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    西住まほ「ようこそ黒森峰へ」

    1: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:05:17.50 ID:OqQtPs9n3 BE:2546283593-2BP(0)
    まほ「やぁ秋山さん。よく来てくれた!」

    優花里「来たと言うか、逸見殿に拉致されたと言うのが正しいと思うんですけど……」

    エリカ「ごめんなさい……隊長には逆らえなくて……」

    優花里「あの……とりあえず拘束を解いて貰えませんか?」

    まほ「直ぐに解いてやるさ。しかしその前に一ついいかな?」

    優花里「なんでしょう?」

    まほ「君は私の妹のみほと仲が良いね? 先ずはお礼を言いたい。いつもみほと仲良くしてくれてありがとう」

    優花里「いえ、そんな……西住殿は大洗を救ってくれた英雄です。それに、だ、大事な……友達ですから!」テレテレ

    まほ「そう言ってくれるか。君達あんこうチーム、そして大洗の皆は黒森峰を去ったみほを救ってくれた。みほだけじゃない、私も君達には感謝している。ありがとう」オジギー

    優花里「あっ! そんな、頭を上げてください!」アタフタ

    まほ「まぁそういう訳でな、あんこうチームにお礼を兼ねてもてなしたいという訳だ。君がその最初の一人という事だ」



    2: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:06:20.02 ID:OqQtPs9n3 BE:4621033777-2BP(0)
    優花里「そうなんですか……でもそんな、私なんて大したことしてないのですが……」

    まほ「いいんだ。なぁエリカ?」チラッ

    エリカ「えぇ、勿論です隊長。さ、拘束を解きますから先ずは御自宅に電話してくださいね」ホドキホドキ

    優花里「え、何でですか?」ジト目

    まほ「泊まっていって貰いたいと思ってな、小梅も君に会いたいと言っているし、折角の歓迎会だ。帰りの時間が……等とは言わせないぞ?」

    優花里「そういうことですかぁ! 了解しました! 少々お待ちを!」ピポパピペー

    エリカ「あ、電話が終わったら携帯はこちらの金庫にお願いします」

    優花里「えぇ……? なんでですかぁ……?」ジト目

    まほ「今回、君の歓迎会は黒森峰の寮内で行われる。その……信用してないとかでは無いんだが、写真を撮られると余り良くない物や資料が置いてある可能性があるんだ。すまないが頼む」ペコリ

    優花里「そういう事ですかぁ! それなら、はい! 逸見殿、お願いします!」サシダシー

    エリカ「すまないわね、お気遣い感謝するわ」ウケトリー ガシャガチャン

    3: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:07:02.61 ID:OqQtPs9n3 BE:1980443737-2BP(0)
    まほ「さぁ、準備は出来たな。ようこそ、黒森峰へ!」バンッ

    小梅「ようこそ黒森峰へ! ここから先は私が案内しますね!」

    優花里「あ、ありがとうございますぅ! 憧れの黒森峰を案内して頂けるなんて嬉しいです!」

    小梅「さぁさぁ先ずは荷物を置きに行きましょうね!」スタスタ

    優花里「はい! では西住殿、逸見殿、お先に失礼します!」スタスタ

    まほ「行ったな」

    エリカ「行きましたね」

    4: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:08:34.55 ID:OqQtPs9n3 BE:1131682526-2BP(0)
    まほ「では、急ぎ大洗の学園艦に戻るぞ」

    エリカ「はい、でも良かったんですか? あの子で」

    まほ「意外か? しかし普段とは逆に甘えたい時もあるんだ」

    エリカ「私は甘やかしたいんですけどね……だからこその沙織さんなんですけど」

    まほ「ふふ……すまないが順番だからな、先に行かせて貰うぞ」ニヤリ

    エリカ「とりあえず行きましょうか。隊長が全てを解放した姿……拝見させて頂きますね!」

    まほ「西住流に後退はない……行くぞ!」



    5: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:09:20.15 ID:OqQtPs9n3 BE:2640590674-2BP(0)
    ーー大洗学園艦ーー

    ババババババババーー

    みほ「あれ……? また黒森峰のヘリだ」

    沙織「ほんとだ。さっきも飛んできてたのにね」

    華「何かあったのでしょうか……」

    麻子「なぁ、それより秋山さんと連絡がとれないんだが……誰か知らないか?」

    沙織「ゆかりんと? そういえばどこ行ったんだろ……」

    6: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:10:05.52 ID:OqQtPs9n3 BE:754455124-2BP(0)
    …………ズーミードーノー

    麻子「ん?」

    ……シーズーミードーノー

    華「あれは……?」

    ニーシーズーミードーノー

    沙織「誰かが手を振って走ってきてるね……」

    華「優花里さんでは?」

    みほ「でもあれ、黒森峰の制服だよね?」

    まほ「にーしーずぅみぃどぉのぉぉッッ!」ドドドド

    沙織「ゆかりんじゃ……ない!」ビクッ

    麻子「あれは……西住さんのお姉さんだ!」ビクッ

    みほ「ほ、ほんとだ……お姉ちゃんだ……」

    まほ「ハァハァ……やっと着きましたぁ……西住殿! 及びあんこうチームの皆さん、不肖秋山優花里! 只今帰参しましたぁッッ!」ビシッ

    7: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:10:26.95 ID:OqQtPs9n3 BE:377227722-2BP(0)
    みほ「お、お姉ちゃん……だよね……?」オソルオソル

    まほ「違うんです! 私、気づいたらまほさんの身体になっててぇ……それで私……怖くて……怖くてぇ……」エグッエグッ

    みほ「え、えぇ……? 優花里さんなの?」

    まほ「はいぃ……私、秋山優花里ですぅ……み、皆さん……信じてくださいぃ……」エグッエグッ

    麻子「俄には信じられん……秋山さんの身体は何処へ行ったんだ?」

    まほ「黒森峰の学園艦です……私の身体に入ったまほ殿は何やらお忙しいそうで、兎に角暫く身体を貸してほしいと言われました……」シミジミ

    麻子「まぁ西住さんのお姉さんも責任ある立場だからな。納得も出来るが……しかしこんな事ありえるのか?」ジト目

    エリカ「あ、いた! こらぁぁ! 秋山ぁ! 隊長の身体で好き勝手するんじゃないわよッッ!」バタバタ

    8: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:11:04.47 ID:OqQtPs9n3 BE:1980443737-2BP(0)
    みほ「あ、エリカさん……」

    エリカ「う……みほ……」アトズサリ

    まほ「逸見殿! すみません、西住殿を見たら身体が勝手に動き出してしまいまして……」テレテレ

    エリカ「動き出してぇ、じゃないわよ! あんた分かってんの!? その身体はね、戦車道の至宝とも言える西住まほ隊長の身体なのよ!」ガミガミ

    エリカ「無傷で、絶対に無傷で守り抜きなさいよ! 傷でも付けたらあんたの身体無茶苦茶にしてやるんだから!」ガミガミ

    まほ「無茶苦茶って何する気ですかぁ、逸見殿ぉ」ジト目

    みほ「エリカさん……」ジト目

    沙織「エリリン……」ジト目

    エリカ「エリリン言うな! あーもう、兎に角気を付けなさいよ!」

    まほ「りょ、了解しました」ビシッ

    エリカ「そういうのも止めなさい! もっと丁寧に扱え!」



    9: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:12:01.07 ID:OqQtPs9n3 BE:1980443737-2BP(0)
    みほ「まぁまぁエリカさん。優花里さん……なんだよね?」

    まほ「はいぃ! 西住殿の愛犬、秋山優花里でありますぅ!」ハッハッハッハッ

    みほ「愛犬!? な、何を言ってるの優花里さん!」アタフタ

    エリカ「そういうのも止めろぉ!」

    華「まぁまぁ、皆さん落ち着いてください」

    華「それで、これからどうするんです? まさかまほさんのお身体で優花里さんの自宅に帰るわけには行きませんよね?」

    まほ「は、はいぃ……一応、まほ殿が私の身体を使って自宅には連絡しておいたので、どなたか泊まらせて貰えるとありがたいのですが……」

    麻子「口裏は合わせてあるのか、それなら時間は稼げるな」

    エリカ「別に私がこの駄犬を持ち帰ってもいいのよ?」

    みほ「あ、あの! 私が優花里さんを預かります! 私の部屋なら、お布団も二組あるし、それに優花里さんとはいえ、お姉ちゃんの身体だから……」

    まほ「西住殿ぉ! ありがとうございますぅ! このご恩は一生忘れません! 今夜身体で返しますぅ!」ドゲザー

    10: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:12:42.35 ID:OqQtPs9n3 BE:1508908782-2BP(0)
    みほ「ううん、いいの。優花里さんにはいつもいっぱいお世話になってるもん。それに、友達だもん。助けるのは当たり前だよ!」

    まほ「西住殿ぉ……」ウルウル

    みほ「そうと決まったら色々買いに行こ、優花里さん!」

    華「一件落着ですわね」ウンウン

    麻子「根本的な部分以外はな」

    沙織「はぁ……みぽりんのお姉さんは大丈夫かなぁ」

    エリカ「それじゃ私は黒森峰に帰るわね。隊長のサポートをしなきゃならないから」

    まほ「逸見殿にもお世話になりました。私の身体と西住殿のお姉さんにもよろしくお伝えください!」フカブカー

    まほ「あと……」コソッ

    まほ(誰が駄犬だっ!)ツネリィッ

    エリカ(きゃいんっ! すみませんっ!)イテテテ

    11: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:13:33.51 ID:OqQtPs9n3 BE:4243806195-2BP(0)
    エリカ「さ、さよならー」スタタタ

    みほ「じゃあ行こっか!」

    まほ「はい! 行きましょう!」ウデグミー

    みほ「もう、優花里さんたら! 今日は大胆だよぉ!」ウデグミー

    まほ「ひゃっほぉぉぉっ最高だぜぇぇぇーーーー!!」

    麻子(秋山さん、いつもなら腕組みなんてしないのに……やっぱり不安なのかな)ウーン

    華「さぁ皆さん、お買い物ついでに何か食べましょう?」

    沙織「また体重増えそう……やだもー」

    麻子「そこは自制しろよ!」

    12: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:14:12.65 ID:OqQtPs9n3 BE:2263364238-2BP(0)
    ーーー黒森峰学園艦ーーー

    優花里「いや~流石黒森峰ですね。戦車マニアには堪りませんなぁ」フガフガ

    優花里「パンターにヤークトティーガー、マウスにエレファント……小梅殿、一台持って帰れませんか?」チラッ

    小梅「良い訳ないでしょ! 総動員しても大洗に勝てなかったのに……しかも来年は西住隊長も卒業しちゃうのよ」

    優花里「卒業ですか……私達も色んな人達が卒業してしまいます……」

    優花里「来年は新入生か新しく戦車道を受講してくれる方が居ればいいのですが……」

    優花里「あっ! あの戦車の陰で隠れてる方たち……キ、キスしていませんかぁ!?」ビクッ

    優花里「あわわ、あれ、あれはまた随分と濃厚な……」アタフタ

    小梅「あぁ、うちではよくいますよ。大洗にはああいうカップル少ないの?」



    13: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:14:41.69 ID:OqQtPs9n3 BE:3395045849-2BP(0)
    優花里「あり、あ、ありませんよぉ! 少なくとも戦車道の仲間達には居ません!」マッカッカ

    小梅「そうなの? どこの戦車道も同じかと思ってた。優花里さん、顔……真っ赤よ?」ニコリ

    優花里「そそそそれはな、慣れていませんもので……ハイ……」マッカッカ

    小梅「そうなんだ、ほら見てみて優花里さん。あの人達、私達に気付いてないのかな? 二人の手が……」

    優花里「た、ただだだ爛れているでありますぅ! 総員撤退! 戦略的撤退ぃ!」タタタタ

    小梅「逃げちゃった……可愛い子」フフ

    優花里「いけません、いけませんよあんなこと……って至るところにカップルが……」アゼン

    優花里「ここ、女学園ですよね? も、もしかしたら私が知らないだけで、大洗の皆さんも……」アワワワワ

    優花里「戦車道に関わるまでは完全にボッチ体質だった私はもしかしたら大洗の爛れた学園生活に気付いていなかっただけなのでは……?」アワワワワ

    優花里「考えてみれば生徒会の三人はいかにもという感じですし、レオポンチームは乱れていてもおかしくはない。カバさんチームは誰かの三突が……いけません、これ以上はいけません」アワワワワ

    14: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:15:17.59 ID:OqQtPs9n3 BE:943068252-2BP(0)
    エリカ「ちょっと、こんなところで何やってるのよ」

    優花里「あ、逸見殿。すみません……カップルから逃げていたらいつの間にか迷ってしまって……」ウツムキー

    エリカ「カップルから? そんな事無理に決まってるでしょ! あいつらそこら中にいるんだから……鬱陶しい!」プンプン

    優花里「これは学園も容認しているのでしょうか? 少し黒森峰が心配です……」

    エリカ「学園がっていうより、西住流が黒森峰の戦車道に関与するようになってからって聞いたことがあるわ」

    優花里「に、西住流がですか!?」

    エリカ「えぇ、狙いは同戦車内、または同チーム内に於ける仲間意識の向上と聞いたわ」

    エリカ「つまり、愛している人を守りたい。愛している人に格好良い所を見せたいという意識を持たせて、戦車道の練度を上げるためね」

    優花里「成る程……戦争でも実際にゲイカップルだらけの軍が戦果を挙げていましたから……狙いは解ります……」

    優花里「でも流石にこれは生活が乱れすぎですよ! カップルだらけじゃないですか!」

    エリカ「乱れてようが、爛れていようが結果が出ていれば誰も文句言わないわ。それが黒森峰よ」ドヤァ

    15: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:15:50.80 ID:OqQtPs9n3 BE:2829204465-2BP(0)
    優花里「それでも、その、やっぱりああいうことは男性の方とするべきですよぉ」マッカッカ

    エリカ「ん? あんたってみほとできてるんじゃないの?」

    優花里「な、なんでそうなるんですか!? 西住殿は勿論、尊敬する人であり、とても大切な友人です! ですがそういう事は一切無いです!」アタフタ

    エリカ「え!? ……本当に?」真っ青

    優花里「当たり前じゃないですか。西住殿は少しスキンシップが激しいだけで、普通の女の子(軍神)ですよ」

    エリカ(やらかしたぁ……隊長……生きて帰ってきてくださいね……)真っ青

    エリカ「そ、それよりそろそろ戻りましょ。今日は黒森峰の隊員カレーをご馳走するわ。ハンバーグ付きで!」

    優花里「本当ですか!? あの西住まほ殿を唸らせたと言われる黒森峰の隊員カレー、楽しみです」ニコニコ

    エリカ「……ところで沙織さんはみほとできてないの?」チラッ

    優花里「そのような話は聞いたことがないですね。どっちかというと、武部殿は冷泉殿や五十鈴殿との方がありそうな気がしますが……」

    エリカ「そっかぁ……残念……」

    エリカ(沙織さんになってみほを思い切り甘やかそうと思ったんだけどな……)



    16: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:17:33.81 ID:OqQtPs9n3 BE:3017818548-2BP(0)
    ーーー大洗学園艦ーーー

    みほ「優花里さんっ! 今日は何が食べたい?」ウデグミー

    まほ「西住殿ぉ、本日はカレー等はいかがですか? 黒森峰では金曜日と言えばカレーの日と以前教わった事があります。本日ぐらいはそれに倣っても良いかと……」ウデグミー

    みほ「あ、そういえば黒森峰ではそういう制度あったね! お姉ちゃんが作った制度なんだけど、優花里さんもよく知ってるね!」ウデグミー

    まほ「それはもう我々戦車マニアでは有名ですよぉ、あのまほ殿を唸らせる黒森峰カレー、一度食べてみたいものです!」ウデグミー

    沙織「うーん、何か二人の世界って感じだね」テクテク

    華「仲睦まじくてよろしいじゃありませんか。今日は優花里さんも乗り気のようですし」テクテク

    麻子「秋山さん……いつもは上手くかわすのにな」テクテク

    沙織「まぁいいじゃん! 私達も腕組んでみよっか! いつかのための練習になるかも!」

    華「来るといいですね……」遠い目

    17: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:18:11.57 ID:OqQtPs9n3 BE:1697523236-2BP(0)
    沙織「来るもん! ほら麻子!」ガシッ

    麻子「うわっ! 止めろ!」ジタバタ

    華「なら此方側はお任せください」ガシッ

    麻子「うわあぁぁーー……」ノビー

    沙織「持ち上がっちゃったよ。麻子、軽すぎない?」カルガルー

    麻子「ぐおぉぉーー、お前ら主体で腕組むと身長が違うからこうなるに決まってるだろぉぉーーおろせーー!」ジタバタ

    沙織「それならどうやって組むの? 麻子、教えてよ」オロシー

    麻子「それはこうやって……背の低い側が寄り添うように……」ウデグミー

    華「あらあら」ウデグミー

    18: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:18:56.14 ID:OqQtPs9n3 BE:565841232-2BP(0)
    沙織「へーなるほろー」ウデグミー ニヤニヤ

    麻子「っておい、離せ! 歩きづらいだろ!」ウデグミー

    沙織「えー、麻子ったら自分でしてきたんじゃーん」ウデグミー ニヤニヤ

    華「麻子さん……嵌められましたね」ウデグミー ニヤニヤ

    麻子「うっくそぉ……取れない……」ウデグミー

    華「あっ、もしかしてハメるのはこれからですか?」ウデグミー ニマニマ

    沙織「そこまではしないよ!」ウデグミー



    19: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:20:37.04 ID:OqQtPs9n3 BE:5092567496-2BP(0)
    ーーー黒森峰学園艦ーーー

    小梅「優花里さん、はいアーン」

    優花里「こ、小梅殿ぉそんなの恥ずかしいですよぉ……」テレテレ

    小梅「恥ずかしがっては駄目。私は隊長から直々にあなたの事を頼まれたんですもの。その優花里さんに粗相でもあっては隊長の、ひいては黒森峰の恥です。さぁ口を開けて?」アーン

    優花里「ひ、一口だけですよ? 後は自分で食べれますから……」アーン

    小梅「そんな……一口だけだなんて……」オロオロ

    小梅「……これではもう隊長に顔向け出来ません」

    小梅「エリカさん! 私は優花里さんのお世話に不出来があったようなので今から入水自殺します!」

    エリカ「ブフーーーッッ!!」ビチャーッ

    優花里「うわぁっ!」

    エリカ「洒落にならんわ! んもう、吹き出しちゃったじゃないバカ!」ビチャビチャ

    20: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:21:22.37 ID:OqQtPs9n3 BE:1697523236-2BP(0)
    小梅「エリカさん汚い……」

    エリカ「誰のせいよっ! 秋山、別に食べさせて貰えばいいじゃない。そんなにモタモタしてたら折角のカレーが冷めちゃうでしょ!」

    優花里「は、はい! 申し訳ありませんっ!」

    エリカ「……拭くもの持ってくる」スタスタ

    小梅「それじゃ、気を取り直して……あーん」アーン

    優花里「あ、あーん。恥ずかしいぃ……」マッカッカ

    小梅「優花里さんにはこれからじっくり教えてあげるからね、黒森峰の戦車道を……」ボソリ

    エリカ「小梅の奴、一つ貸しなんだから……」テクテク

    エリカ「あーあ、それにしても隊長は大丈夫かしら……でも、上手くいったら……次は私の……」ニシシ

    21: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:22:20.04 ID:OqQtPs9n3 BE:3960886267-2BP(0)
    ーーーみほの部屋ーーー

    みほ「はい、優花里さん。あーん」アーン

    まほ「そんなぁ、食べるのが勿体無い! 西住殿からあーんして頂けるなんて法悦至極、至福の境地ですぅ!」アーン

    みほ「もう! いつまでも西住殿じゃ嫌だな! 今は二人きりなんだよ? みほ……って呼んで欲しいな……」ウワメー

    まほ「えぇーそんな、恥ずかしいですけど……み、みほ……」マッカッカ

    みほ「よく呼べました。ご褒美です、あーん」アーン

    まほ「最高ですぅぅぅぅーーーー!」アーン

    まほ(最高だ。ここは天国、みほヘブンだ。エリカ……私は遂に戦車道を登り詰めたぞ!)

    まほ(秋山さんには悪いが、暫くこのままでも良いな。このいれかえ作戦は大成功だ! やはり秋山さんを選んで正解だった! みほにこんなに甘えても受け入れられて……秋山さん……ありがとう!)

    みほ「あ、指にカレーついちゃった……」

    まほ「直ぐにお拭きしますよ! この秋山優花里にお任せください!」ビシッ

    22: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:24:22.88 ID:OqQtPs9n3 BE:1980442973-2BP(0)
    みほ「ん? 違うでしょ?」

    まほ「え?」

    みほ「ほら……」指突きだし

    まほ「えぇ……?」

    みほ「優花里さんは、私の愛犬なんだよね? そう言ってたもんね? だったら……解るよね?」ジーッ

    まほ(…………良いのか?)

    まほ「……………………ぺろっ」ペロッ

    みほ「良くできました」ニッコリ

    まほ「はい! みほが望むなら、何でもしちゃいますよぉ!」

    みほ「……じゃあ次は……」

    まほ(みほがカレーを指に付けて待っている……)

    23: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:25:17.61 ID:OqQtPs9n3 BE:4621033777-2BP(0)
    みほ「……ここかな?」

    まほ(く、首にカレーを付けた……い、良いのか? 私は今一応秋山さんだぞ? 後々秋山さんが困ることになるんじゃないか?)

    みほ「……愛犬さん? ご主人様が汚れててもいいの?」ウワメー

    まほ「………………今行くわん!」ワオン

    ワオォォォォォォーーーーーーーン バシン! キャイン!

    みほ「……飛びかかるなんて躾のなってない犬だなぁ」ニヤリ

    まほ(え?)

    みほ「ご主人様と愛犬の立ち位置……今夜たっぷり教えてあげるね」ニタリ

    まほ(えぇ……? 何が始まるんですか……?)



    24: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:25:48.41 ID:OqQtPs9n3 BE:1980443737-2BP(0)
    ーーーそれぞれのーーー

    優花里「こ、小梅殿ぉ! そこはレギュレーション違反ですぅ! あ、ダメぇ!」

    小梅「黒森峰の戦車道に禁じ手は無いのよ、優花里さん。……お覚悟を!」

    ーーー夜がーーー

    エリカ「腕とか組めたら嬉しいわよね。膝枕から耳掻き……それに一緒のベッドで、なーんて……」ワニワニ

    ーーーふけていったーーー

    沙織「麻子ったら寝るの早いね」

    華「可愛いではありませんか、寝る子は育つと言いますし」

    沙織「あーあ、そろそろ寝よっか。あ、でも寝る前に私の考えたモテ道でも聞く?」

    華「モテた事の無い方のモテ道にチリ紙一つの価値も無さそうなので寝ますわ。おやすみなさい」スースー

    沙織「早いし酷いよ! ……みぽりん達は大丈夫かなぁ? まぁ明日考えればいっか。おやすみなさーい」スースー

    麻子「…………」スースー

    25: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:26:38.78 ID:OqQtPs9n3 BE:1980443737-2BP(0)
    ーーーそして、夜が空けたーーー

    まほ「はっ! いつの間にか朝日が昇っている……」

    みほ「お姉ちゃん、おはよう!」

    まほ「あぁ、おはよう……?」

    まほ(ん? お姉ちゃん?)

    みほ「もう戻ってるよね? いつまでも優花里さんに迷惑かけちゃ駄目だよ」

    まほ「そ、そうだな」

    みほ「それとも……まだ優花里さんのままなのかな?」ニコリ

    26: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:27:04.66 ID:OqQtPs9n3 BE:754454742-2BP(0)
    まほ「い、いやもう戻りましたであります。大丈夫でありますよみほ殿」ビシッ

    みほ「でも、お互いの意識が入れ替わるなんて奇病、またいつなるか分からないよね?」ニヤニヤ

    みほ「だから、もしまた意識が入れ替わったら……いつ来てもいいからって優花里さんに伝えておいてね。お姉ちゃん」ニヤニヤ

    まほ「……伝えておこう」マッカッカ

    みほ「それじゃお姉ちゃん、朝御飯にしようよ!」

    27: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:28:03.62 ID:OqQtPs9n3 BE:4243806959-2BP(0)
    ーーー後日ーーー

    エリカ「隊長、あの後どうでした?」

    まほ「……みほの方が一枚上手だった。全部バレバレだったらしい」

    エリカ「それってどういう……」

    まほ「全てみほの掌の上だったよ、情けない限りだ」

    エリカ「じゃあ入れ替わり作戦は失敗かぁ……楽しみにしてたのに……」

    まほ「そうでもないさ。みほはこうも言っていたよ、もしまた誰かが入れ替わったりしたら直ぐに頼ってきてねと」

    エリカ「……つまり?」

    まほ「……武部さんの真似でもして訪ねて見れば解る。私は身体中が痛いから今日はもう寝る! おやすみ!」

    エリカ「……?」



    28: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:29:07.17 ID:OqQtPs9n3 BE:5092567496-2BP(0)
    ピンポーン

    みほ「はーい」

    エリカ「……み、みぽりーん! 助けてぇ!」マッカッカ

    みほ「………………いらっしゃい、沙織さん」ニタリ

    29: 以下、VIPがお送りします 2018/09/19(水) 01:32:06.67 ID:OqQtPs9n3 BE:1131681762-2BP(0)
    ありがとうございました

    依頼出しときます

    優花里さんは黒森峰に転校しました。



    引用元: 西住まほ「ようこそ黒森峰へ」

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