高山紗代子の特技は『一晩寝ると元気になれる』こと【ミリマス】
2018-06-30
1: ◆KakafR9KkQ 2018/06/30(土) 21:26:50.66 ID:VyGOFika0
ありがとうございました、そう言って控え室に戻る。
オーディションの控え室には色々な子が居る。 一人でずっとスマホをいじっている子、知り合いのアイドルの子とお喋りをしている子、台本をチェックしている子。
私は…… 一人で今日の反省会、あそこがダメだった。 あそこはもっと出来た。 って
でも、今日はよく出来た方だと思う。 ダンスの苦手な部分はノーミスだったし、歌は自分でも自信を持てるような出来映えだった。
きっと大丈夫、練習は嘘を付かない。 私が今までやってきたことは絶対無駄なんかじゃない。
絶対、絶対…… 絶対大丈夫……
でも…… もしダメだったら……
ううん、そんなことない。 大丈夫、私は私を信じてあげなくちゃ。
先週より高音も安定するようになった。 激しく動いても声がブレなくなった。 体重だって少し減った。 大丈夫、私は前より絶対良くなってる。 前がダメだったけど今度はきっと上手くいく。
もう終わった後トイレに駆け込んだりしない。 誰も部屋から居なくなるまで机に突っ伏したりしない。 美也ちゃんに沢山迷惑かけたりしない。
オーディションの控え室には色々な子が居る。 一人でずっとスマホをいじっている子、知り合いのアイドルの子とお喋りをしている子、台本をチェックしている子。
私は…… 一人で今日の反省会、あそこがダメだった。 あそこはもっと出来た。 って
でも、今日はよく出来た方だと思う。 ダンスの苦手な部分はノーミスだったし、歌は自分でも自信を持てるような出来映えだった。
きっと大丈夫、練習は嘘を付かない。 私が今までやってきたことは絶対無駄なんかじゃない。
絶対、絶対…… 絶対大丈夫……
でも…… もしダメだったら……
ううん、そんなことない。 大丈夫、私は私を信じてあげなくちゃ。
先週より高音も安定するようになった。 激しく動いても声がブレなくなった。 体重だって少し減った。 大丈夫、私は前より絶対良くなってる。 前がダメだったけど今度はきっと上手くいく。
もう終わった後トイレに駆け込んだりしない。 誰も部屋から居なくなるまで机に突っ伏したりしない。 美也ちゃんに沢山迷惑かけたりしない。
3: ◆KakafR9KkQ 2018/06/30(土) 21:34:20.81 ID:VyGOFika0
落ち着けば落ち着くほど、嫌なことばかり思い出される。 脳内は過去の思い出で埋め尽くされて、今日の反省会は全く進まない。
ああこれならスマホでつまらないゲームをしてくだらない時間を過ごした方がまだマシだったかも。
そう思い立ってバッグからスマホを取り出…… そうとして落としちゃった。 床に当たったのはケースの方だから画面は傷ついてないけど、気を付けなくちゃね。
床に落ちたスマホを拾って、何故かまた落としちゃった。 ふふ、床に落としたスマホを拾えないなんて、私そんなに目が悪かったかな? 眼鏡もっと度の強いのに変えなきゃダメかな?
違う、拾えないのはよく見えてないからなんかじゃない。 手が震えて上手く掴めないから。 何度手にしたって、私の手から滑り落ちてしまう。 何回も手を伸ばしてそうしてやっと手に取れた。
今度は落ちないように、両手で掴んでしっかり胸に抱き締める。 もう、私の元から居なくならないで……
ああこれならスマホでつまらないゲームをしてくだらない時間を過ごした方がまだマシだったかも。
そう思い立ってバッグからスマホを取り出…… そうとして落としちゃった。 床に当たったのはケースの方だから画面は傷ついてないけど、気を付けなくちゃね。
床に落ちたスマホを拾って、何故かまた落としちゃった。 ふふ、床に落としたスマホを拾えないなんて、私そんなに目が悪かったかな? 眼鏡もっと度の強いのに変えなきゃダメかな?
違う、拾えないのはよく見えてないからなんかじゃない。 手が震えて上手く掴めないから。 何度手にしたって、私の手から滑り落ちてしまう。 何回も手を伸ばしてそうしてやっと手に取れた。
今度は落ちないように、両手で掴んでしっかり胸に抱き締める。 もう、私の元から居なくならないで……
4: ◆KakafR9KkQ 2018/06/30(土) 21:35:17.59 ID:VyGOFika0
扉が開いて、スタッフさんが入ってくる。 私は反射的に立ち上がって結果発表を待つ。
スタッフさんが記録した紙を広げるのにまごついてる。 何で、何でそんなに焦らすの……
大丈夫、きっと大丈夫だから、そんなに焦る必要ないでしょ? 落ち着いて、ゆっくり。
「今回のオーディションの合格者は……」
スタッフさんがとてもゆっくり喋ってるように聞こえる。 早くして。
あぁもう何で? 何でそんなに時間をかけるの? 今すぐ結果を教えて、それで安心させて?
絶対大丈夫なんだから、早く…… 早く楽にさせてよ……
「No34、765プロの……」
スタッフさんが記録した紙を広げるのにまごついてる。 何で、何でそんなに焦らすの……
大丈夫、きっと大丈夫だから、そんなに焦る必要ないでしょ? 落ち着いて、ゆっくり。
「今回のオーディションの合格者は……」
スタッフさんがとてもゆっくり喋ってるように聞こえる。 早くして。
あぁもう何で? 何でそんなに時間をかけるの? 今すぐ結果を教えて、それで安心させて?
絶対大丈夫なんだから、早く…… 早く楽にさせてよ……
「No34、765プロの……」
5: ◆KakafR9KkQ 2018/06/30(土) 21:37:02.77 ID:VyGOFika0
* * *
「おめでとう、翼ちゃん」
「ありがとうございます紗代子さん! やったー、またテレビに出られる~」
オーディションの結果、合格したのは同じ事務所の伊吹翼ちゃんだった。 翼ちゃんは歌もダンスも完璧で、何より華がある。 本物のアイドルって感じの子。
私と違ってオーディションにも合格して歌番組にも沢山出てるし、今度ドラマの仕事もするみたい。 デビューした時期は同じくらいなのに、随分差がついちゃったな。
翼ちゃんは元々可愛くってアイドルらしい子だったけど、きっと歌もダンスも沢山練習してここまで成長したんだよね、私と違って忙しいのに練習も欠かさないなんて凄いなぁ。
そんな完璧な翼ちゃんが同じオーディション受けてたんだもん、私なんかじゃ合格出来る訳ないよね。
「あ、プロデューサーさん来てくれてるみたいですよ! 一緒に報告しに行きましょー?」
「あ、ううん 私ちょっと喉乾いたからジュース買ってくるね。 翼ちゃんも何かいる?」
「買ってきてくれるんですか!? ならコーラお願いしまーす!」
ふふっ、ジュースひとつでこんな喜んでくれるなんて、翼ちゃんは可愛いな。 とっても目がキラキラしててまるでアイドルみたい、いや本当にアイドルなんだけど。
「おめでとう、翼ちゃん」
「ありがとうございます紗代子さん! やったー、またテレビに出られる~」
オーディションの結果、合格したのは同じ事務所の伊吹翼ちゃんだった。 翼ちゃんは歌もダンスも完璧で、何より華がある。 本物のアイドルって感じの子。
私と違ってオーディションにも合格して歌番組にも沢山出てるし、今度ドラマの仕事もするみたい。 デビューした時期は同じくらいなのに、随分差がついちゃったな。
翼ちゃんは元々可愛くってアイドルらしい子だったけど、きっと歌もダンスも沢山練習してここまで成長したんだよね、私と違って忙しいのに練習も欠かさないなんて凄いなぁ。
そんな完璧な翼ちゃんが同じオーディション受けてたんだもん、私なんかじゃ合格出来る訳ないよね。
「あ、プロデューサーさん来てくれてるみたいですよ! 一緒に報告しに行きましょー?」
「あ、ううん 私ちょっと喉乾いたからジュース買ってくるね。 翼ちゃんも何かいる?」
「買ってきてくれるんですか!? ならコーラお願いしまーす!」
ふふっ、ジュースひとつでこんな喜んでくれるなんて、翼ちゃんは可愛いな。 とっても目がキラキラしててまるでアイドルみたい、いや本当にアイドルなんだけど。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:38:15.50 ID:VyGOFika0
自販機で自分用の水と、翼ちゃんへのコーラを買う。 今考えてるもやもやしたことと一緒にペットボトルの水を飲み干す。
少し…… だけ落ち着いた。
プロデューサーと翼ちゃんの所へ戻りながら、プロデューサーへの今日の報告を考えていた。
『またダメでした』なんて言ったら呆れられちゃうかな…… 私、翼ちゃんと違ってプロデューサーの期待に全然応えられてないし……
でも…… プロデューサーは優しいから…… 何度ダメだって次があるよって励ましてくれるよね。
うん、プロデューサーは私が辛い時そうやってフォローしてくれる人だから、素直にダメだったって伝えて、それで翼ちゃんみたいに甘えたら……
ふふっ、少しだけ変な妄想をしちゃってつい口許が緩んじゃった。 ダメダメ、プロデューサーはそんな人じゃないんだから。
「翼ちゃん、飲み物買ってきたよ」
「プロデューサーさ~ん、わたしってスゴいと思いませんか?」
楽屋前に戻ってくると、プロデューサーはもう来ていて、翼ちゃんと話していた。
「ほら、わたし最近絶好調じゃないですか~? オーディションも受けたら絶対受かっちゃうし、劇場のセンターだって何回もやってるし、だから~ 少し誉めて欲しいかなー って…… ダメぇ?」
「えへへ、やったぁ……」
「わたし、これからもっともっとお仕事していっぱい活躍しますから、ずっとずっと見守っててくださいね!」
少し…… だけ落ち着いた。
プロデューサーと翼ちゃんの所へ戻りながら、プロデューサーへの今日の報告を考えていた。
『またダメでした』なんて言ったら呆れられちゃうかな…… 私、翼ちゃんと違ってプロデューサーの期待に全然応えられてないし……
でも…… プロデューサーは優しいから…… 何度ダメだって次があるよって励ましてくれるよね。
うん、プロデューサーは私が辛い時そうやってフォローしてくれる人だから、素直にダメだったって伝えて、それで翼ちゃんみたいに甘えたら……
ふふっ、少しだけ変な妄想をしちゃってつい口許が緩んじゃった。 ダメダメ、プロデューサーはそんな人じゃないんだから。
「翼ちゃん、飲み物買ってきたよ」
「プロデューサーさ~ん、わたしってスゴいと思いませんか?」
楽屋前に戻ってくると、プロデューサーはもう来ていて、翼ちゃんと話していた。
「ほら、わたし最近絶好調じゃないですか~? オーディションも受けたら絶対受かっちゃうし、劇場のセンターだって何回もやってるし、だから~ 少し誉めて欲しいかなー って…… ダメぇ?」
「えへへ、やったぁ……」
「わたし、これからもっともっとお仕事していっぱい活躍しますから、ずっとずっと見守っててくださいね!」
7: ◆KakafR9KkQ 2018/06/30(土) 21:39:16.91 ID:VyGOFika0
* * *
自室のベッドに伏せる。
あの後、プロデューサーと翼ちゃんは『お疲れさま会』ってご飯を食べに行った。 私も誘われたけど断った。
だってそうだよね、翼ちゃんはプロデューサーと一緒でとっても嬉しそうだったし、私が居ても邪魔だし……
翼ちゃんと話してる時のプロデューサー、楽しそうだったなぁ。 私と話してる時のプロデューサーはいつも無理して笑って、私が落ち込まないように気を使ってる風なのに。
でもそうだよね、翼ちゃんは私と違ってアイドルとして成功してるし、プロデューサーもダメな私より翼ちゃんと話してる方が楽しいよね。
それに…… 翼ちゃんは可愛いし、甘え上手で、プロデューサーとの距離も近くて……
プロデューサー、私より翼ちゃんの方が好きなのかな……
自室のベッドに伏せる。
あの後、プロデューサーと翼ちゃんは『お疲れさま会』ってご飯を食べに行った。 私も誘われたけど断った。
だってそうだよね、翼ちゃんはプロデューサーと一緒でとっても嬉しそうだったし、私が居ても邪魔だし……
翼ちゃんと話してる時のプロデューサー、楽しそうだったなぁ。 私と話してる時のプロデューサーはいつも無理して笑って、私が落ち込まないように気を使ってる風なのに。
でもそうだよね、翼ちゃんは私と違ってアイドルとして成功してるし、プロデューサーもダメな私より翼ちゃんと話してる方が楽しいよね。
それに…… 翼ちゃんは可愛いし、甘え上手で、プロデューサーとの距離も近くて……
プロデューサー、私より翼ちゃんの方が好きなのかな……
8: ◆KakafR9KkQ 2018/06/30(土) 21:40:28.08 ID:VyGOFika0
「なんで…… どうして……」
どうして私はオーディションに合格出来ないの? どうして歌が完璧に歌えないの? どうしてダンスを失敗するの? どうして可愛く振る舞えないの? どうして頑張っても結果に繋がらないの? どうして私はプロデューサーに誉めてもらえないの? どうして私は翼ちゃんに追い付けないの? どうして!? どうして!?
私に才能が無いのなんて知ってる。 私なんかがどんなに努力したってトップアイドルになれないことだってわかってる。 それでも…… その夢の片鱗だって見させてくれないの? 『努力すれば願いが叶う』なんてただの綺麗事だけど、それを信じる権利すら私にはないの!?
私はこんなに頑張ってるのに! 毎日練習してるのに…… どうして翼ちゃんに及ばないの? 翼ちゃんは元から私より出来るのに、その上でもっと上手くなるんだもん…… そんなの勝てないよ…… ズルいよ……
プロデューサーは私に『一緒にトップアイドルになろう』って言ってくれたよね? なのになんで私はまだトップアイドルになれないの? 何で私のことを見てくれないの? 私が出来ない子だから? 私が可愛くないから? 私が甘え下手だから?
あぁ…… 今日の反省点のまとめ、全然出来てないな…… 明日からはまた練習して今度こそオーディションに合格出来るように頑張らなくちゃ。
眠ったら少しは気持ちも落ち着くはず、明日からもう一度気持ちをリセットして頑張ろう。
眠れば大丈夫、元気になれる…… 眠ったら……
終わり
どうして私はオーディションに合格出来ないの? どうして歌が完璧に歌えないの? どうしてダンスを失敗するの? どうして可愛く振る舞えないの? どうして頑張っても結果に繋がらないの? どうして私はプロデューサーに誉めてもらえないの? どうして私は翼ちゃんに追い付けないの? どうして!? どうして!?
私に才能が無いのなんて知ってる。 私なんかがどんなに努力したってトップアイドルになれないことだってわかってる。 それでも…… その夢の片鱗だって見させてくれないの? 『努力すれば願いが叶う』なんてただの綺麗事だけど、それを信じる権利すら私にはないの!?
私はこんなに頑張ってるのに! 毎日練習してるのに…… どうして翼ちゃんに及ばないの? 翼ちゃんは元から私より出来るのに、その上でもっと上手くなるんだもん…… そんなの勝てないよ…… ズルいよ……
プロデューサーは私に『一緒にトップアイドルになろう』って言ってくれたよね? なのになんで私はまだトップアイドルになれないの? 何で私のことを見てくれないの? 私が出来ない子だから? 私が可愛くないから? 私が甘え下手だから?
あぁ…… 今日の反省点のまとめ、全然出来てないな…… 明日からはまた練習して今度こそオーディションに合格出来るように頑張らなくちゃ。
眠ったら少しは気持ちも落ち着くはず、明日からもう一度気持ちをリセットして頑張ろう。
眠れば大丈夫、元気になれる…… 眠ったら……
終わり
9: ◆KakafR9KkQ 2018/06/30(土) 21:41:13.98 ID:VyGOFika0
読んでくれた人、ありがとうございました。
引用元: 高山紗代子の特技は『一晩寝ると元気になれる』こと【ミリマス】
みのぽんた「あなたは今、決勝トーナメント進出の権利を持っています」
2018-06-30
引用元: みのぽんた「あなたは今、決勝トーナメント進出の権利を持っています」
1: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)18:57:18 ID:R4V
みのぽんた「ですがここに1位通過の切符があります どうしますか」
代表「やります」
みのぽんた「」にたぁ
みのぽんた「では参りましょう あなたの運命が変わるかもしれない」
みのぽんた「クイズ億万長者」
代表「やります」
みのぽんた「」にたぁ
みのぽんた「では参りましょう あなたの運命が変わるかもしれない」
みのぽんた「クイズ億万長者」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)18:58:12 ID:R4V
みのぽんた「問題です ここから15分間の戦術で同点に追いつく方法はどれ!」
5: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)18:59:35 ID:zd2
ケイスケホンダ「…出番か」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)18:59:46 ID:R4V
A サイドからアタック
B ドリブル
C フリーキック
D パス回しで時間を費やし同点をあきらめる
B ドリブル
C フリーキック
D パス回しで時間を費やし同点をあきらめる
7: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:00:13 ID:zd2
Eケイスケホンダ
8: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:00:32 ID:R4V
代表「生命線を」
みのぽんた「生命線残るは電話ですが 使いますね!」
みのぽんた「生命線残るは電話ですが 使いますね!」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:01:41 ID:R4V
みのぽんた「監督の東野さん 日本がグループリーグ1位で予選突破をしようとしてますよ」
みのぽんた「それではここから1分間 電話開始ぃ!」
みのぽんた「それではここから1分間 電話開始ぃ!」
10: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:03:45 ID:R4V
代表「日本代表が予選を追いつくには?」
代表「A サイドからアタック B ドリブル
代表「C フリーキック D パス回しで時間を費やし同点をあきらめる」
代表「どれ」
東野監督「Aのサイドアタックからのセンタリングが正解だと思うぞ」
代表「わかりました。」
代表「A サイドからアタック B ドリブル
代表「C フリーキック D パス回しで時間を費やし同点をあきらめる」
代表「どれ」
東野監督「Aのサイドアタックからのセンタリングが正解だと思うぞ」
代表「わかりました。」
11: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:06:07 ID:R4V
みのぽんた「電話では サイドアタックのCが正解だとおっしゃってましたが」
代表「僕もこれが正解だと思います」
代表「Cのサイドアタックで」
みのぽんた「Cサイドアタック 最後の回答?」
代表「最後の回答」
デデデン(効果音)
みのぽんた「」んんんんんん
代表「僕もこれが正解だと思います」
代表「Cのサイドアタックで」
みのぽんた「Cサイドアタック 最後の回答?」
代表「最後の回答」
デデデン(効果音)
みのぽんた「」んんんんんん
12: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:06:49 ID:R4V
みのぽんた「」んんんんんんん
みのぽんた「」んんんんんんんん
みのぽんた「」んんんんんんんん
13: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:07:03 ID:R4V
CMでーす
14: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:09:52 ID:R4V
CM明け
みのぽんた「」んんんんんんんんん
みのぽんた「残念 正解はDの同点をあきらめるだったんです!!」
みのぽんた「代表の皆さん 残念ながら予選敗退です」
代表「くぅううううう・・・」
みのぽんた「それでは 4年後お会いしましょう」
みのぽんた「あなたの人生を変えるかもしれない」
みのぽんた「クイズ億万長者!!」
みのぽんた「さようならぁ」
みのぽんた「」んんんんんんんんん
みのぽんた「残念 正解はDの同点をあきらめるだったんです!!」
みのぽんた「代表の皆さん 残念ながら予選敗退です」
代表「くぅううううう・・・」
みのぽんた「それでは 4年後お会いしましょう」
みのぽんた「あなたの人生を変えるかもしれない」
みのぽんた「クイズ億万長者!!」
みのぽんた「さようならぁ」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/06/30(土)19:11:38 ID:09b
>>14
>代表「くぅううううう・・・」
大吉の声で再生された
>代表「くぅううううう・・・」
大吉の声で再生された
両津「優勝しろ、榊遊勝。これは命令だ」
2018-06-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:33:41.44 ID:q//yMN+WO
遊勝「いや、しかし……」
両津「しかしもヘチマもあるか。わしがやれと言ったら、お前はやるしかないんだ」
遊勝「だが、新葛飾署の署長の代わりに、署長同士のデュエル大会に出て優勝しろというのは……」
両津「問題は無い。さっきも言っただろ? まずは、デュエルディスクに内蔵された麻酔針で署長を眠らせるんだ」
両津「その後、お前がディスクを遠隔操作して、透明なリアルソリッドビジョンの糸を発生させ、署長をマリオネットにする」
両津「それで署長を通して、お前が大会でデュエルするんだ」
両津「相手はプロでも何でもない、ただの中年親父の警察官だ。プロのお前なら優勝間違い無し。何の問題も無い」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:36:33.69 ID:q//yMN+WO
遊勝「だから、そんな真似はできないと言っている」
両津「なんでだ? 何の問題がある」
遊勝「問題だらけだ」
遊勝「……そもそも、デュエルとはデュエリスト同士のコミュニケーションなんだ。相手は自分に対し、常に真剣に向かい合ってくれているんだ」
遊勝「なのに、そんな風に相手の誠意を踏みにじるような真似、できるわけがないだろう」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:37:25.43 ID:q//yMN+WO
両津「なぁに~~? 貴様、よくもそんなことをヌケヌケとーーー」
両津「ーーーいや、いい。わしが話をしにきたのはそんなことじゃない」
遊勝「まだ諦めるつもりは無いのか?」
両津「当たり前だ! 署長が優勝しないと、わしがクビになるんだぞ!」
両津「くっそ~、部長め! 新葛飾署の発言権を高めるためだか何だか知らんが、署長を必ず優勝させろなんて無茶振りしやがって!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:37:51.21 ID:BKTGBGir0
さすがの遊勝も両さん相手には無理だなwwwww
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:38:35.60 ID:q//yMN+WO
遊勝「……どんな理由があろうと、不正に手を染めるわけにはいかない」
両津「このわしに逆らうのか、遊勝!」
遊勝「そうなる」
両津「わかっているのか! わしは一度、お前に大損害を負わされたこともあるんだぞ!」
遊勝「それは、両さんが勝手に、私と石島のデュエルで博打していただけの話だろう。私には何の責任もない」
遊勝「……そもそも、君とは一度居酒屋で意気投合しただけの仲じゃないか」
遊勝「しかも、君は私に借金もあったはずだ。ならば従う義務は無い」
両津「……そんなこと言って良いのかー?」
遊勝「? どう意味かね?」
両津「自分の家庭を崩壊させたいのか?って言ってんだよ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:40:11.98 ID:q//yMN+WO
遊勝「!?」
両津「遊勝、お前が女子高生を松葉杖代わりにして、身体の感触を楽しんでいたことはわかっている」
両津「それをバラしても良いのかな? んん~~?」
遊勝「……な、なんのことだ? 何を根拠にそんなデタラメをーーー」
両津「お前が融合次元で生徒にしていた連中から聞いた。まったく、世界最高のエンターテイナーが聞いて呆れる」
遊勝「ち、ちがう! あれは当時まだ足が治ってなくて、仕方なくーーー」
両津「ふん、足なんざ、とっくに治ってたんだろ」
両津「その証拠にユーリとかいうガキとのデュエルではぴょんぴょんジャンプしてたそうじゃねえか」
遊勝「そ、それはーーー」
両津「このことを奥さんや子供にバラされたくなければーーーーわかってるな?」
遊勝「う、うううっ、!!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:41:31.47 ID:q//yMN+WO
両津「遊勝、何がお前をそうさせたかは知らん」
両津「だが、家族を投げた時点で、お前の負けだ!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:43:39.18 ID:q//yMN+WO
遊勝「……ほ、ほんの出来心だったんだ!」
遊勝「3年も妻と息子と離れ離れになって、人肌恋しくて、つい……!」
両津「この期に及んで言い訳か。見苦しいぞ」
遊勝「仕方が無かったんだ! あの時は、プログラムもスタンダード次元に置きっ放しで、発散できなくて、それでーーー」
両津「プログラム?」
遊勝「あ、いや、それは、その」
両津(……これは、におう、におうぞ! 金の成るにおいが!)
両津「……詳しく聞かせて貰おうじゃないか」ニヤリ
遊勝「うっ、うう……実はーーーーーー」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:45:10.03 ID:q//yMN+WO
部長「おお、両津!」
両津「あっ、部長」
部長「よくやったな、両津。まさか本当に署長を優勝させるとはーーー」
両津「なあに、私にかかれば、そのくらいお茶の子さいさいですよ!」
部長「しかし、眠ったようにデュエルし、そのまま勝つとは……不思議なこともあるものだ」
両津「なに言ってんですか、榊遊矢なんてペンデュラムを創造したんですよ?」
両津「だったら、眠りながらデュエルするくらい、普通にあり得ますって」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:46:31.29 ID:q//yMN+WO
部長「ふむ、それもそうだ。とにかく、ご苦労だった。次のデュエルも期待しているぞ」
両津「あれ、デュエル大会はもう終わったんじゃ?」
部長「ああ、今度は、榊遊矢とのデュエルだ。大会ではない」
両津「そりゃまた何で、そんなことに?」
部長「専門家の話によると、署長のデュエルはプロの世界でも通用するらしい。だから榊遊矢とデュエルする許可が降りた」
部長「そのデュエルを他の署に見せつければ、新葛飾署の発言権はさらに増すことになるだろう」
両津「ふーん、そうですか」
両津(また遊勝にでも頼むか……あー、面倒くせー)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:48:29.30 ID:q//yMN+WO
両津「さて、部長とのよもやま話も終わったことだし、本業に励むとするか」
両津「この時間の客はーーー、ああ、確か、市長候補んところのボンボンだったな」
両津「とりあえず、プログラム送信、っと」ピッ
………………………………………………………………
ピロリーンッ
沢渡「……おおっ、きたきた! プログラム!」
沢渡「くうう~! こづかい3ヶ月ぶん払った甲斐があったってもんだぜ!」
沢渡「よしよし、このプログラムが起動した状態でモンスターを召喚すればーーーーーー」ニヤリ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:52:07.66 ID:q//yMN+WO
沢渡「ーーーそういうわけで、《魔界劇団ープリティ・ヒロイン》召喚!」
ぴょこんっ
プリティ『お呼びですか? ご主人様!』キャピッ
沢渡「頼む! 俺と熱いキッスを……!」
プリティ『かしこまりました! ご主人様!』ンー
沢渡「うっほおお!!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:53:53.50 ID:q//yMN+WO
両津(ぐふふ、それにしても遊勝の奴からは良いオモチャを貰った)
両津(そう、このプログラムがあれば、倫理コードを無視できる! つまり、ソリッドビジョンにどんな不埒な命令だって下せるのだ!)
両津(もっとも、使い捨て品で、あまり量は無かったが、わしの手にかかれば量産など容易いことよ!)
両津(しかし、まさか遊勝の奴が、ハゲの会長からこんなものを貰ってやがったとはな。まったく、それならさっさとわしに言えってんだ)
両津(そして、このプログラムを求めるのは、あのボンボンだけではない! 世界中のデュエリストがこぞって欲しがるシロモノだ!)
両津(このプログラムを売り捌けば、億万長者間違い無し! がーっはっはっはっは!)
両津(はははは………さーて、次の客はーーーー)ニンマリ
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 20:59:43.68 ID:q//yMN+WO
月影&日影「「《女忍者ヤエ》召喚!」」
ドロンッ
ヤエ『お前たちが拙者の主でござるか?』
月影「そうでござる! そうなのでござる!」
日影「頼むでござる! 拙者たち兄弟に、忍法お色気の術をかけて欲しいのでござる! イチャイチャスフィンクスしたいのでござる!」
ヤエ『それが主たちの望みとあらば……』シュルシュル
月影&日影「「ぬっはあああ!!」」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:09:09.41 ID:q//yMN+WO
グレース&グロリア「「《トマボー》召喚!」」
ボンッ
トマボー『何の用だトマ?』
グレース「キャー、遊矢ーーー!」
グロリア「頼む、遊矢! 私たちにお前と握手をーーー」
トマボー『俺は遊矢じゃないトマがーー、女性に恥をかかせるわけにはいかないトマ』ギュッ
グレース「ああああ! 夢にまでみた遊矢の握手ーーー」
グロリア「もっとだ! もっと私たちの身体のいろんな所に握手をーーー!」
トマボー『お楽しみは、これからトマ』キリッ
グレース&グロリア「「あああーーー!!」」
………………………………………………………………
両津「がはは! これでわしも億万長者だー!!」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:11:23.30 ID:q//yMN+WO
両津「ーーーなにぃ!? 赤馬零児がプログラムの存在に気づきかけてるだと!?」
月影「その通りでござる。このままでは拙者たちも両津殿も収容所行きでござる。ヤバイでござる」
両津「ぬううっ、ちとハデにやり過ぎか……?」
月影「拙者たち忍者以外に、これ以上プログラムを渡すのはやめた方が良いでござる。他の連中は口が軽いでござる」
両津「むううっ、もっと儲けたいが、捕まっては元も子もないしな……ここらが引き時か」
両津(だが、せめて、もう一花火……!)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:13:30.59 ID:q//yMN+WO
両津(……がーっはっは! できたぞー! 特注デュエルディスクが!)
ドドーンッ!
両津(このディスクに内蔵されたプログラムは使い捨てではない完全品だ! つまり、このディスクさえあれば、いつでもどこでも自由にモンスターとムフフなことができるのだ!)
両津(しかも、従来のものと違って、モンスターに命令を下す必要は無い! モンスターが自動的に動いて、『奉仕』してくれるという寸法よ!)
両津(赤馬零児に気づかれる前に、このディスクを100億くらいで売ってやる! そうなりゃ、わしも金持ちの仲間入りだ! がははは!)
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:15:17.56 ID:q//yMN+WO
中川「おはようございます」
麗子「おはよう」
両津(……しかし、徹夜でディスクを作ったせいか、眠いったらありゃしない)フワアッー
両津(しゃーない。居眠りでもするか)
両津「……ぐがーっ、」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:16:35.51 ID:q//yMN+WO
部長「ーーーーーーこら、両津!!」
両津「……!?」パチリッ
両津「……ひ、ひええ、部長!?」
部長「勤務中に居眠りとは何事だ!」
両津「す、すいません、部長! 寝不足でーーー」
部長「黙れ! どうせ徹夜でプラモでも作ってたんだろう! まったく、お前という奴はーーーー」
両津(ううっ、眠いってのに、説教かよ……くそ、まだ眠い……)ウトウト
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:18:11.01 ID:q//yMN+WO
部長「ーーーいや、いい。いまは説教は後回しだ」
両津「……へ?」
部長「それよりも両津、お前のディスクを貸してくれ」
両津「……はい? なんでまた?」
部長「署長がディスクにお茶をこぼして壊してしまってな。代わりのディスクが必要になったんだ」
部長「そういうわけで、お前の持ってるディスクを貸してくれ」
両津「……ん? ああ、そういうことですか……はい、どうぞ」スッ
部長「悪いな、後で返す」
両津「……きちんとレンタル料金も払ってくださいよ~~? いまなら3万円でーーー」
部長「250円もあれば充分だろう、バカモンが」チャリーンッ
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:19:11.86 ID:q//yMN+WO
両津「に、250円!?」
部長「そういうわけで、このディスクを署長に渡してくる。ではな」スタスタ
両津(……ったく、何が250円だ! ふざけんねえや! わしのディスクは雑誌の付録じゃねーっつーの!)
両津(……あー、怒ったら余計に眠く……)ウトウト
両津「……とりあえず、もう一度、眠って……ぐごーっ、」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:20:26.18 ID:q//yMN+WO
両津「……ふわあっーーっ、」
両津「あー、よく眠った。さて、次はパチ〇コでも……」
ブーッブーッ
両津「……何の用だ、遊勝?」ピッ
遊勝「大変だ、両さん。ディスクを遠隔操作できないんだ」
両津「ああ? 何を言ってるんだ、お前は?」
遊勝「いや、今日の今の時間は、署長が私の息子とデュエルする予定だろう?」
遊勝「だが、署長のディスクに電源が入ってないみたいなんだ。これでは遠隔操作できない」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:21:27.63 ID:q//yMN+WO
両津「電源が入ってない? そりゃ当たり前だ」
遊勝「なぜ?」
両津「なぜもなにも、署長のディスクは壊れてーーー」
両津「ーーーって、ちょっと待て!?」
遊勝「うおっ!? どうした、両さん?」
両津(しまった! 寝ぼけてたせいで、いろいろド忘れしていた!)
両津(そして、さっき部長に渡したディスク、あれはーーーーーー)サアーッ
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:23:53.58 ID:q//yMN+WO
署長「えっと、その、あの」アセアセ
ニコ「おーっと、これはどうしたことだー!? 屯田署長、デュエル開始から全く動かない!」
署長(いつもなら、急に眠気がきて、いつの間にか勝っているんだが……何で今日に限って眠くならんのだ!?)アセアセ
遊矢「あのー、そろそろ動かないと、失格になりますよ?」
署長「へ?」
遊矢「いや、アクションデュエルには、1分間なにもしないと、失格になるっていうルールがーーー」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:26:36.77 ID:q//yMN+WO
署長「そ、そうなのか!?」
遊矢「ええ、なので、いまはとにかく動くことをオススメします」
署長(う、うう~~、こうなったら、仕方ない! 何でも良いから、さっさとデュエルを進めなければ!)
署長(とりあえず、モンスターの召喚からーーー)
署長「……え、えーー、まずはーーーー」
署長「……《戦士ダイ・グレファー》召喚!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:27:40.74 ID:q//yMN+WO
部長「両津のバカはどこだ?! どこにいる!?!」
中川「別次元でデュエル塾を開くそうです!」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 21:28:49.66 ID:q//yMN+WO
これにて終了でござる
読んでくれて感謝でござる
読んでくれて感謝でござる
引用元: 両津「優勝しろ、榊遊勝。これは命令だ」
やよい「きのこです!」春香「たけのこだよ!」
2018-06-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/29(金) 20:51:16.34 ID:qt+3CKrB0
やよい「きのこー!」
春香「たけのこー!」
ガチャ
P「ど、どうしたんだお前たち!?」
春香「たけのこー!」
ガチャ
P「ど、どうしたんだお前たち!?」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/29(金) 20:56:29.65 ID:qt+3CKrB0
やよい「あ、プロデューサー!」
春香「聞いてくださいプロデューサーさん!やよいがたけのこよりもきのこの方がおいしいって言うんですよ!?」
P「えっと……お菓子の話か?」
やよい「はい」
P「……それ重要なことか?」
春香「なに言ってるんですかプロデューサーさん!?」
P「ひっ!」
やよい「とっても重要です!これから事務所で出るおやつがたけのこばかりになっちゃったらどうするんですか!」
春香「こっちの台詞だよやよい!おやつにきのこが出てくるなんて私には耐えられない!」
P「お、おいお前たち…その辺で…」
やよい「プロデューサーは!」
春香「どっちが好きなんですか!」
春香「聞いてくださいプロデューサーさん!やよいがたけのこよりもきのこの方がおいしいって言うんですよ!?」
P「えっと……お菓子の話か?」
やよい「はい」
P「……それ重要なことか?」
春香「なに言ってるんですかプロデューサーさん!?」
P「ひっ!」
やよい「とっても重要です!これから事務所で出るおやつがたけのこばかりになっちゃったらどうするんですか!」
春香「こっちの台詞だよやよい!おやつにきのこが出てくるなんて私には耐えられない!」
P「お、おいお前たち…その辺で…」
やよい「プロデューサーは!」
春香「どっちが好きなんですか!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/29(金) 20:58:25.78 ID:Vdu+1bDQO
その点トッポってすげえよな!最後までチョコたっぷりだもん!
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/29(金) 21:00:30.45 ID:qt+3CKrB0
P「きのこかな」
ガチャ
千早「私もきのこよ」
ガチャ
美希「きのこなの」
ガチャ
真「きのこだよね」
雪歩「うん」
ガチャ
律子「まあきのこね」
あずさ「きのこですよね~」
ガチャ
亜美「きのこ?」
伊織「きのこ」
真美「きのこきのこ」
ガチャ
貴音「き」
響「の」
小鳥「こ」
春香「…………」
P「きのこ食べてみ?」
春香「あ、おいし。私が間違ってました。きのこ大好きです」
やよい「うっうー!きのこですよねー!」
true end
小鳥「」
ガチャ
千早「私もきのこよ」
ガチャ
美希「きのこなの」
ガチャ
真「きのこだよね」
雪歩「うん」
ガチャ
律子「まあきのこね」
あずさ「きのこですよね~」
ガチャ
亜美「きのこ?」
伊織「きのこ」
真美「きのこきのこ」
ガチャ
貴音「き」
響「の」
小鳥「こ」
春香「…………」
P「きのこ食べてみ?」
春香「あ、おいし。私が間違ってました。きのこ大好きです」
やよい「うっうー!きのこですよねー!」
true end
小鳥「」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/29(金) 21:01:28.02 ID:qt+3CKrB0
あれ?
なんで最後小鳥さん出てきちゃったんだろ
なんで最後小鳥さん出てきちゃったんだろ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/29(金) 22:30:16.68 ID:biE5hWTdO
やよいちゃんにきのこたべさせたい
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 06:43:13.19 ID:k9VojSe0o
これはひどい
きのこ派の陰謀だ
きのこ派の陰謀だ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:31:08.04 ID:8efh/LFYo
みんな大好きなきのこ
もちろん俺も持ってるぜ
もちろん俺も持ってるぜ
ガヴリール「愛でられる私」
2018-06-30
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 09:50:38.624 ID:u6O8lXXM0
サターニャ「ガヴリールぅ! 勝負しなさーい!」
ガヴリール「こ、こらまとわりつくな! うっとうしいぞ!」
サターニャ「あんたが勝負するっていうまで離さないんだから!」ギュ-
ガヴリール「だからやらないっての!」グイイ
サターニャ「強情ね! んっふっふ、さては私に負けるのが怖いんでしょう? 正直に言いなさい」
ガヴリール「怖くねーよこのバカ悪魔ぁ!」
サターニャ「んなーっはっはっは! あんたの嫌がる顔は最高ね!」ギュム-
ガヴリール「こ、こらまとわりつくな! うっとうしいぞ!」
サターニャ「あんたが勝負するっていうまで離さないんだから!」ギュ-
ガヴリール「だからやらないっての!」グイイ
サターニャ「強情ね! んっふっふ、さては私に負けるのが怖いんでしょう? 正直に言いなさい」
ガヴリール「怖くねーよこのバカ悪魔ぁ!」
サターニャ「んなーっはっはっは! あんたの嫌がる顔は最高ね!」ギュム-
3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 09:52:02.070 ID:u6O8lXXM0
【翌日・学校】
ガヴリール「はぁー……」
ヴィーネ「おはよ、ガヴ。なんか疲れてるけどどうしたの?」
ガヴリール「あのさぁ……」
ヴィーネ「なに?」
ガヴリール「サターニャっておっぱい柔らかくね?」
ヴィーネ「ぶふっ」
ヴィーネ「ん、んん……ごふっ」
ガヴリール「鼻からカフェオレ出てるぞ」
ヴィーネ「見なくていいから」
ガヴリール「はぁー……」
ヴィーネ「おはよ、ガヴ。なんか疲れてるけどどうしたの?」
ガヴリール「あのさぁ……」
ヴィーネ「なに?」
ガヴリール「サターニャっておっぱい柔らかくね?」
ヴィーネ「ぶふっ」
ヴィーネ「ん、んん……ごふっ」
ガヴリール「鼻からカフェオレ出てるぞ」
ヴィーネ「見なくていいから」
4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 09:54:01.109 ID:u6O8lXXM0
ヴィーネ「サターニャのおっ……む、胸なんて触ったことないからわからないけど、まあそこそこ大きいわよね」
ガヴリール「あいつなんも考えずにまとわりついてくるから色んなところに押し付けられるんだよ」
ガヴリール「なんか……私もどう反応していいか分からなくてさ」
ヴィーネ「いやどういう悩みなのそれ……」
ガヴリール「この前泊まりに行った時も」
ガヴリール「あいつなんも考えずにまとわりついてくるから色んなところに押し付けられるんだよ」
ガヴリール「なんか……私もどう反応していいか分からなくてさ」
ヴィーネ「いやどういう悩みなのそれ……」
ガヴリール「この前泊まりに行った時も」
7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 09:57:01.096 ID:u6O8lXXM0
【サタニキア邸】
サターニャ『くっくっく、ご飯も食べた、お風呂も入った、歯も磨いた。あとは……』
ガヴリール『ん、寝るだけだな』
サターニャ『勝負よ!!』
ガヴリール『はぁ?』
サターニャ『夜は悪魔の世界……まんまと罠にかかったわねガヴリール! 私の居城に立ち入ったからには無傷では返さないわよ!』
ガヴリール『いや……私もう寝たいんだけど』
サターニャ『やだ! 勝負するの! あんたをやっつけるためにすっごい技を編み出したんだから!』
ガヴリール『知らないよ、ラフィエルとかヴィーネにやればいいだろ』
サターニャ『報復が怖いじゃない!』
ガヴリール『私ずいぶん舐められてんな』
サターニャ『くっくっく、ご飯も食べた、お風呂も入った、歯も磨いた。あとは……』
ガヴリール『ん、寝るだけだな』
サターニャ『勝負よ!!』
ガヴリール『はぁ?』
サターニャ『夜は悪魔の世界……まんまと罠にかかったわねガヴリール! 私の居城に立ち入ったからには無傷では返さないわよ!』
ガヴリール『いや……私もう寝たいんだけど』
サターニャ『やだ! 勝負するの! あんたをやっつけるためにすっごい技を編み出したんだから!』
ガヴリール『知らないよ、ラフィエルとかヴィーネにやればいいだろ』
サターニャ『報復が怖いじゃない!』
ガヴリール『私ずいぶん舐められてんな』
8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:00:01.079 ID:u6O8lXXM0
サターニャ『さあくらいなさい!』ムギュ
ガヴリール『っ///』
ガヴリール『え、ええい離せ! 私はもう寝る!』
サターニャ『あんたいつも遅くまで起きてるじゃない! なんで今日は早いのよ構いなさいよ!』
ガヴリール『昼間からお前に付き合わされて疲れてんだっつの! お前こそ早く寝ろ!!』
サターニャ『イヤ! もうちょっと付き合いなさい!』ギュ-
ガヴリール『抱きついてくんな! こら! やめ!』
サターニャ『やだー!』
サターニャ『ZZZ』ギュウウ
ガヴリール『……なんで抱き枕みたいになってんの私』
ガヴリール『っ///』
ガヴリール『え、ええい離せ! 私はもう寝る!』
サターニャ『あんたいつも遅くまで起きてるじゃない! なんで今日は早いのよ構いなさいよ!』
ガヴリール『昼間からお前に付き合わされて疲れてんだっつの! お前こそ早く寝ろ!!』
サターニャ『イヤ! もうちょっと付き合いなさい!』ギュ-
ガヴリール『抱きついてくんな! こら! やめ!』
サターニャ『やだー!』
サターニャ『ZZZ』ギュウウ
ガヴリール『……なんで抱き枕みたいになってんの私』
10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:02:04.919 ID:u6O8lXXM0
ガヴリール「って感じで全然離してくれなくてさ」
ガヴリール「おっぱい大きいわ腕もスベスベだわ正直に言うとすっごく気持ちいいんだよね」
ヴィーネ「なんかちょっとガヴから聞きたくなかったそういうセリフ」
ヴィーネ「え? ていうか、え? やたらサターニャと仲良くない? サターニャのお家にお泊りとかしてるの?」
ガヴリール「んー、まあ仲良いっていうか、うちのガス電気水道が止まった時にたまに転がり込んでるから」
ヴィーネ「なに料金滞納してんのよ!」
ガヴリール「人間ってケチだよな。いつも払ってんだからちょっとぐらい忘れてもいいじゃん」
ガヴリール「おっぱい大きいわ腕もスベスベだわ正直に言うとすっごく気持ちいいんだよね」
ヴィーネ「なんかちょっとガヴから聞きたくなかったそういうセリフ」
ヴィーネ「え? ていうか、え? やたらサターニャと仲良くない? サターニャのお家にお泊りとかしてるの?」
ガヴリール「んー、まあ仲良いっていうか、うちのガス電気水道が止まった時にたまに転がり込んでるから」
ヴィーネ「なに料金滞納してんのよ!」
ガヴリール「人間ってケチだよな。いつも払ってんだからちょっとぐらい忘れてもいいじゃん」
11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:04:03.326 ID:u6O8lXXM0
ガヴリール「ま、私も死活問題だから仕方なくねー」
ヴィーネ「……そういう時ガヴはうちに来てくれるのかなって思ってたけど……」むぅ
ガヴリール「なにむくれてんの。ヴィーネの家もお金大変でしょ? 一応私も遠慮してるんだよ」
ヴィーネ「サターニャは?」
ガヴリール「あいつに遠慮する必要なんてないでしょ」
ガヴリール「ん、そういや私が泊まりだしてからサターニャの奴くっ付いてくるようになったわ」
ヴィーネ「……ずるい」
ガヴリール「え、えぇ? なんでだよ……」
ヴィーネ「……そういう時ガヴはうちに来てくれるのかなって思ってたけど……」むぅ
ガヴリール「なにむくれてんの。ヴィーネの家もお金大変でしょ? 一応私も遠慮してるんだよ」
ヴィーネ「サターニャは?」
ガヴリール「あいつに遠慮する必要なんてないでしょ」
ガヴリール「ん、そういや私が泊まりだしてからサターニャの奴くっ付いてくるようになったわ」
ヴィーネ「……ずるい」
ガヴリール「え、えぇ? なんでだよ……」
12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:06:02.594 ID:u6O8lXXM0
ガヴリール「はぁ、どうしたらいいんだか」
ヴィーネ「……」スッ
ガヴリール「? なんで手広げてんの」
ヴィーネ「ハグミー」
ガヴリール「いやなにそれ」
ヴィーネ「ふーんだ。どうせ胸小さいもん」ギュ-
ガヴリール「ちょ、こらお前まで抱きついてくんな、なに対抗意識燃やしてんの!」
ヴィーネ「……」スッ
ガヴリール「? なんで手広げてんの」
ヴィーネ「ハグミー」
ガヴリール「いやなにそれ」
ヴィーネ「ふーんだ。どうせ胸小さいもん」ギュ-
ガヴリール「ちょ、こらお前まで抱きついてくんな、なに対抗意識燃やしてんの!」
14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:08:04.626 ID:u6O8lXXM0
ヴィーネ「えっと、要するにガヴはサターニャにスキンシップを控えてほしいのよね」
ガヴリール「……まあ」
ヴィーネ「逆に甘えちゃえば?」
ガヴリール「なんでだよ!?」
ヴィーネ「サターニャもきっと無意識にやってるんでしょ? それならガヴから触れれば今のガヴと同じように恥ずかしがってやめてくれるんじゃない?」
ガヴリール「なるほど…………いやなるほどじゃないよ。なにその作戦」
ヴィーネ「まあまあ、物は試しだから」
ガヴリール「……まあ」
ヴィーネ「逆に甘えちゃえば?」
ガヴリール「なんでだよ!?」
ヴィーネ「サターニャもきっと無意識にやってるんでしょ? それならガヴから触れれば今のガヴと同じように恥ずかしがってやめてくれるんじゃない?」
ガヴリール「なるほど…………いやなるほどじゃないよ。なにその作戦」
ヴィーネ「まあまあ、物は試しだから」
15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:11:04.186 ID:u6O8lXXM0
サターニャ「んなーっはっはっは! 恐れおののきなさいガヴリール! 大悪魔様の登場よ!」バ-ン
ガヴリール「うわ来た」
ヴィーネ「……サターニャちょっといい?」
サターニャ「あ、おはよヴィネット。どうしたの?」
ヴィーネ「そのまま立ってて」
サターニャ「え? うん」
ヴィーネ(ほら、ガヴ)
ガヴリール(えぇぇぇ、まじでやんの?)
ガヴリール「……ぐぅ~」
ガヴリール「うわ来た」
ヴィーネ「……サターニャちょっといい?」
サターニャ「あ、おはよヴィネット。どうしたの?」
ヴィーネ「そのまま立ってて」
サターニャ「え? うん」
ヴィーネ(ほら、ガヴ)
ガヴリール(えぇぇぇ、まじでやんの?)
ガヴリール「……ぐぅ~」
17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:13:02.138 ID:u6O8lXXM0
ガヴリール「んっ」ぎゅっ
サターニャ「ひぁっ!?」
ガヴリール「……」スリスリ
サターニャ「!!? !?」
ガヴリール「……」
ガヴリール(なんだこれ、めっちゃ恥ず……)カァァ
サターニャ「……」
サターニャ「……」ナデナデ
ガヴリール「!?」
サターニャ「ひぁっ!?」
ガヴリール「……」スリスリ
サターニャ「!!? !?」
ガヴリール「……」
ガヴリール(なんだこれ、めっちゃ恥ず……)カァァ
サターニャ「……」
サターニャ「……」ナデナデ
ガヴリール「!?」
18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:15:09.589 ID:u6O8lXXM0
ガヴリール「なんで撫でてんだよ!!」ガバッ
サターニャ「え? いやあんたが甘えてきたから……」
ガヴリール「バカかお前は! バカなのかお前は!? このバカ!!」
サターニャ「な、なによぅ!」
ヴィーネ「混乱しすぎて語彙力が低下してるわよガヴ」
サターニャ「んっふっふ、さてはあんた撫でられるのが苦手なようね。ならもっと撫でてあげるわ!」
ガヴリール「は!?」
サターニャ「ガヴリールぅ~!」ぎゅううう
ガヴリール「やめろこら! それ撫でてない! 抱きついてる!!」
サターニャ「ガヴリールって抱き心地いいから、ついつい抱っこしたくなっちゃうのよね~」
ガヴリール「こいつ全然無意識じゃないじゃん!?」
サターニャ「え? いやあんたが甘えてきたから……」
ガヴリール「バカかお前は! バカなのかお前は!? このバカ!!」
サターニャ「な、なによぅ!」
ヴィーネ「混乱しすぎて語彙力が低下してるわよガヴ」
サターニャ「んっふっふ、さてはあんた撫でられるのが苦手なようね。ならもっと撫でてあげるわ!」
ガヴリール「は!?」
サターニャ「ガヴリールぅ~!」ぎゅううう
ガヴリール「やめろこら! それ撫でてない! 抱きついてる!!」
サターニャ「ガヴリールって抱き心地いいから、ついつい抱っこしたくなっちゃうのよね~」
ガヴリール「こいつ全然無意識じゃないじゃん!?」
19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:18:02.613 ID:u6O8lXXM0
ガヴリール「はなせぇ~……!」グググ
サターニャ「あんた力弱っちいわねー。余裕で抑えられるわよ」ナデナデ
ヴィーネ「…………むむむ」
ヴィーネ「サターニャずるい! 私もガヴ抱っこする!」
ガヴリール「は!?」
ヴィーネ「がゔ~!」ぎゅううう
ガヴリール「ちょっと待ってなにこれ!?」
サターニャ「なーっはっはっは! 2人の悪魔に囲まれたらもはや逃げ場はないわよガヴリール!」
ヴィーネ「私にも構ってよガヴのばかー!」
ガヴリール「お前が提案したんじゃんこの作戦!!」
サターニャ「あんた力弱っちいわねー。余裕で抑えられるわよ」ナデナデ
ヴィーネ「…………むむむ」
ヴィーネ「サターニャずるい! 私もガヴ抱っこする!」
ガヴリール「は!?」
ヴィーネ「がゔ~!」ぎゅううう
ガヴリール「ちょっと待ってなにこれ!?」
サターニャ「なーっはっはっは! 2人の悪魔に囲まれたらもはや逃げ場はないわよガヴリール!」
ヴィーネ「私にも構ってよガヴのばかー!」
ガヴリール「お前が提案したんじゃんこの作戦!!」
20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:20:03.560 ID:u6O8lXXM0
ラフィエル「あら? みなさんお揃いで……」
ガヴリール「あ、ラフィ! いいところにきたはやく助け───」
ラフィエル「楽しそうですねっ。私もガヴちゃん愛でちゃいまーす」
ガヴリール「お前もかよ!!」
ラフィエル「ガヴちゃんガヴちゃーん♪」
ガヴリール「ぎゃああああああ」
ガヴリール「あ、ラフィ! いいところにきたはやく助け───」
ラフィエル「楽しそうですねっ。私もガヴちゃん愛でちゃいまーす」
ガヴリール「お前もかよ!!」
ラフィエル「ガヴちゃんガヴちゃーん♪」
ガヴリール「ぎゃああああああ」
23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:21:46.781 ID:u6O8lXXM0
まち子(ふふ、天真さんたち相変わらず仲良いなぁ)
まち子(ホームルーム、始まってるんだけどね)
グラサン「」ゴゴゴゴゴ
完
まち子(ホームルーム、始まってるんだけどね)
グラサン「」ゴゴゴゴゴ
完
25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:23:52.814 ID:Q+6ZRA3y0
乙乙
26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:25:02.772 ID:FsaLY0lq0
久しぶりにガヴドロが補給できた乙
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:26:26.515 ID:ye09qBNq0
ガヴドロ良いぞ
30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/06/30(土) 10:58:04.794 ID:EEZDAKA7p
乙乙
引用元: ガヴリール「愛でられる私」
難波笑美「アイドルだらけの食事会かあ」
2018-06-30
引用元: 難波笑美「アイドルだらけの食事会かあ」
関連記事難波笑美「ここが346プロダクションかあ」
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難波笑美「アイドルだらけの食事会かあ」
1: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:28:37 ID:SVe
2: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:29:04 ID:SVe
笑美「アイドルになって2年……もっと人脈ひろげたいなあ」
鈴帆「笑美しゃん」
笑美「おっ、鈴帆っち。どうしたん?」
鈴帆「食事会に誘われたばい」
笑美「食事会?」
鈴帆「アイドルだらけの食事会たい」
笑美「へーおもろそうやな。ウチも行ってええ?」
鈴帆「よかばい」
鈴帆「笑美しゃん」
笑美「おっ、鈴帆っち。どうしたん?」
鈴帆「食事会に誘われたばい」
笑美「食事会?」
鈴帆「アイドルだらけの食事会たい」
笑美「へーおもろそうやな。ウチも行ってええ?」
鈴帆「よかばい」
3: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:30:20 ID:SVe
~~都内の最高級ホテル
笑美「場違い感がハンパないわ…
ウチだけめっちゃラフな格好やん…」
鈴帆「笑美しゃん」
笑美「おまっ! 自分だけめっちゃ気合い入れた服で来よってからに!
まあええわ」
鈴帆「昨日も食事会があったんごたーばい」
笑美「へー、じゃあ連日で来てる子もいるかもなあ。
話しかけてみよかな。どれどれ……」
笑美「場違い感がハンパないわ…
ウチだけめっちゃラフな格好やん…」
鈴帆「笑美しゃん」
笑美「おまっ! 自分だけめっちゃ気合い入れた服で来よってからに!
まあええわ」
鈴帆「昨日も食事会があったんごたーばい」
笑美「へー、じゃあ連日で来てる子もいるかもなあ。
話しかけてみよかな。どれどれ……」
4: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:31:23 ID:SVe
未央「…………」カタカタ
幸子「…………」ガクガク
友紀「…………」チーン
笑美「三者三様で消耗しきっとる!
何があったんや昨日!?」
茜「みなさぁーーんっ! 元気ですかぁーっ!
主催者の日野茜ですっ!!!」
笑美「おっ、司会がスピーチしよる」
茜「今日の料理もシェフのみなさんが腕によりをかけて作りましたっ!!
楽しんでいってくださぁい! それじゃあ、開始っ!!」」
笑美「みじかっ!
まあええわ。どんな食事がくるのかなあ」ワクワク
幸子「…………」ガクガク
友紀「…………」チーン
笑美「三者三様で消耗しきっとる!
何があったんや昨日!?」
茜「みなさぁーーんっ! 元気ですかぁーっ!
主催者の日野茜ですっ!!!」
笑美「おっ、司会がスピーチしよる」
茜「今日の料理もシェフのみなさんが腕によりをかけて作りましたっ!!
楽しんでいってくださぁい! それじゃあ、開始っ!!」」
笑美「みじかっ!
まあええわ。どんな食事がくるのかなあ」ワクワク
5: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:31:52 ID:SVe
給仕「前菜です」
笑美「おっ、さっそくきよったで」
給仕「新潟県産コシヒカリです」
笑美「前菜の“菜”は野菜の“菜”!!
いきなり米!?
司会なりのジョークかなあ」モグモグ
笑美「ふっくらしてて、おだやかな甘み……。
そういえば、お米大好きアイドルやったなあ」
笑美「おっ、さっそくきよったで」
給仕「新潟県産コシヒカリです」
笑美「前菜の“菜”は野菜の“菜”!!
いきなり米!?
司会なりのジョークかなあ」モグモグ
笑美「ふっくらしてて、おだやかな甘み……。
そういえば、お米大好きアイドルやったなあ」
6: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:32:29 ID:SVe
ガシャーン!!
笑美「え、なに?」
未央「いやあああ!! おこめいやああああ!!!」
警備×10「取り押さえろ! 麻酔銃だ!」パンパン!
未央「ウッ……」バタッ
笑美「猛獣か!
ちゃんみおはお米嫌いやったんか?
でも、暴れるほどのこたぁないとおもうけどなあ」
給仕「捕獲レベルたったの1か…ゴミめ…」
笑美「トリコか! ラディッツか!
アイドルに向かってゴミ言うなや!!」
笑美「え、なに?」
未央「いやあああ!! おこめいやああああ!!!」
警備×10「取り押さえろ! 麻酔銃だ!」パンパン!
未央「ウッ……」バタッ
笑美「猛獣か!
ちゃんみおはお米嫌いやったんか?
でも、暴れるほどのこたぁないとおもうけどなあ」
給仕「捕獲レベルたったの1か…ゴミめ…」
笑美「トリコか! ラディッツか!
アイドルに向かってゴミ言うなや!!」
7: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:33:18 ID:SVe
給仕「ライスです」
笑美「なんやまた米かいな~?」
給仕「青森県産、“青天の霹靂”です」
笑美「へーどれどれ」モグモグ
笑美「一粒一粒がしっかりしてて、噛めば噛むほど味が出よる!
さすがお米好きアイドルやな!」
給仕「次の料理です」
笑美「おっ、そろそろ肉でも出るんか」
給仕「山形県産、特A級の“はえぬき”です」
笑美「おいおい北側ばっかり贔屓せんといてな~~……ってこわっ!
さっきから米しか出とらんやんけ!!」
笑美「なんやまた米かいな~?」
給仕「青森県産、“青天の霹靂”です」
笑美「へーどれどれ」モグモグ
笑美「一粒一粒がしっかりしてて、噛めば噛むほど味が出よる!
さすがお米好きアイドルやな!」
給仕「次の料理です」
笑美「おっ、そろそろ肉でも出るんか」
給仕「山形県産、特A級の“はえぬき”です」
笑美「おいおい北側ばっかり贔屓せんといてな~~……ってこわっ!
さっきから米しか出とらんやんけ!!」
8: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:34:32 ID:SVe
給仕「でも一品目はコシヒカリで……」
笑美「品種の話ちゃうわ! 種族の垣根を超えろや!」
給仕「特A級ですよ特A級!」
笑美「A5ランクの和牛みたいに言うなや! どうあがいても米は米や!」
給仕「当ホテルシェフの自慢の一品ですよ」
笑美「なにを自慢しよるんや! どこによりをかけたんや!
炊飯器選びか!!」
鈴帆「笑美しゃんばつれてきたけん、帰らしぇてくれん!」
笑美「私を犠牲にして帰ろうとすな! 第4部のスーパーフライか!!」
笑美「品種の話ちゃうわ! 種族の垣根を超えろや!」
給仕「特A級ですよ特A級!」
笑美「A5ランクの和牛みたいに言うなや! どうあがいても米は米や!」
給仕「当ホテルシェフの自慢の一品ですよ」
笑美「なにを自慢しよるんや! どこによりをかけたんや!
炊飯器選びか!!」
鈴帆「笑美しゃんばつれてきたけん、帰らしぇてくれん!」
笑美「私を犠牲にして帰ろうとすな! 第4部のスーパーフライか!!」
9: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:36:24 ID:SVe
ガシャガシーン!!
幸子「カワイイボクでもおこめはもう無理ですぅうううっ!!」
友紀「んっ! んっ!」スブリ
笑美「みんなおかしなっとるやん!」
茜「みなさん盛り上がってますねっ!」ニコニコ
笑美「サイコパスか! 二日間ひたすらお米ばっかり食わされたらこうなるわ!」
鈴帆「ならんばい」
幸子「カワイイボクでもおこめはもう無理ですぅうううっ!!」
友紀「んっ! んっ!」スブリ
笑美「みんなおかしなっとるやん!」
茜「みなさん盛り上がってますねっ!」ニコニコ
笑美「サイコパスか! 二日間ひたすらお米ばっかり食わされたらこうなるわ!」
鈴帆「ならんばい」
10: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:36:49 ID:SVe
給仕「デザートです」
笑美「アイスクリームとかならうれしいなあ。
おいみんな! これで最後やで!
気をしっかり持ちぃ!!」
笑美「アイスクリームとかならうれしいなあ。
おいみんな! これで最後やで!
気をしっかり持ちぃ!!」
11: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:37:18 ID:SVe
給仕「ライスケーキです」
笑美「せやろうな! もうええわ!!」
12: ◆u2ReYOnfZaUs 2018/06/30(土)12:37:23 ID:SVe
おわり
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希「安価で占うで!」
2018-06-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:07:15.10 ID:8/XYTIp60
希「ウチのタロットカードは正確なんよ!」
希「部室で昼休み占いコーナー出来るようにしたから来るといいな!」
>>3「>>5」
>>3はμ'sメンバー
>>5は占ってもらう内容
希「部室で昼休み占いコーナー出来るようにしたから来るといいな!」
>>3「>>5」
>>3はμ'sメンバー
>>5は占ってもらう内容
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:16:22.79 ID:3eAVehXKO
絵里
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:16:58.57 ID:ZB+MERESO
明日の遠足のときに持ってくべきアイテムを教えて
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:21:14.92 ID:8/XYTIp60
絵里「こんにちは」
希「あっ!絵里ちやん!占う?」
絵里「えぇ!そのために来たんですもの!」
希「よーし!気合い入れて占うでー!」
絵里「じゃあ早速だけど明日遠足いくじゃない?μ'sみんなで」
希「あ~!あの件な!天気占うん?」
絵里「まぁ占ってほしいのは山々だけど、所謂ラッキーアイテム的なものを占って欲しいのよ」
希「なるほどな!よーしじゃあこのタロットをってところやけどアイテムはタロットじゃなくて水晶を使おうかな!」
希「むむむー!でた!>>7や!うちの水晶がそう告げとる!」
希「あっ!絵里ちやん!占う?」
絵里「えぇ!そのために来たんですもの!」
希「よーし!気合い入れて占うでー!」
絵里「じゃあ早速だけど明日遠足いくじゃない?μ'sみんなで」
希「あ~!あの件な!天気占うん?」
絵里「まぁ占ってほしいのは山々だけど、所謂ラッキーアイテム的なものを占って欲しいのよ」
希「なるほどな!よーしじゃあこのタロットをってところやけどアイテムはタロットじゃなくて水晶を使おうかな!」
希「むむむー!でた!>>7や!うちの水晶がそう告げとる!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:24:42.49 ID:+SsOTu/BO
フルフェイスヘルメットとライダースーツ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:30:49.52 ID:8/XYTIp60
希「フルフェイスヘルメットとライダースーツや!」
絵里「希、私まだバイクの免許取ってないわよ?」
希「飽くまでラッキーアイテムや。もしかしたら役にたつかもしれへんで?」
絵里「どういう時よ・・・」
希「それは流石に告げてくれへんかったからなぁ」
絵里「へぇ~じゃあ明日持ってくるわね」
希(まぁウチにもなんの役にたつかわからんけど)
希「そうし!絶対役に立つ!」
絵里「わかったわ!楽しい遠足にしましょうね!」
希「うん!」
絵里「じゃあ私は教室に戻るわね」
希「また後でー」
>>11「>>13」
μ'sメンバーの相談事で
希「そうし!絶対役に立つ!」
絵里「わかったわ!楽しい遠足にしましょうね!」
希「うん!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:33:33.57 ID:4H2yHeE/O
ことり
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:33:43.81 ID:4H2yHeE/O
花陽
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:40:11.35 ID:8/XYTIp60
ことり「こんにちはー♪」
希「こんにちはー♪」
ことり「希ちゃんに相談があるんだけどいい?」
希「もちろんや!なんかあったん?」
ことり「実は最近海未ちゃんがグレちゃって・・・」
希「またそれは何でや?」
ことり「あっ海未ちゃんにも来てもらってるから本人に聞いてもらう?」
希「そうやね」
海未「>>17」
希「こんにちはー♪」
ことり「希ちゃんに相談があるんだけどいい?」
希「もちろんや!なんかあったん?」
ことり「実は最近海未ちゃんがグレちゃって・・・」
希「またそれは何でや?」
ことり「あっ海未ちゃんにも来てもらってるから本人に聞いてもらう?」
希「そうやね」
海未「>>17」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:44:19.08 ID:Qpq4uevI0
うみみって言わないで下さい!
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:49:48.68 ID:8/XYTIp60
海未「うみみって呼ばないでください!」
希「うみみ?初めて聞くけど、海未ちゃんのあだ名?」
ことり「ファンの一部から呼ばれてるみたいで、何度か海未ちゃんのことをそう呼ぶみたい」
希「海未ってそのまま読ましたらうみみってなるもんなぁ」
海未「何度もうみって訂正してるんですよ!?最近では顔芸キャラなんて呼ばれる始末です!」
ことり(それは昔からだよ~)
希(気づいてないんか)
希「うーん。これこそなんでそう呼ばれるようになったか、そして解決策を見つけたるで!」
タロットカード「原因>>20 解決策>>22
希「うみみ?初めて聞くけど、海未ちゃんのあだ名?」
ことり「ファンの一部から呼ばれてるみたいで、何度か海未ちゃんのことをそう呼ぶみたい」
希「海未ってそのまま読ましたらうみみってなるもんなぁ」
海未「何度もうみって訂正してるんですよ!?最近では顔芸キャラなんて呼ばれる始末です!」
ことり(それは昔からだよ~)
希(気づいてないんか)
希「うーん。これこそなんでそう呼ばれるようになったか、そして解決策を見つけたるで!」
タロットカード「原因>>20 解決策>>22
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:52:14.25 ID:3HX71AZ+O
面白い反応をするからエスカレードした
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:54:03.92 ID:QlFcaABBO
体中に正しい読みがなを書いとく
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 14:58:22.68 ID:8/XYTIp60
希「出たで!・・・ふっ」
海未「なんで笑うんですか!?」
希「原因はいじりがいのある海未ちゃんやからかなー」
ことり「あぁーそうかも」
海未「そうでしょうか?でもなんで笑ったんですか?」
希「笑ってないで?とにかく!解決策や!」
ことうみ「ごくり」
希「身体中に正しい読みがなを書かんや!」
ことり「ププッ」
海未「いやです!恥ずかしいです!」
希「でも、そうしーへんと勘違いされたまんまやで?」
海未「うぅー・・・仕方がありません。やってやります!」
海未「なんで笑うんですか!?」
希「原因はいじりがいのある海未ちゃんやからかなー」
ことり「あぁーそうかも」
海未「そうでしょうか?でもなんで笑ったんですか?」
希「笑ってないで?とにかく!解決策や!」
ことうみ「ごくり」
希「身体中に正しい読みがなを書かんや!」
ことり「ププッ」
海未「いやです!恥ずかしいです!」
希「でも、そうしーへんと勘違いされたまんまやで?」
海未「うぅー・・・仕方がありません。やってやります!」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:04:27.63 ID:8/XYTIp60
くすくす あの子何やってるのかしら ママー しっ見ちゃいけません!
海未「くっ!恥ずかしい!」
ことり「くすくす 大丈夫大丈夫!きっと勘違いも解けるよ!」
掲示板サイト
海未ちゃんの読み方はうみみじゃないパターンだろ!これぇ!
1:ラブライバーの名無しさん (みかん)
本人が身体中にうみって書いてるよ
2:ラブライバーの名無しさん(砕けない)
当たり前ですわ!うみみなんて根も葉もないデマに流されてはいけませんわー!
3:ラブライバーの名無しさん(棒付き飴)
ぅゅ!そうだそうだー!
海未「くっ!恥ずかしい!」
ことり「くすくす 大丈夫大丈夫!きっと勘違いも解けるよ!」
掲示板サイト
海未ちゃんの読み方はうみみじゃないパターンだろ!これぇ!
1:ラブライバーの名無しさん (みかん)
本人が身体中にうみって書いてるよ
2:ラブライバーの名無しさん(砕けない)
当たり前ですわ!うみみなんて根も葉もないデマに流されてはいけませんわー!
3:ラブライバーの名無しさん(棒付き飴)
ぅゅ!そうだそうだー!
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:08:21.70 ID:8/XYTIp60
海未「恥ずかしい思いした甲斐がありますね!ありがとうございます!希!」
ことり「海未ちゃんの恩人だよ!ありがとう!」
希「いやいや!誤解溶けてよかったなぁ!」
ことり「うん!あ!あっちから花陽ちゃんと真姫ちゃんがくる」
真姫「希!」
花陽「凛ちゃんが大変なの!占いで何とかならない!?」
希「どうしたんよ?言ってみ?」
花陽「見てもらった方がはやいよ!着いて来て!」
希「? わかった!」
凛「>>28」
ことり「海未ちゃんの恩人だよ!ありがとう!」
希「いやいや!誤解溶けてよかったなぁ!」
ことり「うん!あ!あっちから花陽ちゃんと真姫ちゃんがくる」
真姫「希!」
花陽「凛ちゃんが大変なの!占いで何とかならない!?」
希「どうしたんよ?言ってみ?」
花陽「見てもらった方がはやいよ!着いて来て!」
希「? わかった!」
凛「>>28」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:12:54.66 ID:qJveDBCOO
肉!肉食わせるワン!
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:16:36.97 ID:8/XYTIp60
凛「肉!肉食わせろワン!」
希「!?凛ちゃんが肉食の犬になってるやん!?」
花陽「そうなの!急にこうなって・・・」
真姫「凛・・・元の凛に戻って・・・」
希「うーん。ちなみにお肉は凛ちゃんにあげたん?」
真姫「えぇ。私のお弁当に入ってた松坂牛を」
希「それが原因ちゃうん?」
花陽「?」
希「あまりの美味しさにもっとお肉が欲しくなって求めてるんちゃうん?」
真姫「!そうかも!凛!さっきのお肉よ!」
凛「!いただくにゃー!」
>>31
凛はどうなったか
希「!?凛ちゃんが肉食の犬になってるやん!?」
花陽「そうなの!急にこうなって・・・」
真姫「凛・・・元の凛に戻って・・・」
希「うーん。ちなみにお肉は凛ちゃんにあげたん?」
真姫「えぇ。私のお弁当に入ってた松坂牛を」
希「それが原因ちゃうん?」
花陽「?」
希「あまりの美味しさにもっとお肉が欲しくなって求めてるんちゃうん?」
真姫「!そうかも!凛!さっきのお肉よ!」
凛「!いただくにゃー!」
>>31
凛はどうなったか
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:20:23.55 ID:CYxaIIQ3O
犬化進行
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:22:46.82 ID:8/XYTIp60
凛「わん!わん!」
花陽「いただくにゃー!って言ってたから治ると思ったのに!」
真姫「ここまでなの!?凛!」
希「今こそうちの占いの出番や!」
タロットカード「>>35」
花陽「いただくにゃー!って言ってたから治ると思ったのに!」
真姫「ここまでなの!?凛!」
希「今こそうちの占いの出番や!」
タロットカード「>>35」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:24:43.75 ID:LmT8NtJyO
沼津で山ほど魚を食べさせてあげろ
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:30:54.42 ID:8/XYTIp60
タロットカード「沼津で魚を死ぬほど食べさせろ」
真姫「そんな!」
希「こんなんあんまりや!」
花陽「凛ちゃんは魚が苦手なの!勘弁してあげて!」
希「あかん!何度引いても同じや!」
真姫「まって!逆に考えてみて!魚ってお刺身やお寿司も魚に含まれるなら!」
花陽「そっか!凛ちゃんは魚自体じゃなくて骨が苦手なだけで!」
希「魚の身自体は食べられる!」
ー東京駅ー
駅員「沼津行きー幸宴(こうげい)電車が出発しまーす」
希宴
真姫「そんな!」
希「こんなんあんまりや!」
花陽「凛ちゃんは魚が苦手なの!勘弁してあげて!」
希「あかん!何度引いても同じや!」
真姫「まって!逆に考えてみて!魚ってお刺身やお寿司も魚に含まれるなら!」
花陽「そっか!凛ちゃんは魚自体じゃなくて骨が苦手なだけで!」
希「魚の身自体は食べられる!」
ー東京駅ー
駅員「沼津行きー幸宴(こうげい)電車が出発しまーす」
希宴
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:32:24.07 ID:8/XYTIp60
希「電車に名前あるんやなー新幹線だけかと思ってたわ」
花陽「だねー」
沼津
希「あそこにいるのは!」
Aqoursの誰か
>>40「どうしたんですか?」
花陽「だねー」
沼津
希「あそこにいるのは!」
Aqoursの誰か
>>40「どうしたんですか?」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:33:25.08 ID:g3VoFM+7O
果南
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:36:10.89 ID:8/XYTIp60
果南「どうしたんですか?」
希「あの!お刺身いっぱいこの子に食べさせてあげたいんですが、いい場所知りませんか?」
果南「あ、じゃあウチのダイビングショップきます?食事ができる場所もありますが」
真姫「!行きます!いいわよね?みんな!」
のぞぱな「もちろん!」
凛「きゃいんきゃいん!」
果南「!?」
希「気にしないでください」
花陽「駅についてから暴れるようになったね」
希「あの!お刺身いっぱいこの子に食べさせてあげたいんですが、いい場所知りませんか?」
果南「あ、じゃあウチのダイビングショップきます?食事ができる場所もありますが」
真姫「!行きます!いいわよね?みんな!」
のぞぱな「もちろん!」
凛「きゃいんきゃいん!」
果南「!?」
希「気にしないでください」
花陽「駅についてから暴れるようになったね」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:39:57.30 ID:8/XYTIp60
真姫「きっと電車の中で静かにするようにしてたから」
花陽「根は凛ちゃんのままなんだね!良かった」
果南「では行きましょう」
果南のダイビングショップ
果南「どうぞ!舟盛りです!」
どどーん
凛「!?」
凛「・・・モグモグ」
凛「!!むしゃむしゃ!」
凛「お腹いっぱいだわん!」
花陽「もっと食べて!」グイッ
凛「!?」ぐぷっ
~~
凛「」
凛はどうなった?>>43
花陽「根は凛ちゃんのままなんだね!良かった」
果南「では行きましょう」
果南のダイビングショップ
果南「どうぞ!舟盛りです!」
どどーん
凛「!?」
凛「・・・モグモグ」
凛「!!むしゃむしゃ!」
凛「お腹いっぱいだわん!」
花陽「もっと食べて!」グイッ
凛「!?」ぐぷっ
~~
凛「」
凛はどうなった?>>43
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:42:18.28 ID:QSNQhgLxO
無事元に戻りました
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:46:40.72 ID:8/XYTIp60
凛「にゃ?凛ここで何してるの?」
花陽「凛ちゃん!」
のぞまきぱな「やったぁ!」
凛「??」
花陽「さっきまでワンちゃんみたいになってたんだよ?」
凛「凛が?」
真姫「えぇ。ワンワンって言いながら」
希「でも無事戻って良かったやん」
花陽「希ちゃんの占いのおかげだよ!」
真姫「ありがと」
凛「ありがとにゃ!」
希「うふふっいいんよ!じゃあ帰ろうか!」
花陽「凛ちゃん!」
のぞまきぱな「やったぁ!」
凛「??」
花陽「さっきまでワンちゃんみたいになってたんだよ?」
凛「凛が?」
真姫「えぇ。ワンワンって言いながら」
希「でも無事戻って良かったやん」
花陽「希ちゃんの占いのおかげだよ!」
真姫「ありがと」
凛「ありがとにゃ!」
希「うふふっいいんよ!じゃあ帰ろうか!」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:51:12.64 ID:8/XYTIp60
次の日
にこ「みんな遅いわよ!特に穂乃果!」
穂乃果「ごめぇーん!二度寝しちゃった!」
海未「あれほど早く起きてって言ったのに!」
ことり「まぁまぁ」
海未「ことりは穂乃果に甘すぎます!」
真姫「あと何で絵里はライダースーツにフルフェイスヘルメットを?」
絵里「希に占ってもらったのよ!」
希「まさか来てくるとは」
絵里「えっ?」
希「着ないで持ってくるだけかとおもってたから」
絵里「嘘でしょ?///」
凛「グレランスだにゃー!」
真姫「グラマラスって言いたいの?」
凛「にゃにゃ!?」
にこ「みんな遅いわよ!特に穂乃果!」
穂乃果「ごめぇーん!二度寝しちゃった!」
海未「あれほど早く起きてって言ったのに!」
ことり「まぁまぁ」
海未「ことりは穂乃果に甘すぎます!」
真姫「あと何で絵里はライダースーツにフルフェイスヘルメットを?」
絵里「希に占ってもらったのよ!」
希「まさか来てくるとは」
絵里「えっ?」
希「着ないで持ってくるだけかとおもってたから」
絵里「嘘でしょ?///」
凛「グレランスだにゃー!」
真姫「グラマラスって言いたいの?」
凛「にゃにゃ!?」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:55:17.45 ID:8/XYTIp60
絵里「どうしよう・・・これしか服がない」
希「いいんちゃう?それはそれで」
絵里「恥ずかしいわよ!みんなオシャレして遠足なのに私だけライダースーツなんて!」
絵里「エリチカおうち帰る!」
希「家に帰ったらいけへんくなるで!」
絵里「うぅ」
絵里に降りかかったプチ不幸
ライダースーツとフルフェイスヘルメットで防げそうなやつで
>>48
希「いいんちゃう?それはそれで」
絵里「恥ずかしいわよ!みんなオシャレして遠足なのに私だけライダースーツなんて!」
絵里「エリチカおうち帰る!」
希「家に帰ったらいけへんくなるで!」
絵里「うぅ」
絵里に降りかかったプチ不幸
ライダースーツとフルフェイスヘルメットで防げそうなやつで
>>48
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 15:58:17.31 ID:CpzcU8StO
野球のボールが飛んでくる
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:02:59.79 ID:8/XYTIp60
穂乃果「じゃあ行こう!」
にこ「そうね!今日は楽しむわよー!」
凛「おぉー!」
ヒュン!
ガン!
絵里「!?」
花陽「!?」
ことり「!?」
海未「!?」
凛「えっ?」
にこ「何の音?」
真姫「結構すごい音してたわよね?」
ことり「大丈夫!?絵里ちゃん!?」
花陽「頭に当たってたよね!?」
絵里「よかった・・・ヘルメットしてなかったら完全に当たってた・・・」
海未「心臓が止まるかと思いましたね・・・」
絵里「希のおかげね」
希「良かったなぁヘルメット取ってなくて」
絵里「本当にね」
にこ「そうね!今日は楽しむわよー!」
凛「おぉー!」
ヒュン!
ガン!
絵里「!?」
花陽「!?」
ことり「!?」
海未「!?」
凛「えっ?」
にこ「何の音?」
真姫「結構すごい音してたわよね?」
ことり「大丈夫!?絵里ちゃん!?」
花陽「頭に当たってたよね!?」
絵里「よかった・・・ヘルメットしてなかったら完全に当たってた・・・」
海未「心臓が止まるかと思いましたね・・・」
絵里「希のおかげね」
希「良かったなぁヘルメット取ってなくて」
絵里「本当にね」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:06:51.07 ID:8/XYTIp60
野球部員「大丈夫ですかー!?」
絵里「えぇ。気をつけてね」
野球部員「!?は、はい!!」
野球部員「で、では!!」
穂乃果「さっきの人怖がってたね」
にこ「そりゃ金髪の女の人がライダースーツにヘルメットしてたら怖いわよ」
希「確かに」
絵里「希が着せたんでしょう!!」
希「まぁまぁ!水に流して!無事やったんやし!」
絵里「もう!調子がいいんだから」
絵里「えぇ。気をつけてね」
野球部員「!?は、はい!!」
野球部員「で、では!!」
穂乃果「さっきの人怖がってたね」
にこ「そりゃ金髪の女の人がライダースーツにヘルメットしてたら怖いわよ」
希「確かに」
絵里「希が着せたんでしょう!!」
希「まぁまぁ!水に流して!無事やったんやし!」
絵里「もう!調子がいいんだから」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:14:13.62 ID:8/XYTIp60
特に変わったこともなく帰る時間に
穂乃果「今日は楽しかったー!」
凛「そうだねー!また遊ぼーね!」
にこ「もちろんよ!」
絵里「やっぱりμ'sで行く遠足はいいわね」
海未「次は山に行きましょう!」
ことり「えっ」
穂乃果「絶対やだ!」
凛「絶対行きたくない!」
海未「なんでですか!」
凛「過去の経験からだよ!」
真姫「もう、こっちはくたくたなんだから静かにしてよねー」
花陽「そんな事言って楽しいって顔してるよー」
真姫「は、花陽!!」
希「うふふ、みんなやっぱり可愛いなぁ」
希「よーし!明日の運勢を占おうやん!」
タロットカード「>>53」
穂乃果「今日は楽しかったー!」
凛「そうだねー!また遊ぼーね!」
にこ「もちろんよ!」
絵里「やっぱりμ'sで行く遠足はいいわね」
海未「次は山に行きましょう!」
ことり「えっ」
穂乃果「絶対やだ!」
凛「絶対行きたくない!」
海未「なんでですか!」
凛「過去の経験からだよ!」
真姫「もう、こっちはくたくたなんだから静かにしてよねー」
花陽「そんな事言って楽しいって顔してるよー」
真姫「は、花陽!!」
希「うふふ、みんなやっぱり可愛いなぁ」
希「よーし!明日の運勢を占おうやん!」
タロットカード「>>53」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:15:32.05 ID:ONjLm5AeO
全員スカウトされるっぽい
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:22:05.00 ID:8/XYTIp60
希「!?」
絵里「どうしたの?希」
希「ウチの占いで明日、全員スカウトされる!」
穂乃果「えぇ!」
にこ「やっぱりプリティなに
凛「どうしよう!!」
にこ「被せないでよ!」
絵里「多分それは外れるんじゃない?」
真姫「そうよ。そんな非現実的な事あるわけないじゃない」
海未「それもそうですね」
ことり「だねー」
次の日
スーツ姿の男「あのー>>56関係のものですがー」
絵里「どうしたの?希」
希「ウチの占いで明日、全員スカウトされる!」
穂乃果「えぇ!」
にこ「やっぱりプリティなに
凛「どうしよう!!」
にこ「被せないでよ!」
絵里「多分それは外れるんじゃない?」
真姫「そうよ。そんな非現実的な事あるわけないじゃない」
海未「それもそうですね」
ことり「だねー」
次の日
スーツ姿の男「あのー>>56関係のものですがー」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:23:54.01 ID:2p7U36+TO
スポーツメーカー
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:33:14.51 ID:8/XYTIp60
スーツ男「スポーツ用品メーカーのものですが、μ'sの皆さんですよね?」
穂乃果「はい」
スーツ男「よろしければ、私の会社の専属モデルになってくれませんか?」
μ's「えぇぇ!?」
スーツ男「相応のお給料も出すつもりですが、親御さんと皆さんとできちんと話をしてくださってから、この名刺の電話番号にお電話ください」
穂乃果「でます!」
にこ「はぁ!?」
凛「即決すぎるにゃ!」
海未「もうちょっと考えてください!」
穂乃果「モデルになったら知名度も上がるよ!」
絵里「そうだけど!」
穂乃果「お願い!μ'sとして歴史を残したいの!」
ことり「私はいいと思うなー」
希「うちも!」
花陽「私もやってみたいかも」
海未「・・・あなた達には敵いませんね」
絵里「わかったわ。でも、親御さんには今日話して、近いうちに連絡させていただきます!ー
スーツ男「わかりました!いいご返事を待ってます」
穂乃果「はい」
スーツ男「よろしければ、私の会社の専属モデルになってくれませんか?」
μ's「えぇぇ!?」
スーツ男「相応のお給料も出すつもりですが、親御さんと皆さんとできちんと話をしてくださってから、この名刺の電話番号にお電話ください」
穂乃果「でます!」
にこ「はぁ!?」
凛「即決すぎるにゃ!」
海未「もうちょっと考えてください!」
穂乃果「モデルになったら知名度も上がるよ!」
絵里「そうだけど!」
穂乃果「お願い!μ'sとして歴史を残したいの!」
ことり「私はいいと思うなー」
希「うちも!」
花陽「私もやってみたいかも」
海未「・・・あなた達には敵いませんね」
絵里「わかったわ。でも、親御さんには今日話して、近いうちに連絡させていただきます!ー
スーツ男「わかりました!いいご返事を待ってます」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:34:50.07 ID:8/XYTIp60
その後家族の了承も得て専属モデルになりスポーツメーカーの歴史にもスクールアイドルの歴史にも名を残しました。
そのスポーツメーカーはダントツの売り上げだったそうです。
そのスポーツメーカーはダントツの売り上げだったそうです。
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:36:28.58 ID:8/XYTIp60
タロットカード「終わりやで!」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:48:54.52 ID:DQJp2k54O
乙
安価さばき良かったしまた書いてほしいというか続きみたい
安価さばき良かったしまた書いてほしいというか続きみたい
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 16:53:58.38 ID:0alvwtIYO
乙でした
引用元: 希「安価で占うで!」
白菊ほたる「……どうしよう」萩原雪歩「どうしたんですか?」
2018-06-30
1: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)20:58:45 ID:hIN
アイドルマスターシンデレラガールズです。白菊ほたるさんのお話です。
アイドルマスターです。萩原雪歩さんのお話です。
アイドルマスターです。萩原雪歩さんのお話です。
引用元: 白菊ほたる「……どうしよう」萩原雪歩「どうしたんですか?」
2: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)20:59:35 ID:hIN
駅
ほたる(どうしよう……)
ほたる(今日は初めて行くスタジオだけど、プロデューサーさんが一緒に来られないのに……)
ほたる(心配するプロデューサーさんに大丈夫です、って言って地図を貰ったのに……)
ほたる「地図を落としちゃうなんて……」
ほたる「しかも不幸な事にスマホの充電も切れちゃって……」
ほたる「うぅっ……。も、もしも間に合わなかったら……」
??「何かありましたか?」
ほたる「えっ……?」
??「あ、ごめんなさい……。泣いてるように見えたのでつい……」
ほたる「あっ……すみません……。行かなきゃいけない場所があるんですけど、地図を落としちゃって……」
ほたる(どうしよう……)
ほたる(今日は初めて行くスタジオだけど、プロデューサーさんが一緒に来られないのに……)
ほたる(心配するプロデューサーさんに大丈夫です、って言って地図を貰ったのに……)
ほたる「地図を落としちゃうなんて……」
ほたる「しかも不幸な事にスマホの充電も切れちゃって……」
ほたる「うぅっ……。も、もしも間に合わなかったら……」
??「何かありましたか?」
ほたる「えっ……?」
??「あ、ごめんなさい……。泣いてるように見えたのでつい……」
ほたる「あっ……すみません……。行かなきゃいけない場所があるんですけど、地図を落としちゃって……」
4: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)21:57:13 ID:hIN
??「えぇ!? だ、大丈夫なんですか!?」
ほたる「だ、大丈夫じゃないかもしれません……」
??「スマホで調べるとかは……」
ほたる「す、スマホも充電が……」
??「な、泣かないで? ね?」
ほたる「は、はい……」
ほたる(私って本当にダメだな……。見ず知らずのお姉さんにまで迷惑かけちゃって……)
??「目的地はわかる? 私が調べてあげるから目的地を教えてくれるかな?」
ほたる「……いいんですか?」
??「はい! 困った時はお互いさまですから」
ほたる「あ、ありがとうございます……!」
ほたる(優しいお姉さんで良かった……。立て続けに不幸な事が起きたけど、このお姉さんに会えたから今日は不幸じゃないかも……)
ほたる「だ、大丈夫じゃないかもしれません……」
??「スマホで調べるとかは……」
ほたる「す、スマホも充電が……」
??「な、泣かないで? ね?」
ほたる「は、はい……」
ほたる(私って本当にダメだな……。見ず知らずのお姉さんにまで迷惑かけちゃって……)
??「目的地はわかる? 私が調べてあげるから目的地を教えてくれるかな?」
ほたる「……いいんですか?」
??「はい! 困った時はお互いさまですから」
ほたる「あ、ありがとうございます……!」
ほたる(優しいお姉さんで良かった……。立て続けに不幸な事が起きたけど、このお姉さんに会えたから今日は不幸じゃないかも……)
5: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)21:57:25 ID:hIN
書き込めるようになったんで再開します
6: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)21:58:03 ID:hIN
ほたる「えっと……○○スタジオってところで……」
??「え? ○○スタジオ?」
ほたる「? はい、そうですけど……」
??「それなら私も同じところに行くから一緒に行こ?」
ほたる「本当ですか?」
??「うん! それにしても目的地が同じだなんて偶然だね」
ほたる「はい、こんな事ってあるんですね」
雪歩「あ、私は萩原雪歩って言いますぅ」
ほたる「白菊ほたるです」
ほたる、雪歩「「あれ?」」
ほたる「萩原雪歩、さん?」
雪歩「白菊ほたる、ちゃん?」
ほたる「は、はい! 白菊ほたるです!」
雪歩「わ、私も萩原雪歩ですぅ!」
ほたる「……」
雪歩「……」
??「え? ○○スタジオ?」
ほたる「? はい、そうですけど……」
??「それなら私も同じところに行くから一緒に行こ?」
ほたる「本当ですか?」
??「うん! それにしても目的地が同じだなんて偶然だね」
ほたる「はい、こんな事ってあるんですね」
雪歩「あ、私は萩原雪歩って言いますぅ」
ほたる「白菊ほたるです」
ほたる、雪歩「「あれ?」」
ほたる「萩原雪歩、さん?」
雪歩「白菊ほたる、ちゃん?」
ほたる「は、はい! 白菊ほたるです!」
雪歩「わ、私も萩原雪歩ですぅ!」
ほたる「……」
雪歩「……」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)21:58:30 ID:hIN
雪歩「えぇ!? 今日一緒にお仕事するほたるちゃんですか!?」
ほたる「や、やっぱり! 765プロの雪歩さんですよね!?」
雪歩「び、びっくりしたぁ……。こんな事ってあるんだね」
ほたる「私も……びっくりです」
雪歩「でも、これもきっと何かの縁だね。一緒に行こっか」
ほたる(あ……。手を伸ばしてくれてる……。繋いでいいのかな……)
雪歩「あ、ご、ごめんね! 嫌だった、よね……」
ほたる「そ、そんなことないです!」
雪歩「ううん、いいの……。こんなダメダメな私なんて……」
雪歩「穴掘って埋まってますぅ!!」
ほたる「ゆ、雪歩さん!? 落ち着いてくださいっ!」
ほたる(いったいどこからスコップが……)
ほたる「や、やっぱり! 765プロの雪歩さんですよね!?」
雪歩「び、びっくりしたぁ……。こんな事ってあるんだね」
ほたる「私も……びっくりです」
雪歩「でも、これもきっと何かの縁だね。一緒に行こっか」
ほたる(あ……。手を伸ばしてくれてる……。繋いでいいのかな……)
雪歩「あ、ご、ごめんね! 嫌だった、よね……」
ほたる「そ、そんなことないです!」
雪歩「ううん、いいの……。こんなダメダメな私なんて……」
雪歩「穴掘って埋まってますぅ!!」
ほたる「ゆ、雪歩さん!? 落ち着いてくださいっ!」
ほたる(いったいどこからスコップが……)
8: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)21:59:11 ID:hIN
◆
雪歩「うぅ……。ごめんね、ほたるちゃん……」
ほたる「いえ……、気にしないでください」
雪歩「私って昔からダメダメで……」
ほたる「そ、そんな事ないです!」
雪歩「……ありがとう、ほたるちゃん」
ほたる「ダメダメって言えば雪歩さんよりも私ですから……」
雪歩「えっと……どうして、かな?」
ほたる「私って不幸なんです……。今日も初めて行くスタジオなのに大事な地図を落としちゃいましたし……」
雪歩「落とし物なんて誰でも一度は二度はやっちゃうよ、だから気にしない方が……」
ほたる「一度や二度じゃないんです……」
雪歩「そ、それでも気にしちゃダメですぅ!」
ほたる「え……?」
雪歩「うぅ……。ごめんね、ほたるちゃん……」
ほたる「いえ……、気にしないでください」
雪歩「私って昔からダメダメで……」
ほたる「そ、そんな事ないです!」
雪歩「……ありがとう、ほたるちゃん」
ほたる「ダメダメって言えば雪歩さんよりも私ですから……」
雪歩「えっと……どうして、かな?」
ほたる「私って不幸なんです……。今日も初めて行くスタジオなのに大事な地図を落としちゃいましたし……」
雪歩「落とし物なんて誰でも一度は二度はやっちゃうよ、だから気にしない方が……」
ほたる「一度や二度じゃないんです……」
雪歩「そ、それでも気にしちゃダメですぅ!」
ほたる「え……?」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)21:59:44 ID:hIN
雪歩「ほたるちゃんがどれだけ失敗したとしても、ほたるちゃんの事を待っててくれる人は沢山居ます」
雪歩「そんな人達のためにも、気にして俯いて進まなくなっちゃうなんてダメです!」
雪歩「わ。私だってダメダメでほたるちゃんに偉そうに言える立場じゃないけど……。こんな私でもアイドルのみんなやファンのみんなは待っててくれるから……」
雪歩「だから私はちょっとくらいのミスは気にしちゃダメだって思うんです……」
ほたる「雪歩さん……!」
雪歩「あ、ご、ごめんね? 私なんかが偉そうに何言ってるんだって感じだよね……」
ほたる「そんなことないです!」
雪歩「ほ、ほたるちゃん?」
ほたる「わ、私は自分の不幸でみんなを巻き込んですっごく迷惑かけちゃって……」
ほたる「それでもみんな『気にしないでいいよ』とか『大丈夫だよ』って言ってくれて……」
ほたる「全部私のせいなのに、みんなの優しさに甘えちゃって……。今日だって雪歩さんが通りがからなければどうなってたか……」
ほたる「私こそ雪歩さんにそんなふうに言ってもらえる資格なんて……」
雪歩「そんな人達のためにも、気にして俯いて進まなくなっちゃうなんてダメです!」
雪歩「わ。私だってダメダメでほたるちゃんに偉そうに言える立場じゃないけど……。こんな私でもアイドルのみんなやファンのみんなは待っててくれるから……」
雪歩「だから私はちょっとくらいのミスは気にしちゃダメだって思うんです……」
ほたる「雪歩さん……!」
雪歩「あ、ご、ごめんね? 私なんかが偉そうに何言ってるんだって感じだよね……」
ほたる「そんなことないです!」
雪歩「ほ、ほたるちゃん?」
ほたる「わ、私は自分の不幸でみんなを巻き込んですっごく迷惑かけちゃって……」
ほたる「それでもみんな『気にしないでいいよ』とか『大丈夫だよ』って言ってくれて……」
ほたる「全部私のせいなのに、みんなの優しさに甘えちゃって……。今日だって雪歩さんが通りがからなければどうなってたか……」
ほたる「私こそ雪歩さんにそんなふうに言ってもらえる資格なんて……」
10: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)22:00:14 ID:hIN
雪歩「そんなことないですぅ!」
ほたる「雪歩、さん……?」
雪歩「えっと……。ほたるちゃんが不幸でみんなに迷惑をかけてたとしても、みんなが『大丈夫』って言ってくれるならそれは本当の事だと思うよ」
雪歩「私だってみんなにたくさん迷惑かけてるけど、みんな『大丈夫』って言ってくれるし、本当に『大丈夫』になっちゃうから」
雪歩「私もほたるちゃんも、一人だと自信がなくてダメダメかも知れませんけど……」
雪歩「仲間のみんなと一緒ならきっと大丈夫なんです!」
雪歩「だからそんなに俯かないで。ね?」
ほたる「……はいっ!」
ほたる「雪歩、さん……?」
雪歩「えっと……。ほたるちゃんが不幸でみんなに迷惑をかけてたとしても、みんなが『大丈夫』って言ってくれるならそれは本当の事だと思うよ」
雪歩「私だってみんなにたくさん迷惑かけてるけど、みんな『大丈夫』って言ってくれるし、本当に『大丈夫』になっちゃうから」
雪歩「私もほたるちゃんも、一人だと自信がなくてダメダメかも知れませんけど……」
雪歩「仲間のみんなと一緒ならきっと大丈夫なんです!」
雪歩「だからそんなに俯かないで。ね?」
ほたる「……はいっ!」
11: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)22:01:05 ID:hIN
雪歩「今日はほたるちゃんのお友達は居ないかも知れませんけど……今日は私が居るから、一緒にがんばろ?」
雪歩「わ、私はほたるちゃんともお友達になれたら嬉しいし……」
ほたる「……私も雪歩さんとお友達になりたいです」
雪歩「ダメダメな私だけど、お友達になってくれるんですか……?」
ほたる「私こそ不幸ですけどお友達になってくれますか……?」
雪歩「うん! もちろんだよ! よろしくね、ほたるちゃん」
ほたる「はい! こちらこそよろしくお願いします、雪歩さん」
雪歩「……あのね、ほたるちゃん」
ほたる「はい?」
雪歩「実は私も朝から不幸続きだったんだ」
ほたる「そうなんですか?」
雪歩「わ、私はほたるちゃんともお友達になれたら嬉しいし……」
ほたる「……私も雪歩さんとお友達になりたいです」
雪歩「ダメダメな私だけど、お友達になってくれるんですか……?」
ほたる「私こそ不幸ですけどお友達になってくれますか……?」
雪歩「うん! もちろんだよ! よろしくね、ほたるちゃん」
ほたる「はい! こちらこそよろしくお願いします、雪歩さん」
雪歩「……あのね、ほたるちゃん」
ほたる「はい?」
雪歩「実は私も朝から不幸続きだったんだ」
ほたる「そうなんですか?」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)22:01:41 ID:hIN
雪歩「うん……。本当はね? 私もプロデューサーが一緒に来てくれるはずだったんだけど……」
雪歩「でもプロデューサーはどうしても外せない用事が入っちゃって。私は『大丈夫です』って言ってひとりで来たの」
ほたる(雪歩さんも私と同じだったんだ……)
雪歩「私はこのスタジオには何度も来てるけど、電車には男の人がいっぱい居るから……」
雪歩「勇気を出して、怖いのを我慢してなんとか電車に乗って。降りるまでずっと不幸だなぁって思ってたの」
雪歩「でも、降りた駅でこうしてほたるちゃんと会って、お友達にもなれたからきっと今日は不幸なんかじゃないなって思うんです」
雪歩「ほたるちゃんと仲良くなれたのはとっても幸せな事ですから!」
雪歩「その……ほたるちゃんはまだ不幸だなって思います、か……?」
ほたる「……いえ。私も雪歩さんと仲良くなれてとっても幸せです」
ほたる「きっと、私が地図を落としたのはこうやって雪歩さんに話しかけてもらうためだったんだと思います」
ほたる「私、今とっても幸せです!」
雪歩「でもプロデューサーはどうしても外せない用事が入っちゃって。私は『大丈夫です』って言ってひとりで来たの」
ほたる(雪歩さんも私と同じだったんだ……)
雪歩「私はこのスタジオには何度も来てるけど、電車には男の人がいっぱい居るから……」
雪歩「勇気を出して、怖いのを我慢してなんとか電車に乗って。降りるまでずっと不幸だなぁって思ってたの」
雪歩「でも、降りた駅でこうしてほたるちゃんと会って、お友達にもなれたからきっと今日は不幸なんかじゃないなって思うんです」
雪歩「ほたるちゃんと仲良くなれたのはとっても幸せな事ですから!」
雪歩「その……ほたるちゃんはまだ不幸だなって思います、か……?」
ほたる「……いえ。私も雪歩さんと仲良くなれてとっても幸せです」
ほたる「きっと、私が地図を落としたのはこうやって雪歩さんに話しかけてもらうためだったんだと思います」
ほたる「私、今とっても幸せです!」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)22:01:56 ID:hIN
雪歩「えへへ♪ やっぱりほたるちゃんは笑うと素敵だね」
ほたる「えっ!? そ、そんな素敵だなんて……。雪歩さんの方がとっても素敵です!」
雪歩「そ、そんなことないですぅ……!」
雪歩、ほたる「「ふふっ……」」
雪歩「なんだか私達って似てるね」
ほたる「そう、ですね……♪」
雪歩「きっと今日の収録も大成功間違いなしですぅ!」
雪歩「行きは泣いちゃったかもしれないけど……帰りは一緒に笑顔で帰ろうね、ほたるちゃん」
ほたる「はいっ」
ほたる「えっ!? そ、そんな素敵だなんて……。雪歩さんの方がとっても素敵です!」
雪歩「そ、そんなことないですぅ……!」
雪歩、ほたる「「ふふっ……」」
雪歩「なんだか私達って似てるね」
ほたる「そう、ですね……♪」
雪歩「きっと今日の収録も大成功間違いなしですぅ!」
雪歩「行きは泣いちゃったかもしれないけど……帰りは一緒に笑顔で帰ろうね、ほたるちゃん」
ほたる「はいっ」
14: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)22:02:20 ID:hIN
◆
後日 CGプロ
茄子「ほーたーるーちゃん♪」
ほたる「ひゃっ……! か、茄子さん……驚かさないでください……」
茄子「うふふ、ごめんね♪」
茄子「ほたるちゃんがすごくニコニコしてたので、何か良い事あったのかなって思っちゃって」
ほたる「……はい! とっても素敵なお姉さんが出来たんですよ!」
茄子「お姉さん、ですか?」
ほたる「765プロの萩原雪歩さんって言うんですけど、この前の収録でとても仲良くなって……」
ほたる「今度のオフに一緒に抹茶を使ったスイーツを食べに行くをしたんです!」
茄子「むぅ……」
後日 CGプロ
茄子「ほーたーるーちゃん♪」
ほたる「ひゃっ……! か、茄子さん……驚かさないでください……」
茄子「うふふ、ごめんね♪」
茄子「ほたるちゃんがすごくニコニコしてたので、何か良い事あったのかなって思っちゃって」
ほたる「……はい! とっても素敵なお姉さんが出来たんですよ!」
茄子「お姉さん、ですか?」
ほたる「765プロの萩原雪歩さんって言うんですけど、この前の収録でとても仲良くなって……」
ほたる「今度のオフに一緒に抹茶を使ったスイーツを食べに行くをしたんです!」
茄子「むぅ……」
15: 名無しさん@おーぷん 2018/06/17(日)22:02:42 ID:hIN
ほたる「茄子さん……? どうかしましたか?」
茄子「ほたるちゃんのお姉さんは私の役目なんです」
茄子「これは一度765プロさんとはお話しなきゃいけませんね」
ほたる「え、えぇっ!?」
茄子「ふふっ♪ 冗談ですよっ♪」
ほたる「も、もぅ~! 茄子さんっ!」
End
茄子「ほたるちゃんのお姉さんは私の役目なんです」
茄子「これは一度765プロさんとはお話しなきゃいけませんね」
ほたる「え、えぇっ!?」
茄子「ふふっ♪ 冗談ですよっ♪」
ほたる「も、もぅ~! 茄子さんっ!」
End
ガヴリール「急いで隠さないと!?」
2018-06-30
1: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)13:48:40 ID:LTB
~ある日~
ガヴリール「………」ゴソゴソ
ヴィーネ「ガヴ、私の机で何してるの?」
ガヴリール「あ、ヴィーネ…見てくれ。今の私の気持ちをお前の机に書いたんだ」
ヴィーネの机『ネトゲ、最高!!』
ヴィーネ「って、アンタ、私の机になに書いてんのよ!?」
ガヴリール「………」ゴソゴソ
ヴィーネ「ガヴ、私の机で何してるの?」
ガヴリール「あ、ヴィーネ…見てくれ。今の私の気持ちをお前の机に書いたんだ」
ヴィーネの机『ネトゲ、最高!!』
ヴィーネ「って、アンタ、私の机になに書いてんのよ!?」
引用元: ガヴリール「急いで隠さないと!?」
2: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)13:51:55 ID:LTB
ガヴリール「別にいいだろ?」
ヴィーネ「ダメに決まってんじゃないの!! 早く消しなさい!」
ガヴリール「いやあ、無理なんだよ」
ヴィーネ「はぁっ?」
ガヴリール「ほら……」スッ
『油性のマジックペン』
ヴィーネ「はあぁぁぁーーー、なんで油性のペンで書いてんのよ!? 拭いてもおちないじゃないの!!?」
ガヴリール「あはは、だから無理だって…」
ヴィーネ「ダメに決まってんじゃないの!! 早く消しなさい!」
ガヴリール「いやあ、無理なんだよ」
ヴィーネ「はぁっ?」
ガヴリール「ほら……」スッ
『油性のマジックペン』
ヴィーネ「はあぁぁぁーーー、なんで油性のペンで書いてんのよ!? 拭いてもおちないじゃないの!!?」
ガヴリール「あはは、だから無理だって…」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)13:57:21 ID:LTB
ヴィーネ「あはは、じゃないわよ!? 拭いてもダメなら、別の方法d」
ガヴリール「あっ!?」ビクッ
ヴィーネ「ん、なに…どうしたのよ、ガヴ?」
ガヴリール「後ろ……」スッ
ヴィーネ「後ろ………あっ!?」クルッ、ビクッ
グラサン「………………」ゴゴゴゴゴゴ
ヴィーネ「あ、先生……」
グラサン「月乃瀬」
ヴィーネ「は、はい!?」ビクッ
グラサン「これは一体、なんだ?」スッ
ヴィーネの机『ネトゲ、最高!!』
ヴィーネ「あ、いや、これは!?」
グラサン「まだ時間がある。ちょっと職員室まで来い?」
ヴィーネ「………はい」ショボーン
ガヴリール「あっ!?」ビクッ
ヴィーネ「ん、なに…どうしたのよ、ガヴ?」
ガヴリール「後ろ……」スッ
ヴィーネ「後ろ………あっ!?」クルッ、ビクッ
グラサン「………………」ゴゴゴゴゴゴ
ヴィーネ「あ、先生……」
グラサン「月乃瀬」
ヴィーネ「は、はい!?」ビクッ
グラサン「これは一体、なんだ?」スッ
ヴィーネの机『ネトゲ、最高!!』
ヴィーネ「あ、いや、これは!?」
グラサン「まだ時間がある。ちょっと職員室まで来い?」
ヴィーネ「………はい」ショボーン
4: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)14:36:41 ID:LTB
ガヴリール「あっ、ヴィーネ…」
ヴィーネ「」ギロッ
スタスタスタスタ
ガヴリール「…………チェッ、なんだよ!! あの私を恨むような眼は!!!」
ガヴリール「たかが、油性ペンで書いただけじゃねぇか。」ブツブツ
ガヴリール「………そうだ!」ニヤリ
ヴィーネ「」ギロッ
スタスタスタスタ
ガヴリール「…………チェッ、なんだよ!! あの私を恨むような眼は!!!」
ガヴリール「たかが、油性ペンで書いただけじゃねぇか。」ブツブツ
ガヴリール「………そうだ!」ニヤリ
5: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)14:54:19 ID:LTB
サターニャ「ガヴリール、ヴィネットがグラサンに連れていかれたけど、何かしたの?」
ガヴリール「……………」カキカキ
サターニャ「ちょっと、この私を無視するなんていい度胸n」チラッ
紙『わたち、低レベルのダメダメあくまでちゅ~(似ても似つかわしいようなヴィーネのイラスト付き)』
サターニャ「ぶっふ///////」プルプル
ガヴリール「うわぁ、サターニャいたのか!?」
サターニャ「い…いた……わよ。そ、それより……なに…よ……この……イラストwww」ゲラゲラ
ガヴリール「あぁ。ヴィーネだよ!」
サターニャ「ヴィ、ヴィネットっ!/////」クスクス
ガヴリール「……………」カキカキ
サターニャ「ちょっと、この私を無視するなんていい度胸n」チラッ
紙『わたち、低レベルのダメダメあくまでちゅ~(似ても似つかわしいようなヴィーネのイラスト付き)』
サターニャ「ぶっふ///////」プルプル
ガヴリール「うわぁ、サターニャいたのか!?」
サターニャ「い…いた……わよ。そ、それより……なに…よ……この……イラストwww」ゲラゲラ
ガヴリール「あぁ。ヴィーネだよ!」
サターニャ「ヴィ、ヴィネットっ!/////」クスクス
6: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)14:56:27 ID:LTB
サターニャ「なんでこんなもん、書いてんのよ?」クスクス
ガヴリール「あぁ、実は………」カクカクシカジカ
サターニャ「へぇ~、それでこんなこと書くなんてアンタも子供っぽい所あるのね」
ガヴリール「子供だけどな……。」
ガヴリール「あぁ、実は………」カクカクシカジカ
サターニャ「へぇ~、それでこんなこと書くなんてアンタも子供っぽい所あるのね」
ガヴリール「子供だけどな……。」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)15:02:16 ID:LTB
ヴィーネ「はぁ~」
サターニャ「お帰り、ヴィネット。その様子だと滅茶苦茶叱られたようね」
ヴィーネ「うるさい!! ……………それよりガヴ」
ガヴリール「んっ?」
ヴィーネ「アンタのせいで滅茶苦茶怒られたのよ!! さっきのは許してあげるけど……」
ヴィーネ「もし次、私を怒らせるようなら………」
ガヴリール「お、怒らせるようなら、なんだよ……?」ビクビク
ヴィーネ「アンタ、半殺しにするからね!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
サターニャ「お帰り、ヴィネット。その様子だと滅茶苦茶叱られたようね」
ヴィーネ「うるさい!! ……………それよりガヴ」
ガヴリール「んっ?」
ヴィーネ「アンタのせいで滅茶苦茶怒られたのよ!! さっきのは許してあげるけど……」
ヴィーネ「もし次、私を怒らせるようなら………」
ガヴリール「お、怒らせるようなら、なんだよ……?」ビクビク
ヴィーネ「アンタ、半殺しにするからね!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
8: 名無しさん@おーぷん 2018/05/28(月)15:04:23 ID:LTB
ガヴリール「ヒィッ!?」ビクッ
ヴィーネ「ふん!!」プイッ
サターニャ(ヴィネット、今日だけなんだか悪魔らしい…わね)ビクビク
ラフィエル(うふふふっ♪)ニコニコ
ヴィーネ「ふん!!」プイッ
サターニャ(ヴィネット、今日だけなんだか悪魔らしい…わね)ビクビク
ラフィエル(うふふふっ♪)ニコニコ
9: 名無しさん@おーぷん 2018/05/30(水)19:03:49 ID:Za0
サターニャ「ガヴリール、アンタさっきのヤツ、さっさと隠した方が…」
ガヴリール「ヴィーネが来た瞬間すぐに机にしまったよ…。けど、見つかるのも時間の問題かもね」
サターニャ「破いちゃえば?」
ガヴリール「考えたけど、破いてるところをヴィーネに見られそうで怖いしなぁ」
サターニャ「だったら、見つからないようなところで?」
ガヴリール「変な行動しただけでもヴィーネに怪しまれそうだ…あいつ、察しがいいしね」
サターニャ「じゃあ、どうするのよ?」
ガヴリール「う~ん………」
ガヴリール「ヴィーネが来た瞬間すぐに机にしまったよ…。けど、見つかるのも時間の問題かもね」
サターニャ「破いちゃえば?」
ガヴリール「考えたけど、破いてるところをヴィーネに見られそうで怖いしなぁ」
サターニャ「だったら、見つからないようなところで?」
ガヴリール「変な行動しただけでもヴィーネに怪しまれそうだ…あいつ、察しがいいしね」
サターニャ「じゃあ、どうするのよ?」
ガヴリール「う~ん………」
10: 名無しさん@おーぷん 2018/05/30(水)20:51:39 ID:Za0
ラフィエル「うふふ、私がお手伝いしましょうか?」ヒョコ
ガヴリール「うわぁ、ラフィ!?」ビクッ
サターニャ「びっくりしたぁ…アンタ、いつの間に!!」
ラフィエル「ガヴちゃんがヴィーネさんの机に油性ペンで「ネトゲ、最高」と書いていた所から見て、聞いてましたよ」ニコリ
ガヴリール「つまり、最初から居たって事じゃねぇか!!?」
ガヴリール「うわぁ、ラフィ!?」ビクッ
サターニャ「びっくりしたぁ…アンタ、いつの間に!!」
ラフィエル「ガヴちゃんがヴィーネさんの机に油性ペンで「ネトゲ、最高」と書いていた所から見て、聞いてましたよ」ニコリ
ガヴリール「つまり、最初から居たって事じゃねぇか!!?」
11: 名無しさん@おーぷん 2018/05/30(水)20:56:44 ID:Za0
サターニャ「で、お手伝いってどういう事よ?」
ラフィエル「そのままの意味ですよ」
ガヴリール「つまり、私がヴィーネをバカにするふざけたイラストをなんとかするってことか?」
ラフィエル「うふふ♪」ニコニコ
ガヴリール「いや、止めとくよ。どうせ、いつもサターニャを導るように、私に対しても変な事でもする気なんだろ!」
ラフィエル「あら~、それは残念。私も力になれると思いましたが…」
サターニャ「力になれる、っていうのも怪しいのよ…アンタ。」
ラフィエル「そのままの意味ですよ」
ガヴリール「つまり、私がヴィーネをバカにするふざけたイラストをなんとかするってことか?」
ラフィエル「うふふ♪」ニコニコ
ガヴリール「いや、止めとくよ。どうせ、いつもサターニャを導るように、私に対しても変な事でもする気なんだろ!」
ラフィエル「あら~、それは残念。私も力になれると思いましたが…」
サターニャ「力になれる、っていうのも怪しいのよ…アンタ。」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/05/30(水)21:08:18 ID:Za0
ガヴリール「さて、どうやってこれを消すべきか…」スッ
紙『わたち、低レベルのダメダメあくまでちゅ~(似ても似つかわしいようなヴィーネのイラスト付き)』
まち子「あれ、天真さん、どうしたの?」
ガヴリール「お、委員長…」
まち子「何か紙を見ながら深刻そうな顔してたみたいだけど、何を見て落ち込んでたの?」チラッ
ガヴリール「あ、別に見なくていいものだから、大丈夫!!?」バッ
まち子「えっ?」
ガヴリール「あ、それより委員長、いらない紙とかを細かくして無くすとか…そういう方法ない?」
まち子「いらない紙を細かくする? 普通に破くとかじゃなくて??」
ガヴリール「そう。破くんじゃなくて細かく細かくする方法…」
まち子「シュレッダーとかに掛けると紙は粉々に出来るっていうのならあるけど」
ガヴリール「それだ!!」
紙『わたち、低レベルのダメダメあくまでちゅ~(似ても似つかわしいようなヴィーネのイラスト付き)』
まち子「あれ、天真さん、どうしたの?」
ガヴリール「お、委員長…」
まち子「何か紙を見ながら深刻そうな顔してたみたいだけど、何を見て落ち込んでたの?」チラッ
ガヴリール「あ、別に見なくていいものだから、大丈夫!!?」バッ
まち子「えっ?」
ガヴリール「あ、それより委員長、いらない紙とかを細かくして無くすとか…そういう方法ない?」
まち子「いらない紙を細かくする? 普通に破くとかじゃなくて??」
ガヴリール「そう。破くんじゃなくて細かく細かくする方法…」
まち子「シュレッダーとかに掛けると紙は粉々に出来るっていうのならあるけど」
ガヴリール「それだ!!」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/05/30(水)21:13:36 ID:Za0
ガヴリール「」
まち子『シュレッダーは職員室にあるけど、訳を話さないと使わせて貰えなかったわね…』
ガヴリール「まっ、訳は適当に話せばいいや。とにかくヴィーネに見られる前に隠さないと…」
~職員室~
ガヴリール「失礼します…」ガラッ
ヴィーネ「あれ、ガヴ?」
ガヴリール「ゲッ!?」
ヴィーネ「ん、なに、今のゲって??」
ガヴリール「あ、いや、なんでもないんだ!? それよりヴィーネはどうしてここに?」
ヴィーネ「提出物よ。先生の机に置きに来て、職員室を出ようとした所よ」
ガヴリール「そ、そうか…。」
まち子『シュレッダーは職員室にあるけど、訳を話さないと使わせて貰えなかったわね…』
ガヴリール「まっ、訳は適当に話せばいいや。とにかくヴィーネに見られる前に隠さないと…」
~職員室~
ガヴリール「失礼します…」ガラッ
ヴィーネ「あれ、ガヴ?」
ガヴリール「ゲッ!?」
ヴィーネ「ん、なに、今のゲって??」
ガヴリール「あ、いや、なんでもないんだ!? それよりヴィーネはどうしてここに?」
ヴィーネ「提出物よ。先生の机に置きに来て、職員室を出ようとした所よ」
ガヴリール「そ、そうか…。」
14: 名無しさん@おーぷん 2018/05/30(水)21:16:43 ID:Za0
ヴィーネ「で、ガヴはどうしてここに?」
ガヴリール「あ、いや、私もちょっとな…」
ヴィーネ「ふぅ~ん。でも、アンタやけにたどたどしいわね?」
ガヴリール「はぁっ?
ヴィーネ「さては、悪い事して先生に呼び出されたんでしょ!」
ガヴリール「ち、違うよ。ただ、さっきあんなに事して怒られたばっかだったからだよ、ヴィーネに!?」
ヴィーネ「あぁ。まだ気にしてるの…もういいわよ。済んだ事だし、私も今回は許したんだからもう気にしなくていいのよ」
ガヴリール「あっそ……ははは!?」ダラダラ
ガヴリール「あ、いや、私もちょっとな…」
ヴィーネ「ふぅ~ん。でも、アンタやけにたどたどしいわね?」
ガヴリール「はぁっ?
ヴィーネ「さては、悪い事して先生に呼び出されたんでしょ!」
ガヴリール「ち、違うよ。ただ、さっきあんなに事して怒られたばっかだったからだよ、ヴィーネに!?」
ヴィーネ「あぁ。まだ気にしてるの…もういいわよ。済んだ事だし、私も今回は許したんだからもう気にしなくていいのよ」
ガヴリール「あっそ……ははは!?」ダラダラ
15: 名無しさん@おーぷん 2018/05/30(水)21:18:56 ID:Za0
ヴィーネ「ん? ガヴ、アンタなに持ってるのよ?」
ガヴリール「あっ!?(ヤッベェ!!)」
ガヴリール「い、いや大したものじゃないんだ!? おっと、私は行かないと…じゃ!!」ダッダッダ
ヴィーネ「あっ、ガヴ!?」
ヴィーネ「………………行っちゃったわ。なんなのよ…。」
ガヴリール「あっ!?(ヤッベェ!!)」
ガヴリール「い、いや大したものじゃないんだ!? おっと、私は行かないと…じゃ!!」ダッダッダ
ヴィーネ「あっ、ガヴ!?」
ヴィーネ「………………行っちゃったわ。なんなのよ…。」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)01:04:46 ID:JPI
ガヴリール「くっそぅ。職員室だとヴィーネがいるし、紙の事も目を付けられたから、あそこで廃棄するのは無理だな」
ガヴリール「………そうだ! 困ったときの後輩だ!!」ポチポチ
タプリス『はい、なんでしょうか、天真先輩?』
ガヴリール「タプリス、困った事が起きた、すぐに下界に来てくれ!」
タプリス『あっ、その……すみません!!』
ガヴリール「えっ?」
タプリス『今休み時間ですけど、まだ学校がありまして…』
ガヴリール「いや、そんなもん、ほったらかしてすぐに来い、先輩命令だ!」
タプリス『先輩命令ですか…………うぅ…。その、すぐに駆け付けたいですけど、本当にすみません!! 学校をサボる訳にはいかないので!!!』
ガヴリール「………そうだ! 困ったときの後輩だ!!」ポチポチ
タプリス『はい、なんでしょうか、天真先輩?』
ガヴリール「タプリス、困った事が起きた、すぐに下界に来てくれ!」
タプリス『あっ、その……すみません!!』
ガヴリール「えっ?」
タプリス『今休み時間ですけど、まだ学校がありまして…』
ガヴリール「いや、そんなもん、ほったらかしてすぐに来い、先輩命令だ!」
タプリス『先輩命令ですか…………うぅ…。その、すぐに駆け付けたいですけど、本当にすみません!! 学校をサボる訳にはいかないので!!!』
17: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)01:34:29 ID:JPI
ガヴリール「……………はぁ、お前だけが頼りなんだけどな…」
タプリス『わ、私だけが…/// ハッ、やっぱり駄目です!』
タプリス『すみません。あっ、もう次の授業が始まりますので、失礼します! 本当にお力になれなくてすみません、天真先輩』プチッ
ガヴリール「あっ、おい!?」
ツーツーツー
ガヴリール「……チッ!! 肝心な時に役に立たない後輩だ、まったく!!!」
タプリス『わ、私だけが…/// ハッ、やっぱり駄目です!』
タプリス『すみません。あっ、もう次の授業が始まりますので、失礼します! 本当にお力になれなくてすみません、天真先輩』プチッ
ガヴリール「あっ、おい!?」
ツーツーツー
ガヴリール「……チッ!! 肝心な時に役に立たない後輩だ、まったく!!!」
18: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)01:46:14 ID:JPI
サターニャ「ふふん、まだ解決にしてないのね?」
ガヴリール「チッ、サターニャかよ! 私は今機嫌が悪いんだ…ヘタに刺激すんだったら容赦しねぇぞ?」ギロッ
サターニャ「うぅ…。そんなに困ってんなら、これ使いなさいよ!」スッ
ガヴリール「あぁん、なんだよこれ?」
サターニャ「魔界通販で買った、上から塗ると文字や絵が消える特殊な絵の具よ!」
ガヴリール「絵の具って…」
サターニャ「安心しなさい。これは白色の絵の具だから塗れば文字が消えて白紙よ」
ガヴリール「確かに白だから上から塗れば消えるけど、いくら何でも近くから見ればバレるだろ、塗った跡とかで?」
サターニャ「それも大丈夫よ。上から塗ったら文字だけじゃなくて、塗った跡も消えるから他人から見ればただの白紙に見えるって仕組みなのよ」
ガヴリール「ふぅ~ん。まっ、騙されたと思って使ってみるか…」
サターニャ「信用してほしいわよ、そこは!?」
ガヴリール「チッ、サターニャかよ! 私は今機嫌が悪いんだ…ヘタに刺激すんだったら容赦しねぇぞ?」ギロッ
サターニャ「うぅ…。そんなに困ってんなら、これ使いなさいよ!」スッ
ガヴリール「あぁん、なんだよこれ?」
サターニャ「魔界通販で買った、上から塗ると文字や絵が消える特殊な絵の具よ!」
ガヴリール「絵の具って…」
サターニャ「安心しなさい。これは白色の絵の具だから塗れば文字が消えて白紙よ」
ガヴリール「確かに白だから上から塗れば消えるけど、いくら何でも近くから見ればバレるだろ、塗った跡とかで?」
サターニャ「それも大丈夫よ。上から塗ったら文字だけじゃなくて、塗った跡も消えるから他人から見ればただの白紙に見えるって仕組みなのよ」
ガヴリール「ふぅ~ん。まっ、騙されたと思って使ってみるか…」
サターニャ「信用してほしいわよ、そこは!?」
19: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)01:49:33 ID:JPI
ヌリヌリヌリ
ガヴリール「おっ!」
白紙『』マッシロ
サターニャ「どうかしら?」フフン
ガヴリール「おー、大したもんだ!! 確かに文字も絵も見えない上、塗った跡も完璧に消えてるから完全な白紙にしか見えないな!」
サターニャ「そうでしょ、そうでしょ♪ 私に感謝しなさいよ!」
ガヴリール「癪だが、サターニャもたまには役に立つんだな…ほら、感謝したぞ?」
サターニャ「めんどくさそうにするなぁ!! 適当な感謝になってんじゃないの!!?」
ガヴリール「おっ!」
白紙『』マッシロ
サターニャ「どうかしら?」フフン
ガヴリール「おー、大したもんだ!! 確かに文字も絵も見えない上、塗った跡も完璧に消えてるから完全な白紙にしか見えないな!」
サターニャ「そうでしょ、そうでしょ♪ 私に感謝しなさいよ!」
ガヴリール「癪だが、サターニャもたまには役に立つんだな…ほら、感謝したぞ?」
サターニャ「めんどくさそうにするなぁ!! 適当な感謝になってんじゃないの!!?」
20: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)01:57:25 ID:JPI
~教室~
ヴィーネ「あっ、ガヴ!」
ガヴリール「よっ!!」
ヴィーネ「アンタ、さっき何を持ってたのよ?」
ガヴリール「いやぁ、ただの白紙だよ…ほら?」ピラッ
ヴィーネ「あ、ほんと! でも、提出物とかならまだしも、なんでわざわざ白紙なんか持って職員室に来たのよ?」
ガヴリール「細かいは気にすんなって、あんまり気にしてると病気になるぞ?」
ヴィーネ「平気で寝不足ばっかして、今にも病気になりそうで心配なアンタに言われたくないわよ!」
ヴィーネ「あっ、ガヴ!」
ガヴリール「よっ!!」
ヴィーネ「アンタ、さっき何を持ってたのよ?」
ガヴリール「いやぁ、ただの白紙だよ…ほら?」ピラッ
ヴィーネ「あ、ほんと! でも、提出物とかならまだしも、なんでわざわざ白紙なんか持って職員室に来たのよ?」
ガヴリール「細かいは気にすんなって、あんまり気にしてると病気になるぞ?」
ヴィーネ「平気で寝不足ばっかして、今にも病気になりそうで心配なアンタに言われたくないわよ!」
21: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)02:00:04 ID:JPI
スゥーーー
ヴィーネ「あれ?」
ガヴリール「どうした?」
ヴィーネ「この白紙……なんだか薄らだけど、文字が見えてきたような……」
ガヴリール「えっ!?」チラッ
紙『わたち………』
ガヴリール「あぁぁーーっ!!?」ビクッ
ヴィーネ「うわっ、何よ急に、声なんかあげて!?」ビクッ
ヴィーネ「あれ?」
ガヴリール「どうした?」
ヴィーネ「この白紙……なんだか薄らだけど、文字が見えてきたような……」
ガヴリール「えっ!?」チラッ
紙『わたち………』
ガヴリール「あぁぁーーっ!!?」ビクッ
ヴィーネ「うわっ、何よ急に、声なんかあげて!?」ビクッ
22: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)02:02:27 ID:JPI
ガヴリール「いや、なんでも………ちょっとトイレ!!」ダッ
ヴィーネ「あっ、ガヴ!?」
ヴィーネ「なんなのよ…さっきから………怪しいわね」ジイィィィーーー
ヴィーネ「あっ、ガヴ!?」
ヴィーネ「なんなのよ…さっきから………怪しいわね」ジイィィィーーー
23: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)02:04:41 ID:JPI
~廊下~
サターニャ「~♪」
ダッダッダ
サターニャ「んっ?」チラッ
ガヴリール「おい、クソ悪魔ぁーーーー!!!」ドゴッ
サターニャ「ぐえっ!?」
ガヴリール「お前ーーー、どういう事だ?」ゴゴゴゴゴゴゴ
サターニャ「は、はぁ…なによどういう事って?!」
サターニャ「~♪」
ダッダッダ
サターニャ「んっ?」チラッ
ガヴリール「おい、クソ悪魔ぁーーーー!!!」ドゴッ
サターニャ「ぐえっ!?」
ガヴリール「お前ーーー、どういう事だ?」ゴゴゴゴゴゴゴ
サターニャ「は、はぁ…なによどういう事って?!」
24: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)02:10:51 ID:JPI
ガヴリール「とぼけるな! 見ろ?」ピラッ
紙『わたち、低レベルのダメダメあくま』
サターニャ「あっ、消したはずの文字が浮かんできてるわね……」
ガヴリール「浮かんできてる、じゃねぇ!! お前、塗ったら完全に消えるとか大丈夫だって言ったよな?」
サターニャ「え、えぇ…」
ガヴリール「これのどこが大丈夫なんだよ!!! 不良品だろ、その絵の具!!?」
サターニャ「………時々欠陥品もあるって話を聞くけど、たまたま私が購入したこれもまさかの不良品だったのね…。」ズーン
ガヴリール「いや、今欠陥品だって知ってもおせぇよ!! なんとかしろ…さっき危うくヴィーネに見られそうになったんだぞ!?」
紙『わたち、低レベルのダメダメあくま』
サターニャ「あっ、消したはずの文字が浮かんできてるわね……」
ガヴリール「浮かんできてる、じゃねぇ!! お前、塗ったら完全に消えるとか大丈夫だって言ったよな?」
サターニャ「え、えぇ…」
ガヴリール「これのどこが大丈夫なんだよ!!! 不良品だろ、その絵の具!!?」
サターニャ「………時々欠陥品もあるって話を聞くけど、たまたま私が購入したこれもまさかの不良品だったのね…。」ズーン
ガヴリール「いや、今欠陥品だって知ってもおせぇよ!! なんとかしろ…さっき危うくヴィーネに見られそうになったんだぞ!?」
25: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)02:13:08 ID:JPI
サターニャ「いや、私もこれが欠陥品って分かったらどうにもならないわよ。それにもう他に道具もないし…」
ガヴリール「他の方法、あんだろ?」
サターニャ「ないわよ!!」
ガヴリール「ないわけないだろ!! しっかりと方法を見つk」
ラフィエル「うふふ、お困りのようですね♪」ヒョコ、ニコニコ
ガヴリール「他の方法、あんだろ?」
サターニャ「ないわよ!!」
ガヴリール「ないわけないだろ!! しっかりと方法を見つk」
ラフィエル「うふふ、お困りのようですね♪」ヒョコ、ニコニコ
26: 名無しさん@おーぷん 2018/05/31(木)02:26:30 ID:JPI
サターニャ「うわぁ、また!?」
ラフィエル「ガヴちゃん、もう一度言いますが、私がお手伝いしましょうか?」
ガヴリール「…………」
ラフィエル「信用できない事は分かります。けど、他にその紙をなんとかする方法はないですよねぇ~?」
ガヴリール「うぅ………」
ラフィエル「さぁ、どうしますか?」ニコリ
サターニャ「ガヴリール、ラフィエルの手を借りるような事は絶対n」
ガヴリール「分かった。なんとかしてくれ、ラフィ!」スッ
サターニャ「えぇっ!?」
ラフィエル「ふふ、そう答えてくれると信じてましたよ、ガヴちゃん」
ラフィエル「文字通り、お任せください♪」ニコリ
サターニャ(嫌な予感が………)
ラフィエル「ガヴちゃん、もう一度言いますが、私がお手伝いしましょうか?」
ガヴリール「…………」
ラフィエル「信用できない事は分かります。けど、他にその紙をなんとかする方法はないですよねぇ~?」
ガヴリール「うぅ………」
ラフィエル「さぁ、どうしますか?」ニコリ
サターニャ「ガヴリール、ラフィエルの手を借りるような事は絶対n」
ガヴリール「分かった。なんとかしてくれ、ラフィ!」スッ
サターニャ「えぇっ!?」
ラフィエル「ふふ、そう答えてくれると信じてましたよ、ガヴちゃん」
ラフィエル「文字通り、お任せください♪」ニコリ
サターニャ(嫌な予感が………)
27: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:02:07 ID:c8U
ラフィエル「終わりましたよ」
ガヴリール「おぉ~、早いな! 紙はちゃんとなんとかしてくれたんだよな?」
ラフィエル「もちろんです、はい!」スッ
大量の紙『』ズラーーー
ガヴリール「へっ?」
ラフィエル「紙を大量にコピーしておきましたよ♪」ニコリ
ガヴリール「はああぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!?」
サターニャ(やっぱり………)
ガヴリール「おぉ~、早いな! 紙はちゃんとなんとかしてくれたんだよな?」
ラフィエル「もちろんです、はい!」スッ
大量の紙『』ズラーーー
ガヴリール「へっ?」
ラフィエル「紙を大量にコピーしておきましたよ♪」ニコリ
ガヴリール「はああぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!?」
サターニャ(やっぱり………)
28: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:05:42 ID:c8U
ガヴリール「なんで増やすんだよ!? 何とかするから手を貸したんだろ?!」
ラフィエル「うふふっ。何とかするというのはですね………」
ラフィエル「事態をもっと面白くする為の、お手伝いですよ!」ニコリ
ガヴリール「はぁっ!?」
ラフィエル「そもそも最初から私は紙を無くす為の手伝いをするとは一言も言ってませんが…。」
ガヴリール「なんだよそりゃあ!?」
サターニャ(ガヴリールも馬鹿ね。最初に断ったみたいに、再度も断れば良かったのよ…私の言う通りに)
ラフィエル「うふふっ。何とかするというのはですね………」
ラフィエル「事態をもっと面白くする為の、お手伝いですよ!」ニコリ
ガヴリール「はぁっ!?」
ラフィエル「そもそも最初から私は紙を無くす為の手伝いをするとは一言も言ってませんが…。」
ガヴリール「なんだよそりゃあ!?」
サターニャ(ガヴリールも馬鹿ね。最初に断ったみたいに、再度も断れば良かったのよ…私の言う通りに)
29: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:22:25 ID:c8U
ラフィエル「では、私は隠れて見守っておりますので、これで!」シュン
ガヴリール「あっ、ラフィ!? …………チッ、あのバカが!!!」
サターニャ「ガヴリール、とにかくラフィエルが増やした紙ごと全部消さないとマズイわよ?」
ガヴリール「うるせぇ!! 余計な手間を増やしたラフィのせいだ!! こうなったらヴィーネの悪口はラフィが書いたって事にしよう」ニヤッ
サターニャ「えっ、でも上手くいくはずg………!!?」ビクッ
ガヴリール「上手くいくはずだ。今から手を加えてあいつに擦り付ければ……って、どうした、いきなり言葉止まってるぞ、サターニャ?」
サターニャ「あ、あわわ……」ガタガタ
ガヴリール「なんだよ?」
サターニャ「う、後ろ……」スッ
ガヴリール「後ろ?」クルッ
ガヴリール「あっ、ラフィ!? …………チッ、あのバカが!!!」
サターニャ「ガヴリール、とにかくラフィエルが増やした紙ごと全部消さないとマズイわよ?」
ガヴリール「うるせぇ!! 余計な手間を増やしたラフィのせいだ!! こうなったらヴィーネの悪口はラフィが書いたって事にしよう」ニヤッ
サターニャ「えっ、でも上手くいくはずg………!!?」ビクッ
ガヴリール「上手くいくはずだ。今から手を加えてあいつに擦り付ければ……って、どうした、いきなり言葉止まってるぞ、サターニャ?」
サターニャ「あ、あわわ……」ガタガタ
ガヴリール「なんだよ?」
サターニャ「う、後ろ……」スッ
ガヴリール「後ろ?」クルッ
30: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:23:16 ID:c8U
ヴィーネ「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「……………っ!!?」
ガヴリール「……………っ!!?」
31: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:26:39 ID:c8U
ガヴリール「ヴ、ヴィーネーーーッ!!!?」
ヴィーネ「………ガヴ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「な、なんだ……?」
ヴィーネ「これ、なに?」スッ
紙『わたち、低レベルのダメダメあくまでちゅ~(似ても似つかわしいようなヴィーネのイラスト付き)』
ガヴリール「あ……あぁ………!?」ガタガタ
ヴィーネ「ふぅ~ん。低レベルで、ダメダメの悪魔………普段から私をそういう風にバカにしてたのね、ガヴは………」ギロッ
ガヴリール「あ、わわわ………」ブルブル
ヴィーネ「………ガヴ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「な、なんだ……?」
ヴィーネ「これ、なに?」スッ
紙『わたち、低レベルのダメダメあくまでちゅ~(似ても似つかわしいようなヴィーネのイラスト付き)』
ガヴリール「あ……あぁ………!?」ガタガタ
ヴィーネ「ふぅ~ん。低レベルで、ダメダメの悪魔………普段から私をそういう風にバカにしてたのね、ガヴは………」ギロッ
ガヴリール「あ、わわわ………」ブルブル
32: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:31:12 ID:c8U
ヴィーネ「ガヴ、私言ったよね……今度私を怒らせるような事したら半殺しにするって?」ギロッ
ガヴリール「あ……わわわわ………!?」ブルブル
ヴィーネ「私を怒らせて…わざわざ半殺しにされたいのなら………」
ヴィーネ(悪魔モード)「お望み通りにしてやるわよ!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「あ……わわわわ………!?」ブルブル
ヴィーネ「私を怒らせて…わざわざ半殺しにされたいのなら………」
ヴィーネ(悪魔モード)「お望み通りにしてやるわよ!!!!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
33: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:37:47 ID:c8U
ガヴリール「ヒイイィィィィィーーーーーーーッ!!?」
ヴィーネ「ここじゃ迷惑になるから、ちょっと校舎裏まで行きましょうか?」ガシッ
ガヴリール「や、やめてくれぇ…!?」ガタガタ
ヴィーネ「ガヴウゥゥゥーーーー、アンタが悪いのよ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「そうだ、サターニャ助けてくr」クルッ
シーーーーーン
ガヴリール「って、居ねぇっ!?」
ヴィーネ「ここじゃ迷惑になるから、ちょっと校舎裏まで行きましょうか?」ガシッ
ガヴリール「や、やめてくれぇ…!?」ガタガタ
ヴィーネ「ガヴウゥゥゥーーーー、アンタが悪いのよ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「そうだ、サターニャ助けてくr」クルッ
シーーーーーン
ガヴリール「って、居ねぇっ!?」
34: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:39:39 ID:c8U
~物蔭~
サターニャ(ごめんガヴリール。怒ったヴィネットをなんとかするのは無理…)
~別の物陰~
ラフィエル(ふふふっ、お望みの展開になりました♪ さて、ガヴちゃんはどうなるのでしょうか?)ワクワク
サターニャ(ごめんガヴリール。怒ったヴィネットをなんとかするのは無理…)
~別の物陰~
ラフィエル(ふふふっ、お望みの展開になりました♪ さて、ガヴちゃんはどうなるのでしょうか?)ワクワク
35: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:41:47 ID:c8U
ヴィーネ「さて………覚悟しなさい…………ガヴ?」ギロッ
ガヴリール「や、止めて……くれぇ………」ブルブル
ヴィーネ「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「い、いやだ………」ズルズル
ギャアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!
ガヴリール「や、止めて……くれぇ………」ブルブル
ヴィーネ「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「い、いやだ………」ズルズル
ギャアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!
36: 名無しさん@おーぷん 2018/06/01(金)01:42:39 ID:c8U
その後、ガヴリールは全治一ヶ月の大怪我を負って、入院したそうな…。
おしまい
おしまい
【アマガミ】橘「今日はカットの練習に付き合う日だったな、準備をして薫を待つか」
2018-06-30
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:16:10.08 ID:2TiAgKUB0
棚町「あん、動かないでよ」
橘「お前が引っ張りすぎなんだよ」
棚町「だって、まだ慣れてないし…」
橘「バッチリ完璧じゃないのか?」
棚町「気持ちの上ではね」
棚町「あ…」
橘「か、薫…それは切りすぎだろう」
棚町「うっさいわね!」
棚町「これから暖かくなるから短くしてあげんのよ」
橘「素直にミスったって言えよ」
橘「お前が引っ張りすぎなんだよ」
棚町「だって、まだ慣れてないし…」
橘「バッチリ完璧じゃないのか?」
棚町「気持ちの上ではね」
棚町「あ…」
橘「か、薫…それは切りすぎだろう」
棚町「うっさいわね!」
棚町「これから暖かくなるから短くしてあげんのよ」
橘「素直にミスったって言えよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:16:41.92 ID:2TiAgKUB0
棚町「誤差の範囲よ!」
橘「誤差って何だよ!」
棚町「あ~っ!うっさいうっさい!」
橘「……」
棚町「ねぇ純一」
橘「うん?」
棚町「これからも一緒にいようね」
橘「何だよ、急に?」
棚町「あははっ、何でもない!!」
橘「誤差って何だよ!」
棚町「あ~っ!うっさいうっさい!」
橘「……」
棚町「ねぇ純一」
橘「うん?」
棚町「これからも一緒にいようね」
橘「何だよ、急に?」
棚町「あははっ、何でもない!!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:17:29.50 ID:2TiAgKUB0
三年後
棚町「純一~!」
橘「薫、どうだった?」
棚町「へへー、もち合格!」
橘「やったな、これで薫も美容師なのか」
棚町「まあね~」
橘「それにしても以外だな」
棚町「あたしが美容師になったことが?」
橘「それもあるけど、試験って実技だけじゃなくて筆記もあるんだろ?」
橘「しかも就活もしてさ」
橘「それを全部合格したなんて」
棚町「それどういう意味よ」
棚町「純一~!」
橘「薫、どうだった?」
棚町「へへー、もち合格!」
橘「やったな、これで薫も美容師なのか」
棚町「まあね~」
橘「それにしても以外だな」
棚町「あたしが美容師になったことが?」
橘「それもあるけど、試験って実技だけじゃなくて筆記もあるんだろ?」
橘「しかも就活もしてさ」
橘「それを全部合格したなんて」
棚町「それどういう意味よ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:18:01.24 ID:2TiAgKUB0
橘「は、はは…薫なら合格するって信じてたよ」
棚町「ほんとに…?」
橘「もちろん、だって自分が一番好きな人を信じないなんて失礼だろ」
棚町「そう…てんきゅね」
棚町「あれはあたしの人生の中で一番勉強したかもね」
棚町「そもそもあんなに机の前に座ってるってことがなかったもん」
橘「たしかに薫が勉強してる姿なんて想像もつかないな」
棚町「アンタ、中学、高校とあたしの勉強しているところを近くで見てたでしょ」
橘「勉強…してた?」
棚町「うーん…」
棚町「……」
棚町「そんなことより久しぶりのデートなんだから勉強の話は終わり!」
棚町「ほんとに…?」
橘「もちろん、だって自分が一番好きな人を信じないなんて失礼だろ」
棚町「そう…てんきゅね」
棚町「あれはあたしの人生の中で一番勉強したかもね」
棚町「そもそもあんなに机の前に座ってるってことがなかったもん」
橘「たしかに薫が勉強してる姿なんて想像もつかないな」
棚町「アンタ、中学、高校とあたしの勉強しているところを近くで見てたでしょ」
橘「勉強…してた?」
棚町「うーん…」
棚町「……」
棚町「そんなことより久しぶりのデートなんだから勉強の話は終わり!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:18:31.51 ID:2TiAgKUB0
遊園地
棚町「えっと…どこに行こうかな」
橘「あれ?」
棚町「ん?どうしたの?」
橘「いや、前来たときはかたっぱしから全部って言ってたから今回もかと思ったから」
棚町「そ、そうだったわね」
棚町「よーし、あそこから全部乗るわよー!」
棚町「えっと…どこに行こうかな」
橘「あれ?」
棚町「ん?どうしたの?」
橘「いや、前来たときはかたっぱしから全部って言ってたから今回もかと思ったから」
棚町「そ、そうだったわね」
棚町「よーし、あそこから全部乗るわよー!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:19:50.54 ID:2TiAgKUB0
―――――――
棚町「次は…観覧車ね!」
橘「か、薫…それとジェットコースターは今日はいいんじゃないか?」
棚町「どーしよっかなー」
棚町「全部乗るって言っちゃったしー」
棚町「あ、そうだ!」
棚町「じゃあこうしない?」
棚町「観覧車とジェットコースターに乗るかあれに入るか」
橘「あれ?」
棚町「あれよあれ!」
橘「ファラオ…か」
棚町「さあどうすんの?」
橘「はぁ…高い所よりはマシか…」
橘「うん、じゃあこっちで」
棚町「よし、れっつごー!」
棚町「次は…観覧車ね!」
橘「か、薫…それとジェットコースターは今日はいいんじゃないか?」
棚町「どーしよっかなー」
棚町「全部乗るって言っちゃったしー」
棚町「あ、そうだ!」
棚町「じゃあこうしない?」
棚町「観覧車とジェットコースターに乗るかあれに入るか」
橘「あれ?」
棚町「あれよあれ!」
橘「ファラオ…か」
棚町「さあどうすんの?」
橘「はぁ…高い所よりはマシか…」
橘「うん、じゃあこっちで」
棚町「よし、れっつごー!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:20:32.09 ID:2TiAgKUB0
橘「……」
棚町「……」
橘「なあ薫」
棚町「…なに?」
橘「その肩をつかんで後ろにいられると歩きにくいんだが」
棚町「こういうところじゃ男が女の前を歩いていくものでしょ」
橘「ここじゃどっちも男になっちゃうだろ…」
棚町「あれはあたしだけが…変身しちゃったからでしょ」
棚町「こうしてれば…アンタが…変身することになる」
棚町「……」
橘「なあ薫」
棚町「…なに?」
橘「その肩をつかんで後ろにいられると歩きにくいんだが」
棚町「こういうところじゃ男が女の前を歩いていくものでしょ」
橘「ここじゃどっちも男になっちゃうだろ…」
棚町「あれはあたしだけが…変身しちゃったからでしょ」
棚町「こうしてれば…アンタが…変身することになる」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:21:06.67 ID:2TiAgKUB0
ウォォォオオオォォ~~ン!
橘「出たな小っちゃい方のやつ」
橘「じゃあもうそろそろあいつが…」
棚町「……」
ゴゴゴゴゴゴ
キング「ウォオオオォ~ン!」
キング「我の眠りを妨げる者よ」
キング「千年王国の呪いを受けるがいい!」
キング「その罪、自らの身で思い知るがいい!」
キング「ウォオオオォ~ン!」
橘「うっ!」
橘「出たな小っちゃい方のやつ」
橘「じゃあもうそろそろあいつが…」
棚町「……」
ゴゴゴゴゴゴ
キング「ウォオオオォ~ン!」
キング「我の眠りを妨げる者よ」
キング「千年王国の呪いを受けるがいい!」
キング「その罪、自らの身で思い知るがいい!」
キング「ウォオオオォ~ン!」
橘「うっ!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:21:45.55 ID:2TiAgKUB0
橘「……」
橘「こ、今度はどうなったの?」
橘「薫、大丈夫?」
橘「あれ、薫?」
橘「薫ー!どこなのー!」
ガッ
橘「!?」
棚町「うっ…」
橘「薫!?」
棚町「ちょ…ちょっとビックリして倒れちゃった…だけ…だから…」
橘「薫?」
橘(様子がおかしい、尋常じゃない汗に目の焦点があってない)
橘「こ、今度はどうなったの?」
橘「薫、大丈夫?」
橘「あれ、薫?」
橘「薫ー!どこなのー!」
ガッ
橘「!?」
棚町「うっ…」
橘「薫!?」
棚町「ちょ…ちょっとビックリして倒れちゃった…だけ…だから…」
橘「薫?」
橘(様子がおかしい、尋常じゃない汗に目の焦点があってない)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:22:44.05 ID:2TiAgKUB0
橘「これがファラオの呪いだとしても、このままはマズイ!」
橘「私がおんぶしてでも早く外に」
橘「ふぬっ」
橘「あ、あれ力が…」
橘「どういうことなの?」
男性「お姉さん大丈夫ですか?」
橘「あ、す、すみません!助けてください!」
橘「連れの子の様子がおかしくて!」
男性「棚町!?どうしたんだ?」
橘「私がおんぶしてでも早く外に」
橘「ふぬっ」
橘「あ、あれ力が…」
橘「どういうことなの?」
男性「お姉さん大丈夫ですか?」
橘「あ、す、すみません!助けてください!」
橘「連れの子の様子がおかしくて!」
男性「棚町!?どうしたんだ?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:23:42.77 ID:2TiAgKUB0
橘「え?」
橘「う、梅原!」
梅原「ん?」
梅原「どこかでお会いしましたっけ?」
橘「何こんなときにふざけてるんだ」
橘「私よ、橘よ!」
梅原「橘ぁ!?」
梅原「……」じーっ
梅原「俺の知ってる橘…で、いいんだよな?」
梅原「美也ちゃんじゃなくて、その兄貴の…」
橘「それしかいないだろ!」
橘「う、梅原!」
梅原「ん?」
梅原「どこかでお会いしましたっけ?」
橘「何こんなときにふざけてるんだ」
橘「私よ、橘よ!」
梅原「橘ぁ!?」
梅原「……」じーっ
梅原「俺の知ってる橘…で、いいんだよな?」
梅原「美也ちゃんじゃなくて、その兄貴の…」
橘「それしかいないだろ!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:24:30.00 ID:2TiAgKUB0
梅原「そこに鏡があるから自分の姿を見てみろ」
橘「……」じー
橘「な、なんじゃこりゃああ!」
橘「わ、私がお、おおお女に!」
橘「なんだか胸が重くて下半身がスース―すると思えば…」
橘「って今はそんな場合じゃないの!」
橘「梅原、手を貸して!」
橘「薫を早く外に!」
梅原「お、おう!」
橘「……」じー
橘「な、なんじゃこりゃああ!」
橘「わ、私がお、おおお女に!」
橘「なんだか胸が重くて下半身がスース―すると思えば…」
橘「って今はそんな場合じゃないの!」
橘「梅原、手を貸して!」
橘「薫を早く外に!」
梅原「お、おう!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:25:19.46 ID:2TiAgKUB0
―――――
橘「もどった…」
梅原「ほんとに橘だったんだな」
橘「だからそう言ってただろ」
橘「そんなことより、薫が…」
橘「どうやらファラオマジックだったわけじゃなさそうだ」
橘「僕は救急車で病院に連れて行く」
橘「すまん、この借りは必ず返すから!」
梅原「そんなこといいから急げ!」
香苗「棚町さん大丈夫かな…」
梅原「おお、よかった香苗さんも戻ったんだ」
香苗「うん、でも肩がちょっと…もうお寿司にはなりたくないかな…」
橘「もどった…」
梅原「ほんとに橘だったんだな」
橘「だからそう言ってただろ」
橘「そんなことより、薫が…」
橘「どうやらファラオマジックだったわけじゃなさそうだ」
橘「僕は救急車で病院に連れて行く」
橘「すまん、この借りは必ず返すから!」
梅原「そんなこといいから急げ!」
香苗「棚町さん大丈夫かな…」
梅原「おお、よかった香苗さんも戻ったんだ」
香苗「うん、でも肩がちょっと…もうお寿司にはなりたくないかな…」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:26:36.35 ID:2TiAgKUB0
数時間後
棚町「ごめんね、純一…」
棚町「せっかくのデートだったのに…」
橘「いや…僕は薫が元気になってくれればそれでいいよ」
棚町「……」
橘「先生が過労って言ってたけど、無理してたのか…」
棚町「無理なんかしてない、あたしは」
薫母「薫!」
薫母「ごめんね、遅くなって」
薫母「純一君、ありがとうね、薫のために」
橘「いえ…僕は…何も…」
薫父「薫ちゃん、大丈夫かい?」
棚町「お母さん…お…お義父さん…」
棚町「私の方こそ心配かけてごめん…」
棚町「ごめんね、純一…」
棚町「せっかくのデートだったのに…」
橘「いや…僕は薫が元気になってくれればそれでいいよ」
棚町「……」
橘「先生が過労って言ってたけど、無理してたのか…」
棚町「無理なんかしてない、あたしは」
薫母「薫!」
薫母「ごめんね、遅くなって」
薫母「純一君、ありがとうね、薫のために」
橘「いえ…僕は…何も…」
薫父「薫ちゃん、大丈夫かい?」
棚町「お母さん…お…お義父さん…」
棚町「私の方こそ心配かけてごめん…」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:27:18.67 ID:2TiAgKUB0
棚町「ねえ、来てもらって悪いけど、純一と二人で話たいの」
棚町「少し出てもらっていいかな」
薫母「ええ、いいわよ」
棚町「……」
橘「……」
棚町「……」
橘「……」
橘「薫のお母さんが抱いてた子って…」
棚町「見るのは初めてだったね、妹よ」
棚町「もう2歳、結構大きかったでしょ」
棚町「この年であたしの下ができるなんて思わなかった」
棚町「少し出てもらっていいかな」
薫母「ええ、いいわよ」
棚町「……」
橘「……」
棚町「……」
橘「……」
橘「薫のお母さんが抱いてた子って…」
棚町「見るのは初めてだったね、妹よ」
棚町「もう2歳、結構大きかったでしょ」
棚町「この年であたしの下ができるなんて思わなかった」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:28:28.17 ID:2TiAgKUB0
棚町「ごめんね純一…」
棚町「ほんとに…あたし…」
橘「どうしたんよ、薫らしくない…」
棚町「今回だけじゃない、今までずっとアンタに迷惑かけてた…」
棚町「あたしってあんたの彼女にふさわしくないのかな…」
橘「そんなことないよ」
棚町「本当は今日お母さんに止められてたんだ…」
橘「止められてた?」
棚町「あたしの普段見てたからこうなることがわかってたのかも…」
棚町「あたしは絶対行くって言って軽く喧嘩しちゃって…」
棚町「自分から会えないって言っておいて、会えるってなったときは嬉しくて嬉しくて…」
棚町「結果こうなっちゃったのよね…」
棚町「ほんとに…あたし…」
橘「どうしたんよ、薫らしくない…」
棚町「今回だけじゃない、今までずっとアンタに迷惑かけてた…」
棚町「あたしってあんたの彼女にふさわしくないのかな…」
橘「そんなことないよ」
棚町「本当は今日お母さんに止められてたんだ…」
橘「止められてた?」
棚町「あたしの普段見てたからこうなることがわかってたのかも…」
棚町「あたしは絶対行くって言って軽く喧嘩しちゃって…」
棚町「自分から会えないって言っておいて、会えるってなったときは嬉しくて嬉しくて…」
棚町「結果こうなっちゃったのよね…」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:29:14.16 ID:2TiAgKUB0
橘「倒れるかもって心配されるなんてよっぽどじゃないのか?」
棚町「あたしバカだからさ、他の人の何倍も勉強しないと合格できるとは思えなかったの」
橘「ずっと勉強してたんだな」
棚町「ううん、バイトもしてた」
橘「えっ」
棚町「習慣になってたのもあるし、二人にお金のことで心配をかけたくなかったから…」
棚町「起きている間は勉強とバイトと食事だけだったわね」
棚町「試験に合格できないとあんたに会えない期間が延びるなんて嫌だった」
棚町「もう必死で…」
棚町「結局倒れちゃってバカなのは変わらないけどね」
棚町「あたしバカだからさ、他の人の何倍も勉強しないと合格できるとは思えなかったの」
橘「ずっと勉強してたんだな」
棚町「ううん、バイトもしてた」
橘「えっ」
棚町「習慣になってたのもあるし、二人にお金のことで心配をかけたくなかったから…」
棚町「起きている間は勉強とバイトと食事だけだったわね」
棚町「試験に合格できないとあんたに会えない期間が延びるなんて嫌だった」
棚町「もう必死で…」
棚町「結局倒れちゃってバカなのは変わらないけどね」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:30:03.64 ID:2TiAgKUB0
棚町「……」
棚町「ねえ」
橘「なんだ?」
棚町「このままあたしなんかと付き合ってたら、ずっと迷惑をかけ続けることになるんじゃないかな…」
棚町「あたし…アンタのこと大好きなの…」
棚町「できることならずっと…一緒にいてほしいぐらい」
棚町「でも、そのことでアンタが不幸になるなんて絶対嫌…」
棚町「だから…」
橘「いい加減にしろ薫!」
棚町「ねえ」
橘「なんだ?」
棚町「このままあたしなんかと付き合ってたら、ずっと迷惑をかけ続けることになるんじゃないかな…」
棚町「あたし…アンタのこと大好きなの…」
棚町「できることならずっと…一緒にいてほしいぐらい」
棚町「でも、そのことでアンタが不幸になるなんて絶対嫌…」
棚町「だから…」
橘「いい加減にしろ薫!」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:31:56.27 ID:2TiAgKUB0
橘「ごめん…大きい声出して…」
棚町「……」
橘「……」
橘「……」
橘「僕がもっとしっかりしてればよかったんだ…」
棚町「どうしてよ」
橘「薫の様子が普段と違うことに絶対気づけたはずなんだ…」
橘「誰よりもそばで見てきたはずなのに…」
棚町「ほんとに?」
橘「あたりまえだろ」
棚町「……」
棚町「……」
橘「……」
橘「……」
橘「僕がもっとしっかりしてればよかったんだ…」
棚町「どうしてよ」
橘「薫の様子が普段と違うことに絶対気づけたはずなんだ…」
橘「誰よりもそばで見てきたはずなのに…」
棚町「ほんとに?」
橘「あたりまえだろ」
棚町「……」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:32:50.13 ID:2TiAgKUB0
橘「たしかに薫といるといつも何かあったけど、僕は一度たりとも迷惑だなんて思ったことはない」
橘「そりゃまあ…トラブルメーカーかもしれないけど…」
橘「僕はそんなところ全部含めて好きなんだ」
棚町「…それ本気で言ってる?」
橘「うん」
棚町「あはは、そっかー」
棚町「それなら、今度からはもっともーっと苦労させてあげるから、覚悟しなさいよ」
橘「はは、望むところだよ」
橘「さて、あんまり薫のご両親を待たせちゃいけないな」
橘「僕はこれで…デートの続きはまた今度だな」
棚町「うん…」
棚町「元気になったら、アンタのところ行くからね!」
橘「そりゃまあ…トラブルメーカーかもしれないけど…」
橘「僕はそんなところ全部含めて好きなんだ」
棚町「…それ本気で言ってる?」
橘「うん」
棚町「あはは、そっかー」
棚町「それなら、今度からはもっともーっと苦労させてあげるから、覚悟しなさいよ」
橘「はは、望むところだよ」
橘「さて、あんまり薫のご両親を待たせちゃいけないな」
橘「僕はこれで…デートの続きはまた今度だな」
棚町「うん…」
棚町「元気になったら、アンタのところ行くからね!」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:34:22.00 ID:2TiAgKUB0
翌週 純一と薫の部屋
ピンポーン
橘「はーい」
ガチャ
棚町「ぐんもー」
橘「薫!もう平気なのか?」
棚町「もうバッチリよ!」
橘「そうか、よかった」
橘「まあ入れよ」
棚町「うん」
棚町「あ、純一」
橘「ん?」
棚町「ただいま」
橘「ふっ…おかえり薫」
ピンポーン
橘「はーい」
ガチャ
棚町「ぐんもー」
橘「薫!もう平気なのか?」
棚町「もうバッチリよ!」
橘「そうか、よかった」
橘「まあ入れよ」
棚町「うん」
棚町「あ、純一」
橘「ん?」
棚町「ただいま」
橘「ふっ…おかえり薫」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:35:37.46 ID:2TiAgKUB0
棚町「……」
棚町「……」そわそわ
橘「?」
橘「どうしたんだ?一年ぶりだと変に感じるか?」」
棚町「その…この前のことちゃんとお礼言えてなかったよね」
棚町「てんきゅね…ほんと」
棚町「アンタがいてくれてよかった」
橘「お前を助けるのは当たり前だろ、それに困った時はお互いさまだ」
橘「ああ、そうだ、梅原も手伝ってくれたんだ、あいつにもお礼言わないとな」
橘「それと、薫のそういうのは似合わない」
橘「いつもの元気な薫の方がいいぞ」
棚町「うん」
棚町「……」そわそわ
橘「?」
橘「どうしたんだ?一年ぶりだと変に感じるか?」」
棚町「その…この前のことちゃんとお礼言えてなかったよね」
棚町「てんきゅね…ほんと」
棚町「アンタがいてくれてよかった」
橘「お前を助けるのは当たり前だろ、それに困った時はお互いさまだ」
橘「ああ、そうだ、梅原も手伝ってくれたんだ、あいつにもお礼言わないとな」
橘「それと、薫のそういうのは似合わない」
橘「いつもの元気な薫の方がいいぞ」
棚町「うん」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:37:28.67 ID:2TiAgKUB0
棚町「ねぇあたしがいた時より片付いた?」
棚町「大学生の男が一人暮らしになったら散らかってると思ったのに」
橘「僕はキレイ好きだからな」
棚町「ふ~ん」
棚町「……」
棚町「でも残念ねー」
橘「何が?」
棚町「そりゃもちろん、あたしという彼女がいながら」
ガラッ
棚町「こんなものがあるってことよ」
橘「あっ!それは僕のお気に入りの…」
棚町「大学生の男が一人暮らしになったら散らかってると思ったのに」
橘「僕はキレイ好きだからな」
棚町「ふ~ん」
棚町「……」
棚町「でも残念ねー」
橘「何が?」
棚町「そりゃもちろん、あたしという彼女がいながら」
ガラッ
棚町「こんなものがあるってことよ」
橘「あっ!それは僕のお気に入りの…」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:38:35.81 ID:2TiAgKUB0
棚町「お気に入り~?」
橘「あ、いや…」
橘「と…というよりなんでわかったの?」
棚町「女の勘よ」
橘「勘って…」
棚町「でもこれだけじゃないわよね」
橘「い、いやそれだけだよ」
棚町「その反応はまだあるわね」
棚町「ここか!」
棚町「あれ~、ない」
橘「……」にんまり
棚町「な、なんかむかつく~!絶対見つけてやるんだから!」
橘「あ、いや…」
橘「と…というよりなんでわかったの?」
棚町「女の勘よ」
橘「勘って…」
棚町「でもこれだけじゃないわよね」
橘「い、いやそれだけだよ」
棚町「その反応はまだあるわね」
棚町「ここか!」
棚町「あれ~、ない」
橘「……」にんまり
棚町「な、なんかむかつく~!絶対見つけてやるんだから!」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:39:38.76 ID:2TiAgKUB0
棚町「ベッドの下とか…」
橘「おっ」
棚町「ん?反応あり?」
橘「いや、そこにはないよ」
棚町「…たしかに、ないみたいね」
橘(薫のポーズが…すごくいい…)
橘(これはしばらく探させていろんなポーズを見てみよう)
棚町「じゃあこっちか」
橘(限界まで背伸びをしたときの肩から足へのライン…)
棚町「さすがにこんな単純なとこにはないか」
棚町「ん?あ、これもしかして」
棚町「お宝はっけ~ん!」
橘(うん、たしかにこれはお宝だ)
橘(薫の四つん這い!レアだ…)
橘「おっ」
棚町「ん?反応あり?」
橘「いや、そこにはないよ」
棚町「…たしかに、ないみたいね」
橘(薫のポーズが…すごくいい…)
橘(これはしばらく探させていろんなポーズを見てみよう)
棚町「じゃあこっちか」
橘(限界まで背伸びをしたときの肩から足へのライン…)
棚町「さすがにこんな単純なとこにはないか」
棚町「ん?あ、これもしかして」
棚町「お宝はっけ~ん!」
橘(うん、たしかにこれはお宝だ)
橘(薫の四つん這い!レアだ…)
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:41:10.35 ID:2TiAgKUB0
棚町「ねえこれでしょ!」
橘「ああ、これだ!」
棚町「すごいでしょ」
棚町「!」
棚町「じゅ、純一~!//」
橘「え?」
棚町「せいっ」ビシッ
橘「うっ」
橘「な、何するんだよ」
棚町「ふん、あたしのセクシーポーズ見れたんだから安いもんでしょ」
橘「ああ、これだ!」
棚町「すごいでしょ」
棚町「!」
棚町「じゅ、純一~!//」
橘「え?」
棚町「せいっ」ビシッ
橘「うっ」
橘「な、何するんだよ」
棚町「ふん、あたしのセクシーポーズ見れたんだから安いもんでしょ」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:42:47.30 ID:2TiAgKUB0
橘「自分からやったくせに…」
棚町「ガン見する必要はないでしょ」
橘「いいじゃないか、僕と薫の仲なんだから」
棚町「うーん…まあそうねー…」
棚町「あたしとアンタはあんなことやこんなことをやった関係だし」
橘「やらしいことみたいな言い方するなよ」
棚町「あたしだけが恥ずかしいポーズを見せるってのは不公平だと思うの」
橘「なんだよ、僕に恥ずかしいポーズをとらせる気かよ」
棚町「さっすが~、わかってるじゃない」
橘「や、やだよ!そんなの!」
棚町「ガン見する必要はないでしょ」
橘「いいじゃないか、僕と薫の仲なんだから」
棚町「うーん…まあそうねー…」
棚町「あたしとアンタはあんなことやこんなことをやった関係だし」
橘「やらしいことみたいな言い方するなよ」
棚町「あたしだけが恥ずかしいポーズを見せるってのは不公平だと思うの」
橘「なんだよ、僕に恥ずかしいポーズをとらせる気かよ」
棚町「さっすが~、わかってるじゃない」
橘「や、やだよ!そんなの!」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:43:47.56 ID:2TiAgKUB0
棚町「あ、そうだ」
棚町「アンタこの前のファラオのとき女の子になってたでしょ」
橘「うっ…な、なんのことだろう…」
橘「あの時薫意識が朦朧としてたから変な記憶があるんじゃないのか?」
棚町「いーや、あれはしっかり覚えてる」
棚町「純子ちゃんに会いたいなー」
橘「純子って言うなよ」
橘「それにそのためだけに行くのなんて面倒じゃないか」
棚町「つまんなーい」
橘「つまらなくて結構」
棚町「アンタこの前のファラオのとき女の子になってたでしょ」
橘「うっ…な、なんのことだろう…」
橘「あの時薫意識が朦朧としてたから変な記憶があるんじゃないのか?」
棚町「いーや、あれはしっかり覚えてる」
棚町「純子ちゃんに会いたいなー」
橘「純子って言うなよ」
橘「それにそのためだけに行くのなんて面倒じゃないか」
棚町「つまんなーい」
橘「つまらなくて結構」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:44:27.02 ID:2TiAgKUB0
橘「他のことなら…聞いてもいいけど」
棚町「じゃあ女装して」
橘「僕を女にしようとすることから離れろ」
棚町「なんでよ、あたしの服と化粧をするだけなんだから、ここでできることじゃない」
橘「移動どうこうじゃなくて、僕を女にしようとするのをやめろって言ってるんだよ」
橘「それに恥ずかしいことじゃなくてもいいだろ」
棚町「だって見たいじゃない」
橘「僕の趣味じゃないもん」
棚町「ケチー」
棚町「じゃあ女装して」
橘「僕を女にしようとすることから離れろ」
棚町「なんでよ、あたしの服と化粧をするだけなんだから、ここでできることじゃない」
橘「移動どうこうじゃなくて、僕を女にしようとするのをやめろって言ってるんだよ」
橘「それに恥ずかしいことじゃなくてもいいだろ」
棚町「だって見たいじゃない」
橘「僕の趣味じゃないもん」
棚町「ケチー」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:46:16.78 ID:2TiAgKUB0
夜 お風呂
棚町「純一ー、新しい着替え置いとくねー」
橘「うん、ありがとう」
橘「……」
橘「あれ?僕持ってきてなかったけ?」
橘「まあいいや、薫やさしいな」
―――――
橘「ふぅ、そろそろ出るか」ザパァ
橘「……」ふきふき
橘「……」ガラッ
橘「あれ?」
橘「僕の着替えが…」
橘「…これは?」
橘「薫ー!おい!」
棚町「純一ー、新しい着替え置いとくねー」
橘「うん、ありがとう」
橘「……」
橘「あれ?僕持ってきてなかったけ?」
橘「まあいいや、薫やさしいな」
―――――
橘「ふぅ、そろそろ出るか」ザパァ
橘「……」ふきふき
橘「……」ガラッ
橘「あれ?」
橘「僕の着替えが…」
橘「…これは?」
橘「薫ー!おい!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:47:29.23 ID:2TiAgKUB0
棚町「はいはーい」ガチャ
橘「薫!これはどういうつもりだよ!」
棚町「アンタこそどういうつもり?」
棚町「前ぐらい隠しなさいよ」
橘「あっ」サッ
棚町「何?誘ってんの?」
橘「ち、違う!」
橘「そうじゃなくて、これだよこれ!」
棚町「アンタの着替えよ」
橘「薫!これはどういうつもりだよ!」
棚町「アンタこそどういうつもり?」
棚町「前ぐらい隠しなさいよ」
橘「あっ」サッ
棚町「何?誘ってんの?」
橘「ち、違う!」
橘「そうじゃなくて、これだよこれ!」
棚町「アンタの着替えよ」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:48:16.98 ID:2TiAgKUB0
橘「これどう見ても女物じゃないか」
棚町「うん、あたしのだもん」
橘「しかも下着まで」
棚町「安心しなさい、それは新品だから」
橘「それはせめてお前のつけたやつにしてくれ」
棚町「……」
橘「……」
棚町「やっぱり女装はなしにしよっか…」
棚町「うん、あたしのだもん」
橘「しかも下着まで」
棚町「安心しなさい、それは新品だから」
橘「それはせめてお前のつけたやつにしてくれ」
棚町「……」
橘「……」
棚町「やっぱり女装はなしにしよっか…」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:49:56.22 ID:2TiAgKUB0
翌日
棚町「もーにんっ!」
棚町「もう朝よ朝」
棚町「起きる時間よ」
棚町「ほら、さっさと起きて」
橘「うーん…」
棚町「ってなに、その不満そうな顔」
棚町「せっかくあたしが起こしてあげてるんだから、ちょっとはうれしそうな顔しなさいよね」
棚町「さあ、今日もはりきっていくわよ!」
棚町「もーにんっ!」
棚町「もう朝よ朝」
棚町「起きる時間よ」
棚町「ほら、さっさと起きて」
橘「うーん…」
棚町「ってなに、その不満そうな顔」
棚町「せっかくあたしが起こしてあげてるんだから、ちょっとはうれしそうな顔しなさいよね」
棚町「さあ、今日もはりきっていくわよ!」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:51:13.76 ID:2TiAgKUB0
橘「ふわー…」
橘「まだこんな時間じゃないか…何かあったのか」
橘「のり(ピー)が逮捕されたのか?それともSMA(ピー)が解散したのか?
棚町「そんなことあるわけないでしょ、寝ぼけてんじゃないわよ」
棚町「まともな人間は活動してる時間よ」
棚町「春休みだからってぐーたらしてていいわけないでしょ」
棚町「しっかりしろ大学生」
橘「大学生ほどぐーたらした人種を僕は知らないぞ」
棚町「ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと起きる!」
棚町「アンタ、そんなことで就職なんてできるの?」
棚町「超就職氷河期とか言われてるじゃない」
棚町「あたし大変だったもん」
橘「それは一昨年までだよ」
橘「まあ今でも大変だけどさ…」
橘「まだこんな時間じゃないか…何かあったのか」
橘「のり(ピー)が逮捕されたのか?それともSMA(ピー)が解散したのか?
棚町「そんなことあるわけないでしょ、寝ぼけてんじゃないわよ」
棚町「まともな人間は活動してる時間よ」
棚町「春休みだからってぐーたらしてていいわけないでしょ」
棚町「しっかりしろ大学生」
橘「大学生ほどぐーたらした人種を僕は知らないぞ」
棚町「ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと起きる!」
棚町「アンタ、そんなことで就職なんてできるの?」
棚町「超就職氷河期とか言われてるじゃない」
棚町「あたし大変だったもん」
橘「それは一昨年までだよ」
橘「まあ今でも大変だけどさ…」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:51:53.39 ID:2TiAgKUB0
棚町「別にアンタが無職だとしてもかまわないけど、やれるだけのことはしっかりやってよね」
橘「うん、きっちりやるよ」
橘「それに僕が無職は嫌だから、なんとしても就職はするよ」
橘「僕のためにも、薫のためにも」
棚町「へー頼もしいじゃない」
棚町「あたしのためにもってことは、将来的なことも考えてくれてるわけ?」
橘「まあ…その…」
橘「……」
橘「さ、先のことは考えないようにしてるんだ」
橘「今を一生懸命生きるために」
橘「うん、きっちりやるよ」
橘「それに僕が無職は嫌だから、なんとしても就職はするよ」
橘「僕のためにも、薫のためにも」
棚町「へー頼もしいじゃない」
棚町「あたしのためにもってことは、将来的なことも考えてくれてるわけ?」
橘「まあ…その…」
橘「……」
橘「さ、先のことは考えないようにしてるんだ」
橘「今を一生懸命生きるために」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:52:25.52 ID:2TiAgKUB0
―――――
橘「なあ、梅原のとこ行かないか?」
棚町「梅原君のところ?どうして」
橘「遊園地で助けてもらったじゃないか」
橘「まだ直接お礼は言えてないんだ」
棚町「あ、そうか」
棚町「そうね、梅原君にちゃんとお礼しなきゃ」
橘「ついでにそこで夜ご飯食べるか」
棚町「営業中に行くの?」
橘「うん、お礼とごはんを同時に済ませることができるからね」
棚町「あー…アンタにしてはいい考えかもね」
橘「なあ、梅原のとこ行かないか?」
棚町「梅原君のところ?どうして」
橘「遊園地で助けてもらったじゃないか」
橘「まだ直接お礼は言えてないんだ」
棚町「あ、そうか」
棚町「そうね、梅原君にちゃんとお礼しなきゃ」
橘「ついでにそこで夜ご飯食べるか」
棚町「営業中に行くの?」
橘「うん、お礼とごはんを同時に済ませることができるからね」
棚町「あー…アンタにしてはいい考えかもね」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:53:02.34 ID:2TiAgKUB0
東寿司
梅原「らっしゃいっ!」
棚町「やっほー!梅原くーん!」
梅原「おっ棚町と大将じゃねえか」
橘「相変わらず元気がいいな」
梅原「あったりめえだろ、こちとらそれが取り柄なんだよ」
棚町「梅原君、これどうぞ」
梅原「ん?お土産か?どこ行ったんだ?」
棚町「ううん、この前あたし助けてくれたでしょ、そのお礼」
棚町「ありがとね、助かったわ」
梅原「ああ、あの時か、もう平気なのか?」
棚町「うん、もうバッチリよ」
梅原「らっしゃいっ!」
棚町「やっほー!梅原くーん!」
梅原「おっ棚町と大将じゃねえか」
橘「相変わらず元気がいいな」
梅原「あったりめえだろ、こちとらそれが取り柄なんだよ」
棚町「梅原君、これどうぞ」
梅原「ん?お土産か?どこ行ったんだ?」
棚町「ううん、この前あたし助けてくれたでしょ、そのお礼」
棚町「ありがとね、助かったわ」
梅原「ああ、あの時か、もう平気なのか?」
棚町「うん、もうバッチリよ」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:53:38.56 ID:2TiAgKUB0
棚町「ねえ、梅原君が握ってくれるの?」
梅原「おっ?俺の寿司が食いたいのか?」
橘「僕としては修行中の梅原よりも親父さんの方がいいな」
棚町「あたしもー」
梅原「なっ、ひどくないかお前たち!」
棚町「じょーだん、冗談」
棚町「あたしたち梅原君のお寿司食べに来たんだから」
棚町「ね?」
橘「うん、期待してるぞ」
梅原「おっ?俺の寿司が食いたいのか?」
橘「僕としては修行中の梅原よりも親父さんの方がいいな」
棚町「あたしもー」
梅原「なっ、ひどくないかお前たち!」
棚町「じょーだん、冗談」
棚町「あたしたち梅原君のお寿司食べに来たんだから」
棚町「ね?」
橘「うん、期待してるぞ」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:54:12.53 ID:2TiAgKUB0
梅原「ほいよっ」
棚町「おいしそう!いただきまーす!」
棚町「……」ぱくっ
梅原「どうだ?」
棚町「おいしー!」
棚町「ほら、アンタも食べてみなよ」
橘「ああ、そうだな」
棚町「はい、あーん」
橘「え?」
棚町「おいしそう!いただきまーす!」
棚町「……」ぱくっ
梅原「どうだ?」
棚町「おいしー!」
棚町「ほら、アンタも食べてみなよ」
橘「ああ、そうだな」
棚町「はい、あーん」
橘「え?」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:55:00.62 ID:2TiAgKUB0
棚町「あーんって言ってんのよ、口開けなさい」
橘「こ、こんなところでか!?」
棚町「いつもやってることじゃない」
橘「たしかにいつもやってることではあるけどさ…」
橘「ここでやらなくても…」
棚町「恥ずかしがってんの?」
橘「その…なんていうか…」
棚町「あーもうっ、ごちゃごちゃ言わず食べなさいっ」シュバッ
橘「むぐっ」
梅原(おそろしく速いあーん)
梅原(俺でなきゃ見逃しちゃうね)
橘「こ、こんなところでか!?」
棚町「いつもやってることじゃない」
橘「たしかにいつもやってることではあるけどさ…」
橘「ここでやらなくても…」
棚町「恥ずかしがってんの?」
橘「その…なんていうか…」
棚町「あーもうっ、ごちゃごちゃ言わず食べなさいっ」シュバッ
橘「むぐっ」
梅原(おそろしく速いあーん)
梅原(俺でなきゃ見逃しちゃうね)
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:55:32.52 ID:2TiAgKUB0
棚町「あれ、どうしたの梅原君」
梅原「どうしたって…目の前でそんなことされて無反応なやついないだろ」
梅原「いつもやってんのか?」
棚町「毎食やってるわね、最初の一口目だけ」
棚町「ちなみに最初にやりだしたのは純一の方から」
梅原「そうなのか?」
橘「たしかに何も間違ってはいないけど…」
棚町「けど…なに?」
橘「僕たちだけか、知ってる人がいなかったからできてたってのもあったからさ…」
梅原「俺がいたらできねえってわけか?」
橘「そうなるな…」
梅原「どうしたって…目の前でそんなことされて無反応なやついないだろ」
梅原「いつもやってんのか?」
棚町「毎食やってるわね、最初の一口目だけ」
棚町「ちなみに最初にやりだしたのは純一の方から」
梅原「そうなのか?」
橘「たしかに何も間違ってはいないけど…」
棚町「けど…なに?」
橘「僕たちだけか、知ってる人がいなかったからできてたってのもあったからさ…」
梅原「俺がいたらできねえってわけか?」
橘「そうなるな…」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:57:16.53 ID:2TiAgKUB0
橘「梅原は僕がそんなことやってるところ見たくないだろ?」
梅原「いや、興味はあるな」
橘「そんなことに興味もつなよ…」
橘「……」
橘「わかったよ…薫」
橘「あ…あーん」
棚町「あーん」ぱくっ
棚町「んー、おいしい!」
橘「味よりも恥ずかしさが勝つよ…」
梅原「いや、興味はあるな」
橘「そんなことに興味もつなよ…」
橘「……」
橘「わかったよ…薫」
橘「あ…あーん」
棚町「あーん」ぱくっ
棚町「んー、おいしい!」
橘「味よりも恥ずかしさが勝つよ…」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 02:58:19.53 ID:2TiAgKUB0
梅原「はっはっは、いいもの見せてもらったぜ」
橘「くそ…こうなったらお前と香苗さんのちょっと恥ずかしいシーンを見せてもらうからな」
梅原「……」
梅原「さてお客さん、次は何を握りましょうか」
棚町「あたしサーモン」
橘「話そらすなよ」
棚町「いいじゃない別に」
橘「いいと言われれば別にいいことだけどさ…」
橘「くそ…こうなったらお前と香苗さんのちょっと恥ずかしいシーンを見せてもらうからな」
梅原「……」
梅原「さてお客さん、次は何を握りましょうか」
棚町「あたしサーモン」
橘「話そらすなよ」
棚町「いいじゃない別に」
橘「いいと言われれば別にいいことだけどさ…」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:01:01.29 ID:2TiAgKUB0
――――――
棚町「ふー、おいしかったー、満足満足」
棚町「梅原君ごちそうさま」
梅原「おう、また来てくれよな」
橘「うん」
橘「ああ、そうだ、一応もう一回」
橘「薫を助けてくれてありがとうな」
梅原「なあに、いいってことよ」
梅原「飯をおごってくれればいいだけだから」
橘「う、うん…また今度な…」
棚町「ふー、おいしかったー、満足満足」
棚町「梅原君ごちそうさま」
梅原「おう、また来てくれよな」
橘「うん」
橘「ああ、そうだ、一応もう一回」
橘「薫を助けてくれてありがとうな」
梅原「なあに、いいってことよ」
梅原「飯をおごってくれればいいだけだから」
橘「う、うん…また今度な…」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:01:31.80 ID:2TiAgKUB0
数日後
棚町「もしもし?」
棚町「うん…」
棚町「あー…純一がいいなら」
棚町「ちょっと待ってて」
棚町「ねえ、お母さんたちどうしても外せない用事があって、その間あたしの妹預かってほしいって言ってるの」
棚町「別にいいかな?」
橘「うん、いいよ」
棚町「いいってさ」
棚町「うん、じゃあ待ってるね」
棚町「もしもし?」
棚町「うん…」
棚町「あー…純一がいいなら」
棚町「ちょっと待ってて」
棚町「ねえ、お母さんたちどうしても外せない用事があって、その間あたしの妹預かってほしいって言ってるの」
棚町「別にいいかな?」
橘「うん、いいよ」
棚町「いいってさ」
棚町「うん、じゃあ待ってるね」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:02:21.11 ID:2TiAgKUB0
棚町「もうすぐお母さんとお義父さん来るって」
橘「あー…じゃあ着替えとかないとな」
橘「さすがにこのまま会うわけにもいかないし」
橘「そうだ、ごはんとか買っとかないと」
棚町「それは来てからでいいんじゃない?」
棚町「今からだと、どっちか残ってないとだめでしょ」
棚町「あたし、アンタと出かけたいし」
橘「…じゃあ待つか」
橘「あー…じゃあ着替えとかないとな」
橘「さすがにこのまま会うわけにもいかないし」
橘「そうだ、ごはんとか買っとかないと」
棚町「それは来てからでいいんじゃない?」
棚町「今からだと、どっちか残ってないとだめでしょ」
棚町「あたし、アンタと出かけたいし」
橘「…じゃあ待つか」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:02:52.04 ID:2TiAgKUB0
―――――
ピンポーン
棚町「来たわね」
ガチャ
棚町「はいはーい」
薫母「薫、ごめんね」
薫母「純一君もほんとありがとう」
橘「いえいえ、僕は全然いいですよ」
薫母「二人ともお願いね、私たち夜には戻ってくるから」
ピンポーン
棚町「来たわね」
ガチャ
棚町「はいはーい」
薫母「薫、ごめんね」
薫母「純一君もほんとありがとう」
橘「いえいえ、僕は全然いいですよ」
薫母「二人ともお願いね、私たち夜には戻ってくるから」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:03:59.93 ID:2TiAgKUB0
橘「けっこう薫に似てるよね」
棚町「そお?」
橘「うん、このもじゃなんか特に」
棚町「そこだけでしょ」
橘「この子も成長したら焼きそばもじゃ子になるのかな」
棚町「アンタ、足腰立たなくなるほど蹴り飛ばすわよ」
橘「すみませんでした」
薫妹「ねね!」
棚町「はーいどうしたのー?」
薫妹「ここ!」
棚町「おっけー、だっこねー」
棚町「そお?」
橘「うん、このもじゃなんか特に」
棚町「そこだけでしょ」
橘「この子も成長したら焼きそばもじゃ子になるのかな」
棚町「アンタ、足腰立たなくなるほど蹴り飛ばすわよ」
橘「すみませんでした」
薫妹「ねね!」
棚町「はーいどうしたのー?」
薫妹「ここ!」
棚町「おっけー、だっこねー」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:04:43.10 ID:2TiAgKUB0
橘「あ…」
棚町「なに?」
橘「子どもを抱いてる薫がその…」
橘「いや、なんでもない」
棚町「気になるじゃない、言いなさいよ」
橘「いいよ、それよりちゃんとお姉ちゃんやってるんだな」
棚町「まあね」
棚町「そうだ、アンタも抱いてみる?」
橘「え、いいの?」
棚町「うん」
棚町「なに?」
橘「子どもを抱いてる薫がその…」
橘「いや、なんでもない」
棚町「気になるじゃない、言いなさいよ」
橘「いいよ、それよりちゃんとお姉ちゃんやってるんだな」
棚町「まあね」
棚町「そうだ、アンタも抱いてみる?」
橘「え、いいの?」
棚町「うん」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:06:30.73 ID:2TiAgKUB0
棚町「ほーら、お兄ちゃんに抱っこしてもらいましょうねー」
橘「おっと」
薫妹「……」
橘「え、えっと…」
橘「……」にこっ
薫妹「……」ぷいっ
橘「あっ」
棚町「笑顔が不自然」
棚町「もっとリラックスしなさいよ」
棚町「でも知らない人じゃ無理ないかな」
橘「おっと」
薫妹「……」
橘「え、えっと…」
橘「……」にこっ
薫妹「……」ぷいっ
橘「あっ」
棚町「笑顔が不自然」
棚町「もっとリラックスしなさいよ」
棚町「でも知らない人じゃ無理ないかな」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:07:03.10 ID:2TiAgKUB0
―――――
棚町「ねえ、そろそろ買い物行かない?」
橘「そうだな」
棚町「今日ちょっと遠いけどあそこのスーパーで安売りしてるみたいよ」
棚町「散歩も兼ねて行ってみない?」
橘「んー…そうだなー…」
橘「まあいいか、行こう」
棚町「ねえ、そろそろ買い物行かない?」
橘「そうだな」
棚町「今日ちょっと遠いけどあそこのスーパーで安売りしてるみたいよ」
棚町「散歩も兼ねて行ってみない?」
橘「んー…そうだなー…」
橘「まあいいか、行こう」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:07:34.77 ID:2TiAgKUB0
スーパー
橘「めちゃくちゃ安かったな」
棚町「でしょ?」
棚町「ちょっと遠出した価値はあったわね」
田中「あれっ薫?」
棚町「ん?」
棚町「恵子!ひっさしぶりー!」
橘「田中さん」
田中「やっぱり一緒にいたのは橘君だったんだ」
橘「めちゃくちゃ安かったな」
棚町「でしょ?」
棚町「ちょっと遠出した価値はあったわね」
田中「あれっ薫?」
棚町「ん?」
棚町「恵子!ひっさしぶりー!」
橘「田中さん」
田中「やっぱり一緒にいたのは橘君だったんだ」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:08:06.27 ID:2TiAgKUB0
田中「あれ?」
薫妹「……」
田中「えっ?」
棚町「?」
田中「えっ?」
橘「?」
田中「ええーっ!!」
棚町「ど、どうしたの恵子!?」
橘「そうだよビックリした」
田中「びっくりしたのはこっちだよ!教えてくれればよかったのにー」
薫妹「……」
田中「えっ?」
棚町「?」
田中「えっ?」
橘「?」
田中「ええーっ!!」
棚町「ど、どうしたの恵子!?」
橘「そうだよビックリした」
田中「びっくりしたのはこっちだよ!教えてくれればよかったのにー」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:08:46.95 ID:2TiAgKUB0
棚町「何を…?」
田中「薫、橘君、おめでとう」
橘「おめでとう?」
田中「結婚したんだね」
棚町「け、結婚ー!?」
棚町「そ、そそ、そんなあたしたちはまだ…」
田中「そうだよね、学生の間じゃお金の問題とかで式は難しいよね」
田中「でもよかったじゃない、薫そっくりの子どもまで生まれて」
棚町「あ…あのね…」
田中「今度からはそういう大きなニュースがあったら教えてよね」
田中「薫、橘君、おめでとう」
橘「おめでとう?」
田中「結婚したんだね」
棚町「け、結婚ー!?」
棚町「そ、そそ、そんなあたしたちはまだ…」
田中「そうだよね、学生の間じゃお金の問題とかで式は難しいよね」
田中「でもよかったじゃない、薫そっくりの子どもまで生まれて」
棚町「あ…あのね…」
田中「今度からはそういう大きなニュースがあったら教えてよね」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:09:58.53 ID:2TiAgKUB0
棚町「恵子、よく聞きなさい!」
棚町「あたしたちはまだ結婚してないし、この子もあたしたちの子じゃなくて、あたしの妹だから」
田中「あ、そうなの?」
田中「そういえば妹が生まれたって言ってたよね」
田中「その子がそうなんだ」
田中「薫そっくりだったし、三人がどう見ても仲のいい家族だったから」
棚町「そ、そう…?」
田中「ねえ、まだって言葉が気になったんだけど…」
田中「橘君プロポーズしたの?」
棚町「あたしたちはまだ結婚してないし、この子もあたしたちの子じゃなくて、あたしの妹だから」
田中「あ、そうなの?」
田中「そういえば妹が生まれたって言ってたよね」
田中「その子がそうなんだ」
田中「薫そっくりだったし、三人がどう見ても仲のいい家族だったから」
棚町「そ、そう…?」
田中「ねえ、まだって言葉が気になったんだけど…」
田中「橘君プロポーズしたの?」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:10:40.19 ID:2TiAgKUB0
橘「いっ!?」
棚町「なっ…!?」
棚町「な、なな何言ってるの恵子」
棚町「まだっていうのはその…」
棚町「ね?」
橘「え、その…なあ?」
田中「あはは、二人とも顔赤いよ」
棚町「……」
橘「……」
田中「いいなぁ、私もかっこいい彼氏がほしいよ」
棚町「は、はは…」
棚町「なっ…!?」
棚町「な、なな何言ってるの恵子」
棚町「まだっていうのはその…」
棚町「ね?」
橘「え、その…なあ?」
田中「あはは、二人とも顔赤いよ」
棚町「……」
橘「……」
田中「いいなぁ、私もかっこいい彼氏がほしいよ」
棚町「は、はは…」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:11:31.22 ID:2TiAgKUB0
――――――
橘「相変わらずだったな、田中さん」
棚町「そうね、今でもたまに相談とか受けたりするの」
橘「へぇ、そうなんだ…ん?」
薫妹「てて」ちょんっちょんっ
橘「どうしたの?」
棚町「やっとアンタに興味を持ち始めたんじゃないの?」
棚町「手をつないでほしいって言ってるのよ」
橘「て、手を…うん、わかった」
薫妹「……」にこっ
橘「なんか恥ずかしいな」
橘「相変わらずだったな、田中さん」
棚町「そうね、今でもたまに相談とか受けたりするの」
橘「へぇ、そうなんだ…ん?」
薫妹「てて」ちょんっちょんっ
橘「どうしたの?」
棚町「やっとアンタに興味を持ち始めたんじゃないの?」
棚町「手をつないでほしいって言ってるのよ」
橘「て、手を…うん、わかった」
薫妹「……」にこっ
橘「なんか恥ずかしいな」
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:12:20.68 ID:2TiAgKUB0
老人「あの、すみません」
橘「はい」
老人「道をおたずねしたいのですが、交番はどこですか?」
橘「ああ、交番でしたら、ここの道を真っすぐ行って、大通りに出るんで、そこを右に行くと交番ですよ」
老人「どうもありがとうございます」
橘「いえ、どういたしまして」
老人「ふふ、お幸せそうね」
老人「こんなかわいい奥さんと娘さんだものね」
橘「あ、いや…」
老人「どうもありがとう、助かったわ」
橘「はい」
老人「道をおたずねしたいのですが、交番はどこですか?」
橘「ああ、交番でしたら、ここの道を真っすぐ行って、大通りに出るんで、そこを右に行くと交番ですよ」
老人「どうもありがとうございます」
橘「いえ、どういたしまして」
老人「ふふ、お幸せそうね」
老人「こんなかわいい奥さんと娘さんだものね」
橘「あ、いや…」
老人「どうもありがとう、助かったわ」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:12:56.27 ID:2TiAgKUB0
橘「か、勘違いされちゃったな…」
棚町「そ…そうね…」
橘「……」
橘「なあ、僕たちって夫婦に見えるのかな…」
棚町「こ…こんな小さい子を連れてるからじゃない…?」
橘「さっきの田中さんのときもだけどさ…」
橘「僕たちが結婚してても不自然じゃないってことだよな…」
棚町「…そう…なのかな」
棚町「じゃあ結婚しちゃう?」
橘「えっ」
棚町「…な、なんてね!冗談よ!冗談!」
棚町「そ…そうね…」
橘「……」
橘「なあ、僕たちって夫婦に見えるのかな…」
棚町「こ…こんな小さい子を連れてるからじゃない…?」
橘「さっきの田中さんのときもだけどさ…」
橘「僕たちが結婚してても不自然じゃないってことだよな…」
棚町「…そう…なのかな」
棚町「じゃあ結婚しちゃう?」
橘「えっ」
棚町「…な、なんてね!冗談よ!冗談!」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:14:11.96 ID:2TiAgKUB0
夜
薫母「助かったわ、ありがとう二人とも」
棚町「何かあったらいつでも預かるから」
薫妹「ねね、ばいばい」
棚町「はーい、またねー」
バタンッ
橘「あーあ、帰っちゃった」
棚町「なんでがっかりしてんのよ」
棚町「アンタにはあたしがいるじゃない」
棚町「たっぷり遊んであげるわよ」
橘「うん…」
カプ
橘「んあっ!?」
薫母「助かったわ、ありがとう二人とも」
棚町「何かあったらいつでも預かるから」
薫妹「ねね、ばいばい」
棚町「はーい、またねー」
バタンッ
橘「あーあ、帰っちゃった」
棚町「なんでがっかりしてんのよ」
棚町「アンタにはあたしがいるじゃない」
棚町「たっぷり遊んであげるわよ」
橘「うん…」
カプ
橘「んあっ!?」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:21:14.25 ID:2TiAgKUB0
橘「な、なんだよ、びっくりしたな」
棚町「あたしじゃ不満?」
橘「ちょーっと不満だな」
棚町「言ったわねー!じゃあ満足させてあげるわよ」
橘「お手柔らかにな」
棚町「いっくわよー!」
ドスーン ゴロゴロ
橘「…薫」
棚町「ねえ…いい?」
橘「うん…」
棚町「……」チュッ
橘「……」
橘「なあ…僕、就活がんばるよ」
棚町「うん」
棚町「あたしじゃ不満?」
橘「ちょーっと不満だな」
棚町「言ったわねー!じゃあ満足させてあげるわよ」
橘「お手柔らかにな」
棚町「いっくわよー!」
ドスーン ゴロゴロ
橘「…薫」
棚町「ねえ…いい?」
橘「うん…」
棚町「……」チュッ
橘「……」
橘「なあ…僕、就活がんばるよ」
棚町「うん」
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:21:51.35 ID:2TiAgKUB0
三年後
棚町「ありがとうございました」
棚町「ふぅ…」
店長「薫ちゃん、ちょっといいかしら」
棚町「あ、はい」
店長「薫ちゃん、また腕上げたわね」
店長「さすがね、やっぱりいいセンスしてると思ったのよ」
棚町「そ、そうですか?」
店長「今までのどのアシスタントの子よりもいいわよ、本格的なデビューが楽しみね」
棚町「ありがとうございます!」
棚町「ありがとうございました」
棚町「ふぅ…」
店長「薫ちゃん、ちょっといいかしら」
棚町「あ、はい」
店長「薫ちゃん、また腕上げたわね」
店長「さすがね、やっぱりいいセンスしてると思ったのよ」
棚町「そ、そうですか?」
店長「今までのどのアシスタントの子よりもいいわよ、本格的なデビューが楽しみね」
棚町「ありがとうございます!」
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:22:50.17 ID:2TiAgKUB0
店長「何より、すごくがんばってるってのもあるんだけどね」
店長「やっぱり彼氏ちゃんの影響かしらね」
棚町「えっ」
店長「薫ちゃん、男の子選びもセンスいいわね」
店長「あの子あたしの若いころにそっくりだわー」
棚町「はは…て…店長の…」
棚町(若いときの店長に似てる似てないは別として、あいつはこういう風にはならないよね…)
棚町「……」
棚町(今何してるのかな…)
棚町(あいつそろそろ終わったころだよね)
店長「やっぱり彼氏ちゃんの影響かしらね」
棚町「えっ」
店長「薫ちゃん、男の子選びもセンスいいわね」
店長「あの子あたしの若いころにそっくりだわー」
棚町「はは…て…店長の…」
棚町(若いときの店長に似てる似てないは別として、あいつはこういう風にはならないよね…)
棚町「……」
棚町(今何してるのかな…)
棚町(あいつそろそろ終わったころだよね)
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:23:46.24 ID:2TiAgKUB0
橘「うーん…」
同僚「おつかれさん」
橘「おう、おつかれ」
同僚「この後飯どうだ?課長がおごってくれるってよ」
橘「あー…ごめん、この後予定があるんだ」
同僚「そうか、じゃあまた明日な」
橘「ああ」
橘「…よし、行くか」
同僚「おつかれさん」
橘「おう、おつかれ」
同僚「この後飯どうだ?課長がおごってくれるってよ」
橘「あー…ごめん、この後予定があるんだ」
同僚「そうか、じゃあまた明日な」
橘「ああ」
橘「…よし、行くか」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:24:14.25 ID:2TiAgKUB0
――――――――
東寿司
橘「ちはー」
梅原「へい、らっしゃい!」
梅原「おっ、大将じゃねえか」
橘「あれ、今日はお前だけ?」
梅原「最近はちょっと任せてもらえるようになったんだ」
橘「へえ、やるじゃないか」
橘「がんばってるんだな」
梅原「まあな」
東寿司
橘「ちはー」
梅原「へい、らっしゃい!」
梅原「おっ、大将じゃねえか」
橘「あれ、今日はお前だけ?」
梅原「最近はちょっと任せてもらえるようになったんだ」
橘「へえ、やるじゃないか」
橘「がんばってるんだな」
梅原「まあな」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:25:14.52 ID:2TiAgKUB0
橘「なんだか、梅原がうらやましく思えるよ」
梅原「俺が?どうしてだ?」
橘「だって修行して今じゃ店を少しとはいえ任せてもらえるようになったんだろ?」
橘「自分の店をもつって目標もある」
橘「日々成長してる…それがなんだかうらやましくてさ…」
橘「僕思うんだよ、何も変わらない自分に対して」
橘「今までやってたことはやったつもり…」
橘「がんばったつもり、できたつもり…」
橘「そりゃ成長できないわけだな」
橘「でもお前は違う…」
橘「なあ…僕はどうしたらいいんだ?」
梅原「俺が?どうしてだ?」
橘「だって修行して今じゃ店を少しとはいえ任せてもらえるようになったんだろ?」
橘「自分の店をもつって目標もある」
橘「日々成長してる…それがなんだかうらやましくてさ…」
橘「僕思うんだよ、何も変わらない自分に対して」
橘「今までやってたことはやったつもり…」
橘「がんばったつもり、できたつもり…」
橘「そりゃ成長できないわけだな」
橘「でもお前は違う…」
橘「なあ…僕はどうしたらいいんだ?」
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:25:46.01 ID:2TiAgKUB0
梅原「はあ…いいか橘」
梅原「人ってのは限界を決めてしまうとそこで何でも止まっちまうんだ」
梅原「お前はやればできるやつなんだからさ、やる前から逃げ腰になってんじゃねえよ」
梅原「俺の知ってる橘はもっと前向きなやつだぞ」
梅原「俺ができる最大のアドバイスは思いっきり行け!だ」
梅原「お金とかそういう問題もあるかもしれねえが、気持ちを伝えるだけならできるだろ」
梅原「棚町も待ってるんじゃねえのか?」
橘「えっ…僕薫のことなんて一言も…」
梅原「何年の付き合いだと思ってんだ」
梅原「お前が仕事の愚痴を俺に言うかよ」
梅原「最初から棚町のことだってわかってた」
梅原「人ってのは限界を決めてしまうとそこで何でも止まっちまうんだ」
梅原「お前はやればできるやつなんだからさ、やる前から逃げ腰になってんじゃねえよ」
梅原「俺の知ってる橘はもっと前向きなやつだぞ」
梅原「俺ができる最大のアドバイスは思いっきり行け!だ」
梅原「お金とかそういう問題もあるかもしれねえが、気持ちを伝えるだけならできるだろ」
梅原「棚町も待ってるんじゃねえのか?」
橘「えっ…僕薫のことなんて一言も…」
梅原「何年の付き合いだと思ってんだ」
梅原「お前が仕事の愚痴を俺に言うかよ」
梅原「最初から棚町のことだってわかってた」
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:26:18.21 ID:2TiAgKUB0
梅原「お前は次のステップに進もうという考えはあっても実行しようとはしてないんだろ」
梅原「頭のどこかでこのままでいいと勝手な限界点を作ってるんじゃねえか」
橘「限界か…」
橘「……」
橘「梅原…」
梅原「なんだ?」
橘「プロポーズの言葉はなんて言った?」
梅原「いっ…!?さ、さすがに俺もそれは…」
梅原「それに俺のはちょっと特殊すぎるからさ…寿司屋以外じゃ使いにくい…ぞ」
橘「それはそれで気になるな…」
橘「寿司屋以外は使いにくいって…」
梅原「頭のどこかでこのままでいいと勝手な限界点を作ってるんじゃねえか」
橘「限界か…」
橘「……」
橘「梅原…」
梅原「なんだ?」
橘「プロポーズの言葉はなんて言った?」
梅原「いっ…!?さ、さすがに俺もそれは…」
梅原「それに俺のはちょっと特殊すぎるからさ…寿司屋以外じゃ使いにくい…ぞ」
橘「それはそれで気になるな…」
橘「寿司屋以外は使いにくいって…」
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:26:58.48 ID:2TiAgKUB0
――――――
純一と薫の部屋
橘「ただいまー」
棚町「あれ、遅かったね、残業?」
橘「いや、梅原のところで食べてきた」
棚町「なーにー、自分だけお寿司ー!?」
橘「ちゃんと薫の分ももらってるよ」
棚町「ほんと?さっすが!大好きよ純一!」
橘「はい、これ」
棚町「おお、いいわね」
棚町「どれから食べようかな~」
純一と薫の部屋
橘「ただいまー」
棚町「あれ、遅かったね、残業?」
橘「いや、梅原のところで食べてきた」
棚町「なーにー、自分だけお寿司ー!?」
橘「ちゃんと薫の分ももらってるよ」
棚町「ほんと?さっすが!大好きよ純一!」
橘「はい、これ」
棚町「おお、いいわね」
棚町「どれから食べようかな~」
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:27:24.90 ID:2TiAgKUB0
橘「……」
橘「なあ薫…」
棚町「はぁに?」
橘「…薫はさ、僕たちの関係をどう思う?」
棚町「どう思うって…恋人同士でしょ」
棚町「アンタとあたしはつき合ってる」
橘「ええっと…そうじゃなくてだな…」
橘「なんて言うか…今の関係に満足してるのか?」
橘「なあ薫…」
棚町「はぁに?」
橘「…薫はさ、僕たちの関係をどう思う?」
棚町「どう思うって…恋人同士でしょ」
棚町「アンタとあたしはつき合ってる」
橘「ええっと…そうじゃなくてだな…」
橘「なんて言うか…今の関係に満足してるのか?」
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:27:51.92 ID:2TiAgKUB0
棚町「え…あ…あたしは満足してるけど…アンタは満足してないの…?」
棚町「あたしじゃ足りなくなったの…?」
橘「違う違う!」
橘「僕もま…満足してるよ」
橘「そ、そっか…薫が満足してるなら大丈夫だ」
橘「ぼ…僕お風呂入ってくるよ」
棚町「はーい」
棚町「……」
棚町「どうしたんだろ、純一のやつ」
棚町「あたしじゃ足りなくなったの…?」
橘「違う違う!」
橘「僕もま…満足してるよ」
橘「そ、そっか…薫が満足してるなら大丈夫だ」
橘「ぼ…僕お風呂入ってくるよ」
棚町「はーい」
棚町「……」
棚町「どうしたんだろ、純一のやつ」
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:28:29.54 ID:2TiAgKUB0
橘「はぁ…」
橘「どうしよう…」
橘「このままでいいのかな…」
橘「僕の勝手な決めつけなのか…」
橘「でも薫は満足って言ってるし…」
橘「まだ早いのかな…」
橘「……」
橘「練習ぐらいしとこかな…」
橘「……」
橘「薫、好きだ、結婚してくれ!」
橘「…普通だな」
橘「どうしよう…」
橘「このままでいいのかな…」
橘「僕の勝手な決めつけなのか…」
橘「でも薫は満足って言ってるし…」
橘「まだ早いのかな…」
橘「……」
橘「練習ぐらいしとこかな…」
橘「……」
橘「薫、好きだ、結婚してくれ!」
橘「…普通だな」
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:29:10.42 ID:2TiAgKUB0
――
橘「僕のパンツを洗ってくれないか」
橘「……」
橘「怒られそうだな…」
橘「うーんと…やっぱストレートに言った方がいいかな」
橘「うん、結局はそうだよな最初に戻ろう」
ガラッ
棚町「ねえ純一、あんたもお寿司食べるでしょ、残しとこうか?」
橘「薫!絶対幸せにするから、僕と結婚してくれないか」
棚町「えっ」
橘「え…」
橘「僕のパンツを洗ってくれないか」
橘「……」
橘「怒られそうだな…」
橘「うーんと…やっぱストレートに言った方がいいかな」
橘「うん、結局はそうだよな最初に戻ろう」
ガラッ
棚町「ねえ純一、あんたもお寿司食べるでしょ、残しとこうか?」
橘「薫!絶対幸せにするから、僕と結婚してくれないか」
棚町「えっ」
橘「え…」
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:29:56.96 ID:2TiAgKUB0
橘「そ、その…これはだな…」
棚町「あ…えっと…」
棚町「お風呂上りビールでいいよね?」
橘「うん…」
棚町「わかった!」
バタンッ
橘「……」
橘「……」ぶくぶく
ザパァ
橘「……」
橘「はぁ…」
棚町「あ…えっと…」
棚町「お風呂上りビールでいいよね?」
橘「うん…」
棚町「わかった!」
バタンッ
橘「……」
橘「……」ぶくぶく
ザパァ
橘「……」
橘「はぁ…」
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:30:27.00 ID:2TiAgKUB0
―――
ガチャ
橘「……」
棚町「あ…」
棚町「お…お寿司…おいてるからー…ね」
棚町「あ、あたし一人じゃ食べきれなくってさ」
橘「ごめん、買いすぎた、梅原がいっぱいくれたんだよ」
棚町「いいのいいの!そんなこと気にしないから」
橘「……」
棚町「……」
ガチャ
橘「……」
棚町「あ…」
棚町「お…お寿司…おいてるからー…ね」
棚町「あ、あたし一人じゃ食べきれなくってさ」
橘「ごめん、買いすぎた、梅原がいっぱいくれたんだよ」
棚町「いいのいいの!そんなこと気にしないから」
橘「……」
棚町「……」
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:31:05.55 ID:2TiAgKUB0
橘(ど、どうする…あんなの聞かれて、何事もなかったように過ごすなんて難しすぎないか!?)
棚町(や…やっぱりあれって…プロポーズ…なの!?)
棚町(純一のやつ本気なのかな…)
棚町(さっきは誤魔化したけど…この空気は…)
棚町(はっきりと聞いちゃったしな…)
棚町(純一と…)
棚町(そ…そりゃあたしだって考えてなかったわけじゃないけど…)
橘(もう言っちゃった方が楽なんじゃ…)
橘「……」
橘(無理だ…)
棚町(や…やっぱりあれって…プロポーズ…なの!?)
棚町(純一のやつ本気なのかな…)
棚町(さっきは誤魔化したけど…この空気は…)
棚町(はっきりと聞いちゃったしな…)
棚町(純一と…)
棚町(そ…そりゃあたしだって考えてなかったわけじゃないけど…)
橘(もう言っちゃった方が楽なんじゃ…)
橘「……」
橘(無理だ…)
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:31:37.12 ID:2TiAgKUB0
一週間後
棚町(あれから一週間か…)
棚町(結局あのことに関することは何も聞いてない)
橘「薫、薫ってば」
棚町「えっ、な、なに?」
橘「さっきから呼んでるのにどうしたんだ?」
橘「せっかく今日は外食がいいって薫が言ったから来たのに」
棚町「あ…ちょっと考え事してて」
橘「めずらしいな」
棚町「どうしてあたしが考え事してたらめずらしいのよ」
棚町(あれから一週間か…)
棚町(結局あのことに関することは何も聞いてない)
橘「薫、薫ってば」
棚町「えっ、な、なに?」
橘「さっきから呼んでるのにどうしたんだ?」
橘「せっかく今日は外食がいいって薫が言ったから来たのに」
棚町「あ…ちょっと考え事してて」
橘「めずらしいな」
棚町「どうしてあたしが考え事してたらめずらしいのよ」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:32:05.11 ID:2TiAgKUB0
棚町「あたしだって悩みの一つや二つあるんだから」
橘「例えば?」
棚町「そ、そうね…例えば…」
棚町「どうすればもっと接客が上手くなるのかとか、ちょっとでも安い野菜を買うにはどこのスーパーがいいとか…」
棚町「あとは…」
橘「一つや二つじゃないのか」
棚町「言葉のあやよ、きっちり二つじゃないわ」
棚町「一つ一つ言っていったら日が変わっちゃうわよ」
橘「それは大変だな」
橘「さすがに全部聞いてると時間ないし、一番大きいのは何だ?」
橘「僕に協力できることなら何でもするよ」
橘「例えば?」
棚町「そ、そうね…例えば…」
棚町「どうすればもっと接客が上手くなるのかとか、ちょっとでも安い野菜を買うにはどこのスーパーがいいとか…」
棚町「あとは…」
橘「一つや二つじゃないのか」
棚町「言葉のあやよ、きっちり二つじゃないわ」
棚町「一つ一つ言っていったら日が変わっちゃうわよ」
橘「それは大変だな」
橘「さすがに全部聞いてると時間ないし、一番大きいのは何だ?」
橘「僕に協力できることなら何でもするよ」
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:32:51.53 ID:2TiAgKUB0
棚町「……」
橘「あ、やっぱりちょっとそういうのは言いにくいか」
橘「無理にとは言わないからさ」
棚町「うーん…無理…じゃないけど…」
棚町「また今度でいいかな」
橘「そ、そうか」
棚町「……」
棚町「ごちそうさま」
棚町「なんか、ごめんね、あんまり楽しい食事じゃなくて」
橘「いやそんな…あっ」
橘「じゃあそういうなら僕の行きたいところに付き合ってくれないか」
棚町「うん、いいよ」
橘「あ、やっぱりちょっとそういうのは言いにくいか」
橘「無理にとは言わないからさ」
棚町「うーん…無理…じゃないけど…」
棚町「また今度でいいかな」
橘「そ、そうか」
棚町「……」
棚町「ごちそうさま」
棚町「なんか、ごめんね、あんまり楽しい食事じゃなくて」
橘「いやそんな…あっ」
橘「じゃあそういうなら僕の行きたいところに付き合ってくれないか」
棚町「うん、いいよ」
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:33:31.89 ID:2TiAgKUB0
駅前広場
橘「……」
棚町「ねえ、こんなとこに来て何かあるの?」
橘「……」
棚町「ねえってば」
橘「か、薫…覚えるか?」
棚町「…何を?」
橘「ここで言ってたよな、その…ずっと一緒に…って」
棚町「ああ…あの時の…」
橘「……」
棚町「ねえ、こんなとこに来て何かあるの?」
橘「……」
棚町「ねえってば」
橘「か、薫…覚えるか?」
棚町「…何を?」
橘「ここで言ってたよな、その…ずっと一緒に…って」
棚町「ああ…あの時の…」
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:34:46.23 ID:2TiAgKUB0
橘「僕たちは中学校で出会ってさ…」
橘「悪友、相棒、腐れ縁…そんな関係だったな」
棚町「うん」
橘「高校になってさ、僕たちは次の段階…っていうのかな」
橘「恋人になったよな」
棚町「うん」
橘「えっと…ずっと一緒にいるっていうことは今のままでもできなくはないと思うんだけどさ…」
橘「僕としては薫と次に進みたいって思ってる」
棚町「純一…」
橘「悪友、相棒、腐れ縁…そんな関係だったな」
棚町「うん」
橘「高校になってさ、僕たちは次の段階…っていうのかな」
橘「恋人になったよな」
棚町「うん」
橘「えっと…ずっと一緒にいるっていうことは今のままでもできなくはないと思うんだけどさ…」
橘「僕としては薫と次に進みたいって思ってる」
棚町「純一…」
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:36:31.91 ID:2TiAgKUB0
橘「一回聞かれちゃったから、改めて言うのはちょっと恥ずかしいけど…」
橘「……」
棚町「……」
橘「ずっと一緒にってのは変わらない、でももっと近い距離で…家族としていてほしい」
橘「薫…僕と結婚してください」
棚町「……」
棚町「バカ…」
橘「え…?」
棚町「前も言ったじゃない…」
棚町「こんなとこで告白されたら、嬉しくても泣けない…って」
橘「うん、それも覚えてる」
橘「……」
棚町「……」
橘「ずっと一緒にってのは変わらない、でももっと近い距離で…家族としていてほしい」
橘「薫…僕と結婚してください」
棚町「……」
棚町「バカ…」
橘「え…?」
棚町「前も言ったじゃない…」
棚町「こんなとこで告白されたら、嬉しくても泣けない…って」
橘「うん、それも覚えてる」
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:37:02.53 ID:2TiAgKUB0
棚町「セリフだってぐだぐだじゃない…ちゃんと考えてたの…?」
橘「はは…」
棚町「ほんとバカなんだから…」
棚町「でもアンタみたいなバカな夫には、あたしみたいなバカじゃないと妻は務まらないよね」
橘「薫…」
橘「うわっ」
棚町「……」ガシッ
棚町「純一…あたし、アンタに出会えてほんとによかった…ぐすっ」
橘「僕もだよ」
橘「薫、手を出して」
棚町「うん」
橘「はは…」
棚町「ほんとバカなんだから…」
棚町「でもアンタみたいなバカな夫には、あたしみたいなバカじゃないと妻は務まらないよね」
橘「薫…」
橘「うわっ」
棚町「……」ガシッ
棚町「純一…あたし、アンタに出会えてほんとによかった…ぐすっ」
橘「僕もだよ」
橘「薫、手を出して」
棚町「うん」
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:38:11.09 ID:2TiAgKUB0
一ヵ月後
棚町「ほら、何やってんの」
橘「そ、その…きききき、緊張…して…」
棚町「まだ自宅から出てすらいないんだけど」
橘「しょ…仕方ないだろ…ふ、震えが止まらないんだもん」
棚町「初対面じゃないんだし、そこまで緊張しなくても」
棚町「堂々として、娘さんをください!って言えばいいじゃない」
棚町「何だったら玄関開けて一言目に」
橘「失礼すぎるだろ」
棚町「緊張をほぐすための冗談よ」
棚町「ほら、何やってんの」
橘「そ、その…きききき、緊張…して…」
棚町「まだ自宅から出てすらいないんだけど」
橘「しょ…仕方ないだろ…ふ、震えが止まらないんだもん」
棚町「初対面じゃないんだし、そこまで緊張しなくても」
棚町「堂々として、娘さんをください!って言えばいいじゃない」
棚町「何だったら玄関開けて一言目に」
橘「失礼すぎるだろ」
棚町「緊張をほぐすための冗談よ」
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 03:38:56.31 ID:2TiAgKUB0
棚町「あ、もうそろそろいい時間よ」
橘「う…うん…」
棚町「あはは、ほんとガチガチじゃない」
棚町「しょうがないわね」
棚町「純一、こっち向いて」
棚町「……」チュッ
橘「あ…」
棚町「あたしがついてるんだから、シャキッとしなさい」
終わり
橘「う…うん…」
棚町「あはは、ほんとガチガチじゃない」
棚町「しょうがないわね」
棚町「純一、こっち向いて」
棚町「……」チュッ
橘「あ…」
棚町「あたしがついてるんだから、シャキッとしなさい」
終わり
引用元: 【アマガミ】橘「今日はカットの練習に付き合う日だったな、準備をして薫を待つか」