モバP「虎視眈々佐久間まゆ」
2018-10-31
1: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:46:22.70 ID:WK/4e/8R0
2: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:47:27.62 ID:WK/4e/8R0
まゆ「すいません、遅れちゃいましたぁ…」ハァハァ
モバP(以下P)「まゆ!大丈夫だ、まだレッスン時間まで少しある」
まゆ「ホントですかぁ?間に合ってよかったです…」
P「それにしてもまゆが遅刻しそうになるなんて珍しいな、何があったんだ?」
まゆ「実は…まゆがいつも乗ってる電車が遅れてしまって…」
P「あぁ、なるほど…まゆの家は少し遠いからな」
まゆ「まゆの家が事務所の近くならこんなことにはならなかったんですけどねぇ…」
P「でも女子寮はいっぱいだしなぁ」
まゆ「そういえば…Pさんのお家は、事務所の近くでしたよねぇ?」
まゆ「Pさんのお家がまゆのお家になれば…電車で遅れることもないですし、毎朝朝ごはんも作ってあげられますよぉ。Pさんさえ良ければまゆは朝ごはんだけじゃなくて赤ちゃ
ピッポッパ プルルルル
P「あ、もしもし琴歌?ちょっとお父様に個人用の電車を事務所まで引いて欲しいんだけど」
西園寺琴歌


3: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:48:07.43 ID:WK/4e/8R0
まゆ「Pさん、STAP細胞って知ってますかぁ?」
P「あー、なんだかニュースで聞いたような気がするなぁ」
まゆ「髪の毛一本から細胞を多様化させてその人の色々な体細胞に変化させることができるらしいですよぉ」
P「へー、まゆは物知りだなぁ」ナデナデ
まゆ「うふふ…」
P「まゆにニュース番組からアイドルコメンテーターとしてオファーがくるかもしれないな」
まゆ「それは楽しみですけど、まゆはもっと楽しみなことがあるんですよぉ」
まゆ「Pさん、これを見てください」
P「ん?これは?」
まゆ「これはPさんの髪の毛ですよぉ」
まゆ「これがあればPさんの細胞でSTAP現象を起こしてPさんの生殖細胞も作れちゃうんです」
まゆ「STAP細胞の研究さえうまくいけばPさんの生殖細胞とまゆの生殖細胞が出会う日も決して遠い日のことじゃ
ピッポッパ プルルルル
P「あぁ、あやめか?ちょっと理化学研究所にとってきて欲しいモノがあるんだ」
???

浜口あやめ


4: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:49:11.25 ID:WK/4e/8R0
P「おう、まゆお疲れ様。定期健診の結果はどうだった?」
まゆ「……」
P「…まゆ?」
まゆ「Pさん…」グスッ
P「まゆ、何かあったのか?」
まゆ「まゆは…不治の病にかかってしまったみたいです…」
P「不治の病って…まさか…」
まゆ「はい、まゆは…まゆはPさんへの恋煩いという不治の病にかかってしまったんですよぉ」
P「あ、そう」
まゆ「あぁ…今もまゆの胸にキュッと締めつけられるような苦しみが…」
P「ブラジャーのサイズが合ってないんじゃないかなぁ」
まゆ「身体が火照って、手も震えて…目眩もしますし…頭がクラクラして今にも倒れてしまいそうです…」
まゆ「まゆを助けるためにも…Pさん、この婚姻届に判を
ピッポッパ プルルルル
P「あぁ雫、ちょっと及川牧場のユニ子の角を一本欲しいんだけど」
???

及川雫


5: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:50:01.10 ID:WK/4e/8R0
ガチャ
P「ただいま戻りましたー…って、まゆだけか」
まゆ「Pさんおかえりなさぁい。女体盛りにしますかぁ?ソーププレイにしますかぁ?それとも…
P「大丈夫、全部済ませてきた」
P「ん、まゆが持ってるそれ…」
まゆ「はい、これ知ってますかぁ?」チャラン
P「あぁ、知恵の輪だな」
まゆ「はい、これとっても難しくて全然解けないんですよぉ…」
P「そうなのか?簡単そうに見えるが」
まゆ「Pさんもやってみますかぁ?」チャラ
P「どれどれ」カチャカチャ
まゆ「どんなに引いても回しても解けなくて…」
P「本当だ、なかなか難しいな」カチャカチャ
まゆ「うふふ…まるでまゆとPさんの人生みたいですねぇ…」
まゆ「2人の人生…いえ、2人の運命は複雑に絡み合って、決して離れることなくずっと一緒に
P「お、外れた」カチャン
まゆ「あぁっ!」
知恵の輪

6: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:50:50.43 ID:WK/4e/8R0
P「久しぶりの休みだけどすること無いなぁ」
P「せっかくだから基本無料で遊べるアイドルリズムゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ』でも遊ぶか。イベントも盛りだくさんでログインするだけでスタミナドリンクやスタージュエルが貰えるし可愛いアイドル達の踊って歌う姿をいつでもどこでも見られるお得なゲームだからな」
ピンポーン
P「ん?宅配便か…?」
P「はーい」ガチャ
まゆ「Pさん、こんにちはぁ」
P「おぉ、まゆか。なぜ俺の家を知っているのかはさて置いてどうしたんだ?」
まゆ「実はまゆ、Pさんがお休みだと聞いて…まゆがいなくて寂しい思いをしてるんじゃないかと思って、遊びにきたんですよぉ」
P「そうだったのか、まゆは優しいなぁ」ナデナデ
まゆ「うふふ…うふふふふふ…」
P「ちょっと部屋を片付けるから待っててくれ」パタン
ピッポッパ プルルルル
P「紗枝、急で悪いんだがぶぶ漬けの作り方を教えてくれ」
小早川紗枝


7: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:51:44.94 ID:WK/4e/8R0
まゆ「おはようございますぅ」
P「おはよう、まゆ」
まゆ「ふぁぁ…」
P「ん、あくびか?」
まゆ「あっ、恥ずかしいところを見られちゃいましたねぇ…もうお嫁に行けないのでPさんが責任をとってお嫁に
P「ちゃんと寝てるか?夜更かししちゃダメだぞ」
まゆ「そういえば…まゆ、最近寝不足気味で…」
P「そうだったのか?まさかどこか体調が悪いとか…?」
まゆ「まゆは毎晩Pさんのことを考えてて…そうすると胸がドキドキしたり…寂しかったりして眠れないんですよぉ…?」
まゆ「だから、Pさんが毎晩まゆの隣で一緒に寝てもらえればまゆも毎晩ちゃんと眠れるかもしれません。ちなみに、まゆは寝る時は下着もパジャマも一切身につけな
ピッポッパ プルルル
P「あ、もしもし清良さん?プロポフォールを500mlくらい貰えます?」
柳清良


8: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:52:35.43 ID:WK/4e/8R0
ガチャ
P「ただいま戻りました」
まゆ「」
P「ん、まゆいたのか。返事してくれよ」
まゆ「」
P「…まゆ?寝てるのか?」
まゆ「 へんじがない。
ただの しかばねの ようだ。」
P「ん?」
まゆ「 ディープな あいのキスで
いきかえらせますか? 」
P「あぁ、そういうことね」
まゆ「 ?? はい
イエス 」
P「選択肢の意味ねえな」
まゆ「 ?? はい
イエス 」
P「…仕方ないな」スッ
まゆ「!!」ドキドキ
P「ザオリクッ!!!!!」ドゴォ
まゆ「がふっ!」
P「生き返ったかな?」
まゆ「……」
P「……」
まゆ「…もっと…もっと強くお願いします…」ハァハァ
P「 プロデューサーは
にげだした!! 」ダッ
まゆ「あぁっ!」

9: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:53:17.50 ID:WK/4e/8R0
まゆ「おはようございますぅ」ガチャ
P「おはようまゆ。おっ、うまそうなもん持ってるな」
まゆ「うふふ、さっき事務所の近くにたい焼きの屋台が来てたので、かな子ちゃんと一緒に買いに行っちゃいましたぁ」
P「そうだったのか。それにしてもいい匂いだなぁ、俺たい焼き大好きなんだよなぁ、俺も食べたいなぁ、いいなぁ、食べたいなぁ」クンクン
まゆ「ちゃんとPさんの分もありますよぉ」
P「さすがまゆ、でかした!」
まゆ「はい、どうぞ。あつあつなので気をつけてくださいねぇ」
P「あぁ、ありがとうな」
まゆ「いえいえ、ただ…そのたい焼きをあげる代わりに…」
まゆ「頭から食べたらまゆのおでこに、尻尾から食べたらまゆの脚にキスしてくださいねぇ」
P「……」
まゆ「……」ワクワク
P「はぐっ!」バクッ
まゆ「お腹から!?」
たい焼き

三村かな子








10: ◆hWMDndfuJ2 2018/10/23(火) 13:56:49.65 ID:WK/4e/8R0
~ HAPPY KANAKO END ~
引用元: モバP「虎視眈々佐久間まゆ」
【モバマス】村上巴「炯々」
2018-10-31
1: ◆77.oQo7m9oqt 2018/10/22(月) 21:39:47.28 ID:99pKLtt90
独自設定あり。
よろしくおねがいします。
よろしくおねがいします。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:44:18.94 ID:99pKLtt90
ホコリを被っていた小学校の卒業アルバムには、あまり思い出を詰めた覚えがない。〈旅立ち〉と金糸で刺繍された奢侈な装丁の表紙を開き、最初のページから順繰りにたどったが、なまじな懐古の念すらわたしの心中には立ち上ってこなかった。それはそうだ。なんせわたしがこの母校に在籍した期間は最後の一年だけに過ぎない。
グラウンドの狭さも、サビが浮いた遊具の彩りも、盛況が伝わってきそうな数々のイベントを切り取った写真も、どこか他人事のように過ぎ去っていく。
やがてたどりつく。唯一自分の記憶として自信を持てる〈六年二組〉のクラスページ。わたしが一年を過ごした場所。――彼女がいた場所。
褪せたように見えてしまう古びた思い出の中に、ただ一枚のあなたの髪だけが鮮やかだった。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:45:54.84 ID:99pKLtt90
*
広島の空には鯉が生きられるらしい。黒、青、赤が三匹並んで長い尾ひれをゆらゆらさせて、まんまるの口で大きく風を吸って、澄んだ色の広い生け簀で気持ちよさそうに泳いでいた。
わたしの故郷には、鯉を泳がせてあげられるだけの度量がなかった。灰色の背の高い建物があっちこっちで空を切り取っていたから。だれもそこへ鯉を放そうとはしなかったし、だからわたしにとっては初めて見る風景だった。
もうじき学校は連休に入る。嬉しくて、複雑だった。学校へ進む足取りは決して軽やかじゃなかった。ランドセルになにが入っていただろう。妙に体が重いのは、体育のための着替えセットが詰めてあるからだろうか? お気に入りの白いスニーカーで道の石ころを蹴ると、追いやられたねずみみたいにジグザグに走って側溝に隠れた。学校が見えだし、背中がまた重くなった気がして、ついつい猫背になってしまう。本当のネコみたいに気ままに歩けるようになりたかった。
今日のわたしは日直当番だった。当番はクラスで一番に来ていろんなことをしなくちゃいけない。教室で花瓶の水を替えて、黒板の日付を今日に変えて、水槽のグッピーにエサをあげて、学級日誌の準備と……あとはなんだっけ。指折りは四つでとまったけど、たしか仕事は五つあったはずだった。
教室の横開きの扉を滑らせて、あっと思い出した。そもそも教室の鍵を開けないといけないんだった。だけど扉はなめらかに開いて、先に来ているだれかの存在を示していた。
広島の空には鯉が生きられるらしい。黒、青、赤が三匹並んで長い尾ひれをゆらゆらさせて、まんまるの口で大きく風を吸って、澄んだ色の広い生け簀で気持ちよさそうに泳いでいた。
わたしの故郷には、鯉を泳がせてあげられるだけの度量がなかった。灰色の背の高い建物があっちこっちで空を切り取っていたから。だれもそこへ鯉を放そうとはしなかったし、だからわたしにとっては初めて見る風景だった。
もうじき学校は連休に入る。嬉しくて、複雑だった。学校へ進む足取りは決して軽やかじゃなかった。ランドセルになにが入っていただろう。妙に体が重いのは、体育のための着替えセットが詰めてあるからだろうか? お気に入りの白いスニーカーで道の石ころを蹴ると、追いやられたねずみみたいにジグザグに走って側溝に隠れた。学校が見えだし、背中がまた重くなった気がして、ついつい猫背になってしまう。本当のネコみたいに気ままに歩けるようになりたかった。
今日のわたしは日直当番だった。当番はクラスで一番に来ていろんなことをしなくちゃいけない。教室で花瓶の水を替えて、黒板の日付を今日に変えて、水槽のグッピーにエサをあげて、学級日誌の準備と……あとはなんだっけ。指折りは四つでとまったけど、たしか仕事は五つあったはずだった。
教室の横開きの扉を滑らせて、あっと思い出した。そもそも教室の鍵を開けないといけないんだった。だけど扉はなめらかに開いて、先に来ているだれかの存在を示していた。
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:47:08.38 ID:99pKLtt90
一番乗りじゃなかったうしろめたさと早起きが無駄になった無情とを半分ずつ抱えて中を覗いた。朝のホームルームまではまだ一時間近くもあるのに。
窓際で、派手な髪色が見えた。背景に据えた空の青にまったくなじまない赤みがかったあざやかなショートカット。自分の席に浅く座って本を読んでいて、かろうじて見えた表紙にタイトルは〈詰め将棋中篇〉と書かれていた。
村上さん、とわたしは呟いていた。声が聞こえたのか気配が肌に届いたのか、彼女は私のほうを見て「おはようさん」とだけ言ったら、また視線を落とした。
わたしの席は彼女の真後ろだ。自分の椅子を引いて「おはよう」と返した。机には学級日誌が置かれていた。職員室でクラスの鍵と一緒に受け取るはずのそれは、村上さんが持ってきてくれたのだろう。
「早いんだね。いつも?」
「おう。まあな」
「わたしは今日、日直だから」
「そぉか。わざわざご苦労じゃな」
窓際で、派手な髪色が見えた。背景に据えた空の青にまったくなじまない赤みがかったあざやかなショートカット。自分の席に浅く座って本を読んでいて、かろうじて見えた表紙にタイトルは〈詰め将棋中篇〉と書かれていた。
村上さん、とわたしは呟いていた。声が聞こえたのか気配が肌に届いたのか、彼女は私のほうを見て「おはようさん」とだけ言ったら、また視線を落とした。
わたしの席は彼女の真後ろだ。自分の椅子を引いて「おはよう」と返した。机には学級日誌が置かれていた。職員室でクラスの鍵と一緒に受け取るはずのそれは、村上さんが持ってきてくれたのだろう。
「早いんだね。いつも?」
「おう。まあな」
「わたしは今日、日直だから」
「そぉか。わざわざご苦労じゃな」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:48:06.43 ID:99pKLtt90
教室の角棚にいまはルピナスが飾られている。白い円筒型の花瓶を持ち上げると手が濡れた。こぼしたわけじゃなくて、外側がすでに濡れていたのだ。黒板の隅っこを見て、グッピーと水草が元気にたゆたう水槽を見ると、直感が言葉のかたちになった。
「村上さん、もしかして……日直の仕事、やってくれたの?」
「ああ」村上さんは目を上げることもせずに応える。「日課みたいなもんじゃ。気にせんでええ」
「ありがとう」
「気にせんでええ言うとるじゃろぉが」
村上巴さんは、わたしにとってもっとも近しいクラスメイトだった。
彼女はずっとひとりだった。授業中に横や後ろを向いて内緒話をすることもなく、休み時間になるとだいたいは本を開いて、体育の時間に柔軟体操でペアを作ってと言われると相手を先生に求めた。
そしてわたしもひとりだった。今年度からこちらへ転校してきたわたしは、はじめこそ都会からの異邦人という立場を盾に周りに人を集めた。だけど、話をするうちにメッキがはがれ、わかりやすく都会的な特質を持っていないという事実があらわになると、盾は盾として機能しなくなり、かつ内気な性格がわざわいして、友だちを作るタイミングをついにのがしてしまった。
体育の時間に自分から声をかけることができなくて、ひとり困っていると先生が彼女と引き合わせてくれた。友達と言えるくらいに仲がよくなるわけじゃなかった。だけど、出席番号に並ぶ席が近かったこともあって、それ以来たまに話をすることがあった。
ひとり同士だったわたしと彼女は、いくつかの意味でもっとも近しいクラスメイトだったのだ。そんな彼女のことが気になっていた。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:48:55.16 ID:99pKLtt90
「詰め将棋?」
控えめに視線を村上さんの顔にやりながらわたしは言ってみた。
「おう」
「将棋とは違うの?」
「そうじゃな。将棋のルールを使うとる、言うたらパズルみたいなもんじゃ。決められた手数で相手の王を取れるかっちゅう……駒の動き方わかるか?」
振り返り、彼女は本の最初までページをさかのぼると、向きを逆さにしてわたしへ向けた。簡単な図面が記されていた。九かける9に引かれたマス目の上で〈王〉と〈馬〉といくつかの〈銀〉の文字が向きをそろえず散らばっている。
「あんまり。歩とかぐらいならわかりそうなんだけど」
「教えたる」
村上さんの説明は簡潔だった。わたしは三つの規則性を覚えて、しばらくのあいだ盤面とにらめっこしてみたけど、結局はできなかった。
「……センスがないのう」
彼女は批評まで簡潔だった。ぐさっと刺さった言葉に痛がったふりして胸をさすると、「冗談じゃ」と笑いまじりに言われた。
「こいつは中級じゃけえの。できんでもしゃあない」
本をくるりとかえして、村上さんは折り目をつけていた自分のページに戻った。
控えめに視線を村上さんの顔にやりながらわたしは言ってみた。
「おう」
「将棋とは違うの?」
「そうじゃな。将棋のルールを使うとる、言うたらパズルみたいなもんじゃ。決められた手数で相手の王を取れるかっちゅう……駒の動き方わかるか?」
振り返り、彼女は本の最初までページをさかのぼると、向きを逆さにしてわたしへ向けた。簡単な図面が記されていた。九かける9に引かれたマス目の上で〈王〉と〈馬〉といくつかの〈銀〉の文字が向きをそろえず散らばっている。
「あんまり。歩とかぐらいならわかりそうなんだけど」
「教えたる」
村上さんの説明は簡潔だった。わたしは三つの規則性を覚えて、しばらくのあいだ盤面とにらめっこしてみたけど、結局はできなかった。
「……センスがないのう」
彼女は批評まで簡潔だった。ぐさっと刺さった言葉に痛がったふりして胸をさすると、「冗談じゃ」と笑いまじりに言われた。
「こいつは中級じゃけえの。できんでもしゃあない」
本をくるりとかえして、村上さんは折り目をつけていた自分のページに戻った。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:50:22.31 ID:99pKLtt90
村上さんが孤立している理由が、わたしにはわからなかった。
目つきがとがっていて、同年代の中ではクールな感じがあって、口調がちょっと荒っぽいように思うけど、それだけだ。笑った顔はわたしよりずっと可愛らしいと思うし、喋っていれば冗談もよく言うし、荒っぽくても親切だ。そもそもよそ者で、なじむ時機を見失ってしまったわたしとは違っている。
ドアが開いた。三番手に入ってきた女の子はわたしたちの方をちらっと見るだけして、遠い廊下側の自分の席にそそくさ座った。わたしは学級日誌の今日のページを開いて、担当者に自分の名前を書き込んだ。村上さんはもう自分の戦場に帰って軍略を練っていた。
目つきがとがっていて、同年代の中ではクールな感じがあって、口調がちょっと荒っぽいように思うけど、それだけだ。笑った顔はわたしよりずっと可愛らしいと思うし、喋っていれば冗談もよく言うし、荒っぽくても親切だ。そもそもよそ者で、なじむ時機を見失ってしまったわたしとは違っている。
ドアが開いた。三番手に入ってきた女の子はわたしたちの方をちらっと見るだけして、遠い廊下側の自分の席にそそくさ座った。わたしは学級日誌の今日のページを開いて、担当者に自分の名前を書き込んだ。村上さんはもう自分の戦場に帰って軍略を練っていた。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:50:54.75 ID:99pKLtt90
五限目の体育の時間、女子は体育館でドッジボールだった。村上さんはわたしとペアになって準備運動を終えると、先生のところへ歩いていった。ひとことふたことを交わしたら、そのまま体育館の隅まで移動して座り込んだ。
どうしたのか先生に訊ねると、「村上は見学するんじゃと」と言った。いいんですかと質問を重ねたら、返事は「ま、ええじゃろ」とだけ。詳しい説明をくれる気はなさそうだった。
その後の時間、騒ぎ声から外れて、村上さんはひとりでつまらなさそうにボールをひとつこねくり回していた。こういう特別扱いが、わたしの知っている春からこちらだけでもよくあった気がしていた。それは彼女をクラスからはぶくことが先生の公認を得ているようで、なんだかとても気持ちが悪かった。積極的に危害を加えようとしているわけではなくて、さらに言えばとても丁寧に扱っているようにさえ見えてはいたのだけど、それがなおさらにわたしのお腹の底に据わりの悪いものを溜めた。
村上さんに気を取られていたら、相手からのボールがわたしの腰あたりにまともに当たって敵陣から歓声が沸いた。味方からの非難も失望も受けずにわたしは外野へ回る。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:51:48.09 ID:99pKLtt90
村上さんは放課になると誰よりも早くに教室を出て行く。この日も、いつのまにか前の席はもう空っぽになっていて、窓の外を見下ろすと校庭の外周を通って校門へ歩いていく赤色があった。視線で追いかけたけど、赤色は門の陰にすぐ隠れてしまった。
わたしは学級日誌を開いた。書き込んだ今日のできごとにおかしなところがないかを確認してから、前のページをめくって見比べる。ふと気になって、その前のページを開き、その前、さらに前とさかのぼっていく。
――日課みたいなもんじゃ。頭の中で村上さんの声が聞こえた。
わたしは自分のページを開いて、だれも記入したことがない様子の備考欄に鉛筆を走らせた。
廊下で職員室に帰り際の先生を捕まえた。学級日誌を渡すとその場で内容を検められる。授業内容を詳しく書き込んであることを褒められた。――休み時間を持て余したから、時間をたっぷり使って綿密に書いただけなんだけど。
「今週末からゴールデンウィークじゃなあ」
先生は日誌の確認を続けたままわたしに言った。
「なんか予定あるんか?」
「いいえ、特には……先生は?」
「聞くな。たまった仕事の消化で終わる」
遠い目が窓の外へやられた。
「東京からこっち来てはじめてのまとまった休みじゃろう。観光名所でも行きゃあええわ」
「うーん……どこかいいところ、ありますか?」
「オイスターロードじゃな」
「オイスターロード」
「うまい牡蠣をたらふく食える。しかも安い。片手に麦酒持っていけ」
「あの。わたし生徒ですけど」
「お前がうちの勧めを聞いたんじゃろう?」
わたしは学級日誌を開いた。書き込んだ今日のできごとにおかしなところがないかを確認してから、前のページをめくって見比べる。ふと気になって、その前のページを開き、その前、さらに前とさかのぼっていく。
――日課みたいなもんじゃ。頭の中で村上さんの声が聞こえた。
わたしは自分のページを開いて、だれも記入したことがない様子の備考欄に鉛筆を走らせた。
廊下で職員室に帰り際の先生を捕まえた。学級日誌を渡すとその場で内容を検められる。授業内容を詳しく書き込んであることを褒められた。――休み時間を持て余したから、時間をたっぷり使って綿密に書いただけなんだけど。
「今週末からゴールデンウィークじゃなあ」
先生は日誌の確認を続けたままわたしに言った。
「なんか予定あるんか?」
「いいえ、特には……先生は?」
「聞くな。たまった仕事の消化で終わる」
遠い目が窓の外へやられた。
「東京からこっち来てはじめてのまとまった休みじゃろう。観光名所でも行きゃあええわ」
「うーん……どこかいいところ、ありますか?」
「オイスターロードじゃな」
「オイスターロード」
「うまい牡蠣をたらふく食える。しかも安い。片手に麦酒持っていけ」
「あの。わたし生徒ですけど」
「お前がうちの勧めを聞いたんじゃろう?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:52:31.42 ID:99pKLtt90
流し見に合わせて日誌をなぞっていた先生の指が、ぴたっと止まった。場所はページの下のほう。備考欄を読んだんだとすぐにわかる。
「村上と仲ようなったんか?」
ちょっとびっくりしたみたいに訊ねられた。仲がいいとまでは到底言えなくて首を振ると、「……ほうか」と大きく開いたまぶたを戻し、「難しいわのう」と先生は続けた。
訊ねるいい機会だと思った。会話の流れも場の雰囲気もふさわしかった。なのに質問はのどにつっかえたみたいになって、心臓がめちゃくちゃに跳ね回っているのを感じた。態勢がしっかり整っているのに、それでも突っ込んで聞くことをためらう自分がもどかしかった。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:53:08.64 ID:99pKLtt90
次の日の朝、わたしは前日と同じ時間に家を出た。お母さんが不思議そうにしていたから友達と約束があると嘘をつく。
今日になると空の鯉は増えていた。つがいになって卵を生んだとしてもかえるにはまだ早いだろうから、平日の昨日に放流したご苦労な家庭があるらしい。登校のあいだに三十匹は数えたけど、あとは面倒になってぼんやり眺めた。たくさんの鯉が泳いでもスペースにはまだまだ余裕があった。
私の学校の靴箱は戸がついていない。クラスの分を一通り確認すると靴は一足だけ入っていた。わたしの一つ上の段。〈村上巴〉。本当に毎日こんなに早くに来てるんだ、と予想通りだったけど驚いた。
教室に入ると、ルピナスはちゃんとまだ綺麗に咲いていて、窓際ではやっぱり村上さんが詰め将棋の本を読んでいるみたいだった。
「おはようさん」
「おはよう」
どうして今日も早いのか、と訊かれるつもりでいた。そうしたら、ちょっと緊張はするけど、村上さんがいると思ったから、って言おうと思っていた。だけど村上さんは挨拶の後にはもう何にも言う気配がなかった。自分から口火を切る勇気は出なくて、予定が狂ってしまったわたしはしょんぼりした気持ちで席に座る。
今日になると空の鯉は増えていた。つがいになって卵を生んだとしてもかえるにはまだ早いだろうから、平日の昨日に放流したご苦労な家庭があるらしい。登校のあいだに三十匹は数えたけど、あとは面倒になってぼんやり眺めた。たくさんの鯉が泳いでもスペースにはまだまだ余裕があった。
私の学校の靴箱は戸がついていない。クラスの分を一通り確認すると靴は一足だけ入っていた。わたしの一つ上の段。〈村上巴〉。本当に毎日こんなに早くに来てるんだ、と予想通りだったけど驚いた。
教室に入ると、ルピナスはちゃんとまだ綺麗に咲いていて、窓際ではやっぱり村上さんが詰め将棋の本を読んでいるみたいだった。
「おはようさん」
「おはよう」
どうして今日も早いのか、と訊かれるつもりでいた。そうしたら、ちょっと緊張はするけど、村上さんがいると思ったから、って言おうと思っていた。だけど村上さんは挨拶の後にはもう何にも言う気配がなかった。自分から口火を切る勇気は出なくて、予定が狂ってしまったわたしはしょんぼりした気持ちで席に座る。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:53:43.76 ID:99pKLtt90
ランドセルから教材を机に移し替えていると、「銀と王と……馬か」と思いがけずつぶやきのような声が聞こえた。弾かれたみたいに顔を上げると体を半身にした村上さんが本を越してわたしを見ていた。
「覚えとるか?」
「……なにを?」
「動き方じゃ。昨日教えたろう」
「えっと。王は全方向ひとつずつ、銀は王と比べると横と真後ろがダメで、馬は――」
「ナナメにどこまでも動ける王。上等じゃな」
村上さんはにっと笑って本の見開きをわたしに見せる。
「興味あるか? ……あるんなら教えるんじゃが」
快哉で胸が膨れ上がった。勢いよくうなずくと、村上さんは手首を返してわたしに見やすいよう本の向きを変えた。
「基本は歩じゃ。こいつは前に一歩ずつしか進めん。香車は言うたら歩の強化版じゃな。前だけならずっと行ける」
「歩と香車は前だけ」
「金は銀と似とるが、斜め後ろには行けん。そんかわりに横と後ろに動ける」
「王から斜め後ろをとった感じ?」
「ああ、そうじゃな。で、こいつが桂馬。進み方は一マス飛んで斜め前じゃ」
「なんて?」
「一マス飛んで斜め前じゃ」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:54:16.13 ID:99pKLtt90
将棋のルールは思っていたよりも難しくて、わたしは駒の動きもすぐに全部は覚えられなかった。村上さんは、わたしが覚えた範囲でできそうな詰め将棋のページを開いては考え方を教えてくれた。
レクチャーは三番手にやって来る女の子が教室の扉を開けるまで続いた。ほかの子が来たからってべつにやめる必要はなかったのだけど、どちらからともなくふたりプレイの詰め将棋は終えられた。ドアが滑る音が聞こえた瞬間に村上さんは本をすっと引き上げたし、わたしにとっては、教室内に三人いる状況で二人だけで話し込むということに抵抗があった。
それでも最後に確認しておきたいことがあって、わたしはこっそり質問を送る。
「村上さん、明日も早いの?」
額面の裏側に真意を隠した。本当の質問は〈明日も教えてくれる?〉だ。迷惑だと思われていないかが心配だった。心配でもわたしはまっすぐに訊ねられない。
村上さんは「今日とおんなじ時間に来るじゃろうな」と言った。算数の公式をそらんじるように抑揚もつけずに、なんてことない当たり前のことを言うみたいに。
「変える理由がないけぇ」
その返事がどんなに嬉しかったか、ちゃんとわかってくれるひとはきっとあんまり多くはいないだろう。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:54:49.39 ID:99pKLtt90
わたしは次の日も揚々とお母さんに嘘をついて早朝の学校を目指した。嘘が嘘じゃなくなるのも近い気がしていた。鯉を数えるのはやめてしまったけど、きっとたくさんいたんだろう。その日には飛車と桂馬の動き方と、成りの仕組みを覚えた。
連休の訪れが、嬉しい半面に複雑だった。学校が休みになるのは嬉しい。だけどわたしの両親は共働きで忙しくて、まとまった休みだからとどこかへ連れて行ってはくれない。ついでに休みを一緒に過ごす友だちがいないから休日の間はひとりで暇をつぶすしかない。
くわえて、いまは村上さんと会えなくなることも残念だった。わたしはその日の昼休みに図書館へ行って一冊の本を借りた。――〈やさしい将棋のはじめかた〉。われながらなんてわかりやすいんだろうとは思う。
わたしの休日は穏やかに過ぎていった。普段よりもちょっとだけ多く出された課題はすぐに済ませ、残った時間は教本の理解に努めた。こうして読んでいると村上さんの教え方がいかにわかりやすかったかに驚いた。あるいは丁寧に形式張った説明がわたしには向かなかったのかもしれない。隙を見ては萎えそうになる心を無理やり奮い立たせた。そうして休みがあける頃には、わたしはすべての駒の動き方と初歩的な軍略を頭の中に収めてみせた。
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:55:53.40 ID:99pKLtt90
休みの終わりに思いを馳せたことは、思い返せばこのときが初めてで最後だった。そんな気持ちがぶくぶくと大きくなりすぎたのだろう、わたしは金メッキの週間が明けた最初の登校日にいつよりも早く家を出た。村上さんよりも先に着くかも、とランドセルを背で振り回し、事実それはそのとおりになった。
わたしが校門をくぐると、車のエンジン音が後ろで響いた。振り向くと真っ黒な車が小刻みに車体を揺らしてうなりながら停まっていた。つやつやとした車体には濃い灰色か薄い黒色かの窓ガラスがはめてあり、その中が望めない。幼い心に運転が不安にならないのだろうかなどと心配した。その車から村上さんが出てきた。
わたしと目が合った村上さんは、いつもの冷静な表情が崩れ、目はまん丸くなってしばたたいていた。
「おまえ。なんでこんな早いんじゃ」
「ちょっと早くに出ちゃったから」わたしは答えになっていないような返答をした。「村上さん、家の人に送ってもらってるの?」
村上さんが真っ黒い影の中に顔を入れてなにかを言う素振りを見せると、ただちに車は発進した。走り出してすぐにエンジン音のテンポが変わり、タイヤがかくんと跳ねる。ミッション車だ、と思った。
「……そうじゃ。いらん世話じゃ言うとるんじゃがのう。周りも気にするけえ」
「いいなあ」と深く物事を考えずにわたしは言った。
送迎にかかる労力だとか、それをいとわない愛情だとか、過保護への煩わしさとか、そういう小難しい感情は一切なく、ただ登校で楽をしているらしいという一事をもってしてわたしは「いいなあ」と言ったのだった。
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:56:30.52 ID:99pKLtt90
村上さんは拍子抜けしたように眉尻を下げて、次には笑った。
「なんじゃ、力抜けるのう」
「なにそれ?」
「なんでもええわもう。早う行こうで」
わたしたちは並んで職員室へ行き、鍵と日誌を預かって、教室では分担して日直の仕事をやった。わたしはグッピーに餌をやってから黒板の日付を直し、村上さんが花瓶の水を変えていた。生けられた花は休みの間にフリージアに変わっている。
腕を伸ばしきって黒板の日付を変えていると、「字ぃ下手じゃなあ」というつぶやきが後頭部にこつんと当たった。
こちらに転校してきてからというもの、六年二組の黒板右上すみで日付を知らせているのはずっと達筆な漢数字だった。控えめに言ってわたしの角が丸まった文字は見劣りしている。
「どうやったら上手く書けるの?」
「修練の賜物じゃ」
席に座ると、村上さんは半身を向けて「やるか?」と言った。わたしは力強くうなずいた。
わたしは駒の動きをすべて覚えていた。そのことを伝えると村上さんは素直に称賛をくれた。そうして「そんじゃあひとりでやってみるか」と渡された〈詰め将棋中篇〉ですこんと挫折した。
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:57:02.60 ID:99pKLtt90
「やっぱりセンスがないんかのう」
村上さんはしみじみと言った。なまじっか根拠もない自信がかぼちゃみたいな強さで芽生えていたせいで、言葉は以前よりなお深くにしみじみと突き刺さる。耐えかねて机にへたると村上さんの顔が下から伺えた。長いまつげとくっきりした二重のまぶたが楽しそうにひしゃげていた。
村上さんの手がおもむろに自身のランドセルに入っていって、出てきたときに握られていたのは既視感を覚える本だった。〈詰め将棋入門〉。似たデザインの中篇では表紙の挿絵でサルが将棋をしていたけど、入門ではニワトリが将棋盤と向かっていた。
「これはうちがだいーぶ昔やっとったやつじゃが」と前置き。「貸しちゃろうか」
「……センスなくてもできる?」
「なけりゃあ鍛えりゃええじゃろ」
村上さんがあんまりこともなく言うので、わたしはつい顔の前で揺らされる本を掴んだ。
「……ねえこれ、対象年齢八歳以上って書いてる」
「おお、ちょうどええな」
「ちょうどいいとはなんだ!」
怒ったふりを見せたつもりが、わたしは笑っていて、村上さんも同じように笑っていた。そのやり取りを無性にいとおしく思ったのを覚えている。
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:57:36.63 ID:99pKLtt90
五月の空は紺碧に輝き、日差しは柔らかく、時間が優しく過ぎていった。わたしと村上さんの早朝のひとときは完全な日課となった。靴箱が上下に並んでいるから、登校した時点でどちらが先に着いたのかがわかる。先手を取った方が職員室へ寄り、だいたいは村上さんが先だったけど、日直の仕事を肩代わりした。
「村上と仲ようなったんか」
わたしが先着した珍しいある日、先生に訊ねられた。先生はパソコンに目をやりながら、わたしの方は向いていなかった。二度目になる質問にわたしが返事をする前に、先生が言葉を継ぐ。
「あれはええやつじゃろう」
わたしはきょとんとした。というのも、先生が村上さんにいい印象を持っているとは思っていなかったからだ。先生は彼女の状況をほとんどほったらかしにしているように見えていた。先生と彼女との関係が気になったけど、目の前に突き出された学級日誌の見開きがわたしの口をふさいだ。
「それから、おまえもええやつみたいじゃのう」と先生は言った。日誌は少し前、わたしが担当した日を開いてあった。
「どうしてですか?」
「村上のことを告げ口したんはおまえだけじゃけえ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:58:04.88 ID:99pKLtt90
備考欄にはわたしの丸文字が、村上さんが日直の仕事を代わりにやってくれていたことを伝えている。村上さんはいまのクラスになってからずっとその仕事を担っていたようだった。わたしは知らなかったけど、ほかの子たちのあいだでは周知だったみたいで、我が二組では日直当番だからと早くに来る規則はもう効力を失っているのだ。わたしはそれが当然になっているのがちょっとだけ嫌だった。
「怒っとったぞ」
「え?」
「村上がな。余計なことしゃーがって、とか言うとったか。まあ照れ隠しじゃなァ、うちも頭ァ撫でくりまわしたったんに」
「……それは先生に怒ってたんじゃないですか?」
そう言うと、先生は伸びやかに笑っていた。
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:58:43.22 ID:99pKLtt90
わたしと村上さんの関係は密やかなものだった。基本的にお話をするのは朝の二人きりのあいだだけ、それ以外の時間は顔を合わせることだってあまりなかった。村上さんがそう望んでいる気がしていて、わたしはその望みに適うのがやぶさかじゃなかった。朝だけに繋がり、なにかが紛れ込むことのない、ほとんど誰にも知られていないわたしたちのあいだがら。――それもなにか特別のようで素敵だった。
わたしが借りた〈詰め将棋入門〉には六十六の問が収録されていた。わたしは一日におよそ三題のペースで入門書を消化していった。センスに欠けていたらしいとはいえ、対象年齢を三つ四つ上回るわたしの年齢はどうにか駒を適切に動かしてくれた。ページに振られたナンバリングが後半になるにつれ盤面は複雑になって、わたしが悩む素振りを見せると、そのたび村上さんがヒントをおり混ぜた茶々をとばしてくれた。そのうちに彼女の中篇は上級に変わっていた。
紺碧の黒みがかりは日を重ねるごとに少しずつ強くなり、いつからか雲間にたくわえられた春の湿気が初夏の雨粒に変わり始めていた。しずくが溢れると季節は梅雨になった。雨模様の空は広島と東京でそう違いがないように見えた。
「明日は対戦しようよ。入門編、終わったし」
「ほぉ。まあええぞ。八歳児をひねるんは心苦しいがのう」
「同い年でしょ!」
雨音に閉じ込められた教室でわたしたちは約束を交わした。
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:59:14.71 ID:99pKLtt90
――そして、約束は果たされなかった。わたしたちの関係は密やかなものだった。だけどそれは完全に閉じた秘密ではなくて、覆いは自由に破れていた。わたしたちの朝を知っているひとはいくらかいたのだ。
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 21:59:53.33 ID:99pKLtt90
無垢な善意がわたしに届けられたのは、ちょうど約束をした日の昼休みだった。
給食の当番にあたっていたわたしは配膳室までクラス分の食器を返しに行っていた。その帰り道、渡り廊下で呼び止められ、振り返ると同じく当番だったクラスメイトがひとり立っていた。わたしは〈おかず(大)〉の配膳係で、彼女は〈牛乳〉。
わたしの胸は知らず弾んでいた。村上さんと親しくなっている自負はこのころもうわたしの手のひらにちゃんと乗っかっていたけど、だからといってほかの子と仲良くならなくていいとばかりに手元だけを見つめていたわけじゃなかった。
くわえてそのクラスメイトは、いつも決まって、朝は三番目に来ていた女の子だった。彼女の登校をきっかけにわたしと村上さんはいつも話をやめていたのだ。この子とも一緒に過ごせたなら、それはきっとそのほうがいいに決まっている。「なに?」と、自分でおかしくなるくらい明るい声が出た。
女の子は言いづらそうにしていた。前髪を直したり、つま先で床を叩いたりしながらおずおずと口を開く。予兆をいいように解釈して、わたしはいよいよ喜色を持て余しそうになった。
「……あの、最近ね。村上さんと仲良うしとるじゃろう。ほら、朝とか」
「うん。まあ」
「それな、やめたほうがええよ」
――耳を疑った。しかし視覚が聴覚を裏付けた。女の子のかわいそうなものを見る目に気づいた。
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:00:33.20 ID:99pKLtt90
たかぶりが一気に冷めていった。屋根を越して雨の冷たさだけがシャツの襟首から背筋に入り込んだ。少しのあいだ、目の焦点が合わなくなった。渡り廊下の近くでトタン屋根の小屋を打つ雨音が横たわっていた。あたりは湿度で満ちていたのに、舌が根元から枯れたみたいになって、うまく訊ねられた自信がない。たぶん、どうして、とか、なんでそんなこと言うの、とか、そんなようなことを絞り出したのだと思う。
「引っ越してきたけえ知らんのじゃろうけど――」
ぼやけていた視界が、やがて同情を浮かべた顔色に収束していく。
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:01:09.85 ID:99pKLtt90
告げられた事実は、信じられなかったというよりは、信じたくなかった。調べればすぐにわかることだったから、信じざるを得なかった。
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:02:54.84 ID:99pKLtt90
翌朝、わたしは久しぶりに平日を朝の七時まで眠っていた。よく噛んで朝ごはんを食べて、心持ちゆっくりと身支度を済ませた。背負ったランドセルが妙に重たかった。
登校するとクラスの雑談が廊下まで漏れていた。ドアを引くとほんの一瞬だけ賑わいがしぼみ、また膨らんだ。それぞれの会話のあいだを縫って、わたし宛に「おはよう」が届いた。差出人はすぐそばの席に座る、昨日わたしに善意をくれたクラスメイト。わたしは挨拶を返してから自分の席に向かった。無言で本をめくっている村上さんの隣を通らなければいけない。わたしはその顔を見れなかった。
椅子を引いて、座る瞬間に前の席の机の中が見えた。教材にまぎれる将棋盤の茶色いマス目。胸が一気に締まって、のどの近くまで鼓動を感じた。
「今日は遅かったんじゃな」
彼女は振り向かずに言った。わたしは暴れる罪悪感を飲み下そうとした。
「うん。ごめんね」
「明日も遅うなるんか」
均したようにまっすぐ平坦な声色だった。
わたしは何も応えられなかった。――それなのに。
村上さんは「そうか」となにもかもを察したように呟いただけで、わたしは自分勝手にひとり泣きそうになっていた。
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:03:29.69 ID:99pKLtt90
わたしと村上さんの席は窓際で前後だった。彼女が前で、わたしが後ろ。そのときを境に村上さんは後ろを向くことがなくなって、わたしから彼女の肩を叩くことはついにできなかった。それからまもなく小学生ならおおよそ誰もが待ち焦がれる小イベントがやってきて、わたしたちの距離を引き裂いた。
くじ引きによる席替えの結果、わたしは窓際最後列を、村上さんは教室のど真ん中を割り振られた。わたしの隣になった女の子はやみくもに優しく、よくわたしに笑いかけてくれた。だけどわたしはたびたび遠くなった背中に目を引かれた。彼女はいつでもひとりで、場所を変えても変わることなく、堂々とそこにいた。
村上さんがどうしてそうも泰然としていられるのかがわからなかった。教室の中で、ひとりぼっち。そのうえ周囲は明確に自分のことを拒んでいる。――親しくなろうとしたくせに、わが身大事で約束を破った裏切り者さえ同じ空間にいる。
居心地のいいわけがないその箱庭で、それでも彼女は背筋を伸ばして生きていた。
残った初等課程最後の期間は、わたしにとって非常に長く感じられた。それでも世界はきちんとした間隔を空けて夏と秋と冬とを順番に連れてきて、それぞれわたしの故郷とは違う風景を見せた。わたしはクラスメイトのつなぐ輪に少しずつ混ざっていった。村上さんはどの季節でも輪の空洞でひとりだった。
そうして、春の兆しもまた、すぐ近くまで来ていた。
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:04:01.34 ID:99pKLtt90
*
カレンダーが三月にめくられると、クラス中があきらかにそわそわしていた。だれもが卒業という一つの区切りを意識しなければいけない時期が来ていた。幼稚園や保育園からの旅立ちを覚えているひとというのは、たぶん珍しい部類になるだろう。だからわたしたちの多くにとってははじめてとなる明確な離別のときが近づいていた。
予行練習や、卒業式のためと特別に組まれた音楽の時間のたびに、だれかしらが泣いていた。多くは女の子だったと思う。わたしははじめての離別を一年前に済ませていた。それでも感じ入るものは多少なりともあったから、きっとほかの子たちにとっては相当な哀愁があったのだろう。
同窓会をしょう、とだれかが言い出した。立春を過ぎてひと月経つとは思えないぐらいに冷え込んだ日の昼休みに、これは男の子の声だった。
「おれらがみんな二十歳になって、酒飲めるようんなったら。地元の、どっか雰囲気ええ店に集まってよ。先生も呼んで、みんなで乾杯しようや!」
その提案はほとんど満場の賛成をもって受け入れられ、その日のうちに〈同窓会企画委員〉が非公式に発足した。活動内容はごく単純で、クラスメイト全員の連絡先を八年先まで保持しておくこと。時機が来たら幹事として動くこと。
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:04:27.60 ID:99pKLtt90
どこかひとごとのように見えていたその一連の流れに、わたしは意図せず巻き込まれることになった。企画委員に任命されたのだ。わたしたちのクラスでは珍しく携帯電話を持っていたから、というのが主だった理由だった。これから先にそれぞれがどんな進路をたどるのかまだわからない以上、連絡先をまとめる窓口番号は変わらないほうが望ましい。正直断りたい気持ちは多分にあったけど、場の雰囲気に押し切られてしまった。企画委員はわたしのほかにもうひとりいて、そちらは男の子だった。
放課後、黒板にはわたしと彼の電話番号がでかでかと書かれた。ノートの切れ端やメモ帳を破った一ページなどがわたしの机に集められ、そのどれもに名前と住所と数字の羅列が記されていた。ふたりして居残りして、書き間違えのないように自分のノートに慎重に控えた。その終わりぎわで彼がぐちをこぼした。
「ぶちめんどくせえわ……どいつもこいつも字ィきったねえんじゃ」
その悪態通り、漢字と数字の入り交じる走り書きや強烈な癖字は読み取るのに時間がかかった。どれもこれもがそうだったから、わたしは写し終えて不要になる予定の紙片の山をもう一度ひっくり返した。不思議な目で彼がわたしを見ていたけど、そんなことはどうでもよかった。
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:04:53.84 ID:99pKLtt90
探したものは、どこにもなかった。――黒板を飾っているような達筆。それは予想通りでもあって、予想していた自分がいやになる。村上さん、と呟くと、彼が自分の作った目録に目を通した。
「ああ……そういや、ないのう。訊いたほうがええんかあ……?」
「わたしが」
気づけば口が動いていた。なにかを考えていたわけではなかった。
「わたしが訊くから」
何も知らない彼は当然に驚いた顔をしていて、だけどなにかを質問してくることはなかった。片眉を吊り上げたまま「ほうか。んなら任せるわ」とだけ言ってくれた。たとえ面倒事を任せたつもりであっただけなのだとしても、拒絶されないことが嬉しかった。
猶予はすでになかった。卒業式はもうすぐそこに迫っていた。わたしは次の日の朝に早起きしてお母さんにいつかと同じ嘘をついた。結局、嘘は最後まで嘘のままだった。
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:05:29.96 ID:99pKLtt90
天気のいい日だったけど、早朝はどこもかもに霜が降りていた。寒風が晒してある膝と顔を撫で、吐いた息は白く染まり、返す吸気で入り込んだ冷気が内側からわたしを凍てつかせた。一歩々々が重たく、緊張からあまり眠れなかった頭も重く、わたしはただ歩いた。
靴箱にはまだ一足の靴も入っていなかった。職員室に向かうと、先生が驚いた顔でわたしを迎えた。
「教室の鍵と、学級日誌。貸してください」
「……おう。ほれ」
「先生」
「おう」
「わたし、いいやつじゃありませんでした」
先生はひとしきり頭をかき回し、わたしにかける言葉を探している様子だった。やがて顔をあげると、どうやら髪の隙間に探しものは見つからなかったらしく、困った顔で笑っていた。
「評価は保留じゃな。またいつかじゃ」
教室は冷え切っていた。窓際のセルリアは根が落とされたことを忘れたようにここ一週間ほど咲き続け、いまだきれいだった。水槽のグッピーは一年を通して数を減らすことはなかった。黒板の〈三月九日〉は文句なしに上手に書かれていた。
日直の仕事を終えたころには手の指はかじかんで痛みがしみていた。吐息であたため、自分の席から壁掛けの時計を見上げると、足音が聞こえた。
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:06:12.93 ID:99pKLtt90
その姿を認めると、鼓動の音が胸から一気にせり上がった。
村上さんは感情をうかがえない無表情で、敷居をまたいだ入り口で立ち止まっていた。その視線はずっとわたしの目だけを見ていた。わたしがなにかを言い出すのを待ってくれていたのだと思う。無言のまま席について本を開かれたら、もうわたしからは話しかけることができないだろうから。それがわからないぐらい鈍くはないつもりだった。だからその優しさが痛くて仕方なくてうつむいた。
時計の針が進む音とエアレーションの気泡の音が鮮明に聞こえた。この沈黙だけは、わたしが破らないといけなかった。
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:06:42.49 ID:99pKLtt90
「……村上さん」
「なんじゃ」
感情の断片をかき集めた。心臓の暴音に散ってしまったそのどれもが自責を記していた。
ごめんなさい、としか言えなかった。とてもか細く、震える声で、うつむいたまま。自分にさえ聞き取りづらかった――その声を、それでも彼女は丁寧に拾い上げてくれた。
「……遅いわ。どあほう」
村上さんは教卓の真ん前になっていた自分の席まですたすたと歩いて、机の中に手を突っ込んだ。
「いまからじゃあ、もう勝負つかんぞ」
出てきたものを見て、耐えられなくなって、わたしは謝罪の言葉を繰り返しながら自分の席に崩れた。将棋盤のセットだった。後悔がじくじくと痛んだ。やりきれなかった。待ってくれていたのだと思うと。
足音が近づいて、わたしのそばで止まった。前の席の椅子が引かれ、村上さんはなにも言わず、ただそこに座っていた。
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:07:11.67 ID:99pKLtt90
それから、少しだけ話をした。彼女の家柄のことや、先生のこと。もうすぐ卒業だということ。これからのこと。村上さんは「卒業したら東京に行く」と言った。あまり気乗りはしていない顔をしていた。
「いろいろ事情があってのう。中学も向こうじゃ」
「そうなんだ。……あっ」
不意に忘れかけていたことを思い出して、わたしはランドセルからノートを取り出した。
「村上さん。電話番号――持ってたら、携帯の。教えてくれないかな。同窓会の連絡に使いたいの」
「ああ。そういやあなんか言うとったな」
村上さんはノートを自分の向きに回して、鉛筆を手に取り、村上巴とまで達筆でさらさら書いた。だけどそこで手は止まって、わたしが首を傾けると「……やめじゃ」と言って鉛筆を転がした。
「え……どうしてっ」
「必要ないわ」
きっぱりと言う、村上さんの顔は笑っていた。
「必要ない」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:07:38.71 ID:99pKLtt90
*
強い口調で打ち込まれた楔は、わたしの中からずっと消えなかった。
擦り切れて端っこが朽ち始めているノートと卒業アルバムとを見比べ、わたしは両方を閉じた。一応の確認だった。当時何度も確認したし、もうひとりの企画委員もいまと昔で確かめていたけど、リストにもしもの漏れがあったら目も当てられない。
あれからもう随分が経って、わたしは二十歳になった。自室の机には封筒がひとクラス分、四十通積み重ねてある。宛名書きは手でやるとなかなか面倒だったが、問題は特になく終わった。
時計を確認してテレビを点けた。毎週楽しみにしている歴史モノのドラマの時間が近づいていて、点灯するとちょうどそのコマーシャルをやっていた。
それはちょっと前に結構な話題を呼んだ。金曜ゴールデンという重要枠において、主題歌を歌う大役にはアイドルが起用され、そればかりかそのアイドルがドラマの主役をも担うという。
金襴緞子の和服を着崩した赤髪の女性が、画面の向こう側で躍動している。その姿が似合いすぎていた。
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:08:08.90 ID:99pKLtt90
「……必要なかったなあ、たしかに」
机の上から一通の封筒をつまみ上げた。あの一瞬は、永遠の拒絶だと思った。だけど振り返って思い返してみれば、あの日の彼女は笑っていたのだ。形の良い眉ときりっとした目をひしゃげて、子どもみたいに。
中学一年生の秋ごろ、わたしたちは村上さんに度肝を抜かれた。BGMの替わりに流していたテレビのバラエティ番組に、突如として彼女が現れたのだ。彼女は年齢に見合わないほどの威風堂々たるたたずまいで自分のために作られた演歌を一曲歌い上げ、そのあとの自己紹介で自身をアイドルだと称した。
なにもかもが驚愕だった。わたしの通っていた中学校では七十五日を越えてその話題が持ちきりになったし、なんならご近所さんまでみんな口を揃えていた。――あの村上が。
わたしはちょっとだけ心配したけど、それは不要なものだったのだろう。いまもこうして第一線で活躍を続けている彼女の姿がその証明だった。
つまみ上げた封筒には住所が書き連ねてある。話題のアイドルが所属している事務所の住所と、末尾に〈村上巴様宛〉。
投函すれば問題なく郵便が届けてくれるだろう。
あとは参加してくれるかどうかだけど、
――その心配も、必要ない気がしていた。
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/22(月) 22:09:11.07 ID:99pKLtt90
*
「巴ちゃーん。お手紙が届いてますよ」
「ちひろさん、ええ加減ちゃん付けやめえっちゅうに……お?」
「うん? どうかしました?」
「ああ、いや。なんでもないんじゃ……はは」
「――ヘタクソな字ぃしとる。変わっとらんのう」
おしまい。
39: ◆77.oQo7m9oqt 2018/10/22(月) 22:09:56.64 ID:99pKLtt90
以上です。ありがとうございました。
引用元: 【モバマス】村上巴「炯々」
モバP「青春生き残りゲーム」【デレステ】
2018-10-31
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:13:23.54 ID:myPBodDD0
お城で一番光が届かない部屋に幸子は居た。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:14:50.30 ID:myPBodDD0
部屋を照らすのは、心もとないランプの明かりと、窓の外の空を厚く覆いつくしている雲から時折落ちる雷だけだった。
雷鳴と共に部屋が明るくなる。幸子の姿がはっきりと見えた。
そして幸子の前に鏡が。
幸子は、鏡に映る自分の姿をみてから、口元に笑みを浮かべ、
「鏡よ、鏡よ、鏡さん。世界で一番カワイイボクは誰ですか!」
鏡は一拍おいてから「それは、貴女でございます」と答えた。
幸子の笑い声が部屋に響いた。
幸子は、我に返りゴホンとわざとらしい咳払いをしてから、
「鏡よ、鏡よ、鏡さん。世界で一番カワイイボクは誰ですか!」
再び鏡に問いかけた。
鏡はまた一拍おいてから「アナタデス」と答えた。
雷鳴と共に部屋が明るくなる。幸子の姿がはっきりと見えた。
そして幸子の前に鏡が。
幸子は、鏡に映る自分の姿をみてから、口元に笑みを浮かべ、
「鏡よ、鏡よ、鏡さん。世界で一番カワイイボクは誰ですか!」
鏡は一拍おいてから「それは、貴女でございます」と答えた。
幸子の笑い声が部屋に響いた。
幸子は、我に返りゴホンとわざとらしい咳払いをしてから、
「鏡よ、鏡よ、鏡さん。世界で一番カワイイボクは誰ですか!」
再び鏡に問いかけた。
鏡はまた一拍おいてから「アナタデス」と答えた。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:15:37.40 ID:myPBodDD0
「ふふーん。そうですよね。そうですよね。世界で一番カワイイボクなんですから」
幸子は満足そうな表情を浮かべて、
「では、今日も一日がんばりますか」
幸子はそう言って鏡の部屋から執務室へ移動した。
そして、執務室に戻ると幸子の陳情の書類の数々。それを一つずつ目を通していく。
「これはそうですね。こうしましょう」
案件に対しての改善方法を記載しては大臣に渡していく。
幸子は、住まう民の声に真摯に耳を傾ける。
暇があれば、古今東西の国の為になる書物を読み漁り、国を良くするために日夜がんばるのであった。
幸子は満足そうな表情を浮かべて、
「では、今日も一日がんばりますか」
幸子はそう言って鏡の部屋から執務室へ移動した。
そして、執務室に戻ると幸子の陳情の書類の数々。それを一つずつ目を通していく。
「これはそうですね。こうしましょう」
案件に対しての改善方法を記載しては大臣に渡していく。
幸子は、住まう民の声に真摯に耳を傾ける。
暇があれば、古今東西の国の為になる書物を読み漁り、国を良くするために日夜がんばるのであった。
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:16:21.93 ID:myPBodDD0
一方、幸子が去った部屋に残った鏡は何時も思う。
「世界で一番カワイイボクは誰」って質問は何だと。
そしてまた、翌日も同じ質問をされると思うと辛い。
「世界で一番カワイイボクは誰」って質問は何だと。
そしてまた、翌日も同じ質問をされると思うと辛い。
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:17:48.75 ID:myPBodDD0
その頃森では。
黒ずくめの怪しい男が、一軒しかない家の周りをうろちょろしていた。
「おかしいな。人がいる気配はあるけどな」
そう言って、ドアを開けようとする。
開かない。
何度も押したり、引いたりする。けれど開かない。
しかたないので、ドアを叩く。
けれど、反応は無い。
「だめか、やっぱり反応ない。本当にこの家に『あいどる』になれる子がいるのだろうか」
男は街で聞いた噂を頼りに、この家にやってきた。
「けど、ティンとくるものを感じるんだが。しかたがないか」
そう言って、ドアから距離を置いた。
「エクストリームスカウトを仕掛けるか」
黒ずくめの怪しい男が、一軒しかない家の周りをうろちょろしていた。
「おかしいな。人がいる気配はあるけどな」
そう言って、ドアを開けようとする。
開かない。
何度も押したり、引いたりする。けれど開かない。
しかたないので、ドアを叩く。
けれど、反応は無い。
「だめか、やっぱり反応ない。本当にこの家に『あいどる』になれる子がいるのだろうか」
男は街で聞いた噂を頼りに、この家にやってきた。
「けど、ティンとくるものを感じるんだが。しかたがないか」
そう言って、ドアから距離を置いた。
「エクストリームスカウトを仕掛けるか」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:21:12.26 ID:myPBodDD0
そう言って、ドアに向って駆け出した瞬間。
森の置くから黄緑色のブサイクが現れ、男に封筒を渡し、へごボイスを残してすぐに消え去った。
封筒は白色だった。男はがっくりと膝をついた。
「髪など存在しない」
そう男はハゲだった。
とりあえず男は中身を確認する。
男の禿げ上がった頭がみるみるうちに青くなる。
「鬼、悪魔、ちひろ」
と叫んだ。
男は涙ぐみながら最後まで読む。
そして最後に追伸の文字と、
スカウトチケット販売決定
すばらしいお言葉が綴られていた。
「やち天」
男は叫んだ。そして、手紙の送り主の元へ向った。道中なんども
「やっぱり、ちひろさんは、天使だ。いや、女神さまだ」
と叫んだ。
森の置くから黄緑色のブサイクが現れ、男に封筒を渡し、へごボイスを残してすぐに消え去った。
封筒は白色だった。男はがっくりと膝をついた。
「髪など存在しない」
そう男はハゲだった。
とりあえず男は中身を確認する。
男の禿げ上がった頭がみるみるうちに青くなる。
「鬼、悪魔、ちひろ」
と叫んだ。
男は涙ぐみながら最後まで読む。
そして最後に追伸の文字と、
スカウトチケット販売決定
すばらしいお言葉が綴られていた。
「やち天」
男は叫んだ。そして、手紙の送り主の元へ向った。道中なんども
「やっぱり、ちひろさんは、天使だ。いや、女神さまだ」
と叫んだ。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:24:06.47 ID:myPBodDD0
男が走り去った方とは逆から7人の人影が、楽しそうにバラバラの歌を歌いながら家に向ってくる。
家に近づくにつれて、人影の正体が判明する。
先頭から。奏、ありす、頼子、茜、美優、楓、凛。の順だった。
何事もなく家に着いた。
男が開けることが出来なかったドアを奏は簡単に開けた。
ドアは押戸ではなく引き戸だった。
家に近づくにつれて、人影の正体が判明する。
先頭から。奏、ありす、頼子、茜、美優、楓、凛。の順だった。
何事もなく家に着いた。
男が開けることが出来なかったドアを奏は簡単に開けた。
ドアは押戸ではなく引き戸だった。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:25:05.46 ID:myPBodDD0
家の中には、本を呼んでいる、白い肌に黒い髪の美しい女性がいた。
「文香、ドアの鍵をかけないと無用心じゃない」
奏は、本を読んでいる女性に呼びかけた。
反応は無い。
「そうですよ文香さん。無用心です」
今度はありすが声をかけた。
けれど、反応は無い。
「まぁ、何も無かったみたいなので、良かったです。けれど、万が一、変な人が尋ねてきて、毒林檎を無理やり食べ差せてくることがあるかもしれませんし。出来れば鍵をかけてもらって、宜しいですか」
今度は頼子が声をかけた。
すると、本から一瞬だけ顔を外して、頷いた。
「では、文香ちゃん。私と一緒に走りに行きませんか」
唐突に茜が声をかけた。
文香は首を横に振った。
「では、私一人で行ってきますね」
そう言い残し茜は森に消えた。
「文香、ドアの鍵をかけないと無用心じゃない」
奏は、本を読んでいる女性に呼びかけた。
反応は無い。
「そうですよ文香さん。無用心です」
今度はありすが声をかけた。
けれど、反応は無い。
「まぁ、何も無かったみたいなので、良かったです。けれど、万が一、変な人が尋ねてきて、毒林檎を無理やり食べ差せてくることがあるかもしれませんし。出来れば鍵をかけてもらって、宜しいですか」
今度は頼子が声をかけた。
すると、本から一瞬だけ顔を外して、頷いた。
「では、文香ちゃん。私と一緒に走りに行きませんか」
唐突に茜が声をかけた。
文香は首を横に振った。
「では、私一人で行ってきますね」
そう言い残し茜は森に消えた。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:25:54.26 ID:myPBodDD0
「なら私はご飯作りますね」
美優は台所へ向う。
楓もその後を追った。
文香を巡って、奏・ありす・頼子が火花を散らしている。
けれど、そんなことはお構い無しに文香は、本を読んでいる。
台所では美優が手際よく料理を作っていく。それを一升瓶片手に持った楓がつまみ食いをする。
いつもとかわらない日常が広がっていt。
凛は「平和だ」と思いながらイスに座り、ただその様子を眺めていた。
美優は台所へ向う。
楓もその後を追った。
文香を巡って、奏・ありす・頼子が火花を散らしている。
けれど、そんなことはお構い無しに文香は、本を読んでいる。
台所では美優が手際よく料理を作っていく。それを一升瓶片手に持った楓がつまみ食いをする。
いつもとかわらない日常が広がっていt。
凛は「平和だ」と思いながらイスに座り、ただその様子を眺めていた。
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2018/10/19(金) 21:32:30.60 ID:myPBodDD0
以上。
タイトルに意味はないです。内容も意味がないです。
自分自身もわけがわかりません。
タイトルに意味はないです。内容も意味がないです。
自分自身もわけがわかりません。
引用元: モバP「青春生き残りゲーム」【デレステ】
モバP「凛がいっぱい」
2018-10-31
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:39:30.80 ID:2+ZDfncJo
P「さてと…」
P「(今日までにまとめておく書類…)」
P「(このペースなら、夕方までには終わりそうだな…)」
P「(ここらで少し、コーヒー休憩でもしますかね)」
ガチャ…
P「…ん?」
凛「お疲れ様です」
P「あれ?凛?」
凛「プロデューサー、お疲れ様」
P「あぁ、お疲れ…」
P「っていうか、どうしたんだ?」
P「今日はオフだったよな?」
凛「そうなんだけど…たまには遊びにきてみたよ」
P「おお、そうだったか」
P「仕事以外で会うのは久々だから、面を食らっちゃったよ」
凛「…もしかして、仕事の邪魔しちゃった?」
P「いや、今から一息入れようとしたところだから大丈夫だ」
P「俺でも良ければ、少し話すか?飲み物も入れてくるよ」
凛「プロデューサーと二人で?」
凛「……」
凛「…まぁ、せっかく会ったわけだしね」
凛「そういう時間も、あってもいいかな」
凛「(…最高の瞬間に事務所に着けたみたい、ふふっ♪)」
【計算どお凛】
P「(今日までにまとめておく書類…)」
P「(このペースなら、夕方までには終わりそうだな…)」
P「(ここらで少し、コーヒー休憩でもしますかね)」
ガチャ…
P「…ん?」
凛「お疲れ様です」
P「あれ?凛?」
凛「プロデューサー、お疲れ様」
P「あぁ、お疲れ…」
P「っていうか、どうしたんだ?」
P「今日はオフだったよな?」
凛「そうなんだけど…たまには遊びにきてみたよ」
P「おお、そうだったか」
P「仕事以外で会うのは久々だから、面を食らっちゃったよ」
凛「…もしかして、仕事の邪魔しちゃった?」
P「いや、今から一息入れようとしたところだから大丈夫だ」
P「俺でも良ければ、少し話すか?飲み物も入れてくるよ」
凛「プロデューサーと二人で?」
凛「……」
凛「…まぁ、せっかく会ったわけだしね」
凛「そういう時間も、あってもいいかな」
凛「(…最高の瞬間に事務所に着けたみたい、ふふっ♪)」
【計算どお凛】
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:40:49.91 ID:2+ZDfncJo
P「それじゃあ少し待っててな……」ミミミンミミミンウーサミン♪
P「…っと、すまん。着信が…」ミミミンミミミンウーサミン♪
凛「(…なんでメルヘンデビュー?)」
P「…もしもし?」
P「はい、お疲れ様です…はい…」
凛「……」
P「えっ!?乃々がレッスン中に逃亡した上に、それを捜しにいった茜も行方不明!?」
凛「……」
P「ついでに幸子がギャン泣き!?」
凛「!?」
P「…わかりました。俺もすぐに向かいます」
凛「(幸子は、なにがあったの…?)」
P「…すまん、凛。ちょっと急用が出来てしまって…」
凛「…あー、うん」
凛「なんだか大変そうだし、早く行ってあげなよ」
P「悪いっ!また時間があれば、後でな!」ダッ…
凛「……」
凛「(久々にゆっくり話せると思ったのに、な…)」
【しょんぼ凛】
P「…っと、すまん。着信が…」ミミミンミミミンウーサミン♪
凛「(…なんでメルヘンデビュー?)」
P「…もしもし?」
P「はい、お疲れ様です…はい…」
凛「……」
P「えっ!?乃々がレッスン中に逃亡した上に、それを捜しにいった茜も行方不明!?」
凛「……」
P「ついでに幸子がギャン泣き!?」
凛「!?」
P「…わかりました。俺もすぐに向かいます」
凛「(幸子は、なにがあったの…?)」
P「…すまん、凛。ちょっと急用が出来てしまって…」
凛「…あー、うん」
凛「なんだか大変そうだし、早く行ってあげなよ」
P「悪いっ!また時間があれば、後でな!」ダッ…
凛「……」
凛「(久々にゆっくり話せると思ったのに、な…)」
【しょんぼ凛】
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:41:54.15 ID:2+ZDfncJo
凛「(さて、唐突に独りになってしまったけど…)」
凛「(どうしようかな…)」
凛「……」
凛「(テレビでもみながら、誰か来るのを待ってよう)」
凛「(…あ、この昼ドラ。あいさんと川島さんが出てるやつだ)」
瑞樹『…彼女とは完全に関係が切れたと貴方は言っていたわ』
あい『…すまない』
瑞樹『…貴方の気持ちが本当にわからないわ』
凛「……」
凛「(この内容は、私にはまだ早いかな…)」
【不凛】
凛「(どうしようかな…)」
凛「……」
凛「(テレビでもみながら、誰か来るのを待ってよう)」
凛「(…あ、この昼ドラ。あいさんと川島さんが出てるやつだ)」
瑞樹『…彼女とは完全に関係が切れたと貴方は言っていたわ』
あい『…すまない』
瑞樹『…貴方の気持ちが本当にわからないわ』
凛「……」
凛「(この内容は、私にはまだ早いかな…)」
【不凛】
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:43:03.12 ID:2+ZDfncJo
凛「(…あとは、ニュース番組ばかりだね)」
凛「……」
凛「(…寂しい)」
ガチャ…
凛「…!」
仁奈「…お?」
仁奈「おー!りんおねーさんだーっ!」
凛「こんにちは、仁奈ちゃん。待ってたよ」
仁奈「えっ?おねーさん、仁奈のことを待ってたですか?」
凛「そうだよ。仁奈ちゃんが来てくれて、今凄い嬉しいんだ」
凛「仁奈ちゃんさえ良ければ、私の話相手になってほしいな」
仁奈「……」
仁奈「…わぁっ♪」
仁奈「りんおねーさんとお話出来るなんて光栄でごぜーます!」
仁奈「ぜひ、仁奈の相手をしやがってくだせー!」
凛「ふふっ、ありがとう」
仁奈「えっとえっと!どんなお話するですか!?」
仁奈「やっぱり、最近のキグルミじじょーですか!?」
凛「着ぐるみといえば、仁奈ちゃんの今日の着ぐるみは…」
仁奈「お気に入りだけど、首はながくねーんですよ…」
凛「けど、もこもこであたたかそうだね」
【き凛】
凛「……」
凛「(…寂しい)」
ガチャ…
凛「…!」
仁奈「…お?」
仁奈「おー!りんおねーさんだーっ!」
凛「こんにちは、仁奈ちゃん。待ってたよ」
仁奈「えっ?おねーさん、仁奈のことを待ってたですか?」
凛「そうだよ。仁奈ちゃんが来てくれて、今凄い嬉しいんだ」
凛「仁奈ちゃんさえ良ければ、私の話相手になってほしいな」
仁奈「……」
仁奈「…わぁっ♪」
仁奈「りんおねーさんとお話出来るなんて光栄でごぜーます!」
仁奈「ぜひ、仁奈の相手をしやがってくだせー!」
凛「ふふっ、ありがとう」
仁奈「えっとえっと!どんなお話するですか!?」
仁奈「やっぱり、最近のキグルミじじょーですか!?」
凛「着ぐるみといえば、仁奈ちゃんの今日の着ぐるみは…」
仁奈「お気に入りだけど、首はながくねーんですよ…」
凛「けど、もこもこであたたかそうだね」
【き凛】
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:44:11.18 ID:2+ZDfncJo
仁奈「うんっ!とってもあったけーですよ!」
仁奈「りんおねーさんも、これからの寒い季節に備えてキグルミはいかがでごぜーましょう?」
凛「そうだね…良い提案だとは思うんだけど…」
凛「私は、遠慮しておこうかな」
仁奈「そーでごぜーますか…なら、無理にとは言えねーですね…」
凛「…ごめんね、せっかく提案してくれたのに」
仁奈「……」
仁奈「…けど、いっこお願い聞いてほしいです」
凛「お願い?」
仁奈「キグルミ姿じゃなくてもいいから…」
仁奈「仁奈といっしょに、どうぶつのきもちになってほしいですよ!」
凛「…どうぶつの、きもち?」
仁奈「…わんわんっ」
凛「…!」
仁奈「わんわんっ」
凛「……」
凛「…わんわん」
仁奈「…!!」
仁奈「わんわんっ♪」
凛「…わんっ♪」
凛「(…まぁ、これぐらいならいいかな)」
【結構ノリノ凛】
仁奈「りんおねーさんも、これからの寒い季節に備えてキグルミはいかがでごぜーましょう?」
凛「そうだね…良い提案だとは思うんだけど…」
凛「私は、遠慮しておこうかな」
仁奈「そーでごぜーますか…なら、無理にとは言えねーですね…」
凛「…ごめんね、せっかく提案してくれたのに」
仁奈「……」
仁奈「…けど、いっこお願い聞いてほしいです」
凛「お願い?」
仁奈「キグルミ姿じゃなくてもいいから…」
仁奈「仁奈といっしょに、どうぶつのきもちになってほしいですよ!」
凛「…どうぶつの、きもち?」
仁奈「…わんわんっ」
凛「…!」
仁奈「わんわんっ」
凛「……」
凛「…わんわん」
仁奈「…!!」
仁奈「わんわんっ♪」
凛「…わんっ♪」
凛「(…まぁ、これぐらいならいいかな)」
【結構ノリノ凛】
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:45:00.24 ID:2+ZDfncJo
仁奈「えへへっ」
仁奈「りんおねーさんは、とってもかっけーわんちゃんですね!」
凛「うーん…自分で言うのもなんだけど…」
凛「私は、わんこというよりはオオカミに近いかも」
仁奈「おー、オオカミでごぜーましたか…」
仁奈「……」
凛「…ん?どうかした?」
仁奈「…仁奈のこと、食べねーでくだせー」
凛「ふふっ、食べないよ」
凛「……」
凛「(けど、少し小腹が空いてきたかな)」
【腹減凛】
仁奈「りんおねーさんは、とってもかっけーわんちゃんですね!」
凛「うーん…自分で言うのもなんだけど…」
凛「私は、わんこというよりはオオカミに近いかも」
仁奈「おー、オオカミでごぜーましたか…」
仁奈「……」
凛「…ん?どうかした?」
仁奈「…仁奈のこと、食べねーでくだせー」
凛「ふふっ、食べないよ」
凛「……」
凛「(けど、少し小腹が空いてきたかな)」
【腹減凛】
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:45:56.82 ID:2+ZDfncJo
凛「…あれ?そういえば、仁奈ちゃんはもともと何をしにここに来たの?」
仁奈「えっ?」
仁奈「……」
仁奈「…そーでした!」
仁奈「仁奈は、ちょっぴりお腹が減っちまったので…」
仁奈「うめーおやつをPにねだろうかなって思ってここに来たんですよ!」
仁奈「そしたらPじゃなくて、りんおねーさんがいて…」
仁奈「仁奈は、ちげー意味でお腹いっぱいですよ♪」
凛「ふふっ、そうだったんだね」
凛「でも、私も少しお腹が空いてきたし、一緒になにか食べようか?」
仁奈「…食べます!」
仁奈「りんおねーさんとおやつ!うれしいな~♪」
凛「ふふっ…じゃあ、ちょっと冷蔵庫見てみようか」
凛「……」ガチャ…
凛「(…ちょうど2個あるね)」
凛「(名前も書いてないし、貰ってもいいよね)」
【プ凛】
仁奈「えっ?」
仁奈「……」
仁奈「…そーでした!」
仁奈「仁奈は、ちょっぴりお腹が減っちまったので…」
仁奈「うめーおやつをPにねだろうかなって思ってここに来たんですよ!」
仁奈「そしたらPじゃなくて、りんおねーさんがいて…」
仁奈「仁奈は、ちげー意味でお腹いっぱいですよ♪」
凛「ふふっ、そうだったんだね」
凛「でも、私も少しお腹が空いてきたし、一緒になにか食べようか?」
仁奈「…食べます!」
仁奈「りんおねーさんとおやつ!うれしいな~♪」
凛「ふふっ…じゃあ、ちょっと冷蔵庫見てみようか」
凛「……」ガチャ…
凛「(…ちょうど2個あるね)」
凛「(名前も書いてないし、貰ってもいいよね)」
【プ凛】
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:47:04.78 ID:2+ZDfncJo
仁奈「…おぉ~!」
仁奈「ごーじゃすでせれぶなプリンでごぜーますね!」
凛「そうだね。見た目だけで美味しさが伝わってくるよ」
仁奈「…これ、食べていいんですか?」
凛「うん、一緒に食べよう」
仁奈「…!」
仁奈「うんっ♪」
凛「(仮に後で誰かに怒られても、私が全部責任被れば良いだけだし)」
ガチャ…
凛「…!」
P「…ふぃー、まいったまいった」
P「乃々と茜はすぐに見つかったけど、幸子がなかなか泣き止まないんだもんな…」
凛「(だから、幸子はなにがあったの?)」
仁奈「あっ、Pだっ!」
P「あれ、仁奈?凛もまだここに…」
P「…!?そのプリン…!?」
凛「…えっ?」
凛「…これ、Pのだったの?」
P「俺の…俺自身へのご褒美用の…」
凛「……」
凛「…えへ」ニコッ
P「笑って誤魔化すんじゃないっ!」
【にっこ凛】
仁奈「ごーじゃすでせれぶなプリンでごぜーますね!」
凛「そうだね。見た目だけで美味しさが伝わってくるよ」
仁奈「…これ、食べていいんですか?」
凛「うん、一緒に食べよう」
仁奈「…!」
仁奈「うんっ♪」
凛「(仮に後で誰かに怒られても、私が全部責任被れば良いだけだし)」
ガチャ…
凛「…!」
P「…ふぃー、まいったまいった」
P「乃々と茜はすぐに見つかったけど、幸子がなかなか泣き止まないんだもんな…」
凛「(だから、幸子はなにがあったの?)」
仁奈「あっ、Pだっ!」
P「あれ、仁奈?凛もまだここに…」
P「…!?そのプリン…!?」
凛「…えっ?」
凛「…これ、Pのだったの?」
P「俺の…俺自身へのご褒美用の…」
凛「……」
凛「…えへ」ニコッ
P「笑って誤魔化すんじゃないっ!」
【にっこ凛】
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:48:15.71 ID:2+ZDfncJo
P「幸子を宥めた俺へのご褒美と、なんだかんだで乃々を捕獲して帰ってきた茜へのご褒美にと思ってたのに…」
凛「…ごめん、勝手に冷蔵庫から取って食べたのは謝るよ」
P「…まぁ、名前を書いてなかった俺も悪いしな」
凛「…でもさ?」
凛「仁奈ちゃんに「おやつくだせー!」って言われてたら、きっとプロデューサーは仁奈ちゃんにプリンをあげてたでしょ?」
P「む…それは…」
仁奈「…P?」
P「…!」
仁奈「仁奈、このプリンを食べたらいけなかったですか…?」
P「……」
P「そんなことないぞ、仁奈」
P「そのプリンも、仁奈に食べてもらえて嬉しいって言ってるしな」
仁奈「…おぉ!」
仁奈「Pは、アイドルだけじゃなくプリンの気持ちまでわかりやがるんですねっ!」
仁奈「そんけーです…♪」
P「…ははっ、照れるな」
凛「…子どもには甘いね」
P「…うるさい」
【ロ凛コン】
凛「…ごめん、勝手に冷蔵庫から取って食べたのは謝るよ」
P「…まぁ、名前を書いてなかった俺も悪いしな」
凛「…でもさ?」
凛「仁奈ちゃんに「おやつくだせー!」って言われてたら、きっとプロデューサーは仁奈ちゃんにプリンをあげてたでしょ?」
P「む…それは…」
仁奈「…P?」
P「…!」
仁奈「仁奈、このプリンを食べたらいけなかったですか…?」
P「……」
P「そんなことないぞ、仁奈」
P「そのプリンも、仁奈に食べてもらえて嬉しいって言ってるしな」
仁奈「…おぉ!」
仁奈「Pは、アイドルだけじゃなくプリンの気持ちまでわかりやがるんですねっ!」
仁奈「そんけーです…♪」
P「…ははっ、照れるな」
凛「…子どもには甘いね」
P「…うるさい」
【ロ凛コン】
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:50:16.97 ID:2+ZDfncJo
P「凛は、ここで仁奈とずっと一緒にいたのか?」
凛「うん、プロデューサーとほぼ入れ替わりで仁奈ちゃんが来たから」
凛「ふふっ、わりと有意義な時間だったかな」
凛「…ね、仁奈ちゃん」
仁奈「ねー♪」
P「そっか、良いオフになったみたいで良かったよ」
凛「…けど、一つだけやり残したことがあるんだよね」
P「やり残したこと?」
凛「……」
凛「わからない?」
P「えっ?」
P「……」
P「…すまん」
凛「…プロデューサー」
凛「私のことを、あだ名で呼んでみてよ」
P「…えっ?」
P「それって…」
凛「…うん」
凛「ずっと前から、憧れてたんだ」
【しぶ凛】
凛「うん、プロデューサーとほぼ入れ替わりで仁奈ちゃんが来たから」
凛「ふふっ、わりと有意義な時間だったかな」
凛「…ね、仁奈ちゃん」
仁奈「ねー♪」
P「そっか、良いオフになったみたいで良かったよ」
凛「…けど、一つだけやり残したことがあるんだよね」
P「やり残したこと?」
凛「……」
凛「わからない?」
P「えっ?」
P「……」
P「…すまん」
凛「…プロデューサー」
凛「私のことを、あだ名で呼んでみてよ」
P「…えっ?」
P「それって…」
凛「…うん」
凛「ずっと前から、憧れてたんだ」
【しぶ凛】
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:51:56.55 ID:2+ZDfncJo
P「…わかった」
凛「……」
P「しぶりん」
凛「…!」
凛「し、しぶりん言わないの…♪」
仁奈「りんおねーさん、顔がまっかっかだー!」
凛「…なんか、照れちゃうな」
P「これ色々とまずくないか?」
凛「大丈夫だよ、このネタ6年前だし」
P「そっか、6年前なら大丈夫だな」
凛「うん、そうだよ」
凛「…あぁ、本当に今日は」
凛「良い休日に、なったな…♪」
【おわ凛】
凛「……」
P「しぶりん」
凛「…!」
凛「し、しぶりん言わないの…♪」
仁奈「りんおねーさん、顔がまっかっかだー!」
凛「…なんか、照れちゃうな」
P「これ色々とまずくないか?」
凛「大丈夫だよ、このネタ6年前だし」
P「そっか、6年前なら大丈夫だな」
凛「うん、そうだよ」
凛「…あぁ、本当に今日は」
凛「良い休日に、なったな…♪」
【おわ凛】
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:52:40.82 ID:2+ZDfncJo
P「いおりん、ちょっといいか?」
伊織「いおりん言わないの」
P「……」
伊織「……」
P「6年経ってたんだなぁ…」
伊織「自分がまだいおりんって呼ばれてることに驚きを隠せないわね…」
【いお凛言わないの】
伊織「いおりん言わないの」
P「……」
伊織「……」
P「6年経ってたんだなぁ…」
伊織「自分がまだいおりんって呼ばれてることに驚きを隠せないわね…」
【いお凛言わないの】
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/23(火) 22:53:14.37 ID:2+ZDfncJo
おわり
もう、しぶりんもいおりんも言わないの
もう、しぶりんもいおりんも言わないの
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/10/25(木) 01:48:52.63 ID:o1s0uFBNo
しぶりんが増殖してる的な話かと思ったけどこれはこれで
引用元: モバP「凛がいっぱい」
音村「いい試合だったね、鬼道」鬼道「ああ」
2018-10-31
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:35:28.81 ID:iamaEjsgO
音村「少し向こうで話さないか?」
鬼道「そうだな、キャプテン同士積もる話もあるだろう」
音村「……ちょっと席を外す」
鬼道「何かあったら呼んでくれ」
円堂「ああ!!」
綱海「おう!!」
鬼道「そうだな、キャプテン同士積もる話もあるだろう」
音村「……ちょっと席を外す」
鬼道「何かあったら呼んでくれ」
円堂「ああ!!」
綱海「おう!!」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:36:15.89 ID:iamaEjsgO
音村「こうして天才ゲームメーカーと二人きりで話せるなんて……夢にも思わなかったよ」
鬼道「……お前達のリズム戦法も中々のものだったな。 早く気づかなければこちらが負けていた」
音村「そう言ってもらえるなんて光栄だね」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:36:41.53 ID:iamaEjsgO
鬼道「音村……お前のそのリズム戦法……もう少し詳しく教えてもらえるか?」
音村「いいよ、と言っても……」
音村「あの帝国学園でかつてキャプテンを務め、更に今では雷門イレブンのブレーン……」
音村「そんな君にとってはこんな話知ってて当たり前だろうけどね」
鬼道「……」
鬼道(やたらと俺を持ち上げているな)
音村「いいよ、と言っても……」
音村「あの帝国学園でかつてキャプテンを務め、更に今では雷門イレブンのブレーン……」
音村「そんな君にとってはこんな話知ってて当たり前だろうけどね」
鬼道「……」
鬼道(やたらと俺を持ち上げているな)
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:37:21.99 ID:iamaEjsgO
音村「例えば0ビートの状態だとどうなる?」
鬼道「……は? 0ビート?」
音村「……ああごめん、簡単過ぎてびっくりしちゃった?」
鬼道「いや、そういう訳ではn音村「そりゃそうだよね、天才ゲームメーカーにとっちゃこんな問題簡単だよね?」
音村「……答えられない訳ないよね」
音村「寧ろ答えられるから天才ゲームメーカーって呼ばれるんだよね」
鬼道「」
鬼道「……は? 0ビート?」
音村「……ああごめん、簡単過ぎてびっくりしちゃった?」
鬼道「いや、そういう訳ではn音村「そりゃそうだよね、天才ゲームメーカーにとっちゃこんな問題簡単だよね?」
音村「……答えられない訳ないよね」
音村「寧ろ答えられるから天才ゲームメーカーって呼ばれるんだよね」
鬼道「」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:37:47.26 ID:iamaEjsgO
鬼道(なんだ……この知ってて当たり前のような空気は)
鬼道(これは……当てないとまずいんじゃないのか?)
鬼道「……」
鬼道「0ビートだと……」
音村「0ビートだと……?」
鬼道「……ボールを捕られる」
音村「そうだね」
鬼道(何!?)
鬼道(これは……当てないとまずいんじゃないのか?)
鬼道「……」
鬼道「0ビートだと……」
音村「0ビートだと……?」
鬼道「……ボールを捕られる」
音村「そうだね」
鬼道(何!?)
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:38:15.91 ID:iamaEjsgO
鬼道(完全に勘だったが……当たったのか!?)
音村「そ、だから捕られないように6ビートにするんだ。 だろ?」
鬼道「あ、ああ……そうだったな」
音村「だから6ビートの状態で左サイドを責めるんだ。 これが基本だね」
鬼道(6という数字はどこから来たんだ……)
音村「でも……君達雷門イレブンは6じゃ無理だった」
音村「……まぁ見れば分かったと思うけどね。 僕らが何ビートだったか」
鬼道「……6ビートじゃなかったのか?」
音村「あっはっはっ! 面白い冗談を言うね!!」
音村「あれはどう見ても6ビートじゃなかっただろ?」
鬼道「……」
鬼道(自分の勘を信じろ……鬼道有人!!)
鬼道「8!!」
音村「ああ!!」
鬼道(よし!!)ガッツ!!
音村「そ、だから捕られないように6ビートにするんだ。 だろ?」
鬼道「あ、ああ……そうだったな」
音村「だから6ビートの状態で左サイドを責めるんだ。 これが基本だね」
鬼道(6という数字はどこから来たんだ……)
音村「でも……君達雷門イレブンは6じゃ無理だった」
音村「……まぁ見れば分かったと思うけどね。 僕らが何ビートだったか」
鬼道「……6ビートじゃなかったのか?」
音村「あっはっはっ! 面白い冗談を言うね!!」
音村「あれはどう見ても6ビートじゃなかっただろ?」
鬼道「……」
鬼道(自分の勘を信じろ……鬼道有人!!)
鬼道「8!!」
音村「ああ!!」
鬼道(よし!!)ガッツ!!
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:38:43.64 ID:iamaEjsgO
鬼道「成る程、そこに2ビートが加われば8ビートになる。 面白い考え方だ」
鬼道(兎に角知ってるフリを装わなければ……)
音村「でしょ。 でもそこに16ビートが加われば……」
鬼道「……」
音村「……」
鬼道「……」
音村「……」
鬼道「……右の守りがあまくなる」
音村「ビンゴ!!」
鬼道(ナイスビンゴ!!)ガッツ
鬼道(兎に角知ってるフリを装わなければ……)
音村「でしょ。 でもそこに16ビートが加われば……」
鬼道「……」
音村「……」
鬼道「……」
音村「……」
鬼道「……右の守りがあまくなる」
音村「ビンゴ!!」
鬼道(ナイスビンゴ!!)ガッツ
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:39:26.00 ID:iamaEjsgO
鬼道(自分の勘が怖い……選択肢はいくらでもあるはずなのにこんなに的中するとは……)
音村「この世はみんな……リズムの調和でできてるんだ」
音村「鬼道……君だったらどうやって勝ってた?」
鬼道(ここまできたら……やってやる!!)
鬼道(見ててくれ春奈……俺はやるぞ!!)
鬼道「そうだな、俺だったら左右で4ビートずつ刻みながら……」
音村「凄いや!! 流石鬼道有人!! とても参考になるよ!!」
鬼道(知ったかぶりだと一切疑われていない……)
鬼道(やった……やったぞ!! 春奈……お兄ちゃんは天才だ!!)
音村「この世はみんな……リズムの調和でできてるんだ」
音村「鬼道……君だったらどうやって勝ってた?」
鬼道(ここまできたら……やってやる!!)
鬼道(見ててくれ春奈……俺はやるぞ!!)
鬼道「そうだな、俺だったら左右で4ビートずつ刻みながら……」
音村「凄いや!! 流石鬼道有人!! とても参考になるよ!!」
鬼道(知ったかぶりだと一切疑われていない……)
鬼道(やった……やったぞ!! 春奈……お兄ちゃんは天才だ!!)
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:40:02.60 ID:iamaEjsgO
音村「そうだ鬼道、僕の頼みを聞いてくれないか?」
鬼道「いいだろう、お前の力になれるならなんでもする」
音村「君の20ビートドリブルを生で見たいんだ」
鬼道「なに!?」
鬼道(実技披露だと!!?)
音村「この目で見てみたいんだ。 いいかな?」
鬼道「……」
鬼道「お、音村。 その前にお前の20ビートドリブルを生で見てみたい」
鬼道「比較をしたいからな」
音村「……あれ? もしかして鬼道……」
音村「天才ゲームメーカーなのに……20ビートドリブルを知らないのかい?」
鬼道「!!!!」
鬼道「いいだろう、お前の力になれるならなんでもする」
音村「君の20ビートドリブルを生で見たいんだ」
鬼道「なに!?」
鬼道(実技披露だと!!?)
音村「この目で見てみたいんだ。 いいかな?」
鬼道「……」
鬼道「お、音村。 その前にお前の20ビートドリブルを生で見てみたい」
鬼道「比較をしたいからな」
音村「……あれ? もしかして鬼道……」
音村「天才ゲームメーカーなのに……20ビートドリブルを知らないのかい?」
鬼道「!!!!」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:40:30.96 ID:iamaEjsgO
鬼道「し、知らない訳ないだろう」
音村「じゃあ今ここで見せてくれよ」
鬼道「いや、だが俺もお前のを見……」
円堂「見せてくれよ鬼道!!」
鬼道「円堂!!?」
綱海「俺もお前の20ビートドリブルを見たいぜ!!」
音村「綱海ならそう言ってくれると信じてたよ」
壁山「俺も見たいっス!!」
栗松「音村のなんか見たくないでヤンス!!」
鬼道「栗松!? 離脱したはずじゃ!?」
春奈「お兄ちゃんお願い!! 今すぐここで20ビートドリブルを見せて!! 今すぐ!!」
鬼道(くっ……春奈に言われたらやるしかない)
鬼道(大丈夫だ……知識だけじゃない……技術もきっと当たる筈だ)
音村「じゃあ今ここで見せてくれよ」
鬼道「いや、だが俺もお前のを見……」
円堂「見せてくれよ鬼道!!」
鬼道「円堂!!?」
綱海「俺もお前の20ビートドリブルを見たいぜ!!」
音村「綱海ならそう言ってくれると信じてたよ」
壁山「俺も見たいっス!!」
栗松「音村のなんか見たくないでヤンス!!」
鬼道「栗松!? 離脱したはずじゃ!?」
春奈「お兄ちゃんお願い!! 今すぐここで20ビートドリブルを見せて!! 今すぐ!!」
鬼道(くっ……春奈に言われたらやるしかない)
鬼道(大丈夫だ……知識だけじゃない……技術もきっと当たる筈だ)
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:41:20.24 ID:iamaEjsgO
鬼道「じゃあ……やるぞ、20ビートドリブル」
音村「ああ」
円堂「ワクワクするな!!」
鬼道「……」
鬼道「……」トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク
鬼道「……」トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク
鬼道「……以上だ」
鬼道(春奈、お兄ちゃんはやり遂げたぞ)
シラー……
鬼道「……ん?」
音村「ああ」
円堂「ワクワクするな!!」
鬼道「……」
鬼道「……」トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク
鬼道「……」トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク
鬼道「……以上だ」
鬼道(春奈、お兄ちゃんはやり遂げたぞ)
シラー……
鬼道「……ん?」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:41:57.51 ID:iamaEjsgO
音村「いや……今のはどう見ても違うでしょ」
円堂「鬼道……お前もしかして知らないのか?」
綱海「知らないわけ……ないよな?」
鬼道「あ、ああ。 勿論だ。 今度こそちゃんとやろう」
鬼道「……」トゥントゥクトゥントゥク
鬼道「……どうだ?」
春奈「お兄ちゃん……全然違うよ?」
鬼道「何!!?」
円堂「鬼道……お前もしかして知らないのか?」
綱海「知らないわけ……ないよな?」
鬼道「あ、ああ。 勿論だ。 今度こそちゃんとやろう」
鬼道「……」トゥントゥクトゥントゥク
鬼道「……どうだ?」
春奈「お兄ちゃん……全然違うよ?」
鬼道「何!!?」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:42:34.98 ID:iamaEjsgO
春奈「ねぇお兄ちゃん、嘘だよね……? 知ってるよね?」
鬼道「春奈……」
春奈「知ってるって……言ってよ……」ウルッ
鬼道(泣く程か!!?)
円堂「鬼道!!」
鬼道「!!!」
円堂「20ビートドリブルは……こうだ!!」トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク
鬼道「!!!」
綱海「おお!! すげーじゃねーか円堂!!」
塔子「やっぱ円堂の20ビートドリブルは最強だね!!」
鬼道「春奈……」
春奈「知ってるって……言ってよ……」ウルッ
鬼道(泣く程か!!?)
円堂「鬼道!!」
鬼道「!!!」
円堂「20ビートドリブルは……こうだ!!」トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク
鬼道「!!!」
綱海「おお!! すげーじゃねーか円堂!!」
塔子「やっぱ円堂の20ビートドリブルは最強だね!!」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:43:00.96 ID:iamaEjsgO
鬼道「お前達……20ビートドリブルを知ってるのか?」
立向居「はい!! 知ってます!!」
小暮「あれ~? 鬼道さんやっぱ知ったか? ニシシ……」
土門「天才ゲームメーカーの名が……聞いて呆れるぜ」
栗松「ただのゴーグル野郎でヤンス」
鬼道「……」
鬼道「……すまなかった!!」ガバッ
円堂「鬼道!!?」
一ノ瀬「ど、土下座!!?」
立向居「はい!! 知ってます!!」
小暮「あれ~? 鬼道さんやっぱ知ったか? ニシシ……」
土門「天才ゲームメーカーの名が……聞いて呆れるぜ」
栗松「ただのゴーグル野郎でヤンス」
鬼道「……」
鬼道「……すまなかった!!」ガバッ
円堂「鬼道!!?」
一ノ瀬「ど、土下座!!?」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:43:37.50 ID:iamaEjsgO
鬼道「俺は……知ったかぶりをしていた!!」
鬼道「リズム戦法なんて……これっぽっちも分からなかった!!」
鬼道「円堂……音村……騙してすまなかった!!」
鬼道「俺は……ゲームメーカー失格だ!!」
円堂「鬼道……」
パーン!!
鬼道「!! クラッカー……?」
瞳子「そこまでよ」
鬼道「監督!?」
鬼道「リズム戦法なんて……これっぽっちも分からなかった!!」
鬼道「円堂……音村……騙してすまなかった!!」
鬼道「俺は……ゲームメーカー失格だ!!」
円堂「鬼道……」
パーン!!
鬼道「!! クラッカー……?」
瞳子「そこまでよ」
鬼道「監督!?」
16: ◆LYNKFR8PTk 2018/10/30(火) 22:44:05.26 ID:iamaEjsgO
円堂「悪い鬼道、実は……」
『ドッキリ大成功!!』
鬼道「何!!?」
瞳子「貴方のメンタルを鍛える為に全員がグルになったのよ」
瞳子「全員に責められて発狂しないようにする為にね」
音村「ごめんよ鬼道、僕らも協力させてもらった」
鬼道「じゃあ……俺がなんと言おうと……合ってると言うつもりだったのか?」
音村「ああ」
春奈「お兄ちゃん!! ゴメンね!! 私、お兄ちゃんを騙して……」
鬼道「……もう終わった事だ。 謝る必要はない」
瞳子「この雷門イレブンにはすぐ闇堕ちするクソザコメンタルの子ばかりいるの」
瞳子「だから今回、少しでも成長する為に貴方をターゲットにしたのよ」
鬼道「……俺よりも鍛えるべき奴がいたのでは?」
瞳子「いいえ、貴方はチームの要だからこそ鍛える必要があったの」
瞳子「けど……余計な心配だったみたいね」
鬼道「……全くです」
栗松「無能監督でヤンスね」
円堂「よしみんな!! 鬼道のドッキリも終わった事だし……」
円堂「今度こそエイリア学園を倒しに行くぞ!!」
一同「おーーー!!!」
鬼道「……」
鬼道「フッ……このチームは強くなるな」ニヤッ
終わり
『ドッキリ大成功!!』
鬼道「何!!?」
瞳子「貴方のメンタルを鍛える為に全員がグルになったのよ」
瞳子「全員に責められて発狂しないようにする為にね」
音村「ごめんよ鬼道、僕らも協力させてもらった」
鬼道「じゃあ……俺がなんと言おうと……合ってると言うつもりだったのか?」
音村「ああ」
春奈「お兄ちゃん!! ゴメンね!! 私、お兄ちゃんを騙して……」
鬼道「……もう終わった事だ。 謝る必要はない」
瞳子「この雷門イレブンにはすぐ闇堕ちするクソザコメンタルの子ばかりいるの」
瞳子「だから今回、少しでも成長する為に貴方をターゲットにしたのよ」
鬼道「……俺よりも鍛えるべき奴がいたのでは?」
瞳子「いいえ、貴方はチームの要だからこそ鍛える必要があったの」
瞳子「けど……余計な心配だったみたいね」
鬼道「……全くです」
栗松「無能監督でヤンスね」
円堂「よしみんな!! 鬼道のドッキリも終わった事だし……」
円堂「今度こそエイリア学園を倒しに行くぞ!!」
一同「おーーー!!!」
鬼道「……」
鬼道「フッ……このチームは強くなるな」ニヤッ
終わり
心臓「おっ、止まるぅーんだ!」
2018-10-31
1: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:13:54 ID:YRd
ワイ「ほなまた…」
2: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:14:53 ID:sEY
心臓を握るスタンドワイ「オララ!」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:16:10 ID:YRd
医者「心臓再起動ぅー!」電気ショックビリリ!!
心臓「おっ、動くぅーんだ!」
ワイ「ワイやで」
心臓「おっ、動くぅーんだ!」
ワイ「ワイやで」
4: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:18:46 ID:YRd
ワイ(98歳)「ふががwwwww」
心臓(98歳)「ンゴゴwwwww」
心臓(98歳)「ンゴゴwwwww」
5: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:19:51 ID:YRd
心臓(100歳)「・・・。」
ワイ(100歳)「・・・。」
医者「流石に寿命なーんだ!」
ワイ(100歳)「・・・。」
医者「流石に寿命なーんだ!」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:21:41 ID:YRd
心臓(120歳)「…!?」
ワイ(120歳)「…ファッ!?」
医者「なんだこいつら」
ワイ(120歳)「…ファッ!?」
医者「なんだこいつら」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:23:26 ID:YRd
心臓(150歳)「ほなまた…(壊死)」
ワイ(150歳)「ファーーーーwwwww」
医者「人工心臓にしてみよう」
ワイ(150歳)「ファーーーーwwwww」
医者「人工心臓にしてみよう」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:24:23 ID:YRd
人工心臓(0歳)「よろしく二キーーーーwwwww」
ワイ(150歳)「ワイ、生きとるやん!」
医者「ニッコリ」
ワイ(150歳)「ワイ、生きとるやん!」
医者「ニッコリ」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:26:28 ID:YRd
消化器官(180歳)「ち~ん(壊死)」
ワイ(180歳)「ひえ~wwwww」
医者「人工消化器官にしよう(提案)」
ワイ(180歳)「ひえ~wwwww」
医者「人工消化器官にしよう(提案)」
14: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:27:06 ID:rqT
生への執着凄すぎる
16: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:27:50 ID:YRd
消化器官(0歳)「よろしく二キーーんだ!」
人工心臓(30歳)「おっ、新入りやんけ!いじめたろ!」
ワイ(180歳)「心臓くん、やめようね?」
人工心臓(30歳)「おっ、新入りやんけ!いじめたろ!」
ワイ(180歳)「心臓くん、やめようね?」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:29:05 ID:YRd
脳(200歳)「あばばばばばばばば」
ワイ(200歳)「ンゴゴゴゴゴゴゴゴ」
医者「取り替えるか」
ワイ(200歳)「ンゴゴゴゴゴゴゴゴ」
医者「取り替えるか」
18: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:31:08 ID:YRd
人工脳(0歳)「よろしくニギーーーwwwww」
人工消化器官(20歳)「頭悪そう(こなみ)」
人工心臓(50歳)「医者無能」
ワイ(200歳)「ワイはワイやで」
人工消化器官(20歳)「頭悪そう(こなみ)」
人工心臓(50歳)「医者無能」
ワイ(200歳)「ワイはワイやで」
19: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:32:20 ID:YRd
飽きた
!aku1
★アク禁:>>1
!aku1
★アク禁:>>1
20: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:34:25 ID:WrS
草
21: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:34:46 ID:4uX
脳みそクルミ大に萎縮してそう
23: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:37:18 ID:Pit
怖E
24: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)09:37:24 ID:5PX
こうしてクローンは生まれるんやな
引用元: 心臓「おっ、止まるぅーんだ!」
格闘家「俺の嫁は凄腕エスパー」嫁「あっ、またスプーン曲げちゃった」
2018-10-30
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:00:34.246 ID:acBsxzon0NIKU
― 家 ―
嫁「今日はビーフシチューよ」
格闘家「おっ、うまそうだな! いただきます!」
ガツガツ… ムシャムシャ…
嫁「いい食べっぷりで嬉しいわ」
格闘家「格闘家は体が資本だからな! いっぱい食ってでかくならないと!」
嫁「それじゃ、私も……」グネリッ
嫁「あっ、またスプーン曲げちゃった」
格闘家「……む」
格闘家「俺だってスプーンぐらい曲げられるぜ! ふんっ!」グニャッ
嫁「……む」
嫁「やるじゃない……」
格闘家「よーし、どっちが多くスプーン曲げられるか競争だ!」
嫁「今日はビーフシチューよ」
格闘家「おっ、うまそうだな! いただきます!」
ガツガツ… ムシャムシャ…
嫁「いい食べっぷりで嬉しいわ」
格闘家「格闘家は体が資本だからな! いっぱい食ってでかくならないと!」
嫁「それじゃ、私も……」グネリッ
嫁「あっ、またスプーン曲げちゃった」
格闘家「……む」
格闘家「俺だってスプーンぐらい曲げられるぜ! ふんっ!」グニャッ
嫁「……む」
嫁「やるじゃない……」
格闘家「よーし、どっちが多くスプーン曲げられるか競争だ!」
3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:03:05.043 ID:acBsxzon0NIKU
嫁「えいっ」グネリッ
格闘家「おりゃ!」グニャッ
グネリッ グニャッ グネリッ グニャッ グネリッ グニャッ
……
格闘家「何やってんだ俺ら……」
嫁「ホント……」
格闘家「おりゃ!」グニャッ
グネリッ グニャッ グネリッ グニャッ グネリッ グニャッ
……
格闘家「何やってんだ俺ら……」
嫁「ホント……」
4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:06:21.175 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「ふんっ……!」グッ…
格闘家「うおおおっ!」グオオッ
嫁「まぁすごい、そんなに重りがついてるバーベルを上げちゃうなんて」
格闘家「俺の強さの秘訣は、この剛腕から繰り出されるパンチだからな」
格闘家「!」ガクンッ
格闘家(やべっ、力抜いちまった!)
格闘家「うおおおおおっ……! つ、潰される……!」グググ…
嫁「大変!」
格闘家「うおおおっ!」グオオッ
嫁「まぁすごい、そんなに重りがついてるバーベルを上げちゃうなんて」
格闘家「俺の強さの秘訣は、この剛腕から繰り出されるパンチだからな」
格闘家「!」ガクンッ
格闘家(やべっ、力抜いちまった!)
格闘家「うおおおおおっ……! つ、潰される……!」グググ…
嫁「大変!」
5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:08:39.880 ID:acBsxzon0NIKU
嫁「えいっ」
フワッ… ズシンッ
格闘家「おおっ!」
嫁「大丈夫?」
格闘家「あ、ありがとう……危うく押し潰されるとこだった……」
格闘家(嫁がエスパーで助かったぁ……)
フワッ… ズシンッ
格闘家「おおっ!」
嫁「大丈夫?」
格闘家「あ、ありがとう……危うく押し潰されるとこだった……」
格闘家(嫁がエスパーで助かったぁ……)
6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:12:05.059 ID:acBsxzon0NIKU
― ジム ―
格闘家「ふんっ! ふんっ! ――だあっ!」
ドスッ! ドスッ! ボスッ!
トレーナー「いいパンチだ! サンドバッグが可哀想になっちまうような迫力だ!」
トレーナー「次の試合に勝てば、チャンピオンへの挑戦権を得られる……負けられないぞ!」
格闘家「はいっ!」
格闘家「どおりゃあっ!!!」
ドゴンッ!
格闘家「ふんっ! ふんっ! ――だあっ!」
ドスッ! ドスッ! ボスッ!
トレーナー「いいパンチだ! サンドバッグが可哀想になっちまうような迫力だ!」
トレーナー「次の試合に勝てば、チャンピオンへの挑戦権を得られる……負けられないぞ!」
格闘家「はいっ!」
格闘家「どおりゃあっ!!!」
ドゴンッ!
7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:15:53.957 ID:acBsxzon0NIKU
~
記者『チャンピオンにとって、戦いとはなんでしょう?』
チャンプ『そうですね……。“恋”のようなものですかね……』
記者『恋……ですか?』
チャンプ『よき対戦相手に巡り合うということは、人に恋するという行為に似ています』
チャンプ『ですが、本当の恋愛はともかく、私は格闘では初恋すらしたことがありませんがね』
記者『それはつまり……』
チャンプ『ええ、私を楽しませてくれそうな対戦相手に巡り合ったことがないということです』
~
記者『チャンピオンにとって、戦いとはなんでしょう?』
チャンプ『そうですね……。“恋”のようなものですかね……』
記者『恋……ですか?』
チャンプ『よき対戦相手に巡り合うということは、人に恋するという行為に似ています』
チャンプ『ですが、本当の恋愛はともかく、私は格闘では初恋すらしたことがありませんがね』
記者『それはつまり……』
チャンプ『ええ、私を楽しませてくれそうな対戦相手に巡り合ったことがないということです』
~
8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:18:42.631 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「……ふん、キザなこといいやがって」
嫁「でも、あなたが初恋の相手になればいいだけのことでしょ?」
格闘家「まあ、そうだけど」
格闘家「ところで、君は初恋って覚えてるか?」
嫁「覚えてるわ」
格闘家「! 相手は……もしかして俺?」
嫁「ううん、違う。まだ子供の頃の話だし」
格闘家「!」ガーン
嫁「でも、あなたが初恋の相手になればいいだけのことでしょ?」
格闘家「まあ、そうだけど」
格闘家「ところで、君は初恋って覚えてるか?」
嫁「覚えてるわ」
格闘家「! 相手は……もしかして俺?」
嫁「ううん、違う。まだ子供の頃の話だし」
格闘家「!」ガーン
9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:21:01.541 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「うう……」
嫁「あら、嫉妬? 嫉妬してくれてるの?」
格闘家「当たり前だろぉ! 今すぐその初恋の相手をぶん殴りたいくらいだ!」
嫁「…………」ポッ
嫁「でも安心して。今一番愛してるのはあなただから」
格闘家「……それを聞いて安心した! よーし、トレーニングだ!」
嫁「ふふっ」
嫁「あら、嫉妬? 嫉妬してくれてるの?」
格闘家「当たり前だろぉ! 今すぐその初恋の相手をぶん殴りたいくらいだ!」
嫁「…………」ポッ
嫁「でも安心して。今一番愛してるのはあなただから」
格闘家「……それを聞いて安心した! よーし、トレーニングだ!」
嫁「ふふっ」
11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:25:03.412 ID:acBsxzon0NIKU
そんなある日――
― 町 ―
タッタッタ…
格闘家「ハッ、ハッ、ハッ……」
格闘家「ん?」
格闘家(あれは――)
チャンプ「…………」
格闘家(チャンピオン! なんであんなところに!? 俺を待ち伏せてたのか!?)
― 町 ―
タッタッタ…
格闘家「ハッ、ハッ、ハッ……」
格闘家「ん?」
格闘家(あれは――)
チャンプ「…………」
格闘家(チャンピオン! なんであんなところに!? 俺を待ち伏せてたのか!?)
12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:28:48.069 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「なんの用だ?」
チャンプ「……一度、挑戦者になるかもしれない男の顔をちゃんと見ておこうと思ってね」
格闘家「敵情視察ってわけか。嬉しいねえ」
格闘家「もしかして、俺が初恋の相手になったってことか?」
チャンプ「ずいぶんと自意識過剰なようだな」
チャンプ「悪いが……君では私の相手にはなれない。君を見て確信できた」
格闘家「なんだと!?」
チャンプ「なんだったら、ここでほんの少しだけやり合ってみるかい」
格闘家「……やってやろうじゃねえか!」
チャンプ「……一度、挑戦者になるかもしれない男の顔をちゃんと見ておこうと思ってね」
格闘家「敵情視察ってわけか。嬉しいねえ」
格闘家「もしかして、俺が初恋の相手になったってことか?」
チャンプ「ずいぶんと自意識過剰なようだな」
チャンプ「悪いが……君では私の相手にはなれない。君を見て確信できた」
格闘家「なんだと!?」
チャンプ「なんだったら、ここでほんの少しだけやり合ってみるかい」
格闘家「……やってやろうじゃねえか!」
13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:31:33.135 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「…………」ザッザッ
格闘家「でやっ!」ビュオッ
ビュワオッ! ――ピタッ!
格闘家「…………!」
格闘家(俺の拳より先にチャンプの蹴りが、顔面に……! これが当てられてたら……!)
チャンプ「分かったか? ……格の違いが」
格闘家「くううっ……!」
格闘家「でやっ!」ビュオッ
ビュワオッ! ――ピタッ!
格闘家「…………!」
格闘家(俺の拳より先にチャンプの蹴りが、顔面に……! これが当てられてたら……!)
チャンプ「分かったか? ……格の違いが」
格闘家「くううっ……!」
15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:36:54.476 ID:acBsxzon0NIKU
― 家 ―
格闘家「……くそっ!」
嫁「まあまあ、落ち込まないで」
嫁「お肉を食べて元気出して」
フワフワ… フワフワ…
ザザザッ…
格闘家(おおっ、超能力で配膳してくれるなんて!)
格闘家「君の力は……本当にすごいな」
格闘家「……くそっ!」
嫁「まあまあ、落ち込まないで」
嫁「お肉を食べて元気出して」
フワフワ… フワフワ…
ザザザッ…
格闘家(おおっ、超能力で配膳してくれるなんて!)
格闘家「君の力は……本当にすごいな」
17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:41:11.441 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「さすが、超能力を研究してた施設で……」
嫁「…………」
格闘家「あ、いや……悪い!」
嫁「ううん、いいの」
格闘家(俺の嫁は、幼い頃≪超能力開発研究所≫という施設にいた)
格闘家(そこでは大勢の子供が、超能力開発の名目でさまざまな訓練や実験をさせられたという)
格闘家(部屋にずっと閉じ込められたり、常軌を逸した筋力トレーニングをさせられたり)
格闘家(延々とおかしな音楽を聴かされたり、パズル問題をずっと解かされたり……)
格闘家(人によってメニューは違ったらしいが、それはもう地獄だったそうだ)
格闘家(その中で彼女は特に優秀だったらしい)
嫁「…………」
格闘家「あ、いや……悪い!」
嫁「ううん、いいの」
格闘家(俺の嫁は、幼い頃≪超能力開発研究所≫という施設にいた)
格闘家(そこでは大勢の子供が、超能力開発の名目でさまざまな訓練や実験をさせられたという)
格闘家(部屋にずっと閉じ込められたり、常軌を逸した筋力トレーニングをさせられたり)
格闘家(延々とおかしな音楽を聴かされたり、パズル問題をずっと解かされたり……)
格闘家(人によってメニューは違ったらしいが、それはもう地獄だったそうだ)
格闘家(その中で彼女は特に優秀だったらしい)
20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:43:06.171 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家(だが、ある日――)
嫁『ある男の子が大暴れして、それに乗じてみんな脱走することができたの』
格闘家(――ということだった)
嫁「結局、研究所はそれから閉鎖に追い込まれたし、今はもう気にしてないわ」
嫁「それに、この力のおかげであなたと知り合えたしね」
格闘家「ハハ、そうだったな」
嫁『ある男の子が大暴れして、それに乗じてみんな脱走することができたの』
格闘家(――ということだった)
嫁「結局、研究所はそれから閉鎖に追い込まれたし、今はもう気にしてないわ」
嫁「それに、この力のおかげであなたと知り合えたしね」
格闘家「ハハ、そうだったな」
22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:45:45.266 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家『ふんっ!』グニャリ
格闘家『どうです!? 俺の怪力なら、フライパンもご覧の通り!』
女『壊れちゃったんですか? すぐ直さないと』グニャリ
格闘家『え!?』
格闘家「あん時はビックリしたよ」
嫁「あれがパフォーマンスだなんて知らなかったから……」
格闘家「あれで俺、一目惚れしちゃったんだよなァ……」
嫁「あのフライパンは、今でも大事に取ってあるわ」
格闘家『どうです!? 俺の怪力なら、フライパンもご覧の通り!』
女『壊れちゃったんですか? すぐ直さないと』グニャリ
格闘家『え!?』
格闘家「あん時はビックリしたよ」
嫁「あれがパフォーマンスだなんて知らなかったから……」
格闘家「あれで俺、一目惚れしちゃったんだよなァ……」
嫁「あのフライパンは、今でも大事に取ってあるわ」
23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:48:19.056 ID:acBsxzon0NIKU
試合当日――
― 家 ―
嫁「あなた」
格闘家「ん?」
嫁「今日の試合……見に行ってもいい?」
格闘家「……もちろん!」
格闘家(珍しい……いつもは俺が傷つくとこ見たくないからって、観戦しないのに)
格闘家「ただし、超能力で対戦相手をふっ飛ばしたりしないでくれよ」
嫁「大丈夫、分かってるわよ」
― 家 ―
嫁「あなた」
格闘家「ん?」
嫁「今日の試合……見に行ってもいい?」
格闘家「……もちろん!」
格闘家(珍しい……いつもは俺が傷つくとこ見たくないからって、観戦しないのに)
格闘家「ただし、超能力で対戦相手をふっ飛ばしたりしないでくれよ」
嫁「大丈夫、分かってるわよ」
25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:51:07.288 ID:acBsxzon0NIKU
― 試合会場 ―
ワァァァ……! ワァァァ……!
実況『いよいよ本日のメインイベント!』
実況『チャンピオンへの挑戦権をかけた一戦! 果たしてどちらが勝利するのか!?』
実況『無敵のチャンピオンに挑めるのはどっちだ!?』
ファイター「てめえを倒して、チャンピオンも倒してやるぜ!」
格闘家「それはこっちのセリフだ!」
格闘家(こいつも侮れない強敵だ……! だが、絶対勝つ!)
嫁(頑張って……)
ワァァァ……! ワァァァ……!
実況『いよいよ本日のメインイベント!』
実況『チャンピオンへの挑戦権をかけた一戦! 果たしてどちらが勝利するのか!?』
実況『無敵のチャンピオンに挑めるのはどっちだ!?』
ファイター「てめえを倒して、チャンピオンも倒してやるぜ!」
格闘家「それはこっちのセリフだ!」
格闘家(こいつも侮れない強敵だ……! だが、絶対勝つ!)
嫁(頑張って……)
26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:54:08.502 ID:acBsxzon0NIKU
カーンッ!
格闘家「でやぁっ!」シュッ
バキィッ! ドカァッ!
ファイター「ぐはっ……!」
ファイター(なんて速く、重いパンチだ……!)
ファイター(こないだまで、こんなんじゃなかったろう……!?)
格闘家(チャンピオンと手合わせしてから、俺はさらなる猛特訓をしたんだ!)
ドズゥッ!
ファイター「ぐえっ……!」
ファイター(強い……! だが……!)
格闘家「でやぁっ!」シュッ
バキィッ! ドカァッ!
ファイター「ぐはっ……!」
ファイター(なんて速く、重いパンチだ……!)
ファイター(こないだまで、こんなんじゃなかったろう……!?)
格闘家(チャンピオンと手合わせしてから、俺はさらなる猛特訓をしたんだ!)
ドズゥッ!
ファイター「ぐえっ……!」
ファイター(強い……! だが……!)
27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 22:57:08.978 ID:acBsxzon0NIKU
ファイター「いただきぃっ!」ダッ
実況『ここでタックルゥ!』
格闘家「ぐっ!」
トレーナー「ま、まずいっ!」
ファイター「寝かせちまえばこっちのもんよォ!」
嫁「ああっ!」
嫁(ダメよ、ダメダメ。邪魔したらダメなんだから絶対)
実況『ここでタックルゥ!』
格闘家「ぐっ!」
トレーナー「ま、まずいっ!」
ファイター「寝かせちまえばこっちのもんよォ!」
嫁「ああっ!」
嫁(ダメよ、ダメダメ。邪魔したらダメなんだから絶対)
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:00:34.138 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「ぬああっ!」ブンッ
ドゴォッ!
ファイター「うげっ……!?」
ファイター(倒された状態から、こんなパンチを……!?)
格闘家(あぶねっ!)ササッ
ファイター「くそっ!」
トレーナー「いいぞ!」
実況『格闘家、すかさず立ち上がったーっ!』
ドゴォッ!
ファイター「うげっ……!?」
ファイター(倒された状態から、こんなパンチを……!?)
格闘家(あぶねっ!)ササッ
ファイター「くそっ!」
トレーナー「いいぞ!」
実況『格闘家、すかさず立ち上がったーっ!』
29: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:03:33.472 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「だああああっ!!!」
ドゴォンッ!
ファイター「ぐぼぁっ……!」ドザァッ
実況『必殺の右ストレートが炸裂ーっ! レフェリーが止めたーっ!』
実況『チャンピオンへの挑戦者は格闘家に決まったぁーっ!』
カンカンカンカンカーンッ!
ドゴォンッ!
ファイター「ぐぼぁっ……!」ドザァッ
実況『必殺の右ストレートが炸裂ーっ! レフェリーが止めたーっ!』
実況『チャンピオンへの挑戦者は格闘家に決まったぁーっ!』
カンカンカンカンカーンッ!
30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:06:03.614 ID:acBsxzon0NIKU
嫁「やったわ……!」
ドヨドヨ…
観客A「くそっ、ふざけんな!」
観客B「せっかくタックル決めたのに何やってんだ!」
観客C「こんな試合認めねえぞ!」
嫁(あっ、対戦相手のファンたちがリングに乗り込もうとしてるわ……)
ドヨドヨ…
観客A「くそっ、ふざけんな!」
観客B「せっかくタックル決めたのに何やってんだ!」
観客C「こんな試合認めねえぞ!」
嫁(あっ、対戦相手のファンたちがリングに乗り込もうとしてるわ……)
31: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:08:26.325 ID:acBsxzon0NIKU
嫁「えいっ」
観客A「うわっ!」
観客B「な、なんだなんだ!?」
観客C「俺の体が……!」
フワフワフワ…
実況『なんだーっ!? 観客席の人たちが宙に浮いてる!?』
格闘家「えええええ!?」
格闘家(まずい! おろして! おろして!)サッサッ
観客A「うわっ!」
観客B「な、なんだなんだ!?」
観客C「俺の体が……!」
フワフワフワ…
実況『なんだーっ!? 観客席の人たちが宙に浮いてる!?』
格闘家「えええええ!?」
格闘家(まずい! おろして! おろして!)サッサッ
33: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:12:56.574 ID:acBsxzon0NIKU
嫁「いっけない」
ストン…
実況『あれ……? なんだったのでしょう、今のは……!?』
格闘家(あーもう……俺より目立っちゃって……)
トレーナー「ちょっとヒヤヒヤしたが、よくやったぞ! 次はチャンピオンだ!」
格闘家「はいっ!」
ストン…
実況『あれ……? なんだったのでしょう、今のは……!?』
格闘家(あーもう……俺より目立っちゃって……)
トレーナー「ちょっとヒヤヒヤしたが、よくやったぞ! 次はチャンピオンだ!」
格闘家「はいっ!」
34: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:15:13.923 ID:acBsxzon0NIKU
スタスタ…
格闘家(あのまま寝技に持ち込まれてたら、ヤバかったな……)
チャンプ「見ていたよ、今の試合」
格闘家「!」
チャンプ「最後の一撃、なかなかの右ストレートだった」
格闘家「そりゃどうも……」
チャンプ「だが私ならテイクダウンを奪われることなく、彼を倒していたがね」
格闘家「ぐっ……」
チャンプ「次の試合……楽しみにしているよ」
格闘家「…………!」
格闘家(ようやく、あんたのお眼鏡にかなったってところか!)
格闘家(あのまま寝技に持ち込まれてたら、ヤバかったな……)
チャンプ「見ていたよ、今の試合」
格闘家「!」
チャンプ「最後の一撃、なかなかの右ストレートだった」
格闘家「そりゃどうも……」
チャンプ「だが私ならテイクダウンを奪われることなく、彼を倒していたがね」
格闘家「ぐっ……」
チャンプ「次の試合……楽しみにしているよ」
格闘家「…………!」
格闘家(ようやく、あんたのお眼鏡にかなったってところか!)
35: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:17:21.098 ID:acBsxzon0NIKU
……
リーダー「見ましたか?」
部下「はい、見ました」
部下「間違いありません、あれは昔我々の施設から逃げた……」
リーダー「ふふふ、格闘技など腕力しか取り柄のない愚か者の競技だと思っていましたが」
リーダー「たまには見てみるものですね」
リーダー「なんとしても彼女を捜し出すのです」
リーダー「あの力さえ手中に収めれば、我らの野望が叶うのです!」
部下「はっ!」
リーダー「見ましたか?」
部下「はい、見ました」
部下「間違いありません、あれは昔我々の施設から逃げた……」
リーダー「ふふふ、格闘技など腕力しか取り柄のない愚か者の競技だと思っていましたが」
リーダー「たまには見てみるものですね」
リーダー「なんとしても彼女を捜し出すのです」
リーダー「あの力さえ手中に収めれば、我らの野望が叶うのです!」
部下「はっ!」
38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:23:01.289 ID:acBsxzon0NIKU
数日後――
― ジム ―
格闘家「でぇやぁっ!」
バスッ! ドスッ! ボスッ!
トレーナー「おい」
格闘家「!」
トレーナー「チャンピオンとの試合は月末に決まった」
格闘家「……いよいよですね」
トレーナー「俺たちの手でチャンピオンを王者の座から引きずり下ろすぞ!」
格闘家「はいっ!」
格闘家(首を洗って待ってろよ、チャンピオン!)
― ジム ―
格闘家「でぇやぁっ!」
バスッ! ドスッ! ボスッ!
トレーナー「おい」
格闘家「!」
トレーナー「チャンピオンとの試合は月末に決まった」
格闘家「……いよいよですね」
トレーナー「俺たちの手でチャンピオンを王者の座から引きずり下ろすぞ!」
格闘家「はいっ!」
格闘家(首を洗って待ってろよ、チャンピオン!)
39: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:25:41.405 ID:acBsxzon0NIKU
― 家 ―
嫁「今日は奮発してステーキよ」
格闘家「おお~、うまそう!」
嫁「あっ」グネリッ
嫁「ナイフとフォーク曲げちゃった」
格闘家「よーし、俺だって!」グニャッ
グネリッ グニャッ グネリッ グニャッ グネリッ グニャッ
……
格闘家「まーたやっちゃったな俺ら……」
嫁「ホント……」
嫁「今日は奮発してステーキよ」
格闘家「おお~、うまそう!」
嫁「あっ」グネリッ
嫁「ナイフとフォーク曲げちゃった」
格闘家「よーし、俺だって!」グニャッ
グネリッ グニャッ グネリッ グニャッ グネリッ グニャッ
……
格闘家「まーたやっちゃったな俺ら……」
嫁「ホント……」
40: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:28:13.886 ID:acBsxzon0NIKU
チャンプ「…………」ウズッ
チャンプ(まさか、この私が試合を楽しみにする日が来るとはな……)
チャンプ(いや、それより……)
チャンプ(あの時、格闘家が勝利した直後に会場で起きた現象……)
チャンプ(まさかな……)
チャンプ(まさか、この私が試合を楽しみにする日が来るとはな……)
チャンプ(いや、それより……)
チャンプ(あの時、格闘家が勝利した直後に会場で起きた現象……)
チャンプ(まさかな……)
41: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:31:20.291 ID:acBsxzon0NIKU
試合を間近に控えたある日――
― 家 ―
ピンポーン…
嫁「誰かしら?」
嫁「はい」ガチャッ
部下「ようやく見つけたぞ」
リーダー「お久しぶりです」
嫁(この人たち……≪超能力開発研究所≫の……!)
― 家 ―
ピンポーン…
嫁「誰かしら?」
嫁「はい」ガチャッ
部下「ようやく見つけたぞ」
リーダー「お久しぶりです」
嫁(この人たち……≪超能力開発研究所≫の……!)
42: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:33:48.512 ID:acBsxzon0NIKU
嫁「このっ!」キッ
部下「うわぁっ!」ブワッ
リーダー「おっと」バチバチッ
嫁「あうっ……!」ガクッ
嫁(スタンガン……!)
リーダー「危ない危ない……危うく私まで吹き飛ばされるところでした」
嫁「ぐう……」
リーダー「さあ、彼女を丁重に運びなさい」
部下「は……はいっ!」
部下「うわぁっ!」ブワッ
リーダー「おっと」バチバチッ
嫁「あうっ……!」ガクッ
嫁(スタンガン……!)
リーダー「危ない危ない……危うく私まで吹き飛ばされるところでした」
嫁「ぐう……」
リーダー「さあ、彼女を丁重に運びなさい」
部下「は……はいっ!」
43: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:36:06.345 ID:acBsxzon0NIKU
― ジム ―
ドスッ! ボスッ! ボフッ!
トレーナー「お、おい……」
格闘家「なんです?」
トレーナー「ジムの外、チャンピオンが見に来てるぞ……」
格闘家(いったいなんの用だ……?)
ドスッ! ボスッ! ボフッ!
トレーナー「お、おい……」
格闘家「なんです?」
トレーナー「ジムの外、チャンピオンが見に来てるぞ……」
格闘家(いったいなんの用だ……?)
44: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:38:15.548 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「なんの用だ、チャンピオン?」
チャンプ「たまたま通りがかっただけだ」
チャンプ「いっておくが、君などまだまだ眼中にない」
格闘家(じゃあ何しに来たんだよ……)
格闘家「だったら練習を続けさせてもらうぜ。今さら隠すこともないしな」
チャンプ「…………」ジーッ
格闘家(すっげえ見てくるんだけど……やりにくい……)
チャンプ「たまたま通りがかっただけだ」
チャンプ「いっておくが、君などまだまだ眼中にない」
格闘家(じゃあ何しに来たんだよ……)
格闘家「だったら練習を続けさせてもらうぜ。今さら隠すこともないしな」
チャンプ「…………」ジーッ
格闘家(すっげえ見てくるんだけど……やりにくい……)
46: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:41:27.853 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「どおりゃぁっ!」
ドゴォッ!
トレーナー「いいぞ! いいパンチだ!」
チャンプ(ほぉ……)
アナタ…
格闘家「――――!?」
ドゴォッ!
トレーナー「いいぞ! いいパンチだ!」
チャンプ(ほぉ……)
アナタ…
格闘家「――――!?」
47: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:44:17.188 ID:acBsxzon0NIKU
『アナタ……ワタシヨ……』
格闘家(これは……テレパシー!?)
格闘家(心に入り込むのは悪いからって、めったなことじゃ使わないのに!)
『タスケテ……』
格闘家「!」
格闘家「今どこにいるんだ!?」
『場所ハ……』
トレーナー「どうした?」
格闘家(これは……テレパシー!?)
格闘家(心に入り込むのは悪いからって、めったなことじゃ使わないのに!)
『タスケテ……』
格闘家「!」
格闘家「今どこにいるんだ!?」
『場所ハ……』
トレーナー「どうした?」
48: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:47:49.857 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「くそっ、なんてこった! なんで今さらそいつらが出てくるんだ!」
トレーナー「お、おい突然どうしたんだ?」
格闘家「≪超能力開発研究所≫だな!?」
トレーナー「は……? 超能力……?」
格闘家「待ってろ!」タタタタタッ
トレーナー「ちょっ! おいっ! まだメニューは終わってないぞ!」
トレーナー「なんなんだいったい……」
トレーナー「お、おい突然どうしたんだ?」
格闘家「≪超能力開発研究所≫だな!?」
トレーナー「は……? 超能力……?」
格闘家「待ってろ!」タタタタタッ
トレーナー「ちょっ! おいっ! まだメニューは終わってないぞ!」
トレーナー「なんなんだいったい……」
49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:49:35.982 ID:acBsxzon0NIKU
チャンプ「…………?」
チャンプ「彼はどこへ?」
トレーナー「いや、こっちにもよく分からんのだが……」
トレーナー「≪超能力開発研究所≫とかなんとかいって……飛び出しちまったよ」
チャンプ「なにっ!?」
チャンプ(やはり……そういうことだったか! あの時の超能力は……!)
チャンプ「彼はどこへ?」
トレーナー「いや、こっちにもよく分からんのだが……」
トレーナー「≪超能力開発研究所≫とかなんとかいって……飛び出しちまったよ」
チャンプ「なにっ!?」
チャンプ(やはり……そういうことだったか! あの時の超能力は……!)
50: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:51:24.283 ID:acBsxzon0NIKU
格闘家「…………!」
格闘家(テレパシーが途切れた……)
格闘家(ということは完全に気絶させられてしまったのか……)
格闘家(だが、さいわい場所は分かった……タクシーを……)
格闘家(いや、こうなったら走った方が早いッ!)
格闘家「待ってろよォォォォォッ!!!」
ダダダッ
格闘家(テレパシーが途切れた……)
格闘家(ということは完全に気絶させられてしまったのか……)
格闘家(だが、さいわい場所は分かった……タクシーを……)
格闘家(いや、こうなったら走った方が早いッ!)
格闘家「待ってろよォォォォォッ!!!」
ダダダッ
52: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:56:02.599 ID:acBsxzon0NIKU
― 研究所 ―
格闘家(ここか……! 閉鎖したって聞いてたが、密かに復活してたんだな……!)
警備員「なにかご用ですか?」ズイッ
格闘家「俺の妻がここの連中にさらわれた。中に入れてもらおう」
警備員「何をいっているのです? 言いがかりはやめていただきましょうか」
格闘家「入れてくれないのか」
警備員「当然でしょう」
格闘家「だったら……」
格闘家「無理矢理通るッ!」
ドゴォッ!
警備員「ぶげっ!」
格闘家(ここか……! 閉鎖したって聞いてたが、密かに復活してたんだな……!)
警備員「なにかご用ですか?」ズイッ
格闘家「俺の妻がここの連中にさらわれた。中に入れてもらおう」
警備員「何をいっているのです? 言いがかりはやめていただきましょうか」
格闘家「入れてくれないのか」
警備員「当然でしょう」
格闘家「だったら……」
格闘家「無理矢理通るッ!」
ドゴォッ!
警備員「ぶげっ!」
53: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/29(月) 23:59:02.591 ID:acBsxzon0NIKU
タタタッ… タタタッ…
「侵入者だ!」 「ここは通すな!」 「捕まえろ!」
格闘家「ぐ……!」
格闘家(こんなに警備がいるのかよ……!)
格闘家「うおおおおおおおおおっ!」
バキッ! ドカッ! ドゴォッ!
格闘家(ちくしょう、キリがない!)
「侵入者だ!」 「ここは通すな!」 「捕まえろ!」
格闘家「ぐ……!」
格闘家(こんなに警備がいるのかよ……!)
格闘家「うおおおおおおおおおっ!」
バキッ! ドカッ! ドゴォッ!
格闘家(ちくしょう、キリがない!)
54: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:02:43.536 ID:3i25Q7il0
「もらった!」
格闘家(ちっ、後ろに!)
ドゴォンッ!
格闘家(え!? 勝手に吹っ飛んだ!? なんで!?)
覆面「……手伝おう」ジャン!
格闘家(ちっ、後ろに!)
ドゴォンッ!
格闘家(え!? 勝手に吹っ飛んだ!? なんで!?)
覆面「……手伝おう」ジャン!
55: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:06:41.870 ID:3i25Q7il0
格闘家「誰だお前!?」
覆面「私か? 私は……ええと……ヒーローだ!」
格闘家(ヒーロー!? そんなものが実在したなんて……!)
覆面「なんとなく事情は把握している……」
覆面「君の大切な人は超能力者で、ここの連中にさらわれたんだろう?」
格闘家「あ、ああ……だけどなぜここが?」
覆面「私もここの出身者でね……。もっとも超能力の才能はゼロだったが」
覆面「場所がほとんど変わってなかったので、たどり着くことができたよ」
覆面「とうっ!」ブオンッ
ズガァッ!
「ぐはぁっ!」
格闘家(すごい蹴りだ……いったい何者なんだ!?)
覆面「さぁ、行け!」
格闘家「ありがとう!」タタタッ
覆面「私か? 私は……ええと……ヒーローだ!」
格闘家(ヒーロー!? そんなものが実在したなんて……!)
覆面「なんとなく事情は把握している……」
覆面「君の大切な人は超能力者で、ここの連中にさらわれたんだろう?」
格闘家「あ、ああ……だけどなぜここが?」
覆面「私もここの出身者でね……。もっとも超能力の才能はゼロだったが」
覆面「場所がほとんど変わってなかったので、たどり着くことができたよ」
覆面「とうっ!」ブオンッ
ズガァッ!
「ぐはぁっ!」
格闘家(すごい蹴りだ……いったい何者なんだ!?)
覆面「さぁ、行け!」
格闘家「ありがとう!」タタタッ
56: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:09:22.150 ID:3i25Q7il0
格闘家「どけどけどけぇっ!」
ドカッ! バキッ! ドゴォッ!
部下「わっ! なんだお前は!?」
格闘家「どきやがれぇ!」
ドゴンッ!
部下「ぶげぁっ!」
格闘家(分かる……あの扉の向こうに妻がいる!)
格闘家(ぶっ壊す!!!)
ドガッシャァァァァン!!!
ドカッ! バキッ! ドゴォッ!
部下「わっ! なんだお前は!?」
格闘家「どきやがれぇ!」
ドゴンッ!
部下「ぶげぁっ!」
格闘家(分かる……あの扉の向こうに妻がいる!)
格闘家(ぶっ壊す!!!)
ドガッシャァァァァン!!!
57: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:13:09.122 ID:3i25Q7il0
― 研究所最深部 ―
リーダー「ようこそ」
嫁「あなた……来てくれたのね」
格闘家「…………」
格闘家「お前がこの研究所のリーダーか」
リーダー「ええ、そうです」
格闘家「殴られたくなきゃ、とっとと妻を解放しろ」
リーダー「殴られるのはゴメンですね……とはいえ、この人を解放するわけにもいきません」
リーダー「というわけで、取引しませんか?」
格闘家「取引?」
リーダー「ようこそ」
嫁「あなた……来てくれたのね」
格闘家「…………」
格闘家「お前がこの研究所のリーダーか」
リーダー「ええ、そうです」
格闘家「殴られたくなきゃ、とっとと妻を解放しろ」
リーダー「殴られるのはゴメンですね……とはいえ、この人を解放するわけにもいきません」
リーダー「というわけで、取引しませんか?」
格闘家「取引?」
58: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:15:23.538 ID:3i25Q7il0
リーダー「私どもはこれからあなたの奥様を研究するわけですが、絶対に傷つけないと約束します」
リーダー「なんなら、お金だって払ったっていい」
リーダー「それにあなたはチャンピオンとの戦いを控える身、ケガなどしたくないでしょう?」
リーダー「あなたがここから無傷で出られるよう、手配もしましょう」
リーダー「いかがです? 悪い話ではないと思いますが……」
格闘家「…………」
格闘家「バカか、お前」
格闘家「全然取引になってねえよ! 妻は返してもらうッ!」
リーダー「なんなら、お金だって払ったっていい」
リーダー「それにあなたはチャンピオンとの戦いを控える身、ケガなどしたくないでしょう?」
リーダー「あなたがここから無傷で出られるよう、手配もしましょう」
リーダー「いかがです? 悪い話ではないと思いますが……」
格闘家「…………」
格闘家「バカか、お前」
格闘家「全然取引になってねえよ! 妻は返してもらうッ!」
59: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:19:06.093 ID:3i25Q7il0
リーダー「ならば、死んでもらうしかありませんね」キッ
ズシッ……!
格闘家「ぐおっ!?」
格闘家「ぐおあぁぁぁぁぁ……!?」メキメキ…
嫁「あなた!」
リーダー「助けようとしても無駄ですよ。あなたにつけている装置は超能力を封じますからね」
格闘家(こいつも……エスパーなのか……!)
格闘家(ならなぜ……? 超能力はすでに使えるのに、どうして妻を……!?)
リーダー「今、あなたが抱いているであろう疑問についてお答えいたしましょう」
格闘家「!」
ズシッ……!
格闘家「ぐおっ!?」
格闘家「ぐおあぁぁぁぁぁ……!?」メキメキ…
嫁「あなた!」
リーダー「助けようとしても無駄ですよ。あなたにつけている装置は超能力を封じますからね」
格闘家(こいつも……エスパーなのか……!)
格闘家(ならなぜ……? 超能力はすでに使えるのに、どうして妻を……!?)
リーダー「今、あなたが抱いているであろう疑問についてお答えいたしましょう」
格闘家「!」
60: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:23:26.832 ID:3i25Q7il0
リーダー「私どもも長年の研究で、超能力の開発にやっとのことで成功しました」
リーダー「こうして止まってる物体に圧力をかけるぐらいなら、私でもできるようになった」
リーダー「ところが、物を動かしたり、浮かせたり、というのがどうしてもできないのです」
リーダー「研究所で唯一その領域まで達していたのが、あなたの奥様だったのですが……」
リーダー「ある日、バカな小僧が大暴れして、子供達をみんな逃がしてしまったのです」
リーダー「しかし、あなたの試合をたまたま見ていたら、見つけることができたのですよ」
格闘家(あの時……観客を浮かせたのが放映されてたのか!)
リーダー「超能力の完成には、どうしてもあなたの奥様が必要不可欠なのです」
リーダー「そして、完成したあかつきには、あらゆる分野への転用が可能!」
リーダー「たとえば……軍事利用なんかもね」
格闘家(そうか……もし、エスパー軍団みたいなのを作って、念じるだけで兵器を動かせるようになれば)
格闘家(そいつらは世界の支配者も同然となる!)
リーダー「こうして止まってる物体に圧力をかけるぐらいなら、私でもできるようになった」
リーダー「ところが、物を動かしたり、浮かせたり、というのがどうしてもできないのです」
リーダー「研究所で唯一その領域まで達していたのが、あなたの奥様だったのですが……」
リーダー「ある日、バカな小僧が大暴れして、子供達をみんな逃がしてしまったのです」
リーダー「しかし、あなたの試合をたまたま見ていたら、見つけることができたのですよ」
格闘家(あの時……観客を浮かせたのが放映されてたのか!)
リーダー「超能力の完成には、どうしてもあなたの奥様が必要不可欠なのです」
リーダー「そして、完成したあかつきには、あらゆる分野への転用が可能!」
リーダー「たとえば……軍事利用なんかもね」
格闘家(そうか……もし、エスパー軍団みたいなのを作って、念じるだけで兵器を動かせるようになれば)
格闘家(そいつらは世界の支配者も同然となる!)
61: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:26:00.996 ID:3i25Q7il0
リーダー「もちろん、ここまで話したということは、あなたを生かすつもりはありません」
リーダー「さぁ、全身の骨を砕いて、内蔵を吐き出させてあげましょう!」ギロッ
格闘家「ぐげぇあぁぁぁぁ……!」メキメキメキ…
リーダー「フフフ……ああいい気持ちだ……!」
嫁「いやぁぁぁぁぁ! もうやめてぇぇぇぇぇ!」
リーダー「お前はこいつを殺した後、たっぷりとモルモットにしてやるよ!」
格闘家「……ぬおおっ」
リーダー「え?」
格闘家「そんなこと……させるかよ」ググッ…
リーダー「こいつ、まだ動けるのか!? 私の超能力を喰らってるのに……!」
リーダー「さぁ、全身の骨を砕いて、内蔵を吐き出させてあげましょう!」ギロッ
格闘家「ぐげぇあぁぁぁぁ……!」メキメキメキ…
リーダー「フフフ……ああいい気持ちだ……!」
嫁「いやぁぁぁぁぁ! もうやめてぇぇぇぇぇ!」
リーダー「お前はこいつを殺した後、たっぷりとモルモットにしてやるよ!」
格闘家「……ぬおおっ」
リーダー「え?」
格闘家「そんなこと……させるかよ」ググッ…
リーダー「こいつ、まだ動けるのか!? 私の超能力を喰らってるのに……!」
63: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:29:24.371 ID:3i25Q7il0
格闘家「ぐぬぬぬぬ……!」ブシュッ…
リーダー「まさか、お前も超能力者!?」
格闘家「いいや……俺は超能力者なんかじゃないぜ……」
格闘家「だが、体だけは人一倍鍛えてきた……」
格闘家「鍛えた体は……」
リーダー「ひっ!」
格闘家「超能力にだって負けねえんだァァァァァァァァァァァ!!!」グオオオオッ
リーダー「ひいいいいいっ!」
リーダー「まさか、お前も超能力者!?」
格闘家「いいや……俺は超能力者なんかじゃないぜ……」
格闘家「だが、体だけは人一倍鍛えてきた……」
格闘家「鍛えた体は……」
リーダー「ひっ!」
格闘家「超能力にだって負けねえんだァァァァァァァァァァァ!!!」グオオオオッ
リーダー「ひいいいいいっ!」
65: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:32:48.719 ID:3i25Q7il0
格闘家「どぉりゃぁぁぁぁぁっ!!!」
リーダー「やっ、やめっ!」
ドゴォンッ!!!
リーダー「ぐぼあぁぁぁ……っ!」
ドガシャァァァンッ…
格闘家「はぁ、はぁ、はぁ……」
格闘家「俺の嫁に手を出したのが……運の尽きだったな」
リーダー「やっ、やめっ!」
ドゴォンッ!!!
リーダー「ぐぼあぁぁぁ……っ!」
ドガシャァァァンッ…
格闘家「はぁ、はぁ、はぁ……」
格闘家「俺の嫁に手を出したのが……運の尽きだったな」
66: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:35:25.968 ID:3i25Q7il0
嫁「あなた……ありがとう……」
格闘家「無事でよかった……」
格闘家「…………!」ガクッ
嫁「あなた!」
格闘家「い、いや……なんのこれしき……」ググッ…
嫁「無理しないで。あなたのことは私が運んであげるわ」
格闘家「うわっ!」フワッ…
格闘家(嫁がエスパーで助かったぁ……)
格闘家「無事でよかった……」
格闘家「…………!」ガクッ
嫁「あなた!」
格闘家「い、いや……なんのこれしき……」ググッ…
嫁「無理しないで。あなたのことは私が運んであげるわ」
格闘家「うわっ!」フワッ…
格闘家(嫁がエスパーで助かったぁ……)
67: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:39:13.467 ID:3i25Q7il0
覆面「終わったようだな」
格闘家「あなたは……ヒーローさん!」
覆面「警察には通報しておいた。じきに駆けつけるだろう」
格闘家「はいっ! 本当にありがとうございました!」
覆面「それと……そちらのご婦人」チラッ
嫁「?」
覆面「…………」
覆面(さよなら、私の初恋の人……)
…………
……
格闘家「あなたは……ヒーローさん!」
覆面「警察には通報しておいた。じきに駆けつけるだろう」
格闘家「はいっ! 本当にありがとうございました!」
覆面「それと……そちらのご婦人」チラッ
嫁「?」
覆面「…………」
覆面(さよなら、私の初恋の人……)
…………
……
68: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:42:37.467 ID:3i25Q7il0
……
試合当日――
ワァァァ…… ワァァァ……
実況『さぁ、いよいよ運命の日がやって参りました!』
実況『無敵のチャンピオンに、剛腕を誇るチャレンジャーが挑む!』
実況『果たして、今宵が王者交代の日となるのか!?』
格闘家「正々堂々と勝負だ」
チャンプ「うむ、私の蹴りと君の拳……どちらが上か決着をつけよう」
チャンプ「ところで今日、奥さんは?」
格闘家「観客席にいる」
チャンプ「だとしたら……絶対負けられんな」
格闘家(こいつ、まさか狙ってるんじゃないだろうな……)
格闘家(まあ負けられないのは俺も同じだがな!)
試合当日――
ワァァァ…… ワァァァ……
実況『さぁ、いよいよ運命の日がやって参りました!』
実況『無敵のチャンピオンに、剛腕を誇るチャレンジャーが挑む!』
実況『果たして、今宵が王者交代の日となるのか!?』
格闘家「正々堂々と勝負だ」
チャンプ「うむ、私の蹴りと君の拳……どちらが上か決着をつけよう」
チャンプ「ところで今日、奥さんは?」
格闘家「観客席にいる」
チャンプ「だとしたら……絶対負けられんな」
格闘家(こいつ、まさか狙ってるんじゃないだろうな……)
格闘家(まあ負けられないのは俺も同じだがな!)
69: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:45:19.750 ID:3i25Q7il0
ワァァァ…… ワァァァ……
実況『さぁ、会場の熱気が最高潮に達したところで、いよいよゴングです!』
嫁「あなた……頑張って!」
カーンッ!
― おわり ―
実況『さぁ、会場の熱気が最高潮に達したところで、いよいよゴングです!』
嫁「あなた……頑張って!」
カーンッ!
― おわり ―
70: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:52:00.626 ID:4CUA+cwK0
乙
72: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:58:09.703 ID:uY6ewpVla
乙!面白かった!
73: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 00:58:12.339 ID:zZIq4SQxr
乙
面白かった
面白かった
74: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/30(火) 01:06:04.957 ID:8t93nrnm0
乙
良かった
良かった
引用元: 格闘家「俺の嫁は凄腕エスパー」嫁「あっ、またスプーン曲げちゃった」
サトシ「アローラ裏サイト掲示板?」
2018-10-30
1: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 20:03:25.60 ID:ayNwwAai0
サトシ「なにそれ?」
ピカチュウ「ピカ?」
マーマネ「アローラの人たちが集まって、普段言えなかったりする愚痴を言いあったり」
マーマネ「趣味を共有したりするインターネット掲示板のことだよ」
サトシ「へぇー、そんなのがあったのかー」
ピカチュウ「ピカ?」
マーマネ「アローラの人たちが集まって、普段言えなかったりする愚痴を言いあったり」
マーマネ「趣味を共有したりするインターネット掲示板のことだよ」
サトシ「へぇー、そんなのがあったのかー」
2: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 20:13:31.65 ID:ayNwwAai0
リーリエ「ですが、裏サイトだなんてちょっと怖そうですね」
スイレン「うん、変なこととか書き込まれてそう」
マーマネ「あー、大丈夫だよ!このサイトにはちゃんと管理人さんがいて、度のすぎた書き込みとかは対処してくれるからね」
カキ「対処?」
マーマネ「うん、例えば…簡単なのでアクセス禁止かな?」
マオ「アクセス禁止って…ようは書き込みが出来なくなるってこと?」
マーマネ「うん、そうだよ」
マーマネ「酷い時には警察沙汰になることもあるみたいなんだ」
リーリエ「け、警察沙汰ですか!?」
サトシ「ひぇ~」
ロトム図鑑「近頃はインターネットもマナーが守れなくなった人たちが多くなったロト」
スイレン「世知辛い世の中」ウンウン
スイレン「うん、変なこととか書き込まれてそう」
マーマネ「あー、大丈夫だよ!このサイトにはちゃんと管理人さんがいて、度のすぎた書き込みとかは対処してくれるからね」
カキ「対処?」
マーマネ「うん、例えば…簡単なのでアクセス禁止かな?」
マオ「アクセス禁止って…ようは書き込みが出来なくなるってこと?」
マーマネ「うん、そうだよ」
マーマネ「酷い時には警察沙汰になることもあるみたいなんだ」
リーリエ「け、警察沙汰ですか!?」
サトシ「ひぇ~」
ロトム図鑑「近頃はインターネットもマナーが守れなくなった人たちが多くなったロト」
スイレン「世知辛い世の中」ウンウン
3: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 20:22:59.58 ID:ayNwwAai0
サトシ「で、そのアローラ裏サイトがなんなんだよマーマネ?」
マーマネ「うん、僕もこの間たまたま見つけてね?なかなか面白いからみんなにも紹介しておこうと思ってさ?」
トゲデマル「マキュ」
リーリエ「アローラ裏サイトというくらいですし…やはりアローラの人たちしか見れない掲示板なんですか?」
マーマネ「うん、そうだよ!この掲示板はアローラに居る人たちしかアクセス出来ないようになってるんだ」
カキ「マーマネはその…書き込みとかやってるのか?」
マーマネ「まーね?そんな毎回張り付いてって程でもないけど」
マーマネ「ちなみに書き込みはアカウントを作ってログインしなきゃ出来ないけどね?」
サトシ「アカウント?」
ロトム図鑑「えー…アカウントとは…」
マーマネ「うん、僕もこの間たまたま見つけてね?なかなか面白いからみんなにも紹介しておこうと思ってさ?」
トゲデマル「マキュ」
リーリエ「アローラ裏サイトというくらいですし…やはりアローラの人たちしか見れない掲示板なんですか?」
マーマネ「うん、そうだよ!この掲示板はアローラに居る人たちしかアクセス出来ないようになってるんだ」
カキ「マーマネはその…書き込みとかやってるのか?」
マーマネ「まーね?そんな毎回張り付いてって程でもないけど」
マーマネ「ちなみに書き込みはアカウントを作ってログインしなきゃ出来ないけどね?」
サトシ「アカウント?」
ロトム図鑑「えー…アカウントとは…」
4: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 20:29:35.17 ID:ayNwwAai0
マーマネ「まぁ、とりあえずみんなにもサイトのアドレスを渡しておくよ」スッ スッ
マーマネ「サイトを覗くだけならアカウントもいらないしさ?書き込む場合も匿名だから案外楽しいよ?」
サトシ「へぇー、サンキューマーマネ」ピラッ
スイレン「アローラの深淵がここに」ムゥ
カキ「ま、気が向いたら覗いてみるか」ピラッ
マオ「ねー?どうする?」
リーリエ「いくら管理人さんがいるとはいえ、やはり私、少し怖いです…もし自分のことが書かれていたら…」
マオ「だよねー?」
シロン「コーン」
ワイワイ
マーマネ「サイトを覗くだけならアカウントもいらないしさ?書き込む場合も匿名だから案外楽しいよ?」
サトシ「へぇー、サンキューマーマネ」ピラッ
スイレン「アローラの深淵がここに」ムゥ
カキ「ま、気が向いたら覗いてみるか」ピラッ
マオ「ねー?どうする?」
リーリエ「いくら管理人さんがいるとはいえ、やはり私、少し怖いです…もし自分のことが書かれていたら…」
マオ「だよねー?」
シロン「コーン」
ワイワイ
5: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 20:36:52.35 ID:BK2TRNqAO
夜
スイレンの家
スイレン「………んーっ!」ノビー
スイレン「お風呂も入った!明日のスクールの準備も完璧!」
アシマリ「アウ!」
スイレン「……あとは寝るだけ……」ガサッ
スイレン「………ん?」ピラッ
スイレン「…あっ、これ…スクールでマーマネからもらったアローラ裏サイトのアドレスの紙…」
アシマリ「アウ」
スイレン「………寝る前にちょっとだけ…」ゴクリ
スイレンの家
スイレン「………んーっ!」ノビー
スイレン「お風呂も入った!明日のスクールの準備も完璧!」
アシマリ「アウ!」
スイレン「……あとは寝るだけ……」ガサッ
スイレン「………ん?」ピラッ
スイレン「…あっ、これ…スクールでマーマネからもらったアローラ裏サイトのアドレスの紙…」
アシマリ「アウ」
スイレン「………寝る前にちょっとだけ…」ゴクリ
6: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 20:47:27.85 ID:ayNwwAai0
スイレン「……………」カチカチ
スイレン「………これが掲示板。すごい、色んなスレッドがある」ヘー
アシマリ「アウー」
スイレン「………アローラの観光スポット議論スレ…アローラの出会い島コンスレ…」カチカチ
スイレン「………ん?」カチッ
アシマリ「アウ?」
【天使】リーリエちゃんファンスレ 21
スイレン「り、リーリエのファンスレ!?し、しかも21って…」
アシマリ「アウ!」
スイレン「すごい…さすがリーリエ…あっ、でも本人が知ったら恥ずかしさで倒れちゃいそう」クスッ
アシマリ「アウ」
スイレン「………ちなみに私のファンスレは……」カチカチ
スイレン「……………」カチカチ
スイレン「……ない。まぁでもマオちゃんのも無いしいいか」
アシマリ「アウ」
スイレン「………じゃあ、アローラの釣りスポットスレでも覗いてから………ん?」カチカチ
ポケモンスクールについて語るスレ
スイレン「……………」ゴクリ
ポチッ
スイレン「………これが掲示板。すごい、色んなスレッドがある」ヘー
アシマリ「アウー」
スイレン「………アローラの観光スポット議論スレ…アローラの出会い島コンスレ…」カチカチ
スイレン「………ん?」カチッ
アシマリ「アウ?」
【天使】リーリエちゃんファンスレ 21
スイレン「り、リーリエのファンスレ!?し、しかも21って…」
アシマリ「アウ!」
スイレン「すごい…さすがリーリエ…あっ、でも本人が知ったら恥ずかしさで倒れちゃいそう」クスッ
アシマリ「アウ」
スイレン「………ちなみに私のファンスレは……」カチカチ
スイレン「……………」カチカチ
スイレン「……ない。まぁでもマオちゃんのも無いしいいか」
アシマリ「アウ」
スイレン「………じゃあ、アローラの釣りスポットスレでも覗いてから………ん?」カチカチ
ポケモンスクールについて語るスレ
スイレン「……………」ゴクリ
ポチッ
7: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 21:00:58.27 ID:ayNwwAai0
スイレン(ポケモンスクール総合スレ…どんなこと書いてあるか気になる…)カチカチ
スイレン(ちょっとだけ覗いて…)カチカチ
名無しのトゲデマル『ねぇ?ポケモンスクール最強のトレーナーって誰だと思う?』
名無しのゴンべ『やっぱりククイくんじゃないかしら?』
名無しのアマージョ『卒業生込みならイリマさん』
名無しのミミたん『将来性を考えたら断然サトシかなー?』
名無しのバクガメス『ここまでカキくん無し』
スイレン「す、すごい……!サトシやみんなの名前も出てる!」
スイレン「わ、私の名前は……」カチカチ
スイレン「………ない…か…」ガクッ
アシマリ「アウ」
スイレン(ちょっとだけ覗いて…)カチカチ
名無しのトゲデマル『ねぇ?ポケモンスクール最強のトレーナーって誰だと思う?』
名無しのゴンべ『やっぱりククイくんじゃないかしら?』
名無しのアマージョ『卒業生込みならイリマさん』
名無しのミミたん『将来性を考えたら断然サトシかなー?』
名無しのバクガメス『ここまでカキくん無し』
スイレン「す、すごい……!サトシやみんなの名前も出てる!」
スイレン「わ、私の名前は……」カチカチ
スイレン「………ない…か…」ガクッ
アシマリ「アウ」
8: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 21:11:52.73 ID:ayNwwAai0
名無しのトゲデマル『じゃあスクールで一番可愛いのは?』
スイレン「!」
スイレン「………」ゴクリ
名無しのシルヴァディ『リーリエ』
名無しのマザービースト『リーリエ』
名無しのアマージョ『リーリエも可愛いけどやっぱりマオちゃん』
名無しのバクガメス『ホシちゃん』
名無しのトゲデマル『>名無しのバクガメス スクールでって言ってるでしょ』
名無しのバクガメス『将来的にスクールに入るし』
名無しのルガルガン『ライチさん』
名無しのミミたん『アホばっか』
スイレン「……………うぅ、リーリエ…やっぱりすごい人気…マオちゃんまで名前が出てる」カチカチ
スイレン「わ、私は……」カチカチ
スイレン「………ない、か……残念無念」ガクッ
アシマリ「アウ」ポンッ
スイレン「!」
スイレン「………」ゴクリ
名無しのシルヴァディ『リーリエ』
名無しのマザービースト『リーリエ』
名無しのアマージョ『リーリエも可愛いけどやっぱりマオちゃん』
名無しのバクガメス『ホシちゃん』
名無しのトゲデマル『>名無しのバクガメス スクールでって言ってるでしょ』
名無しのバクガメス『将来的にスクールに入るし』
名無しのルガルガン『ライチさん』
名無しのミミたん『アホばっか』
スイレン「……………うぅ、リーリエ…やっぱりすごい人気…マオちゃんまで名前が出てる」カチカチ
スイレン「わ、私は……」カチカチ
スイレン「………ない、か……残念無念」ガクッ
アシマリ「アウ」ポンッ
9: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 21:21:33.43 ID:ayNwwAai0
名無しのアマージョ『じゃあスクールで一番のイケメンは?』
スイレン「!」
名無しのゴンべ『ククイくん』
名無しのトゲデマル『マーマネくん』
名無しのバクガメス『カキくん』
名無しのシルヴァディ『グラジオ』
名無しのマザービースト『>名無しのシルヴァディ
スクールでって言ってるわよね?』
名無しのシルヴァディ『じゃあ男装リーリエ』
名無しのマザービースト『上に同じ』
スイレン「……………」カチカチ
スイレン「!」
名無しのミミたん『やっぱりサトシかなー?』
スイレン「……………」
アシマリ「アウ」
スイレン「!」
名無しのゴンべ『ククイくん』
名無しのトゲデマル『マーマネくん』
名無しのバクガメス『カキくん』
名無しのシルヴァディ『グラジオ』
名無しのマザービースト『>名無しのシルヴァディ
スクールでって言ってるわよね?』
名無しのシルヴァディ『じゃあ男装リーリエ』
名無しのマザービースト『上に同じ』
スイレン「……………」カチカチ
スイレン「!」
名無しのミミたん『やっぱりサトシかなー?』
スイレン「……………」
アシマリ「アウ」
10: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 21:31:06.99 ID:ayNwwAai0
名無しのミミたん『まぁ、サトシはカッコいいってより可愛い系?かもしれないけどね』
名無しのミミたん『でも、ゼンリョクで頑張ってる姿はやっぱりちょっとカッコいいかな?』
名無しのミミたん『なんてね?』
名無しのアマージョ『>名無しのミミたん へぇ?語るねー』
名無しのトゲデマル『サトシにファンがいるなんて意外だね』
名無しのゴンべ『サトシもやるわね』
名無しのミミたん『えへへ』
スイレン「……………」カチカチ
スイレン(なにこの名無しのミミたんってやつ…)カチカチ
スイレン(どうせ遠くから眺めてるだけの癖に、私はサトシのこと知ってますみたいなこと書き込んで…)カチカチ
スイレン「か、書き込み!私も!」カチカチ
アシマリ「アウー」
書き込む場合はアカウントを作ってログインしてください
スイレン「っ………!!」カチカチ
スイレン「アカウント作らなきゃ!」カチカチ
アシマリ「アウー……」
名無しのミミたん『でも、ゼンリョクで頑張ってる姿はやっぱりちょっとカッコいいかな?』
名無しのミミたん『なんてね?』
名無しのアマージョ『>名無しのミミたん へぇ?語るねー』
名無しのトゲデマル『サトシにファンがいるなんて意外だね』
名無しのゴンべ『サトシもやるわね』
名無しのミミたん『えへへ』
スイレン「……………」カチカチ
スイレン(なにこの名無しのミミたんってやつ…)カチカチ
スイレン(どうせ遠くから眺めてるだけの癖に、私はサトシのこと知ってますみたいなこと書き込んで…)カチカチ
スイレン「か、書き込み!私も!」カチカチ
アシマリ「アウー」
書き込む場合はアカウントを作ってログインしてください
スイレン「っ………!!」カチカチ
スイレン「アカウント作らなきゃ!」カチカチ
アシマリ「アウー……」
11: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 21:44:11.83 ID:ayNwwAai0
~30分後~
スイレン「よし!アカウント収得完了!ログインも成功!」
アシマリ「アウ!」
スイレン「………あとは…ポケモンスクール総合スレで…」カチカチ
名無しのアシマリ『さっきのイケメンの話なんだけど』
スイレン「………よし!書き込めた!」グッ
名無しのアマージョ『なになに?どうしたの?』
名無しのトゲデマル『新しい人?』
名無しのバクガメス『あの話はカキくんが一番で終わっただろ』
名無しのトゲデマル『>名無しのバクガメス マーマネくんが一番だったよね?』
名無しのアマージョ『あれ?私…どっか違うスレでも見てたのかな?』
スイレン「…………………」カチカチ
名無しのアシマリ『さっき話に出てたサトシくん』
名無しのアシマリ『あの子、同じクラスのスイレンちゃんって子と一緒にいること多いよね?』
名無しのアシマリ『登下校もだいたい一緒だし。朝もバルーンの練習を一緒にしてるみたいだし』
名無しのアシマリ『噂ではアーカラでデートもしたらしいよ。あの二人』
名無しのアシマリ『ひょっとしてサトシくんとスイレンちゃんって付き合ってるんじゃない?』
スイレン「/////」ドキドキドキ
アシマリ「アウ…」
スイレン「よし!アカウント収得完了!ログインも成功!」
アシマリ「アウ!」
スイレン「………あとは…ポケモンスクール総合スレで…」カチカチ
名無しのアシマリ『さっきのイケメンの話なんだけど』
スイレン「………よし!書き込めた!」グッ
名無しのアマージョ『なになに?どうしたの?』
名無しのトゲデマル『新しい人?』
名無しのバクガメス『あの話はカキくんが一番で終わっただろ』
名無しのトゲデマル『>名無しのバクガメス マーマネくんが一番だったよね?』
名無しのアマージョ『あれ?私…どっか違うスレでも見てたのかな?』
スイレン「…………………」カチカチ
名無しのアシマリ『さっき話に出てたサトシくん』
名無しのアシマリ『あの子、同じクラスのスイレンちゃんって子と一緒にいること多いよね?』
名無しのアシマリ『登下校もだいたい一緒だし。朝もバルーンの練習を一緒にしてるみたいだし』
名無しのアシマリ『噂ではアーカラでデートもしたらしいよ。あの二人』
名無しのアシマリ『ひょっとしてサトシくんとスイレンちゃんって付き合ってるんじゃない?』
スイレン「/////」ドキドキドキ
アシマリ「アウ…」
12: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 22:32:26.91 ID:ayNwwAai0
名無しのルガルガン『え?あの二人ってやっぱりそういう関係?』
名無しのゴンべ『明日はお赤飯ね!』
スイレン「! 食いついた!」
名無しのアマージョ『そうだったんだ!おめでとうスイレン』
名無しのバクガメス『やるなぁサトシー!』
名無しのトゲデマル『そうなんじゃないかと思ってたよ僕は』
スイレン(や、やっぱり私とサトシってそう見えてたんだ////)ポッ
アシマリ「アウ」
名無しのミミたん『え?サトシの彼女ってウラウラの図書館で働いてる紫色の髪した女の子でしょ?』
スイレン「!」
名無しのミミたん『私、ウラウラでサトシがその子とずっと一緒にいるの見たんだよね』
名無しのミミたん『あれは間違いなく付き合ってるよ』
名無しのミミたん『よってそのスイレンって子はただのストーカー。はい論破』
スイレン「………こいつ…」イラッ
アシマリ「アウ…」ハラハラ
名無しのゴンべ『明日はお赤飯ね!』
スイレン「! 食いついた!」
名無しのアマージョ『そうだったんだ!おめでとうスイレン』
名無しのバクガメス『やるなぁサトシー!』
名無しのトゲデマル『そうなんじゃないかと思ってたよ僕は』
スイレン(や、やっぱり私とサトシってそう見えてたんだ////)ポッ
アシマリ「アウ」
名無しのミミたん『え?サトシの彼女ってウラウラの図書館で働いてる紫色の髪した女の子でしょ?』
スイレン「!」
名無しのミミたん『私、ウラウラでサトシがその子とずっと一緒にいるの見たんだよね』
名無しのミミたん『あれは間違いなく付き合ってるよ』
名無しのミミたん『よってそのスイレンって子はただのストーカー。はい論破』
スイレン「………こいつ…」イラッ
アシマリ「アウ…」ハラハラ
13: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 22:44:11.14 ID:ayNwwAai0
名無しのアマージョ『ちょっと!ストーカーなんて言い方は酷いんじゃ…』
名無しのアシマリ『ストーカーはその図書館の女!彼女はスイレン。はい論破』
名無しのミミたん『サトシと結構一緒にいたけどサトシの口から彼女の話なんて聞いたことないよ。よってスイレンはストーカー。はい論破』
名無しのアシマリ『サトシは照れてるだけ!噂じゃサトシは家族公認でスイレンのボーイフレンドらしい。はい論破』
名無しのミミたん『噂とか…馬鹿じゃないの?』
名無しのアシマリ『馬鹿はあんた。顔真っ赤か? >名無しのミミたん』
名無しのミミたん『顔真っ赤でマジレスしてるのはキミでしょ?余裕ない証拠だね >名無しのアシマリ』
名無しのアマージョ『もうやめなよ二人とも…仲良くいこうよ…』
スイレン「………名無しのミミたんんんん!!!」イライラ
アシマリ「アウー…」ハラハラ
名無しのアシマリ『ストーカーはその図書館の女!彼女はスイレン。はい論破』
名無しのミミたん『サトシと結構一緒にいたけどサトシの口から彼女の話なんて聞いたことないよ。よってスイレンはストーカー。はい論破』
名無しのアシマリ『サトシは照れてるだけ!噂じゃサトシは家族公認でスイレンのボーイフレンドらしい。はい論破』
名無しのミミたん『噂とか…馬鹿じゃないの?』
名無しのアシマリ『馬鹿はあんた。顔真っ赤か? >名無しのミミたん』
名無しのミミたん『顔真っ赤でマジレスしてるのはキミでしょ?余裕ない証拠だね >名無しのアシマリ』
名無しのアマージョ『もうやめなよ二人とも…仲良くいこうよ…』
スイレン「………名無しのミミたんんんん!!!」イライラ
アシマリ「アウー…」ハラハラ
14: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 23:00:41.09 ID:ayNwwAai0
名無しのアシマリ『>名無しのミミたん ネットで顔見えないからってイキがらないで!』
名無しのアシマリ『現実ならあんたなんてポケモンバトルでフルボッコ!』
名無しのバクガメス『ハァ…仲良くしろよ…』
名無しのトゲデマル『もうやめなよ。管理人さんくるよ?』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ そのセリフをそっくりリボンでもつけて返してあげるわよ!』
名無しのゴンべ『サトシ……10歳で二股って…』
名無しのゴンべ『あとでサトシに話を聞かなきゃいけないわね』
名無しのアシマリ『悪いのは私じゃない!名無しのミミたん!』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ アシマリの癖にホネブーメランが使えるんだね!すっごーい!』
名無しのアシマリ『は?馬鹿じゃね?』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ 顔真っ赤』
名無しのルガルガン『とりあえず一つ言えることは』
名無しのルガルガン『リア充だいばくはつしろ』
名無しのアシマリ『>名無しのルガルガン お前がだいばくはつしろ』
名無しのミミたん『>名無しのルガルガン お前がだいばくはつしろ』
スイレン「あぁぁあぁぁあ!!!」イライライライライライラ
アシマリ「アウゥ…」
名無しのアシマリ『現実ならあんたなんてポケモンバトルでフルボッコ!』
名無しのバクガメス『ハァ…仲良くしろよ…』
名無しのトゲデマル『もうやめなよ。管理人さんくるよ?』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ そのセリフをそっくりリボンでもつけて返してあげるわよ!』
名無しのゴンべ『サトシ……10歳で二股って…』
名無しのゴンべ『あとでサトシに話を聞かなきゃいけないわね』
名無しのアシマリ『悪いのは私じゃない!名無しのミミたん!』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ アシマリの癖にホネブーメランが使えるんだね!すっごーい!』
名無しのアシマリ『は?馬鹿じゃね?』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ 顔真っ赤』
名無しのルガルガン『とりあえず一つ言えることは』
名無しのルガルガン『リア充だいばくはつしろ』
名無しのアシマリ『>名無しのルガルガン お前がだいばくはつしろ』
名無しのミミたん『>名無しのルガルガン お前がだいばくはつしろ』
スイレン「あぁぁあぁぁあ!!!」イライライライライライラ
アシマリ「アウゥ…」
15: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/17(水) 23:21:03.33 ID:ayNwwAai0
スイレンママ「ちょっとスイレン!こんな夜になに騒いでるのよ!」ガチャッ
スイレン「」ビクッ
ホウ「おねーちゃんうるさ~い!」
スイ「うるさ~い!」
スイレン「ご、ごめん……」
スイレンママ「スイレン…こんな夜遅くにパソコンなんてやって……目が悪くなるわよ?」チラッ
スイレン「だって…」プクー
スイレンママ「だってじゃありません!明日もスクールなのよ?早く寝なさい!」
スイレン「は、はい…」シュン
ホウ「ねよねよ~!」
スイ「おやすみ~!アシマリ!」
アシマリ「アウ♪」
スイレン(まぁ、いいや…)
スイレン(私は明日の朝もリアルサトシとバルーンの特訓をする約束!)
スイレン(あんたは……せいぜいネットの中で負けイワンコのとおぼえでもしてろ!名無しのミミたん!)フンッ
スイレン「………おやすみ」
カチッ
スイレン「」ビクッ
ホウ「おねーちゃんうるさ~い!」
スイ「うるさ~い!」
スイレン「ご、ごめん……」
スイレンママ「スイレン…こんな夜遅くにパソコンなんてやって……目が悪くなるわよ?」チラッ
スイレン「だって…」プクー
スイレンママ「だってじゃありません!明日もスクールなのよ?早く寝なさい!」
スイレン「は、はい…」シュン
ホウ「ねよねよ~!」
スイ「おやすみ~!アシマリ!」
アシマリ「アウ♪」
スイレン(まぁ、いいや…)
スイレン(私は明日の朝もリアルサトシとバルーンの特訓をする約束!)
スイレン(あんたは……せいぜいネットの中で負けイワンコのとおぼえでもしてろ!名無しのミミたん!)フンッ
スイレン「………おやすみ」
カチッ
16: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 18:52:14.17 ID:lXVwMZ5S0
翌日
スイレン「」ポケー
アシマリ「アウ!」
サトシ「スイレーン。バルーンの練習しないのか?」
スイレン「」ポケー
サトシ「スイレーン!」
スイレン「」ビクッ
スイレン「な、なに…?サトシ?」ドクンドクン
サトシ「……どうしたんだスイレン?なんか様子おかしいぜ?」
スイレン「そ、そうかな?」
サトシ「うーん、上手くは言えないけどさ?」
スイレン(うぅ……昨日のアローラ裏サイト掲示板のこと考えてたらボーッとしてた…)
スイレン(名無しのミミたん…思い出したら腹立ってきた)イライラ
ロトム図鑑「それにしてもサトシ。よくスイレンの様子がおかしいことに気付いたロトね」
スイレン「!」
サトシ「そりゃあ、あんだけ呼んでも上の空なら気付くよ」ハハハ
スイレン(サトシ……なんだかんだ私のこと、見てくれてるし心配もしてくれる…)チラッ
サトシ「ん?」
スイレン「////」プイッ
サトシ「?」
スイレン(サトシを見てたらなんだか、あの掲示板でのやり取りとかどうでもよくなってきちゃった)
スイレン「なんでもない」ニコッ
サトシ「へへっ、そっか?」ニッ
ロトム図鑑「サトシー!スイレン!早くスクールに行かないと遅刻ロトー!」
サトシ「やべっ!そうだな!行こうぜ!スイレン!」
ピカチュウ「ピカ!」
スイレン「うん!」ニコッ
スイレン(サトシ…やっぱり大好き)
アシマリ「アウ!」
スイレン「」ポケー
アシマリ「アウ!」
サトシ「スイレーン。バルーンの練習しないのか?」
スイレン「」ポケー
サトシ「スイレーン!」
スイレン「」ビクッ
スイレン「な、なに…?サトシ?」ドクンドクン
サトシ「……どうしたんだスイレン?なんか様子おかしいぜ?」
スイレン「そ、そうかな?」
サトシ「うーん、上手くは言えないけどさ?」
スイレン(うぅ……昨日のアローラ裏サイト掲示板のこと考えてたらボーッとしてた…)
スイレン(名無しのミミたん…思い出したら腹立ってきた)イライラ
ロトム図鑑「それにしてもサトシ。よくスイレンの様子がおかしいことに気付いたロトね」
スイレン「!」
サトシ「そりゃあ、あんだけ呼んでも上の空なら気付くよ」ハハハ
スイレン(サトシ……なんだかんだ私のこと、見てくれてるし心配もしてくれる…)チラッ
サトシ「ん?」
スイレン「////」プイッ
サトシ「?」
スイレン(サトシを見てたらなんだか、あの掲示板でのやり取りとかどうでもよくなってきちゃった)
スイレン「なんでもない」ニコッ
サトシ「へへっ、そっか?」ニッ
ロトム図鑑「サトシー!スイレン!早くスクールに行かないと遅刻ロトー!」
サトシ「やべっ!そうだな!行こうぜ!スイレン!」
ピカチュウ「ピカ!」
スイレン「うん!」ニコッ
スイレン(サトシ…やっぱり大好き)
アシマリ「アウ!」
17: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 19:24:22.98 ID:lXVwMZ5S0
ポケモンスクール
サトシ「アローラ!」
スイレン「アローラ!」
ピカチュウ「ピカ一!」
アシマリ「アウ!」
リーリエ「アローラです。サトシ、スイレン!今日も仲良く一緒に登校ですか?」ニコッ
スイレン「そ、そんなんじゃ////」モジモジ
リーリエ「ふふっ」クスッ
マーマネ「でさー?」
サトシ「! 何の話してるのー?」
マーマネ「アローラサトシ!アローラ裏サイト掲示板の話だよ!」
サトシ「あー、あれなー」
スイレン「」ビクッ
マーマネ「サトシは昨日掲示板覗いてみた?」
スイレン(! わ、忘れてた!サトシもあの掲示板、見てる可能性があるんだった…)ドクンドクン
スイレン(も、もしサトシがあのスレを見てたらどうしよう…)ドクンドクン
サトシ「それがさー!バーネット博士がずっとパソコン使ってて見れなかったんだよー」ハハハ
ロトム図鑑「バーネット博士、ずっとパソコンに張り付いてたロト」
マーマネ「そう…」
スイレン(セーフ…!!)ホッ
アシマリ「アウ」
サトシ「アローラ!」
スイレン「アローラ!」
ピカチュウ「ピカ一!」
アシマリ「アウ!」
リーリエ「アローラです。サトシ、スイレン!今日も仲良く一緒に登校ですか?」ニコッ
スイレン「そ、そんなんじゃ////」モジモジ
リーリエ「ふふっ」クスッ
マーマネ「でさー?」
サトシ「! 何の話してるのー?」
マーマネ「アローラサトシ!アローラ裏サイト掲示板の話だよ!」
サトシ「あー、あれなー」
スイレン「」ビクッ
マーマネ「サトシは昨日掲示板覗いてみた?」
スイレン(! わ、忘れてた!サトシもあの掲示板、見てる可能性があるんだった…)ドクンドクン
スイレン(も、もしサトシがあのスレを見てたらどうしよう…)ドクンドクン
サトシ「それがさー!バーネット博士がずっとパソコン使ってて見れなかったんだよー」ハハハ
ロトム図鑑「バーネット博士、ずっとパソコンに張り付いてたロト」
マーマネ「そう…」
スイレン(セーフ…!!)ホッ
アシマリ「アウ」
18: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 19:34:05.77 ID:lXVwMZ5S0
サトシ「みんなは?」
スイレン、カキ、マオ「」ビクッ
リーリエ「私はやはり少し怖かったので昨日は見ていません」
リーリエ「もし覗くのであれば、マオたちの意見を聞いてからと…」
マオ「えぇ!?あ……」
マオ「そ、その……私は少し覗いてみたけど…掻き込みとかはしてないよ?」ハハハ
カキ「お、俺もだ!でも、なかなか楽しそうなとこだったぞ?」ハハハ
リーリエ「へぇ、そうなんですか?」
マオ、カキ「うん、そうそう」ニコニコ
スイレン(マオちゃんたち、昨日サイト見てたんだ…なら、あの名無しのミミたんと私のやりとりも…)ハラハラ
リーリエ「スイレンはどうですか?」
スイレン「うぇ!?」ビクッ
スイレン「えと……その……わ、私は忘れて寝ちゃったから…」ハハハ
リーリエ「そうですか」
マーマネ「そうだよ!結構ハマるし、楽しいからサトシとリーリエとスイレンも見てみなよ!」
マーマネ「それに…書き込みとかもしたら面白いよ?」
カキ、マオ、スイレン「か、考えておく」ハハハ
スイレン、カキ、マオ「」ビクッ
リーリエ「私はやはり少し怖かったので昨日は見ていません」
リーリエ「もし覗くのであれば、マオたちの意見を聞いてからと…」
マオ「えぇ!?あ……」
マオ「そ、その……私は少し覗いてみたけど…掻き込みとかはしてないよ?」ハハハ
カキ「お、俺もだ!でも、なかなか楽しそうなとこだったぞ?」ハハハ
リーリエ「へぇ、そうなんですか?」
マオ、カキ「うん、そうそう」ニコニコ
スイレン(マオちゃんたち、昨日サイト見てたんだ…なら、あの名無しのミミたんと私のやりとりも…)ハラハラ
リーリエ「スイレンはどうですか?」
スイレン「うぇ!?」ビクッ
スイレン「えと……その……わ、私は忘れて寝ちゃったから…」ハハハ
リーリエ「そうですか」
マーマネ「そうだよ!結構ハマるし、楽しいからサトシとリーリエとスイレンも見てみなよ!」
マーマネ「それに…書き込みとかもしたら面白いよ?」
カキ、マオ、スイレン「か、考えておく」ハハハ
19: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 19:50:07.61 ID:lXVwMZ5S0
リーリエ「あの…掲示板ならば色々なスレッドとかを見れるんですよね?何か面白いスレッドとかはありましたか?」
サトシ「あっ!それ俺も気になる!」
スイレン「」ビクッ
スイレン(ど、どうしよう…マオちゃんたちがあのスレのやり取りを見ててサトシにバラされたら…)ハラハラ
マオ「え、えーと……チラッとしか見てないんだけど……」
マオ「た、確か…スクールで一番可愛い子って話題で私の名前が出てたっけー?参っちゃうよー」ハハハ
カキ「お、俺もチラッとしか見てないが、スクール最強トレーナー候補に俺の名前が上がってたな!た、たくぅ!」
マーマネ「あっ、カキとマオもあのスレ見てたんだ?実はさー、スクール1のイケメン候補に僕の名前があってー」
スイレン(や、やっぱりみんなあのスレ…見てたんだ…)ダラダラ
アシマリ「アウ…」ハラハラ
リーリエ「みんなの名前が上がってたんですか?すごいです!」キラキラ
カキ、マオ、マーマネ「ま、まぁね?」ハハハ
サトシ「なぁ!俺は?俺の名前は!?」キラキラ
スイレン「」ビクッ
カキ、マオ、マーマネ「……………」チラッ
スイレン「」ダラダラ
サトシ「あっ!それ俺も気になる!」
スイレン「」ビクッ
スイレン(ど、どうしよう…マオちゃんたちがあのスレのやり取りを見ててサトシにバラされたら…)ハラハラ
マオ「え、えーと……チラッとしか見てないんだけど……」
マオ「た、確か…スクールで一番可愛い子って話題で私の名前が出てたっけー?参っちゃうよー」ハハハ
カキ「お、俺もチラッとしか見てないが、スクール最強トレーナー候補に俺の名前が上がってたな!た、たくぅ!」
マーマネ「あっ、カキとマオもあのスレ見てたんだ?実はさー、スクール1のイケメン候補に僕の名前があってー」
スイレン(や、やっぱりみんなあのスレ…見てたんだ…)ダラダラ
アシマリ「アウ…」ハラハラ
リーリエ「みんなの名前が上がってたんですか?すごいです!」キラキラ
カキ、マオ、マーマネ「ま、まぁね?」ハハハ
サトシ「なぁ!俺は?俺の名前は!?」キラキラ
スイレン「」ビクッ
カキ、マオ、マーマネ「……………」チラッ
スイレン「」ダラダラ
20: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 20:02:08.15 ID:lXVwMZ5S0
マオ「あー、えーと…サトシの名前は無かったね?」
カキ「え!?あ、ああ…」
マーマネ「そ、そうだね!ついでにスイレンの名前も出てなかったよ!」
サトシ「なんだ…」ガクッ
ピカチュウ「ピカピ」ポンッ
スイレン(え?みんな……あのやり取りみてなかったんだ?良かった)ホッ
サトシ「みんないーな!俺も最強とかイケメンとか言われたいぜ!」
ロトム図鑑「サトシはまだまだロト」
カキ、マオ、マーマネ(むしろサトシとスイレンは争いの中心になってたよ)
リーリエ「私は…自分の知らないところで名前が出るのは少し嫌ですね?」
シロン「コン」
カキ、マオ、マーマネ(リーリエは名前どころかファンスレ立ってるよ)
サトシ「俺も帰ったら見てみようかな?」
スイレン「さ、サトシにはまだ早い!」
サトシ「へ?」
カキ、マオ、マーマネ(てかサトシって確か…)
マオ「……サトシ、スイレン泣かしたら許さないからね!」
サトシ「え?」
カキ「おいサトシー!優柔不断は男らしくないぞー?」
サトシ「ん?」
マーマネ「サトシ!ガールフレンド作るコツ教えてよ!ネットの知識じゃアテにならなくてさー!」
サトシ「は?」
スイレン「」ダラダラ
リーリエ「? スイレン、何やら汗がすごい出てますが…」
カキ「え!?あ、ああ…」
マーマネ「そ、そうだね!ついでにスイレンの名前も出てなかったよ!」
サトシ「なんだ…」ガクッ
ピカチュウ「ピカピ」ポンッ
スイレン(え?みんな……あのやり取りみてなかったんだ?良かった)ホッ
サトシ「みんないーな!俺も最強とかイケメンとか言われたいぜ!」
ロトム図鑑「サトシはまだまだロト」
カキ、マオ、マーマネ(むしろサトシとスイレンは争いの中心になってたよ)
リーリエ「私は…自分の知らないところで名前が出るのは少し嫌ですね?」
シロン「コン」
カキ、マオ、マーマネ(リーリエは名前どころかファンスレ立ってるよ)
サトシ「俺も帰ったら見てみようかな?」
スイレン「さ、サトシにはまだ早い!」
サトシ「へ?」
カキ、マオ、マーマネ(てかサトシって確か…)
マオ「……サトシ、スイレン泣かしたら許さないからね!」
サトシ「え?」
カキ「おいサトシー!優柔不断は男らしくないぞー?」
サトシ「ん?」
マーマネ「サトシ!ガールフレンド作るコツ教えてよ!ネットの知識じゃアテにならなくてさー!」
サトシ「は?」
スイレン「」ダラダラ
リーリエ「? スイレン、何やら汗がすごい出てますが…」
21: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 20:15:11.53 ID:lXVwMZ5S0
夜
スイレンの家
スイレン「ふぅ、今日はドキドキしたぁ…」
アシマリ「アウ」
スイレン「……やっぱり、ネット掲示板は魔境…もう一人の私が出てくる」ムゥ
スイレン「……サトシやみんなにバレたらマズイし…しばらく書き込みは控えよう」
アシマリ「アウー」
スイレン(それに……ネットで自慢なんかしなくたって、私はサトシといつでも話できるし、いずれは恋人に……)
スイレン「/////」ボフン
アシマリ「アウー」
スイレン「……でも」チラッ
パソコン「」
スイレン「……これが本当に最後、あの名無しのミミたんに…」スッ
スイレン「……教えてあげなきゃ。私とサトシがいい感じって!そして、諦めさせてサトシのストーカーをやめてもらおう」
スイレン「サトシは私が守る!」
ピッ
スイレンの家
スイレン「ふぅ、今日はドキドキしたぁ…」
アシマリ「アウ」
スイレン「……やっぱり、ネット掲示板は魔境…もう一人の私が出てくる」ムゥ
スイレン「……サトシやみんなにバレたらマズイし…しばらく書き込みは控えよう」
アシマリ「アウー」
スイレン(それに……ネットで自慢なんかしなくたって、私はサトシといつでも話できるし、いずれは恋人に……)
スイレン「/////」ボフン
アシマリ「アウー」
スイレン「……でも」チラッ
パソコン「」
スイレン「……これが本当に最後、あの名無しのミミたんに…」スッ
スイレン「……教えてあげなきゃ。私とサトシがいい感じって!そして、諦めさせてサトシのストーカーをやめてもらおう」
スイレン「サトシは私が守る!」
ピッ
22: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 20:31:09.13 ID:lXVwMZ5S0
スイレン「……えっと、スレ立ては…」カタカタ
スイレン「……うん、こんな感じかな?完璧!」グッ
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ【スイレン】
スイレン「…………あとは…」
名無しのミミたん『へー、こんなスレあったんだ』シュバババ
スイレン「釣れた釣れた!フィーーーシュ!!」
アシマリ「アウ」
スイレン「こいつ、スレ立ててすぐシュバってきた!どんだけ暇なの?」ププ
スイレン「ま、いーや。とりあえず勝利宣言っと」カタカタ
名無しのアシマリ『>名無しのミミたん 待ってたよ』
名無しのミミたん『うわっ、このスレ立てたのやっぱりキミかぁ』
名無しのミミたん『サトシファンスレはいいけど、スレタイが絶望的にセンスないね』
スイレン「……虚しい負けイワンコのとおぼえがネットに響く、哀れ」プププ
スイレン「……うん、こんな感じかな?完璧!」グッ
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ【スイレン】
スイレン「…………あとは…」
名無しのミミたん『へー、こんなスレあったんだ』シュバババ
スイレン「釣れた釣れた!フィーーーシュ!!」
アシマリ「アウ」
スイレン「こいつ、スレ立ててすぐシュバってきた!どんだけ暇なの?」ププ
スイレン「ま、いーや。とりあえず勝利宣言っと」カタカタ
名無しのアシマリ『>名無しのミミたん 待ってたよ』
名無しのミミたん『うわっ、このスレ立てたのやっぱりキミかぁ』
名無しのミミたん『サトシファンスレはいいけど、スレタイが絶望的にセンスないね』
スイレン「……虚しい負けイワンコのとおぼえがネットに響く、哀れ」プププ
23: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 20:43:32.65 ID:lXVwMZ5S0
名無しのアシマリ『あのさ?悪いけどスイレンちゃん、サトシと付き合うことになったから』
名無しのアシマリ『サトシのガールフレンドとして忠告!もうサトシにストーカー行為はやめて。キモい』
スイレン「っと、こんなとこかな?」フフッ
名無しのミミたん『あぁ?』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ ねごとはねむり状態で使えストーカー女』
スイレン「……は?」イラッ
スイレン「……往生際が悪い!これだからストーカーは…!」カタカタ
名無しのアシマリ『負けイワンコのとおぼえか?顔真っ赤 >名無しのミミたん』
名無しのミミたん『クチだけなら何とも言えるよね?』
名無しのミミたん『信じて欲しかったら証拠うp』
スイレン「しょ、証拠!?」
名無しのアシマリ『サトシのガールフレンドとして忠告!もうサトシにストーカー行為はやめて。キモい』
スイレン「っと、こんなとこかな?」フフッ
名無しのミミたん『あぁ?』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ ねごとはねむり状態で使えストーカー女』
スイレン「……は?」イラッ
スイレン「……往生際が悪い!これだからストーカーは…!」カタカタ
名無しのアシマリ『負けイワンコのとおぼえか?顔真っ赤 >名無しのミミたん』
名無しのミミたん『クチだけなら何とも言えるよね?』
名無しのミミたん『信じて欲しかったら証拠うp』
スイレン「しょ、証拠!?」
24: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 20:54:01.75 ID:lXVwMZ5S0
スイレン「……うぅ……証拠?ど、どうすれば……」オロオロ
スイレン「い、今からサトシを呼んで一緒に写真……ダメ!夜は遅いし……もしサトシにバレて嫌われたら…」アワワ
名無しのミミたん『オラッ!どうしたのよウソッキー女!早く証拠うp!!』
スイレン「名無しのミミたんんんんん!!!」イライライライラ
アシマリ「アウゥ…」
名無しのアマージョ『うわっ、もしやと思って覗いたらその通りだったよ』
名無しのバクガメス『サトシにファンスレとか羨ましいと思ったら全然羨ましくなかった件』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ ギャラリー集まってきたよ!うp早く!』
名無しのミミたん『それとも嘘がバレるから逃亡?ストーカー女?』
名無しのトゲデマル『君らも飽きないでよくレスバできるね』
名無しのトゲデマル『いい加減にしないと本当に管理人さん来るよ?』
スイレン「うぅ……く、くそっ!名無しのミミたん!!この性悪ストーカー女!!」ダンッ
アシマリ「アウ…」
スイレン「い、今からサトシを呼んで一緒に写真……ダメ!夜は遅いし……もしサトシにバレて嫌われたら…」アワワ
名無しのミミたん『オラッ!どうしたのよウソッキー女!早く証拠うp!!』
スイレン「名無しのミミたんんんんん!!!」イライライライラ
アシマリ「アウゥ…」
名無しのアマージョ『うわっ、もしやと思って覗いたらその通りだったよ』
名無しのバクガメス『サトシにファンスレとか羨ましいと思ったら全然羨ましくなかった件』
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ ギャラリー集まってきたよ!うp早く!』
名無しのミミたん『それとも嘘がバレるから逃亡?ストーカー女?』
名無しのトゲデマル『君らも飽きないでよくレスバできるね』
名無しのトゲデマル『いい加減にしないと本当に管理人さん来るよ?』
スイレン「うぅ……く、くそっ!名無しのミミたん!!この性悪ストーカー女!!」ダンッ
アシマリ「アウ…」
25: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 21:13:08.88 ID:lXVwMZ5S0
スイレン「こ、こうなったら!」スッ
スイレン(名無しのミミたん……!アローラの海と私とサトシの怒り…思い知らせてやる!)カタカタカタカタ
【性悪】名無しのミミたんアンチスレ【ストーカー】
スイレン「スレ立て成功!ここであいつをフルボッコに……」
名無しのミミたん『通報した』
スイレン「………………は?」
不適切なスレッドが立ったので削除します
スイレン「わ、私が立てたスレが消えた……!?」
スイレン「……う、嘘でしょ!?書き込めない!?」カタカタ
あなたのアカウントは規制解除まで後5万年です
スイレン「……え?う、嘘……?規制…?わ、私が……?ご、5万年……?」カタカタ……
スイレン「うぇ…な、なんで…?サトシ…サトシ……!」カタカタカタカタ
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ 見てるー?ザマァWW』
スイレン「うぅ……」グスッ
スイレン「うわぁぁぁぁぁん!!」ビエーン
スイレンママ「スイレン!うるさいわよ!」ガチャッ
スイレン「うわぁぁぁぁぁん!!」ビエーン
スイレンママ「え?な、なんで泣いてるの!?」ビクッ
アシマリ「アウ…」
スイレンはアローラ裏サイト掲示板をアク禁された
スイレン(名無しのミミたん……!アローラの海と私とサトシの怒り…思い知らせてやる!)カタカタカタカタ
【性悪】名無しのミミたんアンチスレ【ストーカー】
スイレン「スレ立て成功!ここであいつをフルボッコに……」
名無しのミミたん『通報した』
スイレン「………………は?」
不適切なスレッドが立ったので削除します
スイレン「わ、私が立てたスレが消えた……!?」
スイレン「……う、嘘でしょ!?書き込めない!?」カタカタ
あなたのアカウントは規制解除まで後5万年です
スイレン「……え?う、嘘……?規制…?わ、私が……?ご、5万年……?」カタカタ……
スイレン「うぇ…な、なんで…?サトシ…サトシ……!」カタカタカタカタ
名無しのミミたん『>名無しのアシマリ 見てるー?ザマァWW』
スイレン「うぅ……」グスッ
スイレン「うわぁぁぁぁぁん!!」ビエーン
スイレンママ「スイレン!うるさいわよ!」ガチャッ
スイレン「うわぁぁぁぁぁん!!」ビエーン
スイレンママ「え?な、なんで泣いてるの!?」ビクッ
アシマリ「アウ…」
スイレンはアローラ裏サイト掲示板をアク禁された
26: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 21:28:08.71 ID:lXVwMZ5S0
翌日
スイレン「」ショボーン
アシマリ「アウ」
リーリエ「スイレン……元気ないですね?何かあったのでしょうか?」
カキ、マオ、マーマネ(やっぱり昨日の名無しのアシマリってスイレンだったんだ…)
サトシ「アローラ!スイレン」
スイレン「あ、アローラサトシ……」
サトシ「ん?どうしたんだ?元気ないな?」
スイレン「ちょと…」ハァ
サトシ「……そっか…実はさ?俺も昨日、バーネット博士によくわかんないけど、二股?とかで怒られちゃって…」
ロトム図鑑「バーネット博士、すっげー真剣にお説教してたロト」
スイレン「」ビクッ
スイレン「サトシ、その……」
サトシ「そうだスイレン、放課後あいてる?」
スイレン「………え?」
サトシ「へへっ!こんな時はさ?釣りでもして気分転換しようぜ?」ニッ
ピカチュウ「ピカァ!」
スイレン「サトシ……」
スイレン「うん!」ニコッ
アシマリ「アウ!」
ワイワイ
カキ、マオ、マーマネ(ま、あの二人はネットの海よりもアローラの海か)ヤレヤレ
リーリエ「よくわからないですが、スイレンが元気になって良かったですね?」ニコニコ
シロン「コン!」
スイレン「」ショボーン
アシマリ「アウ」
リーリエ「スイレン……元気ないですね?何かあったのでしょうか?」
カキ、マオ、マーマネ(やっぱり昨日の名無しのアシマリってスイレンだったんだ…)
サトシ「アローラ!スイレン」
スイレン「あ、アローラサトシ……」
サトシ「ん?どうしたんだ?元気ないな?」
スイレン「ちょと…」ハァ
サトシ「……そっか…実はさ?俺も昨日、バーネット博士によくわかんないけど、二股?とかで怒られちゃって…」
ロトム図鑑「バーネット博士、すっげー真剣にお説教してたロト」
スイレン「」ビクッ
スイレン「サトシ、その……」
サトシ「そうだスイレン、放課後あいてる?」
スイレン「………え?」
サトシ「へへっ!こんな時はさ?釣りでもして気分転換しようぜ?」ニッ
ピカチュウ「ピカァ!」
スイレン「サトシ……」
スイレン「うん!」ニコッ
アシマリ「アウ!」
ワイワイ
カキ、マオ、マーマネ(ま、あの二人はネットの海よりもアローラの海か)ヤレヤレ
リーリエ「よくわからないですが、スイレンが元気になって良かったですね?」ニコニコ
シロン「コン!」
27: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 21:53:38.65 ID:lXVwMZ5S0
夜
マオの家
マオ「スイレン…元気になったみたいで良かったね?やっぱり恋する乙女のチカラってすごいんだなぁ」
アマージョ「マッジョ」コクコク
マオ「………さぁて、私は…寝る前に」ピッ
アローラ裏サイト掲示板
マオ「へぇ?今日もなかなか面白そうなスレ立ってるねー」カタカタ
マオ「ふむふむ、アローラの食について語るスレ…アローラ草タイプポケモン議論スレ……なかなか興味深いスレがいっぱいある…どれを覗いて…」カタカタ
【女神】リーリエちゃんファンスレ 30【シロン】
マオ「えぇ!?リーリエのファンスレ、この間までは21だったのに、もう30!?」
マオ「しかも…天使から女神にランクアップしてるよ…」ヒエー
アマージョ「マッジョ…」ゴクリ
マオ「……………………」
マオ「リーリエのファンスレか…ちょっと興味あるし覗いてみよっかな?」ピッ
マオの家
マオ「スイレン…元気になったみたいで良かったね?やっぱり恋する乙女のチカラってすごいんだなぁ」
アマージョ「マッジョ」コクコク
マオ「………さぁて、私は…寝る前に」ピッ
アローラ裏サイト掲示板
マオ「へぇ?今日もなかなか面白そうなスレ立ってるねー」カタカタ
マオ「ふむふむ、アローラの食について語るスレ…アローラ草タイプポケモン議論スレ……なかなか興味深いスレがいっぱいある…どれを覗いて…」カタカタ
【女神】リーリエちゃんファンスレ 30【シロン】
マオ「えぇ!?リーリエのファンスレ、この間までは21だったのに、もう30!?」
マオ「しかも…天使から女神にランクアップしてるよ…」ヒエー
アマージョ「マッジョ…」ゴクリ
マオ「……………………」
マオ「リーリエのファンスレか…ちょっと興味あるし覗いてみよっかな?」ピッ
28: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 22:15:07.16 ID:lXVwMZ5S0
名無しのマザービースト『今日のリーリエのベストショットよ』
名無しのシルヴァディ『>名無しのマザービースト 相変わらずいい仕事してるな』
名無しのトゲデマル『保存した』
マオ「うわぁ…リーリエの写真がびっちり…」
名無しのモブ子『リーリエ様美しい』
名無しのモブ男『リーリエ様ハァハァ』
マオ「うわっ、もうこれ宗教だよ…」
名無しのマザービースト『これはリーリエが5歳の時の写真(水着)』
名無しのシルヴァディ『懐かしい』
名無しのトゲデマル『こんな写真をどこから…身内の犯行かな?保存した』
名無しのモブ子『リーリエ様は女神』
名無しのモブ男『ロリーリエ様ハァハァ』
マオ「うぇ!?これ、リーリエが知ったら倒れちゃうよ!」
マオ「てか、犯罪じゃないのこれ?通報した方がいいのかな?……とりあえず注意だけは…」カタカタ
名無しのアマージョ『あの…その写真ってリーリエちゃんに許可取ってるんですか?』
名無しのモブ子『黙れ異教徒』
名無しのモブ男『>名無しのアマージョ 空気嫁カス』
マオ「え!?」ビクッ
アマージョ「ジョ!?」
名無しのシルヴァディ『>名無しのマザービースト 相変わらずいい仕事してるな』
名無しのトゲデマル『保存した』
マオ「うわぁ…リーリエの写真がびっちり…」
名無しのモブ子『リーリエ様美しい』
名無しのモブ男『リーリエ様ハァハァ』
マオ「うわっ、もうこれ宗教だよ…」
名無しのマザービースト『これはリーリエが5歳の時の写真(水着)』
名無しのシルヴァディ『懐かしい』
名無しのトゲデマル『こんな写真をどこから…身内の犯行かな?保存した』
名無しのモブ子『リーリエ様は女神』
名無しのモブ男『ロリーリエ様ハァハァ』
マオ「うぇ!?これ、リーリエが知ったら倒れちゃうよ!」
マオ「てか、犯罪じゃないのこれ?通報した方がいいのかな?……とりあえず注意だけは…」カタカタ
名無しのアマージョ『あの…その写真ってリーリエちゃんに許可取ってるんですか?』
名無しのモブ子『黙れ異教徒』
名無しのモブ男『>名無しのアマージョ 空気嫁カス』
マオ「え!?」ビクッ
アマージョ「ジョ!?」
29: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 23:00:11.05 ID:lXVwMZ5S0
マオ「な、なんで私が悪いみたくなってるの!?」
名無しのマザービースト『ここはリーリエのスレよ。醜い争いはやめなさい』
名無しのモブ子『申し訳ありませんマザー』
マオ「……このマザービーストって人はまともなのかな?い、いや……でもリーリエが小さい頃の水着写真を持ってくるような人だし…」
マオ「……やっぱりここは黙って通報……」
名無しのモブ子『マザー。この一枚目の写真ですが』
マオ「!」
マオ(一枚目って………あっ、クラスのみんなで海に行った時の写真だ…)
マオ(私とリーリエのツーショット写真…)
名無しのマザービースト『それがなにかしら?フフッ、可愛く写ってるでしょ?自慢の一枚よ』
名無しのモブ子『はい。リーリエ様はお美しいのですが…』
名無しのモブ子『隣に写っているブスが邪魔です』
マオ「!?」
マオ「ぶ、ブス……!?」プルプル
アマージョ「マッジョ!」プンプン
名無しのマザービースト『ここはリーリエのスレよ。醜い争いはやめなさい』
名無しのモブ子『申し訳ありませんマザー』
マオ「……このマザービーストって人はまともなのかな?い、いや……でもリーリエが小さい頃の水着写真を持ってくるような人だし…」
マオ「……やっぱりここは黙って通報……」
名無しのモブ子『マザー。この一枚目の写真ですが』
マオ「!」
マオ(一枚目って………あっ、クラスのみんなで海に行った時の写真だ…)
マオ(私とリーリエのツーショット写真…)
名無しのマザービースト『それがなにかしら?フフッ、可愛く写ってるでしょ?自慢の一枚よ』
名無しのモブ子『はい。リーリエ様はお美しいのですが…』
名無しのモブ子『隣に写っているブスが邪魔です』
マオ「!?」
マオ「ぶ、ブス……!?」プルプル
アマージョ「マッジョ!」プンプン
30: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 23:16:21.38 ID:lXVwMZ5S0
マオ「な、なによブスって……」プルプル
名無しのマザービースト『そういう言い方はやめなさい。この子はリーリエの親友よ』
名無しのトゲデマル『そうだよ!マオに謝って!』
名無しのモブ子『なんですか?このブスを庇うのですか?あなたも信仰が足りないのですね』
名無しのトゲデマル『は?』
名無しのモブ男『マオたんハァハァ』
マオ「…………………」カチカチ
名無しのマザービースト『ケンカはやめなさい』
名無しのシルヴァディ『そうだ。ここはリーリエを愛でるファンスレであって、他の誰かを貶めるスレではない』
名無しのトゲデマル『そうだよ!そんな人、リーリエファン失格だよ!』
名無しのモブ子『何で私が悪いみたいに言われてるんですか?』
名無しのモブ子『私このマオってブス知ってます。確かいつもリーリエ様と一緒にいるリーリエ様のオマケですよね?』
名無しのモブ男『マオたんハァハァ』
マオ「……リーリエのオマケ……?」プルプル
アマージョ「マッジョ……」
名無しのトゲデマル『いい加減にしなよ!』
名無しのモブ子『リーリエ様の美しさに肖っておこぼれ頂戴ですか?』
名無しのモブ子『顔を心も醜い人』
マオ「……………もう見たくないよ……」
ブチッ
アマージョ「マッジョ…」オロオロ
マオ「……私、そんな風に見られてたんだね…?」
マオ「……私はリーリエのオマケで……」ウルッ
アマージョ「ジョ……」
マオ「……損得だけで……リーリエと一緒にいる…心も顔を醜い……」グスッ
マオ「……うぇっ………ひっぐ……!」グスッ
アマージョ「ジョ……」
名無しのマザービースト『そういう言い方はやめなさい。この子はリーリエの親友よ』
名無しのトゲデマル『そうだよ!マオに謝って!』
名無しのモブ子『なんですか?このブスを庇うのですか?あなたも信仰が足りないのですね』
名無しのトゲデマル『は?』
名無しのモブ男『マオたんハァハァ』
マオ「…………………」カチカチ
名無しのマザービースト『ケンカはやめなさい』
名無しのシルヴァディ『そうだ。ここはリーリエを愛でるファンスレであって、他の誰かを貶めるスレではない』
名無しのトゲデマル『そうだよ!そんな人、リーリエファン失格だよ!』
名無しのモブ子『何で私が悪いみたいに言われてるんですか?』
名無しのモブ子『私このマオってブス知ってます。確かいつもリーリエ様と一緒にいるリーリエ様のオマケですよね?』
名無しのモブ男『マオたんハァハァ』
マオ「……リーリエのオマケ……?」プルプル
アマージョ「マッジョ……」
名無しのトゲデマル『いい加減にしなよ!』
名無しのモブ子『リーリエ様の美しさに肖っておこぼれ頂戴ですか?』
名無しのモブ子『顔を心も醜い人』
マオ「……………もう見たくないよ……」
ブチッ
アマージョ「マッジョ…」オロオロ
マオ「……私、そんな風に見られてたんだね…?」
マオ「……私はリーリエのオマケで……」ウルッ
アマージョ「ジョ……」
マオ「……損得だけで……リーリエと一緒にいる…心も顔を醜い……」グスッ
マオ「……うぇっ………ひっぐ……!」グスッ
アマージョ「ジョ……」
31: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 23:23:29.07 ID:lXVwMZ5S0
翌日
スイレン「アローラ!マオちゃん!」
アシマリ「アウ!」
マオ「アローラスイレン…」
スイレン「………?どしたのマオちゃん?なんか元気ない」ジトー
マオ「え!?そ、そんなことないよー」ハハハ
スイレン「?」
アマージョ「……………………」
リーリエ「アローラです!マオ!スイレン!」ニコッ
シロン「コン!」
マオ「!」ビクッ
スイレン「アローラ!リーリエ!」
マオ(リーリエ……)
リーリエ「ふふっ、マオ!スイレン!今日も1日がんばリーリエです!」
マオ「…………………」
リーリエ「……マオ?」
マオ「え……?あ、うん……そーだね…アハハ…」
リーリエ、スイレン「?」
スイレン「アローラ!マオちゃん!」
アシマリ「アウ!」
マオ「アローラスイレン…」
スイレン「………?どしたのマオちゃん?なんか元気ない」ジトー
マオ「え!?そ、そんなことないよー」ハハハ
スイレン「?」
アマージョ「……………………」
リーリエ「アローラです!マオ!スイレン!」ニコッ
シロン「コン!」
マオ「!」ビクッ
スイレン「アローラ!リーリエ!」
マオ(リーリエ……)
リーリエ「ふふっ、マオ!スイレン!今日も1日がんばリーリエです!」
マオ「…………………」
リーリエ「……マオ?」
マオ「え……?あ、うん……そーだね…アハハ…」
リーリエ、スイレン「?」
32: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/18(木) 23:40:58.29 ID:lXVwMZ5S0
ポケモンスクール
ワイワイ
マオ「…………………」
マオ(昨日のはあんなの………ネットの中で一部の人が言ってるだけ!気にしちゃダメダメ!)ブンブン
マオ(一々あんなの気にしてたら切りないよ…リーリエやみんなにも迷惑かけちゃう…)
アマージョ「マッジョー…」
マオ(………でも…)チラッ
マーマネ「リーリエもアローラ裏サイト掲示板覗いてみなよー!面白いよー?」
リーリエ「ですが……イマイチ勇気が……」
マオ(………きっとマーマネは私よりもリーリエの方が可愛いと思ってるだろうし…)チラッ
スイレン「それでね!その時カイオーガが!」
サトシ「マジ!?」
スイレン「うーそでーす♪」テヘペロ
サトシ「なんだ、嘘か」ガクッ
ロトム図鑑「サトシは少し学習するロト」
ピカチュウ「ピカピィ」
マオ(サトシも私よりもスイレンの方が可愛いと思ってるね、きっと…)
マオ「…………………」
マオ「な、なに考えてるのよ私……!あんなネットの話題を鵜のみにして!」
マオ「誰が一番とか…そんなのどうでもいいよ!こんなこと考えてたら…リーリエやスイレンに悪い!」
マオ「それに…サトシやマーマネだってそんな友達に順位をつけるような人じゃ…」
カキ「おいマオ」
マオ「!」
カキ「……さっきから一人で何してんだ?悩み事か?」
マオ「カキ……」
ワイワイ
マオ「…………………」
マオ(昨日のはあんなの………ネットの中で一部の人が言ってるだけ!気にしちゃダメダメ!)ブンブン
マオ(一々あんなの気にしてたら切りないよ…リーリエやみんなにも迷惑かけちゃう…)
アマージョ「マッジョー…」
マオ(………でも…)チラッ
マーマネ「リーリエもアローラ裏サイト掲示板覗いてみなよー!面白いよー?」
リーリエ「ですが……イマイチ勇気が……」
マオ(………きっとマーマネは私よりもリーリエの方が可愛いと思ってるだろうし…)チラッ
スイレン「それでね!その時カイオーガが!」
サトシ「マジ!?」
スイレン「うーそでーす♪」テヘペロ
サトシ「なんだ、嘘か」ガクッ
ロトム図鑑「サトシは少し学習するロト」
ピカチュウ「ピカピィ」
マオ(サトシも私よりもスイレンの方が可愛いと思ってるね、きっと…)
マオ「…………………」
マオ「な、なに考えてるのよ私……!あんなネットの話題を鵜のみにして!」
マオ「誰が一番とか…そんなのどうでもいいよ!こんなこと考えてたら…リーリエやスイレンに悪い!」
マオ「それに…サトシやマーマネだってそんな友達に順位をつけるような人じゃ…」
カキ「おいマオ」
マオ「!」
カキ「……さっきから一人で何してんだ?悩み事か?」
マオ「カキ……」
33: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 00:40:15.11 ID:vT0QuOdE0
カキ「悩み事なら相談に乗るぞ?」
マオ「……………あのさ、カキは…」
カキ「ん?」
マオ「……私と……」ハッ
カキ「?」
マオ(………い、今……カキに何を聞こうとしたの私…?)フルフル
マオ(………いったいどんな答えを期待して…)フルフル
カキ「お、おい……どうしたんだマオ?」
マオ「…………………」
マオ「なんでもないよ」
カキ「???」
マーマネ「………………」
リーリエ「マオ……今朝から少し様子がおかしいですね?からげんきと言いますか……」
マーマネ(マオ……まさか、昨日のリーリエのファンスレを…)
マーマネ「………リーリエ、ちょっと頼みがあるんだ」ヒソヒソ
リーリエ「……?なんですか?」
マーマネ「……その……放課後、マオにナイショでみんなを集めて…」ヒソヒソ
リーリエ「……え?」
マオ「……………あのさ、カキは…」
カキ「ん?」
マオ「……私と……」ハッ
カキ「?」
マオ(………い、今……カキに何を聞こうとしたの私…?)フルフル
マオ(………いったいどんな答えを期待して…)フルフル
カキ「お、おい……どうしたんだマオ?」
マオ「…………………」
マオ「なんでもないよ」
カキ「???」
マーマネ「………………」
リーリエ「マオ……今朝から少し様子がおかしいですね?からげんきと言いますか……」
マーマネ(マオ……まさか、昨日のリーリエのファンスレを…)
マーマネ「………リーリエ、ちょっと頼みがあるんだ」ヒソヒソ
リーリエ「……?なんですか?」
マーマネ「……その……放課後、マオにナイショでみんなを集めて…」ヒソヒソ
リーリエ「……え?」
35: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 21:24:15.40 ID:aktj+2vh0
放課後
マラサダショップ
マーマネ「………ってことが昨日アローラ裏サイト掲示板のとあるスレであってね?」
カキ「………それで今日マオの様子がおかしかったのか…」
スイレン「………酷い…!いくら顔が見えない相手だからって…やっていいことと悪いことがある!」
マーマネ、カキ「……………」ジーッ
スイレン「………?なに?」
マーマネ、カキ「い、いや…(スイレンが言うなよ…)」
リーリエ「…そんなマオ……」
マーマネ「り、リーリエが責任感じることじゃないよ!」
カキ「そ、そうだ!リーリエ!気にするな!」
リーリエ「……もう私……どうしていいか…」ウルッ
スイレン「あわわわ……な、泣かないでリーリエ!」
サトシ「………」ガタッ
スイレン、カキ、マーマネ「!」
ピカチュウ「ピカピ?」
マーマネ「ど、どうしたのサトシ?」
サトシ「………俺、マオを傷つけたそいつを許せない」
カキ「き、気持ちはわかるがサトシ…いったいどうするつもりだ!」
スイレン「サトシ!相手は匿名掲示板で無責任な書き込みをしてる相手!特定は難しい!」
サトシ「そ、そうだけどさ!」
マーマネ「それに……もし特定に動いたとしても…ヘタしたらこっちが悪者にされて捕まっちゃうよ…」
サトシ「うぅ…」チラッ
リーリエ「……ごめんなさい…マオ…」グスッ
シロン「コン…」
サトシ「………だったら相手のフィールドで…」
ロトム図鑑「サトシー!ネット初心者のサトシがその名無しのモブ子にレスバを仕掛けたところで返り討ち、簡単にフルボッコロト」
ロトム図鑑「それに…仮にその名無しのモブ子をレスバでフルボッコしたところでマオの心の傷は癒えるロト?」
サトシ「で、でも……だったらどうしたら…」
マラサダショップ
マーマネ「………ってことが昨日アローラ裏サイト掲示板のとあるスレであってね?」
カキ「………それで今日マオの様子がおかしかったのか…」
スイレン「………酷い…!いくら顔が見えない相手だからって…やっていいことと悪いことがある!」
マーマネ、カキ「……………」ジーッ
スイレン「………?なに?」
マーマネ、カキ「い、いや…(スイレンが言うなよ…)」
リーリエ「…そんなマオ……」
マーマネ「り、リーリエが責任感じることじゃないよ!」
カキ「そ、そうだ!リーリエ!気にするな!」
リーリエ「……もう私……どうしていいか…」ウルッ
スイレン「あわわわ……な、泣かないでリーリエ!」
サトシ「………」ガタッ
スイレン、カキ、マーマネ「!」
ピカチュウ「ピカピ?」
マーマネ「ど、どうしたのサトシ?」
サトシ「………俺、マオを傷つけたそいつを許せない」
カキ「き、気持ちはわかるがサトシ…いったいどうするつもりだ!」
スイレン「サトシ!相手は匿名掲示板で無責任な書き込みをしてる相手!特定は難しい!」
サトシ「そ、そうだけどさ!」
マーマネ「それに……もし特定に動いたとしても…ヘタしたらこっちが悪者にされて捕まっちゃうよ…」
サトシ「うぅ…」チラッ
リーリエ「……ごめんなさい…マオ…」グスッ
シロン「コン…」
サトシ「………だったら相手のフィールドで…」
ロトム図鑑「サトシー!ネット初心者のサトシがその名無しのモブ子にレスバを仕掛けたところで返り討ち、簡単にフルボッコロト」
ロトム図鑑「それに…仮にその名無しのモブ子をレスバでフルボッコしたところでマオの心の傷は癒えるロト?」
サトシ「で、でも……だったらどうしたら…」
36: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 21:43:44.14 ID:aktj+2vh0
外
マオ「………お店の買い出しで少し遅くなっちゃったね?アマージョ」トボトボ
アマージョ「マッジョ」トボトボ
おばさんA「でねー?」
おばさんB「うそー?」
ワイワイ
マオ「……………」
マオ(あーあ、嫌だなぁ……昨日の掲示板のせいで…みんな私の悪口言ってるんじゃないかって気分になるよ…)ハァ
アマージョ「マッジョ……」
ダカラサー
マオ「!」
マオ「………?サトシたちの声が聞こえる?」ソッ
マオ「……………!!」
サトシ「カキもマーマネもスイレンもリーリエも……マオだって…」
サトシ「みんな違って……みんないいところがあるんだ!だからさ…上手くは言えないけど……なんていうか……」
マーマネ「サトシ………」
カキ「………ああ、サトシの言うとおりだ!」ニッ
スイレン「………うん!みんな違ってみんないい!」
ロトム図鑑「スイレン。でも、実はサトシに一番って言って欲しい複雑な乙女ゴコロト?」
スイレン「そ、それはそれ!これはこれ!////」
リーリエ「……いつまでも泣いてられません!マオには私から……!」ゴシゴシ
マーマネ「………うん、それが一番いいかも…………え!?」ビクッ
サトシ「ん?どうしたマーマネ……」チラッ
サトシ「!?」ビクッ
マオ「……………」プルプル
スイレン「ま、マオちゃん……」
カキ「………最悪のタイミングだな…」ハァ
マオ「………お店の買い出しで少し遅くなっちゃったね?アマージョ」トボトボ
アマージョ「マッジョ」トボトボ
おばさんA「でねー?」
おばさんB「うそー?」
ワイワイ
マオ「……………」
マオ(あーあ、嫌だなぁ……昨日の掲示板のせいで…みんな私の悪口言ってるんじゃないかって気分になるよ…)ハァ
アマージョ「マッジョ……」
ダカラサー
マオ「!」
マオ「………?サトシたちの声が聞こえる?」ソッ
マオ「……………!!」
サトシ「カキもマーマネもスイレンもリーリエも……マオだって…」
サトシ「みんな違って……みんないいところがあるんだ!だからさ…上手くは言えないけど……なんていうか……」
マーマネ「サトシ………」
カキ「………ああ、サトシの言うとおりだ!」ニッ
スイレン「………うん!みんな違ってみんないい!」
ロトム図鑑「スイレン。でも、実はサトシに一番って言って欲しい複雑な乙女ゴコロト?」
スイレン「そ、それはそれ!これはこれ!////」
リーリエ「……いつまでも泣いてられません!マオには私から……!」ゴシゴシ
マーマネ「………うん、それが一番いいかも…………え!?」ビクッ
サトシ「ん?どうしたマーマネ……」チラッ
サトシ「!?」ビクッ
マオ「……………」プルプル
スイレン「ま、マオちゃん……」
カキ「………最悪のタイミングだな…」ハァ
37: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 22:23:10.54 ID:aktj+2vh0
サトシ「あ、あの……マオ…?」
マオ「……………」プルプル
アマージョ「ジョ…」
マーマネ(ま、マズイ……最悪だ……今マオは、ネットであれだけ悪口を書かれた後だし、かなり疑心暗鬼になってるハズ…)タラッ
マーマネ(ここは何とか上手くフォローしないと……)
マーマネ「マオ……!これは……」
マオ「………うっ…ひっぐ…」グスッ
サトシ、カキ、マーマネ、スイレン「」ビクゥッ
サトシ「あわわわわ!な、泣くなマオー!」アセアセ
カキ「お、落ち着けマオ!」アセアセ
スイレン「ち、違うのマオちゃん!マオちゃんは何か誤解してる!」アセアセ
マーマネ「そ、そうだよマオ!これは……」
マオ「うぅ……私のごと……ながまはずれにじで……」グスッ
カキ「ち、ちが……」
マオ「………私ど一緒にいるのがはずがじいなら…はっぎりぞういえばいいでしょ!!」ズピー
スイレン「………マオちゃん?」
サトシ「な、何言ってるんだよマオ……」
マオ「……………」プルプル
アマージョ「ジョ…」
マーマネ(ま、マズイ……最悪だ……今マオは、ネットであれだけ悪口を書かれた後だし、かなり疑心暗鬼になってるハズ…)タラッ
マーマネ(ここは何とか上手くフォローしないと……)
マーマネ「マオ……!これは……」
マオ「………うっ…ひっぐ…」グスッ
サトシ、カキ、マーマネ、スイレン「」ビクゥッ
サトシ「あわわわわ!な、泣くなマオー!」アセアセ
カキ「お、落ち着けマオ!」アセアセ
スイレン「ち、違うのマオちゃん!マオちゃんは何か誤解してる!」アセアセ
マーマネ「そ、そうだよマオ!これは……」
マオ「うぅ……私のごと……ながまはずれにじで……」グスッ
カキ「ち、ちが……」
マオ「………私ど一緒にいるのがはずがじいなら…はっぎりぞういえばいいでしょ!!」ズピー
スイレン「………マオちゃん?」
サトシ「な、何言ってるんだよマオ……」
38: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 22:37:30.86 ID:aktj+2vh0
リーリエ「マオ!私たちはマオと一緒にいるのが恥ずかしいなんて思ったことは……」
マオ「……………」グスッ
マーマネ(ま、マズイ!今リーリエが出てったら……!)
マーマネ「……マオ!僕の話を………」
マオ「………リーリエはそうやって……私を見下してるんでしょ?」グスッ
リーリエ「………え?」
サトシ、カキ、スイレン「?」
マーマネ(最悪だ……)ガクッ
マオ「………そうだよね?だってリーリエは私と違って可愛いもんね……?」グスグス
リーリエ「あ、あの………マオ?な、何を言って……」オロオロ
マオ「………私……昨日、裏サイトでリーリエのファンスレってのを覗いたんだ……」
リーリエ「………え?わ、私のファンスレ……?」
サトシ「リーリエにファンスレ?」
カキ、スイレン(リーリエのファンスレ……あのスレか……)
マーマネ(やっぱり……マオ………)
リーリエ「あ、あの……マオ……その、言っている意味が…」オロオロ
マオ「………そ、そごで……!ひっぐ……リーリエと私が写った写真が……」
リーリエ「写真………?」
マオ「………私のごど……邪魔だって…!私みたいなブスは…いらないっで…」グスッ
リーリエ「………な…!?」
カキ「お、おいマオ!もういいから!な?」
スイレン「ま、マオちゃん!一旦落ち着こ?は、話し合おう!」
マオ「うぅ………」グスッ
リーリエ「……………」
サトシ「な、なぁマオ……そんなネットの中で変なこと言うやつのことなんか気にすんなよ?」アセアセ
マーマネ「そ、そうだよ!僕ら誰もそんなこと思っちゃ…」
マオ「………あんたらにはそんなことでも……!直接言われた私はすっごくショックだったんだよ!!」グスッ
サトシ、マーマネ「ご、ごめん…」ビクッ
ピカチュウ「ピカピ…」
マオ「……………」グスッ
マーマネ(ま、マズイ!今リーリエが出てったら……!)
マーマネ「……マオ!僕の話を………」
マオ「………リーリエはそうやって……私を見下してるんでしょ?」グスッ
リーリエ「………え?」
サトシ、カキ、スイレン「?」
マーマネ(最悪だ……)ガクッ
マオ「………そうだよね?だってリーリエは私と違って可愛いもんね……?」グスグス
リーリエ「あ、あの………マオ?な、何を言って……」オロオロ
マオ「………私……昨日、裏サイトでリーリエのファンスレってのを覗いたんだ……」
リーリエ「………え?わ、私のファンスレ……?」
サトシ「リーリエにファンスレ?」
カキ、スイレン(リーリエのファンスレ……あのスレか……)
マーマネ(やっぱり……マオ………)
リーリエ「あ、あの……マオ……その、言っている意味が…」オロオロ
マオ「………そ、そごで……!ひっぐ……リーリエと私が写った写真が……」
リーリエ「写真………?」
マオ「………私のごど……邪魔だって…!私みたいなブスは…いらないっで…」グスッ
リーリエ「………な…!?」
カキ「お、おいマオ!もういいから!な?」
スイレン「ま、マオちゃん!一旦落ち着こ?は、話し合おう!」
マオ「うぅ………」グスッ
リーリエ「……………」
サトシ「な、なぁマオ……そんなネットの中で変なこと言うやつのことなんか気にすんなよ?」アセアセ
マーマネ「そ、そうだよ!僕ら誰もそんなこと思っちゃ…」
マオ「………あんたらにはそんなことでも……!直接言われた私はすっごくショックだったんだよ!!」グスッ
サトシ、マーマネ「ご、ごめん…」ビクッ
ピカチュウ「ピカピ…」
39: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 22:52:19.21 ID:aktj+2vh0
リーリエ「マオ!とにかく落ち着いて、私たちの話を…」グイッ
マオ「うるざいっ……!」バッ
リーリエ「」ビクッ
マオ「………私は………あんたのオマケじゃない!!」
リーリエ「お、オマケ………?」
マオ「離してよ!!」
ドンッ
リーリエ「キャッ!!」ズテン
マーマネ「リーリエ!」
サトシ「お、おい!大丈夫かリーリエ!」
シロン「コン!」
マオ「あ………ぁ……ご、ごめ……」
リーリエ「わ、私は大丈夫です!それよりマオ……」
マオ「………うぅ……」
クルッ
タッタッタ
カキ「お、おい!マオ!」
スイレン「待って!マオちゃん!」
サトシ「マオ………」
リーリエ「……………」
マーマネ「………リーリ…」チラッ
リーリエ「……うぇっ…!ひっぐ……」グスッ
マーマネ「…………エ…」
リーリエ「………ごめんなざい……!ごめんなざい………」グスッ
サトシ、スイレン、カキ、マーマネ「…………………」
シロン「コン……」
マオ「うるざいっ……!」バッ
リーリエ「」ビクッ
マオ「………私は………あんたのオマケじゃない!!」
リーリエ「お、オマケ………?」
マオ「離してよ!!」
ドンッ
リーリエ「キャッ!!」ズテン
マーマネ「リーリエ!」
サトシ「お、おい!大丈夫かリーリエ!」
シロン「コン!」
マオ「あ………ぁ……ご、ごめ……」
リーリエ「わ、私は大丈夫です!それよりマオ……」
マオ「………うぅ……」
クルッ
タッタッタ
カキ「お、おい!マオ!」
スイレン「待って!マオちゃん!」
サトシ「マオ………」
リーリエ「……………」
マーマネ「………リーリ…」チラッ
リーリエ「……うぇっ…!ひっぐ……」グスッ
マーマネ「…………エ…」
リーリエ「………ごめんなざい……!ごめんなざい………」グスッ
サトシ、スイレン、カキ、マーマネ「…………………」
シロン「コン……」
40: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 23:02:57.89 ID:aktj+2vh0
夜
サトシの家
サトシ「」ポケー
バーネット「どうしたのよサトシー?珍しく元気ないわねー」
サトシ「今日ちょっと色々あってさ…」ハァ
バーネット「……まさかあんた……二股がスイレンにバレて…」
サトシ「は?」
ロトム図鑑「バーネット博士、サトシに二股なんて器用なことができるハズないロト」
バーネット「それもそうね」クスッ
サトシ「よくわからないけど、バカにされてるのかな俺?」
ピカチュウ「ピカ」
バーネット「さてと、私は…」スッ
サトシ「バーネット博士、またパソコン?」
バーネット「そうよー?ていっても少しサイトを覗くだけだけどね?ま、ちょっとした息抜きよ?」ピッピッ
サトシ「……………………!」ハッ
サトシ「そうだ!」
バーネット、ピカチュウ、ロトム「?」
サトシの家
サトシ「」ポケー
バーネット「どうしたのよサトシー?珍しく元気ないわねー」
サトシ「今日ちょっと色々あってさ…」ハァ
バーネット「……まさかあんた……二股がスイレンにバレて…」
サトシ「は?」
ロトム図鑑「バーネット博士、サトシに二股なんて器用なことができるハズないロト」
バーネット「それもそうね」クスッ
サトシ「よくわからないけど、バカにされてるのかな俺?」
ピカチュウ「ピカ」
バーネット「さてと、私は…」スッ
サトシ「バーネット博士、またパソコン?」
バーネット「そうよー?ていっても少しサイトを覗くだけだけどね?ま、ちょっとした息抜きよ?」ピッピッ
サトシ「……………………!」ハッ
サトシ「そうだ!」
バーネット、ピカチュウ、ロトム「?」
41: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 23:11:11.27 ID:aktj+2vh0
マオの家
マオ「…………………」
マオ(私……最悪だ……リーリエやみんなは悪くないのに八つ当たりして……)
マオ「………もう誰にも会いたくないよ…」ボソッ
アマージョ「マッジョ……」
コンコン
マオパパ『マオー!電話だ』
マオ「………?電話……?」ムクリ
マオパパ『カキくんからだ』
マオ「…………………」
ピッ
マオ「………なによ?」
カキ『あ……いや………その…大丈夫かなって心配になって…』
マオ「………なにが?」
カキ『その……色々だ!きょ、今日のことは誰も気にしてないからマオも気にするな!』ハハハ
マオ「………それだけ?だったらもう切るよ。私、今は誰とも話したくないの」
カキ『ま、待ってくれ!』
マオ「…………………」
マオ(せっかくカキが心配して電話かけてきてくれたのに……私…)
アマージョ「ジョ……」
カキ『その……マオ……』
カキ『アローラ裏サイト掲示板を見てくれ』
マオ「…………………」
マオ(私……最悪だ……リーリエやみんなは悪くないのに八つ当たりして……)
マオ「………もう誰にも会いたくないよ…」ボソッ
アマージョ「マッジョ……」
コンコン
マオパパ『マオー!電話だ』
マオ「………?電話……?」ムクリ
マオパパ『カキくんからだ』
マオ「…………………」
ピッ
マオ「………なによ?」
カキ『あ……いや………その…大丈夫かなって心配になって…』
マオ「………なにが?」
カキ『その……色々だ!きょ、今日のことは誰も気にしてないからマオも気にするな!』ハハハ
マオ「………それだけ?だったらもう切るよ。私、今は誰とも話したくないの」
カキ『ま、待ってくれ!』
マオ「…………………」
マオ(せっかくカキが心配して電話かけてきてくれたのに……私…)
アマージョ「ジョ……」
カキ『その……マオ……』
カキ『アローラ裏サイト掲示板を見てくれ』
42: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 23:15:37.39 ID:aktj+2vh0
マオ「………は?な、何言ってるのよ!私があそこで何て書かれたか今日言ったよね!」
マオ「もうあんな所見たくも……」
カキ『頼むマオ』
マオ「…………………」
ピッ
マオ「……カキ…いったいなんのつもりよ?こんなところを私に見せて…」カチカチ
マオ「………え?」
【アイナ食堂】マオちゃんファンスレ【看板娘】
マオ「わ、私のファンスレ!?」カチカチ
マオ「な、なによこれ!?また私を笑い者にする気!?」カチカチ
マオ「もうあんな所見たくも……」
カキ『頼むマオ』
マオ「…………………」
ピッ
マオ「……カキ…いったいなんのつもりよ?こんなところを私に見せて…」カチカチ
マオ「………え?」
【アイナ食堂】マオちゃんファンスレ【看板娘】
マオ「わ、私のファンスレ!?」カチカチ
マオ「な、なによこれ!?また私を笑い者にする気!?」カチカチ
43: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 23:28:00.70 ID:aktj+2vh0
名無しのピカチュウ『あ』
名無しのピカチュウ『書き込めてる?』
名無しのゴンベ『大丈夫よ!』
名無しのシロン『はい!バッチリーリエですよ!サトシ!』
名無しのピカチュウ『やったぜ!スレ立てサンキュー!バーネット博士!』
名無しのゴンベ『そんな可愛い名前の人知らない』
名無しのトゲデマル『匿名の意味無いね』
名無しのバクガメス『まったくだ』
マオ「え……?は?これって……」
マオ「サトシにリーリエ……バーネット博士?それに……」
マオ「まさかとは思ってたけど、バクガメスはカキでトゲデマルはマーマネ!?」
マオ「………いったいなんのつもりで……」
名無しのピカチュウ『とりあえず、ファンスレってなにすればいいんだ?』
名無しのゴンベ『マオのファンスレだし、マオの写真でも貼る?』
名無しのトゲデマル『だったら僕、いい写真あるよー!』
名無しのシロン『写真は本人の許可が無くてはマズイのでは…?』
名無しのシロン『やはりここはマオのファンスレですし、マオのことについて語りましょう!』
名無しのバクガメス『ならまずは俺から』
名無しのピカチュウ『あっ!ずるいぞカキー!』
名無しのバクガメス『だから本名で呼ぶな』
マオ「…………………」
アマージョ「マッジョ」
名無しのピカチュウ『書き込めてる?』
名無しのゴンベ『大丈夫よ!』
名無しのシロン『はい!バッチリーリエですよ!サトシ!』
名無しのピカチュウ『やったぜ!スレ立てサンキュー!バーネット博士!』
名無しのゴンベ『そんな可愛い名前の人知らない』
名無しのトゲデマル『匿名の意味無いね』
名無しのバクガメス『まったくだ』
マオ「え……?は?これって……」
マオ「サトシにリーリエ……バーネット博士?それに……」
マオ「まさかとは思ってたけど、バクガメスはカキでトゲデマルはマーマネ!?」
マオ「………いったいなんのつもりで……」
名無しのピカチュウ『とりあえず、ファンスレってなにすればいいんだ?』
名無しのゴンベ『マオのファンスレだし、マオの写真でも貼る?』
名無しのトゲデマル『だったら僕、いい写真あるよー!』
名無しのシロン『写真は本人の許可が無くてはマズイのでは…?』
名無しのシロン『やはりここはマオのファンスレですし、マオのことについて語りましょう!』
名無しのバクガメス『ならまずは俺から』
名無しのピカチュウ『あっ!ずるいぞカキー!』
名無しのバクガメス『だから本名で呼ぶな』
マオ「…………………」
アマージョ「マッジョ」
44: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 23:38:54.43 ID:aktj+2vh0
名無しのアブリボン『いい雰囲気のスレ発見』
名無しのミミたん『アローラ♪まぜてもらっていいかなー?』
名無しのモブ男『マオたんハァハァ』
マオ「!」
名無しのピカチュウ『おっ!楽しくなってきたな!』
名無しのシロン『ですね?』
名無しのトゲデマル『>名無しのモブ男 キミ、ここにも来たんだ』
名無しのバクガメス『>名無しのミミたん 頼むから問題起こさないでくれよ』
名無しのミミたん『>名無しのバクガメス 人聞きの悪いこと言わないでよー』
マオ「…………………なんなのよ…」グスッ
マオ「………ぜんっぜん、匿名の意味ないじゃん!馬鹿!」クスッ
アマージョ「マッジョ」ニコッ
マオ「…………………」カチカチ
名無しのアマージョ『みんなごめんなさい』
名無しのアマージョ『ありがとう』
マオ「………明日はリーリエやみんなに……」スッ
アマージョ「!」
マオ「ちゃんと自分の口から謝らなきゃね?」ニコッ
アマージョ「マッジョ!」ニコッ
その頃スイレンは……
スイレンの家
スイレン「うぅ……規制されてて肝心な時に書き込めない…」カチカチ
スイレン「ぐうぅ……名無しのミミたんめ…」ギリリ
アシマリ「アウ……」ハァ
まだ規制中だった
名無しのミミたん『アローラ♪まぜてもらっていいかなー?』
名無しのモブ男『マオたんハァハァ』
マオ「!」
名無しのピカチュウ『おっ!楽しくなってきたな!』
名無しのシロン『ですね?』
名無しのトゲデマル『>名無しのモブ男 キミ、ここにも来たんだ』
名無しのバクガメス『>名無しのミミたん 頼むから問題起こさないでくれよ』
名無しのミミたん『>名無しのバクガメス 人聞きの悪いこと言わないでよー』
マオ「…………………なんなのよ…」グスッ
マオ「………ぜんっぜん、匿名の意味ないじゃん!馬鹿!」クスッ
アマージョ「マッジョ」ニコッ
マオ「…………………」カチカチ
名無しのアマージョ『みんなごめんなさい』
名無しのアマージョ『ありがとう』
マオ「………明日はリーリエやみんなに……」スッ
アマージョ「!」
マオ「ちゃんと自分の口から謝らなきゃね?」ニコッ
アマージョ「マッジョ!」ニコッ
その頃スイレンは……
スイレンの家
スイレン「うぅ……規制されてて肝心な時に書き込めない…」カチカチ
スイレン「ぐうぅ……名無しのミミたんめ…」ギリリ
アシマリ「アウ……」ハァ
まだ規制中だった
45: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/19(金) 23:51:36.75 ID:aktj+2vh0
一週間後
ウラウラ島 アセロラの家
アセロラ「………っと、ブログの更新終わりっ♪」カタカタ
ミミたん「キュー」
アセロラ「………さてと…あとは…」カチ
アローラ裏サイト掲示板
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ 2【アセロラ】
アセロラ「こっからは趣味の時間だねー?」カタカタ
ミミたん「キュー」
名無しのミミたん『アローラ♪』
名無しの園児♀『プリンセスさまだー!』
名無しのミニスカート『プリンセスちゃん!今日もサトシきゅんの写真を!』
名無しの大人のお姉さん『サトシきゅんハァハァ』
アセロラ「ふっふっふー♪」
名無しのミミたんことアセロラは
名無しのアシマリことスイレンをアローラ裏サイト掲示板から追放したことにより
実質サトシくんファンスレの支配件を握っていた
そして、アローラ掲示板で見つけた同好の士たちと共に
細々と平和にサトシファンスレでの時間を楽しんでいた
ウラウラ島 アセロラの家
アセロラ「………っと、ブログの更新終わりっ♪」カタカタ
ミミたん「キュー」
アセロラ「………さてと…あとは…」カチ
アローラ裏サイト掲示板
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ 2【アセロラ】
アセロラ「こっからは趣味の時間だねー?」カタカタ
ミミたん「キュー」
名無しのミミたん『アローラ♪』
名無しの園児♀『プリンセスさまだー!』
名無しのミニスカート『プリンセスちゃん!今日もサトシきゅんの写真を!』
名無しの大人のお姉さん『サトシきゅんハァハァ』
アセロラ「ふっふっふー♪」
名無しのミミたんことアセロラは
名無しのアシマリことスイレンをアローラ裏サイト掲示板から追放したことにより
実質サトシくんファンスレの支配件を握っていた
そして、アローラ掲示板で見つけた同好の士たちと共に
細々と平和にサトシファンスレでの時間を楽しんでいた
46: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/20(土) 00:07:13.43 ID:ndzSrVez0
名無しのミミたん『今日もサトシの写真持ってきたよー』
名無しのミニスカート『こ、これは…サトシきゅんの泣き顔写真!?』
名無しのミニスカート『かわい~』
名無しの園児♀『サトシくんかっこいー!』
名無しの大人のお姉さん『ショタショタショタ』
名無しの園児♀『ありがとー!プリンセスさまー!』
また、アセロラはサトシの写真の提供元としてファンスレ住人から"プリンセス"と敬われていた
名無しのミミたん『お礼なら私じゃなくて、サトシのガールフレンドのアセロラちゃんにね♪』
名無しの園児♀『ありがとー!アセロラちゃん!』
名無しのミミたん『うんうん♪アセロラちゃんとサトシに伝えておくよ!』
名無しのミニスカート『さすがはアセロラちゃんの大親友プリンセスちゃんだね♪』
名無しの大人のお姉さん『ちょっとトイレ行ってくる』
アセロラ「…………………」ズズー
アセロラ「………エネココアを飲みながら優雅に同じ趣味を持つ仲間とネットで語り合う一時…」
アセロラ「これぞ至福の一時ってやつだね?ミミたん♪」
ミミたん「キュー」コクリ
名無しのミニスカート『こ、これは…サトシきゅんの泣き顔写真!?』
名無しのミニスカート『かわい~』
名無しの園児♀『サトシくんかっこいー!』
名無しの大人のお姉さん『ショタショタショタ』
名無しの園児♀『ありがとー!プリンセスさまー!』
また、アセロラはサトシの写真の提供元としてファンスレ住人から"プリンセス"と敬われていた
名無しのミミたん『お礼なら私じゃなくて、サトシのガールフレンドのアセロラちゃんにね♪』
名無しの園児♀『ありがとー!アセロラちゃん!』
名無しのミミたん『うんうん♪アセロラちゃんとサトシに伝えておくよ!』
名無しのミニスカート『さすがはアセロラちゃんの大親友プリンセスちゃんだね♪』
名無しの大人のお姉さん『ちょっとトイレ行ってくる』
アセロラ「…………………」ズズー
アセロラ「………エネココアを飲みながら優雅に同じ趣味を持つ仲間とネットで語り合う一時…」
アセロラ「これぞ至福の一時ってやつだね?ミミたん♪」
ミミたん「キュー」コクリ
47: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/20(土) 21:05:14.79 ID:+p4n4PKF0
名無しのミニスカート『プリンセスちゃん!お願いがあるんだけど…』
名無しのミミたん『>名無しのミニスカート なに?』
名無しのミニスカート『その…オフ会したいなって』
アセロラ「!」
アセロラ(オフ会……)ズズー
名無しのミニスカート『プリンセスちゃんってサトシきゅんのガールフレンドのアセロラちゃんの大親友なんでしょ?』
名無しのミニスカート『だったらアセロラちゃんに頼んで欲しいの!私…一度でいいからサトシきゅんに会いたい!』
名無しの園児♀『私もー!サトシくんに会いたい!』
名無しの大人のお姉さん『あぁあぁぁァァァア!!生サトシきゅん生サトシきゅん』
アセロラ「…………………」
アセロラ(サトシに会いたい…かぁ……)
アセロラ(うーん…まぁ、アセロラからサトシに頼めば大丈夫だろうけど…でもなぁ…)
アセロラ(相手は顔も見えないネット上の関係だし…もしこの人たちがこの間の名無しのアシマリみたいなストーカーだったらサトシの身に危険が…)
アセロラ「………」カタカタ
名無しのミミたん『ごめんね~?会わせたいのは山々だけど、サトシはアセロラちゃんのボーイフレンドだし、他の女の子と会わすのはちょっと…』
名無しのミミたん『アセロラちゃん…意外とヤキモチやきだし…』
名無しの大人のお姉さん『はぁ?まさかプリンセス!アンタ、サトシきゅんと知り合いとか嘘じゃないでしょうね!?』
アセロラ「!」
アセロラ(な、なんでアセロラが嘘つきみたいに言われてるの!?)
名無しのミニスカート『>名無しの大人のお姉さん 落ち着いて』
名無しの大人のお姉さん『チッ』
名無しのミニスカート『お願いプリンセスちゃん!私たちは純粋に生サトシきゅんに会いたいだけ!』
名無しのミニスカート『お触りとかはしないから。ね?』
名無しの園児♀『サトシくんにあいた~い!』
アセロラ「………」
ミミたん「キュー」
名無しのミミたん『>名無しのミニスカート なに?』
名無しのミニスカート『その…オフ会したいなって』
アセロラ「!」
アセロラ(オフ会……)ズズー
名無しのミニスカート『プリンセスちゃんってサトシきゅんのガールフレンドのアセロラちゃんの大親友なんでしょ?』
名無しのミニスカート『だったらアセロラちゃんに頼んで欲しいの!私…一度でいいからサトシきゅんに会いたい!』
名無しの園児♀『私もー!サトシくんに会いたい!』
名無しの大人のお姉さん『あぁあぁぁァァァア!!生サトシきゅん生サトシきゅん』
アセロラ「…………………」
アセロラ(サトシに会いたい…かぁ……)
アセロラ(うーん…まぁ、アセロラからサトシに頼めば大丈夫だろうけど…でもなぁ…)
アセロラ(相手は顔も見えないネット上の関係だし…もしこの人たちがこの間の名無しのアシマリみたいなストーカーだったらサトシの身に危険が…)
アセロラ「………」カタカタ
名無しのミミたん『ごめんね~?会わせたいのは山々だけど、サトシはアセロラちゃんのボーイフレンドだし、他の女の子と会わすのはちょっと…』
名無しのミミたん『アセロラちゃん…意外とヤキモチやきだし…』
名無しの大人のお姉さん『はぁ?まさかプリンセス!アンタ、サトシきゅんと知り合いとか嘘じゃないでしょうね!?』
アセロラ「!」
アセロラ(な、なんでアセロラが嘘つきみたいに言われてるの!?)
名無しのミニスカート『>名無しの大人のお姉さん 落ち着いて』
名無しの大人のお姉さん『チッ』
名無しのミニスカート『お願いプリンセスちゃん!私たちは純粋に生サトシきゅんに会いたいだけ!』
名無しのミニスカート『お触りとかはしないから。ね?』
名無しの園児♀『サトシくんにあいた~い!』
アセロラ「………」
ミミたん「キュー」
48: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/20(土) 21:26:40.55 ID:JV2hS7EZO
その頃
スイレンの家
スイレン「………」カタカタ
アシマリ「アウ」
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ 2【アセロラ】
スイレン「……名無しのミミたん…私を追い出した上にスレまで乗っ取って…!かじばどろぼう!」カタカタ
スイレンは規制されて書き込めないものの、毎日の日課としてサトシファンスレの監視は怠らなかった
スイレン(こいつ…!サトシは私のボーイフレンドなのに、アセロラのボーイフレンドみたいなこと言って…)カタカタ
スイレン「気にくわない気にくわない」ブツブツ
アシマリ「アウ…(嫌なら見なきゃいいのに…)」
スイレン「何がプリンセス(笑)……!私が書き込めれば…こんなやつすぐに追い出すのに!」カタカタ
スイレン「あっ、このサトシ画像は保存保存っと」ピッ
アシマリ「アウ」
スイレン「……まぁ、いい。私はリアルサトシと恋人秒読みだし」
スイレン「……私がサトシと付き合ったら…このスレをたまたま見つけたことにして、名無しのミミたんやこの気持ち悪い人たちにサトシから一言キツく言ってもらおう」
アシマリ「アウ」
名無しのミニスカート『その…オフ会したいなって』
スイレン「……ん?」チラッ
スイレン「お、オフ会!?」ズイッ
アシマリ「アウ」
スイレンの家
スイレン「………」カタカタ
アシマリ「アウ」
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ 2【アセロラ】
スイレン「……名無しのミミたん…私を追い出した上にスレまで乗っ取って…!かじばどろぼう!」カタカタ
スイレンは規制されて書き込めないものの、毎日の日課としてサトシファンスレの監視は怠らなかった
スイレン(こいつ…!サトシは私のボーイフレンドなのに、アセロラのボーイフレンドみたいなこと言って…)カタカタ
スイレン「気にくわない気にくわない」ブツブツ
アシマリ「アウ…(嫌なら見なきゃいいのに…)」
スイレン「何がプリンセス(笑)……!私が書き込めれば…こんなやつすぐに追い出すのに!」カタカタ
スイレン「あっ、このサトシ画像は保存保存っと」ピッ
アシマリ「アウ」
スイレン「……まぁ、いい。私はリアルサトシと恋人秒読みだし」
スイレン「……私がサトシと付き合ったら…このスレをたまたま見つけたことにして、名無しのミミたんやこの気持ち悪い人たちにサトシから一言キツく言ってもらおう」
アシマリ「アウ」
名無しのミニスカート『その…オフ会したいなって』
スイレン「……ん?」チラッ
スイレン「お、オフ会!?」ズイッ
アシマリ「アウ」
49: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/20(土) 21:52:43.43 ID:+p4n4PKF0
2日後
アセロラの家
サトシ「すっげー!なにこれ!」カチカチ
アセロラ「アセロラが作った図書館のブログだよー!図書館の宣伝にと思ってね~♪」
アセロラ「あっ、ちなみにTwitterやFacebookにも載せてるからね♪」
サトシ「これアセロラが作ったの!?よくわかんないけどすっげー!」キラキラ
ピカチュウ「ピカァ!」
アセロラ「えへへ、簡単なものだしそんなすごいものでもないよ////」テレッ
ロトム図鑑「ふむふむ、アセロラのオススメ本コーナー。本のことが詳しく解説されてるロト」
ロトム図鑑「アセロラ。マメロトねー」
アセロラ「えっへん!」
ミミたん「キュー」ドヤッ
アセロラ「ふっふっふー…ちなみにここをクリックすると……?」カチカチ
サトシ「あっ!クチナシさんの写真だ!」
アセロラ「そう!おじさんの写真も載せてみたの!」
ロトム図鑑「なかやか凝ってるロト」
サトシ「ん?コメント欄なんてあるの?」
アセロラ「うん!やっぱりこういうのは見てくれてる人とのコミュニケーションが大事だからね?」
サトシ「………!すごいよアセロラ!アセロラのこと可愛いとかってメチャメチャ書いてあるぜ!」カチカチ
アセロラ「もぅー!全然そんなことないのに!アセロラより、本の感想を書いてほしいよ!」プンプン
サトシ「はははっ」
ロトム図鑑「もうこれは図書館のブログというよりもアセロラのファンサイトロトね」
アセロラ「でも~?サトシ、ちょーっとヤキモチやいた?」
サトシ「なにが?」
アセロラ「だよねー」
ミミたん「キュー」
アセロラの家
サトシ「すっげー!なにこれ!」カチカチ
アセロラ「アセロラが作った図書館のブログだよー!図書館の宣伝にと思ってね~♪」
アセロラ「あっ、ちなみにTwitterやFacebookにも載せてるからね♪」
サトシ「これアセロラが作ったの!?よくわかんないけどすっげー!」キラキラ
ピカチュウ「ピカァ!」
アセロラ「えへへ、簡単なものだしそんなすごいものでもないよ////」テレッ
ロトム図鑑「ふむふむ、アセロラのオススメ本コーナー。本のことが詳しく解説されてるロト」
ロトム図鑑「アセロラ。マメロトねー」
アセロラ「えっへん!」
ミミたん「キュー」ドヤッ
アセロラ「ふっふっふー…ちなみにここをクリックすると……?」カチカチ
サトシ「あっ!クチナシさんの写真だ!」
アセロラ「そう!おじさんの写真も載せてみたの!」
ロトム図鑑「なかやか凝ってるロト」
サトシ「ん?コメント欄なんてあるの?」
アセロラ「うん!やっぱりこういうのは見てくれてる人とのコミュニケーションが大事だからね?」
サトシ「………!すごいよアセロラ!アセロラのこと可愛いとかってメチャメチャ書いてあるぜ!」カチカチ
アセロラ「もぅー!全然そんなことないのに!アセロラより、本の感想を書いてほしいよ!」プンプン
サトシ「はははっ」
ロトム図鑑「もうこれは図書館のブログというよりもアセロラのファンサイトロトね」
アセロラ「でも~?サトシ、ちょーっとヤキモチやいた?」
サトシ「なにが?」
アセロラ「だよねー」
ミミたん「キュー」
50: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/20(土) 22:05:47.45 ID:JV2hS7EZO
アセロラ「へっへー!さらにー?ここをクリックするとね?」ピッ
サトシ「あっ!俺の写真だ!」
アセロラ「えっへっへー!勝手に使わせて貰っちゃったけど良かったかな?」
サトシ「うん!いいよいいよ!どんどん使ってよ!」
アセロラ「えへへ」ニコッ
ミミたん「キュー」
アセロラ「……っと、飲み物とおやつの用意しなきゃ」
アセロラ「サトシ!エネココアとクッキーでいいかな?」
サトシ「うん!サンキュー!アセロラ!」
ピカチュウ「ピカァ!」
ロトム図鑑「アセロラはいいお嫁さんになるロト!」
アセロラ「うふふ、ロトムー?褒めてもエネココアとクッキーしか出ないよ~?」ニコニコ
ロトム図鑑「そのわりには嬉しそうロト」
ピカチュウ「ピッカー!」
アセロラ「うっ……」
アセロラ「……と、とにかく!アセロラはエネココアとクッキーの用意するから、サトシはブログ好きに見てていいよー」
ミミたん「キュー」
サトシ「わかったー!」
サトシ「あっ!俺の写真だ!」
アセロラ「えっへっへー!勝手に使わせて貰っちゃったけど良かったかな?」
サトシ「うん!いいよいいよ!どんどん使ってよ!」
アセロラ「えへへ」ニコッ
ミミたん「キュー」
アセロラ「……っと、飲み物とおやつの用意しなきゃ」
アセロラ「サトシ!エネココアとクッキーでいいかな?」
サトシ「うん!サンキュー!アセロラ!」
ピカチュウ「ピカァ!」
ロトム図鑑「アセロラはいいお嫁さんになるロト!」
アセロラ「うふふ、ロトムー?褒めてもエネココアとクッキーしか出ないよ~?」ニコニコ
ロトム図鑑「そのわりには嬉しそうロト」
ピカチュウ「ピッカー!」
アセロラ「うっ……」
アセロラ「……と、とにかく!アセロラはエネココアとクッキーの用意するから、サトシはブログ好きに見てていいよー」
ミミたん「キュー」
サトシ「わかったー!」
51: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/20(土) 22:12:11.62 ID:JV2hS7EZO
サトシ「えーと…」ポチポチ
ロトム図鑑「サトシー!そこは違うロト!」
サトシ「え?えっと……わ、わかってるよ!あー、パソコンの操作って難しい…」ピッ
サトシ「ん?」
ロトム図鑑「ロ?」
アローラ裏サイト掲示板
サトシ「ここは……アセロラもここ見てたのか」カチカチ
ピカチュウ「ピッカ」
ロトム図鑑「サトシ。あんまり勝手にいじるとアセロラに怒られ………ロ!?」
サトシ「どうしたロトム?」
ロトム図鑑「サトシー!このスレを見るロト!」
サトシ「え?」チラッ
サトシ「!」
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ 2【アセロラ】
サトシ「……お、俺のファンスレ!?」ゴクリ
ピカチュウ「ピカァ…」
ロトム図鑑「サトシー!そこは違うロト!」
サトシ「え?えっと……わ、わかってるよ!あー、パソコンの操作って難しい…」ピッ
サトシ「ん?」
ロトム図鑑「ロ?」
アローラ裏サイト掲示板
サトシ「ここは……アセロラもここ見てたのか」カチカチ
ピカチュウ「ピッカ」
ロトム図鑑「サトシ。あんまり勝手にいじるとアセロラに怒られ………ロ!?」
サトシ「どうしたロトム?」
ロトム図鑑「サトシー!このスレを見るロト!」
サトシ「え?」チラッ
サトシ「!」
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ 2【アセロラ】
サトシ「……お、俺のファンスレ!?」ゴクリ
ピカチュウ「ピカァ…」
52: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/20(土) 22:25:52.49 ID:JV2hS7EZO
アセロラ「……うん!エネココアとクッキーの用意は完璧だねミミたん?」
ミミたん「キュー」グッ
アセロラ(……サトシの撮影の許可も降りたし…このあとは……ブログとファンスレ用の写真とアセロラ用の写真も撮影させてもらってー…)
アセロラ(あー…あとはオフ会の話もしなきゃ…オフ会は正直あんまり気がすすまないなー)
ミミたん「キュー」
アセロラ「……サトシー、エネココアとクッキーの用意でき…」
サトシ「…………」カチカチ
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ 2【アセロラ】
アセロラ「!?」
ガシャン
サトシ、ピカチュウ、ロトム「」ビクッ
サトシ「お、おいアセロラ……クッキーとエネココア落として…」
アセロラ「な、なに勝手に他のサイト見てるのよ!!」
サトシ「いっ!?」ビクッ
ミミたん「キュー」グッ
アセロラ(……サトシの撮影の許可も降りたし…このあとは……ブログとファンスレ用の写真とアセロラ用の写真も撮影させてもらってー…)
アセロラ(あー…あとはオフ会の話もしなきゃ…オフ会は正直あんまり気がすすまないなー)
ミミたん「キュー」
アセロラ「……サトシー、エネココアとクッキーの用意でき…」
サトシ「…………」カチカチ
【ピカチュウ】サトシくんファンスレ 2【アセロラ】
アセロラ「!?」
ガシャン
サトシ、ピカチュウ、ロトム「」ビクッ
サトシ「お、おいアセロラ……クッキーとエネココア落として…」
アセロラ「な、なに勝手に他のサイト見てるのよ!!」
サトシ「いっ!?」ビクッ
53: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/20(土) 22:41:48.87 ID:JV2hS7EZO
サトシ「え……?あ、ご、ごめ…」ビクビク
アセロラ「………………」
アセロラ(ど、どうしよう……まさか……サトシにファンスレ見られた……?)
アセロラ(ま、まさか…………アセロラが名無しのミミたんってこともバレ……)タラッ
サトシ「あ、アセロラ……?」
アセロラ(……こ、こんな時こそ冷静になんなきゃダメ!)ブンブン
アセロラ(……確か何日か前にサトシっぽい書き込みを他スレで見たような……?…だとしたらサトシはファンスレの存在に気づいてる…?)チラッ
サトシ「?」
アセロラ(……そ、そうだよね…普通自分のファンスレなんてあったら気になって覗くハズだよね…でも、サトシは今日アセロラにその話をしてない)
アセロラ(てことは……サトシはファンスレの存在に気づかなかった…もしくは、アセロラがアローラ裏サイト掲示板を知らないと思ったからアセロラには話してこなかった)
アセロラ(……どのみち、ファンスレにはアセロラの名前も入ってる…うわぁ…調子に乗りすぎたよ…これは絶対に聞かれる…)
ミミたん「キュー」
アセロラ(アセロラが名無しのミミたんだってサトシが気づいてないならどうとでも言い訳できるよ…でも…)チラッ
サトシ「あ、あのさ……?」
アセロラ(もし気づいてたら……?言い逃れはできない。ガールフレンドどころか友達の縁まで切られる可能性も……)アワワ
サトシ「その……」
アセロラ(…………こんな時こそ、冷静に、冷静になるのよアセロラ……)フゥ
アセロラ「…………」
サトシ「アセロ……」
アセロラ(……この場を切り抜ける選択肢は3つ……!)クワッ
サトシ「」ビクッ
アセロラ(1,素直に謝る 2,言い訳する 3、開き直る)
アセロラ(さぁ………どうしよう!)
サトシ「…………?」
ピカチュウ「ピカァ」
アセロラ「………………」
アセロラ(ど、どうしよう……まさか……サトシにファンスレ見られた……?)
アセロラ(ま、まさか…………アセロラが名無しのミミたんってこともバレ……)タラッ
サトシ「あ、アセロラ……?」
アセロラ(……こ、こんな時こそ冷静になんなきゃダメ!)ブンブン
アセロラ(……確か何日か前にサトシっぽい書き込みを他スレで見たような……?…だとしたらサトシはファンスレの存在に気づいてる…?)チラッ
サトシ「?」
アセロラ(……そ、そうだよね…普通自分のファンスレなんてあったら気になって覗くハズだよね…でも、サトシは今日アセロラにその話をしてない)
アセロラ(てことは……サトシはファンスレの存在に気づかなかった…もしくは、アセロラがアローラ裏サイト掲示板を知らないと思ったからアセロラには話してこなかった)
アセロラ(……どのみち、ファンスレにはアセロラの名前も入ってる…うわぁ…調子に乗りすぎたよ…これは絶対に聞かれる…)
ミミたん「キュー」
アセロラ(アセロラが名無しのミミたんだってサトシが気づいてないならどうとでも言い訳できるよ…でも…)チラッ
サトシ「あ、あのさ……?」
アセロラ(もし気づいてたら……?言い逃れはできない。ガールフレンドどころか友達の縁まで切られる可能性も……)アワワ
サトシ「その……」
アセロラ(…………こんな時こそ、冷静に、冷静になるのよアセロラ……)フゥ
アセロラ「…………」
サトシ「アセロ……」
アセロラ(……この場を切り抜ける選択肢は3つ……!)クワッ
サトシ「」ビクッ
アセロラ(1,素直に謝る 2,言い訳する 3、開き直る)
アセロラ(さぁ………どうしよう!)
サトシ「…………?」
ピカチュウ「ピカァ」
54: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/21(日) 00:02:07.42 ID:VeUy3PfkO
アセロラ「………………」
サトシ「?」
アセロラ(やっぱりここは……)
アセロラ「そ、その………ごめんねサトシ?アセロラ、悪気はなくてその……」
サトシ「そ、そんなことよりもエネココアとクッキーどうにかしなきゃ」
アセロラ「え?」
サトシ「せっかくアセロラが持ってきてくれたのに…もったいないな?」ハハハ
サトシ「おっ、これまだ食べられそう!」ヒョイ
ピカチュウ「ピカァ」
アセロラ「サトシ……」
サトシ「ケガなかったか?服、濡れちゃってるけど大丈夫?」
アセロラ「あ、うん……」
ミミたん「キュー」
サトシ「?」
アセロラ(やっぱりここは……)
アセロラ「そ、その………ごめんねサトシ?アセロラ、悪気はなくてその……」
サトシ「そ、そんなことよりもエネココアとクッキーどうにかしなきゃ」
アセロラ「え?」
サトシ「せっかくアセロラが持ってきてくれたのに…もったいないな?」ハハハ
サトシ「おっ、これまだ食べられそう!」ヒョイ
ピカチュウ「ピカァ」
アセロラ「サトシ……」
サトシ「ケガなかったか?服、濡れちゃってるけど大丈夫?」
アセロラ「あ、うん……」
ミミたん「キュー」
55: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/21(日) 00:29:17.54 ID:VeUy3PfkO
アセロラ「あのー……その、このスレのことなんだけどー…」
サトシ「あー、これな?」
サトシ「いやぁ、ビックリしたよ!俺にファンスレなんてあるんだもん!」
アセロラ「う、うん……そだねー」ハハハ
サトシ「……つーか、なんで俺のファンスレにアセロラの名前入ってるの?」
アセロラ「え!?さ、さぁ?」ギクッ
ロトム図鑑「サトシー!このファンスレ、サトシの写真がいっぱい添付されてるロト」
サトシ「マジ?」
アセロラ「」ビクッ
サトシ「どんなこと書いてあんの?」
ロトム図鑑「中身は見ない方がいいロト」
サトシ「……つーことはあんまいいこと書いてないのかー」ガクッ
ピカチュウ「ピカピ」ポンッ
アセロラ(ロトム……)チラッ
ロトム図鑑「…………」グッ
アセロラ(た、助かった……?)ホッ
サトシ「あー、それよりエネココアとクッキーどうする?」
アセロラ「………あっ、そうだったね…ごめん、今片付けてすぐにいれなおすよ」ヒョイ
サトシ「……手伝うよ」ヒョイ
ピカチュウ「ピカァ」ヒョイ
アセロラ「サトシ……ピカチュウ……」
ミミたん「キュー」
サトシ「あー、これな?」
サトシ「いやぁ、ビックリしたよ!俺にファンスレなんてあるんだもん!」
アセロラ「う、うん……そだねー」ハハハ
サトシ「……つーか、なんで俺のファンスレにアセロラの名前入ってるの?」
アセロラ「え!?さ、さぁ?」ギクッ
ロトム図鑑「サトシー!このファンスレ、サトシの写真がいっぱい添付されてるロト」
サトシ「マジ?」
アセロラ「」ビクッ
サトシ「どんなこと書いてあんの?」
ロトム図鑑「中身は見ない方がいいロト」
サトシ「……つーことはあんまいいこと書いてないのかー」ガクッ
ピカチュウ「ピカピ」ポンッ
アセロラ(ロトム……)チラッ
ロトム図鑑「…………」グッ
アセロラ(た、助かった……?)ホッ
サトシ「あー、それよりエネココアとクッキーどうする?」
アセロラ「………あっ、そうだったね…ごめん、今片付けてすぐにいれなおすよ」ヒョイ
サトシ「……手伝うよ」ヒョイ
ピカチュウ「ピカァ」ヒョイ
アセロラ「サトシ……ピカチュウ……」
ミミたん「キュー」
56: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/21(日) 00:36:55.80 ID:VeUy3PfkO
アセロラ「………うふふ」クスッ
サトシ「……なに?」
アセロラ「………うぅん、なんでもない…」
サトシ「?」
アセロラ「えっへっへー……じゃあ……お言葉に甘えて手伝ってもらっちゃおーかなー♪」ニコッ
サトシ「おう!」
ピカチュウ「ピカァ!」
アセロラ(ごめんね?ファンスレのみんな…)
ロトム図鑑「サトシ。サトシにエネココアなんていれられるロト?」
サトシ「ば、馬鹿にすんなよ!」
アセロラ「ふふっ」ニコッ
アセロラ(やっぱり…独り占めさせてもらうことにするよ)
ミミたん「キュー」
その後アセロラはアローラ裏サイト掲示板をやめて
オフ会も中止になった
サトシ「……なに?」
アセロラ「………うぅん、なんでもない…」
サトシ「?」
アセロラ「えっへっへー……じゃあ……お言葉に甘えて手伝ってもらっちゃおーかなー♪」ニコッ
サトシ「おう!」
ピカチュウ「ピカァ!」
アセロラ(ごめんね?ファンスレのみんな…)
ロトム図鑑「サトシ。サトシにエネココアなんていれられるロト?」
サトシ「ば、馬鹿にすんなよ!」
アセロラ「ふふっ」ニコッ
アセロラ(やっぱり…独り占めさせてもらうことにするよ)
ミミたん「キュー」
その後アセロラはアローラ裏サイト掲示板をやめて
オフ会も中止になった
57: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/21(日) 23:50:01.59 ID:7JLWpau/O
翌日
スイレン(昨日のサトシファンスレ…なんで急にオフ会が中止になったんだろ)ウーン
アシマリ「アウ」
サトシ「アローラ!スイレン!」
ピカチュウ「ピカァ」
スイレン「! アローラ、サトシ!」
サトシ「なぁスイレン!聞いてくれよー」
スイレン「? なに?」
サトシ「実はさー!ほらっ、アローラ裏サイト掲示板あるだろ?あそこでさ、何か俺のファンスレがあってさ!」
スイレン「!?」
スイレン(えっ!?さ、サトシ……あのスレに気づいた……?)
スイレン「ど、どうだった?」
サトシ「? え…どうって…」
スイレン「」ドキドキ
スイレン(昨日のサトシファンスレ…なんで急にオフ会が中止になったんだろ)ウーン
アシマリ「アウ」
サトシ「アローラ!スイレン!」
ピカチュウ「ピカァ」
スイレン「! アローラ、サトシ!」
サトシ「なぁスイレン!聞いてくれよー」
スイレン「? なに?」
サトシ「実はさー!ほらっ、アローラ裏サイト掲示板あるだろ?あそこでさ、何か俺のファンスレがあってさ!」
スイレン「!?」
スイレン(えっ!?さ、サトシ……あのスレに気づいた……?)
スイレン「ど、どうだった?」
サトシ「? え…どうって…」
スイレン「」ドキドキ
58: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/22(月) 00:03:50.06 ID:OFQ2okfiO
サトシ「んー…なんか俺の写真?がいっぱい貼ってあったみたいだけど……中身は覗いてないよ。ロトムが言うには俺の悪口?も書いてあるみたいだし」
ロトム図鑑「サトシにはまだ早いロトー」
スイレン「サトシ!そのスレに名無しのミミたんとかいうやついるんだけど…」
サトシ「名無しのミミたん?」
スイレン「うん!そう!私、実はそいつにハメられて、裏サイト規制されたの!」
サトシ「へー」
スイレン「だ、だから!今後裏サイト覗くならそいつに気をつけて!」
スイレン「あと、そいつの情報入ったら私に教えて!」
サトシ「お、おう?」
ピカチュウ「ピカァ」
スイレン(名無しのミミたん……どこの誰だか知らないけど、必ず見つけて恨みはらさでおくべきか!)メラメラ
アシマリ「アウー」
サトシ(スイレン…よっぽどそいつと何かあったんだな…)
サトシ「あー、そういやー…アセロラも裏サイト見てたみたいだし、何かあったら聞いとくよ」ハハハ
スイレン「よろしく!」メラメラ
アシマリ「アウ」
ロトム図鑑「サトシにはまだ早いロトー」
スイレン「サトシ!そのスレに名無しのミミたんとかいうやついるんだけど…」
サトシ「名無しのミミたん?」
スイレン「うん!そう!私、実はそいつにハメられて、裏サイト規制されたの!」
サトシ「へー」
スイレン「だ、だから!今後裏サイト覗くならそいつに気をつけて!」
スイレン「あと、そいつの情報入ったら私に教えて!」
サトシ「お、おう?」
ピカチュウ「ピカァ」
スイレン(名無しのミミたん……どこの誰だか知らないけど、必ず見つけて恨みはらさでおくべきか!)メラメラ
アシマリ「アウー」
サトシ(スイレン…よっぽどそいつと何かあったんだな…)
サトシ「あー、そういやー…アセロラも裏サイト見てたみたいだし、何かあったら聞いとくよ」ハハハ
スイレン「よろしく!」メラメラ
アシマリ「アウ」
59: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/22(月) 00:17:46.76 ID:OFQ2okfiO
サトシ「………つーかさ、スイレン?」
スイレン「なに?」メラメラ
サトシ「………スイレンは俺のファンスレ覗いてたってこと?」
スイレン「え!?」ギクッ
スイレン「い、いや…その…/////」
サトシ「?」
スイレン「た、たまたま///」ボフン
サトシ「そっか、たまたまか」
スイレン「う、うん/////」
ロトム図鑑「赤くなったり燃えたり大変ロトねスイレン」
ピカチュウ「ピカァ」
アシマリ「アウ」
スイレン「なに?」メラメラ
サトシ「………スイレンは俺のファンスレ覗いてたってこと?」
スイレン「え!?」ギクッ
スイレン「い、いや…その…/////」
サトシ「?」
スイレン「た、たまたま///」ボフン
サトシ「そっか、たまたまか」
スイレン「う、うん/////」
ロトム図鑑「赤くなったり燃えたり大変ロトねスイレン」
ピカチュウ「ピカァ」
アシマリ「アウ」
60: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/22(月) 21:22:29.57 ID:7XGwzods0
土曜日の夜
マーマネの家
マーマネ「………ふぅ、土曜の夜にやるアローラ裏サイト掲示板は最高だね!」カタカタ
マーマネ「なんたって明日は休みだし、今日は心置きなく遅くまでやれるよ」カタカタ
トゲデマル「マキュキュ」コロコロ
【女神】リーリエちゃんファンスレ 55【シロン】
名無しのマザービースト『今日のリーリエの写真よ』
名無しのシルヴァディ『これは…リーリエが小さい頃の写真』
名無しのモブ男『ロリーリエ様ハァハァ』
マーマネ「……いっつも思うけど…このマザーって人…いったい何者なんだろ?」カタカタ
マーマネ「リーリエの小さい頃の写真や、何処で撮ったかわからないようなプライベート写真まで持ってるし…」ウーン
マーマネ「……これで気持ち悪いおじさんとかなら犯罪だよ!あっ、おじさんじゃなくても犯罪か」
マーマネ「ま、いーや。保存保存っと」カタカタ
トゲデマル「マキュキュ」
マーマネの家
マーマネ「………ふぅ、土曜の夜にやるアローラ裏サイト掲示板は最高だね!」カタカタ
マーマネ「なんたって明日は休みだし、今日は心置きなく遅くまでやれるよ」カタカタ
トゲデマル「マキュキュ」コロコロ
【女神】リーリエちゃんファンスレ 55【シロン】
名無しのマザービースト『今日のリーリエの写真よ』
名無しのシルヴァディ『これは…リーリエが小さい頃の写真』
名無しのモブ男『ロリーリエ様ハァハァ』
マーマネ「……いっつも思うけど…このマザーって人…いったい何者なんだろ?」カタカタ
マーマネ「リーリエの小さい頃の写真や、何処で撮ったかわからないようなプライベート写真まで持ってるし…」ウーン
マーマネ「……これで気持ち悪いおじさんとかなら犯罪だよ!あっ、おじさんじゃなくても犯罪か」
マーマネ「ま、いーや。保存保存っと」カタカタ
トゲデマル「マキュキュ」
61: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/22(月) 21:34:57.48 ID:7XGwzods0
その頃
リーリエの家
リュックサックハ ジュンビオーケー ♪
リーリエ「……論理的結論からいいますと…土曜の夜に見るポケチューブは最高ですね、シロン」フゥ
シロン「コン」
リーリエ「……私も…今後"うたってみた"デビューしちゃおっかな?」
シロン「コォン……」
リーリエ「……なんだか今聞いてた曲でテンションがハイになってきました」ウズウズ
リーリエ「……よし!この勢いで…」カタカタ
アローラ裏サイト掲示板
リーリエ「ま、マオの時はみんなと一緒でしたが…今日は一人でアローラ裏サイト掲示板デビューしたいと思います…」ドキドキ
シロン「コン…」ゴクリ
リーリエ「……いざ!」エーイ
シロン「コン!」
ピッ
リーリエの家
リュックサックハ ジュンビオーケー ♪
リーリエ「……論理的結論からいいますと…土曜の夜に見るポケチューブは最高ですね、シロン」フゥ
シロン「コン」
リーリエ「……私も…今後"うたってみた"デビューしちゃおっかな?」
シロン「コォン……」
リーリエ「……なんだか今聞いてた曲でテンションがハイになってきました」ウズウズ
リーリエ「……よし!この勢いで…」カタカタ
アローラ裏サイト掲示板
リーリエ「ま、マオの時はみんなと一緒でしたが…今日は一人でアローラ裏サイト掲示板デビューしたいと思います…」ドキドキ
シロン「コン…」ゴクリ
リーリエ「……いざ!」エーイ
シロン「コン!」
ピッ
62: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/22(月) 21:44:14.82 ID:7XGwzods0
リーリエ「……アローラオススメの観光スポットスレ…最強のZ技議論スレ…」カタカタ
リーリエ「へぇー…もっと怖いところかと思いましたが…色々な面白そうなスレがあるんですね」カタカタ
シロン「コーン」
リーリエ「むむっ」
シロン「コン?」
【女神】リーリエちゃんファンスレ 55【シロン】
リーリエ「これは……確かマオが言っていた私のファンスレ…」
シロン「コン」
リーリエ「………………」ゴクリ
リーリエ「少し怖いけど…少し覗いて見よっかな?」ポチッ
ババッ
リーリエ、シロン「!?」
リーリエ「ヒッ!な、なんですかこれ………!?」ビクッ
シロン「コ……」
リーリエ「わ、私の小さい頃の写真や…何処で撮ったかもわからないプライベートの写真まで……!?」ガクガク
シロン「オ…」
リーリエ「うぅ……こ、怖いです…!えっと…た、確かこのような時に対応してくれるネットポリスは……」カタカタ
シロン「ン」
リーリエ「へぇー…もっと怖いところかと思いましたが…色々な面白そうなスレがあるんですね」カタカタ
シロン「コーン」
リーリエ「むむっ」
シロン「コン?」
【女神】リーリエちゃんファンスレ 55【シロン】
リーリエ「これは……確かマオが言っていた私のファンスレ…」
シロン「コン」
リーリエ「………………」ゴクリ
リーリエ「少し怖いけど…少し覗いて見よっかな?」ポチッ
ババッ
リーリエ、シロン「!?」
リーリエ「ヒッ!な、なんですかこれ………!?」ビクッ
シロン「コ……」
リーリエ「わ、私の小さい頃の写真や…何処で撮ったかもわからないプライベートの写真まで……!?」ガクガク
シロン「オ…」
リーリエ「うぅ……こ、怖いです…!えっと…た、確かこのような時に対応してくれるネットポリスは……」カタカタ
シロン「ン」
63: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/22(月) 21:51:16.29 ID:7XGwzods0
日曜日
アセロラの家
サトシ「アセロラー」コンコン
ピカチュウ「ピカァ!」
ロトム図鑑「ロトー」
ガチャッ
アセロラ「へっへー♪待ってたよーサトシー?」ニコッ
ミミたん「キュー」
サトシ「悪い悪い!おじゃま……」スッ
スイレン「サトシ!アローラ」ニコッ
アシマリ「アウ!」
サトシ「! あれ?スイレン?スイレンも来てたのか?」
スイレン「うん」ニコッ
サトシ「なんだよスイレーン!スイレンもアセロラに呼ばれてたんなら言ってくれよー!一緒に……」
ガチャン
サトシ「ん?」
ピカチュウ「ピ?」
サトシ「アセロラ、なんで鍵閉めたの?」
アセロラ「えへへ」ニコニコ
スイレン「ふふっ」ニコニコ
アセロラの家
サトシ「アセロラー」コンコン
ピカチュウ「ピカァ!」
ロトム図鑑「ロトー」
ガチャッ
アセロラ「へっへー♪待ってたよーサトシー?」ニコッ
ミミたん「キュー」
サトシ「悪い悪い!おじゃま……」スッ
スイレン「サトシ!アローラ」ニコッ
アシマリ「アウ!」
サトシ「! あれ?スイレン?スイレンも来てたのか?」
スイレン「うん」ニコッ
サトシ「なんだよスイレーン!スイレンもアセロラに呼ばれてたんなら言ってくれよー!一緒に……」
ガチャン
サトシ「ん?」
ピカチュウ「ピ?」
サトシ「アセロラ、なんで鍵閉めたの?」
アセロラ「えへへ」ニコニコ
スイレン「ふふっ」ニコニコ
64: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/22(月) 22:01:13.56 ID:7XGwzods0
アセロラ「やだな~サトシー?こ~んなに可愛いお姫さまが二人もいるんだよー?」
スイレン「何かあってからじゃ遅い!防犯するのは当然!」
アシマリ「アウ!」
サトシ「なるほどなー!」
サトシ「でもさ!悪いやつが来たら俺がやっつけてやるよ!」ニッ
アセロラ「うふふ、言うねー?サトシー」
スイレン「サトシ!こっち!座って」グイッ
サトシ「お、おい」
ロトム図鑑「今日のスイレンは積極的ロト」
ピカチュウ「ピカー」
スイレン「何かあってからじゃ遅い!防犯するのは当然!」
アシマリ「アウ!」
サトシ「なるほどなー!」
サトシ「でもさ!悪いやつが来たら俺がやっつけてやるよ!」ニッ
アセロラ「うふふ、言うねー?サトシー」
スイレン「サトシ!こっち!座って」グイッ
サトシ「お、おい」
ロトム図鑑「今日のスイレンは積極的ロト」
ピカチュウ「ピカー」
65: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/22(月) 22:12:34.83 ID:7XGwzods0
アセロラ「さぁ、王子さまのお席はこちらでーす」ニコッ
サトシ「王子さまって////」テレッ
ロトム図鑑「サトシ、照れてるロト?」
サトシ「う、うるさいなー!」
スイレン「サトシ!エネココアとクッキーもある!」グイッ
サトシ「!」
アセロラ「好きに食べてね?なんたって今日の主役はサトシだからねー?」グイッ
サトシ「ぁ……うん…」
サトシ「…てか、主役って?つーか二人とも、くっつきすぎじゃ…」ハハハ
アセロラ「あー?まさかサトシ照れてるのー?可愛い♪」
サトシ「いっ!?そ、そんなんじゃ////」
スイレン「サトシもやっぱり男の子!両手に花は嬉しいんだ!」
サトシ「い、いや……そんなんじゃ…」
アセロラ「………じゃあそろそろ始めちゃう?///」ギュッ
スイレン「うん///」ギュッ
サトシ「だ、だからさ二人とも…くっつきすぎだよ…!離れてくれよ!」
スイレン「サトシ照れてる////」ギュウ
サトシ「うぅ……」
ロトム図鑑「ところでスイレン、アセロラ」
ロトム図鑑「"始める"とは、いったい何を始めるロト?」
スイレン、アセロラ「オフ会!!」
サトシ「へ?」
ロトム図鑑「ロ?」
ピカチュウ「ピ?」
アシマリ「アウ」
サトシ「王子さまって////」テレッ
ロトム図鑑「サトシ、照れてるロト?」
サトシ「う、うるさいなー!」
スイレン「サトシ!エネココアとクッキーもある!」グイッ
サトシ「!」
アセロラ「好きに食べてね?なんたって今日の主役はサトシだからねー?」グイッ
サトシ「ぁ……うん…」
サトシ「…てか、主役って?つーか二人とも、くっつきすぎじゃ…」ハハハ
アセロラ「あー?まさかサトシ照れてるのー?可愛い♪」
サトシ「いっ!?そ、そんなんじゃ////」
スイレン「サトシもやっぱり男の子!両手に花は嬉しいんだ!」
サトシ「い、いや……そんなんじゃ…」
アセロラ「………じゃあそろそろ始めちゃう?///」ギュッ
スイレン「うん///」ギュッ
サトシ「だ、だからさ二人とも…くっつきすぎだよ…!離れてくれよ!」
スイレン「サトシ照れてる////」ギュウ
サトシ「うぅ……」
ロトム図鑑「ところでスイレン、アセロラ」
ロトム図鑑「"始める"とは、いったい何を始めるロト?」
スイレン、アセロラ「オフ会!!」
サトシ「へ?」
ロトム図鑑「ロ?」
ピカチュウ「ピ?」
アシマリ「アウ」
66: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/23(火) 18:23:35.79 ID:8lEgxW4w0
翌日
ポケモンスクール
ワイワイ ガヤガヤ
カキ「……………」チラッ
マオ「……………」チラッ
スイレン「サトシ!昨日のオフ会楽しかったね!」
アシマリ「アウ!」
サトシ「いっ!?あー……えっと……」ビクッ
スイレン「またやろ!あっ、今度は私と二人だけで!」ニコニコ
サトシ「えぇ……あ、いやその……」ハハハ
ピカチュウ「ピカピィ」
カキ「……………」チラッ
マオ「……………」チラッ
マーマネ「あ、あのさリーリエ……昨日のは誤解で……」アセアセ
リーリエ「…………………」
マーマネ「そ、その………あれはマザー…いや、リーリエのお母さんが勝手に貼ったもので、僕は無関係…」
リーリエ「……変態」ボソッ
シロン「コン!」グルル
マーマネ「へ、変態!?」ガーン
マーマネ「」ガクッ
トゲデマル「マキュ」ポンッ
カキ「……………」
マオ「……………」
ポケモンスクール
ワイワイ ガヤガヤ
カキ「……………」チラッ
マオ「……………」チラッ
スイレン「サトシ!昨日のオフ会楽しかったね!」
アシマリ「アウ!」
サトシ「いっ!?あー……えっと……」ビクッ
スイレン「またやろ!あっ、今度は私と二人だけで!」ニコニコ
サトシ「えぇ……あ、いやその……」ハハハ
ピカチュウ「ピカピィ」
カキ「……………」チラッ
マオ「……………」チラッ
マーマネ「あ、あのさリーリエ……昨日のは誤解で……」アセアセ
リーリエ「…………………」
マーマネ「そ、その………あれはマザー…いや、リーリエのお母さんが勝手に貼ったもので、僕は無関係…」
リーリエ「……変態」ボソッ
シロン「コン!」グルル
マーマネ「へ、変態!?」ガーン
マーマネ「」ガクッ
トゲデマル「マキュ」ポンッ
カキ「……………」
マオ「……………」
67: ◆T5k6aQgrSU 2018/10/23(火) 18:31:22.76 ID:8lEgxW4w0
カキ「な、なぁ…いったいどうなってるんだ?」ヒソヒソ
マオ「さぁ……?」
マオ「…………スイレンとサトシはいつも以上に仲いいし…逆にマーマネとリーリエはケンカ?してるみたいだし…」
マオ「なにがなんだかさっぱりだよ」ヤレヤレ
カキ「……………たくっ、仕方ないな」カチッ
マオ「? パソコン?」
カキ「ああ、アローラ裏サイト掲示板にお悩み相談スレがあったからちょっと相談してみる」カタカタ
カキ「えーと……友達の様子が変です。こういう時はどうすれば…」カタカタ
マオ「本人たちに直接聞きなよ!」
ロトム図鑑「ネット依存も程々にロト」
終わり
マオ「さぁ……?」
マオ「…………スイレンとサトシはいつも以上に仲いいし…逆にマーマネとリーリエはケンカ?してるみたいだし…」
マオ「なにがなんだかさっぱりだよ」ヤレヤレ
カキ「……………たくっ、仕方ないな」カチッ
マオ「? パソコン?」
カキ「ああ、アローラ裏サイト掲示板にお悩み相談スレがあったからちょっと相談してみる」カタカタ
カキ「えーと……友達の様子が変です。こういう時はどうすれば…」カタカタ
マオ「本人たちに直接聞きなよ!」
ロトム図鑑「ネット依存も程々にロト」
終わり
引用元: サトシ「アローラ裏サイト掲示板?」
シャーリー「ロス:タイム:ライフ」
2018-10-30
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:20:02 ID:sRGrRNYc
※08年の深夜ドラマ『ロス:タイム:ライフ』と『コードギアス』のクロス。
※元のアニメと辻褄の合わない箇所や捏造箇所があるかもしれません、それでも大丈夫な方はどうぞ。
※元のアニメと辻褄の合わない箇所や捏造箇所があるかもしれません、それでも大丈夫な方はどうぞ。
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:20:38 ID:sRGrRNYc
『どんな選手にも、ドアが永遠に閉まったままということは決してない。』
―――元フランス代表 ジネディーヌ・ジダン
―――元フランス代表 ジネディーヌ・ジダン
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:21:15 ID:sRGrRNYc
―――エリア11、イケブクロ駅ビル内。
シャーリー「…私はルルが好き。貴方はどう?」
ロロ「好きだよ。たった一人の兄さんだもの。」
シャーリー「貴方は味方なのね、ルルの…」
ロロ「……。」
シャーリー「お願い、私も仲間に入れて。私もルルを守りたいの。取り戻してあげたいの、ルルの幸せを…」
シャーリー「妹のナナちゃんだって一緒に…」
ロロ「……!」
シャーリー「―――!?」
バン…――――――
―――――――――
――――――
―――
***********************************************
ロス:タイム:ライフ -Life in additionaltime-
***********************************************
シャーリー「…私はルルが好き。貴方はどう?」
ロロ「好きだよ。たった一人の兄さんだもの。」
シャーリー「貴方は味方なのね、ルルの…」
ロロ「……。」
シャーリー「お願い、私も仲間に入れて。私もルルを守りたいの。取り戻してあげたいの、ルルの幸せを…」
シャーリー「妹のナナちゃんだって一緒に…」
ロロ「……!」
シャーリー「―――!?」
バン…――――――
―――――――――
――――――
―――
***********************************************
ロス:タイム:ライフ -Life in additionaltime-
***********************************************
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:22:04 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
シャーリー(こんなの嘘よ…まさかロロに撃たれるなんて…)
シャーリー(私が撃たれたって聞いたら…ルル絶対悲しむよね…)
シャーリー(何で…こんな事に…?)
………………
………………
………………
シャーリー(それにしても…弾がまだ来ないけど…?)
………………
シャーリー(目を開けても…大丈夫かな…?)パチリ
シャーリー「!?」
――――――
―――
シャーリー(こんなの嘘よ…まさかロロに撃たれるなんて…)
シャーリー(私が撃たれたって聞いたら…ルル絶対悲しむよね…)
シャーリー(何で…こんな事に…?)
………………
………………
………………
シャーリー(それにしても…弾がまだ来ないけど…?)
………………
シャーリー(目を開けても…大丈夫かな…?)パチリ
シャーリー「!?」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:23:48 ID:sRGrRNYc
ロロ「――――――」
シャーリー(銃弾が…宙に浮いてる…!?)
<additional time → 01:19:00:00>
主審「」ピーッ!
シャーリー「!?」ビクッ
副審1「…。」ビシッ
副審2「…。」ビシッ
第4審判「…。」 [1:19]
<LIVE>
実況「さあ今表示されました、シャーリー・フェネット選手のロスタイムは1時間19分です!」
解説「いやー、彼女の年齢の割には結構時間が短いですね?」
シャーリー(銃弾が…宙に浮いてる…!?)
<additional time → 01:19:00:00>
主審「」ピーッ!
シャーリー「!?」ビクッ
副審1「…。」ビシッ
副審2「…。」ビシッ
第4審判「…。」 [1:19]
<LIVE>
実況「さあ今表示されました、シャーリー・フェネット選手のロスタイムは1時間19分です!」
解説「いやー、彼女の年齢の割には結構時間が短いですね?」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:24:27 ID:sRGrRNYc
<Profile>
シャーリー・フェネット -SHIRLEY FENETTE-
18歳・A型・蟹座
職業:学生
所属:私立アッシュフォード学園
記憶を書き換えられた回数:2回
死因:銃殺
実況「残された時間は僅か、人生のロスタイムを使って一体何を清算するのでしょうか!」
解説「過去、様々なドラマがロスタイムに起きていますからね、最後まで諦めてはいけません。」
実況「ところで、よく見るとプロフィールの中に『記憶を書き換えられた回数』とありますが…?」
解説「うーん、記憶を書き換えられるって何か怖いな…」
シャーリー・フェネット -SHIRLEY FENETTE-
18歳・A型・蟹座
職業:学生
所属:私立アッシュフォード学園
記憶を書き換えられた回数:2回
死因:銃殺
実況「残された時間は僅か、人生のロスタイムを使って一体何を清算するのでしょうか!」
解説「過去、様々なドラマがロスタイムに起きていますからね、最後まで諦めてはいけません。」
実況「ところで、よく見るとプロフィールの中に『記憶を書き換えられた回数』とありますが…?」
解説「うーん、記憶を書き換えられるって何か怖いな…」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:25:23 ID:sRGrRNYc
シャーリー(何なの…この黄色い服を着た人達…!?)
ボールボーイ(黒子)「……。」
シャーリー「!?」
実況「おっと、シャーリー選手が持っていた拳銃が宙に浮いていますね!?」
解説「えっ?あれって黒子が持ってるんじゃないですか?」
実況「えーっと…私には見えませんよ?」
解説「いわゆる、刑事ドラマによくある現場確保ってやつか…」
ボールボーイ(黒子)「……。」
シャーリー「!?」
実況「おっと、シャーリー選手が持っていた拳銃が宙に浮いていますね!?」
解説「えっ?あれって黒子が持ってるんじゃないですか?」
実況「えーっと…私には見えませんよ?」
解説「いわゆる、刑事ドラマによくある現場確保ってやつか…」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:26:11 ID:sRGrRNYc
実況「さて、ここは一旦主審がシャーリー選手を促します!」
主審「」ピピッ!
シャーリー「…あ、あの…貴方達は…誰…?」
主審「……。」
シャーリー「ねえ、何も喋らないの…?」
主審「……。」ユビサシ
シャーリー「えっ…?」チラ
ロロ「――――――」
シャーリー(私に向けられた銃口……まさか)
シャーリー「やっぱり私…ロロに撃たれて……」
主審「」コクッ
シャーリー「そんな………」
主審「」ピピッ!
シャーリー「…あ、あの…貴方達は…誰…?」
主審「……。」
シャーリー「ねえ、何も喋らないの…?」
主審「……。」ユビサシ
シャーリー「えっ…?」チラ
ロロ「――――――」
シャーリー(私に向けられた銃口……まさか)
シャーリー「やっぱり私…ロロに撃たれて……」
主審「」コクッ
シャーリー「そんな………」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:26:45 ID:sRGrRNYc
実況「ああっと、シャーリー選手、その場に崩れ落ちてしまった!」
解説「無理はありません。死というものを簡単に受け入れるのは難しいですからね。」
シャーリー「私、死んじゃったんだよね?……これから一体どうしたら良いの…?」
主審「」ピピッ
シャーリー「えっ…」
解説「無理はありません。死というものを簡単に受け入れるのは難しいですからね。」
シャーリー「私、死んじゃったんだよね?……これから一体どうしたら良いの…?」
主審「」ピピッ
シャーリー「えっ…」
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:27:22 ID:sRGrRNYc
実況「おっと、ここで主審が電光掲示板を指さします!」
解説「多分この世界観にサッカーがあるか微妙ですが、ここから状況をどう理解できるかですね。」
第4審判「…」 [1:19]
シャーリー「…1時間19分…?」
主審「……。」
シャーリー「…でも、この時間って一体…?」
解説「多分この世界観にサッカーがあるか微妙ですが、ここから状況をどう理解できるかですね。」
第4審判「…」 [1:19]
シャーリー「…1時間19分…?」
主審「……。」
シャーリー「…でも、この時間って一体…?」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:28:07 ID:sRGrRNYc
第4審判「…。」 [1:18]
シャーリー(…時間が減ってる…!?)
シャーリー「あの…よく分からないけど…これって、私に残された時間…?」
主審「」コクッ
シャーリー「でも私、どうしたら…」
主審「」フッフッ
シャーリー「走れ、って…?」
主審「」コクッ
第4審判「…。」 [1:18]
シャーリー(…時間が減ってる…!?)
シャーリー「あの…よく分からないけど…これって、私に残された時間…?」
主審「」コクッ
シャーリー「でも私、どうしたら…」
主審「」フッフッ
シャーリー「走れ、って…?」
主審「」コクッ
第4審判「…。」 [1:18]
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:28:50 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
実況「さてシャーリー選手、いったん駅ビルを出てようやく動き出しましたが…」
シャーリー(どうしよう…私、死んじゃったんだ…)トボトボ
副審1「…。」ゾロゾロ
副審2「…。」ゾロゾロ
第4審判「…。」ゾロゾロ [1:11]
主審「……。」ピッピッ!
シャーリー「……。」
主審「」
実況「…どうも足取りが重い感じが否めませんね?」
解説「うーん、味方と思っていた選手に撃たれたショックが大きいですからね…」
実況「主審も急ぐよう促しますが全く効果がありません!」
――――――
―――
実況「さてシャーリー選手、いったん駅ビルを出てようやく動き出しましたが…」
シャーリー(どうしよう…私、死んじゃったんだ…)トボトボ
副審1「…。」ゾロゾロ
副審2「…。」ゾロゾロ
第4審判「…。」ゾロゾロ [1:11]
主審「……。」ピッピッ!
シャーリー「……。」
主審「」
実況「…どうも足取りが重い感じが否めませんね?」
解説「うーん、味方と思っていた選手に撃たれたショックが大きいですからね…」
実況「主審も急ぐよう促しますが全く効果がありません!」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:29:23 ID:sRGrRNYc
―――プルルル…
シャーリー(…電話?)
実況「おっと、ここで電話が掛かってきたようですね?」
スザク『…シャーリーか?』
シャーリー「…スザク君?」
スザク『君を安全なところに退避させようとしていたはずだが…まさか君、ルルーシュを捜していたのか?』
シャーリー「……。」
シャーリー(そっか…私、ルルを探しに来てたんだっけ…)
シャーリー(…電話?)
実況「おっと、ここで電話が掛かってきたようですね?」
スザク『…シャーリーか?』
シャーリー「…スザク君?」
スザク『君を安全なところに退避させようとしていたはずだが…まさか君、ルルーシュを捜していたのか?』
シャーリー「……。」
シャーリー(そっか…私、ルルを探しに来てたんだっけ…)
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:30:11 ID:sRGrRNYc
スザク『とにかくこれ以上近付くのは危ないから、すぐに―――』
シャーリー「ごめん、私にはもう、時間がないの…!」
スザク『…時間がない?』
シャーリー「…実は私…さっき撃たれちゃって…」
主審「!!」ピピピピピピ!!
シャーリー「!?」
主審「」イエローカードビシッ
実況「おっと!早くもシャーリー選手に1枚目のイエローカード!」
解説「死んだことを他人に伝えるのはいけませんからねー、今のは勿体ない!」
実況「なお、累積2枚で次の人生、生まれ変われなくなってしまいます!」
解説「ちょっとこれで今後やりづらくなりましたよ?」
シャーリー「ごめん、私にはもう、時間がないの…!」
スザク『…時間がない?』
シャーリー「…実は私…さっき撃たれちゃって…」
主審「!!」ピピピピピピ!!
シャーリー「!?」
主審「」イエローカードビシッ
実況「おっと!早くもシャーリー選手に1枚目のイエローカード!」
解説「死んだことを他人に伝えるのはいけませんからねー、今のは勿体ない!」
実況「なお、累積2枚で次の人生、生まれ変われなくなってしまいます!」
解説「ちょっとこれで今後やりづらくなりましたよ?」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:30:48 ID:sRGrRNYc
シャーリー「えっ…撃たれたこと言っちゃダメなの!?」
主審「」コクッ
シャーリー「ちょっと待って!?そういうのって最初に言ってくれなきゃ…」
スザク『…シャーリー?今誰と話してる?』
シャーリー「あっ、ごめん…」
スザク『撃たれたってどういうことだ?…思えば今日ずっと様子がおかしいが―――」
シャーリー「…と、とにかく、今は時間がないから一旦切るね!?」
スザク『おい、ちょっと―――』
―――ピッ
第4審判「…。」 [1:09]
主審「」コクッ
シャーリー「ちょっと待って!?そういうのって最初に言ってくれなきゃ…」
スザク『…シャーリー?今誰と話してる?』
シャーリー「あっ、ごめん…」
スザク『撃たれたってどういうことだ?…思えば今日ずっと様子がおかしいが―――」
シャーリー「…と、とにかく、今は時間がないから一旦切るね!?」
スザク『おい、ちょっと―――』
―――ピッ
第4審判「…。」 [1:09]
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:31:28 ID:sRGrRNYc
シャーリー(ごめんね、スザク君…私、ルルの為に行かなきゃ…!)
シャーリー「…っ!」ダッ
審判団「「!」」
実況「さあ何かを思い出したのか、一気に走り出しました!」
解説「これは見事なサイドチェンジダッシュ!」
実況「このままピッチ上を駆け巡るシャーリー選手、一体何処へ向かおうというのか!?」
シャーリー「…っ!」ダッ
審判団「「!」」
実況「さあ何かを思い出したのか、一気に走り出しました!」
解説「これは見事なサイドチェンジダッシュ!」
実況「このままピッチ上を駆け巡るシャーリー選手、一体何処へ向かおうというのか!?」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:32:46 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
―――エリア11、イケブクロ駅ホーム付近。
ジェレミア「私には、理由がある。忠義を貫く覚悟が…確かめなければならぬ真実が…」
ルルーシュ「バカな!動けるはずが…」
シャーリー「…。」タッタッタッ
シャーリー(居た…けどもう一人いる…?)
実況「どうやら辿り着いた先は駅ホーム付近のようですね?」
解説「どうも誰かを探していた感じですね。」
実況「ただこの状況ではどうも動きづらいか!?」
――――――
―――
―――エリア11、イケブクロ駅ホーム付近。
ジェレミア「私には、理由がある。忠義を貫く覚悟が…確かめなければならぬ真実が…」
ルルーシュ「バカな!動けるはずが…」
シャーリー「…。」タッタッタッ
シャーリー(居た…けどもう一人いる…?)
実況「どうやら辿り着いた先は駅ホーム付近のようですね?」
解説「どうも誰かを探していた感じですね。」
実況「ただこの状況ではどうも動きづらいか!?」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:33:21 ID:sRGrRNYc
シャーリー(どうしよう、ルルを助けたいけど…銃もあの場所で浮いてて今は無いし…)
シャーリー(とりあえず、隠れてないと危ないかな…?)
解説「ここは一旦隠れて様子を見守るようですね?」
主審「」ゼエゼエ
副審1「」クタクタ
副審2「」ハァハァ
第4審判「」クタクタ [0:58]
実況「ここで審判団もようやく到着!ただ審判団、ここにきて疲れてきてませんか!?」
解説「いやーこれは酷いですね。こういう時こそ猫除け飲めばいいのに。」
実況「でもこの世界観に猫除けは多分無いと思いますよ?」
シャーリー「……。」
シャーリー(とりあえず、隠れてないと危ないかな…?)
解説「ここは一旦隠れて様子を見守るようですね?」
主審「」ゼエゼエ
副審1「」クタクタ
副審2「」ハァハァ
第4審判「」クタクタ [0:58]
実況「ここで審判団もようやく到着!ただ審判団、ここにきて疲れてきてませんか!?」
解説「いやーこれは酷いですね。こういう時こそ猫除け飲めばいいのに。」
実況「でもこの世界観に猫除けは多分無いと思いますよ?」
シャーリー「……。」
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:33:55 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
ジェレミア「ルルーシュよ、お前は何故ゼロを演じる?祖国ブリタニアを…実の父親を敵に回す?」
ルルーシュ「俺が…ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだからだ。」
ジェレミア「はっ…!?」
ルルーシュ「俺の父・ブリタニア皇帝は、母さんを見殺しにした。」
ルルーシュ「その為にナナリーは目と足を奪われ、俺達の未来まで……」
シャーリー「……。」
第4審判「…。」 [0:56]
――――――
―――
ジェレミア「ルルーシュよ、お前は何故ゼロを演じる?祖国ブリタニアを…実の父親を敵に回す?」
ルルーシュ「俺が…ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだからだ。」
ジェレミア「はっ…!?」
ルルーシュ「俺の父・ブリタニア皇帝は、母さんを見殺しにした。」
ルルーシュ「その為にナナリーは目と足を奪われ、俺達の未来まで……」
シャーリー「……。」
第4審判「…。」 [0:56]
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:34:54 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
ルルーシュ「ジェレミア・ゴットバルトよ、貴公の忠節はまだ終わっていない筈。そうだな?」
ジェレミア「イエス・ユア・マジェスティ。」
シャーリー「……。」
第4審判「…。」 [0:53]
シャーリー(良かった…ルルは助かったのね…でも…)
副審1「…。」
ジェレミア「それはそうと…この近くに人の気配が…?」
――――――
―――
ルルーシュ「ジェレミア・ゴットバルトよ、貴公の忠節はまだ終わっていない筈。そうだな?」
ジェレミア「イエス・ユア・マジェスティ。」
シャーリー「……。」
第4審判「…。」 [0:53]
シャーリー(良かった…ルルは助かったのね…でも…)
副審1「…。」
ジェレミア「それはそうと…この近くに人の気配が…?」
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:35:26 ID:sRGrRNYc
シャーリー(…気付かれた!?)ビクッ
審判団「「!?」」
ルルーシュ「人の気配…?」
シャーリー(どうしよう…一旦離れなきゃ…)
シャーリー「…っ!」ダッ
審判団「「!」」ダッ
………
ルルーシュ「シャーリー…?」
審判団「「!?」」
ルルーシュ「人の気配…?」
シャーリー(どうしよう…一旦離れなきゃ…)
シャーリー「…っ!」ダッ
審判団「「!」」ダッ
………
ルルーシュ「シャーリー…?」
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:36:17 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
シャーリー「……。」
第4審判「…。」 [0:41]
実況「さて、駅ホーム付近を離れたシャーリー選手ですが…それ以降全く動きがありませんね?」
解説「うーん、何か思うところがあるのでしょうか?」
――――――
―――
シャーリー「……。」
第4審判「…。」 [0:41]
実況「さて、駅ホーム付近を離れたシャーリー選手ですが…それ以降全く動きがありませんね?」
解説「うーん、何か思うところがあるのでしょうか?」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:36:57 ID:sRGrRNYc
シャーリー「やっぱりルルが黒の騎士団のゼロだったことは間違いなかったんだけど…」
主審「…。」
シャーリー「ルルは…あんな世界でずっと一人で戦ってたんだね…」
副審1「…。」
シャーリー「でも、どうしよう…時間はそんなに多くないし…」
第4審判「…。」 [0:41]
シャーリー「どうしたら…ルルの本当になってあげられるのかな…?」
副審2「…。」
シャーリー「……。」
主審「…。」
シャーリー「ルルは…あんな世界でずっと一人で戦ってたんだね…」
副審1「…。」
シャーリー「でも、どうしよう…時間はそんなに多くないし…」
第4審判「…。」 [0:41]
シャーリー「どうしたら…ルルの本当になってあげられるのかな…?」
副審2「…。」
シャーリー「……。」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:37:43 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
シャーリー『死んで罪を償おう?私も一緒に死んであげるから…』
シャーリー『もう終わりにしよう、ルル…』
シャーリー「……。」
――――――
―――
シャーリー『死んで罪を償おう?私も一緒に死んであげるから…』
シャーリー『もう終わりにしよう、ルル…』
シャーリー「……。」
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:38:14 ID:sRGrRNYc
シャーリー『ルル…私、人を撃っちゃたの…』
ルルーシュ『…俺のせいだ、シャーリーは何も悪くない。』
シャーリー『ルルのことも撃った…』
ルルーシュ『…俺は生きてる。俺が許す。』
シャーリー『お父さんが死んだのに…』
シャーリー「……。」
ルルーシュ『…俺のせいだ、シャーリーは何も悪くない。』
シャーリー『ルルのことも撃った…』
ルルーシュ『…俺は生きてる。俺が許す。』
シャーリー『お父さんが死んだのに…』
シャーリー「……。」
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:38:52 ID:sRGrRNYc
ルルーシュ『…俺が全部忘れさせてやる。』
シャーリー『まさか…』
ルルーシュ『シャーリー、お父さんの事はすまなかった。もし、生まれ変わることができたら君に…』
シャーリー『ルル……駄目えええええええええ!!!!!!!!!!』
シャーリー「……。」
シャーリー『まさか…』
ルルーシュ『シャーリー、お父さんの事はすまなかった。もし、生まれ変わることができたら君に…』
シャーリー『ルル……駄目えええええええええ!!!!!!!!!!』
シャーリー「……。」
27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:39:30 ID:sRGrRNYc
主審「…。」
第4審判「……。」 [0:40]
シャーリー(どうしよう…涙が…)ボロッ…
審判団「「…!?」」アタフタ
シャーリー「ごめんね、審判さん…急に色々と思い出しちゃって…」ボロボロ…
第4審判「……。」 [0:40]
シャーリー(どうしよう…涙が…)ボロッ…
審判団「「…!?」」アタフタ
シャーリー「ごめんね、審判さん…急に色々と思い出しちゃって…」ボロボロ…
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:40:09 ID:sRGrRNYc
副審2「…!」ササッ
シャーリー「ハンカチ…貸してくれるの…?」
副審2「……!」コクッ
シャーリー「…ありがとう」
副審2「……。」イエイエ
実況「副審、上手く機転を利かせていますね。」
解説「紳士的な対応で素晴らしいです。」
シャーリー「ハンカチ…貸してくれるの…?」
副審2「……!」コクッ
シャーリー「…ありがとう」
副審2「……。」イエイエ
実況「副審、上手く機転を利かせていますね。」
解説「紳士的な対応で素晴らしいです。」
29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:42:16 ID:sRGrRNYc
シャーリー(そうだよね…そのことも全部含めて私はルルを許したんだっけ…)
シャーリー(やっぱり…思いをちゃんと―――)
???「あの…すみません…」
シャーリー「…えっ?」
妊婦「タクシー…呼んでもらえますか…」
シャーリー「えっ…妊婦さん…!?」
妊婦「さっきイケブクロ駅で騒ぎがあったから…急いで逃げてきたんだけど…駄目…産まれちゃう…!」
シャーリー「!?」
シャーリー(ま、待って…何でこんな時に…!?)
第4審判「……。」 [0:38]
シャーリー(どうしよう、助けたいけど、このままだと時間が無くなっちゃう…)
シャーリー(やっぱり…思いをちゃんと―――)
???「あの…すみません…」
シャーリー「…えっ?」
妊婦「タクシー…呼んでもらえますか…」
シャーリー「えっ…妊婦さん…!?」
妊婦「さっきイケブクロ駅で騒ぎがあったから…急いで逃げてきたんだけど…駄目…産まれちゃう…!」
シャーリー「!?」
シャーリー(ま、待って…何でこんな時に…!?)
第4審判「……。」 [0:38]
シャーリー(どうしよう、助けたいけど、このままだと時間が無くなっちゃう…)
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:42:51 ID:sRGrRNYc
ルルーシュ「…ああ、ジェレミアはもう敵ではないからな…誤射しないように頼む。」
―――ピッ
ルルーシュ「…シャーリーか!?」
シャーリー「ルル…!?」
ルルーシュ「シャーリー…さっきイケブクロ駅のホームで見かけたけどどうしたんだ?本来ならとっくに避難してたはずだが…」
シャーリー(気付いてたんだ…)
シャーリー「ごめん…そ、それより、駅で逃げ遅れた妊婦さんがタクシー呼んで、って…」
―――ピッ
ルルーシュ「…シャーリーか!?」
シャーリー「ルル…!?」
ルルーシュ「シャーリー…さっきイケブクロ駅のホームで見かけたけどどうしたんだ?本来ならとっくに避難してたはずだが…」
シャーリー(気付いてたんだ…)
シャーリー「ごめん…そ、それより、駅で逃げ遅れた妊婦さんがタクシー呼んで、って…」
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:43:27 ID:sRGrRNYc
ルルーシュ「妊婦…!?」
妊婦「あの…早く…タクシーを…!」
ルルーシュ「わかった、俺がすぐに連絡を入れる…エリア11なら確か日本人もタクシー受け入れは問題ないはずだ…」
シャーリー「私たちはどうしたら良いかな…?」
ルルーシュ「…確か、『ラマーズ法』じゃなかったか?『ヒッヒッフー』ってするやつだったと思うが…」
シャーリー「わかったわ…妊婦さん、いまタクシー呼んでますから、頑張りましょう…!」
妊婦「はい…!」
妊婦「あの…早く…タクシーを…!」
ルルーシュ「わかった、俺がすぐに連絡を入れる…エリア11なら確か日本人もタクシー受け入れは問題ないはずだ…」
シャーリー「私たちはどうしたら良いかな…?」
ルルーシュ「…確か、『ラマーズ法』じゃなかったか?『ヒッヒッフー』ってするやつだったと思うが…」
シャーリー「わかったわ…妊婦さん、いまタクシー呼んでますから、頑張りましょう…!」
妊婦「はい…!」
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:43:59 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
―――ブロロロロ…
シャーリー「良かった…まさかあれからすぐに旦那さんが駆けつけてくれるなんて…」
ルルーシュ「そうだな…」
シャーリー「…!」チラッ
第4審判「……。」 [0:15]
シャーリー(残り15分…)
――――――
―――
―――ブロロロロ…
シャーリー「良かった…まさかあれからすぐに旦那さんが駆けつけてくれるなんて…」
ルルーシュ「そうだな…」
シャーリー「…!」チラッ
第4審判「……。」 [0:15]
シャーリー(残り15分…)
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:44:51 ID:sRGrRNYc
ルルーシュ「すまない、シャーリー。俺はこれから急ぐ必要がある…」
シャーリー「待って、ルル…」
ルルーシュ「……。」
シャーリー「さっき、イケブクロ駅のホームでずっと隠れて聞いていたけど…ルルって…本当はゼロなんだよね…?」
ルルーシュ「…っ!?」
シャーリー「それに…本当は…お父さんがブリタニア皇帝なんだよね…?」
シャーリー「待って、ルル…」
ルルーシュ「……。」
シャーリー「さっき、イケブクロ駅のホームでずっと隠れて聞いていたけど…ルルって…本当はゼロなんだよね…?」
ルルーシュ「…っ!?」
シャーリー「それに…本当は…お父さんがブリタニア皇帝なんだよね…?」
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:45:22 ID:sRGrRNYc
ルルーシュ(…まさか、シャーリーもジェレミアのギアスキャンセラーに―――)
ルルーシュ「シャーリー、まさか―――」
シャーリー「待って…ルルはあの時私のお父さんを死なせたかもしれないけど…でも、私の中ではもうとっくに許した事なの…!」
ルルーシュ(えっ……!?)
シャーリー「その上で聞いてほしいの、お願い…!」
ルルーシュ「……。」
ルルーシュ「シャーリー、まさか―――」
シャーリー「待って…ルルはあの時私のお父さんを死なせたかもしれないけど…でも、私の中ではもうとっくに許した事なの…!」
ルルーシュ(えっ……!?)
シャーリー「その上で聞いてほしいの、お願い…!」
ルルーシュ「……。」
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:46:08 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
シャーリー「…今日、私が誰も信じられなくなって、一度転落しそうになった時に、ルルは『誰も失いたくない』って言ってたよね…」
ルルーシュ「……ああ。」
シャーリー「それを聞いて、私も思ったの…ルルを一人っきりにさせたくないって…!」
ルルーシュ「……。」
シャーリー「私は何もできないかもしれないけど…少しでもルルの為に力になれることがあったらと思って…スザク君振り切って無理してここまで来て…」
ルルーシュ「そうか……」
主審「…。」
第4審判「……。」 [0:12]
――――――
―――
シャーリー「…今日、私が誰も信じられなくなって、一度転落しそうになった時に、ルルは『誰も失いたくない』って言ってたよね…」
ルルーシュ「……ああ。」
シャーリー「それを聞いて、私も思ったの…ルルを一人っきりにさせたくないって…!」
ルルーシュ「……。」
シャーリー「私は何もできないかもしれないけど…少しでもルルの為に力になれることがあったらと思って…スザク君振り切って無理してここまで来て…」
ルルーシュ「そうか……」
主審「…。」
第4審判「……。」 [0:12]
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:46:39 ID:sRGrRNYc
ルルーシュ「…シャーリー、もう正直なことを話す。」
シャーリー「…うん。」
ルルーシュ「少し前、シャーリーが俺を撃とうとしたあの時……あの後、俺はゼロだと分からないように…君にギアスを掛けていたんだ。」
シャーリー「ルル…。」
ルルーシュ「…本当にあれはすまなかった。」
シャーリー「もう良いの、あの時のことは…」
ルルーシュ「えっ……?」
シャーリー「それに…そこまでしてルルがナナちゃんのことを思って動いているのなら…私はルルのこと、ずっと信じてるから…!」
ルルーシュ「シャーリー……」
シャーリー「…うん。」
ルルーシュ「少し前、シャーリーが俺を撃とうとしたあの時……あの後、俺はゼロだと分からないように…君にギアスを掛けていたんだ。」
シャーリー「ルル…。」
ルルーシュ「…本当にあれはすまなかった。」
シャーリー「もう良いの、あの時のことは…」
ルルーシュ「えっ……?」
シャーリー「それに…そこまでしてルルがナナちゃんのことを思って動いているのなら…私はルルのこと、ずっと信じてるから…!」
ルルーシュ「シャーリー……」
37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:47:21 ID:sRGrRNYc
主審「」ピピッ!
シャーリー「?」
主審「」ユビサシ
第4審判「……。」 [0:10]
シャーリー「戻らなきゃ…いけないの…?」
主審「」コクッ
ルルーシュ「…シャーリー、そこに誰かいるのか…?」
シャーリー「いいえ、何でもないわ…多分ここにいたら危ないかもしれないし、そろそろ私も行くね…」
ルルーシュ「そうか…気を付けて戻ってくれ。」
シャーリー「うん……」
シャーリー「?」
主審「」ユビサシ
第4審判「……。」 [0:10]
シャーリー「戻らなきゃ…いけないの…?」
主審「」コクッ
ルルーシュ「…シャーリー、そこに誰かいるのか…?」
シャーリー「いいえ、何でもないわ…多分ここにいたら危ないかもしれないし、そろそろ私も行くね…」
ルルーシュ「そうか…気を付けて戻ってくれ。」
シャーリー「うん……」
38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:48:00 ID:sRGrRNYc
第4審判「……。」 [0:10]
シャーリー「ねえ、ルル…」
ルルーシュ「…?」
シャーリー「あの時も言ったけど…ルルのこと、いつか…本当に好きにさせてみせるからね…!」
ルルーシュ「……。」
シャーリー「……。」
ルルーシュ「ああ…!」
―――タッタッタッ…
シャーリー「ねえ、ルル…」
ルルーシュ「…?」
シャーリー「あの時も言ったけど…ルルのこと、いつか…本当に好きにさせてみせるからね…!」
ルルーシュ「……。」
シャーリー「……。」
ルルーシュ「ああ…!」
―――タッタッタッ…
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:48:39 ID:sRGrRNYc
………
シャーリー(………さよなら、ルル…)
主審「」ピピッ
第4審判「……。」 [0:09]
シャーリー「そうね…そろそろ行きましょう…」
シャーリー(………さよなら、ルル…)
主審「」ピピッ
第4審判「……。」 [0:09]
シャーリー「そうね…そろそろ行きましょう…」
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:49:18 ID:sRGrRNYc
―――――――――
――――――
―――
実況「1時間19分のロスタイムを戦い抜いたシャーリー選手が、元の場所へと戻って参りました。」
解説「…彼女らしい、素晴らしいプレーでした。」
ロロ「――――――」
シャーリー「……。」
第4審判「……。」 [0:01]
シャーリー「最初に撃たれた時と…同じ場所に立てばいいのね…」
主審「……。」コクッ
シャーリー「でも…あれで良かったんだよね…?」
主審「……?」
シャーリー「私は黒の騎士団でも何でもないし…結局ああいう形でルルを支えてあげる事が精一杯だったから…」
――――――
―――
実況「1時間19分のロスタイムを戦い抜いたシャーリー選手が、元の場所へと戻って参りました。」
解説「…彼女らしい、素晴らしいプレーでした。」
ロロ「――――――」
シャーリー「……。」
第4審判「……。」 [0:01]
シャーリー「最初に撃たれた時と…同じ場所に立てばいいのね…」
主審「……。」コクッ
シャーリー「でも…あれで良かったんだよね…?」
主審「……?」
シャーリー「私は黒の騎士団でも何でもないし…結局ああいう形でルルを支えてあげる事が精一杯だったから…」
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:49:53 ID:sRGrRNYc
主審「」ポン
シャーリー「え…?」
主審「…。」フルフル
シャーリー「励まして…くれてるの…?」
主審「…。」コクッ
シャーリー「…ふふ、ありがと。」ニコッ
主審「……。」ニコッ
シャーリー「少しだけでも…ルルの力になることは出来たかな…!」
シャーリー「え…?」
主審「…。」フルフル
シャーリー「励まして…くれてるの…?」
主審「…。」コクッ
シャーリー「…ふふ、ありがと。」ニコッ
主審「……。」ニコッ
シャーリー「少しだけでも…ルルの力になることは出来たかな…!」
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:50:28 ID:sRGrRNYc
副審1「……。」
副審2「……。」
第4審判「……。」 [0:01]
シャーリー(どこからか秒針の音が聞こえてきた…)
シャーリー(ロスタイムを上手く使えたかはわからないけど…)
シャーリー(また生まれ変わっても、ずっと貴方と一緒に居られるよね……!)
実況「…無情にも、時は過ぎていきます。」
副審2「……。」
第4審判「……。」 [0:01]
シャーリー(どこからか秒針の音が聞こえてきた…)
シャーリー(ロスタイムを上手く使えたかはわからないけど…)
シャーリー(また生まれ変わっても、ずっと貴方と一緒に居られるよね……!)
実況「…無情にも、時は過ぎていきます。」
43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:51:21 ID:sRGrRNYc
[0:00]
ピッ,ピッ,ピィ---ッ…
実況「シャーリー・フェネット選手のロスタイムが今、終わりました…!」
ピッ,ピッ,ピィ---ッ…
実況「シャーリー・フェネット選手のロスタイムが今、終わりました…!」
44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:51:57 ID:sRGrRNYc
<おまけ:ゼロレクイエム編>
主審「」ピーッ!
ルルーシュ「!?」
副審1「…。」ビシッ
副審2「…。」ビシッ
第4審判「…。」 [3:34]
実況「さあ表示されました!ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアのロスタイムは3時間34分です!」
解説「いやー、ゼロレクイエムの真っ只中にロスタイムですかー」
実況「さあルルーシュ選手、残された時間で一体人生の何を清算するのか!?」
ルルーシュ「ロス…タイム…!?」
つづかない
主審「」ピーッ!
ルルーシュ「!?」
副審1「…。」ビシッ
副審2「…。」ビシッ
第4審判「…。」 [3:34]
実況「さあ表示されました!ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアのロスタイムは3時間34分です!」
解説「いやー、ゼロレクイエムの真っ只中にロスタイムですかー」
実況「さあルルーシュ選手、残された時間で一体人生の何を清算するのか!?」
ルルーシュ「ロス…タイム…!?」
つづかない
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/11(火) 20:52:47 ID:sRGrRNYc
とりあえずこれで終了です。
他ジャンルでも誰をロスタイム対象にするか考えていましたが、今回のパターンだと個人的には書くの相当難しかった…
それではもっとロスタイムライフのSSが増えることを願いつつ、完結報告しておきます。
他ジャンルでも誰をロスタイム対象にするか考えていましたが、今回のパターンだと個人的には書くの相当難しかった…
それではもっとロスタイムライフのSSが増えることを願いつつ、完結報告しておきます。
46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/12(水) 09:02:23 ID:CcPf3YD.
おつ
ロスタイム好きだったからまた続編やらないかな…
ロスタイム好きだったからまた続編やらないかな…
47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/09/12(水) 09:03:08 ID:xvHtTNkA
ロスタイムライフ懐かしいなぁ。
もう一度やって欲しいと思うドラマ。
アニメや漫画の登場人物のロスタイムもありだなw
もう一度やって欲しいと思うドラマ。
アニメや漫画の登場人物のロスタイムもありだなw
引用元: シャーリー「ロス:タイム:ライフ」
あおい「早くテレビつけなきゃ♪日本シリーズ始まっちゃう♪」
2018-10-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:41:24.28 ID:lAYjXt5r0
ポチッ
あおい「よかったー、巨人勝ってる勝ってる♪」
ズルルッ
あおい「・・・きゃあああああ!!!」
矢部「ぐへへへへ・・・オイラの名前はドクロ仮面、今日からお前はオイラのカキタレになるでやんす!」ギシギシ
あおい「いやあああああ!誰か助けてえぇぇぇぇ!!!」ギシギシ
???「待ていっ!」
矢部「!?」
※別の版で書いていたものを再掲。
※前作:矢部坂「クイズ矢部明雄」
あおい「よかったー、巨人勝ってる勝ってる♪」
ズルルッ
あおい「・・・きゃあああああ!!!」
矢部「ぐへへへへ・・・オイラの名前はドクロ仮面、今日からお前はオイラのカキタレになるでやんす!」ギシギシ
あおい「いやあああああ!誰か助けてえぇぇぇぇ!!!」ギシギシ
???「待ていっ!」
矢部「!?」
※別の版で書いていたものを再掲。
※前作:矢部坂「クイズ矢部明雄」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:41:51.97 ID:lAYjXt5r0
ガララッ
パワプロ(パワ高ユニ)「・・・赤レンジャイ!」
友沢(帝王実業ユニ)「・・・黒レンジャイ!」
猪狩守(パワ高ユニ)「・・・赤レンジャイ!」
東條(パワ高ユニ)「・・・赤レンジャイ!」
木場(帝王実業ユニ)「・・・黒レンジャイ!」
パワプロ「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
矢部「」
パワプロ「さあ、今のうちに逃げるんだ!」
あおい「ありがとー!」
パワプロ「早く逃げるんだー!」
パワプロ(パワ高ユニ)「・・・赤レンジャイ!」
友沢(帝王実業ユニ)「・・・黒レンジャイ!」
猪狩守(パワ高ユニ)「・・・赤レンジャイ!」
東條(パワ高ユニ)「・・・赤レンジャイ!」
木場(帝王実業ユニ)「・・・黒レンジャイ!」
パワプロ「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
矢部「」
パワプロ「さあ、今のうちに逃げるんだ!」
あおい「ありがとー!」
パワプロ「早く逃げるんだー!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:42:33.81 ID:lAYjXt5r0
矢部「・・・違う・・・違うでやんす・・・」
パワプロ「・・・え?」
矢部「・・・君たちおかしいでやんす、大体何でやんす?」
パワプロ「・・・ゴレンジャイ。」
矢部「ゴレンジャイじゃないでやんす、お前何色でやんす?」
木場「・・・黒レンジャイ!」
木場「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
矢部「違う違う違う!何で黒が2人もいるでやんす!?」
パワプロ「・・・え?」
矢部「・・・君たちおかしいでやんす、大体何でやんす?」
パワプロ「・・・ゴレンジャイ。」
矢部「ゴレンジャイじゃないでやんす、お前何色でやんす?」
木場「・・・黒レンジャイ!」
木場「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
矢部「違う違う違う!何で黒が2人もいるでやんす!?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:43:15.48 ID:lAYjXt5r0
猪狩「・・・あ、赤レンジャイ!」
矢部「・・・ま、まあ君は赤なのはわかるでやんすけど・・・君は?」
東條「・・・赤レンジャイ!」
矢部「・・・じゃあ君は?」
パワプロ「赤レンジャイ!」
パワプロ「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
矢部「だから違うでやんす!?何で赤が3人で黒が2人でやんすか!?」
矢部「・・・ま、まあ君は赤なのはわかるでやんすけど・・・君は?」
東條「・・・赤レンジャイ!」
矢部「・・・じゃあ君は?」
パワプロ「赤レンジャイ!」
パワプロ「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
矢部「だから違うでやんす!?何で赤が3人で黒が2人でやんすか!?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:43:45.02 ID:lAYjXt5r0
友沢「まあ俺達はその・・・色とかそういうのじゃないからな。」
矢部「・・・へ?」
木場「俺達一人ひとりの個性を見てもらいたいわけだ」
矢部「いやいや、そんなの分かるわけないでやんす!普通チビッ子は見た目でやんすよ!?」
東條「でもそういうのは努力で何とかなっていくはずですよ?」
パワプロ「見た目は同じ赤に見えるかもしれないけど、例えば彼(猪狩)は凄く弟思いなところがあって・・・」
矢部「いや、そんなのどうでもいいでやんす!見た目のこと言ってるでやんす!」
パワプロ「そんなのって・・・」
矢部「そもそもおかしくないでやんすか!?何で大体赤が3人もいるでやんす!?」
矢部「・・・へ?」
木場「俺達一人ひとりの個性を見てもらいたいわけだ」
矢部「いやいや、そんなの分かるわけないでやんす!普通チビッ子は見た目でやんすよ!?」
東條「でもそういうのは努力で何とかなっていくはずですよ?」
パワプロ「見た目は同じ赤に見えるかもしれないけど、例えば彼(猪狩)は凄く弟思いなところがあって・・・」
矢部「いや、そんなのどうでもいいでやんす!見た目のこと言ってるでやんす!」
パワプロ「そんなのって・・・」
矢部「そもそもおかしくないでやんすか!?何で大体赤が3人もいるでやんす!?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:44:13.38 ID:lAYjXt5r0
猪狩「・・・進と一緒の事言ってるな・・・」
矢部「いや進君が言ってることは正しいでやんすよ!?大体自分と同じ色の人がいる時点で成立してないでやんす!」
パワプロ「いやだから中身で(ry」
矢部「だから中身なんか分かるわけが(ry」
パワプロ「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
矢部「だから話聞けでやんす!」
矢部「いや進君が言ってることは正しいでやんすよ!?大体自分と同じ色の人がいる時点で成立してないでやんす!」
パワプロ「いやだから中身で(ry」
矢部「だから中身なんか分かるわけが(ry」
パワプロ「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
矢部「だから話聞けでやんす!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:44:41.42 ID:lAYjXt5r0
東條「貴方がそんな事言うのでしたら私はもう辞めますよ?」
矢部「いや、そんな気の悪いこと言われても困るでやんす・・・」
木場「だったら俺が橙色(覇堂ユニ)にでもなればいいんだな?」
矢部「・・・本当になってくれるやんすね?」
パワプロ「じゃあオレも橙色に」
矢部「いや何でお前もでやんす!?」
パワプロ「まあ一応その気になればどんな高校の出身にもなれるし・・・」
矢部「それとこれとは話が違うでやんす!」
友沢「・・・・・・」モグモグ
矢部「って、どさくさに紛れて何食ってるでやんす!?」
友沢「いや、朝からモヤシしか食べて無かったから・・・」モグモグ
矢部「いやちゃんと三食摂るでやんす!?」
矢部「いや、そんな気の悪いこと言われても困るでやんす・・・」
木場「だったら俺が橙色(覇堂ユニ)にでもなればいいんだな?」
矢部「・・・本当になってくれるやんすね?」
パワプロ「じゃあオレも橙色に」
矢部「いや何でお前もでやんす!?」
パワプロ「まあ一応その気になればどんな高校の出身にもなれるし・・・」
矢部「それとこれとは話が違うでやんす!」
友沢「・・・・・・」モグモグ
矢部「って、どさくさに紛れて何食ってるでやんす!?」
友沢「いや、朝からモヤシしか食べて無かったから・・・」モグモグ
矢部「いやちゃんと三食摂るでやんす!?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:45:08.79 ID:lAYjXt5r0
猪狩「・・・ということは、今日はもう戦ってもらえないんだな?」
矢部「当たり前でやんす。大体5人いつも一緒に居るはずじゃないでやんすか?」
東條「いや、私と木場さんは今日が初対面で・・・」
矢部「初対面!?」
木場「ああ、初対面だ。」
矢部「だったら事前に練習とか色々するはずでやんすよ!?まだ戦うには早すぎるでやんす!」
パワプロ「で、でも・・・」
矢部「・・・じゃあわかったでやんす。来週ぐらいにまたここで会うでやんす。で、その答えをオイラに見せるでやんすよ。」
パワプロ「・・・・・・」
矢部「当たり前でやんす。大体5人いつも一緒に居るはずじゃないでやんすか?」
東條「いや、私と木場さんは今日が初対面で・・・」
矢部「初対面!?」
木場「ああ、初対面だ。」
矢部「だったら事前に練習とか色々するはずでやんすよ!?まだ戦うには早すぎるでやんす!」
パワプロ「で、でも・・・」
矢部「・・・じゃあわかったでやんす。来週ぐらいにまたここで会うでやんす。で、その答えをオイラに見せるでやんすよ。」
パワプロ「・・・・・・」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:45:34.92 ID:lAYjXt5r0
———1週間後、あおい自宅。
雪華「それにしても、私の母校の理事長がまさか週刊誌にグラビア出してたなんてね・・・」
あおい「うーん、正直あの年齢じゃキツすぎるよね・・・」
ピンポーン
雪華「あら?お客さんかしら?」
あおい「ちょっとボクが出てみるね?」
ガチャ
あおい「はーい♪」
ガバッ
あおい「きゃあっ!?」
雪華「あ、あおいさん!?」
矢部「ぐへへへへ・・・オイラの名前はドクロ仮面、今日からお前はオイラのカキタレになるでやんす!」ギシギシ
あおい「いやっ・・・ちょっ・・・誰か助けてええええええ!!!」ギシギシ
???「待ていっ!」
矢部「!?」
雪華「それにしても、私の母校の理事長がまさか週刊誌にグラビア出してたなんてね・・・」
あおい「うーん、正直あの年齢じゃキツすぎるよね・・・」
ピンポーン
雪華「あら?お客さんかしら?」
あおい「ちょっとボクが出てみるね?」
ガチャ
あおい「はーい♪」
ガバッ
あおい「きゃあっ!?」
雪華「あ、あおいさん!?」
矢部「ぐへへへへ・・・オイラの名前はドクロ仮面、今日からお前はオイラのカキタレになるでやんす!」ギシギシ
あおい「いやっ・・・ちょっ・・・誰か助けてええええええ!!!」ギシギシ
???「待ていっ!」
矢部「!?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 06:46:04.63 ID:lAYjXt5r0
ガララッ
パワプロ(パワ高ユニ)「・・・赤レンジャイ!」
友沢(激闘第一ユニ)「・・・黒レンジャイ!」
猪狩(あかつきユニ)「・・・青レンジャイ!」
東條(コスプレ)「・・・野球マン334号!」
木場(着ぐるみ)「・・・畜生ペンギン!」
パワプロ「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
パワプロ「さあ、今のうちに逃げるんだ!」
雪華「あ、ありがとう・・・!」
パワプロ「早く逃げるんだー!」
あおい「ありがとー!」
矢部「」
——— おわり ———
パワプロ(パワ高ユニ)「・・・赤レンジャイ!」
友沢(激闘第一ユニ)「・・・黒レンジャイ!」
猪狩(あかつきユニ)「・・・青レンジャイ!」
東條(コスプレ)「・・・野球マン334号!」
木場(着ぐるみ)「・・・畜生ペンギン!」
パワプロ「5人そろって!」
パワプロ・猪狩・友沢・東條・木場「ゴレンジャイ!!!」
パワプロ「さあ、今のうちに逃げるんだ!」
雪華「あ、ありがとう・・・!」
パワプロ「早く逃げるんだー!」
あおい「ありがとー!」
矢部「」
——— おわり ———
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 08:38:37.01 ID:RbnJC6OSO
ゴレンジャイすき
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/29(火) 10:58:26.13 ID:y4kbUfTTO
おかしいやん!
なんでクール三人に熱血二人やねん!
なんでクール三人に熱血二人やねん!
引用元: あおい「早くテレビつけなきゃ♪日本シリーズ始まっちゃう♪」