春香「え~っと、砂糖の量はこんな感じかな?」ザバァーーー!!
2018-08-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:29:05.05 ID:s8KzM2kU0
春香「プロデューサーさん、クッキー作ってきたので食べてください」
P「おう、悪いな春香」モグモグ
春香「えへへ、美味しいですか?」
P「……甘い、とっても甘いな」ゴックン
春香「クッキーですからね!甘いのは当然ですよね」
P「それはそうなんだが……いや、これ甘すぎじゃね?一枚食べただけで胸焼けしそうなんだが?」
春香「そうですか?私も一つ」モグモグ
春香「あ、これダメなレベルの甘さだ」ペッ
P「作った本人が吐き出した!?」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:29:58.23 ID:s8KzM2kU0
<ガチャ
伊織「ただいま~」
春香「おかえり伊織!クッキー食べる?」
P「え?そのクッキー勧めるの?」
伊織「唐突ね、まあ一ついただくわ」モグモグ
伊織「………」モグモグモグ ゴックン
春香「………」
P「………」
伊織「………」
伊織「……ぶふぉ!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:30:48.67 ID:s8KzM2kU0
伊織「甘!なにこれ甘い!?甘すぎよ!」
春香「……よしっ」
伊織「よしっじゃないでしょ!?ワザと?ワザと食べさせたの!?」
春香「ふふ、よしんばワザとだとしたら伊織はどうするのかな?」
伊織「ぶん殴る!」
春香「ごめんなさい!こんなに甘いなんて知らなかったの!春香マジビックリ!」
伊織「プロデューサー?」
P「ワザとです、間違いなく完全にワザとです」
伊織「ふんっ!」ゴチン!ゴツン!
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:32:12.88 ID:s8KzM2kU0
春香「あ痛たた、頭をグーで殴ることないじゃん……」
伊織「あんなもん食べさせたアンタが悪い!」
P「なんで俺まで殴られたんだ?」
伊織「止めなかった奴も同罪よ、文句あるの?」
P「いや、文句はないけどな。むしろもっと……」
伊織「あ?」
P「……いやなんでもないです」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:33:14.04 ID:s8KzM2kU0
春香「ん~この余ったクッキーどうしようか?」
伊織「どうしようって……食べればいいんじゃない?もちろん春香が、ね」
春香「え~こんなの食べたら病気になっちゃうよ」
伊織「人に食べさせといてなに言ってるのよ!」
春香「あ、閃いた!やよいにあげればいいんだよ!」
P「やよいに?」
伊織「……一応、理由を聞いときましょうか?」
春香「やよいに食べ物あげたら捨てないし残さないでしょ?それなら無理してでも食べてくれると」
伊織「なるほど、まだ殴られ足りないのね?次は鎖骨あたりがいいかしら」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:33:44.94 ID:s8KzM2kU0
春香「……ごめんなさい、もう ぶたないでください」ドゲザ
伊織「そうね、私もさっきのゲンコツで手が痛いし止めときましょうか」
春香「…ふ~ん、もう殴れないんだね……」ニヤリ
伊織「まだ足があるけど?」
春香「へへー!平に平にご容赦を!」ドゲザ
P「安い土下座だな」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:35:00.69 ID:s8KzM2kU0
次の日
春香「……と、いったことが昨日あってね」
千早「春香、運が良かったわね」
春香「え?なんで?」
千早「高槻さんにそんな物を食べさせたら間違いなく私もも水瀬さんと同じ行動をとるわ」
春香「………おっふ」
千早「止めてくれた水瀬さんに感謝するべきね」
春香「え……あ……うん」
やよい「あ、春香さーーーーん!!さっきいただいたクッキーありがとうございました!」
千早「………」
やよい「帰って長介たちと一緒にいただきますね!」ガルーン
春香「や、やよいちょっと黙ってようか!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:35:45.18 ID:s8KzM2kU0
次の日
春香「昨日の千早ちゃん本気で怒ってたなあ……マジで命の危険を危ないと感じたね」
雪歩「失敗したクッキーをあげた春香ちゃんが悪いよ」
春香「違いますぅ~昨日やよいに渡したクッキーは普通のクッキーですぅ」
雪歩「あれ?そうなの?」
春香「そうだよ、それを二人が勘違いしただけなのに……あんなに怒るなんて失礼しちゃうよね!」
雪歩「でも、念のため味見をした千早ちゃんは悶えていたけど?」
春香「うん、どうやら前に作ったジョロキアクッキーが一枚混入してたみたいでさ、失敗失敗☆」テヘッ
雪歩「結局失敗したクッキーをあげてたんだね……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:36:34.32 ID:s8KzM2kU0
春香「でもさ、数十枚中の一枚を引くなんて千早ちゃんスゴイよね」
雪歩「やよいちゃん関連だと変な力を発揮するからね」
春香「うんうん、あっ ところでさ雪歩」
雪歩「なに?」
春香「クッキー食べる?昨日作ってきたんだけど」
雪歩「………」
春香「………」
雪歩「……………」
春香「……………」
雪歩「………亜美ちゃん真美ちゃ~~ん!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:37:17.60 ID:s8KzM2kU0
亜美「なになに~?」
真美「どうしたの雪ぴょん?」
雪歩「クッキー食べる?」
亜美「わ~い!ゴチになります」モグモグ
真美「いっただきまーーす!」モグモグ
雪歩「………」
春香「………」
亜美「モグモグ」
真美「ゴックン」
亜美真美「ごちそうさまでしたー!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:38:20.26 ID:s8KzM2kU0
雪歩「どう?美味しかった?」
亜美「ん~?……普通?」
真美「ちょっとパサパサしすぎかな」
雪歩「ふ~ん……」モグモグ
雪歩「そうだね、少し食べにくいね。ありがとう2人とも」ニッコリ
亜美(あれ?)
真美(真美達、ゆきぴょんの毒見役にさせられた?)
春香「………」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:39:10.22 ID:s8KzM2kU0
次の日
春香「雪歩ないわ、マジないわ~」
真「仕方ないんじゃない?今までの行いが悪すぎたんだから」モグモグ
あずさ「ふふ、でもこのクッキー私は ケホッ 美味しいと コホッ お、思うわ~」モグモグ
春香「あずささん無理しなくていいですよ、すみませんねパサついてて」
律子「でも、急にクッキーを作ったりなんかしてどうしたの?」モグモグ ゴクゴク
真「そうだよね、今までお菓子作りなんてしたことなかったのに、律子 僕にもお茶頂戴」
あずさ「うふふ、クッキーを食べさせたい人でもできたのかしら~」ゴクゴク
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:40:27.43 ID:s8KzM2kU0
春香「いや~…そういうわけじゃなくて……」
真「そういうわけじゃなくて?」
春香「ほら、私って他のアイドルの皆よりも影が薄いっていうか、個性があんまりないじゃないですか?」
あずさ「そうね………い、いえ!そうかしら~?」
真(あずささん?)
春香「それで、何か個性をつけたいな~って……まあそう思いまして」
律子「それがお菓子作り?」
春香「……はい」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:41:28.27 ID:s8KzM2kU0
春香「小さい頃はパティシエに憧れていたし、まあ食べるのも好きだし、作ってみようかな~って……」
真「春香……」
春香「あはは……でもダメですね……こんなパサパサのクッキーしか作れないし……」
あずさ「春香ちゃん……」
春香「お菓子作り甘く見てました……アマミ春香なだけに、甘い……なんちゃって」
律子「……はる……ぷふぅっ」プルプル
真「なにツボに入ってるんだよ、律子」
春香「こんな私がトップアイドルなんて……甘甘な考えですよね、アマミ春香なだけに」
真「春香もしつこいよ!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:42:18.47 ID:s8KzM2kU0
伊織「なに、甘ったれたこと言ってんのよ!」
春香「え?伊織?」
やよい「春香さんならなれます!トップアイドルに!」
春香「やよい……」
雪歩「お菓子作りだって、まだまだこれからだよ」
春香「雪歩」
亜美「味見は任せろーーー!!」
真美「ムシャムシャムシャ」
春香「亜美、真美!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:42:59.76 ID:s8KzM2kU0
千早「………」
春香「千早ちゃん……」
千早「………」コク
春香「………」
P「春香、千早は……」
春香「大丈夫ですプロデューサーさん、声に出さなくても千早ちゃんの気持ちは伝わりましたから」
P「春香……」
春香(『頑張れ、春香』って言ってくれたんだね!ありがとう千早ちゃん!)
千早「………」
春香(そしてありがとう皆!私、もっともっと頑張るよ!)
千早(春香の激辛クッキーを食べたせいで声が出ないのよ!覚えてなさい春香!)
春香(目指せトップアイドル!!)
P(ああ、うまく伝わってなさそうだなあ)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:44:03.49 ID:s8KzM2kU0
1年後
春香「……ということが、一年前にあってね」
響「へぇ~」モグモグモグ
春香「それから皆に味見してもらったりして精進に精進を重ねた結果」
貴音「ふむふむ」モグモグモグモグモグ
春香「お菓子作りの腕が上がりました!」
美希「このクッキーサクサクシットリなの~」モグモグ
春香「でしょでしょ?」
響「うん、このクッキー本当に美味しいぞ!」
春香「あはは~やっぱりそう思う?」
貴音「ええ、真美味です」
春香「えへへ~ありがとうございます~」
春香「……でも、肝心のアイドル業の方は全然ダメなんだけどね……」
美希「うん、まあドンマイなの」
おわり
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:44:42.40 ID:s8KzM2kU0
終わりです
ありがとうございました
ありがとうございました
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 22:21:36.58 ID:UDVn6I9So
おつおつ
引用元: 春香「え~っと、砂糖の量はこんな感じかな?」ザバァーーー!!
【艦これ】朝風「女の子同士のカップル?」
2018-08-30
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:30:15.56 ID:l7nfAVgc0
◆
松風「おーい、姉貴ぃ」
朝風「松風? どうしたのよ?」
松風「今、暇かい?」
朝風「そうね。訓練も終わったし、出撃もないから暇よ」
松風「よっし、それならこれから間宮に行かないかい? 僕、この前長門さんから間宮無料券2枚貰ったんだ」
朝風「へぇー、いいじゃない。ちょうど小腹も空いてるし行きましょ!」
松風「おーい、姉貴ぃ」
朝風「松風? どうしたのよ?」
松風「今、暇かい?」
朝風「そうね。訓練も終わったし、出撃もないから暇よ」
松風「よっし、それならこれから間宮に行かないかい? 僕、この前長門さんから間宮無料券2枚貰ったんだ」
朝風「へぇー、いいじゃない。ちょうど小腹も空いてるし行きましょ!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:30:47.79 ID:l7nfAVgc0
◆ ◆ ◆
~間宮~
朝風「はぁ~、やっぱり間宮の甘味は最高ね!」
松風「ふふっ、僕に感謝してくれよ」
朝風「はいはい、感謝感謝」
松風「全く感謝の念が感じられないんだけど…まぁ、いいか」
朝風「それにしても、どうして長門さんから間宮無料券を貰えたのよ?」モグモグ
松風「僕、この前の出撃で50回目のMVPを取ってね。そのお祝いで長門さんがくれたんだよ」
朝風「へー、さすが世界のビッグ7、そういうところも抜かりないのね」
松風「あぁ、長門さんは練度や指揮官としての実力だけじゃなく、人間的にも優れているんだってことを再確認したよ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:31:31.25 ID:l7nfAVgc0
朝風「そうね……ん?」
松風「どうしたんだい?」
朝風「いや…あれ、見て」ボソボソ
松風「あれ…?」チラッ
大井「はい、北上さん、あーん」
北上「あーん、もぐもぐ…うん、やっぱり美味しいね。それじゃあ大井っちにも、あーん」
大井「き、北上さん…/// あ、あーん」カァァ///
北上大井「「あははうふふ」」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:33:19.75 ID:l7nfAVgc0
朝風「あの二人、本当に仲いいわよね」ボソボソ
松風「そうだね。まぁ、誰かに迷惑かけてるわけじゃないしいいんじゃないかい?」
朝風「あそこまで仲良くて毎日のようにいちゃいちゃしていると、姉妹というよりも、もはや恋人同士って感じよね」
松風「…えっと、姉貴は何を言っているんだ?」
朝風「え? いや、北上さんと大井さんがまるで恋人みたいって…」
松風「あはは、どうして北上さんと大井さんが恋人同士じゃないみたいな言い方をするのさ? あの二人は鎮守府公認のカップルじゃないか」
朝風「え、えーーっ!? そ、そうだったの!?」
松風「え、姉貴知らなかったの?」
朝風「し、知らなかったわ…。でも、確かにあの二人なら付き合っていても不思議じゃないわね」
松風「姉貴が知らなかったなんて驚きだな。北上さんと大井さんが恋人同士なんてみんな知ってる事なのに」
朝風「まぁ、私は色恋沙汰にそこまで敏感な方じゃないからね。それにしても、やっぱり女の子同士のカップルっているのね…」
松風「…よく分からないけど、女の子同士のカップルなんて普通にいるだろ?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:35:22.45 ID:l7nfAVgc0
朝風「いやいや、別に女の子同士の恋愛を否定するわけじゃないけど、普通は男女で恋愛するものでしょ?」
松風「…は? 何言ってるんだ姉貴。男は男同士で、女は女同士で恋愛する、これが普通だろ? 姉貴のいう通り男女で恋愛する人もいるけど、あくまで少数派だよ」
朝風「松風…あんた、どこかで頭でも打ったの?」
松風「いやいや、別に頭なんて打ってないぜ」
朝風「それなら…あっ、ま、まさか…あんたが女の子から人気あるっていうのは知ってたけど、女の子からキャーキャー言われすぎて本当に女の子が好きになっちゃたとか!?」
松風「女の子から人気があるかどうかは知らないけど、僕は昔から女の子が好きだよ」
朝風「……松風、明石さんの所に行くわよ! やっぱりあんた、どこかで頭打ったのよ!」グイグイ
松風「え、ちょ、ちょっと待ってくれよ姉貴!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:37:23.86 ID:l7nfAVgc0
◆ ◆ ◆
~工廠~
朝風「明石さーんっ!」
松風「ちょ、姉貴!」
明石「あれ、朝風ちゃんに松風ちゃん? どうしたの?」
朝風「あ、明石さん! 松風が頭打っちゃったみたいなの、直してあげて!!」
松風「だから、僕は頭なんて打ってないって!」
明石「え、えっと…何があったの?」
朝風「さっきから松風がおかしいのよ! 女の子は女の子同士で恋愛するとか、女の子が好きだとか…」
明石「えっと……それの何がおかしいの?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:38:38.88 ID:l7nfAVgc0
朝風「え…?」
明石「いや、だから女の子は女の子同士で恋愛する、普通の事よ?」
朝風「ちょ、あ、明石さんまで冗談言わないでよ…」
松風「姉貴…本当にどうしちまったんだ?」
朝風「だ、だって、だって…」(松風も明石さんもおかしいわよ…私はおかしくない…)
明石「朝風ちゃん、もしも疲れているなら今日は早めに寝て…」
朝風「べ、別に疲れてないわ! それと、私用事が出来たのでこれで失礼します!」ダッ
松風「ちょ、姉貴、どこ行くんだよ!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:40:43.29 ID:l7nfAVgc0
◆ ◆ ◆
朝風(明石さんも松風も明らかにおかしかったわ。司令官に報告しないと!)
~執務室~
朝風「司令官、大変よっ!」
提督「うわっ、びっくりしたぁ…。朝風ちゃん、部屋に入るときはノックをしなさい!」
朝風「えっ…し、司令官…?」
提督「ん、どうしたの?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:41:30.95 ID:l7nfAVgc0
朝風「あ、あなた、誰…?」
提督「誰って…私はあなたたちの提督よ?」
朝風「ち、違うわよ! 私たちの司令官は男の人よ! なんで知らない女の人が執務室にいるのよ!」
提督「知らない女の人って…昔からここの提督は私じゃない。朝風ちゃんがこの鎮守府に来た時だって、出迎えたのは私だったでしょ?」
朝風「そんなことしてもらった覚えないわよ…どうなってるの、一体どうなってるのよっ」バンバン
提督「あ、朝風ちゃん、とりあえず落ち着いて、ね?」
朝風「おかしいわ、こんなのおかしいわよっ!」ダッ
提督「どこ行くのっ、朝風ちゃん!?」
提督「誰って…私はあなたたちの提督よ?」
朝風「ち、違うわよ! 私たちの司令官は男の人よ! なんで知らない女の人が執務室にいるのよ!」
提督「知らない女の人って…昔からここの提督は私じゃない。朝風ちゃんがこの鎮守府に来た時だって、出迎えたのは私だったでしょ?」
朝風「そんなことしてもらった覚えないわよ…どうなってるの、一体どうなってるのよっ」バンバン
提督「あ、朝風ちゃん、とりあえず落ち着いて、ね?」
朝風「おかしいわ、こんなのおかしいわよっ!」ダッ
提督「どこ行くのっ、朝風ちゃん!?」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:44:02.02 ID:l7nfAVgc0
◆ ◆ ◆
~朝風部屋・ベッド~
朝風「これは何かの間違いよ…。そうだわ、最近疲れ気味だったから、それのせいよね。寝て起きたら、全部元に戻ってるはずだわ」ブツブツ
こんこん
松風「おーい、姉貴ぃ、入るぞー」カチャカチャ、ガチャ
朝風「えっ…ちょ、ちょっと鍵かけてるのにどうしてあんたが入ってこれるのよ!?」
松風「なんでって、合い鍵を持ってるからにきまってるじゃないか。姉貴だって僕の部屋の合い鍵持ってるだろ?」
朝風「は、はぁぁっ!? い、意味わかんないんだけどっ」
松風「それより姉貴、今日は様子がおかしかったようだけど大丈夫か?」
朝風「…えぇ、多分私疲れてたんだと思うわ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:45:16.96 ID:l7nfAVgc0
松風「そうか、疲れてたのか…。うん、それなら僕がその疲れ癒してあげるよ」ドサッ
朝風「きゃっ!?」(べ、ベッドに押し倒された!?)
松風「姉貴、僕が気持ちよくしてあげるからね」
朝風「ちょ、ちょっと! なんで服を脱がそうとしてるのよ!」
松風「愛し合うためには服なんていらないだろ?」
朝風「あ、愛し合うって…ど、どういうことよっ!?」カァァ///
松風「こういうことだよ…ほら、目を閉じて」
朝風「え、ちょ、ちょっ…」(松風の顔が近づいてくる…今なら松風を押し飛ばせる、押し飛ばせるのに…)
松風「姉貴、綺麗だよ…」
朝風(ダメよ…目を閉じたら、松風を受け入れることになっちゃう…だめ、ダメ………)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:48:36.35 ID:l7nfAVgc0
――
じりりりりりりりりりりりりりりりりりりっ!!!!!!!!!!
朝風「うわぁぁっ!!」ガバッ
朝風「はぁ、はぁ…あ、あれ、私……」
朝風「私の部屋、松風はいない…そっか、夢だったんだ、良かった、良かった……」ホッ
朝風「はは、あははっ、そうよね、よく考えれば夢に決まってるわよね! はぁー、ほんっと心臓に悪い夢、どうしてあんな夢を見たのかしら」
朝風「そういえば、昨日…というか今日は夜戦が朝までもつれ込んだったんだわ! それで夜戦が終わって寝たのが朝の0700…こんな悪夢も見るはずだわ。素晴らしい朝の時間を無駄にするなんて考えられないもの!」
朝風「はぁー、それにしても身体が汗でベトベトだわ。お風呂行かないと」
朝風「と、その前に一応……」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:49:18.78 ID:l7nfAVgc0
◆
~執務室~
朝風「そろーっと…」(執務室のドアの隙間から中を見ている)
提督「…」(作業中)
朝風(ほっ…ちゃんと私たちの司令官だわ。これで安心してお風呂に行けるわね)
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:55:04.84 ID:l7nfAVgc0
◆
~入渠ドック(お風呂)~
朝風「ふんふ~ん」ばしゃばしゃ
ドック内ラジオ「それでは、本日の運勢です……」
如月「あら、朝風ちゃんこんばんは~」
睦月「およ、朝風ちゃんこんばんはにゃしぃ!」
朝風「如月と睦月じゃない。入渠中?」
如月「そうよ、如月も睦月ちゃんも中破しちゃってね。少し長めの入渠中なの」
朝風「へぇー。ん、それ何の本読んでるの?」
睦月「これは相性占いの本にゃし! 入渠中暇になると思って持ってきたんだ」
~入渠ドック(お風呂)~
朝風「ふんふ~ん」ばしゃばしゃ
ドック内ラジオ「それでは、本日の運勢です……」
如月「あら、朝風ちゃんこんばんは~」
睦月「およ、朝風ちゃんこんばんはにゃしぃ!」
朝風「如月と睦月じゃない。入渠中?」
如月「そうよ、如月も睦月ちゃんも中破しちゃってね。少し長めの入渠中なの」
朝風「へぇー。ん、それ何の本読んでるの?」
睦月「これは相性占いの本にゃし! 入渠中暇になると思って持ってきたんだ」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:56:34.15 ID:l7nfAVgc0
朝風「相性占いねぇ…ずいぶん胡散臭い本読んでるのね」
睦月「いやいや、この本意外と当たるんだよ!」
如月「せっかくだし朝風ちゃんも睦月ちゃんに占って貰えば?」
朝風「そうねぇ…まぁ、占ってもらおうかしら。で、相性占いって何の相性を占えるの?」
睦月「いろいろな相性占いがあるんだけど…うーん、恋愛の相性占いとかどうにゃ?」
朝風「れ、恋愛って…私、恋人も好きな人もいないんだけど」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 19:58:22.62 ID:l7nfAVgc0
睦月「えー、気になってる女の子もいないにゃ?」
朝風「えっ…今、なんて…………」
ドック内ラジオ「――続いては射手座のあなた。射手座のあなたの今日の運勢は☆2つ。夢でみたことが現実になるかも! ラッキーアイテムは大きな髪飾り………」
―艦―
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 20:08:24.37 ID:4dLhjcCXo
おつー
引用元: 【艦これ】朝風「女の子同士のカップル?」
モバP「未来のお嫁さん?」響子「はい!」
2018-08-30
2: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 13:11:12.68 ID:edEH/mkm0
~346プロ 第1芸能課~
社長「P君 少しいいかね?」
P「あっ社長 お疲れ様です。いかがなされましたか」
社長「最近どうかね、プロデューサー業務は慣れてきたかい?」
P「はい!まだ見習いですけど、なんとかやっていけています」
社長「そうかそうか!君は入社時から頑張り屋だったからね。調子がよさそうで私も嬉しいよ」
社長「実はな、今日は君に頼みごとがあって来たんだ」
P「頼みごと…ですか?」
社長「P君 少しいいかね?」
P「あっ社長 お疲れ様です。いかがなされましたか」
社長「最近どうかね、プロデューサー業務は慣れてきたかい?」
P「はい!まだ見習いですけど、なんとかやっていけています」
社長「そうかそうか!君は入社時から頑張り屋だったからね。調子がよさそうで私も嬉しいよ」
社長「実はな、今日は君に頼みごとがあって来たんだ」
P「頼みごと…ですか?」
3: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 13:12:15.52 ID:edEH/mkm0
社長「うむ シンデレラプロジェクトのことは知っているかな?」
P「はい。たしか新しく新設されたアイドル部門が始めた企画ですよね。個性的なアイドルの発掘・育成を目標としているとか…」
社長「ああ、君も知っている通り我がプロダクションは老舗でありながら常に新しい流行を取り入れることを信条としている。今最も盛んなのはアイドル業界だ」
社長「日高舞から始まり、765プロや961プロなど様々なプロダクションが多くのトップアイドルを輩出している。アイドル事業が最も活発なのだよ」
P「世間は常に新しいアイドルを求めている… だから社長はシンデレラプロジェクトを企画したのですよね」
P「はい。たしか新しく新設されたアイドル部門が始めた企画ですよね。個性的なアイドルの発掘・育成を目標としているとか…」
社長「ああ、君も知っている通り我がプロダクションは老舗でありながら常に新しい流行を取り入れることを信条としている。今最も盛んなのはアイドル業界だ」
社長「日高舞から始まり、765プロや961プロなど様々なプロダクションが多くのトップアイドルを輩出している。アイドル事業が最も活発なのだよ」
P「世間は常に新しいアイドルを求めている… だから社長はシンデレラプロジェクトを企画したのですよね」
4: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 13:14:02.10 ID:edEH/mkm0
社長「そうだ。私が君にする頼み事というのはそのプロジェクトに所属するアイドルの女の子をスカウトし、プロデュースすることなのだよ」
P「スカウト…プロデュース… 僕がですか!?」
社長「既に何人ものプロデューサーがこのプロジェクトに参加している…君にもその一端を担ってもらいたい」
P「…」
P(シンデレラプロジェクト…新たなアイドル時代の誕生に立ち会うことが出来るのか… 僕が)
P「スカウト…プロデュース… 僕がですか!?」
社長「既に何人ものプロデューサーがこのプロジェクトに参加している…君にもその一端を担ってもらいたい」
P「…」
P(シンデレラプロジェクト…新たなアイドル時代の誕生に立ち会うことが出来るのか… 僕が)
5: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 13:16:23.44 ID:edEH/mkm0
社長「どうかね、引き受けてくれるか?」
P「…社長 僕は小さかった頃からプロデューサーに憧れていたんです。舞台で輝くアイドル達をかげながら支え続けるという仕事に」
社長「…」
P「やります。やらせてください!僕の…僕自身の手で新たなトップアイドルを生み出したいです!その為なら何でもやります!」
社長「ん? 今何でもするって言ったかい?」
P「勿論です!男に二言はありません!!」
P「…社長 僕は小さかった頃からプロデューサーに憧れていたんです。舞台で輝くアイドル達をかげながら支え続けるという仕事に」
社長「…」
P「やります。やらせてください!僕の…僕自身の手で新たなトップアイドルを生み出したいです!その為なら何でもやります!」
社長「ん? 今何でもするって言ったかい?」
P「勿論です!男に二言はありません!!」
6: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 13:18:36.12 ID:edEH/mkm0
社長「よく言った!!それでこそ私の見出した男だ!」
P「社長!!!」
社長「それでは1週間以内にトップアイドルの卵を見つけてくれたまえ」
P「はい!!……え?」
社長「P君!君には期待しているよ~はっはっはっはっ」
P「1週間……1週間!?ちょっ ちょっと待ってくださいよ社長!? 無理ですよ!! 社長~!!」
P「社長!!!」
社長「それでは1週間以内にトップアイドルの卵を見つけてくれたまえ」
P「はい!!……え?」
社長「P君!君には期待しているよ~はっはっはっはっ」
P「1週間……1週間!?ちょっ ちょっと待ってくださいよ社長!? 無理ですよ!! 社長~!!」
8: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 17:43:44.17 ID:edEH/mkm0
社長のお願いに二つ返事で応えてしまった僕はアイドルの卵をスカウトするため、日本のあらゆる場所を探し回ることになった。トップアイドルの原石はどこにいるのかわからない、自分の足で探し回るしかないのだ。
目についた女の子に片っ端から話しかけた結果、時には無視され、またある時には新手のナンパと勘違いされ、警察に取り押さえられたりとそれはもう散々な目にあった。
目についた女の子に片っ端から話しかけた結果、時には無視され、またある時には新手のナンパと勘違いされ、警察に取り押さえられたりとそれはもう散々な目にあった。
9: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 17:45:02.48 ID:edEH/mkm0
P「まだ何も出来ていないのにもう6日もたってしまった…」
P「もう見つけた同僚もいるって言うし、僕この仕事向いていないのかなあ…ん?」
男の子「うわーん 痛いよ~」
P「君!大丈夫か!?」ダッ
男の子「ひっく ひっく」
P「怪我をみせてもらうよ、転んで膝を擦りむいたのか…これくらいの傷なら…」
P(先日、使った消毒液と絆創膏があったはずだ)
P「もう見つけた同僚もいるって言うし、僕この仕事向いていないのかなあ…ん?」
男の子「うわーん 痛いよ~」
P「君!大丈夫か!?」ダッ
男の子「ひっく ひっく」
P「怪我をみせてもらうよ、転んで膝を擦りむいたのか…これくらいの傷なら…」
P(先日、使った消毒液と絆創膏があったはずだ)
10: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 21:23:42.97 ID:edEH/mkm0
P「少し沁みるが我慢するんだぞ」
男の子「う~しみる~」ポロポロ
P「こらこら、男ならこんなことで泣いてちゃだめだぞ。男の涙はカッコ悪いぞ」
男の子「カッコ ひっく 悪い?」
P「おう 強い男はな、どんなときでも笑顔なんだぞ。お兄さんみたいにな」にやっ
男の子「う~しみる~」ポロポロ
P「こらこら、男ならこんなことで泣いてちゃだめだぞ。男の涙はカッコ悪いぞ」
男の子「カッコ ひっく 悪い?」
P「おう 強い男はな、どんなときでも笑顔なんだぞ。お兄さんみたいにな」にやっ
11: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 21:25:04.49 ID:edEH/mkm0
男の子「…変な顔」
P「へ、変!?」ガビーン
男の子「ははは」
P(良かった、笑ってくれた)
P「よし!手当終わり!」
男の子「ありがとう!お兄ちゃん」
P「へ、変!?」ガビーン
男の子「ははは」
P(良かった、笑ってくれた)
P「よし!手当終わり!」
男の子「ありがとう!お兄ちゃん」
12: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 21:25:48.52 ID:edEH/mkm0
P「おう、また走って転ぶんじゃないぞ~」
男の子「うんっ、わかった~」タッタッ
P「…まったく」
P(コンビニで傷薬買った時は無駄な出費だと思ったけど、買ってて良かったな)
P「さ~てと、おなかすいたし何か食べに行くかな」すたすた
P(まだ時間はあるんだ、へこんでなんかいられないよな!)
??「…」
男の子「うんっ、わかった~」タッタッ
P「…まったく」
P(コンビニで傷薬買った時は無駄な出費だと思ったけど、買ってて良かったな)
P「さ~てと、おなかすいたし何か食べに行くかな」すたすた
P(まだ時間はあるんだ、へこんでなんかいられないよな!)
??「…」
13: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 22:54:17.30 ID:edEH/mkm0
~とある一軒家~
長男「母さん~姉ちゃん~ごはんまだ~?」
三女「まだー?」
次男「まだー!」
長女「あと少しでできるからもうちょっとだけ待ってね~」
次女「あんた達!お姉ちゃん達が今急いで作ってるんだから静かに待ってなさい!!ごめんね、お姉ちゃん、お母さん」
長男「母さん~姉ちゃん~ごはんまだ~?」
三女「まだー?」
次男「まだー!」
長女「あと少しでできるからもうちょっとだけ待ってね~」
次女「あんた達!お姉ちゃん達が今急いで作ってるんだから静かに待ってなさい!!ごめんね、お姉ちゃん、お母さん」
14: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 22:55:21.07 ID:edEH/mkm0
長女「ううん、元はといえば私の帰りが遅くなってお母さんのお手伝いが出来なかったせいだから。」
母「なに言ってるのよ~いつも手伝ってもらっているんだから時間なんか気にせず遊んできて良かったのよ」
次女「そうだよ!私だっているんだから!最近は料理も少しはできるようになってきたんだよ」
長女「ううん、大丈夫!私がしたくてやっていることだから!」
長女(それに、本当はもっと早く帰れるはずだったし…)
母「なに言ってるのよ~いつも手伝ってもらっているんだから時間なんか気にせず遊んできて良かったのよ」
次女「そうだよ!私だっているんだから!最近は料理も少しはできるようになってきたんだよ」
長女「ううん、大丈夫!私がしたくてやっていることだから!」
長女(それに、本当はもっと早く帰れるはずだったし…)
15: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 22:56:09.36 ID:edEH/mkm0
~回想~
長女「5時か~ちょっと遅くなっちゃったな…」タッタッ
長女(みんなおなかすかせているだろうし早く帰らないと…あっ!)
男の子「いたっ!!」ズッテーン!
男の子「うわーん 痛いよ~」
長女「大変!転んで怪我しちゃってる、手当しない 男性「君!大丈夫か!?」と?」
長女「5時か~ちょっと遅くなっちゃったな…」タッタッ
長女(みんなおなかすかせているだろうし早く帰らないと…あっ!)
男の子「いたっ!!」ズッテーン!
男の子「うわーん 痛いよ~」
長女「大変!転んで怪我しちゃってる、手当しない 男性「君!大丈夫か!?」と?」
16: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 22:57:13.26 ID:edEH/mkm0
男性「怪我をみせてもらうよ、転んで膝を擦りむいたのか…これくらいの傷なら…」
長女(わぁ、あの男の人、すごく手慣れている…お医者さんかな?でもスーツ着てるし…う~ん)
男性「少し沁みるが我慢するんだぞ」
男の子「う~しみる~」ポロポロ
男性「こらこら、男ならこんなことで泣いてちゃだめだぞ。男の涙はカッコ悪いぞ」
男の子「カッコ ひっく 悪い?」
17: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:00:08.82 ID:edEH/mkm0
男性「おう、強い男はな、どんなときでも笑顔なんだぞ。お兄さんみたいにな」にやっ
男の子「…変な顔」
男性「へ、変!?」ガビーン
長女(…ふふっ)
男性「よし!手当終わり!」
男の子「ありがとう!お兄ちゃん」
男性「おう、また走って転ぶんじゃないぞ~」
男の子「うんっ、わかった~」タッタッ
男の子「…変な顔」
男性「へ、変!?」ガビーン
長女(…ふふっ)
男性「よし!手当終わり!」
男の子「ありがとう!お兄ちゃん」
男性「おう、また走って転ぶんじゃないぞ~」
男の子「うんっ、わかった~」タッタッ
18: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:00:45.90 ID:edEH/mkm0
長女(すごい…さっきまであんなに泣いてたのにもう元気になってる…)
男性「さ~てと、おなかすいたし何か食べに行くかな」すたすた
長女「…」
長女「優しそうな人だったなあ…ってああっ!急いでたんだった!!」ダッ
長女(でもこんな田舎にスーツ姿の若い男の人がなにしていたんだろう?)
男性「さ~てと、おなかすいたし何か食べに行くかな」すたすた
長女「…」
長女「優しそうな人だったなあ…ってああっ!急いでたんだった!!」ダッ
長女(でもこんな田舎にスーツ姿の若い男の人がなにしていたんだろう?)
19: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:21:48.18 ID:edEH/mkm0
~回想終わり とある一軒家~
全員「「「「「「いただきま~す」」」」」」
長男「やっとごはんだ~」むしゃむしゃ
次男「だー!」
三女「えへへ」
次女「しっかり噛んでたべるのよ!」
長女「ふふふ 美味しく召し上がれ♪」
母「パパ、もう少しで家に着くって」
長女「それじゃあパパの分も用意しておかないとね」
次男「そういえばさ~ここ最近不審者が出没しているって話、みんな知ってる?」
全員「「「「「「いただきま~す」」」」」」
長男「やっとごはんだ~」むしゃむしゃ
次男「だー!」
三女「えへへ」
次女「しっかり噛んでたべるのよ!」
長女「ふふふ 美味しく召し上がれ♪」
母「パパ、もう少しで家に着くって」
長女「それじゃあパパの分も用意しておかないとね」
次男「そういえばさ~ここ最近不審者が出没しているって話、みんな知ってる?」
20: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:22:34.92 ID:edEH/mkm0
次女「あ~そういえばそんな話もあったわね。なんでも通学途中の女の子にプロデューサーを名乗るスーツ姿の変質者が「君、アイドルにならない?楽しい思い出になるよ?」って声をかけてるみたいよ。」
長女(スーツ姿…?)
三女「プロデューサー?いいなあ、私アイドルになりたい!私の学校にも来ないかなあ」
次女「何言っているの!!こんな田舎にアイドル事務所のプロデューサーが来るわけないじゃない!きっと危ないやつに違いないわ!」
三女「ええー、そうかなあ」
長男「でも本物だったらすごいよな~姉ちゃん可愛いし、明日あたりにスカウトされるかもよ?」
母「そうねえ、年齢的にも申し分ないし、その可能性もあるかもね」
長女「わ、私!?あ、アイドルかあ…」
長男「おっ、意外と乗り気?」
長女(スーツ姿…?)
三女「プロデューサー?いいなあ、私アイドルになりたい!私の学校にも来ないかなあ」
次女「何言っているの!!こんな田舎にアイドル事務所のプロデューサーが来るわけないじゃない!きっと危ないやつに違いないわ!」
三女「ええー、そうかなあ」
長男「でも本物だったらすごいよな~姉ちゃん可愛いし、明日あたりにスカウトされるかもよ?」
母「そうねえ、年齢的にも申し分ないし、その可能性もあるかもね」
長女「わ、私!?あ、アイドルかあ…」
長男「おっ、意外と乗り気?」
21: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:24:32.63 ID:edEH/mkm0
アイドルに対する憧れが全くないといえば嘘になります。テレビで自分とさほど変わらない年の子が歌っているのを見るととても眩しく感じます。でも自分がその舞台に立つ姿は想像したこともなかったです。
22: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:25:15.27 ID:edEH/mkm0
長女「プロデューサー…かあ、どんな人なんだろう」
父「ただいまー」ガチャ
母「あっ、パパ帰って来たわね、お帰りなさ~い」
パパが帰ってきたところで、私の中のふわふわした思考は断ち切られることになりました。
父「ただいまー」ガチャ
母「あっ、パパ帰って来たわね、お帰りなさ~い」
パパが帰ってきたところで、私の中のふわふわした思考は断ち切られることになりました。
23: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:26:04.02 ID:edEH/mkm0
~翌日 学校にて~
友達「ねえねえ!!例のウワサ聞いた?」
響子「ウワサ?もしかしてアイドルの子を勧誘して回っているっていうプロデューサーのこと?」
友達「そうそう!素敵よね~大都会からはるばるとやって来たプロデューサー(王子様)!彼はごくごく平凡な女の子である私を見つめてこう言った…「僕は君に会うために生きてきたのかもしれない…」な~んちゃって、なんちゃって~ ふふふ、ロマンチックだわあ」デヘヘ
長女「と、友ちゃん…」
友達「想像してみなよ!自分がスカウトされる姿を!!」
長女「ええ!?う~ん」
長女「………………………」
長女「ちょっ、ちょっといいかも//」
友達「でしょお~」
先生「ほら~席につけ授業はじめるぞ」ガラガラ
友達「ねえねえ!!例のウワサ聞いた?」
響子「ウワサ?もしかしてアイドルの子を勧誘して回っているっていうプロデューサーのこと?」
友達「そうそう!素敵よね~大都会からはるばるとやって来たプロデューサー(王子様)!彼はごくごく平凡な女の子である私を見つめてこう言った…「僕は君に会うために生きてきたのかもしれない…」な~んちゃって、なんちゃって~ ふふふ、ロマンチックだわあ」デヘヘ
長女「と、友ちゃん…」
友達「想像してみなよ!自分がスカウトされる姿を!!」
長女「ええ!?う~ん」
長女「………………………」
長女「ちょっ、ちょっといいかも//」
友達「でしょお~」
先生「ほら~席につけ授業はじめるぞ」ガラガラ
24: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:27:13.06 ID:edEH/mkm0
~学校帰り~
長女「学校帰りにスーパーでこの量はちょっと買いすぎだったかなあ」フラフラ
長女「でも安くお肉が買えて良かった!今日も美味しい料理作らないと♪ …ん?あ、あの人…!」
男性「…」
長女(昨日の男の人だ!仕事帰りなのかな?…少し話しかけてみようかな?)
長女「あっ、あのっ、こんにち」スカッ
長女(両手が塞がってて受け身が…!)
長女「ど、どいてくださいいい~」
男性「へ!?」
長女「学校帰りにスーパーでこの量はちょっと買いすぎだったかなあ」フラフラ
長女「でも安くお肉が買えて良かった!今日も美味しい料理作らないと♪ …ん?あ、あの人…!」
男性「…」
長女(昨日の男の人だ!仕事帰りなのかな?…少し話しかけてみようかな?)
長女「あっ、あのっ、こんにち」スカッ
長女(両手が塞がってて受け身が…!)
長女「ど、どいてくださいいい~」
男性「へ!?」
25: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:45:13.15 ID:edEH/mkm0
~同時刻~
P「はあ、結局見つからなかったか…アイドルの卵」
P(社長…すいません、僕の力が及ばないばかりに…)
P「…東京に戻るか」
??「ど、どいてくださいいい~」
P「へ!?」
P(お、女の子!?)
女の子「きゃっ」ドーン
P「あいたっ」ゴンッ
P(あたたた、受け止めきれなかったか…ん?)ムニュ
P「はあ、結局見つからなかったか…アイドルの卵」
P(社長…すいません、僕の力が及ばないばかりに…)
P「…東京に戻るか」
??「ど、どいてくださいいい~」
P「へ!?」
P(お、女の子!?)
女の子「きゃっ」ドーン
P「あいたっ」ゴンッ
P(あたたた、受け止めきれなかったか…ん?)ムニュ
26: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:46:21.73 ID:edEH/mkm0
目を開けると、ピンク色のリボンで髪の毛をサイドテールに結んだ高校生くらいの女の子が僕の上に覆い被さる形で倒れていた。
P(こ、この子…か、かわいい)ドキッ
女の子「う、ううん…ん? きゃあっ!す、すいません//」バッ
P「あっ、い、いやこちらこそ受け止めきれなくて。 すまなかった(柔らかくて最高でしたっ!)」
女の子「こんなところで転ぶなんて、気が抜けてる証拠ですね、えへへ… って、ああー!今晩の食材が~!」
P「お、落ち着いて。一緒に拾ってあげるから」
女の子「うう、すみません…」
P(こ、この子…か、かわいい)ドキッ
女の子「う、ううん…ん? きゃあっ!す、すいません//」バッ
P「あっ、い、いやこちらこそ受け止めきれなくて。 すまなかった(柔らかくて最高でしたっ!)」
女の子「こんなところで転ぶなんて、気が抜けてる証拠ですね、えへへ… って、ああー!今晩の食材が~!」
P「お、落ち着いて。一緒に拾ってあげるから」
女の子「うう、すみません…」
27: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:47:39.05 ID:edEH/mkm0
女の子「本っ当にごめんなさい!!いきなりぶつかったあげく、拾い物の手伝いまでしていただいて…」
P「いいよいいよ、お互い怪我がなくて良かったよ」
女の子「私の家、7人家族なんです。だからお夕飯の食材もたくさん買わないといけないんです」
P「7人家族!?すごいな」
女の子「はいっ、みんな大切な家族なんです!」ニッコリ
P「!?」
P(な、なんて素敵な笑顔なんだろう…)
P「いいよいいよ、お互い怪我がなくて良かったよ」
女の子「私の家、7人家族なんです。だからお夕飯の食材もたくさん買わないといけないんです」
P「7人家族!?すごいな」
女の子「はいっ、みんな大切な家族なんです!」ニッコリ
P「!?」
P(な、なんて素敵な笑顔なんだろう…)
28: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:48:24.57 ID:edEH/mkm0
P「ティンときた」ボソッ
女の子「はい?」
P「い、いやなんでもな 女の子「あっ、あの!本当にありがとうございました!その、よろしければ是非お礼をさせてください!!」
P「お、お礼?そんな大したことしたつもりは…」
女の子「転びそうな私を助けようとしてくれたり、一緒に拾い物してくれたりしたじゃないですか!」グイグイ
P「いや、結局一緒に倒れてしまっ 女の子「だとしてもです!!」あっはい。」
P(す、すごく積極的な子だな)
女の子「はい?」
P「い、いやなんでもな 女の子「あっ、あの!本当にありがとうございました!その、よろしければ是非お礼をさせてください!!」
P「お、お礼?そんな大したことしたつもりは…」
女の子「転びそうな私を助けようとしてくれたり、一緒に拾い物してくれたりしたじゃないですか!」グイグイ
P「いや、結局一緒に倒れてしまっ 女の子「だとしてもです!!」あっはい。」
P(す、すごく積極的な子だな)
29: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/28(火) 23:55:40.66 ID:edEH/mkm0
女の子「わ、私なんだってします!お願いします!!」
P「…なんでも?」
女の子「はいっ」
P「本当に?」
女の子「はいっ!」
P「それじゃあ」スッ
女の子「名刺?」
P「アイドルに興味ありませんか?」
P「…なんでも?」
女の子「はいっ」
P「本当に?」
女の子「はいっ!」
P「それじゃあ」スッ
女の子「名刺?」
P「アイドルに興味ありませんか?」
30: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 00:01:15.38 ID:endLyi5+0
女の子「アイ、ドル…私が、ですか?そんな…私の取り柄って家事が少し上手いってところだけですよ?」
P「最初に見た時はかわいい女の子だな~としか思ってなかったんだ。でも君が家族のことを話す時の笑顔をみた時、確信したんだ…この子はたくさんの人達に幸せを届けられるアイドルになれるって!」
女の子「か、かわいい?//」
P「ああっ!プロデューサーとして…一人の男として君がステージの上で輝く姿を見届けさせてほしい!!」
女の子「!?」
女の子(まっすぐで綺麗な目をしている…この人なら私を…)
P「最初に見た時はかわいい女の子だな~としか思ってなかったんだ。でも君が家族のことを話す時の笑顔をみた時、確信したんだ…この子はたくさんの人達に幸せを届けられるアイドルになれるって!」
女の子「か、かわいい?//」
P「ああっ!プロデューサーとして…一人の男として君がステージの上で輝く姿を見届けさせてほしい!!」
女の子「!?」
女の子(まっすぐで綺麗な目をしている…この人なら私を…)
31: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 00:05:02.20 ID:endLyi5+0
P「ど、どうかな?」
女の子「…私、お姉ちゃんだからしっかりするようにって言われてきて…。でも、私、本当はあんまりしっかりしてないんです。」
P「僕がずっと支えてみせる」
女の子「けっ、結構抜けてるところも…あるんです、よ?」
P「ドジっ子は大好きだ」
女の子「つ~~~、得意料理は肉じゃがですよっ///」
P「大好物だ」
女の子「こんな私でも、うまく出来たら褒めてもらえて、笑ってもらえるなら…。アイドルになりたいです!!!」
P「ああっ! 僕が君を導いてみせる!!」
P「僕の名前はP 。ふたりでトップアイドルを目指そう!!」
響子「五十嵐響子15歳です!趣味はお料理、洗濯、掃除…家事全般ですねっ!Pさん…いえ、プロデューサーさん!これからよろしくお願いします!!」
女の子「…私、お姉ちゃんだからしっかりするようにって言われてきて…。でも、私、本当はあんまりしっかりしてないんです。」
P「僕がずっと支えてみせる」
女の子「けっ、結構抜けてるところも…あるんです、よ?」
P「ドジっ子は大好きだ」
女の子「つ~~~、得意料理は肉じゃがですよっ///」
P「大好物だ」
女の子「こんな私でも、うまく出来たら褒めてもらえて、笑ってもらえるなら…。アイドルになりたいです!!!」
P「ああっ! 僕が君を導いてみせる!!」
P「僕の名前はP 。ふたりでトップアイドルを目指そう!!」
響子「五十嵐響子15歳です!趣味はお料理、洗濯、掃除…家事全般ですねっ!Pさん…いえ、プロデューサーさん!これからよろしくお願いします!!」
33: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 11:19:11.19 ID:endLyi5+0
~五十嵐家~
P「娘さんを僕にください!」
父「」
母「まあ!」
長男「おお~」
次女「!?」
三女「キャー!」
次男「まじで!?」
響子「プ、プロデューサーさん!?」
五十嵐さんをスカウトした俺は五十嵐家にアイドルとして活動を行うための許可を貰いに行っていた。
彼女は間違いなくトップアイドルになり得る原石だ。絶対に認めてもらわないと!
P「娘さんを僕にください!」
父「」
母「まあ!」
長男「おお~」
次女「!?」
三女「キャー!」
次男「まじで!?」
響子「プ、プロデューサーさん!?」
五十嵐さんをスカウトした俺は五十嵐家にアイドルとして活動を行うための許可を貰いに行っていた。
彼女は間違いなくトップアイドルになり得る原石だ。絶対に認めてもらわないと!
34: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 11:20:02.90 ID:endLyi5+0
母「響子に年上彼氏がいたなんて!どうして教えてくれなかったのよ~」
長男「姉ちゃんやるぅ!!」
P「か、彼氏?…あっ、違います違います! 僕はこういう者です」スッ
母「あっ、これはどうもご丁寧にありがとうございます。え~なになに、346プロ 第1芸能課所属 シンデレラプロジェクト企画担当…芸能事務所のプロデューサーさんですか!」
P「はい、この度は響子さんを我が社のアイドルにすべく、挨拶に伺った次第です」
次女「プロデューサー?じゃああなたがここ最近話題になっていた変質者?」ジロジロ
P「へ、変質者!?僕が!?」ガビーン
長男「姉ちゃんやるぅ!!」
P「か、彼氏?…あっ、違います違います! 僕はこういう者です」スッ
母「あっ、これはどうもご丁寧にありがとうございます。え~なになに、346プロ 第1芸能課所属 シンデレラプロジェクト企画担当…芸能事務所のプロデューサーさんですか!」
P「はい、この度は響子さんを我が社のアイドルにすべく、挨拶に伺った次第です」
次女「プロデューサー?じゃああなたがここ最近話題になっていた変質者?」ジロジロ
P「へ、変質者!?僕が!?」ガビーン
35: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 11:20:49.15 ID:endLyi5+0
次男「うん、近頃芸能事務所のプロデューサーを名乗る不審者が出没しているって話だよ」
P「そ、そうだったのか…本当なのに」ズーン
長男「でも、名刺見る限りだと本物みたいだぞ。346プロって結構有名な事務所じゃないか?」
三女「すご~い!本物のプロデューサーなんだ!」
P「まだ見習いですけどね」タハハ
母「そうなんですか~ ちょっとあなた!いつまで呆けているつもり?しっかりなさい!」
P「そ、そうだったのか…本当なのに」ズーン
長男「でも、名刺見る限りだと本物みたいだぞ。346プロって結構有名な事務所じゃないか?」
三女「すご~い!本物のプロデューサーなんだ!」
P「まだ見習いですけどね」タハハ
母「そうなんですか~ ちょっとあなた!いつまで呆けているつもり?しっかりなさい!」
36: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 11:21:21.73 ID:endLyi5+0
父「あ、ああ。それでこの男はどこの不届きものだ?」
母「あなた!失礼よ!不届きものじゃなくてプロデューサーさんよ。響子をスカウトしに来たんですって」
父「プロデューサー?こんなド田舎にどうしてスカウトしに来ているんだ?」ジトー
P「あはは…それはですね…」
母「あなた!失礼よ!不届きものじゃなくてプロデューサーさんよ。響子をスカウトしに来たんですって」
父「プロデューサー?こんなド田舎にどうしてスカウトしに来ているんだ?」ジトー
P「あはは…それはですね…」
37: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:17:09.23 ID:endLyi5+0
それから、僕は346プロで新たなプロジェクトが企画されたこと、自分がスカウトのために各地を転々としていて気づけば鳥取にまで来ていたこと、五十嵐さんと知り合った経緯を説明した。
最初こそどこの馬の骨か分からない男の姿に五十嵐さんの父親や次女さんは警戒していた。だけど僕がアイドルのプロデューサーという職業を誇りに思っていること、五十嵐さんを最後までしっかり責任を持ってプロデュースすること、何より五十嵐さんが自分の意思をしっかりと言葉で伝えると五十嵐さんがアイドルになることを認めてくれた。
最終的に五十嵐家は全員、僕のこと受け入れてくれていた。
最初こそどこの馬の骨か分からない男の姿に五十嵐さんの父親や次女さんは警戒していた。だけど僕がアイドルのプロデューサーという職業を誇りに思っていること、五十嵐さんを最後までしっかり責任を持ってプロデュースすること、何より五十嵐さんが自分の意思をしっかりと言葉で伝えると五十嵐さんがアイドルになることを認めてくれた。
最終的に五十嵐家は全員、僕のこと受け入れてくれていた。
38: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:18:14.91 ID:endLyi5+0
P「これでアイドルに関する要件は終わりです。ありがとうございました。」
響子「プロデューサーさん!折角の機会なんですから一緒にご飯を食べていってください!」
P「え、でもご家族にご迷惑がかかるんじゃないか?」
響子「そんなことないですよ!プロデューサーさんにはまだ助けてもらったお礼、受けてもらっていないですからっ」
P「へ?アイドルの話、受けてくれたじゃないか」
響子「プロデューサーさん!折角の機会なんですから一緒にご飯を食べていってください!」
P「え、でもご家族にご迷惑がかかるんじゃないか?」
響子「そんなことないですよ!プロデューサーさんにはまだ助けてもらったお礼、受けてもらっていないですからっ」
P「へ?アイドルの話、受けてくれたじゃないか」
39: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:18:53.11 ID:endLyi5+0
響子「それとこれは話が別ですっ」
母「そうですよ。是非食べていってください」
父「P君、大切な娘を任せるんだ。君自身のことが知りたい。少し話していこうじゃないか」
次女「私も気になるわ、プロデューサーってどんな仕事しているの?」
三女「私も~」
長男「P兄貴は今から俺たちと遊ぶんだよ!なっP兄貴!」
次男「そうだそうだー!」
P「ははは それじゃあしばらくお邪魔しますね」
響子「はいっ、ゆっくりしていってくださいね!」
母「ふふ♪ 家族が増えたみたいで嬉しいわ」
母「そうですよ。是非食べていってください」
父「P君、大切な娘を任せるんだ。君自身のことが知りたい。少し話していこうじゃないか」
次女「私も気になるわ、プロデューサーってどんな仕事しているの?」
三女「私も~」
長男「P兄貴は今から俺たちと遊ぶんだよ!なっP兄貴!」
次男「そうだそうだー!」
P「ははは それじゃあしばらくお邪魔しますね」
響子「はいっ、ゆっくりしていってくださいね!」
母「ふふ♪ 家族が増えたみたいで嬉しいわ」
40: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:19:31.81 ID:endLyi5+0
~駅~
P「わざわざ駅まで見送りに来てくれてすまないな」
響子「いえいえ、これから長いお付き合いになるんですから当然ですよっ」
P「ははは ありがとな」
アイドルのスカウト結果の報告を今日中にしなければならないらしく、プロデューサーさんは駅に来ていました。私はお見送りです。
響子「忙しいのに長い間引き留めちゃってごめんなさい」
P「とんでもない!すごく楽しかった。ここ数日ずっと歩き回ってたからリラックスできたよ。夕食も美味しかったしね」
響子「お父さんったらアルコールが入ったら話が長くって…弟たちも迷惑かけませんでしたか?」
P「わざわざ駅まで見送りに来てくれてすまないな」
響子「いえいえ、これから長いお付き合いになるんですから当然ですよっ」
P「ははは ありがとな」
アイドルのスカウト結果の報告を今日中にしなければならないらしく、プロデューサーさんは駅に来ていました。私はお見送りです。
響子「忙しいのに長い間引き留めちゃってごめんなさい」
P「とんでもない!すごく楽しかった。ここ数日ずっと歩き回ってたからリラックスできたよ。夕食も美味しかったしね」
響子「お父さんったらアルコールが入ったら話が長くって…弟たちも迷惑かけませんでしたか?」
41: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:20:04.13 ID:endLyi5+0
P「そんなことないさ。よくしてくれたよ。いい家族をもったな」
響子「えへへ、自慢の家族です」ニコニコ
P「…うん。やっぱり素敵な笑顔だな」ボソッ
響子「?なにか言いましたか?」
P「いや、なんでもないよ」
P「夜道は危険だ。気を付けて家に帰るんだよ」
響子「歩いて3分だから大丈夫ですよ!プロデューサーさんの方こそ気をつけて東京に戻ってくださいね」
P「はは ありがとな」
P「…これから二人で頑張っていこうな」
響子「はいっ」
響子「えへへ、自慢の家族です」ニコニコ
P「…うん。やっぱり素敵な笑顔だな」ボソッ
響子「?なにか言いましたか?」
P「いや、なんでもないよ」
P「夜道は危険だ。気を付けて家に帰るんだよ」
響子「歩いて3分だから大丈夫ですよ!プロデューサーさんの方こそ気をつけて東京に戻ってくださいね」
P「はは ありがとな」
P「…これから二人で頑張っていこうな」
響子「はいっ」
42: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:21:59.23 ID:endLyi5+0
それからは怒涛の毎日でした。東京へ行くための荷造りをしたり、高校へ転入届を提出しにいったりしました。
先生は驚いていたけど笑って応援してくれました。
どこから話が漏れたのかクラスのみんなにも私がアイドルになるって知られていたのはびっくりしたなあ。
先生は驚いていたけど笑って応援してくれました。
どこから話が漏れたのかクラスのみんなにも私がアイドルになるって知られていたのはびっくりしたなあ。
43: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:23:06.66 ID:endLyi5+0
出発前日には友ちゃんを筆頭にみんながお別れ会を開いてくれて、最後にはたくさんの応援メッセージが書かれた色紙を渡されました。
みんなの暖かい気持ちに触れて思わず泣いてしまったのは内緒ですっ。
夜には家族が私のためにパーティーを開いてくれました。
お母さんと次女ちゃんが用意してくれたいつもよりちょっと豪華な食卓、お父さんの激励の言葉、弟妹たちからのプレゼント、また泣いてしまいました。今日の私は泣き虫さんですね!
そして、遂に出発の日が訪れました…
みんなの暖かい気持ちに触れて思わず泣いてしまったのは内緒ですっ。
夜には家族が私のためにパーティーを開いてくれました。
お母さんと次女ちゃんが用意してくれたいつもよりちょっと豪華な食卓、お父さんの激励の言葉、弟妹たちからのプレゼント、また泣いてしまいました。今日の私は泣き虫さんですね!
そして、遂に出発の日が訪れました…
44: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:27:17.11 ID:endLyi5+0
~出発日 空港~
父「忘れ物はないか?ハンカチは持ったか?チケットは?あとそれから…」
お父さん、私より慌てて…家族の大黒柱なんだから落ち着いて!
長男「俺も母さんの手伝いするからさ…その…姉ちゃんもがんばれよ」
うんっ 長男としてみんなを支えてあげてね!
次女「家のことは私達に任せて、お姉ちゃんはアイドル頑張ってね!お姉ちゃんに負けないくらい料理上手になってみせるから!」
ふふっ わたしだって負けないからね
次男「姉ちゃんファイト―!!」
はいっ お姉ちゃん頑張っちゃいますよー
三女「お姉ちゃん!私が教えた魅惑テクニックでプロデューサーさんを落としてね!」
プ、プロデューサーさんとはそういう関係じゃありません!!…ありませんったら!
母「響子、私達はずっとあなたの味方よ。でもたまには声を聴かせてね。約束よ?」
お母さん…ありがとう!絶対に電話にするよ。約束!
響子「みんな見送りしてくれてありがとう!私、行ってくるよ!」
父「忘れ物はないか?ハンカチは持ったか?チケットは?あとそれから…」
お父さん、私より慌てて…家族の大黒柱なんだから落ち着いて!
長男「俺も母さんの手伝いするからさ…その…姉ちゃんもがんばれよ」
うんっ 長男としてみんなを支えてあげてね!
次女「家のことは私達に任せて、お姉ちゃんはアイドル頑張ってね!お姉ちゃんに負けないくらい料理上手になってみせるから!」
ふふっ わたしだって負けないからね
次男「姉ちゃんファイト―!!」
はいっ お姉ちゃん頑張っちゃいますよー
三女「お姉ちゃん!私が教えた魅惑テクニックでプロデューサーさんを落としてね!」
プ、プロデューサーさんとはそういう関係じゃありません!!…ありませんったら!
母「響子、私達はずっとあなたの味方よ。でもたまには声を聴かせてね。約束よ?」
お母さん…ありがとう!絶対に電話にするよ。約束!
響子「みんな見送りしてくれてありがとう!私、行ってくるよ!」
45: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:28:09.18 ID:endLyi5+0
五十嵐響子。アイドル目指して頑張りますっ!!
46: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:31:57.21 ID:endLyi5+0
~346プロ 第1芸能課~
P「いよいよ今日かあ」
鳥取を出発し、急いで東京に戻った僕は事務所で待っていた社長に五十嵐さんをスカウトしたことを伝えた。
期限ギリギリだったのにも関わらず、社長は笑顔で僕を出迎えてくれた。
君なら必ず成し遂げてみせると信じていたと言われた時には感動して思わず泣きそうになった。
シンデレラプロジェクトに参加してスカウトをしに行った他の第1芸能課のプロデューサー達も無事帰ってきたそうだ。
それから数日、五十嵐さんが正式にプロダクションに所属するための準備をしていた。
そして遂に今日は五十嵐さんが東京に来る日だ。
P「いよいよ今日かあ」
鳥取を出発し、急いで東京に戻った僕は事務所で待っていた社長に五十嵐さんをスカウトしたことを伝えた。
期限ギリギリだったのにも関わらず、社長は笑顔で僕を出迎えてくれた。
君なら必ず成し遂げてみせると信じていたと言われた時には感動して思わず泣きそうになった。
シンデレラプロジェクトに参加してスカウトをしに行った他の第1芸能課のプロデューサー達も無事帰ってきたそうだ。
それから数日、五十嵐さんが正式にプロダクションに所属するための準備をしていた。
そして遂に今日は五十嵐さんが東京に来る日だ。
47: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:32:23.68 ID:endLyi5+0
ちひろ「たしか五十嵐響子ちゃんでしたよね。プロデューサーさんがスカウトした子の名前。なんでも鳥取まで行ってスカウトしてきたとか」
蛍光グリーンの事務服を着たこの女性は俺が346プロに入社した時からアシスタントとして支え続けてくれている千川ちひろさんだ。とても優しく、頼りがいのある人だ。
P「はい。明るくて家族思いな素敵な女の子ですよ。なかなかスカウトが上手くいかなくて落ち込んでいたんですけど、最後の最後で彼女に出会うことができましたから…それだけでもうあちこちを歩き回ったかいがあったというものですよ」
ちひろ「でもプロデューサーさんにそこまで想われているなんて、ちょっと妬けますね」クスッ
P「ち、ちひろさん!からかわないでくださいよ~」
ちひろ「ふふっ、ごめんなさい。プロデューサーさんをからかうと面白くて」
蛍光グリーンの事務服を着たこの女性は俺が346プロに入社した時からアシスタントとして支え続けてくれている千川ちひろさんだ。とても優しく、頼りがいのある人だ。
P「はい。明るくて家族思いな素敵な女の子ですよ。なかなかスカウトが上手くいかなくて落ち込んでいたんですけど、最後の最後で彼女に出会うことができましたから…それだけでもうあちこちを歩き回ったかいがあったというものですよ」
ちひろ「でもプロデューサーさんにそこまで想われているなんて、ちょっと妬けますね」クスッ
P「ち、ちひろさん!からかわないでくださいよ~」
ちひろ「ふふっ、ごめんなさい。プロデューサーさんをからかうと面白くて」
48: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:33:43.74 ID:endLyi5+0
ちひろ「今日は響子ちゃんに東京を案内する予定でしたね。」
P「ええ、まず女子寮に手荷物を置いてからですけど色々見て回ろうと考えています」
ちひろ「遠く離れたところから都会に来て心細いでしょうからPさんが責任をもってしっかりエスコートしてあげてくださいね」
P「はいっ!」
ちひろ「たしか響子ちゃんの乗った飛行機はあと1時間後に東京に到着でしたね」
P「そうですね。道が混雑して遅れるのは困りますし、そろそろ空港に行こうと思います」ガタッ
ちひろ「それがいいと思いますよ。事故に合わないよう気を付けて運転してくださいね」
P「ありがとうございます。それじゃあ行ってきます!」ガチャ
ちひろ「はい、いってらっしゃい」
P「ええ、まず女子寮に手荷物を置いてからですけど色々見て回ろうと考えています」
ちひろ「遠く離れたところから都会に来て心細いでしょうからPさんが責任をもってしっかりエスコートしてあげてくださいね」
P「はいっ!」
ちひろ「たしか響子ちゃんの乗った飛行機はあと1時間後に東京に到着でしたね」
P「そうですね。道が混雑して遅れるのは困りますし、そろそろ空港に行こうと思います」ガタッ
ちひろ「それがいいと思いますよ。事故に合わないよう気を付けて運転してくださいね」
P「ありがとうございます。それじゃあ行ってきます!」ガチャ
ちひろ「はい、いってらっしゃい」
49: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 16:34:09.67 ID:endLyi5+0
ちひろ「…いつも頑張っているなあPさん」
社長「彼がいなくなって寂しいかい?」
ちひろ「少しだけですけd って社長!何言っているんですか!!」
社長「いやいや、そんな取り残された子犬みたいな顔しているのを見るとつい」
社長「愛しの彼が他の女性とデート…私のアプローチには見向きもしないのに!みたいな」
ちひろ「プ、プロデューサーさんさんとはそういう関係じゃありません!私はアシスタントです!ア・シ・ス・タ・ン・ト!」ぷんすか
社長「はっはっは すまんすまん」すたすた
ちひろ「…」
ちひろ「鈍感なプロデューサーが気づくわけないじゃないですか」ボソッ
社長「彼がいなくなって寂しいかい?」
ちひろ「少しだけですけd って社長!何言っているんですか!!」
社長「いやいや、そんな取り残された子犬みたいな顔しているのを見るとつい」
社長「愛しの彼が他の女性とデート…私のアプローチには見向きもしないのに!みたいな」
ちひろ「プ、プロデューサーさんさんとはそういう関係じゃありません!私はアシスタントです!ア・シ・ス・タ・ン・ト!」ぷんすか
社長「はっはっは すまんすまん」すたすた
ちひろ「…」
ちひろ「鈍感なプロデューサーが気づくわけないじゃないですか」ボソッ
50: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:26:13.39 ID:endLyi5+0
~空港~
響子「うわぁ、人がたくさん!」
初めての飛行機にわくわくしながら搭乗して1時間ちょっと、遂に東京に着きました!
普段見上げていた空に浮かんでいた雲の上を飛んできたと思うと何だか不思議な気分になります。
響子「うわぁ、人がたくさん!」
初めての飛行機にわくわくしながら搭乗して1時間ちょっと、遂に東京に着きました!
普段見上げていた空に浮かんでいた雲の上を飛んできたと思うと何だか不思議な気分になります。
51: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:26:54.49 ID:endLyi5+0
響子「ええっと プロデューサーさんとの待ち合わせ場所はっと…」
P「お~い、五十嵐さ~ん」ぶんぶん
響子「あ!プロデューサーさん!」タッタッ
P「久しぶり。ってまだ1週間しかたってないか」タハハ
響子「1週間もですよ!毎日どきどきわくわくして中々眠れなかったんですから。」オヒサシブリデス!
P「ははは アイドルを始めればそれ以上のワクワクが待ってるさ」
P「こんなところで立ち話するのもなんだし、早速移動しようか。今日はいろいろ案内したいところがあるんだ」
響子「おお~楽しみです♪早く行きましょうっ」
P「お~い、五十嵐さ~ん」ぶんぶん
響子「あ!プロデューサーさん!」タッタッ
P「久しぶり。ってまだ1週間しかたってないか」タハハ
響子「1週間もですよ!毎日どきどきわくわくして中々眠れなかったんですから。」オヒサシブリデス!
P「ははは アイドルを始めればそれ以上のワクワクが待ってるさ」
P「こんなところで立ち話するのもなんだし、早速移動しようか。今日はいろいろ案内したいところがあるんだ」
響子「おお~楽しみです♪早く行きましょうっ」
52: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:27:24.80 ID:endLyi5+0
~車の中~
響子「最初はどこから行く予定なんですか?プロデューサーさん」
P「まずこれから住むことになる女子寮に向かうよ。引っ越し作業はもう終わっているらしいからとりあえず手荷物だけを置きにね」
響子「なるほど~」
P「今日1日、結構忙しいけど大丈夫か?」
響子「大丈夫ですよっ 伊達に一家のお姉ちゃんしていたわけじゃありませんから!」
P「ははは 頼もしいな」
響子「最初はどこから行く予定なんですか?プロデューサーさん」
P「まずこれから住むことになる女子寮に向かうよ。引っ越し作業はもう終わっているらしいからとりあえず手荷物だけを置きにね」
響子「なるほど~」
P「今日1日、結構忙しいけど大丈夫か?」
響子「大丈夫ですよっ 伊達に一家のお姉ちゃんしていたわけじゃありませんから!」
P「ははは 頼もしいな」
53: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:28:09.73 ID:endLyi5+0
~女子寮前~
P「ここが女子寮だよ」
響子「おお~綺麗な建物ですね」
P「シンデレラプロジェクトのために新築された寮だからな。出来立てホヤホヤってやつさ」
響子「ということはアイドルの先輩たちも住んでいるんですよね」
P「入居人はまだ少ないけどね」
響子「な、なんだか緊張してきました」
P「みんないい子達だから大丈夫だよ。きっと歓迎してくれる。さ、行こうか」
響子「は、はいっ」
P「ここが女子寮だよ」
響子「おお~綺麗な建物ですね」
P「シンデレラプロジェクトのために新築された寮だからな。出来立てホヤホヤってやつさ」
響子「ということはアイドルの先輩たちも住んでいるんですよね」
P「入居人はまだ少ないけどね」
響子「な、なんだか緊張してきました」
P「みんないい子達だから大丈夫だよ。きっと歓迎してくれる。さ、行こうか」
響子「は、はいっ」
54: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:29:34.68 ID:endLyi5+0
~女子寮~
??「あっ こんにちは!Pさん」
P「こんにちは、相葉さん。今日も元気そうだな。」
花のような笑顔で俺たちを迎えてくれたのは346プロ所属の新人アイドル、相葉夕美だ。
彼女は花が大好きな18歳の女の子で同僚のプロデューサーが公園でスカウトしてきたらしい。部屋の模様替えを一新したいという理由で先日この女子寮に引っ越してきたそうだ。
夕美「え~と、あなたは…あっ!もしかして今日女子寮に来る予定の新しいアイドルの子?」
響子「はっ、はじめまして!今日からこの女子寮でお世話になる五十嵐響子ですっ。しゅ、趣味は家事全般です!よろしくお願いしますっ」
夕美「うんっ、はじめまして!私の名前は相葉夕美だよ。趣味はガーデニングかなっ。これからよろしくね!」
??「あっ こんにちは!Pさん」
P「こんにちは、相葉さん。今日も元気そうだな。」
花のような笑顔で俺たちを迎えてくれたのは346プロ所属の新人アイドル、相葉夕美だ。
彼女は花が大好きな18歳の女の子で同僚のプロデューサーが公園でスカウトしてきたらしい。部屋の模様替えを一新したいという理由で先日この女子寮に引っ越してきたそうだ。
夕美「え~と、あなたは…あっ!もしかして今日女子寮に来る予定の新しいアイドルの子?」
響子「はっ、はじめまして!今日からこの女子寮でお世話になる五十嵐響子ですっ。しゅ、趣味は家事全般です!よろしくお願いしますっ」
夕美「うんっ、はじめまして!私の名前は相葉夕美だよ。趣味はガーデニングかなっ。これからよろしくね!」
55: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:30:40.75 ID:endLyi5+0
響子「はいっ 夕美先輩!」
夕美「夕美でいいよっ。でもうれしいな。私もまだアイドルになったばかりだから右も左もわからなくて…えへへ仲良くしてね」
響子「こちらこそ!」
二人とも仲良くなれそうだな。よかったよかった。
P「玄関口にいたってことはもしかして出かけるところだったのか?」
夕美「うんっ少し買い出しに行こうと思ってたんだ~ ね、志希ちゃん♪…あれっ、いない!?さっきまでいたのに!」
夕美「夕美でいいよっ。でもうれしいな。私もまだアイドルになったばかりだから右も左もわからなくて…えへへ仲良くしてね」
響子「こちらこそ!」
二人とも仲良くなれそうだな。よかったよかった。
P「玄関口にいたってことはもしかして出かけるところだったのか?」
夕美「うんっ少し買い出しに行こうと思ってたんだ~ ね、志希ちゃん♪…あれっ、いない!?さっきまでいたのに!」
56: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:31:34.27 ID:endLyi5+0
P「一ノ瀬さん…また失踪したのか…買い出しって今晩の“アレ”のだよな?」
夕美「うん…でも平気だよっ。少し足りなかったものを買いに行くだけだから!」
P「そうか…悪いな、任せちゃって」
夕美「全然大丈夫だよ~みんな今日を楽しみにしていたんだから!」
P「ああ、ありがとう。一ノ瀬さんを見かけたら相葉さんは買い物に行ったって伝えておくよ」
夕美「よろしくね。それじゃあ響子ちゃん、また後でっ」ぱたぱた
響子「はいっ いってらっしゃい!」
夕美「うん…でも平気だよっ。少し足りなかったものを買いに行くだけだから!」
P「そうか…悪いな、任せちゃって」
夕美「全然大丈夫だよ~みんな今日を楽しみにしていたんだから!」
P「ああ、ありがとう。一ノ瀬さんを見かけたら相葉さんは買い物に行ったって伝えておくよ」
夕美「よろしくね。それじゃあ響子ちゃん、また後でっ」ぱたぱた
響子「はいっ いってらっしゃい!」
57: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:32:34.59 ID:endLyi5+0
??「」コソコソ
響子「優しそうな人だったなあ… ??「ツンツン♪」へ?」クルッ
??「ばあっ!」ガバッ
響子「きゃあ!」
??「クンカクンカ…う~ん女の子のいい匂い♪」
響子「え?え?」あせあせ
P「一ノ瀬さん!?いつからそこに!?」
響子に抱き着いてクンカクンカしているのは同じく346プロ所属のアイドル、一ノ瀬志希だ。
彼女も相葉さんと同じ18歳の女の子でまた別の同僚のプロデューサーが街でスカウトしたそうだ。(というか勝手に付いてきていたらしい)
失踪癖があるらしく、あいつもよくぼやいていたっけ…
響子「優しそうな人だったなあ… ??「ツンツン♪」へ?」クルッ
??「ばあっ!」ガバッ
響子「きゃあ!」
??「クンカクンカ…う~ん女の子のいい匂い♪」
響子「え?え?」あせあせ
P「一ノ瀬さん!?いつからそこに!?」
響子に抱き着いてクンカクンカしているのは同じく346プロ所属のアイドル、一ノ瀬志希だ。
彼女も相葉さんと同じ18歳の女の子でまた別の同僚のプロデューサーが街でスカウトしたそうだ。(というか勝手に付いてきていたらしい)
失踪癖があるらしく、あいつもよくぼやいていたっけ…
58: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:33:33.16 ID:endLyi5+0
志希「う~ん10分くらい前からかな~」パッ
P「ずっと隠れていたのか…」
志希「どうも~ 一ノ瀬志希だよー。趣味は観察・アヤシイ実験かなあ~。よろしくね~♪」
響子「ええと、私の名前は五十嵐響子ですっ。趣味は家事全般です!よろしくお願いします!」
志希「うんうん、知ってる~ 鳥取出身なんだよね~」
P「あれ、なんで知ってるんだ?」
志希「そりゃあしきちゃんはギフテッドだからね~」
P「はぁ…相葉さんが君のこと、探していたぞ」
志希「ダイジョブ、ダイジョブ~今から追いかけるからさー」
P「ずっと隠れていたのか…」
志希「どうも~ 一ノ瀬志希だよー。趣味は観察・アヤシイ実験かなあ~。よろしくね~♪」
響子「ええと、私の名前は五十嵐響子ですっ。趣味は家事全般です!よろしくお願いします!」
志希「うんうん、知ってる~ 鳥取出身なんだよね~」
P「あれ、なんで知ってるんだ?」
志希「そりゃあしきちゃんはギフテッドだからね~」
P「はぁ…相葉さんが君のこと、探していたぞ」
志希「ダイジョブ、ダイジョブ~今から追いかけるからさー」
59: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 19:33:59.80 ID:endLyi5+0
P「場所はわかるのか?」
志希「モチロン!わかるよー!夕美ちゃんのライラックな残り香を辿っていけばあっという間さ~」
響子「おお~アイドルってすごい…」
志希「にゃはは~♪それほどでもあるかな~」
P「アイドルは関係ないと思うぞ…」
志希「いいスメルもいっぱい嗅げたしそろそろ行くね~二人とも、バ~イ♪」とことこ
響子「ま、またねー!」
響子「志希ちゃん…かあ 面白い人ですねっ」
P「ホント、退屈しないな。此処は…」
志希「モチロン!わかるよー!夕美ちゃんのライラックな残り香を辿っていけばあっという間さ~」
響子「おお~アイドルってすごい…」
志希「にゃはは~♪それほどでもあるかな~」
P「アイドルは関係ないと思うぞ…」
志希「いいスメルもいっぱい嗅げたしそろそろ行くね~二人とも、バ~イ♪」とことこ
響子「ま、またねー!」
響子「志希ちゃん…かあ 面白い人ですねっ」
P「ホント、退屈しないな。此処は…」
60: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:32:32.70 ID:endLyi5+0
P「ここが五十嵐さんの部屋だよ」
響子「うわー!」
志希ちゃんと別れた後、プロデューサーさんに部屋まで案内してもらいました。
一人暮らしをするには十分な広さで、日当たりもよく、居心地のよさそうな部屋でした。
ベランダがあるので洗濯物もしっかり干せそうです。キッチンも広めなスペースに設計されているのでお料理もはかどりそう
響子「うわー!」
志希ちゃんと別れた後、プロデューサーさんに部屋まで案内してもらいました。
一人暮らしをするには十分な広さで、日当たりもよく、居心地のよさそうな部屋でした。
ベランダがあるので洗濯物もしっかり干せそうです。キッチンも広めなスペースに設計されているのでお料理もはかどりそう
61: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:34:01.10 ID:endLyi5+0
響子「素敵な場所ですね!」
P「周囲のインフラも充実してるし、事務所も近い。結構いい立地していると思うよ。」
手荷物として持ってきたキャリーバックを置き、中から必要最低限の物だけを取り出して準備完了!
P「それじゃあ行こうか」
響子「行きましょうっ」
P「周囲のインフラも充実してるし、事務所も近い。結構いい立地していると思うよ。」
手荷物として持ってきたキャリーバックを置き、中から必要最低限の物だけを取り出して準備完了!
P「それじゃあ行こうか」
響子「行きましょうっ」
62: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:34:35.05 ID:endLyi5+0
それから私とプロデューサーは色々なところを見て回りました。
生活用品を揃えるのに便利なスーパーや転入先の学校、バスや電車の乗り場などなど。
街には鳥取とは比較にならないほど多くの建物が立ち並び、たくさんの人が行き交っていて自分が大都会にやって来たことを強く実感できました。
そして…
63: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:35:28.18 ID:endLyi5+0
~346プロ前~
P「さあ、着いた。ここが346プロだよ」
響子「大きな建物ですね…」
P「中はいろいろな部署に分かれていてね、僕と五十嵐さんはアイドル部門の第1芸能課所属になるよ。」
響子「第1芸能課…ですか?」
P「ああ、アイドル部門には複数の課があってね、相葉さんや一ノ瀬さんも第1芸能課所属だよ。だから今後、事務所で顔を合わせることも多いだろうね」
響子「そうだったんですか」
P「新設されたばかりだからどの課もまだ所属アイドルは少ないけどね」
P「さあ、着いた。ここが346プロだよ」
響子「大きな建物ですね…」
P「中はいろいろな部署に分かれていてね、僕と五十嵐さんはアイドル部門の第1芸能課所属になるよ。」
響子「第1芸能課…ですか?」
P「ああ、アイドル部門には複数の課があってね、相葉さんや一ノ瀬さんも第1芸能課所属だよ。だから今後、事務所で顔を合わせることも多いだろうね」
響子「そうだったんですか」
P「新設されたばかりだからどの課もまだ所属アイドルは少ないけどね」
64: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:36:07.05 ID:endLyi5+0
P「さ、行こうか」
響子「よ、よ~し。気合入れていきますよ~」ブルブル
P「緊張しないでっていうのは無理な話かもしれないけど、心配はしなくていいからね。社長もアシスタントさんも優しいひとだから。それに…」
響子「それに…?」
P「言ったろ?僕がずっと支えるって。二人一緒なら恐いものなんてないさ!」
響子「! はいっ♪」
響子「よ、よ~し。気合入れていきますよ~」ブルブル
P「緊張しないでっていうのは無理な話かもしれないけど、心配はしなくていいからね。社長もアシスタントさんも優しいひとだから。それに…」
響子「それに…?」
P「言ったろ?僕がずっと支えるって。二人一緒なら恐いものなんてないさ!」
響子「! はいっ♪」
65: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:36:48.88 ID:endLyi5+0
~346プロ 第1芸能課~
P「ただいま戻りました!」
響子「し、失礼しますっ」
ちひろ「おかえりなさい、プロデューサーさん。それと、響子ちゃんですね。ようこそ、第1芸能課へ!」
社長「彼女が響子くんか…ほうほう」そわそわ
響子「五十嵐響子です!今日から346プロダクションでお世話になりますっよろしくお願いします♪」
ちひろ「こちらこそ。よろしくお願いしますね」
社長「明るくて結構結構!よくやったぞ!Pくんっ」そわそわ
ちひろ「社長、少し落ち着いてください。響子ちゃんやプロデューサーさんもお疲れでしょう、ソファにでも座ってくつろいでいてください。今お茶を出しますから。」
P「ありがとうございます。ちひろさん」
響子「お気遣いありがとうございますっ。」
P「ただいま戻りました!」
響子「し、失礼しますっ」
ちひろ「おかえりなさい、プロデューサーさん。それと、響子ちゃんですね。ようこそ、第1芸能課へ!」
社長「彼女が響子くんか…ほうほう」そわそわ
響子「五十嵐響子です!今日から346プロダクションでお世話になりますっよろしくお願いします♪」
ちひろ「こちらこそ。よろしくお願いしますね」
社長「明るくて結構結構!よくやったぞ!Pくんっ」そわそわ
ちひろ「社長、少し落ち着いてください。響子ちゃんやプロデューサーさんもお疲れでしょう、ソファにでも座ってくつろいでいてください。今お茶を出しますから。」
P「ありがとうございます。ちひろさん」
響子「お気遣いありがとうございますっ。」
66: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:38:01.85 ID:endLyi5+0
社長「さて、そろそろ落ち着いた頃だろう。始めようか」
ちひろさんに出してもらったお茶を飲み終えた私とプロデューサーさんはソファに座り、テーブルを挟んで同じくソファに座っている社長と向き合っていました。
社長は私の目をしっかりと見据え、さっきまでの温厚さは消え、威厳のある声で語り始めました。
67: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:39:30.56 ID:endLyi5+0
社長「世はまさにアイドル時代。あらゆるプロダクションからアイドルが生まれてきた。そんな時代の流れに我が346プロも遅れてはならない。そこで私は新たにアイドル部門を作り、シンデレラプロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトによって、新たな時代を象徴するシンデレラを誕生させる!これが私の願い…いや、民衆の望みなのだ」
社長「トップアイドルへの道は楽しいことばかりではない…辛く、厳しいこともあるだろう。五十嵐響子くん、君にはその“覚悟”があるかい?」
社長「トップアイドルへの道は楽しいことばかりではない…辛く、厳しいこともあるだろう。五十嵐響子くん、君にはその“覚悟”があるかい?」
68: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:40:25.91 ID:endLyi5+0
響子「あります」
社長「ほう、即答かね。その心は?」
響子「私は…家事が少し上手いだけの普通の女の子です。今でも自分がスカウトされたのが信じられないくらいです」
社長「…」
響子「でも私は独りじゃありません。応援してくれる家族や友達、そしてなりより…こんな私をずっと支えてくれるって約束してくれた“人”がいるんです」
P(響子…)
ちひろ(…)
響子「だから私っ、みんなに笑顔を届ける素敵なアイドルになりたいです!」
社長「ほう、即答かね。その心は?」
響子「私は…家事が少し上手いだけの普通の女の子です。今でも自分がスカウトされたのが信じられないくらいです」
社長「…」
響子「でも私は独りじゃありません。応援してくれる家族や友達、そしてなりより…こんな私をずっと支えてくれるって約束してくれた“人”がいるんです」
P(響子…)
ちひろ(…)
響子「だから私っ、みんなに笑顔を届ける素敵なアイドルになりたいです!」
69: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:41:10.24 ID:endLyi5+0
社長「Pくん、素晴らしい子を見つけたな」
P「社長…!」
社長「響子くんっ!!!」
響子「はいっ!」
社長「本日より君は我が346プロダクションの一員だ!これからよろしく頼むよ~」
響子「あ、ありがとうございます!」
社長「さあ、新たなアイドルの誕生だっ!!」
P「社長…!」
社長「響子くんっ!!!」
響子「はいっ!」
社長「本日より君は我が346プロダクションの一員だ!これからよろしく頼むよ~」
響子「あ、ありがとうございます!」
社長「さあ、新たなアイドルの誕生だっ!!」
70: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:41:51.33 ID:endLyi5+0
346プロのアイドルとして正式に所属となった私は今、プロデューサーさんに女子寮まで送ってもらっていました。
~車の中~
P「よく頑張ったな。いろいろあって疲れただろう」
響子「はい、もうおなかペコペコですよ~」
P「はは まあこれで五十嵐さんは正式にアイドルとして認められたってわけだ」
響子「アイドルかあ」
P「まだ実感はないか?」
響子「はい…なんだかまだ夢の中でフワフワしているみたいで」
P「まあアイドルとしての実感はおのずと湧いてくるものさ。まだ始まったばかりだしね」
響子「そうなんでしょうか?」
P「ああ、っと女子寮に着いたぞ」
~車の中~
P「よく頑張ったな。いろいろあって疲れただろう」
響子「はい、もうおなかペコペコですよ~」
P「はは まあこれで五十嵐さんは正式にアイドルとして認められたってわけだ」
響子「アイドルかあ」
P「まだ実感はないか?」
響子「はい…なんだかまだ夢の中でフワフワしているみたいで」
P「まあアイドルとしての実感はおのずと湧いてくるものさ。まだ始まったばかりだしね」
響子「そうなんでしょうか?」
P「ああ、っと女子寮に着いたぞ」
71: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:42:23.69 ID:endLyi5+0
~女子寮前~
響子「今日は本当にありがとうございました!」
P「こちらこそ。響子も1日よく頑張ったな」
響子「プロデューサーさんももうお帰りですか?」
P「いや、もう少しだけ事務所に用があってな。それが終わってからかな」
響子「そうなんですか…無理しないでくださいね」
P「大丈夫大丈夫、響子も体に気をつけるんだよ。明日から忙しくなるぞ~」
P「今日はお疲れ様。みんなが寮で待ってるよ」
響子「? お疲れさまでした!」
響子「今日は本当にありがとうございました!」
P「こちらこそ。響子も1日よく頑張ったな」
響子「プロデューサーさんももうお帰りですか?」
P「いや、もう少しだけ事務所に用があってな。それが終わってからかな」
響子「そうなんですか…無理しないでくださいね」
P「大丈夫大丈夫、響子も体に気をつけるんだよ。明日から忙しくなるぞ~」
P「今日はお疲れ様。みんなが寮で待ってるよ」
響子「? お疲れさまでした!」
72: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:43:19.68 ID:endLyi5+0
~女子寮~
夕美「あっ響子ちゃん!おかえりっ」
志希「にゃはは~おつかれ~」
響子「夕美さんに志希ちゃん!?これは!」
プロデューサーさんと別れ、女子寮に入ると夕美さんと志希ちゃんがたくさんのごちそうやデザートを用意して待ってくれていた。
夕美「あっ響子ちゃん!おかえりっ」
志希「にゃはは~おつかれ~」
響子「夕美さんに志希ちゃん!?これは!」
プロデューサーさんと別れ、女子寮に入ると夕美さんと志希ちゃんがたくさんのごちそうやデザートを用意して待ってくれていた。
73: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:43:45.12 ID:endLyi5+0
夕美「ふふっ、驚いたかな?今夜は響子ちゃん歓迎パーティーだよっ」
志希「うんうん♪新しいオトモダチ誕生の記念日だからねー。しきちゃんも準備頑張っちゃったゾ~」
響子「二人とも…ありがとう!」
夕美「えへへっ、どういたしまして!結構上手くできたと思うから食べて食べて!」
志希「夕美ちゃん夕美ちゃん もう食べていいよねいいよね!もうおなかがペコペコだよ~」そわそわそわ
夕美「ちゃんと手を洗ってからだよ」
志希「やったぜ。」
志希「うんうん♪新しいオトモダチ誕生の記念日だからねー。しきちゃんも準備頑張っちゃったゾ~」
響子「二人とも…ありがとう!」
夕美「えへへっ、どういたしまして!結構上手くできたと思うから食べて食べて!」
志希「夕美ちゃん夕美ちゃん もう食べていいよねいいよね!もうおなかがペコペコだよ~」そわそわそわ
夕美「ちゃんと手を洗ってからだよ」
志希「やったぜ。」
74: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:44:22.49 ID:endLyi5+0
それから、3人で歓迎パーティーを楽しみました。2人が用意してくれたごちそうはとても美味しかったです!
夕美ちゃんいわく、胃袋を掴むことこそ勝利の近道だそうです。私も負けていられませんねっ。
プロデューサーさんも一緒に食べられたらよかったのになあ
夕美ちゃんいわく、胃袋を掴むことこそ勝利の近道だそうです。私も負けていられませんねっ。
プロデューサーさんも一緒に食べられたらよかったのになあ
75: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:45:42.31 ID:endLyi5+0
~346プロ 第1芸能課~
P「ふぃ~こんなものかな」
仕事が一区切りつき、パソコンのキーボードから手を放す。五十嵐さんを寮まで送ってから事務所に戻り、3時間ほど経過していた。
夕美P「よっ、終わったようだな」
P「おう、そっちもお疲れ」
P「ふぃ~こんなものかな」
仕事が一区切りつき、パソコンのキーボードから手を放す。五十嵐さんを寮まで送ってから事務所に戻り、3時間ほど経過していた。
夕美P「よっ、終わったようだな」
P「おう、そっちもお疲れ」
76: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:46:10.40 ID:endLyi5+0
夕美P「たしか今日新しく入ってきた子…響子ちゃんだったか。寮で歓迎会しているらしいじゃないか。夕美ちゃんに聞いたぞ~Pがしようって提案したんだろ?」
P「ああ、遠いところから単身で東京まで来て心細いと思ってな。相葉さんと一ノ瀬さんならきっとすぐ仲良くなれそうだろ?」
夕美P「せっかくならお前も参加すればよかったのに。今日の分のノルマ、もう終わらせていたんだろう?」
P「他のプロデューサーやちひろさんが頑張っているのに、俺だけが仕事しないわけにはいかないよ」
夕美P「まったく…まじめなやつだなあ。響子ちゃんってどんな子なんだ?」
P「明るくて、優しい女の子さ。表情の一つ一つがとっても素敵なんだ。ステージの上に立つのが今から楽しみだよ」
夕美P「ぞっこんだなあ」
P「そっちも人のこと言えないだろう」
P「ああ、遠いところから単身で東京まで来て心細いと思ってな。相葉さんと一ノ瀬さんならきっとすぐ仲良くなれそうだろ?」
夕美P「せっかくならお前も参加すればよかったのに。今日の分のノルマ、もう終わらせていたんだろう?」
P「他のプロデューサーやちひろさんが頑張っているのに、俺だけが仕事しないわけにはいかないよ」
夕美P「まったく…まじめなやつだなあ。響子ちゃんってどんな子なんだ?」
P「明るくて、優しい女の子さ。表情の一つ一つがとっても素敵なんだ。ステージの上に立つのが今から楽しみだよ」
夕美P「ぞっこんだなあ」
P「そっちも人のこと言えないだろう」
77: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:46:53.63 ID:endLyi5+0
夕美P「勿論!アイドルのプロデューサーっていうのは自分の担当が世界で一番かわいいって思っているものさ。担当が成長していく姿に目が離せない」
夕美P「お前もそうだろ?志希P」
志希P「俺の場合、別の意味で目が離せないよ…相手側の顔合わせの時間3分前に失踪した時はどうしようと思ったことか」きりきり
夕美P「ええっと…なんかすまん」
P「大変そうだな…」
夕美P「ま、まあ!何はともあれ、これから忙しくなるぞ。今はひとりだけど、俺たちの担当アイドルも増えていくだろうからな」
夕美P「お前もそうだろ?志希P」
志希P「俺の場合、別の意味で目が離せないよ…相手側の顔合わせの時間3分前に失踪した時はどうしようと思ったことか」きりきり
夕美P「ええっと…なんかすまん」
P「大変そうだな…」
夕美P「ま、まあ!何はともあれ、これから忙しくなるぞ。今はひとりだけど、俺たちの担当アイドルも増えていくだろうからな」
78: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:49:14.06 ID:endLyi5+0
志希P「別の部署から新しい人員が転属してくるって話もあるしな」
P「そうだったのか?知らなかった…」
志希P「ふっふっふっ 情報を制するものこそ、戦いを制するものさ」メガネクイッ
夕美P「いつも志希ちゃんに振り回されているやつがよく言うぜ~」
志希P「なんだとー!!」
ギャーギャー ワーワー
ちひろ「夕美Pさんに志希Pさん!静かにしてください、何時だと思っているんですか!!」
夕美P、志希P「「すいませんでした」」
P「ははは…」
P(そうだ…五十嵐さんだけじゃなくて、僕にとってもここからがスタートなんだ)
P「頑張らないとな…」ボソッ
P「そうだったのか?知らなかった…」
志希P「ふっふっふっ 情報を制するものこそ、戦いを制するものさ」メガネクイッ
夕美P「いつも志希ちゃんに振り回されているやつがよく言うぜ~」
志希P「なんだとー!!」
ギャーギャー ワーワー
ちひろ「夕美Pさんに志希Pさん!静かにしてください、何時だと思っているんですか!!」
夕美P、志希P「「すいませんでした」」
P「ははは…」
P(そうだ…五十嵐さんだけじゃなくて、僕にとってもここからがスタートなんだ)
P「頑張らないとな…」ボソッ
79: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:52:31.86 ID:endLyi5+0
私が東京に来た次の日からアイドル候補生として、目まぐるしく日々が過ぎていきました。
新しい高校での学校生活、宣材写真の撮影、トレーナーさんによるボーカル・ビジュアル・ダンスレッスン、お世話になる人たちへの挨拶回りなどなど。
とっても忙しくて大変だったけど充実した毎日でした。
そして、遂に私のアイドルとしてのデビューの日が訪れました。
新しい高校での学校生活、宣材写真の撮影、トレーナーさんによるボーカル・ビジュアル・ダンスレッスン、お世話になる人たちへの挨拶回りなどなど。
とっても忙しくて大変だったけど充実した毎日でした。
そして、遂に私のアイドルとしてのデビューの日が訪れました。
80: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:54:52.62 ID:endLyi5+0
~デビュー当日 舞台袖~
響子「もうすぐライブ…集中集中…」そわそわ そわそわ
P「お~い、五十嵐さん。調子はどうだー」ガチャ
響子「ぷ、プロデューサーさん」そわそわそわそわ
P「うおっ、五十嵐さん。落ち着いて」
響子「す、すいません。今日の為に今までいっぱい頑張ってきましたけど…私にとって、初めてのライブだから…本当に観に来てくれる方、いるんでしょうか」
P「五十嵐さん…」
響子「ううん、お客さんで席が埋まったとして、私、みなさんを満足させることができるんでしょうか?」
響子「たくさんの人が会場の準備をしてくれて、プロデューサーさんには素敵な歌や衣装まで用意してもらったのに、もし、うまくできなかったら、どうしようって、不安で不安でたまらなくなってしまって…」ガタガタ
響子「もうすぐライブ…集中集中…」そわそわ そわそわ
P「お~い、五十嵐さん。調子はどうだー」ガチャ
響子「ぷ、プロデューサーさん」そわそわそわそわ
P「うおっ、五十嵐さん。落ち着いて」
響子「す、すいません。今日の為に今までいっぱい頑張ってきましたけど…私にとって、初めてのライブだから…本当に観に来てくれる方、いるんでしょうか」
P「五十嵐さん…」
響子「ううん、お客さんで席が埋まったとして、私、みなさんを満足させることができるんでしょうか?」
響子「たくさんの人が会場の準備をしてくれて、プロデューサーさんには素敵な歌や衣装まで用意してもらったのに、もし、うまくできなかったら、どうしようって、不安で不安でたまらなくなってしまって…」ガタガタ
81: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:55:21.28 ID:endLyi5+0
P「…」
P「実は、五十嵐さんに渡したいものがあるんだ」
響子「これは…手紙?」
手紙を開くとそこには短くもたくさんの想いが込められた家族からのメッセージが綴られていました。
(遂にアイドルとしてデビューするそうじゃないか、でも肩に力をいれたらだめだぞ。一生懸命歌えばきっと上手くいくさ by父)
(響子姉ちゃんもうデビューするんだって!?凄いな!頑張れよ! by長男)
(お姉ちゃんなら絶対成功するよ。だって世界で一番かわいいお姉ちゃんだもん! 次女より)
(デビューおめでとー!!!わたし、学校の友達に自慢しちゃった!!目指せ最強のお姉ちゃんアイドルだよっ 三女より)
(デビューすげーな!ねえちゃん CDでたらいっぱいきくよ by次男)
(デビューおめでとう。今からライブ本番かしら。心配しなくても大丈夫、貴方は私の自慢の娘よ。家族みんなが貴方を応援してるわ。ママより)
P「実は、五十嵐さんに渡したいものがあるんだ」
響子「これは…手紙?」
手紙を開くとそこには短くもたくさんの想いが込められた家族からのメッセージが綴られていました。
(遂にアイドルとしてデビューするそうじゃないか、でも肩に力をいれたらだめだぞ。一生懸命歌えばきっと上手くいくさ by父)
(響子姉ちゃんもうデビューするんだって!?凄いな!頑張れよ! by長男)
(お姉ちゃんなら絶対成功するよ。だって世界で一番かわいいお姉ちゃんだもん! 次女より)
(デビューおめでとー!!!わたし、学校の友達に自慢しちゃった!!目指せ最強のお姉ちゃんアイドルだよっ 三女より)
(デビューすげーな!ねえちゃん CDでたらいっぱいきくよ by次男)
(デビューおめでとう。今からライブ本番かしら。心配しなくても大丈夫、貴方は私の自慢の娘よ。家族みんなが貴方を応援してるわ。ママより)
82: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:55:57.40 ID:endLyi5+0
響子「み、みんな…ぐすっ」
P「遠く離れていても、ちゃんと五十嵐さんのことを想っている人がいるんだ。五十嵐さんなら絶対大丈夫さ。それに…」スッ
響子「ぷ、プロデューサーさん///?」
P「僕がずっとそばで見てるよ。だから五十嵐さんはひとりじゃない」なでなで
響子「!」ドキッ
P「そろそろ時間だな…いっておいで五十嵐さん」スッ
響子「…響子」
P「へ?」
P「遠く離れていても、ちゃんと五十嵐さんのことを想っている人がいるんだ。五十嵐さんなら絶対大丈夫さ。それに…」スッ
響子「ぷ、プロデューサーさん///?」
P「僕がずっとそばで見てるよ。だから五十嵐さんはひとりじゃない」なでなで
響子「!」ドキッ
P「そろそろ時間だな…いっておいで五十嵐さん」スッ
響子「…響子」
P「へ?」
83: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 21:56:51.89 ID:endLyi5+0
響子「響子って呼んでください。そうしたら、きっと頑張れると思うんです」
P「え、え~と」あせあせ
響子「ダメ…ですか?」
P「うっ、わ、わかったよ」ドキッ
P「いっておいで、き、響子」
響子「はいっ!!行ってきますっ、プロデューサーさん!!!」ダッ
P「…あの上目遣いは反則だろぉ」ドキドキ
響子が出ていった途端、会場が割れんばかりの歓声が舞台袖まで届いてきた。衣装に身を包み、最高の笑顔で誰よりもステージの上で輝く姿はまさしく…シンデレラのようだった
P「え、え~と」あせあせ
響子「ダメ…ですか?」
P「うっ、わ、わかったよ」ドキッ
P「いっておいで、き、響子」
響子「はいっ!!行ってきますっ、プロデューサーさん!!!」ダッ
P「…あの上目遣いは反則だろぉ」ドキドキ
響子が出ていった途端、会場が割れんばかりの歓声が舞台袖まで届いてきた。衣装に身を包み、最高の笑顔で誰よりもステージの上で輝く姿はまさしく…シンデレラのようだった
84: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 22:03:08.91 ID:endLyi5+0
響子「会場のみなさ~ん!はじめましてっ、五十嵐響子です!今日は私のデビューライブに来てくれてありがとうございます!!一生懸命歌いますので、応援よろしくお願いしまーす!!!」
終わり
終わり
85: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 22:07:35.30 ID:endLyi5+0
以上で終わりです。今まで読み専だったので、自分でssを書くのは新鮮で楽しかったです。ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました!
87: ◆UpHOrkEMJ2 2018/08/29(水) 22:12:33.81 ID:endLyi5+0
次はアホ毛がかわいいあの子をメインにしたSSを書いてみたいです。もし見かけた時はよろしくお願いします!
引用元: モバP「未来のお嫁さん?」響子「はい!」
【モバマスSS】雪美「千秋……おねえちゃん……」
2018-08-30
1: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:10:09.16 ID:B1+eKGaM0
――事務所
P「しまったなー……」
ちひろ「どうしたんですか?」
P「雪美のお仕事とこずえのお仕事の時間が丸被りしちゃいまして」
ちひろ「ええ、そうでしたね。でも、それがどうかしたんですか?」
P「どっちか見てやれる人、今いないんですよ」
ちひろ「……え」
P「しまったなー……」
ちひろ「どうしたんですか?」
P「雪美のお仕事とこずえのお仕事の時間が丸被りしちゃいまして」
ちひろ「ええ、そうでしたね。でも、それがどうかしたんですか?」
P「どっちか見てやれる人、今いないんですよ」
ちひろ「……え」
2: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:10:49.20 ID:B1+eKGaM0
P「友紀に来てもらうよう頼んでたんですけど、あいつ、昨日キャッツが惨敗したからってヤケ酒しちゃって」
ちひろ「あー、目に浮かびますわ……。それで二日酔いで倒れているんですね?」
P「その通りです。33-4とかいうアホみたいな点差だったので怒るに怒れず……」
ちひろ「阪神は関係ないですよ?」
P「他の子は軒並み学校で今頼めないし、ちひろさんもここを留守番してもらわないといけない……となると……」
ちひろ「電話すればすぐに駆けつけてくれそうな人、心当たりありますけどね」
P「ですよね。なのでちょっと電話を……」
ガチャ
千秋「その必要は無いわ!!」
P・ちひろ「「!!??」」
ちひろ「あー、目に浮かびますわ……。それで二日酔いで倒れているんですね?」
P「その通りです。33-4とかいうアホみたいな点差だったので怒るに怒れず……」
ちひろ「阪神は関係ないですよ?」
P「他の子は軒並み学校で今頼めないし、ちひろさんもここを留守番してもらわないといけない……となると……」
ちひろ「電話すればすぐに駆けつけてくれそうな人、心当たりありますけどね」
P「ですよね。なのでちょっと電話を……」
ガチャ
千秋「その必要は無いわ!!」
P・ちひろ「「!!??」」
3: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:15:55.56 ID:B1+eKGaM0
千秋「話は聞かせてもらったわ。私が雪美の付き添いをしましょう」
P「お前……大学はどうしたんだ?」
千秋「こんなピンチに暢気に出ていられる訳ないじゃない!」
P「さては自主休講したなお前! というかタイミング良すぎだろ!」
千秋「ふふっ……たまたま昨日の野球の結果を目にして、雪美がピンチになる予感を感じてね……」
P「なるほど、納得した」
千秋「ふふふふふふ……私は、この時を待ち望んでいたのよ……」
P「……分かりきってるけど聞いてやろう。"この時"って?」
千秋「雪美とのデートよ!!!!」
P「デートって言い切りやがった!」
P「お前……大学はどうしたんだ?」
千秋「こんなピンチに暢気に出ていられる訳ないじゃない!」
P「さては自主休講したなお前! というかタイミング良すぎだろ!」
千秋「ふふっ……たまたま昨日の野球の結果を目にして、雪美がピンチになる予感を感じてね……」
P「なるほど、納得した」
千秋「ふふふふふふ……私は、この時を待ち望んでいたのよ……」
P「……分かりきってるけど聞いてやろう。"この時"って?」
千秋「雪美とのデートよ!!!!」
P「デートって言い切りやがった!」
4: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:20:07.07 ID:B1+eKGaM0
千秋「今まであなたや森久保さんに雪美の隣を奪われてきたけど……」
P「言い方に悪意がありすぎる」
(※関連作…【デレマスSS】森久保「雪美さんが一日だけ妹になったんですけど」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534861615/
内容読まなくてもこのSSの内容に支障ないです)
千秋「とうとう!私が!このポジション!」
P「説明ッ! じゃなくて!」
千秋「ふふふ……ごめんなさい、ちょっと興奮してしまって……」
ちひろ「千秋さんって、雪美ちゃんのことになると人が変わりますよね……。そんなに雪美ちゃんのこと、好きなんですか?」
千秋「ふっ、どれだけ雪美のことを好きか、教えてあげるわ」
ちひろ「あっ、やっぱいいです」
千秋「雪美は私にとっては水や空気と同じで、必要不可欠な存在よ。いえ、水や空気はそこにあるだけでも幸せは感じないから、少し語弊があるわね……この想いは筆舌に尽くしがたいわね。あ、なんでこんなに私が雪美を想っているか、まず水端から話すべきだったわね、失礼。最初に私が雪美のことを気になったのは……」
P「あーあスイッチ押しちゃった。これは長いですよ」
ちひろ「本当に申し訳ない」
P「言い方に悪意がありすぎる」
(※関連作…【デレマスSS】森久保「雪美さんが一日だけ妹になったんですけど」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534861615/
内容読まなくてもこのSSの内容に支障ないです)
千秋「とうとう!私が!このポジション!」
P「説明ッ! じゃなくて!」
千秋「ふふふ……ごめんなさい、ちょっと興奮してしまって……」
ちひろ「千秋さんって、雪美ちゃんのことになると人が変わりますよね……。そんなに雪美ちゃんのこと、好きなんですか?」
千秋「ふっ、どれだけ雪美のことを好きか、教えてあげるわ」
ちひろ「あっ、やっぱいいです」
千秋「雪美は私にとっては水や空気と同じで、必要不可欠な存在よ。いえ、水や空気はそこにあるだけでも幸せは感じないから、少し語弊があるわね……この想いは筆舌に尽くしがたいわね。あ、なんでこんなに私が雪美を想っているか、まず水端から話すべきだったわね、失礼。最初に私が雪美のことを気になったのは……」
P「あーあスイッチ押しちゃった。これは長いですよ」
ちひろ「本当に申し訳ない」
5: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:24:14.48 ID:B1+eKGaM0
こずえ「おはよー」
雪美「……おはよう……」
千秋「あら雪美さん、こずえさん、おはよう」キリッ
ちひろ「さっきまで延々と語ってたのに、この人はまた、すごい変わりようね……」
P(どっかのオフ会で見たことある光景だ)
雪美「来る前……声……聞こえた……。お話……してた……?」
こずえ「ゆきみがすきって、きこえたよー」
千秋「え、ええ。雪美さんについてお話してたの」
雪美「ほんと……? ふふ……うれしい……」
千秋「はあ尊い、すき」
ちひろ「さっきまで語彙豊富に喋っていたのに……」
雪美「……おはよう……」
千秋「あら雪美さん、こずえさん、おはよう」キリッ
ちひろ「さっきまで延々と語ってたのに、この人はまた、すごい変わりようね……」
P(どっかのオフ会で見たことある光景だ)
雪美「来る前……声……聞こえた……。お話……してた……?」
こずえ「ゆきみがすきって、きこえたよー」
千秋「え、ええ。雪美さんについてお話してたの」
雪美「ほんと……? ふふ……うれしい……」
千秋「はあ尊い、すき」
ちひろ「さっきまで語彙豊富に喋っていたのに……」
6: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:29:04.81 ID:B1+eKGaM0
P「ああ、今日は友紀が来れなくなってな。その代打だ」
雪美「そう……ちょっぴり……ざんねん……」
千秋「でも今日は私がいるから大丈夫よ。一緒についていてあげるわ」
雪美「千秋……来てくれて、よかった……」
P「じゃあさっそく行くか。車に乗るぞ」
千秋「やはり車か……いつ出発する? 私も同行する」
P「千秋院。って今出発するの知ってるだろ! 同行するのも承知だよ!」
ちひろ「しかしこの二人、ノリノリですね
P「んじゃ行ってきます」
ちひろ「では気を付けて、いってらっしゃーい」
こずえ・雪美「いってくるー」「いってきます……」
7: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:34:52.09 ID:B1+eKGaM0
P「ちょっと申し訳ないけど、助手席が今ちらかってるから、3人とも後ろに座ってくれ」
千秋(GJ)
こずえ「まんなか、しーとべると、あったっけー?」
千秋「この車、古いから無いのよね。危ないから私が真ん中に座るわ」
雪美「……だめ……私……座る……」
千秋「いえ、ダメよ。雪美さんが座るくらいなら、助手席をなんとか片付けてもらってでも……」
雪美「……ちがう……」
千秋「え?」
雪美「千秋の……膝……座る……」
千秋「…………え……」
P「お、それがいいんじゃないか?千秋も(当然)いいよな?」
千秋「よ、よろしくてございますわよ」
P「動揺しすぎて口調変になってるぞ」
千秋(GJ)
こずえ「まんなか、しーとべると、あったっけー?」
千秋「この車、古いから無いのよね。危ないから私が真ん中に座るわ」
雪美「……だめ……私……座る……」
千秋「いえ、ダメよ。雪美さんが座るくらいなら、助手席をなんとか片付けてもらってでも……」
雪美「……ちがう……」
千秋「え?」
雪美「千秋の……膝……座る……」
千秋「…………え……」
P「お、それがいいんじゃないか?千秋も(当然)いいよな?」
千秋「よ、よろしくてございますわよ」
P「動揺しすぎて口調変になってるぞ」
8: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:37:51.80 ID:B1+eKGaM0
――移動中
P「今日は雪美は写真撮影で、こずえはライブだからな。二人とも、大丈夫だよな?」
雪美「うん……任せて……」
こずえ「おうたもおどりも、おぼえたよー……たのしみー」
P「それは頼もしいな」
千秋(シートベルトで体が密着して……顔の近くに……髪が……)
P「そういえば千秋、さっきから静かだけど、大丈夫か?」
雪美「……息……熱い……。千秋……大丈夫……? 暑くない……?」
千秋「……大丈夫よ……」
P「今日は雪美は写真撮影で、こずえはライブだからな。二人とも、大丈夫だよな?」
雪美「うん……任せて……」
こずえ「おうたもおどりも、おぼえたよー……たのしみー」
P「それは頼もしいな」
千秋(シートベルトで体が密着して……顔の近くに……髪が……)
P「そういえば千秋、さっきから静かだけど、大丈夫か?」
雪美「……息……熱い……。千秋……大丈夫……? 暑くない……?」
千秋「……大丈夫よ……」
9: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:41:56.05 ID:B1+eKGaM0
――到着後
P「ごめんな、さすがに暑かっただろ?」
千秋「しあわせ」
P「は?」
千秋「雪美の体温を感じられて、しあわせだったわ」
P「そう……心配して損したわ……」
千秋「髪がね、匂いが良くて、触りごこちも良くて、最高だった」
P「分かったから。報告しなくていいから」
千秋「胸いっぱいで誰かに言わないと辛いのよ、分かって!」
P「……頼むから仕事中はちゃんとしてくれよ?」
千秋「当然よ。雪美のサポートは完璧にやってみせるわ、見てなさい」
P「いや現場違うから見れないけどな?」
P「ごめんな、さすがに暑かっただろ?」
千秋「しあわせ」
P「は?」
千秋「雪美の体温を感じられて、しあわせだったわ」
P「そう……心配して損したわ……」
千秋「髪がね、匂いが良くて、触りごこちも良くて、最高だった」
P「分かったから。報告しなくていいから」
千秋「胸いっぱいで誰かに言わないと辛いのよ、分かって!」
P「……頼むから仕事中はちゃんとしてくれよ?」
千秋「当然よ。雪美のサポートは完璧にやってみせるわ、見てなさい」
P「いや現場違うから見れないけどな?」
10: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:46:02.14 ID:B1+eKGaM0
雪美「千秋……早く……」袖クイクイ
千秋(あら、ごめんなさい。行きましょう)「袖クイクイするの可愛すぎでしょ」
P「括弧が逆になってるぞ。じゃあ俺らはこずえの会場の方に向かうから、頑張ってな」
雪美「がんばる……こずえも……がんばって……」
こずえ「……すぅー」
千秋「寝てるけど、こずえさんなら大丈夫でしょうね」
千秋(あら、ごめんなさい。行きましょう)「袖クイクイするの可愛すぎでしょ」
P「括弧が逆になってるぞ。じゃあ俺らはこずえの会場の方に向かうから、頑張ってな」
雪美「がんばる……こずえも……がんばって……」
こずえ「……すぅー」
千秋「寝てるけど、こずえさんなら大丈夫でしょうね」
11: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:50:15.47 ID:B1+eKGaM0
――楽屋
雪美「衣装…………着にくそう…………」
千秋「そうね、ちょっと一人じゃ着るの難しそうね。私が手伝ってあげるわ」
雪美「ふふ……ありがとう…………お姉ちゃん、みたい……」
千秋「おねえちゃん」
雪美「うん……ちあき、おねえちゃん……よろしくね……」
千秋「」
雪美「……おねえちゃん……?」
千秋「」
雪美「……きれいな顔して……しんでる……」
千秋「……はっ。ごめんなさい、ちょっと尊さと幸せを噛みしめてたわ」
雪美「……?」
千秋「それより、早く着替えちゃいましょうか」
雪美「衣装…………着にくそう…………」
千秋「そうね、ちょっと一人じゃ着るの難しそうね。私が手伝ってあげるわ」
雪美「ふふ……ありがとう…………お姉ちゃん、みたい……」
千秋「おねえちゃん」
雪美「うん……ちあき、おねえちゃん……よろしくね……」
千秋「」
雪美「……おねえちゃん……?」
千秋「」
雪美「……きれいな顔して……しんでる……」
千秋「……はっ。ごめんなさい、ちょっと尊さと幸せを噛みしめてたわ」
雪美「……?」
千秋「それより、早く着替えちゃいましょうか」
12: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 22:58:02.03 ID:B1+eKGaM0
雪美「……んしょ……」スルスル
千秋(雪美さんの体……綺麗……名前の通り、雪のように美しいわ」
雪美「……ありがとう……」
千秋「ご、ごめんなさい、声に出てたわね……」
雪美「……?」
千秋「え、えっと、それじゃあ、バンザイして」
雪美「うん……」
千秋(わき! お腹!! へそチラ!!!)
スルスル
千秋「これ、なかなか重いわね……どう、大丈夫かしら?」
雪美「……ちょっと……重い…………フリフリ……かわいい……」
千秋「そうね、雪美と合わさって最強に可愛いわ」
千秋(雪美さんの体……綺麗……名前の通り、雪のように美しいわ」
雪美「……ありがとう……」
千秋「ご、ごめんなさい、声に出てたわね……」
雪美「……?」
千秋「え、えっと、それじゃあ、バンザイして」
雪美「うん……」
千秋(わき! お腹!! へそチラ!!!)
スルスル
千秋「これ、なかなか重いわね……どう、大丈夫かしら?」
雪美「……ちょっと……重い…………フリフリ……かわいい……」
千秋「そうね、雪美と合わさって最強に可愛いわ」
13: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 23:04:04.83 ID:B1+eKGaM0
雪美「髪……結んで……?」
千秋「髪さらさら! 何食べたらこんな美しい髪になるの!? あぁ~好き!」シュルシュル
雪美「靴ひも……結んで……?」
千秋「足も綺麗よね……はぁ……良い……」ナデナデ
雪美「……むぅ……靴ひも……」
千秋「ご、ごめんなさい」シュルシュル
雪美「……着れた……どう……?」クルクル
千秋「女神」
雪美「……たくさん……褒めてくれて……うれしい……ありがとう……」
千秋「」
雪美「……無言で……拝まないで……」
千秋「髪さらさら! 何食べたらこんな美しい髪になるの!? あぁ~好き!」シュルシュル
雪美「靴ひも……結んで……?」
千秋「足も綺麗よね……はぁ……良い……」ナデナデ
雪美「……むぅ……靴ひも……」
千秋「ご、ごめんなさい」シュルシュル
雪美「……着れた……どう……?」クルクル
千秋「女神」
雪美「……たくさん……褒めてくれて……うれしい……ありがとう……」
千秋「」
雪美「……無言で……拝まないで……」
17: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 23:28:04.89 ID:B1+eKGaM0
――写真撮影後、楽屋
雪美「……うまく撮れた……お姉ちゃん……ありがとう」ニコ
千秋「」
雪美「……また……しんでる……」
ポスッ
雪美「ひざ……借りるね……」
~~~~
ガチャ
P「お疲れ様。どうだった?」
雪美「……すぅ……」
千秋「……あぁ……」
P「千秋が雪美に膝枕しながら天に召されてる……ゆきみを摂取しすぎたんだ……」
こずえ「ふたりとも、なかよし、ねー。ぷろでゅーさーも、ひざまくら、してー」
P「おう、帰ってからなー」
雪美「……うまく撮れた……お姉ちゃん……ありがとう」ニコ
千秋「」
雪美「……また……しんでる……」
ポスッ
雪美「ひざ……借りるね……」
~~~~
ガチャ
P「お疲れ様。どうだった?」
雪美「……すぅ……」
千秋「……あぁ……」
P「千秋が雪美に膝枕しながら天に召されてる……ゆきみを摂取しすぎたんだ……」
こずえ「ふたりとも、なかよし、ねー。ぷろでゅーさーも、ひざまくら、してー」
P「おう、帰ってからなー」
18: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 23:34:07.31 ID:B1+eKGaM0
――後日、事務所
P「千秋、この前の写真撮影で、カメラマンさんめちゃくちゃ褒めてたぞ。なんだか、名アシスタントぷりを発揮したとか」
千秋「ええ、当然よ」
P「んで雪美もめちゃくちゃ褒めてたぞ。写真バッチリだったみたいだ。良かったな」ナデナデ
雪美「ふふ……千秋……たくさん……ほめてくれたの……」
千秋「だって、美しすぎたもの」
雪美「…………いい表情…………たくさん……できた……」
P「そうかそうか、褒められてめちゃくちゃ自信がついたんだな」
こずえ「ゆきみー、ちょっといいー?」コショコショ
雪美「……? やってみる……千秋……ちょっと、しゃがんで……?」
千秋「?」
雪美「おねえちゃん、ありがとう……」ナデナデ
千秋「……ュ……」パラパラ……
P「消滅してる……だと……」
おわり
P「千秋、この前の写真撮影で、カメラマンさんめちゃくちゃ褒めてたぞ。なんだか、名アシスタントぷりを発揮したとか」
千秋「ええ、当然よ」
P「んで雪美もめちゃくちゃ褒めてたぞ。写真バッチリだったみたいだ。良かったな」ナデナデ
雪美「ふふ……千秋……たくさん……ほめてくれたの……」
千秋「だって、美しすぎたもの」
雪美「…………いい表情…………たくさん……できた……」
P「そうかそうか、褒められてめちゃくちゃ自信がついたんだな」
こずえ「ゆきみー、ちょっといいー?」コショコショ
雪美「……? やってみる……千秋……ちょっと、しゃがんで……?」
千秋「?」
雪美「おねえちゃん、ありがとう……」ナデナデ
千秋「……ュ……」パラパラ……
P「消滅してる……だと……」
おわり
19: ◆qTT9TbrQGQ 2018/08/28(火) 23:36:11.46 ID:B1+eKGaM0
千秋のキャラ崩壊させすぎた感がさすがにすごい。千秋Pごめんなさい。でもこういうの書くのすげえ楽しい。
HTML化依頼出してきます(した)
HTML化依頼出してきます(した)
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 01:14:15.13 ID:4dLhjcCXo
おつー
女「ピザ、って10回言ってみて」
2018-08-29
1: ◆3fFxpSS1go 2018/08/29(水) 00:02:08 ID:AFIJsCw.
男「は?何、唐突に……」
女「いいから!」
男「……」
男「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
女「ここは?」
男「肘」
女「……せいかーい」
女「いいから!」
男「……」
男「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
女「ここは?」
男「肘」
女「……せいかーい」
2: ◆vgfJH61Cmw 2018/08/29(水) 00:03:46 ID:AFIJsCw.
女「じゃあ、入浴、って10回言ってみて?」
男「……」
女「言え」
男「入浴入浴入浴入浴入浴入浴入浴入浴入浴入浴」
女「アメリカの首都は?」
男「にゅ……ワシントンDC」
女「ちっ……」
男「……」
女「言え」
男「入浴入浴入浴入浴入浴入浴入浴入浴入浴入浴」
女「アメリカの首都は?」
男「にゅ……ワシントンDC」
女「ちっ……」
3: ◆vgfJH61Cmw 2018/08/29(水) 00:05:59 ID:AFIJsCw.
女「じゃあ────」
男「なにこれどこまで続ければいいの?」
女「いいから!」
男「はいはい」
女「マグロ、って10回言ってみて」
男「マグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロ」
女「ご期待ください」キリッ
男「おい」
女「ちぇ、じゃあー」
男「おい待て何と間違えさせるつもりだったんだ」
男「なにこれどこまで続ければいいの?」
女「いいから!」
男「はいはい」
女「マグロ、って10回言ってみて」
男「マグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロマグロ」
女「ご期待ください」キリッ
男「おい」
女「ちぇ、じゃあー」
男「おい待て何と間違えさせるつもりだったんだ」
4: ◆vgfJH61Cmw 2018/08/29(水) 00:06:56 ID:AFIJsCw.
女「次が最後ね」
男「おう」
女「大好き、って10回言ってみて」
男「……」
男「だいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすき」
女「私も!!」
おしまい
男「おう」
女「大好き、って10回言ってみて」
男「……」
男「だいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすきだいすき」
女「私も!!」
おしまい
引用元: 女「ピザ、って10回言ってみて」
橘ありす「夏、或いは幻」
2018-08-29
1: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:45:18.40 ID:tTZ11COq0
その日の目覚めはあまりいいものではなかったです。
というのも、大きな音によって無理矢理起こされたからです。
私の睡眠を妨害したバンバンバンと連続した爆発音、今日はお祭りの日でした。
というのも、大きな音によって無理矢理起こされたからです。
私の睡眠を妨害したバンバンバンと連続した爆発音、今日はお祭りの日でした。
2: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:46:54.19 ID:tTZ11COq0
私は小学生なので学校は夏休みです。でも、私はアイドルなので仕事やレッスンはあります。
今日はなにもない日、貴重な休日だったのです。
昔はお父さんが折角のお休みの日なのにごろごろしてるのを見てよくもったいないと思ったものです。
しかし、今の私ならわかります。ごろごろすることこそ最高の贅沢なのだと。
この歳にしてわかりたくなかったというのが本音です。
多分、同年代の子で気付いている子はほんの一握りでしょう。
そういった意味では私は大人ですね。
……いい響きですね。もう一回復唱しときましょう。私は大人ですね。
3: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:48:37.00 ID:tTZ11COq0
さて、不本意ながら目が覚めてしまいました。
ここでなにもしないのは、それでもったいない気分になりますね。
そんな事を考えながらリビングへ降りました。
「おはよう、珍しいこともあるわね」
「おはよう、音で目が覚めちゃって」
お母さんが驚いたという表情をしていましたが、返答を聞いて納得したようです。
「朝ごはん作るから待っててね」
ここでなにもしないのは、それでもったいない気分になりますね。
そんな事を考えながらリビングへ降りました。
「おはよう、珍しいこともあるわね」
「おはよう、音で目が覚めちゃって」
お母さんが驚いたという表情をしていましたが、返答を聞いて納得したようです。
「朝ごはん作るから待っててね」
4: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:50:04.49 ID:tTZ11COq0
待ってる間に準備をしましょう。
冷たい水で顔を洗おうとしましたが、出てきた水はなんともぬるくて爽快感に欠けます。
気を取り直して、冷たい麦茶でも飲みましょう。
「麦茶作りたてだからね」
お母さん、遅いですよ。
口に含んだ麦茶はまだ冷えきっておらず、意識とのギャップからか不快感を生みます。
なにもかもが上手くいきません。
ボタンを掛け違えた洋服をそのまま着続けるような違和感を覚えます。
今日はダメな日なのでしょうか。大人しく家に引きこもっていた方がよさそうですね。
最初の計画とはうってかわって今日の予定は家でごろごろに決定しました。
5: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:51:14.14 ID:tTZ11COq0
朝食を食べ、だらだらと休日を謳歌してから、昼食を食べます。
働かざる者食うべからずなんて言葉があります。
今の私はそれの逆。なにもせずに食べる昼食に背徳感たるや、えもいわれぬものがあります。
さて、私は勤勉なので早速午後のだらだらを開始しようとしました。
「ありす、そういえば図書館の本、そろそろ返さなきゃじゃないの?」
「あー」
あー、そういえばそうでした。どこまでも噛み合わないものですね。
仕方がないので図書館に行きましょうか。
働かざる者食うべからずなんて言葉があります。
今の私はそれの逆。なにもせずに食べる昼食に背徳感たるや、えもいわれぬものがあります。
さて、私は勤勉なので早速午後のだらだらを開始しようとしました。
「ありす、そういえば図書館の本、そろそろ返さなきゃじゃないの?」
「あー」
あー、そういえばそうでした。どこまでも噛み合わないものですね。
仕方がないので図書館に行きましょうか。
6: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:51:54.72 ID:tTZ11COq0
そうと決まったら準備をしましょう。
水筒にはもちろん麦茶、氷をたっぷり入れます。味が薄くなるより冷たさ優先です。
本も忘れないように、課題図書と自由研究の本と文香さんオススメの本。夏の間お世話になりました。
よし、準備完了。
「いってきます」
「いってらっしゃい、熱中症に気をつけてね」
「はーい」
ドアを開けるとそこはもう別世界でした。
直射日光が容赦なく襲ってきます。
湿度をはらんだ空気が私にまとわりつきます。
不思議と嫌な感じはしませんでした。なんだかんだいって好きなんですよね、夏が。
水筒にはもちろん麦茶、氷をたっぷり入れます。味が薄くなるより冷たさ優先です。
本も忘れないように、課題図書と自由研究の本と文香さんオススメの本。夏の間お世話になりました。
よし、準備完了。
「いってきます」
「いってらっしゃい、熱中症に気をつけてね」
「はーい」
ドアを開けるとそこはもう別世界でした。
直射日光が容赦なく襲ってきます。
湿度をはらんだ空気が私にまとわりつきます。
不思議と嫌な感じはしませんでした。なんだかんだいって好きなんですよね、夏が。
7: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:52:25.45 ID:tTZ11COq0
少し涼しくなってきたからか、蝉が元気に大合唱です。いつが夏本番かわからなくなります。
私は特にツクツクホーシが好きなんですよね。あのテンポのよさが癖になります。
夏の後半から本気を出してくる感じも好きです。
無限に続くと思われた夏休み、それでもこいつが鳴くと一日一日を大事にしなきゃと思い始めます。
ペダルを漕ぐ足は軽いです。あれだけ面倒くさがっていたけど外に出てしまえば話は別、テンションは上がります。
ようするに動くの面倒なんですよね。そこさえ乗り越えられれば楽勝です。
風をきるように走ると爽快ですね。
もっと速く漕げたら気持ちがいいだろうな。さらに足に力を込めます。
あはは、これはいい。
あっという間に図書館についてしまいました。目的を果たしてしまいましょう。
私は特にツクツクホーシが好きなんですよね。あのテンポのよさが癖になります。
夏の後半から本気を出してくる感じも好きです。
無限に続くと思われた夏休み、それでもこいつが鳴くと一日一日を大事にしなきゃと思い始めます。
ペダルを漕ぐ足は軽いです。あれだけ面倒くさがっていたけど外に出てしまえば話は別、テンションは上がります。
ようするに動くの面倒なんですよね。そこさえ乗り越えられれば楽勝です。
風をきるように走ると爽快ですね。
もっと速く漕げたら気持ちがいいだろうな。さらに足に力を込めます。
あはは、これはいい。
あっという間に図書館についてしまいました。目的を果たしてしまいましょう。
8: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:53:03.85 ID:tTZ11COq0
少し休憩を、水筒の麦茶はキンキンに冷えていて渇いた喉を癒してくれます。
うん、充電完了。帰りましょう。
行きはとばしすぎたので、帰りはゆっくりと。これはこれでいいものです。
道の前方、遠くで陽炎が揺れているのに気が付きました。見慣れた景色がゆらゆらと。
あそこに行ってみたい、そんな考えが浮かんできました。
ええ、陽炎の原理は知っていますとも、さっきまで借りていた自由研究の本にも書いてありました。
でも、そうじゃないんです。理屈じゃないのです。私が、あそこに、行きたいと思ったんです。
うん、充電完了。帰りましょう。
行きはとばしすぎたので、帰りはゆっくりと。これはこれでいいものです。
道の前方、遠くで陽炎が揺れているのに気が付きました。見慣れた景色がゆらゆらと。
あそこに行ってみたい、そんな考えが浮かんできました。
ええ、陽炎の原理は知っていますとも、さっきまで借りていた自由研究の本にも書いてありました。
でも、そうじゃないんです。理屈じゃないのです。私が、あそこに、行きたいと思ったんです。
9: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:53:31.48 ID:tTZ11COq0
そうと決まれば全力前進。
GO MY WAY!! GO 前へ!!頑張ってゆきましょう。
ノンストップで行ってみましょ。って思ったらまた赤信号!?!
そうでした、今日は噛み合わない日でした。外に出たからリセットされたと思っていました。
早くしないと陽炎が逃げてしまうのに。
もちろんそんなことはなくて、陽炎はそこにあり続けて、でもたどり着くことは出来ないままでした。
10: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:54:11.32 ID:tTZ11COq0
「そういえば、今日の花火はどうするの?」
夕飯を食べている最中のことでした。お母さんに聞かれました。
「部屋で見るよ」
「あら、そうなの」
わざわざ暑い中外に行くなんて愚の骨頂です。
せっかく部屋から見れるのだからそれを使わない手はないです。私はスマートですからね。
部屋の電気を暗くして、準備完了です。クーラーのついた部屋で見る花火ったらたまりません。
夕飯を食べている最中のことでした。お母さんに聞かれました。
「部屋で見るよ」
「あら、そうなの」
わざわざ暑い中外に行くなんて愚の骨頂です。
せっかく部屋から見れるのだからそれを使わない手はないです。私はスマートですからね。
部屋の電気を暗くして、準備完了です。クーラーのついた部屋で見る花火ったらたまりません。
11: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:55:05.38 ID:tTZ11COq0
早速始まりました。ぽつりぽつりと単発の花火が打ちあがります。
うーん、綺麗といえば綺麗なのですがなんだか盛り上がりませんね。最初だからでしょうか。
なんというか、響くものがないというか。音、ですかね。
クーラーを消して窓を開けます。
ちょうど連続で花火が打ちあがったところです。J-POPでいうなら一番のサビの部分です。
さっきよりは迫力を増した花火が夜空を明るくしました。。
もっと、まだ、まだ足りない。もどかしい、窓枠が邪魔です。
遠くから会場の放送の声が聞こえてきます。その間は花火が打ちあがりません。J-POPでいうなら間奏ですね。
その隙に急いで準備します。いえ、持っていくものなど何もありません、この身一つで十分です。
「お母さん、外で見てくる」
「気をつけなさいよ」
お母さんがわかってましたという表情で私を見ていました。お見通しみたいですね、流石です。
うーん、綺麗といえば綺麗なのですがなんだか盛り上がりませんね。最初だからでしょうか。
なんというか、響くものがないというか。音、ですかね。
クーラーを消して窓を開けます。
ちょうど連続で花火が打ちあがったところです。J-POPでいうなら一番のサビの部分です。
さっきよりは迫力を増した花火が夜空を明るくしました。。
もっと、まだ、まだ足りない。もどかしい、窓枠が邪魔です。
遠くから会場の放送の声が聞こえてきます。その間は花火が打ちあがりません。J-POPでいうなら間奏ですね。
その隙に急いで準備します。いえ、持っていくものなど何もありません、この身一つで十分です。
「お母さん、外で見てくる」
「気をつけなさいよ」
お母さんがわかってましたという表情で私を見ていました。お見通しみたいですね、流石です。
12: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:55:36.76 ID:tTZ11COq0
家を飛び出すとそのまま駆け出しました。
目的地は家の近くの小高い坂の上。あそこなら、あそこなら。
ぽつりぽつりと再び花火が始まりました。
急げ、急げ、気持ちばかりはやります。身体がついていきません。
こんなことなら最初から行っておけばよかった。こんなことなら自転車で行けばよかった。
突発的で無計画な行動をしている自分に腹が立ちます。
私を突き動かしているものはなんなのでしょうか、自分でもわかりません。クーラーがきいた部屋で一人ゆっくりするはずだったのに。
ただ、一番綺麗な花火を見たいと思ってしまいました。
こんなはずではなかったのに、やっぱり今日は噛み合わない日ですね。
目的地は家の近くの小高い坂の上。あそこなら、あそこなら。
ぽつりぽつりと再び花火が始まりました。
急げ、急げ、気持ちばかりはやります。身体がついていきません。
こんなことなら最初から行っておけばよかった。こんなことなら自転車で行けばよかった。
突発的で無計画な行動をしている自分に腹が立ちます。
私を突き動かしているものはなんなのでしょうか、自分でもわかりません。クーラーがきいた部屋で一人ゆっくりするはずだったのに。
ただ、一番綺麗な花火を見たいと思ってしまいました。
こんなはずではなかったのに、やっぱり今日は噛み合わない日ですね。
13: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:56:41.41 ID:tTZ11COq0
息を切らしながらたどり着きました。ちょうど最後のラッシュが始まったところです。J-POPでいうならラスサビですね。
間に合いました。セーフです。
大輪の花火。最後なので出し惜しみせずに打ちあがります。お腹の底まで爆発音が響きまね。
こんなにも心臓が高ぶるのは走ってきたから?大きな音のせい?それとも……。
ほんの少し間が開いて、世界は暗闇に逆戻りです。
次の瞬間、ひゅー、と花火が打ちあがります。
一瞬の間をおいて見えたのは夜空一面を明るく染め上げる光、冠柳です。
「綺麗……」
間に合いました。セーフです。
大輪の花火。最後なので出し惜しみせずに打ちあがります。お腹の底まで爆発音が響きまね。
こんなにも心臓が高ぶるのは走ってきたから?大きな音のせい?それとも……。
ほんの少し間が開いて、世界は暗闇に逆戻りです。
次の瞬間、ひゅー、と花火が打ちあがります。
一瞬の間をおいて見えたのは夜空一面を明るく染め上げる光、冠柳です。
「綺麗……」
14: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:57:15.69 ID:tTZ11COq0
消えないで、そう願いました。しかし、願いは届きませんでした。
あれだけ明るかったのに、綺麗だったのに。今は何も残ってはいません、ただの闇です。
花火とアイドルである自分とを重ねて感傷的な気持ちになってしまいます。
もの悲しくなって、そこにあったはずの花火を探してしまいます。あるいはそれは夏が見せた陽炎のような幻だったのでしょうか。
いえ、心が躍ったあの瞬間は確かにありました。どうか忘れないでと思うばかりです。
ああ、無性に誰かの声が聞きたい。帰ったら文香さんに電話でもしましょうか。
15: ◆foQczOBlAI 2018/08/29(水) 01:58:29.04 ID:tTZ11COq0
以上で短いけれど終わりです。
夏になるとありすが書きたくなります。
ありすの持つ魔力がそうさせているのです。
夏になるとありすが書きたくなります。
ありすの持つ魔力がそうさせているのです。
引用元: 橘ありす「夏、或いは幻」
まる子、知らない町の一期一会の巻
2018-08-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 08:07:07.95 ID:M+NwiUoDO
*色々言うことがあると思います。でも耐えれず書きます
〈とある町〉
母:すみれ「ゴメンね、お姉ちゃんが来たいって聞かなくて」
まる子「電車を乗り継いでこんな知らない町に何の用なのさ」
姉:さきこ「ココで秀樹の非公式ライブがあるのよ♪」
〈とある町〉
母:すみれ「ゴメンね、お姉ちゃんが来たいって聞かなくて」
まる子「電車を乗り継いでこんな知らない町に何の用なのさ」
姉:さきこ「ココで秀樹の非公式ライブがあるのよ♪」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 08:11:47.97 ID:M+NwiUoDO
母:すみれ「お小遣いは渡すからアンタ何か買っても良いわ」
姉:さきこ「迷子にならないでよ? 呼び出されるとか恥だから」
まる子「大丈夫大丈夫♪」
=======================
まる子「あれ、ここ……どこ?」
キートン「案の定、迷子になる、まる子」
姉:さきこ「迷子にならないでよ? 呼び出されるとか恥だから」
まる子「大丈夫大丈夫♪」
=======================
まる子「あれ、ここ……どこ?」
キートン「案の定、迷子になる、まる子」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 08:19:23.25 ID:M+NwiUoDO
?「あの娘…どうしたのかしら?」
?「迷子かな? おぉいどうしたの?」
キートン「出会ったのは、まる子と同じくらいの年齢の女の子と、そのお兄さん」
まる子「ま、迷子じゃないよ? アタシはここを知ってるよ。庭みたいなもんさ」アハハ
カツオ「なら案内してよ。僕達東京から旅行で来たんだ」
ワカメ「私、磯野ワカメ、こっちは、お兄ちゃんのカツオ」
?「迷子かな? おぉいどうしたの?」
キートン「出会ったのは、まる子と同じくらいの年齢の女の子と、そのお兄さん」
まる子「ま、迷子じゃないよ? アタシはここを知ってるよ。庭みたいなもんさ」アハハ
カツオ「なら案内してよ。僕達東京から旅行で来たんだ」
ワカメ「私、磯野ワカメ、こっちは、お兄ちゃんのカツオ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 08:26:52.19 ID:M+NwiUoDO
キートン「結局、迷子だと白状する まる子」
ワカメ「なら私達も探してあげるわ」
カツオ「ついでに観光もできるしね♪」
まる子「ありがたいよ…、アタシさくらももこ、でも顔が丸くて女の子だから[まる子]って呼ばれてる」
ワカメ「よろしくね、まるちゃん」
カツオ「お、この店とか良さそうだぞ」ガラガラ
ワカメ「なら私達も探してあげるわ」
カツオ「ついでに観光もできるしね♪」
まる子「ありがたいよ…、アタシさくらももこ、でも顔が丸くて女の子だから[まる子]って呼ばれてる」
ワカメ「よろしくね、まるちゃん」
カツオ「お、この店とか良さそうだぞ」ガラガラ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 08:30:02.33 ID:M+NwiUoDO
〈射的〉
ワカメ「男の子ってこう言うの好きよね」
まる子「ホントホント」
ワカメ「あ、あの犬のポーチ可愛い!」
まる子「白くてフワフワしてるねぇ」
カツオ「よし取ってやるよ」
ワカメ「男の子ってこう言うの好きよね」
まる子「ホントホント」
ワカメ「あ、あの犬のポーチ可愛い!」
まる子「白くてフワフワしてるねぇ」
カツオ「よし取ってやるよ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 08:34:26.88 ID:M+NwiUoDO
カツオ「くそ、落ちないや…」
店員「これは難しいのだからね。もし一発で落とせたら二つあげよう」
まる子「アタシも挑戦するよ」
「落とせたらワカメちゃんにあげるね?」
キートン「だが現実はそう甘くない」
ワカメ「まるちゃん……」
??「一発で良いの? なら落としてあげるよ♪」
店員「これは難しいのだからね。もし一発で落とせたら二つあげよう」
まる子「アタシも挑戦するよ」
「落とせたらワカメちゃんにあげるね?」
キートン「だが現実はそう甘くない」
ワカメ「まるちゃん……」
??「一発で良いの? なら落としてあげるよ♪」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 08:46:20.14 ID:M+NwiUoDO
まる子「お兄さんスゴイ!! 百発百中だったよ」
のび太「僕、野比のび太、友達と東京から遊びに来たんだ」
ワカメ「東京のどこ?私達は世田谷のあさひが丘」
のび太「練馬区のほうだよ」
カツオ「ボクと同級生とは思えないや…」
まる子「そろそろ帰らないと怒こられちゃうかも…お母さんやお姉ちゃんに」
のび太「ママが怖いよね!分かる」
カツオ「ウチは姉さんと父さんのカミナリが怖いなぁ…」
?「オラの家は かあちゃんのグリグリが痛いぞ」
ワカメ「え、君だぁれ?」
キートン「謎の幼稚園児の登場、果たして、まる子は無事に帰れるのだろうか、後半へ続く」
のび太「僕、野比のび太、友達と東京から遊びに来たんだ」
ワカメ「東京のどこ?私達は世田谷のあさひが丘」
のび太「練馬区のほうだよ」
カツオ「ボクと同級生とは思えないや…」
まる子「そろそろ帰らないと怒こられちゃうかも…お母さんやお姉ちゃんに」
のび太「ママが怖いよね!分かる」
カツオ「ウチは姉さんと父さんのカミナリが怖いなぁ…」
?「オラの家は かあちゃんのグリグリが痛いぞ」
ワカメ「え、君だぁれ?」
キートン「謎の幼稚園児の登場、果たして、まる子は無事に帰れるのだろうか、後半へ続く」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 09:06:02.63 ID:M+NwiUoDO
カツオ「綺麗なお姉さんについてきたら…迷子になったと」
しんのすけ「まったくもー、世話の焼ける親ですなぁ」
ワカメ「しんちゃんが迷惑かけてるんだから、あったら謝るのよ?」
しんのすけ「ほ、ほーい」
のび太「野原しんのすけ君…どこかで聞いたような」
?「のび太くーーーん!! 探したんだよ?」
しんのすけ「ドラえもん、ぶりの照り焼き!」
ドラえもん「それを言うなら久し振り……しんちゃん!?」
しんのすけ「まったくもー、世話の焼ける親ですなぁ」
ワカメ「しんちゃんが迷惑かけてるんだから、あったら謝るのよ?」
しんのすけ「ほ、ほーい」
のび太「野原しんのすけ君…どこかで聞いたような」
?「のび太くーーーん!! 探したんだよ?」
しんのすけ「ドラえもん、ぶりの照り焼き!」
ドラえもん「それを言うなら久し振り……しんちゃん!?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 09:12:20.61 ID:M+NwiUoDO
のび太「ドラえもん、コレあげる」
ドラえもん「これは…どら焼き型のクッション!」
のび太「射的で取ったんだ、さっきはケンカしてゴメンね」
「あ、どこでもドアで皆を送ってよ」
ドラえもん「お安いご用さ”どこでもドア”」テテテッテー
カツオ「ロボットなら姉さんも許してくれるかな…」
しんのすけ「ウチには妹のひまやシロがいるしな…」
まる子「お別れだね、ワカメちゃん」
ワカメ「……」
ドラえもん「これは…どら焼き型のクッション!」
のび太「射的で取ったんだ、さっきはケンカしてゴメンね」
「あ、どこでもドアで皆を送ってよ」
ドラえもん「お安いご用さ”どこでもドア”」テテテッテー
カツオ「ロボットなら姉さんも許してくれるかな…」
しんのすけ「ウチには妹のひまやシロがいるしな…」
まる子「お別れだね、ワカメちゃん」
ワカメ「……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 09:18:40.89 ID:M+NwiUoDO
ワカメ「この犬のポーチ、一つあげる!」
まる子「いいの?」
ワカメ「またどこかで会うときの目印になるから♪」
しんのすけ「ほうほう親友テレカのようですな」
ドラえもん「まる子ちゃん、繋がったよ」
まる子「それじゃ、アタシはこれで」
ワカメ「またねー!」
カツオ「今度、清水へ遊びに行くよ」
のび太「雲の上で昼寝とか気持ちいいよ♪」
ドラえもん「さようならー!」
しんのすけ「春日部にもくればー?」
姉「まる子、まる子起きなさい!」
まる子「いいの?」
ワカメ「またどこかで会うときの目印になるから♪」
しんのすけ「ほうほう親友テレカのようですな」
ドラえもん「まる子ちゃん、繋がったよ」
まる子「それじゃ、アタシはこれで」
ワカメ「またねー!」
カツオ「今度、清水へ遊びに行くよ」
のび太「雲の上で昼寝とか気持ちいいよ♪」
ドラえもん「さようならー!」
しんのすけ「春日部にもくればー?」
姉「まる子、まる子起きなさい!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 09:22:57.29 ID:M+NwiUoDO
まる子(夢…だったの?)
姉「早くしないと電車来くるわよ?」
まる子「う、うん…」
「あれ…この犬のポーチ、よし帰ろうか♪」
キートン「一期一会、いつかまた必ず会える、そんな気持ちを感じる まる子であった」
=おわり=
姉「早くしないと電車来くるわよ?」
まる子「う、うん…」
「あれ…この犬のポーチ、よし帰ろうか♪」
キートン「一期一会、いつかまた必ず会える、そんな気持ちを感じる まる子であった」
=おわり=
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 09:31:49.89 ID:M+NwiUoDO
構成時間2時間の駄作です
本当に衝撃的な事で…
依頼出します
本当に衝撃的な事で…
依頼出します
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 12:41:55.08 ID:1cR8jNvb0
乙 面白かった
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 12:45:01.29 ID:iIr7G8hvo
乙
いい組み合わせだ
いい組み合わせだ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 15:26:12.89 ID:j7xdxxC5O
このクロスはありそうでなかったな
追悼乙
追悼乙
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/29(水) 15:46:05.80 ID:IuIJ3pml0
乙です
引用元: まる子、知らない町の一期一会の巻
櫻子「口内炎になった」
2018-08-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:48:26.12 ID:p9NyplL00
pixivに挙げたものをリメイクしたものです
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:49:46.51 ID:p9NyplL00
夕食時間
櫻子「やっぱ自分で作ったカレーはうまい!」モグモグ
花子「これレトルトだし」
撫子「櫻子、もっとよく噛んで食べな」
櫻子「うるさいなー!うまいんだからいいの!」
花子「理由になってないし。」
……ガリッ
櫻子「んっ…!」
櫻子「んぁぁぁぁぁーーー! 舌噛んだぁぁぁぁ。」ジタバタ
櫻子「やっぱ自分で作ったカレーはうまい!」モグモグ
花子「これレトルトだし」
撫子「櫻子、もっとよく噛んで食べな」
櫻子「うるさいなー!うまいんだからいいの!」
花子「理由になってないし。」
……ガリッ
櫻子「んっ…!」
櫻子「んぁぁぁぁぁーーー! 舌噛んだぁぁぁぁ。」ジタバタ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:50:33.05 ID:p9NyplL00
撫子「あーあ、だから言わんこっちゃない。」ヤレヤレ
花子「舌噛んだぐらいで騒ぐなし」
櫻子「うぅ・・・」グスッ
撫子「はぁ・・・診てあげるから舌出して」
櫻子「んー」ベロッ
撫子「ありゃぁー・・・切れて血出てるね、痛そ。」
花子「赤くなってる・・・」
撫子「カレー食べれる?」
櫻子「ムリ…」ボソッ
櫻子「モウネル」スッ
撫子「ちょっと櫻子!お風呂は!」
花子「調子狂うし・・・」
・・・
撫子「ふぅ・・・ようやく入ってくれたよ」
花子「今まであんなにうるさかった櫻子が・・・・・・口内炎、おそるべし」ゴクッ
花子「舌噛んだぐらいで騒ぐなし」
櫻子「うぅ・・・」グスッ
撫子「はぁ・・・診てあげるから舌出して」
櫻子「んー」ベロッ
撫子「ありゃぁー・・・切れて血出てるね、痛そ。」
花子「赤くなってる・・・」
撫子「カレー食べれる?」
櫻子「ムリ…」ボソッ
櫻子「モウネル」スッ
撫子「ちょっと櫻子!お風呂は!」
花子「調子狂うし・・・」
・・・
撫子「ふぅ・・・ようやく入ってくれたよ」
花子「今まであんなにうるさかった櫻子が・・・・・・口内炎、おそるべし」ゴクッ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:51:15.22 ID:p9NyplL00
~~翌朝・登校時間~~
櫻子(はぁ…まだ喋ると痛い、食べるのはもってのほかだし)
ピンポーン
楓「はーい」ガチャ
楓「櫻子お姉ちゃん、おはようなの。」ニコッ
櫻子「オハヨ…ヒマワリオキテル?」ドヨーン
楓「お姉ちゃんはまだ寝てるの…櫻子お姉ちゃん、どうしたの、元気ないよ?」
櫻子「ハハ…チョットネ」ボソ
櫻子(はぁ…まだ喋ると痛い、食べるのはもってのほかだし)
ピンポーン
楓「はーい」ガチャ
楓「櫻子お姉ちゃん、おはようなの。」ニコッ
櫻子「オハヨ…ヒマワリオキテル?」ドヨーン
楓「お姉ちゃんはまだ寝てるの…櫻子お姉ちゃん、どうしたの、元気ないよ?」
櫻子「ハハ…チョットネ」ボソ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:52:01.74 ID:p9NyplL00
~~向日葵の部屋
楓「お姉ちゃんが、楓が言っても、なかなか起きてくれないの……だから、櫻子お姉ちゃんにいつものように起こして欲しいの」
櫻子「ウ、ウン。」(向日葵の奴、私がこんなに苦労してるのにのらりくらりと寝あがって。)
向日葵「」スースー
櫻子「オッパイニチヲスワレテオキレナインダロ、オッパイマジン!」ボソボソ
向日葵「うぅん…」
櫻子(あれ、起きないぞ!?声が小さいからかな…それとも、本当におっぱいに血を吸われたのか!?)
楓(ああ、そのままだとお姉ちゃんたち学校に遅れちゃうの。)アセアセ
櫻子(よし、こうなったら!ひっさつおうぎだ!!)モミッ
楓「お姉ちゃんが、楓が言っても、なかなか起きてくれないの……だから、櫻子お姉ちゃんにいつものように起こして欲しいの」
櫻子「ウ、ウン。」(向日葵の奴、私がこんなに苦労してるのにのらりくらりと寝あがって。)
向日葵「」スースー
櫻子「オッパイニチヲスワレテオキレナインダロ、オッパイマジン!」ボソボソ
向日葵「うぅん…」
櫻子(あれ、起きないぞ!?声が小さいからかな…それとも、本当におっぱいに血を吸われたのか!?)
楓(ああ、そのままだとお姉ちゃんたち学校に遅れちゃうの。)アセアセ
櫻子(よし、こうなったら!ひっさつおうぎだ!!)モミッ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:52:30.97 ID:p9NyplL00
向日葵「ひゃうん!」ガバッ
向日葵「」プルプル
向日葵「なにするんですの!」ドゴッ
櫻子「うっ」ガリッ
ドサッ
向日葵「なんなんですの!勝手に人の胸さわって。」プンスカ
櫻子「……何すんだよぅ。」ジワッ
向日葵「!!」ビクッ
楓「櫻子お姉ちゃんが泣いちゃったの!」
向日葵「ええ!?」(どうしましょう!まさか泣き出すだなんて!?手加減したはずですのに!)アセアセ
向日葵「ご、ごめんなさい…やりすぎましたわ」
櫻子「イ、イイヨ…ベツニ」ボソッ
向日葵「」プルプル
向日葵「なにするんですの!」ドゴッ
櫻子「うっ」ガリッ
ドサッ
向日葵「なんなんですの!勝手に人の胸さわって。」プンスカ
櫻子「……何すんだよぅ。」ジワッ
向日葵「!!」ビクッ
楓「櫻子お姉ちゃんが泣いちゃったの!」
向日葵「ええ!?」(どうしましょう!まさか泣き出すだなんて!?手加減したはずですのに!)アセアセ
向日葵「ご、ごめんなさい…やりすぎましたわ」
櫻子「イ、イイヨ…ベツニ」ボソッ
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:53:22.20 ID:p9NyplL00
~~七森中~~
向日葵(どうしたんでしょう、黙りっぱなしで、元気もないようですし…もしかして、私のアッパーカット、そんなに痛かったかしら)
櫻子(舌が痛くて話もできないや。)ハァ-
ガラッ
あかり「櫻子ちゃん、向日葵ちゃん、おはよぉ」ニコッ
ちなつ「おはよー!」
向日葵「おはようございます」
櫻子「オハヨ…」ボソッ
あかり「櫻子ちゃん、どうしたの?元気ないよ」
ちなつ「何かあった?」
櫻子「イヤ、ベツニ...」
向日葵「朝からずっとこんな感じですのよ・・・」
あかり「なんか悩みがあったら、なんでもあかりに言ってね!」
ちなつ「無理はしないようにね」
櫻子「ウ、ウン」ボソッ
向日葵(どうしたんでしょう、黙りっぱなしで、元気もないようですし…もしかして、私のアッパーカット、そんなに痛かったかしら)
櫻子(舌が痛くて話もできないや。)ハァ-
ガラッ
あかり「櫻子ちゃん、向日葵ちゃん、おはよぉ」ニコッ
ちなつ「おはよー!」
向日葵「おはようございます」
櫻子「オハヨ…」ボソッ
あかり「櫻子ちゃん、どうしたの?元気ないよ」
ちなつ「何かあった?」
櫻子「イヤ、ベツニ...」
向日葵「朝からずっとこんな感じですのよ・・・」
あかり「なんか悩みがあったら、なんでもあかりに言ってね!」
ちなつ「無理はしないようにね」
櫻子「ウ、ウン」ボソッ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:54:41.01 ID:p9NyplL00
~~授業中
先生「えー・・・左辺から、右辺に移項すると・・・」
櫻子(んぅーーん・・・みんなに、口内炎のこと言った方がいいかな・・・だけど、向日葵が・・・)
ポワワ~ン
~~妄想中~~
向日葵『ふふぅ~ん、口内炎のせいだったんですのねぇ・・・それくらいで元気がなくなるような櫻子はおこちゃまですわね、可愛いですこと!!オホホホホホホホ!!』
~~妄想終わり
先生「じゃあ問1を解いてみましょう」
櫻子「うーん、うーん」
向日葵(あの櫻子が、授業中に寝ずに、しかも問題を考えてる!?今日は大雨が降るかもしれませんわ!!。)カリカリ
先生「えー・・・左辺から、右辺に移項すると・・・」
櫻子(んぅーーん・・・みんなに、口内炎のこと言った方がいいかな・・・だけど、向日葵が・・・)
ポワワ~ン
~~妄想中~~
向日葵『ふふぅ~ん、口内炎のせいだったんですのねぇ・・・それくらいで元気がなくなるような櫻子はおこちゃまですわね、可愛いですこと!!オホホホホホホホ!!』
~~妄想終わり
先生「じゃあ問1を解いてみましょう」
櫻子「うーん、うーん」
向日葵(あの櫻子が、授業中に寝ずに、しかも問題を考えてる!?今日は大雨が降るかもしれませんわ!!。)カリカリ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:55:16.53 ID:p9NyplL00
~~給食
あかり「わぁい磯辺揚げ、あかり磯辺揚げだぁいすき!」
ちなつ「何それ?ハヅキルーペの真似?」
あかり「は、ハヅキルーペ!?」ガ-ン
櫻子(こういう時に限ってなんで磯辺揚げなんだよ!)
向日葵(この緑の物体は・・・ピーマン!なんてこと!!)ガガ-ン
向日葵「ちょ、ちょっと、櫻子!」トントン
櫻子「ナンダヨ、ヒマワリ」
向日葵「ピーマン食べてくださる?」
櫻子「ショクヨクナイ…」
向日葵「食欲ないって・・・・・・あ!あなた磯辺揚げも残してるし・・・今日ずっと声も小さいですし・・・何かありましたの?」
櫻子(はっ!・・・これでは口内炎だとバレてしまう!)
櫻子「な、なに言ってんだよ向日葵ぃ!櫻子様はいつだって元気だぞぉ!磯辺揚げもピーマンも楽勝楽勝!」バクバケ
…ガリッ
櫻子「んっ…!」
櫻子「んぅー」ジワッ
向日葵「ど、どうしましたの!?」アタフタ
ちなあか「櫻子ちゃん大丈夫!?」
あかり「わぁい磯辺揚げ、あかり磯辺揚げだぁいすき!」
ちなつ「何それ?ハヅキルーペの真似?」
あかり「は、ハヅキルーペ!?」ガ-ン
櫻子(こういう時に限ってなんで磯辺揚げなんだよ!)
向日葵(この緑の物体は・・・ピーマン!なんてこと!!)ガガ-ン
向日葵「ちょ、ちょっと、櫻子!」トントン
櫻子「ナンダヨ、ヒマワリ」
向日葵「ピーマン食べてくださる?」
櫻子「ショクヨクナイ…」
向日葵「食欲ないって・・・・・・あ!あなた磯辺揚げも残してるし・・・今日ずっと声も小さいですし・・・何かありましたの?」
櫻子(はっ!・・・これでは口内炎だとバレてしまう!)
櫻子「な、なに言ってんだよ向日葵ぃ!櫻子様はいつだって元気だぞぉ!磯辺揚げもピーマンも楽勝楽勝!」バクバケ
…ガリッ
櫻子「んっ…!」
櫻子「んぅー」ジワッ
向日葵「ど、どうしましたの!?」アタフタ
ちなあか「櫻子ちゃん大丈夫!?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:55:48.91 ID:p9NyplL00
放課後~生徒会室~
櫻子「……」
綾乃「大室さんどうしたの?一言も喋らないし、元気なさそうに見えるわ」
千歳「せやで、いつもだったら綾乃ちゃんのプリン食べてる頃やないの」
櫻子「ダイジョウブッス、キニシナイデクダサイ」
綾乃「そう?大丈夫ならいいけど・・・」
千歳「無理はせんようにな」
櫻子「ハイ...」
綾乃「心配だわ・・・あと千歳、それだと私が毎日プリン取られてるみたいよ!そうだけど・・・」
千歳「あはは・・・」
櫻子「……」
綾乃「大室さんどうしたの?一言も喋らないし、元気なさそうに見えるわ」
千歳「せやで、いつもだったら綾乃ちゃんのプリン食べてる頃やないの」
櫻子「ダイジョウブッス、キニシナイデクダサイ」
綾乃「そう?大丈夫ならいいけど・・・」
千歳「無理はせんようにな」
櫻子「ハイ...」
綾乃「心配だわ・・・あと千歳、それだと私が毎日プリン取られてるみたいよ!そうだけど・・・」
千歳「あはは・・・」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:56:14.56 ID:p9NyplL00
向日葵(本当にどうしたんでしょう?・・・私のアッパーカットが原因だとしたら、流石に機嫌直ってるでしょうし)
向日葵「ちょっと、櫻子!」トントン
櫻子「んぅ?」
向日葵「ちょっと今日あなたおかしいですわよ!口数少ないですし、給食も全然食べませんし、いきなり泣き出すし!」
櫻子「んもぅーーー!うるさいなおっぱい妖怪!!私は元気なの!ピンピンなの!向日葵のくせに私の心配するんじゃねーよ!このおっぱい…」ガミガミ
…ゴリッッッ!!
櫻子「んっっっ!!!」
櫻子「うう・・・」ウルウル
向日葵「ちょっと、櫻子!」トントン
櫻子「んぅ?」
向日葵「ちょっと今日あなたおかしいですわよ!口数少ないですし、給食も全然食べませんし、いきなり泣き出すし!」
櫻子「んもぅーーー!うるさいなおっぱい妖怪!!私は元気なの!ピンピンなの!向日葵のくせに私の心配するんじゃねーよ!このおっぱい…」ガミガミ
…ゴリッッッ!!
櫻子「んっっっ!!!」
櫻子「うう・・・」ウルウル
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:56:46.93 ID:p9NyplL00
向日葵「はぁっ・・・わかりましたわ、あなたが元気がない理由、口内炎ね」
櫻子「……ナンデワカルンダヨウ」グスッ
向日葵「喋れなくて、ご飯が食べられないのなら、他に考えられませんし、何回も痛そうなしぐさしていますし、さすがにわかりますわ」
櫻子「…バカダヨネ、コレシキノコトデ」ジワッ
向日葵「・・・バカじゃありませんわ・・・実は、私も口内炎なったことありますの・・・だから、あなたの気持ち、痛いほどわかりますわ。」
櫻子「そ、そうなの?」ウルッ
向日葵「そうですわ」
櫻子「良かった…私、お子ちゃまじゃないんだね」ニコッ
向日葵(な、ななななんなんですの!?この天使のような笑顔は??
あなたは本当に櫻子ですの!?)ドキッ
向日葵「じ、実はあーんなこともこーんなこともあろうかと薬を持ってきましたの。塗って差し上げますわ。」ニヤニヤ
櫻子「痛くなあい?」ウルウル
向日葵「」ズキュ-ン
向日葵「だだだだだ大丈夫ですわよ!ほらほら、こっちに来なさい。」ニヤニヤ
綾乃・千歳「」ポカ-ン
櫻子「……ナンデワカルンダヨウ」グスッ
向日葵「喋れなくて、ご飯が食べられないのなら、他に考えられませんし、何回も痛そうなしぐさしていますし、さすがにわかりますわ」
櫻子「…バカダヨネ、コレシキノコトデ」ジワッ
向日葵「・・・バカじゃありませんわ・・・実は、私も口内炎なったことありますの・・・だから、あなたの気持ち、痛いほどわかりますわ。」
櫻子「そ、そうなの?」ウルッ
向日葵「そうですわ」
櫻子「良かった…私、お子ちゃまじゃないんだね」ニコッ
向日葵(な、ななななんなんですの!?この天使のような笑顔は??
あなたは本当に櫻子ですの!?)ドキッ
向日葵「じ、実はあーんなこともこーんなこともあろうかと薬を持ってきましたの。塗って差し上げますわ。」ニヤニヤ
櫻子「痛くなあい?」ウルウル
向日葵「」ズキュ-ン
向日葵「だだだだだ大丈夫ですわよ!ほらほら、こっちに来なさい。」ニヤニヤ
綾乃・千歳「」ポカ-ン
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/26(日) 00:57:21.56 ID:p9NyplL00
~~翌朝~~
櫻子「よぉ~し!薬のおかげで全回復~!早速向日葵の家へGO!」
ピンポーン
櫻子「向日葵~!迎えに来てやったぞ~!」
ガチャ
向日葵「さーちゃん、おっきしまちたか。学校に行きましょうねぇ~」
櫻子「うわぁぁぁぁぁ!!向日葵が狂ったぁぁぁぁ!!」
おわり
櫻子「よぉ~し!薬のおかげで全回復~!早速向日葵の家へGO!」
ピンポーン
櫻子「向日葵~!迎えに来てやったぞ~!」
ガチャ
向日葵「さーちゃん、おっきしまちたか。学校に行きましょうねぇ~」
櫻子「うわぁぁぁぁぁ!!向日葵が狂ったぁぁぁぁ!!」
おわり
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 19:07:32.32 ID:IGFm6CVW0
乙
引用元: 櫻子「口内炎になった」
【シャニマス】凛世「親睦を深めたいのですが……」
2018-08-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/19(日) 22:53:31.26 ID:iCk5Viz70
P「え?」
凛世「親睦を深めたいのです」
P「誰と」
凛世「放課後クライマックスガールズの皆様と、です」
P「俺が見る限りでは、もう充分に深まってるように見えるけど」
P「5人ともすごく仲がいいだろ?」
凛世「はい、凛世も仲良くさせていただいております。ですが……アイドルユニットで、遥か高みを志すためには」
凛世「『結束力』が一層必要になってくると、凛世は確信しているのです……」
P「なるほど。友達としてでなく、アイドル仲間としての絆も強めたいと」
凛世「左様でございます。そこで昨日、何か良い策はないかと、思考を巡らせました」
凛世「そして……閃きました」
P「ぜひ聞かせてくれ。プロデューサーとして力になりたい」
凛世「皆様と親睦を深める方法……それは……」
――――
果穂・智代子・樹里・夏葉「みんなでゲーム?」
P「そうだ。凛世がみんなと結束力を高めるため、ゲームをしたいそうだ」
果穂「結束力……! ヒーローにも必要なものですよねっ!」キラキラ
智代子「面白そうだね!」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/19(日) 23:02:37.03 ID:iCk5Viz70
樹里「いや待てって。アタシらちょうどレッスン終わったとこだぞ」
樹里「疲れてるし早く帰りたいのに。今度のオフじゃダメなのか?」
凛世「思い立ったが吉日、という諺があります」
樹里「あるけどさ」
夏葉「樹里がそう言うなら、次の休みに決行でいいんじゃないかしら」
樹里「!」
夏葉「だって、ゲームもできないくらい疲れてヘトヘトなんでしょう?」
夏葉「体力的に厳しいなら仕方ないわ。凛世、ここは折れてあげて」
樹里「お、おいっ! 誰もヘトヘトなんて言ってないだろ!」
夏葉「私にはそういう風に聞こえたけど。無理しなくていいわよ」クスッ
樹里「はあ? 全っ然疲れてねえし!! ゲームの1つや2つ余裕でやれるっての!」
夏葉「本当に? 強がりなら…」
樹里「よーし凛世、どんなゲームだ!? 好きなだけ付き合うぜ!!」
P(本当に負けず嫌いだな)ハハ
凛世「ふふ……ありがとうございます」ニコッ
――――
凛世「では始めましょう。レッスンルームを借りて、まずは1つめ」
凛世「その名も……モッツァレラチーズゲーム」
果穂「初めて聞く名前です!」
樹里「疲れてるし早く帰りたいのに。今度のオフじゃダメなのか?」
凛世「思い立ったが吉日、という諺があります」
樹里「あるけどさ」
夏葉「樹里がそう言うなら、次の休みに決行でいいんじゃないかしら」
樹里「!」
夏葉「だって、ゲームもできないくらい疲れてヘトヘトなんでしょう?」
夏葉「体力的に厳しいなら仕方ないわ。凛世、ここは折れてあげて」
樹里「お、おいっ! 誰もヘトヘトなんて言ってないだろ!」
夏葉「私にはそういう風に聞こえたけど。無理しなくていいわよ」クスッ
樹里「はあ? 全っ然疲れてねえし!! ゲームの1つや2つ余裕でやれるっての!」
夏葉「本当に? 強がりなら…」
樹里「よーし凛世、どんなゲームだ!? 好きなだけ付き合うぜ!!」
P(本当に負けず嫌いだな)ハハ
凛世「ふふ……ありがとうございます」ニコッ
――――
凛世「では始めましょう。レッスンルームを借りて、まずは1つめ」
凛世「その名も……モッツァレラチーズゲーム」
果穂「初めて聞く名前です!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/19(日) 23:19:06.26 ID:iCk5Viz70
樹里「知ってるぜ。叫ぶやつだろ」
凛世「はい。まず順番を決め、その順番通りに『モッツァレラチーズ』と発声していく、シンプルなゲームです」
智代子「ただ言うんじゃなくて、前に言った人よりもテンションを上げて言わなきゃいけないんだよね」
果穂「ちょこ先輩も知ってるんですか!」
智代子「友達とやったことあるの。楽しいよ」
P(疲れるけどな)
夏葉「でも、そのゲームをやって結束力は高まるのかしら」
P「難しいこと考えず楽しめばいいよ。とりあえずやってみたらどうだ」
凛世「ジャンケンで順番を決めましょう」
智代子「よーし!」
樹里「どの順番が有利なんだ?」
P(さて。ここまで来れば、あとは5人任せだな)
P(俺は仕事に戻ろう)スタスタ
凛世「プロデューサーさま、どこへ行かれるのですか……」クイッ
P「え?」
P「どこって、仕事に戻ろうかと」
凛世「プロデューサーさまもご参加ください」
P「俺が? 何で?」
凛世「絆とは、アイドル間だけのものではありません」
凛世「凛世たちアイドルと、プロデューサーさまの間にも存在します」
凛世「はい。まず順番を決め、その順番通りに『モッツァレラチーズ』と発声していく、シンプルなゲームです」
智代子「ただ言うんじゃなくて、前に言った人よりもテンションを上げて言わなきゃいけないんだよね」
果穂「ちょこ先輩も知ってるんですか!」
智代子「友達とやったことあるの。楽しいよ」
P(疲れるけどな)
夏葉「でも、そのゲームをやって結束力は高まるのかしら」
P「難しいこと考えず楽しめばいいよ。とりあえずやってみたらどうだ」
凛世「ジャンケンで順番を決めましょう」
智代子「よーし!」
樹里「どの順番が有利なんだ?」
P(さて。ここまで来れば、あとは5人任せだな)
P(俺は仕事に戻ろう)スタスタ
凛世「プロデューサーさま、どこへ行かれるのですか……」クイッ
P「え?」
P「どこって、仕事に戻ろうかと」
凛世「プロデューサーさまもご参加ください」
P「俺が? 何で?」
凛世「絆とは、アイドル間だけのものではありません」
凛世「凛世たちアイドルと、プロデューサーさまの間にも存在します」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/19(日) 23:33:06.87 ID:iCk5Viz70
P「そうだな」
凛世「ですから、プロデューサーさまもぜひゲームに参加していただきたいのです……」
凛世「お願いいたします」ペコリ
P(うーん、いつもなら快くイエスと返事をするんだが)
P(この前はづきさんに、アイドルと触れ合うのは自重しろって怒られたばかりだしな……)
夏葉「いいじゃないプロデューサー。不都合でもあるの?」
P「不都合というか……色々あってさ」
樹里「凛世がこれだけ頼んでるんだぞ。ちょっとくらい付き合えよ」
果穂「一緒に遊びましょうプロデューサーさんっ!」ギュッ
智代子「遊ぶなら大人数の方が盛り上がるよ!」
P「……」
P(まあ、しっかり線引きすれば大丈夫だよな)
P「分かった。参加するよ」
果穂「やったー♪」
凛世「プロデューサーさま……感謝いたします」
――――
果穂「わー、あたしが1番ですね!」
凛世「果穂さんの次が、凛世です」
智代子「その次が私で、続いて樹里ちゃん、夏葉ちゃん、プロデューサーさんの順だね」
P「俺が最後かよ……」
樹里「へへっ、思いっきりテンション上げないとな」
夏葉「そうとも限らないわ。このゲームは駆け引きが大事……どこでテンションを上げるか考えないと」
夏葉「自分の首も絞めることになりそうね」
P(考えすぎじゃないか?)
凛世「ですから、プロデューサーさまもぜひゲームに参加していただきたいのです……」
凛世「お願いいたします」ペコリ
P(うーん、いつもなら快くイエスと返事をするんだが)
P(この前はづきさんに、アイドルと触れ合うのは自重しろって怒られたばかりだしな……)
夏葉「いいじゃないプロデューサー。不都合でもあるの?」
P「不都合というか……色々あってさ」
樹里「凛世がこれだけ頼んでるんだぞ。ちょっとくらい付き合えよ」
果穂「一緒に遊びましょうプロデューサーさんっ!」ギュッ
智代子「遊ぶなら大人数の方が盛り上がるよ!」
P「……」
P(まあ、しっかり線引きすれば大丈夫だよな)
P「分かった。参加するよ」
果穂「やったー♪」
凛世「プロデューサーさま……感謝いたします」
――――
果穂「わー、あたしが1番ですね!」
凛世「果穂さんの次が、凛世です」
智代子「その次が私で、続いて樹里ちゃん、夏葉ちゃん、プロデューサーさんの順だね」
P「俺が最後かよ……」
樹里「へへっ、思いっきりテンション上げないとな」
夏葉「そうとも限らないわ。このゲームは駆け引きが大事……どこでテンションを上げるか考えないと」
夏葉「自分の首も絞めることになりそうね」
P(考えすぎじゃないか?)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/19(日) 23:43:29.88 ID:iCk5Viz70
智代子「ねえ、まずは練習でやってみない?」
P「賛成だ」
凛世「それでは果穂さん。どうぞ」
果穂「練習なんですよね? 了解です! せーの……」
果穂「モッツァレラチーズ!」
「「「!?」」」
智代子「ちょちょちょっと果穂!?」
果穂「ふえ?」
夏葉「さ、最初から結構高めのテンションね」
樹里「後のことも考えてくれよ!」
果穂「はっ、しまった! うっかりしてました!」
P「ははは、いいんだよ果穂。これはこれで面白いし」
夏葉「他人事じゃないわよプロデューサー」
P「分かってるって」
P(さあ、こうなると次の凛世が……)
P(凛世。そうだ、この中でモッツァレラチーズゲームが苦手なのは凛世じゃないか)
P(いつも淑やかに話すけど、果たしてさっきの果穂よりテンションを上げられるのか?)
凛世「……」
P「賛成だ」
凛世「それでは果穂さん。どうぞ」
果穂「練習なんですよね? 了解です! せーの……」
果穂「モッツァレラチーズ!」
「「「!?」」」
智代子「ちょちょちょっと果穂!?」
果穂「ふえ?」
夏葉「さ、最初から結構高めのテンションね」
樹里「後のことも考えてくれよ!」
果穂「はっ、しまった! うっかりしてました!」
P「ははは、いいんだよ果穂。これはこれで面白いし」
夏葉「他人事じゃないわよプロデューサー」
P「分かってるって」
P(さあ、こうなると次の凛世が……)
P(凛世。そうだ、この中でモッツァレラチーズゲームが苦手なのは凛世じゃないか)
P(いつも淑やかに話すけど、果たしてさっきの果穂よりテンションを上げられるのか?)
凛世「……」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/19(日) 23:51:02.64 ID:iCk5Viz70
果穂・智代子・樹里・夏葉「……」ジー
P(みんな注目してる)
凛世「……すぅー……」
凛世「モッツァレラチーズ!!」
「「「!!」」」
凛世「ふぅ……」
「「「……」」」
凛世「……? 皆様、どうされたのですか」
智代子「いや……」
P「凛世って結構大きな声出せるんだな」
凛世「人並みには。ボイスレッスンで、鍛えられました」
樹里(ビックリした……)
夏葉「良い声量じゃない。次は智代子ね」
智代子「あ、そだね。こほん」
智代子「モッツァレラ!! チーーズ!!」
果穂「わあー! ちょこ先輩さすがです!」
智代子「ふふん、私これで負けたことないんだよね」
P(みんな注目してる)
凛世「……すぅー……」
凛世「モッツァレラチーズ!!」
「「「!!」」」
凛世「ふぅ……」
「「「……」」」
凛世「……? 皆様、どうされたのですか」
智代子「いや……」
P「凛世って結構大きな声出せるんだな」
凛世「人並みには。ボイスレッスンで、鍛えられました」
樹里(ビックリした……)
夏葉「良い声量じゃない。次は智代子ね」
智代子「あ、そだね。こほん」
智代子「モッツァレラ!! チーーズ!!」
果穂「わあー! ちょこ先輩さすがです!」
智代子「ふふん、私これで負けたことないんだよね」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/20(月) 00:03:07.55 ID:xkQotANH0
P「というかどうやったら負けになるんだ?」
智代子「前の人のテンションを越えられなかったら」
樹里「よっしゃ、越えてやろうじゃねえか!」
樹里「すー、はー……」
樹里「モッツァレラァァァ!! チィィィズゥゥゥ!!」
P「おお、やるな」
樹里「楽勝」ヘヘ
果穂「必殺技みたいでカッコよかったです!」キラキラ
夏葉「……」
樹里「あれ? どうしたんだ夏葉、怖気づいたか?」ニヤニヤ
夏葉「笑わせないで。その程度、軽く越せるわ」
樹里「なっ!?」
夏葉「発声の準備をしていたのよ。見てなさい」
夏葉「モッツァァァァ……!!」シュバッ
夏葉「レラッ!!」シュババッ
夏葉「チィィィィィィズッ!!」バンッ
夏葉「と、こんなものかしら」
智代子「す、すごい……! ハイテンションぶりを体でも表現してた!」
凛世「流石でございます」
智代子「前の人のテンションを越えられなかったら」
樹里「よっしゃ、越えてやろうじゃねえか!」
樹里「すー、はー……」
樹里「モッツァレラァァァ!! チィィィズゥゥゥ!!」
P「おお、やるな」
樹里「楽勝」ヘヘ
果穂「必殺技みたいでカッコよかったです!」キラキラ
夏葉「……」
樹里「あれ? どうしたんだ夏葉、怖気づいたか?」ニヤニヤ
夏葉「笑わせないで。その程度、軽く越せるわ」
樹里「なっ!?」
夏葉「発声の準備をしていたのよ。見てなさい」
夏葉「モッツァァァァ……!!」シュバッ
夏葉「レラッ!!」シュババッ
夏葉「チィィィィィィズッ!!」バンッ
夏葉「と、こんなものかしら」
智代子「す、すごい……! ハイテンションぶりを体でも表現してた!」
凛世「流石でございます」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/20(月) 00:15:10.95 ID:xkQotANH0
樹里「や、やるじゃねえか。そうこなくっちゃな」
夏葉「2順目が楽しみね」
P「……」
P(とうとう俺の番か。あれ以上どうやれって言うんだ)
智代子「次、プロデューサーさんだよ」
P「あ、ああ」
P(こうなれば俺の持つ全てを解放するしかないな)
P(いくぞ!)
P「モォォォォッ、げほごほげほっ!」
智代子・樹里(むせた!)
凛世「プロデューサーさま、敗北でございます」
P「え!? げほっ、ま、待ってくれ! むせただけだろ!」
凛世「いかなる理由であれ……モッツァレラチーズと、発するのを中断してしまうと」
凛世「即刻敗北なのです」
樹里「審査のしようがないからな」
P「そんなルール聞いてない……」
智代子「いやー危なかった。やり通されてたら超ハイテンションでやらなきゃいけないし」
果穂「あたしも、どうやろうかなってドキドキしてました」
樹里「ま、今のは練習だからな」
夏葉「そうね。またジャンケンして順番を変えましょう」
P(くっ、今度は失敗しないぞ!)
夏葉「2順目が楽しみね」
P「……」
P(とうとう俺の番か。あれ以上どうやれって言うんだ)
智代子「次、プロデューサーさんだよ」
P「あ、ああ」
P(こうなれば俺の持つ全てを解放するしかないな)
P(いくぞ!)
P「モォォォォッ、げほごほげほっ!」
智代子・樹里(むせた!)
凛世「プロデューサーさま、敗北でございます」
P「え!? げほっ、ま、待ってくれ! むせただけだろ!」
凛世「いかなる理由であれ……モッツァレラチーズと、発するのを中断してしまうと」
凛世「即刻敗北なのです」
樹里「審査のしようがないからな」
P「そんなルール聞いてない……」
智代子「いやー危なかった。やり通されてたら超ハイテンションでやらなきゃいけないし」
果穂「あたしも、どうやろうかなってドキドキしてました」
樹里「ま、今のは練習だからな」
夏葉「そうね。またジャンケンして順番を変えましょう」
P(くっ、今度は失敗しないぞ!)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/20(月) 00:26:13.33 ID:xkQotANH0
(10分後)
智代子「はいプロデューサーさんの負けー!」
P「はぁっ……はぁっ……!」
P(ヤバい、叫びすぎて頭が痛くなってきた)
夏葉「このくらいで息切れするの?」
P「しばらく運動してなかったせいだな……」
樹里「体力無いと仕事も踏ん張れないだろ。夏葉にトレーニングメニュー考えてもらえよ」
夏葉「それはいいアイデアね。明日までに作っておくわ」
P「はは……ありがとう……」
果穂「あの、凛世さん! とーっても楽しかったです!」
凛世「左様でございますか」
夏葉「ええ。それに、みんながこんなに大きな声を出せるなんて知らなかったし」
夏葉「結束力も深まったかもね」フフ
智代子「うんうん! 樹里ちゃんの藤原竜也っぽいモッツァレラチーズも聞けたしね!」
果穂「迫力満点でした!」
樹里「ばっ、掘り返すなよ!! いいか、あれは絶対に脳内に封印しとけよ! 誰にも喋るな!」カァァ
智代子「モノマネは?」
樹里「ダメに決まってるだろ!?」
凛世「ふふふ」クスクス
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/20(月) 00:36:27.75 ID:xkQotANH0
――――
凛世「皆様、次のゲームに移りましょう」
樹里「なあ凛世。ゲームっていくつやるんだ?」
凛世「5つ用意しております。これで2つめです」
凛世「お付き合いしていただけますか……?」
夏葉「もちろんよ」フフ
果穂「どんなゲームですかっ」ワクワク
凛世「ドラマチックしりとり、という名前です」
P(ドラマチックしりとり?)
智代子「あー知ってる。ドラマのセリフみたいな言葉でしりとりするんだよね」
智代子「『ん』がついたり、10秒以内に言葉が出てこなかったら負け」
凛世「智代子さんが説明してくださった通りです。ただ……ドラマと言いましても、様々なジャンルがあるので」
凛世「始める前にテーマを決めたいと考えております」
P「テーマ?」
凛世「例えば、『時代劇』というテーマであれば、時代劇のドラマにありそうなセリフで繋げていきます」
樹里「難しそうだな」
夏葉「そう? 面白そうじゃない」
果穂「あたし、ヒーローのドラマがやりたいです!」
智代子「ヒーローもいいけど、少女漫画みたいな世界観のドラマも……」ポワポワ
凛世「他にご希望はございますか?」
樹里「アタシは特に無いな」
P「俺もだ」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/22(水) 01:48:01.82 ID:uxReX2wK0
夏葉「凛世は?」
凛世「智代子さんと同じ、少女漫画を希望します」
P「じゃあ『ヒーロー』と『少女漫画』でやろうか。まずどっちから始める?」
智代子「果穂の後でいいよ! ね、凛世ちゃん!」
凛世「はい」
果穂「いいんですか!? ありがとうございます!」
夏葉「しりとりの順番……は、決めるほどのことじゃないわね」
P「だな。モッツァレラチーズゲームの時と同じ巡りにしようか」
――――
果穂「えっと、しりとりは『あ』から始めるんですか?」
凛世「果穂さんのお好きな言葉でお願いいたします」
果穂「わかりました!」
果穂「凛世さん、大変です! 悪の秘密結社の幹部が、街で暴れてるそうです!」
P(そういう展開か)
樹里(『す』で始まるセリフ。難しいな)
凛世「……すみません。もう一度言っていただけますか?」
P(聞き返した!)
智代子(次は私!? ええっと……か……か……)
智代子「果穂の言うこと聞いてないとダメだよ、凛世ちゃん」
智代子「悪の幹部が街に現れたんだって! 急いで向かおう!」
樹里(『う』か)
凛世「智代子さんと同じ、少女漫画を希望します」
P「じゃあ『ヒーロー』と『少女漫画』でやろうか。まずどっちから始める?」
智代子「果穂の後でいいよ! ね、凛世ちゃん!」
凛世「はい」
果穂「いいんですか!? ありがとうございます!」
夏葉「しりとりの順番……は、決めるほどのことじゃないわね」
P「だな。モッツァレラチーズゲームの時と同じ巡りにしようか」
――――
果穂「えっと、しりとりは『あ』から始めるんですか?」
凛世「果穂さんのお好きな言葉でお願いいたします」
果穂「わかりました!」
果穂「凛世さん、大変です! 悪の秘密結社の幹部が、街で暴れてるそうです!」
P(そういう展開か)
樹里(『す』で始まるセリフ。難しいな)
凛世「……すみません。もう一度言っていただけますか?」
P(聞き返した!)
智代子(次は私!? ええっと……か……か……)
智代子「果穂の言うこと聞いてないとダメだよ、凛世ちゃん」
智代子「悪の幹部が街に現れたんだって! 急いで向かおう!」
樹里(『う』か)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/22(水) 01:49:29.68 ID:uxReX2wK0
樹里「う……うおおおお! やる気が出てきたぜ! アタシは先に行く!」スタタタッ
夏葉(『く』ね)
夏葉「くっ! 待ちなさい、私が先よ!」スタタタッ
P(よ……よ……)
P「よーし! みんなダッシュだ!」スタタタッ
果穂「ダッシュだー!」スタタタッ
凛世「ダッシュです」スタタタッ
智代子(なんか青春映画みたいなノリになってない?)
智代子(『す』だよね。場面転換して……)
智代子「すっ飛ばしてきた! 幹部はどこ!?」キョロキョロ
樹里「このへんにいるはずだぜ」
夏葉「絶対に見つけ出して倒してやるわ」
P「……」
P(あれ? みんなヒーローだと話が繋がらなくないか?)
P(まあしりとりやってるんだし、相手を詰まらせるためなら……って俺が詰まりそうなんだけど)
夏葉(プロデューサー、あと5秒よ)
樹里(4)
智代子(3)
夏葉(『く』ね)
夏葉「くっ! 待ちなさい、私が先よ!」スタタタッ
P(よ……よ……)
P「よーし! みんなダッシュだ!」スタタタッ
果穂「ダッシュだー!」スタタタッ
凛世「ダッシュです」スタタタッ
智代子(なんか青春映画みたいなノリになってない?)
智代子(『す』だよね。場面転換して……)
智代子「すっ飛ばしてきた! 幹部はどこ!?」キョロキョロ
樹里「このへんにいるはずだぜ」
夏葉「絶対に見つけ出して倒してやるわ」
P「……」
P(あれ? みんなヒーローだと話が繋がらなくないか?)
P(まあしりとりやってるんだし、相手を詰まらせるためなら……って俺が詰まりそうなんだけど)
夏葉(プロデューサー、あと5秒よ)
樹里(4)
智代子(3)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/22(水) 01:51:36.71 ID:uxReX2wK0
P「わははははは!」
智代子・樹里・夏葉「!」
P「ヒーローどもめ、まんまと騙されるとはな」
果穂「なに!? あなたはプロデューサーさんじゃないんですか!?」
凛世「かなり邪悪な気配。ニセモノです」
智代子「す、するとこいつは……もしかして悪の幹部!?」
樹里「ぶっ飛ばしてやる!!」
夏葉「……る……」
樹里(7、6、5)
夏葉「る、る……」
夏葉「ルンルンルン♪」ステップステップ
「「「!?」」」
夏葉「ごめんなさい、急に踊りたくなったの!」
P「……」
夏葉「私の負けね」
智代子「自分で言った」
夏葉「だって意味が分からないもの。悪役と向かい合ってる時に踊り出すヒーローなんていないでしょう」
果穂「こ、今後出てくるかも……」
夏葉「いいのよ果穂、フォローありがとう」
智代子・樹里・夏葉「!」
P「ヒーローどもめ、まんまと騙されるとはな」
果穂「なに!? あなたはプロデューサーさんじゃないんですか!?」
凛世「かなり邪悪な気配。ニセモノです」
智代子「す、するとこいつは……もしかして悪の幹部!?」
樹里「ぶっ飛ばしてやる!!」
夏葉「……る……」
樹里(7、6、5)
夏葉「る、る……」
夏葉「ルンルンルン♪」ステップステップ
「「「!?」」」
夏葉「ごめんなさい、急に踊りたくなったの!」
P「……」
夏葉「私の負けね」
智代子「自分で言った」
夏葉「だって意味が分からないもの。悪役と向かい合ってる時に踊り出すヒーローなんていないでしょう」
果穂「こ、今後出てくるかも……」
夏葉「いいのよ果穂、フォローありがとう」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/22(水) 01:53:48.11 ID:uxReX2wK0
樹里「なあ、ちょっといいか? 智代子の『するとこいつは』って言い回しも違和感ないか?」
智代子「え」
樹里「なんか無理やり感があるんだよな」
智代子「正直に言うと、確かに自分でも苦しかったなと思う」
智代子「けど話は繋がってるし……ね?」
凛世「果穂さん、判定をお願いいたします」
果穂「あたしですか?」
凛世「果穂さんが提案されたテーマなので」
果穂「えっと……じゃあセーフです!」
智代子「ありがとう果穂! 次はこういうこと無いようにするから!」
――――
智代子「ということで、今度のテーマは私と凛世ちゃんが提案した『少女漫画』だよ!」
P「俺読んだことないから分からないんだけど」
夏葉「私もよ」
樹里「つーか、読んだことあるのって凛世と智代子だけだよな」
凛世「皆様が思う少女漫画の展開を、繰り広げていただければと思います」
果穂「あたしたちが思う展開……」
樹里「それが分かんないんだよ」
智代子「まあまあ、やってるうちにノリノリになるよ!」
P「そうかな」
凛世「順番は、智代子さん、凛世、果穂さん」
凛世「樹里さん、夏葉さん、プロデューサーさまの順でよろしいでしょうか」
智代子「え」
樹里「なんか無理やり感があるんだよな」
智代子「正直に言うと、確かに自分でも苦しかったなと思う」
智代子「けど話は繋がってるし……ね?」
凛世「果穂さん、判定をお願いいたします」
果穂「あたしですか?」
凛世「果穂さんが提案されたテーマなので」
果穂「えっと……じゃあセーフです!」
智代子「ありがとう果穂! 次はこういうこと無いようにするから!」
――――
智代子「ということで、今度のテーマは私と凛世ちゃんが提案した『少女漫画』だよ!」
P「俺読んだことないから分からないんだけど」
夏葉「私もよ」
樹里「つーか、読んだことあるのって凛世と智代子だけだよな」
凛世「皆様が思う少女漫画の展開を、繰り広げていただければと思います」
果穂「あたしたちが思う展開……」
樹里「それが分かんないんだよ」
智代子「まあまあ、やってるうちにノリノリになるよ!」
P「そうかな」
凛世「順番は、智代子さん、凛世、果穂さん」
凛世「樹里さん、夏葉さん、プロデューサーさまの順でよろしいでしょうか」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/22(水) 01:56:17.77 ID:uxReX2wK0
夏葉「ええ。分かる2人が世界観を説明してくれれば、自然に入れるかも」
P(また俺が最後か)
凛世「それでは、始めましょう」
智代子「私がトップバッターだね! んーと」
智代子「とある朝の出来事だった。私は朝寝坊してしまい、走って登校していた」
P(なるほど、分かりやすい設定だな)
智代子「そしてちょうど曲がり角を曲がった時、5人の男の人とぶつかったの」
P(どうやって!?)
智代子「いったーい! どこ見て歩いてるのよ!?」プンスカ
凛世「よそ見してんじゃねえ」
果穂「え……えっと、大丈夫ですか?」
樹里「か、介抱してやるよ!」
夏葉「よう、久しぶり」
P「り、り……理科実験教室の鍵、閉めたっけ……?」
智代子(おお! 意図してやったのか分からないけど、みんなキャラが分かるセリフだ!)
智代子(凛世ちゃんはオレ様系かな? いや、クール系かも。果穂は大人しい小動物みたいな男の子)
智代子(樹里ちゃんもオレ様? ううん、優しさが見えるからツンデレ?)
智代子(夏葉ちゃんは言わずもがな幼馴染。そしてプロデューサーさんは科学の先生かな)
P「智代子」
智代子(ぶつかった時に言うセリフじゃないっぽいけど、そこは大目に見て……)
P「おーい、智代子」
P(また俺が最後か)
凛世「それでは、始めましょう」
智代子「私がトップバッターだね! んーと」
智代子「とある朝の出来事だった。私は朝寝坊してしまい、走って登校していた」
P(なるほど、分かりやすい設定だな)
智代子「そしてちょうど曲がり角を曲がった時、5人の男の人とぶつかったの」
P(どうやって!?)
智代子「いったーい! どこ見て歩いてるのよ!?」プンスカ
凛世「よそ見してんじゃねえ」
果穂「え……えっと、大丈夫ですか?」
樹里「か、介抱してやるよ!」
夏葉「よう、久しぶり」
P「り、り……理科実験教室の鍵、閉めたっけ……?」
智代子(おお! 意図してやったのか分からないけど、みんなキャラが分かるセリフだ!)
智代子(凛世ちゃんはオレ様系かな? いや、クール系かも。果穂は大人しい小動物みたいな男の子)
智代子(樹里ちゃんもオレ様? ううん、優しさが見えるからツンデレ?)
智代子(夏葉ちゃんは言わずもがな幼馴染。そしてプロデューサーさんは科学の先生かな)
P「智代子」
智代子(ぶつかった時に言うセリフじゃないっぽいけど、そこは大目に見て……)
P「おーい、智代子」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/22(水) 01:59:15.26 ID:uxReX2wK0
智代子「!!」
P「10秒経ったぞ」
智代子「え」
樹里「なにボーっとしてんだよ」
智代子「し、しまった! 妄想が膨らんでしりとり忘れてた!」
夏葉「妄想?」
智代子「5人がどんな男の子なのかなって、気になっちゃって」エヘヘ
智代子「ごめんね! もう1回やろ!」
果穂「はい、やりましょう!」
P「待ってくれ。ふと思ったんだけど」
P「これって、即興劇みたいな感じでやっても楽しそうじゃないか?」
夏葉「そうね。一対一の会話ができないから、話が広げにくいし」
凛世「申し訳ありません……」
P「いやいや、謝らなくていいよ! このしりとりも楽しいけど」
P「こうしたら別の盛り上がり方ができるんじゃないかって話だから」
P「さて、中途半端に終わったから、智代子の言うとおりもう1回やろうか」
智代子「うん! 私が中断しちゃったところからで!」
智代子「いくよ? よーいスタート!」
(10分後)
果穂「智代子さん!」ドンッ
智代子(壁ドンきた!)
果穂「あっ」
樹里「果穂、『ん』がついたな」ヘヘ
果穂「ううー、焦っちゃって……もっと考えるべきでした」
P「10秒経ったぞ」
智代子「え」
樹里「なにボーっとしてんだよ」
智代子「し、しまった! 妄想が膨らんでしりとり忘れてた!」
夏葉「妄想?」
智代子「5人がどんな男の子なのかなって、気になっちゃって」エヘヘ
智代子「ごめんね! もう1回やろ!」
果穂「はい、やりましょう!」
P「待ってくれ。ふと思ったんだけど」
P「これって、即興劇みたいな感じでやっても楽しそうじゃないか?」
夏葉「そうね。一対一の会話ができないから、話が広げにくいし」
凛世「申し訳ありません……」
P「いやいや、謝らなくていいよ! このしりとりも楽しいけど」
P「こうしたら別の盛り上がり方ができるんじゃないかって話だから」
P「さて、中途半端に終わったから、智代子の言うとおりもう1回やろうか」
智代子「うん! 私が中断しちゃったところからで!」
智代子「いくよ? よーいスタート!」
(10分後)
果穂「智代子さん!」ドンッ
智代子(壁ドンきた!)
果穂「あっ」
樹里「果穂、『ん』がついたな」ヘヘ
果穂「ううー、焦っちゃって……もっと考えるべきでした」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/22(水) 02:03:23.27 ID:uxReX2wK0
夏葉「だけど、結構続いたわね」
P「本当だな。よく繋げられたよ」
果穂「このゲームもすごく楽しかったですっ!」
樹里「意外にハマるな。まだやるか?」
凛世「他のゲームもあるので、きりの良いところで終了いたしましょう」
樹里「そっか。じゃあまた機会のある時にやろうぜ」
智代子「うん! レッスン終わりとかにね!」
凛世「皆様……そう言っていただけて、何よりでございます」
――――
凛世「次のゲームを発表させていただきます」
果穂・智世子「いえーい!」
樹里「次も負けねえぞ!」
P(みんな、すっかり楽しんでるな)
凛世「発表いたします。その名も、絶対に照れてはいけないゲーム」
夏葉「年末のテレビ番組でやってそうな名前ね」
P「あれは笑ってはいけないだけどな」
凛世「説明いたしますと……このゲームは、まず参加人数で輪を作り、順に右隣の方を褒めていくというゲームです」
凛世「タイトルの通り、絶対に照れてはいけません……もし照れてしまったら」
P「しまったら?」
凛世「その方は罰ゲームとして、皆から褒め言葉を浴びせられます」
樹里「全然罰じゃねえな」
P「本当だな。よく繋げられたよ」
果穂「このゲームもすごく楽しかったですっ!」
樹里「意外にハマるな。まだやるか?」
凛世「他のゲームもあるので、きりの良いところで終了いたしましょう」
樹里「そっか。じゃあまた機会のある時にやろうぜ」
智代子「うん! レッスン終わりとかにね!」
凛世「皆様……そう言っていただけて、何よりでございます」
――――
凛世「次のゲームを発表させていただきます」
果穂・智世子「いえーい!」
樹里「次も負けねえぞ!」
P(みんな、すっかり楽しんでるな)
凛世「発表いたします。その名も、絶対に照れてはいけないゲーム」
夏葉「年末のテレビ番組でやってそうな名前ね」
P「あれは笑ってはいけないだけどな」
凛世「説明いたしますと……このゲームは、まず参加人数で輪を作り、順に右隣の方を褒めていくというゲームです」
凛世「タイトルの通り、絶対に照れてはいけません……もし照れてしまったら」
P「しまったら?」
凛世「その方は罰ゲームとして、皆から褒め言葉を浴びせられます」
樹里「全然罰じゃねえな」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/23(木) 00:59:17.12 ID:5Wpo+yeI0
智代子「考えようによっては罰かもね。嬉し恥ずかしいし」
樹里「嬉しいなら罰とは言えないだろ」
P「……」
P(絶対に照れてはいけないゲーム、か)
P(さっきのドラマチックしりとり。考えてみればモッツァレラチーズゲームもそうだけど)
P(もしかして)
凛世「では、順番を…」
P「凛世」
凛世「はい。いかがなさいましたか」
P「お前の用意したゲーム、どうやって知った?」
凛世「インターネットでございます」
P「もしかして、『合コンで盛り上がる』とか書いてなかったか?」
凛世「ありました」
P(やっぱり)
智代子「あー。言われてみれば、そんな感じのラインナップかも」
夏葉「私も薄々感じてはいたけど」
凛世「……もしかして、行ってはいけないゲームだったのでしょうか」
P「そういうわけじゃないよ。ただゲームなら他にも色々あるのに、何で合コンゲームを選んだのかなと」
凛世「『仲良くなれる』と書いてありましたので」
智代子「仲良くなれるには違いないけどさ……」
樹里「凛世、合コンの意味を知ってんのか?」
樹里「嬉しいなら罰とは言えないだろ」
P「……」
P(絶対に照れてはいけないゲーム、か)
P(さっきのドラマチックしりとり。考えてみればモッツァレラチーズゲームもそうだけど)
P(もしかして)
凛世「では、順番を…」
P「凛世」
凛世「はい。いかがなさいましたか」
P「お前の用意したゲーム、どうやって知った?」
凛世「インターネットでございます」
P「もしかして、『合コンで盛り上がる』とか書いてなかったか?」
凛世「ありました」
P(やっぱり)
智代子「あー。言われてみれば、そんな感じのラインナップかも」
夏葉「私も薄々感じてはいたけど」
凛世「……もしかして、行ってはいけないゲームだったのでしょうか」
P「そういうわけじゃないよ。ただゲームなら他にも色々あるのに、何で合コンゲームを選んだのかなと」
凛世「『仲良くなれる』と書いてありましたので」
智代子「仲良くなれるには違いないけどさ……」
樹里「凛世、合コンの意味を知ってんのか?」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/23(木) 01:01:20.90 ID:5Wpo+yeI0
凛世「申し訳ございません。そこまでは」
果穂「合コンってなんですか?」キョトン
智代子(はっ! 果穂が興味を持ってしまった!)
樹里「小学生はまだ知らなくていい」
果穂「どうしてですか?」
P「大人のすることだからだよ。果穂が智代子や樹里くらいの歳になれば、自然に意味が分かるさ」
果穂「そうなんですね! 分かりました!」
凛世「ということは……凛世も、1年後には理解できるということですね」
夏葉「貴方は今の内に覚えた方がいいかもね」
智代子「私があとで説明するよ」
――――
凛世「皆様、輪になりましたね」
P「ああ」
果穂「オッケーです!」
樹里「おい」
凛世「樹里さん、どうされました?」
樹里「なんで早い者勝ちで順番決めるんだよ! 今まではジャンケンで決めてただろ!?」
凛世「ジャンケンばかりでは皆様が退屈されると思い、趣向を変えてみました」
樹里「変える必要あるか!?」
果穂「合コンってなんですか?」キョトン
智代子(はっ! 果穂が興味を持ってしまった!)
樹里「小学生はまだ知らなくていい」
果穂「どうしてですか?」
P「大人のすることだからだよ。果穂が智代子や樹里くらいの歳になれば、自然に意味が分かるさ」
果穂「そうなんですね! 分かりました!」
凛世「ということは……凛世も、1年後には理解できるということですね」
夏葉「貴方は今の内に覚えた方がいいかもね」
智代子「私があとで説明するよ」
――――
凛世「皆様、輪になりましたね」
P「ああ」
果穂「オッケーです!」
樹里「おい」
凛世「樹里さん、どうされました?」
樹里「なんで早い者勝ちで順番決めるんだよ! 今まではジャンケンで決めてただろ!?」
凛世「ジャンケンばかりでは皆様が退屈されると思い、趣向を変えてみました」
樹里「変える必要あるか!?」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/23(木) 01:03:54.14 ID:5Wpo+yeI0
樹里「お前どうせあれだろ! プロデューサーの隣がいいから早い者勝ちにしたんだろ!」
夏葉(間違いないわね)
智代子(『早い者勝ちにしましょう』って言った瞬間、すごい速さでプロデューサーさんのところへ移動したもんね)
凛世「はて」
樹里「はて、じゃねえよ! しらを切るな!」
P「樹里、そんなに怒らなくてもいいだろ? 1回くらいいいじゃないか」
樹里「だ、だって……」チラッ
夏葉「?」
樹里(隣が夏葉なんだぞ。夏葉を褒めないといけないんだ)
樹里(褒めるとこはたくさんあるけど、ドヤ顔されそうで嫌なんだよ!)
夏葉「そんなに嫌なら、貴方の望む場所と変更してもらえば?」
樹里「へ?」
智代子「好きなとこ選んでいいよ」
果穂「交代しますよ!」
凛世「凛世とプロデューサーさまはセットでお願いいたします」ギュッ
智代子(やっぱり確信犯だ)
樹里「……」
樹里「ここでいい」
夏葉(間違いないわね)
智代子(『早い者勝ちにしましょう』って言った瞬間、すごい速さでプロデューサーさんのところへ移動したもんね)
凛世「はて」
樹里「はて、じゃねえよ! しらを切るな!」
P「樹里、そんなに怒らなくてもいいだろ? 1回くらいいいじゃないか」
樹里「だ、だって……」チラッ
夏葉「?」
樹里(隣が夏葉なんだぞ。夏葉を褒めないといけないんだ)
樹里(褒めるとこはたくさんあるけど、ドヤ顔されそうで嫌なんだよ!)
夏葉「そんなに嫌なら、貴方の望む場所と変更してもらえば?」
樹里「へ?」
智代子「好きなとこ選んでいいよ」
果穂「交代しますよ!」
凛世「凛世とプロデューサーさまはセットでお願いいたします」ギュッ
智代子(やっぱり確信犯だ)
樹里「……」
樹里「ここでいい」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/23(木) 01:05:20.53 ID:5Wpo+yeI0
夏葉「あら、いいの? せっかくみんなが…」
樹里「ワガママ言ってるみたいで嫌だからな。始めようぜ」
夏葉「そう」
樹里(くっ……こうなれば、思いっきり褒めまくって顔を真っ赤にさせてやる!)
凛世「それでは、プロデューサーさまから右回りでスタートです」
P「よし」
P(俺は凛世を褒めればいいんだな)
P「凛世は着物が似合う。大和撫子だよな」
凛世「……」ポッ
果穂(凛世さん赤くなった!)
凛世「ありがとうございます。プロデューサーさまも…」
樹里「凛世はアタシを褒めるんだろ! 右隣だから!」
凛世「そうでした」
智代子「ねえ、今のって恥ずかしがったんじゃないの?」
夏葉「頬を赤く染めてたわね」
凛世「羞恥ではありません。プロデューサーさまのお言葉に、きゅんとしてしまったのです」
智代子「なら仕方ないねー」
果穂「きゅんとしちゃったなら仕方ないです!」
P(仕方ないのか)
樹里「ワガママ言ってるみたいで嫌だからな。始めようぜ」
夏葉「そう」
樹里(くっ……こうなれば、思いっきり褒めまくって顔を真っ赤にさせてやる!)
凛世「それでは、プロデューサーさまから右回りでスタートです」
P「よし」
P(俺は凛世を褒めればいいんだな)
P「凛世は着物が似合う。大和撫子だよな」
凛世「……」ポッ
果穂(凛世さん赤くなった!)
凛世「ありがとうございます。プロデューサーさまも…」
樹里「凛世はアタシを褒めるんだろ! 右隣だから!」
凛世「そうでした」
智代子「ねえ、今のって恥ずかしがったんじゃないの?」
夏葉「頬を赤く染めてたわね」
凛世「羞恥ではありません。プロデューサーさまのお言葉に、きゅんとしてしまったのです」
智代子「なら仕方ないねー」
果穂「きゅんとしちゃったなら仕方ないです!」
P(仕方ないのか)
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/23(木) 01:08:51.67 ID:5Wpo+yeI0
凛世「樹里さん」
樹里(来る。どんな言葉にも屈しねえぞ)
凛世「樹里さんは……とても愛らしい方です」
樹里「ありがと。よっしゃ、アタシの番だな」
凛世「お待ちください」ガシッ
樹里「え?」
凛世「樹里さんは、とても愛らしいのです」
凛世「ご理解されていますか。ご自分の愛らしさを」
樹里「なっ……」
凛世「殿方が、こんなに愛らしい女性を、放っておくはずがございません」
凛世「学び舎でも、熱い視線を向けられていることでしょう」
樹里「いや、べ、別に……」カァァ
果穂「あっ! 赤くなりました!」
P「樹里の負けだな」
樹里「ち、違うって! これは……!」
樹里「凛世、卑怯だぞ! 何度も言葉を浴びせやがって!」
凛世「回数の制限はしておりませんので」
樹里「そんなのありかよ!?」
P「樹里、それが恥ずかしさじゃないなら何なんだ」
樹里「これは……レッスンルームが暑いんだよ! あー暑いなぁ!」パタパタ
樹里(来る。どんな言葉にも屈しねえぞ)
凛世「樹里さんは……とても愛らしい方です」
樹里「ありがと。よっしゃ、アタシの番だな」
凛世「お待ちください」ガシッ
樹里「え?」
凛世「樹里さんは、とても愛らしいのです」
凛世「ご理解されていますか。ご自分の愛らしさを」
樹里「なっ……」
凛世「殿方が、こんなに愛らしい女性を、放っておくはずがございません」
凛世「学び舎でも、熱い視線を向けられていることでしょう」
樹里「いや、べ、別に……」カァァ
果穂「あっ! 赤くなりました!」
P「樹里の負けだな」
樹里「ち、違うって! これは……!」
樹里「凛世、卑怯だぞ! 何度も言葉を浴びせやがって!」
凛世「回数の制限はしておりませんので」
樹里「そんなのありかよ!?」
P「樹里、それが恥ずかしさじゃないなら何なんだ」
樹里「これは……レッスンルームが暑いんだよ! あー暑いなぁ!」パタパタ
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/23(木) 01:11:15.13 ID:5Wpo+yeI0
夏葉「エアコン効いてるのに」
樹里「暑いものは暑いんだ!」
P「そうしておこう。でも、もうその言い訳は通用しないぞ」
樹里「い、言い訳じゃねーし……」
樹里(ふぅ、なんとか切り抜けた。油断は禁物だな)
夏葉「……」
樹里(さーて、覚悟しろ夏葉)フフフ
樹里「夏葉ってさ」
夏葉「ええ」
樹里「時間をすごく有効に使ってるよな。すごいと思う」
夏葉「私の中では当たり前のことだから、褒め言葉でも何でもないわ」
樹里「アタシから見たらすごいんだよ。トップを目指すために一生懸命頑張ってて」
樹里「レッスンの時も、普段じゃ見たことないくらい真剣な顔して。カッコいいって思うんだ」
樹里「アタシも見習いたいよ」
夏葉「……そう」
夏葉「嬉しいわ。ありがとう」ニコッ
樹里「……」
夏葉「……?」
樹里「暑いものは暑いんだ!」
P「そうしておこう。でも、もうその言い訳は通用しないぞ」
樹里「い、言い訳じゃねーし……」
樹里(ふぅ、なんとか切り抜けた。油断は禁物だな)
夏葉「……」
樹里(さーて、覚悟しろ夏葉)フフフ
樹里「夏葉ってさ」
夏葉「ええ」
樹里「時間をすごく有効に使ってるよな。すごいと思う」
夏葉「私の中では当たり前のことだから、褒め言葉でも何でもないわ」
樹里「アタシから見たらすごいんだよ。トップを目指すために一生懸命頑張ってて」
樹里「レッスンの時も、普段じゃ見たことないくらい真剣な顔して。カッコいいって思うんだ」
樹里「アタシも見習いたいよ」
夏葉「……そう」
夏葉「嬉しいわ。ありがとう」ニコッ
樹里「……」
夏葉「……?」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/23(木) 01:15:15.23 ID:5Wpo+yeI0
樹里(あれ、おかしいぞ。夏葉を恥ずかしがらせようとしたはずなのに)
樹里(なんかアタシが恥ずかしくなってきたっ……!)カァァ
樹里「うわああああ! 何言ってんだアタシぃぃぃ!」ジタバタ
智代子「言った側が恥ずかしさで悶え苦しんでる」
P「あの場合どうなる?」
凛世「相手の夏葉さんが恥ずかしがっていないため、セーフです」
夏葉「そう、残念ね」
樹里「くうううう……!」ジタバタ
智代子「まだ収まりそうにないね」
凛世「一旦度外視して、続けましょう」
夏葉「了解よ」
夏葉「智代子、貴方の笑顔は人を幸せにするわ」
智代子「おおう……ストレートだね」
夏葉「事実だもの。特に、チョコを食べてる時の顔は見てるこっちまで幸せになる」フフ
智代子「えへへ、ありがとう!」
夏葉「食べすぎは気になるけどね。最近一緒にトレーニングしてないけど」
夏葉「もちろん摂取した分、体を動かしてるわよね?」
智代子「あ、うん……してます……」
P(してないな)
夏葉「またダイエット用のメニューを考えてくるわ」
智代子(見抜かれた!?)ガーン
樹里(なんかアタシが恥ずかしくなってきたっ……!)カァァ
樹里「うわああああ! 何言ってんだアタシぃぃぃ!」ジタバタ
智代子「言った側が恥ずかしさで悶え苦しんでる」
P「あの場合どうなる?」
凛世「相手の夏葉さんが恥ずかしがっていないため、セーフです」
夏葉「そう、残念ね」
樹里「くうううう……!」ジタバタ
智代子「まだ収まりそうにないね」
凛世「一旦度外視して、続けましょう」
夏葉「了解よ」
夏葉「智代子、貴方の笑顔は人を幸せにするわ」
智代子「おおう……ストレートだね」
夏葉「事実だもの。特に、チョコを食べてる時の顔は見てるこっちまで幸せになる」フフ
智代子「えへへ、ありがとう!」
夏葉「食べすぎは気になるけどね。最近一緒にトレーニングしてないけど」
夏葉「もちろん摂取した分、体を動かしてるわよね?」
智代子「あ、うん……してます……」
P(してないな)
夏葉「またダイエット用のメニューを考えてくるわ」
智代子(見抜かれた!?)ガーン
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/25(土) 01:20:46.82 ID:fU6L5w770
P「智代子もセーフだな」
夏葉「途中、照れくさそうにしてなかった?」
智代子「あれは嬉しくて笑顔になっただけだよ!」
智代子「ということで、次は私の番。いくよ果穂」
果穂「望むところです!」
智代子「果穂は人懐っこくて元気だよね。動物に例えるとワンコみたいで」
智代子「落ち込んでる時も『どうしたんですか?』って心配してくれるし、可愛くて癒されるよー」ナデナデ
果穂「へへ……」
果穂(あっ。今の危なかったぁ……照れないようにしないと)
果穂「……」キリッ
夏葉(持ち直したわね)
P(真剣な顔になった)
智代子「ホント可愛いよー」ナデナデ
果穂「……」
智代子「果穂可愛い。略してかほかわだよー」ナデナデ
果穂「……へへ」
P(顔がふにゃけた)
夏葉(耐えられなかったみたいね)
果穂「うあー! 負けちゃいました!」
凛世「いえ。今のは嬉し笑いの範囲かと」
夏葉「そうね、さっきの智代子がセーフなら、今のもセーフになるわ」
夏葉「途中、照れくさそうにしてなかった?」
智代子「あれは嬉しくて笑顔になっただけだよ!」
智代子「ということで、次は私の番。いくよ果穂」
果穂「望むところです!」
智代子「果穂は人懐っこくて元気だよね。動物に例えるとワンコみたいで」
智代子「落ち込んでる時も『どうしたんですか?』って心配してくれるし、可愛くて癒されるよー」ナデナデ
果穂「へへ……」
果穂(あっ。今の危なかったぁ……照れないようにしないと)
果穂「……」キリッ
夏葉(持ち直したわね)
P(真剣な顔になった)
智代子「ホント可愛いよー」ナデナデ
果穂「……」
智代子「果穂可愛い。略してかほかわだよー」ナデナデ
果穂「……へへ」
P(顔がふにゃけた)
夏葉(耐えられなかったみたいね)
果穂「うあー! 負けちゃいました!」
凛世「いえ。今のは嬉し笑いの範囲かと」
夏葉「そうね、さっきの智代子がセーフなら、今のもセーフになるわ」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/25(土) 01:22:53.99 ID:fU6L5w770
果穂「ホントですか? よかったー!」
智代子「くっ、あとちょっとだったのに」
果穂「ちょこ先輩は褒めるの上手ですね……危ないところでした」
果穂「いよいよあたしの番です! プロデューサーさん、いきますよ!」
P「俺は手ごわいぞ」フフフ
智代子「笑い方が悪役みたい! やっつけちゃえ果穂!」
果穂「はいっ! プロデューサーさんは、とっても優しいです!」
果穂「いつもヒーローごっこに付き合ってくれて、強大な悪を演じてくれます。ありがとうございます!」
P「いえいえ」
果穂「あと、いつも腕に捉まって回転するやつをやってくれます!」
果穂「すごく楽しいです! ありがとうございます!」
P「いえいえ」
P(あれは全力を振り絞ってやっとできるんだよな)
P(満足してくれた後は、影でこっそり息を切らしてるし……)
夏葉「腕に捉まって振り回すやつって何の事かしら」
智代子「そのままだと思うよ。果穂がプロデューサーさんの腕に捉まって、その場で回転して宙に浮かせるの」
夏葉「へえ、楽しそうね」
P「やらないからな? 果穂限定だ」
夏葉「1回くらいいいじゃない」
P「夏葉は身長があるから、尚のことキツそうなんだよ……」
智代子「くっ、あとちょっとだったのに」
果穂「ちょこ先輩は褒めるの上手ですね……危ないところでした」
果穂「いよいよあたしの番です! プロデューサーさん、いきますよ!」
P「俺は手ごわいぞ」フフフ
智代子「笑い方が悪役みたい! やっつけちゃえ果穂!」
果穂「はいっ! プロデューサーさんは、とっても優しいです!」
果穂「いつもヒーローごっこに付き合ってくれて、強大な悪を演じてくれます。ありがとうございます!」
P「いえいえ」
果穂「あと、いつも腕に捉まって回転するやつをやってくれます!」
果穂「すごく楽しいです! ありがとうございます!」
P「いえいえ」
P(あれは全力を振り絞ってやっとできるんだよな)
P(満足してくれた後は、影でこっそり息を切らしてるし……)
夏葉「腕に捉まって振り回すやつって何の事かしら」
智代子「そのままだと思うよ。果穂がプロデューサーさんの腕に捉まって、その場で回転して宙に浮かせるの」
夏葉「へえ、楽しそうね」
P「やらないからな? 果穂限定だ」
夏葉「1回くらいいいじゃない」
P「夏葉は身長があるから、尚のことキツそうなんだよ……」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/25(土) 01:27:36.24 ID:fU6L5w770
夏葉「予約しておくわ。明日にお願い」
P「話聞いてた?」
智代子「ねえねえ! 私なら身長もちっちゃいし、楽にできそうじゃない?」
智代子「また今度でいいから体験してみたいなー」
凛世「凛世も、プロデューサーさまさえよろしければ、ぜひ……」
P「食いつきすぎだろお前ら! ゲームの最中だってことを忘れるな!」
智代子「おっとそうだった」
果穂「むぅー……残念です。恥ずかしがらせることができませんでした」
P「褒め言葉というかお礼を言ってたからな。けど嬉しいよ」
P「これで一巡したか、何週するんだ?」
凛世「どなたかが負けるまで、です」
P「……」
樹里「うぅぅぅ……! もっと言葉を選んどけばぁ……!」プルプル
P(樹里が負け候補の筆頭だな。ってかまだ悶えてたのか)
――――
P(予想が的中した)
樹里「は、恥ずかしがってねえよ!」
夏葉「今のは誰がどう見ても恥ずかしがってたわね」
果穂「恥ずかしがってました!」
智代子「樹里ちゃん可愛い♪」
樹里「ちくしょー……!」
P「話聞いてた?」
智代子「ねえねえ! 私なら身長もちっちゃいし、楽にできそうじゃない?」
智代子「また今度でいいから体験してみたいなー」
凛世「凛世も、プロデューサーさまさえよろしければ、ぜひ……」
P「食いつきすぎだろお前ら! ゲームの最中だってことを忘れるな!」
智代子「おっとそうだった」
果穂「むぅー……残念です。恥ずかしがらせることができませんでした」
P「褒め言葉というかお礼を言ってたからな。けど嬉しいよ」
P「これで一巡したか、何週するんだ?」
凛世「どなたかが負けるまで、です」
P「……」
樹里「うぅぅぅ……! もっと言葉を選んどけばぁ……!」プルプル
P(樹里が負け候補の筆頭だな。ってかまだ悶えてたのか)
――――
P(予想が的中した)
樹里「は、恥ずかしがってねえよ!」
夏葉「今のは誰がどう見ても恥ずかしがってたわね」
果穂「恥ずかしがってました!」
智代子「樹里ちゃん可愛い♪」
樹里「ちくしょー……!」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/25(土) 01:31:41.46 ID:fU6L5w770
凛世「それでは、以上で3つ目のゲームを終了いたします」
樹里「あのさ、もう1回やるってのはどうだ? 順番を変えて」
P「悔しさなら次のゲームで解消すればいい。あと1時間くらいで17時だし」
智代子「そういえば、夕方からアルストロメリアがここを使うんだよね」
樹里「わ、分かったよ……。凛世、次の説明を頼む」
凛世「承知しました。これより4つ目のゲームを紹介いたします」
凛世「名を、ドSワードしりとりと言います」
夏葉「ドSワードしりとり?」
樹里「またしりとりか」
凛世「先ほどのしりとりは、ドラマでありそうなセリフを繋げていくものでしたが」
凛世「今回のしりとりは、ドSなセリフを考え、繋げていきます」
果穂「ドS……?」
智代子「んーと、例えばね……『俺以外の男を見るな』とか」
智代子「『お前の口を塞いでやるよ、俺の唇でな』とか言いそうな人のことだよ」
智代子「平たく言うと、強気で強引な人だね」
P(さすが少女漫画愛読者)
果穂「強気で強引……難しいですけど、やってみます!」
P「無理はするなよ」
夏葉「一ついい? ドSな言葉って他にもあるわよね」
樹里「あのさ、もう1回やるってのはどうだ? 順番を変えて」
P「悔しさなら次のゲームで解消すればいい。あと1時間くらいで17時だし」
智代子「そういえば、夕方からアルストロメリアがここを使うんだよね」
樹里「わ、分かったよ……。凛世、次の説明を頼む」
凛世「承知しました。これより4つ目のゲームを紹介いたします」
凛世「名を、ドSワードしりとりと言います」
夏葉「ドSワードしりとり?」
樹里「またしりとりか」
凛世「先ほどのしりとりは、ドラマでありそうなセリフを繋げていくものでしたが」
凛世「今回のしりとりは、ドSなセリフを考え、繋げていきます」
果穂「ドS……?」
智代子「んーと、例えばね……『俺以外の男を見るな』とか」
智代子「『お前の口を塞いでやるよ、俺の唇でな』とか言いそうな人のことだよ」
智代子「平たく言うと、強気で強引な人だね」
P(さすが少女漫画愛読者)
果穂「強気で強引……難しいですけど、やってみます!」
P「無理はするなよ」
夏葉「一ついい? ドSな言葉って他にもあるわよね」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/25(土) 01:33:30.25 ID:fU6L5w770
智代子「あるにはあるけど、果穂が変な影響受けちゃうからね」
夏葉「ああ……やめた方がいいわね」
P(女王様タイプか。跪きなさい、とかな)
樹里「それを言うならドSしりとり自体がマズイだろ」
智代子「樹里ちゃん。果穂が『このブタ! これが気持ちいいんでしょう!』とか覚えるより」ヒソヒソ
智代子「イケメンっぽいセリフを知ってた方が、プラスになると思わない? 今後のアイドル活動にも幅が出るかもだし」ヒソヒソ
樹里「な、なるほど」
果穂「内緒話ですか?」
智代子「ううん! 何でもないよ!」アセアセ
樹里「凛世、順番を決めようぜ」
凛世「はい……」
――――
凛世「公平にジャンケンをしました結果……樹里さん、果穂さん、夏葉さん」
凛世「プロデューサーさま、智代子さん、凛世、という並びになりました」
凛世「時間は無制限。口にした言葉がドSかどうかを皆で判断し、クリアすれば次の方、というルールです」
智代子「オッケー!」
樹里「『あ』から始まるのか?」
凛世「はい。今回のしりとりは、『あ』から始めていただきます」
樹里「よし、それじゃあ……」
樹里「ああ? 俺はこいつの彼氏だけど?」
「「「……」」」
夏葉「ああ……やめた方がいいわね」
P(女王様タイプか。跪きなさい、とかな)
樹里「それを言うならドSしりとり自体がマズイだろ」
智代子「樹里ちゃん。果穂が『このブタ! これが気持ちいいんでしょう!』とか覚えるより」ヒソヒソ
智代子「イケメンっぽいセリフを知ってた方が、プラスになると思わない? 今後のアイドル活動にも幅が出るかもだし」ヒソヒソ
樹里「な、なるほど」
果穂「内緒話ですか?」
智代子「ううん! 何でもないよ!」アセアセ
樹里「凛世、順番を決めようぜ」
凛世「はい……」
――――
凛世「公平にジャンケンをしました結果……樹里さん、果穂さん、夏葉さん」
凛世「プロデューサーさま、智代子さん、凛世、という並びになりました」
凛世「時間は無制限。口にした言葉がドSかどうかを皆で判断し、クリアすれば次の方、というルールです」
智代子「オッケー!」
樹里「『あ』から始まるのか?」
凛世「はい。今回のしりとりは、『あ』から始めていただきます」
樹里「よし、それじゃあ……」
樹里「ああ? 俺はこいつの彼氏だけど?」
「「「……」」」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/25(土) 01:36:30.71 ID:fU6L5w770
樹里「静まり返るなよっ! なんか言え! 恥ずかしいだろ!」カァァ
智代子「いやー、樹里ちゃんハマってるなって思って」
果穂「カッコいいですっ」
夏葉「ちなみに今のはどういう状況?」
樹里「女の子が知らない男に絡まれてたんだよ。だから彼氏のフリして助けに入った」
凛世「素敵なしちゅえーしょんでございます」
樹里「も、もうアタシはいいだろ! 果穂の番だぞ」
果穂「はい! えっと、『ど』ですか?」
凛世「『と』に変換していただいても構いません」
果穂「ホントですか? 『と』……『ど』……うーん」
果穂「あっ、思いつきました!」
果穂「ドロップキックをお見舞いするぞっ!」
果穂「どうですか?」
P「果穂らしいよ」ハハ
智代子「可愛いからセーフ!」
果穂「可愛いじゃダメですよ!?」ガーン
夏葉「大丈夫、カッコよかったわ」クスッ
果穂「ならいいんですけど……」
智代子「いやー、樹里ちゃんハマってるなって思って」
果穂「カッコいいですっ」
夏葉「ちなみに今のはどういう状況?」
樹里「女の子が知らない男に絡まれてたんだよ。だから彼氏のフリして助けに入った」
凛世「素敵なしちゅえーしょんでございます」
樹里「も、もうアタシはいいだろ! 果穂の番だぞ」
果穂「はい! えっと、『ど』ですか?」
凛世「『と』に変換していただいても構いません」
果穂「ホントですか? 『と』……『ど』……うーん」
果穂「あっ、思いつきました!」
果穂「ドロップキックをお見舞いするぞっ!」
果穂「どうですか?」
P「果穂らしいよ」ハハ
智代子「可愛いからセーフ!」
果穂「可愛いじゃダメですよ!?」ガーン
夏葉「大丈夫、カッコよかったわ」クスッ
果穂「ならいいんですけど……」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:07:14.51 ID:Dou3Pi2W0
智代子「夏葉ちゃん、『ぞ』だよ」
夏葉「『そ』でもいいのよね」
夏葉「……そんなのこと言っていいの? お仕置きが必要だな」
智代子「わお、ちょっぴり過激っ」
凛世「心臓が、トクンと高鳴るセリフです……」
夏葉「……」
智代子(俯いちゃった。言ってから恥ずかしくなったんだね)
果穂「どういうことですか?」
樹里「深く考えるな」
夏葉「そ、そうよ果穂、深く考えないで。どんどんいきましょうプロデューサー!」
P(動揺する夏葉も珍しい)
P「『な』から始めればいいんだな。そうだな……」
凛世「プロデューサーさま」
P「ん?」
凛世「今お考えになっているセリフ……凛世に向けて、おっしゃってくださると……」
P「凛世に?」
凛世「はい……さらに、壁ドンもしていただけると、嬉しく思います」
P「壁ドンしながら? まあいいけど」
凛世「ありがとうございます」ペコリ
智代子(いいんだ)
樹里(欲丸出しだな凛世)
夏葉「『そ』でもいいのよね」
夏葉「……そんなのこと言っていいの? お仕置きが必要だな」
智代子「わお、ちょっぴり過激っ」
凛世「心臓が、トクンと高鳴るセリフです……」
夏葉「……」
智代子(俯いちゃった。言ってから恥ずかしくなったんだね)
果穂「どういうことですか?」
樹里「深く考えるな」
夏葉「そ、そうよ果穂、深く考えないで。どんどんいきましょうプロデューサー!」
P(動揺する夏葉も珍しい)
P「『な』から始めればいいんだな。そうだな……」
凛世「プロデューサーさま」
P「ん?」
凛世「今お考えになっているセリフ……凛世に向けて、おっしゃってくださると……」
P「凛世に?」
凛世「はい……さらに、壁ドンもしていただけると、嬉しく思います」
P「壁ドンしながら? まあいいけど」
凛世「ありがとうございます」ペコリ
智代子(いいんだ)
樹里(欲丸出しだな凛世)
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:08:46.37 ID:Dou3Pi2W0
P(凛世に言う前に、セリフを考えないと)
P「……浮かんだ。凛世、壁に移動してくれ」
凛世「はい」スッ
果穂「凛世さん、うきうきしてますねっ」
夏葉「よっぽど楽しみみたいね」
P「いくぞ」
凛世「……」ソワソワ
ドンッ
P「なあ、俺の女になれよ」
凛世「!」キュン
凛世「……はい……」ドキドキドキ
P(凛世の目にハートマークが)
P(というか、想像以上に恥ずかしいなこれ!!)カァァ
夏葉「なかなかいいじゃない。素敵よ、プロデューサー」フフ
果穂「カッコよかったですっ」
P「茶化さないでくれ……」
樹里「おい、凛世が固まったまま動かねーぞ」ヒラヒラ
夏葉「余韻に浸ってるのよ。もう少し放っておいてあげましょう」
凛世「プロデューサーさま……凛世は一生、貴方様のお傍に……」ドキドキ
P「……浮かんだ。凛世、壁に移動してくれ」
凛世「はい」スッ
果穂「凛世さん、うきうきしてますねっ」
夏葉「よっぽど楽しみみたいね」
P「いくぞ」
凛世「……」ソワソワ
ドンッ
P「なあ、俺の女になれよ」
凛世「!」キュン
凛世「……はい……」ドキドキドキ
P(凛世の目にハートマークが)
P(というか、想像以上に恥ずかしいなこれ!!)カァァ
夏葉「なかなかいいじゃない。素敵よ、プロデューサー」フフ
果穂「カッコよかったですっ」
P「茶化さないでくれ……」
樹里「おい、凛世が固まったまま動かねーぞ」ヒラヒラ
夏葉「余韻に浸ってるのよ。もう少し放っておいてあげましょう」
凛世「プロデューサーさま……凛世は一生、貴方様のお傍に……」ドキドキ
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:11:21.45 ID:Dou3Pi2W0
P「次にいこう、次! 智代子の番だ」
智代子「……」
P「智代子」
智代子「えっ? あ、ああ! 確か『よ』だっけ」
樹里「『よ』だな」
智代子「すぐに考えるね!」
智代子(はぁ……憧れの壁ドンを前にしてボーっとしてた)
智代子(果穂にもやってもらったけど、やっぱり男の人にして欲しいよね)
智代子(……あとでこっそりお願いしてみようかな……袖クルとか顎クイとかも……)ドキドキ
智代子(いやいや! 彼氏でもないのに、そこまでしてもらうのはさすがにー!)ブンブン
樹里(果穂のやつ、なに舞い上がってんだ)
夏葉(楽しそうね)
智代子(その前にまずはしりとりだよねっ。『よ』かぁ)
智代子「うん! 思いついたよ!」
智代子「よく聞け、お前は俺のもんだ」キリッ
智代子「どうかな?」
夏葉「セリフ自体はドSっぽくていいと思うわ」
樹里「ただ智代子の言い方がな」
智代子「言い方?」
智代子「……」
P「智代子」
智代子「えっ? あ、ああ! 確か『よ』だっけ」
樹里「『よ』だな」
智代子「すぐに考えるね!」
智代子(はぁ……憧れの壁ドンを前にしてボーっとしてた)
智代子(果穂にもやってもらったけど、やっぱり男の人にして欲しいよね)
智代子(……あとでこっそりお願いしてみようかな……袖クルとか顎クイとかも……)ドキドキ
智代子(いやいや! 彼氏でもないのに、そこまでしてもらうのはさすがにー!)ブンブン
樹里(果穂のやつ、なに舞い上がってんだ)
夏葉(楽しそうね)
智代子(その前にまずはしりとりだよねっ。『よ』かぁ)
智代子「うん! 思いついたよ!」
智代子「よく聞け、お前は俺のもんだ」キリッ
智代子「どうかな?」
夏葉「セリフ自体はドSっぽくていいと思うわ」
樹里「ただ智代子の言い方がな」
智代子「言い方?」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:16:24.91 ID:Dou3Pi2W0
P「普段のイメージのせいか、可愛さが勝ってて可愛く見えるんだよな」ハハ
樹里「果穂みたいにな」
智代子・果穂「!?」
智代子「そんな! どうしようもないじゃん!」
果穂「あたし、やっぱりカッコよくなかったんですか!?」
樹里「落ち着けって。これはどうカッコよく見せるかのゲームじゃねーだろ?」
智代子「それはそうだけど、どうせならクールに決めたいじゃん!」
果穂「むむ……次こそはちゃんと……!」
P(カッコよさを意識しすぎてズレないといいけど)
夏葉「続きを始めましょう。凛世の番よ」
凛世「……」ポー
樹里「ダメだ、まだどこかに行ったままだ」
夏葉「凛世。順番が貴方に回ってきたわ」ポンポン
凛世「……!」ハッ
凛世「大変失礼いたしました……智代子さん、どうぞ」
夏葉「智代子はもう済んだわよ」
智代子「『よく聞け、お前は俺のものだ』って言ったの!」
凛世「そうなのですか。凛世は、『だ』から始めればよいのですね……」
凛世「……」
凛世「ダメだと言っても、お前の顔は喜んでるように見えるぜ」
凛世「いかがでしょうか」
智代子「お……おお……すごいね……」
夏葉「今までで一番過激ね」
樹里「果穂みたいにな」
智代子・果穂「!?」
智代子「そんな! どうしようもないじゃん!」
果穂「あたし、やっぱりカッコよくなかったんですか!?」
樹里「落ち着けって。これはどうカッコよく見せるかのゲームじゃねーだろ?」
智代子「それはそうだけど、どうせならクールに決めたいじゃん!」
果穂「むむ……次こそはちゃんと……!」
P(カッコよさを意識しすぎてズレないといいけど)
夏葉「続きを始めましょう。凛世の番よ」
凛世「……」ポー
樹里「ダメだ、まだどこかに行ったままだ」
夏葉「凛世。順番が貴方に回ってきたわ」ポンポン
凛世「……!」ハッ
凛世「大変失礼いたしました……智代子さん、どうぞ」
夏葉「智代子はもう済んだわよ」
智代子「『よく聞け、お前は俺のものだ』って言ったの!」
凛世「そうなのですか。凛世は、『だ』から始めればよいのですね……」
凛世「……」
凛世「ダメだと言っても、お前の顔は喜んでるように見えるぜ」
凛世「いかがでしょうか」
智代子「お……おお……すごいね……」
夏葉「今までで一番過激ね」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:18:46.46 ID:Dou3Pi2W0
樹里(セリフ内容とは裏腹に、声に抑揚がないから、なんかシュールだけどな)
果穂「ダメって言ってるのに顔が喜んでる……? なぞなぞですか?」
智代子「か、果穂にはまだ早いかなっ!」アハハ
果穂「???」
P(こういうセリフが出てくるなら、女王様系と変わらないような……)
P(ってか凛世のあれは少女漫画の影響だよな? 智代子はどんな本を貸してるんだよ)
凛世「プロデューサーさま」
P「?」
凛世「……また、お願いしてもよろしいでしょうか」
P「え」
凛世「凛世が今口にしたセリフを、ぜひ……」ポッ
P「言えるかっ!!」
凛世「どうか、耳元で……」
P「絶対に無理だ! 断る!」
夏葉「さっきのは言えて今回のは言えないの?」
樹里「範囲内だろ」
P「そこの2人は面白がるな」
――――
智代子「負けました」
樹里「は? 今のドSっぽかったろ」
智代子「ううん。『俺に従え』はドSというより王様系男子だよ」
P「何だそれ」
果穂「ダメって言ってるのに顔が喜んでる……? なぞなぞですか?」
智代子「か、果穂にはまだ早いかなっ!」アハハ
果穂「???」
P(こういうセリフが出てくるなら、女王様系と変わらないような……)
P(ってか凛世のあれは少女漫画の影響だよな? 智代子はどんな本を貸してるんだよ)
凛世「プロデューサーさま」
P「?」
凛世「……また、お願いしてもよろしいでしょうか」
P「え」
凛世「凛世が今口にしたセリフを、ぜひ……」ポッ
P「言えるかっ!!」
凛世「どうか、耳元で……」
P「絶対に無理だ! 断る!」
夏葉「さっきのは言えて今回のは言えないの?」
樹里「範囲内だろ」
P「そこの2人は面白がるな」
――――
智代子「負けました」
樹里「は? 今のドSっぽかったろ」
智代子「ううん。『俺に従え』はドSというより王様系男子だよ」
P「何だそれ」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:21:59.73 ID:Dou3Pi2W0
智代子「とにかく今のは私の負け。悔しいなぁ」
凛世「一度きりなら、言い換えても……」
智代子「ううん、素直に認めるよ。もうすぐここ使えなくなるし」
樹里「うわ! あと30分かよ!」
夏葉「結構ギリギリね。残り1つだけど、間に合うかしら」
智代子「無理そうなら、また今度にしてもいいんじゃないかな」
凛世「いえ……大丈夫です。残り時間、ぴったりで終われると予想しております……」
樹里「ホントかよ」
果穂「プロデューサーさん、いいですか?」
P「ああ。アルストロメリアは夕方に集合して、レッスン開始は18時だから」
P「17時になったら強制的に出てもらうけど、それでいいなら」
智代子「そうなんだ! じゃあ時間の許す限りやらせてもらおう!」
果穂「凛世さん、最後のゲームは何ですか!?」
凛世「5つめのゲームの名前……発表いたします」
凛世「好きですゲーム、です」
「「「好きですゲーム?」」」
凛世「はい……これは、愛してるゲームというゲームから、着想を得たものです」
凛世「ルールを説明いたします……。参加人数で輪を作り、右隣の方に『好きです』と伝えていきます」
凛世「ただ伝えるだけでなく、真剣に。意中の方に、恋心をぶつけるかのごとく……」
樹里「要するに、愛の告白をしろってことか?」
凛世「はい。告白をされた方は、今度はご自分の右隣の方に、告白をします」
凛世「一度きりなら、言い換えても……」
智代子「ううん、素直に認めるよ。もうすぐここ使えなくなるし」
樹里「うわ! あと30分かよ!」
夏葉「結構ギリギリね。残り1つだけど、間に合うかしら」
智代子「無理そうなら、また今度にしてもいいんじゃないかな」
凛世「いえ……大丈夫です。残り時間、ぴったりで終われると予想しております……」
樹里「ホントかよ」
果穂「プロデューサーさん、いいですか?」
P「ああ。アルストロメリアは夕方に集合して、レッスン開始は18時だから」
P「17時になったら強制的に出てもらうけど、それでいいなら」
智代子「そうなんだ! じゃあ時間の許す限りやらせてもらおう!」
果穂「凛世さん、最後のゲームは何ですか!?」
凛世「5つめのゲームの名前……発表いたします」
凛世「好きですゲーム、です」
「「「好きですゲーム?」」」
凛世「はい……これは、愛してるゲームというゲームから、着想を得たものです」
凛世「ルールを説明いたします……。参加人数で輪を作り、右隣の方に『好きです』と伝えていきます」
凛世「ただ伝えるだけでなく、真剣に。意中の方に、恋心をぶつけるかのごとく……」
樹里「要するに、愛の告白をしろってことか?」
凛世「はい。告白をされた方は、今度はご自分の右隣の方に、告白をします」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:26:10.01 ID:Dou3Pi2W0
凛世「その流れを継続していきます……」
智代子「どうやったら負けなの?」
凛世「告白をされ、照れてしまったらです」
凛世「ちなみに……途中で、『もう一度言って?』と聞き返しても構いません」
凛世「そうした場合、告白した方は、もう一度告白しなければいけません……」
P(凛世のオリジナル要素が入ってるとはいえ、さすが合コンゲームだな)
果穂「なんだかよく分からないです」
夏葉「習うより慣れろ、よ。実際にやってみて覚えましょう」
樹里「ま、待てよ。そんないかがわしいゲームやる気なのか?」
智代子「いかがわしい?」
樹里「ああ。合コンの匂いがしてなんか嫌だし」
夏葉「今更すぎない?」
智代子「私たち友達同士だし、重く考えずもっと気楽にやればいいんじゃないかな」
樹里「でも……」
夏葉「分かった。樹里は見ていて?」
樹里「!」
夏葉「嫌なら無理してやることないわ。5人でやるから」
夏葉「それに、弱そうだし」
樹里「は?」
夏葉「こういうの、貴方すごく弱そうだもの。相手にならないと思う」
P(樹里には申し訳ないけど完全に同意だ)
智代子「どうやったら負けなの?」
凛世「告白をされ、照れてしまったらです」
凛世「ちなみに……途中で、『もう一度言って?』と聞き返しても構いません」
凛世「そうした場合、告白した方は、もう一度告白しなければいけません……」
P(凛世のオリジナル要素が入ってるとはいえ、さすが合コンゲームだな)
果穂「なんだかよく分からないです」
夏葉「習うより慣れろ、よ。実際にやってみて覚えましょう」
樹里「ま、待てよ。そんないかがわしいゲームやる気なのか?」
智代子「いかがわしい?」
樹里「ああ。合コンの匂いがしてなんか嫌だし」
夏葉「今更すぎない?」
智代子「私たち友達同士だし、重く考えずもっと気楽にやればいいんじゃないかな」
樹里「でも……」
夏葉「分かった。樹里は見ていて?」
樹里「!」
夏葉「嫌なら無理してやることないわ。5人でやるから」
夏葉「それに、弱そうだし」
樹里「は?」
夏葉「こういうの、貴方すごく弱そうだもの。相手にならないと思う」
P(樹里には申し訳ないけど完全に同意だ)
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:28:06.28 ID:Dou3Pi2W0
樹里「なっ、何だと!? 決めつけんなよっ!」
夏葉「決めつけてしまえるほどの根拠があるもの。今までの貴方を見ていればね」
智代子(あー、この流れは)
樹里「そうかよ……なら、もしアタシがこのゲームに参加して」
樹里「何事にも動じない心を見せつければ、そのふざけた考えを撤回するんだな?」
夏葉「もちろんよ」
樹里「っしゃあ! やってやろうじゃねえか!」
P(知ってた)
智代子(ちょろいよ……ちょろすぎるよ樹里ちゃん)
智代子(まあ夏葉ちゃんも、参加させたくて言ったわけじゃないんだろうけど)
――――
凛世「皆様、輪になりましたね」
P「ああ」
果穂「オッケーです!」
樹里「おい」
凛世「樹里さん、どうされました?」
樹里「なんか既視感あるよな!? 3つめのゲームと全く同じ展開だよな!?」
樹里「また早い者勝ちで、凛世はプロデューサーの隣!」
樹里「テメーひょっとして、プロデューサーと触れあう目的でゲームを用意したんじゃねーか!?」
凛世「……」
智代子(おや?)
P(図星っぽいぞ)
夏葉「決めつけてしまえるほどの根拠があるもの。今までの貴方を見ていればね」
智代子(あー、この流れは)
樹里「そうかよ……なら、もしアタシがこのゲームに参加して」
樹里「何事にも動じない心を見せつければ、そのふざけた考えを撤回するんだな?」
夏葉「もちろんよ」
樹里「っしゃあ! やってやろうじゃねえか!」
P(知ってた)
智代子(ちょろいよ……ちょろすぎるよ樹里ちゃん)
智代子(まあ夏葉ちゃんも、参加させたくて言ったわけじゃないんだろうけど)
――――
凛世「皆様、輪になりましたね」
P「ああ」
果穂「オッケーです!」
樹里「おい」
凛世「樹里さん、どうされました?」
樹里「なんか既視感あるよな!? 3つめのゲームと全く同じ展開だよな!?」
樹里「また早い者勝ちで、凛世はプロデューサーの隣!」
樹里「テメーひょっとして、プロデューサーと触れあう目的でゲームを用意したんじゃねーか!?」
凛世「……」
智代子(おや?)
P(図星っぽいぞ)
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/27(月) 01:31:22.25 ID:Dou3Pi2W0
凛世「そんなことは……皆様と親睦を深めたいという、確固たる目的もございます……」
樹里「『も』っつったな!? やっぱイチャつきたかったんじゃねーか!」
智代子「まあまあ樹里ちゃん! ゲームをやってて、もっと仲が深まったのも事実でしょ?」
果穂「わいわい盛り上がれました!」
夏葉「そうね。やってよかったわ」ニコッ
樹里「……」
智代子「ね? 最後のゲームも何だかんだ楽しもうよ!」
樹里「……分かったよ」
樹里「ただし、プロデューサーの隣は嫌だ」
「「「……」」」
樹里「誰か場所を変わってくれよ」
「「「……」」」
樹里「揃いも揃ってそっぽ向くんじゃねー!!」
P(まあ、俺と告白し合うのはな)ハハ…
智代子「か、勘違いしないでねプロデューサーさん?」
智代子「プロデューサーさんが嫌いとかじゃないんだよ……ただ」
智代子「他のゲームよりも、恥ずかしいっていうか……」モジモジ
果穂「男の人に告白するのは、すごく緊張しちゃいます……」テレテレ
夏葉「そうね、ゲームと分かっていても。女の子相手の方が気が楽だし」
樹里「アタシも同じ気持ちなんだよ! ジャンケンしてくれ、頼む!」
樹里「『も』っつったな!? やっぱイチャつきたかったんじゃねーか!」
智代子「まあまあ樹里ちゃん! ゲームをやってて、もっと仲が深まったのも事実でしょ?」
果穂「わいわい盛り上がれました!」
夏葉「そうね。やってよかったわ」ニコッ
樹里「……」
智代子「ね? 最後のゲームも何だかんだ楽しもうよ!」
樹里「……分かったよ」
樹里「ただし、プロデューサーの隣は嫌だ」
「「「……」」」
樹里「誰か場所を変わってくれよ」
「「「……」」」
樹里「揃いも揃ってそっぽ向くんじゃねー!!」
P(まあ、俺と告白し合うのはな)ハハ…
智代子「か、勘違いしないでねプロデューサーさん?」
智代子「プロデューサーさんが嫌いとかじゃないんだよ……ただ」
智代子「他のゲームよりも、恥ずかしいっていうか……」モジモジ
果穂「男の人に告白するのは、すごく緊張しちゃいます……」テレテレ
夏葉「そうね、ゲームと分かっていても。女の子相手の方が気が楽だし」
樹里「アタシも同じ気持ちなんだよ! ジャンケンしてくれ、頼む!」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:30:55.52 ID:/9bi8ghS0
凛世「樹里さん。よろしければ凛世と…」
樹里「結局プロデューサーと隣じゃねーか!」
樹里「あーもう、分かったよ! ここでいい! その方が鋼の心を実証しやすいしな!」
P「あのさ、よければ俺が抜けて…」
凛世「それでは始めましょう」
P(食い気味に被せられた!)
凛世「順番は、プロデューサーさま、凛世、智代子さん、夏葉さん、果穂さん、樹里さんです……」
凛世「プロデューサーさま、どうぞ」
P「あ、ああ」
P(好きな人に告白するみたいに、か)
P「凛世」
凛世「はい」
P「好きだ」
凛世「……プロデューサーさま……」ポッ
凛世「もう一度おっしゃってください……」モジモジ
P「す、好きだ」
凛世「もう一度……」
P「凛世! 好きだ!」
凛世「もう一…」
智代子「凛世ちゃん!? 進まないから!!」
樹里「無限ループする気か!」
凛世「申し訳ございません……高ぶる気持ちを抑えられず……」
樹里「結局プロデューサーと隣じゃねーか!」
樹里「あーもう、分かったよ! ここでいい! その方が鋼の心を実証しやすいしな!」
P「あのさ、よければ俺が抜けて…」
凛世「それでは始めましょう」
P(食い気味に被せられた!)
凛世「順番は、プロデューサーさま、凛世、智代子さん、夏葉さん、果穂さん、樹里さんです……」
凛世「プロデューサーさま、どうぞ」
P「あ、ああ」
P(好きな人に告白するみたいに、か)
P「凛世」
凛世「はい」
P「好きだ」
凛世「……プロデューサーさま……」ポッ
凛世「もう一度おっしゃってください……」モジモジ
P「す、好きだ」
凛世「もう一度……」
P「凛世! 好きだ!」
凛世「もう一…」
智代子「凛世ちゃん!? 進まないから!!」
樹里「無限ループする気か!」
凛世「申し訳ございません……高ぶる気持ちを抑えられず……」
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:32:04.46 ID:/9bi8ghS0
夏葉「今のは照れていたのかしら」
凛世「いえ、プロデューサーさまの真剣なお顔に、見惚れていたのです……」
果穂「なら仕方ないです!」
智代子「仕方ないね!」
P(仕方ないのか?)
凛世「智代子さん……」
智代子「は、はいっ」
凛世「……凛世は……」モジモジ
凛世「凛世は……智代子さんを、お慕いしております……」
凛世「……好き、です……」カァァ
智代子「あ……えっと……!」アセアセ
P「何で焦る」
智代子「あ、あはは……凛世ちゃんがあまりにも健気で、戸惑っちゃった」
果穂「もじもじして可愛かったですねっ」
凛世「智代子さんを、意中の方だと意識しました」ジー
P(めっちゃ俺を見てくる)
智代子「私も本気でやるよ。生まれてきてから今まで、一度も告白なんてしたことないけど」
智代子「夏葉ちゃん、覚悟!」
夏葉「かかって来なさい」
智代子「すー……はー……」
凛世「いえ、プロデューサーさまの真剣なお顔に、見惚れていたのです……」
果穂「なら仕方ないです!」
智代子「仕方ないね!」
P(仕方ないのか?)
凛世「智代子さん……」
智代子「は、はいっ」
凛世「……凛世は……」モジモジ
凛世「凛世は……智代子さんを、お慕いしております……」
凛世「……好き、です……」カァァ
智代子「あ……えっと……!」アセアセ
P「何で焦る」
智代子「あ、あはは……凛世ちゃんがあまりにも健気で、戸惑っちゃった」
果穂「もじもじして可愛かったですねっ」
凛世「智代子さんを、意中の方だと意識しました」ジー
P(めっちゃ俺を見てくる)
智代子「私も本気でやるよ。生まれてきてから今まで、一度も告白なんてしたことないけど」
智代子「夏葉ちゃん、覚悟!」
夏葉「かかって来なさい」
智代子「すー……はー……」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:33:28.75 ID:/9bi8ghS0
智代子「な……夏葉ちゃんっ」
智代子「その、校舎裏なんかに呼び出してごめんね?」
智代子「生徒会の仕事で忙しいのに……」
P(設定がしっかりしてる)
夏葉「気にしないで。要件は?」
智代子「え、えっと……」モジモジ
智代子「わ……私……夏葉ちゃんのことが……」
智代子「好きですっ!」カァァ
智代子「もしよければ付き合ってください!」
智代子「……」チラッ
夏葉「……」
智代子「あれ!? 顔色一つ変えてない! 我ながら渾身の演技だと思ったのに!」
夏葉「とても可愛かったわよ」フフ
凛世「瞳を潤ませ、可憐な乙女を演出されていました」
智代子「照れさせないと意味ないよ!」
夏葉「照れるよりも、智代子が可愛いっていう気持ちが強くて」
夏葉「きっと告白された男の人は、その気が無くても一撃で仕留められるでしょうね」
智代子「え、本当?」
夏葉「ええ」
智代子「その、校舎裏なんかに呼び出してごめんね?」
智代子「生徒会の仕事で忙しいのに……」
P(設定がしっかりしてる)
夏葉「気にしないで。要件は?」
智代子「え、えっと……」モジモジ
智代子「わ……私……夏葉ちゃんのことが……」
智代子「好きですっ!」カァァ
智代子「もしよければ付き合ってください!」
智代子「……」チラッ
夏葉「……」
智代子「あれ!? 顔色一つ変えてない! 我ながら渾身の演技だと思ったのに!」
夏葉「とても可愛かったわよ」フフ
凛世「瞳を潤ませ、可憐な乙女を演出されていました」
智代子「照れさせないと意味ないよ!」
夏葉「照れるよりも、智代子が可愛いっていう気持ちが強くて」
夏葉「きっと告白された男の人は、その気が無くても一撃で仕留められるでしょうね」
智代子「え、本当?」
夏葉「ええ」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:36:09.70 ID:/9bi8ghS0
智代子「プロデューサーさんもそう思う?」
P「俺に意見を求めなくても……」
智代子「男の人の目から見てどうだったかも聞きたいんだ」
P「可愛かったよ」
智代子「プロデューサーさんならオッケーする?」
P「もし俺が智代子と同学年の男子高生だったら、するだろうな」
智代子「そっか……えへへ。女の子としての自信がついたよ!」グッ
凛世「……」ゴゴゴゴ
P(背後から威圧感が。振り向かないようにしよう)
夏葉「私の番ね」
果穂「……!」ササッ
夏葉「どうして身構えるの?」
果穂「照れないように集中してるんです」
夏葉「そう……」
夏葉「果穂」
果穂「は、はいっ」
夏葉「私は貴方のことが好き」
果穂「……」
智代子(真剣な眼差しだ)
P(冷静に見ると、同性とはいえ小学生に告白する20歳ってヤバい絵面だな)
P「俺に意見を求めなくても……」
智代子「男の人の目から見てどうだったかも聞きたいんだ」
P「可愛かったよ」
智代子「プロデューサーさんならオッケーする?」
P「もし俺が智代子と同学年の男子高生だったら、するだろうな」
智代子「そっか……えへへ。女の子としての自信がついたよ!」グッ
凛世「……」ゴゴゴゴ
P(背後から威圧感が。振り向かないようにしよう)
夏葉「私の番ね」
果穂「……!」ササッ
夏葉「どうして身構えるの?」
果穂「照れないように集中してるんです」
夏葉「そう……」
夏葉「果穂」
果穂「は、はいっ」
夏葉「私は貴方のことが好き」
果穂「……」
智代子(真剣な眼差しだ)
P(冷静に見ると、同性とはいえ小学生に告白する20歳ってヤバい絵面だな)
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:37:40.36 ID:/9bi8ghS0
夏葉「果穂、好きよ」ジリジリ
果穂「あ……う……」ススッ
智代子(詰め寄られてるせいで果穂が後ずさりしてる!)
P「そこまでだ」
夏葉「えっ? まだ途中よ?」
凛世「果穂さんをご覧ください」
夏葉「!」
夏葉「ご、ごめんなさい! 怖がらせてしまったわね」
果穂「ち……ちょっとびっくりしただけですよ……」アハハ
夏葉「心から謝罪する。どうかしてたわ」
智代子「好きな人に告白するイメージでってルールだし、仕方ないよ」
果穂「夏葉さんの気持ち、伝わってきました!」
夏葉「優しいのね……」
果穂「ホントのことですっ!」ニコッ
智代子「っていうか、夏葉ちゃんってああいう感じで告白するんだね」
智代子「誰よりも真剣だったよ」
夏葉「告白されたことはあっても、告白したことはないのだけど」
夏葉「自分の気持ちはストレートに伝えるのが一番だと思うから」
夏葉「とはいえ、さっきみたいにやり過ぎてしまうのもね……。どうすればよかったのかしら」
P「小学生の立場で考えると、20歳の大人が告白してきたら、どうあがいても怖いだろうな」
果穂「あ……う……」ススッ
智代子(詰め寄られてるせいで果穂が後ずさりしてる!)
P「そこまでだ」
夏葉「えっ? まだ途中よ?」
凛世「果穂さんをご覧ください」
夏葉「!」
夏葉「ご、ごめんなさい! 怖がらせてしまったわね」
果穂「ち……ちょっとびっくりしただけですよ……」アハハ
夏葉「心から謝罪する。どうかしてたわ」
智代子「好きな人に告白するイメージでってルールだし、仕方ないよ」
果穂「夏葉さんの気持ち、伝わってきました!」
夏葉「優しいのね……」
果穂「ホントのことですっ!」ニコッ
智代子「っていうか、夏葉ちゃんってああいう感じで告白するんだね」
智代子「誰よりも真剣だったよ」
夏葉「告白されたことはあっても、告白したことはないのだけど」
夏葉「自分の気持ちはストレートに伝えるのが一番だと思うから」
夏葉「とはいえ、さっきみたいにやり過ぎてしまうのもね……。どうすればよかったのかしら」
P「小学生の立場で考えると、20歳の大人が告白してきたら、どうあがいても怖いだろうな」
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:41:42.25 ID:/9bi8ghS0
夏葉「そういうことじゃなくて」
夏葉「相手が大人の男性でも、さっきみたいにやれば怖がられると思わない?」
夏葉「よければ、何かアドバイスを貰えないかしら」
凛世「ひとまず……詰め寄るのは、おやめになった方がよろしいかと……」
夏葉「そうね」
P「あと真剣過ぎて眉間にしわが寄るのも」
夏葉「しわ!? 眉間にしわが……き、気をつけるわ」
P(まあ何だかんだ心配はなさそうだな。自分でも言ってたけど、夏葉は告白される側だし)
凛世「夏葉さんが終了いたしまして……お次は、果穂さんです。樹里さんに告白を」
果穂「はいっ!」
智代子「あれ? そういえば、樹里ちゃんってずっと黙ったままだよね」
樹里「……」
果穂「頭を抱えてます」
智代子「樹里ちゃん?」
樹里「!!」
樹里「な、何だよ……?」
凛世「果穂さんに、順番が回ってきました……」
樹里「そういうことか」
P「他にどういうことがあるんだよ」
果穂「いきますよ!」
樹里「ああ、いつでもいいぜ」
果穂「樹里ちゃん……だいだい、」
果穂「だーーーい好きですっ!!」ニコッ
(((可愛い)))
夏葉「相手が大人の男性でも、さっきみたいにやれば怖がられると思わない?」
夏葉「よければ、何かアドバイスを貰えないかしら」
凛世「ひとまず……詰め寄るのは、おやめになった方がよろしいかと……」
夏葉「そうね」
P「あと真剣過ぎて眉間にしわが寄るのも」
夏葉「しわ!? 眉間にしわが……き、気をつけるわ」
P(まあ何だかんだ心配はなさそうだな。自分でも言ってたけど、夏葉は告白される側だし)
凛世「夏葉さんが終了いたしまして……お次は、果穂さんです。樹里さんに告白を」
果穂「はいっ!」
智代子「あれ? そういえば、樹里ちゃんってずっと黙ったままだよね」
樹里「……」
果穂「頭を抱えてます」
智代子「樹里ちゃん?」
樹里「!!」
樹里「な、何だよ……?」
凛世「果穂さんに、順番が回ってきました……」
樹里「そういうことか」
P「他にどういうことがあるんだよ」
果穂「いきますよ!」
樹里「ああ、いつでもいいぜ」
果穂「樹里ちゃん……だいだい、」
果穂「だーーーい好きですっ!!」ニコッ
(((可愛い)))
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:43:33.76 ID:/9bi8ghS0
樹里「……」
果穂「何ともない!?」ガーン
樹里「いや、可愛いには可愛いけど、照れるまではいかねーよ」
果穂「か、可愛い……ですか?」
P「もちろん」
智代子「とびきりね」グッ
夏葉「果穂らしい告白の仕方ね」フフ
凛世「まるで、天使のような笑みでした……」
果穂「そんな……えへへ……」
智代子「今もなお可愛い果穂は充分撫でまくるとして」ナデナデ
智代子「次はいよいよ樹里ちゃんだねっ」
樹里「……」
凛世「樹里さん、順番が…」
樹里「わ、分かってるって!」
樹里(大丈夫だ、何度もシミュレーションした。あとは平常心で演技するだけだ)
樹里(いけるぞアタシ! やってやれ!)
樹里「プロデューサー」
P「……」
樹里「……アタシは……」
樹里「ぷ、プロデューサーの……ことが……!」
樹里「す……すっ……!」カァァ
果穂「何ともない!?」ガーン
樹里「いや、可愛いには可愛いけど、照れるまではいかねーよ」
果穂「か、可愛い……ですか?」
P「もちろん」
智代子「とびきりね」グッ
夏葉「果穂らしい告白の仕方ね」フフ
凛世「まるで、天使のような笑みでした……」
果穂「そんな……えへへ……」
智代子「今もなお可愛い果穂は充分撫でまくるとして」ナデナデ
智代子「次はいよいよ樹里ちゃんだねっ」
樹里「……」
凛世「樹里さん、順番が…」
樹里「わ、分かってるって!」
樹里(大丈夫だ、何度もシミュレーションした。あとは平常心で演技するだけだ)
樹里(いけるぞアタシ! やってやれ!)
樹里「プロデューサー」
P「……」
樹里「……アタシは……」
樹里「ぷ、プロデューサーの……ことが……!」
樹里「す……すっ……!」カァァ
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:45:09.64 ID:/9bi8ghS0
樹里「好きだっ!」
P「……」
樹里「はぁ……はぁ……」
樹里(言ったぞ。言ってやった)
樹里(言ってやったぞ!!)
P「樹里、もう一度言ってくれ」
樹里「へ?」
P「だから、もう一度言ってくれないか?」
樹里「なっ……! んなこと、できるわけ……!」
凛世「そうした場合、樹里さんは敗北となります」
樹里「はあ!? そんなルール知らねーぞ!」
凛世「言い忘れてしまいました……申し訳ございません」
樹里「くぅっ……!」
樹里(だ、大丈夫だ。あと一回言うだけだ)
樹里「プロデューサー! アタシは……」
樹里「アタシは……プロデューサーが……!」
樹里「うわあああ! 無理だ! もう言えねー!」バッ
果穂「しゃがんじゃいました」
夏葉「いいの? 貴方の負けになるわよ」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:46:47.36 ID:/9bi8ghS0
樹里「負けでいい! これ以上やったら死ぬ!」
智代子「そんな大げさな」
P「ごめんな樹里、意地が悪かったよ」ハハ…
樹里「全くだぜっ! あとで覚えとけ」
P「な、何をする気だ?」
樹里「アイス奢れ」
P「どんなことされるかと思えば……そのくらいならいいよ」
樹里「約束だぞ!」
果穂「いいなー」
智代子「私も食べたい……」
P「どうせなら、みんなの分も買うよ。コンビニに行こうか」
果穂「いいんですかっ!?」キラキラ
凛世「ありがとうございます……」
夏葉「お言葉に甘えるわ」フフ
智代子「今は……16時40分か。結構時間余ったね」
果穂「最後のゲーム、10分しか経ってません」
樹里「……そうなのか?」
樹里「じゃあ、あと一回くらいはやれそうだな」
夏葉「は?」
智代子「そんな大げさな」
P「ごめんな樹里、意地が悪かったよ」ハハ…
樹里「全くだぜっ! あとで覚えとけ」
P「な、何をする気だ?」
樹里「アイス奢れ」
P「どんなことされるかと思えば……そのくらいならいいよ」
樹里「約束だぞ!」
果穂「いいなー」
智代子「私も食べたい……」
P「どうせなら、みんなの分も買うよ。コンビニに行こうか」
果穂「いいんですかっ!?」キラキラ
凛世「ありがとうございます……」
夏葉「お言葉に甘えるわ」フフ
智代子「今は……16時40分か。結構時間余ったね」
果穂「最後のゲーム、10分しか経ってません」
樹里「……そうなのか?」
樹里「じゃあ、あと一回くらいはやれそうだな」
夏葉「は?」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:49:10.55 ID:/9bi8ghS0
樹里「もう一度やろうぜ。さっきのゲーム」スッ
P「樹里……」
樹里「このままじゃなんかモヤモヤするんだよ! 頼むっ!」
智代子「私はいいよ?」
果穂「あたしもです!」
夏葉「貴方ね……悪あがきはよしなさい。潔く負けを認めるのも…」
樹里「夏葉。照れずにプロデューサーに告白できるか?」
夏葉「え」
樹里「さっきはお前らが嫌だって言うから、アタシが仕方なく隣になったんだ」
樹里「同じ立場に立った時、照れずに言えるのかよ」
夏葉「……い、言えるわ」
樹里「あれだけ拒否してたのに、急に言えるようになるのか?」ニヤリ
夏葉「言えるって言ってるでしょ!」
樹里「なら見せてもらおうじゃねーか」ヘヘ
P(今度は夏葉が挑発に……)
夏葉「分かったわ。すぐに済ませてコンビニに行きましょう」
凛世「順番は、どうしますか……?」
樹里「最初が夏葉、次にプロデューサー。この2人は固定で自由に決めてくれ」
樹里(プロデューサーに告白するより、されるなら何とか耐えられるしな)
智代子「じゃあジャンケンしよっか。最初はグー……」
P「樹里……」
樹里「このままじゃなんかモヤモヤするんだよ! 頼むっ!」
智代子「私はいいよ?」
果穂「あたしもです!」
夏葉「貴方ね……悪あがきはよしなさい。潔く負けを認めるのも…」
樹里「夏葉。照れずにプロデューサーに告白できるか?」
夏葉「え」
樹里「さっきはお前らが嫌だって言うから、アタシが仕方なく隣になったんだ」
樹里「同じ立場に立った時、照れずに言えるのかよ」
夏葉「……い、言えるわ」
樹里「あれだけ拒否してたのに、急に言えるようになるのか?」ニヤリ
夏葉「言えるって言ってるでしょ!」
樹里「なら見せてもらおうじゃねーか」ヘヘ
P(今度は夏葉が挑発に……)
夏葉「分かったわ。すぐに済ませてコンビニに行きましょう」
凛世「順番は、どうしますか……?」
樹里「最初が夏葉、次にプロデューサー。この2人は固定で自由に決めてくれ」
樹里(プロデューサーに告白するより、されるなら何とか耐えられるしな)
智代子「じゃあジャンケンしよっか。最初はグー……」
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:50:56.68 ID:/9bi8ghS0
――――
樹里「決まったな。夏葉、プロデューサー、果穂、アタシ、凛世、チョコの順だ」
夏葉「……」
樹里「どうした夏葉? 俯いてるけど」
夏葉「どのアイスを選ぶか、今の内に決めておこうと思っただけよ」
樹里「へー」ニヤニヤ
智代子(形勢逆転というか何とかいうか)
凛世「時間も時間ですので、始めましょう……。夏葉さん、お願いいたします」
夏葉「ええ……」
夏葉「……」
P(どうしたんだ夏葉。さっきみたいにやればいいのに)
P(あ。もしかして、怖くならないように気をつけてやろうと……)
夏葉「プロデューサー」
P「……!」
夏葉「好きよ」
夏葉「あ、貴方の事が……好き……」カァァ
P「!!」
智代子(か……可愛い……!!)
果穂(夏葉さんのあんな顔、見たことない!)
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:53:51.40 ID:/9bi8ghS0
樹里「あれ? 顔が赤いな夏葉」
夏葉「これは……レッスンルームが暑いだけよ!」
樹里「そうか。そういうことにしといてやるよ」
夏葉「この……!」
P「夏葉、すごいな」
夏葉「え……?」
P「果穂に告白した時のアドバイス、実践したんだろ?」
P「こんなに早くものにするとは流石だよ。心にグッときた」
夏葉「あ、ありがとう」
智代子(今のはそういうのじゃないと思うけど。まあいっか)
凛世「プロデューサーさま」
P「ああ、俺だな」
P(果穂に告白か。どうやって……)
P(ん? 果穂に告白?)
果穂「……」ドキドキ
P「……」
P(もしかして、夏葉の時よりヤバい絵面が誕生するかこれ)
P(大人の男が小学生に告白って……)
樹里「プロデューサー、どうした?」
P「……」ダラダラ
智代子(汗がすごい)
夏葉「これは……レッスンルームが暑いだけよ!」
樹里「そうか。そういうことにしといてやるよ」
夏葉「この……!」
P「夏葉、すごいな」
夏葉「え……?」
P「果穂に告白した時のアドバイス、実践したんだろ?」
P「こんなに早くものにするとは流石だよ。心にグッときた」
夏葉「あ、ありがとう」
智代子(今のはそういうのじゃないと思うけど。まあいっか)
凛世「プロデューサーさま」
P「ああ、俺だな」
P(果穂に告白か。どうやって……)
P(ん? 果穂に告白?)
果穂「……」ドキドキ
P「……」
P(もしかして、夏葉の時よりヤバい絵面が誕生するかこれ)
P(大人の男が小学生に告白って……)
樹里「プロデューサー、どうした?」
P「……」ダラダラ
智代子(汗がすごい)
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:56:44.31 ID:/9bi8ghS0
P(ゲームでもマズイだろ。小学生に告白ってのは)
P(いや、考えすぎか? たかがゲームなんだし、楽に済ませて……)
果穂「……?」
P(そうだ、楽に済ませよう。幸い今日ははづきさんもいないし、ドアを開かれて誤解されることもない)
P(よし)
P「果穂」
果穂「は、はいっ」ドキドキ
ガチャ
はづき「ふ~、暑いですね~今日も――」
P「俺は果穂のことが好きだ」
果穂「……っ」カァァ
果穂「あぅ……」プシュー
P「……」
P(何だこのやってしまった感は)
P(今思えば、たかがゲーム、されどゲームだよな……)
ゾクゾクッ
P「!?」
P(せ、背筋が……?)
P(いや、考えすぎか? たかがゲームなんだし、楽に済ませて……)
果穂「……?」
P(そうだ、楽に済ませよう。幸い今日ははづきさんもいないし、ドアを開かれて誤解されることもない)
P(よし)
P「果穂」
果穂「は、はいっ」ドキドキ
ガチャ
はづき「ふ~、暑いですね~今日も――」
P「俺は果穂のことが好きだ」
果穂「……っ」カァァ
果穂「あぅ……」プシュー
P「……」
P(何だこのやってしまった感は)
P(今思えば、たかがゲーム、されどゲームだよな……)
ゾクゾクッ
P「!?」
P(せ、背筋が……?)
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 02:58:28.40 ID:/9bi8ghS0
P(変だな、エアコンにしては寒すぎるし)
P(というか……この感覚は以前にも……)
智代子「ぷ、プロデューサーさん……後ろ……!」プルプル
P「え……」
はづき「……」
P「は……はづき、さん……?」
P「な、何で……今日は外に用事があるって……!」ガタガタ
はづき「最低ですね」
P「え」
はづき「プロデューサーがアイドルに告白って……」
はづき「しかも小学生って……何を考えてるんですか……?」
P(怒りだけじゃない!! 軽蔑の色も入ってる!!)
P「ど、どの展開から見てたんですか? すみません今回も誤解を生んでしまったようで…」
はづき「近寄らないでください」ササッ
P「うっ……」
智代子「はづきさん! プロデューサーさんの言うとおり、誤解なんです!」アタフタ
夏葉「ゲームをしてたんです。凛世が用意したゲームを。そうよね?」
凛世「はい……放課後クライマックスガールズの皆様と」
凛世「そしてプロデューサーさまと、親睦を深めたいと思いまして……」
P(というか……この感覚は以前にも……)
智代子「ぷ、プロデューサーさん……後ろ……!」プルプル
P「え……」
はづき「……」
P「は……はづき、さん……?」
P「な、何で……今日は外に用事があるって……!」ガタガタ
はづき「最低ですね」
P「え」
はづき「プロデューサーがアイドルに告白って……」
はづき「しかも小学生って……何を考えてるんですか……?」
P(怒りだけじゃない!! 軽蔑の色も入ってる!!)
P「ど、どの展開から見てたんですか? すみません今回も誤解を生んでしまったようで…」
はづき「近寄らないでください」ササッ
P「うっ……」
智代子「はづきさん! プロデューサーさんの言うとおり、誤解なんです!」アタフタ
夏葉「ゲームをしてたんです。凛世が用意したゲームを。そうよね?」
凛世「はい……放課後クライマックスガールズの皆様と」
凛世「そしてプロデューサーさまと、親睦を深めたいと思いまして……」
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 03:03:57.80 ID:/9bi8ghS0
樹里「さ、さっきのもその内の1つなんだ! ちょっと変なルールだけど楽しくてさ!」アセアセ
果穂「そ、そうです! 楽しかったです!」エヘヘ
はづき「……」
P「いいんだよ、みんな。今回は自業自得だ」
果穂「え?」
P「お金を渡すから、それぞれ好きなアイスを買ってくれ」
智代子「その前に誤解を…」
P「俺は大丈夫だよ。これで足りるかな?」スッ
夏葉「充分よ。ありがとう」スッ
P「はづきさん」
はづき「……」
P「どうかこの私めに、一連の流れの説明をさせてはもらえないでしょうか」
はづき「……いいですよ。事務所に行きましょうか」スタスタ
P「それじゃあ、気をつけて帰るんだぞ。あとで無事に帰ったか連絡を入れるから」スタスタ
パタン
「「「……」」」
樹里「こ……怖えー……」
夏葉「噂には聞いていたけど本当だったのね」
智代子「はづきさんは怒るとエグい、ってやつだね」
果穂「そ、そうです! 楽しかったです!」エヘヘ
はづき「……」
P「いいんだよ、みんな。今回は自業自得だ」
果穂「え?」
P「お金を渡すから、それぞれ好きなアイスを買ってくれ」
智代子「その前に誤解を…」
P「俺は大丈夫だよ。これで足りるかな?」スッ
夏葉「充分よ。ありがとう」スッ
P「はづきさん」
はづき「……」
P「どうかこの私めに、一連の流れの説明をさせてはもらえないでしょうか」
はづき「……いいですよ。事務所に行きましょうか」スタスタ
P「それじゃあ、気をつけて帰るんだぞ。あとで無事に帰ったか連絡を入れるから」スタスタ
パタン
「「「……」」」
樹里「こ……怖えー……」
夏葉「噂には聞いていたけど本当だったのね」
智代子「はづきさんは怒るとエグい、ってやつだね」
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 03:06:24.03 ID:/9bi8ghS0
果穂「プロデューサーさん、あたしのせいで……」
樹里「果穂は何にも悪くねーぞ。アタシがもう一回やろうなんて言わなけりゃよかったんだ」
凛世「いえ……凛世が企画をしなければ……」
智代子「それは違うよ? みんなでゲームを楽しんで、しっかり仲良くなれたし」
夏葉「そうね。結果的にこうなってしまったけど」
樹里「というか凛世。すげーなお前」
凛世「?」
樹里「あのはづきさん見て顔色一つ変えなかっただろ?」
智代子「そういえば」
凛世「確かに、顔色は変わりませんでした……」
凛世「ですが……震えが……」プルプル
果穂「あっ、ホントですね」
夏葉「よく見ると小刻みに震えてるわね」
「「「……」」」
樹里「どうする? プロデューサー待つか?」
果穂「でも、プロデューサーさんは『気をつけて帰って』って言ってました」
智代子「うん。暗くなっちゃうし、コンビニでアイス買って食べながら帰ろう?」
樹里「そうだな……明日、謝らねーとな」
凛世「はい……」
樹里「果穂は何にも悪くねーぞ。アタシがもう一回やろうなんて言わなけりゃよかったんだ」
凛世「いえ……凛世が企画をしなければ……」
智代子「それは違うよ? みんなでゲームを楽しんで、しっかり仲良くなれたし」
夏葉「そうね。結果的にこうなってしまったけど」
樹里「というか凛世。すげーなお前」
凛世「?」
樹里「あのはづきさん見て顔色一つ変えなかっただろ?」
智代子「そういえば」
凛世「確かに、顔色は変わりませんでした……」
凛世「ですが……震えが……」プルプル
果穂「あっ、ホントですね」
夏葉「よく見ると小刻みに震えてるわね」
「「「……」」」
樹里「どうする? プロデューサー待つか?」
果穂「でも、プロデューサーさんは『気をつけて帰って』って言ってました」
智代子「うん。暗くなっちゃうし、コンビニでアイス買って食べながら帰ろう?」
樹里「そうだな……明日、謝らねーとな」
凛世「はい……」
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 03:07:43.30 ID:/9bi8ghS0
――――
はづき「……」
P「……あの」
P「もう30分も正座をしっぱなしで……」
はづき「ですね~。そろそろ訳を聞きましょう」
はづき「今回は何故ああなったんですか?」
(5分後)
はづき「凛世ちゃんのゲームで、ですか」
P「はい……プロデューサーの俺も参加して、絆を深めて欲しいって」
P「はづきさんとの約束は覚えていたんですけど、線引きすれば大丈夫かなと」
はづき「で、線引きに失敗したと」
P「俺自身ゲームを楽しんで、ラインがどんどん広がり……」
P「ダメプロデューサーで本当にすみません……」ペコリ
はづき「はぁ……全く。もうこれで3度目ですよ?」
はづき「ご自分の立場、ちゃんと理解してるんですか」
P「してるつもりです」
はづき「なら、もうこんなことはないようにしないといけませんね?」
P「おっしゃる通りです」
はづき「3度目の正直は破っちゃいましたから、4度目の正直といきましょう」
はづき「アイドルと仲良くなるのはいいですけど、限度を考えて行動してくださいね」
P「はい」
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 03:10:32.25 ID:/9bi8ghS0
はづき「絶対にですよ? フリじゃないですからね?」
P「はい」
はづき「お願いしますね。あの娘たちのためでもあるんですから」
はづき「それに私のためでも……」ボソッ
P「え?」
はづき「何でもないです。それより」
はづき「凛世ちゃんが考案したゲーム、ちょっと興味あるんですよね」
P「凛世のゲームですか。2人でやっても楽しいかどうか分かりませんけど」
はづき「やってみましょうよ! 特に好きですゲームをやってみたいです」
P「いいですけど……じゃあ仕事しながら」
はづき「はい♪」ニコッ
おわり
P「はい」
はづき「お願いしますね。あの娘たちのためでもあるんですから」
はづき「それに私のためでも……」ボソッ
P「え?」
はづき「何でもないです。それより」
はづき「凛世ちゃんが考案したゲーム、ちょっと興味あるんですよね」
P「凛世のゲームですか。2人でやっても楽しいかどうか分かりませんけど」
はづき「やってみましょうよ! 特に好きですゲームをやってみたいです」
P「いいですけど……じゃあ仕事しながら」
はづき「はい♪」ニコッ
おわり
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 03:12:54.82 ID:/9bi8ghS0
ゲームを3つくらいにすればよかったかもしれない…
放クラは活気のあるユニットで見ていて元気が出ますね、特に樹里と夏葉のコンビが好きです
途中、キャラの喋り方などのミスがありました、すみません
読んでくださってありがとうございました
放クラは活気のあるユニットで見ていて元気が出ますね、特に樹里と夏葉のコンビが好きです
途中、キャラの喋り方などのミスがありました、すみません
読んでくださってありがとうございました
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 04:21:38.61 ID:C4ilFUaDO
乙乙
みんな可愛い。そしてこっちの12歳はウブだなぁ
みんな可愛い。そしてこっちの12歳はウブだなぁ
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 07:45:37.54 ID:SN4q35LQ0
おつー
柳瀬美由紀「新しい朝がいつものように始まる」
2018-08-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:47:47.71 ID:AJfffS/S0
こんにちは、あたし、柳瀬美由紀です! あたし、お父さんに東京にいる知り合いの所でお世話になりながら“けんぶん”を広めなさいって言われて1人で東京に来たの!
東京って人がたくさんいるからすぐに迷っちゃう! でね、お父さんの知り合いっていうのがアイドルのプロデューサーで住むところがアイドルの寮だったの。
そこに住んでる子たちはみんな可愛くって楽しそうだったの! あたしもそういう風になりたいから、プロデューサーさんにお願いしてアイドルにしてもらったの!
東京って人がたくさんいるからすぐに迷っちゃう! でね、お父さんの知り合いっていうのがアイドルのプロデューサーで住むところがアイドルの寮だったの。
そこに住んでる子たちはみんな可愛くって楽しそうだったの! あたしもそういう風になりたいから、プロデューサーさんにお願いしてアイドルにしてもらったの!
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:49:16.24 ID:AJfffS/S0
アイドルになってからは、大変なことも一杯あったんだ。レッスンは厳しいし、学校の勉強についていくのも精一杯! ミニライブでお客さんの反応が少なかったときも悲しかったなぁ。
でもね? あたし泣かなかったよ。……あの時までは。
でもね? あたし泣かなかったよ。……あの時までは。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:50:27.35 ID:AJfffS/S0
きっかけは、同い年の三好紗南ちゃんがゲームで遊んでいた時だったと思うの。
あたし、道内にいた頃知り合いの旅館のゲームコーナーで古いゲームで遊んだことがあるんだ。
その話をしたら紗南ちゃんすっごく興味持って、今度帰省するときは一緒に連れてってーって目をキラキラさせながら言ったの。
それを横で聞いてたプロデューサーが、「……今度企画するのもありか」ってぼそって言ってたの。
そのことがあってから少し経って、夏休みが終わる少し前、あたしたちはプロデューサーに呼ばれたの。
あたし、道内にいた頃知り合いの旅館のゲームコーナーで古いゲームで遊んだことがあるんだ。
その話をしたら紗南ちゃんすっごく興味持って、今度帰省するときは一緒に連れてってーって目をキラキラさせながら言ったの。
それを横で聞いてたプロデューサーが、「……今度企画するのもありか」ってぼそって言ってたの。
そのことがあってから少し経って、夏休みが終わる少し前、あたしたちはプロデューサーに呼ばれたの。
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:51:35.05 ID:AJfffS/S0
「わざわざ呼び出して悪かったね。2人とも、宿題はもう終わったかい?」
「……数学があと少し」
「あたしもまだ少し残ってるかな。あ、でも始業式には間に合うよ!」
「そっか。実は2人にとある仕事がきていてね。それが夏休み最後の週末なんだ。30日までには仕上げておいて欲しいんだ」
「ってことはリミットは29日!? うわぁ、終わるかなぁ」
「みゆきも手伝うから頑張ろう!」
「すまないね、急な話で。じゃあ、また29日になったら改めて連絡するから」
本当だったら、この時点で何かに気付いておくべきだったのかも。だって、週末のお仕事なのに水曜日には宿題を終わらせなきゃいけないなんて変だもん。
29日、あたしたちはなんとか宿題を終わらせてプロデューサーさんと打ち合わせをしました。
「……数学があと少し」
「あたしもまだ少し残ってるかな。あ、でも始業式には間に合うよ!」
「そっか。実は2人にとある仕事がきていてね。それが夏休み最後の週末なんだ。30日までには仕上げておいて欲しいんだ」
「ってことはリミットは29日!? うわぁ、終わるかなぁ」
「みゆきも手伝うから頑張ろう!」
「すまないね、急な話で。じゃあ、また29日になったら改めて連絡するから」
本当だったら、この時点で何かに気付いておくべきだったのかも。だって、週末のお仕事なのに水曜日には宿題を終わらせなきゃいけないなんて変だもん。
29日、あたしたちはなんとか宿題を終わらせてプロデューサーさんと打ち合わせをしました。
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:52:49.88 ID:AJfffS/S0
「紗南、前に美由紀と一緒の仕事の時に美由紀の地元にある旅館のゲームに興味を持っていただろう?」
「うん! 美由紀ちゃんの説明聞く限り、今ではかなりレアな筐体ばっかりだもん!」
「へー、そうなんだ。みゆき、ゲームは詳しくないからなぁ」
「そこでだ。その旅館に実際に行ってみようじゃないか」
「本当!?」
「あぁ。美由紀と紗南の2人で美由紀の地元に里帰りしつつ懐かしのゲームで遊ぼうって内容の旅番組だ」
「だから週末なんだ。流石に日帰りって訳にはいかないもんね!」
「あぁ。これから日程を説明するぞ」
「うん! 美由紀ちゃんの説明聞く限り、今ではかなりレアな筐体ばっかりだもん!」
「へー、そうなんだ。みゆき、ゲームは詳しくないからなぁ」
「そこでだ。その旅館に実際に行ってみようじゃないか」
「本当!?」
「あぁ。美由紀と紗南の2人で美由紀の地元に里帰りしつつ懐かしのゲームで遊ぼうって内容の旅番組だ」
「だから週末なんだ。流石に日帰りって訳にはいかないもんね!」
「あぁ。これから日程を説明するぞ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:53:34.40 ID:AJfffS/S0
その時説明された番組の内容は、東京から電車で、途中で古いゲームが置いてある所で遊んだりしながら北海道に向かうっていうもの。
北海道に着いたらまずあたしの実家に挨拶に行って、その後旅館でゲーム。うちの工場を見学して東京に戻る。
……うん、おかしくは無かった。移動に時間を多くとってるな、くらいは思ったかもしれないけど、変だとは思わなかったもん。
……そして、運命の朝。
北海道に着いたらまずあたしの実家に挨拶に行って、その後旅館でゲーム。うちの工場を見学して東京に戻る。
……うん、おかしくは無かった。移動に時間を多くとってるな、くらいは思ったかもしれないけど、変だとは思わなかったもん。
……そして、運命の朝。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:54:52.89 ID:AJfffS/S0
2018年8月30日㈭
午前8時00分
東京駅丸の内駅前広場
「おはようございます」
「「おはようございまーすっ」」
「ってあれ? どうして芽衣子さんがカメラ回してるの? 他のスタッフさんは?」
「この間の説明でも話したけど、今回の企画は急きょ決まったものでね、最低限の人数で行くんだよ。あ、撮影中は名字で呼ぶからよろしくね」
「私も余り喋れないけどよろしくね~♪」
「……うーん?」
「どうしたの美由紀ちゃん」
「ううん、きっとみゆきの気のせいだよ!」
演者が2人、スタッフが2人。あの番組が真っ先に浮かんだけどまだあたしはプロデューサーを信じていました。
あんな企画をやるはずがない、って。
午前8時00分
東京駅丸の内駅前広場
「おはようございます」
「「おはようございまーすっ」」
「ってあれ? どうして芽衣子さんがカメラ回してるの? 他のスタッフさんは?」
「この間の説明でも話したけど、今回の企画は急きょ決まったものでね、最低限の人数で行くんだよ。あ、撮影中は名字で呼ぶからよろしくね」
「私も余り喋れないけどよろしくね~♪」
「……うーん?」
「どうしたの美由紀ちゃん」
「ううん、きっとみゆきの気のせいだよ!」
演者が2人、スタッフが2人。あの番組が真っ先に浮かんだけどまだあたしはプロデューサーを信じていました。
あんな企画をやるはずがない、って。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:56:17.37 ID:AJfffS/S0
「さて、これから北海道に向けて出発する訳ですが、お2人には楽しく旅をしてもらう為にとある要素を取り入れようと思います」
「何々!?」
「『桃○郎電鉄』ってゲームはもちろん知ってるよね?」
「うん! 順番にサイコロを振って出た目の数だけ進んで最初にゴールした方が勝ち、だよね!」
「……っ!?」
「まぁ途中の駅で物件買ったりカードを使って妨害なんて要素もあるけど……まさか美由紀ちゃんと別移動!?」
「いやいや。それにあのゲームをそのまま再現しようって訳じゃないよ」
「へー。じゃあどの部b「紗南ちゃん!! 帰ろうよ!! ううん、帰らなきゃダメだよ!!」
「ど、どうしたの美由紀ちゃん?」
「はっはっは、やっぱり柳瀬さんには分かっちゃったか。とりあえず説明を続けるね?」
……あたし、サイコロの4文字で自分がこんなにも怖がっちゃうなんてこの時まで知りませんでした。
「何々!?」
「『桃○郎電鉄』ってゲームはもちろん知ってるよね?」
「うん! 順番にサイコロを振って出た目の数だけ進んで最初にゴールした方が勝ち、だよね!」
「……っ!?」
「まぁ途中の駅で物件買ったりカードを使って妨害なんて要素もあるけど……まさか美由紀ちゃんと別移動!?」
「いやいや。それにあのゲームをそのまま再現しようって訳じゃないよ」
「へー。じゃあどの部b「紗南ちゃん!! 帰ろうよ!! ううん、帰らなきゃダメだよ!!」
「ど、どうしたの美由紀ちゃん?」
「はっはっは、やっぱり柳瀬さんには分かっちゃったか。とりあえず説明を続けるね?」
……あたし、サイコロの4文字で自分がこんなにも怖がっちゃうなんてこの時まで知りませんでした。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:57:55.85 ID:AJfffS/S0
「えー、柳瀬さんと勘の良い視聴者の皆さんは気付いているでしょうが、これから行う企画の説明をさせていただきます」
「我々がこれから行うのは、HTB制作のテレビ番組、『水曜どうでし○う』の名物企画、サイコロの旅です!」
「ルールは至って簡単、今私が持っているフリップに東京駅から利用可能な交通手段をリストアップして各目に割り振ってあります」
「柳瀬さんと三好さんには交互にサイコロを振っていただき、出た目に従って移動してもらいます」
「これを繰り返して北海道を目指してもらいます!」
プロデューサーは、いつもの通りの優しい笑顔であたしたちに企画を説明していました。でも、あたしはその笑顔が少し怖かったです。
「ここまでで質問はありますか?」
「別に? なんで美由紀ちゃんはあんなに怖がったの?」
「だって、これって目によっては九州までバスに乗ったりするんだよ?」
「……マジ?」
「……うん」
「そこはご安心下さい。本家のそれとは違い我々が行うのは基本的に前進のみです。もちろん中には後退の目もありますが、ちょっとした寄り道程度です」
「ではフリップを見ていただきましょう! こちらです!」
「我々がこれから行うのは、HTB制作のテレビ番組、『水曜どうでし○う』の名物企画、サイコロの旅です!」
「ルールは至って簡単、今私が持っているフリップに東京駅から利用可能な交通手段をリストアップして各目に割り振ってあります」
「柳瀬さんと三好さんには交互にサイコロを振っていただき、出た目に従って移動してもらいます」
「これを繰り返して北海道を目指してもらいます!」
プロデューサーは、いつもの通りの優しい笑顔であたしたちに企画を説明していました。でも、あたしはその笑顔が少し怖かったです。
「ここまでで質問はありますか?」
「別に? なんで美由紀ちゃんはあんなに怖がったの?」
「だって、これって目によっては九州までバスに乗ったりするんだよ?」
「……マジ?」
「……うん」
「そこはご安心下さい。本家のそれとは違い我々が行うのは基本的に前進のみです。もちろん中には後退の目もありますが、ちょっとした寄り道程度です」
「ではフリップを見ていただきましょう! こちらです!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:58:42.45 ID:AJfffS/S0
⚀ 新幹線で 仙台
⚁ 普通列車で 大宮
⚂ 普通列車で 千葉
⚃ 高速バスで 新潟
⚄ 普通列車で 横浜
⚅ 新幹線で 名古屋
⚁ 普通列車で 大宮
⚂ 普通列車で 千葉
⚃ 高速バスで 新潟
⚄ 普通列車で 横浜
⚅ 新幹線で 名古屋
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 06:59:40.53 ID:AJfffS/S0
「横浜はまだしも名古屋って何!?」
「……高速バス」
「さぁ、早速ですがサイコロを振っていただきましょう! どちらが第一投を振りますか?」
「はい! あたしが振るよ! いいよね美由紀ちゃん?」
「6は絶対に、絶っっ対にダメだからね!?」
「大丈夫、実は今朝茄子さんに安全祈願ってことでハグしてもらったんだ!」
「さぁ、旅を始めようか!」
……こんな風に、あたしたちは前途多難な帰省をすることになりました。
多分大人になったらいい思い出として話せる日が来るんじゃないかな?
それじゃあ、今日はここまで。またね!
続かない
「……高速バス」
「さぁ、早速ですがサイコロを振っていただきましょう! どちらが第一投を振りますか?」
「はい! あたしが振るよ! いいよね美由紀ちゃん?」
「6は絶対に、絶っっ対にダメだからね!?」
「大丈夫、実は今朝茄子さんに安全祈願ってことでハグしてもらったんだ!」
「さぁ、旅を始めようか!」
……こんな風に、あたしたちは前途多難な帰省をすることになりました。
多分大人になったらいい思い出として話せる日が来るんじゃないかな?
それじゃあ、今日はここまで。またね!
続かない
12: ◆oCJZGVXoGI 2018/08/28(火) 07:02:38.94 ID:AJfffS/S0
美由紀ちゃんと紗南が美由紀ちゃんの故郷に行くならどんな風になるだろう?
そんなシチュエーションを考えていたらこんなのが出来ていました。
移動手段は適当なのでそこはご了承ください。まぁ続きませんが。
それでは失礼いたします。
そんなシチュエーションを考えていたらこんなのが出来ていました。
移動手段は適当なのでそこはご了承ください。まぁ続きませんが。
それでは失礼いたします。
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/28(火) 19:22:17.71 ID:zD8bwrEfo
おつ
続いて(はぁと)
続いて(はぁと)