ことり「海未ちゃんってことりの事好きだよね?」 海未「……ん?」
2020-09-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:52:13.67 ID:uQr3pCeNO
ことり「違うの?」
海未「いえ……勿論好きですよ?」
ことり「幼なじみとして?」
海未「ええ」
ことり「うーん、ことりが言ってるのはそういう事じゃなくってね……」
海未「違います?」
ことり「ちょっと違うかも……」
海未「そうですか……難しいですね」
ことり「ねえねえ、海未ちゃんはことりのどんな所が好き?」
海未「いつも優しくニコニコとしている所です」
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:53:01.89 ID:uQr3pCeNO
ことり「そんなにニコニコしてるかなぁ?」
海未「していますよ?少なくとも、私が見ることりはいつも笑顔ですが……」
ことり「嘘っ!?」バッ
海未「ことり?」
ことり(あーもう……ことり、普通に接してるつもりだったのに顔に出ちゃってたんだぁ///)カアァ
ことり「う、ううん!なんでもないのよ、なんでも!うん、あははー……はぁ」
海未「どうしたんですかいきなり……」
ことり「あ、あのね海未ちゃん!」
海未「はい」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:53:58.94 ID:uQr3pCeNO
ことり「ことりだってね?そんなにいっつもニコニコ笑ってるわけじゃないんだよ?怒ったりもするでしょ?」
海未「まあ、流石に怒ったところを見たことがない訳ではありませんが」
ことり「でしょでしょ?海未ちゃんにだって怒るもんね!」
海未「私がことりに怒られたことなんてありましたっけ……?」
ことり「怒るよ?こらぁー!なにするのぉー!とかって」
海未「あぁ……それ、怒ってたんですね」
ことり「海未ちゃん……ことりだってホントに怒っちゃうよ?」
海未「す、すみません!出来ればいつもの優しいことりのままでお願いします」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:54:31.63 ID:uQr3pCeNO
ことり「ふふっ、ほらね!ことりだって怒ることあるんだからっ♪」ニコッ
海未「はぁ……一瞬本当に怒ったのかと……」
ことり「他には他には!」
海未「他?」
ことり「ことりの好きなところ!」
海未「何故そんなに好きな所ばかり聞きたがるのです……」
ことり「ことりのこと、嫌い?」
海未「いいえ、好きですよ」
ことり「そ、それともことりの駄目な所聞いた方がいい?」
海未「ご心配なく、そんな所ありませんよ」ニコッ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:55:35.42 ID:uQr3pCeNO
ことり「じゃあ、海未ちゃんさえよければ教えて欲しいなぁ」
海未「他にことりの……あっ。や、でも……やめておきましょうか」
ことり「え!?何でやめちゃうの!?」
海未「えーと、ですね……はは……」
ことり「?」
海未「まあ、その単純に……恥ずかしいと言いますか……///」
ことり「恥ずかしいの?」
海未「私の勝手な思い込みかも知れませんし……とてもではありませんけど……」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:56:02.60 ID:uQr3pCeNO
ことり「言ってよぉ!そんなに言われると気になって仕方ないもん!」
海未「……た、確かにここまできて言わないのは少し卑怯ですね。あの、笑わないでくださいね?」
ことり「うん、笑わないよっ」
海未「さっきの回答と少し似た所があるんですけど……」
ことり「ニコニコしてる所が可愛いって言うの?」
海未「それです。で、そのことりの笑顔何ですけど……私の思い違いでなければ、私に向けられる笑顔は他のものよりも可愛いのではないかと……思いましてー、ですね……」
ことり「……う、海未ちゃ///」カアァ
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:56:35.78 ID:uQr3pCeNO
海未「……やはり私の思い違いです!忘れて下さい!」ペコリ
ことり「思い違いじゃないよ!」
海未「えっ?」
ことり「ひゃっ!?」
海未「ことり、今のは……」
ことり「もぉ、海未ちゃんのばかぁ……///」
海未「あぁ……すみません……///」
ことうみ「//////」
――――――
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:57:12.62 ID:uQr3pCeNO
数分後
海未「そ、それであの……先程のは一体」
ことり「ことりは!」
海未「!」ビクッ
ことり「ことりは海未ちゃんの前では確かに特別な笑顔を見せているかもしれません!///」
海未「あ、はい」
ことり「それはなんでだと思いますか!?海未ちゃんお答え下さい!///」
海未「えっ!?私が答えるのですか!?」
海未「そ、それであの……先程のは一体」
ことり「ことりは!」
海未「!」ビクッ
ことり「ことりは海未ちゃんの前では確かに特別な笑顔を見せているかもしれません!///」
海未「あ、はい」
ことり「それはなんでだと思いますか!?海未ちゃんお答え下さい!///」
海未「えっ!?私が答えるのですか!?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:57:44.90 ID:uQr3pCeNO
ことり「ことりはもう今にも倒れそうなのっ///」
海未「ことりは、その……わ、私の事を好いてくれているのですよね?」
ことり「どれくらい?」
海未「どれくらい!?その、ほ、穂乃果よりもですか?」
ことり「もっと!」
海未「もっと!?み、μ'sよりも……とか?」
ことり「まだまだ!」
海未「まだ!?な、無いとは思いますけどことりのご両親よりも……」
ことり「まだ足りないよぉ!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:58:25.86 ID:uQr3pCeNO
海未「えぇ……すみません、どれぐらいなのでしょう……」
ことり「もうっ……これぐらいだよっ!」ダキッ
海未「ちょっと!?こ、ことり!?」
ことり「ことりは海未ちゃんのことを……とっても!」ギュッ
海未「ひゃっ……///」
ことり「とってもとってもとっても!もう言葉じゃ言い表せないぐらいで……だからこうやって抱き締めるぐらいでしか、気持ちを伝えられないけど……」
海未「……」
ことり「伝わってるかな、ことりの気持ち……なんて言っても無理かぁ。ちょっといきなり過ぎるもんね」アハハ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:59:02.66 ID:uQr3pCeNO
海未「は、果たしてそうでしょうか?」
ことり「え?」
海未「ことり、少し離れて頂いても構いませんか?」
ことり「あ、うん。ごめんなさい……」パッ
海未「ありがとうございます。ことりに抱き着かれたままでは私もまともに会話が出来そうにありませんので」
ことり「海未ちゃんは凄く恥ずかしがり屋さんだもんね」クスッ
海未「ええ、その通りです」フフッ
ことり「でもね、ことりはそんな恥ずかしがり屋さんな海未ちゃんも――」
ピトッ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:59:36.94 ID:uQr3pCeNO
ことり「む」
海未「そこまでです。まずは私にお話させてください」
ことり「」コクコク
海未「私に気持ちが伝わらないかもしれない、ことりはそう言いました。……そんな訳ないでしょう」ハァ…
海未「まあ、最初は分かりませんでしたけど。本当に幼馴染みとしての話かと思っていましたので、そこについては謝罪させて下さい」
ことり「大丈夫、海未ちゃんって超が付くほどの鈍感さんでもあるもん」
海未「それは言わなくてもいいのでは?」
ことり「えへへ、ごめんね♪」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:00:47.44 ID:8QS6AGpqO
海未「……話を戻しますね。あれだけの行動を起こされて、何とも思わない程私も鈍感ではありません。何となくですが、察しは付きました」
ことり「むー、この場から逃げたくなってきちゃった」
海未「なりません。まだ居てください」
ことり「はぁい」
海未「正直言うと私だって一目散に逃げ出したいです。しかし、それではことりにあまりに失礼です」
ことり「海未ちゃんは優しいね、そういう所も……まあ言わないけど」エヘヘ
海未「ふふっ。ことり」
ことり「なあに?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:01:17.93 ID:8QS6AGpqO
海未「私はことりの事が好きです。これは嘘偽りの無い事実です。です――」
ことり「ですが、この好きという気持ちがことりの言っているものと同じものなのかどうか、私にはまだ分かりません。でしょ?」
海未「全く……貴方という人は本当に」ハァ…
ことり「わかるの。海未ちゃんのことなら何でも、だって好きだもん」
海未「今さらりと言いましたね……」
ことり「我慢出来なくなっちゃった。許してね?」
海未「別にとやかく言うつもりはありませんよ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:01:58.12 ID:8QS6AGpqO
ことり「今はね、ことりは海未ちゃんの後ろから海未ちゃんに向かって手を伸ばしてるだけだけど……いつか、そんな日が来るかなんてわかんないけど」スッ
ことり「いつか……そんなことりの手を取って、海未ちゃんの隣を歩かせてほしいな」ギュッ
海未「……いつになるかなんて、私にもわかりませんよ」ギュッ
ことり「それだけは最初からわかってますっ♪」
海未「ことり……はぁ、その間におばさんになっても知りませんからね?」
ことり「その時は海未ちゃんだっておばさんだよ?」
海未「……」
海未「あー、もう負けです!私の負けです!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:02:31.76 ID:8QS6AGpqO
ことり「わっ、海未ちゃん怒っちゃった」
海未「先に言っておきます!ずっと待っていてください、いつか必ずお迎えに上がります!おばさん、例えお婆さんになったとしても!私の『好き』が『愛してる』になるまで……絶対に誰のことりにもならないで下さい!」
ことり「海未ちゃん大胆///……嬉しいなぁ、ことりはずっと待ってますっ」エヘヘ
海未「はぁ、はぁ……あ、ありがとうございます……」
ことり「でもいいの?海未ちゃんだってこれから先好きな人が――」
ドサッ
ことり「ふぇ?う、海未ちゃん!?」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:02:57.39 ID:8QS6AGpqO
海未「さ、先程の告白にて私の身体中の力を全て使い果たしました……後は頼みます、ことり……」
ことり「そ、そんなこと言われても~!」
海未「あ、すみません……意識を失う前に一つ……」
ことり「な、なに?」
海未「私、一度決めた事は曲げません。頑固者ですし、園田家の娘……ですからね……」ニコッ
ことり「海未ちゃん……///」キュン
海未「では今度こそ」バタッ
ことり「海未ちゃああああぁん!!!」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:03:23.18 ID:8QS6AGpqO
おわり
引用元: ・ことり「海未ちゃんってことりの事好きだよね?」 海未「……ん?」
ちひろ「壁ドンって知ってますか」モバP「知ってますよ」
2020-09-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:17:35.50 ID:BV0jOYuL0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:18:24.96 ID:BV0jOYuL0
ちひろ「プロデューサーさん、壁ドンって知ってますか?」
ちひろ「昨日大人組と飲み会してるときに話題になりまして」
ちひろ(もしプロデューサーさんにされたら……なんて)ポッ
モバP(以下P)「もちろん知ってますよ」
P(壁ドンってあれだろ、隣に住んでるやつにバーンってやられるやつ)
ちひろ「昨日大人組と飲み会してるときに話題になりまして」
ちひろ(もしプロデューサーさんにされたら……なんて)ポッ
モバP(以下P)「もちろん知ってますよ」
P(壁ドンってあれだろ、隣に住んでるやつにバーンってやられるやつ)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:18:51.37 ID:BV0jOYuL0
ちひろ「なんでも女の子の憧れのシチュエーションなんですって」
P「憧れですか!?」
P(されても嫌な気持ちになるだけだと思うんだが……女の人ってわからないな)
ちひろ「それでそのときいたメンバーで誰が似合うかって話になってあいさんに決まったんです」
P「あいさんですか!?そんなことするはずないのに……」
ちひろ「そうですか?私は似合うと思いますけど……」
P「憧れですか!?」
P(されても嫌な気持ちになるだけだと思うんだが……女の人ってわからないな)
ちひろ「それでそのときいたメンバーで誰が似合うかって話になってあいさんに決まったんです」
P「あいさんですか!?そんなことするはずないのに……」
ちひろ「そうですか?私は似合うと思いますけど……」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:19:17.53 ID:BV0jOYuL0
P「それ、お店に迷惑かけてるんじゃないですか?」
ちひろ「そうでしょうか?お店の人達も(壁ドンされて)キャーキャー言ってましたけど」
P「当たり前ですよ!?そりゃ(店の壁を殴られたら)キャーキャー言いますよ!」
ちひろ「それで、感謝の気持ちということで割引してもらいました♪」
P「感謝!?割引!?逆に(壁の修理代として)割増だと思うんですけど……」
ちひろ「そうですか?こっちも(割引してもらうことは)申し訳ないと思ったんですがお店側に強く言われたんでお言葉に甘えちゃいました」
P「なんというかすごいお店ですね……」
ちひろ「そうでしょうか?お店の人達も(壁ドンされて)キャーキャー言ってましたけど」
P「当たり前ですよ!?そりゃ(店の壁を殴られたら)キャーキャー言いますよ!」
ちひろ「それで、感謝の気持ちということで割引してもらいました♪」
P「感謝!?割引!?逆に(壁の修理代として)割増だと思うんですけど……」
ちひろ「そうですか?こっちも(割引してもらうことは)申し訳ないと思ったんですがお店側に強く言われたんでお言葉に甘えちゃいました」
P「なんというかすごいお店ですね……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:20:08.86 ID:BV0jOYuL0
ちひろ「そこでお願いなんですけど……」
P(まさか壁の修理代払えなんていわないだろうな……)
ちひろ「私にその……壁ドンしてくれませんか?」
P「ちひろさんにですか!?」
P(最近の女性はわからないな……)
ちひろ「あの時からPさんにされたらどうなるんだろう……って思ってしまって……」
P「壁ドンなんて(力があるやつなら)誰がやっても一緒ですよ!」
ちひろ「いいえ、Pさんだからいいんです!」
P「……そういうものなんですか?」
ちひろ「そういうものなんです」
P(まさか壁の修理代払えなんていわないだろうな……)
ちひろ「私にその……壁ドンしてくれませんか?」
P「ちひろさんにですか!?」
P(最近の女性はわからないな……)
ちひろ「あの時からPさんにされたらどうなるんだろう……って思ってしまって……」
P「壁ドンなんて(力があるやつなら)誰がやっても一緒ですよ!」
ちひろ「いいえ、Pさんだからいいんです!」
P「……そういうものなんですか?」
ちひろ「そういうものなんです」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:20:49.95 ID:BV0jOYuL0
P(わからん……まるでちひろさんの事がわからん……)
P(同僚の可愛いアシスタントがこんな変な人だったなんて……)
P「!!!」キュピ-ン!
P(そうか!わかったぞ!つもりこれは……)
壁ドンしてほしい
↓
隣の部屋に住んでほしい
P(こういうことなんじゃないか!?)
P(つまりこれはちひろさんの遠回しな告白!!)
P(同僚の可愛いアシスタントがこんな変な人だったなんて……)
P「!!!」キュピ-ン!
P(そうか!わかったぞ!つもりこれは……)
壁ドンしてほしい
↓
隣の部屋に住んでほしい
P(こういうことなんじゃないか!?)
P(つまりこれはちひろさんの遠回しな告白!!)
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:21:29.54 ID:BV0jOYuL0
P(ちひろさんのことは前々から好きだったが今の関係が崩れるかと思うとなかなか言えなかった)
P(そんな優柔不断な俺にちひろさんは告白してきた……!)
P(まさか両思いだったとは……)
P(しかし女性に告白されるなんて俺は情けない男だ……)
P「俺でいいんですか……?」
ちひろ「プロデューサーさんだからいいんです」
P「わかりました、俺も男です。腹をくくります」
ちひろ「本当ですか!?ありがとうございます!」
P(そんな優柔不断な俺にちひろさんは告白してきた……!)
P(まさか両思いだったとは……)
P(しかし女性に告白されるなんて俺は情けない男だ……)
P「俺でいいんですか……?」
ちひろ「プロデューサーさんだからいいんです」
P「わかりました、俺も男です。腹をくくります」
ちひろ「本当ですか!?ありがとうございます!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:22:06.52 ID:BV0jOYuL0
ちひろ「じゃ、じゃあ早速……」
P「いやいや、事務所でなんてできませんよ」
P(ここでやっても意味ないだろうし、万が一壁に穴が空いたら大変だ)
ちひろ「そ、そうですよね」
ちひろ(今は二人っきりだけどいつアイドルが帰ってくるかわからないこの状況……)
ちひろ(Pさんは完全な二人きりになるまで待つつもりですね)
P「いやいや、事務所でなんてできませんよ」
P(ここでやっても意味ないだろうし、万が一壁に穴が空いたら大変だ)
ちひろ「そ、そうですよね」
ちひろ(今は二人っきりだけどいつアイドルが帰ってくるかわからないこの状況……)
ちひろ(Pさんは完全な二人きりになるまで待つつもりですね)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:22:38.09 ID:BV0jOYuL0
P「それで、壁ドンするにあたり聞いておきたいんですけど(隣の部屋に引っ越すために)ちひろさんの住所教えてくれませんか?」
ちひろ「住所ですか!?」
P「はい、どうしても必要なんです」
ちひろ(プロデューサーさん、私の家にくるつもりなんだ……!)
ちひろ(私の家で……二人きりで……壁ドン……最高じゃないですか!)
ちひろ「事務所の近くにある××マンションの◯◯◯◯ですよ」
P「しっかり覚えました。ありがとうございます」
ちひろ「住所ですか!?」
P「はい、どうしても必要なんです」
ちひろ(プロデューサーさん、私の家にくるつもりなんだ……!)
ちひろ(私の家で……二人きりで……壁ドン……最高じゃないですか!)
ちひろ「事務所の近くにある××マンションの◯◯◯◯ですよ」
P「しっかり覚えました。ありがとうございます」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:23:07.67 ID:BV0jOYuL0
ちひろ「それでいつごろ(私の家に)くる予定ですか?」
P「そうですね……(引っ越しの準備があるので)早くて一週間ぐらいですかね」
ちひろ「わかりました!掃除しておきます!」
P(壁ドンするだけだから掃除は必要ないと思うんだが……まあいいか)
P「そうですね……(引っ越しの準備があるので)早くて一週間ぐらいですかね」
ちひろ「わかりました!掃除しておきます!」
P(壁ドンするだけだから掃除は必要ないと思うんだが……まあいいか)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:23:51.64 ID:BV0jOYuL0
ちひろ「それじゃ、私仕事も終わったんで帰りますね」
ちひろ(早く帰って掃除しなきゃ……)
P「わかりました、お疲れ様です」
ちひろ「そ、それでは!」ピュ-
P「そんな走らなくても……」
P(あっ、直接好きだって言えなかった)
机の下
乃々(ものすごい事が起きてしまったんですけど……!)プルプル
Happy End!
ちひろ(早く帰って掃除しなきゃ……)
P「わかりました、お疲れ様です」
ちひろ「そ、それでは!」ピュ-
P「そんな走らなくても……」
P(あっ、直接好きだって言えなかった)
机の下
乃々(ものすごい事が起きてしまったんですけど……!)プルプル
Happy End!
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:24:20.50 ID:BV0jOYuL0
以上でおしまいです
勢いで書いたので変なところがあったらごめんなさい
勢いで書いたので変なところがあったらごめんなさい
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:42:56.00 ID:BV0jOYuL0
>>13
今回はアンジャッシュ風すれ違いがメインだったので……
期待が多ければ続きも書こうかなと思います
今回はアンジャッシュ風すれ違いがメインだったので……
期待が多ければ続きも書こうかなと思います
25: ◆tszUTe7ikc 2018/01/05(金) 22:59:04.02 ID:dqtCbwrl0
書けたので続き書いていきます
多少おかしな部分があってもご都合主義ということでお願いします
多少おかしな部分があってもご都合主義ということでお願いします
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 22:59:37.42 ID:dqtCbwrl0
一週間後、事務所
ちひろ(あの約束からもう一週間経ちました……)
ちひろ(そろそろプロデューサーさんが私の家に壁ドンしに……)キャ-
ちひろ(今日はプロデューサーさん休みですしなんだか静かですね……)
ちひろ「よしっ、お仕事終わりっと」
ちひろ「乃々ちゃーん、戸締りするので出てきてくださーい」
乃々「うぅ……」ノソノソ
乃々(レッスンから逃げて隠れてたらあんなこと聞いてしまってきまずいんですけど……)
ちひろ「これでよしっと」ガチャガチャ
ちひろ「それじゃ乃々ちゃん、まだそんなに時間も遅くないけど気をつけて帰ってね」
乃々「はい……おつかれさまでした」
ちひろ「~♪~♪」テクテク
乃々(すごい上機嫌なんですけど……!)
ちひろ(あの約束からもう一週間経ちました……)
ちひろ(そろそろプロデューサーさんが私の家に壁ドンしに……)キャ-
ちひろ(今日はプロデューサーさん休みですしなんだか静かですね……)
ちひろ「よしっ、お仕事終わりっと」
ちひろ「乃々ちゃーん、戸締りするので出てきてくださーい」
乃々「うぅ……」ノソノソ
乃々(レッスンから逃げて隠れてたらあんなこと聞いてしまってきまずいんですけど……)
ちひろ「これでよしっと」ガチャガチャ
ちひろ「それじゃ乃々ちゃん、まだそんなに時間も遅くないけど気をつけて帰ってね」
乃々「はい……おつかれさまでした」
ちひろ「~♪~♪」テクテク
乃々(すごい上機嫌なんですけど……!)
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:00:18.88 ID:dqtCbwrl0
帰り道
ちひろ(そういえばあのとき乃々ちゃん机の下にいたんじゃ……)
ちひろ(いやいやあのときはレッスンだったはず……二人きりの時間はしっかり把握している……)
ちひろ(まあ大丈夫でしょう)
ちひろ(引っ越しのトラック?うちのマンションに誰か引っ越してくるのかな?)
P「あっ、ちひろさん。お仕事お疲れ様です」
ちひろ「あっ、どうもお疲れ様です……ってプロデューサーさん!?」
ちひろ(そういえばあのとき乃々ちゃん机の下にいたんじゃ……)
ちひろ(いやいやあのときはレッスンだったはず……二人きりの時間はしっかり把握している……)
ちひろ(まあ大丈夫でしょう)
ちひろ(引っ越しのトラック?うちのマンションに誰か引っ越してくるのかな?)
P「あっ、ちひろさん。お仕事お疲れ様です」
ちひろ「あっ、どうもお疲れ様です……ってプロデューサーさん!?」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:01:20.92 ID:dqtCbwrl0
P「なんでそんなに驚いてるんですか?」
ちひろ「そりゃいきなり引っ越してきたらビックリしますよ!」
P「でも壁ドンしに行くって言ったじゃないですか」
ちひろ「わざわざ隣の部屋に引っ越すことないじゃないですか!」
P「いや隣の部屋じゃないと壁ドンできないでしょ」
ちひろ「??」ウ-ン
ちひろ「何か重要な勘違いをしているような……」
ちひろ「プロデューサーさんの言う壁ドンってなんですか?」
P「隣の部屋と同じ壁を殴ることですけど……」
P「ちひろさんは……」
ちひろ「相手を壁際に追い込んで壁をドンってやって逃げ道がなくなるやつです」
P「……」
ちひろ「……」
Pちひろ「えっ!?」
P「もしかして勘違いですか……?」
ちひろ「そうみたいですね……?」
ちひろ(ど、どうすれば……)
P (うおぉぉぉ……勘違いして隣に引っ越してくるって相当やばい奴じゃねーか……)
Pちひろ (き、気まずい……)
P (とりあえず考える時間を……)
P「え、えっとまだもうすこし引っ越し作業時間に時間がかかりそうなので後で今回のこといろいろ話しませんか?」
P「ちひろさんも仕事終わりで一息つきたいでしょうし……」
ちひろ「そ、そうですね!」
P「終わったらインターホン鳴らしますんで」
ちひろ「わ、わかりました!」
ちひろ「それでは!」ピュ-
P「さて、どうしたものか……」
ちひろ「そりゃいきなり引っ越してきたらビックリしますよ!」
P「でも壁ドンしに行くって言ったじゃないですか」
ちひろ「わざわざ隣の部屋に引っ越すことないじゃないですか!」
P「いや隣の部屋じゃないと壁ドンできないでしょ」
ちひろ「??」ウ-ン
ちひろ「何か重要な勘違いをしているような……」
ちひろ「プロデューサーさんの言う壁ドンってなんですか?」
P「隣の部屋と同じ壁を殴ることですけど……」
P「ちひろさんは……」
ちひろ「相手を壁際に追い込んで壁をドンってやって逃げ道がなくなるやつです」
P「……」
ちひろ「……」
Pちひろ「えっ!?」
P「もしかして勘違いですか……?」
ちひろ「そうみたいですね……?」
ちひろ(ど、どうすれば……)
P (うおぉぉぉ……勘違いして隣に引っ越してくるって相当やばい奴じゃねーか……)
Pちひろ (き、気まずい……)
P (とりあえず考える時間を……)
P「え、えっとまだもうすこし引っ越し作業時間に時間がかかりそうなので後で今回のこといろいろ話しませんか?」
P「ちひろさんも仕事終わりで一息つきたいでしょうし……」
ちひろ「そ、そうですね!」
P「終わったらインターホン鳴らしますんで」
ちひろ「わ、わかりました!」
ちひろ「それでは!」ピュ-
P「さて、どうしたものか……」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:02:00.86 ID:dqtCbwrl0
ちひろの部屋
ちひろ「やばい、やばいどうしましょうこれ」
ちひろ「このあとお話するって言ってましたよね……」
ちひろ「つまり実質お家デートなのでは……?」
ちひろ「そしてそのままあんなことが……」モンモン
ちひろ「……シャワー浴びてこよ」
ちひろ「やばい、やばいどうしましょうこれ」
ちひろ「このあとお話するって言ってましたよね……」
ちひろ「つまり実質お家デートなのでは……?」
ちひろ「そしてそのままあんなことが……」モンモン
ちひろ「……シャワー浴びてこよ」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:02:49.61 ID:dqtCbwrl0
数十分後
P「さて、どうしたものか……」
P 「ええい!」ポチッ
ピンポ-ン ハ-イ!
P「……」ドキドキ
ちひろ「改めてこんばんは、プロデューサーさん」
P「こ、こんばんは、ちひろさん」
ちひろ「どうかしました?」
P「ちひろさんの姿がいつものスーツじゃないので珍しくて」
ちひろ「あ~、確かにそうですね。部屋着ですし髪も下ろしてますから」
P「可愛いですよ」
ちひろ「え!あ、ありがとうございます……」
ちひろ (かわいいなんて言われちゃった……)ドキドキ
P「もしよかったら俺の部屋に来ませんか?飲み物ぐらいなら出しますよ。すぐ隣ですし」
ちひろ「あ、それじゃあお邪魔します」
P「さて、どうしたものか……」
P 「ええい!」ポチッ
ピンポ-ン ハ-イ!
P「……」ドキドキ
ちひろ「改めてこんばんは、プロデューサーさん」
P「こ、こんばんは、ちひろさん」
ちひろ「どうかしました?」
P「ちひろさんの姿がいつものスーツじゃないので珍しくて」
ちひろ「あ~、確かにそうですね。部屋着ですし髪も下ろしてますから」
P「可愛いですよ」
ちひろ「え!あ、ありがとうございます……」
ちひろ (かわいいなんて言われちゃった……)ドキドキ
P「もしよかったら俺の部屋に来ませんか?飲み物ぐらいなら出しますよ。すぐ隣ですし」
ちひろ「あ、それじゃあお邪魔します」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:03:36.68 ID:dqtCbwrl0
P「どうぞ」
ちひろ「お邪魔しまーす。綺麗ですねぇ」
P「引っ越ししたてなんで当たり前ですよ」
P「飲み物どうぞ」
ちひろ「ありがとうございます」
P「……」ズズ-
ちひろ (何から話したらいいんでしょうか……)
P「まずはちひろさん、勘違いでこんな大ごとになってしまい、ごめんなさい」
ちひろ「いやいや、いいんですよ!そもそも私が壁ドンして欲しいなんて言ったのが発端ですし……」
ちひろ「こちらこそごめんなさい!」
ちひろ「引っ越しまでさせてしまって……」
P「いえいえ、もともと事務所の近くに引っ越そうと思ってたんですよ」
ちひろ「それならよかったんですけど……私の隣の部屋なんて……」
P「いえいえ、ちひろさんの隣の部屋なんて夢みたいですよ!」
ちひろ「そ、そうですか……///」
P「そういえば……」
2人で楽しく雑談しました
P「あっ、もうこんな時間ですね」
ちひろ「本当ですね、ではそろそろお暇します」
ちひろ「お邪魔しまーす。綺麗ですねぇ」
P「引っ越ししたてなんで当たり前ですよ」
P「飲み物どうぞ」
ちひろ「ありがとうございます」
P「……」ズズ-
ちひろ (何から話したらいいんでしょうか……)
P「まずはちひろさん、勘違いでこんな大ごとになってしまい、ごめんなさい」
ちひろ「いやいや、いいんですよ!そもそも私が壁ドンして欲しいなんて言ったのが発端ですし……」
ちひろ「こちらこそごめんなさい!」
ちひろ「引っ越しまでさせてしまって……」
P「いえいえ、もともと事務所の近くに引っ越そうと思ってたんですよ」
ちひろ「それならよかったんですけど……私の隣の部屋なんて……」
P「いえいえ、ちひろさんの隣の部屋なんて夢みたいですよ!」
ちひろ「そ、そうですか……///」
P「そういえば……」
2人で楽しく雑談しました
P「あっ、もうこんな時間ですね」
ちひろ「本当ですね、ではそろそろお暇します」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:04:24.89 ID:dqtCbwrl0
玄関
P「今日はありがとうございました。楽しかったです。」
ちひろ「いえいえ、こちらこそ楽しかったですよ」
ちひろ「それではお邪魔しました」
P「……ちひろさん」
ちひろ「どうしました?」クルッ
ドンッ
ちひろ「!!」
P「これをして欲しかったんですよね。どうですか?」
ちひろ「えっと……思ったより近くてドキドキします……///」ドキドキ
P「ちひろさん」
ちひろ「な、なんでしょう?」ドキドキ
P「好きです、俺と付き合ってください」
P「今日はありがとうございました。楽しかったです。」
ちひろ「いえいえ、こちらこそ楽しかったですよ」
ちひろ「それではお邪魔しました」
P「……ちひろさん」
ちひろ「どうしました?」クルッ
ドンッ
ちひろ「!!」
P「これをして欲しかったんですよね。どうですか?」
ちひろ「えっと……思ったより近くてドキドキします……///」ドキドキ
P「ちひろさん」
ちひろ「な、なんでしょう?」ドキドキ
P「好きです、俺と付き合ってください」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:05:14.00 ID:dqtCbwrl0
ちひろ「ええっ……!?」
P「よく考えれば一目惚れでした。ちひろさんの笑顔に何度救われたことか」
ちひろ「……」ウルウル
P「や、やっぱり嫌ですよね。すいません、急に変なこと言って……」オロオロ
ちひろ「ち、違います……嬉しいんです……」ウルウル
P「ほ、本当ですか!?」
ちひろ「はい、こちらこそよろしくおねがいします……!」ニコッ
P「よ、よかった~」
ちひろ「プロデューサーさんこそ私なんかでよかったんですか?」
P「ちひろさんなんかじゃありません。ちひろさんだからいいんです」
ちひろ「で、でも私なんて面倒くさいし……アイドルの子たちみたいに可愛くないですし……」
P「ちひろさんだからいいんです」
ちひろ「で、でも……」
P「ちひろさん」
ちひろ (プ、プロデューサーさんの顔が近づいてきて……)
P「よく考えれば一目惚れでした。ちひろさんの笑顔に何度救われたことか」
ちひろ「……」ウルウル
P「や、やっぱり嫌ですよね。すいません、急に変なこと言って……」オロオロ
ちひろ「ち、違います……嬉しいんです……」ウルウル
P「ほ、本当ですか!?」
ちひろ「はい、こちらこそよろしくおねがいします……!」ニコッ
P「よ、よかった~」
ちひろ「プロデューサーさんこそ私なんかでよかったんですか?」
P「ちひろさんなんかじゃありません。ちひろさんだからいいんです」
ちひろ「で、でも私なんて面倒くさいし……アイドルの子たちみたいに可愛くないですし……」
P「ちひろさんだからいいんです」
ちひろ「で、でも……」
P「ちひろさん」
ちひろ (プ、プロデューサーさんの顔が近づいてきて……)
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:06:23.89 ID:dqtCbwrl0
居酒屋
瑞樹「それでそのままキス……と」
早苗「Pくんもキザなことするわねぇ」
瑞樹「それでその後は?」
ちひろ「普通に部屋に帰りました」
瑞樹「え、それだけ?そこはそのままベッドに……とかじゃないの?」
ちひろ「いや、そこは突然いろいろ起きたのでいっぱいいっぱいで……」
早苗「というかやっと2人がくっついたのねぇ」
瑞樹「みてて焦らしかったもんね」
ちひろ「え、そうなんですか?」
早苗「そうよ、ちひろさんなんて暇さえあればずっとPくんみてたもの」
ちひろ「バレてたんですか……///」
瑞樹「バレバレよ。Pくんの方だってずっとちひろさんのこと見てたのよ」
ちひろ「全然気付きませんでした……」
瑞樹「それでそのままキス……と」
早苗「Pくんもキザなことするわねぇ」
瑞樹「それでその後は?」
ちひろ「普通に部屋に帰りました」
瑞樹「え、それだけ?そこはそのままベッドに……とかじゃないの?」
ちひろ「いや、そこは突然いろいろ起きたのでいっぱいいっぱいで……」
早苗「というかやっと2人がくっついたのねぇ」
瑞樹「みてて焦らしかったもんね」
ちひろ「え、そうなんですか?」
早苗「そうよ、ちひろさんなんて暇さえあればずっとPくんみてたもの」
ちひろ「バレてたんですか……///」
瑞樹「バレバレよ。Pくんの方だってずっとちひろさんのこと見てたのよ」
ちひろ「全然気付きませんでした……」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:06:54.05 ID:dqtCbwrl0
楓「おまたせしましたー」
瑞樹「やっときたわね」
楓「撮影が長引いてしまって……」
早苗「先に飲んでるわよ」
楓「構いませんよ。私もこれから飲みますので」
瑞樹「そうね、今日はいい飲み会になりそう」チラッ
ちひろ「もう!こうなったら私も飲みまくります!」
早苗「いいけど、飲みすぎて旦那に迷惑かけないようにね~」
ちひろ「まだ旦那じゃないです!」
楓「まだ、ですか?」
早苗「結婚する気満々ね~」
ちひろ「……っ!」カァ-
瑞樹「あらあら真っ赤になっちゃって」
ちひろ「こうなったら飲みまくります!」ゴクゴク
ちひろ「もう一杯おねがいします!」
楓「私も負けてはいられませんね」
瑞樹「楓ちゃん、無理に張り合わなくてもいいのよ」
瑞樹「やっときたわね」
楓「撮影が長引いてしまって……」
早苗「先に飲んでるわよ」
楓「構いませんよ。私もこれから飲みますので」
瑞樹「そうね、今日はいい飲み会になりそう」チラッ
ちひろ「もう!こうなったら私も飲みまくります!」
早苗「いいけど、飲みすぎて旦那に迷惑かけないようにね~」
ちひろ「まだ旦那じゃないです!」
楓「まだ、ですか?」
早苗「結婚する気満々ね~」
ちひろ「……っ!」カァ-
瑞樹「あらあら真っ赤になっちゃって」
ちひろ「こうなったら飲みまくります!」ゴクゴク
ちひろ「もう一杯おねがいします!」
楓「私も負けてはいられませんね」
瑞樹「楓ちゃん、無理に張り合わなくてもいいのよ」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/05(金) 23:07:25.06 ID:dqtCbwrl0
数時間後
ちひろ「もういっぱいおねがいします~」フラフラ
瑞樹「ダメよ。もうフラフラじゃない」
楓「……」ス-ス-
P「すいません、おまたせしました」
早苗「おっ、やっときたわね」
瑞樹「私たちで楓ちゃんを連れて帰るからちひろさんを連れて帰ってくれないかしら」
P「わかりました。ちひろさーん帰りますよー」
ちひろ「あっ、Pさんだー」
P「あちゃあ、完全に酔ってるな。帰りますよ」
ちひろ「おんぶしてください」
P「はいはい」
P「それじゃ失礼します」
瑞樹「ああ、はいはい」
早苗「何あれ、いきなり見せつけられたんだけど。私も彼氏欲しいなぁー」
瑞樹「アイドルなんだからダメに決まってるでしょ。ほら、楓ちゃん帰るわよー」
楓「うーん、恋がこいしい。なーんて」フフッ
ちひろ「もういっぱいおねがいします~」フラフラ
瑞樹「ダメよ。もうフラフラじゃない」
楓「……」ス-ス-
P「すいません、おまたせしました」
早苗「おっ、やっときたわね」
瑞樹「私たちで楓ちゃんを連れて帰るからちひろさんを連れて帰ってくれないかしら」
P「わかりました。ちひろさーん帰りますよー」
ちひろ「あっ、Pさんだー」
P「あちゃあ、完全に酔ってるな。帰りますよ」
ちひろ「おんぶしてください」
P「はいはい」
P「それじゃ失礼します」
瑞樹「ああ、はいはい」
早苗「何あれ、いきなり見せつけられたんだけど。私も彼氏欲しいなぁー」
瑞樹「アイドルなんだからダメに決まってるでしょ。ほら、楓ちゃん帰るわよー」
楓「うーん、恋がこいしい。なーんて」フフッ
37: ◆tszUTe7ikc 2018/01/05(金) 23:08:45.46 ID:dqtCbwrl0
終着点が分からなくなったのでこれで終わり!
またネタが思いついたらラブラブ編も書くと思います
またネタが思いついたらラブラブ編も書くと思います
引用元: ・ちひろ「壁ドンって知ってますか」モバP「知ってますよ」
提督「照月を拷問する
2020-09-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 09:29:01.33 ID:MFlnIKYH0
――初月の再教育が行われる数時間前
提督「さて……初月の再教育まで、まだ少し時間があるな」
提督「……茶でも飲むとするか」
提督「うむ、玄米茶をこたつで飲む。やはりこれが……」
??「…………」トントン
提督「誰だ?」
照月「照月……です……」
提督「……やはり来たか……」ボソッ
提督「入れ!」
照月「し、失礼します」ガチャっ
提督「それで、何か用か?」
照月「そ、その……提督にお願いがあって来たんです」
提督「……その前に戸を閉めろ。隙間風が入って来る」
照月「あ、わあぁっ。ごめんなさいっ」パタン
照月「その、それで……」
提督「照月、お前もこたつに入れ。見ているだけで寒々しい」
照月「あ……は、はいっ」モゾモゾ
提督「…………」にやり
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515025741
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 09:29:44.75 ID:MFlnIKYH0
提督「それで、何の要件だ?」
照月「は、はい……その……初月の事です」
提督「再教育は確定事項だ」
照月「そ、その事です!初月はまだここに来て間もないんです。ですから……」
提督「だから早いうちに躾けねばならん。そのための再教育だ」
照月「て、提督ご自身がされることはありますせんっ。私や秋月姉が責任を持って……」
提督「その結果がアレだ。分かるか?貴様らでは生ぬるいのだ」
照月「今度こそ!今度こそはきちんとやりますから!お願いです……初月が壊れちゃう……」
提督「そういって再び命令違反されたのではかなわん。今回は私が徹底的に行う」
照月「そこをなんとかっ!」
提督「くどいっ!貴様も再教育を受けたいかっ?」
照月「……ぐっ」
提督「ふんっ。ではそろそろ行かねばならんのでな」スッ
照月「……行かせません。こうなったら縋りついてでも提督を止めるんだから……」
提督「クックッ、その心意気だけは褒めてやろう。しかし……貴様の体は正直だなぁ」
照月「何を……あ、あれ?」グイッ
照月「は、はい……その……初月の事です」
提督「再教育は確定事項だ」
照月「そ、その事です!初月はまだここに来て間もないんです。ですから……」
提督「だから早いうちに躾けねばならん。そのための再教育だ」
照月「て、提督ご自身がされることはありますせんっ。私や秋月姉が責任を持って……」
提督「その結果がアレだ。分かるか?貴様らでは生ぬるいのだ」
照月「今度こそ!今度こそはきちんとやりますから!お願いです……初月が壊れちゃう……」
提督「そういって再び命令違反されたのではかなわん。今回は私が徹底的に行う」
照月「そこをなんとかっ!」
提督「くどいっ!貴様も再教育を受けたいかっ?」
照月「……ぐっ」
提督「ふんっ。ではそろそろ行かねばならんのでな」スッ
照月「……行かせません。こうなったら縋りついてでも提督を止めるんだから……」
提督「クックッ、その心意気だけは褒めてやろう。しかし……貴様の体は正直だなぁ」
照月「何を……あ、あれ?」グイッ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 09:30:18.02 ID:MFlnIKYH0
照月「こ、こたつから出られない!?」
提督「クハハハッ!!そうだ、出られないだろう!」
提督「そのこたつは節目のない正目の木材のみを使用している。そして布団はガチョウの胸毛から取れる最も柔らかい羽毛のみを詰めた最高級品だ!」
照月「ううぅ……この肌に吸い付く様な質感……。触れている事すら分からないほどの軽い布団だなんて……。そんな……体がここから出る事を拒んでるの?」
提督「更に、ただの備長炭だけではない。香木を混ぜる事でほのかに甘味のある香りを生み出すとともに……」
照月「ああぁぁぁっ。熱が……熱がぁっ!」
提督「そうだ!じっくりと貴様の中にまで熱がしみ込んでいくのが分かるだろう!」
照月「だめ……だめぇぇ」
提督「クククッ。そのままそこでこたつを堪能しているがいい……。何、すぐに終わるさ」
照月「……はっ、初月……!だ、駄目……ここで頑張らなきゃ……」ズズッ
提督「ほぉ……さすがだ、褒めてやろう。まさかまだ動けるとはな」
照月「だって照月は……お姉ちゃんだから……だから……」
提督「まあ、これだけで動けなくなっては面白くない。せっかく色々と準備したのだ、楽しませてくれんとな」
照月「え……?」
提督「さあ照月、これをやろう」
照月「そんな……それは……反則だよぉっ」
提督「私は出し惜しみなどせん。始めから最高の攻めをさせてもらう」
照月「ああぁぁぁあぁっ!!」
提督「さあ、味わうがいい!この……最高級の温州蜜柑、大坊みかんをな」
照月「いや……そんな……手が勝手にぃ」
提督「ほかのミカンと違い、樹上で完熟するまで待ってから収穫した蜜柑だ。ただの蜜柑とはその糖度も、酸味も匂いも!すべてが比べ物にならんほど濃厚だろう!」
照月「ダメぇ……。ダメェ……」
提督「更にこたつという場が!環境が!その味をよりうまく感じさせる。もう貴様はそのこたつから離れられんだろう!」
照月「んむんむんむ……」
提督「クハハハッ!!そうだ、出られないだろう!」
提督「そのこたつは節目のない正目の木材のみを使用している。そして布団はガチョウの胸毛から取れる最も柔らかい羽毛のみを詰めた最高級品だ!」
照月「ううぅ……この肌に吸い付く様な質感……。触れている事すら分からないほどの軽い布団だなんて……。そんな……体がここから出る事を拒んでるの?」
提督「更に、ただの備長炭だけではない。香木を混ぜる事でほのかに甘味のある香りを生み出すとともに……」
照月「ああぁぁぁっ。熱が……熱がぁっ!」
提督「そうだ!じっくりと貴様の中にまで熱がしみ込んでいくのが分かるだろう!」
照月「だめ……だめぇぇ」
提督「クククッ。そのままそこでこたつを堪能しているがいい……。何、すぐに終わるさ」
照月「……はっ、初月……!だ、駄目……ここで頑張らなきゃ……」ズズッ
提督「ほぉ……さすがだ、褒めてやろう。まさかまだ動けるとはな」
照月「だって照月は……お姉ちゃんだから……だから……」
提督「まあ、これだけで動けなくなっては面白くない。せっかく色々と準備したのだ、楽しませてくれんとな」
照月「え……?」
提督「さあ照月、これをやろう」
照月「そんな……それは……反則だよぉっ」
提督「私は出し惜しみなどせん。始めから最高の攻めをさせてもらう」
照月「ああぁぁぁあぁっ!!」
提督「さあ、味わうがいい!この……最高級の温州蜜柑、大坊みかんをな」
照月「いや……そんな……手が勝手にぃ」
提督「ほかのミカンと違い、樹上で完熟するまで待ってから収穫した蜜柑だ。ただの蜜柑とはその糖度も、酸味も匂いも!すべてが比べ物にならんほど濃厚だろう!」
照月「ダメぇ……。ダメェ……」
提督「更にこたつという場が!環境が!その味をよりうまく感じさせる。もう貴様はそのこたつから離れられんだろう!」
照月「んむんむんむ……」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 09:30:52.93 ID:MFlnIKYH0
提督「ふんっ……照月もこの程度だったか……。では行くと……」
照月「……いひゃへなひ……」グイッ
提督「なにっ!?」
照月「いかへなひんりゃからぁ!」
提督「…………」
提督「クハハハッ!なるほど、動けた理由はそれか、照月!」
照月「もむもむもむもむ……んくっ。私が初月を……守るんだからぁ」
提督「いやはや、侮った私がいけなかったか」
照月「か、カゴ一盛りくらいならっ」
提督「謝ろう、照月。私はお前を侮っていた」
照月「提督、話を聞いてくれ……」
提督「本気でやらせてもらおう」
照月「ひっ」
提督「……照月よ。貴様、そのこたつに入ってしばらく経つな。さぞかし体が温まってきたことだろう」
照月「それは……そう、ですけど……」
提督「そうかそうか、温まって……いや、少し熱いくらいか?うっすらと汗ばんで見えるぞ?」
照月「はっ、まさか……!」
提督「クククッ気付いたか」
照月「な、なんてことを……。そんなひどいことをどうして考え付くんですか」
提督「はっはっはっ、楽しめ、照月ぃ!」
照月「いやぁぁ!」
提督「ハーゲンダッツだ!」
照月「寒い冬にこたつ、そして火照ったところにアイスだなんて……!」
提督「バニラにチョコ、抹茶やラムレーズンもあるぞ!さあ、何がいい?」
照月「ダメェ!やめてぇぇ!」
提督「私が選んでやろう。期間限定きな粉黒蜜なんてどうだ!」
照月「ひぎぃぃぃっ!!」
照月「……いひゃへなひ……」グイッ
提督「なにっ!?」
照月「いかへなひんりゃからぁ!」
提督「…………」
提督「クハハハッ!なるほど、動けた理由はそれか、照月!」
照月「もむもむもむもむ……んくっ。私が初月を……守るんだからぁ」
提督「いやはや、侮った私がいけなかったか」
照月「か、カゴ一盛りくらいならっ」
提督「謝ろう、照月。私はお前を侮っていた」
照月「提督、話を聞いてくれ……」
提督「本気でやらせてもらおう」
照月「ひっ」
提督「……照月よ。貴様、そのこたつに入ってしばらく経つな。さぞかし体が温まってきたことだろう」
照月「それは……そう、ですけど……」
提督「そうかそうか、温まって……いや、少し熱いくらいか?うっすらと汗ばんで見えるぞ?」
照月「はっ、まさか……!」
提督「クククッ気付いたか」
照月「な、なんてことを……。そんなひどいことをどうして考え付くんですか」
提督「はっはっはっ、楽しめ、照月ぃ!」
照月「いやぁぁ!」
提督「ハーゲンダッツだ!」
照月「寒い冬にこたつ、そして火照ったところにアイスだなんて……!」
提督「バニラにチョコ、抹茶やラムレーズンもあるぞ!さあ、何がいい?」
照月「ダメェ!やめてぇぇ!」
提督「私が選んでやろう。期間限定きな粉黒蜜なんてどうだ!」
照月「ひぎぃぃぃっ!!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 09:31:18.55 ID:MFlnIKYH0
提督「そしてこれが最後だ。これで貴様はもう私の邪魔などできまい!」
照月「そんな……そんな事されたら……初月……あぁ……」
多摩「ゴロゴロゴロゴロ……うにゃ~」
提督「ふふふ……こたつの温かさに惹かれてやってきた猫が膝の上に寝っ転がればどうなるか!」
照月「いやぁぁ……動けないぃぃ!」
多摩「ぬくぬく……うまうま……チーズケーキ味は譲れないにゃ」
提督「ではな、照月。私は初月の再教育に向かわねばならん」
照月「だ、だめっ!!まっへ!んぐ。いはないへ……んむはちゅじゅ……むぐむぐ……やめてぇ!初月!初月ぃ~~!!」
提督「…………」バタン
照月「そんな……そんな事されたら……初月……あぁ……」
多摩「ゴロゴロゴロゴロ……うにゃ~」
提督「ふふふ……こたつの温かさに惹かれてやってきた猫が膝の上に寝っ転がればどうなるか!」
照月「いやぁぁ……動けないぃぃ!」
多摩「ぬくぬく……うまうま……チーズケーキ味は譲れないにゃ」
提督「ではな、照月。私は初月の再教育に向かわねばならん」
照月「だ、だめっ!!まっへ!んぐ。いはないへ……んむはちゅじゅ……むぐむぐ……やめてぇ!初月!初月ぃ~~!!」
提督「…………」バタン
引用元: ・提督「照月を拷問する
モバP「ラヴリーステップ」
2020-09-30
1: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:12:45.30 ID:T+rrvaIc0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:14:41.55 ID:T+rrvaIc0
事務所
ほたる「はぁ……」
P「随分と辛気臭いため息だな」
ほたる「あ、プロデューサーさんおはようございます」
ほたる「大した話じゃないんですが……」
ほたる「ここに来るまで電車が遅延して、エスカレーターで押されて転びそうになって」
ほたる「自動ドアに拒否されただけですね」
P「お疲れ様。そういう時もあるさ」
ほたる「いえ、慣れてますから」
ガチャ
里奈「ちょりーす。お、プロデューサーこんちゃーす☆」
P「おはよう。早いな」
里奈「早く目が覚めちゃったー早く来た分寝坊した時勘弁して」
P「寝坊した時間によるな」
ほたる「……」
里奈「あ、ほたるんもこんちゃーす」
ほたる「はぁ……」
P「随分と辛気臭いため息だな」
ほたる「あ、プロデューサーさんおはようございます」
ほたる「大した話じゃないんですが……」
ほたる「ここに来るまで電車が遅延して、エスカレーターで押されて転びそうになって」
ほたる「自動ドアに拒否されただけですね」
P「お疲れ様。そういう時もあるさ」
ほたる「いえ、慣れてますから」
ガチャ
里奈「ちょりーす。お、プロデューサーこんちゃーす☆」
P「おはよう。早いな」
里奈「早く目が覚めちゃったー早く来た分寝坊した時勘弁して」
P「寝坊した時間によるな」
ほたる「……」
里奈「あ、ほたるんもこんちゃーす」
3: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:15:08.69 ID:T+rrvaIc0
ほたる「あ、え、はい。その……こんにちは」
里奈「おでこ赤いけどどしたの?」
ほたる「あ、えーと……なんでもありません」
ほたる「その、えっと、あ、私レッスンでした。行ってきます」
里奈「行ってらっしゃー……い」
P「気を付けてな」
里奈「そんなバタバタだったん?」
P「いや、そんなことはなかった気が」
里奈「ふーん……もしかしてアタシ嫌われてる系?」
P「それはないと思うぞ」
里奈「そ?わーりとガチマッハで逃げられた気がするんだけど」
P「気のせいじゃないか?」
里奈「ま。プロデューサーが言うならそーかもね」
里奈「おでこ赤いけどどしたの?」
ほたる「あ、えーと……なんでもありません」
ほたる「その、えっと、あ、私レッスンでした。行ってきます」
里奈「行ってらっしゃー……い」
P「気を付けてな」
里奈「そんなバタバタだったん?」
P「いや、そんなことはなかった気が」
里奈「ふーん……もしかしてアタシ嫌われてる系?」
P「それはないと思うぞ」
里奈「そ?わーりとガチマッハで逃げられた気がするんだけど」
P「気のせいじゃないか?」
里奈「ま。プロデューサーが言うならそーかもね」
4: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:15:53.67 ID:T+rrvaIc0
事務所
里奈「~♪」
文香「……」
里奈「お、文香ちゃんおはぽよ」
文香「あ……おはようございます」
里奈「おはぽよぽよ。なに読んでんの?」
文香「ちょっと小説を……」
里奈「ふーん。どんなお話?」
文香「手を伸ばしたら世界は思ったよりも広かったというお話ですね」
文香「孤独に苛まれ、災厄と言ってもよいほどの不幸に巻き込まれた勇者のお話ですね」
文香「個人的には…災厄の象徴である竜と問答が好きです」
里奈「そっかー……なるほどなー」
里奈「あんまり、そういう本読まないからピンと来ないんだよねー」
文香「分かりやすく言うならば……」
文香「勇者がマジヤバイ」
里奈「~♪」
文香「……」
里奈「お、文香ちゃんおはぽよ」
文香「あ……おはようございます」
里奈「おはぽよぽよ。なに読んでんの?」
文香「ちょっと小説を……」
里奈「ふーん。どんなお話?」
文香「手を伸ばしたら世界は思ったよりも広かったというお話ですね」
文香「孤独に苛まれ、災厄と言ってもよいほどの不幸に巻き込まれた勇者のお話ですね」
文香「個人的には…災厄の象徴である竜と問答が好きです」
里奈「そっかー……なるほどなー」
里奈「あんまり、そういう本読まないからピンと来ないんだよねー」
文香「分かりやすく言うならば……」
文香「勇者がマジヤバイ」
5: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:18:44.56 ID:T+rrvaIc0
里奈「ほうほう。アゲアゲな感じぽいねー」
文香「アゲアゲの…イケイケです」
里奈「文香ちゃん、意外とそんなセリフ言うんだねー。びっくりん☆」
里奈「もっと、大人しーっていうか、頭良さそーな感じの性格かなって思ってたけど」
文香「相手に思いを伝えるのは……いつでも難しいですから」
里奈「そんな難しく考えてもダメだよねー」
里奈「アタシなんか頭悪いし、すぐ知恵熱出てぐわんぐわんしちゃう」
文香「そんなもんでしょうか」
里奈「そそ。あー、アタシ明日熱かも。プロデューサー冷えピタちょーだーい」
P「どうした?どっかぶつけたか?」
里奈「んーん。明日頭熱出そうな気がするだけ」
P「予防しとけよ」
里奈「ここはしっかり看病してやるから。って言わないと」
里奈「アタシでもおこぷんだよ!」
P「悪い悪い。よくわからないけど文香も熱出さないようにな」
文香「イケイケの…アゲアゲなので平気です」
P「ん?」
文香「あ…いえ、その、熱の予防に」カァァ
文香「アゲアゲの…イケイケです」
里奈「文香ちゃん、意外とそんなセリフ言うんだねー。びっくりん☆」
里奈「もっと、大人しーっていうか、頭良さそーな感じの性格かなって思ってたけど」
文香「相手に思いを伝えるのは……いつでも難しいですから」
里奈「そんな難しく考えてもダメだよねー」
里奈「アタシなんか頭悪いし、すぐ知恵熱出てぐわんぐわんしちゃう」
文香「そんなもんでしょうか」
里奈「そそ。あー、アタシ明日熱かも。プロデューサー冷えピタちょーだーい」
P「どうした?どっかぶつけたか?」
里奈「んーん。明日頭熱出そうな気がするだけ」
P「予防しとけよ」
里奈「ここはしっかり看病してやるから。って言わないと」
里奈「アタシでもおこぷんだよ!」
P「悪い悪い。よくわからないけど文香も熱出さないようにな」
文香「イケイケの…アゲアゲなので平気です」
P「ん?」
文香「あ…いえ、その、熱の予防に」カァァ
6: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:19:33.26 ID:T+rrvaIc0
事務所
ちひろ「お仕事お疲れ様です。お茶飲みますか?」
P「お疲れ様です。頂ますね」
ちひろ「いえいえ。今日テレビ観てましたけど、皆忙しそうですね」
P「まぁ、確かにそうですね。他所様の事務所に負けないようにしないとって思ってます」
ちひろ「そうですね。なにか新しい案でもあるんですか?」
P「ちひろさんがデビューするとか?」
ちひろ「無策ってことですね」
P「流石に冗談ですよ。なくはありませんが成功するかは別ですよ」
ちひろ「そんなこと言うなんて珍しいですね」
P「いつもドキドキですよ。心臓が口から出そうです」
ちひろ「ということは……また不思議なこと考えてますね」
P「いや、ビビッと来ただけでまだ誰にも話してないんですけどね」
ちひろ「ここまで言って言い淀むのもらしくないですね」
P「ええとですね……」
ちひろ「さ、言っちゃってくださいな」
P「里奈と……ほたるですね」
ちひろ「お仕事お疲れ様です。お茶飲みますか?」
P「お疲れ様です。頂ますね」
ちひろ「いえいえ。今日テレビ観てましたけど、皆忙しそうですね」
P「まぁ、確かにそうですね。他所様の事務所に負けないようにしないとって思ってます」
ちひろ「そうですね。なにか新しい案でもあるんですか?」
P「ちひろさんがデビューするとか?」
ちひろ「無策ってことですね」
P「流石に冗談ですよ。なくはありませんが成功するかは別ですよ」
ちひろ「そんなこと言うなんて珍しいですね」
P「いつもドキドキですよ。心臓が口から出そうです」
ちひろ「ということは……また不思議なこと考えてますね」
P「いや、ビビッと来ただけでまだ誰にも話してないんですけどね」
ちひろ「ここまで言って言い淀むのもらしくないですね」
P「ええとですね……」
ちひろ「さ、言っちゃってくださいな」
P「里奈と……ほたるですね」
7: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:20:32.12 ID:T+rrvaIc0
ちひろ「あんまりイメージがないですね」
ちひろ「ファン層も結構違う気がしますし……」
P「そこに関しては思いますね」
ちひろ「なんか狙いがあるんですか?」
P「個人的な意見ですけど」
P「里奈のステージに白菊が咲いてたら綺麗じゃないですか?」
ちひろ「綺麗ではありますね」
P「里奈とのコントラストが綺麗だなぁと」
ちひろ「上手く行けばですけどね」
P「含みがありますね」
ちひろ「別に何かある訳じゃないんですけど……」
ちひろ「凄いシンプルな話で」
ちひろ「あの二人が喋ってるの見たことないんですけど」
P「ちひろさんもでしたか」
ちひろ「えぇ。残念ながら」ハァ
ちひろ「ファン層も結構違う気がしますし……」
P「そこに関しては思いますね」
ちひろ「なんか狙いがあるんですか?」
P「個人的な意見ですけど」
P「里奈のステージに白菊が咲いてたら綺麗じゃないですか?」
ちひろ「綺麗ではありますね」
P「里奈とのコントラストが綺麗だなぁと」
ちひろ「上手く行けばですけどね」
P「含みがありますね」
ちひろ「別に何かある訳じゃないんですけど……」
ちひろ「凄いシンプルな話で」
ちひろ「あの二人が喋ってるの見たことないんですけど」
P「ちひろさんもでしたか」
ちひろ「えぇ。残念ながら」ハァ
8: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:21:22.63 ID:T+rrvaIc0
事務所
ほたる(さっき藤本さんに悪いことしちゃったな……)
ほたる「はぁ……」
文香「あ…おかえりなさい」
ほたる「あ、鷺沢さん。ただいまです」
文香「随分と…レッスンが早く終わりましたね」
ほたる「あ、いえ、その…靴ひもが千切れてしまって」
文香「あ…替えはありますか?」
ほたる「私は忘れてしまって…事務所にあるかな…と」
文香「確かにここならそういうものは在りそうですけど……」
文香(私は知りませんね…)
ガチャ
里奈「お、文香ちゃんとほたるんどしたの?」
里奈「なんだかピンチ的なカンジ?プロデューサーにTELっとく?」
ほたる「あ、いえ、そこまでは……」
里奈「んん? どゆこと」
文香「いえ、シンプルに――」
里奈「なーるほろ。アタシの予備使っていいよ☆」
ほたる「あ、はい…っていいんですか?」
里奈「おけおけ。いいよー。困ってる時はお互いさまじゃーん?」
里奈「色はピンクだけどめーんご」
ほたる「ありがとうございます。藤本さん」
里奈「もっとフランクでいいよ、ほたるん」
ほたる「は、はぁ……」
里奈「リナリナとか、里奈っちとかー。ほら、リピートなんちゃらかんちゃら?」
ほたる「り、里奈さん」
ほたる(さっき藤本さんに悪いことしちゃったな……)
ほたる「はぁ……」
文香「あ…おかえりなさい」
ほたる「あ、鷺沢さん。ただいまです」
文香「随分と…レッスンが早く終わりましたね」
ほたる「あ、いえ、その…靴ひもが千切れてしまって」
文香「あ…替えはありますか?」
ほたる「私は忘れてしまって…事務所にあるかな…と」
文香「確かにここならそういうものは在りそうですけど……」
文香(私は知りませんね…)
ガチャ
里奈「お、文香ちゃんとほたるんどしたの?」
里奈「なんだかピンチ的なカンジ?プロデューサーにTELっとく?」
ほたる「あ、いえ、そこまでは……」
里奈「んん? どゆこと」
文香「いえ、シンプルに――」
里奈「なーるほろ。アタシの予備使っていいよ☆」
ほたる「あ、はい…っていいんですか?」
里奈「おけおけ。いいよー。困ってる時はお互いさまじゃーん?」
里奈「色はピンクだけどめーんご」
ほたる「ありがとうございます。藤本さん」
里奈「もっとフランクでいいよ、ほたるん」
ほたる「は、はぁ……」
里奈「リナリナとか、里奈っちとかー。ほら、リピートなんちゃらかんちゃら?」
ほたる「り、里奈さん」
9: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:22:41.68 ID:T+rrvaIc0
里奈「いぇい。これで、ほたるんとアタシはズッ友だね☆」
ほたる「ず、ズッ友?」
文香「ずっと友達という意味ですね」
里奈「そそー。文香ちゃんもそーだよね」
文香「あ…アゲアゲです」
里奈「文香ちゃん、それ気に入ってる系?」
文香「ひ、人並みですね」
里奈「ひゃーん。文香ちゃん激マブー。一緒に写真撮っても良さげ?」
文香「えっと……どうぞ」
里奈「折角ならほたるんも~」
ほたる「え、あ、はい。えっと…どこ見たら」
里奈「んーノリで!ってのはウソでカメラ見て」
里奈「せーの」カシャ
里奈「あとで送るねー。それじゃ、がんばー☆」
文香「里奈さんはこれから…?」
里奈「んー?プロデューサーとスタジオで撮影的なお仕事かな。現地で待ち合わせー」
文香「なるほど。お気をつけて」
里奈「キュンキュン来ちゃーう。未来の旦那さんにも言ってあげたらイチコロ間違いないね♪」
ほたる「ず、ズッ友?」
文香「ずっと友達という意味ですね」
里奈「そそー。文香ちゃんもそーだよね」
文香「あ…アゲアゲです」
里奈「文香ちゃん、それ気に入ってる系?」
文香「ひ、人並みですね」
里奈「ひゃーん。文香ちゃん激マブー。一緒に写真撮っても良さげ?」
文香「えっと……どうぞ」
里奈「折角ならほたるんも~」
ほたる「え、あ、はい。えっと…どこ見たら」
里奈「んーノリで!ってのはウソでカメラ見て」
里奈「せーの」カシャ
里奈「あとで送るねー。それじゃ、がんばー☆」
文香「里奈さんはこれから…?」
里奈「んー?プロデューサーとスタジオで撮影的なお仕事かな。現地で待ち合わせー」
文香「なるほど。お気をつけて」
里奈「キュンキュン来ちゃーう。未来の旦那さんにも言ってあげたらイチコロ間違いないね♪」
10: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:23:10.67 ID:T+rrvaIc0
スタジオ
里奈「おっはー。プロデューサー元気?寒いからあっためて~」
P「お疲れ様。原付か?」
里奈「そそ。ってプロデューサーの指もカチコチじゃん!」
里奈「一緒にあっためないと!もみもみ~♪」
P「あんまりこういうとこでそういうことはしない方がいいな」
里奈「照れんな照れんな~」アハハ
P「ま。いいか。コーヒーでも飲むか?」
里奈「うわ~、まぢイケメソ~。なになにどうしたの?」
P「頑張ってるからな」
里奈「イケメソー。アタシの体もうホカホカ~。プロデューサーのエロー」
P「はいはい。そうだ。後で話があるから撮影終わったら教えてくれ」
里奈「今じゃダメ系?」
P「今は仕事に集中してくれ」
里奈「オッケー!上手くいったらかまちょー」
里奈「おっはー。プロデューサー元気?寒いからあっためて~」
P「お疲れ様。原付か?」
里奈「そそ。ってプロデューサーの指もカチコチじゃん!」
里奈「一緒にあっためないと!もみもみ~♪」
P「あんまりこういうとこでそういうことはしない方がいいな」
里奈「照れんな照れんな~」アハハ
P「ま。いいか。コーヒーでも飲むか?」
里奈「うわ~、まぢイケメソ~。なになにどうしたの?」
P「頑張ってるからな」
里奈「イケメソー。アタシの体もうホカホカ~。プロデューサーのエロー」
P「はいはい。そうだ。後で話があるから撮影終わったら教えてくれ」
里奈「今じゃダメ系?」
P「今は仕事に集中してくれ」
里奈「オッケー!上手くいったらかまちょー」
11: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:23:48.97 ID:T+rrvaIc0
スタジオ
里奈「おっすー。ただいまー。しっかりバッチリ見てた?」
P「あぁ、良かったな」
里奈「まぢ?今アタシ褒められちゃそー」
P「お疲れ様」
里奈「プロデューサーもお疲れさまー!」
里奈「もっともっとかまちょー」
里奈「寒いし、ひと肌恋しいから今のプロデューサーのかまちょ具合じゃNGぽよー」
P「甘いもの食べたくないか?」
里奈「わーお!ぐいぐい来るね!アタシと腕組んでお買い物的な?」
P「いや、俺が買ってこようかなと」
里奈「えー。ま。そんなことしてたらただのバカップルだもんねー。アタシは頭よくないけど」アハハ
P「なんにせよ待っててな」
里奈「待てないなー。折角なら一緒にいこいこランデブー♪」
里奈「おっすー。ただいまー。しっかりバッチリ見てた?」
P「あぁ、良かったな」
里奈「まぢ?今アタシ褒められちゃそー」
P「お疲れ様」
里奈「プロデューサーもお疲れさまー!」
里奈「もっともっとかまちょー」
里奈「寒いし、ひと肌恋しいから今のプロデューサーのかまちょ具合じゃNGぽよー」
P「甘いもの食べたくないか?」
里奈「わーお!ぐいぐい来るね!アタシと腕組んでお買い物的な?」
P「いや、俺が買ってこようかなと」
里奈「えー。ま。そんなことしてたらただのバカップルだもんねー。アタシは頭よくないけど」アハハ
P「なんにせよ待っててな」
里奈「待てないなー。折角なら一緒にいこいこランデブー♪」
12: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:24:22.80 ID:T+rrvaIc0
コンビニ
P「色々あるな」
里奈「来るたびに新しいお菓子出てるよねー。あんまり美味しい感じしないけど」
P「言われてみたら定番品のが良いわな」
里奈「でも、たまにグサーってくる奴もあるよねー。あ、ドーナっちょも買おー」
P「そんなに食べれるのか?」
里奈「お?プロデューサーカレシっぽーい。そんなこと心配してくれるんだー♪」
里奈「折角ならほたるんとか文香ちゃんにあげようかなーって」
P「優しいな」
里奈「うぇ!?まぢで来れらるとガチでハズいんですけどー!」
P「照れるな照れるな」
里奈「それ、アタシのセリフだしー!もぉーっ」
里奈「そう言えば、なんか話があるとか言ってなかったっけ?」
P「あぁ、そうだな。ちょっと相談があってな」
里奈「アタシに相談してもおバカだから無理ぽよ?」
P「いや、それでも里奈に相談したくてな」
里奈「おバカなのを否定しないトコもプロデューサーぽいよねー」
里奈「ま。ぜーんぶ見られちゃってるしいっか☆」
P「色々あるな」
里奈「来るたびに新しいお菓子出てるよねー。あんまり美味しい感じしないけど」
P「言われてみたら定番品のが良いわな」
里奈「でも、たまにグサーってくる奴もあるよねー。あ、ドーナっちょも買おー」
P「そんなに食べれるのか?」
里奈「お?プロデューサーカレシっぽーい。そんなこと心配してくれるんだー♪」
里奈「折角ならほたるんとか文香ちゃんにあげようかなーって」
P「優しいな」
里奈「うぇ!?まぢで来れらるとガチでハズいんですけどー!」
P「照れるな照れるな」
里奈「それ、アタシのセリフだしー!もぉーっ」
里奈「そう言えば、なんか話があるとか言ってなかったっけ?」
P「あぁ、そうだな。ちょっと相談があってな」
里奈「アタシに相談してもおバカだから無理ぽよ?」
P「いや、それでも里奈に相談したくてな」
里奈「おバカなのを否定しないトコもプロデューサーぽいよねー」
里奈「ま。ぜーんぶ見られちゃってるしいっか☆」
13: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:25:19.22 ID:T+rrvaIc0
車内
P「ほい。コーヒー」
里奈「ありがちょー。ふひぃー温まる~」
P「それでなんだが」
里奈「ドキドキなんだけどー。どしたの?」
P「新しいユニットを組もうと思ってな」
里奈「こーしーおいしー。って誰と誰?」
P「里奈とほたる」
里奈「ん?」
P「藤本里奈と白菊ほたる」
里奈「アタシおバカだから分かんないけど、プロデューサーがいけるって言うならいいよ!」
里奈「でも、ほたるんみたいなおしとやかーな感じはムリぽよ?」
里奈「ナチュラルメイクとかしても、ソリコミだしー」
P「別に里奈にそっちは求めてないぞ」
里奈「そっかー……なんでユニット組もうとしてるの?」
P「里奈のアツアツのステージに白菊が一輪咲いてたら綺麗じゃないか?」
里奈「ふわー。ちょーアガるー!!」
里奈「アツアツアゲアゲのまぢで激ヤバ」
里奈「言葉で上手く言えないけどヤバヤバのラヴリー」
P「そう思うか」
里奈「ほたるんがどう思うか分からないけど、アタシ的にはハッピーうれぴー的なカンジ」
P「ほい。コーヒー」
里奈「ありがちょー。ふひぃー温まる~」
P「それでなんだが」
里奈「ドキドキなんだけどー。どしたの?」
P「新しいユニットを組もうと思ってな」
里奈「こーしーおいしー。って誰と誰?」
P「里奈とほたる」
里奈「ん?」
P「藤本里奈と白菊ほたる」
里奈「アタシおバカだから分かんないけど、プロデューサーがいけるって言うならいいよ!」
里奈「でも、ほたるんみたいなおしとやかーな感じはムリぽよ?」
里奈「ナチュラルメイクとかしても、ソリコミだしー」
P「別に里奈にそっちは求めてないぞ」
里奈「そっかー……なんでユニット組もうとしてるの?」
P「里奈のアツアツのステージに白菊が一輪咲いてたら綺麗じゃないか?」
里奈「ふわー。ちょーアガるー!!」
里奈「アツアツアゲアゲのまぢで激ヤバ」
里奈「言葉で上手く言えないけどヤバヤバのラヴリー」
P「そう思うか」
里奈「ほたるんがどう思うか分からないけど、アタシ的にはハッピーうれぴー的なカンジ」
14: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:26:04.43 ID:T+rrvaIc0
里奈「てかてかー。かまちょー」
P「はいはい」
里奈「なんか面白い話へいへーい」
P「んー……」
P「むかしむかし、魔女はある人を探していました」
里奈「昔話とかおじいちゃんー」
P「お城の舞踏会に来る女の子を見てはため息をついてました」
P「シンデレラになれる子が見つからなかったからです」
里奈「えー、その人理想めっちゃたかそー」
P「気分転換に外に出ていると、王様が建造中の建物が見えました」
P「丁度、現場の作業者も休憩中だったらしく休憩をしていました」
里奈「……」
P「そこで魔女はシンデレラになれる子を見つけたのです」
里奈「続きはどんなカンジー?」
P「いや、終わりだぞ?」
P「はいはい」
里奈「なんか面白い話へいへーい」
P「んー……」
P「むかしむかし、魔女はある人を探していました」
里奈「昔話とかおじいちゃんー」
P「お城の舞踏会に来る女の子を見てはため息をついてました」
P「シンデレラになれる子が見つからなかったからです」
里奈「えー、その人理想めっちゃたかそー」
P「気分転換に外に出ていると、王様が建造中の建物が見えました」
P「丁度、現場の作業者も休憩中だったらしく休憩をしていました」
里奈「……」
P「そこで魔女はシンデレラになれる子を見つけたのです」
里奈「続きはどんなカンジー?」
P「いや、終わりだぞ?」
15: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:27:20.68 ID:T+rrvaIc0
里奈「ここは魔女がその人を口説くシーンとかアリアリな気がするんだけど?」
P「そこはまぁ、脳内で補完してくれ」
里奈「ホカン?」
P「自分で想像しといてくれ」
里奈「オッケー。プロデューサーがそういうならアタシがんばっちょ」
里奈「シンデレラになれるーとか言われたその子はその魔女のことをサギだと思ってました」
P「ひどい話だ」
里奈「でも、魔女の目がわりとマジだったからびっくりしてしまいました」
里奈「だってありえんてぃーだったから……」
里奈「でも、今も一緒にいるのが一番ありえんてぃーだよね。アハハっ!」
P「そこはまぁ、脳内で補完してくれ」
里奈「ホカン?」
P「自分で想像しといてくれ」
里奈「オッケー。プロデューサーがそういうならアタシがんばっちょ」
里奈「シンデレラになれるーとか言われたその子はその魔女のことをサギだと思ってました」
P「ひどい話だ」
里奈「でも、魔女の目がわりとマジだったからびっくりしてしまいました」
里奈「だってありえんてぃーだったから……」
里奈「でも、今も一緒にいるのが一番ありえんてぃーだよね。アハハっ!」
16: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:28:36.13 ID:T+rrvaIc0
事務所
P「ただいまもどりました」
里奈「おっつおっつ!ちっひーお疲れ!」
ちひろ「お疲れ様です」
ほたる「あ、お疲れ様です」
里奈「お、ほたるんおっつー。元気?」
ほたる「あ、はい! 元気です多分」
里奈「靴紐はイケイケ?」
ほたる「おかげ様で…」
P「あ、ほたる。ちょっといいか?」
ほたる「? はい。大丈夫です」
P「ただいまもどりました」
里奈「おっつおっつ!ちっひーお疲れ!」
ちひろ「お疲れ様です」
ほたる「あ、お疲れ様です」
里奈「お、ほたるんおっつー。元気?」
ほたる「あ、はい! 元気です多分」
里奈「靴紐はイケイケ?」
ほたる「おかげ様で…」
P「あ、ほたる。ちょっといいか?」
ほたる「? はい。大丈夫です」
17: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:29:08.59 ID:T+rrvaIc0
ほたる「私が里奈さんと…?」
P「そうだ」
里奈「よろしくぽよー」
ほたる「それは、問題ない…というより私なんかが組んだら邪魔な気が…」
里奈「そんなことナイナイ」
ほたる「でも…不幸なことが起きちゃうかもしれませんよ…?」
里奈「不幸…?プロデューサーなにか知ってる?」
P「知らない訳じゃないがそんなに気にしなくてもいい気がするな」
里奈「そっかー。プロデューサーが言うなら問題ないぢゃん」
里奈「アタシは全然ノープロぽよー。ほたるんが嫌じゃなきゃ組も組も!」
ほたる「えっと…それじゃ、はい。お願いしますね」
里奈「きゃーカワイー。ナデナデしていい?」
ほたる「あ――」
里奈「んー。アガる~」ナデナデ
ほたる「あはは……」
P「そうだ」
里奈「よろしくぽよー」
ほたる「それは、問題ない…というより私なんかが組んだら邪魔な気が…」
里奈「そんなことナイナイ」
ほたる「でも…不幸なことが起きちゃうかもしれませんよ…?」
里奈「不幸…?プロデューサーなにか知ってる?」
P「知らない訳じゃないがそんなに気にしなくてもいい気がするな」
里奈「そっかー。プロデューサーが言うなら問題ないぢゃん」
里奈「アタシは全然ノープロぽよー。ほたるんが嫌じゃなきゃ組も組も!」
ほたる「えっと…それじゃ、はい。お願いしますね」
里奈「きゃーカワイー。ナデナデしていい?」
ほたる「あ――」
里奈「んー。アガる~」ナデナデ
ほたる「あはは……」
18: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:29:57.62 ID:T+rrvaIc0
レッスン室
里奈「うわーん。振付とかリームー!どうしよー!助けてほたるん!」
ほたる「えっと…こんな感じで…」
里奈「おぉー!ほたるん、アタシより全然若いのにすごー」
里奈「おバカがパートナーでメンゴ」
ほたる「い、いえ、私もそこまで頭よくないですし」
里奈「プロデューサーから聞いたけど、ほたるんのが芸歴も長いし、凄いなーって」
ほたる「芸歴が長くても、結果が伴わなければ……」
里奈「あ、そーだ。ほたるんお菓子たーべよ♪」
ほたる「えっと今はレッスン中ですから…」
里奈「ヘーキヘーキ。あ、トレーナーちゃん。ちょっとアタシへばっちゃったからきゅーけーで」
里奈「あ、ほたるんも。それじゃヨロシク☆」
里奈「ほら、平気だった」
ほたる「あはは。凄いですね」
里奈「ラッキー♪ これさっきプロデューサーとコンビニで買ってきたお菓子」
里奈「これ新商品っぽいスイーツ。ほたるんどれがいい?」
ほたる「えーっと…迷っちゃいますね」アハハ
里奈「きゃー。ほたるんの笑顔まぢマブいね!」
ほたる「へ?え、私笑ってました?」
里奈「まぢまぢ!写メりたいからもう一回オッケー?」
ほたる「いや、そういうのは…苦手で」カァァ
里奈「えー。それじゃラッキーに期待しないとだねー」
ほたる「あはは……」
里奈「うわーん。振付とかリームー!どうしよー!助けてほたるん!」
ほたる「えっと…こんな感じで…」
里奈「おぉー!ほたるん、アタシより全然若いのにすごー」
里奈「おバカがパートナーでメンゴ」
ほたる「い、いえ、私もそこまで頭よくないですし」
里奈「プロデューサーから聞いたけど、ほたるんのが芸歴も長いし、凄いなーって」
ほたる「芸歴が長くても、結果が伴わなければ……」
里奈「あ、そーだ。ほたるんお菓子たーべよ♪」
ほたる「えっと今はレッスン中ですから…」
里奈「ヘーキヘーキ。あ、トレーナーちゃん。ちょっとアタシへばっちゃったからきゅーけーで」
里奈「あ、ほたるんも。それじゃヨロシク☆」
里奈「ほら、平気だった」
ほたる「あはは。凄いですね」
里奈「ラッキー♪ これさっきプロデューサーとコンビニで買ってきたお菓子」
里奈「これ新商品っぽいスイーツ。ほたるんどれがいい?」
ほたる「えーっと…迷っちゃいますね」アハハ
里奈「きゃー。ほたるんの笑顔まぢマブいね!」
ほたる「へ?え、私笑ってました?」
里奈「まぢまぢ!写メりたいからもう一回オッケー?」
ほたる「いや、そういうのは…苦手で」カァァ
里奈「えー。それじゃラッキーに期待しないとだねー」
ほたる「あはは……」
19: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:31:34.03 ID:T+rrvaIc0
里奈「あ、そーいやほたるん」
ほたる「なんですか?」
里奈「答えたくなかったら全然いいんだけどー、ウチにどうして来たの?」
ほたる「え……」
里奈「あ、もしかしてヤバイ系!?アタシ地雷ぼーん?」
ほたる「いや、そんなことはないですけど」
ほたる「事務所が倒産しちゃったんです」
里奈「にゃーん…」
ほたる「それで、スカウトしてもらって…って感じです」
ほたる「あんまり縁起良くないですよね。私って」ハァ
里奈「むむー」
ほたる「こうやって里奈さんと組めるのは嬉しいんですけど、迷惑を掛けちゃわないかなって」
里奈「へ? アタシが?」
ほたる「いや、運の悪さがユニットに悪影響しちゃったら……って」
里奈「んー。モーマンタイ」
里奈「だって、アタシほたるんと組めてラッキーだと思ってるし」
里奈「あんま難しいこと分かんないけど、大変だったらアタシがなんとかするよ」
里奈「だって、ズッ友だし」
ほたる「…ありがとうございます」
里奈「にひ。なーんかキャラじゃなくて背中かゆーい☆」
ほたる「なんですか?」
里奈「答えたくなかったら全然いいんだけどー、ウチにどうして来たの?」
ほたる「え……」
里奈「あ、もしかしてヤバイ系!?アタシ地雷ぼーん?」
ほたる「いや、そんなことはないですけど」
ほたる「事務所が倒産しちゃったんです」
里奈「にゃーん…」
ほたる「それで、スカウトしてもらって…って感じです」
ほたる「あんまり縁起良くないですよね。私って」ハァ
里奈「むむー」
ほたる「こうやって里奈さんと組めるのは嬉しいんですけど、迷惑を掛けちゃわないかなって」
里奈「へ? アタシが?」
ほたる「いや、運の悪さがユニットに悪影響しちゃったら……って」
里奈「んー。モーマンタイ」
里奈「だって、アタシほたるんと組めてラッキーだと思ってるし」
里奈「あんま難しいこと分かんないけど、大変だったらアタシがなんとかするよ」
里奈「だって、ズッ友だし」
ほたる「…ありがとうございます」
里奈「にひ。なーんかキャラじゃなくて背中かゆーい☆」
20: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:34:00.85 ID:T+rrvaIc0
事務所
文香「里奈さんとほたるさんが…ユニットを組むそうですね」
P「耳が早いな」
文香「里奈さんが言ってましたよ」
P「文香も参加したかったか?」
文香「どうでしょうか…どちらにもついていけない気がします」
P「そうか?」
文香「私は、里奈さんのような明るさも…ほたるさんのようなお淑やかさも…持ち合わせていませんから」
P「文香には文香のいい所あるからな」
文香「ありがとう…ございます」
P「ちなみに文香的にはほたるのことどう思う?」
文香「質問の意図を…測り兼ねます」
P「あぁ、悪い悪い。ほら、経緯も含めて運の巡りが悪いって本人も言ってたじゃないか」
文香「結論だけ聞けば…それは事実ではないかと思いますね」
P「そうだな」
文香「ただ、どうでしょうか。本人にとってはそうかもしれませんが」
文香「誰かと何かをする時はそこまでそういう力が働かないかもしれませんね」
文香「気の持ちようなのかもしれませんが」
P「里奈だったら笑ってなんとかしそうだな」
文香「…そうですね。バベルの塔でもなんでも作っちゃいそうです」
P「随分な言い草だな」
文香「そうですね…アゲアゲのイケイケなので」クスッ
文香「里奈さんとほたるさんが…ユニットを組むそうですね」
P「耳が早いな」
文香「里奈さんが言ってましたよ」
P「文香も参加したかったか?」
文香「どうでしょうか…どちらにもついていけない気がします」
P「そうか?」
文香「私は、里奈さんのような明るさも…ほたるさんのようなお淑やかさも…持ち合わせていませんから」
P「文香には文香のいい所あるからな」
文香「ありがとう…ございます」
P「ちなみに文香的にはほたるのことどう思う?」
文香「質問の意図を…測り兼ねます」
P「あぁ、悪い悪い。ほら、経緯も含めて運の巡りが悪いって本人も言ってたじゃないか」
文香「結論だけ聞けば…それは事実ではないかと思いますね」
P「そうだな」
文香「ただ、どうでしょうか。本人にとってはそうかもしれませんが」
文香「誰かと何かをする時はそこまでそういう力が働かないかもしれませんね」
文香「気の持ちようなのかもしれませんが」
P「里奈だったら笑ってなんとかしそうだな」
文香「…そうですね。バベルの塔でもなんでも作っちゃいそうです」
P「随分な言い草だな」
文香「そうですね…アゲアゲのイケイケなので」クスッ
21: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:35:04.05 ID:T+rrvaIc0
数日後
里奈「ふふーん♪」
ほたる「機嫌良さそうですね」
里奈「ようやく振付覚えられたからちょ。アタシも頑張れば出来るって思うとうれぴー」
ほたる「すごいですね」
里奈「ふふーん。さんくー。ほたるんも流石だよね」
ほたる「えっと、ありがとうございます」
里奈「そだ。折角だし…ほたるん集合!」
ほたる「は、はい」
里奈「はい、カシャーっと♪」ピロリン
ほたる「え?」
里奈「よく撮れてるよー。見る?」
ほたる「あ、目瞑ってる…」
里奈「ありゃ、ホントぽよ」
里奈「撮り直ししとく?」
ほたる「そうですね。折角なら……」
里奈「ふふーん♪」
ほたる「機嫌良さそうですね」
里奈「ようやく振付覚えられたからちょ。アタシも頑張れば出来るって思うとうれぴー」
ほたる「すごいですね」
里奈「ふふーん。さんくー。ほたるんも流石だよね」
ほたる「えっと、ありがとうございます」
里奈「そだ。折角だし…ほたるん集合!」
ほたる「は、はい」
里奈「はい、カシャーっと♪」ピロリン
ほたる「え?」
里奈「よく撮れてるよー。見る?」
ほたる「あ、目瞑ってる…」
里奈「ありゃ、ホントぽよ」
里奈「撮り直ししとく?」
ほたる「そうですね。折角なら……」
22: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:35:30.59 ID:T+rrvaIc0
ほたる「あ……」
里奈「んー?どしたの?」
ほたる「ちょっとさっき買ったペンが…あれ…?」
里奈「アタシので良ければ貸すけど」
ほたる「あ、すみません」
里奈「いいっていってー。困った時はお互いサマサマ」
ほたる「すみません」
里奈「謝らなくていいしー。気にしない気にしない。たまにはアタシにも頼ってくれてもいいよ~」
ほたる「あはは」
里奈「ん?アタシなんか面白いこといったカンジ?」
ほたる「里奈さんと一緒にいると頑張れる気がして」
ほたる「何でもなんとかなりそうな気がします」
ほたる「踏み出せない足を手を引っ張ってくれる気がします」
里奈「んー?よくわからないけど、お気楽にぽよぽよする方がほたるんもきっと楽しいよねー」
ほたる「そうですね…私、ぽよぽよします」
里奈「んー?どしたの?」
ほたる「ちょっとさっき買ったペンが…あれ…?」
里奈「アタシので良ければ貸すけど」
ほたる「あ、すみません」
里奈「いいっていってー。困った時はお互いサマサマ」
ほたる「すみません」
里奈「謝らなくていいしー。気にしない気にしない。たまにはアタシにも頼ってくれてもいいよ~」
ほたる「あはは」
里奈「ん?アタシなんか面白いこといったカンジ?」
ほたる「里奈さんと一緒にいると頑張れる気がして」
ほたる「何でもなんとかなりそうな気がします」
ほたる「踏み出せない足を手を引っ張ってくれる気がします」
里奈「んー?よくわからないけど、お気楽にぽよぽよする方がほたるんもきっと楽しいよねー」
ほたる「そうですね…私、ぽよぽよします」
23: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:36:08.18 ID:T+rrvaIc0
里奈「そー言えば、ほたるんの夢ってどんなの?」
ほたる「急にどうしたんですか?」
里奈「ほたるんが事務所を引っ越してまで叶えたい夢が気になっちゃって」
ほたる「トップアイドルになりたい…のは勿論なんですけど」
ほたる「人を幸せにするアイドルになりたいです」
ほたる「えへへ……恥ずかしいですけど」
里奈「キャワたん~♪」
ほたる「へ?」
里奈「今の笑顔激マブ!」
ほたる「えっと……あ、里奈さんの夢は?」
里奈「アタシの夢なんてーそんなにカッコいいもんじゃないし」
里奈「身近なトモダチとかにアイドルやってるよー!って見てもらうのが夢かなー」
里奈「お仕事なくてしょぼしょぼなアタシも今は結構しゃーわせな感じかなー!」
ほたる「その夢…素敵です。私のと同じですね」
里奈「ぽよ?」
ほたる「私もお友達に見てもらいたいって思いがあります」
ほたる「急にどうしたんですか?」
里奈「ほたるんが事務所を引っ越してまで叶えたい夢が気になっちゃって」
ほたる「トップアイドルになりたい…のは勿論なんですけど」
ほたる「人を幸せにするアイドルになりたいです」
ほたる「えへへ……恥ずかしいですけど」
里奈「キャワたん~♪」
ほたる「へ?」
里奈「今の笑顔激マブ!」
ほたる「えっと……あ、里奈さんの夢は?」
里奈「アタシの夢なんてーそんなにカッコいいもんじゃないし」
里奈「身近なトモダチとかにアイドルやってるよー!って見てもらうのが夢かなー」
里奈「お仕事なくてしょぼしょぼなアタシも今は結構しゃーわせな感じかなー!」
ほたる「その夢…素敵です。私のと同じですね」
里奈「ぽよ?」
ほたる「私もお友達に見てもらいたいって思いがあります」
24: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:37:31.85 ID:T+rrvaIc0
里奈「ほたるんにそんなこと言われたら、アツくなっちゃうねー!」
里奈「なるほどなるほど。なるほどぴーん」ウンウン
ほたる「どうかしたんですか?」
里奈「プロデューサーがアタシ達を組ませた訳がちょびっとピーンって来たかなって」
里奈「用意してくれた道が間違ってるはずないし、このままこのユニットでも爆進ちゃーん☆」
ほたる「私も…その道一緒に歩いていいですか?」
里奈「モッチのロン!いぇーいベイベー。ぽよってるかーい!」
ほたる「い、いぇーい」
里奈「なるほどなるほど。なるほどぴーん」ウンウン
ほたる「どうかしたんですか?」
里奈「プロデューサーがアタシ達を組ませた訳がちょびっとピーンって来たかなって」
里奈「用意してくれた道が間違ってるはずないし、このままこのユニットでも爆進ちゃーん☆」
ほたる「私も…その道一緒に歩いていいですか?」
里奈「モッチのロン!いぇーいベイベー。ぽよってるかーい!」
ほたる「い、いぇーい」
25: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:38:39.97 ID:T+rrvaIc0
ライブ会場
ほたる「……」
里奈「おーっす。ほたるんなにしてんの?」
ほたる「あ、えっと、緊張しないように人を手のひらに書いてるんです」
里奈「ほほー」
ほたる「三回飲み込むと緊張が抑えられるって」
里奈「なるぽよ。アタシもやってみよー」
里奈「んぐ…味はしないね」
ほたる「そりゃ、空気ですからね」クスクス
里奈「だよねー」
ほたる「……頑張らないとですね」
里奈「お、ほたるんりらーっくす。折角のキャワイイお顔がダメダメちゃんになっちゃうよ~」ムニー
ほたる「ふぁ、ふぁい……」
ほたる「……」
里奈「おーっす。ほたるんなにしてんの?」
ほたる「あ、えっと、緊張しないように人を手のひらに書いてるんです」
里奈「ほほー」
ほたる「三回飲み込むと緊張が抑えられるって」
里奈「なるぽよ。アタシもやってみよー」
里奈「んぐ…味はしないね」
ほたる「そりゃ、空気ですからね」クスクス
里奈「だよねー」
ほたる「……頑張らないとですね」
里奈「お、ほたるんりらーっくす。折角のキャワイイお顔がダメダメちゃんになっちゃうよ~」ムニー
ほたる「ふぁ、ふぁい……」
26: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:39:08.67 ID:T+rrvaIc0
里奈「お、そろそろぽよ~」
パキン
里奈「およ?」
ほたる「え?うそ!?髪飾り…どうして」
里奈「ありゃ、傷んでたのかな?」
ほたる「だめです。今じゃダメです。どうして…今こんなところで」ハァハァ
ほたる「なんで、私はどうしていつも――」ゼェゼェ
里奈「ほーたるん♪」
ほたる「え……?」
里奈「はい、ぎゅー。大丈夫だからねー」
ほたる「あ…はい」
里奈「ほたるん一人じゃないからねー」
里奈「ほたるんまぢイケアイドルだからヘーキヘーキ」
里奈「アタシもいるしプロデューサーもいるからねー」
ほたる「……」
里奈「あ、今のアタシ、カレシっぽくない?アハハっ!」
ほたる「…ありがとうございます。落ち着きました」
里奈「さっすがー☆それじゃ、ズッガーン、バッチーンイケイケでゴー!」
ほたる「お、おー!」
パキン
里奈「およ?」
ほたる「え?うそ!?髪飾り…どうして」
里奈「ありゃ、傷んでたのかな?」
ほたる「だめです。今じゃダメです。どうして…今こんなところで」ハァハァ
ほたる「なんで、私はどうしていつも――」ゼェゼェ
里奈「ほーたるん♪」
ほたる「え……?」
里奈「はい、ぎゅー。大丈夫だからねー」
ほたる「あ…はい」
里奈「ほたるん一人じゃないからねー」
里奈「ほたるんまぢイケアイドルだからヘーキヘーキ」
里奈「アタシもいるしプロデューサーもいるからねー」
ほたる「……」
里奈「あ、今のアタシ、カレシっぽくない?アハハっ!」
ほたる「…ありがとうございます。落ち着きました」
里奈「さっすがー☆それじゃ、ズッガーン、バッチーンイケイケでゴー!」
ほたる「お、おー!」
27: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:41:14.35 ID:T+rrvaIc0
P「お疲れ様」
里奈「おつかれちゃーん!見てた?アタシの勢いマジアツパーリナィ!」
P「良かったぞ」
里奈「まぢで~?あげぽよ」
P「ほたるもお疲れさま」
ほたる「はい…頑張れました」
里奈「ほたるんめっちゃイイ感じだよね!アタシもおかげでアゲアゲになれたし」
里奈「ほたるんと組めてしゃーわせ♪うれちー☆」
ほたる「わ、私も一緒に出来て…嬉しい…です!」
里奈「およ?」ピロリーン
P「どうした?」
里奈「えっとねー。トモダチから連絡が来てて、一緒にやってた子マヂかわだってー」
ほたる「そ、そうですか…ちょっと恥ずかしいです」カァァ
里奈「おつかれちゃーん!見てた?アタシの勢いマジアツパーリナィ!」
P「良かったぞ」
里奈「まぢで~?あげぽよ」
P「ほたるもお疲れさま」
ほたる「はい…頑張れました」
里奈「ほたるんめっちゃイイ感じだよね!アタシもおかげでアゲアゲになれたし」
里奈「ほたるんと組めてしゃーわせ♪うれちー☆」
ほたる「わ、私も一緒に出来て…嬉しい…です!」
里奈「およ?」ピロリーン
P「どうした?」
里奈「えっとねー。トモダチから連絡が来てて、一緒にやってた子マヂかわだってー」
ほたる「そ、そうですか…ちょっと恥ずかしいです」カァァ
28: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:44:03.57 ID:T+rrvaIc0
事務所
P「ただいま戻りましたー」
里奈「もっどりましたー!誰もいなーいけどね!」
P「ほたると一緒に送っても良かったのにどうした?」
里奈「んー。アタシの原チャリここに置いてあるし。明日が大変ぽよ」
里奈「るんたったしないと。るんたった♪」
P「確かにな。ただ、ちょっとクールダウンしておけよ」
里奈「ぽよ?」
P「ライブの熱気にのぼせたまま運転して事故でもされたらたまらないし」
里奈「プロデューサーがアタシのこと心配してる?」
P「そりゃな」
里奈「にひひ♪うれぴー」
里奈「それじゃ、缶こーひー持ってくるね」
里奈「るーんたった。るんたった♪こーしーぶれいく」
P「ただいま戻りましたー」
里奈「もっどりましたー!誰もいなーいけどね!」
P「ほたると一緒に送っても良かったのにどうした?」
里奈「んー。アタシの原チャリここに置いてあるし。明日が大変ぽよ」
里奈「るんたったしないと。るんたった♪」
P「確かにな。ただ、ちょっとクールダウンしておけよ」
里奈「ぽよ?」
P「ライブの熱気にのぼせたまま運転して事故でもされたらたまらないし」
里奈「プロデューサーがアタシのこと心配してる?」
P「そりゃな」
里奈「にひひ♪うれぴー」
里奈「それじゃ、缶こーひー持ってくるね」
里奈「るーんたった。るんたった♪こーしーぶれいく」
29: ◆RfwyoP3XQY 2018/01/03(水) 13:44:46.56 ID:T+rrvaIc0
里奈「ぷはー」
P「改めてお疲れ様」
里奈「仕事っていいなーって」
里奈「歌って、踊るぢゃん?ノド渇くぢゃん?ぐびぐびーって飲むとおいちーってなるよね」
P「そうだな。この為に仕事をしている感じがするな」
里奈「だよねだよね!さっすがプロデューサー!」
里奈「ふぃぃ~」
P「アイドルの言うセリフじゃないなソレ」
里奈「今はプロデューサーしかいないし、関係ないぽよ~」
P「まぁ、そんなものか」
里奈「そそ。あんまりこういうことプロデューサーに言うと怒られっかもだけどー」
里奈「アイドルはまぢ好きだけど、どこでも働けんだよねー」
P「そんな気はするな」
里奈「そそ。だーけど、今はプロデューサーいないとイヤー☆」
里奈「どんな仕事でも一緒じゃないとイヤー☆」
P「……そうか」
里奈「アハッ、照れてるの?キャーワイイ♪」
P「改めてお疲れ様」
里奈「仕事っていいなーって」
里奈「歌って、踊るぢゃん?ノド渇くぢゃん?ぐびぐびーって飲むとおいちーってなるよね」
P「そうだな。この為に仕事をしている感じがするな」
里奈「だよねだよね!さっすがプロデューサー!」
里奈「ふぃぃ~」
P「アイドルの言うセリフじゃないなソレ」
里奈「今はプロデューサーしかいないし、関係ないぽよ~」
P「まぁ、そんなものか」
里奈「そそ。あんまりこういうことプロデューサーに言うと怒られっかもだけどー」
里奈「アイドルはまぢ好きだけど、どこでも働けんだよねー」
P「そんな気はするな」
里奈「そそ。だーけど、今はプロデューサーいないとイヤー☆」
里奈「どんな仕事でも一緒じゃないとイヤー☆」
P「……そうか」
里奈「アハッ、照れてるの?キャーワイイ♪」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 13:46:35.30 ID:T+rrvaIc0
終わりです。
読んで下さった方ありがとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
読んで下さった方ありがとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
引用元: ・モバP「ラヴリーステップ」
強盗「金を出せ!」女「きゃーっ!!!」 男「私は見てるだけです」
2020-09-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:30:57.49 ID:xxefsCLao
女(ふぅ、やっと会社終わった)
女(家に帰ったらシャワー浴びて、音楽でも聞きながらスマホでゲームでもしよっと)
強盗「…………」ヌッ
女「?」
強盗「やい、金を出せ!」
女「きゃーっ!!!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514892657
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:32:02.71 ID:xxefsCLao
強盗「騒ぐんじゃねえ!」サッ
女「ひっ!」
強盗「このナイフで刺されたくなきゃ……いうこと聞け。いいな?」
女「は、はいっ! 分かりました!」
強盗「よしよし、いい子だ」
女(誰か助けてくれそうな人はいないかしら……)チラッ
強盗(周囲に誰もいねえだろうな……)チラッ
男「…………」ジーッ
女&強盗「え!?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:34:11.04 ID:xxefsCLao
女「よかった……! 人がいたわ!」
強盗「なんだてめえ!? この女を助けるつもりか!?」
男「助ける? とんでもない」
男「私は見てるだけです」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:35:46.16 ID:xxefsCLao
女「なにいってんのよ!」
女「かよわい女が、強盗に脅されてるのよ助けなさいよ!」
強盗「そうだぜ!」
強盗「俺がいうのもなんだけど、大の男が女のピンチを見てるだけなんてちょっとあんまりだぜ!」
男「やれやれ、どうしてなのでしょうねえ」
男「なぜ、いつも“傍観者”というのは悪者にされてしまうのでしょうか」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:37:25.02 ID:xxefsCLao
女「決まってるでしょ! 見てるだけなんて卑怯だからよ!」
強盗「そうだ! いじめだって、いじめる本人より傍観者のが悪いなんていうしな!」
男「ふぅ、分かりました」
男「それでは私が見てるだけの傍観者でいることによるメリットをお話ししましょう」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:40:33.40 ID:xxefsCLao
男「まず、私が助けに入らなかった場合、この事件がどうなるかを説明しましょう」
男「強盗さん、あなたはこの女の人を殺害するつもりでしたか?」
強盗「んなわけねえだろ! このナイフは単なる脅しだよ!」
男「そうでしょうね。お二人は顔見知りに見えませんし、あくまで金目当ての犯行でしょう」
男「邪魔が入らなければ、目的である財布を受け取り、あなたはさっさと逃走したはずです」
女「だけど、それじゃ私の財布はどうなるのよ!」
男「ナイフで刺されるのに比べれば、どうってことないでしょう?」
男「世の中、財布を落として出てこない人はいくらでもいるのです。それと似たようなものです」
男「お金はどうしようもないですが、カード類は機能を停止して再発行すればいいだけのことですしね」
男「まあ、ナイフで脅されたことによる、トラウマは残ってしまうでしょうが……」
男「それでもやはり、命を失うよりはマシでしょう」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:42:48.81 ID:xxefsCLao
男「それに、私はこの地域に土地勘があるのですが、この辺りには防犯カメラも多い」
強盗「ゲ、マジか!」
男「先ほどの女さんの悲鳴を聞いた人も多いでしょうし」
男「強盗事件として警察が捜査すれば、強盗さんが捕まる可能性も高いです」
男「早期解決すれば、財布が戻ってくる可能性もゼロではありません」
女「まあ、そうかもしれないわね」
男「この場合、強盗さんは強盗罪で5年以上の懲役を喰らうことになります」
男「とはいえ元々強盗するぐらい切羽詰まってたんでしょうし」
男「5年ぐらいならいい社会勉強になるんじゃないでしょうか?」
男「出所したら、刑務所生活のエッセイを書いてみるのも面白いかもしれません」
強盗「できれば捕まりたくはないけどな……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:45:42.70 ID:xxefsCLao
男「では次に、私が助けに入った場合、事件がどうなるかをシミュレートしてみましょう」
男「私はこの通り腕っ節は弱いです。“実は強い”なんてオチはありません」
男「かといって強盗さんも、女性相手ならいざ知らず、男がやってきたら冷静さを欠くはず」
男「そうなれば、脅しのための小道具だったはずのナイフを凶器にしてしまうことも十分考えられる」
男「私と強盗さんが取っ組み合いになった場合、高確率で私はナイフで刺され、死ぬでしょう」
強盗「俺、根が小心者だし、すぐパニックになるし……やっちゃいそうだな……」
女「私を助けようとしたばっかりに……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:47:37.88 ID:xxefsCLao
男「この場合、女さんの運命も悲惨なことになります」
男「目の前で殺人が行われれば、きっと腰が抜けて逃げることもままならなくなる」
男「強盗さんは強盗さんで、目撃者を放っておくわけにはいかない」
男「となると、やることは口止めしかありません」
男「女さんもナイフの餌食になる可能性が高い」
男「つまり、私が助けに入ったせいで、財布を失うだけで済んだはずの女さんも死んでしまうのです」
女「私、まだ死にたくないっ!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:50:19.57 ID:xxefsCLao
男「さらに、犠牲者二人の強盗殺人事件となれば、警察も本腰で動くはず」
男「現場近くの防犯カメラの映像や遺留品から強盗さんは即座に容疑者として割り出され」
男「強盗さんはすぐさま捕まるでしょう」
強盗「そしたら俺はどうなっちまうんだよ!?」
男「強盗致死罪の刑罰は、死刑か無期懲役です。非常に重い」
男「今回の場合は二人死んでいますから、間違いなく死刑でしょう」
強盗「ひ、ひいい……」
男「まとめると、こういうことです」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:52:31.91 ID:xxefsCLao
男「私が助けに入らなかった場合――」
男「強盗さんは財布を入手するが5年程度の懲役を受ける」
男「女さんは財布を失い、トラウマが多少残る」
男「私は助けなかったことへの良心の呵責に苦しむ。まあ、この程度の被害で済みます」
男「しかし、もし私が助けに入っていたら――」
男「私と女さんはナイフで刺され死亡。強盗さんはすぐ捕まり、死刑判決を受ける」
男「何年後か何十年後かは分かりませんが、絞首刑に処されることでしょう」
男「たとえ捕まらなくても、人命を二つも奪ったことに一生苦しむことになるでしょう」
男「私が助けに入ると、こんな悲惨な結末になっていたのです」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:54:46.78 ID:xxefsCLao
男「ちなみに女さん」
女「はい?」
男「財布を見せて頂けますか?」
女「どうぞ」サッ
男「ふんふん、カード類がいくらかと、現金が16000円ほどですが……」
男「カード類を盗んだ人が使うのは難しいですし、実質戦利品は16000円だけです」
男「強盗さんもたかが16000円のために死刑になったんじゃ死んでも死にきれないでしょう?」
強盗「たしかに……どうせ死刑になるならもっと金持ちを狙いたいぜ!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:56:45.03 ID:xxefsCLao
男「というわけです」
男「世間では人を助けることが美徳のようにいわれていますが」
男「このように、あえて見てるだけにすることが正解の時もあるのです」
男「分かって頂けましたか?」
女「はいっ!」
強盗「よく分かりました!」
男「分かってくれればいいのです」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:58:13.05 ID:xxefsCLao
女「安易に『助けなさいよ!』なんていってごめんなさい……」
強盗「俺もあんたのおかげで、死刑にならずに済んだぜ!」
男「そうだ! お近づきの印に、皆さんで食事にでも行きませんか?」
女「いいわね!」
強盗「賛成!」
男「それでは参りましょう。近くに安くておいしい、いい店があるんですよ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 21:00:21.39 ID:xxefsCLao
スタスタ…
アハハハ… ハハハハ…
男「いやぁ、楽しい食事ができました。お二人と知り合えてよかった」
強盗「あんたのおかげで、俺は人殺しにならなかったんだもんな。いくら感謝してもしきれねえ!」
女「でも、ちゃんと前見て歩かないと危ないわよ」
男「平気ですよ。この辺は私の庭みたいなものですから」
ドンッ!
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 21:02:17.79 ID:xxefsCLao
チンピラ「……いってぇ」
男「え……!?」
チンピラ「おい兄ちゃん、真正面からぶつかってくるとはええ度胸しとるやんけ」
チンピラ「よっぽど前歯がいらんと見えるのぉ!?」ガシッ
男「ひいっ!?」
男「お、おいっ! 女! 強盗! 私を助けろ! 急げ! 何してる! 早くしろぉぉぉぉぉっ!!!」
女「…………」
強盗「…………」
― 完 ―
引用元: ・強盗「金を出せ!」女「きゃーっ!!!」 男「私は見てるだけです」
【ミリマス】君の腹は
2020-09-30
1: ◆BRZinuuIIfwI 2018/01/03(水) 21:05:24.65 ID:XEGDIo1bO
【765プロ事務所】
美奈子「紗代子ぉ!大変や!大変なんや!」
紗代子「おはよう、美奈子ちゃん…あれ?なんだかいつもと雰囲気が違くない?」
美奈子「美奈子やない!私、奈緒や!」
紗代子「え…またまたぁ。私をからかうつもりでしょ?」
美奈子「からかってない!朝起きたら美奈子の体になってたんや!」
紗代子「そんな非科学的な…。」
奈緒「本当なんだよ、紗代子ちゃん!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514981124
美奈子「紗代子ぉ!大変や!大変なんや!」
紗代子「おはよう、美奈子ちゃん…あれ?なんだかいつもと雰囲気が違くない?」
美奈子「美奈子やない!私、奈緒や!」
紗代子「え…またまたぁ。私をからかうつもりでしょ?」
美奈子「からかってない!朝起きたら美奈子の体になってたんや!」
紗代子「そんな非科学的な…。」
奈緒「本当なんだよ、紗代子ちゃん!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514981124
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
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2: ◆BRZinuuIIfwI 2018/01/03(水) 21:06:38.65 ID:XEGDIo1bO
奈緒「私が美奈子なの!友達ならわかるでしょ!?」
紗代子「嘘…奈緒ちゃんがそんな流暢な標準語を操れるわけがない…。」
美奈子「おいこら。」
紗代子「ま、まさか…本当に…?」
奈緒「私と奈緒ちゃんの体が…」
美奈子「入れ替わってんねん!!」
紗代子「ええーーー!?」
紗代子「嘘…奈緒ちゃんがそんな流暢な標準語を操れるわけがない…。」
美奈子「おいこら。」
紗代子「ま、まさか…本当に…?」
奈緒「私と奈緒ちゃんの体が…」
美奈子「入れ替わってんねん!!」
紗代子「ええーーー!?」
3: ◆BRZinuuIIfwI 2018/01/03(水) 21:07:52.06 ID:XEGDIo1bO
紗代子「(それから、奈緒ちゃんと美奈子ちゃんの奇妙な入れ替わり生活が始まった。)」
紗代子「(入れ替わりのトリガーは眠ること。)」
紗代子「(入れ替わるのは週に2、3回。朝起きると何故か入れ替わっているらしい。)」
紗代子「(この奇妙な現象をなんとか乗り越えるため、2人は協力しないといけない。)」
紗代子「(……それなのに。)」
紗代子「(入れ替わりのトリガーは眠ること。)」
紗代子「(入れ替わるのは週に2、3回。朝起きると何故か入れ替わっているらしい。)」
紗代子「(この奇妙な現象をなんとか乗り越えるため、2人は協力しないといけない。)」
紗代子「(……それなのに。)」
4: ◆BRZinuuIIfwI 2018/01/03(水) 21:09:24.09 ID:XEGDIo1bO
【1ヶ月後】
奈緒「美奈子のアホはどこやぁ!!」
紗代子「おはよう。その様子だと、今日は入れ替わってないみたいだね…」
紗代子「って、あれ?奈緒ちゃんって…そんな体型だったっけ?」
奈緒「美奈子のやつ、私の体でご飯をドカ食いしてんねん!!」
奈緒「あの女は~~~!!」
紗代子「そ、そうなんだ…。」
奈緒「美奈子のアホはどこやぁ!!」
紗代子「おはよう。その様子だと、今日は入れ替わってないみたいだね…」
紗代子「って、あれ?奈緒ちゃんって…そんな体型だったっけ?」
奈緒「美奈子のやつ、私の体でご飯をドカ食いしてんねん!!」
奈緒「あの女は~~~!!」
紗代子「そ、そうなんだ…。」
5: ◆BRZinuuIIfwI 2018/01/03(水) 21:10:58.58 ID:XEGDIo1bO
美奈子「おっはようございまーす!」
奈緒「美奈子!お前、私の食生活勝手に変えるな!」
美奈子「体脂肪率は右肩上がり。お肉の仕上がりは順調だよ。」
美奈子「大事なお腹!無くしたくないお腹!痩せちゃいけないお腹!」
美奈子「君の腹は!!」
奈緒「やかましいわ!!」
奈緒「美奈子!お前、私の食生活勝手に変えるな!」
美奈子「体脂肪率は右肩上がり。お肉の仕上がりは順調だよ。」
美奈子「大事なお腹!無くしたくないお腹!痩せちゃいけないお腹!」
美奈子「君の腹は!!」
奈緒「やかましいわ!!」
6: ◆BRZinuuIIfwI 2018/01/03(水) 21:12:38.06 ID:XEGDIo1bO
美奈子「奈緒ちゃんこそレッスン入れ過ぎ!やるのは私なのに!」
奈緒「お前が私の体でどか食いするからやろ!」
美奈子「それと、どうして佐竹飯店のメニューにたこ焼きがあるの!?」
奈緒「おかげさまで大繁盛や。私にお店任せた方がうまくいんとちゃう?」
美奈子「うぬぼれないでよ。中華鍋も振るえないくせに。」
奈緒「あんな重いもん振るの無理やて!」
紗代子「まあまあ、2人とも落ち着いて。」
奈緒「お前が私の体でどか食いするからやろ!」
美奈子「それと、どうして佐竹飯店のメニューにたこ焼きがあるの!?」
奈緒「おかげさまで大繁盛や。私にお店任せた方がうまくいんとちゃう?」
美奈子「うぬぼれないでよ。中華鍋も振るえないくせに。」
奈緒「あんな重いもん振るの無理やて!」
紗代子「まあまあ、2人とも落ち着いて。」
7: ◆BRZinuuIIfwI 2018/01/03(水) 21:14:03.02 ID:XEGDIo1bO
紗代子「とりあえず奈緒ちゃんは体型を元に戻そう。」
紗代子「美奈子ちゃんは、ちゃんと反省してね。奈緒ちゃんは女の子なんだから。」
美奈子「はーい…。」
紗代子「奈緒ちゃん。私もランニングに付き合うから、頑張って痩せよう!」
奈緒「うう…私、もう嫌や…こんな体型嫌や…。」
奈緒「来世は浪速のスレンダー美女にしてくださーーーい!!」
紗代子「ええ…?」
【終わり】
紗代子「美奈子ちゃんは、ちゃんと反省してね。奈緒ちゃんは女の子なんだから。」
美奈子「はーい…。」
紗代子「奈緒ちゃん。私もランニングに付き合うから、頑張って痩せよう!」
奈緒「うう…私、もう嫌や…こんな体型嫌や…。」
奈緒「来世は浪速のスレンダー美女にしてくださーーーい!!」
紗代子「ええ…?」
【終わり】
引用元: ・【ミリマス】君の腹は
八幡「青春を楽しむ愚か者ども、平塚先生に気を使え」
2020-09-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:09:31.04 ID:OeS8V6aQo
『青春を謳歌せし者達は、自分達のリアルが充実しているが故に
すぐ近くに存在しているにも関わらず、婚期を逃して男にことごとく逃げられている一人の女教師の事など、まるで目に見えていない
彼らは青春の二文字の前ならば、思いやりや気遣いという人間が普通に持つ優しい気持ちすらも忘却してしまう
彼らにかかれば、三十路も残念さも婚活失敗も全て自己責任となってしまうのだ。本人がどれだけ必死でどれだけ気にしていても、所詮は他人事でしかない
彼らには相手の立場になって物事を考えるという思考が欠落しているのである。そうでなければ彼女の前で青春ラブコメなど出来るはずがない
結論を言おう
青春を楽しむ愚か者ども
平塚先生に気を使え』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514891370
すぐ近くに存在しているにも関わらず、婚期を逃して男にことごとく逃げられている一人の女教師の事など、まるで目に見えていない
彼らは青春の二文字の前ならば、思いやりや気遣いという人間が普通に持つ優しい気持ちすらも忘却してしまう
彼らにかかれば、三十路も残念さも婚活失敗も全て自己責任となってしまうのだ。本人がどれだけ必死でどれだけ気にしていても、所詮は他人事でしかない
彼らには相手の立場になって物事を考えるという思考が欠落しているのである。そうでなければ彼女の前で青春ラブコメなど出来るはずがない
結論を言おう
青春を楽しむ愚か者ども
平塚先生に気を使え』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514891370
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:28:34.08 ID:OeS8V6aQo
静「おい……比企谷。何だこの作文は……」ワナワナ
八幡「確か、愛は平塚先生を救う、というテーマの作文だったと思いますが」
静「合っているけどな! 間違ってるけど、合っているけどな!!」
八幡「とりあえず、婚活サイトに片っ端から先生の名前とアドレスを勝手に登録しておいたので許して下さい」
静「それでか! 一週間前から訳のわからんメールが大量に来てたのは!! ていうか、何で私のアドレスをお前が知っている!!」
八幡「ああ、平塚先生のスマホ返しますね。変なサイトにもアクセスしたせいで何かウイルスまみれになってますけど」スッ
静「比企谷ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
八幡「確か、愛は平塚先生を救う、というテーマの作文だったと思いますが」
静「合っているけどな! 間違ってるけど、合っているけどな!!」
八幡「とりあえず、婚活サイトに片っ端から先生の名前とアドレスを勝手に登録しておいたので許して下さい」
静「それでか! 一週間前から訳のわからんメールが大量に来てたのは!! ていうか、何で私のアドレスをお前が知っている!!」
八幡「ああ、平塚先生のスマホ返しますね。変なサイトにもアクセスしたせいで何かウイルスまみれになってますけど」スッ
静「比企谷ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:43:39.02 ID:OeS8V6aQo
静「ちょっとお前来い!! 奉仕部!! 掃き溜め!! 隔離所!!」グイッ、グイッ
八幡「平塚先生、本音が駄々漏れしてますけど」
静「いいから来たまえ!! 黙ってついて来い!!」グイッ、グイッ
八幡「流石、平塚先生。言い方が男らしくてカッコいいっすね。リードしてくれそうな姐さん女房タイプで」
静「ふんっ!!」ドゴオンッ!!!
八幡「げふっ!!」
静「さあ行くぞ。君は矯正が必要な問題児のようだからな」グイッ
八幡「」ズルズル……
八幡「平塚先生、本音が駄々漏れしてますけど」
静「いいから来たまえ!! 黙ってついて来い!!」グイッ、グイッ
八幡「流石、平塚先生。言い方が男らしくてカッコいいっすね。リードしてくれそうな姐さん女房タイプで」
静「ふんっ!!」ドゴオンッ!!!
八幡「げふっ!!」
静「さあ行くぞ。君は矯正が必要な問題児のようだからな」グイッ
八幡「」ズルズル……
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:54:58.70 ID:OeS8V6aQo
ー 奉仕部 ー
静「入るぞ、雪ノ下!」ガラッ
雪乃「平塚先生、入る時はリンボーダンスをしながらモッツァレラと叫んで下さいとお願いしたはずですが」
静「ノックをしても君は返事を……ちょっと待て、何だって?」
雪乃「入る時はリンボーダンスをしながらモッツァレラと叫んで下さいと何度も何度もお願いしたはずですが」
静「初めて聞いたぞ」
八幡「それで先生、そのぬぼーっとした人は?」
雪乃「それは私のセリフよ。何を言っているのかしら」
静「入るぞ、雪ノ下!」ガラッ
雪乃「平塚先生、入る時はリンボーダンスをしながらモッツァレラと叫んで下さいとお願いしたはずですが」
静「ノックをしても君は返事を……ちょっと待て、何だって?」
雪乃「入る時はリンボーダンスをしながらモッツァレラと叫んで下さいと何度も何度もお願いしたはずですが」
静「初めて聞いたぞ」
八幡「それで先生、そのぬぼーっとした人は?」
雪乃「それは私のセリフよ。何を言っているのかしら」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 21:21:25.85 ID:OeS8V6aQo
静「雪ノ下、この男は隔離希望者間違えた入部希望者だ」
八幡「二年F組、葉山隼人です。趣味は、可愛らしい幼稚園児に踏まれて変態と罵られる事です」
静「さらりと当たり前のように偽名を使って物凄い事を言うな。心底恐ろしい奴だな、君は」
八幡「それで雪ノ下。今回の奉仕部への依頼は平塚先生に素敵な彼氏が出来るよう何とかして欲しいって事だそうだ」
静「ちょっ、おいこら待て比企谷」
雪乃「お断りします。私には絶対に無理です」
静「ちょっ、おい待て雪ノ下!」
八幡「二年F組、葉山隼人です。趣味は、可愛らしい幼稚園児に踏まれて変態と罵られる事です」
静「さらりと当たり前のように偽名を使って物凄い事を言うな。心底恐ろしい奴だな、君は」
八幡「それで雪ノ下。今回の奉仕部への依頼は平塚先生に素敵な彼氏が出来るよう何とかして欲しいって事だそうだ」
静「ちょっ、おいこら待て比企谷」
雪乃「お断りします。私には絶対に無理です」
静「ちょっ、おい待て雪ノ下!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 21:46:21.35 ID:OeS8V6aQo
雪乃「そもそも先生。奉仕部は飢えた人に魚の釣り方を教えて自立を促すところであって、飢えた女に男の釣り方を教える場所ではないと何度も」
静「私はそんな事一回も言ってないだろうがぁぁぁぁぁ!!! 雪ノ下ぁぁぁぁぁ!!!」
八幡「ああ、そういえば平塚先生のスマホ貸してくれてありがとうな、雪ノ下」
雪乃「いいえ、お安いご用よ。また借りたければ何度でも私が手に入れてあ」
静「真犯人はお前かごらぁぁぁぁぁぁ!!!」
静「私はそんな事一回も言ってないだろうがぁぁぁぁぁ!!! 雪ノ下ぁぁぁぁぁ!!!」
八幡「ああ、そういえば平塚先生のスマホ貸してくれてありがとうな、雪ノ下」
雪乃「いいえ、お安いご用よ。また借りたければ何度でも私が手に入れてあ」
静「真犯人はお前かごらぁぁぁぁぁぁ!!!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 22:06:47.15 ID:OeS8V6aQo
静「もういい!! 私はお家に帰る!! 帰って、しこたまやけ酒飲んでやるからなぁぁぁ!!」グスッ
八幡「…………」
雪乃「…………」
静「ていっ!!」
ガラピッシャン!!!
「いぎゃあああああ!! 指挟んだぁぁぁぁぁ!!!」ゴロゴロゴロゴロ
八幡「…………」
雪乃「…………」
八幡「…………」
雪乃「…………」
静「ていっ!!」
ガラピッシャン!!!
「いぎゃあああああ!! 指挟んだぁぁぁぁぁ!!!」ゴロゴロゴロゴロ
八幡「…………」
雪乃「…………」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 19:42:54.69 ID:wrNtmXN2o
雪乃「……ところで比企谷君。あなたって未だに一人ぼっちなのかしら? まだクラスで友達は出来ていないの」
八幡「……まあな。もう慣れたからどうでもいいけどな」
雪乃「話しかける相手が私一人しかいないなんて可哀想な男ね」
八幡「雪ノ下、ブーメランって言葉知ってるか?」
雪ノ下「それで、放課後も一人淋しく部室で読書? ますます悲しい男ね」クスッ
八幡「雪ノ下、ブーメランって言葉知ってるか?」
八幡「……まあな。もう慣れたからどうでもいいけどな」
雪乃「話しかける相手が私一人しかいないなんて可哀想な男ね」
八幡「雪ノ下、ブーメランって言葉知ってるか?」
雪ノ下「それで、放課後も一人淋しく部室で読書? ますます悲しい男ね」クスッ
八幡「雪ノ下、ブーメランって言葉知ってるか?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 20:05:23.87 ID:wrNtmXN2o
雪乃「それはそうと、比企谷君。さっきからずっと気になっていたのだけど、そこの机の上に置いてある物体は何かしら?」
八幡「オセロ盤だな。昨日、お前が無言で持ってきて、そこに置いただろ」
雪乃「そう。これがオセロ盤という物なの。……これはあなたが持ち込んだのかしら?」
八幡「雪ノ下さん? 人の話聞いてました?」
雪乃「おかしいわね……。私も比企谷君も持ってきていないのに、何故、そこにオセロ盤があるのかしら……」
八幡「本気で言ってるなら良い精神病院を紹介するぞ」
雪乃「ちなみに比企谷君。私は今とても退屈で、そこに文庫本があったら窓の外へと放り投げて世界記録を更新するぐらい暇なのだけど、その話を聞いて何か私に言う事はないかしら?」
八幡「……? ワールドクラスな雪ノ下さんパネえ、ぐらいしかないけどな?」
雪乃「せやっっ!!!」ビュンッ!!!
八幡「俺の文庫本!!」
八幡「オセロ盤だな。昨日、お前が無言で持ってきて、そこに置いただろ」
雪乃「そう。これがオセロ盤という物なの。……これはあなたが持ち込んだのかしら?」
八幡「雪ノ下さん? 人の話聞いてました?」
雪乃「おかしいわね……。私も比企谷君も持ってきていないのに、何故、そこにオセロ盤があるのかしら……」
八幡「本気で言ってるなら良い精神病院を紹介するぞ」
雪乃「ちなみに比企谷君。私は今とても退屈で、そこに文庫本があったら窓の外へと放り投げて世界記録を更新するぐらい暇なのだけど、その話を聞いて何か私に言う事はないかしら?」
八幡「……? ワールドクラスな雪ノ下さんパネえ、ぐらいしかないけどな?」
雪乃「せやっっ!!!」ビュンッ!!!
八幡「俺の文庫本!!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 20:26:06.90 ID:wrNtmXN2o
雪乃「あら、珍しいわね、比企谷君。あなた、今日は文庫本を持ってきていないのね」
八幡「泣かすぞこのアマ」
雪乃「ちなみに比企谷君。私は今とても退屈していて、そこにオセロ盤があったら仕方なく『二人でオセロでもしましょうか』と思わず有り得ない提案をしてしまうかもしれないぐらい暇なのだけど、その話を聞いて何か私に言う事はないかしら?」
八幡「……ひょっとしてオセロしたいのか、雪ノ下?」
雪乃「いいえ」コクッ
八幡「言葉と動きが矛盾してるんですが? 雪ノ下さん?」
雪乃「仕方ないわね……。頼まれた以上、責任は果たすわ。あなたとオセロをしてあげるから感謝なさい」
八幡「ふんっ!!」ビュンッ!!!
雪乃「オセロ盤がっっ!!」
八幡「泣かすぞこのアマ」
雪乃「ちなみに比企谷君。私は今とても退屈していて、そこにオセロ盤があったら仕方なく『二人でオセロでもしましょうか』と思わず有り得ない提案をしてしまうかもしれないぐらい暇なのだけど、その話を聞いて何か私に言う事はないかしら?」
八幡「……ひょっとしてオセロしたいのか、雪ノ下?」
雪乃「いいえ」コクッ
八幡「言葉と動きが矛盾してるんですが? 雪ノ下さん?」
雪乃「仕方ないわね……。頼まれた以上、責任は果たすわ。あなたとオセロをしてあげるから感謝なさい」
八幡「ふんっ!!」ビュンッ!!!
雪乃「オセロ盤がっっ!!」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 20:41:58.00 ID:wrNtmXN2o
ー 翌日 部室 ー
八幡「うーっす」ガラッ
雪乃「こんにちは」
八幡「……おう」
雪乃「…………」
八幡「…………」
雪乃「立ってないで座ったら?」
八幡「……そうだな」テクテク
八幡「」ガタッ、ストン
雪乃「…………」ペラッ
八幡「…………」
八幡「うーっす」ガラッ
雪乃「こんにちは」
八幡「……おう」
雪乃「…………」
八幡「…………」
雪乃「立ってないで座ったら?」
八幡「……そうだな」テクテク
八幡「」ガタッ、ストン
雪乃「…………」ペラッ
八幡「…………」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 20:56:49.40 ID:wrNtmXN2o
あー、やっぱ訂正。>>17取り消し。別のと差し替え
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 21:52:30.22 ID:wrNtmXN2o
ー 翌日 部室 ー
八幡「それにしても、昨日、雪ノ下が投げた文庫本、どこに消えたんだろうな。校庭のどこにも見つからなかったしな」パチッ、パタッ
雪乃「多分、世界の果てまで飛んでいったのでしょうね。自分の何でも出来る才能が時々怖くなるわ」パチッ、パタッ
八幡「いや、俺が投げたオセロ盤も結局見つかってないからな。代わりにこうして買ってきた訳だが」パチッ、パタッ
雪乃「比企谷君、あなたいつの間にワールドクラスになったのかしらね。きっとナイジェリア辺りまで飛んでいったに違いないわ」パチッ、パタッ
八幡「お前は時々、頭が良いのかただのバカなのか、わからなくなるよな」パチッ、パタッ
雪乃「そういえば、比企谷君。私が代わりに買ってきた文庫本、気に入ってくれたかしら」パチッ、パタッ
八幡「ああ。あれな。最高だったぞ。かなり面白かった。まだ1ページも見てないけどな」パチッ、パタッ
雪乃「あなた、予知能力まで持っていたの!?」パチッ、パタッ
八幡「どこまで本気なのか判別つかないレベルのバカなのか? 雪ノ下さん?」
八幡「それにしても、昨日、雪ノ下が投げた文庫本、どこに消えたんだろうな。校庭のどこにも見つからなかったしな」パチッ、パタッ
雪乃「多分、世界の果てまで飛んでいったのでしょうね。自分の何でも出来る才能が時々怖くなるわ」パチッ、パタッ
八幡「いや、俺が投げたオセロ盤も結局見つかってないからな。代わりにこうして買ってきた訳だが」パチッ、パタッ
雪乃「比企谷君、あなたいつの間にワールドクラスになったのかしらね。きっとナイジェリア辺りまで飛んでいったに違いないわ」パチッ、パタッ
八幡「お前は時々、頭が良いのかただのバカなのか、わからなくなるよな」パチッ、パタッ
雪乃「そういえば、比企谷君。私が代わりに買ってきた文庫本、気に入ってくれたかしら」パチッ、パタッ
八幡「ああ。あれな。最高だったぞ。かなり面白かった。まだ1ページも見てないけどな」パチッ、パタッ
雪乃「あなた、予知能力まで持っていたの!?」パチッ、パタッ
八幡「どこまで本気なのか判別つかないレベルのバカなのか? 雪ノ下さん?」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 22:25:56.34 ID:wrNtmXN2o
雪乃「もちろん単なる冗談よ。決まっているでしょう。さっきから人の事を馬鹿だの馬鹿だの可愛いだの相変わらず失礼な男ね」パチッ、パタッ
八幡「何か今、余分な単語が挟まったぞ」パチッ、パタッ
雪乃「それにしても、二人でオセロなんて何年ぶりかしらね。一人でなら昨日、やったばかりなのだけど」パチッ、パタッ
八幡「基本、オセロは一人でやるものだからな」パチッ、パタッ
雪乃「そうね。でも、昔は姉さんとよくやっていたのよ。……結局、一度も勝った事はなかったけれど」パチッ、パタッ
八幡「お前の姉ちゃん、スゲーな……。俺はまだ雪ノ下に一勝もしてないのに」パチッ、パタッ
雪乃「ええ、そうね。あの人は少し特別なのよ」パチッ、パタッ
雪乃「あまりにも私が負けるものだから仕方なく4隅をハンデとして貰ったのだけど、それでも姉さんに72連敗して、その後にドヤ顔で『雪乃ちゃんてホント雑魚だよねー(笑)幼稚園児の方がまだマシなんじゃない(爆笑)』って言われてからは流石に姉さんとはやらなくなったけれど」
八幡「お前の姉ちゃん、色々な意味でスゲーな……」パチッ、パタッ
雪乃「ええ、あれは人外の化物ね。私が一手打つ間に七手ぐらい平気で打っていたし。恐ろしいまでのスピードだったわ」パチッ、パタッ
八幡「おいちょっと待て雪ノ下さん?」
八幡「何か今、余分な単語が挟まったぞ」パチッ、パタッ
雪乃「それにしても、二人でオセロなんて何年ぶりかしらね。一人でなら昨日、やったばかりなのだけど」パチッ、パタッ
八幡「基本、オセロは一人でやるものだからな」パチッ、パタッ
雪乃「そうね。でも、昔は姉さんとよくやっていたのよ。……結局、一度も勝った事はなかったけれど」パチッ、パタッ
八幡「お前の姉ちゃん、スゲーな……。俺はまだ雪ノ下に一勝もしてないのに」パチッ、パタッ
雪乃「ええ、そうね。あの人は少し特別なのよ」パチッ、パタッ
雪乃「あまりにも私が負けるものだから仕方なく4隅をハンデとして貰ったのだけど、それでも姉さんに72連敗して、その後にドヤ顔で『雪乃ちゃんてホント雑魚だよねー(笑)幼稚園児の方がまだマシなんじゃない(爆笑)』って言われてからは流石に姉さんとはやらなくなったけれど」
八幡「お前の姉ちゃん、色々な意味でスゲーな……」パチッ、パタッ
雪乃「ええ、あれは人外の化物ね。私が一手打つ間に七手ぐらい平気で打っていたし。恐ろしいまでのスピードだったわ」パチッ、パタッ
八幡「おいちょっと待て雪ノ下さん?」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 23:03:23.68 ID:wrNtmXN2o
雪乃「そう……。オセロに限らず他の事でもそうだけど、思えば私は今まで一度も姉さんに勝った事がないのよね……」パチッ……
八幡「……雪ノ下?」
雪乃「もしかして姉さんは私にとって、前に立ち塞がっている壁であり、越えなければならない試練なのかもしれない、なんてそんな風に思う時もあるわね……。気にしなければいいだけの話なのに」パタッ、パタッ……
八幡「……雪ノ下」
雪乃「ごめんなさい。つい余計な話をしてしまったわね。……忘れてちょうだい」
八幡「いや……それは別にいいんだが……。けどな……」
雪乃「けど? 何かしら? もしかして私を慰めるような言葉を言おうと考えている訳じゃないでしょうね。だったらそれは余計な気遣いというものよ。私は特に落ち込んでなんかいな」
八幡「いや、そこに置くと、俺の勝ちが決まるってだけだ。ほらな」パチッ、パタッ、パタッ、パタッ、パタッ……
雪乃「…………」
八幡「これで逆転だろ。俺の勝ちが確定し」
雪乃「ていっ」ガシャン!!
八幡「おいコラ(怒)」
八幡「……雪ノ下?」
雪乃「もしかして姉さんは私にとって、前に立ち塞がっている壁であり、越えなければならない試練なのかもしれない、なんてそんな風に思う時もあるわね……。気にしなければいいだけの話なのに」パタッ、パタッ……
八幡「……雪ノ下」
雪乃「ごめんなさい。つい余計な話をしてしまったわね。……忘れてちょうだい」
八幡「いや……それは別にいいんだが……。けどな……」
雪乃「けど? 何かしら? もしかして私を慰めるような言葉を言おうと考えている訳じゃないでしょうね。だったらそれは余計な気遣いというものよ。私は特に落ち込んでなんかいな」
八幡「いや、そこに置くと、俺の勝ちが決まるってだけだ。ほらな」パチッ、パタッ、パタッ、パタッ、パタッ……
雪乃「…………」
八幡「これで逆転だろ。俺の勝ちが確定し」
雪乃「ていっ」ガシャン!!
八幡「おいコラ(怒)」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 23:15:34.01 ID:wrNtmXN2o
雪乃「ごめんなさい。後片付けは私がやるわ。勝者の私がね」
八幡「片付けは当然だ。ていうかナチュラルに自分が勝った事にするのか、お前は」
雪乃「百歩譲って引き分けにしてあげてもいいわよ。私はそれでも構わないから」ヒロイ、ヒロイ
八幡「反則負けしたくせに素晴らしい上から目線」
コンコンッ
八幡「ん?」
雪乃「誰か来たわね。何かしら?」
「……あの、失礼しまーす。平塚先生に言われて来たんですけど……」
雪乃「どうぞ。中に入って」
ガラッ……
結衣「モッツァレラ!!」ズンドコ、ズンドコ♪
八幡「……おい、お前の冗談を真に受けた奴が来たぞ……」
雪乃「……ちょっと、どうリアクションしたらいいのか困るわね……」
八幡「片付けは当然だ。ていうかナチュラルに自分が勝った事にするのか、お前は」
雪乃「百歩譲って引き分けにしてあげてもいいわよ。私はそれでも構わないから」ヒロイ、ヒロイ
八幡「反則負けしたくせに素晴らしい上から目線」
コンコンッ
八幡「ん?」
雪乃「誰か来たわね。何かしら?」
「……あの、失礼しまーす。平塚先生に言われて来たんですけど……」
雪乃「どうぞ。中に入って」
ガラッ……
結衣「モッツァレラ!!」ズンドコ、ズンドコ♪
八幡「……おい、お前の冗談を真に受けた奴が来たぞ……」
雪乃「……ちょっと、どうリアクションしたらいいのか困るわね……」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 11:03:42.20 ID:uEf1xHheo
雪乃「その……。二年F組の由比ヶ浜結衣さんよね」
結衣「あ、うん……。そうだ、雪ノ下さん、リンボーはあんな感じで良かった? 初めてだったから、上手く出来たか自信がなかったんだけど……」
雪乃「え、ええ……。あれで完璧だったわ。その……非の打ち所がない程の出来だったわよ。……そうよね、比企谷君?」
八幡「お、おう……。プロのリンボーダンサーかと思ったぐらいだしな」
結衣「ホントに? 良かったー。ちょっと心配だったんだよねー。ひょっとしたらやり直しをさせられるかもとか思ってたしさあ。でも上手く出来てたならこれで一安心だし、頑張って練習した甲斐があったかなあって」ニコッ
雪乃「……え、ええ」
八幡「……あの笑顔を見てると心が痛まないか、雪ノ下?」
雪乃「やめてちょうだい。追い討ちをかけるのは。もう十分にダメージを受けているのだから」
結衣「あ、うん……。そうだ、雪ノ下さん、リンボーはあんな感じで良かった? 初めてだったから、上手く出来たか自信がなかったんだけど……」
雪乃「え、ええ……。あれで完璧だったわ。その……非の打ち所がない程の出来だったわよ。……そうよね、比企谷君?」
八幡「お、おう……。プロのリンボーダンサーかと思ったぐらいだしな」
結衣「ホントに? 良かったー。ちょっと心配だったんだよねー。ひょっとしたらやり直しをさせられるかもとか思ってたしさあ。でも上手く出来てたならこれで一安心だし、頑張って練習した甲斐があったかなあって」ニコッ
雪乃「……え、ええ」
八幡「……あの笑顔を見てると心が痛まないか、雪ノ下?」
雪乃「やめてちょうだい。追い討ちをかけるのは。もう十分にダメージを受けているのだから」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 11:55:35.80 ID:uEf1xHheo
雪乃「それで……その、由比ヶ浜さん。一体、どんな用件でここに?」
結衣「あ、えっと、実は手作りクッキーを食べて欲しい人がい……」チラッ
八幡「……?」
結衣「ってヒッキーじゃん! 何でヒッキーがここにいるの!?」
八幡「いや、俺ここの部員だし……つうかイケメンて俺の事?」
雪乃「つまり、由比ヶ浜さんはクッキーの作り方を教わりにきたのね」
結衣「え? ちょっと待って、今ヒッキー」
雪乃「はい。これがクッキーのレシピよ、頑張ってね」ポイッ
結衣「何か雑過ぎじゃない!?」
八幡「そして、完成品がここに。受けとれ」ポイッ
結衣「何で二人とも放り投げるし!?」
結衣「あ、えっと、実は手作りクッキーを食べて欲しい人がい……」チラッ
八幡「……?」
結衣「ってヒッキーじゃん! 何でヒッキーがここにいるの!?」
八幡「いや、俺ここの部員だし……つうかイケメンて俺の事?」
雪乃「つまり、由比ヶ浜さんはクッキーの作り方を教わりにきたのね」
結衣「え? ちょっと待って、今ヒッキー」
雪乃「はい。これがクッキーのレシピよ、頑張ってね」ポイッ
結衣「何か雑過ぎじゃない!?」
八幡「そして、完成品がここに。受けとれ」ポイッ
結衣「何で二人とも放り投げるし!?」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 12:16:47.59 ID:uEf1xHheo
ー 家庭科室 ー
雪乃「クッキー作りに自信がないから、一緒に作って欲しいというのがあなたからの本当の依頼なのね。それならそうと早く言ってもらえれば良かったのに」
結衣「だって、言う暇与えてくれなかったじゃん!」
八幡「それで、俺は何をすれば?」
雪乃「壊したドアを直しておいてもらえるかしら?」
八幡「ぶち壊して入ったのか」
雪乃「当然でしょう、無断で入った上にドアには鍵がかかっていたのだから」
結衣「雪ノ下さん、何してるし!?」
雪乃「クッキー作りに自信がないから、一緒に作って欲しいというのがあなたからの本当の依頼なのね。それならそうと早く言ってもらえれば良かったのに」
結衣「だって、言う暇与えてくれなかったじゃん!」
八幡「それで、俺は何をすれば?」
雪乃「壊したドアを直しておいてもらえるかしら?」
八幡「ぶち壊して入ったのか」
雪乃「当然でしょう、無断で入った上にドアには鍵がかかっていたのだから」
結衣「雪ノ下さん、何してるし!?」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:41:51.66 ID:uEf1xHheo
雪乃「そんな事より由比ヶ浜さん、曲がっているわよ。あなた、エプロンもまともに着られないの」スッ
結衣「ごめん。……ありがと」
雪乃「そこの男なんか性根も曲がっているというのに」
八幡「思わぬところから流れ弾が来たぞ」トンテン、カンテン
結衣「ていうか、ヒッキー、その金槌と釘はどこから出したし」
雪乃「あら、ダメよ、由比ヶ浜さん、動かないで。今、ちゃんと締め直すから」キュッ
結衣「あ、うん」
雪乃「ふんっ!!!!」ギュギュギュギュギュギュギュ!!!
結衣「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」
結衣「ごめん。……ありがと」
雪乃「そこの男なんか性根も曲がっているというのに」
八幡「思わぬところから流れ弾が来たぞ」トンテン、カンテン
結衣「ていうか、ヒッキー、その金槌と釘はどこから出したし」
雪乃「あら、ダメよ、由比ヶ浜さん、動かないで。今、ちゃんと締め直すから」キュッ
結衣「あ、うん」
雪乃「ふんっ!!!!」ギュギュギュギュギュギュギュ!!!
結衣「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 17:07:37.20 ID:uEf1xHheo
結衣「雪ノ下さん、加減って言葉知らないの!? メッチャ痛かったし!!」プンスコ
雪乃「ご、ごめんなさい。まだ私、力のコントロールが上手く出来なくて……」
結衣「何でそんな強キャラ風だし!?」
八幡「何事も努力の成果だな」トンテン、カンテン
雪乃「ええ、最近ようやくビルを三分で破壊出来るようになったわ」
結衣「努力ってそんなスゴいの!?」
八幡「まあな……ん、これで良しと。ドア直ったし、取り付けるぞ」ガタッ、ガコッ
八幡「由比ヶ浜、試しにドアの前に立ってみてくれ」
結衣「え、あ、うん」チョコン
雪乃「うぃーん」ガラッ
結衣「て、自動で開いたし!!」
雪乃「あら、比企谷君。自動ドアにグレードアップさせるなんて、あなたも大したものね」
八幡「努力して、機械工学を徹夜で勉強した甲斐があったな」
結衣「努力ってそんなスゴいの!?」
雪乃「ご、ごめんなさい。まだ私、力のコントロールが上手く出来なくて……」
結衣「何でそんな強キャラ風だし!?」
八幡「何事も努力の成果だな」トンテン、カンテン
雪乃「ええ、最近ようやくビルを三分で破壊出来るようになったわ」
結衣「努力ってそんなスゴいの!?」
八幡「まあな……ん、これで良しと。ドア直ったし、取り付けるぞ」ガタッ、ガコッ
八幡「由比ヶ浜、試しにドアの前に立ってみてくれ」
結衣「え、あ、うん」チョコン
雪乃「うぃーん」ガラッ
結衣「て、自動で開いたし!!」
雪乃「あら、比企谷君。自動ドアにグレードアップさせるなんて、あなたも大したものね」
八幡「努力して、機械工学を徹夜で勉強した甲斐があったな」
結衣「努力ってそんなスゴいの!?」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 17:31:14.12 ID:uEf1xHheo
雪乃「そういう事だから由比ヶ浜さん、あなたも努力してクッキーを一人で作れるように頑張ってもらえるかしら」
結衣「うんっ!」
八幡「……正しいやり方、教えてやれよ」
ー しばらく後 ー
結衣「出来たし!」ジジャン
八幡「……とりあえず、見た目は美味そうだな」
雪乃「……??」
結衣「ね、ヒッキー! 味見してみて!」
八幡「どれ……」パクッ
八幡「ん……普通に美味いな。つうか、店で売ってるクッキーレベルだぞ、これ」モグモグ
結衣「ホント!? やったー!!」
雪乃「おかしいわ……。面倒くさかったから分量も焼き方も適当に教えたのに何故これほどの味が……?」モキュモキュ
八幡「何してんだ、お前」
結衣「うんっ!」
八幡「……正しいやり方、教えてやれよ」
ー しばらく後 ー
結衣「出来たし!」ジジャン
八幡「……とりあえず、見た目は美味そうだな」
雪乃「……??」
結衣「ね、ヒッキー! 味見してみて!」
八幡「どれ……」パクッ
八幡「ん……普通に美味いな。つうか、店で売ってるクッキーレベルだぞ、これ」モグモグ
結衣「ホント!? やったー!!」
雪乃「おかしいわ……。面倒くさかったから分量も焼き方も適当に教えたのに何故これほどの味が……?」モキュモキュ
八幡「何してんだ、お前」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 17:46:33.33 ID:uEf1xHheo
ー 翌日 部室 ー
雪乃「それにしても、本当に良かったのかしらね……」モキュモキュ
八幡「何がだ? つうか、いつまでクッキー食ってんだ。昨日、あの後三人でクッキーパーティーやって五年分ぐらいは食べただろ」
雪乃「クッキーの事なんかどうでもいいのよ。私が気にしているのは壊したドアの事よ。あれ、昨日はすっかり忘れて帰ってしまったけど、結局、壊れたままでしょう?」モキュモキュ
八幡「当たり前だろ。俺が五分そこらでドアなんか直せるか。とりあえず、動く程度に無理矢理はめ込んだだけだ」
雪乃「困ったわね……。あのドアには私の指紋がついているのよ。本格的に調べられたら私達が犯人にされてしまうわ」モキュモキュ
八幡「まとめて濡れ衣着せられたみたいな言い方してるけど、壊したの間違いなくお前だからな」
コンコン、ガラッ
結衣「モッツァレラ!!」ズンドコ、ズンドコ
雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」モキュモキュ
八幡「しまった。こっちも忘れてたぞ」
雪乃「それにしても、本当に良かったのかしらね……」モキュモキュ
八幡「何がだ? つうか、いつまでクッキー食ってんだ。昨日、あの後三人でクッキーパーティーやって五年分ぐらいは食べただろ」
雪乃「クッキーの事なんかどうでもいいのよ。私が気にしているのは壊したドアの事よ。あれ、昨日はすっかり忘れて帰ってしまったけど、結局、壊れたままでしょう?」モキュモキュ
八幡「当たり前だろ。俺が五分そこらでドアなんか直せるか。とりあえず、動く程度に無理矢理はめ込んだだけだ」
雪乃「困ったわね……。あのドアには私の指紋がついているのよ。本格的に調べられたら私達が犯人にされてしまうわ」モキュモキュ
八幡「まとめて濡れ衣着せられたみたいな言い方してるけど、壊したの間違いなくお前だからな」
コンコン、ガラッ
結衣「モッツァレラ!!」ズンドコ、ズンドコ
雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」モキュモキュ
八幡「しまった。こっちも忘れてたぞ」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 17:59:43.14 ID:uEf1xHheo
結衣「やっはろー! 雪ノ下さん、昨日はなんかとっても楽しかったねー」
雪乃「そうだったかしら? 私は正直ああいうのは苦手なのだけど。だから、早く帰りたかったのにあなた達が何度も何度も引き止めるものだから」モキュモキュ
八幡「一番はしゃいでいた奴が何言ってんだよ。飲み物買うために近くのコンビニまで俺が何往復したと思ってる」
雪乃「それで、由比ヶ浜さん、何か用かしらね?」モキュモキュ
八幡「おい雪ノ下さらりと流すな」
結衣「あ、うん。昨日のお礼にまたクッキー作ってきたから! これ、食べて!」サッ
雪乃「私、今、あまり食欲が……」モキュモキュ
八幡「どの口がそれを言う」
雪乃「そうだったかしら? 私は正直ああいうのは苦手なのだけど。だから、早く帰りたかったのにあなた達が何度も何度も引き止めるものだから」モキュモキュ
八幡「一番はしゃいでいた奴が何言ってんだよ。飲み物買うために近くのコンビニまで俺が何往復したと思ってる」
雪乃「それで、由比ヶ浜さん、何か用かしらね?」モキュモキュ
八幡「おい雪ノ下さらりと流すな」
結衣「あ、うん。昨日のお礼にまたクッキー作ってきたから! これ、食べて!」サッ
雪乃「私、今、あまり食欲が……」モキュモキュ
八幡「どの口がそれを言う」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 18:12:33.30 ID:uEf1xHheo
結衣「いやー、料理ってやってみると楽しいよねー。今度お弁当とか作っちゃおうかなあ」
雪乃「由比ヶ浜さん、それは切実にやめた方がい」
結衣「あ、でさあ、ゆきのん! 部室でお昼一緒に食べようよ」
雪乃「いえ、私は一人で食べるのが好きだからそういうのはちょっと」コクッ
雪乃「それからゆきのんって言い方は良いのだけど、その前に部室の入り方についてあなたに」
結衣「あ、それと私、放課後とか暇だし部活とか手伝うね。いやー、もう、なにー。これもお礼だから」
雪乃「話を聞いて由比ヶ浜さん」
八幡「…………」
八幡「」ガタッ
八幡「」テクテク……
雪乃「由比ヶ浜さん、それは切実にやめた方がい」
結衣「あ、でさあ、ゆきのん! 部室でお昼一緒に食べようよ」
雪乃「いえ、私は一人で食べるのが好きだからそういうのはちょっと」コクッ
雪乃「それからゆきのんって言い方は良いのだけど、その前に部室の入り方についてあなたに」
結衣「あ、それと私、放課後とか暇だし部活とか手伝うね。いやー、もう、なにー。これもお礼だから」
雪乃「話を聞いて由比ヶ浜さん」
八幡「…………」
八幡「」ガタッ
八幡「」テクテク……
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 18:23:41.90 ID:uEf1xHheo
ー 廊下 ー
八幡「」テクテク……
「ヒッキー!」
八幡「?」クルッ
結衣「はいっ」ポーイッ
八幡「な、っと、とと」キャッチ
結衣「一応、お礼の気持ち。ヒッキーも手伝ってくれたし//」
八幡「…………」
結衣「それ、ゆきのんにはあげてないから内緒だよ。……じゃあね」ニコッ
タタタッ
八幡「…………」
八幡「」テクテク……
「ヒッキー!」
八幡「?」クルッ
結衣「はいっ」ポーイッ
八幡「な、っと、とと」キャッチ
結衣「一応、お礼の気持ち。ヒッキーも手伝ってくれたし//」
八幡「…………」
結衣「それ、ゆきのんにはあげてないから内緒だよ。……じゃあね」ニコッ
タタタッ
八幡「…………」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 18:28:13.46 ID:uEf1xHheo
ー 校庭 ー
八幡「さて、やらなきゃいけない事はやったし……」
八幡「由比ヶ浜から貰ったやけにデカイ紙袋でも開けるか……。一体何が入って……」ガサガサッ
『文庫本、オセロ盤、クッキー』
八幡「…………」
八幡「校庭で拾ったの、あいつかよ……」
八幡「さて、やらなきゃいけない事はやったし……」
八幡「由比ヶ浜から貰ったやけにデカイ紙袋でも開けるか……。一体何が入って……」ガサガサッ
『文庫本、オセロ盤、クッキー』
八幡「…………」
八幡「校庭で拾ったの、あいつかよ……」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 18:58:23.89 ID:uEf1xHheo
ー 家庭科室前の廊下 ー
静「全く……あのアホどものせいで、ウイルスを駆除するだけでかなりの苦労を……」テクテク
静「由比ヶ浜は由比ヶ浜で、『愛される女になる為の50の秘訣』とかそんな関連の本を、勝手にAmazonで大量に注文しやがったしな……。今月の食費をどうしろと……」ハァ……
静「だが、これで問題児は全員隔離したし、もう何の心配も……。何だこれは」
壊れたドア『葉山隼人、参上!!』
静「葉山ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
完
静「全く……あのアホどものせいで、ウイルスを駆除するだけでかなりの苦労を……」テクテク
静「由比ヶ浜は由比ヶ浜で、『愛される女になる為の50の秘訣』とかそんな関連の本を、勝手にAmazonで大量に注文しやがったしな……。今月の食費をどうしろと……」ハァ……
静「だが、これで問題児は全員隔離したし、もう何の心配も……。何だこれは」
壊れたドア『葉山隼人、参上!!』
静「葉山ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
完
引用元: ・八幡「青春を楽しむ愚か者ども、平塚先生に気を使え」
【モバマス】仕事帰りに
2020-09-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:04:06.21 ID:7KR7AASm0
楓「……」
瑞樹「楓ちゃん! これ美味しいわよ!」
瑞樹「日本酒に合いそうで、楓ちゃんの好みじゃない?」
楓「えっ? す、すみません、何ですか?」
瑞樹「だからこのおツマミよ」
楓「ああ、はい。美味しいですよね」
瑞樹「……まだ引きずってるの?」
楓「……」
瑞樹「まあ仕方ないわよね。仕事先のお偉いさんとはいえ、お尻を触るなんて」
瑞樹「誰でもひっぱたくと思うわ。早苗ちゃんだったら、触った手の骨を折っちゃうかも」アハハ
楓「私が少しでも我慢できていれば」
楓「プロデューサーさんにご迷惑をおかけすることはなかったんです」
楓「瑞樹さんをはじめとした他のアイドルの皆さんにも、スタッフの皆さんにも」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514826245
瑞樹「楓ちゃん! これ美味しいわよ!」
瑞樹「日本酒に合いそうで、楓ちゃんの好みじゃない?」
楓「えっ? す、すみません、何ですか?」
瑞樹「だからこのおツマミよ」
楓「ああ、はい。美味しいですよね」
瑞樹「……まだ引きずってるの?」
楓「……」
瑞樹「まあ仕方ないわよね。仕事先のお偉いさんとはいえ、お尻を触るなんて」
瑞樹「誰でもひっぱたくと思うわ。早苗ちゃんだったら、触った手の骨を折っちゃうかも」アハハ
楓「私が少しでも我慢できていれば」
楓「プロデューサーさんにご迷惑をおかけすることはなかったんです」
楓「瑞樹さんをはじめとした他のアイドルの皆さんにも、スタッフの皆さんにも」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514826245
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:05:19.86 ID:7KR7AASm0
瑞樹「気にしないでくださいって言われたでしょ。だからもういいのよ」
瑞樹「騒ぎは丸く収まったし、そのまま仕事を継続できたんだし。ね?」
楓「はい」
瑞樹「うん。じゃ、飲もっか」
楓「……」
――――
瑞樹「あー、なんか飲み足りないわね。もう一件行く?」
楓「いえ、今日はこのあたりで」
楓「もうこんな時間ですし」
瑞樹「まだこんな時間よ。明日は私たち2人共オフなんだし」
瑞樹「もうちょっと付き合って?」
楓「いいですけど」
瑞樹「やった♡ じゃあ次はあそこね」
瑞樹「騒ぎは丸く収まったし、そのまま仕事を継続できたんだし。ね?」
楓「はい」
瑞樹「うん。じゃ、飲もっか」
楓「……」
――――
瑞樹「あー、なんか飲み足りないわね。もう一件行く?」
楓「いえ、今日はこのあたりで」
楓「もうこんな時間ですし」
瑞樹「まだこんな時間よ。明日は私たち2人共オフなんだし」
瑞樹「もうちょっと付き合って?」
楓「いいですけど」
瑞樹「やった♡ じゃあ次はあそこね」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:06:27.28 ID:7KR7AASm0
瑞樹「んー、このカクテル飲みやすいし美味しい!」
瑞樹「楓ちゃんのは?」
楓「え……あ、美味しいですよ」
瑞樹「……そう」
瑞樹「あ。ねえ、マスター」
マスター「はい」
瑞樹「彼女にピッタリなカクテル、作ってもらうことできるかしら」キリッ
マスター「ええ、少々お待ちください」ニコリ
瑞樹「本当? 言ってみるものね!」
楓「……」ポカーン
瑞樹「? どうしたの、口を開けたままにして」
楓「くすっ」
楓「ふふっ……くすくす」
瑞樹「な、何で笑うの!?」
瑞樹「楓ちゃんのは?」
楓「え……あ、美味しいですよ」
瑞樹「……そう」
瑞樹「あ。ねえ、マスター」
マスター「はい」
瑞樹「彼女にピッタリなカクテル、作ってもらうことできるかしら」キリッ
マスター「ええ、少々お待ちください」ニコリ
瑞樹「本当? 言ってみるものね!」
楓「……」ポカーン
瑞樹「? どうしたの、口を開けたままにして」
楓「くすっ」
楓「ふふっ……くすくす」
瑞樹「な、何で笑うの!?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:08:21.07 ID:7KR7AASm0
楓「ごめんなさい。格好つけて、キザな注文をする瑞樹さんがとてもおも……こほん」
楓「素敵だったんです」
瑞樹「今面白いって言いかけたわね? もう!」プンプン
楓「だって……」フフ
マスター「できました。どうぞ」スッ
楓「!」
瑞樹「わぁ……」
楓「これ、私を?」
マスター「イメージして作りました」
楓「ありがとうございます」ペコリ
瑞樹「ブルーとグリーンで彩られて、綺麗ね」
楓「はい」ニコッ
瑞樹「……ふふ」
楓「素敵だったんです」
瑞樹「今面白いって言いかけたわね? もう!」プンプン
楓「だって……」フフ
マスター「できました。どうぞ」スッ
楓「!」
瑞樹「わぁ……」
楓「これ、私を?」
マスター「イメージして作りました」
楓「ありがとうございます」ペコリ
瑞樹「ブルーとグリーンで彩られて、綺麗ね」
楓「はい」ニコッ
瑞樹「……ふふ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:09:51.49 ID:7KR7AASm0
――――
瑞樹「はあっ!」ブン
瑞樹「くー、次は当てるわ」
楓「あの、何でバッティングセンターなんですか?」
瑞樹「この前留美ちゃんに誘われたんだけどね、これ結構良いのよ」
瑞樹「バットに思いを乗せて、こう……スイングすると!」ブン
瑞樹「気分がスカっとするの。当たればもっと気持ち良いでしょうね」
楓「……」
楓「私も、やってみていいですか?」
瑞樹「もちろんよ」
チャリン
楓「こ、こんな感じで構えればいいんですか?」
瑞樹「自分の思うままでいいのよ。球が来るわよ!」
楓「……っ」
楓「えいっ」ヒュン
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:11:10.05 ID:7KR7AASm0
瑞樹「もっと腰を入れなきゃ! 空振りしてもいいから!」
瑞樹「あとはバットに気持ちを乗せて、ボールを思いっきり打つの!」
楓「は、はい」
楓「バットに気持ちを乗せて」ブツブツ
楓「腰を入れて打つ」ブツブツ
瑞樹「次のボールが来るわ!」
楓「気持ちを乗せる……気持ちを……」
楓「私の……お尻を……!」
楓「触るなぁっ」カッ
瑞樹「!」
瑞樹「やったわ楓ちゃん、当たった!」
楓「……」ブツブツ
瑞樹「あれ、楓ちゃん? ねえ聞こえてる?」
瑞樹「あとはバットに気持ちを乗せて、ボールを思いっきり打つの!」
楓「は、はい」
楓「バットに気持ちを乗せて」ブツブツ
楓「腰を入れて打つ」ブツブツ
瑞樹「次のボールが来るわ!」
楓「気持ちを乗せる……気持ちを……」
楓「私の……お尻を……!」
楓「触るなぁっ」カッ
瑞樹「!」
瑞樹「やったわ楓ちゃん、当たった!」
楓「……」ブツブツ
瑞樹「あれ、楓ちゃん? ねえ聞こえてる?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:12:23.55 ID:7KR7AASm0
楓「あなたのせいで……皆さんにも迷惑が……」
楓「かかったじゃないですかっ」カツッ
瑞樹(また当てた! しかもさっきよりも合ってる!)
楓「次に同じことをしたら……容赦は……しま、」
楓「せんっ」カキーン
瑞樹「!!」
楓「まだまだいきますよ」フンス
瑞樹(ストレスのせいなのか才能があるのか知らないけど)
瑞樹(どんどん上手くなってるわね……)
友紀(……や……柳田……!)
友紀(柳田ばりの豪快スイングだ……!)ガタガタ
楓「かかったじゃないですかっ」カツッ
瑞樹(また当てた! しかもさっきよりも合ってる!)
楓「次に同じことをしたら……容赦は……しま、」
楓「せんっ」カキーン
瑞樹「!!」
楓「まだまだいきますよ」フンス
瑞樹(ストレスのせいなのか才能があるのか知らないけど)
瑞樹(どんどん上手くなってるわね……)
友紀(……や……柳田……!)
友紀(柳田ばりの豪快スイングだ……!)ガタガタ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:13:31.90 ID:7KR7AASm0
――――
楓「♪」
瑞樹「いやー……すごいわね楓ちゃん」
瑞樹「あれから何度も良い当たりだったわよ」
楓「たまたまですよ、たまたま」
瑞樹(たまたまであそこまでやる?)
楓「……瑞樹さん」
瑞樹「?」
楓「ありがとうございます」
楓「私のために、色んな場所に誘っていただいて」
瑞樹「何のことかしら。私は自分のために楓ちゃんを連れ歩いたんだけど」
瑞樹「でも、元気になってくれたようでよかったわ」
楓「またそうやって」クスクス
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:14:42.33 ID:7KR7AASm0
楓「今度、お礼させてくださいね。奢りますから」
瑞樹「そんなことしなくていいの! どうしてもお礼がしたいなら」
瑞樹「またこうやって私に付き合ってくれればいいから」
楓「じゃあそうします」
楓「ふぅ、ちょっと汗かいちゃいました。どこかでシャワー浴びようかな」
瑞樹「もうすぐあなたのおウチでしょう。我慢しなさい」
楓「はーい♪」
――翌日――
友紀「楓さん、今度一緒にバッセン行きませんか?」
楓「えっ」
友紀「フルスイングを見せて欲しいです!」キラキラ
瑞樹(まさか、昨日のあれ見られた……?)
おわり
瑞樹「そんなことしなくていいの! どうしてもお礼がしたいなら」
瑞樹「またこうやって私に付き合ってくれればいいから」
楓「じゃあそうします」
楓「ふぅ、ちょっと汗かいちゃいました。どこかでシャワー浴びようかな」
瑞樹「もうすぐあなたのおウチでしょう。我慢しなさい」
楓「はーい♪」
――翌日――
友紀「楓さん、今度一緒にバッセン行きませんか?」
楓「えっ」
友紀「フルスイングを見せて欲しいです!」キラキラ
瑞樹(まさか、昨日のあれ見られた……?)
おわり
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 02:16:16.06 ID:7KR7AASm0
かえみず短編でした
もっとこの2人の話増えてくれ
もっとこの2人の話増えてくれ
引用元: ・【モバマス】仕事帰りに
男「僕と女さんの、なにも起きない春夏秋冬」
2020-09-29
1: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 22:50:57.54 ID:EwRWAIW10
――
男「あの、女さん」
女「なんでしょう」
男「ぼ、僕と付き合ってください!」
女「なるほど」
男「なるほど?」
女「良いよ、ぜひ付き合ってください」
男「なんだったの、今の『なるほど』って」
女「いや、男くんのここ最近の言動について振り返って納得していただけ。例えば突然豪華な食事に誘ってくれたこととか、私と話す時に不自然にどもったりとか、それから」
男「勘弁してください」
――ともあれ、この日から女さんが隣にいることが日常になった。
女「私はずっと前から男くんのそばにいたけどね」
男「女さん心の中まで読むのやめて」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514814657
男「あの、女さん」
女「なんでしょう」
男「ぼ、僕と付き合ってください!」
女「なるほど」
男「なるほど?」
女「良いよ、ぜひ付き合ってください」
男「なんだったの、今の『なるほど』って」
女「いや、男くんのここ最近の言動について振り返って納得していただけ。例えば突然豪華な食事に誘ってくれたこととか、私と話す時に不自然にどもったりとか、それから」
男「勘弁してください」
――ともあれ、この日から女さんが隣にいることが日常になった。
女「私はずっと前から男くんのそばにいたけどね」
男「女さん心の中まで読むのやめて」
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2: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 22:55:16.57 ID:EwRWAIW10
――
冬
男「寒いね」
女「冬真っただ中だからね」
男「下旬になると初詣の人も少ないから、余計に寒く感じるよ」
女「ごめんね、実家暮らしだとお正月はなかなか空けられなくて」
男「気にしないでよ。そういえば最近サークルの人たちと会ってる?引退してしばらく経ったけど、僕はあんまり会ってないんだよね」
女「この前女友と飲みに行ったよ。『男ごときが女の純潔を汚しやがった』って荒れてた」
男「……」
冬
男「寒いね」
女「冬真っただ中だからね」
男「下旬になると初詣の人も少ないから、余計に寒く感じるよ」
女「ごめんね、実家暮らしだとお正月はなかなか空けられなくて」
男「気にしないでよ。そういえば最近サークルの人たちと会ってる?引退してしばらく経ったけど、僕はあんまり会ってないんだよね」
女「この前女友と飲みに行ったよ。『男ごときが女の純潔を汚しやがった』って荒れてた」
男「……」
3: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:08:53.49 ID:EwRWAIW10
女「嘘だよ、みんなにはまだ言ってない」
男「相変わらず表情を変えないで嘘つくね」
女「ごめんね、嫌いになった?」
男「いや、昔からそういうところが好き」
女「それなら何より。あ、空いたよ」
ガラガラガラーン
チャリチャリーン
パンパン
男(今年も女さんと仲良く過ごせますように、と……)
男「女さんは何をお願いしたの」
女「世界平和」
男「規模が大きいね」
女「男さんは何をお願いしたの?」
男「えっと……」
女「『今年も私と仲良くいられるように』とか?」
男「なんで相変わらず心を読めるの」
女「ただの勘だよ」
男「そんなに顔に出てるかな」
女「それにしても、お願いの機会を無駄にしたね。それならわざわざお願いしなくても叶うっていうのにさ」
男「それはなにより」
男「相変わらず表情を変えないで嘘つくね」
女「ごめんね、嫌いになった?」
男「いや、昔からそういうところが好き」
女「それなら何より。あ、空いたよ」
ガラガラガラーン
チャリチャリーン
パンパン
男(今年も女さんと仲良く過ごせますように、と……)
男「女さんは何をお願いしたの」
女「世界平和」
男「規模が大きいね」
女「男さんは何をお願いしたの?」
男「えっと……」
女「『今年も私と仲良くいられるように』とか?」
男「なんで相変わらず心を読めるの」
女「ただの勘だよ」
男「そんなに顔に出てるかな」
女「それにしても、お願いの機会を無駄にしたね。それならわざわざお願いしなくても叶うっていうのにさ」
男「それはなにより」
4: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:16:46.70 ID:EwRWAIW10
――
女「アイスを中に入れたドーム型のチョコに、温めたチョコレートをかけて溶かすスイーツだよ」
男「さっき店員さんが教えてくれたよ」
女「読者への配慮だよ」
男「ついにメタ発言までし始めたね。ダメだよ」
女「いただきます」
男「いただきます」
女「アイスを中に入れたドーム型のチョコに、温めたチョコレートをかけて溶かすスイーツだよ」
男「さっき店員さんが教えてくれたよ」
女「読者への配慮だよ」
男「ついにメタ発言までし始めたね。ダメだよ」
女「いただきます」
男「いただきます」
5: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:22:30.71 ID:EwRWAIW10
トロォー
男「んんん、おいしい!」
女「とろっとろだね、アイスとチョコが溶け合って濃厚な甘さ、けれどしつこくなくて喉越しもすばらしい」
男「食レポが丁寧だね」
女「読者への配慮だよ」
男「だからメタ発言は――まぁいいか。あれ?その指の絆創膏どうしたの?」
女「ああ、これはチョコ溶かすときに火傷して……」ハッ
女「いや、なんでもないよ大したケガじゃないから」
男(『チョコレートは私には作れなかった』って……作ろうとはしてくれたんだな……)
男「女さん、不器y女「不器用って言ったら傷つくよ?」
男「……素敵なお店に連れてきてくれてありがとう」
女「うむ」
男「んんん、おいしい!」
女「とろっとろだね、アイスとチョコが溶け合って濃厚な甘さ、けれどしつこくなくて喉越しもすばらしい」
男「食レポが丁寧だね」
女「読者への配慮だよ」
男「だからメタ発言は――まぁいいか。あれ?その指の絆創膏どうしたの?」
女「ああ、これはチョコ溶かすときに火傷して……」ハッ
女「いや、なんでもないよ大したケガじゃないから」
男(『チョコレートは私には作れなかった』って……作ろうとはしてくれたんだな……)
男「女さん、不器y女「不器用って言ったら傷つくよ?」
男「……素敵なお店に連れてきてくれてありがとう」
女「うむ」
6: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:30:24.42 ID:EwRWAIW10
――
春
男「桜はまだ七分咲きくらいかな。お花見には少し早かったかも」
女「満開の時期はかなり混むし、ちょうど良いよ。それにしてもやっぱりこの公園は広いね」
男「東京ドーム40個分くらいあるらしいからね」
女「『東京ドーム〇個分』って単位、わかりにくくてなんか嫌だよね。私行ったことないし」
男「180haって言われるよりはわかりやすいよ」
女「どっちにしろ全部は歩いて回れないからあまり変わらないよ」
男「じゃあ、あそこにあるレンタサイクル借りていく?」
春
男「桜はまだ七分咲きくらいかな。お花見には少し早かったかも」
女「満開の時期はかなり混むし、ちょうど良いよ。それにしてもやっぱりこの公園は広いね」
男「東京ドーム40個分くらいあるらしいからね」
女「『東京ドーム〇個分』って単位、わかりにくくてなんか嫌だよね。私行ったことないし」
男「180haって言われるよりはわかりやすいよ」
女「どっちにしろ全部は歩いて回れないからあまり変わらないよ」
男「じゃあ、あそこにあるレンタサイクル借りていく?」
7: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:31:59.09 ID:EwRWAIW10
女「うーん、それはいいや」
男「なんで?」
女「だって、手、繋げなくなっちゃうし」ギュッ
男「いきなり握られると嬉しいのと同じくらいびっくりするね。繋いだの、初めてだし」
女「私もドキドキしながら思い切ったんだから文句言わないで」
男「ごめんなさい、思い切っていただいて光栄です」
女「ならばよろしい。あの辺りで座ろうか」
男「いいね。じゃあ、飲み物買ってくるからシート広げておいてよ」
女「……私もいっしょに飲み物買いに行く」
男「いや、良いって飲み物くらい」
女「放したら次に繋ぐ勇気がないんだよ、言わせないで」
男「……じゃあ、買ってきたら僕が勇気出すからさ」
女「ならばよろしい」
男「なんで?」
女「だって、手、繋げなくなっちゃうし」ギュッ
男「いきなり握られると嬉しいのと同じくらいびっくりするね。繋いだの、初めてだし」
女「私もドキドキしながら思い切ったんだから文句言わないで」
男「ごめんなさい、思い切っていただいて光栄です」
女「ならばよろしい。あの辺りで座ろうか」
男「いいね。じゃあ、飲み物買ってくるからシート広げておいてよ」
女「……私もいっしょに飲み物買いに行く」
男「いや、良いって飲み物くらい」
女「放したら次に繋ぐ勇気がないんだよ、言わせないで」
男「……じゃあ、買ってきたら僕が勇気出すからさ」
女「ならばよろしい」
8: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:39:00.48 ID:EwRWAIW10
――
男「あぁー……」
女「わかりやすいね。就活順調じゃないんだ」
男「うん、第一志望の選考、落ちちゃって……まだ一応チャンスはあるんだけど」
女「出版系は文系にとっても狭い門だからね」
男「女さんは順調?」
男「あぁー……」
女「わかりやすいね。就活順調じゃないんだ」
男「うん、第一志望の選考、落ちちゃって……まだ一応チャンスはあるんだけど」
女「出版系は文系にとっても狭い門だからね」
男「女さんは順調?」
9: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:40:45.17 ID:EwRWAIW10
女「うん、それなりには」
男「いいなぁ。就浪しちゃったらどうしよう」
女「男くんなら大丈夫だと思うよ。頼りなさそうだけど誠実だし。頼りなさそうだけど」
男「マイナスの言葉でサンドされると褒められた部分まで貶されたように聞こえるね」
女「しっかりしてよ。そうだ、就職できたらどこかにパーッと遊びに行こうよ」
男「ありがとう、頑張るよ」
女「……やっぱり、男くんなら大丈夫だと思うよ」
女(『頼りなさそう』だけど『頼りない』わけじゃないんだからさ)
男「いいなぁ。就浪しちゃったらどうしよう」
女「男くんなら大丈夫だと思うよ。頼りなさそうだけど誠実だし。頼りなさそうだけど」
男「マイナスの言葉でサンドされると褒められた部分まで貶されたように聞こえるね」
女「しっかりしてよ。そうだ、就職できたらどこかにパーッと遊びに行こうよ」
男「ありがとう、頑張るよ」
女「……やっぱり、男くんなら大丈夫だと思うよ」
女(『頼りなさそう』だけど『頼りない』わけじゃないんだからさ)
10: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:47:30.75 ID:EwRWAIW10
――
夏
男「やっと就活が終わったのに」
女「え、まだ2行しか経ってないよ」
男「だからメタ発言は止めましょう。2、3か月経ってるからね」
女「ごめんなさい」
男「では気を取り直して、やっと就活が終わったのに」
女「うん」
男「なんで日付が変わるまで机に向かわなければならないのでしょう」
女「それは男くんが去年必修の単位を落としたからだよ」
男「その通りです、自業自得ですね」
夏
男「やっと就活が終わったのに」
女「え、まだ2行しか経ってないよ」
男「だからメタ発言は止めましょう。2、3か月経ってるからね」
女「ごめんなさい」
男「では気を取り直して、やっと就活が終わったのに」
女「うん」
男「なんで日付が変わるまで机に向かわなければならないのでしょう」
女「それは男くんが去年必修の単位を落としたからだよ」
男「その通りです、自業自得ですね」
11: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:52:40.05 ID:EwRWAIW10
――
男「約束通り海に来たのはいいんだけど」
女「オロロロロロロロ」
男「どうしてこうなった」セナカサスリサスリ
女「オロロロロロロロ」
女友「それはね、あんたらが付き合ってるのをサークル同期の私らにも隠してたからよ」
男「だからって、みんなで海にまでついてきてお酒飲ませまくるのはひどいよ」
女友「まったく、日本酒四合くらいで情けない」
男「日本酒一瓶あけてケロッとしてる女友さんがおかしいんだって」
女友「飲み比べの煽りに乗ってきたこの子も悪いのよ。それにバーベキューは楽しかったでしょ?はい、お水」
男「まぁね。お水ありがと、女さん飲める?」
女「うん……」ゴクゴク
男「約束通り海に来たのはいいんだけど」
女「オロロロロロロロ」
男「どうしてこうなった」セナカサスリサスリ
女「オロロロロロロロ」
女友「それはね、あんたらが付き合ってるのをサークル同期の私らにも隠してたからよ」
男「だからって、みんなで海にまでついてきてお酒飲ませまくるのはひどいよ」
女友「まったく、日本酒四合くらいで情けない」
男「日本酒一瓶あけてケロッとしてる女友さんがおかしいんだって」
女友「飲み比べの煽りに乗ってきたこの子も悪いのよ。それにバーベキューは楽しかったでしょ?はい、お水」
男「まぁね。お水ありがと、女さん飲める?」
女「うん……」ゴクゴク
12: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:53:26.06 ID:EwRWAIW10
男「普段だったらそんなことしないのに」
女友「彼氏の前でいいとこ見せたかったんでしょ、きっと」
男「そんな一昔前のおっさんみたいな価値観」
女友「あら、この子意外としたたかよ」
男「……たしかに」
女「うぇっ……おとこくぅ~ん……みすてないで……」ヒック
男「はいはい、大丈夫だよ」
女「うそだ……こんながさつなおんな……うえぇ~ん」グスグス
男「大丈夫だって、うわ水着で抱きつかないでよ、よしよし……ひょっとして女友さん、女さんが酔うとこんな感じになるの知ってて飲ませた?」
女友「さぁねー?でもかわいいでしょ?いいもの見れたって思ってるでしょ?」
男「……ちょっとだけ」
女友「ふふ。でも気を付けてね、さっきも言ったけどこの子意外としたたかよ」
女「」ギクッ
男「え?」
女「うえぇっぷ……またきもちわるくなってきた……」
男「ああ、はいはいよしよし」セナカサスリサスリ
女友「……もうずっとそのままいちゃついてなさい」
女友「彼氏の前でいいとこ見せたかったんでしょ、きっと」
男「そんな一昔前のおっさんみたいな価値観」
女友「あら、この子意外としたたかよ」
男「……たしかに」
女「うぇっ……おとこくぅ~ん……みすてないで……」ヒック
男「はいはい、大丈夫だよ」
女「うそだ……こんながさつなおんな……うえぇ~ん」グスグス
男「大丈夫だって、うわ水着で抱きつかないでよ、よしよし……ひょっとして女友さん、女さんが酔うとこんな感じになるの知ってて飲ませた?」
女友「さぁねー?でもかわいいでしょ?いいもの見れたって思ってるでしょ?」
男「……ちょっとだけ」
女友「ふふ。でも気を付けてね、さっきも言ったけどこの子意外としたたかよ」
女「」ギクッ
男「え?」
女「うえぇっぷ……またきもちわるくなってきた……」
男「ああ、はいはいよしよし」セナカサスリサスリ
女友「……もうずっとそのままいちゃついてなさい」
13: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:54:40.93 ID:EwRWAIW10
――
秋
男「」モグモグ
女「」モグモグ
男「」モグモグ
女「」モグモグ
男「カニを食べてるときって無言になるって言うけどさ」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「カニに限らず美味しいものを食べる時は無言になっちゃうんだね」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「豚肉のしゃぶしゃぶも美味しいものだね」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「これ、うちの実家から送ってきたって言ったよね。ブランド銘柄の豚肉らしいよ」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「きのこもいい味出してるね。春菊も香りが良い」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「そういえば春菊って旬は今ごろらしいよ。春に咲くから春菊って言うんだって。女さん知ってた?」モグモグ
女「うん」モグモグ
秋
男「」モグモグ
女「」モグモグ
男「」モグモグ
女「」モグモグ
男「カニを食べてるときって無言になるって言うけどさ」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「カニに限らず美味しいものを食べる時は無言になっちゃうんだね」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「豚肉のしゃぶしゃぶも美味しいものだね」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「これ、うちの実家から送ってきたって言ったよね。ブランド銘柄の豚肉らしいよ」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「きのこもいい味出してるね。春菊も香りが良い」モグモグ
女「うん」モグモグ
男「そういえば春菊って旬は今ごろらしいよ。春に咲くから春菊って言うんだって。女さん知ってた?」モグモグ
女「うん」モグモグ
14: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:56:12.85 ID:EwRWAIW10
男「ねぇ女さん」モグモグ
女「うん?」モグモグ
男「さっきから発言を最小限にしてお肉をたくさん食べるの止めてよ」モグモグ
女「食欲の秋だから仕方ないよ」モグモグ
男「読者への配慮が足りないんじゃない?」モグモグ
女「ついに男くんもメタ発言ができるようになったんだね」モグモグ
男「まぁ、あれだけ言われれば慣れるよ」モグモグジーッ
女「どうしたの?いきなり顔見つめて」モグモグ
男「……そういえば女さん、少し太ったんじゃない?」モグモグニヤニヤ
女「」ゴクン
女「げほっげほっ」ムセタ
男「ほら、慌てて食べるからだよ。大丈夫?」モグモグゴクン
女「うん?」モグモグ
男「さっきから発言を最小限にしてお肉をたくさん食べるの止めてよ」モグモグ
女「食欲の秋だから仕方ないよ」モグモグ
男「読者への配慮が足りないんじゃない?」モグモグ
女「ついに男くんもメタ発言ができるようになったんだね」モグモグ
男「まぁ、あれだけ言われれば慣れるよ」モグモグジーッ
女「どうしたの?いきなり顔見つめて」モグモグ
男「……そういえば女さん、少し太ったんじゃない?」モグモグニヤニヤ
女「」ゴクン
女「げほっげほっ」ムセタ
男「ほら、慌てて食べるからだよ。大丈夫?」モグモグゴクン
15: ◆latPEQYOYc 2018/01/01(月) 23:58:29.77 ID:EwRWAIW10
女「いや、今のは絶対に男くんのせいだからね!太ってないし!」
男「ほんとに?」
女「太ってない……と、思う……たぶん……」オナカモミモミ
女「うっ……」
男「最後に体重計に乗ったのは?」
女「……2か月前」ボソッ
男「やっぱり。スポーツの秋でもあるんだしさ、いっしょに運動しようよ。どうせ授業もほとんどなくて暇なんだし」
女「うん……ありがとう。まずは少しご飯を減らすよ」
男「無理しない範囲でがんばって。……まぁ、僕は今くらいの体型も好きだけどね」モグモグ
女「」ピタッ
女「」モグモグゴクンモグモクゴクン゙
女「……ごはんおかわり」
男「ダイエットはどうしたの?」モグモグニヤニヤ
女「あひたふぁら!!」モグモグモグモグ
男「ほんとに?」
女「太ってない……と、思う……たぶん……」オナカモミモミ
女「うっ……」
男「最後に体重計に乗ったのは?」
女「……2か月前」ボソッ
男「やっぱり。スポーツの秋でもあるんだしさ、いっしょに運動しようよ。どうせ授業もほとんどなくて暇なんだし」
女「うん……ありがとう。まずは少しご飯を減らすよ」
男「無理しない範囲でがんばって。……まぁ、僕は今くらいの体型も好きだけどね」モグモグ
女「」ピタッ
女「」モグモグゴクンモグモクゴクン゙
女「……ごはんおかわり」
男「ダイエットはどうしたの?」モグモグニヤニヤ
女「あひたふぁら!!」モグモグモグモグ
16: ◆latPEQYOYc 2018/01/02(火) 00:00:25.72 ID:PDn0Ca030
――
冬
男「またこの公園だね、お花見したとき以来かな」
女「そうだねー夜になるとさすがにさむいなー」ギュッ
男「あはは、手はもう繋ぎ慣れたね」
女「寒いから手袋つけてポケットに突っ込みたい」スッ
男「慣れすぎるのも寂しいね」
女「あ、見えてきたよ。シャンパングラスタワー」
男「おおー、水にもイルミネーションが反射しててきれいだね」
女「あっちの丘の方はもっとすごいね」
男「一面にイルミネーションが敷きつめてられててきれいだね。インスタ映えの権化って感じ」
女「桜並木も前とは全然違うね」
男「一本一本に電飾が巻きついてる、きれいだね」
冬
男「またこの公園だね、お花見したとき以来かな」
女「そうだねー夜になるとさすがにさむいなー」ギュッ
男「あはは、手はもう繋ぎ慣れたね」
女「寒いから手袋つけてポケットに突っ込みたい」スッ
男「慣れすぎるのも寂しいね」
女「あ、見えてきたよ。シャンパングラスタワー」
男「おおー、水にもイルミネーションが反射しててきれいだね」
女「あっちの丘の方はもっとすごいね」
男「一面にイルミネーションが敷きつめてられててきれいだね。インスタ映えの権化って感じ」
女「桜並木も前とは全然違うね」
男「一本一本に電飾が巻きついてる、きれいだね」
17: ◆latPEQYOYc 2018/01/02(火) 00:00:52.64 ID:PDn0Ca030
女「男くん」
男「なんでしょう」
女「さっきから『きれいだね』ばっかりだね」
男「うん、実際きれいだし」
女「こういう時は『イルミネーションなんかより君の方がきれいだよ』とか歯の浮くようなセリフを言っても罰は当たらないよ」
男「うーん、イルミネーションより女さんの方がきれいなのは当たり前だからなぁ」
女「」カァッ
男「あれ、女さん顔赤いよ?座ってコーヒーでも飲もうか」
女「あ、うん……」
男「じゃあ、ちょっと座って待ってて」
女「あ、うん……」
女(手、寒いな……それにしても男くんは天然なのか、わざとなのか……)
男「なんでしょう」
女「さっきから『きれいだね』ばっかりだね」
男「うん、実際きれいだし」
女「こういう時は『イルミネーションなんかより君の方がきれいだよ』とか歯の浮くようなセリフを言っても罰は当たらないよ」
男「うーん、イルミネーションより女さんの方がきれいなのは当たり前だからなぁ」
女「」カァッ
男「あれ、女さん顔赤いよ?座ってコーヒーでも飲もうか」
女「あ、うん……」
男「じゃあ、ちょっと座って待ってて」
女「あ、うん……」
女(手、寒いな……それにしても男くんは天然なのか、わざとなのか……)
18: ◆latPEQYOYc 2018/01/02(火) 00:07:28.83 ID:PDn0Ca030
男「はい、買ってきたよ」
女「あ、ありがと」
男「ふう、あったかいなぁ」
女「そうだね……」
男「ねぇ、女さん」
女「うん?」
男「今日が何の日か覚えてる?」
女「……うん」
女(――男くんが、私に告白してくれた日)
女「あ、ありがと」
男「ふう、あったかいなぁ」
女「そうだね……」
男「ねぇ、女さん」
女「うん?」
男「今日が何の日か覚えてる?」
女「……うん」
女(――男くんが、私に告白してくれた日)
19: ◆latPEQYOYc 2018/01/02(火) 00:08:53.63 ID:PDn0Ca030
男「あれから、いろんなことがあって」
女「うん」
男「でも、だんだんそれが何でもない日常みたいになっていった」
女「うん」
男「いろいろなことがあって、でもなにも起きなかったように自然に感じられたこの一年が、僕は本当に幸せだった」
女「うん」
女「うん」
男「でも、だんだんそれが何でもない日常みたいになっていった」
女「うん」
男「いろいろなことがあって、でもなにも起きなかったように自然に感じられたこの一年が、僕は本当に幸せだった」
女「うん」
20: ◆latPEQYOYc 2018/01/02(火) 00:16:14.85 ID:PDn0Ca030
男「だから、これからも僕と一緒にいてください」
女「……」
男「……」
女「……コーヒーのおかげで、手、あたたまったよ」
男「うん?」
女「こちらこそ、よろしくお願いします」ギュッ
女「……」
男「……」
女「……コーヒーのおかげで、手、あたたまったよ」
男「うん?」
女「こちらこそ、よろしくお願いします」ギュッ
21: ◆latPEQYOYc 2018/01/02(火) 00:16:45.11 ID:PDn0Ca030
おしまい
【ミリマス】琴葉「プロデューサーとイチャコラしたい」
2020-09-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 16:58:40.64 ID:gAlHHn6H0
ーー事務所ーー
琴葉「プロデューサーとイチャコラしたい」
エレナ「また唐突だネ」
恵美「また唐突だなぁ」
琴葉「唐突じゃないもん。ずっと我慢してたもん」
琴葉「イチャコラしたいというか、甘えてもらったり甘えさせてもらったりとかでも良いんだけど」
エレナ「コトハはプロデューサー大好きだもんネ」
恵美「傍から見てて丸わかりだもんね」
琴葉「エレナと恵美だってそうでしょ?」
エレナ「モチロンだヨー♪」
恵美「にゃははー///」
ミリマスSSです。ガールズトークです。全員親愛高いですが琴葉は特に高いです。よろしくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514793520
琴葉「プロデューサーとイチャコラしたい」
エレナ「また唐突だネ」
恵美「また唐突だなぁ」
琴葉「唐突じゃないもん。ずっと我慢してたもん」
琴葉「イチャコラしたいというか、甘えてもらったり甘えさせてもらったりとかでも良いんだけど」
エレナ「コトハはプロデューサー大好きだもんネ」
恵美「傍から見てて丸わかりだもんね」
琴葉「エレナと恵美だってそうでしょ?」
エレナ「モチロンだヨー♪」
恵美「にゃははー///」
ミリマスSSです。ガールズトークです。全員親愛高いですが琴葉は特に高いです。よろしくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514793520
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:01:01.13 ID:gAlHHn6H0
琴葉「でもいきなりプロデューサーに『イチャコラさせてください!』なんて言えないじゃない?」
エレナ「ワタシは言っちゃうけどネ」
琴葉「キスしてくださいとかハグしてくださいとか言えないじゃない?」
恵美「それはアタシも言えないなー」
琴葉「だからね、何か良い方法ないかなーって」
エレナ「ワタシは言っちゃうけどネ」
琴葉「キスしてくださいとかハグしてくださいとか言えないじゃない?」
恵美「それはアタシも言えないなー」
琴葉「だからね、何か良い方法ないかなーって」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:02:45.40 ID:gAlHHn6H0
琴葉「とりあえずね、色んなシチュエーションは想像してあるの」
エレナ「想像してあるんだネ」
琴葉「いつどんなチャンスが訪れるかわからないもん。当然よ」
恵美「当然だったかー」
琴葉「問題はそのチャンスが未だに来ないことなんだけど」
エレナ「そりゃそうだよネ」
恵美「まず滅多に2人っきりになれないからね」
エレナ「一応聞くけド、コトハは具体的にどんなシチュエーションを想像してるノ?」
琴葉「よくぞ聞いてくれました」フンス
エレナ「想像してあるんだネ」
琴葉「いつどんなチャンスが訪れるかわからないもん。当然よ」
恵美「当然だったかー」
琴葉「問題はそのチャンスが未だに来ないことなんだけど」
エレナ「そりゃそうだよネ」
恵美「まず滅多に2人っきりになれないからね」
エレナ「一応聞くけド、コトハは具体的にどんなシチュエーションを想像してるノ?」
琴葉「よくぞ聞いてくれました」フンス
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:04:30.11 ID:gAlHHn6H0
琴葉「やっぱりまずは事務所で2人っきりよね」
エレナ「お約束だネ」
琴葉「お仕事を頑張るプロデューサーに私がコーヒーを入れてあげるのよ」
恵美「……」
琴葉『プロデューサー、お疲れさまです。少し休憩しませんか?』
P『ああ、ありがとう琴葉。それじゃあ一息入れるよ』
琴葉『はい、どうぞ』
P『ん、サンキュー』
琴葉『だいぶお疲れですねプロデューサー。プロデューサーさえよろしければ…その……』
琴葉『私の膝枕、いかがですか?』
エレナ「お約束だネ」
琴葉「お仕事を頑張るプロデューサーに私がコーヒーを入れてあげるのよ」
恵美「……」
琴葉『プロデューサー、お疲れさまです。少し休憩しませんか?』
P『ああ、ありがとう琴葉。それじゃあ一息入れるよ』
琴葉『はい、どうぞ』
P『ん、サンキュー』
琴葉『だいぶお疲れですねプロデューサー。プロデューサーさえよろしければ…その……』
琴葉『私の膝枕、いかがですか?』
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:05:38.22 ID:gAlHHn6H0
琴葉「なーんちゃって~!やだ-!琴葉恥ずかしい-!」キャー
エレナ「これは重症だネ」
恵美「……」
琴葉「恵美?どうしたの?」
恵美「……」
恵美「ごめん」
恵美「それこの間やった…」
琴葉「……」
エレナ「……」
琴葉「膝枕?」
恵美「うん」
琴葉「……」
エレナ「……」
琴葉「初耳なんだけど」
恵美「にゃははー」
琴葉「詳しく」
エレナ「これは重症だネ」
恵美「……」
琴葉「恵美?どうしたの?」
恵美「……」
恵美「ごめん」
恵美「それこの間やった…」
琴葉「……」
エレナ「……」
琴葉「膝枕?」
恵美「うん」
琴葉「……」
エレナ「……」
琴葉「初耳なんだけど」
恵美「にゃははー」
琴葉「詳しく」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:08:51.23 ID:gAlHHn6H0
恵美「いや、今琴葉が言ってたみたいにさ、プロデューサーかなり疲れてるみたいだったからさ」
琴葉「うん」
エレナ「ウンウン」
恵美「少しでも休ませてあげたいなーって思って、『今ならアタシが膝枕してあげるよー?』って言ったらさ」
琴葉「うん」
エレナ「ウンウン」
恵美「最初は『アイドルにそんなことさせられない』って断られたんだけど、よっぽど疲れてたのかほんとに膝枕することになって」
恵美「プロデューサーの寝顔間近で見ちゃった…///」
琴葉「……」
エレナ「……」
琴葉「え、ずるくない?」
恵美「にゃははー」
琴葉「次行くわよ。次」
琴葉「うん」
エレナ「ウンウン」
恵美「少しでも休ませてあげたいなーって思って、『今ならアタシが膝枕してあげるよー?』って言ったらさ」
琴葉「うん」
エレナ「ウンウン」
恵美「最初は『アイドルにそんなことさせられない』って断られたんだけど、よっぽど疲れてたのかほんとに膝枕することになって」
恵美「プロデューサーの寝顔間近で見ちゃった…///」
琴葉「……」
エレナ「……」
琴葉「え、ずるくない?」
恵美「にゃははー」
琴葉「次行くわよ。次」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:10:29.76 ID:gAlHHn6H0
琴葉「次はそうね。ライブ中、私の出番が迫ってるの」
琴葉「緊張して『このままじゃ失敗しちゃうかも』って時にプロデューサーが来てくれるのね」
エレナ「……」
P『琴葉、大丈夫か?』
琴葉『プロデューサー…!私、その…緊張しちゃって…』
P『大丈夫。琴葉ならできるさ』
琴葉『ありがとうございます…。あの…お願いしたいことが…』
琴葉『緊張をほぐしたいんです。だから…その…』
琴葉『私を…抱き締めていただけませんか?』
琴葉「緊張して『このままじゃ失敗しちゃうかも』って時にプロデューサーが来てくれるのね」
エレナ「……」
P『琴葉、大丈夫か?』
琴葉『プロデューサー…!私、その…緊張しちゃって…』
P『大丈夫。琴葉ならできるさ』
琴葉『ありがとうございます…。あの…お願いしたいことが…』
琴葉『緊張をほぐしたいんです。だから…その…』
琴葉『私を…抱き締めていただけませんか?』
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:12:37.31 ID:gAlHHn6H0
琴葉「なーんちゃってー!!やだぁー!琴葉恥ずかしーい!」
恵美「これは酷い」
琴葉「言ってる私も少しそう思うわ」
エレナ「……」
琴葉「エレナ?どうしたの?」
エレナ「……」
エレナ「ゴメン」
エレナ「それこの間やったヨ」
琴葉「……」
恵美「……」
琴葉「ハグ?」
エレナ「ウン」
琴葉「なんなん」
恵美「これは酷い」
琴葉「言ってる私も少しそう思うわ」
エレナ「……」
琴葉「エレナ?どうしたの?」
エレナ「……」
エレナ「ゴメン」
エレナ「それこの間やったヨ」
琴葉「……」
恵美「……」
琴葉「ハグ?」
エレナ「ウン」
琴葉「なんなん」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:14:19.46 ID:gAlHHn6H0
琴葉「でも正直ハグくらいならエレナはしたことあると思ってた」
恵美「アタシも」
エレナ「結局ワタシからハグしただけでプロデューサーからはさすがに無いヨー」
琴葉「そりゃそうよね」
恵美「プロデューサーからハグは色々な意味で危険なんじゃない?」
エレナ「でもハグとはいかなくても頭撫でたり背中押したり手を握ったりはしてくれるよネ」
恵美「まあね」
琴葉「そうね」
琴葉「でもやっぱり、壊れるくらいに抱き締めてー、みたいな?」
エレナ「琴葉は欲張りさんだナー」
恵美「アタシも」
エレナ「結局ワタシからハグしただけでプロデューサーからはさすがに無いヨー」
琴葉「そりゃそうよね」
恵美「プロデューサーからハグは色々な意味で危険なんじゃない?」
エレナ「でもハグとはいかなくても頭撫でたり背中押したり手を握ったりはしてくれるよネ」
恵美「まあね」
琴葉「そうね」
琴葉「でもやっぱり、壊れるくらいに抱き締めてー、みたいな?」
エレナ「琴葉は欲張りさんだナー」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:19:19.14 ID:gAlHHn6H0
琴葉「ハグ関連ならまだあるわよ」
エレナ「まだあるんだネ」
恵美「琴葉が生き生きとしてるんだけど」
琴葉「さっきみたいにまた事務所での話なんだけどね?」
琴葉「時刻は夕暮れ、事務所には2人っきり。プロデューサーがキーボードを叩く音だけが聞こえるの」
琴葉「そろそろ誰か帰ってきちゃう。2人っきりの時間が終わっちゃう。でもその前に私は行動を起こすの」
琴葉「周囲に誰もいない事を確認した後、そーっとプロデューサーの後ろから近付き抱き締めて…」
琴葉『プロデューサー…』ギューッ
P『琴葉……。琴葉は甘えん坊だな…』ギューッ
琴葉『その……こんなことお願いしていいかわからないんですけど…』
琴葉『キス……したいです』
エレナ「まだあるんだネ」
恵美「琴葉が生き生きとしてるんだけど」
琴葉「さっきみたいにまた事務所での話なんだけどね?」
琴葉「時刻は夕暮れ、事務所には2人っきり。プロデューサーがキーボードを叩く音だけが聞こえるの」
琴葉「そろそろ誰か帰ってきちゃう。2人っきりの時間が終わっちゃう。でもその前に私は行動を起こすの」
琴葉「周囲に誰もいない事を確認した後、そーっとプロデューサーの後ろから近付き抱き締めて…」
琴葉『プロデューサー…』ギューッ
P『琴葉……。琴葉は甘えん坊だな…』ギューッ
琴葉『その……こんなことお願いしていいかわからないんですけど…』
琴葉『キス……したいです』
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:21:40.72 ID:gAlHHn6H0
琴葉「いやぁーん!琴葉恥ずかしぃぃぃい!」
恵美「こっちも恥ずかしいんだけど」
エレナ「琴葉は元気だネー」
琴葉「まだまだこんなもんじゃないわよ」
恵美「あ、アタシそろそろレッスン」
琴葉「あら、もうそんな時間?頑張ってね」
エレナ「いってらっしゃいだヨ」
恵美「んじゃね~」ヒラヒラ
紗代子「ただいま戻りました」
琴葉「あら、紗代子お帰り」
エレナ「オカエリー」
紗代子「あれ、2人ともどうしたんですか?」
エレナ「琴葉の妄想が止まらないんだヨ」
琴葉「なによぅ。いいじゃない聞いてくれたって」
紗代子「それじゃあ私もご一緒しますね」
琴葉「うふふ、ありがと」
恵美「こっちも恥ずかしいんだけど」
エレナ「琴葉は元気だネー」
琴葉「まだまだこんなもんじゃないわよ」
恵美「あ、アタシそろそろレッスン」
琴葉「あら、もうそんな時間?頑張ってね」
エレナ「いってらっしゃいだヨ」
恵美「んじゃね~」ヒラヒラ
紗代子「ただいま戻りました」
琴葉「あら、紗代子お帰り」
エレナ「オカエリー」
紗代子「あれ、2人ともどうしたんですか?」
エレナ「琴葉の妄想が止まらないんだヨ」
琴葉「なによぅ。いいじゃない聞いてくれたって」
紗代子「それじゃあ私もご一緒しますね」
琴葉「うふふ、ありがと」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:25:53.56 ID:gAlHHn6H0
琴葉「次はそうね。私が風邪を引いちゃうの」
琴葉「その日はたまたまOFFでお仕事に穴を空けたりとかは無かったんだけど、一応事務所に連絡はするのね」
エレナ「風邪は長引くかもしれないからネ」
紗代子「……」
琴葉「連絡を済ませた私はベッドに横になるの。早く治さなきゃだし眠ろうとするんだけど」
琴葉「色々考えちゃって中々眠れないの。治らなかったらどうしよう。みんなに迷惑かけちゃうって」
琴葉「そうこうしてるうちにうとうとするんだけど、家のチャイムが鳴って目が覚めるの」
チャイム『ピンポーン』
琴葉ママ『はーい』
琴葉『あれ?お客さんかな…?』
コンコン
琴葉ママ『琴葉ー。お客様よ。どうぞ、入ってください』ガチャッ
P『よっ』
琴葉『ぷ、プロデューサー!?』
琴葉「その日はたまたまOFFでお仕事に穴を空けたりとかは無かったんだけど、一応事務所に連絡はするのね」
エレナ「風邪は長引くかもしれないからネ」
紗代子「……」
琴葉「連絡を済ませた私はベッドに横になるの。早く治さなきゃだし眠ろうとするんだけど」
琴葉「色々考えちゃって中々眠れないの。治らなかったらどうしよう。みんなに迷惑かけちゃうって」
琴葉「そうこうしてるうちにうとうとするんだけど、家のチャイムが鳴って目が覚めるの」
チャイム『ピンポーン』
琴葉ママ『はーい』
琴葉『あれ?お客さんかな…?』
コンコン
琴葉ママ『琴葉ー。お客様よ。どうぞ、入ってください』ガチャッ
P『よっ』
琴葉『ぷ、プロデューサー!?』
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:27:02.32 ID:gAlHHn6H0
琴葉「みたいな感じでプロデューサーがお見舞いに来てくれるのよ」
エレナ「琴葉は想像力豊かだネー」
紗代子「……」
琴葉「紗代子?どうしたの?」
紗代子「いえ、なんでも。続けてください」
琴葉「???」
エレナ「琴葉は想像力豊かだネー」
紗代子「……」
琴葉「紗代子?どうしたの?」
紗代子「いえ、なんでも。続けてください」
琴葉「???」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:28:18.17 ID:gAlHHn6H0
琴葉「それでね?お母さんは買い物に出かけちゃって家には私とプロデューサーの2人だけになるの」
エレナ「ウンウン」
琴葉「でね?おかゆとかプリンとかあーんして食べさせてもらうんだけど、本番はここからなのよ」
エレナ「なんかエッチな予感がするヨ」
琴葉『ありがとうございます。食べさせていただいて…』
P『いいさ。琴葉に早く良くなって欲しいからな』
P『それじゃあ俺はそろそろ帰るよ。お大事にな』
琴葉『待って!』
琴葉『待ってください。お願いがあるんです』
琴葉『あの、その…』
琴葉『着替え、手伝っていただけませんか…?』シュルシュルッ
エレナ「ウンウン」
琴葉「でね?おかゆとかプリンとかあーんして食べさせてもらうんだけど、本番はここからなのよ」
エレナ「なんかエッチな予感がするヨ」
琴葉『ありがとうございます。食べさせていただいて…』
P『いいさ。琴葉に早く良くなって欲しいからな』
P『それじゃあ俺はそろそろ帰るよ。お大事にな』
琴葉『待って!』
琴葉『待ってください。お願いがあるんです』
琴葉『あの、その…』
琴葉『着替え、手伝っていただけませんか…?』シュルシュルッ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:29:11.65 ID:gAlHHn6H0
琴葉「いやぁーん!!琴葉恥ずかしぃぃぃぃい!!」
エレナ「だんだんエスカレートしてきたネ」
紗代子「……」
琴葉「紗代子?どうかした?」
紗代子「ごめんなさい」
紗代子「それこの間やりました」
琴葉「……」
エレナ「……」
琴葉「詳しく」
エレナ「だんだんエスカレートしてきたネ」
紗代子「……」
琴葉「紗代子?どうかした?」
紗代子「ごめんなさい」
紗代子「それこの間やりました」
琴葉「……」
エレナ「……」
琴葉「詳しく」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:30:43.65 ID:gAlHHn6H0
紗代子「その…この前風邪引いちゃって。結構熱あったしインフルエンザかもしれないから一応事務所に連絡したんです」
琴葉「それで?」
紗代子「そしたらプロデューサーがお見舞いに来てくれて…色々食べさせてくれて…」
エレナ「ウンウン」
紗代子「部屋には2人っきりだったし、なんかもう私も止まらなくて」
琴葉「止まらなくて?」
紗代子「着替えを手伝ってもらったりはしなかったんですけど、背中拭いてもらっちゃいました」
琴葉「背中」
エレナ「背中」
紗代子「プロデューサーは絶対ダメだって言ってたんですけど、私が背中だけでいいからどうしてもってお願いしたら折れてくれまして」
琴葉「うんうん」
エレナ「ウンウン」
紗代子「もちろん前は隠してましたし、それ以上の事は無かったんですけど」
琴葉「ゴクリ」
エレナ「ドキドキ」
紗代子「プロデューサーの手が私に触れた瞬間、やっぱり変な声が出ちゃって」
琴葉「はわわ」
エレナ「はわわわ」
紗代子「もうダメ!我慢できない!ってなった瞬間に」
琴葉「瞬間に…!?」
紗代子「母親が飲み物を持ってきてそこで終わりました」
琴葉「あー」
エレナ「アー」
琴葉「それで?」
紗代子「そしたらプロデューサーがお見舞いに来てくれて…色々食べさせてくれて…」
エレナ「ウンウン」
紗代子「部屋には2人っきりだったし、なんかもう私も止まらなくて」
琴葉「止まらなくて?」
紗代子「着替えを手伝ってもらったりはしなかったんですけど、背中拭いてもらっちゃいました」
琴葉「背中」
エレナ「背中」
紗代子「プロデューサーは絶対ダメだって言ってたんですけど、私が背中だけでいいからどうしてもってお願いしたら折れてくれまして」
琴葉「うんうん」
エレナ「ウンウン」
紗代子「もちろん前は隠してましたし、それ以上の事は無かったんですけど」
琴葉「ゴクリ」
エレナ「ドキドキ」
紗代子「プロデューサーの手が私に触れた瞬間、やっぱり変な声が出ちゃって」
琴葉「はわわ」
エレナ「はわわわ」
紗代子「もうダメ!我慢できない!ってなった瞬間に」
琴葉「瞬間に…!?」
紗代子「母親が飲み物を持ってきてそこで終わりました」
琴葉「あー」
エレナ「アー」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:32:06.82 ID:gAlHHn6H0
琴葉「そういうお約束ってあるわよね」
エレナ「不思議とジャマが入るんだよネ」
紗代子「母親にはその後すごく申し訳なさそうに謝られました」
紗代子「あの時母親が来なければどうなってたのかなーとか思っちゃいます」
琴葉「でも多分プロデューサーはそこから何もしないような気がする」
エレナ「だよネ」
紗代子「ですね」
エレナ「不思議とジャマが入るんだよネ」
紗代子「母親にはその後すごく申し訳なさそうに謝られました」
紗代子「あの時母親が来なければどうなってたのかなーとか思っちゃいます」
琴葉「でも多分プロデューサーはそこから何もしないような気がする」
エレナ「だよネ」
紗代子「ですね」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:34:44.87 ID:gAlHHn6H0
琴葉「おかしい」
琴葉「おかしいと思う。さっきから私がやってみたい事のほとんどを先越されてる気がするもん」
エレナ「たまたまだヨー」
紗代子「たまたまです」
琴葉「他にもプロデューサーの部屋に上がり込んで恥ずかしい服を着る話とか」
エレナ「ウンウン」
琴葉「雪山で遭難して人肌で温めあう話とかあったのに」
紗代子「なるほど」
琴葉「それすらも誰かに先を越されてる気がする」
エレナ「可能性はゼロじゃないネ」
琴葉「おかしいと思う。さっきから私がやってみたい事のほとんどを先越されてる気がするもん」
エレナ「たまたまだヨー」
紗代子「たまたまです」
琴葉「他にもプロデューサーの部屋に上がり込んで恥ずかしい服を着る話とか」
エレナ「ウンウン」
琴葉「雪山で遭難して人肌で温めあう話とかあったのに」
紗代子「なるほど」
琴葉「それすらも誰かに先を越されてる気がする」
エレナ「可能性はゼロじゃないネ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:36:18.74 ID:gAlHHn6H0
P「ただいまー」
ことエレさよ「お帰りなさい」
エレナ「プロデューサー帰ってきたネ」
琴葉「この話はまた今度ね。2人とも付き合ってくれてありがとう」
紗代子「いえいえ」
琴葉「はあー。プロデューサーとイチャコラしたいなあ…」
紗代子「……」
紗代子「琴葉さん。昔の人は言いました」
紗代子「『男なら……やってやれ!』」
琴葉「紗代子…!」
エレナ「ワタシ達女の子だけどネ」
紗代子「行ってください琴葉さん。ここは私達が引き受けます。プロデューサーとのイチャコラを勝ち取ってください!!」
琴葉「うん!私頑張る!プロデューサー!」タッタッタ
エレナ「コトハ頑張レー」
紗代子「琴葉さん頑張って!」
琴葉「プロデューサー!お願いがあるんです!私と…その…!」
琴葉「イチャコラしてください!」
エレナ「ストレート過ぎるヨ」
紗代子「だがそれが良い!」
琴葉「ただいま」
琴葉「ダメでした」
エレナ「だよネ」
紗代子「ですよね」
琴葉「イチャコラしたい」
~おしまい~
ことエレさよ「お帰りなさい」
エレナ「プロデューサー帰ってきたネ」
琴葉「この話はまた今度ね。2人とも付き合ってくれてありがとう」
紗代子「いえいえ」
琴葉「はあー。プロデューサーとイチャコラしたいなあ…」
紗代子「……」
紗代子「琴葉さん。昔の人は言いました」
紗代子「『男なら……やってやれ!』」
琴葉「紗代子…!」
エレナ「ワタシ達女の子だけどネ」
紗代子「行ってください琴葉さん。ここは私達が引き受けます。プロデューサーとのイチャコラを勝ち取ってください!!」
琴葉「うん!私頑張る!プロデューサー!」タッタッタ
エレナ「コトハ頑張レー」
紗代子「琴葉さん頑張って!」
琴葉「プロデューサー!お願いがあるんです!私と…その…!」
琴葉「イチャコラしてください!」
エレナ「ストレート過ぎるヨ」
紗代子「だがそれが良い!」
琴葉「ただいま」
琴葉「ダメでした」
エレナ「だよネ」
紗代子「ですよね」
琴葉「イチャコラしたい」
~おしまい~
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/01(月) 17:39:30.58 ID:gAlHHn6H0
以上です。暴走気味の琴葉を書いてみたかった。ありがとうございました。依頼出してきます。
引用元: ・【ミリマス】琴葉「プロデューサーとイチャコラしたい」