪しまれたところで今のところ問題もないしな)

    スザク「でも、あまり喋ってくれないからな」

    ルルーシュ「じゃあ、総督に話して総督から訊ねてもらうことはできないか?」

    スザク「総督に?!」

    ルルーシュ「歳も近いみたいだし、立場上話さないわけにもいかないだろ」

    スザク「どうしてそこまで?」

    ルルーシュ「スザクに嘘はつかない。―――どうしても彼女が欲しいんだ」

    スザク「ルルーシュ……。わかった。そこまでの覚悟があるなら、やってみよう」


    62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:05:00.13 ID:J7BeyxZ70

    中庭

    スザク「アーニャは……」

    アーニャ「草……」パシャ

    スザク「いたいた。アーニャ」

    アーニャ「スザク」

    スザク「ちょっといいかな?」

    アーニャ「なに?」

    スザク「アーニャの好きなものとか嫌いなものとか教えて欲しいんだけど」

    アーニャ「どうして?」

    スザク「ルルーシュが知りたがっていて」

    アーニャ「……」

    スザク「ダメかな?」

    アーニャ「うん」

    スザク「そうか」

    スザク(恐れ多いけど総督に話してみよう)


    65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:10:14.98 ID:J7BeyxZ70

    ナナリーの部屋

    スザク「失礼いたします」

    ナナリー「スザクさん」

    スザク「ナナリー総督、折り入ってお願いがあるのですが」

    ナナリー「はい、なんでしょう?」

    スザク「アーニャ・アールストレイムの嗜好を知りたいのです。そこで総督から聞いてもらえればと……」

    ナナリー「私からですか?どうして?」

    スザク「いえ。本当に瑣末なことなので、お断りしていただいても……」

    ナナリー「えっと……スザクさん、アーニャさんのこと好きなんですか?」

    スザク「はっ。同じナイトオブラウンズとして信頼しています」

    ナナリー「違います。そういうことではなくて、嗜好を知りたいってことはその……女性として……好きなのでしょうか……」

    スザク「ああ、いえ。自分ではなく友人が特別な感情を抱いているようで」

    ナナリー「友人……?」

    スザク「はい」

    ナナリー(お兄様……?)


    74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:15:38.83 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「アーニャだけど」

    ナナリー「どうぞ、こちらへ」

    アーニャ「なに?」

    ナナリー「あの……ルルーシュという人物について聞きたいのですが」

    アーニャ「うん」

    ナナリー「えっと……お知り合いですか?」

    アーニャ「同じ学校にルルーシュっているけど」

    ナナリー「……お友達ですか?」

    アーニャ「知らない。向こうから付き纏ってくる」

    ナナリー「……」

    ナナリー(お兄様と同じ名前だけど……お兄様はそういうことはしない……)

    ナナリー(人違いですね)

    ナナリー「分かりました。あと少しお聞きしたいことがあるのですが」

    アーニャ「うん」

    ナナリー「貴方の好きなものってなんですか?」


    77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:19:35.60 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「どうしてそんなこときくの?」

    ナナリー「え……えっと……」

    アーニャ「……」

    ナナリー「スザクさんのご友人が……知りたいって仰っているようで」

    アーニャ「ジノ?」

    ナナリー「そこまでは……」

    アーニャ「わかった。直接伝えてくる」

    ナナリー「え?あの……」

    アーニャ「……」トテトテ

    ナナリー「あ……行ってしまいました……」

    ナナリー「どうしましょう……」オロオロ

    ナナリー「……」

    ナナリー「私……何をやってもダメですね……」

    ナナリー「お兄様……」


    82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:24:20.24 ID:J7BeyxZ70

    翌日 学園内 廊下

    ジノ「スーザク!!」

    スザク「だから、もっと貴族として……」

    ジノ「まぁまぁ。いいじゃん」

    アーニャ「ジノ」

    ジノ「お。アーニャ。どうした?」

    アーニャ「アイスクリーム」

    ジノ「え?」

    アーニャ「花」

    ジノ「ちょっ……」

    アーニャ「写真」

    ジノ「な、何の話だ?」

    アーニャ「それだけ」

    スザク「……なにかあったの?」

    ジノ「さぁ」


    86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:29:43.55 ID:J7BeyxZ70

    屋上

    ルルーシュ「無理だったのか」

    スザク「ああ。総督でも聞き出せなかったみたいだ」

    ルルーシュ「ちっ……」

    スザク「でも、今日不思議なことがあった」

    ルルーシュ「不思議なこと?」

    スザク「ああ。ジノに対していきなりアイスクリーム、花、写真って言い出して」

    ルルーシュ「なに?」

    スザク「ジノも良く分かってなかったみたいだ」

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(何の関連性もない単語だな……)

    ルルーシュ(一体、どういう……)

    スザク「じゃあ、ルルーシュ。これで」

    ルルーシュ「ああ、悪かったな」

    スザク「気にするな」


    87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:34:53.08 ID:J7BeyxZ70

    自室

    カレン『はぁ?!』

    C.C.『なんだ、それは?』

    ルルーシュ「わからないからきいている」

    C.C.『そういう意味じゃない』

    カレン『ちょっと!!本業忘れてない!?』

    ルルーシュ「忘れていない。俺はゼロだ。だが、ルルーシュでもある」

    カレン『……』

    C.C.『お前……』

    ルルーシュ「それにこれは無駄なことではない。ナイトオブシックスを仲間にできれば大幅な戦力アップだ」

    カレン『そうかもしれないけど……』

    ルルーシュ「で、この3つの単語の意味するところはなんだと思う?」

    C.C.『私たちに訊く前にそれらを持っていけばいいだろう』

    カレン『というか、女遊びなんてしてないで―――』

    ルルーシュ「C.C.の言うとおりだな。まずは手渡してみるか」


    89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:39:13.86 ID:J7BeyxZ70

    カレン「あ、通信切った!!ルルーシュ!!こら!!」バンバン

    C.C.「全く。あんな女のどこがいいのか」

    カレン「ホントだよ」

    C.C.「……カレン」

    カレン「同じこと考えてる?」

    C.C.「多分な」

    カレン「よし、じゃあ、早速準備しよっか」

    C.C.「うむ」

    カレン「扇さーん!!ちょっと出かけてきまーす」

    C.C.「私もでる」

    扇「どこにいくんだ?」

    カレン「えっと……」

    C.C.「夫を迎えにいくんだよ。なぁ?」

    カレン「え?!いや、まだ……そんな関係とかじゃ……」

    C.C.「……」


    93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:42:17.64 ID:J7BeyxZ70

    学園内 中庭

    アーニャ「噴水……」パシャ

    ルルーシュ「アーニャ」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「アイスクリームだ」

    アーニャ「ありがとう」

    ルルーシュ「花束だ」

    アーニャ「……うん」

    ルルーシュ「さ、笑って笑って」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「はい、チーズ」カシャ

    アーニャ「……」

    ルルーシュ(くくく……これで堕ちたな……完璧に……)

    ルルーシュ「さ、アーニャ。向こうで話さないか」

    アーニャ「気色悪いから近づかないで」


    97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:45:35.93 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「きしょ……!?」

    アーニャ「ルルーシュ、キモイ」

    ルルーシュ「な……?!」

    アーニャ「ウザイ。ストーカー」

    ルルーシュ「やめろ……!!やめろぉ……!!!」

    アーニャ「口リコン」

    ルルーシュ「ちがう!!ちがう!!!」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「そんな目でみるなぁ!!!」

    ロロ(兄さん……!!)キィィィン

    アーニャ「」

    ルルーシュ「え……」

    ロロ「兄さん、大丈夫?」

    ルルーシュ「ロロ……」

    ロロ「こんなやつ、殺しちゃおうよ」


    102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:49:43.78 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「何を言っている!!」

    ロロ「だって、兄さんのことすごく傷つけた!!」

    ルルーシュ「やめろ!!ロロ!!」

    ロロ「でも……!!」

    ルルーシュ「お前が俺の心配をしてくれているのは嬉しい」ギュッ

    ロロ「あ……にいさ、ん……」

    ルルーシュ「だけど、お前にそんなことはさせられない」

    ロロ「だけど、兄さんが苦しんでいるところなんて見たくないんだ」

    ルルーシュ「大丈夫。俺は大丈夫だ……ロロ……」

    ロロ「兄さん……」

    アーニャ「―――あ」

    ルルーシュ「ロロ……」ギュゥゥ

    ロロ「兄さん……」ギュゥゥ

    アーニャ「ホモ……」パシャ

    ルルーシュ「!?」


    106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:54:17.88 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「バイバイ」

    ルルーシュ「まて!!それをどうするつもりだ!!!」

    アーニャ「ブログに掲載する」

    ルルーシュ「!?」

    ロロ「兄さん……」ギュゥゥ

    ルルーシュ(まずい……そんなことになったら……!!)

    ルルーシュ(アーニャはおろか、多くの者から蔑視されてしまう!!)

    ルルーシュ(かくなるうえは……!!!)

    ルルーシュ「ロロ!!」

    ロロ「なに、兄さん?」

    ルルーシュ「あの携帯を奪え!!」

    アーニャ「え?」

    ロロ「分かったよ」キィィン

    アーニャ「―――あ」

    ロロ「はい、兄さん。奪ったよ」


    107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 11:58:25.64 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「返して」

    ルルーシュ「さて……データを消しておくか」

    アーニャ「え?」

    ルルーシュ「えっと」

    アーニャ「やめて」トテトテ

    ロロ「邪魔はさせないよ」

    アーニャ「むかつく……」

    ルルーシュ「ここを選択するのか……」ピッ

    アーニャ「あ……あ……」

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(動揺しているな……まさか……)

    アーニャ「かえして……お願い……」

    ルルーシュ「すまない、アーニャ。全消去してしまった」

    アーニャ「……!!!!」

    ルルーシュ(表情が一変した。やはり、これは弱点か。あはははは!!!これはいい!!最高のカードを手に入れた!!)


    117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 12:03:54.54 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「あ……」ウルウル

    ルルーシュ「え?」

    アーニャ「……」ポロポロ

    ルルーシュ「アーニャ……!?」

    アーニャ「うっく……ぐすっ……」ポロポロ

    ルルーシュ(泣くほどのもか……これは益々使えるな……)

    ロロ「兄さん、どうするの?」

    ルルーシュ「アーニャ……」

    アーニャ「……」ポロポロ

    ルルーシュ「ご、ごめん……まさか、そんなに大事なものだったのか?」

    アーニャ「……」ポロポロ

    ルルーシュ「俺ならデータの復元を行えるが、どうする?」

    アーニャ「……!?」ピクッ

    ルルーシュ(目の色が変わったな。くくく……第一条件はクリアだ)

    ロロ「……」


    118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 12:09:20.84 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「ほん、とに?」ポロポロ

    ルルーシュ「本当だ。だから、涙を拭いて」

    アーニャ「うん……」ゴシゴシ

    ルルーシュ「俺が消してしまったからな、なんとしても復元してみせる」

    アーニャ「おねがい、ルルーシュ」

    ルルーシュ「ああ。じゃあ、少し借りてもいいかな?部屋でしかできないから」

    アーニャ「ついていく」

    ルルーシュ「……それは構わないが」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ(よしよし。前提条件はクリアしたな)

    ロロ「あの僕は……」

    ルルーシュ「しばらく、部屋に戻ってくるな。今が大事なときなんだ。分かるな?」

    ロロ「う、うん……」

    ルルーシュ「よし、いい子だ」

    アーニャ「はやくして」


    120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 12:14:33.37 ID:J7BeyxZ70

    自室

    ルルーシュ「さ、入ってくれ」

    アーニャ「……」トテトテ

    ルルーシュ(くくく……ついに……部屋に招き入れることに成功した。完璧だ……!!!)

    ルルーシュ「何か飲むか?」

    アーニャ「いい。それよりも復元」

    ルルーシュ(作業をしているフリでもするか)

    ルルーシュ「それもそうだな。じゃあ、準備にとりかかる」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ(本当は一枚も消していないんだけどな。ふはははは)

    ルルーシュ(どんなものを撮っているか見れば、おのずとアーニャの趣味嗜好が分かるはずだ)

    ルルーシュ(そこから得た情報をもとに会話をすれば、俺の好感度はうなぎ上り)

    ルルーシュ(勝ったな……)

    アーニャ「……」ソワソワ


    130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 12:28:05.07 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「今、復元を開始した。しばらく待ってくれ」

    アーニャ「うん」

    ルルーシュ(にしても、写真データを閲覧したものの、写真の種類に統一感がまるでない)

    ルルーシュ(まるで目にしたものをとりあえず撮っているだけのような)

    アーニャ「まだ?」

    ルルーシュ「まだだ」

    アーニャ「そう」

    ルルーシュ(ちっ。やはり復元できればすぐにでもここから出るつもりか)

    ルルーシュ(だが、お前は蜘蛛の巣にかかった蝶だ。逃げ出すことなどできない)

    ルルーシュ「アーニャは写真を撮るのがすきなんだろ?」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「俺もそうなんだ」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(ちっ。徹底抗戦の構えか……。やってくれる……!)


    136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 12:35:06.23 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「アーニャは可愛いな」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「俺の手元に置いておきたいぐらいだ」

    アーニャ「復元は?」

    ルルーシュ「……まだだ」

    アーニャ「そう」

    ルルーシュ「……」ギリッ

    ルルーシュ(わかった。無表情だから気づかなかったが、こいつかなり怒っているな)

    ルルーシュ(そう言う態度なら言葉で責めても何も変わらないか)

    ルルーシュ(仕方ない。あまり使いたくない手段だったが)

    ルルーシュ「そろそろ復元できたかな……?」

    アーニャ「……」ピクッ

    ルルーシュ「どれどれ……?」

    ルルーシュ「あ……」

    アーニャ「なに?どうしたの?」


    139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 12:42:24.85 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「復元できたことにはできたが……ひとつ問題が」

    アーニャ「なに?」

    ルルーシュ「データの改竄を行った所為で、過去データを閲覧するために特殊なコマンドが必要になってしまった」

    アーニャ「コマンド?」

    ルルーシュ「ああ」

    アーニャ「どういうの?」

    ルルーシュ「……知りたいか?」

    アーニャ「教えて」

    ルルーシュ「条件がある」

    アーニャ「それはルルーシュが消した所為。条件とかおかしい」

    ルルーシュ「それは違う。間違っているぞ!!」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「確かにデータを消失させてしまった。謝ろう。しかし、俺は復元をした!!!それで貸し借りはない!!」

    アーニャ「え……」

    ルルーシュ「特殊コマンドについてはまた別の話。そうだろう?」


    144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 12:51:01.07 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「でも、それはルルーシュがデータを消さなかったら起こらなかった」

    ルルーシュ「ふっ。アーニャ。まだ、分かっていないようだな」

    アーニャ「なにを?」

    ルルーシュ「俺の所為でデータは消失した。だが、俺だからこそ迅速に復元できたのも事実だ」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「それ以上のものを望むなら、君も対価を支払うべきだと思うが?」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「もちろん、このまま返してもいい。だが、特殊コマンドの解析に少なくとも1日以上はかかるだろうな」

    アーニャ「……っ」

    ルルーシュ「俺なら、今すぐ教えてやれるぞ?どうする?ふははははは」

    アーニャ「……わかった」

    ルルーシュ「……ほう?」

    アーニャ「条件、なに?」

    ルルーシュ「くくく……そうだ。それでいい。君は最善の選択をした」

    アーニャ「早く教えて」


    147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 12:55:19.89 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「こっちにこい」

    アーニャ「……」トテトテ

    ルルーシュ「……」ギュッ

    アーニャ「なに?」

    ルルーシュ「抱きしめたんだ」

    アーニャ「これが条件?」

    ルルーシュ「いや。これは第一条件だ」

    アーニャ「第一……」

    ルルーシュ「いい匂いだ……アーニャ」

    アーニャ「……キモイ」

    ルルーシュ「立場が分かっていないようだな?俺はいつでもデータを消せる」

    アーニャ「やめて。おねがい」

    ルルーシュ「お願い、しますだろ?」

    アーニャ「おねがい……します……」

    ルルーシュ「そうだ。それでいい。可愛いな、アーニャ……くくく……」ギュゥゥ


    153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:02:07.61 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「よし。では、条件を告げよう」

    アーニャ「うん」

    ルルーシュ「俺の妹になれ」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「どうだ?悪い条件ではないはずだ」

    アーニャ「でも……」

    ルルーシュ「俺もそれなりに高貴な家柄だ。問題などない」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「写真……失いたくないのだろう?」

    アーニャ「……うん」

    ルルーシュ「ならば、今日からここに住め。正式に妹になるにはそれなりに時間もいるし、心の準備もいるだろう」

    アーニャ「わかった」

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(条件は全てクリアされた!!!あははははは!!!!!手に入れた!!!ナナリーに次ぐ妹を!!俺は!!!)


    158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:06:27.00 ID:J7BeyxZ70

    翌日 生徒会室

    ルルーシュ「アーニャ、お茶を」

    アーニャ「うん」トテトテ

    ミレイ「ルルーシュ?」

    ルルーシュ「なんですか?」

    ミレイ「アーニャちゃんになにかしたの?」

    ルルーシュ「なにかって?」

    ミレイ「いや、気のせいかもしれないけど、急に従順になったというか」

    ルルーシュ「なら、気のせいですよ。会長」

    ミレイ「そう?」

    アーニャ「はい」

    ルルーシュ「ありがとう。アーニャ」ナデナデ

    アーニャ「……」

    シャーリー「むぅ……」


    163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:11:28.06 ID:J7BeyxZ70

    廊下

    スザク「あれ?ルルーシュとアーニャじゃないか」

    ルルーシュ「スザクか。どうした?」

    アーニャ「……」

    スザク「どうしたんだ?手なんか繋いで」

    ルルーシュ「ちょっとな」

    スザク「仲良くなれたのか?」

    ルルーシュ「ああ」

    スザク「そうか、よかったな」

    ルルーシュ「ありがとう」

    アーニャ「ルルーシュ」グイッ

    ルルーシュ「わかっている。それじゃあ、これからアーニャとアイスクリームを食べないといけないから」

    スザク「そ、そうか」

    ルルーシュ「それじゃあ」

    スザク「ああ……」


    168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:16:45.34 ID:J7BeyxZ70

    中庭

    スザク「……」

    ジノ「どうした?」

    スザク「実はアーニャのことなんだけど」

    ジノ「なにかあったのか?」

    スザク「ルルーシュと急に仲が良くなったみたいで」

    ジノ「なんか気でもあったんじゃないのか?」

    スザク「そうならいいけど」

    ジノ「なんだよ?」

    スザク「いや……」

    スザク(もし、ルルーシュに記憶が戻っていて……アーニャにギアスを使っていたとしたら……)

    スザク(こちらの情報は筒抜けに……)

    スザク(でも、確証が……)

    スザク(どうする……)


    170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:21:57.37 ID:J7BeyxZ70

    正門

    カレン「そんなに危ない女なんだ」

    C.C.「ああ。そもそもルルーシュが手を出してはいけない奴だな」

    カレン「じゃあ、尚更ルルーシュを止めないと」

    C.C.「ああ、そうだな」

    カレン「スザクもいるみたいだから、慎重にね」

    C.C.「分かっているさ」

    カレン「―――やばい、人だ」


    ルルーシュ「おいしいアイスを食べような」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「……楽しいか?」

    アーニャ「……」


    カレン「ルルーシュ……」

    C.C.「手は繋いでいるが無視されているようだな。少し安心したよ」


    176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:28:55.68 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「ここのアイスが絶品だってリヴァルが言っていたんだ」

    アーニャ「ふーん」

    ルルーシュ「味はなにがいい?」

    アーニャ「バニラ」

    ルルーシュ「わかった。少し待っていろ」

    アーニャ「……」

    ピリリリ

    アーニャ「……はい?」

    スザク『アーニャ、今どこにいる?』

    アーニャ「アイスクリームショップ」

    スザク『ルルーシュも一緒か』

    アーニャ「うん」

    スザク『何か困ったことはないか?』

    アーニャ「……脅迫されてる」

    スザク『なんだと!?』


    180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:35:30.01 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「妹にならないと写真のデータを消すって」

    スザク『なんとかならないのか!?』

    アーニャ「無理。ルルーシュが全部握ってるから」

    スザク『妹になれってだけしかいわれてないのか?』

    アーニャ「うん」

    スザク『その……何かの組織に入れとかは?』

    アーニャ「言われてない」

    スザク『そうか……分かった』

    アーニャ「どうしたらいい?」

    スザク『嫌なのか?』

    アーニャ「うん」

    スザク『よし。すぐに助ける』

    アーニャ「分かった」

    ルルーシュ「―――アーニャ、お待たせ」

    アーニャ「別に待ってない」


    181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:41:45.52 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「そういうなよ。はい」

    アーニャ「……」ペロペロ

    ルルーシュ「……」

    アーニャ「……」ペロペロ

    ルルーシュ「俺には妹がいたんだ」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「もう会えないかもしれないがな」

    アーニャ「ふーん」

    ルルーシュ「だからかな……アーニャとその妹がすごく被る」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「すごく……」

    アーニャ「写真データを人質にしてまで妹が欲しかった?」

    ルルーシュ「ああ……酷いことをしたと思っている……すまない……本当に……」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「もう少しだけでいい……俺の妹でいてくれ……頼む……」


    184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:48:45.25 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「……」

    ルルーシュ(ふふふ……まずは同情を誘う……これで)

    アーニャ「……」ペロペロ

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(バ、バカな……!!これで心が揺れないのか……!?)

    アーニャ「……ねえ」

    ルルーシュ「な、なんだ?!」

    アーニャ「食べたから帰りたい」

    ルルーシュ「……そうか。ああ、帰ろう」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「このあとは?」

    アーニャ「仕事」

    ルルーシュ「そうか」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ(くそ。こいつに情というのものがないのか……!!)


    185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 13:53:54.91 ID:J7BeyxZ70

    地下室

    ルルーシュ「……」

    ヴィレッタ「どうだ、新しい妹は?」

    ルルーシュ「中々心を開いてくれないな」

    ロロ「あの……兄さん……」

    ルルーシュ「なんだ?」

    ロロ「僕の部屋は……」

    ルルーシュ「クラブハウスを提供してやっただろ」

    ロロ「……?!」

    ヴィレッタ「諦めたほうがいいんじゃないか?」

    ルルーシュ「馬鹿をいうな。やっとここまで漕ぎ着けたんだ。易々と手放せるか」

    ヴィレッタ「そういうものか……」

    ロロ「……」

    ロロ(ナイトオブシックス……アーニャ……!!)

    ロロ(兄さんを篭絡させて……兄さんと僕の未来を潰すつもりなの……?)ギリッ


    187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 14:00:07.02 ID:J7BeyxZ70

    中庭

    アーニャ「……」トテトテ

    スザク「アーニャ!!」

    アーニャ「……」

    スザク「何かされたか?」

    アーニャ「何も」

    スザク「そうか……」

    アーニャ「……」

    スザク「とにかく手を打ってみるから」

    アーニャ「……」

    スザク「もうしばらく我慢してくれ。あと、何かされそうになったら」スッ

    アーニャ「なにこれ?」

    スザク「スタンガンだ」

    アーニャ「……」バチバチ

    スザク「それで身を守るんだ。いいな?」


    188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 14:05:37.13 ID:J7BeyxZ70

    自室

    ルルーシュ「はぁ……アーニャ……」

    C.C.「おかえり」

    ルルーシュ「C.C.?!」

    カレン「あたしもいるよ」

    ルルーシュ「お前たち、何を……!!」

    C.C.「悪いことは言わないから、あの女から手を引け」

    ルルーシュ「何を言い出すかと思えば」

    カレン「ヤバイらしいよ、あいつだけは」

    ルルーシュ「ふん。それは俺が判断することだ」

    C.C.「お前、私の言うことが聞けないのか」

    ルルーシュ「黙れ魔女。アーニャの悪口は許さん」

    C.C.「ルルーシュ……」

    カレン「そ、そんなに好きなの?!」

    ルルーシュ「愚問だな。愛しているからこそ、俺は固執している」


    193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 14:14:21.95 ID:J7BeyxZ70

    C.C.「ナナリーよりもか?」

    ルルーシュ「ナナリーと比べることではない。アーニャは既に別次元のものだ」

    カレン「どういうことなの……?」

    C.C.「女として愛しているのか?」

    ルルーシュ「ふっ。どうだろうな」

    C.C.「はぐらかすか」

    ルルーシュ「これだけは言える。―――俺は必ずアーニャをものにしてみせる」

    カレン「……」

    C.C.「お前ってやつは……」

    ルルーシュ「もういいだろ。早く戻れ」

    C.C.「坊やの決意はよくわかったよ。でも、私はそれを許すわけにはいかない」

    カレン「あ、あたしだって!!」

    ルルーシュ「では、どうする?俺をネトるか?」

    C.C.「そんなことはしないさ。坊やが最も苦しむ方法をとる」

    ルルーシュ「面白い。やってみろ」


    194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 14:23:08.79 ID:J7BeyxZ70

    カレン「C.C.どうするの?」

    C.C.「考えがある。私に任せろ」

    カレン「う、うん」

    C.C.(ルルーシュ……すまないが邪魔させてもらう)

    カレン(ルルーシュって年下がいいのか……)


    ルルーシュ(ふっ。C.C.が如何なる方法を取ろうとも、俺の心は揺らがない)

    ルルーシュ(とはいえ、対策は取っておいたほうがいいかもしれないな)

    ルルーシュ(まぁ、この学園で行動が制限される二人に選択肢は多くない)

    ルルーシュ(何をしようとも俺の手のひらの上でしかないぞ……C.C.……)

    ルルーシュ「ふはははははは!!!!!」

    アーニャ「ただいま」パシャ

    ルルーシュ「おかえり」

    アーニャ「なに笑ってるの?キモイ」

    ルルーシュ「そんなこというなよ。哀しくなるだろ?」

    アーニャ「……」


    198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 14:35:46.64 ID:J7BeyxZ70

    地下室

    ヴィレッタ「通信……?こんな時間に?」ピッ

    C.C.『私だ』

    ヴィレッタ「お前は……」

    C.C.『ルルーシュのことで相談がある』

    ヴィレッタ「なんだ?」

    C.C.『アーニャという女についてだが』

    ヴィレッタ「それがどうした?」

    C.C.『奴は色々と都合が悪い。ルルーシュにはな』

    ヴィレッタ「何がいいたい?」

    C.C.『簡単に言うと、引き離したい』

    ヴィレッタ「なんだと?」

    C.C.『そこでお前の力を借りたいんだよ』

    ヴィレッタ「私の……?」


    199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 14:40:50.92 ID:J7BeyxZ70

    翌日 生徒会室

    スザク「会長、ちょっといいですか」

    ミレイ「どうしたの?」

    スザク「実は―――」

    ルルーシュ(スザクのやつ、何か企んでいるのか……?)

    ルルーシュ(C.C.の動向も気になるが……)

    シャーリー「あ、あの!ルル!!」

    ルルーシュ「どうした?」

    シャーリー「週末なんだけ―――」

    アーニャ「ルルーシュ、お茶」

    ルルーシュ「ありがとう」ナデナデ

    アーニャ「……」

    シャーリー「あ……え……」

    ルルーシュ「シャーリー?週末がどうした?」

    シャーリー「あ、いいの!!大したことじゃないから!!」


    201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 14:47:06.75 ID:J7BeyxZ70

    ミレイ「へー、スザクくんもそんなこと考えるんだぁ」

    スザク「今回はちょっと事情がありまして」

    ミレイ「オッケー。なんか楽しそうだし、やりましょうか」

    スザク「ありがとうございます」

    リヴァル「会長、またなにかやるんですかー?」

    ミレイ「ええ。ちょっとね」

    ルルーシュ(スザク……何をする気だ……?)

    ヴィレッタ「ルルーシュはいるか?」

    シャーリー「先生、どうかしたんですか?」

    ルルーシュ「……」

    ヴィレッタ「ちょっとこい」

    ルルーシュ「わかりました。単位は足りているはずですけどね」

    ヴィレッタ「いいから」

    ミレイ「さーて、じゃあ、次の面白企画なんだけどー」

    スザク(アーニャ……待っていてくれ……君を助けてみせる)


    205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 14:57:15.23 ID:J7BeyxZ70

    ヴィレッタ「C.C.から言われたことなんだが」

    ルルーシュ「C.C.?」

    ヴィレッタ「暗殺してほしいと」

    ルルーシュ「……ロロではなくお前に言ってきたのか?」

    ヴィレッタ「ああ」

    ルルーシュ「……」

    ヴィレッタ「C.C.の言い分としては、アーニャがスパイ工作を行う危険性があるとのことだったが」

    ルルーシュ「何を馬鹿な。そんなことあるわけない」

    ヴィレッタ「どうする?この学園内でナイトオブシックスが変死したら……」

    ルルーシュ「分かっている」

    ルルーシュ(C.C.め、何を考えている……)

    ルルーシュ(情報が漏れることを考えていないわけではないだろう)

    ルルーシュ(いや、違うな。これは漏れることを前提にしている……)

    ルルーシュ(奴の狙いは……)


    206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:05:33.03 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「アーニャ、帰るぞ」

    アーニャ「……」トテトテ

    ミレイ「え?もう?」

    ルルーシュ「ちょっと用事ができたので」

    ミレイ「そう」

    シャーリー(また二人で……)

    リヴァル「最近、ホントに仲いいよな」

    ミレイ「でも、恋人って感じはしないのよねー」

    スザク「……」

    ミレイ「じゃあ、このスザクくんプレゼンツは明後日の放課後に開催ってことで」

    リヴァル「はやくないですか?!」

    ミレイ「まぁ、別に大した準備はいらないしね」

    スザク「会長、感謝します」

    ミレイ「ふふ……気にしないで。私も興味あるし。―――この兄弟強奪ゲーム」

    スザク「……」


    211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:11:53.56 ID:J7BeyxZ70

    自室

    アーニャ「え?」

    ルルーシュ「なるべくこの部屋から出ないようにしろ」

    アーニャ「でも」

    ルルーシュ「できるだけ俺が守る。仕事にいくときはスザクに守らせる」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ(C.C.の狙いは暗殺ではない)

    ルルーシュ(本気ならロロに依頼するはずだ……)

    ルルーシュ(だが、万が一もあるために俺の行動は制限されてしまうな)

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「アーニャ、心配するな。俺が守ってやるから」

    アーニャ「スザクに何か言われた?」

    ルルーシュ「いいや」

    アーニャ「そう」

    ルルーシュ(アーニャまで失ってたまるか……!!)


    212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:16:16.58 ID:J7BeyxZ70

    夜 寝室

    ルルーシュ「アーニャ、今日は一緒に寝るぞ」

    アーニャ「……なんで?」

    ルルーシュ「いいから」

    アーニャ「……」トテトテ

    ルルーシュ「よし」ギュゥゥ

    アーニャ「ウザイ」

    ルルーシュ「我慢しろ。少しの辛抱だ」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ(C.C.の狙いが明確で無い以上は、俺が……!!)ギュゥゥ

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「おやすみ」

    アーニャ「鬱陶しい」

    ルルーシュ「お前のためなんだ」

    アーニャ「……」


    215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:21:46.45 ID:J7BeyxZ70

    C.C.「……今頃、奴はアーニャを守ろうと躍起になっているはずだ」

    カレン「でも、そんなこと」

    C.C.「アイツの弱点だよ。妹のことになると我を忘れるのはな」

    カレン「……それで、それが引き離すことに繋がるの?」

    C.C.「ああ。間違いない」

    カレン「どうして?心配してくれるなら、むしろ好意を持つんじゃ」

    C.C.「普通に守ってくれる分にはな。ただ、ルルーシュの場合、はっきり言って重い」

    カレン「重い?」

    C.C.「慕われすぎるのも考え物だよ」

    カレン「そんなものなんだ」

    C.C.「奴の愛情を一手に受けて、嫌悪しないのはナナリーぐらいなものだろう」

    カレン「じゃあ、アーニャは?」

    C.C.「リアルタイムで嫌っているだろうな」

    カレン「それが狙いなんだ」

    C.C.「狙われていないと分かるまでそれほど時間はかからないだろうが、アーニャが突き放すまでは十分だろう」


    218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:27:15.39 ID:J7BeyxZ70

    地下室

    ヴィレッタ「はぁ……全く。暗殺なんて……」

    ロロ「暗殺?」

    ヴィレッタ「寝ないのか?」

    ロロ「それより、今の話は?」

    ヴィレッタ「いやなんでも―――」

    ロロ「―――話してください」チャカ

    ヴィレッタ「お前……時を奪ったな……」

    ロロ「さぁ……早く。じゃないと撃ちますよ?」

    ヴィレッタ「……C.C.がアーニャを暗殺して欲しいといってきたんだ」

    ロロ「暗殺?」

    ヴィレッタ「ルルーシュにとっては害でしかないということでな」

    ロロ「そうですか」

    ヴィレッタ「銃をおろせ」

    ロロ「……ありがとうございます」


    222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:34:22.00 ID:J7BeyxZ70

    翌日 生徒会室

    ルルーシュ「あれ?会長は?」

    シャーリー「え?聞いてないの?」

    ルルーシュ「なにを?」

    リヴァル「明日、面白いゲームをするんだ」

    ルルーシュ(また会長の悪ふざけか)ギュゥゥ

    シャーリー「ところで、ルル?」

    ルルーシュ「なんだ?」

    シャーリー「な、なんでさっきからアーニャちゃんを抱きしめてるの?」

    ルルーシュ「別にいいだろ?」ギュゥゥ

    アーニャ「あつい」

    シャーリー「嫌がってるよ!!やめてあげなよ!!」

    ルルーシュ「ええい!!これでいいんだ!!」

    スザク「ルルーシュ、話ってなんだい?」

    ルルーシュ「スザクか」


    226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:41:00.29 ID:J7BeyxZ70

    スザク「アーニャの傍に?」

    ルルーシュ「ああ。外を出歩く際でいい」ギュゥゥ

    アーニャ「……」

    スザク「何かあったのか?」

    ルルーシュ「ちょっと気になることがあってな」

    スザク「……」

    ルルーシュ「だめか?」ギュゥゥ

    スザク「それ以前にアーニャを―――」

    ミレイ『―――はーい!!全校生徒のみなさーん!!生徒会からのお知らせでーす!!』

    ルルーシュ「ん?」

    スザク「なんだ?」

    ミレイ『明日の放課後、兄弟姉妹ゲットゲームを開催しまーす!!』

    ルルーシュ「また、会長は……」

    ミレイ『当日、生徒会からバッチを配布します。制限時間内に先輩あるいは後輩のバッチを手に入れることができれば、その人と兄弟姉妹の関係になれまーす』

    ルルーシュ「……は?」


    230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:46:49.12 ID:J7BeyxZ70

    ヴィレッタ「また訳のわからないゲームを……」

    ミレイ『バッジはどんな方法で奪ってもよし!!話し合い、力ずく、なんでもござれ!!』

    ロロ「……」

    ミレイ『ちなみに本当の兄弟関係であってもバッジを奪わない限りは兄弟になれませーん』

    ミレイ『兄弟姉妹が欲しかった人は大チャーンス!!もう兄弟とかいらねと思っていた人も大チャーンス!!』

    ミレイ『バッジを奪って可愛い妹を手に入れるもよし!綺麗な姉をもらうも良し!!』

    ミレイ『可愛い弟が欲しい人、かっこいい兄が欲しい人!!がんばりましょう!!』

    ミレイ『ちなみに恋人ってわけじゃないから、一線を越えるときはそれなりのアバンチュールを感じてねー』

    ヴィレッタ「何をいっているんだ……」

    ロロ「……」

    ロロ(兄さんのバッジは絶対に渡さない……)

    ロロ(そして……彼女のバッジも……僕が……!!)

    ロロ(僕と兄さんの未来のために……)

    ヴィレッタ(何事もなく終わればいいが)


    233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:51:33.17 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「なんだと……?!」

    スザク「悪い、ルルーシュ」

    ルルーシュ「スザク……!!」

    スザク「アーニャは僕の妹にするよ」

    ルルーシュ「なに……!?」ギュゥゥゥ

    アーニャ「くるしい」

    スザク「今、どうしてそう言う状況になっているのか、あえて聞かない。でも、アーニャはそんなこと望んでいない」

    ルルーシュ「しかし……」

    スザク「脅しているなら尚更だ」

    ルルーシュ「くっ……」

    ルルーシュ(アーニャがリークしていたか。まあ、当然だな)

    スザク「アーニャを返してもらうよ。ゲームを通してね」

    ルルーシュ「できるかな。お前に」

    スザク「やってみせる」

    アーニャ「……」


    239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 15:57:51.37 ID:J7BeyxZ70

    生徒会室

    ミレイ「よし」

    シャーリー「あ、あの!!」

    ミレイ「なにかな?」

    シャーリー「バッジって同級生からは無理なんだですか!?」

    ミレイ「うん。かならず年上、年下のバッジだけね」

    シャーリー「はぁ……」

    ミレイ「ま、今回は恋人探しってわけじゃないから」

    シャーリー「ですね」

    リヴァル「じゃあ、俺、会長のバッジを奪ってもいいんですか?!」

    ミレイ「いいわよ。がんばってね」

    リヴァル「よっしゃぁ!!!」

    シャーリー「あぁ……ルル……」

    ミレイ「―――裏技だけど、同級生のバッジを真っ先に奪って、誰にも取らせないようにするって作戦もアリかな」

    シャーリー「……!!」ガタッ


    240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:03:26.10 ID:J7BeyxZ70

    自室

    ルルーシュ「アーニャ、明日のゲームだが」

    アーニャ「所詮はゲーム。それで兄妹ごっこ終わり?」

    ルルーシュ「少なくとも、この学園内では兄妹でいられなくなるな」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「……」

    アーニャ「ルルーシュから逃げ切れば人質、返してくれる?」

    ルルーシュ「データは既に閲覧可能だろう」

    アーニャ「……うん」

    ルルーシュ「俺は明日、本気でアーニャのバッジを奪いに行く」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「そして名実共にお前を妹にしてみせる……いいな?」

    アーニャ「分かった」

    ルルーシュ(障害はスザクのみ……!!)

    ルルーシュ(なんとしても……アーニャを……!!)


    244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:09:00.37 ID:J7BeyxZ70

    地下室

    ロロ「……兄さんのバッジを真っ先に奪取して……」

    ロロ「そして……ナイトオブシックスのバッジを……」

    ロロ「……」

    ロロ「奪うときに殺してみせる……」

    ロロ「……確実に……」

    ロロ「アーニャさえいなければ……僕は……兄さんに……冷たくされることもなかった」

    ロロ「黒の騎士団も暗殺を容認しているし……」

    ロロ「明日……決着をつけてやる……」


    ヴィレッタ「……」

    ヴィレッタ(まずいな)

    ヴィレッタ(学園内でナイトオブラウンズが死んでは大問題になる)

    ヴィレッタ(だが、どうする……ロロの能力が絶大だ……)

    ヴィレッタ(ここは……)


    249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:14:35.91 ID:J7BeyxZ70

    翌日 放課後

    ミレイ『はーい!では兄弟姉妹ゲットする準備は整いましたかぁー?』

    ルルーシュ(アーニャ)

    シャーリー「……」

    スザク(いける……)

    ミレイ『スタートは自分の教室から~。では、カウントダウン開始』

    ルルーシュ(まずは真っ先にアーニャのところへ……)

    スザク(ルルーシュは運動が苦手だ。余裕で勝てる)

    ミレイ『―――3、2、1』

    ルルーシュ「……」

    スザク「……」

    ミレイ『―――スタート!!!』

    ルルーシュ「よし!!」ダッ

    シャーリー「ごめん!!ルル!!!」バッ

    ルルーシュ「シャーリー!?どうして俺のバッジを!?」


    251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:18:32.76 ID:J7BeyxZ70

    シャーリー「ごめーん!!!」ダダダッ

    ルルーシュ「くっ……!!アーニャに渡すはずだったのに……!!」

    ルルーシュ「まぁいい。今はアーニャのところに……!!」

    シャーリー「はぁ……はぁ……!!」

    シャーリー「はぁ……」

    シャーリー「ルル、追いかけてこないなぁ」

    シャーリー「……とはいえ、これ、どうしよう……」

    ミレイ「シャーリー」

    シャーリー「あ、会長」

    ミレイ「ご苦労さま」バッ

    シャーリー「え?!それルルのバッジ!?」

    ミレイ「ああいえば、きっとやってくれると思ってた」

    シャーリー「じゃあ、初めから……!?」

    ミレイ「それじゃあね」

    シャーリー「待ってください!!」


    253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:23:14.92 ID:J7BeyxZ70

    スザク「アーニャ!!」

    スザク「……くっ。いない」

    ジノ「よお」

    スザク「アーニャは!?」

    ジノ「俺も探してるけど、みつかんねーんだ」

    スザク「そんな……。待っておいて欲しいっていったのに……」

    ジノ「俺は外を探してみる」

    スザク「わかった。僕は校内を」


    ルルーシュ「咲世子、アーニャの現在地は?」

    咲世子『中庭に』

    ルルーシュ「よし!!」

    ルルーシュ(くく……スザク。この勝負もらったぞ……!!)

    ロロ「いた……兄さん」

    ロロ「……」キィィィン


    255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:28:56.20 ID:J7BeyxZ70

    ロロ「あれ……?ない……?」

    ロロ「まさか……もう……?」

    ロロ「先にアーニャを探すしかないか……!!」

    ルルーシュ「―――よし。中庭にいくか」

    ミレイ「ルルーシュ」

    ルルーシュ「会長?」

    ミレイ「今日から私の弟ってことで」

    ルルーシュ「俺のバッジ?!」

    ミレイ「返してほしい?」

    ルルーシュ(ここで時間を食ってはアーニャのバッジを諦めることになる……)

    ルルーシュ(それだけは……!!)

    ミレイ「どうしたー?」

    ルルーシュ「分かりました。会長が持っていてください」

    ミレイ「え?弟になっちゃうけどいいの?ほんとに?」

    ルルーシュ「あとで取り返します」


    256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:32:42.26 ID:J7BeyxZ70

    中庭

    アーニャ「……どうしよう」

    ルルーシュ「アーニャ!!」

    アーニャ「あ……」

    ルルーシュ「バッジを」

    アーニャ「……」

    ジノ「まちな。ランペルージ卿」

    ルルーシュ「ちっ。邪魔をするな!!」

    ジノ「スザクがもうすぐここにくる。それまで辛抱できるだろ?」

    ルルーシュ(ふざけるな……スザクと真っ向からでは勝負にすらならない……!!)

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「アーニャ!!早くバッジを!!」

    アーニャ「えっと……」

    ジノ「そうはさせるか!!」ダダッ

    ルルーシュ「!?」


    261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:38:03.30 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ(ギアスを使うか……?いや、ダメだ。こんなところで使っては……!!)

    ジノ「紳士らしく、もう少し待とうぜ!!」ガシッ

    ルルーシュ「くそ……!!」

    スザク「ルルーシュ!!」

    ルルーシュ「スザク……」

    ジノ「来たか」

    ルルーシュ「ちっ……」

    スザク「アーニャを貰う」

    ルルーシュ「わたさん!!」

    アーニャ「……」

    ロロ「……見つけた」

    ロロ(この位置なら……)

    C.C.「させない」

    ロロ「な……!?」

    C.C.「そんな乱暴なことをしなくても、アーニャはルルーシュから離れていく」


    270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:46:08.70 ID:J7BeyxZ70

    スザク「ルルーシュ、諦めるんだ。君では僕に勝てない」

    ルルーシュ「果たしてそうかな?」

    スザク「なに?」

    ルルーシュ「戦では戦力よりも戦術なのだよ」

    スザク「何を……」

    学生「はっ!!!」バッ

    スザク「!?」

    ジノ「なんだ!?」

    学生「スザクさん。貴方のバッジを頂きます!!」

    スザク「だ、誰だ君は!?」

    ルルーシュ(いいぞ、咲世子。そのまま足止めしていろ)

    ルルーシュ「さ、アーニャ」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「渡してくれ」

    アーニャ「……じゃあ、ルルーシュのバッジもちょうだい。交換」


    272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 16:53:50.16 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「なに……!?」

    アーニャ「対価を払えってルルーシュがいった」

    ルルーシュ「そ、それは……?!」

    アーニャ「交換してくれないと、渡さない」

    ルルーシュ(くっ……会長が持っている……今から探しにいっても……)

    アーニャ「私はここで待つ」

    ルルーシュ「ぬぅ……!!」

    ルルーシュ(ここはロロに頼むしか―――)

    ロロ「兄さん」

    ルルーシュ「ロロ……!!」

    スザク「何故ここに……!?」

    ロロ「……」キィィィン

    ジノ「」

    アーニャ「え」

    ロロ「今、この場で動けるのは僕とあなただけ。―――死んでもらいます」


    275: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:00:26.97 ID:J7BeyxZ70

    C.C.「やめろっ!!」ガバッ

    ロロ「もう動けるようになったんですか……!!」

    アーニャ「なに、これ……」

    C.C.「逃げろ!!」

    アーニャ「……」テテテッ

    ロロ「しまった!!」

    C.C.「お前、死にたいのか!?」

    ロロ「兄さんと僕の未来のためです!!」

    C.C.(重症だな……)

    ロロ「くっ!!」

    ルルーシュ「―――!?」

    ルルーシュ(C.C.……!?)

    スザク「C.C.か……!こんなときに、こんなところで……!!」

    ロロ「どいてください!!」ドンッ

    C.C.「くっ……」


    276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:06:15.41 ID:J7BeyxZ70

    ジノ「なんだなんだ!?どうなってるんだ?!」

    C.C.「……」

    ルルーシュ(ここで会話を交わせば、記憶が戻っていることを告げるようなものだ……!!)

    C.C.「おい!!枢木スザクとそこのDT顔の学生」

    スザク「なんだ?」

    ルルーシュ「なんだと……!?」

    C.C.「奴を追え。あいつはアーニャを狙っている」

    スザク「なに……?!ジノ!!」

    ジノ「まかせろ!!」

    ルルーシュ「スザク!!俺も手伝うぞ!!」

    スザク「C.C.……」

    C.C.「今は私よりもロロだと思うが?」

    スザク「……ルルーシュに接触しにきたのか」

    C.C.「まさか。私はロロに興味があっただけだよ」

    スザク「……」


    278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:12:48.74 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ(奴のギアスは協力だ……このままでは……)

    スザク「ルルーシュ!!」

    ルルーシュ「スザク……」

    スザク「どうする?指示をくれ」

    ルルーシュ「お前……」

    スザク「はやく」

    ルルーシュ「―――よし。ジノはこのまま真っ直ぐロロを追ってくれ」

    ジノ「おう」

    ルルーシュ「スザクを俺とこっちにこい。ロロの行く手を遮る」

    スザク「わかった」

    ルルーシュ「俺のスピードに合わせる必要はないからな」

    スザク「え?どうして」

    ルルーシュ「いいから」

    スザク「わかった。先に行っている」

    ルルーシュ(ああ。それでいい。スザクはそれでな)


    280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:18:32.27 ID:J7BeyxZ70

    ジノ「まて!!」

    ロロ「はぁ……はぁ……しつこい……」キィィィン

    ジノ「―――あれ!?また差が開いた?!」

    ロロ「もう少し……!!」

    アーニャ「はっ……あっ……」

    ロロ「……」キィィィン

    アーニャ「」

    ロロ「よし……終わりです」

    アーニャ「―――え?」

    ロロ「これで!!」

    スザク「やめろぉ!!!」

    ロロ「……!?」

    スザク「アーニャは渡さない!!」

    ロロ「ふっ」キィィィン

    スザク「」


    282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:23:01.58 ID:J7BeyxZ70

    ロロ「はは……びっくりした……」

    ロロ「今度こそ……」

    ルルーシュ「ロロぉぉ!!」ダダダッ

    ロロ「え?!にいさ―――?!」

    ルルーシュ「……っ」ガッ!!

    ロロ「ぐっ……!?」

    ルルーシュ「お前……」

    ロロ「僕は……兄さんのために……」

    ルルーシュ「……」

    スザク「あ―――」

    ルルーシュ「スザク!!アーニャは任せる!!」

    スザク「いいのか?」

    ルルーシュ「はやくしろ!!」

    スザク「わかった。行こう、アーニャ」

    アーニャ「うん」


    288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:30:16.62 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「やはり負担が大きすぎて短時間に連続使用はできないか」

    ロロ「はぁ……はぁ……」

    ルルーシュ「大丈夫か?」

    ロロ「兄さん……」

    ルルーシュ「無茶をするな。俺のためにがんばるのはいいが、死んでは意味が無い」

    ロロ「ご、ごめんなさい……」

    ルルーシュ「今日はもう休め」

    ロロ「兄さん……僕……」

    ルルーシュ「悪かった。少しお前に冷たかったかもしれない。だけど、俺はお前を愛している」

    ロロ「兄さん……」ギュッ

    ルルーシュ(そうだ……こんなところで死んでもらっては困るんだよ……ロロ……!!)

    ルルーシュ(お前にはもっともっと……活躍してもらわないといけないからなぁ……!!)

    ロロ「兄さん……兄さん……」

    ルルーシュ「……」ナデナデ

    ルルーシュ(ふはははは。ロロ、まだまだボロ雑巾には程遠いぞ……あははははは!!!)


    290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:37:07.91 ID:J7BeyxZ70

    中庭

    ルルーシュ「はぁ……」

    C.C.「残念だったな。坊や」

    ルルーシュ「ふん……」

    C.C.「とはいえ、これはただのゲームだ。また恐喝でもすればいい」

    ルルーシュ「アーニャがあの携帯を手放すわけないだろ」

    C.C.「……え?お前、アーニャの携帯を人質にしていたんじゃないのか?」

    ルルーシュ「していない。あれは妹になるという条件で返した」

    C.C.「ちょっとまて、じゃあ、アーニャはずっと自由の身だったのか……?」

    ルルーシュ「もう消えろ。お前は目立つ」

    C.C.「……そういうことだったのか。どうやら私の目は節穴みたいだ」

    ルルーシュ「……」

    女子「あ、ルルーシュくんだ」

    ルルーシュ「ちょっといいかな?―――何が何でも会長から俺のバッジを取り返してきてくれ」キィィン

    女子「うん」タタタッ


    292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:44:18.20 ID:J7BeyxZ70

    女子「はい」

    ルルーシュ「ありがとう」

    ルルーシュ「……はぁ……」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「どうした?」

    アーニャ「バッジは?」

    ルルーシュ「ここにある」

    アーニャ「私のも」

    ルルーシュ「スザクに渡したんじゃなかったのか」

    アーニャ「渡してない」

    ルルーシュ「そうか」

    アーニャ「……」

    スザク「ルルーシュ……話は聞いたよ」

    ルルーシュ「なんのことだ?」

    スザク「一緒に住むとアーニャが決めたと同時に自由の身にしてたんだな」


    299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:50:28.85 ID:J7BeyxZ70

    スザク「アーニャが脅迫されているっていうからてっきり……

    ルルーシュ「脅迫はした」

    スザク「ルルーシュ……」

    アーニャ「……」

    スザク「アーニャは好きでルルーシュのところにいたんだろ?」

    アーニャ「違う。脅迫されて」

    スザク「じゃあ、バッジ。僕に渡してくれないか」

    アーニャ「……いや」

    スザク「そうか」

    ルルーシュ「アーニャ……」

    アーニャ「ルルーシュ……これ」

    ルルーシュ「いいのか?」

    アーニャ「もう妹だから」

    ルルーシュ「違うな。間違っているぞ。今度は自ら俺の妹になるということだぞ?今回、俺は一切脅していないからな」

    アーニャ「あ……」


    308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 17:57:09.03 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「それでもいいなら、受け取ってやろう」

    アーニャ「……」

    スザク「アーニャ?無理に交換しなくても……」

    アーニャ「うぅ……」

    ルルーシュ「いいのか?奪うぞ?」

    アーニャ「……どうぞ」

    ルルーシュ「そうか」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「それじゃあ……」

    アーニャ「まって。ルルーシュのバッジも」

    ルルーシュ「ああ。そうだったな。―――はい」

    アーニャ「私から先に奪う」

    ルルーシュ「はいはい。我侭な妹だ」

    アーニャ「……」バッ

    アーニャ「……やった……記録……」パシャ


    317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:05:13.29 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュ「それじゃあ……」

    アーニャ「……」ブルブル

    ルルーシュ「なんだ、震えるぞ?」

    アーニャ「は、はやく」

    ルルーシュ「はいはい―――」

    ミレイ『はい!!しゅーりょー!!!』

    ミレイ『終わりでーす!!今、持っているバッジの人が貴方の兄妹でーす!!』

    スザク「あ……終わったちゃったな」

    ルルーシュ「ふっ……そうか」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「とりあえずアーニャは俺の妹になったのか」

    アーニャ「違う」

    ルルーシュ「え?」

    アーニャ「ルルーシュは私の兄様だけど、ルルーシュは私のバッジを奪えなかったから違う」

    ルルーシュ「な、なに!?じゃあ、俺はアーニャの兄だけど、アーニャは俺の妹じゃないっていうのか?!」


    325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:10:35.68 ID:J7BeyxZ70

    アーニャ「そう」

    スザク「なんだ……それ……」

    ルルーシュ「ええい!!そんな兄妹がいるか!!」

    アーニャ「ここにいる」

    ルルーシュ「ぐっ……!!」

    スザク「……ルルーシュ」

    ルルーシュ「なんだ?」

    スザク「ギアスは使ってないんだね?」

    ルルーシュ「ギアス?なんのことだ?」

    スザク「……ごめん。なんでもない」

    ルルーシュ「……」

    アーニャ「それじゃあ……ルルーシュお兄様」

    ルルーシュ「え?」

    アーニャ「記念……」チュッ

    ルルーシュ「なっ……」


    334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:15:35.96 ID:J7BeyxZ70

    スザク「アーニャ!?」

    アーニャ「……」

    ルルーシュ「お前……?!」

    ジノ「おーい!!緊急連絡が入ったぞー」

    スザク「わかった!!アーニャ、行こう」

    アーニャ「うん」

    ルルーシュ「アーニャ」

    アーニャ「またね」

    ルルーシュ「ああ……」

    ルルーシュ「……」

    ルルーシュ(結局、兄妹ごっこはここまでか)

    ルルーシュ(ま、楽しかったし……いいか……)

    ルルーシュ(だが……俺は諦めていないぞ……アーニャ……!!)

    ルルーシュ(ナナリーともども手に入れてやる……!!)

    ルルーシュ「ふふふ……ふはははは……あーっはっはっはっはっはっは!!!!」


    340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:21:57.19 ID:J7BeyxZ70

    生徒会室

    ミレイ「くそう……なんか変な下級生に疾風のごとく奪われちゃった……」

    シャーリー「天罰ですよ。天罰」

    ミレイ「そんなこといったって……」

    ルルーシュ「シャーリーに奪わせて自分だけ美味しいところを取ろうとするからですよ」

    ミレイ「いいじゃないべつに……」

    シャーリー「よくありませんっ!!」

    ミレイ(でも、なんか面白かったし今度は恋人争奪ゲームでもしようっと……)

    ルルーシュ「また、よからぬことを考えてませんか?」

    ミレイ「よからぬことじゃなくて、良いことを考えてます」

    ルルーシュ「はいはい」

    リヴァル「会長……どこ探してもいないとか……はぁ……弟になるチャンスだったのに……」

    ルルーシュ「会長の弟になっても、立場は変わらないと思うぞ?」

    リヴァル「うるせぇ!!」


    341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:27:55.82 ID:J7BeyxZ70

    地下室

    ルルーシュ「C.C.を呼んだのはやはりお前だったか」

    ヴィレッタ「独断だったのは認める」

    ルルーシュ「いや。結果的に助かった。あいつがいなければ今頃……」

    ヴィレッタ「それで妹はどうなった?」

    ルルーシュ「俺の妹は一人だけです。今は」

    ヴィレッタ「ふん……」

    ルルーシュ「さてと……定時報告は以上だな、カレン?」

    カレン『そっちは楽しそうね』

    ルルーシュ「そうでもない。気苦労が耐えない現場だ」

    カレン『ふん……』

    ヴィレッタ「拗ねているのか?ゼロの妹になれないから」

    カレン『な……!?なんで?!』

    ルルーシュ「なんだ。そういうことか。いいぞ、カレン。ゼロお兄ちゃんと呼んでもな」

    カレン『ふ、ふざけるな!!通信終わり!!!』


    343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:36:53.40 ID:J7BeyxZ70

    ナナリーの部屋

    ナナリー「どうぞ」

    アーニャ「……アーニャだけど」

    ナナリー「どうかしましたか?」

    アーニャ「……兄ってどういう存在なの?」

    ナナリー「私のお兄様は優しくて頼りがいがあって、賢くて……私のことをいつも気にかけてくれている人です」

    アーニャ「それは妹だから?」

    ナナリー「いいえ。お兄様だからです」

    アーニャ「そうなんだ」

    ナナリー「はい」

    アーニャ「それなら、安心」

    ナナリー「え?」

    アーニャ「はい、これ」

    ナナリー「え?これは……バッジ……ですか?」

    アーニャ「妹の証。あなたにあげる」


    349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:42:10.00 ID:J7BeyxZ70

    スザク「アーニャ……」

    アーニャ「渡してきた」

    スザク「そう。よかったのか?」

    アーニャ「うん」

    スザク「どうして?」

    アーニャ「だって……妹だと結婚できない」

    スザク「なっ?!」

    アーニャ「記録」パシャ

    スザク「アーニャ!!!」

    アーニャ「それじゃあ」

    スザク「全く……」

    スザク(ルルーシュ……)

    スザク(アーニャは大変だと思うけど……裏切らないであげてほしい)

    アーニャ「……」トテトテ

    アーニャ(ルルーシュのところに行こう)


    362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:53:05.46 ID:J7BeyxZ70

    ルルーシュの部屋

    ルルーシュ「―――で、来たのか」

    アーニャ「うん」

    ルルーシュ(理性が飛びそうだ)

    アーニャ「ルルーシュはお兄様じゃないから」

    ルルーシュ「誰にやったんだ、あのバッジは」

    アーニャ「……秘密」

    ルルーシュ「まぁいいけど。で、これからなにを―――」

    アーニャ「新居……記念……」

    ルルーシュ「なっ……!?おい?!顔を近づけるな……!!」

    アーニャ「―――大好き」

    ルルーシュ(なんだ……もう完全に堕ちていたのか……!!ふふふ……ふはははは!!!あははははは!!!!!)

    ルルーシュ(アーニャ……これから存分に可愛がってやるぞ……。ナナリーを取り戻しても可愛がってやるっ!!)
                                                                            
    アーニャ「ルルーシュ……好き……キモイけど……」


    END


    364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:53:52.16 ID:BiHB418k0


    面白かった


    365: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:54:16.75 ID:/A2oNYBj0

    やっぱりキモイのね


    367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:54:42.74 ID:IKsdAOLz0

    アーニャが可愛すぎた


    371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:55:24.34 ID:StuNHWKR0


    これは新手のツンデレなのだろうか…?


    376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:57:30.52 ID:69hU1Frs0

    最後の キモイけど がいい味出してる


    378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 18:59:06.96 ID:hRf2aQr20

    俺はこの話、アーニャとロロを入れ替えるべきだと思うな


    387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 19:09:48.33 ID:4AP5JmLC0

    >>378
    雑巾乙


    引用元: ルルーシュ「アーニャが可愛すぎるな」ロロ「兄さん……」

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