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    ヘッドライン

    モバP「癒しの休日」ゆかり「ふふっ…♪」

    1: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:24:51 ID:pcD
    4作目です。
    よろしくお願いします。



    2: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:26:40 ID:pcD

    3: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:27:41 ID:pcD
    ~新曲リリースイベント~
    響子、美穂、卯月「「「せーのっ、私たち、”PCS(ピンクチェックスクール)”ですっ!」」」

    響子、美穂、卯月の3人によるトリオユニット、“PCS”が先日ライブで初披露した新曲『ラブレター』。
    そのリリースに伴い、広報インタビューが今日、行われることになった。

    4: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:29:05 ID:pcD
    インタビュアー「最近人気のユニット“PCS”ですが、ファンの間ではメンバーが皆、とても仲が良いと話題になってます!仲良くなったキッカケは何ですか?」

    美穂「いつも一緒にレッスンをしていたり、たくさんお話をしているから、というのも勿論あるんですけど…やっぱり好きなものが一緒だからですねっ。この前も3人でスイーツを食べにいったんですよ♪」

    インタビュアー「新曲『ラブレター』はキュートな3人にピッタリな素敵な曲ですね!歌う上で何か意識した所などはありますか?」

    卯月「『ラブレター』は甘く切ない恋の歌ですので、自分の想いをストレートに伝えたい女の子の気持ちをイメージして歌いましたっ」

    インタビュアー「なるほど~恋する女の子の想いがギュッと詰め込まれているのですね。3人は好きな人、いるんですか?」

    響子「勿論ですっ、美穂ちゃんに卯月ちゃん、お世話になっている事務所の方々、そして、応援してくれる家族や友達、ファンのみなさん、み~んな大切な人ですからっ!」

    インタビュアー「おお~、素敵ですね♪」



    5: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:29:33 ID:pcD
    P(3人ともしっかり受け答えできているな…少し際どい質問にも上手に返せているし、成長したなぁ)ウンウン

    響子「」チラッ

    卯月「」チラッ

    美穂「」チラッ

    6: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:29:47 ID:pcD
    P(良くできていたぞ!さすがだなっ)bグッ!

    響子「///」

    卯月「///」

    美穂「///」

    7: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:30:13 ID:pcD
    ~346プロ 第1芸能課~
    P「ただいま戻りました~」

    同僚P「おっ、お疲れさん」

    ちひろ「お疲れ様です、プロデューサーさん」

    P「二人とも、お疲れ様です」

    8: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:30:29 ID:pcD
    同僚P「ようやく一仕事終わったな。ここ最近、結構忙しかっただろ?」

    P「ああ、ユニットでの活動は初めてだったからさ。みんなにはたくさん助けられたよ。ちひろさんも色々とすみませんでした」

    ちひろ「いえいえ、私はアシスタントですから。ドーンと頼っていいんですよ」エッヘン

    P「ははは、ありがとうございます!」

    9: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:30:53 ID:pcD
    同僚P「明日は久々の休日だろ?しっかり体を休ませてくるんだぞ。おまえは放っておいたらずっと仕事しているからな~」

    ちひろ「そうですよっ、休める時に休んでおかないと後々、体に響いてきますから」

    P「大丈夫ですよ~、スタドリがあれば何とでもなります」

    ちひろ「ダメですっ、スタドリは万能薬じゃないんですから。バランスの良い食事、十分な睡眠時間、適度な心と体のリフレッシュが大事なんですよ」



    10: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:31:19 ID:pcD
    ちひろ「プロデューサーさんが倒れたら、みんな心配しちゃいます。もっと自分を大切にしてくださいっ」めっ

    P「うっ、ごめんなさい…」

    同僚P「ちひろ様の有り難いお言葉だ。よく聞いておくんだぞ」

    ちひろ「同僚Pさん?」ニッコリ

    11: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:31:55 ID:pcD
    同僚P「すいません」

    P「あははっ」

    P(そっか…明日、休みなんだ)

    12: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:32:57 ID:pcD
    プロデューサーの仕事というのは中々に大変である。
    それに、アイドル部門は設立して間もないので人手も足りず、大きな仕事があると、休みが取れないことがある。
    事務所の休憩室で少し眠り、起きたらまた仕事ということも少なくない。
    そのせいもあってか、自身の健康に関しては無頓着になりがちなのだ。響子にもよく注意されたっけ。

    P(お嫁さんでもいれば、変わるのかなあ)

    まあプロデューサーとして日々忙しく働く若輩者の自分に出会いなどあるはずもない。
    それに、今は仕事が楽しいし、なによりあの子たちにアイドルを精一杯楽しんでもらいたい。

    P(体を壊しちゃ元も子もない…明日はしっかり休まないとな)

    13: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:35:39 ID:pcD
    ~休日 外~
    P「といっても、家に帰ってもすることがないんだよな~」

    ゲームや漫画を楽しもうにも、仕事のことばかり考えてしまう。
    家にいても落ち着かないので外に出かけることにした。

    P「おっ、こんなところに公園があるのか。入ってみようかな」

    14: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:36:12 ID:pcD
    ~公園~
    P「へえ~結構いい場所見つけたかも」

    公園はたくさんの自然に囲まれており、のどかな雰囲気を醸し出していた。花壇には色鮮やかな花が植えてあり、とても綺麗だった。よく手入れされている様子。管理する人がいるのだろうか。

    P「目的もなくブラブラするのもたまにはいいかもしれないな」

    天気のいい日に、ピクニックをするには絶好の場所だ。アイドルたちと一緒に来るのもいいかもしれない。



    15: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:36:55 ID:pcD
    P「って、休日まで僕と一緒にいるのは嫌だろうな。あの子達だって年頃の女の子だ。休日くらい好きなことしたいだろうし」

    ………自分で言ってて少し凹んだ。

    P「やめやめ、そんな悲しいこと考えていたらリフレッシュにならな…ん?」 ~~~♪

    P「綺麗な音…楽器?どこから聞こえてくるんだろう?こっちかな」スタスタ

    16: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:38:24 ID:pcD
    音の聞こえる方角へ歩いていくと、やがて、美しい旋律が聞こえてきた。
    さらに近づくと、湖の傍に出た。そこには一人の少女が佇んでいた。
    どうやら彼女の持つ楽器が音の発生源らしい。

    少女「~~~♪~~♪」

    P(優しい音色だな…あの楽器…フルートかな)

    学生時代、吹奏楽部に所属していた友達がよくフルートを披露してくれたのを思い出した。
    なかなか素敵な演奏だったのを憶えている。

    17: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:38:52 ID:pcD
    少女「~~~♪……ふぅ…」

    美しい旋律が止み、少女の演奏が終わる。彼女の演奏に感動した僕は思わず、手を叩いていた。

    パチパチパチ

    少女「あら?」クルッ

    18: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:39:11 ID:pcD
    P「綺麗な音色だった…感動したよ。こんな素敵な演奏が聴けるだなんて」

    少女「あ、ありがとうございます。自分でも最高にうまくいったと思うんです。今日の私は私でないみたい…」

    P「たしか今の曲…「アルルの女」の“メヌエット”…だよね」

    少女「ふふ、私のお気に入りなんです」

    19: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:39:34 ID:pcD
    P「…いつもここで演奏を?」

    少女「はい。近々、フルートの演奏会があるので、こちらで練習をしていたんです」

    P「練習…あっ、ごめん!邪魔しちゃったかな」

    少女「いいえ。誰かに自分の演奏を聴いてもらえる。素敵だと思って貰えた…それって、とても嬉しいことだと思うんです」ニッコリ

    P「!」



    20: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:40:21 ID:pcD
    これが、後に4人目の担当アイドルとなる少女との最初の出会いだった。
    彼女の名前は水本ゆかり。ピアニストの父親とフルート奏者の母親を持ち、幼い頃から音楽を嗜んできたそうだ。
    この出来事をきっかけに、僕と水本さんは、時々公園で会うようになった。
    彼女の演奏は本当に素晴らしく、僕にとって、ささやかな休日の癒しとなっていった。

    21: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:40:55 ID:pcD
    ~数週間後 公園~
    藍子「今日は天気がいいから~♪右手にカメラ~♪持って出かけよう~♪」ルンルン

    こんにちは。高森藍子です。今日は久々のお休みなので、お気に入りの公園に来ています。
    ここは本当に素敵な場所で、お散歩コースにはぴったりだと思います♪

    藍子「今日はどんなものに出会えるかなあ~♪…あれ?」

    22: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:41:36 ID:pcD
    P「~~!」

    少女「~~♪」

    あの人はたしか…響子ちゃん、美穂ちゃん、卯月ちゃんのプロデューサー…ですよね。
    それと、隣にいる子は…誰でしょう?

    藍子「仲睦まじい様子…お邪魔しちゃ悪いですね」とことこ

    人の恋路を邪魔する悪い子はお馬さんに蹴られてしまいます。
    高森藍子はクールに去りますっ。

    23: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:42:11 ID:pcD
    ~水本家~
    ゆかり「今日もうまく演奏することができました」

    ここ最近、公園でよく会うようになった男性。名前はPさんといいます。
    彼は普段、忙しい仕事をしているらしく、毎週会えるわけではありませんが、時々私の演奏を聴きに来てくれます。
    まだまだ拙い私のフルートを心から楽しみにしてくださるPさん。
    彼が来ると普段よりも上手に吹くことできる気がする。

    ゆかり「次はどんな曲を披露しようかしら…♪」



    24: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:42:32 ID:pcD
    ゆかり父「…最近、やけに機嫌が良さそうだな。ゆかり」

    ゆかり母「なんでも、自分の演奏を楽しみにしてくれるファンができたみたいよ。本当に嬉しそうに話してくれたわ」

    ゆかり父「……悪い輩じゃないだろうね」

    ゆかり母「あなた、心配しすぎよ。ゆかりだってもう小さな子供じゃないんですから」

    25: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:42:50 ID:pcD
    ゆかり父「だがなぁ…」

    ゆかり母「それに、“自分の音を、理解してくれる人が悪い人のはずがない”ですよ、お父さん?」

    ゆかり父「む、むぅ…」

    ゆかり母(ふふっ、ゆかりにもとうとう春がきたのね…♪)

    26: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:43:19 ID:pcD
    ~346プロ 第1芸能課~
    卯月「Go!もうくじけない~♪もっと光ると誓うよ~♪」ルンルン

    こんにちはっ。島村卯月です!最近はアイドルとして、とても充実した日々を送っています。
    今日はレッスンとお仕事がお休みの日ですが、思わず事務所に来てしまいました。プロデューサーさんはいるでしょうか…?

    27: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:45:32 ID:pcD
    卯月「おはようございます!」ガチャ

    美穂「あっ、卯月ちゃん!おはようっ」

    響子「おはようございますっ」

    藍子「おはよう~」

    琴歌「卯月ちゃん、ごきげんよう♪」

    28: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:45:59 ID:pcD
    卯月「うん!…あれ4人だけ?」キョロキョロ

    藍子「プロデューサーの方々は営業、ちひろさんは買い出しに行っているみたいですよ」

    卯月「そうなんですか…」

    プロデューサーさんに会えなかったのは少し残念ですが…みんながいたのは嬉しいですねっ。

    29: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:46:55 ID:pcD
    藍子「今、みんなでお茶会を始めたところなんです。卯月ちゃんも一緒にどうですか?美穂ちゃん手作りのクッキーと琴歌さんの持ってきた紅茶、とっても美味しいよ」

    卯月「わあ~!美味しそうっ」とことこ

    美穂「えへへ、食べて食べて」

    琴歌「美穂ちゃんのクッキー、とっても美味しいですわっ」パクパク



    30: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:47:35 ID:pcD
    響子「あ、私っ、卯月ちゃんの分のカップ、持ってきますね」とことこ

    卯月「あ、響子ちゃん。ありがとうっ」

    響子「うん♪」ニッコリ

    事務所に置いてあるソファに腰掛ける。机の上には美味しそうなクッキーと紅茶、見ただけでお腹が空いてきます。

    31: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:48:03 ID:pcD
    美穂「本当はプロデューサーさんにも食べて貰いたかったんだけど…やっぱり忙しそうだなぁ」

    琴歌「私のプロデューサー様もです…私たちの為に頑張っているということは理解しているつもりですけど…お体を壊さないか心配です…あっ、このバニラ味のクッキー美味しいですわ」パクパク 

    卯月「プロデューサーさん…しっかり休めているのかな…?」

    32: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:48:34 ID:pcD
    藍子「あ、そういえば、この前公園でPさんを見かけたよ」

    美穂「えっ、本当!?」

    33: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:48:53 ID:pcD
    藍子「うん、私たちと同じくらいの年の子と仲良く“デート”していましたよ。彼女さんでしょうか?」

    34: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:49:40 ID:pcD
    美穂「……………えっ」

    卯月「えっ……?」

    琴歌「うふふ、チョコ味も美味ですわ」パクパク

    ガシャーン!!!

    響子「」

    35: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:50:42 ID:pcD
    藍子「え、え?私、何かまずいことでも言っちゃいましたか?」オロオロ

    美穂「藍子ちゃんっっっ!!!!」 ガシッ

    藍子「は、はいっ!」ビクッ

    美穂「いつ!?どこで!?どんな子と!?どんな風に!?」ゆさゆさゆさゆさ

    藍子「あばばばばばばばばばば」ガックン ガックン 



    36: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:51:11 ID:pcD
    響子「また浮気ですか、そうですか、ふふふふふふふふふふふ」ハイライトオフ

    卯月「お、お、お、おち、おち、落ち着いて、てて、て、て。ま、まだ彼女ときまっ、きまっ、た、わけ、じゃ」オロオロ

    美穂「そ、そうだよね」ピタッ

    響子「……」

    37: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:51:36 ID:pcD
    藍子「うう…でも、二人ともすごく仲睦まじそうでしたよ…?」

    美穂「………………………」

    響子「………………………」

    卯月「あわわわわわわわわ」

    38: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:51:57 ID:pcD
    美穂「………………………」ゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさゆさ

    藍子「あばばばばばばばばばばばばb」ガックン ガックン ガックン ガックン

    響子「………グスッ」ポロポロ

    卯月「あわわわわわわわわわわわわわわわわ」

    39: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:53:16 ID:pcD
    美波「花になれ♪恋に舞え♪そう女神達は~♪」ルンルン

    こんにちは!新田美波です!最近はアイドルとして、とても充実した毎日を送っています!
    今日はレッスンとお仕事がお休みの日ですが、事務所に来ちゃいました。
    なぜかって?ふっふっふ、それは…じゃーん!プロデューサーさんにお弁当作ってきちゃいました!!
    普段インスタントばかり食べているプロデューサーさんのために用意したんですっ。
    もうっ、プロデューサーさんったら、私が居なきゃダメなんですから…♪
    でも、これで花とセレブ・ザ・ピンクよりも大幅にリードできます!ああ、自分の才能が恐ろしい…!

    40: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:53:38 ID:pcD
    美波「うふふ、ドキドキ、止まらない!」

    ガチャ

    美波「おはようございますっ!毎食インスタントなプロデューサーさんに美波からとっておきの……あれ?」

    41: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:54:01 ID:pcD
    美穂「」ズーン

    響子「……グスッ、プロデューサーさんのばかっ、おたんこなすっ…!」ポロポロ

    卯月「あわわわわわわわわ」

    藍子「う、う~ん…」

    琴歌「うまいですわっ」パクパク パクパク

    美波「えぇ…一体何が…?」



    42: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:54:23 ID:pcD
    美波「なるほど…好きだった彼に女の影が…ということね」

    美穂「…」コクン

    響子「グスッ、は゛い゛っ」

    卯月「……」

    43: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:54:45 ID:pcD
    藍子「ごめんなさい…私、みんなの気持ちも考えずにあんな事言っちゃって…」シュン

    美穂「こっちこそ…取り乱しちゃってごめんなさい…」シュン

    美波「で、でも!話を聞く限り、まだ彼女と決まったわけじゃないと思うんだけど…ほら、妹とか!」

    美穂「…お兄さんに妹はいないです」

    美波「う、う~ん。だからといって早急に決めつけるのは…」

    44: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:55:13 ID:pcD
    琴歌「」パクパク パクパク

    美波「いつまで食べてるの!」ペシッ

    琴歌「あいたっ、酷いですわ。美波さん…」グスッ

    美波「今ちょっと真面目な話しているんだから大人しくしていなさいっ」

    45: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:55:34 ID:pcD
    響子「…なにがダメだったんだろう…」

    卯月「響子ちゃん…?」



    46: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:56:37 ID:pcD
    響子「プロデューサーさんは、私に新しい世界を教えてくれた、かげがえのない人なんです…初めて鳥取で出会った時から、あの人に惹かれていたんだと思う」

    響子「…きっといつか…いつかはその隣に立てたらいいなって、そう思ってたんです…でも…プロデューサーさんの隣には、もう…」

    47: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:56:57 ID:pcD
    美穂「響子ちゃん…」

    響子「ラブレターを歌っていた時は、たくさん好きって伝えられたのに…私はアイドルだから…だから…恋をしちゃダメだったのかな…?私…罰が当たったのかな…?」ポロポロ

    48: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:57:13 ID:pcD
    「それは違うよっっ!!」ズギャーン

    49: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:57:39 ID:pcD
    響子「え…?」

    「アイドルだって女の子だもんっ。恋の一つや二つ……二つは多いかな…?ううん、するよっ!」

    美波「! 誰っ!?」

    「ある時はお花好きの普通のお姉さん!またある時はステージで煌めくアイドル!!その正体はっ!!!」

    琴歌「あ、あなたはっ!?」

    50: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:58:56 ID:pcD
    ライラックマン「恋に悩む女の子の味方!美少女戦士ライラックマン参上!!!だよっ」ドーン

    51: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:59:15 ID:pcD
    響子「ライラックマン…!?」

    卯月「少女ならライラックガールじゃないでしょうか?」キョトン

    美穂「しー!しー!」



    52: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:59:41 ID:pcD
    ライラックマン「ふっふっふ、悩める少女達よ。愛しいあの人を取り戻したいか?」

    響子「は、はいっ!私、プロデューサーさんにもう一度振り向いてほしいですっ!!」

    卯月「わ、私だって!このまま諦めたくないですっ!!」

    美穂「わ、私もっ!!」

    53: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)22:59:57 ID:pcD
    ライラックマン「よろしい ならば略奪だ」

    響子「略奪!?」

    美穂「ええっ!?」

    卯月「そ、それはっ!?」

    54: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:00:16 ID:pcD
    ライラックマン「プロデューサーといえど、所詮は男。可愛いアイドルの女の子から全力で“誘惑”されればコロッと堕ちちゃうよ!」

    響子「…」ゴクリ

    美穂「ゆ、誘惑///」

    卯月「おおー!何だかいけそうな気がしますっ」

    55: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:00:44 ID:pcD
    ライラックマン「やり方を教えるから、ほらっ耳を貸して」ちょいちょい

    響子「」そー

    美穂「」そー

    卯月「」そー



    56: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:01:01 ID:pcD
    ライラックマン「え~とね、ごにょごにょごにょ」

    響子「~~~っ///」

    美穂「はわわ///」

    卯月「そ、そんなことを///」

    57: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:01:20 ID:pcD
    ライラックマン「ふふふ、これを実行したおかげで、私のプロデューサーさんはもうメロメロ!効果抜群♪もう歩くセクシーとセレブ・ザ・ピンクにデカい顔はさせないよっ」

    響子「ありがとうございますっ、ライラックマン!私、絶対にやり遂げてみせますっ!!!」ダッ

    美穂「ありがとうっ、ライラックマン!!私も勇気を出しますっ!!!」ダッ

    卯月「ありがとうございます!夕美さん!!島村卯月っ、頑張りますっ!!!」ダッ

    58: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:01:39 ID:pcD
    ライラックマン「ほっほっほ みんなでPさんの心、ゲットじゃぞ~」

    ライラックマン「さて、私の役目は終わったし、プロデューサーさんの所へ…」スタスタ

    美波「ゆ~みちゃん」ガシッ

    琴歌「お待ちください♪」ガシッ

    ライラックマン「な、なにかな?」

    59: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:02:03 ID:pcD
    美波「プロデューサーさんを“誘惑”したらしいじゃない…?すこ~し詳しい話、聞かせて貰えるかなぁ」ニッコリ

    琴歌「プロデューサー様LOVE条例第三、抜け駆けを禁ず。破りましたわね♪」ニコニコ

    夕美「」ダラダラ



    60: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:02:23 ID:pcD
    セイバイシテクレルー!!
    デスワッ
    アッ、ダメ!カメンヲハガサナイデッ!!マントモトラナイデ!!オキニイリナノッ

    藍子「…誘惑かあ///私のプロデューサーさんも喜んでくれるかな…?」

    61: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:07:18 ID:pcD
    ~1週間後~
    P「担当アイドル達の様子がおかしい」

    ちひろ「……一応聞いておきますけど、どうおかしいんですか?」

    P「…最近、妙に積極的というか、何というか…」

    62: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:07:39 ID:pcD


    ??「…」コソコソ

    ??「…」コソコソ

    ??「…」コソコソ


    63: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:07:57 ID:pcD
    ちひろ「煮え切らないですね…、具体的に教えてくださいよ」

    P「はい、じゃあまずは響子の場合なんですけど…」

    64: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:08:14 ID:pcD
    ~ケース1 響子~
    P「お腹減ったな~、何か食べようかな」グ~

    P「確か買い置きのカップ麺があったよな…」ゴソゴソ

    響子「ぷ、プロデューサーさんっ!」

    P「わっ、響子?どうしたんだ、いきなり大声なんて出して」

    65: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:08:41 ID:pcD
    響子「そ、その…え~と、いっ、一緒にお昼、食べませんかっ!今日、お弁当作ってきたんですけど、量が多すぎて食べきれなくて…」

    P「え!分けてくれるのか!嬉しいな。是非いただくよ」

    響子「本当ですかっ!?それじゃあ、中庭に行きましょうっ。天気もいいし、お外で食べると気持ちいいですよっ」ぎゅっ



    66: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:09:02 ID:pcD
    P「きょ、響子?そんなにくっつかれると…その…」ムニュ?

    P(腕にや、柔らかいものが…響子って、結構大きいよな…)ドキドキ

    響子「さ、さあっ、早く行きましょうっ///い~ぱい、おもてなし、してあげますからっ///」グイッ グイッ

    P「あ、慌てないで!わ、わかったから!な?」ムニュムニュ?

    67: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:09:21 ID:pcD
    志希「わ~お、響子ちゃんだいた~ん♪あたしたちもする?」ぎゅっ

    志希P「ええい!引っ付くな仕事にならないだろうっ///」ムニュ?

    志希「ん~?キミ、もしかして照れてる~?」うりうり

    志希P「照れてないっ!」ウガ―!

    68: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:09:52 ID:pcD



    P「恋しちゃいますよっ!!」クワッ

    ちひろ「……へえ」

    P「あんな無防備にくっついてきて、おまけに手作り弁当ですよ!?学生時代なら間違いなくそのまま告白、玉砕していたところですっ」

    69: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:10:16 ID:pcD


    響子「今すぐしてもいいですよっ、受け入れ準備は万全ですっ」にへら~

    美穂「うわ~、響子ちゃん凄い…!」ドキドキ

    卯月「…」ドキドキ


    70: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:10:39 ID:pcD
    ちひろ「告白…したことあるんですか?」

    P「あるわけないじゃないですかっ、彼女たち以上に可愛い子なんて、この世界に存在しませんっ!!!」クワッ

    ちひろ「えぇ…」

    P「次は美穂なんですけど…」

    71: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:11:01 ID:pcD
    ~ケース2 美穂~
    P「あ~疲れた体にコーヒーの苦みが染み渡る…」ずずず

    美穂「お、お疲れ様です。プロデューサーさん」

    P「ああ、美穂か。お疲れ」

    美穂「今日は…そのぉ…クッキーを作って来たんですっ、よかったらどうぞ」



    72: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:11:25 ID:pcD
    P「おおっ、もしかして手作りかっ!ありがとう、ちょうど甘いものが食べたいと思っていた所だったんだよ~」

    美穂「ふふっ、今回のは自信作なんですよっ」ゴソゴソ

    P「おお~では早速…」

    美穂「あっ、まだダメっ」ヒョイ

    73: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:11:46 ID:pcD
    P「へ?なんでさ」

    美穂「よ、よ~し」ボソッ

    美穂「はい、プロデューサーさんっ、あ~ん///」スッ

    P「えっ、それは…」

    74: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:12:10 ID:pcD
    美穂「…あ~ん!!」ズイッ

    P「じ、自分で食べれるって」

    美穂「……食べて…くれないの…?お兄ちゃん…」グスッ

    P「!?……ゴフッ」バタン

    美穂「ぷ、プロデューサーさん!?」アセアセ

    75: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:12:36 ID:pcD
    芳乃「…ほー」

    芳乃P「お~い、そろそろ行くよ~」

    芳乃「そなたー?」

    芳乃P「今日もよく頑張ったね、スタッフの方たちも褒めていたよ。何かご褒美でもあげないとね」



    76: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:13:00 ID:pcD
    芳乃「ならばーわたくし、かれーせんべいが食べたいのでしてー」

    芳乃P「カレーせんべい?近くに売ってたかな…」

    芳乃「おねがいー、お兄ちゃんー、でしてー///」

    芳乃P「しょうがないなぁ、わかったよ、一緒に買いに行こうね」なでなで

    芳乃「…むー」

    77: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:13:21 ID:pcD



    P「お兄ちゃん呼びはヤバいっ!!」クワッ

    ちひろ「…はぁ」

    P「お兄さん呼びも好きだったけど…お兄ちゃんはダメだ!キュン死してしまうっ」


    78: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:13:44 ID:pcD


    響子「美穂ちゃんが妹…アリですねっ」キラーン

    美穂「わ、私の方が年上だよ!?」ガーン

    卯月「……」ドキドキ


    79: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:14:21 ID:pcD
    ちひろ「……お、お兄ちゃん///」

    P「へ?ちひろさん、僕より年上じゃないですか」キョトン

    ちひろ「……………」

    P「卯月の場合はですね…」



    80: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:14:42 ID:pcD
    ~ケース3  卯月~
    P「あ゛~肩がこる~」ポキポキ

    P「やっぱり、長時間のデスクワークはキツイな…」

    卯月「プロデューサーさんっ」

    P「あれ、卯月?どうしたの」

    81: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:15:13 ID:pcD
    卯月「お疲れのようですねっ、一緒に休憩室で休みませんか♪」

    P「そうだな~よし、少し休憩するか」

    卯月「よかったらマッサージでもしましょうか?私、得意なんですっ」

    P「えっ、担当アイドルにマッサージさせるなんてダメだと思うんだが…セクハラにならない?」

    82: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:15:39 ID:pcD
    卯月「プロデューサーさんはいつも私達の為に頑張ってくれているんですから、全然大丈夫ですっ」グイッ グイッ ガチャ

    P「え、わぶっ」ドスン

    卯月「は~い、横になってくださ~い♪背中の方からマッサージしていきますよ~」

    P「ちょ、待って待って」

    83: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:16:15 ID:pcD
    卯月「島村卯月っ、頑張りますっ」ノシッ

    P「!!!?」

    P(う、卯月の、柔らかい腕が胸が太ももがぁ…!)

    卯月「凝っているところはここですか~」ムニムニ

    P「はうっ」ビクッ

    84: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:16:30 ID:pcD
    卯月(プロデューサーさん…悦んでくれてる…気持ちいいんだ?)ゾクッ

    P「あひィ」ビクビクッ

    85: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:16:50 ID:pcD
    琴歌「ちょっと夕美さんっ、あんなことまでプロデューサー様にしたんですかっ///」もじもじ

    夕美「し、してないよぉ!!私がしたのは肩もみだけで///」もじもじ

    美波「…んっ………」ムラムラ

    同僚P「お前たち、休憩室の前で何してるんだ…?」



    86: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:17:10 ID:pcD
    琴歌「ぷ、プロデューサー様…///」

    夕美「え、え~と///」

    美波「ハーッ?ハーッ?」ムラムラ

    同僚P「お、おい大丈夫か?美波の様子が変なんだが…」

    87: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:17:27 ID:pcD
    美波「美波、イキます!」ガバッ

    同僚P「は!?ぎゃあああああああああ」

    夕美「美波ちゃん!?さすがにそれはダメだよっ!!!」ダッ

    琴歌「プロデューサー様LOVE条例第六、過度な接触を禁ず。ですわよー!!!」ダッ

    88: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:18:00 ID:pcD



    P「ホント…死ぬかと思った…」

    ちひろ「だ、大丈夫だったんですか…?」

    P「休憩室の外で騒ぎが起きて何とか…」

    ちひろ(というか、コレ、単なる惚気話じゃ…?)

    P「たたでさえみんな可愛いのに、あんな事されたら、心臓がドキドキして仕事にならないですよ…」

    89: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:18:28 ID:pcD


    響子「卯月ちゃんっ!?そんなことまでしたのっ///」

    美穂「はうっ///」

    卯月「…」カオマッカ


    90: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:18:53 ID:pcD
    P「でも…彼女たちは僕のことを思ってしてくれているんです…それを無碍にはできないし…」ウーン

    ちひろ「…すこし前まで、プロデューサーさん、本当に忙しそうにしていたからです。休みもろくに取らずに無理していたじゃないですか…彼女たちも、ずっと心配していたんですよ?」

    P「はい、本当に優しい子たちです。僕にはもったいないくらいですよ。彼女たちのようなアイドルをプロデュースできて、僕は宇宙一の幸せ者です」グスッ

    P「彼女たちの為なら、休みの一つや二つ、どうってことないですよ」

    P「大切な青春の時間を分けて貰っているんです。彼女たちには全力でアイドルを楽しんでもらいたい…」

    91: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:19:07 ID:pcD


    響子「グスッ、プロデューサーさあん…私もプロデューサーさんと一緒にアイドルできて、幸せですっ」グスッ

    美穂「な、なんだか浮かれていた自分が恥ずかしくなってきたかも…」カアァ

    卯月「うわああああああん!ふ゛ろ゛て゛ゅ゛ーさ゛ーさ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!こ゛め゛ん゛な゛さ゛い゛い゛」ウエーン




    92: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:19:55 ID:pcD
    P「それに、最近、休日にしっかりリフレッシュできていますよ。公園で知り合った子なんでけど、その子と過ごす時間が癒しになっているんです」

    ちひろ「…え!?だ、誰ですか!?」

    P「水本ゆかりっていう子なんですけどね。フルートの演奏が上手で、音楽を通じてたくさんの人に幸せを届けることができる素敵な子なんですよ」

    P「今度の休日、僕の思いを伝えようと思っています。彼女なら、きっと輝けるはずです」

    93: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:20:27 ID:pcD


    響子「」ピクッ

    美穂「?」ピクッ

    卯月「」ピクッ

    卯月(そ、そんな…!このままじゃ…!)

    響子(プロデューサーさんを取られちゃうっ!)

    美穂(あれ?たくさんの人に幸せを届ける…?きっと輝ける…?それって…)

    94: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:20:52 ID:pcD
    響子「…二人とも…作戦βに移行するよ…!」メラメラ

    卯月「はいっ!!最後まで諦めませんっ」メラメラ

    美穂(う~ん、もしかして、プロデューサーさんに好きな人がいるっていうのは、私達の勘違いで、本当は…)

    響子「美穂ちゃん!作戦会議、やるよっ」ガシッ

    卯月「美穂ちゃん!一緒に頑張ろうねっ」ガシッ

    美穂「あっ、ちょっ、ちょっと待って、引っ張らないで~」ズルズル


    95: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:21:33 ID:pcD
    ちひろ「…その子のこと、好きなんですか…?」

    P「はい?あ、違います違います!アイドルになってほしいと伝えるつもりなんです」

    ちひろ「…よかった~、プロデューサーさん、紛らわしい言い方をしないでくださいよ…」へなへな

    P「えぇ…普通そうは考えないでしょう…僕、プロデューサーですよ?」

    ちひろ(うう…なんだか、プロデューサーさんの鈍感ぶりにいつも振り回されている気がするわ…)

    P「?」

    96: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:22:09 ID:pcD
    ~休日 公園(アイドルサイド)~
    卯月「響子ちゃん、本当にこの公園で合ってるのかな?」ガサガサ

    響子「はいっ、藍子ちゃんから詳しく聞きましたから!入口はここしかないみたいですし」ガサガサ

    美穂「う~ん…」ガサガサ

    97: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:22:55 ID:pcD
    スケジュールを調整して、プロデューサーさんの休日と休みが重なるようにした私達。
    茂みに身を隠し、プロデューサーさんが公園に訪れるのを、今か今かと待ちわびていました。
    正直、プロデューサーさんに好きな人がいるという話には半信半疑になっていましたが、熱くなっている二人を放っておくこともできず、一緒についてくることにしました。
    プロデューサーさんに直接聞けば、すぐに分かることなんですが、可能性は0%じゃないわけで…次の日、また次の日と先延ばしにしていた結果、とうとう休日になってしまいました。



    98: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:23:19 ID:pcD
    卯月「あっ、来たよ!プロデューサーさん!」

    響子「えっ、どこどこ?」

    美穂「! いた!」

    入口の方に目を向けると、普段着のプロデューサーさんが歩いてくるのが見えました。

    99: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:23:45 ID:pcD
    卯月「プロデューサーさんがスーツ以外の服を着ているの…初めて見た…」

    響子「今日はああいう服装をしているんだ…スーツ姿もピシッとしていてカッコいいですけど、やっぱり落ち着いた普段着もいいですね…」

    美穂「あっちの方へ行くみたいだよ、見つからないように付いていこう!」

    100: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:24:33 ID:pcD
    プロデューサーさんの後を付けていくと湖の傍にでました。
    そこには一人の女の子が…あの子が水本ゆかりちゃんでしょうか?

    P「~~」

    少女「~~♪」

    101: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:24:50 ID:pcD
    卯月「あの子が例の…」

    美穂「二人とも、楽しそうだね…」

    響子「……いいなぁ」

    仲の良さげな二人の姿を見ていると、やっぱり不安になってきます。



    102: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:25:13 ID:pcD
    P「~~」

    少女「~~?」

    P「~~~」スタスタ

    少女「~~!」

    103: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:25:53 ID:pcD
    卯月「あっ!プロデューサーさんがあの子に向かって近づき始めました!」

    美穂「…!」

    響子「………っ」ギュッ

    一歩、また一歩とプロデューサーさんは女の子に近づいていきます。
    こころなしか、女の子の顔も赤くなっている気がします。まさか…本当に…!

    104: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:26:10 ID:pcD
    響子「だめ…」ボソッ

    美穂「…えっ?」

    響子「だめーーーーーー!!!」ダッ

    卯月「きょ、響子ちゃん!?わ、私もっ」ダッ

    105: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:26:34 ID:pcD
    ~休日 公園 (Pサイド)~
    P「さて、公園に着いたぞ」

    休日、水本さんをアイドルにスカウトするため、僕は公園に来ていた。

    106: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:26:51 ID:pcD
    P「う~ん、断られたらどうしようか…」

    自分で言うのもなんだけど、ある日突然プロデューサーだと打ち明けられて、スカウトしてくる男性って、怪しくないだろうか。今更になって不安になってきた。

    P「まぁ、どうとでもなるか!」

    誠心誠意思いを伝えれば、きっと理解してくれるはずだ。僕は覚悟を決めていつもの場所へ向かって歩き始めた。

    107: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:27:32 ID:pcD
    P「お~い!水本さ~ん」

    ゆかり「あっ…Pさん!お久しぶりです♪」ぱああ

    P「良かった、2週間ぶりだったから、会えるか不安だったんだ」

    ゆかり「私の方こそ、しばらく会えなかったから…少しだけ、寂しかったんですよ…?」シュン

    P「うっ、ごめん。ちょっと色々あってね」アセアセ

    ゆかり「…ふふっ♪ いいえ、またこうやって、会いにきてくれたんですから…それだけで、私は…///」



    108: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:27:58 ID:pcD
    P「…水本さん。今日は君に、大切な話があるんだ」

    ゆかり「大切な…話…?」

    P「君に…僕の思いを聞いて欲しい」スタスタ

    ゆかり「えっ…!」ドキッ

    109: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:28:17 ID:pcD
    P「水本さん。僕と…」

    ゆかり「…」ドクン ドクン

    P「トップアイド 響子「だめーーーーーー!!!」へっ!?」

    ゆかり「!?」

    110: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:28:39 ID:pcD
    響子「一人の男として、私がステージの上で輝く姿を見届けたいって…ずっと傍にいて欲しいって言ってくれたじゃないですかぁ!!」ぎゅっ

    P「きょ、響子!?ど、どうしてここに!?」

    卯月「そうですよっ!ありのままの私がいいって…ずっと傍にいてくれるって、約束したじゃないですかぁ!!」ぎゅっ

    P「卯月!?一体何がどうなって…?」

    美穂「はぁはぁ…二人とも、待って~」

    P「美穂まで!?なんで3人揃ってここにいるんだ…?」

    111: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:29:07 ID:pcD
    響子「プロデューサーさんがっ、告白するって聞いて、私…もう居ても立っても居られなくて…私っ、プロデューサーさんが遠くへ行ってしまうなんて…そんなの嫌ですっ!ずっとあなたの傍にいたいんですっ」ぎゅっー

    卯月「プロデューサーさんっ!一緒にトップアイドルを目指そうって…舞踏会へ連れていていくって約束してくれましたよね!?私、プロデューサーさんと一緒にしたいこと、まだまだたくさんあるんですっ、見捨てないでください~」ウエーン

    P「二人とも…何を言ってるんだ…?もう何が何だか…」

    112: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:29:33 ID:pcD
    美穂「その…プロデューサーさんに好きな人がいて、次の休日に想いを伝えるって聞いて…それで、私達、止めにきたんです」

    P「好きな人!?ええっと、たしかに思いを伝えるとは言ったけど、別にプロポーズをしにきたわけじゃないぞ!?」

    響子「ふえっ?」グスッ

    卯月「…はえ?」グスッ

    美穂「…ほっ」

    113: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:29:55 ID:pcD
    P「水本さんとは、そういう関係じゃ…なっ、水本さん?」

    ゆかり「愛の告白じゃ…なかったんですか…」シュン

    P「ええっ…?」

    響子「ううううう~プロデューサーさんの鈍感!女たらしっ!おたんこなすっ!!」ギュゥー

    P「」ガーン

    美穂「あわわ、響子ちゃん!?ストップストップ!!プロデューサーさん、ショックで息してないっ」



    114: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:30:23 ID:pcD


    ゆかり「346プロ 第1芸能課所属 シンデレラプロジェクト企画担当……芸能事務所のプロデューサーだったんですか…?」

    P「いや、最初の頃は、本当にオフのつもりで楽しんでいたんだ。でも、水本さんの演奏を聴いていくうちに、この子なら、きっと、たくさんの人に幸せを届けることができるって…アイドルとして、ステージの上で輝かせてみせたいって、そう思うようになったんだ」

    ゆかり「私が…アイドル…?」

    P「突然の話で、戸惑ってしまうかもしれない…でも、君に魅力を感じたっていうのは、嘘偽りのない、僕の本心なんだ」

    115: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:30:46 ID:pcD
    響子「いつも、こうやって女の子を口説いていたんですか…」ジトー

    P「うぐっ」ズーン

    美穂「きょ、響子ちゃんっ、気持ちは分かるけど、今は抑えてっ、ねっ?」アセアセ

    響子「プロデューサーさんが、いつも私達のことを大切に思ってくれていることはちゃんと分かってますっ。でも…理屈じゃないんですっ」プンプン

    116: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:31:07 ID:pcD
    卯月「あの~ゆかりちゃん…でしたよね」

    ゆかり「は、はい…」

    卯月「ゆかりちゃんの持っているその楽器…たしか、フルート…でしたよね。もしかして、いつも休日にプロデューサーさんと会っていたのって…」

    ゆかり「はい…私、幼い頃からフルートをやっていまして。時々、Pさんに聴いて貰っていたんです」

    117: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:31:27 ID:pcD
    P「ああ、彼女の演奏は本当に素晴らしいんだ。優しくて、穏やかな音色で…聴いているだけで、心が癒されるんだよ」

    ゆかり「あの…もしよろしければ、皆さんにも私の演奏、聴いて貰えないでしょうか…?」

    卯月「え?いいんですか!?」

    ゆかり「はい…一人でも多くの人に音楽を届けたい…それが、私の望みですから…♪」

    118: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:31:49 ID:pcD


    水本さんがフルートを構え、穏やかな音色が流れ始める。彼女の奏でる美しい旋律に、皆心を奪われていた。

    ゆかり「~~~♪」

    響子「…綺麗な音ですね…」

    P「ああ…本当に…」

    美穂「素敵な曲ですね…♪」

    卯月「何だか、身も心も癒されていく気がします…」

    119: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:32:13 ID:pcD
    ゆかり「~~~~~♪……ふぅ…」

    ゆかり「皆さん…ご清聴、ありがとうございました」ペコリ

    パチパチパチ パチパチパチ



    120: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:32:28 ID:pcD
    卯月「素敵な演奏でした~」

    響子「とても良かったです!何だか、心洗われた感じがしますっ」

    美穂「凄いなあ…私、リコーダーくらいしか吹けませんよ!」

    ゆかり「ふふっ、ありがとうございます…♪」

    P「う~ん、やっぱり良いなあ…」

    121: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:32:53 ID:pcD
    ゆかり「あの…Pさん…私、アイドルの話、お引き受けしようと思います」

    P「え、いいの?」

    ゆかり「はい、アイドルになれば、きっと、新しい世界が見えてくると思うんです…光に満ちた音楽の世界へ、連れていって…くれますか?」

    P「ああっ、勿論!」

    122: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:33:48 ID:pcD
    ゆかり「では、改めて…水本ゆかりと申します。幼少の頃からフルートをやっていましたので、吹奏楽のステージなら経験があります。でも歌の方は、まったくの未経験で…。一から教えていただけますか、プロデューサーさん?」

    123: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:34:47 ID:pcD
    こうして、水本さん…ゆかりは346プロ 第1芸能課にアイドルとして所属することになった。
    ゆかりをアイドルとしてプロデュースすることを認めてもらうために、彼女の家を訪れた際、男女の仲であると勘違いされ、ゆかりの父親は激怒、母親には結婚予定日を聞かれたりとそれはもう大変だった。
    でも、最終的には、なんとか認めてもらえた。本当に良かったぁ…
    そして月日が流れ…

    124: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:35:13 ID:pcD
    ~デビューライブ後 346プロ 第1芸能課~
    ゆかり「すぅ…すぅ…」

    P「ゆかりー?お~い、起きろー」ゆさゆさ

    ゆかり「…ん、ふわぁ…はれ…?プロデューサーさん…?どうして、プロデューサーさんが私の部屋に…?」

    P「こらこら、何寝ぼけてるんだ。ここ、事務所だぞ」

    125: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:35:32 ID:pcD
    ゆかり「ふえ……?あら?もしかして私、眠ってしまっていましたか…?」

    P「うん、それはもうぐっすりと」

    ゆかり「あ、あら///すみません…!普段は居眠りなんてしないのですが…はしたないですね…///」

    P「いやいや、ゆかりの可愛い寝顔を見ることができて、役得だったよ!」



    126: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:35:48 ID:pcD
    ゆかり「も、もうっ…プロデューサーさんっ!からかわないでくださいっ///」ペシペシ

    P「ははは、ごめんごめん」

    P「今日はデビューライブお疲れ様。どうだった?初めてのライブは」

    ゆかり「はい…とっても、楽しかったです…!私、ようやく、アイドルの一員になれたんですね…」

    127: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:36:13 ID:pcD
    ゆかり「私、両親から…特に父からはずっと、清楚であれと教えられてきました。だから…アイドル衣装のようなかわいい恰好にずっと憧れていたんです。その夢を、今日ようやく叶えることができました」

    ゆかり「これもすべて、プロデューサーさんがあの日、あの場所で、私を見つけてくれたおかげです。本当に…ありがとうございます」

    128: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:36:49 ID:pcD
    P「それはこっちの台詞さ!あの日、フルートの綺麗な音色が聞こえたから、君を見つけることができた…ゆかりの、音楽を通じてみんなに幸せを届けたいっていう想いが、僕たちを引き合わせたんだ!」

    ゆかり「プロデューサーさん…」

    129: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:37:03 ID:pcD
    P「ゆかり。君に出会えて、本当に良かった」

    130: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:37:22 ID:pcD
    ゆかり「…プロデューサーさんっ…!」ガバッ

    P「へ!?」ビクッ

    ゆかり「嬉しい…プロデューサーさんも、私と同じ気持ちだったんですね……」ぎゅっ

    P「ゆ、ゆかり?その…さ、信頼してくれているのは嬉しいけど…そんな簡単に男に抱きついちゃダメだって、男は単純な生き物なんだから、勘違いさせてしまうぞ」ドキドキ

    ゆかり「ふふふ…プロデューサーさんの言う事なら、何でも聞けそう…」ドキン ドキン

    P「え、え~と…」アセアセ



    131: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:37:44 ID:pcD
    ガチャ

    響子「ゆかりちゃーん!ライブ、すっごく素敵だったよ!私、感激しty……えっ」

    卯月「ステージの上で歌うゆかりちゃん…とっても綺麗で…私も負けていられm……へ?」

    美穂「ゆかりちゃん!お疲れさまっ。最高のデビューライブだっt…あっ」

    P「」ダラダラダラダラ

    132: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:38:03 ID:pcD
    響子「……………………うううう」

    卯月「……………………むー」

    美穂「プロデューサーさん……またですか」ジトー

    P「ちょ、ちょっと待って!これはちがっ」

    133: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:38:49 ID:pcD
    響子「プロデューサーさんのバカー!また他の女の子とイチャイチャしてー!!!!!」 ガバッ ぎゅっ

    卯月「ズルいですー!私のことも抱きしめてくださいー!!!!!」 ガバッ ぎゅっ

    P「ちょ、そんな一気に…ダメだって!た、倒れる…!た、助けてくれ!美穂!」オロオロ

    美穂「…………お兄さんのことなんて知りませんっ」ツーン

    P「そ、そんな!?美穂ちゃん!?」ガーン

    134: ◆UpHOrkEMJ2 2018/09/19(水)23:39:10 ID:pcD


    プロデューサーサン!ヨソミシチャイヤデス!!ワタシノコトダケヲミテクダサイッ
    プロデューサーサンッ、モットダイテクダサ~イ!
    フフフ、プロデューサーノカラダ、アタタカイ…
    ミ、ミンナ!トリアエズイッタンハナレテ!ナ?
    ダメデスッ 
    イヤデス! 
    ゼッタイニハナシマセン…♪
    ベツニ…ウラヤマシクナンテ…ナイモン

    夕美「めでたしめでたし、だねっ」

    ちひろ「事務所でイチャつかないでください…」しくしく

    終わり



    引用元: モバP「癒しの休日」ゆかり「ふふっ…♪」

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