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    ヨークシンシティでオークションすっぞ!

    関連記事
    悟空とべジータのハンター試験?
    悟飯のハンター試験?
    ベジータの天空闘技場攻略
    ヨークシンシティでオークションすっぞ!

    1: ケイティ 2018/05/05(土)21:05:29 ID:xVk
    no title


    前スレはこちら
    『ベジータの天空闘技場攻略』です

    お待たせしました!
    ついにヨークシンシティへ突入です!



    2: ケイティ 2018/05/05(土)21:08:39 ID:xVk

    9月1日

    ~ヨークシンシティ 露天街~

    「やっと着いたね」

    「ゴンの家、クジラ島が遠すぎるんだよ」

    ゴンとキルアは、クラピカ達との約束通りヨークシンシティにやってきていた

    天空闘技場でベジータが帰ったあと、ゴンとキルアはカストロと共にフロアマスターを目指して戦った

    3: ケイティ 2018/05/05(土)21:11:25 ID:xVk

    カストロはすぐにフロアマスターとなったが、師であるヤムチャと連絡が取れず、意気消沈し、しばらくして天空闘技場を去っていった

    ゴンとキルアも同じくして、フロアマスターの一歩手前で天空闘技場を去った

    no title


    しばらく帰ってなかったゴンの実家に、キルアを連れて行くためだった

    そして、ゴンの実家であるクジラ島で、母親代わりのミトから"ジンからの預り物"を受け取っていた

    no title

    4: ケイティ 2018/05/05(土)21:15:58 ID:xVk

    ゴン「それにしてもなんでゲームなんだろ?」

    ゴンは首をかしげながら歩く

    キルア「そこだよなぁ、ほんとわかんねぇ。ミルキの奴もわかんねぇんだから、多分オレたちが考えてもムリムリ」

    ヨークシンの出店が並ぶ市場を練り歩く

    キルア「ま、とにかく50億ジェニーだかなんだか知らないけど、バカ高くてこのままじゃ買えないってのだけは確かだな」

    ゴン「二人で8億だもんね…」

    5: ケイティ 2018/05/05(土)21:17:28 ID:xVk

    キルア「あれ?もうちょいなかった?」

    ゴン「残りはベジータさんの分だよ」

    キルア「そういやそっか。とりあえず携帯買わないと誰とも連絡取れないな」

    目先の目標は携帯だと、キルアが言いながら露天を覗く

    そこへ後ろから声がかかる

    「そっちじゃなくてこっちにしたほうがいいぜ」

    6: ケイティ 2018/05/05(土)21:21:21 ID:xVk

    バッ、と振り向く二人

    ゴン&キルア「レオリオ!!」

    no title


    レオリオ「よっ!」

    no title

    再会の喜びを味わいながら、レオリオの値切りで携帯を購入した二人

    「…そういやベジータさんの連絡先、知らないんだった」

    携帯を買っても連絡が取れないことに気づいた二人は、とりあえずレオリオと共に宿泊先の確保やこれからのことを話しながら中心街へと進んで行った

    8: ケイティ 2018/05/05(土)21:22:41 ID:xVk

    ~ヨークシンシティ 入口~

    シュタッ

    4人が降り立つ

    悟空「なんか騒がしそうなとこだな」

    ベジータ「ふん、お祭り気分とはおめでたいやつらだぜ」

    そう、悟空とベジータがヨークシンへやってきていた

    9: ケイティ 2018/05/05(土)21:24:16 ID:xVk

    トランクス「パパ、でも楽しそうだよ!」

    悟天「お父さん、ボクあっち見てきていい?」

    そしてトランクスと悟天も一緒

    ベジータは、ヒソカとの再戦を求めて

    トランクスはブルマから言われてベジータが連れてきていた

    そしてトランクスに誘われた悟天

    その悟天の保護者としてチチに言われてついてきた悟空



    10: ケイティ 2018/05/05(土)21:25:18 ID:xVk

    悟空「んで、どうすんだこれから?」

    悟空がベジータに尋ねる

    ベジータ「クラピカを探せばヒソカの居場所がわかるはずだ。クラを探すにはまずはゴンかキルアを探すのが早いか」

    悟空「おめぇヒソカに会いにここまで来たんか!?」

    ベジータ「う、うるさい!理由があるんだ!」

    悟空「まぁいいけど、オラもゴンたちには会いてぇからな」

    そんな二人の会話を、トランクスと悟天は不思議そうに聞く

    12: ケイティ 2018/05/05(土)21:32:47 ID:xVk

    トランクス「パパ、ヒソカって誰?気になるよなー悟天」

    no title

    悟天「うん。ゴンさんたちって、お父さんが話してたハンター試験の人たちのこと?」

    ベジータはトランクスには答えず、悟空が代わりに答える

    悟空「ヒソカっちゅうのはハンター試験のときにいた結構強ぇやつだ。ゴンたち、特にゴンとキルアはおめぇたちと歳も近ぇから友達になれるかもな」

    それを聞いた二人はワクワクしながら悟空たちのあとをついて、ヨークシンシティへと入って行った

    13: ケイティ 2018/05/05(土)21:35:21 ID:xVk

    ~西の都 カプセルコーポレーション~

    ピンポーン ピンポーン

    ヤムチャ「おーい」

    ガチャ

    ブルマ「なによ朝っぱらから…、ってヤムチャじゃない」

    ヤムチャ「あぁ、すまない」

    ブルマ「どうしたのよ」

    14: ケイティ 2018/05/05(土)21:36:04 ID:xVk

    いつもの陽気な雰囲気とは違い、真面目な顔のヤムチャ

    ヤムチャ「ここにウーロンいないよな?」

    ブルマ「ウーロン?そう言えば最近ずっと見てないわね。どうしたの?」

    ヤムチャ「実は…」

    ヤムチャはウーロンが居なくなっていることを話した

    天空闘技場に一緒に居たこと、そしてそのあと見かけてないこと



    15: ケイティ 2018/05/05(土)21:37:02 ID:xVk

    よく亀仙人様のところにいるので、今回もそこにいるだろうと思っていたのだが、久しぶりに亀仙人様のところへ行ったら、半年は見ていないと言われて、ここへ探しに来たのだった

    ブルマ「天空闘技場?にまだいるとか?」

    ヤムチャ「いや、電話してもう確認したんだ」

    フロアマスターの権利を剥奪されていたので、部屋の権利も消えてウーロンが住める場所などなかった

    ブルマ「うーん、でもあんたやプーアルみたいに空を飛んで帰ってくることできないでしょ?確か変身も5分くらいしか出来ないから鳥になってもすぐ落ちるし」

    16: ケイティ 2018/05/05(土)21:37:50 ID:xVk

    ヤムチャ「やっぱりあっちにいるか…」

    プーアル「行きましょうヤムチャ様!」

    悩むヤムチャを促すプーアル

    ブルマ「もし見かけたらすぐに連絡してあげるわよ」

    ヤムチャ「…すまない」

    ブルマ「あ、そう言えばいまヨークシンシティにベジータとトランクスが居るから、そっちに行く機会があったらベジータにも聞いてみるといいわよ」

    ヤムチャ「ヨークシン…ありがとう!」

    そしてヤムチャはプーアルを抱えて飛び立った

    18: ケイティ 2018/05/05(土)21:39:56 ID:xVk

    ~ヨークシンシティ 廃墟ビル街~

    2つの影が廃墟と化したビルの間を歩いていた

    no title

    ウーロン「ほ、ほほ、本当にあの幻影旅団のとこに行くのかよ」

    ヒソカ「もちろん、ボクも団員だから大丈夫◆」

    ウーロンを引き連れてヨークシンへと入ったヒソカは、そのまま幻影旅団の集合場所へと向かっていた

    見えてきたのは一際崩れた廃ビル

    階段の面影がある部分を登り、広々としたフロアに入る

    21: ケイティ 2018/05/05(土)21:43:29 ID:xVk

    ヒソカ「やぁ◆」

    ニコリと笑って廃墟ビルのフロア内にいる11人に声をかける

    その11人こそが幻影旅団

    視線がヒソカと、その後ろにいるウーロンに刺さる

    マチ「…そいつ、なに?」

    マチがなぜか嫌な顔をしながらウーロンを見る

    ヒソカ「…ボクの…友達、かな?◆」クククッ

    はぐらかしながら腰を下ろすヒソカ



    23: ケイティ 2018/05/05(土)21:57:57 ID:xVk

    no title

    そこに12人目の人影がスッと奥から現れる

    「勝手に部外者を連れて来るからには理由があるんだろう、だよな?ヒソカ」

    オールバック姿の男、団長クロロが確認するようにヒソカへ問う

    ヒソカ「そうそう、面白い能力持ってるんだ◆」

    その言葉で更にウーロンへ視線が突き刺さる

    ウーロン(む、無理だ…死んじゃう…)

    青ざめるウーロンにクロロが問う

    「そうか…ならばお前の能力、見せてくれ」

    https://i.imgur.com/ddobp1H.jpg

    33: ケイティ 2018/05/07(月)21:10:35 ID:wr6

    ~ヨークシンシティ 市内~

    悟空「いねぇなぁ」

    キョロキョロと辺りを見回しながらゴン達を探す悟空

    ベジータ「ちっ、流石に気を入れてないやつらの小さな気までは探せんか」

    ベジータも悪態をつきながら歩く

    悟空「場所がわかってたら気が小さくても探せんだけどなぁ」

    34: ケイティ 2018/05/07(月)21:11:57 ID:wr6

    そんなことを話ながら歩いていると、トランクスと悟天が戻ってくる

    シュタッ シュタッ

    トランクス「パパー!予約してきたよ!」

    はい、とホテルまでの道が載った地図をベジータに渡す

    悟天「ねぇ、お父さん遊んできていい?」

    悟天が悟空の袖を引っ張る

    35: ケイティ 2018/05/07(月)21:15:39 ID:wr6

    悟空「あぁ、いいぞ。日が暮れる前までにはそのなんとかっちゅうホテルに戻るんだぞ」

    no title

    悟天「ベーチタクルホテルだよ」

    トランクス「205号室と206号室ね」

    悟天とトランクスが矢継ぎ早に説明し、今にも飛んで行きそうになる

    ベジータ「おい、力を出しすぎるなよ」

    今度はベジータが忠告する

    36: ケイティ 2018/05/07(月)21:16:34 ID:wr6

    トランクス「大丈夫!ちゃんとわかってるよ!ボクもパパと同じやつ着けてもらおうかなぁ」

    トランクスがベジータの腕を見る

    悟天「そう言えばお父さんも着けてるよね」

    悟天も揃って悟空の腕を見る

    ベジータ「なんだ?貴様もまだ着けていたのか」

    悟空「ときどき力んで物壊しちまうからチチが着けとけってうるせぇんだ」



    37: ケイティ 2018/05/07(月)21:17:34 ID:wr6

    そんなやり取りを待てなそうにウズウズする子供たち

    トランクス「もう行くよ!」

    悟天「お父さん行ってきます!」

    ドヒューーーン

    悟空「そういや飛ぶなって言うの忘れてたな」

    ベベジータ「ふん」

    あっという間に消えていく2人を見送り、悟空とベジータはゴン達を探し始めた

    38: ケイティ 2018/05/07(月)21:21:05 ID:wr6

    ~ヨークシンシティ 廃墟ビル街~

    クロロ「どこへ行く?ヒソカ」

    ヒソカ「ちょっといいとこ◆」

    団長クロロの問いに笑って答えるヒソカ

    クロロ「悪巧みか?」

    ヒソカ「もちろん◆」

    no title

    そんなヒソカを見て薄く笑いながらクロロは言う

    クロロ「決行は明日、9月2日の夜だ」

    ヒソカ「りょーかい◆」

    そしてヒソカはビルから消えていく

    39: ケイティ 2018/05/07(月)21:24:17 ID:wr6

    ~ヨークシンシティ 郊外~

    ヒソカ「やっ◆」

    クラピカ「もう昼だぞ。午前中のはずだったと思うが?」

    ヒソカに向けて厳しい視線を飛ばすクラピカ

    ヒソカ「なかなか抜け出す機会がなくてね◆」

    クラピカ「旅団の情報を教えてもらおう」

    静かに問うクラピカ

    40: ケイティ 2018/05/07(月)21:25:32 ID:wr6

    ヒソカ「いいよ◆ボクの知ってる団員の能力を教えよう◆」

    no title

    クラピカ「旅団の動きについては?」

    ヒソカ「そこは教えられない◆確実にボクだとバレちゃうから」

    ふぅ、と一息つきながらクラピカが続けて尋ねる

    クラピカ「わかった。団員の能力だけでいい。だがなぜ私に協力する」



    41: ケイティ 2018/05/07(月)21:27:22 ID:wr6

    ヒソカ「ボクの狙いは団長◆でもガードが堅くてね」

    クラピカ「…なるほど」

    ヒソカの狙いがわかったクラピカは頷く

    ヒソカ(やっぱりキミで良かったよ◆頭の回転が早い)

    ククッ、と笑うヒソカ

    ヒソカ「納得してもらえたようで何より◆」

    そしてヒソカは話す

    団員の能力を

    42: ケイティ 2018/05/07(月)21:30:53 ID:wr6
    【雑談】
    今日はここまでです!
    短くてすみません(>_<)

    少しずつ動き始めたヨークシンシティ。
    悟空とベジータは?悟天とトランクスは?
    どうなるヨークシンシティ!?
    次回もお楽しみに!

    43: NKt 2018/05/07(月)21:31:48 ID:ZFe

    49: ケイティ 2018/05/07(月)21:58:05 ID:wr6

    ~ネテロ会長 別荘~

    プルルルルル

    ネテロ「もしもし、ワシじゃ、ネテロじゃ」

    ブルマ『なーにー?電話なんて珍しいじゃない』

    その相手はブルマ

    ネテロ「いやいや、礼くらい言っておかんとの」

    そう言いながらネテロはある物を顔に装着する



    50: ケイティ 2018/05/07(月)21:59:14 ID:wr6

    ブルマ『あぁ、そのことね。いいわよそれくらい』

    ネテロ「それにしても凄いのぉ、相手の力がわかるとは便利なものじゃ」

    ピピピッ

    ブルマ『でも気を付けた方がいいわよ。ベジータが言ってたけど、同じくらいの戦闘力なら戦い方次第だー、とか』

    そう言われて笑うネテロ

    ネテロ「ほっほっほっ、もちろんじゃて。この歳になってもいろんな発見がある、嬉しいもんじゃて」

    51: ケイティ 2018/05/07(月)22:01:26 ID:wr6

    ブルマ『喜ぶのはいいけど、壊れやすいから気を付けなさいね』

    ネテロ「うむ、予備のもう1つはちゃんと閉まってあるので大丈夫じゃ」

    ブルマ『それじゃぁまたね。━━━っと、忘れるところだったわ』

    急にトーンの変わったブルマ

    ブルマ『そっちで、ウーロンっていうブタに似たやつが行方不明みたいなのよ。もし見かけたら連絡くれる?』

    53: ケイティ 2018/05/07(月)22:03:49 ID:wr6

    ネテロ「ふむ…聞いたことはないがの。情報が入ったらすぐ報せようかの」

    ブルマ『ありがと。あと、ヨークシンにベジータが行ってるからもし近いならベジータにも探すように伝えといてー』

    そう言うとプッと電話を切るブルマ

    ネテロ「あ、相変わらず一方的じゃの…」

    呆れるネテロ

    ネテロ(ヨークシンまでは丸1日といったところかの。ちと遠いから…いっか)

    ポリポリと頭をかきながら、顔に装着をした物を静かに外し、瞑想を始めた

    no title

    54: ケイティ 2018/05/07(月)22:05:12 ID:wr6

    ~ヨークシンシティ 市内~

    レオリオ「んで、お前らが狙ってるってのが?」

    ゴン&キルア「グリードアイランド!」

    レオリオの問いに勢いよく2人同時に答えるゴンとキルア

    ゴン「オレのオヤジの手掛かりがそのゲームにあると思うんだ」

    レオリオ「ゲームぅ?」

    いぶかしむレオリオにキルアが説明を加える



    55: ケイティ 2018/05/07(月)22:12:37 ID:wr6

    キルア「そー、50億ジェニーとか言うバカ高い金額してんの」

    レオリオ「そりゃー難儀な額だな。他に情報ないのか?」

    ゴン「んー、そう言えばまだあんま調べてなかったね」

    ゴンがキルアを見る

    キルア「ちょうど良い方法があるぜ。ゴン、ハンターライセンス持ってるよな?」

    指でカードの形を作りながらキルアが尋ねる

    ゴン「うん、これだよね」

    no title

    56: ケイティ 2018/05/07(月)22:15:56 ID:wr6

    レオリオ「なるほど」

    そのやり取りを見てすぐに頷くレオリオ

    キルア「レオリオはわかるみたいだね。そ、ハンター専用サイトなら情報が得られるはず」

    レオリオ「ならオレはその間に他の情報を探っておくさ。合流はベーチタクルホテルでな」

    そう言ってレオリオは郊外へ向かって行った

    キルア「あぁ、オレたちも調べたらすぐ行くよ。もう遅いし」

    既に日も落ち、街頭にはディナーに向かう人々が満ちていた

    ゴンとキルアはそそくさとネットカフェに入り、ハンター専用サイトの閲覧を始めた

    no title

    57: ケイティ 2018/05/07(月)22:18:43 ID:wr6

    ~ヨークシンシティ ホテル一室~

    ダルツォルネ「ここがオレ達がヨークシンでの拠点とするホテルだ」

    目の下に楔状のアザがある男、ダルツォルネがクラピカたちに説明をする

    no title

    クラピカ「この部屋だけか?」

    クラピカの問いにダルツォルネは続けて答える

    58: ケイティ 2018/05/07(月)22:21:10 ID:wr6

    ダルツォルネ「いや、この1つ下の階の部屋が予備としてある。また、地下にも特別な部屋がある。それより昼はどこに居た!?」

    クラピカ「自由時間だったはずだが?交代要員も来ていた」

    当然の権利だと答えるクラピカ

    ダルツォルネ「自由時間だろうが交代要員がいようが、気を抜くことは許されんのだ」

    no title

    ダルツォルネがクラピカに詰め寄る

    センリツ「特別な部屋って?」



    59: ケイティ 2018/05/07(月)22:28:32 ID:wr6

    そこに話を戻すように、目を大きく見開いた小柄の女性が問いかける

    no title

    ダルツォルネ「センリツ、君は知らなくていいことだ」

    そのダルツォルネの回答にクラピカは考えを巡らせる

    クラピカ(説明をしない、ということは…私たち用ではなく、敵対する者を捕らえておく場所。そして恐らくは尋問などができる施設…)

    ダルツォルネ「いいか、お前達はお嬢様の安全だけを考えておけばいいんだ!わかったな!」

    no title

    それだけを言うと、ダルツォルネは部屋を後にして行った

    65: ケイティ 2018/05/08(火)21:41:20 ID:2J4

    ~ヨークシンシティ 郊外~

    悟空「本当にこっちでいいんか?」

    ベジータ「知らん。貴様が地図を見たんだろう!」

    no title

    悟空「でも先に進んだのベジータだろ」

    ベジータ「貴様がオレ様の前を歩くからだ!地図を寄越せ」

    悟空「なんだよいきなり」

    no title

    地図を引っ張り、不毛な言い争いをする悟空とベジータ

    と、そこに声がかかる

    66: ケイティ 2018/05/08(火)21:56:18 ID:2J4

    ヒソカ「なんだ、キミも来たのか」

    バッと振り向く2人

    ベジータ「ほぅ、貴様の方から会いに来るとはな」ニヤリ

    悟空「久しぶりだなー」

    ヒソカ「いや、今回は本当に偶然◆」

    おどけた感じで首を竦めるヒソカ

    ベジータ「偶然でもなんでもいい。オレ様と戦え!」

    構えをとるベジータ
     

    67: ケイティ 2018/05/08(火)21:57:11 ID:2J4

    ヒソカ「うーん、キミとはもう3回も戦ってるからね」

    ちらり、と悟空を見るヒソカ

    悟空「んじゃオラとやっか」

    にっこりと笑う悟空

    ヒソカ「まぁそれでもいいけど…」

    ベジータ「待て!オレ様が先だ!」

    悟空「なんだよベジータ。いいじゃねぇか。もう何度も戦ってんだろ?」

    押し退け合う2人に呆れながらも、ヒソカは選ぶ



    68: ケイティ 2018/05/08(火)21:58:31 ID:2J4

    ヒソカ「あんまり乗り気じゃないんだけど…。じゃぁキミで。そのあとベジータ、キミと戦ってあげるよ◆」

    スウゥ

    静かに構えを取るヒソカ

    ヒソカ「やることがあるのにこんなところで邪魔されるとボクでもイラッとしちゃうよね…」

    そう言った瞬間、ヒソカが動く

    シュッ

    悟空「っと、あぶねぇ」

    トランプを避ける悟空

    69: ケイティ 2018/05/08(火)22:02:19 ID:2J4

    ヒソカの右手にはトランプが1枚

    ヒソカ「流石に動きが良い◆」

    悟空「未来トランクスの剣みたいだな」

    切れ味の良さ、で思い出す悟空

    ヒュンヒュンヒュン

    トランプを寸でのところで避けながら反撃の機会を窺う悟空

    ヒソカ「うーん、キミたちは本当にヤりにくい◆」

    no title

    70: ケイティ 2018/05/08(火)22:06:14 ID:2J4

    そう言うと今度は左手に無数のトランプを取り出す

    バッ

    悟空「そんなもん上に投げてどうすんだ?」

    目眩ましにもならない、と思った瞬間

    シュッババババババ!!!!

    no title


    悟空目掛けて次々とトランプが飛んで来る

    悟空「ちょ、超能力か!?」

    慌てて避ける悟空

    71: ケイティ 2018/05/08(火)22:06:51 ID:2J4

    ピシッ ピシッ

    避けているはずのトランプが悟空を微妙に切り裂く

    悟空(なんでだ?オラちゃんと避けてるはずなのに)

    その間にも、悟空の周りにはトランプが飛び交う

    勢いを増すトランプは悟空を中心に半径20mほどの球を作り、次々に襲いかかる

    ヒソカ「そろそろ狩るか」

    ヒソカがジリっと動く



    72: ケイティ 2018/05/08(火)22:10:55 ID:2J4

    ベジータ(ちっ、まだ気づかんのか)

    ベジータは既に”凝”でそれを見ていた

    ヒソカのトランプは悟空の体にバンジーガムによって付けられている

    ベジータのイライラが限界に達しようとしたとき

    「痛てぇええええ!!!!!」

    悟空たちの後ろから叫び声が上がる

    73: ケイティ 2018/05/08(火)22:12:49 ID:2J4

    バッと振り向く悟空たち

    ヒソカ(彼は確かレオリオ…)

    悟空「あぶねぇ!」

    悟空の周りを飛んでいるトランプの球の半径内に入ってしまっていたレオリオ

    レオリオに向かってトランプが飛ぶ

    ガッ

    近くにあった柱に刺さって止まる

    74: ケイティ 2018/05/08(火)22:13:29 ID:2J4

    だが他のトランプがまだ舞っている

    一瞬の判断で下がる悟空

    逆にヒソカは動く

    ヒソカ「邪魔されるのは嫌なんだよね」

    悟空「待てヒソカ!殺すな!」

    追い縋る悟空を無視して、トランプでレオリオに切りかかるヒソカ

    ヒュッ、とレオリオの喉にトランプが吸い込まれる瞬間

    77: ケイティ 2018/05/09(水)21:11:17 ID:RM7

    シュン

    悟空とヒソカが消えた

    レオリオ「…いま…悟空とヒソカがいたような…」

    唖然とするレオリオ

    ベジータ「カカロットのやつまたやりやがって」

    レオリオ「あ!ベジータ!ベジータじゃないか!」

    レオリオが切られた左肩を抑えながらベジータに近づく



    78: ケイティ 2018/05/09(水)21:12:06 ID:RM7

    ベジータ「運が良いな、柱に助けられるとは」

    レオリオ「そういやこの柱、なんでこんななんもないとこにポツンと刺さってんだ?」

    斜めに刺さった柱を不思議そうに眺めるレオリオ

    レオリオ「それよりベジータ、久しぶりなのにつれねぇじゃねぇか」

    ベジータ「ふん、少し前までならちょうど良かったんだがな」

    もう目的のヒソカを見つけてしまった後ではレオリオ、そしてゴン、キルア、クラピカに会っても意味がない

    79: ケイティ 2018/05/09(水)21:12:48 ID:RM7

    レオリオ「ちょうど良いって…?」

    ベジータ「ふん、こっちのことだ」

    レオリオ「それよかゴンとキルアがベジータのこと探してたんだ。偶然にしちゃ上出来だ」

    そう言ってベジータの肩を叩くレオリオ

    そこへ

    シュン

    悟空「ふひぃー、危なかった」

    80: ケイティ 2018/05/09(水)21:16:53 ID:RM7

    レオリオ「おっ!悟空じゃねぇか!やっぱり見間違いじゃなった」

    悟空「おっす!レオリオ久しぶりだなぁ」

    嬉しそうに話す悟空

    ベジータ「待て!貴様ヒソカをどこへやった!?」

    悟空「どこって…」

    no title

    84: ケイティ 2018/05/10(木)19:25:31 ID:OzY

    ~ネテロ会長 別荘~

    ネテロ「な、なんでお主がここにおるんじゃ…?」

    ヒソカ「…ボクが聞きたい方だと思うんだよね」

    ヒソカはネテロのところへ飛ばされていた

    ヒソカ(またやられたようだね…◆)

    ネテロ「一瞬、悟空が見えたような気がしたんじゃが…」

    ヒソカ「いいよ、それよりここはどこだい?」



    85: ケイティ 2018/05/10(木)19:29:11 ID:OzY

    ネテロ「ワシの別荘じゃ。なんでお主達が知っておるんかのぉ」

    いぶかしむネテロ

    ヒソカ「ヨークシンシティ、に行きたいんだけど…。道はわかるかい?◆」

    ネテロ(ふむ、何かと”ヨークシン”を聞くのぉ)

    no title

    良いじゃろう、と地図を見せて説明するネテロ

    ネテロ「ここから南東の方角に徒歩で1日ってとこじゃろうな」

    ヒソカ「ギリギリ間に合う、かな◆」
     

    86: ケイティ 2018/05/10(木)19:31:14 ID:OzY

    2度目のマラソンをさせられるようで、少しイラつきを覚えるヒソカ

    そのヒソカの目に、ネテロの机の上にある物が映る

    no title

    ヒソカ「あれは…」

    ネテロ「そう言えばお主、ハンター試験の時に似たものを着けておったの」

    いま思えば、なぜ?と疑問が湧いてくる

    ヒソカ「じぃさん、それ、貰えないかい?」

    スカウターを指して尋ねるヒソカ

    87: ケイティ 2018/05/10(木)19:33:22 ID:OzY

    ネテロ「ふーむ…」

    no title

    ポリポリと頭をかくネテロ

    ネテロ「そうじゃのぉ…お主が”ワシの頼みを無条件で引き受ける”ということなら良いかの」

    ヒソカ「頼み、とは?◆」

    ネテロ「それは頼み事が出てきたときに言おうかの。ほっほっほっ」

    ヒソカ「相変わらず喰えないじぃさんだ◆」

    その返事でヒソカが了承したのがわかったネテロは、ヒソカにスカウターを渡す

    88: ケイティ 2018/05/10(木)19:36:45 ID:OzY

    ヒソカ「連れてこられた甲斐があった◆逆に感謝しなくちゃね◆」

    ネテロ「そうじゃ、もののついでじゃ。ヨークシンにベジータ、ハンター試験の時のサスペンダー男じゃ、彼がおったら伝えてくれんかの」

    ヒソカ「クククッ、その呼び方は懐かしいね◆」

    不覚にも笑うヒソカ

    ネテロ「”ウーロン”というブタに似た者を探しとるんだがの、もし見かけたら教えてほしいと伝えて欲しいのじゃ」

    ヒソカ「…いいとも◆」

    ネテロ(こやつ…何か知っておるな)

    ジーーーっと刺さる視線を他所に、ヒソカはネテロの別荘を後にした



    89: ケイティ 2018/05/10(木)19:44:00 ID:OzY

    ~ヨークシンシティ 郊外~

    ベジータ「連れ戻して来い!」

    ベジータが悟空に食って掛かる

    ネテロ会長のところに置いてきちまった、と話す悟空にイライラしながら詰め寄っていた

    悟空「別にもういいじゃねぇか。あいつ見境なく攻撃すっし、それよりもレオリオの治療が先だろ」

    no title


    ベジータ「うるさいっ!オレ様がここに来た目的はやつと戦うためなんだぞっ!」

    90: ケイティ 2018/05/10(木)19:45:12 ID:OzY

    喚くベジータにおされて悟空は仕方なく瞬間移動する

    シュン

    レオリオ「本当に消えちまうんだな…」

    目を丸くするレオリオ

    シュン

    すぐに戻ってきた悟空

    悟空「もう居なかったぞ」

    ベジータ「なにぃ!?」

    91: ケイティ 2018/05/10(木)19:46:11 ID:OzY

    悟空「ヨークシンに向かって出発しちまった後だった」

    ベジータ「だからすぐに連れ戻していれば!」

    収まらない言い合いにレオリオが割って入る

    レオリオ「まぁまぁベジータ。悟空の話じゃヒソカはこのヨークシンに向かってるんだし、近い内に会えるさ」

    それに、と続ける

    レオリオ「クラピカがヒソカと繋がってるはずだ。ゴンやキルアと一緒に居ればクラピカから連絡も来るはずだしよ」

    92: ケイティ 2018/05/10(木)19:49:32 ID:OzY

    ベジータ「…ふんっ」

    そっぽを向くが、納得している風だ

    悟空「んで、ゴンやキルアたちはどこに居んだ?」

    尋ねる悟空にレオリオは答える

    レオリオ「ベーチタクルホテル、オレ達が泊まってるホテルさ」

    no title



    93: ケイティ 2018/05/10(木)19:54:38 ID:OzY

    ~ベーチタクルホテル フロント~

    ゴン「あ!レオリオお帰り!」

    ゴンが勢いよく立ち上がる

    キルア「なんだよ、レオリオの方が遅かったじゃん…って、ベジータさんに悟空!」

    キルアも席を立って近づいてくる

    悟空「おっす!2人とも久しぶりだな!」

    手を上げる悟空と、静かに指だけ上げるベジータ

    no title

    94: ケイティ 2018/05/10(木)19:56:05 ID:OzY

    レオリオ「お前達の方は情報手に入ったか?」

    レオリオが2人に尋ねる

    キルア「あぁ、嫌な情報付きだがな」

    悟天「あ!お父さん!」

    トランクス「パパ!」

    キルアが話そうとしたとき、悟天とトランクスがロビーに降りてくる

    悟天「遅いよお父さん。いまトランクス君と探しに行こうとしてたところだったんだよ」

    95: ケイティ 2018/05/10(木)20:07:02 ID:OzY

    悟空「悪ぃ悪ぃ。それよりほら、言ってたゴンとキルアだ」

    2人と、そしてレオリオを紹介する悟空

    悟天「こんばんは。孫悟天です」

    トランクス「ボクはトランクス、よろしくね」

    ペコリ、と挨拶をする

    no title

    ゴン「よろしくね」

    レオリオ「おう!」

    ゴンとレオリオも挨拶を返す

    96: ケイティ 2018/05/10(木)20:13:10 ID:OzY

    キルア「意外過ぎるだろ!」

    キルアは1人驚く

    キルア「子供いるとは聞いてたけど…なんか普通に礼儀正しいし!」

    それを聞いてベジータはニヤつく

    ベジータ「ふん、当たり前だ。オレの息子だからな」

    ゴン「2人はいくつなの?」

    ゴンが目線を合わせて尋ねる



    97: ケイティ 2018/05/10(木)20:20:26 ID:OzY

    悟天「7歳だよ。トランクス君は8歳」

    ゴン「オレとキルアは12歳。レオリオは20歳だよ」

    トランクス「…見えない………」

    トランクスがレオリオを見て呟く

    レオリオ「悪かったな!」

    アハハ、と笑う悟空たち

    キルア「そろそろいいか?」

    キルアが本題に入りたい、と声をかける

    レオリオ「フロント前のこのロビーじゃ不用心だな。部屋に行こう」

    レオリオがそう促し、3人が泊まる部屋へと悟空達を誘った

    98: ケイティ 2018/05/10(木)20:26:45 ID:OzY
    【雑談】
    今日はここまでです!

    ゴンたちと出会った悟天とトランクス
    キルアの口から出るのはあのゲームの情報
    一体どういった反応を示すのか?
    そして幻影旅団が動くのは明日(9/2)
    波乱に満ちたヨークシンシティが幕を開ける!

    101: ケイティ 2018/05/11(金)22:39:40 ID:mVl

    ~ベーチタクルホテル 8003号室~

    悟天「うわーーー高いなぁ」

    悟天が窓からの景色を見て喜ぶ

    悟空「なんだ悟天、おめぇいつもここより高いとこ飛んでんじゃねぇか」

    悟天「自分で飛ぶのとは違うもん」

    さて、とキルアが話し始める

    キルア「悟空達も来たからはじめから話すよ」

    キルアは悟空たちにもわかるように話を始めた

    102: ケイティ 2018/05/11(金)22:40:17 ID:mVl

    ・ゴンの父親がどこかへ行っていること
    ・手掛かりがグリードアイランドというゲームにある
    ・ヨークシンのオークションに出品されること
    ・最低落札価格が89億ジェニー
    ・ゲームは危険なこと
    ・念能力者が作ったゲームであること
    ・ゲームに吸い込まれること
    ・行き着く先は全員同じゲーム内であること



    104: ケイティ 2018/05/11(金)22:44:58 ID:mVl

    キルア「これ以上はわからない」

    と、ここで区切る

    レオリオ「89億…それで最低価格だとしたら5倍は見とかねぇとな」

    オークションを知るレオリオが補足する

    トランクス「別にそんなに高くないじゃん」

    トランクスは腰に手を当てて余裕の表情

    no title

    106: ケイティ 2018/05/11(金)22:46:07 ID:mVl

    ゴン「あ、ベジータさんに4億ジェニー返さなきゃ」

    ゴンが思い出したようにライセンスカードを取り出す

    ベジータ「なんの金だ?」

    既に忘れているベジータ

    ゴン「天空闘技場のお金だよ!」

    ベジータ「…そう言えばそうだったな。だがカードなど持っとらんぞ」

    トランクス「カードって…」

    そう言うベジータの隣でトランクスがポケットをガサゴソし始める

    107: ケイティ 2018/05/11(金)22:49:29 ID:mVl

    トランクス(…あれ?ない?え!?)

    悟天「どうしたのトランクス君?」

    悟天が首をかしげる

    トランクス「…クレジットカード…家に忘れて来ちゃった…」

    no title

    悟天「ここのホテル代どうするの…?」

    心配になる悟天

    108: ケイティ 2018/05/11(金)22:50:12 ID:mVl

    悟空「それがねぇとどうなるんだ?」

    ベジータ(…?)

    問題に気づいてない悟空とベジータ

    ゴン「と、とりあえず全部下ろして渡すよ」

    ゴンは夜間銀行へお金を降ろしに出て行った



    109: ケイティ 2018/05/11(金)22:51:47 ID:mVl

    ゴンが銀行にお金を降ろしに行っている頃

    悟天「ねぇねぇ、グリーなんとかってそんなに危険なの?」

    悟天とトランクスが興味津々でキルアに問いかける

    no title

    キルア「オレもやったことないからわかんねぇよ。ただ、ハンターサイトの情報だから間違いはないはずさ」

    110: ケイティ 2018/05/11(金)22:52:36 ID:mVl

    悟空「そんなに危険ならオラもやってみてぇなぁ。ベジータもどうだ?」

    ベジータ「念能力者が作った、というのは興味があるな」

    悟空「ネン?それってヒソカの超能力みたいなやつか?」

    ベジータの言葉に反応する悟空

    ベジータ「そうか、まだ貴様は知らなかったな。ちょうどいい、ゴンやキルアから時間見つけて学ぶことだな」

    悟空「へー、おめぇたち超能力使えるようになったんかぁ」

    感心する悟空

    111: ケイティ 2018/05/11(金)22:56:35 ID:mVl

    キルア「いや、まぁ合ってるような違うような…」

    返事に困るキルア

    そこにトランクスたちは意気込んで質問を重ねる

    トランクス「どこで買えるの!?」

    悟天「いつ買えるの!?」

    no title

    二人の勢いにたじたじになるキルア

    キルア「落ち着けよ2人とも。オークション会場で買える。市の中央区にあるからすぐわかるさ」

    112: ケイティ 2018/05/11(金)22:59:11 ID:mVl

    悟天「いついつ!?」

    キルア「1つ目は早速明日だな。だけどお金が足りない」

    ちっ、と口を尖らせるキルア

    悟天「オークションだけでも見てみたいなぁ」

    トランクス「わくわくするよなー、悟天!」

    わくわくしているトランクスと悟天



    113: ケイティ 2018/05/11(金)22:59:57 ID:mVl

    そこに黙っていたレオリオが口を割る

    レオリオ「オークション会場見に行くことは良いことさ。オレたちは2つ目以降のゲーム落札を目標に、明日からは金策だがな」

    キルア「なんだよレオリオ、何か良い方法あんのかよ」

    聞いてねぇぞ、とキルアが顔を向ける

    レオリオ「明日の朝になったら話すさ」ニヤッ

    そんな話をしていると、ゴンが戻ってくる

    114: ケイティ 2018/05/11(金)23:03:12 ID:mVl

    ガチャ

    ゴン「ただいま。はい、ベジータさん」

    アタッシュケースをベジータに渡す

    ベジータ「トランクス、持っていろ」

    そのままトランクスに渡すベジータ

    トランクス「これがあればオークションで何か買えるかも」

    ニヒヒ、と悟天と笑い合うトランクス

    no title

    115: ケイティ 2018/05/11(金)23:03:36 ID:mVl

    レオリオ「おいおい、子供だけじゃオークション会場入れないぜ」

    そう言い、悟空とベジータをちらりと見るレオリオ

    悟空「オラも行かなきゃなんねぇのか!?」

    悟天「お父さん、一緒に来てよ」

    せがむ悟天

    トランクス「…パパ、だめかな?」

    同じくトランクスもベジータを見上げる



    116: ケイティ 2018/05/11(金)23:04:19 ID:mVl

    ベジータ「ちっ」

    その返事が肯定だとわかるトランクスは大喜び

    ゴン「じゃぁもう遅いし、今日はこの辺にしよ」

    ゴンの言葉でその日はお開きとなる

    部屋から出ていく悟空たちにレオリオが声をかける

    レオリオ「あ、オークション会場はそんな服装じゃ入れないからな。ホテルのフロントでスーツ借りてくの忘れるなよ」

    トランクスが頷いたのを見て安心するレオリオ

    そして…平和な1日が終わる

    120: ケイティ 2018/05/13(日)22:39:37 ID:8pG

    9月2日

    ~ヨークシン路地~

    キルア「んで?こんな路地に出店構えたあとは?」

    キルアが片眉を上げてレオリオを見る

    レオリオ「競売するんだよ」ニヤリ

    ゴン「このダイヤで?」

    ゴンが掲げるダイヤは、先ほど中央区の宝石店で買ってきたものだ

    キルア「一個しか買ってねぇし、しかもこんな路地で300万ジェニーの宝石なんて売れねぇよ」

    不満げに言うキルア

    121: ケイティ 2018/05/13(日)22:41:49 ID:8pG

    レオリオ「いや、これでいいんだ」

    クイッとサングラスを持ち上げるレオリオ

    no title

    ゴン「ねぇ、レオリオもうそろそろ教えてよ」

    気になるゴンもレオリオに尋ねる

    レオリオ「いいか━━━」

    そしてレオリオは説明する

    122: ケイティ 2018/05/13(日)22:42:44 ID:8pG

    <条件競売>
    ダイヤは景品。
    ゴンと腕相撲をして買ったら贈呈。
    参加費は一回1万ジェニー。

    レオリオ「な、簡単だろ?ギリギリで勝つ、そしてたまに疲れた振りをしてたら更にOKだ」

    どうだ?と2人を見るレオリオ

    ゴン「まぁやれそうかな」

    キルア「いいぜ、面白そうじゃん」

    そして条件競売、”腕相撲”が始まる

    123: ケイティ 2018/05/13(日)22:43:42 ID:8pG

    ~ベーチタクルホテル フロント~

    トランクス「おじさん、スーツ?っていうのある?」

    ホテルマンに尋ねるトランクス

    ホテルマン「君が着るのかい?」

    まだまだ子供なトランクスを見ていぶかしむ

    トランクス「うん、あとこっちの悟天の分と、大人2人」

    大人がいることに気づいて頷くホテルマン

    ホテルマン「さ、どうぞ」

    そう言って大人用2着、子供用2着を渡した



    124: ケイティ 2018/05/13(日)22:47:33 ID:8pG

    ~ヨークシンシティ ホテル一室~

    クラピカ「今日が競売、か…」

    落ち着かなげに、クラピカは部屋をうろつく

    センリツ「落ち着いて♪」

    笛の音色と共に頭のなかに草原が広がる

    no title

    センリツが笛を奏でてクラピカを落ち着かせる

    125: ケイティ 2018/05/13(日)22:50:13 ID:8pG

    クラピカ「あぁ、すまない」

    センリツ「いいのよ。あなたの大事なものが何かも教えてもらったことだし。理由が理由だものね」

    緋の目、その競売の行方が気が気ではないクラピカ

    だが、護衛の任から外れられずやきもきしていた

    センリツの音色で落ち着いてはいるが、このヨークシンに幻影旅団がいる、その事が静かにクラピカの怒りを再燃させていた

    no title

    132: ケイティ 2018/05/14(月)21:19:23 ID:byf

    ~ヨークシン路地~

    レオリオ「さぁさぁ!次の挑戦者は!?」

    レオリオが手を叩いて競売へ集客する

    スッ

    女性が手を挙げる

    no title

    133: ケイティ 2018/05/14(月)21:20:38 ID:byf

    レオリオ「お、可愛らしい女の子が挑戦かな」

    鼻の下を伸ばすレオリオ

    女性はずり下がったメガネを持ち上げながら席に着く

    ゴンと手を握りあって準備は完了

    ゴン(あれ?この女性…)

    ゴンが不思議に思った瞬間

    レオリオ「レディー ファイッ!」

    134: ケイティ 2018/05/14(月)21:21:43 ID:byf

    レオリオの合図で始まる

    ミシッ

    拮抗するゴンと女性

    女性「んー」

    ゴン「…………!」

    そして

    no title



    135: ケイティ 2018/05/14(月)21:23:31 ID:byf

    グググググッ パタン

    徐々にゴンの側へ傾き勝敗がつく

    女性はペコリと挨拶をして去っていく

    キルア「おいゴン、いま本気じゃなかったか?」

    ボソリと呟くキルア

    ゴン「うん、一体なんだろう…?」

    キルア「腕相撲のチャンピオンとかじゃねぇのか?」

    キルアが茶化してその場は終わる

    そしてその後も難なく競売は順調に進んでいた

    136: ケイティ 2018/05/14(月)21:24:35 ID:byf

    ~オークション会場~

    悟空「へ~、ここがなんとかっちゅう場所かぁ」

    悟天「お父さん、オークションだよ」

    トランクス「パパ、楽しみだね!」

    ベジータ「一々服装を変えねばならんとは面倒なことだ」

    no title

    137: ケイティ 2018/05/14(月)21:25:26 ID:byf

    悟空、ベジータ、悟天、トランクスの4人は、オークション会場へとやって来ていた

    目標はグリードアイランド

    そして受付で呼び止められる

    受付員「オークションカタログはお持ちですか?」

    悟天「なにそれ?」

    悟天が聞き返すと、あからさまに侮蔑の目をして続ける受付員

    138: ケイティ 2018/05/14(月)21:28:49 ID:byf

    受付員「このオークション会場で行われる、全ての目録が掲載され、且つ入場チケットの代わりとなっております。購入できる方のみ入場が許可されております」

    トランクス「ふーん。で、おばさんこれで足りる?」

    ガチャ、とアタッシュケースを開けるトランクス

    中には4億ゼニー

    受付員「…!も、もちろんですとも!ようこそオークション会場へ!」

    1200万ゼニーを払い、カタログを受け取った悟空たちはオークション会場へと入っていった

    139: ケイティ 2018/05/14(月)21:32:17 ID:byf

    ~ヨークシン路地~

    レオリオ「さぁ、次は誰だ!?そろそろ疲れてきてるからやり時かもしれないぜ!」

    no title

    レオリオが言葉巧みに挑戦者を誘う

    男「じゃぁやらせてもらおうか」

    顔にターバンを巻いて素顔のわからない男が手を挙げる

    肩には見慣れない動物も乗っている



    140: ケイティ 2018/05/14(月)21:32:53 ID:byf

    キルア「おい、ゴン。なんか…」

    ゴン「うーん、なんか…」

    顔が全くわからないため、見覚えがあるとは言えないが、何かが引っかかる2人

    レオリオは何も感じていないようだ

    ゴンと男は腕相撲の体勢に入る

    レオリオ「レディー ファイッ!」

    141: ケイティ 2018/05/14(月)21:33:46 ID:byf

    ガギッ

    ゴンが歯を食い縛って力を入れるが、全く動かない

    男「一般人にしてはだいぶ鍛えてるな…すまない」

    ドンッ

    そして腕は男性の側に倒れる

    レオリオ「ま、まじか…勝者、男性!」

    呆気に取られるも、急いで勝ちを宣言するレオリオ

    ここで渋れば客は付かなくなる

    142: ケイティ 2018/05/14(月)21:34:33 ID:byf

    レオリオ「さぁ、このダイヤは君のものだ!受け取ってくれ!」

    鑑定書と共にダイヤを手渡す

    受け取った男は顔は見えないが喜んでいるようだ

    そして立ち去っていく男性を見ながら、レオリオたちは店じまいをする

    キルア「レオリオ、全然儲かんねぇじゃんか」

    口を尖らせるキルア

    143: ケイティ 2018/05/14(月)21:37:02 ID:byf

    ゴン「キルアの言うとおりだよ。まだ100人ともしてないよ?200万ジェニーくらい損してるもん」

    2人の攻め口が上がるが、レオリオはニヤリと笑っている

    レオリオ「いいんだ、餌撒きってことよ。今日はもうすぐ日が暮れるし終わりだな。明日もやるぜ」

    no title

    そして3人はホテルへ戻って行った

    144: ケイティ 2018/05/14(月)21:38:35 ID:byf

    ~ヨークシンシティ 廃墟ビル街~

    幻影旅団のメンバーが揃っていた

    ヒソカを除いて…

    シズク「欲しかったなぁ」

    ダイヤを思い出して呟くシズク

    フランクリン「盗めばいいんだよ。オレたちは盗賊だからな」

    大柄の男、フランクリンの手がシズクの頭を優しく包む

    no title



    145: ケイティ 2018/05/14(月)21:45:59 ID:byf

    クロロ「そういうことだ」

    スクッ と団長クロロが立ち上がる

    クロロ「オークション会場の競売品、全てを盗む」

    ウボォーギン「そいつはやべぇよ、ここのマフィア全てを敵に回すことになるんだぜ!」

    no title

    146: ケイティ 2018/05/14(月)21:48:01 ID:byf

    毛皮を纏った男、ウボォーギンが叫ぶ

    クロロ「なんだ?怖いのか?」

    ウボォーギン「嬉しいんだよ…命令してくれ団長!!」

    ふっ、と笑むクロロ

    そしてクロロは言う

    クロロ「全てを盗んでこい」

    no title

    147: ケイティ 2018/05/14(月)21:48:46 ID:byf

    ~オークション会場~

    悟天「長いよぉ」

    トランクス「つまんねーの」

    悟天とトランクスは完全にダレきっていた

    目的のグリードアイランドの競売までが長く、入札が繰り返される同じシーンばかりで飽きていた

    暫くしてすやすやと眠りに着く2人

    悟空「しょうがねぇなぁ」

    頭をポリポリと掻く悟空

    そして次の商品が運ばれてきたとき

    152: ケイティ 2018/05/15(火)20:29:22 ID:BYf

    悟空たちは舞台を見ていなかった

    悟空「ベジータ、そういやオークションのやり方覚えてっか?」

    ベジータ「貴様ちゃんと聞いていなかったのか!?」

    舞台ではオークショニア(競売員)が商品説明を始めていた

    競売員「━━━グリー」

    悟空「ベジータ!ちょっと待て!」

    悟空が競売員の声に反応してベジータを止める

    153: ケイティ 2018/05/15(火)20:30:15 ID:BYf

    競売員「━━━ッド、このゲームは2つセットです!」

    悟空「ゲームって言ってっぞ!」

    ベジータ「貴様のせいで危うく機会を失うところだったぞ!」

    慌てて舞台に注目する悟空とベジータ

    競売員「なんとこのゲーム!噂では人を吸い込むと言われています!生きて帰ったものはいる・いない、と謎多きゲームです!」

    悟空「こ、これだベジータ!」



    154: ケイティ 2018/05/15(火)20:34:25 ID:BYf

    競売員「なんでも、”人を鍛えるゲーム”、”コレクターゲーム”などと言われております!」

    ベジータ「なるほど、鍛えるゲームか」

    嬉しそうに笑うベジータ

    競売員「さぁ、このゲームの価格は…1億ジェニーからスタートです!!!」

    この商品のオークションがスタートする

    悟空「い、1億なら買えるんじゃねぇかベジータ?」

    ベジータ「値上がりしなければな。見ておけ、持ってる額まで入札してみる」

    no title

    155: ケイティ 2018/05/15(火)20:35:18 ID:BYf

    会場から手が挙がる

    競売員「おおっとー!早速1人手が上がりました!1億3千万ジェニーです!」

    ベジータも慌てて手を挙げる

    人差し指、中指、薬指だけを立てる

    競売員「おお!こちらも上がりました!3千万プラスで、1億6千万ジェニーです!」

    他の商品より手の挙がりが悪い

    オークションに参加するのは富豪ばかりで、自分の体を鍛えることに興味がないためなのか

    156: ケイティ 2018/05/15(火)20:41:06 ID:BYf

    だが、最初に挙げた男がもう一度手を挙げる

    競売員「おお!また被せてきました!1億9千万ジェニー!」

    チッと舌打ちしながら手を挙げようとするベジータ

    悟空「なぁベジータ、その指の形なんだ?この親指立てたやつはなんだっけ?」

    no title

    ベジータ「バッ…!」

    慌てて下げさせようとしたベジータだったが、間に合わない

    157: ケイティ 2018/05/15(火)20:41:55 ID:BYf

    競売員「おおおお!!倍額です!!3億8千万ジェニー!!!これで決まるか!?」

    悟空「いいいい!?お、オラが挙げちまったことになんのか!?」

    ベジータ「バカ者め!!あれほど何もするなと言ったはずだぞ!!」

    先ほどの男からは手が挙がらない

    競売員「では!3億8千万ジェニーで落札です!!」

    競売員からの大きな拍手が鳴り響く

    158: ケイティ 2018/05/15(火)20:42:57 ID:BYf

    競売員「受け渡しの説明は全オークション終了後ですが、お急ぎの方は近くの係員までお申し付けを!」

    そして商品はカーテンの奥へ運ばれていく

    悟空「な、なぁベジータ。お金…足りっかな?」

    ベジータ「ギリギリだバカ者め!」

    4億ゼニーから、カタログ購入の1200万ゼニーを引いて、残りは3億8千8百万ゼニーだった

    悟空「すまねぇベジータ。このあとはどうすんだ?」

    ベジータ「もう用はないだろう。目当ての物も買えたことだ」



    159: ケイティ 2018/05/15(火)20:43:38 ID:BYf

    そう言ってトランクスを抱える

    悟空も悟天を抱えて立ち上がる

    会場から出た悟空たちは、競売受付でお金を払う

    係員「品物の受け渡しは2日後となります。どちらのホテルにご滞在でしょうか?」

    悟空「なんだ?いま受け取れねぇのか?」

    係員「申し訳ございません、全てのチェックが完了するまでお渡しすることができませんので…」

    ベジータ「ちっ、どうやら待つしかないようだな」

    悟空たちはホテルの場所を伝えて帰路についた

    160: ケイティ 2018/05/15(火)20:47:59 ID:BYf

    そして、悟空達が帰ったあと

    オークション会場内ではオークションが続いていた

    だが、先ほどまでの競売員ではなかった

    商品を運んでくる係員も違う

    観客はあまり気にしていない

    気づいた者もいたが、次の商品が高価な為か

    額、そして口の左右、顎に傷痕がある屈強な男が台車を押す

    そして舞台についたとき

    新たなオークションが始まる

    163: ケイティ 2018/05/15(火)20:54:57 ID:BYf
    【雑談】
    >>162さん
    ふふふふふ
    今後をお楽しみに!

    170: ケイティ 2018/05/17(木)20:55:46 ID:8NR

    ~ベーチタクルホテル フロント~

    レオリオ「おっ、悟空たちもいま帰りか?」

    ホテルのドアをくぐったところでレオリオに声をかけられる

    悟空「あぁ、オークションで目当てのものも買えたしな」

    レオリオ「グリードアイランドをか!?」

    悟空が返事をしていると、悟天が目を醒ます

    171: ケイティ 2018/05/17(木)21:02:34 ID:8NR

    悟天「ん…」

    悟空「なんだ悟天、いま頃起きたんか」

    悟天「…あれ?オークションは?」

    キョロキョロと辺りを見回す悟天

    悟天の声に反応してトランクスも起きる

    トランクス「パパ、オークションは?」

    ベジータ「もう終わって帰ってきたぞ、ったく」

    ベジータはトランクスを降ろす



    172: ケイティ 2018/05/17(木)21:05:16 ID:8NR

    そこにゴンとキルアも帰ってくる

    ゴン「あ、悟空たちだ」

    キルア「で、オークションどうだった?」

    キルアの問いかけに同じように悟空が返す

    悟空「おう、ちゃんと買えたぞ」

    no title

    ゴン&キルア「え?グリードアイランド買えたの!?」

    ゴンとキルアが驚く

    173: ケイティ 2018/05/17(木)21:05:55 ID:8NR

    ベジータ「ふん、当然だ」

    トランクス「えぇー、オークション見逃しちゃったの!?」

    トランクスと悟天は違う意味で驚くが、ゴンとキルアは構わず続ける

    ゴン「ベジータさんどこにあるの!?」

    キルア「悟空が持ってるのか!?」

    勢いよく話す2人に、とりあえずは部屋で、とレオリオが促した

    175: ケイティ 2018/05/17(木)22:48:52 ID:8NR

    ~ベーチタクルホテル 8003号室~

    キルア「なんだよ、2日後かぁ」

    オークションの商品受け渡しが2日後と知って落胆するゴンとキルア

    悟天「オークションやってみたかったのになぁ」

    トランクス「つまんない…」

    悟天とトランクスも不満気味

    176: ケイティ 2018/05/17(木)22:53:35 ID:8NR

    そこにレオリオが口を挟む

    レオリオ「で?悟空はそれまでどうするつもりなんだ?」

    悟空「んー、修行でもすっかなぁ」

    呟きながら修行のメニューを考えていると、ベジータが悟空に提案する

    ベジータ「貴様も念とやらを知ったらどうだ?」

    no title

    悟空「そういや”ネン”がどうとかって言ってたな」

    177: ケイティ 2018/05/17(木)22:55:15 ID:8NR

    昨日、ベジータがキルアたちに教えてもらえ、と言っていたのを思いだし、キルアの方を向く

    キルア「悟空たちならいいぜ。気のことを教えてもらったお礼もあるし」

    ゴン「うん、日中じゃなければ別にいいよね」

    キルアと見合うゴン

    悟天「ねぇねぇ、ネンってなぁに?」

    トランクス「ボクも気になる」

    目がすっかり醒めたトランクスと悟天

    じゃぁ、とキルアとゴンが練をしてオーラを作ってみせ始めた



    178: ケイティ 2018/05/17(木)22:56:06 ID:8NR

    ~オークション会場~

    淡々とオークションが進み、今日の最後の商品が運ばれてくる

    ”緋の目”

    そしてそれが舞台の中央に運ばれてきたとき

    顔に縫い跡のある大男が観客席を向く

    大男「そんじゃまぁ、くたばるといいね」

    no title

    179: ケイティ 2018/05/17(木)22:56:50 ID:8NR

    折れた指先からマシンガンのような銃弾が飛び交い、観客を蹂躙する

    no title

    十秒もかからないうちに会場は静まり返る

    そして掃除機のようなものを持った女が死体や椅子など全てを吸い込む

    客席から何もかもが消えるまで数十秒もかからない

    そう、彼らは幻影旅団だった

    180: ケイティ 2018/05/17(木)22:59:33 ID:8NR

    ~ベーチタクルホテル 8003号室~

    キルア「これが念の力だぜ」

    バリバリバリバリ

    no title

    オーラを電気に変えて放電して見せるキルア

    ゴンも指先に貯めて尖らせたオーラで缶を切り裂く

    悟空「おおー。キルアのは超能力みてぇだな」

    興味深そうに見る悟空

    181: ケイティ 2018/05/17(木)23:00:26 ID:8NR

    悟天「わぁ!すごいすごい!」

    トランクス「ボクにも教えて!」

    トランクスと悟天が飛び跳ねる

    悟空「オラもそんなことできるようになるんか?」

    そんな悟空の質問にキルアが放電をやめて答える

    キルア「それはわかんねぇ。それぞれ得意な系統があるみたいでさ」

    182: ケイティ 2018/05/17(木)23:02:24 ID:8NR

    悟空「けいとう?」

    いまいちよくわからない、と眉をひそめる悟空

    だよな、と一息吐くとキルアは念について説明し始める

    そして━━━

    念を間近で見ていた悟空たちは、オークション会場での出来事に気づくことはなかった



    183: ケイティ 2018/05/17(木)23:04:11 ID:8NR

    10分後

    「━━━って感じ。六系統あって、この水見式でわかるってこと」

    あらかた説明を終えたキルアは、水見式を悟空たちに試してもらう

    悟空「おっし、んじゃやってみっか」

    悟空がグラスの前に立つ

    気を手のひらからグラスに向けて出しながら添える

    196: ケイティ 2018/05/19(土)21:30:27 ID:fYU
    no title

    スゥッ パッ

    中の水が赤になった瞬間、消えてなくなる

    残された葉はゆらりとグラスの中に落ちる

    キルア「えっ!?」

    ゴン「どういうこと!?」

    キルアとゴンが飛び付くようにグラスに駆け寄る

    悟空「水が消えちまったけどどういうことだ?」

    当然、悟空はわからない

    197: ケイティ 2018/05/19(土)21:31:05 ID:fYU

    キルア「水が消える…?そんなことウイングさんは何も言ってなかったな…」

    考え込むキルア

    ゴン「その前に真っ赤にならなかった?」

    ほら、とゴンがグラスについた水滴を指す

    レオリオ「おいおい、どういうことだ?オレが調べた限りでは2系統の反応が出るなんて載ってなかったぜ!?」

    自力で念を覚えたレオリオも、その現象がわからないと言う

    ただし、水が消えたことには心当たりがあった

    198: ケイティ 2018/05/19(土)21:33:23 ID:fYU

    レオリオ「水が消えるのは━━━」

    レオリオがそう言いかけたとき

    ベジータ「特質系、というやつじゃないのか?」

    no title

    しばらく黙っていたベジータが口を開く

    悟空「とくしつけい?」

    頭にはてなを浮かべる悟空

    199: ケイティ 2018/05/19(土)21:34:07 ID:fYU

    ベジータ「こいつはオレたちと違って特殊な技を使いやがる。お前たちも見ただろう”瞬間移動”をな」

    あ!と気付くキルア

    キルア「そういうことか!悟空のあの能力!考えてみたら特質系くらいじゃなきゃできない!」

    ゴン「水が赤くなったのは…じゃぁベジータさんと同じく2系統示したのは、どっちかが放出系だから?」

    ゴンの言葉にキルアが頷く

    キルア「ベジータさんは水が増えて青になった…念が強化系で気が放出系。なら悟空は念が特質系で、気が放出系ってことになる」

    キルアの解説を聞きながら、悟空は首をかしげたまま



    200: ケイティ 2018/05/19(土)21:34:50 ID:fYU

    ベジータ「わからんようだが、貴様には細かい説明など不要だ。自分が念を使うのではなく、念を使うやつがどんな攻撃をしてくるか、それを学べばいいだけだ」

    ふんっ、とベジータはそこまで言うと腕を組む

    悟空「よくわかんねぇけど…なんかいろんなことができるみてぇだな」

    ふむふむ、と頷く悟空

    そこで、何か気づいたようにキルアがレオリオの方を向く

    キルア「そういやさ、レオリオも悟空の念に気づいたみたいだけど…なんでだ?」

    いや、まぁ…、と頭をかきながらレオリオは答える

    201: ケイティ 2018/05/19(土)21:35:23 ID:fYU

    レオリオ「実はオレも悟空の真似して、あの能力を使えるようにしようと思ったんだよ…」

    キルア「へー、確かに便利だもんな」

    レオリオ「便利なんてもんじゃねぇ!あれが使えたら世界中のどこにでも病人の元へ一瞬で駆けつけられるんだぞ!!」

    熱くなるレオリオ

    キルア「…簡単に言って悪かった」

    珍しく小さく呟くように謝るキルア

    202: ケイティ 2018/05/19(土)21:36:02 ID:fYU

    レオリオ「オレの方こそ熱くなってすまん。で、だ。あの能力をやろうと思ったんだが、放出系のオレじゃ無理だったんだよ」

    ゴン「あれ?レオリオ放出系なの?強化系かと思ってた」

    ゴンがレオリオの系統を聞いて驚いたように口を挟む

    レオリオ「あぁ、心源流のさっきの水見式試したから間違いないな。で、どの念の系統だったらできるか調べたんだが、どの能力もできねぇんだ」

    ゴン「なんで?」

    そのまま素直に尋ねるゴン

    203: ケイティ 2018/05/19(土)21:36:40 ID:fYU

    レオリオ「悟空がやってるのは、念を補助する神字も何も使わず、体そのものを瞬間的に移動させること。放出系や具現化系では、神字の補助を使って体の一部、もしくは体に似せた形のものを移動させることしかできない」

    すげぇんだな、とそれを聞いて頷くキルア

    レオリオ「何人か集まればできるのかもしれねぇが、まず一人じゃ無理だった」

    うん、と頷くゴン

    ゴン「わかるよ。レオリオがさっき熱くなったことからも、本気で調べたってことがね」

    レオリオ「ありがとよ。で、せっかくだからオレの能力も見せるぜ」

    そう言うと、レオリオは針と糸を取り出す

    204: ケイティ 2018/05/19(土)21:38:26 ID:fYU

    ゴン「手術用?」

    しげしげと見るゴン

    レオリオ「いいか…」

    ヒュッ

    手首をぶれるくらいの速度で動かしたレオリオ

    全員が見守る

    キルア「…何が起こんだよ?」

    何もないじゃん、とキルアがレオリオに言う

    レオリオ「いや、終わったぜ」

    no title



    206: ケイティ 2018/05/19(土)23:40:25 ID:fYU

    そう言うと、レオリオは悟空が水見式をしたグラスを指す

    ゴン「何かしたの?」

    そう言って確認しに行くゴン

    そして

    ゴン「━━!この葉っぱ、縫われてる!!」

    ゴンはグラスの底にある葉を持ち上げる

    キルア「なっ!レオリオどうやったんだよ!?」

    キルアも驚いてレオリオを振り返る

    207: ケイティ 2018/05/19(土)23:44:50 ID:fYU

    悟天&トランクス「わー、ボクにも見せて見せて」

    悟天とトランクスも葉っぱを手に持って楽しそうに見る

    ゴン「レオリオ!すごいや!こんなに離れてるのに本当にどうやったの!?」

    レオリオとグラスは3mは離れていた

    そしてグラスの上ではなく、底に落ちていた葉

    どうあっても届かない

    レオリオはくいっとサングラスを持ち上げて言う

    レオリオ「”空間移動”それがオレの能力さ」

    no title

    208: ケイティ 2018/05/20(日)00:19:29 ID:GvA

    ~オークション会場 上空~

    マフィア「オラ!!降りてきやがれコラァ!!!」

    怒号が飛び交う

    オークション会場を襲撃した幻影旅団たちは、気球で会場をあとにしていた

    会場の異変に気づいたコミュニティを仕切るマフィア達は、上空の気球を発見

    犯人と断定して追跡を開始した

    209: ケイティ 2018/05/20(日)00:20:12 ID:GvA

    マフィア「おい、会場には観客も椅子も何もなかったらしいぞ!」

    会場を見てきたマフィアの一人が情報を伝える

    マフィア「まさか!…敵は能力者!?十老頭に連絡だ!!」

    そして上空、気球の上では

    ウボォー「おーおー、うるさい蟻共が騒いでやがるぜ」

    ウボォーギンが下を見ながら笑う

    210: ケイティ 2018/05/20(日)00:21:27 ID:GvA

    フェイタン「そんなことどうでもイイネ。問題はお宝ヨ」

    シャルナーク「そうですよ。なぜ金庫が空っぽだったのか」

    フェイタンの言葉にシャルナークが補足しなが頷く

    そして電話をかけ始める

    シャル「あ、ダンチョー?オークション会場、お宝なにもなかったですよ。事前にフクロウとかいう陰獣が移動させたとか」

    クロロ『なるほど…』

    シャル「もしかして情報漏れてます?」

    クロロ『それは…ユダがいるということか?』

    シャル「そういうわけじゃないんですけどね」



    211: ケイティ 2018/05/20(日)00:23:00 ID:GvA
    no title


    クロロ『ユダはオレたちの中にはいない。何かの噂を聞いたコミュニティの上層部がやったことだろう。だが…単なる噂を信じる者が上層部にいる…いや、信じるに値する噂を流せる者がいる、といったほうが正しいか』

    シャル「とりあえずマフィアたちの掃除をしたら帰りますね」

    電話を切ったあと、みんなの方へ振り向くシャルナーク

    シャル「と、いうことで。このまま気球は荒野に向けてください。そこでマフィア全部片付けて帰りましょう」

    ニコッ、と笑ってそう伝えた

    212: ケイティ 2018/05/20(日)00:23:35 ID:GvA

    ~ヨークシンシティ あるホテルの一室~

    そしてちょうどその頃

    クラピカの元にも情報が届いていた

    ”オークション会場襲撃”

    はっ!と顔を上げるクラピカ

    クラピカ(オークション会場を襲うなど、普通の者なら考えない。普通の…まさか幻影旅団!?)

    ばっ!と振り向くクラピカ

    そこにはダルツォルネが居た

    213: ケイティ 2018/05/20(日)00:25:15 ID:GvA

    ダルツォルネ「シャッチモーノたちとの連絡が取れない」

    クラピカ「…多分…、オークション会場の襲撃者は幻影旅団…」

    そのクラピカの呟きにダルツォルネが目を丸くする

    ダルツォルネ「幻影…旅団、だと!?あの!」

    クラピカ「そうとしか考えられません」

    ダルツォルネ「くそっ!なら生存確率はほぼ0か!」

    どうしますか?と尋ねるように問うクラピカだが、その表情は追いかけることしか念頭にない

    ダルツォルネ「もちろん、追いかけるさ。もし本当に幻影旅団ならコミュニティへ恩を売るチャンスだ!」

    そしてダルツォルネとクラピカはセンリツを連れて車に乗り込み、動き始めた

    218: ケイティ 2018/05/20(日)19:40:17 ID:GvA

    ~ベーチタクルホテル 8003号室~

    レオリオ「この能力で傷もなく手術ができる」

    ちょっと自慢げに言うレオリオ

    キルア「実際どうなってんだよ」

    そんなレオリオに説明を求めるキルア

    レオリオ「さっき言った通りさ。指先、もしくは指先に持ったものだけを空間移動させることができるのさ。神字を使わない代わりに、範囲はせいぜい3mってとこか。頑張れば拳くらいは空間移動させれるぜ」

    219: ケイティ 2018/05/20(日)19:40:54 ID:GvA

    ゴン「はぁー、ほんと凄いや」

    感心しきるゴン

    キルア「すげぇけどさ、実際こう見ると医療と暗殺ってすげぇ近いもんなんだな」

    そう呟くキルア

    ゴン「どうして?」

    キルア「考えてみろよ。気付かないうちに心臓の大動脈切られるかもしれねぇんだぜ」

    ゴンの疑問に恐ろしい例えで返すキルア



    220: ケイティ 2018/05/20(日)19:41:44 ID:GvA

    レオリオ「ま、武器も念も使う人次第ってことだな」

    そうレオリオがまとめると、悟天とトランクス水見式をしたいとせがみ始める

    レオリオはグラスに水を注ぎ

    レオリオ「ほらよ、悟空たちの子なら何が起こってももう不思議じゃねぇな」

    そう言いながら水の入ったグラスをテーブルに置く

    トランクス「ねぇ、もうやっていい!?」

    トランクスが手を伸ばす

    221: ケイティ 2018/05/20(日)19:43:49 ID:GvA

    悟天「えー、トランクスくんずるいよ」

    トランクス「悟天もすぐできるから待ってなって」

    そしてトランクスが手をかざす

    トランクス「えっと…気を手から外に?」

    ベジータ(…そういえば子供達はリミッター着けていなかったんじゃ…)

    ベジータ「━━!ちょっとま」

    ベジータが止めに入ろうとした瞬間

    225: ケイティ 2018/05/20(日)21:53:17 ID:GvA
    no title


    ドッザバァアアアアアアアアアアア

    道路に設置してある消火用水のごとく水が勢いよく吹き出す

    「…あ、あはは」

    苦笑いするトランクス

    天井は水圧で大きな穴が空いている

    226: ケイティ 2018/05/20(日)21:56:27 ID:GvA
    no title


    トランクス「さ、最上階で良かったね」

    なんとか取り繕う

    ベジータ「ちっ、気の出しすぎだバカめ」

    ゴンッとトランクスに拳骨を落とすベジータ

    悟空「あちゃぁ…部屋も廊下もぜーんぶ水浸しだぞ」

    ドアを開けて廊下を確認していた悟空が戻ってくる

    227: ケイティ 2018/05/20(日)22:00:12 ID:GvA

    レオリオ「ま、まじか…」

    惨状に目を丸くするレオリオと、言葉が出ないキルアとゴン

    ベジータ「ご、ゴホン」

    no title

    わざとらしく咳をするベジータ

    ベジータ「い、いまのはマグレだ」

    そうベジータが誤魔化している間、悟空は悟天に耳打ちする

    228: ケイティ 2018/05/20(日)22:12:25 ID:GvA

    悟空「悟天、ちゃんと気を抑えないとダメだぞ。いいか」

    悟天「うん、わかったよ」

    そして悟天がグラス近づいたとき

    悟天「あれ?トランクスくん、中に何か入ってるよ?」

    no title

    鉄のような金属の塊がグラスの中に入っていた

    レオリオ「まさかトランクスも?」

    悟天が取り出した金属を受けとる



    229: ケイティ 2018/05/20(日)22:13:12 ID:GvA

    キルア「ものが現れるのは具現化系ってことだね」

    それを見ながらキルアが言う

    ゴン「じゃぁトランクスは念が強化系で気が具現化系?」

    ゴンが確認するようにキルアを見る

    キルア「いや、水の勢いが凄すぎてどっちが先だったかわかんねぇ。でもこの気の強さの感じだと、たぶん気が強化系で、念が具現化系かな」

    そのキルアの説明を聞いてトランクスは喜ぶ

    230: ケイティ 2018/05/20(日)22:14:15 ID:GvA

    トランクス「え!?じゃあ何か作り出せるの!?」

    キルア「ってことになるけど、何か作りたいものあるのか?」

    トランクス「んーと、”剣”!勇者みたいにカッコいいやつ!」

    にんまりと笑っていうトランクス

    そこで我慢しきれなくなった悟天がレオリオからグラスを受けとる

    悟天「ボクもする!」

    そして気を小さくしながらグラスに向ける

    233: ケイティ 2018/05/21(月)22:33:04 ID:M6g
    no title


    スゥゥ ザバー

    水が紫色に変化したあと、水が溢れてこぼれる

    レオリオ「…悟天もか」

    既にレオリオは当然として見はじめる

    悟天「ボクのこれってなぁに?」

    キルアの方を見る悟天

    234: ケイティ 2018/05/21(月)22:33:55 ID:M6g

    キルア「悟天はわかりやすかったな。気が放出系で、念は強化系だな」

    悟天「何ができるの?」

    キルア「んー、特に変わったことはできないかな。たぶん今までと同じ戦い方が一番だと思うぜ」

    そう説明したキルアだったが、悟天は口を尖らせる

    悟天「…つまんない。ボクだけ新しいこと何もできない」

    トランクス「拗ねるなよ悟天。ボクだってまだ何か新しいことできるって決まったわけじゃないんだしさ」

    トランクスが慌ててなだめるが、悟天は完全に拗ねて部屋を出ていく

    235: ケイティ 2018/05/21(月)22:35:12 ID:M6g

    トランクス「ちょっと待てよ悟天!もぉ…パパ、悟天と先に部屋戻っとくよ」

    そしてトランクスは悟天と共に、205号室へと向かった

    悟空「んー、やっぱりトランクスと比べると悟天はまだ子供だなぁ。オラが甘やかし過ぎてっかな」

    ポリポリと頭をかく悟空

    ベジータ「貴様の甘さがそのまま受け継がれたようだな」

    ふっ、と笑うベジータ

    キルア「ま、とりあえず部屋変えようぜ。修理代は半分持ってくれよな」

    そう言って部屋を出るキルアに続き、悟空たちはフロントへ向かい、修理費の手続きをし、キルアたちは部屋の変更を始めた



    241: ケイティ 2018/05/23(水)21:33:14 ID:F4S

    ~ヨークシン外 荒野~

    マフィア「落とし前つけろやコラァ!!!」

    パンパン!!

    崖に反射して銃声の音が響く

    幻影旅団たちが乗った気球は、ヨークシンシティ外れの荒野へ降り立っていた

    no title

    242: ケイティ 2018/05/23(水)21:33:47 ID:F4S

    追いかけてきたマフィアたちは続々と終結しつつある

    始初めに着いていたマフィアたちは、銃声を轟かせながら威嚇する

    だが、幻影旅団たちは崖の上から見下ろすのみ

    彼らは待っているのだ

    マフィア全てを一息に片付ける為に

    243: ケイティ 2018/05/23(水)21:34:30 ID:F4S

    ~ヨークシン郊外 道路~

    ダルツォルネ「見えてきたぞ!」

    ダルツォルネの言葉の通り、遠くに気球の一部が見えてきていた

    あと一山越えれば幻影旅団たちが居るであろう荒野へと着く

    センリツは耳をそばだてる

    センリツ「…もうだいぶ多くの人が集まってるわ」

    ダルツォルネ「たぶんコミュニティのマフィア達だろう」

    クラピカはただ静かに指についた鎖を見つめていた

    244: ケイティ 2018/05/23(水)21:34:53 ID:F4S

    ~ベーチタクルホテル 8011号室~

    悟空「結構高ぇんだな」

    悟空たちはホテルの修理費、1400万ゼニー(キルアたちと折半)を払って、別の部屋を用意してもらっていた

    悟空「で、実際に念ってどんなことできんだ?」

    悟空はキルアたちに念の能力について教わる

    実際にどんな攻撃をされるのか、ヒソカを例にしてベジータも話始めた

    そしてその頃

    245: ケイティ 2018/05/23(水)21:35:48 ID:F4S

    ~ベーチタクルホテル 205号室~

    悟天「つまんない」

    トランクス「そんなこと言うなよ悟天」

    悟天「だってさ、トランクスくんは何か作ったりできるんでしょ」

    トランクス「でもまだやったことないし、できるかもわかんないよ」

    それでも、とグズる悟天

    トランクス「それにさ、━━━━」

    トランクスがそう口にしたとき



    249: ケイティ 2018/05/24(木)22:07:17 ID:Qr9

    トランクス「━━━!悟天!いまの!」

    悟天「うん!そんなに大きくないけど戦ってる感じの気!」

    2人して顔を見合わせる

    ニシシ

    トランクス「もちろん…」

    悟天「行こっ!」

    ふわっ

    そのまま飛んで行こうとする悟天

    250: ケイティ 2018/05/24(木)22:08:11 ID:Qr9

    トランクス「待てよ悟天!このままの格好で行ったらもしバレたときにパパたちに怒られるよ」

    悟天「着替えて行くの?」

    チッチッチ

    指を振りながらもったいぶるトランクス

    トランクス「どんな格好してたって子供のまんまじゃバレるさ」

    悟天「わかんないよトランクスくん」

    トランクス「よーく思い出せよ悟天」

    悟天「えー、うーん」

    考え込む悟天

    252: ケイティ 2018/05/24(木)22:24:58 ID:Qr9

    トランクス「全く鈍いなぁ悟天は。”天下一武道会”これでいいか?」

    悟天「あっ!パンティーマスク!」

    no title


    ズコッ

    トランクス「マイティマスクだよ!まったく」

    254: ケイティ 2018/05/24(木)22:32:36 ID:Qr9

    悟天「そうだったそうだった」

    そして2人はまた見合って笑う

    トランクス「悟天、窓のカーテン取っといてよな」

    そこの窓の長い方のカーテンな、と指示するトランクス

    悟天「トランクスくんは?」

    トランクス「ボクはベルトの代わりになるもの探すからさ」

    悟天とトランクスはガサゴソと動き始めた

    255: ケイティ 2018/05/24(木)22:34:31 ID:Qr9

    ~ヨークシン外 荒野~

    悟天とトランクスが気づく少し前

    ほぼ集結したマフィアを見下ろす幻影旅団

    ウボォー「こんなもんかぁ」

    腕組をして見ていたウボォーギンが振り返る

    シャル「まぁこんなものでしょ。あとはパラパラと来るだけじゃないですかね」

    そのシャルナークの言葉に満足し、ウボォーは腕を解く



    256: ケイティ 2018/05/24(木)22:35:58 ID:Qr9

    ウボォー「手…出すなよ」

    ザシャー

    崖を滑り降りるウボォー

    そこに1人のマフィアが進み出る

    カチャ

    銃をウボォーに向ける

    マフィア「宝と観客をどこへやった?」

    ウボォー「知らねぇなぁ」ニヤリ

    257: ケイティ 2018/05/24(木)22:40:20 ID:Qr9

    顔面に銃を突きつけられても平然と笑う

    マフィア「てめぇらの頭はどいつだ」

    ウボォー「さぁてなぁ」ニヤ

    マフィア「ちっ、下っぱが」

    ドンッ

    マフィアは躊躇なく引き金を引いた

    だが

    その男、ウボォーギンは跳ね上げられた顔をゆっくりと顎を引くように戻す

    258: ケイティ 2018/05/24(木)22:41:54 ID:Qr9

    その顔、いや、歯には銃弾が咥えられていた

    no title


    ウボォー「ペッ…、オレ様には銃なんか効かねぇんだよ」

    マフィア「…なっ!」

    その瞬間

    260: ケイティ 2018/05/24(木)22:54:16 ID:Qr9

    グシャ━━━

    ウボォーはマフィアの頭を握りつぶす

    ウボォー「くくく…、どうした?かかってこいよ」

    現状が理解できずに立ち尽くすマフィアたち

    その目の前に、握りつぶした仲間のマフィアを放り投げる

    ズシャ

    ウボォー「そいつぁ飾りか?」

    マフィアたちが持つマシンガンを顎で示すウボォー

    261: ケイティ 2018/05/24(木)23:01:01 ID:Qr9

    やっと反応できたマフィアたちがマシンガンを構える

    ウボォー「やっとやる気出てきたか?」

    うぉらー!!!

    気合いの雄叫びと共にオーラを爆発させる


    その念に反応した者が2人、ヨークシンのホテルにいた


    そしてちょうどそこに1台の車が着く



    262: ケイティ 2018/05/24(木)23:02:40 ID:Qr9

    キキー ガチャ

    ダルツォルネ「もう始まってやがるぞ!」

    クラピカ(あれがまさか幻影旅団か…?)

    no title


    センリツ(沢山の心音が消えていく…)

    ダルツォルネに続きクラピカ、そしてセンリツが荒野に到着していた

    263: ケイティ 2018/05/24(木)23:09:59 ID:Qr9

    ~ベーチタクルホテル 205号室~

    トランクス「このバッグの紐がベルトの代わりになるかな?」

    悟天「トランクスくん、カーテン取れたよ!」

    ドタバタと準備する2人

    トランクス「よし!じゃぁ悟天まずそこに立って」

    悟天「うん!」

    カーテンを持って悟天の肩に乗るトランクス

    264: ケイティ 2018/05/24(木)23:11:13 ID:Qr9

    悟天「えー、またボクが下?」

    トランクス「この案考えたのボクだから文句言うなよな」

    体にカーテンを巻くトランクス

    トランクス「よし、こんな感じだな。悟天、そこのバッグの紐取ってよ」

    悟天「これじゃ見えないよ。よっと」ボスボスッ

    カーテンに穴を開けて視界を確保する悟天

    265: ケイティ 2018/05/24(木)23:13:33 ID:Qr9

    悟天「あ、あったあった。はい、トランクスくん」

    最後に紐をベルト代わりに結ぶ

    トランクス「━━━よし、これでバッチリ」

    悟天「そうかなぁ…」

    no title


    カラカラ

    窓を開けるトランクス
     

    269: ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)20:43:02 ID:nie

    ~ヨークシンシティ中心 あるホテルのフロア~

    十老頭①「幻影旅団の可能性はどれくらいだ?」

    円卓に10人の壮年の男たちが向かい合って座っている

    十老頭②「マフィア共の言うことだから当てにはならんのじゃないかね?」

    no title



    270: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)20:44:34 ID:nie

    十老頭③「いや、ノストラードからの情報が当たったことを考えるとあながち嘘ではないかもしれんぞ」

    十老頭④「最初に行かせた陰獣4人だけじゃ荷が重いか?」

    十老頭⑤「ふむ…ならば陰獣統括の彼に行ってもらうかね?」

    部屋の扉の傍らに静かに立っていた長髪の男に視線が集まる

    長髪の男「ご命令とあらば直ぐにでも」

    目を伏せて即答する男

    271: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)20:45:50 ID:nie

    十老頭⑥「残りの6人の陰獣も連れて行くがよい」

    長髪の男「しかしそれではここの警備が…」

    陰獣統括と共にこの10人の男たち、十老頭を護衛する身としては陰獣全てと共に出払うわけにはいかない

    だが、十老頭はそれを見越して答える

    十老頭⑦「ここは問題ない。先生がいるのでな」

    視線の先には十老頭が先生と呼ぶ男がいる

    272: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)20:49:47 ID:nie

    部屋の隅に置かれた一際豪華なソファーに腰をかけ、自身の三つ編みした毛先を整えている男

    十老頭⑧「先生は答えるまでもないと仰せだな」

    十老頭⑨「と、いうことだ」

    長髪の男がそれでも逡巡していると

    先生と呼ばれた男がこちらを見もせず、手だけで”行け”と指示する

    長髪の男「…わかりました。では、陰獣を連れて私も向かいましょう」

    十老頭⑩「必ずや仕留めて来るのだぞ」

    そして長髪の男は一礼をして出ていった

    276: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)23:51:42 ID:nie

    ~ヨークシン外 荒野~

    ウボォー「どうしたぁーーーー!!!」

    ドォゴォオオオン

    その頃荒野ではウボォーギンがマフィア相手に大立ち回りをしていた

    まるで人を紙屑のように素手で千切って投げ捨てる

    ダダダダダダダダ

    マシンガンの音は鳴り止まずに響き続ける

    277: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)23:52:16 ID:nie

    だが、ウボォーの体の前には銃弾など効かない

    いつしかウボォーの回りには人が居なくなっていた

    遠巻きに立ち、呆然とするマフィアたち

    ウボォー「どうした?もう終わりか?」

    その言葉に反応できないほど、マフィアたちはあまりにも圧倒的な力を見せ付けるウボォーにのまれていた



    278: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)23:54:40 ID:nie
    no title


    ズキューーーン

    その静寂を切り裂く鋭い銃声

    「ってー、…ライフルか?」

    ウボォーの顔にライフルの銃弾が当たった

    no title

    279: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)23:55:14 ID:nie

    だが、普通の人間が消ゴムを投げられた程度の痛がり方

    そしてウボォーは足元の小石を拾う

    ライフルを撃ったスナイパーを見つけると、拾った小石を投げる

    ボンッという音と共にはぜるスナイパーの頭

    そのあまりの強さに絶望しかけた時

    1人のマフィアがあるものを担いでウボォーの前に現れる

    280: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)23:55:58 ID:nie

    ~ベーチタクルホテル 205号室~

    そしてその頃

    トランクスと悟天が変身したマイティマスクがベーチタクルホテルを飛び出した

    ドヒューーーーーーン

    トランクス「悟天、場所ちゃんとわかってるか?」

    悟天「うん、大丈夫!」

    281: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)23:57:03 ID:nie

    トランクス「基本的な動きは下半身役の悟天なんだからしっかり頼むよ!」

    悟天「トランクスくんはちゃんと指示してよ!」

    そんな話をしてる間にグングンと距離を縮める

    ものの数秒でヨークシン中心街を抜け、郊外を抜け、あっという間に荒野が見えてきた

    トランクス「あ!悟天あそこだ!」

    悟天「わ!人がいっぱい!」

    上空から荒野を見下ろすマイティマスク

    282: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/25(金)23:58:35 ID:nie

    トランクス「言っただろ、変装してたほうがいいって」

    悟天「さすがトランクスくんだよ」

    へへーん、と得意気に胸を張るトランクス

    トランクス「とりあえず岩場の影から観察しようぜ」

    悟天「うん、あそこらへんかな?」

    ヒューン

    2人は全体を一望できる岩影を探し始めた

    no title



    285: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)21:42:07 ID:gjC

    クラピカたちはウボォーの強さに冷や汗を流していた

    ダルツォルネ「…とてもじゃないが…捕まえるのは無理だ」

    センリツ「本当に人なの…?」

    ダルツォルネとセンリツは知らず知らずに後退りする

    そのとき、ピクリとセンリツが背筋を伸ばす

    クラピカ「どうした?」

    その様子を見逃さなかったクラピカが問いかけるが

    286: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)21:43:52 ID:gjC

    センリツ「━━━心音…増えてるわ」

    耳をそばだてていたセンリツからその言葉が出たとき

    スッ

    どこから徒もなく人が現れる

    病犬「あいつらただのコソ泥じゃない」

    豪猪「殺しが生活の一部になってるな。いわば殺しのプロだな、うんうん」

    蛭「餅は餅屋。オレたち陰獣に任せときな」

    蚯蚓「………」ズリュ

    no title

    287: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)21:47:34 ID:gjC

    いつの間にか横に現れていた4人

    この4人こそが、十老頭の懐刀と噂される実行部隊である”陰獣”

    no title

    288: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)21:48:18 ID:gjC

    そして先行して送り込まれていた

    ”病犬(やまいぬ)”
    ”豪猪(やまあらし)”
    ”蛭(ひる)”
    ”蚯蚓(みみず)"

    4人はクラピカたちの横を通りすぎていく

    その視線の先には暴れまわっていたウボォーギンの姿

    ダルツォルネ「…ここは、任せよう…」

    陰獣のその存在感から、ダルツォルネの口から自然と出た言葉に誰も反論はしなかった

    290: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)21:53:44 ID:gjC

    その頃、マイティマスクは全体が見渡せる高所の岩場の影から様子を見ていた

    no title


    悟天「どっちが悪者?トランクスくんわかる?」

    トランクス「んー、あの大きな人の周りにいっぱい人が倒れてるから…大きい人が悪者かな?」



    291: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)21:54:56 ID:gjC

    ウボォーとマフィアを見てそう考えるトランクス

    悟天「でも周りの人たち銃持ってるよ?」

    トランクス「そうなんだよなぁ…」

    そして2人が迷っているとき

    悟天「あ、1人が前に出てきたよ」

    大きなロケットランチャーを担いだマフィア

    292: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)21:56:42 ID:gjC

    マフィア「そこまでだバケモンが!洗車も一発でオシャカにしちまうスーパーバズーカ砲だぜ!」

    砲身をウボォーギンに向ける

    ウボォー「悲しいぜ。オレはたかが洗車と同じ評価かよ」

    嘆く様子を見せながら右手を前に出す

    ロケットランチャーを受け止めるつもりのよう

    マフィア「コナゴナになれや!!」

    no title

    293: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)21:58:13 ID:gjC

    バシューー! ドッゴォオオオオオオオン

    着弾してもうもうと立ち込める煙

    それを見ていたトランクスたちは

    悟天「トランクスくん!」

    トランクス「うん!あの黒い服の男たちが悪そう!」

    悟天「いくよ!」

    トランクス「力はギリギリまで下げとけよ!」

    ふわっ シュン

    浮かび上がったあとに高速移動するマイティマスク

    294: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:03:15 ID:gjC

    遠巻きに見ていたマフィアたちの合間を縫うように通りすぎ、全ての首筋に手刀を落として意識を刈っていく

    そして残った、ロケットランチャーを撃った男の前に出る

    マフィア「貴様は━━━」

    no title

    ドフッ

    お腹に一撃を決めて倒れさせる

    295: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:08:42 ID:gjC

    マイティマスクが岩影から飛び出してわずか3秒での出来事

    トランクス「よし、っと。悟天、バッチリだぜ」

    悟天「いいなー、トランクスくんあとで変わってよぅ」

    そんなことを言っている間に煙が次第に晴れていく

    no title



    296: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:10:27 ID:gjC

    遠くから見ていたクラピカたち

    ダルツォルネ「何が起こった…?」

    クラピカ「一瞬でマフィアが倒れたようだ…」

    眉をひそめるダルツォルネにクラピカは事実のみしか答えられない

    ダルツォルネ「ロケットランチャーの爆風か?」

    クラピカ「…いや、意識を失うくらいならもっと吹き飛ばされるはずだが…」

    そう言ったあとにセンリツの方を向くが

    センリツもふるふると首を振る

    297: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:11:27 ID:gjC

    そしてクラピカたちの横を通りすぎてウボォーの近くまで来ていた陰獣たちは

    病犬「おい、見えたか?豪猪(やまあらし)」

    豪猪「いや、かすかに何かが動いていたのがわかったくらいだな、うんうん」

    病犬(やまいぬ)の問いに、かすかに、と答える

    と、煙が少しずつ晴れて1人の姿が見え始める

    マントとマスクを被った男だ

    298: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:14:41 ID:gjC
    no title


    病犬「おい、いたか?あんな男」

    豪猪「いや、最初はいなかったな、うんうん」

    そこでいままで黙っていた蛭(ひる)が口を開く

    蛭「ぐしゅしゅしゅしゅ。どちらにせよこちら側のマフィアがやられたんだ。あいつも敵ってことでいいよ」

    そろそろやるか、と臨戦態勢に入ったとき

    301: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:30:35 ID:gjC

    マイティマスクの前で煙が晴れる

    目の前には男が立っていた

    マイティマスク(あれ?)

    驚くマイティマスク

    ウボォー「…さすがにかなり痛ぇな」

    no title

    303: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:33:12 ID:gjC

    男は掌をさする

    そして異変に気付く

    ウボォー「な!?お前は誰だ!…というか虫けら共は…」

    マイティマスク「えーっと、マイティマスクだよ!」

    そんな問いかけよりもトランクスたちは焦っていた

    ボソボソとマスクの中で会話する

    悟天(ねぇ、トランクスくん。もしかして間違えたんじゃ…。悪い人ってこっちだったんじゃないの?)

    トランクス(あ、あの状況じゃ仕方ないだろ!)

    悟天(でも全員倒しちゃったよ…)

    トランクス(う…パパたちに見つかったら相当怒られるかも…)



    304: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:35:35 ID:gjC

    まずいぞ、やばいぞ、と2人でボソボソ話す

    ウボォー「おい!てめぇ聞いてんのか!」

    そんなことお構い無しにボソボソと話すマイティマスク

    ウボォー「いい度胸じゃねぇか…」

    オラァーーーーー!!

    無視した形になっているマイティマスクに拳を繰り出すウボォー

    パシッ

    それを見ることもなく受け止めるマイティマスク

    ウボォー「な━━━!?」

    306: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:37:10 ID:gjC

    驚愕するウボォー

    拳を戻して自身の拳を見つめる

    別に力加減などしなかったはずだ

    だがマイティマスクは突っ立ったまま動かない

    悟天(トランクスくん、どうするの?)

    トランクス(うーん、喧嘩両成敗?)

    悟天(え?どういうこと?)

    トランクス(ほら、黒い服の人たちと、この男の人が喧嘩してたんだから、黒い服の人たちは倒しちゃったから、あとはこの男の人を倒して終わり、ってこと)

    悟天(あ、そうだね。じゃぁバレないようにさっと倒していこ)

    308: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:39:28 ID:gjC

    そして振り返るマイティマスク

    マイティマスク「やいやい!いっぱい暴れまわったようだな!この正義のマイティマスク様がぶっとばしてやるぜ!」

    ウボォー「正義のマイティマスクだ?ああん?」

    怪訝そうにするウボォー

    トランクス(えーっと、とにかく力を弱めてっと)

    トランクスは拳の力を最低限まで抜く

    マイティマスク「よっ」

    309: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:42:24 ID:gjC

    パンッ

    顔面に向けて放ったパンチはウボォーの掌に止められる

    トランクス(あれ?弱すぎたかな。さっきの男の人と同じくらいの力だったんだけど…)

    ウボォー「…てめぇ何者だ?強ぇかと思ったらこんなパンチ繰り出して来やがって。いいか、パンチってのはな…」

    そう言って右こぶしにオーラを溜めるウボォー

    ウボォー「こうやるんだよ!”超破壊拳”!!!」

    拳から溢れんばかりのオーラを放ちながら右ストレートを繰り出す

    no title

    311: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:55:17 ID:gjC

    だが…

    パシッ

    左手でそれを軽く受け止めるマイティマスク

    ウボォー「━━━なんだと!?」

    自身の最高の技をいとも簡単に受け止められたウボォーは立ち尽くす

    マイティマスク「うーん、じゃぁこれくらいかな?」

    力加減を少し変えてウボォーの顔面に向けてパンチを返す



    312: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:56:41 ID:gjC

    ヒュン

    no title


    メキョッ! ドヒューーーーーーン

    顔面に当たったと同時にきりもみしながら派手に吹き飛んでいくウボォー

    そのまま崖にぶつかり、轟音を立てて沈む

    トランクス「よし、こんくらいだな」

    悟天「トランクスくん、じゃぁ帰ろっか」

    にんまりと笑うトランクスと悟天

    313: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:58:24 ID:gjC

    だが、それを見ていた他の幻影旅団たちは即座に反応する

    シャルナークがウボォーへと駆け寄る

    残りは一斉にマイティマスク目掛けて動く

    フェイタン、シズク、マチ、フランクリン、ノブナガ

    5人は1秒とかからずに一斉にマイティマスクへ攻撃を繰り出す

    シャシャシャシャシャ

    その全てをかわしきるマイティマスク

    314: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)22:59:20 ID:gjC

    マイティマスク「危ないなぁ…」

    幻影旅団(((((一体何者だこいつは!?)))))

    そう5人が思った時

    その場に乱入してきた4つの影

    ガキィンッ

    フェイタンの剣と病犬(やまいぬ)の牙が甲高い音を立てて交差したのをきっかけに、残りの幻影旅団も陰獣との戦いに引き込まれる

    1人浮いたノブナガのみ、マイティマスクと対峙する

    315: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:04:42 ID:gjC

    ノブナガ「よぉ。やってくれるじゃねぇか」ピキピキ

    怒りで血管が浮き上がるノブナガ

    相棒であるウボォーがやられて相当な怒りが立ち込めていた

    no title

    317: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:09:52 ID:gjC

    マイティマスク「なんだよおっさん。もう帰るとこなんだけど」

    そっけなく言い放つマイティマスク

    ノブナガ「どうやら覚悟はできてるらしいな」

    no title

    カチャリ、と腰に差した刀に手をかけた



    319: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:23:59 ID:gjC

    その頃クラピカたちは

    クラピカ「やらせてくれ」

    ダルツォルネ「だめだっ!」

    クラピカとダルツォルネの押し問答が続いていた

    ウボォーがロケットランチャーで撃たれたあと、裸姿になり、背中の蜘蛛の刺青が見えたあとからだ

    急にクラピカの態度が変わった

    クラピカ「ならばもういい、1人でもやる」

    制止を振り切り歩みを進めるクラピカ

    320: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:25:50 ID:gjC

    ふわっ

    そこに一瞬で花畑が広がる

    no title

    センリツ「…落ち着いたかしら?」

    センリツが音色で落ち着く景色を見せていた

    クラピカ「…あぁ、度々すまない」

    そう言いながら、顔を上げて続ける

    クラピカ「だが、勝算がある」

    そう言いきったクラピカに、ダルツォルネも頭を冷やして話を聞き始めた

    321: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:26:39 ID:gjC

    そしてマイティマスクとノブナガ

    ノブナガ「もうオレの間合いに入ってんだよお前はなっ!」

    シュ パシッ

    居合い抜きをしたノブナガの刀を掴むマイティマスク

    ノブナガ「━━━?な、なんなんだお前はっ!!!」

    マイティマスク「そんなスピードじゃ切れないよおっさん」

    パッと手を離して刀を解放するマイティマスク

    322: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:27:30 ID:gjC

    ノブナガ「…ちっ、くそっ!!!」

    ヒュヒュヒュヒュヒュ

    斬撃を繰り出し続けるノブナガ

    ノブナガ「まさか陰獣がここまでやりやがる野郎だとはなっ!」

    聞き慣れない言葉を耳にする

    マイティマスク「”いんじゅう”?」

    その聞き返しにピタッと手を止めるノブナガ



    323: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:31:07 ID:gjC

    ノブナガ「なんだ…?お前さん陰獣じゃないのか?」

    マイティマスク「だからなんだよそれ」

    ノブナガ「何って言われてもな…、横で戦ってる4人の奴らの仲間だろ?」

    ちらりと横を見る

    確かに急に現れた4人組だ

    マイティマスク「ううん、知らない」

    ノブナガ「じゃぁお前は誰だっつー話だ」

    no title

    324: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:36:36 ID:gjC

    マイティマスク「だから言ったじゃん、マイティマスクだって」

    ノブナガ「…あー、そうかい。悪かったな。じゃぁ帰っていい」

    ヒラヒラと手を動かして帰れと合図するノブナガ

    マイティマスク「あれ?いいの?じゃ!」

    嬉しそうに後ろを向いた瞬間

    シュピン

    ノブナガの刀が胴体を切断する

    no title

    325: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/26(土)23:37:27 ID:gjC

    ノブナガ「…いまのを避けるか」

    服を薄く一枚切った手応えしか残らなかった

    だが、マイティマスクの体は完全に上下に分離していた

    ノブナガ「へ…?」

    上下に視線を動かすノブナガ

    トランクス(やっべ!帰るぞ悟天!)

    悟天(う、うんっ!)

    ドヒューーーーーーン

    下半身と上半身が空を飛んで一瞬で消えていく

    ノブナガ「…子供2人、か?」

    ノブナガの困った顔は暫く元に戻らなかった

    331: ◆EQV4hHZKjVSy 2018/05/27(日)21:21:14 ID:VFD
    お久し振りです いや読み応え有りました

    335: ウーロンの人 2018/05/27(日)22:04:20 ID:670
    そういや、団長がマフィアの娘の念能力使えなくなったのは元々の所有者が死んだからって噂されてるけど ケイティさんの意見を聞きたい



    342: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)03:18:57 ID:Gyk
    蟻編始まるまでワイは氏ねないんやで

    346: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/28(月)19:58:02 ID:1jI
    【雑談】
    >>331さん
    お久しぶりです!
    確かウーロンをスルーして僕を安心させてくれた方!
    こちらにもようこそ!
    ぜひぜひ楽しんでいって下さい!

    >>335 ウーロンの人
    こちらは見事ウーロンを当てて僕を焦らせた方!
    団長の能力、ネオンのことですね。
    また別途予想書きます!

    >>342さん
    随分と長生きしていただかないと…(笑)

    347: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/28(月)20:08:13 ID:1jI
    【雑談】
    <団長のネオンの能力が消えた考察>
    結論:ネオンは生きてる
    内容:クラピカによってネオンの念は取り戻された
    (詳細考察は以下)
    クラピカのセリフに
    「”死んでも渡さない”と言った奴が二人いたがどちらも死ぬ事なく心変わりしたよ」
    というものがあります

    「死ぬことなく」から、ネオンは死んでないと普通に推察
    クロロが使えなくなったのは、ネオンが死んだのではなく除念されたからだと考えてます
    ネオンの除念は、緋の目と交換にクラピカ(もしくは除念師)がネオンにかけられたクロロの念を除念

    除念でどうにかなるのか?の考えに対しては、クロロの念は”相手の念にゲートをつけるような念”と予想
    奪うのではなく、ゲートをくっつけていて、一方的にそのゲートから念能力を使う感じ

    なので、死ぬともちろんゲートの繋がりはなくなるが、除念でもゲートの繋がりを断ち切る為、クロロはネオンの念能力が使えなくなった(ネオンは死んでない)

    物語の流れとしては、ノストラードファミリーが手に入れた緋の目をネオンが持っていて、それをクラピカが手にする為に、ネオンの念能力の復活(除念)を取引にした

    その後、本編のあらすじでは「ノストラードファミリーは賭博と護衛で生計を立てている」と言われている
    だが、そこに関しては、実は賭博にネオンの念能力を使っていると推論してます

    いままでみたいに占いをしないのは、また同じように狙われない為
    ノストラードのボス(ライト)は娘とその能力が大事なので、クラピカの”占いをせず、賭博に使う”提案に頷く

    なぜそう思うか
    賭博と護衛だけで緋の目をあんなに集められないと思うから(本編では緋の目を大量に集めていたシーンあり)
    賭博で大確率で勝てる要素があれば、お金も溜まるはず=占いの能力を使用

    じゃあ護衛業務はいらなくないか?
    それは富樫先生のミスリード
    ネオンを死んだと思わせるための布石だと思われる

    ****************************
    と、いう感じで考察してます。
    思いっきり富樫先生に引っくり返されそうですが(笑)
    「え?ネオン死んでるよ?何か?」みたいに…

    349: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/28(月)20:11:13 ID:1jI

    そして幻影旅団と陰獣たちは激しいバトルを繰り広げていた

    激しい鍔鳴りの音を立てるフェイタンと病犬(やまいぬ)

    蛭の毒を吸いとって膠着状態になるシズクと蛭(ひる)

    針が通らずに苦戦するマチとその相手の豪猪(やまあらし)

    念弾の届かない地面にいて場面の動かないフランクリンと蚯蚓(みみず)
     

    350: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/28(月)20:13:48 ID:1jI

    それを見たシャルナークが動こうと、意識をウボォーから外した瞬間

    ジャラ

    一瞬で鎖がウボォーに巻き付く

    ギュオオオオオオオオ!!

    その瞬間に、あっという間に引っ張られていくウボォー

    no title


    「マチ!!」

    シャルナークの声に反応して、一瞬で事態を把握したマチ

    シュッ

    瞬時に針を飛ばす



    351: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/28(月)20:14:46 ID:1jI

    だが、豪猪(やまあらし)の毛がその針を掴んではたき落とす

    マチ「ちっ、やってくれるじゃないか」

    苦々しげに豪猪を見るマチ

    それを見たシャルナークは

    シャルナーク「うーん、先に陰獣をやるしか無さそうですね」

    と、呟いて陰獣たちとの戦いに参戦した

    ノブナガもその戦いに入る

    グシャリ━━━━

    そしてあとは一瞬の出来事だった

    352: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/28(月)20:15:47 ID:1jI

    ~ヨークシン郊外 道路~

    クラピカ「…どうだ?」

    センリツ「━━━追っ手はないみたい。どうやら大丈夫そうよ」

    クラピカに問われて耳をそばだてていたセンリツが答える

    ダルツォルネ「おい、そいつ起きないだろうな?」

    運転しながら心配そうにバックミラーへ視線を向けるダルツォルネ

    353: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/05/28(月)20:16:25 ID:1jI

    センリツ「えぇ、大丈夫よ。完全に意識を失ってるわ」

    クラピカ「起きても問題ない。奴らにはこの鎖は解けはしない」

    心音を聞いたセンリツと、鎖で捉えているクラピカは二人で大丈夫だと念を押す

    そんなやり取りをしていたせいか、はたまた普通にしていても気づけたか

    クラピカ達の車が通りすぎていくのを、崖の上で見ていた影が7つあった

    369: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:06:18 ID:98k

    ~ベーチタクルホテル 205号室~

    ガラガラ

    トランクス「よっ、と」

    悟天「トランクスくん、お父さんたちまだいない?」

    先に入ったトランクスの様子を窺うように窓から顔を出す悟天

    トランクス「大丈夫、大丈夫。それよりこのカーテンとか片付けようぜ」

    悟天「うん、片付けたらそのあとは?」

    370: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:07:10 ID:98k

    トランクス「どうしようかなぁ…」

    うーん、と悩み出す

    トランクス「━━━やっぱり念が気になるよなぁ。まぁ今日は遅いし寝とこうぜ」

    バッグの紐を元に戻したトランクスはバフッとベッドに飛び込む

    悟天も真似してベッドに飛び込む

    そしてあっという間に眠りについた



    372: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:10:44 ID:98k

    ~ヨークシンのあるホテル地下~

    クラピカ「ここは?」

    ダルツォルネ「言っていた別のアジトだ。地下のな」

    クラピカたちはノストラードファミリーが所有する施設の一つに入り、ダルツォルネから詳細を聞いていた

    ダルツォルネ「拷問器具なども一通りある。覚醒ガスを吸わせたから、こいつももうじき起きるだろう」

    クイッと顎でウボォーギンをさした

    373: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:12:54 ID:98k

    ~ヨークシン郊外 道路~

    フェイタン「場所わかるあるカ?」

    シャルナーク「とりあえずヨークシン方面に逃げたのだけはわかります。そこまではこの街道一本しかありませんしね」

    フェイタンにそう答えるシャルナーク

    マフィアの車を盗んだ幻影旅団たちは、ウボォーギンを拐った者たちを猛スピードで追いかけていた

    マチ「それにしてもあのマスク野郎は一体何者?」

    直接戦ったノブナガに尋ねる

    374: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:15:00 ID:98k

    ノブナガ「…陰獣じゃねぇ、って言ってたがな…」

    シズク「なにそれ?じゃぁなんで来たの?」

    不思議そうに今度はシズクが尋ねる

    ノブナガ「知らねぇよ。あの2人に聞けよ」

    マチ「2人?」

    ノブナガ「あぁ、多分だが子供2人だな」

    思い出しながら説明するノブナガ

    375: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:16:17 ID:98k

    ノブナガ「お前さんたちは他の陰獣と戦ってたから見てねぇだろうが、あのマスク野郎をぶった切ったんだよ」

    自慢じゃねぇぞ、と一言告げて続ける

    ノブナガ「手応えがないから避けられたと思ったら…2つに分裂して何か話ながら飛んでいきやがった」

    シャルナーク「飛んだ?」

    シャルナークがそこに反応する

    376: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:17:51 ID:98k

    ノブナガ「あー、そこはなんだ…、ちょいと驚いてて忘れてたが、確かに空を飛んで逃げていきやがった」

    フェイタン「なぜ子供ってわかるあるカ?」

    ノブナガ「見たわけじゃねぇよ。ただ声が幼いのと、元々手足が短かったじゃねぇか」

    ふーむ、と考え込むシャルナーク

    マチ「で、強さは?」

    「…団長以上だ。余裕で、な」

    少し難しそうに答えるノブナガ



    377: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:19:20 ID:98k

    マチ「はっ、それはあり得ないね。あんたが弱くなったんじゃないの」

    ふざけるなと言外に伝えるマチ

    ノブナガ「冗談なんか言ってねぇよ。マチ、お前はオレの居合いを止められるのか?」

    マチ「なんの関係があんのさ」

    ノブナガ「いいから答えろよ」

    マチ「…そりゃ難しいかもしれないけど…あんただってうちの強化した糸を絶対に切れる保証はないだろ」

    ノブナガはポリポリと頭をかきながら、そういうことじゃねぇんだよなぁ、と呟く

    378: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:20:32 ID:98k

    ノブナガ「いいか、あのマスク野郎はこっちを見もせずに、オレの居合い抜きを指先で”掴み”やがった。この意味がわからねぇお前らじゃねぇだろ」

    フェイタン「それで?パワーはウボォーギン以上あるカ?」

    静かにしていたフェイタンが口を開く

    シャルナーク「速さはノブナガさんの居合い抜き以上、力はウボォーさん以上、そして空を飛ぶ能力ですか…危険ですね…」

    危機感を顕にするシャルナーク

    その瞬間

    379: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:24:59 ID:98k
    no title

    ドンッ

    ボンネットに人影が見えた瞬間、車が影に包まれる

    ザザッ

    車から飛び出す4人

    no title

    380: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:28:17 ID:98k
    no title

    ノブナガ「おい!こら!出せ!」

    ボンネットに飛び乗った男の手、そこに小さな布が袋状にして包まれている

    その袋からノブナガの声が響いていた

    フェイタン「…ノブナガは場所が悪かったネ」

    ノブナガは後部座席の真ん中に座っていた

    そして街道の横、崖を見上げる幻影旅団の4人

    そこには━━━━

    382: ケイティ■忍法帖【Lv=10,バラモスエビル,86K】 2018/06/02(土)21:46:23 ID:98k
    no title

    崖の上に見える影

    フェイタン「あのノブナガを捕まえてる男、あいつが梟(ふくろう)あるカ?」

    シャルナーク「だと思いますよ。金庫からお宝を持ち出すにはうってつけの能力ですしね」

    そう解説し、狙いを定めるシャルナーク



    385: ケイティ 2018/06/02(土)21:53:59 ID:98k

    マチ「待って。でも人数が合わない」

    動こうとする2人にマチが制止をかける

    シズク「人数?」

    シャルナーク「…あぁ、そういうことですね。確かに」

    わからないシズクと頷くシャルナーク

    マチ「陰獣は10人。さっき4人潰したから、残りは6人のはずなんだけど」

    フェイタン「そんなことどうでもいいネ。こいつらに聞けばわかるネ」

    カチャ、と剣に手をかけるフェイタン

    386: ケイティ 2018/06/02(土)22:02:32 ID:98k

    シャルナーク「まぁ今回はそういうことですね」

    同意して構えるシャルナーク

    シズク「お相手はどうします?」

    陰獣たちを見上げるシズク

    崖の一番上にいる長髪の男は様子見のようで気迫も構えも感じられない

    no title

    387: ケイティ 2018/06/02(土)22:03:29 ID:98k

    シャルナーク「多分あの人は最初は動きませんね。ということは6:4」

    フェイタン「ならワタシが2人もらうネ。あとは好きにしたらいいヨ」

    シャルナーク「じゃぁボクも2人もらいましょうか。先ほどの陰獣は皆さんにお任せしましたしね」

    マチ「じゃぁあたしはあの梟(ふくろう)を捕まえるとするよ」

    フェイタンとシャルナークが2人ずつ受け持つと答え、マチは梟の捕獲を決める

    シズク「じゃぁ私は…」

    シズクが困ったように残りの陰獣を見渡した瞬間

    388: ケイティ 2018/06/02(土)22:05:16 ID:98k

    シャッ

    一斉に6つの影、陰獣が動いた

    キキンッ

    瞬きする間で戦闘が開始される

    拮抗する幻影旅団と陰獣たち

    それを見下ろす長髪の男

    長髪の男(幻影旅団か…結構な強さだが…)

    389: ケイティ 2018/06/02(土)22:06:17 ID:98k

    フェイタンと2人の陰獣を見る

    長髪の男(あの小さい黒マントの男、相当な手練れだな。陰獣2人がかりで精一杯…、押し負ける可能性もあるか?)

    そしてシャルナークと2人の陰獣

    長髪の男(こちらは逆に押している…?いや、のらりくらりとかわされているだけか?…あいつの目の動き、全体の状況分析をしているということか)

    更に足元ではシズクと陰獣

    長髪の男(こちらも拮抗、か。あの細い女はそこまで戦闘向きでは無さそうだな)

    390: ケイティ 2018/06/02(土)22:07:52 ID:98k

    最後に奥に視線を移す

    マチと梟(ふくろう)

    何かをかわし続ける梟(ふくろう)

    目を細める長髪の男

    長髪の男(…糸か!まさか梟が競売品を運んだことを知っている!?捕まえるつもりか!)

    まずい!、と動く長髪の男

    その動きに髪がなびき、月の光で銀色に煌めく

    391: ケイティ 2018/06/02(土)22:08:38 ID:98k

    崖を走るように駆け下りて梟(ふくろう)の加勢に向かう

    それを見たシャルナーク

    シャルナーク「いまだ!全員潰せ!」

    幻影旅団の4人は一気にオーラを高める

    ぎゃぁ!うげぇ!

    陰獣たちの断末魔が周りから響いてくる

    そして目の前の女が梟(ふくろう)糸で絞め上げようとしたその瞬間



    392: ケイティ 2018/06/02(土)22:11:05 ID:98k

    長髪の男(せめて梟だけでもっ!)

    ザッ

    手刀で糸を切り落とす長髪の男

    片腕に梟を掴んで一歩下がる

    だが、女の足元には梟(ふくろう)の手からこぼれた布袋が落ちている

    ブワッ

    一瞬で大きくなり、包まれていた車が現れる

    393: ケイティ 2018/06/02(土)22:15:26 ID:98k

    そして車のドアが開き、侍風の男が出てくる

    ちらりと視線を左右に移す長髪の男

    黒いマントの男も、白い服を着た優男も、掃除機を持った女も、敵は全員悠々と立っている

    その足元には陰獣たちの亡骸

    形成は一瞬にして5:1

    長髪の男(力を隠していたとは…。全員がヒソカと同じレベルの能力者…)

    ジリ、と後ずさる長髪の男

    394: ケイティ 2018/06/02(土)22:19:52 ID:98k

    そこに侍風の男から声がかかる

    ノブナガ「おい、お前さんは何者だ?オレらの仲間をどこに連れ去った?」

    no title

    長髪の男「連れ去る?」

    意味がわからずに聞き返す

    395: ケイティ 2018/06/02(土)22:21:54 ID:98k

    ノブナガ「あー、質問してんのはこっちだ。まともに答えろ」

    うっすらと額に血管を浮かべる侍風の男

    フェイタン「ノブナガ、そんなことどうでもいいネ。必要なのはお宝あるヨ」

    黒いマントの男は、そう言って長髪の男が担いでいる梟(ふくろう)を指す

    ノブナガ「お宝より先にウボォーだろうが!」

    ブチッと聞こえる程の怒りを持って振り返る侍風の男

    396: ケイティ 2018/06/02(土)22:23:04 ID:98k

    そこに、まぁまぁ、と間に割って入る優男

    シャルナーク「まずは聞きましょうよ。彼が誰なのか、を」

    そして向き直す

    長髪の男(これは…逃れられない、か)

    長髪の男「ある組織の武闘派をまとめている者だ」

    うーん、と首をかしげる優男

    シャルナーク「そんなに濁さないで下さいよ。彼らがコミュニティの長である十老頭付きの陰獣っていうのはわかってるんですから」

    そう言ってにこりと笑って続ける



    397: ケイティ 2018/06/02(土)22:24:50 ID:98k

    シャルナーク「ボクは貴方の立場と名前が聞きたいんですよね」

    長髪の男「嘘を言うかもしれないが?」

    シャルナーク「そこは大丈夫ですよ。嘘を見破れる仲間もいますし、勘が鋭い人もいますから」

    そしてちらりと女性に視線を向ける

    梟と戦っていた糸使いの女だ

    長髪の男(記憶が読めるのか、もしくは嘘かどうかがわかるのか…)

    シャルナーク「まぁいいじゃないですか、教えてくれても。じゃないと今すぐ攻撃しなくちゃいけませんし」

    そう、選択肢はないのだ

    長髪の男は一息ついて口を開く

    長髪の男「陰獣の統括をしている━━━」

    398: ケイティ 2018/06/02(土)22:27:33 ID:98k
    ~ヨークシンシティ中心街 カクテルバー~

    女「あら?いい男じゃない」

    グラマスな女性がカウンターに座った男に声をかける

    女「見かけない感じの雰囲気だけどどこの出身かしら?」

    違和感もなくスルリと隣に座る

    男「出身はしがない荒野さ。普段は西の方の都に住んでるがね」

    ふぅん、と物珍しそうに見ながら距離を縮めてくる

    399: ケイティ 2018/06/02(土)22:28:20 ID:98k

    男「き、君こそどちらの出身かなー?なんて…あはは」

    女「あら?興味ある?」

    艶っぽい唇を見せながらしなだれる

    男(あいつを先にホテルに行かせてて良かったー!)

    男「で、お嬢さんは何を飲みますか?」キリッ

    女「気が利くのね、うふふ。じゃぁマティーニを貰おうかしら」

    男「マスター!こちらの麗しい女性にマティーニを」キリッ

    400: ケイティ 2018/06/02(土)22:31:11 ID:98k

    雰囲気に酔っている男は、チラリと視線を向けたマスターの憐れみの視線には気付かなかった

    女「この街に来たのはオークションかしら?」

    男「いえ、友人を探しに…」

    女「あら、そうだったの…。オークションをされるお金持ちの方が多いからつい。お酒は奢りじゃなくて割り勘でいいわ」

    スッ、と立ち上がろうとする女性

    男「あ、まっ待ってください。大丈夫ですよ。こう見えてちゃんと持ってますから!」

    401: ケイティ 2018/06/02(土)22:31:53 ID:98k

    懐から箱を取り出す男

    パカッ

    中に入った大粒のダイヤを見せる

    女「わぁ、とっても綺麗だわ」

    いつの間にかしっかりと座っている女

    心なしか男に胸を押し付けて

    男(むふっ)

    女「今日はもう少し飲みたいな…」

    意味ありげにそう呟く女



    402: ケイティ 2018/06/02(土)22:33:14 ID:98k

    男「実はボクもなんです」キリッ

    女「ねぇ、この店内…人目が多くて嫌だわ。外のテラスにしない?」

    お店の外にあるテラス、その端のテーブルに視線を送る

    ちょうど死角で人目もつきにくい

    男「マスター、外のテラスで飲んでもいいかい?あと、シャンパンをボトルで」キリッ

    マスター「いいですけど…大丈夫ですかいお客さん」

    男「まだまだ飲めますよ」キリッ

    マスターは何の心配をしたのか

    だが男はそう答えたのだった

    405: ケイティ 2018/06/02(土)22:44:29 ID:98k

    ~ヨークシン郊外 道路~

    「陰獣の統括をしている━━━カストロだ」

    優男は女の方を見る

    糸使いの女はその視線を受けて頷く

    マチ「成る程ね。嘘は言ってないみたいだね」

    その間にもカストロはどこかに隙はないかと目配せする

    だが、幻影旅団たちに隙はない

    頬を汗が一筋流れて、落ちた

    no title

    406: ケイティ 2018/06/02(土)22:45:21 ID:98k

    ~ベーチタクルホテル 8011号室~

    悟空「成る程なぁ。そんな能力使ってたんかぁ」

    ベジータからヒソカの能力を聞いて納得する悟空

    ベジータ「念を使う奴らは根本的に気を使う奴ら戦い方が違うからな」

    悟空「けどフリーザもブウも超能力使うから一緒みてぇなもんじゃねぇか。大変だったけど勝てたんだしさ」

    ちっ、と舌打ちするベジータ

    ベジータ(まるでこの前までの自分を見てるようだぜ)

    407: ケイティ 2018/06/02(土)22:49:35 ID:98k

    悟空「な、なんだよベジータ怒るなって」

    ベジータ「相手の気をはるかに上回ったら力で勝てるだろ。だがオレ様が言っているのは”同レベルの奴”と戦った時のことだ」

    悟空「く、工夫して勝つんじゃねぇのか…?」

    ベジータ「だからその工夫の仕方を話してきたんだろうがーーーー!!!」

    no title

    ベジータの怒声が上がる中

    ゴンたちは、早く自分の部屋に戻って欲しいと思い始めていた

    408: ケイティ 2018/06/02(土)22:51:08 ID:98k

    ~ヨークシンシティ中心街 カクテルバー~

    男「いやー、こんな綺麗な人と飲めるなんてボクはついてるなー、なんて」あはは

    女「ほんとお世辞がお上手ね」

    テーブルの上には空のシャンパンが何本も並んでいた

    男はだいぶ酔っているようで、顔も赤く上機嫌

    女はグラスに口をつけるが、一向に減っていなかった



    409: ケイティ 2018/06/02(土)22:52:13 ID:98k

    女「そうそう、綺麗と言えばオークションの最終日には花火が上がるそうよ」

    男「花火なんかより貴女の方が何倍も綺麗ですよ」うへへ

    女「あ、ありがとう。でも花火は綺麗よ。見たいわぁ」

    そう言いながら女は男のグラスになみなみと注ぐ

    話題を作りながらとにかく飲ませ続けていた

    男「花火ならボクも打ち上げられますよ」ニヤッ

    女性の頭に?が浮かぶ

    410: ケイティ 2018/06/02(土)22:53:27 ID:98k

    女「お仕事は花火師か何かだったかしら…?」

    男「いえいえ、ただの武道家なんですけど。よっ」

    ぽんっ

    男の手のひらから光輝くものが出て浮かぶ

    no title

    411: ケイティ 2018/06/02(土)22:53:56 ID:98k

    女「━━━!なにこれ!?」

    色っぽい余裕なイメージが消え去り、驚く女性

    そのまま男は上に投げる動きをする

    それにつられて上空に飛んで行った光の玉

    そして男が手のひらをぎゅっと閉じて握りこぶしにした瞬間

    パァン

    上空で光の玉が弾けて消える

    413: ケイティ 2018/06/02(土)22:55:01 ID:98k

    女「…綺麗」

    男「と、まぁこんな感じで」へらっ

    赤らんだ顔でにんまり笑う男

    女「凄い!どうやったの!?」

    男の腕を胸に引き寄せて喜ぶ女性

    男「普通の人には無理なんだけどね、ボクには簡単かなーなんて」あはははは

    見せて見せてとせがむ女性

    414: ケイティ 2018/06/02(土)22:55:54 ID:98k

    男「んじゃもういっちょいきますか」でへへ

    手のひらから5つの光の玉を作り出す

    くるくると体の周囲を回ると、そのまま螺旋を描きながら上空へ上がる

    女「すごーい!文字とかも書けるの!?」

    男「も、…もちろん!」

    男は酔った頭で一生懸命操作する

    光の玉を高速移動させて、その残像で文字を空中に描く



    415: ケイティ 2018/06/02(土)22:56:36 ID:98k

    頭にアルコールが登ってふらつくが、女性の胸が体を支えていて心地良い

    男(むふふっ)

    気が抜けた顔をしながら、4つのハートを描く

    そして最後に同じく弾けて消える

    女の喜ぶ顔を見ながら、注がれるシャンパンに酔いしれる男

    一瞬で感動の感情を抑え込んで男の懐に手を伸ばす女

    どちらも、出した光の玉が5つ、弾けた光の玉が4つだとは気づいていなかった

    416: ケイティ 2018/06/02(土)22:58:16 ID:98k

    ~ヨークシン郊外 道路~

    シャルナーク「じゃぁ改めて話を整理しよう」

    幻影旅団の優男はそう言って指を2つ立てた

    シャルナーク「ボクらが知りたいのは、拐われた仲間の行方。そして隠された競売品、お宝の在りか。この2つなんだよね。できれば両方知りたいんだけど」

    カストロ「君たちの仲間のことは本当に知らない。競売品のことについては盗賊には教えられない」

    またチラリと糸使いの女を見る優男

    シャルナーク「うーん、本当に嘘じゃないみたいなんだよね」

    マチ「ねぇ、あたし思うんだけどさ。拐った奴は陰獣とは関係ない気がするんだよね」

    417: ケイティ 2018/06/02(土)22:59:11 ID:98k

    シャルナーク「うん、その可能性は大いにあると思ってるよ」

    糸使いの女の言葉に頷き、推論を続けて述べる優男

    シャルナーク「陰獣は10人。あっちの荒野で4人、ここで5人潰して、目の前にいる男に担がれてるのが1人。これで10人。なら連れ去ったのは違う組織かもしれない」

    フェイタン「まぁとりあえず半殺しにしてお宝の場所吐かせればいいネ」

    結論は変わらなかった

    カストロ(もうここまでか…。だがただではやられはせん!)

    オーラを練り込むカストロ

    それに反応して動く幻影旅団

    その瞬間

    418: ケイティ 2018/06/02(土)23:06:06 ID:98k
    【雑談】
    今日はここまでです!
    嫌らしいところで終わってすみません!
    仕様です!

    最終回まで行けませんでしたが、また書き進めながら最終回にできそうな日が決まりましたらアナウンスさせてもらいます。
    最終回を期待して下さっていた方、本当にすみません。


    さて、遂に激突した残りの陰獣と幻影旅団
    いくら武闘派の能力者とはいえ、殺しを専門にしている幻影旅団には敵わなかった
    そして1人残されるカストロ
    天空闘技場でフロアマスターになったあと、師であるヤムチャを探しながら組織を転々とし、その強さをもって十老頭に召し抱えられていた
    完全に蚊帳の外の悟空たち
    バーで鼻の下を伸ばす、ゴンたちからダイヤを手に入れていた腕相撲の強い謎の男
    そして幻影旅団を捕まえたクラピカたち
    どうなるカストロ、どうなるヨークシンシティ!
    次回もお楽しみに!

    424: ケイティ 2018/06/03(日)21:20:01 ID:Kx9

    ドォオオオオオオオオン

    凄まじい衝撃がカストロと幻影旅団の間に起こる

    全員その場から吹き飛ぶ

    フェイタン「な、何が起こった、あるカ」

    頭を抑えながらふらつくフェイタン

    シャルナーク「ぐっ…。わかり、ません」ガハッ

    血を吐いて腹部を押さえる

    爆心地に近かったシャルナークはまともに衝撃を受けた様子



    425: ケイティ 2018/06/03(日)21:20:57 ID:Kx9

    フェイタン「内臓、やられた、あるカ」

    周りを見渡す

    フェイタン「マチ、シズク、…は完全に、意識ない、あるネ」

    1人、ノブナガだけは刀を杖代わりにして立っている

    ノブナガ「ちっくしょ…、なんだ、あの光の玉…」

    フェイタン「光の玉…、言われて、みれば、見えた、気がする…あるネ」

    衝撃が起こる一瞬前、カストロと自分達の間に光る玉が見えたような気がしていた

    426: ケイティ 2018/06/03(日)21:28:05 ID:Kx9

    フェイタン「ヤツの、技、あるカ…?」

    ノブナガ「わからねぇ…。だが、フランクリンの、やつみたいな放出能力、だった」

    フェイタン「威力が、桁違い、あるヨ」

    そして相手、カストロを探し始めた

    no title

    427: ケイティ 2018/06/03(日)21:28:54 ID:Kx9

    カストロも同じく、衝撃により吹き飛んでいた

    幻影旅団たちとは反対方向の崖側

    カストロ(何が起こった…?いや、私は見たはずだ!あれは師の繰気弾…!私を助けてくれたのか!)

    膝付き状態から立ち上がる

    爆心地が幻影旅団寄りだったこともあり、幸いダメージは大きくない

    カストロ「師匠!どこです!?」

    声を張り上げて師、ヤムチャを探す

    だが反応はない

    429: ケイティ 2018/06/03(日)21:31:49 ID:Kx9

    カストロ「なぜ答えてくれないのですか!?」

    神経を研ぎ澄ませてみても、師を見つけることができない

    カストロ(助けたられたのに…お礼も言わせてくれないなんて…。でもなぜ姿を現してくれないのか…?それに師なら私にダメージを与えることなく敵を倒せたはず…なぜ…?)

    わからないことだらけで困惑するカストロ

    そこに

    ブワッ

    煙を掻き分けるように敵が現れる

    430: ケイティ 2018/06/03(日)21:32:44 ID:Kx9

    フェイタン「ここに、いたネ!」

    ガギィンッ

    フェイタンの剣をカストロの手が抑え込む

    カストロ(なぜ敵がまだ生きている!?)

    フェイタン「ワタシの、剣、止められるの、ムカつくあるネ」

    虎咬拳を極めたカストロには刃は通らない

    カストロ(な、ぜ…敵…が?)

    フェイタン「どこ見てる、あるカ」



    431: ケイティ 2018/06/03(日)21:33:20 ID:Kx9

    ガギィンッ キンッ キンッ

    猛烈なフェイタンの剣捌き

    一瞬でも手に集めたオーラを緩めればあっという間に切られる

    だが、カストロの頭は疑問と疑念でいっぱいだった

    スウゥ

    その意識がオーラを緩める

    シュッ!

    フェイタンの剣がカストロを両断するように振り下ろされる

    剣が眼前に迫ったその瞬間

    432: ケイティ 2018/06/03(日)21:38:36 ID:Kx9

    キイィン

    もうひとつの刃がカストロの顔前に差し出されてフェイタンの剣を止める

    フェイタン「なんの、つもり、あるカ?」

    no title

    剣を止めたのはノブナガの刀

    ノブナガ「殺すな。何でもいい。ウボォーに、繋がるかもしれねぇんだ」

    だいぶ息が整ってきたフェイタンとノブナガ

    433: ケイティ 2018/06/03(日)21:40:59 ID:Kx9

    フェイタン「無理ネ。こいつ、かなり強いあるヨ。生け捕りできるような、ヤツじゃないあるネ」

    ノブナガ「強さなんて、どうだっていいんだよ。ウボォーのこと知らなかったとしても、もしかしたら取引材料になるかもしれねぇ」

    目の前で睨み合う幻影旅団の2人

    カストロ(…いまは師のことより梟を連れ帰ることが優先!)

    右手にオーラを集める

    カストロ「━━━繰気弾!」

    no title

    434: ケイティ 2018/06/03(日)21:42:53 ID:Kx9

    ブゥウウウウン

    手のひらに現れる光の玉

    フェイタンとノブナガは一瞬で距離を取る

    フェイタン「ヤツの技だったあるカ。非常に厄介あるネ」

    珍しく顔を曇らせるフェイタン

    ノブナガ「あぁ、こいつはやべぇな…。あんな技を何発も出せるたぁな…」

    ノブナガも握る刀に汗が滲む

    no title

    435: ケイティ 2018/06/03(日)21:43:52 ID:Kx9

    カストロ「はっ!」

    ヒュヒュン

    カストロは繰気弾を動かして幻影旅団の2人を狙う

    フェイタンとノブナガは先ほどの爆発の威力を警戒して大きく避けるしかなく、隙が出てくる

    カストロはジリジリと下がりながら操作する

    フェイタン「このままだと逃げられるあるヨ」

    ノブナガ「と言っても、こいつがある限り追えねぇ、だろ!おっと」

    ヒュン

    ノブナガの鼻先を掠める光の玉



    436: ケイティ 2018/06/03(日)21:44:51 ID:Kx9

    そして━━━

    フェイタン「もう、無理あるネ」

    カストロの姿が見えなくなった

    ノブナガ「ちっ、くそっ!」

    それと共に光の玉も消えていく

    カストロはヨークシンの中心へ向けて走っていた

    陰獣の梟(ふくろう)の保護と、十老頭への陰獣全滅、そして敵が幻影旅団であることの報告をする為に

    437: ケイティ 2018/06/03(日)21:49:19 ID:Kx9

    だが、心はそこになかった

    カストロ(なぜ師は敵を助けた…。なぜ私を助けに出て来てくれなかった。師は…変わってしまったのか…。幻影旅団に味方した師を…私は…)

    ぐっ、と拳を握り締める

    カストロ「師が悪の道に落ちたのなら…私が倒さねば!」

    決意をもって顔を上げたカストロ

    そこには1人の男として立った厳しい顔があった

    no title

    443: ケイティ 2018/06/03(日)23:30:17 ID:Kx9
    ~ヨークシンシティ中心街 カクテルバー~

    ゆさゆさ ゆさゆさ

    マスター「ちょっとお客さん。起きてくださいよ」

    ゆすり起こされて目を擦る男

    男「…ふぁぁぁ。あれ?マスター…?」

    マスター「もう閉店時間ですよ」

    マスターは時計を指しながら男に閉店を告げる

    444: ケイティ 2018/06/03(日)23:30:54 ID:Kx9

    男「あー、寝ちゃってた…?」

    マスター「あんなに飲むから…。お会計して早くホテルに戻って下さいよ」

    そう言いながら水を差し出すマスター

    受け取って口を付ける

    男「あれ…?女性は…?」

    キョロキョロと辺りを見回す男

    マスター「もう2時間以上前に帰ってますよ」

    はぁ、とため息をつくマスター

    445: ケイティ 2018/06/03(日)23:31:46 ID:Kx9

    マスター「お会計、53万ジェニーですよ」

    男「………。53万ゼニー!?」

    目が醒める男

    マスター「そりゃ…あれだけ高いシャンパン飲まれたら…」

    そう言われてテーブルを見る男

    空き瓶が8本転がっている

    どれも良い値段のする銘柄だ



    446: ケイティ 2018/06/03(日)23:33:01 ID:Kx9

    男「あちゃー…。あるかな…」

    ガサゴソとお尻の方から財布を取り出す

    男「…………。ない」

    現金が1枚も入っていない

    小銭すら入っていない

    男「う…そ…だろ…?」

    マスター「お客さん、やられたみたいですなぁ」

    憐れみの目で見るマスター

    447: ケイティ 2018/06/03(日)23:33:47 ID:Kx9

    その慰めの視線で気づく

    男「あの………女!」

    ガタン、と立ち上がった男だったが、マスターが腕を掴む

    マスター「どこに行くんですかねぇ」

    男「いや、あの、女を捕まえようかと…」

    マスター「お勘定済ませてからでお願いします」

    丁寧だが有無を言わせない態度のマスター

    男「でも…」

    と、言いかけた時

    453: ケイティ 2018/06/04(月)21:20:12 ID:LIj

    相棒の言葉が脳裏をかすめる

    『いいですか?何かあったときの為にこの靴底にクレジットカード入れておきますからね!でも、そんなことがないようにしてくださいね!』

    no title

    はっ!として靴を脱ぐ男

    454: ケイティ 2018/06/04(月)21:21:25 ID:LIj

    右の靴…にはない

    左の靴を確かめる

    男「━━━あった!カード!クレジットカードだっ!」

    小躍りしながらマスターに渡す男

    マスターは受け取ってレジへ行く

    ━━━だが

    マスター「このカード、限度額いくらですかね?決済通らないのですが」

    ジトりとした目で見るマスター

    455: ケイティ 2018/06/04(月)21:22:39 ID:LIj

    男「…50万ゼニーだったような………」

    マスター「3万ジェニー足らないですよお客さん」

    上げて落とされた感じである

    いや、まだある!と懐を探る男

    懐を探る男

    懐を………

    ………



    456: ケイティ 2018/06/04(月)21:23:14 ID:LIj

    男(ない!!!ダイヤがない!!!)

    現金だけでなくダイヤも持っていかれていた

    男「あ、あはは。50万ゼニーになったり…しませんかね?」

    マスター「無理だね。カードで50万ジェニー切るから残りの3万ジェニーはここで掃除でもして返してもらおうかね」

    男「そ、そんな…」

    そして男は雑巾を渡された

    457: ケイティ 2018/06/04(月)21:27:22 ID:LIj

    その頃、男の相棒は

    「遅いなぁ…大丈夫かな…」

    窓を開けてヨークシンの街を眺め、主人の心配をして待ち続けていた

    no title

    465: ケイティ 2018/06/05(火)22:01:56 ID:brg

    ~ヨークシンのあるホテル地下~

    ダルツォルネ「目が覚めたようだな」

    ダルツォルネの問いかけにぼんやりと目を開けるウボォーギン

    ウボォー「ここは?」

    ダルツォルネ「オレたちのアジトの一つだ。競売品をどこへやった?」

    そう言うとダルツォルネは刀を取り出す

    466: ケイティ 2018/06/05(火)22:03:19 ID:brg

    ウボォー「どれくらい眠ってた?解放するなら生かしておいてやる」

    寝台に完全拘束されているにも関わらず、あくまでも自身の立場が上であると言わんばかりの態度

    ダルツォルネ「質問をしているのは…こっちだ!」

    no title

    ガキィィン

    突き立てた刀はウボォーの肉体に弾かれる

    ダルツォルネ(な…なんて野郎だ…)

    後ずさるダルツォルネ

    467: ケイティ 2018/06/05(火)22:09:57 ID:brg

    ウボォー「誤解だ。オレたちは競売品を盗んでない。既にもぬけの殻だった」

    平然と言うウボォー

    センリツ「う、嘘は言ってないわ…」

    その心音から判断したセンリツがクラピカに言う

    クラピカ「じゃあ会場の客はどうなった?我々の仲間もそこにいたんだが」

    ウボォー「殺した。そういう手筈だったんでな」

    悪びれることなく言いきったウボォーに



    468: ケイティ 2018/06/05(火)22:10:46 ID:brg

    ドガァア!

    クラピカ「ふざけるな!」

    ウボォーの顔面を殴り付けるクラピカ

    鼻が曲がって血を流すウボォー

    クラピカ「お前たちの都合で殺された者たちはどうなる!」

    ダルツォルネ「そこまでだクラピカ」

    間に入って止めるダルツォルネ

    ダルツォルネ「一時間以上前にコミュニティに連絡は入れてある。もうすぐ引き取りに来るだろう」

    センリツ「そうよクラピカ。あとは任せましょう」

    469: ケイティ 2018/06/05(火)22:14:47 ID:brg

    センリツも止めに入り、クラピカの背を押して地下室を出る

    残されたウボォーは鼻から流れ出る血をペロリと舐め、猛烈な怒りと共にクラピカの出て行った扉の先を睨んでいた

    ダルツォルネ「どんなに強がってももう少ししたらお前を迎えにコミュニティの者が来る。貴様は終わりだ」

    そう告げたダルツォルネは折れた刀を置く

    そして地下室を出たセンリツは、アジトとして確保していた上階の部屋へとクラピカを連れて行った

    471: ケイティ 2018/06/05(火)22:16:57 ID:brg

    ━━━それから20分程後

    ダルツォルネ「ようやく来てくれたか。待っていた」

    地下室の入口を開けてコミュニティからの使者を迎え入れるダルツォルネ

    使者「幻影旅団はどこに?」

    そう急かす使者に

    ダルツォルネ「こちらだ」

    と案内をする

    no title

    472: ケイティ 2018/06/05(火)22:18:44 ID:brg

    そして捕らえたウボォーのところまで来たとき

    ウボォー「ふん、馬子にも衣装だな」

    そうウボォーが言った瞬間

    ドスッ

    ダルツォルネは腹部に熱いものを感じて下を見る

    腹部には突き刺さった手

    no title

    ダルツォルネ「ま…さか…」ゴフッ

    そして倒れ込む

    474: ケイティ 2018/06/05(火)22:20:42 ID:brg

    フィンクス「ったく、お前が拐われたと聞いたときは耳を疑ったぜ」

    コミュニティからの使者たちは幻影旅団が化けた者たちだった

    ウボォーの拘束を外すシズク

    ウボォー「くっそおおおおおお!!!」

    no title

    雄叫びと共に起き上がるウボォー



    475: ケイティ 2018/06/05(火)22:22:32 ID:brg

    ウボォー「あの鎖野郎許さねぇ。そしてマスク野郎もだ。団長に伝えてくれ。オレは鎖野郎とケリをつけるまでは戻れねぇとな」

    no title

    ギリギリと歯噛みしながら闘志を滾らせていた


    ━━━そしてクラピカたちは

    ウボォーの雄叫びを聞いて、すぐさま別のアジトへと移っていた

    476: ケイティ 2018/06/05(火)22:24:52 ID:brg

    ~ヨークシンシティ 空き家~

    ウボォー「見つかったか?」

    パソコンを覗き込むウボォーギン

    シャル「あともう少しですよ」

    ウボォーの為に、鎖野郎の居場所を調べているシャルナーク

    シャル「あの地下施設はノストラードファミリーのものですね。ならあとはそのファミリーに所属している組員と、所有している物件を当たれば…」

    カタカタ、っとキーボードを打つ

    477: ケイティ 2018/06/05(火)22:26:05 ID:brg

    シャル「あれ?これ以上はハンターライセンス必要ですか」

    よっ、と腰を浮かせてポケットからカードを取り出すシャルナーク

    シャル「ウボォーさんも取ったらどうです?ハンターライセンス。いろいろと便利ですよ」

    no title

    478: ケイティ 2018/06/05(火)22:26:59 ID:brg

    ウボォー「オレぁそんなの取りにいかねぇ。必要なら盗むさ」

    シャル「盗賊の鏡ですね。と、出てきましたよ」

    画面にノストラードファミリーの組員の顔一覧が表示される

    ウボォー「こいつだ!」

    画面を指差すウボォー

    シャル「ノストラードファミリーで当たりですね。アジトは3つ。どれを当たります?」

    ウボォー「全部だ。地図を出してくれ。オレ一人で行く」

    シャル「気をつけて下さいよ。はい」

    地図を受け取ったウボォーは窓から闇夜に抜けて行った

    487: ケイティ 2018/06/07(木)00:11:10 ID:X4L

    ~ノストラードファミリー所有アジト~

    ザッ

    クラピカ「━━━来たか」

    ウボォー「よぉ。良い度胸じゃねぇか」

    一人部屋で待っていたクラピカ

    ウボォーギンはクラピカを睨む

    ウボォー「オレとやる気満々って感じだな」

    クラピカ「場所を変えよう。貴様の断末魔はうるさそうだ」

    ピクッ、と眉を動かしたウボォーだったが、狭い室内で闘うより、全力を出せる荒野の方が都合が良いのもその通りだった

    ウボォー「いいだろう」

    そして2人はヨークシンの郊外へと向けて移動して行った



    488: ケイティ 2018/06/07(木)00:15:14 ID:X4L

    ~ヨークシン外 荒野~

    no title


    ウボォー「一つ聞きたい。お前何者だ?並の使い手じゃねぇ。お前の念には特別な意志が感じられる」

    ペキョ、と飲み物の缶を潰しながら問うウボォー

    クラピカ「その質問に答えるには、聞き返さなければならないことがある」

    no title

    489: ケイティ 2018/06/07(木)00:18:22 ID:X4L

    そう言いながらバサリとコートを脱ぐ

    クラピカ「殺した者たちのことを覚えているか?」

    ウボォー「少しはな。印象に残った相手なら忘れねーぜ。…つまるところ復讐か。誰の弔い合戦だ?」

    クラピカ「クルタ族」

    ポツリと呟くクラピカ

    ウボォー「━?知らねぇな」

    クラピカ「緋の目を持つルクソ地方の少数民族だ。5年ほど前にお前たちに襲われた」

    no title

    490: ケイティ 2018/06/07(木)00:25:12 ID:X4L

    ウボォー「ヒノメ?なんだそりゃ?お宝の名前か?悪いが記憶にねぇな、5年前ならオレも参加してるはずなんだがな」

    悪びれもせず、平然と答えるウボォー

    スッ、とクラピカの雰囲気が変わる

    クラピカ「およそ関わりのない人間を殺すとき、お前は…お前は一体何を考え、何を感じているんだ?」

    ジリ、と一歩近付く

    ウボォー「別に何も」

    その感情のない回答に、クラピカの雰囲気は完全に変わる

    クラピカ「クズめ」

    そうポツリと呟いたあと、顔をあげて言う

    no title

    491: ケイティ 2018/06/07(木)00:27:44 ID:X4L

    クラピカ「死で償え」

    no title

    そうクラピカが宣告した瞬間

    ゴッ!!!

    ウボォーがオーラを爆発させる

    492: ケイティ 2018/06/07(木)00:29:44 ID:X4L

    ゴゴゴゴゴゴゴ

    ウボォー「たまにこういう奴がいるからやめられねぇ。殺しはな」

    no title

    クラピカ「返り討ち、か」

    ウボォー「はっ、わかってるじゃねぇかよ」

    クラピカ「いつまでも返り討ちにできる相手ばかりだと思わないことだな。あのマスクの男のように」

    カッ、と怒りの表情を込めるウボォー



    493: ケイティ 2018/06/07(木)00:32:45 ID:X4L

    ウボォー「━━━あいつは、オレが殺す!そしててめぇもな!!!」

    ふんぬ!はぁっ!!!

    no title


    ウボォー「くらえっ!破岩弾ん!!」

    ボッ!という音と共に岩が飛ぶ

    それを飛んで避けてすぐさま反撃するクラピカ

    クラピカ「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」

    no title

    494: ケイティ 2018/06/07(木)00:34:37 ID:X4L

    中指に付けた鎖がウボォーをからめとろうとする

    バッ

    ヂュイイイン ドォオオオオン

    紙一重で避けたウボォーの足元に鎖が当たり、地面を砕いて轟音を立てる

    no title

    495: ケイティ 2018/06/07(木)00:35:36 ID:X4L

    (この鎖がやばい!どんな手品を使ったかわからねぇが、通常じゃ考えられない程の念があれに込められてやがる)

    no title

    ヒュヒュ

    クラピカの操る鎖を避けながら考えるウボォー

    (と、くれば…!)

    思考を終わらせてクラピカを見る

    498: ケイティ 2018/06/07(木)00:38:54 ID:X4L

    ウボォー(先手必勝!!!)

    飛び上がっていたクラピカ目掛けて右ストレートを叩き込む

    no title

    ズガッ!!!

    ガードしているクラピカの左腕を殴り付けたウボォー

    ウボォー「手応えあり!」

    だが━━━

    ヒュオ!

    殴られた反動を利用して鎖が飛んで来る

    ウボォー「くっ…!」

    上半身を反らしてかろうじでかわすウボォー

    no title

    499: ケイティ 2018/06/07(木)00:40:39 ID:X4L

    ウボォー「驚いたぜ。今のパンチをくらってなお、攻撃してくる気力があるとはな」

    ウボォー(だが左腕はイカれちまったはず…)

    そう判断していたウボォーの前で

    ポンポン

    左手を使って服についた砂ぼこりを払うクラピカ

    ウボォー(無傷!?ばかな!)

    驚くウボォー

    ウボォー(鎖にあれだけの念を込めることができるのは物体を操る操作系かオーラを物体化する具現化系!奴はおそらく前者!しかしオレの拳を生身で防御可能なのは肉体をオーラで強化できる強化系ぐらいのはず!!奴は一体…)

    そう思考していたウボォー

    そこにクラピカが口を開く

    クラピカ「今のパンチ」

    no title

    そう言うと同時に顔をあげて鋭い視線を向けると同時に続ける



    500: ケイティ 2018/06/07(木)00:42:16 ID:X4L

    クラピカ「まさか全力か?」

    no title

    カッ!

    目が血走るウボォー

    ウボォー「くくくくくくくくく。…面白くもねぇ冗談だな!?安心しろ2割程度だ。じゃぁ半分くらいの力でいくぜ!」

    そしてウボォーがオーラを込めた時

    501: ケイティ 2018/06/07(木)00:42:47 ID:X4L

    荒野の崖の上に人影が一つ

    スゥッ、と表れる

    気配を完全に消して二人を見下ろす影

    戦闘中の2人は気付かない

    大胆にも崖に腰をかける

    逆に月明かりによってできる影を小さくしているのか

    だが、ニタリと笑った不気味な雰囲気は周囲の生き物を瞬時に遠ざけていた

    502: ケイティ 2018/06/07(木)00:45:26 ID:X4L
    【雑談】
    今日はここまで!
    夜中更新失礼しました。

    戦闘の始まったクラピカとウボォーギン
    だがそれを見る者が1人
    一体誰で何が目的なのか
    どう関わるのか
    このままでは終わらない!?
    クラピカとウボォーギンの戦いの行方のご注目を!

    ということでおやすみなさい!
    レスしてくれた方への返事は明日します(>_<)すみません

    507: ケイティ 2018/06/08(金)21:22:58 ID:d3Q

    ザウッ!

    地面を蹴って一足飛びにクラピカに殴りかかる

    ブンッ

    だがウボォーのパンチは当たらない

    ゴッ!

    一瞬で後ろに回り込んでいたクラピカがウボォーの後頭部を殴る

    no title

    509: ケイティ 2018/06/08(金)21:26:56 ID:d3Q

    ドウッ!

    ウボォー(グッ…上かっ!)

    後頭部を蹴り飛ばされたウボォーは即座に上へ拳を突き出す

    ウボォー「らぁっ!!」

    スカッ

    だがそれもかすりもしない

    気づくとクラピカは目の前に居た

    ウボォー「ちょこまかと動きやがって。だがな━━━」

    クラピカ「”今の隙に鎖でオレを捕らえなかったことを後悔するぜ”か?」

    ウボォーの思考を読んだように、先読みして言葉にするクラピカ

    no title



    510: ケイティ 2018/06/08(金)21:27:53 ID:d3Q

    クラピカ「くだらん負け惜しみはやめて全力でこい。時間の無駄だ」

    そう言われてこめかみの横に青筋を浮かべる

    ウボォー「やってやるぜ━━━全開だ!!!」

    カッ!!!

    no title

    511: ケイティ 2018/06/08(金)21:40:19 ID:d3Q

    その頃、戦う2人を見る男は

    「いいね…これからが本当に楽しくなるところ◆」

    崖の上で細く笑む

    月が雲から顔を出し、男の顔を照らす

    ピエロメイクの男、ヒソカ

    ヒソカ「さて、どっちが勝つのかな?◆」ククク

    no title

    512: ケイティ 2018/06/08(金)21:42:38 ID:d3Q

    ズォオオオオオオオ!!

    激しいオーラの爆発と共に、幾層にも練り込まれた強靭なオーラを纏うウボォー

    クラピカ「ふむ…、凄まじいほどのオーラだ」

    これだけのオーラを目の当たりにし、彼我のオーラの差は明らかであるにも関わらず、平然と観察するクラピカ

    動いたのはウボォーから

    ドオッ!!!

    地面を殴り付け土埃を立てる

    no title

    513: ケイティ 2018/06/08(金)21:43:42 ID:d3Q

    クラピカ(目眩まし!?)

    一瞬で巻き上がった土埃に、目を庇う

    ━━━!

    クラピカ(気配が消えた!”隠”!)

    そう判断した瞬間

    ヒョォ

    土埃を掻き分けてウボォーが現れる

    no title

    514: ケイティ 2018/06/08(金)21:44:26 ID:d3Q

    反応の遅れたクラピカは避けきれず、左腕を上げてガードを滑り込ませる

    そしてそこに渾身の右ストレートがクラピカに突き刺さる

    ベキィ!!!バキ!ボキ!

    衝撃と、そこからの押し込みで骨の砕ける音が響き、そのままの勢いで吹き飛ばされる

    no title



    515: ケイティ 2018/06/08(金)21:46:14 ID:d3Q

    ウボォー「今度こそ!砕いたぜ!」

    怒りと笑みの混ざった顔をしながら続ける

    ウボォー「本気を出したオレの超破壊拳を生身で止められる奴なんぞいねぇ!だが褒めておくぜ!確実に背骨がぶち折れるはずの攻撃だったのが、お前のあの反応の速さ!おそらく土埃の微妙な変化を目の端で捉えたな!?」

    ピタリと空中で静止しているクラピカは、それを聞いても平然としていた

    クラピカ「こちらこそ褒めておこう。まさか”隠”を使えるとは思わなかった。地面を叩き、土埃を上げたのは体だけでなく気配を絶って攻撃する作戦だったわけだな」

    no title

    516: ケイティ 2018/06/08(金)21:48:03 ID:d3Q

    ウボォー(…なぜ空中に!?)

    ウボォーがそう思う間もなく、クラピカは続ける

    クラピカ「だが、”隠”を使えるのは私も同じ」

    ━━━!?

    ピキィッ

    ウボォー「まさか…!」

    瞬時に”凝”をするウボォー

    no title

    518: ケイティ 2018/06/08(金)22:00:13 ID:d3Q

    ”束縛する中指の鎖”

    クラピカ「見えたか?”凝”も使えるようだな」

    じゃらり、とウボォーの全身を絡め取っている鎖

    その鎖の力で空中に静止していたクラピカ

    地上に降りながら先の戦闘を解説する

    クラピカ「この鎖は念能力でオーラを具現化したもの!したがって、”隠”で見えなくすることも可能!」

    no title

    519: ケイティ 2018/06/08(金)22:04:31 ID:d3Q

    そこまでのやり取りを見ていた崖の上のヒソカ

    ヒソカ「ふーん、何かおかしいね」

    陽気な雰囲気は消え、少しばかり目が細まる

    幻影旅団と共に行動していたヒソカ

    もちろん、ウボォーギンという男のその強さも知っている

    ピピピッ

    no title

    520: ケイティ 2018/06/08(金)22:05:30 ID:d3Q

    『2213…1564…774…221』

    ヒソカ(2213から221まで下がった…?)

    鎖を巻き付けられたウボォーの戦闘力が激減したのをスカウターが拾う

    ヒソカ(この状況下で彼がオーラを消すはずはない…。ならクラピカの鎖に秘密があるのかな◆)

    ゾクゾクッ、と何かが込み上げてくる

    ヒソカ(強制的にオーラを絞り取っている、といった辺りかな◆)



    521: ケイティ 2018/06/08(金)22:06:17 ID:d3Q

    だが、それよりもヒソカには気になっていたことがあった

    ヒソカ(それでも…、彼の攻撃にクラピカが耐えられていることがおかしい)

    そう、スカウターにはクラピカの戦闘力も表示されている

    『817』

    ヒソカ(最初は47、そしてオーラを高めて384、それが急にまた上昇して817。けれどそれでも差がありすぎる…)

    ヒソカは冷静に分析する

    522: ケイティ 2018/06/08(金)22:06:49 ID:d3Q

    ウボォーの戦闘力”2213”が本物なのは、その戦いぶりから知っている

    ヒソカ(比較するならベジータ辺りかな。彼は1000程度だったけど、念の質が違うのか…強さとしては2倍くらい、2000程度の戦闘力があると感じた━━━)

    そんな力を受けて800程度のクラピカが平然としていられるわけがない、と

    ヒソカ「ちょっと、気になるんだよね◆」

    そう小さく呟くと、ヒソカは更に目を細めてクラピカたちの戦いに注目し始めた

    523: ケイティ 2018/06/08(金)22:13:08 ID:d3Q

    そしてクラピカとウボォー

    ウボォー「お前が普段も鎖を具現化してたのは…”本物の鎖”に見せかけるためか!」

    そう推察したウボォーに回答を述べる

    クラピカ「その通りだ。”実在する鎖”を操る操作系能力者を装っておけば、敵は見える鎖にだけ注意を払うだろう?」

    そして続ける

    クラピカ「まさに今それが証明された。お前がくだらん強がりを言いかけた時、既に鎖はお前の体を覆ってたんだよ」

    no title

    524: ケイティ 2018/06/08(金)22:16:03 ID:d3Q
    そして完全に念を込め終わる

    ビシイッ

    クラピカの念で完全に締め上げられて抑え込まれたウボォー

    ちょうどヒソカがスカウターで数値を拾ったタイミングだった

    クラピカ「捕獲、完了」

    クラピカはそう静かに呟いた

    no title



    525: ケイティ 2018/06/08(金)22:21:27 ID:d3Q
    【雑談】
    今日はここまでです(>_<)!
    明日は少し多目に投稿できたらいいなぁ、と思案中


    クラピカとウボォーの戦いを見ていたのは、ネテロの別荘からヨークシンへ戻ってきていたヒソカだった
    パワーではウボォーが勝るものの、クラピカが終始押す展開が繰り広げられ、遂にウボォーは捉えられてしまう
    その強さに疑問を抱くヒソカ
    この後、クラピカはウボォーをどうするのか
    ヒソカはどう動くのか
    このバトルの結末をお楽しみに!

    (追伸)
    次回からクラピカとウボォーの戦いは原作から離れていきますので、その違いもお楽しみに!
     

    527: ケイティ 2018/06/09(土)20:43:00 ID:t5Q

    ヒソカ「なるほど◆…”絶”、か」

    クラピカの能力を見抜いたヒソカ

    ヒソカ(厄介な能力、そしてあまりにも強力すぎる…制約か。その内容によっては諸刃の剣◆)

    ククク

    ヒソカ「さて、…ボクはどうしようかな?」

    そう呟きながらも、ヒソカはスカウターに集中していた

    no title

    528: ケイティ 2018/06/09(土)20:45:17 ID:t5Q

    ウボォーはギリギリと力を込めて鎖を外すことを試みる

    それを見てクラピカは言い放つ

    クラピカ「無駄だ」

    ウボォー「━━━いいぜ、オレの力とお前の鎖、どちらが強いか勝負だ!」

    クラピカ「貴様ごときにその鎖は外せん」

    うぉらぁ!

    ウボォー「ぐっ、グギギギギ!!」

    no title

    529: ケイティ 2018/06/09(土)20:47:05 ID:t5Q

    だが、鎖は全く外れる気配もない

    クラピカ「無駄だと言っただろう。束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)は捕らえた旅団を強制的に”絶”の状態にする!その上で身体の自由を奪う!」

    no title

    ウボォー(くっ、それでか。さっきから全然オーラが出せねぇのは!)

    ウボォー「ぬぅぅ!」

    ギリギリ

    それでも力を込めるウボォー

    530: ケイティ 2018/06/09(土)20:49:20 ID:t5Q

    クラピカ「オーラが全く出ない状態”絶”。つまりこの鎖に捕らえられた者は、肉体の力のみで鎖を絶ち切らねばならない」

    no title


    そう、クラピカは順当に選んでいた

    幻影旅団の中で一番の力を持つ者、ウボォーギン

    ウボォーがこの鎖をほどけなければ、旅団全員が捕獲可能ということになる

    また、念の系統としても強化系のウボォーはクラピカにとって相性が良い

    そして、まだ抵抗を試みるウボォーにクラピカは畳み掛ける

    531: ケイティ 2018/06/09(土)20:50:26 ID:t5Q

    クラピカ「捕らえておくだけではない」

    ジャラ、と親指の鎖を具現化する

    ”癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)”

    クラピカの折れた右腕に鎖が巻き付き、一瞬で完治させる

    no title

    532: ケイティ 2018/06/09(土)20:51:34 ID:t5Q

    ウボォー(━━━バカな!これ程の鎖を作り出せるのは、奴が間違いなく具現化系であることの証!強化系能力者のような強力な自己治癒力が出せるはずがない!)

    ウボォー「くそぉおお!てめぇ…一体!?」

    クラピカ「緋の目になったいま、私の系統は特質系」

    そして━━━

    クラピカ「特質系の私の能力『どの系統の能力も100%引き出せる』そして”気”すらも使える!」

    ”絶対時間(エンペラータイム)!!”

    no title



    533: ケイティ 2018/06/09(土)20:54:45 ID:t5Q

    クラピカ「さて、では答えてもらおう」

    左こぶしに気を溜めるクラピカ

    no title

    クラピカ「幻影旅団のアジトはどこだ!」

    ウボォー「知らねぇな」

    クラピカ「仲間の能力は!」

    ウボォー「へっ、知らねぇ」

    クラピカ「答えろぉ!!!」

    534: ケイティ 2018/06/09(土)20:55:47 ID:t5Q

    ドゴオッ!!!!

    メキメキボギッ!!

    クラピカの拳がウボォーの腹部にめり込む

    ウボォー(━━━ッ!ま、ずい…内臓に…肋骨…背骨まで…折れ━━━)

    あまりにも強烈な気の拳で、一撃で沈むウボォー

    クラピカ「まだだっ!」

    クラピカは倒れようとするウボォーの顎を掴み、ガッ!と揺さぶる

    535: ケイティ 2018/06/09(土)20:56:39 ID:t5Q

    ウボォー「━━━ぐっ……」

    かろうじて左目だけをうっすらと開けるウボォー

    クラピカ「最後の、チャンスだ!ぐっ…」

    なぜか辛そうにするクラピカ

    クラピカ「こた、え…ろ━━━…や、はり…気は、難し、かった…か━━━」

    フッ、とクラピカのオーラが消える

    そして意識を失ってゆらりと倒れる

    ウボォーも既に意識は途絶え、無くなった鎖から解放され、その場に倒れ込んだ

    536: ケイティ 2018/06/09(土)21:00:50 ID:t5Q

    ヒソカ「うーん、意外な結末◆」

    スウッ、と立ち上がるヒソカ

    no title


    ヒソカ(ウボォーの”絶”状態の戦闘力は221、クラピカの戦闘力は817。…3.6倍にしては威力が桁違い。まるでベジータのパンチを見ているようだった)

    そう思案しながら崖を降りる

    そしてクラピカとウボォーの元へ



    ヒソカ(…完全に2人共意識を失っているようだね)

    ヒソカ「━━━さて…この手札、どう使おうか◆」

    薄気味悪い笑みを浮かべ、クラピカとウボォーを担いだヒソカは闇夜へと消えていった

    537: ケイティ 2018/06/09(土)21:03:21 ID:t5Q

    ~ヨークシン郊外 旅団アジト~

    シャル「まだウボォーが戻ってないんだよね」

    シャルナークが団員たちの前で説明をする

    シャル「鎖野郎を追いかけて行ったはいいけど、あれからもう3時間経ってる」

    マチ「まさか、やられるわけないよ」

    マチがウボォーの戦いを思い出しながら言う

    ノブナガ「当たりめぇだ」

    同調するように言うノブナガ



    538: ケイティ 2018/06/09(土)21:06:31 ID:t5Q

    だが、団長クロロは言う

    クロロ「いや、その鎖野郎の能力次第だな」

    シャル「鎖を使うなら操作系か具現化系じゃないかな?」

    そう言うシャルに頷きながらクロロは推論を述べる

    クロロ「十中八九、具現化系だな。強化系一途のウボォーには一番やりにくい相手だ。具現化した鎖に麻痺の能力を付けたりしていればウボォーでもやられる可能性はある」

    no title

    539: ケイティ 2018/06/09(土)21:07:10 ID:t5Q

    マチ「どうすんのさ」

    そう言うマチに

    クロロ「━━━明日まで待ってみよう。もし帰ってこなかったら…作戦変更だ」

    そう言って団員全員を見渡す

    その視線を受けて、1人縮こまっていたウーロンは更に身を強張らせる


    そして━━━

    長かった9月2日が終わりを迎えた

    540: ケイティ 2018/06/09(土)21:09:57 ID:t5Q
    【雑談】
    今日はここまでです!

    くしくもウボォーギンと相討ちとなったクラピカ
    その2人を連れ去るヒソカ
    そしてまた動き出す旅団
    大きく動き出す9月3日が始まる

    ということでお楽しみに!

    543: ケイティ 2018/06/11(月)20:05:53 ID:FVd

    9月3日

    ~ヨークシン路地~

    レオリオ「さ、今日も気合い入れてやろうぜ!」

    昨日と同じく、レオリオとゴンたちは路地で腕相撲の条件競売をしていた

    ダイヤモンドを手にいれた男の話が出回っていたのか、朝から多くの人だかりができている

    ━━━はい、次の方!

    次々と勝っていくゴン

    それが100人近くになろうとした頃

    544: ケイティ 2018/06/11(月)20:06:29 ID:FVd

    大男「おい、次はオレの番だ」

    2mはあろうかという、レスラーのような体格の大男が名乗り出る

    スーツ姿という点、そしてもう1人柄の悪そうな男が後ろにいるのがいかにも怪しい

    ズシッ

    椅子に座ってゴンに腕を出す大男

    だが、あまりにも体格が違いすぎて腕相撲をするための手が組めない

    大男「おいおい、どうやってやんだ?あぁ?」

    そうドスを効かせる大男



    545: ケイティ 2018/06/11(月)20:07:05 ID:FVd

    そこでレオリオがスッと前に出る

    レオリオ「オレがやる」

    その言葉に大男の後ろにいた男が反応する

    男「おいおい、兄ちゃん。ごねる気はねぇがそれはルール違反なんじゃねぇのかい?」

    もっともな問いに、レオリオはドンッと300万ジェニーを机に置く

    レオリオ「ダイヤにプラスして300万ジェニーも付ける。これでどうだ?」

    チラッと振り向く大男

    それを見て頷く男

    546: ケイティ 2018/06/11(月)20:07:46 ID:FVd

    レオリオ「じゃぁ始めようぜ」

    そう言うとレオリオは席に着いて大男と手を組む

    キルア「んじゃはじめるぜ?レディー…ゴッ!」

    キルアがそう言った瞬間

    ゴッ!!!

    no title

    547: ケイティ 2018/06/11(月)20:08:15 ID:FVd

    一瞬で、大男の腕がレオリオ側にあり得ない角度に曲がる

    大男「お…あぁ…あ」

    自分の右腕を抱えながらふらつく大男

    そしてその腕相撲の様子を見ていた挑戦待ちの男たちは一目散に後ずさる

    レオリオ「ちっ……商売あがったりだぜ しゃーねー店終まいすっか」

    ポリポリと後ろ頭をかきながらそう言うレオリオ

    そこに先程の大男の連れの男から声がかかる

    548: ケイティ 2018/06/11(月)20:08:48 ID:FVd

    男「いやー、兄ちゃん強いねぇ」

    近づきながら名刺を取り出す男

    レオリオ「後ろの2人はもっと強いぜ」

    レオリオはゴンとキルアを指す

    男「━━━どんぐらいだ?」

    スッ、と目を細める男

    レオリオ「こんくらい、━━━は簡単だな」スッ

    そう言って名刺を見せるレオリオ

    549: ケイティ 2018/06/11(月)20:09:31 ID:FVd

    そこには男が渡そうとしていた名刺が

    まだレオリオとの距離は3m以上

    名刺もケースから出そうとしたところだったはず

    男「…本当にデキるようだな。その名刺の場所に来な」

    それだけを言うと、大男に肩を貸して路地裏へと消えていった

    レオリオ「かかった魚はでかいかな?」

    レオリオはにやりと笑って名刺の裏を見ていた



    551: ケイティ 2018/06/11(月)21:39:36 ID:FVd

    ~ビスカ森林公園~

    その頃、悟空・ベジータ・悟天・トランクスの4人はビスカ森林公園に出掛けていた

    悟天「お父さん、ここで何するの?」

    悟空「何か美味しい生き物いねぇか探すんだ」

    ベジータ「あの時の豚はもういないようだな」

    トランクス「パパ、あの時の豚って?」

    4人はオークションで購入した商品が届く9月4日までの間、ハンター試験で食べた美味しいもの巡りに行っていた

    その間にヨークシンシティで大変なことが起こるとは露知らず………

    552: ケイティ 2018/06/11(月)21:40:12 ID:FVd

    ~ヨークシンシティ中心 あるホテルのフロア~

    十老頭たちは顔を付き合わせていた

    昨晩、陰獣の梟(フクロウ)を抱えて戻ってきたカストロ

    怪我の具合は酷くはなかったが、その口から聞かされたのは”他の陰獣全滅”の言葉だった

    他にもたらされた”幻影旅団かもしれない”との情報は、まだ完全な確認ができていない為、結論は横置きされていた

    553: ケイティ 2018/06/11(月)21:40:39 ID:FVd

    こんなに何度も集まることはないな、と思いながらも、十老頭たちは朝から円卓に集合していた

    十老頭「昨日の話はもう聞いた者もいると思う。━━梟以外の陰獣は全滅した」

    そう口を開いたのは初老の男

    ざわっ、とざわつく円卓

    自分達の安全は大丈夫か!?敵は倒せるのか!?

    各々が自分勝手に話はじめる

    初老の男は手でそれを制して、そして全員を見ながら言う

    554: ケイティ 2018/06/11(月)21:41:29 ID:FVd

    十老頭「我々の安全はここにいらっしゃる先生が守ってくれる。そして敵に対しては、昨晩のうちに先生以外のプロの殺し屋を雇った」

    それを聞いてカストロが反応する

    カストロ「聞いていなかったのですが…。一体どのような者を」

    十老頭「━━━ゾルディック家の者だ」

    一瞬溜めを作って口にした初老の男

    カストロ「あのゾルディック…」

    殺し屋として有名なその名前を聞き、眉をひそめるカストロ

    555: ケイティ 2018/06/11(月)21:42:41 ID:FVd

    そしてもう1人の男も眉をひそめていた

    先生と呼ばれている男だ

    男「ちょっといいですかな?ゾルディック家の誰を呼んだのか、まさかあのジジイは呼んでないでしょうな?」

    急な問いかけに初老の男は困ったように言い淀む

    十老頭「…ゼノ先生のこと、でしょうか…?」

    男「もちろんだとも」

    十老頭「呼んではまずかったでしょうか…?」

    男「そうか、もう呼んでしまったか」



    556: ケイティ 2018/06/11(月)21:46:45 ID:FVd

    苦々しげに呟く男

    何か因縁があるのか、それとも

    男は静かに三つ編みをいじりながらどこか遠くを見ているようだった

    no title


    そして━━━微妙な空気が流れる中、会議は終わった

    558: ケイティ 2018/06/11(月)23:53:54 ID:FVd
    【雑談】
    最初のSSで書いていた料理を作ったので、参考までに展開

    悟空とベジータのハンター試験?
    このSSの『139~141』レスで紹介していた握り寿司です

    今日、たまたま新鮮で安いヒラメが売ってたので作りました
    no title

    559: 名無しさん@おーぷん 2018/06/11(月)23:56:02 ID:qmn
    >>558
    やめれ…
    旨そうすぎて憎い

    560: ケイティ 2018/06/11(月)23:59:16 ID:FVd
    【雑談】
    ヒラメはこのくらいのサイズでした!
    no title


    こんな感じに、裏が真っ白なのは天然物の証なので、購入時はちゃんと確認を!
    (養殖は裏側の半分くらいがまだらに茶色です)
    no title


    今度時間あるときにでも、別のスレで個別の料理について書くかもです!
    レシピ気になる方はお楽しみに!

    561: ケイティ 2018/06/12(火)00:01:37 ID:4UK
    【雑談】
    最終的にこんな感じで作りました!
    日付変わってID違うかもだけど(*_*;)

    no title



    562: 名無しさん@おーぷん 2018/06/12(火)01:06:32 ID:L3w
    >>558
    プロの犯行

    563: 名無しさん@おーぷん 2018/06/12(火)01:07:49 ID:L3w
    >>561
    料亭料理かな?

    565: ケイティ 2018/06/13(水)21:31:24 ID:3Au

    ~ヨークシン裏路地 地下~

    ゴン「なにここ」

    裏路地にある小さなビルの階段を下りたゴンたちの目の前には、およそビルの敷地面積の数倍はあろうかという地下ホールが広がっていた

    地下ホールはボクシングやレスリングでお馴染みの、試合会場のような出で立ち

    司会”レディース&ジェントルメン!”

    急に舞台の上から派手な格好をした司会者がマイクで話はじめる

    司会”今回の条件競売は!「かくれんぼ」でございます!”

    no title

    566: ケイティ 2018/06/13(水)21:32:18 ID:3Au

    ざわざわっ

    司会”皆様には、このヨークシンシティに隠れている者たちを捕まえて頂くのが条件です!参加費用は500万ジェニー!”

    そして、と続ける

    司会”捕まえた者1人あたり、20億ジェニーをお渡しします!”

    おおおおおおおおおお!!!!!

    大歓声と共に舞台に詰めかける観客

    司会”500万ジェニーを支払った方には、かくれんぼの対象者の顔写真をお渡しします!では━━━競売スタート!”

    567: ケイティ 2018/06/13(水)21:33:33 ID:3Au

    ゴン「20億ジェニー…」

    呟くゴン

    キルア「3人も捕まえたらグリードアイランド買えるかな」

    呑気に言うキルア

    だが、そんなキルアとは反対にレオリオは真剣に考え込む

    レオリオ「…何かあったな」

    キルア「何かあったってどういうことだよ」

    真剣な表情のレオリオに疑問を挟むキルア

    レオリオ「この場所を見ろよ。地下ホールに試合の舞台。本来ならここはボクシングやレスリングの試合を賭けにしたお金稼ぎをしてたとこだったはずだぜ」



    568: ケイティ 2018/06/13(水)21:34:57 ID:3Au

    キルア「…ってことはここのマフィアたちに何かあったってことか」

    頷くレオリオ

    レオリオ「ああ、だがヨークシンシティを仕切るコミュニティマフィアにケンカを売るやつなんて国でもいやしねぇ」

    キルア「いや━━━、いる」

    真顔でそう言うキルア

    ゴン「え?誰?」

    キルア「ゴン、オレたちが聞いたことある名前さ。もちろんレオリオも。…そう、”幻影旅団”」

    569: ケイティ 2018/06/13(水)21:36:04 ID:3Au

    一瞬沈黙の流れる3人

    レオリオ「…あの幻影旅団か」

    キルア「そういうこと。…どうする?」

    そう問いかけるキルアに返事をしたのはゴン

    ゴン「オレは…やるよ」

    レオリオ「おまっ!相手はあのA級首だぞ!」

    ゴン「それでもやらなきゃ始まらないから」

    ゴンの真っ直ぐな目

    キルア「無理だよレオリオ。こうなったらこいつは聞かないよ」

    そのキルアの言葉に従うように、3人は500万ジェニーを支払って地下ホールを後にした

    570: ケイティ 2018/06/13(水)21:37:25 ID:3Au

    ~ヨークシン郊外 廃屋~

    ピチョン

    額に当たった滴で目を覚ます

    クラピカ(━━━ここは…どこだ…?)

    ぼーっと辺りを見回すクラピカ

    天井が見えるところから、自身が寝かされていることがわかる

    クラピカ(明るさからいって朝、か。天井の壊れ具合から廃屋だと推察できる。気候は変化がない、ということはヨークシンシティ周辺か)

    そして首を回して部屋を見渡したとき

    574: ケイティ 2018/06/13(水)22:45:44 ID:3Au

    ヒソカ「やぁ◆」

    この男と目が合う

    クラピカ「━━っ!ヒソカ!」

    起き上がろうとするが体が動かない

    ヒソカ「まだ無理みたいだね。オーラの使いすぎ◆」

    その様子に、何かをされることはないと感じたクラピカ

    クラピカ「私は、どうなった?」

    その問いにヒソカは簡単に説明する

    no title

    575: ケイティ 2018/06/13(水)22:46:24 ID:3Au

    ヒソカ「キミと彼は相討ち。と言ってもほぼキミの勝ちみたいなものだったけどね◆無駄にオーラを消費してオーラ切れにならなければ余裕で彼を屠れただろうね」

    クラピカ「奴は、どこだっ!」

    ヒソカ「それは教えられない◆キミはボクに助けられた。だから彼をどうするかはボクの自由」

    クラピカ「何が目的だっ!」

    指先の上でトランプをくるくると回しながら答えるヒソカ

    ヒソカ「うーん、前にも言った通り目的は”団長”◆そこに彼が使えそうだからカードとして持っておこうと思っただけ」



    576: ケイティ 2018/06/13(水)22:48:30 ID:3Au

    数秒ヒソカと視線を合わす

    クラピカ「━━━くそっ!」

    クラピカは拳で地面を叩く

    わかっているのだ

    自分がヒソカに助けられて借りができてしまったこと

    だからこそ、ウボォーギンをどうするかはクラピカに決められないこと

    冷静になれず、オーラを無駄に消費しすぎた自身が招いた結論だということも

    ヒソカ「さて、じゃぁボクは行くよ◆1日くらいは大丈夫だと思うけど、彼のほうも見とかなきゃ逃げられるしね。キミはダメージも少ないからもう少し横になってれば動けるだろう」

    そう言うと、ヒソカはクラピカの横に水の入ったペットボトルを置いて、廃屋から姿を消した

    577: ケイティ 2018/06/13(水)22:49:06 ID:3Au

    ~ヨークシンシティ 中心街~

    ゴン「じゃぁどうやって探す?」

    裏路地から中心街へと出てきたゴンたち

    レオリオ「やっぱりなんも考えてなかったか…」

    ゴンの発言に首を落とすレオリオ

    キルア「それより、本当にやるのかよ」

    改めてそう言ったキルアは、話をしはじめる

    578: ケイティ 2018/06/13(水)22:49:48 ID:3Au

    キルア「実はさ、オレの親父が仕事で幻影旅団の1人を殺ってんだ。そして珍しくぼやいてたんだ”割りに合わない仕事だった”って」

    ゴン「それってどういう意味?」

    キルア「それは標的に対する最大の賛辞なんだけどさ、その時オレたちに言ったんだ。”旅団には手を出すな”ってね。まぁ3年くらい前の話だけど」

    no title

    579: ケイティ 2018/06/13(水)22:51:54 ID:3Au

    静まる3人

    ゴン「━━━でも、できるだけのことはやるよ!それに今回は捕まえるだけなんだしさ!」

    レオリオ「しゃーねぇな。なら探すか」

    ゴン「えっ?レオリオ、なにか良い方法あるの!?」

    レオリオ「まぁな。他のやつらもやってるはずだぜ」

    それはネット掲示板

    3人は掲示板に幻影旅団の写真を張貼り付け、有力な情報に支払いをする方法を取った

    一瞬で溢れかえる情報に、”場所・時間・証拠写真”を条件にし、正確な情報の選別を始めた

    580: ケイティ 2018/06/13(水)22:52:46 ID:3Au

    ~ヨークシンシティ 繁華街~

    「なかなか網にかからねぇな」

    「ほんとにこんなとこに出て来るのかね、鎖野郎は」

    長髪の男と、ボサボサ髪の女

    2人は連れ立って歩く

    既に陽は真上

    昼間を回っていた

    「ウボォーを狙った理由がわからねぇかえらな。狙いがオレたち幻影旅団なら、あのとき荒野にいたオレたちを狙いに来る可能性はあるが」

    「どうだろうね。あたしはすぐに出ては来ないと思うけどね」



    581: ケイティ 2018/06/13(水)22:53:06 ID:3Au

    「またお得意の勘か?」

    「勘もあるけど、鎖野郎があのときウボォーを拐ったんは、あたしたち全員と戦うのを避けるためだったと思うんだよね」

    そう言いながら繁華街を見回す2人

    「ってことはなんだ、オレたちが2人でいたら鎖野郎は来ないってか?」

    「と、あたしは思ってる。けどツーマンセルは団長の指示だから個人行動はさせないよ」

    そう言ったところで、女、マチが足を止める

    「ノブナガ、あそこならテラスがあるからちょうど良いんじゃない?」

    そして2人はテラス付きの喫茶店へと入っていった

    583: ケイティ 2018/06/14(木)21:48:54 ID:m61

    ~ヨークシン 秘密の会合所~

    クラピカ(━━━間に合ったか)

    ヨークシンのあるビルの一室

    十老頭が管轄する秘密の会合所

    そこには殺し屋が集められていた

    今回のオークション会場襲撃犯の暗殺の為である

    そこにクラピカはノストラードファミリーから派遣される形で参加していた

    先に部屋に居たのは7人

    584: ケイティ 2018/06/14(木)21:50:32 ID:m61

    凄みも何も感じない、冴えない者が3人

    別段特徴もなく、コミュニティに恩を売るためにどこかのファミリーがその中で腕の立つものを派遣してきたような感じだ

    no title

    585: ケイティ 2018/06/14(木)21:52:22 ID:m61

    その横のにいるのは、確実に殺ってそうな者が2人

    ベレー帽のようなものをかぶった男

    センターの左側だけを剃った男

    no title

    586: ケイティ 2018/06/14(木)22:00:43 ID:m61

    そして壁際で静かに立っている者が2人

    銀色の長髪で整った顔立ちの男

    顔に機械を取り付けた三つ編みの男

    no title


    クラピカ(この2人は確実にできる…)



    587: ケイティ 2018/06/14(木)22:03:25 ID:m61

    クラピカが参加している者たちを見渡していると、背中から声がかかる

    老人「すまんが退いてくれんかの?」

    後ろに居たのは、老人と壮年の男

    no title

    588: ケイティ 2018/06/14(木)22:08:21 ID:m61

    クラピカはスッと避ける

    老人「すまんの」

    そう言って老人は壮年の男と共にソファーへ向かう

    と、老人だけが三つ編みの男の前で足を止める

    老人「お主、…もしや桃百百か?」

    桃百百(タオパイパイ)と呼ばれた男は苦々しげに老人と視線を合わせる

    桃百百「ゼノ、やはり貴様が来たか」

    no title

    589: ケイティ 2018/06/14(木)22:09:18 ID:m61

    ゼノと呼ばれた老人

    ゼノ「ふむ、お前さんがおるならここに集められた者たちのレベルが知れるということじゃな」

    桃百百「ゼノじじい…。いつまでも昔のままの私とは思わない方が良いと思うがね」

    キュイン

    桃百百の機械の目が注意深くゼノを見る

    ゼノ「なんじゃお主、機械なんぞ使いおってからに。…まぁ40年以上も会ってなければ人は変わるからの」

    それだけ言うと、ゼノはソファーに座る

    590: ケイティ 2018/06/14(木)22:11:27 ID:m61

    全員が揃ったことを確認したのか、銀色の長髪男が口を開く

    カストロ「お集まり頂きありがとうございます。今回は十老頭よりの依頼で、幻影旅団の抹殺指令が出ております。私は十老頭で陰獣統括をしているカストロと申します」

    そうカストロが説明すると、冴えない3人組から質問が出る

    冴えない男①「やり方は?」

    no title

    591: ケイティ 2018/06/14(木)22:12:52 ID:m61

    カストロ「特にございません。依頼事項は”幻影旅団の抹殺”それだけです」

    それ以上の説明がないと悟ったのか、冴えない3人が残りの殺し屋たちに話しかけ始める

    冴えない男①「とりあえず呼び名でも決めよう。何かあったときに連絡も取り合える。…色でいいか。オレはブラックと呼んでくれ」

    ②「じゃぁオレはレッド」

    ③「なら私はイエローで」

    そう3人組が言ったあと、順番的に壮年の男とゼノの番になる



    592: ケイティ 2018/06/14(木)22:16:23 ID:m61

    壮年の男「シルバ」

    ゼノ「ゼノ」

    それだけ短く言うと興味なさげにする

    冴えない男②「シルバーに…ゼノ?何色だ?というよりさっき呼ばれてた名前じゃないのか?」

    冴えない男の1人がそう口を開いたとき

    もう1人の冴えない男が反応する

    ①「待て、シルバにゼノ…まさかゾルデック家!?誰も本当の姿を見たことがないという伝説の…」

    no title

    594: ケイティ 2018/06/14(木)23:37:59 ID:m61

    ゼノ「別にワシらは普段、変装も潜伏もしとらんのだがのぉ」

    冴えない男①「もしかしてゾルデックというのも暗号名じゃなくて本名なのか!?」

    ゼノ「そうじゃ。名刺やっとこか?住所と電話番号も載っとる」

    不気味に笑うゼノ

    ①「な、なら…」

    そう言って冴えない男は後ろを振り向く

    no title

    595: ケイティ 2018/06/14(木)23:39:18 ID:m61

    ①「ま、ま、まさかあんたの桃百百っていう名前も本当に…」

    桃百百「私も隠してはいませんがね。いまなら1億ゼニーのところを、半額の5000万ゼニーで引き受けてあげても良いですよ」

    そう言って笑う桃百百を、更に鼻で笑うゼノ

    ゼノ「ふん、お主は割引し過ぎじゃ。もし殺したいやつがいたら連絡をくれ。3割引で請け負うぞ?しかもやつとは違って確実にな」

    それを聞いて冴えない男3人組は静まり返る

    no title

    596: ケイティ 2018/06/14(木)23:40:56 ID:m61

    クラピカはゼノとシルバを見る

    クラピカ(彼らがキルアの家族…成る程、明らかに他の者より威圧感が数段上だ)

    そして冴えない3人組を見る

    クラピカ(この者たちも、決して暗殺者としてレベルが低いわけではないだろうが、力の差を感じて萎縮してしまっている…)

    no title

    597: ケイティ 2018/06/14(木)23:43:45 ID:m61

    次に視線を向けたのは桃百百

    クラピカ(桃百百…暗殺者としてあまりにも有名。表世界で有名なことから、実力は裏世界の者に劣るかも知れないと言われていたが…そんなことはないな。明らかにゾルデック家の2人と同等…。)

    そして隣に立つカストロ

    (彼は見たことがある。天空闘技場のフロアマスターになった男。すぐに辞めたことで有名になったが…まさか十老頭のところに居るとは…。かなりできそうな雰囲気だ)

    最後に残りの2人に目をやる

    クラピカ(そんな強者たちになんとか対抗できそうなのはこの2人、か)

    no title



    598: ケイティ 2018/06/14(木)23:46:38 ID:m61

    ベレー帽「別にいいじゃん呼び名なんて。だって呼ぶことないもん」

    no title

    ベレー帽をかぶった男がそう口を開き、続ける

    ベレー帽「一人一人が好きにやって良いんじゃないの?」

    ハゲ「同感だな互いに流儀も思想も違うんだ。無理に足並みを揃えることはあるまい。オレも勝手にやらせてもらう」

    髪を半分だけ剃った男も、ベレー帽の男に同意する

    no title

    599: ケイティ 2018/06/14(木)23:47:31 ID:m61

    それに合わせてクラピカも口を開く

    クラピカ「私もその意見に賛同だ。稚拙な連携はかえってミスを生む。人手が必要ならコミュニティの者を使えば良いだろう」

    ゼノ「そういうことじゃな」

    クラピカの言葉にゼノも頷く

    そして頃合いを見ていたカストロが口を開く

    カストロ「それに桃百百先生は十老頭の護衛任務が入っている。それぞれやるべきこともあるだろう。では、これで解散です」

    その言葉を最後に、殺し屋たちは部屋を出ていった

    606: ケイティ 2018/06/15(金)23:21:23 ID:aRX

    ~ヨークシン 喫茶店~

    ゴン「あそこ!」

    ゴンたちは掲示板の情報を頼りに、喫茶店へと入っていた

    外のテラスには標的の幻影旅団2人

    no title

    607: ケイティ 2018/06/15(金)23:22:48 ID:aRX

    キルア「おい!ゴン!気配を出すな!」

    ゴン「あ…うん」

    とりあえず席に座る

    キルア「こっから先は絶対に姿を見られちゃいけないから━━━」

    スッ

    そう言いながらキルアが気配を消す

    キルア「”絶”を使う」

    no title

    608: ケイティ 2018/06/15(金)23:23:48 ID:aRX

    ゴン「了解!」

    ゴンもスッと気配を消す

    キルア「レオリオは”絶”できる?」

    レオリオ「もちろんできるぜ。だがオレはグリードアイランドの情報を集めとくぜ。要はゲームができれば良いんだろ?」

    ゴン「…?そうだけど買わないとゲームできないよね?」

    首をかしげるゴン

    レオリオ「あぁ、まぁその辺りは考えなくていい。とりあえずそっちの方は任せといてくれよ」

    ニコッと笑って親指を立てるレオリオ



    609: ケイティ 2018/06/15(金)23:25:12 ID:aRX

    キルア「ゴン、尾行について守ってもらうことがある。奴等に姿を見られたら尾行は即中止!速やかにその場を離れること!そしてオレが中止と判断したときも同じ!」

    ゴン「オッケー!わかった!」

    レオリオ「じゃぁオレからも。ゴン、キルア、2人共本当に無茶はするなよ」

    それだけを言うと、レオリオは喫茶店を出ていく

    そしてゴンとキルアの幻影旅団追跡が始まる

    no title

    610: ケイティ 2018/06/15(金)23:26:13 ID:aRX

    ~ヨークシン テラス広場~

    ノブナガ「見られてるな」

    マチ「だね」

    ノブナガとマチは油断なく周囲を警戒していた

    ノブナガ「鎖野郎の仲間か?」

    マチ「あたしが知るわけないだろ。もし捕まえてみて鎖野郎の仲間だったらどうすんだい?」

    611: ケイティ 2018/06/15(金)23:27:32 ID:aRX
    no title

    ノブナガ「さぁな。もしそうなら団長の命令通りやりたいようにやるだけだ」

    マチ「…団長はおそらくそいつを仲間にしたがってると思うけど」

    ノブナガ「マチ」

    少しピリッ空気が変わる

    612: ケイティ 2018/06/15(金)23:29:12 ID:aRX

    ノブナガ「てめぇの意見を押し付けてんじゃねぇ」

    マチ「はぁ?押し付けてんのはノブナガ、あんただろ。私は団長の考えを推察しただけ」

    ノブナガ「それが押し付けみてぇなもんなんだよ」

    no title

    ピキッ!

    缶が音を立てて軋むほどの圧力がその場で生まれる

    テラスの温度が下がったように感じるほど、緊張感が漂う

    613: ケイティ 2018/06/15(金)23:29:43 ID:aRX

    屋根の上から見ていたゴンとキルアも全身に冷や汗が流れる

    ノブナガがコインを取り出す

    ピンッ

    弾いて掴む

    マチ「裏」

    マチがそう答えるとノブナガが手を退ける

    ノブナガ「表だ。いいな、鎖野郎は殺す」

    マチ「ふん、わかったよ」

    憮然とするマチ



    614: ケイティ 2018/06/15(金)23:31:29 ID:aRX

    ノブナガは気にせずにマチに促す

    ノブナガ「んじゃ、まぁ━━━動くかね」

    マチ「だね。この見てるやつらを誘き出さないとね」

    立ち上がるノブナガとマチ

    それを見ていたゴンたちは、気づかれていることも知らずに追跡を開始する

    キルアの読みは間違っていない

    場所はバレていない

    だが、どこからか見ていることは気づかれていた

    615: ケイティ 2018/06/15(金)23:35:50 ID:aRX

    キルア「ゴン、続行だ」

    ゴン「わかった!」

    ノブナガとマチが歩いていくのを屋根伝いに追いかける

    次第に広場から裏手へ移動していくノブナガたち

    キルア(まずい、気づかれてるか…いや、そんなことはないはず!アジトに向かっている可能性も!)

    そんなキルアの予想に反して、ノブナガたちは逆にキルアたちを探っていた

    ノブナガ「なかなか尻尾掴ませねぇな」

    マチ「だね、広場でいろんな視線を感じたけど、全部素人だった。だけど今回はプロだね」

    616: ケイティ 2018/06/15(金)23:45:14 ID:aRX

    次第に人気のない完全な裏路地に着く

    ノブナガ「さぁて、出てくるか」

    ノブナガはそう言いながら腰を下ろす

    キルア(くそっ、待ち合わせか…それとも…)

    キルアは動きのない幻影旅団2人を見て焦り始めていた

    念も覚えて、発も覚えて、必殺の電撃も使える

    だが、それでもいまの自分に勝てる相手ではない

    そうキルアは判断していた

    ましてやゴンを逃がすこともしなければならない

    617: ケイティ 2018/06/15(金)23:45:43 ID:aRX

    そう考えていたとき

    幻影旅団の1人、男の方に電話がかかる

    電話を取ったノブナガ

    フィンクス「よう、苦労してるみたいだな。追跡者の場所教えてやろうか?」

    それはフィンクスからの電話だった

    そんなことを知らないキルア

    用心深く幻影旅団の男を見ていたその瞬間

    スッ

    男の目がキルアを見た

    no title

    622: ケイティ 2018/06/16(土)21:01:02 ID:gxT

    キルア(マズイ!)

    一瞬で廃ビルから抜け出そうとするキルア

    同じくゴンも、それを察して逃げようとする

    だが、キルアの前にはフィンクス

    ゴンの前にはパクノダが立ち塞がる



    623: ケイティ 2018/06/16(土)21:02:21 ID:gxT

    ガガガガガガガガガッ!

    縦横無尽に飛び回り、部屋の出口へ向かうキルア

    フィンクスはキルアの動きを見切って足を掴む

    no title


    その瞬間

    624: ケイティ 2018/06/16(土)21:03:09 ID:gxT

    バリバリッ!

    キルアの雷掌(イズツシ)が炸裂する

    フィンクス「ッツ!」

    フィンクスの手が緩んだ好きに蹴りを入れて抜け出すキルア

    そのまま出口へ駆け込んだ途端

    キルアは動きを止める

    首筋にうっすらと血が浮かぶ

    キルアの首には刀が添えられていた

    625: ケイティ 2018/06/16(土)21:04:10 ID:gxT

    ノブナガ「いいか、動くんじゃねぇぞ」

    ノブナガの刀が喉元に当たり、動きを抑えられる

    ノブナガ「よぉ、フィンクス。まさかお前たちまで来てるとは。二重尾行とはやられたぜ」

    フィンクス「ふん、団長の指示だよ」

    ノブナガ「かー、どおりで絶の使い手が多いと思った」

    キルア(二重尾行…!やられた!)

    ノブナガ「でもよぉ、その二重尾行してた奴が逃げられてちゃぁ意味ねぇよな」

    626: ケイティ 2018/06/16(土)21:05:12 ID:gxT

    フィンクス「そいつぁ悪かったな、だが気を付けろよ。そのガキ電撃使いだぜ」

    キルア(バラされた…警戒してる中で使って効果のある相手じゃない…逃げるのは、無理か)

    そんな話をしていると、ゴンが連れてこられる

    ゴン「あ!キルア!無事だったんだね!」

    キルア「これで無事に見えるならな」

    ため息をつくキルア

    マチ「追跡者はこのガキ2人だったみたいだね」

    マチがノブナガたちの前にゴンを差し出しながら言う

    627: ケイティ 2018/06/16(土)21:05:55 ID:gxT

    キルアもフィンクスに締め上げられる

    ノブナガ「パクノダ、お前ぇ怪我してるじゃねぇか」

    パクノダ「えぇ、やられたわ。肋骨数本はいってるかも。まぁまぁな子たちね」

    フィンクス「で、どうする?」

    そのフィンクスの問いの答えはノブナガには決まっていた

    ゴンとキルアは車で幻影旅団のアジトへと連れ去られて行った



    628: ケイティ 2018/06/16(土)21:06:46 ID:gxT

    ~ヨークシン郊外 幻影旅団アジト~

    ノブナガ「ほら、入れ」

    ノブナガに押されて建物へと入るゴンとキルア

    キルア「こんなとこ見せていいのかよ」

    アジトを見せていいのか?と問うキルア

    ノブナガ「減るもんじゃねぇしな」

    かっかっか、と気さくに笑うノブナガ

    連れられて上の階へと行く

    629: ケイティ 2018/06/16(土)21:08:21 ID:gxT

    そしてフロアに着く

    そこには幻影旅団たちが勢揃い

    シャル「なに?その子供達」

    シャルナークが興味深そうに見てくる

    パクノダ「私たちをつけてきた子供達よ。懸賞金目当てで追ってたみたいだけど、鎖野郎の記憶はなかったわ。ただノブナガが連れて帰るって言うから」

    キルア(記憶…?なぜそんな言い方を?…まさか記憶を読む念能力者!?)

    no title

    パクノダの言い方に疑問を抱いたキルアは、そう結論付ける

    630: ケイティ 2018/06/16(土)21:09:02 ID:gxT

    キルアはさっと全体を見渡して、ヒソカを見つけていた

    キルア(ヒソカ!奴ならゴンのことを気に入ってるから逃がしてくれるかも…知らんぷり)

    ヒソカもゴンたちを見て一瞬驚くが、知らない振りをする

    マチ「で、団長は?」

    マチが団長の所在を聞くが、誰からも返答がない

    と、そのとき

    631: ケイティ 2018/06/16(土)21:11:05 ID:gxT

    ゴン「あ!」

    フロアを見渡していたゴンが声を上げる

    キルア(バカ!)

    ヒソカ(アホ…)

    キルアとヒソカが同時に心のなかで呟く

    ノブナガ「なんだ?知り合いでもいたか?」

    そう問われて、自分のミスに気づくゴン

    ゴン「あー、えーっと、あの人!人?」

    ゴンが指したのはヒソカの足元で縮こまっている豚のような人物

    632: ケイティ 2018/06/16(土)21:14:00 ID:gxT

    ゴン「天空闘技場で250階のフロアマスターにくっついてた!」

    キルア「そーいや居た気がするな…」

    ゴンが指したのはウーロン

    no title

    天空闘技場でベジータとヤムチャが戦ったときに、後ろにいた2人(匹)の人物の1人

    ノブナガ「なんだ?あの豚のこと知ってんのか?ヒソカのペットだと思ってたが」

    ゴン「知ってるというより見たことあるというか?」

    キルア「あんま良いイメージないけどな」

    微妙な回答をする2人



    633: ケイティ 2018/06/16(土)21:14:52 ID:gxT

    マチ「もしあの豚の仲間だったらあんたら殺してたけどね」

    ギリッ、と歯噛みしながら睨むマチ

    天空闘技場でウーロンに下着を盗まれたマチは未だに根に持っていた

    マチ「団長が殺すなって言うから我慢してるけど…そうじゃなかったら一瞬でロースハムにしてるとこだね。そんなことにあたしの糸を使いたくないけど」

    フェイタン「で、そいつらどうするあるか?」

    ノブナガ「結構使えそうなんで仲間にしたくてよ。とりあえず団長に見てもらうつもりだ」

    フェイタンに問われてそう返すノブナガ

    634: ケイティ 2018/06/16(土)21:16:10 ID:gxT

    だが、それを聞いて大声を上げるゴン

    ゴン「誰がお前らなんかの仲間になるか!人を殺すような奴等に!」

    フェイタン「お前、生意気ね」

    ヒュッ、とフェイタンの剣が風切り音を立てる

    キュイン

    その剣とノブナガの刀が交差して止まる

    フェイタン「なぜ止めるあるか?」

    ノブナガ「こいつはオレが連れてきた。手を出すんじゃねぇよ」

    635: ケイティ 2018/06/16(土)21:17:09 ID:gxT

    フェイタン動いたときに、キルアも動こうとしたが間に合わなかった

    更にキルアの喉元にはヒソカのカードが添えられていた

    キルア(速すぎる…。この黒服の男も、侍の男も、そしてヒソカも…。絶対的な速さが必要。雷掌だけじゃない、速さを極める能力が)

    自分ではゴンを助けられないキルアは、そう心に誓っていた

    ピピピッ

    そんなやり取りの中、ヒソカはスカウターでゴンとキルアを見ていた

    no title

    636: ケイティ 2018/06/16(土)21:17:50 ID:gxT

    ヒソカ(ゴンが『376』、キルアが『422』…素晴らしい成長速度◆…あぁ、早く食べたい………)

    舌舐めずりをするヒソカ

    また、一瞬だけだが剣と刀をぶつけた時のフェイタンとノブナガの戦闘力もスカウターは拾っていた

    ヒソカ(フェイタンが『136⇒1360』、ノブナガが『121⇒1185』か。やっぱり旅団は楽しめそうだ…)

    ヒソカが妄想しながら楽しんでいると、シャルナークが全員に話始める

    637: ケイティ 2018/06/16(土)21:18:40 ID:gxT

    シャル「まぁまぁ。とりあえずその子供達をここに置いておくわけにはいかないからさ。別の建物に移そう。監督は連れてきたノブナガがする、ってことで」

    ノブナガ「わーったよ。ほら、行くぞ2人共」

    ゴンとキルアを促すノブナガ

    そこにヒソカが声をかける

    ヒソカ「ついでにこの豚君も頼むよ◆」

    ひょい、と掴んでノブナガに投げる

    ノブナガ「こいつはお前ぇのペットだろうが」



    638: ケイティ 2018/06/16(土)21:19:35 ID:gxT

    ヒソカ「その子供たちと知り合いみたいだからね◆それにちょっと用事があっていまからまた抜けるし」

    マチ「ヒソカ、あんたそんな勝手してたら団長から殺されるよ」

    集合命令がかかっているにも関わらず、いまから抜けるというヒソカ

    マチのそんな警告も無視して

    ヒソカ「それは楽しみ…◆」

    と、それだけを言って消えていった

    639: ケイティ 2018/06/16(土)21:20:54 ID:gxT

    ~ヨークシン郊外 幻影旅団アジト別棟~

    ノブナガ「さぁて、とりあえず団長来るまではお前さんたちはここで待ってな」

    ゴン、キルア、ウーロンは先程のアジトとは別の棟に連れてこられた

    ウーロン「お、オレたちをどうしようってんだよ」

    ウーロンがキルアの後ろからノブナガへ問いかける

    ノブナガ「お前さんが怯えることはねぇだろよ…。ヒソカのペットだし、団長からは殺すなって命令されてるしな」

    ウーロン「い、いつ帰してくれるんだよ!」

    ノブナガ「そりゃぁ…ヒソカに聞くしかねぇなぁ」

    困ったようにポリポリと頭をかくノブナガ

    640: ケイティ 2018/06/16(土)21:22:09 ID:gxT

    ウーロン「あ、あのピエロ、なんか不気味なんだよ」

    ノブナガ「だっはっはっ!だよな、あの顔は不気味だよな!」

    嬉しそうに笑うノブナガ

    ノブナガ「まぁ悪いようにはしねぇさ。お前さんも、そっちのガキ2人もな。団長の眼鏡にかなわなければ無事に逃がしてやるから安心して待ってな」

    そう言うと一つしかない入口に腰を下ろす

    no title

    641: ケイティ 2018/06/16(土)21:22:56 ID:gxT

    ゴン「どうするキルア?」

    キルア「…どうしようもねぇな。この狭い部屋じゃ会話は筒抜け、そしてあいつの刀はオレでも見切れない」

    2人の会話が聞こえていることの証のように、ノブナガが口を開く

    ノブナガ「そういうことだ。どうしたってお前ぇさんたちは逃げられねぇよ。オレはお前ぇさんたちを気に入ってんだ。刀を抜かせるような真似だけはさせねぇでくれよ」

    とにかく座るゴンとキルア

    ゴン「ねぇ豚さん」

    隣に座っているウーロンに声をかけるゴン



    642: ケイティ 2018/06/16(土)21:23:50 ID:gxT

    ウーロン「豚さんじゃねぇよ。ウーロンだよガキんちょ」

    ゴン「え?そっちも子供じゃないの?」

    ウーロン「こう見えても結構な歳いってんの!ったく、最近のガキはこれだから」

    愚痴るウーロン

    キルア「なにこの豚、さっきまでの態度と違うじゃん」

    驚くキルア

    ウーロン「けっ、どうせどうにもならないなら座っとくしかないだろ」

    キルア「態度わるっ!」

    アハハ、と笑うキルアとゴン

    643: ケイティ 2018/06/16(土)21:24:30 ID:gxT

    ゴン「ウーロンさんはなんで捕まったの?」

    ウーロン「ヒソカに連れてこられたんだよ。天空闘技場で捕まってからずーっとだ」

    キルア「何したんだよ」

    キルアにそう問われて言いにくそうにぶつぶつ呟くウーロン

    ウーロン「…旅団の……女のパンティー盗んだ」

    一瞬の間があって笑いだすゴンとキルア

    ノブナガも笑いを堪えている

    644: ケイティ 2018/06/16(土)21:26:28 ID:gxT

    ノブナガ「そりゃーお前さんが悪いな。で、盗んだのはパクノダか?マチか?シズクか?」

    キルア「なんでおっさんが話に入ってくんだよ」

    キルアがじと目でノブナガを見る

    ノブナガ「いいじゃねぇか。仲間はずれにするなよ。で?誰のだ?」

    ウーロン「…マチ、っていう女のやつ」

    だーーっはっは!と膝を叩いて笑うノブナガ

    ノブナガ「よりによってマチのとはな、くっくっく」

    645: ケイティ 2018/06/16(土)21:27:20 ID:gxT

    ゴン「マチ、ってあのツンツンした髪の?ちょっとキルアに似てる?」

    キルア「似てねぇよ!」

    キルアの突っ込みも無視して、ノブナガがウーロンに尋ねる

    ノブナガ「あいつ、どんな趣味してんだ?くくっ」

    ウーロン「もしかしてオッサンも話せる口か?あの女、可愛い熊のキャラクターもの穿いてたんだぜ!」

    だーーっはっは!!

    本気で膝をバンバン叩いて笑うノブナガ

    ノブナガ「笑い死にさせるきかお前ぇ。くっくっく。あー腹痛ぇ」

    それを嫌な目で見るキルア

    キルア「エロ豚とエロ侍じゃん」

    646: ケイティ 2018/06/16(土)21:28:12 ID:gxT

    ~ヨークシン中心街 カクテルバー~

    男「あのー、まだまだっすかね…?」

    マスター「3万ジェニーの借金だよ?1日1万としても3日は働いてもらわんとね」

    男「そこをなんとか…」

    マスター「そんなことを言う暇があったら手を動かしてくれ。次はトイレ掃除だ」

    モップを渡される男

    男(こんなことしてる暇じゃないんだけどなぁ…)

    そう思いながらも、男はトイレへと入っていった

    647: ケイティ 2018/06/16(土)21:28:57 ID:gxT

    ~ヨークシン郊外 幻影旅団アジト別棟~

    キルア「さて、冗談抜きにして帰ろうぜ、ゴン」

    ゴン「でもどうするの?」

    スッと雰囲気を変えたキルア

    キルア「ウーロン、って言ったっけ?あんたの能力は?」

    ウーロン「さん、を付けろよな。変身、ができたんだけど…」

    言い淀むウーロン

    648: ケイティ 2018/06/16(土)21:29:37 ID:gxT

    ゴン「ウーロンさん?」

    ウーロン「…なんか使えねぇんだ」

    肩を落とすウーロン

    キルア「じゃぁ役に立ちそうにはないな」

    ズバリ言うキルア

    ノブナガ「おい、お前ら。妙なことすんなよ。絶対に無理なことはすんな」

    そんな3人の筒抜けの会話にノブナガが口を出す



    649: ケイティ 2018/06/16(土)21:31:37 ID:gxT

    キルア「無理かどうかやってみなきゃわからねだろ」

    殺気を放つキルア

    ゴン「ちょ、ちょっと待ってよキルア」

    ノブナガ「そいつの言うとおりだ。入口、お前らにとっては出口か。それはここ一つしかねぇ」

    コンコン、と拳で背中の扉を示すノブナガ

    ゴン「道が一つしかない…!そうだよキルア!トリックタワーだ!」

    キルア「なんだよいきなり」

    ゴン「覚えてない!?悟空さんやベジータさんのあの行動!」

    キルア「━━ッ!なるほど!」

    バッ、と振り向くゴンとキルア

    650: ケイティ 2018/06/16(土)21:33:16 ID:gxT

    ノブナガ「ヤル気満々、って顔か…。残念だな、本当に気に入ってたんだがな」

    カチャ、と刀に手をかけるノブナガ

    no title

    ゴン「いくよ!キルア!」

    シャッ!

    ゴンとキルアが一直線にノブナガへ向かう

    ノブナガ「真っ向からとは本気のバカか!」

    ヒュッ、と刀を抜きかけた瞬間

    651: ケイティ 2018/06/16(土)21:34:01 ID:gxT

    ババッ

    ゴンとキルアが左右に飛んで壁を蹴破る

    ノブナガ(何っ!こいつら壁を!)

    カンカン

    階段を下りる音を聞くノブナガ

    ノブナガ(ツンツン頭の方はすぐ階段側、黒髪のほうは袋小路…)

    なら、とノブナガは廊下に出てゴンを追う

    部屋を開ける度に壁を蹴破っていくゴン

    ノブナガ「くそっ!」

    最後の部屋まできたがゴンはいない

    652: ケイティ 2018/06/16(土)21:35:31 ID:gxT

    ノブナガ(しまった!壁だけ壊して部屋に潜んでやり過ごされたか!)

    そう思った瞬間、声が聞こえてくる

    ゴン「キルア!いまならやれるよ!」

    ノブナガ(黒髪のやつの声か。バカが!暗闇に乗じてやるつもりだろうが無駄だ)

    そしてノブナガは精神を集中させる

    no title

    ノブナガ(”円”!これで暗闇でも手に取るようにわかる。オレは太刀の間合い、半径4mまでで十分、つーかこれが限界)

    no title

    653: ケイティ 2018/06/16(土)21:36:11 ID:gxT

    円を維持したままジリジリと歩くノブナガ

    だが、ゴンとキルアは戦う宣言をしたまま既に逃げ去っていた

    キルア「誰が戦うかっつーの」

    捨て台詞を吐きながら走るキルア

    ゴン「そう言えばウーロンさんは逃げられたかな?」

    キルア「どっちにしても殺されないから大丈夫じゃね?」

    そう言いながら、ゴンたちはヨークシンの中心街へと向けて戻って行った



    654: ケイティ 2018/06/16(土)21:37:15 ID:gxT

    ~ヨークシン郊外 幻影旅団アジト~

    クロロ「で、その子供達にも、豚にも逃げられたということか?」

    団長、クロロに問われるノブナガ

    ノブナガ「面目ねぇ」

    クロロ「まぁいいだろう、大事の前の小事だ。それよりヒソカはどうした?」

    マチ「一時間ほど前まではいたんだけど、出ていってからはそれっきり」

    そうマチが答えると、クロロは顎に手を当てて少し考え込む

    655: ケイティ 2018/06/16(土)21:37:45 ID:gxT

    クロロ「…まぁいいだろう。今日はいまからやるべき事がある。皆もわかっているだろう?」

    全員が頷く

    クロロ「━━━よし、行くぞ」

    バサッとマントを翻し、旅団全員を引き連れてクロロたちはアジトを後にする

    目指すはヨークシン中心街

    656: ケイティ 2018/06/16(土)21:38:20 ID:gxT

    ~ヨークシン郊外 廃屋2~

    ヒソカはアジトを出て、少し離れた廃屋へとやって来ていた

    クラピカが寝かされていた廃屋とは別の廃屋

    そこにはヒソカが連れてきたウボォーギンが寝かされていた

    ウボォー「━━━ここ、は?」

    ヒソカ「やぁ◆目覚めたかい?」

    うっすらと目を開けるウボォー

    657: ケイティ 2018/06/16(土)21:39:17 ID:gxT

    ウボォー「…寝起きにてめぇの顔は効くな…」

    起き上がろうとするが、まだ体が動かない

    ウボォー「ちっ、ここまでガタガタにやられるとはな。ヒソカ、てめぇがここに連れてきたのか?」

    ヒソカ「もちろん◆」

    首だけ動かしてヒソカの方を向くウボォー

    ウボォー「ってことはてめぇに助けられたってことか。やってられねぇな。…鎖野郎はどうなった?」

    ヒソカ「逃げられたよ。キミを助けるだけで精一杯◆」

    ウボォー「はっ、相変わらず嘘くせぇな」

    ヒソカ「んー、逆に相変わらず信用がないなぁ」

    658: ケイティ 2018/06/16(土)21:40:14 ID:gxT

    当たり前だ、と言いたげにあきれた顔でヒソカを見る

    ウボォー「で、助けたからには理由があんだろ?」

    ヒソカ「やっぱり話が早い◆」

    いいから早く言え、と急かす

    ヒソカ「団長と1対1で戦ってみたいんだよね、男同士として」

    ウボォー「あー、なるほどな」

    ヒソカの言い方は最もだ

    ウボォーから見ていても、クロロの周りにはいつも何人かいる

    しかもマチやシャルなんかは、男の決闘なんて考えずに邪魔をするだろう



    659: ケイティ 2018/06/16(土)21:41:20 ID:gxT

    ウボォー「確かにあいつらは決闘の邪魔をするだろうな」

    ヒソカ「だろ?キミでもそう思うくらいだから相当なベッタリでね」

    ウボォー「決闘は邪魔すべきもんじゃねぇからな。ってーことはオレにマチやシャルを止めて欲しいってことか」

    ヒソカ「そゆこと◆」

    にっこりと笑うヒソカ

    ウボォー「まぁ貸しができちまったし、そんくれぇなら仕方ねぇか」

    ヒソカ「じゃあ気がついたみたいだし、ボクは用事があるからいくよ」

    ウボォー「あぁ、オレはあと数時間くらいしたら動けるようになる。団長にすまねぇ、と伝えておいてくれ」

    それだけ話すとヒソカは廃屋を出ていく

    ヒソカ(今日は団員の戦闘力を測る最高のチャンスだからね◆)

    660: ケイティ 2018/06/16(土)21:46:14 ID:gxT

    ~ヨークシン中心 ショッピングモール~

    ノストラードファミリーのネオンに声をかける男

    頬に十字傷があるのが特徴的だ

    ネオン「ナンパ?」

    男「かもね」

    no title

    そんな会話から自然と話し始める2人

    ネオン「━━━って感じで退屈だから逃げ出してきちゃった」

    男「あはは、それは凄いね」

    レストランでそんな会話をしながら、和気あいあいとする

    661: ケイティ 2018/06/16(土)21:47:27 ID:gxT

    ネオン「実はあたし占いが得意でー」

    男「へー!すごいね!オレも占ってよ」

    ネオン「じゃぁ紙に自分のフルネーム、生年月日、血液型を書いて」

    ペンと紙を渡すネオン

    受け取った男はサラサラと書く

    ネオン「じゃぁ占うよ」

    そう言ってペンを取ったネオン

    男は注意深くその動き全てを見ていた

    no title

    662: ケイティ 2018/06/16(土)21:48:19 ID:gxT

    ~ヨークシン 秘密の会合所~

    トゥルルルルルル

    クラピカ「もしもし、クラピカだが」

    ゴン『あ!クラピカ!オレだよ!ゴン!』

    クラピカ「あぁ、声でわかるさ」

    ゴン『いまヨークシンにいるんだよね!?どこかで会えない!?』

    クラピカ「いまは難しいな。噂になっているかもしれないが、いまは旅団を追ってる」

    秘密の会合所の窓からヨークシンを一望するクラピカ

    663: ケイティ 2018/06/16(土)21:49:15 ID:gxT

    ゴン『その旅団についてなんだ。さっきまで捕まっててさ━━』

    クラピカ「どういうことだ!?無事なのか!」

    ゴン『あ、うん。それは大丈夫だったんだけど。オレたちもクラピカと同じく旅団を止めたいんだ』

    クラピカ「…わかった。いまからは無理だが、明日話そう。場所は追って連━━━」

    ドォオオオオン

    窓の外で爆煙が上がる

    クラピカ「すまない、また連絡する!」

    プッ、と電話を切るとクラピカはその爆煙の上がった場所へと向かった

    カストロはその様子を見て、爆煙の近くにある重要施設、セメタリービルへと移動する

    カストロの読みと同じく考えか、ベレー帽の男と、髪を半分剃った男も同じビルへと足を向けた



    664: ケイティ 2018/06/16(土)21:52:27 ID:gxT

    ~ヨークシン セメタリービル~

    ネオン「ここ来てみたかったんだー」

    はしゃいで歩くネオンと、付き添う男

    男「オレもやりたいことがあってね」

    ネオン「えー、なになに?」

    (大暴れ)トンッ

    no title

    ドサッ

    急にネオンが倒れる

    周囲がざわつく

    665: ケイティ 2018/06/16(土)21:53:55 ID:gxT

    そのシーンを警備室見ていた男が2人

    カストロとベレー帽の男

    髪を半分剃った男は既に動いていた

    ベレー帽の男「その画面、巻き戻せるか?」

    警備員「ん、あぁ」

    ベレー帽の男に言われて画面を巻き戻す警備員

    no title

    666: ケイティ 2018/06/16(土)21:54:36 ID:gxT

    そこには微かに男の腕がぶれたように映っている

    ベレー帽の(恐ろしく速い手刀…オレでなきゃ見逃しちゃうね)

    ニヤリと笑う、手刀を見逃さなかったベレー帽の男

    だが、カストロは違う反応を見せていた

    カストロ「師匠…」

    愕然とするカストロの横を抜け、手刀を見逃さなかったベレー帽の男は、頬に十字傷のある男を追って行った

    667: ケイティ 2018/06/16(土)21:55:51 ID:gxT

    ~ヨークシン セメタリービル最上階~

    各地で爆煙が起こり、人々は逃げ惑う

    階段を駆け下りる人の流れに逆らって歩く男が1人

    最上階の部屋へと消えていく

    そして最上階フロアについたもう1人の男

    廊下に落ちた血痕を見ながら追いかける

    まるで血の道標

    668: ケイティ 2018/06/16(土)21:57:27 ID:gxT

    途中の壁にわざとらしく突き立てたらた1人の男

    髪を半分だけ剃った男の死体

    手刀を見逃さなかった男(匂う、匂うぞ…)

    no title

    くくく、と笑みを溢しながら男の後を追う、手刀を見逃さなかった男

    カチャ━━━

    そして一番奥の部屋の扉を開けた



    669: ケイティ 2018/06/16(土)21:58:06 ID:gxT

    ~ヨークシン 中心街~

    ドォオオオオン

    パパパパパパパパ

    爆炎と銃声があちこちで響き渡る

    幻影旅団たちが各地で暴れまわる

    それを追う影が1つ

    ヒソカ(マチが『983』)

    ヒソカ(シャルが『997』)

    ヒソカ(フィンクスは『1457』、流石にやるね◆)

    670: ケイティ 2018/06/16(土)21:59:37 ID:gxT

    ヒソカ(ノブナガとフェイタンはさっき測ったし…)

    ヒソカ(フランクリンは…『1344』か)

    ヒソカ(シズクとパクノダは戦闘用員じゃないけど…『722』に『734』か。結構やるね◆)

    ヒソカ(『1997』!?コルトピ、次のターゲットはキミでもいいかな◆)

    ヒソカ(ボノレノフは『1110』、やっぱり旅団はいいねぇ…◆)

    no title

    ヒソカにとっての獲物、幻影旅団の戦闘力を測っていた

    671: ケイティ 2018/06/16(土)22:00:33 ID:gxT

    ~ヨークシン セメタリービル最上階~

    カストロは最上階の部屋へと入る

    先に手刀を見逃さなかった男が入って行ったはずの部屋

    だがそこに居たのは1人

    頬に十字傷を付けたその男

    カストロ「師匠!!!」

    有らん限りの声でそう叫ぶ

    男「…なるほど。運命とは面白い」

    672: ケイティ 2018/06/16(土)22:01:36 ID:gxT

    カストロ「何を訳のわからないことをッ!!なぜこのような!!」

    男「余程信頼しているのか。いや、信頼していた、と言った方が正しいか。私からの説明を求めるあたりそれが真実」

    カストロ「ふざけるのも大概にしてください!」

    激昂寸前のカストロ

    男「今日は鎮魂歌を奏でる日でね。キミも聴いていくといい」

    ビルの下では街中から爆発音が上がる

    673: ケイティ 2018/06/16(土)22:02:21 ID:gxT

    カストロ「…もう、前の師匠ではないのですね。なら!私が止める!」

    ゴオッ!

    オーラを爆発させるカストロ

    カストロ「師匠、貴方から教えて頂いたこの技で!」

    構えるカストロ

    天空闘技場のときには完成していなかった技、虎咬風風拳

    カストロ「行きます!”真・虎咬風風拳”!」



    674: ケイティ 2018/06/16(土)22:03:12 ID:gxT

    ガガガガガガガガガッ!!!!!

    猛烈な勢いで男へ攻撃するカストロ

    男はそれを片手と両足を使って捌く

    カストロ「本を読んで余裕のつもりですか!?でもっ!」

    顔の正面に拳を繰り出し、ガードを上げさせたカストロ

    空いた横腹に深々と突き刺さる蹴り

    きりもみしながら男は壁に打ち付けられる

    男(ぐっ!この男、本当に強い!本を閉じて戦うか…、いや、下にあの2人組が来ているのを感じる。この戦いの後にあの2人を相手にするのは無理だ)

    かつかつ、と歩み寄るカストロ


    675: ケイティ 2018/06/16(土)22:08:21 ID:gxT

    カストロ「弱くなりましたね。私ごときに一撃入れられるとは…」

    失望の色と共に見下ろすカストロ

    no title


    男(この男、団員と同じレベルの強さはあるな…。そんな男が一撃も入れられない奴がいる…ヤムチャ、名前は覚えておくか)

    ズリ、と壁を使って立ち上がる男

    カストロ「私は刺し違えてでも師の行動を正す!」

    指先にオーラを溜めたカストロ

    そして突きを繰り出した瞬間

    676: ケイティ 2018/06/16(土)22:09:15 ID:gxT

    バッ

    一瞬にして男が消える

    カストロ「消えた!?」

    カストロ(いや!違う!部屋が違う!どういうことだ!?)

    一瞬前まで戦っていた部屋とは違う場所に居た

    扉を開けて廊下に出るカストロ

    カストロ(ここは…同じくセメタリービルの最上階!)

    バッと振り向き、先程までいたはずの部屋へ駆け込む

    そこには、縮こまって頭を抱えた中年の男が1人

    他には誰もいない

    677: ケイティ 2018/06/16(土)22:09:58 ID:gxT

    カストロ(どういうことだ!?師はどこに!?)

    カストロ「おい!師はどこだ!?」

    中年の男を掴み上げる

    中年の男「ひっ!ひぃいい!ちょ、超能力者っ!」

    カストロ「超能力者だと!?」

    カストロは男を下ろす

    そして大きく一度深呼吸をする

    678: ケイティ 2018/06/16(土)22:11:42 ID:gxT

    ━━━━その中年の男が言うにはこうだ

    爆発が起こり、怖くなって部屋に隠れてうずくまっていた

    すると一瞬にして違う部屋に飛ばされていた

    その男の元の部屋は、カストロが飛ばされた部屋だった

    カストロ(…この男と場所を入れ替えられたのか)

    いつの間にそんな新技を、という思い

    そしてそこまで姑息な技を使って逃げる師

    姑息なところは昔からだが、こんなやり方はしなかった

    カストロ「本当に変わってしまわれたのですね…」

    師を蹴った右足より、心の方が痛む気がして

    カストロは胸をおさえた

    no title



    680: ケイティ 2018/06/16(土)23:05:27 ID:gxT

    ~ヨークシン セメタリービル地下~

    男「さて、どう戦うかな」

    no title


    男の目の前には、老人と壮年の男

    ゼノ「お前さん、クロロじゃろ」

    老人がそう声をかける

    男「なんでわかるかな」

    ゼノ「後ろ手に持っとる本、その能力は忘れんよ」

    やりにくいなぁ、と後頭部をかきながら本をしまう

    682: ケイティ 2018/06/16(土)23:08:16 ID:gxT

    ボンッ

    頬に十字傷のあった男から、幻影旅団の団長クロロに戻る

    ゼノ「なんでそんな格好しとったんじゃ?」

    クロロ「元フロアマスターらしくてね。監視のきついこの中心街に入るのに便利だったんで」

    ゼノ「じゃぁ、早速はじめるかの」

    no title


    ゴオッ!!!

    老人、ゼノ

    壮年の男、シルバ

    ゾルディック家の2人がオーラを爆発させる

    683: ケイティ 2018/06/16(土)23:09:34 ID:gxT
    no title


    クロロ「やっぱり凄いな…」

    ゴオッ!!!

    クロロもオーラを爆発させる

    ゼノ「シルバ、ちと厄介かもしれんの。ワシもろともで良い。やれ」

    シルバ「わかった」

    そして息の吐く暇もない戦いが始まる

    684: ケイティ 2018/06/16(土)23:11:25 ID:gxT

    ヒソカ(流石クロロ◆『1313』、そしてあのじぃさんもやるね…『1287』)

    そしてヒソカはシルバにも目をやる

    ヒソカ(ゾルディックの現当主、か…)

    スカウターに映る『1988』の数字に笑みが溢れる

    ヒソカ(ウボォーよりも少ないけど…動きが段違い◆戦ったら確実にこの男の方が勝つね)

    そんな2人の攻撃を捌くクロロ

    ヒソカ(あぁ、やっぱりいいよ…クロロ◆)

    no title


    悦に入ったヒソカはしばしその戦いを見守り、そして別のあるホテルへと向かった

    685: ケイティ 2018/06/16(土)23:14:37 ID:gxT

    ~ヨークシンシティ中心 あるホテルのフロア~

    桃白白「来たようですな」

    no title


    十老頭のいる部屋で待機していた桃白白が立ち上がる

    十老頭「そ、それは本当ですか先生!」

    桃白白「ふむ、この気配からいって楽しめそうな相手ですな。1人は完全に気配を消してますが…まぁ何かする気は無さそうなのでいいでしょう」

    スタスタと歩いて扉を開く桃白白

    そこには長髪で、服に針を刺した男が立っていた



    686: ケイティ 2018/06/16(土)23:16:07 ID:gxT
    no title


    イルミ「なんだ、見つかちゃってたのか」

    猫目のような顔をしたその男

    イルミ「邪魔なんだよね。急ぎの仕事ってクロロから言われてるのに」

    スッと針を取り出す

    桃白白「ほぅ、私を桃白白とわかっても、やるつもりかね?」

    構える桃白白

    687: ケイティ 2018/06/16(土)23:16:56 ID:gxT

    イルミ「あー、あの有名な。うちのじぃさんがよく笑い話で出してたよ」

    桃白白「ぐぐぐっ…あのジジイめ。なら貴様はゾルディック家の者ということだな」

    イルミ「まぁ全員殺すからバラしてもいっか。そ、ボクはゾルディック家の長男、イルミ」

    その瞬間

    シュッ!!

    挨拶をして気が緩んだ隙をついたように針を投げるイルミ

    桃白白「で、挨拶は終わりかな?」

    イルミの投げた針を全て掴んでいた桃白白

    688: ケイティ 2018/06/16(土)23:21:08 ID:gxT

    イルミ「…じぃさんの話と違うな」

    ズオッ!!

    オーラを爆発させるイルミ

    no title


    桃白白「あのジジイが使う念、というやつか」

    桃白白も気を上げる

    689: ケイティ 2018/06/16(土)23:23:15 ID:gxT

    ヒソカ(あのイルミで『1179』、そしてあの変なじぃさんがあの有名な桃白白…)

    no title


    スカウターの数値は『634』

    ヒソカ(そんなに高くはない。けどこの感じ…)

    念とは違うようなこのオーラ

    つい昨日も感じたもの

    クラピカが使ったそれだ

    ヒソカ(数値だけではわからない、か)

    動き出した2人の動きに、ヒソカは静かに見守った



    690: ケイティ 2018/06/16(土)23:23:46 ID:gxT

    シュシュシュシュ!

    全方位から針が飛んで桃白白を襲う

    キキキキキンッ

    弾き落とすものもあれば、当たって弾かれるものもある

    イルミ「どんな体してるのか」

    イルミのその呟きに答えるように、桃白白は上着を脱ぐ

    そこに見えたのは鋼の体

    691: ケイティ 2018/06/16(土)23:26:21 ID:gxT

    イルミ「そんな技術見たこともないんだけど」

    桃白白「貴様らにはわかるまい」

    ヒョォ!

    息を吸い込む桃白白

    はっ!

    発声と共に繰り出される拳

    メキョッ!!!

    避ける間もなくイルミの顔面を凹ませて吹き飛ばす

    692: ケイティ 2018/06/16(土)23:27:20 ID:gxT

    イルミ(…!?見えなかった!?)

    吹き飛ばされた先で混乱するイルミ

    桃白白「ただ拳を速く動かしただけですがね」

    脱いだ服をパタパタとはたいて、机の上に畳んで置く

    イルミ(依頼の失敗はあり得ない)

    イルミは起き上がって桃白白に攻撃を仕掛ける

    イルミ(オーラの量はこっちが上のはずなのに!)

    全てを捌かれていなして返される

    693: ケイティ 2018/06/16(土)23:28:17 ID:gxT

    桃白白「まだまだ、甘い」

    下蹴りを繰り出すイルミを、イルミの頭を掴んでジャンプで避ける桃白白

    そのままキュッ、と手首を動かしてイルミの首を曲げる

    イルミ「あ…が…が………」

    倒れ込んだイルミが針を投げる

    キキン

    弾いた針と、散らばった針がイルミに刺さる

    694: ケイティ 2018/06/16(土)23:29:00 ID:gxT

    桃白白「苦しまずに済むように、どどんぱで止めをさしてあげましょう」

    ぽろっ、と手首を取る

    そして気を高める

    ヒソカ(桃白白の戦闘力が上がっていく…!『933』ここまで一瞬で戦闘力を変えられるのか…素晴らしい◆)

    桃白白が腕をイルミに向けた瞬間

    最後の力を絞ってイルミが特大の針を投げる

    カンッ、と桃白白に弾かれたそれは、イルミの首に刺さり、今度こそ完全に沈黙する

    気を静めて手首を付ける桃白白

    695: ケイティ 2018/06/16(土)23:30:12 ID:gxT

    桃白白「ふむ…さて、終わりましたぞ」

    部屋で縮こまっていた十老頭に声をかける

    十老頭「さ…さすが先生!!!」

    わぁっ、と歓声が上がる

    桃白白「前金で5000万ゼニー頂いておりましたので、残りの5000万ゼニーの振り込みをお願いしますよ」

    そう言われて慌ててパソコンを操作する十老頭の1人

    桃白白「では、私の任務はこれで終わりで。最後にそこの者を火葬してあげましょうかね。一応知り合いの孫のようですので」

    そう言ってイルミに近寄ると

    696: ケイティ 2018/06/16(土)23:31:20 ID:gxT

    十老頭「待て、その者は晒し首にする」

    十老頭の1人がそう告げる

    桃白白「…昔の私だったらどうしようが何も言いませんでしたが、今の私はそういうことには賛同できないのですがね」

    だが、それでも十老頭は首を縦には振らなかった

    面子というものがあるのだろう

    桃白白「ならば私はもう関与しないことにしましょう」

    それだけ言うと桃白白はテラスに出る



    697: ケイティ 2018/06/16(土)23:34:06 ID:gxT

    そして柱の前に立ち、上と下を小突いて柱を取る

    ボコッ

    no title


    桃白白「聖地カリンは…この方角か」

    ぶんっ!!!

    no title

    シュッ!!

    そして投げた柱に乗って桃白白は消えていった

    698: ケイティ 2018/06/16(土)23:37:12 ID:gxT

    十老頭「所詮は表の殺し屋か。殺した相手をどうしようと構わないのがマフィアのやり方」

    どんな晒し首にしようか、と十老頭がイルミの死体に振り向いたとき

    十老頭「だ、誰だお前は!」

    小さな子供がイルミの死体の横にいた

    着物姿の子供

    no title


    その子供がイルミの首から針を抜く

    そして━━━

    699: ケイティ 2018/06/16(土)23:37:53 ID:gxT

    ~ヨークシン セメタリービル地下~

    ズズズズン

    地響きと共に鳴り響いたのは機械音

    ピピピピピ

    その音は暗殺完了の合図

    ゼノ「何を遊んでおったんじゃイルミ」

    イルミ『ごめんごめん、ちょっとやられちゃってて』

    ゼノに電話をしてきたのは、死んだはずのイルミ

    700: ケイティ 2018/06/16(土)23:38:58 ID:gxT

    ゼノ「まさか桃白白のやつじゃなかろうな」

    イルミ『そ、知り合いなんだよね?教えてもらってたより相当強かったよ。今はカルトに起こしてもらってなんとか、って感じ』

    ゼノ「そうか、奴も鍛え上げておったようじゃの。この連絡をしてきたということは十老頭は始末できたのじゃな?」

    イルミ『全く勝てる気しなかったよ。十老頭の方は抜かりなく。それよりボクの依頼者はまだ生きてる?』

    そのとき、ガラガラ、と瓦礫を押し退けて立ち上がる者が1人

    幻影旅団、団長クロロ

    701: ケイティ 2018/06/16(土)23:40:23 ID:gxT

    ゼノ「ふん、ピンピンしとるわい」

    苦々しげに言うと、ゼノはシルバを連れて帰っていった

    「ふひぃー、しんど。あれは盗めねぇわ」

    それだけ言うとクロロはバタリとその場に倒れ込んだ

    no title



    702: ケイティ 2018/06/16(土)23:41:26 ID:gxT

    ~ベーチタクルホテル レストラン~

    ゴン「あ!クラピカ!」

    こっちこっち!と手を振るゴン

    それに答えるように軽く右手だけ上げてクラピカはゴン達のいる席へと座る

    ゴン「久しぶりだね!」

    クラピカ「あぁ」

    キルア「なんだよ、会えたの嬉しくないのかよ」

    クラピカ「いや、そういうわけではないんだ。すまない」

    抑揚のない返事に口を尖らすキルア

    703: ケイティ 2018/06/16(土)23:42:14 ID:gxT

    レオリオ「それにしても全員無事で良かったぜ!」

    それを宥めるようにまとめるレオリオ

    レオリオ「クラピカ、知ってっか?こいつらあの幻影旅団に捕まって逃げてきたんだぜ!?全然連絡ねぇから心配してたら、心配してた以上の事してきやがる」

    アハハ、と笑うゴンたち

    ゴン「ねぇ、クラピカどうしたの?」

    クラピカ「あぁ、実は━━」

    そしてクラピカは話す

    704: ケイティ 2018/06/16(土)23:43:08 ID:gxT

    先程のヨークシンシティ襲撃は幻影旅団の仕業であること

    そしてその幻影旅団たちは十老頭の指示により全員抹殺されたこと

    死体も全て確認されていること

    クラピカ「私は…もう目的を失った」

    復讐に駆られて生きてきたクラピカ

    その目的が一瞬で途絶えたいま、次に何をしていいかわからなくなっていた

    ゴン「な、ならオレたちと━━━」

    そうゴンが言いかけた瞬間

    ピリリリリ

    クラピカの携帯にメールが届く

    ”死体はフェイク”

    no title

    705: ケイティ 2018/06/16(土)23:43:54 ID:gxT

    その送り主はヒソカ

    ガタッ、と立ち上がるクラピカ

    ゴン「え!?どうしたのクラピカ!」

    クラピカ「…旅団の…死体は偽物…」

    キルア「偽物?どういうことだよ!」

    矢継ぎ早にゴンとキルアから質問が飛ぶ

    レオリオ「とりあえず落ち着いて座ろうぜ」

    レオリオがクラピカの手をとって座らせる

    706: ケイティ 2018/06/16(土)23:44:34 ID:gxT

    クラピカ「━━━ヒソカから連絡があった。あの旅団の死体は偽物だそうだ。…確かに旅団クラスの能力者ならそんなこともできるかもしれない」

    クラピカの目にはまた光が灯っていた

    ゴン「ならさ!クラピカも協力してよ!旅団にオレたちも捕まってさ。そのとき仲間の為に一生懸命なやつ、侍だったけど、そういう人もいたんだ!だからこんなことやめさせたいんだ!」

    ゴンは身を乗り出してクラピカを説得する

    クラピカ「私も一度、旅団の一人と戦っている。そいつはクズだったが。ただ、私も倒すことはできず、相討ちとなった」

    それを聞いてキルアがピクッと耳を動かす



    707: ケイティ 2018/06/16(土)23:45:28 ID:gxT

    キルア「相討ち?旅団と?」

    クラピカ「あぁ、冷静にやれば勝てたかもしれない」

    眉をひそめるキルア

    キルア「なんで急にそんなに強くなった?」

    クラピカ「”制約と誓約”。自身にルールを課すことで、念能力が上がる。その分リスクも上がる」

    ゴン「例えば?クラピカは?」

    クラピカ「…私は”旅団以外にこの能力を使わない、使えば死”という制約と誓約を立てている」

    そう言って”束縛する中指の鎖”(チェーンジェイル)を見せる

    ゴン「それって…」

    言いよどむゴン

    708: ケイティ 2018/06/16(土)23:46:19 ID:gxT

    キルア「そんな重大なことなんでオレたちに言うんだよ!」

    キルアが立ち上がってクラピカに言う

    クラピカ「君たちを信頼しているから、かな」

    恥ずかしげもなく言うクラピカに、少し照れたようにドサッと座り直すキルア

    キルア「で、具体的にやり方はあんのか?」

    そう問いかけるレオリオに、クラピカはかねてより考えていたことを告げる

    クラピカ「せめて旅団の頭、団長と呼ばれる男にこの鎖をかけれたら」

    じゃら、と小指の鎖を見せる

    ”律する小指の鎖”(ジャッジメントチェーン)

    709: ケイティ 2018/06/16(土)23:47:13 ID:gxT

    クラピカ「これを刺して、念能力を使えば死ぬようにする。これで旅団の動きは止まるはずだ。できれば全員にかけることができればいいが…」

    キルア「団長1人だけ、ってならいけるかもしれないな」

    そう返事をするキルア

    ゴン「きっとできるよ!」

    にっこり笑うゴン

    クラピカ「ありがとう、2人とも」

    ゴン「あ!そうだ!ベジータさんたちにも協力してもらおうよ!悟空さんもいるし!」

    そう言ってゴンが立ち上がると、レオリオがため息を吐く

    710: ケイティ 2018/06/16(土)23:47:51 ID:gxT

    レオリオ「それがな、いねぇんだよ。朝からずーっと。お前たちと連絡取れなくなって、ヤバイと思ったから助けを求めに行ったんだがな」

    ゴン「そっか…」

    クラピカ「ベジータさんに悟空さんもいたのか。あの2人の力が借りられないのは残念だが、旅団を止めるのは私の私怨だ。私1人でもやる」

    そう宣言するクラピカ

    キルア「まぁ悟空さんたち待つわけにもいかねーからな。早くしないと旅団がヨークシン離れる可能性もあるし」

    そのキルアの言葉にクラピカは頷き、4人は作戦を練り始めた



    711: ケイティ 2018/06/16(土)23:48:32 ID:gxT

    ~ヨークシン郊外 幻影旅団アジト~

    ヒソカは携帯を覗く

    ”団長との1対1を用意する”

    目を見開くヒソカ

    そのメールはクラピカから

    続きには、

    ”旅団をヨークシン中心街に誘い出して欲しい”

    と、書かれていた

    712: ケイティ 2018/06/16(土)23:49:25 ID:gxT

    ヒソカ「そこが一番難しいんだけどね…◆」

    ヒソカは見回す

    旅団たちは大盛り上がりだ

    特にノブナガは泣きながら喜んでいる

    ウボォーギンが戻ってきたからだ

    スタッ、と腰かけていた手すりから降りて団長の元へ向かう

    クロロ「どうした?ヒソカ」

    ヒソカ「豚くんが逃げたこと言っとかなきゃ、と思ってね」

    クロロ「あぁ、ノブナガから聞いた。どこかでの垂れ死にしなければいいさ」

    ヒソカ「変身能力は役に立ちそうかい?」

    それとなく会話を続けるヒソカ

    713: ケイティ 2018/06/16(土)23:50:27 ID:gxT

    クロロ「…どうした?今日は珍しく話すじゃないか」

    注意深くヒソカを見るクロロ

    マチ「どうせ自分だけ大暴れに参加しなかったから気まずいんでしょ」

    マチが冷たく言い放つ

    ノブナガ「そりゃねーんじゃねーか?ヒソカはウボォーを助けに行ってくれてたんだぜ」

    珍しくヒソカを庇うノブナガ

    ヒソカ「くくくっ、気まずいとかはないね◆せっかくだから団長の面白い能力でも見せてもらえないかと思ってね」

    クロロ「何か楽しい企みらしいな、フフッ」

    714: ケイティ 2018/06/16(土)23:52:40 ID:gxT

    クロロは、ヒソカが自分を狙っていることを知っていた

    だからこそ、今回も念を出させて能力を解析するつもりだろう、と考えていた

    ならば戦闘には関係のないものを、と本を開くクロロ

    クロロ「今日手に入れた能力なんだが━━━」

    no title

    そしてクロロは占う

    ノストラードファミリーのネオンから奪った、100%当たる能力で

    そして━━━

    715: ケイティ 2018/06/16(土)23:53:25 ID:gxT

    クロロ「成る程…このまま残れば半分が死ぬ。だがここを去れば全員が死ぬ」

    団員たちが読み上げた内容を聞いて、団長がそれを要約する

    クロロ「そして気になるのはヒソカの文。”満月の下 宴の地で真っ赤な目が虫を待つ”か。これは緋の目を持つ鎖野郎のこと。そして虫はオレたち。宴の地は、今日暴れたヨークシン中心。…そして今日が、満月だ」

    全員がクロロを見る

    クロロ「今日ここで鎖野郎をやらないと、半分が死ぬ。ヨークシンを出ればじわじわと全滅する。つまり、今から鎖野郎やりにもう一度ヨークシン中心街へ向かう」

    そう宣言して立ち上がるクロロ

    ヒソカは服の中で携帯を打つ

    ”誘い出し完了”



    716: ケイティ 2018/06/16(土)23:54:28 ID:gxT

    ~ビスカ森林公園~

    悟空「んじゃもう暗いしそろそろ帰っか」

    悟空たちはあらかた食べ散らかしたところだった

    ベジータ「ちょうどいい暇潰しにはなったな。明日にはグリーなんとかというゲームも届くことだしな」

    バシュー、と気で食べかすを燃やすベジータ

    トランクス「楽しみだなー、悟天!」

    悟天「うん、早く帰ろ!」

    トランクス「じゃぁ競争だな!」

    ドンッ!

    悟天然
    「あ、ずるい!」

    そう言ってドンッ!と追いかける悟天

    悟空「まだあいつら子供だなぁ」

    ベジータ「ふんっ、カカロット、貴様もあまり変わらんがな」

    そう言いながら、悟空とベジータは食い散らかしたものの片付けを始めた

    717: ケイティ 2018/06/16(土)23:55:46 ID:gxT

    ~ヨークシン中心街~

    ゴン『配置完了!』

    キルア『こっちもオッケー』

    レオリオ『オレの方も大丈夫だ』

    ゴン、キルア、レオリオから返事が来る

    作戦の要はクラピカ

    クラピカ「では手はず通りに…頼む」

    中心街に旅団を誘い込み、ゴン達が隠れながら気配を出す

    そして団長から団員を1人ずつ引き剥がす

    団長の周りの人数が5人を下回ったら、クラピカがやる

    ほぼ賭けに近かった

    だが、クラピカが団長さえ捕まえられればなんとかなる、と言い張って決まった作戦

    不安が残る中、クラピカたちはベーチタクルホテルのそばで待ち伏せる

    718: ケイティ 2018/06/16(土)23:56:29 ID:gxT

    待つこと10数分、壁走りしてくる集団が視界に映る

    クラピカ(来た!)

    待ちきれずクラピカが殺気を出してしまう

    先頭のクロロ含め旅団全員の視線がクラピカへ向く

    それに気づくゴンたち

    だが旅団とクラピカの距離に対して遠すぎる

    クラピカは鎖を出して応戦の構えを取る

    旅団全員が鎖野郎だと認識して壁を蹴って飛びすがる

    旅団とクラピカがぶつかるその瞬間

    719: ケイティ 2018/06/16(土)23:57:01 ID:gxT

    ドゴオオオオオオオオオン!!!!

    クロロ以外の後ろについてきていた団員が吹き飛ぶ

    固まるクロロとクラピカ

    後ろを気にしたクロロより、ほんの数瞬だけ早く動けたクラピカ

    ジャラ!

    ”束縛する中指の鎖”(チェーンジェイル)!

    ギュルルルルルル!

    巻き付いた鎖を締め上げるように引き上げて車に詰め込む

    720: ケイティ 2018/06/16(土)23:59:11 ID:gxT

    レオリオが運転する車は、ブレーキをかけることなく荒野を目指して走る

    レオリオ「何が起こった!?」

    クラピカ「わからない!」

    レオリオの問いに語気荒く答えるクラピカ

    ゴンとキルアは乗り込む暇がなかった

    クラピカ(無事に逃げてくれているといいが…)

    no title

    そうクラピカが思ったとき、クロロが口を開く

    クロロ「鎖野郎がこんな優男だったとはな」



    721: ケイティ 2018/06/17(日)00:00:01 ID:65p

    くくっ、と笑うが、その表情が笑っていないことが透けて見える

    クラピカ「余裕がないのは貴様も同じだろう」

    ギリッと鎖の締め付けを強める

    クロロ「…一体何をした」

    クロロは静かに尋ねる

    クラピカ「…こちらも…わからない」

    クロロ「ふん、どうやら本当らしいな」

    互いに何が起こったかわからない

    だが、いまはそんなことはどうでもいい

    クラピカ「レオリオ、この道の先にある荒野へ向かってくれ」

    そう言うと、クラピカはヒソカに落ち合う場所をメールする

    722: ケイティ 2018/06/17(日)00:01:13 ID:65p

    ~ベーチタクルホテル前~

    ガラッ

    瓦礫の中から人影が姿を表す

    シュインシュインシュインシュイン

    「いてててて」

    ズズーーーン

    大きな瓦礫を持ち上げて落とす

    立ったのは金髪の子供

    そこにもう1人の子供が飛んで降りる

    723: ケイティ 2018/06/17(日)00:02:17 ID:65p

    トランクス「悟天ずるいよー!スーパーサイヤ人は無しだろ!」

    悟天「えへへ、ごめんごめん」

    トランクス「ったくもー」

    そうしてるうちに砂ぼこりが薄くなってくる

    悟天(あっ!)

    トランクス(悟天逃げるぞ!)

    ヒュン!ヒュン!

    とにかく飛び上がって雲の上に隠れる

    724: ケイティ 2018/06/17(日)00:03:08 ID:65p

    そして2人が飛んでいったあと

    ガラガラガラガラ

    起き上がる団員たち

    フィンクス「何が起こった…?」

    瓦礫を避けながら立ち上がる

    フェイタン「わからないあるね」

    首を振って砂ぼこりを落とす

    マチ「団長は…?」

    マチが気づいたように周りを見渡すが、姿はない

    725: ケイティ 2018/06/17(日)00:04:00 ID:65p

    そしてパクノダやシズク、その他ほとんどの団員がダメージを負って立ち上がれずにいた

    ウボォーの後ろにいたヒソカは奇跡的に無傷

    そしてヒソカは携帯を見る

    ”ヨークシン外の荒野、昨日の場所”

    とだけ書かれていた

    どうやって抜けるか思案していると、ウボォーが声をかけてくる

    ウボォー「お前はわかってんだろ?誤魔化しとくから行けよ。その代わり携帯持ってるシャルにでも後で連絡入れといてくれや」

    ヒソカ「きっちり借りを返してくれるとはね◆」

    727: ケイティ 2018/06/17(日)00:05:18 ID:65p

    スウッ、と砂ぼこりに紛れて消える

    その数秒後

    シャル「ウボォーは大丈夫?」

    シャルやノブナガたちがやってくる

    ノブナガ「ヒソカのやつはどうした?」

    ウボォー「オレが動けないでいる間に団長を探しに行った」

    そしてヒソカが動いた方と反対側を指す

    シャル「あっちか」

    動ける団員たちはヒソカを追って反対方向へと向かって行った

    728: ケイティ 2018/06/17(日)00:05:58 ID:65p

    ~ヨークシン外 荒野~

    ズギュル!

    クラピカはクロロの心臓に鎖を刺す

    クラピカ「この鎖はお前の心臓に刺さっている。発動条件は━━━」

    ・団員との接触(会話含む)
    ・念能力の使用

    クロロ「わかった」

    それだけ言うと黙り込む

    そこにヒソカがやってくる



    729: ケイティ 2018/06/17(日)00:06:59 ID:65p

    ヒソカ「本当にクロロを捕まえるなんてね◆しかもあの攻撃!まさか全てクラピカ、キミかい?」

    ゾクゾクゾクッ、と身体を震わせながら近づくヒソカ

    クラピカ「あの爆発?は私ではない。逆に私が聞きたいくらいだ」

    そしてクロロを置いてクラピカは車に乗り込む

    クラピカ「あとは好きにしたらいい」

    そしてクラピカは去っていく

    ヒソカはクロロを見る

    730: ケイティ 2018/06/17(日)00:07:40 ID:65p

    もう待てない

    背中の蜘蛛のマークを剥がし、クロロに言う

    ヒソカ「団員の真似事は終わり◆さぁ、やろう」

    オーラを徐々に上げていくヒソカ

    だが、クロロはそのまま無防備な状態で笑う

    クロロ「団員じゃないなら話せるな。オレはいまあの鎖野郎のせいで念が使えない」

    そしてクロロは取引を持ちかける

    ”除念”と”タイマン”を取引に━━━━

    732: ケイティ 2018/06/17(日)00:27:34 ID:65p

    ~ベーチタクルホテル フロント~

    トランクス「うわぁ…やっぱり酷いな」

    悟天「ボクたちのことバレてないよね?」

    柱の影から壊れた入口を見るトランクスと悟天

    そこにゴンたちがやってくる

    レオリオ「おっ、帰ってきてるじゃねぇか」

    レオリオがトランクスと悟天の肩を叩く

    ゴン「おはよ。オレたち今からレオリオが見つけてきた”グリードアイランドができるかもしれない方法”を試しに行くとこなんだ」

    キルア「まぁレオリオにしちゃぁいい方法見つけてきたと思うぜ?」

    キルアまで太鼓判を押す

    733: ケイティ 2018/06/17(日)00:28:25 ID:65p

    悟天(トランクスくんどうする?待ってたらゲーム届くはずだけど…)

    トランクス(でもこのホテルからは離れときたいよな…夕方までに戻ればいっか)

    トランクス「ボクたちも行っていい?」

    トランクスがゴンたちに尋ねる

    ゴン「いいけどトランクスたちはゲーム届くんじゃないの?」

    トランクス「あ、えーと、まずはパパたちがすると思うからさ。あ、あはははは」

    キルア「ま、いんじゃね?」

    そう言うキルアたちに連れられて、トランクスと悟天はバッテラ氏の館へ向かった

    734: ケイティ 2018/06/17(日)00:32:28 ID:65p

    ~バッテラ氏 地下ホール~

    キルア「人がいっぱいいるな」

    ざわざわと音が聞こえるほどの人

    壇上に上がった男が説明を始める

    ツェズゲラ「私はバッテラ氏に雇われたハンター、ツェズゲラ!今から一人一人テストをする!好きな順番で並べ」

    ホールの横の扉を指すツェズゲラ

    ザザザッ、とそれだけで人の列ができる

    そして段々人が減っていき、残ったのはゴン、キルア、トランクス、悟天

    ゴンとキルアが先に向かう



    735: ケイティ 2018/06/17(日)00:33:57 ID:65p

    そして最後になったトランクスと悟天

    ツェズゲラ「子供?まぁいい。では、練を見せてもらおうか」

    no title

    ツェズゲラがトランクスと悟天にそう告げる

    トランクス「練ってなに?ゲームは?」

    ツェズゲラ「念を知らないのか?話にならん」

    トランクス「念なら知ってるけど…気でもいいの?」

    トランクスが会話している間暇そうにする悟天

    ツェズゲラ「キ?とりあえずキミたちの力がみたいということだな」

    トランクス「なんだ、そんな簡単なことか。ほい」

    736: ケイティ 2018/06/17(日)00:35:12 ID:65p

    バシュ

    ドォオオオオオオオオン

    気を放って壁に大穴を開けるトランクス

    それを見ていた悟天

    悟天「そんなのでいいの?」

    パァッ

    ドォオオオオオオオオン

    悟天も反対側の壁に大穴を開ける

    ツェズゲラ「━━━ッ!ご、合格だ!」

    そして外に出てきたトランクスたち

    737: ケイティ 2018/06/17(日)00:35:48 ID:65p

    キルア「その様子じゃ合格したみたいだな」

    キルアがニコニコの2人組を見てそう言う

    レオリオ「なんだ、結局4人とも合格か。いまからもうゲーム入るのか?」

    ゴン「オレたちはそのつもり。レオリオはどうするの?」

    レオリオ「オレは医者の免許取るために国に帰るぜ。まぁ悟空たちへの挨拶はオレからしとくよ」

    簡単な挨拶だけで帰っていくレオリオ

    738: ケイティ 2018/06/17(日)00:36:45 ID:65p

    そして4人はバッテラ氏の邸宅の一番下、頑丈に守られた地下室へ行く

    ツェズゲラ「誰が一番最初に入るか決めたか?」

    ツェズゲラが合格者たちに尋ねる

    トランクス「はいはい!ボクやる!」

    悟天「あ!トランクスくんずるい!」

    躊躇なく立候補したトランクス、そして悟天が1、2番、そしてよくわからないプーハットなどが続いた

    そして━━━

    トランクスがゲームに手をかざす

    シュン

    ゴン「消えた!」

    驚く周囲

    悟天も手をかざす

    シュン

    同じく消え去る

    739: ケイティ 2018/06/17(日)00:40:48 ID:65p

    ~ベーチタクルホテル205号室~

    悟空「あれ?ベジータ、悟天知らねぇか?」

    ベジータ「ふっ、ちょうどいい。届いたぞ」

    部屋に入ってきた悟空にゲームを見せるベジータ

    悟空「おー!あのゲーム届いたんか!」

    ベジータ「2つセットのようでな。緑と赤がある」

    赤い方を渡すベジータ

    悟空「どう違うんだ?」

    ベジータ「知らん。説明書には”持ったまま念を発動する”とだけ書いてある」



    740: ケイティ 2018/06/17(日)00:44:42 ID:65p

    悟空「気でも大丈夫なんかな?んじゃ試しにやってみっか」

    ベジータ「おい!抜け駆けはずるいぞ!」

    ズオッ!ズオッ!

    同時に気を発する2人

    コンコン ガチャ

    レオリオ「悟空、ベジータ、いるか?」

    そしてレオリオがドアを開けて見たものは

    目の前でゲームの中に消えていく悟空とベジータ

    ゴト ゴトッ

    残されたのは2つのゲーム機

    レオリオ「なんだこれ…?ゲームボーイじゃねぇか!グリードアイランドじゃねぇぞ!?」

    タイトルは”ポケモン グリーン&レッド”

    no title

    741: ケイティ 2018/06/17(日)00:45:52 ID:65p

    ~ヨークシン中心街 カクテルバー~

    男「あと何日働くのかな…」

    ヨークシンに来てから掃除しかしてない男

    そう、ヤムチャは取り残されていた


    FIN

    742: NKt 2018/06/17(日)00:55:32 ID:TuB

    743: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)00:58:25 ID:4eX
    イッチ完走乙の助!!

    今回も面白かったやで!!

    744: ケイティ 2018/06/17(日)00:58:51 ID:65p
    【雑談】
    これにて終わりです!
    長々とお付き合い頂きありがとうございました!!!
    前回、前々回に比べて数倍もの方が見に来てくれて、本当に嬉しかったです!
    グリードアイランド編に繋げる短いストーリーのはずだったんですけど、この物語だけで70000字以上…
    累計で180000字以上の長編となってしまいました
    ここまで読んでくださり、皆さん本当にありがとうございます!


    ずっと謎にしてきた、悟空たちが買ったゲームは「ポケモングリーン&レッド」でした!
    ちょうど聞き逃していた悟空たちは「●●●●グリー●●●●ド」の部分だけ聞いていたようです

    残されたウーロン、そしてカストロとヤムチャの関係。
    それらは、次回のグリードアイランド編で話が進みます。

    次回のグリードアイランドでは、トランクスと悟天が…ということで、どうなるかをお楽しみに!

    次回作の執筆開始までは、しばらく時間をもらいたく、7月中~末頃にかけてのスタートとなりそうです。
    またここに次回作の告知をしに来るので、そのときはよろしくお願いします!
    それでは、最後まで読んで頂いた皆さん、”本当にありがとうございました”!!!

    no title



    751: NKt 2018/06/17(日)01:22:31 ID:TuB
    スクワラさんの首が飛ばなくてよかった

    752: ケイティ 2018/06/17(日)01:28:28 ID:65p
    【雑談】
    >>751 NKtさん
    存在忘れてた…とは言えない(笑)

    753: ◆EQV4hHZKjVSy 2018/06/17(日)01:31:46 ID:hVL
    …いやー やっと読み終えた

    755: ケイティ 2018/06/17(日)01:59:57 ID:65p
    【雑談】
    >>753さん
    完読ありがとうございました!
    ヴェーゼにシャッチモーノ、芭蕉…
    あとはゼパイルさんも完全に飛んでました(泣)
    手元に本がないのでつたない記憶を頼りに書いております(笑)
    次回作もぜひぜひ宜しくお願いします!



    756: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)02:10:52 ID:J9O
    乗り遅れたぁぁぁぁぁ
    とりあえずイッチおつかれ



    引用元: ヨークシンシティでオークションすっぞ!

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    コメント

    1. 以下、SS宝庫がry-

      もう少し登場人物の割合を調整した方がいい
    2. 以下、SS宝庫がry-

      ほんまこの人のSS面白いわ
      お金だしても買うレベル
      前回の天空闘技場が良かったなぁ
      謎を追う感じが好き

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