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    ヘッドライン

    セイバー「シロウ、リンとサクラの様子が変です」士郎「興味ないな」

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 21:41:24.21 ID:yrDUVi6O0

    士郎「そんなことより、セイバー」

    セイバー「はい」

    士郎「はい。大判焼きを買ってきたんだ」

    セイバー「どうも」

    士郎「美味しいか?」

    セイバー「はい」モグモグ

    凛「セイバー、たい焼き買ってきたの。いる?」

    セイバー「頂きます」

    桜「セイバーさん、焼き芋買って来たんです、食べます?」

    セイバー「はい。喜んで」



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    5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 21:43:27.28 ID:yrDUVi6O0

    凛「セイバー、お茶いる?」

    セイバー「はい」

    桜「私がいれますね」

    士郎「いいよ、桜。俺がいれる」

    凛「私がいれるわよ」

    セイバー「……」

    士郎「遠坂も桜も休んでていいから」

    凛「士郎こそ」

    桜「先輩も姉さんも座っていてください」

    セイバー「あの……」


    7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 21:46:34.41 ID:yrDUVi6O0

    ライダー「セイバー、クレープを買ってきたのですが」

    セイバー「え?」

    ライダー「どうぞ」

    セイバー「はい」

    ライダー「美味しいですか?」

    セイバー「美味です」

    ライダー「それは良かった」

    イリヤ「セイバー、焼きとうもろこし買って来たわよ。たべてー」

    セイバー「は、はい」

    大河「セイバーさーん。唐揚げ買って来たの、たべて」

    セイバー「これはどうも」

    イリヤ「美味しい?」

    大河「どうどう?」

    セイバー「はぁ……」


    8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 21:49:08.28 ID:yrDUVi6O0

    士郎「もっといっぱい食べていいからな」

    凛「そうよ」

    桜「どうぞ。おかわりもありますよ?」

    ライダー「なにかご希望の品があればいますぐ買ってきます」

    イリヤ「なんでも言ってね」

    大河「そうよ」

    セイバー「みなさん……」

    セイバー「ありがとうございます……」

    セイバー「私は今……とても幸せです……」

    セイバー「……」モグモグ


    10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 21:52:19.76 ID:yrDUVi6O0

    自室

    セイバー「……ん」

    セイバー「夢か……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「……」

    セイバー「シロー、朝ごはんは―――」

    ライダー「セイバー、今頃起床ですか」

    セイバー「はい」

    ライダー「もう士郎たちは登校しましたよ」

    セイバー「……」

    ライダー「あなた、日中なにをしているんですか?」

    セイバー「警備を……」

    ライダー「……」

    セイバー「なにも……していません……」

    ライダー「朝食は台所です」


    11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 21:55:08.14 ID:yrDUVi6O0

    居間

    セイバー「……」

    セイバー「いただきます」

    セイバー「……」モグモグ

    セイバー「……」モグモグ

    ライダー「セイバー、私も仕事に行って来ます」

    セイバー「はい」

    ライダー「留守を頼みますよ?」

    セイバー「はい」

    ライダー「……」

    セイバー「なにか?」

    ライダー「いえ、別に」

    セイバー「……」


    13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 21:58:09.12 ID:yrDUVi6O0

    正午

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「そういえば最近、シロウが昼食を用意してくれませんね……」

    セイバー「瞑想でもしておきましょう」

    セイバー「……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「……」

    セイバー「なにかないでしょうか……」

    セイバー「……」

    セイバー「何もありませんね……」

    セイバー「あ。ソーセージ……」

    セイバー「……」モグモグ


    15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:00:39.25 ID:yrDUVi6O0

    夕方

    士郎「セイバー!!また勝手に冷蔵庫の物を食べただろ!!」

    セイバー「……」

    士郎「だめじゃないか!!」

    セイバー「いえ……あの……」

    士郎「セイバー、何か言うことは?」

    セイバー「も、申し訳ありません……」

    士郎「なにも意地悪を言ってるわけじゃないぞ?」

    セイバー「……」

    士郎「食材を勝手に食べられると余計な出費になるし、献立にも影響がでるんだ」

    セイバー「はい」

    士郎「もうしないでくれ」

    セイバー「分かりました……」

    凛「……」

    桜「……」


    16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:03:51.43 ID:yrDUVi6O0

    道場

    セイバー「シロウが用意してくれないから……」

    セイバー「仕方ないじゃないですか……」

    セイバー「はぁ……」

    セイバー「……」

    桜「セイバーさん?」

    セイバー「なんでしょうか?」

    桜「10時のおやつはどうしますか?」

    セイバー「はい。いただきます」

    桜「……」

    セイバー「なにか……?」

    桜「いえ。居間で待ってますね」

    セイバー「はい」

    セイバー「……」

    セイバー「最近、私を見る目が冷ややかのような気がしますね……」


    19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:06:37.54 ID:yrDUVi6O0

    居間

    セイバー「……」パクパク

    凛「……よくたべるわね」

    セイバー「……え」

    凛「飽きないの?」

    セイバー「食に飽きがあるのですか?」

    凛「食べ物を包むとかいて、飽きるなのよ?」

    セイバー「はぁ」

    凛「……」

    セイバー「……」パクパク

    凛「さてと、私は寝ようかな」

    セイバー「おやすみなさい」

    凛「おやすみ」


    20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:09:22.65 ID:yrDUVi6O0

    翌朝

    セイバー「おはようございます」

    士郎「おはよう、セイバー」

    凛「……」

    桜「……」

    セイバー「あの……シロウ?」

    士郎「どうした?」

    セイバー「その昼食は……」

    士郎「……」

    セイバー「よ、ようい……されて……」

    ライダー「セイバー?」

    セイバー「は、はい」

    ライダー「これを」

    セイバー「500円硬貨……?」

    ライダー「それで昼の飢えを凌ぐといいでしょう」


    22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:11:50.04 ID:yrDUVi6O0

    セイバー「あ、あなたの施しはうけません!!」

    ライダー「そうですか」

    士郎「じゃ、行ってくるよ」

    桜「行って来ます」

    凛「留守番よろしくねー」

    セイバー「は、はい……」

    ライダー「では」

    セイバー「……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「あさごはん……」

    セイバー「……あれ?」

    セイバー「ない……」

    セイバー「ここにも。……ここにも。……私の朝食がない」

    セイバー「……」

    セイバー「なぜ……?」


    25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:14:52.75 ID:yrDUVi6O0

    正午

    セイバー「くっ……」

    セイバー「うぅ……!!」

    セイバー「うぁ……!!」

    セイバー「―――お腹がすきました」グゥ~

    セイバー「……」

    セイバー「なにか……」

    セイバー「……」ガチャ

    セイバー「魚がありますね……」

    セイバー「……」

    セイバー「でも……シロウに怒られたばかりですし……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「……」モシャモシャ


    27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:17:33.13 ID:yrDUVi6O0

    夕方

    士郎「……」

    セイバー「……あの」

    士郎「セイバー、昨日言ったよな?」

    セイバー「はぃ……」

    士郎「なんで食べたんだ?」

    セイバー「あの……朝も昼も……なにもなかったので……」

    士郎「……」

    セイバー「お、お腹が……すいて……それで……」

    士郎「はぁ……分かった」

    セイバー「え?」

    士郎「じゃあ、晩飯はもういらないよな?」

    セイバー「シロウ!!そんな!!」

    凛「……」

    桜「……」


    32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:20:49.58 ID:yrDUVi6O0

    道場

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「おぇ……」

    セイバー「空腹すぎて……吐き気が……」

    セイバー「どうして……シロウ……」

    セイバー「……」

    ライダー「セイバー?」

    セイバー「ライダー……?」

    ライダー「士郎がどうしてあんな態度をとるか、疑問ですか?」

    セイバー「はい」

    ライダー「では、そのまま空腹でいなさい」

    セイバー「え?」

    ライダー「……それでは」

    セイバー「ライダー!!どういう意味で―――」グゥ~

    セイバー「おぇ……」


    36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:23:22.80 ID:yrDUVi6O0

    翌日

    士郎「いってきます」

    桜「いってきますね」

    凛「留守番よろしくね」

    セイバー「……はい」グゥ~

    士郎「……」

    凛「……」

    桜「……」

    セイバー「な、なんですか……?」

    士郎「いや」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「おぇ……」

    ライダー「セイバー、500円を」

    セイバー「い、いりません!!」

    ライダー「……そうですか」


    39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:26:31.30 ID:yrDUVi6O0

    正午

    セイバー「はぁ……はぁ……」

    セイバー「シロウが帰ってくるまで……あと……数時間……」

    セイバー「それまで……耐えなければ……!!」

    セイバー「はぁ……はぁ……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「くっ……」

    セイバー「どうして……このような仕打ちを……シロゥ……」

    セイバー「はぁ……ぁ……」

    セイバー「おなか……すいた……」

    セイバー「……」

    セイバー「……」バタッ


    43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:29:16.89 ID:yrDUVi6O0

    セイバー「……ん?」

    セイバー「いつの間にか寝てしまったのですね……」

    セイバー「はぁ……ん?」

    セイバー「テーブルに食事が……!!」

    セイバー「誰が……?」

    セイバー「……」ゴクリ

    セイバー「た、たべてもいいのですか……?」

    セイバー「たべますよー?」

    セイバー「……」

    セイバー「……」モグモグ

    セイバー「おいしぃ……」ウルウル

    セイバー「おいしい……おいしいです……」ポロポロ


    46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:33:24.44 ID:yrDUVi6O0

    セイバー「はぁ……ごちそうさまでした」

    セイバー「それにしても……誰が……?」

    イリヤ「あ、起きたの?」

    セイバー「イリヤスフィール!?」

    イリヤ「きたら倒れてるんですもの。驚いたわ」

    セイバー「あの……」

    イリヤ「ああ、テーブルの料理?セラに作らせたの」

    セイバー「え?」

    セラ「どうも」

    イリヤ「リンから連絡もらってね。セイバーの昼食を作り忘れたから用意してあげてって」

    セラ「急場しのぎで申し訳ありません」

    イリヤ「おいしかった?」

    セイバー「はい……とても……」

    イリヤ「そう。よかったわ。それじゃあ、帰るわね。用事は済んだし」

    セイバー「ご迷惑をおかけしました……」


    53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:36:32.65 ID:yrDUVi6O0

    夕方

    凛「ただいまー」

    士郎「遠坂、夕食の準備手伝ってくれ」

    凛「はいはい」

    セイバー「あ……おかえりなさい」

    士郎「ただいま、セイバー」

    凛「ただいま」

    セイバー「あの……リン?」

    凛「(しーっ)」

    セイバー「え……?」

    凛「(ひ み つ)」

    セイバー「……」

    士郎「どうした?」

    凛「なんでもないわ。ほら、作りましょう」

    セイバー「リン……」


    58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:40:28.57 ID:yrDUVi6O0

    道場

    セイバー「ふぅ……」

    セイバー「リンには多大な恩を作ってしまった……」

    セイバー「どうにか返せないでしょうか……」

    セイバー「……」

    セイバー「……」グゥ~

    凛「セイバー?」

    セイバー「あ、リン!!」

    凛「ごはんの用意できたわよ」

    セイバー「あの、リン……今日はその……」

    凛「士郎には言っちゃだめよ?」

    セイバー「ど、どうしてシロウは私にこのような仕打ちを……?」

    凛「……」

    セイバー「……リン?」

    凛「それは自分で考えて。流石にそこまで面倒を見るつもりはないから」


    59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:43:48.52 ID:yrDUVi6O0

    翌日

    セイバー「今日も朝食……昼食はなしですか……」

    ライダー「セイバー。500円は……?」

    セイバー「いりません」

    ライダー「強がりも大概にしたほうがいいと思いますが」

    セイバー「強がりではない」

    ライダー「……わかりました」

    セイバー「ライダーに施しを受けるなど……絶対にあってはならない……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「……お腹、すきました……」

    セイバー「シロウ……どうしてですか……」

    セイバー「こうしていつもこの家の安全を守っているのに……!!」


    65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:45:58.57 ID:yrDUVi6O0

    正午

    セイバー「はぁ……」

    セイバー「このままでは魔力の枯渇によって……干乾びてしまいます……」

    セイバー「……」

    セイバー「今日もイリヤスフィールがきてくれるかもしれませんね」

    セイバー「待ちましょう」

    セイバー「……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「おぇ……」

    セイバー「はやくこないでしょうか……」

    セイバー「……」グゥ~


    72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:49:01.34 ID:yrDUVi6O0

    夕方

    士郎「セイバー!!!」

    セイバー「……っ」ビクッ

    士郎「なんでさ!!」

    セイバー「……」

    士郎「どうして俺の言うことをきいてくれないんだ!?」

    セイバー「それはその……」

    士郎「……」

    セイバー「魔が差しました……」

    士郎「はぁ……」

    セイバー「申し訳ありません……シロウ……もう冷蔵庫の物には手を出しませんから……」

    士郎「絶対だぞ?」

    セイバー「はぃ……」

    凛「……」

    桜「……」


    77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:52:14.20 ID:yrDUVi6O0

    道場

    セイバー「……はぁ」

    セイバー「またシロウを怒らせてしまいました……」

    セイバー「何がいけないのでしょうか……?」

    セイバー「……」グゥ~

    ライダー「セイバー」

    セイバー「はい……?」

    ライダー「夕食の支度が整いましたよ」

    セイバー「す、すぐに行きます……」

    ライダー「……やはりこれからは私が昼食代を」

    セイバー「け、けっこうです!!」

    ライダー「そうですか」

    セイバー「あ、貴女に施しをうけるくらいなら……死を選ぶ……」

    ライダー「強情ですね」

    セイバー「……」グゥ~


    83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:55:34.50 ID:yrDUVi6O0

    翌日 正午

    セイバー「ふっ……もう空腹にも慣れてきました……」

    セイバー「ここを耐えれば……どうにでも……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「うぅ……腹の虫め……なくな……!!」

    セイバー「なくな……!!」

    セイバー「……」ウルウル

    セイバー「おなか……すいた……」ポロポロ

    ピンポーン

    セイバー「ん……?」ゴシゴシ

    セイバー「誰でしょうか……?」

    セイバー「……」スタスタ

    セイバー「は、はい?」

    キャスター「セイバー?あけてくれないかしら?」

    セイバー「キャスター?何用ですか?」


    89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 22:59:48.64 ID:yrDUVi6O0

    キャスター「よっこらせっと」ドサッ

    セイバー「あの……」

    キャスター「和食がいいの?それとも洋食?中華は苦手なのだけれど」

    セイバー「えっと……?」

    キャスター「なに?」

    セイバー「どういうつもりですか?」

    キャスター「宗一郎様から連絡があったの。セイバーに手料理振舞ってほしいってね」

    セイバー「は?」

    キャスター「宗一郎様の頼みなら断れないでしょ?」

    セイバー「ど、どうして……?」

    キャスター「そんなの知らないわ。私は宗一郎様がそうして欲しいっていうから、そうするだけ」

    セイバー「……」

    キャスター「で、どうするの?洋食でいいかしら?」

    セイバー「キャスターに任せます……」

    キャスター「分かったわ。坊やみたいにうまくはないけど、許してね」


    91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:03:47.39 ID:yrDUVi6O0

    キャスター「はい、どうぞ」

    セイバー「いただきます……」

    キャスター「……」

    セイバー「……」モグモグ

    キャスター「どうかしら?」

    セイバー「はい……美味しいです……」ウルウル

    キャスター「何かあったの?」

    セイバー「え?」

    キャスター「覇気というか肌に艶がないというか……」

    セイバー「い、いえ……そんなことは……」

    キャスター「そう?てっきり坊やとなにかあったのかと思ったわ」

    セイバー「……」モグモグ

    キャスター「……」

    セイバー「おいしいです……」

    キャスター「ありがとう」


    92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:06:09.04 ID:yrDUVi6O0

    キャスター「それじゃあ、帰るわね」

    セイバー「ありがとうございました」

    キャスター「宗一郎様にお礼をいいなさいな」

    セイバー「後日、必ず……」

    キャスター「それじゃあね」

    セイバー「はい……」

    セイバー「……」

    セイバー「はぁ……」

    セイバー「シロウ……」

    セイバー「私のどこがいけないのですか……」

    セイバー「私は……」

    セイバー「精一杯やっているのに……」


    99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:10:39.90 ID:yrDUVi6O0

    夕方

    セイバー「……」モグモグ

    士郎「桜、はい」

    桜「どうも」

    凛「ライダー、マヨネーズとって」

    ライダー「どうぞ」

    凛「ありがと」

    セイバー「あの……シロウ?」

    士郎「ん?」

    セイバー「お、おかわり……を……」

    士郎「……」

    桜「はい。おかわりですね。私がいれてきます」

    セイバー「ど、どうも」

    士郎「桜?」

    桜「い、いいじゃないですか!一杯や二杯ぐらい!!」


    103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:14:59.93 ID:yrDUVi6O0

    道場

    セイバー「……」

    セイバー「異常なし」

    セイバー「次にいきましょう」

    桜「……」

    セイバー「サクラ……」

    桜「あの……セイバーさん」

    セイバー「はい」

    桜「先輩のことなんですけど……」

    セイバー「なんでしょうか……?」

    桜「その……セイバーさんに意地悪をしているわけじゃないんです」

    セイバー「……」

    桜「実はあの……セイバーさんには内緒にしようって決めてたんですけど……」

    セイバー「なんですか?」

    桜「あのですね……先輩、収入がないんです。バイト先がつぶれてしまって……」


    115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:19:00.79 ID:yrDUVi6O0

    セイバー「え……」

    桜「そのことをセイバーさんに言うと、きっと何も食べなくなるだろうって先輩が……」

    セイバー「……」

    桜「それで……できるだけ食費は抑えようとしてたんですけど……やっぱりセイバーさんがかわいそうで……」

    セイバー「……」

    桜「だから、先輩のことをその……嫌わないでください……」

    セイバー「……」

    桜「そ、それだけです」

    セイバー「もしや……キャスターが昼食をつくりにきたのは……」

    桜「わ、私が葛木先生に頼みました……」

    セイバー「……サクラ」

    桜「……先輩には内緒ですからね」

    セイバー「はい」

    桜「きっと先輩のことだから、余計な気を遣ってしまいますし……」

    セイバー「分かっています……」


    124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:23:39.56 ID:yrDUVi6O0

    自室

    セイバー「……」

    セイバー「シロウ……どうして何も言ってくれないのですか……」

    セイバー「……」

    セイバー「しかし、シロウが言ってくれない以上、私が問いただすのもおかしな話……」

    セイバー「……どうすれば」

    セイバー「ご飯を食べないようにしなければいけないのですね……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「くっ……!!」

    セイバー「耐えろ……これもシロウのため……!!」

    セイバー「そうです……何も餓死するわけではない」

    セイバー「シロウも一食はきちんと用意してくれています」

    セイバー「うん……」

    セイバー「……」グゥ~


    134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:26:34.46 ID:yrDUVi6O0

    翌日

    セイバー「……」

    セイバー「ふー……」

    セイバー「こうして神経を集中させておけば空腹なんて……」

    セイバー「……」グゥ~

    セイバー「はぁ……」

    ピンポーン

    セイバー「……?」

    セイバー「……」スタスタ

    セイバー「はい?」

    アーチャー「私だ」

    セイバー「アーチャー?」

    アーチャー「凛から話はきいている。食材を買ってきた」

    セイバー「アーチャー……!!」


    140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:31:04.23 ID:yrDUVi6O0

    アーチャー「我がマスターも随分と厳しいことを言ったそうだな」

    セイバー「いえ……」

    アーチャー「まぁ、何もせずに飯を食うなと言いたかったのだろうが、セイバーには理解できないことだな」

    セイバー「……」

    アーチャー「できたぞ」

    セイバー「ありがとうございます」

    アーチャー「……」

    セイバー「……」モグモグ

    アーチャー「セイバー?」

    セイバー「はい」

    アーチャー「働く気はないか?」

    セイバー「いえ。私にはこの屋敷の警護がありますから、働く暇などありません」

    アーチャー「では……家事ぐらいしたらどうかな?」

    セイバー「勝手にするとシロウが怒ります。以前、皿を洗っただけで激昂されました」

    アーチャー「それは……洗い方が雑だったからではないかな?」


    146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:35:33.84 ID:yrDUVi6O0

    セイバー「そんなことはありません」

    アーチャー「君は意外と大雑把なところもあるからな……」

    セイバー「侮辱ですか?」

    アーチャー「さぁ?」

    セイバー「む……」

    アーチャー「しかし、あれだな。セイバーが働かないとなると、衛宮士郎も大変だろう」

    セイバー「……」

    アーチャー「凛、桜、ライダーはきちんと生活費を支払っているが……君は……」

    セイバー「……」

    アーチャー「まぁいい。セイバーの好きなようにすれば」

    セイバー「……」

    アーチャー「それでは私は失礼するよ」

    セイバー「……あの」

    アーチャー「ん?」

    セイバー「アーチャー、お願いがあります」


    154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:39:03.15 ID:yrDUVi6O0

    夕方

    士郎「ただいま」

    セイバー「おかえりなさい」

    士郎「お腹すいてるか?」

    セイバー「はい」

    士郎「少しまっててくれ」

    セイバー「はい」

    セイバー「……」

    セイバー「シロウのためにできること……」

    セイバー「屋敷を守るものとして……最低限のことはしないと……」

    セイバー「明日から……!!」グッ

    凛「なにやってるの?」

    桜「……?」

    セイバー「な、なんでもありません……」


    161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:44:35.57 ID:yrDUVi6O0

    翌日

    士郎「それじゃあ、いってくる」

    桜「先輩、無理だけはしないでくださいね?」

    士郎「大丈夫だから」

    凛「あまり気負わないでね?お金の問題だけなら私と桜が……」

    士郎「いや。それこそ俺が許せない。セイバーにお腹いっぱい食べさせるのは……俺の金じゃないと」

    桜「先輩……」

    凛「セイバーが自分で働いてくれればね……」

    士郎「今だけセイバーには我慢してもらうけど、すぐにアルバイト先をみつけて……セイバーを満足させないとな」

    凛「……」

    桜「……」

    士郎「行って来ます」

    桜「はい……」

    凛「危ういわね……セイバーのためってだけであいつ、とんでもない仕事を見つけてきそうだわ」

    桜「先輩……」


    170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:47:04.47 ID:yrDUVi6O0

    居間

    セイバー「……」

    凛「……当の本人があれだしね」

    桜「……」

    ピンポーン

    セイバー「あ」

    凛「はぁーい?」

    セイバー「リン、私がでます」

    凛「そう?」

    セイバー「はい」

    凛「だれかしら?」

    桜「……?」

    セイバー「待っていました」

    アーチャー「やる気はあるようだな」

    凛「アーチャー!?」


    175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:50:43.62 ID:yrDUVi6O0

    アーチャー「凛もいたか。いや、当然か」

    凛「ど、どうしたの!?」

    アーチャー「いや……セイバーが―――」

    セイバー「アーチャー!」

    アーチャー「ああ、そうか。凛、悪いが秘密だ」

    凛「はい?」

    桜「あの……?」

    セイバー「こちらです」

    アーチャー「よし」

    凛「な、なになに?」

    桜「どうしたんでしょうか……?」

    凛「まさか……アーチャーと……?」

    桜「え?アーチャーさんと?」

    凛「できてる……?」

    桜「えぇ!?」


    179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/09(月) 23:55:19.14 ID:yrDUVi6O0

    凛「うーん……」

    桜「姉さん、やめましょうよ」

    凛「どうせ、盗み見しようとしていることなんてばれてるわ。遠くから見るぐらいいいでしょ」

    桜「でも……」

    凛「もしアーチャーとセイバーがそう言う関係なら、マスターとして見過ごせないしね」

    桜「……」

    凛「さてさて……どうなっていますか……」

    桜「姉さん……」


    セイバーの自室

    アーチャー「どうやらギャラリーがいるようだな」

    セイバー「アーチャー、はやく教えてください」

    アーチャー「ふむ。アイロンはそこまで力を入れる必要はない」

    セイバー「こ、こうですか?」

    アーチャー「もっと肩の力を抜け」

    セイバー「こ、こうですか……?わかりません……」


    188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:00:05.48 ID:DYYMRb+q0

    凛「桜!桜!!セイバーとアーチャーがすっごい密着してるわ!!」

    桜「え?え?本当ですかっ!?」

    凛「ほらほら……」

    桜「きゃ……セイバーさんが……そんな……後ろから……攻められてる……?!」

    凛「あれはやばいわね」

    桜「姉さん……見ないほうが……」

    凛「ていうか着たままとか……セイバーもアーチャーも獣ね」

    桜「……」


    アーチャー「そうだ。いい感じだ」

    セイバー「なるほど……コツが分かってきました」

    アーチャー「しかし、まだまだだ」

    セイバー「む……ならもっときちんと教えてください」

    アーチャー「これ以上、教えることはできない。研鑽を重ねることだ」

    セイバー「わ、わかりました……!!もっとハンカチを!!」

    アーチャー「こらこら。次があるだろう。アイロンがけはこれぐらいにしておけ」


    195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:05:42.65 ID:2r4ALWCp0

    セイバー「次は?」

    アーチャー「衣類を畳む。これは簡単のようでいて実は難しい」

    セイバー「そうなのですか?」

    アーチャー「ああ、特にタンスの引き出しを開けたときに整然と見せるにはそれなりの技術が必要だ」

    セイバー「……」

    アーチャー「いいかな?まずは長袖からだ」

    セイバー「はい」


    凛「桜!桜!!」

    桜「な、なんですか……?」

    凛「今度はセイバーが後ろに回ったわよ」

    桜「えぇ!?」

    凛「攻守交替ね」

    桜「ど、どど、どうやって……!?」

    凛「それはほら……アーチャーの後ろの―――」

    桜「いわないで!!!姉さん!!!」


    213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:12:15.54 ID:2r4ALWCp0

    アーチャー「―――今日はこれぐらいにしておこう」

    セイバー「ありがとうございました」

    アーチャー「あと……凛!!桜!!こっちにこい!!」

    凛「な、なによ……」モジモジ

    桜「アーチャーさん……お尻……大丈夫ですか……?」

    セイバー「は?」

    アーチャー「君たちの会話は聞こえていた。勘違いも甚だしいぞ」

    凛「勘違い?」

    桜「あの……じゃあ何を……?」

    凛「だって、アーチャーとセイバーがいちゃついてるようにしか見えなかったんだもん」

    アーチャー「それは……」

    セイバー「えっと……」

    桜「やっぱり……アーチャーさん、そのあまりし過ぎると痔に……」

    凛「サーヴァントが痔とかやめてよ?」

    アーチャー「おい。君は自身が遠坂の一族であることを忘れているのか?」


    225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:18:36.00 ID:2r4ALWCp0

    桜「―――なんだ、家事を教わっていたんですか」

    凛「何で隠すのよ」

    セイバー「いや……恥ずかしくて……」

    アーチャー「騎士王としての矜持もある。察してやれ」

    凛「士郎のため?」

    セイバー「……」コクッ

    桜「セイバーさん……」

    セイバー「す、すこしでも……シロウの負担を減らせればと思って……」

    桜「……」

    凛「でも、洗濯とかアイロンは私と桜がいつも―――」

    桜「姉さん!!」ドガァ

    凛「ぎゃぃ!?!」

    セイバー「サクラ!?」

    桜「セイバーさん、私も協力します。一緒に先輩を支えましょう」

    セイバー「はい……よろしくおねがいします……」


    237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:23:40.84 ID:2r4ALWCp0



    士郎「ただいま……」

    セイバー「お、おかえりなさい」

    士郎「ただいま」

    凛「どうだった?」

    士郎「……」フルフル

    凛「そう」

    士郎「どうしても年齢的に収入が低いとこしかなくて」

    桜「先輩……別にいいじゃないですか」

    士郎「でも、前と同じぐらい稼げるところじゃないと……」チラッ

    セイバー「……?」

    士郎「……だめだから」

    凛「無理しないで。なんだったら、私が―――」

    士郎「いいから。桜もな」

    桜「先輩……」


    242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:28:22.79 ID:2r4ALWCp0

    居間

    士郎「あれ……桜が作ってくれたのか?」

    桜「えっと……セイバーさんが野菜を切ってくれました!」

    士郎「え?」

    セイバー「いえ。8割……いや、9割は桜が―――」

    凛「火加減をセイバーがみてくれたのよ?」

    士郎「……」

    桜「あ、あと、お皿もセイバーさんが並べてくれました!!」

    凛「そうそう。換気扇を回したのもセイバーよね」

    桜「もうセイバーさんは家事の天才ですね」

    凛「そうね!もうセイバーなしじゃあ、家事が回らないわー」

    セイバー「……」

    士郎「そうなんだ。ありがとう、セイバー」

    セイバー「いえ……たいしたことでは……」


    252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:33:13.88 ID:2r4ALWCp0

    道場

    セイバー「異常なし……」

    ライダー「セイバー?」

    セイバー「ライダー……」

    ライダー「桜から聞きました。家事を始めたそうですね」

    セイバー「いつまでも皆に負担を強いるわけにはいきませんから」

    ライダー「……では、これを」

    セイバー「え?」

    ライダー「500円です」

    セイバー「受け取れません」

    ライダー「いえ。私のハンカチを綺麗にアイロンまでかけてくれていたじゃないですか」

    セイバー「それは……」

    ライダー「その労働に対する対価です」

    セイバー「ですが……私は……」

    ライダー「受け取ってもらわないと、私が困ります。受け取ってください」


    267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:38:02.97 ID:2r4ALWCp0

    翌日

    士郎「それじゃあ、出かけてくるよ」

    セイバー「シロウ……あの……」

    士郎「大丈夫。少し散歩してくるだけだから」

    セイバー「……」

    士郎「あ、でもつまみ食いは厳禁だからな」

    セイバー「絶対にしません」

    士郎「ならいいんだ。行って来ます」

    セイバー「お気をつけて……」

    凛「行った?」

    セイバー「はい」

    桜「先輩……」

    凛「気にしても仕方ないわ。私たちはあいつを支えるだけよ」

    桜「そうですね。―――セイバーさん、今日はゴミの分別を覚えましょう」

    セイバー「はい」


    273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:43:21.63 ID:2r4ALWCp0



    士郎「だめ……ですか」

    「悪いね」

    士郎「いえ……」

    士郎「はぁ……やっぱり……ないな……」

    士郎「できれば時給1000円以上か日給が2,3万ぐらいあるところがいいんだけど……」フラフラ

    ランサー「よう、セイバーのとこの坊主じゃねえか」

    士郎「ランサー……」

    ランサー「なんだぁ?目が死んでるぞ?」

    ギル「大丈夫ですか、お兄さん?」

    士郎「なんでもない……」

    ランサー「そうには見えないけどな」

    士郎「急いでるんだ―――」フラッ

    ギル「あぶない」パシッ

    ランサー「少し休め。なんかやばいぞ、お前」


    289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:48:59.67 ID:2r4ALWCp0

    教会

    カレン「あら……どうかされたのですか?」

    ランサー「ちょっとこいつを寝かせてやってくれ」

    カレン「おやおや……随分と不幸に塗れた顔ですね」

    士郎「ほっとけ……」

    ギル「お兄さん、結構精神的にやられてるみたいですね」

    ランサー「なんかあったのか?」

    士郎「……」

    カレン「ふふ、その感じ……サーヴァントを養えなくなってきているのでは?」

    士郎「うるさい」

    ランサー「セイバーか。大食いらしいな」

    ギル「健啖も行き過ぎると笑えませんからね」

    士郎「……」

    ランサー「俺も探してやろうか?」

    士郎「いい……自分で探す……」


    302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:54:05.58 ID:2r4ALWCp0

    カレン「人の好意も受け取る余裕がないのですか」

    ギル「はぁ……」

    士郎「……」

    ランサー「見ちゃいられねえなぁおい」

    士郎「じゃあ、見んな」

    ギル「どうします?」

    カレン「面白いから放置してもいいのでしょうけど……」

    ランサー「死んじまうぞ?」

    カレン「……」

    士郎「……」

    カレン「衛宮士郎?」

    士郎「え……?」

    カレン「手助けはいらないのですね?」

    士郎「いらない……自分でなんとか―――」

    ランサー「それでお前が体壊して困るのはセイバーじゃねえのか?」


    314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 00:59:20.31 ID:2r4ALWCp0

    士郎「それは……」

    ランサー「何を意固地になってやがるんだ?」

    士郎「……」

    ギル「お兄さんは正義の味方ですからね。なんでも一人でやりたいんですよね?」

    ランサー「おーおー、なら共倒れしちまえ」

    士郎「なんだと……!!」

    ランサー「てめえ一人で守れるほど、女は軽くねえぞ?」

    士郎「……」

    ギル「特にセイバーさんはそうですね」

    ランサー「いいから、俺に任せろ。割のいいバイトぐらい何件か知ってるからよ」

    士郎「だけど……」

    ランサー「そんな死人の目じゃ、セイバーがどんな想いで家にいるかもわからねえぞ?」

    カレン「ふ……随分とかませ犬な発言ですね」

    ランサー「今回ばかりはかませ犬でも……犬っていうな」

    士郎「……悪い……じゃあ……頼む……」


    320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:03:05.36 ID:2r4ALWCp0

    衛宮邸

    桜「そうそう。そこでフライパンを引くんです」

    セイバー「こうですね……」

    凛「やればできるじゃない」

    セイバー「いえ……」

    桜「これならお料理を任せても大丈夫ですね」

    セイバー「いや、しかし。シロウを満足させるだけの技量は……」

    凛「馬鹿ね。誰もそこまで期待なんかしてないわ」

    セイバー「え?」

    桜「セイバーさんがそうやって台所に立つことが大事なんです」

    セイバー「……」

    凛「ほら、士郎にその姿見せるんでしょ?」

    桜「胸を張ってください」

    セイバー「はい……!」


    328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:06:13.23 ID:2r4ALWCp0

    衛宮邸前

    ランサー「ここでいいか?」

    士郎「ああ……さんきゅ」

    ランサー「へっ。よせよ、虫唾が走るぜ」

    士郎「……仕事も」

    ランサー「人手がちょうど足りてなかったんだよ。気にすんな」

    士郎「……」

    ランサー「じゃあな」

    士郎「ランサー!」

    ランサー「あ?」

    士郎「こんど、缶コーヒーの差し入れもっていく」

    ランサー「箱ごともってこい」

    士郎「ああ」

    ランサー「じゃあな」


    334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:09:24.15 ID:2r4ALWCp0

    セイバー「シロウ!!」

    士郎「ただいま」

    凛「どうだったの?」

    士郎「ああ、もう大丈夫だ」

    桜「よかったぁ……」

    士郎「セイバー?」

    セイバー「はい」

    士郎「いままでごめんな。今日からまた何杯でもおかわりしても―――」

    セイバー「いいえ」

    士郎「え……」

    セイバー「私はシロウと同じ量だけを頂きます」

    士郎「いや、セイバーにはいっぱい食べて欲しいんだけど」

    セイバー「なら、シロウがいっぱい食べてください」

    士郎「セイバー……」

    凛「ほら、料理もできてるから、冷めないうちに食べましょう!」


    340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:13:25.41 ID:2r4ALWCp0

    道場

    セイバー「異常なし……」

    士郎「セイバー」

    セイバー「シロウ、まだ起きていたのですか?」

    士郎「ちゃんと謝りたくて……」

    セイバー「謝罪するのは私のほうです。シロウのことを何も考えずにただ嘆いてばかりでした」

    士郎「セイバー……」

    セイバー「申し訳ありません」

    士郎「ううん……いいんだ」

    セイバー「これからはシロウの負担が減らせるように……がんばります」

    士郎「セイバーなにもそこまで……」

    セイバー「いいえ。します」

    士郎「どうして……?」

    セイバー「私は、シロウを愛していますから。だから……がんばります」

    士郎「あ……そうか……」


    346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:18:12.92 ID:2r4ALWCp0

    桜「セイバーさんだけずるいです」

    士郎「うわぁ!?」

    凛「そうね。流石にそれは卑怯よ?抜け駆けなんて、恩を仇で返す気?」

    セイバー「いえ、そのようなことは……」

    士郎「桜、遠坂……」

    桜「私も先輩のこと大好きですからね」

    凛「わ、私も……その……嫌いじゃないから……」

    士郎「……みんな」

    セイバー「シロウ、さ、今日はもう寝ましょう」

    凛「そうね。お疲れさま」

    桜「ゆっくり休んでください」

    士郎「ああ……」

    セイバー「シロウ?」

    士郎「え?」

    セイバー「私はとても幸せです。だから、ずっと傍に居させてください」
                                                END


    349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:18:52.43 ID:2T++zfVB0

    イイハナシダッター


    354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:20:03.31 ID:VxEsmUo3O


    良かった良かった


    355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:20:17.73 ID:Zp04ptS4O

    ここまで冬木の虎なし


    360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:20:41.99 ID:HgZxR7dF0


    登場人物がHAっぽくて皆いい人でよかった


    363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:21:11.23 ID:W2X7JEJt0

    おつ
    セイバーが報われてよかった


    367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 01:21:31.00 ID:rrYiRYGo0

    素晴らしいハッピーエンドだった


    引用元: セイバー「シロウ、リンとサクラの様子が変です」士郎「興味ないな」

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