インデックス「腐っ…ギリギリ焼きそばパンは最高に美味しいんだよ!」モッチャモッチャ
2020-07-31
1: ◆3rfPz4lVbmKs 2017/07/20(木) 13:22:54.59 ID:XZ5wqjxTO
関連
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:23:25.17 ID:XZ5wqjxTO
~7/20、上条宅~
インデックス「…あっ。」
上条「んー?どうした?」
インデックス「…何でもないかも」
上条「あからさまに何かに気づいた声出して『何でもない』はないだろ」
インデックス「そんな事よりとうま、私おなか空いちゃったかも」
上条「…インデックスさんや?さっき食べたばかりでしょ?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:24:22.28 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「さっきのはお昼ご飯で、今度のごはんは夕飯までのつなぎなんだよ」
上条「へぇーへぇ。どっこいしょ。何か食いたい物あるかー?」
インデックス「うん」
上条「え?珍しいな。」
上条「いつもだったら『とうまのごはんなら何でもいいんだよ!』とか言うのに」
インデックス「今日はそんな気分なんだよ」
上条「ふーん。で?インデックスさんは何を御所望でせうか」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:25:04.24 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「焼きそばパン」
上条「…コンビニ行けって?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:25:55.85 ID:XZ5wqjxTO
上条「つまりアレか、インデックス先輩に『オイとうま焼きそばパン買ってこいよ』っていうパシられる可哀想な上条さんというわけですねちくしょう!」
インデックス「んー…じゃあコンビニに一緒に行こ?」
上条「一緒って…いや別に俺買ってくるけど?」
インデックス「ううん。一緒に。」フルフル
上条「?…まぁ、いいけど」
・・・・。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:26:43.22 ID:XZ5wqjxTO
上条(何か変だよなぁ)テクテク
インデックス「♪」トコトコ
上条「なぁインデックス。今日はどうしたんだ?」
インデックス「何が?」ニコッ
上条「いや…なんか妙に嬉しそうなのに切なさ混じってるっていうか」
上条「いつもと違うなーって思うんだけど」
インデックス「うん。今日は特別なんだよ」
上条「ふーん…」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:27:32.04 ID:XZ5wqjxTO
・・・。
「っしゃァせェー」ダラダラ
「いらっしゃいませ!コンビニ屋さンへようこそですの!」
上条「焼きそばパン…焼きそばパンっと」
上条「おっ、あったあった。インデックス、どれがいい?」
インデックス「あ、とうまとうま」クイクイ
上条「んー?」
インデックス「なるべく賞味期限切れに近いor賞味期限切れのヤツがほしいんだよ」
上条「無ぇよそんなヤバイ焼きそばパン」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:28:28.92 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「でもそれが食べたいんだよ!」
上条「ダメだよお腹壊すだろ!つーか無ェし!女の子…っつーか人としてそんな条件のもん口にするんじゃありません!」
インデックス「やだ!」プイッ
上条「いやヤダって言ってもさぁ…」
インデックス「むぅう!」プクゥ!
上条「何かわいい膨れっ面してんだよほっぺたムニムニすんぞ」
インデックス「むー」
上条「おりゃおりゃー諦めろー」むにむにー
店長「コンビニっていいよなァ。いつでも好きな時に好きなもン飲み食いできるンだからな」カシュッ!
店員「ちょっ、何で商品開けてんですのぉぉ!?」
店長「飲みたくなったからに決まってンだろォが!」プンスコ!
店員「どこの世界にそんなコンビニ店長がいますか!常識!常識を持ってくださいまし!」
店長「俺に常識は通用しねェ」クピクピ
店員「あ゛あ゛あ゛あ゛んもぉぉお!!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:29:04.34 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「うー」ジー
上条「はぁ…わかったわかった。じゃあ店の人に聞いて廃棄する焼きそばパンあるか聞いてくるから」
インデックス「うん、ありがとうとうま」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:29:50.95 ID:XZ5wqjxTO
上条「ったく…マジでどうしたんだよインデックスは…夏の暑さに頭やられてバグったのか?」ブツブツ
上条「あ、あのーすみません」
店長「おォ」グダグダ
上条「変な事聞くんですけど、賞味期限切れか賞味期限ギリギリの焼きそばパンってありますか?」
店長「おォ、あるぞ。後でコイツにこっそり食わそォと思ってた奴がなァ」
店員「オイ貴様今なんつったですの」
上条(あんのか…)
上条「あの、もし良かったらその焼きそばパン貰えませんか?」
店長「誰かの腹をジェノサイドしたいってかァ?」
上条「あ、いやそういうのじゃないんですけど」
店長「ふーン…おいパンダ」
店員「誰がパンダですか」
店長「お客様に腐っ…ギリギリ焼きそばパンお持ちしてやれ」
店員「承知しましたの」シュンッ!
上条(やっぱ腐ってんのか…大丈夫かな)
・・・・。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:30:43.32 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「♪」
上条「なぁインデックス」
インデックス「なぁに?」
上条「別に普通の焼きそばパンでいいだろ?何でそんな自殺行為っていうか、頭おかしいのを」
インデックス「…」
インデックス「ないしょ」
上条「なんだよ言えよー」ツンツン
インデックス「やだ」
上条「俺達の間に隠し事なんてすんなよな」
インデックス「とうまだって記憶喪失の事私に隠してたクセに」
上条「うるせー言わねーとこうだぞー」コチョコチョ
インデックス「ふひゃ!?やんっ!だめっ!あはっ!」
上条「おらおらー」
インデックス「くっ、私は拷問になんか屈しないんだよ!」
上条「ほほーう?テクニシャン上条さんのこちょこちょにいつまで耐えられるかなーッ!?」
インデックス「逃げるもん!家まで走る!」ダッ
上条「あっ!待てー!」
・・・・。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:32:26.48 ID:XZ5wqjxTO
~上条宅~
上条「ハァッ…ハァッ…おま、意外に速いですね?!」
インデックス「フッ、勝った…!」
上条「隙あり!」ガバッ
インデックス「あ!ずるい!それはズルイんだよ!」
上条「ハッハー!勝てば官軍なんだよ!」
上条「おらららぁあ!!普段からお腹いっぱいご飯食べてるくせになんであんな焼きそばパン───」
『それでね、このインデックスにお腹いっぱいご飯を食べさせてくれると私は嬉しいな』
上条「…」
インデックス「?」
上条「…」ギュッ
インデックス「?」
上条「…」
インデックス「どうしたの?」
上条「…いや、なんか急に何か思い出して…そうしたかった気がした?ような」
インデックス「…そう」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:32:56.59 ID:XZ5wqjxTO
上条「あーほら、理由はよくわかんねぇけどせっかく買ってきたし焼きそばパン食えよ」
インデックス「うん。あ、あのねとうまにお願いがあるんだけど」
上条「ん?」
インデックス「この焼きそばパンを軽く踏んで?」
上条「」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:33:31.46 ID:XZ5wqjxTO
上条「お前…ひょっとしてドMさん?」
インデックス「とうまは何言ってるのかな?」ガチ☆ガチ☆
上条「いや…だってお前、…あーアレ?最近暑かったしな?頭茹だっちゃったんだよな?」
インデックス「違うもん」
上条「よし、病院行こう?」
インデックス「大丈夫だから!いいからこの腐っ…ギリギリ焼きそばパンを袋の上から踏んで!」
上条「全くもって大丈夫な要素ねぇんだけど!?」
インデックス「お願いとうま」
上条「…」ガシガシ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:34:25.22 ID:XZ5wqjxTO
上条「あーわかったわかった。ほら」グシャ
上条「ほら、食えよ」つ
インデックス「うん。ありがとう」ニコッ
上条「…」プルプル
インデックス「?」
上条「…いや、ダメだ!!ダメだろこんなの!良心の呵責が!」
上条「言葉と行動だけ見たらパッと見俺クズ野郎だし!」
インデックス「大丈夫だよとうまはいい人だよ」
上条「いやでもさぁ!?」
インデックス「いいの。」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:35:04.09 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「…」ビリッ
インデックス「あむっ」
上条「あっ!!」
インデックス「もぐもぐ」
上条「バッ!バカッ!!ペッしなさい!ペッ!」
インデックス「…」
インデックス「…うん。やっぱり…この味かも」ポロポロ
上条「なぁ、やっぱり何か」
インデックス「ねえ”とうま”」
上条「?」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:35:50.07 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「私に何かを見た時に『昔の事を思い出す』事ができるようにしてくれてありがとう」ニコッ
上条「?いやお前完全記憶能力あるだろ…」
インデックス「それからね、」
インデックス「『私と一緒に地獄の底までついてきてくれ』て、私を地獄から救い出してくれて、」
インデックス「ありがとう」
上条「…それ、ひょっとして…”俺”と初めて会った時に」
インデックス「…」ニコッ
上条「…」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:36:24.54 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「ねぇとうま」
上条「…、なんだよ」
インデックス「今日の晩御飯は賞味期限ギリギリな野菜使った野菜炒めがいいな」ニコッ
上条「…ああ、わかった」
・・・・。
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:38:05.01 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「美味しいね」モグモグ
上条「ああまぁ別に食えないわけじゃないけど大丈夫かコレヤバくないかコレ腹壊…さない、よな?青髪とかも『期限なんて多少アレでも逝けるでー!』って言ってたし!」ブツブツ
インデックス「ねぇとうま」
上条「んー?」モグモグ
インデックス「今日がなんの日か知ってる?」
上条「え?誰かの誕生日とか?」
インデックス「記念日かも」
上条「え?えー…なんだろ」
インデックス「今日はね、私ととうまが初めて出会った」
インデックス「全ての始まりの日なんだよ」ニコッ
上条「へー…」
上条(待て待てじゃあ焼きそばパンの件とか野菜炒めも前の俺との思い出だからってか!?食わしたの!?初対面の女の子に!?)
上条(前の俺鬼畜過ぎねぇか!?期限切れの野菜で残飯処理ってお前!お前!!)
上条「なんか…ゴメンな、インデックス…」
インデックス「何が?」
上条「いや…何でもないわ…」モグモグ
インデックス「?」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:38:39.48 ID:XZ5wqjxTO
上条「あー、あの、それよりさ、お前アレか、記念日とか彼氏出来たらそういうの作る派さんか」
インデックス「茶化さないで。でね、実は明日も記念日なんだよ」
上条「明日も?」モグモグ
インデックス「うん。明日は今のとうまと初めて会った日だから」
上条「ああ、そうだっけ?」モグモグ
インデックス「うん」モグモグ
上条「なんかお祝いでもするか?」モグモグ
インデックス「うん」モグモグ
インデックス「にしても、」
上条「んー?」
インデックス「やっぱりとうまは忘れてたんだね」プクー
上条「悪いけど生憎上条さんはインデックスさんほど頭良くないの。すぐに記憶飛んじゃうの。」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:39:17.03 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「…」モグ
インデックス「…じゃあ、じゃあね、」
上条「ん?」
インデックス「この先ずっとね、毎年記念日とか来る度に私がとうまの代わりに覚えておいて教えてあげるんだよ」
上条「ん?おう。」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:39:44.72 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「…」
上条「…」モグモグ
インデックス「…」
上条「…」モグモグ
インデックス「とうまのにぶちん」
上条「え?何が?」
インデックス「別に。とうまはとうまだねって。」プイッ
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:40:17.05 ID:XZ5wqjxTO
上条「なんだよそれ」
インデックス「ぷーん」
上条「ハイハイ。どーせおバカな上条さんにはよくわかんないし記念日とかおぼえられないんでね」
上条「これからもずーっと。俺の代わりに大事な事は全部絶対忘れないお前が憶えておいてくれよ」モグモグ
インデックス「…!?///」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:41:05.26 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「う、うん!」
インデックス「絶対!これからもずーっと!私がとうまの代わりに全部憶えておいてあげるんだよ!」ニコッ
インデックス「今のも絶対忘れないからね!」
上条「おう、頼むなー」モグモグ
オティヌス「…」←実は最初からずっと居た
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:41:43.13 ID:XZ5wqjxTO
オティヌス「…無自覚、というのは恐ろしいものだな。なぁ?」
スフィンクス「にゃー」
26: ◆3rfPz4lVbmKs 2017/07/20(木) 13:43:27.49 ID:XZ5wqjxTO
おしまい。記念日SSですた。
※>>1と屋さンシリーズのひととは一切関係ありません。ただのリスペクトです。
依頼出してきマース
引用元: ・インデックス「腐っ…ギリギリ焼きそばパンは最高に美味しいんだよ!」モッチャモッチャ
【ミリマス】静香「プロデューサーに構って……貰えるかしら?」
2020-07-31
1: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 22:51:14.54 ID:kucaiU+v0
ミリP(以下、P) 「…………」カリカリ
音無小鳥(以下、小鳥) 「プロデューサーさん、少し休んだ方が……」
P 「いえ、ちょっと律子に釘刺されて大変だったので……」
小鳥 「でも、営業行ってきた後でしょう?いつも事務所で手伝ってもらってる量以上に今日やってませんか?」
P 「ここら辺でしっかりと仕事しておかないと社長にクビにされるので……」カリカリ
小鳥 (社長、別に今の仕事ぶりで満足してたけどなぁ)
小鳥 「で、でもそろそろ休んだ方が……」アワアワ
P 「大丈夫ですよ、まだ仕事量大したことないですし」
小鳥 「りょ、両極端ピヨ……」
P 「やる気出せる時にやらないと終わりませんから……あ、音無さん。こっちの書類上がりました」
小鳥 「は、はい!いただきます!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498398674
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2: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 22:52:16.44 ID:kucaiU+v0
―――――
最上静香(以下、静香) 「……どうしようかしら」
春日未来(以下、未来) 「静香ちゃん?どうかしたの?」
静香 「あぁ未来……いや、大したことじゃないから。気にしなくていいわ」
未来 「そう?」
静香 「そうよ。だから、私の事は放っておいていいから」
未来 「…………」
静香 「未来?」
未来 「放っておけるわけないよ!静香ちゃん、何か悩んでるなら話して!」
静香 「ど、どうしたのよ未来!?」アセアセ
3: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 22:53:04.73 ID:kucaiU+v0
未来 「だって、春香さんがこういう時は見捨てるなって」
静香 「あの人は……」
未来 「で?なに悩んでたの、静香ちゃん」
静香 「え、いや大した事じゃないんだけど……」
静香 「……プロデューサー、最近忙しくしてるなって」
未来 「え?まぁ最近忙しそうだよね」
未来 「……律子さんがサボってたのに喝入れてたし」
静香 「そ、そうなのよね……」
未来 「えっ?それがどうかしたの?」
静香 「え?な、何でもないわよ……?」
4: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 22:54:48.32 ID:kucaiU+v0
―――――
静香 「……プロデューサーに構って……貰えるかしら?」
北沢志保(以下、志保) 「……貴女、人の事言う割に寂しがりなのね」
静香 「ひゃい!?」ビクッ
志保 「何驚いてるのよ、一緒にレッスンする予定なんだからいるに決まっているでしょう」フン
静香 「し、志保!?ま、まさか今の……」ダラダラ
志保 「聞こえてたわよ。寂しい寂しいウサギさんみたいな声」ニヤッ
静香 「な、なんてこと……!!」サー
志保 「全く。貴女、人の事笑う割に自分も寂しがり屋なんじゃないの」フフン
5: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 22:55:52.25 ID:kucaiU+v0
志保 「大体、貴女。プロデューサーの事、嫌いなんじゃなかったの?」
静香 「そんな訳ないじゃない!プロデューサーの事は大好きよ!」
カチッ
静香 「カチッ?」
志保 「面白い物が撮れたから、後で小鳥さんに渡しておこうかしら」ニヤッ
静香 「し、志保……ハメたわね……!」カァアア
志保 「この前笑ったからよ。まったく、寂しいならそう言えばいいのに」
志保 「……じゃ、私も手伝うわ」
静香 「え、手伝ってくれるの?」
志保 「当然でしょう。受けた恩は返すわ」
志保 「まぁ、これは担保ってとこね」フリフリ
静香 「……ねぇ、今からでも消してくれない?」
志保 「イ・ヤ♡」ニッコリ
6: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 22:56:33.15 ID:kucaiU+v0
―――――
静香 「……で、どうしようかしら」
志保 「貴女、自分の時はズカズカ行かないの?」ハァ
静香 「あ、あの時はまだ仕事が余裕そうだったから……」アセアセ
静香 「でも、最近忙しくしてるじゃない?そんな所に行っても、迷惑なだけじゃないかって……」
志保 「……自分がやるとなると引け腰なのね」フッ
静香 「悪かったわね!」
志保 「まぁ、気持ちは分かるわ。私も、抵抗があったし」
静香 「……ごめんなさい、こういう立場になると辛いのね。痛感したわ」ショボン
志保 「構わないわよ。じゃ、まずは観察からね」
静香 「観察?」キョトン
志保 「貴女より上手く絡める人が絡んでるかもしれないでしょ?」
静香 「……言い方に棘を感じるけど、分かったわ。観察ね」
7: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 22:57:38.28 ID:kucaiU+v0
―――――
馬場このみ(以下、このみ) 「おはよ……ちょっと、プロデューサー?また仕事ばっかりやってるのかしら?」
P 「このみさん、おはようございます……いや、最近サボリすぎだって言われちゃいまして」ハハハ
このみ 「あー、悪かったわねえ……まさか、うちの事務所の子達があそこまで寂しがりやばかりとは思わなくて」
このみ 「お詫びに少し手伝うわ。資料頂戴」
P 「えっ?いや、これは……」
このみ 「俺の仕事だ!っていうつもり?」
P 「そ、それはですね……」
このみ 「なぁに言ってるのよ。小鳥ちゃんだって、手を出せないから困ってるじゃないの」
8: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 22:58:29.64 ID:kucaiU+v0
このみ 「いい?仕事しすぎる事がいい事じゃないの。時間が必要って言うなら、皆に頼った上で時間を作ればいいだけなんだから」
P 「こ、このみさん……」ジーン
このみ 「ほら、良いから書類頂戴!事務職志望の腕前ってのを発揮してあげるから!」
P 「……分かりました!はい、これお願いしてもいいですか?」サッ
このみ 「分かればよろしい!なんてね」フフッ
このみ 「あれ?会計とか領収書とかの書類ばかりじゃない……」
小鳥 「…………」ダラダラ
このみ 「小鳥ちゃん」
小鳥 「ごめんなさい、仕事します」ガックリ
9: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:00:15.09 ID:kucaiU+v0
―――――
静香 「…………」
志保 「このみさんは凄いわね……静香?」
静香 「私、プロデューサーの隣で手伝える自信がないわ……」ドヨーン
志保 「何弱気になってるの」
静香 「だって、このみさんは事務仕事の手伝いが出来るでしょう?」
静香 「あれだけ私、普段からプロデューサーに文句言ってても……手伝える仕事なんてあるのかしら」シュン
志保 「……まったく、ここまで来ると臆病も度が過ぎてるわよ」
志保 「プロデューサーさんが、そんな程度でガッカリすると思ってるんじゃないでしょうね?」
静香 ビクッ
志保 「はぁ……」ガシッ
静香 「えっ、志保?」
志保 「行くわよ、構ってもらうのが困るくらい忙しそうなら、私たちで終わらせてしまいましょう」
静香 「え、え?志保、ちょっと心の準備をさせ――」
10: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:01:00.21 ID:kucaiU+v0
―――――
志保 「プロデューサーさん」
P 「お、志保か……あれ?」
静香 「ね、ねえ志保!ちょっと待って」
志保 「もう遅いわよ」
P 「静香、どうした?今日は、とくに俺の関わる仕事はなかったような気がするが……?」
静香 「そ、それはそうなんですけど」アワアワ
志保 「プロデューサーさん、私たち二人でも手伝えそうなお仕事ってありませんか?」
P 「手伝えそうな仕事か?ただ、ここらへんにある書類はなぁ……」
このみ 「良いじゃない、手伝ってもらいましょうよ」
P 「このみさん!?」
11: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:01:44.59 ID:kucaiU+v0
このみ 「じゃ、志保と静香でこの書類の仕分けお願いしてもいいかしら」
静香 「仕分け、ですか?」
このみ 「そうよ。事務所での作業で出たお金の領収書と、外でのイベントのお金ってので分けておいて欲しいの」
このみ 「分けておいてもらえれば、後で私たちの処理が楽になるから」
志保 「分かりました。二人で頑張ってみます」
小鳥 「……志保ちゃん、静香ちゃんの手伝いするような仲だったかしら?」
志保 「べ、別に手伝ってるわけじゃないですよ!」
静香 「そうです!絶対、そんな仲じゃありませんから!」アセアセ
小鳥 「そうなの……?」
P 「まぁ、手伝ってくれるならありがたいよ。二人ともありがとう」ニコッ
12: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:03:00.25 ID:kucaiU+v0
静香 「!こ、これは仕方ない事ですから!私のプロデュースされる時間が減っちゃいますし!」プイッ
P 「ハハ、悪かった。これからはもっと時間取るから許してくれよ」
静香 「も、もう……」カァア
志保 ムッ
このみ 「じゃ、二人ともお願いね?」
志保 「はい、分かりました、このみさん。ほら、静香やるわよ」グイッ
静香 「へっ?あ、ちょっと引っ張らないで」ズルズル
P 「静香、急にどうしたんでしょうか……」
小鳥 「この天然ジゴロは……」ハァ
13: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:03:59.30 ID:kucaiU+v0
―――――
静香 「これは……こっちかしら」
志保 「ええ、大丈夫だと思うわ」
静香 「ありがとう志保」
志保 「礼を言われる様な事じゃないわ。あともう少し、とっとと片付けましょう」
静香 「勿論よ!」グッ
P 「やっぱあいつら仲良くないですか……?」
小鳥 「しずしほ……?」
このみ 「アホな事言ってないで、私たちも手を動かしましょうか」ニッコリ
14: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:04:39.09 ID:kucaiU+v0
このみ 「プロデューサー、自分の片づける分の書類終わってるかしら?」
P 「ええ、元々音無さんの書類手伝ってるだけなので」
このみ 「流石ね。じゃ、これの確認してもらってもいい?こればっかりは、プロデューサーにチェックしてもらわないとね」スッ
P 「任されました!じゃ、こっちで見ておきますね」
小鳥 「……こっちもこっちで、いい雰囲気だし。どうなってるの、小鳥……」アゼン
P 「音無さん、手元の分進めちゃってください」
―――――
小鳥 「終わった……」グッタリ
このみ 「普段から溜め過ぎなのよ小鳥ちゃんは……プロデューサーは平気?」
P 「ええ、二人が仕分けしてくれたりしてたので。目の通す労力が減りましたから」チラッ
15: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:05:22.80 ID:kucaiU+v0
静香 スーッ
志保 スヤスヤ
このみ 「……疲れたのかしら。無理もないわね」
P 「少し無茶をさせちゃいましたね……今度、お詫びに何か買ってきます」
このみ 「買ってくるより、ついててあげる時間増やしてあげた方が喜ぶかもしれないわよ?」
P 「静香は嫌がるでしょうから……今度、スキルアップに役立ちそうなものでも送ります」
このみ (プロデューサーはいっつも微妙なところで気を利かせるわね……)
16: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:06:10.15 ID:kucaiU+v0
小鳥 「二人ともお互いにもたれかかって寝てますけど……どうします?」
P 「放っておいてあげましょう。疲れてるでしょうし、寝られるうちに寝た方がいいですし」
このみ 「それもそうね。じゃ、私もそろそろレッスン行くわ」
P 「はい、ありがとうございました!」
小鳥 「このみさん、ありがとうございます」ペコリ
このみ 「小鳥ちゃんはもっと普段から仕事片付けるって事を意識して仕事しなさいね……じゃあね」フリフリ
小鳥 「肝に銘じておきます……」ガックリ
17: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:06:43.22 ID:kucaiU+v0
―――――
如月千早(以下、千早) 「おはようございます、プロデューサー」
P 「おう、千早。おはよう」
千早 「外はいい天気ですね、今日は過ごしやすそ……あら?」チラッ
静香 スヤスヤ
志保 スースー
千早 「あら、二人とも……珍しいですね?」
P 「だろ?ここまで志保に気を許してる静香も珍しいよな」
千早 「仲良くしてるのは良い事じゃないですか」
P 「お?成長したな、千早」フフッ
千早 「もう、からかわないでください」クスリ
18: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:07:17.15 ID:kucaiU+v0
P 「はは、悪い悪い……二人ともに仕事手伝わせちゃったからさ。しばらく寝かせておいてやってくれよ」
千早 「分かりました、プロデューサー」
千早 「……そうだ、プロデューサー。少し、子守唄を歌ってあげても良いですか?」
P 「子守歌か?ああ、頼むよ。こいつらも、もっと安心して眠れるだろうし」
P 「……問題は、俺が寝ないかどうかだが」アセリ
千早 「もう。しっかりしてください、プロデューサー」
P 「すまないな……最近、疲れがたまっててさ」ショボショボ
千早 「……いっそ、プロデューサーも寝てみませんか?」
19: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:08:06.73 ID:kucaiU+v0
P 「千早の子守歌でか?だが……」
千早 「最近、またワーカーホリック気味になったって聞きましたから」
P 「……そ、そんなにワーカーホリックか?」
千早 「普段事務所にいる時は暇してればいいプロデューサーが、事務仕事やってる時点でおかしいんですよ。たまには、もっとゆっくりなさってください」
P 「千早に言われたら世話ないな……分かった、ゆっくりさせてもらうよ。幸いやる事自体は終わらせたからな」
千早 「はい、それでは……」スゥッ……
いち に さん し ご ろく なな 数えるだけで歌になる
声を合わせてあなたの声が歌になる
世界中にある数を一緒に歌えたらいいね
あなたの国の数え方 歌えばほら笑顔になる
P (これは……千早Sランクになった時に受けた仕事の時の曲だったか……)
P (ああ、落ち着いて……)コクリコクリ
P スー
ワン ツー スリー フォー ファイブ シックス セブン
20: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:08:37.90 ID:kucaiU+v0
~~~~~
千早 「ふぅ……」チラリ
P ムニャムニャ
志保 スー
静香 スヤスヤ
千早 「プロデューサーも、二人も……お疲れ様」トコトコ
千早 「まったく……このまま寝てたら風邪ひいちゃいますよ?」スッ
パサリ
千早 「……ゆっくり休んでください。プロデューサー」ニッコリ
21: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:09:17.27 ID:kucaiU+v0
―――――
静香 「ん……」パチリ
静香 「あれ、私……寝てたの?」フワフワ
静香 「……!?」ギョッ
志保 スースー
静香 「わ、私志保にもたれて寝てたの……!?」プルプル
静香 「疲れすぎだわ……もう少し、寝る時間増やさないと」
静香 「とりあえず志保、こっちにもたれておいてね」グイッ
志保 「む、むぅ……」スヤスヤ
静香 「!そ、そういえばプロデューサーは……」チラチラ
22: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:10:15.01 ID:kucaiU+v0
P グーグー
静香 「プロデューサーも寝てるなんて……あれ?毛布が掛けられてる」
静香 「誰か来たのかしら……」トコトコ
静香 ジッ
P スー……
静香 「……こうして見ると、かわいいのに」ボソッ
静香 「!な、なにを言って……!」カァア
静香 「そうだ、今なら……」
静香 クルマリ ピトッ
23: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:10:49.10 ID:kucaiU+v0
P 「ん……」
静香 「!!」ドキッ
P スヤスヤ
静香 「驚かせないでください……」ホッ
静香 「…………」ソローリ
ガシッ ナデナデ
静香 「……えへへ」ニタリ
ガチャリ
小鳥 「すみませーん、遅くなりましたー」トコトコ
静香 「……えっ」ダラダラ
小鳥 「お?おお?」
静香 「あ、ああ……」プルプル
小鳥 スッ パシャパシャ
静香 「こ、小鳥さん!」カァア
小鳥 「貴重な一枚ピヨー!」タッタッタ
静香 「ちょ、ちょっと待ってください!」
P 「ん、んん……」パチリ
P 「あれ?静香、何やってるんだ?隣に潜り込んで……」ボンヤリ
静香 「な、なんでもないです!」ダッ
P 「……?」
24: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:11:30.22 ID:kucaiU+v0
―――――
静香 「…………」ドンヨリ
未来 「静香ちゃん、どうしたの?」
静香 「なんでもないわよ……」
静香 (一応、あの後データは消させたけど……どうなるのかしら)ゾワゾワ
未来 「もー、元気出してよー!はい、これ新作のドリンク!」
静香 「要らないわよ……それ、まだ作り続けてたの?」
未来 「静香ちゃんが味見しろっていうから今度はちゃんと味見したんだよ?」
未来 「ほら、この通り!」ゴクゴク
未来 「……うっ」
静香 「味見出来てないじゃない……!」
静香 「……それで、翼は?」
未来 「あ、もうすぐ来るって連絡来てたよー」
25: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:13:04.42 ID:kucaiU+v0
ガチャリ
伊吹翼(以下、翼) 「おっまたせ~!二人とも、待たせちゃってごめんね?」
未来 「翼!ううん、全然待ってないから大丈夫!」
静香 「今日は珍しく時間通りなのね?」
翼 「えっへへ~それがね?今日、時間通りに来たらプロデューサーさんが見てくれるっていうから頑張っちゃった!」
静香 「そうなの……は?」
未来 「えっ、私たちの自主レッスン見に来てくれるの!うわぁー!」キラキラ
翼 「もうすぐ来ると思うから、早く用意しようよ!」
静香 「ちょ、ちょっと待って翼。私、そんな事聞いてな……」
26: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:13:48.35 ID:kucaiU+v0
トコトコ
P 「未来、静香。おはよう……なんでお前は俺の方を睨みつけてるんだ」
静香 「……見に来るって、聞いてないんですけど」ビキビキ
P 「そりゃ、事務所に来た翼に聞いて駆け付けたからな。事前に話してなくても無理ないさ」
未来 「見ててくれるんですか?やったー!プロデューサーさん、お願いしますね!」
P 「ああ、しっかりと見させてもらうよ。じゃ、頼む」
静香 「……邪魔だけはしないでくださいね」ギロッ
未来 「静香ちゃん、なんでそんなに怒ってるの?」キョトン
翼 「あっ!ひょっとして~?」ニヤニヤ
静香 「変な勘繰りしないでよ!さ、二人とも!やるわよ!」
27: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:14:24.30 ID:kucaiU+v0
―――――
タンッタタンタン
P 「……ふむ」
P (三人とも、凄いな。最近、ますます動きにキレが出てきてる)
P (これなら、もう少し大きな舞台でもやっていけそうだな……)チラリ
翼 「……ふっ!」
P (翼も、ダンスの時は真面目にやるんだよな。ホント、そういう所は美希にそっく……)
翼 プルン
P 「!?」ゴクッ
P (いやいやいや!今は三人のレッスンを見てるんだから集中!)ブンブン
静香 「…………」
28: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:17:05.27 ID:kucaiU+v0
―――――
未来 「プロデューサーさん、どうでしたか!?」
P 「ああ、前見た時より動きにキレが出てきてていい感じだよ」
P 「未来は、もうちょっと次の動きを意識して動けるともっと良くなると思う。大振り過ぎて戻り切れてないぞ」
未来 「えー、でも麗花さんみたいに動いてみたいです……」シュン
P 「うーん……じゃ、少し体を鍛えてみようか。そうすれば、身体を大きく動かしても問題なさそうだしな」
未来 「はーい、分かりました!」
翼 「ねーねープロデューサーさん!わたしはわたしは?」ズイッ
P 「翼は……そうだな」チラッ
静香 ゴォオオ
P (な、なんで怒ってるんだ!?)ダラダラ
29: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:17:46.45 ID:kucaiU+v0
翼 「?プロデューサーさん?」
P 「あ、ああ。すまない……翼は、少しテンポが早くなるところがあったから……うん、とりあえず意識する所から始めてくれるか?」
翼 「それだけでいいんですか?」
P 「ああ、お前は呑み込みが早いからな……あとは、先輩たちの映像を見てタイミング覚えるのもアリかもしれない」
翼 「もし、そうなったら……プロデューサーさんは、一緒に見てくれます?」
P 「ああ、一人で見ても気付けないかもしれないしな」
翼 「やったぁ!じゃ、よろしくお願いしますね!」
P 「後は静香だけど……」チラリ
静香 「……なんですか」
P 「し、静香は……」ブルブル
30: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:18:37.69 ID:kucaiU+v0
P (だから、なんで静香はこんなに怒ってるんだ!?)
P 「……う、動きが」
静香 「その前に、プロデューサー」
P 「は、はい……何でしょうか」ビクビク
静香 「ダンスの途中で……翼の胸、じっと見てましたよね」ジトー
P ギクリ
翼 「えー?本当なんですか、プロデューサーさーん?」
P 「……確かに、ちらっと」ボソリ
未来 「ぷ、プロデューサーさん……」タジ
P 「一瞬視界に映っただけだ!それ以外はちゃんと分析に徹してたから!」アセアセ
翼 「え?別にわたしは怒らないですよ?」
P 「いや、そこは怒っても良いんだぞ?故意じゃないとはいえ、な」
31: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:19:18.41 ID:kucaiU+v0
翼 「でも、そういう目で見れるくらいミリョク的って事ですよね~?」ニッコリ
P 「……まぁ、否定はしないが」
翼 「やったー!」ギュウッ
P 「つ、翼!」アセアセ
未来 「むぅ……プロデューサーさん!私もいやらしい目で見てください!」
P 「出来る訳ないだろ!?」
ヤイノヤイノ
静香 「…………」ブチン
静香 「プロデューサー」スタスタ
P 「な、なんだい静香」ガクガク
静香 「ふっ!」ドスッ
P 「ごはぁッ!?」バタリ
未来 「し、静香ちゃん!?」
静香 「プロデューサーのバカ……!」ダッ
翼 「静香ちゃーん……行っちゃった」
P ピクピク
32: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:19:59.03 ID:kucaiU+v0
―――――
静香 「……私、何やってるのかしら」ドヨーン
静香 「結局、せっかく見に来てくれたプロデューサーにも失礼な事しちゃったし……」
静香 「自分が嫌になりそうだわ」ガックリ
P 「おーい、静香!」
静香 「プロデューサー?追いかけてきたんですか?」
P 「そりゃ、最後までアドバイス伝えきれてなかったし、な……」ゼエハア
静香 「……大丈夫ですか?息荒いですけど」
P 「流石の俺も、腹パンはまともに受けられなかったってだけの話だ……心配すんな」
静香 「す、すみませんでした……」ペコリ
P 「いや、構わないよ。むしろそれくらい怒るのが普通だしな」
33: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:20:52.98 ID:kucaiU+v0
静香 「で、でも……」アワアワ
P 「俺が気にしなくていいって言ってんだから良いんだよ」ナデナデ
静香 「あっ……」
P 「じゃ、早速さっきのアドバイスだけど……動きが一番小さかった、ってのが印象的だったな」
静香 「ダメじゃないですか……」シュン
P 「待て、悪いなんて一言も言ってないだろ?」
静香 「でも、アイドルとして動きが小さいのは問題なんじゃ」
P 「まぁ落ち着けって。これな、千早も同じような感じだったんだよ」
静香 「ち、千早さんが……?」
34: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:21:22.61 ID:kucaiU+v0
P 「ああ。あいつも動きが小さくてな……」
P 「けど、それでよかったんだ。歌を全力で歌うためには、大きな動きは邪魔になるからな」
静香 「歌の、為に……」
P 「そうだ。静香、お前はダンスと歌……どっちで自分のステージを盛り上げたいんだ?」
静香 「……私は、歌の方が好きです」
静香 「心に響くような歌を……いつか、舞台の上で披露してみたいです」
P 「……そうか、ならそれでいいよ」ニッコリ
P 「なら、今のままでいこう。後は、ボーカルレッスンで仕上げていこうか」
35: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:22:44.02 ID:kucaiU+v0
静香 「……あの、プロデューサー」
P 「どうした?」
静香 「あの、言いきってしまったんですけど……それで良かったんでしょうか」
P 「良いに決まってる。お前が選んだ道を、全力でフォローするのが俺の仕事だからな」
静香 「!」
P 「だから、お前は選ぶだけで良い。それを、俺は全力で支えるから」
静香 「……もうっ。カッコつけすぎなんじゃないんですか?」クスッ
P 「そうか?ま、男ってのは恰好つけしたくなる生き物だからな!」ハハハ
静香 「すぐ調子に乗るんだから……」ハァ
静香 「でも、ありがとうございます。プロデューサーのおかげで、少しだけ元気が出ました」
P 「そうか、そいつは良かった!」
36: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:23:30.26 ID:kucaiU+v0
静香 「それで……さっき言ってたボイスレッスンの事なんですけど」
P 「おう、言ってみな」
静香 「プロデューサーが、見てくれませんか?い、いえ!迷惑なら良いんですけど……」
P 「……ぷっ、アハハ!」
静香 「笑わないでくださいよ!」」カァアア
P 「いやぁ、悪い悪い……静香がそんな事言ってくれるなんて珍しいからさ」
P 「勿論、俺が見るよ。トレーナーさんが見てられる量には限りがあるしな」
静香 「……そうですか」フッ
静香 「じゃあ、今度はしっかりと見ていてくださいね?私には時間がないんですから!」ニコリ
37: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:24:11.34 ID:kucaiU+v0
―――――
小鳥 「ふわぁあ……眠い」アフゥ
P 「今日はそんなに手伝えないんですからしっかりやってくださいよ……」
小鳥 「そんなぁ……もう少し手伝ってくださいよぅ」
P 「この後静香との約束があるので……すみません」
小鳥 「ん?またデートするんですか?」ジトー
P 「違いますよ、ボーカルレッスンに付き合うだけです」
小鳥 「はぁ……そういって、終わった後は夜景のいいホテルでしっぽりと」ドヨーン
P 「……昨日の夜、何があったんです?」
小鳥 「また、友達が結婚するって……」
P 「……なるほど」
38: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:24:47.86 ID:kucaiU+v0
小鳥 「プロデューサーさん、私を貰ってくださいよ!優良物件ですよ!?」
P 「自分で優良物件って言ってたら世話ないでしょうが……じゃ、そろそろ静香のところ行ってきますね」
小鳥 「そんな!」ガーン
P 「結構手伝って片づけたでしょ……後は任せましたから!」タッタッタ
小鳥 「……プロデューサーさんと作業、していたかったなぁ」ショボーン
志保 「……少し、手助けしすぎたかしら」ギリッ
矢吹可奈 「志保ちゃん?なんか顔怖いよ……?」
未来 「……なんか、静香ちゃんずるい」
翼 「むー……」
静香 「……まだかな」ソワソワ
お わ り
39: ◆SESAXlhwuI 2017/06/25(日) 23:25:56.84 ID:kucaiU+v0
というわけで今回もおしまいです、読んでくださった方には多大な感謝をば。
……なんでこんなハイペースで書いたのかは俺が一番知りたいです
……なんでこんなハイペースで書いたのかは俺が一番知りたいです
引用元: ・【ミリマス】静香「プロデューサーに構って……貰えるかしら?」
にこ「光を追いかけてきただけ」
2020-07-31
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:24:46.72 ID:3L58c9gto
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:26:01.80 ID:3L58c9gto
帰り道
絵里「μ`sを続けるかどうか・・・難しい問題ね」
にこ「難しくなんかないわよ。私たちはもう解散するって決めたのよ」
希「・・・でもちょっと意外かも」
絵里「意外ってなに?」
希「にこっちのこと」
にこ「・・・にこ? なにが意外なのよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:28:25.50 ID:3L58c9gto
希「だってにこっちはスクールアイドルが大好きやん?」
にこ「そうだけど、だからなんなのよ」
希「μ`sを続けて活躍すれば、にこっちの大好きなスクールアイドルがもっと大きく発展するかもしれないでしょ?」
にこ「それは・・・そうだけど」
絵里「そうなのよねぇ。μ`sがここまで影響力を持っちゃったんだから、もうμ`sだけの問題じゃないのよ」
にこ「そうだけど、だからなんなのよ」
希「μ`sを続けて活躍すれば、にこっちの大好きなスクールアイドルがもっと大きく発展するかもしれないでしょ?」
にこ「それは・・・そうだけど」
絵里「そうなのよねぇ。μ`sがここまで影響力を持っちゃったんだから、もうμ`sだけの問題じゃないのよ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:30:41.72 ID:3L58c9gto
希「うん」
希(でも、それってなんか切ないやん・・・だってμ`sの始まりや今までの頑張りは、いつもμ`sのみんなで決めてきた結果なのに)
絵里「だから難しいのよねぇ・・・」
にこ「・・・」
絵里「ふたりはこのあとどうするの?」
にこ「にこはチビたちの面倒を見ないと」
希「うーん。うちは神田明神にでも行こうかなぁ」
絵里「バイト?」
希「ううん。今日はお休み。ただちょっと行きたいの」
希(でも、それってなんか切ないやん・・・だってμ`sの始まりや今までの頑張りは、いつもμ`sのみんなで決めてきた結果なのに)
絵里「だから難しいのよねぇ・・・」
にこ「・・・」
絵里「ふたりはこのあとどうするの?」
にこ「にこはチビたちの面倒を見ないと」
希「うーん。うちは神田明神にでも行こうかなぁ」
絵里「バイト?」
希「ううん。今日はお休み。ただちょっと行きたいの」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:32:17.30 ID:3L58c9gto
にこ「自分で決められないからって神頼みでもするつもり?」
絵里「ちょっとにこ、言い方悪いわよ」
にこ「神頼みなんて情けないじゃない」
希「神頼みといえばそうかもね」
絵里「希?」
希「ただ神様にうちの未来を決めてもらうことなんてそもそもできない」
にこ「じゃあなんで神社になんか行くのよ」
絵里「ちょっとにこ、言い方悪いわよ」
にこ「神頼みなんて情けないじゃない」
希「神頼みといえばそうかもね」
絵里「希?」
希「ただ神様にうちの未来を決めてもらうことなんてそもそもできない」
にこ「じゃあなんで神社になんか行くのよ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:35:27.49 ID:3L58c9gto
希「神様の前に立って、お祈りするだけでもちょっとは気持ちが安らぐかもって思っただけ」
にこ「ふーん・・・」
絵里「それいいわね。じゃあこれから三人で行かない?」
にこ「はぁ?」
希「やめてよ。わざわざ三人で行くほどのことやないのに。ただのうちの気休めなんやし」
絵里「そんなことないわ! それにこの三人で神田明神に行くなんてこの先ないかもしれないし!」
希「そうかなぁ・・・」
にこ「ふーん・・・」
絵里「それいいわね。じゃあこれから三人で行かない?」
にこ「はぁ?」
希「やめてよ。わざわざ三人で行くほどのことやないのに。ただのうちの気休めなんやし」
絵里「そんなことないわ! それにこの三人で神田明神に行くなんてこの先ないかもしれないし!」
希「そうかなぁ・・・」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:37:47.00 ID:3L58c9gto
にこ「ちょっと! にこは家の用事があるって言ったでしょ!?」
絵里「寄り道する余裕もないの?」
にこ「・・・あるわね」
絵里「じゃあ決定♪」
にこ「ほんとにちょっと寄るだけよ?」
絵里「わかってるわ! さっそく行きましょう!」スタスタ
にこ「・・・」
にこ「・・・ねぇ希」ボソッ
希「ん?」
絵里「寄り道する余裕もないの?」
にこ「・・・あるわね」
絵里「じゃあ決定♪」
にこ「ほんとにちょっと寄るだけよ?」
絵里「わかってるわ! さっそく行きましょう!」スタスタ
にこ「・・・」
にこ「・・・ねぇ希」ボソッ
希「ん?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:38:53.89 ID:3L58c9gto
にこ「絵里ったらなんでこんなに張り切ってるの・・・?」
希「なんでうちに聞くん? そんなん知らんわ・・・」
にこ「だってあんたたち気持ち悪いくらい仲良いじゃない・・・」
希「にこっちって一言多いよね」
にこ「うるさいわねっ・・・」
希「・・・でも」
希「なんでうちに聞くん? そんなん知らんわ・・・」
にこ「だってあんたたち気持ち悪いくらい仲良いじゃない・・・」
希「にこっちって一言多いよね」
にこ「うるさいわねっ・・・」
希「・・・でも」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:40:12.75 ID:3L58c9gto
希「きっとえりちもすごく悩んでるんやと思う」
にこ「・・・」チラッ
絵里「ラララ~♪」
にこ「そうは見えないけど・・・」
にこ(鼻唄歌ってるし)
希「えりちは優しいからうちらに不安を見せたくないんとちゃうかな」
にこ「・・・」
にこ「・・・」チラッ
絵里「ラララ~♪」
にこ「そうは見えないけど・・・」
にこ(鼻唄歌ってるし)
希「えりちは優しいからうちらに不安を見せたくないんとちゃうかな」
にこ「・・・」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:41:35.65 ID:3L58c9gto
希「うちらに心配をかけさせたくないだけで、きっとえりちの心にも迷いがあるんやと思う」
にこ「・・・そんなの優しさじゃないわよ」
希「にこっち?」
にこ「つらかったらつらいって言えばいいし、迷ってるなら一緒に考えればいいのよ。絵里のやり方は気に食わないわ・・・」
希「・・・えりちもにこっちには言われたくないやろなぁ・・・」
にこ「なによ? なんか言った?」
にこ「・・・そんなの優しさじゃないわよ」
希「にこっち?」
にこ「つらかったらつらいって言えばいいし、迷ってるなら一緒に考えればいいのよ。絵里のやり方は気に食わないわ・・・」
希「・・・えりちもにこっちには言われたくないやろなぁ・・・」
にこ「なによ? なんか言った?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:43:03.82 ID:3L58c9gto
希「なんにも言ってないよ! ほら、さっさと歩かないと置いてかれるよっ!」タッ
にこ「ちょっと待ちなさいよー!」
絵里「・・・静かねぇ」
希「不思議やろ? 神社ってそうやねん」
絵里「ええ。それに、ここは私たちにとって特別な場所だわ」
希「そうやね。たくさん練習したね」
にこ「ちょっと待ちなさいよー!」
絵里「・・・静かねぇ」
希「不思議やろ? 神社ってそうやねん」
絵里「ええ。それに、ここは私たちにとって特別な場所だわ」
希「そうやね。たくさん練習したね」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:46:00.03 ID:3L58c9gto
にこ「・・・」
希「にこっちどうしたん?」
にこ「いや・・・」
希「体力練習を思い出したん? いっつもビリ近くやったにこっちは苦しい思い出があるもんね」
にこ「そんなもん思い出してないし、いろいろうるさいわよ」
にこ(でも、苦しい思い出と言えばそう・・・)
にこ(まだμ`sが二年生の三人だけだったとき、にこは逆恨みであの子たちにひどいことをした)
にこ(直接謝るのは恥ずかしいから心の中で謝らせて・・・)
希「にこっちどうしたん?」
にこ「いや・・・」
希「体力練習を思い出したん? いっつもビリ近くやったにこっちは苦しい思い出があるもんね」
にこ「そんなもん思い出してないし、いろいろうるさいわよ」
にこ(でも、苦しい思い出と言えばそう・・・)
にこ(まだμ`sが二年生の三人だけだったとき、にこは逆恨みであの子たちにひどいことをした)
にこ(直接謝るのは恥ずかしいから心の中で謝らせて・・・)
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:47:22.07 ID:3L58c9gto
希「どうしたん、にこっち? 地面なんか見つめて」
にこ「な、なんでもないのっ!」
希「ほんまに?」
にこ「ほんまよ!」
絵里「ちょっと二人ともいつまでそんなところにいるのよー。早くお参り行くわよー」
希「えりちもうあんなところにいるやん。にこっち早くいこ?」
にこ「そ、そうね・・・」
にこ(やっぱり今度ちゃんと謝りましょう・・・)
にこ「な、なんでもないのっ!」
希「ほんまに?」
にこ「ほんまよ!」
絵里「ちょっと二人ともいつまでそんなところにいるのよー。早くお参り行くわよー」
希「えりちもうあんなところにいるやん。にこっち早くいこ?」
にこ「そ、そうね・・・」
にこ(やっぱり今度ちゃんと謝りましょう・・・)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:50:00.66 ID:3L58c9gto
チャリン
パン! パン!
にこのぞえり「・・・」
絵里「・・・ふぅ。お参り終了ね」
希「うん」
にこ「・・・」
絵里「にこ? なに黙ってるのよ」
にこ「・・・なんかお参りに正式のやり方ってなかったっけ? 今の違う気がするんだけど」
絵里「あら、そうなの?」
希「別になんでもええよ。大事なんは気持ちやし。知ってる人はやればええってだけよ?」
にこ「そんなもんでいいのね」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:52:31.83 ID:3L58c9gto
希「それよりお参りも終わったし、にこっちは帰らないといけないんでしょ?」
にこ「そうだけど・・・」
希「ん?」
にこ「希と絵里はどうするの?」
希「うちらのこと気になるの?」ニヤニヤ
にこ「き、聞いてみただけよっ!///」
絵里「そうね。希のおうちに行こうかしら。みんなで行ったとき以来行ってないし、久しぶりに寄りたいわ」
希「・・・え? うち来るの・・・?」
絵里「都合悪い?」
希「そうじゃないんやけど・・・」
にこ「そうだけど・・・」
希「ん?」
にこ「希と絵里はどうするの?」
希「うちらのこと気になるの?」ニヤニヤ
にこ「き、聞いてみただけよっ!///」
絵里「そうね。希のおうちに行こうかしら。みんなで行ったとき以来行ってないし、久しぶりに寄りたいわ」
希「・・・え? うち来るの・・・?」
絵里「都合悪い?」
希「そうじゃないんやけど・・・」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:54:06.55 ID:3L58c9gto
希(だってうちには卒業式にこの三人で撮った写真が飾ってあるんやで?)
希(そんなん見られたら恥ずかしいやん///)
絵里「・・・希のおうちに行ってもいいのかしら?」
希「き、来てもええよっ!」
絵里「ほんと? よかったわ」
希(もうええわ。笑われるだけ笑われよう・・・)
にこ「・・・」
希(そんなん見られたら恥ずかしいやん///)
絵里「・・・希のおうちに行ってもいいのかしら?」
希「き、来てもええよっ!」
絵里「ほんと? よかったわ」
希(もうええわ。笑われるだけ笑われよう・・・)
にこ「・・・」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:55:48.06 ID:3L58c9gto
希「にこっち? 帰らへんの?」
にこ「・・・しょ、しょうがないわねぇ! にこも一緒に希の家に行ってあげるわっ!」
希「にこっち?」
にこ「だ、だって三人揃わないと寂しいでしょ? 絵里だって寂しそうだし」
絵里「なんで私なのよ」
希「寂しいのはにこっちの方ちゃうの?」ニヤニヤ
にこ「・・・」
にこ「・・・そうよ」
希「え?」
にこ「寂しいの」
絵里「にこ・・・?」
にこ「・・・しょ、しょうがないわねぇ! にこも一緒に希の家に行ってあげるわっ!」
希「にこっち?」
にこ「だ、だって三人揃わないと寂しいでしょ? 絵里だって寂しそうだし」
絵里「なんで私なのよ」
希「寂しいのはにこっちの方ちゃうの?」ニヤニヤ
にこ「・・・」
にこ「・・・そうよ」
希「え?」
にこ「寂しいの」
絵里「にこ・・・?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 19:57:35.05 ID:3L58c9gto
にこ「μ`sを続けるかどうか・・・こんな難しい問題を抱えてひとりで帰るのはつらいの」
絵里「にこ・・・」
にこ「・・・」
希「じゃあにこっちもおいで? 三人でささやかな夕食パーティしよ?」
にこ「・・・でもにこにはチビたちの世話があるし・・・」
希「そうやったね。どうしようか・・・」
絵里「じゃあこうしましょう? 一旦解散して、にこのお母さんが帰ってくる時間に再集合っていうのはどう?」
にこ「それじゃ夕食食べてからってことになるでしょ? パーティなんてできないわよ?」
絵里「にこ・・・」
にこ「・・・」
希「じゃあにこっちもおいで? 三人でささやかな夕食パーティしよ?」
にこ「・・・でもにこにはチビたちの世話があるし・・・」
希「そうやったね。どうしようか・・・」
絵里「じゃあこうしましょう? 一旦解散して、にこのお母さんが帰ってくる時間に再集合っていうのはどう?」
にこ「それじゃ夕食食べてからってことになるでしょ? パーティなんてできないわよ?」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:00:03.29 ID:3L58c9gto
希「パーティなんてなくても問題ないよ。三人で集まれるんやったらなんにもしなくていい」
絵里「そういうことね」
にこ「・・・ごめんなさい」
絵里「あら、にこったらなにか謝るような悪いことしたのかしら?」
希「にこっち悪い子なん?」
にこ「・・・ふふっ。そうね。ありがとう」
絵里「ええ。それじゃあ一旦解散しましょうか」
希「家で待ってるね」
にこ「ママが帰ってきたらすぐに知らせるわ」
絵里「そういうことね」
にこ「・・・ごめんなさい」
絵里「あら、にこったらなにか謝るような悪いことしたのかしら?」
希「にこっち悪い子なん?」
にこ「・・・ふふっ。そうね。ありがとう」
絵里「ええ。それじゃあ一旦解散しましょうか」
希「家で待ってるね」
にこ「ママが帰ってきたらすぐに知らせるわ」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:38:09.66 ID:3L58c9gto
希宅
希「・・・」ズルズル
希(いい加減自炊したほうがええんやけど・・・)
希(即席めんの楽さに甘えてしまうんよねぇ。それにおいしいやついっぱい出てるし)
希(・・・でも、お母さんの手作り懐かしい)
希(今頃えりちとにこっちは憧れの手作りごはんを食べて幸せなんやろうなぁ)
希(・・・にこっちは自分で作ってるんやっけ? まあええわ)
希「・・・」ズルズル
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:39:01.32 ID:3L58c9gto
ピーンポーン
希「ん?」
希「こんな時間に誰やろ・・・」
希(まだにこっちからは連絡来てへんし・・・えりちが早目に来たんかな)
ピーンポーン
希(なんやせっかちなお客さんやなぁ)
希「はぁい! 今出ます!」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:39:42.96 ID:3L58c9gto
ガチャッ
にこ「・・・」
希「あれ? にこっちやん」
にこ「・・・出るの遅いのよ」
希「ごめんね。でもにこっち連絡まだしてへんやろ?」
にこ「・・・これ!」ズイッ
希「・・・ビニール袋?」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:41:07.40 ID:3L58c9gto
にこ「うちのご飯持ってきてやったのよ! どうせ希ロクなもん食べてないでしょ?」
希「にこっち・・・」
希(あかん・・・にこっちに慈母の温かみを感じるやん・・・)ウルウル
にこ「いいから早く家に入れなさいよ」
希「ありがとうなぁ・・・にこっちはうちのお母さんや・・・」ウルウル
にこ「どういうことよ。・・・って希泣いてる?」
希「にこっちがあんまりにも優しすぎて」
にこ「そうでもないわ。ちょっとしか持ってこれなかったし。でも、いらないなんて言われなくてよかったわ」
希「にこっち・・・」
希(あかん・・・にこっちに慈母の温かみを感じるやん・・・)ウルウル
にこ「いいから早く家に入れなさいよ」
希「ありがとうなぁ・・・にこっちはうちのお母さんや・・・」ウルウル
にこ「どういうことよ。・・・って希泣いてる?」
希「にこっちがあんまりにも優しすぎて」
にこ「そうでもないわ。ちょっとしか持ってこれなかったし。でも、いらないなんて言われなくてよかったわ」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:42:21.26 ID:3L58c9gto
希「そんなこと言うわけないやん」
にこ「とにかく早く食べちゃいなさい。それから絵里を呼びましょ」
希「にこっちは女神様」
にこ「訳のわからないこと言ってないで、ほら、温めてあげるからお箸と器を用意して」
希「涙で前が見えへんで?」
にこ「あーもうっ! にこが全部やるからじっとしてなさいっ!」
絵里「お邪魔します・・・希の部屋いいにおいするわね」
にこ「とにかく早く食べちゃいなさい。それから絵里を呼びましょ」
希「にこっちは女神様」
にこ「訳のわからないこと言ってないで、ほら、温めてあげるからお箸と器を用意して」
希「涙で前が見えへんで?」
にこ「あーもうっ! にこが全部やるからじっとしてなさいっ!」
絵里「お邪魔します・・・希の部屋いいにおいするわね」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:43:10.47 ID:3L58c9gto
希「やろ?」
絵里「それになんとなく希が幸せそうな笑みを浮かべてるわ・・・」
希「うち・・・幸せ♪」
絵里「そ、それはよかったわね・・・」
にこ「・・・」ガチャガチャ
絵里「それでどうしてにこは希のおうちの台所で食器を洗ってるの?」
にこ「希ったら洗い物溜めちゃってて汚いからよっ!」
絵里「て、手伝いましょうか?」
にこ「ひとりでやったほうが早いっ!」
絵里「そ、そうなのね・・・」
希「ふぅ・・・」ニコニコ
絵里「いったいなにがあったのかしら・・・」
絵里「それになんとなく希が幸せそうな笑みを浮かべてるわ・・・」
希「うち・・・幸せ♪」
絵里「そ、それはよかったわね・・・」
にこ「・・・」ガチャガチャ
絵里「それでどうしてにこは希のおうちの台所で食器を洗ってるの?」
にこ「希ったら洗い物溜めちゃってて汚いからよっ!」
絵里「て、手伝いましょうか?」
にこ「ひとりでやったほうが早いっ!」
絵里「そ、そうなのね・・・」
希「ふぅ・・・」ニコニコ
絵里「いったいなにがあったのかしら・・・」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:44:07.27 ID:3L58c9gto
絵里「そんなことがあったのね。さすがにこ。いつも子どもたちの面倒を見てるだけあるわね」
にこ「希の私生活がいい加減過ぎるのよ」
希「そうかな」
絵里「一人暮らしなんかだからそんなにきっちりはできないわよ。まだ部屋はきれいな方・・・ん?」
にこ「絵里? ・・・あっ」
希「どうしたん・・・あ・・・」
希(二人とも卒業式の写真見てるっ!)
希(あかん/// こんなうちが記念写真を大事そうに部屋に飾ってるなんておかしいやん! バかにされて笑われるっ・・・!)
にこ「希の私生活がいい加減過ぎるのよ」
希「そうかな」
絵里「一人暮らしなんかだからそんなにきっちりはできないわよ。まだ部屋はきれいな方・・・ん?」
にこ「絵里? ・・・あっ」
希「どうしたん・・・あ・・・」
希(二人とも卒業式の写真見てるっ!)
希(あかん/// こんなうちが記念写真を大事そうに部屋に飾ってるなんておかしいやん! バかにされて笑われるっ・・・!)
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:45:16.16 ID:3L58c9gto
絵里「飾ってたのね」
にこ「いい写真ね」
希(あれ・・・二人とも思ってたよりドライやん・・・なんで?)
絵里(希この写真とったときすごく嬉しそうだったしね)
にこ(この写真を受けとるときものすごく大事そうに扱ってたし)
にこえり(絶対部屋に飾るって思ったわ)
希(ま、まぁ笑われなくてよかった・・・)
にこ「いい写真ね」
希(あれ・・・二人とも思ってたよりドライやん・・・なんで?)
絵里(希この写真とったときすごく嬉しそうだったしね)
にこ(この写真を受けとるときものすごく大事そうに扱ってたし)
にこえり(絶対部屋に飾るって思ったわ)
希(ま、まぁ笑われなくてよかった・・・)
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:46:08.78 ID:3L58c9gto
にこ「それで今後のμ`sをどうするか決めた?」
絵里「唐突ね」
希「にこっちは決めたん?」
にこ「にこは最初から決まってる」
希「そうやったね」
絵里「私もそれでいいと思う」
希「えりち・・・?」
絵里「唐突ね」
希「にこっちは決めたん?」
にこ「にこは最初から決まってる」
希「そうやったね」
絵里「私もそれでいいと思う」
希「えりち・・・?」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:47:23.90 ID:3L58c9gto
にこ「・・・」
希「本気? みんなの期待はどうするつもりなん?」
絵里「そんなことわからないわ」
希「えぇ・・・わからへんってそんな無責任なこと・・・」
絵里「μ`sは私たちのものだもの」
希「・・・」
絵里「もちろんそんなこと子どもじみてるし、わがままってことになるかもしれない」
希「えりち・・・」
絵里「でもやっぱりμ`sは私たちのものなの」
希「本気? みんなの期待はどうするつもりなん?」
絵里「そんなことわからないわ」
希「えぇ・・・わからへんってそんな無責任なこと・・・」
絵里「μ`sは私たちのものだもの」
希「・・・」
絵里「もちろんそんなこと子どもじみてるし、わがままってことになるかもしれない」
希「えりち・・・」
絵里「でもやっぱりμ`sは私たちのものなの」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:48:49.43 ID:3L58c9gto
希「そんなこと・・・」
絵里「一緒に笑って、一緒に努力した結果なの」
希「・・・」
絵里「ときには泣いちゃったり、つらいこともあったけれど、みんなおんなじ」
希「・・・」
絵里「ただ私たちはみんなでたったひとつの光を追いかけていただけなの」
にこ「それがμ`sだしね」
絵里「にこ」
にこ「・・・にこは一度アイドルをやめたわ」
絵里「ええ」
絵里「一緒に笑って、一緒に努力した結果なの」
希「・・・」
絵里「ときには泣いちゃったり、つらいこともあったけれど、みんなおんなじ」
希「・・・」
絵里「ただ私たちはみんなでたったひとつの光を追いかけていただけなの」
にこ「それがμ`sだしね」
絵里「にこ」
にこ「・・・にこは一度アイドルをやめたわ」
絵里「ええ」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:49:47.08 ID:3L58c9gto
にこ「μ`sに出会って、思いもしなかった夢を叶えられた」
絵里「・・・」
にこ「本当はにこはラブライブなんて無謀なこと諦めていたの」
絵里「・・・」
にこ「μ`sに出会うまではね」
にこ「わかるかしら。希?」
希「え?」
にこ「あなた帰り道に言ったわよね? にこはスクールアイドルが好きだからそっちを大事にすると思ったって」
希「うん」
絵里「・・・」
にこ「本当はにこはラブライブなんて無謀なこと諦めていたの」
絵里「・・・」
にこ「μ`sに出会うまではね」
にこ「わかるかしら。希?」
希「え?」
にこ「あなた帰り道に言ったわよね? にこはスクールアイドルが好きだからそっちを大事にすると思ったって」
希「うん」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:50:35.15 ID:3L58c9gto
にこ「今答えるわ。にこはμ`sじゃないとダメなの。これはかけがえのない、代わりのないものなの」
希「にこっち」
にこ「だから言っちゃうと、スクールアイドルなんて関係ないの。ただμ`sがμ`sでありたい」
絵里「にこの言葉はよくわかる。私だって元はそうだもの。いつだってこだわっていたのはμ`sであることだった」
絵里(差し伸べられた手、やりたい気持ち、いつも隣にいてくれた優しい笑顔──)
絵里「希が一番早く結論を出すと思ってたわ」
希「どうして?」
希「にこっち」
にこ「だから言っちゃうと、スクールアイドルなんて関係ないの。ただμ`sがμ`sでありたい」
絵里「にこの言葉はよくわかる。私だって元はそうだもの。いつだってこだわっていたのはμ`sであることだった」
絵里(差し伸べられた手、やりたい気持ち、いつも隣にいてくれた優しい笑顔──)
絵里「希が一番早く結論を出すと思ってたわ」
希「どうして?」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:51:40.56 ID:3L58c9gto
絵里「だって、あの写真の中の笑顔がとってもまぶしいわ」
希(・・・写真・・・)
希(写真のみんなはどうしてこんなに幸せそうなんやろう)
希(なんでうちはこんなに笑ってるん?)
希(うちの気持ちは・・・)
希(ただ、みんなと一緒に──)
おわり
希(・・・写真・・・)
希(写真のみんなはどうしてこんなに幸せそうなんやろう)
希(なんでうちはこんなに笑ってるん?)
希(うちの気持ちは・・・)
希(ただ、みんなと一緒に──)
おわり
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/19(水) 20:52:08.82 ID:3L58c9gto
読んでくれてありがとうございました
引用元: ・にこ「光を追いかけてきただけ」
フレデリカ「交換日記ごっこ」
2020-07-31
1: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:22:24.61 ID:azjdBHXpO
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2: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:23:09.24 ID:azjdBHXpO
フレデリカ「フンフンフフーン、ジューン」
文香「梅雨の季節ですね…湿度は、本の天敵です…」
杏「雨もう止んでるけど、帰り道蒸し暑いのめんどいなぁ」
肇「昔は雨が降るとはしゃいで遊びましたけど、流石にこの年になると困る事だらけですね」
フレデリカ「じゃー交換日記やろー?」
杏「脈絡」
肇「そんなもの、この場所にはありませんよ」
文香「交換日記、ですか…」
フレデリカ「交換日記やってみたい!」
杏「大したもんだね。続くと思ってるの?」
肇「フレデリカさんの順番を最後にすれば一周はするのでは?」
フレデリカ「じゃー文香ちゃんから!」
肇「持ち時間は一人15分です!」
杏「えぐくない?」
3: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:23:56.31 ID:azjdBHXpO
杏「って言う会話したのが5分前だったじゃん?」
肇「…その筈ですけど…」
フレデリカ「わぁお、文香ちゃん凄い!もうすぐ二冊目!」
杏「…今日、そんな書く事あったっけ?」
肇「それ以前に筆速おかしくありませんか?」
フレデリカ「ページ捲ったあと書き込んでるのが目で捉えられないねー」
杏「交換日記の意味分かってるのかな」
肇「やった事ないんでしょう。いかに沢山書いて相手の心を折れたら勝ち、みたいなゲームと勘違いしてるんじゃないですか?」
フレデリカ「アタシ次のゲームやりたいなー」
杏「せめてやってから飽きてよ」
4: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:24:35.81 ID:azjdBHXpO
杏「で、あの超高速でペンを動かす文香ちゃんへ一言どうぞ」
フレデリカ「インク保つのかなー?」
肇「次の人、15分で読み切って書き切れるんでしょうか…」
杏「杏次は嫌だなー」
肇「でしたら、私がいきます」
フレデリカ「肇ちゃん速読自信あるのー?」
肇「大丈夫です、やりきってみせます」
杏「これほど肇ちゃんが頼もしく見えたのっていつ以来だろ…」
5: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:25:10.23 ID:azjdBHXpO
文香「ふう…整いました」
肇「何がですか?」
杏「文学少女としての体裁でしょ」
フレデリカ「それじゃー次誰書くー?」
肇「それでは、私のターンで」
杏「それじゃ次杏がいいな」
フレデリカ「杏ちゃんはラスト!上手くまとめて貰わないと困るからねー」
杏「オチ要員にするのやめて」
文香「それでは肇さん…よろしくお願いします」
肇「任せて下さい!」
杏「…交換日記ってこんな高速スピードで回すものだったっけ」
6: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:25:45.28 ID:azjdBHXpO
杏「って会話をして5分」
文香「…私の書いたページ、最初の1ページ目しか読まれていなかったのですが…」
フレデリカ「しかも墨と筆まで用意してるねー」
杏「ちゃんと読め…ってのも15分じゃ無理だよね、ノート二冊分まるまるの日記とか」
文香「それにしても…筆を握った肇さんの表情、とてもキリッとしていますね」
フレデリカ「筆を持つと人が変わったみたいだねー」
杏「最初は普通に今みたいなキャラだったんだけどね」
フレデリカ「あ、スマホで何か調べてる」
文香「…陶芸セットの値段を調べていますね」
杏「販促でもするつもりなのかな」
7: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:26:20.72 ID:azjdBHXpO
フレデリカ「そーいえば、文香ちゃんはどんな事書いたのー?」
文香「ふふっ…貴女の番が回ってくるまでのお楽しみです」
杏「肉の部位について事細かく書き込んでそう」
文香「…その手が…」
フレデリカ「あ、肇ちゃんよく見たら縦書きで書いてない?」
文香「ノートを横にして、縦書きで書いてますね…」
杏「次読む人の事全く考慮しないあたり、流石このユニットって感じだよね」
8: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:26:51.35 ID:azjdBHXpO
肇「ふぅ…書き終わりました」
文香「お疲れ様です…」
杏「肇ちゃんは4ページ、良心的…なのかな」
フレデリカ「それじゃー次はフレちゃん!」
杏「頼むから日本語でね」
フレデリカ「フレちゃんフランス語ぜんぜん喋れないよー?」
肇「一般的日本人が理解できる文章で、という意味では?」
文香「肇さん、それは貴女の理解力が足りていないだけかと…」
杏「はいはいフレデリカちゃん書いてねー」
9: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:27:37.38 ID:azjdBHXpO
杏「って言ってフレデリカちゃんが書き始めて14分」
文香「…何も、書いていませんね」
肇「フレデリカさんの事ですし、バカにしか読む事ができない文字だよーなんて言い出すんじゃないですか?」
杏「しかもフレデリカちゃんも前二人の日記読んでなかったし」
肇「交換日記って…」
文香「肇さんも私の書いた部分読み飛ばしていたじゃないですか…」
肇「だって長いんですから」
杏「いやあの自信満々に言ってたやりきってみせますは何だったよ」
文香「…んふっ、そんな事言ってたんですか肇さん」
肇「一文目で読む必要が無いと判断しましたから」
10: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:28:15.27 ID:azjdBHXpO
肇「あ、書き始めました!」
文香「あのフレデリカさんが…文字を…っ!」
杏「いやバカにし過ぎでしょ、幼稚園生の初めてのお使いを見守る親かよ」
肇「…名前…間違えずに書いています!」
文香「年齢まで…算数、出来るようになったんですね…」
杏「お前ら一回フレデリカちゃんに怒られてこい」
フレデリカ「書き終わったよー!」
杏「やっぱ杏が全員に怒るわ」
11: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:28:47.63 ID:azjdBHXpO
杏「さて、杏のターンか…読むのが怖いなぁ」
フレデリカ「杏ちゃんふぁいと!」
文香「頑張って、読み切って下さい…」
肇「杏ちゃんは時間制限気にしなくて大丈夫ですから、全て読み切って下さいね」
杏「…やってやるよこんちきしょう!」
フレデリカ「それじゃー杏ちゃん!」
肇「張り切って、どうぞ!」
12: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:29:43.78 ID:azjdBHXpO
杏(えっと、まずは文香ちゃんのノート二冊分の長編日記が…)
著:鷺沢文香 初版:2017年6月25日
杏(…既に突っ込みどころしかない…えっと…)
長い長い夢を見ていたような気がします。私の知らない世界で、私の知らない人たちと、楽しく過ごす夢。それはとても暖かくて、新しい物事ばかりで、新しい出会いばかりで、幸せな夢。
起きてしまった今、既にその記憶は少しずつ薄れていってしまっていますが…それでも、とても幸せを感じていた事は覚えています。そうでなければ……現実よりも幸せを感じられる夢を見ていなければ。
私はこうして、涙を流したりなんてしませんからーー
杏(…交換日記で自作小説書く人初めて見たよ)
杏(しかもこれノート二冊分続いてるんでしょ…ふざけんな、筆速すぎるだろ、妄想力含めておかしいって)
杏(適当にノートの真ん中まで飛ばすか)パラパラ
「私に同じ攻撃が通用するなんて……考えない事です」
悪の組織『マッドドール』の追っ手である、ミスフジワラの攻撃は、確かに脅威的な威力を誇ります。ですが、それは既に一度見た事のある攻撃。そんなもの、私の解析力の前では無力。
私が両手をかざし即席で構成した魔法陣は、彼女の攻撃を完全に防ぎ切りました。流石のミスフジワラも動揺を隠し切れ無い様子です。
「そ、そんなっ!」
「ふふっ……本は泥よりも強し、です。タブレットを使えるからって調子に乗り、修行を怠っていた様ですね」
杏(…なんだこれ、なんだこれ)
杏(肇ちゃん、読み飛ばして正解だったね)
杏(ってか全部読むのダルすぎるし、もう二冊目の最後までとんじゃお)ペラペラ
13: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:31:45.49 ID:azjdBHXpO
ようやく、私も……
タブレットを使える様になったのにーー
つづく
杏(…何の冒険譚だったんだこれ…)
杏(まぁもういいや、考える事はやめよう)
杏(肇ちゃんのページ読もう)
藤原肇 六月二十五日
杏(あ、肇ちゃんは縦書きなんだった)
杏(字が達筆過ぎて読みづらいし、そもそも交換日記に墨っておかしいって)
今日は 雨が降っていました
杏(…続くだったんだから続き書いてあげなよ)
杏(…いやいや、よく考えたらこれリレー小説じゃなかったね)
雨もまた 一つの天気です
杏(…知ってる)
天気が雨の時 雨が降っています
杏(…分かってるって、書くネタ思いつかなかったなこれ)
鬱 薔薇 檸檬
杏(書くネタ無いからって難しい漢字書ける自慢してんじゃねぇ!!)
陶芸セット 二割引 あと二日 五セット買う
杏(交換日記をメモ書きに使うな!!)
14: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:32:29.37 ID:azjdBHXpO
杏(さて…最後はフレデリカちゃんか)
宮本フレデリカ 19歳 今日も元気にハッピー!
杏(…フレデリカちゃん…悩んでた14分は何だったのさ…)
杏(…私は何書こう)
杏(……)
杏(……)
杏 疲れた、二度とやらないからな!!
15: ◆TDuorh6/aM 2017/06/25(日) 19:32:58.47 ID:azjdBHXpO
交換日記って二週目以降何書けばいいのか分からなくなりますよね
お付き合い、ありがとうございました
引用元: ・フレデリカ「交換日記ごっこ」
ヴィーネ「ガヴとサターニャが付き合い始めた」
2020-07-31
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 06:50:50.13 ID:rv+wmYb5o
ガヴリール「今日もお前んち行っていい?」
サターニャ「もちろんよ」
ヴィーネ「……」
ラフィエル「ヴィーネさん?」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「あっ、ごめんなさい。どうしたの?」
ラフィエル「いえ、なんだか心ここにあらずという感じだったので」
ヴィーネ「そ、そうかしら」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498341049
サターニャ「もちろんよ」
ヴィーネ「……」
ラフィエル「ヴィーネさん?」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「あっ、ごめんなさい。どうしたの?」
ラフィエル「いえ、なんだか心ここにあらずという感じだったので」
ヴィーネ「そ、そうかしら」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498341049
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 06:51:33.42 ID:rv+wmYb5o
サターニャ「ほら、お弁当作ってきたわよ」
ガヴリール「お、サンキュー」
ガヴリール「せめて食べられるものだったらいいんだが」
ガヴリール「昨日なんてひどかったぞ」
サターニャ「でも全部食べてくれたじゃない」
ガヴリール「そりゃあまあ、な」
ヴィーネ「……」モヤモヤモヤモヤ
ラフィエル「やっぱりそういうことですよね……」
ガヴリール「お、サンキュー」
ガヴリール「せめて食べられるものだったらいいんだが」
ガヴリール「昨日なんてひどかったぞ」
サターニャ「でも全部食べてくれたじゃない」
ガヴリール「そりゃあまあ、な」
ヴィーネ「……」モヤモヤモヤモヤ
ラフィエル「やっぱりそういうことですよね……」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:16:57.57 ID:rv+wmYb5o
ラフィエル「ヴィーネさん、ガヴちゃんとサターニャさんが付き合いだして嫉妬してるんですね」
ヴィーネ「し、嫉妬!?」ズキッ
ヴィーネ「そんな、嫉妬だなんて」
ラフィエル「じゃあ、あの二人をよーく見ていてください」
ヴィーネ「二人を……?」
ヴィーネ「し、嫉妬!?」ズキッ
ヴィーネ「そんな、嫉妬だなんて」
ラフィエル「じゃあ、あの二人をよーく見ていてください」
ヴィーネ「二人を……?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:18:00.68 ID:rv+wmYb5o
ガヴリール「宿題写させろ」
サターニャ「えー?」
サターニャ「今回だけよ」
ガヴリール「よっしゃ! サンキュー!」パラパラ
ガヴリール「……ってほとんど間違えてるじゃん」
サターニャ「うそ!?」
ガヴリール「マジだって」
ガヴリール「教えてやるから急いで直すぞ」
サターニャ「うん」
サターニャ「えー?」
サターニャ「今回だけよ」
ガヴリール「よっしゃ! サンキュー!」パラパラ
ガヴリール「……ってほとんど間違えてるじゃん」
サターニャ「うそ!?」
ガヴリール「マジだって」
ガヴリール「教えてやるから急いで直すぞ」
サターニャ「うん」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:18:28.74 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「……」
ラフィエル「今のお気持ちは?」
ヴィーネ「吐きそう」
ラフィエル「やっぱり」
ラフィエル「それは嫉妬です」
ヴィーネ「だってガヴは大切な友達で、サターニャも……」
ラフィエル「今まで友達として見ていたはずなのに、その友達に恋人が出来たらなんだか寂しくなる」
ラフィエル「そんなものです」
ヴィーネ「そうなの?」
ラフィエル「今のお気持ちは?」
ヴィーネ「吐きそう」
ラフィエル「やっぱり」
ラフィエル「それは嫉妬です」
ヴィーネ「だってガヴは大切な友達で、サターニャも……」
ラフィエル「今まで友達として見ていたはずなのに、その友達に恋人が出来たらなんだか寂しくなる」
ラフィエル「そんなものです」
ヴィーネ「そうなの?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:19:21.46 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「ラフィもそういう気持ちになる?」
ラフィエル「もちろんですよ」
ラフィエル「サターニャさんとずっと一緒に居たのは私なのに、って」
ラフィエル「ちょっぴりガヴちゃんに嫉妬してます」
ヴィーネ「そう……なのね」
ヴィーネ「今までガヴの面倒を見てきたのは私なのに……」モヤモヤ
ヴィーネ「もうガヴは私なんて必要としてないのかしら」
ラフィエル「そういうわけではありません」
ラフィエル「もちろんですよ」
ラフィエル「サターニャさんとずっと一緒に居たのは私なのに、って」
ラフィエル「ちょっぴりガヴちゃんに嫉妬してます」
ヴィーネ「そう……なのね」
ヴィーネ「今までガヴの面倒を見てきたのは私なのに……」モヤモヤ
ヴィーネ「もうガヴは私なんて必要としてないのかしら」
ラフィエル「そういうわけではありません」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:20:24.42 ID:rv+wmYb5o
ラフィエル「ガヴちゃんに恋人が出来たからといって」
ラフィエル「ガヴちゃんからヴィーネさんへの感情は何も変わりません」
ラフィエル「もともと友達だったのが友達でいるままなんですから」
ヴィーネ「っ」ズキッ
ラフィエル「関係性が変わったのはガヴちゃんとサターニャさんだけなんですよ」
ヴィーネ「なんかもう、聞きたくない」
ヴィーネ「ごめんね」
ラフィエル「追い詰めるようなことを言ってごめんなさい」
ヴィーネ「ううん、ラフィの言ってることは正しいし」
ヴィーネ「しっかり自分を見つめなおしてみるわ」
ラフィエル「あまり根を詰めないでください」
ラフィエル「ガヴちゃんからヴィーネさんへの感情は何も変わりません」
ラフィエル「もともと友達だったのが友達でいるままなんですから」
ヴィーネ「っ」ズキッ
ラフィエル「関係性が変わったのはガヴちゃんとサターニャさんだけなんですよ」
ヴィーネ「なんかもう、聞きたくない」
ヴィーネ「ごめんね」
ラフィエル「追い詰めるようなことを言ってごめんなさい」
ヴィーネ「ううん、ラフィの言ってることは正しいし」
ヴィーネ「しっかり自分を見つめなおしてみるわ」
ラフィエル「あまり根を詰めないでください」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:20:53.86 ID:rv+wmYb5o
ガヴリール「そろそろ休み時間終わるぞ。自分の教室に帰れ」
サターニャ「ここよ!」
ガヴリール「なんだ気づかなかった」
サターニャ「あんた私をなんだと思ってるのよ!」
ガヴリール「彼女」
サターニャ「えぅっ!?」
サターニャ「そ、そうね」
ガヴリール「なんだ? その反応面白いじゃないか」ニヤニヤ
ガヴリール「おい私のカ・ノ・ジョのサターニャさん」
サターニャ「ちょっと! 恥ずかしいからやめなさいよ!」
サターニャ「ここよ!」
ガヴリール「なんだ気づかなかった」
サターニャ「あんた私をなんだと思ってるのよ!」
ガヴリール「彼女」
サターニャ「えぅっ!?」
サターニャ「そ、そうね」
ガヴリール「なんだ? その反応面白いじゃないか」ニヤニヤ
ガヴリール「おい私のカ・ノ・ジョのサターニャさん」
サターニャ「ちょっと! 恥ずかしいからやめなさいよ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:21:27.92 ID:rv+wmYb5o
バン!!
ガヴリール「!」ビクッ
ヴィーネ「……ごめん、静かにしてくれる?」
サターニャ「ご、ごめんなさいヴィネット」
ガヴリール「あ、あぁ」
ガヴリール「少し騒ぎすぎたかもな」
ヴィーネ「ごめんなさい……」
ガヴリール「!」ビクッ
ヴィーネ「……ごめん、静かにしてくれる?」
サターニャ「ご、ごめんなさいヴィネット」
ガヴリール「あ、あぁ」
ガヴリール「少し騒ぎすぎたかもな」
ヴィーネ「ごめんなさい……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:21:56.86 ID:rv+wmYb5o
放課後
ヴィーネ「……」
ヴィーネ(一緒に帰りましょうって声をかけたいのに、なんて声をかければいいかわからない)
ヴィーネ(断られるんじゃないかって、それが怖い)
サターニャ「さ、帰りましょ」
ガヴリール「ん」
ガヴリール「ヴィーネも一緒に帰るだろ?」
ヴィーネ「えっ、私?」
ヴィーネ「あ、あー……いいわ」
ヴィーネ「ちょっと用事があるから先に帰ってて」
ガヴリール「? わかった」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ(一緒に帰りましょうって声をかけたいのに、なんて声をかければいいかわからない)
ヴィーネ(断られるんじゃないかって、それが怖い)
サターニャ「さ、帰りましょ」
ガヴリール「ん」
ガヴリール「ヴィーネも一緒に帰るだろ?」
ヴィーネ「えっ、私?」
ヴィーネ「あ、あー……いいわ」
ヴィーネ「ちょっと用事があるから先に帰ってて」
ガヴリール「? わかった」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:22:25.29 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ(折角声をかけてくれたのに)
ヴィーネ(なんで断っちゃったんだろ)
ヴィーネ(あの二人が一緒に居るところをこれ以上見たくなかったからかしら)
ヴィーネ(今あの二人、一緒に帰ってるのよね)
ヴィーネ(どんな話してるんだろう)
ヴィーネ(……)モヤモヤモヤモヤ
ヴィーネ(……)モヤモヤモヤモヤ
ヴィーネ(なんで断っちゃったんだろ)
ヴィーネ(あの二人が一緒に居るところをこれ以上見たくなかったからかしら)
ヴィーネ(今あの二人、一緒に帰ってるのよね)
ヴィーネ(どんな話してるんだろう)
ヴィーネ(……)モヤモヤモヤモヤ
ヴィーネ(……)モヤモヤモヤモヤ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:22:54.00 ID:rv+wmYb5o
夜 ヴィーネの家
ヴィーネ「そろそろ寝る支度をしなきゃ」
ヴィーネ「悩んでても仕方ないし」
ヴィーネ「アラームを設定して……っと」スマホスマホ
ヴィーネ「あら、ラフィからメッセージが来てる」
ラフィエル『休み時間のこと、大丈夫でしたか?』
ヴィーネ「心配させちゃってるのね」
ヴィーネ「大丈夫、落ち着いたわ。これからはちゃんとあの二人を応援する……っと」スマホスマホ
ヴィーネ「これでよし、と」
ヴィーネ「……ん?」
ヴィーネ「ガヴのアイコンが変わってる」
ヴィーネ「そろそろ寝る支度をしなきゃ」
ヴィーネ「悩んでても仕方ないし」
ヴィーネ「アラームを設定して……っと」スマホスマホ
ヴィーネ「あら、ラフィからメッセージが来てる」
ラフィエル『休み時間のこと、大丈夫でしたか?』
ヴィーネ「心配させちゃってるのね」
ヴィーネ「大丈夫、落ち着いたわ。これからはちゃんとあの二人を応援する……っと」スマホスマホ
ヴィーネ「これでよし、と」
ヴィーネ「……ん?」
ヴィーネ「ガヴのアイコンが変わってる」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:23:25.63 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「なにこれ、プリクラ写真……?」
ヴィーネ「ガヴとサターニャの二人で……」
ヴィーネ「こんなのいつの間に……」
ヴィーネ「今日の帰りに行ったのかしら」
ヴィーネ「……」イライラ
ヴィーネ「何が『私たちラブラブ』よ」
ヴィーネ「何が『ずっと一緒』よ」
ヴィーネ「こんなの見せびらかして、何を考えてるの……?」イライラ
ヴィーネ「……」イライラ
ヴィーネ「って駄目よヴィネット! そんなこと考えちゃ!」
ヴィーネ「あの二人のことをちゃんと応援するって決めたんだから!」
ヴィーネ「ガヴとサターニャの二人で……」
ヴィーネ「こんなのいつの間に……」
ヴィーネ「今日の帰りに行ったのかしら」
ヴィーネ「……」イライラ
ヴィーネ「何が『私たちラブラブ』よ」
ヴィーネ「何が『ずっと一緒』よ」
ヴィーネ「こんなの見せびらかして、何を考えてるの……?」イライラ
ヴィーネ「……」イライラ
ヴィーネ「って駄目よヴィネット! そんなこと考えちゃ!」
ヴィーネ「あの二人のことをちゃんと応援するって決めたんだから!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:23:54.42 ID:rv+wmYb5o
翌朝
ヴィーネ(結局、色々な事を考えたり)
ヴィーネ(見たくないのにガヴのアイコンを何度も見返したり)
ヴィーネ(そんな事を繰り返している間にすでに日は登っていた)
ガヴリール「ヴィーネ、おはよう」
ヴィーネ「っあ、ガヴ……おはよう」
ガヴリール「なんか疲れてる?」
ヴィーネ「昨日あんまり寝れなくて」
ガヴリール「ヴィーネが夜更かしなんて珍しいな」
ヴィーネ(結局、色々な事を考えたり)
ヴィーネ(見たくないのにガヴのアイコンを何度も見返したり)
ヴィーネ(そんな事を繰り返している間にすでに日は登っていた)
ガヴリール「ヴィーネ、おはよう」
ヴィーネ「っあ、ガヴ……おはよう」
ガヴリール「なんか疲れてる?」
ヴィーネ「昨日あんまり寝れなくて」
ガヴリール「ヴィーネが夜更かしなんて珍しいな」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:24:23.93 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「ガヴがちゃんと登校してるのこそ珍しいわよ」
ガヴリール「まあ、最近はな」
ヴィーネ「っ」
ヴィーネ「それって……」
サターニャ「あら、ガヴリールとヴィネットじゃない! おはよう」
ガヴリール「おう、おはよう」
ヴィーネ「おはようサターニャ」
ガヴリール「弁当は?」
サターニャ「最初に気にするのはそこ?」
サターニャ「ちゃんと持ってきてるわよ」
ガヴリール「まあ、最近はな」
ヴィーネ「っ」
ヴィーネ「それって……」
サターニャ「あら、ガヴリールとヴィネットじゃない! おはよう」
ガヴリール「おう、おはよう」
ヴィーネ「おはようサターニャ」
ガヴリール「弁当は?」
サターニャ「最初に気にするのはそこ?」
サターニャ「ちゃんと持ってきてるわよ」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:24:50.89 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ(きっとガヴがちゃんと学校に行くようになったのはサターニャのおかげ)
ヴィーネ(サターニャがいるから学校にいくのよね)
ヴィーネ(私じゃガヴを自分から学校に行かせるなんて出来なかった)
ヴィーネ(私が今までずっとずっとずっとずっと頑張ってきたことを)
ヴィーネ(サターニャはたった数日で出来てしまうのね)
ヴィーネ(あぁ、本当に)
ヴィーネ(凄いわね(むかつくわね))
ヴィーネ(サターニャがいるから学校にいくのよね)
ヴィーネ(私じゃガヴを自分から学校に行かせるなんて出来なかった)
ヴィーネ(私が今までずっとずっとずっとずっと頑張ってきたことを)
ヴィーネ(サターニャはたった数日で出来てしまうのね)
ヴィーネ(あぁ、本当に)
ヴィーネ(凄いわね(むかつくわね))
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:25:19.03 ID:rv+wmYb5o
学校
サターニャ「ねえガヴリール! 今日はどこでお昼食べる?」
ヴィーネ「……」イライラ
ガヴリール「いつも通りここでいいだろ」
ヴィーネ「……」イライライライラ
サターニャ「たまには二人きりになりたいじゃない」
ガヴリール「はあ? 学校終わったらいつも二人きりじゃんか」
ヴィーネ「もう……てよ……」
サターニャ「どうしたの? ヴィネット?」
サターニャ「ねえガヴリール! 今日はどこでお昼食べる?」
ヴィーネ「……」イライラ
ガヴリール「いつも通りここでいいだろ」
ヴィーネ「……」イライライライラ
サターニャ「たまには二人きりになりたいじゃない」
ガヴリール「はあ? 学校終わったらいつも二人きりじゃんか」
ヴィーネ「もう……てよ……」
サターニャ「どうしたの? ヴィネット?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:25:46.54 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「もうやめてよ!」
サターニャ「」ビクッ
ヴィーネ「なんでそんなふうに見せつけてくるの!?」
ヴィーネ「見たくないのに、考えたくもないのに、見えちゃうの、考えちゃうの!」
ガヴリール「お、おいヴィーネ」
ヴィーネ「私だってガヴのことが……」ハッ
ヴィーネ「……」
サターニャ「」ビクッ
ヴィーネ「なんでそんなふうに見せつけてくるの!?」
ヴィーネ「見たくないのに、考えたくもないのに、見えちゃうの、考えちゃうの!」
ガヴリール「お、おいヴィーネ」
ヴィーネ「私だってガヴのことが……」ハッ
ヴィーネ「……」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:26:39.98 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「うっ……ぐすっ……」
サターニャ「ちょ、ちょっとどうしたのよヴィネット泣かないで!」
ヴィーネ「も……なんなのよぉ……」グスッ
ラフィエル「お二人は席を外してください」
ラフィエル「私がお相手します」
ガヴリール「ごめん、任せられるか」
ラフィエル「はい」
ヴィーネ「うぐっ……う……」グスッ
サターニャ「ちょ、ちょっとどうしたのよヴィネット泣かないで!」
ヴィーネ「も……なんなのよぉ……」グスッ
ラフィエル「お二人は席を外してください」
ラフィエル「私がお相手します」
ガヴリール「ごめん、任せられるか」
ラフィエル「はい」
ヴィーネ「うぐっ……う……」グスッ
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:27:06.59 ID:rv+wmYb5o
数分後
ラフィエル「どうですか? ヴィーネさん」
ラフィエル「少しは落ち着いてきました?」
ヴィーネ「うん……ごめんなさい」
ラフィエル「いえいえ」
ヴィーネ「なんであんなこと……」
ラフィエル「感情を出すのは良い事だと思いますよ」
ヴィーネ「でもあんな……私……」
ラフィエル「しばらく落ち着いた方がいいと思います」
ラフィエル「時間が解決してくれる悩みっていうのもありますから」
ヴィーネ「そう、なのかな……」
ラフィエル「どうですか? ヴィーネさん」
ラフィエル「少しは落ち着いてきました?」
ヴィーネ「うん……ごめんなさい」
ラフィエル「いえいえ」
ヴィーネ「なんであんなこと……」
ラフィエル「感情を出すのは良い事だと思いますよ」
ヴィーネ「でもあんな……私……」
ラフィエル「しばらく落ち着いた方がいいと思います」
ラフィエル「時間が解決してくれる悩みっていうのもありますから」
ヴィーネ「そう、なのかな……」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:27:32.41 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ(その日はそれ以降、ガヴとサターニャは必要以上に会話することはなかった)
ヴィーネ(私に気を遣っているのだろう)
ヴィーネ(申し訳がなかったけれどこれで安心だ)
ヴィーネ(これで二人を見て心を揺さぶられることもなくなる)
ヴィーネ(良かった(でも放課後は?))
ヴィーネ(こうして少しずつあの二人に距離が出来れば(私に見えない場所では?))
ヴィーネ(いつか別れる日が来る(本当に?))
ヴィーネ(私に気を遣っているのだろう)
ヴィーネ(申し訳がなかったけれどこれで安心だ)
ヴィーネ(これで二人を見て心を揺さぶられることもなくなる)
ヴィーネ(良かった(でも放課後は?))
ヴィーネ(こうして少しずつあの二人に距離が出来れば(私に見えない場所では?))
ヴィーネ(いつか別れる日が来る(本当に?))
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:28:08.85 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ(でも放課後は?(二人きりになるんじゃないか))
ヴィーネ(私に見えない場所では?(抑圧された分が解放されるんじゃないか))
ヴィーネ(いつか別れる日が来る?)
ヴィーネ(考えたくない)
ヴィーネ(考えたくないのに考えずにはいられない)
ヴィーネ(見えてないところで私には見せられないようなことをしているんじゃないか)
ヴィーネ(嫌な想像だけが膨らんでいく)
ヴィーネ(私に見えない場所では?(抑圧された分が解放されるんじゃないか))
ヴィーネ(いつか別れる日が来る?)
ヴィーネ(考えたくない)
ヴィーネ(考えたくないのに考えずにはいられない)
ヴィーネ(見えてないところで私には見せられないようなことをしているんじゃないか)
ヴィーネ(嫌な想像だけが膨らんでいく)
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:28:35.69 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ(これ以上悩み続けるのは耐えられない)
ヴィーネ(サターニャのことを嫌いになってしまうかもしれない)
ヴィーネ(ガヴのことまで嫌いに……)
ヴィーネ(だから決めた)
ヴィーネ(だから私は)
ヴィーネ(サターニャのことを嫌いになってしまうかもしれない)
ヴィーネ(ガヴのことまで嫌いに……)
ヴィーネ(だから決めた)
ヴィーネ(だから私は)
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:29:03.37 ID:rv+wmYb5o
翌日 学校
ヴィーネ「サターニャ、ちょっとだけガヴ借りていい?」
サターニャ「好きに持ってきなさい」
ガヴリール「私は物かよ」
ヴィーネ「ガヴ、一生のお願い!」
ガヴリール「いやまあ、ヴィーネには世話になってるからそんなに頼まなくてもある程度は聞くよ」
ガヴリール「んで、どこに向かってるの?」
ヴィーネ「屋上よ」
ヴィーネ「こういうのはムードが大切なの」
ガヴリール「ムード?」
ヴィーネ「サターニャ、ちょっとだけガヴ借りていい?」
サターニャ「好きに持ってきなさい」
ガヴリール「私は物かよ」
ヴィーネ「ガヴ、一生のお願い!」
ガヴリール「いやまあ、ヴィーネには世話になってるからそんなに頼まなくてもある程度は聞くよ」
ガヴリール「んで、どこに向かってるの?」
ヴィーネ「屋上よ」
ヴィーネ「こういうのはムードが大切なの」
ガヴリール「ムード?」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:29:30.53 ID:rv+wmYb5o
屋上
ガヴリール「こんなところに呼び出すなんて」
ガヴリール「告白だな」
ヴィーネ「うん、そんな感じ」
ガヴリール「え」
ガヴリール「いや、その」
ヴィーネ「とりあえず話を聞いてほしいの」
ガヴリール「う、うん」
ガヴリール「こんなところに呼び出すなんて」
ガヴリール「告白だな」
ヴィーネ「うん、そんな感じ」
ガヴリール「え」
ガヴリール「いや、その」
ヴィーネ「とりあえず話を聞いてほしいの」
ガヴリール「う、うん」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:29:57.76 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「私はガヴが好き」
ヴィーネ「一目惚れだったと思う」
ヴィーネ「初めて会ったあの日にガヴを好きになって」
ヴィーネ「ガヴが駄目になってもう一度好きになった」
ヴィーネ「だから、だからね」
ヴィーネ「ガヴがサターニャと付き合い始めたって聞いたとき」
ヴィーネ「私どうすればいいのかわからなくて」
ヴィーネ「怒鳴ったりして、ごめんなさい」
ガヴリール「……謝るのは私だよ」
ヴィーネ「一目惚れだったと思う」
ヴィーネ「初めて会ったあの日にガヴを好きになって」
ヴィーネ「ガヴが駄目になってもう一度好きになった」
ヴィーネ「だから、だからね」
ヴィーネ「ガヴがサターニャと付き合い始めたって聞いたとき」
ヴィーネ「私どうすればいいのかわからなくて」
ヴィーネ「怒鳴ったりして、ごめんなさい」
ガヴリール「……謝るのは私だよ」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:30:24.91 ID:rv+wmYb5o
ガヴリール「ヴィーネの気持ちにはさ、うっすらとは気づいてたんだ」
ガヴリール「でも私はサターニャに惹かれていって」
ガヴリール「その……」
ヴィーネ「大丈夫よ」
ヴィーネ「ガヴがサターニャのことが好きっていうのは」
ヴィーネ「もう痛いほどわかっちゃったから」
ガヴリール「ヴィーネ……」
ヴィーネ「それでね、ガヴ」
ヴィーネ「最後に一つだけ悪魔らしいことをしようと思うの」
ガヴリール「悪魔らしいこと……?」
ガヴリール「でも私はサターニャに惹かれていって」
ガヴリール「その……」
ヴィーネ「大丈夫よ」
ヴィーネ「ガヴがサターニャのことが好きっていうのは」
ヴィーネ「もう痛いほどわかっちゃったから」
ガヴリール「ヴィーネ……」
ヴィーネ「それでね、ガヴ」
ヴィーネ「最後に一つだけ悪魔らしいことをしようと思うの」
ガヴリール「悪魔らしいこと……?」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:30:52.35 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「私はガヴのナンバーワンになれない」
ヴィーネ「だから私はガヴのオンリーワンになるの」
ガシャン
ガヴリール「お、おいヴィーネ!」
ヴィーネ「見ててねガヴ」
ヴィーネ「よーく見てて」
ヴィーネ「絶対に目を離さないで」
ヴィーネ「そして何度も夢に見て」
ヴィーネ「私が、飛び降りるところ」
ヴィーネ「だから私はガヴのオンリーワンになるの」
ガシャン
ガヴリール「お、おいヴィーネ!」
ヴィーネ「見ててねガヴ」
ヴィーネ「よーく見てて」
ヴィーネ「絶対に目を離さないで」
ヴィーネ「そして何度も夢に見て」
ヴィーネ「私が、飛び降りるところ」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:31:24.68 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ(そして私は、空に一歩踏み出した)
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:31:51.05 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「……?」
バサッバサッ
ガヴリール「この馬鹿!」
ヴィーネ「ガヴ……?」
ヴィーネ「こんなところで羽なんて出したら皆に見られちゃうわよ……」
ガヴリール「そんなのどうでもいい!」
ガヴリール「お前何考えてるんだよ!」
ヴィーネ「……っ」
ヴィーネ「……?」
バサッバサッ
ガヴリール「この馬鹿!」
ヴィーネ「ガヴ……?」
ヴィーネ「こんなところで羽なんて出したら皆に見られちゃうわよ……」
ガヴリール「そんなのどうでもいい!」
ガヴリール「お前何考えてるんだよ!」
ヴィーネ「……っ」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:32:19.99 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「離して!」
ガヴリール「嫌だ!」
ガヴリール「絶対に離すもんか!」
ヴィーネ「だって……なんで……」
ガヴリール「とりあえず屋上まで引き上げるぞ」
バサッバサッ
ガヴリール「嫌だ!」
ガヴリール「絶対に離すもんか!」
ヴィーネ「だって……なんで……」
ガヴリール「とりあえず屋上まで引き上げるぞ」
バサッバサッ
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:32:48.43 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「……」
ガヴリール「ヴィーネ!」
ペシン
ガヴリール「こんなことしていいと思ってるのかよ!」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「私は、ヴィーネが居なくなったら悲しいよ」
ガヴリール「だけど、ヴィーネをこんなに追い詰めたのは私だ」
ガヴリール「だから、悲しいし悔しいんだ」
ヴィーネ「ち、違う……」
ヴィーネ「ガヴは悪くない!」
ガヴリール「ヴィーネ!」
ペシン
ガヴリール「こんなことしていいと思ってるのかよ!」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「私は、ヴィーネが居なくなったら悲しいよ」
ガヴリール「だけど、ヴィーネをこんなに追い詰めたのは私だ」
ガヴリール「だから、悲しいし悔しいんだ」
ヴィーネ「ち、違う……」
ヴィーネ「ガヴは悪くない!」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:33:15.53 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「私がもう、どうすればいいのかわからなくなって」
ヴィーネ「思いついたのがこれで……」
ヴィーネ「だから全部私が悪いの!」
ガヴリール「じゃあ、お互いさまだ」
ガヴリール「どっちも悪くてどっちも悪くない」
ガヴリール「だからこれ以上この件の話は禁止だ」
ヴィーネ「ガヴ……」
ガヴリール「それと、約束だヴィーネ」
ヴィーネ「思いついたのがこれで……」
ヴィーネ「だから全部私が悪いの!」
ガヴリール「じゃあ、お互いさまだ」
ガヴリール「どっちも悪くてどっちも悪くない」
ガヴリール「だからこれ以上この件の話は禁止だ」
ヴィーネ「ガヴ……」
ガヴリール「それと、約束だヴィーネ」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:33:42.57 ID:rv+wmYb5o
ガヴリール「ずっとちゃんと私のそばに居てくれ」
ガヴリール「やっぱりヴィーネが居ないと寂しいよ」
ヴィーネ「それって、プロポーズ?」
ガヴリール「え、いや」
ヴィーネ「ふふ、冗談よ」
ヴィーネ「でも、ガヴのこと諦めないから」
ヴィーネ「サターニャと喧嘩したときは教えてね」
ガブリール「なんだよ悪魔みたいだな」
ヴィーネ「悪魔ですもの」
ガヴリール「やっぱりヴィーネが居ないと寂しいよ」
ヴィーネ「それって、プロポーズ?」
ガヴリール「え、いや」
ヴィーネ「ふふ、冗談よ」
ヴィーネ「でも、ガヴのこと諦めないから」
ヴィーネ「サターニャと喧嘩したときは教えてね」
ガブリール「なんだよ悪魔みたいだな」
ヴィーネ「悪魔ですもの」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:34:10.33 ID:rv+wmYb5o
ラフィエル「あらあら、一件落着みたいですね」
サターニャ「思いっきり窓から二人が飛んでる姿見えてたわよ!」
ガヴリール「やべ、あとで記憶消しとかなきゃな」
ラフィエル「ヴィーネさん、吹っ切れたみたいですね」
ヴィーネ「うん、もう大丈夫」
ヴィーネ「サターニャ!」
サターニャ「な、なに?」ビクッ
サターニャ「思いっきり窓から二人が飛んでる姿見えてたわよ!」
ガヴリール「やべ、あとで記憶消しとかなきゃな」
ラフィエル「ヴィーネさん、吹っ切れたみたいですね」
ヴィーネ「うん、もう大丈夫」
ヴィーネ「サターニャ!」
サターニャ「な、なに?」ビクッ
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:34:38.73 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ「勝負よ!」
ヴィーネ「ガヴを賭けて、私と!」
ガヴリール「直球すぎるだろ」
ラフィエル「うふふ」
サターニャ「勝負……?」
サターニャ「勝負と言われちゃあ、無視は出来ないわね」
サターニャ「望むところよ!」
ラフィエル「なんだか前のガヴちゃんとサターニャさんみたいですね」
ガヴリール「私はこんなにノリノリじゃねーよ」
ヴィーネ「ガヴを賭けて、私と!」
ガヴリール「直球すぎるだろ」
ラフィエル「うふふ」
サターニャ「勝負……?」
サターニャ「勝負と言われちゃあ、無視は出来ないわね」
サターニャ「望むところよ!」
ラフィエル「なんだか前のガヴちゃんとサターニャさんみたいですね」
ガヴリール「私はこんなにノリノリじゃねーよ」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 07:35:05.53 ID:rv+wmYb5o
ヴィーネ(やれることは全部やった)
ヴィーネ(伝えたいことは全て伝えた)
ヴィーネ(だからこれから先は、これからの私次第)
ヴィーネ(きっといつか幸せになってみせる)
ヴィーネ(みんなとなら、きっと)
終わり
ヴィーネ(伝えたいことは全て伝えた)
ヴィーネ(だからこれから先は、これからの私次第)
ヴィーネ(きっといつか幸せになってみせる)
ヴィーネ(みんなとなら、きっと)
終わり
佐藤心「ツインテール!」高槻やよい「姉妹です!」
2020-07-31
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:57:12.69 ID:1zc5ibQM0
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:57:56.38 ID:1zc5ibQM0
CGプロ
モバP「おい佐藤! 喜べ!」
心「佐藤言うな☆ しゅがーはぁとって呼べよ☆」
心「で? 何を喜べって?」
モバP「ふっふっふ。聞いて驚け。あの765プロさんと一緒にドラマの仕事が来たぞ!」
心「マジで!? なんだよなんだよ☆ やるじゃんかプロデューサー♪」
モバP「だろう?」
心「で? どんなドラマで誰と一緒なの?」
モバP「え?」
心「だから、どんなドラマで誰と一緒なの?」
心「あ、あずさちゃんと一緒にセクシー☆なドラマとか? やぁん、はぁと困っちゃう~☆」
モバP「タイトルは……と一緒で、高槻やよいちゃん」
心「……ん? やよいちゃん? やよいちゃんってあのぴょこぴょこしてて可愛いやよいちゃん?」
モバP「そうだ! そのやよいちゃんだ!」
心「珍しい組み合わせな気がするな☆」
モバP「だろう! これで佐藤の新しい一面が見えるかもしれないな!」
心「ますます魅力的なはぁと……☆ スウィーティー☆」
心「んで、どんなタイトル? 聞き取れなかったんだけど」
モバP「……」
心「おい☆ なんで黙るんだよ☆」
モバP「……と一緒」
心「んー? なんだって?」
モバP「お母さんと一緒だよ! 馬鹿野郎!」
モバP「おい佐藤! 喜べ!」
心「佐藤言うな☆ しゅがーはぁとって呼べよ☆」
心「で? 何を喜べって?」
モバP「ふっふっふ。聞いて驚け。あの765プロさんと一緒にドラマの仕事が来たぞ!」
心「マジで!? なんだよなんだよ☆ やるじゃんかプロデューサー♪」
モバP「だろう?」
心「で? どんなドラマで誰と一緒なの?」
モバP「え?」
心「だから、どんなドラマで誰と一緒なの?」
心「あ、あずさちゃんと一緒にセクシー☆なドラマとか? やぁん、はぁと困っちゃう~☆」
モバP「タイトルは……と一緒で、高槻やよいちゃん」
心「……ん? やよいちゃん? やよいちゃんってあのぴょこぴょこしてて可愛いやよいちゃん?」
モバP「そうだ! そのやよいちゃんだ!」
心「珍しい組み合わせな気がするな☆」
モバP「だろう! これで佐藤の新しい一面が見えるかもしれないな!」
心「ますます魅力的なはぁと……☆ スウィーティー☆」
心「んで、どんなタイトル? 聞き取れなかったんだけど」
モバP「……」
心「おい☆ なんで黙るんだよ☆」
モバP「……と一緒」
心「んー? なんだって?」
モバP「お母さんと一緒だよ! 馬鹿野郎!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:58:24.72 ID:1zc5ibQM0
◆
テレビ局
心「おかしくね」
心「おかしくね!?」
心「なんで!? なんではぁとがやよいちゃんのお母さん役で一緒に出てるの!?」
心「おかしくね!? はぁとまだ26歳! って歳の話はすんな~☆」
やよい「おはようございまーっす!」
心「お?」
やよい「う?」
やよい「あっ! えーっと、えーっと……しゅがーはぁとさんですよね!」
心「え、あ、うん」
やよい「遅れてしまってごめんなさい! 前のお仕事がなかなか終わらなくて……」
心「あ、大丈夫大丈夫☆」
やよい「あ! 申し遅れました! 765プロの高槻やよいって言います! 今日はよろしくおねがいしますっ!」
心「やだ、やよいちゃんめっちゃ可愛い」
やよい「え?」
心「ごめんごめん☆ こっちの話☆」
心「えっと、CGプロの佐藤心ことしゅがーはぁとだぞ☆ よろしくね☆」
やよい「はい! よろしくおねがいしまーっす!」
テレビ局
心「おかしくね」
心「おかしくね!?」
心「なんで!? なんではぁとがやよいちゃんのお母さん役で一緒に出てるの!?」
心「おかしくね!? はぁとまだ26歳! って歳の話はすんな~☆」
やよい「おはようございまーっす!」
心「お?」
やよい「う?」
やよい「あっ! えーっと、えーっと……しゅがーはぁとさんですよね!」
心「え、あ、うん」
やよい「遅れてしまってごめんなさい! 前のお仕事がなかなか終わらなくて……」
心「あ、大丈夫大丈夫☆」
やよい「あ! 申し遅れました! 765プロの高槻やよいって言います! 今日はよろしくおねがいしますっ!」
心「やだ、やよいちゃんめっちゃ可愛い」
やよい「え?」
心「ごめんごめん☆ こっちの話☆」
心「えっと、CGプロの佐藤心ことしゅがーはぁとだぞ☆ よろしくね☆」
やよい「はい! よろしくおねがいしまーっす!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:58:55.49 ID:1zc5ibQM0
◆
撮影後
心「あー☆ 楽しかった♪ ね、やよいちゃん☆」
やよい「はい! とーっても楽しかったです!」
やよい「はぁとさんと一緒だったからすごーく頑張れたかなーって」
やよい「えへへ」
心「やぁん♪ やよいちゃん超スウィーティー☆」
やよい「すいーてぃー?」
心「スウィーティーだぞ☆」
やよい「す、すうーてーぃ!」
心「やっべ、舌足らずなやよいちゃん本気で可愛いな」
やよい「あぅ……ごめんなさい……うまく言えなくて……」
心「気にすんな☆ やよいちゃんは可愛いから大丈夫大丈夫♪」
やよい「えへへっ、ありがとうございまーっす!」
心「おー、これが噂のガルウィングか☆」
やよい「がる?」
心「やよいちゃんのお辞儀のことだぞ☆ なん手が後ろ手ぴーんってなるのがガルウィングってのに似てるらしい☆」
やよい「そうなんですね! 知らなかったですー!」
撮影後
心「あー☆ 楽しかった♪ ね、やよいちゃん☆」
やよい「はい! とーっても楽しかったです!」
やよい「はぁとさんと一緒だったからすごーく頑張れたかなーって」
やよい「えへへ」
心「やぁん♪ やよいちゃん超スウィーティー☆」
やよい「すいーてぃー?」
心「スウィーティーだぞ☆」
やよい「す、すうーてーぃ!」
心「やっべ、舌足らずなやよいちゃん本気で可愛いな」
やよい「あぅ……ごめんなさい……うまく言えなくて……」
心「気にすんな☆ やよいちゃんは可愛いから大丈夫大丈夫♪」
やよい「えへへっ、ありがとうございまーっす!」
心「おー、これが噂のガルウィングか☆」
やよい「がる?」
心「やよいちゃんのお辞儀のことだぞ☆ なん手が後ろ手ぴーんってなるのがガルウィングってのに似てるらしい☆」
やよい「そうなんですね! 知らなかったですー!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:59:35.51 ID:1zc5ibQM0
モバP「お疲れ様ですー」
心「お、プロデューサー☆ やっと来たか☆」
モバP「おう、待たせてすまんな。佐藤」
心「しゅがーはぁとって呼べよ☆」
モバP「はいはい」
やよい「あのっ!」
モバP「ん? あ、お疲れ様です。今日はうちの佐藤がお世話になりました」
やよい「はわっ! いえ、そんな事ないです! 私の方こそはぁとさんにたくさんお世話されちゃいましたから!」
心「やばい……良い子……」
モバP「可愛い……。もしよかったらサインとか貰っていいですか?」
やよい「はいっ! 私のでよければ!」
心「こういうのを職権乱用って言うんだろうな」
モバP「うるさいぞ、佐藤」
やよい「あ! それダメですよ!」
モバP「はい?」
やよい「はぁとさんは『しゅがーはぁと』って呼んでくださいって言ってるんですから、ちゃんと呼んであげないとダメです! 仲良くしましょー!」
モバP、心「「可愛い」」
やよい「う?」
心「お、プロデューサー☆ やっと来たか☆」
モバP「おう、待たせてすまんな。佐藤」
心「しゅがーはぁとって呼べよ☆」
モバP「はいはい」
やよい「あのっ!」
モバP「ん? あ、お疲れ様です。今日はうちの佐藤がお世話になりました」
やよい「はわっ! いえ、そんな事ないです! 私の方こそはぁとさんにたくさんお世話されちゃいましたから!」
心「やばい……良い子……」
モバP「可愛い……。もしよかったらサインとか貰っていいですか?」
やよい「はいっ! 私のでよければ!」
心「こういうのを職権乱用って言うんだろうな」
モバP「うるさいぞ、佐藤」
やよい「あ! それダメですよ!」
モバP「はい?」
やよい「はぁとさんは『しゅがーはぁと』って呼んでくださいって言ってるんですから、ちゃんと呼んであげないとダメです! 仲良くしましょー!」
モバP、心「「可愛い」」
やよい「う?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 15:00:21.91 ID:1zc5ibQM0
モバP「気にしないでください。あと、俺の佐藤呼びはこの人とじゃれてるだけですから、俺と佐藤は仲良しですよ。な、佐藤?」
心「まぁ……確かに仲は良いけど……」
やよい「あぅ……そうだったんですね……早とちりしてしまってごめんなさいー……」
モバP「気にしないでください。紛らわしい俺達も悪いので」
やよい「はいっ!」
心「あー、マジでこの子可愛いな☆ 持って帰りたい☆」
やよい「えっ!? あ、あのそれは困るかなーって……、私、弟たちの世話とかあるから……」
心「冗談冗談☆」
心「やよいちゃんみたいな良いお姉ちゃんを弟くん達から取ったりしないって☆」
やよい「良いお姉ちゃんだなんて……えへへ、照れちゃいますね」
モバP「佐藤も姉なのにこの違い。ウケる」
心「ウケんな☆ それにはぁとだって良いお姉ちゃんだろ☆」
やよい「そうですよ! はぁとさんは今日一日私にすーっごく優しくしてくれましたし、良いお姉ちゃんですっ!」
心「やよいちゃん……!」
心「これからはいつでもはぁとお姉ちゃんに頼ってきていいんだからね☆ いいんだぞ☆」
やよい「はいっ!」
心「まぁ……確かに仲は良いけど……」
やよい「あぅ……そうだったんですね……早とちりしてしまってごめんなさいー……」
モバP「気にしないでください。紛らわしい俺達も悪いので」
やよい「はいっ!」
心「あー、マジでこの子可愛いな☆ 持って帰りたい☆」
やよい「えっ!? あ、あのそれは困るかなーって……、私、弟たちの世話とかあるから……」
心「冗談冗談☆」
心「やよいちゃんみたいな良いお姉ちゃんを弟くん達から取ったりしないって☆」
やよい「良いお姉ちゃんだなんて……えへへ、照れちゃいますね」
モバP「佐藤も姉なのにこの違い。ウケる」
心「ウケんな☆ それにはぁとだって良いお姉ちゃんだろ☆」
やよい「そうですよ! はぁとさんは今日一日私にすーっごく優しくしてくれましたし、良いお姉ちゃんですっ!」
心「やよいちゃん……!」
心「これからはいつでもはぁとお姉ちゃんに頼ってきていいんだからね☆ いいんだぞ☆」
やよい「はいっ!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 15:01:13.19 ID:1zc5ibQM0
765P「すまん! やよい待たせた!」
やよい「あ、プロデューサー!」
モバP「! お疲れ様です、765プロさん!」
765P「あ、お疲れ様です! CGプロさん!」
モバP「今日はうちの佐藤が大変お世話になりました」
765P「とんでもないです! こちらこそ高槻がお世話になりました!」
心「あはは☆ 二人ともペコペコ頭下げててそっくりだな☆」
やよい「そうですね! 優しいところとかもそっくりです!」
心「あ、やっぱりやよいちゃんのプロデューサーも優しいんだ?」
やよい「はいっ! とーっても優しいんですよ! 大好きです!」
心「うぉー……眩しい笑顔☆ 超可愛いな☆」
やよい「はぁとさんもとーっても可愛いですよ!」
心「ふへへっ☆ ありがとね☆」
やよい「はいっ!」
やよい「あ、プロデューサー!」
モバP「! お疲れ様です、765プロさん!」
765P「あ、お疲れ様です! CGプロさん!」
モバP「今日はうちの佐藤が大変お世話になりました」
765P「とんでもないです! こちらこそ高槻がお世話になりました!」
心「あはは☆ 二人ともペコペコ頭下げててそっくりだな☆」
やよい「そうですね! 優しいところとかもそっくりです!」
心「あ、やっぱりやよいちゃんのプロデューサーも優しいんだ?」
やよい「はいっ! とーっても優しいんですよ! 大好きです!」
心「うぉー……眩しい笑顔☆ 超可愛いな☆」
やよい「はぁとさんもとーっても可愛いですよ!」
心「ふへへっ☆ ありがとね☆」
やよい「はいっ!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 15:01:47.65 ID:1zc5ibQM0
765P「やよいー、そろそろ帰るぞー!」
やよい「はーい!」
やよい「あの、はぁとさん」
心「ん? どした?」
やよい「手をあげてもらっていいですか?」
心「こう?」
やよい「はい!」
やよい「じゃあいきますよー!」
心「!」
やよい「うっうー! ハイ、ターッチ!」
やよい、心「「いぇいっ!」」
やよい「えへへっ! ありがとうございましたー!」
心「はぁとこそありがとね♪ また会おうね☆」
やよい「はい!」
やよい「はーい!」
やよい「あの、はぁとさん」
心「ん? どした?」
やよい「手をあげてもらっていいですか?」
心「こう?」
やよい「はい!」
やよい「じゃあいきますよー!」
心「!」
やよい「うっうー! ハイ、ターッチ!」
やよい、心「「いぇいっ!」」
やよい「えへへっ! ありがとうございましたー!」
心「はぁとこそありがとね♪ また会おうね☆」
やよい「はい!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 15:02:55.52 ID:1zc5ibQM0
◆
車内
心「いやぁ……やよいちゃん可愛かった……」
モバP「だなぁ……」
心「妹に欲しいよね☆ やよいちゃん」
モバP「娘じゃなくて?」
心「おいコラ☆ さすがのはぁとでもまだあんな大きな子供が居る歳じゃないぞ☆」
モバP「ジョーク! ジョーク! プロデューサージョーク! 運転中だから! 危ない!」
心「仕方ないな☆」
心「……はぁ」
モバP「ため息なんてどうしたんだよ」
心「やよいちゃんと楽しく過ごしてたらさ」
モバP「うん」
心「よっちゃんに会いたくなっちゃって……☆」
モバP「今度の休みにでも佐藤の実家に行くか」
心「今度の休みっていつだよ☆」
モバP「えーっと……二か月後?」
心「ずいぶん先だなオイ☆」
心「ま、でもそうだね。よっちゃんに会いに行こっか☆」
車内
心「いやぁ……やよいちゃん可愛かった……」
モバP「だなぁ……」
心「妹に欲しいよね☆ やよいちゃん」
モバP「娘じゃなくて?」
心「おいコラ☆ さすがのはぁとでもまだあんな大きな子供が居る歳じゃないぞ☆」
モバP「ジョーク! ジョーク! プロデューサージョーク! 運転中だから! 危ない!」
心「仕方ないな☆」
心「……はぁ」
モバP「ため息なんてどうしたんだよ」
心「やよいちゃんと楽しく過ごしてたらさ」
モバP「うん」
心「よっちゃんに会いたくなっちゃって……☆」
モバP「今度の休みにでも佐藤の実家に行くか」
心「今度の休みっていつだよ☆」
モバP「えーっと……二か月後?」
心「ずいぶん先だなオイ☆」
心「ま、でもそうだね。よっちゃんに会いに行こっか☆」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 15:03:25.47 ID:1zc5ibQM0
◆
765プロ
伊織「あら? どうしたの? 携帯見てるなんて珍しいわね」
やよい「あ、伊織ちゃん! えへへ、見てください!」
伊織「? これってCGプロの佐藤心よね」
やよい「うん! お友達になったんだよ!」
伊織「へぇー、この前のドラマで仲良くなったの?」
やよい「えへへー、うん!」
やよい「はぁとさん、とーっても優しくて、お姉ちゃんって感じでした!」
伊織「確かに二人ともツインテールだし、姉妹って見えなくもないかもね」
やよい「うん! はぁとお姉ちゃんだよ!」
やよい「また一緒にお仕事したいなーって☆」
End
765プロ
伊織「あら? どうしたの? 携帯見てるなんて珍しいわね」
やよい「あ、伊織ちゃん! えへへ、見てください!」
伊織「? これってCGプロの佐藤心よね」
やよい「うん! お友達になったんだよ!」
伊織「へぇー、この前のドラマで仲良くなったの?」
やよい「えへへー、うん!」
やよい「はぁとさん、とーっても優しくて、お姉ちゃんって感じでした!」
伊織「確かに二人ともツインテールだし、姉妹って見えなくもないかもね」
やよい「うん! はぁとお姉ちゃんだよ!」
やよい「また一緒にお仕事したいなーって☆」
End
引用元: ・佐藤心「ツインテール!」高槻やよい「姉妹です!」
レッドさんの一日
2020-07-31
1: レッド 2017/07/19(水) 18:35:05.14 ID:f++r3fk40
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: レッド 2017/07/19(水) 18:36:17.47 ID:f++r3fk40
注意 9主=レッド前提であります!!
時間軸は無視してください
時間軸は無視してください
3: レッド 2017/07/19(水) 18:36:56.61 ID:f++r3fk40
レッド「この街…久しぶりだな。あの頃の活気はもうないが…ん?君は」
カンタ「誰でやんすかあんた?ヒーローのコスプレなんてして」
レッド「…時々ありのままでいたくなるんだ」
カンタ「変な人でやんすね、でもちょっぴりおじちゃんに似てるでやんす」
カンタ「誰でやんすかあんた?ヒーローのコスプレなんてして」
レッド「…時々ありのままでいたくなるんだ」
カンタ「変な人でやんすね、でもちょっぴりおじちゃんに似てるでやんす」
4: レッド 2017/07/19(水) 18:38:13.59 ID:f++r3fk40
レッド「おじちゃん?」
カンタ「10年前くらいにこの商店街に現れたおいらのヒーローで目標でやんす!まぁでも薄汚い旅ガラスでやんすけど」
レッド「そうか…なぜこの商店街はこんなことに?」
カンタ「時代の流れには勝てなかったでやんす、人はみんなスーパーの方に行ってしまって」
レッド「…そうか、じゃあ君はなぜここに?」
カンタ「おじちゃんと会ったこの場所であの時の気持ちを忘れないためでやんす!おいらはあの人にいつか挑戦するでやんす!」
カンタ「10年前くらいにこの商店街に現れたおいらのヒーローで目標でやんす!まぁでも薄汚い旅ガラスでやんすけど」
レッド「そうか…なぜこの商店街はこんなことに?」
カンタ「時代の流れには勝てなかったでやんす、人はみんなスーパーの方に行ってしまって」
レッド「…そうか、じゃあ君はなぜここに?」
カンタ「おじちゃんと会ったこの場所であの時の気持ちを忘れないためでやんす!おいらはあの人にいつか挑戦するでやんす!」
5: レッド 2017/07/19(水) 18:39:01.92 ID:f++r3fk40
レッド「そうか…」スタスタスタ
レッド「じゃあカンタくん待ってるよ」
カンタ「!?」フリカエル
カンタ「誰もいないでやんす…おじちゃん」
レッド「じゃあカンタくん待ってるよ」
カンタ「!?」フリカエル
カンタ「誰もいないでやんす…おじちゃん」
6: レッド 2017/07/19(水) 18:39:42.32 ID:f++r3fk40
レッド「懐かしいな…この劇団」
ちよ「ん?あなたそのコスプレからして劇団に入りたいの?」
レッド「!?…君は、」
ちよ「あっ私?温水ちよだよ、最近はテレビとか出てる」
レッド「知ってるよ、よく…でも劇団に入りに来たわけじゃないんだ」
ちよ「そうなの?じゃあ劇団の劇を見て行ってよね!」
レッド「あぁ」
ちよ「ん?あなたそのコスプレからして劇団に入りたいの?」
レッド「!?…君は、」
ちよ「あっ私?温水ちよだよ、最近はテレビとか出てる」
レッド「知ってるよ、よく…でも劇団に入りに来たわけじゃないんだ」
ちよ「そうなの?じゃあ劇団の劇を見て行ってよね!」
レッド「あぁ」
7: レッド 2017/07/19(水) 18:40:38.82 ID:f++r3fk40
ちよ「あなた、あの人に似てるね。なんとなくだけど」
レッド「あの人?」
ちよ「私の恩人、私が間違った道へ行こうとしたのを止めてくれた人、やることができたって旅立って行っちゃったんだけどね」
レッド「その人は今どこへ?」
ちよ「わからないよ、あの人風来坊だから」
レッド「あの人?」
ちよ「私の恩人、私が間違った道へ行こうとしたのを止めてくれた人、やることができたって旅立って行っちゃったんだけどね」
レッド「その人は今どこへ?」
ちよ「わからないよ、あの人風来坊だから」
8: レッド 2017/07/19(水) 18:41:21.39 ID:f++r3fk40
レッド「…そうか」スタスタスタ
レッド「ごめん、ちよちゃん…でも君の活躍は遠いところからでもしっかりと見ているよ」
ちよ「え!?」フリカエル
ちよ「いない…まさかね…」
レッド「ごめん、ちよちゃん…でも君の活躍は遠いところからでもしっかりと見ているよ」
ちよ「え!?」フリカエル
ちよ「いない…まさかね…」
9: レッド 2017/07/19(水) 18:45:58.21 ID:f++r3fk40
レッド「このレストランの裏…たしか」
夏菜「おい!お前そこで何してる!」
レッド「?!?!いや通りすがりのものだ」
夏菜「ゴミは漁ってないみたいだな」
レッド「君は?」
夏菜「このレストランの元店員だ、今はある人の世話をしてるけど…あんたを見てるとあの人を思い出すな」
レッド「あの人?」
夏菜「あぁ、10年前くらいここでゴミをあさってたボロ汚い奴だ」
レッド「酷い言われようだな」
夏菜「事実だからな」
夏菜「でも私、急にいなくなっちゃったから…あの人に何も言わずに」
レッド「誰にでも事情はあるさ、その人もわかってくれるさ」
夏菜「そうだといいな、この街に来たのもさ、なんとなくだけどあの人に会える気がしたからなんだ」
夏菜「おい!お前そこで何してる!」
レッド「?!?!いや通りすがりのものだ」
夏菜「ゴミは漁ってないみたいだな」
レッド「君は?」
夏菜「このレストランの元店員だ、今はある人の世話をしてるけど…あんたを見てるとあの人を思い出すな」
レッド「あの人?」
夏菜「あぁ、10年前くらいここでゴミをあさってたボロ汚い奴だ」
レッド「酷い言われようだな」
夏菜「事実だからな」
夏菜「でも私、急にいなくなっちゃったから…あの人に何も言わずに」
レッド「誰にでも事情はあるさ、その人もわかってくれるさ」
夏菜「そうだといいな、この街に来たのもさ、なんとなくだけどあの人に会える気がしたからなんだ」
10: レッド 2017/07/19(水) 18:46:56.88 ID:f++r3fk40
レッド「そうか…」スタスタスタ
レッド「夏菜さん、無事でよかった…元気そうで何よりだよ」
夏菜「あんた!?」フリカエル
夏菜「誰もいない…私、幻覚でも見てたのかな?いや違う…」
レッド「夏菜さん、無事でよかった…元気そうで何よりだよ」
夏菜「あんた!?」フリカエル
夏菜「誰もいない…私、幻覚でも見てたのかな?いや違う…」
11: レッド 2017/07/19(水) 18:47:44.07 ID:f++r3fk40
レッド「君は…」
14主「あっレッドさん」
レッド「野球少年じゃないか、そんなに急いでどこに行くんだ?」
14主「ちょっとある人に呼ばれてるんだけどレッドさん野球やってたって言ったよね?」
レッド「まぁな」
14主「ちょっと付いてきて!」
レッド「あっ!ちょっと待t(ry)」
ーーーーーー
ーーー
ーー
ー
14主「あっレッドさん」
レッド「野球少年じゃないか、そんなに急いでどこに行くんだ?」
14主「ちょっとある人に呼ばれてるんだけどレッドさん野球やってたって言ったよね?」
レッド「まぁな」
14主「ちょっと付いてきて!」
レッド「あっ!ちょっと待t(ry)」
ーーーーーー
ーーー
ーー
ー
12: レッド 2017/07/19(水) 18:48:38.39 ID:f++r3fk40
14主「准さーん?」
准「おっ!きたね!少年、じゃあ早速」
14主「准さん今日はこの人連れてきたんです、野球経験者らしいんで何か意見くれるかもしれませんよ」
レッド「」( ゚д゚)
准「顔見えないけど、なんでおまえここにいるの?みたいな感じは何?」
レッド「いやすまない、知り合いに似てたから」
准「そう…」
14主「じゃあ僕体あっためてくるんでちょっと待っててくださいね」
准「わかったよ少年」
准「おっ!きたね!少年、じゃあ早速」
14主「准さん今日はこの人連れてきたんです、野球経験者らしいんで何か意見くれるかもしれませんよ」
レッド「」( ゚д゚)
准「顔見えないけど、なんでおまえここにいるの?みたいな感じは何?」
レッド「いやすまない、知り合いに似てたから」
准「そう…」
14主「じゃあ僕体あっためてくるんでちょっと待っててくださいね」
准「わかったよ少年」
13: レッド 2017/07/19(水) 18:49:19.64 ID:f++r3fk40
レッド「君はあの少年とどういう関係だ?」
准「ん?あの子のスパイクを私は作ってるのよ」
レッド「そ、そうか…しかしなぜ?」
准「なんとなくあの子はあの人と同じ感じがしたからかな?」
レッド「あの人?」
准「10年前くらいにあの商店街にきた、ヒモよ」
レッド「ヒ…モ…」
准「無一文のくせに喫茶店入ってくるし、無神経だし鈍感だし………」ペチャクチャ
レッド(あれこれ5分は話してるぞ)
准「ん?あの子のスパイクを私は作ってるのよ」
レッド「そ、そうか…しかしなぜ?」
准「なんとなくあの子はあの人と同じ感じがしたからかな?」
レッド「あの人?」
准「10年前くらいにあの商店街にきた、ヒモよ」
レッド「ヒ…モ…」
准「無一文のくせに喫茶店入ってくるし、無神経だし鈍感だし………」ペチャクチャ
レッド(あれこれ5分は話してるぞ)
14: レッド 2017/07/19(水) 18:56:22.80 ID:f++r3fk40
准「あれ?なんで私こんなこと話してるんだろ、あんたなかなかやるねぇ」
レッド「そ、そうか。それで君はその人のことをどう思っていたんだ?」
准「好きだったよ、でもあの時は譲っちゃったんだよね…だから次あったらがっちりつかんで離さないって決めてるんだ」
レッド「そうか…」
准「あなた野球やってたって言ってたわね、どこでやってたの?」
レッド「10年前この商店街でちょっとな」
准「あなたビクトリーズの選手だったの?!」
レッド(やっちまった)
准「じゃあ知らない?風来坊でボロい服着てて河原に住んでた人」
レッド「し、しらないなー」
レッド「そ、そうか。それで君はその人のことをどう思っていたんだ?」
准「好きだったよ、でもあの時は譲っちゃったんだよね…だから次あったらがっちりつかんで離さないって決めてるんだ」
レッド「そうか…」
准「あなた野球やってたって言ってたわね、どこでやってたの?」
レッド「10年前この商店街でちょっとな」
准「あなたビクトリーズの選手だったの?!」
レッド(やっちまった)
准「じゃあ知らない?風来坊でボロい服着てて河原に住んでた人」
レッド「し、しらないなー」
15: レッド 2017/07/19(水) 18:57:27.37 ID:f++r3fk40
准「そう…」(真顔)
准「そしてその人私につきまとってくるのよ!新世界の神だとかピエロみたいな格好したり」
レッド「それは!電視と!ピエロだろ!……ハッ!」
准「ねぇあなたなんで知ってるの?」(真顔)
レッド「た、たまたまさ…一時期あの商店街に俺もいたし」
准「ねぇ覚えてる?維織さんが本に夢中な時口元にハムエッグ近づけると」
レッド「あの時の維織さんは可愛かったなぁ…ハッ!」
准「あなた…マサカ」
准「そしてその人私につきまとってくるのよ!新世界の神だとかピエロみたいな格好したり」
レッド「それは!電視と!ピエロだろ!……ハッ!」
准「ねぇあなたなんで知ってるの?」(真顔)
レッド「た、たまたまさ…一時期あの商店街に俺もいたし」
准「ねぇ覚えてる?維織さんが本に夢中な時口元にハムエッグ近づけると」
レッド「あの時の維織さんは可愛かったなぁ…ハッ!」
准「あなた…マサカ」
16: レッド 2017/07/19(水) 18:58:05.40 ID:f++r3fk40
レッド「」ダッ!ハシル
レッド「准!またコーヒー入れてくれよ!」
准「やっぱり!…帰ってきてたのね、でも次は逃さない!」
レッド「准!またコーヒー入れてくれよ!」
准「やっぱり!…帰ってきてたのね、でも次は逃さない!」
17: レッド 2017/07/19(水) 18:58:50.88 ID:f++r3fk40
レッド「さ、流石 准だな」
武美「えーとここら辺かなぁ?」
レッド「!?!?!?」
武美「そこのコスプレの人、何人の顔見てバク転しながら遠ざかるのよ」
レッド「いや、すまない」
レッド「君はここで何してるの?」
武美「私?私は黒野博士って人のとこ行って寿命を延ばしてもらったんだけど、その間に私の旅のツレがどっかに行っちゃったのよね~」
レッド「そ、そうかタイヘンだなー」
武美「私に何も言わずにどっか行っちゃうなんて酷いと思わない?次あったらどうしてやろうか」
武美「えーとここら辺かなぁ?」
レッド「!?!?!?」
武美「そこのコスプレの人、何人の顔見てバク転しながら遠ざかるのよ」
レッド「いや、すまない」
レッド「君はここで何してるの?」
武美「私?私は黒野博士って人のとこ行って寿命を延ばしてもらったんだけど、その間に私の旅のツレがどっかに行っちゃったのよね~」
レッド「そ、そうかタイヘンだなー」
武美「私に何も言わずにどっか行っちゃうなんて酷いと思わない?次あったらどうしてやろうか」
18: レッド 2017/07/19(水) 18:59:22.24 ID:f++r3fk40
レッド「」
武美「どうしたの?黙っちゃって」
レッド「」スタスタスタ
レッド「武美すまない、こっち事情があって…もう少し待っててくれ」
武美「まーさーか!」( ゚д゚)
レッド「ごめん!」ダッハシル
武美「ほんとにこの商店街にいるとはね」
武美「どうしたの?黙っちゃって」
レッド「」スタスタスタ
レッド「武美すまない、こっち事情があって…もう少し待っててくれ」
武美「まーさーか!」( ゚д゚)
レッド「ごめん!」ダッハシル
武美「ほんとにこの商店街にいるとはね」
19: レッド 2017/07/19(水) 19:00:59.41 ID:f++r3fk40
レッド「さっきからばれまくってるな、ん?あれは」
維織「…」
由良理「なんですか?あなたたち」
黒服「nozaki の社長だな?」
護衛「社長を守れ!」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
維織「…」
由良理「なんですか?あなたたち」
黒服「nozaki の社長だな?」
護衛「社長を守れ!」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
20: レッド 2017/07/19(水) 19:01:34.99 ID:f++r3fk40
由良理「だいぶ逃げましたけど…」
維織「予想外…」
黒服「見つけたぞ」
由良理「まずいですね」
維織「…」
由良理「しょうがないですね、社長逃げてくださいここは私が」
維織「ダメ…死ぬときは一緒」
黒服「ふん!仲良く[ピーーー]!」
レッド「待て!」
維織「予想外…」
黒服「見つけたぞ」
由良理「まずいですね」
維織「…」
由良理「しょうがないですね、社長逃げてくださいここは私が」
維織「ダメ…死ぬときは一緒」
黒服「ふん!仲良く[ピーーー]!」
レッド「待て!」
21: レッド 2017/07/19(水) 19:02:19.65 ID:f++r3fk40
黒服「何者だ!?」
レッド「広い銀河の地球の星で、ピンチになったら現れる!イキでクールなナイスガイ!レッド参上!」
ボコボコドカバキドコグシャ
黒服「く、クソ」バタッ
由良理「なんか助かりましたね」
維織「!!」
レッド「大丈夫だったか?」
由良理「おかげで助かりました」
維織「あなた、似てる…」
レッド「へ?」
維織「あの人に似てる」
レッド「あの人?」
レッド「広い銀河の地球の星で、ピンチになったら現れる!イキでクールなナイスガイ!レッド参上!」
ボコボコドカバキドコグシャ
黒服「く、クソ」バタッ
由良理「なんか助かりましたね」
維織「!!」
レッド「大丈夫だったか?」
由良理「おかげで助かりました」
維織「あなた、似てる…」
レッド「へ?」
維織「あの人に似てる」
レッド「あの人?」
22: レッド 2017/07/19(水) 19:02:52.49 ID:f++r3fk40
維織「風来坊、絶滅危惧種、珍獣」
レッド「…」
由良理「すみません、おそらく社長のよく話している10年前この商店街にいた人のことでしょう」
レッド「そうか…じゃあ俺はこれで」スタスタスタ
レッド「そうだ、維織さん…俺は待ってるよ君が笑って会いに来てくれるその日を」
維織「9主くん!!」フリカエル
由良理「行ってしまいましたね」
維織「由良理、あの人を探す」
由良理「了解いたしました」
レッド「…」
由良理「すみません、おそらく社長のよく話している10年前この商店街にいた人のことでしょう」
レッド「そうか…じゃあ俺はこれで」スタスタスタ
レッド「そうだ、維織さん…俺は待ってるよ君が笑って会いに来てくれるその日を」
維織「9主くん!!」フリカエル
由良理「行ってしまいましたね」
維織「由良理、あの人を探す」
由良理「了解いたしました」
23: レッド 2017/07/19(水) 19:03:25.63 ID:f++r3fk40
数分後
レッド「この商店街にいるのは危険だな…場所を変えよう」
ダッ!!
カンタ「見つけたでやんす!」
ちよ「いたーーー!」
夏菜「9主ーーついに見つけたぞ!」
レッド「やばい!」ダッハシル
准「残念!逃げ場なし!」
武美「風来坊さん逃がさないよ」
維織「9主君もう諦める…」
レッド「クソッタレーーー!!」
完
レッド「この商店街にいるのは危険だな…場所を変えよう」
ダッ!!
カンタ「見つけたでやんす!」
ちよ「いたーーー!」
夏菜「9主ーーついに見つけたぞ!」
レッド「やばい!」ダッハシル
准「残念!逃げ場なし!」
武美「風来坊さん逃がさないよ」
維織「9主君もう諦める…」
レッド「クソッタレーーー!!」
完
24: レッド 2017/07/19(水) 19:05:14.22 ID:f++r3fk40
とりあえず短いですが終わりです。
書ければ番外編書きます
書ければ番外編書きます
引用元: ・レッドさんの一日
【モバマス】P「俺、枕になりたい」
2020-07-31
1: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:37:42.61 ID:3L0uqIgf0
関連
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2: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:39:07.24 ID:3L0uqIgf0
P「んー最近疲れ取れないなぁ」
高森藍子「お疲れさまですプロデューサーさん、大丈夫ですか?」
P「おー藍子、お疲れさま」
藍子「最近結構お仕事多くて大変でしたもんね」
P「そうなんだよな、藍子も大変だったよね」
藍子「私は楽しかったですよ?」
P「まぁそれならいいんだけど」
高森藍子「お疲れさまですプロデューサーさん、大丈夫ですか?」
P「おー藍子、お疲れさま」
藍子「最近結構お仕事多くて大変でしたもんね」
P「そうなんだよな、藍子も大変だったよね」
藍子「私は楽しかったですよ?」
P「まぁそれならいいんだけど」
3: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:39:42.28 ID:3L0uqIgf0
藍子「でもプロデューサーさん最近もずっとパソコンに向かってますよね」
P「俺はこの間の仕事のまとめだったり次の仕事の準備とかだったりたくさんあるからな」
藍子「いつもありがとうございます、プロデューサーさん」
P「おぉう、なんかお礼言われると照れるな」
藍子「私にできることがあったら何でも言ってくださいね?」
P「ん?なんでもいいのか?」
藍子「わ…私にできることなら?」
P「俺はこの間の仕事のまとめだったり次の仕事の準備とかだったりたくさんあるからな」
藍子「いつもありがとうございます、プロデューサーさん」
P「おぉう、なんかお礼言われると照れるな」
藍子「私にできることがあったら何でも言ってくださいね?」
P「ん?なんでもいいのか?」
藍子「わ…私にできることなら?」
4: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:40:10.65 ID:3L0uqIgf0
P「なら俺を枕にしてくれ」
藍子「えぇ…私が膝枕するんですか?」
P「ちがうぞ?」
藍子「へ?」
P「『俺を』枕にしてくれ」
藍子「…はい?」
藍子「えぇ…私が膝枕するんですか?」
P「ちがうぞ?」
藍子「へ?」
P「『俺を』枕にしてくれ」
藍子「…はい?」
5: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:40:52.19 ID:3L0uqIgf0
P「もう一回言おうか?」
藍子「え?…あっ、言葉の意味はわかるんですよ?」
P「じゃあ早速」
藍子「わかるのは言葉の意味ってだけで意図がわからないんです!!床に寝転ばないでください!!」
P「あのな…藍子」
藍子「…なんですか」
P「考えるな、感じるんだ」
藍子「ほんとに意味がわからないです」
藍子「え?…あっ、言葉の意味はわかるんですよ?」
P「じゃあ早速」
藍子「わかるのは言葉の意味ってだけで意図がわからないんです!!床に寝転ばないでください!!」
P「あのな…藍子」
藍子「…なんですか」
P「考えるな、感じるんだ」
藍子「ほんとに意味がわからないです」
7: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:41:30.76 ID:3L0uqIgf0
P「しかたないな、なんにもわからない藍子に枕になる意味を教えてやろう」
藍子「は…はぁ…」
P「まず一つ目はな」
藍子「寝転びながら話を進めるんですね」
P「一つ目は枕になったらずっと枕として生きていられる、仕事しなくていい」
藍子「プロデューサーさん、最近お仕事の詰めすぎてついにおかしくなりましたか?」
藍子「は…はぁ…」
P「まず一つ目はな」
藍子「寝転びながら話を進めるんですね」
P「一つ目は枕になったらずっと枕として生きていられる、仕事しなくていい」
藍子「プロデューサーさん、最近お仕事の詰めすぎてついにおかしくなりましたか?」
8: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:42:15.86 ID:3L0uqIgf0
P「なかなか言葉がひどいな」
藍子「一回お休みをいただいたらいいんじゃ無いですか?」
P「休みをいただけるならいただきたいモノだな、ははは」
藍子「笑い事じゃない気がするんですけど…」
P「そして二つ目の理由なんだが」
藍子「そのまま続けるんですね…」
藍子「一回お休みをいただいたらいいんじゃ無いですか?」
P「休みをいただけるならいただきたいモノだな、ははは」
藍子「笑い事じゃない気がするんですけど…」
P「そして二つ目の理由なんだが」
藍子「そのまま続けるんですね…」
9: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:43:03.91 ID:3L0uqIgf0
P「疲れたアイドルたちを俺が癒やしてやれるってすごく良くないか?」
藍子「セラピスト的なやつですか?」
P「まぁそんなところだな」
藍子「それだったらお花とかキャンドルとかありますよね?」
P「俺にはそんな専門知識無いからな 勉強している暇も無いから」
藍子「それはすごくいいことだと思います」
P「だろ?」
藍子「セラピスト的なやつですか?」
P「まぁそんなところだな」
藍子「それだったらお花とかキャンドルとかありますよね?」
P「俺にはそんな専門知識無いからな 勉強している暇も無いから」
藍子「それはすごくいいことだと思います」
P「だろ?」
10: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:44:30.14 ID:3L0uqIgf0
藍子「癒やしてあげたいという気持ちはいいと思うんです、それにしてもなんでわざわざ枕なんかになるんですか?」
P「女の子が俺に顔を埋めてる図とか想像したらすっげえ興奮する」
藍子「それが本心ですか…」
P「だから藍子」
藍子「…はい?」
P「俺を枕にして疲れを癒やしてくれ」
藍子「何でその話をして了承すると思ったんですか?」
P「女の子が俺に顔を埋めてる図とか想像したらすっげえ興奮する」
藍子「それが本心ですか…」
P「だから藍子」
藍子「…はい?」
P「俺を枕にして疲れを癒やしてくれ」
藍子「何でその話をして了承すると思ったんですか?」
11: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:44:57.10 ID:3L0uqIgf0
P「藍子優しいから」
藍子「…はぁ、仕方ないですね」
P「ありがとう藍子、愛してる」
藍子「それで私は何をすればいいんですか?」
P「俺を枕にして寝てくれてるだけでいいんだ」
藍子「ほんと訳がわからないですけど…わかりました」
藍子「…はぁ、仕方ないですね」
P「ありがとう藍子、愛してる」
藍子「それで私は何をすればいいんですか?」
P「俺を枕にして寝てくれてるだけでいいんだ」
藍子「ほんと訳がわからないですけど…わかりました」
12: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:45:44.19 ID:3L0uqIgf0
P「それじゃ俺はこれから枕になるから」
藍子「私は寝転んだらいいんですか?」
P「…………」
藍子「プロデューサーさん?」
P「…枕は喋らないだろ?」
藍子「あぁ…なるほど、そういうことですか」
藍子「私は寝転んだらいいんですか?」
P「…………」
藍子「プロデューサーさん?」
P「…枕は喋らないだろ?」
藍子「あぁ…なるほど、そういうことですか」
13: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:46:10.49 ID:3L0uqIgf0
P「…………」
藍子「それでは失礼します」
P「…………」
藍子「……これでいいんですか?」
P(完璧だよ、癒やされてるか?)
藍子「どこで直接脳内に話しかける技なんて覚えたんですか?」
藍子「それでは失礼します」
P「…………」
藍子「……これでいいんですか?」
P(完璧だよ、癒やされてるか?)
藍子「どこで直接脳内に話しかける技なんて覚えたんですか?」
14: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:46:41.69 ID:3L0uqIgf0
P(枕になりたいと思ってたらできた)
藍子「ご都合主義ですね」
P(それでどうだ、俺の枕は)
藍子「まぁ…悪くは無いですね」
P(この枕は俺なんだぞ、俺に顔を埋めてどんな気持ちだ?)
藍子「!?!?!?」
藍子「ご都合主義ですね」
P(それでどうだ、俺の枕は)
藍子「まぁ…悪くは無いですね」
P(この枕は俺なんだぞ、俺に顔を埋めてどんな気持ちだ?)
藍子「!?!?!?」
15: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:49:12.70 ID:3L0uqIgf0
P(俺の身体に顔を埋めてどんな気分だ?)
藍子「…悪くは無い…です」
P(うちの事務所のゆるふわ代表の藍子がおっさんの身体に顔を埋めているなんてな、ファンのみんなが知ったらなんて思うんだろうなぁ)
藍子「プロデューサーさんがやれって言ったんじゃ無いですか」
P(それもそうだな、でも顔を赤らめてさらに顔を押しつけてきてるじゃ無いか、それなりに気に入ったのか?)
藍子「…悪くは無い…です」
P(うちの事務所のゆるふわ代表の藍子がおっさんの身体に顔を埋めているなんてな、ファンのみんなが知ったらなんて思うんだろうなぁ)
藍子「プロデューサーさんがやれって言ったんじゃ無いですか」
P(それもそうだな、でも顔を赤らめてさらに顔を押しつけてきてるじゃ無いか、それなりに気に入ったのか?)
16: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:49:39.01 ID:3L0uqIgf0
藍子「…プロデューサーさんの香りが少し落ち着く香りです」
P(それはよかった、なんか俺も眠くなったな…)
藍子「もうこのまま寝ちゃいますか?」
P(それ名案だな)
藍子「それでは…おやすみなさい」
P(あぁおやすみ)
P(それはよかった、なんか俺も眠くなったな…)
藍子「もうこのまま寝ちゃいますか?」
P(それ名案だな)
藍子「それでは…おやすみなさい」
P(あぁおやすみ)
17: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:50:20.52 ID:3L0uqIgf0
ガチャ
ちひろ「おつかれさまで…あら?」
ちひろ「…………クスッ」
ちひろ「今だけは寝かしておいてあげますか」
ちひろ「起きたらたくさんお仕事待っていますからね?(ニッコリ)」
18: ◆9YfKA67h5g 2017/06/24(土) 23:51:08.32 ID:3L0uqIgf0
ここまでのお付き合いありがとうございました。
次回また会いましょう
次回また会いましょう
引用元: ・【モバマス】P「俺、枕になりたい」
「ほう、個性抜き765アイドルですか……たいしたものですね」
2020-07-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:24:25.91 ID:DoIHA0yOo
春香「皆さんこんにちは! 天海春香です!」
A「オイオイオイ」
B「誰だアイツ」
メガネ「ほう、リボン抜き春香ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「リボンを抜いた春香はイメチェンの幅がきわめて広いらしく
その状態に無限の可能性を感じるプロデューサーもいるくらいです」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498393465
A「オイオイオイ」
B「誰だアイツ」
メガネ「ほう、リボン抜き春香ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「リボンを抜いた春香はイメチェンの幅がきわめて広いらしく
その状態に無限の可能性を感じるプロデューサーもいるくらいです」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498393465
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【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:26:17.02 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「トレードマークは頭のリボンだぜ」
メガネ「それに花粉防止マスクとドリルアーム」
メガネ「これも速効性の個性付与アイテムです。
しかもパンキッシュゴシックもそえてありすえバランスもいい」
メガネ「それにしてもTHE DEBUT直前だというのにあれだけ冒険できるのは
超人的なプロデュース力というほかはない」
春香「ヴぁい!!」
C「トレードマークは頭のリボンだぜ」
メガネ「それに花粉防止マスクとドリルアーム」
メガネ「これも速効性の個性付与アイテムです。
しかもパンキッシュゴシックもそえてありすえバランスもいい」
メガネ「それにしてもTHE DEBUT直前だというのにあれだけ冒険できるのは
超人的なプロデュース力というほかはない」
春香「ヴぁい!!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:27:27.80 ID:DoIHA0yOo
美希「ミキ一生懸命がんばるね、ハニー!」
A「オイオイオイ」
B「やる気だわアイツ」
メガネ「ほう、そこそこ抜き美希ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「テキトー感を抜いた美希はカタルシスがきわめて大きいらしく
覚醒美希を見るために二周目に突入するプロデューサーもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「やる気だわアイツ」
メガネ「ほう、そこそこ抜き美希ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「テキトー感を抜いた美希はカタルシスがきわめて大きいらしく
覚醒美希を見るために二周目に突入するプロデューサーもいるくらいです」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:28:36.21 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
B「初めはやる気のなかったあの美希だぜ」
メガネ「それにPへの積極的な発言とボディタッチ」
メガネ「これも速効性のプロデュース要素です。
しかも実は下ネタや色仕掛けは苦手という性格もそえて小悪魔バランスもいい」
メガネ「それにしても本来純情だというのにあれだけ積極的になれるのは
超人的な一途な恋心というほかはない」
美希「ねぇねぇハニー、こっち向いて!」
B「初めはやる気のなかったあの美希だぜ」
メガネ「それにPへの積極的な発言とボディタッチ」
メガネ「これも速効性のプロデュース要素です。
しかも実は下ネタや色仕掛けは苦手という性格もそえて小悪魔バランスもいい」
メガネ「それにしても本来純情だというのにあれだけ積極的になれるのは
超人的な一途な恋心というほかはない」
美希「ねぇねぇハニー、こっち向いて!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:30:45.68 ID:DoIHA0yOo
真「ボ、ボク……じゃなくて、私……。
その、いつも優しいプロデューサーのこと……」
A「オイオイオイ」
B「どうしたんだアイツ」
メガネ「ほう、『ボク』抜き真ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「一人称『ボク』を抜いた真は女の子度がきわめて高いらしく
ことあるごとにミリオンライブ親愛度500達成ボイスを聞くPもいるくらいです」
その、いつも優しいプロデューサーのこと……」
A「オイオイオイ」
B「どうしたんだアイツ」
メガネ「ほう、『ボク』抜き真ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「一人称『ボク』を抜いた真は女の子度がきわめて高いらしく
ことあるごとにミリオンライブ親愛度500達成ボイスを聞くPもいるくらいです」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:32:04.99 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
B「普段はあの真王子だぜ」
メガネ「それに歯切れの悪さと赤面」
メガネ「これも速攻性のPラブ要素です。
しかも一人称の言い直しもそえて言葉選びバランスもいい」
メガネ「それにしてもボーイッシュな外見だというのにあれだけ可愛らしさを出せるのは
超人的な乙女力というほかはない」
真「……そ、尊敬してますっ!!」
B「普段はあの真王子だぜ」
メガネ「それに歯切れの悪さと赤面」
メガネ「これも速攻性のPラブ要素です。
しかも一人称の言い直しもそえて言葉選びバランスもいい」
メガネ「それにしてもボーイッシュな外見だというのにあれだけ可愛らしさを出せるのは
超人的な乙女力というほかはない」
真「……そ、尊敬してますっ!!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:33:03.36 ID:DoIHA0yOo
雪歩「いえええええええええええええいい!!」キィィィィン
A「オイオイオイ」
B「ハウリングしてるわアイツ」
メガネ「ほう、穴掘り抜き雪歩ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「穴を掘って埋まることを抜いた雪歩は本番への度胸がきわめて強いらしく
自分の大舞台直前に勇気をもらうプロデューサーもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「ハウリングしてるわアイツ」
メガネ「ほう、穴掘り抜き雪歩ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「穴を掘って埋まることを抜いた雪歩は本番への度胸がきわめて強いらしく
自分の大舞台直前に勇気をもらうプロデューサーもいるくらいです」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:33:36.96 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「いつもの雪歩はあの気弱さだぜ」
メガネ「それに落ち着いた歌声とウィスパーボイス」
メガネ「これも速攻性のVoアピールです。
しかも天使の笑顔もそえて芯の強さと儚さのバランスもいい」
メガネ「それにしても苦手な男の前だというのにあれだけのパフォーマンスをこなせるのは
超人的なメンタルというほかはない」
雪歩「もっともっとですぅ!」
C「いつもの雪歩はあの気弱さだぜ」
メガネ「それに落ち着いた歌声とウィスパーボイス」
メガネ「これも速攻性のVoアピールです。
しかも天使の笑顔もそえて芯の強さと儚さのバランスもいい」
メガネ「それにしても苦手な男の前だというのにあれだけのパフォーマンスをこなせるのは
超人的なメンタルというほかはない」
雪歩「もっともっとですぅ!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:35:24.63 ID:DoIHA0yOo
あずさ「今の、取り消してください。人気が出てないのはその通りかも知れません……。
でも亜美ちゃんと……何よりプロデューサーさんの悪口は許しませんよ!」
A「オイオイオイ」
B「怖いわアイツ」
メガネ「ほう、おっとり抜きあずささんですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「おっとり感を抜いたあずささんは普段とのギャップがきわめて深いらしく
そのギャップ見たさにドラマCD Scene.04を繰り返し聞くPもいるくらいです」
でも亜美ちゃんと……何よりプロデューサーさんの悪口は許しませんよ!」
A「オイオイオイ」
B「怖いわアイツ」
メガネ「ほう、おっとり抜きあずささんですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「おっとり感を抜いたあずささんは普段とのギャップがきわめて深いらしく
そのギャップ見たさにドラマCD Scene.04を繰り返し聞くPもいるくらいです」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:36:09.24 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「相手はあの悪徳記者だぜ」
メガネ「それに他者の名誉を優先する優しさと強烈なビンタ」
メガネ「これも速攻性のあずささん堕ち要素です。
しかもSPでの美希への挑発もそえてキングバランスもいい」
メガネ「それにしても普段は温厚だというのにあれだけ激昂できるのは
超人的な仲間への愛情というほかはない」
あずさ「ふうっ……。ん~。疲れました~」
C「相手はあの悪徳記者だぜ」
メガネ「それに他者の名誉を優先する優しさと強烈なビンタ」
メガネ「これも速攻性のあずささん堕ち要素です。
しかもSPでの美希への挑発もそえてキングバランスもいい」
メガネ「それにしても普段は温厚だというのにあれだけ激昂できるのは
超人的な仲間への愛情というほかはない」
あずさ「ふうっ……。ん~。疲れました~」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:40:19.36 ID:DoIHA0yOo
響「私、我那覇響です!」
A「オイオイオイ」
B「普通だわアイツ」
メガネ「ほう、方言抜き響ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「方言を抜いた響はTPOをわきまえ口調を使い分けるレベルがきわめて高いらしく
普段のイメージとのギャップに驚かされるプロデューサーもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「普通だわアイツ」
メガネ「ほう、方言抜き響ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「方言を抜いた響はTPOをわきまえ口調を使い分けるレベルがきわめて高いらしく
普段のイメージとのギャップに驚かされるプロデューサーもいるくらいです」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:41:30.23 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「一人称まで変わってるぜ」
メガネ「それにきちんとした丁寧語と『私』という一人称」
メガネ「これも速攻性の常識人イメージ要素です。
しかもコミカライズざわわんもそえて庇護欲バランスもいい」
メガネ「それにしてもPに言われたわけでもないのにあれだけTPOをわきまえられるとは
常識的な言葉遣いというほかはない」
響「うがー! ペット達のことしか話してなかったぞー!」
C「一人称まで変わってるぜ」
メガネ「それにきちんとした丁寧語と『私』という一人称」
メガネ「これも速攻性の常識人イメージ要素です。
しかもコミカライズざわわんもそえて庇護欲バランスもいい」
メガネ「それにしてもPに言われたわけでもないのにあれだけTPOをわきまえられるとは
常識的な言葉遣いというほかはない」
響「うがー! ペット達のことしか話してなかったぞー!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:43:07.23 ID:DoIHA0yOo
亜美真美「これもぜーんぶ、兄ちゃんのおかげだかんね」
A「オイオイオイ」
B「いい子だわアイツら」
メガネ「ほう、やんちゃ抜き亜美真美ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「Pへのからかいを抜いた亜美真美はてんち度がきわめて高いらしく
ライブ直前に落涙するプロデューサーもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「いい子だわアイツら」
メガネ「ほう、やんちゃ抜き亜美真美ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「Pへのからかいを抜いた亜美真美はてんち度がきわめて高いらしく
ライブ直前に落涙するプロデューサーもいるくらいです」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:45:03.69 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「普段はあの小馬鹿にしたような態度だぜ」
メガネ「それに薄く微笑んだ表情と落ち着いた口調」
メガネ「これも速攻性の感動要素です。
しかもステージでのスピーチにPへの感謝の言葉もそえてイメージバランスもいい」
メガネ「それにしても普段ふざけてばかりだというのにここぞと言うところで
あれだけPへの感謝を述べられるとは超人的な大人泣かせというほかはない」
亜美真美「兄ちゃん、いつもありがと!」
C「普段はあの小馬鹿にしたような態度だぜ」
メガネ「それに薄く微笑んだ表情と落ち着いた口調」
メガネ「これも速攻性の感動要素です。
しかもステージでのスピーチにPへの感謝の言葉もそえてイメージバランスもいい」
メガネ「それにしても普段ふざけてばかりだというのにここぞと言うところで
あれだけPへの感謝を述べられるとは超人的な大人泣かせというほかはない」
亜美真美「兄ちゃん、いつもありがと!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:45:54.98 ID:DoIHA0yOo
律子「ふんふ~ん……ラブストーリーフィクションじゃない~……」
A「オイオイオイ」
B「似合ってるわアイツ」
メガネ「ほう、エビフライ抜き律子ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「エビフライという固定観念を抜いた律子は新ヘアスタイルへの適応力がきわめて高いらしく
歴代律子の集合絵を描くプロデューサーもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「似合ってるわアイツ」
メガネ「ほう、エビフライ抜き律子ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「エビフライという固定観念を抜いた律子は新ヘアスタイルへの適応力がきわめて高いらしく
歴代律子の集合絵を描くプロデューサーもいるくらいです」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:46:57.85 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「髪型ならあずささんも変わってるぜ」
メガネ「それにプラチナスターズとミリシタ」
メガネ「これも速攻性のイメージチェンジです。
しかも髪下ろし律子もそえてヘアバランスもいい」
メガネ「それにしても他の者はほぼ変わらないというのにあれだけ髪型を変えるというのは
超人的なオシャレ力というほかはない」
律子「おしゃれをするのもスイーツも好き……と――」
C「髪型ならあずささんも変わってるぜ」
メガネ「それにプラチナスターズとミリシタ」
メガネ「これも速攻性のイメージチェンジです。
しかも髪下ろし律子もそえてヘアバランスもいい」
メガネ「それにしても他の者はほぼ変わらないというのにあれだけ髪型を変えるというのは
超人的なオシャレ力というほかはない」
律子「おしゃれをするのもスイーツも好き……と――」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:47:58.91 ID:DoIHA0yOo
たかね「……」
A「オイオイオイ」
B「本当に誰だアイツ」
メガネ「ほう、設定抜き貴音ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「現在の設定を抜いた貴音は知名度がきわめて低いらしく
新人Pへの知識自慢に愛用する古参Pもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「本当に誰だアイツ」
メガネ「ほう、設定抜き貴音ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「現在の設定を抜いた貴音は知名度がきわめて低いらしく
新人Pへの知識自慢に愛用する古参Pもいるくらいです」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:49:49.35 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「こいつはあの四条貴音とは別人だぜ」
メガネ「それに『北欧とのクォーター』と金髪設定」
メガネ「これも速攻性のマイナー情報です。
しかも『地上に舞い降りた花の妖精』というキャッチフレーズもそえて
貴音の持ち歌フラワーガールとのバランスもいい」
メガネ「それにしても没キャラだというのにあれだけの人気キャラに生まれ変わったのは
超人的な魅力というほかはない」
たかね「Guten Tag」
C「こいつはあの四条貴音とは別人だぜ」
メガネ「それに『北欧とのクォーター』と金髪設定」
メガネ「これも速攻性のマイナー情報です。
しかも『地上に舞い降りた花の妖精』というキャッチフレーズもそえて
貴音の持ち歌フラワーガールとのバランスもいい」
メガネ「それにしても没キャラだというのにあれだけの人気キャラに生まれ変わったのは
超人的な魅力というほかはない」
たかね「Guten Tag」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:51:11.45 ID:DoIHA0yOo
やよい「じゃあ、一度だけ……お、お兄ちゃんって呼んでも?」
A「オイオイオイ」
B「死ぬわオレ」
メガネ「ほう、姉属性抜きやよいですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「姉属性を抜いたやよいに沸き起こる庇護欲はきわめて強いらしく
『やよい姉ちゃんに叱られ隊』を脱退するプロデューサーもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「死ぬわオレ」
メガネ「ほう、姉属性抜きやよいですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「姉属性を抜いたやよいに沸き起こる庇護欲はきわめて強いらしく
『やよい姉ちゃんに叱られ隊』を脱退するプロデューサーもいるくらいです」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:52:04.14 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「相手はあの大家族高槻家の長女だぜ」
メガネ「それに紅潮した頬と照れくさそうな表情」
メガネ「これも速効性の全Pお兄ちゃん化ウイルスです。
しかも頭ナデナデ後に『ありがと』もそえて口調バランスもいい」
メガネ「それにしても一時的に妹になれただけだというのにあれだけ嬉しそうにするのは
兄という存在に対しての超人的な憧れというほかはない」
やよい「え、えへへ、ありがと……。お兄ちゃん……」
C「相手はあの大家族高槻家の長女だぜ」
メガネ「それに紅潮した頬と照れくさそうな表情」
メガネ「これも速効性の全Pお兄ちゃん化ウイルスです。
しかも頭ナデナデ後に『ありがと』もそえて口調バランスもいい」
メガネ「それにしても一時的に妹になれただけだというのにあれだけ嬉しそうにするのは
兄という存在に対しての超人的な憧れというほかはない」
やよい「え、えへへ、ありがと……。お兄ちゃん……」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:52:48.12 ID:DoIHA0yOo
伊織「寂しいわよ……寂しいに決まってるじゃない!」
A「オイオイオイ」
B「素直だわアイツ」
メガネ「ほう、ツン抜き伊織ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「ツンを抜いた伊織はシリアス度がきわめて高いらしく
釘宮病患者から健常伊織Pに変化する者もいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「素直だわアイツ」
メガネ「ほう、ツン抜き伊織ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「ツンを抜いた伊織はシリアス度がきわめて高いらしく
釘宮病患者から健常伊織Pに変化する者もいるくらいです」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:55:24.44 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「声はあの釘宮理恵だじぇ」
メガネ「それに直前の怒った顔と直後の震えた声」
メガネ「これも速効性の釘宮病治療薬です。
しかも響へのちょっかいもそえて場の空気バランスもいい」
メガネ「それにしても泣きかけた直後だというのにあれだけ雰囲気を明るくできるのは
超人的なコミュニケーション能力というほかはない」
伊織「にひひっ! あいつもあんた達のくっらーい泣き顔なんか見たくないだろうしね♪」
C「声はあの釘宮理恵だじぇ」
メガネ「それに直前の怒った顔と直後の震えた声」
メガネ「これも速効性の釘宮病治療薬です。
しかも響へのちょっかいもそえて場の空気バランスもいい」
メガネ「それにしても泣きかけた直後だというのにあれだけ雰囲気を明るくできるのは
超人的なコミュニケーション能力というほかはない」
伊織「にひひっ! あいつもあんた達のくっらーい泣き顔なんか見たくないだろうしね♪」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:56:22.42 ID:DoIHA0yOo
千早「……」
A「オイオイオイ」
B「死んでるのかアイツ」
メガネ「ほう、歌抜き千早ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「歌を奪われた千早は精神的ダメージがきわめて大きいらしく
曇り顔を見るために敢えて堪能する鬼畜Pもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「死んでるのかアイツ」
メガネ「ほう、歌抜き千早ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「歌を奪われた千早は精神的ダメージがきわめて大きいらしく
曇り顔を見るために敢えて堪能する鬼畜Pもいるくらいです」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:57:02.39 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「いくらなんでも落ち込み過ぎだぜ」
メガネ「それにマスコミの追求と世間の目」
メガネ「これも速攻性の追い打ち要素です。
しかも目に焼き付いた事故の瞬間もそえて欝バランスもいい」
メガネ「それにしても歌えなくなった直後だというのにあれほどの無表情とは
崩壊しかけている精神力というほかはない」
千早「……」
C「いくらなんでも落ち込み過ぎだぜ」
メガネ「それにマスコミの追求と世間の目」
メガネ「これも速攻性の追い打ち要素です。
しかも目に焼き付いた事故の瞬間もそえて欝バランスもいい」
メガネ「それにしても歌えなくなった直後だというのにあれほどの無表情とは
崩壊しかけている精神力というほかはない」
千早「……」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:58:19.44 ID:DoIHA0yOo
千早「歩こう 果てない道 歌おう 天を越えて」
A「オイオイオイ」
B「やったわアイツ」
メガネ「ほう、欝抜き千早ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「過去を乗り越えた千早は涙腺への刺激がきわめて強いらしく
約束を聴くたびに涙を流すプロデューサーもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「やったわアイツ」
メガネ「ほう、欝抜き千早ですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「過去を乗り越えた千早は涙腺への刺激がきわめて強いらしく
約束を聴くたびに涙を流すプロデューサーもいるくらいです」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 21:59:49.73 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「あれは可愛すぎだぜ」
メガネ「それにSnow WhiteとJust be myself」
メガネ「これも速攻性の涙腺刺激曲です。
しかも細氷もそえて曲調バランスもいい」
メガネ「それにしてもあれほどの辛い過去だというのに乗り越えられるとは
超人的な仲間の絆というほかはない」
千早「みんな……ありがとう――」
C「あれは可愛すぎだぜ」
メガネ「それにSnow WhiteとJust be myself」
メガネ「これも速攻性の涙腺刺激曲です。
しかも細氷もそえて曲調バランスもいい」
メガネ「それにしてもあれほどの辛い過去だというのに乗り越えられるとは
超人的な仲間の絆というほかはない」
千早「みんな……ありがとう――」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 22:01:33.80 ID:DoIHA0yOo
小鳥「大丈夫ですよ、プロデューサーさん」
A「オイオイオイ」
B「頼もしいわアイツ」
メガネ「ほう、ダメ抜き小鳥さんですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「ダメな要素を抜いた小鳥さんは有能事務員感がきわめて強いらしく
ミスをした直後に母性を求めるプロデューサーもいるくらいです」
A「オイオイオイ」
B「頼もしいわアイツ」
メガネ「ほう、ダメ抜き小鳥さんですか……」
メガネ「たいしたものですね」
メガネ「ダメな要素を抜いた小鳥さんは有能事務員感がきわめて強いらしく
ミスをした直後に母性を求めるプロデューサーもいるくらいです」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 22:02:41.10 ID:DoIHA0yOo
A「なんでもいいけどよォ」
C「作るレポートはあの『音無小鳥の765プロ秘密レポート』だぜ」
メガネ「それに天使の笑顔とVサイン」
メガネ「これも速攻性の癒しです。
しかも直後に話題を切り替える機転もそえて会話バランスもいい」
メガネ「それにしても優しく気が利く美人だというのに恋人がいないのは
周りの男の超人的な見る目のなさというほかはない」
小鳥「あっ、そのドーナツ一個頂こうかな♪」
おしまい
C「作るレポートはあの『音無小鳥の765プロ秘密レポート』だぜ」
メガネ「それに天使の笑顔とVサイン」
メガネ「これも速攻性の癒しです。
しかも直後に話題を切り替える機転もそえて会話バランスもいい」
メガネ「それにしても優しく気が利く美人だというのに恋人がいないのは
周りの男の超人的な見る目のなさというほかはない」
小鳥「あっ、そのドーナツ一個頂こうかな♪」
おしまい
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 22:03:26.57 ID:DoIHA0yOo
ほう、オチ抜きSSですか……たいしたものですね
付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ様でした
付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ様でした
引用元: ・「ほう、個性抜き765アイドルですか……たいしたものですね」
【艦これ】霞「どんな采配してるのよ!?」
2020-07-30
1: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:20:45.07 ID:AyG+EmdI0
キャラ崩壊注意
短い注意
提督「どこがだ? 今ある戦力をうまく配置できてると思うぞ?」
霞「その海域は、駆逐艦だけで艦隊構築しないとダメだって、何度も言ってるじゃない!」
提督「え?」
提督「……」
提督「あっ」
霞「このクズ!!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500445244
短い注意
提督「どこがだ? 今ある戦力をうまく配置できてると思うぞ?」
霞「その海域は、駆逐艦だけで艦隊構築しないとダメだって、何度も言ってるじゃない!」
提督「え?」
提督「……」
提督「あっ」
霞「このクズ!!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500445244
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2: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:22:06.56 ID:AyG+EmdI0
1時間後――
霞「それじゃ、この『修正』案をみんなに報告しに行くから」
霞「失礼しました!!」ビシャッ!!
提督「……」
提督「はぁ~」ガックリ
提督「もうやだよぉ……」
提督「どれだけ頑張っても、霞にどやされる毎日……」
提督「もう耐えられねえよ……俺マゾの素質皆無だもん……」
提督「あんな罵声を浴びて『ありがとうございます!!』なんて言える同僚たちの方がおかしいんだよ……」
霞「それじゃ、この『修正』案をみんなに報告しに行くから」
霞「失礼しました!!」ビシャッ!!
提督「……」
提督「はぁ~」ガックリ
提督「もうやだよぉ……」
提督「どれだけ頑張っても、霞にどやされる毎日……」
提督「もう耐えられねえよ……俺マゾの素質皆無だもん……」
提督「あんな罵声を浴びて『ありがとうございます!!』なんて言える同僚たちの方がおかしいんだよ……」
3: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:26:51.98 ID:AyG+EmdI0
提督「……」
提督「もう潮時かな?」
提督「給料とCMに出てた艦娘たちにつられて志願したものの、肝心の提督業はイマイチだし……」
提督「同僚たちの話によると、どうやら俺の立場は相当マズいらしいし……」
提督「クビを言い渡されるくらいなら、その前に辞めた方が良いや」
提督「自主退職して退職金もらって、しばらく実家でゆっくりするかな……」
提督「そうだよな、うん、それが良いんだ……」
提督「……」
提督「もう潮時かな?」
提督「給料とCMに出てた艦娘たちにつられて志願したものの、肝心の提督業はイマイチだし……」
提督「同僚たちの話によると、どうやら俺の立場は相当マズいらしいし……」
提督「クビを言い渡されるくらいなら、その前に辞めた方が良いや」
提督「自主退職して退職金もらって、しばらく実家でゆっくりするかな……」
提督「そうだよな、うん、それが良いんだ……」
提督「……」
4: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:27:21.25 ID:AyG+EmdI0
提督「それにしても、霞にはずっと怒鳴られてきたなぁ……」
提督「いくら優秀だからって、提督に歯向かうなよ」
提督「まあ、俺が辞めたら、もう聞かなくて済むけどな」
提督「そう……あんな罵声を……」
提督「……」
もわもわ~(回想イン)
提督「いくら優秀だからって、提督に歯向かうなよ」
提督「まあ、俺が辞めたら、もう聞かなくて済むけどな」
提督「そう……あんな罵声を……」
提督「……」
もわもわ~(回想イン)
5: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:30:25.00 ID:AyG+EmdI0
霞『何そのだらしない格好は!? シャンとしなさい!』
霞『はぁ? 何寝ぼけたこと言ってるの?』
霞『喋る時は人の目を見なさいよ!』
霞『そんな態度だから給料上がらないんでしょ?』
霞『私の方が何百倍も良い作戦立てられるわよ?』
霞『死ぬ気で頑張ってる? 私たちの方が死にかけてるわよ!』
霞『チッ! 死ねばいいのに……』
霞『なんで肉ばっかり食べるの? 馬鹿なの? 死ぬの?』
霞『私たちを殺す気なの!? 死ね!!』
6: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:30:52.08 ID:AyG+EmdI0
もわもわ~(回想アウト)
提督「……」
提督「頭にきました(加賀のモノマネ)」
提督「……」
提督「頭にきました(加賀のモノマネ)」
7: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:31:24.15 ID:AyG+EmdI0
提督「なんだよ! あんなに言わなくても良いじゃないか!」
提督「俺だって、ただボーっとここに座ってるわけじゃないんだからな!?」
提督「これでも倍率2000倍を乗り越えて提督に選ばれたんだぞ!?」
提督「勉強の時間も確保して、日夜努力してるっていうのに!」
提督「くそっ……怒りが収まらねぇ……!」
提督「……」
提督「俺だって、ただボーっとここに座ってるわけじゃないんだからな!?」
提督「これでも倍率2000倍を乗り越えて提督に選ばれたんだぞ!?」
提督「勉強の時間も確保して、日夜努力してるっていうのに!」
提督「くそっ……怒りが収まらねぇ……!」
提督「……」
8: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:31:56.12 ID:AyG+EmdI0
提督「……ふふっ」
提督「ふふふ……くっくっく……」
提督「あーっはっはっはっは……!!」
提督「……ふぅ」
提督「こうなりゃ、辞める前に一度、あいつをギャフンと言わせる必要があるようだなぁ……?!」ニタァ...
提督「見ていろ! 今日は作戦立案に全ての労力を注いでやる!!」
提督「うおおおおおおおおおお……!!」カキカキカキカキ
うおおおおおおおお……!
うおおおおお……
うおお……
(エコー)
提督「ふふふ……くっくっく……」
提督「あーっはっはっはっは……!!」
提督「……ふぅ」
提督「こうなりゃ、辞める前に一度、あいつをギャフンと言わせる必要があるようだなぁ……?!」ニタァ...
提督「見ていろ! 今日は作戦立案に全ての労力を注いでやる!!」
提督「うおおおおおおおおおお……!!」カキカキカキカキ
うおおおおおおおお……!
うおおおおお……
うおお……
(エコー)
9: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:32:23.48 ID:AyG+EmdI0
次の日――
霞「失礼します」ガチャリ
提督「やあ霞」フラフラ
霞「げっ! 何よ、その目のクマは?」
提督「たまには体力に任せた無茶もするもんだ」
霞「そんなことより、早く作戦を見せなさい(スルー)」
提督「なんだよ、情緒が無いなぁ……」つ資料
提督(さあ! 渾身の作戦を見よ!!)
霞「失礼します」ガチャリ
提督「やあ霞」フラフラ
霞「げっ! 何よ、その目のクマは?」
提督「たまには体力に任せた無茶もするもんだ」
霞「そんなことより、早く作戦を見せなさい(スルー)」
提督「なんだよ、情緒が無いなぁ……」つ資料
提督(さあ! 渾身の作戦を見よ!!)
10: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:32:56.61 ID:AyG+EmdI0
霞「……」ペラリ
霞「……」ペラリ
霞「……」ペラリ
霞「ま、こんなものね」
提督「よっしゃ!! 初めて訂正無しだぜ!!」
霞「は? こんなの出来て当然でしょ?」
霞「何すぐ調子に乗ってるの、このクズ!」
提督「う、うぐぅぅ……!」グサッ
霞「これをみんなに報告しに行くから、あんたはちゃっちゃと今日の任務をこなしときなさい」
霞「……サボるんじゃないわよ?」
提督「さ、サボらないやい!」
霞「ふんっ! どうだか」
ガラガラ……ピシャンッ!
霞「……」ペラリ
霞「……」ペラリ
霞「ま、こんなものね」
提督「よっしゃ!! 初めて訂正無しだぜ!!」
霞「は? こんなの出来て当然でしょ?」
霞「何すぐ調子に乗ってるの、このクズ!」
提督「う、うぐぅぅ……!」グサッ
霞「これをみんなに報告しに行くから、あんたはちゃっちゃと今日の任務をこなしときなさい」
霞「……サボるんじゃないわよ?」
提督「さ、サボらないやい!」
霞「ふんっ! どうだか」
ガラガラ……ピシャンッ!
11: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:33:29.52 ID:AyG+EmdI0
提督「……」
提督「ぬああああああああああああああ……!!」ガックリ
提督「あ、あれだけ頑張ったのに……!」
提督「あれだけしか言ってくれないとは……!」
提督「……」
提督「やっぱり辞職しよう、うん」
提督「今日という今日は思い知ったよ、俺は提督に向いてないんだ、そうなんだ!」
提督「ぬああああああああああああああ……!!」ガックリ
提督「あ、あれだけ頑張ったのに……!」
提督「あれだけしか言ってくれないとは……!」
提督「……」
提督「やっぱり辞職しよう、うん」
提督「今日という今日は思い知ったよ、俺は提督に向いてないんだ、そうなんだ!」
12: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:34:42.66 ID:AyG+EmdI0
提督「まあ、艦娘のみんなと一緒に仕事できて、楽しかったよ」
提督「あんなに良い子たち揃いなんだ、俺の後任ともうまくやっていけるだろうさ」
提督「さて、そうと決まれば、身の回りの整理を――」
トントン
朝潮『あの、朝潮ですが……』
提督「ん? 朝潮?」
提督「入って良いよ」
朝潮「失礼します」ガチャリ...
提督「あんなに良い子たち揃いなんだ、俺の後任ともうまくやっていけるだろうさ」
提督「さて、そうと決まれば、身の回りの整理を――」
トントン
朝潮『あの、朝潮ですが……』
提督「ん? 朝潮?」
提督「入って良いよ」
朝潮「失礼します」ガチャリ...
13: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:35:25.02 ID:AyG+EmdI0
提督「朝潮は確か、今日はオフだったよね?」
朝潮「あ、はい。今日はシフトではありません」
提督「何か用事? 仕事の話とは違うようだけど」
朝潮「実は先ほど、執務室から出ていく霞を見たのですが……」
提督「あぁ……見てたのか」
提督「今回はイケると思ったんだけどなぁ……」
提督「いつも通りの不機嫌顔だったろ?」
朝潮「あ、はい。今日はシフトではありません」
提督「何か用事? 仕事の話とは違うようだけど」
朝潮「実は先ほど、執務室から出ていく霞を見たのですが……」
提督「あぁ……見てたのか」
提督「今回はイケると思ったんだけどなぁ……」
提督「いつも通りの不機嫌顔だったろ?」
14: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:35:53.45 ID:AyG+EmdI0
朝潮「いえ、満面の笑みで鼻歌を歌いながらスキップしていました」
提督「」
15: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:36:20.18 ID:AyG+EmdI0
朝潮「霞とはもう長い付き合いですが……」
朝潮「あれほどご機嫌な姿は、一度たりとも見たことありません」
朝潮「この執務室で一体何があったのでしょうか?」
朝潮「朝潮、気になります!!」
提督「」
朝潮「あれほどご機嫌な姿は、一度たりとも見たことありません」
朝潮「この執務室で一体何があったのでしょうか?」
朝潮「朝潮、気になります!!」
提督「」
16: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:36:55.04 ID:AyG+EmdI0
提督「……なあ、朝潮……」
朝潮「はい! 朝潮です!」ビシッ
提督「俺……この戦争が終わったら、霞とケッコンカッコガチするよ……」キリッ
朝潮「……」
朝潮「?」
朝潮「……」
朝潮「はいっ!」ビシッ(※何も分かっていない)
朝潮「はい! 朝潮です!」ビシッ
提督「俺……この戦争が終わったら、霞とケッコンカッコガチするよ……」キリッ
朝潮「……」
朝潮「?」
朝潮「……」
朝潮「はいっ!」ビシッ(※何も分かっていない)
17: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:37:28.18 ID:AyG+EmdI0
これより数年後
深海棲艦との戦争に終止符を打った伝説の軍人として
彼の名前が歴史に刻まれるのだが
それは次のお話に――
終わり
18: ◆ag9TZfREZs 2017/07/19(水) 15:37:57.42 ID:AyG+EmdI0
以上です、ありがとうございました