鹿島「堀ちゃん先輩にドッキリを仕掛ける」
2020-11-30
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:26:35.27 ID:DmuSsiYLO
鹿島「まずは酔わせる」
鹿島「そして酔いが冷めた時には目の前に泣いている私が……」
鹿島「そして私は一言……『先輩……ひどいです……私の……初めてを……』」
鹿島「果たして先輩はどんな反応をするのか!!?」
鹿島「ねえ御子柴、このドッキリ面白そうじゃない!!?」
御子柴「全然」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531920395
鹿島「そして酔いが冷めた時には目の前に泣いている私が……」
鹿島「そして私は一言……『先輩……ひどいです……私の……初めてを……』」
鹿島「果たして先輩はどんな反応をするのか!!?」
鹿島「ねえ御子柴、このドッキリ面白そうじゃない!!?」
御子柴「全然」
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2: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:27:19.91 ID:DmuSsiYLO
御子柴「そもそもお前……酔わせるったって堀先輩未成年だぞ」
鹿島「流石にビールとかお酒とか直接飲ませるのはまずいから……アルコール入りのチョコで代用するよ」
鹿島「先輩、あれだけで酔っちゃうからさ」
御子柴「……大体なんでそんな事急にやろうとしたんだよ」
御子柴「まさかお前……やっぱり堀先輩にとって一番になりたいから無理矢理そうやって……」
鹿島「面白そうだから!!」
御子柴(こいつ何も考えてねーな)
鹿島「流石にビールとかお酒とか直接飲ませるのはまずいから……アルコール入りのチョコで代用するよ」
鹿島「先輩、あれだけで酔っちゃうからさ」
御子柴「……大体なんでそんな事急にやろうとしたんだよ」
御子柴「まさかお前……やっぱり堀先輩にとって一番になりたいから無理矢理そうやって……」
鹿島「面白そうだから!!」
御子柴(こいつ何も考えてねーな)
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:27:46.51 ID:DmuSsiYLO
野崎「話は聞かせてもらった」
鹿島「野崎!!」
御子柴「……お前からも言ってくれよ。 このままじゃ鹿島が蹴られるのがオチだと思わねーか?」
野崎「……鹿島」
鹿島「?」
野崎「いつティーン雑誌に行ってもいいように資料が必要だから俺も協力させてくれ」サッ
鹿島「何言ってるかよく分からないけど協力してくれるんだね!? ありがとう!!」
御子柴「」
鹿島「野崎!!」
御子柴「……お前からも言ってくれよ。 このままじゃ鹿島が蹴られるのがオチだと思わねーか?」
野崎「……鹿島」
鹿島「?」
野崎「いつティーン雑誌に行ってもいいように資料が必要だから俺も協力させてくれ」サッ
鹿島「何言ってるかよく分からないけど協力してくれるんだね!? ありがとう!!」
御子柴「」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:28:12.10 ID:DmuSsiYLO
鹿島「この市販のアルコール入りチョコをあげようと思うんだけど」
野崎「成る程……これは直接お前があげるのか?」
鹿島「うん」
野崎「いや……お前が渡したら警戒される可能性がある」
野崎「ここは俺が差し入れと題して渡そう」
鹿島「成る程!! それだったら食べてくれるね!!」
野崎「あとはそうだな……先輩だけじゃない。 部員のみんなに渡す事で余計怪しまれないはずだ」
鹿島「念には念を入れろって事だね」
野崎「じゃあ俺はもっとチョコを買ってくる」
鹿島「ありがとう野崎!! 今度何か奢るね!!」
野崎「奢らなくていいから恋愛ネタをくれ」
鹿島(野崎、ゴシップ記者でも目指してるのかな?)
野崎「成る程……これは直接お前があげるのか?」
鹿島「うん」
野崎「いや……お前が渡したら警戒される可能性がある」
野崎「ここは俺が差し入れと題して渡そう」
鹿島「成る程!! それだったら食べてくれるね!!」
野崎「あとはそうだな……先輩だけじゃない。 部員のみんなに渡す事で余計怪しまれないはずだ」
鹿島「念には念を入れろって事だね」
野崎「じゃあ俺はもっとチョコを買ってくる」
鹿島「ありがとう野崎!! 今度何か奢るね!!」
野崎「奢らなくていいから恋愛ネタをくれ」
鹿島(野崎、ゴシップ記者でも目指してるのかな?)
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:28:42.26 ID:DmuSsiYLO
数時間後
堀「じゃあ今日の部活はここまでな」
部員「はーい」
鹿島(野崎まだかな)そわそわ
堀「? どうした鹿島、何かあったのか?」
鹿島「い、いえ!! なんでもありません!!」
ガチャッ
野崎「失礼します」
堀「どうした野崎」
野崎「ファンレターと一緒にチョコが沢山贈られてきて……」
鹿島(え!!? 野崎がモテモテって設定!!?)
堀「まぁお前は人気だからしょうがねえよな」
鹿島(あれこれ設定じゃない!!? 野崎密かにモテてたの!!?)
堀「じゃあ今日の部活はここまでな」
部員「はーい」
鹿島(野崎まだかな)そわそわ
堀「? どうした鹿島、何かあったのか?」
鹿島「い、いえ!! なんでもありません!!」
ガチャッ
野崎「失礼します」
堀「どうした野崎」
野崎「ファンレターと一緒にチョコが沢山贈られてきて……」
鹿島(え!!? 野崎がモテモテって設定!!?)
堀「まぁお前は人気だからしょうがねえよな」
鹿島(あれこれ設定じゃない!!? 野崎密かにモテてたの!!?)
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:29:10.32 ID:DmuSsiYLO
野崎「それで俺一人では食べきれなくて……折角だから皆さんにもあげようと思って」
堀「成る程、そういう事ならもらうぜ」
野崎「皆さんもどうぞ、一人5個ぐらいですね」
鹿島(想像以上に買ってる……)
部員「ありがとー」
パクッ
パクッ
パクッ
野崎「どうだ鹿島、堀先輩は酔ってるか?」ヒソヒソ
鹿島「いや、まだ……」ヒソヒソ
堀「……」
堀「悪い、トイレ行ってくる」
野崎「え?」
堀「成る程、そういう事ならもらうぜ」
野崎「皆さんもどうぞ、一人5個ぐらいですね」
鹿島(想像以上に買ってる……)
部員「ありがとー」
パクッ
パクッ
パクッ
野崎「どうだ鹿島、堀先輩は酔ってるか?」ヒソヒソ
鹿島「いや、まだ……」ヒソヒソ
堀「……」
堀「悪い、トイレ行ってくる」
野崎「え?」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:29:53.65 ID:DmuSsiYLO
鹿島「大丈夫ですか!!? お腹壊したんですか!!?」
堀「いや、多分違うが……」
野崎「……大丈夫だろうか」
鹿島「……はっ!! もしや先輩……」
鹿島「トイレから出てきたら女装して現れるというサプライズを……」
野崎「先輩は芸人か」
野崎(……!! そうだ、先輩がトイレに行ってる間に部員の人達を帰らせないと)
野崎「では皆さん、堀先輩は長くなるので先に帰りましょう」
部員「え、ちょっと……」
堀「いや、多分違うが……」
野崎「……大丈夫だろうか」
鹿島「……はっ!! もしや先輩……」
鹿島「トイレから出てきたら女装して現れるというサプライズを……」
野崎「先輩は芸人か」
野崎(……!! そうだ、先輩がトイレに行ってる間に部員の人達を帰らせないと)
野崎「では皆さん、堀先輩は長くなるので先に帰りましょう」
部員「え、ちょっと……」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:30:20.18 ID:DmuSsiYLO
野崎「よし、全員帰った」
野崎「鹿島、堀先輩は?」
鹿島「まだ来てないよー」
野崎「……もしかして本当にチョコでお腹をくだしたのか?」
鹿島「きっと着慣れてないからドレスを着るのに時間が……」
野崎「それはない」
野崎「……とりあえず俺は一応物陰に隠れてる」
鹿島「了解!!」
ガチャッ
堀「……」
野崎(来た!!)
野崎「鹿島、堀先輩は?」
鹿島「まだ来てないよー」
野崎「……もしかして本当にチョコでお腹をくだしたのか?」
鹿島「きっと着慣れてないからドレスを着るのに時間が……」
野崎「それはない」
野崎「……とりあえず俺は一応物陰に隠れてる」
鹿島「了解!!」
ガチャッ
堀「……」
野崎(来た!!)
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:30:49.36 ID:DmuSsiYLO
鹿島「堀先輩!!」
堀「……鹿島ぁ///」
鹿島「な、なんですか?」
堀「お前は本当にイケメンだなぁ!!///」
鹿島「わーい! ありがとうございます!!」
野崎(顔が真っ赤だ……相当酔ってるな)
堀「こいつぅ!! こいつぅ!!///」ワシャワシャ
鹿島「えへへー///」
野崎(鹿島が泣く演技をするのは堀先輩が我に返ってから……)
野崎(それまではあのやりとりを続けるしかない)
堀「……鹿島ぁ///」
鹿島「な、なんですか?」
堀「お前は本当にイケメンだなぁ!!///」
鹿島「わーい! ありがとうございます!!」
野崎(顔が真っ赤だ……相当酔ってるな)
堀「こいつぅ!! こいつぅ!!///」ワシャワシャ
鹿島「えへへー///」
野崎(鹿島が泣く演技をするのは堀先輩が我に返ってから……)
野崎(それまではあのやりとりを続けるしかない)
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:31:16.05 ID:DmuSsiYLO
堀「鹿島ぁ!! 俺は寝るぞぉ!!///」
鹿島「ええ!? そんな、もっと遊んでくださいよ!!」
堀「うるせえ!! 俺は疲れた!! 俺はもう寝る!!///」
堀「布団用意しろぉ!!///」
鹿島「は、はい!!」
野崎(いや、布団なんて学校には……)
鹿島「小道具用の布団どうぞ!!」
野崎(あるのか)
堀「おやすみぃ!!///」
鹿島「おやすみなさい!!」
堀「zzz……」
鹿島「ええ!? そんな、もっと遊んでくださいよ!!」
堀「うるせえ!! 俺は疲れた!! 俺はもう寝る!!///」
堀「布団用意しろぉ!!///」
鹿島「は、はい!!」
野崎(いや、布団なんて学校には……)
鹿島「小道具用の布団どうぞ!!」
野崎(あるのか)
堀「おやすみぃ!!///」
鹿島「おやすみなさい!!」
堀「zzz……」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:31:45.78 ID:DmuSsiYLO
野崎「本当に寝てしまった……」
鹿島「よーし! 私も隣で寝よ!!」
野崎「鹿島……目的を忘れてないか?」
鹿島「ほら、布団から目が覚めた方がぽいでしょ?」
野崎「!! 確かにそうだな」
鹿島「あとは……着崩しして……」
野崎「本格的だな」
鹿島「そりゃ先輩を騙すんだもん。 これぐらいしなきゃ!!」
堀「zzz……」
鹿島「よーし! 私も隣で寝よ!!」
野崎「鹿島……目的を忘れてないか?」
鹿島「ほら、布団から目が覚めた方がぽいでしょ?」
野崎「!! 確かにそうだな」
鹿島「あとは……着崩しして……」
野崎「本格的だな」
鹿島「そりゃ先輩を騙すんだもん。 これぐらいしなきゃ!!」
堀「zzz……」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:32:13.73 ID:DmuSsiYLO
数十分後
野崎(まだ起きないのか……)
堀「zzz……」
堀「……!!」
野崎「!!」
鹿島(起きた!!)
堀「あれ……なんで布団が……つーかみんなは?」
鹿島「う……うう……」
堀「!!!」
鹿島「先輩……ひどいです……私の……初めてを……」
堀「は!!?」
鹿島「私……今日安全日じゃなかったのに……」
鹿島「どうしてくれるんですかぁ……うええん……」
堀「ちょ、ちょっと待て!! 何言ってんだいきなり!!」
鹿島(ふっふっふっ……慌ててる慌ててる)
野崎(まだ起きないのか……)
堀「zzz……」
堀「……!!」
野崎「!!」
鹿島(起きた!!)
堀「あれ……なんで布団が……つーかみんなは?」
鹿島「う……うう……」
堀「!!!」
鹿島「先輩……ひどいです……私の……初めてを……」
堀「は!!?」
鹿島「私……今日安全日じゃなかったのに……」
鹿島「どうしてくれるんですかぁ……うええん……」
堀「ちょ、ちょっと待て!! 何言ってんだいきなり!!」
鹿島(ふっふっふっ……慌ててる慌ててる)
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:33:00.85 ID:DmuSsiYLO
堀「まてよ……まさか……」
堀「お前……俺と……やったのか?」
鹿島「本当に……何も覚えてないんですね」
鹿島「私は嫌って言ったのに……先輩が無理矢理……」
鹿島「すごく……痛かったよぉ……」
堀「……」
鹿島「先輩、ヤっちゃったのはしょうがないです」
鹿島「もしも妊娠したら……父親になってもらいますからね!!」
野崎(遠回しに結婚してくれと言ってるな)
堀「……」
鹿島(さぁ、どうでる?)
ガン!!
鹿島「いっ!!?」
野崎「!!!?」
堀「お前……俺と……やったのか?」
鹿島「本当に……何も覚えてないんですね」
鹿島「私は嫌って言ったのに……先輩が無理矢理……」
鹿島「すごく……痛かったよぉ……」
堀「……」
鹿島「先輩、ヤっちゃったのはしょうがないです」
鹿島「もしも妊娠したら……父親になってもらいますからね!!」
野崎(遠回しに結婚してくれと言ってるな)
堀「……」
鹿島(さぁ、どうでる?)
ガン!!
鹿島「いっ!!?」
野崎「!!!?」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:33:35.57 ID:DmuSsiYLO
堀「もう茶番に付き合うのも終わりでいいか?」
鹿島「へ……?」
堀「とっくに分かってんだよ。 お前が野崎と組んで俺にドッキリを仕掛けようとしてたなんて」
堀「そもそも御子柴と話ししてた時から聞こえてたしな」
鹿島「ええ!!? あの時先輩近くにいたんですか!!?」
堀「……野崎、お前もいつまで隠れてるんだ」
野崎「……どうして俺がここにいると?」ヒョコ
堀「トイレに行ってるフリして、お前らの話を聞いてたんだよ」
鹿島「あれ、ちょっと待ってください!! 先輩、理性を保ってたんですか!!?」
堀「そもそも最初から酔ってねえよ」
野崎「何!!?」
鹿島「へ……?」
堀「とっくに分かってんだよ。 お前が野崎と組んで俺にドッキリを仕掛けようとしてたなんて」
堀「そもそも御子柴と話ししてた時から聞こえてたしな」
鹿島「ええ!!? あの時先輩近くにいたんですか!!?」
堀「……野崎、お前もいつまで隠れてるんだ」
野崎「……どうして俺がここにいると?」ヒョコ
堀「トイレに行ってるフリして、お前らの話を聞いてたんだよ」
鹿島「あれ、ちょっと待ってください!! 先輩、理性を保ってたんですか!!?」
堀「そもそも最初から酔ってねえよ」
野崎「何!!?」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:34:01.50 ID:DmuSsiYLO
鹿島「で、でも!! 顔真っ赤だったじゃないですか!! ていうか今も!! それに寝てたし!!」
堀「……誰が顔が真っ赤だって?」
ビリリ!!
鹿島「!!」
野崎「なっ……?に赤いシールを貼ってただけだったのか!!」
堀「これ貼る為に外に出たんだよ」
鹿島「ど、どうして……先輩はちゃんとチョコを食べたのに」
堀「俺はな、克服したんだよ」
野崎「えっ!?」
鹿島「すごいです先輩!! 耐性ができたんですね!!」
堀「ああ、これも……」
堀「どっかの誰かさんがふざけて俺を酔わせ続けてたおかげだなぁ!!」
グリグリグリグリ!!
鹿島「いてててててて!!!」
堀「……誰が顔が真っ赤だって?」
ビリリ!!
鹿島「!!」
野崎「なっ……?に赤いシールを貼ってただけだったのか!!」
堀「これ貼る為に外に出たんだよ」
鹿島「ど、どうして……先輩はちゃんとチョコを食べたのに」
堀「俺はな、克服したんだよ」
野崎「えっ!?」
鹿島「すごいです先輩!! 耐性ができたんですね!!」
堀「ああ、これも……」
堀「どっかの誰かさんがふざけて俺を酔わせ続けてたおかげだなぁ!!」
グリグリグリグリ!!
鹿島「いてててててて!!!」
16: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/18(水) 22:34:38.76 ID:DmuSsiYLO
堀「……まぁ今回は多目に見てやる。 もう二度とやんなよ」
鹿島「はい……」
堀「野崎、お前もな」
野崎「すいませんでした……」
鹿島「御子柴、堀ちゃん先輩の弱点ってなんだと思う?」
御子柴「お前もう一回蹴られた方がいいんじゃねえか?」
堀「あの時の鹿島の演技には度肝を抜かれたぜ……」
堀「なぁ野崎。 次はあいつ、どんな演技で俺を驚かせてくれると思う?」
野崎「先輩実はドッキリしてほしいんですね」
終わり
鹿島「はい……」
堀「野崎、お前もな」
野崎「すいませんでした……」
鹿島「御子柴、堀ちゃん先輩の弱点ってなんだと思う?」
御子柴「お前もう一回蹴られた方がいいんじゃねえか?」
堀「あの時の鹿島の演技には度肝を抜かれたぜ……」
堀「なぁ野崎。 次はあいつ、どんな演技で俺を驚かせてくれると思う?」
野崎「先輩実はドッキリしてほしいんですね」
終わり
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/19(木) 17:48:21.86 ID:SbJoUCc20
乙
鹿島くんは相変わらずだな
だがそれがいい
鹿島くんは相変わらずだな
だがそれがいい
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/19(木) 20:26:59.98 ID:J0Ub5wl4o
原作ぽくてすごく良い
【ミリマス】P「莉緒がドードリオに進化した」
2020-11-30
1: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:18:37.29 ID:yUQWB6YY0
P「おはようございまーす」
莉緒「あら、プロデューサーくんじゃない。遅かったわね」
P「」
莉緒「どうしたの? ひょっとして私に見とれちゃった?」
P「その声……もしかして莉緒か?」
莉緒「ひどいじゃない。プロデューサーが担当アイドルを忘れるだなんて」
P「ってなんで事務所にドードリオがいるんだよ!!!」
莉緒「やっと進化できたのよ」
P「ってことは昨日までドードーだったの!?」
莉緒「たゆまぬレッスンのおかげね」
P「765プロはドードリオ養成所だった……?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531145916
莉緒「あら、プロデューサーくんじゃない。遅かったわね」
P「」
莉緒「どうしたの? ひょっとして私に見とれちゃった?」
P「その声……もしかして莉緒か?」
莉緒「ひどいじゃない。プロデューサーが担当アイドルを忘れるだなんて」
P「ってなんで事務所にドードリオがいるんだよ!!!」
莉緒「やっと進化できたのよ」
P「ってことは昨日までドードーだったの!?」
莉緒「たゆまぬレッスンのおかげね」
P「765プロはドードリオ養成所だった……?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531145916
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2: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:20:11.51 ID:yUQWB6YY0
P(ってことはどうでもいい! 今日の仕事どうするんだ。百瀬莉緒『ドード莉緒のすがた』のままではどうにもならんぞ)
莉緒「あらやだ。プロデューサーくん押し黙ちゃって。私の脚線美に見とれちゃった?」
P「実はそうなんだ。細くて、スラっとしてまるで……ってドードリオや! 脚線美なんは当たり前や。だってドードリオやもん!」
杏奈「おはよう……ござい……ます」
P「杏奈! いいところに実は……」
杏奈「ビビッと!」パーンチ
P「ドード莉緒! かわせ!」
莉緒「見切ったわ」
莉緒「あらやだ。プロデューサーくん押し黙ちゃって。私の脚線美に見とれちゃった?」
P「実はそうなんだ。細くて、スラっとしてまるで……ってドードリオや! 脚線美なんは当たり前や。だってドードリオやもん!」
杏奈「おはよう……ござい……ます」
P「杏奈! いいところに実は……」
杏奈「ビビッと!」パーンチ
P「ドード莉緒! かわせ!」
莉緒「見切ったわ」
3: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:21:14.11 ID:yUQWB6YY0
P「リアルでサトシみたいな発言すると思わなかったわ。でも杏奈、なんで急に莉緒に攻撃しようとしたんだ?」
杏奈「杏奈……知って……ます」
P「何を」
杏奈「顔が3つあるモンスターは……左右の顔を倒して……初めて本体に攻撃が……与えられるパターンって」
P「なんとなく分かるけども! ゲームのやりすぎだ!」
杏奈「杏奈……反省……します」
莉緒「それにしてもさっきの攻撃はやばかったわね。サンムーンでs種族値が10上がったおかげで避けられたわ」
P「誰も使ってないけどな。ガブを筆頭に101-109族はあんまり見なくなった」
莉緒「それにしても杏奈ちゃんは強敵よ」
P「そうなの?」
莉緒「だって杏奈ちゃんのオフモードのときは上から、60-50-150-50-150-60だけれども、オンモードになれば攻撃と防御の種族値が入れ替わるもの」
P「杏奈ちゃんはギルガルドが何か?」
杏奈「杏奈……知って……ます」
P「何を」
杏奈「顔が3つあるモンスターは……左右の顔を倒して……初めて本体に攻撃が……与えられるパターンって」
P「なんとなく分かるけども! ゲームのやりすぎだ!」
杏奈「杏奈……反省……します」
莉緒「それにしてもさっきの攻撃はやばかったわね。サンムーンでs種族値が10上がったおかげで避けられたわ」
P「誰も使ってないけどな。ガブを筆頭に101-109族はあんまり見なくなった」
莉緒「それにしても杏奈ちゃんは強敵よ」
P「そうなの?」
莉緒「だって杏奈ちゃんのオフモードのときは上から、60-50-150-50-150-60だけれども、オンモードになれば攻撃と防御の種族値が入れ替わるもの」
P「杏奈ちゃんはギルガルドが何か?」
4: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:22:33.12 ID:yUQWB6YY0
P「ってポケモンバトルはいいんだよ。早く莉緒を元に戻す方法を考えなければ」
P「なぁ莉緒、いつからドードリオになったんだ」
莉緒「けっこう前からね」
P「そうなのか?」
莉緒「こちらのフリップを見て」
──前々作 P「未来を抱き枕木にして寝たい」より──
未来「わーあそこに飛んでる鳥おっきいー」
P「だな」
未来「鳥さんかっこいいなあ」
P「俺もそう思う」
──前作 春日未来は鯉させたいより──
未来「あっおっきな鳥」
P「鳥さんかっこいいなあ」
…………
……
…
莉緒「あれ全部私よ」
P「そうだったの!? 何で無駄に伏線貼ってるんだよ!」
P「なぁ莉緒、いつからドードリオになったんだ」
莉緒「けっこう前からね」
P「そうなのか?」
莉緒「こちらのフリップを見て」
──前々作 P「未来を抱き枕木にして寝たい」より──
未来「わーあそこに飛んでる鳥おっきいー」
P「だな」
未来「鳥さんかっこいいなあ」
P「俺もそう思う」
──前作 春日未来は鯉させたいより──
未来「あっおっきな鳥」
P「鳥さんかっこいいなあ」
…………
……
…
莉緒「あれ全部私よ」
P「そうだったの!? 何で無駄に伏線貼ってるんだよ!」
5: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:23:49.24 ID:yUQWB6YY0
P「ちょっと待てよ、あの作者ってことは……」
俺「ちわーす。郵便でーす」ガチャ
P「やっぱお前も出るよなあ!?」
俺「うす」
P「今回、未来出るのか?」
俺「たぶんでない」
P「何でお前と俺が唯一の皆勤賞を飾らなければならないんだよ!」
莉緒「あら朴くんじゃない」
俺「……チワッ」
P「エ○ファント速報のコメント欄でつけられたあだ名を使うんじゃない!」
朴「かえりますね」
P「てかよくあれだけ叩かれて続編書けたな。メンタルが図太すぎる」
莉緒「まぁいい年した大人がアイドルたちのやり取りを妄想して文字に起こして、他人に見せる時点でそこそこいかれてるわよね」
P「その発言もどうかと思うが」
莉緒「ちなみに作者は未来ちゃんのSSを書いたおかげが、無事フェス限未来ちゃんを手に入れたみたいよ。書けば出るってのは本当なのね」
P「あの出来で出るのか……」
俺「ちわーす。郵便でーす」ガチャ
P「やっぱお前も出るよなあ!?」
俺「うす」
P「今回、未来出るのか?」
俺「たぶんでない」
P「何でお前と俺が唯一の皆勤賞を飾らなければならないんだよ!」
莉緒「あら朴くんじゃない」
俺「……チワッ」
P「エ○ファント速報のコメント欄でつけられたあだ名を使うんじゃない!」
朴「かえりますね」
P「てかよくあれだけ叩かれて続編書けたな。メンタルが図太すぎる」
莉緒「まぁいい年した大人がアイドルたちのやり取りを妄想して文字に起こして、他人に見せる時点でそこそこいかれてるわよね」
P「その発言もどうかと思うが」
莉緒「ちなみに作者は未来ちゃんのSSを書いたおかげが、無事フェス限未来ちゃんを手に入れたみたいよ。書けば出るってのは本当なのね」
P「あの出来で出るのか……」
6: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:24:36.00 ID:yUQWB6YY0
P「話を元に戻すぞ、今日はこれから莉緒のワンマンライブがある。どうにかしてその姿のままで、ライブを乗り越えなきゃならない」
莉緒「ライブ会場まではドードリオGBで3倍か4倍のスピードで着くわ」
P「ポケスタ金銀ネタはどの層に通じるんだよ!」
莉緒「ちなみに次の空を飛ぶライドはリザードンはリストラされてドードリオがくると踏んでるわ」
P「あの快速で走ってくんの?」
莉緒「ライブ会場まではドードリオGBで3倍か4倍のスピードで着くわ」
P「ポケスタ金銀ネタはどの層に通じるんだよ!」
莉緒「ちなみに次の空を飛ぶライドはリザードンはリストラされてドードリオがくると踏んでるわ」
P「あの快速で走ってくんの?」
7: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:25:28.69 ID:yUQWB6YY0
P「……ってもうふざけるのはやめるんだ。現実を見ろ」
莉緒「見てるわよ」
P「え?」
莉緒「私が一番現実を分かってるのよ! ドードリオになっちゃって混乱してるの! だから、せめてふざけてないと……おかしくなっちゃいそうで……」
P「……俺に任せろ」
莉緒「プロデューサーくん……」
P「どうにかして、ライブを乗り切る方法を考える」
莉緒「ありがとう。プロデューサーくんがプロデューサーでよかった」
P「とりあえず莉緒はその姿のまま現地入りしてくれ、ただし徒歩で。その姿で交通機関に乗ると混乱を招く可能性がある」
莉緒「分かったわ」
P「俺は移動している間、ライブを乗り越える方法を考える」
莉緒「見てるわよ」
P「え?」
莉緒「私が一番現実を分かってるのよ! ドードリオになっちゃって混乱してるの! だから、せめてふざけてないと……おかしくなっちゃいそうで……」
P「……俺に任せろ」
莉緒「プロデューサーくん……」
P「どうにかして、ライブを乗り切る方法を考える」
莉緒「ありがとう。プロデューサーくんがプロデューサーでよかった」
P「とりあえず莉緒はその姿のまま現地入りしてくれ、ただし徒歩で。その姿で交通機関に乗ると混乱を招く可能性がある」
莉緒「分かったわ」
P「俺は移動している間、ライブを乗り越える方法を考える」
8: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:26:09.72 ID:yUQWB6YY0
そうして俺は莉緒と別れ、電車に乗り込んだ。
電車に乗って即座にドードリオについてポケモン図鑑で調べる。
どうにかして観客たちをごまかせる方法はないのか……。
まず目についたのは技マシン90のみがわり。みがわりを使えばライブ中ごまかせるのではないか。
だめだ。今から技マシンを手に入れる時間はない。
なら卵技はどうか、と頭に浮かんだがそれも即座に却下した。
そもそも卵技を使うには莉緒の卵を今から作らなければならないのだ。
そこから生まれたドードーが卵技を使えたとしても、それはドード莉緒とは別個体ということになる。
今回使用できるのはレベル技と特性ぐらい、ダメだ。ドードリオは自力で使える技の範囲が狭すぎる。
そのとき、莉緒のセリフが脳内にリフレインした。
莉緒「私が一番現実を分かってるのよ! 急にドードリオになっちゃって混乱してるの! だから、せめてふざけてないと……おかしくなっちゃいそうで……」
そうだ!
電車に乗って即座にドードリオについてポケモン図鑑で調べる。
どうにかして観客たちをごまかせる方法はないのか……。
まず目についたのは技マシン90のみがわり。みがわりを使えばライブ中ごまかせるのではないか。
だめだ。今から技マシンを手に入れる時間はない。
なら卵技はどうか、と頭に浮かんだがそれも即座に却下した。
そもそも卵技を使うには莉緒の卵を今から作らなければならないのだ。
そこから生まれたドードーが卵技を使えたとしても、それはドード莉緒とは別個体ということになる。
今回使用できるのはレベル技と特性ぐらい、ダメだ。ドードリオは自力で使える技の範囲が狭すぎる。
そのとき、莉緒のセリフが脳内にリフレインした。
莉緒「私が一番現実を分かってるのよ! 急にドードリオになっちゃって混乱してるの! だから、せめてふざけてないと……おかしくなっちゃいそうで……」
そうだ!
9: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:26:59.66 ID:yUQWB6YY0
ライブ開始
観客A「いよいよ、ライブの始まりだな。莉緒さんを生で見れるのうれしいな」
観客B「よっしゃ、はじまった! ってあれは莉緒姉じゃない! ドードリオや!」
莉緒「……」
観客C「俺たちはドードリオを見にきたんじゃない! 早く莉緒ちゃんを出せ」
莉緒「このみねーさあああああああああああああああああああん!!!!!!」
観客「!?」
観客A「いよいよ、ライブの始まりだな。莉緒さんを生で見れるのうれしいな」
観客B「よっしゃ、はじまった! ってあれは莉緒姉じゃない! ドードリオや!」
莉緒「……」
観客C「俺たちはドードリオを見にきたんじゃない! 早く莉緒ちゃんを出せ」
莉緒「このみねーさあああああああああああああああああああん!!!!!!」
観客「!?」
10: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:27:48.77 ID:yUQWB6YY0
以下、ライブ前の回想
P「莉緒、ライブは始まったら、とにかく『あばれる』を使うんだ」
莉緒「それで何になるの?」
P「あばれるを使用後、やがて混乱状態になる。そこでドードリオの夢特性ちどりあしが発動するんだ」
莉緒「なるほど!」
P「あとはちどりあしの発動で観客の視線を避けきることでライブ終了時間まで乗り切るんだ」
莉緒「合点承知の助!」
P「莉緒の混乱してるの! ってセリフがヒントになったのさ」
P「莉緒、ライブは始まったら、とにかく『あばれる』を使うんだ」
莉緒「それで何になるの?」
P「あばれるを使用後、やがて混乱状態になる。そこでドードリオの夢特性ちどりあしが発動するんだ」
莉緒「なるほど!」
P「あとはちどりあしの発動で観客の視線を避けきることでライブ終了時間まで乗り切るんだ」
莉緒「合点承知の助!」
P「莉緒の混乱してるの! ってセリフがヒントになったのさ」
11: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:28:35.72 ID:yUQWB6YY0
そして時系列は戻る
莉緒「ここはどこ?」
ちどりあし発動!
観客「あれ? 莉緒さんはどこにいった?」
P「よし成功! あとはライブ終了時間まで視線を避けきればOK!」
莉緒「ハッ! 今ライブ中だったわ」
P「だめだ! 7世代になって混乱のターンが短くなったせいで混乱が解けてしまった! そのせいでちどりあしも解けてしまう」
観客「あっ莉緒ちゃんいるじゃん」
莉緒「ここはどこ?」
ちどりあし発動!
観客「あれ? 莉緒さんはどこにいった?」
P「よし成功! あとはライブ終了時間まで視線を避けきればOK!」
莉緒「ハッ! 今ライブ中だったわ」
P「だめだ! 7世代になって混乱のターンが短くなったせいで混乱が解けてしまった! そのせいでちどりあしも解けてしまう」
観客「あっ莉緒ちゃんいるじゃん」
12: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:29:08.04 ID:yUQWB6YY0
莉緒「……」
P「……」
観客「……」
莉緒「歌おうー♪」
P「やった!」
莉緒「はてなき道」
観客「美声だなぁ」
ドードリオの3つ頭を利用したコーラスと約束歌っとけばとりあえず感動するやろの精神でライブは無事乗り越えられた。
P「……」
観客「……」
莉緒「歌おうー♪」
P「やった!」
莉緒「はてなき道」
観客「美声だなぁ」
ドードリオの3つ頭を利用したコーラスと約束歌っとけばとりあえず感動するやろの精神でライブは無事乗り越えられた。
13: ◆X0TyCi.5oo 2018/07/09(月) 23:29:53.18 ID:yUQWB6YY0
事務所
莉緒・P「ただいまー」
律子「おかえりなさい」
P「莉緒がドードリオになってしまってな」
律子「ああ、その事案なら私のヤレユータンのサイコパワーで治せますよ」
P「そうなの?」
律子「ええ。ヤレユータンは図鑑ナンバー765ですからね!」
莉緒の姿は元に戻った。
おわり
莉緒・P「ただいまー」
律子「おかえりなさい」
P「莉緒がドードリオになってしまってな」
律子「ああ、その事案なら私のヤレユータンのサイコパワーで治せますよ」
P「そうなの?」
律子「ええ。ヤレユータンは図鑑ナンバー765ですからね!」
莉緒の姿は元に戻った。
おわり
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/10(火) 00:57:01.33 ID:n0KiRiKG0
乙、毎度快速で駆け抜けていくテンポが堪らない
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/10(火) 01:31:32.26 ID:etBSdN5io
おつ
作者の自虐ネタで草生え散らかした
作者の自虐ネタで草生え散らかした
ルルーシュ「野球部だ!野球部に入るぞ」
2020-11-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 20:49:47.43 ID:qxtfNCiJO
ナナリー「お兄様何か考え事でも?」
ルルーシュ「ああ、別に大したことじゃないんだ、なんの部活に入ろうかと思ってな」
ナナリー「お兄様は生徒会の役員ですから、部活動に所属する必要はないはずじゃ..」
ルルーシュ「校則が変わってね、生徒会とか関係なく所属しなければならないらしいんだ」
ナナリー「そうなんですね、お兄様は頭を使うのが得意ですから、チェス部とかどうですか?」
ルルーシュ「ははは、チェスは確かに得意だ、しかし最近運動不足だからな、思い切って運動部に入ろうと思ってるんだ」
ナナリー「そうですね、でしたら野球はどうですか?」
ルルーシュ「ほう、しかしなぜ野球なんだ?」
ナナリー「私は野球が好きなんです。野球はまだ目が見えたころ見たことがあるので、どんな感じのスポーツなのかわかります。だからラジオで聞くだけでも見た気になれるんです」
ルルーシュ「そうか、なら俺は野球部に入ろう」
ナナリー「私のために無理に入らなくても...」
ルルーシュ「いいんだ、ナナリー、俺も野球がやりたくなってきたところだ」
ルルーシュ「俺がアッシュフォード学園もとい、ナナリーを甲子園につれてってやる!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531309787
ルルーシュ「ああ、別に大したことじゃないんだ、なんの部活に入ろうかと思ってな」
ナナリー「お兄様は生徒会の役員ですから、部活動に所属する必要はないはずじゃ..」
ルルーシュ「校則が変わってね、生徒会とか関係なく所属しなければならないらしいんだ」
ナナリー「そうなんですね、お兄様は頭を使うのが得意ですから、チェス部とかどうですか?」
ルルーシュ「ははは、チェスは確かに得意だ、しかし最近運動不足だからな、思い切って運動部に入ろうと思ってるんだ」
ナナリー「そうですね、でしたら野球はどうですか?」
ルルーシュ「ほう、しかしなぜ野球なんだ?」
ナナリー「私は野球が好きなんです。野球はまだ目が見えたころ見たことがあるので、どんな感じのスポーツなのかわかります。だからラジオで聞くだけでも見た気になれるんです」
ルルーシュ「そうか、なら俺は野球部に入ろう」
ナナリー「私のために無理に入らなくても...」
ルルーシュ「いいんだ、ナナリー、俺も野球がやりたくなってきたところだ」
ルルーシュ「俺がアッシュフォード学園もとい、ナナリーを甲子園につれてってやる!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531309787
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 21:08:58.04 ID:qxtfNCiJO
アッシュフォード学園にて
ルルーシュ「すみません、野球部の活動場所ってここですか?」
部員「はい。そうですよ、って、副会長!?なにしに来たんですか?まさか、部費の削減!?」
ルルーシュ「いえいえ、そんなことしませんよ、ただ野球部に入部させてもらおうと思いまして」
部員「なんだ、そんなことでしたか、でしたら部長と顧問の先生に聞いてきますよ」
ルルーシュ「大丈夫ですよ。入部届は書いてあります」
部員「いやいや、入部テストの話です」
ルルーシュ「入部テスト?」
部員「身体能力とか、野球の技能とかのテストですよ、うちの部は最近力入れてて例外なくこのテストで入部の可否をきめてるんです」
ルルーシュ(まずい!俺は最近運動不足だから運動部に入ろうとしてるというのに、テストになんか受かるわけないだろう、ぐぬぬ、おのれ野球部めぇ面倒なことをしてくれたなぁ)
ルルーシュ「はい、わかりました、テストはいつやるんですか?」
部員「今日やりましょう!見たところ着替えも済ませてるようですし!」
ルルーシュ(しまった、こんなことなら着替えなど済ませてくるのではなかった、まぁいい、幾度となく死線を乗り越えてきた俺だ、テストなど適当に流して入部してやろう)
ルルーシュ「わかりました。ではやりましょう」
部員「では、部長を呼んできます」
数分後
部員「部長を呼んできました!」
ルルーシュ「こんにちはルルーシュランペルージです」
部長「やぁ、まさか、副会長が野球部に来てくれるなんてね、さっそくだけど、身体能力のテストからやらせてもらうよ」
ルルーシュ「わかりました」
ルルーシュ「すみません、野球部の活動場所ってここですか?」
部員「はい。そうですよ、って、副会長!?なにしに来たんですか?まさか、部費の削減!?」
ルルーシュ「いえいえ、そんなことしませんよ、ただ野球部に入部させてもらおうと思いまして」
部員「なんだ、そんなことでしたか、でしたら部長と顧問の先生に聞いてきますよ」
ルルーシュ「大丈夫ですよ。入部届は書いてあります」
部員「いやいや、入部テストの話です」
ルルーシュ「入部テスト?」
部員「身体能力とか、野球の技能とかのテストですよ、うちの部は最近力入れてて例外なくこのテストで入部の可否をきめてるんです」
ルルーシュ(まずい!俺は最近運動不足だから運動部に入ろうとしてるというのに、テストになんか受かるわけないだろう、ぐぬぬ、おのれ野球部めぇ面倒なことをしてくれたなぁ)
ルルーシュ「はい、わかりました、テストはいつやるんですか?」
部員「今日やりましょう!見たところ着替えも済ませてるようですし!」
ルルーシュ(しまった、こんなことなら着替えなど済ませてくるのではなかった、まぁいい、幾度となく死線を乗り越えてきた俺だ、テストなど適当に流して入部してやろう)
ルルーシュ「わかりました。ではやりましょう」
部員「では、部長を呼んできます」
数分後
部員「部長を呼んできました!」
ルルーシュ「こんにちはルルーシュランペルージです」
部長「やぁ、まさか、副会長が野球部に来てくれるなんてね、さっそくだけど、身体能力のテストからやらせてもらうよ」
ルルーシュ「わかりました」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 21:25:18.68 ID:qxtfNCiJO
部長「一通り終わったわけだが、驚いたな、足の速さ以外全国の高校生の平均を下回っている、これでは合格は厳しいかもしれないね」
ルルーシュ「まだ、技能の試験があるはずです。そちらで挽回してみせますよ」
部長「自信満々だね、経験者なのかい?」
ルルーシュ「いえ、全く」
部長「はは、そのメンタルだけは野球選手に向いているな!よし、バッティングの試験をやってもらおうか」
ルルーシュ「わかりました。打席に立てば良いんですね」スタスタ
部長「おい、バットを忘れているぞ」
ルルーシュ「すみません、ありがとうございます。よし、これで打席にはいれ...ば!?」
ルルーシュ(な、なんだこのバットとんでもなく重いぞ、おかしい、俺が持ってたバットはもっと軽かったぞ、なにか変な素材をつかってるんじゃないだろうな)
ルルーシュ「失礼ですが、このバットの素材おかしなものをつかってませんか?」
部長「おかしい?ふつうに金属だが」
ルルーシュ(金属だと?バットはプラスチックと相場が決まってるだろうが、ええぃ、こうなったらこのバットを使うまでだ、入部したらうちにあるプラスチックバットを持ってこよう)
部長「じゃあはじめるぞ、よし投げてくれ!」
数分後
ルルーシュ(くそ、当たらないかれこれ20球は投げられたぞ)
投手「フンッ!」シュゴォ
部長「ストライク!のこり9球だぞ!がんばれ!」
ルルーシュ(くそ、当たるわけがないだろう、こんなもの!やはり使うしかないのか、アレを!ギアスを!)
ルルーシュ「フハハハハハ」
投手「なんだ?当たらなすぎておかしくなったか?」
ルルーシュ「逆だよ、今度はお前が打たれすぎておかしくなる番だ!ルルーシュ ヴィ ブリタニアが命じる、貴様は30kmのストレートしか投げるな!」
投手「イエス ユア ハイネス! フンッ!」ちょろろーん
カッキーン
ルルーシュ「どうだ!」
ルルーシュ「まだ、技能の試験があるはずです。そちらで挽回してみせますよ」
部長「自信満々だね、経験者なのかい?」
ルルーシュ「いえ、全く」
部長「はは、そのメンタルだけは野球選手に向いているな!よし、バッティングの試験をやってもらおうか」
ルルーシュ「わかりました。打席に立てば良いんですね」スタスタ
部長「おい、バットを忘れているぞ」
ルルーシュ「すみません、ありがとうございます。よし、これで打席にはいれ...ば!?」
ルルーシュ(な、なんだこのバットとんでもなく重いぞ、おかしい、俺が持ってたバットはもっと軽かったぞ、なにか変な素材をつかってるんじゃないだろうな)
ルルーシュ「失礼ですが、このバットの素材おかしなものをつかってませんか?」
部長「おかしい?ふつうに金属だが」
ルルーシュ(金属だと?バットはプラスチックと相場が決まってるだろうが、ええぃ、こうなったらこのバットを使うまでだ、入部したらうちにあるプラスチックバットを持ってこよう)
部長「じゃあはじめるぞ、よし投げてくれ!」
数分後
ルルーシュ(くそ、当たらないかれこれ20球は投げられたぞ)
投手「フンッ!」シュゴォ
部長「ストライク!のこり9球だぞ!がんばれ!」
ルルーシュ(くそ、当たるわけがないだろう、こんなもの!やはり使うしかないのか、アレを!ギアスを!)
ルルーシュ「フハハハハハ」
投手「なんだ?当たらなすぎておかしくなったか?」
ルルーシュ「逆だよ、今度はお前が打たれすぎておかしくなる番だ!ルルーシュ ヴィ ブリタニアが命じる、貴様は30kmのストレートしか投げるな!」
投手「イエス ユア ハイネス! フンッ!」ちょろろーん
カッキーン
ルルーシュ「どうだ!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 23:48:46.52 ID:KZXaxW560
部長「結局30球中9安打か、途中から投手が手を抜いたとはいえ、優秀な数字だ、よし!入部を認めよう」
ルルーシュ「ありがとうございます」
部長「ちなみに希望ポジションはどこだ?」
ルルーシュ「そうですね、1番頭を使うポジションがいいですね」
部長「なら、キャッチャーはどうだ?配球を組み立てたり、頭を使うことは多いぞ」
ルルーシュ「では、キャッチャーを希望させてもらいます」
部長「けど、足腰がよわいから厳しいかもな、当面は基礎トレーニングからだ!」
ルルーシュ「...」
ルルーシュ「ありがとうございます」
部長「ちなみに希望ポジションはどこだ?」
ルルーシュ「そうですね、1番頭を使うポジションがいいですね」
部長「なら、キャッチャーはどうだ?配球を組み立てたり、頭を使うことは多いぞ」
ルルーシュ「では、キャッチャーを希望させてもらいます」
部長「けど、足腰がよわいから厳しいかもな、当面は基礎トレーニングからだ!」
ルルーシュ「...」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/12(木) 03:29:38.53 ID:jaC0HFsC0
部長「まぁ、習うより慣れろだ、キャッチャーの練習してみるか」
ルルーシュ(ほう、これは意外だなてっきり体育会系のお決まり事であるボール拾いなどの雑用をやらされるものだと思っていたが...)
ルルーシュ「はい!でもキャッチボールとかはやらなくて良いんですか?」
部長「さっきテストで死ぬほどやったろう、必要ない」
ルルーシュ「わかりました、ではキャッチャーの練習をしましょう」
部長「キャッチャーの先輩に教えてもらったほうがいいだろうから呼んでおいたぞ」
ルルーシュ「ありがとうございます...ってお前は!」
リヴァル「よう、新入り...あれ?ルルーシュじゃねぇか」
ルルーシュ「リヴァル!お前何しに来た!」
リヴァル「あれ?言ってなかったっけ?野球部入ってんだ、一応キャッチャーでスタメンなんだ」
ルルーシュ「つまり、なんだ、俺はお前に教わるということか?」
リヴァル「そうなるね」
ルルーシュ「ふっ、まあいい、手短にすませるぞ」
ルルーシュ(ほう、これは意外だなてっきり体育会系のお決まり事であるボール拾いなどの雑用をやらされるものだと思っていたが...)
ルルーシュ「はい!でもキャッチボールとかはやらなくて良いんですか?」
部長「さっきテストで死ぬほどやったろう、必要ない」
ルルーシュ「わかりました、ではキャッチャーの練習をしましょう」
部長「キャッチャーの先輩に教えてもらったほうがいいだろうから呼んでおいたぞ」
ルルーシュ「ありがとうございます...ってお前は!」
リヴァル「よう、新入り...あれ?ルルーシュじゃねぇか」
ルルーシュ「リヴァル!お前何しに来た!」
リヴァル「あれ?言ってなかったっけ?野球部入ってんだ、一応キャッチャーでスタメンなんだ」
ルルーシュ「つまり、なんだ、俺はお前に教わるということか?」
リヴァル「そうなるね」
ルルーシュ「ふっ、まあいい、手短にすませるぞ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/12(木) 13:42:11.27 ID:4hjgRXuMO
リヴァル「ほらルルーシュもっと腰低くしないと、ボール後ろにそらしちゃうぞ」
ルルーシュ「ええぃ、うるさい、わかっている、しかし...」
リヴァル「しかし?」
ルルーシュ「足腰が追いつかないんだよ、姿勢の維持もままならないくらいにな」
リヴァル「普段から運動してないからだよ、走り込みとかして下半身鍛えるしかないね」
ルルーシュ「そんな事は分かっている」
部長「わかってるなら走り込むか」
ルルーシュ「部長!いつのまに!?」
ルルーシュ「ええぃ、うるさい、わかっている、しかし...」
リヴァル「しかし?」
ルルーシュ「足腰が追いつかないんだよ、姿勢の維持もままならないくらいにな」
リヴァル「普段から運動してないからだよ、走り込みとかして下半身鍛えるしかないね」
ルルーシュ「そんな事は分かっている」
部長「わかってるなら走り込むか」
ルルーシュ「部長!いつのまに!?」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/13(金) 02:16:33.66 ID:mwwhu0NYO
数時間後
部長「今日の練習はこれで終わりだ」
ルルーシュ「ハァハァ、結局走り込みで終わってしまったな」
リヴァル「仕方ないだろ、ルルーシュ、守備練習もままならないんじゃあさ」
ルルーシュ「くっ、わかってるよ」
リヴァル「そういえば、明日練習試合がなんだよ」
ルルーシュ「なに?練習試合だと?」
リヴァル「東海大相撲高校がくるんだ」
ルルーシュ「相撲高校なのに野球をやってるのか?まあいい、俺のデビュー戦にはもってこいだな」
リヴァル「ルルーシュ出れるかわかんねーぞ」
ルルーシュ「いいや、俺はでるぞ」
リヴァル「どうやってでるんだよ?守備もできないのにさ」
ルルーシュ「俺は出れるんだよ、出ようと思えばいつでもな」
ルルーシュ(そう、俺にはギアスがあるから)
部長「今日の練習はこれで終わりだ」
ルルーシュ「ハァハァ、結局走り込みで終わってしまったな」
リヴァル「仕方ないだろ、ルルーシュ、守備練習もままならないんじゃあさ」
ルルーシュ「くっ、わかってるよ」
リヴァル「そういえば、明日練習試合がなんだよ」
ルルーシュ「なに?練習試合だと?」
リヴァル「東海大相撲高校がくるんだ」
ルルーシュ「相撲高校なのに野球をやってるのか?まあいい、俺のデビュー戦にはもってこいだな」
リヴァル「ルルーシュ出れるかわかんねーぞ」
ルルーシュ「いいや、俺はでるぞ」
リヴァル「どうやってでるんだよ?守備もできないのにさ」
ルルーシュ「俺は出れるんだよ、出ようと思えばいつでもな」
ルルーシュ(そう、俺にはギアスがあるから)
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/13(金) 02:29:59.81 ID:mwwhu0NYO
ルルーシュ宅にて
ルルーシュ「ふはははは、明日が楽しみだ」
c.c.「騒がしいと思ってきてみれば、お前だったのかルルーシュ」
ルルーシュ「ああ、俺だとも」
c.c.「慣れない運動をしたから頭がおかしくなったのか?」
ルルーシュ「おかしくなってなどいない!」
c.c.「しかし、そのプラバットを持って、独りでに笑い出す姿は滑稽と言わざるをえない」
ルルーシュ「ええい、だまれ!今に見てろプロ注目選手になってやる」
c.c.「その貧弱な体でどうやってプロになるというのだ?」
ルルーシュ「スポーツで使うのはなにも体だけじゃない、体格で劣る俺は頭を使って対等、いやそれ以上に戦ってみせるさ」
c.c.「ほう、それはおもしろい、ならば明日の練習試合見に行かせてもらうとしよう」
ルルーシュ「ああ、来るが良いさ、目にものを見せてやろう」
c.c.「そいつは楽しみだ、ピザでもとっていかせてもらおう」
ルルーシュ「明日は早い、俺はもう寝るぞ、お前も自分の部屋に戻れ」
c.c.「わかったよ」スタスタ
プルルルルルプルルルル
c.c.「もしもし、明日の朝七時アッシュフォード学園までピザを1枚頼む」
ルルーシュ「ふはははは、明日が楽しみだ」
c.c.「騒がしいと思ってきてみれば、お前だったのかルルーシュ」
ルルーシュ「ああ、俺だとも」
c.c.「慣れない運動をしたから頭がおかしくなったのか?」
ルルーシュ「おかしくなってなどいない!」
c.c.「しかし、そのプラバットを持って、独りでに笑い出す姿は滑稽と言わざるをえない」
ルルーシュ「ええい、だまれ!今に見てろプロ注目選手になってやる」
c.c.「その貧弱な体でどうやってプロになるというのだ?」
ルルーシュ「スポーツで使うのはなにも体だけじゃない、体格で劣る俺は頭を使って対等、いやそれ以上に戦ってみせるさ」
c.c.「ほう、それはおもしろい、ならば明日の練習試合見に行かせてもらうとしよう」
ルルーシュ「ああ、来るが良いさ、目にものを見せてやろう」
c.c.「そいつは楽しみだ、ピザでもとっていかせてもらおう」
ルルーシュ「明日は早い、俺はもう寝るぞ、お前も自分の部屋に戻れ」
c.c.「わかったよ」スタスタ
プルルルルルプルルルル
c.c.「もしもし、明日の朝七時アッシュフォード学園までピザを1枚頼む」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/13(金) 13:51:30.20 ID:43k/Kdl2O
翌日
ルルーシュ「おはようございます。部長」
部長「おはよう、あれ?その子は?」
ルルーシュ「紹介が遅れてすみません、友達のスザクです」
スザク「枢木スザクです。よろしくお願いします」
部長「よろしく、この子は入部希望なのかい?」
ルルーシュ「いえ、そういう訳ではないのですが、必要かと思いまして」
部長「?...必要って?」
ルルーシュ「ピッチャーですよ、おそらくエースの方はまともに投げれないと思いますので」
投手「くそ!!」
部長「どうした?」
投手「球が遅いんだ、きのうのテスト中から遅くなって、明日になれば治るだろって思ったのに...」
ルルーシュ「おはようございます。部長」
部長「おはよう、あれ?その子は?」
ルルーシュ「紹介が遅れてすみません、友達のスザクです」
スザク「枢木スザクです。よろしくお願いします」
部長「よろしく、この子は入部希望なのかい?」
ルルーシュ「いえ、そういう訳ではないのですが、必要かと思いまして」
部長「?...必要って?」
ルルーシュ「ピッチャーですよ、おそらくエースの方はまともに投げれないと思いますので」
投手「くそ!!」
部長「どうした?」
投手「球が遅いんだ、きのうのテスト中から遅くなって、明日になれば治るだろって思ったのに...」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/14(土) 00:24:40.33 ID:3xlMfwoHO
ルルーシュ「ほら、必要になったでしょう?」
部長「ああ、すまないが、頼めるかな?スザクくん」
スザク「はい、頑張ります!」
ルルーシュ「ちなみにスザクはアッシュフォード学園はおろか、日本国内での身体能力測定で歴代最高の数値を残しています、野球の腕前もおそらく申し分ないかと」
部長「期待できるな」
部長「ではスタメンを発表する」
アッシュフォード学園野球部
1番(遊)しょうと
2番(二)山田
3番(投)スザク
4番(三)部長
5番(一)投手
6番(捕)リヴァル
7番(中)真中
8番(右)来人
9番(左)左
部長「以上だ」
ルルーシュ「俺がはいってないのですが、なぜでしょうか?」
部長「守備もままならないし、相手も相手だ、今日は多分出れない」
ルルーシュ「おれは出たいです!出してください!」
顧問「うるせえ、新入り黙ってろ!守備も出来ないんだから、大人しく見てりゃいいんだよ」
ルルーシュ「いいのか?そんな口の聞き方をして?」
顧問「なにいってんだ?お前」
ルルーシュ「王子に向かってそんな口の利き方をしていいのかと聞いているんだ」
顧問「王子?」
ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる、今後スタメンの決定権は俺によこせ!!」シュイン
顧問「イエスユアハイネス、おい、部長、これからスタメンルルーシュくんに決めさせるから、よろしく」
部長「急にどうしたんですか?」
顧問「どうもしとらんよ、とりあえずよろしく」
部長「ふざけないでください!今まで俺に一任してきたじゃないですか!それで十分ですよ!第一あんな初心者に務まるはずが...」
顧問「顧問命令だ」
部長「くっ、わかりました...」
ルルーシュ(これでスタメンの決定権は俺のものだ、スタメンになりたい選手達は俺に協力的な姿勢をとってくれるに違いない、これから野球部を支配するのは部長、お前じゃない、この俺だよ)
部長「ああ、すまないが、頼めるかな?スザクくん」
スザク「はい、頑張ります!」
ルルーシュ「ちなみにスザクはアッシュフォード学園はおろか、日本国内での身体能力測定で歴代最高の数値を残しています、野球の腕前もおそらく申し分ないかと」
部長「期待できるな」
部長「ではスタメンを発表する」
アッシュフォード学園野球部
1番(遊)しょうと
2番(二)山田
3番(投)スザク
4番(三)部長
5番(一)投手
6番(捕)リヴァル
7番(中)真中
8番(右)来人
9番(左)左
部長「以上だ」
ルルーシュ「俺がはいってないのですが、なぜでしょうか?」
部長「守備もままならないし、相手も相手だ、今日は多分出れない」
ルルーシュ「おれは出たいです!出してください!」
顧問「うるせえ、新入り黙ってろ!守備も出来ないんだから、大人しく見てりゃいいんだよ」
ルルーシュ「いいのか?そんな口の聞き方をして?」
顧問「なにいってんだ?お前」
ルルーシュ「王子に向かってそんな口の利き方をしていいのかと聞いているんだ」
顧問「王子?」
ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる、今後スタメンの決定権は俺によこせ!!」シュイン
顧問「イエスユアハイネス、おい、部長、これからスタメンルルーシュくんに決めさせるから、よろしく」
部長「急にどうしたんですか?」
顧問「どうもしとらんよ、とりあえずよろしく」
部長「ふざけないでください!今まで俺に一任してきたじゃないですか!それで十分ですよ!第一あんな初心者に務まるはずが...」
顧問「顧問命令だ」
部長「くっ、わかりました...」
ルルーシュ(これでスタメンの決定権は俺のものだ、スタメンになりたい選手達は俺に協力的な姿勢をとってくれるに違いない、これから野球部を支配するのは部長、お前じゃない、この俺だよ)
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/16(月) 12:11:47.11 ID:nezNBuu40
これはポンコツルルーシュ
引用元: ・ルルーシュ「野球部だ!野球部に入るぞ」
周子「ある日。ある昼。そぞろ歩き」
2020-11-30
1: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:32:34.02 ID:ntGeZQnM0
(事務所)
P「周子。午後暇?」
周子「暇ー。めっちゃ暇ー」
P「デートしない?」
周子「…」
周子「いいけど。午後に打ち合わせある言うてなかった?」
P「うん。テレビ局の人とLiPPSのドキュメンタリーの打ち合わせをする予定だったんだけど、あちらさんの担当者が急病でダウンしてキャンセル。後日に繰り越しだとよ」
周子「ほーん」
P「というわけで出かけよう。ちひろさんに早退届はすでに出してある」
周子「よっしゃー」
P「ふぅー」
周子「バンザーイ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531045953
P「周子。午後暇?」
周子「暇ー。めっちゃ暇ー」
P「デートしない?」
周子「…」
周子「いいけど。午後に打ち合わせある言うてなかった?」
P「うん。テレビ局の人とLiPPSのドキュメンタリーの打ち合わせをする予定だったんだけど、あちらさんの担当者が急病でダウンしてキャンセル。後日に繰り越しだとよ」
周子「ほーん」
P「というわけで出かけよう。ちひろさんに早退届はすでに出してある」
周子「よっしゃー」
P「ふぅー」
周子「バンザーイ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531045953
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2: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:33:17.57 ID:ntGeZQnM0
P「行きたいとこある?」
周子「京都」
P「今からは無理だろ。他には?」
周子「宇治(京都市)」
P「同じでしょうが。他には?」
周子「他にはないかな」
P「じゃあバッセン行くか」
周子「バッティングセンターかぁ」
P「嫌?」
周子「嫌じゃないよ。でも歩くのがだるいからそこまでおんぶしてーん」クテ-
P「立って歩きなさいな」
周子「抱っこでもいいよ」ガシッ
P「歩けい」
周子「けち」
周子「京都」
P「今からは無理だろ。他には?」
周子「宇治(京都市)」
P「同じでしょうが。他には?」
周子「他にはないかな」
P「じゃあバッセン行くか」
周子「バッティングセンターかぁ」
P「嫌?」
周子「嫌じゃないよ。でも歩くのがだるいからそこまでおんぶしてーん」クテ-
P「立って歩きなさいな」
周子「抱っこでもいいよ」ガシッ
P「歩けい」
周子「けち」
3: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:34:25.93 ID:ntGeZQnM0
(バッティングセンター)
周子「平日の昼だと人がいないねー」キョロキョロ
P「だなぁ」
周子「こういう貸切状態だとすごくリッチな気分」
P「わかる」
周子「適当に言うただけやのに」
P「適当に相槌うっただけなのに」
周子「それにしても…人のいないバッティングセンターって物悲しいねぇ。あ~、やだやだ。ここは野球少年の集う場所じゃなかったのかね!」
P「みんな学校や会社があるもの」
周子「なんと」
P「ほれ。いいから打とうや」
周子「オッケー。おっ、ここはカード制なんだね」
P「そ。3000円で12ゲームのでいいかな」
周子「平日の昼だと人がいないねー」キョロキョロ
P「だなぁ」
周子「こういう貸切状態だとすごくリッチな気分」
P「わかる」
周子「適当に言うただけやのに」
P「適当に相槌うっただけなのに」
周子「それにしても…人のいないバッティングセンターって物悲しいねぇ。あ~、やだやだ。ここは野球少年の集う場所じゃなかったのかね!」
P「みんな学校や会社があるもの」
周子「なんと」
P「ほれ。いいから打とうや」
周子「オッケー。おっ、ここはカード制なんだね」
P「そ。3000円で12ゲームのでいいかな」
4: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:34:56.17 ID:ntGeZQnM0
【バッティングセンター】
その名の通りバッティングを楽しむ施設。バッティングマシーンから発射される70~135kmの軟球を打ち返すのが基本的な楽しみ方だが、稀にキャッチャーミットで捕球練習をする人やバッティングに飽きてグリップバント(バットの根元の部分でするバンド)で遊ぶ人も見受けられる。バットは施設側で用意してあるのでちょっとした運動や暇つぶしに最適。各バッティングセンターにも個性があり、「24時間営業」「20年以上前の野球カードを販売している」「実際の野球選手の投球モーションが映し出される」「ボウリング場と合体」など多種多様。1ゲーム20球程度で200~300円。ほとんどの店舗にはついでのように「ストラックアウト」の機械も置いてある。
小学生の頃にイチローは、通っていたバッティングセンターに「イチロー専用打席」のセッティングをしてもらっていたらしい。
その名の通りバッティングを楽しむ施設。バッティングマシーンから発射される70~135kmの軟球を打ち返すのが基本的な楽しみ方だが、稀にキャッチャーミットで捕球練習をする人やバッティングに飽きてグリップバント(バットの根元の部分でするバンド)で遊ぶ人も見受けられる。バットは施設側で用意してあるのでちょっとした運動や暇つぶしに最適。各バッティングセンターにも個性があり、「24時間営業」「20年以上前の野球カードを販売している」「実際の野球選手の投球モーションが映し出される」「ボウリング場と合体」など多種多様。1ゲーム20球程度で200~300円。ほとんどの店舗にはついでのように「ストラックアウト」の機械も置いてある。
小学生の頃にイチローは、通っていたバッティングセンターに「イチロー専用打席」のセッティングをしてもらっていたらしい。
5: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:35:46.22 ID:ntGeZQnM0
チャリ-ン...カシュ!
P「よーし。打つぞー」グッ
周子「プロデューサーって野球とかソフトボールとかやってたん?」
P「中学まで野球やってたよ」
周子「お、じゃあ期待。かっこいいところ見せてよ♪」
P「任せておけ。惚れさせてやる」
周子「もう惚れてるよ」
P「よーし。打つぞー」グッ
周子「プロデューサーって野球とかソフトボールとかやってたん?」
P「中学まで野球やってたよ」
周子「お、じゃあ期待。かっこいいところ見せてよ♪」
P「任せておけ。惚れさせてやる」
周子「もう惚れてるよ」
6: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:36:16.34 ID:ntGeZQnM0
プレイボ-ル!
P「いくぞー」
シュッ!
ブルンッ!
P「…あれ?」
周子「ストライーク。1球目は空振り♪」
P「ま、まだ目が慣れてないかな」
シュッ!
ブルンッ!
P「あるェー?」
周子「駄目やん」ニヒヒ
P「見てろ、見てろよ。次こそはホームラン打つから」
周子「ハイハイ。期待しとるわ」
P「行くぞ!」
カキ-ン!
周子「お、いい当たり♪」
P「それ見たことか」
周子「ピッチャー返しだけどね」
P「次が本番だよ」
シュッ!
ブルンッ!
周子「ほーん♪」
P「…」
シュッ!
カキッ!
周子「ファールボール」
P「ぐぎぎ」
シュッ!
カキ-ン!!
P「はい! きた!」
周子「ナーイバッチ♪」パチパチパチ
P「やったぜ」
P「いくぞー」
シュッ!
ブルンッ!
P「…あれ?」
周子「ストライーク。1球目は空振り♪」
P「ま、まだ目が慣れてないかな」
シュッ!
ブルンッ!
P「あるェー?」
周子「駄目やん」ニヒヒ
P「見てろ、見てろよ。次こそはホームラン打つから」
周子「ハイハイ。期待しとるわ」
P「行くぞ!」
カキ-ン!
周子「お、いい当たり♪」
P「それ見たことか」
周子「ピッチャー返しだけどね」
P「次が本番だよ」
シュッ!
ブルンッ!
周子「ほーん♪」
P「…」
シュッ!
カキッ!
周子「ファールボール」
P「ぐぎぎ」
シュッ!
カキ-ン!!
P「はい! きた!」
周子「ナーイバッチ♪」パチパチパチ
P「やったぜ」
7: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:36:51.75 ID:ntGeZQnM0
周子「シューコを甲子園に連れてって(裏声)」
P「声真似うまいなぁ」
シュッ!
ブルンッ
シュッ!
カキ-ン!
シュッ!
カキッ!
P「あんまり当たんねぇ!」
周子「スイングがへなちょこだねぇ♪」フフフ
P「声真似うまいなぁ」
シュッ!
ブルンッ
シュッ!
カキ-ン!
シュッ!
カキッ!
P「あんまり当たんねぇ!」
周子「スイングがへなちょこだねぇ♪」フフフ
8: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:37:57.77 ID:ntGeZQnM0
(しばらくして)
P「打てなかったなぁ」
周子「あはは。想像してたよりはマシだったよ。どんまい。ちょこP」
P「まさかへなちょこのちょこP?」
周子「へなちょこのちょこP」
P「汚名返上だ! もう1ゲーム!」カッ!
周子「ダメダメ。次はアタシの番だから。バット貸してーな」
P「周子も打つんだ?」
周子「かっとばす!」
P「ホームラン見たいなー」
周子「任せといて。お茶の子さいさいだよん」
P「言ったな?」
周子「打てなかったら何でも言うこと聞いたげるよ」
P「よっし。打てなかったら1週間お菓子のつまみ食い禁止な」
周子「つまんないなー。すけべな命令とかしたいと思わんの?」
P「していいならするけど」
周子「いいよ別に。打つし♪」
P「いい度胸だ。打てなかったら覚悟しておきたまえ」
周子「上等」
P「打てなかったなぁ」
周子「あはは。想像してたよりはマシだったよ。どんまい。ちょこP」
P「まさかへなちょこのちょこP?」
周子「へなちょこのちょこP」
P「汚名返上だ! もう1ゲーム!」カッ!
周子「ダメダメ。次はアタシの番だから。バット貸してーな」
P「周子も打つんだ?」
周子「かっとばす!」
P「ホームラン見たいなー」
周子「任せといて。お茶の子さいさいだよん」
P「言ったな?」
周子「打てなかったら何でも言うこと聞いたげるよ」
P「よっし。打てなかったら1週間お菓子のつまみ食い禁止な」
周子「つまんないなー。すけべな命令とかしたいと思わんの?」
P「していいならするけど」
周子「いいよ別に。打つし♪」
P「いい度胸だ。打てなかったら覚悟しておきたまえ」
周子「上等」
9: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:38:33.29 ID:ntGeZQnM0
プレイボ-ル!
周子「いくぞー」
シユッ!
カキ-ン!!
テレッテッテ-♪
周子「お、ホントにホームラン♪」
P「」
周子「(打つつもりじゃなかったんだけどなぁ…)」
周子「いくぞー」
シユッ!
カキ-ン!!
テレッテッテ-♪
周子「お、ホントにホームラン♪」
P「」
周子「(打つつもりじゃなかったんだけどなぁ…)」
10: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:39:06.12 ID:ntGeZQnM0
(しばらくして)
周子「いやー、楽しかったね♪」
P「だな。周子、手は痛くない?」
周子「ううん。ヒリヒリはするけど。プロデューサー、痛いん?」
P「…親指の付け根の皮が剥けた」
周子「力み過ぎっしょ」
P「痛いなぁ」
周子「舐めたげよっか」
P「いらないよ」
周子「ほい。手出して」
P「だから舐めなくても」
周子「舐めないっての。バンソーコーあるからさ。巻き巻きしてげるよ」
P「巻き巻きって言い方。いいな」
周子「母性でも感じる?」
P「かも」
周子「いやー、楽しかったね♪」
P「だな。周子、手は痛くない?」
周子「ううん。ヒリヒリはするけど。プロデューサー、痛いん?」
P「…親指の付け根の皮が剥けた」
周子「力み過ぎっしょ」
P「痛いなぁ」
周子「舐めたげよっか」
P「いらないよ」
周子「ほい。手出して」
P「だから舐めなくても」
周子「舐めないっての。バンソーコーあるからさ。巻き巻きしてげるよ」
P「巻き巻きって言い方。いいな」
周子「母性でも感じる?」
P「かも」
11: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:39:45.43 ID:ntGeZQnM0
マキマキ...
周子「ほい。完了♪」ペチッ!
P「いってぇな! ありがとう!」
周子「『プーさん』の絆創膏。可愛らしくて似合ってるよ」ニヒヒ
P「周子。いつも絆創膏持ってんの?」
周子「いや。半年くらい前にアタシもバッティングセンター来たんよ。ここと違う場所だけど。美嘉ちゃんと柚ちゃんと3人でね。その時に調子に乗ってパカパカ打ってたら3人して手の皮剥いちゃってさ。バンソーコー買って巻いたのよ。その残りがあったわけさ」
P「へえ」
周子「まだ余ってるから今度またこよーよ」
P「いいよ」
周子「2人きりで来る? みんなで来る?」
P「2人きりで」
周子「えこひいきー♪」ヤ-イ
P「1人くらいひいきする相手がいたっていいでしょうが。人間だもの」
周子「プロデューサーとしてあるまじき発言だな~♪」ニコニコ
周子「ほい。完了♪」ペチッ!
P「いってぇな! ありがとう!」
周子「『プーさん』の絆創膏。可愛らしくて似合ってるよ」ニヒヒ
P「周子。いつも絆創膏持ってんの?」
周子「いや。半年くらい前にアタシもバッティングセンター来たんよ。ここと違う場所だけど。美嘉ちゃんと柚ちゃんと3人でね。その時に調子に乗ってパカパカ打ってたら3人して手の皮剥いちゃってさ。バンソーコー買って巻いたのよ。その残りがあったわけさ」
P「へえ」
周子「まだ余ってるから今度またこよーよ」
P「いいよ」
周子「2人きりで来る? みんなで来る?」
P「2人きりで」
周子「えこひいきー♪」ヤ-イ
P「1人くらいひいきする相手がいたっていいでしょうが。人間だもの」
周子「プロデューサーとしてあるまじき発言だな~♪」ニコニコ
12: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:40:43.20 ID:ntGeZQnM0
(しばらくして)
周子「はー、楽しかったねぇ♪」クテ-ン
P「自分で歩きなさいよ」テクテク
周子「ホームラン打ったんだからおんぶくらいいいじゃないの。てゆーか車までなんだから文句言わないの」
P「目立つんだっつの」テクテク
周子「チキン」
P「週刊誌の記者に見つかったらあることないこと書かれるぞ」
周子「『アイドル・塩見周子。白昼のデート!』みたいな?」
P「そうそう。まずいだろ」
周子「事実じゃないの」
P「そうだけどさ」
周子「『お付き合いされているんですか!』って突撃取材されたらどうしたらいいかな。バレないように『いいえ』って答えたほうがいいかな」
P「否定されたら心が折れそう」
周子「じゃあ肯定した方がいいかな♪」
P「複雑だなぁ。プロデューサーとしては否定してもらいたいんだけど」
周子「煮え切らないねぇ」
P「否定しなくていいよ」
周子「『しなくていい』かね?」
P「否定するな。正直に話せ」
周子「んふふ、その言葉に責任持ちなよ~♪」ペチペチ
P「ほっぺをペチペチするんじゃないよ」
周子「ところで次はどこ行くん?」
P「私服買いたいんだけど、買い物付き合ってくれない?」
周子「いいよ。シューコちゃんのセンスとチョイスに任せておきたまえ」
周子「はー、楽しかったねぇ♪」クテ-ン
P「自分で歩きなさいよ」テクテク
周子「ホームラン打ったんだからおんぶくらいいいじゃないの。てゆーか車までなんだから文句言わないの」
P「目立つんだっつの」テクテク
周子「チキン」
P「週刊誌の記者に見つかったらあることないこと書かれるぞ」
周子「『アイドル・塩見周子。白昼のデート!』みたいな?」
P「そうそう。まずいだろ」
周子「事実じゃないの」
P「そうだけどさ」
周子「『お付き合いされているんですか!』って突撃取材されたらどうしたらいいかな。バレないように『いいえ』って答えたほうがいいかな」
P「否定されたら心が折れそう」
周子「じゃあ肯定した方がいいかな♪」
P「複雑だなぁ。プロデューサーとしては否定してもらいたいんだけど」
周子「煮え切らないねぇ」
P「否定しなくていいよ」
周子「『しなくていい』かね?」
P「否定するな。正直に話せ」
周子「んふふ、その言葉に責任持ちなよ~♪」ペチペチ
P「ほっぺをペチペチするんじゃないよ」
周子「ところで次はどこ行くん?」
P「私服買いたいんだけど、買い物付き合ってくれない?」
周子「いいよ。シューコちゃんのセンスとチョイスに任せておきたまえ」
13: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:41:25.94 ID:ntGeZQnM0
(夕方・事務所)
P「ただいまー…ってもうちひろさんも帰っちゃったか」
周子「だーれもいないね。ソファにダーイブ~」パタリ
P「ヘソ見えてるぞ」
周子「いやん。んー…歩き疲れたなあ…誰かさんの買い物に付き合って疲れたなぁ…」クッタリ
P「周子様。おみ足をお揉み致しましょうか」シュタ!
周子「苦しゅうない。やりたまえ」
P「はっ!」モミモミ
周子「あー…」
P「…」モミモミ
周子「プロデューサー」
P「は、何用でしょうか」モミモミ
周子「10分200円の足マッサージ機の方が気持ちいいねんけど」
P「ひどいな。こんなにも頑張っているというのに」
周子「努力ってのは大抵報われないものなんだよ」
P「切ないなぁ」
周子「よしよし。でも頑張ったらシューコちゃんが褒めたるから」
P「それで十分すぎるほど報われるよ。…そろそろ帰ろうか。寮まで送るよ」
周子「うん。送ってもらいたいことはもらいたいんだけどさ、歩いて送ってくれない?」
P「いいよ。寮遠くないし」
周子「ありがと。歩きたい気分なんだよねー」
P「歩き疲れた言うてましたやん」
周子「いーの。ほら行こうよ」
P「電気消してくから外で待ってて」
周子「はーい」
P「ただいまー…ってもうちひろさんも帰っちゃったか」
周子「だーれもいないね。ソファにダーイブ~」パタリ
P「ヘソ見えてるぞ」
周子「いやん。んー…歩き疲れたなあ…誰かさんの買い物に付き合って疲れたなぁ…」クッタリ
P「周子様。おみ足をお揉み致しましょうか」シュタ!
周子「苦しゅうない。やりたまえ」
P「はっ!」モミモミ
周子「あー…」
P「…」モミモミ
周子「プロデューサー」
P「は、何用でしょうか」モミモミ
周子「10分200円の足マッサージ機の方が気持ちいいねんけど」
P「ひどいな。こんなにも頑張っているというのに」
周子「努力ってのは大抵報われないものなんだよ」
P「切ないなぁ」
周子「よしよし。でも頑張ったらシューコちゃんが褒めたるから」
P「それで十分すぎるほど報われるよ。…そろそろ帰ろうか。寮まで送るよ」
周子「うん。送ってもらいたいことはもらいたいんだけどさ、歩いて送ってくれない?」
P「いいよ。寮遠くないし」
周子「ありがと。歩きたい気分なんだよねー」
P「歩き疲れた言うてましたやん」
周子「いーの。ほら行こうよ」
P「電気消してくから外で待ってて」
周子「はーい」
14: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:42:49.96 ID:ntGeZQnM0
(しばらくして)
テクテクテク...
周子「プロデューサー。来月の3連休って予定あるん?」
P「全部仕事が入ってるよ」
周子「ほーん…」
P「再来月、どこか遊びに行こう。代休分消化するから」
周子「どこかってどこさ」
P「好きなとこでいいよ」
周子「じゃあ京都行きたいな」
P「よしきた」
周子「そこは突っ込まんかい。『実家じゃねーか』ってさ♪」
P「再来月。本当に行く?」
周子「うん?」
P「この前。周子、実家に電話してたろ」
周子「…」
周子「盗み聞きしてたん?」
テクテクテク...
周子「プロデューサー。来月の3連休って予定あるん?」
P「全部仕事が入ってるよ」
周子「ほーん…」
P「再来月、どこか遊びに行こう。代休分消化するから」
周子「どこかってどこさ」
P「好きなとこでいいよ」
周子「じゃあ京都行きたいな」
P「よしきた」
周子「そこは突っ込まんかい。『実家じゃねーか』ってさ♪」
P「再来月。本当に行く?」
周子「うん?」
P「この前。周子、実家に電話してたろ」
周子「…」
周子「盗み聞きしてたん?」
15: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:43:38.88 ID:ntGeZQnM0
P「する気はなかったけど。近くをたまたま通りかかって」
周子「嫌やわー。サイテー。うら若き乙女の電話を聞くなんてこのドスケベー」
P「風評被害も甚だしい」
周子「そいで? アタシ別に変な話してなかったっしょ?」
P「うん。ただ何となく実家に帰りたいんじゃないかな、って感じたんだけど」
周子「…」
周子「いや別にそんなんちゃうし」
P「そうなんだ」
周子「的外れ、的外れ」
P「心配して損したかなぁ」
周子「いや。ありがとね。その優しさに惚れたりはしないけれども。寂しくなんかないけれども」
P「優しい人間はモテるって聞いたんだけど」
周子「そんな信じてるからモテないんやろ」
P「ひどい」
周子「んふふ」
周子「嫌やわー。サイテー。うら若き乙女の電話を聞くなんてこのドスケベー」
P「風評被害も甚だしい」
周子「そいで? アタシ別に変な話してなかったっしょ?」
P「うん。ただ何となく実家に帰りたいんじゃないかな、って感じたんだけど」
周子「…」
周子「いや別にそんなんちゃうし」
P「そうなんだ」
周子「的外れ、的外れ」
P「心配して損したかなぁ」
周子「いや。ありがとね。その優しさに惚れたりはしないけれども。寂しくなんかないけれども」
P「優しい人間はモテるって聞いたんだけど」
周子「そんな信じてるからモテないんやろ」
P「ひどい」
周子「んふふ」
16: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:47:20.96 ID:ntGeZQnM0
テクテクテク...
P「…」
周子「…」
P「…」
周子「あのさプロデューサー」
P「うん」
周子「やっぱ。再来月の休み、京都戻るから付き添ってくれへん?」
P「いいよ」
周子「あっさりだね」
P「元々、そのつもりだったし」
周子「ありがと」
P「どういたしまして」
周子「泊まる場所はアタシの部屋でいいよね。布団は一緒♪」
P「いいよ」
周子「…」
周子「い、いや。冗談だから。布団は別だし…」
P「周子って照れ隠しにからかおうとするよな」
周子「うるさいな。あほ」ペチン
P「痛くない」
周子「ふんふんふんっ!」ペチペチペチペチ!
P「痛くないけど、うっとおしいわ!」
P「…」
周子「…」
P「…」
周子「あのさプロデューサー」
P「うん」
周子「やっぱ。再来月の休み、京都戻るから付き添ってくれへん?」
P「いいよ」
周子「あっさりだね」
P「元々、そのつもりだったし」
周子「ありがと」
P「どういたしまして」
周子「泊まる場所はアタシの部屋でいいよね。布団は一緒♪」
P「いいよ」
周子「…」
周子「い、いや。冗談だから。布団は別だし…」
P「周子って照れ隠しにからかおうとするよな」
周子「うるさいな。あほ」ペチン
P「痛くない」
周子「ふんふんふんっ!」ペチペチペチペチ!
P「痛くないけど、うっとおしいわ!」
17: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:48:47.82 ID:ntGeZQnM0
テクテクテク…
周子「…と、案外早く着いちったね。送ってくれてどーも」
P「いいえ。また明日な」
周子「うん。プロデューサーさ」
P「何?」
周子「ちゅき」
P「おやすみ」
周子「返事せんかーい♪」
P「はいはい」ギュッ
終わり
周子「…と、案外早く着いちったね。送ってくれてどーも」
P「いいえ。また明日な」
周子「うん。プロデューサーさ」
P「何?」
周子「ちゅき」
P「おやすみ」
周子「返事せんかーい♪」
P「はいはい」ギュッ
終わり
18: ◆hAKnaa5i0. 2018/07/08(日) 19:49:27.74 ID:ntGeZQnM0
以上です。
お読みいただきありがとうございました。
久しぶりに荒ぶることのなかった話。
お読みいただきありがとうございました。
久しぶりに荒ぶることのなかった話。
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/08(日) 20:05:17.15 ID:vODbbjle0
おつー
引用元: ・周子「ある日。ある昼。そぞろ歩き」
【バンドリ】市ヶ谷有咲「ちょっと話聞いてくんない?」奥沢美咲「え?」
2020-11-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:05:20.37 ID:OWgibE4c0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:06:16.05 ID:OWgibE4c0
――ファーストフード店――
奥沢美咲「どしたの、急に?」
市ヶ谷有咲「……喧嘩した」
美咲「はい?」
有咲「香澄と喧嘩した」
美咲「市ヶ谷さんと戸山さんが喧嘩って……この前のライブみたいな?」
有咲「あれは喧嘩じゃなくて私が一方的に拗ねてただけだから。あの件に関しては私の人生をかけてポピパのみんなと香澄に償うって決めてるから」
有咲「今回はそういうんじゃねーんだよ、普通に喧嘩した」
美咲「それは穏やかじゃないね……」
有咲「あいつ、ホント信じらんねーよ」
美咲「……そこまで言うって、何があったの?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:07:15.77 ID:OWgibE4c0
有咲「今日もさ、お昼ご飯、ポピパのみんなと食ってたんだ、中庭で」
美咲「うん」
有咲「まぁ本当は香澄と2人っきりがいいんだけどさ、流石にそんなことは口が裂けても言えねーじゃん?」
美咲「……うん、まぁ」
有咲「まぁ別に? 私はポピパのみんなが好きだからそれはそれで幸せだしいいんだけどさ?」
有咲「でもな……流石に許せねーよ、香澄のやつ。私の弁当より沙綾の弁当の方が美味しいとか抜かしやがった……!」
美咲「……そうなんだ」
美咲(いつものノロケかなぁ)
有咲「私が毎朝どれだけ香澄のことを考えて弁当作ってると思ってるんだよ」
有咲「いっつも幸せそうな顔で食ってくれるから私が一番だと思ってたのに、結局沙綾なのかよ……!」
有咲「所詮私は付け焼刃の腕だってことか? 沙綾みたいにずっと家事やってたやつには敵わねぇってことか?」
有咲「あーちくしょう! こんなことならばーちゃんの手伝い、昔からやっとくんだった!」
有咲「大体香澄も香澄だよ……あんだけ美味しそうな顔で食べてくれたら自信持っちゃうじゃん……気軽に毎日食べたい、なんて言うなよ……その気になっちゃうだろ……ったく。可愛いなぁちくしょう」
美咲(あー、いつものノロケだこれ)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:07:58.96 ID:OWgibE4c0
有咲「はぁー……マジ有り得ねぇよ香澄のやつ……」
美咲「でも戸山さんが喧嘩する姿ってあんまり想像つかないなぁ」
有咲「あー、まぁあいつが本当に怒るのって自分のことじゃなくて友達とかのことだけだからな」
有咲「色々抱え込む沙綾に一回ブチギレてたし」
美咲「へー、そうなんだ。それなのに市ヶ谷さんと喧嘩しちゃったんだ」
有咲「ああ。今回ばかりは私も退かねー。まぁ、あいつから悪かったって言ってくるなら許してやらねーこともないけどさ」
有咲「あ……でも香澄のやつヘコんでたりしたら……そうだったらヤだな……いやいや、でも今回は私悪くねーし、こんなことで折れる訳には……」
美咲「そんなに気になるならさっさと謝ってくればいいのに」
有咲「……いいや、今回はぜってー折れねぇ」
美咲「戸山さんが『もう有咲なんて嫌いっ!』って言ってたら?」
有咲「え……」
有咲「…………」
美咲「ごめん、冗談だから無言にならないで。泣かないで。大丈夫だよ、戸山さんが市ヶ谷さんのこと嫌いになるなんて有り得ないって」
有咲「あ、当たり前だろっ、それに泣いてねーし!」
美咲(声が震えてるんだよなぁ……。ホント、戸山さん絡むとポンコツになるなぁ市ヶ谷さんて)
美咲「ところでさ、喧嘩ってどんなことしたの?」
有咲「まぁ……口喧嘩だな。お互いが主張を譲らず、って感じで」
美咲「聞かせてもらってもいい?」
有咲「ああ。あれは中庭から教室に戻る時のことで……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:09:02.02 ID:OWgibE4c0
――花咲川女子学園 廊下――
戸山香澄「あー、やっぱりさーやのお弁当って美味しいなー♪」
有咲「…………」
香澄「あれ? 有咲、なんか怖い顔してるけどどうしたの?」
有咲「どうしたの、じゃねーよ」
香澄「……?」
有咲「お前さ、私の弁当より沙綾の弁当の方が美味いって、本気で言ってるのか?」
香澄「うん! 有咲のお弁当も美味しいけどね、やっぱりさーやのお弁当は――」
有咲「ああそうかよっ!」
香澄「どしたの有咲?」
有咲「……別に」
香澄「なんでそんなに怒ってるの? お腹でも痛い?」
有咲「痛くねーよ。心の方が痛ーよ。お前のせいでな」
香澄「え、私なにかしちゃった?」
有咲「……そんなに沙綾の弁当が美味いなら、やまぶきベーカリーに永久就職すればいいだろ」
香澄「っ!?」
香澄「有咲……どうしてそんなこと言うの!?」
有咲「沙綾の方がいいんだろ……? 台所で割烹着着て、鼻歌まじりに揺れるあのポニーテールがいいんだろ……!?」
香澄「それも確かに好きだけど……それとこれとは関係ないよ!」
有咲「くそっ、どうせ私はツインテールだよ! そんなに沙綾が好きなら沙綾の妹になればいいだろ!!」
香澄「あ、有咲……言っていいことと悪いことがあるよ! なってみたいけど、それは流石に私でも怒るよ!!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:09:37.44 ID:OWgibE4c0
有咲「うるせー! 人の気も知らないで! お前なんか沙綾の妹になってめちゃくちゃ甘やかされてればいいんだよ!!」
香澄「どうしてそんなこと言うの!? 人の気も、って言われたって分かんないよ! ちゃんと話してくれなきゃ有咲のことだって半分くらいしか分かんないよ!」
有咲「はっ、私はもうちょい分かるけどな、なんも言われなくても香澄のことなら! 所詮お前はそれだけなんだろ!?」
香澄「有咲だってそれだけじゃん! 私の全部、分かってないよ!!」
有咲「ぐぬぬ……!」
香澄「うぅぅ……!」
有咲「もう香澄なんて知らねーからな! 弁当も作って来てやんねーからな!!」
香澄「私だって知らないもん! おはようとおやすみの電話、しないからね!!」
有咲&香澄「ふんっ!!」
山吹沙綾「……これ、私が悪いのかな?」
牛込りみ「えっと……悪くないと思うな」
花園たえ「よくあることだし放っておいて大丈夫だよ」
沙綾「ていうか私の妹になるとかどうって……」
りみ「沙綾ちゃんにこれ以上負担かけるのはダメってことじゃないかな?」
たえ「手のかかる妹が増えるからね。沙綾も大変だよ」
りみ「でも沙綾ちゃんの妹になりたいってちょっと分かるなぁ……」
たえ「うん、分かる」
沙綾「えぇ……」
――――――――――
―――――――
――――
……
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:10:22.32 ID:OWgibE4c0
有咲「って感じだよ。ったく、本当に香澄のやつ……」
美咲「……へー」
美咲(わーどうしよ。怒りのポイントが全然分からない。ていうかポピパのみんながいる前でやってたんだ)
美咲(……まぁ深刻じゃなさそうなのは分かったからいっか)
美咲(この前は市ヶ谷さんに助けられたし……今度はあたしが助ける番かなぁ)
有咲「それからはあいつと口も利いてねーな。こんなに話さなかったのはこの前のいざこざ以来だよ」
美咲「そっか。あ、ごめんちょっとこころからメッセージが」
有咲「ん」
美咲「…………」
美咲「……お待たせ。それでさ、市ヶ谷さんは仲直り、したくないの?」
有咲「したいけど」
美咲「あ、即答なんだね」
有咲「そりゃ、当たり前だよ。奥沢さんだってほら、この前みたいに弦巻さんと喧嘩したらどうするよ?」
美咲「即日仲直りするね。怒ってないかちょっと不安になるけど」
有咲「だろ? それと一緒だよ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:11:05.76 ID:OWgibE4c0
有咲「でもな、どうしても割り切れない気持ちがあるんだよ」
有咲「そりゃあな? 沙綾には敵いっこないのは分かってるんだよ、頭では」
有咲「学校でお嫁さんにしたい人コンテストやったらさ、生徒の過半数は沙綾に投票すると思うし」
美咲「あたしはこころに入れるけどね」
有咲「私も香澄に入れるけどな」
美咲「まぁでも分からないでもないなぁ。包容力あるよね、山吹さん」
有咲「あれで強かなところもあるから侮れねーんだよ」
美咲「それでもあたしはこころに入れるけどね」
有咲「私も香澄にしか入れないけどな」
美咲「…………」
有咲「…………」
美咲「市ヶ谷さんの気持ちも分かるけど、こころだっていいお嫁さんになると思うよ。基本天才で何でも出来るから家事だってお手のものだし。それに何より明るいからね。絶対笑顔の絶えない素敵な家庭になるよ」
有咲「香澄だってそうだよ。まぁ、不器用だからさ、家事とかはあんまりかもしれないけど、それでも健気に頑張ってくれるよ、あいつは。いじらしいだろ? それにさっきも言ったけど優しいからな。子供の面倒見だってすげーいいぞ」
美咲「それを言ったらこころだってすーぐ知らない子供と仲良くなってるからね。子供の目線に立って、等身大で相手をしてあげられるから」
有咲「いやいや、それこそ香澄の専売特許だから。やっぱり純粋な子供は分かるんだよな、誰が一番優しくてあったかい人なのかって」
美咲「…………」
有咲「…………」
美咲「……この話は今度にしよう」
有咲「だなー……誰が一番か、って話しだすと終わりそうにねーや」
美咲(まぁこころが一番だと思うけど)
有咲(まぁ香澄が一番だと思うけどな)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:11:52.02 ID:OWgibE4c0
美咲「それで……なんだっけ? 山吹さんをお嫁にしたいって話だっけ?」
有咲「えーっと、そう、沙綾の嫁力が高いって話」
有咲「私はそれに敵わないのは分かってるんだけど……分かってはいるんだけど……な」
美咲「あーまぁね。その気持ちは分かるよ。ちょっと嫉妬しちゃうよね」
有咲「……別に嫉妬なんてしてねーし」
美咲「はいはいツンデレツンデレ」
有咲「誰がツンデレだよ」
美咲「鏡、見る?」
有咲「……いや、いいや」
美咲「よかった、自覚はちゃんとあったんだね」
有咲「そりゃ、まぁ……素直になるのって難しいじゃん。奥沢さんも分かるだろ?」
美咲「うん、分かる分かる。前はあたしもそうだったもんなー……」
美咲「ハロハピの活動、楽しいのに斜に構えててさ……あーなんか懐かしい」
有咲「……でも奥沢さんは最近素直すぎると思うけど」
美咲「こころが可愛いのが悪い」
有咲「出たよ開き直り……」
美咲「聞こえませーん」
有咲「はぁ……」
美咲「市ヶ谷さんも開き直ればいいのにって思うけど」
有咲「それが出来たら苦労しねーって」
美咲「一回開き直ると楽になれるよ。せかいのっびのびトレジャーだよ」
有咲「いや流石に私は頭ハロハピになれないから」
美咲「そっかぁー」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:13:18.43 ID:OWgibE4c0
有咲「まぁ、そこまでは無理だけど、もうちょっとくらい素直になれればなぁ……」
有咲「ホント、いっつも意地張って香澄に迷惑ばっかりかけてんな、私」
有咲「つかポピパのみんなに迷惑かけてるよ……」
有咲「はぁ~……本当はすぐにでも謝りたいんだけどなぁ……」
有咲「香澄……ヘコんでなきゃいいけど……でも今さら私から折れるのもなぁ……」
美咲「うーん……よし、それじゃああたし相手に練習してみよう」
有咲「練習?」
美咲「そう、練習。あたしを戸山さんだと思ってさ、正直に気持ちを吐き出してみたらどうかな」
有咲「えぇ?」
美咲「出来ない?」
有咲「いや、そりゃ香澄相手に言うよりは気が楽だけどさ」
美咲「じゃーはい、ささっと言ってみよう」
有咲「なんでそんな急かすんだよ……」
美咲「あーほら、それはアレだよ。この前はあたしが話聞いてもらったし?」
美咲「市ヶ谷さんはなんだかんだこうして気軽に話が出来る仲だしね」
美咲「あそうだ、あたしの顔が気になるならミッシェルのお面でも被ろうか?」スッ
有咲「持ち歩いてんのかよ!? あ、いや、お面はいいって……逆に気になるから」
美咲「ん、了解。じゃーほら、自分の気持ちを言ってみよう」
有咲「……分かったよ。えーっと……素直な気持ち、素直な気持ち……」
美咲「うん」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:14:12.29 ID:OWgibE4c0
有咲「あーその、なんだ。すまん、香澄。私が悪かった」
有咲「その、な? 私なりに一生懸命作ってたんだよ、弁当。だからな、その、沙綾の方が美味しいって言われてちょっとムッとしたっていうか……まぁそういうのなんだよ」
有咲「弁当作らないって言ったのは嘘だ。明日も作ってくから、だから、アレだよ」
有咲「おはようとおやすみの電話、して欲しいなって……うん、その、アレなんだよ」
有咲「つまり……まぁ、うん。ごめん。言い過ぎたし、ホント悪かった」
有咲「……だから、その、き、嫌いにならないでくれると嬉し――」
香澄「ならないよ!!」
有咲「うおぉっ!?」ビクッ
香澄「ならないよ! 私もごめんっ! 有咲の気持ち、全然考えてなかった! 本当にごめん!」
有咲「えっ!? な、え、え!?」
香澄「有咲ぁ~!!」
有咲「ちょ、抱き着くなって!! え、ていうかなんでお前ここにいんの!?」
香澄「美咲ちゃんに聞いたの! たまたま近くにいたからね、走ってきちゃった!」
有咲「え」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:15:07.05 ID:OWgibE4c0
美咲「…………」
有咲「奥沢さん、まさか……」
美咲「あー、ごめん。こころにメッセージ返したと思ったら戸山さんに返してた」
美咲「『今、市ヶ谷さんと商店街のファーストフード店にいるよ』って。『声は出さないでね』って」
美咲「それと偶然、戸山さんと電話繋がってたみたい。ハンズフリー通話で」
有咲「お、おまっ!? 偶然とかそういうのじゃねーだろそれ!?」
美咲「いやいや、偶然だよ偶然」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:15:50.53 ID:OWgibE4c0
香澄「有咲の気持ち、ちゃんと聞いたから! おはようとおやすみの電話もしっかりするよ! 私もしないと寂しいもん!」
有咲「あ、ああ、うん……その、ホント、なんていうか、昼休みはごめん」
香澄「私の方こそごめんね? 許してほしいな……」
有咲「いや、許すも許さないもねーって。本当に、私がちょっと意地張ってただけっていうか……」
香澄「じゃあお互い様ってことで!」
有咲「……そうだな。そうしとこう」
香澄「えへへ、よかった! 有咲~有咲~!」
有咲「ちょ、おま、流石に近いって……!」
香澄「ねぇねぇ、今日、有咲の家に泊まっていい?」
有咲「え!?」
香澄「仲直りのお泊り会!」
有咲「い、いや、そんな急に言われてもな……」
香澄「……ダメ?」
有咲「ダメじゃない」
美咲(即答した。本当に戸山さんの前だと別人だなぁ市ヶ谷さんて)
香澄「ありがとーっ! 有咲大好きっ!」
有咲「う、うるせー、そういうのは人のいないとこで言ってくれよ……」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:16:39.55 ID:OWgibE4c0
美咲「仲直り出来て良かったね」
香澄「うん! ありがとね、美咲ちゃん!」
有咲「えーっと……あ、ありがとな」
美咲「いやいや。借りがあるからね、市ヶ谷さんには」
美咲「さ、もう行きなって。あんまり店内で騒ぐと花音さんにも迷惑だろうし」
有咲「ああ。その、悪いな、私から誘っといて」
美咲「いいっていいって。この前のお返しだよ」
有咲「ん……分かった。それじゃ、また」
香澄「バイバイ、美咲ちゃん!」
美咲「はーい」フリフリ
美咲「……ふぅ」
美咲「やれやれ……市ヶ谷さんも世話が焼けるなぁ」
美咲「それにほとんどノロケ話聞かされただけだったし、目の前でノロケられたし」
美咲(……まぁ、いつものことか。市ヶ谷さんと寄り道すると大抵ああなるし)
美咲「あたしもこころの家に泊まろっかなぁ」
美咲「電話してみよ。スマホぽちっと……」
美咲「…………」
美咲「……あ、こころ? 今大丈夫? うん、ちょっと急な話なんだけどさ――……」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 05:18:16.75 ID:OWgibE4c0
―― レジカウンター ――
丸山彩「…………」
松原花音「…………」
彩「……今日は有咲ちゃんと香澄ちゃんがアレだったね」
花音「うん……美咲ちゃんは珍しくまとも、だったね」
彩「あの美咲ちゃんが……ハロハピだと日曜日に話してた風になっちゃうんだ」
花音「ハロハピ、っていうか……こころちゃんがいると……ちょっと、ね……」
彩「……そっかぁ」
花音「……うん」
彩「花音ちゃん……いつも本当にお疲れ様です」
花音「ううん……もう慣れてるから……」
花音「ハロハピ会議の時とか、こころちゃんの部屋で色々する美咲ちゃんに……」
彩「色々、かぁ……」
花音「色々、だね……」
彩「…………」
花音「…………」
彩「また一緒に遊びに行こっか、花音ちゃん」
花音「……水族館に行きたいな」
彩「いいよね水族館。癒されるよね」
花音「うん」
彩「一日中、ずっと一緒にクラゲ見てよっか」
花音「彩ちゃん……ありがとう」
彩「ううん、気にしないで。私、花音ちゃんといるの楽しいから」
彩「それじゃあ、また日曜日にでも」
花音「うん、楽しみにしてるね。……えへへ」
おわり
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/11(水) 13:09:29.94 ID:rD9wWthBo
その日曜日詳細はよ
引用元: ・【バンドリ】市ヶ谷有咲「ちょっと話聞いてくんない?」奥沢美咲「え?」
【ミリマス】P「アイドルのみんなは元気だなぁ」
2020-11-30
1: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/09(月) 01:10:33.01 ID:eMvSGFwh0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/09(月) 01:15:37.02 ID:eMvSGFwh0
※キャラ崩壊注意
P「……」ダダダダダダダ
麗花「♪」ダダダダダダダ
P「………」ダダダダダダダ
麗花「♪♪」ダダダダダダダ
P「…ぉおおい!!!」ダダダダダダダ
麗花「どうしたんですか、プロデューサーさん?」ダダダダダダダ
P「どうしたじゃねぇよ!なんで全力疾走で追いかけてくんだよ!?」ダダダダダダダ
麗花「えー、プロデューサーさんが逃げるからですよ♪」ダダダダダダダ
P「誰だってお前から『登山しましょ♪』なんて誘われたら逃げるわ!」ダダダダダダダ
麗花「えー、ひどーい」ダダダダダダダ
P「酷くねぇよ!だって前々回お前の登山に付き合ったらエベレスト登頂に付き合わされたじゃん!しかも前回断ったのに強引に連れてかれてマッターホルン登頂に付き合わされたじゃん!」ダダダダダダダ
麗花「いい運動になりましたね♪」ダダダダダダダ
P「あれを『いい運動』で済ませられんのはお前か真くらいのもんだからね!?」ダダダダダダダ
真「呼びましたかプロデューサー!」ヒュッ
P「読んでないから『剃』で現れんの止めてもらえる!?」ダダダダダダダ
麗花「わーい、わたしもー♪」ヒュッ
P「マジでお前らアイドルやめて海軍になれよ!」
P「……」ダダダダダダダ
麗花「♪」ダダダダダダダ
P「………」ダダダダダダダ
麗花「♪♪」ダダダダダダダ
P「…ぉおおい!!!」ダダダダダダダ
麗花「どうしたんですか、プロデューサーさん?」ダダダダダダダ
P「どうしたじゃねぇよ!なんで全力疾走で追いかけてくんだよ!?」ダダダダダダダ
麗花「えー、プロデューサーさんが逃げるからですよ♪」ダダダダダダダ
P「誰だってお前から『登山しましょ♪』なんて誘われたら逃げるわ!」ダダダダダダダ
麗花「えー、ひどーい」ダダダダダダダ
P「酷くねぇよ!だって前々回お前の登山に付き合ったらエベレスト登頂に付き合わされたじゃん!しかも前回断ったのに強引に連れてかれてマッターホルン登頂に付き合わされたじゃん!」ダダダダダダダ
麗花「いい運動になりましたね♪」ダダダダダダダ
P「あれを『いい運動』で済ませられんのはお前か真くらいのもんだからね!?」ダダダダダダダ
真「呼びましたかプロデューサー!」ヒュッ
P「読んでないから『剃』で現れんの止めてもらえる!?」ダダダダダダダ
麗花「わーい、わたしもー♪」ヒュッ
P「マジでお前らアイドルやめて海軍になれよ!」
3: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/09(月) 01:16:46.78 ID:eMvSGFwh0
※ 真はレッスンに行きました。
P「うおおおおおおおおお!」ダダダダダダダ
麗花「あははは♪楽しいですね、プロデューサーさん♪」ダダダダダダダ
P「この状況でよく楽しいって言えるなお前!もう2時間くらい追いかけっこしてんだけど!?」ダダダダダダダ
麗花「えっ、まだ2時間しか経ってないんですか?」ダダダダダダダ
P「…もぉぉぉやだこの子!誰だよ麗花のことDanceに割り振ったやつ!どう考えてもVocalでよかったじゃん!Danceレッスン多めに入れてたせいで体力無尽蔵なんだけど!!」ダダダダダダダ
麗花「そんなっ、私の歌声が綺麗すぎるから一生一緒にいてほしいだなんて…丁重にお断りします♪」ダダダダダダダ
P「勝手に俺のセリフねつ造した上で振るのやめてもらえる!?地味に傷つくんだけど!!」ダダダダダダダ
麗花「そろそろ捕まえてもいいですか?」ダダダダダダダ ヒュッ ダダダダダダダッ
P「急にガチになんの怖すぎるんだけど!誰かー!へループ!!」
P「うおおおおおおおおお!」ダダダダダダダ
麗花「あははは♪楽しいですね、プロデューサーさん♪」ダダダダダダダ
P「この状況でよく楽しいって言えるなお前!もう2時間くらい追いかけっこしてんだけど!?」ダダダダダダダ
麗花「えっ、まだ2時間しか経ってないんですか?」ダダダダダダダ
P「…もぉぉぉやだこの子!誰だよ麗花のことDanceに割り振ったやつ!どう考えてもVocalでよかったじゃん!Danceレッスン多めに入れてたせいで体力無尽蔵なんだけど!!」ダダダダダダダ
麗花「そんなっ、私の歌声が綺麗すぎるから一生一緒にいてほしいだなんて…丁重にお断りします♪」ダダダダダダダ
P「勝手に俺のセリフねつ造した上で振るのやめてもらえる!?地味に傷つくんだけど!!」ダダダダダダダ
麗花「そろそろ捕まえてもいいですか?」ダダダダダダダ ヒュッ ダダダダダダダッ
P「急にガチになんの怖すぎるんだけど!誰かー!へループ!!」
4: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/09(月) 01:17:16.96 ID:eMvSGFwh0
P「途中で見つけた野々原を生贄に捧げることで事なきを得たんだべさ」
杏奈「あ、プロデューサーさん、見つけた」ヌゥゥン
P「え、今虚空から現れなかった?十刃?」
杏奈「ここの、事務所のみんな、使えるよ?」
P「人間離れしすぎだろぉ」
杏奈「そんなことより、ゲーム、しよ?」
P「いやいや、杏奈さん。俺にも一応仕事があってね」
杏奈「杏奈とゲーム、したくないんだ…」ショボン
P「よーし、プロデューサーゲームやっちゃうぞー。何する?マリオパーティ5?それとも6?」
杏奈「杏奈、これやりたい…」
P「ん、なになに…」
つ 激闘忍者対戦4
P「なんでこのチョイス」
※ この後3戦やって、鬼鮫にチャクラ削られまくってPは全敗しました。
杏奈「あ、プロデューサーさん、見つけた」ヌゥゥン
P「え、今虚空から現れなかった?十刃?」
杏奈「ここの、事務所のみんな、使えるよ?」
P「人間離れしすぎだろぉ」
杏奈「そんなことより、ゲーム、しよ?」
P「いやいや、杏奈さん。俺にも一応仕事があってね」
杏奈「杏奈とゲーム、したくないんだ…」ショボン
P「よーし、プロデューサーゲームやっちゃうぞー。何する?マリオパーティ5?それとも6?」
杏奈「杏奈、これやりたい…」
P「ん、なになに…」
つ 激闘忍者対戦4
P「なんでこのチョイス」
※ この後3戦やって、鬼鮫にチャクラ削られまくってPは全敗しました。
5: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/09(月) 01:18:04.79 ID:eMvSGFwh0
P「あのゲーム変わり身の術必須なのにチャクラ削るとか何事だよ…」
志保「プロデューサーさん」
P「あぁ、北沢か。お疲れ」
志保「なんで苗字呼びなんですか」
P「えっ」
志保「どうして他の子のように名前で呼んでくれないんですか」
P「え、いや、北沢はなれなれしくされるの嫌いそうだし、こっちの方がいいかなって」
志保「プロデューサーさんになれなれしくされて嫌なわけないじゃないですか」
P「ん!?」
志保「最近流行りのくーでれというやつですよ」
P「あ、自分で言っちゃうんだ」
志保「プロデューサーさんは私の呼び方を改めるべきです」
P「分かったよ、しh」
志保「あぁ、そういうことですか」
P「え、なにが?」
志保「将来どうせ一緒の苗字になるんだから今ぐらいは苗字で呼んでおこうと。そういうことだったんですね。ったく、プロデューサーさんは好意の伝え方が回りくどすぎますよ。まぁそういうところも好きなんですけ」
P「違う!全然違うぞ志保!!」
志保「プロデューサーさん」
P「あぁ、北沢か。お疲れ」
志保「なんで苗字呼びなんですか」
P「えっ」
志保「どうして他の子のように名前で呼んでくれないんですか」
P「え、いや、北沢はなれなれしくされるの嫌いそうだし、こっちの方がいいかなって」
志保「プロデューサーさんになれなれしくされて嫌なわけないじゃないですか」
P「ん!?」
志保「最近流行りのくーでれというやつですよ」
P「あ、自分で言っちゃうんだ」
志保「プロデューサーさんは私の呼び方を改めるべきです」
P「分かったよ、しh」
志保「あぁ、そういうことですか」
P「え、なにが?」
志保「将来どうせ一緒の苗字になるんだから今ぐらいは苗字で呼んでおこうと。そういうことだったんですね。ったく、プロデューサーさんは好意の伝え方が回りくどすぎますよ。まぁそういうところも好きなんですけ」
P「違う!全然違うぞ志保!!」
8: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/13(金) 00:45:57.38 ID:Bk1w+84N0
貴音「あなた様」
P「貴音か。どうした?」
貴音「お腹が空き」グゥゥゥゥゥ
P「……」
貴音「……」
P「……」
貴音「ふふっ、大きな音でしたね。あなた様」
P「凄ぇ、何食わぬ顔で責任転嫁しやがった」
貴音「そんな空腹のあなた様には大至急食事を用意しなければなりませんね」
P「頑ななんですけどこの子!」
貴音「」カリッ
P「え、なんで自分の親指噛んだの。血が出てるんですけど」
貴音「はっ!」パンッ
ボフンッ
美奈子「わわっ、お腹空いたの貴音ちゃん?」
P「コイツついに口寄せしやがった!!!」
美奈子「とりあえず貴音ちゃんスペシャル2つでいい?」
P「あ、これ死んだわ」
P「貴音か。どうした?」
貴音「お腹が空き」グゥゥゥゥゥ
P「……」
貴音「……」
P「……」
貴音「ふふっ、大きな音でしたね。あなた様」
P「凄ぇ、何食わぬ顔で責任転嫁しやがった」
貴音「そんな空腹のあなた様には大至急食事を用意しなければなりませんね」
P「頑ななんですけどこの子!」
貴音「」カリッ
P「え、なんで自分の親指噛んだの。血が出てるんですけど」
貴音「はっ!」パンッ
ボフンッ
美奈子「わわっ、お腹空いたの貴音ちゃん?」
P「コイツついに口寄せしやがった!!!」
美奈子「とりあえず貴音ちゃんスペシャル2つでいい?」
P「あ、これ死んだわ」
9: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/13(金) 00:46:45.88 ID:Bk1w+84N0
P「うっぷ…なんだあれ人間が食う量じゃねえよ、トリコが食う量だよ…」
貴音「ふぅ、大変美味でした」
P「マジでお前の前世は島食いかなにかか?」
美奈子「えへへ!お粗末さまでした!」
美奈子「あっ!いけない!私この後レッスンあるんだった!またね!」ヌゥゥン
貴音「では、私もでざーとを食しに参るとしましょう」ヌゥゥン
P「……」ポツン
P「十刃の移動(?)出来るんだったら口寄せいらねえじゃねえか!!!」
貴音「ふぅ、大変美味でした」
P「マジでお前の前世は島食いかなにかか?」
美奈子「えへへ!お粗末さまでした!」
美奈子「あっ!いけない!私この後レッスンあるんだった!またね!」ヌゥゥン
貴音「では、私もでざーとを食しに参るとしましょう」ヌゥゥン
P「……」ポツン
P「十刃の移動(?)出来るんだったら口寄せいらねえじゃねえか!!!」
10: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/13(金) 01:14:58.75 ID:Bk1w+84N0
可憐「た、大変ですプロデューサーさん…!」
P「どうした、また琴葉のハイライトさんが行方不明にでもなったか」
可憐「偶然にも、うどんを食べようとすると必ずくしゃみが出るようになるアロマができてしまいました…」
P「ねぇ、可憐はいつからシンデレラさんとこのアキえもんとケミカルギフテッドの枠になったの?」
可憐「で、できたぞ…うどんを食べようとすると必ずくしゃみが(略)」
P「やめなさい」
P「てかなんだそのアロマ。どこぞの最上静香さん限定の最終兵器かよ」
静香「うどんを食べに来ました」ガチャ
P「タイミングゥ!!」
可憐「あっ、つまずいてしまいました…」ヒュッ
P「つまずくと言いつつもしっかり剃をしちゃうなんて可憐はうっかり屋さんだなぁ」
静香「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」ズベシッ
P「あぁ!!可憐がつまずいた(仮)せいで、静香の顔面にアロマキャンドル(固体)が!!!」
可憐「安心してください…峰打ちです」
P「アロマキャンドルに火をつけてなかったことを峰打ちと言うなら真剣だった場合大惨事だな」
静香「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ」ゴロゴロゴロ
P「凄ぇ、普段はクールな14歳アイドルが事務所の床を転がりまわってる。あ、パンツ見えそう」
静香「」ゴロゴロゴロ ヒュッ
P「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?うどんの乾麺を目つぶしに投げやがったコイツ!?」
可憐「た、楽しんでもらえて、なによりです」ニコッ
P「JCアイドルが床を転げまわり、いい歳こいた男が両目を押さえてうずくまってる様子が楽しそうに見えるならお前サイコパスだぞ!?!?」
P「どうした、また琴葉のハイライトさんが行方不明にでもなったか」
可憐「偶然にも、うどんを食べようとすると必ずくしゃみが出るようになるアロマができてしまいました…」
P「ねぇ、可憐はいつからシンデレラさんとこのアキえもんとケミカルギフテッドの枠になったの?」
可憐「で、できたぞ…うどんを食べようとすると必ずくしゃみが(略)」
P「やめなさい」
P「てかなんだそのアロマ。どこぞの最上静香さん限定の最終兵器かよ」
静香「うどんを食べに来ました」ガチャ
P「タイミングゥ!!」
可憐「あっ、つまずいてしまいました…」ヒュッ
P「つまずくと言いつつもしっかり剃をしちゃうなんて可憐はうっかり屋さんだなぁ」
静香「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」ズベシッ
P「あぁ!!可憐がつまずいた(仮)せいで、静香の顔面にアロマキャンドル(固体)が!!!」
可憐「安心してください…峰打ちです」
P「アロマキャンドルに火をつけてなかったことを峰打ちと言うなら真剣だった場合大惨事だな」
静香「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ」ゴロゴロゴロ
P「凄ぇ、普段はクールな14歳アイドルが事務所の床を転がりまわってる。あ、パンツ見えそう」
静香「」ゴロゴロゴロ ヒュッ
P「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?うどんの乾麺を目つぶしに投げやがったコイツ!?」
可憐「た、楽しんでもらえて、なによりです」ニコッ
P「JCアイドルが床を転げまわり、いい歳こいた男が両目を押さえてうずくまってる様子が楽しそうに見えるならお前サイコパスだぞ!?!?」
13: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/19(木) 23:54:29.50 ID:xoL606qu0
このみ「プロデューサーくん?」
P「どうかしましたか、このみさん」
このみ「この服装を見てなにか言うことない?」
P「…あぁ!すみません、気が回らないで」
P「とっても似合ってますよ、スモック姿」
このみ「チェストォ!!!!!」ヒュッ
P「みぞおちにドロップキックは痛い!」
P「どうかしましたか、このみさん」
このみ「この服装を見てなにか言うことない?」
P「…あぁ!すみません、気が回らないで」
P「とっても似合ってますよ、スモック姿」
このみ「チェストォ!!!!!」ヒュッ
P「みぞおちにドロップキックは痛い!」
14: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/19(木) 23:55:15.40 ID:xoL606qu0
P「このみさんの身長でよく俺のみぞおちにキックかませましたね…」ヨロッ
このみ「麗花ちゃんや真ちゃんと一緒にレッスンしてたら嫌でも身体能力上がるわよ」
P「それで?スモック姿のなにが気に入らないんですか?」
このみ「全てよ!!!!」
P「!?!?!?!?」
このみ「よくもそんな『予想してなかった』みたいな感じで驚けるわね!」
P「スモック姿…嫌なんですか?」
このみ「嫌に決まってるでしょ!!」
P「シンデレラさんとこも26歳にスモック着させてたからいいと思ったのに…」
このみ「あれも異常よ!!!」
P「というか、もうこのみさん含めた3人の巻頭グラビア8頁の特集組んでもらうように取り付けちゃいました」
このみ「有能さの無駄遣いやめなさいよ!!!」
このみ「ん?というか今3人って言った?他に犠牲者が2人もいるの?」
ガチャ
風花「これはダメ…ホントにダメです」ムチッ
あずさ「あらあら~」ムチムチッ
このみ「……」ストーン
このみ「泣くわよ?」
このみ「麗花ちゃんや真ちゃんと一緒にレッスンしてたら嫌でも身体能力上がるわよ」
P「それで?スモック姿のなにが気に入らないんですか?」
このみ「全てよ!!!!」
P「!?!?!?!?」
このみ「よくもそんな『予想してなかった』みたいな感じで驚けるわね!」
P「スモック姿…嫌なんですか?」
このみ「嫌に決まってるでしょ!!」
P「シンデレラさんとこも26歳にスモック着させてたからいいと思ったのに…」
このみ「あれも異常よ!!!」
P「というか、もうこのみさん含めた3人の巻頭グラビア8頁の特集組んでもらうように取り付けちゃいました」
このみ「有能さの無駄遣いやめなさいよ!!!」
このみ「ん?というか今3人って言った?他に犠牲者が2人もいるの?」
ガチャ
風花「これはダメ…ホントにダメです」ムチッ
あずさ「あらあら~」ムチムチッ
このみ「……」ストーン
このみ「泣くわよ?」
15: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/19(木) 23:55:43.88 ID:xoL606qu0
※ 3人のスモック姿のグラビアはけっこう話題になった。
雪歩「プロデューサーさん、お茶です」コトッ
P「おぉ、サンキュ」
雪歩「お茶菓子ですぅ」コトッ
P「至れり尽くせりだな」
雪歩「ペンですぅ」コトッ
P「なぜに?」
雪歩「署名欄に自分の名前を書くだけの書類ですぅ」パサッ
P「シンデレラさんとこのわくわくさんに怒られちゃうからやめて」
雪歩「チッ」
P「え、今舌打ちした?」
雪歩「してないですぅ」
P「そうだよな、天使ユキホエルがそんなことするわけ」
雪歩「チッって言っただけですぅ」
P「それを人は舌打ちって言うんだよ」
雪歩「プロデューサーさん、お茶です」コトッ
P「おぉ、サンキュ」
雪歩「お茶菓子ですぅ」コトッ
P「至れり尽くせりだな」
雪歩「ペンですぅ」コトッ
P「なぜに?」
雪歩「署名欄に自分の名前を書くだけの書類ですぅ」パサッ
P「シンデレラさんとこのわくわくさんに怒られちゃうからやめて」
雪歩「チッ」
P「え、今舌打ちした?」
雪歩「してないですぅ」
P「そうだよな、天使ユキホエルがそんなことするわけ」
雪歩「チッって言っただけですぅ」
P「それを人は舌打ちって言うんだよ」
16: ◆CS7uVfQgX. 2018/07/19(木) 23:57:58.48 ID:xoL606qu0
ネタが尽きたからこれで終わり。
正直、麗花がDanceなのはバグだろってことを書けたから満足している。
正直、麗花がDanceなのはバグだろってことを書けたから満足している。
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/20(金) 04:30:01.15 ID:uZtIgIino
おつ
瀬尾「鹿島ー、今日歌の練習くる?」鹿島「来ない!!」
2020-11-30
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:31:20.64 ID:WQAIxNhLO
関連
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2: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:32:06.67 ID:WQAIxNhLO
鹿島「ふっふっふっ……実は堀ちゃん先輩に音痴な事がバレてしまったのだ!!」
瀬尾「そんな自慢気に言う事じゃなくね?」
鹿島「バレたからもう上手くなる必要はないかなーって」
瀬尾「そっか。 いやあやっと開放されるぜ」
鹿島「嫌だったんだね……」
堀「見つけたぞ鹿島」
鹿島「!!」
瀬尾「そんな自慢気に言う事じゃなくね?」
鹿島「バレたからもう上手くなる必要はないかなーって」
瀬尾「そっか。 いやあやっと開放されるぜ」
鹿島「嫌だったんだね……」
堀「見つけたぞ鹿島」
鹿島「!!」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:32:33.05 ID:WQAIxNhLO
堀「ほら、早く来い」
瀬尾「お前今日も部活サボったの?」
鹿島「う、ううん。 今日は休みのはず……」
堀「部活じゃねえよ。 カラオケだ」
鹿島「カ、カラオケ!!?」
堀「安心しろよ、ほかの奴は誘ってねぇ」
鹿島「い、いや!! そういう問題じゃなくて……」
堀「瀬尾も来るか?」
瀬尾「死にたくないから行かねえ」
鹿島「そこまで言う!!?」
瀬尾「お前今日も部活サボったの?」
鹿島「う、ううん。 今日は休みのはず……」
堀「部活じゃねえよ。 カラオケだ」
鹿島「カ、カラオケ!!?」
堀「安心しろよ、ほかの奴は誘ってねぇ」
鹿島「い、いや!! そういう問題じゃなくて……」
堀「瀬尾も来るか?」
瀬尾「死にたくないから行かねえ」
鹿島「そこまで言う!!?」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:32:59.75 ID:WQAIxNhLO
堀「ほら、行くぞ」
鹿島「ちょ……自分で歩けますから!!」ズルズル
鹿島「助けて先生!!」
瀬尾「じゃーなー」
鹿島「ええっ!?」
瀬尾「私もこの後若と遊ぶし」
鹿島「そんな……」
堀「ほら、歩けるんなら立て。 流石にカラオケボックスまで引き連れねえ」
鹿島「は、はい……」
鹿島「ちょ……自分で歩けますから!!」ズルズル
鹿島「助けて先生!!」
瀬尾「じゃーなー」
鹿島「ええっ!?」
瀬尾「私もこの後若と遊ぶし」
鹿島「そんな……」
堀「ほら、歩けるんなら立て。 流石にカラオケボックスまで引き連れねえ」
鹿島「は、はい……」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:33:31.74 ID:WQAIxNhLO
鹿島(本当にカラオケに来てしまった……)
堀「♪~」
鹿島(しかも先輩、普通に歌上手い……)
堀「ほら、次お前の番だぞ」
鹿島「……!! そ、そうだ!! デュエットしません!!?」
堀「どうせ俺だけ歌わせてお前は踊るんだろ?」
鹿島「ギクッ!!」
堀「ほら、早く歌え……」
鹿島「……」
堀「♪~」
鹿島(しかも先輩、普通に歌上手い……)
堀「ほら、次お前の番だぞ」
鹿島「……!! そ、そうだ!! デュエットしません!!?」
堀「どうせ俺だけ歌わせてお前は踊るんだろ?」
鹿島「ギクッ!!」
堀「ほら、早く歌え……」
鹿島「……」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:34:09.26 ID:WQAIxNhLO
鹿島「せ、先輩は……意地悪したいんですか?」
堀「は?」
鹿島「だ、だって!! 私が音痴なの知ってますよね!!? 私が歌うの恥ずかしがってるの知ってますよね!!?」
鹿島「それなのに歌わせてるって事は……」
堀「……なんも分かってねぇな」
鹿島「……?」
堀「克服させる為に決まってるだろ」
鹿島「!!」
堀「は?」
鹿島「だ、だって!! 私が音痴なの知ってますよね!!? 私が歌うの恥ずかしがってるの知ってますよね!!?」
鹿島「それなのに歌わせてるって事は……」
堀「……なんも分かってねぇな」
鹿島「……?」
堀「克服させる為に決まってるだろ」
鹿島「!!」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:34:49.21 ID:WQAIxNhLO
堀「いいか、俺の中のお前は全てにおいてパーフェクトなんだ」
堀「だったら歌も上手くならなきゃいけないんだ」
堀「それに人ってのは『恥ずかしい』って殻を破って本領が発揮できるんだ。 苦手な物がなくなれば自然と今よりも演技が上手くなる」
堀「俺はお前に期待してるんだよ、鹿島」
鹿島「先輩……」
鹿島「……」
鹿島(私、何考えてたんだろう)
鹿島(先輩は……私の為にカラオケに連れてってくれたのに)
鹿島(それなのに……私は勘違いしちゃって……)
堀「だったら歌も上手くならなきゃいけないんだ」
堀「それに人ってのは『恥ずかしい』って殻を破って本領が発揮できるんだ。 苦手な物がなくなれば自然と今よりも演技が上手くなる」
堀「俺はお前に期待してるんだよ、鹿島」
鹿島「先輩……」
鹿島「……」
鹿島(私、何考えてたんだろう)
鹿島(先輩は……私の為にカラオケに連れてってくれたのに)
鹿島(それなのに……私は勘違いしちゃって……)
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:35:18.09 ID:WQAIxNhLO
鹿島「……分かりました」
堀「!」
鹿島「私、歌います!!」
堀「よく言った!!」
鹿島「……」スウウ……
鹿島「ーーーーーーーーーー!!!///」
堀「おし、次これ歌え!!」ウキウキ
鹿島「すいません先輩、私もう……///」
堀「何言ってんだ!! 殻を破れ殻を!!」
鹿島「うう……///」
堀「!」
鹿島「私、歌います!!」
堀「よく言った!!」
鹿島「……」スウウ……
鹿島「ーーーーーーーーーー!!!///」
堀「おし、次これ歌え!!」ウキウキ
鹿島「すいません先輩、私もう……///」
堀「何言ってんだ!! 殻を破れ殻を!!」
鹿島「うう……///」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:35:45.22 ID:WQAIxNhLO
堀「いやー楽しかったな」
鹿島(先輩しか楽しんでないような……)
鹿島(……はっ!! 待てよ、先輩がわざわざ二人きりにさせたって事は……私の歌を独占したいって事!!?)
鹿島(という事はそれだけ先輩に好かれてるって事なのかも!!)
鹿島(……なんかそう考えるとモチベーション上がってきた!!)
鹿島「……堀先輩!! 明日も学校終わったらカラオケ行きましょう!!」
堀「いや、明日部活あるだろ」
鹿島「今の私には演技より歌が上手くなる事が大切なんです!! 一緒にカラオケ行ってサボりましょう!!」
堀「あ!! てめぇカラオケを口実にサボるつもりだったな!!」ドゴォン!!
鹿島「しまった!! バレた!!」バタッ
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/07/09(月) 22:36:23.55 ID:WQAIxNhLO
別の日
堀「……」
鹿島『♪~///』
堀「……いやークセになっちまうな。 全然飽きねえ」
若松「あ、堀先輩!! おはようございます!!」
堀「おう若松、おはよう」
若松「……あ、イヤホン!! 何聴いてるんですか!?」
堀「聴くか?」
若松「はい!!」
堀(歌声だけだし鹿島ってバレねぇだろ)
若松「……」
若松「……!!」
若松(この歌声!!!)
若松「瀬尾先輩だあああああああ!!!」ダッ
堀「は?」
終わり
堀「……」
鹿島『♪~///』
堀「……いやークセになっちまうな。 全然飽きねえ」
若松「あ、堀先輩!! おはようございます!!」
堀「おう若松、おはよう」
若松「……あ、イヤホン!! 何聴いてるんですか!?」
堀「聴くか?」
若松「はい!!」
堀(歌声だけだし鹿島ってバレねぇだろ)
若松「……」
若松「……!!」
若松(この歌声!!!)
若松「瀬尾先輩だあああああああ!!!」ダッ
堀「は?」
終わり
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/10(火) 19:25:56.76 ID:vOUC8Xdqo
乙
引用元: ・瀬尾「鹿島ー、今日歌の練習くる?」鹿島「来ない!!」
橘ありす「晶葉さんとある暑い日の事務所にて」
2020-11-30
1: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:49:24.46 ID:9GZaroLJ0
暑い、すごく暑い、とにかく暑い。
今日の暑さは私から思考力を奪い去っていきました。
短すぎる梅雨を終え、まさに季節は夏へと変貌しています。
いや、思えば梅雨が始まる前から夏ではなかったか。
「暦の上では」なんて使い古された文句、いくらなんでも時代遅れではないだろうかと思っていましたが、一周回って現代に対応していたようです。
まあ、しばらくしたら「暦の上では秋」なんて言うお天気お姉さんに、そんなものは妄言だと悪態をついている未来が見えますけどね。
現在私はソファに寝転びながら愛用のタブレットで動画を見ています。片手で器用に操作をしながらもう一方の手にチューペットを持っています。
チューペットの片割れは近くの机でロボットを作っている晶葉さんが咥えています。作業に夢中になっているのか、全然減っていません。溶けてしまいますよ。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531115364
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2: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:50:05.05 ID:9GZaroLJ0
今私達は事務所にいます。都会のコンクリートジャングルにおいて、オアシスのはずだったこの場所は、エアコンの故障により砂漠に変わりました。
折角の休日、暇をもて余した私達は蛾が電灯へと群がるかのようにこの場所へ足を運びました。
その時に伝えられたまさかの事実に激しい悲しみを覚えました。
「晶葉さん、チューペット溶けますよ」
「ん?ああ、パッキンアイスが溶けてしまうな」
わざとらしく訂正されました。いえ、パッケージにチューペットと書いてあるので私の方が正しい筈なのに、彼女はそれを認めません。
なにがそうさせているのか、彼女は意固地になっています。だから私もです断固自分の意思を貫き通します。ありすは自分を曲げないよ。……いえ、これはフラグですね。止めておきましょう。
3: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:51:23.38 ID:9GZaroLJ0
「Pさんはなんて呼びますか?」
「ポッキン」
まさか、ここに来て第三勢力の登場です。背広をイスに掛けてネクタイを外してもなお暑そうです。
こんな日なのに大人は大変ですね。早く大人になりたい私も今日だけは遠慮したくなります。
「というかなんで君たちここにいるの」
「暇だったので涼みに来たんです」
「右に同じく」
Pさんは深いため息をついた。それだけで部屋の温度が上がった気がしました。
「ここは仕事の場所だぞ」
「Pさんは言いました。それは私がこの事務所に初めて来たときの事です。まだ自分の名前が好きではなかった頃、緊張で固くなっている私に向かって優しく微笑みながら我が家だと思って寛いでくれと。私はひどく感動しました。でも、それは全部嘘だったんですね……」
「私も言われたぞ。どの女にも同じ事を言うのだな」
「お前ら、卑怯だぞ!」
芝居がかかった口調。その後わかりやすい泣き真似をして見せる。やっててよかった演技のレッスン。
晶葉さんは白衣の袖で顔を隠し、よよよと泣いています。時代劇の仕事で身に付けたのでしょうか。
Pさんは諦めたかのようなため息をつき、仕事に戻りました。また室温が上がった気がしました。
4: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:52:22.24 ID:9GZaroLJ0
「というか、晶葉さんが直せばいいのでは?」
「いや、私もそう思うのだが……」
「ダメですよ♪」
優しいが、圧がある声が飛んできました。目を向けるとちひろさんがニコニコしながらこちらを向いています。
なぜだか、笑顔の筈なのに怖いです。流石と言いたくなります。室温が確かに下がりました。
「変な改造をしなければ怒られませんよ」
「私もしたくて改造をしているわけではないのだ」
「それは嘘です」
「まあ最後まで聞いてくれ。まずは分解するだろ、問題箇所を見つけ、直す。ここまではいい、しかし、だ。この後が問題だ。多くの場合、元に戻すことが出来ないのだ。だから仕方がなく新たなパーツを加え組み立てる。その結果改造になってしまうのだ」
何故か誇らしげな顔で言い放ちます。しかし、それは、まあ。
5: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:53:04.63 ID:9GZaroLJ0
「ポンコツなのでは?」
「ああ!言ってはいけないことを」
「ポンコツにポンコツと言ってなにが悪いんですか!」
「なにおう、ありすも大概ポンコツの癖に!」
「どこがですか!」
「苺パスタ」
「あ、あれは一つの終着点なんです!いつもロボット爆発させてるポンコツのくせに」
「爆発まではさせてないぞ。作詞もポンコツのくせに!」
「うー……」
「ぐぬぬ……」
「……やめましょう、暑いだけです」
「……そうだな」
熱くなってしまいました。暑いのでお互いに気が立っていたのでしょう。
しかし、喧嘩をしたら暑くなるだけです。熱くならないように、暑くならないように。
6: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:54:17.51 ID:9GZaroLJ0
ふう、幾分か涼しくなりました。そこで私は思い立ち冷蔵庫へ歩を進めます。
仲直りのしるし、二人で一つのものを分かち合う。
晶葉さんもそれに気がついたようで、わざわざ作業の手を止めてまでこちらに向いてくれます。
ポキッと折って片方を渡します。私が丸い方、晶葉さんが細い方。私達だけの決まりです。
「はい、チューペット」
「パッキンアイスをありがとう」
「……」
「……」
ラウンド2、ファイト!
とはならずお互いに睨み付けます。冷戦です。暑い夏の冷たい戦争です。
しかし、戦争は思わぬ形で終結します。
7: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:54:54.36 ID:9GZaroLJ0
「二本目とはいい御身分だな 」
「仕事はいいんですか」
「休憩だ。こんなに暑いとまともに仕事も出来やしない」
「いつもはちゃんとやってるみたいに聞こえますよ」
「そう言っている」
Pさんがチューペット片手にやってきました。少し遅れてちひろさんも。二人で分け合ったみたいです。
「それは何味ですか?」
「これか、青リンゴ味。ちひろさんがいつもこれだから」
「ああ……」
「黄緑……」
「なにか文句はありますか?」
冷たい目線。三人して謝ります。
8: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:55:45.41 ID:9GZaroLJ0
もうこの状態のちひろさんがずっと隣にいてくれたら涼しいのでは?いえ、それはあまりにも恐ろしすぎます。
「ありすちゃんはなにか言いたいことでもありますか?」
「いえ、ありません!」
鋭い。この三人の中では私が一番怒られる回数が少ないとはいえ、その怖さは身をもって知っています。蛇に睨まれた蛙、ちひろさんに睨まれた私。
居たたまれなくなったので話題転換を試みます。
「そういえば、ちひろさんはこれなんと言いますか?」
「勿論ポッキンです」
「そうですよね、いえーい」
「いえーい」
ぐぬぬ、ちひろさんとPさんが同士を見つけた喜びでハイタッチをしています。まさかのまさか、ポッキン派がもう一人いるとは。
9: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:56:12.24 ID:9GZaroLJ0
「二人が喧嘩するのでこれから事務所内ではポッキンに統一しましょう」
「賛成です」
おっと、この人たちは何を言い出すのでしょうか。
スルーできない案件です。思わず噛みつきます。
「それはダメです」
「それはダメだ」
晶葉さんも同じ気持ちだったようで、ほぼ同時に声をあげます。
強大な敵を前にライバルと力を合わせ戦う。なんて少年漫画チックなのでしょうか。友情、努力、勝利です。
「それじゃあ二人とも喧嘩しないか」
「しませんよ。ねえ晶葉さん」
「ああ、そうだな。私達は今まで喧嘩したことがないぞ」
「どの口が言うのか」
提示された条件をのみ、和解の道を歩みだしました。戦いのあとに仲間になる、ジャンプシステムです。
10: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:56:55.00 ID:9GZaroLJ0
しかし、満足げなPさんとちひろさんを見ていると、なんだか一杯食わされた気持ちになります。大人はいつだってずるいものです。
「さて、仕事に戻るか」
「お勤めご苦労様です」
「なんか違う意味に聞こえるな」
「他意はないですよ」
二人が仕事に戻ったのでまた晶葉さんと二人きりです。各々のやりたいことに戻っていきます。
こんな関係がすごい好きなんですよね。なんというか、独り言に返事が来るような感覚。心地よい。
それからどれだけの時間がたったでしょうか。動画を見終わってきりがよかったのです。独り言のように呟きました。
11: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:57:29.65 ID:9GZaroLJ0
「晶葉さんってお姉さんらしくないですよね」
「そりゃ私は一人っ子だしな」
「そうではなく、お仕事で一緒になる人にいるじゃないですか、お姉さんぽい人」
「例えば?」
「文香さんとか」
「ありすが慕ってるな」
「頼子さんとか」
「私も面倒見てもらってるな」
「菜々さんとか」
「ウサミンはお母さんだろ」
……。晶葉さんの思考回路ってPさんにそっくりになっていますよね。確実に悪影響を受けています。
私はこうはならないぞと密かに、しかし確かに心に誓います。
「今度会ったとき伝えておきますね」
12: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:58:06.08 ID:9GZaroLJ0
「あぁ、やめてくれ」
「じゃあなにかお姉さんらしいことしてください」
「ふむ、そうだな。ガムでも食べるか」
晶葉さんは机の中から板ガムを取り出し私のもとまでやってきます。
それでは、遠慮せずに。一枚抜き取ろうとしたときでした。
パチンと音がしました。指先が痛いです。
こんな古典的なイタズラにひっかかるとは……。
晶葉さんが笑いでプルプル震えています。
私は悔しさと怒りでプルプル震えています。
13: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:58:40.90 ID:9GZaroLJ0
「悪かった悪かった。これを食べてくれ」
「本当に、なにやってくれてるんですか」
パチンと音がしました。指先が痛いです。
隙を生じぬ二段構えです。本当に、なんでこの人はこんなことに全力を出しているのでしょうか。
全く、誰に似たんでしょうね。
「ドッキリ大成功だな!」
「なんでこんなものを持っているのですか!」
「ん?Pにやられたことがあってな。奪って今まで保管してた」
確かに感じた既視感。それはPさんのものでした。類は友を呼ぶとはよく言ったものですね。
晶葉さんは尚も笑い続けています。温厚で通っている私でも流石にカチンときました。
14: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:59:12.67 ID:9GZaroLJ0
「まあまあ、これで許してくれ」
「なんですかこれ」
「開ければわかるさ」
そんな私を宥めるようにしながら、袋が手渡されました。
袋一つで解決するなんてどんだけチョロいと思われているのでしょうか。
最大限警戒しつつ袋を開けます。その手つきはさながら爆発物処理班。あれだけやられたあとなのだから当然です。
中から出てきたもの、それはクッキーでした。薄紅色、苺味でしょうか。
さて、実食です。
「美味しい」
「クッキーを量産したくてクッキー製造ロボを作ったのだ。苺クッキーも作れるようにしたからお裾分けにな」
それならばなぜもっと早く渡してくれなかったのだろうか。
15: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 14:59:51.56 ID:9GZaroLJ0
いや、私の予想が当たっているのならば、渡せなかったのか。
晶葉さんは素直な人ではないですからね。そのままでは恥ずかしかったのでしょう。だからこそイタズラをして、お詫びという形で渡したのでしょう。
「ふふ、ありがとうございます」
「喜んでくれたのなら幸いだ」
素直じゃない、ひねくれものですね。なんて私が言うのもあれですね。
類は友を呼んだのでしょう。
なるほど、確かに晶葉さんは私のお姉さんですね。
16: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:00:17.29 ID:9GZaroLJ0
楽しかった時間は早く過ぎ去るように、いつの間にか外がオレンジ色に染まり始めました。暗くなる前に帰るのが吉ですね。
「晶葉さんって今日なにで事務所に来ました」
仕事があるときはPさんが車で迎えに来てくれます。しかし今日はその限りではないので私は自転車で来ました。
「自転車だ」
「え、嘘!似合わないです」
当たり前の答えのようだけど、私はひどく違和感を覚えました。
そんな私の反応を見て、晶葉さんはちょっとむっとして言います。
「私だって自転車くらい乗るさ」
「セグウェイ的ななにかで来ているのかと思いました」
「あのな、ありす。常識だが、公道でセグウェイに乗るのは道路交通法で禁止されているのだぞ」
諭すような口調で言われました。晶葉さんに常識を問われるとは……。正直ショックです。
17: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:08:04.54 ID:9GZaroLJ0
ほら、晶葉さんって色々ぶっ飛んでるというか、なんと言うべきか。
Pさんが前に冗談で「晶葉の頭のネジはロボットに使ってしまった」なんて言ってました。
それを聞いた晶葉さんは怒って「Pの頭のネジは新調しなければならないな」と工具を振り回しながら言ってましたけど。
あれ、でもおかしいことがあるような。
「ちこく回避ロボはどうなんですか?」
「ど、どうってなんだ」
「あれは道路交通法に違反しないのですか?」
「……」
黙りこんでしまいました。目がぐるぐるしてます。暑い室内とはいえ、それ以上の汗をかいています。
なんか見てて面白いですね。
18: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:14:56.55 ID:9GZaroLJ0
苦虫を噛み潰したような顔で言いました。
「……アイドルになる前の話だからセーフ」
「アウトです」
ふふん、やっぱり常識人は私でしたね。お得意の論破をしてしまいました。
そもそも私はクールアイドルの申し子、クールタチバナなんですよ。
冷静沈着、品行方正。そんな言葉が似合うのが私なんですよ。
「ありす、そのにやけ顔はアイドルとしてどうかと思うぞ」
「そんな顔してました?」
「それはそれは、カメラで撮って見せたいくらいだ」
「いえ、私はいつでもキリッとした顔ですよ」
晶葉さんは冗談がお好きなようで。本当にしてませんよね。大丈夫なはずです。
19: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:19:07.97 ID:9GZaroLJ0
少しばかりの気まずい沈黙が沈黙が二人の間を流れました。
フランスではこの状態のことを「天使が通った」と表現するようですね。お洒落ですね、使ってみましょうか。
「今、天使が通りましたね」
「……なんのことだ?」
やってしまいました。理解されない、それほどに悲しいことはありません。
本当の私を誰も知らない。ざわめく事務所で私はいつも一人なんでしょうね。
「天使が通るというのはしらけたときに使われる表現だ」
だけどね、Pさんは、あなただけは。いつでも目をそらさず見ていてくれるのですね。
タイミングよくPさんによる解説が入りました。これで私が蒼い子扱いされずにすみました。
それにしても「in fact」名曲ですね。私の気持ちを代弁してくれるかのような素敵な恋の歌です。
いえ、大好きなのはファンの皆さんですよ。それ以外ないじゃないですか、私はアイドルです。
アイドル列強時代、私を見つけて応援してくれるファンの皆さんこそ私にとってのあなたですよ。
誰が聞いているでもない言い訳を並べつつ、この空気を変えるための話題を探しましょう。
20: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:20:35.69 ID:9GZaroLJ0
「もう夏ですね」
「そうだな」
「晶葉さんは夏休みの予定とかありますか?」
「……仕事ぐらいかな。ありすはどうだ?」
「……仕事ぐらいですね」
これでも小学生と中学生、遊びたい盛りのはず。これでいいのだろうか。
私達はインドア派ですものね。こんなものでしょうか。
「どこか行きたいところとかはありますか」
「特にはないな」
「海とかはどうですか」
「イベントで行くらしいな」
私達は枯れているのではないでしょうか。大切なものが足りてない気がします。まさか、頭のネジでしょうか。
21: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:21:55.01 ID:9GZaroLJ0
あー、そういえば私は行きたいところがありました。一人ではなくみんなで。
「夏祭りとかどうですかね」
「悪くない提案だ。また近所のか」
「それもいいですし、他のところでも」
あくまで素直じゃない私達。間違っても行きたいなんて口に出しません。
だってそうすれば見つけてくれますから。
「そう言ってますよ。プロデューサーさん」
「今度みんなで行きますか」
ほらね。
かくして、夏休みの予定が一つでしました。
ええ、悪くないです。
22: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:24:09.89 ID:9GZaroLJ0
「それじゃあ、そろそろ帰ります」
「私も帰るかな」
「気をつけて帰れよ」
「お疲れ様です」
事務所の扉を開くと、夕暮れの少しだけ涼しい風が流れてきました。これは室内の方が暑いですね。
なんというか、今日はクーラーの有り難みがわかる一日でしたね。文明の利器は素晴らしい。
世界はしっかりとオレンジ色一辺倒になっています。家に帰るまでに暗くならなきゃいいですけど。
晶葉さんに別れの挨拶をして一人の帰り道を急ぎます。ちなみに、彼女の自転車は明らかに彼女自身の手が加わった電動自転車でした。らしいですね。
それにしても、これでひぐらしでも鳴いていたら完璧ですね。出来すぎだシチュエーションですけど、まだ鳴いていないですね。
それもそうでしょう。
だって、夏はまだ始まったばかりなのだから。
23: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:31:37.89 ID:9GZaroLJ0
以上で終わりです。
夏になって暑くなったので書きました。
投稿している最中に晶葉が再登場しました。引き次第SS書きます。
夏になって暑くなったので書きました。
投稿している最中に晶葉が再登場しました。引き次第SS書きます。
24: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:33:42.62 ID:9GZaroLJ0
25: ◆foQczOBlAI 2018/07/09(月) 15:43:50.86 ID:9GZaroLJ0
一枚目引きました。SS書きます。
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/09(月) 16:28:20.96 ID:I6pND5OLo
チューペットはあたり前田が商品名
一般名詞はチューチューだろJK
一般名詞はチューチューだろJK
ラフィエル「サターニャさん来年も一緒に七夕しましょうね♪」サターニャ「ええ!」
2020-11-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:12:41.40 ID:2okWvRLq0
ラフィエル「サターニャさ~ん一緒に帰りましょう♪」ニコニコ
サターニャ「ラフィエル……また何か企んでんじゃないの」ジトー
ラフィエル「いえいえなにも~」
サターニャ「油断ならないけど、まあいいわ」
ラフィエル「ありがとうございます♪」ニコニコ
──────────
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530929561
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:19:00.27 ID:2okWvRLq0
サターニャ「でさあ、今日もあの二人一緒に来て」
ラフィエル「あら~仲が良いですね~♪」
サターニャ「そうね、仲は良いわよねー」
ラフィエル「はい♪」
サターニャ「特に最近、より仲良く見えるのよね」
ラフィエル「何かあったのかもしれないですよ?」
サターニャ「何かって?」
ラフィエル「うふふ~♪」ニコニコ
サターニャ「もうー、知ってんなら教えなさいよ……うん?」
ラフィエル「どうしました……ってあぁ」
サターニャ「これは……!」
ラフィエル「七夕ですね」
サターニャ「えーっと、たしか願い事を書くんだっけ」
ラフィエル「……はい、そうです」
ラフィエル(願い事ですか……、ありますね、どうしても叶えたい願い事が)
ラフィエル(調子に乗ってより難しくなったのは自業自得ですが……)ハァ…
サターニャ(なんか元気なくなった?)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:24:45.67 ID:2okWvRLq0
サターニャ「せっかくだし書いてく?」
ラフィエル「……いえ私はいいです」
サターニャ「えっ、なんで?」
ラフィエル(書きたい、ですけどもしも見られたら……)
ラフィエル(それに自分で叶えないと……)
ラフィエル(ああでも、でもですよ……!)ウーン
サターニャ「ラフィエル……?」
ラフィエル「…………とても、とても難しいお願いなので」ニコ…
サターニャ「……」
サターニャ「そんな顔してんじゃないわよ!ラフィエル!」グイッ
ラフィエル「えっ……ちょっサターニャさん!?」
サターニャ「そんなに難しい願いなら尚更しておきなさいよ」スタスタ
ラフィエル「……」スタスタ
サターニャ「神と、えっとー……おりひめ?ってやつにもお願いしたら叶うかもしれないじゃない!」
ラフィエル「ですが……」
サターニャ「あーもうっ!ほら書く!」ズイッ
サターニャ「私はあっちで書くから、見ないし聞かない!だから……」
ラフィエル「サターニャさん……」
サターニャ「ちゃんと書くのよ!いいわねラフィエル!」スタスタ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:29:24.99 ID:2okWvRLq0
サターニャ「ったく、あんな顔するんじゃないわよ……」
サターニャ(……)カキカキッ!
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:32:03.16 ID:2okWvRLq0
ラフィエル「……」
ラフィエル「……」スッ カキカキ…
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:39:32.64 ID:2okWvRLq0
サターニャ「ラフィエル書けた?」ソロソロ
ラフィエル「あっはい」
サターニャ「よし!じゃあ」
サターニャ「えっ……と、これにくくりつけるでいいのよね?」
ラフィエル「はい」
サターニャ「じゃあ私はあっち側にするわ」
ラフィエル「あのっサターニャさん!」
サターニャ「うん?」
ラフィエル「私もサターニャさんの見ませんから、そ、側に……一緒にくくりつけませんか?」
サターニャ「……ええ、いいわよ!」
ラフィエル「すみませんわがまま言って……」
サターニャ「らしくないわね、こんなのわがままじゃないわよ!」ニコッ
ラフィエル「……ありがとうございます」ニコ
サターニャ「べ、べつにお礼なんて」テレッ
ラフィエル「うふふ」ニコニコ
サターニャ「ほ、ほらっ!結ぶわよ!」ガサッ キュッ
ラフィエル「はいっ!」キュッ
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:46:57.21 ID:2okWvRLq0
サターニャ「さてと、じゃあ帰りましょう!」
ラフィエル「はい」
サターニャ「……」スタスタ
ラフィエル(サターニャさんは一体どんなお願いをしたのでしょうか……)スタスタ…
サターニャ「……」スタスタ…
ラフィエル(見てはいませんし少し聞くのはだめですかね)スタ…スタ…
サターニャ「?」スタ…スタ…
ラフィエル(うぅ、やはり気になります)スタ…ピタッ
サターニャ「どうしたのラフィエル?」クルッ
ラフィエル「あの、ですね……サターニャさんはやっぱり……大悪魔をお願いしたのかなぁって」
サターニャ「それは自分で叶えてみせるから書かなかったわ!」
ラフィエル「ふふっ……そうですか」
サターニャ「あっ!今あんた無理そうって思ったんでしょ」
ラフィエル「い、いえいえ」アセッ
ラフィエル(だってサターニャさん優しいから)
ラフィエル(今も私に気を配ってくれて……)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:51:11.24 ID:2okWvRLq0
ラフィエル「ではサターニャさんの願い事は……」
サターニャ「気になるの?」
ラフィエル「えーっと、少し……」
サターニャ「う~ん」
ラフィエル「あっいえごめんなさい、いいんです!」
サターニャ「……まぁ、美味しいメロンパンが食べたいってそんな感じよ!」
ラフィエル「そう……なんですか……」
サターニャ「なんだと思ったのよ」
ラフィエル「いえ、さっぱり分からないから気になっちゃいまして」
サターニャ「そう」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 11:58:07.32 ID:2okWvRLq0
サターニャ「……」
サターニャ「……ねえラフィエル」
ラフィエル「はい?」
サターニャ「困った事があるなら言いなさいね、力になるから……!」
ラフィエル「さ……サターニャさん……」
サターニャ「願い事が何かなんて無理に言わないでいいからさ」
ラフィエル「……はい」
サターニャ「それに」
ラフィエル「あっあの……」
サターニャ「うん、なに?」
ラフィエル「いつか話せる時がきたら私の願い事……聞いてもらえますか……?」
サターニャ「もちろんいいわよ!話したい時に話して!」
ラフィエル「はい……!」
サターニャ「それに、神とおりひめだけじゃ不安でしょう?」ニッ
ラフィエル「ふふっサターニャさんったら」
ラフィエル「……ですがそうですね、はい!サターニャさんの力はとっても大きいです」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 12:12:03.64 ID:2okWvRLq0
サターニャ「でしょう、だから遠慮せず」スタ…
ラフィエル「サターニャさんっ!」
サターニャ「うん?」
ラフィエル「これから一緒に美味しいメロンパンを出すお店に行きませんか?」
サターニャ「美味しいメロンパン……行くっ!」
ラフィエル(叶った、とは言わないんですねサターニャさん)
ラフィエル(やはり本当の願い事は別ですよね)
ラフィエル(サターニャさんの本当の願い事……なんなんでしょうか)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 12:18:58.78 ID:2okWvRLq0
サターニャ「ラフィエル!ほら行くわよ!」
ラフィエル「……ふふっ、はい!行きましょうサターニャさん♪」
ラフィエル(サターニャさん、私頑張ります!)
ラフィエル(だから覚悟してくださいね♪)ニコッ
サターニャ「ラフィエル、叶うといいわね!」
ラフィエル「はい! サターニャさんも!」ニコニコ
サターニャ「……ふふ、そうね!」ニコッ
──────────
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 12:25:27.90 ID:2okWvRLq0
ヴィーネ「あっ!……七夕ね!」
ヴィーネ「ガヴ!見て見て!」グイー
ガヴリール「おー引っ張るなよヴィーネ」ズルズル
ヴィーネ「うわあ!結構あるわねっ!」
ガヴリール「だな」
ヴィーネ「……えっ、これって」
ヴィーネ「きゃあああああ!ラフィったら大胆ねっ!!」
ガヴリール「おお、これはどストレートだな」
ヴィーネ「……あっ!きゃあああああ!何これ!どういう事!?サターニャったら!!それはあんたがっ!!」
ガヴリール「ヴィーネ落ち着けって、……どれどれ」
ガヴリール「おおっ!?」
ヴィーネ「きっと二人で来たのよね……?」
ガヴリール「多分なー、てか何があってこう書いたんだサターニャのやつ」
ヴィーネ「気になるわね~!二人に聞いてみようかな!」
ガヴリール「おいおいヴィーネ」
ヴィーネ「嘘よ!気になるけど聞かないわ~♪」
ガヴリール「ホントかよ」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 12:34:13.26 ID:2okWvRLq0
ヴィーネ「ねえガヴ私達も書いてかない?」
ガヴリール「私達はいいでしょ」
ヴィーネ「えっ……」ガーン
ガヴリール「書かなくてもさ、叶うよ」チラッ
ヴィーネ「ガヴは私の願い叶えてくれるの……?」
ガヴリール「知ってるし、まあ……ね」
ヴィーネ「ガヴー♪」
ガヴリール「あああもう、いずれ!いずれな!」
ヴィーネ「うん……!」
ガヴリール「か、帰るぞ」グイッ
ヴィーネ「は~いっ!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 12:38:02.50 ID:2okWvRLq0
『 ラフィエルの願い事を叶えてあげて!
胡桃沢 サタニキア マクドウェル 』
『 サターニャさんの恋人になりたいです
白羽 ラフィエル エインズワース 』
おしまい
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 12:43:19.59 ID:2okWvRLq0
おまけ
サターニャ「なんなのよあんた達!さっきからニヤニヤして」
ガヴリール「いやあ、二人ともさ七夕」
サターニャ「!」ビクッ!
ラフィエル「!」ドキンッ
ヴィーネ「が!ガヴ!?」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 12:50:27.53 ID:2okWvRLq0
ガヴリール「ちょっと探り入れるだけだって」コソッ
ヴィーネ「もう……ガヴったら」
ヴィーネ「で二人とも一緒に行って書いたの?お互い何書いたか知ってるの?ねえサターニャ!」ズイッズイッズイッ!
ガヴリール「……ヴィーネの方がノリノリじゃん、っておい」
サターニャ「ちょっと近いわよ!ヴィネット!」
ラフィエル「むっ」クイッ
ガヴリール「確かに近い」グイッ!
サターニャ「っとと……えっ?ラフィエル?」
ヴィーネ「きゃあっ!?もうガヴ」
ガヴリール「近いんだよ」イラッ
ヴィーネ「あっ……ごめんね」アセッ
ラフィエル「……たしかに一緒に行って書きましたけどお互いに何を書いたのかは知らないですよ」
ヴィーネ「あぁラフィもごめんね」アセッ
ラフィエル「いえ、べつに」ギュッ
サターニャ「えっ?何?」キョトン
ラフィエル(もうサターニャさんは……!)ジトー
サターニャ(えーっと、ラフィエルに腕掴まれたまま……睨まれてる!?な、なんで!?)アセアセッ
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 12:55:19.45 ID:2okWvRLq0
ヴィーネ「じゃあ一緒に書いて結んだのにお互い見なかったんだ?」
サターニャ「え? ええ、そうよ」
サターニャ「あっ!書く時私は離れて書いたんだけどね」
ヴィーネ「そうありがとう♪」ニッコリ
ガヴリール「スッキリしたな」コソッ
ヴィーネ「そうね!」コソッ
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/07(土) 13:04:00.16 ID:2okWvRLq0
サターニャ(はぁ……見られちゃったのね、でも何も言ってこない……?)
ラフィエル(うぅ、恥ずかしいです)
サターニャ(いや、それでいいんだけど!)
ラフィエル(私のを言わないのは分かるんですけど…… サターニャさんのも言わないって )
サターニャ(……言われたら恥ずかしいし)チラッ
ラフィエル(一体何をお願いしたんですかサターニャさん……)チラッ
サターニャ「!」
ラフィエル「!」
サターニャ「あー見られちゃったみたいねー」フイッ
ラフィエル「そ、そうですね」モジ…
ラフィエル「……さ、サターニャさんの願い事はなんだったんですか?」
サターニャ「がっつり聞いてきたわね、ひみつよ」
ラフィエル「もうサターニャさんったら、いつか教えてくださいね!」ニコッ
サターニャ「いいわよ、あんたの願い事が叶ったら教えてあげるわ!」ニコッ
おわり
19: sage 2018/07/07(土) 19:58:50.18 ID:GQCOpLBmO
乙乙
サタラフィご馳走さまでした!
サタラフィご馳走さまでした!
引用元: ・ラフィエル「サターニャさん来年も一緒に七夕しましょうね♪」サターニャ「ええ!」
【デレマス】工藤忍と林檎と初めてのファン
2020-11-29
1: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:29:51.87 ID:klyaEKsi0
綾瀬穂乃香とBBAPシリーズ(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9677765)の番外編です
※地の文混じり、工藤忍の視点で進みます
※プロデューサーはBBAです
※解釈違い、口調のミス
等々ございますがご容赦いただければ幸いです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530980991
※地の文混じり、工藤忍の視点で進みます
※プロデューサーはBBAです
※解釈違い、口調のミス
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2: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:32:09.52 ID:klyaEKsi0
志望動機はバッチリ覚えてる
趣味も特技も話せる、好きなアイドルについてだって……
とにかく大丈夫、今日のオーディションの為に昨日までいっぱい準備してきたんだから
「工藤忍さん、中にお入りください」
「はいっ!!」
ついにアタシの番だ!
趣味も特技も話せる、好きなアイドルについてだって……
とにかく大丈夫、今日のオーディションの為に昨日までいっぱい準備してきたんだから
「工藤忍さん、中にお入りください」
「はいっ!!」
ついにアタシの番だ!
3: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:33:02.39 ID:klyaEKsi0
面接の部屋には学生みたいな背の低いお兄さんと50~60代くらいの痩身の女性、いかつくてかなり背の高い男性が座っていた
「よろしくお願いしますっ!」
「工藤忍さんか、そうさね……まずは何かモノマネをしておくれ」
「うえっ?モ、モノマネ??」
「できないかい?」
「い、いえ!やりますっ!」
「よろしくお願いしますっ!」
「工藤忍さんか、そうさね……まずは何かモノマネをしておくれ」
「うえっ?モ、モノマネ??」
「できないかい?」
「い、いえ!やりますっ!」
4: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:33:41.96 ID:klyaEKsi0
アタシは咄嗟に昔よく流れていたCMのモノマネをした
「ヒルコです。エコキュート始めて聞きましたが、俺より人気の給湯機らしいです。俺の人気も沸かして欲しいとです。ヒルコです、ヒルコです、ヒルコです…」
……
…
やり始めたあとに気づいた
これローカルCMだから伝わらないやつだ
「ヒルコです。エコキュート始めて聞きましたが、俺より人気の給湯機らしいです。俺の人気も沸かして欲しいとです。ヒルコです、ヒルコです、ヒルコです…」
……
…
やり始めたあとに気づいた
これローカルCMだから伝わらないやつだ
5: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:34:27.80 ID:klyaEKsi0
面接の初っ端から予想外のこともあってか、その後の内容はほとんど覚えていなかった
ただあまり良い結果ではないことは何となく感じていた
「お疲れ様、この後はダンスの審査は1時間後だからそれまでは休んでおくといいさね」
「はい、ありがとうございました」
ようやく解放されて緊張が緩んで油断したのか、それともオーディションの事で頭がいっぱい過ぎたのか、一瞬つまづきそうになったけど無事に休憩室にたどり着いた
ただあまり良い結果ではないことは何となく感じていた
「お疲れ様、この後はダンスの審査は1時間後だからそれまでは休んでおくといいさね」
「はい、ありがとうございました」
ようやく解放されて緊張が緩んで油断したのか、それともオーディションの事で頭がいっぱい過ぎたのか、一瞬つまづきそうになったけど無事に休憩室にたどり着いた
6: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:35:04.25 ID:klyaEKsi0
「次のダンス審査でさっきの分を取り返さないと!」
ピシャッ
アタシは自分の頬を叩き気合を入れなおす
「よし、次のアタシの番まで動きを確認しておこう」
鞄からスマホを取り出してアイドルのダンス動画を再生し、動きを真似して、また動画を見て……
………
……
…
ピシャッ
アタシは自分の頬を叩き気合を入れなおす
「よし、次のアタシの番まで動きを確認しておこう」
鞄からスマホを取り出してアイドルのダンス動画を再生し、動きを真似して、また動画を見て……
………
……
…
7: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:35:38.12 ID:klyaEKsi0
「工藤忍さん、工藤忍さーん?」
「あっ、はい!」
集中し過ぎてたのかアタシを呼ぶ声に気づくのが遅れてしまった
「いま行きます!」
口元の汗を拭って急いで身支度をし、審査会場に移動した
その足取りは緊張の分を差し引いても重く感じられた
「ちょっと練習し過ぎたかな?」
「あっ、はい!」
集中し過ぎてたのかアタシを呼ぶ声に気づくのが遅れてしまった
「いま行きます!」
口元の汗を拭って急いで身支度をし、審査会場に移動した
その足取りは緊張の分を差し引いても重く感じられた
「ちょっと練習し過ぎたかな?」
8: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:36:21.79 ID:klyaEKsi0
「よろしくお願いします」
審査員はさっきと同じ3人だった
「それじゃあいくさね。私の拍子に合わせて課題の振り付けを踊るようにね。1、2、3、4っ」
1、2、3、4…1、2、3
ステップを踏み間違えた拍子に足が縺れてしまい、動きが止まる
審査員の手拍子も止まっていた
審査員はさっきと同じ3人だった
「それじゃあいくさね。私の拍子に合わせて課題の振り付けを踊るようにね。1、2、3、4っ」
1、2、3、4…1、2、3
ステップを踏み間違えた拍子に足が縺れてしまい、動きが止まる
審査員の手拍子も止まっていた
9: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:36:59.53 ID:klyaEKsi0
「その様子だと今回は無理そうさね、またごj」
「アタシ、まだできます!もう一度やらせてください!」
嫌だ、こんな失敗で諦めるなんて………
絶対にアイドルに……
夢を掴むんだ…
審査員の顔はボヤけていき、視界には審査員達が倒れていく
アレ、みんなどうしたんだろう……
「アタシ、まだできます!もう一度やらせてください!」
嫌だ、こんな失敗で諦めるなんて………
絶対にアイドルに……
夢を掴むんだ…
審査員の顔はボヤけていき、視界には審査員達が倒れていく
アレ、みんなどうしたんだろう……
10: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:37:40.50 ID:klyaEKsi0
気がつくとそこは見知らぬ天井……ではなくさっきまで居た休憩室だった
「目が覚めたかい?」
「あれ、なんで審査員さんがここに?えっと確かアタシここでダンスの練習しててそれで審査が始まって途中で足が縺れて……!」
「思い出したかい?まったく、休憩しておけと言ってたのにね……ってまあオーディション会場で堂々と仮眠を取るってのは難しいか」
「くっ…これまで頑張ってきたけど本番でこんな失敗をするなんて……お金も食欲もないからってご飯抜いてたのがマズかったかなぁ」
「娘盛りの女の子がなんちゅう生活してるさね」
「アタシ両親とケンカして、それで家を飛び出してきちゃったの。それで一人暮らしになってちょっと無理してて」
「目が覚めたかい?」
「あれ、なんで審査員さんがここに?えっと確かアタシここでダンスの練習しててそれで審査が始まって途中で足が縺れて……!」
「思い出したかい?まったく、休憩しておけと言ってたのにね……ってまあオーディション会場で堂々と仮眠を取るってのは難しいか」
「くっ…これまで頑張ってきたけど本番でこんな失敗をするなんて……お金も食欲もないからってご飯抜いてたのがマズかったかなぁ」
「娘盛りの女の子がなんちゅう生活してるさね」
「アタシ両親とケンカして、それで家を飛び出してきちゃったの。それで一人暮らしになってちょっと無理してて」
11: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:38:34.24 ID:klyaEKsi0
「なんで、そんな無理をしてまでオーディションを受けに来たんだい?」
審査員はまっすぐアタシを見据えて問いかけてきた
「そんなの、アイドルになりたいからに決まってます!!」
「小さい頃からアイドルに憧れてきました。その為にずっと練習してきたし、ラジオを聴いて頑張って標準語も覚えたし、雑誌でファッションも勉強しました」
「アイドルになりたいって言っても、家族の誰もがそんなのは無理だ、諦めろって……だけど、それでもアタシはアイドルになりたかったんです」
「それがアタシの夢だから」
審査員はまっすぐアタシを見据えて問いかけてきた
「そんなの、アイドルになりたいからに決まってます!!」
「小さい頃からアイドルに憧れてきました。その為にずっと練習してきたし、ラジオを聴いて頑張って標準語も覚えたし、雑誌でファッションも勉強しました」
「アイドルになりたいって言っても、家族の誰もがそんなのは無理だ、諦めろって……だけど、それでもアタシはアイドルになりたかったんです」
「それがアタシの夢だから」
12: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:39:11.96 ID:klyaEKsi0
それまで真剣な表情をしていた審査員の女性が表情を和らげてアタシに告げた
「そうかいそれがお前さんの想いか……うん、よく伝わってきたよ。それじゃあ、これからの活躍を期待してるからね」
そう言って彼女は部屋を後にした
「はぁ、今回はダメだったかぁ…。気を取り直して、また別の事務所のオーディションを受けよう!」
「そうかいそれがお前さんの想いか……うん、よく伝わってきたよ。それじゃあ、これからの活躍を期待してるからね」
そう言って彼女は部屋を後にした
「はぁ、今回はダメだったかぁ…。気を取り直して、また別の事務所のオーディションを受けよう!」
13: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:39:40.68 ID:klyaEKsi0
数日後
「次はどこの事務所を受けようかな、オーディションが近いところだと……」
ピンポーン
郵便が届いた
それはアタシ宛の大きな封筒だった
「これは……この間受けたプロダクションからか。途中で失敗したのにわざわざ送ってくれるんだね」
内容は分かっているけどいざ見たら落ち込みそうなのでアタシはそれをゴミ箱に捨てた
「次はどこの事務所を受けようかな、オーディションが近いところだと……」
ピンポーン
郵便が届いた
それはアタシ宛の大きな封筒だった
「これは……この間受けたプロダクションからか。途中で失敗したのにわざわざ送ってくれるんだね」
内容は分かっているけどいざ見たら落ち込みそうなのでアタシはそれをゴミ箱に捨てた
14: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:40:12.34 ID:klyaEKsi0
prrrrrrrrrr
スマホに電話がかかってきた…けど知らない番号だし無視しよう
prrrrrrrrrr prrrrrrrrrr prrrrrrrrrr
「……また同じ番号か、一応出てみるか……はい、もしもし」
『もしもし、工藤忍かい?私は……』
その電話はこの間受けたプロダクションの審査員、もといプロデューサーからのものであった
『お前さんに封筒を送っておいたよ。そろそろ届く頃だと思うんだがね。その中にこれからの日程とか集合場所とか入場証とか色々入ってるから、くれぐれも捨てないようにね。お前さんそそっかしそうだからね。あと手紙も入れておいたから読んでおくれ。それじゃあね』
矢継ぎ早に言うだけ言って切ってしまった
スマホに電話がかかってきた…けど知らない番号だし無視しよう
prrrrrrrrrr prrrrrrrrrr prrrrrrrrrr
「……また同じ番号か、一応出てみるか……はい、もしもし」
『もしもし、工藤忍かい?私は……』
その電話はこの間受けたプロダクションの審査員、もといプロデューサーからのものであった
『お前さんに封筒を送っておいたよ。そろそろ届く頃だと思うんだがね。その中にこれからの日程とか集合場所とか入場証とか色々入ってるから、くれぐれも捨てないようにね。お前さんそそっかしそうだからね。あと手紙も入れておいたから読んでおくれ。それじゃあね』
矢継ぎ早に言うだけ言って切ってしまった
15: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:40:52.90 ID:klyaEKsi0
ゴミ箱の中から封筒を救出し、中身を取り出すと合格のふた文字が目に入った
「嘘、なんで…?」
中身を取り出していくと、合格の通知やこれからのスケジュール、事務所への入場許可証などとともに手紙が一葉同封されていた
「確かこれを読んでおけって」
「嘘、なんで…?」
中身を取り出していくと、合格の通知やこれからのスケジュール、事務所への入場許可証などとともに手紙が一葉同封されていた
「確かこれを読んでおけって」
16: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:41:50.67 ID:klyaEKsi0
工藤忍へ
ふつうに合格通知だけ送るとお前さん何で合格なのか問い詰めに押しかけそうだから手紙を同封するよ
まず、何で合格にしたかだけど
それは私がお前さんの夢を信じてみたくなったからだよ
確かにオーディション中は酷いもんだったよ
鏡ちゃんと見てきたのかい?って聞きたくなるくらい窶れてたしクマも酷かった
面接中もうわの空みたいだったしね
だけどね、お前さんが休憩室で自分の夢を話してくれた時の表情や眼差しからどれだけ真剣にアイドルになりたくて努力してきたか、よくよく伝わってきた
だからそんな忍がステージに立っている姿を見たくなったんだ
それじゃあ、また事務所で会えるのを楽しみにしているよ
アイドル工藤忍 のファン第1号より
ふつうに合格通知だけ送るとお前さん何で合格なのか問い詰めに押しかけそうだから手紙を同封するよ
まず、何で合格にしたかだけど
それは私がお前さんの夢を信じてみたくなったからだよ
確かにオーディション中は酷いもんだったよ
鏡ちゃんと見てきたのかい?って聞きたくなるくらい窶れてたしクマも酷かった
面接中もうわの空みたいだったしね
だけどね、お前さんが休憩室で自分の夢を話してくれた時の表情や眼差しからどれだけ真剣にアイドルになりたくて努力してきたか、よくよく伝わってきた
だからそんな忍がステージに立っている姿を見たくなったんだ
それじゃあ、また事務所で会えるのを楽しみにしているよ
アイドル工藤忍 のファン第1号より
17: ◆hmmxWDMCPs 2018/07/08(日) 01:42:46.56 ID:klyaEKsi0
「初めて…誰かに夢を信じてもらえた……それにアイドル工藤忍かぁ…ふふっ」
「よしっ!」
16年間、ずっと憧れてきた舞台へ
今日ようやく一歩を踏み出すことができた
アイドルと言ってもまだ名前ばかりだし、これからも今まで以上に辛いことや厳しいことはあると思う
だけど、アタシはアタシの憧れたアイドルになるために、アタシの夢を叶えるために全力を尽くしていきたい
アタシの夢を初めて信じてくれたファン第1号の為にも、ね
fin
「よしっ!」
16年間、ずっと憧れてきた舞台へ
今日ようやく一歩を踏み出すことができた
アイドルと言ってもまだ名前ばかりだし、これからも今まで以上に辛いことや厳しいことはあると思う
だけど、アタシはアタシの憧れたアイドルになるために、アタシの夢を叶えるために全力を尽くしていきたい
アタシの夢を初めて信じてくれたファン第1号の為にも、ね
fin