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    【たぬき】小日向美穂「名担当P!?」

    1: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:13:07 ID:coB
    小日向美穂が化け狸だったという設定のSSです。
    ファンタジー要素、一部アイドルの人外設定などにご注意ください。



    2: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:13:47 ID:coB

     俺は某芸能事務所のプロデューサー、P。
     担当アイドルで遅刻魔の一ノ瀬志希を家へ起こしに行って、ラボの怪しげな実験現場を目撃した。
     実験を見るのに夢中になっていた俺は、背後から近づいてくる家主に気づかなかった。
     俺はその女(志希)に背後からハスハスされてうっかり転び、薬品が体にかかってしまい……

     目が覚めたら、体が縮んでしまっていた!

     プロデューサーが縮んでしまったら仕事に支障をきたし、他の担当アイドルにも危害が及ぶ。
     ちひろさんの助言で事務仕事だけでも進めることにした俺は、そのまま事務所に転がり込んだ。

     たったひとつのトップを目指す! 見た目は子供、頭脳は大人!
     その名は、名担当P!!

    3: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:14:44 ID:coB

      ◆◆◆◆


      ―― 事務所


    凛「……お決まりの展開だね」

    奈緒「たぶん名担当Pって言いたかっただけだな」

    ショタP「冒頭からメタ発言やめて」

    奈緒「えぇ~~~でもそんな綺麗にちっちゃくなっちゃうモンかぁ!?」

    ショタP「なっとるやろがい!!」

    凛「まあ、例のごとく信じるしかないんだろうけど…………加蓮?」

                                     加蓮「むむ……」

    奈緒「遠い遠い遠い。こっち来いよ話しづらいだろ!」

    凛「なんでそんなに警戒してるの」

    加蓮「……いや、だって子供じゃん」

    奈緒「あれ? お前子供嫌いだったっけ?」

    加蓮「別に嫌いとかじゃないけど……本当にプロデューサーなわけ?」

    ショタP「そこ疑うのか……。いやいやほんとだって、免許証とかも持ってるし」

    加蓮「むー」

    4: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:16:20 ID:coB

    加蓮「むー」

    奈緒(微妙に距離があるなぁ)

    凛(ああ、確かに加蓮って年下の男子に接するの苦手そう……)


    加蓮「……私を初めてスカウトした場所は?」

    ショタP「渋谷のバーキンの前」

    加蓮「OK出すまでにかかった回数は?」

    ショタP「8回」

    加蓮「最初のレッスンで私は何分遅刻した!?」

    ショタP「6分とちょい!」

    加蓮「初仕事のご褒美で入ったお店と私が食べたものは!?」

    ショタP「アンドザフリットの全ポテト全ソース食べ比べ!!」


    加蓮「ぜ、全問正解……本当に本物のPさんなんだ……っ!」ワナワナ

    奈緒「お前そんなの全部覚えてんのかよ!」

    凛「プロデューサーもよく答えられるね……」

    5: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:18:31 ID:coB

       〇


    加蓮「それで元凶って今どこ?」ダッコ

    ショタP「突然距離がやたら近い」ダカレ

    加蓮「え~、いいじゃんPさんなんだから! でも子供の頃ってこんなだったんだ~。かるーい♪ ちいさーい?」ムギュギュー

    ショタP「ぐぬぬ成す術がねぇ」ジタバター

    奈緒「っておい、くっつきすぎだろ! プロデューサーさん困ってるって! 凛も何か……」

    凛「ふーん、かわいいね」パシャー

    奈緒「撮ってる場合かーッ!」


      ガチャッ

    奏「犯人を捕まえてきたわよ」

    加蓮「あ、奏だ」

    ロリ志希「つかまったー」チマー

    凛「こっちも縮んでる!?」



    6: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:19:45 ID:coB

    ショタP「出やがったなマッドハスハス女! どうしてくれる!」

    ロリ志希「ジンあにきがやれってゆった」

    奈緒「架空の人物に責任を押し付けるんじゃない!」

    ロリ志希「んー。流石にあたしまでちっちゃくなっちゃうのは計算外だったもよう」

    ショタP「俺が縮むのは計算のうちだったのかよ!」

    ロリ志希「違うちがーう、あの原液から薄めて少しずつ慣らしてくつもりだったのー。体を若返らせて、成人病やら生活習慣病を解消ってゆー」

    ショタP「確かに成功すればありがたいが加減しろ馬鹿!」ギャーギャー

    ロリ志希「にゃにお~! 同い年のくせして~!」ワチャワチャ


    奈緒「ロリショタ二人組が取っ組み合いの喧嘩してる……」

    凛「なんか平和だからこのままでいい気がしてきた」パシャパシャ

    7: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:21:04 ID:coB

    奏「……それで、解毒薬はあるの? 揉み合っていないで教えてくれるかしら」

    ロリ志希「んー。調合してる最中だけどー」ムギュムギュ

    ショタP「ふぎぎぎ、はなふぇぇえ」

    ロリ志希「まだ完成してないんだよねー。この体で仕上げられるかにゃぁ」マウントマウント

    ショタP「むぐぐぐぐ」タップタップ

    加蓮「あはは、Pさんよわーい♪」

    奈緒「小1くらいだと女子の方が発育よかったりするからなぁ……ってストップストップ!」

    奏「仕上げだけ誰かに手を借りることはできないの? あなたは指示すればいいでしょう」

    ロリ志希「そうなんだけど、ちょっと問題があって――」

      ドサッ…

    奏「あら? ……あ」

    8: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:22:01 ID:coB

    美穂「」

    美嘉「」


    奈緒「あ……あ~、お二人さん? バッグ落っこちちゃってるぞ~……?」

    美穂「そ、そ、その、その子達」

    ショタP「……あ、ああ。実は……」

    美嘉「隠し子!?!?!?」

    ショタP「違うわ!!!!」

    奏「…………ええそうよプロデューサーさんと志希の隠し子(ヤケクソ)」

    ショタP「奏ェ!?」

    美穂「ぽこァ(失神)」

    凛「あっ美穂倒れた」

    ロリ志希「むすめです(ノリノリ)」

    美嘉「嘘でしょ!? いつから!? いくらなんでも年齢おかしくない!!?」

    奈緒「ちっ違う! 違うぞ!? めんどくなったからってブン投げはダメだろ奏ーっ!!」ブンブンブンブン

    奏「うふふうふふ」ガクガクガクガク

    美穂「ぶくぶくぶくぶくぶくぶく」アワフキ

    9: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:23:57 ID:coB

       〇


    美穂「そ、そんなことが……」

    美嘉「もうっ、この子はホントに……!」ムニーッ

    ロリ志希「んにー、やめれー」ムニョーン

    奏「……そういうわけだから、速やかに解毒剤を完成させられないか話してたところ」

    凛「ん……けど志希、さっき問題があるって言ってなかった?」

    ロリ志希「うん、それはね……おーいプロデューサー?」


                                   ショタP「」


    加蓮「遠ッ! え、何どうしたの!?」

    美穂「プロデューサーさん!? どうしてそんな隅っこにいるんですか!?」


    ショタP「…………お姉さん達…………誰?」


    一同「えっ」



    10: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:25:25 ID:coB

    ロリ志希「あのね、体に引っ張られて記憶や心も子供に戻っちゃうの。さっきまでそこらへんの副作用を調整してたとこなんだけどねー」

    凛「でも志希はまともなままじゃない?」

    ロリ志希「それは単に個人差。あたしだっていつ戻っちゃうか――――」

    奈緒「……志希?」

    ロリ志希「――……ママ? ママどこ?」

    加蓮「あっ戻った!?」

    凛「……え、じゃあこれどうするの?」


    奏「仕方ないわね……志希、こっちへ」ダッコ

    ロリ志希「おねーさんだれー。ママは? パパはー?」ダカレ

    奏「桃華ちゃんに連絡してこの子は財団に連れて行くわ。あそこの設備とスタッフなら志希の穴を埋められる筈よ」

    奈緒「お、おぉ……謎の財団頼りになるなぁ」

    奏「ただ、すぐにとはいかないと思う。その間は彼の方は……」チラッ

    11: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:26:36 ID:coB

    ショタP「……(警戒)」

    美穂「よしよーし……こ、怖くないですよー?」

    美嘉「ちょっと待って、確かここに……あったキャラメル」ジャーン

    美嘉「ほらほらおいでー。キャラメルおいしいよ~……?」

    ショタP「…………」ジリジリ

    美嘉「はい、どうぞ」

    ショタP「………………」サッ パクッ

    美穂「ど、どうかな? おいしい?」

    ショタP「おいしい……」

    美嘉「そ? 良かった! もういっこあるけど、食べる?」

    ショタP「う……」ソワソワ

    美嘉「遠慮しないでいーから★ ほら、お姉さん達怖くないでしょ?」

    ショタP「……う、うん」

    12: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:27:00 ID:coB

    美穂「美嘉ちゃん凄い! さすがお姉さん……!」

    美嘉「大したことないって。莉嘉よりよっぽど扱いやすいじゃん★」

    ショタP「……お姉さんのキャラメル、おいしいです」モグモグ

    美嘉「ぅンッッ」

    美嘉(ちっちゃいプロデューサーがアタシのことお姉さんってお姉さんってお姉さんってやだうそ何これキャラメル食べてる可愛いなんかムズムズしてきた)ポワワワワ

    美穂「……み、美嘉ちゃん?」

    美嘉「はッ!? な、なんでもないし!!?」ビクーッ


    奏「……任せるしかなさそうね。そうだ、アーニャとフレデリカにも電話しておきましょう」スマホスマホ

    ロリ志希「んーやー。おうちかえるー」ジタバタ

    13: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:28:14 ID:coB

       〇


    ショタP「に、2018年? 平成が終わる? 僕は大人……!?」

    凛「うんそう。で、私達はPの担当アイドル」

    ショタP「……お、おぉお……?」

    奈緒「名担当って言いつつ、あっさり体も頭脳も子供になっちゃったな……」

    美穂「混乱するのも無理はないと思うけど、でも本当なんですっ!」ズイッ

    ショタP「わ、あ、えっとうん」ザザッ

    美穂「距離を取られた!? えっきっ嫌われた!?」ガビーン

    加蓮「違う違う、照れてるんだよアレ」

    ショタP「…………」

    美穂「照れてる? そ、そうなのかなぁ」

    加蓮「無理もないよねー、いきなり年上のお姉さんに囲まれてるんだもん。年上のお姉さんかぁ……ふふっ♪」

    加蓮「ねえねえP君、お姉さん達の名前知らないでしょ? 私、北条加蓮っていうの。ほら呼んでみて?」

    美穂(自然に君付けしてる!)

    14: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:28:52 ID:coB

    ショタP「北条、加蓮……お姉さん」

    加蓮「うんうん、偉い偉い♪ 加蓮お姉さんだよー♪」

    凛「その手が」

    奈緒「どの手だよ!?」

    凛「私、渋谷凛っていうんだけど。凛でいいよ」

    ショタP「凛、お姉さん」

    凛「……いいねこれ」ムフー

    奈緒「……お前今のプロデューサーさんのことハナコと同じカテゴリに入れてないか?」

    美嘉「じゃあじゃあアタシは? あ、名前は城ヶ崎美嘉ねっ」

    ショタP「美嘉お姉さん」

    美嘉「わは、な、なんか莉嘉とも違うカンジ……ちょ、ちょっとヤバいかもこれ……」ドキドキ

    美穂「あ、あの、私小日向美穂! ええと……よ、よろしくお願いします!」

    ショタP「美穂お姉さん」

    美穂「ふわわわわ、ど、どうしよう、なんだか顔が熱くなってきたよぅ……!」ドギマギ



    15: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:30:32 ID:coB

    奈緒「な、なんだよぉみんなして……」

    奈緒「……ま、まあ自己紹介はしとかなきゃな。あたし神谷奈緒ってんだ。す、好きに呼んでくれていいぞっ?」

    ショタP「奈緒」

    奈緒「なんであたしだけ呼び捨てなんだよっ!?」ウガーッ

    凛「わかる」

    加蓮「奈緒はそんな感じ」

    奈緒「そんな感じって何だーっ!」モファーッ


    凛「……はっ。ねえ、ちょっと遊びすぎじゃない?」

    奈緒「動画まで撮っといて言うことかそれ」

    ショタP「…………あの、ここって未来なんだよね? ちょっと聞きたいことが……」

    加蓮「ん、なになに? なんでも聞いていいよ~?」

    16: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:32:36 ID:coB


    ショタP「セガはどうなってるの?」


    一同「」

    ショタP「ドリームキャストは? ドリキャスはプレステに勝ったの?」

    凛「…………ごめんちょっと待ってて」


       ササササ ババッ

    凛「セガって何!?」

    加蓮「確かゲーセンにそういうのが」

    美穂「あの、なんか、ロボピッチャとか作ってた!」

    美嘉「奈緒はなんか知らないの!?」

    奈緒「えっとセガセガ。確かゲームの会社だった筈だけど……!」スマホスマホ

    奈緒「あ出た。へー、ハードも出してたんだここ。アケゲー専門かと思ってた」

    凛「…………なんかどれも悲惨な結果じゃない?」

    ショタP(ワクワクテカテカ)

    美穂「あ、あのねP君。ドリームキャストは今は……」カクカクシカジカ

    17: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:34:39 ID:coB


    ショタP「」


    奈緒「楳図かずお漫画みたいな顔した!?」

    美嘉「そんなにショックだったの!? ね、ねえPくん……?」

    ショタP「…………そだ…………」

    美穂「え……」

    ショタP「うっ嘘だッ! セガは大成功するんだ! 2018年ともなれば浦安に東京セガランドが立ち、ソニックやアレックスキッドやペパルーチョの着ぐるみがキッズに大人気な筈なんだーッ!!」

    美穂「わああっ、おっ落ち着いてP君! セガ自体はまだ元気だから! ねっ!?」

    奈緒「むしろ迷走期より安定してるまであるぞ! だから安心しろって、な!?」

    ショタP「ドリキャスは迷走の産物なんかじゃないわーーーーーーーい!!!!」ウガーッ

    美穂「逆効果ーっ!?」

    加蓮「この歳で拗らせすぎじゃないの!?」

    18: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:37:09 ID:coB

    美嘉「ヤバっ、パニックになってる……! P君ちょっとこっち来て!」ガバッ

    ショタP「!? ふむぐっ!」ムギュウ

    美嘉「よしよし、大丈夫大丈夫……。みんなわかってるから、ね?」ナデナデ

    ショタP「…………う……。うっ、うぅっ……セガのゲームは世界いちぃ……」グスグス

    凛(泣いてる……)

    奈緒(多分セガの没落が人生最初の挫折だったんだな……)


    美穂「すごいね、美嘉ちゃん……」

    美嘉「あはは、莉嘉がちっちゃい頃はよくこうしててさ……落ち着いた?」サスサス

    ショタP「…………うん…………」ズビッ

    美嘉「そっか、良かっ――」

    美嘉(あれ? アタシよく考えたらとんでもないことしてない……?)

    19: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:38:16 ID:coB

    一同「」ジーッ

    美嘉(P君を、ていうか小さいプロデューサーを抱きしめて、あ、なんか意識したら変な、あったかい、泣いてる、かわい、ヤバ……)

    加蓮「顔お○ぱいに埋めちゃってますけどー」ボソッ

    美嘉「~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!」

    美嘉「ちっ違っこれはそういうんじゃなくてっ緊急の! 緊急の奴だからっそんなヘンなアレじゃないからっ!! ねっP君そうだよね!?」ギュウウーーッ

    ショタP「アイエエェェ……」ギュムー

    奈緒「わあ美嘉!? 息、息出来てないって!」

    凛(お○ぱいプレス……)



    20: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:38:47 ID:coB

      ◆◆◆◆

      ~一方そのころ 某財団ラボ~


    桃華「あらあらあらあら、まぁまぁまぁまぁ!」

    ロリ志希「うにゃー」グテーン

    桃華「志希さん、ずいぶん幼くなってしまわれて……! 不謹慎かもしれませんが、なんだか新鮮ですわっ」キラキラ

    アーニャ「ダー! とてもかわいらしいです♪」

    奏「一応ここに来るまでに事の経緯は説明しておいたわ」

    フレデリカ「もしもしシキちゃーん? アタシのことわかるかなぁ」

    ロリ志希「んー…………だいたい」

    ロリ志希「つまりあたしは未来でもギフテッドで、いろんなおくすりをつくってるわけだね」

    フレデリカ「そうそう~。そしてこれはシキちゃんのフェイバリットスメル!」

    ロリ志希「なになに……クァッ(フレーメン反応)」

    21: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:40:08 ID:coB

    奏「いきなり濃縮プロデューサースメルはやりすぎじゃない?」

    フレデリカ「まあまあ♪」

    ロリ志希「なにこれすごい!! へんなの!! こんなニオイのヒトいる!? ぼうとくてき!!」

    桃華「冒涜的」

    ロリ志希「なんかぴーんときた! おしごとする! あ、その前にゆきだるま作りたーい!」

    桃華「まあっ楽しそう! あ、でも雪が降ってませんわね……」ショボン

    アーニャ「スニェーク……雪でしたら、ここにありますよ♪」ヒュオオー

    ロリ志希「わぁい!」

    フレデリカ「わぁい!」

    桃華「わぁいですわ!」

    奏「……一仕事の前にひとしきり遊ぶことになりそうね。やれやれだわ」

    22: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:41:23 ID:coB

      ◆◆◆◆

     ~今夜プロデューサーをどうするか問題~


    奈緒「家に帰すってのもなぁ」

    凛「生活できないと思うよ。何もわからない子供なんだし」

    美穂「誰かがおうちで預かるのがいいのかな……?」

    美嘉「……もしもしママ? 今日ね、そっちに男の子連れてくかも……うん知り合いの子で……」ヒソヒソ

    加蓮「せんせー城ヶ崎さんが抜け駆けしようとしてまーす」

    美嘉「ぬぬぬ抜け駆けじゃないし!?」

    加蓮「まあほんとに美嘉んちでもいいかもだけど。莉嘉ちゃん喜びそうだし」

    凛「ハナコと並べて写真撮りたい」

    加蓮「ちなみに私んちもアリだよ? お母さんPさんのこと気に入ってるっぽいから」

    凛「ハナコと並べて写真撮りたい」

    奈緒「あ、あたしはど、どうだろ……いや説明すればいけるかもしんないけどさぁ」

    凛「ハナコなら仲良くなれると思う」

    奈緒「いやハナコ推しすぎだろ!! どんだけお持ち帰りしたいんだよ!?」

    23: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:42:09 ID:coB

    美穂「えと、いつまで子供なのかにもよるよね」

    奈緒「そこはなんか、財団? を信じるしかないよなぁ。何日もこのままだったらどうしよ」

    ちひろ「まったくですよ!」ニュッ

    奈緒「わぁちひろさん!? いつからいたんだ!?」

    ちひろ「最初から事務所で書類整理してました。まったくこの人は芸術的確率でトラブルに遭遇するんだから……」

    ショタP「!? ……!?」

    美嘉「ああP君、大丈夫だから……! この人はえっと、事務所のアシスタントさんで」

    ちひろ「千川ちひろです♪ あ、渡しそびれてましたけどログボです。どうぞ」つスタドリ

    ショタP「おそろしいけはいを感じる……」

    ちひろ「なんだとこのやろう」

    美穂「お、抑えて抑えて!」

    24: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:44:09 ID:coB

    ちひろ「はぁ……なっちゃったものは仕方ないとして、すぐ事務所まで来られる距離が望ましいですね。あと連絡しやすさ」

    美嘉「うっ、ウチ埼玉……」

    ちひろ「とりあえず病欠ということで処理はしておきますけど、早く戻って貰わないと困ります。聞いてますかー私の同僚さーん」プニプニ

    ショタP「むぎぎぎぎ」ムニュムニュ

    奈緒「連絡がつきやすくて……すぐ事務所に戻れる距離の場所、か」

    凛「私んち」

    加蓮「女子寮じゃない?」

    凛「ねえ私んち。渋谷の渋谷家」

    奈緒「お前ハナコと一緒に撮影会するだろ! 電話スルーするかもだからダメだ!」

    凛「ぐぬぬ」

    美穂「女子寮かぁ……。えっ、じょ、女子寮!? 私達と一緒に暮らすのっ!?」

    凛「……ねえ、ジャンケンで決めない?」

    加蓮「往生際が悪いっ」ムギュル

    25: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:45:25 ID:coB

       〇

      ――女子寮


    奏『――そう、わかったわ。じゃあそっちはお願いね』

    周子「あいあい。んーでもなー、大丈夫かねぇ」

    奏『何が?』

    周子「いや、いくらプロデューサーさんっつってもさ、いたいけな男の子を女の園でお世話するわけでしょ? 性癖歪まん?」

    奏『……確かに、少し刺激は強いかもしれないわね。本来みたいにある程度は枯れてる歳じゃないと』

    周子「枯れたとか言うてやらんとって」

    奏『まあ大丈夫でしょう。プロデューサーさんだし。お尻好きが胸も好きになる程度じゃないかしら』

    周子「それもそっか。うん、せやな」ピッ

    みく「その謎の信頼なんなん?」

    周子「おっみくちゃん。リビングどう?」

    みく「どうもこうも、大騒ぎにゃっ」ガチャ



    26: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:46:20 ID:coB

    美玲「ホントにちっちゃくなっちゃってるぞッ!?」

    輝子「し、親友が、まるでビョウタケのようなサイズに……!」

    小梅「んぇへへ……私より背が低い……♪」

    由愛「子供の頃のプロデューサーさんって、こんなお顔だったんですね……!」

    蘭子「逆行する刻の迷彩夜!」ワクテカ

    こずえ「あかごー……」

    智絵里「わぁ……可愛い……♪」

    イヴ「ほんとですねぇ~。これはプレゼントの渡し甲斐がありますぅ!」

    ブリッツェン「ブモーッフ!!」


    ショタP「」カチンコチン


    芳乃「これこれー。あまり囲むと怯えさせてしまいますよー」

    菜帆「怖くありませんよ~。おいでおいで~」チョイチョイ

    ショタP「うぅ、は、はい」ソワソワ

    美穂「もう、みんな! P君は大人の時のこと覚えてないんだからっ」

    27: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:48:06 ID:coB

    紗枝「こん!」ンニュッ

    ショタP「うわぁ天井から知らないお姉さんが!?」

    紗枝「うちはあんたはんのことよう知ってます♪ それにしても、こないにちんまくなってもうて……かいらしなぁ?」ナデナデ

    ショタP「や、やめっ」

    紗枝「あやや、お気に召さへん? せやねぇ、そないなったかて男の子やもんなぁ? 殿方をからかうんは不躾やったわ? 堪忍え?」ナデナデナデ

    ショタP「うぅぅ……」

    紗枝「大人の時はあないに男らしゅうしてくれはったのになぁ? 『ぎゃっぷ』いうんかなぁ? うち仰天してもうたわぁ? はぁ、かいらしかいらし~??」ナデナデナデナデ

    周子「こらこら狐」チョップ

    紗枝「こんっ♪」

    周子「なーにを甘々ボイスで翻弄しとるか。性癖歪むっつーの」


    響子「あ、Pくーん! 何か食べられないものあるかな?」ニュッ

    ショタP「え。えっと……にんじんとブロッコリー、とか」

    響子「にんじんとブロッコリーねっ。ほんとは食べなきゃダメだけど、今日だけオマケしてあげるねっ♪」サッ

    みく「響子チャン、普っ通~にお姉ちゃんしてるにゃ……」

    周子「経験値が違いすぎる」

    28: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:49:58 ID:coB


    みく「……ところでまゆチャンは大丈夫なの?」

    まゆ「」

    美玲「プロデューサー見た瞬間フリーズしちゃったんだぞコイツ」

    まゆ「」

    ショタP「ねえ……その人病気とかなの?」

    周子「あーごめんごめん気にしないで、多分想定外の事態にキャパオーバーしとるだけやから」

    まゆ「あ、あ、あ、」

    周子「再起動した!」

    ショタP「大丈夫?」

    まゆ「かわいい」

    ショタP「えっ」

    29: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:51:09 ID:coB

    まゆ「あ、ごめんなさい、なんでもないんですよぉかわいい」

    まゆ「この姿だとはじめましてでしたねぇかわいい。佐久間まゆですかわいい、かわいいよろしくお願いかわいいしますねぇかわいい」

    ショタP「こ、この人バグってる! ほんとに大丈夫なの!?」

    芳乃「錯乱しておられますー」

    智絵里「で、でも、幸せそうです……」

    まゆ「はっ……ごめんなさい、つい気が動転してしまって。おほんっ。改めまして、ま、まゆは……まゆは……」

    まゆ「あなたの婚約者です」キリッ

    美穂「まゆちゃん!!?」

    まゆ「いけない、つい願望が漏れて……あの違うんですよぉもともと親同士で決めた許嫁なんですけど二人触れ合っていくうちにやがて本当の愛に目覚め始めて」

    みく「まゆチャン制御不能! 回収、回収にゃあーっ!」

    イヴ「あらほらさっさ~!」

    ブリッツェン「ブモーッ!」

    まゆ「ああっ!? せめて指輪だけでもぉ~っ!」

       バタン…

    30: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:52:08 ID:coB

    芳乃「とても賑やかなのでしてー」

    ショタP「……あのさ、僕やっぱり出てった方がいいんじゃ」

    美玲「……行くトコ無いんだろッ。一人でやってけるのか?」

    ショタP「それは……わかんないけど」

    美玲「じゃココにいろよ。まったく、オマエもオマエだッ。普段しっかりしてないからこうなるんだぞ!」

    ショタP「……ごめんなさい」

    美玲「なんで謝るんだよ! とにかく、オマエだって群れの一人なんだッ! ウチらが守ってやるからそれでいいだろッ!」

    ショタP「わ、わかった。その……ありがとう」

    美玲「……んッ」

    由愛「美玲さん……!」

    小梅「やるぅ……」

    輝子「フヒ……リーダーの器……」

    美玲「な、なんだよ! ヘンな目で見んなー!!」ウガーッ


    響子「みんなーっ、ご飯できましたよーっ! ……あれ? まゆちゃんは?」

    31: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:53:48 ID:coB

       〇

      ~食後~


    響子「P君、響子お姉ちゃんのご飯どうだった?」

    ショタP「おいしかった……!」

    響子「わぁ、良かったぁ♪ たくさん食べてくれてたもんねっ」


    菜帆「響子ちゃん本当のお姉ちゃんみたいですねぇ~」

    みく「あの子はもう踏んだ場数が違うにゃ……。にしても、Pチャンちょっと意外だったかも」

    美穂「なんだか、控えめな感じなんだね。私もちょっとびっくりしちゃった」

    由愛「緊張するのも、無理ないと思います。私より年下になっちゃってるくらいだから……」


    智絵里「お風呂沸きましたっ」ガチャ

    蘭子「治癒の泉は傷付いた翼を待つわ!(いつでも入れます!)」

    響子「あ、当番ありがとう! えっとそれじゃあ何人かに分かれて――」


    一同(………………お風呂?)



    32: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:54:27 ID:coB

    美穂「どどどどうしよう……!」

    みく「ど、どうもこうも、Pチャンだけ別々に入ってもらうしか……!」

    紗枝「目隠しさせてええんやったらうちが洗ってあげられますえ~?」

    周子「だから性癖改造やめーや!」

    イヴ「私は平気ですよぉ! 既に裸を見られてますから~!」

    美穂「誤解を招く言い方っ!?」


    芳乃「そなたー。お着換えはちゃんとお持ちでしてー?」

    ショタP「うん……財布にお金があったから、駅前のお店で買ったんだ」

    芳乃「それはよきことですー。さ、わたくしの手をー」


    美穂「待って待って待って芳乃ちゃん待って!?」

    芳乃「はてー?」

    周子「一緒に入んの!?」

    芳乃「はいー。おひとりではなにかと不便かとー」

    美玲「そ、それはヤバいぞ! うまく言えないけどきっとヤバいッ!」

    みく「芳乃チャンの距離感が完全に祖母にゃあ!!」

    芳乃「ふむー?」

    33: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:58:10 ID:coB

    響子「――結局、P君はブリッツェンちゃんと一緒に入ることになりました」

    イヴ「ブリッツェンもお風呂好きですから~。使い方もバッチリですよぅ♪」

    周子「くそー、一番風呂譲っちゃったなー」

    智絵里「で、でもあの、後に入ってもらうのはその、ちょっと恥ずかしい……」

    紗枝「出汁がたくさん出てもうた後やからなぁ~」

    美穂「表現!」



    ショタP(…………これは一体どういう生き物なんだろう?)カポーン

    ブリッツェン「ビバブモンモ~♪」カポーン

    34: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)00:59:46 ID:coB

       〇

      ~風呂後~


    周子「ふいーさっぱりさっぱり」ホコホコ

    ショタP「その……ありがとう。お風呂まで入らせてくれて」

    美穂「ううんっ、いいの! 困ってるP君をほっとけないからっ」

    紗枝「いつもたいそうお世話になっとりますさかい、これくらいはなぁ」

    由愛「ん……ふぁ……お風呂に入ったら、眠く……」クシクシ

    菜帆「そろそろいい時間ですねぇ~。寝ましょうか~」


    一同(…………………………寝る?)

    35: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:01:12 ID:coB

    美穂「どどどどどどどどどどどどどどどどどどどうしよう!?」

    みく「落ち着くにゃ美穂チャン! ジョジョの効果音みたくなってる!」

    周子「リビングで寝てもらうとかかねぇ」

    響子「だめですっ。もう冬なんだから、広いリビングで寝たら風邪引いちゃいますよ!」

    みく「でも、どこのベッドも一人用だし……」

    芳乃「わたくしはお布団ですゆえー、同衾するもやぶさかではありませぬがー」

    響子「私も弟と一緒に寝てたりしてたから、ベッドが狭いくらいは全然平気ですよ?」

    みく「この二人の近さは逆にデンジャーな気がするにゃ! 却下却下!」

    芳乃「ほー?」

    周子「あっそうだ、動物モードになれる子が一緒に寝たらええんちゃう?」

    智絵里「一緒に……ぷっ、ぷろ、プロデューサーと一緒に寝、はうぅ……」プシュウ

    紗枝「あらぁ~、そないなことしてもうてええんどすか?」ニマー

    周子「ごめんやっぱナシで」

    美穂「わ、私も恥ずかしくて眠れないよぅ……」

    菜帆「私も寝ぼけてぎゅ~って抱きしめちゃうかも~」

    36: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:06:08 ID:coB

    輝子「…………あの…………私の部屋、いいぞ」スッ

    美穂「輝子ちゃん?」

    輝子「ベッドじゃなくて、床にごろ寝するスタイルだし……。みんなが使ってないお布団も貸してくれれば……」

    美穂「そっか、それにキノコクッションも沢山あるし! でもいいの?」

    輝子「うん……親友だからな……。……なんだったら、夜通しキノコトークとかにも付き合うぞ……」

    ショタP「キノコはよくわからないけど、セガの話なら……ドリキャスとか……」

    輝子「ドリキャス……」

    美穂「あっ、しょ、輝子ちゃん、その話は……!」

    輝子「……戦国TURBは……誰がなんと言おうと、名作だ……」


    ショタP「!!?」クワッ

    37: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:07:18 ID:coB

    輝子「移植版のスポーンも、いいゲームだった……BGMが、ごきげんなんだ……」

    小梅「ゾンビリベンジ……ハウスオブザデッド……イルブリード……」ニュッ


    ショタP「!!!!」ギギンッ


    ショタP「このお姉さんの部屋に泊まる」キリッ

    輝子「フヒ……歓迎するぞ……」

    周子「一瞬で決まってもうた」

    美玲「……なあミホ、どりきゃすってなんだ?」

    美穂「ごめん、私にもよくわかんないの……」


    小梅「…………デスクリムゾン2…………」

    輝子「や、やめておけぇ……!」

    ショタP「その話は僕らを破滅へとみちビク……ッ!!」



    38: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:11:12 ID:coB

      ◆◆◆◆

      ~一方その頃 某財団ラボ~


    ロリ志希「にゃっはは! だいせいこ~!!」ババーン

    アーニャ「雪ダルマが立ちましたっ♪」

    桃華「なんてことですの!? とうとう自律稼働まで!!」

    フレデリカ「セントルイス田吾作アレクサンドルmkⅢと名付けよう~!!」

    晶葉「ワハハ! この天才にかかればこれしき朝飯前だっ!!」


    奏「……どうして助っ人の晶葉ちゃんまで雪だるまゴーレムの建造に勤しんでいるのかしら?」


    五人「あっ」

    39: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:12:24 ID:coB

      ◆◆◆◆

      ~翌朝~


      チュン チュン…


    ????「おはよう、朝だよ」

    美穂「……んぅ~……?」

    ????「朝ごはんできてるよ。もうみんな起きてるから」

    美穂「ふぁ……ぅ~……もうちょっとぉ……」

    ????「もう……ほら早く起きてよ、美穂お姉さん!」

    美穂「やぁ~ぁ……あとごふ……じゅっぷんだけぇ…………」


    美穂「…………みほおねぇさん?」

    ショタP「あ、起きた」

    40: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:12:54 ID:coB


      ―― 食堂

                   ポコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!?>

    周子「ん、起きた起きた。響子ちゃーん美穂ちゃんもうすぐ降りてくるー」

    響子「はーいっ。お味噌汁つぎますねー」

    智絵里「す、すごくびっくりしてますね……」

    芳乃「お寝坊さんなのでしてー」

    41: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:14:11 ID:coB

       〇


    ショタP「耳がまだキーンとする……」

    美穂「ご、ごめんねP君、私すっかり忘れちゃってて……」

    ショタP「いいよこのくらい。……あ、味噌汁おいしい」ズズ

    周子「なーんか随分落ち着いちゃったねぇ」

    ショタP「うん、一晩経ってゆっくり考えたら……。みんなすごく親切だし」

    ショタP「輝子お姉さんと小梅お姉さんとはみっちりトークできたし」b グッ

    輝子「フヒ……」b グッ

    小梅「ふぇへへ……」b グッ

    美玲「すっかり打ち解けてるな……」

    紗枝「Pくんはんがオロオロしてはるの、かいらしかったんやけどなぁ」

    42: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:14:56 ID:coB


    まゆ「復活のまゆですよぉ」ズモッ


    ショタP「あっ病気の人だ」

    みく「やめたげてその言い方」

    まゆ「いいんです、みくちゃん。確かにまゆは病を患った身……そう、恋という不治の病に……」

    蘭子「猛る本能(ココロ)は鎮まりしか……?」

    まゆ「ええ♪ 考えてみれば、どんな姿でもPさんはPさん……。いくつでも変わらない、まゆの愛する人ですから?」

    菜帆「あ、わりといつも通りですね~」

    まゆ「ところでまゆがPさんの子供を産んだらちょうどこんなお顔になるんですかねぇ? つまり彼は、息子……?」

    周子「いや冷静にトチ狂っとるのやばない?」

    43: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:17:18 ID:coB

       〇


    美穂「じゃあP君、私達は学校に行かなきゃだからっ」

    ショタP「行ってらっしゃい」

    美穂「はうっ」キューン

    まゆ「もう一回言ってくれますかぁ……?」

    ショタP「? 行ってらっしゃい、まゆお姉さん……?」

    美穂「へぁあっ」キュンキュン

    まゆ「はぁぁ……っ?」ゾクゾクゾク

    美玲「ほら早く出なきゃチコクするだろッ!」ズルズル

    まゆ「あぁあ、あと十回ぃ~……」ズルルルルー

    芳乃「そなたー、よい子で待っているのですよー」

    響子「お昼ご飯は冷蔵庫に入れてあるから、チンして食べてね!」


    ショタP「……みんな行っちゃった」ポツーン…



    44: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:17:53 ID:coB


    周子「いやぁ留守番になっちゃったねぇ」ニュッ

    ショタP「周子お姉さんは学校無いの?」

    周子「ないない、あたし高卒やし。んで今日の仕事はお昼から」

    周子「ここに入寮してるのはほとんど中高生やから、平日昼は寂しくなるんよねー。イヴちゃんはこの時期ケーキ売るバイトだしさ」

    こずえ「んー……」ウトウト

    周子「あとこずえちゃんはなんかずっとここにいる」

    こずえ「ぬくぬくー……」ムギュウ

    ショタP「抜け出せない……」ギュムム

    周子「ま、今のうちにゆっくりしときー。これも休暇だと思ってさ」パラパラ

    ショタP「何見てるの?」

    周子「これ? 今度出るバラエティの台本。しゅーこちゃんだってこういうののチェックはするのさ」

    ショタP「……」

    周子「意外だった? って、意外もへったくれもないか。普段のあたしら知らないんだもんね」

    45: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:19:00 ID:coB

    周子「……むしろ、あたしこそ不思議な気分だわ。プロデューサーさんって子供の頃はそうだったんやね」

    ショタ「……そんなに意外かな」

    周子「大人の姿を知ってるだけにね。もっとヤンチャ者なのかと思ってた。どっちかっていうと家で本とか読んでるタイプっぽい?」

    ショタP「む……僕だって遊んだりするよ。川でかっこいい石拾ったりとか」

    周子「いや例の出し方! 野生児か!」プフー

    ショタP「むむむ……」

    周子「ごーめんごめん、ちょっとからかいたくなっただけ。こうして見ると肝の据わり方は本人っぽいしね」

    こずえ「ぷろでゅーさーはー……ぷろでゅーさーだよー……?」

    周子「ほら、こずえちゃんのお墨付きも出たことだし」

    こずえ「だからー……にどねしよー……」ムギュー

    ショタP「ぬぬぬ意外と力が強い」ギュギュギュ

    周子「マイペースな子やなぁ。にしても二度寝なんて言葉どこで」

    こずえ「しゅうこー……」

    周子「アッハイあたしのせいでした」

    46: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:20:06 ID:coB

      ◆◆◆◆

      ~一方その頃~


     ビィーーーーーーッ!! ビィーーーーーーーーーッ!!


    ロリ志希「んお!? なになに?」

    晶葉「警報……収容違反か!? こんな時に!」

    桃華「いけませんわ、皆さま急いでシェルターへ! 最悪このラボの放棄も考えねば……!」

    フレデリカ「およよ、そんなにタイヘンなのー?」

    アーニャ「アー……お手伝い、必要ですか?」

    奏「ありがとう。でも大丈夫よ。ここは私が向かうから、あなた達は――」


    ???「その必要は無い!」

    47: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:23:20 ID:coB

    桃華「この声は……」

    ロリ志希「??」

    真奈美「やれやれ。ようやく内勤にありつけたかと思えば……」

    奏「真奈美さん! いつから日本に?」

    真奈美「つい一昨日さ。それにしてもティーブレイクすら許してくれないとは、わがままな居候もいたものだ」

    桃華「あら真奈美さん、お紅茶の立ち飲みはお行儀が悪くってよ?」

    真奈美「ははは、耳が痛い……だがまだ淹れたばかりで一口も飲んでないんだ。流石に置いておくのは勿体なくてね」

    真奈美「さて、こいつが冷める前に済ませてくる。君達はここにいてくれて大丈夫だよ」

    奏「任せていいのね?」

    真奈美「無論だ。では失敬」プンッ

    48: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:24:31 ID:coB

    ロリ志希「きえた!」

    フレデリカ「ワオ! マジック?」

    アーニャ「ダーティシトー! マナミは妖精(フェーヤ)だったですかっ?」

    晶葉「……いやあれは単にものすごく速いだけだ」

    奏「……真っ先に科学的解明をすべき相手はすぐ傍にいるんじゃないかしら?」

    晶葉「鍛えているだけだと本人は言っている。まったく人体の神秘だな」

    ロリ志希「おおー」

    桃華「真奈美さんが出た以上は安全ですわ。では、作業を続けましょう!」


      ドンドンパン ワーワー ズドーン キョエー

    49: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:25:48 ID:coB

      ◆◆◆◆

      ―― 夕方 女子寮


    卯月「わぁあぁっ。本当に小さくなっちゃってますっ!」パァァァ

    未央「プロデューサーの子供の頃ってこんななんだぁ! あははっ、うちの弟より小さい♪」ポフポフ

    卯月「あのあのプロデューサーさん、抱っこしてみていいですか? あとあと君付けで呼んでみたりっ!」ワクワクテカテカ

    ショタP「ええと、お、お手柔らかに……」タジタジ

    卯月「はいっ! 島村卯月、がんばってやわらか抱っこしますっ」ダキッ

    ショタP「やわらかってそういう意味じゃむぐぐぐ」ムニムニ

    未央「おおー!? P君思わぬ役得だー!」

    美穂「わわわわ、卯月ちゃん大胆すぎだよぉ……!」

    卯月「えへへっ♪ 弟が欲しいなーって小さいころ思ってたんです♪」ペカーッ

    莉嘉「ねーねーPくん後でお買い物行こうよー! 今のPくんに似合う服選んであげるー☆」

    茜「ランニングにも行きましょうかっ!! 寒い日だからこそ運動ですよっ!!」

    未央「茜ちんはブレないね!?」

    ショタP「」ムギュー



    50: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:26:21 ID:coB

    幸子「……ゴクリ……!」

    美穂「ええと、なんで幸子ちゃんは緊張してるのかな……?」

    幸子「一般に人が最もカワイイと呼ばれる時期は、男女問わずだいたい3歳から7歳までの間と言われています……(※幸子調べ)」

    幸子「その時期に自ら逆行するとは! さすがはカワイイボクのプロデューサーさん、カワイさの探求に余念がありませんね!」キュピーン

    美穂「ええと、時期のことはよくわかんないけど、幸子ちゃんも今でも十分可愛いよ?」

    幸子「フフーン! 当然です! ボクは6歳時のピークを保つどころか、年々カワイさレベルを更新していますからねっ!」


    周子「放課後の学生組がみんな見に来てもーた」

    芳乃「皆さん新鮮なのでしょうー。普段はあまり、すきんしっぷをなさらぬお人ですゆえー」

    奈緒「いやぁ一時はどうなるかと思ったけど、案外馴染んでるようで良かったよ」

    ライラ「いつでもどこでも、住めば都でございますよー。隣人に恵まれればなおさらでございます」ニコニコ


    響子「ひのふの……みんなーっ、お茶が入りましたよーっ」

    菜帆「和菓子もご用意しました~♪」


      ワイワイ ガヤガヤ…

    51: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:28:10 ID:coB

    藍子「いただきますっ。――だけど、美穂ちゃん達は大丈夫なんですか?」

    美穂「え、大丈夫って何が?」

    藍子「プロデューサーさんには大人の時の記憶が無いんですよね。ということは、美穂ちゃん達の正体も……」

    美穂「あ……」

    智絵里「か、考えたこともなかったです……」

    芳乃「ご心配なさらずともー。そのことでみなさまを嫌い、恐れる子ではないのでしてー」

    美嘉・まゆ「…………」

    こずえ「………………」

    52: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:31:25 ID:coB

    こずえ「ぷろでゅーさー……」トテトテ

    卯月「こずえちゃん?」

    ショタP「むぎゅぎゅ……え、何?」

    こずえ「ぷろでゅーさーはー……にんげん、すきー……?」

    ショタP「人間? 考えたこともなかったけど……別に嫌いではないっていうか、まあ、普通……かな」

    こずえ「じゃあ、にんげんじゃないのはー……すきー……?」


    一同「!?」


    美穂「こ、こずえちゃんっ。それは難しい話だから、今はあの、ほら、ね?」

    まゆ「そ、そうですよぉ。ひょっとしたら混乱させてしまうかもしれませんし……」

    美嘉「もうすぐ解毒剤が来るかもだから、話さないで済むならさ、それに越したことは――」

    智絵里「わ、わ、どうしよう、どうしましょう紗枝ちゃん……!」

    紗枝「……うちは、どちらでも。おたおたしたかて仕様のないこともありますさかい」

    菜帆「そうですね~……。どうしても、気になることもありますから~」

    ショタP「人間じゃない……って、どういう意味?」

    53: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:32:03 ID:coB

    こずえ「んー……」ネムネム

    美穂「こずえちゃっ――」


    こずえ「…………ん」パチクリ


    美穂「ぽこーっ!?」ポンッ!

    紗枝「……こん」ポンッ!

    智絵里(!)ポンッ!

    菜帆「あら~……」ポンッ!

    美嘉「あっ、ちょ!」バサッ!

    まゆ「はぅ……っ!」モフッ

    54: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:34:50 ID:coB


    ショタP「」


    周子(やってもーた……!)

    美玲(お、おい、いいのかッ!?)

    芳乃(見守りましょうー。何かあらば、わたくしがふぉろーしますゆえー)


    美穂「ぽ、ぽ、ぽこ……」

    美穂(私が受け入れられたのは、先に事務所にみんながいてくれたから……)

    美嘉(アタシの件にしたって、既に芳乃ちゃんや茄子さんみたいな不思議な人達を知ってたからで……)

    まゆ(まっさらな子供の状態で、この姿を見てしまったら……?)

    智絵里(プルプルプルプルプル)

    紗枝(どないなっても、うちは甘んじて受けますさかい……)

    菜帆(だけど、どうなるかしら~……)

    55: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:36:52 ID:coB

    ショタP「…………す、すごい」

    美穂「ぽこっ?」

    ショタP「すごい……すごい! お姉さんたち変身できるの!?」

    美嘉「えぁ……変身っていうか、元の姿っていうか……」

    ショタP「も、も、もっと凄い!! 美嘉お姉さんの羽ってそれじゃあ本物!?」

    美嘉「あ、うん。ほら」パタパタ

    ショタP「おおおお……っ! まゆお姉さんのは!?」

    まゆ「ま、まゆですかぁ? 動きますけどぉ」パタパタ

    ショタP「凄い! かっこいい! きれいだ! 初めて見た!」

    ショタP「美穂お姉さんはたぬきで、紗枝お姉さんはきつねで智絵里お姉さんはうさぎ!?」モフモフモフーッ

    美穂「ぽこっぽこっ」フワフワ

    紗枝「こーんっ」モフモフ

    智絵里(?)フニフニ

    菜帆「優しく撫でてあげてくださいね~。私はハーフですから、フルたぬきフォームじゃありませんけど~」

    菜帆「それにしても、怖くないんですね~」

    ショタP「いやすごくかっこいいよ!! もっと見せて!!!」ババーン



    56: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:37:18 ID:coB


    まゆ「…………あ」ポロポロポロポロ


    美玲「うわぁあ!? だ、大丈夫かよッ!? どっか痛むのか!?」

    まゆ「ごめ、ごめんなさい……痛いんじゃなくて……Pさぁんっ!」ギュッ

    ショタP「わぷっ」

    まゆ「まゆ嬉しいっ……。やっぱり好き、大好きぃぃ……っ」ムギュムギュ

    美穂「ぽこっ! ぽこーっ!」(まゆちゃんまゆちゃん! 絞まってるーっ!)

    智絵里(テシテシテシテシテシテシテシ)(離してあげてくださいっ)

    紗枝「こんこんっ」(Pくんはんは何かと絞められてまう日どすなぁ~)

    美嘉「き、気持ちは正直わかるかも……ぐすっ」

    57: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:38:30 ID:coB

    卯月「良かったぁ。丸く収まりましたね!」

    小梅「プロデューサーさんは……ちっちゃい頃から、セガ派だったみたい……だから……」

    加蓮「それって何か関係あるの?」

    輝子「……ある……。セガの看板作品は、ソニックシリーズ……。あれは、主人公がハリネズミなんだ……」

    小梅「それに、尻尾のプロペラで飛ぶ狐とか……ハリモグラ、コウモリ、ネコや鳥とか……色んな動物キャラが出るの……」

    輝子「――つまり……幼少時から、ファンタジーな動物達にも理解がある…………!!」クワッ!!

    みく「いやそんなんでええんかい!!」ビシィッ!

    奈緒「そこで伏線回収してくんのかよ!?」ガビーン


    まゆ「やっぱり運命の人……っ! 許嫁……っ! これは婚約待ったなしですよぉ……!!」ギュギュー

    美嘉「こっこら! なに勝手なこと言ってんのっ!」

    美穂「(ポンッ!)そ、そうだよっ! ていうか離してあげてーっ!」

    ショタP「」チーン

    58: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:39:45 ID:coB

      ◆◆◆◆

      ~一方その頃~


    ロリ志希「あっ! みっぺいミスっちった!」モワワァ~

    ロリアーニャ「シトー? なんだか、体が小さく……?」チマッ

    ロリデリカ「どうしようシキちゃん! フランス産美女が美幼女になっちゃった~!」

    ロリ晶葉「待て落ち着け、薬剤はまだ残っている! もう少しで解毒剤が完成するのだ!」

    ロリ奏「記憶が子供時代に戻る前になんとかしないといけないわけね……!」


    桃華「みなさま、お茶が入りましたわ。少し休憩……まあまあまあ! わたくしが一番お姉さんですのっ!?」パァァァ

    59: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:41:01 ID:coB

      ◆◆◆◆

      ―― 女子寮(なんやかんやでみんな帰ったり仕事行ったりした)


    みく「ふにゃ~……ちょっとしたイベントみたいだったねー」

    菜帆「にぎやかで楽しかったです~♪」

    みく「あれ、Pチャン達は? ――って」


    芳乃「みなさまー、お静かにー」シーッ

    ショタP「……すぅ……すぅ……」zzz

    こずえ「くー……くー……」zzz

    美穂(たぬき)「ぽこー……」zzz

    紗枝(きつね)「こんこん……」zzz

    智絵里(うさぎ)(プー…プー…)zzz


    由愛(プロデューサーさんが、芳乃さんの膝枕に……)

    周子(もふもふが周りに固まって寝とる)

    菜帆(うふふ~。さすがに疲れちゃったのかしら~)

    みく(ほんとに、この子がああなるなんて信じられないにゃ)


    芳乃「たいそうお疲れでしょうがー……みながかくも集いしは、ひとえにそなたとの縁によるものー」

    芳乃「……それらは全て、そなたが誇る宝でしてー。まこと、善き子ですー……」ナデナデ

    60: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:45:28 ID:coB

      ◆◆◆◆

      ~一方その頃~


    ロリ志希「できたっ」ジャジャーン

    奏「ふぅ……効果は確かみたいね」

    フレデリカ「久しぶりにパリの風を感じる歳に戻ったよ~」

    晶葉「うむ。志希、お前も早く戻るといい」

    ロリ志希「んー…………」ジー

    アーニャ「シキ? どうか、しましたか?」


    ロリ志希「あのね。いっこ聞きたいんだけど」

    アーニャ「……シトー?」

    ロリ志希「18歳のあたしは、まいにちこんなおもしろいことをしてるの?」

    アーニャ「ダー! みんな一緒で、楽しいこともたくさんです♪」

    ロリ志希「! ……にゅふふ、いいこときいちゃった。それじゃばいばい、未来の助手たちよ~」モワッ


      ボフッ!


    志希「んお! おりょ? ここどこ? あ、そっかあたし例のクスリこぼしちゃったんだ!」

    フレデリカ「はろはろシキちゃんおかえり~! ロリ体験どうだった~?」

    志希「んー……ぜーんぜん覚えてない!!」ババーン

    晶葉「精神の退行が起こった後だと、その時の記憶は失われているようだな」

    奏「私達はなんとか間に合って良かったってことね」フゥ

    アーニャ「ふふっ……小さなシキもかわいらしかったですよ♪」

    61: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:46:29 ID:coB

    真奈美「済んだかい」プンッ

    志希「に゙ゃーっ真奈美ちゃん! いたんだ!」

    真奈美「いたさ。それにしてもまた問題を起こしたようだね、志希」

    志希「にゃははは、まあこれも知的好奇心の賜物とゆーかなんとゆーか……」

    フレデリカ(ありゃ、シキちゃんが珍しくワタワタしてる!)

    奏(真奈美さんが苦手なのよ)

    真奈美「夏に顔を見た時は挨拶もくれなかったものだから寂しかったよ」

    志希「いや~、真奈美ちゃんほどのプロなら、あたしがチェックするまでもなく健在だしー的なー?」

    真奈美「光栄だ。そうだ、帰る前にひとつトレーニングでもしていくか? ずっと君の運動不足が心配でね」ニコッ

    志希「おっお~う……」チラッ

    フレデリカ「シキちゃんファイト!」

    アーニャ「アーニャも一緒にやりますっ♪」パァァ

    志希「」


      ギニ゙ャーーーーッ!!

    62: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:49:21 ID:coB

       ◆◆◆◆

      ―― 夜 女子寮


    美穂「うん……うん。わかった、ありがとう奏ちゃん!」ピッ

    美穂「P君っ。解毒剤できたって!」

    ショタP「そうなんだ……よかった」ホッ

    まゆ「戻っちゃうんですかぁ……?」ヒシッ

    みく「まゆチャンがあれからPチャンの半径1メートル以内から離れようとしない……」

    イヴ「ただいま帰りました~。余ったケーキ貰ってきましたよ~う♪」ガチャ

    菜帆「わぁい♪」

    周子「わぁい」

    蘭子「わぁい」

    みく「わぁい」

    響子「私、切りますねっ」


      ワイワイ…



    63: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:51:07 ID:coB

    ショタP「あの……色々、本当にありがとう」

    美穂「お礼なんてそんなっ! 普段は私達の方こそお世話になってるもん!」

    まゆ「あなたに惚れ直せた素敵な時間でした……♪」

    ショタP「惚れ……そこは、ちょっとよくわかんないけど……」

    ショタP「……僕ってアイドルのプロデューサーなんだね」

    美穂「うん。すごいんだよ、たくさんのアイドルを導いてくれてるの!」

    ショタP「そっか。……自分がそうなるって思わなかったな」

    美穂「そのくらいの歳だと、何のお仕事するかってあんまりよく考えてないもんね」

    ショタP「……」

    まゆ「……どうかしましたか?」


    響子「ケーキ、みんなの分切り分けましたよーっ」

    美玲「早く来ないとチョコ乗ってるとこ取っちゃうぞーッ!」


    美穂「あ、はーい今行くーっ! ……P君?」

    まゆ「もしかして、何か悩みでもあるんですかぁ?」

    ショタP「いや、そういうんじゃないんだ。ただ本当に意外っていうか……だって」


    ショタP「お父さんが、芸能事務所の人だったから」


    64: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:52:47 ID:coB

       ◆◆◆◆

      ―― 後日 事務所


    P「というわけで戻りました」ムンッ

    ちひろ「はいお疲れ様ですこれ未処理の書類」バサッ

    P「お祝いが重すぎる!?」グワーッ

    芳乃「無事に復帰できて何よりでしてー」

    P「いやぁすまんすまん。それよりあの元凶は何があったの」

    志希「」チーン

    アーニャ「アー……キンニクツウ? で、動けないです……」

    奏「普段レッスンもこなしてる筈だけど、それを上回るメニューだったものね」ツンツン

    志希「ふぎゅーっ!」ビクビクーン

    65: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:54:21 ID:coB

    P「なにやら知らぬところで天罰が下っていたようだ……。けど、女子寮の世話になっちゃったって聞いたけどマジで?」

    響子「はい。P君とってもいい子でしたよっ♪」

    P「そ、そうか……いやほんとすまん。さっぱり覚えてないんだよ」

    加蓮「覚えてない方が良かったんじゃない? 結構いろいろしちゃったし」

    P「いろいろとは」

    紗枝「それはそれで寂しなぁ。せやったらプロデューサーはん……」ススス

    紗枝「……うちの体のどこのホクロがあるかも、みぃんな忘れてしもたん?」ミミモト

    P「ブッッフォ」

    周子「さーえーちゃん」チョップチョップ

    紗枝「こーんっ♪」

    周子「また変なからかい方しおってからに。京都から帰ってはっちゃけに磨きがかかっとるな」

    66: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:56:06 ID:coB

    美穂「……」

    まゆ「……」

    蘭子「んむ……? 内なる精霊を彼方に遣わせしか?」(なんだかボーッとしてるけど、どうしたんですか?)

    美穂「あ、ううんっなんでもないの!」

    まゆ「ええ、なんでも。やっぱりプロデューサーさんは今が一番素敵だなぁって♪」


    美穂「……初めて聞いたね、あのこと」

    まゆ「大人の男性ですから。ご実家についてあまり話さないのは、当たり前ではあります」

    美穂「うん、そう……そうだよね。折り合いが悪いなんてことも無いみたいだし……」

    まゆ「子供の頃のことですから、きっと本当に意外だったんですよぉ。彼が自分から言わない限り、このことはまゆ達の胸にしまっておきましょう」

    67: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)01:56:57 ID:coB

    P「――お、二人もありがとうな。色々大変だったろ」

    まゆ「あっ、プロデューサーさぁん?」パァァ

    美穂「そんなことありませんよっ。楽しかったです!」

    まゆ「そうですよぉ。小さなプロデューサーさんもとっても素敵な殿方で……あ、でもお忘れですかぁ?」

    P「忘れ……? ああ、色々覚えてなくてな。なんか言ってた?」

    まゆ「小さなプロデューサーさんがまゆに一目惚れして、大きくなったら結婚して欲しいって言ってくれたことです?」

    P「ブフォーーッ!!」

    美穂「まゆちゃん!!!!」

    紗枝「そんなっ……うちを養ってくれる言うたんは嘘やったん……?」ワナワナ

    志希「死後あたしが体を標本にして保存するとゆー話は!?」ガバッ

    小梅「魂は……私が、お世話してあげるって……」ニュッ

    輝子「セガハード復活計画は……?」ニュッ

    P「どこまで信じていいかわからない!!」

    美穂「も、もうっみんな~~っ!!」ポコーッ

    68: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)02:00:02 ID:coB

    P「ふぅ……覚えていなくてよかったのか悪かったのか。まあ良かったんだろうな、精神衛生上」

    凛「撮ってるよ」

    P「」

    凛「動画もあるけど」

    P「『あるけど』じゃないんですけど? 見ないんですけど!?」

    凛「そう? 悪くないと思うんだけどな……」ピッ カレンオネーチャン リンオネーチャン ナオ

    奈緒「ああそうそう、あたしだけ呼び捨てだったんだよ! どういうことだよっプロデューサーさん!」

    P「やめて再生しないで! うわああっ声変わり前の自分の声って超聞きたくない感じ!!!」

      ワーワー ギャーギャー


    こずえ「………………」


    こずえ「せがさたーん…………しろー…………」


     ~オワリ~

    69: ◆DAC.3Z2hLk 2018/12/11(火)02:00:33 ID:coB
    以上です。お付き合いありがとうございました。



    引用元: 【たぬき】小日向美穂「名担当P!?」

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