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    杏「にょわー☆」 きらり「」

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 14:56:31.47 ID:vfiJEvp90

    杏「きらりーん☆」

    きらり「」

    P「」



    入れ替わり的な?



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    5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 15:17:55.46 ID:/QFAAIv1O

    杏「あっ、Pちゃん! オッスオッスー☆」
    P「あ、杏……?」

    きらり「なんだこれなんだこれなんだこれ……そうか私働きすぎたんだ帰らなきゃ」

    P「きらり……?」

    杏「Pちゃんどしたー☆ ハピハピすぅ?」
    P「いや、待て杏。いや杏?」

    きらり「……なに、プロデューサー」

    P「いやきらりじゃなくて……っていうかテンションがやけに低いな。どうした?」

    きらり「どうしたもこうしたもないよ……帰りたい……」

    P「そんな杏みたいなことを……え?」

    杏「Pちゃん無視はいやー! きらりんアターック!」バッ

    P「うぉっ……いや軽い! 杏、お前きらりみたいなことを……え?」

    P「……まさか、入れ替わってるのか?」


    6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 15:24:32.55 ID:/QFAAIv1O

    杏「んー! 今日のPちゃんおっきー☆」スリスリ

    P「杏、いや……きらり?」

    杏「どしたのー?」ニパッ

    P(かわいい……じゃなくて)

    P「やっぱりお前はきらりなんだな?」

    杏「うんうん☆」

    P「じゃああっちのきらりが杏だな? なにがあったんだ?」

    杏「うーん、わかんないにぃ☆」

    P「わかんないって……」

    きらり「そうだ、家に帰ろう」ガタッ

    P「そうだ、京都にいこうみたいにいうな! 杏、ステイ! ステイ!」ガシッ

    きらり「かえりたーい……かえりたーい……あったかい我が家が待っている……」ズルズル

    P「ダメだ止まらない! 杏、飴やるから待て! 頼む!」

    きらり「……飴?」


    8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 15:31:51.80 ID:/QFAAIv1O

    P「あぁ、特別に3個やるから!頼む……なにがあったか教えてくれ!」

    きらり「……説明もめんどくさい……どうせ夢だし飴貰ってもなくなるんでしょ?」

    P「いや、夢じゃない……うん、痛い!」ギュッ

    きらり「本当に?」スッ

    P「待て、きらりにつねられたらほっぺがもげかねん」

    きらり「えー……だって自分のほっぺっていっても私はそこにいるしさ……」

    杏「どしたのPちゃん? ほっぺギューすぅ?」プニプニ

    P「いや、そうじゃなくて杏は今きらりなんだからきらりを……」

    杏「ぎゅー☆」ムニッ

    P「ひはひー、すてーい」モガモガ

    杏「あいあいさー☆」


    10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 15:38:47.77 ID:/QFAAIv1O

    きらり「わかった……じゃあ簡単に説明するよ?」

    P「おう、いったい何が……」

    きらり「目が覚めたらこうなってた」

    P「え?」

    きらり「だから、気づいたらこうだったんだってば……飴ちょうだい?」

    P「気づいたらって……なにか心当たりとか……」スッ

    きらり「ないよ」バッ
    P「……まじかよ」

    きらり「そんな嘘つく意味ないしね、本当だよ?」コロコロ

    P「……あー、希望の勤務携帯は?」

    きらり「週休8日、有給年400日」

    P「……やっぱり杏だよなぁ」

    きらり「信じてなかったの?」

    P「いや、確認だよ確認……」


    12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 15:46:25.90 ID:/QFAAIv1O

    P「きらりもそうか?」

    杏「きらりはねー、おはよーっ! したら杏ちゃんがおねむしてて」

    P「おぉ? じゃあなにか心当たりが」

    杏「かわいいからぎゅっ☆して一緒におねんねしたのー!」

    P「ふむふむ、それで?」

    杏「起きたらきらりがいてびっくりしちゃったにぃ☆」

    P「……結局手がかりなしってことか」

    きらり「って、ちょっときらり!勝手に私を抱き枕にしないでっていつも言ってるじゃんか!」

    杏「ありゃりゃ、ごめんねきらり? きらりいつも杏ちゃんを」

    きらり「私はきらりじゃなくて杏だってば!」

    杏「うきゃ? きらりは杏ちゃんなの?」

    きらり「今の杏はきらりだしきらりは杏なの!」

    杏「??」

    きらり「わかれよばかぁ!」


    15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 16:00:21.48 ID:/QFAAIv1O

    きらり「だぁーかぁーらぁ! 今きらりの中身は杏なの!」

    杏「きらりの中に杏ちゃん? じゃあ杏ちゃんはどこどこ?」

    きらり「杏は……私は今、中にきらりが入ってるでしょ!」

    杏「うきゃ?」

    きらり「だからこういうことだってば!」グイッ

    杏「にょわわっ!?」

    きらり「たかいたかーい!」ブォッ

    杏「うきゃー! はっやーい! すっごーい!」

    きらり「……どう、わかった? 今のきらりは杏なの」

    杏「ねぇねぇおっきいきらり、もっかいもっかい!」

    きらり「」ブチッ

    きらり「人の話を」ガシッ

    杏「うんうん!」

    きらり「きっけぇー!」グォォン

    杏「うきゃー!!」


    19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 16:10:04.92 ID:/QFAAIv1O

    きらり「はぁ……疲れた……やっぱり帰る……」

    杏「まってー! きらりもやったげる!」ガシッ

    きらり「これは嫌な夢なんだ……甘い飴も気のせいなんだ……」ズルズル

    杏「まってまってー!」ズリズリ

    P「杏、お前の身体ひきずってるぞ」

    きらり「もう……どうでもいい……」

    杏「杏ちゃんいっけずー☆」

    きらり「……私の身体が怪我したら私休んでもいいのかな……?」

    P「おい杏?」

    きらり「冗談だよ、痛いのいやだし」

    杏「?」

    きらり「休むのは私じゃなくて私の身体だのほうだろうし……」


    21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 16:18:17.51 ID:/QFAAIv1O

    杏「杏ちゃんいっくよー、きらりんパワー☆」ググッ

    きらり「だからやめてってば、もう……」

    杏「うーん、うーん……もちあがんない……しょんぼり……」

    きらり「自分でいうのもなんだけど、私の身体は貧弱だから無理だってば」

    杏「気合いだぁーってPちゃんいってたよ?」

    きらり「精神論なんて今時流行んないよ、プロデューサー……?」

    P「いやぁ、きらりは結構それでなんとかなるからなぁ……」

    きらり「私がどうしようもないみたいじゃんか」

    P「だいたいそうだろうが」

    きらり「ぐぬぬ」ゴゴゴ

    P「きらりの身体でぐぬぬはやめろ、プレッシャーがすごい」


    25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 16:29:15.98 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「……で、プロデューサー。そろそろ帰ってもいい?」

    P「ダメだっていっただろ? だいたいお前どこに帰る気だよ」

    きらり「そりゃあ家に……あ」

    P「その身体でか?」

    きらり「……どうしよう」

    P「それに、このきらりもな」

    杏「杏ちゃーん! やっぱりたかいたかいもっかーい☆」

    きらり「私のイメージダウンだよ……」

    P「イメージとか気にしてたのか?」

    きらり「これで私にエネルギッシュな一面とか見つけられたらたまったもんじゃないよ!」

    P「それは一般的にはイメージアップというんだ」

    きらり「私の場合はダウンなの!」ブンブン

    P「わかった、わかったから普段と同じノリで手を振り回すな危ない」


    26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 16:35:07.08 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「……はぁ……どうするのさ、プロデューサー?」

    P「うーん……まぁとりあえず仕事いってみるか?」

    きらり「はぁぁっ!?」

    P「ダメか?」

    きらり「ダメにきまってるでしょ! ワタシハタラカナイヨ! ハタラキタクナイアルヨ!」

    P「あるのかないのかはっきりしないか」

    きらり「働かないってば! しかもきらりの仕事? 死んじゃうよ!?」

    杏「杏ちゃん、だいじょぶだいじょぶ☆ きらりんパワーでズッキュン☆ しちゃえば」

    きらり「そんな謎パワーが使えたら苦労しないってば!」

    杏「んもー、杏ちゃんおちつけー!」ギュッ

    きらり「こら、抱きつかれたら……あ、そうか私の身体からなら痛くないのか……」

    杏「きゅんきゅん☆ きらりんパワーちゅーにゅー☆」ギュゥ

    きらり「……暑いけど」

    P(……すっごいほほえましい光景に見えるなぁ)


    27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 16:43:03.46 ID:vRdsqFdZ0

    杏「杏ちゃん杏ちゃん、どするのー?」ギュゥ

    きらり「……うーん、どうしようかなぁ……帰りたいけどこのままじゃ帰れないし……」

    杏「きらりのおうちくるー?」

    きらり「……あんたの父親と母親に会うのが怖いからやめとく」

    杏「そっかー、しょぼぼーん……」

    きらり「この身体でいったらひどいことになりそうだしね」

    杏「うん……」

    きらり「……まぁ、戻ってからなら考えてあげなくもないかな」

    杏「ほんと! うきゃー! 杏ちゃんやっさしー☆」ギュウゥ

    きらり「あー、暑いからはなれてってば」

    P(きらりが入った杏、天真爛漫かわいい)


    30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 16:48:42.67 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「あー、もう……やめてってば」ヒョイッ

    杏「杏ちゃんてれてれ?」

    きらり「照れてないっ! 暑いの!」

    杏「えへへー、たかいたかいだね?」

    きらり「……私の身体、本当に軽いなぁ」

    杏「うきゃ?」

    きらり「んーん、なんでもない。 飴以外も食べなきゃだめかなぁ」

    杏「杏ちゃん元気だせー☆ そーれきらりん☆」

    きらり「しないっ!」

    P(杏が入ったきらり、ダウナーお姉さんかわいい)


    32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 16:53:35.27 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「……で、プロデューサー?」

    P「ん、あぁ。なんだ?」

    きらり「さっきから考え込んでたみたいだけど何か思いついたの?」

    P(入れ替わった2人もかわいくてときめいてた……とはいえないよなぁ)

    P「あぁ……そのだな」

    杏「うんうん!」

    P「やっぱりこのまま仕事に」

    きらり「ヤダ」

    杏「えぇーっ?」

    きらり「なんできらりはノリ気なのさ! このまま仕事いってどうするっていうの?」

    P「……ダメ?」

    きらり「ダメ! 今の私は物理で押し通せる力があるんだからね?」

    P「うーむ、そこが問題だな……」

    杏「Pちゃんふぁいとー☆」

    きらり「きらりも応援しなくていいってば!」


    35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:03:54.38 ID:vRdsqFdZ0

    P「じゃあ……戻すためにいろいろやってみるか?」

    きらり「……まぁ、このままじゃまずいしね。いいよ?」

    P「まずはベタなパターンとして……頭をぶつけるか」

    きらり「え、そんな痛そうなこととかしたくないからさ、もっと楽そうな」ゴンッ

    杏「……杏ちゃーん、あたまクラクラすぅ……」

    きらり「ちょ、バカ! なにやってるのさ!」

    杏「あたまとあたまでごっつんこー☆ おほしさまキラキラしてぅー……」

    P「……戻らないか」

    きらり「冷静にいってないで冷やすもの! 私の身体だよこれ!」

    杏「んにゅぅ……」バタッ

    きらり「あぁぁ! 私! しっかりしろ! 夢の印税生活まで生きるんだ!」ユッサユッサ

    P「お前の身体の状態がそれ以上悪くなる前にやめとけよ」

    杏「あうあうー、きらきらくらくらすぅう……」グルグル


    36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:08:06.47 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「はぁ……ひどい目にあった……」

    杏「杏ちゃんありがとー☆ ハピハピ!」ギュッ

    きらり「あーもー、暑いってば……それで?」

    P「うん、じゃあ次は……坂道や階段を一緒に転がり落ちるとか」

    きらり「プロデューサー」ガシッ

    P「うん」

    きらり「……あんまり、私の身体に負担がかからない案を選んでくれるかな?」ギリギリ

    P「わかった、検討する。離してくれ」

    きらり「私の目ってこんなにまぶしく輝くんだね? もうやめてね?」

    杏「杏ちゃーん、がんばるにぃ!」グイグイ

    きらり「だからやらないってば!」


    37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:15:05.89 ID:vRdsqFdZ0

    P「さすがにアイドルがアイアンクローはどうかと思うんだ、杏」

    きらり「さすがにアイドルの身体をキズモノにしかねない案はどうかと思うよ、プロデューサー?」

    P「ははは……じゃあ次の案だが」

    きらり「うん、まじめに考えてよ?」

    P「……寝るか!」

    きらり「……プロデューサー?」ガシッ

    P「待て杏、これは割とまじめに考えた結果だ」

    きらり「聞くだけ聞いてあげるよ」ググッ

    P「だんだん力が入ってるぞー、ステーイ、ステーイ」

    きらり「私だって結構いっぱいいっぱいなの! 冗談に付き合う余裕ももうなくなってきてるんだよ!」

    P「……まぁ、最初のことを思い出せ」

    きらり「最初?」

    P「お前たちが入れ替わった理由だよ」


    39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:20:44.97 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「理由って……だからわかんないって……」

    P「寝てたら入れ替わった、だろ?」

    きらり「あっ」パッ

    杏「杏ちゃーん、Pちゃんたかいたかいした次はきらりもー! もっかいもっかいー☆」

    P「急に離すなよ、あいたたた……な?」

    きらり「……まぁ、そうだけどさ……そんな単純な」

    杏「ねーねー杏ちゃーん! きらりもきらりも!」

    P「単純なことこそ真理が宿るらしいぞ?」

    きらり「うーん……試す価値はある、のかな?」

    杏「んもー、杏ちゃんってばー」ヨジヨジ

    きらり「あぁもうのぼらないで暑いってば!」

    杏「だって杏ちゃんすっごいこわい顔してたよ?」ウニー

    きらり「悩んでるんだから当然でしょ、もう……」


    41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:26:50.36 ID:vRdsqFdZ0

    P「まぁとりあえず2人で寝てみたらどうだ?」

    杏「うきゃー! 杏ちゃんとおひるねうきゃー!」

    きらり「……まぁ働くとか頭ぶつけるよりはマシかな。わかった」

    P「いつものソファーのほうがいいのかな」

    きらり「目が覚めた時はそうだったね……じゃあ」

    杏「杏ちゃんぎゅぎゅーっ☆ ってしてたよ!」

    きらり「私がきらりを抱きしめて寝ればいいのかな?」

    杏「きらりがぎゅー☆ってしてもらうの初めてかも! ハピハピすぅ!」

    きらり「あーあー、騒がないでよ眠れないじゃんか……こっち」

    杏「うんうん!」


    43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:32:19.51 ID:vRdsqFdZ0

    きらり(……抱きしめてみるとわかるけど)

    きらり(本当に細いなぁ私……こんな身体でいつも働かされて……かわいそうに)ギュッ

    杏「杏ちゃーん、ちょっぴしくるしぃかも……」

    きらり「あぁごめん……きらりも、私が抱きしめられてる時の気持ち少しはわかった?」

    杏「んー、でもあったかくてハピハピすぅよ?」

    きらり「あのさぁ……はぁ。寝よ寝よ」

    杏「んんっ、杏ちゃん……」ギュッ

    きらり(あぁ、私の身体ってあったかいんだなぁ……抱き心地もいいかも……)

    きらり(だからきらりはいつも私にばっかりだきつくのかな?)

    きらり(……自分の顔をまじまじと見るのってはじめてかも)

    きらり(うんうん、全世界の働かないものたちの希望を背負ってるだらしない顔してるよね)


    45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:36:28.23 ID:vRdsqFdZ0

    ……あったかいなぁ。それにやわらかい
    私の身体、なかなかやるじゃん。これはよく寝れそうだ

    ゆっくり寝て、明日から本気出せばいいか
    今のこの時は戻るとか、働くとか忘れて……ただ、だらけて―――


    ――――――――――

    ――――――

    ―――




    きらり「……戻ってないんだけど?」

    杏「きらりんパワー☆ まっくす! 超元気だにぃ☆」

    P「あっるぇー?」


    47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:42:40.80 ID:vRdsqFdZ0

    杏「杏ちゃーん! どしたー?」ギュウゥ

    きらり「……頭痛が痛い」

    P「うーん、完璧な作戦だと思ったんだけどな」

    きらり「やっぱり何かしら理由があってこうなったってことだよね?」

    P「まぁそうなるな……」

    杏「杏ちゃんだっこすぅのもハピハピだけど、杏ちゃんにだっこされるのもハピハピしたよー☆」ベタベタ

    きらり「うーん、それがわかんないと私の身体元に戻せないのかな……」

    P「正直そうだろうな。時間経過で戻る可能性もあるだろうけど」

    杏「杏ちゃーん」

    きらり「あーもう鬱陶しい!」ヒョイッ

    杏「たかいたかーい! うきゃー!」

    きらり「やめてよね! んもう!」


    48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:48:40.96 ID:vRdsqFdZ0

    P「心当たりは本当にないんだよな?」

    きらり「隠す意味もないでしょ、ないよ」

    杏「あっ! そういえばねPちゃん!」

    P「ん、どうした?」

    杏「おねむすぅ時にだれかきた気がするの……?」

    P「なんだと?」

    きらり「本当か、きらり! 誰? どんなの!?」ブンブン

    P「待て、お前の身体がひどいことになってるぞ!」

    きらり「しまった!?」

    杏「あうあうあー……あのねー、えーっと」グワングワン

    きらり「うんうん」


    50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 17:56:38.83 ID:vRdsqFdZ0

    杏「忘れちゃった……ごめんにぃ……」

    きらり「うわあぁぁぁん!」ブンブンブン

    杏「あわわわわっ、杏ちゃーん、くらくらすぅう! うきゃぁぁぁ……」

    P「落ちつけ杏! 飴! 飴やるから!」

    きらり「う、うぅ……ちくしょう……またふりだしかよう……」

    杏「うきゃぁ……おほしさまキラキラー……」

    P「……いや、一応手掛かりはゲットしたじゃないか」

    きらり「え?」

    P「ほら、その侵入者。それさえわかれば……」

    きらり「……どうやって探すの?」

    P「そりゃもう、足でさ」

    きらり「……めんどくさい……帰っちゃダメ?」

    P「もちろんダメだな。戻りたくないなら別だが」

    きらり「はぁ……」


    53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 18:03:30.53 ID:vRdsqFdZ0

    P「……で、探した成果は?」

    きらり「なーんにもなかったよ。ちゃんと歩きまわったのにさ」

    P「……そこらへんの人に声とかかけたか?」

    きらり「……」

    P「めんどうだからやらなかったな?」

    きらり「さ、さぁね?」

    P「まったく……きらりは?」

    杏「あのねー、飴いっぱいもらったよー☆」

    きらり「飴!?」

    杏「それとね、みんなでハピハピなお話したらねー」

    きらり「ま、まさか私のファン……くそっ、お布施貰ってくれれば不労生活に一歩近づけたのに!」

    P「冗談いってる場合かっての」

    きらり「本気だよ?」ゴゴゴゴゴ

    P「……確かにそうみたいだな。きらりの身体でその目はやばい」


    54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 18:12:02.28 ID:vRdsqFdZ0

    P「とりあえず……きらり、ごめんな? 話の続きを頼む」

    杏「うん、あのねあのね? へんな子がうちの前うろうろーってしてたっていってたにぃ☆」

    P「変な子?」

    杏「えっとねー、ロボといっしょにいてー、てんさいだーって」

    P「……池袋晶葉かな」

    きらり「だれそれ?」

    P「最近デビューしたアイドルだよ。なんでも天才科学者らしいが……」

    きらり「なるほどね、しめあげればいいのかな?」

    P「きらりの身体でいうと冗談に聞こえないからやめてくれ」

    きらり「……なるほど、力は加減しないとね」

    P「本気かよ……」


    56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 18:16:10.71 ID:vRdsqFdZ0

    杏「杏ちゃん、いたいのはめっ☆しちゃうよ?」

    きらり「……私の身体からきらりの身体へダメージは通らないと思うけどなぁ」

    杏「いじわるー! 杏ちゃんもケガしたらいたいいたいって泣いちゃうでしょ?」

    きらり「あー、いつも誰かさんのおかげで私の身体はボドボドだけどね」

    杏「うきゃ?」

    きらり「察せよバカぁ!」

    杏「ご、ごめんにぃ……?」

    きらり「はぁ……まぁいいや。とりあえず話を聞く必要がありそうだね?」

    P「あぁ。所属事務所にアポとってみる」


    59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 18:21:46.53 ID:vRdsqFdZ0

    P「……おかしいな、繋がらない」

    杏「うきゃ?」

    きらり「……まさか察して逃げたとか?」

    P「いやいや、それにしたって……」

    ガチャッ ドタドタドタドタ

    ??「うごくな! 貴様たちは完全に包囲されている!」

    きらり「なっ……!?」

    杏「どちらさまー?」

    P「お前は……池袋、晶葉……!?」

    晶葉「ほう、私の名を知っていたか……観念しろ、盗人ども!」


    65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:00:15.56 ID:vRdsqFdZ0

    P「待て、盗人っていったい」

    晶葉「問答無用、やってしまえロボ軍団!」

    ロボA「ガピー!」

    きらり「く、くるなっ!」バキィッ

    晶葉「あぁっ!?」

    ロボA「ガピッ……」

    きらり「……思ってたよりもろいんだけど」

    晶葉「しっかりしろ、傷は浅い! 大丈夫だ、助ける! 助かるんだ! 目を開けろ!」

    P「……あ、本当だ……力も思ったよりない……?」ドンッ

    ロボB「ガガビッ……」ガラガッシャーン

    P「あ、こけた」

    晶葉「あぁぁっ! やめてくれ! なんでこんなひどいことを!」


    66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:03:56.58 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「いや、正当防衛っていうか……そもそもなんでうちの事務所に」

    晶葉「くそ、こうなったら最も戦闘力にすぐれたこいつの出番だ! いけ、ロボC!」

    P「……なぁ、ロボCってさ」

    晶葉「なんだ、命乞いならきかないぞ? 後悔するがいい!」

    P「いや、あれあれ」


    杏「うきゃー! ロボちゃんかっくぃー☆」

    ロボC「ピピッ……ピポッ」

    杏「えっ、乗ってもいいのー? ありがとー☆」ギュゥ

    ロボC「ピピピピッ!」


    晶葉「」


    68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:12:00.27 ID:vRdsqFdZ0

    晶葉「くそぅ……天は私を見放したのか……」

    きらり「……あのさ、何の用?」

    晶葉「なんのよう、だって? とぼけるな! 私の発明品をラボから持ち出したのはお前たちだろう!」

    P「発明品……?」

    晶葉「そうだ、人格入れ替え機! あれは我ながら天才的なあいたたたたっ!?」

    きらり「話を詳しく聞かせてもらおうか」ギリギリギリ

    P「杏、おちつけ。アイドルがアイアンクローはまずいってば」

    きらり「だって犯人はこいつってことでしょ!? 私の平穏無事な不働ライフを台無しにしようとしたのは!」

    晶葉「っくぅ……! 盗人猛々しい! 私の発明を狙っておきながら!」

    P「ほら、飴やるから……なぁ池袋さん」

    晶葉「な、なんだ! 今なら謝罪で許してやらないことも」

    P「それ、いつごろ盗まれたのかわかるかな?」ニコッ

    晶葉「あっ……お、おととい、です……」

    きらり(プロデューサーこわい。なにあの邪悪な笑顔)


    70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:17:47.23 ID:vRdsqFdZ0

    P「……犯人の目星は?」

    晶葉「その、でっかいのとちっちゃいのの2人組って聞いてて……」

    P「それでうちの事務所が怪しいって?」

    晶葉「だ、だって……あんきらっていえばその筋では有名だから」

    P「その筋?」

    晶葉「……解剖して研究したいアイドル?」

    P「おい」

    晶葉「じょ、冗談だ、ですよ? まぁとにかく興味深いアイドルだったから」

    P「……まぁ、目の付けどころ自体は悪くなかったかな」

    晶葉「えっ?」

    P「うちの事務所の様子をみて違和感を感じないか?」


    71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:21:04.85 ID:vRdsqFdZ0

    杏「うきゃー☆ ロボちゃんかっくぃー☆ ハピハピー!」

    ロボC「パピパピッ! ピポポポッ」

    杏「うきゃー! やっちゃう? 超やっちゃう?」

    ロボC「パポポポッ ピピッ」


    晶葉「……特に違和感は」

    P「いやいやあるだろ!」

    晶葉「え、だって働きたくないっていうのキャラなのかなぁと」

    きらり「ふざけないでよ!」

    晶葉「え?」

    きらり「私がキャラ作りで働きたくないっていってるだって!? 働いてなんになるっていうのさ!」

    晶葉「え、えっ?」

    きらり「本当は今すぐにだって家にかけだしたいところを耐えてるの、こらえてるの!」

    晶葉「あ、えっと……ご、ごめんなさい?」

    きらり「わかればいいよ、わかれば……慰謝料を」

    P「やめんか杏」


    73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:26:28.80 ID:vRdsqFdZ0

    晶葉「へ、杏?」

    きらり「なに?」

    晶葉「諸星きらりじゃ……」

    杏「んにぃ? 呼んだー?」

    ロボC「ポポポッ」ザッ

    P(乗りこなしてやがる……さすがきらり。恐ろしい子……)

    晶葉「……え、入れ替わってるのか?」

    きらり「えぇっ? 気付いてなかったの?」

    杏「この子すっごいおもしろーい! 晶葉ちゃんも一緒にハピハピすぅ?」

    晶葉「え、えぇぇぇぇぇ!?」


    74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:31:38.76 ID:vRdsqFdZ0

    P「まぁとりあえず話を整理しよう」

    晶葉「……私の事務所兼ラボに、侵入者があった。一昨日のことだ」

    きらり「盗まれたのが……人格入れ替え機だっけ?」

    晶葉「そう! あれは傑作だと思ったのに……」

    P「で、盗んだのが背の高いやつと低い奴の2人組」

    杏「うきゃー! いけいけー!」

    ロボC「ポポポピッ ピピピピッ!」

    晶葉「だからこの事務所が怪しいと思ったんだ、朝に下見に来た時にそこの諸星きらりが……」

    きらり「事務所にちょうど入るところだった。その時は間違いなくきらりのままだったんだね?」

    晶葉「あぁ、だから見つかるのは得策じゃないと思って一度ひいたんだ」

    P「そのあと、何者かがうちの事務所に侵入して杏ときらりの人格を入れ替えた、と……」

    きらり「まったくもって迷惑な……あぁ、帰りたい……」


    76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:38:10.15 ID:vRdsqFdZ0

    P「それ以上犯人についての情報は?」

    晶葉「すまないがわからないんだ。 だから完全に君たちが犯人だと思っていたんだが……」

    杏「ロボちゃん、きゅーけー?」

    ロボC「ポポポポッ パパパッ」

    杏「おっけー! まっかせるにぃ!」ドタドタ

    P「まぁ、御覧の通りの状況だよ。犯人についてわかったら教えてくれ」

    晶葉「あぁ、まったくもってはた迷惑な……あぁ、効果についてだが」

    きらり「ちょ、杏! なんで私の飴もっていってるの!?」

    杏「うきゃー! あのねあのね、甘いの好きかなーってね?」

    P「あぁ、こっちからも情報は調べるからさ……それで?」

    きらり「ロボが飴を食べてたまるかぁ!」

    杏「そうなの? ダメかー、しょんぼり……」

    晶葉「一晩、身体を密着したままでいれば元に戻るはずだ」

    きらり「えぇぇぇぇ!?」

    杏「うきゃ?」


    78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:44:35.37 ID:vRdsqFdZ0

    P「なんでだ?」

    晶葉「人格入れ替えっていうのは、魂を一種の物質として見て入れ替える装置なんだけど」

    P「……魂って本当にあるのな」

    晶葉「内臓に人格が宿ってたなんて話があるだろ? あれもそういったたぐいさ……話を続けるよ?」

    P「あぁ、すまん」

    晶葉「まぁとにかく、それを取り出し入れ替えるんだが……やっぱり元の身体の方がしっくりくるものらしくてね」

    P「ふむ、近くにいれば自然とひかれて戻ると?」

    晶葉「そんな感じだね。そこらへんの改良をしようと思っていたところで盗まれたんだから」

    P「なるほど……問題自体は結構簡単に解決しそうだぞ、杏?」

    きらり「……じゃあ、どこで寝ればいいのさ?」

    P「……仮眠室かしてやるよ」

    ロボC「ポポポピッ」

    杏「うきゃー! 杏ちゃんもまざうー?」

    きらり「……うん……私の精神持つかな……」


    82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 19:56:25.95 ID:vRdsqFdZ0

    晶葉「それじゃあ、邪魔したね……ロボAとロボBの修理費は……」

    P「ドアの修繕費とチャラってことでどうかな?」ニコッ

    晶葉「……わ、わかった……いくぞ、ロボC」

    ロボC「ピピピッ」

    杏「ロボちゃんまったねー☆ せーのっきらりん☆」

    ロボC「ピパピピッ☆」


    きらり「……」

    P「さて、問題解決の方法はわかったぞ?」

    きらり「……でもさぁ、さっき寝たけど戻らなかったよ?」

    P「あれは時間が短かったからだろ?」

    きらり「寝れるのはいいけど、でも……」

    P「なにが不安なんだ?」

    きらり「自分を第三者目線から見続けてるってなかなか不安になってくるものなんだよ?」

    P「そういうものか?」

    きらり「そういうものなの」


    83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 20:02:37.87 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「……まぁ、戻れるし休めるならまだいいか」

    杏「ロボちゃんとハピハピしてきらりんパワー☆ じゅうてんかんりょー☆」

    P「そうそう、そのまま数日っていわれたら働かせる気だったぞ?」

    きらり「うげっ……本当にプロデューサーは遠慮がないなぁ」

    杏「杏ちゃんにもわけたげぅー☆」ギュゥッ

    P「まぁ、プロデューサーだからな」

    きらり「はいはいありがと……もう。理由になってないよ?」

    P「まぁまぁ。じゃあ鍵」

    杏「ハピハピすぅー?」

    きらり「あぁ、うんしてるしてる……鍵って、なんで?」

    P「いや、あとはお若い2人でってな。シャワー室がこっちで……」

    きらり「理由になってない! あぁもう……」


    84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 20:05:10.22 ID:vRdsqFdZ0

    P「まぁ施設の鍵の説明なんていらなかったか。じゃあな!」スタスタスタ

    ガチャッ バタン

    きらり「ちょっと待ってよ、さすがにまだ早いんじゃ……いっちゃったし」

    杏「杏ちゃーん?」

    きらり「なに?」

    杏「よんだだけー☆」

    きらり「……はぁ、帰りたい……」

    杏「でも今日はいっしょにハピハピ?」

    きらり「不本意だけど、ね……私の身体で好き勝手されたら困るし」

    杏「うきゃー! 杏ちゃんつんでれー?」

    きらり「ちがうっ! 元に戻りたいだけ!」


    86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 20:11:01.78 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「……ずっときらりにくっつかれて汗かいたしシャワー浴びる」

    杏「あっ、きらりもいっしょでおけおけー?」

    きらり「勝手にすれば? ……はぁ」

    杏「うきゃ? どしたー?」

    きらり「どうもしてないって……あっ、晩ご飯どうしよう」

    杏「ごはんねー、好きなの頼んでいいってー☆」

    きらり「出前かぁ……特上寿司とか頼んじゃおうかな」

    杏「あっ、杏ちゃん悪い顔してぅー☆ やっちゃう? ねぇやっちゃう?」

    きらり「……ご飯食べてからシャワーにしよう。 じゃあ私は大トロと、えーっと……」

    杏「きらりはねー、こはだとー、さよりとー」

    きらり「意外に渋いチョイス!?」


    88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 20:15:41.24 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「あー、食べた食べた……こんなに食べたのいつぶりだろう? すごいねきらりの身体」ポンポン

    杏「んぐぅ……もう食べれない……」ゴロゴロ

    きらり「あーあーもう。私の身体でこんなだらしない……いや、これが正しいスタイルか」

    杏「んにぃ……」

    きらり「とりあえずシャワー浴びようかな。汗流さないとなんか気持ち悪い……きらりの身体だから?」

    杏「うきゃー……きらりも……」ズルズル

    きらり「あー、もう……服ひっぱったらあんたの服が伸びるんだよ? ほら」グイッ

    杏「うきゃー……お姫様だっこだぁ☆」

    きらり「なんでもうねむそうなんだか……はぁ、お子様だなぁきらりは……」

    杏「んっふぅ……ハピハピ☆」ギュッ

    きらり「はいはい」


    91: 飛ばしても構わない地の文パート 2012/05/31(木) 20:24:29.85 ID:vRdsqFdZ0

    「まったく、一人でシャワーも浴びれないとかさぁ」

    「杏ちゃんごめんにぃ……きらりねむくて……」

    「別に、いいけどさ……」

    しかし、こうして見てみると
    やっぱり私の身体は小さい。小さすぎる

    「……それにくらべてきらりの身体ときたら」

    わがままバディにもほどがあるでしょ。胸以外にはほとんど脂肪がついてないのもすごい
    それでこれだけのパワーが出せるとは、魂があるくらいだし実在するのかな? 『きらりんパワー』

    「杏ちゃんどしたー?」

    「別に……あぁ、帰りたいなぁって」

    「きらりは杏ちゃんといるとハピハピすぅよ?」

    こっちを見ている、自分の身体。日常で鏡を見た時にはありえないほど目に光が宿っている
    ……こうしてみると、貢ぐ人たちの気持ちもわからないでもない。印税生活も近いかな

    「そういう話じゃなくてさ」

    ちょっと、いたずら心が沸いてきた。どうせ自分の身体なんだしいいだろう
    きらりの身体は力強くて、私の身体はとってもか弱い。普段されていることの復讐だ

    「ねぇ、きらり?」


    94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 20:31:35.76 ID:vRdsqFdZ0

    「うきゃ?」

    あぁ、目の前にいる自分はまるで自分じゃないように……いや、自分じゃないんだけれど
    とにかく純粋無垢だ。いろいろと汚れてる自分とは違う
    だから、からかってみたくなったのだ

    自分の身体だからわかる、汚れた場所
    そこを、綺麗にしてあげよう。 この綺麗な身体で
    この綺麗な身体を、汚してみたい。 その汚い身体で―――


    きらり「ていっ」ズッ

    杏「ふががっ!?」

    きらり「はーっはっはっは! 鼻の穴に指を突っ込んでやったぞ!」

    杏「は、はんずひゃんひどひぃ……」

    きらり「きらりは普段もっとひどいことしてるでしょ、もう」スルッ

    杏「そ、そっかー……ごめんにぃ?」

    きらり「べっつにー、反省してるならいいよ?」

    杏「うん、はんせー……」

    きらり「よろしい。勝手に抱きつかれるのは私にとっては今の鼻の穴指つっこみぐらいいやなんだからね!」

    杏「うきゃー……」


    96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 20:36:38.44 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「……まぁ、許可を得てからなら考えてあげないこともないけど」

    杏「えっ、いいのー?」

    きらり「考えてあげないこともない、ってば!」

    杏「うっきゃー! やっぱり杏ちゃんやっさしー☆」ギュッ

    きらり「あぁもう、人の話は聞けってば!」

    杏「にょわっしょーい☆」

    きらり「なんだその掛け声は!」

    杏「あっ、きらりがおせなか流してあげぅー☆」

    きらり「……はいはい、お願いします」

    杏「うきゃー! やばーい! ひろーい!」

    きらり「あんたの身体でしょうが……まったくもう」

    杏「ひゃっほい!」ゴシゴシ

    きらり「あー、もっと右……うんうんいい感じ。くるしゅうないぞー」

    杏「きらりんパワー☆ ぜぇんかぁい!」ゴシゴシゴシゴシ

    きらり「ちょ、いたたたた!? きらり、ちょっと強いってば! きらりぃ!」


    100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 20:42:34.92 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「……舐めてた……やっぱり実在するよ、きらりんパワー」ヒリヒリ

    杏「きらりも杏ちゃんもキレイキレイしてさっぱりしたね……」

    きらり「うん……まぁね。 することもないし寝る?」

    杏「うん……ふぁぁ……きらり限界かも……」

    きらり「見ればわかるって。 人の背中流すのに体力全部使うバカがいるかって」スッ

    杏「まただっこぉ?」

    きらり「なんだ、きらりはおんぶのほうがよかった?」

    杏「んー、杏ちゃんがしてくれるならどっちも好きぃ……」ギュッ

    きらり「はぁ、なにいってるんだか……」

    きらり(……私の身体なのに、私じゃないみたいだなぁ本当に)

    きらり(素直になればいいのかなぁ? ……いやいや、素直にって私はいつも素直に正直じゃないか)

    きらり(よし、こういう愛されるキャラなら働かなくても誰か養ってくれそうだし明日から考えてみよう! ……明日から)


    109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 21:13:20.11 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「……しかし、妙な経験だよなぁ」

    私を……もとい、きらり入りの私の身体を抱きしめながらつぶやいてみる
    我ながら抱き心地がいい。いっそこれを商品化すれば印税をがっぽりいただける気がする

    きらり「なんてね。そんなのは工口ゲとかのキャラのやつでしょ」

    しかし、本当にいい感触だ……なるほど、きらりがよく抱きついてくるのも仕方ない気がしてきた
    いや、抱きつかれる私にしてみれば勘弁してほしいんだけれど。力加減とか……

    きらり「本当、この身体のパワーはなんなんだろう? きらりんパワー☆……って?」

    杏「んにゅぅ……杏ちゃん……」

    きらり「あっ、起しちゃった?」

    杏「……んへへぇ、ハピハピ……」

    ちょっと焦った。どうやら寝言らしいけれど……それにしたって

    きらり「寝言でまでそれかよっ」

    小さくツッコミをいれて、頭を軽くこづいた


    111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 21:17:47.45 ID:vRdsqFdZ0

    きらり「綺麗な顔してるだろ、寝てるんだぜ……これ」キリッ

    杏「……んん……」

    きらり「あぁ、なにやってるんだか。さっさと寝よう……起きれば元通りだから」


    名残惜しくなんか、ない
    ただまぁ、たまに抱きしめられてやるぐらいは考えてやってもいいかなって思える経験だった
    こいつなりに、気をつけて接してくれてるんだろうし

    「おやすみ、私」

    「おやすみ、きらり」

    目をつぶって呟いた言葉が聞き覚えのある響きをはらんでいる気がして
    目を開けて確かめようとして―――めんどくさいのでやめた


    113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 21:21:47.11 ID:vRdsqFdZ0

    「……で、だ」

    「うきゃー、杏ちゃんどしたー?」

    「どうもこうも……!」



    P「……」

    きらり「なんで元に戻ってないんだよ!」

    杏「うきゃー! 杏ちゃんおこらないでー!」

    きらり「冷静でいられるかぁっ! なんだよ寝れば治るって言ったじゃんか! 詐欺だ! 偽装だ! うそつきだぁあ!」

    晶葉「……いやいや、珍しいケースだなぁ。人体への影響は未知数だったんだよ」

    きらり「つまり適当いったってことでしょ!? あぁもういやだ! 帰る! 私は帰るぅ!」

    杏「あっ、ロボちゃん!」

    ロボC「ポポピパッ!」

    P「……まぁとりあえず今日の仕事だが」

    きらり「だから働かないっていってるじゃんかあぁぁっ!」


    おわり


    128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:12:29.12 ID:vRdsqFdZ0

    おまけ


    P「……仁奈?」

    志乃「どうしやがりましたかー?」

    P「……柊さん?」

    仁奈「あら、どうしたの?」

    P「どういうことだってばよ……」


    130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:17:34.07 ID:vRdsqFdZ0

    仁奈「おちつきなさいな、プロデューサーさん?」

    P「ちょっと待て仁奈、お前いったい何を飲んでるんだ?」

    仁奈「安心していいわよ、これノンアルコールだから」

    P「いやいやそうじゃなくてなんでワイングラスなんか……」

    志乃「おい、無視しやがんなですよ……」クイクイ

    P「いや志乃さん? 悪ふざけもたいがいに……」

    志乃「ふざけてなんかねーですよ! きぐるみパワーがたりねーですか?」

    P「あの……志乃さん?」

    志乃「だったら今この場で着てやりますですよ!」グイッ

    P「ちょっ、脱がないでください! やめて!」

    仁奈「あらあら」クスクス

    P「仁奈も笑ってないで止めてくれって! おい!?」

    仁奈「若いっていいわねぇ……」

    P「仁奈ぁぁぁ!」


    133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:27:23.62 ID:vRdsqFdZ0

    志乃「どうしやがりましたか?」ピタッ

    P「えっ?」

    仁奈「あら、仁奈ちゃん着替えるのやめちゃうの?」

    志乃「あー、用事がありやがるみたいなので聞いてやるのですよ?」

    P「えぇ?」

    志乃「おい、仁奈に用事があるんじゃねーですか?」

    P「……え、志乃さん?」

    仁奈「なにかしら?」

    P「仁奈?」

    志乃「だからさっさといいやがれっていってるんですよ」

    P「入れ替わってるぅー!?」


    135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:31:48.35 ID:vRdsqFdZ0

    P「いったいどうしてこんな……」

    仁奈「さぁ、まったくわからないのよねぇ」クスクス

    P(……きぐるみ幼女がぶどうジュース飲んでるだけなのに……なぜか工口い……!?)

    志乃「おい、だから何か用事があるんじゃねーですか?」

    P「あ、あぁ……仁奈、だよな?」

    志乃「そうですよ?」

    P(なんだかどことなく純真無垢なオーラをまといつつも熟れた身体……工口い……!)

    仁奈「あらあらプロデューサーさんってば」

    P「へっ?」

    仁奈「興奮するのはいいけれど……オイタはダメよ?」

    P「な、なんのことだか……」

    志乃「工口いってなんのことでいやがりますか?」

    P(Oh……口にでてた……)


    136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:38:16.32 ID:vRdsqFdZ0

    志乃「おいプロデューサー、おしえやがってくださいですよ」ギュゥ

    P「ま、待て仁奈……柊さんの身体でそんなにくっつかれるとだな……」

    志乃「なんでいやがりますか。どうしやがったんですか?」ギュギュゥ

    P(やわらかい……じゃなくて! 柊さん!)バッ

    仁奈「ふふふ……」クイッ

    P(めっちゃいい笑顔でヴェルチをあおっていらっしゃるー!?)


    志乃「どうしやがったんですか? おーい」

    P「……仁奈」

    志乃「?」

    P「俺には……無理だ……!」バタッ

    志乃「お、おいプロデューサー! しっかりしやがってください!」ユサユサ

    仁奈「あら、意外といくじなしねぇ……私をあんなに情熱的に誘ってくれたのに」

    P「誤解を招くいい方はよしてください!」バッ

    志乃「あっ、生き返りやがりましたね!」

    P「……」バタッ


    139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:43:22.22 ID:vRdsqFdZ0

    仁奈「まったく、プロデューサーさんってば……」

    志乃「ねぇ、志乃! 仁奈に工口いって何かを教えやがれですよ!」

    仁奈「うん? そうねぇ……じゃあまず肩ひもをはずして」シュルッ

    志乃「脱ぐんですか?」ススッ

    仁奈「いいえ。こうずらして……」ススッ

    志乃「ふむふむ、こうでやがりますね?」スルッ

    仁奈「いい感じよ。これでオちない男はいないわ……ねぇプロデューサーさん?」

    P「」ギクッ

    仁奈「いいのよ、見ても……? ほら」

    P(これはきぐるみを脱いでるだけこれはきぐるみを脱いでるだけこれはきぐるみを脱いでるだけこれはきぐるみを)


    140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:48:49.66 ID:vRdsqFdZ0

    志乃「あーっ! 志乃、勝手にきぐるみ脱いだらだめでやがりますよー!」

    仁奈「あら、ごめんなさい? でもね……ずらすだけじゃないのよ?」

    志乃「えっ、志乃……ど、どこ触ってやがるんですか……?」

    仁奈「大丈夫よ。怖くないわ……私の身体ですもの。私が一番知っているの……」

    志乃「あっ……な、なんでやがりますかっ……こ、これっ……」

    仁奈「ふふっ、こことかどう? 気持ちいでしょう……?」

    志乃「あぁっ! だ、だめですっ、いたっ……あぁぅ……」

    P(ちょ、なにやってるんだ志乃さん!?)

    P(だ、だめだプロデューサーとして男として止めなきゃ……あ、でももう少しだけ聞いていたいような……)


    仁奈「ね? ここら辺のマッサージは気持ちいいのよ。お母さんにもやってあげなさい」

    志乃「んんっ……はい、わかりましたですよ……」


    P(ですよねー)


    142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:54:37.57 ID:vRdsqFdZ0

    P(……しかし)チラッ

    P(こうやって見ているとまるで親子のようだよなぁ……)

    P(普段の柊さんは非常に落ち着いてるけど。仁奈が入ってると……)

    志乃「ふふっ、そこはくすぐってーですよー」ニコニコ

    P(かわいい。30代の可憐さじゃない。そしてそこはかとなく工口い)

    P(そして仁奈は普段おてんばなのに……)

    仁奈「あらあら、しっかりしないさいな」クスクス

    P(……妖艶だ……志乃さんの魅力なのか? それとも……)

    P(いやいや俺口リコンじゃないし。ぜんぜん口リコンとかじゃないし。子供は好きだけどLikeだし)

    仁奈「……あら、どうしたのプロデューサーさん?」

    P「ひゃ、ひゃいっ!?」

    仁奈「……ずいぶんとうらやましそうにこちらを見ていたようだけれど?」ニヤッ

    P(……仁奈、かわいいだけじゃないんだなぁ)


    144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 22:58:34.77 ID:vRdsqFdZ0

    仁奈「ふふっ、プロデューサーさん……?」

    P「な、なんですか柊さん……」

    仁奈「……膝枕、してあげやがりましょうか?」クスクス

    P「なっ……」

    志乃「志乃、仁奈の真似しやがるのをやめろですよ!」

    仁奈「あらあら、これは失礼しやがっちゃいましたですよ」クスクス

    P「よ、妖艶だ……」

    志乃「もーっ、プロデューサーも喜んでねーで……あっ」

    P「ど、どうした仁奈?」

    志乃「……プロデューサー、さん? 膝枕してやが、さしあげ、ましょうか?」ニコッ

    P(あかん)


    145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/31(木) 23:01:42.01 ID:vRdsqFdZ0

    志乃「どうしや、どうしたの、プロデューサー、さん?」

    P(無理して志乃さんの真似しようとしてる仁奈が入ってる志乃さんだと!? なんだこれは! 天使か!)

    仁奈「あらあら、どうしやがりました? プロデューサー……仁奈のほうが好きなんでやがりましょう?」クスクス

    P(仁奈の真似をしながらも妖しく笑う志乃さんが入ってる仁奈だと!? なんだこれは! 悪魔か!)


    志乃「ねぇ、プロデューサー、さん? こっちにきやが、きてください?」

    仁奈「プロデューサーは、ちっちゃい子も好きでいやがるみたいですね? こっちにきやがってくださいな」クスクス


    P「うおおおおおおおおお! 俺はどうすればいいんだああああああああ!」ガバッ



    P「……夢か……」


    おわり


    引用元: 杏「にょわー☆」 きらり「」

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