幼馴染み「なでろ」 男「えー」
2020-04-30
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:06:23 ID:QtJRTJLQ
幼馴染み「えっ」
男「『えっ』って」
幼馴染み「なんでなでてくれないの?」
男「なんでって言われても」
幼馴染み「いつもなでてくれるのに」
男「なんかいじわるしたくなって」
幼馴染み「なろー」ポカポカ
男「ふふふ」
男「『えっ』って」
幼馴染み「なんでなでてくれないの?」
男「なんでって言われても」
幼馴染み「いつもなでてくれるのに」
男「なんかいじわるしたくなって」
幼馴染み「なろー」ポカポカ
男「ふふふ」
関連
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2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:07:45 ID:QtJRTJLQ
幼馴染み「ううー」ポカポカ
男「きかないきかない」
幼馴染み「なでろ、なでろよー」ポカポカ
男「ふふふ」
男「きかないきかない」
幼馴染み「なでろ、なでろよー」ポカポカ
男「ふふふ」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:09:52 ID:QtJRTJLQ
幼馴染み「うー」
男「ふふふ」
幼馴染み「いいもん」スク
男「お?」
幼馴染み「昼ごはんつくる」
男「これはめずらしい」
幼馴染み「えらい事してなでさせる」
男「ほほー」ニヤニヤ
男「ふふふ」
幼馴染み「いいもん」スク
男「お?」
幼馴染み「昼ごはんつくる」
男「これはめずらしい」
幼馴染み「えらい事してなでさせる」
男「ほほー」ニヤニヤ
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:12:53 ID:lGdFbX/E
幼馴染み「んーと、なにかあまってるのは」ゴソゴソ
幼馴染み「キムチと野菜とウインナーと……昨日炊きすぎたご飯と……」ゴソゴソ
幼馴染み「これでお昼ごはんなら……んー……」
幼馴染み「よし、決めた」
幼馴染み「キムチと野菜とウインナーと……昨日炊きすぎたご飯と……」ゴソゴソ
幼馴染み「これでお昼ごはんなら……んー……」
幼馴染み「よし、決めた」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:15:38 ID:LVMTvch2
幼馴染み「できたぞー」
男「おー」
幼馴染み「どうだ」フフン
男「キムチチャーハンですか」
幼馴染み「余り物的にこれがよかった」
男「おいしそう」
幼馴染み「食べよ食べよ」
男「おー」
幼馴染み「どうだ」フフン
男「キムチチャーハンですか」
幼馴染み「余り物的にこれがよかった」
男「おいしそう」
幼馴染み「食べよ食べよ」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:18:33 ID:faIpkMdE
男「いただきます」
幼馴染み「いただきまーす」
男「うん、おいしい」モグモグ
幼馴染み「でしょ」フフン
男「キムチの食感とチャーハンが合う」モグモグ
幼馴染み「ピリ辛でおいしいでしょ」モグモグ
男「うん」
幼馴染み「ふふー♪」モグモグ
幼馴染み「いただきまーす」
男「うん、おいしい」モグモグ
幼馴染み「でしょ」フフン
男「キムチの食感とチャーハンが合う」モグモグ
幼馴染み「ピリ辛でおいしいでしょ」モグモグ
男「うん」
幼馴染み「ふふー♪」モグモグ
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:21:17 ID:jAgXF2KY
男「ごちそうさま」
幼馴染み「ごちそうさまー」
男「おいしかった」
幼馴染み「でしょでしょ」
男「えらいえらい」
幼馴染み「ふふー♪」
男「俺のぶんのプリン食べていいよ」
幼馴染み「ほんとっ?」
男「えらかったからね」
幼馴染み「やった♪」
幼馴染み「ごちそうさまー」
男「おいしかった」
幼馴染み「でしょでしょ」
男「えらいえらい」
幼馴染み「ふふー♪」
男「俺のぶんのプリン食べていいよ」
幼馴染み「ほんとっ?」
男「えらかったからね」
幼馴染み「やった♪」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:23:30 ID:jAgXF2KY
幼馴染み「甘くておいしい」モグモグ
男「辛いの食べた後だから余計甘いでしょ?」
幼馴染み「うん♪」
男「じゃあ俺部屋でレポート書いてるね」
幼馴染み「うん」モグモグ
男「辛いの食べた後だから余計甘いでしょ?」
幼馴染み「うん♪」
男「じゃあ俺部屋でレポート書いてるね」
幼馴染み「うん」モグモグ
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:25:55 ID:jAgXF2KY
カキカキ
男「ふー」
男「そろそろかな」
ダダダ バンッ
幼馴染み「うあああん」ポカポカ
男「ふふふ」
幼馴染み「なろぉお」ポカポカ
男「ふふふ」
男「ふー」
男「そろそろかな」
ダダダ バンッ
幼馴染み「うあああん」ポカポカ
男「ふふふ」
幼馴染み「なろぉお」ポカポカ
男「ふふふ」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 11:28:47 ID:gUcBedUM
幼馴染み「なでろよおー」ポカポカ
男「だまされた」ニヤニヤ
幼馴染み「いじわるー」ポカポカ
男「プリンは?」
幼馴染み「全部食べた」
男「それまで気づかなかったの?」
幼馴染み「半分くらいで気づいた」
男「うん」
幼馴染み「けど全部食べてやった」
男「さすが」
男「だまされた」ニヤニヤ
幼馴染み「いじわるー」ポカポカ
男「プリンは?」
幼馴染み「全部食べた」
男「それまで気づかなかったの?」
幼馴染み「半分くらいで気づいた」
男「うん」
幼馴染み「けど全部食べてやった」
男「さすが」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 12:08:22 ID:faIpkMdE
幼馴染み「なでろ」
男「ダメ」ニヤニヤ
幼馴染み「なでなさい」
男「ダメだよ」ニヤニヤ
幼馴染み「うおおー」ポカポカ
男「プリン食べたでしょ?」
幼馴染み「食べたけどー」ポカポカ
男「それでいいじゃん」ニヤニヤ
幼馴染み「甘かったけどー」ポカポカ
男「ダメ」ニヤニヤ
幼馴染み「なでなさい」
男「ダメだよ」ニヤニヤ
幼馴染み「うおおー」ポカポカ
男「プリン食べたでしょ?」
幼馴染み「食べたけどー」ポカポカ
男「それでいいじゃん」ニヤニヤ
幼馴染み「甘かったけどー」ポカポカ
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 12:11:43 ID:faIpkMdE
幼馴染み「んうー」ギュー
男「お?」
幼馴染み「あったかいでしょ」ギュー
男「あったかい」
幼馴染み「やわらかいでしょ」ギュー
男「やわらかい」
幼馴染み「なでたくなった?」
男「正直やばい」
幼馴染み「ふふー♪」
男「お?」
幼馴染み「あったかいでしょ」ギュー
男「あったかい」
幼馴染み「やわらかいでしょ」ギュー
男「やわらかい」
幼馴染み「なでたくなった?」
男「正直やばい」
幼馴染み「ふふー♪」
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 12:13:50 ID:faIpkMdE
男「でも耐える」
幼馴染み「えー」
男「耐えてみせる」
幼馴染み「うー」
男「いじわるしたいから」
幼馴染み「これでどーだ」スリスリ
男「うおお」
幼馴染み「おりゃおりゃー」スリスリ
幼馴染み「えー」
男「耐えてみせる」
幼馴染み「うー」
男「いじわるしたいから」
幼馴染み「これでどーだ」スリスリ
男「うおお」
幼馴染み「おりゃおりゃー」スリスリ
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 12:16:26 ID:QtJRTJLQ
男「がっちりロック」ガシッ
幼馴染み「んうー」バタバタ
男「動けまい」
幼馴染み「そんなにやばかった?」バタバタ
男「正直やばかった」
幼馴染み「ふふ♪」パタパタ
幼馴染み「んうー」バタバタ
男「動けまい」
幼馴染み「そんなにやばかった?」バタバタ
男「正直やばかった」
幼馴染み「ふふ♪」パタパタ
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 16:10:44 ID:jAgXF2KY
幼馴染み「観念してなでてしまえー」ニヤニヤ
男「もうスリスリできないでしょ」ガシッ
幼馴染み「うーうー」バタバタ
男「ふふふ」
男「もうスリスリできないでしょ」ガシッ
幼馴染み「うーうー」バタバタ
男「ふふふ」
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 16:12:43 ID:jAgXF2KY
幼馴染み「はなせっ、はなしやがれっ」バタバタ
男「ふふふ」
幼馴染み「おやつの時間だからだよー」バタバタ
男「あ」
男「ふふふ」
幼馴染み「おやつの時間だからだよー」バタバタ
男「あ」
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 16:14:26 ID:jAgXF2KY
男「なにがあったっけ?」
幼馴染み「とっておいたフレンチクルーラーが」バタバタ
男「行ってきなさい」スッ
幼馴染み「ん」タタタ
幼馴染み「とっておいたフレンチクルーラーが」バタバタ
男「行ってきなさい」スッ
幼馴染み「ん」タタタ
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 16:16:53 ID:jAgXF2KY
幼馴染み「もってきた」
男「よーし」
幼馴染み「ん」パク
男「あ」
幼馴染み「んふふ」
男「ひとりじめする気か」
幼馴染み「んーんー」ブンブン
男「よーし」
幼馴染み「ん」パク
男「あ」
幼馴染み「んふふ」
男「ひとりじめする気か」
幼馴染み「んーんー」ブンブン
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 16:18:27 ID:jAgXF2KY
幼馴染み「ん」スッ
男「こっち側から食べろと?」
幼馴染み「ん」コク
男「く……」
幼馴染み「ふふ♪」
男「こっち側から食べろと?」
幼馴染み「ん」コク
男「く……」
幼馴染み「ふふ♪」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 16:19:47 ID:jAgXF2KY
男「食べる」
幼馴染み「ん」
男「あなたにひとりじめされるのが癪だから」
幼馴染み「んふふー♪」
幼馴染み「ん」
男「あなたにひとりじめされるのが癪だから」
幼馴染み「んふふー♪」
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 16:21:28 ID:jAgXF2KY
幼馴染み「♪」モグモグ
男「く……」モグモグ
幼馴染み「んー」ズイッ
男「!?」チギリ
幼馴染み「ん」モグモグ
男「く……」モグモグ
男「く……」モグモグ
幼馴染み「んー」ズイッ
男「!?」チギリ
幼馴染み「ん」モグモグ
男「く……」モグモグ
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 16:23:16 ID:jAgXF2KY
幼馴染み「どうして途中でちぎったの?」モグモグ
男「キスしそうだったから」
幼馴染み「うん」
男「しちゃったら耐えられない」
幼馴染み「うん」
男「なでちゃう」
幼馴染み「ふふ♪」
男「キスしそうだったから」
幼馴染み「うん」
男「しちゃったら耐えられない」
幼馴染み「うん」
男「なでちゃう」
幼馴染み「ふふ♪」
29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 18:47:11 ID:0eDqmsLk
幼馴染み「ならば」スッ
男「おっと」ガシッ
幼馴染み「なぜ肩をつかむ」
男「なにしようと思ったの」
幼馴染み「ちゅーを」
男「ダメ」
幼馴染み「えー」
男「おっと」ガシッ
幼馴染み「なぜ肩をつかむ」
男「なにしようと思ったの」
幼馴染み「ちゅーを」
男「ダメ」
幼馴染み「えー」
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 18:48:43 ID:0eDqmsLk
幼馴染み「してほしくないの?」
男「してほしいけど」
幼馴染み「ちゅー」スッ
男「耐えられなくなる」ガシッ
幼馴染み「うーうー」バタバタ
男「してほしいけど」
幼馴染み「ちゅー」スッ
男「耐えられなくなる」ガシッ
幼馴染み「うーうー」バタバタ
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 18:58:48 ID:xRC8RqLQ
幼馴染み「ごはんつくる」スク
男「え」
幼馴染み「ん?」
男「俺がつくるよ」
幼馴染み「夜はわたし担当だよ」
男「昼つくってもらったし」
幼馴染み「好きでやった事だからいいよ」
男「ん……」
男「え」
幼馴染み「ん?」
男「俺がつくるよ」
幼馴染み「夜はわたし担当だよ」
男「昼つくってもらったし」
幼馴染み「好きでやった事だからいいよ」
男「ん……」
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:00:16 ID:xRC8RqLQ
幼馴染み「できたぞー」
男「うん」
幼馴染み「今日はメンチカツだよ」
男「おいしそう」
幼馴染み「うん」
男「うん」
幼馴染み「今日はメンチカツだよ」
男「おいしそう」
幼馴染み「うん」
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:01:55 ID:xRC8RqLQ
男「いただきます」
幼馴染み「いただきまーす」
男「おいしい」モグモグ
幼馴染み「うん」モグモグ
男「おいしいよ」
幼馴染み「ありがと♪」
幼馴染み「いただきまーす」
男「おいしい」モグモグ
幼馴染み「うん」モグモグ
男「おいしいよ」
幼馴染み「ありがと♪」
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:04:56 ID:/D9hzjfo
男「やっぱりメンチカツがコロッケ系の中で一番好き」モグモグ
幼馴染み「カレーコロッケもおいしいよ」
男「前食べたのなんだっけ?」
幼馴染み「キーマカレーコロッケ?」
男「あれはおいしかった」
幼馴染み「カレーがとろーっとしてたよね」
幼馴染み「カレーコロッケもおいしいよ」
男「前食べたのなんだっけ?」
幼馴染み「キーマカレーコロッケ?」
男「あれはおいしかった」
幼馴染み「カレーがとろーっとしてたよね」
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:06:50 ID:KVTrkqc2
男「ごちそうさま」
幼馴染み「ごちそうさまー」
男「せめて洗い物はする」
幼馴染み「んー」
男「二食つくってもらったし」
幼馴染み「じゃあ一緒に」
男「うん」
幼馴染み「ごちそうさまー」
男「せめて洗い物はする」
幼馴染み「んー」
男「二食つくってもらったし」
幼馴染み「じゃあ一緒に」
男「うん」
37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:08:12 ID:gnr6MirI
男「はい」カチャカチャ
幼馴染み「流すねー」ジャー
男「うん」カチャカチャ
幼馴染み「ふふ♪」ジャー
幼馴染み「流すねー」ジャー
男「うん」カチャカチャ
幼馴染み「ふふ♪」ジャー
38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:10:09 ID:8OiHYTz6
男「風呂あがったよ」ホカホカ
幼馴染み「ごめんね一番もらって」
男「んーん」ギュ
幼馴染み「きゃー♪」
幼馴染み「ごめんね一番もらって」
男「んーん」ギュ
幼馴染み「きゃー♪」
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:11:42 ID:8OiHYTz6
幼馴染み「テレビおもしろいのは?」
男「ないみたい」
幼馴染み「どーするー?」
男「寝室行こうか」
幼馴染み「ん」コク
男「ないみたい」
幼馴染み「どーするー?」
男「寝室行こうか」
幼馴染み「ん」コク
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:14:00 ID:tkaqUZgc
ストン
幼馴染み「ん///」ギュー
男「ん」ギュー
ナデナデ
幼馴染み「あ」
男「よしよし」ナデナデ
幼馴染み「ん///」ギュー
男「ん」ギュー
ナデナデ
幼馴染み「あ」
男「よしよし」ナデナデ
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:15:54 ID:bnMfOov6
幼馴染み「やっとなでた」クスクス
男「ん」ナデナデ
幼馴染み「んー///♪」スリスリ
男「今日はえらかったね」ナデナデ
幼馴染み「うんっ♪」
男「ん」ナデナデ
幼馴染み「んー///♪」スリスリ
男「今日はえらかったね」ナデナデ
幼馴染み「うんっ♪」
43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:17:34 ID:mSMioPRY
幼馴染み「もっとなでて」
男「ん?」
幼馴染み「もっとなでてほしい」
男「いいよ」ワシャワシャ
幼馴染み「きゃー♪」
男「ん?」
幼馴染み「もっとなでてほしい」
男「いいよ」ワシャワシャ
幼馴染み「きゃー♪」
44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:19:24 ID:IX./qclI
幼馴染み「もっともっと♪」
男「どのくらい?」ナデナデ
幼馴染み「一時間くらい」
男「それはキツい」
幼馴染み「でもしてくれるでしょ?」
男「今日えらかったからね」ナデナデ
幼馴染み「んうー♪」スリスリ
男「どのくらい?」ナデナデ
幼馴染み「一時間くらい」
男「それはキツい」
幼馴染み「でもしてくれるでしょ?」
男「今日えらかったからね」ナデナデ
幼馴染み「んうー♪」スリスリ
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:21:35 ID:5qk4oYNw
幼馴染み「すうすう……」
男「寝ちゃったか」
幼馴染み「んうー……」
男「あと15分か」ナデナデ
幼馴染み「ん……」
男「きちんとしてあげるからね」ナデナデ
幼馴染み「すうすう……」
おわり
男「寝ちゃったか」
幼馴染み「んうー……」
男「あと15分か」ナデナデ
幼馴染み「ん……」
男「きちんとしてあげるからね」ナデナデ
幼馴染み「すうすう……」
おわり
46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:22:09 ID:4NgZuTZM
読んでくれた人ありがとう
47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 19:55:28 ID:1YETSg4E
乙
今回もよかったぜ
今回もよかったぜ
50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 20:00:11 ID:LYWHk6N6
おつかれ
面白かった
面白かった
51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/03/09(金) 22:39:39 ID:.JpaZcPE
次回以降も頼む
引用元: 幼馴染み「なでろ」 男「えー」
【食戟のソーマ】竜胆「ついに究極の料理が完成したぜー!」
2020-04-30
1: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 20:48:12.29 ID:azCurw2iO
竜胆「いやー、苦労したぜー!なんせこの料理を作る為にアマゾンまで行ったかんなー!」アッハッハ
竜胆「……えーっと…遠月学園秘伝の料理書によると、この料理を食べたやろーは確か……」
竜胆がつくった遠月秘伝の料理を食べたら出る効能 >>3
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511178492
竜胆「……えーっと…遠月学園秘伝の料理書によると、この料理を食べたやろーは確か……」
竜胆がつくった遠月秘伝の料理を食べたら出る効能 >>3
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511178492
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 20:49:34.04 ID:ne57yQhS0
ほどよくバストアップ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 20:59:33.31 ID:LO3fH4RwO
最初に見た異性にドキドキするようになる惚れ効果
4: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 21:03:26.03 ID:azCurw2iO
竜胆「確か最初に見た異性にドキドキする効果があるらしーな!」
竜胆「所謂惚れ薬ってやつかな!さーて、誰に食わすかな~」ワクワク
安価下 惚れ薬料理を食わす相手 遠月学園内にいる食戟のソーマに出てくる男キャラ
竜胆「所謂惚れ薬ってやつかな!さーて、誰に食わすかな~」ワクワク
安価下 惚れ薬料理を食わす相手 遠月学園内にいる食戟のソーマに出てくる男キャラ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 21:18:24.45 ID:7tNKf38K0
一色先輩
6: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 21:26:13.19 ID:azCurw2iO
竜胆「んー、どーっすかなぁ…やっぱここは司……でも失敗したらなぁ…」ウーン
竜胆「よし、くがーあたりを呼んでとりあえずは実験でも…」
一色「」スタスタ
竜胆「!」
一色「」スタスタ
竜胆「おっ!ちょーどいいところに!」
竜胆「おーい!一色~!」フリフリ
一色「竜胆先輩!」
竜胆「なーにしてんだ一色~?」
一色「はい、極星寮の畑の手入れを終えたところです」ニコニコ
竜胆「そっかー!一色は偉いなぁ!りんどー先輩も鼻が高いぜー?」ナデナデ
一色「ありがとうございます」ニコッ
竜胆「よし、くがーあたりを呼んでとりあえずは実験でも…」
一色「」スタスタ
竜胆「!」
一色「」スタスタ
竜胆「おっ!ちょーどいいところに!」
竜胆「おーい!一色~!」フリフリ
一色「竜胆先輩!」
竜胆「なーにしてんだ一色~?」
一色「はい、極星寮の畑の手入れを終えたところです」ニコニコ
竜胆「そっかー!一色は偉いなぁ!りんどー先輩も鼻が高いぜー?」ナデナデ
一色「ありがとうございます」ニコッ
7: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 21:34:26.41 ID:azCurw2iO
竜胆「ところでよ~一色~腹減ってねーか?」
一色「……そうですね、一仕事終えたばかりなので少し…」グー
竜胆「そっか!丁度いいぜ!」ニヤッ
一色「え?」
竜胆「さっき丁度よ!新しい料理の試作をしてみたとこなんだ!良かったら食ってみてくんねーかな?」
一色「竜胆先輩の新作料理ですか?是非!」ニコッ
竜胆「さっすが一色だぜー!」ドンッ
オオオ
一色「………なんかカエルの足や綺麗な蜘蛛?みたいなのが見えますね?」
竜胆「御上がりよ!」ニコッ
一色「頂きます」ニコッ
一色「………………」モグモグ
竜胆「どうだー?一色~」ニコニコ
一色「……………」モグモグ
竜胆「うまいかー?」ニコニコ
一色「…………!」ガタッ
竜胆「!」
竜胆「………私に惚れたか……?」ニヤッ
一色「>>8」
一色「……そうですね、一仕事終えたばかりなので少し…」グー
竜胆「そっか!丁度いいぜ!」ニヤッ
一色「え?」
竜胆「さっき丁度よ!新しい料理の試作をしてみたとこなんだ!良かったら食ってみてくんねーかな?」
一色「竜胆先輩の新作料理ですか?是非!」ニコッ
竜胆「さっすが一色だぜー!」ドンッ
オオオ
一色「………なんかカエルの足や綺麗な蜘蛛?みたいなのが見えますね?」
竜胆「御上がりよ!」ニコッ
一色「頂きます」ニコッ
一色「………………」モグモグ
竜胆「どうだー?一色~」ニコニコ
一色「……………」モグモグ
竜胆「うまいかー?」ニコニコ
一色「…………!」ガタッ
竜胆「!」
竜胆「………私に惚れたか……?」ニヤッ
一色「>>8」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 21:35:30.73 ID:Rbs/BrTY0
畑に生えていたマンドラゴラを食べていなかったら危なかった・・・
9: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 21:49:19.74 ID:azCurw2iO
一色「……ふぅ、畑に生えていたマンドラゴラを食べていなかったら危なかった…」タラッ
竜胆「!?」
一色「竜胆先輩、この味は恐らく、学園に伝わる惚れ効果のある料理ですね?」
竜胆「な、なんでそれを!」
一色「ダメですよ竜胆先輩、そんなものを無断で食べさそうとするのは」スクッ
一色「では僕はこれで」ニコッ
竜胆「ちっきしょー!さすが一色だぜー!」
竜胆(にしても……マンドラゴラか…)
竜胆「………………」
極星寮 一色の畑
久我「ちょりちょりーす!りんどー先輩~!」
竜胆「おっすくがー!急に呼び出してわりーなぁ?」
久我「べつにいーけどさぁ?一色の畑なんかに呼び出してなんの用ー?」
竜胆「なぁくがー」
久我「?」
竜胆「アレ、抜いてくんねーかな?」スッ
マンドラゴラ「」
久我「は?なにアレ?大根?」
久我「あんなもん自分で抜けばいいっしょ?」
竜胆「いいからいいから!先輩めーれーだぞくがー!」チョークスリーパー
久我「わ、わかったって!だからその無駄に大きいおᘄぱいを押しつけんのはやめてちょ!」ムギュムギュ
竜胆「!?」
一色「竜胆先輩、この味は恐らく、学園に伝わる惚れ効果のある料理ですね?」
竜胆「な、なんでそれを!」
一色「ダメですよ竜胆先輩、そんなものを無断で食べさそうとするのは」スクッ
一色「では僕はこれで」ニコッ
竜胆「ちっきしょー!さすが一色だぜー!」
竜胆(にしても……マンドラゴラか…)
竜胆「………………」
極星寮 一色の畑
久我「ちょりちょりーす!りんどー先輩~!」
竜胆「おっすくがー!急に呼び出してわりーなぁ?」
久我「べつにいーけどさぁ?一色の畑なんかに呼び出してなんの用ー?」
竜胆「なぁくがー」
久我「?」
竜胆「アレ、抜いてくんねーかな?」スッ
マンドラゴラ「」
久我「は?なにアレ?大根?」
久我「あんなもん自分で抜けばいいっしょ?」
竜胆「いいからいいから!先輩めーれーだぞくがー!」チョークスリーパー
久我「わ、わかったって!だからその無駄に大きいおᘄぱいを押しつけんのはやめてちょ!」ムギュムギュ
10: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 21:57:08.11 ID:azCurw2iO
竜胆「がんばれくがー!」
久我「………………」
久我(ったくさぁー)ズンム
マンドラゴラ「」
久我(大根くらい自分で抜けよ!うちの先輩方はぼくちん使いが荒いっつーの!)グイッ
マンドラゴラ「」ズポッ
竜胆「……さてと…」ミミフサギ
マンドラゴラ「……………」ブラン
久我「…………は?何コ
マンドラゴラ「ウギャァァァァァ!!!!!」
キーン
久我「!!!?」
マンドラゴラの叫び声を聞いた久我はどうなったか 安価下
久我「………………」
久我(ったくさぁー)ズンム
マンドラゴラ「」
久我(大根くらい自分で抜けよ!うちの先輩方はぼくちん使いが荒いっつーの!)グイッ
マンドラゴラ「」ズポッ
竜胆「……さてと…」ミミフサギ
マンドラゴラ「……………」ブラン
久我「…………は?何コ
マンドラゴラ「ウギャァァァァァ!!!!!」
キーン
久我「!!!?」
マンドラゴラの叫び声を聞いた久我はどうなったか 安価下
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 22:01:27.21 ID:58R81K1u0
肩こり腰痛が治る
12: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 22:08:06.41 ID:azCurw2iO
久我「」バタン
竜胆「………よし、マンドラゴラゲット!」ヒョイッ
マンドラゴラ「」
久我「」
竜胆「おーいくがー!へーきかぁ?」バチンバチン
久我「はっ!俺はいったい!?」ガバッ
竜胆「おっ、復活したな」ニコニコ
久我「………確か……変な大根抜いてそれで……」
久我「!」
久我(長年悩まされてた肩こりと腰痛が治ってる……)スリスリ
久我「………よくわかんないけど良かった!」ウルッ
竜胆「?」
竜胆「………よし、マンドラゴラゲット!」ヒョイッ
マンドラゴラ「」
久我「」
竜胆「おーいくがー!へーきかぁ?」バチンバチン
久我「はっ!俺はいったい!?」ガバッ
竜胆「おっ、復活したな」ニコニコ
久我「………確か……変な大根抜いてそれで……」
久我「!」
久我(長年悩まされてた肩こりと腰痛が治ってる……)スリスリ
久我「………よくわかんないけど良かった!」ウルッ
竜胆「?」
13: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 22:16:29.61 ID:azCurw2iO
久我「は?このキモい大根で料理を作る?」
竜胆「おーっ!その通り!」
久我「そなんだー、んじゃっ頑張ってちょ。ぼくちんはこれで」フリフリ
竜胆「くがー!お前それでも誇り高き遠月の生徒かー?」ブーブー
久我「い、いや……その…ぼくちん用事が…(ぜってー嫌な予感が……)」
竜胆「そっかそっかー!手伝ってくれるかー!」ニコニコ
久我(うっわ……拒否権無しかよ……)
竜胆「よし!んじゃ、調理室にいこうぜー!」ニコニコ
久我「ひ、ひぇ~!やめてちょ!」ズルズル
竜胆(……確か噂じゃあ、マンドラゴラを使った料理には……)ズルズル
マンドラゴラを使った料理を食べたら現れる効果 安価下
竜胆「おーっ!その通り!」
久我「そなんだー、んじゃっ頑張ってちょ。ぼくちんはこれで」フリフリ
竜胆「くがー!お前それでも誇り高き遠月の生徒かー?」ブーブー
久我「い、いや……その…ぼくちん用事が…(ぜってー嫌な予感が……)」
竜胆「そっかそっかー!手伝ってくれるかー!」ニコニコ
久我(うっわ……拒否権無しかよ……)
竜胆「よし!んじゃ、調理室にいこうぜー!」ニコニコ
久我「ひ、ひぇ~!やめてちょ!」ズルズル
竜胆(……確か噂じゃあ、マンドラゴラを使った料理には……)ズルズル
マンドラゴラを使った料理を食べたら現れる効果 安価下
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 22:17:31.56 ID:Rbs/BrTY0
女:胸が大きくなる
男:マッチョになる
男:マッチョになる
15: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 22:49:43.17 ID:azCurw2iO
調理室
竜胆「よっしゃー!出来たぜくがー!」スッ
竜胆「りんどー先輩特製のマンドラゴラちゃんこ鍋だー!」ニコニコ
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」グツグツ
久我(うっわーなにこれ……)
久我(絶対に食べたらヤバ気なやつっしょ?)ゾクッ
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
久我「り、りんどー先輩…実はぼくちんお腹の調子がぁ……」
竜胆「さ、御上がりよ」ニコッ
久我「だ、だからさぁ……」
竜胆「くえ」ニコッ
久我「…………………ハイ…」
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
久我(………司っさんに勝つ前にしんじゃうとはなぁ……)チラッ
もも「」スタスタ
久我「!」
もも「」スタスタ
久我「…………」ガタッ
竜胆「ん?どーしたくがー?」
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
竜胆「よっしゃー!出来たぜくがー!」スッ
竜胆「りんどー先輩特製のマンドラゴラちゃんこ鍋だー!」ニコニコ
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」グツグツ
久我(うっわーなにこれ……)
久我(絶対に食べたらヤバ気なやつっしょ?)ゾクッ
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
久我「り、りんどー先輩…実はぼくちんお腹の調子がぁ……」
竜胆「さ、御上がりよ」ニコッ
久我「だ、だからさぁ……」
竜胆「くえ」ニコッ
久我「…………………ハイ…」
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
久我(………司っさんに勝つ前にしんじゃうとはなぁ……)チラッ
もも「」スタスタ
久我「!」
もも「」スタスタ
久我「…………」ガタッ
竜胆「ん?どーしたくがー?」
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
16: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 23:05:16.70 ID:azCurw2iO
廊下
もも「さーブッチー、帰って可愛い可愛いスイーツをつくろーねー」ガジッ
ブッチー「イタイヨモモチャン」
久我「ちょりちょりちょりーっすもも先輩ー!」
もも「あ、照にゃん」
久我「いんやぁ、今日も可愛いっスねぇ?もも先輩ー」ニコニコ
もも「ももが可愛いのは当然だよ。なに言ってるの照にゃん?」
久我「そ、そっスねー」イラッ
久我「と、ところでもも先輩!今新作料理の試食会をやってんだけど、付き合ってちょ?」
もも「仕方ないなぁ、ももが可愛い後輩の為に一肌脱いであげるよ!」
久我「さ、さっすがもも先輩ー!」ニコニコ
久我「ささ、ごあんなーい」
もも「言っておくけどね?ももはスイーツにはうるさ……」
ガラッ
竜胆「おっ!やっと戻ってきたか!くがー!」
久我「さーせんりんどー先輩!」テヘッ
もも「……………竜胆?」
竜胆「あれ?ももも一緒か?」
もも「……あのさ、照にゃん。これってどーいう……」
久我「りんどー先輩!もも先輩が腹減ってしにそうみたい!りんどー先輩の料理を食べさせてあげてちょー!」ウルウル
もも「………は?」
竜胆「なんだとー!いっぱいあるからたくさん食って大きくなれよももー!」ドサッ
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
もも「」
久我「あっ、俺お腹いっぱいなんで俺の分はもも先輩にあげちゃうよーん」スッ
久我「いやぁ、ぼくちんが先輩想いで良かったスねーもも先輩!」ニコッ
もも「>>17」
もも「さーブッチー、帰って可愛い可愛いスイーツをつくろーねー」ガジッ
ブッチー「イタイヨモモチャン」
久我「ちょりちょりちょりーっすもも先輩ー!」
もも「あ、照にゃん」
久我「いんやぁ、今日も可愛いっスねぇ?もも先輩ー」ニコニコ
もも「ももが可愛いのは当然だよ。なに言ってるの照にゃん?」
久我「そ、そっスねー」イラッ
久我「と、ところでもも先輩!今新作料理の試食会をやってんだけど、付き合ってちょ?」
もも「仕方ないなぁ、ももが可愛い後輩の為に一肌脱いであげるよ!」
久我「さ、さっすがもも先輩ー!」ニコニコ
久我「ささ、ごあんなーい」
もも「言っておくけどね?ももはスイーツにはうるさ……」
ガラッ
竜胆「おっ!やっと戻ってきたか!くがー!」
久我「さーせんりんどー先輩!」テヘッ
もも「……………竜胆?」
竜胆「あれ?ももも一緒か?」
もも「……あのさ、照にゃん。これってどーいう……」
久我「りんどー先輩!もも先輩が腹減ってしにそうみたい!りんどー先輩の料理を食べさせてあげてちょー!」ウルウル
もも「………は?」
竜胆「なんだとー!いっぱいあるからたくさん食って大きくなれよももー!」ドサッ
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
もも「」
久我「あっ、俺お腹いっぱいなんで俺の分はもも先輩にあげちゃうよーん」スッ
久我「いやぁ、ぼくちんが先輩想いで良かったスねーもも先輩!」ニコッ
もも「>>17」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 23:06:17.98 ID:r+Ii96b6O
帰る
19: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 23:16:19.85 ID:azCurw2iO
もも「………帰る」プイッ
久我「!?」
もも「さ、帰ろーねブッチー」ズルズル
ブッチー「イタイヨモモチャン」ズルズル
久我「ま、待ってちょもも先輩!ぼくちんを見捨てないで!」
もも「もう照にゃんとはクチきかない!」ドンッ
久我「!」ズルッ
久我(や、やべっ……もも先輩に押されてコケ……)ヨロッ
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
久我(ぎゃぁぁぁー!!着地地点がとってもデンジャー!!)
ジャパン
久我「」プクプク
マンドラゴラちゃんこ鍋「イヤァァァァン」
竜胆「なんだよくがー!頭から突っ込む程鍋が食いたかったのかー?」ゲラゲラ
もも「ざまァ」フンッ
久我「!?」
もも「さ、帰ろーねブッチー」ズルズル
ブッチー「イタイヨモモチャン」ズルズル
久我「ま、待ってちょもも先輩!ぼくちんを見捨てないで!」
もも「もう照にゃんとはクチきかない!」ドンッ
久我「!」ズルッ
久我(や、やべっ……もも先輩に押されてコケ……)ヨロッ
マンドラゴラちゃんこ鍋「ウギャァァァァァ」
久我(ぎゃぁぁぁー!!着地地点がとってもデンジャー!!)
ジャパン
久我「」プクプク
マンドラゴラちゃんこ鍋「イヤァァァァン」
竜胆「なんだよくがー!頭から突っ込む程鍋が食いたかったのかー?」ゲラゲラ
もも「ざまァ」フンッ
20: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 23:29:31.83 ID:azCurw2iO
久我「……………」プクプク
マンドラゴラちゃんこ鍋「イヤァァァァン」
久我(な、なんだこのちゃんこ鍋…)
久我(か、体が熱くなって……)メキメキメキ
マンドラゴラちゃんこ鍋「イヤァァァァン」
ザパッ
竜胆、もも「!」
久我(どすこーい!!!)ムキムキムキ
もも「………照にゃんがお相撲さんになった……」
竜胆「大きくなれて良かったなーくがー、りんどー先輩は嬉しいぜー」グスッ
久我「………………」プルプルプル
久我「ざ、ざっけんなよ!完全に相撲取りになってんじゃん!」ウガー
竜胆「かっこいーぞくがー!」
久我「ちょっとりんどー先輩!これどーすんのよ!遠月の頂点じゃなくて横綱目指せってかー!?」ドスコイ
竜胆「それもいーんじゃね?」ケラケラ
久我「ざけんな!」ドスコイ
もも「………可愛くない…」ウワッ
久我「あんたのせいっしょ!」
もも「ねー竜胆」
竜胆「あー?」
もも「この照にゃん可愛くないし、元の照にゃんに戻す方法はないの?」
竜胆「んーと………」
久我を元の体型に戻す方法 安価下
マンドラゴラちゃんこ鍋「イヤァァァァン」
久我(な、なんだこのちゃんこ鍋…)
久我(か、体が熱くなって……)メキメキメキ
マンドラゴラちゃんこ鍋「イヤァァァァン」
ザパッ
竜胆、もも「!」
久我(どすこーい!!!)ムキムキムキ
もも「………照にゃんがお相撲さんになった……」
竜胆「大きくなれて良かったなーくがー、りんどー先輩は嬉しいぜー」グスッ
久我「………………」プルプルプル
久我「ざ、ざっけんなよ!完全に相撲取りになってんじゃん!」ウガー
竜胆「かっこいーぞくがー!」
久我「ちょっとりんどー先輩!これどーすんのよ!遠月の頂点じゃなくて横綱目指せってかー!?」ドスコイ
竜胆「それもいーんじゃね?」ケラケラ
久我「ざけんな!」ドスコイ
もも「………可愛くない…」ウワッ
久我「あんたのせいっしょ!」
もも「ねー竜胆」
竜胆「あー?」
もも「この照にゃん可愛くないし、元の照にゃんに戻す方法はないの?」
竜胆「んーと………」
久我を元の体型に戻す方法 安価下
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 23:31:53.07 ID:B6Fh9kxiO
女の子とのキス
23: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 23:40:31.01 ID:azCurw2iO
竜胆「………あるにはある」
もも「へー?どうすれば……」
久我「マジ!?早く教えてっちょ!」グイッ
竜胆「ほらー?よくお伽噺であんだろ?」
竜胆「……王子様にかかった呪いを解くにはー?」
もも、久我「?」
竜胆「………キスだよキス。女の子とちゅう♪」
もも、久我「!?」
もも「は、はぁ?な、なんでももが照にゃんとキスしなきゃなんないの!あ、ありえな…………」
久我「りんどー先輩!ぼくちんにちゅーして!ほらっ!早く!」クイックイッ
もも「…………い?」
竜胆「>>24」
もも「へー?どうすれば……」
久我「マジ!?早く教えてっちょ!」グイッ
竜胆「ほらー?よくお伽噺であんだろ?」
竜胆「……王子様にかかった呪いを解くにはー?」
もも、久我「?」
竜胆「………キスだよキス。女の子とちゅう♪」
もも、久我「!?」
もも「は、はぁ?な、なんでももが照にゃんとキスしなきゃなんないの!あ、ありえな…………」
久我「りんどー先輩!ぼくちんにちゅーして!ほらっ!早く!」クイックイッ
もも「…………い?」
竜胆「>>24」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/20(月) 23:42:10.55 ID:Rbs/BrTY0
メスのワニでいいか?
25: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 23:49:33.65 ID:azCurw2iO
竜胆「……メスのワニちゃんでいいか?」ニコッ
メスワニ「ウマソー」クワッ
久我「あんたもういい加減にしてよ!」
もも「……ハァ、まったくしょうがないね照にゃんは……」
もも「………ねぇ竜胆、それって何処でもいいの?」
竜胆「知らね」
もも「……………もも、可愛くないものは嫌いだし、仕方なくだから……」
久我「おさげちゃーん!北条ちーん!」ドスドス
もも「おい」
竜胆「あーっはっはっはっはー!!」ゲラゲラ
竜胆「いんやー、あいつらおもしろかったなー!」ケラケラ
竜胆「………さて、次はっと」チロッ
メスワニ「ウマソー」クワッ
久我「あんたもういい加減にしてよ!」
もも「……ハァ、まったくしょうがないね照にゃんは……」
もも「………ねぇ竜胆、それって何処でもいいの?」
竜胆「知らね」
もも「……………もも、可愛くないものは嫌いだし、仕方なくだから……」
久我「おさげちゃーん!北条ちーん!」ドスドス
もも「おい」
竜胆「あーっはっはっはっはー!!」ゲラゲラ
竜胆「いんやー、あいつらおもしろかったなー!」ケラケラ
竜胆「………さて、次はっと」チロッ
26: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/20(月) 23:58:53.65 ID:azCurw2iO
校舎裏
竜胆「♪」
ザッ
竜胆「!」
斎藤「こんな所に呼び出して……何用だ小林?」
竜胆「いやー、急に呼び出してわりーな斎藤ー!」
斎藤「………………」
斎藤(……校舎裏……二人っきり……このシチュエーションはまさか……)ゴクリ
斎藤「………すまない小林……俺はまだ料理を極めんとする道半ば……女子と交際するというのは……」クッ
竜胆「?」
斎藤「だ、だが………ドウシテモトイウナラバコウサイセンコトモ……」ボソボソ
竜胆「………………」ゴソゴソ
竜胆「なー!斎藤ー!」
斎藤「な、なんだ?」ドキドキ
竜胆「お前の為におにぎり作ってきてやったぞ!」ニコッ
斎藤(小林…)キュン
竜胆特製おにぎりを食べた後の効能 安価下
竜胆「♪」
ザッ
竜胆「!」
斎藤「こんな所に呼び出して……何用だ小林?」
竜胆「いやー、急に呼び出してわりーな斎藤ー!」
斎藤「………………」
斎藤(……校舎裏……二人っきり……このシチュエーションはまさか……)ゴクリ
斎藤「………すまない小林……俺はまだ料理を極めんとする道半ば……女子と交際するというのは……」クッ
竜胆「?」
斎藤「だ、だが………ドウシテモトイウナラバコウサイセンコトモ……」ボソボソ
竜胆「………………」ゴソゴソ
竜胆「なー!斎藤ー!」
斎藤「な、なんだ?」ドキドキ
竜胆「お前の為におにぎり作ってきてやったぞ!」ニコッ
斎藤(小林…)キュン
竜胆特製おにぎりを食べた後の効能 安価下
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 00:02:23.49 ID:7tTtLHoM0
声が高くなる
28: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 00:10:38.46 ID:1yf1MsE0O
斎藤「いただく!」ガッ
小林「おっ」
斎藤「小林のおにぎり!うまい!うまいんだな!」モグモグ
竜胆「いやー、そんなに褒められると照れんなー?」テレッ
斎藤「…………」ゴックン
竜胆「どうだー?斎藤ぉ?」ワクワク
斎藤「コバヤシノオニギリ、ウマカッタゾー」
竜胆「ぎゃーはっはっは!斎藤!お前、声!」ゲラゲラ
斎藤「?」
竜胆「声高っ!似合わねっ!」ゲラゲラ
斎藤「…………………」
斎藤「>>29」
小林「おっ」
斎藤「小林のおにぎり!うまい!うまいんだな!」モグモグ
竜胆「いやー、そんなに褒められると照れんなー?」テレッ
斎藤「…………」ゴックン
竜胆「どうだー?斎藤ぉ?」ワクワク
斎藤「コバヤシノオニギリ、ウマカッタゾー」
竜胆「ぎゃーはっはっは!斎藤!お前、声!」ゲラゲラ
斎藤「?」
竜胆「声高っ!似合わねっ!」ゲラゲラ
斎藤「…………………」
斎藤「>>29」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 00:13:30.47 ID:RfOX0zfOO
ハカッタナオノレ!(ヘリウム声)
30: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 00:25:02.95 ID:1yf1MsE0O
斎藤「ハカッタナオノレー!!」
竜胆「おまっ!ヘリウムガス吸ったみたいになってんよー!」ゲラゲラ
斎藤「………………」
斎藤「ウウ…」グスッ
竜胆「あ、ちょっ…斎藤ぉ?な、泣くなよー?」アセアセ
竜胆「ほ、ほら!武士は泣いちゃいけないんだぞー?」
斎藤「ブシジャナイモン」グスッ
竜胆「………………」プルプル
「おい」
竜胆「!」
女木島「なにやら泣き声がしたみたいだがー……」ザッ
竜胆「女木島ー!!」
女木島「イジメはよくねぇ……って小林!?」
斎藤「メギシマ………」グスッ
女木島「え!?泣いてんの斎藤!?つーかお前、声……」
竜胆「いやー、丁度良かったぜ女木島ー!この後会いに行こうと思ってたんだー!」パン
女木島「あ?」
竜胆「ほらっ」ゴソゴソ
女木島「?」
竜胆「……チョコ、食うか?」ニヤッ
女木島「>>31」
竜胆「おまっ!ヘリウムガス吸ったみたいになってんよー!」ゲラゲラ
斎藤「………………」
斎藤「ウウ…」グスッ
竜胆「あ、ちょっ…斎藤ぉ?な、泣くなよー?」アセアセ
竜胆「ほ、ほら!武士は泣いちゃいけないんだぞー?」
斎藤「ブシジャナイモン」グスッ
竜胆「………………」プルプル
「おい」
竜胆「!」
女木島「なにやら泣き声がしたみたいだがー……」ザッ
竜胆「女木島ー!!」
女木島「イジメはよくねぇ……って小林!?」
斎藤「メギシマ………」グスッ
女木島「え!?泣いてんの斎藤!?つーかお前、声……」
竜胆「いやー、丁度良かったぜ女木島ー!この後会いに行こうと思ってたんだー!」パン
女木島「あ?」
竜胆「ほらっ」ゴソゴソ
女木島「?」
竜胆「……チョコ、食うか?」ニヤッ
女木島「>>31」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 00:26:32.39 ID:d19pSV74o
ちょこっと食うかな
33: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 00:30:41.21 ID:1yf1MsE0O
女木島「………ちょこっと食うかな?」ボソッ
竜胆「え?なんて?」ハテ
女木島「………なんでもねェよ!」ヒョイッ
竜胆「♪」
斎藤「ヤメルンダメギシマー!!!」
女木島「………うめェ」モグモグ
竜胆「だろー?」ニヤニヤ
竜胆の特製チョコレートを食べた後の効能
安価下
竜胆「え?なんて?」ハテ
女木島「………なんでもねェよ!」ヒョイッ
竜胆「♪」
斎藤「ヤメルンダメギシマー!!!」
女木島「………うめェ」モグモグ
竜胆「だろー?」ニヤニヤ
竜胆の特製チョコレートを食べた後の効能
安価下
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 00:32:02.43 ID:7tTtLHoM0
足が速くなる
35: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 00:42:55.21 ID:1yf1MsE0O
女木島「……………」ピクッ
竜胆「んー?どしたー?女木島ー!」ニヤニヤ
女木島「………なんだか体が熱ィ……」
竜胆「な、なんだとー!そりゃ大変だー!」
女木島「………風になりたい」ボソッ
竜胆「なれー!女木島ー!遠月の風になるんだー!私は応援するぜー!」グッ
女木島「…ありがとな…」ダッ
ビュオーン!!!
竜胆「うわっ!速っ!ジェット機かよ!」
斎藤「メギシマー!!!」
竜胆「……ふぅ、測らずとも未来の横綱とオリンピック選手を生み出しちまったぜ……自分の才能が怖い…」ゴクリ
斎藤「オレハ?」
竜胆「いやー、ヤベーなあの遠月の秘伝本……」ゴクリ
竜胆「えーと、試作したのはあといくつあったかなー?」
オラー
竜胆「………ん?」
竜胆「んー?どしたー?女木島ー!」ニヤニヤ
女木島「………なんだか体が熱ィ……」
竜胆「な、なんだとー!そりゃ大変だー!」
女木島「………風になりたい」ボソッ
竜胆「なれー!女木島ー!遠月の風になるんだー!私は応援するぜー!」グッ
女木島「…ありがとな…」ダッ
ビュオーン!!!
竜胆「うわっ!速っ!ジェット機かよ!」
斎藤「メギシマー!!!」
竜胆「……ふぅ、測らずとも未来の横綱とオリンピック選手を生み出しちまったぜ……自分の才能が怖い…」ゴクリ
斎藤「オレハ?」
竜胆「いやー、ヤベーなあの遠月の秘伝本……」ゴクリ
竜胆「えーと、試作したのはあといくつあったかなー?」
オラー
竜胆「………ん?」
36: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 00:48:30.67 ID:1yf1MsE0O
叡山「クソがァ!!」ガンッ
竜胆「こらー!えーざん!物に当たるのはりんどー先輩が許さないぜー?」プンプン
叡山「……ちっ、竜胆……」
竜胆「…………ん?」ニコッ
叡山「…………先輩…」ボソッ
竜胆「んでー?何イライラしてんだー?えーざん!」
竜胆「相談ならこのりんどー先輩がのるぜー?」
叡山「………ウゼーナァ…」チッ
竜胆「…………ん?」ニコッ
叡山「………実はっスね……」
叡山がイライラしてる理由 安価下
竜胆「こらー!えーざん!物に当たるのはりんどー先輩が許さないぜー?」プンプン
叡山「……ちっ、竜胆……」
竜胆「…………ん?」ニコッ
叡山「…………先輩…」ボソッ
竜胆「んでー?何イライラしてんだー?えーざん!」
竜胆「相談ならこのりんどー先輩がのるぜー?」
叡山「………ウゼーナァ…」チッ
竜胆「…………ん?」ニコッ
叡山「………実はっスね……」
叡山がイライラしてる理由 安価下
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 00:51:24.27 ID:EAMjpUomo
激辛カレー中毒
38: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 01:50:57.34 ID:1yf1MsE0O
叡山「カレーだよカレー!カレーが食いてェんだよ!」
竜胆「かれー?」
叡山「ああそうだよ!しかも激辛のやつをなァ!!」
叡山「あー!カレー食いてェ!イライラすんぜェ!」ガンッ
竜胆「おいおいえーざん。お前が言うとヤ◯中みたいだなー」ケラケラ
叡山「あ~~!!」イライラ
竜胆「…………………」
竜胆「!」ポンッ
竜胆「えーざん!」
叡山「あァ?」イライラ
竜胆「りんどー先輩にまっかせなさい!」ガシッ
再び調理室
葉山「………で、何の用っスか?」
竜胆「いやぁ、急で悪いな葉山ー?」
葉山「いや、別にいいっスけど……」
葉山(つーかこの調理室……何でメチャクチャなんだ?)チラッ
メスワニ「アライイオトコ」
マンドラゴラ「ギャアアアー」
葉山「……………ナニアレ…」
竜胆「実はよぉ?お前に激辛カレーを作ってほしーんだよ?」
葉山「激辛カレー?」
竜胆「あれ見てみ?」クイッ
叡山「カレー!激辛カレー食いてェ!美味しいものを食べてこその人生なんだよォォォ!!」イライラ
葉山「…………………」
竜胆「くがーに頼もうとも思ったんだけどよー?あいつ今関取でさぁ?」ケラケラ
葉山(関取……?)
竜胆「な?わかるだろ?葉山ぁ?」
葉山「そうですね。何もかもわかりませんね」
竜胆「つーわけで葉山!激辛カレーを一丁頼む!」オネガイ
叡山「カレェェェ!!」イライラ
葉山「>>40」
竜胆「かれー?」
叡山「ああそうだよ!しかも激辛のやつをなァ!!」
叡山「あー!カレー食いてェ!イライラすんぜェ!」ガンッ
竜胆「おいおいえーざん。お前が言うとヤ◯中みたいだなー」ケラケラ
叡山「あ~~!!」イライラ
竜胆「…………………」
竜胆「!」ポンッ
竜胆「えーざん!」
叡山「あァ?」イライラ
竜胆「りんどー先輩にまっかせなさい!」ガシッ
再び調理室
葉山「………で、何の用っスか?」
竜胆「いやぁ、急で悪いな葉山ー?」
葉山「いや、別にいいっスけど……」
葉山(つーかこの調理室……何でメチャクチャなんだ?)チラッ
メスワニ「アライイオトコ」
マンドラゴラ「ギャアアアー」
葉山「……………ナニアレ…」
竜胆「実はよぉ?お前に激辛カレーを作ってほしーんだよ?」
葉山「激辛カレー?」
竜胆「あれ見てみ?」クイッ
叡山「カレー!激辛カレー食いてェ!美味しいものを食べてこその人生なんだよォォォ!!」イライラ
葉山「…………………」
竜胆「くがーに頼もうとも思ったんだけどよー?あいつ今関取でさぁ?」ケラケラ
葉山(関取……?)
竜胆「な?わかるだろ?葉山ぁ?」
葉山「そうですね。何もかもわかりませんね」
竜胆「つーわけで葉山!激辛カレーを一丁頼む!」オネガイ
叡山「カレェェェ!!」イライラ
葉山「>>40」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 02:03:59.22 ID:d19pSV74o
それが人に物を頼む態度かよ
もっと誠意見せろ
もっと誠意見せろ
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 03:53:01.55 ID:EAMjpUomo
デスソースで我慢してくれ
41: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 12:39:34.27 ID:eKm6FMZ+O
葉山「………わかりましたよ。作りますよ、俺特製のデスソースを使用した激辛カレーをね?」
竜胆「ほ、ホントかー!さっすが葉山だぜー!」
葉山「………ただ…」
竜胆「ん?」
葉山「頼み方が気に食わねェなぁ…」
竜胆「!?」
葉山「あんたらには潤のゼミを潰されかけた事もあるしな、そう簡単に頼みをきく気にはなれねェなぁ」
竜胆「な、なにかわいくねー事いってんだよ葉山ー!」
竜胆「えーざんのピンチなんだぞー!」
叡山「げ、激辛カレー食いてェ…」ハァハァ
葉山「そうか、それはむしろザマァだな」フンッ
竜胆「葉山の人でなしー!」プンプン
葉山「……うるさいな」
竜胆「!」
葉山「……人に物を頼むならそれなりの礼儀ってモンがあるだろ?竜胆先輩?」
竜胆「………………」
葉山「あー、誠意ってなんだったかなぁ…」
誠意とは何か >>43
竜胆「ほ、ホントかー!さっすが葉山だぜー!」
葉山「………ただ…」
竜胆「ん?」
葉山「頼み方が気に食わねェなぁ…」
竜胆「!?」
葉山「あんたらには潤のゼミを潰されかけた事もあるしな、そう簡単に頼みをきく気にはなれねェなぁ」
竜胆「な、なにかわいくねー事いってんだよ葉山ー!」
竜胆「えーざんのピンチなんだぞー!」
叡山「げ、激辛カレー食いてェ…」ハァハァ
葉山「そうか、それはむしろザマァだな」フンッ
竜胆「葉山の人でなしー!」プンプン
葉山「……うるさいな」
竜胆「!」
葉山「……人に物を頼むならそれなりの礼儀ってモンがあるだろ?竜胆先輩?」
竜胆「………………」
葉山「あー、誠意ってなんだったかなぁ…」
誠意とは何か >>43
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 13:13:06.01 ID:ug46XZvXO
全裸土下座
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 13:16:46.35 ID:RfOX0zfOO
フライングトルネードダンシング鬼土下座
44: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 15:19:01.24 ID:iBUGKrh50
葉山「そうだな。とりあえずフライングトルネードダンシング鬼土下座でもしてもらうかな?」ニヤッ
竜胆「フラ……なんだそりゃー!」
葉山「……できないならこの話は無しだな」クルッ
竜胆「くっそー!葉山めー!」グギギ
叡山「カレェェェ!!」
竜胆「……しゃーねーか…」スッ
叡山「竜胆……」
葉山「ふっ」ニヤッ
竜胆「えーざん!がんばっ!」グッ
叡山「カレ……え!?」ギョッ
叡山「な、なんで俺!?」
竜胆「なんでも何も、カレー食べたいのはえーざんだろ?」
叡山「い、いや、そうだけどよォ……」
葉山「………誠意の籠ったフライングトルネードダンシング鬼土下座がないなら俺は潤の所に帰らせてもらう」クルッ
竜胆「そっかー…悪かったなぁ葉山ー」
叡山「!?」
叡山「ち……」プルプル
叡山「ちっきしょー!!」ギュルルル
葉山「おーおーいい様だなァ?叡山先輩?」パシャ
竜胆「えーざん!こっちむけー」パシャ
叡山はフライングトルネードダンシング鬼土下座をした
竜胆「フラ……なんだそりゃー!」
葉山「……できないならこの話は無しだな」クルッ
竜胆「くっそー!葉山めー!」グギギ
叡山「カレェェェ!!」
竜胆「……しゃーねーか…」スッ
叡山「竜胆……」
葉山「ふっ」ニヤッ
竜胆「えーざん!がんばっ!」グッ
叡山「カレ……え!?」ギョッ
叡山「な、なんで俺!?」
竜胆「なんでも何も、カレー食べたいのはえーざんだろ?」
叡山「い、いや、そうだけどよォ……」
葉山「………誠意の籠ったフライングトルネードダンシング鬼土下座がないなら俺は潤の所に帰らせてもらう」クルッ
竜胆「そっかー…悪かったなぁ葉山ー」
叡山「!?」
叡山「ち……」プルプル
叡山「ちっきしょー!!」ギュルルル
葉山「おーおーいい様だなァ?叡山先輩?」パシャ
竜胆「えーざん!こっちむけー」パシャ
叡山はフライングトルネードダンシング鬼土下座をした
45: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 15:29:29.06 ID:iBUGKrh50
葉山「叡山先輩の誠意は伝わりましたよ。仕方ないからカレーをつくるとしますか」ニヤニヤ
竜胆「よかったなーえーざん!」ニッ
叡山(葉山と竜胆……後でコロス)ピクピク
葉山「………じゃあ、調理開始だ」クンクン
叡山「……何であの野郎は女物のパンツの臭いを嗅いでんだ?」
竜胆「葉山はマザコンだからなー」シミジミ
葉山「………いくぜ!」キリッ
葉山「まずは大量のデスソースと唐辛子をぶち込む!」ドババ
叡山「か、辛そうだ!」ゴクリ
葉山「……そして次は……」チラッ
メスワニ「?」
葉山「悪いなワニちゃん、その命ありがたく貰うぜ」スパン
メスワニ「ギャアアアー」
竜胆「うまそー!」ジュルリ
葉山「そして色々なスパイスを……」パラパラ
竜胆「そして魔法の粉を」パラパラ
叡山「な、何て鼻をつく刺激的な臭いだ……」ゴクリ
葉山「さぁ、デスソースカレーの完成だ」コト
葉山「御上がりよ」
叡山「……………」ゴクリ
葉山のデスソースカレー(竜胆の魔法の粉入り)を食べた後の効能 安価下
竜胆「よかったなーえーざん!」ニッ
叡山(葉山と竜胆……後でコロス)ピクピク
葉山「………じゃあ、調理開始だ」クンクン
叡山「……何であの野郎は女物のパンツの臭いを嗅いでんだ?」
竜胆「葉山はマザコンだからなー」シミジミ
葉山「………いくぜ!」キリッ
葉山「まずは大量のデスソースと唐辛子をぶち込む!」ドババ
叡山「か、辛そうだ!」ゴクリ
葉山「……そして次は……」チラッ
メスワニ「?」
葉山「悪いなワニちゃん、その命ありがたく貰うぜ」スパン
メスワニ「ギャアアアー」
竜胆「うまそー!」ジュルリ
葉山「そして色々なスパイスを……」パラパラ
竜胆「そして魔法の粉を」パラパラ
叡山「な、何て鼻をつく刺激的な臭いだ……」ゴクリ
葉山「さぁ、デスソースカレーの完成だ」コト
葉山「御上がりよ」
叡山「……………」ゴクリ
葉山のデスソースカレー(竜胆の魔法の粉入り)を食べた後の効能 安価下
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 15:45:24.77 ID:t/v2qaP6o
改心し慈善家になり財産を可能な限り全部寄付
48: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 19:33:41.63 ID:eKm6FMZ+O
叡山「………しゃーねーから食ってやるよ」ケッ
叡山(な、なんだこのカレー……食う前からピリピリ辛ェのが伝わってきやがる…)ゴクリ
葉山「竜胆先輩の分もありますよ?」
竜胆「私はいーや」
叡山「…………」モグ
叡山「!」プルプル
叡山(な、なんだ……!?このカレーを食ってると………)
叡山「から~い」モグモグ
葉山「……フッ」
竜胆「」ワクワク
叡山(………心が洗われていくような……)
叡山「………辛いのです」モグモグ
葉山「どうっスか?叡山先輩」
葉山「俺のデスソースカレーの味は?」ニッ
叡山「…………ご馳走さまでした…」スッ
葉山「……………え?」
竜胆「」ニヤニヤ
叡山「とても素晴らしいカレーでしたよ葉山くん」ポンッ
葉山「………え?は?」
叡山「……僕は…こんなに素晴らしい後輩を持ってとても嬉しいです」ニコッ
葉山「???え?え?」
葉山(な、なんだこいつの態度……いつもと180℃違うじゃねェか……何か企んでやがるのか?)タラッ
竜胆「プププ」プルプル
叡山「………葉山くんのお陰でとても素晴らしい気分です!まるで生まれ変わったみたいだ!」ニカッ
竜胆「綺麗な叡山(笑)」
叡山「そうだ!僕の今持っている財産を全て恵まれない子供達に寄付しょう!」
叡山「そうと決まったら善は急げだ!」タッタッタ
竜胆「あーっはっはっはっはー!」ゲラゲラポッポ
葉山「……竜胆先輩…叡山先輩はどうしたんですか?無駄に爽やかでかえって怖いんだが……」
竜胆「葉山!えーざんはな?葉山のカレーで生まれ変わったんだよ!」キリッ
葉山「…………俺のカレーで……?」
竜胆「ああ!りんどー先輩はとても誇らしいぜ!」ウンウン
竜胆(本当は私の魔法の粉のお陰だけどな……)
葉山「………俺の料理で人一人の人生を変えちまったのか……」
竜胆「葉山!胸張ってゼミに帰って母ちゃんのおᘄぱい吸ってていいぜー!」ポンッ
葉山「………ああ!」グッ
タッタッタ
叡山(な、なんだこのカレー……食う前からピリピリ辛ェのが伝わってきやがる…)ゴクリ
葉山「竜胆先輩の分もありますよ?」
竜胆「私はいーや」
叡山「…………」モグ
叡山「!」プルプル
叡山(な、なんだ……!?このカレーを食ってると………)
叡山「から~い」モグモグ
葉山「……フッ」
竜胆「」ワクワク
叡山(………心が洗われていくような……)
叡山「………辛いのです」モグモグ
葉山「どうっスか?叡山先輩」
葉山「俺のデスソースカレーの味は?」ニッ
叡山「…………ご馳走さまでした…」スッ
葉山「……………え?」
竜胆「」ニヤニヤ
叡山「とても素晴らしいカレーでしたよ葉山くん」ポンッ
葉山「………え?は?」
叡山「……僕は…こんなに素晴らしい後輩を持ってとても嬉しいです」ニコッ
葉山「???え?え?」
葉山(な、なんだこいつの態度……いつもと180℃違うじゃねェか……何か企んでやがるのか?)タラッ
竜胆「プププ」プルプル
叡山「………葉山くんのお陰でとても素晴らしい気分です!まるで生まれ変わったみたいだ!」ニカッ
竜胆「綺麗な叡山(笑)」
叡山「そうだ!僕の今持っている財産を全て恵まれない子供達に寄付しょう!」
叡山「そうと決まったら善は急げだ!」タッタッタ
竜胆「あーっはっはっはっはー!」ゲラゲラポッポ
葉山「……竜胆先輩…叡山先輩はどうしたんですか?無駄に爽やかでかえって怖いんだが……」
竜胆「葉山!えーざんはな?葉山のカレーで生まれ変わったんだよ!」キリッ
葉山「…………俺のカレーで……?」
竜胆「ああ!りんどー先輩はとても誇らしいぜ!」ウンウン
竜胆(本当は私の魔法の粉のお陰だけどな……)
葉山「………俺の料理で人一人の人生を変えちまったのか……」
竜胆「葉山!胸張ってゼミに帰って母ちゃんのおᘄぱい吸ってていいぜー!」ポンッ
葉山「………ああ!」グッ
タッタッタ
49: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 20:08:08.01 ID:eKm6FMZ+O
竜胆「この本に書いてある通りに作ってみたけどよー、すげーな!性格を逆転させる"魔法の粉"」ペラッ
竜胆「わざわざアフリカまで材料を取りに行った甲斐があったぜー!」
竜胆「次はどれに……」ペラッ
「竜胆先輩」
竜胆「!」ビクッ
寧々「………何をしているんですか?」
竜胆「え?アハハ……ちょ、ちょっと料理の研究をなー?」
寧々「…………そうですか……」
竜胆「ね、寧々こそ何やってんだー?」アセアセ
寧々「さっき久我そっくりの関取に何故かキスを迫られたので……」
竜胆「」ギクッ
竜胆「に、逃げてきたのかー?だ、大丈夫だったか寧々ー?」
寧々「ええ、ぶん殴ってきました」
竜胆「そ、そっか……(くがー……)」
竜胆「……………」
竜胆「なぁ、寧々?」ゴソゴソ
寧々「?」
竜胆「肉まん食うか?」ニカッ
肉まんを食った後の効能 安価下
竜胆「わざわざアフリカまで材料を取りに行った甲斐があったぜー!」
竜胆「次はどれに……」ペラッ
「竜胆先輩」
竜胆「!」ビクッ
寧々「………何をしているんですか?」
竜胆「え?アハハ……ちょ、ちょっと料理の研究をなー?」
寧々「…………そうですか……」
竜胆「ね、寧々こそ何やってんだー?」アセアセ
寧々「さっき久我そっくりの関取に何故かキスを迫られたので……」
竜胆「」ギクッ
竜胆「に、逃げてきたのかー?だ、大丈夫だったか寧々ー?」
寧々「ええ、ぶん殴ってきました」
竜胆「そ、そっか……(くがー……)」
竜胆「……………」
竜胆「なぁ、寧々?」ゴソゴソ
寧々「?」
竜胆「肉まん食うか?」ニカッ
肉まんを食った後の効能 安価下
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 20:11:01.81 ID:e3MPPZ/ao
うどん派に転向
51: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 20:24:25.50 ID:eKm6FMZ+O
寧々「ありがとうございます。ですが今はお腹が空いていないので後で食べますね」スッ
竜胆「おー」ニコニコ
竜胆(うどんが大好きになる肉まん……蕎麦娘の寧々がうどん派になんの楽しみだなー)ワクワク
寧々「では、私もお返しに」スッ
竜胆「んー?」
竜胆「なんだ!寧々も肉まんかー!」ケラケラ
寧々「かぶってしまいましたね」クスッ
竜胆「だな!ありがたく頂くぜー!」ハム
寧々「………ところで竜胆先輩」キリッ
竜胆「ん?」モグモグ
寧々「……その遠月の秘伝本懐かしいですね……」
竜胆「…………へ?」モグ
寧々「……一年の時、それを一色と見つけて二人で色々実験した……今となっては懐かしい思い出です……」フッ
竜胆「………寧々……お前……この肉まん…」ポロッ
寧々「……関取久我を見た時にまさかとは思いましたが………」
寧々「………気分はどうですか?竜胆先輩」ニコッ
竜胆「っ……………!!!」ガクッ
竜胆「う~~~~~……」
寧々「……………………」
竜胆「うどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどん!!!」
竜胆「おー」ニコニコ
竜胆(うどんが大好きになる肉まん……蕎麦娘の寧々がうどん派になんの楽しみだなー)ワクワク
寧々「では、私もお返しに」スッ
竜胆「んー?」
竜胆「なんだ!寧々も肉まんかー!」ケラケラ
寧々「かぶってしまいましたね」クスッ
竜胆「だな!ありがたく頂くぜー!」ハム
寧々「………ところで竜胆先輩」キリッ
竜胆「ん?」モグモグ
寧々「……その遠月の秘伝本懐かしいですね……」
竜胆「…………へ?」モグ
寧々「……一年の時、それを一色と見つけて二人で色々実験した……今となっては懐かしい思い出です……」フッ
竜胆「………寧々……お前……この肉まん…」ポロッ
寧々「……関取久我を見た時にまさかとは思いましたが………」
寧々「………気分はどうですか?竜胆先輩」ニコッ
竜胆「っ……………!!!」ガクッ
竜胆「う~~~~~……」
寧々「……………………」
竜胆「うどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどん!!!」
52: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 20:33:32.23 ID:eKm6FMZ+O
竜胆「あ~~!!うどんの事しか考えらんねー!うどん食いたい!!」
寧々「竜胆先輩」
竜胆「なんだようどん!」
寧々「キツネとタヌキはどっちが好きですか?」
竜胆「キツネに決まってんだろうどん!」
寧々「そうですか。私はタヌキ派です」キリッ
竜胆「んな事よりも元に戻す方法を教えろよー!うどんの事ばった考えておかしくなっちまうぜ!このどん兵衛!!」
寧々「私はどん兵衛ではありません」
寧々「元に戻る方法ならその本に書いてあるんじゃないですか?」
竜胆「そ、そーだったうどん!!」ダッ
竜胆(んーと……元に戻る方ほうどんは…)ペラペラ
うどんの呪いを解く方法 安価下
寧々「竜胆先輩」
竜胆「なんだようどん!」
寧々「キツネとタヌキはどっちが好きですか?」
竜胆「キツネに決まってんだろうどん!」
寧々「そうですか。私はタヌキ派です」キリッ
竜胆「んな事よりも元に戻す方法を教えろよー!うどんの事ばった考えておかしくなっちまうぜ!このどん兵衛!!」
寧々「私はどん兵衛ではありません」
寧々「元に戻る方法ならその本に書いてあるんじゃないですか?」
竜胆「そ、そーだったうどん!!」ダッ
竜胆(んーと……元に戻る方ほうどんは…)ペラペラ
うどんの呪いを解く方法 安価下
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 20:34:51.31 ID:R3hBCS2Yo
自分より食劇が強い男とベ口チュー
54: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 20:44:25.46 ID:eKm6FMZ+O
『自分より食戟の強い異性とディ一プなキス』
竜胆(………こ、これって……)
寧々「どうしました?竜胆先輩」ニヤニヤ
竜胆「…………………」スクッ
竜胆「司ぁ~!!!」ダッ
タッタッタ
寧々「やれやれ」モグ
寧々「あっ、やばっ」→竜胆の肉まん
竜胆「司ぁ!うどん!司ぁ!うどんうどん」ダダダ
久我「あっ!りんどー先輩みっけた!」ドスコイ
竜胆「! どん兵衛……じゃなくてくがー…」
久我「りんどー先輩!おさげも北条ちんもひどいんだよー!ぼくちんとキス所かぶん殴ってくるし!」シクシク
竜胆「……………」
久我「責任とってりんどー先輩が俺とキスしてよー!!」ユサユサ
竜胆「>>55」
竜胆(………こ、これって……)
寧々「どうしました?竜胆先輩」ニヤニヤ
竜胆「…………………」スクッ
竜胆「司ぁ~!!!」ダッ
タッタッタ
寧々「やれやれ」モグ
寧々「あっ、やばっ」→竜胆の肉まん
竜胆「司ぁ!うどん!司ぁ!うどんうどん」ダダダ
久我「あっ!りんどー先輩みっけた!」ドスコイ
竜胆「! どん兵衛……じゃなくてくがー…」
久我「りんどー先輩!おさげも北条ちんもひどいんだよー!ぼくちんとキス所かぶん殴ってくるし!」シクシク
竜胆「……………」
久我「責任とってりんどー先輩が俺とキスしてよー!!」ユサユサ
竜胆「>>55」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 20:46:38.38 ID:uB+JZb2L0
食戟で勝ったらいいぞ~
56: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 20:57:03.22 ID:eKm6FMZ+O
竜胆(ま、待てよ……万が一くがーが私より食戟が強いうどんも……)タラッ
竜胆「……私に食戟で勝ったらいいぜー?赤いキツネ」ニヤリ
久我「さっすがりんどー先輩!」
竜胆「……今は時間がねーから調理室でなうどん」
久我「おっけー☆(うどん?)」
調理室
久我「できたよーん!久我照紀特製の麻婆ちゃんこ鍋!」バーン
竜胆「私のはワニくん入りうどんだー!」バーン
竜胆「頼むぜ!審査員!」
もも「うん」コク
久我(なんでいんの?)
もも「……………」モグモグ
久我「………………」
竜胆「うどんうどんうどんうどん」
もも「勝者竜胆」
久我「な!?」
久我「お、おかしいっしょ!絶対にひーきしたっしょもも先輩!」ドスコイ
もも「うるさい雑魚」
久我「!?」
竜胆「……くがー…お前にはがっかりうどんだぜ…」ハァ
久我「>>57」
竜胆「……私に食戟で勝ったらいいぜー?赤いキツネ」ニヤリ
久我「さっすがりんどー先輩!」
竜胆「……今は時間がねーから調理室でなうどん」
久我「おっけー☆(うどん?)」
調理室
久我「できたよーん!久我照紀特製の麻婆ちゃんこ鍋!」バーン
竜胆「私のはワニくん入りうどんだー!」バーン
竜胆「頼むぜ!審査員!」
もも「うん」コク
久我(なんでいんの?)
もも「……………」モグモグ
久我「………………」
竜胆「うどんうどんうどんうどん」
もも「勝者竜胆」
久我「な!?」
久我「お、おかしいっしょ!絶対にひーきしたっしょもも先輩!」ドスコイ
もも「うるさい雑魚」
久我「!?」
竜胆「……くがー…お前にはがっかりうどんだぜ…」ハァ
久我「>>57」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 20:59:15.07 ID:Mz+Pcpmeo
寧々に慰めてもらおう
58: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 21:05:15.94 ID:eKm6FMZ+O
もも「負け犬だっさ」プッ
久我「~~~!!!」
久我「うっせー!もうあんたらには懲り懲りだっての!」ダッ
もも「あ!」
久我「寧々ちんに慰めてもらうもんねー!」ダダダ
竜胆(うどんうどんうどんうどんうどんうどんうどん)
廊下
田所「ソーマくん、次の授業なんだっけ?」
ソーマ「んーと次は………」
ウドンウドンウドン
ソーマ、田所「?」クルッ
竜胆「うどん!」
ソーマ「りんどー先輩!」
田所(うどん?)
久我「~~~!!!」
久我「うっせー!もうあんたらには懲り懲りだっての!」ダッ
もも「あ!」
久我「寧々ちんに慰めてもらうもんねー!」ダダダ
竜胆(うどんうどんうどんうどんうどんうどんうどん)
廊下
田所「ソーマくん、次の授業なんだっけ?」
ソーマ「んーと次は………」
ウドンウドンウドン
ソーマ、田所「?」クルッ
竜胆「うどん!」
ソーマ「りんどー先輩!」
田所(うどん?)
59: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 21:12:37.63 ID:eKm6FMZ+O
竜胆「ゆきひらそーまに田所どん兵衛ちゃん……」
田所(どん兵衛……?)
ソーマ「どーしたんスかりんどー先輩?いつもと雰囲気が違うような……」
竜胆「……実はよー……」ゴソゴソ
田所(雰囲気所じゃないよソーマくん…明らかにおかしいよ………)
竜胆「……………ん?」ゴソゴソ
ソーマ、田所「?」
竜胆(だ、ダメだ~!緊急うどんだってのに~!!)ゴソゴソ
竜胆(好奇心が抑えらんねー!!)モゾモゾ
竜胆「……キャンディー食うか?」ニカッ
赤のキャンディーの効果 >>60
青のキャンディーの効果 >>61
田所(どん兵衛……?)
ソーマ「どーしたんスかりんどー先輩?いつもと雰囲気が違うような……」
竜胆「……実はよー……」ゴソゴソ
田所(雰囲気所じゃないよソーマくん…明らかにおかしいよ………)
竜胆「……………ん?」ゴソゴソ
ソーマ、田所「?」
竜胆(だ、ダメだ~!緊急うどんだってのに~!!)ゴソゴソ
竜胆(好奇心が抑えらんねー!!)モゾモゾ
竜胆「……キャンディー食うか?」ニカッ
赤のキャンディーの効果 >>60
青のキャンディーの効果 >>61
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:13:50.16 ID:0rPyt2zUo
眼鏡っ娘好きになる
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:15:22.75 ID:KSSU+xmho
男が食べるとムキムキに
女が食べるとボンキュッボンに
女が食べるとボンキュッボンに
62: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 21:16:40.84 ID:eKm6FMZ+O
ソーマが食べた方 赤か青 安価下
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:18:39.28 ID:LI5933l9o
ソーマが青食べても仕方ないし赤で
64: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 21:27:12.25 ID:eKm6FMZ+O
ソーマ「マジっスか?どーもっス!」→赤
田所「あ、ありがとうございます…」→青
竜胆「いーって事よ」ニコッ
ソーマ「んー、うめーな」ペロペロ
田所「…………ん?」ピクッ
ソーマ「………?どーした田所?」
竜胆「」ワクワク
田所「な、なんか体が熱く……」ムクムク
田所「あ、ああああ~!!!」ボイン
ソーマ「た、田所の胸が大きくなったー!!!」
竜胆「うっしゃー!」
田所「う、うぁぁぁぁ………」ボインボイン
田所「は、恥ずかしいべ~/////」
竜胆「あーっはっはっはっはー!」ケラケラ
ソーマ「……りんどー先輩、いったいこのキャンディーなに……」
「うるさいぞ!」ガラッ
ソーマ「!」
田所「あ、ありがとうございます…」→青
竜胆「いーって事よ」ニコッ
ソーマ「んー、うめーな」ペロペロ
田所「…………ん?」ピクッ
ソーマ「………?どーした田所?」
竜胆「」ワクワク
田所「な、なんか体が熱く……」ムクムク
田所「あ、ああああ~!!!」ボイン
ソーマ「た、田所の胸が大きくなったー!!!」
竜胆「うっしゃー!」
田所「う、うぁぁぁぁ………」ボインボイン
田所「は、恥ずかしいべ~/////」
竜胆「あーっはっはっはっはー!」ケラケラ
ソーマ「……りんどー先輩、いったいこのキャンディーなに……」
「うるさいぞ!」ガラッ
ソーマ「!」
65: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 21:37:13.52 ID:eKm6FMZ+O
緋沙子「まったく、もうすぐ授業が始まるというのに……もう少し静かに…」キリッ
ソーマ「新戸……」ドキン
田所「新戸さん……」ボイン
緋沙子「幸平に田所恵……またお前らか…」ハァ
緋沙子「まったく、少しは落ち着いて………ん?」チラッ
田所「……………」ボイン
緋沙子「………田所恵、いったいその胸はどうし………」スッ
竜胆「成長期なんだよー」ポンッ
緋沙子「小林さん………?」
竜胆「なー、そんな事よりその眼鏡うどんはどうしたんだー?」ニヤニヤ
緋沙子「えーと、講義のノートをとれるように………(うどん?)」
ソーマ(な、なんだ……?新戸を見てると胸が………)ドキドキ
ソーマ「…………新戸」スッ
緋沙子「?」
ソーマ「………結婚してくれ!」キリッ
緋沙子「>>66」
ソーマ「新戸……」ドキン
田所「新戸さん……」ボイン
緋沙子「幸平に田所恵……またお前らか…」ハァ
緋沙子「まったく、少しは落ち着いて………ん?」チラッ
田所「……………」ボイン
緋沙子「………田所恵、いったいその胸はどうし………」スッ
竜胆「成長期なんだよー」ポンッ
緋沙子「小林さん………?」
竜胆「なー、そんな事よりその眼鏡うどんはどうしたんだー?」ニヤニヤ
緋沙子「えーと、講義のノートをとれるように………(うどん?)」
ソーマ(な、なんだ……?新戸を見てると胸が………)ドキドキ
ソーマ「…………新戸」スッ
緋沙子「?」
ソーマ「………結婚してくれ!」キリッ
緋沙子「>>66」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 21:38:41.11 ID:0rPyt2zUo
お前はまだ結婚出来る年齢じゃないだろ!でも、婚約なら、か、考えてもいいぞ
68: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 21:49:01.54 ID:eKm6FMZ+O
緋沙子「は、はぁぁぁぁ?///」カーッ
緋沙子「な、何を言って…く、くだらん冗談はよせ!だいたいお前はまだ結婚できる年齢では…////」ドキドキ
ソーマ「……冗談なんかじゃねーよ……」
ソーマ「……緋沙子!お前が好きだ!俺と結婚しよーぜ!」ヘラッ
緋沙子「/////」カーッ
田所「そ、ソーマくん………?」ボイン
緋沙子「お、お前がその気なら…コンヤククライナラ……/////」ボソボソ
ソーマ「ああ、今はそれでいい!」ニッ
緋沙子「幸平………」キュン
竜胆「……さーてと」クルッ
竜胆「あとは若いうどんに任せるとすっかー」スタスタ
ソーマ「緋沙子!」
緋沙子「ソーマ…///」ポッ
田所「うわぁーん!ソーマくんひどいべー!!」ボイン
緋沙子「な、何を言って…く、くだらん冗談はよせ!だいたいお前はまだ結婚できる年齢では…////」ドキドキ
ソーマ「……冗談なんかじゃねーよ……」
ソーマ「……緋沙子!お前が好きだ!俺と結婚しよーぜ!」ヘラッ
緋沙子「/////」カーッ
田所「そ、ソーマくん………?」ボイン
緋沙子「お、お前がその気なら…コンヤククライナラ……/////」ボソボソ
ソーマ「ああ、今はそれでいい!」ニッ
緋沙子「幸平………」キュン
竜胆「……さーてと」クルッ
竜胆「あとは若いうどんに任せるとすっかー」スタスタ
ソーマ「緋沙子!」
緋沙子「ソーマ…///」ポッ
田所「うわぁーん!ソーマくんひどいべー!!」ボイン
69: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 22:00:26.29 ID:eKm6FMZ+O
竜胆(自分もうどんの呪いにかかっていながら恋のキューピットをやっちまうとはなー……)
竜胆「私の才能が怖いぜ……」
竜胆「っと、こんな事してる場合じゃねーな!司を探さねーと!」
エリナー
竜胆「………ん?」
薊「えりな!今週の日曜日、僕と二人で遊園地に行こう!」ニコッ
えりな「しんでも嫌です!」キッパリ
薊「そん……な……」ガクッ
竜胆「おーい!そーすいー!薙切ちゃーん!」タッタッタ
えりな「!」
薊「小林……」
竜胆「なーにいつもより暗い顔してんだよー!そーすいー!」
薊「実は……えりなが中々素直になってくれなくってね?」ハハッ
えりな「いえ、私は素直にお父様が嫌いですわ!」
薊「………ね?」
竜胆「ふーん………」
竜胆「……………」チラッ
えりな「?」
竜胆「なー、薙切ちゃーん」モゾモゾ
えりな「?」
竜胆「アメリカンドッグ、食うか?」ホカホカ
竜胆特製アメリカンドッグの効果 安価下
竜胆「私の才能が怖いぜ……」
竜胆「っと、こんな事してる場合じゃねーな!司を探さねーと!」
エリナー
竜胆「………ん?」
薊「えりな!今週の日曜日、僕と二人で遊園地に行こう!」ニコッ
えりな「しんでも嫌です!」キッパリ
薊「そん……な……」ガクッ
竜胆「おーい!そーすいー!薙切ちゃーん!」タッタッタ
えりな「!」
薊「小林……」
竜胆「なーにいつもより暗い顔してんだよー!そーすいー!」
薊「実は……えりなが中々素直になってくれなくってね?」ハハッ
えりな「いえ、私は素直にお父様が嫌いですわ!」
薊「………ね?」
竜胆「ふーん………」
竜胆「……………」チラッ
えりな「?」
竜胆「なー、薙切ちゃーん」モゾモゾ
えりな「?」
竜胆「アメリカンドッグ、食うか?」ホカホカ
竜胆特製アメリカンドッグの効果 安価下
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 22:04:02.63 ID:7tTtLHoM0
心の声が見える
72: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 22:09:44.38 ID:eKm6FMZ+O
えりな「あ、ありがとうございます…」モグモグ
竜胆「おー!」ニッ
ウドン
えりな「………ん?」ピクッ
竜胆(うどんうどんうどん司うどんうどん)
えりな「……………うどん?」
竜胆「え?」
薊「で、えりな……日曜日の件だけど…」スッ
えりな「!」
薊(>>73)
>>73 心の声
竜胆「おー!」ニッ
ウドン
えりな「………ん?」ピクッ
竜胆(うどんうどんうどん司うどんうどん)
えりな「……………うどん?」
竜胆「え?」
薊「で、えりな……日曜日の件だけど…」スッ
えりな「!」
薊(>>73)
>>73 心の声
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 22:12:19.34 ID:0rPyt2zUo
遊園地の後は併設された温泉の家族湯で一緒にお風呂だ
74: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 22:27:35.66 ID:eKm6FMZ+O
薊(遊園地の後は併設された温泉で家族一緒のお風呂だ)ニコッ
えりな「……ひっ!」ビクッ
薊「………えりな?」
えりな「ち、近寄らないで……」ビクビク
アラトノメガネカワイーナー
えりな「!」ピクッ
アーオレハイッショーセキトリ… オレハカゼ アラトサンゼッタイニユルサナイ
えりな「……な、なにこれ……!?頭の中に声が……」ガクガク
カワイーナーモットイジメタイ コバヤシハオレノコトヲスキ…… ケッコンシタラユキヒラヒサコカタノシミダナー
えりな「うぅ……やめて……」ガクガク
竜胆(ま、まさか……!やっべ!あのレシピ……)ペラペラ
ボランティアハステキダナー ジュンスキダ ソバヨリウドン
えりな「いやァァァァァ!!」
薊「えりな!」
薊(可愛い僕のえりなえりなえりなえりなえりなえりなえりな…)
えりな「………うぅ…」バタッ
薊「えりな!えりなー!」ユサユサ
竜胆(薙切ちゃん……やっぱ心の声が……)ペラペラ
竜胆(わ、私のせいだ……私が……)ペラペラ
竜胆「………………」ペラッ
竜胆「ごめんな、薙切ちゃん……!」
竜胆「今りんどー先輩が助けてやっからな!」
えりなが心を読む力を無くす方法 安価下
えりな「……ひっ!」ビクッ
薊「………えりな?」
えりな「ち、近寄らないで……」ビクビク
アラトノメガネカワイーナー
えりな「!」ピクッ
アーオレハイッショーセキトリ… オレハカゼ アラトサンゼッタイニユルサナイ
えりな「……な、なにこれ……!?頭の中に声が……」ガクガク
カワイーナーモットイジメタイ コバヤシハオレノコトヲスキ…… ケッコンシタラユキヒラヒサコカタノシミダナー
えりな「うぅ……やめて……」ガクガク
竜胆(ま、まさか……!やっべ!あのレシピ……)ペラペラ
ボランティアハステキダナー ジュンスキダ ソバヨリウドン
えりな「いやァァァァァ!!」
薊「えりな!」
薊(可愛い僕のえりなえりなえりなえりなえりなえりなえりな…)
えりな「………うぅ…」バタッ
薊「えりな!えりなー!」ユサユサ
竜胆(薙切ちゃん……やっぱ心の声が……)ペラペラ
竜胆(わ、私のせいだ……私が……)ペラペラ
竜胆「………………」ペラッ
竜胆「ごめんな、薙切ちゃん……!」
竜胆「今りんどー先輩が助けてやっからな!」
えりなが心を読む力を無くす方法 安価下
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 22:28:30.54 ID:7tTtLHoM0
くさやを食う
76: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 22:38:16.36 ID:eKm6FMZ+O
竜胆「心を読む料理の力を打ち消す力を持つのは"くさや"……」
貞塚「」スタスタ
竜胆「!」
竜胆「ちょっとこーい!」グイッ
貞塚「ひぃっ!」ビクッ
薊 VIPルーム
薊「えりな……」ナデ
えりな「」
薊(……今なら少しくらいパンツを見ても……)ソーッ
ガラッ
薊「」ビクッ
竜胆「待たせたなー!薙切ちゃん!」バーン
貞塚「ひぃぃ!」ゼーゼー
薊「小林!いったい今でどこに……」
竜胆「へへっ、説明は後だ」プーン
薊「うっ、それは……」
竜胆「くさやだ」ニッ
薊「……くさや?」
竜胆「さ、薙切ちゃんを助けるぜー?ナオ!」
貞塚「>>77」
貞塚「」スタスタ
竜胆「!」
竜胆「ちょっとこーい!」グイッ
貞塚「ひぃっ!」ビクッ
薊 VIPルーム
薊「えりな……」ナデ
えりな「」
薊(……今なら少しくらいパンツを見ても……)ソーッ
ガラッ
薊「」ビクッ
竜胆「待たせたなー!薙切ちゃん!」バーン
貞塚「ひぃぃ!」ゼーゼー
薊「小林!いったい今でどこに……」
竜胆「へへっ、説明は後だ」プーン
薊「うっ、それは……」
竜胆「くさやだ」ニッ
薊「……くさや?」
竜胆「さ、薙切ちゃんを助けるぜー?ナオ!」
貞塚「>>77」
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 22:42:36.28 ID:d19pSV74o
納豆乗せくさやパフェです
78: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 23:29:50.52 ID:eKm6FMZ+O
貞塚「竜胆お姉様」
竜胆「うどん!」
貞塚「えりな様のクチに挿れやすくする為に納豆乗せくさやパフェにしてみました!」ニヤッ
竜胆「でかしたナオ!」グッ
薊「く、クチに挿れるだと!?き、君達!そんなおぞましい物を可愛いえりなのクチに!?」
竜胆「薙切ちゃんを助ける為だ、許せそーすい!」クッ
竜胆「……さーて、いくぜー?ナオー?」プーン
貞塚「はい!竜胆お姉様///」プーン
薊「や、やめ……」
竜胆「納豆乗せくさやパフェを~!」プーン
えりな「」
竜胆「薙切ちゃんのクチにブチブチブチ込め~!!」ダッ
貞塚「はい!」ダッ
薊「やめろ~!!」
竜胆「おりゃー!!うどんうどんうどんー!!」ズポズポ
貞塚「くさやくさやくさやー!!」ズポズポ
えりな「モガモガ……」ズリュズリュ
薊「ぼ、僕の可愛いえりなが……」ガクッ
えりな「」ピクピク
薊「」
竜胆「さて薙切ちゃん……」スクッ
竜胆「………目が覚めた時には……全部悪い夢だった……」
竜胆「きっとそうなってるぜ?うどん」ニッ
えりな「」ピクピク
貞塚(竜胆お姉様……素敵////)ポッ
竜胆「うどん!」
貞塚「えりな様のクチに挿れやすくする為に納豆乗せくさやパフェにしてみました!」ニヤッ
竜胆「でかしたナオ!」グッ
薊「く、クチに挿れるだと!?き、君達!そんなおぞましい物を可愛いえりなのクチに!?」
竜胆「薙切ちゃんを助ける為だ、許せそーすい!」クッ
竜胆「……さーて、いくぜー?ナオー?」プーン
貞塚「はい!竜胆お姉様///」プーン
薊「や、やめ……」
竜胆「納豆乗せくさやパフェを~!」プーン
えりな「」
竜胆「薙切ちゃんのクチにブチブチブチ込め~!!」ダッ
貞塚「はい!」ダッ
薊「やめろ~!!」
竜胆「おりゃー!!うどんうどんうどんー!!」ズポズポ
貞塚「くさやくさやくさやー!!」ズポズポ
えりな「モガモガ……」ズリュズリュ
薊「ぼ、僕の可愛いえりなが……」ガクッ
えりな「」ピクピク
薊「」
竜胆「さて薙切ちゃん……」スクッ
竜胆「………目が覚めた時には……全部悪い夢だった……」
竜胆「きっとそうなってるぜ?うどん」ニッ
えりな「」ピクピク
貞塚(竜胆お姉様……素敵////)ポッ
79: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 23:36:47.27 ID:eKm6FMZ+O
竜胆「ふぅ、薙切ちゃんが何とかうどんで良かったぜー」スタスタ
「竜胆?」
竜胆「!」
司「何してるの?もう授業は終わっ…」
竜胆「司ぁー!探してたんだぜー?」キラキラ
司「え?俺を?」
竜胆「いやー!良かった良かった!」プーン
司「………何か臭うんだけど……」
竜胆「こらー!れでぃーに向かって臭いとはなんだ司ー!」ウガー
司「ご、ごめん……」
調理室
司「へぇー?竜胆が俺に料理を作ってくれるなんてな」
竜胆「へへっ、たまにはいいだろ?」ニッ
竜胆「さ、座って待っててくれよ?お客様?」
司「はいはい」スッ
「竜胆?」
竜胆「!」
司「何してるの?もう授業は終わっ…」
竜胆「司ぁー!探してたんだぜー?」キラキラ
司「え?俺を?」
竜胆「いやー!良かった良かった!」プーン
司「………何か臭うんだけど……」
竜胆「こらー!れでぃーに向かって臭いとはなんだ司ー!」ウガー
司「ご、ごめん……」
調理室
司「へぇー?竜胆が俺に料理を作ってくれるなんてな」
竜胆「へへっ、たまにはいいだろ?」ニッ
竜胆「さ、座って待っててくれよ?お客様?」
司「はいはい」スッ
80: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 23:47:46.21 ID:eKm6FMZ+O
竜胆(……さてと…)グッ
竜胆「……まずはデスソースをメインに汁を……」カチッ
竜胆「そして……」ギラン
マンドラゴラ「ウギャアアア」
司(なんだあの得たいの知れない食材は?喋ってないか?食材との対話か?)
竜胆「おらららららァ!」スパスパ
マンドラゴラ「イダイー」ズバズバ
竜胆「へへへ、汁の隠し味にはキャンディーとチョコレートを……」ポイポイ
グツグツ
竜胆「うし、んでメインの~」スッ
司(……あれは!まさか竜胆が作ってるのは……)タラッ
竜胆「おらァ!!」バチン バチン
竜胆(そう、私の作っているのは……)
竜胆、司(うどん!!!)
竜胆「………んで、最後に魔法の粉をまぶして完成だ」パラパラ
竜胆「…………さ、できたぜ司ぁ?」スッ
司「!」
竜胆「竜胆特製の(惚れ効果付き)"究極のうどん"だ!」
竜胆「さぁ、御上がりよ」ニッ
司「………………」
司「いただくよ」スッ
司「………………」モグモグ
竜胆「ど、どうだ司?」ドキドキ
司「>>81」
竜胆「……まずはデスソースをメインに汁を……」カチッ
竜胆「そして……」ギラン
マンドラゴラ「ウギャアアア」
司(なんだあの得たいの知れない食材は?喋ってないか?食材との対話か?)
竜胆「おらららららァ!」スパスパ
マンドラゴラ「イダイー」ズバズバ
竜胆「へへへ、汁の隠し味にはキャンディーとチョコレートを……」ポイポイ
グツグツ
竜胆「うし、んでメインの~」スッ
司(……あれは!まさか竜胆が作ってるのは……)タラッ
竜胆「おらァ!!」バチン バチン
竜胆(そう、私の作っているのは……)
竜胆、司(うどん!!!)
竜胆「………んで、最後に魔法の粉をまぶして完成だ」パラパラ
竜胆「…………さ、できたぜ司ぁ?」スッ
司「!」
竜胆「竜胆特製の(惚れ効果付き)"究極のうどん"だ!」
竜胆「さぁ、御上がりよ」ニッ
司「………………」
司「いただくよ」スッ
司「………………」モグモグ
竜胆「ど、どうだ司?」ドキドキ
司「>>81」
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/21(火) 23:48:53.70 ID:O/zVAW6bO
とっとと冒険に出るぞ、竜胆
82: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/21(火) 23:58:13.16 ID:eKm6FMZ+O
司「……………」スクッ
竜胆「ど、どーだ司ぁ?」
司「とっとと冒険に出るぞ竜胆」
竜胆「………は?」
司「………未知なる食材を求めて……俺達は旅に出る!」グッ
竜胆「な、なぁ?司ぁ?わ、私を見てなんとも思わないか?例えばドキドキとか?」
司「? いや、別に?」
竜胆(おっかしなー……作り方間違ったか?)ペラペラ
竜胆「………ま、いっか…」パタン
竜胆「あんなもんでオトしてもつまんねーしなぁ」ボソッ
司「竜胆!早く冒険に……」
竜胆「あーはいはい、それは卒業してからにしよーなー?」
司「………………」
竜胆「……ところでよ、司ー。私の料理どうだった?」
司「………美味しかったよ!」
司「ご馳走様!竜胆!」
竜胆「…………………」
竜胆「お粗末様でした」ニッ
…………………
………
…
竜胆「ど、どーだ司ぁ?」
司「とっとと冒険に出るぞ竜胆」
竜胆「………は?」
司「………未知なる食材を求めて……俺達は旅に出る!」グッ
竜胆「な、なぁ?司ぁ?わ、私を見てなんとも思わないか?例えばドキドキとか?」
司「? いや、別に?」
竜胆(おっかしなー……作り方間違ったか?)ペラペラ
竜胆「………ま、いっか…」パタン
竜胆「あんなもんでオトしてもつまんねーしなぁ」ボソッ
司「竜胆!早く冒険に……」
竜胆「あーはいはい、それは卒業してからにしよーなー?」
司「………………」
竜胆「……ところでよ、司ー。私の料理どうだった?」
司「………美味しかったよ!」
司「ご馳走様!竜胆!」
竜胆「…………………」
竜胆「お粗末様でした」ニッ
…………………
………
…
83: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/22(水) 00:10:48.10 ID:+q3hu97UO
翌日
遠月学園
ソーマ「……………」テクテク
緋沙子「お早う、ソーマ///」ドキドキ
ソーマ「……はよー、新戸」ヘラッ
緋沙子(昨日は緋沙子呼びだったのに…もしや照れてるのか////)ドキドキ
ソーマ「ところで新戸、眼鏡は?」
緋沙子「今日は持ってきてないが?」
ソーマ「…………そっか…」ガクッ
緋沙子「?」
田所「待ってよぉー!ソーマくぅーん!」ボインボイン
ソーマ「ははっ、相変わらずデカイ乳だなぁ田所」ヘラッ
田所「もぅ!////」ボイン
緋沙子「むっ!」ムカッ
「お早う!」
ソーマ「なーに言ってんスか、一色先輩ー!お早うなら寮で……」クルッ
叡山「今日も爽やかな朝だね!」ニコニコ
ソーマ「………叡山先輩?」
叡山「……どうしたんだい?幸平くん?」ニコニコ
ソーマ「………いや…」タラッ
田所「笑顔怖いべ……」ボイン
緋沙子「な、何か企んでいるんだろうか………」
一色「やぁ、叡山くん!」ニコニコ
叡山「一色くん!」
一色「今日もいい1日になるといいね?」ニコニコ
叡山「まったくだよ!」ニコニコ
ソーマ、田所、緋沙子(何であの人は普通に馴染んでんだ?)
遠月学園
ソーマ「……………」テクテク
緋沙子「お早う、ソーマ///」ドキドキ
ソーマ「……はよー、新戸」ヘラッ
緋沙子(昨日は緋沙子呼びだったのに…もしや照れてるのか////)ドキドキ
ソーマ「ところで新戸、眼鏡は?」
緋沙子「今日は持ってきてないが?」
ソーマ「…………そっか…」ガクッ
緋沙子「?」
田所「待ってよぉー!ソーマくぅーん!」ボインボイン
ソーマ「ははっ、相変わらずデカイ乳だなぁ田所」ヘラッ
田所「もぅ!////」ボイン
緋沙子「むっ!」ムカッ
「お早う!」
ソーマ「なーに言ってんスか、一色先輩ー!お早うなら寮で……」クルッ
叡山「今日も爽やかな朝だね!」ニコニコ
ソーマ「………叡山先輩?」
叡山「……どうしたんだい?幸平くん?」ニコニコ
ソーマ「………いや…」タラッ
田所「笑顔怖いべ……」ボイン
緋沙子「な、何か企んでいるんだろうか………」
一色「やぁ、叡山くん!」ニコニコ
叡山「一色くん!」
一色「今日もいい1日になるといいね?」ニコニコ
叡山「まったくだよ!」ニコニコ
ソーマ、田所、緋沙子(何であの人は普通に馴染んでんだ?)
84: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/22(水) 00:17:49.52 ID:+q3hu97UO
久我「……………」テクテク
竜胆「おーっす!くがー!」バンッ
久我「りんどー先輩……」
竜胆「ん?なんだくがー?元に戻っちまったのかー?」
久我「………1日寝たら治った……」
竜胆「ちぇっ、あのまま横綱目指したら面白かったのになー」ケラケラ
久我「………あんた全然反省してないっしょ?」
もも「眠い~」ゴシゴシ
竜胆「おっ、ももー!」
もも「竜胆……」
久我「………………」
もも「………おはよっ」ボソッ
久我「アッ、ドモッス……」コソコソ
竜胆「?」
竜胆「おーっす!くがー!」バンッ
久我「りんどー先輩……」
竜胆「ん?なんだくがー?元に戻っちまったのかー?」
久我「………1日寝たら治った……」
竜胆「ちぇっ、あのまま横綱目指したら面白かったのになー」ケラケラ
久我「………あんた全然反省してないっしょ?」
もも「眠い~」ゴシゴシ
竜胆「おっ、ももー!」
もも「竜胆……」
久我「………………」
もも「………おはよっ」ボソッ
久我「アッ、ドモッス……」コソコソ
竜胆「?」
85: ◆vlAVOxLc6w 2017/11/22(水) 00:28:07.73 ID:+q3hu97UO
斎藤「コバヤシー!!イイアサダナー!!」
もも、久我「!?」
竜胆「斎藤ー!相変わらず面白い声だなー!」ケラケラ
久我「え?なになに?あの声どーったの!?」
もも「………きもっ」
司「やぁ、みんな!」
竜胆「司ー!」
司「あっ、竜胆!卒業冒険の事なんだけど……」
竜胆「あー、あれなー?」
ワイワイ
久我「………?卒業……」
もも「冒険?」
斎藤「コバヤシー!!オレモツレテッテクレー!!!!」
寧々「おはようどん。司先輩、竜胆先輩」ヌッ
司「お早う、紀ノ国!」
竜胆「おーっす寧々ー!」
寧々「ところで竜胆先輩、竜胆先輩はキツネ派ですか?タヌキ派ですか?私は断然キツネ派………」ブツブツ
竜胆「…………んー……私はぁ………」
竜胆「タヌキ派かな?」ニッ
司「?」
おわり
もも、久我「!?」
竜胆「斎藤ー!相変わらず面白い声だなー!」ケラケラ
久我「え?なになに?あの声どーったの!?」
もも「………きもっ」
司「やぁ、みんな!」
竜胆「司ー!」
司「あっ、竜胆!卒業冒険の事なんだけど……」
竜胆「あー、あれなー?」
ワイワイ
久我「………?卒業……」
もも「冒険?」
斎藤「コバヤシー!!オレモツレテッテクレー!!!!」
寧々「おはようどん。司先輩、竜胆先輩」ヌッ
司「お早う、紀ノ国!」
竜胆「おーっす寧々ー!」
寧々「ところで竜胆先輩、竜胆先輩はキツネ派ですか?タヌキ派ですか?私は断然キツネ派………」ブツブツ
竜胆「…………んー……私はぁ………」
竜胆「タヌキ派かな?」ニッ
司「?」
おわり
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/22(水) 02:58:54.14 ID:gB4/Tppco
乙です
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/22(水) 00:51:49.60 ID:rZ3LwJT30
乙
創ひさは正義
創ひさは正義
引用元: 【食戟のソーマ】竜胆「ついに究極の料理が完成したぜー!」
吹寄「上条当麻……か」
2020-04-30
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 19:55:24.44 ID:piNEBuBt0
姫神「あなたは最近。上機嫌ね」
吹寄「そうかなのか? ……大覇星祭は散々だったからな。次は頑張りたいと思っているからな」
姫神「そうかしら。もっと別のことかも」
吹寄「別のこと? 他に何があるというのだ?」
姫神「好きな人とか。いるの?」
吹寄「そうかなのか? ……大覇星祭は散々だったからな。次は頑張りたいと思っているからな」
姫神「そうかしら。もっと別のことかも」
吹寄「別のこと? 他に何があるというのだ?」
姫神「好きな人とか。いるの?」
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3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 19:58:31.09 ID:piNEBuBt0
吹寄「いるわけないだろう」
土御門「当たり前だにゃー。むしろ居てもらっちゃ困るぜよ」
青髪ピアス「いいんちょは唯一、カミやんに対する耐性を持っているんやからなー」
青髪ピアス「まさに最後の砦やでー。それが崩されたらボクぁ、ボクぁ……!」
吹寄「……それは私が恋愛をしては行けないみたいな言い方じゃないか?」
土御門「まあ、カミやん争奪戦は激しいぜよ。迂闊に手を出しても痛い目みるだけだにゃー」
土御門「当たり前だにゃー。むしろ居てもらっちゃ困るぜよ」
青髪ピアス「いいんちょは唯一、カミやんに対する耐性を持っているんやからなー」
青髪ピアス「まさに最後の砦やでー。それが崩されたらボクぁ、ボクぁ……!」
吹寄「……それは私が恋愛をしては行けないみたいな言い方じゃないか?」
土御門「まあ、カミやん争奪戦は激しいぜよ。迂闊に手を出しても痛い目みるだけだにゃー」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:04:08.42 ID:piNEBuBt0
土御門「所でカミやん、吹寄のこと、どー思ってんのかにゃ?」
上条「どうって……単なるクラスメイトだろ? それ以上でもそれ以下でもねーよ」
土御門「そうだにゃー。ちなみに他のクラスの女子は?」
上条「同じだろ? 別に皆同じクラスメイトだろ」
土御門「そうかにゃー(……自覚無しぜよ。相当厄介ぜよな)」
上条「どうって……単なるクラスメイトだろ? それ以上でもそれ以下でもねーよ」
土御門「そうだにゃー。ちなみに他のクラスの女子は?」
上条「同じだろ? 別に皆同じクラスメイトだろ」
土御門「そうかにゃー(……自覚無しぜよ。相当厄介ぜよな)」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:09:55.70 ID:piNEBuBt0
禁書「おかえり、とうま!」
上条「ただいま。すぐ飯作るから待ってろよ」
禁書「ご飯なんだよ!もう待ちきれないんだから!」
上条「はいはい(ったく、インデックスも少しは手伝えよ……)」
上条(こういう時に手伝ってくれる人がいればな……吹寄とか料理得意そうだけど)
上条(通販で色んな料理器具買ってそうだし……それに比べてうちの居候は)
禁書「ご飯が待ちどおしいんだよ! ね、スフィンクス!」
スフィンクス「にゃー」
上条「ただいま。すぐ飯作るから待ってろよ」
禁書「ご飯なんだよ!もう待ちきれないんだから!」
上条「はいはい(ったく、インデックスも少しは手伝えよ……)」
上条(こういう時に手伝ってくれる人がいればな……吹寄とか料理得意そうだけど)
上条(通販で色んな料理器具買ってそうだし……それに比べてうちの居候は)
禁書「ご飯が待ちどおしいんだよ! ね、スフィンクス!」
スフィンクス「にゃー」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:12:58.11 ID:piNEBuBt0
上条「はい、どうぞ。上条さん特製、麻婆豆腐(三人前)だ!」
禁書「うわぁ!美味しそう!いっただっきまーす!」
スフィンクス「にゃー!」
バクバクムシャムシャ。ごくん。
禁書「ご馳走様ー! 今日も美味しいご飯ありがとね!」
上条「はいはい。それじゃ、片付けるか」
禁書「片付けぐらいは手伝うよ!」
上条「おぉ、ありがとな」
禁書「うわぁ!美味しそう!いっただっきまーす!」
スフィンクス「にゃー!」
バクバクムシャムシャ。ごくん。
禁書「ご馳走様ー! 今日も美味しいご飯ありがとね!」
上条「はいはい。それじゃ、片付けるか」
禁書「片付けぐらいは手伝うよ!」
上条「おぉ、ありがとな」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:19:22.01 ID:piNEBuBt0
Prrrrrrrrrrrr Prrrrrrrrrr
上条「あ、電話だ。インデックスちょっと出てくれ」
禁書「はーい! もしもーし!」
吹寄『すいません、上条さんのお宅ですか?』
禁書「うん。そうなんだよ? あなたは誰?」
吹寄『上条さんのクラスメイトの吹寄と申します。えーっと、妹さん?』
禁書「違うんだよ。私はIndex-Librorum-Prohibitoru、魔法名は献身的な子羊は強者の知識を守る(dedicatus545) なんだよ」
吹寄『いんでっくす?魔法名?』
上条「インデックス、誰と話してるんだ?」
上条「あ、電話だ。インデックスちょっと出てくれ」
禁書「はーい! もしもーし!」
吹寄『すいません、上条さんのお宅ですか?』
禁書「うん。そうなんだよ? あなたは誰?」
吹寄『上条さんのクラスメイトの吹寄と申します。えーっと、妹さん?』
禁書「違うんだよ。私はIndex-Librorum-Prohibitoru、魔法名は献身的な子羊は強者の知識を守る(dedicatus545) なんだよ」
吹寄『いんでっくす?魔法名?』
上条「インデックス、誰と話してるんだ?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:21:39.72 ID:piNEBuBt0
禁書「あれ? あなた、わからないの?」
吹寄『は、はぁ……(何だこの子……話してもダメみたいだな)』
吹寄『すいません、上条当麻さんに変わってもらえますか?』
禁書「とうまね! わかった……とーま!電話!」
上条「電話? 誰からだ?」
禁書「えっとね、くらすめいとのふくよりせいりって人!」
上条「吹寄? わかった、すぐ行く」
吹寄『は、はぁ……(何だこの子……話してもダメみたいだな)』
吹寄『すいません、上条当麻さんに変わってもらえますか?』
禁書「とうまね! わかった……とーま!電話!」
上条「電話? 誰からだ?」
禁書「えっとね、くらすめいとのふくよりせいりって人!」
上条「吹寄? わかった、すぐ行く」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:27:02.94 ID:piNEBuBt0
上条「はい、もしもし。上条です」
吹寄『やっとか。全く。貴様は何をやっているのだ』
上条「悪い悪い。インデックスの奴が何か変な事言ってなかったか?」
吹寄『色々と。魔法名だの……あの子は何だ?』
上条「えーっと……妹!」
吹寄『先ほど本人が妹ではないと言っていたが。それに貴様にはインデックスという外国人の妹がいるのか』
上条「うっ……え、えっとですねー話すと長くなる訳で、聞きますかねー?」
吹寄『遠慮しておこう。明日の連絡網だ。委員長である私から回すようにいわれたのでな』
上条「あ、ああ」
吹寄『やっとか。全く。貴様は何をやっているのだ』
上条「悪い悪い。インデックスの奴が何か変な事言ってなかったか?」
吹寄『色々と。魔法名だの……あの子は何だ?』
上条「えーっと……妹!」
吹寄『先ほど本人が妹ではないと言っていたが。それに貴様にはインデックスという外国人の妹がいるのか』
上条「うっ……え、えっとですねー話すと長くなる訳で、聞きますかねー?」
吹寄『遠慮しておこう。明日の連絡網だ。委員長である私から回すようにいわれたのでな』
上条「あ、ああ」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:30:26.45 ID:piNEBuBt0
吹寄『―――……ということだ。くれぐれも準備をし忘れぬように』
上条「わかった、ありがとな。吹寄」
吹寄『あくまで委員長の仕事だ。礼を言われる筋合いは無い』
上条「そっか。それじゃあ、おやすみ」
吹寄『明日も遅刻をしないようにな。一緒に進級出来なくなるのは悲しいぞ』
上条「ああ。気をつけるよ」
吹寄『精々頑張る事だな。それでは』
ガチャ
上条「わかった、ありがとな。吹寄」
吹寄『あくまで委員長の仕事だ。礼を言われる筋合いは無い』
上条「そっか。それじゃあ、おやすみ」
吹寄『明日も遅刻をしないようにな。一緒に進級出来なくなるのは悲しいぞ』
上条「ああ。気をつけるよ」
吹寄『精々頑張る事だな。それでは』
ガチャ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:35:33.10 ID:piNEBuBt0
上条「それはさー、自分が注意しろって言われると、こういう事態が起きる不幸体質なのは知ってますよ」
上条「まあ、色々あったから何だか慣れちまってるけど、マズイよな……」
上条「久々に叫ぶかな……不幸だぁぁ!」
禁書「ど、どうしたの!? とうま!?」
上条「悪い。例によって目覚まし時計が壊れた。冷蔵庫にある物で朝飯と昼飯はどうにかしてくれ」
上条「どうやらこのままだと遅刻しちまいそうだ。行って来ます!」
禁書「いってらっしゃーい。……全く、とうまはだらしがないんだよ」
スフィンクス「にゃー」
上条「まあ、色々あったから何だか慣れちまってるけど、マズイよな……」
上条「久々に叫ぶかな……不幸だぁぁ!」
禁書「ど、どうしたの!? とうま!?」
上条「悪い。例によって目覚まし時計が壊れた。冷蔵庫にある物で朝飯と昼飯はどうにかしてくれ」
上条「どうやらこのままだと遅刻しちまいそうだ。行って来ます!」
禁書「いってらっしゃーい。……全く、とうまはだらしがないんだよ」
スフィンクス「にゃー」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 20:44:31.82 ID:piNEBuBt0
上条「―――ッだァァァ!!」
上条「どうだ、間にあっ――― デデーン
土御門「上条、アウトー」
小萌「はい、上条ちゃん遅刻ですねー。また寝坊ですかー?」
上条「違いますよ! 目覚まし時計が壊れて……!」
小萌「はいはい。次からは三つぐらい目覚ましを用意してくださいねー」
上条「不幸だ……」
上条「どうだ、間にあっ――― デデーン
土御門「上条、アウトー」
小萌「はい、上条ちゃん遅刻ですねー。また寝坊ですかー?」
上条「違いますよ! 目覚まし時計が壊れて……!」
小萌「はいはい。次からは三つぐらい目覚ましを用意してくださいねー」
上条「不幸だ……」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 21:00:50.68 ID:piNEBuBt0
昼休み
土御門「あれ? カミやん、昼飯はどうしたにゃー?」
上条「……昼飯どころか朝飯すら食ってねーよ」
青髪ピアス「なら学食で何か買ってくればいいやん。たくさんあるでー」
上条「……財布を家に忘れた」
土御門「うわっ。ちなみに俺は弁当やらないぜい。舞夏の特製弁当ぜよ!」
青髪「すまんなーカミやん。わいも一人分しかないんやで」
上条「……不幸だ」
土御門「あれ? カミやん、昼飯はどうしたにゃー?」
上条「……昼飯どころか朝飯すら食ってねーよ」
青髪ピアス「なら学食で何か買ってくればいいやん。たくさんあるでー」
上条「……財布を家に忘れた」
土御門「うわっ。ちなみに俺は弁当やらないぜい。舞夏の特製弁当ぜよ!」
青髪「すまんなーカミやん。わいも一人分しかないんやで」
上条「……不幸だ」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 21:05:47.87 ID:piNEBuBt0
上条「あー、インデックスさんは今頃、我が家の冷蔵庫を漁ってるんだろうなー」
上条「冷蔵庫の中、何が残ってたっけ……。アイツ、レンジ使えないからな……」
上条「あー、カップ麺とかがあるか。確か4つぐらい買い置きしてたよな。アイツなら全部食べそうだが」
吹寄「どうした? 上条当麻。貴様にしては珍しく元気がないな」
上条「あー、吹寄さんですか。飯食わなければこんな物ですよ」
吹寄「……なるほど。弁当を忘れたんだな。仕方ない、私が分けてあげよう」
上条「冷蔵庫の中、何が残ってたっけ……。アイツ、レンジ使えないからな……」
上条「あー、カップ麺とかがあるか。確か4つぐらい買い置きしてたよな。アイツなら全部食べそうだが」
吹寄「どうした? 上条当麻。貴様にしては珍しく元気がないな」
上条「あー、吹寄さんですか。飯食わなければこんな物ですよ」
吹寄「……なるほど。弁当を忘れたんだな。仕方ない、私が分けてあげよう」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 21:08:27.06 ID:piNEBuBt0
上条「え!? いいいんでせうか!?」
吹寄「ああ。少し多めに作ってしまってだな……貴様が食べたいというのなら」
上条「是非! 是非ともお願いします、吹寄センセー!」
吹寄「まあ。いいだろう。……そういえば昨日、私があれだけ注意したのに結局遅刻してきたな」
吹寄「罰ゲームを加えようか。……羞恥プレイ、というやつだな」
吹寄「ああ。少し多めに作ってしまってだな……貴様が食べたいというのなら」
上条「是非! 是非ともお願いします、吹寄センセー!」
吹寄「まあ。いいだろう。……そういえば昨日、私があれだけ注意したのに結局遅刻してきたな」
吹寄「罰ゲームを加えようか。……羞恥プレイ、というやつだな」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 21:16:06.55 ID:piNEBuBt0
上条「羞恥プレイ!? な、高校生なのに何という事を……!?」
吹寄「例えだ。さあ、昼飯を食べたければ目を閉じて口をあけろ」
上条「え、あ。はい。……あー」
吹寄「ほれ」
上条「う、むぐむぐ……おぉ! 上手いぞ!」
吹寄「そうか。それはよかった。さあ、次も行くぞ」
上条「……って、これ俗に言う「あーん」じゃないか!?」
吹寄「そうだが? 何か問題でも?」
上条「問題って……!? こんな恥ずかしい事が出来ますか!?」
吹寄「そうか。私はこの方法以外で貴様に昼飯をあげる気は無いぞ」
上条「すいません。お願いします」
吹寄「例えだ。さあ、昼飯を食べたければ目を閉じて口をあけろ」
上条「え、あ。はい。……あー」
吹寄「ほれ」
上条「う、むぐむぐ……おぉ! 上手いぞ!」
吹寄「そうか。それはよかった。さあ、次も行くぞ」
上条「……って、これ俗に言う「あーん」じゃないか!?」
吹寄「そうだが? 何か問題でも?」
上条「問題って……!? こんな恥ずかしい事が出来ますか!?」
吹寄「そうか。私はこの方法以外で貴様に昼飯をあげる気は無いぞ」
上条「すいません。お願いします」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 21:23:05.03 ID:piNEBuBt0
土御門「……あ、ありのままに起こったことを話すぜよ!」
「『教室に戻ったら吹寄がカミやんにあーんをしていた』」
「な…何を言っているのかわかんねーと思うが俺も何が起きているのかわからなかったぜい」
「頭がどうにかなりそうだったにゃ……!」
吹寄「ほら、あーんしなさい」
上条「むぐ。……もぐもぐ」
吹寄「どう? 私特製の卵焼きの味は?」
上条「美味しいです。どうもありがとーございます!」
吹寄「それはよかった。次行くわよ」
「『教室に戻ったら吹寄がカミやんにあーんをしていた』」
「な…何を言っているのかわかんねーと思うが俺も何が起きているのかわからなかったぜい」
「頭がどうにかなりそうだったにゃ……!」
吹寄「ほら、あーんしなさい」
上条「むぐ。……もぐもぐ」
吹寄「どう? 私特製の卵焼きの味は?」
上条「美味しいです。どうもありがとーございます!」
吹寄「それはよかった。次行くわよ」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 21:32:37.26 ID:piNEBuBt0
上条「ご馳走様でした。本ッ当に助かりましたぁ!」
吹寄「それは何よりで。次からは忘れないようにしないさいよ」
上条「わかりました!」
吹寄「よろしい。それじゃ、午後の授業始まるから」
上条「ありがとーございましたー!」
吹寄「それは何よりで。次からは忘れないようにしないさいよ」
上条「わかりました!」
吹寄「よろしい。それじゃ、午後の授業始まるから」
上条「ありがとーございましたー!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 21:39:07.08 ID:piNEBuBt0
放課後
上条「あー、よかったァ……!」
土御門「死ねェェェェい! 恨みの土御門キィーック!」
どかっ
上条「ぐぼべっ!?」
青髪ピアス「カミやぁぁぁぁん! 身長180cm超ボディプレース!」
どすっ
上条「ぐはぁっ!?」
上条「お、お前ら何すんだよ!?」
土御門「何するんだよじゃないぜよ……ついにこのときが来ちまったか、みたいな感じぜよ」
上条「あー、よかったァ……!」
土御門「死ねェェェェい! 恨みの土御門キィーック!」
どかっ
上条「ぐぼべっ!?」
青髪ピアス「カミやぁぁぁぁん! 身長180cm超ボディプレース!」
どすっ
上条「ぐはぁっ!?」
上条「お、お前ら何すんだよ!?」
土御門「何するんだよじゃないぜよ……ついにこのときが来ちまったか、みたいな感じぜよ」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 21:42:25.45 ID:piNEBuBt0
上条「この時って……!?(まさか、また魔術関連で……!)」
青ピ「ついにいいんちょ攻略か、カミやんは誰にも止められへんわ」
上条「い、委員長? 吹寄のことか? 攻略って、お前ら何言ってんだよ?」
土御門「……自覚無しぜよ。全く歩いた後にはフラグしか残らないって実はカミやん能力者じゃないかにゃー」
青ピ「あり得るでー。恋愛御手(フラグアッパー)レベル5やな」
上条「はァ? お前ら、何言ってんだよ。全く……」
青ピ「ついにいいんちょ攻略か、カミやんは誰にも止められへんわ」
上条「い、委員長? 吹寄のことか? 攻略って、お前ら何言ってんだよ?」
土御門「……自覚無しぜよ。全く歩いた後にはフラグしか残らないって実はカミやん能力者じゃないかにゃー」
青ピ「あり得るでー。恋愛御手(フラグアッパー)レベル5やな」
上条「はァ? お前ら、何言ってんだよ。全く……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 22:32:38.85 ID:piNEBuBt0
上条「全くアイツら何だってんだ……夕飯の買い物して帰るかな」
上条「えーっと、今日は何にしましょうかね~」
上条「お、タイムセールで半額か。あれ買ってけばいいかな」
から揚げ二人前パック半額!
上条「おし、最後の一個!」吹寄「よし、最後の一個!」
上条・吹寄「え?」
上条「えーっと、今日は何にしましょうかね~」
上条「お、タイムセールで半額か。あれ買ってけばいいかな」
から揚げ二人前パック半額!
上条「おし、最後の一個!」吹寄「よし、最後の一個!」
上条・吹寄「え?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 22:38:16.66 ID:piNEBuBt0
上条「ふ、吹寄!?」
吹寄「か、上条当麻!?」
上条「弁当の礼もあるし、いいぜ。レディーファーストだ」
吹寄「しかし……貴様のところには居候がいるでしょ? その子のために……」
上条「あー、よく考えたらコレじゃ足りないわ。二人前でアイツが満足する訳なかった」
上条「これだからいつも家計がヤバイんだよなー。別の探すとしますか」
吹寄「そんなに大変なの?」
上条「ええ。それはもう。火の車とかいうレベルじゃなくて。極炎の超特急ですよ」
吹寄「使い方が違うと思うけど……それなら弁当ぐらいなら私が作ろうか?」
上条「い、いいんですか!?」
吹寄「か、上条当麻!?」
上条「弁当の礼もあるし、いいぜ。レディーファーストだ」
吹寄「しかし……貴様のところには居候がいるでしょ? その子のために……」
上条「あー、よく考えたらコレじゃ足りないわ。二人前でアイツが満足する訳なかった」
上条「これだからいつも家計がヤバイんだよなー。別の探すとしますか」
吹寄「そんなに大変なの?」
上条「ええ。それはもう。火の車とかいうレベルじゃなくて。極炎の超特急ですよ」
吹寄「使い方が違うと思うけど……それなら弁当ぐらいなら私が作ろうか?」
上条「い、いいんですか!?」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/17(日) 22:47:37.91 ID:piNEBuBt0
吹寄「一人分だけ作るのって結構面倒なのよね。もう一人分ぐらい増えても問題ないわ」
上条「ああ、今私には吹寄さんが神様に見えますよ……!」
吹寄「そう? それはよかった。それじゃあ、楽しみにしててね」
上条「はい。ありがとうございます!」
上条「ああ、今私には吹寄さんが神様に見えますよ……!」
吹寄「そう? それはよかった。それじゃあ、楽しみにしててね」
上条「はい。ありがとうございます!」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 19:47:46.79 ID:/2v9AMIf0
上条「っと、これでいいかな……」
上条「明日の昼飯は心配要らないし……さてとレジ行くか」
「1056円になりまーす」
上条「えーっと、財布は……アレ?」
上条(……財布忘れてたァァァァァァァァァァァ!)
上条「す、すいません。やっぱいいです……」
「え?」
上条「不幸だ……」
上条「明日の昼飯は心配要らないし……さてとレジ行くか」
「1056円になりまーす」
上条「えーっと、財布は……アレ?」
上条(……財布忘れてたァァァァァァァァァァァ!)
上条「す、すいません。やっぱいいです……」
「え?」
上条「不幸だ……」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 19:56:10.82 ID:/2v9AMIf0
上条「……インデックスに電話だ」
Prrrrrrrrrrrrrrrr Prrrrrrrrrr
禁書『はい、もしもーし! 私はインデックスっていうんだよ?』
上条「インデックスか……今スーパーにいるんだけどさ―――」
禁書『あ、とうま! ひどいんだよ! 電子レンジの使い方わからなかったんだよ!』
上条「あ、ああ。そうか。えっとだな……」
禁書『まいかが通り掛ってくれたからどうにかなったけど、あぶなかったんだからね!』
上条「それはよかったな。で、インデックスさん」
禁書『で、ね。さっき、こもえから電話がきて焼肉パーティーやるらしいから行って来るね!』
上条「ちょ、ま!? 俺のサイフは――― ブツッ
Prrrrrrrrrrrrrrrr Prrrrrrrrrr
禁書『はい、もしもーし! 私はインデックスっていうんだよ?』
上条「インデックスか……今スーパーにいるんだけどさ―――」
禁書『あ、とうま! ひどいんだよ! 電子レンジの使い方わからなかったんだよ!』
上条「あ、ああ。そうか。えっとだな……」
禁書『まいかが通り掛ってくれたからどうにかなったけど、あぶなかったんだからね!』
上条「それはよかったな。で、インデックスさん」
禁書『で、ね。さっき、こもえから電話がきて焼肉パーティーやるらしいから行って来るね!』
上条「ちょ、ま!? 俺のサイフは――― ブツッ
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 20:09:40.59 ID:/2v9AMIf0
上条「インデックス……仕方ない、いったん家まで戻るか」
吹寄「どうしたの? 上条当麻。こんな所で、この世の絶望でも見たかのようね」
上条「吹寄……。実は―――
吹寄「ふーん。つまり、家まで戻る必要があると。……んー、そうだ」
吹寄「貴様、私の家に来なさいよ。ちょうど用もあるし、夕飯をご馳走するわ」
上条「そっ、そんな! 明日の弁当作ってもらえるのに夕飯まで……いいですって!」
吹寄「さっきも言ったでしょ? 一人も二人も変わらないって。遠慮しないで」
吹寄「どうしたの? 上条当麻。こんな所で、この世の絶望でも見たかのようね」
上条「吹寄……。実は―――
吹寄「ふーん。つまり、家まで戻る必要があると。……んー、そうだ」
吹寄「貴様、私の家に来なさいよ。ちょうど用もあるし、夕飯をご馳走するわ」
上条「そっ、そんな! 明日の弁当作ってもらえるのに夕飯まで……いいですって!」
吹寄「さっきも言ったでしょ? 一人も二人も変わらないって。遠慮しないで」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 20:16:10.34 ID:/2v9AMIf0
上条「お邪魔しまーす……」
吹寄「遠慮しないで。その辺に座ってて。すぐ作っちゃうから」
上条「あ、ああ(女子の部屋っつーのも新鮮だな……小奇麗だな)」
吹寄「あんまりジロジロと人の部屋を見ないで」
上条「ん? 何だ? 恥ずかしい物でも置いてあるのか?」
吹寄「そういう訳ではないけど……」
吹寄「遠慮しないで。その辺に座ってて。すぐ作っちゃうから」
上条「あ、ああ(女子の部屋っつーのも新鮮だな……小奇麗だな)」
吹寄「あんまりジロジロと人の部屋を見ないで」
上条「ん? 何だ? 恥ずかしい物でも置いてあるのか?」
吹寄「そういう訳ではないけど……」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 20:21:21.28 ID:/2v9AMIf0
上条「ん? パソコン部品? 何だ吹寄ってパソコン組み立てたりすんのか?」
吹寄「え!? えっと、それは……!」
上条「俺も詳しくはわかんないんだけどさ、ちょっと見せてくれよ」
吹寄「だ、ダメ! 絶対に開けちゃダメ!」
上条「あ、ああ。精密な物だもんな。変に弄ったらマズイか……」
吹寄「そ、そう! 精密な部品だからね!」
吹寄(言えない……健康飲料と間違えて媚薬注文しちゃったなんて……!)
吹寄「え!? えっと、それは……!」
上条「俺も詳しくはわかんないんだけどさ、ちょっと見せてくれよ」
吹寄「だ、ダメ! 絶対に開けちゃダメ!」
上条「あ、ああ。精密な物だもんな。変に弄ったらマズイか……」
吹寄「そ、そう! 精密な部品だからね!」
吹寄(言えない……健康飲料と間違えて媚薬注文しちゃったなんて……!)
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 20:31:30.22 ID:/2v9AMIf0
吹寄「出来上がりっ!」
上条「おお! 流石だぜ、吹寄!」
吹寄「……至らぬ所もあるけど、召し上がれ」
吹寄「人に食べさせるのは久しぶりだから、変かもしれないけど……」
上条「んな事ねーよ! いただきます!」
上条「おお! 流石だぜ、吹寄!」
吹寄「……至らぬ所もあるけど、召し上がれ」
吹寄「人に食べさせるのは久しぶりだから、変かもしれないけど……」
上条「んな事ねーよ! いただきます!」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 20:40:04.01 ID:/2v9AMIf0
上条「ご馳走様でしたー」
吹寄「お粗末様でした」
上条「いやー、美味かったぜ。吹寄はいいお嫁さんになれそうだな」
吹寄「そ、そう? ありがと」
上条「ああ。俺が保障するよ。さて、片付けないとな。何か手伝える事あるか?」
吹寄「えーっと、それじゃあゴミ捨てお願いできる?」
上条「おう。任しておけ! じゃ、行って来るぜ」
吹寄「お粗末様でした」
上条「いやー、美味かったぜ。吹寄はいいお嫁さんになれそうだな」
吹寄「そ、そう? ありがと」
上条「ああ。俺が保障するよ。さて、片付けないとな。何か手伝える事あるか?」
吹寄「えーっと、それじゃあゴミ捨てお願いできる?」
上条「おう。任しておけ! じゃ、行って来るぜ」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 20:44:37.99 ID:/2v9AMIf0
バタン
吹寄「行ったわよ、ね……」
吹寄「えーっと、確かこの辺にしまっておいて……」
ガサゴソガサゴソ
吹寄「あった! 結局、一度だけ使って飽きちゃったけど、やっぱり自分で使う物じゃないわよね」
吹寄「上条当麻の家には無いらしいし、丁度いいか。……それでは、ゴホン」
吹寄「行ったわよ、ね……」
吹寄「えーっと、確かこの辺にしまっておいて……」
ガサゴソガサゴソ
吹寄「あった! 結局、一度だけ使って飽きちゃったけど、やっぱり自分で使う物じゃないわよね」
吹寄「上条当麻の家には無いらしいし、丁度いいか。……それでは、ゴホン」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 20:49:45.46 ID:/2v9AMIf0
上条「ただいまー」
吹寄「お、おかえり!」
上条「ん? 何か隠したけど、何だそれ?」
吹寄「貴様にあげようと思ってね。目覚まし時計が壊れたんでしょ?」
上条「ああ。お陰で今日は遅刻しちまったよ。で、これを俺に?」
吹寄「うん。通販で買ったんだけど、私はもう一個あるし。第一、これ自分で使っても微妙なのよ」
上条「へー。そっか。本当にくれるのか?」
吹寄「どうぞ。その代わり、明日は遅刻しないようにね」
上条「ああ。ありがとな!」
吹寄「お、おかえり!」
上条「ん? 何か隠したけど、何だそれ?」
吹寄「貴様にあげようと思ってね。目覚まし時計が壊れたんでしょ?」
上条「ああ。お陰で今日は遅刻しちまったよ。で、これを俺に?」
吹寄「うん。通販で買ったんだけど、私はもう一個あるし。第一、これ自分で使っても微妙なのよ」
上条「へー。そっか。本当にくれるのか?」
吹寄「どうぞ。その代わり、明日は遅刻しないようにね」
上条「ああ。ありがとな!」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 20:58:02.40 ID:/2v9AMIf0
上条家
上条「ただいまー、ってインデックスはいないのか……ん、留守電か」
小萌『シスターちゃんはお腹いっぱいになって寝ちゃいました』
『迎えに来てもらうのも悪いので今日は私の家に泊まらせることにします』
『明日こそは遅刻しないように早く寝てくださいねー』
上条「インデックスがいないとなると……久しぶりのベットか!」
上条「いやー、最近寒くなってきたからなぁ。風呂場は流石にキツイんだよな」
上条「ありがたや。ありがたや。……っと、吹寄にもらった目覚ましセットして……」
上条「おやすみなさい、俺!」
上条「ただいまー、ってインデックスはいないのか……ん、留守電か」
小萌『シスターちゃんはお腹いっぱいになって寝ちゃいました』
『迎えに来てもらうのも悪いので今日は私の家に泊まらせることにします』
『明日こそは遅刻しないように早く寝てくださいねー』
上条「インデックスがいないとなると……久しぶりのベットか!」
上条「いやー、最近寒くなってきたからなぁ。風呂場は流石にキツイんだよな」
上条「ありがたや。ありがたや。……っと、吹寄にもらった目覚ましセットして……」
上条「おやすみなさい、俺!」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:04:40.04 ID:/2v9AMIf0
翌朝。午前6時半
『……さい、上条当麻。遅刻するわよ』
上条「ふえ? ……いんでっくすさん? いつお帰りに……?」
『さっさと起きないと遅刻するわよ』
上条「……なんだ、この声。どこかで聞き覚えが……」
『上条当麻。早く起きなさい。貴様は遅刻をしたいの?』
上条「……吹寄? 目覚まし時計から!?」
『おはよう。上条当麻。よく眠れた?』
『目が覚めたら、さっさと準備しなさいよ』
上条「は、はい! 吹寄センセー!」
『……さい、上条当麻。遅刻するわよ』
上条「ふえ? ……いんでっくすさん? いつお帰りに……?」
『さっさと起きないと遅刻するわよ』
上条「……なんだ、この声。どこかで聞き覚えが……」
『上条当麻。早く起きなさい。貴様は遅刻をしたいの?』
上条「……吹寄? 目覚まし時計から!?」
『おはよう。上条当麻。よく眠れた?』
『目が覚めたら、さっさと準備しなさいよ』
上条「は、はい! 吹寄センセー!」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:12:43.50 ID:/2v9AMIf0
吹寄「おはよう。今日は遅刻しなかったみたいね」
上条「いやー、まさか目覚ましにあんな機能があるとは。あれは何ですか?」
吹寄「いくつかの単語を音声入力すると自動で意味のある文章に組み替えるシステムを搭載した目覚まし時計」
吹寄「最初、というか一度は自分で使ったんだけど、自分の声で起こされるのはどうも気分が良くなくて」
吹寄「"おはよう"とか"遅刻"とかの基本的な単語は入力済みだったから、貴様の名前を入力したぐらいなんだけどね」
吹寄「通販で購入した代物がこんな所で役に立つとは思わなかったわ……ちなみに文章のパターンは一万通りぐらいあるから」
上条「い、一万!? そんなに!?」
吹寄「中にはシークレットボイスとかあるかもね」
上条「いやー、まさか目覚ましにあんな機能があるとは。あれは何ですか?」
吹寄「いくつかの単語を音声入力すると自動で意味のある文章に組み替えるシステムを搭載した目覚まし時計」
吹寄「最初、というか一度は自分で使ったんだけど、自分の声で起こされるのはどうも気分が良くなくて」
吹寄「"おはよう"とか"遅刻"とかの基本的な単語は入力済みだったから、貴様の名前を入力したぐらいなんだけどね」
吹寄「通販で購入した代物がこんな所で役に立つとは思わなかったわ……ちなみに文章のパターンは一万通りぐらいあるから」
上条「い、一万!? そんなに!?」
吹寄「中にはシークレットボイスとかあるかもね」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:18:52.11 ID:/2v9AMIf0
吹寄「そして、ほら。今日の弁当」
上条「おお! 何から何まで……! ありがとうございます……!」
吹寄「うん、よろしい。それじゃ、私は委員長の仕事があるから」
上条「ああ、がんばれよ」
吹寄「貴様も授業中に居眠りしないようにね」
上条「おお! 何から何まで……! ありがとうございます……!」
吹寄「うん、よろしい。それじゃ、私は委員長の仕事があるから」
上条「ああ、がんばれよ」
吹寄「貴様も授業中に居眠りしないようにね」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:23:51.60 ID:/2v9AMIf0
昼休み
土御門「おー、カミやん今日は忘れなかったかにゃー」
青ピ「流石のカミやんの不幸体質にも限度があるってことやでー」
上条「ハッ! 俺がいつまでも不幸だと思うなよ!?」
土御門「それにしても、今日のカミやん弁当は良くできてるぜよ」
土御門「……!(これは、もしや!?)」
吹寄「何、土御門? 人の弁当を眺めて?」
土御門「おー、カミやん今日は忘れなかったかにゃー」
青ピ「流石のカミやんの不幸体質にも限度があるってことやでー」
上条「ハッ! 俺がいつまでも不幸だと思うなよ!?」
土御門「それにしても、今日のカミやん弁当は良くできてるぜよ」
土御門「……!(これは、もしや!?)」
吹寄「何、土御門? 人の弁当を眺めて?」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:30:06.73 ID:/2v9AMIf0
上条「ん? 人の弁当見て何やってんだ?」
土御門(弁当の中身が一緒……だと……?)
青ピ「どうしたんやー?」
土御門「実は……ボソボソ……」
青ピ「何……だと……?」
青ピ「か、カミやんといいんちょの弁当の中身が同じィ!?」
土御門(弁当の中身が一緒……だと……?)
青ピ「どうしたんやー?」
土御門「実は……ボソボソ……」
青ピ「何……だと……?」
青ピ「か、カミやんといいんちょの弁当の中身が同じィ!?」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:35:57.66 ID:/2v9AMIf0
ざわざわ……ざわざわ……
男子A「上条のヤロー……ついに吹寄にまで……!」
男子B「まさか最後の砦、絶対防御が……なんてことだ……!」
男子C「くそッ、カミジョー属性を止める手立ては無いのか……!」
土御門「いいんちょ、実際のところ、どうなんでしょうね?」
吹寄「何を言っているの? 私が上条当麻に弁当を作ってあげた。それだけじゃないの」
土御門「……カミやんと付き合っていたりは?」
吹寄「まさか。お弁当作ってあげるぐらいで恋人になってたら世の中カップルで溢れかえるじゃないの」
男子A「上条のヤロー……ついに吹寄にまで……!」
男子B「まさか最後の砦、絶対防御が……なんてことだ……!」
男子C「くそッ、カミジョー属性を止める手立ては無いのか……!」
土御門「いいんちょ、実際のところ、どうなんでしょうね?」
吹寄「何を言っているの? 私が上条当麻に弁当を作ってあげた。それだけじゃないの」
土御門「……カミやんと付き合っていたりは?」
吹寄「まさか。お弁当作ってあげるぐらいで恋人になってたら世の中カップルで溢れかえるじゃないの」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:43:14.83 ID:/2v9AMIf0
土御門「で、カミやんの方はどうお考えで?」
上条「同じだっつーの。別に付き合ってる訳でも好きな訳でもねーよ」
上条「吹寄も言ってんだろ。ったく、お前らは騒ぎすぎなんだよ」
土御門「……!(両者ともに自覚無し……? これは……)」
青ピ「カミやんは大変やー」
上条「同じだっつーの。別に付き合ってる訳でも好きな訳でもねーよ」
上条「吹寄も言ってんだろ。ったく、お前らは騒ぎすぎなんだよ」
土御門「……!(両者ともに自覚無し……? これは……)」
青ピ「カミやんは大変やー」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:51:12.85 ID:/2v9AMIf0
上条「あー、散々だ。二日連続でボコられるって、9月1日以来だっつーの」
上条「というか、負傷し慣れてる自分が怖い……」
上条「不幸だー!」
吹寄「全くよね。こっちは多大な迷惑こうむるし」
上条「吹寄! あー、なんかゴメン」
吹寄「貴様が謝る必要はないわよ。別に……本当、アイツらもガキよね」
吹寄「それじゃ、また明日。明日も期待してて良いわよ。じゃあね」
上条「は、はい!」
上条「というか、負傷し慣れてる自分が怖い……」
上条「不幸だー!」
吹寄「全くよね。こっちは多大な迷惑こうむるし」
上条「吹寄! あー、なんかゴメン」
吹寄「貴様が謝る必要はないわよ。別に……本当、アイツらもガキよね」
吹寄「それじゃ、また明日。明日も期待してて良いわよ。じゃあね」
上条「は、はい!」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 21:57:34.13 ID:/2v9AMIf0
上条「あー、インデックス連れて帰らなきゃだな……」
小萌宅
結標「シスター? 朝早く赤髪で背の高い神父みたいなのに連れてかれたけど」
結標「なんか任務だよ、とか言ってたわね。何? 誘拐?」
上条「い、いえ。ならいいんです……(ステイル、だよな?)」
小萌宅
結標「シスター? 朝早く赤髪で背の高い神父みたいなのに連れてかれたけど」
結標「なんか任務だよ、とか言ってたわね。何? 誘拐?」
上条「い、いえ。ならいいんです……(ステイル、だよな?)」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:02:24.79 ID:/2v9AMIf0
禁書『もしもし? とーま?』
上条「もしもし、じゃねーよ。お前今、何処にいるんだ?」
禁書『えーっとね、イギリスだよ!』
上条「い、イギリス!?」
禁書『なんか私の保存してる魔道書が必要っぽくて。アレ、とうまには連絡済みって……』
上条「な!? 連絡って何も聞いてないぞ!?」
ステイル『やあ、上条当麻。この子はこちらで暫く預かるよ。何、心配するな。君の傍にいるより数百倍安全だから』
ステイル『それじゃあな』
上条「もしもし、じゃねーよ。お前今、何処にいるんだ?」
禁書『えーっとね、イギリスだよ!』
上条「い、イギリス!?」
禁書『なんか私の保存してる魔道書が必要っぽくて。アレ、とうまには連絡済みって……』
上条「な!? 連絡って何も聞いてないぞ!?」
ステイル『やあ、上条当麻。この子はこちらで暫く預かるよ。何、心配するな。君の傍にいるより数百倍安全だから』
ステイル『それじゃあな』
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:07:06.74 ID:/2v9AMIf0
上条「なっ!? お、オイ? ステイ――― ブツッ
上条「ったく……安全ならいいか。どうせ何かあったら呼び出されるんだろうな」
上条「……あの超音速旅客機はゴメンだぜ」
上条「あー、インデックスもいねーし。今日もふかふかベットか!」
上条「さーて、さっさと家に帰ろうかね」
上条「ったく……安全ならいいか。どうせ何かあったら呼び出されるんだろうな」
上条「……あの超音速旅客機はゴメンだぜ」
上条「あー、インデックスもいねーし。今日もふかふかベットか!」
上条「さーて、さっさと家に帰ろうかね」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:12:13.66 ID:/2v9AMIf0
翌朝
『早く起きなさい。遅刻しても知らないわよ!』
『もう何時だと思ってるの? 貴様は寝ないと死んじゃう病なの?』
『おはよう。さ、早く起きて。学校で待ってるわよ』
上条「んー……あー、あ゛ァ……」
『……早く起きないと、イタズラしちゃうよ?』
上条「頭痛いし、熱っぽい……久しぶりの二日連続ベットでの反動か?」
上条「あー、どうしよ。こんなにもインデックスが必要になったのは初めてかもしれない……」
『早く起きなさい。遅刻しても知らないわよ!』
『もう何時だと思ってるの? 貴様は寝ないと死んじゃう病なの?』
『おはよう。さ、早く起きて。学校で待ってるわよ』
上条「んー……あー、あ゛ァ……」
『……早く起きないと、イタズラしちゃうよ?』
上条「頭痛いし、熱っぽい……久しぶりの二日連続ベットでの反動か?」
上条「あー、どうしよ。こんなにもインデックスが必要になったのは初めてかもしれない……」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:16:26.86 ID:/2v9AMIf0
小萌『上条ちゃん、風邪ですか?』
上条「はい、すいません……ということで今日は……」
小萌『わかりましたー。じっくりしっかり休んでくださいねー』
上条「すいません……」
上条「さて、と……また寝るか」
上条「はい、すいません……ということで今日は……」
小萌『わかりましたー。じっくりしっかり休んでくださいねー』
上条「すいません……」
上条「さて、と……また寝るか」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:21:47.84 ID:/2v9AMIf0
上条「……んにゃむ。あー、もう五時じゃねーか」
上条「さすがに腹減ったな。動かなくても減る物なんだよな」
上条「さて……ちっとダルイけど飯作るか……」
ピンポーン
上条「ん……? 土御門あたりか……はーい」
上条「さすがに腹減ったな。動かなくても減る物なんだよな」
上条「さて……ちっとダルイけど飯作るか……」
ピンポーン
上条「ん……? 土御門あたりか……はーい」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:24:34.12 ID:/2v9AMIf0
吹寄「やあ。上条当麻。貴様が学校を休んだから私がわざわざプリントを届けに来たわよ」
上条「吹寄か、ありがとな」
吹寄「それと看病の道具を一通り持ってきたから、ちょっと上がらしてもらうわよ」
上条「い、いいって。吹寄にも移っちゃうから!」
吹寄「何? 貴様はわざわざ看病しに来てあげた女の子を追い返すの?」
上条「う……お、お願いします……」
上条「吹寄か、ありがとな」
吹寄「それと看病の道具を一通り持ってきたから、ちょっと上がらしてもらうわよ」
上条「い、いいって。吹寄にも移っちゃうから!」
吹寄「何? 貴様はわざわざ看病しに来てあげた女の子を追い返すの?」
上条「う……お、お願いします……」
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:28:27.69 ID:/2v9AMIf0
吹寄「よろしい。人の好意はありがたく受け取る物よ」
吹寄「さ、これ。冷えピタ。あと風邪薬ね。えっと、冷蔵庫見るわよ」
吹寄「んー。とりあえずポカリとかも買ってきたから水分補給もしときなさい」
吹寄「で、朝から何も食べてなさそうだけど。食欲とかはあるの?」
上条「は、はい!」
吹寄「よかった。まあ、食欲あればどうにかなるわよね。お粥でいい?」
上条「ああ……頼りになるな、吹寄」
吹寄「どういたしまして。さ、お粥できるまで寝てなさい」
吹寄「さ、これ。冷えピタ。あと風邪薬ね。えっと、冷蔵庫見るわよ」
吹寄「んー。とりあえずポカリとかも買ってきたから水分補給もしときなさい」
吹寄「で、朝から何も食べてなさそうだけど。食欲とかはあるの?」
上条「は、はい!」
吹寄「よかった。まあ、食欲あればどうにかなるわよね。お粥でいい?」
上条「ああ……頼りになるな、吹寄」
吹寄「どういたしまして。さ、お粥できるまで寝てなさい」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:37:44.86 ID:/2v9AMIf0
吹寄「あ、起きた? ちょうど出来上がったわよ。食べれる?」
上条「もちろん!」
吹寄「はい、どーぞ。ていうか一昨日もこんな感じよね……」
上条「本当に何から何まで。迷惑かけちゃって……あー、」
吹寄「ん? 何かしら?」
上条「いやぁ、吹寄の彼氏になった人はラッキーだよなーと思って」
吹寄「そう、ありがと。生憎、彼氏とかいないのよね」
上条「へー、もったいないよな。俺なら放っとかないぜ」
上条「もちろん!」
吹寄「はい、どーぞ。ていうか一昨日もこんな感じよね……」
上条「本当に何から何まで。迷惑かけちゃって……あー、」
吹寄「ん? 何かしら?」
上条「いやぁ、吹寄の彼氏になった人はラッキーだよなーと思って」
吹寄「そう、ありがと。生憎、彼氏とかいないのよね」
上条「へー、もったいないよな。俺なら放っとかないぜ」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/18(月) 22:40:50.36 ID:/2v9AMIf0
吹寄「なら付き合ってみる?」
上条「いやいや、遠慮しとくよ。俺じゃあ吹寄に似合わないし」
吹寄「貴様の周りには魅力的な女性が沢山いるからねー」
上条「アイツらが魅力的なら吹寄も十分魅力的だぜ?」
吹寄「ありがと。さ、お粥がさめないうちに食べちゃいなさい」
上条「そうだな。いただきます」
吹寄「召し上がれ」
上条「いやいや、遠慮しとくよ。俺じゃあ吹寄に似合わないし」
吹寄「貴様の周りには魅力的な女性が沢山いるからねー」
上条「アイツらが魅力的なら吹寄も十分魅力的だぜ?」
吹寄「ありがと。さ、お粥がさめないうちに食べちゃいなさい」
上条「そうだな。いただきます」
吹寄「召し上がれ」
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 19:57:31.65 ID:MYmlqKRT0
上条「ご馳走様でした」
吹寄「お粗末様。それじゃ、私はもう帰るから」
上条「ありがとな、本当にありがとう」
吹寄「別にいいわよ。……あ、ちょっと目覚まし貸して」
上条「ん? ほらよ」
吹寄「ども。―――…… 、っと」
上条「何て入れたんだ?」
吹寄「秘密。明日の朝はこれがなるから。楽しみにしててね」
上条「そうするか。じゃあな、吹寄。おやすみ」
吹寄「お休みなさい」
吹寄「お粗末様。それじゃ、私はもう帰るから」
上条「ありがとな、本当にありがとう」
吹寄「別にいいわよ。……あ、ちょっと目覚まし貸して」
上条「ん? ほらよ」
吹寄「ども。―――…… 、っと」
上条「何て入れたんだ?」
吹寄「秘密。明日の朝はこれがなるから。楽しみにしててね」
上条「そうするか。じゃあな、吹寄。おやすみ」
吹寄「お休みなさい」
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 20:08:38.36 ID:MYmlqKRT0
Prrrrrrrrrr Prrrrrrrrr
姫神「もしもし。こんな時間に。何?」
吹寄『夜遅くゴメンね。ちょっと姫神に聞きたい事があって』
姫神「私に聞きたい事?」
吹寄『突然で悪いけど……上条当麻をどう思う?』
姫神「あなたからその質問が出るとは。意外。……彼は。いいと思う。誰にでも優しくて。私を助けてくれる」
吹寄『要するに好き、なのよね?』
姫神「多分。そうだと思う」
吹寄『告白したりはしないの?』
姫神「……わからない。正直言って。私も戸惑ってる」
吹寄『そう。変な事聞いてゴメンね。お休み』
姫神「おやすみ」
姫神「もしもし。こんな時間に。何?」
吹寄『夜遅くゴメンね。ちょっと姫神に聞きたい事があって』
姫神「私に聞きたい事?」
吹寄『突然で悪いけど……上条当麻をどう思う?』
姫神「あなたからその質問が出るとは。意外。……彼は。いいと思う。誰にでも優しくて。私を助けてくれる」
吹寄『要するに好き、なのよね?』
姫神「多分。そうだと思う」
吹寄『告白したりはしないの?』
姫神「……わからない。正直言って。私も戸惑ってる」
吹寄『そう。変な事聞いてゴメンね。お休み』
姫神「おやすみ」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 20:14:07.87 ID:MYmlqKRT0
吹寄「上条当麻……か」
吹寄「私はアイツが好きなのかな……どうなんだろ」
吹寄「仮に好きだとしても、上条当麻の周りには魅力的な人がいっぱいだからな……私になんて見向きもしないわよね」
吹寄「ええーい。迷ってても仕方ないか。テレビでも見よ」
『親しい友人に、家族に、恋人に。この時期ピッタリの贈り物を手作りで!』
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吹寄「これは……。……えーっと番号は……0120の……、
吹寄「私はアイツが好きなのかな……どうなんだろ」
吹寄「仮に好きだとしても、上条当麻の周りには魅力的な人がいっぱいだからな……私になんて見向きもしないわよね」
吹寄「ええーい。迷ってても仕方ないか。テレビでも見よ」
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吹寄「これは……。……えーっと番号は……0120の……、
202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 20:21:20.34 ID:MYmlqKRT0
翌朝
『風邪はちゃんと治った? 早く準備しないと遅れちゃうわよ』
上条「んー。っと。全回復ッ!」
上条「いやー。久しぶりの清清しさだな。こりゃ。あーなんかいい気分だ」
上条「今日はいい天気だなぁ……布団でも干して、さっさと出かけますか」
上条「インデックスは暫く帰ってこないし。楽でよかったぜ」
『風邪はちゃんと治った? 早く準備しないと遅れちゃうわよ』
上条「んー。っと。全回復ッ!」
上条「いやー。久しぶりの清清しさだな。こりゃ。あーなんかいい気分だ」
上条「今日はいい天気だなぁ……布団でも干して、さっさと出かけますか」
上条「インデックスは暫く帰ってこないし。楽でよかったぜ」
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 20:32:34.41 ID:MYmlqKRT0
上条「おはよう、吹寄」
吹寄「おはよう、上条当麻。風邪は治ったの?」
上条「お陰様でな。吹寄の作ってくれたお粥がよかったみたいだな」
吹寄「それは何よりで。テストも近いから、あんまり体調崩さないようにね」
上条「風邪なんてこれっきりにしたいよ。まあ、吹寄が来てくれるなら後一度ぐらいは……」
吹寄「貴様は何を言っているの? まあ貴様がどうしても、っていうんなら行ってあげてもいいけど」
上条「そうか。なら次もお願いするよ」
吹寄「頼まれてみようかな」
吹寄「おはよう、上条当麻。風邪は治ったの?」
上条「お陰様でな。吹寄の作ってくれたお粥がよかったみたいだな」
吹寄「それは何よりで。テストも近いから、あんまり体調崩さないようにね」
上条「風邪なんてこれっきりにしたいよ。まあ、吹寄が来てくれるなら後一度ぐらいは……」
吹寄「貴様は何を言っているの? まあ貴様がどうしても、っていうんなら行ってあげてもいいけど」
上条「そうか。なら次もお願いするよ」
吹寄「頼まれてみようかな」
205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 20:39:45.04 ID:MYmlqKRT0
ピンポーン
「お届け物でーす」
吹寄「ありがとうございまーす」
「またのご利用、お待ちしております!」
吹寄「よし、届いたか。……えっと、あった。あった。色は……ピンクとかは嫌よね」
吹寄「シンプルに……黒と灰色の縞模様でいいかしら。派手にしてもアレだし」
吹寄「それじゃ、やろっかな。えーっと、何これ、意外に難しいわね……」
「お届け物でーす」
吹寄「ありがとうございまーす」
「またのご利用、お待ちしております!」
吹寄「よし、届いたか。……えっと、あった。あった。色は……ピンクとかは嫌よね」
吹寄「シンプルに……黒と灰色の縞模様でいいかしら。派手にしてもアレだし」
吹寄「それじゃ、やろっかな。えーっと、何これ、意外に難しいわね……」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 20:43:46.44 ID:MYmlqKRT0
上条「おはよーっす」
吹寄「おはよ」
上条「最近寒くなってきたよなー。ん? 吹寄、何読んでんだ?」
吹寄「こ、これは……! えっと、その……」
上条「隠すような物かよ?」
吹寄「あれ、あの……漫画!」
上条「漫画? 吹寄もそういうの読むんだな」
吹寄「悪いかしら? 貴様の部屋も漫画だらけだったわよ?」
上条「そうじゃなくて。常盤台のエースさんもコンビニで漫画立ち読みしてるぐらいだからさ」
吹寄「おはよ」
上条「最近寒くなってきたよなー。ん? 吹寄、何読んでんだ?」
吹寄「こ、これは……! えっと、その……」
上条「隠すような物かよ?」
吹寄「あれ、あの……漫画!」
上条「漫画? 吹寄もそういうの読むんだな」
吹寄「悪いかしら? 貴様の部屋も漫画だらけだったわよ?」
上条「そうじゃなくて。常盤台のエースさんもコンビニで漫画立ち読みしてるぐらいだからさ」
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 20:47:44.81 ID:MYmlqKRT0
禁書『今度はローマでお仕事なんだよ! 私ってば忙しいんだからね!』
上条「はいはい。頑張って来いよ」
神裂『わかっていると思いますが、彼女の護衛は私達にお任せください』
神裂『万に一つでもアナタの手が必要になる事態には発展させませんので、ご安心ください』
『ほら、五和、行け!』
五和『あ、あの……気をつけて下さいね』
上条「……? とにかくインデックスは暫く帰ってこないと」
上条「はいはい。頑張って来いよ」
神裂『わかっていると思いますが、彼女の護衛は私達にお任せください』
神裂『万に一つでもアナタの手が必要になる事態には発展させませんので、ご安心ください』
『ほら、五和、行け!』
五和『あ、あの……気をつけて下さいね』
上条「……? とにかくインデックスは暫く帰ってこないと」
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 20:54:27.28 ID:MYmlqKRT0
吹寄「……意外に難しいわね。ここがこーなって、あー、もう少し長いほうがいいかな」
吹寄「男子だもんね。短すぎてもダメっぽいし、もうちょっと頑張ってみようかな」
吹寄「えっと、最後にここをこーして、っと……完成!」
吹寄「ふぅ……渡したら喜んでくれる、よね」
吹寄「心配しても仕方ないかな。時間も時間だし。私が遅刻する訳にもいかないから、寝よ」
吹寄「男子だもんね。短すぎてもダメっぽいし、もうちょっと頑張ってみようかな」
吹寄「えっと、最後にここをこーして、っと……完成!」
吹寄「ふぅ……渡したら喜んでくれる、よね」
吹寄「心配しても仕方ないかな。時間も時間だし。私が遅刻する訳にもいかないから、寝よ」
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 21:02:18.53 ID:MYmlqKRT0
吹寄「……喜んでくれる、かな。なんか不安になってきちゃった」
吹寄「悩んでても仕方ないわよね。行かなくちゃ」
吹寄「おはよ―――
土御門「あー、カミやん、そのマフラーよさそうぜよ。誰にもらったぜよ?」
上条「もらってません。マフラーなんて代物、簡単にもらえる訳ねーだろ。売り物だよ」
上条「いやー、昨日、偶然見つけてさ。安かったし柄も気に入ったから。黒と灰の縞模様、いいだろ?」
土御門「……べ、別にうらやましくなんてないぜよ。……舞夏に作ってもらうぜよ」
吹寄「悩んでても仕方ないわよね。行かなくちゃ」
吹寄「おはよ―――
土御門「あー、カミやん、そのマフラーよさそうぜよ。誰にもらったぜよ?」
上条「もらってません。マフラーなんて代物、簡単にもらえる訳ねーだろ。売り物だよ」
上条「いやー、昨日、偶然見つけてさ。安かったし柄も気に入ったから。黒と灰の縞模様、いいだろ?」
土御門「……べ、別にうらやましくなんてないぜよ。……舞夏に作ってもらうぜよ」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 21:09:42.03 ID:MYmlqKRT0
吹寄「え……あ……(う、嘘……なんで……)」
上条「あ、吹寄。おはよう。……ん? どうしたんだ?」
吹寄「な、何でもない……!」
マフラーの入った紙袋を手にしたまま走り去る吹寄。
上条「行っちまった……。何だってんだ?」
土御門「……カミやん」
上条「あ、吹寄。おはよう。……ん? どうしたんだ?」
吹寄「な、何でもない……!」
マフラーの入った紙袋を手にしたまま走り去る吹寄。
上条「行っちまった……。何だってんだ?」
土御門「……カミやん」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 21:15:32.69 ID:MYmlqKRT0
上条「? 何だよ、土御門?」
ドガッと土御門の拳を受けて上条が大きく吹き飛ぶ。
上条「な……!? 何しやがるんだ!?」
土御門「それはこっちの台詞ぜよ。テメェはわかってねーのか?」
上条「わかってねーって……、何のことだよ……!?」」
土御門「吹寄が前から何の本を読んでたか知ってるか? そして、アイツが何を見て走り去ったか」
土御門「わかんねーなら、カミやんが理解できるまで俺が殴り続けてやるぜよ」
土御門「……わかるならさっさと追いかけろ、バカヤロー」
上条「なるほど、そういう事かよ……ああ、わかったよ。行ってくる!」
ドガッと土御門の拳を受けて上条が大きく吹き飛ぶ。
上条「な……!? 何しやがるんだ!?」
土御門「それはこっちの台詞ぜよ。テメェはわかってねーのか?」
上条「わかってねーって……、何のことだよ……!?」」
土御門「吹寄が前から何の本を読んでたか知ってるか? そして、アイツが何を見て走り去ったか」
土御門「わかんねーなら、カミやんが理解できるまで俺が殴り続けてやるぜよ」
土御門「……わかるならさっさと追いかけろ、バカヤロー」
上条「なるほど、そういう事かよ……ああ、わかったよ。行ってくる!」
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 21:22:48.01 ID:MYmlqKRT0
上条「待てよ! 吹寄!」
吹寄「な、何よ? 私に用なんて、無いでしょ……」
上条「マフラー、俺のためにわざわざ編んでくれたのか?」
吹寄「そうだけど……貴様には必要ないじゃない」
上条「……なら、こういうのはどうだ?」
上条が首にかけていたマフラーをはずして吹寄の首にかける。
吹寄「なっ……!?」
上条「で、俺が吹寄の作ったのをつける。これじゃ……ダメか?」
吹寄「……いい。これでいいわよ。……うん」
上条「まさか選ぶ模様が一緒とは。これでお揃いだな」
吹寄「そ、そうね……貴様がそれでいいなら、私も……」
吹寄「な、何よ? 私に用なんて、無いでしょ……」
上条「マフラー、俺のためにわざわざ編んでくれたのか?」
吹寄「そうだけど……貴様には必要ないじゃない」
上条「……なら、こういうのはどうだ?」
上条が首にかけていたマフラーをはずして吹寄の首にかける。
吹寄「なっ……!?」
上条「で、俺が吹寄の作ったのをつける。これじゃ……ダメか?」
吹寄「……いい。これでいいわよ。……うん」
上条「まさか選ぶ模様が一緒とは。これでお揃いだな」
吹寄「そ、そうね……貴様がそれでいいなら、私も……」
217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 21:34:37.35 ID:MYmlqKRT0
土御門「はぁー。全く、俺もやっちまったぜよ」
土御門「全く。なれない事をすると疲れるぜよ。……って、お二人のご帰還にゃー」
上条「おー。こっちの方が温かいぜ。吹寄は何でも出来るんだな」
吹寄「どうも。……これも温かいわよ。(上条当麻の匂いがする……)」
上条「それはよかった。あとでさ、何処か行かないか? 今回のお詫びも含めて」
吹寄「遊園地。第六学区の遊園地に行きたい」
上条「遊園地ね。わかった。暇な日見つけて一緒に行くか」
吹寄「うん」
土御門「全く。なれない事をすると疲れるぜよ。……って、お二人のご帰還にゃー」
上条「おー。こっちの方が温かいぜ。吹寄は何でも出来るんだな」
吹寄「どうも。……これも温かいわよ。(上条当麻の匂いがする……)」
上条「それはよかった。あとでさ、何処か行かないか? 今回のお詫びも含めて」
吹寄「遊園地。第六学区の遊園地に行きたい」
上条「遊園地ね。わかった。暇な日見つけて一緒に行くか」
吹寄「うん」
221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 21:47:59.86 ID:MYmlqKRT0
上条「じゃあな、吹寄」
吹寄「うん。また明日、学校で。遊園地、楽しみにしてるわよ」
上条「あーい、この上条さんに任しとけ!」
吹寄「……、もう。本当に優しいんだから……」
吹寄「あんなに優しかったら……好きになっちゃうじゃないの」
吹寄「やっぱり私、上条当麻の事が……好き、なんだよね」
吹寄「あー! どうしよう! 明日からまともに顔見られないかも……」
吹寄「うん。また明日、学校で。遊園地、楽しみにしてるわよ」
上条「あーい、この上条さんに任しとけ!」
吹寄「……、もう。本当に優しいんだから……」
吹寄「あんなに優しかったら……好きになっちゃうじゃないの」
吹寄「やっぱり私、上条当麻の事が……好き、なんだよね」
吹寄「あー! どうしよう! 明日からまともに顔見られないかも……」
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 21:56:33.13 ID:MYmlqKRT0
翌日
上条「よーっす。吹寄」
吹寄「お、おはようっ!」
上条「? どうした? 顔赤いぞ。熱でもあるんじゃねーの?」
吹寄「ひゃ、そ、そんな……(顔が近い! おでこくっつけて……!)」
上条「うーん、熱は無いみたいだけど……保健室行くか?」
吹寄「大丈夫! 大丈夫だから! う、うん……!」
上条「そうそう。遊園地行くのって次の土曜日でいいかな?」
吹寄「あ、ああ。き、貴様の予定がああえば私はいつでもいいわよ」
上条「そっか。それじゃ、楽しみにしてるからな」
上条「よーっす。吹寄」
吹寄「お、おはようっ!」
上条「? どうした? 顔赤いぞ。熱でもあるんじゃねーの?」
吹寄「ひゃ、そ、そんな……(顔が近い! おでこくっつけて……!)」
上条「うーん、熱は無いみたいだけど……保健室行くか?」
吹寄「大丈夫! 大丈夫だから! う、うん……!」
上条「そうそう。遊園地行くのって次の土曜日でいいかな?」
吹寄「あ、ああ。き、貴様の予定がああえば私はいつでもいいわよ」
上条「そっか。それじゃ、楽しみにしてるからな」
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 22:06:08.32 ID:MYmlqKRT0
当日。午前九時。
上条「悪い、待ったか?」
吹寄「いや、私も今来たところ」
上条「そっか。それじゃあ行こうか」
吹寄「うん」
吹寄(はたから見ればデートしてるカップルに見えるのかな……)
吹寄(ちょっと恥ずかしいけど、悪くはないよね)
上条「悪い、待ったか?」
吹寄「いや、私も今来たところ」
上条「そっか。それじゃあ行こうか」
吹寄「うん」
吹寄(はたから見ればデートしてるカップルに見えるのかな……)
吹寄(ちょっと恥ずかしいけど、悪くはないよね)
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 22:18:10.62 ID:MYmlqKRT0
上条「到着! そういえば、ここには来たことあったんだよな」
吹寄「来た事があるの? 私は始めてだけど……」
上条「前に両親と。小学生の時だから覚えてないんだけどさ」
上条(部屋に両親とここに来てた写真があったから……全く覚えちゃいないんだけど)
吹寄「それじゃあ貴様に案内してもらおうかしら」
上条「うっ!? いやぁ、実は全然覚えてなくてですねー」
吹寄「そうなの? まあ小学生の時だしね。覚えて無くても仕方ないわよ。それじゃ、行きましょ」
吹寄「来た事があるの? 私は始めてだけど……」
上条「前に両親と。小学生の時だから覚えてないんだけどさ」
上条(部屋に両親とここに来てた写真があったから……全く覚えちゃいないんだけど)
吹寄「それじゃあ貴様に案内してもらおうかしら」
上条「うっ!? いやぁ、実は全然覚えてなくてですねー」
吹寄「そうなの? まあ小学生の時だしね。覚えて無くても仕方ないわよ。それじゃ、行きましょ」
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 22:24:17.94 ID:MYmlqKRT0
午後三時
上条「あー、疲れたァ!」
吹寄「もう疲れたの? 6時にパレードやるらしいから、それ見て帰ろっか」
上条「ああ、そうだな」
上条(こう見ると吹寄って可愛いよなぁ……付き合えたりは……無理か)
上条(もし吹寄が俺の事好きだとしたって、それは夏休み以前の上条当麻だろうし)
上条(偽者の上条当麻が以前の上条当麻に向けた気持ちにこたえることができねーからな)
上条「あー、疲れたァ!」
吹寄「もう疲れたの? 6時にパレードやるらしいから、それ見て帰ろっか」
上条「ああ、そうだな」
上条(こう見ると吹寄って可愛いよなぁ……付き合えたりは……無理か)
上条(もし吹寄が俺の事好きだとしたって、それは夏休み以前の上条当麻だろうし)
上条(偽者の上条当麻が以前の上条当麻に向けた気持ちにこたえることができねーからな)
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 22:32:58.08 ID:MYmlqKRT0
上条(……前の上条当麻ならどうするんだろうか)
吹寄「どうしたの? 考え込んで」
上条「いや、なんでもないよ。うん、なんでもない」
吹寄「そっか。……そろそろパレード始めるわよ」
上条「ああ、そうだな。行くか」
吹寄「どうしたの? 考え込んで」
上条「いや、なんでもないよ。うん、なんでもない」
吹寄「そっか。……そろそろパレード始めるわよ」
上条「ああ、そうだな。行くか」
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 23:12:14.77 ID:MYmlqKRT0
吹寄「綺麗よね」
上条「大星覇祭は散々だったからなぁ……」
吹寄「私と貴様は二人揃って病院送りだったからね。ナイトパレードも見損ねたし」
上条「今日がその代わりだと思えばいいじゃないか」
吹寄「そうね。……そういえば貴様は変わったな」
上条「へ?」
吹寄「少なくとも夏休みが開けて、特に大星覇祭の時には一学期とは何か違ってたよ」
吹寄「……夏休みが開けた後の貴様は、中々だったよ。私達の為に色々と頑張って」
上条「そ、そうか……?(もしかして記憶喪失の事を!?)」
吹寄「貴様は時々、夏休み前の自分と今の自分を比べてるかのように動いているけど」
吹寄「私は今の貴様の方がいいと思うな」
上条「大星覇祭は散々だったからなぁ……」
吹寄「私と貴様は二人揃って病院送りだったからね。ナイトパレードも見損ねたし」
上条「今日がその代わりだと思えばいいじゃないか」
吹寄「そうね。……そういえば貴様は変わったな」
上条「へ?」
吹寄「少なくとも夏休みが開けて、特に大星覇祭の時には一学期とは何か違ってたよ」
吹寄「……夏休みが開けた後の貴様は、中々だったよ。私達の為に色々と頑張って」
上条「そ、そうか……?(もしかして記憶喪失の事を!?)」
吹寄「貴様は時々、夏休み前の自分と今の自分を比べてるかのように動いているけど」
吹寄「私は今の貴様の方がいいと思うな」
239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/19(火) 23:22:12.62 ID:MYmlqKRT0
上条「……そ、そうか?」
上条「別にそんな事はねーんだけど……」
吹寄「少なくとも、貴様は誰かの為に動こう、って感じになってるわよ」
上条「そうかな、そう言ってくれると嬉しいよ」
吹寄「……人のために必死になるのはいいけど、ちゃんと自分の事も考えなさいよ」
吹寄「頼れる時には誰かを頼ってもいいから……何なら私でもいい」
上条「吹寄……」
上条「別にそんな事はねーんだけど……」
吹寄「少なくとも、貴様は誰かの為に動こう、って感じになってるわよ」
上条「そうかな、そう言ってくれると嬉しいよ」
吹寄「……人のために必死になるのはいいけど、ちゃんと自分の事も考えなさいよ」
吹寄「頼れる時には誰かを頼ってもいいから……何なら私でもいい」
上条「吹寄……」
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/20(水) 19:50:05.34 ID:OppUlIBl0
上条「……ありがとな。吹寄」
吹寄「貴様に礼を言われる筋合いは無いわよ」
上条「そっか?」
吹寄「当たり前じゃない。……ほら、パレード見逃しちゃうわよ」
上条「そうだな……相変わらず凄いというか、学園都市は全てにおいてレベルが違うぜ」
吹寄「……(パレードよりお前の方がキレイだよ、とか言ってくれたらなぁ)」
上条「パレードもキレイだけど、吹寄もキレイだぞ」
吹寄「なッ!? き、貴様は何を……!?」
上条「冗談だよ。顔、紅くなってるぜ?」
吹寄「……冗談か。嬉しかったのに」
上条「ん? 何か言ったか?」
吹寄「何でもないわよ!」
吹寄「貴様に礼を言われる筋合いは無いわよ」
上条「そっか?」
吹寄「当たり前じゃない。……ほら、パレード見逃しちゃうわよ」
上条「そうだな……相変わらず凄いというか、学園都市は全てにおいてレベルが違うぜ」
吹寄「……(パレードよりお前の方がキレイだよ、とか言ってくれたらなぁ)」
上条「パレードもキレイだけど、吹寄もキレイだぞ」
吹寄「なッ!? き、貴様は何を……!?」
上条「冗談だよ。顔、紅くなってるぜ?」
吹寄「……冗談か。嬉しかったのに」
上条「ん? 何か言ったか?」
吹寄「何でもないわよ!」
281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/20(水) 20:02:36.37 ID:OppUlIBl0
吹寄(そんな事言うから……私は……!)
上条「あー、終わっちまったかァ……そろそろ帰るか」
吹寄「そうね……」
上条「送るよ。夜道は危ないからさ」
吹寄「お願いするわね」
上条「あー、終わっちまったかァ……そろそろ帰るか」
吹寄「そうね……」
上条「送るよ。夜道は危ないからさ」
吹寄「お願いするわね」
323: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/21(木) 19:43:51.14 ID:ckZte7At0
吹寄「それじゃ、明後日学校で」
上条「ああ。月曜日にな。じゃあな」
吹寄「じゃあね。今日は楽しかったわよ」
上条「俺もだ。おやすみ、吹寄」
上条「ああ。月曜日にな。じゃあな」
吹寄「じゃあね。今日は楽しかったわよ」
上条「俺もだ。おやすみ、吹寄」
325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 20:03:10.17 ID:ckZte7At0
Prrrrrrrrrr Prrrrrrrrrr
吹寄「ん? 電話……上条当麻からかな?」
姫神『こんばんわ。残念ながら上条当麻ではない』
吹寄「私、何も言ってないわよね……?」
姫神『ええ。……本当に彼からだと思っていたの?』
吹寄「うっ……で、何か話でもあるの?」
姫神『あなたは。これから。どうするの?』
吹寄「どうするって……」
姫神『早くしないと。とられちゃう。彼は。そういう体質だから』
吹寄「そう、よね……」
姫神『明後日。告白しなさい。いい?』
吹寄「え!? ちょ、待っ―――ブツッ
吹寄「ん? 電話……上条当麻からかな?」
姫神『こんばんわ。残念ながら上条当麻ではない』
吹寄「私、何も言ってないわよね……?」
姫神『ええ。……本当に彼からだと思っていたの?』
吹寄「うっ……で、何か話でもあるの?」
姫神『あなたは。これから。どうするの?』
吹寄「どうするって……」
姫神『早くしないと。とられちゃう。彼は。そういう体質だから』
吹寄「そう、よね……」
姫神『明後日。告白しなさい。いい?』
吹寄「え!? ちょ、待っ―――ブツッ
328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 20:12:23.60 ID:ckZte7At0
姫神「……これでいい。これがいい。これだからいい」
姫神「彼女はとっても強いから。私なんかよりも。数倍勇気があるから」
姫神「きっと上手くいく。彼女を泣かせたら。例え彼でも容赦はしない」
吹寄「切れちゃった……こっちの気もしらないで」
吹寄「でも、しちゃったほうがいいよね。ずっとこのままなら」
吹寄「明後日、か」
姫神「彼女はとっても強いから。私なんかよりも。数倍勇気があるから」
姫神「きっと上手くいく。彼女を泣かせたら。例え彼でも容赦はしない」
吹寄「切れちゃった……こっちの気もしらないで」
吹寄「でも、しちゃったほうがいいよね。ずっとこのままなら」
吹寄「明後日、か」
329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 20:23:39.75 ID:ckZte7At0
月曜日
『おはよう、よく眠れたかしら?』
上条「んーっ! あー、おはよう!」
上条「と、遅刻しねーようにしなきゃだよなー。さ、行くか」
上条「今日もいい天気だなぁ……最近は平和で何よりだ」
『おはよう、よく眠れたかしら?』
上条「んーっ! あー、おはよう!」
上条「と、遅刻しねーようにしなきゃだよなー。さ、行くか」
上条「今日もいい天気だなぁ……最近は平和で何よりだ」
330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 20:27:38.32 ID:ckZte7At0
高校への通学路
上条「ん? アレは……」
上条が見つけたのは見覚えのある黒と灰の縞模様マフラー。
それは上条の首に巻かれた物とよく似ていて、上条は地面に落ちているマフラーに見覚えがあった。
上条「……? 吹寄にやったのと同じやつ、だよな?」
上条「っても、アレって安売りしてたし結構数があったからな」
上条「他に買った人もいるだろうし。第一、マフラー落として気づかないハズねーか」
上条「ん? アレは……」
上条が見つけたのは見覚えのある黒と灰の縞模様マフラー。
それは上条の首に巻かれた物とよく似ていて、上条は地面に落ちているマフラーに見覚えがあった。
上条「……? 吹寄にやったのと同じやつ、だよな?」
上条「っても、アレって安売りしてたし結構数があったからな」
上条「他に買った人もいるだろうし。第一、マフラー落として気づかないハズねーか」
332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 20:35:24.26 ID:ckZte7At0
上条「おはよーって、吹寄はいないのか?」
土御門「あ、カミやん。そうぜよ。いっつも朝早くから来てるのに……おかしいぜよ」
青ピ「あれ? カミやんがいいんちょが来なくてご機嫌斜めかやー」
上条「ち、違ェよ! 吹寄にあげたマフラーによく似たのが通学路に落ちてたんだ」
土御門「へー。ちなみに場所は?」
上条「えーっと、第七学区のセブンスミストの近くか」
土御門(吹寄の家と学校の通学路。近くに確かスキルアウトのたまり場が……)
土御門「あ、カミやん。そうぜよ。いっつも朝早くから来てるのに……おかしいぜよ」
青ピ「あれ? カミやんがいいんちょが来なくてご機嫌斜めかやー」
上条「ち、違ェよ! 吹寄にあげたマフラーによく似たのが通学路に落ちてたんだ」
土御門「へー。ちなみに場所は?」
上条「えーっと、第七学区のセブンスミストの近くか」
土御門(吹寄の家と学校の通学路。近くに確かスキルアウトのたまり場が……)
334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 20:44:35.90 ID:ckZte7At0
Prrrrrr Prrrrrrrrrrrrr
上条「あ、電話だ……吹寄から?」
土御門「ラブコールだにゃー。全く、カミやんはうらやましい限りだにゃー」
上条「うるさい。黙ってろ……もしもし、吹寄どうしたんだ?」
?『こんにちはー。上条当麻クン』
上条「(男……?)誰だ……?」
?『忘れちまったか。前にテメェに邪魔されたおバカな不良さんですよぉ』
不良『……あー、わかってると思うが、テメェと仲良い女の子はココにいるから』
不良『ちっと上条クンさー。俺らン所来てくれない? そしたらこの子返してやるよ』
上条「て、テメェッ! 吹寄に何してやがる!?」
不良『まだ何もしてねぇよ。……"まだ"、な』
上条「……ッ! 待ってやがれ。今すぐ行ってやるよ」
不良『待ってるぜぇ。カカカ』
上条「あ、電話だ……吹寄から?」
土御門「ラブコールだにゃー。全く、カミやんはうらやましい限りだにゃー」
上条「うるさい。黙ってろ……もしもし、吹寄どうしたんだ?」
?『こんにちはー。上条当麻クン』
上条「(男……?)誰だ……?」
?『忘れちまったか。前にテメェに邪魔されたおバカな不良さんですよぉ』
不良『……あー、わかってると思うが、テメェと仲良い女の子はココにいるから』
不良『ちっと上条クンさー。俺らン所来てくれない? そしたらこの子返してやるよ』
上条「て、テメェッ! 吹寄に何してやがる!?」
不良『まだ何もしてねぇよ。……"まだ"、な』
上条「……ッ! 待ってやがれ。今すぐ行ってやるよ」
不良『待ってるぜぇ。カカカ』
335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 20:55:02.98 ID:ckZte7At0
上条「ふ、っざけん、なッ……!」
上条(クソ……! 全部俺のせいじゃねーか……!)
上条(自分を頼ってって吹寄は言ってくれた……なのに! このザマかよッ……!)
上条「……ちょっと用が出来た。小萌先生には何か言い訳しておいてくれ」
土御門「カミやん、何しに行く気ぜよ……?」
上条「無茶をしに」
土御門「アホかにゃー。相手が一人だと思ってんじゃねーぜよ。どーせ数人でフルボッコ大作戦ぜよ」
上条「……それでも! アイツは、吹寄は、俺を……!」
土御門「仕方ないぜよ。俺が着いて行ってやるぜよ。雑魚は俺が片すから、カミやんはボス猿一匹殴ってくるぜよ」
上条「土御門……!」
上条(クソ……! 全部俺のせいじゃねーか……!)
上条(自分を頼ってって吹寄は言ってくれた……なのに! このザマかよッ……!)
上条「……ちょっと用が出来た。小萌先生には何か言い訳しておいてくれ」
土御門「カミやん、何しに行く気ぜよ……?」
上条「無茶をしに」
土御門「アホかにゃー。相手が一人だと思ってんじゃねーぜよ。どーせ数人でフルボッコ大作戦ぜよ」
上条「……それでも! アイツは、吹寄は、俺を……!」
土御門「仕方ないぜよ。俺が着いて行ってやるぜよ。雑魚は俺が片すから、カミやんはボス猿一匹殴ってくるぜよ」
上条「土御門……!」
337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 21:04:27.12 ID:ckZte7At0
青ピ「オイオイ。わいを忘れてもらっちゃぁ困るで」
青ピ「全く。クラスの女子が危険な目にあったんやで? カミやんばっかりずるい!」
青ピ「やのーて、学級委員として当然、助けにいくべきや!」
青ピ「数は一人でも多いほうがいいやろ? いくでー!」
土御門「目指すは吹寄の救出+親玉ぶん殴るぜよ!」
上条「……お前ら!」
青ピ「全く。クラスの女子が危険な目にあったんやで? カミやんばっかりずるい!」
青ピ「やのーて、学級委員として当然、助けにいくべきや!」
青ピ「数は一人でも多いほうがいいやろ? いくでー!」
土御門「目指すは吹寄の救出+親玉ぶん殴るぜよ!」
上条「……お前ら!」
341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 21:13:35.90 ID:ckZte7At0
不良「来たか……って三人もかよ?」
不良「まあ、二人増えたぐらいじゃあカンケイねーけどなぁ!」
鉄パイプ、金属バット、ナイフ、バール、その他明らかに殺傷能力のある道具。
それらを本来の用途に使用する者はこの場にはいない。上条らを取り囲む不良総勢15名は武器としてそれらの道具を構える。
上条「じゅ、15人……!?」
土御門「あちゃー。予想より少しばっかり多かったぜよ」
青ピ「とにかくカミやんは吹寄ん所に行きやー。ここはワイらが食い止めるでー!」
土御門「デルタフォースの力、見せてやるぜよ!」
不良「まあ、二人増えたぐらいじゃあカンケイねーけどなぁ!」
鉄パイプ、金属バット、ナイフ、バール、その他明らかに殺傷能力のある道具。
それらを本来の用途に使用する者はこの場にはいない。上条らを取り囲む不良総勢15名は武器としてそれらの道具を構える。
上条「じゅ、15人……!?」
土御門「あちゃー。予想より少しばっかり多かったぜよ」
青ピ「とにかくカミやんは吹寄ん所に行きやー。ここはワイらが食い止めるでー!」
土御門「デルタフォースの力、見せてやるぜよ!」
342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 21:21:45.61 ID:ckZte7At0
上条当麻は知っていた。
土御門元春は強い。魔術や超能力を使わずとも彼の格闘の技は優れていた。
不良A「ぐぼっ!?」
不良B「がばぃぃいう……」
不良C「ぎつうぃう!」
土御門「甘くみんなぜよ。こちとら多角スパイですよ、このヤロー」
青ピ「身長180cm超ボディプレース!」
不良D「ぐぼはっ!?」
土御門元春は強い。魔術や超能力を使わずとも彼の格闘の技は優れていた。
不良A「ぐぼっ!?」
不良B「がばぃぃいう……」
不良C「ぎつうぃう!」
土御門「甘くみんなぜよ。こちとら多角スパイですよ、このヤロー」
青ピ「身長180cm超ボディプレース!」
不良D「ぐぼはっ!?」
344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 21:39:41.63 ID:ckZte7At0
不良「なっ……!?」
当初の予定ではノコノコと現れた上条当麻を自分を含めた16人かかりで袋叩き、のはずだった。
上条当麻が仲間を二人連れてきたのは予想外だったが、それでも三人。15人相手に勝てるはずは無いと思っていた。
けれども。その15人は気づけば倒れていた。上条当麻以外のたった二人の高校生に全滅させられて。
土御門「こんなもんぜよ。さーて、あとはカミやんの番だにゃー」
青ピ「全く。わいを甘く見てもらっちゃぁ困るでー」
不良「な、何だってんだ!?」
上条「おいおい、今更逃げるのかよ?」
不良「なっ……!」
当初の予定ではノコノコと現れた上条当麻を自分を含めた16人かかりで袋叩き、のはずだった。
上条当麻が仲間を二人連れてきたのは予想外だったが、それでも三人。15人相手に勝てるはずは無いと思っていた。
けれども。その15人は気づけば倒れていた。上条当麻以外のたった二人の高校生に全滅させられて。
土御門「こんなもんぜよ。さーて、あとはカミやんの番だにゃー」
青ピ「全く。わいを甘く見てもらっちゃぁ困るでー」
不良「な、何だってんだ!?」
上条「おいおい、今更逃げるのかよ?」
不良「なっ……!」
346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 21:48:37.29 ID:ckZte7At0
―――……そういえば貴様は変わったな
―――私は今の貴様の方がいいと思うな
―――頼れる時には誰かを頼ってもいいから……何なら私でもいい
不良「く、クソォ!」
後ずさりながら蹴り上げた空き缶は上条の真横を跳び壁に当たる。
牽制にすらならない一撃はむなしく消えた。上条の右拳が強く握られる。
上条「……いいぜ、テメェが今の俺から逃げられると思ってんなら、
―――その幻想をぶち殺す!」
上条の右拳が不良の左頬を直撃し、不良が大きく吹き飛んだ。
―――私は今の貴様の方がいいと思うな
―――頼れる時には誰かを頼ってもいいから……何なら私でもいい
不良「く、クソォ!」
後ずさりながら蹴り上げた空き缶は上条の真横を跳び壁に当たる。
牽制にすらならない一撃はむなしく消えた。上条の右拳が強く握られる。
上条「……いいぜ、テメェが今の俺から逃げられると思ってんなら、
―――その幻想をぶち殺す!」
上条の右拳が不良の左頬を直撃し、不良が大きく吹き飛んだ。
347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 21:56:58.36 ID:ckZte7At0
上条「……っ」
吹寄「上条当麻……」
上条「吹寄……! 無事だったか!? ケガとかは……!?」
吹寄「ケガなら大丈夫。でも、ゴメン。マフラーなくしちゃった」
上条「バカかよ……マフラーなんかよりもお前の事の方が大事に決まってるだろ」
吹寄「そう……ありがとね」
上条「俺の方こそ。今回の件は俺のせいでもあるし……」
吹寄「自分を責めないで。貴様は悪くないよ。貴様は強いから。自分で思ってるよりもずっと、ずっと」
吹寄「上条当麻……」
上条「吹寄……! 無事だったか!? ケガとかは……!?」
吹寄「ケガなら大丈夫。でも、ゴメン。マフラーなくしちゃった」
上条「バカかよ……マフラーなんかよりもお前の事の方が大事に決まってるだろ」
吹寄「そう……ありがとね」
上条「俺の方こそ。今回の件は俺のせいでもあるし……」
吹寄「自分を責めないで。貴様は悪くないよ。貴様は強いから。自分で思ってるよりもずっと、ずっと」
351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 22:04:55.88 ID:ckZte7At0
姫神「おかえり。無事に帰ってきてくれて。よかった」
小萌「心配したのですよー。……先生は上条ちゃん達の遅刻を忘れちゃったのです」
小萌「だからキチンとノート写してもらって、授業を受けていた事にしてくださいねー」
上条「ありがとうございます。小萌先生」
小萌「何のことだかよくわからないのですよー。上条ちゃん達は学校に朝からいましたから」
青ピ「どや、小萌センセー? 強い男は好きやろ?」
小萌「暴力は好きではないのですー。でも、誰かを守るための強さはいいと思います。そういうのはカッコイーですよー」
土御門「……結局カミやんぜよ。全く。やれやれにゃー」
小萌「心配したのですよー。……先生は上条ちゃん達の遅刻を忘れちゃったのです」
小萌「だからキチンとノート写してもらって、授業を受けていた事にしてくださいねー」
上条「ありがとうございます。小萌先生」
小萌「何のことだかよくわからないのですよー。上条ちゃん達は学校に朝からいましたから」
青ピ「どや、小萌センセー? 強い男は好きやろ?」
小萌「暴力は好きではないのですー。でも、誰かを守るための強さはいいと思います。そういうのはカッコイーですよー」
土御門「……結局カミやんぜよ。全く。やれやれにゃー」
352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 22:18:03.46 ID:ckZte7At0
数日後...
上条「本当にこれでいいのか? もっと別のがあるだろ」
吹寄「これでいいの! 同じやつでなくちゃ意味がないじゃない」
上条「そっか。またお揃いだな」
吹寄「ええ。……あ、この後、ちょっと話があるんだけど、いいかな?」
上条「いいぜ。それじゃ、さっさと買い物済ましちゃうか」
上条「本当にこれでいいのか? もっと別のがあるだろ」
吹寄「これでいいの! 同じやつでなくちゃ意味がないじゃない」
上条「そっか。またお揃いだな」
吹寄「ええ。……あ、この後、ちょっと話があるんだけど、いいかな?」
上条「いいぜ。それじゃ、さっさと買い物済ましちゃうか」
353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 22:28:04.74 ID:ckZte7At0
上条「で、話って何だ?」
吹寄「そ、それは……えっと、その……」
上条「どうしたんだよ?」
吹寄「私は……!」
吹寄「上条当麻! わ、私は貴様の事が……好きなの!」
上条「へ?」
吹寄「だ・か・ら……! 私は貴様が好きだから、付き合ってください!」
吹寄「そ、それは……えっと、その……」
上条「どうしたんだよ?」
吹寄「私は……!」
吹寄「上条当麻! わ、私は貴様の事が……好きなの!」
上条「へ?」
吹寄「だ・か・ら……! 私は貴様が好きだから、付き合ってください!」
354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 22:43:32.83 ID:ckZte7At0
吹寄「な、何度も言わせないでよ……」
上条「俺も好きだ。吹寄。俺と付き合ってくれ」
吹寄「上条……」
吹寄「す、好きなら証拠を見せなさいよ! 言葉だけじゃ……ダメなんだから」
上条「ったく。わかったよ。……」
彼女の震える微かに震える唇に触れる。
吹寄「……ん。……。ありがと」
上条「ん。どういたしまして。これでいいのか?」
吹寄「……いいわよ。うん。これでいい」
上条「俺も好きだ。吹寄。俺と付き合ってくれ」
吹寄「上条……」
吹寄「す、好きなら証拠を見せなさいよ! 言葉だけじゃ……ダメなんだから」
上条「ったく。わかったよ。……」
彼女の震える微かに震える唇に触れる。
吹寄「……ん。……。ありがと」
上条「ん。どういたしまして。これでいいのか?」
吹寄「……いいわよ。うん。これでいい」
361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 23:24:07.27 ID:ckZte7At0
数日後
土御門「仲が良すぎてイラつくにゃー」
青ピ「カミやんには適わんでー」
小萌「あなた達も十分かっこよかったのですよー。今回はたまたま上条ちゃんが主役だっただけですー」
土御門「甘いなぁ、小萌せんせーは。カミやん以外に主役になれる奴なんて殆どいないぜよ」
青ピ「本当にうらやましい限りやでー」
土御門「仲が良すぎてイラつくにゃー」
青ピ「カミやんには適わんでー」
小萌「あなた達も十分かっこよかったのですよー。今回はたまたま上条ちゃんが主役だっただけですー」
土御門「甘いなぁ、小萌せんせーは。カミやん以外に主役になれる奴なんて殆どいないぜよ」
青ピ「本当にうらやましい限りやでー」
363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 23:31:56.93 ID:ckZte7At0
吹寄「ねえ」
上条「ん? 何だ、吹寄」
吹寄「それ。呼び方。付き合ってるんだから、もっと恋人らしく名前で呼んでよ」
吹寄「このままだと将来とか色々と、ね。もし結婚でもしたら私を何て呼ぶ気なの?」
上条「け、結婚? ちょっと話が飛躍しすぎちゃいませんかね?」
吹寄「例えばよ。わかったら、次から名前で呼んでね。……当麻」
上条「わかったよ。制理」
吹寄「それでよし」
上条「ん? 何だ、吹寄」
吹寄「それ。呼び方。付き合ってるんだから、もっと恋人らしく名前で呼んでよ」
吹寄「このままだと将来とか色々と、ね。もし結婚でもしたら私を何て呼ぶ気なの?」
上条「け、結婚? ちょっと話が飛躍しすぎちゃいませんかね?」
吹寄「例えばよ。わかったら、次から名前で呼んでね。……当麻」
上条「わかったよ。制理」
吹寄「それでよし」
364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 23:37:33.81 ID:ckZte7At0
上条「それにしても、寒いな……」
吹寄「む。それならこういうのはどうかしら?」ギュッ
上条「な、何をしているのでしょうかね……制理さん?」
吹寄「見てわからないの? 寒いから抱きついてんのよ。くっついた方が暖かいでしょ?」
上条「そうだけど……その、胸とか。色々と」
吹寄「貴様になら問題ないわよ。それよりも、もっと直接触りたいとか?」
上条「ち、違ぇよ!」
吹寄「む。それならこういうのはどうかしら?」ギュッ
上条「な、何をしているのでしょうかね……制理さん?」
吹寄「見てわからないの? 寒いから抱きついてんのよ。くっついた方が暖かいでしょ?」
上条「そうだけど……その、胸とか。色々と」
吹寄「貴様になら問題ないわよ。それよりも、もっと直接触りたいとか?」
上条「ち、違ぇよ!」
365: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/21(木) 23:45:07.93 ID:ckZte7At0
上条「そ、そういう事は早いんじゃねーのか?」
吹寄「あら、当麻は以外と純情なの?」
上条「かもな。制理はそういうの嫌いか?」
吹寄「まさか。そういうことには少しづつ二人で、ね?」
上条「そーだな……まあ、よろしくな、制理」
吹寄「これからもよろしくね。当麻」
終わり
吹寄「あら、当麻は以外と純情なの?」
上条「かもな。制理はそういうの嫌いか?」
吹寄「まさか。そういうことには少しづつ二人で、ね?」
上条「そーだな……まあ、よろしくな、制理」
吹寄「これからもよろしくね。当麻」
終わり
引用元: 吹寄「上条当麻……か」
芳乃「気になる殿方がおりましてー」 芳乃父(なに!?)
2020-04-30
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:08:52.51 ID:3cB42tDo0
芳乃父(以下、父) (もしや、プロデューサーという男か?)
芳乃「はいー」
父(人間の子ではないか・・・)
芳乃「それはわたくしも同じかとー」
父(芳乃が人間・・・まぁ、よい)
父(芳乃もそういう年だからな)
芳乃「はいー」
父(人間の子ではないか・・・)
芳乃「それはわたくしも同じかとー」
父(芳乃が人間・・・まぁ、よい)
父(芳乃もそういう年だからな)
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:09:26.20 ID:3cB42tDo0
芳乃「そこで、とと様にお聞きしたいことがありましてー」
父(言ってみろ)
芳乃「殿方に対するあぷろーち? の方法をお聞きしたいと思いましてー」
父(・・・)
父(それを私に聞くのか・・・)
芳乃「殿方はどのようなご婦人が好きなのでしょうかー?」
父(言ってみろ)
芳乃「殿方に対するあぷろーち? の方法をお聞きしたいと思いましてー」
父(・・・)
父(それを私に聞くのか・・・)
芳乃「殿方はどのようなご婦人が好きなのでしょうかー?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:10:04.00 ID:3cB42tDo0
父(う~む・・・)
父(女というものは男の数歩後ろを歩くものだ)
芳乃「なぜー?」
父(なぜって・・・数歩後ろを歩き、男を立てろということだ)
芳乃「後ろを歩くだけでいいのでしょうかー?」
父(いや、そういうわけでは・・・)
芳乃「やってみましょー」
父(女というものは男の数歩後ろを歩くものだ)
芳乃「なぜー?」
父(なぜって・・・数歩後ろを歩き、男を立てろということだ)
芳乃「後ろを歩くだけでいいのでしょうかー?」
父(いや、そういうわけでは・・・)
芳乃「やってみましょー」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:10:36.15 ID:3cB42tDo0
~事務所~
芳乃「・・・」
芳乃P(以下、P)「・・・」
P(芳乃がずっと空を眺めたまま微動だにしないんだが・・・)
芳乃「」スッ
P(あ、動いた)
芳乃「・・・」
芳乃P(以下、P)「・・・」
P(芳乃がずっと空を眺めたまま微動だにしないんだが・・・)
芳乃「」スッ
P(あ、動いた)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:11:18.18 ID:3cB42tDo0
P「芳乃、ずっと空を見てたけど何かいたのか?」
芳乃「いえー、お話をしておりましたー」
P(え、誰と?)
芳乃「そろそろお務めに行くお時間かとー」
P「あ、もうこんな時間か! 準備してくれ、今日は歩いていくぞ」
芳乃「いえー、お話をしておりましたー」
P(え、誰と?)
芳乃「そろそろお務めに行くお時間かとー」
P「あ、もうこんな時間か! 準備してくれ、今日は歩いていくぞ」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:12:05.28 ID:3cB42tDo0
~外~
P「―――という撮影のあと・・・って芳乃どこ!?」
芳乃「こちらにー」
P「な、なんだ後ろにいたのか・・・横に来てくれないか?」
芳乃「歩くときは縦に並んだ方が皆様の邪魔にならないかと思いましてー」
P「確かにそうかもしれんが・・・喋りづらいよ」
芳乃「構わずどうぞー」
P「えぇ~・・・」
P「―――という撮影のあと・・・って芳乃どこ!?」
芳乃「こちらにー」
P「な、なんだ後ろにいたのか・・・横に来てくれないか?」
芳乃「歩くときは縦に並んだ方が皆様の邪魔にならないかと思いましてー」
P「確かにそうかもしれんが・・・喋りづらいよ」
芳乃「構わずどうぞー」
P「えぇ~・・・」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:13:20.81 ID:3cB42tDo0
― 翌日 ―
~事務所~
P「」カタカタカタ・・・ブルッ
P(トイレ行くか・・・)スッ
芳乃「・・・」スッ
P・芳乃「「・・・」」テクテクテク
~事務所~
P「」カタカタカタ・・・ブルッ
P(トイレ行くか・・・)スッ
芳乃「・・・」スッ
P・芳乃「「・・・」」テクテクテク
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:14:08.83 ID:3cB42tDo0
P「・・・芳乃?」ピタッ
芳乃「なんでしょうかー?」ピタッ
P「いや、なんでピッタリ後ろにいるのかなって・・・」
芳乃「特に意味はございませんのでどうぞー」
P「そ、そうか・・・」
ガチャン・・・カチャ!
芳乃「なんでしょうかー?」ピタッ
P「いや、なんでピッタリ後ろにいるのかなって・・・」
芳乃「特に意味はございませんのでどうぞー」
P「そ、そうか・・・」
ガチャン・・・カチャ!
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:15:00.66 ID:3cB42tDo0
P(芳乃の様子がおかしい・・・なにがあったんだ?)
P(・・・ふぅ~)
芳乃「・・・」(⊃ω⊂)
P「!」クルッ!
芳乃「」シュン!
P「・・・気のせいか・・・ふぅ~」
芳乃「・・・」(⊃ω⊂)
P(・・・ふぅ~)
芳乃「・・・」(⊃ω⊂)
P「!」クルッ!
芳乃「」シュン!
P「・・・気のせいか・・・ふぅ~」
芳乃「・・・」(⊃ω⊂)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:16:12.85 ID:3cB42tDo0
― また翌日 ―
~車内~
P「芳乃ー! こっちだ、こっちー!!」
芳乃「お迎え感謝いたしますー」
P「おつかれ芳乃! 事務所戻るから乗りなさい」
芳乃「はいー」
パタン・・・
~車内~
P「芳乃ー! こっちだ、こっちー!!」
芳乃「お迎え感謝いたしますー」
P「おつかれ芳乃! 事務所戻るから乗りなさい」
芳乃「はいー」
パタン・・・
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:16:48.25 ID:3cB42tDo0
P「・・・」
P(後部座席!?)
芳乃「・・・」
P(いつもは助手席に来てくれるのに・・・)
P(そういえば最近よく後ろに・・・俺、嫌われた!?)
芳乃「そなたー?」
P(後部座席!?)
芳乃「・・・」
P(いつもは助手席に来てくれるのに・・・)
P(そういえば最近よく後ろに・・・俺、嫌われた!?)
芳乃「そなたー?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:20:24.70 ID:3cB42tDo0
P「芳乃正直に言ってくれ・・・俺の事が嫌いなのか・・・?」
芳乃「そのようなことはありませんがー」
P「・・・だって最近俺の横に来るのを嫌がるじゃないか」
芳乃「それは・・・ご婦人は殿方の数歩後ろを歩くものだとお聞きしましてー。いかがだったでしょうかー?」
P「な、なんだ・・・心臓に悪いから止めてくれ・・・」
芳乃「・・・そうでしたかー」
芳乃「とと様の嘘つき・・・」
父(私が思ってるのと違うんだよ・・・もういい、かか様に聞きなさい)
芳乃「かか様ー?」
芳乃「そのようなことはありませんがー」
P「・・・だって最近俺の横に来るのを嫌がるじゃないか」
芳乃「それは・・・ご婦人は殿方の数歩後ろを歩くものだとお聞きしましてー。いかがだったでしょうかー?」
P「な、なんだ・・・心臓に悪いから止めてくれ・・・」
芳乃「・・・そうでしたかー」
芳乃「とと様の嘘つき・・・」
父(私が思ってるのと違うんだよ・・・もういい、かか様に聞きなさい)
芳乃「かか様ー?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:20:57.20 ID:3cB42tDo0
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―――――――――――――
~砂浜~
ザザーン・・・ザザーン・・・
芳乃「」チャップ、チャプ
ボチャン!
「あれ、さっきそこに女の娘いなかった?」
「帰ったんじゃね?」
――――――――――――――――――――
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~砂浜~
ザザーン・・・ザザーン・・・
芳乃「」チャップ、チャプ
ボチャン!
「あれ、さっきそこに女の娘いなかった?」
「帰ったんじゃね?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:21:33.38 ID:3cB42tDo0
ボゴボゴボゴ・・・
芳乃「かか様ー」
芳乃母(以下、母) (どうかしたのですか?)
芳乃「かか様にお聞きしたいことがありましてー」
母(なんでしょうか?)
芳乃「殿方を魅了するためにはどうすればよいのでしょうかー?」
母(ふふっ、芳乃もそういう年頃なのですね。嬉しいような、悲しいような・・・)
芳乃「かか様ー」
芳乃母(以下、母) (どうかしたのですか?)
芳乃「かか様にお聞きしたいことがありましてー」
母(なんでしょうか?)
芳乃「殿方を魅了するためにはどうすればよいのでしょうかー?」
母(ふふっ、芳乃もそういう年頃なのですね。嬉しいような、悲しいような・・・)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:22:10.04 ID:3cB42tDo0
母(・・・殿方を魅了ですか・・・そうですね、やはり全てを包み込むような『包容力』が大事なのではないでしょうか?)
芳乃「包容力ですかー?」
母(えぇ、殿方はいくつになっても母が好きだと聞いたことがあります。なので母のような包容力を持てばいいのではないでしょうか?)
母(膝枕をしてあげたり・・・添い寝をしてあげるのも効果的かもしれませんね)
芳乃「なるほどー」
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芳乃「包容力ですかー?」
母(えぇ、殿方はいくつになっても母が好きだと聞いたことがあります。なので母のような包容力を持てばいいのではないでしょうか?)
母(膝枕をしてあげたり・・・添い寝をしてあげるのも効果的かもしれませんね)
芳乃「なるほどー」
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17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:22:49.98 ID:3cB42tDo0
~事務所~
P「ん~っ・・・ふぅ」ノビーッ
P「ちょっと仮眠取るか・・・」
P「ちひろさーん、仮眠室いるんで何かあったら起こしてくださーい!」
ガチャ
P「ふぅ・・・ん?」
P「ん~っ・・・ふぅ」ノビーッ
P「ちょっと仮眠取るか・・・」
P「ちひろさーん、仮眠室いるんで何かあったら起こしてくださーい!」
ガチャ
P「ふぅ・・・ん?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:23:22.65 ID:3cB42tDo0
モゾモゾ・・・
P(誰か寝てるのか?)
芳乃「zzz」スヤスヤ・・・
P「おい」
芳乃「むにゅ・・・」
P(ここは社員専用なんだが・・・)
P(誰か寝てるのか?)
芳乃「zzz」スヤスヤ・・・
P「おい」
芳乃「むにゅ・・・」
P(ここは社員専用なんだが・・・)
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:24:01.09 ID:3cB42tDo0
P「芳乃ー・・・」
芳乃「zzz」
P「・・・」
P(ソファで寝よう・・・)
芳乃「失敗しましたー」
母(あらあら)
母(でしたら、ばば様に聞いてみたらどうですか?)
芳乃「ばば様ー?」
芳乃「zzz」
P「・・・」
P(ソファで寝よう・・・)
芳乃「失敗しましたー」
母(あらあら)
母(でしたら、ばば様に聞いてみたらどうですか?)
芳乃「ばば様ー?」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:24:32.26 ID:3cB42tDo0
―――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
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~森の奥~
芳乃「」テクテク
鹿「~♪」スリスリ
芳乃「よしよしー」
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~森の奥~
芳乃「」テクテク
鹿「~♪」スリスリ
芳乃「よしよしー」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:25:34.33 ID:3cB42tDo0
熊「・・・」ズンッ!
芳乃「ほー・・・」
熊「・・・」クイッ、クイッ
芳乃「乗ってもよろしいんですかー?」
熊「・・・」コクン
芳乃「ほー・・・」
熊「・・・」クイッ、クイッ
芳乃「乗ってもよろしいんですかー?」
熊「・・・」コクン
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:26:06.79 ID:3cB42tDo0
のっし、のっし・・・
芳乃「楽ちんでしてー」
サワサワ・・・サワサワ・・・
大木「」
芳乃「ばば様ー?」
芳乃「楽ちんでしてー」
サワサワ・・・サワサワ・・・
大木「」
芳乃「ばば様ー?」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:27:05.31 ID:3cB42tDo0
芳乃祖母(以下、祖母) (久しぶりだね、芳乃・・・お仕事はどうだい?)
芳乃「とても順調でしてー」
祖母(それは良かった・・・それで、どうしたんだい?)
芳乃「実は魅了したい殿方がおりましてー」
芳乃「何か良い方法はないでしょうかー?」
祖母(そうだねぇ・・・私の時代では楽器を奏でる女性というのは魅力的だったねぇ)
芳乃「楽器・・・なるほどー」
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芳乃「とても順調でしてー」
祖母(それは良かった・・・それで、どうしたんだい?)
芳乃「実は魅了したい殿方がおりましてー」
芳乃「何か良い方法はないでしょうかー?」
祖母(そうだねぇ・・・私の時代では楽器を奏でる女性というのは魅力的だったねぇ)
芳乃「楽器・・・なるほどー」
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24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:27:35.68 ID:3cB42tDo0
~事務所~
P「・・・」
ちひろ「・・・」
芳乃「」ぶおおおおおおおん!!
P「・・・芳乃」
芳乃「」ぶおおおおん!ぶおおおおおん!!
P「・・・」
ちひろ「・・・」
芳乃「」ぶおおおおおおおん!!
P「・・・芳乃」
芳乃「」ぶおおおおん!ぶおおおおおん!!
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:30:14.24 ID:3cB42tDo0
P「ちょ・・・芳乃」
芳乃「~♪」ぶおおおおおおおおおおおおおおおおん!!
P「うるさい」ペシッ
芳乃「あぅ・・・」
芳乃「怒られましてー」
祖母(事務所で法螺貝吹くなんてダメに決まってるでしょ?)
芳乃「~♪」ぶおおおおおおおおおおおおおおおおん!!
P「うるさい」ペシッ
芳乃「あぅ・・・」
芳乃「怒られましてー」
祖母(事務所で法螺貝吹くなんてダメに決まってるでしょ?)
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:30:48.83 ID:3cB42tDo0
祖母(・・・それだったら、芳乃のお兄さんに聞いてみれば良いんじゃないかい?)
芳乃「・・・兄様はまたの機会にー」
祖母(そう言わないで行ってあげなさい・・・一応若い? 男性なんだから)
芳乃「・・・」
芳乃「・・・兄様はまたの機会にー」
祖母(そう言わないで行ってあげなさい・・・一応若い? 男性なんだから)
芳乃「・・・」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:31:17.35 ID:3cB42tDo0
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―――――――――――――
~山頂 火口付近~
芳乃「・・・」
ドドドドドドド・・・
芳乃兄(以下、兄) (久しぶりだな、我が妹よ!)
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~山頂 火口付近~
芳乃「・・・」
ドドドドドドド・・・
芳乃兄(以下、兄) (久しぶりだな、我が妹よ!)
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:32:36.64 ID:3cB42tDo0
芳乃「・・・兄様にお聞きしたいことがありましてー」
兄(言ってみろ!)
芳乃「魅了したい殿方がおりましてー・・・兄様はどのような奥方に魅力を感じるでしょうかー?」
兄(身体に決まっている! 男は女の身体に魅了されるものだ!)
芳乃「・・・やはり、聞く相手を間違えましたかー」
兄(言ってみろ!)
芳乃「魅了したい殿方がおりましてー・・・兄様はどのような奥方に魅力を感じるでしょうかー?」
兄(身体に決まっている! 男は女の身体に魅了されるものだ!)
芳乃「・・・やはり、聞く相手を間違えましたかー」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:34:10.13 ID:3cB42tDo0
兄(長い美脚に華麗な立ち姿!)
芳乃「」チンチクリーン
兄(豊満な胸!)
芳乃「」ストーン
兄(どちらも男を虜にするものであるが・・・芳乃、お前には・・・)
兄(童のような身体で・・・男を・・・ふふっ・・)
芳乃「」ブン! ブン!
兄(いたっ・・・や、やめろ! 火口に物を投げるんじゃない!)
芳乃「」チンチクリーン
兄(豊満な胸!)
芳乃「」ストーン
兄(どちらも男を虜にするものであるが・・・芳乃、お前には・・・)
兄(童のような身体で・・・男を・・・ふふっ・・)
芳乃「」ブン! ブン!
兄(いたっ・・・や、やめろ! 火口に物を投げるんじゃない!)
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:35:26.12 ID:3cB42tDo0
兄(か、身体が無理なら・・・仕草で魅了すればいいんじゃないか?)
兄(例えば・・・目が合った時にウィンクするとか)
芳乃「うぃんく、ですかー?」
兄(女にウィンクをされると男はたちまち魅了されてしまうとか・・・俺も一度はされてみたいものだ)
芳乃「・・・では、それを試してみましょー」
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31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:36:01.38 ID:3cB42tDo0
~事務所~
P「」カタカタカタ・・・
芳乃「こほん・・・」
P「?」
芳乃「(´・ω‐`)」パチン・・・
P「・・・」
P「」カタカタカタ・・・
芳乃「こほん・・・」
P「?」
芳乃「(´・ω‐`)」パチン・・・
P「・・・」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:36:53.34 ID:3cB42tDo0
芳乃「(´・ω・`)」
P「・・・」
芳乃「(´・ω‐`)」パチン・・・
P「・・・え?」
芳乃「・・・」
P「目にゴミでも入ったのか・・・?」
芳乃「」ブン! ブン!
兄(やめろ! 投げるんじゃない!)
P「・・・」
芳乃「(´・ω‐`)」パチン・・・
P「・・・え?」
芳乃「・・・」
P「目にゴミでも入ったのか・・・?」
芳乃「」ブン! ブン!
兄(やめろ! 投げるんじゃない!)
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:37:41.28 ID:3cB42tDo0
芳乃「・・・」
兄(あんな無表情のまま、ゆっくりと片目を閉じるのがウィンクなわけないだろ!)
芳乃「慣れないことゆえ、多少の違いは仕方ないかとー」
兄(・・・俺にはお手上げだな)
兄(あんな無表情のまま、ゆっくりと片目を閉じるのがウィンクなわけないだろ!)
芳乃「慣れないことゆえ、多少の違いは仕方ないかとー」
兄(・・・俺にはお手上げだな)
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:38:46.54 ID:3cB42tDo0
―――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
―――――――――――――
― 数日後 ―
~事務所~
芳乃(・・・やはり、わたくしには早すぎたのでしょうかー?)ムムム・・・
P「芳乃、どうかしたか?・・・そんな難しい顔しちゃって」
芳乃「そなたー、わたくしには難儀なことでしてー」
P「なにがだ?」
芳乃「それはとっぷしーくれっとでするー」
P「無理して横文字なんか使っちゃって・・・テレビの影響か?」
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― 数日後 ―
~事務所~
芳乃(・・・やはり、わたくしには早すぎたのでしょうかー?)ムムム・・・
P「芳乃、どうかしたか?・・・そんな難しい顔しちゃって」
芳乃「そなたー、わたくしには難儀なことでしてー」
P「なにがだ?」
芳乃「それはとっぷしーくれっとでするー」
P「無理して横文字なんか使っちゃって・・・テレビの影響か?」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:39:41.05 ID:3cB42tDo0
芳乃「そなたが心配することは何もございませんー」
P「そうは言ってもな~・・・そうだ! これから一緒に飯食べに行かないか? この前、芳乃の喜びそうな店を見つけたんだ」
P「美味しいものでも食べれば、きっと気分も軽くなるって!」
芳乃「それはいわゆる、おとなのでぃなーというものでしてー?」
P「う~ん・・・和食の場合もディナーでいいのかな?・・・とにかく雰囲気も良いし、期待してくれていいぞ」
P「そうは言ってもな~・・・そうだ! これから一緒に飯食べに行かないか? この前、芳乃の喜びそうな店を見つけたんだ」
P「美味しいものでも食べれば、きっと気分も軽くなるって!」
芳乃「それはいわゆる、おとなのでぃなーというものでしてー?」
P「う~ん・・・和食の場合もディナーでいいのかな?・・・とにかく雰囲気も良いし、期待してくれていいぞ」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:40:58.19 ID:3cB42tDo0
芳乃「ふむー・・・」
P「芳乃?」
芳乃「わたくしはどうやら事を急ぎすぎておりましたー」
芳乃「一歩ずつ確実に進むことがー、一番の近道なのかもしれませんねー」ニコッ
P「?」
P「芳乃?」
芳乃「わたくしはどうやら事を急ぎすぎておりましたー」
芳乃「一歩ずつ確実に進むことがー、一番の近道なのかもしれませんねー」ニコッ
P「?」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:41:53.70 ID:3cB42tDo0
P(何の話だ?・・・)
P(ま、いっか・・・笑ってくれてるし)
P「じゃあ、行くか」
芳乃「いざ、参りましょー」
終り
P(ま、いっか・・・笑ってくれてるし)
P「じゃあ、行くか」
芳乃「いざ、参りましょー」
終り
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:43:02.95 ID:3cB42tDo0
おまけ
~とある月の島根県~
父(みんな駄目だったようだな・・・)
母・祖母・兄(・・・)
女性(皆様お久しぶりです・・・あら、どうかされましたか?)
父(いやね・・・今時の恋愛というのは良く分からんって話をしていたんだ)
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:43:30.74 ID:3cB42tDo0
女性(今時の恋愛・・・あ、それでしたら良い人をご紹介しましょうか?)
父(な、なに!?・・・ぜひ会わせてくれ!)
女性(その人に直接会うことはできません。悩み事を文にしたためるのです)
父(文だと・・・?)
父(な、なに!?・・・ぜひ会わせてくれ!)
女性(その人に直接会うことはできません。悩み事を文にしたためるのです)
父(文だと・・・?)
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:44:00.63 ID:3cB42tDo0
― 数日後 ―
加蓮『城ヶ崎美嘉の恋愛相談コーナー! 【困ったときのミカ頼み】~ 』
ワー! パチパチパチ!
加蓮『このコーナーは今をときめくカリスマJK城ヶ崎美嘉が色んな恋愛のお悩みを聞いちゃうコーナーでーす!』
美嘉『美嘉だよー♪ みんなからのお便り待ってるから★』
加蓮『さすが美嘉、余裕だねー』
美嘉『ま、まぁねー!』
加蓮『では、最初のお便り・・・【父神】さんからのお悩みです!』
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:45:47.26 ID:3cB42tDo0
加蓮『最近娘に好きな男性ができたようなのですが、恋愛経験もないため相手へのアプローチの仕方がわからないと
相談されてしまいました。家族でも色々と提案はしてみたものの、どれも不発に終わっているとのことです。
私は仕事柄、人様の悩み事や願いなどを聞く立場にあるのですが、どうもこのような話題については的確な助言ができません。
最近の女性は男性に対して、どのようなアプローチをするものなのでしょうか?・・・とのことです』
加蓮『・・・人様の悩みや願い事を聞く仕事って何だろう?』
美嘉『う~ん・・・悩み事を聞く仕事なら思いつくけど、願い事・・・?』
加蓮『あ、名前が【父神】さんだから神父さんとか!?』
美嘉『あぁ! なるほどね~』
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:46:45.96 ID:3cB42tDo0
加蓮『それで・・・美嘉はどうなの?』
美嘉『え?』
加蓮『好きな人へのアプローチの仕方だよ』
美嘉『ア、アタシ!?』
加蓮『うん、美嘉なら経験あるでしょ?』
美嘉『あ、当たり前じゃん★』
美嘉『え?』
加蓮『好きな人へのアプローチの仕方だよ』
美嘉『ア、アタシ!?』
加蓮『うん、美嘉なら経験あるでしょ?』
美嘉『あ、当たり前じゃん★』
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:47:18.97 ID:3cB42tDo0
加蓮『カリスマギャルだもんね!』
美嘉『そうそう!』
加蓮『それで、どうだったの?』
美嘉『えーっと、アタシは・・・相手の目を見て自分のキモチを伝えたよ★』
美嘉『そうそう!』
加蓮『それで、どうだったの?』
美嘉『えーっと、アタシは・・・相手の目を見て自分のキモチを伝えたよ★』
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:47:55.77 ID:3cB42tDo0
加蓮『・・・結構普通じゃない?』
美嘉『こ、これは初恋の時だから!』
加蓮『あぁ~、なるほど・・・じゃあ、今はもっと過激なカンジ?』
美嘉『も、もち! でも、ここじゃ言えないかな~?』
美嘉『こ、これは初恋の時だから!』
加蓮『あぁ~、なるほど・・・じゃあ、今はもっと過激なカンジ?』
美嘉『も、もち! でも、ここじゃ言えないかな~?』
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 11:49:48.85 ID:3cB42tDo0
加蓮『それは残念だな~』
美嘉『そういう加蓮はどうだったの?』
加蓮『私?・・・私はそういう経験ないから』
美嘉『ズルくない!?』
P「ほぉ~、神父さんがねぇ・・・」
芳乃「・・・」
P「神父さんだったら神様に聞いたほうが的確で早いんじゃないか?・・・なんてな」アハハ
芳乃「・・・」
芳乃「きっと神様にもお手上げだったのでしょー」
本当に終り
美嘉『そういう加蓮はどうだったの?』
加蓮『私?・・・私はそういう経験ないから』
美嘉『ズルくない!?』
P「ほぉ~、神父さんがねぇ・・・」
芳乃「・・・」
P「神父さんだったら神様に聞いたほうが的確で早いんじゃないか?・・・なんてな」アハハ
芳乃「・・・」
芳乃「きっと神様にもお手上げだったのでしょー」
本当に終り
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 12:48:06.59 ID:EWpI7EkDO
乙でしてー
ほのぼの家族なのでしてー
ほのぼの家族なのでしてー
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 14:58:33.65 ID:8t+sKLX3O
ほのぼのしてていい雰囲気
おつ
おつ
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/08(水) 15:23:09.83 ID:+sNh0qGEO
まーたカリスマが無理してやがるのか
乙
乙
引用元: 芳乃「気になる殿方がおりましてー」 芳乃父(なに!?)
鳳翔「夢はあなたと共に」
2020-04-30
2: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 18:26:14.53 ID:rmIYlDip0
※注意書き
この作品は艦隊これくしょんの2次創作SSです。
空母艦娘どうしの呼び方、演習の処理、艤装の扱いなどに独自設定を使用しています。
瑞鶴「鳳翔お母さんの女子力が低い?」 飛龍「うん」
同じ鎮守府のその後の設定ですが、内容の本筋にはほぼ関係ありません。
また、単体でも問題ないよう心掛けて参ります。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429003485
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3: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 18:27:35.62 ID:rmIYlDip0
◇
提督「んー、もう朝か……あれ?」
鳳翔「……う、ん……」
提督(鳳翔はまだ寝てるか)
提督(いつもは自分が起こされるのに、今日は珍しいな)
提督(また疲れを溜めさせたかな……まだ時間も余裕あるし、もう少し寝かせておこう)
提督(……起こさないように、と)
4: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 18:31:02.48 ID:rmIYlDip0
◇
提督「おはよう」
大淀「おはようございます……あれ、提督?」
提督「そんな化け物見たような顔しないでほしいんだけど……目がまん丸だよ」
大淀「あ、すみません……でも、いつもはお寝坊さんな提督の代わりに、鳳翔さんがいらっしゃるじゃないですか」
提督「う……執務開始には間に合うよう起きてるよ、その辺は大丈夫」
大淀「仕事はしっかりなさってるのはわかってるんですけどね。それで、今日はどうなさったんです?」
提督「ああ、鳳翔がまだ起きないんだ。疲れてるみたいでね」
大淀「そうですか、珍しいですね。いつもは誰よりも早起きなのに」
5: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 18:33:22.34 ID:rmIYlDip0
提督「今日は代わりに任務表を受け取っていくよ」
大淀「了解しました、こちらが週次と月次分になります。……そうだ、丁度良かった」
提督「何かあったかな?」
大淀「朝一で電文が届いてます。本日午後分の、当鎮守府の機動部隊との演習をねじ込んでほしいと」
提督「またか……E海域の発生直前とはいえ、こっちの都合も考えてもらいたいな」
大淀「この近辺で、一番航空戦力が充実しているのがウチですからね」
提督「艦娘から色々言われるのは私なのに……こっちが強く出れないのを知ってて、まったく」
6: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 18:34:51.83 ID:rmIYlDip0
大淀「先方へのお返事は?」
提督「うーん、受ける他ないか。空母には申し訳ないけど、納得してもらうしかない」
大淀「ではそのように。工廠には、正規空母の缶に火を入れておくよう言っておきます」
提督「よろしく頼むよ。……ところで」
大淀「はい?」
提督「君も、私より早く起きて通信室に詰めてくれているんだよね……いつもありがとう」
大淀「あ、あはは、いやですね、どうしたんですか? 今日はやけに素直じゃないですか」
提督「……本当だな。鳳翔の寝顔を思い出したら、何故だか言いたくなってしまったんだ」
大淀「私だって、いつもこんなに早く起きてるわけじゃありませんよ。
作戦前や月初めはともかく、普段は提督の執務開始と同じくらいにここに来ます」
7: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 18:43:04.02 ID:rmIYlDip0
大淀「毎日早いのは、それこそ鳳翔さんですよ」
提督「……そうだね」
大淀「朝食の準備が終わったら、皆の洗濯物を集めて洗って、その後食堂で働いて……
手が空いた時も、お風呂掃除をしたりしてくれてます」
提督「やはり、今日は疲れているんだろうな。もう少し負担を減らせないだろうか」
大淀「私も、お手伝いを増やしたらどうかと言ったことがあるんですけど。
自分が楽しんでやっているからいい、と仰ってました」
提督「そうか……それじゃ、せめて今日くらいはゆっくりしてもらおうかな。間宮には私から言っておこう」
大淀「それがいいですね」
8: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 18:50:02.22 ID:rmIYlDip0
…………
「……」
「ふう……後方に控えているのも神経を使うわね」
「あの子たちは、そろそろ奇襲の準備を整えたころかしら?」
「最近は落ち着いてきたけれど……また悪いくせが出ていないか、少し心配ね」
「……ただでさえ、普段より2人も少ないんだから」
『……!!』
「? どうしました?」
『……』
「敵の機動部隊が!? 空母は――湾にいるはずじゃ――」
…………
鳳翔「……う、ん……」
9: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 19:02:03.92 ID:rmIYlDip0
◇
間宮「……ああ、提督! おはようございます」
提督「おはよう、間宮」
間宮「あの提督、鳳翔さんのことなんですけど……」
提督「その件で来たんだ。今日はちょっと疲れてるみたいで、まだ寝てる。
悪いけど、今日の朝食当番は休ませてやってほしい」
間宮「そうでしたか……普段は私よりも早く来られるので、心配してたんです」
提督「君には負担をかけるけど……ああ、そうだ。時間があるから何か手伝おう」
間宮「いえ、そんな! 提督に手伝って頂くなんて」
提督「いいから、なんか今日はそんな気分なんだ……野菜を剥くくらいなら出来るよ?」
10: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 19:03:55.63 ID:rmIYlDip0
間宮「そ、それじゃあ、溶き卵をたくさん作って頂けますか?
意外と力仕事で、私や伊良湖ちゃんだけだと大変なので……」
提督「ん、了解。……あれ、その伊良湖は?」
間宮「今、牛乳を受け取りに行ってもらってます」
提督「そうか……間宮にも伊良湖にも、毎日頑張ってもらっているね。いつもありがとう」
間宮「……何か悪いものでも食べました?」
提督「流石に傷つくんだけど」
間宮「ふふ、ごめんなさい、冗談です。
でも、鳳翔さんにあそこまで奥手だった提督から、素直な言葉が出てくるものですから」
提督「大淀にも言われたよ。そこまでヘタレではないと思ってたんだけど」
間宮「でも、最近はすごく良い間柄になったと思いますよ?
……なーんて、私が言うことじゃありませんよね」
提督「昔に比べて、良くなっていればいいんだけどね」
13: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 21:38:39.62 ID:rmIYlDip0
提督「こんなものでいいかな」
間宮「ありがとうございます提督。助かりました」
提督「いいんだよ。いつもやってもらってる苦労に比べたら」
間宮「これで朝食は大丈夫そうですね……鳳翔さんには無理しないように伝えておいて下さい」
提督「わかった、ありがとう。それじゃ、執務室に戻るよ」
間宮「はい、お疲れ様でした」
14: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 21:41:56.70 ID:rmIYlDip0
◇
提督「ふう、ただいま」
提督「……あれ? まだ起きて来てないか」
提督「そろそろ〇八三〇か。一人で執務を始めるのも寂し……味気ないな」
提督「とはいえ、寝てるところ起こしたら悪いし、もう始めよう」
提督「午前演習の編成確認から……」
15: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 21:43:40.30 ID:rmIYlDip0
◇
鳳翔「……」
鳳翔「……うぅん……」
16: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 21:50:11.38 ID:rmIYlDip0
…………
「機動部隊の位置と状況は!? まだ把握できないんですかっ!!」
『……!!』
「……偵察機が戻りましたか!? 報告を!!」
『……』
「……え?」
『……』
「……なに、これ」
『……』
「……ひ、りゅうちゃん?」
17: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 21:52:00.65 ID:rmIYlDip0
『……』
「……赤城ちゃんは?」
『……』
「か、加賀ちゃんは!? 蒼龍ちゃんはっ!?」
『……』
「……いない?」
『……』
「いないって……そ、そんなはずありません!! もっとよく探しなさい!!」
『……!!』
「絶対に近くにいますっ!! こんな……こんなこと……」
18: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 21:54:35.98 ID:rmIYlDip0
『……』
「……中止? どういうことですか?」
『……』
「な、なに、いってるんですか? この先で、あの子たちが待ってるんですよ?」
『……』
「冗談じゃありませんよ……!! 私は、まだ戦います!!」
『……』
19: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 21:56:46.96 ID:rmIYlDip0
「ほ、ほら、飛行機だって、まだあるんですよ? 皆さん、さあ、行きましょう」
『……』
「……ど、どうして、ですか? どうして、止めるんですか……?」
『……!!』
「目の前の味方を……」
『……』
「むすめを、み、みすてて、にげろって、いうんですか……?」
『……』
「……せめて……せめて、捜索を……お願いですから……」
『……』
「そんな、そん、な……う……あ、ぁああああああ!!」
20: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 21:59:05.89 ID:rmIYlDip0
『――洋全域に作戦――国海軍部隊は、――平洋の敵――ッドウェーに対し、猛烈なる強襲を敢行――』
「嘘」
『加えて――援中の敵艦隊を捕――攻を加え、敵海上・航空兵――事施設に甚大なる損害――』
「……嘘」
『現在ま――明せる戦果――空母エン――ライズ、――ネットの2隻を撃沈、――空において撃墜せる飛――120機以上』
「……」
『我が方の損害――航空母艦1隻を喪失――』
「嘘、うそよ……う、ぐっ……」
…………
鳳翔「く、ふぅっ……ぐっ……う、く……」
21: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 22:12:42.47 ID:rmIYlDip0
◇
提督「どうぞ」
大淀「失礼します、提督。先ほどの演習の件ですが」
提督「ああ、どうだって?」
大淀「先方からの希望の編成が送られてきました。午後演習には、正規空母3隻を出して頂きたいと……」
提督「3隻!? 午前演習の3隻と合わせたら、6隻フル稼働じゃないか」
大淀「まだお返事は打っていませんが……如何いたしますか?」
提督「うーん……仕方ない、受け入れるように伝えてくれ」
22: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 22:18:56.90 ID:rmIYlDip0
大淀「よろしいので?」
提督「向こうが上だから、ある程度は受け入れよう……しかし、貸しだ。しっかり記録しておいて」
大淀「了解しました。しかし、これでは本日の編成が……」
提督「そうだね。本日分の出撃の予定は改めて鳳翔と相談しておく」
大淀「はい。……ところで、鳳翔さんはまだ?」
提督「ああ」
23: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 22:22:46.58 ID:rmIYlDip0
大淀「本当に珍しいですね……そんなに疲れることが何か……」
大淀「……」
大淀「……あっ」
提督「……その顔、何を考え付いたか、大体想像がつくよ」
大淀「い、いえ……夫婦に野暮なことを聞いたな、と。あはは」
提督「いや、間違ってるからね? ……少なくとも昨日は」
大淀「そ、そうですか……それでは、私は通信室に戻りますので……お邪魔しました……」
提督「妙な挨拶はしないでいいよ……連絡よろしくね」
24: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 22:24:25.81 ID:rmIYlDip0
提督「……」
提督「……一〇〇〇か」
提督「いくらなんでも、遅い、な」
提督「そろそろ起きないと、今日もぐっすり寝れなくなる」
提督「……ゆっくりしてほしいけど、これ以上寝るよりは流石に起きた方がいいな」
提督「……起こそう」
25: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 22:26:15.74 ID:rmIYlDip0
鳳翔「……」
提督「……鳳翔? 休んでいるところ悪いんだけど、そろそろ……」
鳳翔「……」
提督「鳳翔? ……鳳翔」
提督「鳳翔!! おい!!」
鳳翔「……ぅ……」
26: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/14(火) 22:27:50.48 ID:rmIYlDip0
◇
明石「~~♪」
提督「明石、明石!! あかしぃ!!」
明石「あれ、提督? どうされたんで……きゃああああ!? か、改修資材が!!」
提督「そんなもん後回しだ!!」
明石「ちょっと、提督!? 何があったんですか!?」
提督「鳳翔が目を覚まさないんだ!! すぐ診てくれ、頼む!!」
明石「わ、わかりました!! わかりましたから、降ろして下さい!! 皆見てますよ!!」
31: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/16(木) 19:06:15.01 ID:8Fa/L+9s0
明石「……」
提督「どうかな?」
明石「……はっきり申し上げますが、提督。目を覚まさないという症状、私は見たことがありません」
提督「そうか……」
明石「提督は、何か原因に心当たりは?」
提督「……もう随分前だが、鳳翔が悪夢にうなされていた時期があるんだ」
提督「と言っても、当人はどんな夢か、覚えていないそうなんだけど」
提督「もちろん、それで目を覚まさないなんてことは無かったし、
鳳翔もいつしかうなされることは無くなったと言っていたから……」
提督「今の今まで考え付かなかったが、もしかしたら関係があるかもしれない」
明石「なるほど……それはいつごろの話です?」
提督「いつだったかな……半年以上前は確実だと思うんだけど」
32: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/16(木) 19:06:54.35 ID:8Fa/L+9s0
大淀「でも、明石がわからないんじゃ、もう……」
明石「いえ、あくまで私自身の話です。他の鎮守府には、もしかしたら前例があるかも知れません」
提督「本当か!?」
明石「すぐ電文を打ちます。鳳翔さんほど高練度の方の問題なら、きっと優先して連絡をくれるはずですよ」
提督「すまない……よろしく頼む」
大淀「鳳翔さんは、ひとまず工廠の方へ運びましょう」
提督「ああ」
35: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/16(木) 22:47:04.65 ID:8Fa/L+9s0
大淀「さて、今日のところは、鳳翔さんの仕事を分担しましょう」
提督「そうだね。さしあたり全員分の洗濯、昼食の準備……」
大淀「それから、全寮のお掃除ですね」
提督「あとは演習の準備か……人手が足りるといいんだけど」
大淀「いつまでも鳳翔さんに頼りきりというわけにはいきませんからね。皆で協力しないと」
大淀「とりあえず食堂へ、全員集めましょう」
提督「ああ。ちょうど、午前演習組も帰って来た頃だし」
36: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/16(木) 23:08:11.00 ID:8Fa/L+9s0
大淀「でも、どうやって説明しましょう。普段、鎮守府の家事は鳳翔さんに任せきりで……」
提督「……正直に、鳳翔が目を覚まさない、と言ったら皆を不安がらせるだろう」
提督「少し疲れが溜まっているから、今日は休んでもらうとでも言おうか」
大淀「え、隠すつもりですか!? それはちょっと無理かと」
提督「ん? 何故?」
大淀「さっき明石をお姫様だっこして、叫びながら走ってきたのを忘れたんですか?」
大淀「あんな大声で鳳翔さんが起きない、なんて物騒なこと言ってたら、そりゃ注目されますよ」
提督「何!? そんなことしたっけ!?」
大淀「覚えてないんですか? まあ動転してましたしね」
37: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/16(木) 23:29:28.09 ID:8Fa/L+9s0
大淀「それに、工廠と提督のお部屋の間には空母寮があります。
正規空母の皆さんがそんなこと聞いたら、そろそろ――」
「「提督!!」さん!!」
赤城「鳳翔!!」
加賀「お母さんが!!」
蒼龍「目を!!」
飛龍「覚まさないって!!」
翔鶴「いうのは!!」
瑞鶴「本当なのっ!?」
提督「お、落ち着け」
大淀「こうなるんじゃないかと思ってました」
38: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/16(木) 23:53:51.05 ID:8Fa/L+9s0
提督「……本当だ。君たちが心配する気持ちもよくわかる」
提督「でも、見ての通りなんだ。あまり騒がしくしないでほしい」
鳳翔「……う……」
飛龍「お母さん!?」
瑞鶴「すごく苦しそう……朝からずっとなの?」
提督「ああ。呼びかけても応えない」
蒼龍「な、なんとかしてあげられないんですか!?」
提督「今、明石が症例を調査してくれている。それを待つしかないんだ」
加賀「そう、なんですか……」
39: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 00:05:39.63 ID:xIIUzLHX0
翔鶴「提督! せめて、そばで看病させて下さい」
瑞鶴「そうよ、今日は出撃とか演習とか中止にしてさ! 攻略を急いでる海域も無いでしょ?」
提督「……いや」
提督「出撃はともかく、演習は中止できない。我が機動部隊への臨時要請が入った」
飛龍「ま、またですか!? E海域の時期とはいえ……」
蒼龍「何言ってんですか、こんな時に!! お母さんが倒れてるんですよ!?」
加賀「私も反対です、提督。高練度の艦娘の、原因不明の異常と報告すれば
先方も納得するのではないでしょうか」
40: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 00:22:37.75 ID:xIIUzLHX0
赤城「……いえ、待って下さい、皆さん」
赤城「提督の仰る通り、演習をお受けしましょう」
加賀「赤城さん?」
赤城「私だってお母さんが心配です……しかし大局的に、戦略的に考えれば、
現在の状態は軽空母1隻が戦闘不能と言うだけ」
赤城「それで鎮守府の業務が滞るようでは、健全な軍の運営とは程遠いのではないですか?」
赤城「大変な時だからこそ、私たちがしっかりしないと」
41: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 00:38:48.94 ID:xIIUzLHX0
飛龍「確かにそう、なんですけど」
蒼龍「それでも、実際にお母さん見たら、放っておけませんよぉ……」
赤城「察してあげて下さい。今、一番お母さんのそばに居たいのは、提督なのよ?」
瑞鶴「……提督さん」
提督「……私も、鳳翔にずっと付いていてやりたい……でも、目を覚ました鳳翔が、
普段通り回っていない鎮守府を見たら、また心配すると思うんだ」
提督「だから、私たちで出来ることをやろう」
提督「薄情なようだけど、多分、鳳翔ならわかってくれると思う」
42: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 01:50:41.39 ID:xIIUzLHX0
提督「君たちも、協力してくれないか」
蒼龍「わ、わかりましたよ、提督」
翔鶴「そんな、頭を上げてください!」
瑞鶴「今までお母さんに頼りっきりだった仕事、見直す機会かもしれないわね」
加賀「ええ。これからはなるべく、負担を分散できるように考えましょう」
飛龍「お母さん、自分からは絶対、辛いなんて言わないしね……」
提督「……大淀、他の皆に、集合をかけてほしい」
大淀「はい!」
提督「……」
提督「……ありがとうな、赤城」
赤城「いえ……お母さんならきっと、こう言うと思っただけですよ」
43: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 01:54:44.78 ID:xIIUzLHX0
◇
鳳翔「……」
鳳翔「……う……い、や……」
…………
「……」
『……お母さん、敵部隊の目標はマリ――諸島だそうよ。あそこが失陥すれば、帝都まで遮るものが無くなってしまうわ』
「……」
『私と瑞鶴は、第一機動艦隊の一員として、あ号作戦に参加します』
「……待って」
『私たちも、先輩たちの誇りを受け継いで立派に戦って来るわ!』
「待って」
『加賀先輩の仰っていた栄光の第一航空戦隊、その名に恥じぬよう……』
「待ちなさい!! この戦力で作戦遂行は無茶です!!」
44: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 01:56:36.74 ID:xIIUzLHX0
「貴女たちもわかっているはずよ、アウトレンジ戦法の困難さを。今の、練度の足りない搭乗員では……」
『目標の目印も無い洋上で出撃して、敵艦と遭遇できなかったり』
『母艦を見失って、燃料を使い切る機も多数出るでしょうね』
「なら!!」
『でも、やらなければならないんです』
『何もしなければ、本土に居るもっと多くの人々が危険にさらされるわ』
『すでにサイ――島の友軍に、空襲で被害が出ています』
『もう、迷っている時間は無いの。助けに行かなきゃ……もちろん、ただやられる気は無いけどね!』
「貴女たち……」
45: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 02:01:08.75 ID:xIIUzLHX0
「……」
「……約束して。2人揃って、私のところへ帰ってくるって」
『……はい、わかりました』
『安心して! 私には、幸運の女神がついていてくれるんだから!』
『それでは、お母さん』
『『いってきます!!』』
「……」
「……いって、らっしゃい」
…………
鳳翔「……ぅ……」
48: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 19:18:38.97 ID:xIIUzLHX0
◇
提督「忙しい所集まってもらってすまない」
山城「いや忙しくないわよ。出撃が急に中止になったんだから」
扶桑「こら、山城……でも提督、何かあったのですよね?」
長門「予定はきっちり決める提督のことだ。余程のことがあったんだろうな?」
陸奥「今日の出撃予定は私も入ってたけど……ちょっと残念ね」
提督「まあ待って。もうすぐ揃うから」
49: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 19:19:10.93 ID:xIIUzLHX0
提督「……これで全員いるね?」
提督「もう、何人かは気付いているかもしれないけど」
提督「ある不測の事態によって、本日の出撃予定は変更となった」
摩耶「随分勿体ぶるな。一体何があったんだよ」
提督「……単刀直入に言う」
提督「今朝から、鳳翔が目を覚まさなくなった」
「「「!?」」」
50: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 19:21:05.58 ID:xIIUzLHX0
高雄「鳳翔さんが!? ご病気なんですか!?」
提督「全員落ち着いて。……現時点での原因は不明。今は工廠に寝かせているが、随分うなされている状態だ」
神通「そんな……昨日までは元気そうだったのに」
提督「ああ、今朝から突然、なんだ」
妙高「原因は、本当にわからないんですか?」
提督「今はね。明石には、前例がないか他の鎮守府を調査してもらっている」
51: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 19:24:00.58 ID:xIIUzLHX0
五月雨「だから今朝は、寮の前の洗濯物が回収されていなかったんですね」
吹雪「とりあえず、私たちで洗い場まで運んでおいたんですけど……」
提督「そうか、ありがとう」
朝潮「……鳳翔さん、もしかして、疲れを溜め過ぎちゃったんじゃ」
時雨「……僕たちの服、毎日洗ってくれていたものね」
雪風「雪風たちが、鳳翔さんを手伝わなかったから……?」
提督「それは違うよ、雪風。たとえ原因が疲労だとしても、責任は君たちの誰か個人には無い」
提督「この体制を管理している私の責任だし、起きられなくなるまで言いださなかった鳳翔にもあると言える。
軍属の体調管理は基本だからね」
提督「……まあ私は、原因はただの疲労だけじゃないと思うけれど」
叢雲「あんた、すぐ近くで見てて何も気付かなかったわけ?」
満潮「信じらんない。力不足にも程があるわね」
提督「……返す言葉も無いよ。最近は上手くやってると思っていたんだけど」
綾波「そ、そうですよ。司令官と鳳翔さん、とっても仲がいいじゃないですか!」
敷波「時々、見てる方が恥ずかしいくらいベタベタだったけどねー」
52: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 19:26:51.21 ID:xIIUzLHX0
提督「今はわからない原因の話は、もうやめにしよう」
提督「これから仕事を割り振る。全員で鳳翔の抜けた穴を埋めるんだ」
提督「まず午後の演習だが、急遽機動部隊での編成となった。
元の予定では戦艦1、重巡1、駆逐4だったが、ここから駆逐を2減らして正規空母を入れる」
那智「駆逐艦の体力で、2隻が5連戦はきついぞ。対空と雷撃の負担が大きすぎる」
提督「ああ、予定通り4隻は連れて行って、1戦ごとにローテーションさせてくれ。
引率と編成の変化は、長門と妙高型姉妹に任せる」
赤城「提督、空母の方は?」
提督「赤城、加賀、翔鶴は午前の演習が無かったな。こちらも3隻で行って2隻ずつローテーションしてもらう」
加賀「了解しました」
53: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 19:31:04.57 ID:xIIUzLHX0
提督「扶桑は予定通り、鎮守府周辺の対潜哨戒だ」
提督「編成は扶桑、最上、朝潮、満潮。出撃は3回分、その間撤退や入渠の判断は扶桑に一任する」
扶桑「かしこまりました」
提督「続いて遠征班……川内と神通の第2、第3艦隊の遠征予定は取り消し、主に洗濯に回ってもらう。すまないね」
川内「いいのいいの、緊急なんだから気にしないでさ」
神通「私も、鳳翔さんの具合を看たかったので、良かったかもしれません……」
提督「駆逐艦たちにも、洗濯のやり方を教えてやってくれ。洗剤なんかは間宮が知ってるはずだから、頼んだよ」
川内「りょうかーい」
54: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 19:32:19.06 ID:xIIUzLHX0
那珂「提督提督!! 那珂ちゃんの第4艦隊は!?」
提督「第4艦隊には予定通り遠征に行ってもらう」
那珂「えー!? 私だけ!?」
提督「遠征のノルマがまだだからね……午前分の1回と合わせて、海上護衛任務を3回だ」
那珂「こんなときこそ、那珂ちゃんの元気を鳳翔さんに分けてあげるべきじゃなーい? 遠征よりも歌をうt」
提督「那珂」
那珂「は、はーい! お仕事の依頼ですか!?」
提督「工廠の近くで騒ぎを起こしてみろ」
提督「私の権力の及ぶ限り、恐ろしい目に合わせる」
那珂「ごめんなさい流石にわきまえます許して下さいごめんなさい」
提督「わかればいい」
55: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 20:49:54.97 ID:xIIUzLHX0
提督「蒼龍、飛龍、瑞鶴は厨房に入ってもらう。間宮と伊良湖を手伝って、昼食の用意をしてくれ」
蒼龍「了解しました!」
鳥海「……あの、司令官さん?」
提督「どうした?」
摩耶「どうした、じゃねーよ。出撃予定だったあたしらは何すりゃいいんだ」
陸奥「もう、大体の仕事は割り振られたんじゃないかしら」
提督「安心してくれ。大仕事が残ってる」
山城「大仕事?」
提督「山城、陸奥、高雄型姉妹、残りの駆逐艦には」
提督「全艦娘寮の掃除を頼む」
山城「」
提督「掃除だ」
陸奥「」
摩耶「マジかよ……」
56: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 20:50:37.14 ID:xIIUzLHX0
提督「これで大体割り振ったな。何か質問は?」
提督「……よし。慌ただしくなったが、連絡は以上だ」
提督「役割は皆違えど、鎮守府の一員としての自覚を持って、全員で協力して取りかかってくれ」
「「「了解!!」」」
提督「では解散!」
提督「……」
提督「さて、執務に……いや、一度見舞ってから行くか」
57: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 20:51:15.89 ID:xIIUzLHX0
◇
鳳翔「……」
提督「……鳳翔」
鳳翔「……」
提督「高熱があるわけでもなし、顔色もそれほど悪くは無い」
提督「出撃して、激しく損傷したわけでもない」
提督「……ただ、目を覚ましてくれない」
提督「本当に、一体、どうしたんだよ、鳳翔」
58: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/17(金) 20:52:27.35 ID:xIIUzLHX0
提督「……ん?」
鳳翔「……ぅ……」
提督「涙の跡だ……泣いてるのか? 鳳翔」
鳳翔「ふぅ……」
提督「どんな夢を、見てるんだ? 気丈な君が泣くなんて、どれほど悲しい夢なんだろうな」
鳳翔「……」
提督「許されるなら、君の夫として、男として、悲しみを分かち合いたい」
鳳翔「……」
提督「私じゃ、駄目だろうか。……なあ、鳳翔」
鳳翔「……」
61: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:05:48.63 ID:T4sOH+rF0
…………
「……」
『見て見て、お母さん! 似合ってる?』
「……」
『最新の迷彩塗装よ。飛行甲板を輸送船に誤認させる効果があるんだって!』
「……」
『それからね、私、第一機動艦隊の旗艦に選ばれたの」
「……」
『もう、僚艦も少ないし、飛ばす飛行機も無いんだけど……』
「……」
『大役、立派に果たしてみせるわ。見ててね、お母さん!』
「……」
『……お母さん?』
62: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:07:54.07 ID:T4sOH+rF0
「……もう、貴女一人だけに、なってしまいましたね」
『……うん。ごめんね、約束守れなくて』
「出来れば、行って欲しくない。航空支援のない戦場に、送り出したくなんてありません」
『……でも……』
「わかっていますよ、それは私のわがままですから」
「おそらくこれが、機動部隊最後の出撃になるでしょう。熾烈な闘いも、致し方ありません」
『……うん』
「あれ以来出番の無かった私ですが、戦局の逼迫するこれからは、きっと実戦の機会も与えられましょう」
「……私も、すぐに行きます」
「……あの子たちと一緒に、待っていてちょうだいね?」
『……はい!』
『……じゃあね、お母さん!!』
…………
鳳翔「……」
63: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:18:45.25 ID:T4sOH+rF0
◇
提督「……よし、今日の書類は大体終わったな」
提督「掃除と洗濯もどうにかなったようだし……皆頑張ってくれた」
提督「また見舞いに行こうかな」
赤城「失礼します、提督! 演習艦隊、帰還いたしました」
提督「ああ、赤城。随分早かったね」
赤城「思ったより早く決着がつきまして、とりあえず勝利の報告をと。詳細な報告書は明日でよろしいでしょうか」
提督「わかったよ、お疲れ様」
赤城「どこかへお出かけですか?」
提督「うん、鳳翔のところへね。一緒に行こうか」
赤城「はい」
64: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:25:20.20 ID:T4sOH+rF0
赤城「……心配です」
提督「そうだね。まさかこれほど深刻だとは」
赤城「貴方のことですよ、提督」
提督「私か?」
赤城「ご自分では気付いておられないかもしれませんが、ひどい顔ですよ。
心労が顔に出て、昼間とは別人みたいです」
提督「そうかな……自覚なかった」
赤城「不謹慎ですが、そこまで想われているお母さんが、ちょっと羨ましいですね。
もちろん提督の、ここの皆を大事に思っている気持ちは伝わっていますが」
提督「……」
赤城「お母さんはこの鎮守府でも古参で、提督との付き合いも長いですものね」
65: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:26:51.03 ID:T4sOH+rF0
――新たな仲間を発見しました!――
鳳翔『航空母艦、鳳翔です。不束者ですが、よろしくお願い致します』
提督『……』
鳳翔『……あの、提督?』
提督『は、はい! こちらこそよろしくお願いします、鳳翔さん!!』
鳳翔『え、えっ?』
五月雨『提督、どうして急に敬語なんですか?』
提督『え、あ、ああ、わからない。この口調の方が、自然の様な気がして……』
鳳翔『……それは、私が、年長に、見えたからということですか……?』
提督『い、いえいえ!! 決してそんな失礼なことは!!』
鳳翔『……』
吹雪『あの、鳳翔さん? 許してあげて下さい、司令官は私たちに嘘をつくような人じゃありませんから』
提督『吹雪……』
叢雲『単に奥手なだけで、初対面で嘘つくほど上手く喋れないだけでしょ』
満潮『ヘタレと言い換えてもいいわね』
提督『お前らなぁ!』
鳳翔『……ふふっ』
提督『鳳翔、さん?』
鳳翔『冗談ですよ、別に怒ってません……改めて、よろしくお願いしますね、皆さん』
66: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:36:48.81 ID:T4sOH+rF0
赤城「その後すぐに、私が着任して……南西諸島海域を攻略中に、二航戦の2人が加わって」
提督「ああ。赤城、蒼龍、飛龍を加えた機動部隊で、沖ノ島海域の防衛に向かったな」
赤城「う……あの、提督、その時のことはちょっと……」
提督「忘れたくても忘れられないよ」
赤城「い、今はちゃんと反省してるんですよ?」
提督「そりゃ当然だろ……もう、あんなぶち切れた鳳翔を見るのは嫌だぞ」
67: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:42:57.85 ID:T4sOH+rF0
――沖ノ島海域・あ号艦隊決戦――
提督『……駄目だ、夜戦突入は許可しない!! 蒼龍、飛龍、赤城を止めろ!!』
赤城『提督、何度羅針盤に振り回されたかお忘れですか?
敵の中核部隊との遭遇が、次はいつになるかわかりません』
飛龍『待って下さい赤城さん!! 貴女は昼戦で大破してるんですよ!?
それに夜戦じゃ、私たちの出番は……』
蒼龍『む、無理です提督!! もう最大戦速で突撃してる!!』
提督『ぐっ……どうする……』
鳳翔『……』
68: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:44:00.28 ID:T4sOH+rF0
扶桑『提督』
提督『扶桑!?』
扶桑『赤城さんを孤立させるわけにはいきません。これから私たちも突撃します』
那智『もはや、赤城の説得は困難だ。こうなったら、やられる前にやるしかあるまい』
提督『ま、待て!! 君たちも無傷じゃないんだぞ』
川内『大丈夫、夜戦なら任せておいて。ぱぱっと全滅させてくるからさ!!』
飛龍『提督、赤城さんは私たちが、ゼッタイ連れて帰ります』
蒼龍『私たちを信じて下さい!!』
提督『……わかった、頼んだぞ。私も近くまで迎えに出る』
鳳翔『……』
69: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:44:47.02 ID:T4sOH+rF0
鳳翔『……提督』
提督『ん、どうしました、鳳翔さ……!?』
鳳翔『艦隊の迎え、私も出てよろしいでしょうか』
提督『え、いや、あの』
鳳翔『よろしい、ですよね?』
提督『もちろんですどうぞおすきになさってください』
鳳翔『ありがとうございます、では失礼しますね』
提督『……』
提督『鬼だ』
70: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:50:04.86 ID:T4sOH+rF0
飛龍『赤城さん!!』
蒼龍『よかったぁ、無事で……なんとか間に合ったね』
赤城『……わ、わたしは……』
那智『まったく。私たちが夜間戦力を残していたから良かったものの』
川内『無茶だよ、大破した艦が突撃なんて……しかも空母が』
扶桑『戦場で、冷静さを失ってはいけませんよ。一航戦の貴女らしくもない』
赤城『はい……申し訳ありませんでした』
71: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:51:56.52 ID:T4sOH+rF0
那智『……しかし、意外だな』
扶桑『何がかしら?』
那智『さっきのは実質命令違反だろう? 旗艦の貴女や、司令官からもっと叱責が飛び出てくると思っていたが』
扶桑『あ、ああ、そのことね……』
川内『それはねー、提督と扶桑さんの優しさなんだよ』
那智『優しさ?』
川内『そうそう。これから赤城さんがどんな目に逢うかわかってるからさ……あ、ほら来た』
那智『ん? 一体何の――ひっ!?』
鳳翔『……』
那智『な、なんだアレは!? 鬼級か!?』
扶桑『よく見て。あれは鳳翔さんよ……』
那智『そ、そんな馬鹿な!! いつもの優しいオーラはどこへ行ったんだ!?』
川内『自分の娘のことが絡むとああなっちゃうんだよ。那智さんも気をつけてね』
72: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 17:53:41.66 ID:T4sOH+rF0
――新たな仲間を発見しました!――
加賀『……航空母艦、加賀です。あなたが私のて』
鳳翔『あかぎちゃあああああん!!!!』
赤城『!!』
加賀『!?』
鳳翔『命令違反、単独突撃、しかも大破状態の正規空母が夜戦ですって!?』
鳳翔『死にたいの貴女は!? 見てるこっちが、どんな気持ちだったかわかる!?』
赤城『』
蒼龍『お、お母さん落ち着いて!! 完全に首、極まってるから!!』
飛龍『赤城さん白目剥いちゃってるから!! 無事だったんだから、許してあげようよ!!』
73: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 18:05:20.34 ID:T4sOH+rF0
加賀『……』
加賀『あ、あの、航空母艦、加賀で』
鳳翔『よりにもよって、正規空母で一番練度の高い貴女が!! 他の子たちに示しがつきません!!』
赤城『……ハッ!? ま、待って下さい、それだけは!!』
鳳翔『これから1か月、貴女にはおかずを作ってあげません』
赤城『』
赤城『ごめんなさいお願いします、反省してますから、許して下さい!!』
鳳翔『本来は重罪の命令違反で、ご飯とお味噌汁を食べられるだけありがたいと思いなさい。
空母の数が十分でないから、営倉に入れられない代わりの措置です』
赤城『』
蒼龍『あ、赤城さん?』
赤城『……大きな星が点いたり消えたりしている。アハハ、大きい……彗星かな……』
飛龍『いえ、あれはお母さんの九三式ですよ……』
蒼龍『こんな時でも偵察を欠かさないあたり、流石だよねお母さんは』
74: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 18:07:23.83 ID:T4sOH+rF0
提督『お、終わったか?』
扶桑『提督? 今鳳翔さんと合流しましたよ』
那智『なんだ、貴様は来なかったのか』
提督『鳳翔さんに止められてな……ともあれ、全員無事で良かった』
川内『言ったでしょ? 任せておいて、ってさ』
提督『ああ、流石だよ全く……気をつけて帰ってきてくれ』
扶桑『ふふ、了解致しました』
加賀『……あ、あの』
提督『ん?』
加賀『あの、航空母艦、加賀なん、ですけど、グスッ……』
提督『……ご、ごめん』
75: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 18:09:27.54 ID:T4sOH+rF0
提督「あの時の鳳翔は怖かったな……」
赤城「もう二度と慢心したり冷静さを失ったりはしません」
提督「本当に頼むよ」
赤城「……そして、その後も順調に海域を攻略していって」
提督「五航戦の2人も来てくれたな。鳳翔もとても喜んでいた」
赤城「あの戦争では、艦隊に6隻の正規空母が揃っていた期間は、とても短いものでしたからね。
提督には感謝しているんですよ、お母さんも」
提督「……そう、だと良いんだが」
76: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 18:10:53.01 ID:T4sOH+rF0
赤城「どういうことです?」
提督「君たちは鳳翔を母と慕っている。だが私は、君たちを戦場に送りだすのが仕事だ」
提督「あの戦争で離ればなれになった君たちがようやく再会できたのに、また危険な目に逢わせている」
提督「鳳翔も心の底ではきっと、それを望んでは……」
赤城「……」
赤城「……提督、ちょっと」
提督「?」
赤城「歯、食いしばって下さい」
提督「なに?……ぐっ!!」
赤城「……ごめんなさい。でも、提督、それは見当違いですよ」
赤城「時代が違えど、場所が違えど、私たちはこの国を守るために存在しています。もちろん、お母さんも」
77: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/18(土) 18:12:50.52 ID:T4sOH+rF0
赤城「確かにあの戦争では、私たちはお母さんを残してしまいましたが……
それが軍艦の宿命ですから。お母さんもそれはわかってくれていたはずです」
赤城「それに、今は皆揃っているじゃないですか。
お母さんが提督に私たち6隻の指揮を任せるぐらいには、信頼されていると思って下さいよ」
提督「……なぜ、そう言い切れる?」
赤城「わかりますよ、娘ですもの……それに、私もです。
信頼できない人に、艦載機の皆さんを任せるわけにはいきませんからね」
提督「……赤城」
赤城「だからもっと、シャキッとして下さい! 私が好きになった人は、もっと格好良かったですよ」
提督「お、おい」
赤城「なんですか? 好きじゃなきゃ、指輪なんて受け取りませんよ?」
提督「いや、あれは……」
赤城「……ふふ、ちゃんとわかってます。
そういう意味の指輪じゃないってこと。なんせお母さんにデレデレですもんね」
提督「……まあね」
赤城「ほら、顔洗ってきて下さい。お母さんにそんな顔見せちゃだめですよ」
提督「ああ!」
81: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:39:01.17 ID:JNlLA77p0
◇
提督「ああ、君らも来てたのか。演習お疲れ様」
加賀「今来たところです」
翔鶴「補給は済ませておきましたので」
鳳翔「……」
蒼龍「あんまり変わってないみたいだね、お母さん」
飛龍「でも、昼ほど苦しそうじゃないみたい」
瑞鶴「提督さん、明石さんからは?」
提督「いや、まだ……?」
明石「提督、提督!! 報告が来ました!! ありましたよ、前例が!!」
提督「本当か!! すぐに……」
「「「もう少し静かに」」」
明提「ごめんなさい」
82: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:39:56.05 ID:JNlLA77p0
提督「それで?」
明石「似たような経験をされた、呉に所属の提督さんからです。対象は榛名さん」
赤城「その1例だけですか?」
明石「ええ、今のところですが」
加賀「症例がデータベース化されていないのは何故なんでしょうか」
瑞鶴「こんな深刻な症状なら、対処法がマニュアルになっててもおかしく無いんじゃない?」
明石「多分、症例が少なすぎるせいだと思います。事実、送られてきたこれも正式な報告書ではなく、
あちらの提督さんの私見をまとめたもののようですから」
翔鶴「それほど稀なケースなんですね……」
83: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:40:49.09 ID:JNlLA77p0
飛龍「それで、どんな報告だったの?」
明石「まずあちらの提督さんですが、榛名さんとだけケッコンカッコカリをなさっていますね」
蒼龍「それだと、提督と一緒かはわかんないね」
明石「でも、鳳翔さんの症状とそっくりです。ある日突然悪夢にうなされて、
目を覚まさなくなるところまで一緒です」
提督「解決出来たのなら、鳳翔にも同じことが言えるかもしれないな」
84: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:44:00.25 ID:JNlLA77p0
明石「続けますね? あちらの提督さんの手記を纏めたものを添付して頂いたので、読み上げます。
『7月1日未明:昨日の夜から片付けていた書類が一段落し、一旦自室に戻ると、
私のベッドで寝ている榛名の様子がおかしいことに気付く。
はじめは熟睡しているのかと思ったが、尋常でない量の寝汗をかき、時折苦しそうにうめき声をあげている。
声をかけ、名前を呼び、肩を揺さぶるも、全く反応がない。あわてて抱え上げ、工廠へ運ぶ』
『7月1日午前:工廠妖精の見立てでも、原因は不明だという。一応、鎮守府の全妖精に聞き取りを行うよう依頼する』
『7月1日午後:出撃から帰ってきた金剛が、榛名の様子を聞くなり私を締め上げる。
昨日は行為に及んだりなどしていないので、それが原因ではないことを説明し納得させる』
『7月1日夜:今夜は金剛、比叡、霧島が交代で看病してくれるそうなので任せる。私も付いていてやりたかったが、
昨日からの執務が溜まっていたため、〇三〇〇まで作業の後、執務室で仮眠を取る』 」
蒼龍「余計な情報が入ってるんじゃない?」
赤城「何が重要かわかりませんから」
85: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:45:27.70 ID:JNlLA77p0
明石「ここから次の日です。
『7月2日朝:誰も起こしてくれずに少し寝坊したため、慌てて工廠に向かう。
榛名の隣に突っ伏して爆睡している比叡を見て少し癒される。榛名に声をかけてみたが、反応は変わりなし』
『7月2日午前:この日は榛名の出撃予定だったが、金剛が連日の無理を押して出撃してくれた。
霧島はずっと資料室に詰めてくれていたが、今のところそれらしき記述はないという』
『7月2日午後:上層部の連中の視察を受ける。比叡と共に鎮守府を案内したが、余計な火種を蒔きたくないため、
工廠は作業中で危険という理由をなんとか納得させる』
『7月2日夜:日中に執務が一段落したので、今夜は榛名に付いてやることが出来る。
金剛姉妹は疲れが溜まっていたようなので、無理矢理休むよう言いつける』」
加賀「2日もそのままだったの……辛かった、でしょうね」
瑞鶴「榛名さんも、その提督さんもね……」
86: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:46:37.67 ID:JNlLA77p0
明石「えーと、ここから……あれ?」
提督「どうした?」
明石「いえ、このメモには日付が付いてなくて……とりあえず読んでみますね。
『これから書くことを上に見せたら、荒唐無稽だと鼻であしらわれるだろうし、
もしかすると同僚にも誰にも信じて貰えないかもしれない。
私自身もこの体験は半分夢うつつで、ところどころ記憶が曖昧になってきている。
しかしこの出来事の後に、榛名が健康を取り戻したのは確かだ』 」
飛龍「目を覚ましたんだね! 良かった」
提督「何があったんだ?」
87: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:49:25.71 ID:JNlLA77p0
明石「読み上げます。
『榛名の額に乗せた濡れタオルを替えたりしているうちに、私もベッドに突っ伏して眠ってしまったようだ』
『ふと気がつくと、どういうわけか、真っ昼間の港に立っていた。
見慣れた地形は、一見呉の軍港を連想させたが、明らかに別のどこかだった。
どこがどう違うとか、細部は全く覚えていないが、とにかく雰囲気や空気感が違った』
『当てもないまま歩いて行くと、眼下の桟橋に誰かが佇んでいるのが見えた。
それが榛名だった。
慌てて駆け寄ると、ボロボロの艤装を付けたまま海に出ようとしている。
思わず腕を引っ張って、桟橋に引き上げた。
私の姿を見て、誰? と言われたことには、流石に堪えた』
『どこへ向かおうとしているのか問いただすと、すぐそこだから大丈夫だ、と笑った』
88: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:50:58.31 ID:JNlLA77p0
『今まで榛名ばかりに気を取られていて気付かなかったが、目の前に構造物が大破し、着底した戦艦が見える。
資料写真で見たことしかない帝国海軍戦艦・榛名の、奮戦し力尽きた姿だと直感した。
榛名はそこへ向かいたがっているようだった』
『何故行きたいのだ、と再び問うと、貴方には金剛お姉様たちの姿が見えないのか、と答え、壊れた戦艦を指さした。
私が目を凝らしても何も見えないが、榛名には金剛たちが手招きしているのが見えているようだ。
必死でそれは幻覚だと諭しても、まったく聞く耳を持たない』
『私は嫌な予感がした。ここで榛名を行かせてしまったら、もう二度と榛名が帰ってこないような気がした。
根拠はないが、おそらく間違いないように思う』
89: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:52:09.99 ID:JNlLA77p0
『私は思い切って榛名を抱きしめた。
榛名は私のことを覚えていないようだったが、勝算が無かったわけではない』
『それが、指輪だった』
『榛名の左手の薬指に、指輪が光っているのが見えたのだ。
指輪を渡した時、とても喜んでくれていたことを今は忘れているだけで、きっと榛名を取り戻せると思った。
私を振りほどこうと暴れる榛名を抑えながら、必死で語りかけた』
90: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 01:54:27.03 ID:JNlLA77p0
『もし他の艦娘に同じ症例が起こった際の助けとなれるよう、
どう説得したかを書き留めておきたいが、どういうわけだか全く思い出せない。
お前の居場所はここじゃないとか、お前の姉たちが帰りを待っているとか、
月並みだがそのようなことを言ったかもしれない』
『意識がぼやけ、目を覚ますと、我が鎮守府の工廠に戻っていた。
私はいつの間にか、榛名を抱きしめる格好で工廠に寝転がっていた。
榛名を優しく揺り起こすと、彼女はうっすらと目を開け、私の名前を呼んでくれた。
その時の喜びは忘れられない』
『思わず彼女に唇を落とすと、彼女も応えてくれた。
周りに誰もいないのをいいことに、私はさらに舌で彼女の口を優しく押し開き、舌を探した。
彼女が口に意識を集中させているうちに、私は彼女の肩を抑えつけ、もう半ばはだけていた彼女の上着を』 」
提督「明石、待て。もういい」
明石「そ、そうですね。これ以上は蛇足みたいですね……」
98: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 21:05:58.37 ID:JNlLA77p0
提督「確かに科学的根拠は何もないが、もうこの際置いておこう。鳳翔を救うためなら何にでも縋ってやる」
加賀「不明確な点がいくつかありますね。まず、どうしたら夢に入り込めるか」
翔鶴「すぐ近くで一緒に眠る、とかでしょうか」
飛龍「でも、提督はお母さんといつも一緒に寝てるんだよ? 今日の朝に何も無かったのはおかしくない?」
蒼龍「何か条件があると思うんだけど……この提督さんも、すぐ入れたわけじゃないみたいだし」
提督「……明石、ちょっと資料を見せてくれ」
明石「何か気付かれました?」
提督「説得のきっかけになったわけだし、指輪が何かしらの鍵になっている気がするんだが……
普通、指輪はいつも付けているものだしな……」
99: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 21:10:49.13 ID:JNlLA77p0
赤城「……ん? て、提督!! お母さん、指輪付けてませんよ!?」
提督「何だって!? ……本当だ、どうして……秘書艦の仕事の時や、デートの時は付けてくれてるのに……」
瑞鶴「そ、そうだ!! お母さんと榛名さんで、普段違うところがあるじゃない!!」
翔鶴「何かわかったの!?」
瑞鶴「鎮守府の仕事だよ!! お母さん、水仕事の時は外してるんだよ、きっと!!」
飛龍「そっか、皆の衛生を考えなくちゃいけないから……」
蒼龍「で、でも、どうして外したまま寝てたんだろ?」
加賀「お母さんは、次の日に出撃する予定の人たちのために、
遅くまでお弁当の仕込みをしてくれているんです。私も時間がある時は少し手伝っていますが」
赤城「そうね、帰りが日をまたぐ作戦の場合は、いつも持たせてくれていたわね……
仕事で疲れて、付け直さずにそのまま寝るのでしょう」
提督「お互いに指輪を付けて、一緒に寝る……か。気付かなかった自分を殴りたくなる単純さだ」
100: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 21:16:42.63 ID:JNlLA77p0
明石「鳳翔さんと榛名さんに共通するのは、あの戦争を生き延びた艦であるということでしょうか。
もちろん程度の差はあるでしょうが」
提督「そうだな。夢の中で、金剛たちの幻覚を見ていたと言っているし……
自分一人が生き残ってしまって、姉たちの幻影に悩まされていたのかもしれない」
赤城「では、同型艦のいないお母さんはもしかして、私たちの幻影に苦しんでいるということですか……?」
加賀「しかし、あの戦争の時に『艦娘』は存在しません。
榛名さんの夢で、元の艦船と艦娘が同時に存在するのは何故でしょうか?」
飛龍「そうだよね。榛名さんが見た幻影は、艦娘の金剛さんたちみたいだし」
蒼龍「全部が全部、榛名さんの幻想ってこと?」
明石「私の推測なんですが、艦娘は全員が、多かれ少なかれあの戦争の記憶を持ってます。
高練度な艦娘ほど、元の艦船の魂の影響を強く受け、より艤装の力を引き出すことが出来るのですが……」
翔鶴「つまり、その影響が一番大きいのは、ケッコンカッコカリを済ませた後、
練度の上限に到達した艦娘ということですね?」
瑞鶴「お母さんや榛名さんは、自分だけ生き残ってしまったという艦船の魂から、
こんな幻想を生み出して苦しんでるかもしれないってことね」
101: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 21:25:46.13 ID:JNlLA77p0
明石「それから提督、以前に鳳翔さんが悪夢を見ていた時期があると仰ってましたが」
提督「ああ」
明石「もしかして、去年の8月ごろじゃありません?」
提督「……確かに、そのころだったかもしれない。その頃は任務に忙殺されていて、
日記もまともに書けなかったからな……すぐに見なくなったと言ってたから、放置してしまったが」
赤城「どういうことですか?」
明石「……すみません、機動部隊の皆さんにはつらいお話かもしれませんが」
明石「原因のひとつは、MI作戦ではないかと」
加賀「!!」
飛龍「どういうこと? 私たちはあの作戦、ちゃんと成功したじゃない」
蒼龍「そうだよ、もちろん轟沈なんてなかったし」
明石「ここの鎮守府のことだけじゃありません。あの戦争の、MI作戦もです」
翔鶴「そ、それは、先輩たちの……」
瑞鶴「その時お母さんが見ていた悪夢は、私たちがMI作戦を成功させたから見なくなったけれど」
提督「……私とのケッコンカッコカリによって、再びトラウマを蘇らせてしまったのか」
明石「もちろん確証はありません。ただ前例が少ない以上、ある程度目星をつけて原因を推測するしか」
102: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 21:36:50.01 ID:JNlLA77p0
翔鶴「そ、それじゃ急がないと!! 榛名さんは金剛さんたちと共に戦った記憶も多いでしょうが……」
加賀「お母さんは出撃自体が少なかった……戦場の記憶が少ないということは、それだけ余裕もないかもしれないわね」
瑞鶴「私、お母さんの部屋で指輪探してくる!!」
加賀「私も行くわ」
赤城「提督、工廠よりも、ご自分の部屋に運ばれた方がいいのではないですか?」
提督「いや、何があるか分からない。明石や妖精さんがすぐ来れるここの方がいいだろう」
飛龍「明石さん、私たちは何かすることある?」
明石「あの戦争での鳳翔さんの資料を出来る限り持ってきましょう」
蒼龍「そんな軍機みたいなの残ってるかな?」
明石「鳳翔さんの終戦の地は、割と正確に記録が残ってます。港はそう簡単に地形は変わらないので問題ないでしょう」
103: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 21:46:15.74 ID:JNlLA77p0
赤城「空母『鳳翔』は、確か江田島市で終戦、その後呉湾に回航されたのでしたね」
提督「ああ。地形で迷うことはなさそうだから、それは助かるな」
明石「……ありました、提督。敵機が撮影した写真が公開されてます」
提督「よし、これだな。予想が正しければ、終戦前後の江田島に行くはずだ」
明石「気をつけて下さい、提督。飛ばされた場所によっては、近くで同じく偽装されていた
龍鳳さんと間違えるかもしれません。良く地形を覚えて下さい」
提督「わかった」
瑞鶴「指輪あったわよ!! 早く嵌めてあげて」
提督「ありがとう瑞鶴……これでよし。後は寝るだけだな」
明石「どんな弊害が出るかわからないので、薬は使わない方がいいと思います……気持ちを抑えて、何とか眠って下さい」
提督「ああ、わかってる」
104: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 21:57:19.99 ID:JNlLA77p0
提督「……本当は、君たちが説得してくれれば心強いんだが」
赤城「いえ、それでは意味がないんですよ、提督」
蒼龍「いつまでも私たちのことで、お母さんを苦しませたくないもの」
翔鶴「これからお母さんに寄り添ってあげるのは、提督でなくてはなりませんから」
提督「そうか……うん、そうだな」
飛龍「それじゃ、私たちは撤収するから」
瑞鶴「ちゃんと連れて帰ってきてよ!?」
明石「ま、まあまあ」
加賀「きっと大丈夫よ……それでは、お休みなさい、提督」
提督「お休み」
105: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 21:59:24.49 ID:JNlLA77p0
提督「……鳳翔」
鳳翔「……」
提督(随分落ち着いてるように見えるけど、出撃前に覚悟を決めている、とかだったら本当にまずいな)
鳳翔「……」
提督(そもそも呉提督め、睦言を書く余裕があるならもっと有益な情報をだな)
鳳翔「……」
提督(……くそ……焦るな……)
106: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 22:05:52.79 ID:JNlLA77p0
…………
提督「……!!」
提督「ここは……」
提督「……よし、入れたようだ。予想通り、昼間の江田島のようだな」
提督「海岸がこの形……よし、少し南に下れば鳳翔がいるはず」
提督「急がないとな」
提督「……」
提督「……くそ、暑い……第1種軍装のままとは、随分不親切じゃないか……」
107: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 22:12:10.08 ID:JNlLA77p0
提督「……あった、あれか!?」
提督「偽装された飛行甲板……あれだ、空母『鳳翔』……間違いない」
提督「……鳳翔はどこだ……?」
提督「……くそ、見つからない」
提督「船のすぐ近くにいるんじゃなかったのか」
提督「送ってきた情報じゃ、艦船が見えるところに……ん!?」
提督(『鳳翔』の上に、誰かが……)
提督「……見つけたぞ!!」
108: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 22:20:29.51 ID:JNlLA77p0
鳳翔「よいしょ、っと……」
提督「……鳳翔!!」
鳳翔「……? あ、こら、ダメですよ。ここは立ち入り禁止です」
提督「鳳翔……」
鳳翔「ああ、なんだ、軍人さんでしたか。見ない顔ですが、新しく着任された方ですか?」
提督「……」
鳳翔「こんな暑い日に冬服なんて、倒れちゃいますよ? それとも、寒がりなだけですか?」
提督(やっぱり、私がわからないのか)
109: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 22:29:07.68 ID:JNlLA77p0
提督「何、やってるんだ」
鳳翔「見てわかりませんか? 『私』に付けられたワイヤーを外してるところです。お暇なら手伝ってほしいんですけど」
提督「どうして外すんだ? それは、島に見せかける偽装なんだろう」
鳳翔「嫌ですね、飛行甲板にこんなものが付いてたら飛行機を飛ばせないじゃないですか」
提督「飛行機だって?」
鳳翔「私は空母ですよ? 飛行機を飛ばして、夷狄を撃ち滅ぼすのがお仕事です」
提督「……」
鳳翔「早く出撃しないと。まず索敵機を飛ばして……」
提督「……もう、いいんだよ、鳳翔」
鳳翔「はい?」
提督「戦争はもう終わる。君には、飛行機を飛ばすよりも、もっと大事な仕事が待っているんだ」
鳳翔「……あの、言っていることがわかりません。貴方、本当に帝国海軍の方ですか?」
110: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 22:36:54.86 ID:JNlLA77p0
提督「今言ったとおりだ。君はもう、戦う必要はない」
鳳翔「ちょ、ちょっと、近寄らないでください!!」
提督「私と一緒に帰ろう? 君の娘たちだって、鳳翔が帰ってくるのを待ってる」
鳳翔「……貴方の話は全然わかりません。それに、娘が待ってる、ですって?」
提督「そうだ。赤城たち6人が……」
鳳翔「面白い冗談ですね。私の娘たちは、あそこにいますよ?」
提督「何だって? ……!!」
『お母さん、まだですかー?』
『早くこちらへ。皆待っていますよ』
『手伝いに行けなくてごめんねー、ちょっとここ、浅すぎるからさ』
『その代わり、哨戒は任せておいてね!』
『付近には、敵の航空機も潜水艦も見当たりません!』
『今なら、敵の不意を突くことが出来るわ! 皆で出撃しましょう!』
提督(な、何なんだアレは!? 甲板も艦橋も、スクラップ同然の大型空母が6隻……!
それに、艦の上に立ってるのは……赤城たち、なのか!?)
鳳翔「ええ、待っててねー! すぐ行きますからー!!」
提督(なぜ私にも見えてるし、声も聞こえるんだ……!? 話が違うぞ、呉の!!)
111: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 22:46:06.49 ID:JNlLA77p0
提督「鳳翔!! 落ち着いて良く見るんだ、あんなのが君の娘であるはずがないだろう!!」
提督(そうだ、あるはずがない……本物は、私の鎮守府に居る、あの子たちだけだ)
提督(軍艦としての覚悟を決めたあの子たちは、鳳翔にそんなことは言わない!!)
提督「アレは、君が囚われている幻想なんだ!!」
鳳翔「違います!! あの子たちが戻って来てくれたんです、また皆で暮らすんです!!」
提督「……くっ……!!」
112: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 22:52:03.25 ID:JNlLA77p0
提督(もう余裕はない……やるしかないか)
提督「鳳翔っ!!」
鳳翔「きゃあっ!! 何するんですか、離してください!!」
提督「鳳翔、君の左手を見ろ!!」
鳳翔「……!? え、なんで、指輪が……? こんなの嵌めた覚えが……」
提督「本当に覚えはないか? 私がこれを渡した時、言ったことも?」
鳳翔「……」
鳳翔「……う……」
113: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 23:03:14.06 ID:JNlLA77p0
…………
鳳翔『ふー、夜風が気持ちいいですね』
提督『……そう、ですね』
鳳翔『ところで、お話って?』
提督『……貴女が来てくれて、もう随分経ちますね』
鳳翔『ええ、そうですね。あの頃とは比べ物にならないくらい、ここも賑やかになりましたね』
鳳翔『私の娘とも再会できたことも、改めて感謝しています』
提督『……良いんですよ、感謝なんて……私は貴女が喜ぶ顔を見られるのが、一番幸せなんです』
鳳翔『て、提督? そんな言い方されますと、まるで、その……』
提督『鳳翔さん……いえ、鳳翔』
鳳翔『は、はいっ!』
提督『貴女に、これを受け取ってほしいんです』
鳳翔『……これ、って……最初に1つだけ支給される指輪じゃ……』
提督『ええ』
鳳翔『な、なぜ私なんでしょうか? 私を強化しても、戦力的には』
提督『もっと戦力を強化したければ、新しく用意すればいいんです……でも、最初の1つは、私が一番愛するひとに渡したかった』
鳳翔『……』
提督『貴女を愛しています、鳳翔』
鳳翔『……提督……』
提督『鎮守府の家事を率先して引き受けて、毎日遅くまで働く姿。小さい子たちの面倒を見て、慕われている姿。
時には弓を取って、勇ましく闘う姿。……何時しか、すべて愛おしく思うようになりました』
提督『娘同然の空母たちの無事を、いつも祈っていることも』
鳳翔『……』
提督『鳳翔、もう二度と、貴女とあの子たちを離ればなれにはしません。私が必ず貴女を、貴女たちを守ります』
提督『……私を信じて……共に、歩んで頂けませんか、鳳翔』
鳳翔『……提督……わたし……わたしは……』
…………
114: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 23:09:51.17 ID:JNlLA77p0
鳳翔「う、あ」
提督「あの時約束したね。二度と、貴女とあの子たちを離ればなれにはしないと」
鳳翔「やく、そく……」
提督「こんなところで、君を失いたくない。鎮守府の皆も、君の娘たちも……何より、私が一番、君の帰りを待っている」
鳳翔「……で、でも、あの子たちが」
『『おかあさん』』
『『いかないで』』
『『おかあさん』』
提督「……約束は必ず守る。君も、君の娘たちも、私が絶対に守るから」
鳳翔「……ほんとう、ですか?」
提督「だから、一緒に帰ろう……鳳翔」
鳳翔「……」
鳳翔「あ、な、た……」
…………
115: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 23:11:44.40 ID:JNlLA77p0
…………
提督「……う……、ここは……」
鳳翔「……ん……」
提督「戻ってこれた、か……良かった……」
鳳翔「う、ん……」
提督「……鳳翔?」
鳳翔「……ん、ふぁ……おはよう、ございます、あなた……」
提督「……鳳翔っ!!」
鳳翔「きゃっ!! も、もう、今日は甘えん坊さんですね?」
提督「良かった……良かったな……」
116: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 23:14:25.88 ID:JNlLA77p0
鳳翔「あの、あなた、私……」
提督「どうした? まだ気分が悪いか?」
鳳翔「いえ……私、何だかとっても、悪い夢を見ていた気がするんです。はっきりとは、思い出せないんですけど」
提督「……」
鳳翔「それで、ええと、夢の中であなたの声が聞こえて。その声が、私を助けてくれたんですよ」
提督「……そうか」
鳳翔「すごく優しくて、頼もしい声で……でも、何を言っていたかは、思い出せなくて。あなた、何か知っていますか?」
提督「……いいや?」
鳳翔「そ、そうですよね。私の夢だったんですもの、わかるわけありませんよね……私ったら」
提督「そうとも」
提督「……あんな恥ずかしいこと、2回も言ったなんて……忘れててくれていい」
鳳翔「……? 何か?」
提督「いや、何でもないよ」
117: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 23:15:24.05 ID:JNlLA77p0
鳳翔「まあ、大変! もう朝です、お仕事始めないと!」
提督「そうだな。今日も朝食の準備、よろしく頼むよ」
鳳翔「はい、お任せ下さい!」
提督「……ああ、厨房に行く前に、空母寮に顔を出してやってくれ」
鳳翔「え? どうしてでしょうか?」
提督「いいからいいから。少しの間、あの子たちの好きにさせてみるといい」
鳳翔「は、はあ……わかりました」
118: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/19(日) 23:19:43.22 ID:JNlLA77p0
鳳翔「それじゃ、失礼しますね?」
提督「うん。……なあ、鳳翔」
鳳翔「はい? 何でしょう、あなた」
提督「その指輪、渡した時に、君とした約束を覚えているか?」
鳳翔「もちろんですよ……あ、あら? 私、寝る前に付けたかしら……」
提督「君から見て、その約束を守れるほどの男に、私はなれただろうか?」
鳳翔「……あなた」
鳳翔「私は、いつまで守るかなんて、聞いた覚えはありませんよ」
提督「え?」
鳳翔「二度と離ればなれにしない、なんてこと、今は判断できないでしょう? ですから……」
鳳翔「約束は、守り続けて頂きます。これから、ずっとです」
鳳翔「改めまして、娘ともども」
鳳翔「ふつつか者ですが、よろしくお願い致しますね、あなた!」
完
123: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 00:33:42.88 ID:9NbDRxNV0
おまけ1 ~軍人には報告の義務があります~
明石「お疲れ様でした、提督!」
提督「君のサポートがなければ途方に暮れていただろう……本当に助かった。ありがとうな」
明石「いえいえ、何とかなって良かったです!! ところで、提督」
提督「何かな?」
明石「今回のケースの経過を、纏めておく必要があると思うんです。幸い提督の記憶は割と残っているようですし」
提督「そうだね。呉のやつの報告の穴を埋める意味でも、対策を書いておけばある程度助けになるかもしれないな」
明石「全体の経過としてはさほど症状に変わりは無かったので、やっぱり重要なのは夢に入り込んでからのことですね」
提督「ああ、呉のは記憶がかなり曖昧になっているようだったからな」
明石「それじゃ、私が口述筆記して報告書に纏めますので、喋って下さいますか?」
提督「わかったよ。まずはな……」
124: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 00:35:24.09 ID:9NbDRxNV0
明石「……ふーむ。呉提督さんの報告とは大分差異がありますね」
提督「ああ。特に、他の艦船や艦娘の幻影が見えていたところだな」
明石「呉提督さんとの違いはケッコンカッコカリの数ですからね……指輪がきっかけだった以上、この辺りが関係してるのかも」
提督「その辺は何とも言えない。なんせ症例が2つだからな」
明石「そうですねぇ……それで、次が一番大事ですよ。鳳翔さんに、一体どんな説得をして連れ戻したんですか!?」
提督「そんな身を乗り出すなよ、今話すから。ええとだな……ん?」
提督(おいちょっと待て。どんな説得したかって、プロポーズの言葉そのまま言うのか!?)
明石「どうしました提督? さあ、早く早く!!」
提督「え、えーと、その、だな……全部言わなきゃだめなのか?」
明石「それはそうですよ。読んだ人がどう説得すればいいかの一助になるためのものなんですから」
提督「そ、そうだよな。だが、しかし……」
提督(報告書だぞ!? 愛の告白が全国の鎮守府にばら撒かれるとか、どんな羞恥プレイなんだ!?)
提督「明石、提督権限で、それを上層部に送るのは断固阻止する」
明石「え、どうしてですか? 大々的に対策してもらった方がいいんじゃ」
提督「他の鎮守府に送るのは、まあよしとする。だが、上層部が鳳翔を詳しく調査したいとか言ってきたらどうする?」
明石「う……そ、そうですね」
提督(自分の羞恥心と艦娘のリスクを天秤にかけた結果だ……顔なじみも多いし、少しの間からかわれるのは我慢しよう……)
125: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 00:52:38.14 ID:9NbDRxNV0
おまけ2 ~呉提督と榛名さん~
榛名「マルキュウマルマル! 提督、出撃の用意は整っています!」
呉提督「おー、お疲れさん。でも今日はお前、出撃ねーだろ?」
榛名「そ、そうですけど、なんか言わなきゃだめだと思ったんです!」
呉提督「そうかそうか、そうやって力んでるお前も可愛いよ」
榛名「て、提督!? いきなり何てこと言うんですか!!」
呉提督「あ、ごめんごめん、別に力んでなくても可愛かったわ」
榛名「もー!! そういうこと言ってるんじゃないです!!」
呉提督「何だ、嫌だったか? じゃあやめるわ」
榛名「ええ!? あ、あの」
呉提督「どうしたよ」
榛名「その……別に……嫌ってわけじゃ、ありません……ので、その」
呉提督(やっぱ何言っても可愛いなコイツ)
126: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 00:54:13.86 ID:9NbDRxNV0
呉提督「まあ、冗談はこれくらいにして、なんかあったか?」
榛名「じ、冗談……まあ、いいです……こちら、ご連絡です」
呉提督「おう、どっからだ」
榛名「この間、提督が電文を送った鎮守府からですね。あの、鳳翔さんの件の」
呉提督「ああアイツからか、鳳翔も良くなったって言ってたしな……その報告か、どれ」
『 報告書
――悪夢に入り込むことに成功したら、次は艦娘を連れ戻す必要がある。
私、提督が経験した例と、呉提督が経験した例から、その艦娘は自らの姉妹艦や縁の深い艦の幻影に異常な執着心を示す。
確実性はないが、説得によって艦娘の記憶を取り戻し、現実へ連れ帰るほか、有効な手は発見されていない。
以下に、私が鳳翔にどのような説得を行ったかを、説得の例として掲載する――』
呉提督「……ん?」
→提督から鳳翔への赤裸々プロポーズ(原文ママ)
呉提督「」
呉提督「ゥハハハハ、ハーッハッハッハッハッハ!!!!」
榛名「て、提督!?」
呉提督「こいつ、自分の嫁へのプロポーズ載せてやがる!!!! 何もそのまんま載せる必要ねーだろ、ガハハハハ……く、腹が……」
榛名(なんだか可哀そうになってる人がいるのは理解できました……)
127: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 00:56:12.72 ID:9NbDRxNV0
おまけ3 ~毎日が母の日~
鳳翔「さて、今日も頑張って朝ごはんを作りましょう……あら?」
加賀「おはようございます、お母さん」
赤城「今日の朝食は、私たち一航戦にお任せ下さい! 間宮さんも、今日は休んでくださって良いと仰ってましたよ」
鳳翔「そ、そうですか? それじゃ、お言葉に甘えようかしら……」
鳳翔「ふう、朝はゆっくりさせてもらいましたから、お昼は腕によりをかけて……」
飛龍「あ、お母さん! お昼ご飯の準備、もう出来てるよ!」
蒼龍「昼の食堂は私たち二航戦に任せて、お母さんは休んでて!」
鳳翔「え、もう終わっちゃったの? なら、お願いしますね」
鳳翔「よしっ、夜は食堂に来る人も多いですし、私も頑張って」
瑞鶴「ちょっと翔鶴姉! いちばん右のお鍋吹きこぼれちゃってる!」
翔鶴「任せて瑞鶴! ……よしっ、これで全員分のカレーが出来ましたね」
間宮「ありがとうね、二人とも。助かっちゃったわ」
翔鶴「いいえ、いつもお世話になっているのですから」
瑞鶴「これから夕飯の準備は、私たち五航戦に任せてね!」
間宮「まあ、頼もしいですね。それじゃ、お願いしようかしら……」
鳳翔「……」
鳳翔「私の味、皆に飽きられちゃったんでしょうか……」
提督「そ、そんなことはないぞ? ああ、今日は鳳翔の作ったご飯が食べたいな」
鳳翔「あ、あなた!」
提督(空母たち……鳳翔の負担を減らすのは良いが、極端すぎだ……)
128: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 01:10:56.47 ID:9NbDRxNV0
おまけ4 ~演習はなぜ早く終わったのか~
長門「提督、私だ。失礼する」
提督「ああ、長門。昨日は演習お疲れ様」
長門「提督もお疲れ様だったな。赤城から航空戦の所見を受け取って、演習の報告書を纏めてきたぞ」
提督「ありがとう……5戦とも勝利か、流石だな」
長門「ふふ、そうだろうそうだろう」
1戦目:完全勝利S
2戦目:勝利S 損害:翔鶴(小破)
3戦目:勝利S 損害:翔鶴(小破)
4戦目:完全勝利S
5戦目:勝利S 損害:翔鶴(小破)
提督「翔鶴はいつも通りか……」
長門「赤城も加賀もよくカバーして戦っていたんだがな」
提督「いやいや、充分な戦果だよ。……ん?」
長門「どうかしたか」
提督「いや……普段よりボーキサイトの消費が多くないか?」
長門「ああ、それはそうだろうな。何せ、正規空母は3隻とも艦攻しか装備していかなかったから」
提督「」
129: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 01:12:29.67 ID:9NbDRxNV0
提督「ど、どういうことなんだ!?」
長門「私も不思議に思って聞いてみたんだが。この間、新しい攻撃機の機種転換をしたそうだな? 流星だったか」
提督「確かにしたが……」
長門「それと既存の攻撃機を組み合わせた際の、隊列だか速度の違いだかをテストしたかったそうだ」
提督「そ、そうなのか。割と正当な理由じゃないか」
長門「あと、鳳翔が心配だからさっさと切り上げたいとも言っていた」
提督「明らかにそっちがメインだろ」
長門「提督にも見せてやりたかったぞ? こちらの艦載機が、飛行機雲を網の目のように伸ばしながら、見事な隊列で進んでいく様を」
提督「正規空母2隻分の艦攻だからな、そりゃ多かっただろう」
長門「相手の駆逐艦など、空を見上げて感動のあまり涙を流していた」
提督「怖がって泣いてんだよ……かわいそうに」
130: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 01:32:59.36 ID:9NbDRxNV0
おまけ5 ~お掃除をしよう!~
摩耶「ったく、張り切って出撃の準備してたっつーのに……まあ、鳳翔さんのことじゃ仕方ねーけど」
摩耶「でもまさか、全寮の掃除当番とはなぁ……ついてねぇ」
摩耶「ちゃちゃっと終わらせて、間宮んとこでも行くか。……ん?」
高雄「~~♪」
摩耶「お、おい高雄姉!! 何やってんだよ!!」
高雄「何って……畳のホウキがけだけど」
摩耶「ホウキはちゃんと畳の目に沿ってかけろよ!! その方向じゃ、畳がささくれるだろ!!」
高雄「え、あ、ごめんなさい……」
摩耶「ったく、しっかりしてくれよ……んん!?」
愛宕「~~♪」
摩耶「うおおおい、愛宕姉!!!! 何やってんだよ!!!!」
愛宕「何って、畳の雑巾がけよ~?」
摩耶「畳に雑巾かけるときはカラ拭きか、これ以上出来ねえってくらい絞ってからやんだよ!!
こんなビショビショの雑巾で拭いたりしたら、畳が腐っちまうだろ!!!!」
愛宕「え~だって~、私の握力じゃこれ以上絞れないし~」
摩耶「一三〇〇〇〇馬力が何腑抜けたこと言ってんだあああああ!!!!」
鳥海(あらやだ、姉の意外な面を発見)
131: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 01:34:11.91 ID:9NbDRxNV0
おまけ6 ~お掃除をしよう!2~
山城「はあ……久々に出撃できると思ったら掃除……不幸だわ」
陸奥「私も残念だけど、緊急じゃ仕方ないわよ」
山城「理解はしてるけど、戦艦が駆逐艦寮の掃除っておかしくないかしら」
陸奥「人手が足りないからしょうがないでしょ。一番部屋も多いし」
山城「改めて鳳翔さんの偉大さがわかるわね」
陸奥「1人抜けただけでこの有様だものね……まったく、提督がしっかりしないから……」
山城「あの人が一番取り乱しそうなもんだったけど、さっきは中々しっかりしてたんじゃない?」
陸奥「午前中に散々取り乱したんでしょ……ん?」
山城「どうしたの? ……はっ、これは!!」
→ゆきかぜのたからものばこ
陸奥(も、もしかして、この中には……)
山城(雪風の幸運の秘密が……?)
陸奥「だ、ダメよ!! いくら年下の子でも、プライバシーを覗くなんて!!」
山城「そ、そうよね、そりゃそうよね!!」
陸奥「…………」
山城「…………」
陸奥「……でも」
山城「?」
陸奥「掃除の最中に荷物を移動していて、偶然ふたが開くことはあるんじゃないかしら」
山城「……そ、そうね。あるかも、しれないわね」
132: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/20(月) 01:35:22.14 ID:9NbDRxNV0
陸奥「……山城、そっち持って」
山城「……はい」
陸奥「それでは……」
山城「……」
陸奥「きゃあー!! 三番砲塔が滑ったー!!」
山城「あ、ふたが……ん?」
→カマキリの卵嚢×10(孵化済み)
陸奥「」
山城「」
キャアアアアアアアアアアアアアアア
フコウダワアアアアアアアアアアア
敷波「な、何よ!? 今の声」
雪風「あ、雪風が忘れてたものを、誰かが見つけてくれた気がします!!」
綾波「ど、どんな気なんですか? それ……」
時雨「……不思議だな……僕はこれから、雪風がひどい目に逢う気がするんだ……」
雪風「?」
137: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 14:59:41.06 ID:/Pn5tmYd0
おまけ7 ~お洗濯をしよう!~
川内「よし、洗濯物干すよ! 皆ついてきて!」
叢雲「ちょっとちょっと、なんで洗濯の手伝いが私たちだけなのよ!」
吹雪「寮の掃除の方が大変だし、仕方ないよ」
神通「4人いれば充分早く終わります。それに、いつもは鳳翔さん1人なんですよ?」
叢雲「う……そうだったわね」
吹雪「しっかり覚えて、これから鳳翔さんを手伝えるようにしなくっちゃ!!」
神通「良い心がけですね。きっと喜んでくれますよ」
138: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:00:45.21 ID:/Pn5tmYd0
神通「さて、ウチには大型洗濯機が3台あります。一気に全部回せば、大体全員分洗濯できるんですが」
叢雲「洗うのは簡単だけど、干すときに時間かかっちゃまずいわよ。中に匂いがこもるわ」
吹雪「鳳翔さんなら手際よく出来るんでしょうけど……私たちじゃ1台分くらいしか、短い時間で処理できませんよ」
川内「そうだね。だから、私が手際よく干す方法を教えるよ!」
叢雲「? 干すのに何か技術がいるのかしら?」
川内1・2「「まずは!!」」
川内3・4「「6人に!!」」
川内5・6「「分身する!!」」
叢雲「」
吹雪「ファッ!?」
140: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:03:22.23 ID:/Pn5tmYd0
川内1「3人は、物干し竿を持って洗濯機の前に待機!!」
川内2「結構長い上に、金属製で重いから」
川内3「洗濯物を地面につけないように注意だよ!!」
川内4「そして残りの3人が、ハンガーと洗濯バサミを用意!!」
川内5「1枚ずつ取りだして、ある程度ばさばさしてしわを伸ばしつつ」
川内6「洗濯機から遠い順にかけて行こう。この辺の早さは経験の差が出るよ!!」
川内「とまあ、こんな感じ。さあやってみようか」
叢雲「無茶言うな!! あんなん出来るワケないでしょ!!」
神通「そうですよ、姉さん。最初は3人分身くらいから練習しませんと」
吹雪「いや、問題はそこじゃないと思うんですけど……」
141: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:05:57.18 ID:/Pn5tmYd0
川内「え、改二になったのに分身出来ないの? だから貴女たちを呼んだんだけど」
神通「姉さんは改二改装後、すぐ出来るようになったんですが」
叢雲「あんたたちの常識を当てはめないで頂戴……神通も分身出来るの?」
神通「いえ、私の場合は肢曲で残像を見せているので、実体を生み出す姉さんとはちょっと違いますね」
叢雲「どうなってんのよ川内型は」
吹雪「わ、私だって改二だし、頑張れば艦載機を飛ばせるようになるかも!!」
叢雲「多分無駄だからやめときなさい。妹はあんななのに、姉二人はなんでこう変わったのかしら」
川内(那珂の方がすごいと思うんだけど……面白そうだから黙っとこう)
那珂「はっ、くしゅん!!」
五月雨「あれ? 那珂さん、風邪ですか?」
那珂「ち、違うよー。那珂ちゃんはいつでも元気!!」
五月雨「体調悪い時はちゃんと言わないとだめですよ? 鳳翔さんがああなって、提督もピリピリしてますから」
那珂「大丈夫大丈夫、アイドルは舞台裏で倒れるものだからね!!」
五月雨「だ、だから倒れる前にですね……もう、早く遠征終わらせましょう」
142: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:08:00.98 ID:/Pn5tmYd0
おまけ8 ~お料理を作ろう!~
瑞鶴「……というわけで、今日の昼食づくりの手伝いは、私と二航戦のお二人が入るので」
伊良湖「はい、よろしくお願いしますね!」
瑞鶴「私は何すれば良いかしら?」
伊良湖「お昼は定食が3種類ありますので、瑞鶴さんはAセットのアジフライをどんどん揚げて下さい。大体100匹くらいですね」
瑞鶴「ん、了解よ」
飛龍「伊良湖ちゃん、生姜焼きの焼き加減、これくらいでいいかな?」
伊良湖「ええと……はい、完璧ですね! この調子であと200枚、お願いしますね」
飛龍「うん、任せといて! その後はキャベツの千切りだね」
瑞鶴(飛龍さん、お母さんに色々アドバイスするだけあって女子力高めよね)
蒼龍「……うーん……」
瑞鶴(あれ、蒼龍さん?)
143: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:09:11.10 ID:/Pn5tmYd0
蒼龍「むむむ」
瑞鶴「何がむむむだ……じゃなかった。どうしたんですか、さっきから固まって」
蒼龍「あのさ、普段はお母さんや間宮さんたちが、皆のご飯を作るじゃない?」
瑞鶴「ええ。だから今日は代わりに入ってるんじゃないですか」
蒼龍「これって提督に手料理を食べてもらうチャンスじゃないかな!?」
瑞鶴「……こんな時に何を不謹慎な」
蒼龍「う、いや、自覚はあるんだよ? でも普段は全然機会ないし、提督に感想も聞けないし」
瑞鶴「無理ですよ。提督さんはお母さんの料理が一番好きですから」
蒼龍「お母さんには敵わないけど、私も結構練習してるし、提督も美味しいって言ってくれるかも!」
瑞鶴「無理ですよ」
蒼龍「これから毎日、君の味噌汁を飲みたい……なんちゃって、キャー!!」
瑞鶴「それ、随分前に提督さんがお母さんに言ってたわ」
蒼龍「……」
瑞鶴「ほら、固まってないでアジ捌いてください」
蒼龍「うう……少しくらい妄想しても……」
瑞鶴「別にするなとは言ってません。でも手は動かしてね」
蒼龍「うわーん、後輩が冷たいよぉ」
144: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:11:17.63 ID:/Pn5tmYd0
おまけ9 ~対潜哨戒をしよう!~
最上「扶桑さん、ボクの艦載機が帰ってきたよ。周辺に敵の水上部隊はいないみたい」
扶桑「そう、ありがとう。それじゃ、このまま進んで鎮守府へ帰還します」
朝潮「私たちは左右で対潜警戒ですね!」
満潮「爆雷も残り少ないわ。もし遭遇したら爆撃がメインになるからよろしくね」
扶桑「そうね、でもこの海域は大体駆逐したから大丈夫だと……あら? 私の瑞雲が……」
最上「? どうかしたの、扶桑さん」
扶桑「ええ、那珂ちゃんの遠征艦隊が帰還中に敵の潜水艦に攻撃されたそうよ」
最上「ええ!? この辺りは何度も対潜哨戒してるのに!!」
朝潮「もしかして、私たちの潜水艦狩りから逃げた深海棲艦が、遠征ルートにぶつかったんじゃ……」
満潮「す、すぐ行かなきゃ!! 扶桑、なんでそんなにのんびりしてるのよ!!」
扶桑「あら、大丈夫よ。だって艦隊の旗艦は那珂ちゃんなのよ?」
145: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:12:25.37 ID:/Pn5tmYd0
那珂「五月雨ちゃん!! 村雨ちゃんと春雨ちゃんを連れて、先に行って!! 私の分の物資は諦めていいから!!」
五月雨「了解しました。2人とも行きましょう!!」
春雨「え、ええ!? 無茶ですよ、1人で4隻の潜水艦相手なんて……」
村雨「あ、そっか。春雨はまだ那珂さんと一緒に戦ったこと無かったんだっけ」
五月雨「大丈夫なんです。逆に私たちがいたら、那珂さんが動きにくくなります」
春雨「そ、それって一体……!?」
村雨「いいからいいから、ちょっと下がってて」
那珂×8「「「那珂ちゃん『が』センター、一番の見せ場です!」」」
146: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:13:40.43 ID:/Pn5tmYd0
最上「……な、何あれ」
朝潮「那珂ちゃんさんがいっぱいいます……」
扶桑「改二になってから出来るようになったそうよ。すごいわよねぇ」
満潮「すごいの一言で済ませちゃうの……」
妙高「流石は改二の先輩ですね。私も見習わないと」
朝潮「あれ妙高さん、いつの間に?」
妙高「扶桑さんから連絡が来て、丁度演習帰りの子を連れて様子を見に来たんだけど」
扶桑「やっぱり大丈夫だったわね」
最上「……うわ、全部沈めちゃった」
朝潮「もう全部那珂ちゃんさんでいいんじゃないですか」
妙高「ちなみに最高記録は48人だそうよ」
満潮「8艦隊分じゃないの……やかましそうね」
那珂×8「「「お仕事しゅーりょー。おつかれさまっ!!」」」
147: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:15:06.06 ID:/Pn5tmYd0
おまけ10 ~夢と約束は、あなたと共に~
鳳翔「ええっ!? 私、1日眠ったままだったんですか!?」
提督「やっぱり覚えてないのか?」
鳳翔「てっきり、普通に寝て起きたとばかり……」
提督「私の反応を見ただろう。それに、空母寮に行った時どうだった?」
鳳翔「そ、そういえば、私の姿を見るなり全員泣きだしちゃって、なだめるのが大変でした」
提督「そうだろうなぁ」
鳳翔「私、どうなってしまったんですか?」
提督「……いや、いいんだよ気にしないで。きっと疲れが溜まってただけさ」
鳳翔「そ、そうですか? だから皆さん、急に私のお手伝いを……」
提督「ああ。これからは君の負担を皆で減らしていくと言っていたよ」
鳳翔「うーん、本当に気にしないでいいのですが……家事は楽しいですし」
提督「料理や洗濯を覚えたい子もいるだろう、女性としてな。そういう子には教えてあげればいいさ」
鳳翔「それもそうですね」
148: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:18:37.55 ID:/Pn5tmYd0
鳳翔「そういえば、私が目覚めたときに言われたことですが……」
提督「あれか……野暮なことを聞いてすまなかったね」
鳳翔「いえ、そうではなくて……ただ、何故いきなり聞かれたのかな、と」
提督「言葉通りの意味だよ。私は君たちを指揮するに相応しいのか、少し考える所があって……いや、もう大丈夫だぞ?」
鳳翔「ふふ、そうでなくては困りますよ」
提督「……なあ、もし……もしもの話なんだが」
鳳翔「はい?」
提督「これからの戦争で、あの子たちが……その、沈むことがあったら……」
鳳翔「……」
提督「……いや、すまない。碌でもないことだ、忘れ――」
鳳翔「その時は、私も艦娘としての責務を果たすだけです」
提督「鳳翔?」
鳳翔「結局、私たちは過去から逃れることは出来ませんから。……未来に夢を託して、進み続けるしかないんです」
提督「……」
鳳翔「二度と離ればなれにしないという約束、私はとてもうれしかったんです。あなたがそれを守り続ける覚悟も、感じているつもりです」
鳳翔「ですから、それが破られる時は……最早私たちには、抗いようのない運命に囚われているのではないかと思います」
鳳翔「もちろん、そんなことにはならないと信じておりますが、ね。ふふっ」
提督「鳳翔……」
鳳翔「これから時々、弱音を吐いたり、不安になることもあると思います」
鳳翔「でも、私にはあの子たちが……何より、頼りになるひとがいますから」
提督「……ああ、任せてくれ、鳳翔」
鳳翔「ふふ、だから、大事にしてください。約束も、あの子たちも……私も、ですよ?」
鳳翔「……ね、あなた!」
完
149: ◆GoPzFNH1CI 2015/04/21(火) 15:22:55.56 ID:/Pn5tmYd0
読んで下さった方、本当にありがとうございました。
本編よりもおまけを書く方が楽……というか、自分に真面目な話は向いてないと実感しました……
次の機会があったら、やっぱりアットホームものかイチャラブ*ックスを書きたいと思ってます。
メインはやっぱり鳳翔お母さん+正規空母組になると思いますが……ホント好きなんですこの組み合わせ。
また見かけたら読んで下さいますと、とてもうれしいです。
それでは失礼致します、ありがとうございました。
150: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 15:23:52.37 ID:R4HDH+41o
最高やな…
である意味での親子丼もやってくれるのか
次スレが熱くなるな
である意味での親子丼もやってくれるのか
次スレが熱くなるな
151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/21(火) 15:30:25.13 ID:94oI1tbAO
最高やったで……
おつかれさまでした!
おつかれさまでした!
引用元: 鳳翔「夢はあなたと共に」
海未「今にこを殴ったらどうなるのでしょう……」
2020-04-30
1: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 04:39:42.23 ID:WHbqtX1p.net
海未「それで、どうしたんですか?」
にこ「だからそこで言ってやったのよ、にこにこにー!って」
絵里「流石にこね」
海未(今、絵里とにこで談笑しているとき、突然にこを殴ったらどうなるのでしょう)
にこ「どうしたの、海未? 急にそわそわしだして」
絵里「トイレに行きたいの?」
海未「い、いえ……」
にこ「そう……?」
海未(そんなことを考えていたら無性に殴りたくなってきました……)
にこ「だからそこで言ってやったのよ、にこにこにー!って」
絵里「流石にこね」
海未(今、絵里とにこで談笑しているとき、突然にこを殴ったらどうなるのでしょう)
にこ「どうしたの、海未? 急にそわそわしだして」
絵里「トイレに行きたいの?」
海未「い、いえ……」
にこ「そう……?」
海未(そんなことを考えていたら無性に殴りたくなってきました……)
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5: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 04:54:06.02 ID:WHbqtX1p.net
にこ「それでねー……」
ゴツンッ
にこ「ンガッ!! ったぁ……」
海未(はっ! 無意識のうちに……)
絵里「え、何!? 何が起こったの!?」
にこ「な、何でぇ……?」
海未「す、すみません!」
にこ「にこ何か悪いことしたぁ……?」
海未「違うんです! 悪いのは私です……」ナデナデ
絵里「え!? 海未!? 海未がやったの!?」
海未「すみません……」
ゴツンッ
にこ「ンガッ!! ったぁ……」
海未(はっ! 無意識のうちに……)
絵里「え、何!? 何が起こったの!?」
にこ「な、何でぇ……?」
海未「す、すみません!」
にこ「にこ何か悪いことしたぁ……?」
海未「違うんです! 悪いのは私です……」ナデナデ
絵里「え!? 海未!? 海未がやったの!?」
海未「すみません……」
7: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 04:59:41.35 ID:WHbqtX1p.net
にこ「にこがあんたに何かしたのかと思ったけど……何もしてないんならいいわ……コブにもなってないし」
海未「本当に申し訳ありません……」
にこ「いいわよ、もう……まあ2度とこんなことしないでよ?」
海未「は、はい! ありがとうございます……」
絵里「何!? 何がどうなってるの!?」
海未(……やっぱり殴ってもいいことはありませんね……でも、痛がって涙目になってるにこは何だか可愛く見えました)
海未「本当に申し訳ありません……」
にこ「いいわよ、もう……まあ2度とこんなことしないでよ?」
海未「は、はい! ありがとうございます……」
絵里「何!? 何がどうなってるの!?」
海未(……やっぱり殴ってもいいことはありませんね……でも、痛がって涙目になってるにこは何だか可愛く見えました)
11: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 05:06:06.20 ID:WHbqtX1p.net
――
―――
海未(昨日はにこに酷いことしてしまいました……今日は会った時にすぐにまた謝りましょう)
ガチャ
にこ「あら、あんただけ?」
海未「ええ……穂乃果とことりは後から……って何ですかその恰好は!」
にこ「あー……さっきね、手を洗おうとしたら水道が壊れてて制服が結構濡れちゃったのよね」
海未「だからって何故下着姿なんですか!」
にこ「濡れた制服着てたら風邪ひいちゃうでしょ? だから乾くまで待ってるのよ……ほら、そこに干してあるでしょ?」
海未「そういうことですか……でも、外に干しといたら風で飛ばされてしまうのでは……?」
―――
海未(昨日はにこに酷いことしてしまいました……今日は会った時にすぐにまた謝りましょう)
ガチャ
にこ「あら、あんただけ?」
海未「ええ……穂乃果とことりは後から……って何ですかその恰好は!」
にこ「あー……さっきね、手を洗おうとしたら水道が壊れてて制服が結構濡れちゃったのよね」
海未「だからって何故下着姿なんですか!」
にこ「濡れた制服着てたら風邪ひいちゃうでしょ? だから乾くまで待ってるのよ……ほら、そこに干してあるでしょ?」
海未「そういうことですか……でも、外に干しといたら風で飛ばされてしまうのでは……?」
12: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 05:09:48.20 ID:WHbqtX1p.net
にこ「今日は日が照ってるから外の方が乾くかなーって……風も少ないから大丈夫でしょ?」
海未「そうですかね……」
にこ「まああんたの言う通り中に干しておこうかしら」
ガラガラガラ
にこ「よいしょっ……あっ」
パサッ
海未「落ちてしまいましたね……」
にこ「取りに行くの面倒くさいわね……」
海未「はっ! 私が行きます!」
にこ「え?」
海未「昨日のお詫びと言っては何ですが……私に行かせてください」
海未「そうですかね……」
にこ「まああんたの言う通り中に干しておこうかしら」
ガラガラガラ
にこ「よいしょっ……あっ」
パサッ
海未「落ちてしまいましたね……」
にこ「取りに行くの面倒くさいわね……」
海未「はっ! 私が行きます!」
にこ「え?」
海未「昨日のお詫びと言っては何ですが……私に行かせてください」
15: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 05:16:31.22 ID:WHbqtX1p.net
にこ「そう? 何か悪いわね」
海未「いえ、これくらい」
ガチャッ
花陽「こんにちはー」
海未「では、行ってきます!」ダダダダダダダッ
花陽「ぴゃっ! ど、どうしたの海未ちゃん、あんなに慌てて? ……ってにこちゃんどうしたのその恰好! も、もしかして二人で……それで海未ちゃん慌てて……!」
にこ「違うわよ……さっき手を洗おうとしたら……」
海未「いえ、これくらい」
ガチャッ
花陽「こんにちはー」
海未「では、行ってきます!」ダダダダダダダッ
花陽「ぴゃっ! ど、どうしたの海未ちゃん、あんなに慌てて? ……ってにこちゃんどうしたのその恰好! も、もしかして二人で……それで海未ちゃん慌てて……!」
にこ「違うわよ……さっき手を洗おうとしたら……」
16: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 05:19:14.50 ID:WHbqtX1p.net
花陽「そうだったんだ」
にこ「まあ、あの子も律儀よね」
花陽「花陽は何でにこちゃんを急に殴ったのかの方が気になるけど……」
――
海未(えーっと……ありました! にこの制服!)
海未(あとはこれを持って帰るだけですね!)
海未(……)
海未(このままこの制服をにこに届けずに持っていたらどうなるのでしょう……)
にこ「まあ、あの子も律儀よね」
花陽「花陽は何でにこちゃんを急に殴ったのかの方が気になるけど……」
――
海未(えーっと……ありました! にこの制服!)
海未(あとはこれを持って帰るだけですね!)
海未(……)
海未(このままこの制服をにこに届けずに持っていたらどうなるのでしょう……)
17: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 05:23:59.22 ID:WHbqtX1p.net
海未(きっといつまでたっても家に帰れずに困ってしまうに違いありませんね)
海未(その時のにこの表情はどうなっているのでしょうか?)
海未(きっと半泣きになって私が来るのをずっと待ってるのでしょう)
海未(……っていけません! これではまた同じ過ちを繰り返すことに!)
穂乃果「海未ちゃん、何してるの?」
海未「ひゃぁ! ほ、穂乃果!」
穂乃果「ぷぷ、ひゃあだって~! そんなところで何してるの?」
海未「な、何でもないです!」ササッ
穂乃果「今何を隠したの?」
海未「な、何も隠してなどいませんよ!」
海未(その時のにこの表情はどうなっているのでしょうか?)
海未(きっと半泣きになって私が来るのをずっと待ってるのでしょう)
海未(……っていけません! これではまた同じ過ちを繰り返すことに!)
穂乃果「海未ちゃん、何してるの?」
海未「ひゃぁ! ほ、穂乃果!」
穂乃果「ぷぷ、ひゃあだって~! そんなところで何してるの?」
海未「な、何でもないです!」ササッ
穂乃果「今何を隠したの?」
海未「な、何も隠してなどいませんよ!」
18: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 05:26:39.57 ID:WHbqtX1p.net
穂乃果「えいっ!!」バッ
海未「あぁっ!! 返してください!」
穂乃果「なにこれ? 誰の制服……?」
海未「穂乃果!」
穂乃果「このピンクのカーディガンってまさか……」クンクン
海未「いや、あの、それはですね……!」
穂乃果「においもにこちゃんだし……海未ちゃんってもしかして……」
海未「ち、違います! 実は……」
海未「あぁっ!! 返してください!」
穂乃果「なにこれ? 誰の制服……?」
海未「穂乃果!」
穂乃果「このピンクのカーディガンってまさか……」クンクン
海未「いや、あの、それはですね……!」
穂乃果「においもにこちゃんだし……海未ちゃんってもしかして……」
海未「ち、違います! 実は……」
20: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 05:30:04.55 ID:WHbqtX1p.net
――
希「にこっち、その恰好はうちにわしわしして欲しいんやな~?」
にこ「違うわよ! その手つき止めなさい!」
凛「凛も協力するにゃ~」
にこ「ちょ、凛! 離しなさい!」
花陽「ふ、二人ともやめようよ~!」
ガチャッ
海未「お待たせしました」
にこ「海未!」パァッ
にこ「もう! 遅いじゃない!」
海未「すみません、途中で穂乃果に捕まってしまって」
穂乃果「えーっ! 穂乃果が悪いのぉ?」
希「にこっち、その恰好はうちにわしわしして欲しいんやな~?」
にこ「違うわよ! その手つき止めなさい!」
凛「凛も協力するにゃ~」
にこ「ちょ、凛! 離しなさい!」
花陽「ふ、二人ともやめようよ~!」
ガチャッ
海未「お待たせしました」
にこ「海未!」パァッ
にこ「もう! 遅いじゃない!」
海未「すみません、途中で穂乃果に捕まってしまって」
穂乃果「えーっ! 穂乃果が悪いのぉ?」
21: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/04(水) 05:36:39.75 ID:WHbqtX1p.net
海未「穂乃果が話しかけてこなければすぐに部室に戻っていました!」
穂乃果「えぇー! でも、海未ちゃんあの時にこちゃんの制服見ながらにやにやしてたじゃん!」
海未「なっ! にやにやなどしていません!」
にこ「海未……もしかしてあんた……」
凛(レズだにゃ)
海未「ち、違いますよ! 私は本当にそんなことしていません!」
にこ「まああんたがそんな変なことするわけないわよね」
海未「にこ……!」ウルウル
ガチャッ
絵里「ごめんなさい、ちょっと遅くなったわ……何でにこが下着姿なの!? みんなで一体何をやってたの!?」
穂乃果「えぇー! でも、海未ちゃんあの時にこちゃんの制服見ながらにやにやしてたじゃん!」
海未「なっ! にやにやなどしていません!」
にこ「海未……もしかしてあんた……」
凛(レズだにゃ)
海未「ち、違いますよ! 私は本当にそんなことしていません!」
にこ「まああんたがそんな変なことするわけないわよね」
海未「にこ……!」ウルウル
ガチャッ
絵里「ごめんなさい、ちょっと遅くなったわ……何でにこが下着姿なの!? みんなで一体何をやってたの!?」
42: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/07(土) 23:38:23.81 ID:BTbU1exz.net
――
―――
海未(おや、あれはにこりんぱなの三人ですね)
にこ「何ですって~!」
凛「凛は正直に思ったこと言っただけだもん!」
にこ「あんた私のこと舐めてるわね! 一応先輩なんだけど!?」
凛「先輩禁止でしょ!? それににこちゃんは全然先輩っぽくないにゃ」
にこ「言ったわねー!」
海未「あっ! にこ、いけません!」ガシッ
にこ「離して! 今度という今度はもう許さないわ!」
―――
海未(おや、あれはにこりんぱなの三人ですね)
にこ「何ですって~!」
凛「凛は正直に思ったこと言っただけだもん!」
にこ「あんた私のこと舐めてるわね! 一応先輩なんだけど!?」
凛「先輩禁止でしょ!? それににこちゃんは全然先輩っぽくないにゃ」
にこ「言ったわねー!」
海未「あっ! にこ、いけません!」ガシッ
にこ「離して! 今度という今度はもう許さないわ!」
43: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/07(土) 23:38:54.80 ID:BTbU1exz.net
花陽「凛ちゃん、謝って!」
凛「むぅ~!」
花陽「凛ちゃん!!」
凛「分かったにゃ……ちょっと言い過ぎちゃった、ごめんねにこちゃん……行こ、かよちん」トボトボ
海未「凛もああ言ってることですし許して上げましょうよ」
花陽「ごめんねにこちゃん……凛ちゃんはあんなこと言ってたけど本当はにこちゃんのこと大好きだから! 先輩っぽくないって言うのも親しみやすいってことだから! それじゃ! ……待ってよ凛ちゃーん」
凛「むぅ~!」
花陽「凛ちゃん!!」
凛「分かったにゃ……ちょっと言い過ぎちゃった、ごめんねにこちゃん……行こ、かよちん」トボトボ
海未「凛もああ言ってることですし許して上げましょうよ」
花陽「ごめんねにこちゃん……凛ちゃんはあんなこと言ってたけど本当はにこちゃんのこと大好きだから! 先輩っぽくないって言うのも親しみやすいってことだから! それじゃ! ……待ってよ凛ちゃーん」
44: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/07(土) 23:39:16.04 ID:BTbU1exz.net
海未「にこ……」
にこ「分かってるわよ……」
海未「そうやって素直に許してあげるところは先輩らしいですよ」
にこ「ふんっ……“先輩禁止”でしょ?」
海未「そうでしたね……」
にこ「それで……なんでまだにこを羽交い絞めにしてるの?」
海未「あっ……」
海未(もし……)
海未(今にこにわしわししたらどうなるのでしょう……)
にこ「分かってるわよ……」
海未「そうやって素直に許してあげるところは先輩らしいですよ」
にこ「ふんっ……“先輩禁止”でしょ?」
海未「そうでしたね……」
にこ「それで……なんでまだにこを羽交い絞めにしてるの?」
海未「あっ……」
海未(もし……)
海未(今にこにわしわししたらどうなるのでしょう……)
50: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 04:36:00.12 ID:z6/y2oJB.net
にこ「どうしたの?」
海未「……」
にこ「……何でちょっとにやけてるのよ」
海未「……」
もみっ もみもみっ
にこ「えっ……ちょっ……何……!?」
海未「……」もみもみもみもみ……
にこ「ちょっ……あっ……! あんた何やって……!」
海未「……」もみもみもみもみもみ
にこ「も、もう! 海未!!」
海未「はっ! 今私は何を……!?」
海未「……」
にこ「……何でちょっとにやけてるのよ」
海未「……」
もみっ もみもみっ
にこ「えっ……ちょっ……何……!?」
海未「……」もみもみもみもみ……
にこ「ちょっ……あっ……! あんた何やって……!」
海未「……」もみもみもみもみもみ
にこ「も、もう! 海未!!」
海未「はっ! 今私は何を……!?」
52: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 04:40:08.75 ID:z6/y2oJB.net
にこ「何をって、あんたずっとにこの胸を揉んでたんでしょ!!」
海未「うぇっ!!? あ……はい……」
にこ「……あんたやっぱり最近なんかおかしいわね」
海未「私はいつも通りですよ!? 今のも単なるスキンシップで……」
にこ「スキンシップぅ?」
海未「そうです! ほら、希だってよくやってるではないですか!」
にこ「まあそうだけど……でも、あんたの場合無言だから何か怖いのよ……」
海未「確かにいきなり胸を揉まれて怯えるにこは可愛かったですね」
海未「うぇっ!!? あ……はい……」
にこ「……あんたやっぱり最近なんかおかしいわね」
海未「私はいつも通りですよ!? 今のも単なるスキンシップで……」
にこ「スキンシップぅ?」
海未「そうです! ほら、希だってよくやってるではないですか!」
にこ「まあそうだけど……でも、あんたの場合無言だから何か怖いのよ……」
海未「確かにいきなり胸を揉まれて怯えるにこは可愛かったですね」
53: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 04:44:21.88 ID:z6/y2oJB.net
にこ「……」
海未「あっ……い、今のは忘れてください!」
にこ「もしかして海未って……」
海未「な、何ですか?」
にこ「男より女の方が好きとかそういう人なの?」
海未「な、何を言ってるんですか?」
にこ「……まあ、そうよね……普通に考えて海未がそんなおかしな人とは思えないし」
海未「そ、そうですよ!」
キーンコーンカーンコーン
にこ「あ、もう授業始まるわね……じゃあね、海未」
海未「はい、また後で」
海未(……ふう、にこに変な疑惑を掛けられて焦りましたが、杞憂でしたね)
海未(私が女の子が嫌いなわけないじゃないですか)
海未「あっ……い、今のは忘れてください!」
にこ「もしかして海未って……」
海未「な、何ですか?」
にこ「男より女の方が好きとかそういう人なの?」
海未「な、何を言ってるんですか?」
にこ「……まあ、そうよね……普通に考えて海未がそんなおかしな人とは思えないし」
海未「そ、そうですよ!」
キーンコーンカーンコーン
にこ「あ、もう授業始まるわね……じゃあね、海未」
海未「はい、また後で」
海未(……ふう、にこに変な疑惑を掛けられて焦りましたが、杞憂でしたね)
海未(私が女の子が嫌いなわけないじゃないですか)
54: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 04:52:13.51 ID:z6/y2oJB.net
――
―――
ガチャッ
ドンッ!
海未「痛っ!」
にこ「った~……ご、ごめん、海未」
海未「何なんですか、もう……」
にこ「ちょ、ちょっと急いでたのよ!」
海未「……何をそんなに急いでるんですか?」
にこ「な、何でもないわ!」
海未「部室に入るなりぶつかってこられたのですから、何か深い理由があるんでしょう? それとも、また何かよからぬことを企んでいるんですか?」
―――
ガチャッ
ドンッ!
海未「痛っ!」
にこ「った~……ご、ごめん、海未」
海未「何なんですか、もう……」
にこ「ちょ、ちょっと急いでたのよ!」
海未「……何をそんなに急いでるんですか?」
にこ「な、何でもないわ!」
海未「部室に入るなりぶつかってこられたのですから、何か深い理由があるんでしょう? それとも、また何かよからぬことを企んでいるんですか?」
55: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 04:56:58.48 ID:z6/y2oJB.net
にこ「そうじゃないわよ!」
海未(何で食い気味に返答したのでしょうか……)
にこ「う~……」
海未(急いでテンパっているこの様子、少しもじもじしている足元……)
海未「にこ、トイレに行きたいんですか?」
にこ「へっ!? あっ! そ、そんなわけないじゃない! アイドルはトイレなんか行かないニコっ☆」
海未「そんなやせ我慢しなくても……私たちの前では普段通りでいいんですよ?」
にこ「な、何のことか分からないニコ~……」
海未「……」
海未(もし……)
海未(今にこをトイレに行かせないようにしたらどうなるのでしょう……)
海未(何で食い気味に返答したのでしょうか……)
にこ「う~……」
海未(急いでテンパっているこの様子、少しもじもじしている足元……)
海未「にこ、トイレに行きたいんですか?」
にこ「へっ!? あっ! そ、そんなわけないじゃない! アイドルはトイレなんか行かないニコっ☆」
海未「そんなやせ我慢しなくても……私たちの前では普段通りでいいんですよ?」
にこ「な、何のことか分からないニコ~……」
海未「……」
海未(もし……)
海未(今にこをトイレに行かせないようにしたらどうなるのでしょう……)
57: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:02:58.02 ID:z6/y2oJB.net
にこ「じゃ、じゃあにこはちょっと用事があるから!」
海未「ちょっと待ってください」ガシッ
にこ「うっ……ふぉお……!」
海未「トイレじゃないなら私とお話しませんか?」
にこ「い、いや~にこは急用が……」
海未「昨日テレビで見たんですが、関西のスクールアイドルの……」
にこ「い、今はお話はいいかな~って……」
海未「にこ、トイレ等の緊急の用事ではないのにアイドルの話を無視するんですか?」
にこ「へっ?」
海未「にこにはがっかりしました……あの花陽も尊敬するアイドル好きのにこが……」
にこ「……」
海未(流石にこんな挑発には乗らないですかね……?)
海未「ちょっと待ってください」ガシッ
にこ「うっ……ふぉお……!」
海未「トイレじゃないなら私とお話しませんか?」
にこ「い、いや~にこは急用が……」
海未「昨日テレビで見たんですが、関西のスクールアイドルの……」
にこ「い、今はお話はいいかな~って……」
海未「にこ、トイレ等の緊急の用事ではないのにアイドルの話を無視するんですか?」
にこ「へっ?」
海未「にこにはがっかりしました……あの花陽も尊敬するアイドル好きのにこが……」
にこ「……」
海未(流石にこんな挑発には乗らないですかね……?)
58: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:09:45.85 ID:z6/y2oJB.net
にこ「やってやろうじゃない」
海未「えっ?」
にこ「昨日のテレビに出てた子よね?」
海未「は、はい……私は一番左の子が良かったと思うのですが」
にこ「あんた中々見る目があるじゃない! 確かにセンターの子の方がルックスもダンスも上だけど……」
海未(本当に話し出しました!)
にこ「聞いてるの?」
海未「は、はい! ちゃんと聞いてますよ」
海未(体を動かさないようにして尿意を我慢してるにこから何だか目が離せません)
――
にこ「そ……れで、熱心なファンからの嫌がらせにも負けずに頑張ってる凄い子なの!」
海未「そうだったんですか……それは私たちも見習わないといけませんね」
にこ「そう……よ!」
海未(そろそろ限界に近づいてきました……これ以上引き留めるのは危険ですね)
海未「えっ?」
にこ「昨日のテレビに出てた子よね?」
海未「は、はい……私は一番左の子が良かったと思うのですが」
にこ「あんた中々見る目があるじゃない! 確かにセンターの子の方がルックスもダンスも上だけど……」
海未(本当に話し出しました!)
にこ「聞いてるの?」
海未「は、はい! ちゃんと聞いてますよ」
海未(体を動かさないようにして尿意を我慢してるにこから何だか目が離せません)
――
にこ「そ……れで、熱心なファンからの嫌がらせにも負けずに頑張ってる凄い子なの!」
海未「そうだったんですか……それは私たちも見習わないといけませんね」
にこ「そう……よ!」
海未(そろそろ限界に近づいてきました……これ以上引き留めるのは危険ですね)
59: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:12:28.44 ID:z6/y2oJB.net
海未「にこはやっぱりアイドルのことは何でも知ってますね」
にこ「へへっ、そうでしょそうでしょ!」
絵里「流石にこね」
海未「いつの間にいたのですか?」
絵里「さっき来たのよ、二人とも話に夢中で気付いてなかったけど」
にこ「じゃ、じゃあにこは急用があるから!!」
海未「あ、はい……すみません引き留めてしまって」
にこ「じゃあまた後で!」
絵里「どうしてにこはナメクジみたいな動きで歩いてるの?」
にこ「へへっ、そうでしょそうでしょ!」
絵里「流石にこね」
海未「いつの間にいたのですか?」
絵里「さっき来たのよ、二人とも話に夢中で気付いてなかったけど」
にこ「じゃ、じゃあにこは急用があるから!!」
海未「あ、はい……すみません引き留めてしまって」
にこ「じゃあまた後で!」
絵里「どうしてにこはナメクジみたいな動きで歩いてるの?」
60: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:16:13.11 ID:z6/y2oJB.net
ガチャッ
凛「今日も張り切っていくにゃー!」
花陽「り、凛ちゃん廊下は走っちゃ駄目だよぉ!」
ドンッ
にこ「に゛ごっ!」
海未(あ、今にこに振動を与えたら……!)
にこ「あ……うぅ……あ、あぁ……」
凛「ごめん、にこちゃん! だいじょ……」
ポタッ ポタッ
にこ「ぐっう゛うううう……」チロチロチロ
海未(ダムが決壊してしまいました……)
凛「今日も張り切っていくにゃー!」
花陽「り、凛ちゃん廊下は走っちゃ駄目だよぉ!」
ドンッ
にこ「に゛ごっ!」
海未(あ、今にこに振動を与えたら……!)
にこ「あ……うぅ……あ、あぁ……」
凛「ごめん、にこちゃん! だいじょ……」
ポタッ ポタッ
にこ「ぐっう゛うううう……」チロチロチロ
海未(ダムが決壊してしまいました……)
63: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:22:23.36 ID:z6/y2oJB.net
花陽「えっ!? えっ!? わわわ……」
絵里「どどどどうするの海未!?」
海未「凛、花陽! 雑巾を持ってきてください!」
花陽「うん……!」
凛「わ、分かったにゃ!」
海未「絵里は近くの物が濡れないように移動を!」
絵里「分かったわ!」
にこ「ぐぅ、うぅっ……ううぅっ……」ポロポロ
海未「にこ……大丈夫ですよ……」ナデナデ
にこ「うぅ……ぅあっ……うう……グスッ」
凛「持ってきたにゃ!」
海未「貸してください、私が拭きます」
花陽「わ、私も手伝います!」
凛「凛も……!」
絵里「私も協力するわ!」
海未「絵里は物を移動させててください!」
絵里「分かったわ!」
絵里「どどどどうするの海未!?」
海未「凛、花陽! 雑巾を持ってきてください!」
花陽「うん……!」
凛「わ、分かったにゃ!」
海未「絵里は近くの物が濡れないように移動を!」
絵里「分かったわ!」
にこ「ぐぅ、うぅっ……ううぅっ……」ポロポロ
海未「にこ……大丈夫ですよ……」ナデナデ
にこ「うぅ……ぅあっ……うう……グスッ」
凛「持ってきたにゃ!」
海未「貸してください、私が拭きます」
花陽「わ、私も手伝います!」
凛「凛も……!」
絵里「私も協力するわ!」
海未「絵里は物を移動させててください!」
絵里「分かったわ!」
64: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:27:32.24 ID:z6/y2oJB.net
――
海未「にこ……その、大丈夫ですか?」
にこ「……うん」ぼー……
海未「スカートは汚れていませんか? 気持ち悪くありませんか?」
にこ「大丈夫……拭いてくれたから……あんまり汚れてない……替えの下着が……あるから……」
花陽「ほ、本当に大丈夫?」
にこ「うん……みんな、ありがと……」
海未「すみません、すべて私のせいです……」
にこ「海未のせいじゃないから……着替えてくるね……」
トボトボ ガチャッ バタン
4人「……」
海未「このことは……」
絵里「皆には内緒にしましょう」
凛「凛たちも忘れよ?」
花陽「うん……」
海未「にこ……その、大丈夫ですか?」
にこ「……うん」ぼー……
海未「スカートは汚れていませんか? 気持ち悪くありませんか?」
にこ「大丈夫……拭いてくれたから……あんまり汚れてない……替えの下着が……あるから……」
花陽「ほ、本当に大丈夫?」
にこ「うん……みんな、ありがと……」
海未「すみません、すべて私のせいです……」
にこ「海未のせいじゃないから……着替えてくるね……」
トボトボ ガチャッ バタン
4人「……」
海未「このことは……」
絵里「皆には内緒にしましょう」
凛「凛たちも忘れよ?」
花陽「うん……」
65: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:33:50.22 ID:z6/y2oJB.net
――
海未(気になって眠れません……)
海未(あの後、にこは体調不良で休みってことにしておきましたが……)
海未(無事に家に帰りついたのは確認したのですが……)
海未(にこがお漏らししている姿が脳裏に焼き付いて離れません……!)
海未(……眠れない)
――
―――
穂乃果「にこちゃん! もう元気になった?」
にこ「えっ! うん、大丈夫よ!」
真姫「とかいってサボったんじゃないでしょうね?」
海未「にこは誰かさんと違って本当に大変な時はしっかりと休息をとるんです!」
穂乃果「それって穂乃果のこと~?」
海未「体調管理もアイドルとして大事なことです! ねえ、にこ?」
にこ「う、うん!」
穂乃果「海未ちゃんひどーい!!」
アハハハハハ
海未(にこも笑っていますね……良かった……)
海未(気になって眠れません……)
海未(あの後、にこは体調不良で休みってことにしておきましたが……)
海未(無事に家に帰りついたのは確認したのですが……)
海未(にこがお漏らししている姿が脳裏に焼き付いて離れません……!)
海未(……眠れない)
――
―――
穂乃果「にこちゃん! もう元気になった?」
にこ「えっ! うん、大丈夫よ!」
真姫「とかいってサボったんじゃないでしょうね?」
海未「にこは誰かさんと違って本当に大変な時はしっかりと休息をとるんです!」
穂乃果「それって穂乃果のこと~?」
海未「体調管理もアイドルとして大事なことです! ねえ、にこ?」
にこ「う、うん!」
穂乃果「海未ちゃんひどーい!!」
アハハハハハ
海未(にこも笑っていますね……良かった……)
66: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:38:35.61 ID:z6/y2oJB.net
――
―――
にこ「ねえ、海未」
海未「何ですか?」
にこ「この前話してたグループの新曲が出たんだけど……」
海未「あ、知ってます! 車のCMの奴ですよね!」
にこ「そうそう! ちょっと聴いてみない?」
海未「はい、是非」
にこ「じゃあこっちのイヤホンで聴いてね、にこも聴きたいから」
海未「分かりました」
海未(って、これでは恋人みたいではないですか!)
にこ「♪~~」
海未(にこは何食わぬ顔で聴いていますし……ああ、にこの顔が近すぎて曲を聴くどころではありません!)
―――
にこ「ねえ、海未」
海未「何ですか?」
にこ「この前話してたグループの新曲が出たんだけど……」
海未「あ、知ってます! 車のCMの奴ですよね!」
にこ「そうそう! ちょっと聴いてみない?」
海未「はい、是非」
にこ「じゃあこっちのイヤホンで聴いてね、にこも聴きたいから」
海未「分かりました」
海未(って、これでは恋人みたいではないですか!)
にこ「♪~~」
海未(にこは何食わぬ顔で聴いていますし……ああ、にこの顔が近すぎて曲を聴くどころではありません!)
67: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:44:17.97 ID:z6/y2oJB.net
にこ「はあ~やっぱりいいわよね~」
海未「そ、そうですね!」
海未(一瞬で終わってしまいました……)
にこ「そうですねってあんたちゃんと聞いてたぁ?」
海未「えっ? あー、あんまりよくは聴いていませんでした……」
にこ「何よもう! せっかくにこが先行DLしたから聴かせてあげたのに」
海未「すみません……あの、だから……」
にこ「?」
海未「も、もう一度……一緒に聴きませんか?」
にこ「……」
海未(は、恥ずかしいです! 顔が熱い……今のは流石に引かれちゃったでしょうか?)
海未「そ、そうですね!」
海未(一瞬で終わってしまいました……)
にこ「そうですねってあんたちゃんと聞いてたぁ?」
海未「えっ? あー、あんまりよくは聴いていませんでした……」
にこ「何よもう! せっかくにこが先行DLしたから聴かせてあげたのに」
海未「すみません……あの、だから……」
にこ「?」
海未「も、もう一度……一緒に聴きませんか?」
にこ「……」
海未(は、恥ずかしいです! 顔が熱い……今のは流石に引かれちゃったでしょうか?)
68: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:46:41.38 ID:z6/y2oJB.net
にこ「しょーがないわねーっ! 海未もこういうのにやっと興味が沸いてきたようね!」
海未「は、はい!」
にこ「ふふっ、そんなに恥ずかしがらなくていいわよ! アイドルは誰でも好きになれるんだから! はいっ」
海未(ま、またにこが近くに!)
にこ「♪~~~」
海未(横から見ても可愛いですね……目も鼻も耳も……耳? そうだ……)
海未「……」
海未(もし……)
海未(今にこの耳に息を掛けたらどうなるのでしょう……)
海未「は、はい!」
にこ「ふふっ、そんなに恥ずかしがらなくていいわよ! アイドルは誰でも好きになれるんだから! はいっ」
海未(ま、またにこが近くに!)
にこ「♪~~~」
海未(横から見ても可愛いですね……目も鼻も耳も……耳? そうだ……)
海未「……」
海未(もし……)
海未(今にこの耳に息を掛けたらどうなるのでしょう……)
70: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:53:13.19 ID:z6/y2oJB.net
にこ「♪~~」
海未「……」フゥ~
にこ「んひょうわぁ! な、何?」
海未「す、すみません、息が当たってしまいましたか!?」
にこ「ま、まあ大丈夫よ」
――
にこ「はぁーっ……アウトロもいいわよねえ」
海未「ふぅーっ」
にこ「んふふぃっ!?」
海未「す、すみません! 息が……」
にこ「あんた今『ふぅー』って言ってたでしょ!」
海未「そ、そうだ! もう一曲も聴きたいです! この曲は両A面でしたよね!?」
にこ「な、何よ急に……まあこっちも割と良曲だから聴いてみなさいよ」
海未「はい!」
海未「……」フゥ~
にこ「んひょうわぁ! な、何?」
海未「す、すみません、息が当たってしまいましたか!?」
にこ「ま、まあ大丈夫よ」
――
にこ「はぁーっ……アウトロもいいわよねえ」
海未「ふぅーっ」
にこ「んふふぃっ!?」
海未「す、すみません! 息が……」
にこ「あんた今『ふぅー』って言ってたでしょ!」
海未「そ、そうだ! もう一曲も聴きたいです! この曲は両A面でしたよね!?」
にこ「な、何よ急に……まあこっちも割と良曲だから聴いてみなさいよ」
海未「はい!」
71: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 05:59:21.25 ID:z6/y2oJB.net
海未(よしっ! どうにか切り抜けました!)
にこ「♪~~」
海未(それにしても……耳たぶがぷるぷるですねぇ……)
にこ「♪~~」
海未(曲に夢中になってる今なら……)
海未「……」カプッ
にこ「!?」
海未「……」ハムハム......
にこ「にゃ、にゃふふぁ……」
海未「……」ペロッペロッ
にこ「にゃ、ひゃひぉ! ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ!!」
海未「うぇっ!? び、びっくりしました……」
にこ「それはこっちの台詞よ! あんた今何したの……!?」
海未「な、何もしていませんよ!」
海未(にこの顔が真っ赤です!)
にこ「♪~~」
海未(それにしても……耳たぶがぷるぷるですねぇ……)
にこ「♪~~」
海未(曲に夢中になってる今なら……)
海未「……」カプッ
にこ「!?」
海未「……」ハムハム......
にこ「にゃ、にゃふふぁ……」
海未「……」ペロッペロッ
にこ「にゃ、ひゃひぉ! ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ!!」
海未「うぇっ!? び、びっくりしました……」
にこ「それはこっちの台詞よ! あんた今何したの……!?」
海未「な、何もしていませんよ!」
海未(にこの顔が真っ赤です!)
72: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 06:03:32.82 ID:z6/y2oJB.net
にこ「嘘でしょ! 今にこの耳に何かあったかいものが!」
海未「わ、私の頬が当たってしまったのではないでしょうか……」
にこ「違うわよ! ほら、濡れてるじゃない!」
海未(わぁ……にこが私の唾液がついた耳たぶを触っています!)
にこ「ちょっと聞いてるの!?」
海未「ち、違います! 断じて舐めてなどいません!」
海未「わ、私の頬が当たってしまったのではないでしょうか……」
にこ「違うわよ! ほら、濡れてるじゃない!」
海未(わぁ……にこが私の唾液がついた耳たぶを触っています!)
にこ「ちょっと聞いてるの!?」
海未「ち、違います! 断じて舐めてなどいません!」
73: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/08(日) 06:06:05.36 ID:z6/y2oJB.net
にこ「にこはまだそんなこと言ってないんだけど……」
海未「そ、そういう言われ方をされたら誰だってそう捉えますよ!」
ガチャッ
希「どうしたん? 二人して大騒ぎして」
にこ「な、何でもないわよ!」
海未「希ぃ……」
海未(助かりました……)
希「何でそんなに焦ってるん?」
にこ「な、何のことよ!」
希「まあ、そりゃ焦るか……海未ちゃんに耳舐められてたし」
海未「希! あなた覗き見していましたね!」
にこ「って、あんたやっぱり舐めてたんじゃない!」
海未「ち、違います! つい……」
にこ「ついなんなのよ! 待ちなさーい!!」
ドタドタドタドタ
希「……大変やなあ」
海未「そ、そういう言われ方をされたら誰だってそう捉えますよ!」
ガチャッ
希「どうしたん? 二人して大騒ぎして」
にこ「な、何でもないわよ!」
海未「希ぃ……」
海未(助かりました……)
希「何でそんなに焦ってるん?」
にこ「な、何のことよ!」
希「まあ、そりゃ焦るか……海未ちゃんに耳舐められてたし」
海未「希! あなた覗き見していましたね!」
にこ「って、あんたやっぱり舐めてたんじゃない!」
海未「ち、違います! つい……」
にこ「ついなんなのよ! 待ちなさーい!!」
ドタドタドタドタ
希「……大変やなあ」
94: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 07:51:34.33 ID:RzIxBn1O.net
――
―――
絵里「合宿よ!」
――
凛「今日も一日疲れたにゃ~」
海未「今日は少ししか練習してないではないですか」
希「まあまあ、移動で疲れたのもあるし今日はもう寝よ?」
穂乃果「えーっ! みんなで枕投げしようよ~」
ことり「また海未ちゃんが怒っちゃうよ……?」
真姫「まあ、まだ寝るには早い時間かしらね」
花陽「みんなでトランプでもする?」
にこ「9人だとちょっと多いかもね」
―――
絵里「合宿よ!」
――
凛「今日も一日疲れたにゃ~」
海未「今日は少ししか練習してないではないですか」
希「まあまあ、移動で疲れたのもあるし今日はもう寝よ?」
穂乃果「えーっ! みんなで枕投げしようよ~」
ことり「また海未ちゃんが怒っちゃうよ……?」
真姫「まあ、まだ寝るには早い時間かしらね」
花陽「みんなでトランプでもする?」
にこ「9人だとちょっと多いかもね」
95: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 07:56:39.68 ID:RzIxBn1O.net
穂乃果「じゃあ3、3、3で別れて大富豪しようよ! それで勝ち残った三人で1番を決めるってのはどう!?」
海未「穂乃果にしてはまともな意見ですね」
穂乃果「海未ちゃん酷い!」
にこ「それが一番いいわね」
希「うちがトランプひとつ持ってきたけど他に誰か持ってる?」
穂乃果「穂乃果も持ってるよ」
絵里「私は持ってきてないわ」
ことり「ことりも……」
真姫「私も」
凛「凛たちも持ってきてないよ?」
花陽「うぅ……すみません……」
にこ「ふっふっふ」
海未「穂乃果にしてはまともな意見ですね」
穂乃果「海未ちゃん酷い!」
にこ「それが一番いいわね」
希「うちがトランプひとつ持ってきたけど他に誰か持ってる?」
穂乃果「穂乃果も持ってるよ」
絵里「私は持ってきてないわ」
ことり「ことりも……」
真姫「私も」
凛「凛たちも持ってきてないよ?」
花陽「うぅ……すみません……」
にこ「ふっふっふ」
97: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:03:38.38 ID:RzIxBn1O.net
にこ「私はちゃんと持ってきたわよ! ほら!」
花陽「そ、それは……! A-RISEのトランプ! 生産数が少なくてすぐに売り切れた伝説のトランプ! 写真集にも乗ってないレアショットも多数含まれていて、ネットオークションでは元の10倍以上の価値がついてるというあの!?」
絵里「そんなに価値があるのいいのかしら?」
にこ「私は3つ持ってるから問題ないわ!」
花陽「にこちゃん! 花陽はずっとにこちゃんに着いて行くよ~!」ガバッ
にこ「もぉ~しょうがないわね~」
希(みんなに自慢したかったんやな)
ことり(にこちゃん可愛い!)
穂乃果「じゃあ3人組作って早速やろうよ!」
花陽「そ、それは……! A-RISEのトランプ! 生産数が少なくてすぐに売り切れた伝説のトランプ! 写真集にも乗ってないレアショットも多数含まれていて、ネットオークションでは元の10倍以上の価値がついてるというあの!?」
絵里「そんなに価値があるのいいのかしら?」
にこ「私は3つ持ってるから問題ないわ!」
花陽「にこちゃん! 花陽はずっとにこちゃんに着いて行くよ~!」ガバッ
にこ「もぉ~しょうがないわね~」
希(みんなに自慢したかったんやな)
ことり(にこちゃん可愛い!)
穂乃果「じゃあ3人組作って早速やろうよ!」
99: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:10:41.22 ID:RzIxBn1O.net
――
にこ「負けた」
海未「負けました……」
花陽「完敗です……」
絵里「やったわ! 流石は賢い可愛いエリーチカね!」
希「運が絡んだことで負ける気はせえへんわ」
ことり「ことりも勝ったよ~」
凛「あれ? じゃあ凛たちは何をすればいいの?」
真姫「無難に同じ順位同士でやって何番かを決めればいいんじゃない?」
穂乃果「あ! じゃあ9位の人は罰ゲームね!」
にこ「ちょっと! それにこたちにデメリットしかないじゃない!」
凛「にこちゃんは負けるのが怖いんだにゃ」
にこ「何ですって!!」
凛「勝てばいいんだにゃ、負けた時のリスクを考えてる時点でもう負けたも同然だにゃ」
にこ「分かったわ……にこにーが最強だってことあんた達に教えてあげるわ!」
希「もうすでに最強ではないんやけどな」
にこ「負けた」
海未「負けました……」
花陽「完敗です……」
絵里「やったわ! 流石は賢い可愛いエリーチカね!」
希「運が絡んだことで負ける気はせえへんわ」
ことり「ことりも勝ったよ~」
凛「あれ? じゃあ凛たちは何をすればいいの?」
真姫「無難に同じ順位同士でやって何番かを決めればいいんじゃない?」
穂乃果「あ! じゃあ9位の人は罰ゲームね!」
にこ「ちょっと! それにこたちにデメリットしかないじゃない!」
凛「にこちゃんは負けるのが怖いんだにゃ」
にこ「何ですって!!」
凛「勝てばいいんだにゃ、負けた時のリスクを考えてる時点でもう負けたも同然だにゃ」
にこ「分かったわ……にこにーが最強だってことあんた達に教えてあげるわ!」
希「もうすでに最強ではないんやけどな」
100: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:15:22.63 ID:RzIxBn1O.net
――
海未「それで……」
花陽「結局……」
にこ「何でにこが負けるのよ!! だからJバック有りにしようって言ったのに!」
海未「8切り以外の特殊ルールは認めません!」
花陽「あはは……」
穂乃果「そっちはにこちゃんが負けたんだ」
凛「1位は誰なの?」
ことり「いえーい! ことりが一番でーっす!」
希「流石に序盤で冒険しすぎたかな」
絵里「10より強いカードが来なかったわ……」
真姫「それで、罰ゲームって何やるの?」
海未「それで……」
花陽「結局……」
にこ「何でにこが負けるのよ!! だからJバック有りにしようって言ったのに!」
海未「8切り以外の特殊ルールは認めません!」
花陽「あはは……」
穂乃果「そっちはにこちゃんが負けたんだ」
凛「1位は誰なの?」
ことり「いえーい! ことりが一番でーっす!」
希「流石に序盤で冒険しすぎたかな」
絵里「10より強いカードが来なかったわ……」
真姫「それで、罰ゲームって何やるの?」
101: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:18:26.98 ID:RzIxBn1O.net
穂乃果「えーっと……あ、1位の人に決めてもらいます!」
海未「考えてなかったんですね……」
ことり「え~じゃあどうしようかな~」
にこ「うぐっ」
にこ(この子こんな見た目で結構きついこと要求してきそうね……)
ことり「ふふふっ」ニコニコ
にこ「あ、あはは……」ダラダラ
にこ(早く言いなさいよ! ドSなのこの子!?)
ことり「じゃあ、最下位の人が全員にキスをしてください!」
にこ「……え」
海未「考えてなかったんですね……」
ことり「え~じゃあどうしようかな~」
にこ「うぐっ」
にこ(この子こんな見た目で結構きついこと要求してきそうね……)
ことり「ふふふっ」ニコニコ
にこ「あ、あはは……」ダラダラ
にこ(早く言いなさいよ! ドSなのこの子!?)
ことり「じゃあ、最下位の人が全員にキスをしてください!」
にこ「……え」
102: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:22:29.07 ID:RzIxBn1O.net
ことり「いや~ん、言っちゃった!」
にこ「言っちゃった! じゃないわよ! 本当にやんのこれ!?」
穂乃果「まあ、王様の言うことは絶対だし……」
にこ「いつからそういうゲームになったのよ!」
花陽「想像するだけでドキドキしてきました……」
真姫「ま、全く……突拍子もないこと言わないでよ」
凛「真姫ちゃん顔真っ赤だにゃ~」
希「えりち、何で今リップ塗ってるん?」
絵里「え!? ちょ、ちょっと乾燥してて!」
海未「……」ニヤニヤニヤ
にこ「え、ほ、本当に?」
穂乃果「? 本当だよ?」
にこ「言っちゃった! じゃないわよ! 本当にやんのこれ!?」
穂乃果「まあ、王様の言うことは絶対だし……」
にこ「いつからそういうゲームになったのよ!」
花陽「想像するだけでドキドキしてきました……」
真姫「ま、全く……突拍子もないこと言わないでよ」
凛「真姫ちゃん顔真っ赤だにゃ~」
希「えりち、何で今リップ塗ってるん?」
絵里「え!? ちょ、ちょっと乾燥してて!」
海未「……」ニヤニヤニヤ
にこ「え、ほ、本当に?」
穂乃果「? 本当だよ?」
103: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:29:44.94 ID:RzIxBn1O.net
にこ「……」
凛「早くするにゃ~」
にこ「だ、誰からすればいいのよ……」
ことり「にこちゃんが選んでね☆」
にこ「……」
にこ(ドSがいる……)
にこ「じゃあ、花陽で……」
花陽「ぴゃあっ!」
にこ「じゃあ、こっち来て……」
花陽「うん……」
真姫「……ゴクリ」
穂乃果「おぉ……」
海未「こっちまで緊張してきました……」ソワソワ
凛「早くするにゃ~」
にこ「だ、誰からすればいいのよ……」
ことり「にこちゃんが選んでね☆」
にこ「……」
にこ(ドSがいる……)
にこ「じゃあ、花陽で……」
花陽「ぴゃあっ!」
にこ「じゃあ、こっち来て……」
花陽「うん……」
真姫「……ゴクリ」
穂乃果「おぉ……」
海未「こっちまで緊張してきました……」ソワソワ
105: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:40:37.05 ID:RzIxBn1O.net
にこ「じゃ、じゃあ……いくわよ?」
花陽「うん……」
希「いよいよやね!」
にこ「ちょっと! あんたたちは向こう向いてなさいよ!」
穂乃果「これは目が離せないよ!」
花陽「あぅう……」
凛「照れてるかよちんも可愛いにゃ~」
真姫「は、早く終わらせなさいよ」チラッチラッ
海未(早く! 早く!)
にこ「……するわよ」
花陽「うん……花陽ね、本当にアイドルが好きで、でも誰も本当に話をできるような友達もいなかったから
にこちゃんと出会えて本当に良かったと思ったるんだ……それに、困ったときは頼りになるし、
アイドルとしての意識も高くて……本当ににこちゃんは花陽の憧れのアイドルなの!!」
にこ「なっ! あ、あんたそんなことこのタイミングで言うんじゃないわよ!」
花陽「うぅ、でもここでしか言えないかなって……」
にこ「も、もう……やりずらくなっちゃったじゃない」
花陽「うん……」
希「いよいよやね!」
にこ「ちょっと! あんたたちは向こう向いてなさいよ!」
穂乃果「これは目が離せないよ!」
花陽「あぅう……」
凛「照れてるかよちんも可愛いにゃ~」
真姫「は、早く終わらせなさいよ」チラッチラッ
海未(早く! 早く!)
にこ「……するわよ」
花陽「うん……花陽ね、本当にアイドルが好きで、でも誰も本当に話をできるような友達もいなかったから
にこちゃんと出会えて本当に良かったと思ったるんだ……それに、困ったときは頼りになるし、
アイドルとしての意識も高くて……本当ににこちゃんは花陽の憧れのアイドルなの!!」
にこ「なっ! あ、あんたそんなことこのタイミングで言うんじゃないわよ!」
花陽「うぅ、でもここでしか言えないかなって……」
にこ「も、もう……やりずらくなっちゃったじゃない」
107: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:43:13.74 ID:RzIxBn1O.net
穂乃果「あんまり引っ張ると余計やりずらくなるよ?」
ことり「もう勢いで行こっ!」
にこ「わ、分かったわよ……」
花陽「……」
にこ「……」
花陽「……」
にこ「ん……」
花陽「んむ……」
海未(FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!)
にこ「ん……っはぁ……こ、これでいいでしょ?」
花陽「も、もう駄目だよぉ……」バタン
凛「かよちーん! しっかりするにゃー!」
ことり「もう勢いで行こっ!」
にこ「わ、分かったわよ……」
花陽「……」
にこ「……」
花陽「……」
にこ「ん……」
花陽「んむ……」
海未(FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!)
にこ「ん……っはぁ……こ、これでいいでしょ?」
花陽「も、もう駄目だよぉ……」バタン
凛「かよちーん! しっかりするにゃー!」
108: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 08:46:16.24 ID:RzIxBn1O.net
ことり「はぁ~ん、ドキドキしたぁ」
穂乃果「す、すごい……!」
希「というか何で口にキスしたん? ほっぺでも別にええやん」
にこ「え、そうなの!?」
絵里「え、そうなの!?」
凛「どうして絵里ちゃんが新鮮に驚いてるんだろ……」
海未「素晴らしい……! さあ、次に参りましょう!」
真姫「たたたた大したことないじゃない、まったくー」
穂乃果「す、すごい……!」
希「というか何で口にキスしたん? ほっぺでも別にええやん」
にこ「え、そうなの!?」
絵里「え、そうなの!?」
凛「どうして絵里ちゃんが新鮮に驚いてるんだろ……」
海未「素晴らしい……! さあ、次に参りましょう!」
真姫「たたたた大したことないじゃない、まったくー」
109: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 09:01:47.31 ID:RzIxBn1O.net
希「次は誰を選ぶん? うちでもええで?」ニヤニヤ
にこ「うっ……そうね……じゃあ……穂乃果で」
穂乃果「え! 穂乃果!? き、緊張しちゃうな~」
にこ「ほっぺでいいわよね?」
海未「駄目です! 花陽は口で穂乃果は頬なんて差別です!」
にこ「ええっ!? そんな……」
穂乃果「にこちゃんは穂乃果のこと嫌いなの?」シュン
にこ「嫌いじゃないけど……」
穂乃果「穂乃果はね、いつも一人で突っ走っちゃうことが多いんだ……でも、周りのみんなはそんな穂乃果をいつだって支えてくれた
穂乃果がμ'sを辞めるって言った時もにこちゃんはアイドル続けてて、ラブライブに出なくていいんじゃないかって言った時も一人だけ穂乃果と違う考えを持っていた
今ここに穂乃果がいられるのはそうやって無意識に引っ張って行ってくれるにこちゃんの存在があったからだよ」
にこ「~~!! な、何よもう! 花陽に続いてあんたまで!」
穂乃果「えへへ……花陽ちゃんが言ったから穂乃果も言わなきゃいけないかと思って……」
にこ「そんなルールはないわよ!」
穂乃果「でも、今言ったことは全部本心だからね!」
にこ「穂乃果……」
にこ「うっ……そうね……じゃあ……穂乃果で」
穂乃果「え! 穂乃果!? き、緊張しちゃうな~」
にこ「ほっぺでいいわよね?」
海未「駄目です! 花陽は口で穂乃果は頬なんて差別です!」
にこ「ええっ!? そんな……」
穂乃果「にこちゃんは穂乃果のこと嫌いなの?」シュン
にこ「嫌いじゃないけど……」
穂乃果「穂乃果はね、いつも一人で突っ走っちゃうことが多いんだ……でも、周りのみんなはそんな穂乃果をいつだって支えてくれた
穂乃果がμ'sを辞めるって言った時もにこちゃんはアイドル続けてて、ラブライブに出なくていいんじゃないかって言った時も一人だけ穂乃果と違う考えを持っていた
今ここに穂乃果がいられるのはそうやって無意識に引っ張って行ってくれるにこちゃんの存在があったからだよ」
にこ「~~!! な、何よもう! 花陽に続いてあんたまで!」
穂乃果「えへへ……花陽ちゃんが言ったから穂乃果も言わなきゃいけないかと思って……」
にこ「そんなルールはないわよ!」
穂乃果「でも、今言ったことは全部本心だからね!」
にこ「穂乃果……」
110: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 09:04:48.61 ID:RzIxBn1O.net
にこ「んん……」
穂乃果「んぅ……」
にこ「んっ……はぁ……」
穂乃果「……にこちゃん!!」ガバッ
にこ「も、もう! 抱き着いてこないでよ!」
穂乃果「あはは、にこちゃん顔真っ赤だよ」
にこ「あんたもじゃない、もう……!」
海未(素晴らしい、素晴らしいです!)
絵里(つ、次は私かしらね!?)
穂乃果「んぅ……」
にこ「んっ……はぁ……」
穂乃果「……にこちゃん!!」ガバッ
にこ「も、もう! 抱き着いてこないでよ!」
穂乃果「あはは、にこちゃん顔真っ赤だよ」
にこ「あんたもじゃない、もう……!」
海未(素晴らしい、素晴らしいです!)
絵里(つ、次は私かしらね!?)
111: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 09:09:49.79 ID:RzIxBn1O.net
ことり「次は誰にする?」
にこ「えーっと……」
にこ(ここで早めに危なそうなことり、希を処理しておくべきか……取りあえず最後に凛でお茶を濁すのは確定として……)
真姫「……!」
真姫(目が合った!)
にこ(真姫ちゃんも時々怖いし、海未も最近おかしいから……)
にこ「絵里……かな」
絵里「!! つ、遂に来たわね」
にこ「じゅ、準備は良い?」
絵里「ええ、フリスクも食べたわ!」
にこ(何を言ってるのかしらこの子……)
絵里「あ、そうだ! ここで何かにこに言うのよね?」
にこ「別に無理して言わなくてもいいけど……」
にこ「えーっと……」
にこ(ここで早めに危なそうなことり、希を処理しておくべきか……取りあえず最後に凛でお茶を濁すのは確定として……)
真姫「……!」
真姫(目が合った!)
にこ(真姫ちゃんも時々怖いし、海未も最近おかしいから……)
にこ「絵里……かな」
絵里「!! つ、遂に来たわね」
にこ「じゅ、準備は良い?」
絵里「ええ、フリスクも食べたわ!」
にこ(何を言ってるのかしらこの子……)
絵里「あ、そうだ! ここで何かにこに言うのよね?」
にこ「別に無理して言わなくてもいいけど……」
112: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 09:13:38.92 ID:RzIxBn1O.net
絵里「えっと、えっと……」
にこ「いや、本当に何もなかったらすぐ終わるし……」
絵里「にこのことが好きです!! 1年生のころからずっと見てました!」
にこ「なに告白してんのあんたは!!」
海未「そうです、今のはずるいですよ!!」
絵里「だ、だってうまく言葉が出てこなかったから……」
希「そっかー、えりちは1年の時からにこっちのこと気にしてたもんなあ」
絵里「ちょ! 希!」
にこ「も、もう……なんて顔したらいいかわかんないわよ!」
絵里「じゃ、じゃあいくわね!」
にこ「うん……ってなんであんたがキスしようとしてんのよ!」
にこ「いや、本当に何もなかったらすぐ終わるし……」
絵里「にこのことが好きです!! 1年生のころからずっと見てました!」
にこ「なに告白してんのあんたは!!」
海未「そうです、今のはずるいですよ!!」
絵里「だ、だってうまく言葉が出てこなかったから……」
希「そっかー、えりちは1年の時からにこっちのこと気にしてたもんなあ」
絵里「ちょ! 希!」
にこ「も、もう……なんて顔したらいいかわかんないわよ!」
絵里「じゃ、じゃあいくわね!」
にこ「うん……ってなんであんたがキスしようとしてんのよ!」
113: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 09:16:31.47 ID:RzIxBn1O.net
絵里「もう我慢できないのよ!」
にこ「ちょっと! 顔を近づけてこない……んんん!!」
絵里「んっ……はぁ……にこぉ……」
にこ「だっ、誰か絵里を取り押さえてー!」
絵里「にこーっ! もう離さないわよ!」ギュー
ことり「絵里ちゃん! 離れて離れて」
海未「そうです! まだ私たちは終わってないのですよ!?」
穂乃果「絵里ちゃん力強いよ!」
――
ことり「じゃ、じゃあ次行こうか……」
にこ(意外と絵里は危険人物ね……となると次は……)
にこ「ちょっと! 顔を近づけてこない……んんん!!」
絵里「んっ……はぁ……にこぉ……」
にこ「だっ、誰か絵里を取り押さえてー!」
絵里「にこーっ! もう離さないわよ!」ギュー
ことり「絵里ちゃん! 離れて離れて」
海未「そうです! まだ私たちは終わってないのですよ!?」
穂乃果「絵里ちゃん力強いよ!」
――
ことり「じゃ、じゃあ次行こうか……」
にこ(意外と絵里は危険人物ね……となると次は……)
115: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 09:20:47.02 ID:RzIxBn1O.net
にこ「海未、あんたにするわ」
海未「まあ、順番ですから仕方ありませんね」
ことり「何で急にクールになったのかな……」
海未「それでは私のにこの好きなところを発表します!」
にこ「へ?」
海未「まずはこの可愛らしい容姿! とても愛くるしいですね~
次に皆からいじられてるときの表情! たまりませんね~」
――
海未「最後に小っちゃいのに先輩ぶるところ! もう一家に一台置きたいレベルです!」
にこ「……」
海未「あ、あれ? どうしました……? 感動展開では?」
にこ「あんたやっぱりにこのこと馬鹿にしてるでしょ!」
海未「え!? ええっ!!?? そんなことはありませんよ!」
海未「まあ、順番ですから仕方ありませんね」
ことり「何で急にクールになったのかな……」
海未「それでは私のにこの好きなところを発表します!」
にこ「へ?」
海未「まずはこの可愛らしい容姿! とても愛くるしいですね~
次に皆からいじられてるときの表情! たまりませんね~」
――
海未「最後に小っちゃいのに先輩ぶるところ! もう一家に一台置きたいレベルです!」
にこ「……」
海未「あ、あれ? どうしました……? 感動展開では?」
にこ「あんたやっぱりにこのこと馬鹿にしてるでしょ!」
海未「え!? ええっ!!?? そんなことはありませんよ!」
116: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/13(金) 09:25:39.82 ID:RzIxBn1O.net
にこ「小っちゃいのに先輩ぶるってどういうことよ!」
ことり(そのままの意味だと思うけど……)
にこ「あ~あ、もうさっきから疲れて来たわ……早く海未を処理しちゃいましょ」
海未「何ですか処理って! 人を変なものみたいに!」
にこ「あんたは最近誰がどう見ても変でしょ!」
海未「違います! 変ではありません! いつもこうです!」
にこ「だとしたらいつも変なのよ!」
海未「そんなことありません!」
にこ「はぁ……もういいわよ、はい、早く済ませましょ」
海未「何ですかその面倒くさそうな感じは……まあいいでしょう」
海未(やっと出番が回ってきました……ここはひっそりとキスの時間を延ばしましょう)
海未(でも、どうやって……)
海未「……」
海未「もし……」
海未(今にことのキスで舌を入れたらどうなるのでしょう……)
ことり(そのままの意味だと思うけど……)
にこ「あ~あ、もうさっきから疲れて来たわ……早く海未を処理しちゃいましょ」
海未「何ですか処理って! 人を変なものみたいに!」
にこ「あんたは最近誰がどう見ても変でしょ!」
海未「違います! 変ではありません! いつもこうです!」
にこ「だとしたらいつも変なのよ!」
海未「そんなことありません!」
にこ「はぁ……もういいわよ、はい、早く済ませましょ」
海未「何ですかその面倒くさそうな感じは……まあいいでしょう」
海未(やっと出番が回ってきました……ここはひっそりとキスの時間を延ばしましょう)
海未(でも、どうやって……)
海未「……」
海未「もし……」
海未(今にことのキスで舌を入れたらどうなるのでしょう……)
145: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 09:31:31.36 ID:GmeZzvgl.net
にこ「じゃあいくわよー」
海未「は、はい!」
にこ「……ん」
海未「……んっ」ガシッ
にこ(!?)
にこ「んぷっ……ちょ、まっ……!」
海未「んんん……」
にこ(力強っ!?)
海未「……」
にこ(!!!! 舌が……!?)
海未「れろっ、れろっ……ジュルルルルッ」
にこ「んーーー!!!! んんんん!!」バタバタバタ
海未「ブジュッ、ジュルッ、レロッ、レリュッ」
にこ「んぁっ……んんっ……ぁ……!」
絵里「だめええええ!!!!!!」
海未「は、はい!」
にこ「……ん」
海未「……んっ」ガシッ
にこ(!?)
にこ「んぷっ……ちょ、まっ……!」
海未「んんん……」
にこ(力強っ!?)
海未「……」
にこ(!!!! 舌が……!?)
海未「れろっ、れろっ……ジュルルルルッ」
にこ「んーーー!!!! んんんん!!」バタバタバタ
海未「ブジュッ、ジュルッ、レロッ、レリュッ」
にこ「んぁっ……んんっ……ぁ……!」
絵里「だめええええ!!!!!!」
147: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 09:37:02.44 ID:GmeZzvgl.net
海未「んん!! 絵里! 離してください!!」
絵里「こ、これ以上は駄目よ!」
凛「す、凄かったにゃ……」
花陽「見てるこっちもドキドキしたよぉ……」
凛「あ、かよちんおかえり」
にこ「あ、あんた!!! 何てことしてんのよ!! 馬鹿っ!! 馬鹿っ!! ヘン夕イっ!!!!」
海未「す、すみません……ちょっと一風変わったことをしたほうが良いかと思って……」
にこ「いいわけないでしょ! よりにもよってし……入れるなんて……」
ことり「え? にこちゃん今何て……」
にこ「何でもないっ!」
希「そんな顔を真っ赤にして言わなくてもええやん」
にこ「してません!!」
絵里「こ、これ以上は駄目よ!」
凛「す、凄かったにゃ……」
花陽「見てるこっちもドキドキしたよぉ……」
凛「あ、かよちんおかえり」
にこ「あ、あんた!!! 何てことしてんのよ!! 馬鹿っ!! 馬鹿っ!! ヘン夕イっ!!!!」
海未「す、すみません……ちょっと一風変わったことをしたほうが良いかと思って……」
にこ「いいわけないでしょ! よりにもよってし……入れるなんて……」
ことり「え? にこちゃん今何て……」
にこ「何でもないっ!」
希「そんな顔を真っ赤にして言わなくてもええやん」
にこ「してません!!」
148: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 09:44:27.50 ID:GmeZzvgl.net
にこ「もう、びっくりさせんじゃないわよ……」
海未「ちょっと大人なキスに憧れる年頃なんです」
にこ「うるさい! 馬鹿! しゃべんな!」
希「大人なキス……?」
にこ「さ、さあ次行きましょ! 真姫!」
真姫「ええ!? わ、分かったわ……」ドキドキ
絵里「海未、あなたには後で話があるわ」
海未「絵里も無理矢理やろうとしたではないですか!」
ことり(海未ちゃんも無理矢理したって認めるんだ……)
穂乃果「ひゅーひゅー! 真姫ちゃん頑張れ!」
真姫「う、うるさいわね! 分かってるわよ!」
にこ「ふう、じゃあいくよ?」
真姫「う、うん……」
海未「ちょっと大人なキスに憧れる年頃なんです」
にこ「うるさい! 馬鹿! しゃべんな!」
希「大人なキス……?」
にこ「さ、さあ次行きましょ! 真姫!」
真姫「ええ!? わ、分かったわ……」ドキドキ
絵里「海未、あなたには後で話があるわ」
海未「絵里も無理矢理やろうとしたではないですか!」
ことり(海未ちゃんも無理矢理したって認めるんだ……)
穂乃果「ひゅーひゅー! 真姫ちゃん頑張れ!」
真姫「う、うるさいわね! 分かってるわよ!」
にこ「ふう、じゃあいくよ?」
真姫「う、うん……」
149: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 09:48:41.88 ID:GmeZzvgl.net
にこ「んっ」
真姫「……」
にこ「……」
にこ(どうしてこの子……ずっと目を開けてにこをガン見してくるのよ! 他の子は目をつぶってたのに)
真姫「んん……」
にこ(怖い怖い怖い!!!)
真姫「……」
にこ(薄目でもう一回見よ……まだ見てる! 怖い怖い怖い!!!)
真姫「……」ガシッ!
にこ(何で肩を掴むのよ!)
真姫「……」
にこ(ひぃっ!)
絵里「真姫、そこまでよ」
真姫「んっ……絵里……」
にこ「あ、ありがとう絵里……」
真姫「……」
にこ「……」
にこ(どうしてこの子……ずっと目を開けてにこをガン見してくるのよ! 他の子は目をつぶってたのに)
真姫「んん……」
にこ(怖い怖い怖い!!!)
真姫「……」
にこ(薄目でもう一回見よ……まだ見てる! 怖い怖い怖い!!!)
真姫「……」ガシッ!
にこ(何で肩を掴むのよ!)
真姫「……」
にこ(ひぃっ!)
絵里「真姫、そこまでよ」
真姫「んっ……絵里……」
にこ「あ、ありがとう絵里……」
150: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 09:57:30.53 ID:GmeZzvgl.net
絵里「さあ、次は私の番かしら?」
海未「何を寝ぼけているんですか? あなたはもうやりました! だから次は私の番ですね」
にこ「次はことりね」
凛「あの二人、もうこの際どうでもよくなって感情だけで喋ってるにゃ」
花陽「にこちゃんはもう見ないようにしてるね……」
真姫「……」ポー
ことり「でも、なんだかんだいってにこちゃんノリノリだね!」
にこ「何でよっ! こんなに嫌がってるじゃない!」
ことり「だってもうお終いにしないで次の人を探すところがもう……」
にこ「!! 分かったわ、じゃあもう終わりでいいわよ!」
ことり「あ~ん、嘘嘘! 最後までやろうよ!」
にこ「いやいや! もう罰ゲームには十分でしょ!」
ことり「にこちゃんがキスしてくれるんならミナリンスキーのサインあげるんだけどなあ」
にこ「!!」
海未「何を寝ぼけているんですか? あなたはもうやりました! だから次は私の番ですね」
にこ「次はことりね」
凛「あの二人、もうこの際どうでもよくなって感情だけで喋ってるにゃ」
花陽「にこちゃんはもう見ないようにしてるね……」
真姫「……」ポー
ことり「でも、なんだかんだいってにこちゃんノリノリだね!」
にこ「何でよっ! こんなに嫌がってるじゃない!」
ことり「だってもうお終いにしないで次の人を探すところがもう……」
にこ「!! 分かったわ、じゃあもう終わりでいいわよ!」
ことり「あ~ん、嘘嘘! 最後までやろうよ!」
にこ「いやいや! もう罰ゲームには十分でしょ!」
ことり「にこちゃんがキスしてくれるんならミナリンスキーのサインあげるんだけどなあ」
にこ「!!」
151: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 10:00:56.03 ID:GmeZzvgl.net
にこ「まあしょうがないわね……ちょ、ちょっとだけよ?」
ことり「その代わり、条件があります!」
にこ「な、何よ……嫌な予感がするわね」
ことり「海未ちゃんがさっきやったことをことりにもして?」
にこ「なっ」
海未「ことり! あなたは最低です! なんてやり方が汚い!」
絵里「あなたが言えた立場じゃないでしょ!」
希「最初に始めたんはえりちやん……」
ことり「どうする?」ニコニコ
にこ「……くぅっ……!」
ズンッ!
穂乃果「おおっ!」
凛「行ったにゃ!」
ことり「その代わり、条件があります!」
にこ「な、何よ……嫌な予感がするわね」
ことり「海未ちゃんがさっきやったことをことりにもして?」
にこ「なっ」
海未「ことり! あなたは最低です! なんてやり方が汚い!」
絵里「あなたが言えた立場じゃないでしょ!」
希「最初に始めたんはえりちやん……」
ことり「どうする?」ニコニコ
にこ「……くぅっ……!」
ズンッ!
穂乃果「おおっ!」
凛「行ったにゃ!」
153: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 10:04:43.87 ID:GmeZzvgl.net
にこ「……」
ことり「にこちゃん……」
にこ「……」
ことり「……いいよ」
にこ「……」
にこ「……っあーーーーーーーー!!!! やっぱり無理! 駄目駄目駄目~~!!」バタバタバタ
凛「つまんないにゃ~」
希「にこっちはヘタレやなあ」
にこ「うっさいうっさい!」
ことり「残念だなあ……」
チュッ
にこ「!!」
ことり「はい、これでことりの番はお終い!」
にこ「あ、あんたねえ……」
ことり「後は……」
絵里「私ね」
海未「あと私も」
穂乃果「それはもういいよ!」
ことり「にこちゃん……」
にこ「……」
ことり「……いいよ」
にこ「……」
にこ「……っあーーーーーーーー!!!! やっぱり無理! 駄目駄目駄目~~!!」バタバタバタ
凛「つまんないにゃ~」
希「にこっちはヘタレやなあ」
にこ「うっさいうっさい!」
ことり「残念だなあ……」
チュッ
にこ「!!」
ことり「はい、これでことりの番はお終い!」
にこ「あ、あんたねえ……」
ことり「後は……」
絵里「私ね」
海未「あと私も」
穂乃果「それはもういいよ!」
154: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 10:10:39.16 ID:GmeZzvgl.net
にこ「そ、それでことり……サインの件は……」
ことり「え? 勿論なしだよ?」ニコ
にこ「にこぉ……じゃあ、凛、さっさとするわよ」
凛「やっと凛の番がきたにゃ!」
花陽「凛ちゃん頑張って!」
凛「凛がにこちゃんが好きなところは一緒にラーメン食べに行ってくれるところと
休みの日に遊びに来てくれたらお昼ご飯作ってくれるところだにゃ」
にこ「見事に食べ物ばっかね」
海未「ちょっと待ってください、今聞き捨てならないことが」
絵里「そうよ! 私もにこと一緒にラーメン食べたいわ!」
海未「そっちじゃないですよ! 手作りごはんのことです!」
絵里「あ、そうなの……? ……私もにこの料理が食べたいわ! にこはお料理が上手いから」
海未「そういうことではなくてですね! いいですか? まず、手作りというのは……」
絵里「ふむふむ……」
にこ「さ、馬鹿は放っときましょ」
ことり「え? 勿論なしだよ?」ニコ
にこ「にこぉ……じゃあ、凛、さっさとするわよ」
凛「やっと凛の番がきたにゃ!」
花陽「凛ちゃん頑張って!」
凛「凛がにこちゃんが好きなところは一緒にラーメン食べに行ってくれるところと
休みの日に遊びに来てくれたらお昼ご飯作ってくれるところだにゃ」
にこ「見事に食べ物ばっかね」
海未「ちょっと待ってください、今聞き捨てならないことが」
絵里「そうよ! 私もにこと一緒にラーメン食べたいわ!」
海未「そっちじゃないですよ! 手作りごはんのことです!」
絵里「あ、そうなの……? ……私もにこの料理が食べたいわ! にこはお料理が上手いから」
海未「そういうことではなくてですね! いいですか? まず、手作りというのは……」
絵里「ふむふむ……」
にこ「さ、馬鹿は放っときましょ」
155: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 10:16:35.25 ID:GmeZzvgl.net
にこ「じゃあいくわよ?」
凛「うん!」
チュッ
にこ「……」
凛「えへへ、にこちゃんとチュウしちゃったにゃ」
にこ「にことキスできただけで幸せ者なんだからもっと喜びなさい!」
凛「とか言ってにこちゃん未だに顔赤いにゃ」
にこ「うるさいわよっ」ツネリッ
凛「い~は~い~にゃ~」
花陽「ふふふっ」
絵里「……ハラショー! 裸エプロンにはそんな機能的な一面もあるのね」
海未「そうです、だから決して見た目重視ということでは……」
穂乃果「あの二人どうするの?」
にこ「放っておいて寝ましょ、にこはもう疲れたわ」ふわぁ~
真姫「……そうね、なんだかんだでもういい時間だし」
凛「うん!」
チュッ
にこ「……」
凛「えへへ、にこちゃんとチュウしちゃったにゃ」
にこ「にことキスできただけで幸せ者なんだからもっと喜びなさい!」
凛「とか言ってにこちゃん未だに顔赤いにゃ」
にこ「うるさいわよっ」ツネリッ
凛「い~は~い~にゃ~」
花陽「ふふふっ」
絵里「……ハラショー! 裸エプロンにはそんな機能的な一面もあるのね」
海未「そうです、だから決して見た目重視ということでは……」
穂乃果「あの二人どうするの?」
にこ「放っておいて寝ましょ、にこはもう疲れたわ」ふわぁ~
真姫「……そうね、なんだかんだでもういい時間だし」
157: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/15(日) 10:22:56.69 ID:GmeZzvgl.net
希「誰か忘れてるんとちゃう?」
にこ「げっ!」
希「さあ、にこっち、うちと大人なキスでもしようかね~」
にこ「いやーー! は、離しなさいよ!」
希「大丈夫、天井のしみを数えてる間に終わるから」
にこ「なんかとんでもないことしようとしてない!? 何でこんな時にあの二人は助けにこないのよ!」
海未「そしてその魅惑的な少女の代名詞を作ったのがナボコフなんです」
絵里「それは知っているわ! ロシア生まれの小説家ね!」
にこ「……もう何だか訳が分からない方向に話が進んでるし」
希「二人は談義に夢中みたいやし……邪魔が入らんうちに二人で楽しも!」
にこ「ちょ、ちょっとあんた達見てないで助けなさいよ!」
凛「凛はもう寝るにゃ~」
ことり「にこちゃん、頑張ってね!」
穂乃果「ファイトだよ!」
希「夜はまだまだこれからや!」
にこ「にこぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!!!!」
にこ「げっ!」
希「さあ、にこっち、うちと大人なキスでもしようかね~」
にこ「いやーー! は、離しなさいよ!」
希「大丈夫、天井のしみを数えてる間に終わるから」
にこ「なんかとんでもないことしようとしてない!? 何でこんな時にあの二人は助けにこないのよ!」
海未「そしてその魅惑的な少女の代名詞を作ったのがナボコフなんです」
絵里「それは知っているわ! ロシア生まれの小説家ね!」
にこ「……もう何だか訳が分からない方向に話が進んでるし」
希「二人は談義に夢中みたいやし……邪魔が入らんうちに二人で楽しも!」
にこ「ちょ、ちょっとあんた達見てないで助けなさいよ!」
凛「凛はもう寝るにゃ~」
ことり「にこちゃん、頑張ってね!」
穂乃果「ファイトだよ!」
希「夜はまだまだこれからや!」
にこ「にこぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!!!!」
172: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 05:24:15.87 ID:5xyTPlIA.net
――
絵里「じゃあ、明日も早いしもうそろそろ寝ましょうか」
真姫「急に真面目になったわね……」
にこ「あーあ、希が変なことするからすっごい疲れた」
希「んー? まだわしわしが足りてなかったようやな~」
にこ「さっ、早く寝ましょ!」バサッ
凛「zzzzzz」
花陽「凛ちゃん寝るの早いよぉ……」
穂乃果「じゃあ電気消すよー!」
パチンッ
絵里「じゃあ、明日も早いしもうそろそろ寝ましょうか」
真姫「急に真面目になったわね……」
にこ「あーあ、希が変なことするからすっごい疲れた」
希「んー? まだわしわしが足りてなかったようやな~」
にこ「さっ、早く寝ましょ!」バサッ
凛「zzzzzz」
花陽「凛ちゃん寝るの早いよぉ……」
穂乃果「じゃあ電気消すよー!」
パチンッ
173: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 05:30:10.39 ID:5xyTPlIA.net
――
ゲシッ
にこ「いたっ! ……何よもう」
凛「zzzzzz」スースー
にこ(寝相悪いわねこの子……あ、そうだ!)
ゴソゴソゴソ
にこ(花陽と一緒に寝れば平気ね! 花陽には悪いけど凛からのガードになってもらうわ!)
にこ(おやすみなさい)
ゴロゴロゴロ ゲシッ
にこ「に゛ごっ! なんであんた花陽の上を通り越して私にだけ蹴りをかますのよ!」ペシペシッ!
凛「んんん……にゃぁ……」
にこ(ここも危険ね……)
ゲシッ
にこ「いたっ! ……何よもう」
凛「zzzzzz」スースー
にこ(寝相悪いわねこの子……あ、そうだ!)
ゴソゴソゴソ
にこ(花陽と一緒に寝れば平気ね! 花陽には悪いけど凛からのガードになってもらうわ!)
にこ(おやすみなさい)
ゴロゴロゴロ ゲシッ
にこ「に゛ごっ! なんであんた花陽の上を通り越して私にだけ蹴りをかますのよ!」ペシペシッ!
凛「んんん……にゃぁ……」
にこ(ここも危険ね……)
174: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 05:37:28.82 ID:5xyTPlIA.net
ゴソゴソゴソ
にこ(今度はことりと一緒に寝ましょ、反対側なら流石に大丈夫でしょ)
にこ(おやすみなさい)
ドスッ
にこ「うぅっオッホオッホオッホ……! 誰よ鳩尾にパンチ食らわせたの!」
穂乃果「zzzzz」スーピー
にこ「あんたね! このっこのっこのっ!!」ムニムニ
穂乃果「ほへへっふへえへ」
にこ「可愛い寝顔してやることはデンジャラスね……」ツンツン
穂乃果「ふへへ……」
にこ(どうしようかしら……こっちサイドも危険だし……あ、そうだ! この前の合宿の時……)
にこ(今度はことりと一緒に寝ましょ、反対側なら流石に大丈夫でしょ)
にこ(おやすみなさい)
ドスッ
にこ「うぅっオッホオッホオッホ……! 誰よ鳩尾にパンチ食らわせたの!」
穂乃果「zzzzz」スーピー
にこ「あんたね! このっこのっこのっ!!」ムニムニ
穂乃果「ほへへっふへえへ」
にこ「可愛い寝顔してやることはデンジャラスね……」ツンツン
穂乃果「ふへへ……」
にこ(どうしようかしら……こっちサイドも危険だし……あ、そうだ! この前の合宿の時……)
176: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 05:40:52.96 ID:5xyTPlIA.net
にこ(海未が寝ていながらも周りを沈静化させてたような気がする……何故か記憶が曖昧だけど……)
にこ(まあ海未も寝てるときは変なこともしてこないでしょ)
ゴソゴソゴソ
海未「zzzzzz」スー スー
にこ(ふぅ、良く寝てるわね! 一応大丈夫かどうか確認しておきましょ)
ゴロゴロゴロ
穂乃果「zzzz」シュッ
海未「zzzzzz」ビシッ
穂乃果「ふひゃ! ……zzzzzz」スースー
にこ(おし! これなら朝まで眠れるわね!)
にこ(まあ海未も寝てるときは変なこともしてこないでしょ)
ゴソゴソゴソ
海未「zzzzzz」スー スー
にこ(ふぅ、良く寝てるわね! 一応大丈夫かどうか確認しておきましょ)
ゴロゴロゴロ
穂乃果「zzzz」シュッ
海未「zzzzzz」ビシッ
穂乃果「ふひゃ! ……zzzzzz」スースー
にこ(おし! これなら朝まで眠れるわね!)
177: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 05:45:49.18 ID:5xyTPlIA.net
――
―――
海未「ん、んー! もう朝ですか……って、えっ!!」
にこ「zzzzzz」スー スー
海未「どうして天使が私の布団に!? お、落ち着きましょう……とりあえず匂いを嗅ぎましょう」スーハー
にこ「zzzzzz」
海未(ふう、落ち着きました……しかし、どうしてにこが私と一緒に寝ているのでしょうか?)
海未(もしかして昨晩二人で盛り上がってそのまま……とか)
海未(わ、私としたことが何を破廉恥なことを!!)
にこ「zzzzzz」
海未(まだ誰も起きていないようですし、取りあえずにこを起こしてそれから……ん? ちょっと待ってください)
海未(……)
海未(もし……)
海未(今にこが寝ている間に悪戯したらどうなるのでしょう……)
―――
海未「ん、んー! もう朝ですか……って、えっ!!」
にこ「zzzzzz」スー スー
海未「どうして天使が私の布団に!? お、落ち着きましょう……とりあえず匂いを嗅ぎましょう」スーハー
にこ「zzzzzz」
海未(ふう、落ち着きました……しかし、どうしてにこが私と一緒に寝ているのでしょうか?)
海未(もしかして昨晩二人で盛り上がってそのまま……とか)
海未(わ、私としたことが何を破廉恥なことを!!)
にこ「zzzzzz」
海未(まだ誰も起きていないようですし、取りあえずにこを起こしてそれから……ん? ちょっと待ってください)
海未(……)
海未(もし……)
海未(今にこが寝ている間に悪戯したらどうなるのでしょう……)
179: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 06:10:11.68 ID:5xyTPlIA.net
海未(あ、焦ってはいけません……まずは起きないかどうかを確認しなくては)
ナデナデ
にこ「ん……んみゅぅ……」
海未(第一段階はクリアです! では、この柔らかくて美味しそうなほっぺをつついてみましょう)ツンツン
にこ「んむ……」
海未(ああ、幸せです……で、では……この小さくて可愛らしい唇を……!)ツン
にこ「ん……」
海未(ひゃぁあ! 何て素晴らしいのでしょう!!)ツンツンツン
にこ「んっんっんっ……」
海未(さ、さあ次はとうとう侵入してしまいましょう!)ズブッ
海未(あ、温かいです……)
にこ「ん……ちゅぅ」
海未(す、吸い付いてきました! はぁぁあ……指から感じるにこのお口の柔らかさがたまりません!)
海未(今のうちににこの舌を指で撫でておきましょう)チュブッチュブッ
ナデナデ
にこ「ん……んみゅぅ……」
海未(第一段階はクリアです! では、この柔らかくて美味しそうなほっぺをつついてみましょう)ツンツン
にこ「んむ……」
海未(ああ、幸せです……で、では……この小さくて可愛らしい唇を……!)ツン
にこ「ん……」
海未(ひゃぁあ! 何て素晴らしいのでしょう!!)ツンツンツン
にこ「んっんっんっ……」
海未(さ、さあ次はとうとう侵入してしまいましょう!)ズブッ
海未(あ、温かいです……)
にこ「ん……ちゅぅ」
海未(す、吸い付いてきました! はぁぁあ……指から感じるにこのお口の柔らかさがたまりません!)
海未(今のうちににこの舌を指で撫でておきましょう)チュブッチュブッ
180: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 06:16:07.68 ID:5xyTPlIA.net
にこ「ちゅぅ……んん……」
海未(!! あ、危ないところでした……快楽に負け、にこを起こしてしまうところでした)ペロッ
海未(で、では次はこの小ぶりの胸をわしわししてみましょう……起こさないようにそっと)
わしっ わしっ
にこ「あ、んふっ……」
海未(ちょっとちょっとちょっと! 寝ながらにして感じているのではありませんか!? 私ってば何てテクニシャン……)
わしわしわし
にこ「んん……」
海未(っ! いけません! これでは先ほどから何も学んでいません……)
海未(こ、今度は直に触ってみましょう……)
ゴソゴソゴソ…… ふにっふにっ
海未(ああ、まさかこんな日が来るとは……! こ、ここが*首ですね!)コネコネコネ
にこ「ん、んんぅ……」
海未(……)
ゴソゴソゴソ
海未(……)チュゥ......チュウ......チュルルルルルルッ
海未(!! あ、危ないところでした……快楽に負け、にこを起こしてしまうところでした)ペロッ
海未(で、では次はこの小ぶりの胸をわしわししてみましょう……起こさないようにそっと)
わしっ わしっ
にこ「あ、んふっ……」
海未(ちょっとちょっとちょっと! 寝ながらにして感じているのではありませんか!? 私ってば何てテクニシャン……)
わしわしわし
にこ「んん……」
海未(っ! いけません! これでは先ほどから何も学んでいません……)
海未(こ、今度は直に触ってみましょう……)
ゴソゴソゴソ…… ふにっふにっ
海未(ああ、まさかこんな日が来るとは……! こ、ここが*首ですね!)コネコネコネ
にこ「ん、んんぅ……」
海未(……)
ゴソゴソゴソ
海未(……)チュゥ......チュウ......チュルルルルルルッ
181: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 06:21:03.85 ID:5xyTPlIA.net
海未(……)ンチュッ! チュゥッ! レロレロレロレロレロッ......
にこ「ふはぁ……」
海未(!!!)ゴソゴソゴソ
にこ「zzzzzz」スースー
海未(ふぅ……い、今のは誰にも言えませんね……)
海未(つ、次は……)ドキドキ
ゴソッ
海未(し、下の方に手を入れて……!)ゴソゴソ
サワッ
にこ「ん……」
海未(さ、触ってしまいました! も、もう一度!)サワッサワッ……ヌプッ
海未(はぁ……はぁ……も、もう我慢できません……ゆっくり脱がせて……)
ことり「海未ちゃん」
海未「!!!!!」
ことり「な、何やってるのかな~あはは……」
にこ「ふはぁ……」
海未(!!!)ゴソゴソゴソ
にこ「zzzzzz」スースー
海未(ふぅ……い、今のは誰にも言えませんね……)
海未(つ、次は……)ドキドキ
ゴソッ
海未(し、下の方に手を入れて……!)ゴソゴソ
サワッ
にこ「ん……」
海未(さ、触ってしまいました! も、もう一度!)サワッサワッ……ヌプッ
海未(はぁ……はぁ……も、もう我慢できません……ゆっくり脱がせて……)
ことり「海未ちゃん」
海未「!!!!!」
ことり「な、何やってるのかな~あはは……」
185: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 06:26:07.21 ID:5xyTPlIA.net
バサッ!
海未「こ、これはですね! 違うんです! 私が連れ込んだのではなくて!」
ことり「うん、夜中ににこちゃんがいろんな人の布団に入ってたから……何をしていたのかは分からないけど」
海未「そ、そうなんですよ! にこはもう全く」アハハハ……
ことり「でも、さっき布団を被って中でごそごそと何をしてたの?」
海未「っ!! そ、それは……ですね……」
ことり「言えないことなの?」
海未「ち、ちがっ、け、決してそんなやましいことなんて!」
ことり「やましいこと、してたの?」
海未「し、してないです!!」
絵里「んー……何を朝から騒いでいるの? って、何でにこが海未と一緒に寝てるの!?」
海未「ち、違うんですこれには訳が!」
ことり「絵里ちゃん、にこちゃんから海未ちゃんの布団に入っていったんだよ」
絵里「な、何で! どうしてよ! 説明しなさい!」
海未「こ、これはですね! 違うんです! 私が連れ込んだのではなくて!」
ことり「うん、夜中ににこちゃんがいろんな人の布団に入ってたから……何をしていたのかは分からないけど」
海未「そ、そうなんですよ! にこはもう全く」アハハハ……
ことり「でも、さっき布団を被って中でごそごそと何をしてたの?」
海未「っ!! そ、それは……ですね……」
ことり「言えないことなの?」
海未「ち、ちがっ、け、決してそんなやましいことなんて!」
ことり「やましいこと、してたの?」
海未「し、してないです!!」
絵里「んー……何を朝から騒いでいるの? って、何でにこが海未と一緒に寝てるの!?」
海未「ち、違うんですこれには訳が!」
ことり「絵里ちゃん、にこちゃんから海未ちゃんの布団に入っていったんだよ」
絵里「な、何で! どうしてよ! 説明しなさい!」
186: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 06:34:39.32 ID:5xyTPlIA.net
凛「皆~おはよう~」
花陽「ふわぁあ、おはようございます……」
穂乃果「何騒いでるの? って、あ……」
海未「な、何ですか……?」
穂乃果「海未ちゃん、とうとう一線を越えちゃったんだ……」
凛「にこちゃんが弱ってるのをいいことに……」
穂乃果「滅茶苦茶にしちゃったんだよ!」
凛「最低だにゃ!」
海未「ち、が、い、ま、す!」
希「抵抗できないにこっちを前に海未ちゃんが……」
真姫「ふ、不潔よ! 不潔!」
海未「何ですか皆でまくし立てて! それにあなたたちはいつ起きたのですか!」
花陽「ふわぁあ、おはようございます……」
穂乃果「何騒いでるの? って、あ……」
海未「な、何ですか……?」
穂乃果「海未ちゃん、とうとう一線を越えちゃったんだ……」
凛「にこちゃんが弱ってるのをいいことに……」
穂乃果「滅茶苦茶にしちゃったんだよ!」
凛「最低だにゃ!」
海未「ち、が、い、ま、す!」
希「抵抗できないにこっちを前に海未ちゃんが……」
真姫「ふ、不潔よ! 不潔!」
海未「何ですか皆でまくし立てて! それにあなたたちはいつ起きたのですか!」
188: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/17(火) 06:41:58.62 ID:5xyTPlIA.net
ことり「ちょっとちょっとみんな! 何かにこちゃんから海未ちゃんの布団の中に入ってきたみたいなの……」
穂乃果「え!? にこちゃんから?」
絵里「そんなの海未が出鱈目を言ってるに決まってるわ!」
ことり「そ、それが……昨日の夜中にことりのお布団の中にもにこちゃんが入ってきて……途中でどこかへ行っちゃったんだけど、その時に海未ちゃんのところに行ったと思うの……」
花陽「そ、そういえば花陽の布団にも……あれって夢じゃなかったんだ」
真姫「何でそんなことをする必要が……」
穂乃果「ま、まあ、海未ちゃんの疑いは晴れたことだし……」
にこ「ん、んん……ふわぁあ、あ……えっ!! な、何よ皆で寄ってたかって!?」
凛「ん? にこちゃん、口の周りが濡れてるにゃ」
にこ「え? ……ほんとだ」
穂乃果「ぷぷ、にこちゃんってば涎垂らして寝てたんだね!」
にこ「な、何よ!」
穂乃果「ん? 何か耳まで濡れてるよ?」
にこ「え? どうしてかしら……なんか服の中もちょっとべとべとしてるし……」
ことり「……」
海未「……」
ことり「あの、海未ちゃん……これは……」
海未「……聞かないでください」
ことり「……うん」
穂乃果「え!? にこちゃんから?」
絵里「そんなの海未が出鱈目を言ってるに決まってるわ!」
ことり「そ、それが……昨日の夜中にことりのお布団の中にもにこちゃんが入ってきて……途中でどこかへ行っちゃったんだけど、その時に海未ちゃんのところに行ったと思うの……」
花陽「そ、そういえば花陽の布団にも……あれって夢じゃなかったんだ」
真姫「何でそんなことをする必要が……」
穂乃果「ま、まあ、海未ちゃんの疑いは晴れたことだし……」
にこ「ん、んん……ふわぁあ、あ……えっ!! な、何よ皆で寄ってたかって!?」
凛「ん? にこちゃん、口の周りが濡れてるにゃ」
にこ「え? ……ほんとだ」
穂乃果「ぷぷ、にこちゃんってば涎垂らして寝てたんだね!」
にこ「な、何よ!」
穂乃果「ん? 何か耳まで濡れてるよ?」
にこ「え? どうしてかしら……なんか服の中もちょっとべとべとしてるし……」
ことり「……」
海未「……」
ことり「あの、海未ちゃん……これは……」
海未「……聞かないでください」
ことり「……うん」
202: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:03:30.34 ID:Bv4OX2Be.net
――
―――
凛「今日も疲れたにゃ」
花陽「そうだね……でも、一日中みんなといられるのがすっごく嬉しかったな」
穂乃果「穂乃果も! もうこのまま朝まで皆と遊んでたい気分だよ」
海未「もう、今日はいつも以上に練習したのですから体を休めなくては駄目ですよ?」
穂乃果「分かってるよー」ブー
希「じゃあもう寝ようか、電気消すよ?」
穂乃果「にこちゃんはまた寝ぼけて違う人の布団に入らないようにね」ぷぷ
にこ「なっ!」
凛「そうにゃそうにゃ」
にこ「元はといえばあんた達のせいでしょ!」
穂乃果「あー! 穂乃果たちに罪を擦り付けた!」
ことり「罪って……」
絵里「重罪よ」
―――
凛「今日も疲れたにゃ」
花陽「そうだね……でも、一日中みんなといられるのがすっごく嬉しかったな」
穂乃果「穂乃果も! もうこのまま朝まで皆と遊んでたい気分だよ」
海未「もう、今日はいつも以上に練習したのですから体を休めなくては駄目ですよ?」
穂乃果「分かってるよー」ブー
希「じゃあもう寝ようか、電気消すよ?」
穂乃果「にこちゃんはまた寝ぼけて違う人の布団に入らないようにね」ぷぷ
にこ「なっ!」
凛「そうにゃそうにゃ」
にこ「元はといえばあんた達のせいでしょ!」
穂乃果「あー! 穂乃果たちに罪を擦り付けた!」
ことり「罪って……」
絵里「重罪よ」
203: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:12:01.03 ID:Bv4OX2Be.net
穂乃果「どうせ夜中トイレかなんかで起きてそのまま他の人の布団と間違えたんでしょ? しかも3回も!」
にこ「違うわよ! あんた達が……」
凛「そうだにゃ! そうだ、あの時もトイレ関係で……」
にこ「……」
海未(あっ)
穂乃果「え? 何々?」
凛「この前にこちゃんが部室でお……」
花陽「凛ちゃん!!」
にこ「……グスッ、うっ……」
凛「嘘嘘!! 何でもないにゃ! り、凛はにこちゃんがだーいすきにゃ~……」ギュッ
穂乃果「え? 何? 何の話?」
にこ「うぅ……」
凛「凛は朝までこうしてるにゃぁ……」ギュゥ
穂乃果「何の話~? 穂乃果にも教えてよ~!」
海未「さあ、もう寝ますよ?」パチッ
穂乃果「あ~! 電気消さないでよ!」
にこ「違うわよ! あんた達が……」
凛「そうだにゃ! そうだ、あの時もトイレ関係で……」
にこ「……」
海未(あっ)
穂乃果「え? 何々?」
凛「この前にこちゃんが部室でお……」
花陽「凛ちゃん!!」
にこ「……グスッ、うっ……」
凛「嘘嘘!! 何でもないにゃ! り、凛はにこちゃんがだーいすきにゃ~……」ギュッ
穂乃果「え? 何? 何の話?」
にこ「うぅ……」
凛「凛は朝までこうしてるにゃぁ……」ギュゥ
穂乃果「何の話~? 穂乃果にも教えてよ~!」
海未「さあ、もう寝ますよ?」パチッ
穂乃果「あ~! 電気消さないでよ!」
204: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:14:58.03 ID:Bv4OX2Be.net
凛「にこちゃんごめんね」ボソッ
にこ「……別に……」グスグス
凛「……」ギュゥ
にこ(……温かい)
凛(にこちゃんの泣き顔見てると何かドキドキするにゃ……)
――
凛「……」スピー
ゲシッ
にこ「危なっ! ……って、結局この子は変わってないじゃない」
にこ(眠い……でも、せめて隣の人の布団に潜り込まないと……)
モゾモゾ
にこ(ふう……おやすみ……)
絵里「!?」
にこ「……別に……」グスグス
凛「……」ギュゥ
にこ(……温かい)
凛(にこちゃんの泣き顔見てると何かドキドキするにゃ……)
――
凛「……」スピー
ゲシッ
にこ「危なっ! ……って、結局この子は変わってないじゃない」
にこ(眠い……でも、せめて隣の人の布団に潜り込まないと……)
モゾモゾ
にこ(ふう……おやすみ……)
絵里「!?」
206: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:19:58.98 ID:Bv4OX2Be.net
絵里(ど、どうしてにこが私の布団に!?)
絵里(お、落ち着くのよ……まずはにこが起きないかどうか確認して……)
――
穂乃果(ううん……トイレ……)
――
絵里(だ、大丈夫みたいね! さて、まずは何をしようかしら……)
にこ「……」スゥ スゥ
絵里(これはあれよね! 私の布団に入ってきたってことは朝まで何やってもいいよっていう表現よね!?)
絵里(では早速……)
にこ「……んん」ゴロン
絵里「ひゃあ!」
穂乃果「うわああああ!!」パチッ
花陽「……ど、どうしたのぉ?」
希「ん~……何かあったん?」
絵里(お、落ち着くのよ……まずはにこが起きないかどうか確認して……)
――
穂乃果(ううん……トイレ……)
――
絵里(だ、大丈夫みたいね! さて、まずは何をしようかしら……)
にこ「……」スゥ スゥ
絵里(これはあれよね! 私の布団に入ってきたってことは朝まで何やってもいいよっていう表現よね!?)
絵里(では早速……)
にこ「……んん」ゴロン
絵里「ひゃあ!」
穂乃果「うわああああ!!」パチッ
花陽「……ど、どうしたのぉ?」
希「ん~……何かあったん?」
207: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:24:46.24 ID:Bv4OX2Be.net
にこ「んん……ふわぁ」
にこ(どうしたのかしら……何か悲鳴みたいなのが……)
ことり「どうしたの……?」フワァ
海未「何事ですか?」
絵里(まずい! みんなが起きたら今朝の海未みたいに問い詰められる!!)
絵里(とりあえずにこを隠して……)ズボッ
にこ「ふごっ!」
穂乃果「いや~何か悲鳴が聞こえたからびっくりしちゃって」
真姫「悲鳴?」
絵里「き、聞き間違えよ……さあ、みんな寝ましょ……」
ズボッ!
にこ「ぶはぁっ!! はぁーっ、はぁーっ……死ぬかと思った……」
ことり「に、にこちゃん!? 何で絵里ちゃんの布団に?」
海未「絵里! あなたという人は!」
にこ(どうしたのかしら……何か悲鳴みたいなのが……)
ことり「どうしたの……?」フワァ
海未「何事ですか?」
絵里(まずい! みんなが起きたら今朝の海未みたいに問い詰められる!!)
絵里(とりあえずにこを隠して……)ズボッ
にこ「ふごっ!」
穂乃果「いや~何か悲鳴が聞こえたからびっくりしちゃって」
真姫「悲鳴?」
絵里「き、聞き間違えよ……さあ、みんな寝ましょ……」
ズボッ!
にこ「ぶはぁっ!! はぁーっ、はぁーっ……死ぬかと思った……」
ことり「に、にこちゃん!? 何で絵里ちゃんの布団に?」
海未「絵里! あなたという人は!」
208: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:30:27.00 ID:Bv4OX2Be.net
希「にこっちを毛布に隠して何をしてたんやろね~」ニヤニヤ
花陽「お布団の中でこっそりと……!?」
海未「さ、最低です! にこが寝ていることをいいことに好き放題やっていたんでしょう!?」
ことり(もう既にやった人が何か言ってる……)
にこ「ええっ!? そうなの!?」
絵里「ち、違うわ! まだやってないわよ!」
穂乃果「まだ?」
絵里「あ……」
にこ「……にこは真姫ちゃんと寝よっと☆」
真姫「うぇえ!!? ……い、良いの? 本当に、いいの?」ジロジロ
にこ「……何か怖いからやめとこうかな……」
希「じゃあうちと一緒にねんねしよか?」ニヤニヤ
にこ「うーん、何かその方が安全な気がしてきたわ……端っこだし」
希「おおっ、意外な反応……」
花陽「お布団の中でこっそりと……!?」
海未「さ、最低です! にこが寝ていることをいいことに好き放題やっていたんでしょう!?」
ことり(もう既にやった人が何か言ってる……)
にこ「ええっ!? そうなの!?」
絵里「ち、違うわ! まだやってないわよ!」
穂乃果「まだ?」
絵里「あ……」
にこ「……にこは真姫ちゃんと寝よっと☆」
真姫「うぇえ!!? ……い、良いの? 本当に、いいの?」ジロジロ
にこ「……何か怖いからやめとこうかな……」
希「じゃあうちと一緒にねんねしよか?」ニヤニヤ
にこ「うーん、何かその方が安全な気がしてきたわ……端っこだし」
希「おおっ、意外な反応……」
209: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:34:42.95 ID:Bv4OX2Be.net
穂乃果「にこちゃんは誰かと一緒じゃないと眠れないお子ちゃまなんだね、ぷぷ……ね、凛ちゃん!」
凛「っええ!? そ、そんなことない……かなー?」
穂乃果「ちょっと凛ちゃん! 急に穂乃果の味方から外れないでよぉ!」
にこ「あのねえ、一応説明しておくけど……」
――
穂乃果「本当に申し訳ありません……」
凛「ません……」
にこ「全く……」
ことり「じゃあ昨日のにこちゃんの行動も」
花陽「穂乃果ちゃんと凛ちゃんの攻撃をかわすためだったんだね……」
絵里「それで、結局海未のところで寝たのは何でなの?」
にこ「えっ、まあそれは、二人を撃退してくれるから」
7人「あ~ぁ……」
海未「な、何ですかみんな揃って」
凛「っええ!? そ、そんなことない……かなー?」
穂乃果「ちょっと凛ちゃん! 急に穂乃果の味方から外れないでよぉ!」
にこ「あのねえ、一応説明しておくけど……」
――
穂乃果「本当に申し訳ありません……」
凛「ません……」
にこ「全く……」
ことり「じゃあ昨日のにこちゃんの行動も」
花陽「穂乃果ちゃんと凛ちゃんの攻撃をかわすためだったんだね……」
絵里「それで、結局海未のところで寝たのは何でなの?」
にこ「えっ、まあそれは、二人を撃退してくれるから」
7人「あ~ぁ……」
海未「な、何ですかみんな揃って」
210: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:39:57.31 ID:Bv4OX2Be.net
穂乃果「じゃあ穂乃果とくっついて寝ようよ! そしたら安心だね!」
にこ「さっき凛とくっついて寝たら回し蹴り食らいそうになったわよ」
希「ふうん、じゃあにこちゃんはママと一緒に寝ようかね~」
にこ「うっさいわね! 黙って寝るわよ!」モゾモゾ
ことり(そう言って一緒に寝るんだね……)
希「ママのおᘄぱい飲んでもええんやで?」
にこ「うっさい、ばーかばーか!」
海未「どうして、私ではないのでしょう……」
絵里「ほんとにね……」
花陽(あ、二人ともすっごく落ち込んでる)
海未「かくなる上は! 私も一緒に寝ます!」バサッ
絵里「あ、ずるいわ! 私も!」
真姫「わ、私も!」
ことり(えっ?)
穂乃果「面白そう! 穂乃果も!」
凛「凛も!」
にこ「さっき凛とくっついて寝たら回し蹴り食らいそうになったわよ」
希「ふうん、じゃあにこちゃんはママと一緒に寝ようかね~」
にこ「うっさいわね! 黙って寝るわよ!」モゾモゾ
ことり(そう言って一緒に寝るんだね……)
希「ママのおᘄぱい飲んでもええんやで?」
にこ「うっさい、ばーかばーか!」
海未「どうして、私ではないのでしょう……」
絵里「ほんとにね……」
花陽(あ、二人ともすっごく落ち込んでる)
海未「かくなる上は! 私も一緒に寝ます!」バサッ
絵里「あ、ずるいわ! 私も!」
真姫「わ、私も!」
ことり(えっ?)
穂乃果「面白そう! 穂乃果も!」
凛「凛も!」
212: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:42:33.01 ID:Bv4OX2Be.net
希「……」
ギュウギュウ
海未「にこ、もうちょっとこっちに寄ってください」
絵里「ちょっと! 海未、私と場所変わってよ!」
凛「せまいにゃ~」
にこ「う~ん……」
穂乃果「穂乃果は希ちゃんとにこちゃんの間でいいよね!」
海未「駄目です!」 絵里「駄目よ!」
希「……」
希「もう、あっついわ!!」バサッ!
ギュウギュウ
海未「にこ、もうちょっとこっちに寄ってください」
絵里「ちょっと! 海未、私と場所変わってよ!」
凛「せまいにゃ~」
にこ「う~ん……」
穂乃果「穂乃果は希ちゃんとにこちゃんの間でいいよね!」
海未「駄目です!」 絵里「駄目よ!」
希「……」
希「もう、あっついわ!!」バサッ!
213: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:46:23.24 ID:Bv4OX2Be.net
――
―――
ことり「ねえ、海未ちゃん」
海未「何ですか? ことり」
ことり「話があるんだけど」
海未「な、何ですか唐突に! そ、そんないきなり告白だなんて……!」
ことり「いや、違うんだけど……」
海未「……何ですかもう」
ことり「海未ちゃんってここ最近おかしいよね」
海未「おかしい? 私がですか?」
ことり「うん、正確にはにこちゃんにちょっかいをよく出すようになってから……おかしいというより壊れてる……」
海未「し、失礼ですね! 誰が壊れているんですか!」
ことり「ご、ごめんね……でも、にこちゃんに最近よくちょっかいかけてるのは事実だよね?」
海未「それは……最近、にこを見ていると構ってしまいたくなるんです……自分でもよくわかりません」
ことり「分からない?」
―――
ことり「ねえ、海未ちゃん」
海未「何ですか? ことり」
ことり「話があるんだけど」
海未「な、何ですか唐突に! そ、そんないきなり告白だなんて……!」
ことり「いや、違うんだけど……」
海未「……何ですかもう」
ことり「海未ちゃんってここ最近おかしいよね」
海未「おかしい? 私がですか?」
ことり「うん、正確にはにこちゃんにちょっかいをよく出すようになってから……おかしいというより壊れてる……」
海未「し、失礼ですね! 誰が壊れているんですか!」
ことり「ご、ごめんね……でも、にこちゃんに最近よくちょっかいかけてるのは事実だよね?」
海未「それは……最近、にこを見ていると構ってしまいたくなるんです……自分でもよくわかりません」
ことり「分からない?」
214: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/20(金) 09:49:31.86 ID:Bv4OX2Be.net
海未「はい……不意に感じることがあるんです……最初は軽はずみのつもりだったのですが、どんどん気持ちは膨れ上がって……ついには自分の理性を抑えきれずに……」
ことり「……」
海未「一体どうしてなんでしょうか……にこを見ていると無性に心が揺れ動くんです……」
ことり「ねえ、海未ちゃん」
海未「はい?」
ことり「ことりが言っちゃうのは反則かもしれないけど……」
海未「何ですか、もったいぶらずに言ってください」
ことり「……」
ことり「もし……」
ことり「今の海未ちゃんのその気持ちが恋だったら、どうする?」
ことり「……」
海未「一体どうしてなんでしょうか……にこを見ていると無性に心が揺れ動くんです……」
ことり「ねえ、海未ちゃん」
海未「はい?」
ことり「ことりが言っちゃうのは反則かもしれないけど……」
海未「何ですか、もったいぶらずに言ってください」
ことり「……」
ことり「もし……」
ことり「今の海未ちゃんのその気持ちが恋だったら、どうする?」
241: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 04:41:07.13 ID:kyoT1Svj.net
――
にこ「今日はみんな来るの遅いわね」
穂乃果「にこちゃんと違ってみんな忙しいんだよ」
にこ「うるさいわね! あんたも一応生徒会長だから忙しいはずでしょ!」
穂乃果「へへへ……」
にこ「へへへじゃないわよ」
ガチャッ
穂乃果「あ……」
にこ「遅かったじゃな……え?」
1年女子「あ、あの……」
穂乃果「どうしたの? 部室間違えた?」
にこ「あんたじゃあるまいし……何か用かしら?」
1年女子「こ、これを渡しに……」
にこ(手紙……ラブレターかしら? また絵里か海未かしらね……手紙直接渡すくらいならそのまま言えばいいのに……)
にこ「今日はみんな来るの遅いわね」
穂乃果「にこちゃんと違ってみんな忙しいんだよ」
にこ「うるさいわね! あんたも一応生徒会長だから忙しいはずでしょ!」
穂乃果「へへへ……」
にこ「へへへじゃないわよ」
ガチャッ
穂乃果「あ……」
にこ「遅かったじゃな……え?」
1年女子「あ、あの……」
穂乃果「どうしたの? 部室間違えた?」
にこ「あんたじゃあるまいし……何か用かしら?」
1年女子「こ、これを渡しに……」
にこ(手紙……ラブレターかしら? また絵里か海未かしらね……手紙直接渡すくらいならそのまま言えばいいのに……)
243: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 04:48:43.05 ID:kyoT1Svj.net
にこ「それで、誰に渡せばいいの?」
1年女子「え? ……あ、あの……にこさんに……」スッ
にこ「え、わ、私!?」
穂乃果「にこちゃんに!?」
1年女子「そ、それじゃあ……すいません……失礼します!」
ガチャッ タッタッタッタッ......
穂乃果「嘘嘘嘘!? 本当ににこちゃんが貰ったの!? 絵里ちゃんと間違えたんじゃなくて!?」
にこ「うるさいわね! ちょっと静かにしてよ!」
穂乃果「ね、ねえ……なんて書いてあったの?」
にこ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ……」
『矢澤にこさんへ
スクールアイドルとして活動しているあなたを見て、その魅力に引かれ、好きになってしまいました。
あなたを追うほどこの思いは強くなっていく一方です。
もっとあなたのことを知りたいです。どうか私とお付き合いしてください。
お返事待ってます。
1年 ○○○○より』
にこ「……」
穂乃果「……」
1年女子「え? ……あ、あの……にこさんに……」スッ
にこ「え、わ、私!?」
穂乃果「にこちゃんに!?」
1年女子「そ、それじゃあ……すいません……失礼します!」
ガチャッ タッタッタッタッ......
穂乃果「嘘嘘嘘!? 本当ににこちゃんが貰ったの!? 絵里ちゃんと間違えたんじゃなくて!?」
にこ「うるさいわね! ちょっと静かにしてよ!」
穂乃果「ね、ねえ……なんて書いてあったの?」
にこ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ……」
『矢澤にこさんへ
スクールアイドルとして活動しているあなたを見て、その魅力に引かれ、好きになってしまいました。
あなたを追うほどこの思いは強くなっていく一方です。
もっとあなたのことを知りたいです。どうか私とお付き合いしてください。
お返事待ってます。
1年 ○○○○より』
にこ「……」
穂乃果「……」
244: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 04:53:56.73 ID:kyoT1Svj.net
穂乃果「ガチじゃん……」
にこ「……うん」
穂乃果「ていうかこの手紙穂乃果に見せて良かったの?」
にこ「あ……」
穂乃果「あーあ……」
にこ「しょうがないじゃない! こ、こんなこと初めてだったんだから!」
穂乃果「それにしても……あのにこちゃんがねえ……」
にこ「何よ、にこがラブレター貰ったら何か問題でもあるの!?」
穂乃果「そういうわけじゃないけど……」
にこ「というかやっぱり女子校って女の子が好きな子もいるのね……」
穂乃果「にこちゃん、それは色んな意味で今更な気が……」
にこ「い、いやあ……改めて受け止めるとまた違って……意識しちゃうわね……」
穂乃果「……」
穂乃果(にこちゃん、私たちといる時には見せない顔してる……)
にこ「……うん」
穂乃果「ていうかこの手紙穂乃果に見せて良かったの?」
にこ「あ……」
穂乃果「あーあ……」
にこ「しょうがないじゃない! こ、こんなこと初めてだったんだから!」
穂乃果「それにしても……あのにこちゃんがねえ……」
にこ「何よ、にこがラブレター貰ったら何か問題でもあるの!?」
穂乃果「そういうわけじゃないけど……」
にこ「というかやっぱり女子校って女の子が好きな子もいるのね……」
穂乃果「にこちゃん、それは色んな意味で今更な気が……」
にこ「い、いやあ……改めて受け止めるとまた違って……意識しちゃうわね……」
穂乃果「……」
穂乃果(にこちゃん、私たちといる時には見せない顔してる……)
245: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:01:25.12 ID:kyoT1Svj.net
――
絵里「にこ、今日はやけにミスが多いじゃない」
花陽「ど、どこか具合でも悪いの?」
にこ「え!? ま、まあ流石のにこにーもこういう日もあるっていうか」
希「何か隠しとるんやない?」
凛「白状するにゃー!」
にこ「もう、何でもないわよ! 明日からまた頑張るから! じゃあね!」
タッタッタッタッ
希「行ってもうた」
真姫「にこちゃん、練習中に結構ぼーっとしてたわね」
穂乃果「た、偶々だよ! 明日からはまた復活してるって!」
海未「何というか、愁いを帯びたような表情をしていましたね……」
ことり「まさか……恋?」
穂乃果「ま、まっさかー! あのにこちゃんだよ? 恋なんかしてるわけないって!」
海未「穂乃果、あなたさっきからやけににこの肩を持ちますね……」
絵里「にこ、今日はやけにミスが多いじゃない」
花陽「ど、どこか具合でも悪いの?」
にこ「え!? ま、まあ流石のにこにーもこういう日もあるっていうか」
希「何か隠しとるんやない?」
凛「白状するにゃー!」
にこ「もう、何でもないわよ! 明日からまた頑張るから! じゃあね!」
タッタッタッタッ
希「行ってもうた」
真姫「にこちゃん、練習中に結構ぼーっとしてたわね」
穂乃果「た、偶々だよ! 明日からはまた復活してるって!」
海未「何というか、愁いを帯びたような表情をしていましたね……」
ことり「まさか……恋?」
穂乃果「ま、まっさかー! あのにこちゃんだよ? 恋なんかしてるわけないって!」
海未「穂乃果、あなたさっきからやけににこの肩を持ちますね……」
246: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:07:37.06 ID:kyoT1Svj.net
穂乃果「そ、そんなことないよ……」
海未「そうですか?」
穂乃果「う、うん……」
穂乃果(ふぅ、危ない危ない……流石に穂乃果でもプライバシーくらいは守るよ!)
絵里「え!? これ何!?」
希「ラブレター……? にこっちの手提げから出てきたってことは……」
ことり「『矢澤にこさんへ』って書いてある……」
穂乃果(にこちゃんの馬鹿ーーーー!!)
海未「えっ? えっ!? で、でもこれってそういうことですよね?」
凛「誰かが罰ゲームで入れたんじゃないかにゃ?」
花陽「で、でも差出人の子……あの子だよ?」
真姫「まあ、あの子なら悪戯とかでやらなさそうね……」
海未「穂乃果! あなた、このことを知っていましたね! 何故言わなかったんです!」
穂乃果「ひ、人のラブレターを見るなんてプライバシーの侵害だよ!」
海未「あ……す、すみません……」
絵里「で、でも中身は見てないわよ!」
海未「そうですか?」
穂乃果「う、うん……」
穂乃果(ふぅ、危ない危ない……流石に穂乃果でもプライバシーくらいは守るよ!)
絵里「え!? これ何!?」
希「ラブレター……? にこっちの手提げから出てきたってことは……」
ことり「『矢澤にこさんへ』って書いてある……」
穂乃果(にこちゃんの馬鹿ーーーー!!)
海未「えっ? えっ!? で、でもこれってそういうことですよね?」
凛「誰かが罰ゲームで入れたんじゃないかにゃ?」
花陽「で、でも差出人の子……あの子だよ?」
真姫「まあ、あの子なら悪戯とかでやらなさそうね……」
海未「穂乃果! あなた、このことを知っていましたね! 何故言わなかったんです!」
穂乃果「ひ、人のラブレターを見るなんてプライバシーの侵害だよ!」
海未「あ……す、すみません……」
絵里「で、でも中身は見てないわよ!」
248: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:13:38.88 ID:kyoT1Svj.net
希「何て書いてあるんやろ……見てみたいなぁ」
花陽「そ、それはいくらなんでも!」
ことり「みんなを驚かせるため……とかじゃないよね」
凛「でも、凛、あの子がこの部室に入っていくとこ見たよ?」
絵里「凛! 何で大事なことを早く言わないのよ!」
真姫「落ち着きなさいよ……どうせただのファンレターでしょ?」
穂乃果「違うよ! にこちゃんのことが好きです、付き合ってくださいって内容だったから絶対にラブレターだよ!」
7人「えっ!?」
希「どうしてそんなことがわかるん?」
穂乃果「だって穂乃果はにこちゃんと一緒にその手紙読んだからね! 嘘じゃないよ?」ドヤッ
海未「穂乃果……あなたはさっき私に何と言いましたか?」
穂乃果「え? あっ……ごめんなさい……にこちゃん」
海未「私への謝罪はないんですか!」
ことり「それにしても……」
希「にこっちがラブレターか……」
絵里「……」
花陽「そ、それはいくらなんでも!」
ことり「みんなを驚かせるため……とかじゃないよね」
凛「でも、凛、あの子がこの部室に入っていくとこ見たよ?」
絵里「凛! 何で大事なことを早く言わないのよ!」
真姫「落ち着きなさいよ……どうせただのファンレターでしょ?」
穂乃果「違うよ! にこちゃんのことが好きです、付き合ってくださいって内容だったから絶対にラブレターだよ!」
7人「えっ!?」
希「どうしてそんなことがわかるん?」
穂乃果「だって穂乃果はにこちゃんと一緒にその手紙読んだからね! 嘘じゃないよ?」ドヤッ
海未「穂乃果……あなたはさっき私に何と言いましたか?」
穂乃果「え? あっ……ごめんなさい……にこちゃん」
海未「私への謝罪はないんですか!」
ことり「それにしても……」
希「にこっちがラブレターか……」
絵里「……」
249: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:18:44.18 ID:kyoT1Svj.net
――
―――
にこ(はぁ……学校行くの憂鬱ね……)
――
海未「あ、にこ、偶然ですね、おはようございます」
絵里「あら、にこ、偶然ね、おはよう」
にこ「え? おはよう……絵里に海未、何でここに?」
海未「だから登校中に偶然出会っただけですよ?」
にこ「そ、そうなの……でも、あんた達方向違うんじゃ……」
絵里「さあ、学校へ行きましょ?」
にこ「うん……何で腕をからませるの?」
海未「早く行かないと遅刻してしまいますよ?」
にこ「うん……どうして海未も腕を絡ませるの?」
絵里「細かいことはいいじゃない」
海未「そうですよ」
にこ「そ、そうなの?」
―――
にこ(はぁ……学校行くの憂鬱ね……)
――
海未「あ、にこ、偶然ですね、おはようございます」
絵里「あら、にこ、偶然ね、おはよう」
にこ「え? おはよう……絵里に海未、何でここに?」
海未「だから登校中に偶然出会っただけですよ?」
にこ「そ、そうなの……でも、あんた達方向違うんじゃ……」
絵里「さあ、学校へ行きましょ?」
にこ「うん……何で腕をからませるの?」
海未「早く行かないと遅刻してしまいますよ?」
にこ「うん……どうして海未も腕を絡ませるの?」
絵里「細かいことはいいじゃない」
海未「そうですよ」
にこ「そ、そうなの?」
252: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:24:44.00 ID:kyoT1Svj.net
――
希「おはようにこっち」
にこ「おはよう」
希「何で捕らえられた宇宙人みたいになってるん?」
にこ「にこはそんなに小っちゃくないわよ!」
希「冗談やん」
凛「おはよー」
花陽「おはようございます」
にこ「凛、花陽、おはよう」
花陽「あ、あの……にこちゃんの両脇の二人は何をしてるの?」
凛「ずっとキョロキョロしてるにゃ」
海未「にこがはぐれないように見張ってるんです」
希「そ、そうなん……」
凛「あ、そういえばにこちゃん昨日ラブレ……」
花陽「わーっ! わーっ! な、何でもないよ!?」
にこ「らぶれ……?」
希「おはようにこっち」
にこ「おはよう」
希「何で捕らえられた宇宙人みたいになってるん?」
にこ「にこはそんなに小っちゃくないわよ!」
希「冗談やん」
凛「おはよー」
花陽「おはようございます」
にこ「凛、花陽、おはよう」
花陽「あ、あの……にこちゃんの両脇の二人は何をしてるの?」
凛「ずっとキョロキョロしてるにゃ」
海未「にこがはぐれないように見張ってるんです」
希「そ、そうなん……」
凛「あ、そういえばにこちゃん昨日ラブレ……」
花陽「わーっ! わーっ! な、何でもないよ!?」
にこ「らぶれ……?」
253: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:30:23.31 ID:kyoT1Svj.net
花陽「ラブレ……スワールドってかっこいい曲だよね!」
にこ「そ、そうね……それだけ?」
海未「それだけです! それだけです!」
絵里「ええ! にこは何も気にしなくていいのよ!」
にこ「あんた達急に元気出たわね……」
――
穂乃果「申し訳ございません……」
にこ「何で言っちゃうのよ! それもみんなに!」
穂乃果「にこちゃんだって悪いんだよ? 昨日手提げ忘れて帰ったから見つかったんだから……それになんであんな浅いところにいれとくの!?」
にこ「そ、それは……にこも悪いけど」
穂乃果「だからね、困ったことがあったら何でも穂乃果に相談してね! 海未ちゃんやことりちゃん程じゃないけど力になるから!」
にこ「分かった、頼りにしてるわ」
穂乃果「じゃあ休み時間終わっちゃうからもう行くね!」
にこ(相談か……よく下級生にラブレターを貰ってる海未辺りに聞いてみようかしら……どうせもう全部ばれてるし)
にこ「そ、そうね……それだけ?」
海未「それだけです! それだけです!」
絵里「ええ! にこは何も気にしなくていいのよ!」
にこ「あんた達急に元気出たわね……」
――
穂乃果「申し訳ございません……」
にこ「何で言っちゃうのよ! それもみんなに!」
穂乃果「にこちゃんだって悪いんだよ? 昨日手提げ忘れて帰ったから見つかったんだから……それになんであんな浅いところにいれとくの!?」
にこ「そ、それは……にこも悪いけど」
穂乃果「だからね、困ったことがあったら何でも穂乃果に相談してね! 海未ちゃんやことりちゃん程じゃないけど力になるから!」
にこ「分かった、頼りにしてるわ」
穂乃果「じゃあ休み時間終わっちゃうからもう行くね!」
にこ(相談か……よく下級生にラブレターを貰ってる海未辺りに聞いてみようかしら……どうせもう全部ばれてるし)
254: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:36:28.84 ID:kyoT1Svj.net
――
海未「話とは何ですか?」
にこ「ごめんね、練習終わった後なのに」
海未「いえ、全然構いませんよ」
にこ「……昨日にこがラブレター貰ったことは知ってるわよね?」
海未「え!? な、何のことやら……」
にこ「穂乃果が白状したわよ」
海未「……すみません、決してわざと見たわけでは……」
にこ「それはもういいの、海未に相談したいことがあって」
海未「相談、ですか?」
にこ「ええ、実はどう返事をしたらいいか分からないの……だからこういうことに慣れてそうなあんたに聞きたいの」
海未「な、慣れてなどは……」
にこ「あんたいっつも後輩から告白されてるじゃない」
海未「そ、そんなにはされてません! ……分かりました、私が力になれるなら」
海未「話とは何ですか?」
にこ「ごめんね、練習終わった後なのに」
海未「いえ、全然構いませんよ」
にこ「……昨日にこがラブレター貰ったことは知ってるわよね?」
海未「え!? な、何のことやら……」
にこ「穂乃果が白状したわよ」
海未「……すみません、決してわざと見たわけでは……」
にこ「それはもういいの、海未に相談したいことがあって」
海未「相談、ですか?」
にこ「ええ、実はどう返事をしたらいいか分からないの……だからこういうことに慣れてそうなあんたに聞きたいの」
海未「な、慣れてなどは……」
にこ「あんたいっつも後輩から告白されてるじゃない」
海未「そ、そんなにはされてません! ……分かりました、私が力になれるなら」
255: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:41:55.47 ID:kyoT1Svj.net
海未(にこもどうやって断ったら傷つけずに断れるか分からないんですね……私も分かりませんが……)
にこ「どうした方がいいのかしらね……」
海未「そうですね……」
にこ「付き合うか、付き合わないか……」
海未「ぅえ!? えっ!!??」
にこ「な、何よ急に!」
海未「……てっきり私は『にこはみんなのアイドルだからお付き合いはできないニコ☆』って断る前提かと……」
にこ「それ、私の真似?」
海未「すみません……」
にこ「確かに……アイドルは恋愛禁止、そう思ってた……でも、アイドルの曲にも恋愛曲があるし、そういうのって恋愛をしてない人が気持ちを伝えられるのかしら……」
海未「そ、それは……確かにそうかもしれません……」
にこ「だから告白を受けようとも思ってる……でも、そんな気持ちでOKしても相手の子に悪いというか……」
海未「……」
にこ「海未?」
にこ「どうした方がいいのかしらね……」
海未「そうですね……」
にこ「付き合うか、付き合わないか……」
海未「ぅえ!? えっ!!??」
にこ「な、何よ急に!」
海未「……てっきり私は『にこはみんなのアイドルだからお付き合いはできないニコ☆』って断る前提かと……」
にこ「それ、私の真似?」
海未「すみません……」
にこ「確かに……アイドルは恋愛禁止、そう思ってた……でも、アイドルの曲にも恋愛曲があるし、そういうのって恋愛をしてない人が気持ちを伝えられるのかしら……」
海未「そ、それは……確かにそうかもしれません……」
にこ「だから告白を受けようとも思ってる……でも、そんな気持ちでOKしても相手の子に悪いというか……」
海未「……」
にこ「海未?」
256: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:46:42.18 ID:kyoT1Svj.net
海未(何でしょう……にこが告白を受け入れるかもしれないと聞いた途端に何か胸の奥が苦しく……)
―――――
―――――
ことり「もし……」
ことり「今の海未ちゃんのその気持ちが恋だったら、どうする?」
―――――
―――――
海未(ことりの言う通りこの気持ちが恋だとしたら……にこは私の我儘を受け入れてくれるでしょうか?)
にこ「どうしようかしら……」
海未(もし……)
海未(今のこの胸の苦しみが恋だとしたら……いいえ、もしなんかじゃない……)
海未(にこを見てるだけで胸は高鳴り、にこのことを想うだけで胸が苦しくなる……)
海未(この気持ちは間違いなく、恋……)
―――――
―――――
ことり「もし……」
ことり「今の海未ちゃんのその気持ちが恋だったら、どうする?」
―――――
―――――
海未(ことりの言う通りこの気持ちが恋だとしたら……にこは私の我儘を受け入れてくれるでしょうか?)
にこ「どうしようかしら……」
海未(もし……)
海未(今のこの胸の苦しみが恋だとしたら……いいえ、もしなんかじゃない……)
海未(にこを見てるだけで胸は高鳴り、にこのことを想うだけで胸が苦しくなる……)
海未(この気持ちは間違いなく、恋……)
257: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 05:54:45.83 ID:kyoT1Svj.net
海未「にこ」
にこ「何?」
海未「私はこれからずるいことを言うかもしれません……」
にこ「どういうこと?」
海未「もし……」
海未「もし、今にこに告白を断れと言ったらやめてくれますか?」
にこ「え?」
海未「あなたを見ているといろいろな思いが心の中に芽生えるんです……もし、今ここでこうしたらにこはどうなるのか、と」
海未「もし、そんな子より私を見てほしいと言ったら私のことを意識しますか?」
海未「もし、私があなたのことを好きだと言ったら私のために悩んでくれますか?」
海未「もし、私があなたに告白したら……」
海未「もし……うぅっ、うっ……」ボロボロ
にこ「ど、どうして泣くのよ!」
海未「嫌です! にこが他の誰かと付き合うなんて考えられません……私だけを見てほしい……私はにこが好きなんです! 大好きなんです!」
にこ「……海未」
海未「告白してきた子がどれほどにこのことを想っているのかは推し量ることができません……ですが、私のこの想い、にこにたいする愛は本物です! 誰にも負けません!」
海未「もし、全人類がにこのことを好きになっても私は一番にこを愛しています!」
にこ「何?」
海未「私はこれからずるいことを言うかもしれません……」
にこ「どういうこと?」
海未「もし……」
海未「もし、今にこに告白を断れと言ったらやめてくれますか?」
にこ「え?」
海未「あなたを見ているといろいろな思いが心の中に芽生えるんです……もし、今ここでこうしたらにこはどうなるのか、と」
海未「もし、そんな子より私を見てほしいと言ったら私のことを意識しますか?」
海未「もし、私があなたのことを好きだと言ったら私のために悩んでくれますか?」
海未「もし、私があなたに告白したら……」
海未「もし……うぅっ、うっ……」ボロボロ
にこ「ど、どうして泣くのよ!」
海未「嫌です! にこが他の誰かと付き合うなんて考えられません……私だけを見てほしい……私はにこが好きなんです! 大好きなんです!」
にこ「……海未」
海未「告白してきた子がどれほどにこのことを想っているのかは推し量ることができません……ですが、私のこの想い、にこにたいする愛は本物です! 誰にも負けません!」
海未「もし、全人類がにこのことを好きになっても私は一番にこを愛しています!」
261: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 06:03:15.77 ID:kyoT1Svj.net
海未「だから……だからぁ……うぅっ……お願いします……どうか、どうか私を好きになって……私をあなたの一番にさせてください……」ボロボロ
海未「女の子同士だからとか、優しい拒否の言葉なんて聞きたくないです……私と付き合ってください……!」
にこ「……顔を上げなさいよ」
海未「グスッ……嫌です……今顔を上げたらにこに私の泣き顔を見られてしまいます……」
にこ「もう!」グイッ
海未「あぁっ……」
にこ「何よにこのためにこんなに涙を流して……馬鹿じゃないの?」
海未「馬鹿なんです……ううっ……私は馬鹿になるくらい……にこが好きです……」
にこ「もう、可愛い顔が台無しじゃない……」フキフキ
海未「ずびば、せん……」
海未「でも、あの子には取られたくない……こんなのってずるい、ですか……?」
ギュッ
海未「にこ!?」
にこ「うるさいわね……ちょっとだけ……こう、させなさいよ……」
海未「女の子同士だからとか、優しい拒否の言葉なんて聞きたくないです……私と付き合ってください……!」
にこ「……顔を上げなさいよ」
海未「グスッ……嫌です……今顔を上げたらにこに私の泣き顔を見られてしまいます……」
にこ「もう!」グイッ
海未「あぁっ……」
にこ「何よにこのためにこんなに涙を流して……馬鹿じゃないの?」
海未「馬鹿なんです……ううっ……私は馬鹿になるくらい……にこが好きです……」
にこ「もう、可愛い顔が台無しじゃない……」フキフキ
海未「ずびば、せん……」
海未「でも、あの子には取られたくない……こんなのってずるい、ですか……?」
ギュッ
海未「にこ!?」
にこ「うるさいわね……ちょっとだけ……こう、させなさいよ……」
262: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 06:12:38.05 ID:kyoT1Svj.net
海未「はい、幸せです……」ギュッ
にこ「初め、あんたのことはにことは合わない子だと思っていたわ……真面目でしっかりしてて、あんたは私のことなんて不真面目な先輩としか思ってないんだと思ってた」
海未「……」
にこ「でも、本当は凄く可愛いところも、お茶目なところもあって……た、たまに変なこともするけど! それでも、あんたは私の中でいつの間にか特別になってたわ」
海未「にこ……」
にこ「そ、それに!」
にこ「……それに、あんたが変なことしても抵抗しなかったのも……あんたのことが嫌いじゃなかったから……」
にこ「あの時も、あの時も……にこはずっと海未のことが好きだったからなのかもしれない……」
海未「にこ……!」
にこ「アイドルは恋愛禁止、なんて言っておいてこんなことを言うのも可笑しいわね……ねえ、海未」
海未「はい……」
にこ「もし、にこと付き合ったらにこを幸せにしてくれる?」
海未「もちろんです……!」
にこ「もし、にこが困ったことが合ったら助けくれる?」
海未「当然です……!」
にこ「もし、にこが海未のことが好きだったら……」
海未「その何倍もにこのことを愛します……!!」
にこ「初め、あんたのことはにことは合わない子だと思っていたわ……真面目でしっかりしてて、あんたは私のことなんて不真面目な先輩としか思ってないんだと思ってた」
海未「……」
にこ「でも、本当は凄く可愛いところも、お茶目なところもあって……た、たまに変なこともするけど! それでも、あんたは私の中でいつの間にか特別になってたわ」
海未「にこ……」
にこ「そ、それに!」
にこ「……それに、あんたが変なことしても抵抗しなかったのも……あんたのことが嫌いじゃなかったから……」
にこ「あの時も、あの時も……にこはずっと海未のことが好きだったからなのかもしれない……」
海未「にこ……!」
にこ「アイドルは恋愛禁止、なんて言っておいてこんなことを言うのも可笑しいわね……ねえ、海未」
海未「はい……」
にこ「もし、にこと付き合ったらにこを幸せにしてくれる?」
海未「もちろんです……!」
にこ「もし、にこが困ったことが合ったら助けくれる?」
海未「当然です……!」
にこ「もし、にこが海未のことが好きだったら……」
海未「その何倍もにこのことを愛します……!!」
265: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 06:20:37.19 ID:kyoT1Svj.net
にこ「海未……私も……あなたのことが好きです……」
海未「……! にこ……!!!!!」ギュッ
海未「好きです! 愛しています! 私はにこのことが大好きです!」
にこ「も、もう! 分かったから! そんなに強く抱きしめないでよ!」
海未「嫌です! もしあなたに嫌われたとしても、この想いをあなたに伝えたいんです!」
にこ「嫌いになんてならないわよ……もし私が海未のことを嫌いになったらどうする?」
海未「にこを振り向かせてみせます……何回だって……あなたを嫌いになんてなりません……」
にこ「ふふっ……私は幸せ者ね」
海未「私の方が……幸せです……」
にこ「ねえ、抱き合うよりももっと愛してることを伝える方法があるわよ?」
海未「えっ?」
チュッ
にこ「へへ、また私からしちゃったわね……んんっ!」
海未「……」
にこ「……んはぁ……」
海未「お返しですよ」
海未「……! にこ……!!!!!」ギュッ
海未「好きです! 愛しています! 私はにこのことが大好きです!」
にこ「も、もう! 分かったから! そんなに強く抱きしめないでよ!」
海未「嫌です! もしあなたに嫌われたとしても、この想いをあなたに伝えたいんです!」
にこ「嫌いになんてならないわよ……もし私が海未のことを嫌いになったらどうする?」
海未「にこを振り向かせてみせます……何回だって……あなたを嫌いになんてなりません……」
にこ「ふふっ……私は幸せ者ね」
海未「私の方が……幸せです……」
にこ「ねえ、抱き合うよりももっと愛してることを伝える方法があるわよ?」
海未「えっ?」
チュッ
にこ「へへ、また私からしちゃったわね……んんっ!」
海未「……」
にこ「……んはぁ……」
海未「お返しですよ」
266: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 06:29:05.76 ID:kyoT1Svj.net
にこ「もう、にこが折角先輩らしくやろうと……」
海未「すみません……もっと、こうしてにこを抱きしめていてもいいですか?」
にこ「好きなだけしなさいよ……海未が飽きるまでね」
――
希「えりち、そんなところで何してるん?」
絵里「何でも……ないわよ……」
希「嘘、泣いてるやん」
絵里「好きだったんだもん……」
希「そうやね……ずっとずっと……」
絵里「あなたもでしょ? 希」
希「……」
絵里「あなたが私のことを知ってるように、私はあなたのことをよく分かっているわ」
希「にこっちが海未ちゃんのこと好きなのは分かってた……でも、うちは臆病ものやから……えりちみたいに気持ちを伝えられない……」
絵里「あの子に笑顔でいてほしかったんでしょ?」
希「……うん……アイドル研究部が一人になったときからずっと……うちはにこっちが笑っていられるような……そんな存在になりたかった……」
希「だから……だから、今日だけは……うちも……思いっきり泣こうかな……」
海未「すみません……もっと、こうしてにこを抱きしめていてもいいですか?」
にこ「好きなだけしなさいよ……海未が飽きるまでね」
――
希「えりち、そんなところで何してるん?」
絵里「何でも……ないわよ……」
希「嘘、泣いてるやん」
絵里「好きだったんだもん……」
希「そうやね……ずっとずっと……」
絵里「あなたもでしょ? 希」
希「……」
絵里「あなたが私のことを知ってるように、私はあなたのことをよく分かっているわ」
希「にこっちが海未ちゃんのこと好きなのは分かってた……でも、うちは臆病ものやから……えりちみたいに気持ちを伝えられない……」
絵里「あの子に笑顔でいてほしかったんでしょ?」
希「……うん……アイドル研究部が一人になったときからずっと……うちはにこっちが笑っていられるような……そんな存在になりたかった……」
希「だから……だから、今日だけは……うちも……思いっきり泣こうかな……」
268: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 06:32:27.56 ID:kyoT1Svj.net
――
―――
凛「結局あの子の告白、にこちゃん断ったんだって」
穂乃果「へえ、結構可愛い子だと思ったんだけどなあ」
花陽「アイドルは恋愛禁止ですから! 流石はにこちゃんです!」
ガチャッ
にこ「あら、早いわね」
凛「ねえねえにこちゃん、何で告白断ったの?」
穂乃果「もったいないよ! にこちゃん二度と告白されないかもしれないのに!」
にこ「あんた達失礼ね! 私にはあの子よりも大事なものがあるの!」
花陽「大事なもの?」
凛「それって凛たちのこと? 照れるにゃー!」
にこ「はぁ……まあ、それでいいわ」
凛「にこちゃんも失礼だにゃ!」
―――
凛「結局あの子の告白、にこちゃん断ったんだって」
穂乃果「へえ、結構可愛い子だと思ったんだけどなあ」
花陽「アイドルは恋愛禁止ですから! 流石はにこちゃんです!」
ガチャッ
にこ「あら、早いわね」
凛「ねえねえにこちゃん、何で告白断ったの?」
穂乃果「もったいないよ! にこちゃん二度と告白されないかもしれないのに!」
にこ「あんた達失礼ね! 私にはあの子よりも大事なものがあるの!」
花陽「大事なもの?」
凛「それって凛たちのこと? 照れるにゃー!」
にこ「はぁ……まあ、それでいいわ」
凛「にこちゃんも失礼だにゃ!」
269: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 06:40:30.35 ID:kyoT1Svj.net
ガチャッ
海未「穂乃果! あなたはまた生徒会の仕事をサボって!」
穂乃果「うわ! 海未ちゃん!」
海未「待ちなさい、穂乃果!」
にこ「相変わらずね……」
花陽「あはは……」
にこ「大事なものね……」
花陽「え?」
にこ「いや、なんでもないわ」
凛「何かにこちゃん黄昏れてるにゃ」
にこ「縁起の悪いこと言わないでよ……にこだって偶には物思いに耽るのよ」
凛「ふーん……」
海未「こらーっ!」
にこ(今日もあの子はいつも通り……あの時の泣き顔が嘘みたいね)
にこ(初めて私が何よりも大事だと思えるようになった存在)
にこ(もしとか仮定じゃなくて本当に大切な人……海未)
END
海未「穂乃果! あなたはまた生徒会の仕事をサボって!」
穂乃果「うわ! 海未ちゃん!」
海未「待ちなさい、穂乃果!」
にこ「相変わらずね……」
花陽「あはは……」
にこ「大事なものね……」
花陽「え?」
にこ「いや、なんでもないわ」
凛「何かにこちゃん黄昏れてるにゃ」
にこ「縁起の悪いこと言わないでよ……にこだって偶には物思いに耽るのよ」
凛「ふーん……」
海未「こらーっ!」
にこ(今日もあの子はいつも通り……あの時の泣き顔が嘘みたいね)
にこ(初めて私が何よりも大事だと思えるようになった存在)
にこ(もしとか仮定じゃなくて本当に大切な人……海未)
END
278: 名無しで叶える物語(ささかまぼこ)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 09:25:39.95 ID:7RbdS2Ki.net
おつおつ
素晴らしいうみにこだった
素晴らしいうみにこだった
279: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 09:45:04.60 ID:NmGu6Fnm.net
ギャグかと思ったらきれいなうみにこだった
乙
乙
282: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 10:37:37.78 ID:rnbEWcls.net
いい意味で騙されたは
284: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 11:17:53.81 ID:JqFCI7XK.net
あなたは最高です!
286: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 11:36:29.69 ID:738jE6Dh.net
にこうみという可能性がまた広がった
288: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/02/24(火) 12:58:57.58 ID:eu/dx2zZ.net
乙
やっぱりうみにこ最高だわ
次作も期待してます
やっぱりうみにこ最高だわ
次作も期待してます
302: 名無しで叶える物語(SB-iPhone)@\(^o^)/ 2015/02/25(水) 05:29:37.83 ID:jcbwA8JN.net
ぶん殴るとこからスタートしたとは思えない綺麗な終わり方
303: 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/02/25(水) 06:54:02.15 ID:3nsAaF+i.net
最初の方読み返すと海未ちゃんひどすぎて笑える
春香「プロデューサーさん・律子さん対策会議を始めます!!」
2020-04-30
1: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 16:54:59.09 ID:0u+hp5kQ0
このSSは、
律子「引っ越したらお隣さんがプロデューサーだった」と、
P「起きたら律子が膝の上で寝ていた」
の続きです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395820498
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2: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 16:56:42.15 ID:0u+hp5kQ0
前回のおさらい:風邪を引いたPと甲斐甲斐しく世話したりっちゃんは少し距離が縮まって・・・?
ちなみに律子さんは成人してるっていう設定です。
・・・ラッキースケベならちょっとくらい、いいよね
3: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:01:49.96 ID:0u+hp5kQ0
765プロ事務所
春香「・・・みんな、集まったね?」
千早「ええ」
美希「バッチリなの!」
春香「プロデューサーさんと律子さんはしばらく帰って来ない予定だよね?」
真「うん!」
響「2人とも自分たちの仕事の打ち合わせでテレビ局に行ってるぞ!」
春香「よし!それじゃあ・・・」
春香「第5回!プロデューサーさん・律子さん対策会議を始めます!!」
一同「「「イエ~イ!!!」」」パチパチ
4: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:04:28.18 ID:0u+hp5kQ0
春香「律子さんがプロデューサーさんのお部屋の隣に引っ越して1年とちょっと・・・」
雪歩「時間が経つにつれ2人の仲は少しずつ近づいていきました」
春香「そこで!その状況を危惧した私たちは、こうして時々集まってプロデューサーさんと律子さんの2人のやりとりをこうしてみんなと近況報告してるのです!」
やよい「でも、このお話し会も久しぶりですよねー!」
春香「そうなんです!最近は忙しかったから・・・最後にしたのは確か去年の秋でした!」
伊織「春香、アンタやたらと説明口調だけど誰に向かって話してるの?」
春香「のヮの」
6: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:06:29.91 ID:0u+hp5kQ0
春香「というわけで、今回は久々の会議だから皆さん沢山情報を仕入れてると思います!」
亜美「兄ちゃんとりっちゃんのあんなことやこんなこと!」
真美「嬉し恥ずかしエピソードがいっぱい!」
亜美真美「「んっふっふ~!!」」
響「いつも思うけど、プロデューサーと律子のプライベートって・・・」
春香「ありません!」
真「即答!?ひどいっ!」
貴音「ふふ、皆はあの方のどのようなお話を知っているのでしょうか、楽しみです」
春香「ということで始まり始まりー!!」
あずさ「まずは誰から話しますか~?」
7: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:08:02.35 ID:0u+hp5kQ0
雪歩「それじゃあ・・・私が行きます!」
真美「おおっ、いきなり先陣を切るその勇気!さすがゆきぴょん!」
亜美「そこにシビれる!あこがれるゥ!」
雪歩「えへへ・・・」
春香「ということで、雪歩!お願いします!」
雪歩「うんっ!この前プロデューサーと律子さんが同じ日にお休み貰った日があったよね?」
真「確か1月だったよね?」
雪歩「その日、2人で出かけようってなったらしく、ショッピングに行ったそうです」
一同「ほう・・・」
_________
______
___
8: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:09:52.79 ID:0u+hp5kQ0
百貨店
P「あ~、何か久々にデパートに来たなあ!」
律子「ふふっ、そうですね!私もです!」
P「律子は何か買いたいものでもある?」
律子「これといって特に・・・考えてなかったです」アハハ
P「じゃあ律子、コート買ったらどうだ?」
律子「コートですか?」
P「私服の時はそれだけしか着てないだろ?もう一着あったら便利じゃないかなって思ってさ」
律子「むむ・・・確かに・・・」
律子「いいんですか?私の買い物に付き合って貰っても?」
P「ああ」
律子「それなら、お言葉に甘えさせていただきます♪」
9: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:13:21.90 ID:0u+hp5kQ0
イラッシャイマセー
律子「うーん、色んなのがあるわね・・・」
P「今持ってるのが黒だし、流石に黒のコートは選ばない方が良いと思うぞ?」
律子「分かってますよ、それじゃあ来た意味無いですって」クスッ
律子「でもどうしようかしら・・・」
律子「これはちょっと色が派手だし合わせるの難しそうね」ブツブツ
律子「あっ、これカワイイ!・・・って黒じゃないのよ・・・」ブツブツ
P「律子どうだ?良いの見つかりそう?」
律子「色々あって目移りしちゃって正直コレといったものが・・・」
P「じゃあ、こっちに良さそうなのがあったけど見てみる?」
律子「本当ですか?ちょっと見てみたいです」
P「OK、こっちこっち」
10: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:14:49.60 ID:0u+hp5kQ0
P「これなんだけど・・・」スッ
律子「このグレーのコートですか?」
P「そうそう。ボタン留めてカッチリと着てもいいし、はずして内側の服見せてカジュアルな感じに着ても良いかなと思って」
P「それに中にちょっとチェックの布地が入ってて洒落てるなって思ったんだけど・・・どう?」
律子「ふむ・・・良いですね!」
P「試着してみたら?」
律子「はい、そうします」
店員「ご試着ですか?」
律子「はい」
11: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:17:25.35 ID:0u+hp5kQ0
律子「よっと・・・」シュル
P「律子、着た感じはどうだ?」
律子「ピッタリですよ!突っ張る所も無くて肩も動かしやすいです!」
律子「それよりも・・・どうですか?」
P「うん、似合ってる!ですよね?」
店員「はい!彼女さんもより一層映えていますよ!」
律子「ひゃっ!か、彼女・・・」カアァ
P「し、職場の同僚ですよ・・・」///
12: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:19:20.84 ID:0u+hp5kQ0
P「でも、本当に似合ってるぞ?」
P「律子にピッタリだ、綺麗に映えるよ」
律子「あ、ありがとうございます。そんなに褒められると恥ずかしいです・・・」///
律子「それにこれ、縫製もしっかりしてて値段も思ってたより手頃で・・・」
律子「これ買います!」
P「良かった、気に入ってくれて何よりだよ!」
律子(プロデューサーが選んでくれたっていうのが買おうと決めた何よりの理由だけど・・・)カァ
_________
______
___
13: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:21:47.15 ID:0u+hp5kQ0
雪歩「・・・っていうことがあったらしいよ?」
貴音「ほう・・・」
雪歩「えへへ、トップバッターだからこれくらいの軽い感じのお話から始めてみたけど・・・どうだった?」
美希「でも律子…さん、いいな!ハニーに服選んでもらえるなんてズルいの!」
真「ホントだよ!何かこう・・・デートっぽい感じが!」
響「ぽいって言うか、もう完全にデートな気がするけど・・・」
千早「確かに・・・」
真美「でもまこちん、結構前だけど兄ちゃんと遊園地行ってなかったっけ?」
真「あっ」
伊織「何よ、アンタも大して変わらないことしてるじゃない?」ウリウリ
真「や、やめてよ!そんな脇腹を小突かないでよ、伊織!」テレテレ
14: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:23:54.25 ID:0u+hp5kQ0
春香「ということで、まずは雪歩から報告して頂きました!」
春香「次!誰かいるかな?」
美希「はいなの!」
春香「じゃあお次は美希で!」
美希「うん!」
美希「多分、雪歩が言ったショッピングの話と同じ日だと思うんだけど・・・」
美希「ハニーと律子はカラオケにも行ったらしいの」
あずさ「カラオケね~、最近行ってないなぁ」
亜美「亜美も行ってないなー!カラオケ行きたいー!」
春香「はーい!そこ、話脱線させないでよー!美希、続けて!」
美希「うん!それで・・・」
_________
______
___
15: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:25:48.15 ID:0u+hp5kQ0
カラオケ
律子「君が触れたから七彩ボタン~♪」
P「~♪」シャカシャカ
律子「ボクに出会ってくれてありがとう~♪」フリフリ
P「イエ~イ!」
律子「ふふっ、ノリノリですねプロデューサー!」
P「カラオケは去年みんなと行って以来だからな!」
P「正直、サイリウムがあったらもっとノリノリに・・・」
律子「何言ってるんですか、ライブじゃないんですからマラカスで我慢して下さいよ?」クスッ
16: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:28:28.86 ID:0u+hp5kQ0
律子「ほらほら、次プロデューサーが歌ってください!」
P「よし、じゃあ・・・これにするか」ピッ
~♪
P「そんなはずはないさ♪それはわかってる♪」
律子「~♪」シャカシャカ
P「恋が走り出したら~♪」
律子「ハイ!ハイ!」シャカシャカ
P「君と笑顔つかまえるのさ~♪きっと♪」
律子「イエ~イ!」
17: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:29:37.74 ID:0u+hp5kQ0
律子「懐かしい歌ですね!」
P「そうか?まあ俺が幼稚園にいた時に出た歌だもんな」
律子「私も生まれてからちょっとしか経ってないですし」
律子「そういえばウチのアイドルの曲歌いませんよね?普段はよく口ずさんでるのに」
P「女の子の歌って高いからな。それでオク下で歌ったらちょっと低いし・・・」
律子「男性だとそうなるんですね?」
P「まあ、ジュピターなら歌えるけど・・・」
律子「歌った時点で765プロに対する背信行為としてみんなにメールしちゃいますけど♪」
P「何でだよ!あまとう良い奴だぞ!」
18: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:32:10.41 ID:0u+hp5kQ0
P「次、律子何歌う?」
律子「そうですね・・・よし!」ピッ
P「『いっぱいいっぱい』か!」
律子「自分の歌があるっていうのは恥ずかしいですけど・・・」///
P「ついでにコールもしようか?」
律子「出来るんですか?」
P「クオリティは低いかもしれないけど、ちょっとはな」
律子「それじゃあ・・・お願いします!」
19: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:34:48.93 ID:0u+hp5kQ0
~♪
律子「La La La La♪ La La La La La♪」
P「ハイ!ハイ!」
律子「ねえ いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい♪」
律子「ほらプロデューサーも!そう!」
P「いっぱい いっぱい いっぱい いっぱい!」
律子「聞こえな~い!もっと大きく!!」
P「もう絶対 絶対 絶対 絶対!!」
律子「OK!!でももっと出るよ!!」
P「うん絶対 絶対 絶対 絶対!!!」
律子「よーし!完璧!!」
20: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:37:08.86 ID:0u+hp5kQ0
律子「まずちょっとだけ探ってみよう♪」
律子「私の眼鏡 好き?嫌い?」
P「大好きー!!!」
律子「ひゃっ!?」カアァ
P「あっ・・・こ、コールだぞ!?コールだからな!?」
律子「そ、そうですよね!コールですもんね!」
P律子「「・・・」」///
_________
______
___
21: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:38:53.76 ID:0u+hp5kQ0
伊織「中学生か!良い大人が!!」
亜美「いおりんナイスツッコミ!」
あずさ「でも伊織ちゃん、少し落ち着いて・・・ね?」
真美「兄ちゃんとカラオケ行ったのって結構前だよねー」
春香「結構プロデューサーさん歌上手だったよね?」
千早「そうね。たまに高音が裏返るけど・・・」
雪歩「でも、プロデューサーからコールしてくれるなんて羨ましいな」
やよい「ライブの時にもみんながコールしてくれたらすっごく元気になりますー!」
美希「そうなの!そんなコールを・・・ましてやハニーがしてくれたコールを独り占めする律子はズルいの!」
22: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 17:42:20.04 ID:0u+hp5kQ0
真「あ、でも」
響「どうしたの?」
真「この前小鳥さんが言ってたけど・・・プロデューサー、ボク達のライブあってる時よくコールしてるらしいよ?」
美希「ホント?」
真「うん!それに時々観客席の方行ってみんなと一緒にサイリウム振ったりして、それで戻ってきて律子に怒られるっていうのを繰り返してるみたい」
貴音「左様ですか・・・」
真美「兄ちゃんもコールしてくれてるんだ」
春香「正直、嬉しいよね・・・」
一同「「えへへ・・・」」テレテレ
27: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 22:40:21.44 ID:0u+hp5kQ0
春香「さて!お次は?」
千早「じゃあ私が・・・」
春香「オッケー!じゃあ千早ちゃん、お願いします!」
千早「実はこの前の会議で言おうと思って忘れてた話だけど・・・」
千早「結構前だけど律子の誕生会があったでしょ?」
真「うん!事務所でしたやつだよね?」
千早「ええ。それで律子とプロデューサー、2人であの後家で2次会みたいなことをしたって律子が言ってたわ」
一同「へえ・・・」
_________
______
___
28: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 22:44:17.76 ID:0u+hp5kQ0
P宅
P「律子、改めて誕生日おめでとう」
律子「ふふっ、ありがとうございますプロデューサー」
P律子「「乾杯!」」チンッ
律子「ふう、美味しいっ!この日本酒美味しいですね!」
P「ちょっと良い酒出したからな」
P「近くの酒屋のおじさんと話しこんでるうちについ買ってしまったけど、役に立ったよ」アハハ
律子「そうでしたか、ありがとうございます」ニコッ
29: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 22:46:20.36 ID:0u+hp5kQ0
P「でも良かったのか?何かワガママ1つを俺が聞くって言うのを、俺と2人で飲むっていうので」
P「何か欲しいものでもあったらプレゼントしたのに・・・」
律子「いいんですよ。こういうゆっくりした時間を過ごしたかったので」
P「確かに最近忙しかったもんな」
律子「プロデューサーの言う通り何かプレゼントを頂く、っていうのもいいなと思いましたけど・・・」
律子「それよりも・・・こうやってあなたと2人きりでゆっくりお酒でも飲んで過ごすのも・・・いいかなって」カァ
P「!・・・そ、そっか」
30: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 22:48:04.08 ID:0u+hp5kQ0
P「あっ、そうだ」
律子「どうしました?」
P「いや、渡そうと思ってたものがあったの忘れてた」
P「はいっ、律子」スッ
律子「ええっ!?・・・良いんですか?」
P「いいよ、最初から渡すつもりだったしさ」
律子「開けてみても?」
P「ああ、もちろん!」
31: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 22:51:51.79 ID:0u+hp5kQ0
律子「わあ・・・!」
P「俺が勝手に買ったから気に入ってくれるといいんだけど・・・」
律子「これ、キーケースですよね?」
P「うん。律子って巾着袋みたいなのに鍵入れてるだろ?」
P「袋の中で鍵がゴチャゴチャになってるのか分からないけど、部屋の鍵開ける時に『あー、もうっ!』っていつも言ってたからさ、キーケースがあった方が良いかなって」
律子「キーケース買おうかなって思ってたんですよ!」
律子「そういえばこれ、結構有名な革製品の・・・」
P「まあ、ちょっと奮発して・・・な?」
律子「綺麗な緑色・・・」
32: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 22:54:13.44 ID:0u+hp5kQ0
律子「プロデューサー!本当にありがとうございます!」ギューッ
P「り、律子!抱きつかれると・・・その・・・」
律子「あっ!すみません・・・」パッ
P律子「・・・」///
P「の、飲もうか!」
律子「そ、そうですね!」
P律子「・・・」///
_________
______
___
33: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 22:56:12.34 ID:0u+hp5kQ0
真「甘い・・・」
響「だだ甘だぞ・・・」
千早「正直、聞いてる私も恥ずかしかったわ・・・」///
春香「今聞いてるだけでも恥ずかしくなっちゃうもんね・・・」///
春香「どうする?みんな、ちょっと気分転換にお茶する?」
真美「賛成!」
春香「よし!私、今日ドーナツ作って来たんだ!」コトッ
あずさ「あら、とっても美味しそうね!」
雪歩「私、お茶淹れてくるね?」
やよい「雪歩さん、私も手伝いますよ!」
貴音「ちょこにはにぃでぃっぷ・・・どれも楽しみです」
伊織「貴音、食べすぎたら太るわよ?」
貴音「はうっ」グサッ
34: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:00:35.50 ID:0u+hp5kQ0
一同「「いただきまーす!!」」
真「うん、美味しい!」
春香「本当?よかった~」
伊織「しかしアンタって本当に器用よね。度々お菓子作っては持ってきて・・・」
春香「そうかな?えへへ・・・でも、この前プロデューサーさんが作って来てくれたお菓子も美味しかったよね!」
千早「ホワイトデーのお返しにって言ってみんなに配ってくれたチョコレートケーキのこと?」
春香「そうそう!」
亜美真美「「ホワイトデー・・・あーっ!」」
35: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:01:47.74 ID:0u+hp5kQ0
千早「亜美、真美、どうしたの?」
真美「いや、りっちゃんと兄ちゃんのホワイトデーのことを思い出したんだよ!」
亜美「亜美はバレンタインデーのこと!」
春香「亜美、真美、教えてくれる?」
亜美真美「「了解!!」」
_________
______
___
36: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:04:11.76 ID:0u+hp5kQ0
2月14日午後9時 事務所
ガチャ
P「ただいまー」
律子「・・・お帰りなさい」
P「おお、律子いたのか。事務所は律子だけ?」
律子「はい・・・そうですよ」
P「?・・・どうした?何かあったのか?」
律子「はい」スッ
P「これ・・・チョコレート?」
律子「そうです」
P「あ、ありがとう」
37: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:07:46.60 ID:0u+hp5kQ0
律子「他の娘たちからも貰いました?」
P「ああ、嬉しいことに。でも・・・律子が最後だ」
律子「そうでしょうね」
律子「私・・・朝からずっと渡そうと思ってたんです」
律子「でも、渡すタイミング逃しちゃって・・・」
P「そっか・・・ごめん、悪かった」
律子「あはは、みんなよりも早く渡そうって思ってたのに・・・」
律子「これなら一緒に通勤してる時にでも渡しておいたらよかったかなあ・・・」シュン
38: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:11:47.04 ID:0u+hp5kQ0
P「なあ、律子」
律子「なんですか?」
P「確かに一番初めに貰えるっていうのも嬉しいけどさ・・・その・・・」
P「最後にくれた方がさ、一番記憶に残るんだよ」
律子「!」
律子「本当ですか?」
P「ああ!」
律子「そっか・・・良かった・・・ふふっ♪」
39: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:15:04.46 ID:0u+hp5kQ0
P「なあ、開けてもいい?」
律子「いいですよ。でも、みんなから渡されたからチョコ食べ飽きてるんじゃないですか?」
P「案外そうでもないぞ?・・・よっと」パカッ
P「おお!トリュフか!それにホワイトチョコでコーティングされてる!」
律子「前にプロデューサーがホワイトチョコのトリュフが好きだって言ってた気がしたので・・・」
P「よく覚えてるな、一番好きなやつだよ」
P「いただきます・・・うん、美味い!」
律子「あまり作り慣れてなかったのですけど・・・大丈夫ですか?」
P「いや、本当に美味いぞ。それに律子が作ってくれたっていうのもあるよ」
律子「んなっ!?そ、そんな冗談言わないでくださいよ!」カアァ
40: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:20:09.51 ID:0u+hp5kQ0
P「ふう、美味かった」
P「こうやってみんながチョコレート送ってくれたし、俺も今度返さないとだな!」
律子「ふふっ、そうですよ?よくホワイトデーは3倍返しって言いますからね、少なくとも3倍以上じゃないと!」
P「どうしようかな、一人づつ何か買ってあげるか、お菓子でも作るか・・・いっそ両方するか」ブツブツ
律子「あの・・・おこがましいかもしれないですけど、私へのホワイトデーのお返しはその・・・最後にしてもらってもいいですか?」
P「え?」
律子「・・・一番最後が一番記憶に残るんですよね?」カァ
P「!・・・ああ、俺のでよかったら」
律子「ふふっ、楽しみにゆっくり待ってます♪」パアァ
_________
______
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41: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:22:29.39 ID:0u+hp5kQ0
一同「・・・」
響「ねえ雪歩、お茶貰える・・・?」
真「とびっきり渋いの・・・」
貴音「・・・」スッ
亜美「うあ~!甘々な話すぎてお姫ちんまではるるんのドーナツ置いちゃったよー!」
春香「ええっ!?ちょ、ちょっと貴音さん!?」
響「でも本当にダダ甘だぞ・・・」
42: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:26:35.98 ID:0u+hp5kQ0
伊織「それでホワイトデーはどうだったの?」
真美「えっと、約束通り一番最後に兄ちゃんはりっちゃんに渡したって!」
真美「それで、その後2人で料理作って食べたって言ってたなあ・・・」
真「おかしいなって思ってたよ、みんな貰ってたのに律子だけもらってない気がしてたけど、そういうことだったんだね!」
美希「みんなはハニーからプレゼント貰った?」
春香「うん!私はリボン!」
千早「私は以前欲しいって言ってたクラシックのCDのセットを貰ったわ」
雪歩「律子さんは何を貰ったんだろう?」
あずさ「ホワイトデーの次の日にニコニコしながら新しいイヤリング付けてたから・・・それじゃないかしら?」
43: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:31:23.77 ID:0u+hp5kQ0
春香「よーし、もうどんどん行くよー!次は誰が言う?」
やよい「それじゃあ私がいってもいいですか?」
春香「うん、いいよ!次はやよいね!」
やよい「はい!頑張ります!」
春香(やよいなら軽めな話が来るね、すっごいほっこりする感じの)
美希(この前はハニーと律子とやよいの3人でもやし祭りをした話だったの)
千早(高槻さんかわいい)
春香「それでやよい、どんなお話?」
やよい「はい!律子さんがプロデューサーの部屋にお泊まりしたお話です!」
春香「そっかー!律子さんがプロデューサーさんのお部屋でお泊ま・・・り」
一同「「「へ?」」」
44: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:36:05.47 ID:0u+hp5kQ0
一同「「「ええええぇぇっっ!!!」」」
真「え、ちょっ、ちょっとやよい!?その話本当なの!?以前律子が酔った時の話じゃなくて!?」
やよい「はい!律子さんから聞きました!」
美希「やよい・・・思わぬ伏兵だったの・・・」
響「でも2人ともお互いの合いカギ持ってるよね!何で!?」
雪歩「それなのに2人で1つの部屋でお泊まりって・・・」カアァ
千早「高槻さん、プロデューサーに律子がどうして泊まったのかは聞いたの?」
やよい「え、ええっと・・・」
やよい「ごめんなさい、忘れちゃいました・・・うう・・・」シュン
一同(かわいい)
春香「やよい、そのお話詳しく聞かせてくれる?」
やよい「はい!」
_________
______
___
46: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:40:23.18 ID:0u+hp5kQ0
P宅 夕方
P「・・・なるほど、ブレーカーがおかしくなって戻しても電気がつかないのか」
律子「はい」
P「いつ直るって?」
律子「明日には直るらしいですけど・・・」
律子「なので、その・・・今日はプロデューサーの部屋で寝泊まりしてもいいですか?」
P「まあ、こっちでご飯食べたりお風呂入ったりするのは良いけど・・・」
P「寝るのは向こうでもよくない?」
律子「夜中トイレに行きたくなった時とか考えたら、その・・・」カアァ
P「確かに・・・よし、分かった」
律子「あ、ありがとうございます」
47: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:41:56.67 ID:0u+hp5kQ0
P「もうすぐ夕飯時だけど、何食べたい?」
律子「私は泊めさせてもらう身なのでプロデューサーの食べたいもので構いませんよ」
P「そっか、じゃあスパゲッティ食べたいな」
律子「スパゲッティ・・・そうだ!ウチにナポリタンのソースありますよ?」
律子「茹でた麺に和えるだけで出来ちゃいますから、それ使いましょう!」
P「それじゃあ、ありがたく使わせてもらうぞ」
律子「はい!今から持ってきますね!」
48: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:47:16.91 ID:0u+hp5kQ0
・・・
P律子「「ごちそうさま!!」」
律子「ふう、美味しかったぁ」
P「そうだな!しかしあのパスタソースよく出来てるな~」
律子「でしょ?ひとつあったら重宝するんですよ!」
P「今度俺も買おうっと」
49: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:49:20.08 ID:0u+hp5kQ0
P「そろそろ風呂入れよっか」
律子「はい。そうだ、プロデューサーから入ってください!」
P「いいよ律子から入って。俺が風呂の掃除するんだしさ」
律子「いえ、私は泊めさせてもらってる身ですし。私がお風呂掃除しますから、先どうぞ」
P「律子が」
律子「プロデューサーが」
P律子「「むむむ・・・」」
P律子「「・・・」」スッ
P律子「「最初はグー!じゃーんけーん!・・・」」
50: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:50:51.31 ID:0u+hp5kQ0
・・・
ガチャ
P「上がったぞー」
律子「分かりました。それじゃあ次、私が入りますね?」
P「ああ」
律子「・・・覗かないでくださいよ?」
P「ぶふっ!んなことするか!」///
律子「冗談ですよ、もう・・・」
律子「そこまで強く否定しなくたっていいじゃないですか・・・」ボソッ
ガチャ パタン
51: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:52:59.60 ID:0u+hp5kQ0
チャプン
律子「ああ、疲れが染み出ていく・・・」
律子「湯加減もちょうど良いわね」
律子「プロデューサーが上がる前に差し湯してくれたのかしら?」
律子「!・・・よく考えたらさっきまでプロデューサーが入ってたのよね」
律子「このお風呂・・・湯船に・・・」
律子「ハッ!・・・な、何考えてるのよ私!!」カアァ
律子「やっぱり疲れ取れないかも///」ブクブク
・・・
52: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:54:15.62 ID:0u+hp5kQ0
ガチャ
律子「ふう、良いお湯でした」
P「悪いな、風呂掃除までしてもらって・・・」
律子「それくらい、いいってことです」クスッ
P「よし、洗濯するか。良かったら律子の分も洗濯するぞ?」
律子「本当ですか?お願いします!本当にごめんなさい色々してもらって・・・」
P「それこそ、いいってことよ」
P「じゃあ洗濯機セットしてくるか」スッ
律子「ありがとうございます」
律子(良かった、洗濯物を一日中放置しなくて済む・・・助かった)
53: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/26(水) 23:57:39.28 ID:0u+hp5kQ0
律子「ん?ってことは・・・!!」ガタッ
律子「わああぁぁ!プロデューサー待って!!」
P「ん?あれっ、こんなピンクなモノ俺持ってたっけ?ってこれ・・・うおっ!?目が!?」ガッ
P「り、律子!?何だ急に目隠しして!」
律子「ごめんなさい!でも、その・・・わ、私の下着が!!」ギューッ
P「あっ、そういうことか・・・悪い・・・」
律子「いえ、私が不注意で置いてたせいですから!」
P「それで律子、目隠しするのは良いんだけど・・・後ろから抱きつく形で目隠ししてるから、胸が・・・」モニュン
律子「あっ!!すみません!!///」バッ
P「下着は見られたくないだろうから・・・じゃあ律子、お前の分の洗濯ものだけまず入れて。洗濯ネットは横に掛けてあるから」
律子「わ、分かりました・・・」///
P(律子、風呂入ったら上は付けないんだな、下着・・・)
P(か、感触が・・・)
54: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:00:10.83 ID:gg0/5J2j0
P「ふう・・・洗濯終わった・・・」
P「そうだ律子、何か飲むか?ビールとか・・・」
律子「ええ、ビール頂いても良いですか?」
P「はいっ」スッ
律子「ありがとうございます」
P「それじゃあ・・・」
P律子「「乾杯!」」コンッ
P律子「・・・プハッ!」
律子「しかし今日は疲れました・・・」
P「災難続きだったもんな」アハハ
律子(半分はあなたのせいですけど・・・)
55: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:03:39.85 ID:gg0/5J2j0
P「・・・」ジーッ
律子「ど、どうしました?さっきからこっち見て?」
P「いや、髪下ろしてるのって珍しいよなぁって思って」
律子「!・・・ま、まあ、流石にお風呂上がってからもあの髪形はしませんからね」
律子「あの、変ですかね?」
P「全然!いつものキリッとした感じじゃなくておしとやかな感じでアリというか、その・・・かわいいというか・・・」
律子「ひゃっ!か、かわっ!・・・ありがとうございます・・・」///
P(さっきから恥ずかしいこと言ってる気がする、うん)
56: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:05:12.12 ID:gg0/5J2j0
P「あっ、この番組春香が出てるバラエティだ」
律子「最近よく春香をバラエティに出しますね?」
P「ああ。ほら何て言うか、春香って人を喜ばせるのに長けてるからさ」
<ドンガラガッシャーン!
律子「あっ転んだ」
P「こういうところも・・・な?」
律子「プッ・・・そうですね」
P「おかげで『最近の私バラドルになってません!?』って文句言われるけどな」アハハ
律子「あはは!そりゃそうですよ!」
P「今度、千早と一緒の歌の仕事取るか」
律子「そうしてあげてください」クスッ
57: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:10:33.78 ID:gg0/5J2j0
P「そろそろ寝る?」
律子「あっ、もうそんな時間ですか?」
P「ああ。律子、ベット使って寝ていいよ」
律子「プロデューサーはどうするつもりですか?」
P「ん?ソファでブランケットでも羽織って寝ようと思ってたけど・・・」
律子「ダメですよ!また風邪引くつもりですか!?」
律子「私が代わりにそっちで・・・」
P「それじゃあ意味無いだろ、律子が風邪引いたら本末転倒だぞ?」
律子「うう・・・私の部屋はトイレ使えないし・・・」
P「だから俺がソファで・・・」
律子「ダメです!・・・もーっ!それじゃあ1つのベットで寝ましょうよ!」
P「えっ」
律子「えっ・・・あっ」カアァ
58: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:14:21.33 ID:gg0/5J2j0
P「・・・電気、消すぞ?」カチッ
律子「はい、だ、大丈夫です」
P「あのさ律子、俺は向こうで寝ても全然良いからさ!」
律子「い、いいですから!その・・・覚悟は出来てますので」
P「」
律子「やだっ!そ、そういう意味で言ったわけじゃないですよ!」カァ
P「そ、そりゃ分ってるけど・・・よし、俺もお邪魔するぞ」ガサゴソ
律子「ど、どうぞ・・・」///
59: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:16:35.91 ID:gg0/5J2j0
P「布団に入ってからいうのもなんだけど、俺も男だし襲うっていう可能性も必ずしも0じゃないと思うんですけど・・・」
律子「まあ仮に無理矢理何かされても、泣いてみんなに飛びつけばプロデューサーを社会的に抹消することぐらい訳無いですよ」
P「」
律子「それに、そういうことをする気概なんて持ってないでしょうし・・・」
P「うがっ、言い方が辛辣・・・」
律子「まあ、それは冗談ですよ。あなたのこと、本当に信頼してますから」クスッ
P「それは・・・喜んでいいことなのか?」
律子「そんな人じゃないと、一緒にこうやって寝ようとは思えませんよ」
60: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:19:15.73 ID:gg0/5J2j0
P「狭くないか?もう少し広く使ってもいいから」
律子「十分広いですよ、ありがとうございます」
律子(ほら、こういう風に気遣ってくれるところとか・・・あなたがこういう人だから・・・)
律子(でも・・・)
P(いざこういう風に布団に入ったら・・・)
P律子(寝付けない・・・)
61: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:23:07.20 ID:gg0/5J2j0
律子(寝付けるわけないでしょ!)
P(うん、直接触れてるワケじゃないけど背中から感じる温もりがヤバい)
P(プラス自分の体も熱い)
律子(寝返り打ちたいけど・・・)
P(寝返り打ったら、律子の方向いてしまう形になるから・・・)
P律子(は、恥ずかしい・・・)
_________
______
___
62: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 00:24:35.83 ID:gg0/5J2j0
一同「・・・」
真「何だろうこのやるせなさ・・・」
貴音「2人ともその後は眠ることが出来たのでしょうか?」
やよい「気が付いたらお空が明るくなってたって言ってましたよ!」
千早「ってことは、なんとか寝ることは出来たのね」
やよい「でも、2人で寝ることってそんなにダメなんですか?」
春香「ええっ!?だ、だってね・・・それは・・・」アタフタ
やよい「私、かすみや浩司たちといつも一緒に寝ますよ!その方が暖かくて気持ちよく寝ることが出来るんです!」
一同(かわいい)
66: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 11:49:42.80 ID:gg0/5J2j0
春香「よーし!次!」
あずさ「私がいこうかしら~」スッ
響「おっ、あずささん!」
あずさ「とっておきがあるけど・・・これ言っていいのかしら?」カァ
春香「良かったら私がまず聞いてみましょうか?」
あずさ「そうね。春香ちゃん、ちょっと判断してくれる?」
あずさ「あのね?・・・」ゴニョゴニョ
春香「はい・・・えっ」カアァ
真美「はるるん!なになに?」
亜美「亜美たちも聞きたいよー!」
67: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 11:52:55.73 ID:gg0/5J2j0
春香「あずささん、ええっと・・・良いんじゃないで、しょう、か・・・」///
伊織「春香大丈夫なの?アンタ顔真っ赤よ?」
春香「聞いたら分かるよ・・・」///
あずさ「それじゃあ言うわね?」
あずさ「律子さん、プロデューサーさんのお家でDVDを見つけたらしいの」
雪歩「DVDですか?」
あずさ「そうなの。その・・・オトナのっていうか、アダルトな・・・」///
一同「」
あずさ「や、やっぱりやめた方が良かったかしら・・・」
伊織「だ、大丈夫よ、続けて頂戴」///
あずさ「そ、それじゃあ・・・年末に大掃除をした時のお話で・・・」
_________
______
___
68: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 11:54:30.60 ID:gg0/5J2j0
P宅 年末
P「悪いな、折角の休みなのに俺の部屋の掃除手伝ってくれて・・・」
律子「引っ越しの時に手伝っていただいたお返しみたいなものですよ」
律子「1人より2人ですからね!」
P「今度律子が部屋の大掃除する時は俺も手伝うよ」
律子「それだとお返しにならないですよ」
P「でも、1人より2人、なんだろ?」
律子「そうですね」クスッ
69: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 11:56:24.03 ID:gg0/5J2j0
P「律子、寝室の方お願いしていい?」
律子「はい、任せてください」
律子「プロデューサーは?」
P「俺は水回りの方を掃除するよ」
律子「分かりました」
P「それじゃあ頼んだぞ」
律子「はーい」
70: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 12:03:36.01 ID:gg0/5J2j0
律子「んー・・・やっぱり机の下とかクローゼットの中はホコリが残ってるわね・・・」
律子「プロデューサー、こまめに掃除してるみたいだけどそれでも掃除機の入らないところとかに溜まってるみたい・・・」
律子「これだと私の部屋も多分・・・大変そうね」ハァ
律子「私の部屋もプロデューサーのお言葉に甘えてお手伝いして貰おうかしら?」
律子「ベッドの下もホコリが凄いんだろうなあ」
律子「ベッドの下に置いてある物をとりあえず全部引きずり出しますか」ガサゴソ
律子「よいしょっと・・・ん?奥にあと1個あるわね」
律子「んっ、届いた!これ、クリアケース?」
律子「」
71: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 12:07:26.83 ID:gg0/5J2j0
律子「ひえええぇぇっ!!!」
P「どうした?何かあったか?」タタタ
P「」
律子「ベッドの下を掃除しようと思ってケース取り出したら・・・」プルプル
DVD「やあ」
P「」
P「あ、あの!それはさ!・・・その・・・」
律子「だ、大丈夫です、言い訳しなくても!その・・・男の人ってそういうので、は、発散するって聞きますから!」
P「そういう風にフォローされるのが一番つらい・・・」
律子「じゃあどうしろって言うのよ!こっちだって恥ずかしいんですよ!!」///
72: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 12:14:29.43 ID:gg0/5J2j0
P「すみません!!」
律子「そ、そんな土下座しないでくださいよ!」
律子「プロデューサーだって人の子ですし、アイドルとの距離保つためなら正直仕方ないでしょうし・・・」
P「分かってくれるのが嬉しや悲しや・・・」
律子「き、気持ちだけは察しておきます・・・」
P「それに最近は使って無いので・・・」
律子「何言ってるんですか!?そんな情報要りませんよ!!」カアァ
律子「でも・・・最近は大丈夫なんですか?」
P「ん?ああ・・・人ってさ、ある程度まで行くと何もしなくても悟りを開けるんだよな」シミジミ
律子「?」
律子「しかし、ど、どうしてこんなに・・・ざっと15枚ぐらいですか?」
DVD「Guten Tag」ゴッチャリ
P「一時の気の迷いで・・・」
律子「はぁ・・・」
73: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 12:17:35.39 ID:gg0/5J2j0
律子「しかも何ですかこれ!」
律子「め、眼鏡っ子モノって・・・」カアァ
P「」
P「た、たまたまだぞ!本当に!ホントに偶然だから!」
律子「えっ、こんなことまで?えっ眼鏡に・・・?」///
P「ば、バカ!それ以上パッケージを見るな!」
律子「あの、プロデューサー・・・」
P「な、何でしょうか?」
律子「プロデューサーは・・・こういうのがお好きなんですか?」カアァ
P「」
律子「わあぁ!!やっぱりなし!忘れてください!!」///
P「」
_________
______
___
74: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 12:20:06.12 ID:gg0/5J2j0
あずさ「・・・ってことが」
一同「・・・」///
あずさ「み、みんなごめんね?こんなお話しちゃって・・・」
真「い、いや、大丈夫です」///
貴音「あの方も殿方ですから、そういうものを持っていてもおかしくは無いでしょう・・・」///
雪歩「はうぅ・・・」プシュー
やよい「ゆ、雪歩さん大丈夫ですか!?」
美希「・・・」
千早「美希、どうしたの?」
美希「な、なんでもないの!」
美希「ただ、これからハニーに抱きつくの、ちょっと恥ずかしいかなって・・・」///
千早(かわいい)
75: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 12:24:07.89 ID:gg0/5J2j0
春香「あずささん、あ、あと他に・・・どんなモノがあったか知りませんか?」
伊織「春香、何聞いてるのよ!?」
あずさ「ん~、律子さんもチラッとしか見てないけど、色々あったって・・・」
千早「あずささん!貧*ものは!?」ガタッ
春香「り、リボンものとかはどうなんです!?」
響「はいさい沖縄元気っ娘モノは!?」
伊織「落ち着きなさい!アンタ達、若い乙女が何言ってんのよ!!このヘン夕イ!theヘン夕イ!」ベシーン!
春香千早響「はうっ」
伊織「まったく・・・しかもリボンものって何よ、意味不明じゃない・・・」ハァ
伊織(でも・・・お、お嬢様モノ、とか持ってないのかしら・・・)カアァ
あずさ(あらあら、伊織ちゃんもヘン夕イさんね~?)
伊織(あずさ!?脳内に!?)
77: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 12:58:48.31 ID:gg0/5J2j0
春香「次は誰が行く?・・・あっ」
雪歩「春香ちゃん、どうしたの?」
春香「いや、プロデューサーさんのお話思い出したんだけどね?その・・・これもあずささんと同じ感じの話で・・・」///
春香「これ以上こういう話してたらアイドルとしていかがなものかと・・・」
真「いいんじゃない?春香、最近バラエティにもよく出てるからそういう話にも慣れてた方が」
春香「もーっ!真!私、バラドルじゃないんだよー!」
亜美「ザ・正統派バラドルはるるん!!」
春香「亜美までひどいっ!もういいもん!言っちゃうよ!」
春香「それで、この前事務所でプロデューサーさんといたときなんだけど・・・」
_________
______
___
82: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:18:53.55 ID:gg0/5J2j0
事務所
春香「プロデューサーさんどうぞ、コーヒーです」コトッ
P「ありがとう、丁度欲しかったんだよな」
春香「そうですか?良かったです」
春香「そうだ!プロデューサーさん、さっきのボイスレッスン、ちゃんと録音してくれました?」
P「ああ、バッチリやったぞ。スマホの録音で良かったよな?」
春香「はい!それで、ちょっと聞いて復習しておきたいんですけど・・・」
P「おっ熱心だな、春香」
春香「えへへ・・・」テレテレ
P「ちょっと待ってて、スマホスマホ・・・はいっ」スッ
春香「ありがとうございます」
P「使い方は?」
春香「大丈夫ですよ!」ニコッ
83: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:21:06.14 ID:gg0/5J2j0
春香「よし、再生っと!」ピッ
春香『~♪』
春香(大分音程取れるようになってきたかなあ)
春香『~♪』
春香(あっ、何かずれてるかも・・・)
春香(やっぱりまだまだかなあ・・・)ズーン
春香(今度千早ちゃんにもこれ聞いてもらおっと!多分いっぱい指摘されちゃうんだろうけど・・・)
『・・・』
春香(あれっ?トラック変わった?)
『・・・っ・・・っ!』
『・・・?・・・っ』
春香(この声・・・律子さんとプロデューサーさん?)
84: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:24:02.93 ID:gg0/5J2j0
P『・・・それじゃあ、いくぞ』
律子『はい、お願いします・・・んっ!痛っ!』
P『大丈夫か?』
律子『大丈夫です・・・ゆ、ゆっくり動かして下さい』
P『最初は痛いからちょっと我慢してくれよ?』
春香(えっ?)
P『ふっ・・・はっ・・・』
律子『んっ・・・あっ・・・』
春香(こ、これって・・・)
律子『ち、ちょっと気持ちよくなってきたかも・・・プロデューサー、少し強くしていただいても・・・』
P『分かった。痛かったら言ってくれよ?』
春香(えっ、うそっ、えええぇぇっっ!!)
85: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:28:09.49 ID:gg0/5J2j0
春香(ちょっ、これ・・・あれだよね・・・)
律子『ふっ・・・うあっ!・・・』
P『大分良い感じなってきたな』
P『そろそろ体勢変えるか。律子、うつ伏せになって』
律子『あっ・・・わ、分かりました』
P『それじゃあいくぞー』
春香(う、うつ伏せって!まさか、ば、バッkって何言ってるのー!私ー!)カアァ
春香「じゃなくて・・・プロデューサーさん!!」///
P「ん?どうした春香、そんな凄い剣幕で?」
春香「どうしたもそんなもありません!こ、この録音なんですか!?」///
P「録音?なんか変なの入ってた?」スッ
P『はっ・・・どうだ?』
律子『ああっ・・・き、気持ちいいです』
P「」
86: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:29:19.52 ID:gg0/5J2j0
P「えっ、なにこれ」
春香「ど、どういうことなんですか!?」
P「し、知らんぞ!俺は本当に知らないって!」
春香「ま、まさかプロデューサーさん、律子さんと・・・」カアァ
P「アイドルがそんなこと言うな!ってやってない!まだしてないぞ!本当に身に覚えが無い!!」
春香「『まだ』ってどういうことですか!?」
P「あっ、違う!言葉の綾で!」
87: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:31:56.74 ID:gg0/5J2j0
P「ちょっと待て!本当に何の録音か確かめるから!」
春香(ど、どど、どうしよう、もし本当にプロデューサーさんと律子さんが付き合ってて、よ、夜の特別レッスンしてるとしたら!)///
春香(こんなことみんな知っちゃったら大変なことに「春香」
春香(と、特に美希とかが「春香!」
春香「ひゃいっ!!何でしょうか!!」
P「・・・この辺から聞いてみて?」
春香「?・・・は、はあ」
律子『んっ・・・気持ちいいっ』
春香(声・・・少し色っぽいかも・・・)///
春香(わ、私もこんな・・・ってダメダメ!)
P『それじゃあこれは?』
律子『あっ・・・うわっ!痛っ!痛い痛い!!』
P『んー、まだ腰の方はかなりコリが残ってるなー』
春香(えっ、コリ?)
88: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:35:16.03 ID:gg0/5J2j0
P『・・・よし!これでかなり腰の痛みが取れたんじゃないか?』
律子『はい!かなり体が軽くなった気がします!!』
律子『次はプロデューサーの番ですよ。はい、肩こっち向けてください』
P『分かった・・・ぬおっ!いてて!!』
律子『プロデューサーもかなり凝ってますよ?大丈夫ですか?』
春香「これって・・・マッサージですか?」
P「みたいだな。ひょんな拍子に録音のスイッチが入ってたんだろうけど・・・」
春香「良かった・・・」ホッ
P「ん?そういえば春香さんは何を想像して・・・?」
春香「うえぇ!?」カアァ
春香「ひどいです!プロデューサーさんのヘン夕イ!」
P「冗談だって。でも誤解させてしまうようなモノ聞かせて悪かったよ」
春香「そうですよ・・・最初知らないで聞いた時、すっごく恥ずかしかったですからね?」プクー
89: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:38:51.46 ID:gg0/5J2j0
P「まだ俺のスマホ使う?」
春香「もう少しいいですか?」
P「分かった、返す時は言ってくれよ?」
春香(もう少しさっきの2人の録音を・・・正直ちょっと気になる・・・)
P『んー・・・あっ、そこそこ』
律子『ふふっ、変な声出さないでくださいよ』
P『気持ちいいのは仕方ないだろ?』
律子『確かにそうですけどね。よしっ、そろそろ腰の方行きましょうか!』
P『うん、お願い』
春香(完全にオフモードのプロデューサーさん・・・何か新鮮)クスッ
90: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:45:00.85 ID:gg0/5J2j0
律子『よいしょ!・・・んっ!』
律子『ん~、ちょっと力が入らないなあ・・・プロデューサー、あんまり気持ちよくないですよね?』
P『悪いけど、本音を言うと・・・』
律子『ですよね・・・よし!プロデューサー、失礼します』ポスッ
P『んっ!?お、俺の上に乗ったのか!?』
律子『わ、私だって恥ずかしいですから言わないでくださいよ!』
春香(!?)
91: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:47:42.44 ID:gg0/5J2j0
律子『お、重いかもしれませんが・・・』
P『それは大丈夫。むしろ最近ちゃんと食べてるか?って聞きたいくらいの軽さなんだけど』
律子『そ、そうですか?』
P『うん。軽いけど凄い良い感じの柔らかさが俺の脚に・・・』
律子『もうっ!そんな恥ずかしくなるようなこと言わないでくださいよ!!』グリッ
P『うああっ!?い、痛い痛い!!』
春香「」
_________
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92: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:50:08.30 ID:gg0/5J2j0
美希「なんなのなの・・・」
響「さっきからイチャつくことしかしてないぞ・・・」
亜美「んっふっふ~!真美隊員、これは後で兄ちゃんのスマホを調査しないとですな~!」
真美「・・・」///
亜美「真美?」
真美「う、うん!そうだね!テッテーテキに調べ上げないとー!」
真「その後は録音には特に何もなかったの?」
春香「うん。そのままマッサージが続いて、『あれ?録音?まあいいや』ってプロデューサーさんの声がして録音が終わっちゃった」
雪歩「そうしてほったらかしにしてたら、春香ちゃんに聞かれてしまったってことだね」
春香「すっごく恥ずかしかったよ・・・」///
あずさ「律子さん、もう少し自分のスタイルに自信持ってもいいのにね?」
貴音「真にそう思います。ですがいつも自分のことを寸胴と言って卑下していて・・・」
千早「あんなにスタイル良いのに・・・それに胸も・・・くっ」
93: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:52:56.80 ID:gg0/5J2j0
春香「次は誰か軽いお話で行こう!」
春香「・・・自分が言うのもアレだけど」
真「それじゃあボクが行こうか!」
春香「うんっ。真、軽めのお話だよ、軽めの!」
やよい「春香さん、今のなんだかダチョウ倶楽部みたいですー!」
春香「」
響(あっ、やよいのピュアな感想が春香の心を打ち砕いた)
94: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:53:50.30 ID:gg0/5J2j0
亜美「『押すなよ!押すなよ!』だねー?」
真美「さっすが今を時めくトップバラドル!」
亜美真美「「イェイッ!!」」
春香「ワタシ、バラドルジャナイモン・・・」ウジウジ
千早「もう亜美、真美。そんなに春香のこといじめないの」
千早「春香はちゃんとしたアイドルだから・・・ね?」ヨシヨシ
春香「うう・・・千早ちゃん・・・」グスッ
真「い、いいのかな、ボクの話しても・・・プロデューサーと律子が2人で映画見てた時の話だけど・・・」
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95: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:56:20.58 ID:gg0/5J2j0
律子宅 夜
律子「それじゃあ、再生しますよー!」ピッ
P「いえーい」パチパチ
P「本当に『眠り姫』で良かったの?これ一応試写会も上映中にも観てただろ?」
律子「そうですけど・・・観たいものは観たいのです。プロデューサーは他の映画が良いですか?」
P「いや、俺も最近もう一度観たいなって思ってたから丁度良かったぞ?」
律子「それなら良かったです。そうだ!雰囲気出すために電気消しちゃいましょうか!」
P「いいな!俺、消してくるよ」
律子「ありがとうございます」
96: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/27(木) 23:58:55.42 ID:gg0/5J2j0
オヒサシブリデスワ
律子「うう、自分が出てるのってなんだかむず痒い・・・」///
P「やっぱりそういうものなのか?俺は出てないから分かんないけど」
律子「そういうものですよ。しかも、今回悪役でしたし・・・」
P「でも、あの格好中々良かったぞ?律子にピッタリな感じでさ」
律子「そ、そうですか?」テレテレ
P「鞭持っててさ、高校の頃あんな雰囲気の国語の女教師g痛っ!!」
律子「気にしてたのに!ちょっと照れた私がバカだったわ!」ゲシッ!
P「いてて・・・まあ、綺麗だったけど」
律子「ふえっ・・・不意にそんなこと言うの卑怯じゃないのよ・・・」///
97: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 00:02:15.31 ID:40H44Njo0
ワタシタチノナカカラ、アイドルガエラバレルカモシレナインダッテ!
P「この世界でのアイドルってなかなか凄いよな」
律子「能力使えますからね」
律子「こうやって美希が・・・」
ミンナキエチャエバイイッテオモウナ!
律子「って・・・」
P「これ・・・おにぎり波だよな、美希がいつもライブでやってる・・・」
律子「ですね。結構製作者側がノリノリで色んな小ネタを入れてくれたみたいです」
P「なるほど」
98: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 00:04:19.63 ID:40H44Njo0
ヤメナサイ、ヤヨイ! ヴッヴー!
律子「この辺とか、私がやよいに注射しちゃって・・・」
律子「亜美とか伊織に頼まれて仕方なく引き受けたら、悪役ですよ?」
P「でもさ、けっこう新鮮だっただろ?」
律子「ま、まあ・・・そうですね」
律子「正直あの悪役の演技、結構竜宮のレッスンの時に活用してますよ。アメと鞭!みたいな感じで」ニヤリ
P(あかん、鬼軍曹や)
99: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 00:06:07.41 ID:40H44Njo0
チハヤチャンナラ、ダイジョウブ!
P「おおっ、この辺やっぱりいつ見てもすごいな」
P「ワイヤーアクション駆使して・・・CG組んだ後見せてもらった時は感動したなあ」
P「そういえばワイヤーに慣れなくて春香は撮影中何度も目を回してて・・・」
P「でも本当にこのシーンは凄い、律子もそう思うよな?」ポスッ
P「ん?律子?」
律子「・・・」スゥスゥ
100: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 00:07:31.45 ID:40H44Njo0
P「寝た?」
律子「・・・」スヤスヤ
P「律子ー、もうすぐ映画クライマックスだぞー」
律子「・・・zzz」
P「自分が見たいって言ってたのに・・・」
P「昨日も今日も朝から忙しかったからなあ・・・」
律子「・・・zzz」
102: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 00:08:47.56 ID:40H44Njo0
P「お疲れ様」ナデナデ
律子「・・・んっ」
P「やべっ、起きる?」
律子「・・・」スゥスゥ
P「良かった、起きなかった」ホッ
律子「・・・zzz」ニコ
P「!」
P(寝てるのにちょっとニコってした・・・今の破壊力ヤバい)
P「よく考えたら律子の頭が俺の肩に乗ってるから、動けないんだよなあ・・・」
P「それに良い匂いするし・・・」
P「しばらくしたら起こしてあげるか」
律子「・・・zzz」
_________
______
___
104: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 00:13:53.00 ID:40H44Njo0
雪歩「2人でお家で映画って、憧れるなぁ」
真「でしょ!聞いてるとちょっと恥ずかしいけどさ、なんかこう、キュンキュンくるよね!」
真「その後、プロデューサーが起こしてあげたらしいよ」
真「『また風邪を引かせてしまうところだった!』って律子はすっごく謝ったって」アハハ
伊織「あったわね、そんなこと」
美希「それがこのハニーと律子についてのお話会のきっかけなの」
真美「そうだったねー!まこちんとゆきぴょんがメール送って来て!」
109: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:20:30.22 ID:40H44Njo0
春香「うんうん!よし、次もこんな感じで行ってみよう!」
響「春香、次は自分がいっていい?」
春香「うん!響ちゃんどうぞ!」
響「えっと・・・プロデューサーが律子の実家に行った時の話だぞ!」
あずさ「!」ガタッ
雪歩「響ちゃん?も、もしかしてプロデューサーが律子さんの両親に挨拶しに行ったってわけじゃないよね?」
春香「あ、あずささん、雪歩、落ち着いて・・・それで響ちゃん、どうなの?」
響「じ、実は・・・多分そんな感じなのかな・・・」
あずさ「そうなの、うふふふふ・・・」ゴゴゴゴゴ
千早「あ、あずささん、落ち着いて!」
_________
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___
110: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:25:19.74 ID:40H44Njo0
律子の実家前
律子「・・・でも、どういう風の吹き回しですか?私の親に会いたいだなんて」
P「いや、律子が俺の隣に引っ越してきてから色々と律子にお世話になってるから、そのお礼をしようと思ってさ」
律子「なるほど・・・」
P「俺が行くって律子のご両親には言ってるんだろ?」
律子「はい、前もって伝えてますよ」
P「OK」
111: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:28:13.42 ID:40H44Njo0
P「ここ?」
律子「そうです」
P「かなり立派な家だな」
律子「父は自分の店を一代で大きくしましたからね」
P「自慢の父親ってやつだな?」
律子「ま、まあ・・・そうですね」テレテレ
P「そういえばお土産こんなのだけど、大丈夫?」
律子「大丈夫ですよ、貰ったら何でも喜ぶ人ですから」
P「良かった。じゃあ、インターホン押すぞ」
ピーンポーン
112: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:31:42.15 ID:40H44Njo0
P律子「・・・」
P「なかなか来ないな」
律子「そうですね、どうしたかしら?」
ガララッ
律子父「・・・」
P「あっ、お父さんですか?私、律子さんと同じ職b「帰れ、うちの娘はやらん」
ガララッ ピシャッ!
P律子「」
P律子「えっ」
律子「いやいやいやいや!!ちょっと待ってよお父さん!!どういうことよ!!」ガンガン
律子「む、娘はやらんって!そういうわけじゃないわよ!」///
律子「大体あなたそういうキャラじゃないでしょ!?」
114: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:33:45.34 ID:40H44Njo0
ガララッ
P律子「!!」ビクッ
律子父「・・・」
律子父「っていうジョークを考えてみたんだけど、どうだろう?」ハハハ
律子「うおりゃあ!!」ドカッ
律子父「おうふっ」バキッ
律子「あ、あなたねえ!たとえ父親でも笑えないジョークってものがあるわよ!!」
律子父「あはは、悪い悪い。で、君が例の彼かね?」
P「は、はい!Pと言います!」
115: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:35:47.36 ID:40H44Njo0
律子父「そう硬くならず、ウチの娘をよろしく頼むよ」
P律子「えっ」
律子「ちょっと!だからそういう笑えない冗談を・・・!」
律子父「冗談じゃないさ。小学校の頃すごく仲良かった男子でさえ家に連れてこなかったお前がこの家に連れて来るってことは・・・そういう男なんだろ?」
律子「ふぇっ」カアァ
P「」
律子父「はははっ!まあ、上がってゆっくりなさい」
P律子「は、はい・・・」///
_________
______
___
116: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:38:48.29 ID:40H44Njo0
あずさ「・・・」ドンッ
やよい「うわぁ!あ、あずささん、ビックリしました!」
あずさ「あっ・・・ごめんねやよいちゃん、つい取り乱しちゃって・・・」
亜美「みんなー!これが正しい壁ドンの使い方だよー!」
真美「女の子をオトすために使うんじゃないかないからねー!」
春香「響ちゃん、プロデューサーさんが律子さんのお父さんお母さんに会ってからどうなったかは知ってる?」
響「確か、話していくうちに律子の両親と馬が合って仲良くなって、そのまま夜に酒盛りまで一緒になって始めて・・・」
響「『早く律子のお婿さんになってほしいな!あっはっは!』って言われたとかなんとか・・・」
真「へ、へえ~・・・」
響「まったく、勘弁してほしいぞ!話聞いててホントに恥ずかしかったもん!」///
117: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:42:29.91 ID:40H44Njo0
春香「よーし、いいよいいよ!どんどんいこう!」
貴音「春香、次は私がよろしいですか?」スッ
春香「貴音さんですね!はい、どうぞ!」
貴音「では・・・以前、皆は律子が酔い潰れた時の話を覚えてますか?」
やよい「あっ!それこそさっきお話した、次の日プロデューサーが風邪を引いたっていうお話の続きですよね?」
貴音「ええ。それでは、あの方・・・プロデューサーが酔い潰れた時のお話は聞きましたか?」
あずさ「プロデューサーさんが?」
貴音「ええ」
真「プロデューサーってお酒強いんですか?」
あずさ「少なくとも私は泥酔してる姿を見たことが無いわね~」
伊織「ってことはどんだけ飲んだのよ・・・」ハァ
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118: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:45:25.39 ID:40H44Njo0
P宅
律子「この前プロデューサーが私の実家に行った時のお礼っていうので、父がこんなものを・・・これってお酒ですよね?」スッ
P「確か・・・グラッパ?」
律子「どんなお酒なんですか?突然私の家に送られてきたのですけど・・・」
律子(何か私宛の変な手紙もあったけど・・・)
P「んー、簡単に言ったらブドウで造った蒸留酒・・・イタリア版ブランデーみたいなもんだよ、作り方はちょっと違うみたいだけど」
P「食後に飲むお酒だったはず」
律子「なるほど、あまりブランデーって飲んだことないですけど・・・」
P「アルコール強いからな、これも46%って書いてるし」
律子「そ、そんなに強いのですか?」
P「ああ。だから小さい独特の形したグラッパグラスっていうグラスで飲むんだ」
P「そうだ、今から飲んでみるか?」
律子「飲んでみたいですけど・・・強いんですよね?大丈夫かしら・・・」
P「大丈夫、飲めなかったら俺が残り飲むから」
律子「そ、それじゃあ・・・」
119: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:54:20.19 ID:40H44Njo0
コトッ
P「流石にグラッパグラスまでは持ってないけどな」アハハ
律子「そんなものまであったら逆に引きますよ・・・」
トクトク…
P「律子、はいっ」
律子「あ、ありがとうございます」
律子「!・・・なにこれ、すごくいい香り!何だか甘くて・・・」
P「そう、すごくいい匂いがするんだよ」
律子「本当にいい香り・・・じゃあ一口・・・」クイッ
律子「んっ、さっき嗅いだ香りが口いっぱいに・・・でもキツイ!」
律子「アルコールが強くて私には飲めません!」
P「やっぱり無理だったかー」
120: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 17:56:21.84 ID:40H44Njo0
P「でも、これホントに美味いぞ!」
律子「よく飲めますね、強すぎて私には飲めませんよ」
P「俺も始めは飲めなかったけど、少しずつ慣らしていったよ」
P「うん、でも本当に美味い。律子の分も貰うぞ?」
律子「はい、どうぞ飲んでください」
律子「でも飲みすぎないでくださいよ?強いお酒なんですから回ったら大変ですよ?」
P「なんくるないぞ、節度は守る」
律子「はあ・・・」
律子(確かに大丈夫だろうけど・・・この人酔ってる所今まで見たことないし)
律子(って、えっもう私の分も飲んだの?ピッチ早くないかしら?)
律子(大丈夫・・・よね?)
・・・
121: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:02:04.63 ID:40H44Njo0
・・・
律子「プロデューサー、大丈夫ですか?」
P「・・・んあ?おーけーおーけー」
律子「ベロンベロンじゃないのよ・・・」
律子「どんだけ飲んでるんですか、気付いたらボトルの半分無くなってるじゃない・・・」
P「おお~、りっちゃ~ん」
律子「何ですか?もう・・・ほらお水飲んで、早く酔い醒ましてくださいよ」
P「・・・」ジーッ
律子「ど、どうしました?こっち見て」
P「・・・」ギュッ
122: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:05:39.64 ID:40H44Njo0
律子「ふわぁっ!!な、何するんですか!?」
P「かわええ・・・」ボソッ
律子「!?な、何を言って!!」カアァ
P「はあ・・・りっちゃんかわいいよ、りっちゃん・・・」ナデナデ
律子「!!」ボンッ
律子(なによこれ・・・なによこれ!!)
律子(抱きしめられて、か、かわいいって言われて、仕舞いには撫でられて・・・)///
P「よいしょっと!」ヒョイッ
律子「ひゃあ!急に持ち上げないでくださいよ!」
律子「って、これお姫様だっこ・・・」カアァ
123: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:09:27.67 ID:40H44Njo0
P「~♪」クルクル
律子「私抱っこしたまま回らないでください!危ないですって!!」
P「~♪」トスッ
律子「やっと回転止まった・・・ってここ、ベッド?」
ドサッ
律子「ひゃっ!」
律子「ぷ、プロデューサー!?」
律子(投げられてベッドの上に・・・厳密には抱っこされた状態でプロデューサーが横になったから、私の下にプロデューサーがいるけど・・・)
律子(で、でも・・・)
P「・・・」ギューッ
律子(でも完全に向き合ってプロデューサーから抱きしめられてる状態!!)
律子(ま、まさかここまで酔うなんて・・・この人泥酔したらこんなことなるんだ・・・)
律子(ん?そういえば、あのお酒送られてきた時に入ってたメモ・・・)
_____
りっちゃんへ
これならお酒の強いPくんでもイチコロ!
既成事実でも作ってさっさと決めちゃいなさい!
父より
_____
124: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:10:58.74 ID:40H44Njo0
律子(あれってそういうことか!今度会ったらあの男絶対許さん!)
P「・・・」ギューッ
律子(今はそれよりもこの状況をどうにかしないと・・・)
律子「プロデューサー?」
律子「だ、ダメですよ、こんなの!」
律子「今はまだ早いですって、もうちょっと段階を踏んで・・・じゃなくて!違う!」///
律子「前に言いましたよね?こういうのしたら事務所にみんなに言って、社会的にあなたのこと消しちゃいますよ?って・・・」
律子「だ、だからその・・・!」
律子「って寝てるし・・・」
P「・・・zzz」
125: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:15:26.43 ID:40H44Njo0
律子(よ、良かった・・・)
律子(と、とにかく今度お父さんに会ったら、とりあえず一発ぶたないと気が済まないわね)
律子(今度からプロデューサーには飲む量を控えさせないと・・・)
律子(で、でも・・・)
P「・・・zzz」ギューッ
律子(起きる気配ないし・・・今晩はずっとこの状態で・・・)
律子(絶対寝られるわけないでしょ!前に隣り合って寝た時でさえ寝付くの苦労したのに)
律子(それに密着してるからちょっとお酒臭いけど、ちゃんとプロデューサーの匂いがする・・・)
律子(はっ!ダメよ!そんなこと考えたら!!)カアァ
_________
______
___
126: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:17:17.77 ID:40H44Njo0
一同「・・・」
伊織「このヘン夕イ!derヘン夕イ!!」ベシーン
貴音「はやっ」
伊織「あ、アンタねぇ!折角さっきの下世話な話から離れたと思ったのに、どうしてここで戻してくるのよ!!」///
美希「・・・」プルプル
千早「み、美希?」
美希「は、ハニーはそんなオオカミさんじゃないの・・・」ウルウル
千早(かわいい)
127: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:19:53.49 ID:40H44Njo0
貴音「ちなみにですが、プロデューサーは起きた後30分ほど土下座をし、律子嬢はその間説教をしたそうです」
真「プロデューサーの土下座は分かるけど、律子の説教は多分照れ隠しだよね」
春香「だ、『段階を踏んで』とか言っちゃってるし・・・」
響「でも、よくそんな話律子がしてくれたね?」
貴音「律子と居酒屋に行く機会があったので、酔って口が軽くなった時にお聞きしました」
亜美「お姫ちんマジ策士!」
伊織「居酒屋・・・そっか、アンタもそういうところに行ける年になってるのよね」
貴音「しかしあのような話を尋ねるというのは真に勇気がいるものですね、恥を忍んで尋ねました・・・」カアァ
128: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:22:11.75 ID:40H44Njo0
伊織「さっきから響といい真や春香といい、恥ずかしく思うのだったら聞かなきゃいいじゃない」
真「い、いや、だってさ・・・」
響「面白そうな話聞きつけて、2人に尋ねて」
春香「私たちが調子乗って、どんどん話聞いていくうちに恥ずかしくなるのがオチっていうわけで・・・」
伊織「なによそれ・・・」ハァ
春香「そういう伊織はどうなの?伊織以外はみんな言ったよ?」
伊織「わ、私は特にそんな話は興味無いし・・・」タジタジ
真美「あれー?さっきから一字一句聞き逃さないように聞いてるいおりんが興味無いだってー?」
亜美「亜美たちにはお見通しですぞー?」
伊織「亜美!真美!」ムキーッ
春香「それで、どうなの?」
伊織「・・・別に大したものじゃないわよ。律子とプロデューサーの電話の会話だけど」
_________
______
___
129: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 18:24:58.03 ID:40H44Njo0
某テレビ局駐車場
律子「それじゃあ事務所に戻るわよ、みんなシートベルトした?って後ろの2人もう寝てるし・・・」
亜美あずさ「・・・zzz」
伊織「でもシートベルトはちゃんとしてるみたいよ?」
律子「そう。それじゃあ出発するわよ」
ウッウー!デンワデスヨー!
律子「ごめん伊織、ちょっと待って」ピッ
律子「もしもしプロデューサー?どうしました?」
132: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 21:40:57.24 ID:40H44Njo0
律子「はい・・・あっ、もう仕事あがるんですね?私は今から竜宮のみんなを事務所に連れて、この後ちょっと事務作業する予定です」
律子「・・・えっ、夕飯作ってくれる?いいんですか?お願いします!」
律子「そんな、作っていただく身なのに私が要望するなんて・・・じゃあ食べたいもの被ったやつにしましょうよ!」
律子「よし・・せーの!肉じゃが!」
律子「ふふっ、一発で被っちゃいましたね♪」
律子「そうだ、タマネギとニンジン私の冷蔵庫の中に残ってるので勝手に使っちゃってください」
律子「いえいえ、私からもそれくらいさせてください。今度は私があなたに夕飯作りますから!」
律子「はい・・・はい!楽しみに待ってます!」ピッ
133: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 21:44:41.24 ID:40H44Njo0
律子「ふぅ・・・肉じゃが~♪」
律子「ハッ!」クルッ
伊織「・・・」ニヤニヤ
律子「」
伊織「良かったわね?夕飯、作ってくれるわよ?アイツが」ニヒヒッ
律子「」
_________
______
___
134: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 21:48:45.88 ID:40H44Njo0
伊織「私からはこれくらいの話しかないわよ?」
一同「・・・」
春香「な、なんだろう・・・一番家庭的な話だからダメージが凄い・・・」
真「ねえ雪歩、気付いた?」
雪歩「うん」
響「出かけたり家事手伝ったりして、2人でよく一緒に過ごしてて・・・」
千早「親御さんの同意を貰ってて・・・」
あずさ「律子さん自身も、もし仮にそういうことになっても満更でもない・・・」
春香「これってさ・・・」
一同「私たち勝つ要素ないよね?」
135: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 21:51:58.97 ID:40H44Njo0
響「今まで聞いてきた話もただのバカップルとして置き換えても全く違和感無いぞ・・・」
やよい「とーっても仲良しですー!」
真美「やよいっち~、仲良しなのはいいことだけど、この仲の良さはマズイっしょ~・・・」
春香「マズイ!マズイよ!プロデューサーさんを律子さんに取られちゃうよー!!」
千早「もう秒読みって感じもするけど・・・」
伊織「別にいいんじゃない?あの2人で」
亜美「ん~?いおりん、それは本音なのかな~?」
伊織「あーもう!うるさいわね!そんなわけ無いでしょ!?」///
136: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 21:54:41.13 ID:40H44Njo0
伊織「小鳥!!」
小鳥「!!」ピヨッ
やよい「小鳥さん!?いたのですか!?」
小鳥「いたも何も対策会議を始めた時からいたわよ?」
社長「実は私もだが・・・」ガチャ
千早「社長も!?」
響「それならどうしてこっちに来なかったの?」
小鳥「一応お仕事残ってるし・・・それに、こうやってみんなのやり取り見てる方が面白いかなーって」
真「それで小鳥さん!一体どうしたら・・・」
春香「そうですよ!小鳥さんがこの対策会議の議長ですよ!?」
小鳥「そ、そんなこと確か一番始めに決めたわね・・・でも、どうしたらって言われても・・・」
伊織「アンタね、私たちが喋るアイツ達のこんなダダ甘な話聞かされてどうも思わないの?」
小鳥「・・・は?」
一同「!」ビクッ!
138: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 21:57:45.64 ID:40H44Njo0
小鳥「・・・どうも思わない?随分いい言われようね?」
小鳥「私が・・・私が、プロデューサーさんと律子さんの3人で事務作業してる時の気持ちも知らないで・・・」ゴゴゴ
春香「あ、あの・・・小鳥さん?」
小鳥「例えば・・・」
律子『プロデューサー、アレはどうなりました?』
P『ん?ああ、アレか。ちゃんと通ったぞ』
律子『そうですか!それじゃあ、あの娘たちにも伝えておきますね!』
小鳥「みたいに、完全に以心伝心な状態とか!!」
139: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 22:00:31.66 ID:40H44Njo0
律子『・・・ふうっ、終わった』タンッ
律子『プロデューサー、終わりました?』
P『ごめん、あと30分くらいかかりそう。律子、先に帰ってても・・・』カタカタ
律子『いえ、それくらいなら待ちますよ』
P『ありがとう。わざわざ悪いな』
律子『私が待ちたくて待ってるだけですから』クスッ
小鳥「みたいな、献身的にプロデューサーさんのことを待つ律子さんとか!!」
春香(ああ・・・)
小鳥「それに時々仕事してる時にプロデューサーさんと律子さんの目が合って、微笑み合ってる姿とか!!」
千早(そうか・・・)
小鳥「それなのに・・・それなのに、何とも思わずにいられるわけ無いでしょーがー!コノヤロー!!」ドーン
一同(この人が一番の被害者だった・・・)
140: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 22:04:13.21 ID:40H44Njo0
小鳥「それなのに付き合ってないって全力否定するし、何なのよもう・・・」グスッ
亜美「何かゴメンね?ぴよちゃん」ナデナデ
小鳥「いいのよ亜美ちゃん・・・いいの」
小鳥「・・・でもね?」
小鳥「毎日幸せそうなプロデューサーさんと律子さんの顔を見てたら、何だかこっちまで嬉しくなっちゃいそうな時もあって・・・」
小鳥「ずうっとこんな光景を見ることができたらなって思うの」
一同「・・・」
小鳥「だから、私たちがこれ以上2人の恋路に立ち入るのは・・・野暮かなぁって」
一同「・・・」
141: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 22:08:05.18 ID:40H44Njo0
貴音「小鳥嬢、ということは2人のことを見守るべき・・・と?」
小鳥「そういうこと♪」
美希「・・・」
美希「・・・めなの」
響「美希?」
美希「ダメなの!」
美希「ハニーは!・・・ハニーは美希のハニーなの!それだけは・・・それだけは絶対に律子であっても譲れないって思うな!!」
春香「そうですよ!諦めたらそこでお終いだよ!!」
ワーワー ソウダー! ダゾー! ナノー! ギャーギャー
142: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 22:10:06.81 ID:40H44Njo0
ガチャ
一同「「!!」」
P「ただいまー!」
律子「ただいま戻りましたー!って、みんなまだいるのね?」
春香「ついついみんなとお話しちゃって・・・」
P「久しぶりにみんなが事務所に集まったから仕方ないか。何の話していたんだ?」
春香「ひ、秘密です!」
貴音「あなた様、仕事の打ち合わせはどうなりましたか?」
P「バッチリ通ったぞ!律子がプレゼンをバシッて決めてくれたおかげだな!」
律子「も、もうっ!そんな褒めないでくださいよ!照れるじゃないですか!」///
143: ◆kBqQfBrAQE 2014/03/28(金) 22:14:46.43 ID:40H44Njo0
真美「うはぁ・・・帰ってそーそーイチャイチャだよ・・・」
律子「い、イチャイチャなんてしてないわよ、何言ってるのよ?」
P「そうだぞ?イチャイチャとかそんなバカップルがするようなこと・・・」
真「2人で一緒にショッピングとかカラオケに行ってるのに?」
律子「えっ」
雪歩「部屋で2人きりで映画見たり、お泊まりもしているのにですか?」
P「ちょっ、どうして知って・・・真とかやよいにはつい言ったけど・・・」
響「そんなのでよくイチャイチャしてないとか言えるな!このヘン夕イプロデューサー!」
律子「うう・・・あぅ・・・」カアァ
春香「・・・」
P「は、春香?」
春香「・・・もう・・・もう!」
春香「早く2人ともくっついてしまえー!!」
まえー!
マエー!
…
おわり
引用元: 春香「プロデューサーさん・律子さん対策会議を始めます!!」
【かぐや様は告らせたい】かぐや様は祭りに行きたい
2020-04-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:29:40.89 ID:zdArzUoP0
石上「どうもです、会長。ずいぶんはやいですね」
白銀「そうか?今来たところだぞ」
石上「いえ、僕は祭りの待ち合わせの時間より早く来ちゃったなって思ってたところなんで」
白銀「なるほど。それにしても、石上は甚平を着てくるとは意外だったな」
石上「家にあったんで、パッと着てきました。会長はもしかしたら制服かもって思ってたんすけど、普通に私服ですね」
白銀「俺は制服でいこうとしてたんだがな、妹がうるさくてな……」
石上「そうですか。そういえば四宮先輩達はまだですよね?」
白銀「ああ。まだ来ていないが」
石上「いや、生徒会で遊ぶの初めてなんで、どういう格好でくるのかなと」
白銀「祭だしな、藤原書記は浴衣できそうだな。四宮も、浴衣じゃないか?」
石上「なんか四宮先輩は浴衣似合いそうっすよね」
白銀「そうか?浴衣なんで誰が着てもあまり変わらんだろう。日本人ならそれなりに似合うものだ」
前作→【かぐや様は告らせたい】かぐや様は着させたい
前々作→【かぐや様は告らせたい】かぐや様は撮ってみたい
白銀「そうか?今来たところだぞ」
石上「いえ、僕は祭りの待ち合わせの時間より早く来ちゃったなって思ってたところなんで」
白銀「なるほど。それにしても、石上は甚平を着てくるとは意外だったな」
石上「家にあったんで、パッと着てきました。会長はもしかしたら制服かもって思ってたんすけど、普通に私服ですね」
白銀「俺は制服でいこうとしてたんだがな、妹がうるさくてな……」
石上「そうですか。そういえば四宮先輩達はまだですよね?」
白銀「ああ。まだ来ていないが」
石上「いや、生徒会で遊ぶの初めてなんで、どういう格好でくるのかなと」
白銀「祭だしな、藤原書記は浴衣できそうだな。四宮も、浴衣じゃないか?」
石上「なんか四宮先輩は浴衣似合いそうっすよね」
白銀「そうか?浴衣なんで誰が着てもあまり変わらんだろう。日本人ならそれなりに似合うものだ」
前作→【かぐや様は告らせたい】かぐや様は着させたい
前々作→【かぐや様は告らせたい】かぐや様は撮ってみたい
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:30:51.65 ID:zdArzUoP0
石上「そんなもんですか……って、会長!体ブルブル震えてますけど大丈夫ですか!?」
白銀「だ、だ、大丈夫だ。風邪でも引いたかな」
石上「風邪とかいうレベルじゃなくて、バイブレーションみたいになってますよ!!残像見えてますよ!」
石上の一言。それは道中、白銀が必死に押さえつけてきた妄想という名のパンドラの箱を開けてしまった!
和風美人である四宮と浴衣という組み合わせは考えるまでもなくベストマッチ!白銀にとっては、それは戦車級の攻撃力を誇る武器となるのだ。
白銀「だ、だ、大丈夫だ。風邪でも引いたかな」
石上「風邪とかいうレベルじゃなくて、バイブレーションみたいになってますよ!!残像見えてますよ!」
石上の一言。それは道中、白銀が必死に押さえつけてきた妄想という名のパンドラの箱を開けてしまった!
和風美人である四宮と浴衣という組み合わせは考えるまでもなくベストマッチ!白銀にとっては、それは戦車級の攻撃力を誇る武器となるのだ。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:31:22.44 ID:zdArzUoP0
石上「具合悪いなら今日はやめにしますか?」
白銀「問題ない!ほら、震えは止まっただろう」
石上「止まりましたけど……。無理はしないほうがいいっすよ」
白銀「ああ。そうだな」
拳を握りこみ、爪を食い込ませることで震えを力づくで止めた白銀!
呼吸を整えようとした白銀だが、落ち着くことは許されなかった……。
藤原「あっいましたよ、かぐやさん!もう会長と石上くんは着いてたみたいです」
かぐや「ちょっとまって。藤原さんもっとゆっくり……」
石上「あっ。来ましたよ会長」
白銀「なにっ!?もうか!?」
藤原「こんばんは、はやいですねー二人とも」
石上「丁度、そろそろ藤原先輩と四宮先輩きますかねーって話してたところですよ。じゃあ、そろそろいきますかって、どうしました、会長。固まってますよ」
白銀「……ん。大丈夫だ。よし、いこう」
白銀「問題ない!ほら、震えは止まっただろう」
石上「止まりましたけど……。無理はしないほうがいいっすよ」
白銀「ああ。そうだな」
拳を握りこみ、爪を食い込ませることで震えを力づくで止めた白銀!
呼吸を整えようとした白銀だが、落ち着くことは許されなかった……。
藤原「あっいましたよ、かぐやさん!もう会長と石上くんは着いてたみたいです」
かぐや「ちょっとまって。藤原さんもっとゆっくり……」
石上「あっ。来ましたよ会長」
白銀「なにっ!?もうか!?」
藤原「こんばんは、はやいですねー二人とも」
石上「丁度、そろそろ藤原先輩と四宮先輩きますかねーって話してたところですよ。じゃあ、そろそろいきますかって、どうしました、会長。固まってますよ」
白銀「……ん。大丈夫だ。よし、いこう」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:32:10.05 ID:zdArzUoP0
石上「はい……ってそっち反対ですよ!どこいくんですか!」
白銀「ああ。すまない。こっちだったか」
白銀(平常心、平常心だ!!いくらちょっと四宮の浴衣がかわいいくたってそれで心を乱されてはならない……)
かぐや(ふふふ。会長。そんなにわざとらしく私から目を逸らして。少し裾が短いかなと思いましたけど、早坂に言われた通りこれにして正解でした。明らかに動揺していますね。今夜こそ、私に告白してもらいましょうか)
藤原「わあー。楽しみですね。たくさん出店がありますよー。綿あめに、金魚掬いに、射的に、かき氷!!どれにいきましょうかー??」
高校2年生のとある夏の夜。
狭い生徒会室からこの夏祭りに戦場を移し、恋愛頭脳戦の火蓋が今にも切られんとしていた!
白銀「ああ。すまない。こっちだったか」
白銀(平常心、平常心だ!!いくらちょっと四宮の浴衣がかわいいくたってそれで心を乱されてはならない……)
かぐや(ふふふ。会長。そんなにわざとらしく私から目を逸らして。少し裾が短いかなと思いましたけど、早坂に言われた通りこれにして正解でした。明らかに動揺していますね。今夜こそ、私に告白してもらいましょうか)
藤原「わあー。楽しみですね。たくさん出店がありますよー。綿あめに、金魚掬いに、射的に、かき氷!!どれにいきましょうかー??」
高校2年生のとある夏の夜。
狭い生徒会室からこの夏祭りに戦場を移し、恋愛頭脳戦の火蓋が今にも切られんとしていた!
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:32:38.29 ID:zdArzUoP0
~~射的~~
射的。それは祭に置いて花形と言っていいほどの存在感を誇る出店である。というのは、祭に来た男は女にアピールするために、避けては通れない関門だからである。
かっこよく獲物を撃ち抜き、それをさり気なく女にプレゼントする。男ならば誰でも一度は考えるシチュエーション。
その射的の重要性を白銀はもちろん理解していた。
白銀「おっ。射的があるじゃないか。ちょっとやってくか」
藤原「いいですね、会長。やりましょうー」
銃をとったのは白銀と藤原。残りの二人は後ろから眺めていた。
射的。それは祭に置いて花形と言っていいほどの存在感を誇る出店である。というのは、祭に来た男は女にアピールするために、避けては通れない関門だからである。
かっこよく獲物を撃ち抜き、それをさり気なく女にプレゼントする。男ならば誰でも一度は考えるシチュエーション。
その射的の重要性を白銀はもちろん理解していた。
白銀「おっ。射的があるじゃないか。ちょっとやってくか」
藤原「いいですね、会長。やりましょうー」
銃をとったのは白銀と藤原。残りの二人は後ろから眺めていた。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:33:17.18 ID:zdArzUoP0
かぐや「なるほど。あの銃で倒した商品を持ち帰れるのですか」
石上「そうです……って四宮先輩射的初めてですか?」
かぐや「はい、あまりこういう場に来る機会がなかったものですから」
石上「……へー。お金持ちも大変ですね……」
白銀「じゃあ、藤原書記、先にどうぞ」
藤原「いいんですかーー?私が全部取っちゃいますよーー。どれにしようかなー」
棚にはゲームソフトや菓子の箱や、ぬいぐるみが所狭しと並んでいた。
白銀「ああ。俺はあまりやったことがないからな。藤原書記のを見て勉強するよ」
藤原「えへへー。じゃあいきますよ。とりゃ!とりゃ!」
小気味好いテンポで引き金を引く藤原。そして、その結果は……。
藤原「全然あたりません!当たっても倒れません!」
石上「藤原先輩。狙うなら一つに絞ったほうがいいですよ。それにあまり大きいのは……」
白銀(やはり。一発一発が軽いことに加え、商品自体が倒れにくくなっているのか。なら!)
白銀は灰色の脳細胞を活性化させる!白銀は藤原の射的をただぼおっと眺めていたわけではない!
白銀(初速、重力加速度、空気抵抗、対象までの距離、対象物の重心を考えれば……!)
白銀は学園で天才の四宮をも凌ぐ成績の持ち主である。その頭脳を駆使すればこの程度の物理演算は容易!白銀の脳裏では無数のペンが無数の数式を組み立てる!
石上「そうです……って四宮先輩射的初めてですか?」
かぐや「はい、あまりこういう場に来る機会がなかったものですから」
石上「……へー。お金持ちも大変ですね……」
白銀「じゃあ、藤原書記、先にどうぞ」
藤原「いいんですかーー?私が全部取っちゃいますよーー。どれにしようかなー」
棚にはゲームソフトや菓子の箱や、ぬいぐるみが所狭しと並んでいた。
白銀「ああ。俺はあまりやったことがないからな。藤原書記のを見て勉強するよ」
藤原「えへへー。じゃあいきますよ。とりゃ!とりゃ!」
小気味好いテンポで引き金を引く藤原。そして、その結果は……。
藤原「全然あたりません!当たっても倒れません!」
石上「藤原先輩。狙うなら一つに絞ったほうがいいですよ。それにあまり大きいのは……」
白銀(やはり。一発一発が軽いことに加え、商品自体が倒れにくくなっているのか。なら!)
白銀は灰色の脳細胞を活性化させる!白銀は藤原の射的をただぼおっと眺めていたわけではない!
白銀(初速、重力加速度、空気抵抗、対象までの距離、対象物の重心を考えれば……!)
白銀は学園で天才の四宮をも凌ぐ成績の持ち主である。その頭脳を駆使すればこの程度の物理演算は容易!白銀の脳裏では無数のペンが無数の数式を組み立てる!
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:34:04.21 ID:77H8MpV6O
白銀(そして、狙うのはあのぬいぐるみ)
白銀の目に写っているのはピンク色のクマのぬいぐるみだった。
白銀(間違えて当ててしまったといって、四宮に渡せばいいだろう。そうすれば、浴衣に動揺したことを上回るほどの一手となる)
白銀「よし、いくぞ」
解は既にでていた。ぬいぐるみを倒すためのルートが白銀には見えていた。
引き金を引いた白銀。白銀の計算は完璧。弾はまっすぐ飛び、ぬいぐるみの重心が最も揺らぐ点に直撃する……はずだった。
白銀は重要なことを忘れていたのだ。
それは己の圧倒的センスのなさ。それは、スポーツだけではなく、歌やら裁縫やらにまで及ぶ。
そして、残念ながらこの射的も例外ではなかった。
狙いを大きく外れた弾丸は、ぬいぐるみと全く別の方向に進み、その直線上の商品を倒したのだった。予想とは全く違う商品を。
おっさん「はい、おめでとう。これが商品ね」
白銀「……なんだこれ?」
白銀の目に写っているのはピンク色のクマのぬいぐるみだった。
白銀(間違えて当ててしまったといって、四宮に渡せばいいだろう。そうすれば、浴衣に動揺したことを上回るほどの一手となる)
白銀「よし、いくぞ」
解は既にでていた。ぬいぐるみを倒すためのルートが白銀には見えていた。
引き金を引いた白銀。白銀の計算は完璧。弾はまっすぐ飛び、ぬいぐるみの重心が最も揺らぐ点に直撃する……はずだった。
白銀は重要なことを忘れていたのだ。
それは己の圧倒的センスのなさ。それは、スポーツだけではなく、歌やら裁縫やらにまで及ぶ。
そして、残念ながらこの射的も例外ではなかった。
狙いを大きく外れた弾丸は、ぬいぐるみと全く別の方向に進み、その直線上の商品を倒したのだった。予想とは全く違う商品を。
おっさん「はい、おめでとう。これが商品ね」
白銀「……なんだこれ?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:34:32.21 ID:77H8MpV6O
白銀に手渡されたのはCD。おもて面には『イケメンが励ますCD』と書いてあり、にこやかに笑みを浮かべるイケメンが二人、此方に手を伸ばしている。
藤原「えー、それを狙ってたんですか……。会長にはそういう趣味が……。同性なのに……」
石上「趣味は人それぞれですから、僕は何も言いませんが……。明日からは後ろに気を付けます」
瞬時に身を引く二人。
白銀「おい!勘違いするな!これは別に俺が欲しかったものではなくてな……って四宮!そんな目でみるな!俺のじゃないって!こんなCD誰得だよ!」
白銀が手に持つCDは、とある業界では大人気となっているということを白銀は知る由もなかった……。
藤原「えー、それを狙ってたんですか……。会長にはそういう趣味が……。同性なのに……」
石上「趣味は人それぞれですから、僕は何も言いませんが……。明日からは後ろに気を付けます」
瞬時に身を引く二人。
白銀「おい!勘違いするな!これは別に俺が欲しかったものではなくてな……って四宮!そんな目でみるな!俺のじゃないって!こんなCD誰得だよ!」
白銀が手に持つCDは、とある業界では大人気となっているということを白銀は知る由もなかった……。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:35:03.21 ID:77H8MpV6O
~~露店~~
かぐや(藤原さんはベビーカステラに夢中で、石上くんも金魚掬いを眺めている。今がチャンスですね)
かぐら「会長、向こうの方になにやらおもしろそうなお店があるのでいってみましょう」
白銀「ん?ああ、いくか」
おっちゃん「いらっしゃい!色んなのがあるから好きにみてってくれ」
白銀(へぇー。アクセサリーやら小物類の店か。四宮もこういうのに興味あるんだな。着飾る必要なんてありませんとか考えてるとおもってたんだがな)
おっちゃん「おっ!お熱いカップルさんだね!安くしとくよ!」
白銀「カッ、カップルじゃないですよ。な、なぁ、四宮」
かぐや「ええ、そうですね」
おっちゃん「そうかい。いやー、随分お似合いだったからよ。勘違いしちまった」
白銀「……あはは…」
かぐや(藤原さんはベビーカステラに夢中で、石上くんも金魚掬いを眺めている。今がチャンスですね)
かぐら「会長、向こうの方になにやらおもしろそうなお店があるのでいってみましょう」
白銀「ん?ああ、いくか」
おっちゃん「いらっしゃい!色んなのがあるから好きにみてってくれ」
白銀(へぇー。アクセサリーやら小物類の店か。四宮もこういうのに興味あるんだな。着飾る必要なんてありませんとか考えてるとおもってたんだがな)
おっちゃん「おっ!お熱いカップルさんだね!安くしとくよ!」
白銀「カッ、カップルじゃないですよ。な、なぁ、四宮」
かぐや「ええ、そうですね」
おっちゃん「そうかい。いやー、随分お似合いだったからよ。勘違いしちまった」
白銀「……あはは…」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:35:59.54 ID:77H8MpV6O
かぐや(顔が赤くなってますよ会長。私の手の上で踊っているとも知らずに……。私の指示通りに事は進んでいるようですね)
そう!この店に誘導したのは四宮の罠であった!
四宮はこの夏祭りに行くことが決まった時点で、即座に四宮家の人間を潜り込ませていた。何か役立つことがあるだろうと。
そして露店を開かせて、その店主を装わせ会長を焚きつけることにしたのだ。焚きつけられた会長は四宮のことを意識せざるを得ない。加えて、アクセサリーの店にすることで会長がプレゼントしてくれるかもという可能性もある。
どうころんでも四宮に益のある用意周到な計画だった。
かぐや(四宮家の者にはあと一歩踏み込んでもらいましょうか。そうすれば、チェックメイトです)
かぐや「どうやら恋人のように見えてしまっているみたいですね。学校でも噂している生徒もいるようですし」
白銀「そ、そんなことは捨て置け。人は噂が好きなものだ」
かぐや「そうですか……」
かぐや(今よ!会長の動揺の隙を狙ってあと一歩踏み込むのよ!)
四宮の視線を受け店主が口を開く。
そう!この店に誘導したのは四宮の罠であった!
四宮はこの夏祭りに行くことが決まった時点で、即座に四宮家の人間を潜り込ませていた。何か役立つことがあるだろうと。
そして露店を開かせて、その店主を装わせ会長を焚きつけることにしたのだ。焚きつけられた会長は四宮のことを意識せざるを得ない。加えて、アクセサリーの店にすることで会長がプレゼントしてくれるかもという可能性もある。
どうころんでも四宮に益のある用意周到な計画だった。
かぐや(四宮家の者にはあと一歩踏み込んでもらいましょうか。そうすれば、チェックメイトです)
かぐや「どうやら恋人のように見えてしまっているみたいですね。学校でも噂している生徒もいるようですし」
白銀「そ、そんなことは捨て置け。人は噂が好きなものだ」
かぐや「そうですか……」
かぐや(今よ!会長の動揺の隙を狙ってあと一歩踏み込むのよ!)
四宮の視線を受け店主が口を開く。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:36:33.48 ID:77H8MpV6O
おっちゃん「そんなこと言ってもうえっㄘなことしちゃってるんだろ」
かぐや(ッッ!踏み込みすぎ!どんだけがっつり行くの!?)
白銀「な、な、な、なにいってんですか。そんなわけないじゃないですか」
かぐや(そうよ!そんなことを言えという指示は出してないわ!)
四宮は店主を睨みつけようとする。
かぐや(独断行動が目に余るようですから、私にも考えが……って、誰よこのおっさん!!)
四宮、痛恨のミス!
四宮が忍び込ませた者による店は三軒隣!
場所を勘違いしていたのだ!
つまり、二人が立ち寄ったのはただのセクハラ好きのおっちゃんの店だったのだ!
かぐや(ッッ!踏み込みすぎ!どんだけがっつり行くの!?)
白銀「な、な、な、なにいってんですか。そんなわけないじゃないですか」
かぐや(そうよ!そんなことを言えという指示は出してないわ!)
四宮は店主を睨みつけようとする。
かぐや(独断行動が目に余るようですから、私にも考えが……って、誰よこのおっさん!!)
四宮、痛恨のミス!
四宮が忍び込ませた者による店は三軒隣!
場所を勘違いしていたのだ!
つまり、二人が立ち寄ったのはただのセクハラ好きのおっちゃんの店だったのだ!
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:37:22.43 ID:77H8MpV6O
おっちゃん「最近の若い子は、清純そうな顔でもえっㄘしてたりするからなー。おっちゃんの時はな……」
マシンガンのように繰り出されるおっちゃんのセクハラ!
それは明らかに二人の許容範囲を大きくオーバーしていた!
ごりごり削られる二人のメンタル!
かぐや「会長。向こうの店にいきましょうか」
白銀「そうだな。今すぐに行こう」
おっちゃん「お、なにも買わないのか?帰りにも寄っていってくれよー」
白銀「はぁはぁはぁ。なんか疲れたな」
かぐや「はぁはぁ。ええ。本当に」
四宮達は今度こそ仕込んでいた店に辿り着いた。
マシンガンのように繰り出されるおっちゃんのセクハラ!
それは明らかに二人の許容範囲を大きくオーバーしていた!
ごりごり削られる二人のメンタル!
かぐや「会長。向こうの店にいきましょうか」
白銀「そうだな。今すぐに行こう」
おっちゃん「お、なにも買わないのか?帰りにも寄っていってくれよー」
白銀「はぁはぁはぁ。なんか疲れたな」
かぐや「はぁはぁ。ええ。本当に」
四宮達は今度こそ仕込んでいた店に辿り着いた。
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:38:09.18 ID:77H8MpV6O
この店では、先ほどの店より上等なアクセサリー類が売っていた。ちょっとしたイヤリングやネックレス、ブレスレットなど、そして指輪。
もちろん。本物の宝石が嵌っているわけではなく、綺麗な石が台座の上に載っているだけの安物である。
おじさん「お似合いのお二人さんですね。仲睦まじさがよくわかりますよ。お安くしておくので、お土産におひとついかがですか」
白銀「ああ、どうも。……四宮、この人は普通の人でよかったな」
かぐや「はい」
かぐや(そうそう、こういうのでいいのよ!)
おじさん「こちらの指輪なんて如何でしょう。値段の割に結構丁寧にデザインされているでしょう。お連れの方にプレゼントされては?」
にこやかに商品を勧める店主。勿論、かぐやの仕込みである。
白銀「指輪なんてそんな」
おじさん「思い出ですよ、とびっきりの。それがこの値段で買えるなんてお値打ちですよ。それに最近は多いですよ、祭りに行って連れている女の子に指輪をプレゼントする男性の方が」
白銀「そうなんですか」
おじさん「ええ、ええ。ほんとうに」
もちろん。本物の宝石が嵌っているわけではなく、綺麗な石が台座の上に載っているだけの安物である。
おじさん「お似合いのお二人さんですね。仲睦まじさがよくわかりますよ。お安くしておくので、お土産におひとついかがですか」
白銀「ああ、どうも。……四宮、この人は普通の人でよかったな」
かぐや「はい」
かぐや(そうそう、こういうのでいいのよ!)
おじさん「こちらの指輪なんて如何でしょう。値段の割に結構丁寧にデザインされているでしょう。お連れの方にプレゼントされては?」
にこやかに商品を勧める店主。勿論、かぐやの仕込みである。
白銀「指輪なんてそんな」
おじさん「思い出ですよ、とびっきりの。それがこの値段で買えるなんてお値打ちですよ。それに最近は多いですよ、祭りに行って連れている女の子に指輪をプレゼントする男性の方が」
白銀「そうなんですか」
おじさん「ええ、ええ。ほんとうに」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:38:40.95 ID:77H8MpV6O
かぐや(やっと計画通りに進んだわ。この流れを作ったことで会長のプレゼントの敷居を下げて、指輪をプレゼントしてもらいま……ってあれ?)
四宮、己の行動を振り返る。
かぐや(自分の知り合いを忍び込ませて、その店に誘って、会長が贈り物をするように誘導して、指輪を貰うって……!!)
四宮!刹那の気づき!
かぐや(それじゃあ、私が会長からのプレゼントが欲しくて欲しくてたまらないみたいじゃない!!しかも、よく考えたら指輪なんて!!)
策士策に溺れる!四宮は自らの策略を張り巡らせるばかりで、己の行動の客観性を失っていたのだ!そして、この瞬間に自らの策略が意味することを理解した!
四宮、己の行動を振り返る。
かぐや(自分の知り合いを忍び込ませて、その店に誘って、会長が贈り物をするように誘導して、指輪を貰うって……!!)
四宮!刹那の気づき!
かぐや(それじゃあ、私が会長からのプレゼントが欲しくて欲しくてたまらないみたいじゃない!!しかも、よく考えたら指輪なんて!!)
策士策に溺れる!四宮は自らの策略を張り巡らせるばかりで、己の行動の客観性を失っていたのだ!そして、この瞬間に自らの策略が意味することを理解した!
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:39:26.84 ID:77H8MpV6O
かぐや(もし、このことが知られたら……会長は……)
白銀「そんなに俺からプレゼントして貰いたかったのか、言えば恵んでやったのにな。それに、顔を真っ赤にして。お可愛い奴め」
かぐや(って言うでしょう!それは避けないと!でも、指輪をもらって平静でいられるかしら)
おじさん「ほら、安くしときますから」
白銀「えーーっと」
かぐや(あーー。どうしましょう!?指輪貰ったら……。うれしい!じゃなくて!えーーっと、一生大切にします!でもなくて!!)
白銀「いえ、今日はやめておきます」
白銀「そんなに俺からプレゼントして貰いたかったのか、言えば恵んでやったのにな。それに、顔を真っ赤にして。お可愛い奴め」
かぐや(って言うでしょう!それは避けないと!でも、指輪をもらって平静でいられるかしら)
おじさん「ほら、安くしときますから」
白銀「えーーっと」
かぐや(あーー。どうしましょう!?指輪貰ったら……。うれしい!じゃなくて!えーーっと、一生大切にします!でもなくて!!)
白銀「いえ、今日はやめておきます」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:40:31.99 ID:77H8MpV6O
かぐや(ッ!)
おじさん「……どうしてです?」
白銀「こういうのはちゃんとしたものを贈りたいんです。安物のじゃなくて、しっかりと想いの籠もった」
かぐや(会長……)
白銀「それでいて一生の思い出、宝物になるような。自分の想いに値するものの方がいいでしょう」
おじさん「なるほど、そうですか…」
かぐや(そんな堂々と……)
白銀「あっ!これは一般論的な話で…、個別的なことではなくて…」
おじさん「分かりましたよ。では、頑張って下さい。想いのこもった指輪をプレゼントできるように」
白銀「いや、その……」
藤原「あっ!やっと見つけましたよ、会長とかぐやさん!ほら見て下さい!かき氷です!」
白銀「ああ、藤原書記……ってでか!かき氷でか!」
藤原「大盛りにしてもらいましたーー。ほら、二人とも行きましょう。石上くんを探しに」
白銀「そんな沢山食べたら腹壊すだろうってあいつ、迷子か?四宮、いくぞ。じゃあ、ありがとうございました」
おじさん「ああ。またきてくださいね」
かぐや「っ……ええ。いま行きます」
おじさん(かぐや様。いい人を見つけなさいましたね……お幸せになってください)
おじさん「……どうしてです?」
白銀「こういうのはちゃんとしたものを贈りたいんです。安物のじゃなくて、しっかりと想いの籠もった」
かぐや(会長……)
白銀「それでいて一生の思い出、宝物になるような。自分の想いに値するものの方がいいでしょう」
おじさん「なるほど、そうですか…」
かぐや(そんな堂々と……)
白銀「あっ!これは一般論的な話で…、個別的なことではなくて…」
おじさん「分かりましたよ。では、頑張って下さい。想いのこもった指輪をプレゼントできるように」
白銀「いや、その……」
藤原「あっ!やっと見つけましたよ、会長とかぐやさん!ほら見て下さい!かき氷です!」
白銀「ああ、藤原書記……ってでか!かき氷でか!」
藤原「大盛りにしてもらいましたーー。ほら、二人とも行きましょう。石上くんを探しに」
白銀「そんな沢山食べたら腹壊すだろうってあいつ、迷子か?四宮、いくぞ。じゃあ、ありがとうございました」
おじさん「ああ。またきてくださいね」
かぐや「っ……ええ。いま行きます」
おじさん(かぐや様。いい人を見つけなさいましたね……お幸せになってください)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:41:09.21 ID:77H8MpV6O
~~マスメディア部~~
秀知院学園マスメディア部の巨瀬エリカと紀かれんの二人もこの夏祭りに来ていた。
エリカ「あー。どうしてわざわざこんな暑い日に祭りなんて来なきゃいけないのかしら」
かれん「しょうがないでしょう。これも学園マスメディア部の勤めなのですから。この夏祭りには秀知院学園も関わっていますから、取材して新聞にしなければいけませんわ」
エリカ「それは分かってるけど嫌なものは嫌なの」
かれん「まああなたの言いたいことも分かりますわ、だって……」
かれんは周りを見渡した。周りには所構わずいちゃいちゃするカップルばかりだった。
かれん「流石にこうも目の前でやられるとキツイですわね」
エリカ「そうでしょう。あー。どこかに、かぐや様はいらっしゃらないかしら。かぐや様のお姿を一目見られれば元気になれるのに」
巨瀬エリカは四宮かぐやの信者だった。
エリカ「もしかしたら、夏祭りだから浴衣をお召しになっているかも!」
秀知院学園マスメディア部の巨瀬エリカと紀かれんの二人もこの夏祭りに来ていた。
エリカ「あー。どうしてわざわざこんな暑い日に祭りなんて来なきゃいけないのかしら」
かれん「しょうがないでしょう。これも学園マスメディア部の勤めなのですから。この夏祭りには秀知院学園も関わっていますから、取材して新聞にしなければいけませんわ」
エリカ「それは分かってるけど嫌なものは嫌なの」
かれん「まああなたの言いたいことも分かりますわ、だって……」
かれんは周りを見渡した。周りには所構わずいちゃいちゃするカップルばかりだった。
かれん「流石にこうも目の前でやられるとキツイですわね」
エリカ「そうでしょう。あー。どこかに、かぐや様はいらっしゃらないかしら。かぐや様のお姿を一目見られれば元気になれるのに」
巨瀬エリカは四宮かぐやの信者だった。
エリカ「もしかしたら、夏祭りだから浴衣をお召しになっているかも!」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:41:48.58 ID:77H8MpV6O
かれん「こういう場所にかぐや様がいらっしゃるわけないでしょう。……いえ、もしや会長がお誘いしていれば、一緒にいらしてるかもしれませんわね……」
紀かれんはかぐや×白銀派だった。
かれん「その神々しい光景を一目!一目見たいですわね!」
直ぐに周囲に目をやる二人。しかし、白銀と四宮の影も形もない。
エリカ「……でも、やっぱりいるわけないか」
かれん「ええ、神様でもいない限りそんな幸運には出会えませんわ。はい、じゃあ仕事を始めましょう」
エリカ「はいはい。そろそろ始めますよ……って、見て!かれん!あれ藤原さんじゃない!?生徒会書記の」
紀かれんはかぐや×白銀派だった。
かれん「その神々しい光景を一目!一目見たいですわね!」
直ぐに周囲に目をやる二人。しかし、白銀と四宮の影も形もない。
エリカ「……でも、やっぱりいるわけないか」
かれん「ええ、神様でもいない限りそんな幸運には出会えませんわ。はい、じゃあ仕事を始めましょう」
エリカ「はいはい。そろそろ始めますよ……って、見て!かれん!あれ藤原さんじゃない!?生徒会書記の」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:42:16.30 ID:77H8MpV6O
かれん「本当だわ!なぜ……。何か持ってらっしゃる……ってでかいですわ!かき氷でかいですわ!」
エリカ「あんなに大きなかき氷食べられるのかな……」
かれん「生徒会の方々が夏祭りに来てるのかもしれません!エリカ!マスメディア部としてやることは一つですわね!」
エリカ「ええ!かぐや様の浴衣姿をパパラッチする!」
かれん「会長とかぐや様の夏祭りデートを写真に収める!ですわ!では、手分けしてさがしましょう」
すぐさま二手に分かれ、カメラを握りしめたエリカとかれん。
先に白銀と四宮を見つけたのは紀かれんだった。
エリカ「あんなに大きなかき氷食べられるのかな……」
かれん「生徒会の方々が夏祭りに来てるのかもしれません!エリカ!マスメディア部としてやることは一つですわね!」
エリカ「ええ!かぐや様の浴衣姿をパパラッチする!」
かれん「会長とかぐや様の夏祭りデートを写真に収める!ですわ!では、手分けしてさがしましょう」
すぐさま二手に分かれ、カメラを握りしめたエリカとかれん。
先に白銀と四宮を見つけたのは紀かれんだった。
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:42:43.79 ID:77H8MpV6O
かれん「どこにいらっしゃるのかしら。早く写真を撮りたいですわ。……ッッ!もしかして、あの後ろ姿は!」
かれんが遭遇したのは白銀と四宮がアクセサリーを眺めている場面。
かれん「ああ。なんと神々しい……。仲睦まじくお店で何かを選んでいらっしゃるわ!。一体何を見てらっしゃるのかしら」
遠巻きに見つめていたかれんは場所を移して、店の商品を覗き見た。
そこには綺麗な宝石が嵌った指輪が並んでいた。
それを見て口に手を当てるかれん。
かれん「あっ!あれは、指輪!もしかして、エンゲージリングでしょうか!?そ、そんな……。あのお二人そこまで……!ああ
神よ」
かれんが遭遇したのは白銀と四宮がアクセサリーを眺めている場面。
かれん「ああ。なんと神々しい……。仲睦まじくお店で何かを選んでいらっしゃるわ!。一体何を見てらっしゃるのかしら」
遠巻きに見つめていたかれんは場所を移して、店の商品を覗き見た。
そこには綺麗な宝石が嵌った指輪が並んでいた。
それを見て口に手を当てるかれん。
かれん「あっ!あれは、指輪!もしかして、エンゲージリングでしょうか!?そ、そんな……。あのお二人そこまで……!ああ
神よ」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:44:23.82 ID:77H8MpV6O
エリカ「ああ、かれん。かぐや様見つからないー。ってどうしたのその顔!目がやばい!」
かれん「神はいます。いつも私達に微笑みかけてくれていますわ」
エリカ「どうしたの急に!?大丈夫!?」
かれん「ほら、御覧なさい」
エリカ「ん?っ!あれはかぐや様!それも浴衣を着てらっしゃる!ああ、なんとお美しゅい。まるで天女!天女だわ。……もう思い残すことはなにもにゃい……」
かれん「はい。神が使わせた天使って……エリカ?大丈夫ですか?」
ぐらりと倒れそうになるエリカの体。
かれん「エリカ!き、気絶してますわ……。聞こえてらっしゃるー?エリカーー」
モブ男「ん?あっ!女の子が気を失っているぞ!大丈夫か?だれか救急車を!」
モブ女「えっ、熱中症かしら。いまかけるわ!」
かれん「え!いや、その、いつもの発作ですから心配なさらず……」
モブ男「すぐに来るからね。安心してていいよ」
モブ女「どこか涼しいところで休ませましょう」
ぐいぐいと引き摺られる二人。
かれん「あの、いや、ちょっと……、お待ち下さ~い……!大丈夫ですからーー!」
かれん「神はいます。いつも私達に微笑みかけてくれていますわ」
エリカ「どうしたの急に!?大丈夫!?」
かれん「ほら、御覧なさい」
エリカ「ん?っ!あれはかぐや様!それも浴衣を着てらっしゃる!ああ、なんとお美しゅい。まるで天女!天女だわ。……もう思い残すことはなにもにゃい……」
かれん「はい。神が使わせた天使って……エリカ?大丈夫ですか?」
ぐらりと倒れそうになるエリカの体。
かれん「エリカ!き、気絶してますわ……。聞こえてらっしゃるー?エリカーー」
モブ男「ん?あっ!女の子が気を失っているぞ!大丈夫か?だれか救急車を!」
モブ女「えっ、熱中症かしら。いまかけるわ!」
かれん「え!いや、その、いつもの発作ですから心配なさらず……」
モブ男「すぐに来るからね。安心してていいよ」
モブ女「どこか涼しいところで休ませましょう」
ぐいぐいと引き摺られる二人。
かれん「あの、いや、ちょっと……、お待ち下さ~い……!大丈夫ですからーー!」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:45:01.51 ID:77H8MpV6O
~~盆踊り~~
白銀「盆踊りやってるじゃないか。よしいく……」
藤原「……待ってください。会長」
白銀「どうした藤原書記。そう強く肩を掴まれると痛いんだが」
藤原「……こんなに楽しそうに踊ってる人たちを地獄に突き落とすつもりですか?」
白銀「え?いや、たしかに踊りは苦手だけど、そこまで……って痛い痛い痛い!肩が!肩が壊れる!」
藤原「やめましょう。会長」
藤原の冷たい視線に背筋がぶるりと震えた。
白銀「お、おう。そうだな。やめておこう」
白銀(これ、どんな手段を使っても止めようとする顔だわ。踊りはやめておくか)
白銀「盆踊りやってるじゃないか。よしいく……」
藤原「……待ってください。会長」
白銀「どうした藤原書記。そう強く肩を掴まれると痛いんだが」
藤原「……こんなに楽しそうに踊ってる人たちを地獄に突き落とすつもりですか?」
白銀「え?いや、たしかに踊りは苦手だけど、そこまで……って痛い痛い痛い!肩が!肩が壊れる!」
藤原「やめましょう。会長」
藤原の冷たい視線に背筋がぶるりと震えた。
白銀「お、おう。そうだな。やめておこう」
白銀(これ、どんな手段を使っても止めようとする顔だわ。踊りはやめておくか)
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:45:31.69 ID:77H8MpV6O
~~花火~~
白銀「そろそろ、花火の時間だな。みんな移動し始めた。俺たちもいくか」
かぐや「はい。ですが、大丈夫ですか?こうも人数が多いと、花火が見られないのでは」
白銀「大丈夫だ。いい場所はもう確保してあるからな」
石上「じゃあ、行きましょう。……あの…藤原先輩?どうしました?顔が真っ青でお腹を手で押さえてますけど……」
藤原「んーー?大丈夫ですよー。ほらいきましょうー」
石上「全然大丈夫じゃなさそうですよ!歩くのめっちゃ遅いし!」
白銀「藤原…お前絶対腹壊したろ。さっきのかき氷で」
藤原「な、なんのことですかーー?」
白銀「かき氷のことだよ!いや、絶対腹壊すと思ったわー。やるとおもったわーー」
藤原「し、失礼ですよ、会長!女の子にそんな言い方!」
かぐや「でも、今のうちに御手洗いに行っておかないと、花火の途中で抜けるの大変じゃないかしら」
白銀「そろそろ、花火の時間だな。みんな移動し始めた。俺たちもいくか」
かぐや「はい。ですが、大丈夫ですか?こうも人数が多いと、花火が見られないのでは」
白銀「大丈夫だ。いい場所はもう確保してあるからな」
石上「じゃあ、行きましょう。……あの…藤原先輩?どうしました?顔が真っ青でお腹を手で押さえてますけど……」
藤原「んーー?大丈夫ですよー。ほらいきましょうー」
石上「全然大丈夫じゃなさそうですよ!歩くのめっちゃ遅いし!」
白銀「藤原…お前絶対腹壊したろ。さっきのかき氷で」
藤原「な、なんのことですかーー?」
白銀「かき氷のことだよ!いや、絶対腹壊すと思ったわー。やるとおもったわーー」
藤原「し、失礼ですよ、会長!女の子にそんな言い方!」
かぐや「でも、今のうちに御手洗いに行っておかないと、花火の途中で抜けるの大変じゃないかしら」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:46:11.29 ID:77H8MpV6O
藤原「かぐやさんまで……。うーーん。じゃあ、いってきますよ……、今のうちに。場所はあとでラインで送ってください……」
とぼとぼと手洗いに向かう藤原。
石上「えーっと、俺もトイレいきたいんで、先輩たちは先に行ってください。場所はなんとなくわかるんで」
白銀「そうか。わかった。迷ったら連絡してくれよ」
石上「はい」
白銀「じゃあ、いくか」
かぐや「はい、いきましょう」
とぼとぼと手洗いに向かう藤原。
石上「えーっと、俺もトイレいきたいんで、先輩たちは先に行ってください。場所はなんとなくわかるんで」
白銀「そうか。わかった。迷ったら連絡してくれよ」
石上「はい」
白銀「じゃあ、いくか」
かぐや「はい、いきましょう」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:46:44.60 ID:77H8MpV6O
祭りの喧騒に取り残された二人。じとりと絡みつくような暑さが彼らを包み込んでおり、シャツや浴衣が肌に張り付くよう。周囲ではカップル達が楽しそうに花火の会場に向かっている。
白銀(てか、この状況で二人っきりって…)
かぐら(…ほとんどデートじゃない!?)
突如二人きりなったことにより、それぞれがそれぞれを意識してしまう!
先程までは生徒会という枠組みの中で楽しんでいた。だがしかし!藤原と石上がいないことにより、その枠組みは消失!
白銀と四宮は夏祭りに遊びにきた男女二人に早変わり!
それは客観的にみれば紛れもなくデートである!
白銀(てか、この状況で二人っきりって…)
かぐら(…ほとんどデートじゃない!?)
突如二人きりなったことにより、それぞれがそれぞれを意識してしまう!
先程までは生徒会という枠組みの中で楽しんでいた。だがしかし!藤原と石上がいないことにより、その枠組みは消失!
白銀と四宮は夏祭りに遊びにきた男女二人に早変わり!
それは客観的にみれば紛れもなくデートである!
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:47:17.54 ID:77H8MpV6O
白銀「ば、場所はこっちの方だからな。ついてこいよ」
かぐや「は、はい」
否が応でも意識してしまう四宮と白銀!
その結果、人混みの中、二人の距離はぐんぐんと離れてしまう。
白銀の背中を追っていた四宮だったが、同じく花火を観に来る沢山の人の陰に隠れて見失ってしまった。
かぐや(会長はどこでしょう、たぶんこちらの方だとは思うのですが)
人混みの中を彷徨う四宮。その表情に不安そうな影がよぎる。
その時、誰かが四宮の手をパッと掴んだ。
かぐや(えっ!もう、会長ったら急に乙女の手を握るなんて……。そんなに私とはぐれて心配だったんですか)
かぐや「は、はい」
否が応でも意識してしまう四宮と白銀!
その結果、人混みの中、二人の距離はぐんぐんと離れてしまう。
白銀の背中を追っていた四宮だったが、同じく花火を観に来る沢山の人の陰に隠れて見失ってしまった。
かぐや(会長はどこでしょう、たぶんこちらの方だとは思うのですが)
人混みの中を彷徨う四宮。その表情に不安そうな影がよぎる。
その時、誰かが四宮の手をパッと掴んだ。
かぐや(えっ!もう、会長ったら急に乙女の手を握るなんて……。そんなに私とはぐれて心配だったんですか)
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:47:52.82 ID:77H8MpV6O
四宮が笑みを浮かべ白銀を茶化そうと顔を上げる。すると、そこには知らない男が立っていた。
チャラ男「あれーー?もしかして、人違いだったー?ごめーん。でもさー。暇だったら俺たちと花火見なーい?飲み物おごるし友達とかも連れてきていいからさーー」
四宮から表情が抜け落ちた。
知り合いかと思ったと嘯き、女性を誘う。古典的なナンパの方法である。
合気道の有段者であるかぐやはすぐさまその男の手を振り払うことができた。いや、それだけでなく地面に叩きつけることさえできた。骨の一本や二本は折れるかもしれないが。
それをしなかったのは、ある感情が四宮の思考を邪魔していたからだった。
それは怒り。
不躾に自らの身に触れたこの男への。そして、会長の手と浅はかな勘違いをした己への。
だが、それは一瞬のこと。自らの感情をコントロールし、抑えつける。四宮家の長女として育てられた四宮かぐやにとっては容易。そして、四宮が男を投げとばそうとしたその時のことである。
チャラ男「あれーー?もしかして、人違いだったー?ごめーん。でもさー。暇だったら俺たちと花火見なーい?飲み物おごるし友達とかも連れてきていいからさーー」
四宮から表情が抜け落ちた。
知り合いかと思ったと嘯き、女性を誘う。古典的なナンパの方法である。
合気道の有段者であるかぐやはすぐさまその男の手を振り払うことができた。いや、それだけでなく地面に叩きつけることさえできた。骨の一本や二本は折れるかもしれないが。
それをしなかったのは、ある感情が四宮の思考を邪魔していたからだった。
それは怒り。
不躾に自らの身に触れたこの男への。そして、会長の手と浅はかな勘違いをした己への。
だが、それは一瞬のこと。自らの感情をコントロールし、抑えつける。四宮家の長女として育てられた四宮かぐやにとっては容易。そして、四宮が男を投げとばそうとしたその時のことである。
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:48:57.01 ID:77H8MpV6O
白銀「???おい、なにやってんだ」
白銀の手が、四宮から男の手を振り払った。
かぐや(会長……!)
白銀「人の連れに何か用か?」
チャラ男「ちっ。なんだよお前?急に出てきてよー。なに?この娘のなに?カレシ?」
白銀「ッッ!彼氏っていうわけじゃないが…」
チャラ男「じゃあ、口出しすんなよ。関係ないだろ」
白銀「いや、関係ある」
チャラ男「へー、なんだよ。いってみろよ。カレシじゃないならなんなんだよ」
白銀は真っ直ぐ男の目を見て言った。
白銀「四宮は俺を支えてくれる女だ。だから好き勝手はさせない」
四宮の顔が上気する。
チャラ男「ちっ、なんだよそれ。あーあ。つまんねー。もう好きにしろよ」
白銀の手が、四宮から男の手を振り払った。
かぐや(会長……!)
白銀「人の連れに何か用か?」
チャラ男「ちっ。なんだよお前?急に出てきてよー。なに?この娘のなに?カレシ?」
白銀「ッッ!彼氏っていうわけじゃないが…」
チャラ男「じゃあ、口出しすんなよ。関係ないだろ」
白銀「いや、関係ある」
チャラ男「へー、なんだよ。いってみろよ。カレシじゃないならなんなんだよ」
白銀は真っ直ぐ男の目を見て言った。
白銀「四宮は俺を支えてくれる女だ。だから好き勝手はさせない」
四宮の顔が上気する。
チャラ男「ちっ、なんだよそれ。あーあ。つまんねー。もう好きにしろよ」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:49:49.14 ID:77H8MpV6O
白銀「ふーー。大丈夫だったか?四宮」
かぐや「え、え、ええ。会長のおかげで」
白銀「それはよかった。あっあと、さっきの言葉だけどな……あれは四宮が生徒会副会長だから会長を補佐するって意味で……」
四宮は何も言わずに白銀の前に手を伸ばした。すらりとした真白の手である。
かぐや「……その、またはぐれたら面倒ですので…その……人が多いですし……」
四宮は顔を真っ赤にして俯いている。白銀も差し出された手の意味について理解して、同じように顔を赤くした。
白銀「あっああ!そうだな!はぐれないようにな!面倒だからな!よし、そろそろ花火が始まるから急ごう!」
白銀は差し出された四宮の手を握った。そして、くるりと向きを変え歩き始めた。
二人はお互いの顔が見えない様に、顔を背け合った。
白銀(四宮の手、小さいんだな)
かぐや(会長の手、大きいんですね)
花火の場所に着くまで、白銀とかぐやはしっかりと手を握り合っていた。
かぐや「え、え、ええ。会長のおかげで」
白銀「それはよかった。あっあと、さっきの言葉だけどな……あれは四宮が生徒会副会長だから会長を補佐するって意味で……」
四宮は何も言わずに白銀の前に手を伸ばした。すらりとした真白の手である。
かぐや「……その、またはぐれたら面倒ですので…その……人が多いですし……」
四宮は顔を真っ赤にして俯いている。白銀も差し出された手の意味について理解して、同じように顔を赤くした。
白銀「あっああ!そうだな!はぐれないようにな!面倒だからな!よし、そろそろ花火が始まるから急ごう!」
白銀は差し出された四宮の手を握った。そして、くるりと向きを変え歩き始めた。
二人はお互いの顔が見えない様に、顔を背け合った。
白銀(四宮の手、小さいんだな)
かぐや(会長の手、大きいんですね)
花火の場所に着くまで、白銀とかぐやはしっかりと手を握り合っていた。
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:50:15.16 ID:77H8MpV6O
石上「あっ、藤原先輩!いましたよ!あそこです」
藤原「ほんとだ。かぐやさーん、会長ー」
白銀「おお、きたか。もうすぐ花火始まるぞ」
藤原「間に合ってよかったですーー。もう人がたくさんいて……,。あれ、なんだか二人とも顔が赤いような?熱中症ですか?」
かぐや「い、いえ、いえ、そんなことはありません」
藤原「えー、ほんとうですかー?かぐやさーん、隠し事はいけま……」
藤原「ほんとだ。かぐやさーん、会長ー」
白銀「おお、きたか。もうすぐ花火始まるぞ」
藤原「間に合ってよかったですーー。もう人がたくさんいて……,。あれ、なんだか二人とも顔が赤いような?熱中症ですか?」
かぐや「い、いえ、いえ、そんなことはありません」
藤原「えー、ほんとうですかー?かぐやさーん、隠し事はいけま……」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/02/17(日) 15:51:10.15 ID:77H8MpV6O
藤原の声をかき消す花火の音。夜空に浮かぶ光の華。
石上「始まりましたよ、花火。結構綺麗ですね」
藤原「おお!キレイですーー!たーーまやーーー!!」
白銀「花火、綺麗だな」
かぐや「ええ、ほんとうに」
花火を眺めている白銀と四宮だが、その耳に花火の音は届いていなかった。
それは、先程から心臓の鼓動が鳴り止まらないから。互いが互いに聞かれてしまうかもと思うほどの脈動。
どくりどくりと脈打つ恋は二人の体中を駆け巡っていたのだった。
この高校2年の夏祭りは彼らにとって忘れられないものとなったのだった……。
本日の勝敗
四宮と白銀の勝利
石上「始まりましたよ、花火。結構綺麗ですね」
藤原「おお!キレイですーー!たーーまやーーー!!」
白銀「花火、綺麗だな」
かぐや「ええ、ほんとうに」
花火を眺めている白銀と四宮だが、その耳に花火の音は届いていなかった。
それは、先程から心臓の鼓動が鳴り止まらないから。互いが互いに聞かれてしまうかもと思うほどの脈動。
どくりどくりと脈打つ恋は二人の体中を駆け巡っていたのだった。
この高校2年の夏祭りは彼らにとって忘れられないものとなったのだった……。
本日の勝敗
四宮と白銀の勝利
カトレア「ジムリーダー風情がトウヤに近づかないでくれる?」
2020-04-29
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 17:51:57.75 ID:0xmxHlGH0
四天王 カトレア部屋
トウヤ「うーん…」クツロギ
カトレア「…」スヤスヤ
トウヤ「ふうあ……」ムクリ
カトレア「ん…どこか行くの?」ゴロリ
トウヤ「そうだね……暇だし、外に行ってくるよ」
カトレア「チャンピオンの業務はどうするの?」
トウヤ「業務といっても…そんな人こないし、ほとんど皆の部屋でくつろいでただけだし」
カトレア「それもそうね…ふぁあ…」
トウヤ「カトレアは…来ないか」
カトレア「行くわ」
トウヤ「え?」
トウヤ「うーん…」クツロギ
カトレア「…」スヤスヤ
トウヤ「ふうあ……」ムクリ
カトレア「ん…どこか行くの?」ゴロリ
トウヤ「そうだね……暇だし、外に行ってくるよ」
カトレア「チャンピオンの業務はどうするの?」
トウヤ「業務といっても…そんな人こないし、ほとんど皆の部屋でくつろいでただけだし」
カトレア「それもそうね…ふぁあ…」
トウヤ「カトレアは…来ないか」
カトレア「行くわ」
トウヤ「え?」
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7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 17:56:04.31 ID:0xmxHlGH0
カトレア「なによ…アタクシと一緒に行くの、いやなの?」ジト
トウヤ「いや、いやじゃないけど。意外だったから」
トウヤ(ベッドから出たとこあんまり見たことないし)
カトレア「そうね…確かに意外ね。アナタがいなかったら、こんな気にはならなかったかも」
トウヤ「…………そっか」
カトレア「ん」サシノベ
トウヤ「?」
カトレア「自分で起き上がるのめんどくさいの。エスコートして」ヒラヒラ
トウヤ「はいはい。ほっ」グイ
トウヤ「いや、いやじゃないけど。意外だったから」
トウヤ(ベッドから出たとこあんまり見たことないし)
カトレア「そうね…確かに意外ね。アナタがいなかったら、こんな気にはならなかったかも」
トウヤ「…………そっか」
カトレア「ん」サシノベ
トウヤ「?」
カトレア「自分で起き上がるのめんどくさいの。エスコートして」ヒラヒラ
トウヤ「はいはい。ほっ」グイ
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 17:59:47.80 ID:0xmxHlGH0
カトレア「ふう…ありがと。行きましょうか」
トウヤ「うん…………」
カトレア「なに?」
トウヤ「その格好で行くの?」
カトレア「なにか…問題かしら?」
トウヤ「いや、本人がいいなら別に」
カトレア「ふああ…やっぱり立つのは疲れるわね。はい」サシノベ
トウヤ「?」
カトレア「ちゃんとエスコートしなさいよ…歩くの疲れるんだから」ネムネム
トウヤ「色気ないなあもう…」ギュ
トウヤ「うん…………」
カトレア「なに?」
トウヤ「その格好で行くの?」
カトレア「なにか…問題かしら?」
トウヤ「いや、本人がいいなら別に」
カトレア「ふああ…やっぱり立つのは疲れるわね。はい」サシノベ
トウヤ「?」
カトレア「ちゃんとエスコートしなさいよ…歩くの疲れるんだから」ネムネム
トウヤ「色気ないなあもう…」ギュ
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:06:08.13 ID:0xmxHlGH0
四天王部屋前 ロビー
シキミ「うーん…」
トウヤ「あれ」
カトレア「シキミ…」
シキミ「あれ!?トウヤ君にカトレアさん…!?てっ手をつないで…!?」
トウヤ「あっいやこれは」
カトレア「ふぁあ……」ウトウト
シキミ「そう…だったんですか…トウヤ君…たまにカトレアさんの部屋に行ってると思ったら…仕事中
にもかかわらず二人でいかがわしいことを…!!」
トウヤ「ちっちがいます!これはただカトレアが歩くの面倒くさいからって!」
シキミ「…ふふふっ冗談ですよ。トウヤ君慌てすぎです」
トウヤ「なっ…きついですよシキミさん…」
シキミ「うーん…」
トウヤ「あれ」
カトレア「シキミ…」
シキミ「あれ!?トウヤ君にカトレアさん…!?てっ手をつないで…!?」
トウヤ「あっいやこれは」
カトレア「ふぁあ……」ウトウト
シキミ「そう…だったんですか…トウヤ君…たまにカトレアさんの部屋に行ってると思ったら…仕事中
にもかかわらず二人でいかがわしいことを…!!」
トウヤ「ちっちがいます!これはただカトレアが歩くの面倒くさいからって!」
シキミ「…ふふふっ冗談ですよ。トウヤ君慌てすぎです」
トウヤ「なっ…きついですよシキミさん…」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:10:32.57 ID:0xmxHlGH0
シキミ「良くあたしたちの部屋、同じくらい訪れてますよね。ギャンブルしたり運動したり、私の部屋だと本読みに来たり」
トウヤ「すいません…決行暇なもんで」
シキミ「いいんですよ、あたしたちも一緒ですから。むしろどんどん来てくれた方が私も嬉しいです」
トウヤ「そうですか…」
カトレア「…っ…っ…」コックリコックリ
シキミ「あららカトレアさん…でも珍しいですね。カトレアさんが外に出てるなんて」
トウヤ「シキミさんもそう言えば」
シキミ「あたしは息抜きにちょっと出てたんですよ」
トウヤ「僕とカトレアも一緒ですよ。ちょっとイッシュを回ろうかなって」
トウヤ「すいません…決行暇なもんで」
シキミ「いいんですよ、あたしたちも一緒ですから。むしろどんどん来てくれた方が私も嬉しいです」
トウヤ「そうですか…」
カトレア「…っ…っ…」コックリコックリ
シキミ「あららカトレアさん…でも珍しいですね。カトレアさんが外に出てるなんて」
トウヤ「シキミさんもそう言えば」
シキミ「あたしは息抜きにちょっと出てたんですよ」
トウヤ「僕とカトレアも一緒ですよ。ちょっとイッシュを回ろうかなって」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:14:38.81 ID:0xmxHlGH0
シキミ「なるほど…んー…」
トウヤ「?」
シキミ「あたしも…ご一緒していいですか?」
カトレア「……」ピク
トウヤ「ええ、構いませんよ。ネタに詰まってる感じですか?」
シキミ「そうなんですよー。こういうときは外に出たほうがいい物が思いつきますから!あっ着替え持ってきますね!」
カトレア「…………」ジー
シキミ「………」
トウヤ「それじゃあ、行きましょうか」
シキミ「はい♪」
カトレア「……うん」
トウヤ「レシラム、そらをとぶ」
レシラム「モエルーワ!」
トウヤ「?」
シキミ「あたしも…ご一緒していいですか?」
カトレア「……」ピク
トウヤ「ええ、構いませんよ。ネタに詰まってる感じですか?」
シキミ「そうなんですよー。こういうときは外に出たほうがいい物が思いつきますから!あっ着替え持ってきますね!」
カトレア「…………」ジー
シキミ「………」
トウヤ「それじゃあ、行きましょうか」
シキミ「はい♪」
カトレア「……うん」
トウヤ「レシラム、そらをとぶ」
レシラム「モエルーワ!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:19:42.75 ID:0xmxHlGH0
飛行中…
カトレア「ふぁ……ひざ」
トウヤ「はいはい」
カトレア「ん…」ゴロン
シキミ「………………」ジー
カトレア「………」スヤスヤ
トウヤ「まったく……ふふ……」ナデ…
カトレア「ん……」スヤスヤ
シキミ「………よく、膝お借ししてるんですか?」
トウヤ「ごく最近ですけどね。なんか気に入ったみたいで」
シキミ「そう…ですか…」
トウヤ「……?」
シキミ「ふっふっふっ…ポケモンの上で男女二人が膝枕…これはいいネタになりそうですねっ」キラーン
カトレア「ふぁ……ひざ」
トウヤ「はいはい」
カトレア「ん…」ゴロン
シキミ「………………」ジー
カトレア「………」スヤスヤ
トウヤ「まったく……ふふ……」ナデ…
カトレア「ん……」スヤスヤ
シキミ「………よく、膝お借ししてるんですか?」
トウヤ「ごく最近ですけどね。なんか気に入ったみたいで」
シキミ「そう…ですか…」
トウヤ「……?」
シキミ「ふっふっふっ…ポケモンの上で男女二人が膝枕…これはいいネタになりそうですねっ」キラーン
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:23:16.89 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「うっ勘弁してください…」
シキミ「ぷふっもう、からかいがいがありますねえトウヤ君?ほらほら」プニプニ
トウヤ「わっまったく…ふふ…」
カトレア「……………ふん…」ゴロン
シキミ「…ふふ………」
シキミ(カトレアさん…トウヤ君を小間使いみたいに…)
カトレア「邪魔な女…」ボソ
トウヤ(カトレアとシキミさん、表面上は穏やかだけどなんか最近仲悪そうなんだよな。これがきっかけで良くなってくれるといいんだけど…)
シキミ「ぷふっもう、からかいがいがありますねえトウヤ君?ほらほら」プニプニ
トウヤ「わっまったく…ふふ…」
カトレア「……………ふん…」ゴロン
シキミ「…ふふ………」
シキミ(カトレアさん…トウヤ君を小間使いみたいに…)
カトレア「邪魔な女…」ボソ
トウヤ(カトレアとシキミさん、表面上は穏やかだけどなんか最近仲悪そうなんだよな。これがきっかけで良くなってくれるといいんだけど…)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:29:14.99 ID:0xmxHlGH0
カノコタウン
トウヤ「ただいまー」
ママ「あら、おかえりなさい!」
カトレア「ふぁ…」
シキミ「おじゃましますー」
ママ「まあ、綺麗な女性を二人も連れ来ちゃったの!?ベルちゃんに連絡しなきゃ!」
シキミ・カトレア「「ベル?」」
トウヤ「なんでベルが出てくるんだよ。部屋使うよ」
ママ「ごゆっくりー」
トウヤ「ただいまー」
ママ「あら、おかえりなさい!」
カトレア「ふぁ…」
シキミ「おじゃましますー」
ママ「まあ、綺麗な女性を二人も連れ来ちゃったの!?ベルちゃんに連絡しなきゃ!」
シキミ・カトレア「「ベル?」」
トウヤ「なんでベルが出てくるんだよ。部屋使うよ」
ママ「ごゆっくりー」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:34:41.48 ID:0xmxHlGH0
ガチャ
トウヤ「ここが僕の部屋…ここで初めてのポケモンをもらったんだ」
カトレア「これがトウヤのベッドね…」ボスン
トウヤ「おいおい」
シキミ「そっか…ここでトウヤ君のトレーナーの旅が始まったんですね!詳しく聞かせてもらえますか!?」キラーン
トウヤ「ええ!?旅のことはシキミさんの部屋でよく話してるじゃないですか」
カトレア(なんですって)
シキミ「やっぱり現地を見ながら聞くのとは違いますよ!お願いしますう」ギュウ
トウヤ「わわ、…わかりました。あの時は幼馴染のチュレンとベルと一緒で…」
カトレア(ベルは幼馴染の女の子ね…)キキミミ
シキミ(警戒しといて損はなさそうですね)
トウヤ「ここが僕の部屋…ここで初めてのポケモンをもらったんだ」
カトレア「これがトウヤのベッドね…」ボスン
トウヤ「おいおい」
シキミ「そっか…ここでトウヤ君のトレーナーの旅が始まったんですね!詳しく聞かせてもらえますか!?」キラーン
トウヤ「ええ!?旅のことはシキミさんの部屋でよく話してるじゃないですか」
カトレア(なんですって)
シキミ「やっぱり現地を見ながら聞くのとは違いますよ!お願いしますう」ギュウ
トウヤ「わわ、…わかりました。あの時は幼馴染のチュレンとベルと一緒で…」
カトレア(ベルは幼馴染の女の子ね…)キキミミ
シキミ(警戒しといて損はなさそうですね)
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:37:00.40 ID:0xmxHlGH0
ママ「トウヤー宅急便出てー」
トウヤ「はーい。二人ともちょっと待ってて」
シキミ「はい♪」
カトレア「ん」
ガチャ
シキミ「…………」
カトレア「…………」
トウヤ「はーい。二人ともちょっと待ってて」
シキミ「はい♪」
カトレア「ん」
ガチャ
シキミ「…………」
カトレア「…………」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:41:24.24 ID:0xmxHlGH0
玄関
フウロ「おっとどけものでーす!やっほートウヤ君!」
トウヤ「やあフウロさん。お仕事順調?」
フウロ「もちろん!トウヤ君にも会えたし今日はハッピーだなあ…」スリスリ
トウヤ「はいはい。僕はいいですけど、他の男の人だったら勘違いしちゃいますよ?」
フウロ(勘違いしていいのに…こんなことするのトウヤ君だけだよ)
トウヤ「あれ…この手紙は」
フウロ「カミツレちゃんからのパーティーの招待状だね!またモデルで賞もらったみたいだよ!すごいよねえ…アタシもみならいたいなあ…」
トウヤ「フウロさんだって、その気になればすぐにモデルに転身できますよ。顔も可愛いしスタイルいいし…」
フウロ「ほう…トウヤ君私のスタイル注目してたんだ」
トウヤ「あっいや…はい」
フウロ「素直でよろしい!トウヤ君…服の下も見てみる?」ジリ
フウロ「おっとどけものでーす!やっほートウヤ君!」
トウヤ「やあフウロさん。お仕事順調?」
フウロ「もちろん!トウヤ君にも会えたし今日はハッピーだなあ…」スリスリ
トウヤ「はいはい。僕はいいですけど、他の男の人だったら勘違いしちゃいますよ?」
フウロ(勘違いしていいのに…こんなことするのトウヤ君だけだよ)
トウヤ「あれ…この手紙は」
フウロ「カミツレちゃんからのパーティーの招待状だね!またモデルで賞もらったみたいだよ!すごいよねえ…アタシもみならいたいなあ…」
トウヤ「フウロさんだって、その気になればすぐにモデルに転身できますよ。顔も可愛いしスタイルいいし…」
フウロ「ほう…トウヤ君私のスタイル注目してたんだ」
トウヤ「あっいや…はい」
フウロ「素直でよろしい!トウヤ君…服の下も見てみる?」ジリ
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:45:54.59 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「え…」
フウロ「ぷっ…その顔!トウヤ君のえっㄘ」
トウヤ「あっ…!うう…///」プイ
フウロ「ごめんごめん。怒んないでよー!アタシも招待状もらったから、またその時にね!」
トウヤ「はい。フウロさんも体気を付けてね」
フウロ「うん!今日はトウヤ君に会えてよかった!待ったねー!」
トウヤ「またね、フウロさん!…相変わらずだな」
ママ「はあ…何時から息子はこんな節操なしに…」
トウヤ「旅の時にお世話になって友達になっただけだよ」
ママ(ある時期から家に荷物届けるの全部あの子になったんだけどね…しかもトウヤがいないと目に見えて落ち込むし)
フウロ(あああー!!アタシのバカバカ!どうしてあそこで自分から引いちゃうのよ!けど軽い女とは見られたくないし…ううー…。でも…今日はトウヤ君に会えてよかった…。また届けものあるといいなあ…)
フウロ「ぷっ…その顔!トウヤ君のえっㄘ」
トウヤ「あっ…!うう…///」プイ
フウロ「ごめんごめん。怒んないでよー!アタシも招待状もらったから、またその時にね!」
トウヤ「はい。フウロさんも体気を付けてね」
フウロ「うん!今日はトウヤ君に会えてよかった!待ったねー!」
トウヤ「またね、フウロさん!…相変わらずだな」
ママ「はあ…何時から息子はこんな節操なしに…」
トウヤ「旅の時にお世話になって友達になっただけだよ」
ママ(ある時期から家に荷物届けるの全部あの子になったんだけどね…しかもトウヤがいないと目に見えて落ち込むし)
フウロ(あああー!!アタシのバカバカ!どうしてあそこで自分から引いちゃうのよ!けど軽い女とは見られたくないし…ううー…。でも…今日はトウヤ君に会えてよかった…。また届けものあるといいなあ…)
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:50:47.77 ID:0xmxHlGH0
トウヤ部屋
シキミ「…カトレアさんはトウヤ君を小間使いみたいにして楽しいんですか?」
カトレア「…はあ?」
シキミ「トウヤ君は優しいですから気にしてないみたいですけど…度が過ぎる前に釘を刺しておこうと思って。トウヤ君だって自分だけの時間を…」
カトレア「哀れね…」
シキミ「!」
カトレア「…男を得るためにいちいち媚びなきゃいけないのは哀れだと言ったの。アタクシは別に黙っててもトウヤが来てくれる。せいぜい無駄な努力頑張ってね?売れない小説家さん」
シキミ「…睡眠するしか脳のないお嬢様が何を言ってるんですか?どうせトウヤ君とは睡眠を取ってるだけで、ろくに会話もしてないんでしょう?私はトウヤ君の生活から好みまで全部暗唱できますよ?」
カトレア「暗唱?笑わせないで…アタクシとトウヤはそんなことする必要もないの。取材と称してでもしないと距離を詰められないどこかのメガネと違ってね」
シキミ「…カトレアさんはトウヤ君を小間使いみたいにして楽しいんですか?」
カトレア「…はあ?」
シキミ「トウヤ君は優しいですから気にしてないみたいですけど…度が過ぎる前に釘を刺しておこうと思って。トウヤ君だって自分だけの時間を…」
カトレア「哀れね…」
シキミ「!」
カトレア「…男を得るためにいちいち媚びなきゃいけないのは哀れだと言ったの。アタクシは別に黙っててもトウヤが来てくれる。せいぜい無駄な努力頑張ってね?売れない小説家さん」
シキミ「…睡眠するしか脳のないお嬢様が何を言ってるんですか?どうせトウヤ君とは睡眠を取ってるだけで、ろくに会話もしてないんでしょう?私はトウヤ君の生活から好みまで全部暗唱できますよ?」
カトレア「暗唱?笑わせないで…アタクシとトウヤはそんなことする必要もないの。取材と称してでもしないと距離を詰められないどこかのメガネと違ってね」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:55:46.77 ID:0xmxHlGH0
シキミ「仕事もせずにダラダラするだけの女と、旦那のために仕事も一生懸命で会話も弾む女…長期的に見てどちらを妻に迎えるなんて明白ですけどね」
カトレア「何か勘違いしてるみたいだけど、仕事をしないんじゃなくてする必要がないの。もちろん結ばれた夫にも労働なんて無駄なことさせないわ。努力だけで夫を養う財力も持てない足でまといとは比べるまでもないわね」
シキミ「そんな堕落した生活をトウヤ君は望みませんよ。やっぱりなんにもわかってないんですね」
カトレア「希望と現実の区別はちゃんとつけてくれる?あなたの頭の中のトウヤとお幸せに」
シキミ「…………」
カトレア「…………」
ガチャ
トウヤ「お待たせ」
シキミ「おかえりなさい。お話の続き聞きたいです!」ニコ
カトレア「ふぁ…退屈だから早く…」
シキミ「…」イラ
トウヤ「はは…わかりましたよお嬢様。それじゃあどこまで話したっけ…」
カトレア「何か勘違いしてるみたいだけど、仕事をしないんじゃなくてする必要がないの。もちろん結ばれた夫にも労働なんて無駄なことさせないわ。努力だけで夫を養う財力も持てない足でまといとは比べるまでもないわね」
シキミ「そんな堕落した生活をトウヤ君は望みませんよ。やっぱりなんにもわかってないんですね」
カトレア「希望と現実の区別はちゃんとつけてくれる?あなたの頭の中のトウヤとお幸せに」
シキミ「…………」
カトレア「…………」
ガチャ
トウヤ「お待たせ」
シキミ「おかえりなさい。お話の続き聞きたいです!」ニコ
カトレア「ふぁ…退屈だから早く…」
シキミ「…」イラ
トウヤ「はは…わかりましたよお嬢様。それじゃあどこまで話したっけ…」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:59:21.45 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「大丈夫?この部屋二人で寝るの狭くない?」
シキミ「お構いなく~。お泊りなんて学生時代を思い出して楽しいですよ」
カトレア「ふぁ…まあ…そこそこの寝床ね」
トウヤ「それじゃあ僕はこっちの部屋で寝るから、おやすみなさい」
シキミ「おやすみなさい」
カトレア「おやすみ…」
ガチャ
シキミ「………」
カトレア「………」
シキミ「お構いなく~。お泊りなんて学生時代を思い出して楽しいですよ」
カトレア「ふぁ…まあ…そこそこの寝床ね」
トウヤ「それじゃあ僕はこっちの部屋で寝るから、おやすみなさい」
シキミ「おやすみなさい」
カトレア「おやすみ…」
ガチャ
シキミ「………」
カトレア「………」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:04:21.95 ID:0xmxHlGH0
シキミ「…………」
カトレア「………スゥ…………スゥ………」
シキミ「…………」スッ
カトレア「どこに行くの?」
シキミ「…寝たんじゃなかったんですか」
カトレア「寝れたもんじゃないわ。トウヤの香りを堪能しようと思っても…腐ったナスの臭いが強すぎて」
シキミ「ただ四六時中寝てたからでしょう?あなたの口の悪さをトウヤ君が知ったらなんていうでしょうね」
カトレア「なにも変わらないわ。アタクシとトウヤはそれぐらいで切れるような絆ではないの」
シキミ「おめでたい人…」
カトレア「それで、どこに行くのかしら?」
シキミ「…お手洗いですよ」
カトレア「売女ね…不潔」
シキミ「お手洗いと言いましたが?寝すぎると老化が早くなるって本当だったんですね」
カトレア「………スゥ…………スゥ………」
シキミ「…………」スッ
カトレア「どこに行くの?」
シキミ「…寝たんじゃなかったんですか」
カトレア「寝れたもんじゃないわ。トウヤの香りを堪能しようと思っても…腐ったナスの臭いが強すぎて」
シキミ「ただ四六時中寝てたからでしょう?あなたの口の悪さをトウヤ君が知ったらなんていうでしょうね」
カトレア「なにも変わらないわ。アタクシとトウヤはそれぐらいで切れるような絆ではないの」
シキミ「おめでたい人…」
カトレア「それで、どこに行くのかしら?」
シキミ「…お手洗いですよ」
カトレア「売女ね…不潔」
シキミ「お手洗いと言いましたが?寝すぎると老化が早くなるって本当だったんですね」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:09:22.95 ID:0xmxHlGH0
カトレア「本当の事を当てられたのがそんなに不快かしら…?お手洗いに行くのにポケットに入ってるカメラは必要ないわ」
シキミ「…チッ………出し忘れてただけですよ」ガチャ
カトレア「…ふぁ………ふふ…トウヤは…アタクシを支えるのが一番幸せなのよ…」
トウヤ部屋
トウヤ(カミツレさんの招待状か…元気にしてるかな。なになに…)
カミツレ『元気トウヤ?またどこかの雑誌が賞をくれたみたいなの。パーティーに出席しなきゃいけないんだけど、友人を呼んでいいって言うから、あなたには是非来て欲しいわ』
カミツレ『チャンピオンになってからのこととかいろいろ話したいし。二人までならあなたのお友達も呼んでも大丈夫よ。いい返事を期待してるわ…あなたのカミツレ チュ 』
トウヤ(パーティーかーチュレンとベルに連絡してみよう。フウロさんも来るみたいだし楽しみだな…あなたのカミツレていうのは新しいキャッチコピーかな?ってこれ、最後の、キスマーク!?うわあ…カミツレさん大胆だな…///)
トウヤ(さて…明日もあることだし、今日はもう寝よう。カトレアとシキミさんもいることだし…パーティーかあ…楽しみだなあ)
シキミ「…チッ………出し忘れてただけですよ」ガチャ
カトレア「…ふぁ………ふふ…トウヤは…アタクシを支えるのが一番幸せなのよ…」
トウヤ部屋
トウヤ(カミツレさんの招待状か…元気にしてるかな。なになに…)
カミツレ『元気トウヤ?またどこかの雑誌が賞をくれたみたいなの。パーティーに出席しなきゃいけないんだけど、友人を呼んでいいって言うから、あなたには是非来て欲しいわ』
カミツレ『チャンピオンになってからのこととかいろいろ話したいし。二人までならあなたのお友達も呼んでも大丈夫よ。いい返事を期待してるわ…あなたのカミツレ チュ 』
トウヤ(パーティーかーチュレンとベルに連絡してみよう。フウロさんも来るみたいだし楽しみだな…あなたのカミツレていうのは新しいキャッチコピーかな?ってこれ、最後の、キスマーク!?うわあ…カミツレさん大胆だな…///)
トウヤ(さて…明日もあることだし、今日はもう寝よう。カトレアとシキミさんもいることだし…パーティーかあ…楽しみだなあ)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:13:16.14 ID:0xmxHlGH0
パーティー会場
記者「カミツレさん!写真お願いします」
カミツレ「どうぞ(パーティーなのに、これじゃ気が休まらないわね)」
フウロ「やっほーカミツレちゃん!」
カミツレ「フウロ。来てくたのね」
フウロ「もちろん!受賞おめでとう」
カミツレ「ありがとう。……」キョロキョロ
フウロ「トウヤ君は…まだ来てないみたいだね」キョロキョロ
カミツレ(くるわよね…?トウヤ…結構勇気出して手紙書いたんだから…トウヤ…トウヤ…)キョロキョロ
フウロ「カミツレちゃん!あそこ!」
記者「カミツレさん!写真お願いします」
カミツレ「どうぞ(パーティーなのに、これじゃ気が休まらないわね)」
フウロ「やっほーカミツレちゃん!」
カミツレ「フウロ。来てくたのね」
フウロ「もちろん!受賞おめでとう」
カミツレ「ありがとう。……」キョロキョロ
フウロ「トウヤ君は…まだ来てないみたいだね」キョロキョロ
カミツレ(くるわよね…?トウヤ…結構勇気出して手紙書いたんだから…トウヤ…トウヤ…)キョロキョロ
フウロ「カミツレちゃん!あそこ!」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:17:11.88 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「ここか…すごい…!」
シキミ「わ…綺麗な人がたくさんいますね」
カトレア「別に…珍しくもないわ…ふぁ…」
フウロ「トウヤ君!」
カミツレ「トウヤ」
トウヤ「あっ!フウロさん、カミツレさん!カミツレさん…受賞おめでとう」
カミツレ「ありがとう。…あら」
カトレア「お久しぶり。カミツレとフウロには何度か別荘を貸したわね」
シキミ「初めましてシキミです。私も昔別荘何度かお借りしたんですよ」
カトレア「…昔ね」
カミツレ「てっきりチュレンとベルを連れてくるのかと思ったわ」
トウヤ「二人とも都合がつかなくてね…」
シキミ「わ…綺麗な人がたくさんいますね」
カトレア「別に…珍しくもないわ…ふぁ…」
フウロ「トウヤ君!」
カミツレ「トウヤ」
トウヤ「あっ!フウロさん、カミツレさん!カミツレさん…受賞おめでとう」
カミツレ「ありがとう。…あら」
カトレア「お久しぶり。カミツレとフウロには何度か別荘を貸したわね」
シキミ「初めましてシキミです。私も昔別荘何度かお借りしたんですよ」
カトレア「…昔ね」
カミツレ「てっきりチュレンとベルを連れてくるのかと思ったわ」
トウヤ「二人とも都合がつかなくてね…」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:20:55.93 ID:0xmxHlGH0
記者「おお!チャンピオンのトウヤ君ですよね!?」
トウヤ「はっはい」
記者「すごいですねえカミツレさん!現ポケモンチャンピオンとも深交が!」
カミツレ「ええ、ツーショットの写真いるかしら」
記者「是非是非!握手してもらっていいですか?」
カミツレ「トウヤ」
トウヤ「えっえっ」
カミツレ「ふふ…もっと寄って」ギュ
トウヤ「は…はい///」カチコチ
記者「おお!似合いのカップルに見えますよ!!いい絵をありがとうございます!」パシャパシャ
カミツレ「ありがとう」フフン
フウロ「…………むー…」
シキミ「…………」
カトレア「………ふん…………」
トウヤ「はっはい」
記者「すごいですねえカミツレさん!現ポケモンチャンピオンとも深交が!」
カミツレ「ええ、ツーショットの写真いるかしら」
記者「是非是非!握手してもらっていいですか?」
カミツレ「トウヤ」
トウヤ「えっえっ」
カミツレ「ふふ…もっと寄って」ギュ
トウヤ「は…はい///」カチコチ
記者「おお!似合いのカップルに見えますよ!!いい絵をありがとうございます!」パシャパシャ
カミツレ「ありがとう」フフン
フウロ「…………むー…」
シキミ「…………」
カトレア「………ふん…………」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:37:09.67 ID:0xmxHlGH0
カミツレ「ねえトウヤ?あなたは将来の夢はあるの?」
トウヤ「夢?」
カミツレ「ジムリーダーや四天王…その殆どはポケモントレーナーとは別に職業を持ってるわ。あなたはチャンピオンとして頂点になってから、退屈した日々を送ってるんじゃない?」
トウヤ「うん…そうかも。けどずっとチャンピオンになることを夢見てやってきてたし…今は特には…」
カミツレ「それなら、私のマネージャーをしてみない?」
トウヤ「マネージャー…?」
カミツレ「チャンピオンと言っても、ずっとあそこで日々を過ごすことはないでしょう?。空いてる日だけでいいから…どう?将来違う仕事をするとしても、悪い話ではないと思うの」
トウヤ「マネージャーか……」
トウヤ(チャンピオンってまず四天王を突破できる人が少ないから確かに暇なんだよね…アデクさんもよく放浪の旅に出てたし…ベルも今はアララギ博士の研究手伝ってるしなあ)
トウヤ「夢?」
カミツレ「ジムリーダーや四天王…その殆どはポケモントレーナーとは別に職業を持ってるわ。あなたはチャンピオンとして頂点になってから、退屈した日々を送ってるんじゃない?」
トウヤ「うん…そうかも。けどずっとチャンピオンになることを夢見てやってきてたし…今は特には…」
カミツレ「それなら、私のマネージャーをしてみない?」
トウヤ「マネージャー…?」
カミツレ「チャンピオンと言っても、ずっとあそこで日々を過ごすことはないでしょう?。空いてる日だけでいいから…どう?将来違う仕事をするとしても、悪い話ではないと思うの」
トウヤ「マネージャーか……」
トウヤ(チャンピオンってまず四天王を突破できる人が少ないから確かに暇なんだよね…アデクさんもよく放浪の旅に出てたし…ベルも今はアララギ博士の研究手伝ってるしなあ)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:41:39.44 ID:0xmxHlGH0
カミツレ「トウヤ…あなたが居てくれれば私はもっと輝けるわ。そしてその姿を、一番近くで見て欲しい」
トウヤ「!!……少し…時間をくれるかな」
カミツレ「ええ。いい返事を期待してるわ」
フウロ(嘘…カミツレちゃん…トウヤ君に…どっどうしよう!?)
フウロ「とっトウヤ君!ちょっといいかな!?」
トウヤ「うん?いいよ」
フウロ「こっちにきて…!」
カミツレ「……………」
カトレア「ちょっといいかしら?」
カミツレ「なに?」
トウヤ「!!……少し…時間をくれるかな」
カミツレ「ええ。いい返事を期待してるわ」
フウロ(嘘…カミツレちゃん…トウヤ君に…どっどうしよう!?)
フウロ「とっトウヤ君!ちょっといいかな!?」
トウヤ「うん?いいよ」
フウロ「こっちにきて…!」
カミツレ「……………」
カトレア「ちょっといいかしら?」
カミツレ「なに?」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:45:42.01 ID:0xmxHlGH0
カトレア「…あんなことをしてアタクシのトウヤの気を引いたつもりでいるのかしら?」
カミツレ「…アタクシの?」
カトレア「ジムリーダー風情がトウヤに近づかないでくれる?」
カミツレ「あなたになんの権利があるの?」
カトレア「トウヤはチャンピオンなのよ?それをマネージャーなんて…チャンピオンの品位というものを知らないのね」
カミツレ「四天王だってギャンブラーや格闘家との兼業をしているじゃない。どうしてマネージャーが品位を落とすことになるのかしら?」
カトレア「黙りなさい…トウヤはアタクシを支えてる時が一番幸せな顔をするのよ?知らないでしょ?トウヤの膝の寝心地…頭を撫ででくれる手の暖かさ…」
カミツレ「な…!?」
カトレア「ふふ…まっいいわ。せいぜい媚を売りなさい…なにをしようと、トウヤはアタクシのベッドに帰ってくるのだから…ふぁ…」
カミツレ「…その余裕、あとで泣きを見させてあげる。絶対にね」
カミツレ「…アタクシの?」
カトレア「ジムリーダー風情がトウヤに近づかないでくれる?」
カミツレ「あなたになんの権利があるの?」
カトレア「トウヤはチャンピオンなのよ?それをマネージャーなんて…チャンピオンの品位というものを知らないのね」
カミツレ「四天王だってギャンブラーや格闘家との兼業をしているじゃない。どうしてマネージャーが品位を落とすことになるのかしら?」
カトレア「黙りなさい…トウヤはアタクシを支えてる時が一番幸せな顔をするのよ?知らないでしょ?トウヤの膝の寝心地…頭を撫ででくれる手の暖かさ…」
カミツレ「な…!?」
カトレア「ふふ…まっいいわ。せいぜい媚を売りなさい…なにをしようと、トウヤはアタクシのベッドに帰ってくるのだから…ふぁ…」
カミツレ「…その余裕、あとで泣きを見させてあげる。絶対にね」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:50:33.54 ID:0xmxHlGH0
フウロ「あっあのさ!トウヤ君は…空輸配達に興味ない!?」
トウヤ「えっ…?」
フウロ「あのね!ポケモンで空を飛ぶのもいいけど、飛行機で飛ぶのもすっごく気持ちいいんだよ!いろんな街にも行けるし!今ちょっと人手不足で…トウヤ君に手伝って貰えたらなあって!」
トウヤ「でも…飛行機運転できませんよ」
フウロ「あたしが教えてあげるよ!最初は私の助手から始めてさ!トウヤ君とあたし…二人で色んな場所回るの、きっと楽しいと思うんだ!」
トウヤ(確かに…飛行機運転するのって憧れるし…フウロさんと一緒に回るの楽しいだろうなあ)
フウロ「だ…だめかな…」
トウヤ「うん、すぐに返事は出せないけど…考えてみるよ」
フウロ「本当!?じゃあ、その気になったらすぐ連絡してね!それじゃあ!」ピュー!
トウヤ「あっフウロさん!…行っちゃった…顔真っ赤だったけど…まさかね」
フウロ(あああもう!なんて回りくどいのアタシ!正直に気持ち伝えればいいのに!!ずっと一緒にいてって…うう…でもそんなこと、いざ言おうと思うと…///)
トウヤ「えっ…?」
フウロ「あのね!ポケモンで空を飛ぶのもいいけど、飛行機で飛ぶのもすっごく気持ちいいんだよ!いろんな街にも行けるし!今ちょっと人手不足で…トウヤ君に手伝って貰えたらなあって!」
トウヤ「でも…飛行機運転できませんよ」
フウロ「あたしが教えてあげるよ!最初は私の助手から始めてさ!トウヤ君とあたし…二人で色んな場所回るの、きっと楽しいと思うんだ!」
トウヤ(確かに…飛行機運転するのって憧れるし…フウロさんと一緒に回るの楽しいだろうなあ)
フウロ「だ…だめかな…」
トウヤ「うん、すぐに返事は出せないけど…考えてみるよ」
フウロ「本当!?じゃあ、その気になったらすぐ連絡してね!それじゃあ!」ピュー!
トウヤ「あっフウロさん!…行っちゃった…顔真っ赤だったけど…まさかね」
フウロ(あああもう!なんて回りくどいのアタシ!正直に気持ち伝えればいいのに!!ずっと一緒にいてって…うう…でもそんなこと、いざ言おうと思うと…///)
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:54:56.42 ID:0xmxHlGH0
フウロ(…でも、この話トウヤ君が受けてくれたら…二人で…!!カミツレちゃんごめん。こればっかりは譲れない…!)
シキミ「………そういうことですか…」
フウロ「え!?シキミさん…?」
シキミ「フウロさんでしたか…トウヤ君と仲がよろしいんですね」
フウロ「あ…はい」
シキミ「好きなんですか?トウヤ君のことが」
フウロ「ええ!?」
シキミ「好きなんですね…」
フウロ「……………はい……シキミさんも…ですか?」
シキミ「はい…不思議な子ですよね…トウヤ君は。優しくて一緒にいてとても楽しいのに…本人はあっちにフラフラこっちにフラフラ。独り占めしたくなっちゃいますよね」
フウロ「…はい」
シキミ「………そういうことですか…」
フウロ「え!?シキミさん…?」
シキミ「フウロさんでしたか…トウヤ君と仲がよろしいんですね」
フウロ「あ…はい」
シキミ「好きなんですか?トウヤ君のことが」
フウロ「ええ!?」
シキミ「好きなんですね…」
フウロ「……………はい……シキミさんも…ですか?」
シキミ「はい…不思議な子ですよね…トウヤ君は。優しくて一緒にいてとても楽しいのに…本人はあっちにフラフラこっちにフラフラ。独り占めしたくなっちゃいますよね」
フウロ「…はい」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 19:59:59.74 ID:0xmxHlGH0
シキミ「アタシは…もう我慢しません。あなた達のように回りくどいこともしない」
フウロ「え…!?」
『トウヤ「この話すごく面白いよシキミさん!絶対ヒットするよ!」』
シキミ「…アタシの話も…夢も真剣に聞いて、応援してくれたのはトウヤ君だけなんです…だから…」
フウロ「そんなの…………アタシだって…!」
シキミ「…」スタスタ
フウロ「………」
フウロ「え…!?」
『トウヤ「この話すごく面白いよシキミさん!絶対ヒットするよ!」』
シキミ「…アタシの話も…夢も真剣に聞いて、応援してくれたのはトウヤ君だけなんです…だから…」
フウロ「そんなの…………アタシだって…!」
シキミ「…」スタスタ
フウロ「………」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:05:24.08 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「あっシキミさん。どうしたの突然呼び出して?」
シキミ「…トウヤ君に、どうしても伝えたいことがありまして」
トウヤ「?」
シキミ「あたしは…トウヤ君が好きです。あたしと、付き合ってください」
トウヤ「…………!!」
シキミ(即答は…しないですよね…)
シキミ「……すぐに…答えは要りません。待ってますから…」スタスタ
トウヤ「…シキミさん……」
トウヤ(僕は……)
カトレア「ここにいたのね…トウヤ。ふぁ…」
トウヤ「カトレア……見てたの?」
シキミ「…トウヤ君に、どうしても伝えたいことがありまして」
トウヤ「?」
シキミ「あたしは…トウヤ君が好きです。あたしと、付き合ってください」
トウヤ「…………!!」
シキミ(即答は…しないですよね…)
シキミ「……すぐに…答えは要りません。待ってますから…」スタスタ
トウヤ「…シキミさん……」
トウヤ(僕は……)
カトレア「ここにいたのね…トウヤ。ふぁ…」
トウヤ「カトレア……見てたの?」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:08:31.51 ID:0xmxHlGH0
カトレア「ええ…シキミが何か言ってたようだけど、よく聞こえなかったわ」
トウヤ「そう…」
カトレア(全部聞こえてたけどね…)
カトレア「トウヤ…」ギュ
トウヤ「どうしたのもたれかかって?また眠い?」
カトレア「ええ…トウヤ…アタクシの眠る場所はここよ。………トウヤ、また撫でて」
トウヤ「………」ナデ…
カトレア「ん…あなたは…私のもの……」スヤスヤ
トウヤ「カトレア…………」
トウヤ「そう…」
カトレア(全部聞こえてたけどね…)
カトレア「トウヤ…」ギュ
トウヤ「どうしたのもたれかかって?また眠い?」
カトレア「ええ…トウヤ…アタクシの眠る場所はここよ。………トウヤ、また撫でて」
トウヤ「………」ナデ…
カトレア「ん…あなたは…私のもの……」スヤスヤ
トウヤ「カトレア…………」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:13:32.37 ID:0xmxHlGH0
カミツレ(トウヤ…どこに行ったのかしら)キョロキョロ
フウロ「…カミツレちゃん」
カミツレ「フウロ、トウヤを知らない?」
フウロ「ううん…カミツレちゃんはさ」
カミツレ「?」
フウロ「トウヤ君のこと、好き?」
カミツレ「ええ、好きよ。もちろん男として」
フウロ「う、即答だね」
カミツレ「自分には嘘つかないの。…フウロも好きなのね」
フウロ「うん…」
カミツレ「トウヤに何か言った?」
フウロ「一緒に…お仕事してみないって…」
フウロ「…カミツレちゃん」
カミツレ「フウロ、トウヤを知らない?」
フウロ「ううん…カミツレちゃんはさ」
カミツレ「?」
フウロ「トウヤ君のこと、好き?」
カミツレ「ええ、好きよ。もちろん男として」
フウロ「う、即答だね」
カミツレ「自分には嘘つかないの。…フウロも好きなのね」
フウロ「うん…」
カミツレ「トウヤに何か言った?」
フウロ「一緒に…お仕事してみないって…」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:19:52.20 ID:0xmxHlGH0
カミツレ「そう…」
フウロ「………」
カミツレ「トウヤは、私を選んでくれると思うわ」
フウロ「!!」
カミツレ「けど…フウロも、ありえると思う」
フウロ「!…」
カミツレ「もしそうなっても…私は絶対にあきらめないわ」
フウロ「む!私だって!!」
カミツレ「……」
フウロ「……」
フウロ「………」
カミツレ「トウヤは、私を選んでくれると思うわ」
フウロ「!!」
カミツレ「けど…フウロも、ありえると思う」
フウロ「!…」
カミツレ「もしそうなっても…私は絶対にあきらめないわ」
フウロ「む!私だって!!」
カミツレ「……」
フウロ「……」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:23:13.17 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「カミツレさんがホテルとってくれてよかったよ…よいしょっと」
カトレア「んん…」スヤスヤ
トウヤ「…」
『カミツレ「トウヤ…あなたが居てくれれば私はもっと輝けるわ。そしてその姿を、一番近くで見て欲しい」』
『フウロ「トウヤ君とあたし…二人で色んな場所回るの、きっと楽しいと思うんだ!」』
『シキミ「あたしは…トウヤ君が好きです。あたしと、付き合ってください」』
『カトレア「ええ…トウヤ…アタクシの眠る場所はここよ」』
トウヤ「………」
カトレア「んん…」スヤスヤ
トウヤ「…」
『カミツレ「トウヤ…あなたが居てくれれば私はもっと輝けるわ。そしてその姿を、一番近くで見て欲しい」』
『フウロ「トウヤ君とあたし…二人で色んな場所回るの、きっと楽しいと思うんだ!」』
『シキミ「あたしは…トウヤ君が好きです。あたしと、付き合ってください」』
『カトレア「ええ…トウヤ…アタクシの眠る場所はここよ」』
トウヤ「………」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:28:02.98 ID:0xmxHlGH0
カミツレ「…………」
『トウヤ「お疲れ様、カミツレさん。乾杯」チン』
『カミツレ「トウヤがこんないいところを予約してくれるなんて、さすが私のマネージャーね」』
『トウヤ「カミツレさんのためだから…満足してくれた?」』
『カミツレ「ええ。そろそろ、さん付けじゃなくてちゃんと名前で呼んで…パートナーなんだから」』
『トウヤ「…カミツレ…今日も綺麗だったよ」』
カミツレ「ふふ…」
『トウヤ「お疲れ様、カミツレさん。乾杯」チン』
『カミツレ「トウヤがこんないいところを予約してくれるなんて、さすが私のマネージャーね」』
『トウヤ「カミツレさんのためだから…満足してくれた?」』
『カミツレ「ええ。そろそろ、さん付けじゃなくてちゃんと名前で呼んで…パートナーなんだから」』
『トウヤ「…カミツレ…今日も綺麗だったよ」』
カミツレ「ふふ…」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:30:59.37 ID:0xmxHlGH0
フウロ「………」
『トウヤ「えーと…次は…」』
『フウロ「ここのレバーを引くの…それで」』
『トウヤ「…///」』
『フウロ「どうしたの?」』
『トウヤ「いや…こんなフウロさんと密着してると…ドキドキしちゃって…///」』
『フウロ「もう…トウヤ君ったら///集中しないと///」グイグイ』
『トウヤ「ふ…フウロさん!僕…もう!」ガバッ』
『フウロ「あっ…!私…トウヤ君だったら…///」』
フウロ「えへへ…///」
『トウヤ「えーと…次は…」』
『フウロ「ここのレバーを引くの…それで」』
『トウヤ「…///」』
『フウロ「どうしたの?」』
『トウヤ「いや…こんなフウロさんと密着してると…ドキドキしちゃって…///」』
『フウロ「もう…トウヤ君ったら///集中しないと///」グイグイ』
『トウヤ「ふ…フウロさん!僕…もう!」ガバッ』
『フウロ「あっ…!私…トウヤ君だったら…///」』
フウロ「えへへ…///」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:39:10.31 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「カミツレさん」
カミツレ「トウヤ、探してたわ」
トウヤ「さっきの…返事をします」
カミツレ「…」
トウヤ「せっかくのお誘いだけど…ごめんなさい」
カミツレ「…………そう」
トウヤ「僕は…ちゃんと考えてみたいんです。チャンピオンになったあとのことなんて、今まで考えたことなかったから…僕がこれから…なにをしたいのか…だから」
カミツレ「わかった…それじゃあ、お手伝いさせて」
トウヤ「え?」
カミツレ「トウヤ、探してたわ」
トウヤ「さっきの…返事をします」
カミツレ「…」
トウヤ「せっかくのお誘いだけど…ごめんなさい」
カミツレ「…………そう」
トウヤ「僕は…ちゃんと考えてみたいんです。チャンピオンになったあとのことなんて、今まで考えたことなかったから…僕がこれから…なにをしたいのか…だから」
カミツレ「わかった…それじゃあ、お手伝いさせて」
トウヤ「え?」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:41:34.27 ID:0xmxHlGH0
カミツレ「あなたがこれから何をしたいのか、決めるお手伝い。いつでも相談するし、協力するわ。もしマネージャーする気になったら、いつでも言って」
トウヤ「はい…!頼りにさせてもらいます。ありがとうカミツレさん…それじゃあ…また」
カミツレ「ええ…またね」
カミツレ「はあ………」
カミツレ「ま…あきらめないからね、トウヤ」
トウヤ「はい…!頼りにさせてもらいます。ありがとうカミツレさん…それじゃあ…また」
カミツレ「ええ…またね」
カミツレ「はあ………」
カミツレ「ま…あきらめないからね、トウヤ」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:46:14.65 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「そういうわけで…ごめんなさい、フウロさん」
フウロ「」ガーン
トウヤ「ふっ…フウロさん?」
フウロ「そ…そんな…」ズーン
トウヤ「(こんなに落ち込むとは…)あ…あのフウロさん」
フウロ「なにぃ…?」
トウヤ「仕事はまだ…いろいろ考えたいんですけど…もしよかったら、今度飛行機後ろに乗せてもらえませんか?」
フウロ「え…」
トウヤ「ダメ…ですかね」
フウロ「」フルフル
フウロ「いいよ!トウヤ君なら!アタシの貨物機に人は乗せないんだけど…トウヤ君なら特別!」
フウロ「」ガーン
トウヤ「ふっ…フウロさん?」
フウロ「そ…そんな…」ズーン
トウヤ「(こんなに落ち込むとは…)あ…あのフウロさん」
フウロ「なにぃ…?」
トウヤ「仕事はまだ…いろいろ考えたいんですけど…もしよかったら、今度飛行機後ろに乗せてもらえませんか?」
フウロ「え…」
トウヤ「ダメ…ですかね」
フウロ「」フルフル
フウロ「いいよ!トウヤ君なら!アタシの貨物機に人は乗せないんだけど…トウヤ君なら特別!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:48:38.32 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「ありがとうフウロさん。それじゃ」
フウロ「うん!待たねー!………」
フウロ「よし…まだチャンスはあるよね…トウヤ君。アタシの飛行機に乗せたら…その時には…」
フウロ「うん!待たねー!………」
フウロ「よし…まだチャンスはあるよね…トウヤ君。アタシの飛行機に乗せたら…その時には…」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 20:53:25.04 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「シキミさん」
シキミ「トウヤ君…」
トウヤ「返事を…伝えに来ました」
シキミ「………」
トウヤ「ごめんなさい。僕は、シキミさんの気持ちに答えられません」
シキミ「どなたか…好きな人がいるんですか?」
トウヤ「いえ、いません。シキミさんのことも、大切な友達だと思ってます。だけど…」
シキミ「わかりました。もういいです」
トウヤ「…」
シキミ「ふう…じゃあ次トウヤ君に告白するときは、もっと小説の腕も女も磨いてからしますから。覚悟しといてくださいね!」
トウヤ「シキミさん…」
シキミ「トウヤ君…」
トウヤ「返事を…伝えに来ました」
シキミ「………」
トウヤ「ごめんなさい。僕は、シキミさんの気持ちに答えられません」
シキミ「どなたか…好きな人がいるんですか?」
トウヤ「いえ、いません。シキミさんのことも、大切な友達だと思ってます。だけど…」
シキミ「わかりました。もういいです」
トウヤ「…」
シキミ「ふう…じゃあ次トウヤ君に告白するときは、もっと小説の腕も女も磨いてからしますから。覚悟しといてくださいね!」
トウヤ「シキミさん…」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:00:06.71 ID:0xmxHlGH0
シキミ「ちゃんと返事をくれてありがとうトウヤさん。おやすみなさい」
トウヤ「…おやすみなさい」
シキミ「…………」
シキミ「………うっ……」グズ
シキミ「」フルフル
シキミ「………さて!貯めてた原稿済ませてから寝ますか!」
シキミ(…トウヤ君…あなたの好きな人に、私はなってみせますから)
トウヤ「…おやすみなさい」
シキミ「…………」
シキミ「………うっ……」グズ
シキミ「」フルフル
シキミ「………さて!貯めてた原稿済ませてから寝ますか!」
シキミ(…トウヤ君…あなたの好きな人に、私はなってみせますから)
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:04:06.07 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「…ふう」ガチャ
カトレア「……」
トウヤ「…………なんで僕のベッドで寝てるの?」
カトレア「言ったでしょう?アタクシの眠る場所は、あなたのそばよ」
トウヤ「………それにはもう、応えられないかな」
カトレア「………どうして?」
トウヤ「チャンピオンの座、降りようと思うんだ。これから僕は…新しい自分のやりたいことを見つけたい。そのためには、チャンピオンの座は足枷にしかならないから」
カトレア「…」
トウヤ「だから、もうカトレアの傍には居られない…」
カトレア「………いつやめるの?」
カトレア「……」
トウヤ「…………なんで僕のベッドで寝てるの?」
カトレア「言ったでしょう?アタクシの眠る場所は、あなたのそばよ」
トウヤ「………それにはもう、応えられないかな」
カトレア「………どうして?」
トウヤ「チャンピオンの座、降りようと思うんだ。これから僕は…新しい自分のやりたいことを見つけたい。そのためには、チャンピオンの座は足枷にしかならないから」
カトレア「…」
トウヤ「だから、もうカトレアの傍には居られない…」
カトレア「………いつやめるの?」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:06:28.97 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「戻ったら…申請する」
カトレア「……そう」
トウヤ「………」
カトレア「…………応援してあげるわ、トウヤ。見つけられるといいわね」
トウヤ「ありがとう。…おやすみ、カトレア」
カトレア「……おやすみ…」
カトレア「……そう」
トウヤ「………」
カトレア「…………応援してあげるわ、トウヤ。見つけられるといいわね」
トウヤ「ありがとう。…おやすみ、カトレア」
カトレア「……おやすみ…」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:12:45.22 ID:0xmxHlGH0
数日後…
トウヤ「新しい旅立ちか…って」
カミツレ「言ったでしょ?手伝うって」
フウロ「お仕事休業して来ちゃった!てへ♪」
シキミ「作家は旅をしながらでも出来ますから♪新しいトウヤ君、長期取材させてくださいね」
カトレア「ふぁ…眠いわ…おんぶしなさいトウヤ」
トウヤ「どうしてこうなった。てかジムリーダーと四天王の仕事は?」
カミツレ「さあ?」
フウロ「代理を立てたから大丈夫だよ!」
カトレア「いいんじゃない?二天王で」
シキミ「きっと大丈夫ですよ!」
トウヤ「新しい旅立ちか…って」
カミツレ「言ったでしょ?手伝うって」
フウロ「お仕事休業して来ちゃった!てへ♪」
シキミ「作家は旅をしながらでも出来ますから♪新しいトウヤ君、長期取材させてくださいね」
カトレア「ふぁ…眠いわ…おんぶしなさいトウヤ」
トウヤ「どうしてこうなった。てかジムリーダーと四天王の仕事は?」
カミツレ「さあ?」
フウロ「代理を立てたから大丈夫だよ!」
カトレア「いいんじゃない?二天王で」
シキミ「きっと大丈夫ですよ!」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:17:37.13 ID:0xmxHlGH0
トウヤ「…まあ…いいのかな…?」
カミツレ「いいに決まってるわ」ギュ
フウロ「さっ行こう!トウヤ君!」ギュ
トウヤ「わわっ!」
シキミ「…媚びるのは哀れなんじゃなかったんですか?」
カトレア「別に…トウヤが捨てられた子犬のような顔をしてたから…しょうがなくよ…」
シキミ「どっちが子犬なんだか…」
カミツレ「いいに決まってるわ」ギュ
フウロ「さっ行こう!トウヤ君!」ギュ
トウヤ「わわっ!」
シキミ「…媚びるのは哀れなんじゃなかったんですか?」
カトレア「別に…トウヤが捨てられた子犬のような顔をしてたから…しょうがなくよ…」
シキミ「どっちが子犬なんだか…」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:21:29.77 ID:0xmxHlGH0
カミツレ「これで対等よ。負けないから」
フウロ「私だって…!」
カトレア「…ふん…」
トウヤ「シキミさんとカトレアも捕まって!」
シキミ「はい♪」ギュ
カトレア「ん…」ギュ
トウヤ「いくぞレシラム!そらをとぶ!」
END
フウロ「私だって…!」
カトレア「…ふん…」
トウヤ「シキミさんとカトレアも捕まって!」
シキミ「はい♪」ギュ
カトレア「ん…」ギュ
トウヤ「いくぞレシラム!そらをとぶ!」
END
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:27:03.87 ID:TiR0sRiZO
乙
トウヤうらやましす
トウヤうらやましす
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 21:22:49.77 ID:Wiev6Nyw0
ベルちゃん・・・
引用元: カトレア「ジムリーダー風情がトウヤに近づかないでくれる?」
ハルヒ「あれ? 私の言動ってキチガイじみてない……?」
2020-04-29
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 13:32:05.20 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「冷静に考えてみると……」
ハルヒ「まず最初にした自己紹介」
ハルヒ「あんなの完全に……」
ハルヒ「完全に……キチガイじゃない」
ハルヒ「まず最初にした自己紹介」
ハルヒ「あんなの完全に……」
ハルヒ「完全に……キチガイじゃない」
関連
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9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 13:37:59.41 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「高校入ってからの言動をしっかり思い返してみればみるほど……」
ハルヒ「キチガイじみた言動しか見つからない……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……やり直したい」
ハルヒ「……やり直したいわ」
グルグルグルグル
ハルヒ「!? (周りの空間が歪んでる……!?)」
ハルヒ「キチガイじみた言動しか見つからない……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……やり直したい」
ハルヒ「……やり直したいわ」
グルグルグルグル
ハルヒ「!? (周りの空間が歪んでる……!?)」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 13:39:03.32 ID:yBOAiQ7DO
黒歴史か…
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 13:40:48.58 ID:KuzjLOch0
宇宙人未来人エスパーいなくなっちゃうぅ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 13:43:27.50 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「!」パチッ
ハルヒ「……」ムクッ
ハルヒ(ここは……私の部屋……)
ハルヒ「……」バッ
ハルヒ(外が……薄暗い……?)
ハルヒ(さっきまで昼間だったのに……)
ハルヒ(時計、時計……)チラッ
ハルヒ「!!」
ハルヒ(AM5:00……!?)
ハルヒ(ひ、日付は……)
ハルヒ「!?」
ハルヒ(し、4月……2日……?)
ハルヒ「……」ムクッ
ハルヒ(ここは……私の部屋……)
ハルヒ「……」バッ
ハルヒ(外が……薄暗い……?)
ハルヒ(さっきまで昼間だったのに……)
ハルヒ(時計、時計……)チラッ
ハルヒ「!!」
ハルヒ(AM5:00……!?)
ハルヒ(ひ、日付は……)
ハルヒ「!?」
ハルヒ(し、4月……2日……?)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 13:47:30.50 ID:73vCrjkC0
――通学路――
ハルヒ(完全に……入学式の日)トコトコ
ハルヒ(ちょっと信じられないけど……)トコトコ
ハルヒ(とりあえず制服に着替えて、登校……)トコトコ
――学校――
ハルヒ「……」ゴクッ
「第○○回入学式」
ハルヒ(完全に……私達が入学した時の……)
ハルヒ(完全に……入学式の日)トコトコ
ハルヒ(ちょっと信じられないけど……)トコトコ
ハルヒ(とりあえず制服に着替えて、登校……)トコトコ
――学校――
ハルヒ「……」ゴクッ
「第○○回入学式」
ハルヒ(完全に……私達が入学した時の……)
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 13:50:32.32 ID:y6135uj60
中学時代の黒歴史は消えないのにいいのか
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 13:54:14.88 ID:73vCrjkC0
「以上で、入学式を閉会致します」
ハルヒ(校長先生のお話にしても、来賓の挨拶にしても、なんていうデジャブの連続だったの……)
「では、新入生は各クラスの教室に移動して下さい」
ハルヒ「……」ガタッ
ハルヒ「……」トコトコ
ハルヒ(この教室……か)ガラッ
ハルヒ(あの席……)スタスタ
ハルヒ(時間が戻ったなんて、信じられないけど……)
キョン「やれやれ」スタスタ
ハルヒ「!」
ハルヒ(もう……受け入れざるを得ないようね)
ハルヒ(校長先生のお話にしても、来賓の挨拶にしても、なんていうデジャブの連続だったの……)
「では、新入生は各クラスの教室に移動して下さい」
ハルヒ「……」ガタッ
ハルヒ「……」トコトコ
ハルヒ(この教室……か)ガラッ
ハルヒ(あの席……)スタスタ
ハルヒ(時間が戻ったなんて、信じられないけど……)
キョン「やれやれ」スタスタ
ハルヒ「!」
ハルヒ(もう……受け入れざるを得ないようね)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:00:08.89 ID:73vCrjkC0
担任「という事で、連絡は~」
ハルヒ(担任の先生も同じ、する話も同じ……)
ハルヒ(と言う事は、この次は……)
担任「では最初に、自己紹介をしていきましょう。いきなりですが、名簿順逆からでお願いします」ニコッ
名簿順後ろの方の生徒「えぇ~」
ハルヒ「!」
モブ「はい」ガタッ
モブ「西中出身の、○○です。部活は剣道部でした。高校でも続けたいと~」
ハルヒ「……」
ハルヒ(ここから全てが始まったのよね)
ハルヒ(高校での、私のキチガイじみた言動は……)
モブ「南中出身の、○○です。趣味はアニメ鑑賞で、休日はいつも~」
ハルヒ(しっかりやらなきゃ……)
ハルヒ(担任の先生も同じ、する話も同じ……)
ハルヒ(と言う事は、この次は……)
担任「では最初に、自己紹介をしていきましょう。いきなりですが、名簿順逆からでお願いします」ニコッ
名簿順後ろの方の生徒「えぇ~」
ハルヒ「!」
モブ「はい」ガタッ
モブ「西中出身の、○○です。部活は剣道部でした。高校でも続けたいと~」
ハルヒ「……」
ハルヒ(ここから全てが始まったのよね)
ハルヒ(高校での、私のキチガイじみた言動は……)
モブ「南中出身の、○○です。趣味はアニメ鑑賞で、休日はいつも~」
ハルヒ(しっかりやらなきゃ……)
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:07:16.70 ID:73vCrjkC0
担任「では次、涼宮さん」
ハルヒ「!」
ハルヒ「は、はい!」ガタッ
ハルヒ(……よし)
ハルヒ「ひ、東中出身の、涼宮ハルヒです!」
ハルヒ「趣味は……(あれ、なんて言えば良いんだろう……) えぇっと……面白い事探しです。なんちゃって」テヘヘ
ハルヒ「あと、スポーツはなんでも好きです!」キリッ
ハルヒ「こ、高校生活、思いっ切り楽しみたいと思うので、みなさんお友達になって下さい!」ペコッ
ハルヒ(あれ……張り切り過ぎちゃって……ちょっと痛い感じになっちゃったかな……)
パチ パチ パチ パチ
ハルヒ(ほっ……)
ハルヒ「!」
ハルヒ「は、はい!」ガタッ
ハルヒ(……よし)
ハルヒ「ひ、東中出身の、涼宮ハルヒです!」
ハルヒ「趣味は……(あれ、なんて言えば良いんだろう……) えぇっと……面白い事探しです。なんちゃって」テヘヘ
ハルヒ「あと、スポーツはなんでも好きです!」キリッ
ハルヒ「こ、高校生活、思いっ切り楽しみたいと思うので、みなさんお友達になって下さい!」ペコッ
ハルヒ(あれ……張り切り過ぎちゃって……ちょっと痛い感じになっちゃったかな……)
パチ パチ パチ パチ
ハルヒ(ほっ……)
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:09:56.62 ID:58gXvD2S0
谷口(涼宮のやつ高校デビューとかwwwwww)
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:11:09.19 ID:8Tg81VSR0
谷口ならやりかねんけど昔の傷をなぶるほどガキでもないだろ
むしろしても谷口バッシングされんだろ
むしろしても谷口バッシングされんだろ
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:12:17.76 ID:FOio9C5P0
バカな谷口のことだからナンパするんじゃねえの
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:12:28.43 ID:73vCrjkC0
ハルヒ(あ、あんな感じで良かったのよね……?)ソワソワ
担任「では、次の人」
キョン「……」ガタッ
ハルヒ(ど、どうだったんだろう……)
キョン「ただの人間には興味が無い」
ハルヒ「!?」
キョン「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、俺のところに来い。以上」
ハルヒ「」
ザワ ザワ ザワ ザワ ザワ ザワ
担任「では、次の人」
キョン「……」ガタッ
ハルヒ(ど、どうだったんだろう……)
キョン「ただの人間には興味が無い」
ハルヒ「!?」
キョン「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、俺のところに来い。以上」
ハルヒ「」
ザワ ザワ ザワ ザワ ザワ ザワ
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:13:07.71 ID:h4WEvc+r0
どうしたキョンww
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:13:48.58 ID:NUXPS/G10
キョンがその反動でとち狂ったwwww
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:20:47.76 ID:h4WEvc+r0
ノリノリのキョンとかキモいなww
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:24:52.17 ID:73vCrjkC0
ガヤ ガヤ ガヤ ガヤ
モブ「涼宮さんって美人だよね~」
ハルヒ「そ、そんな事ないわよ~」アセアセ
モブ「本当にスポーツ万能らしいぞ~」
ハルヒ「好きなだけでそこまで出来るってわけじゃないわよ~ (な、慣れないわね……)」アセアセ
谷口「いやーこいつ、すごかったんだぜ~。勉強も出来るし。モテモテでさ~ (なんか違和感あるけど……可愛いし良いっか)」
モブ「へぇ~」
ハルヒ「や、やめてよ~」アセアセ
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」チラッ
キョン「……」
ハルヒ(なに腕組んじゃって……周りに興味無さげにムスッっと座ってんのよ……)
モブ「涼宮さんって美人だよね~」
ハルヒ「そ、そんな事ないわよ~」アセアセ
モブ「本当にスポーツ万能らしいぞ~」
ハルヒ「好きなだけでそこまで出来るってわけじゃないわよ~ (な、慣れないわね……)」アセアセ
谷口「いやーこいつ、すごかったんだぜ~。勉強も出来るし。モテモテでさ~ (なんか違和感あるけど……可愛いし良いっか)」
モブ「へぇ~」
ハルヒ「や、やめてよ~」アセアセ
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」チラッ
キョン「……」
ハルヒ(なに腕組んじゃって……周りに興味無さげにムスッっと座ってんのよ……)
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:26:18.87 ID:8Tg81VSR0
待てよ・・・、古泉・・・?
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:27:07.50 ID:h4WEvc+r0
>>77
泉子になってる事を願おうww
泉子になってる事を願おうww
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:27:10.38 ID:CCe34a+U0
>>77
古泉「魅力的な男性だとは思いますが」
って展開になるのか
古泉「魅力的な男性だとは思いますが」
って展開になるのか
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:28:12.53 ID:HDT7s5S00
>>80
ホモ歓喜
ホモ歓喜
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:31:23.66 ID:73vCrjkC0
モブ「じゃあまた後でね~」 モブ「是非バレー部に入ってね~」 モブ「剣道部入ろうね~」
ハルヒ「か、考えておくわ」
ハルヒ「ふぅ (やっと解放されたわ……)」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」チラッ
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「………」
キョン「……」
ハルヒ「…………」
キョン「……」
ハルヒ「……………」
ハルヒ「………………」
ハルヒ(どう接したら良いかわからない……)
ハルヒ「か、考えておくわ」
ハルヒ「ふぅ (やっと解放されたわ……)」
ハルヒ「……」
ハルヒ「……」チラッ
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「………」
キョン「……」
ハルヒ「…………」
キョン「……」
ハルヒ「……………」
ハルヒ「………………」
ハルヒ(どう接したら良いかわからない……)
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:38:02.61 ID:73vCrjkC0
ハルヒ(でも、このままじゃなんか……いけない気がするわ)
ハルヒ(第一、あれだけみんな色々話してたのにこいつだけ完全に孤立してたし……)
ハルヒ(……よし)
ハルヒ「……」クルッ
ハルヒ「こ、こんにちわ」
キョン「……」
ハルヒ「は、初めまして。えぇっと……」
キョン「キョン」
ハルヒ「はい?」
キョン「呼ぶならキョンとでも呼んでくれ」
ハルヒ「わ、わかったわ。初めまして、キョン君」
キョン「……」
ハルヒ(第一、あれだけみんな色々話してたのにこいつだけ完全に孤立してたし……)
ハルヒ(……よし)
ハルヒ「……」クルッ
ハルヒ「こ、こんにちわ」
キョン「……」
ハルヒ「は、初めまして。えぇっと……」
キョン「キョン」
ハルヒ「はい?」
キョン「呼ぶならキョンとでも呼んでくれ」
ハルヒ「わ、わかったわ。初めまして、キョン君」
キョン「……」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:38:43.67 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「わ、私は涼宮ハルヒ。よろしくね」
キョン「……」
ハルヒ「えぇっと……」
キョン「……用事はそれだけか?」
ハルヒ「え……えぇ」
キョン「……」
ハルヒ(な、なによこいつ……!)ムスッ
キョン「……」
ハルヒ「えぇっと……」
キョン「……用事はそれだけか?」
ハルヒ「え……えぇ」
キョン「……」
ハルヒ(な、なによこいつ……!)ムスッ
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:42:19.94 ID:lUt7jlz6O
曜日ごとに髪型変えんのか、このキョンは
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:42:25.33 ID:OAg9hJd60
キョンがおとなしいハルヒに協力しろと脅したり無理やり文芸部室に引っ張っていく姿
フルボッコもんですわ
フルボッコもんですわ
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:47:58.38 ID:73vCrjkC0
ハルヒ(でも……話し始めちゃった手前、なにか続けなきゃ……)
ハルヒ「キョン君は、なにか部活とか入ろうとかっていう予定あるの? (多分無いと思うけどとりあえず……)」
キョン「……無いな」
ハルヒ「あ、そうなんだ (……やっぱり)」
キョン「興味が無いんだ」
ハルヒ「体動かしたりするのあんまり好きじゃないのね (省エネ人間だものね)」
キョン「いや、もっと広く」
ハルヒ「もっと広く?」
キョン「なんていうか……この退屈な世界に、興味が無いんだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「キョン君は、なにか部活とか入ろうとかっていう予定あるの? (多分無いと思うけどとりあえず……)」
キョン「……無いな」
ハルヒ「あ、そうなんだ (……やっぱり)」
キョン「興味が無いんだ」
ハルヒ「体動かしたりするのあんまり好きじゃないのね (省エネ人間だものね)」
キョン「いや、もっと広く」
ハルヒ「もっと広く?」
キョン「なんていうか……この退屈な世界に、興味が無いんだ」
ハルヒ「……」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:59:31.24 ID:1QvGKry60
文芸部に乱入して停学、みくるを拐って鶴谷さんにボコられ古泉にすりよってホモ疑惑
キョンの未来暗すぎワロタ
キョンの未来暗すぎワロタ
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 14:59:35.63 ID:73vCrjkC0
ハルヒ(なんなのこいつ……どうしちゃったのよ……)
キョン「涼宮は」
ハルヒ「! な、なに?」
キョン「……涼宮は違うのか?」
ハルヒ「違う……?」
キョン「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者ではないのか?」
ハルヒ「え? ち、違うわよ」アセアセ
キョン「……そうか」
ハルヒ「……」
キョン「ただの人間か」
ハルヒ「……」ムカッ
ハルヒ(なんなのこいつ……むかつく……)
ハルヒ(それに……なんなの……この……)
ハルヒ(抉られるような痛々しさは……)ズキズキ
キョン「涼宮は」
ハルヒ「! な、なに?」
キョン「……涼宮は違うのか?」
ハルヒ「違う……?」
キョン「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者ではないのか?」
ハルヒ「え? ち、違うわよ」アセアセ
キョン「……そうか」
ハルヒ「……」
キョン「ただの人間か」
ハルヒ「……」ムカッ
ハルヒ(なんなのこいつ……むかつく……)
ハルヒ(それに……なんなの……この……)
ハルヒ(抉られるような痛々しさは……)ズキズキ
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:02:02.67 ID:uWWKLN9Z0
どの口がむかつくと言うんだ
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:03:15.86 ID:CCe34a+U0
同族嫌悪ってやつか
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:09:26.18 ID:73vCrjkC0
キョン「……」イヤホン スチャッ
ハルヒ(なんか知ってるわこの感じ……)
ハルヒ(これってまさに……)
ハルヒ(まさに……)
キョン「……」iPod ポチポチ
ハルヒ(時間戻る前の私じゃない……!)
キョン「やっぱ洋楽を一度聴いてしまうと、邦楽はもう聴けないな」ボソッ
ハルヒ(あれ、それともなんか違う……)
ハルヒ(なんか知ってるわこの感じ……)
ハルヒ(これってまさに……)
ハルヒ(まさに……)
キョン「……」iPod ポチポチ
ハルヒ(時間戻る前の私じゃない……!)
キョン「やっぱ洋楽を一度聴いてしまうと、邦楽はもう聴けないな」ボソッ
ハルヒ(あれ、それともなんか違う……)
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:10:38.38 ID:KuzjLOch0
>キョン「やっぱ洋楽を一度聴いてしまうと、邦楽はもう聴けないな」ボソッ
やめてぇぇええ
やめてぇぇええ
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:11:14.02 ID:I9b23kFK0
キョンはハルヒポジかと思ったらただの厨二病だったwww
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:20:06.49 ID:73vCrjkC0
キョン「イヤホンってあえてRとLを逆に付けた方が俺は聴きやすい気がするんだよな。ちょっと異端か?w」
ハルヒ(ど、どうしよう……)
ハルヒ(こいつ……これ以上無いくらい絡み辛い奴になってる……)
キョン「やっぱエルイーディーゼッぺリンのシャフトはすごいよな」
ハルヒ(レッドツェッペリンでしょ……シャウトでしょ……)
キョン「涼宮は洋楽とか聴かないのか?」
ハルヒ「あ、あんまり聴かないわね」
キョン「多感な時期に”本物”を聴いておかなきゃ損するぞ」
ハルヒ(なんか最初よりやたら饒舌になってきてるし……)
ハルヒ(ど、どうしよう……)
ハルヒ(こいつ……これ以上無いくらい絡み辛い奴になってる……)
キョン「やっぱエルイーディーゼッぺリンのシャフトはすごいよな」
ハルヒ(レッドツェッペリンでしょ……シャウトでしょ……)
キョン「涼宮は洋楽とか聴かないのか?」
ハルヒ「あ、あんまり聴かないわね」
キョン「多感な時期に”本物”を聴いておかなきゃ損するぞ」
ハルヒ(なんか最初よりやたら饒舌になってきてるし……)
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:26:18.97 ID:C1qhTlVhO
キョンうっぜぇぇぇwwwww
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:27:01.56 ID:7+6kLpkG0
痛すぎワロタ
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:27:25.00 ID:I9b23kFK0
闇の炎に
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:28:25.74 ID:h4WEvc+r0
抱かれて眠れ
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:28:55.09 ID:73vCrjkC0
ザワ ザワ ザワ ザワ
ハルヒ「……!」
ハルヒ(周りの人達にも……結構聞こえちゃってる……)
ハルヒ(み、見てられないわ……)
ハルヒ(なんだろうこの気持ち……)
ハルヒ(身内がバラエティーに出て盛大に滑ってるような……)
キョン「入る気は無いけど……部活見学でも行ってくるかな」
キョン「異端で面白い奴がいるかも知れない」ガタッ
ハルヒ「!」
ハルヒ(ダメよね……こんな痛々しい奴野放しにしちゃ……!)
ハルヒ「待って!」カシッ
キョン「!?」
ハルヒ「……!」
ハルヒ(周りの人達にも……結構聞こえちゃってる……)
ハルヒ(み、見てられないわ……)
ハルヒ(なんだろうこの気持ち……)
ハルヒ(身内がバラエティーに出て盛大に滑ってるような……)
キョン「入る気は無いけど……部活見学でも行ってくるかな」
キョン「異端で面白い奴がいるかも知れない」ガタッ
ハルヒ「!」
ハルヒ(ダメよね……こんな痛々しい奴野放しにしちゃ……!)
ハルヒ「待って!」カシッ
キョン「!?」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:33:16.93 ID:73vCrjkC0
キョン「なんだ?」
ハルヒ「そ、その…… (ど、どうしよう……)」
ハルヒ(と、とりあえず適当に……)
ハルヒ「い、一緒に部活作りましょ?」
キョン「……は?」
ハルヒ(とか言って、なによこの唐突な提案……私の馬鹿!)アセアセ
キョン「……」ジーッ
ハルヒ(うわっ……こいつに変な目で見られるなんて……なんたる屈辱……)アセアセ
キョン「面白そうじゃねぇか」ドドーン
ハルヒ「」
キョン「部長は俺な」
ハルヒ「……」
ハルヒ「そ、その…… (ど、どうしよう……)」
ハルヒ(と、とりあえず適当に……)
ハルヒ「い、一緒に部活作りましょ?」
キョン「……は?」
ハルヒ(とか言って、なによこの唐突な提案……私の馬鹿!)アセアセ
キョン「……」ジーッ
ハルヒ(うわっ……こいつに変な目で見られるなんて……なんたる屈辱……)アセアセ
キョン「面白そうじゃねぇか」ドドーン
ハルヒ「」
キョン「部長は俺な」
ハルヒ「……」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:41:23.53 ID:73vCrjkC0
――文芸部部室――
キョン「ここで良いな。どうせ活動なんかしてないだろう」ガチャッ
ハルヒ(勝手に良いのかしら……)
ハルヒ「あ、誰かいるじゃない (あれって……)」
キョン「……」スタスタ
キョン「文芸部員か?」
長門「!」
長門「……」クルッ
長門「そうだよぉ」ニコッ
ハルヒ「」
キョン「そうか……既に使われていたか」ウーム
長門「って言っても、本読んでるだけなんだけどねぇ」ニコニコ
ハルヒ(なによこれ……)
キョン「ここで良いな。どうせ活動なんかしてないだろう」ガチャッ
ハルヒ(勝手に良いのかしら……)
ハルヒ「あ、誰かいるじゃない (あれって……)」
キョン「……」スタスタ
キョン「文芸部員か?」
長門「!」
長門「……」クルッ
長門「そうだよぉ」ニコッ
ハルヒ「」
キョン「そうか……既に使われていたか」ウーム
長門「って言っても、本読んでるだけなんだけどねぇ」ニコニコ
ハルヒ(なによこれ……)
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:45:01.54 ID:KuzjLOch0
長門wwwwwwwww
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:44:12.12 ID:IJbHc3ZQ0
ゆるふわな長門……ありだと思います!
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:47:45.80 ID:73vCrjkC0
長門「でも有希は隅っこで本読んでるだけだから、自由に使って良いよぉ」
キョン「! そうか」
ハルヒ(キャラ違いってレベルじゃ……)
キョン「じゃあお前も俺達の部活に入ったらどうだ?」
長門「部活? なにするのぉ?」
キョン「それはこの後、発表する」ニヤッ
長門「なんかすごいねぇ。わくわくするよぉ」
キョン「じゃあ入部で決定だな」
長門「わぁい兼部 有希 兼部大好き~」
ハルヒ「……」
キョン「! そうか」
ハルヒ(キャラ違いってレベルじゃ……)
キョン「じゃあお前も俺達の部活に入ったらどうだ?」
長門「部活? なにするのぉ?」
キョン「それはこの後、発表する」ニヤッ
長門「なんかすごいねぇ。わくわくするよぉ」
キョン「じゃあ入部で決定だな」
長門「わぁい兼部 有希 兼部大好き~」
ハルヒ「……」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:55:06.75 ID:73vCrjkC0
キョン「よし。じゃあまず名前から発表しよう」
長門「わぁい!」
ハルヒ(私はここで……SOS団とかいう痛々しい名前を付けた……)
キョン「我が部の名前は……」
ハルヒ(キョンは一体……)
キョン「EOE団だ!」ドドーン!
ハルヒ「EOE団……?」
長門「由来はなにぃ?」
キョン「俺が人生で最も大きな影響を受けた映画だ」ドヤァッ
ハルヒ「!」
長門「へぇ~。外国の映画かなぁ~?」
キョン「そ、そうだ。ふ、フランスだったかな?」アセアセ
ハルヒ(まさか……The End of Evangelion……)
長門「わぁい!」
ハルヒ(私はここで……SOS団とかいう痛々しい名前を付けた……)
キョン「我が部の名前は……」
ハルヒ(キョンは一体……)
キョン「EOE団だ!」ドドーン!
ハルヒ「EOE団……?」
長門「由来はなにぃ?」
キョン「俺が人生で最も大きな影響を受けた映画だ」ドヤァッ
ハルヒ「!」
長門「へぇ~。外国の映画かなぁ~?」
キョン「そ、そうだ。ふ、フランスだったかな?」アセアセ
ハルヒ(まさか……The End of Evangelion……)
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:58:07.08 ID:73vCrjkC0
長門「活動内容は~?」
キョン「……」フッ
キョン「この部活の目的はずばり……」
長門「ずばり……?」ワクワク
ハルヒ「……」
キョン「サードインパクトを起こす事だ」
長門「サードインパクト……?」
キョン「あぁ」
ハルヒ(やっぱり……エヴァに嵌った中二病ってわけね……)
キョン「……」フッ
キョン「この部活の目的はずばり……」
長門「ずばり……?」ワクワク
ハルヒ「……」
キョン「サードインパクトを起こす事だ」
長門「サードインパクト……?」
キョン「あぁ」
ハルヒ(やっぱり……エヴァに嵌った中二病ってわけね……)
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 15:59:01.38 ID:H6bop0Sj0
起こしちゃダメだろ
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:00:30.14 ID:h4WEvc+r0
防げよww
逃げちゃうべきだろその目的からはww
逃げちゃうべきだろその目的からはww
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:08:40.74 ID:73vCrjkC0
キョン「ふぅ」お茶ズズズ
長門「ふぅ」お茶ズズズ
キョン「なんかぽかぽか暖かいな」
長門「この部屋は日当たりが良いから、穴場なんだよぉ」
ハルヒ「……」
ハルヒ(活動目的を掲げたは良いけど……特にやる事は無いのね)
キョン「……」イヤホン スチャッ
キョン「……」iPod ポチポチ
キョン「長門は洋楽とか聴かないのか?」
ハルヒ(出た……洋楽アピール)
長門「うーん……洋楽はiPodに三千曲くらいしか入ってないかなぁ」
キョン「! そ、そうか。お、俺もそれくらいかな」アセアセ
イヤホン「I know, I know I've let you down ~」
ハルヒ(洋楽じゃなくてエヴァの劇中歌じゃないの……)
長門「ふぅ」お茶ズズズ
キョン「なんかぽかぽか暖かいな」
長門「この部屋は日当たりが良いから、穴場なんだよぉ」
ハルヒ「……」
ハルヒ(活動目的を掲げたは良いけど……特にやる事は無いのね)
キョン「……」イヤホン スチャッ
キョン「……」iPod ポチポチ
キョン「長門は洋楽とか聴かないのか?」
ハルヒ(出た……洋楽アピール)
長門「うーん……洋楽はiPodに三千曲くらいしか入ってないかなぁ」
キョン「! そ、そうか。お、俺もそれくらいかな」アセアセ
イヤホン「I know, I know I've let you down ~」
ハルヒ(洋楽じゃなくてエヴァの劇中歌じゃないの……)
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:14:33.41 ID:C1qhTlVhO
エヴァの曲を洋楽とか言ってたのかよこいつwwww
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:08:40.72 ID:C1qhTlVhO
キョンがこれ思い出して枕パンチするのは何年後かな
196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:15:56.86 ID:73vCrjkC0
長門「洋楽だけで三千曲くらい入ってるって事は○○とか知ってる?」
キョン「あ、いや……そっちのジャンルは専門外だな (まずい……)」アセ
長門「じゃあ△△はぁ?」
キョン「いや……そっち系もあまり…… (詳しくない事がバレる……)」アセアセ
長門「じゃあ~」
キョン「ちょ、ちょっと、偵察に行って来る」ガタッ
ハルヒ「?」
長門「偵察?」
キョン「あ、あぁ。サードインパクトを起こすために必要なものが、この高校のどこかにあるかも知れない」スタスタ
ハルヒ「……」
長門「行ってらっしゃ~い」
キョン「あ、いや……そっちのジャンルは専門外だな (まずい……)」アセ
長門「じゃあ△△はぁ?」
キョン「いや……そっち系もあまり…… (詳しくない事がバレる……)」アセアセ
長門「じゃあ~」
キョン「ちょ、ちょっと、偵察に行って来る」ガタッ
ハルヒ「?」
長門「偵察?」
キョン「あ、あぁ。サードインパクトを起こすために必要なものが、この高校のどこかにあるかも知れない」スタスタ
ハルヒ「……」
長門「行ってらっしゃ~い」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:21:07.14 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「ふぅ」
ハルヒ(なんなのよこの……時間軸は……)
長門「涼宮さん」
ハルヒ「! な、なに? (まだこの有希は慣れないし……)」
長門「ちょっとお願いがあるんだけどねぇ」
ハルヒ「ど、どうしたの?」
長門「今日の夜、有希のお家に来て貰っても良いかなぁ?」
ハルヒ「い、家に……?」
長門「うん!」ニコッ
ハルヒ「ど、どうしてまた……」
長門「それはお家で話すよぉ」
ハルヒ「そ、そう……。(ここは乗っておいた方が良いのかしら……?) わ、わかったわ」
ハルヒ(なんなのよこの……時間軸は……)
長門「涼宮さん」
ハルヒ「! な、なに? (まだこの有希は慣れないし……)」
長門「ちょっとお願いがあるんだけどねぇ」
ハルヒ「ど、どうしたの?」
長門「今日の夜、有希のお家に来て貰っても良いかなぁ?」
ハルヒ「い、家に……?」
長門「うん!」ニコッ
ハルヒ「ど、どうしてまた……」
長門「それはお家で話すよぉ」
ハルヒ「そ、そう……。(ここは乗っておいた方が良いのかしら……?) わ、わかったわ」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:26:43.63 ID:73vCrjkC0
「だからなんの部活なのよ……!」
「だからサードインパクトを起こすための……」
「意味がわからないわよ!」
「良いからとりあえず部室まで来てくれ」
「もう」
ハルヒ「!」
ハルヒ(キョンが誰かつれてきたのかしら……?)
ガラッ
キョン「新しい部員の朝比奈さんだ」
みくる「……」プイッ
ハルヒ「」
「だからサードインパクトを起こすための……」
「意味がわからないわよ!」
「良いからとりあえず部室まで来てくれ」
「もう」
ハルヒ「!」
ハルヒ(キョンが誰かつれてきたのかしら……?)
ガラッ
キョン「新しい部員の朝比奈さんだ」
みくる「……」プイッ
ハルヒ「」
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:27:16.26 ID:QOXLodOA0
まさかのww
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:29:27.31 ID:xMR3oabr0
みくるなんか最近のjkっぽさがあるな
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:30:37.36 ID:h4WEvc+r0
>>209
茶髪だしな
茶髪だしな
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:33:36.61 ID:73vCrjkC0
みくる「……ったく」
みくる「とりあえず、私がこの部活に入れば良いわけね?」
キョン「あ、あぁ」
みくる「じゃあ毎日最善を尽くしてもてなしなさいよね! 先輩なんだし」
キョン「は、はい」
みくる「早くお茶淹れなさいよ!」
キョン「は、はい」アセアセ
みくる「そこの白い子、肩揉みなさい」
長門「はぁい!」トコトコ
ハルヒ(これまたキャラ違いもキャラ違いな……)
キョン(キャラと髪の長さでアスカ役にぴったりかと思ったが……アスカより酷いな……)
みくる「とりあえず、私がこの部活に入れば良いわけね?」
キョン「あ、あぁ」
みくる「じゃあ毎日最善を尽くしてもてなしなさいよね! 先輩なんだし」
キョン「は、はい」
みくる「早くお茶淹れなさいよ!」
キョン「は、はい」アセアセ
みくる「そこの白い子、肩揉みなさい」
長門「はぁい!」トコトコ
ハルヒ(これまたキャラ違いもキャラ違いな……)
キョン(キャラと髪の長さでアスカ役にぴったりかと思ったが……アスカより酷いな……)
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:46:52.69 ID:73vCrjkC0
みくる「あぁ~喉乾いた」
キョン「す、すぐに買ってきます」
みくる「ジュースぐらい買い置きしておきなさいよ。使えないわね~」
ハルヒ(あんな我儘な子になっちゃって……)
ハルヒ(なんかこれはこれで抉られるものがあるわね……)
みくる「そこの可愛い子! お茶淹れてよ」
ハルヒ「え? あ、は、はい」アセアセ
ハルヒ「……」スタスタ
ハルヒ「……」お茶コポコポ
長門「凝ってますね~」
みくる「もっと力入れて良いわよ」
キョン「す、すぐに買ってきます」
みくる「ジュースぐらい買い置きしておきなさいよ。使えないわね~」
ハルヒ(あんな我儘な子になっちゃって……)
ハルヒ(なんかこれはこれで抉られるものがあるわね……)
みくる「そこの可愛い子! お茶淹れてよ」
ハルヒ「え? あ、は、はい」アセアセ
ハルヒ「……」スタスタ
ハルヒ「……」お茶コポコポ
長門「凝ってますね~」
みくる「もっと力入れて良いわよ」
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:53:04.19 ID:73vCrjkC0
キョン「買ってきました」アセアセ
みくる「遅いわよ~」
キョン「す、すいません」オロオロ
長門「男の子なんだからもっとシャキっとするんだよぉ」
キョン「は、はい」
ハルヒ(女性陣に押されて相対的にだけど、キョンもえらいキャラが変わってきたわね……)
長門「もっとシャキっとだよぉ」
キョン「は、はい!」ピンッ
長門「それで良いよぉ」ニコニコ
ハルヒ(有希に叱られちゃってるわ……)
みくる「本当見るからにダメ男ね~」
キョン「……」ポリポリ
ハルヒ「!」
みくる「遅いわよ~」
キョン「す、すいません」オロオロ
長門「男の子なんだからもっとシャキっとするんだよぉ」
キョン「は、はい」
ハルヒ(女性陣に押されて相対的にだけど、キョンもえらいキャラが変わってきたわね……)
長門「もっとシャキっとだよぉ」
キョン「は、はい!」ピンッ
長門「それで良いよぉ」ニコニコ
ハルヒ(有希に叱られちゃってるわ……)
みくる「本当見るからにダメ男ね~」
キョン「……」ポリポリ
ハルヒ「!」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:54:55.15 ID:gMLUlTZ00
平和だな…
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:56:41.29 ID:nVWyVd5m0
このキョンと変わって欲しい
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:58:00.65 ID:73vCrjkC0
ハルヒ(まさかキョンは……)
ハルヒ(この部活に、エヴァの登場人物を揃えたいのかしら……?)
ハルヒ(言うまでも無くキョンがシンジで……)
ハルヒ(みくるちゃんはアスカで……)
ハルヒ(レイは……前の時間軸だったら完全に有希だけど……こっちではミサトさん的なポジに……口調はなんか違うアニメの主人公っぽいけど……)
ハルヒ(じゃあレイは誰?)
ハルヒ「……」
ハルヒ(さっきから薄々気が付いてたんだけど……)
ハルヒ(今この空間で一番無口なのって……)
ハルヒ(……私よね)
ハルヒ(この部活に、エヴァの登場人物を揃えたいのかしら……?)
ハルヒ(言うまでも無くキョンがシンジで……)
ハルヒ(みくるちゃんはアスカで……)
ハルヒ(レイは……前の時間軸だったら完全に有希だけど……こっちではミサトさん的なポジに……口調はなんか違うアニメの主人公っぽいけど……)
ハルヒ(じゃあレイは誰?)
ハルヒ「……」
ハルヒ(さっきから薄々気が付いてたんだけど……)
ハルヒ(今この空間で一番無口なのって……)
ハルヒ(……私よね)
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:59:28.15 ID:BEBFYTY20
カヲル君こいよ
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 16:59:28.20 ID:NUXPS/G10
ペンペン=古泉
240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:03:55.52 ID:xMR3oabr0
ゲンドウ=古泉だったら笑える
241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:04:00.59 ID:73vCrjkC0
ハルヒ(後はカヲル君だけど……)
ハルヒ(これはあの人で間違いないでしょうね……)
ハルヒ(じゃあこれで私がレイ役を担えば……)
ハルヒ(キョンの望みは叶えられるわけね)
ハルヒ(もちろんサードインパクトは起きないけど……)
ハルヒ(適当に黄色い液体かぶりながら”ごっこ”すれば良いでしょ)
ハルヒ(それでキョンの中二病が治るのであれば……)
ハルヒ(……よし)
ハルヒ「……」
ハルヒ(あれ……レイの真似って黙ってる以外なにもしようがないわね……)
ハルヒ(これはあの人で間違いないでしょうね……)
ハルヒ(じゃあこれで私がレイ役を担えば……)
ハルヒ(キョンの望みは叶えられるわけね)
ハルヒ(もちろんサードインパクトは起きないけど……)
ハルヒ(適当に黄色い液体かぶりながら”ごっこ”すれば良いでしょ)
ハルヒ(それでキョンの中二病が治るのであれば……)
ハルヒ(……よし)
ハルヒ「……」
ハルヒ(あれ……レイの真似って黙ってる以外なにもしようがないわね……)
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:09:27.76 ID:73vCrjkC0
キョン「じゃあそろそろ帰るか」
みくる「この部活も悪くないわね。いてあげても良いわよ」
長門「部長、次回の活動内容もしっかり決めておいてねぇ」
キョン「は、はい (なんで長門に敬語になってんだ俺……)」
キョン「涼宮も帰るぞー」
ハルヒ「……」
ハルヒ「えぇ」
キョン「……?」
ハルヒ「……」スタスタ
キョン(こいつやけに無口になってるな……)
ハルヒ「……」スタスタ
キョン(なんていうか……レイっぽい)
キョン(……か?)
みくる「この部活も悪くないわね。いてあげても良いわよ」
長門「部長、次回の活動内容もしっかり決めておいてねぇ」
キョン「は、はい (なんで長門に敬語になってんだ俺……)」
キョン「涼宮も帰るぞー」
ハルヒ「……」
ハルヒ「えぇ」
キョン「……?」
ハルヒ「……」スタスタ
キョン(こいつやけに無口になってるな……)
ハルヒ「……」スタスタ
キョン(なんていうか……レイっぽい)
キョン(……か?)
247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:12:12.71 ID:vSJlkC6e0
キョンあほだなぁw
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:15:26.28 ID:73vCrjkC0
――夜――
ハルヒ(別れる直前に地図を貰って……)
ハルヒ(夜更けを待って、その地図通り来たけど……)
ハルヒ「……」
ハルヒ(このでっかいマンションで良いのよね?)
タッタッタッタ
ハルヒ「!」
長門「ハルちゃん、お待たせぇ」
ハルヒ「(来たわね) ちょうど今来た所」
長門「じゃあ私のお部屋に案内するねぇ」
ハルヒ「えぇ (無口無口)」
ハルヒ(別れる直前に地図を貰って……)
ハルヒ(夜更けを待って、その地図通り来たけど……)
ハルヒ「……」
ハルヒ(このでっかいマンションで良いのよね?)
タッタッタッタ
ハルヒ「!」
長門「ハルちゃん、お待たせぇ」
ハルヒ「(来たわね) ちょうど今来た所」
長門「じゃあ私のお部屋に案内するねぇ」
ハルヒ「えぇ (無口無口)」
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:21:16.89 ID:73vCrjkC0
長門「一人暮らしだから、色々気にしなくて良いからねぇ」
ハルヒ「えぇ (……こんな大きなマンションで一人暮らし)」
長門「こっちだよぉ」トコトコ
ハルヒ(される話はだいたい予想がついてるわ)トコトコ
長門「お夕飯は食べた?」
ハルヒ「えぇ (いきなり時間が戻ったり、知ってる人がキャラ変して出てきたり……)」
ハルヒ(色々おかしな事が起こりっぱなし)
ハルヒ(そしてこのタイミングで、わざわざ私を家に一対一で呼ぶ)
ハルヒ(しかもその家は、高校生の一人暮らしなのにやたらデカいマンション)
ハルヒ(有希がタダ者じゃないって事くらいわかるよ)
ハルヒ(きっとこのおかしな出来事についてなにか知っていて、私に話そうって事ね)
ハルヒ「えぇ (……こんな大きなマンションで一人暮らし)」
長門「こっちだよぉ」トコトコ
ハルヒ(される話はだいたい予想がついてるわ)トコトコ
長門「お夕飯は食べた?」
ハルヒ「えぇ (いきなり時間が戻ったり、知ってる人がキャラ変して出てきたり……)」
ハルヒ(色々おかしな事が起こりっぱなし)
ハルヒ(そしてこのタイミングで、わざわざ私を家に一対一で呼ぶ)
ハルヒ(しかもその家は、高校生の一人暮らしなのにやたらデカいマンション)
ハルヒ(有希がタダ者じゃないって事くらいわかるよ)
ハルヒ(きっとこのおかしな出来事についてなにか知っていて、私に話そうって事ね)
257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:25:26.55 ID:73vCrjkC0
長門「ここだよぉ」ガチャッ
ハルヒ「……」
ハルヒ(間取りは2LDKってとこね。完全にただの高校生が一人暮らしするような部屋じゃない)
長門「どうぞどうぞ」スタスタ
ハルヒ「……お邪魔します」スタスタ
長門「適当に座ってねぇ」
ハルヒ(なんて広いリビング……)
長門「お茶だけ淹れるから」
ハルヒ「えぇ」
ハルヒ「……」
ハルヒ(間取りは2LDKってとこね。完全にただの高校生が一人暮らしするような部屋じゃない)
長門「どうぞどうぞ」スタスタ
ハルヒ「……お邪魔します」スタスタ
長門「適当に座ってねぇ」
ハルヒ(なんて広いリビング……)
長門「お茶だけ淹れるから」
ハルヒ「えぇ」
261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:29:59.52 ID:73vCrjkC0
お茶スッ
ハルヒ「ありがとう」
長門「ふぅ」
ハルヒ「……」お茶ズズズ
長門「あのねぇ」
ハルヒ「!」
ハルヒ「な、なに?」
長門「大事なお話があるんだぁ」
ハルヒ「そ、そう」
ハルヒ(今の私なら、どんな話でも受け入れるわよ)お茶ズズズ
ハルヒ(それに……今の私はレイなんだから、クールにクールに聞くわよ)
ハルヒ「ありがとう」
長門「ふぅ」
ハルヒ「……」お茶ズズズ
長門「あのねぇ」
ハルヒ「!」
ハルヒ「な、なに?」
長門「大事なお話があるんだぁ」
ハルヒ「そ、そう」
ハルヒ(今の私なら、どんな話でも受け入れるわよ)お茶ズズズ
ハルヒ(それに……今の私はレイなんだから、クールにクールに聞くわよ)
265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:32:17.90 ID:73vCrjkC0
長門「あのねぇ。びっくりしないでねぇ」
ハルヒ「えぇ (おかしな事態になってるって事は誰よりも私がわかってるんだから……)」
長門「あのねぇ」
ハルヒ(ちょっとやそっとじゃ驚かないわよ……!)
長門「私ねぇ」
ハルヒ(クールにクールに……!)お茶ズズズ
長門「女の子が好きなんだぁ」
ハルヒ「……」お茶ブーッ
ハルヒ「えぇ (おかしな事態になってるって事は誰よりも私がわかってるんだから……)」
長門「あのねぇ」
ハルヒ(ちょっとやそっとじゃ驚かないわよ……!)
長門「私ねぇ」
ハルヒ(クールにクールに……!)お茶ズズズ
長門「女の子が好きなんだぁ」
ハルヒ「……」お茶ブーッ
267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:33:50.78 ID:X2UwXPHr0
キマシタワー
268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:33:57.36 ID:jXmiQp5R0
出会って初日で告白かすげーな
274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:37:24.49 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「ゴホッ……ゴホッ……」
長門「だ、大丈夫?」アセアセ
ハルヒ「え、えぇ……ゴホッ……ゴホッ……」
長門「き、聞こえたよね……?」
ハルヒ「え、えぇ (き、聞こえたからお茶噴いたのよ……)」
長門「そ、それでね」グイッ
ハルヒ「う、うん? (頭の中を整理する暇をくれない……!)」
長門「今日ハルちゃんに会ってねぇ」グイグイッ
ハルヒ「う、うん? (こ、これは……)」
長門「すっっっっごく可愛いなって!」ダキッ
ハルヒ「」
長門「だ、大丈夫?」アセアセ
ハルヒ「え、えぇ……ゴホッ……ゴホッ……」
長門「き、聞こえたよね……?」
ハルヒ「え、えぇ (き、聞こえたからお茶噴いたのよ……)」
長門「そ、それでね」グイッ
ハルヒ「う、うん? (頭の中を整理する暇をくれない……!)」
長門「今日ハルちゃんに会ってねぇ」グイグイッ
ハルヒ「う、うん? (こ、これは……)」
長門「すっっっっごく可愛いなって!」ダキッ
ハルヒ「」
275: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:38:25.60 ID:x9StMIPz0
ズボン脱いだぞ
276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:38:39.10 ID:gvACC9/G0
ふぅ・・・
281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:41:14.99 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「ちょっ……ちょっ……」アセアセ
長門「こんなに一目ぼれしたの初めてなんだよぉ」ギューッ
ハルヒ「やめっ…… (そ、想定外過ぎて……どうしたら良いのか……)」アセアセ
長門「なんかずっと前にどっかで会った事があるような……」
長門「なんちゃってなんちゃって」テレテレッ
ハルヒ(ま、間違いじゃないけど……)アセアセ
長門「ハールちゃん!!」ギュギューッ
ハルヒ「んっ……」
長門「こんなに一目ぼれしたの初めてなんだよぉ」ギューッ
ハルヒ「やめっ…… (そ、想定外過ぎて……どうしたら良いのか……)」アセアセ
長門「なんかずっと前にどっかで会った事があるような……」
長門「なんちゃってなんちゃって」テレテレッ
ハルヒ(ま、間違いじゃないけど……)アセアセ
長門「ハールちゃん!!」ギュギューッ
ハルヒ「んっ……」
282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:41:29.04 ID:B0XAJm+Z0
なにこの神スレ
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:42:25.23 ID:gMLUlTZ00
ハルヒスレかと思ったら百合スレだった
285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:44:29.73 ID:7AS3beCn0
パンツが消滅した
288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:47:28.34 ID:7UCJCa+O0
俺のパンツの消失
291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:47:47.71 ID:73vCrjkC0
キョン「ふぅ」
キョン(いつも通り、夕闇に飲まれた街で散歩でもしてくるかな)
キョン「……」イヤホン スチャッ
キョン「……」iPod ポチポチ
イヤホン「わたーしにかーえーりなーさーい♪ うまーれーるまーえーにー♪」
キョン「♪」トコトコ
古泉「ふんふんふんふんふんふんふんふん♪」
キョン「……?」
キョン(なんだあの男……?)
キョン(いつも通り、夕闇に飲まれた街で散歩でもしてくるかな)
キョン「……」イヤホン スチャッ
キョン「……」iPod ポチポチ
イヤホン「わたーしにかーえーりなーさーい♪ うまーれーるまーえーにー♪」
キョン「♪」トコトコ
古泉「ふんふんふんふんふんふんふんふん♪」
キョン「……?」
キョン(なんだあの男……?)
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:48:37.51 ID:e82XGvb10
百合からのホモである
294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:48:47.13 ID:uhvPMJxl0
この流れだと古泉は……
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:49:23.04 ID:gMLUlTZ00
この流れはマズイ……
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:52:05.84 ID:73vCrjkC0
キョン(あまり関わらないように……)ソー
古泉「やぁ」
キョン(……バレた)ビクッ
キョン「……は、はい?」
古泉「やっと会えましたね」
キョン「」
キョン(……真性か)
キョン「そうですね~。ではまた会えると良いですね~」ササッ
古泉「待って下さいよ」スタッ
キョン(……こっち来た)
キョン「……な、なんだよ?」
古泉「やぁ」
キョン(……バレた)ビクッ
キョン「……は、はい?」
古泉「やっと会えましたね」
キョン「」
キョン(……真性か)
キョン「そうですね~。ではまた会えると良いですね~」ササッ
古泉「待って下さいよ」スタッ
キョン(……こっち来た)
キョン「……な、なんだよ?」
304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:57:42.75 ID:73vCrjkC0
長門「……」ギューッ
ハルヒ「……」
長門「今日はまだ、こうやって寄り添っててくれるだけで良いから」ギューッ
ハルヒ「……」
長門「嫌だ……?」
ハルヒ「べ、別に……嫌じゃないけど……(今日はって……)」
長門「ハルちゃんのにおい」クンクン
ハルヒ「……」
長門「ハルちゃんの感触」サワサワ
ハルヒ「……」
長門「ハルちゃんの唇」チューッ
ハルヒ「!! んっ……(話違うじゃなーい!)」バタバタ
ハルヒ「……」
長門「今日はまだ、こうやって寄り添っててくれるだけで良いから」ギューッ
ハルヒ「……」
長門「嫌だ……?」
ハルヒ「べ、別に……嫌じゃないけど……(今日はって……)」
長門「ハルちゃんのにおい」クンクン
ハルヒ「……」
長門「ハルちゃんの感触」サワサワ
ハルヒ「……」
長門「ハルちゃんの唇」チューッ
ハルヒ「!! んっ……(話違うじゃなーい!)」バタバタ
305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 17:59:49.60 ID:B0XAJm+Z0
ウェエエエイアッンヌッフォォォウイィイ↑(絶頂)
307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:00:06.29 ID:xMR3oabr0
④パンツが目の前で砂になった
309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:01:36.30 ID:AOOlzrCJ0
パンツ食った
311: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:03:43.43 ID:73vCrjkC0
――キョンの部屋――
キョン「んで、人の部屋に上がりこんでどうする気だ?」ジュース ゴクゴク
古泉「話を聞いてくれるって言ったのは君じゃないですか」フフ
キョン「まぁ……そうだが (なんか気になったんだよな……)」
古泉「では、お話をさせて頂きますね」
キョン「あぁ (あのキャラに似てるし……)」
古泉「あまり驚かず聞いて下さいよ」
キョン「あぁ (もしかして……サードインパクトの秘密を知ってるんじゃ……)」ジュース ゴクゴク
古泉「僕はですねぇ」
キョン「あぁ (それなら、聞き入れる準備は充分に……)」
古泉「男の子が好きなんですよ」
キョン「……」ジュース ブーッ
キョン「んで、人の部屋に上がりこんでどうする気だ?」ジュース ゴクゴク
古泉「話を聞いてくれるって言ったのは君じゃないですか」フフ
キョン「まぁ……そうだが (なんか気になったんだよな……)」
古泉「では、お話をさせて頂きますね」
キョン「あぁ (あのキャラに似てるし……)」
古泉「あまり驚かず聞いて下さいよ」
キョン「あぁ (もしかして……サードインパクトの秘密を知ってるんじゃ……)」ジュース ゴクゴク
古泉「僕はですねぇ」
キョン「あぁ (それなら、聞き入れる準備は充分に……)」
古泉「男の子が好きなんですよ」
キョン「……」ジュース ブーッ
312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:04:05.49 ID:7AS3beCn0
パンツがビッグバン起こした
313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:05:13.53 ID:C7eAwYTf0
パンツ再構築した
314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:05:24.04 ID:gMLUlTZ00
古泉はいつも通りだな
317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:06:20.45 ID:dXUM5j1l0
おまえらホモの方が食いつきいいのな
319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:09:23.49 ID:73vCrjkC0
古泉「初めて会ったその日に、顔にジュースを吹きかけるとは大胆ですねぇ」フキフキ
キョン「わ、悪い…… (そ、想定外過ぎて……)」
古泉「口の周りのは……」ペロンッ
キョン「!」ゾクッ
古泉「とまぁ、僕の話は以上です」
キョン「えっ……? (単に同性愛を打ち明ける相手が欲しかったのか……?)」
古泉「一番重要な事は、最初に言っちゃいましたから」
キョン「最初に……?」
古泉「言ったじゃないですか。やっと会えましたねって」
キョン「あ、あぁ……?」
古泉「あれは僕の、一目ぼれした時の告白文句ですよ」
キョン「」
キョン「わ、悪い…… (そ、想定外過ぎて……)」
古泉「口の周りのは……」ペロンッ
キョン「!」ゾクッ
古泉「とまぁ、僕の話は以上です」
キョン「えっ……? (単に同性愛を打ち明ける相手が欲しかったのか……?)」
古泉「一番重要な事は、最初に言っちゃいましたから」
キョン「最初に……?」
古泉「言ったじゃないですか。やっと会えましたねって」
キョン「あ、あぁ……?」
古泉「あれは僕の、一目ぼれした時の告白文句ですよ」
キョン「」
329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:21:05.15 ID:73vCrjkC0
ハルヒ(こうやって胸で抱きながら撫でてあげてれば大人しくなるのね)ナデナデ
長門「うーん…ハルちゃん天国だよぉ」ポケーッ
ハルヒ(なんか傍から見れば私から能動的に有希を手篭めにしてるようであれだけど……)ナデナデ
ハルヒ(無理矢理キスやその先に進められるよりマシね)ナデナデ
長門「ハルちゃんだーい好き」ニコニコ
ハルヒ「え、えぇ (……もうきっと中学の時にされた告白の数より有希一人から告白された数の方が多いわ)」
長門「うーん…ハルちゃん天国だよぉ」ポケーッ
ハルヒ(なんか傍から見れば私から能動的に有希を手篭めにしてるようであれだけど……)ナデナデ
ハルヒ(無理矢理キスやその先に進められるよりマシね)ナデナデ
長門「ハルちゃんだーい好き」ニコニコ
ハルヒ「え、えぇ (……もうきっと中学の時にされた告白の数より有希一人から告白された数の方が多いわ)」
330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:21:36.09 ID:NaT1QswuO
抵抗しない両者
332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:23:03.00 ID:IJbHc3ZQ0
さすがのみくるさんも苦笑い
336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:27:41.64 ID:73vCrjkC0
キョン「……だからその「だけで良い」ってなんだ」
古泉「言葉の通りですよ」
キョン「普通の人にとっちゃ、それは「だけ」とは言わないんだ」
古泉「そうでしょうか? キスくらい……」
キョン「……」
キョン「とにかく嫌だぞ」
古泉「そうですか……残念です」
キョン「帰ってくれ」
古泉「では、ハグはどうでしょうか?」
キョン「 帰 っ て く れ 」
古泉「言葉の通りですよ」
キョン「普通の人にとっちゃ、それは「だけ」とは言わないんだ」
古泉「そうでしょうか? キスくらい……」
キョン「……」
キョン「とにかく嫌だぞ」
古泉「そうですか……残念です」
キョン「帰ってくれ」
古泉「では、ハグはどうでしょうか?」
キョン「 帰 っ て く れ 」
341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:33:25.61 ID:73vCrjkC0
キョン「……」パッ
キョン「さぁ、これで良いだろ? 帰ってくれ」
古泉「こんなに短くてはハグとは言いませんよ」
キョン「充分だろ! 早く帰ってくれ」
古泉「ダメです。しっかりしてくれるまでここを絶対に動きません」
キョン「……」
キョン(ハグは抵抗あるけど……部屋にホモにずっといられる方が遥かに抵抗あるから、ハグしてみたものの……)
古泉「……」ツーン
キョン(なんて我儘なホモなんだ……)
キョン「さぁ、これで良いだろ? 帰ってくれ」
古泉「こんなに短くてはハグとは言いませんよ」
キョン「充分だろ! 早く帰ってくれ」
古泉「ダメです。しっかりしてくれるまでここを絶対に動きません」
キョン「……」
キョン(ハグは抵抗あるけど……部屋にホモにずっといられる方が遥かに抵抗あるから、ハグしてみたものの……)
古泉「……」ツーン
キョン(なんて我儘なホモなんだ……)
343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:34:48.09 ID:vSJlkC6e0
なんて我儘なホモってすごいフレーズだなw
342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:33:55.22 ID:g5JaWf1SO
いろいろ予想外過ぎるwww
347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:37:34.83 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「有希、もう良い?」ナデナデ
長門「……」首ブンブン
ハルヒ「もう……」ナデナデ
長門「ハルちゃんからキスしてくれたらもう終わりで良いよ」
ハルヒ「……」
長門「してくれないなら、まだまだずっとこうしててよぉ」
ハルヒ「もう……」ナデナデ
ハルヒ(こんな感じでもう1時間以上……)
ハルヒ(なんて我儘な百合っ子なのかしら……)
ハルヒ「……」ナデナデ
長門「……」首ブンブン
ハルヒ「もう……」ナデナデ
長門「ハルちゃんからキスしてくれたらもう終わりで良いよ」
ハルヒ「……」
長門「してくれないなら、まだまだずっとこうしててよぉ」
ハルヒ「もう……」ナデナデ
ハルヒ(こんな感じでもう1時間以上……)
ハルヒ(なんて我儘な百合っ子なのかしら……)
ハルヒ「……」ナデナデ
351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:41:11.54 ID:73vCrjkC0
キョン「……」ギューッ
古泉「……」
キョン(30秒くらい経ったな。さすがにもう良いだろ)
キョン「離すぞ」パッ
ギュッ
キョン「!!」
古泉「今度は僕の番ですよ」ギューッ
キョン「」
古泉「……」
キョン(30秒くらい経ったな。さすがにもう良いだろ)
キョン「離すぞ」パッ
ギュッ
キョン「!!」
古泉「今度は僕の番ですよ」ギューッ
キョン「」
353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:42:56.25 ID:6hQfsZ7a0
どうやら男組は平常運転らしい
355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:45:15.04 ID:73vCrjkC0
キョン「……おい、離せ」
古泉「これは、キョン君にハグしてもらったお礼ですから」ギューッ
キョン「……」
キョン「もう俺がハグしてた時間はとっくに過ぎたぞ」
古泉「僕は、なにか貰ったら同じ金額のものでお返しをするような人間じゃありませんから」ギューッ
キョン「……」
古泉「何十倍にも、何百倍にも」ギューッ
キョン「……」
古泉「これは、キョン君にハグしてもらったお礼ですから」ギューッ
キョン「……」
キョン「もう俺がハグしてた時間はとっくに過ぎたぞ」
古泉「僕は、なにか貰ったら同じ金額のものでお返しをするような人間じゃありませんから」ギューッ
キョン「……」
古泉「何十倍にも、何百倍にも」ギューッ
キョン「……」
356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:46:00.83 ID:IJbHc3ZQ0
きたないさすが古泉きたない
359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:48:34.82 ID:vgjDOBeRO
なんで古泉はいつもいつもヘン夕イなんだよぉ!
361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:49:14.15 ID:73vCrjkC0
古泉「ふぅ」パッ
キョン(おっ……やっとか……)
古泉「今日はここまでにしておきましょう」
キョン「なんだ今日はって……。もう会う事も無いだろう」
古泉「では、また明日」
キョン「明日?」
古泉「部室で」
キョン「」
キョン(おっ……やっとか……)
古泉「今日はここまでにしておきましょう」
キョン「なんだ今日はって……。もう会う事も無いだろう」
古泉「では、また明日」
キョン「明日?」
古泉「部室で」
キョン「」
364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:52:05.59 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「……」ナデナデ
長門「……」スースー
ハルヒ「!」
ハルヒ(ね、寝ちゃったのかしら……?)
長門「……」スースー
ハルヒ(これは……チャンスよね!)
ハルヒ(そーっと……)スススッ
ハルヒ(有希を……座布団の上に寝かせて……)
長門「……」スースー
ハルヒ(……よしよし)
ハルヒ(音を立てないように……)ソーッ
ハルヒ(帰る!)ピャーッ!
長門「……」スースー
長門「……」スースー
ハルヒ「!」
ハルヒ(ね、寝ちゃったのかしら……?)
長門「……」スースー
ハルヒ(これは……チャンスよね!)
ハルヒ(そーっと……)スススッ
ハルヒ(有希を……座布団の上に寝かせて……)
長門「……」スースー
ハルヒ(……よしよし)
ハルヒ(音を立てないように……)ソーッ
ハルヒ(帰る!)ピャーッ!
長門「……」スースー
368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 18:57:29.98 ID:73vCrjkC0
――次の日の放課後――
キョン・ハルヒ「……」
ガラッ
古泉「うちのクラスはこんな感じですよ~」ニコニコ
長門「へぇ~すごいねぇ~」
みくる「一年前懐かしいわ~」
ハルヒ(あ、あれは……)
キョン(すっごいナチュラルに混ざってる……)
古泉「……」ニコッ
キョン「!」ゾゾッ
長門「おはよう」ニコッ
ハルヒ「!」ドキッ
キョン・ハルヒ「……」
ガラッ
古泉「うちのクラスはこんな感じですよ~」ニコニコ
長門「へぇ~すごいねぇ~」
みくる「一年前懐かしいわ~」
ハルヒ(あ、あれは……)
キョン(すっごいナチュラルに混ざってる……)
古泉「……」ニコッ
キョン「!」ゾゾッ
長門「おはよう」ニコッ
ハルヒ「!」ドキッ
373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:03:15.48 ID:73vCrjkC0
キョン(とは言っても……)お茶ズズズ
ハルヒ(さすがにみんながいる前では……)お茶ズズズ
キョン(迫ってきたりはしないようだな……)お茶ズズズ
ハルヒ(迫ってきたりはしないようね……)お茶ズズズ
古泉「あのハンカチが……消えちゃうんです」パッ
長門・みくる「おぉ~!」
古泉「これがメンタリズムです」ペコッ
長門「すごぉい!」パチパチ
みくる「古泉君、イッケメン!」
キョン(部活中は平和だな)
ハルヒ(さすがにみんながいる前では……)お茶ズズズ
キョン(迫ってきたりはしないようだな……)お茶ズズズ
ハルヒ(迫ってきたりはしないようね……)お茶ズズズ
古泉「あのハンカチが……消えちゃうんです」パッ
長門・みくる「おぉ~!」
古泉「これがメンタリズムです」ペコッ
長門「すごぉい!」パチパチ
みくる「古泉君、イッケメン!」
キョン(部活中は平和だな)
376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:07:26.47 ID:73vCrjkC0
ハルヒ(問題は今日の帰り……)
ハルヒ「……?」
ハルヒ(私のバッグの口に……紙が挟まってる? 手紙?)
ハルヒ(なんだろう……)スタスタ
みくる「……」チラッ
ハルヒ(もしかしたら有希からかも知れないから……みんなにはバレないように……)コソコソ
ハルヒ(……って、なに隠れカップルみたいな)
ハルヒ(とりあえず……そうっと開いてみて……)カサッ
ハルヒ「!?」
ハルヒ(み、みくるちゃんから……?)
ハルヒ「……?」
ハルヒ(私のバッグの口に……紙が挟まってる? 手紙?)
ハルヒ(なんだろう……)スタスタ
みくる「……」チラッ
ハルヒ(もしかしたら有希からかも知れないから……みんなにはバレないように……)コソコソ
ハルヒ(……って、なに隠れカップルみたいな)
ハルヒ(とりあえず……そうっと開いてみて……)カサッ
ハルヒ「!?」
ハルヒ(み、みくるちゃんから……?)
379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:11:59.26 ID:73vCrjkC0
――夕方――
キョン「そろそろ帰るぞー (問題はこの後だ)」
キョン(古泉に捕まらないようい……)ソーッ
古泉「……」ニコニコ
キョン「!」ゾゾゾ
ハルヒ(ど、どういう事だろう……)チラッ
みくる「……」ニコッ
ハルヒ「!」
キョン「みんな早く帰れよー (強引に一人で帰れば……!)」スタスタ
ガラッ
キョン「!? (誰だ……?)」
国木田「キョン!」
キョン「そろそろ帰るぞー (問題はこの後だ)」
キョン(古泉に捕まらないようい……)ソーッ
古泉「……」ニコニコ
キョン「!」ゾゾゾ
ハルヒ(ど、どういう事だろう……)チラッ
みくる「……」ニコッ
ハルヒ「!」
キョン「みんな早く帰れよー (強引に一人で帰れば……!)」スタスタ
ガラッ
キョン「!? (誰だ……?)」
国木田「キョン!」
382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:14:11.47 ID:73vCrjkC0
キョン「(同じクラスの……国木田……?) ど、どうしたんだ?」
国木田「一緒に帰ろう」
キョン「え?」
国木田「話があるんだ」
キョン「話?」
国木田「良いから、良いから」カシッ グイグイ
キョン「ちょっ……」
古泉「……」
キョン「待てって (まぁ古泉から逃れる良い言い訳にはなるが……なんでいきなり!?)」
国木田「良いから、良いから」グイグイ
国木田「一緒に帰ろう」
キョン「え?」
国木田「話があるんだ」
キョン「話?」
国木田「良いから、良いから」カシッ グイグイ
キョン「ちょっ……」
古泉「……」
キョン「待てって (まぁ古泉から逃れる良い言い訳にはなるが……なんでいきなり!?)」
国木田「良いから、良いから」グイグイ
385: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:15:15.19 ID:+t2Akq880
なんだ長編国木田スレか
387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:15:45.79 ID:yZ6vUNv30
またホモか…壊れるなぁ…
389: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:16:31.85 ID:73vCrjkC0
バタンッ
ハルヒ(あれ、同じクラスの国木田とかいうやつね。一体どうしたんでしょう……?)
古泉「……」ゴゴゴゴ
ハルヒ(なんか……古泉君恐い……)
長門「ハルちゃん!」
ハルヒ「!」
長門「一緒に帰ろう?」
ハルヒ「! あ……」
長門「? ダメ?」
ハルヒ「ちょっと今日は用事があるのよね……」
長門「そ、そっかぁ……」ショボン
ハルヒ(あれ、同じクラスの国木田とかいうやつね。一体どうしたんでしょう……?)
古泉「……」ゴゴゴゴ
ハルヒ(なんか……古泉君恐い……)
長門「ハルちゃん!」
ハルヒ「!」
長門「一緒に帰ろう?」
ハルヒ「! あ……」
長門「? ダメ?」
ハルヒ「ちょっと今日は用事があるのよね……」
長門「そ、そっかぁ……」ショボン
394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:18:12.11 ID:73vCrjkC0
――公園――
ハルヒ「……」
みくる「ごめんなさいね。いきなり呼び出しちゃって」
ハルヒ「そ、それは構わないけど……」
みくる「ちょっとお話があるの」
ハルヒ「……話?」
みくる「うん」
ハルヒ(ま、まさか……今度こそ……)
ハルヒ「……」
みくる「ごめんなさいね。いきなり呼び出しちゃって」
ハルヒ「そ、それは構わないけど……」
みくる「ちょっとお話があるの」
ハルヒ「……話?」
みくる「うん」
ハルヒ(ま、まさか……今度こそ……)
395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:21:10.95 ID:z9zo86eR0
カツアゲ!?
396: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:23:52.71 ID:73vCrjkC0
ハルヒ「……」
みくる「あれ? やっぱ勘づいてる?」
ハルヒ「いや……なんていうか…… (やっとこのおかしい世界を説明してくれる人が……)」
ハルヒ「な、なんとなくは…… (現れたって事で良いのかしら……?)」
みくる「そう。じゃあ話は早いね」
ハルヒ「……」
みくる「驚かないで聞いてね」
ハルヒ「……」
みくる「私ね」
ハルヒ「……」
みくる「女の子が好きなの」
ハルヒ(こっちかーーーーー)
みくる「あれ? やっぱ勘づいてる?」
ハルヒ「いや……なんていうか…… (やっとこのおかしい世界を説明してくれる人が……)」
ハルヒ「な、なんとなくは…… (現れたって事で良いのかしら……?)」
みくる「そう。じゃあ話は早いね」
ハルヒ「……」
みくる「驚かないで聞いてね」
ハルヒ「……」
みくる「私ね」
ハルヒ「……」
みくる「女の子が好きなの」
ハルヒ(こっちかーーーーー)
399: マルクス・アウレ(ry ◆7F0PNXpEXxCn 2013/02/07(木) 19:24:29.78 ID:c34+WKb20
ええやーん
400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:24:31.92 ID:IJbHc3ZQ0
じゃあ長門とみくるをくっつければ終了ですね(他人ごと)
401: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:24:43.22 ID:EURqbtud0
もう脱ぐパンツねえよ
592: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 19:18:58.66 ID:dfymDzjS0
みくる「驚いた? 急にこんなこと言われて」
ハルヒ「いや、あの……うん、まあ驚いたけど……」
みくる「ふーん……でも、こっちが想定していたほど驚いてないわね。私の本質に感づいていた?」
ハルヒ「いや、別にそういうわけじゃ……」
みくる「それとも……こういう告白は既に別の誰かからされたことがあって経験済みだったとか?」
ハルヒ「えっ! あっ、そんなわけ……」
みくる「そうね……『女の子が好きな女の子』なんてそういるものじゃないしね」
ハルヒ(言えない、身近過ぎるところにもう一人いるなんて言えるわけない)
ハルヒ「いや、あの……うん、まあ驚いたけど……」
みくる「ふーん……でも、こっちが想定していたほど驚いてないわね。私の本質に感づいていた?」
ハルヒ「いや、別にそういうわけじゃ……」
みくる「それとも……こういう告白は既に別の誰かからされたことがあって経験済みだったとか?」
ハルヒ「えっ! あっ、そんなわけ……」
みくる「そうね……『女の子が好きな女の子』なんてそういるものじゃないしね」
ハルヒ(言えない、身近過ぎるところにもう一人いるなんて言えるわけない)
595: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 19:27:13.92 ID:dfymDzjS0
みくる「それで……なんで私がこんなことをあなたに打ち明けたんだと思う?」
ハルヒ「さ、さあ……見当もつかないわね」
みくる「……嘘つきね、本当は分かっているくせに」
ハルヒ「!?」
みくる「でも……いいわ、だったらもっと直接言葉にしてあげる」
ハルヒ(ま、まさか……みくるちゃんまで私のことが好きとか言うんじゃ……)
みくる「あなたを私のモノにしたい」
ハルヒ(もっととんでもないこと言われた)
ハルヒ「さ、さあ……見当もつかないわね」
みくる「……嘘つきね、本当は分かっているくせに」
ハルヒ「!?」
みくる「でも……いいわ、だったらもっと直接言葉にしてあげる」
ハルヒ(ま、まさか……みくるちゃんまで私のことが好きとか言うんじゃ……)
みくる「あなたを私のモノにしたい」
ハルヒ(もっととんでもないこと言われた)
598: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 19:39:43.49 ID:dfymDzjS0
ハルヒ「み、みくるちゃ……じゃない、みくるさん!?」
みくる「いいのよ、あなたの好きなように呼んでくれて……」
ハルヒ「えっ……あ、はい……」
ハルヒ(ど、どうしよう……何か嫌な予感がする……)
みくる「……こっちに来なさい、ハルヒ」
ハルヒ「は、ハルヒ!?」
みくる「私のほうが年上なの、呼び捨てにしたっていいでしょ?」
ハルヒ「は、はい……仰るとおりです」
みくる「じゃあもう一度言うわ……こっちに来なさい、ハルヒ」
みくる「いいのよ、あなたの好きなように呼んでくれて……」
ハルヒ「えっ……あ、はい……」
ハルヒ(ど、どうしよう……何か嫌な予感がする……)
みくる「……こっちに来なさい、ハルヒ」
ハルヒ「は、ハルヒ!?」
みくる「私のほうが年上なの、呼び捨てにしたっていいでしょ?」
ハルヒ「は、はい……仰るとおりです」
みくる「じゃあもう一度言うわ……こっちに来なさい、ハルヒ」
604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 19:51:27.84 ID:dfymDzjS0
みくる「ホント……可愛い」
ハルヒ(ど、どうしよう……みくるちゃんに抱き締められてるこの状況……)
ハルヒ(て言うかみくるちゃん……本当に胸大きいわね)
みくる「ねえハルヒ……」
ハルヒ「は、はい!」
みくる「あなたからも手を回してくれる?」
ハルヒ「……え?」
みくる「あなたからも私を抱いてって言ってるの」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(こ、ここで私から行ったら絶対また面倒なことに……)
ハルヒ「あ、あの……あ、あたしはそういうのは……」
みくる「……抱きなさい、ハルヒ」
ハルヒ「……はい」
ハルヒ(ど、どうしよう……みくるちゃんに抱き締められてるこの状況……)
ハルヒ(て言うかみくるちゃん……本当に胸大きいわね)
みくる「ねえハルヒ……」
ハルヒ「は、はい!」
みくる「あなたからも手を回してくれる?」
ハルヒ「……え?」
みくる「あなたからも私を抱いてって言ってるの」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(こ、ここで私から行ったら絶対また面倒なことに……)
ハルヒ「あ、あの……あ、あたしはそういうのは……」
みくる「……抱きなさい、ハルヒ」
ハルヒ「……はい」
606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 19:54:17.46 ID:8OpLYeiX0
なんか反転ハルヒを思い出すな。
612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 20:11:28.12 ID:dfymDzjS0
みくる「そう……素直な子って好きよ」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(ど、どどどどうしよう……いつものみくるちゃんじゃないから迫力がありすぎて……)
みくる「いつまでもこうやって、ずっと抱き合っていたいわね」
ハルヒ「あ、あはは……」
みくる「……ところで、一つ聞いていいかしら?」
ハルヒ「な、何?」
みくる「あなた、あのキョン君とはどういう関係なの?」
ハルヒ「えっ……キョンは、その……あたしのクラスメイトでやれやれ系の性格でSOS団の雑用係りで……」
みくる「SOS団? ……雑用?」
ハルヒ「じゃなかった! えっと、EOE団のリーダーで……あれEOEで合ってたっけ?」
みくる「…………?」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(ど、どどどどうしよう……いつものみくるちゃんじゃないから迫力がありすぎて……)
みくる「いつまでもこうやって、ずっと抱き合っていたいわね」
ハルヒ「あ、あはは……」
みくる「……ところで、一つ聞いていいかしら?」
ハルヒ「な、何?」
みくる「あなた、あのキョン君とはどういう関係なの?」
ハルヒ「えっ……キョンは、その……あたしのクラスメイトでやれやれ系の性格でSOS団の雑用係りで……」
みくる「SOS団? ……雑用?」
ハルヒ「じゃなかった! えっと、EOE団のリーダーで……あれEOEで合ってたっけ?」
みくる「…………?」
616: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 20:21:52.75 ID:dfymDzjS0
みくる「……とにかく、何か特別な関係があるってわけじゃないのね」
ハルヒ「まあ……そういうことになる、のかしら?」
みくる「そう、だったらこっちとしても動きやすいわね……あなたをどうしようと、構わないんでしょう?」
ハルヒ(いや、あたしが構う……とは言えない雰囲気……)
みくる「じゃあハルヒ……スカート」
ハルヒ「す、スカートが……どうかした?」
みくる「スカートを渡しなさい」
ハルヒ「い……いや、そんなこと言っても今は履いてるコレしか……」
みくる「それを渡しなさいって言ってるのよ」
ハルヒ「…………」
みくる「履いているのなら、脱げばいいでしょ?」
ハルヒ「まあ……そういうことになる、のかしら?」
みくる「そう、だったらこっちとしても動きやすいわね……あなたをどうしようと、構わないんでしょう?」
ハルヒ(いや、あたしが構う……とは言えない雰囲気……)
みくる「じゃあハルヒ……スカート」
ハルヒ「す、スカートが……どうかした?」
みくる「スカートを渡しなさい」
ハルヒ「い……いや、そんなこと言っても今は履いてるコレしか……」
みくる「それを渡しなさいって言ってるのよ」
ハルヒ「…………」
みくる「履いているのなら、脱げばいいでしょ?」
622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 20:44:21.57 ID:dfymDzjS0
ハルヒ「そ、それはさすがに……」
みくる「…………」
ハルヒ「ご、ごめんみくるちゃん! あたし今日はもう帰る!」
みくる「…………」
みくる「……ま、さすがに1日くらいじゃ無理か」
みくる(でも……涼宮ハルヒ、必ず私のものに……)
みくる「…………」
ハルヒ「ご、ごめんみくるちゃん! あたし今日はもう帰る!」
みくる「…………」
みくる「……ま、さすがに1日くらいじゃ無理か」
みくる(でも……涼宮ハルヒ、必ず私のものに……)
623: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 20:50:17.51 ID:dfymDzjS0
・・・
国木田「たまにはいいね、こうやってキョンと二人で帰るのも」
キョン「あ、ああ……そうだな」
国木田「……で、どういう風の吹き回しってわけ?」
キョン「何がだ?」
国木田「高校に入ってからのキャラチェンジ……いや、高校生デビューってやつなのかい?」
国木田「中学までのキョンはもっと気怠い感じの、それでも何だかんだ付き合いの良い友達って感じだったけど」
キョン「な、何言ってるんだ……俺は昔から宇宙人だとか未来人を探し回ってて洋楽しか聴かないような……」
国木田「……それは僕の知ってるキョンじゃないね」
国木田「たまにはいいね、こうやってキョンと二人で帰るのも」
キョン「あ、ああ……そうだな」
国木田「……で、どういう風の吹き回しってわけ?」
キョン「何がだ?」
国木田「高校に入ってからのキャラチェンジ……いや、高校生デビューってやつなのかい?」
国木田「中学までのキョンはもっと気怠い感じの、それでも何だかんだ付き合いの良い友達って感じだったけど」
キョン「な、何言ってるんだ……俺は昔から宇宙人だとか未来人を探し回ってて洋楽しか聴かないような……」
国木田「……それは僕の知ってるキョンじゃないね」
627: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 20:58:21.97 ID:dfymDzjS0
キョン(ちょっと待て……俺は本当に今みたいなことを昔からやってたのか?)
キョン(確かに宇宙人や未来人、超能力者がいてほしいとは思っていた……
キョン(だが、そんなもんが実際には存在しないなんて現実も中学の頃から俺は受け止めてたはずだ……)
キョン(中学時代の俺は……何をやっていた?)
キョン「そもそも……今の俺は一体何をやってるんだ……?」
国木田「……よく分からないけど、気をつけなよキョン。あんまり目立ったことをするのはキョンのキャラじゃない」
キョン「あ、ああ……悪いな、国木田」
国木田「……下手すれば、穴が空くかもしれないよ。体にね」
キョン「…………?」
古泉「…………」
キョン(確かに宇宙人や未来人、超能力者がいてほしいとは思っていた……
キョン(だが、そんなもんが実際には存在しないなんて現実も中学の頃から俺は受け止めてたはずだ……)
キョン(中学時代の俺は……何をやっていた?)
キョン「そもそも……今の俺は一体何をやってるんだ……?」
国木田「……よく分からないけど、気をつけなよキョン。あんまり目立ったことをするのはキョンのキャラじゃない」
キョン「あ、ああ……悪いな、国木田」
国木田「……下手すれば、穴が空くかもしれないよ。体にね」
キョン「…………?」
古泉「…………」
630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 21:04:56.31 ID:dfymDzjS0
自宅
キョン「…………」
キョン(中学時代の俺、か。なんだ……記憶に霞がかかったようになってて思い出せん)
キョン(国木田の奴は中学時代の俺を……宇宙人なんぞを追い求めてない、気怠い俺を知っていた)
キョン「他に……中学時代の俺を知っていそうな奴か……」
ピピピ……
・・・
「これはこれは……くっくっ、珍しい相手からのメールじゃないか」
キョン「…………」
キョン(中学時代の俺、か。なんだ……記憶に霞がかかったようになってて思い出せん)
キョン(国木田の奴は中学時代の俺を……宇宙人なんぞを追い求めてない、気怠い俺を知っていた)
キョン「他に……中学時代の俺を知っていそうな奴か……」
ピピピ……
・・・
「これはこれは……くっくっ、珍しい相手からのメールじゃないか」
633: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 21:12:05.04 ID:dfymDzjS0
・・・
キョン「……久しぶりだな」
佐々木「くっくっ……自分から呼び出しておいてぶっきらぼうな挨拶をするね、キョン」
キョン「ああ、まあ……なんというかな」
佐々木「……それで、僕に何の用だい? 僕で君の頭を悩ませる何かを解決出来るのなら喜んで力になるのだが」
キョン「さ、佐々木……お前」
佐々木「君のことだ……ただ話をしたくて呼び出したわけじゃないんだろう?」
佐々木「くっくっ……まあ、話をするためだけに呼び出したのだとしても僕は一向に構わないんだがね」
キョン「……久しぶりだな」
佐々木「くっくっ……自分から呼び出しておいてぶっきらぼうな挨拶をするね、キョン」
キョン「ああ、まあ……なんというかな」
佐々木「……それで、僕に何の用だい? 僕で君の頭を悩ませる何かを解決出来るのなら喜んで力になるのだが」
キョン「さ、佐々木……お前」
佐々木「君のことだ……ただ話をしたくて呼び出したわけじゃないんだろう?」
佐々木「くっくっ……まあ、話をするためだけに呼び出したのだとしても僕は一向に構わないんだがね」
635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 21:14:24.40 ID:yWQp2h/L0
佐々木キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
637: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 21:25:39.69 ID:dfymDzjS0
キョン「佐々木……頼みがある」
佐々木「ふむ、聞こうじゃないか」
キョン「俺の……中学時代の話を聞かせてくれ」
佐々木「……僕としたことが少しあっけに取られてしまったよ、キョン……それが君の頼みかい?」
キョン「ああ、頼む」
佐々木「なぜ、そんなことを『頼む』のか気になるね……ただ、昔話に花を咲かせたいわけじゃないのだろう?」
キョン「…………」
佐々木「野暮なことを言ってしまったね。キョンのことだ、その辺りの事情は話したがらないだろう……」
キョン「悪い、俺も色々と現状は口にしにくくてな」
佐々木「構わないよ、たまにはこうして親友と過去を懐古するのもいいものだ」
佐々木「ふむ、聞こうじゃないか」
キョン「俺の……中学時代の話を聞かせてくれ」
佐々木「……僕としたことが少しあっけに取られてしまったよ、キョン……それが君の頼みかい?」
キョン「ああ、頼む」
佐々木「なぜ、そんなことを『頼む』のか気になるね……ただ、昔話に花を咲かせたいわけじゃないのだろう?」
キョン「…………」
佐々木「野暮なことを言ってしまったね。キョンのことだ、その辺りの事情は話したがらないだろう……」
キョン「悪い、俺も色々と現状は口にしにくくてな」
佐々木「構わないよ、たまにはこうして親友と過去を懐古するのもいいものだ」
640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 21:37:53.49 ID:dfymDzjS0
佐々木「さて、中学時代か。どこから話せばいいのやら……君と僕の出会いから語るべきなのかな?」
キョン「ああ、最初から話してくれると嬉しいんだが」
佐々木「くっくっ、君との思い出も深いものがあるからね。語り尽くせば日付が変わりかねないのだが」
キョン「長くなってもいい、聞かせてくれ」
佐々木「分かった……じゃあ、僕と君の出会いから始めようか……」
・・・
数時間後
佐々木「……語り尽くしたと言うには到底及ばないが、この辺りで一息つかせてくれたまえ」
佐々木「これだけ一度に言葉を紡ぐのは僕も少しは疲れるからね」
キョン「…………」
佐々木「くっくっ、しかしキョンは聞き上手だね……君と向かい合っていればいつまでも語ることが出来そうだ」
キョン「ああ、最初から話してくれると嬉しいんだが」
佐々木「くっくっ、君との思い出も深いものがあるからね。語り尽くせば日付が変わりかねないのだが」
キョン「長くなってもいい、聞かせてくれ」
佐々木「分かった……じゃあ、僕と君の出会いから始めようか……」
・・・
数時間後
佐々木「……語り尽くしたと言うには到底及ばないが、この辺りで一息つかせてくれたまえ」
佐々木「これだけ一度に言葉を紡ぐのは僕も少しは疲れるからね」
キョン「…………」
佐々木「くっくっ、しかしキョンは聞き上手だね……君と向かい合っていればいつまでも語ることが出来そうだ」
645: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 21:46:51.30 ID:dfymDzjS0
キョン「……佐々木」
佐々木「何だい?」
キョン「ありがとうな、お前のおかげだ」
佐々木「……何が僕のおかげなのか今一つ理解に苦しむが、とりあえず感謝の言葉は受け取っておこう」
佐々木「キョン……僕は君の力になれたのかい?」
キョン「ああ、お前が中学時代からの友達で良かったよ」
キョン「全部分かった……今までの俺のことも、これから俺がやらなきゃならんことも」
佐々木「…………」
佐々木「くっくっ……やはり、キョンは面白いね」
佐々木「何だい?」
キョン「ありがとうな、お前のおかげだ」
佐々木「……何が僕のおかげなのか今一つ理解に苦しむが、とりあえず感謝の言葉は受け取っておこう」
佐々木「キョン……僕は君の力になれたのかい?」
キョン「ああ、お前が中学時代からの友達で良かったよ」
キョン「全部分かった……今までの俺のことも、これから俺がやらなきゃならんことも」
佐々木「…………」
佐々木「くっくっ……やはり、キョンは面白いね」
649: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 21:58:46.62 ID:dfymDzjS0
・・・
自宅
キョン(思い出した……中学時代のこと、北高に入学したこと、ハルヒのこと……)
キョン(そして、この世界の時間が俺たちが入学した時点にまで巻き戻されちまってることと……)
キョン「長門や朝比奈さん、古泉の性格がおかしくなってること……か」
キョン(以前、夏休みが繰り返した時との違いはそこか……あいつらにまで変化が出てること)
キョン「なあハルヒ……これもお前が願ったことなのか?」
キョン(お前にとってSOS団の活動は……卓袱台ひっくり返して最初からやり直したいと思うほどつまらんものだったのか?)
自宅
キョン(思い出した……中学時代のこと、北高に入学したこと、ハルヒのこと……)
キョン(そして、この世界の時間が俺たちが入学した時点にまで巻き戻されちまってることと……)
キョン「長門や朝比奈さん、古泉の性格がおかしくなってること……か」
キョン(以前、夏休みが繰り返した時との違いはそこか……あいつらにまで変化が出てること)
キョン「なあハルヒ……これもお前が願ったことなのか?」
キョン(お前にとってSOS団の活動は……卓袱台ひっくり返して最初からやり直したいと思うほどつまらんものだったのか?)
650: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:07:03.87 ID:dfymDzjS0
・・・
ハルヒ宅
ハルヒ(昨日に引き続いてとんでもない目にあったわね……何だってこんなことに……)
ハルヒ「みくるちゃん……ああいう押せ押せの性格も似合わなくはなかったけど……」
ハルヒ「でもやっぱり……あの子はマスコット的なポジションにいてほしいわよね」
ハルヒ「今の有希だって確かに可愛いとは思うけど、何か違うっていうか……」
ハルヒ「ていうかキョンよキョン! なんなのよアイツは本当に! こっちの背中がむず痒くなるようなことばっかして!」
ハルヒ「明日なにか妙な真似したら『死刑!』って言ってやるんだから!」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(言えるわけないか、今のあたしの立ち位置じゃ……)
ハルヒ「……今日はもう寝よう」
ハルヒ宅
ハルヒ(昨日に引き続いてとんでもない目にあったわね……何だってこんなことに……)
ハルヒ「みくるちゃん……ああいう押せ押せの性格も似合わなくはなかったけど……」
ハルヒ「でもやっぱり……あの子はマスコット的なポジションにいてほしいわよね」
ハルヒ「今の有希だって確かに可愛いとは思うけど、何か違うっていうか……」
ハルヒ「ていうかキョンよキョン! なんなのよアイツは本当に! こっちの背中がむず痒くなるようなことばっかして!」
ハルヒ「明日なにか妙な真似したら『死刑!』って言ってやるんだから!」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(言えるわけないか、今のあたしの立ち位置じゃ……)
ハルヒ「……今日はもう寝よう」
651: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:12:08.61 ID:dfymDzjS0
翌日
キョン「…………」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(何よキョンの奴、今日は音楽も聞かないで真面目な顔して……何かこっちから話を……)
ハルヒ「キョン……君、あの、今日って部活は……」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「えっ、何?」
キョン「ちょっと……話がある」
キョン「…………」
ハルヒ「…………」
ハルヒ(何よキョンの奴、今日は音楽も聞かないで真面目な顔して……何かこっちから話を……)
ハルヒ「キョン……君、あの、今日って部活は……」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「えっ、何?」
キョン「ちょっと……話がある」
653: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:19:20.92 ID:dfymDzjS0
部室
ハルヒ「えっと……キョン君、何の話? 今日の部活についてとか?」
キョン「…………」
ハルヒ「それだったらまだ誰も来てないからみんな集まる放課後とかのほうがいいんじゃ……」
キョン「…………」
ハルヒ「もしそうじゃないなら……まさか告白! なんちゃって」
キョン「…………」
ハルヒ「…………」
ハルヒ「……な」
キョン「…………」
ハルヒ「何か喋りなさいよアンタ! 一方通行で言葉ぶつけてるあたしが馬鹿みたいじゃない!」
キョン「やっぱりお前はまともか、ハルヒ」
ハルヒ「えっと……キョン君、何の話? 今日の部活についてとか?」
キョン「…………」
ハルヒ「それだったらまだ誰も来てないからみんな集まる放課後とかのほうがいいんじゃ……」
キョン「…………」
ハルヒ「もしそうじゃないなら……まさか告白! なんちゃって」
キョン「…………」
ハルヒ「…………」
ハルヒ「……な」
キョン「…………」
ハルヒ「何か喋りなさいよアンタ! 一方通行で言葉ぶつけてるあたしが馬鹿みたいじゃない!」
キョン「やっぱりお前はまともか、ハルヒ」
657: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:26:11.64 ID:4T+n0kSm0
いい感じになってきたな!支援!!!
658: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:28:27.23 ID:84tyjXlZ0
面白くなってきたな
659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:30:01.92 ID:dfymDzjS0
ハルヒ「えっ……?」
キョン「お前は覚えてるかハルヒ。五人で不思議探索をしたこと、映画を作ったこと、孤島や雪山に行ったことを」
ハルヒ「キョン……アンタまさか……いつものキョンに戻ったの?」
キョン「……しかし、我ながらEOE団なんて不可思議極まりない名前を付けたもんだな」
キョン「いつもならお前に『ふざけんな! 死刑!』とでも言われてるところだろうに」
ハルヒ「キョン……キョン!」
キョン「悪かったな、妙な行動しちまってて」
ハルヒ「良かった……あたしの知ってるキョンになってくれてて……」
キョン「お前は覚えてるかハルヒ。五人で不思議探索をしたこと、映画を作ったこと、孤島や雪山に行ったことを」
ハルヒ「キョン……アンタまさか……いつものキョンに戻ったの?」
キョン「……しかし、我ながらEOE団なんて不可思議極まりない名前を付けたもんだな」
キョン「いつもならお前に『ふざけんな! 死刑!』とでも言われてるところだろうに」
ハルヒ「キョン……キョン!」
キョン「悪かったな、妙な行動しちまってて」
ハルヒ「良かった……あたしの知ってるキョンになってくれてて……」
663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:42:02.05 ID:dfymDzjS0
ハルヒ「あれ……でも、何かおかしいような……今は入学したばっかりの時期だったはずなのに、なんでキョンは……」
キョン「…………」
キョン(マズいな、無人島がどうとかは言うべきじゃなかったか)
キョン(時系列で言えば今の俺は北高に入学したばかりのはずだ……当然、SOS団の存在も何も知ってるはずがない)
キョン(元の性格に戻るだけなら良かったが……つい調子に乗ってペラペラと……なら)
キョン「やれやれ……どうにも、俺とハルヒは同じ夢を見てるらしいな」
キョン「…………」
キョン(マズいな、無人島がどうとかは言うべきじゃなかったか)
キョン(時系列で言えば今の俺は北高に入学したばかりのはずだ……当然、SOS団の存在も何も知ってるはずがない)
キョン(元の性格に戻るだけなら良かったが……つい調子に乗ってペラペラと……なら)
キョン「やれやれ……どうにも、俺とハルヒは同じ夢を見てるらしいな」
664: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:45:00.04 ID:YP8lAasX0
お?
まさかの夢オチエンド?
まさかの夢オチエンド?
666: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:48:58.16 ID:dfymDzjS0
ハルヒ「は、はぁ!? アンタと同じ夢!?」
キョン「それしか考えられんだろう、まさか俺とお前以外の世界がタイムスリップしたわけじゃあるまいし」
ハルヒ「ま、まあそう言われてみればそうだけども……」
キョン「なら、早いとこ起きなきゃな。いつまでも寝てて遅刻でもしたらかなわん」
ハルヒ「起きるって……どうやって?」
キョン「さあ?」
ハルヒ「何よそれ、結局何の解決にもなってないじゃない、この馬鹿キョン」
キョン「何にしてもだ俺はこんな世界はゴメンだな……長門や朝比奈さん、古泉が普通じゃなくなってる世界なんて」
ハルヒ「……そうね、やっぱりみくるちゃんたちは前のままのほうが良かったわよね」
キョン「それしか考えられんだろう、まさか俺とお前以外の世界がタイムスリップしたわけじゃあるまいし」
ハルヒ「ま、まあそう言われてみればそうだけども……」
キョン「なら、早いとこ起きなきゃな。いつまでも寝てて遅刻でもしたらかなわん」
ハルヒ「起きるって……どうやって?」
キョン「さあ?」
ハルヒ「何よそれ、結局何の解決にもなってないじゃない、この馬鹿キョン」
キョン「何にしてもだ俺はこんな世界はゴメンだな……長門や朝比奈さん、古泉が普通じゃなくなってる世界なんて」
ハルヒ「……そうね、やっぱりみくるちゃんたちは前のままのほうが良かったわよね」
669: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:53:34.69 ID:dfymDzjS0
放課後
キョン(とりあえず、ハルヒはもうこの世界に未練はないだろう……元の世界に戻りたいと思ってるはずだ)
キョン(仮にこの世界がハルヒの願いによって生まれたものであるとするなら……明日の朝には何とかなってる、か)
キョン「やれやれ、まったく……」
古泉「まったく、困ったことをしてくれましたね」
キョン「!」
キョン(とりあえず、ハルヒはもうこの世界に未練はないだろう……元の世界に戻りたいと思ってるはずだ)
キョン(仮にこの世界がハルヒの願いによって生まれたものであるとするなら……明日の朝には何とかなってる、か)
キョン「やれやれ、まったく……」
古泉「まったく、困ったことをしてくれましたね」
キョン「!」
672: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:03:32.82 ID:dfymDzjS0
同時刻
ハルヒ「はぁ……よく分からないけど、何か今日はどっと疲れたわね」
ハルヒ(しっかしアレだわ、まさかこんなリアルな夢を見るなんて……しかもキョンもまったく同じ夢見てるし)
ハルヒ(何かキョンと二人で変な世界に行っちゃう夢って前にも見たような……)
ハルヒ「はぁ、夢の中でも疲れるなんて冗談じゃないわ……今日は早く寝たほうがいいかもしれないわね」
みくる「寝るのなら、私と一緒に寝なさい。涼宮ハルヒ」
ハルヒ「!」
ハルヒ「はぁ……よく分からないけど、何か今日はどっと疲れたわね」
ハルヒ(しっかしアレだわ、まさかこんなリアルな夢を見るなんて……しかもキョンもまったく同じ夢見てるし)
ハルヒ(何かキョンと二人で変な世界に行っちゃう夢って前にも見たような……)
ハルヒ「はぁ、夢の中でも疲れるなんて冗談じゃないわ……今日は早く寝たほうがいいかもしれないわね」
みくる「寝るのなら、私と一緒に寝なさい。涼宮ハルヒ」
ハルヒ「!」
674: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:09:03.12 ID:dfymDzjS0
キョン「古泉……何の用だ?」
古泉「これはこれはお厳しい……あなたの作ったEOE団の仲間ではありませんか」
キョン「……あー、すまんがそのEOE団はもう解散だ。面倒な話に巻き込んで悪かったな」
古泉「困るのですよ、それでは……涼宮ハルヒを機関の手中に収めることが出来なくなってしまう」
キョン「……お前、今何て言った?」
古泉「涼宮ハルヒを巡って行われている、未来人や宇宙人との競合に負けてしまうことになると言ったのですよ」
古泉「これはこれはお厳しい……あなたの作ったEOE団の仲間ではありませんか」
キョン「……あー、すまんがそのEOE団はもう解散だ。面倒な話に巻き込んで悪かったな」
古泉「困るのですよ、それでは……涼宮ハルヒを機関の手中に収めることが出来なくなってしまう」
キョン「……お前、今何て言った?」
古泉「涼宮ハルヒを巡って行われている、未来人や宇宙人との競合に負けてしまうことになると言ったのですよ」
677: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:16:34.00 ID:dfymDzjS0
キョン「ハルヒを手に入れるだと……?」
古泉「あなたも知っているのでしょう? 彼女には願望を実現する能力がある」
古泉「一般人たるあなたがどうやってその知識を得たのかは知りませんが……彼女と親しいあなたを利用しない手はない」
古泉「だから僕はあなたに近付いたのですよ」
キョン(お前の近付き方はまったくもって逆効果だったがな)
キョン「……俺に近付くより、ハルヒ自身を狙ったほうが早いんじゃなかったのか?」
古泉「彼女を巡る攻防は激しいですからね……未来人や宇宙人と直接やり合うのはいかがなものでしょう?」
古泉「それに……幸運なことに、あなたが『鍵』であることも分かりましたからね」
古泉「あなたも知っているのでしょう? 彼女には願望を実現する能力がある」
古泉「一般人たるあなたがどうやってその知識を得たのかは知りませんが……彼女と親しいあなたを利用しない手はない」
古泉「だから僕はあなたに近付いたのですよ」
キョン(お前の近付き方はまったくもって逆効果だったがな)
キョン「……俺に近付くより、ハルヒ自身を狙ったほうが早いんじゃなかったのか?」
古泉「彼女を巡る攻防は激しいですからね……未来人や宇宙人と直接やり合うのはいかがなものでしょう?」
古泉「それに……幸運なことに、あなたが『鍵』であることも分かりましたからね」
685: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:26:09.76 ID:dfymDzjS0
キョン(俺はどうにも思い違いをしていたらしい……性格の変わっちまってるSOS団の面々)
キョン(変わったのは性格だけじゃない……その性質まで変わっちまってたのか)
キョン(元の世界じゃ互いを利用しあいながらも時には手を組んだり、みたいなこともあったはずだ……)
キョン(だが今の古泉たちは純然たる敵同士で、そして……)
キョン「俺やハルヒにとっても……敵ってわけか!」ダッ!!
古泉「おや、逃げられてしまいましたか……まあ予定通りですが」
ピッピッ
古泉「僕です……ええ、では手筈通りにお願いします」
キョン(変わったのは性格だけじゃない……その性質まで変わっちまってたのか)
キョン(元の世界じゃ互いを利用しあいながらも時には手を組んだり、みたいなこともあったはずだ……)
キョン(だが今の古泉たちは純然たる敵同士で、そして……)
キョン「俺やハルヒにとっても……敵ってわけか!」ダッ!!
古泉「おや、逃げられてしまいましたか……まあ予定通りですが」
ピッピッ
古泉「僕です……ええ、では手筈通りにお願いします」
686: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:27:42.16 ID:7Y96Sr0+0
なんか壮大になってきた
690: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:36:55.88 ID:dfymDzjS0
キョン「ハルヒ……どこだ……!」
森「さあ、どこでしょうね?」
キョン「あなた……森さん……!」
森「……やはり、どういうわけかあなたは私たち機関の存在を知っているようですね」
キョン(古泉がああいう状態なら……当然この人も……)
森「『鍵』であるあなたには一緒に来てもらいます……念のために言っておきますが、抵抗はしないほうがいいかと」
キョン「…………!」
森「さあ、どこでしょうね?」
キョン「あなた……森さん……!」
森「……やはり、どういうわけかあなたは私たち機関の存在を知っているようですね」
キョン(古泉がああいう状態なら……当然この人も……)
森「『鍵』であるあなたには一緒に来てもらいます……念のために言っておきますが、抵抗はしないほうがいいかと」
キョン「…………!」
692: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:41:37.39 ID:dfymDzjS0
「だから気をつけなって言ったじゃないか、キョン。下手をすれば体に穴が空くかもしれないよって」
キョン「お、お前……!」
国木田「僕、参上」
キョン「お、お前……!」
国木田「僕、参上」
693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:44:29.92 ID:M1jcMz5O0
いけめん杉www
697: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:53:57.92 ID:dfymDzjS0
国木田「なーんて、一度はやってみたかったんだよね」
キョン「いや、お前……なんで……?」
国木田「何でってことはないんじゃない? これでも助けに来たんだから」
キョン「いや助けにって……」
国木田「キョンさぁ、これでも僕はキョンに対してそれなりの友情は持ってるんだよ」
国木田「その友達が困っているんだ、助けるのに理由なんて必要ないだろう?」
キョン(いい台詞なんだが国木田には凄まじく似合ってないな)
国木田「それに、僕一人じゃないからね」
キョン「……?」
佐々木「くっくっ、まさに救いのヒーローと言ったところかな?」
キョン「いや、お前……なんで……?」
国木田「何でってことはないんじゃない? これでも助けに来たんだから」
キョン「いや助けにって……」
国木田「キョンさぁ、これでも僕はキョンに対してそれなりの友情は持ってるんだよ」
国木田「その友達が困っているんだ、助けるのに理由なんて必要ないだろう?」
キョン(いい台詞なんだが国木田には凄まじく似合ってないな)
国木田「それに、僕一人じゃないからね」
キョン「……?」
佐々木「くっくっ、まさに救いのヒーローと言ったところかな?」
700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:00:52.09 ID:XTeNcZpD0
佐々木「そういうわけさ……キョン、ここは僕たちに任せて早く行きたまえ」
キョン「いくら二人でも……」
国木田「確かにね、カッコつけといてアレだけどちょっと僕は勝てる気がしないな。あのメイドさん、なんか強そうだし」
キョン「だったら……」
佐々木「発想の転換だよ、別に彼女を打ち倒す必要はないんだ……キョンを追わせないように妨害をする」
佐々木「それなら、数で利のある僕たちなら出来ると思わないかい?」
キョン「…………」
佐々木「もう一度だけ言うよキョン、ここは僕たちに任せて早く行きたまえ」
キョン「……悪い、二人とも」
キョン「いくら二人でも……」
国木田「確かにね、カッコつけといてアレだけどちょっと僕は勝てる気がしないな。あのメイドさん、なんか強そうだし」
キョン「だったら……」
佐々木「発想の転換だよ、別に彼女を打ち倒す必要はないんだ……キョンを追わせないように妨害をする」
佐々木「それなら、数で利のある僕たちなら出来ると思わないかい?」
キョン「…………」
佐々木「もう一度だけ言うよキョン、ここは僕たちに任せて早く行きたまえ」
キョン「……悪い、二人とも」
702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:07:32.31 ID:XTeNcZpD0
・・・
みくる「どうしたのハルヒ、こっちに来なさい」
ハルヒ「いや、あの……あたし今日はこのまま帰りたいから」
みくる「……来なさい、ハルヒ」
ハルヒ「うっ……」
ハルヒ(な、何なのよこのみくるちゃんらしくない迫力……)
みくる「じゃあ来なくてもいい、私からそっちに行くわ」
ハルヒ「えっ……」
みくる「一歩でも逃げたりしたら……どうなっても知らないわよ?」
ハルヒ「…………!」
ハルヒ(何よこれ……キョ、キョン……助けて……)
みくる「どうしたのハルヒ、こっちに来なさい」
ハルヒ「いや、あの……あたし今日はこのまま帰りたいから」
みくる「……来なさい、ハルヒ」
ハルヒ「うっ……」
ハルヒ(な、何なのよこのみくるちゃんらしくない迫力……)
みくる「じゃあ来なくてもいい、私からそっちに行くわ」
ハルヒ「えっ……」
みくる「一歩でも逃げたりしたら……どうなっても知らないわよ?」
ハルヒ「…………!」
ハルヒ(何よこれ……キョ、キョン……助けて……)
706: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:17:52.09 ID:XTeNcZpD0
キョン「ハルヒ!!」
ハルヒ「キョ、キョン!」
みくる「……ホント、嫌なタイミングで来るのね」
キョン「巷ではフラグクラッシャーとも言われてますからね……それより、ハルヒをどうする気ですか」
みくる「どうするって……そんなの、私のモノにするに決まってるでしょ?」
ハルヒ「みくるちゃん、ずっとこんな調子で……なんていうかすっごい怖いのよ」
キョン「……いつもの明るい朝比奈さんを知ってる分、反動があるんだろう」
ハルヒ「キョ、キョン!」
みくる「……ホント、嫌なタイミングで来るのね」
キョン「巷ではフラグクラッシャーとも言われてますからね……それより、ハルヒをどうする気ですか」
みくる「どうするって……そんなの、私のモノにするに決まってるでしょ?」
ハルヒ「みくるちゃん、ずっとこんな調子で……なんていうかすっごい怖いのよ」
キョン「……いつもの明るい朝比奈さんを知ってる分、反動があるんだろう」
707: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:24:57.12 ID:XTeNcZpD0
みくる「大体……あなたはその子の何なの? 特別な関係にあるわけでもないくせに」
キョン「特別だろうが何だろうが関係あるか、お前らみたいな奴らにハルヒは渡せないってんだ」
みくる「その子の力を上手く使えばあなたにだって利益が出るのよ? 未来がより良いものへ変わっていく」
みくる「人類全体の享受する未来のためになることをどうして邪魔するのかしら?」
キョン「朝比奈さんたちの作ろうとしてる未来ってのが俺やハルヒの望む未来だとは限らない!」
キョン「それに……そう簡単に未来なんてもんを作っちまったら、つまらないでしょう!」
ハルヒ「!」
キョン「特別だろうが何だろうが関係あるか、お前らみたいな奴らにハルヒは渡せないってんだ」
みくる「その子の力を上手く使えばあなたにだって利益が出るのよ? 未来がより良いものへ変わっていく」
みくる「人類全体の享受する未来のためになることをどうして邪魔するのかしら?」
キョン「朝比奈さんたちの作ろうとしてる未来ってのが俺やハルヒの望む未来だとは限らない!」
キョン「それに……そう簡単に未来なんてもんを作っちまったら、つまらないでしょう!」
ハルヒ「!」
708: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:31:06.59 ID:XTeNcZpD0
キョン「俺たちの未来は俺たちが決める! 誰かに強制されるのはごめんだ」
キョン「宇宙人や未来人、超能力者と仲良く笑いあえる未来だって来るかもしれない!」
キョン「なあハルヒ! ワクワクしないか、そんな未来が来るとしたら!」
ハルヒ「う、うん……それは勿論……ううん、すっごいワクワクするに決まってるじゃない!」
ハルヒ「何よキョン! アンタもいいこと言うようになったじゃない!」
キョン「……そういうことです、だから俺は古泉たちと敵対する今の朝比奈さんにハルヒを渡すわけにはいかない!」
みくる「…………」
キョン「走るぞ、ハルヒ!」
ハルヒ「う、うん!」
キョン「宇宙人や未来人、超能力者と仲良く笑いあえる未来だって来るかもしれない!」
キョン「なあハルヒ! ワクワクしないか、そんな未来が来るとしたら!」
ハルヒ「う、うん……それは勿論……ううん、すっごいワクワクするに決まってるじゃない!」
ハルヒ「何よキョン! アンタもいいこと言うようになったじゃない!」
キョン「……そういうことです、だから俺は古泉たちと敵対する今の朝比奈さんにハルヒを渡すわけにはいかない!」
みくる「…………」
キョン「走るぞ、ハルヒ!」
ハルヒ「う、うん!」
710: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:36:28.27 ID:XTeNcZpD0
長門「ダメだよぉ、そんな勝手なこと言ってちゃ」
キョン「!」
ハルヒ「ゆ、有希……!」
長門「やっほーハルちゃん、またギューって抱きしめてよ!」
ハルヒ「……ダメよ、あたしの知ってる有希はそんなこと絶対に言わないもの」
長門「えー、この前はやってくれたのにーキスだってしてくれたのにー」
キョン「……ハルヒ、マジか」
ハルヒ「マジなわけないでしょ! 不可抗力よ! なにを想像してんのこの工口キョン!」
キョン「!」
ハルヒ「ゆ、有希……!」
長門「やっほーハルちゃん、またギューって抱きしめてよ!」
ハルヒ「……ダメよ、あたしの知ってる有希はそんなこと絶対に言わないもの」
長門「えー、この前はやってくれたのにーキスだってしてくれたのにー」
キョン「……ハルヒ、マジか」
ハルヒ「マジなわけないでしょ! 不可抗力よ! なにを想像してんのこの工口キョン!」
713: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:43:12.31 ID:XTeNcZpD0
長門「あーあ……やっぱり、あなたは鍵だったかー」
キョン「…………」
長門「ハルちゃんを財宝が詰まった宝箱だとするとぉ、あなたはその中身を取り出すために必要不可欠な存在」
長門「だからあなたには極力攻撃をしないよう心掛けていたんだけど、もういいよねぇ?」
キョン「!」
長門「鍵がなくなってもさ……宝箱を壊しちゃえば中身は取り出せるんだもんね?」
キョン(長門の腕が白く光って……!)
長門「じゃあ……死んで?」
キョン「…………」
長門「ハルちゃんを財宝が詰まった宝箱だとするとぉ、あなたはその中身を取り出すために必要不可欠な存在」
長門「だからあなたには極力攻撃をしないよう心掛けていたんだけど、もういいよねぇ?」
キョン「!」
長門「鍵がなくなってもさ……宝箱を壊しちゃえば中身は取り出せるんだもんね?」
キョン(長門の腕が白く光って……!)
長門「じゃあ……死んで?」
718: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:47:54.45 ID:XTeNcZpD0
キョン(ヤバい、刺し貫かれる……見ちゃいられん!)
キィン
キョン「……キィンって、何だ今の音は?」
「ダメよ長門さん……急進的な行動は慎むべきだわ」
キョン「…………!」
朝倉「やろうとするにしても……一つひとつのプログラムの質を上げて私が簡単に侵入を出来ないようにしなきゃ」
キィン
キョン「……キィンって、何だ今の音は?」
「ダメよ長門さん……急進的な行動は慎むべきだわ」
キョン「…………!」
朝倉「やろうとするにしても……一つひとつのプログラムの質を上げて私が簡単に侵入を出来ないようにしなきゃ」
722: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:55:55.21 ID:XTeNcZpD0
長門「えぇ、邪魔をするの? 鍵の存在がそんなに重要なのかな?」
朝倉「あのね。重要とかそういうんじゃなく、子供みたいに何でも無理やり手に入れようとしちゃダメって言いたいの」
長門「あなたは所詮私のバックアップ……なのに、その私自身の邪魔をするの?」
朝倉「はぁ……きちんと話してるのに会話にならない。急進派はこれだから嫌になっちゃうな」
キョン「…………」
キョン(誰かこの状況が分かる奴がいるのならここに来い、そして俺に説明しろ!)
朝倉「あのね。重要とかそういうんじゃなく、子供みたいに何でも無理やり手に入れようとしちゃダメって言いたいの」
長門「あなたは所詮私のバックアップ……なのに、その私自身の邪魔をするの?」
朝倉「はぁ……きちんと話してるのに会話にならない。急進派はこれだから嫌になっちゃうな」
キョン「…………」
キョン(誰かこの状況が分かる奴がいるのならここに来い、そして俺に説明しろ!)
725: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 01:02:05.35 ID:XTeNcZpD0
キョン「こっちだハルヒ! とにかくここから離れるぞ!」
ハルヒ「わ、分かった!」
・・・
キョン「はぁっ……はぁっ……」
ハルヒ「はぁ……はぁ……な、何がどうなってるのよこれ」
ハルヒ「有希と朝倉が戦ったり、みくるちゃんがおかしかったり……もう意味が分かんないわ」
キョン「……ハルヒ、そろそろ終わっとくべきだろう」
ハルヒ「な、何言ってるのよ! あたしだって終わらせられるなら早くそうしたいんだから!」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「キョ……キョン……?」
ハルヒ「わ、分かった!」
・・・
キョン「はぁっ……はぁっ……」
ハルヒ「はぁ……はぁ……な、何がどうなってるのよこれ」
ハルヒ「有希と朝倉が戦ったり、みくるちゃんがおかしかったり……もう意味が分かんないわ」
キョン「……ハルヒ、そろそろ終わっとくべきだろう」
ハルヒ「な、何言ってるのよ! あたしだって終わらせられるなら早くそうしたいんだから!」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「キョ……キョン……?」
728: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 01:08:16.26 ID:XTeNcZpD0
キョン「はっきり言っておく。俺はお前にどんな不満や後悔があったかはさっぱり分からん」
キョン「ただ、入学式からやり直したいなんて思ってるんだ……相当思うところはあったんだろう」
キョン「けどな、それでもだ……俺は涼宮ハルヒって人間を気に入ってるんだ」
ハルヒ「キョン……?」
キョン「宇宙人や未来人、超能力者を探してるなんて俺みたいに半端な奴じゃ様にならないことでも堂々と言える……」
キョン「そんなことを言えるだけの気持ちを持った涼宮ハルヒが俺は好きだ!」
キョン「ただ、入学式からやり直したいなんて思ってるんだ……相当思うところはあったんだろう」
キョン「けどな、それでもだ……俺は涼宮ハルヒって人間を気に入ってるんだ」
ハルヒ「キョン……?」
キョン「宇宙人や未来人、超能力者を探してるなんて俺みたいに半端な奴じゃ様にならないことでも堂々と言える……」
キョン「そんなことを言えるだけの気持ちを持った涼宮ハルヒが俺は好きだ!」
731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 01:15:48.38 ID:XTeNcZpD0
ハルヒ「ば、ばっかじゃないの! いきなり気に入ってるとか好きだとか……そんなことであたしが喜ぶとでも思ってるのかしら!」
キョン「ハルヒ……俺はだな……」
ハルヒ「だって恥ずかしいじゃない! 気付いちゃったのよ! 自分がとんでもないことを言ってたって!」
ハルヒ「だから少しくらいあたしも女の子らしいことを言って……」
キョン「聞け! 涼宮ハルヒ!」
ハルヒ「…………?」
キョン「お前が自分で思ってるほど、お前が口にした言葉は恥ずかしくなんかない」
キョン「自己紹介の時のお前の言葉、あれはまさに昔の俺が心の中に封じ込めた夢そのものだった」
キョン「お前のおかげで、俺は大切な物を思い出せたんだよ」
キョン「ハルヒ……俺はだな……」
ハルヒ「だって恥ずかしいじゃない! 気付いちゃったのよ! 自分がとんでもないことを言ってたって!」
ハルヒ「だから少しくらいあたしも女の子らしいことを言って……」
キョン「聞け! 涼宮ハルヒ!」
ハルヒ「…………?」
キョン「お前が自分で思ってるほど、お前が口にした言葉は恥ずかしくなんかない」
キョン「自己紹介の時のお前の言葉、あれはまさに昔の俺が心の中に封じ込めた夢そのものだった」
キョン「お前のおかげで、俺は大切な物を思い出せたんだよ」
737: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 01:23:42.58 ID:XTeNcZpD0
ハルヒ「……ホントでしょうね、今言ったこと」
キョン「ああ、ホントだ」
ハルヒ「アンタも気怠い振りしときながら心の奥底では小学生みたいなこと考えてんのね」
キョン「そんな考えを前面に押し出したお前が言うな」
ハルヒ「フフ……そうかもね」
キョン「…………」
ハルヒ「……何かもう戻らなきゃって感じね」
キョン「ああ、そうだな」
ハルヒ「でも……何かあたし、すっごい眠くなってきちゃった」
キョン「……お互い、目を瞑るするか」
ハルヒ「ん……そうね」
キョン「……現実でお前がやった、この世界で俺がやった自己紹介の挨拶にも」
ハルヒ「……目をつぶって、見なかったことにしましょう」
キョン「ああ、ホントだ」
ハルヒ「アンタも気怠い振りしときながら心の奥底では小学生みたいなこと考えてんのね」
キョン「そんな考えを前面に押し出したお前が言うな」
ハルヒ「フフ……そうかもね」
キョン「…………」
ハルヒ「……何かもう戻らなきゃって感じね」
キョン「ああ、そうだな」
ハルヒ「でも……何かあたし、すっごい眠くなってきちゃった」
キョン「……お互い、目を瞑るするか」
ハルヒ「ん……そうね」
キョン「……現実でお前がやった、この世界で俺がやった自己紹介の挨拶にも」
ハルヒ「……目をつぶって、見なかったことにしましょう」
739: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 01:28:56.66 ID:XTeNcZpD0
・・・
古泉「なるほど、そうして涼宮さんと共に眠りに落ちた後に目覚めたら現実世界に戻っていたと?」
キョン「遅刻ギリギリの時間でな、朝飯も食えなかった」
古泉「しかし……あなたもずいぶんとユニークな体験をなさいますね」
キョン「ほっとけ、お前らと出会ってからは退屈しない体験ばかりだよ」
古泉「おやおや、これは一本取られましたね」
キョン「その肩をすくめる動作も見慣れたもんだな」
古泉「しかし……疑問が一つだけあるのですが」
キョン「何だ?」
古泉「ここが現実世界ではないかもしれない、ということですよ」
古泉「なるほど、そうして涼宮さんと共に眠りに落ちた後に目覚めたら現実世界に戻っていたと?」
キョン「遅刻ギリギリの時間でな、朝飯も食えなかった」
古泉「しかし……あなたもずいぶんとユニークな体験をなさいますね」
キョン「ほっとけ、お前らと出会ってからは退屈しない体験ばかりだよ」
古泉「おやおや、これは一本取られましたね」
キョン「その肩をすくめる動作も見慣れたもんだな」
古泉「しかし……疑問が一つだけあるのですが」
キョン「何だ?」
古泉「ここが現実世界ではないかもしれない、ということですよ」
741: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 01:34:21.95 ID:XTeNcZpD0
キョン「どういうことだ?」
古泉「考えても見てください、あなたと涼宮さんはまるで夢と言ってもいいような世界へ行っていたわけです」
古泉「その夢の中でまた睡眠を取り、目覚めたら元の世界へ……というわけですね?」
キョン「何が疑問なんだ?」
古泉「こういうことです。あなたがたは夢の中で夢を見ているという可能性……」
キョン「……夢の中で夢を見て、目覚めれば現実じゃないかも、ってことか? んなバカな」
古泉「可能性がないとは言い切れませんよ?」
キョン「……付き合いきれん」
古泉「考えても見てください、あなたと涼宮さんはまるで夢と言ってもいいような世界へ行っていたわけです」
古泉「その夢の中でまた睡眠を取り、目覚めたら元の世界へ……というわけですね?」
キョン「何が疑問なんだ?」
古泉「こういうことです。あなたがたは夢の中で夢を見ているという可能性……」
キョン「……夢の中で夢を見て、目覚めれば現実じゃないかも、ってことか? んなバカな」
古泉「可能性がないとは言い切れませんよ?」
キョン「……付き合いきれん」
744: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 01:41:56.95 ID:XTeNcZpD0
バーン!!
ハルヒ「やっほーいっ! 遅れたわね二人とも!」
キョン「ドアが可哀想になるくらいの力強い登場だな」
ハルヒ「いいじゃない、こんな美少女三人組に揃って通ってもらえるんだから。ねー、みくるちゃん!」
みくる「ひええぇぇぇ! 服の中に手を入れないでくだひゃい!」
長門「…………」
ハルヒ「あーもう、ホントに大きいわねこの胸! もうちょっと触らせなさい!」
みくる「す、涼宮さん!? あっ、ちょっと……そこは……ひゃああっ!」
長門「…………」
キョン「……古泉」
古泉「何でしょう?」
キョン「さっきお前はここが現実じゃないかも、と言ったが……もしそうなら俺たちはどうすればいいんだ?」
古泉「フフッ、さぁ……そうであったとしたら、ここで心行くまで遊べばいいのではないでしょうか?」
キョン「……やれやれ」
ハルヒ「やっほーいっ! 遅れたわね二人とも!」
キョン「ドアが可哀想になるくらいの力強い登場だな」
ハルヒ「いいじゃない、こんな美少女三人組に揃って通ってもらえるんだから。ねー、みくるちゃん!」
みくる「ひええぇぇぇ! 服の中に手を入れないでくだひゃい!」
長門「…………」
ハルヒ「あーもう、ホントに大きいわねこの胸! もうちょっと触らせなさい!」
みくる「す、涼宮さん!? あっ、ちょっと……そこは……ひゃああっ!」
長門「…………」
キョン「……古泉」
古泉「何でしょう?」
キョン「さっきお前はここが現実じゃないかも、と言ったが……もしそうなら俺たちはどうすればいいんだ?」
古泉「フフッ、さぁ……そうであったとしたら、ここで心行くまで遊べばいいのではないでしょうか?」
キョン「……やれやれ」
747: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 01:50:42.54 ID:XTeNcZpD0
キョン「おい、ハルヒ」
ハルヒ「何よキョン。あんたには触らせてあげないわよ?」
キョン「早いところいつもの会議とやらを始めたほうがいいんじゃないか?」
ハルヒ「んーそれもそうね、キョンのくせに良いこと言うじゃない!」
キョン(キョンくせに、は余計だ)
ハルヒ「というわけで、今からSOS団の定例会議を始めます!」
キョン「……の前にハルヒ」
ハルヒ「今度は何よ?」
キョン「お前、今ワクワクしてるか?」
ハルヒ「何よキョン。あんたには触らせてあげないわよ?」
キョン「早いところいつもの会議とやらを始めたほうがいいんじゃないか?」
ハルヒ「んーそれもそうね、キョンのくせに良いこと言うじゃない!」
キョン(キョンくせに、は余計だ)
ハルヒ「というわけで、今からSOS団の定例会議を始めます!」
キョン「……の前にハルヒ」
ハルヒ「今度は何よ?」
キョン「お前、今ワクワクしてるか?」
754: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 02:06:50.60 ID:XTeNcZpD0
ハルヒ「んー、それは……有希っ!」
長門「何?」
ハルヒ「みくるちゃん!」
みくる「は、はぁいっ!」
ハルヒ「古泉くん!」
古泉「何でしょう?」
ハルヒ「それとキョン!」
キョン「ついでみたいに呼ぶな」
ハルヒ「未だに宇宙人、未来人、超能力者は見つからないけど、ここにはこの最強のSOS団が揃ってるのよ!」
ハルヒ「こんな非日常的な日常、ワクワクしないわけないじゃない!」
キョン「……そりゃ、良かったな」
長門「何?」
ハルヒ「みくるちゃん!」
みくる「は、はぁいっ!」
ハルヒ「古泉くん!」
古泉「何でしょう?」
ハルヒ「それとキョン!」
キョン「ついでみたいに呼ぶな」
ハルヒ「未だに宇宙人、未来人、超能力者は見つからないけど、ここにはこの最強のSOS団が揃ってるのよ!」
ハルヒ「こんな非日常的な日常、ワクワクしないわけないじゃない!」
キョン「……そりゃ、良かったな」
755: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 02:07:42.56 ID:XTeNcZpD0
……これからもコイツに振り回される生活は続きそうだ。
だが、最後までついて行ってやろうじゃないか。
ハルヒは自己紹介の挨拶で口にした言葉を忠実に実行しているに過ぎないのであり
その言葉は俺の夢でもあったのだから。
……だが、それでもここはやはりこう言っておくとしよう。
「やれやれ」
終わり
だが、最後までついて行ってやろうじゃないか。
ハルヒは自己紹介の挨拶で口にした言葉を忠実に実行しているに過ぎないのであり
その言葉は俺の夢でもあったのだから。
……だが、それでもここはやはりこう言っておくとしよう。
「やれやれ」
終わり
引用元: ハルヒ「あれ? 私の言動ってキチガイじみてない……?」