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    男「龍倒したら俺の嫁になった」 龍「ん?」

    関連記事
    男「龍倒したら俺の嫁になった」 龍「ん?」【前編】
    男「龍倒したら俺の嫁になった」 龍「ん?」【後編】

    1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/07(土) 23:22:25 ID:3Ko7fXT2
    龍「で、その勢いだけで此処まで辿りついたか若人よ......」

    男「ああ、そうだ。でもな理由だってちゃんとあるんだぜ」

    男「あんたを倒せば何でも願いが叶うらしいじゃないか!」

    龍「フン、若人も人間か......何が望みなのだ」

    男「それはあんたを倒してから言うよ、勝てるか分かんないし」

    龍「勝算があって挑むものではないのか? 若人は馬鹿なのか?」

    2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/07(土) 23:30:34 ID:3Ko7fXT2
    男「馬鹿か......でも俺は負けるとは思ってないよ」

    龍「......フン、面白い。ならその台詞もう一度吐けるか試してやろう」ギロッ

    男「......!!」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「......ハァハァ、グッ」

    龍「............フン」

    男「へへ」

    3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/07(土) 23:31:53 ID:3Ko7fXT2
    龍「まさか人間に負ける日が来るとは.........な」

    男「人間も中々やるだろ?」

    龍「.........かもしれんな」

    龍「さて我は若人に敗れた、約束だ。願いを聞こう何を望む」

    男「俺の願いは.........」

    龍「巨万の富か? さらなる強さか? 人間は欲が深い生き物だからな、何でも叶えてやろう」

    男「何でもか.........なら」

    男「お前が欲しい」

    4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/07(土) 23:33:23 ID:3Ko7fXT2
    龍「...............は?」

    男「俺はお前が欲しいと言った」

    龍「何故だ.........若人よ」

    男「一目(雄々しい姿を)見て惚れたんだ!!」

    龍「な///」

    男「だから俺の! 一生(相棒として)のパートナーになってほしい!」

    龍「正気か? 我は龍だ......若人は......」

    男「そんなの関係ねぇ!」

    龍「!!」

    男「龍だからとか関係ねぇ」

    男「俺の隣で、俺の(背中を預けたい)ことを支えてくれないか?」

    龍「............むぅ///」

    男「それが俺の願いだ」

    龍「分かった、若人よお前の願い叶えよう」

    6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:06:58 ID:dNoRitjE
    男「うお!? 本当か?」

    龍「フン、そこまで口説かれたら我も年甲斐もなくときめいてしまったぞ」

    男「 ときめく?」

    龍「ふむ、この姿だと若人と釣り合わんからな、なれば.........」ピカッ

    男「うお! 眩しい!?」

    龍「........ふぅ」

    男「ちょ、いきなり眩しくてビックリ............え」

    龍「うーむ、人型になったのはいつぶりか.........少々、動き辛いな」

    7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:10:16 ID:dNoRitjE
    男「......龍?」

    龍「ん、そうだが?」

    男「......メスだったの?」

    龍「なんだ、だから若人は我を口説いたのだろう?」

    男「いや口説いてはいないんだが......」

    龍「嘘を言うな先ほど我を見て惚れたと.........」

    男「それは龍の姿が格好良くて...」

    龍「...我に一生のパートナーにと」

    男「それは.......戦いで龍さんがいると心強いから......」

    8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:12:20 ID:dNoRitjE
    龍「.........隣で支えてほしいと」

    男「背中を預ける的な意味で......へへ」

    龍「............我の考え違いか......一人で舞い上がってしまったではないかぁ.........」ズーン

    男「あ、でも龍さん」

    龍「なんだ」キッ

    男「お、俺さもう一つあったんだ願い事 」

    龍「それがどうした、我は一つしか願いは叶えんぞ.........」プイ

    男「まぁ聞いてくれよ。龍さん.........俺のもう一つの願い」ギュ

    龍「........./// 早く言え」

    9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:13:29 ID:dNoRitjE
    男「俺......ずっと考えてたんだ」

    男「もし、低身長で褐色銀髪美少女が嫁になってくれたらなって」

    龍「.........ふむ、むむ?」←低身長褐色銀髪美少女

    男「すっごく龍さんどストライクなんだぁぁ!!」ギュウ

    龍「はうん/// 若人苦しい///」

    男「あ! ごめん......で、龍さんが良かったらその......俺の」

    10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:15:48 ID:dNoRitjE
    龍「若人、我はもう決めている」

    男「え......」

    龍「我より強い若人に不満何ぞあるか、不束者じゃがよろしく頼むぞ///」

    男「え? 良いのか? よっしゃー!」ギュ

    龍「はふう/// だから苦しいと......」

    男「へへ、よろしくな龍さん」

    12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:17:11 ID:dNoRitjE
    龍「むう、その呼び名ちと堅苦しいの」

    男「え、じゃあ何て呼べば良い?」

    龍「うーむ、本音を言うと我に名前はないんじゃ」

    男「そうなのか?」

    龍「うむ、!! そうじゃ若人お主がつけてくれ」

    男「え、俺が......良いのか?」

    龍「大歓迎じゃ、感無量じゃ、さあさあ」

    13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:19:41 ID:dNoRitjE
    男「そこまで言われたら......うーん」

    男「.........あ」

    龍「なんじゃ、決まったか?」

    男「いやでもこれは......」

    龍「勿体振らず言うてみよ」

    男「............ロゼッタ」

    龍「ロゼッタ......ロゼッタ......良い名前じゃ、これにしよう!!」

    ロゼッタ「今日から我は若人の嫁のロゼッタじゃ」

    男「.........」

    ロゼッタ「ん? どうした若人?」

    14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:24:08 ID:dNoRitjE
    男「いや、それより俺のことも名前で呼んでくれないか?」

    ロゼッタ「うんや、若人は若人じゃ中々しっくりきてるしのう///」

    男「.........なら若人って呼んでくれロゼ」クス

    ロゼ「.........///」キュン

    男「どした?」

    ロゼ「名前で呼ばれるのも嬉しいのう若人がつけてくれたから尚更じゃあ///」

    男「まったく......可愛い龍だなロゼは!!」ギュ

    ロゼ「ひゃう/// こら若人苦しいと言っておろう......ん///」

    男「良い抱き心地なんだよ」

    15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:25:51 ID:dNoRitjE
    ロゼ「むう、してこれからどうするんじゃ?」

    男「そうだね、とりあえず此処から街に下りよう」

    男「で、今後の方針とか決めないとな」

    ロゼ「ふふん、先ず街に行けば良いんじゃな? ならば任せろ若人、すぐに街に行ける方法がある」

    男「うお! 本当か?」

    ロゼ「実はの、我は街に扉を設置している」

    男「扉?」

    16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 00:27:25 ID:dNoRitjE
    ロゼ「そうじゃ、この我等のいる場所と街を繋いでいる空間魔法、それが扉じゃ」

    ロゼ「まぁ、それで姿を変えては街に赴き人間の文化に触れておったという訳じゃ」

    男「なるほど、ロゼに少し人間味があったのは気のせいじゃなかったと」

    ロゼ「特に人間の書く書物が最近のお気に入りじゃ......とこの話しは街に行ってからにしよう」

    男「うん、街の宿でゆっくり聞かせてもらうよロゼの話し」

    18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 12:36:02 ID:xzBQs146
    ロゼ「よし、では行くぞ......むん!」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    街から少し離れた場所

    男「.........」

    ロゼ「.........ふう、着いたぞ後は此処から真っ直ぐに」

    男「.........」

    ロゼ「? どうした男」

    男「気持ち悪い......」

    19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/08(日) 12:37:01 ID:xzBQs146
    ロゼ「? .........ふふ、心配するな恐らく空間移動で酔っただけ若人なら直ぐ慣れよう」

    ロゼ「しかし意外じゃのこうも若人の弱点を見つけられるとは」ニヤ

    男「空間魔法って酔うんだね俺はそっちに驚いてるよ.......」

    ロゼ「じゃが我のは簡易で作ったからの、身体への配慮が少し足りんかった。すまぬ」

    男「まぁロゼは龍だしね」

    ロゼ「じゃが若人は人間じゃ、次からは若人の事も考えて調整する」

    男「それは助かるな」

    ロゼ「クス......さて、街に行くかの」

    24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/10(火) 07:40:32 ID:hSAJTLNM
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~街~

    門番「おお!! 小僧無事だったか?」

    男「よ、この通り元気だぜおっさん」

    門番「そりゃ良かったお前が(龍の祭壇)に行ったと聞いたから心配でな」

    男「おっさん見かけによらず心配性だからな?」

    門番「悪いかよ、でどうだったんだ?」

    男「うーん......」チラッ

    ロゼ「.........ん?」

    25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/10(火) 07:41:19 ID:hSAJTLNM
    男「龍はいなかったけど変わりにこいつと会った」ポン

    ロゼ「.........おふ」

    門番「.........お前、ロリコンだったのか」

    ロゼ「.........これでも成人はしとるぞおっさんとやら」

    門番「なに!? それは失礼した」

    ロゼ「人を見かけで判断するんじゃない」

    男「でも可愛いぞ」

    ロゼ「そ、その言葉はここで言うのに適してないぞ若人よ///」

    26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/10(火) 07:42:48 ID:hSAJTLNM
    門番「お、なんだぁ仲が良いな男。もしかして.........コレか?」

    男「おうコレだ、ちょっかい出したら切るぞ?」

    門番「お前が言うと笑えねーよ......」

    ロゼ「ふふん、我は愛されてるのぅ///」

    門番「お熱いなぁ、と話しは変わるが街に入るには通行証の提示が必要だ男は顔見知りだが決まりだからな」

    ロゼ「.........」ギクッ

    男「そう言えばロゼって通行証持ってるの?」コソコソ

    ロゼ「.........持っておらん」コソコソ

    27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/10(火) 07:43:43 ID:hSAJTLNM
    男「え、よく街に来てたって」

    ロゼ「.........まぁお忍びだったからの必要なかったんじゃ」プイ

    男「不法侵入だよそれ」

    ロゼ「若人よ、な、何とかしてくれ......!」

    男「えぇ!?」

    門番「ん? なんだ男、そっちの連れは通行証持ってないのか?」

    男「え、ああ実はな、こいつの出身がど田舎でさ、持ってないんだ」

    門番「なら仕方ないな、仮通行証を作ってやるから街に入ってからちゃんとした通行証を作れや」

    28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/10(火) 07:45:12 ID:hSAJTLNM
    男「ありがとおっさん」

    門番「ちゃんと彼女の面倒見てやれよ」

    男「うん恩にきるよ」

    ロゼ「感謝する」

    門番「だが気をつけろ、仮通行証の有効期間は一日だ今日中に作っとけよ」

    ーーーーー
    ーーー

    29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/10(火) 07:46:20 ID:hSAJTLNM
    ~街・A区画~

    ロゼ「おお~相変わらずの活気じゃ」

    男「この街を基準に東西南北に王国や帝国があるからね各国の貿易拠点でもあるこの街が活気に溢れてるのは当然だよ」

    ロゼ「だが此処まで栄えているのならもはや街ではなく国ではないか?」

    男「この街に国王のような存在は無いからね」

    男「この街を統治しているのは三人のギルドマスターだ」

    ロゼ「ギルド? ああ、あの戦闘集団の集まりか。我の住処にも来たもんじゃ、全部返り討ちにしたがな」

    男「因みに俺もギルドに所属してる」

    ロゼ「むむ、そうなのか......?」

    男「そしてロゼにも入ってもらう」

    ロゼ「なぬぅ?」

    31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/15(日) 23:07:36 ID:Dy72VVk6
    ロゼ「我は別に入らなくてもいいが」

    男「理由はあるよ、コレ」

    ロゼ「これは......成る程ハンターカードか」

    男「あ、分かった?」

    ロゼ「倒したハンターが持っていたのぅ、つまりあれかこれは通行証の変わりにもなるんじゃな?」

    男「そ、察しが良いね流石俺の奥さん」ナデナデ

    32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/15(日) 23:10:16 ID:Dy72VVk6
    ロゼ「お、おおお奥さん!?///」

    男「ハンターは仕事柄どの国へも円滑に入れるように配慮されてるんだ、このカードでね」

    ロゼ「ふーむ、確かに持って置いて損はないかの」

    男「さらにコレは製作者の趣味で色や柄まで変えられる」

    ロゼ「? だからどうしたんじゃ?」

    33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/15(日) 23:13:19 ID:Dy72VVk6
    男「まぁ、ロゼが良いなら俺と同じデザインでカードを作ってほしいなと......」

    ロゼ「若人と同じデザインのぅ......は!」

    ロゼ「(これが最近人間の書物で見たお揃いというやつか!!)」

    男「どうかなロゼ?」

    ロゼ「うむ、若人のお願いを断る理由も無いからの、了承じゃ」

    男「ありがとう、じゃあ行こうか」

    35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/28(土) 18:08:15 ID:ShFEP6D.
    ギルド内 カウンター

    受付嬢A「.........ねえねえ聞いた? 今日東王国のギルドマスターがこのギルド本部に宿泊するんですって」

    受付嬢B「ええー、じゃあ受け入れ清掃とかあるんですか?」

    受付嬢A「それはないらしいわ、なんでも[私の為にそこまでしなくていい]って言ったんだって」

    受付嬢B「へー優しいギルドマスターですね」

    受付嬢A「そろそろ来るらしいからアンタはシャキッとする」

    受付嬢B「はい! でも何故他国にいるギルドマスターが来ることになったんですか?」

    36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/28(土) 18:09:44 ID:ShFEP6D.
    受付嬢A「それは、ここだけの話し[龍の祭壇]で何かあったらしいわよ」

    受付嬢B「え...... [龍の祭壇]って何ですか?」

    受付嬢A「そこからなの!? 仮にもギルド本部の受付嬢なのよアンタ......ってアンタ新人だったわね」

    受付嬢B「す、すいません......教えてください」

    受付嬢A「いいわよ、まず [龍の祭壇]っていうのはあるダンジョンの名前、別名[帰らずの地]そのダンジョンの最終エリアにいる龍を倒すと願いを叶えてくれるらしいわ、何でもね」

    37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/05/28(土) 18:10:55 ID:ShFEP6D.
    受付嬢B「何でもですか!? 凄いですね!!」

    受付嬢A「でもさっき言ったとうりこのダンジョンは[帰らずの地]って言われる程の難関ダンジョンよ。現に挑んで戻って来た人間はいないらしいの」

    受付嬢B「うう、戻って来ないということはその方達は......」

    受付嬢A「まぁ、死んでるでしょうね」

    受付嬢B「そんな場所で何かあったということは......もしかしてダンジョンで亡くなった方達の魂が暴れ出したりしてたり.........」

    44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/06(水) 17:31:19 ID:ndrP3eiE
    受付嬢A「大丈夫よ、そういう難関ダンジョンの異常にはギルドマスターが対応する決まりなんだから」

    受付嬢B「そうなんですか?」

    受付嬢A「並のハンターじゃ手に負えないのよ、それに難関ダンジョンは私達が担当しているレベルのダンジョンとは一線を引いてるし」

    受付嬢A「私達が直接関与するのはほぼ無いわね」

    45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/07(木) 11:20:35 ID:xQzsgcyI
    受付嬢B「はぁ......ギルドマスターさんには頑張ってほしいです」。

    受付嬢A「その為にも粗相はしないようにね」

    受付嬢B「はい!」

    カランカラン

    受付嬢A「! 噂をすれば......!」

    受付嬢B「え!? もう来たんですか! 心の準備が......」

    受付嬢A「取り敢えず笑顔で迎えるのよ!」

    受付嬢B「は、はいぃ......あれ?」

    受付嬢A「どうしたの?」

    受付嬢B「先輩......どっちがギルドマスターですか?」

    47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/07(木) 19:32:31 ID:KcWjQw72
    受付嬢A「何言ってるの今回くるギルドマスターは女性......だけどあんなに小さくはないわ、ギルドマスターじゃなかったようね」

    「何じゃお主初対面で失礼な奴じゃ!」

    男「まぁ落ち着きなってロゼ」

    受付嬢B「.........誰?」

    男「俺は男だ、一応ハンターだ」

    受付嬢A「あら、そうなの? ここら辺では見ない顔ね?」

    48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/07(木) 19:33:11 ID:KcWjQw72
    男「こっちに来たのはつい最近だからね、ギルドには来てたけど[表]には来てないからさ」

    受付嬢A「[表]ってあなたまさか......」

    男「想像通りだよ、でも今日は彼女のハンター登録の付き添い」

    男「クエストはまた今度受けるよ受付嬢さん」

    受付嬢A「そ、そう......でもあなたが受けるようなクエストはこっちにはないと思うけどね」

    男「そんな事はないと思うけど」

    男「取り敢えず登録手続きよろしく」

    49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/07(木) 19:34:06 ID:KcWjQw72
    受付嬢A「......えぇ、わかったわ」

    ロゼ「で、我は何をすれば良いんじゃ?」

    受付嬢B「そ、それは私がご説明します! はい!」

    受付嬢B「と言いましても此方に出身生年月日、職種、得意な技等、各項目を書いていただいてひとまず登録完了です! はいどうぞ!」

    ロゼ「ふむ、ではサクッと書こうかの」

    50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/07(木) 19:34:56 ID:KcWjQw72
    受付嬢B「因みにですが書けない項目はそのまま空白で構いませんよ!」

    ロゼ「(名前はロゼじゃな、いつ生まれたかのう? 百回ほどは冬を越えてるが......職種は......龍と書いたらいかんな、得意技は.........ドラゴンブレス......はいかんの......まぁ上手く誤魔化すのが一番じゃ」カキカキ

    ロゼ「ほれ、書いたぞ」

    受付嬢B「はいありがとうございました! って......え」

    ロゼ「なんじゃどうした?」

    受付嬢B「殆ど書いてませんが......」

    51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/08(金) 19:18:30 ID:M8xAdNlM
    ロゼ「なんじゃ空白でもいいのじゃろ?」

    受付嬢B「確かに言いましたが名前以外殆ど書いてませんよぉ.....」

    ロゼ「すまんな我は記憶喪失でな、その名前でさえ彼につけてもらったんじゃ」

    受付嬢B「!! それは大変失礼しました......」

    ロゼ「気にせんでええ、まぁそんな縁があったもんでの腕っ節は良いからとハンターに誘われたんじゃ」チラッ

    男「という訳でね、よろしく頼むよ」

    受付嬢B「わかりました! そのような理由なら仕方ありませんね」

    受付嬢B「...............はいこれでロゼ様はハンター(仮)になりました!」

    52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:27:40 ID:i6NqEvHA
    ロゼ「(仮)? なんじゃそれは?」

    受付嬢B「ご説明しますと、書類上ではロゼ様はハンターになりましたがハンターの世界は実力が物を言う世界です、なのでロゼ様には最後にハンターたる最低限の力量を持っているか試させてもらいます」

    ロゼ「ほう.........上等じゃの、して誰が我を試してくれる?」

    受付嬢B「ロゼ様張り切ってますね! ではさっそく.........と言いたいところですが生憎誰もいなくて......」

    ロゼ「なぬ、期待させおってからに......」

    53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:28:51 ID:i6NqEvHA
    受付嬢B「ですので申し訳ありませんが明日のーーー」

    「面白そうな話をしてるじゃないですか」

    ロゼ「む? 誰じゃおぬし?」

    受付嬢A「 貴方は!!」

    男「............」

    「模擬戦をする相手がいないのなら私で良ければ受けて立ちましょう」

    ロゼ「.........受けて立ってくれるならば嬉しい事はないが......」

    受付嬢B「え、あのぅ......どちら様で?」

    受付嬢A「バカ! あの人はギルドマスターよ!」

    受付嬢B「はうぁ!? 不意打ちですぅ......」

    女騎士「ああ、申し遅れました、私は東王国のギルドマスター女騎士です以後お見知り置きを」

    54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:30:00 ID:i6NqEvHA
    ロゼ「なんとギルドマスターか」

    女騎士「まだまだ若輩者ですが......して」

    女騎士「まさか......とは思いましたが貴方もいるとは男さん、いえギルドマスター」

    受付嬢B「ええ!? 貴方もギルドマスターなんですか!?」

    受付嬢A「やっぱり......」

    ロゼ「なぬ!?」

    男「懐かしい気配を感じたと思ったら君だったんだね」

    55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:31:02 ID:i6NqEvHA
    女騎士「お久しぶりです」

    男「久しぶり元気だった?」

    女騎士「おかげさまで、それで男さん貴方に話しが.........」

    男「いやーでも元気そうで良かった良かった! ロゼの相手をしてくれるなら俺は賛成するよ」

    女騎士「.........そろそろ会議に参加しなければギルドマスターの称号を破棄すると女王は仰っていますよ?」

    男「.........」

    女騎士「姫様も心配しておられます」

    男「.........はぁ、分かったよ。次の会議は参加するって姫様に伝えてくれ」

    女騎士「良い返事が聞けて何よりです」

    男「でもそれはロゼに勝ってからの話しだよ」

    女騎士「.........ほう」チラッ

    56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:32:51 ID:i6NqEvHA
    ロゼ「む?」

    女騎士「.........貴方は?」

    ロゼ「我はロゼ、今回ハンター登録しに来た」

    ロゼ「.........」

    女騎士「.........」

    女騎士「随分と男さんと仲がよろしいようですね?」

    ロゼ「そうじゃろ? 激アツじゃ」ニヤ

    女騎士「私は仮にもギルドマスターです、力量を測るならまだしも勝敗は目に見えてると思いますが?」

    男「いやそれはどうかな? ロゼはこう見えて中々に強いよ?」ポン

    ロゼ「おわ、なんじゃ若人よ」

    57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:33:47 ID:i6NqEvHA
    女騎士「.........男さんがそれほど言うのならば私は構いませんが」

    男「決定だね、それじゃ訓練場に行こうか」スタスタ

    ロゼ「............勝手に決まってしまったのう」スタスタ

    受付嬢A「.........」

    受付嬢B「.........行っちゃいましたね」

    受付嬢A「.........ぷはぁ、なんでギルドマスターが二人もくるのよぉ」

    受付嬢B「凄い雰囲気で私声も出ませんでした」

    受付嬢A「一国の最高戦力に匹敵しうる人材が二人も揃えばそりゃ緊張するわよ」

    58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:34:49 ID:i6NqEvHA
    受付嬢B「訓練場に行っちゃいましたけどどうします?」

    受付嬢A「.........私たちは受付の任を全うするだけよ、帰ってくるハンター達の対応もあるし」

    受付嬢B「そうですよね.........ロゼさんには頑張ってほしいです」

    受付嬢A「(............ギルドマスターに認められる強さ......)」

    ーロゼはこう見えて中々強いよ?ー

    受付嬢A「(............ロゼさんも大物なのかも......)」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:35:33 ID:i6NqEvHA
    男「ルールは簡単、どちらかが降参した方が負け、武器は.........」

    女騎士「私は木剣で良い」

    男「ロゼは?」

    ロゼ「我は.........おお! 良いのがあるのう」

    女騎士「それは......」

    男「へぇ、そうきたか」

    ロゼ「ふふん、良い付け心地じゃ」ガキンッ

    男「鉄甲で大丈夫?」

    ロゼ「むしろ武器は不慣れじゃ、拳の方があっとる」

    60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:36:49 ID:i6NqEvHA
    女騎士「......加減で付けてるわけではないようですね」

    ロゼ「当たり前じゃギルドマスターと戦うのだからな」

    女騎士「申し訳ありませんが勝負は一瞬でつけさせてもらいます、約束もあるので」

    ロゼ「うーむ、そっちの込み入った用事は分かった、なれば我が勝った時のご褒美くらいねだっても良いかの?」

    女騎士「? 私にですか?」

    ロゼ「うんや、若人にじゃ」

    男「ん? 何かほしい?」

    女騎士「若人.........」

    61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:37:34 ID:i6NqEvHA
    ロゼ「うむ.........そのぅ我が勝ったら......えっとの沢山愛でてはくれんかえ?///」

    男「......も、もちろんだ」なでなで

    ロゼ「ふふん///」

    女騎士「.........随分と仲がよろしいですね?」

    ロゼ「まぁ夫婦じゃしの」

    女騎士「......夫婦?」

    ロゼ「うむ、我と若人はあつーい愛で結ばれてるんじゃあ///」

    女騎士「それは聞き捨てなりませんね.........」

    62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:38:29 ID:i6NqEvHA
    女騎士「まぁ良いです、さっさとかかってきて下さい」

    ロゼ「なんじゃ急に重くるしくなって」

    女騎士「貴方に言ったところで理解は出来そうにないからです」

    ロゼ「ほう、言ってくれるのう少し下手に出ると人間は直ぐこれじゃ」

    女騎士「.........まるで自分が人間じゃないかのような口ぶりですね?」

    ロゼ「.........」

    女騎士「.........」

    63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:39:29 ID:i6NqEvHA
    ロゼ「.........お主はなんじゃツンケンしおって」

    女騎士「そういう貴方はそのだらしのない発情顏を直したらどうですか?」

    ロゼ「なんじゃとぉ......」

    女騎士「それと私が勝ったら男さんと別れてください、貴方のような発展途上国体形より私の女性らしい出るところは出て引っ込むところは引っ込んでる身体の方が絶対良いです相性が」

    ロゼ「言わせておけば、ペラペラとよく回るの舌じゃのう、千切ってやるかえ?」

    64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 08:40:35 ID:i6NqEvHA
    女騎士「やれるのならばご勝手に」

    ロゼ「.........むかつく奴じゃ」パキパキ

    女騎士「私も貴方にはかなり憤りを抱いてますがね」

    男「(.........なんでこんなに空気が重くなった......)」

    65: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 10:09:55 ID:OUSxUacw
    乙です
    鉄甲ってのは拳につける防具でいいのかな?
    字面で一瞬鎧なのかと思ってしまって

    67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 18:49:19 ID:PQWr4cIo
    鉄甲はこの作品では拳につける武器です
    分かりづらくてすいません!

    68: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 18:52:10 ID:PQWr4cIo
    ロゼ「.........」ギロッ

    女騎士「.........」キッ

    男「ええと、じゃあ二人とも怪我をしない程度に! 始め!」

    男の開始の合図と共に動いたのは女騎士

    女騎士「一撃で決めてあげます」

    ロゼとの距離を一瞬で詰めた女騎士はロゼの脳天目掛け一気に木剣を振り下ろす

    女騎士「(これで終わり......!)」

    69: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 18:53:44 ID:PQWr4cIo
    ロゼ「中々速いのう......じゃが」

    ガキン!!

    女騎士「な!? 受け止め......」

    ロゼ「若人より遅いわ!!」

    女騎士の攻撃はあっさりと防がれてしまう、自分よりもひと回り小さい少女如きに

    女騎士「く......!」

    ロゼ「ふふん、どうしたんじゃ? 一撃で決めるんじゃなかったのかえ?」

    女騎士「ちぃ!(一旦距離をとって......)」

    70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 18:58:47 ID:PQWr4cIo
    ロゼ「にがさん」ガッ

    女騎士「(な!! なんて握力だ!)」

    ロゼ「わざわざ懐に飛び込んでくれて嬉しいのう近づく手間がはぶけた」メキメキ

    女騎士「ぐぅ!! 離せ!!」

    ロゼ「お礼と言ってはなんじゃが力一杯殴ってやろう」

    女騎士「くぅ、このぉ!!」

    ロゼ「我を侮辱したことを後悔せい!!」ブンッ!

    女騎士「くそ......なめるな!」ギュオ

    ロゼ「!? のわ!! なんじゃ一体?」

    71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 19:15:14 ID:PQWr4cIo
    女騎士「まさか......ルーキーに本気を出さなければならないとは......」

    ロゼ「(......雰囲気が、変わったのう)」

    女騎士「貴方は何者なんですか?」

    ロゼ「我は我じゃが?」

    女騎士「貴方のその力量は、人の域を超えています」

    ロゼ「ほう、数手交わしただけで分かるとは......」

    女騎士「.........」

    ロゼ「.........」

    女騎士「答える気はなさそうですね?」

    ロゼ「お主のような小娘に答える義理はない」

    72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 19:17:01 ID:PQWr4cIo
    女騎士「私を小娘呼ばわりですか......分かりました、なら全力で問いただすまでです」ヒュン

    ロゼ「.........!! (はやい!?)」

    女騎士「はぁぁ!!」

    ロゼ「くぅ! (なんじゃさっきとは比べものにならん速さじゃ......じゃが)」

    女騎士「でやぁぁぁ!」

    ロゼ「(反応できん速さではない!」

    女騎士「ハァ!」

    ロゼ「甘いわー!!」ドゥン!

    女騎士「ハ! かは......!!」

    ロゼ「ふん、他愛ないの......むぅ!?」グラ

    73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 19:19:16 ID:PQWr4cIo
    ロゼ「(しまった、気づかんうちに少々もらってたか......いかんせん脆い身体じゃのぅ、龍の状態ならそよ風レベルなんじゃが......)」

    女騎士「ハァハァ......貴方は何なんですか!」

    ロゼ「? なんじゃ何が言いたい」

    女騎士「久しぶりに再会したというのに!」ガキン!

    ロゼ「!? うぐ!」

    女騎士「なぜ隣に貴方がいるのですか!」キン!

    74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 19:20:04 ID:PQWr4cIo
    ロゼ「何を......言ってるんじゃ!」ブンッ

    ドン!

    女騎士「くぅ......ポッと出てきた貴方なんかにぃ......!!」

    女騎士「男さんをとられてたまるものですか!!」

    ロゼ「なんじゃ.........それが本音かの」

    女騎士「......ハァ、ハァ」

    ロゼ「......うら乙女恋い焦がれして想い人か、若人も罪な男じゃ」

    75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 19:21:12 ID:PQWr4cIo
    ロゼ「じゃがそれで我が引き下がる道理はない!」

    ロゼ「お主も全力なれば、我も全力で挑むまで!!」

    女騎士「私は......負けられないんです!」

    ロゼ「我も負けられんのじゃ!」

    女騎士&ロゼ「ハァァァァ!!」

    女騎士「(これでぇ......決める!)」

    ロゼ「(こんなところで不本意じゃが龍化じゃ!)」


    ーそれと私が勝ったら男さんと別れてくださいー

    ロゼ「(もはや人里だろうと関係ない! ふざけた事を抜かすあやつが悪いんじゃ!)」

    76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 19:22:33 ID:PQWr4cIo
    女騎士「ゼァァァァァァァ!!」

    ロゼ「オオオオオオオ!!!!!」

    男「はいそこまでー」ガッ

    女騎士「な......男さん!」

    ロゼ「なぜ止める若人よ......」

    男「うるさい!」

    ゴツッ ゴンッ

    女騎士「へう!?」

    ロゼ「んひゃ!?」

    77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/07/10(日) 19:23:33 ID:PQWr4cIo
    男「まったく二人が本気を出したら訓練場どころかギルド本部が吹っ飛ぶよ」

    女騎士&ロゼ「じゃが[ですが]こいつ[彼女]が!!」

    男「俺は最初に言ったよ怪我をしないようにって、でも今止めないとどちらかが絶対に重傷を負っていたよ! それに!」ジロッ

    ロゼ「......う」

    女騎士「......すみません」

    ロゼ「すまん熱くなりすぎた......」

    84: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:35:50 ID:Au2qBlwg
    男「うん、素直なのはいい事だよ、さて女騎士、ロゼはどうだった?」

    女騎士「.........文句のつけようなくハンターとしての資質は十分です」

    ロゼ「ふん、お主にそう言われても何も感じぬわい」

    男「ローゼー......」ムニィ

    ロゼ「ひ!? イヒャイ! イヒャイぞわこうど!?」

    男「ロゼ、そういう態度はダメだ。これからハンターになるなら尚更だよ?」

    85: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:36:43 ID:Au2qBlwg
    ロゼ「うー.........すまん」

    男「俺じゃなく女騎士に謝らないと」

    ロゼ「むむ.........」チラ

    女騎士「いえ私こそハンターの模範となるべき立場なのにお見苦しいところを見せてしまいました」

    女騎士「こちらこそすいません」

    男「だそうで?」チラ

    ロゼ「.........ごほん、まぁ我も少々頭に血が上ってしもうた。これを教訓にこれからはハンターとして品位をもって行動するよう気をつける」

    女騎士「.........だとしても男さんは諦めませんから......」ボソッ

    86: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:37:56 ID:Au2qBlwg
    ロゼ「聞こえとるぞ小娘......」ギッ

    女騎士「.........聞こえるように言いました」

    男「たく、二人とも落ち着きなって、喧嘩腰にならないの」なでなで

    女騎士「ん......すいません///」

    ロゼ「むう......///」

    男「とにもかくにも、ロゼがこれでハンターになれた訳でおしまい!」

    男「模擬戦の相手ありがとね女騎士」にっ

    女騎士「........./// いえ、ギルドマスターとして当然です......」

    男「ロゼもお疲れさま」

    87: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:42:16 ID:Au2qBlwg
    ロゼ「...............ふん」ぷいっ

    男「あらら......」

    女騎士「男さん」

    男「ん?」

    女騎士「私はこれから会議があるので失礼します、それでその......男さんは何処に泊まる予定ですか?」

    男「俺たちはギルド直轄の宿に泊まるよ」

    女騎士「それでは今日の夜にお伺いします」

    男「え、なんで......」

    女騎士「ギルドマスターとしてお話があるからです」

    男「でも、勝負は......」

    女騎士「勝負は引き分けでした、ですが男さんが止めたからです、中断させたんですからその責任は取るべきです」

    88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:43:26 ID:Au2qBlwg
    男「そんな無茶苦茶な......」

    女騎士「............」

    男「う......分かったよ、そこまで言うなら了承しよう」

    女騎士「それでは後ほど、失礼します」スタスタ

    ロゼ「...............行ったか、全く頭にくるやつじゃった......のう」フラッ

    男「おっと......大丈夫?」

    ロゼ「悔しいが、少々もらっていた......この身体はちと脆弱すぎる」

    男「その身体だとやっぱり調子は出ないようだね、でもギルドマスターと渡りあったのは凄いことだよ」

    89: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:44:45 ID:Au2qBlwg
    ロゼ「若人がそれを言うか、試合を止めた奴がよく言う」ぷいっ

    男「自分の奥さんを心配するのは駄目なこと?」ギュ

    ロゼ「なう!?///」

    男「ロゼと戦ったから俺は分かる、その身体じゃ本領発揮出来ないことも」

    男「ごめんね無理させて......」

    ロゼ「む、元はと言えば若人が我にハンターになれと言ったんじゃろが!」

    男「うん」

    90: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:47:17 ID:Au2qBlwg
    ロゼ「あの小娘と模擬戦するよう言ったのも若人じゃ!」

    男「そうだね」

    ロゼ「そ、それで心配したなんて言われてものう! 若人にも腹は立っておるぞ」

    男「当然だよね」

    ロゼ「じゃから......その責任はとってもらわねば我が納得出来ぬ......」

    男「分かってるよだからロゼの頑張りを讃えて俺からプレゼント」

    ロゼ「ほう、しかし今の我は若人に腹を立てておるんじゃ、プレゼントと言うならそれ相応の......」

    91: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:50:31 ID:Au2qBlwg
    男「ロゼ」

    男は彼女の言葉を打ち切り抱き上げる

    ロゼ「こりゃ話を最後まできーー」

    男「お疲れ様」

    ロゼ「へ?/// む!?///」

    抱えられた少女の文句を男は強引にとはいかない位の勢いで塞いだ

    敢えて言おう。接吻、キスである。

    ロゼ「(わ、我は今......わ、若人と......キ、キキ、キスしておるのか!?///)」

    92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:52:07 ID:Au2qBlwg
    これは男の知らないことだが龍の間でも接吻という文化はある

    だが、人間と龍とでは接吻への認識が大きく違う

    龍の間で接吻とは生涯を共に生きるという誓いであり愛溢れる行為とされている

    故に龍からしたら接吻は愛情表現の最上級に位置する

    つまり、今のロゼの状況は慕っている男に

    「俺はどんな時も、君の側にいよう愛してる」

    と言われてるような状況であり、それに対して彼女は

    93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:53:27 ID:Au2qBlwg
    ロゼ「(はうぅ/// 若人......若人///)」ギュウ

    さっきの不機嫌さなんて吹っ飛ぶくらい舞い上がっていた

    訳も知らない第三者から見れば
    ちょろい少女である

    男「気に入ってくれた?」

    ロゼ「ふふん、まぁ我も鬼ではないからの許してやる、感謝せよ若人」

    あえて言おう ちょろい少女である

    94: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:54:29 ID:Au2qBlwg
    男「それは何より、それじゃハンターの本登録を済ませないとね」

    二人は訓練場を後にし、受付でハンターの本登録を済ませた

    受付嬢B「はい! これでロゼ様もハンターの仲間入りです! おめでとうございます!」

    受付嬢A「それではこのハンターカードをお受け取りください」

    ロゼ「ほう、いざ自分の物となると嬉しいもんじゃ」

    95: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:55:43 ID:Au2qBlwg
    受付嬢A「ちなみにギルドマスター女騎士様からの要望もあってロゼ様は本来なら最低ランクのEランクスタートですがAランクからのスタートとなります」

    ロゼ「なぬ? あやつが......?」

    男「ロゼの力量は認めてたんでしょ」

    ロゼ「感謝はせんぞ」ぷい

    96: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 17:57:05 ID:Au2qBlwg
    男「まぁまぁ、そう言わずにね?」

    ロゼ「.........ふん」

    男「あらら、ご機嫌斜めだ......」

    こうしてロゼのハンター登録はなんやかんや終わった

    98: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:32:41 ID:Au2qBlwg
    ーーーーー
    ーーー
    ーー

    ~ギルド直轄宿 東亭~

    ロゼ「.........さて若人よ」

    男「.........はい」

    ロゼ「我がなぜお主を床に正座させているか分かるかえ?」

    男「それはもう......」

    ロゼ「.........」

    男「ごめん、分かんない」

    ロゼ「っ! それでも我の旦那か! たわけ!」

    99: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:33:33 ID:Au2qBlwg
    男「いやいや、宿に着いた途端に正座しろって言われても話が見えてこないよ?」

    ロゼ「それを理解するのが主じゃろがぁ......」

    男「.........もしかして女騎士のこと?」

    ロゼ「もしかしてではない、そのとうりじゃ」

    男「女騎士がどうかしたの?」

    ロゼ「どうかしたの? じゃない! あの小娘はお主のなんじゃ!」

    男「何って言われても......弟子?」

    100: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:35:00 ID:Au2qBlwg
    ロゼ「本当か?」

    男「そうだよ」

    ロゼ「それ以上ではないと信じていいんじゃな?」

    男「信じていいよ」

    ロゼ「弟子にした理由はなんじゃ?」

    男「理由? うーん、弟子にした理由か......」

    101: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:36:49 ID:Au2qBlwg
    ーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~ギルド直轄宿 南亭~

    女騎士「それでは二人とも明日からは忙しいのでゆっくり休んで下さい」

    女部下「はい、お気遣い感謝します! 」

    男部下「女騎士さんもなゆっくりやすんでなー」

    女部下「ちょっと女騎士様になんて口の聞き方してんのよ!」

    男部下「だっていきなり宿飛び出して帰ってきたら身体ボロボロって心配するでしょ?」

    102: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:37:38 ID:Au2qBlwg
    女部下「そんなの私だって心配したわよ! 私が言いたいのは女騎士様にもっと敬意をもって発言しなさいと言ってるの!」

    男部下「でも堅苦しいのは止めてって言ったの女騎士さんだぜ?」

    女部下「それでもよ! あんたそれでも女騎士様の部下なの? 他のギルドマスターの部下に笑われるわよ?」

    男「なんだよ! お前は真面目すぎなんだよ! このガチガチ女!」

    女「うっさいこの不真面目男!」

    女騎士「えーごほん、喧嘩はそこまでにしなさい二人とも」

    女部下「はっ! すみません」

    男「ほれ見ろ」

    女部下「ああ?」ギロッ

    男部下「ひぃ!」ビクッ

    103: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:40:43 ID:Au2qBlwg
    女騎士「まったく、私を心配してくれるのは嬉しいがそれで喧嘩されては困ってしまうぞ?」

    女部下「はっ申し訳ありません!」

    男部下「すいません......」

    女騎士「だが、心配させてしまったのは事実だ、以後気をつける」

    男部下「ちなみに何があったんですか? 女騎士さんがボロボロになってるの初めて見たんですけど......」

    女騎士「ふむ、なんて言おうか......そうだな師匠の弟子と模擬戦をしたんだ、結果は引き分けだったよ」

    女部下「え、師匠ってギルドマスターの男さんですよね?」

    男部下「あの人に弟子なんていたんだ」

    104: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:41:44 ID:Au2qBlwg
    女騎士「ああ、かなり強かったよ」

    男部下「女騎士さんと互角って......」

    女部下「なに言ってんのよ女騎士様の本領は<天剣>を使った時よ模擬戦なんだから真剣は使えないでしょ」

    男部下「それ言ったらあっちもって理屈だけど?」

    女部下「屁理屈こねてるとしばくわよ?」

    男部下「ひぃ!?」

    女騎士「こらこら、話はおしまい、早く戻って休みなさい二人とも」

    105: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:42:55 ID:Au2qBlwg
    女部下「はっ!私ったらまた! 長々と失礼しました!」バタン

    女騎士「ほら男部下も休みなさい」

    男部下「すいません女騎士さん......あ、最後にいいですか?」

    女騎士「なんだ?」

    男部下「男さんの弟子になった理由って何ですか?」

    女騎士「理由は......」

    男部下「......」

    女騎士「ふ......秘密だ」

    男部下「ええー教えてくださいよ

    106: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:43:45 ID:Au2qBlwg
    女騎士「早く私を休ませてくれないか?」クスッ

    男部下「う......失礼しました」バタン

    女騎士「......ふぅ、まったく賑やかな部下だ」

    女騎士「(............理由か)」

    107: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:44:46 ID:Au2qBlwg
    ーーーーー
    ーーー
    ーー

    ーもう嫌なんです......だから死なせてくださいー

    ー死ぬなんて軽々しく言うなぁ! この世界には沢山楽しくてワクワクすることがいっぱいあるんだ! お前の知らないことが沢山あるんだ!ー

    ー私はもう......いちゃいけない人間なんです......だからー

    ーつべこべ言うな! ほら行くぞー

    ーえ......どこにー

    ー決まってるだろ、お前に見せに行くんだよ......世界を! 楽しいこと、ワクワクすることを俺が教えてやるー

    女騎士「(あれからもう十年......)」

    108: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:46:35 ID:Au2qBlwg
    女騎士「(師匠と出会って私はハンターに......)」

    ーハンター?ー

    ーそ、お前をとびっきり強くしてやるよ!ー

    ーでも私......ー

    ー心配すんな俺がちゃんと見てやるぞ~うりうりー

    ー......///ー

    女騎士「(......あの時かな、初めて頭を撫でてくれたのは......暖かい手だった)」

    109: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:48:33 ID:Au2qBlwg
    ー第三十四回ハンター武道大会優勝者は......女騎士ぃぃ!!ー

    ーワアアアアアアアア!!!ー

    ーおめでとう女騎士ー

    ーいえ、師匠のおかげです。こんな私が優勝なんて......ー

    ーそんな謙遜するなって、うりうりー

    ー(///......やっぱり師匠の手はいつも心があったかくなる......何でだろ?)ー

    ーしっかし優勝かぁ...師匠として鼻が高いよー

    ーあ、ありがとうございます!ー

    ーでもこれで分かったろ?ー

    ーえ......何ですか?ー

    110: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/08(月) 21:49:59 ID:Au2qBlwg
    ー世界には楽しいこと、ワクワクすることがあるってことがさ......だからー

    ーもういちゃいけないなんて言うなよ? そんなこと言ったら俺が泣くぞ! へへ、なんてなー

    ー!!......///ー

    女騎士「(その時師匠の笑顔がとても格好良くて、言われた言葉が嬉しくて......)」

    女騎士「(自分が師匠のこと好きだってすぐ気づいたんだ......)」

    女騎士「............」

    ーうむ、我と若人はあつーい愛で結ばれてるんじゃあ///ー

    女騎士「(だから......)」グッ

    女騎士「............師匠、私は.........」

    115: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:41:54 ID:mxD4hapI
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ロゼ「......つまりじゃ」

    ロゼ「若人は死にかけだった小娘を引き取り、ハンターとして鍛えハンターの武道大会で優勝させるほどまで成長させ小娘に生きる希望を、自信をつけさせたわけか......」

    男「そ、あいつは最初こそ引っ込み思案な性格だったけど今ではあんなに逞しく......」

    ロゼ「......はぁ、それは惚れても不思議ではないか......」

    男「確かに俺は女騎士から慕われてる、でも俺にとっては大事な弟子だし恋愛感情はないよ」

    男「あいつが独り立ちするまで父親みたいな気持ちでいたからさ、好きって言われてもね?」

    116: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:42:35 ID:mxD4hapI
    ロゼ「まったく、若人は罪な男じゃのう、妬いてしまうぞ?」

    男「ごめんよ不安にさせて」ナデナデ

    ロゼ「まったくじゃ、嫁の前で他の女子の話なんぞしおって......」

    男「それはロゼが言えって言ったから......」

    ロゼ「むぅ! 男ならグチグチ言うな!」

    男「ええ......」

    ロゼ「.........ん!///」

    男「.........なに?」

    117: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:43:29 ID:mxD4hapI
    ロゼ「傷心している嫁を慰めるのは旦那の務めじゃろう///」

    男「.........かしこまりました」ギュウ

    ロゼ「ん///」スリスリ

    男「よしよし」ナデナデ

    ロゼ「して、若人よお主に聞きたいことがある」

    男「ん? なに?」

    ロゼ「その......訓練場での、我は若人から......そのプレゼントなるものをもらったわけじゃが......」

    男「ああ、キスのこと? もしかして不満だったの?」

    ロゼ「そ、そんなストレートに言うんじゃない! 不満でもない......ただ」

    118: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:44:20 ID:mxD4hapI
    男「?」

    ロゼ「若人は龍にとっての......せ、接吻の意味を知っておるのか?」

    男「意味? 好きな人にするものじゃないの?」

    ロゼ「はずれじゃ、龍にとっては......人間に例えると......プロポーズみたいなものじゃ」

    男「......そうだったの?」

    ロゼ「人間での接吻とでは意味が大きく違うんじゃ......じゃが知らなかったのならば仕方ないのう......」

    男「......分かった、なら俺は人間らしく言葉で伝えるよ」

    ロゼ「ふえ?」

    男「ロゼ、俺はロゼとずっと一緒にいたい」

    ロゼ「ぬ!?///」

    119: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:45:14 ID:mxD4hapI
    男「確かに俺は無知なせいでロゼの気持ちを遊ばせてしまった、ごめん」

    ロゼ「いや怒ってるわけではないんじゃぞ若人よ、我も勝手に舞い上がってしまっていたわけじゃし......」

    男「ロゼ」スウゥ

    ロゼ「へぁ!? なんじゃ若人///」

    男「ロゼの肌凄くスベスベして柔らかいね」スリスリ

    ロゼ「ん/// 若人の手はごつごつしてるのう」

    男「いやかな?」

    ロゼ「うんや、我は好きじゃ......///」スリスリ

    男「ありがとう.........髪触っても良い?」

    120: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:45:59 ID:mxD4hapI
    ロゼ「いつも触っておろうに、ほれ」

    男「ん......」チュ

    ロゼ「なな!?/// なにしておるんじゃ若人よ!」

    男「なにって髪にキスしただけだよ? ロゼの髪綺麗だね」ナデナデ

    ロゼ「あ.........う......///」カァァ

    男「ロゼ顔真っ赤だよ?」クス

    ロゼ「お、お主は分かってやっておるのか? 髪への接吻は......」

    男「接吻は?」

    ロゼ「あ、あなたと交わりたいと言う意味じゃ......///」

    121: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:46:56 ID:mxD4hapI
    男「.........俺はいつでも良いよ」

    ロゼ「ま、待て若人/// 幾ら何でも早すぎるぞ! まずはお互いを知ってから......んん///」

    男「ん......ちゅ、ダメかな?」

    ロゼ「反則じゃ....../// 若人のバカたれめ......///」

    男「俺はもっとロゼのこと知りたいよ? 」ナデナデ

    ロゼ「我もお主をもっと知りたいが......な、何でも順序があるじゃろう///」

    男「そうだね、でも......」グイ

    ロゼ「うひゃ!?///」

    122: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:47:38 ID:mxD4hapI
    男「こんなに顔真っ赤にして初々しい反応されたら、男としては我慢できないよ?」

    ロゼ「そ、それはお主がそういうことを言うから......」

    男「言うから?」

    ロゼ「う......うう///」

    男「言うからなに?」

    ロゼ「っ!///......う、嬉しくて恥ずかしいんじゃ! このたわけ!そんな甘ったるい言葉を並べるのは反則じゃあ///」ポカポカ

    123: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 00:48:42 ID:mxD4hapI
    男「おお?」

    ロゼ「次から次からへと!我をいじりおってからに......もう許さんぞ」

    ロゼ「お主がその気なら、我も受けて立とう、若人の精を根こそぎ吸い尽くしてやる!///」

    男「いいの?」

    ロゼ「その気にさせたのは若人じゃ///」ギュウ

    男「ロゼ......」ギュウ

    ロゼ「.........若人///」

    127: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:42:17 ID:Kq48Hrlk
    コンコン

    男「ん? 誰だ? はーい」

    ロゼ「..................」ピキッ

    女騎士「こんばんは男さん、夜分遅くに失礼します」

    男「女騎士? どうしたの?」

    女騎士「む、夜に伺うと伝えましたが?」

    男「あ、そうだったね取り敢えず上がりなよ」

    女騎士「いえ......」チラッ

    128: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:43:09 ID:Kq48Hrlk
    ロゼ「.........」ジロッ

    女騎士「これ以上踏み込むと面倒になりそうなので此処で構いません」

    ロゼ「なんじゃ怖気づいたか小娘?」ニヤ

    女騎士「すいませんお言葉に甘えて失礼します」

    男「お、おう」

    ロゼ「.........」

    女騎士「.........」

    ロゼ「.........訓練場ぶりじゃな小娘?」

    女騎士「そうですね......そういえばハンターの本登録は済まされたんですね 、おめでとうございます」

    129: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:44:33 ID:Kq48Hrlk
    ロゼ「うむ、お主のおかげでAランクスタート出来たことだけは感謝しておるぞ」

    女騎士「いえ最低でもAランクじゃないと男さんと釣り合えないと思っての処置です。せいぜいランク負けしない程度に鍛錬に励んで下さい。男さんの顔に泥を塗らないように」

    ロゼ「相変わらず減らん口じゃのう?千切るぞ?」

    女騎士「そう言えば訓練場でも同じことを仰ってましたね? できなかったわけですが?」

    ロゼ「.........火をつけたのは小娘じゃからな?」パキパキ

    女騎士「貴女は短気過ぎますね、それで男さんの嫁ですか? 笑ってしまいますが?」スッ

    130: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:45:48 ID:Kq48Hrlk
    男「ふん!」

    ロゼ「んぎゃ!?」

    女騎士「あう!?」

    男「何で会って早々に喧嘩しようとするんだ二人とも!」

    ロゼ「.........こいつが気に入らん」

    女騎士「.........右に同じです」

    男「.........そういう態度の二人、俺は嫌いだが?」

    ロゼ「な......!」

    女騎士「そんな......!」

    131: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:47:23 ID:Kq48Hrlk
    男「嫌なら仲良くしなさい」

    ロゼ「く......若人には嫌われたくないから仕方ない」

    女騎士「すいませんでした......」

    男「ロゼはすぐ反応しない」ナデナデ

    ロゼ「ん/// すまん若人」

    男「女騎士はギルドマスターなんだから先輩ハンターとしてロゼへの態度は改める、もう子供じゃないんだよ?」ナデナデ

    女騎士「///......はい」

    132: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:48:19 ID:Kq48Hrlk
    ロゼ「.........」ムニィ

    男「いで!?」

    女騎士「?」

    男「ろ、ロゼ?」

    ロゼ「.........ふん、たわけ若人///」ぷいっ

    男「はぁ、まったくもう、それで女騎士、話しって何?」

    女騎士「えーごほん、それではお話します」

    女騎士「私は今回ある件で東王国から参りました」

    女騎士「この街から北東に位置する高難関ダンジョン[龍の祭壇]の調査です」

    男「あ、そこは俺行ってきたよ?」

    女騎士「何やらダンジョンに充満していた魔力が消失したということで.........は?」

    133: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:50:14 ID:Kq48Hrlk
    男「俺そこのダンジョン行ってボス倒したよ?」

    女騎士「はぁ......男さんが原因だったんですか......」

    男「いやーあそこの龍は強かったよ死ぬかと思った」

    女騎士「呑気に言ってますがあのダンジョンは未だかつて突破したことのないダンジョンなんですよ!?」

    男「いやいや、突破できる奴は俺の他にもいるよ、そいつらがやる気出さないだけでね、<赤髪>とか<忍>もいけると思うけど? あと<魔女>とかも」

    女騎士「彼らはギルドマスターとしての任があるので挑まないだけです、かくいう私も今ではギルドマスターとして任を全うしています、男さんくらいですよ放浪してるギルドマスターは?」

    134: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:51:28 ID:Kq48Hrlk
    男「俺はそういうの苦手なんだよ、自由気ままにいたいんだ、それに.........」

    女騎士「まだあの人を探してるんですか?」

    男「会わないといけないんだ、まぁ情報が少なすぎて......先は長いよ」

    女騎士「.........とにかく、来月の会議には出席してください」

    男「やっぱり出ないとだめ?」

    女騎士「だめです」

    男「はぁ、皆んなに何言われるやら......分かった、出るよ会議」

    女騎士「いい返事が聞けて何よりです」

    135: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:53:46 ID:Kq48Hrlk
    ロゼ「話しは終わりか?」

    女騎士「何ですか突然、Aランクごときが首を突っ込まないで下さい」

    ロゼ「ごとき?すまんのうハンターのそのランクというのが我にはいまいち分からんのじゃ教えてくれんかえ小娘ギルドマスター殿?」

    女騎士「っ......! 貴女って人は......!」

    男「じゃあ俺が代わりに説明しよう」ナデナデ

    女騎士「ん///」

    ロゼ「なう......///」

    男「ハンターのこのランク付けはハンターとしてどれだけ功績を積んだかで上がっていく」

    136: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:55:09 ID:Kq48Hrlk
    男「モンスター討伐、ダンジョン制覇、重要人物の護衛、街の雑用などなど、依頼されたクエストをクリアしていくと功績度が溜まり一定量で昇格、次のランクになる」

    男「各ランクごとに依頼の難易度も変わってね、高いランクの依頼ほど高難度なんだよ、その分見返りは大きい」

    男「ランクがそのハンターの信用度にも繋がるんだ」

    ロゼ「.........で我と女騎士でどれほどのランク差があるんじゃ?」

    男「ランクは一番下でFランク、一番上でAAAランクだよ」

    ロゼ「なんじゃあんまり変わらんのう?」

    137: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:56:43 ID:Kq48Hrlk
    男「いやAAAの次がギルドマスターなんだ」

    ロゼ「むむ?」

    男「ギルドマスターはハンターの頂点、ランクはつかないんだ」

    ロゼ「ギルドマスターというのはそんなにすごいのか?」

    男「ギルドマスターの俺が言うのも変だけど、まず毎年ギルドマスターになる為の教育があってね」

    ロゼ「ふむ」

    男「教育に参加する為の選抜試験を行う、去年だと総受験者は百人のAAAランクハンター因みに受験資格がAAAランクからなんだ」

    ロゼ「ほう」

    男「で選抜試験を突破したのは十人」

    138: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/10(水) 23:58:09 ID:Kq48Hrlk
    ロゼ「ぬぬ?」

    男「そしてギルドマスター育成教育総日数三百六十五日の全課目を無事修了したのは.........二人だけ」

    ロゼ「.........」

    男「まぁちょっと分かり辛かったろうけどそれだけ狭い門なんだ」

    ロゼ「.........なるほどのう、それで小娘はそれを突破したと?」

    男「そ、去年の卒業者だよ女騎士は」

    女騎士「そうです、これで分かりましたか? 私と貴女の差が? Aランクハンターさん?」

    ロゼ「むぅ.........」

    139: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 00:00:34 ID:lCHesZxM
    男「俺も通って来た道だから分かる、ギルドマスター教育は想像を絶する教育なんだ」

    女騎士「まぁ、行ったことのない貴女には理解しがたいでしょうが?」

    ロゼ「む......なれば我もギルドマスターになる!」

    男「ええ!?」

    ロゼ「当然じゃ! じゃなければ若人に釣り合わん......我はやるぞ」

    女騎士「威勢だけは良いですね?」

    ロゼ「我がギルドマスターになればお主も文句はないじゃろ?」

    140: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 00:02:34 ID:lCHesZxM
    女騎士「そうですね、そのときは認めてあげます、ただし.........」

    女騎士「ギルドマスターになれなかったら.........男さんとは別れてください」

    ロゼ「っ!!」

    女騎士「言わせてもらいますが、軽い気持ちでギルドマスターになるなんて言わないでください、逆に......それを投げ捨てる覚悟で行かなければ到底ギルドマスターにはなれませんよ?」

    ロゼ「............上等じゃ」

    男「.........ロゼ」

    女騎士「ふふ、せいぜい頑張ってください、それでは私はこれで......明日に一応ダンジョンの調査はしなければなりませんので」

    男「そうかい、なら途中まで送っていくよ」

    141: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 00:03:14 ID:lCHesZxM
    女騎士「いえお気持ちだけで......」

    男「じゃあ師匠命令でついて行かせなさい」

    女騎士「わ、分かりました......」

    男「ロゼ、ちょっと行ってくるね」

    ロゼ「.........うむ、気をつけてな」

    145: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 21:45:10 ID:yGPei.vM
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「ねぇ女騎士」

    女騎士「何ですか?」

    男「何でロゼを焚きつけるような事を言ったの?」

    女騎士「.........」

    男「全国のハンター総員五万人の内ギルドマスターは俺を含めて八人」

    女騎士「.........」

    男「腕っ節だけじゃなれない、過酷な道に何で女騎士はロゼを招いたの?」

    146: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 21:46:00 ID:yGPei.vM
    女騎士「.........貴方が 、好きだからです」

    男「.........いやそれは関係な」

    女騎士「関係あります!!」

    男「!!」

    女騎士「貴方がいなかったら私は死んでました! 貴方が隣にいてくれたから生きようと思いました! 貴方が支えてくれたから私はギルドマスターになれました!」

    女騎士「私にとって.........師匠はかけがえのない人なんです......」ギュウ

    男「女騎士......」

    147: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 21:46:54 ID:yGPei.vM
    女騎士「だから今凄く辛いです......どこの誰かも知らない少女に師匠が夢中なのが......」

    女騎士「私を選んでくれなかったのが......」

    男「俺はお前の親父代わりみたいなもんだ、女騎士にはもっと相応しい相手がいるよ」

    女騎士「私は師匠しか見てません......」

    女騎士「だから、あの少女がギルドマスターになれなかったら.........私と結婚して下さい......///」

    148: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 21:47:46 ID:yGPei.vM
    男「それは横暴じゃないか?」

    女騎士「私を拾って惚れさせた師匠が悪いです......」

    男「俺のせいかよ......」

    女騎士「.........私にもチャンスを下さい」

    男「.........分かった、師匠としてそこはけじめをつけよう、でも俺はロゼをギルドマスターにするために最大限のサポートをする、それでも良ければだけど?」

    女騎士「! 構いません......」

    男「.........ロゼがギルドマスターになったら諦めてくれ」

    女騎士「そのときは彼女を認めます」

    149: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 21:49:13 ID:yGPei.vM
    男「.........それじゃ、俺はここで帰るよ」

    女騎士「.........師匠」

    男「なに? ん!?」

    女騎士「ん/// ちゅ......それでは失礼します......」スタスタ

    男「.........たく、そういう風に育てた覚えはないんだが」

    150: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 21:50:52 ID:yGPei.vM
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ロゼ「.........」

    ーギルドマスターになれなかったら男さんと別れてくださいー

    ロゼ「(心底むかつく奴じゃのう......じゃが)」

    ロゼ「.........」ジッ

    「」←ギルドカード

    ロゼ「(若人は渡さんぞ!!)」

    ロゼ「(先ずはAAAランクまで上げなければならんな......)」

    ロゼ「(しっかしあの小娘!我と若人の睦み合いを邪魔しおって......それにじゃ!)」むんずっ

    「」←男の服

    151: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/11(木) 21:51:30 ID:yGPei.vM
    ロゼ「(.........若人も若人じゃ! 弟子だからと言って我以外の女子の頭を撫でるなぁ!ばかたれ! あほ! たわけぇ!)」バサバサ

    ロゼ「(.........若人がそういう態度じゃから!)」バサ

    ロゼ「.........バカたれぇ!」ギュウ

    ロゼ「.........早く、帰ってこんか......若人......///」スゥ

    コンコン

    ロゼ「ん!! やっと帰ってきおったか!」

    コンコン

    ロゼ「開いてるんじゃから、開けて入ればいいものをそんなに我に出迎えて欲しいのかえ? まったく」スタスタ

    コンコン

    ロゼ「若人よ、ちとおそい......ぞ?」ガチャ

    「.........ん? 君は誰だ?」

    「あらぁ! 可愛い少女ね!」

    「わぁ! 僕より小さい女の子なんて久しぶりだよ!」

    ロゼ「.........ふえ?」

    154: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:39:39 ID:1Ikved5g
    ロゼ「誰じゃお主らは?」

    「それはこっちの台詞なんだが......」

    「まさか男の気配を辿ったらこんな美少女がいるとはね?」

    「僕よりちっちゃーい! 可愛いー!」ナデナデ

    ロゼ「むぅ、若人の知り合いか? 若人ならそろそろ帰ってくるが?」

    「「「若人?」」」

    ロゼ「? 我が男をそう呼んでるだけじゃが?」

    「......あいつを若者呼ばわりとは」

    「意外に大物なのね少女ちゃんは」クスッ

    「男さんはもう青年って歳じゃ、って男さんって何歳だっけ?」

    155: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:40:48 ID:1Ikved5g
    「俺の五つ位は上だ」

    「あらもう三十歳なのね?」

    「でも男さんって顔が若く見えるから意外だなぁ」

    あーだこーだ

    ロゼ「(なんじゃこいつらは......若人早く帰ってこい......)」

    男「何でお前らが居るんだよ......」

    ロゼ「若人!」

    「あ、帰ってきた」

    「久しいな男」

    「貴方やっぱり若く見えるわね? 本当に三十歳?」

    156: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:41:44 ID:1Ikved5g
    男「ダークエルフのお前が言うなよ<魔女>」

    魔女「あらぁ、嬉しいわね」

    男「で、何でお前らが居るんだよ? 忍、赤髪、魔女」

    忍「同志に会いに来て何が悪い? それで、何処をほっつき歩いていたんだ?」

    赤髪「全然顔出さないから心配してたんだよ? 会議にもでないしさ」

    魔女「まぁ貴方なら死んでるって事はないでしょうけど、少しくらいは顔を見せなさいな?」

    男「まてまて、同時に喋るなって積もる話は部屋に上がってからだ」

    157: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:42:59 ID:1Ikved5g
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「さてロゼ、紹介しようまずはギルドマスター忍」

    忍「よろしくロゼちゃん」

    男「同じくギルドマスター赤髪」

    赤髪「ちっちゃいけどこれでもギルドマスターだからね! よろしくぅ」

    男「最後にギルドマスター魔女」

    魔女「ダークエルフ以外で銀髪褐色なんて初めて見たわ......ふふ、お揃いね? よろしく」

    男「三人はこの街のギルドマスターで、ギルドの運営、街の治安維持を務めている」

    ロゼ「.........まさかこの短時間で五人のギルドマスターに会うとはのう」

    158: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:44:30 ID:1Ikved5g
    男「はいロゼも自己紹介してね」

    ロゼ「うむ、我の名はロゼ若人の嫁じゃ! 以上じゃ!」

    赤髪「ええ!? 男さんの奥さん!?」

    忍「まさか男、お前ロリコンだったのか?」

    ロゼ「言わせてもらうがお主より年上じゃぞ忍よ」

    忍「なに......これが合法ロリか......」

    赤髪「合法ロリ?」

    魔女「貴女は知らなくて良いの、忍も変なこと言わないで」

    忍「しかしこのなりで年上とは......信じられんな」

    159: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:46:01 ID:1Ikved5g
    魔女「私みたいに容姿=年齢は成り立たない種族はいるわよ? ねぇ......ロゼちゃん?」

    ロゼ「.........!」ビクッ

    魔女「貴女の本性は......なぁに?」クスクス

    ロゼ「(こ.........こやつ)」

    男「おい魔女、あんまりロゼを虐めないでほしいな?」

    魔女「あらそういうつもりじゃないのよ?」

    赤髪「そうだよ魔女の笑顔はちょっと怖いよ!」

    魔女「あらあら、赤髪まで......」

    忍「まぁそう言ってやるな皆んな、魔女のそれだって今に始まったことじゃない」

    160: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:47:54 ID:1Ikved5g

    魔女「忍......」

    ロゼ「.........」ピクッ

    赤髪「そうだけど......忍は何時も魔女を庇ってずるいなぁ、たまには僕も庇ってよ」プンプン

    忍「魔女はギルドマスターといえど魔法使いだ、後衛を守るのは当然だ」

    赤髪「今そんな話しはしてなーい」ジトッ

    忍「.........さて、自己紹介が終わったところでだ」

    赤髪「.........逃げた」ジトッ

    忍「せっかく放浪マスターの男が帰ってきたんだ、色んな話しを聞こうじゃないか」

    161: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:50:54 ID:1Ikved5g
    魔女「そうね、今後の魔法研究の参考に」

    赤髪「むぅ、でも男さんの話しは聞きたいかな?」

    男「おいおい、あんまり期待すんなよ? ん? なにロゼ?」

    ロゼ「我も......その、お主の話しを聞きたいのう/// 若人をもっとしりたいからの///」

    男「よしお前ら期待して聞け」

    魔女「あら調子が出てきたわね?」

    162: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:52:05 ID:1Ikved5g
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    三時間後

    男「だから俺はロゼを一目見て惚れたんだぁ!!」←酒入ってます

    ロゼ「わ、若人よ! そんな直球で言うんじゃない///」←not お酒

    男「ロゼ......」グイッ

    ロゼ「んひゃ!? なんじゃ若人?」

    男「俺のこと嫌いなのか?」

    ロゼ「そ、そんなことは言っとらんぞ! ただ恥ずかしいだけでの///」

    男「じゃあ証明してくれ」

    ロゼ「証明?」

    男「俺はまだお前からキスをしてもらってない......」

    ロゼ「キ......!?///」ぼぼん

    163: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:53:45 ID:1Ikved5g
    赤髪「あかーい! 僕の髪よりあかーい!!」←酒入ってます

    忍「いいぞー!! いよロリコーン!!」チンチラチン←in 酒

    魔女「こら忍! 食器を叩かないの!」←飲んでません

    ロゼ「お主らもからかうんじゃないわい!」

    男「ロゼ......」ズイッ

    ロゼ「ひゃ......近いぞ若人や......」

    男「して.........くれないのか?」シュン

    ロゼ「ぐは!? (そんな落ち込んだ顔をするんじゃない! 不意打ちじゃぁ/// こんなめんこい顔もするんか若人よ///)」

    164: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 22:55:51 ID:1Ikved5g
    男「ロゼ.........///」

    ロゼ「むむむ、ええいままよ!」チュ

    男「!?」

    赤髪「ひゅーう!」

    忍「おおー! 熱いなぁー!」

    魔女「あらあら......熱烈ねぇ」

    ロゼ「ん......ぷは、これで証明できたかの? 若人よ///」

    男「.........」プルプル

    ロゼ「? 若人?」

    男「.........一片の悔いなし」パタッ

    ロゼ「なにー!?」

    赤髪「あれー!?」

    忍「はっはっはっはっは! 男は初心だったかー!」バシバシ

    魔女「酔いが回って眠っただけよ......まったく今日はもう終わりにしましょう」

    165: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 23:12:27 ID:1Ikved5g
    赤髪「えー」

    忍「俺はまだたりんぞぉ」

    魔女「明日は休みだけど私達はギルドマスターなんだから、品位は保ちなさい」キュイン

    赤髪「だが、ことわ......るー」zZ

    忍「おま、魔法ははんそ......く」zZ

    ロゼ「.........なんと」

    魔女「ふう、何時もならこんなにはしゃがないのよ? 男が帰ったからかしらね?」

    ロゼ「.........ふふ」

    魔女「どうかした?」

    ロゼ「いや、愛されとるのう若人は......///」ナデナデ

    男「んん.........」

    166: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 23:13:34 ID:1Ikved5g
    魔女「.........ロゼちゃん、何で男が他のギルドマスターと違って放浪してるか分かる?」

    ロゼ「うーむ、これは我の推測じゃが若人はギルドマスターの中でも実力は飛び抜けておると思う」

    魔女「それで?」

    ロゼ「じゃから、一つの国で囲うのではなく、各国々でのいざこざを解決させるためにこのポジションになったのではないか?」

    魔女「あら、ロゼちゃんは聡明ね? でもそれだと八十点」

    ロゼ「むむ? 残りはなんじゃ?」

    魔女「残りはね......命の恩人を探すため」

    167: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 23:15:14 ID:1Ikved5g
    ロゼ「恩人?」

    魔女「そう、それが男の本当の目的」

    魔女「でもそんな理由じゃ足りないからって、ロゼちゃんの言った任務が追加された」

    魔女「あの時は苦労したわよ、ギルマスランキング一位の男が突然世界を回る許可をくれって言ったんですもの」

    ロゼ「ギルマスランキング?」

    魔女「ギルドマスターの中でのランキング、男はかつてギルドマスター最強のハンターだったのよ」

    ロゼ「それほど強いのか......」ゾクッ

    魔女「まぁ、放浪してからは一回も更新してないから別のギルドマスターが一位の座にいるわ」

    168: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 23:16:38 ID:1Ikved5g
    ロゼ「今の一位は誰なんじゃ?」

    魔女「それは......秘密よ?」

    ロゼ「むむ、ケチ」

    魔女「でも貴女の秘密を教えてくれたら教えるわよ?」

    ロゼ「なぬ?」

    魔女「貴女......人間じゃないでしょ?」

    ロゼ「.........!」

    魔女「たとえ巧妙に人間に姿を変えたとしても、私位の魔法使いになるとね」

    魔女「魔力の質だけでその者の種族とか分かっちゃうのよ」

    169: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 23:17:38 ID:1Ikved5g
    ロゼ「.........これは、ダークエルフは侮れんな」

    魔女「.........その純粋で巨大な魔力、ロゼちゃんは龍かしらね?」

    ロゼ「!! 知ってどうするつもりじゃ」

    魔女「別に大したことじゃないのだけど......取引をね?」

    ロゼ「取引?」

    魔女「そう、ちょっと魔力を貸して欲しいの」

    ロゼ「理由を聞きたいんじゃが?」

    魔女「............そこはノータッチで良いかしら?」

    ロゼ「......分かった」

    170: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 23:19:23 ID:1Ikved5g
    魔女「あら、物分かりがいいわね、じゃあさっそく......」

    ロゼ「なれば我が推測してやろう」

    魔女「え?」

    ロゼ「直球に聞こう、魔女よ忍をどう思っておる?」

    魔女「な......」

    ロゼ「.........その反応だけで分かったわい」

    魔女「なな、なんで!?」

    ロゼ「おおかた龍の魔力を使って強力な媚薬でも精製して忍を堕とそうとでも考えたんじゃろう」

    魔女「なぁ!?///」

    ロゼ「龍の魔力は薬品とすこぶる相性が良いらしいからのう? で当たっておるのか?」

    魔女「.........龍は侮れないわね」

    ロゼ「なにダークエルフも侮れんよ、して」

    171: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 23:20:47 ID:1Ikved5g
    ロゼ「なぜ恋路に薬なんぞ使うんじゃ?」

    魔女「.........貴女には分からないでしょうけど龍ほど人間は一途ではないのよ?」

    ロゼ「? 浮気防止か? なれば忍と魔女は恋仲か?」

    魔女「そこまで行ってないわよ! だって忍は全然私の気持ちに気付いてくれないのよ......」

    ロゼ「ならばこそ諦めずアタックするもんじゃろ!」

    魔女「駄目なのよ! 私じゃ絶対振り向いてくれない理由があるから......」

    172: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/15(月) 23:22:01 ID:1Ikved5g
    ロゼ「理由? そんな物打ち破ってこそ......」

    魔女「彼......ロリコンだもの」

    ロゼ「.........」チラッ

    魔女「.........うう」←ボン キュ ボン

    ロゼ「.........魔女よ」

    魔女「.........え?」

    ロゼ「世界は広いんじゃきっとお主にあった.........」

    魔女「見捨てないでー!」ギュウ

    ロゼ「むぐ......魔女よ胸がくるし......むむぐぅ!!」

    176: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/17(水) 01:22:06 ID:ZdWEkpFE
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~翌日 午後 噴水広場~

    ロゼ「.........むう、地図だとこの辺りなんじゃが?」

    魔女「ロゼちゃーん!」

    ロゼ「おお、探したぞ!」

    魔女「ごめんなさい、ロゼちゃんの宿まで私が行けばよかったわね」

    ロゼ「うんや、ちょうど良い散歩になったからええ」

    魔女「それじゃ、あそこのベンチでガールズトークでもしましょうか」

    ロゼ「ガールズトーク、若々しい響きじゃのう」

    魔女「心は若くね?」

    177: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/17(水) 01:24:20 ID:ZdWEkpFE
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~五時間前~

    忍「すまんはしゃぎすぎた......」

    赤髪「結局男さんの部屋で寝ちゃったよー」

    ロゼ「それは二人に魔女が魔法をかけたからじゃな」

    男「気にすんな俺なんて気づいたら意識が飛んでたぞ」

    ロゼ「.........若人よいつから記憶が飛んでたんじゃ?」

    男「え、うーんロゼになんか喋ってたところまでは覚えてる」

    ロゼ「つまり......(我が若人に接吻したことを覚えてない!?)」

    178: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/17(水) 01:29:58 ID:ZdWEkpFE
    ロゼ「ばかもーん!? なんで覚えとらんのじゃ! 我の一世一代の勇気を返せー!」ポカポカ

    男「え? ええ?」

    魔女「まぁまぁロゼちゃん落ち着いて」

    ロゼ「ショックじゃ.........」

    男「なんかごめんロゼ......」

    ロゼ「ふん.........たわけ若人!」ぷいっ

    男「あらら」

    魔女「まったく自分の奥さんの心情くらい察しなさいな」

    男「ぬう.........」

    忍「取り敢えず邪魔したな、俺は自分の家に戻るよ」

    赤髪「僕も帰って二度寝だよー、ふぁ......」

    男「そっか、みんなありがとな」

    179: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/17(水) 01:30:40 ID:ZdWEkpFE

    忍「なに、気にするな」

    赤髪「また面白い話し聞かせてねー!」

    スタスタ

    男「.........魔女はどうするんだ?」

    魔女「私も一度帰るわ.........そうだお願いがあるのだけど」

    男「なに?」

    魔女「午後からでも良いからロゼちゃんを貸してくれないかしら?」

    ロゼ「む?」

    男「え?」

    180: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/17(水) 01:32:06 ID:ZdWEkpFE
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    ーーーー
    ーー

    ロゼ「ということで参った訳じゃが.........何用じゃ?」

    魔女「昨日の事を謝りたかったの」

    ロゼ「?」

    魔女「ロゼちゃんの弱味に漬け込んで取引だなんて言ってごめんなさい」

    ロゼ「!! .........意外に律儀じゃのう魔女は」

    魔女「ギルドマスターとしてよ」

    ロゼ「じゃったら薬なんぞ使わずに正々堂々と忍を落とせば良いじゃろー」

    181: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/17(水) 01:32:46 ID:ZdWEkpFE
    魔女「出来たら苦労しないわ......」

    ロゼ「して、謝罪だけではあるまい? なんじゃ協力してほしい事でもあるのかえ?」

    魔女「さすがロゼちゃん話しがはやいわ! じゃあ魔力を......」

    ロゼ「それは却下じゃ」

    魔女「そ、そんなぁ」

    ロゼ「邪道な道は駄目じゃ」

    魔女「じゃあどうしろって言うのよ! 私は忍好みの体型じゃないし.........」

    182: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/17(水) 01:34:03 ID:ZdWEkpFE
    ロゼ「大事なのは中身じゃ!」

    魔女「将来嫁に貰いたいのは小さくて可愛いらしい少女らしいわ」

    ロゼ「.........むむ」

    魔女「あーあ、私もロゼちゃんみたいに可愛い少女になりたいわ.........」

    ロゼ「.........ん? ちと待て、我のように?」

    魔女「そうよ、ちょうどこの位の身長がストライクだったはずよ」

    ロゼ「そうか.........その手があったか!」

    魔女「?」

    184: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 19:39:41 ID:KLWDxUf6
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    ーーーー
    ーー

    ロゼ「どうじゃ? 最初は身長差があって動きづらいと思うんじゃが?」

    「そうでもないわ、むしろ.........」

    少女(魔女)「変身魔法を教えてくれたロゼちゃんに感謝よー!」

    ロゼ「そうじゃろう? 我とて変化してるんじゃ、だが魔女がこうもすぐに習得するとは......」

    魔少女「こ、これで少しは忍を振り向かせられるかしら......///」

    ロゼ「......愛じゃのう」

    魔少女「ロゼちゃんありがとう、ロゼちゃんにはお礼しないとね」

    185: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 19:41:37 ID:KLWDxUf6
    ロゼ「ん? 別にいいぞ、利益目的で協力した我ではないからの」

    魔少女「いいから、私が納得しないの何でも言って!」

    ロゼ「うーんそれほど言うなら.........そうじゃ、魔女よ相談がある」

    魔少女「はーい! どーんときなさい!」

    ロゼ「実はの.........先日女騎士にあったんじゃが」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    魔少女「なるほど......ロゼちゃんは女騎士に男を取られない為にギルドマスターになりたい、だからランクを手っ取り早くAAAにしたいと?」

    ロゼ「そうじゃ良い方法はないか?」

    186: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 19:43:13 ID:KLWDxUf6
    魔少女「あるわよ?」

    ロゼ「おお! 流石ギルドマスターじゃのう! して?」

    魔少女「この街で近々ハンターの武闘大会があるの」

    ロゼ「そうなのか?」

    魔少女「そうよ、そして大会の優勝者には賞金のほかに......」

    魔少女「一つだけ好きな褒美を選べるの、まぁ常識の範囲内でね」

    ロゼ「!! つまり優勝すれば......」

    魔少女「お願いしてランクAAAまであげられるわよ!」

    ロゼ「大会は何時じゃ?」

    魔少女「一ヶ月後ね、受付はもうギルド本部でやってるわ」

    187: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 19:47:18 ID:KLWDxUf6
    ロゼ「じゃったら早速行動開始じゃ!! ありがとの魔女!」

    魔少女「役に立てたようで私も嬉しいわ」

    ロゼ「我は受付に行ってくる! じゃあの魔女よ!」ダダダダダ!

    魔少女「あらーロゼちゃん早いわね」

    魔少女「.........さて私も、どうしようかしら?」

    魔少女「魔法研究は今そんな気分じゃないし......めぼしいギルドクエストもないし」

    魔少女「忍に会いに行こうかしら......///」

    魔少女「そうよ! せっかく何だからあいつの反応くらい見ないとね! そうと決まれば......」

    「やめてください! 離してください!」

    「良いじゃねーか釣れないこと言うなよ、ほら行こうぜ?」

    魔少女「ん? あれは確か新参者のハンターじゃない路地裏でなにやってんだか......まぁ想像はつくけど」

    188: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 19:49:57 ID:KLWDxUf6
    「金なら払うからよ今日俺と良いことしようぜ?」

    「いやです! 離して!」

    「てめぇ、あんまりグダグダ言ってると......」

    魔少女「やっぱりね、さておいたは......」ポンポン←石

    魔少女「見逃せないわよ!」ヒュン

    「いで!?」ガン

    「え?」

    魔少女「ハンターなら品位を保ちなさいな新米ハンターさん?」

    「んだとこのガキ!?」

    魔少女「お姉さん今の内にお逃げなさいな?」

    「で、でも......」

    魔少女「大丈夫よ私これでも強いのよ?」

    189: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 19:50:53 ID:KLWDxUf6
    「ガキィ......人前で恥欠かせやがってぇ......覚悟しやがれ!」ダッ

    魔少女「ガキ? 心外ね私はこれでも......」

    「うぉぉぉぉ!」グワッ

    「!! あぶない!」

    魔少女「ギルドマスターよ?」キュイン

    プスン

    魔少女「.........え?」

    「おらぁ」ブンッ! バキッ

    魔少女「!! カハ.........(なんで、魔法が)」

    「おい立てよ、まさかパンチ一発で終わりだと思うか?」グイッ

    190: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:01:49 ID:KLWDxUf6
    魔少女「いた......ちょっと、私の髪引っ張らないで欲しいのだけど?」バッ

    「!?」

    プスン

    魔少女「!? (やっぱりでない......! なんで!?)」

    「このガキ......ふざけてんじゃねぇ!」バキッ

    魔少女「グッ!? ゲホッ ゴホッ......ッ」

    「ハンターに立てつくとどうなるか教えてやるよクソガキ!!」

    「もうやめてよ! 私が貴方について行くから!」

    「うるせぇ! ハンター舐めたらどうなるか教えてやるんだよ! このガキに!」

    魔少女「ゲホッ ゲホッ(完全にしくじったわ......まさかこの身体だと魔法が使えないなんて、ロゼちゃんのバカ......そういうデメリットは教えてほしいわ......あ、解除の仕方も聞いてなかったわね......まぁ魔力が尽きれば解除されると思うけど......)」

    「ほら立てよ! クソガキ!」

    魔少女「ングッ......(何だか惨めだわ......浮かれた勢いで飛び出して新米ハンターにやり返されて......あら、なんで涙なんて......)」ポロポロ

    192: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:06:48 ID:KLWDxUf6
    「クソガキが泣くくらいなら大人の話しに首突っ込んでんじゃねぇよ、だがもうおせぇからな? ケンカ売ったのはお前だクソガキ」グッ

    魔少女「う......はな......して」

    「はぁ......クソガキが生意気言うじゃねーか? そんなにやられて欲しけりゃ教えてやるよ......大人の世界ってやつをなぁ?」

    魔少女「っ!! やぁ! 離して! (く! この身体じゃ力が入らない......!)」

    「暴れんじゃねぇ! 良いからこい!」ガッ

    魔少女「っ..........やだぁ、はなしなさい!」

    「へ、お前よく見たら良い顔してんじゃねぇか、ロリコンの趣味はねぇが......せいぜい楽しませろや?」

    魔少女「いや! いやぁ!(こんなやつとなんかやだ! 誰か助けて! ......忍!)」ポロポロ

    193: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:10:47 ID:KLWDxUf6
    「このガキィ! もう一発殴ってほしいようだな!」ブン!!

    魔少女「ひっ......!」ビクッ

    「そこまでにしてもらおうか」ガッ

    「っ!? 何だてめーは!!」

    魔少女「あ.........」

    忍「ハンターたるものハンターの自覚を持ち品位を保つものだ、登録する時に言われなかったか?」

    魔少女「(忍......)」ポロポロ

    モブハンター「うるせぇ! ケンカを売ってきたのはこのガキだ!」

    忍「こんな少女のケンカをかったのか? 大の大人が? 滑稽だな?」

    194: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:14:14 ID:KLWDxUf6
    モブハンター「は! こいつに教育するんだよ大人ってのをよ!」

    忍「ほぅ、それは少女を殴り続けたのも含まれているのか?」

    モブハンター「そうさ、大人にたてついたらどうなるかっていうのを......」

    忍「気に入らんな」ヒュン

    モブハンター「は? ゲハ!?」

    忍「大人ってのはな、子供のおいたくらい笑って許すものだ、そしてもう一つ......」

    モブハンター「っの野郎!!」

    忍「少女には優しくするのが男だろぉ!!!」ドガッ

    モブハンター「ゲホァ?!!!!」バタッ

    195: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:20:56 ID:KLWDxUf6
    忍「ふん、可憐な少女を痛ぶるハンターは処罰だ......おい」

    忍の部下「はは、ここに」ザザッ

    忍「こいつをギルドまで連れて行け」

    忍の部下「御意」スタスタ

    モブハンター「..................」(白目)

    忍「ふう、最近ハンターの素行の悪さが目立ってきたな、これは早急に......」

    「あの......」

    忍「ん? ああすまない、流石に見かねてな怪我はないか?」

    「私は大丈夫です、ただこの子が」

    忍「!! 大丈夫か?」

    魔少女「う......んぐ......」グスン

    忍「もう心配するな、悪い奴は俺が倒したからな?」ナデナデ

    魔少女「う......うぇぇぇぇぇん!!」ギュウ

    忍「おおっと、よしよし怖かったな? もう大丈夫だぞ?」ポンポン

    196: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:22:22 ID:KLWDxUf6
    忍「お嬢さん、この子は俺が預かろう、怪我の手当てもしなければならん、お嬢さんには自宅まで護衛をつけさせるから安心して帰りなさい」

    「あ、あの! 助けて頂いてありがとうございました!」

    忍「ハンターとして当然だ、俺のような奴もいるんだ今日の事でハンターを悪く思わないでくれ」

    「はい! 本当にありがとうございます! お礼は必ずします!」

    忍「そうかい? じゃあ気長に待ってるよ、では......」スタスタ

    197: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:23:32 ID:KLWDxUf6
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~忍の家~

    忍「落ち着いたか?」

    魔少女「ごめんなさい、手当てもしてもらってもう大丈夫です」

    魔少女「(成り行きで忍の家に来ちゃったけど......うう、あんな情けない姿を彼に晒すなんて......)」

    忍「......それで、どうしてそんな姿なんだ魔女?」

    魔少女「な......!」

    忍「ふふ、ばれてないとでも思ったか? 仮にもギルドマスター教育でバディだったお前を見抜けないとでも?」

    魔少女「い、いつから気づいてたの?」

    198: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:30:44 ID:KLWDxUf6
    忍「最初からさ、容姿が容姿だったからな一瞬目を疑ったが、そういう魔法もあるのかと思ってな」

    魔少女「そう、驚かせようと思ったのだけど失敗ね......」

    忍「.........さてお前にはギルドマスターとして元バディとして言わなければならない事がある」

    魔少女「な、何よ......」

    忍「行動が軽率過ぎだ」ギンッ

    魔少女「!!」

    忍「新しい魔法を試すのは良い、だがそれによって起こりうる事項を把握していないから今回のような事態にもなる」

    魔少女「.........」

    忍「お前は昔からそうだ、目新しい物に飛びつくと途端に視野が狭くなるな」

    魔少女「こ、これは......」

    199: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:37:18 ID:KLWDxUf6
    忍「お前の好奇心は良いと思うがもっと後先を考えろ」

    魔少女「.........なにも知らないくせに」ボソッ

    忍「.........なんだ? 意見があるなら聞くぞ?」

    魔少女「なにも知らないくせにって言ってるの!!」

    忍「.........」

    魔少女「確かに私は魔法研究に没頭すると周りが見えなくなるわ、今回のも浮かれて後先考えずに飛び出したらこのザマよ!!」

    魔少女「でも、仕方ないじゃない......この姿だったら私に振り向いてくれるかもって思っちゃったのよ!!」ポロポロ

    忍「魔女......」

    魔少女「なのに貴方は何も言ってくれないし......挙句惨めな姿を晒して、怒られて......浮かれてた私がバカじゃない......」

    忍「.........」

    200: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:40:10 ID:KLWDxUf6
    魔少女「ギルドマスターじゃなくて、バディじゃなくて......ヒック」

    魔少女「私を一人の女として見なさいよぉ......!」

    忍「.........」

    魔少女「バカ......バカァ......」グスン グスッ

    忍「.........その姿になると精神的にも幼くなるのか」スッ

    魔少女「なによ......さわらない......でよ」

    忍「さっきの話しはギルドマスターとして元バディとしてだったが今からは」

    忍「一人の男として言わせてもらう」

    魔少女「え......」

    忍「今の魔女はとても魅力的だよ」ナデナデ

    201: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:41:29 ID:KLWDxUf6
    魔少女「なぁ......!?///」

    忍「しかも俺の為にそこまでしてくれたのだろう? 正直に嬉しく思っている」

    魔少女「今さらそんな事言われても......」

    忍「......話は変わるが、お前を慕ってる奴が多くてな、そいつらに俺は魔女の彼氏かとよく聞かれるんだ」

    魔少女「それが何よ?」

    忍「彼氏だと言っていた」

    魔少女「へ///!?」

    忍「俺は考えていたお前なら容姿を変える魔法を開発するだろうと」

    忍「だから寄せ付けないようにしてたんだ、好きな女を取られたくないから」

    202: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:45:30 ID:KLWDxUf6
    魔少女「だったら私の気持ちにちょっとくらい答えてくれても......」

    忍「お前に男として見られてないと思ってな、俺はその......身長が低い女性が好みだと言っていたから、そしてお前の気持ちは......単にバディだからだと」

    魔少女「なんでそういう所は鈍いのよ」ジトッ

    忍「それはすまないと思ってる、だが今はもう自分を抑える理由が無くなった」グイッ

    203: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/24(水) 20:48:04 ID:KLWDxUf6
    魔少女「あ......忍///」

    忍「魔女、こんな俺で良かったら付き合ってくれないか?」

    魔少女「.........あう、ええと///」キュン

    魔少女「わ、私こそ......よろしくお願いします///」

    209: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:46:13 ID:nJtFHxeA
    忍「!! そうかそれは良かった」

    魔少女「わ、私としては断る理由が無いし///」

    忍「魔女.........大好きだ」チュ

    魔少女「ん!!/// び、びっくりさせないでよ///!」

    忍「すまない、俺は今猛烈に感動している」

    魔少女「......そう言われるとこの姿になって良かったと思うわ///」

    忍「......まぁ名残惜しいが今日はもう戻れ」

    魔少女「ぇ......なんで?」

    忍「お前は怪我人だろ? 帰ってゆっくり休むのが懸命だ」

    210: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:47:10 ID:nJtFHxeA
    魔少女「.........やだ」

    忍「大丈夫だ途中まで送っていこう」

    魔少女「忍と......もっといたいわ///」ギュウ

    忍「ま、魔女......!」

    魔少女「気遣ってくれるのは嬉しいけど、大丈夫これでもギルドマスターなんだから、貴方のバディなのよ?」

    忍「だが......」

    魔少女「ううん、忍が正直に言ってくれたんだから私も一人の女として言うわ」

    魔少女「し、忍にもっと......甘えたいです///」

    211: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:48:13 ID:nJtFHxeA
    忍「!! グッ!?」ポタポタ

    魔少女「え!? 忍鼻血が!!」

    忍「それは殺し文句だぞ魔女.........」

    魔少女「! ふふ、鼻血が出るくらい嬉しいのね? なら......」

    魔少女「今までの分まとめて甘えるんだから!」スリスリ

    忍「ぐ......ちょっと待ってくれ鼻血が......」

    魔少女「そんなの気合で止めなさい!」

    忍「む、無茶言うな......」

    魔少女「もう......」

    212: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:49:53 ID:nJtFHxeA
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    魔少女「止まった?」

    忍「ああ、久しぶりに出たな教育以来じゃないか?」

    魔少女「あの時は私達男にコテンパンにされたからね」クスッ

    忍「全くだ今思うと良い思い出だがな」

    魔少女「.........忍」ジー

    忍「う......そんなに見つめるな」

    魔少女「好きな人を見てるのは駄目?」ギュウ

    忍「あー、駄目ではないんだがまた鼻血が......」

    213: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:53:21 ID:nJtFHxeA
    魔少女「出しちゃ駄目よ? 忍に甘えられないじゃない......」ムスッ

    忍「......そんなに甘えたがりだったか?」

    魔少女「この姿になったせいもあるかもしれないけど......」

    魔少女「私はずーっと貴方のこと好きだったんだから/// 当然よ!」スリスリ

    魔少女「ギルドマスター教育でバディになって......挫けそうだった私を何度も励ましてくれて助けてくれて......支えてくれて」ギュウ

    忍「それは俺もだ、何度もお前に助けられた、魔女の一生懸命な姿に俺も頑張らなければと思ったんだ」

    忍&魔少女「「だから俺は<私は>」」

    忍「む......///」

    魔少女「ぁ......ふふ、だから貴方を好きになったのよ?///」クスッ

    214: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:54:40 ID:nJtFHxeA
    忍「そんなに思ってくれてるとは男冥利に尽きるな」ナデナデ

    魔少女「ん/// 忍に撫でられるの好きかも///」ニコニコ

    忍「魔女.........」

    魔少女「ふふ、なぁに?」

    忍「皆んなはお前の笑顔が怖いと言ってるが......」

    魔少女「?」

    忍「俺はお前の笑顔は素敵だと思う///」

    魔少女「///!! しのびー///!!」ギュウ

    忍「おお!? どうした?」

    215: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:55:27 ID:nJtFHxeA
    魔少女「好きよ!! 好き好き!! 忍大好きぃ!!」スリスリ

    忍「おい、らしくないぞ? まーーん!?」

    魔少女「ちゅ......ん、忍/// 好きぃ///」

    忍「.........ま、じょ、ちょっと待て落ち着け」

    魔少女「キス、嫌いなの?」シュン

    216: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:56:12 ID:nJtFHxeA
    忍「ぐ......だから待てと言ってるだろぉ」ボタボタ

    魔少女「あ! 忍大丈夫? また鼻血が......私が拭いてあげるわね!」

    忍「い、いいからちょっと離れてくれ! 頼む!」

    魔少女「ぇ.........忍」ウルウル

    忍「ぬぁぁ!! そんな顔しないでくれ!!」

    魔少女「だって忍が離れろって......」

    忍「しっかりしてくれお前はそんな幼子じゃないだろ?」ボタボタ

    217: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 12:57:36 ID:nJtFHxeA
    魔少女「.........甘えちゃ、駄目なの?」ジー

    忍「そういうわけじゃ......(く、なんて愛しいんだ! だが鼻血が止まらない)」

    魔少女「ねぇ忍知ってるかしら?」

    忍「な、なんだ?」

    魔少女「ダークエルフはね、好きな人には......」

    魔少女「とにかく甘えたいのよー!」ガバッ

    忍「ま、ぬぁぁぁ!?」

    こうして魔女の恋は無事成就したのであった

    219: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/26(金) 13:29:54 ID:ymE1wqkw
    でも結局ロリの姿の魔少女が好きなんであって元のはそんなに好きじゃないんでしょ?

    223: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:05:45 ID:rNIdCEps
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~ギルド~

    ロゼ「たのもー!」バンッ

    ーなんだ?ー

    ー知らない顔だなー

    ー新米ハンターじゃねーか?ー

    ーガキじゃねーか、しかも女ー

    ロゼ「(む、なんじゃこいつら聞こえとるぞ、まぁいいさっさと武闘大会とやらに登録して帰るかの)」スタスタ

    224: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:06:49 ID:rNIdCEps
    受付嬢B「あ! ロゼ様! ようこそギルドへ本日は早速クエストの受注ですか?」

    ロゼ「うんや別用じゃ」

    受付嬢B「別用ですか?」

    ロゼ「うむ、一ヶ月後に武闘大会があるのだろう?」

    受付嬢B「はい! ロゼ様はもうご存知だったのですね! ちなみにこれはご存知でしたか? 今年はなんとギルドマスターのーー」

    ロゼ「我も出る故、大会登録しに来た」

    受付嬢「特別枠がありまして、それになんと......え、ぇえ!? 出場するのですか!?」

    ロゼ「何をそれほど驚いている? ハンターなれば出場するものじゃないのか?」

    受付嬢「そ、そうなんですが......ロゼ様のランクだと大変かと......」

    225: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:07:44 ID:rNIdCEps
    ロゼ「まさか......ランクがAだと出れんのか!?」

    受付嬢B「いえいえ! そんな事はありませんよ!」

    ロゼ「むぅ! 驚かすでないわい」

    受付嬢B「し、失礼致しました......」

    ロゼ「で、何が大変なんじゃ?」

    受付嬢B「はい、説明しますと武闘大会は各ランクごとにトーナメント方式です、例えばBランクならBランクのハンター同士で戦います」

    ロゼ「つまり我はAランク枠での出場か?」

    受付嬢B「そこが違うんです」

    ロゼ「んん?」

    226: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:08:25 ID:rNIdCEps
    受付嬢「ロゼ様が出場するとなったらAAAランク枠で出場する事になります」

    ロゼ「.........なるほどのう、ランクAの我だとAAAランクに遅れをとると? 大変というのはその事か?」

    受付嬢「はい......合同枠ではありますが実際出場するのはAAAの方ばかりです、ロゼ様はハンターになったばかりですし無理をしない方が......」

    ロゼ「我を舐めるな受付嬢よ」キッ

    受付嬢B「ひ!?」

    ロゼ「遅れを取るだと? なればその固定概念を我が穿って見せようじゃないかえ」

    受付嬢B「ほ、本当に出場するのですね?」

    ロゼ「当たり前じゃ、だから出場登録するんじゃ! はよう! はようせい!」

    受付嬢B「お、お待ちくださいね? えーと登録用紙は......」

    「おいガキ」

    ロゼ「ん?なんじゃお主は?」

    227: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:09:50 ID:rNIdCEps
    「お前昨日ハンターになったばかりの奴だろ?」

    ロゼ「そうじゃが?」

    「黙って聞いてればお前武闘大会に出るんだってな?」

    ロゼ「何か不都合があるんかのう?」

    「お前みたいなガキがハンターになってAランクスタートってのが気に入らねぇ......何より」

    「生意気にも武闘大会に出るだぁ? 寝言は寝て言いやがれ武闘大会てのはなお前みたいなガキが来るとこじゃねぇんだよ!」

    ロゼ「じゃが自由参加であろう? お主に指図される義理はないが?」

    「お前はランクAだろ? 俺はなランクAAAなんだ先輩の言う事は聞けやガキ」

    228: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:10:33 ID:rNIdCEps
    ロゼ「ふぅ、そこまで言うなら......試してみるかえ? 我が......」

    ロゼ「武闘大会に出れる力量かを!!」

    受付嬢B「え......ええ!?」オロオロ

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~ギルド訓練場~

    「おい本当にいいのか? ぶっ飛ばしても後悔すんなよ?」

    ロゼ「我からお主に挑んだんじゃ、後悔せんよ」

    受付嬢B「そ、それではお二人共準備はよろしいですか?」

    ロゼ「また使わせてもらうかの!」ガキン!!

    「はっ! 一丁前に手甲かよ?」ブン!

    229: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:11:44 ID:rNIdCEps
    ロゼ「お主は槍か......さてさて近づくまでが大変そうじゃい」

    「心配すんなって」

    受付嬢B「じ、準備は良さそうですね? それでは......始め!」

    「俺から近づいてやるからよ!!」ブオッ!!

    受付嬢の開始の合図と共にハンターはロゼへと距離を詰め......

    「おらぁぁぁ!!」

    ハンターが狙うはロゼの頭部
    突撃した勢いそのままロゼへと槍を突き出した

    ロゼ「ほう中々速いのう?」

    だが......

    ロゼ「ふん!!」ガシッ!!

    230: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:12:57 ID:rNIdCEps
    「なに!?」

    ハンターの顔が驚愕に染まる

    「(おいおい! どうなってんだ!? 俺の突きを......)」

    ハンターの視線の先には自身の半分程の身長しかない新米ハンターに

    槍が突き当たる直前で停止させられているという事実が映っていた

    ロゼ「なんじゃ何を驚いている?」

    刃先を手甲で

    ロゼ「止められたならば引っこ抜けばええじゃないかえ?」

    しかも片手で

    「(ぬ、抜けねぇ!? どんな握力だよ!?)」

    231: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:13:57 ID:rNIdCEps
    ロゼ「なんじゃ抜けんのか貧弱じゃのう? ほれ」パッ

    「ぬお!?」グラッ

    ロゼ「挨拶がわりじゃ......ふん!!」ドゴッ!!

    「カハ!?」

    槍を離してからのロゼの動きは機敏だった

    バランスを崩したハンターの腹部に一撃

    ロゼ「とぅ! うりゃ! たァ! せい!」

    「うご! ぶっ! べっ! ごは!?」

    そして二撃、三、四と叩き込んだ

    圧倒的である

    232: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:15:19 ID:rNIdCEps
    受付嬢B「......ロゼさん凄い」

    ロゼ「ふぅ、これで分かったかのう我が武闘大会に出れる力量か?」

    「ぐ...............俺は悪夢でも見てんのか? こんな......ガキにぃ」

    ロゼ「ガキと言っておるが、我はお主より年上じゃぞ?」

    「.........は?」

    受付嬢B「ええ!?」

    ロゼ「.........たぶん」

    「.........あー、くそ負けだ負けだ」バタッ

    受付嬢B「しょ、勝者ロゼ様ー!」

    233: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:16:33 ID:rNIdCEps
    ロゼ「呆気ないのう? 早々に負けを認めおってからに」

    「俺の突きをあんな簡単に防いで尚且つ目に見えねぇスピードで殴られたら勝てる気しねぇよ......いってぇ」

    ロゼ「なんじゃ偉く素直じゃのう?」

    「へ、俺はハンターだ自分が負けたからには黙って認めるのが筋ってもんだろ?」

    ロゼ「ほう、それはありがたい」

    「しっかしお前強いな?」

    受付嬢B「AAAの筋肉さんをこんなあっさりと......ロゼ様凄いです!」

    ロゼ「筋肉?」

    234: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:18:13 ID:rNIdCEps
    筋肉「俺の名前だよ、そういや名乗ってなかったなAAAの筋肉だお前は?」

    ロゼ「ん、我はロゼ、昨日ハンターになったばかりの新米じゃが宜しく頼む」

    筋肉「昨日? ってことは......お前だったのかギルドマスターとの模擬戦で善戦した新米ハンターは......」

    ロゼ「む? そうじゃが」

    筋肉「そりゃ勝てるわけねーよ......だってお前が戦ったの<天剣>だろ?」

    ロゼ「<天剣>? 女騎士か?」

    筋肉「そうだ、って二つ名知らなかったのかよ?」

    ロゼ「あの小娘が名乗らなかったからの知らん」

    筋肉「はぁ......お前すげぇな、俺なんて天剣って言ったらまず戦わねぇよ」

    235: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:19:52 ID:rNIdCEps
    ロゼ「そうかの? そんなに強くは......」

    筋肉「そりゃそうだろ......って新米に<本領発揮>なんてしねぇか」

    ロゼ「本領発揮?」

    筋肉「本領発揮ってのはギルドマスタークラスが持つ......そうだな、本気中の超本気状態だ」

    ロゼ「ほう.........」

    筋肉「<天剣>の本領発揮を俺は一回だけ見たことがあるんだが.........人じゃねぇな......あれは敵わねぇ絶対に無理だ強いとかそんなレベルじゃねぇ、じゃなきゃいくらお前の力量でも善戦なんて......」

    ロゼ「つまりじゃ.........」グッ

    筋肉「う!?」ゾクッ

    ロゼ「あの小娘は......我に手を抜いていたと? そして我を裏でほくそ笑んでいたと......?」ビキビキビキッ!

    236: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:20:45 ID:rNIdCEps
    筋肉「お、おいロゼ?」

    受付嬢B「ロ、ロゼ様? 落ち着いて.........」

    ロゼ「気に食わん......気に入らぬぞ......ふざけおってぇぇ!!!」ドゴンッ!!

    筋肉「うお!?」

    受付嬢B「ひゃあ!? 地面が......!」

    ロゼ「我に......手加減じゃと!? ふざけるなぁ!!」ドゴン! ドゴン!

    ロゼ「あの小娘がぁ! 粋がりおって!! 我程度なら! 容易いということかぁ!?」ドゴン!

    筋肉「おい......! 落ち着けって!」

    受付嬢B「ロゼ様! 訓練場が壊れてしまいます!」

    ロゼ「はぁ......はぁ、くそ! 腹ただしいぞ小娘の......分際でぇ......!」

    237: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:24:54 ID:rNIdCEps
    受付嬢B「は、はぁ......危うく訓練場が崩れることに......」

    筋肉「そのちっこい身体のどこにこんなパワーがあるんだよ......たく」

    ロゼ「.........決闘じゃ」

    受付嬢B「.........え、ロゼさん?」

    ロゼ「あの小娘と決闘する!」

    受付嬢B「ええ!?」

    筋肉「おま......本気か?」

    ロゼ「でなければこの身に受けた屈辱は消えぬ.........受付嬢よ女騎士は何処じゃ?」

    受付嬢B「お、女騎士様は今ダンジョンの調査で.........」

    ロゼ「ダンジョン? それは.........いや分かったありがとの」

    受付嬢B「え、あ......はい」

    ロゼ「我は用事が出来た、大会登録は任せたぞ?」

    受付嬢B「え? どちらに? まさか......」

    ロゼ「............皆まで言うな」スタスタ

    238: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:27:14 ID:rNIdCEps
    筋肉「.........おいアイツ天剣に......まじかよ」

    受付嬢B「ロゼ様............」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~街の正門~

    門番「おい嬢ちゃんここを通る時は通行証を......ってあんたは昨日の」

    ロゼ「うむ、通行証かこれでええじゃろ」スッ

    門番「.........おお、通行証作ったのか? いや、あんたハンター登録したのか!? 小僧が連れて来ただけのことはあるなぁ.........一人で出るのか? 小僧は......」

    ロゼ「のう門番よ」

    門番「え.........ひ!?」ゾクッ

    ロゼ「早く.........通してはくれんかいのう?」ギロッ

    門番「そ、それはすまなかったなほらハンターカードは無くさないように気をつけてな?」スッ

    ロゼ「.........うむ」スタスタ

    239: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:29:59 ID:rNIdCEps
    門番「.........ぷは!? な、なんて目をしてやがるんだあいつは? 小僧と喧嘩でもしたのか? うーん」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ロゼ「ここら辺じゃな.........むん!!」

    ロゼ「(.........扉が開かんの、あっちとこちらの魔力の道筋が乱れておる.........つまり)」

    ロゼ「.........まぁいい、身体を温めがてら.........此方から出向いてやるかの」ドウッ!!

    ロゼは全身全霊の力を持って天高く跳び上がった

    ロゼ「.........変身解除」

    ロゼの心は今激動していた

    ロゼ「おおオオオオ!!.........グルルル!!」

    240: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:30:57 ID:rNIdCEps
    自分という存在に対して、龍という強者である自身に対して

    ロゼ「(.........天剣、本領発揮?)」

    何より恋敵に対して手加減されていたことに

    ロゼ「(我が全力で挑めば、小娘よ貴様も全力でくるじゃろう?)」

    それの意味する答えは

    ロゼ「(その貴様の全力を我は.........)」バサッバサッ

    龍としてのプライドを傷つけられ、そして

    ロゼ「ガルアアァァァァァ!!!!(粉々に打ち砕いてやろう!!!!)」

    その気になれば何時でもロゼから男を引き離せるという事実だった

    241: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:48:39 ID:rNIdCEps
    >>219

    魔少女「確かに私もそう思っていたわ......でも! そんな事はなかったのよ!!」

    魔少女「忍の言葉から考えるとと......」

    ー今の魔女はとても魅力的だよー

    魔少女「つまり私が好き!」バンッ

    ーしかも俺の為にそこまでしてくれたのだろう? 正直に嬉しく思っているー

    魔少女「という事は私の事が大好き!」ババンッ

    ーだから寄せ付けないようにしてたんだ、好きな女を取られたくないからー

    ー好きな女を取られたくないからー

    魔少女「結果、私が大大大好きー!!///」バババン

    魔少女「へへ/// しのびー///」ニマニマ

    恋人という存在にもはや魔女の視野は幼女の額程になっていた?

    244: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/08/29(月) 02:57:00 ID:rNIdCEps
    投下終わり
    訂正で鉄甲を手甲にしました!
    以前に混乱させた方改めてすいません!

    250: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:10:42 ID:XLBUawG.
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~龍の祭壇 最深部~

    女部下「うーん、どうやら異常はないですね」

    男部下「そりゃそうだろ、だってここのボスは男さんにやられちまったからさ」

    女騎士「たしかに以前に比べて格段に充満していた魔力が消失している」

    女騎士「(でもこの微かに残る魔力......引っかかる)」

    男部下「あーあ、一目で良いから見てみたかったなー」

    女部下「私はお断りね、なんで好き好んで何人ものハンターを葬ってきた奴に会わなきゃいけないのよ!」

    男部下「でも男としては会って見たかったよ、男のロマン的な?」

    女部下「私は男じゃないからアンタだけで死になさい」

    男部下「相変わらず冷たいなお前」

    女部下「私と女騎士様には分からないわよ男のロマンは、ね? 女騎士様!」

    女騎士「すまんな女部下、私もちょっと戦って見たかった」

    251: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:12:00 ID:XLBUawG.
    女部下「ええ!?」

    男部下「さすが女騎士さんわかってるぅ!」

    女部下「なんか屈辱だわ......」

    女騎士「だがここはもうダンジョンとしての機能を失いつつある、残念だが調査はここで......」

    ゴゴゴゴゴゴゴ!!!

    女部下「なに!? 」

    男部下「おお!? 崩れる!?」

    女騎士「っ!(崩落? いや違う! 何かくる!)」

    女騎士「二人とも! 構えなさい!」

    252: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:12:59 ID:XLBUawG.
    男部下「女騎士さん......しゃあ! くるのか男のロマン!!」

    女部下「え、え? 何!? 助けて神様!」

    ガアアアアアアァァァァ!!!!!

    女騎士「!!」

    男部下「............」ゴクッ

    女部下「.........っ」

    シーン.........

    男部下「......」

    女部下「.........?」

    女騎士「.........くる」

    253: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:14:35 ID:XLBUawG.
    ドガァァァァァァン!!!

    男部下「わぁっぷ!?」

    女部下「ひゃあ!? 煙で前が!」

    女騎士「.........」

    「やはりいたか......ここに」

    女騎士「!? 貴女は!」

    男部下「.........え」

    女部下「女の子?」

    ロゼ「ふぅ......久しぶりに飛んでみたが爽快じゃったのう」

    女騎士「.........一体どういうことですか? なぜ貴女がここに?」

    ロゼ「決まっておろう、戦いにきたんじゃ」

    254: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:15:38 ID:XLBUawG.
    ロゼ「お前とな小娘!!」ビシッ!

    女騎士「戦い......ですか?」

    女部下「(なんなのあの子......あんな殺気子供が出せるものじゃない!)」

    男部下「女騎士さん、あの怖い顔してる女の子と知り合いなの?」

    女騎士「知り合い? 違います、あれは......私にとって敵ですから、二人とも下がっててください」スタスタ

    女部下「女騎士様あの子は危険です! 一人でなんて!」

    男部下「まて女部下ここは女騎士さんに任せよう」

    女部下「でも!!」

    男部下「部下の俺らが信じないでどうする? 下がれって言われたんだ従うのが部下だろ?」

    女部下「.........女騎士様」

    255: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:16:24 ID:XLBUawG.
    女騎士「.........貴女とは最近よく会いますね?」

    ロゼ「.........別に会いとうて会っているわけではないわい」

    女騎士「ロゼ.........と言いましたね?」

    ロゼ「お主に名前を言われるとはのう、だが心底腹が立ってくるぞ?」

    女騎士「腹が立っているのは私も同じです」スゥ

    女騎士「貴女はその名前の意味を分かっているのですか?」

    ロゼ「どういうことじゃ?」

    女騎士「知らないのなら構いません」

    ロゼ「ふん我も名前の意味より優先することがあるからのう、まずは小娘お前を倒す!!」

    女騎士「相変わらず短気なのですね?」

    ロゼ「怒らせているのは貴様じゃろう!!」ギンッ

    256: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:18:07 ID:XLBUawG.
    女騎士「!」

    ロゼ「訓練場で戦った時、なぜ本気で来なかった.........」

    女騎士「あくまで模擬戦でしたからあの時の本気は模擬戦で出しうる範囲での本気でしたし」

    ロゼ「なればここからは......全力でこい!!」

    女騎士「どうしてそこまで怒っているのですか?」

    ロゼ「恋敵に手加減されていい気分にはなれん、何より我が我たる存在が人間に手加減されていたことが.........」

    ロゼ「屈辱じゃあ!! オオオオオオオオオ!!!!!」カッ!

    女騎士「な!?」

    257: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:19:33 ID:XLBUawG.
    ロゼ(龍化)「グルルルル!!」

    女騎士「.........なるほど、そういうことですか」

    龍「さぁ、我も本気で相手をしてやる、貴様も全力でこい! そして粉々にしてやろう!」

    女騎士「貴女のその異様な強さに合点がいきました......良いでしょう、私も本気で行きます、ですが......」

    女騎士「うっかり死んでも知りませんよ?」ニコッ

    龍「!?」ゾクッ

    女騎士「私にとって貴女は敵以外の何者でもないのですから.........」

    龍「ふん! 抜かせぇ!!」ブン!

    258: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:20:22 ID:XLBUawG.
    女騎士の言葉にロゼの腕が振り上がる

    目の前の敵を穿つがせんと龍の拳が女騎士へと放たれるが

    女騎士「これだけ的が大きいなら、切り損なう心配はありませんね」

    女騎士は冷静に拳を見据えていた
    徐々に迫るロゼの拳をジッと見つめ

    女騎士「<天剣>」

    女騎士が呟いた刹那

    龍「ガァァァァァァァァ!?」

    ロゼの拳を放った腕が無残にも切り飛ばされた

    龍「ガァァァァァァ!?(何が起きた!? どういうことだ!?)」

    259: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:21:36 ID:XLBUawG.
    女騎士「言ったでしょ? うっかり死んでも知りませんよと?」チャキン

    龍「(我の龍の腕を!! だがそれよりも......全く見えなかった......!)」

    女騎士「どうしました? 急に静かになりましたね? 」

    龍「グルルルル......!!!」

    女騎士「しかし初めて龍種を切りましたが......やはり硬いですね、<天剣>状態でなければ切れませんでした」

    龍「よくも我の腕を......!! 小娘がぁ!!」グワッ!

    女騎士「遅い!」ヒュン

    ズバン!!

    龍「ガァァァァァァァァ!?(ぐっ! 見えぬ! 速すぎる!)」

    260: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:22:41 ID:XLBUawG.
    女騎士「これで両腕共に切断させてもらいましたが、何ですか龍というのはこの程度ですか」

    龍「グ!! 貴様ぁ!」

    女騎士「その程度で男さんの隣のいようなどと良く言えましたね?」

    龍「黙れ!! (腕がなくともブレスで......!!)」

    女騎士「だから遅いと言っているでしょう?」ドガン!!

    龍「グラァ!?」ズシン

    女騎士「はぁ拍子抜けですね、取り敢えず拘束させて頂きます、<天剣・縛>」

    ザンッ! ザクッ! グシュ! グサッ!

    龍「ガァァァァァァァァ!?」

    女騎士「あと飛んで逃げられても困るので翼も切ってあげます、あと尻尾もですか?」

    ザシュザシュ! スパッ!

    龍「!!グ ーーーーーーーーア!?」

    261: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:23:58 ID:XLBUawG.
    女騎士「ふふ、声も出ませんか? そうですよね? 小娘ごときに良いように切られているのですから」

    龍「ぐ!! ガァ!!」カッ

    女騎士「なに! 」

    ロゼ「はぁ......はぁ......はぁ」

    女騎士「驚きましたね、人になって拘束から抜け出すとは、ですが腕は再生しないようですね?」

    ロゼ「ぐっ、抜かせ小娘が......」

    女騎士「まだそんな口が聞けるのですね?」ヒュン

    ロゼ「!? ガハ!?」

    女騎士「力の差は分かったと思いますが?」ギリギリ

    262: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:25:27 ID:XLBUawG.
    ロゼ「がっ......かは、われは......まけぬ......!」

    女騎士「.........今なら一思いに貴女の首を絞めてあげられる状況で良く言えますね?」

    ロゼ「こむすめに、わ、こうどは、わたさん......!!」

    女騎士「.........そうですか、なら二つの選択肢を与えましょう」パッ

    ロゼ「ケホッ......ケホッ......ッ!!」ブン!

    263: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:28:24 ID:XLBUawG.
    女騎士「一つ目、このまま私に殺される」ドゴォ!

    ロゼ「ゲハッ!?」

    女騎士「二つ目」グイッ

    ロゼ「ぬ......ぁ」

    女騎士「生かしてあげますが二度と男さんの前に現れない」

    ロゼ「く......そ」

    女騎士「さぁ選んでください」

    ロゼ「.........ッ」

    女騎士「選べ!!」

    ロゼ「.........ふん、どっちも、お断り.........じゃ」

    女騎士「分かりました.........では」グサッ

    ロゼ「!?」

    女騎士「死んでください」

    ロゼ「.........」ドサッ

    女騎士「.........男さんは私のものです」

    264: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/19(月) 02:34:50 ID:XLBUawG.
    ロゼ「う......ごふっ」ボタボタ

    女騎士「.........それでは」スタスタ

    ロゼ「........わ........こう.................ど」

    女騎士「逃げない姿勢は嫌いじゃありませんが、貴女がやるととても鬱陶しいですね」

    ロゼ「うう...............がふっ、おの、れ......」

    女騎士「心臓を刺したのにまだ意識があるのですか、流石龍ですね、早く死んでください」

    ロゼ「......われは............死なんぞ、次こそはお前をぉ!!」

    ロゼ「..............おまえ..................を..............」

    ロゼ「.......................................」

    女騎士「........................良き眠りを」クルっ スタスタ

    ロゼ「........................」

    272: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 19:00:03 ID:Tp.OWoJw
    女部下「すごい......こんなあっさりと! 女騎士様凄い!」

    男部下「さっすが俺たちの女騎士さん! てか女騎士さん強すぎない?」

    女騎士「さて、勝負は決しました、帰りましょう」

    女部下「はう/// あんな死闘を繰り広げても尚、クールな女騎士様! 憧れます!」

    男部下「しゃあ! 今日は飲むぞー! 祝勝会だぁー!」

    女騎士「こらこら......全くどうして私の部下は賑やか過ぎるな」クスッ

    273: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 19:03:03 ID:Tp.OWoJw
    女騎士「............ん?」チラッ

    女部下「女騎士様どうかしましたか? 龍の腕なんて見て」

    男部下「すごかったよなー!龍の腕切り裂いた時の女騎士さん! マジで憧れる!」

    女騎士「.........」ジッ

    ロゼ「.........」

    女部下「.........龍って凄いですよね、私達人間に変化出来ますし」

    男部下「.........それにあの威圧感は半端じゃなかったな、女騎士さんギルドマスターは余裕かもしれないけど、並の......いやAAAでも勝てねーぞ?」

    274: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 19:03:49 ID:Tp.OWoJw
    女騎士「.........行きましょうか」スタスタ

    男部下「了解! ほら行くぞ女部下」

    女部下「あ! ちょっと待ちなさいよ!」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ロゼ「........................(いっ......ったか)」

    ロゼ「.........(時限転移魔法解除)」

    ロゼ「.........(転移させていた心臓を......我......に)」

    キュイン ドクン!!

    275: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 19:48:34 ID:gvsZfcaQ
    ロゼ「.......................................すぅ」

    ロゼ「(.........ふぅ、死ぬかと思ったわい)」

    ロゼ「(生まれて初めて......死ぬかと思った.........)」

    ロゼ「(.........我は、弱いのう)」ポロポロ

    ロゼ「(なんじゃ、なんで我は泣いておるんじゃ?)」

    ロゼ「(情けない、情まで弱くなったか.........)」

    ロゼ「.........悔しいのう、本当に.........」

    ロゼ「.........なんでこんなに悔しいんじゃぁぁぁ............!!!」

    276: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 20:22:25 ID:gvsZfcaQ

    ロゼは地面へと頭を打ち付ける

    ロゼ「くそ!! くそぉ!! 何が龍じゃ!! 若人の嫁じゃ!! ギルドマスターじゃあ!!」

    何度も何度も額から血が流れ始めても止めない

    恋敵への敗北、龍としてのプライドそして

    男の隣にいることさえもおこがましいと諭された事実が

    彼女の心を粉々に打ち砕いていた

    ロゼ「たかが人間の娘に.........くそぉ!! これでは若人の側に居られぬではないかぁ!!」

    ロゼ「うぅ.........グス、若人......若人.........ヒック.........ぁ

    277: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 20:23:44 ID:gvsZfcaQ
    悲壮に沈む彼女の目に飛び込んだものは男と作ったギルドカードだった

    女騎士の攻撃が当たってしまったのか無残にも二つに裂けていた

    ロゼ「.........! 若人! .........っ」

    ギルドカードを彼女は取ろうとした
    だが取ることが出来なかった、否
    取れない

    彼女の両腕は恋敵により残酷にも切られていたからだ

    すぐ目の前にあるギルドカードを取る事が叶わない

    それに彼女は、男に会うことを許されない事を突きつけられているように考えてしまう

    ロゼ「..................若人、我は」

    彼女が重なる哀しみに打ちひしがれる中

    ギルドカードから声が聞こえた

    279: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 23:50:09 ID:gvsZfcaQ
    それは彼女が良く知っている愛しい声だった

    男「ロゼ」

    ロゼ「若人.........!」

    男「ロゼ」

    ロゼ「.........若人、すまぬ......我は小娘に......」

    男「んーん、ん、よし録音出来てるかな?」

    ロゼ「?」

    280: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 23:51:12 ID:gvsZfcaQ
    男「ロゼ、一先ずハンター登録おめでとう」

    ロゼ「これはあの時のか......いつの間に」

    男「実はさこのギルドカードには声を録音出来る機能があってね、まぁ大した時間録音出来ないけど」

    ロゼ「.........」

    男「俺いつも大切な人にはこうやってカードに録音してるんだ、だからロゼに言いたい事がある」

    ロゼ「言いたい事......」

    男「ロゼ、愛してるよ」

    ロゼ「.........!!!///」

    282: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/09/23(金) 23:53:12 ID:gvsZfcaQ
    男「だから俺の側にずっといてくれ、小さくて可愛い俺の.........おく......さん」ザザッ プツン

    ロゼ「若人...............おおおおお!!!!!」ガンッ

    ロゼ「そうじゃ若人が、我を信じてくれているんじゃ!! 落ち込んでいる場合ではない!!」ガンッ

    ロゼ「(立てロゼッタ! 若人の隣に居れるくらい強くなるんじゃ!!)」

    ロゼ「待っておれ小娘!! 絶対に貴様を倒す!!」

    290: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 18:27:02 ID:TeI.9y8k
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ロゼは夕方になっても帰ってこなかった

    男「帰ってこないなぁ、まだ魔女の所にいるのか?」

    トントン

    男「お? 帰ってきたか?」

    トントン

    男「はいはい今開けますよっと」ガチャ

    女騎士「こんばんわ、師匠」

    男「あれ? 今日は調査に行ってたはずじゃ」

    女騎士「調査は終わりました」

    男「ふーん、まぁ上がりなよお茶くらいは出すよ?」

    女騎士「失礼致します」

    男「はい、どうぞ」コトッ

    女騎士「いただきます」ズズッ

    296: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:32:10 ID:PZpLlUlk

    女騎士「.........ん、やはり師匠の作るお茶は美味しいですね」


    291: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 18:27:44 ID:TeI.9y8k

    男「そうかい? 弟子に褒められるのは嬉しいなぁ」

    女騎士「.........そういえば師匠、彼女はどちらに?」

    男「ああ、ロゼは魔女の所にいるんじゃないかな?」

    女騎士「魔女様の?」

    男「うん、なんかロゼを貸してくれって頼まれてね、そのうち戻ってくるでしょ」

    女騎士「.........そうですか」

    男「それより調査はどうだったの? まぁ何もないとは思うけどさ」

    292: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 18:28:58 ID:TeI.9y8k
    女騎士「.........最初の方は順調に、魔物も襲ってはきましたが予想の範囲内でした」

    男「だろうね、あそこは俺が攻略したからもう.........」

    女騎士「ただ、最深部まで行った時でした」

    男「.........?」

    女騎士「龍が現れました」

    男「.........」ピクッ

    女騎士「龍と戦ったのは初めてでしたよ、彼らは滅多に人前にはダンジョンを除いて現れませんから」

    男「.........それで女騎士は龍を」

    女騎士「倒しましたよ」

    男「.........どんな龍だったの? 俺が戦ったのは」

    女騎士「.........私が戦ったのは赤い龍でしたね」

    男「.........そうかい、女騎士は龍も倒せるようになったんだね」

    293: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 18:30:50 ID:TeI.9y8k
    女騎士「.........あなたの背中を追いかけて此処まで来ましたよ師匠、だから.........」

    男「.........その話はロゼがギルドマスターになるまで保留じゃないのかい?」

    女騎士「いえもう大丈夫ですよ師匠、だって.........」

    女騎士「.........私が戦った龍は彼女でしたから」

    男「え、なにバレちゃった? ロゼが龍なの知っちゃったの?」

    女騎士「? は、はい」

    男「なんだよー、ロゼと結婚する時に盛大に驚かせようと思ったのに」

    女騎士「し、師匠?」

    男「ん? どうした?」

    女騎士「私彼女を倒して......」

    294: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 18:31:43 ID:TeI.9y8k
    男「でもロゼはまた女騎士に挑んでくるよ?」

    女騎士「いえもう彼女は.........」

    男「大丈夫、女騎士じゃロゼを殺せないよだって.........」

    男「俺の嫁が、そんな弱いはずないから」にぃ

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~龍の祭壇~

    ロゼ「まずは腕をどうにかしないとのう.........はぁぁ!!」

    ロゼが雄叫びを上げるや、切られた両腕が炎の塊となりロゼの元へと向かう

    ロゼ「ぐうう!!」

    297: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:38:24 ID:PZpLlUlk
    炎が両肘につき一層勢いを増したかたと思えば

    ロゼ「.........ふう」

    切られたはずの両腕がそこにはあった

    ロゼ「ふん、切られてからそう時間は経ってないからのう、大丈夫そうじゃ」グッ

    ロゼ「.........さて、どうすれば小娘に勝てるかを考えねば」

    ロゼ「(あの技、天剣といったか......規格外のスピード、斬撃の切れ味)」

    ロゼ「(一見どうしようもないが、活路はある! 天剣の能力は.........)」

    ロゼ「.........ふむ、対抗策はこれでええ、なれば我も久方ぶりに稽古するかの」

    298: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:39:32 ID:PZpLlUlk
    ロゼ「.........しっかしギルドマスターと言うのは皆このような能力を持っておるのか? 若人も......」ムスッ

    ロゼ「(.........今は若人に会いたくないのう、負けた見っともない姿を見られたくはない......若人とは一カ月後に会うとするか)」

    ロゼ「そうじゃ今はええ.........ハァ!!」

    ロゼは魔力を練り上げる、すると彼女の眼の前に扉が出現した

    ロゼ「.........一カ月後の武闘会までトコトン鍛え抜いてやるかのぅ......」

    ロゼは扉の中へと消えていった

    299: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:40:09 ID:PZpLlUlk
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    女騎士「師匠私が彼女の息の根を止めたと言ってもまだ彼女を信じるんですか?」ギリッ

    男「当たり前だよ、嫁さん信じないで旦那が務まるかね?」

    女騎士「師匠はどこまで彼女に夢中何ですか......」ギリッ

    男「どこまで? そりゃゾッコンべた惚れだけど?」

    女騎士「.........私じゃ、駄目なのですか?」

    男「...............」

    女騎士「...............」

    男「.........はぁ、女騎士そもそもだ」

    300: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:41:15 ID:PZpLlUlk
    男「この話はロゼがギルドマスターになったら、ならなかったらで纏まった筈だけど?」

    女騎士「.........でも私は」

    男「.........というかね」

    男「なんで俺の嫁さん傷つけてるの?」ギロッ

    女騎士「.........ッ!!」

    男「はっきり言わせてもらうけどロゼを倒したからって俺は女騎士に何の魅力も感じない」

    男「むしろ弟子がそんな事をするなんて、正直失望したよ」

    男「.........だから帰ってくれ今は君の顔は見たくない」

    女騎士「し、師匠......」

    男「消えなさい」

    女騎士「ッ......失礼します」

    男「.........」

    バタン

    301: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:41:56 ID:PZpLlUlk
    男「.........はぁ、本当なんであんな風に育ったんだ.........」

    男「.........ロゼ」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    女騎士「(どうして......?)」

    女騎士「(どうして師匠は私を見てくれないの?)」

    女騎士「(今までずっと見てくれていたのに......)」

    女騎士「(何で?何で何でなんで!?)」

    女騎士「(どうして見てくれないの? 側に居させてくれないの......)」

    女騎士「それもこれも、あの.........」

    女騎士「.........許さない」

    女騎士「死んでもまだ.........私の邪魔をするのか?」ギリギリッ

    302: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:43:21 ID:PZpLlUlk
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ロゼ「.........」

    扉の奥は真っ白な世界

    空間魔法を使える彼女は魔力で異空間を構築

    さらにこの空間は独自の時間の流れがある

    ロゼ「さて、早々に始めるとするかの」

    ロゼ「奴を、女騎士を倒すために......ん?」

    ロゼ「なんじゃ.........外から気配が......ッ!! まさか!!」

    303: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:44:23 ID:PZpLlUlk
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「(.........確かに戦った後がある、以前来た時より祭壇がボロボロだ)」

    男「(ロゼは......)」キョロキョロ

    ロゼ「(うぐ!? まさか若人だとは......会いとうないと思った矢先にぃ!)」

    男「(ん? なんだあの扉? あそこからロゼの魔力が......)」

    ロゼ「(いかんこっちにくる!? どうすれば......)」

    男「.........ロゼ」

    ロゼ「.........!!」

    男「中にいるのかい? いたら返事をしてくれないか?」

    ロゼ「ッ......若人」

    男「ロゼ!! 大丈夫? 怪我は......」

    ロゼ「.........大丈夫じゃ、しかし少々やられた......」

    男「そっかでも無事で良かった! 扉の中で何してるの?」

    304: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:45:34 ID:PZpLlUlk
    ロゼ「......」

    男「そのさ、一目見ないと安心出来ないっていうかなんていうか」

    ロゼ「.........すまん、帰ってはくれんか?」

    男「.........え」

    ロゼ「今若人と顔を合わせたら我は、きっと見っともない顔をするじゃろう、じゃから、申し訳ないが」

    男「.........負けたのがそんなに悔しかったの?」

    ロゼ「当たり前じゃ!!」

    男「.........」

    305: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:46:14 ID:PZpLlUlk
    ロゼ「我は......われは......若人の隣に入れるほど強くはなかった......」

    ロゼ「女騎士に全く敵わなかった......!!」ボロボロ

    ロゼ「われに......おぬしにどんな顔をして会えというんじゃぁ!!」

    ロゼ「うぐ......ひっく......はよ帰ってくれ......たのむ......ぐすっ」

    男「.........ロゼ」スゥ キュイン

    男が手に魔力を込め扉にかざすするとすると扉が独りでに開いた

    ロゼ「(な!? 我の許可なしには入れんのだぞ!?)

    ロゼは男と向き合う、ほんの半日彼を見なかっただけで随分と久しぶりに感じる

    306: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:47:14 ID:PZpLlUlk
    男「ロゼ......」

    その声、優しげな顔、鍛え抜いた四肢

    ロゼ「わ、わこうど......」

    こんな気持ちは初めてだ、思いっきり抱きついて、思いっきり泣きたいなどと、だが龍としてのプライドがそれをさせない

    しかし動いたのは彼の方だった

    307: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:48:04 ID:PZpLlUlk
    男「......」ギュッ

    ロゼ「ッ!!」

    何も言わず、ただそっと抱きしめる

    ロゼ「......わこうど?」

    やめてくれ、耐えられなくなる

    男「悔しかったら思いっきり泣いていいんだよ?」ポンポン

    どうしてそんなに優しいんだ

    ロゼ「......ぅ」

    男「隣にいる資格とかそんなのいいんだよ、ロゼが隣にいるだけで俺は......」

    308: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/05(月) 21:49:12 ID:PZpLlUlk
    もう、抑えきれない

    男「......幸せだからさ、側にいてよ俺の可愛い奥さん」ギュウ

    ロゼ「......ぐ、うああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ギュウ

    ロゼ「悔しいんじゃぁ!! 悔しくて仕方ないんじゃぁ......!! あああああああ.........」

    男「いいんだよ、大丈夫......良く頑張ったよ偉いよロゼ」ナデナデ

    ロゼ「我も若人の側にいたい!! 居させてくれーーー!!」

    男「うん、居てくれ俺の側に」

    誰かの胸で泣くのは初めてだった

    だが、嫌ではなかった

    落ち込んでいる時に支えてくれる

    大切な存在がいるということを改めて知れたから

    314: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 01:53:14 ID:93gKKXic
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「と言うことで、嫁さんの頼みだ修行手伝うよ、ロゼ」

    ロゼ「うむ、よろしく頼む」

    男「まずは女騎士にどうやられたか聞きたいな、それでロゼの足りない部分を補っていこう」

    ロゼ「どうやられたか......うむ」

    ロゼは包み隠さず男に説明した

    すると男の表情はみるみる厳しい物になってゆく

    ロゼ「と、簡単にじゃが説明は終わる」

    男「.........」

    ロゼ「.........なんじゃ若人」

    男「ああ、コテンパンだね!!」

    ロゼ「お主はやっぱり強い女子がええのか?」ウルウル

    男「おわー!? 違うよ! ごめん言い方が悪かった! 泣かないでくれ!」

    315: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 01:54:18 ID:93gKKXic
    ロゼ「うぅー!若人のバカタレ!」

    男「悪かったよ、さて気を取り直してと言いたいけど.........」

    ロゼ「なんじゃ勝てんのか? 女騎士に?」

    男「.........時間が足りないんだよなぁ、ロゼは一カ月後に武闘会出るんでしょ?」

    ロゼ「そうじゃ、そして間違いなく女騎士が出てくるはずじゃ、受付嬢がそれらしいことを言っておったからな」

    男「.........ロゼなら女騎士を超えられると思う、でもね、それは長い期間を費やせばって話なんだよ」

    ロゼ「.........具体的にどのくらいかかるかの?」

    316: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 01:55:26 ID:93gKKXic
    ロゼ「.........具体的にどのくらいかかるかの?」

    男「.........早くて一年、だね」

    ロゼ「なれば問題ない」

    男「え、どゆこと?」

    ロゼ「この我が作った空間は独自の時間が流れておる外より時が進むのが早い、外での一カ月は.........ここだと一年じゃ」

    男「え、なにそれ凄くない?」

    ロゼ「あの小娘に負けてから決めておったんじゃ」

    ロゼ「今の我では小娘には敵わん、じゃからこの空間で稽古しようとな」

    男「そっかロゼにはもう女騎士をたおすビジョンが見えていたんだね?」

    317: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 01:57:40 ID:93gKKXic
    ロゼ「うんや、あくまで闘えるレベルになるだろうという漠然としたイメージしかないわい、だからこそ小娘を知っている若人には是非手伝ってほしい」

    男「分かった、喜んで協力するよ、何が知りたい?」

    ロゼ「小娘の......<天剣>と言ったか、あのとてつもない斬撃、あれはなんじゃ?」

    男「天剣まで使ってたの?」

    ロゼ「うむ、全く歯が立たんかったぞ」

    男「はぁ......天剣はね......いや、まずギルドマスターがもつ能力を説明しよう」

    ロゼ「能力?(確かハンターの筋肉が言っておったなたしか......)」

    ロゼ「<本領発揮>のことか?」

    男「あれ知ってた? なら話しは早いね」

    男「<本領発揮>ギルドマスターになる過程でギルドマスターが必ず手に入れる力だ、精神的、身体的に極限まで追い込まれ、それでも折れない者にしか発現しない力」

    318: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 01:59:15 ID:93gKKXic
    男「女騎士の場合はどんな物体をも断ち切る、惨めだった自分自身の運命と決別、切り落とすという思いが込められた武器、それが<天剣>」

    男「女騎士がギルドマスター教育中に手に入れた力だよ」

    男「彼女の神速の斬撃は、どんな物体も切ると言われている」

    ロゼ「なればあの規格外のスピードは?」

    男「天剣状態になると身体能力が格段に上がるんだ、これは他のギルドマスターも同じだけどね、それがハンターとギルドマスターの絶対的な壁になっている」

    ロゼ「ギルドマスターでないと手に入れられんのか?」

    男「いや、誰しもが<本領発揮>出来るんだ、いや持っているんだ己の心の中にね」

    ロゼ「心の中に.........」スッ

    319: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 02:00:38 ID:93gKKXic
    男「だからロゼにも有るはずだよ? でも、正直今のロゼにはまだ早いかもね」ポンポン

    ロゼ「そうか......む、そういえば若人よ」

    男「なに?」

    ロゼ「お主の能力はなんじゃ? 我と戦った時は使ってなかったじゃろ」

    男「うん、全く」

    ロゼ「我は若人にも手加減されていたのか......」ムスッ

    男「俺の能力はね、うーん極端なんだよなぁ」

    ロゼ「加減されていたのはこの際いいわい、して若人の能力はなんじゃ?」

    男「いや俺のは女騎士より地味だしパッとしないし」

    320: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 02:03:30 ID:93gKKXic
    ロゼ「嫁として一つでも若人の事を知りたいんじゃが?」ジッ

    男「.........そう言われると俺弱いんだけどなぁ」

    ロゼ「若人、お主程の奴じゃ女騎士より凄い能力をもっておるじゃろう!! はよ!! はよ教えんかい!!」

    男「うーん、言うよりやってみた方が良いかな? 分かったよじゃあいくよ?」

    ロゼ「うむうむ!」

    男「ロゼ」

    ロゼ「? なんじゃ?」

    男「大好きだ」

    ロゼ「はう/// なんじゃ、と、突然? もちろん我も若人が好きじゃが///」デレデレ

    321: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 02:04:39 ID:93gKKXic
    男「これが普通に言った場合ね」

    ロゼ「普通?」

    男「次が本領発揮した場合ね......ロゼ」

    ロゼ「おう?」

    男<大好きだ>

    ロゼ「.........はうあ!?///」キュンキュン

    322: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 02:06:23 ID:93gKKXic
    男「自分自身の言葉を強化する、これが俺の能力だ他のギルドマスターに比べたら地味だし加減出来ないからあまり使わないけど.........ロゼ?」

    ロゼ「.........わこうど///」ジッ

    男「.........(やっぱり極端なんだよなぁ)」

    ロゼ「わこうどーーー!!!」ギュウ

    男「おおっとと!?」

    ロゼ「なんじゃこれは/// 同じ言葉なのに何故これ程まで心が満たされるんじゃ/// わこうど/// わこうど///」スリスリ

    323: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/12(月) 02:09:07 ID:93gKKXic

    男「そういう能力だから当然と言えば当然なんだよね、取り敢えず落ち着いーー」

    ロゼ「わこうど、んー///」チュウ

    男「てって......んんーー!?」

    ロゼ「ん......うふ......ん」チュー

    男「(ちょ、一回離れて......)」グッ

    ロゼ「んー!! ん/// ん......///」ギュウ

    男「(ああ......鼻血でそう)」

    この小さい嫁の最上級な愛情表現に男は自身の能力をもっと調節出来るようにならなければなと思いつつ

    なんだかんだ彼女の反応に愛おしさを感じていた

    武闘会まであと、三十日

    修行は始まってすらいない

    328: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 18:47:52 ID:mwZV2BHs
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~ギルド訓練場~

    男部下「オォォォ!!」グワッ!

    女騎士「甘い、男部下ぁ!!」ガキン!!

    男部下「!? へぶし!?」

    女騎士「全く......そんな攻撃は隙だらけだ、反撃して下さいと言っているようなものだぞ?」

    男部下「だって女騎士さんが体勢崩したからチャンスだと......」

    女部下「まったく、あれはワザと隙を晒してアンタを誘い出しただけでしょ? アンタ単純だから」

    329: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 18:48:45 ID:mwZV2BHs
    男部下「え、マジで? ずるいぜ女騎士さん!」

    女騎士「相手の力量を分析してどういった戦法でくるか、それにたいしての対抗策を考える。男部下への課題です」

    男部下「俺は深く考えるの苦手なんですが?」

    女部下「そんなこと言ってたら強くなれないわよ? アンタが女騎士様に稽古してくれって頼んだくせに」

    女騎士「まさか男部下からそう言われるとは予想外だったけどね」

    男部下「いやぁ、ただ女騎士さんがあんなに強かったら部下の俺も強くならないとなってさ」

    330: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 18:49:51 ID:mwZV2BHs
    女部下「珍しく殊勝な心がけね?」

    男部下「.........一応ギルドマスター目指してるし」

    女部下「ええ!? アンタが!?」

    女騎士「お? そうだったのか意外だな?」

    男部下「俺だって男ですよ、上目指したいって願望ありますから」

    女部下「でもアンタがギルドマスターになる光景は浮かばないわね」クス

    男部下「.........」ムスッ

    女部下「なに? 文句でもあるの?」

    男部下「いや......女部下に言われてるようじゃまだまだだってな」

    331: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 18:52:56 ID:mwZV2BHs
    女部下「......アンタ何か悪い物でも食べた?」

    男部下「何故そうなる!?」

    女部下「何時ものアンタだったら反論してくるのにどうしたの? 調子狂うからやめなさいよ? 似合わないわよそんな顔?」

    男部下「おま......言わせておけば! よし! お前も女騎士さんにやられてこい!!」

    女部下「イヤよ、そもそも私前に出て戦うタイプじゃないし」

    男部下「逃げるのか? 女騎士さんの部下ともあろう奴が?」

    女部下「そんな安い挑発にはのらないわよ?」

    332: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 18:54:12 ID:mwZV2BHs
    男部下「じゃあ、普通にやられろ俺だけなんて納得しないぞ!」

    女部下「知らないわよそんなこと! アンタの稽古に私を巻き込むなー!」

    ワイワイ ギャーギャー

    女騎士「また始まった......」

    「相変わらず賑やかねアナタの部下達は?」

    女騎士「!! 魔女様!? え?」

    女部下「え!? ギルドマスターの魔女さ......ま?」

    333: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 18:55:39 ID:mwZV2BHs
    魔少女「久しぶりね女騎士? 中々挨拶行けなくてごめんなさいね?」

    女騎士「ま、魔女様?」

    魔少女「何かしら?」

    女騎士「どうしてそんな姿なのですか? その......幼いというか」

    魔少女「ふふんこれはねぇ」ニヤニヤ

    女騎士「?」

    「おーい魔女ー」

    女騎士「!! 忍さん」

    男部下「!!し、忍さん!?」

    魔少女「あ、忍!!」トテトテ

    334: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 18:56:55 ID:mwZV2BHs
    忍「よっ 集合場所がここなんてな?」ギュ

    魔少女「ごめんなさいね、ちょっと女騎士に聞きたい事が一つ......あともう一つ報告があってね」ギュウ

    忍「聞きたいことか」

    女部下「あわわ......噂は本当のようだったわ!」

    男部下「噂って忍さんと魔女さんが恋仲って噂?」

    女部下「この光景を見て他に何があるのよ?」

    女騎士「......え!? そうなのか女部下!?」

    女部下「女騎士様も!?」

    335: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 19:40:10 ID:pyqi2HkU
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    忍「特訓の一部始終を見ていたがセンスは良いと思うぞ男部下」

    男部下「うおおお!? 忍さんに褒められたぁぁぁ!!!」

    女部下「どんだけ興奮してるのよ!!」ゲシッ

    男部下「ぶふぉ!?」

    魔少女「ふふ、賑やかね部下ね?」

    女騎士「多少うるさいですが、まぁ良い部下ですよ」

    336: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 19:42:02 ID:pyqi2HkU
    魔少女「......さてさて女騎士に聞きたいこと、あと報告よ」

    女騎士「報告......」

    魔少女「来月武闘大会があるでしょ?」

    女騎士「はいそれに私も出ます」

    魔少女「あらそうなの? ギルドマスターとして恥じない戦いは当然だからね?」

    女騎士「......心得てます」キッ

    魔少女「で話しは戻って、その武闘大会の前日にギルドマスターの会議があるわ」

    337: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 19:43:53 ID:pyqi2HkU
    女騎士「!!という事は姫様もくるのですか?」

    魔少女「勿論、貴女に会いたがっていたわよ?」

    女騎士「そうですか......ありがとうございます!」

    魔少女「報告は以上よ、さて聞きたいこと......これが本題よ」

    女騎士「?」

    魔少女「男と......ロゼちゃんはどこ?」ジロッ

    女騎士「............」ピクッ

    338: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 19:45:42 ID:pyqi2HkU
    女部下「!(嫌な予感......悪寒が!)」

    男部下「ロゼってあの女騎士さんが倒した龍か? 女騎士さん言ってたし」

    女部下「ば......こら男部下!!」ガスッ

    男部下「へぶし!?」

    魔少女「どうやら本当だったようね貴女が龍を......ロゼちゃんを倒したって言うのは......」

    女騎士「......彼女は師匠に相応しくありませんでした、元より彼女から挑んできた戦いです、どうこう言われる筋合いはありません」

    魔少女「そうね......確かにそうかもしれない、でもね恩人を倒されたとあっては報いを受けさせる義務が私にはあるのよ」ニコッ

    339: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 19:46:44 ID:pyqi2HkU
    女騎士「......」ゾクッ

    忍「.........魔女」

    魔少女「例え貴女でも容赦しないわよ? ギルドマスター教育の時のように泣かせてあげようかしら?」スッ

    女騎士「......あの時のようにはいきませんよ、魔女教官」チャキ

    忍「ッ......魔女、待て!」

    男部下「え、ギルドマスター同士で戦うの?」

    女部下「お、女騎士様! 其れは流石に......!!」

    魔少女「.........」

    女騎士「.........」

    340: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 19:48:04 ID:pyqi2HkU
    魔少女「............なんてね? そんな横取りみたいなことはしないわ」ニッ

    女騎士「横取り......?」

    魔少女「貴女はロゼちゃんが倒すって事よ」

    女騎士「.........お気の毒ですが彼女はこの手で息の根を止めました」

    魔少女「本当に心の底から思ってるの?」

    女騎士「............当然です」

    魔少女「.........そう、なら良いわ」クルッ

    女騎士「魔女様.........」

    魔少女「忍、用事は終わったわ帰りましょう」

    341: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 19:52:32 ID:pyqi2HkU
    忍「いいのか?」

    魔少女「ええ、それに今日は忍とデートする予定だったんだから///」

    忍「デートかぁ因みに何処へ?」

    魔少女「まずは魔法研究で使う素材が足りないから調達しにいくわよー!!」ダダダダダ

    忍「それはデートなのか......?」スタスタ

    女騎士「.........」

    ー本当に心の底から思ってるの?ー

    女騎士「.........仮にもし生きていたとしても」

    女騎士「今度こそ息の根を止めてやる.........」

    342: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 21:54:18 ID:pyqi2HkU
    外伝 魔少女&忍 贅沢な悩み

    魔少女「メリークリスマース!!」パパンパン

    忍「突然呼ばれてきたら.........その格好はどうしたんだ? 魔女」

    魔少女「ふふん、今日は魔女じゃないわよ~今日の私は......」

    聖夜魔少女「聖夜に煌めく貴方だけの聖女!! 聖夜魔少女よー!!」キュピーン

    忍「.........そうか」ボタボタ

    聖夜魔少女「ええ!? 忍鼻血が出てるわよ!? 大丈夫?」

    忍「.........ぐ、大丈夫だ(ロリサンタは 反則だろぉ)」ボソッ

    聖夜魔少女「?.........似合ってないかしら? 忍?」ジィー

    忍「.........う(俺の為に来たであろうサンタ服の裾を握りながら上目遣いで俺を見ないでくれーーーー!!)」

    343: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 21:55:32 ID:pyqi2HkU
    忍「.........いや、とっても似合っている可愛いよ魔女」なでなで

    聖夜魔少女「ホント!? ふふーん/// 頑張って作った甲斐があったわ///」デレデレ

    忍「.........う、可愛すぎる(まずい、そろそろ出血を止めないと......しーー)」

    聖夜魔少女「忍、貴方にプレゼントがあるのよ!!」

    忍「プレゼント? 嬉しいんだが後に......」

    忍の制止を待たず魔少女はサンタ服を脱ぎ始める

    聖夜魔少女「その良かったらでいいんだけど///」スルスル

    忍「ま、ま、待ってくれ! まじょーー!」

    344: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/26(月) 21:56:34 ID:pyqi2HkU
    忍の言葉は届かず、彼女は生まれたままの姿に

    身体にリボン巻きつけ自身が出来る飛びっきりのポーズを決めて

    魔少女「プレゼントは......私よ? 貰ってくれるかしら?/// 私、忍だったら///」

    忍「.........」プルプル ボタボタ

    魔少女「忍?」

    忍「.........一片の悔いなし」ぱたっ

    魔少女「し、忍ーー!!」

    忍の贅沢な悩みは続く

    348: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:26:12 ID:8dj/oWwE
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~龍の祭壇・異空間~

    ロゼ「おおおおお!! いく若人!!」

    男「よしこい!! ロゼ全力だからな!!」

    ロゼ「あったりまえじゃー!! ちぇりゃあ!!」

    ロゼと男が異空間で修行を始めて十日、しかしこの異空間では四カ月もの時が経っていた

    ロゼ「おおおおお!!」ドガガガガ!!

    男「いいよ! いい感じだ! ドンドンこい!」

    350: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:28:07 ID:8dj/oWwE
    ロゼ「ふ、伊達に毎日若人と一緒に稽古しとらんからな!」

    打倒女騎士、それに向けて男が決めたロゼへの課題

    魔力による身体強化を極限まで極める事だった

    ロゼ「ッシ!!」グワッ!

    男「!! ッ!?」バシッ!!

    ロゼ「.........ふふん、流石我の伴侶じゃあ、チカラ一杯蹴ったつもりなんじゃが容易く受け止めおって」

    男「くぅ~、容易くは受け止めてないからね?」ヒリヒリ

    ロゼ「して、どうじゃ出来のほどは?」

    男「出来のほどか.........正直こんなに早く成長するとは思わなかったよ」ニコッ

    351: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:29:58 ID:8dj/oWwE
    ロゼ「おお!! つまりはなんじゃ!!」

    男「課題はクリアだね、一先ずお疲れ様、ロゼ」

    ロゼ「.........という事は?」

    男「俺は次の課題を考えるから、ロゼは休憩しててね?」

    ロゼ「.........おい若人」

    男「ん? なに?」

    ロゼ「.........約束は忘れておらんじゃろうな?」

    男「約束.....................、ああ、課題をクリアしたらご褒美あげるって約束?」

    352: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:31:14 ID:8dj/oWwE
    ロゼ「/// そうじゃ、まさか忘れておったとは言わせんぞ?」ムスッ

    男「............」

    ロゼ「............」

    男「.........そんなわけないじゃないかー」

    ロゼ「こりゃ! 目をそらすという事は忘れておったろー!」

    男「仕方ないじゃないか! それ三カ月前の話でしょ!? 流石に忘れるよ!!」

    ロゼ「仕方ないじゃと!! お主が一生懸命我の為に特訓メニューを考えておったから言わなかったんじゃ! あほ若人!! ばか若人!!」プンスカ

    男「な......俺だってロゼの為にメニュー考えてたんだから忘れてたのは確かに悪いけどそれは言い過ぎだろ!!」

    353: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:32:23 ID:8dj/oWwE
    ロゼ「う、うるさいうるさい!! お主の地獄のようなメニューをひたむきにこなしたというのに若人は我との約束を忘れおって.........」

    男「ロゼにもう悔しい思いをして欲しくないからって考えたのに......だから悪かったって」

    ロゼ「そこまで我を想ってくれておるのに何で忘れるんじゃー!」

    男「だから特訓メニューを考えてて頭一杯だったんだってー!!」

    ロゼ「じゃあ何でお互いに想っておるのにこんな事になってるんじゃーー!!」

    男「それは俺が聞きたいよー!?」

    ロゼ「じゃあ若人はどうしたいんじゃー!!」

    354: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:33:37 ID:8dj/oWwE
    男「ど、どうって.........」

    ロゼ「うぅーーー!!」

    男「............」

    ロゼ「............うー」

    男「............ふぅ、ちょっと熱くなってたな」ギュウ

    ロゼ「ん......若人すまん、ちと稽古のしすぎか心に余裕がなくなってた」

    男「俺こそごめんね? 約束忘れてた俺が悪いよ」

    ロゼ「うんや、若人の心労を分かってやれなかった我の方が......」

    男「いや俺だって」

    ロゼ「むぅ、我じゃ!」

    356: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:36:18 ID:8dj/oWwE
    男「だから.........って、全くこれじゃ収拾つかないよ?」クスッ

    ロゼ「ぁ.........ふふ、そうじゃな、なればおあいこじゃ」

    男「.........で、だ、俺がどうしたいって話しだよね?」グイッ

    ロゼ「っ/// そ、そうじゃ! 己を過大評価はせん、若人が四カ月間の我を判断しての.........その、なんじゃ、あれじゃ///」モジモジ

    男「......最後まで言ってくれないと分からないなぁ?」ニヤリ

    ロゼ「むぅ.........お主は何でこういう時意地悪なんじゃぁ///」

    男「分かってるよ? 分かってはいるんだ、でもね、そこは言わせたいんだ.........だから、ね?」ナデナデ

    357: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:37:37 ID:8dj/oWwE
    ロゼ「うぅーー!!」

    男「さぁ、ドーンと言ってみなって」

    ロゼ「うぬぬ............わ、我に/// その/// ど、努力した見返りを......くれんかえ///」ボソッ

    男「え、何だって?」ニヤニヤ

    ロゼ「だから褒美をくれと......///」ボソボソ

    男「声ちっちゃくて聞こえないぞー」

    ロゼ「ご褒美をくださいと言っておるんじゃ.........///」プルプル

    358: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/12/31(土) 00:39:11 ID:8dj/oWwE
    男「ごめん、聞こえなかったもう一回!」

    ロゼ「っ!!/// 我にご褒美くだちゃい!!!///」

    男「............!!」

    ロゼ「............へ?///」カァ///

    男「............くだちゃい?」

    ロゼ「............」

    ロゼ「.....................」

    ロゼ「へぁぁぁぁぁぁぁぁぁ??!!!///」ポッポー!

    舌を噛むのは誰しもあるが、この時ほど彼女は自身の舌を恨んだことはなかった

    362: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/01(日) 22:55:10 ID:nzioAPB.
    ~龍の祭壇・入口~

    忍「なぁ魔女」

    魔少女「何かしら?」

    忍「何で俺たちはダンジョンの入口にいるんだ?」

    魔少女「決まってるじゃない男にギルドマスター会議の事を言いによ」

    忍「ここにいるのか?」

    魔少女「おそらくね、男の魔力が微かに感知出来るから......ロゼちゃんも入るはず」

    忍「こんな所で何を?」

    魔少女「特訓でもしてるんじゃないかしら?」

    忍「......何にせよ行かない事には分からんか」

    363: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/01(日) 22:56:36 ID:nzioAPB.
    魔少女「そうね、さて場所も場所だし元の姿に.........」

    忍「いや、その必要はない」

    魔少女「え?」

    忍「お前は、俺が守る......だからそのままで居てくれないか?」

    魔少女「!!/// でも忍に負担をかけたくは......」

    忍「俺の我儘だから気にしなくて良い、行くぞ」ニコッ

    魔少女「.........分かったわ(カッコイイーーーー///!!!)」

    忍「しかし、その姿で女騎士を挑発した時は焦ったぞ? 今のあいつは何をするか分からないからな」

    364: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/01(日) 22:57:42 ID:nzioAPB.
    魔少女「そうね、男にゾッコンなのは分かってたけどまさか......ロゼちゃんに手をかけるとはねぇ......」

    忍「姫様が知ったら何て言うか...」

    魔少女「流石に何かしら言うと思うわね.........ん? ふふ、どうやら当たりのようね!」

    忍「感知出来たのか?」

    魔少女「ええ、ロゼちゃんの魔力も感じる......行くわよ忍!!」タタタタ

    忍「そうか......よっと」

    魔少女「えひゃ///!? 忍?」

    365: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/01(日) 22:58:29 ID:nzioAPB.
    忍「俺がお前を抱いて走った方が早いからな」ニッ

    魔少女「(こ、こんな所でお姫様だっこ何て.........幸せすぎるぅ///!!)」キュンキュン

    忍「おいおい、顔がだらしなくなってるぞ?」

    魔少女「ハァ.........///」ポワポワ

    忍「って聞こえてないな?」

    369: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:33:08 ID:xe208uVA
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「いやー、くだちゃいときたかぁ可愛いなぁロゼェ///!!」

    ロゼ「言わんでくれ言わんでくれ若人.........恥ずかし過ぎて死んでしまうぅ......///」

    男「おおっと、死んじゃだめだろ? ご褒美上げられないじゃないか」ジッ

    ロゼ「み、見るでない/// ちょっと待ってくれ!!」

    男「ロゼ.........///」クイッ

    ロゼ「ひゃぁ///」

    男「頑張り屋で可愛い俺の奥さん」ナデナデ

    370: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:35:07 ID:xe208uVA
    ロゼ「ぁぁ........./// 頭を撫でんでくれぇ///」

    男<大好きだよ......>

    ロゼ「///!!?」ボボン!!

    男「.........だから受け取ってくれご褒美......ロゼ?」

    ロゼ「...............///」タラー

    男「え.........鼻血......大丈夫? ローー」スッ

    ロゼ「.........」コテッ

    男「あ.........気絶してる......」

    ロゼ「.........うえ/// えへへへぇ~///」

    男「...............今の内に新しい特訓メニュー考えておこう、うん......ん? 誰か来るな......」

    男「...............この魔力って忍と魔女か?」

    371: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:36:04 ID:xe208uVA
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    忍「おーい男ー、入るのは分かってるぞー」

    魔少女「ロゼちゃーん!」

    シーン

    忍「うーん反応がないな」

    魔少女「でも確実にこの扉の中にいるわよ」

    忍「呼ぶより入った方が早いか......ん? 開かないぞ?」

    魔少女「当然よ、これ相当高密度の魔力で作られているわ、男は空間魔法何て使えないからロゼちゃんね......凄いわ」

    372: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:37:12 ID:xe208uVA
    忍「流石、龍族ってことか(唯の美幼女ではなかったな)」

    魔少女「とにかく反応が無いなら何とか開けるしか無いわね!! 私が解読して扉を.........」

    男「おう、久しぶりだな二人とも」ガチャ

    魔少女「きゃあーー!?」

    忍「うお!? いきなり出て来るなぁ!!」

    男「呼んでたのお前らだろ......忍、ま、じょ?」

    魔少女「全くもう危うく扉にぶつかる所だったわ!!」

    男「.........魔女だよな?」

    魔少女「だよなって当たり前......ああ、男は知らなかったわね」

    373: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:39:09 ID:xe208uVA
    男「何でそんな少女姿に.........」

    魔少女「忍の為に変身してるのよ......///」

    男「え、ってことは」

    忍「.........お前の想像通りだ」

    男「おおおー!! おめでとうお二人さん!! やっとくっついたかー! いやーお前らの元教官として嬉しいよ!!」ナデナデ

    魔少女「わ......ちょっと男......///」

    忍「.........ッ、俺まで撫でるな///」

    男「いやいや、本当におめでとうお互いに此れからも仲良くな!」

    魔少女「/// ありがとう」

    忍「........./// 感謝する」

    男「んじゃ、俺ロゼの特訓メニュー考えてる所だったから戻るわ!! お幸せに!! じゃあな!!」

    忍「おう、そっちも頑張れよ」

    魔少女「ロゼちゃんには宜しく言っといてね.........ってちがーーーーう!!?」

    374: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:40:18 ID:xe208uVA
    男「え? なに?」

    魔少女「私達別に交際報告に来たわけじゃ無いわよ!! アンタ達を探しに来たの!!」

    忍「流されかけた......危なかった......」

    男「なんだよ、それならそうと言ってくれよぉ」

    魔少女「全くこの放浪ギルドマスターはぁ......」

    男「そこはギルドマスター関係なくないか?」

    375: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:43:01 ID:xe208uVA
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男は魔少女と忍に今までの事の成り行きを話した

    忍「妥当女騎士か......」

    魔少女「信じられないこの空間でもう四カ月も特訓してるなんて」

    男「俺もビックリしたよこんな凄い魔法使えるなんて、ロゼがずっとこの空間で特訓したらって思うと......楽しみで仕方ないよ」

    忍「で、特訓の出来はどうなんだ?」

    男「俺とほぼ互角だ」

    忍「なに!?」

    魔少女「<本領発揮>しても!?」

    男「それなないよ、しかも俺の<本領発揮>は皆んなと違う部類だからね、そこはノーカン」

    376: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:43:52 ID:xe208uVA
    忍「だが男と互角か......凄まじいな」

    魔少女「女騎士よりもう強いんじゃない?」

    男「女騎士が<本領発揮>しなければ、良い勝負は出来ると思う」

    男「でも女騎士が本気になったら絶対負ける......」

    魔少女「確かに、厳しいかもね」

    忍「全く、ギルドマスターでもない奴に本気で戦うなんてな......」

    魔少女「それだけ必死って事でしょ.........男、アナタはどうするの?」

    男「.........」

    魔少女「女騎士は確かにロゼちゃんを倒した、本来ならアナタが手を下す所でしょ? それでもロゼちゃんに戦わせるのは何故?」

    377: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/02(月) 00:45:27 ID:xe208uVA
    忍「.........」

    男「...............」

    魔少女「.........」

    男「俺はこの四カ月、ロゼの隣にいた、だから分かるんだロゼは俺が女騎士を倒したとしても絶対に喜ばない、戦いに関してはロゼは俺に媚もしないし妥協しない、龍としての誇りがあるからかな? だから......」

    男「彼女が本気なら俺もそれに答えるまで、何より俺はそういう姿に惚れたからさ、へへ///」

    忍「.........そうか」クスッ

    魔少女「ま、男らしいわね、それで具体的なメニューは出来てるの?」

    男「もちろん、でもこれは魔女に協力して貰うのが前提なんだけどね?」

    魔少女「私?」

    378: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/05(木) 23:04:42 ID:jJp5MgCQ
    男「そ、ロゼが起きたら説明するよ」

    魔少女「そう? あ、男に伝えないといけない事があるわ」

    男「お?」

    魔少女「ギルドマスター会議が武闘会前日になったの」

    男「と、いう事は......え、この街でやるの?」

    魔少女「そうよ、ちゃんと各国のギルドマスターそして姫様もくるわ」

    男「ええ......」

    忍「なぜそう落ち込むんだ?」

    男「あわよくば逃げたかった......何を言われるか......」

    379: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/05(木) 23:05:48 ID:jJp5MgCQ
    忍「だったら今までの自分の行動を恨め」

    魔少女「連絡も碌に寄越さない貴方が悪いわね」

    男「お前らまで......」

    忍「心配するな他のギルドマスターも姫様もお前を心底心配してるだけさ」

    魔少女「そうよ、伝えたからね? ちゃんと来なさいよ? 欠席常習犯マスター?」

    男「.........分かったよ、でも憂鬱だ......はぁ」

    忍「で、お前の嫁さんは何時起きるんだ?」

    男「ああ、そのうち起きると思う」

    380: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/05(木) 23:06:43 ID:jJp5MgCQ
    魔少女「随分と幸せそうに寝てるわね?」

    男「.........<本領発揮>して好きって言ったら鼻血出して気絶しちゃっただけだ、もうそろそろ起きると思うんだけど......?」

    忍「おま.........オーバーキルだぞ」

    魔少女「それはやり過ぎでしょ......全くバカップルね」

    男「好きだから仕方ない」

    忍「清々しい言葉だな、だが俺たちも負けてないからな」グイッ

    魔少女「忍!!///」

    男「はいはい、まぁ結婚式は呼んでくれ絶対行くからよ、ロゼと一緒にな」ナデナデ

    ロゼ「.........ん、ふふ///」スヤスヤ

    381: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/06(金) 01:07:04 ID:1Y9jYttY
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~???~




    ロゼ「ふへへ~/// 若人~///」ムニャムニャ

    ーー............きろーー

    ロゼ「...... は!? 若人の甘い言葉で気絶してもうたわい.........ん? ここは何処じゃ?」

    ーお前の精神世界だー

    ロゼ「!! 誰じゃ!!」

    「まぁそう荒ぶるな、敵じゃない」

    ロゼ「なら姿を現せ!」

    382: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/06(金) 01:07:51 ID:1Y9jYttY
    ロゼの頭に響いてくる謎の声

    謎の声は敵ではない、という

    「そう急かすな、やっと君と話せると言うのに」ボウッ

    言うやロゼの目の前に炎が燃え盛り、謎の声の主は現れた

    「よくぞここまで辿り着いたロゼ」

    ロゼ「な!? お主、その姿は......!」

    ロゼは驚愕した、その声の主はロゼと姿が瓜二つだったことに、髪の色こそ赤だったが目の前に入るのは自分自身だった

    ロゼ「な、何者じゃ!」

    「ふふ、だから敵では無いと言っているだろう今日は挨拶しに来ただけだ」

    383: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/06(金) 01:08:44 ID:1Y9jYttY
    ロゼの荒げた声も気にせず、冷静でその透き通るような声は、ロゼに不思議な安心感を感じさせた

    ロゼ「ぬ......名前くらい名乗れ!」

    「あるわけ無いだろ? ロゼだって愛しのダーリン君につけてもらったんだから?」

    ロゼ「.........なればいい、挨拶とはどういう意味じゃ?」

    「直球に言ってしまえば私はロゼ、君の中に眠る<力>だ、わけあって封じられているけどね」

    ロゼ「我の力.........じゃと?」

    「君は凄い存在なんだ、でも君の両親があまりにも強大だった君の力を封印した、そうしないと君の身体が保たないから」

    ロゼ「.........」

    384: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/06(金) 01:09:20 ID:1Y9jYttY
    「.........どうした?」

    ロゼ「.........教えてくれ、どうやったらその封印が解ける」

    「......解けない」

    ロゼ「!! なぜ!?」

    「言っただろ? 君が保たないんだ、まだその時じゃ無い」

    ロゼ「ぐ.........」

    「君が女騎士に負けたのは知っている、大切な人を取られたくない為に強くなろうとしているのも分かってる」

    「でも悪いな、封印を解いて君に力を貸すことはできないんだ」

    385: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/06(金) 01:10:29 ID:1Y9jYttY
    ロゼ「.........そう、か」

    「すまない」

    ロゼ「.........もし我の封印が解けて本来の力を出していれば女騎士に勝っていたか?」

    「ああ、余裕でな」

    ロゼ「まぁ、それでええ......もっと強くなれば良いんじゃろ?」

    「そう、今回は一定の力量まで上がったお陰でこうして姿を出せるようになった、君が自分の強さを過信してなかったら私はもっと早くに会えたんだけどね?」クスッ

    ロゼ「ふ、もう過信する日は無いのう周りが強すぎるんでのう、安心しろこれからは鍛錬はサボらぬ」

    「そうだよ、何時までもその熱い心の炎を燃やし続けるんだそうすれば君は.........ん? 時間かぁ......私はもう消えるよ」

    386: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/06(金) 01:11:29 ID:1Y9jYttY
    ロゼ「ま、まて!」

    「なんだい?」

    ロゼ「名前が無いのなら我がつけてやる!」

    「.........ロゼ」

    ロゼ「.........ふふん」

    「.........遠慮しとくよ」

    ロゼ「なにーー!? なぜじゃ!?」

    「つけてくれるなら、ダーリン君につけて貰いたいからね?」

    ロゼ「ダーリン?」

    「君の.........ひいては私の旦那様だよ?」

    387: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/01/06(金) 01:13:19 ID:1Y9jYttY
    ロゼ「.........なな!!」

    「そのうちダーリン君にも会えると良いな/// それじゃ自分の為に、そして私の為に頑張って強くなってねー!」シュン

    ロゼ「............ぁぁ、消えおった」

    ロゼ「ま、また若人を狙う雌が......だが彼奴は我、いいのか? うーんじゃが納得が.........むぅ、意識が」

    意識が微睡む中、ロゼは彼女に心の中で誓う

    ロゼ「待っておれ、赤い我よ......我は絶対女騎士を倒す!!」

    心に熱い炎を滾らせて......

    395: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/04(土) 19:02:49 ID:dWgN65yE
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー


    ロゼ「.........んん、ん? 我は.........」

    男「あ、起きたみたいだね? 大丈夫?」

    ロゼ「.........若人、それに魔女と忍も」

    忍「中々起きないから心配したぞ?」

    魔少女「そう? 幸せそうな顔してたから私は特に」

    ロゼ「幸せそうに.........ぁ、こりゃ若人!」ペチン

    男「いた!? なんで!?」

    396: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/04(土) 19:34:31 ID:dWgN65yE
    ロゼ「ほ、本領発揮してあんな言葉を吐くんじゃないわい!! .........その我にはちと強すぎる///」

    男<気持ちは嘘じゃないよ?>

    ロゼ「じゃからそういうことは......///」カァ

    魔少女「はいはい、イチャつくのは後にしましょ」

    忍「そうだ時間は有限だ、準備出来次第始めよう」

    ロゼ「.........ほえ?」

    男「ロゼ、ロゼが女騎士に負けてる事は俺から説明してる、特訓してる事もね、それで二人にも手伝って貰う事になった」

    ロゼ「.........そうか、かたじけない」

    魔少女「気にしないで? 好きでやるんだから」

    ロゼ「.........うむ、すまん我の為に、ありがとの」

    男「そう言えば、ギルドマスターの仕事は大丈夫なのか?」

    397: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/04(土) 19:35:37 ID:dWgN65yE
    忍「大丈夫だ、問題ない」

    魔少女「赤髪がぜーんぶ引き受けてくれたわ!!」

    忍「ほぼ押し付けたような物だが......」

    男「今頃赤髪泣いてるんじゃないか?」

    魔少女「大丈夫よ! 赤髪は仕事ができる子だからね」

    ロゼ「仕事が出来るからと言って押し付けるのはちと違うと思うが......」

    魔少女「良いから、特訓しましょ?」

    398: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/04(土) 19:37:21 ID:dWgN65yE
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「さて、ロゼが一回りレベルアップしたということで新しいメニューだ」

    ロゼ「新しいメニュー......」

    魔少女「私が強力する内容なのよね?」

    男「ああ、そうだよ」

    忍「具体的には何をするんだ?」

    男「今までの特訓は魔力で身体能力を上げて戦う、って内容だったんだけど」

    男「今度は疑似的に<本領発揮>出来るようにロゼを鍛える」

    399: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/04(土) 19:38:06 ID:dWgN65yE
    ロゼ「な!?」

    魔少女「そんなこと...!」

    忍「出来るのか?」

    男「もちろん、今のロゼなら出来るようになる、元々ロゼの実力はAAAランクなんてとっくに越えてるしね」

    ロゼ「女騎士に勝てるのか若人......」

    男「少なくとも、互角にはなる...はず」

    ロゼ「なれば始めよう」

    男「休憩はいいの?」

    400: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/04(土) 19:39:12 ID:dWgN65yE
    ロゼ「大丈夫じゃ、それにはよう特訓したくてウズウズしとる」

    男「クスッ、分かった今から説明しよう」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「という事で魔女、ロゼを頼むね?」

    魔少女「了解よ!」

    男「ロゼも頑張ってね」

    ロゼ「任せろ! 絶対強うなって、若人をびっくりさせてやるわい!!」

    男「その意気だよ」ナデナデ

    ロゼ「ふふん///」

    402: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/04(土) 19:40:25 ID:dWgN65yE
    忍「男はどうするんだ?」

    男「俺はちょーっと予防線張りに行ってくる」

    忍「......予防線? 男それは」

    男「......今邪魔される訳にはいかないからね釘を刺してくるよ」スタスタ

    忍「......」

    男「それに赤髪だけじゃ仕事大変でしょ? だから二人の代わりに俺が街に残ってる」

    忍「......それはありがたいが」

    男「......敵は一人じゃないからね」スタスタ

    忍「......」

    男「じゃあ行ってきまーす」スタスタ

    408: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:06:39 ID:HcnKVyLg
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男部下「女騎士さーん、明日の訓練で......あれ? 女騎士さんは?」

    女部下「女騎士様は外出したわよ、多分行き先はあそこだけど」

    男部下「確か男さんと出会った場所だっけか? でもなんで?」

    女部下「さあね、でも女騎士様いってたわ、もしあの龍が生きていたら今度こそ倒すって」

    男部下「うぉ、おっかないな......」

    女部下「それだけ男さんに惚れてるんでしょ」

    男部下「男さんも罪な人だなぁ......」

    409: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:07:11 ID:HcnKVyLg
    ~街 夜 女騎士 思い出の場所~

    女騎士「.........」

    ー貴女はロゼちゃんが倒すって事よー

    女騎士「(.........私を倒す、彼女が生きている?)」

    女騎士「(魔女様が嘘を吐くとは思えない......)」

    女騎士「(生きているなら......私から出向いて......)」

    「うおー夜は冷えるなぁ......」

    女騎士「!? 師匠!!」

    男「よ、女騎士は相変わらず此処が好きだね?」

    女騎士「貴方と出会えた場所ですから......」

    410: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:08:15 ID:HcnKVyLg
    男「......そっか、そう思ってくれてるのは素直に嬉しいよありがとう」ニコッ

    女騎士「///!いえ......本音ですから」

    男「本音か......」

    女騎士「......気持ちは変わりませんから」

    男「.........」

    女騎士「師匠しか見えてません、師匠だけが私の全てなんです、貴方のずっと側に居たいんです」

    男「それは無理だ」

    女騎士「......」

    男「俺は女騎士をそういう風に見ることはないよ」

    411: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:09:15 ID:HcnKVyLg
    女騎士「本当に彼女が好きなんですね?」ギリッ

    男「ああ、もちろん」

    女騎士「ッ.........なら今私に会いに来た理由は何ですか?」

    男「お別れを言いに来た」

    女騎士「......ぇ」

    男「......ロゼがギルドマスターになったらとか、ならなかったらとか、もうどうでもいい」

    男「俺の大切な人を傷つけた報いを受けてもらう」

    女騎士「ど......どういうことですか? しーー」

    男<しゃべるな>

    女騎士「!?」ドクン!!

    412: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:10:21 ID:HcnKVyLg
    男<お前にもうその呼び方をされたくない>

    女騎士「し、しょ.........」

    男<今日限りで、お前は俺の弟子じゃないから>

    女騎士「......!!」

    男<さよならだ女騎士>

    女騎士「ま、ししょ.........」

    男<俺の前に二度と現れるな......>

    女騎士「いや......いや......どうして」ポロポロ

    男<嫌いだからだよ、お前が>

    女騎士「......はぁ、はぁ」ガクガク

    男<さよなら女騎士>スタスタ

    女騎士「待って......待って......」フルフル

    女騎士「......いや......イヤァァァァァァァ!!」

    413: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:26:40 ID:HcnKVyLg
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    女騎士「...........................」

    なぜですか師匠

    女騎士「...............」

    どうしてそんな事を言うんですか?

    女騎士「............」

    414: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:27:11 ID:HcnKVyLg
    私はただ貴方の側に居たいだけなのに

    女騎士「......す」

    それもこれも全部......アイツノセイダ

    女騎士「殺す...殺す殺す!! 殺してやる!!」

    アイツを......ロゼを......

    女騎士「ああああああぁぁぁぁ!!!!!!」

    415: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:27:47 ID:HcnKVyLg
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~???~


    「あら、今夜は天気が荒れそうね?」

    「そうですね......」

    「それで例の件はどうなの?」

    「半月後に決行します、準備は万端です」

    「そう、でも油断しないでね? 彼方にはギルドマスターがいるわ」

    「ご心配なく策は有ります」

    「ふふ、ならば良し今は機を待つだけ......楽しみだわぁ、期待してるわよ?」

    「はい......」

    417: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:52:10 ID:HcnKVyLg
    ー外伝 バレンタインー

    魔少女「ハッピーバレンタインー!!」パンパカパーン!

    忍「なんだろな前にも似たような事が...」

    魔少女「ふっふーん、今日の魔少女ちゃんはクリスマスより更にパワーアップしたわよー!」

    魔少女「愛しい貴方に届け!! この想い!! 懸想魔少女よー!!」キュピーン

    忍「ふ、パワーアップか......なら俺も負けてはいない!」

    忍「前回は鼻血が止まらなかったが.........」

    忍「今回の俺は一味違うぞ!!」

    魔少女「へぇ......そうなの? ならお手並み拝見と行こうかしら?」

    忍「良いだろう観せてやろう、かかってこい」

    魔少女「じゃあ、忍///」ギュウ

    418: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/02/19(日) 00:53:19 ID:HcnKVyLg
    忍「(ぐ......可愛い、だが負けるな忍よ故郷で学んだ事を思い出せ......耐え忍ぶんだ!! 魔少女に甘い言葉を吐かれるイメージトレーニングはしたんだ!! 今ここで成果を.........」

    魔少女「チョコは私よ」

    忍「.........え?」

    魔少女「だから私を......た べ て///」

    忍「.........」

    魔少女「.........忍?」

    忍「.........それは、はんそ、く」ぼたぼた

    魔少女「忍鼻血が!?」

    忍「俺は如何やらお前には敵わないらしいな......」バタッ

    魔少女「え、忍? しのびー!?」

    ー外伝 完ー

    427: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:09:47 ID:Qo8Xakj.
    ーギルド ギルドマスター室

    赤髪「はぁ......今頃忍と魔女はロゼちゃんと楽しく遊んでるのかなぁ」

    コンコン

    赤髪「ぅ...また仕事かな? 終わったと思うんだけど、もう僕にだけ押し付けないでよ魔女ー、忍ー」グスッ

    男「よ、顔が疲れてるぞ? 大丈夫か?」

    赤髪「お、男!? どうしてここに?」

    428: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:10:24 ID:Qo8Xakj.
    男「お前の不遇な状況を改善する為に......まぁ仕事手伝いに来た」

    赤髪「ホント!? 嬉しいなぁ! なんとか回ってるけど男が居てくれるなら心強いよ!」

    男「魔女と忍に押し付けられたんだよな? お前もたいへんだな」

    赤髪「そうなんだよ! 幾ら両想いだからってプライベートと仕事は分けてもらわないと!!」プンプン

    男「まぁ、そう言ってやるな仕事手伝うからさ」

    赤髪「むぅ男がそう言うなら......それで早速頼みたいことが......」

    男「おう、どんとこい」

    429: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:11:24 ID:Qo8Xakj.
    赤髪「明日に各国からギルドマスターが来るんだけど、私迎えに行けないから男が対応してほしいなぁ......なんて」

    男「.........誰の迎えだ」

    赤髪「全員だよ! もう揃ってるって連絡来たからね」

    男「......全員かよ」

    赤髪「男はみんなに心配ばっかりかけてたんだから顔出しても良いんじゃない?」

    430: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:12:07 ID:Qo8Xakj.
    男「.........赤髪の言うとうりだな、分かった出迎えは俺がやるよ」

    赤髪「ありがとー! 助かるよー!」

    男「全員かぁ、皆んな元気かな」

    赤髪「ウルフと雪はずっと男のこと気にかけてたよ? あと姫様も」

    男「そっか......」

    赤髪「ところでさ」

    男「ん?」

    赤髪「男って女騎士と何かあったの?」

    431: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:13:01 ID:Qo8Xakj.
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    街を出て離れた場所に位置するダンジョンで女騎士は一心不乱に剣を振るっていた

    女騎士「はぁぁぁぁ!!!!」

    ゴブリン「グギャ!?」

    女騎士「邪魔だぁぁ!!」

    オーガ「グゴオオオ......」

    女騎士「死ねぇぇぇぇ!!」

    ケンタウロス「ガァァァァ!!」

    女騎士「(殺す...殺す殺す!! ロゼを殺す!!)」

    女騎士「(今度こそ確実に、息の根を止めてやる!!)」

    432: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:13:47 ID:Qo8Xakj.
    ハンターの間で高難関と呼ばれているダンジョンを一人、たった一人で突っ走る

    女騎士「(まだだ......これじゃ殺せない.....もっと、もっと!!)」

    襲い来る魔物を物ともせずに遂にダンジョンの奥えと辿り着く

    女騎士「.........ここが最後だな」

    死霊騎士「コオオオオオ........」

    ダンジョンの主と一瞬睨み逢うや先に動いたのは死霊騎士

    433: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:14:29 ID:Qo8Xakj.
    死霊騎士「オオオオオ!!」

    一瞬の内に女騎士へと距離を詰め勝負を決めようと剣を振り下ろすが

    女騎士「<天剣>」

    死霊騎士「!? オオオオオ!!」

    女騎士「.........散れ」

    死霊騎士の斬撃が届くことはなかった、女騎士の<天剣>よる斬撃に死霊騎士は悲痛とも取れる声を上げて消えていった

    高難関のダンジョンを攻略

    しかし女騎士にはどうでもよかった

    434: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:15:01 ID:Qo8Xakj.
    只の八つ当たり、行き場のない感情を剣に乗せ目の前の魔物を駆逐したまで

    女騎士「.........ししょ、グ!?」

    こんな事になるとは思ってなかった

    何時も側に居てくれた人

    生きる事の意味を教えてくれた

    掛け替えのない男性

    好きにならずにはいられなかった

    だが......

    435: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:17:06 ID:Qo8Xakj.
    女騎士「(くそ! 思い出せない......あの人との日々を思い出せない!!)」

    その彼から放たれた言葉は女騎士の心に大きな穴を開けた

    もう彼を師匠として呼べず、築いた思い出すら霞がかったように思いだせなくなっていた

    「いやー凄いですね! 高難度と言われているダンジョンを一人で攻略するとは!」

    女騎士「.........誰だお前は」

    「申し遅れました! 私は黒騎士、クロとでも呼んで下さい」

    女騎士「.........」

    クロ「しっかし、流石ギルドマスターと言ったところですね! さっきの技は噂に聞くギルドマスター秘伝の技ですか?」

    436: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:17:53 ID:Qo8Xakj.
    女騎士「......私に何の要件があって来たんだ」

    クロ「おおっと冷たいですね?」

    女騎士「今の私は穏やかじゃ無いんだ、切るぞ?」

    クロ「それは勘弁願いたいですね~」

    女騎士「.........<天剣>」

    ヒュゴォ!

    クロ「ぇ.........」

    女騎士が呟くや黒騎士の兜が飛ぶ、常人なら首を切断されれば事切れる

    437: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:18:42 ID:Qo8Xakj.
    女騎士「.........!!」

    クロ「はやーい! 流石ですね! 全く見えませんでしたよ、まぁ私目は有りませんけど」

    だが、黒騎士は生きていた
    女騎士は確かに首を狙い、確かに黒騎士の首を跳ねた

    しかし、黒騎士には首そのものが無かった


    女騎士「っ.........お前は何者だ!?」

    438: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/12(日) 02:19:38 ID:Qo8Xakj.
    クロ「まぁまぁ、落ち着いて下さい貴女に危害は加えません、むしろ貴女の協力をお借りに参りました」

    女騎士「なんだと.........」

    クロ「そうです、さて時間も惜しいので簡潔に申し上げます」

    クロ「女騎士さん、我々の組織に入って頂けませんか? [ヘヴンズゲート]に」

    440: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/20(月) 22:47:15 ID:iM6P6REA
    女騎士「ヘヴンズゲート?」

    黒騎士「そうです! 我々の組織へ入って頂きたいのです!」

    女騎士「断る」

    黒騎士「ええ!? どうしてですか?」

    女騎士「そんな聞いた事も無い怪しい組織に入る訳無いだろう」

    黒騎士「いやー、でも女騎士さんが入って頂ければ優遇しますよ? 衣食住に不自由させません!」

    女騎士「......他を当たれ」スタスタ

    黒騎士「あと邪魔な人物を消すご支援もしましょう」

    女騎士「......」ピクッ

    黒騎士「実は私、最近悲しい事がありまして......」

    441: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/20(月) 22:48:53 ID:iM6P6REA
    女騎士「......?」

    黒騎士「このダンジョンから少し離れた場所に街があるじゃ無いですか? 私その街の森林公園が好きでしてね」

    女騎士「......!」

    黒騎士「まぁ私こんな真っ黒ですから外出も夜にしてまして、ある日思い立って森林公園に行ったんですよ、いやーあの日は寒かったなー」

    女騎士「......ッ、貴様」

    黒騎士「でも寒さなんて吹き飛んでしまう程の悲しい顔をした女性を目撃したんです」

    黒騎士「愛する者に拒絶され、愛する者は他の女性に夢中になっている」

    女騎士「......やめろ」

    442: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/20(月) 22:49:27 ID:iM6P6REA
    黒騎士「その事実を突きつけられていた女性......貴女は、とても悲しいお顔でしたよ......」

    女騎士「............」ギリッ

    黒騎士「ですので私は考えました貴女の力になれないかと」

    女騎士「......」

    黒騎士「急げとは言いません、貴女を困らせる事自体ナンセンスですから.........信頼の証という事でこれを受け取って下さい」スッ

    女騎士「......これはなんだ?」

    黒騎士「その宝玉は、貴女の願いを叶えてくれる物です」

    女騎士「......」

    黒騎士「それでは私は失礼しますよ、良いお返事期待してますねー」シュン

    女騎士「.........」

    女騎士「............願いを、か」グッ

    443: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/20(月) 22:50:21 ID:iM6P6REA
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    男「......という事だ」

    赤髪「うーん......そうなんだ......私には何も言えないね」

    男「ごめんな気を悪くしたなら謝るよ」

    赤髪「ううん、でもギルドマスターはハンターの模範、輪を乱したら大変な事になるかもしれないし......もっと別な断り方は無かったの?」

    男「赤髪」

    赤髪「ん?」

    男「好きな人が傷つけられたら......誰だって正気ではいられないよ......」

    赤髪「......ご、ごめん」

    男「まぁお前には恋人何ていないから分からんか......」

    赤髪「むむぅ...そのうち私だって......」

    男「まぁ期待してるよ」クスッ

    赤髪「笑うなー!!」

    444: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/20(月) 22:51:06 ID:iM6P6REA
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ロゼ「むむぅ......」

    魔少女「ロゼちゃん魔力が乱れてるわよ集中して」

    ロゼ「う、うむ......(なんじゃろう若人が他の女子と楽しんでる気がしてならん......」

    445: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/20(月) 23:51:39 ID:pIFaVVao
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    「フン!! オラァ!!」

    「ウルフさーん、稽古もそれくらいにして夕御飯食べましょう」

    ウルフ「ん? もうそんな時間か、雪?」

    雪「ふふ、ウルフさんは稽古になるとそれしか考えて無いんだから」

    ウルフ「種族柄こと戦いにはな、最近歯応えのない奴らばかりと戦っていたからこうして鍛錬せねば」

    雪「もう、まぁそういう一本気な所が素敵なんですが......」ボソッ

    ウルフ「何かいったか?」

    雪「いえいえー、でもギルドマスターなのですから身体は大切にして下さい」

    446: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/20(月) 23:52:13 ID:pIFaVVao
    ウルフ「うむ、雪がそう言うなら今日はここまでにしよう」

    雪「はいどうぞ、お冷です」

    ウルフ「何時も悪いな」ゴクッ

    雪「ふふ、ギルドマスター同期なのですから気遣いは当然です」

    ウルフ「だが雪のその細やかな優しさはとても素敵だと思う、ありがとな」ポンポン

    雪「はぅ!?(不意打ち頭ナデナデ来たーーー!!///)」

    ウルフ「さて宿に戻るか」

    雪「はぁ~い/// ふふ///」

    447: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/20(月) 23:53:53 ID:pIFaVVao
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    「ウルフさん、雪さん、明日街から遣いの者が来るので合流次第街へ向かいます」

    ウルフ「お、そうか分かった」

    雪「街ですか、久しぶりです......」

    ウルフ「あそこはギルドマスターからしたら懐かしくもありトラウマでもあるからなぁ......」

    「ギルドマスター教育は今思い出すだけでも引いちゃいますから」クスッ

    雪「私も姫様の意見に同感です」ニコッ

    ウルフ「だが何で街で会議するんだ? 何時もなら王国でするのに」

    448: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/21(火) 00:02:55 ID:GwZ7PcgY
    姫様「それは女騎士が武闘会に出場する経緯もあっての配慮ですよ」

    ウルフ「なに? アイツ武闘会出るのか俺も出たいぞ」

    雪「ギルドマスターが二人も出場したら他のハンター達に睨まれますよ?」

    姫「それに女騎士が出ると言っても武闘会で優勝した者と戦うだけなので実際出場とは違いますね」

    ウルフ「うーん、あんなヒヨッコがもうそんな身分かぁ......感慨深い」

    449: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/21(火) 00:04:14 ID:GwZ7PcgY
    雪「男さんの弟子ですからね」

    姫「......今回は来てくれますかね?」

    ウルフ「そもそも生きているのかアイツは?」

    雪「男さんに限って死んでいるのは想像できませんが......私含めギルドマスター全員が心配しているのは事実ですのでそろそろ顔くらいは見せて欲しいです」

    姫「そうですね女騎士も心配してるでしょうし......取り敢えず今日はゆっくりして明日、街へ向かいましょう」

    ウルフ「そうだな、んじゃ俺は部屋に戻るよ」

    雪「私も戻ります......あ、ウルフさん」

    ウルフ「ん?」

    450: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/21(火) 00:05:09 ID:GwZ7PcgY
    雪「後でお部屋にお邪魔しても宜しいですか?」モジモジ

    ウルフ「いいぞ、雪なら大歓迎だ」

    雪「!!/// それではお言葉に甘えますね/// それでは姫様失礼します」ニッコリ

    姫「 はい、それでは明日」

    ウルフ「だが俺の部屋に来ても何もないぞ雪?」スタスタ

    雪「良いんですウルフさんが居れば良いんです」スタスタ

    ウルフ「そうなのか? うーん」

    姫「......ふふ、女騎士は元気かな......」

    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    453: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/26(日) 23:57:41 ID:Ly76ERNI
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~翌日~

    ウルフ「うーん......朝か(確か使いが来るのは昼と言っていたな、それまで稽古でも......)」

    ムニュ

    ウルフ「ん?」

    雪「ぁ......ウルフさん、もっとぉ......///」

    ウルフ「ゆゆゆ雪!? なぜここに!?」バッ

    雪「おはようございますウルフさん、実はウルフさんを起こしに来たのですが」

    雪「ウルフさんの寝顔を見ていたらつい私も寝てしまいました......!」

    454: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/26(日) 23:58:58 ID:Ly76ERNI
    ウルフ「そ、そうか......だがお前ももう年頃の女性だ、男のいるベットに入るもんじゃない」

    雪「良いじゃないですかぁ、前は裸で抱きしめてくれましたし?」

    ウルフ「あのなぁあの時は仕方なくだな......なぁ!?」

    ウルフが言葉を全て発する前に雪はピトっと目の前にいる獣人に寄り添う

    雪「ウルフさん....../// 私にとってアナタは掛け替えのない男性ですよ?」

    ウルフ「むむ......」

    雪「ですので待ってます、何時までも」ニコッ

    ウルフ「.........むむむぅ」

    姫「ウルフさんおはようございます。今日は稽古しますか良ければ私も......」ガチャ

    ウルフ「!? 姫様!?」

    雪「あ、姫様おはようございます」

    姫「........./// すいません失礼しました」バタン

    ウルフ「ご、誤解だー!!」

    雪「何がですか?」

    455: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/26(日) 23:59:49 ID:Ly76ERNI
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~昼~

    姫「さて皆さんそろそろ行きますか」

    雪「使いの方はまだ来てませんよ?」

    姫「道中で会えると思います」

    ウルフ「よっぽど女騎士に会いたいのか?」ニヤ

    姫「ある同期のお二方が仲睦まじくしていたので羨ましいなと」

    ウルフ「むむ......」

    雪「いえそれほどでも~///」

    姫「ウルフさんと雪さんならとても良い夫婦になれると思いますが?」チラッ

    456: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/27(月) 00:01:26 ID:V5odKYj6
    雪「ウルフさん......///」チラッ

    ウルフ「うぅ......いいから行くぞ! 俺は行くからな!!」ドスドス

    「おいーっす、ギルドマスターはいるかー?」バン

    ゴッ!!

    ウルフ「ぬふぁ!?」バタン

    雪「ウルフさん大丈夫ですか!?」

    「あ、すまん扉の前に入るなんてタイミング良いな」

    ウルフ「こ、この誰だ......お、男ぉ!?」

    雪「男さん!!」

    姫「男......!!」

    男「よ、皆んな久しぶり! 元気だったか?」

    457: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/27(月) 00:44:54 ID:V5odKYj6
    ~ 一方 ~

    ロゼ「うーん......若人ぉ......むにゃ」

    彼女は打倒女騎士に向け日々、特訓をしていた

    彼女の成長速度は凄まじかった

    しかし、疲労もピークに達しているのも事実

    だが彼女は止まらない、愛する者を取られないためにも彼女は己を磨く

    そんな彼女に彼はあるプレゼントを残していた

    「ロゼ......ロゼ......」

    ロゼ「むにゃ......わこうど? じゃがわこうどは......? ここは」

    男「ロゼの夢の中だよ」

    ロゼ「夢......」

    最初こそぼやけていたが徐々にハッキリとしていき、彼女の目の前には

    ロゼ「わ、若人!!」

    大好きな人がいた

    458: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/27(月) 00:46:03 ID:V5odKYj6
    男「おはよ俺の可愛い奥さん」

    言うや優しく頭を撫でてくれる

    それだけで胸の中が満たされた

    男「実は街に行く前にロゼの精神に俺が出てこれるようにしておいたんだ、魔女にも協力してもらってね」

    ロゼ「そうじゃったのか、して理由は?」

    男「俺の嫁が頑張ってるんだから労わないとってね」

    ロゼ「若人......」

    男「お疲れ様、でも無理はしないでね?」ギュ

    ロゼ「無理も何もお主を取られたくないからのぅ、やれることはやっとくんじゃ」

    459: 以下、名無しが深夜にお送りします 2017/03/27(月) 00:47:01 ID:V5odKYj6
    男「.........へへ」

    ロゼ「? どうした?」

    男「いや、そういうところ......大好きだよ」

    ロゼ「へぁ!?///」

    男「今日はこの辺で消えるよ」

    ロゼ「な、まだちょっとしか......」

    男「大丈夫、またお邪魔するからさじゃあね」ナデナデ

    ロゼ「ん/// 若人も気をつけるんじゃぞ」

    男「もちろん」

    そう笑顔で答えると彼は消え、彼女も目を覚ました

    ロゼ「.........やるかのぅ」ポキポキ

    体調良好、元気は旦那から多分にもらい

    残り半年、彼女は頂きへと駆け上がる

    465: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:02:50 ID:6pLRpyp.
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    女騎士「......それでは、私はしばらく武闘会準備があるので二人には休暇を上げよう」

    男部下「え! マジっすか女騎士さん!?」

    女部下「そんな女騎士様が働いているのに休暇なんて......!」

    女騎士「気にするな、二人には助けられているからな、お礼だ受けとらないと泣いてしまうぞ?」

    女部下「そういう事でしたら......」

    男部下「よっしゃ休みだーー! イヤッホー!」

    女部下「あんたははしゃぎ過ぎよ!」

    ワーワー!!

    女騎士「.........」

    466: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:04:02 ID:6pLRpyp.
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    女騎士「.........」

    彼女は宿に戻り静かにあの黒い騎士からもらった宝玉を見つめていた

    女騎士「.........願いを」

    女騎士「私の願いは......あの女を」

    冷静に考えればギルドマスターとして、あんな怪しさ溢れる輩の言葉は信じることはしない、しかし

    女騎士「奪われたのなら......奪い返すまで......」

    彼女は追い詰められていたギルドマスターの肩書きなんて霞む程に

    心に穴が空いてしまった

    467: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:04:37 ID:6pLRpyp.
    彼に拒絶されてから少しづつ壊れてゆく心

    常に支えてくれた存在を失いながらも、持ち堪えられている要因は

    ロゼを倒すというその一点の目的がある故だった

    女騎士はもう止まらない、止まる気もない

    女騎士「.........男さんは私の物だ誰にも渡さない」

    女騎士「だから私にあの女を!! 確実に息の根を止める術を......私に寄越せ!!」キッ

    女騎士が叫ぶのに合わせ宝玉から邪悪な魔力が溢れ女騎士に纏わり付いてゆく

    女騎士「.........はは、ははははは! ハハハハハハハ!!」

    女騎士「男さん! 好き! 大好き!愛してる! この世に存在する何もかもより愛してる!! だから......!!」

    女騎士「待ってて下さいね、あの女を消して二人で幸せになりましょう?」

    女騎士「男さん......男さん......」

    彼女は一人、部屋で言葉を紡ぐ

    想う相手への愛情を......

    憎き女への憎悪を......

    468: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:05:52 ID:6pLRpyp.
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    ~武闘会前日~


    姫「それでは皆さんお集まりのようなので、ギルドマスター会議を始めさせて頂きます」

    姫「なお今回は、全員が! 出席している事もあり皆さんと有意義なお時間を過ごせればと思います」

    男「.........」

    ウルフ「そうだな全員出席はいつぶりだ?」

    魔女「四年ぶりじゃないかしら?」

    忍「四年も連絡が途絶えているとはな」

    赤髪「心配してたんだからね!」

    雪「ですがお元気そうでなによりです、連絡を寄越さないのはギルドマスターとしてどうなのかと、とそれだけ言っておきます」

    女騎士「......」

    男「お前らな......はぁ、悪かったよ」

    469: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:07:18 ID:6pLRpyp.
    姫「それではまず各ギルドマスターの活動報告をお願いします」

    武闘会前日、各ギルドマスターがここ武闘会会場である街のギルド本部に集結した

    ハンター最高峰の実力を持つ彼らが集う会議、それは....

    ウルフ「俺はハンター育成に力を入れているが最近は弱いハンターばかりで退屈だな、もっと骨のある奴はいないか?」

    魔女「私は魔法の探求のためにもっと研究材料が欲しいわね、だから仕事を減らしてほしいわ」

    忍「ハンターたるもの常に品位を保たねばならない、最近のハンターは素行が悪い、だからこそより誠実なハンター育成のため精神教育を実施するのはどうだろう?」

    赤髪「僕はギルドマスター間の仕事の分割化をしてほしいな、最近押し付けられているようで大変だよ!!」

    雪「私はもっと各国で交流を設けた方が宜しいと考えます、そうすれば先の皆さんの意見も反映されるのではと!」

    男「.........あー、取り敢えず俺が探している人の情報を持ってる奴は是非俺の所まで!」

    姫「皆さん好き勝手に喋り過ぎです!!」バンッ

    470: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:09:40 ID:6pLRpyp.
    ギルドマスター会議、それは各人が好き勝手に喋る会議だった

    姫「まったく一人ずつ仰って下さい私もまとめ役で大変なのですから」

    忍「うむ、確かに悪かった」

    姫「取り敢えず皆さんの意見を聞き、私なりの意見を述べますが」

    魔女「でもされ気なく私達の意見を纏めてる姫ちゃん優秀よ~!」

    雪「流石です!!」

    ウルフ「王族の血統に恥じない理解力だ脱帽だな」

    赤髪「姫ちゃんカッコいいーー!!」

    471: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:11:10 ID:6pLRpyp.
    姫「姫ちゃんって......(誰も仕切る方が居ないから私がこうなってるんじゃないですか!? 皆さんもっと協調してください!!)」

    男「んで、姫様の意見は?」

    姫「あ......では、皆さんの意見は雪さんの各国でより交流を進めること、が宜しいかと」

    姫「物の需要供給もさることながらハンター間での交流も盛んになる事でハンター同士刺激になりますし」

    姫「ですがギルドマスターなのですから仕事の量は度外視します、ギルドマスターとして当然の義務ですから」

    魔女「え~、なら男は?」

    姫「皆さんの耳に届いているかは存じませんが男さんは各国のダンジョン攻略及びダンジョン地図の作成さらに魔法学校の臨時講師等務めていたと報告が届いていたのでサボってませんよ......私もつい最近知りましたし......」

    男「皆んなに連絡してないだけで一応仕事? はしてるぞ!!」

    ウルフ「おま、そういうのは言えよ!」

    男「いや報告しようしようと先延ばししてたらすっかり」

    魔女「まぁ、男らしいわね......魔法学校にはギルドマスターはいないし」

    472: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:12:18 ID:6pLRpyp.
    男「ともあれ、俺は姫様の意見に賛成だ、皆んなも良いだろう?」

    男の声に一人を除き全員が頷く

    姫「.........女騎士、貴女からは意見は?」

    女騎士「.........言おうと思っていた事は皆さんが言ってくれました私からは何もありません」

    男「.........」

    姫「そうですか、では皆さんの意見を反映した案を此方で書類で纏めておくので完成次第皆さんに送ります」

    赤髪「いよ姫ちゃん仕事がはやーい!!」

    姫「はぁ......ありがとうございます」

    ウルフ「さて、姫様が纏めてくれると言うしここは皆んなの思い出話しでも聞こうじゃ」

    姫「ウルフさんまだ終わってませんよ?」

    ウルフ「他に話す事あったか?」

    姫「.........実は、その前にこの件はまだ公になっていませんので秘密にして下さい」

    473: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:13:41 ID:6pLRpyp.
    姫「<女神>が復活するかもしれません」

    ウルフ「.........女神だと」

    姫「はい、王家お抱えの占い師が予言しました」

    男「ああ、マリアが言うなら本当かもな......」

    ウルフ「マジか......」

    忍「ウルフさん女神とは......あの」

    ウルフ「そうだ、かつて世界を崩壊させようとした奴だ......だが当時のギルドマスター達が封印したんだが......」

    ウルフ「ギルドマスター側の被害も深刻でな......当時九人いたギルドマスター内七人が女神に殺された」

    赤髪「......女神って名前なのに物騒なことするね」

    ウルフ「そうだな、だが復活するとなると大変な事になるぞ......」

    姫「まだ詳しくは分かりませんが、今後良くない事が起きるのは事実です、万が一女神が復活したならば」

    姫「私含めギルドマスター全員で対処します」

    474: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:14:25 ID:6pLRpyp.
    魔女「......ふふ、そうね」

    雪「当然です! ね! ウルフさん」

    ウルフ「フ、当たり前だ!!」

    忍「守りたい者もいるしな」ニコッ

    魔女「///!! 忍......」

    雪「そういえば忍さんと魔女さん恋人同士なんですよね! おめでとうございます!」

    ウルフ「......妙に仲良くなったと思えばそういう事か」

    赤髪「でも仕事は仕事だからね? プライベートは別だからね......」

    忍「うぐ......すまん」

    男「まぁ赤髪は相手がいないからなぁ......」

    赤髪「それは言うなー!!」

    475: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:15:53 ID:6pLRpyp.
    魔女「ちなみに雪ちゃんはウルフとは上手くいってるの?」コソッ

    雪「はい! ウルフさんとは上手くいってます! でもウルフさんガードが固いのでご助力願えますか?」コソッ

    魔女「分かったわ、後で雪ちゃんの所にお邪魔するわね」

    忍「俺も協力しよう男心とやらを教えてやるぞ?」

    雪「ふふ、頼りにしてます!」

    ウルフ「.........」

    男「雪に愛されてるな、ウルフ」

    ウルフ「ああいう話は俺のいない所で言ってはくれないのか......」

    男「お前耳良いからなぁ」

    476: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:16:38 ID:6pLRpyp.
    ウルフ「.........うーむ」

    男「今日は久しぶりに飲み行かないか?」

    ウルフ「......ふ、本当に久しぶりだな? 良いぞ俺も誘おうとしてた所だ。積もる話も......あるだろ?」

    男「.........ああ」チラッ

    女騎士「.........」

    男「......」

    ウルフ「.........弟子と何かあったのか?」

    男「.........それ含めての話を、な?」

    ウルフ「.........そうか」

    姫「えー、ゴホン、それではお話しは以上です! 解散願います!! ですが女騎士は残って下さい!」

    477: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:17:55 ID:6pLRpyp.
    ーーーーーー
    ーーーー
    ーー

    姫「.........」

    女騎士「.........久しぶりだね姫」

    姫「はい、女騎士は如何ですか? 聞けば部下も出来たと」

    女騎士「ああ、賑やか過ぎて大変だ」

    姫「そうですか......一つ聞いても良いですか?」

    女騎士「ん? なんだい?」

    姫「その、男さんと何かあったのですか? 何時もの貴女なら男さんの方に駆け寄って行くのに......」

    女騎士「......実は振られてしまってな、し......男さんは奥さんに夢中なんだ」

    姫「たしかロゼさん......ですよね?」

    女騎士「.........ああ」

    478: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:19:04 ID:6pLRpyp.
    女騎士「.........ああ」

    姫「.........でも少し距離を置きすぎなのではないでしょうか? 師弟ならそこまで......」

    女騎士「いや、良いんだ今は」

    姫「.........今はですか?」

    女騎士「ああ、元はと言えば男さんが私以外の女に目移りするはずが無い、きっと私を試しているんだ」

    姫「.........ぇ」

    女騎士「だから証明する、明日の武闘会で私の大切な男さんを唆したアイツを倒すんだ」

    479: ◆TiKUvGS/sQ 2017/04/02(日) 03:20:11 ID:6pLRpyp.
    女騎士「そうすれば、男さんも認めてくれる、私の手を取ってまた前の様に頑張ったねって頭を撫でてくれる」

    姫「女騎士? 貴女いったい......」

    女騎士「............今日はもう帰るよ明日は万全な状態で行きたいからね」

    姫「そ、そうですか?」

    女騎士「じゃあね姫、武闘会が終わったら思い出話しでもしよう」

    姫「......はい、ではまた明日」

    スタスタ

    姫「(......女騎士、貴女に何があったの?)」

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    コメント

    1. 以下、SS宝庫がry-

      SSで固有名詞出されると萎える
    2. 以下、SS宝庫がry-

      臭すぎて途中で離脱したわ
    3. 以下、SS宝庫がry-

      ロリキモ
      あと男の性格がクソ過ぎる
    4. 以下、SS宝庫がry-

      あかん読むのが辛い
      男がゴミすぎて気持ち悪い
    5. 以下、SS宝庫がry-

      こういう話は···なろう系の書籍に有りそう···胸糞悪い所が有るかもしれないけど、これがこの世界の物語何だよね···優しい主人公は···

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