アシタカ「サン! 何をしてるんだっ!?」サン「マーキングだ」
2018-05-27
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:11:46.138 ID:+zdop9zt0
アシタカ「マ、マーキング……?」
サン「そうだ。山犬はこうやって木に小便をひっかけて、ナワバリを広げるんだ」シャー
アシタカ「しかし、其方は人間だ!!」
サン「私は山犬だっ!!」ガルル
アシタカ「いいからもうやめろっ!!」
サン「うるさい! アシタカなんてあっちに行け!」
サン「そうだ。山犬はこうやって木に小便をひっかけて、ナワバリを広げるんだ」シャー
アシタカ「しかし、其方は人間だ!!」
サン「私は山犬だっ!!」ガルル
アシタカ「いいからもうやめろっ!!」
サン「うるさい! アシタカなんてあっちに行け!」
5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:14:06.350 ID:+zdop9zt0
タタラ場
アシタカ「はあ……参ったな」
エボシ「ん? どうしたのだ、浮かぬ顔をして」
アシタカ「エボシ殿……実は、少々サンと揉めてしまいまして……」
エボシ「なんだ、痴話喧嘩か? 其方は女心に疎そうだからな。どれ、私が相談に乗ってやろう」
アシタカ「よろしいのですか……?」
エボシ「これでも女の端くれだ。話してくれるなら、何かしらの助けにはなれよう」
アシタカ「では、遠慮なく。話せば長くなるのですが、実は、かくかくしかじかで……」
アシタカ「はあ……参ったな」
エボシ「ん? どうしたのだ、浮かぬ顔をして」
アシタカ「エボシ殿……実は、少々サンと揉めてしまいまして……」
エボシ「なんだ、痴話喧嘩か? 其方は女心に疎そうだからな。どれ、私が相談に乗ってやろう」
アシタカ「よろしいのですか……?」
エボシ「これでも女の端くれだ。話してくれるなら、何かしらの助けにはなれよう」
アシタカ「では、遠慮なく。話せば長くなるのですが、実は、かくかくしかじかで……」
9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:16:28.098 ID:+zdop9zt0
エボシ「あっはっはっはっ!」
アシタカ「な、何がおかしいのです!?」
エボシ「こ、これが……笑わずにいられるか」プークスクス
アシタカ「くっ……話すべきではなかった」
エボシ「まあ、そう拗ねるな。ちゃんと相談には乗ってやろうではないか」
アシタカ「今更何を言う! もう結構だ!!」
エボシ「ほう? では、其方だけであの山犬の姫の機嫌を直せるのか?」ニヤニヤ
アシタカ「な、何がおかしいのです!?」
エボシ「こ、これが……笑わずにいられるか」プークスクス
アシタカ「くっ……話すべきではなかった」
エボシ「まあ、そう拗ねるな。ちゃんと相談には乗ってやろうではないか」
アシタカ「今更何を言う! もう結構だ!!」
エボシ「ほう? では、其方だけであの山犬の姫の機嫌を直せるのか?」ニヤニヤ
11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:19:05.005 ID:+zdop9zt0
アシタカ「そ、それは……」
エボシ「だいたい、たかが小便のひとつで何をそんなに狼狽える必要がある?」
アシタカ「しかし! 仮にも年頃の娘があんなはしたない真似をするのは見過ごせない!!」
エボシ「其方は頑固だな。あい、わかった。では、私について来なさい」
アシタカ「どちらに向かわれるのですか?」
エボシ「私の庭だ」
エボシ「だいたい、たかが小便のひとつで何をそんなに狼狽える必要がある?」
アシタカ「しかし! 仮にも年頃の娘があんなはしたない真似をするのは見過ごせない!!」
エボシ「其方は頑固だな。あい、わかった。では、私について来なさい」
アシタカ「どちらに向かわれるのですか?」
エボシ「私の庭だ」
13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:21:03.567 ID:+zdop9zt0
エボシの庭
アシタカ「エボシ殿、ここでいったい何を……?」
エボシ「なに、ちょっと立ち小便を、な」ニヤリ
アシタカ「な、何を馬鹿な!?」
エボシ「ああ、立ち小便と言っても、足にかかるのは御免だから、しゃがませて貰うよ」
エボシの部下「怖や怖や」
エボシの部下「エボシ殿は小便をなさる気じゃ」
エボシ「こら、大勢に見られると出るものも出ないではないか。仕事をしろ」
エボシの部下「ひひっ怖や怖や」
アシタカ「エボシ殿、ここでいったい何を……?」
エボシ「なに、ちょっと立ち小便を、な」ニヤリ
アシタカ「な、何を馬鹿な!?」
エボシ「ああ、立ち小便と言っても、足にかかるのは御免だから、しゃがませて貰うよ」
エボシの部下「怖や怖や」
エボシの部下「エボシ殿は小便をなさる気じゃ」
エボシ「こら、大勢に見られると出るものも出ないではないか。仕事をしろ」
エボシの部下「ひひっ怖や怖や」
15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:23:08.465 ID:+zdop9zt0
アシタカ「エボシ殿! 本気かっ!?」
エボシ「無論、本気だとも」
アシタカ「とても正気の沙汰とは思えない……」
エボシ「アシタカ、其方はかつて、曇りなき眼で見定めると、そう申していたな?」
アシタカ「そ、それが何だと言うのだ!?」
エボシ「ならば、女の小便とは如何なるものか、その曇りなき眼とやらでしかと見定めるがいい」
アシタカ「貴女の中には……夜叉がいる」
エボシ「フハッ! そうだとも! そして、あの山犬の姫の中にもまた、夜叉が潜んでいる! せっかくだ、アシタカよ。ちょっとそこに這いつくばれ」
アシタカ「なっ!? どうするつもりだ!!」
エボシ「無論、本気だとも」
アシタカ「とても正気の沙汰とは思えない……」
エボシ「アシタカ、其方はかつて、曇りなき眼で見定めると、そう申していたな?」
アシタカ「そ、それが何だと言うのだ!?」
エボシ「ならば、女の小便とは如何なるものか、その曇りなき眼とやらでしかと見定めるがいい」
アシタカ「貴女の中には……夜叉がいる」
エボシ「フハッ! そうだとも! そして、あの山犬の姫の中にもまた、夜叉が潜んでいる! せっかくだ、アシタカよ。ちょっとそこに這いつくばれ」
アシタカ「なっ!? どうするつもりだ!!」
16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:25:33.397 ID:+zdop9zt0
エボシ「知れたこと。其方に小便をひっかけてやろうと、そう言っているのだ」
エボシの部下「怖や怖や」
エボシの部下「エボシ殿の石火矢からは逃れられん」
エボシ「こら、無駄口を叩いでないで、早くそいつを拘束せんか!」
エボシの部下「ひひっ怖や怖や」ガシッ
アシタカ「は、離せっ!! 私は自分の足でここに来た! だから、自分の足で出て行くっ!!」ジタバタ
エボシ「其方が踏み入れたのは私の庭。よって、生殺与奪の権利は私にある。観念しろ」
アシタカ「い、嫌だっ! サァーン! サン、どこだぁー!? サァーン! 助けてくれぇーっ!!」
エボシの部下「怖や怖や」
エボシの部下「エボシ殿の石火矢からは逃れられん」
エボシ「こら、無駄口を叩いでないで、早くそいつを拘束せんか!」
エボシの部下「ひひっ怖や怖や」ガシッ
アシタカ「は、離せっ!! 私は自分の足でここに来た! だから、自分の足で出て行くっ!!」ジタバタ
エボシ「其方が踏み入れたのは私の庭。よって、生殺与奪の権利は私にある。観念しろ」
アシタカ「い、嫌だっ! サァーン! サン、どこだぁー!? サァーン! 助けてくれぇーっ!!」
17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:27:21.758 ID:+zdop9zt0
森の中
サン「はあ……どうしよう」
モロ「どうかしたのかい?」
サン「アシタカに、マーキングするのをやめろって言われた」
モロ「如何にもあの小僧の言いそうなことだ」
山犬1「俺があいつにマーキングしてやろうか?」
山犬2「マーキングした後、食べていい?」ハッハッハッハッ
サン「食べちゃダメ。マーキングも、ダメ」
サン「はあ……どうしよう」
モロ「どうかしたのかい?」
サン「アシタカに、マーキングするのをやめろって言われた」
モロ「如何にもあの小僧の言いそうなことだ」
山犬1「俺があいつにマーキングしてやろうか?」
山犬2「マーキングした後、食べていい?」ハッハッハッハッ
サン「食べちゃダメ。マーキングも、ダメ」
18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:29:29.618 ID:+zdop9zt0
モロ「では、お前がマーキングしておやり」
サン「わ、私が……?」
サーン! タスケテクレー!!
サン「ッ!? い、今の声!!」
モロ「どうやらあの小僧の声のようだね」
サン「母さん! 私、行かないと!!」
モロ「お行き。お前には、あの小僧にマーキングされる道もあるのだから」
サン「アシタカのおしっこなんて飲みたくない!」
山犬1「乗れ、サン!」
山犬2「おしっこ食べちまえ!」ハッハッハッハッ
サン「絶対嫌っ!! 母さん、行って来ます!」ダダッ
サン「わ、私が……?」
サーン! タスケテクレー!!
サン「ッ!? い、今の声!!」
モロ「どうやらあの小僧の声のようだね」
サン「母さん! 私、行かないと!!」
モロ「お行き。お前には、あの小僧にマーキングされる道もあるのだから」
サン「アシタカのおしっこなんて飲みたくない!」
山犬1「乗れ、サン!」
山犬2「おしっこ食べちまえ!」ハッハッハッハッ
サン「絶対嫌っ!! 母さん、行って来ます!」ダダッ
19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:31:03.813 ID:+zdop9zt0
タタラ場
アオォーン!
アシタカ「応えた!」
エボシ「ちっ……これからだと言うのに」
アシタカ「貴女の思い通りにはさせない!!」
エボシ「ふっ……まあいいさ。では、今度こそ上手くやるのだぞ?」
アシタカ「エ、エボシ殿……?」
サン「アシタカ! 大丈夫かっ!?」ザッ
アオォーン!
アシタカ「応えた!」
エボシ「ちっ……これからだと言うのに」
アシタカ「貴女の思い通りにはさせない!!」
エボシ「ふっ……まあいいさ。では、今度こそ上手くやるのだぞ?」
アシタカ「エ、エボシ殿……?」
サン「アシタカ! 大丈夫かっ!?」ザッ
21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:33:03.546 ID:+zdop9zt0
エボシ「よく来たな、山犬の姫」
サン「アシタカに何をした!?」
エボシ「まだ何もしていない。ちょっと小便をひっかけようとしたら、騒ぎ出したのだ」
サン「よくもっ!」ガルル
アシタカ「待て、サン!」
サン「止めるな! 八つ裂きにしてやる!!」
エボシ「それは怖い。ならば、私はこの辺で退散することにしよう」
アシタカ「エボシ殿! 気遣い、感謝する!!」
エボシ「さらばだ、アシタカ。そして、山犬の姫よ」
サン「アシタカに何をした!?」
エボシ「まだ何もしていない。ちょっと小便をひっかけようとしたら、騒ぎ出したのだ」
サン「よくもっ!」ガルル
アシタカ「待て、サン!」
サン「止めるな! 八つ裂きにしてやる!!」
エボシ「それは怖い。ならば、私はこの辺で退散することにしよう」
アシタカ「エボシ殿! 気遣い、感謝する!!」
エボシ「さらばだ、アシタカ。そして、山犬の姫よ」
22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:35:01.864 ID:+zdop9zt0
ゴンザ「エボシ様、よろしかったので?」
エボシ「構わんさ。タタラ場の平和の為にも、あの2人には仲良くして貰わねば困る」
ゴンザ「エボシ様がそう仰るならば」
エボシ「それで、ゴンザよ」
ゴンザ「はっ! 如何されましたか?」
エボシ「出しかけた小便を何とかしたいのだが」
ゴンザ「謹んで、このゴンザめが飲みましょう!」
エボシ「構わんさ。タタラ場の平和の為にも、あの2人には仲良くして貰わねば困る」
ゴンザ「エボシ様がそう仰るならば」
エボシ「それで、ゴンザよ」
ゴンザ「はっ! 如何されましたか?」
エボシ「出しかけた小便を何とかしたいのだが」
ゴンザ「謹んで、このゴンザめが飲みましょう!」
23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:37:05.738 ID:+zdop9zt0
サン「アシタカ、どういうことなんだ?」
アシタカ「エボシ殿は、私とサンが仲直りをするきっかけを作ってくれたんだ」
サン「あの女が……?」
アシタカ「ああ、そうだ。だから、私はこの場で先刻の無礼を謝りたいと思う」
サン「べ、別に、謝る必要なんて……」
アシタカ「私は愚かだった。つい先程、エボシ殿に小便をかけられそうになり、ようやく気づいた。どうせなら、サンの小便の方がいいと」
サン「あ、あの女と比べるなっ!!」
アシタカ「では、言い直そう。私は、サンの小便を、かけて欲しい」
サン「私に……マーキングされたいのか?」
アシタカ「そうだ」
サン「フハッ!」
アシタカ「エボシ殿は、私とサンが仲直りをするきっかけを作ってくれたんだ」
サン「あの女が……?」
アシタカ「ああ、そうだ。だから、私はこの場で先刻の無礼を謝りたいと思う」
サン「べ、別に、謝る必要なんて……」
アシタカ「私は愚かだった。つい先程、エボシ殿に小便をかけられそうになり、ようやく気づいた。どうせなら、サンの小便の方がいいと」
サン「あ、あの女と比べるなっ!!」
アシタカ「では、言い直そう。私は、サンの小便を、かけて欲しい」
サン「私に……マーキングされたいのか?」
アシタカ「そうだ」
サン「フハッ!」
25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:39:02.262 ID:+zdop9zt0
アシタカ「サ、サン……?」
サン「いや、何でもない。嬉しかっただけだ」
アシタカ「ならば、かけてくれるのか?」
サン「もちろん。お前は、私のモノだからな」
アシタカ「ありがとう、サン」
サン「それで、アシタカ。提案なんだが……」
アシタカ「なんだ?」
サン「ど、どうせなら、お互いにマーキングし合うのも、悪くないと思うんだが……」モジモジ
サン「いや、何でもない。嬉しかっただけだ」
アシタカ「ならば、かけてくれるのか?」
サン「もちろん。お前は、私のモノだからな」
アシタカ「ありがとう、サン」
サン「それで、アシタカ。提案なんだが……」
アシタカ「なんだ?」
サン「ど、どうせなら、お互いにマーキングし合うのも、悪くないと思うんだが……」モジモジ
26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:41:16.754 ID:+zdop9zt0
アシタカ「お互いに、マーキングし合う……?」
サン「アシタカが最初でいいぞ」
アシタカ「い、いや、勝手がわからない」
サン「ならば、まずは私が手本を示そう」
アシタカ「よろしく頼む」
サン「アシタカ、そこに跪け」
アシタカ「こ、これでいいか……?」スッ
サン「そしたら、片足を上げて……こう!」シャー
アシタカ「うぶっ!?」
サン「フハッ!」
サン「アシタカが最初でいいぞ」
アシタカ「い、いや、勝手がわからない」
サン「ならば、まずは私が手本を示そう」
アシタカ「よろしく頼む」
サン「アシタカ、そこに跪け」
アシタカ「こ、これでいいか……?」スッ
サン「そしたら、片足を上げて……こう!」シャー
アシタカ「うぶっ!?」
サン「フハッ!」
27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:43:02.640 ID:+zdop9zt0
アシタカ「はあ……はあ……溺れるかと思った」
サン「ほら、次はお前の番だぞ。早くしろ」
アシタカ「ああ、わかった」ボロンッ
サン「……足を上げる必要は、なさそうだな」/////
アシタカ「問題ない。では、いくぞ」
サン「アシタカ」
アシタカ「ん?」
サン「私はお前のモノになれて、嬉しいぞ」
アシタカ「フハッ!」シャー
サン「うぷっ! はあ……はあ……しょっぱい」
サン「ほら、次はお前の番だぞ。早くしろ」
アシタカ「ああ、わかった」ボロンッ
サン「……足を上げる必要は、なさそうだな」/////
アシタカ「問題ない。では、いくぞ」
サン「アシタカ」
アシタカ「ん?」
サン「私はお前のモノになれて、嬉しいぞ」
アシタカ「フハッ!」シャー
サン「うぷっ! はあ……はあ……しょっぱい」
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/26(土) 22:45:31.171 ID:+zdop9zt0
アシタカ「サン」
サン「ん? どうかしたのか?」
アシタカ「尿に塗れた其方は……美しい」
サン「ッ……!」///////
アシタカ「私も其方のモノになれて、嬉しかったよ」
サン「フハッ! それなら良かった! 愛してるぞ♡」
アシタカ「フハハハハッ! 私も愛している!!」
サン「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
甲六「すげぇ。旦那と山犬の姫は、小便をかけ合って高笑いする仲なんだ」
ジコ坊「ほう……雅な小便だな」
FIN
サン「ん? どうかしたのか?」
アシタカ「尿に塗れた其方は……美しい」
サン「ッ……!」///////
アシタカ「私も其方のモノになれて、嬉しかったよ」
サン「フハッ! それなら良かった! 愛してるぞ♡」
アシタカ「フハハハハッ! 私も愛している!!」
サン「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
甲六「すげぇ。旦那と山犬の姫は、小便をかけ合って高笑いする仲なんだ」
ジコ坊「ほう……雅な小便だな」
FIN
引用元: アシタカ「サン! 何をしてるんだっ!?」サン「マーキングだ」
マリー「安藤が押田で押田が安藤」
2018-05-26
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:07:55.49 ID:OsJpDfrQ0
始まりは、何気ない一言だった。
全国の高校戦車道チームの代表者が一堂に会するミーティング。その口火を切ったのは西住まほだった。
まほ「私が黒森峰女学院の戦車道チーム隊長、西住まほだ」
彼女はそう言ったあと、傍らの部下に目をやり、
まほ「そして、こちらが副隊長の逸見エリカだ」
まほ「みんな、今日はよろしく頼む」
そうやって、簡潔に自己紹介を終えた。
30人以上の人数が集った会合の場で、一人一人が自ら自己紹介していたのでは時間が押してしまう。
だから、各高校の隊長だけが自ら名乗り、その他の隊員については隊長自身が紹介することで効率化を図ろう、という彼女らしい合理的判断であった。
黒森峰の隣に席を取った聖グロリアーナ女学院もそれに同調する。
ダージリン「聖グロリアーナ女学院、隊長のダージリンですわ」
ダージリン「こちらが3年生のアッサム、そしてこちらが1年生のオレンジペコ」
ダージリン「みなさんと集えた今日という日を良いものにいたしましょう」
続くプラウダにも異論はない様だ。
カチューシャ「プラウダ高校隊長のカチューシャよ。人呼んで地吹雪のカチューシャ!」
カチューシャ「で、こっちが副隊長のノンナね」
どうやら暗黙の了解で、この流れが固定化されてしまったようだ。
テーブルの末席で、BC自由学園の隊長マリーは冷や汗を流しながら左右に視線をやる。
自分の左隣には金髪の少女が、右隣には黒髪の少女が控えている。
今の流れでは、自分の番が回って来た時に隊長である自らがこの二人のチームメイトの紹介をすることになる。
それはいい。そのこと自体は構わないのだ。
ただ問題は・・・・・・
マリー(どっちが安藤でどっちが押田だったかしら・・・)
全国の高校戦車道チームの代表者が一堂に会するミーティング。その口火を切ったのは西住まほだった。
まほ「私が黒森峰女学院の戦車道チーム隊長、西住まほだ」
彼女はそう言ったあと、傍らの部下に目をやり、
まほ「そして、こちらが副隊長の逸見エリカだ」
まほ「みんな、今日はよろしく頼む」
そうやって、簡潔に自己紹介を終えた。
30人以上の人数が集った会合の場で、一人一人が自ら自己紹介していたのでは時間が押してしまう。
だから、各高校の隊長だけが自ら名乗り、その他の隊員については隊長自身が紹介することで効率化を図ろう、という彼女らしい合理的判断であった。
黒森峰の隣に席を取った聖グロリアーナ女学院もそれに同調する。
ダージリン「聖グロリアーナ女学院、隊長のダージリンですわ」
ダージリン「こちらが3年生のアッサム、そしてこちらが1年生のオレンジペコ」
ダージリン「みなさんと集えた今日という日を良いものにいたしましょう」
続くプラウダにも異論はない様だ。
カチューシャ「プラウダ高校隊長のカチューシャよ。人呼んで地吹雪のカチューシャ!」
カチューシャ「で、こっちが副隊長のノンナね」
どうやら暗黙の了解で、この流れが固定化されてしまったようだ。
テーブルの末席で、BC自由学園の隊長マリーは冷や汗を流しながら左右に視線をやる。
自分の左隣には金髪の少女が、右隣には黒髪の少女が控えている。
今の流れでは、自分の番が回って来た時に隊長である自らがこの二人のチームメイトの紹介をすることになる。
それはいい。そのこと自体は構わないのだ。
ただ問題は・・・・・・
マリー(どっちが安藤でどっちが押田だったかしら・・・)
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:10:54.54 ID:OsJpDfrQ0
良家の子女として生まれたマリーは人の名前や顔を覚えるのが苦手だ。
いちいち覚えずとも大抵の相手は自分より立場が下、「ねえ」とか「ちょっと」と声をかければ良いのだから。
しかし、いくらなんでも・・・
マリー(学校の友人でチームメイトの名前も覚えてないとか・・・さすがにマズイわよね・・・)
マリー(安藤レナと押田ルカ・・・えっと・・・黒髪の方が安藤?いえ押田?・・・いや・・・それは金髪の方だったような・・・)
マリー(いえ、覚えてないわけじゃないのよ!ちょっとど忘れしただけよ!)
マリー(大体この二人仲悪いくせにいつも一緒にいるから覚えづらいのよ!)
などと悪態をついたところでどうしようもない。
もとから覚えてなかろうがど忘れだろうが、全国の戦車道チームが一堂に会したこの場で、
まさか隊長が腹心の部下の名前も言えないなどという醜態をさらせば、周囲からどんな目で見られるか。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:16:12.79 ID:OsJpDfrQ0
それに我がBC自由学園はエスカレーター組と受験組の内部抗争が絶えない状況だ。
この場での失敗が校内に広まれば、
「マリー隊長は仲間の名前すら憶えない高慢ちき」
「これだからエスカレーター組は鼻持ちならない」
などと受験組に叩かれることは必至だ。
いや、受験組に攻撃材料を与えるくらいならまだいい。
中等部からの付き合いで、マリー様、マリー様、と毎日のように私を慕い、
尊敬してくれる安藤(押田だったかしら?)が、私が彼女の名前を覚えていないことを知れば、ショックで自殺しかねない。
マリー(ここは絶対に間違えられない・・・幸い、席順的に私の番は一番最後、時間はあるわ)
マリー(それまでにどっちが安藤でどっちが押田か思い出さないと)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:23:16.68 ID:OsJpDfrQ0
アンチョビ「アンツィオ高校からやって来たドゥーチェ・アンチョビだ!」
アンチョビ「こっちは副隊長のカルパッチョ!ひなちゃんってあだ名もあるけど、そう呼んでいいのはこの世で一人だけらしいぞ!」
アンチョビ「もうひとり副隊長がいるけど、今はキッチンでパスタを茹でてるところだ!」
アンチョビ「そいつはぺパロニっていうんだけど、あいつのパスタは絶品だからな!みんな期待しててくれ!」
アンチョビ「あ、そういえばニンニクが苦手な奴はいるか?言ってくれれば・・・」
まほ「安斎、話は手短に頼む」
自己紹介は進み、アンツィオ高校の話が長いとたしなめられているようだが、マリーにとっては好都合だった。
マリー(できるだけ時間を稼いでね・・・)
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:24:36.58 ID:OsJpDfrQ0
マリー(さて、時間をかけてゆっくり考えれば思い出せるはずよ・・・)
マリー(安藤と押田・・・黒髪と金髪・・・エスカレーター組と受験組・・・・・・)
チラッ
黒髪(・・・)
チラッ
金髪(・・・)
マリー(うーん・・・わからない・・・)
マリー(まさか二人に向かって直接「あなた安藤だったかしら?」なんて聞けないし)
マリー(何か手掛かりはないかしら・・・・・・・)
マリー(・・・そういえば、前にも二人の名前が分からなくなったことがあったわね)
マリー(そうよ、確かその時に思ったのが・・・)
マリー(『安藤が押田で押田が安藤』!これよ!)
マリー(一見、安藤っぽいなって思った方が実は押田で、押田っぽい方が安藤なのよ!)
マリー(安藤と押田・・・黒髪と金髪・・・エスカレーター組と受験組・・・・・・)
チラッ
黒髪(・・・)
チラッ
金髪(・・・)
マリー(うーん・・・わからない・・・)
マリー(まさか二人に向かって直接「あなた安藤だったかしら?」なんて聞けないし)
マリー(何か手掛かりはないかしら・・・・・・・)
マリー(・・・そういえば、前にも二人の名前が分からなくなったことがあったわね)
マリー(そうよ、確かその時に思ったのが・・・)
マリー(『安藤が押田で押田が安藤』!これよ!)
マリー(一見、安藤っぽいなって思った方が実は押田で、押田っぽい方が安藤なのよ!)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:28:21.03 ID:OsJpDfrQ0
マリー(そうそう、これでわかるはずよ!)
チラッ
金髪(・・・?)
マリー(金髪、美形、上品で育ちのよさそうなエリート・・・)
マリー(安藤っぽいわね!)
チラッ
黒髪(・・・?)
マリー(黒髪、中性的で野性的な風貌・・・)
マリー(押田っぽいわ!)
マリー(と、いうことは・・・その逆が正しいんだから・・・)
マリー(金髪が押田で、黒髪が安藤なのね!)
マリー(よし・・・これで・・・)
マリー(・・・・・・・・・)
マリー(・・・いえ、ちょっと待って)
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:31:19.85 ID:OsJpDfrQ0
マリー(いま、私は金髪が押田で、黒髪が安藤と結論を出した・・・)
マリー(でも『安藤が押田で押田が安藤』なんだから・・・まさか、ここから逆!?)
マリー(やっぱり金髪が安藤で黒髪が押田なの!?)
マリー(いやいやいや逆転ルールの適用は一回だけに決まっているわ。安藤と押田は逆であって逆の逆ではないわ)
マリー(いや・・・でも・・・そもそも『安藤が押田で押田が安藤』は、あくまで何の先入観も持たない者が、第一印象で安藤と思ったものが押田であるという法則なのよ)
マリー(つまりあらかじめ逆転ルールを知っている私が『金髪が安藤』と考えた判断は既にルールによる先入観の影響を受けてしまっている可能性があり・・・無意識のうちに安藤っぽくない方を安藤と捉えてしまっている・・・?)
チラッ
金髪(・・・)
マリー(・・・)
金髪「・・・あの、なにかご用ですかマリー様?」
マリー(くっ・・・抜け抜けと涼しい顔をして・・・!この安藤(もしくは押田)め・・・!)
マリー(でも『安藤が押田で押田が安藤』なんだから・・・まさか、ここから逆!?)
マリー(やっぱり金髪が安藤で黒髪が押田なの!?)
マリー(いやいやいや逆転ルールの適用は一回だけに決まっているわ。安藤と押田は逆であって逆の逆ではないわ)
マリー(いや・・・でも・・・そもそも『安藤が押田で押田が安藤』は、あくまで何の先入観も持たない者が、第一印象で安藤と思ったものが押田であるという法則なのよ)
マリー(つまりあらかじめ逆転ルールを知っている私が『金髪が安藤』と考えた判断は既にルールによる先入観の影響を受けてしまっている可能性があり・・・無意識のうちに安藤っぽくない方を安藤と捉えてしまっている・・・?)
チラッ
金髪(・・・)
マリー(・・・)
金髪「・・・あの、なにかご用ですかマリー様?」
マリー(くっ・・・抜け抜けと涼しい顔をして・・・!この安藤(もしくは押田)め・・・!)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:37:05.83 ID:OsJpDfrQ0
マリー(・・・安藤、押田、安藤、押田・・・)
金髪「・・・様」
マリー(ああ、もう結局どっちなのよ!安藤と押田!)
金髪「マリー様!」
マリー「え?」
金髪「マリー様の番ですよ!」
そう言って、安藤or押田が肘で突いてくる。
気が付けば、会議室の全員の視線がマリーに注目していた。
いつの間にか、他の全員は自己紹介を終えてしまっていたようだ。
マリー(あああー!もう私の番なの!?)
反射的に慌てて立ち上がる。
マリー「みなさんごきげんよう。私はBC自由学園の戦車道隊長のマリーよ」
ここまでは淀みなく話せる。当たり前だ。自分の名前なのだから。
マリー(問題はここからなのよ・・・)
周囲の視線は、当然こう言っている。
『ふんふん、君の名前はマリーか。で、両脇の二人の名前は?』
マリー(私が知りたいわよ!)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:39:54.57 ID:OsJpDfrQ0
マリー「そしてこの二人が・・・」
マリー(安藤と押田)
マリー(でもどっちがどっちかは分からない・・・)
マリー「二人が・・・」
マリー(・・・ええい、もうこのまま行っちゃえ!)
マリー「この二人が、安藤と押田よ!」
マリー「よろしくね!」
以上、とばかりに話を切り上げて着席する。
マリー(・・・)
マリー(・・・・・・)
マリー(・・・いいじゃない!)
マリー(安藤と押田)
マリー(でもどっちがどっちかは分からない・・・)
マリー「二人が・・・」
マリー(・・・ええい、もうこのまま行っちゃえ!)
マリー「この二人が、安藤と押田よ!」
マリー「よろしくね!」
以上、とばかりに話を切り上げて着席する。
マリー(・・・)
マリー(・・・・・・)
マリー(・・・いいじゃない!)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:43:53.92 ID:OsJpDfrQ0
マリー(自然だった!すごく自然だったわ!)
マリー(『時間がもったいないからこんな自己紹介はさっさと終わらせて本題にはいりましょう』
『二人纏めて紹介しちゃっても問題ないでしょ?』そんな態度ばっちりだったわ!)
マリー(まさか私が二人の区別が付いていないなんて誰も思わないはず!)
マリー(ちょっと高慢な態度に見えて反感を買ったかもしれないけど、そもそも戦車道チームの隊長なんて変人だらけだもの。気にすることないわ)
チラッ
金髪(・・・)ムスッ
黒髪(・・・)ムスッ
マリー(さすがに安藤と押田は不機嫌そうね・・・まあ仲の悪いこの二人をひとまとめにしたら不服なのは当然でしょうけど)
マリー(それでも名前を覚えてない事がばれるよりは余程いいわ)
マリー(私は困難に挑み打ち勝った・・・!オルレアンの聖女の如く・・・!)
マリー(完 全 勝 利)
アンチョビ「なあ、どっちが安藤でどっちが押田なんだ?」
マリー(『時間がもったいないからこんな自己紹介はさっさと終わらせて本題にはいりましょう』
『二人纏めて紹介しちゃっても問題ないでしょ?』そんな態度ばっちりだったわ!)
マリー(まさか私が二人の区別が付いていないなんて誰も思わないはず!)
マリー(ちょっと高慢な態度に見えて反感を買ったかもしれないけど、そもそも戦車道チームの隊長なんて変人だらけだもの。気にすることないわ)
チラッ
金髪(・・・)ムスッ
黒髪(・・・)ムスッ
マリー(さすがに安藤と押田は不機嫌そうね・・・まあ仲の悪いこの二人をひとまとめにしたら不服なのは当然でしょうけど)
マリー(それでも名前を覚えてない事がばれるよりは余程いいわ)
マリー(私は困難に挑み打ち勝った・・・!オルレアンの聖女の如く・・・!)
マリー(完 全 勝 利)
アンチョビ「なあ、どっちが安藤でどっちが押田なんだ?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:47:23.07 ID:OsJpDfrQ0
マリー(安斎イイイイイィィィィィ!!!!)
マリー(こ、この私がせっかく決めたウルトラCを・・・!全部台無しにしくさりやがってええええええ!!!!)
アンチョビ「なあなあ。どうなんだ?」
マリー(クソッ!クソッ!この安斎千代美が!)
マリー(てゆーか、私にじゃなくて脇の二人に直接聞きなさいよ!)
金髪(・・・)
黒髪(・・・)
マリー(この二人も黙ってないで『あ、私が安藤ですー』とでも言えばどうなの!?)
マリー(安斎以外のみんなも私に注目してる・・・完全に私が答えなくちゃいけない流れだわ・・・)
マリー(万事休す・・・)
マリー(・・・もうこうなったらカンで決めるしかないわ・・・)
マリー(黒髪が安斎で金髪が押田・・・もしくは黒髪が押田で金髪が安斎・・・勘で決めても50%は当たるんだから・・・)
マリー(・・・)
マリー(あれ・・・安斎?安藤?どっちだったかしら・・・?)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:50:27.66 ID:OsJpDfrQ0
マリー(って安藤よ!安藤!・・・多分!)
マリー(ええいもう!めんどくさい!一か八かよ!)
マリー「こっちの・・・」
マリー「こっちの金髪が押田!黒髪が安藤よ!」
金髪「・・・」
黒髪「・・・」
マリー(どう・・・!?)
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:52:59.75 ID:OsJpDfrQ0
金髪「・・・マリー様」
マリー「な、なあに?」
金髪「私は押田ではなく・・・」
マリー「そ、そうよねー!ちょっとしたジョークよ!ジョーク!」
マリー「金髪の子が安藤!黒髪の子が押田でしたー!」
金髪「いや、そうでなく」
マリー「え?」
金髪「私はムールです」
黒髪「ボルドーです」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 21:56:05.17 ID:OsJpDfrQ0
マリー『ってことがあったんです先輩』
『はあ・・・その後どうなったの?』
マリー『どうもこうも・・・他校の隊長たちからは馬鹿にされるし、ムールとボルドーはあの後一言も口きいてくれないし・・・』
マリー『それにこの事が安藤と押田の耳にも入って、あの二人にも幻滅した目で見られるし・・・』
『あのねえ・・・私、貴女に隊長を引き継ぐときに言ったわよね?ちゃんと仲間の名前くらい覚えるようにしなさいって。何やってるのよ貴女は?』
マリー『すみません、すみません。反省してます!』
マリー『だからどうか助けてくださいメグミ先輩!』
『私はアズミよ』
おわり
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 23:34:16.19 ID:bwQ26bkLo
乙ー
引用元: マリー「安藤が押田で押田が安藤」
加蓮「Pさんはちょっと甘すぎるよね」
2018-05-26
1: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)00:31:22 ID:FmC
すみません、思いついてしまったので。
2: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)00:31:43 ID:FmC
~事務所~
加蓮「…うー、わかんない…」
P「お疲れ様、加蓮。コーヒー飲むか?淹れるぞ」
加蓮「砂糖2つ…いや、3つでお願いします」
P「詰まってるみたいだな、宿題」
加蓮「だってこの問題全然わかんないし…先生は、解けたらでいいのでやってみてくださいねなんて言うからさ」
P「あぁ、先生がたまに出すよな。おまけ問題か」
加蓮「…うー、わかんない…」
P「お疲れ様、加蓮。コーヒー飲むか?淹れるぞ」
加蓮「砂糖2つ…いや、3つでお願いします」
P「詰まってるみたいだな、宿題」
加蓮「だってこの問題全然わかんないし…先生は、解けたらでいいのでやってみてくださいねなんて言うからさ」
P「あぁ、先生がたまに出すよな。おまけ問題か」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)00:32:01 ID:FmC
加蓮「こういうの、何かさ、解けませんでした~って素直に降参するのも悔しくない?」
P「確かにな…ほれ、コーヒー」
加蓮「ありがと」ズズー
加蓮「あつっ」
P「そりゃ淹れたてだからな…大丈夫か」
加蓮「大丈夫じゃないけど…そんな場合でもないし」 フーフー
P「確かにな…ほれ、コーヒー」
加蓮「ありがと」ズズー
加蓮「あつっ」
P「そりゃ淹れたてだからな…大丈夫か」
加蓮「大丈夫じゃないけど…そんな場合でもないし」 フーフー
4: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:15:37 ID:FmC
加蓮「んー、教科書の解き方じゃサッパリ…ちゃんと授業出られてたらわかるのかな…」
P「引っ掛け問題なんじゃないか?」ズズー
P「あつっ」
加蓮「大丈夫?」
P「あはは、自分で火傷してちゃ仕方ないなぁ…」
加蓮「……引っ掛け、かぁ」
加蓮「もしかしてここの単元じゃないのかな…」
P「引っ掛け問題なんじゃないか?」ズズー
P「あつっ」
加蓮「大丈夫?」
P「あはは、自分で火傷してちゃ仕方ないなぁ…」
加蓮「……引っ掛け、かぁ」
加蓮「もしかしてここの単元じゃないのかな…」
5: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:15:57 ID:FmC
加蓮「…あ」カキカキ
加蓮「うん…そうだ。やっぱり」
P(ほう…)
加蓮「やっぱこれ、だいぶ前に習ったやつの応用じゃん、偶然授業出てたときの……」
P 「そうか、それで解いてみろって出したんだな、先生」
加蓮「解けたーっ!」パタン
P「お疲れ様、自力でよく頑張ったなぁ」
加蓮「うん…そうだ。やっぱり」
P(ほう…)
加蓮「やっぱこれ、だいぶ前に習ったやつの応用じゃん、偶然授業出てたときの……」
P 「そうか、それで解いてみろって出したんだな、先生」
加蓮「解けたーっ!」パタン
P「お疲れ様、自力でよく頑張ったなぁ」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:16:24 ID:FmC
加蓮「あーもう、同じページずっと読んでたよバカみたい…」
加蓮「私の一時間を返して…時間……神様がくれた時間がこぼれたぁ…」
P「ま、まあ、一時間で済んでよかったじゃないか」
加蓮「んーっ…まぁ、そう言われるとそうなんだけど」ノビー
加蓮「あ、そう言えばPさん、お仕事いいの?」
P「俺か?もう片付いてるよ」
加蓮「はやっ……じゃあ…え、もしかして私待ちだった?」
加蓮「私の一時間を返して…時間……神様がくれた時間がこぼれたぁ…」
P「ま、まあ、一時間で済んでよかったじゃないか」
加蓮「んーっ…まぁ、そう言われるとそうなんだけど」ノビー
加蓮「あ、そう言えばPさん、お仕事いいの?」
P「俺か?もう片付いてるよ」
加蓮「はやっ……じゃあ…え、もしかして私待ちだった?」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:17:08 ID:FmC
P「一緒に飯でも行こうかなと思ってな。ついでに送ってくよ」
加蓮「そうならそうと先に言ってよー…もー」クスッ
P「いやいや、せっかく加蓮が頑張ってるのに、水をさしたりできないって」
加蓮「Pさんは優しすぎるよね…お砂糖タップリっていうかさ?ふふっ」
P「俺はコーヒーかよ」
加蓮「そうならそうと先に言ってよー…もー」クスッ
P「いやいや、せっかく加蓮が頑張ってるのに、水をさしたりできないって」
加蓮「Pさんは優しすぎるよね…お砂糖タップリっていうかさ?ふふっ」
P「俺はコーヒーかよ」
8: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:17:34 ID:FmC
加蓮「黒スーツだし黒ネクタイだし、じゃあこれからはコーヒーさんって呼んであげよっか」クスッ
P「ふ…火傷しても知らんぞ」キメッ
加蓮「うわあ」カシャッ
P「引きながら撮るのやめてくんない」
加蓮「うわあ」ソウシンポチー
P「待て、誰に送った」ピロン
P「ふ…火傷しても知らんぞ」キメッ
加蓮「うわあ」カシャッ
P「引きながら撮るのやめてくんない」
加蓮「うわあ」ソウシンポチー
P「待て、誰に送った」ピロン
9: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:17:57 ID:FmC
メッセージが○○件届いています
晴:プロデューサー…何でドヤ顔してるんだ?ヘンだぞ?
凛:これ、もしかして皆に拡散していいやつだったりする?
小梅:わ、わぁ……面白い顔……
(以下ズラッと)
P「」
加蓮「よーし、勉強頑張ったらお腹空いたし、ポテト食べに行こーっと♪」
加蓮「フライドポテトー♪ ポーテートー♪♪」ルンルン
P「おのれ加蓮め………いつか覚えてろよ……」
加蓮「Pサンノー♪ オーゴーリー♪」ランラン
P「えっ」
晴:プロデューサー…何でドヤ顔してるんだ?ヘンだぞ?
凛:これ、もしかして皆に拡散していいやつだったりする?
小梅:わ、わぁ……面白い顔……
(以下ズラッと)
P「」
加蓮「よーし、勉強頑張ったらお腹空いたし、ポテト食べに行こーっと♪」
加蓮「フライドポテトー♪ ポーテートー♪♪」ルンルン
P「おのれ加蓮め………いつか覚えてろよ……」
加蓮「Pサンノー♪ オーゴーリー♪」ランラン
P「えっ」
10: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:18:48 ID:FmC
加蓮「…ダメぇ?」
P(踏んだり蹴ったりとはこの事か……!)トホホ…
P(ただでさえ……あんな事があった後なのになぁ……)
~数日前、事務所~
かな子「あの、Pさんにお菓子焼いてきたので、よかったらどうぞ♪」
P「お、すまないな。丁度甘い物が食べたかったとこなんだよ。そこ、置いといてくれる?」
美穂「あの、ぷ、Pさん、このカップケーキ、最近できたお店のなんですけど、よかったら…!」
P「あの評判の店のやつか!これは楽しみだなぁ…後で食べるから、置いといてよ」
愛梨「里美ちゃん、Pさん用のパンケーキ、ハチミツってどれくらいがいいかなあ」
里美「うーん………わからないから目分量でいっちゃいますね~♪」ドバアアアア
P「わからないなら何故目の前の俺に聞かない!??」
P(踏んだり蹴ったりとはこの事か……!)トホホ…
P(ただでさえ……あんな事があった後なのになぁ……)
~数日前、事務所~
かな子「あの、Pさんにお菓子焼いてきたので、よかったらどうぞ♪」
P「お、すまないな。丁度甘い物が食べたかったとこなんだよ。そこ、置いといてくれる?」
美穂「あの、ぷ、Pさん、このカップケーキ、最近できたお店のなんですけど、よかったら…!」
P「あの評判の店のやつか!これは楽しみだなぁ…後で食べるから、置いといてよ」
愛梨「里美ちゃん、Pさん用のパンケーキ、ハチミツってどれくらいがいいかなあ」
里美「うーん………わからないから目分量でいっちゃいますね~♪」ドバアアアア
P「わからないなら何故目の前の俺に聞かない!??」
11: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:19:16 ID:FmC
菜帆「あの、差し入れに和菓子を買ってきたんですけど……もしかしてご迷惑でした…?」
周子「適当に置いとけば食べるんじゃない?あ、あたしも実家から差し入れね。折角だから今日全部食べちゃいなよ?」
P「お前は面白がってるだけだろ周子…」
まゆ「甘い物が食べたいと聞いたので、用意してきました…甘い甘~い…ウフフフフ」
P「お、おう…置いといて…くれる…?」
志保「特製ジャンボパフェですよ!甘い物、ご所望だと聞きましたので!」
P「でかい……人が食べられる量じゃない……」
志保「余ったらお申し付けください♪食べます!!」
P「全部食べていいよ……」
法子「プロデューサー、ドーナツしにいこ~♪」
時子「豚の分際で法子の願いを………まさか断りはしないでしょうね?」ギロリ
P「めめめ滅相もございません…!」ガタガタ
周子「適当に置いとけば食べるんじゃない?あ、あたしも実家から差し入れね。折角だから今日全部食べちゃいなよ?」
P「お前は面白がってるだけだろ周子…」
まゆ「甘い物が食べたいと聞いたので、用意してきました…甘い甘~い…ウフフフフ」
P「お、おう…置いといて…くれる…?」
志保「特製ジャンボパフェですよ!甘い物、ご所望だと聞きましたので!」
P「でかい……人が食べられる量じゃない……」
志保「余ったらお申し付けください♪食べます!!」
P「全部食べていいよ……」
法子「プロデューサー、ドーナツしにいこ~♪」
時子「豚の分際で法子の願いを………まさか断りはしないでしょうね?」ギロリ
P「めめめ滅相もございません…!」ガタガタ
12: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:19:40 ID:FmC
李衣菜「あれっ、冷蔵庫に入れといた私のプリン知りませんか!?」
P「今俺が食べるわけないだろ!!」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:20:12 ID:FmC
P「うわあああああああああ!!」ダダダダダダダ
茜「やりますねプロデューサー!!何故走っているのかはわかりませんが、とにかく全力で走ればなんとかなります!!ええ!!」
P「うわあああああああああん」ダダダダダダダ
ベテトレ「1234……テンポ遅れてるぞ!やる気があるのか!!」
P「はぁ…はぁ…ひぃ……」
ベテトレ「そんな事ではアイドルのプレゼントを全て食べることなどできはしないぞ!もう一回!気を引き締めろ!」
P「ひぃ~ん…」
ありす(何故Pさんまでレッスンを…?)
茜「やりますねプロデューサー!!何故走っているのかはわかりませんが、とにかく全力で走ればなんとかなります!!ええ!!」
P「うわあああああああああん」ダダダダダダダ
ベテトレ「1234……テンポ遅れてるぞ!やる気があるのか!!」
P「はぁ…はぁ…ひぃ……」
ベテトレ「そんな事ではアイドルのプレゼントを全て食べることなどできはしないぞ!もう一回!気を引き締めろ!」
P「ひぃ~ん…」
ありす(何故Pさんまでレッスンを…?)
14: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:20:47 ID:FmC
ありす「あの、すみません、ちょっといいでしょうか」
P「ん?」
ベテ「なんだ、橘」
ありす「……これまでの事で、流石に私も…このままではいけないと気づいたんです」
ありす「甘すぎたんです。これではせっかくの持ち味を活かしきれていません、もっと…もっと引き締めるべきなんです!」
ありす「…なので練習プランを組み立ててきました。確認をお願いします」
ベテトレ「うむ、無理のない的確なメニューだな、その調子で励むように」
ありす「はい、任せてください、私のプランは完璧ですから」フンス
P「ん?」
ベテ「なんだ、橘」
ありす「……これまでの事で、流石に私も…このままではいけないと気づいたんです」
ありす「甘すぎたんです。これではせっかくの持ち味を活かしきれていません、もっと…もっと引き締めるべきなんです!」
ありす「…なので練習プランを組み立ててきました。確認をお願いします」
ベテトレ「うむ、無理のない的確なメニューだな、その調子で励むように」
ありす「はい、任せてください、私のプランは完璧ですから」フンス
15: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:21:04 ID:FmC
ありす「あ、甘いと言えばいちごパスタが冷蔵庫にいれてありますのでどうぞ召し上がってください」
P(読めてたさ……ああ、読めてたさ)ヒックヒック…グスッ…
16: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:21:24 ID:FmC
ー現在。
P(もし俺がコーヒーだとしたら、ダダ甘どころじゃないだろうなぁ)
加蓮「もう無理……Pさん残り食べて…」ケフッ…
P「…そう、俺はバケツさ」パクパクパク
加蓮「し、死んだ目で食べてる…何かあった?大丈夫?やっぱり私食べようか…?」
P(もし俺がコーヒーだとしたら、ダダ甘どころじゃないだろうなぁ)
加蓮「もう無理……Pさん残り食べて…」ケフッ…
P「…そう、俺はバケツさ」パクパクパク
加蓮「し、死んだ目で食べてる…何かあった?大丈夫?やっぱり私食べようか…?」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:21:40 ID:FmC
~帰り道~
加蓮「……ねえPさん」
P「ん?」
加蓮「事務所で勉強やってて…ちょっと思ったんだけどさ」
加蓮「ああいうの、結構大事なのかもね」
P「…うん、それはな」ゲフッ
加蓮「私さ、人生そのものを意味のないものだと思ってたから…勉強もそこそこに、怒られなければいいかなくらいだったんだけど」
加蓮「……ねえPさん」
P「ん?」
加蓮「事務所で勉強やってて…ちょっと思ったんだけどさ」
加蓮「ああいうの、結構大事なのかもね」
P「…うん、それはな」ゲフッ
加蓮「私さ、人生そのものを意味のないものだと思ってたから…勉強もそこそこに、怒られなければいいかなくらいだったんだけど」
18: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)01:21:59 ID:FmC
加蓮「やってみると、案外…楽しいものかもね」
加蓮「まあ、あまり進んでやりたいってキャラでもないけどさ」
P「ゆっくりでいいさ。焦らず、一歩ずつで」
加蓮「だよね。私も自分のペースじゃないと捗らないし」
加蓮「あぁでも、これからも事務所で暇な時、勉強しながらPさんの仕事終わるの待って、一緒に帰って、食事とか行ったりしてさ」
P「オイ、まさか毎回奢らせるつもりじゃないだろうな」
加蓮「…ダメぇ?」ウワメヅカイ
P「ぐっ………いいよ、わかったよ、安いやつな」
加蓮「まあ、あまり進んでやりたいってキャラでもないけどさ」
P「ゆっくりでいいさ。焦らず、一歩ずつで」
加蓮「だよね。私も自分のペースじゃないと捗らないし」
加蓮「あぁでも、これからも事務所で暇な時、勉強しながらPさんの仕事終わるの待って、一緒に帰って、食事とか行ったりしてさ」
P「オイ、まさか毎回奢らせるつもりじゃないだろうな」
加蓮「…ダメぇ?」ウワメヅカイ
P「ぐっ………いいよ、わかったよ、安いやつな」
20: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)03:19:12 ID:FmC
加蓮「あはは、わかってるって。アタシとしては毎回ポテトだけでも全然問題ないし…」
P「ダメだ、偏るから。せめてものバランスは死守するからな」
加蓮「あはは……やっぱり…流れでどさくさに押し切れると思ったんだけどなー……」
加蓮「あっ、じゃあさ、喫茶店とかどう?新しく見つけたとこがさ、ザッハトルテ美味しくって……」
P「いや、いい………甘い物は……いい……」
加蓮「?」
P「ダメだ、偏るから。せめてものバランスは死守するからな」
加蓮「あはは……やっぱり…流れでどさくさに押し切れると思ったんだけどなー……」
加蓮「あっ、じゃあさ、喫茶店とかどう?新しく見つけたとこがさ、ザッハトルテ美味しくって……」
P「いや、いい………甘い物は……いい……」
加蓮「?」
21: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)03:19:40 ID:FmC
~おまけ~
数日後。
晴「ん~…なんだっけな、これ…」
加蓮「お、宿題?」
晴「あぁ、一応やっとかないと、しかられんのもメンドクセーからな」
加蓮「ふーん…社会のプリントかぁ…」
晴「あれ、何だっけこれ…薩長同盟ってなんで組んだんだっけこいつら」
加蓮「ああ、それはね…」
晴「知ってんのか、助かったぜ…!」
P(ほぉ……加蓮が勉強を教える側に……成長したんだなぁ)シミジミ
加蓮「確か薩摩芋と長芋の話だよそれ」
晴「マジかよ!芋の話だったのか!」
P「待て待て待て待て待て」
数日後。
晴「ん~…なんだっけな、これ…」
加蓮「お、宿題?」
晴「あぁ、一応やっとかないと、しかられんのもメンドクセーからな」
加蓮「ふーん…社会のプリントかぁ…」
晴「あれ、何だっけこれ…薩長同盟ってなんで組んだんだっけこいつら」
加蓮「ああ、それはね…」
晴「知ってんのか、助かったぜ…!」
P(ほぉ……加蓮が勉強を教える側に……成長したんだなぁ)シミジミ
加蓮「確か薩摩芋と長芋の話だよそれ」
晴「マジかよ!芋の話だったのか!」
P「待て待て待て待て待て」
22: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)03:19:55 ID:FmC
おまけ2
加蓮「見て見て、ネイル変えてみたんだ♪」
P「おぉ、似合ってるな…!」
加蓮「でしょ~♪」
翌日
加蓮「髪型変えてみた!」
P「似合ってる似合ってる」
加蓮「えへへ」
翌日
加蓮「ゴホッ…ゴホッ…おはよ"ぉ」←風邪
P「おい、無理は…」
加蓮「声変えてみた…ゴホッ…んだ…」
P「バカ言ってないで休め…」
加蓮「見て見て、ネイル変えてみたんだ♪」
P「おぉ、似合ってるな…!」
加蓮「でしょ~♪」
翌日
加蓮「髪型変えてみた!」
P「似合ってる似合ってる」
加蓮「えへへ」
翌日
加蓮「ゴホッ…ゴホッ…おはよ"ぉ」←風邪
P「おい、無理は…」
加蓮「声変えてみた…ゴホッ…んだ…」
P「バカ言ってないで休め…」
23: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)03:20:37 ID:FmC
おまけ3
加蓮「あ、ポテト買ってきてくれたの?」
P「あぁ、いくつか惣菜買うついでにな。食べていいぞ」
加蓮「やたっ、いただきまーす♪」パクッ
P「ん?おい加蓮それ大学芋だぞ!」
加蓮「アマイ…」
加蓮「ポテエエエエエ」ピカアアアアアアアッ
P「うおっまぶしっ」
ボウン?
かれにゃ「ニャーゴ」
P「猫になった……」
かれにゃ「ゴロニャーン」ポテッ
P「甘えんぼになった…」ナデナデ
かれにゃ「ゴロゴロ♪…ンナーオ♪」
~テレビ局廊下~
奈緒「なんだ…急に寒気が…」ゾワッ
おわれ。
加蓮「あ、ポテト買ってきてくれたの?」
P「あぁ、いくつか惣菜買うついでにな。食べていいぞ」
加蓮「やたっ、いただきまーす♪」パクッ
P「ん?おい加蓮それ大学芋だぞ!」
加蓮「アマイ…」
加蓮「ポテエエエエエ」ピカアアアアアアアッ
P「うおっまぶしっ」
ボウン?
かれにゃ「ニャーゴ」
P「猫になった……」
かれにゃ「ゴロニャーン」ポテッ
P「甘えんぼになった…」ナデナデ
かれにゃ「ゴロゴロ♪…ンナーオ♪」
~テレビ局廊下~
奈緒「なんだ…急に寒気が…」ゾワッ
おわれ。
24: 名無しさん@おーぷん 2018/05/25(金)03:21:32 ID:FmC
ということで、ほんのお目汚し。失礼をば。
引用元: 加蓮「Pさんはちょっと甘すぎるよね」
【アナザーエデン】アルド「冒険の日々」
2018-05-26
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 08:59:34.09 ID:6cs6G0ZIO
スマホゲーム『アナザーエデン』の特にストーリー性のないSSです
宣伝も兼ねてキャラ画像もその都度で載せていきます
SSは読まなくてもいいので画像だけでも見ていってください
ネタバレ・キャラ崩壊・捏造設定注意
呼び方とか言葉遣いがおかしいかもしれないです(回想機能はよ)
(ストーリーキャラ)
アルド(よく喋る主人公)

フィーネ(主人公の妹)

リィカ(一番冒険の付き合いが長くなる)

エイミ(おっぱい)

サイラス(カエル)

宣伝も兼ねてキャラ画像もその都度で載せていきます
SSは読まなくてもいいので画像だけでも見ていってください
ネタバレ・キャラ崩壊・捏造設定注意
呼び方とか言葉遣いがおかしいかもしれないです(回想機能はよ)
(ストーリーキャラ)
アルド(よく喋る主人公)

フィーネ(主人公の妹)

リィカ(一番冒険の付き合いが長くなる)

エイミ(おっぱい)

サイラス(カエル)

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:02:24.55 ID:6cs6G0ZIO
【妹を助けに行こう】
アルド「早く魔獣王に攫われたフィーネを助けないと……!」
エイミ「ええ、急ぎましょう!」
ディアドラ「魔剣に魂を……」
アルド「手伝うよ」
ジェイド「心を閉ざした妹を……!」
アルド「同じ兄貴として見過ごせないな……!」
シーラ「真珠集めるわよ!」
アルド「任せろ!」
マーロウ「僕の故郷の村をもう一度興したいです」
アルド「これも何かの縁だ」
エイミ「……いつ妹を助けに行くのよ!?」
アルド「この釣り場の魚を30匹釣るまで待っててくれ……」ポチャン…
エイミ「ウキを投げるな!」
アルド「早く魔獣王に攫われたフィーネを助けないと……!」
エイミ「ええ、急ぎましょう!」
ディアドラ「魔剣に魂を……」
アルド「手伝うよ」
ジェイド「心を閉ざした妹を……!」
アルド「同じ兄貴として見過ごせないな……!」
シーラ「真珠集めるわよ!」
アルド「任せろ!」
マーロウ「僕の故郷の村をもう一度興したいです」
アルド「これも何かの縁だ」
エイミ「……いつ妹を助けに行くのよ!?」
アルド「この釣り場の魚を30匹釣るまで待っててくれ……」ポチャン…
エイミ「ウキを投げるな!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:03:41.91 ID:6cs6G0ZIO
【他意のない言葉】
(未来の鍛冶屋イシャール堂にて)
アルド「しかし、この動く絵、すごいなぁ」
エイミ「今の時代からしたら普通だけどね、まあ、アルドたちの時代にはないものね、800年前だし」
アルド「お、エイミの絵だ」
エイミ「父さんが勝手に映像を作って流すのよ。やめてって言っても聞かないし、勘弁して欲しいわ」
アルド「はは、まあ、普段もだけど、このチビっこいエイミも可愛いから、親父さんの気持ちは分かるよ」
エイミ「……」
アルド「ん、どうした?」
エイミ「アルドってほんと……いや、なんでもない」はぁ…
アルド「……?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:04:59.90 ID:6cs6G0ZIO
【声真似サムライ1/2】
アルド「……」zzz...
『お兄ちゃん、起きて!』
アルド「フィーネ!?」ガバッ
サイラス「ふふ、騙されたでござるな。拙者の声真似でござる」ぬっ
アルド「えぇ……本当にフィーネかと思ったよ」
サイラス「拙者、声真似は得意でござるから騙されるのも仕方ないこと」
アルド「そうなのか。あ、それじゃあ、エイミの真似してくれよ」
サイラス「ううむ、では…………『この拳で殴り倒してあげるわ!』」
アルド「わははは、すごい! そっくりだ!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:06:44.22 ID:6cs6G0ZIO
【声真似サムライ2/2】
サイラス「ふふん…………『私アルドのことだーいちゅき、ちゅきちゅき、ちゅーしてー!』」
アルド「うわっ、ひっどいなぁー……エイミが聞いてたら怒……っ」びくっ
サイラス「『どうしたのよアルド? そんな濡れそぼった猫みたいに震えて?』」
アルド「う、後ろ……」
サイラス「む?」
エイミ「…………」
サイラス「む、武者震いが……」
エイミ「フルスロットルで行くわよ!」
サイラス「ウボァー!?」
アルド「サ、サイラスー!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:08:51.60 ID:6cs6G0ZIO
【汎用ロボ】
サイラス「酷い目に遭ったでござる」ぼろっ
アルド「なんで俺まで……あ、リィカ」ぼろっ
リィカ「エイミさんを怒らせるノハ良くないデス」
アルド「そうだな……」
サイラス「うむ……」
リィカ「傷を治療シマス。メディカルサポート」パァァッ…
アルド「助かったよ……」
サイラス「かたじけない」
リィカ「ちなみに私の声真似をしたら潰しマスノデご了承ヲ!」
サイラス「地属性攻撃は弱点だからダメでござる!」
アルド「お前はまだ敵扱いだったのか……」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:10:54.41 ID:6cs6G0ZIO
【ブラックホール】
アルド「……」
ヘレナ「あらアルド、難しい顔してどうしたの? 似合わないわよ」
アルド「ああ、ヘレナ。今ヘレナのことについて考えてたんだ」
ヘレナ「そういう言い回しは合成人間相手でもあまり感心しないわね」
アルド「……?」
ヘレナ「まあ、いいわ。なんでまた私について考えていたの?」
アルド「ブラックホール」
ヘレナ「え?」
アルド「ヘレナのスキル、ブラックホールはいつ解放されるんだ。いつになったらキャラクエが実装されるんだ?」
ヘレナ「……そんなの運営に聞いてよ! 私だって1年間も放置されるとは思ってなかったわよ!」
エイミ「……その辺にしときなさい」
ヘレナ「うう、どうして私だけ……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:12:55.80 ID:6cs6G0ZIO
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:15:23.76 ID:6cs6G0ZIO
【戦いで通じ合えば相棒だ!】
エイミ「フルスロットルで行くわよ!」
ルーフス「応ッ! ヒーロー合体!」
アルド「ルーフスとエイミは息ぴったりだな」
ルーフス「当たり前だ! 俺とエイミは相棒だからな!」
エイミ「……いつ相棒になったのよ!? というかこの前はアルドのことを相棒呼びしてたじゃない!」
ルーフス「アルドは相棒だ! エイミも相棒だ! 何も問題はない!」
アルド「はっはは! ルーフスは大らかだな!」
エイミ「火属性はこんなのばっかりなわけ……?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:17:43.25 ID:6cs6G0ZIO
ルーフス(https://i.imgur.com/0YDe16c.jpg)
・ヒーローに憧れる未来系熱血拳キャラ
・ヒーローに憧れる未来系熱血拳キャラ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 09:22:22.43 ID:6cs6G0ZIO
【火パーの姫】
(火属性パーティ戦闘中)
ミーユ「任せてください!」
アルド「助かったよ……」
・・・
ミーユ「ふう、何とか勝てましたね!」
ジェイド「ああ……」
アルド「ミーユのサポートにはいつも世話になってるよ」
ルーフス「本当だな!」
ミーユ「お役に立てているなら嬉しいです」にこっ
エイミ「……ミーユは火パーの姫よねぇ」
サイラス「マジモノの姫君でもござるよ」
ツキハ「……火属性の姫なら私もいますが」むすっ
リィカ「ツキハさんは姫というヨリ嫁ですノデ!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 10:19:11.23 ID:6cs6G0ZIO
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 10:23:30.15 ID:6cs6G0ZIO
【お兄ちゃんとデート】
シエル「アルドお兄ちゃん♪ 明日、買い物に行かない?」
アルド「ん? 特に予定はないからいいけど、何が欲しいんだ?」
エイミ「(さっさとフィーネを助けに行きなさいよ……)」
シエル「ちょっとこの時代のお洋服を着てみたくて……できればお兄ちゃんに選んでもらいたいな♪」
アルド「え、オレはファッションとかよく分からないぞ!」
シエル「それは大丈夫♪ お兄ちゃんが可愛いと思う服にするから♪」
アルド「そ、そうか。それで良いなら付き合うよ」
シエル「やったぁ♪ 明日はお兄ちゃんとデート~♪」
アルド「デ、デート!?」
エイミ「……いやおかしいでしょ!? 今の男どうしの会話でしょ!? XYとXYでしょ!?」
サイラス「女の子以上に可愛いなら、もはや女の子でござる」キリッ
エイミ「黙りなさいエロガエル!」
シエル「アルドお兄ちゃん♪ 明日、買い物に行かない?」
アルド「ん? 特に予定はないからいいけど、何が欲しいんだ?」
エイミ「(さっさとフィーネを助けに行きなさいよ……)」
シエル「ちょっとこの時代のお洋服を着てみたくて……できればお兄ちゃんに選んでもらいたいな♪」
アルド「え、オレはファッションとかよく分からないぞ!」
シエル「それは大丈夫♪ お兄ちゃんが可愛いと思う服にするから♪」
アルド「そ、そうか。それで良いなら付き合うよ」
シエル「やったぁ♪ 明日はお兄ちゃんとデート~♪」
アルド「デ、デート!?」
エイミ「……いやおかしいでしょ!? 今の男どうしの会話でしょ!? XYとXYでしょ!?」
サイラス「女の子以上に可愛いなら、もはや女の子でござる」キリッ
エイミ「黙りなさいエロガエル!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 11:15:11.94 ID:6cs6G0ZIO
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 13:16:23.83 ID:6cs6G0ZIO
【鍛冶屋の娘たち1/2】
メイ「(……あっ、アルドじゃん。バルオキーに帰ってきてたんだ)」
メイ「よーっす、アル……」
エイミ「バルオキーカマス釣りもいいけどさ、いい加減……」
アルド「いやぁ、でもなぁ、サカナの石が……」
メイ「(お、女の子連れてる……!? え、誰!? も、もしかして彼女!?)」
アルド「ん? よぉ! メイじゃないか!」
メイ「このエロアルド!」
アルド「えっ!?」
エイミ「アルド、何したのよ……」
アルド「な、何もしてない! ……あ、エイミ、メイは隣の鍛冶屋の娘でな」
エイミ「……へぇ。よろしく」
メイ「あ、うん。よろしく」
メイ「……ん、その武器見せてもらえないかな?」
エイミ「良いわよ。私、ちょっとこの時代の冶金技術に興味あるんだけど……」
メイ「え、女の子で珍しい!? それなら店に寄っていきなよ!」
アルド「俺は一度爺ちゃんに挨拶してくるから、二人でゆっくりな」
メイ「(……あっ、アルドじゃん。バルオキーに帰ってきてたんだ)」
メイ「よーっす、アル……」
エイミ「バルオキーカマス釣りもいいけどさ、いい加減……」
アルド「いやぁ、でもなぁ、サカナの石が……」
メイ「(お、女の子連れてる……!? え、誰!? も、もしかして彼女!?)」
アルド「ん? よぉ! メイじゃないか!」
メイ「このエロアルド!」
アルド「えっ!?」
エイミ「アルド、何したのよ……」
アルド「な、何もしてない! ……あ、エイミ、メイは隣の鍛冶屋の娘でな」
エイミ「……へぇ。よろしく」
メイ「あ、うん。よろしく」
メイ「……ん、その武器見せてもらえないかな?」
エイミ「良いわよ。私、ちょっとこの時代の冶金技術に興味あるんだけど……」
メイ「え、女の子で珍しい!? それなら店に寄っていきなよ!」
アルド「俺は一度爺ちゃんに挨拶してくるから、二人でゆっくりな」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 13:18:53.05 ID:6cs6G0ZIO
【鍛冶屋の娘たち2/2】
アルド「(鍛冶屋の娘どうし、仲良くなれそうだな)」
サイラス「お二方とも、ムチムチで眼福でござるな」すっ
アルド「うわっ、サイラス!?」
サイラス「どちらも良い太ももとお胸をしてるでござるがアルドはどちらがお好み……」
リィカ「『クラッシュハンマー』」ゴキャッ
サイラス「ぐぁぁっ!」
リィカ「敵性勢力を排除シマシタ」
アルド「サイラス……」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 13:19:30.82 ID:6cs6G0ZIO
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 13:22:04.84 ID:6cs6G0ZIO
【レレ、知ってるの!】
レレ「にゃーにゃー、猫さん、こんにちはなのー♪」もふもふ
レレ「んにゃ? アルドくんがいるのー! エイミちゃんとメイちゃんもいっしょなのー」
メイ「それでこのエロアルドったらね…………」
エイミ「…………うわぁ……それは確かにエロアルドね」
アルド「二人してやめてくれ! ……あ、レレ」
レレ「こんにちはなのー! でも、お邪魔しちゃってごめんなさいなの」
アルド「ああ、こんにちは。お邪魔って別にオレたち何もしてないぞ。こいつらがオレをからかってるだけだ」
レレ「じいじから聞いたことあるの! 修羅場ってやつなの!血みどろの争いなのー!」
エイミ「修羅場!? 違うわよ!?」
メイ「へ、変な勘違いしないで~!」
レレ「……修羅場じゃないの?……あ、分かったの! はーれむってやつなの! しゅちにくりんなのー!」
3人「違う!」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 13:22:39.44 ID:6cs6G0ZIO
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 13:25:18.40 ID:6cs6G0ZIO
【誰か言って欲しかった】
ダルニス「なあ、アルド。俺とノマルからどうしても言いたいことがあるんだ」
ノマル「は、はい……」
アルド「な、なんだよ、改まって……」
ダルニス「お前の妹、フィーネのことなんだが……」
ノマル「…………」
アルド「……フィーネがどうしたっていうんだ」
ダルニス「…………」
ノマル「うぅ……」
アルド「…………」
ダルニス「あの格好おかしくないか!? どうして、マントに布だけなんだ!」
アルド「……………………」
アルド「本当にそれなんだよ!」
ノマル「も、もっと小さい頃は普通の服着てましたよね……」
ダルニス「いつからあんな痴女まがいの服を着るようになったんだ……」
アルド「分からない……超常的な圧力がかかったのかもしれない……」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:10:14.55 ID:6cs6G0ZIO
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:11:44.93 ID:6cs6G0ZIO
【地獄耳】
デニー「やっぱり女は40越えてからが本番だぜ」
アルド「そ、そうか……」
サイラス「拙者は幼女から熟女までどれでもいけるでござる!」
アルド「サイラスはもう良いから……それじゃあ、仲間たちの中だと、特にデニーの好みはいない感じか」
デニー「……いや、一人だけいるんだ。じゅくじゅくにじゅくしたじゅくじょがな」
サイラス「そういえば、土ゥー婆が……」
グレートウォール!!
デニー・サイラス「ぎゃぁぁっ!?」
アルド「なんで俺までぇえっ!」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:12:15.67 ID:6cs6G0ZIO
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:15:13.85 ID:6cs6G0ZIO
【この後めちゃくちゃリフレッシュした】
アルド「なあ、リンリー。前から気になってたんだが……」
リンリー「何アルか?」
アルド「その巨大な肉まんは一体なんなんだ……?」
リンリー「これは非常食アルよ! お腹空いたらワタシの炎で温めて食べるネ! カバンにもまだまだあるアルよ!」
アルド「え!? ずっと持ち歩いてるし、痛んでるんじゃ……」
リンリー「そんなことないアルよ! お腹も空いたし今食べて証明するアル! はぁぁ……ッ!」
アルド「おぉ……湯気が出てきたな」
リンリー「これで美味しく食べられるネ! いただくネ!」ぱくぱく…
アルド「…………」
リンリー「ふう、ご馳走さまアル。この通り何の問題もないアル」猛毒状態
アルド「いやいや! 毒状態になってるから! しかもヤバいのだから!」
リンリー「アルドは心配性ネ! 少し休んだら元気になるアルよ! あ、父さん……こんなとこにいたアルか……」ゴフッ…
アルド「ヒーラー! 誰かヒーラー来てくれー!」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:16:08.49 ID:6cs6G0ZIO
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:17:46.02 ID:6cs6G0ZIO
【陽だまりの騎士】
ソイラ「……バルオキーは静かで良いですねぇ。特にこの池の近くはぐっすりお昼寝できそうですぅ」ウトウト…
ゴブリン<<ゴブゴブ……
アベトス<<ウガァー……
ソイラ「あらぁ、魔物さん。ここきもちーですよぉ。一緒にお昼寝どうですかぁ?」ぽんぽん
ゴブリン<<ゴブゴブ……?
アベトス<<ウガァー……?
バルッシー<<グルゥゥ……
ソイラ「あらぁ、大きな魔物さんも日向ぼっこしましょう」のほほん
・・・
アルド「ソイラはどこ行ったんだろう。猫みたいに気まぐれだからな……って何だこりゃ!?」
ソイラ「……」…zzz
魔物たち『…………』...zzz
アルド「……ソイラはやっぱり只者じゃないな」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:18:22.59 ID:6cs6G0ZIO
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:31:02.59 ID:6cs6G0ZIO
【ごくごく普通だ】
ベネディト「……」
アルド「(……お、ベネディトだ。……後ろから脅かしてみようかな)」そろーっ
ベネディト「……破ァッ」ザンッ
アルド「うわぁぁっ!?」
ベネディト「……アルドか。あと一瞬気付くのが遅れたら斬り伏せていたぞ」
アルド「えぇ……」
ベネディト「背後は人間の死角だ。常に警戒するのは木こりの常識だ」
アルド「普通の木こりはそんなことしないと思うぞ!」
ベネディト「…………」
ベネディト「いいや、ごくごく普通だ」
アルド「頑固だな!? 普通じゃないよ!」
ベネディト「背後を警戒するのが普通じゃないなら! 俺が普通じゃなくなるだろう!?」
アルド「お前が普通じゃないんだよ!」
ベネディト「……」
アルド「(……お、ベネディトだ。……後ろから脅かしてみようかな)」そろーっ
ベネディト「……破ァッ」ザンッ
アルド「うわぁぁっ!?」
ベネディト「……アルドか。あと一瞬気付くのが遅れたら斬り伏せていたぞ」
アルド「えぇ……」
ベネディト「背後は人間の死角だ。常に警戒するのは木こりの常識だ」
アルド「普通の木こりはそんなことしないと思うぞ!」
ベネディト「…………」
ベネディト「いいや、ごくごく普通だ」
アルド「頑固だな!? 普通じゃないよ!」
ベネディト「背後を警戒するのが普通じゃないなら! 俺が普通じゃなくなるだろう!?」
アルド「お前が普通じゃないんだよ!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:31:46.80 ID:6cs6G0ZIO
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:37:32.84 ID:6cs6G0ZIO
【合コン1/3】
アルド「……合コンがしたいだって!?」
ベネディト「ああ。俺たちも女と戯れて鼻の下を伸ばすのが普通の年頃だろう? 合コンくらい嗜むのが普通だ」
アルド「いや、完全には否定できないがけど……」
ミランダ「お、何だ面白そうな話をしてるじゃないのさ。女のメンツは集めてやるよ! そっちももう一人くらい野郎を用意しときな」
アルド「ミランダ!?」
ベネディト「恩に着る」
ミランダ「あはは、ただし費用はそっち持ちだかんねぇ」
ベネディト「分かった」
アルド「(ミランダはただ酒が飲みたいだけなんじゃ……)」
ベネディト「これでまた普通に近付いたな」
アルド「そこまで普通を目指してること自体が普通じゃないんだよ……」
アルド「……合コンがしたいだって!?」
ベネディト「ああ。俺たちも女と戯れて鼻の下を伸ばすのが普通の年頃だろう? 合コンくらい嗜むのが普通だ」
アルド「いや、完全には否定できないがけど……」
ミランダ「お、何だ面白そうな話をしてるじゃないのさ。女のメンツは集めてやるよ! そっちももう一人くらい野郎を用意しときな」
アルド「ミランダ!?」
ベネディト「恩に着る」
ミランダ「あはは、ただし費用はそっち持ちだかんねぇ」
ベネディト「分かった」
アルド「(ミランダはただ酒が飲みたいだけなんじゃ……)」
ベネディト「これでまた普通に近付いたな」
アルド「そこまで普通を目指してること自体が普通じゃないんだよ……」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:39:42.34 ID:6cs6G0ZIO
【合コン2/3】
ベネディト「…………」
デニー「…………」
アルド「(結局、俺もか)」
ミランダ「今日は野郎どもの奢りだってさ!」
ミュロン「そいつは良いねぇ!」
キュカ「ふふ、飲ませてもらうわね」
デニー「俺はもっと年上が好みだし下戸なんだが……というか合コンの相手は仲間か……」
ベネディト「安心しろ! 俺も酒は全く飲まん!」
アルド「ええっ!? 男は誰も飲まないじゃないか!」
ミランダ「あっはっはっ! まあ、乾杯しようか!」
ベネディト「まずは俺が毒味をする。しばらく待て」
キュカ「ど、毒味……?」
ミランダ「酒で死ぬなら本望だろぉ!? さっさと飲んだ飲んだ!」ガシッ
ベネディト「待て! うぉぉ……!?」グビビ……
ミュロン「ミランダは相変わらず強引だねぇ」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:42:48.58 ID:6cs6G0ZIO
【合コン3/3】
キュカ「アルド、デニー、サラダを取り分けてあげるわ」
ミランダ「さすが普段から男を探してる奴は気のまわしが違うねぇ!」
キュカ「へ、変な言い方するのやめてよ……!」
ベネディト「結婚相手を探している!? 時代の隔たりがあるのは少し普通じゃないが、まあ、問題ないだろう!」
ベネディト「俺と結婚してくれ!」
キュカ「えっ……」
ミュロン「お、おぉ…!」
ミランダ「ひゅー! やるじゃないか木こり! それもう一杯飲みな」ググイッ
ベネディト「んぐぉ!」ゴクゴクッ
キュカ「や、あの、アタシは……その……」カァァ…
アルド「またベネディトは……ほんと見境ないな」
キュカ「え……?」
デニー「ベネディトってそんなに女癖悪いのか?」
アルド「うーん……そういうわけではないんだろうけど……」
キュカ「……女の心を弄んだのね? 最低!」ベシッ
ベネディト「んぐぉ!?」
アルド「(……余計なこと言っちゃったかな)」
キュカ「アルド、デニー、サラダを取り分けてあげるわ」
ミランダ「さすが普段から男を探してる奴は気のまわしが違うねぇ!」
キュカ「へ、変な言い方するのやめてよ……!」
ベネディト「結婚相手を探している!? 時代の隔たりがあるのは少し普通じゃないが、まあ、問題ないだろう!」
ベネディト「俺と結婚してくれ!」
キュカ「えっ……」
ミュロン「お、おぉ…!」
ミランダ「ひゅー! やるじゃないか木こり! それもう一杯飲みな」ググイッ
ベネディト「んぐぉ!」ゴクゴクッ
キュカ「や、あの、アタシは……その……」カァァ…
アルド「またベネディトは……ほんと見境ないな」
キュカ「え……?」
デニー「ベネディトってそんなに女癖悪いのか?」
アルド「うーん……そういうわけではないんだろうけど……」
キュカ「……女の心を弄んだのね? 最低!」ベシッ
ベネディト「んぐぉ!?」
アルド「(……余計なこと言っちゃったかな)」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:43:25.58 ID:6cs6G0ZIO
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:47:04.56 ID:6cs6G0ZIO
【花嫁修行は辛いよ1/2】
コマチ「(花嫁修行も槍の修行も難しいものです。誰かに助言をいただきたいですね)」
コマチ「(……そういえばツキハさんは白無垢を着ていますし、花嫁修行に勤しんでたりしないでしょうか!)」
コマチ「(少し人を寄せ付けない雰囲気がありますが、ここは奮起して話を聞いてみましょう!)」
コマチ「(あら、都合よくツキハさまとアルドさまが……!)」
アルド「しかし、俺とツキハは(バトル中の)相性がいいよな! 見事にハマるという感じだ!」
ツキハ「ええ、そうですね」
コマチ「!?!?」
コマチ「(あ、相性……!? そ、それはもしや……い、いえ、まさかそんな……)」
アルド「(一緒に戦うことにも)慣れてきたこともあって、最後なんかは(敵に大ダメージを与えられて)かなり気持ち良いよ」
ツキハ「……まあ、たしかにアルドさん以外にこれほど(属性やスキルの)相性が良い方は中々考えられませんね」
コマチ「(あわわ……やっぱりあの二人……! というか、往来で何という話を……! い、いえ……早合点は良くないですねっ)」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:50:43.84 ID:6cs6G0ZIO
【花嫁修行は辛いよ2/2】
アルド「しかし、やっぱり(アナザーフォースの)フィニッシュがなぁ。どうせなら一緒にいきたいところなんだけど」
ツキハ「最後はアルドさんだけでも充分ではありませんか? 途中で(敵が)逝ってしまうことも多いですし」
コマチ「(あ、やっぱりこれ黒ですね。……あ、相性が良いとはいえ、やっぱり悩みがあるのですね)」ドキドキ…
コマチ「(花嫁修行には、やはり……そういう経験も……しかし、婚礼も済ませないうちには、やはりそういうのはダメだと思います!)」
アルド「場合によっては他のやつにも混ざってもらうといいかもな!」
コマチ「!?!?」
コマチ「(ど、堂々過ぎる浮気発言!?)」
ツキハ「それならミーユさんがよろしいかと」
コマチ「!?!?!?!?」
コマチ「(ツキハさんまで何をおっしゃっているんですか……!?)」
アルド「そうだな! 今度はそうしよう!」
ツキハ「はい」
コマチ「(大人過ぎてコマチには到底ついていけません。帰りましょう……)」ふらふら…
コマチの誤解が解ける日は来るのか……!?
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:51:57.73 ID:6cs6G0ZIO
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:56:04.37 ID:6cs6G0ZIO
【外伝とのギャップ】
アルド「ネロって普段はわりと常識的だよな……」
ディアドラ「私たちに急に殴りかかってきた時は狂人だと思ったがな」
ネロ「ふふ、ハシャギ過ぎることは誰にだってあるだろう?」
エイミ「(つまりイキッてたのね)」
ディアドラ「それで殴られそうな身にもなってみろ……」
ネロ「すまないね。まあ、でも痛みに歪んだ君の顔はさぞ美しいとも思うよ」
ディアドラ「ふんっ!」アースウェイブ!
ネロ「そんなに怒らないで♪ まあ、怒った顔は美しくないよ♪」
ディアドラ「だあっ!」腹パンっ
ネロ「」
アルド「勝者! ディアドラー!」カンカンッ
ディアドラ<<ふんすっ
エイミ「なにこれ」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 14:56:59.82 ID:6cs6G0ZIO
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:04:34.18 ID:6cs6G0ZIO
【頭アカネかよ】
オトハ「ううむ……難しいのぅ」
アルド「えっ、そんなに難しいか?」
オトハ「うむむ、この猫神さまを唸らせるとは中々やりおるなアルド!」
アルド「そ、そうか……」
アカネ「こんにちは御二方! 何をなさっておいでですか?」
オトハ「おお、アカネか。アルドが難題をふっかけてきおってな。『このハシ、渡るべからず』と立て札がある橋を渡るにはどうすれば良いかという問題なんじゃが」
アルド「これは東方のトンチだと思ったが……」
オトハ「アカネ、主は分かるかの?」
アカネ「簡単です!」
アルド「おっ」
アカネ「……正面突破です! たとえ渡るなと言われても正面突破してしまえばいいのです!」
オトハ「にゃーるほど! アルド! 答えは正面突破じゃ!」
アルド「……うん、もうそれでいいよ」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:07:05.11 ID:6cs6G0ZIO
【ぐう畜魔法使いにお仕置きを1/2】
ゴブリン<<ゴブゥ……
ビヴェット「ボクの魔法、耐えられるかなぁ……?」
アルド「……ビヴェット。魔物イジメもそれくらいにしとけ……」
ビヴェット「えぇっ!? イジメてなんかないよ。ちょっと友だちに魔法の練習相手になってもらってただけだよ。ねー?」
ゴブリン<<ゴブ……ッ
アルド「……めちゃくちゃ震えてるじゃないか。幾ら魔物だからって無駄に痛めつけたりするのは良くないぞ」
ビヴェット「はーい。……ばばーん! 『メルト』!」
ゴブリン<<グジュゥゥ……ッ
アルド「…………」
ビヴェット「一瞬でコゲコゲにすれば良いんでしょ? あーあ、つまんないなぁ」
アルド「……少し教えてやらないとダメだな」
ビヴェット「ん~?」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:10:09.56 ID:6cs6G0ZIO
【ぐう畜魔法使いにお仕置きを2/2】
ペチーン! ペチーン!
ビヴェット「んにゃぁぁっ! 痛い! 痛いって!? お尻ペンペンなんてやめてよぉ!?」
アルド「うるさい! 少しは痛みを知って反省しろ!」ペチーン! ペチーン!
ビヴェット「ふぇぇぇっ! ……ルミロ! 助けて!」
ルミロ<<にゃ~(……この機会に反省した方がいいと思うよ)
ビヴェット「ちょ、ルミロ~! 置いていかないで! ご、ごめんなさ~い!」
ペチーン! ペチーン!
ビヴェット「痛いよぉ~」
ビヴェット「(……でも、これ、ちょっと、ちょっとだけ気持ちいいかも♪)」ゾクゾクッ
・・・
アルド「俺の手も痛い……少しは他のやつの痛みも分かったか?」
ビヴェット「は~い……」
ビヴェット「(……今度またアルドを怒らせれば、その時はしてもらえるかなぁ)」くふっ
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:12:03.63 ID:6cs6G0ZIO
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:15:54.27 ID:6cs6G0ZIO
【若きダークエルフの悩み1/2】
ブリーノ「アルド……相談に乗って欲しい」
アルド「ブリーノ、深刻な顔してどうした?」
ブリーノ「ディアドラ……」
アルド「ディアドラ? ディアドラがどうかしたのか?」
エイミ「(これは面白そうな展開ね)」
ブリーノ「ディアドラとキャラが被りすぎて辛い」
エイミ「って、あら」
アルド「……そうか?」
ブリーノ「同じミグランス騎士団、同じ地属性、同じ剣使い、しかもあっちは外伝の主役、俺に至ってはしばらくの間パーソナリティにミグランスすら無かった! ポーズまで被っているのに、俺は初期から実装されていたのに何だこの格差は!?」
アルド「お、落ち着けって……」
ブリーノ「……キャラクエも不消化だし、名前も下着に似てるとか、どうして俺だけ……」
エイミ「ダ、ダークエルフはブリーノしかいないんだし、すごいアイデンティティじゃない?」
ブリーノ「その分、掘り下げも全くないんだから笑えるな……笑えないわ!」
エイミ「逆ギレしないでよ……」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:18:49.84 ID:6cs6G0ZIO
【若きダークエルフの悩み2/2】
アルド「個性か……いっそブリーフだけで戦うというのもありなんじゃないか?」
ブリーノ「……なるほどな!」ダダッ
エイミ「あっ……ちょっと! ……本気にしてないわよね」
・・・
(騎士と姫さま戦闘中)
ディアドラ「ちっ、敵が多い……! こういう時にブリーノがいれば……!」
ブリーノ「ディアドラ! 姫様! ソイラ! 加勢する!」
ソイラ「助かりますぅ……って、えぇ~っ?」
ブリーノ「……ふん、全力で戦うまでもない!」白ブリーフ
ミーユ「……」あんぐり
ディアドラ「…………」
ブリーノ「(ふっ、目立っている。俺は今までになく目立っているぞ! 白日に輝くブリーフの如く、ブリーノは輝いているぞ!)」
ディアドラ「姫さまの前で何やってんだボケぇ!」腹ぱんっ
ブリーノ「」
ソイラ「勝者、ディアドラさんですぅ~!」
ディアドラ<<ふんすっ
ミーユ「(うちの騎士団、大丈夫なのでしょうか……)」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:19:51.81 ID:6cs6G0ZIO
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:24:04.24 ID:6cs6G0ZIO
【午後のティータイム】
ミーユ「あ、エイミ! こんにちは!」
ジルバー「これはエイミさん、ご機嫌よう」
エイミ「こんにちは。お茶してるの?」
ミーユ「はい! ジルバーの淹れた紅茶はとても香り高くて美味しいです。エイミもご一緒しませんか」
エイミ「ああ、ほんと。それならちょうど良かったわ。私、昨日なんとなくクッキーを焼いてみたのよ。せっかく作ったしアルドにでも渡そうと思ってたけど、あっ、深い意味は全然ないんだけどね!」ズォォォ……
ミーユ「ク、クッキー……ですか……?」
ミーユ「(これは……本当にクッキーなのでしょうか。武器素材……いいえ、もっと禍々しい名状しがたい何か……)」ゴクッ
ジルバー「……ふむ、ではお茶を淹れましょう。おや、あれはアルドくんですな」
エイミ「アルド?」くるっ
ジルバー「(……『プレパレーション』。これで被ダメを減らし……)」
ジルバー「(そして一瞬にしてクッキーを……食す!)」シュババッ……
ミーユ「あわわっ……」
エイミ「……いないわよ? やっ、別にいいけどさ……ってあら、クッキーは?」
ジルバー「あまりに美味しそうで全て食べてしまいました……失礼ながら少々席を外させていただきます」にこにこ…
ミーユ「…………」
ジルバー「ぐぅぅ……ぐふぅぅ……ガハッ……私も老いましたな……」バタッ
アルド「……ジルバー!? どうした!? 誰にやられたんだ!? ヒーラー来てくれー! リィカえもーん!」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:24:45.78 ID:6cs6G0ZIO
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/31(土) 15:25:42.59 ID:6cs6G0ZIO
現代の最高ランクでないキャラが終わったから休憩
所持してないキャラは書かないです
所持してないキャラは書かないです
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:32:32.01 ID:gTLTHH5TO
【ツンデレ、いいえ、デレデレ】
セヴェン「俺に指図するな」
・・・
アルド「最初に会った頃はこんなこと言ってよな」
エイミ「懐かしいわね」
セヴェン「は? 急になんだよ?」
アルド「いや、セヴェンと仲良くなれて良かったと思ってさ」ニカッ
セヴェン「ふん……」ぷいっ
エイミ「(照れてるわね、相変わらずツンデレ)」
アルド「そういえば、IDAスクールに来たのはいいけど、校舎内がどうなってるのか全然分からないんだよな」
セヴェン「……ちっ、仕方ないな」
アルド「お、案内してくれるのか! ありがとな!」
セヴェン「アルドが困ってるならな……」
エイミ「やっぱりデレデレ……」
セヴェン「俺に指図するな」
・・・
アルド「最初に会った頃はこんなこと言ってよな」
エイミ「懐かしいわね」
セヴェン「は? 急になんだよ?」
アルド「いや、セヴェンと仲良くなれて良かったと思ってさ」ニカッ
セヴェン「ふん……」ぷいっ
エイミ「(照れてるわね、相変わらずツンデレ)」
アルド「そういえば、IDAスクールに来たのはいいけど、校舎内がどうなってるのか全然分からないんだよな」
セヴェン「……ちっ、仕方ないな」
アルド「お、案内してくれるのか! ありがとな!」
セヴェン「アルドが困ってるならな……」
エイミ「やっぱりデレデレ……」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:33:28.62 ID:gTLTHH5TO
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:35:40.25 ID:gTLTHH5TO
【極道、舐めんなって】
(突勢戦闘中)
ノマル「フォ、フォランさん、トドメお願いします!」
フォラン「ラストッ! 神速突きぃ!」シュババ…
ダルニス「よし、全部倒したな」
フォラン「古武道、舐めんなって」にっ
ダルニス・ノマル「(極道!? ……えっ、極道の娘さん?)」※違います
フォラン「バルオキー’s、先に進もうよ」
ダルニス「あ、ああ……じゃなくて、はい……」
ノマル「ひゃ、ひゃひゃ、ひゃい……!」
フォラン「……どうしたの?」
ダルニス「い、いや、なんでもない」
ノマル「……っ!」こくこくっ
ダルニス・ノマル「(怒らせないようにしよう……)」
(突勢戦闘中)
ノマル「フォ、フォランさん、トドメお願いします!」
フォラン「ラストッ! 神速突きぃ!」シュババ…
ダルニス「よし、全部倒したな」
フォラン「古武道、舐めんなって」にっ
ダルニス・ノマル「(極道!? ……えっ、極道の娘さん?)」※違います
フォラン「バルオキー’s、先に進もうよ」
ダルニス「あ、ああ……じゃなくて、はい……」
ノマル「ひゃ、ひゃひゃ、ひゃい……!」
フォラン「……どうしたの?」
ダルニス「い、いや、なんでもない」
ノマル「……っ!」こくこくっ
ダルニス・ノマル「(怒らせないようにしよう……)」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:36:38.14 ID:gTLTHH5TO
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:44:52.24 ID:gTLTHH5TO
【恋人と仲間……やっぱりよく分からない1/2】
ルイナ「……」じー
アルド「ど、どうした?」
ルイナ「アルドと私は仲間なんだよね」
アルド「ああ」
ルイナ「それでいつかは恋人になるんだよね」
アルド「ま、待て待て! どうしてそうなる!?」
ルイナ「……あれ、違った? 一緒にいると心が温かくなる大事な相手がそのうち特別になって恋人になるんだよね?」
ルイナ「私はアルドといると心が温かくなるしアルドとこれからも一緒にいたい。アルドはそうじゃない?」
アルド「そ、そんなことは……いや、そうじゃなくてだな! い、一旦ストップ! フォランがすごい生暖かい目で見てるから!」
フォラン「ひゅーひゅー、青春してるぅ」
アルド「面倒くさいことになってきた……」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:45:42.04 ID:gTLTHH5TO
【恋人と仲間……やっぱりよく分からない2/2】
フォラン「二人がそんな仲だったとはねぇ。いつもエイミとイチャイチャしてるからてっきり……」
アルド「ちょ、待てっ! 本当に色々と待てっ!」
ルイナ「……フォランと私もそのうち恋人になる?」
フォラン「えぇっ」
ルイナ「フォランと一緒にいるとアルドと同じくらい心が温かくなるから。フォランは違う?」
フォラン「やっ、もちろん、ルイナと一緒にいるのは楽しいよ」
ルイナ「よかった」にこっ
フォラン「……」きゅんっ
フォラン「あたし、今日からルイナの恋人になる!」ぎゅー
ルイナ「わっ……」
サイラス「尊いでござるなぁ」
アルド「どこから出てきたんだよ……」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:46:36.84 ID:gTLTHH5TO
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:49:49.83 ID:gTLTHH5TO
【兄は心配】
ジェイド「サキ……お前もスカート短過ぎないか?」
サキ「えっ? そんなことないよ......」
ジェイド「いや短い。階段上るときに男に見られるぞ。膝より少し短いくらいにしろ」
サキ「今時そんな娘いないよ……! そんなの悪目立ちするから嫌……っ! お兄ちゃんは本当にセンスが壊滅的だよね……!」
ジェイド「なっ……!」
・・・
ジェイド「俺が間違ってるのか……?」ズゥン…
セヴェン「あー……まあ、元気出せよ。フォランはまだしも真面目なルイナもスカートの丈はあんなものだしそんなもんなんじゃないのか」
フォラン「おいこらセヴェン! フォランはまだしもってどういうこと!」
セヴェン「んげっ……」
ジェイド「俺の悩みを痴話喧嘩に使うな……」
セヴェン・フォラン「痴話喧嘩なんてして(ねぇ)ないっ!」
ジェイド「……」はぁ…
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:51:10.08 ID:gTLTHH5TO
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:53:25.66 ID:gTLTHH5TO
【堕落の薬】
ポム「アルドさん。飲み物はいかがですか?」
アルド「……ん? ありがたく頂くよ」ゴクゴクッ
ポム「ふふっ、飲みましたわね?」
アルド「……あ、また危ないもの飲ませたな!?」
ポム「ふふふ、偉業の為の尊い犠牲ですわ。お身体に特に障るものではございませんからご安心を?」
アルド「俺はセヴェンから聞いたんだぞ! “いすかうぇでぃんぐどれす”とかいうやつで、ちゃんと効果とか教えてから飲む人の同意がいるんだろ!」
ポム「……インフォームドコンセントのことでしょうか? それなら問題ありませんわ!」
ポム「私にとって、ここはそんな面倒くさい規則のない過去の時代! どんな実験も倫理委員会を通さなくても良い都合のいい……科学が発展しやすい素晴らしい時代なのです?」
アルド「……」
セヴェン「アイツの薬飲みたくねえよ……」
シエル「よ、良くないと思うなぁ……!」
ジェイド「(親父みたいな奴だな)」ギリッ
ポム「あ、ちなみに飲ませましたのは同性をとんでもないくらい魅力するフェロモンの放出を促進する薬ですわ?」
アルド「へっ?」
セヴェン・シエル・ジェイド「……」トゥンク…
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:54:06.41 ID:gTLTHH5TO
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:57:47.76 ID:gTLTHH5TO
【鉄壁の守護】
エリナ「それでね、アルドったら……」
アルド「(エリナがまた一人で喋ってるな。俺には見えないけど、お姉さんと話してるのか)」
イタズラな風『俺に指図するな』
エリナ「きゃっ!?」ふわっ
アルド「うわっ、風でエリナのスカートが……!?」
サイラス「……」凝視
すぅうっ…
サイラス「むぅぅ……またしても謎の光で見えなかったでござる。まっこと残念至極」
エリナ「……あっ! もうっ、二人とも! 生気を吸い取るわよ!」
サイラス「むお、それはもしかして淫猥な……」ゲコゲコ…
アルド「お、俺は何も見てないからな!」
エリナ「さあ、いくわよ姉さま! 『エナジースティール』!」
サイラス「ぬぉぉぉ……干からびるぅ……」シオシオ…
アルド「サイラスー!」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 07:59:57.29 ID:gTLTHH5TO
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:01:38.17 ID:gTLTHH5TO
【エルフっぽいの】
ルイナ「……」じー…
ダルニス「……?」
ダルニス「……」スタスタ…
ルイナ「……」とことこ…
ダルニス「……ルイナ、何か用か?」
ルイナ「……同族、初めて見た」
ダルニス「(……俺はエルフじゃないんだが)」
ダルニス「……ふう、今日も頑張るか」
ブリーノ「……」ギロッ
ダルニス「な、なんだよ……」
ダルニス「(王国騎士に睨まれるのはさすがに怖いんだが)」
ブリーノ「ふん、俺はエルフが嫌いなんだ。お前たちがダークエルフを嫌っているようにな」
ダルニス「(……俺は人間なんだがなぁ)」
ダルニス「アルド、俺はそんなにエルフっぽいか……?」
アルド「ん、ダルニスってエルフじゃないのか?」
ダルニス「うっそだろお前」
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:03:48.02 ID:gTLTHH5TO
【お前が言うことじゃない】
ラビナ「ダルニスくん、弓教えて~」
ダルニス「ああ、ラビナか。君の実力なら俺に教わる必要なんてないだろう」
ラビナ「そんなことないよ~。エルフは私よりも弓の扱いに長けてるからね~」
ダルニス「俺はエルフじゃない!」
ラビナ「……そうなの?」
ダルニス「このネタ何回引っ張るんだよ……」
ラビナ「あはは~ごめんね~」
<<うわ、魔獣だ!?
<<逃げろ!
ラビナ「……あらら。あたし、この時代だと魔獣ってのに勘違いされるんだよね。そういう勘違い、良い気持ちにならないのに……ごめんね」
ダルニス「……いや、いいんだ。むしろ、こういう時にラビナがどんな気持ちなのか少しだけでも分かったから幸運なことかもしれないな」
ラビナ「あは、あはは~。あ、ありがとう、と言えばいいのかな?」かぁ…
ノマル「ダルニス先輩がまた女の子口説いてますね……」ひそっ
アルド「ダルニスは天然ジゴロだからな」ひそっ
ノマル「先輩がそれを言うんですか……」
アルド「な、なんだよ……」
ラビナ「ダルニスくん、弓教えて~」
ダルニス「ああ、ラビナか。君の実力なら俺に教わる必要なんてないだろう」
ラビナ「そんなことないよ~。エルフは私よりも弓の扱いに長けてるからね~」
ダルニス「俺はエルフじゃない!」
ラビナ「……そうなの?」
ダルニス「このネタ何回引っ張るんだよ……」
ラビナ「あはは~ごめんね~」
<<うわ、魔獣だ!?
<<逃げろ!
ラビナ「……あらら。あたし、この時代だと魔獣ってのに勘違いされるんだよね。そういう勘違い、良い気持ちにならないのに……ごめんね」
ダルニス「……いや、いいんだ。むしろ、こういう時にラビナがどんな気持ちなのか少しだけでも分かったから幸運なことかもしれないな」
ラビナ「あは、あはは~。あ、ありがとう、と言えばいいのかな?」かぁ…
ノマル「ダルニス先輩がまた女の子口説いてますね……」ひそっ
アルド「ダルニスは天然ジゴロだからな」ひそっ
ノマル「先輩がそれを言うんですか……」
アルド「な、なんだよ……」
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:04:25.24 ID:gTLTHH5TO
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:06:36.44 ID:gTLTHH5TO
【バルオキーに春来たる】
幼馴染「ほんとにノマルって地味よね」
ノマル「う、うん……」
幼馴染「もっとダルニスさんとかアルドさんを見習いなさいよ」
ノマル「そ、そうだね。お二人ともすごく尊敬してるよ」
幼馴染「そういうことじゃなくてね……そんなんじゃモテないわよ」
ノマル「モ、モテ……!? い、いや、特にそういうのは……」
ソイラ「ノマルさ~ん、今日の訓練はお休みして一緒に日向ぼっこしましょ~」
ノマル「あ、ソイラさん。ダ、ダメですよ! 僕たちがみんなのこと守るんですから!」
ソイラ「え~、はいですぅ……」
ノマル「あ、もう訓練の時間だから行くね。それじゃあ!」
幼馴染「あ、ちょっと……! 何よ、ヘタレのくせに、あんな可愛い娘と仲よさそうにしちゃって……私のことなんてどうでもいいわけ……?」
メイ「……」によによ
幼馴染「あ、き、聞いてましたか!? な、なんでもないですから!」
メイ「いやぁ、青春っていいよね!」
幼馴染「なっ……そ、それよりメイさんはアルドさんと進展はあったんですか?」
メイ「な、なな、何の話かな!? 私、採掘いくから! じゃあね!」ぴゅー!
幼馴染「逃げた……」
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:08:22.69 ID:gTLTHH5TO
【裸足のままの君で】
ニケ「やはり王都は大きいですね。いつも迷いそうになってしまいます」ペタペタ…
アルド「……ニケってさ、いつも裸足だよな」
ニケ「そうですね」ペタペタ…
アルド「足の裏ケガしないのか?」
ニケ「3mmほど浮いてますから大丈夫です」
アルド「えっ」
ニケ「冗談です。まあ、慣れれば火山程度までなら平気です」
アルド「(慣れれば火山まで素足でいけちゃうのか……)」
アルド「……靴、いるか? やっぱり裸足だとニケの足が傷つきそうで」
ニケ「……靴を贈ることは、贈った相手が遠くに行ってしまうから東方では良く扱われませんね」
アルド「そ、そうなのか……すまない」
ニケ「アルドさんに心配していただけるだけで私は嬉しいです」
ニケ「……むしろ私はアルドさんに靴下を贈りたいところですね」
アルド「靴下? それにも何か意味があるのか……?」
ニケ「……ツキハさんにでも聞いてみたら良いのではないですか?」ニコッ
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:09:44.57 ID:gTLTHH5TO
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:11:42.99 ID:gTLTHH5TO
【火刀と水刀は交わらず1/2】
ツキハ「あら……」
ニケ「おや……」
ツキハ「……水属性の淫売さんじゃありませんか」
ニケ「新参者かご挨拶ですね」
ツキハ「……『自分のことを好きにして構わない』と暗に告げる女が淫売でないと?」
ニケ「別に軽々しい気持ちはありません。私は一番最初にアルドさんと共に旅を始めた仲ですから。新入りの貴女は知る由もないでしょうが」
ツキハ「……そのだらしない格好をなんとかしたらどうです? はしたない」
ニケ「常に角隠しを身につけている貴女には言われたくありませんね。その貧相な身体ではしかたのないことですが」
ツキハ「……今はろくに前線へ出られない格下がよく吠えますね」
ニケ「……貴女も特に出番がないくせに」
ツキハ「…………」
ニケ「…………」
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:13:08.63 ID:gTLTHH5TO
【火刀と水刀は交わらず2/2】
オトハ「おっ、火と水の二人何を話しておるのじゃ? 猫神である妾も混ざってもよいぞよいぞ?」にゃはは
ツキハ・ニケ「失せなさい」
オトハ「にゃ!? うわーん、アルドー! ツキハとニケが妾に冷たいんじゃ! 不敬じゃぁ!」
アルド「んー? どうせオトハがまたうるさく騒いだりしたんだろ」
オトハ「そんなことしとらんもん!」
オトハ「生意気なアルドめ……神罰、食らわしてやろうかの!?」こちょこちょ…
アルド「ばっ、おまっ、やめろってぇ!」ビクビクッ
アカネ「御二方! 楽しそうなことをしてますね!」
オトハ「アカネ、其方も助太刀せよ!」こちょこちょ…
アカネ「はい! 参ります!」こちょこちょ…
アルド「ふた、ふたりとも、やめろぉぉ」ビクビクッ
ツキハ・ニケ「……」イライライライラ…
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:15:06.68 ID:gTLTHH5TO
【秘密の話】
エイミ「フルスロットルでふんふんふーん♪」
メイ「エイミって音痴なんだね」
エイミ「えっ」
メイ「……あれ、アルドとイオだ」
エイミ「(私って音痴だったの……?)」
アルド「それじゃあ。……エイミとメイか」
メイ「おーーっす、二人で何話してたの?」
アルド「ちょっとラトルのことで相談に乗ってただけだよ」
エイミ「……イオってアルドとはやけに打ち解けてるわよね。私たちにはそれほど話さないのに」
アルド「そうかな……まあ、全てをさらけ出した仲だからな」
エイミ・メイ「!?!?」
アルド「イオは強そうに見えて、実は結構繊細で可愛いやつなんだよ」
エイミ・メイ「…………」
アルド「だから二人も仲良く……な、何で二人して武器を構えてるんだ?」
エイミ・エイミ「……こ、このエロアルド!」
アルド「うわぁぁっ!?」
イオ「……?」
エイミ「フルスロットルでふんふんふーん♪」
メイ「エイミって音痴なんだね」
エイミ「えっ」
メイ「……あれ、アルドとイオだ」
エイミ「(私って音痴だったの……?)」
アルド「それじゃあ。……エイミとメイか」
メイ「おーーっす、二人で何話してたの?」
アルド「ちょっとラトルのことで相談に乗ってただけだよ」
エイミ「……イオってアルドとはやけに打ち解けてるわよね。私たちにはそれほど話さないのに」
アルド「そうかな……まあ、全てをさらけ出した仲だからな」
エイミ・メイ「!?!?」
アルド「イオは強そうに見えて、実は結構繊細で可愛いやつなんだよ」
エイミ・メイ「…………」
アルド「だから二人も仲良く……な、何で二人して武器を構えてるんだ?」
エイミ・エイミ「……こ、このエロアルド!」
アルド「うわぁぁっ!?」
イオ「……?」
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:16:14.82 ID:gTLTHH5TO
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:21:32.66 ID:gTLTHH5TO
【しんの恐怖を教えてやろう】
レイヴン「ゴミ掃除の始まりだ」
エイミ「(……う? この声はレイヴン? なんか不吉な目覚めね)」パチッ
気を引き締めていこう!
ダストデビル!
ボルケーノシュート!
僕がやるっ!
エイミ「(って、こんな朝早くから戦闘!? 着替えてる時間もないわね!)」バッ
エイミ「今行くわ!」
エイミ「最初っから飛ばすわ……よ……?」
レイヴン「アルド、しっかりチリトリを構えろ。ゴミが入らん」ザッザッ
アルド「ごめんごめん。気を引き締めていこう!」
セヴェン「落ち葉もだいたい集まったか」ダストデビル
ジェイド「火を点けるぞ」ボルケーノシュート
ノマル「僕がやるっ!」焼き芋つっこみ
エイミ「……あ、このキャンプ地清掃が義務付けられてるのね」
・・・
レイヴン「芯の恐怖を教えてやろう」グルル…
ノマル「(芋が生焼けで)ご迷惑をおかけしました……」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:22:09.78 ID:gTLTHH5TO
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:31:06.43 ID:gTLTHH5TO
【熱血神父と元軍人】
プライ「私が全ての悪を消し去ってくれよう」
ロベーラ「悪か。神父サマから見れば俺も悪か? 兵士としてどれだけの合成人間、そして人を殺してきたか。そしてそれで助かった人間もいるはずだが」
プライ「……貴方が悔恨と罪悪に悩むのなら私はいつでも懺悔を聞こう」
ロベーラ「懺悔ね……金にならねえな。善か悪か。正義か。神さまの使徒はいつでも迷いなく判断できるってのか」
プライ「私は未熟ゆえに偉大なる神を信ずる者として常に完全にそのご意向を汲み取れていないこともある。しかしそれでも迷える子羊を導くために粉骨砕身尽力する!」
ロベーラ「迷える子羊ね……まあ、人間はみんなそうだろうな。ある者は信仰に縋り、ある者は愛に縋り、ある者は金縋る」
プライ「私が導こうではないか! 貴方が望むのなら!」
ロベーラ「……感謝するぜ神父サマ。ついでに神サマに聞いてくれよ。天国へのチケットはクレジット払いできますかってな」
プライ「うむ! リボ払いが可能かも聞いておこう!」
ロベーラ「はっ、神さまのリボはぼってきそうだから遠慮願いたい」
セヴェン「(このオッサンたち、ザルボーの砂風呂でどんな会話してんだ……)」むわぁ。
プライ「私が全ての悪を消し去ってくれよう」
ロベーラ「悪か。神父サマから見れば俺も悪か? 兵士としてどれだけの合成人間、そして人を殺してきたか。そしてそれで助かった人間もいるはずだが」
プライ「……貴方が悔恨と罪悪に悩むのなら私はいつでも懺悔を聞こう」
ロベーラ「懺悔ね……金にならねえな。善か悪か。正義か。神さまの使徒はいつでも迷いなく判断できるってのか」
プライ「私は未熟ゆえに偉大なる神を信ずる者として常に完全にそのご意向を汲み取れていないこともある。しかしそれでも迷える子羊を導くために粉骨砕身尽力する!」
ロベーラ「迷える子羊ね……まあ、人間はみんなそうだろうな。ある者は信仰に縋り、ある者は愛に縋り、ある者は金縋る」
プライ「私が導こうではないか! 貴方が望むのなら!」
ロベーラ「……感謝するぜ神父サマ。ついでに神サマに聞いてくれよ。天国へのチケットはクレジット払いできますかってな」
プライ「うむ! リボ払いが可能かも聞いておこう!」
ロベーラ「はっ、神さまのリボはぼってきそうだから遠慮願いたい」
セヴェン「(このオッサンたち、ザルボーの砂風呂でどんな会話してんだ……)」むわぁ。
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:32:24.30 ID:gTLTHH5TO
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:35:24.94 ID:gTLTHH5TO
【新発見】
ヤヅキ「あーん! 退屈ー! もっと刺激的なことがしたーい!」
サモラ「それならワシの手伝いをしろ。目当てがある」
ヤヅキ「んげ、じいちゃんに付き合うとゲテモノ飯食わせられるからなぁ」
サモラ「年寄り扱いするな。ちゃんと美味いし刺激的じゃろうが」
ヤヅキ「んー、まあ……それで今回は何を食材にしたいわけ?」
サモラ「お前たちの時代にいる、人間モドキを食そうと思ってな」
ヤヅキ「人間モドキって……合成人間のこと!? 無理無理! 食べられないからね!?」
サモラ「試してみなければ分からんだろう?」
ヤヅキ「分かるよ! だって金属じゃん!? ……えーと、爺ちゃんの時代でいうゴーレムみたいなもんよ?」
サモラ「確かにゴーレムは徹底的に解体したが食う部分がなかった」
ヤヅキ「やったことあるんだ……」
サモラ「だがゴーレムが食えんからといって人間モドキが食えんとも限らん。とにかく行くぞ!」
ヤヅキ「絶対に無理だと思うけどなぁ。まあでも確かに合成人間を食べるなんて刺激的ね!」
・・・
サモラ「この繊維、麺として中々食えるな」
ヤヅキ「……美味しい! これから毎日狩らなきゃ!」
ヘレナ「合成人間を食べるなんて……」ガタガタ…
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:36:46.58 ID:gTLTHH5TO
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:38:15.22 ID:gTLTHH5TO
【空と歌とヒーローと呪われし姫君1/2】
ルーフス「はーはっはっ! ヒーローの力を見たか! まだまだ行くぜぇぇっ!」
ツキハ「……彼は少し耳に障りますね」
パリサ「……ルーフスさんは……いつも明るい人……ですから……」
ルーフス「俺は常に熱いハートの下に生きてるからな! 誰も俺を止められはしない!」ニカッ
ツキハ「はぁ……パリサさん、彼に歌ってあげてはどうですか?」
パリサ「えっ……でも……私の歌は……」
ルーフス「いいなそれ! パリサの熱い歌! 聴かせてくれぇっ!」
パリサ「あ、熱い歌は……無理……ですけど…………わかりました……」
ルーフス「はーはっはっ! ヒーローの力を見たか! まだまだ行くぜぇぇっ!」
ツキハ「……彼は少し耳に障りますね」
パリサ「……ルーフスさんは……いつも明るい人……ですから……」
ルーフス「俺は常に熱いハートの下に生きてるからな! 誰も俺を止められはしない!」ニカッ
ツキハ「はぁ……パリサさん、彼に歌ってあげてはどうですか?」
パリサ「えっ……でも……私の歌は……」
ルーフス「いいなそれ! パリサの熱い歌! 聴かせてくれぇっ!」
パリサ「あ、熱い歌は……無理……ですけど…………わかりました……」
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:43:15.02 ID:gTLTHH5TO
【空と歌とヒーローと呪われし姫君2/2】
パリサ「ーー♪ ーー♪」
ツキハ「…………」つぅ…
ルーフス「…………」
パリサ「……お、終わりです……えっと……」
ルーフス「…………心の底に響く静かなる熱さ! ガツンと熱い一撃くらったぜ!」
パリサ「え……?」
ルーフス「青さすら感じる炎の心! さすが相棒だ! うぉぉぉおおおっ切ない! 感傷的な気分だぁぁああっ!」ブワワァァッ……
ツキハ「余韻にひたる邪魔をしないでください」炎舞!
ルーフス「これも熱い一撃だぜ!?」
パリサ「物理的な……熱さですよ……」
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:43:45.64 ID:gTLTHH5TO
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:45:16.51 ID:gTLTHH5TO
【Is she URASHIMA?1/2】
チヨ「おらもシーラ様みたいにかっちょええ人になりてぇべな!」
チヨ「とりあえずあのカッコよく槍を回すのを杖で真似してみるっぺよ! とぅっ!」
ぐるぐる……すかっ
チヨ「あいたっ」ぽかっ
杖<<バキッ
チヨ「あ、あぁ……っ!? か、借り物の杖が折れてしまったべ……!」
アルド「あ、いた。おーい、チヨ。お前に使ってもらってた杖を返してもらっていいか? 火山の敵と戦うからレレに持たせたいんだ」
レレ「修行なの!」
チヨ「あっ、ええと……っ」オロオロ…
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:46:54.43 ID:gTLTHH5TO
【Is she URASHIMA?2/2】
シーラ「今日は海が穏やかねぇ……ん?」
・・・
アルド「おい、チヨ……!」
チヨ「ご、ごめんなさいだべ~!」土下座ー
レレ「折れちゃってるのー……」
アルド「うーん……」
シーラ「亀さんをいじめるなー!」飛び蹴りっ
アルド「ぐはっ!?」
レレ「あわー、アルドくんが吹き飛んじゃったのー」
チヨ「シ、シーラ様ぁ!」ダキッ
シーラ「……チヨ! ……って、アルド?」
アルド「シーラのやつ、また一人で逸って突っ込んできたな……ぐふっ」
レレ「アルドくん、悪いことしてないのに可愛そうなのー。レレがナデナデしてあげるのー」
アルド「あ、ありがとう。けど撫でるよりリィカを呼んできてくれ……」
シーラ「今日は海が穏やかねぇ……ん?」
・・・
アルド「おい、チヨ……!」
チヨ「ご、ごめんなさいだべ~!」土下座ー
レレ「折れちゃってるのー……」
アルド「うーん……」
シーラ「亀さんをいじめるなー!」飛び蹴りっ
アルド「ぐはっ!?」
レレ「あわー、アルドくんが吹き飛んじゃったのー」
チヨ「シ、シーラ様ぁ!」ダキッ
シーラ「……チヨ! ……って、アルド?」
アルド「シーラのやつ、また一人で逸って突っ込んできたな……ぐふっ」
レレ「アルドくん、悪いことしてないのに可愛そうなのー。レレがナデナデしてあげるのー」
アルド「あ、ありがとう。けど撫でるよりリィカを呼んできてくれ……」
89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:47:44.49 ID:gTLTHH5TO
90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:52:08.61 ID:gTLTHH5TO
【生きにくいこの世界で】
フォラン「……」
レレ「猫嫌いなのー? そんな人は初めて見たのー」
ビヴェット「猫嫌い!? 信じられない!?」
アルド「ほら、フォラン、触ってみろよ。可愛いぞ」
リィカ「猫は護る対象かつ愛でる対象デスノデ!」
フォラン「別に猫が嫌いだっていいじゃん……多様性を認める社会であって欲しいよ……」
フォラン「誰か分かってくれる人はいないかな…………あっ!」
いいマクマク<<分かる。猫は爪研ぎされるから嫌い
フォラン「……いた! 仲間がいた!」
いいマクマク<<僕たちは仲間だ
フォラン「これが有償石1000! 運命の出会い! 黄金の扉! 鐘の音!」ダキッ
セヴェン「何言ってるんだお前……」
フォラン「セヴェンは黙ってて! 猫嫌い同盟だ! 写真とろー!」カシャカシャッ
いいマクマク<<ピース
アルド「最近の子はなんでもすぐに写真を撮るよな」
フォラン「……」
レレ「猫嫌いなのー? そんな人は初めて見たのー」
ビヴェット「猫嫌い!? 信じられない!?」
アルド「ほら、フォラン、触ってみろよ。可愛いぞ」
リィカ「猫は護る対象かつ愛でる対象デスノデ!」
フォラン「別に猫が嫌いだっていいじゃん……多様性を認める社会であって欲しいよ……」
フォラン「誰か分かってくれる人はいないかな…………あっ!」
いいマクマク<<分かる。猫は爪研ぎされるから嫌い
フォラン「……いた! 仲間がいた!」
いいマクマク<<僕たちは仲間だ
フォラン「これが有償石1000! 運命の出会い! 黄金の扉! 鐘の音!」ダキッ
セヴェン「何言ってるんだお前……」
フォラン「セヴェンは黙ってて! 猫嫌い同盟だ! 写真とろー!」カシャカシャッ
いいマクマク<<ピース
アルド「最近の子はなんでもすぐに写真を撮るよな」
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:53:52.16 ID:gTLTHH5TO
92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 08:59:58.88 ID:gTLTHH5TO
【ど根性サイラス】
メリナ「言っておくけど、私のことを子ども扱いしたら潰すから」
サイラス「……ぬふふ、美幼女に潰されるならそれも一興。拙者も奉仕活動されたいでござる!」
ベシャッ
サイラス<ピラーン…
アルド「サイラスー!」
メリナ「次は良い子に生まれてきなさい」
エイミ「子どものサイラス……オタマジャクシ?」
リィカ「カエルの子はカエルですノデ」
メリナ「……あなたたちと組むのは失敗だったかしら」
ヘレナ「私もかなり後悔してるわ」
93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:00:44.23 ID:gTLTHH5TO
94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:03:00.11 ID:gTLTHH5TO
【その傭兵、足長につき】
ベルトラン「守るべきものがあるのだ! 俺の後ろには通さん!」バッ
メリナ「あら、気がきくのね」
シエル「うわぁ、助かった~♪」
レレ「嬉しいの♪」
エイミ「……」
ベルトラン「どうしたエイミ?」
エイミ「ベルトランってロリコンなの?」
ベルトラン「は? ……違うが?」
エイミ「けれど、いつも小さい娘と一緒にいるわよね」
ベルトラン「誤解だな」
ぽんっ
ベルトラン「ん?」
サイラス「自分の心を偽る必要はないでござる。拙者はムチンムチンな女子の方が好みでござるが!」
シールドスラム!
サイラス<ぴよぴよ…
レレ「確定気絶なの~!」
メリナ「ダメージ与えないあたりは優しいわね」
95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:04:18.55 ID:gTLTHH5TO
96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:08:54.18 ID:gTLTHH5TO
【あなたにヒガンバナを1/2】
ベルトラン「む……」
フェルミナ「おや」
ベルトラン「久しいな」
フェルミナ「ええ、じゃらじゃらマントさん」
ベルトラン「……久しぶりだというのに随分な口だな」
フェルミナ「砲丸を一人で受けたりもう若くないのに無茶をしますね」
ベルトラン「……」
フェルミナ「あなたが逃した痴れ者の始末もさせたりとあまり手間をかけさせないでいただきたいです」
ベルトラン「…………」
フェルミナ「何か?」
ベルトラン「俺は国に監視されているのか」
フェルミナ「今となっては一介の傭兵に過ぎないあなたにそれほどの価値があるとお思いですか?」
ベルトラン「それじゃあ、お前が個人的に俺を見張っていると? 何のために?」
フェルミナ「…………」
ベルトラン「……?」
フェルミナ「用があるため失礼します」
ベルトラン「何なんだ……」
ベルトラン「む……」
フェルミナ「おや」
ベルトラン「久しいな」
フェルミナ「ええ、じゃらじゃらマントさん」
ベルトラン「……久しぶりだというのに随分な口だな」
フェルミナ「砲丸を一人で受けたりもう若くないのに無茶をしますね」
ベルトラン「……」
フェルミナ「あなたが逃した痴れ者の始末もさせたりとあまり手間をかけさせないでいただきたいです」
ベルトラン「…………」
フェルミナ「何か?」
ベルトラン「俺は国に監視されているのか」
フェルミナ「今となっては一介の傭兵に過ぎないあなたにそれほどの価値があるとお思いですか?」
ベルトラン「それじゃあ、お前が個人的に俺を見張っていると? 何のために?」
フェルミナ「…………」
ベルトラン「……?」
フェルミナ「用があるため失礼します」
ベルトラン「何なんだ……」
97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:10:45.31 ID:gTLTHH5TO
【あなたにヒガンバナを2/2】
メリナ「今のやり取り……貴女って実はめんどくさい乙女なのね?」
フェルミナ「……はい?」
メリナ「じゃらじゃらマントに関心を持っていただきたいんでしょう」
フェルミナ「深読みかと」
メリナ「あらそう。それなら良かったわ。私の恋敵が減るわけだし」
フェルミナ「……ご冗談を」
メリナ「そう思いたいならどうぞ。彼のマントの中は私の居場所にさせてもらうわね」
フェルミナ「……今はしがない傭兵とはえい、あの男もかつては王国から勲章を賜った身。幼女趣味といった悪評が広がっては王国に忠誠を誓った私としても好ましくないかと」
メリナ「困るのは個人的なあなたでしょう? 素直にならないと気付いたら離れていってしまうかもね」
フェルミナ「思い込みを前提に話を進めるのは如何かと存じますが……そもそも恋に恋する時期にはまだ早いのでは?」くすっ
メリナ「私は子ども扱いされるのが嫌いなのは耳ざといあなたなら知ってるでしょう? そんなムキになって攻撃してこなくて良いのよ?」ふふっ
ベルトラン「(おや、仲睦まじそうだな。俺も他人をとやかく言えないが、二人ともあまり周りと馴染もうとしない性分だから、めでたいことだ)」
メリナ「今のやり取り……貴女って実はめんどくさい乙女なのね?」
フェルミナ「……はい?」
メリナ「じゃらじゃらマントに関心を持っていただきたいんでしょう」
フェルミナ「深読みかと」
メリナ「あらそう。それなら良かったわ。私の恋敵が減るわけだし」
フェルミナ「……ご冗談を」
メリナ「そう思いたいならどうぞ。彼のマントの中は私の居場所にさせてもらうわね」
フェルミナ「……今はしがない傭兵とはえい、あの男もかつては王国から勲章を賜った身。幼女趣味といった悪評が広がっては王国に忠誠を誓った私としても好ましくないかと」
メリナ「困るのは個人的なあなたでしょう? 素直にならないと気付いたら離れていってしまうかもね」
フェルミナ「思い込みを前提に話を進めるのは如何かと存じますが……そもそも恋に恋する時期にはまだ早いのでは?」くすっ
メリナ「私は子ども扱いされるのが嫌いなのは耳ざといあなたなら知ってるでしょう? そんなムキになって攻撃してこなくて良いのよ?」ふふっ
ベルトラン「(おや、仲睦まじそうだな。俺も他人をとやかく言えないが、二人ともあまり周りと馴染もうとしない性分だから、めでたいことだ)」
98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:14:15.83 ID:gTLTHH5TO
99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:21:15.42 ID:gTLTHH5TO
【煮干しサムライ1/2】
シオン「煮干しはいるか?」
猫<<にゃー(イラネ)
アカネ「あっ! 兄上ー! あっ、煮干しですか!」ぱくっ
シオン「アカネ、行儀が悪いぞ」
アカネ「すみませんっ! しかし煮干しを食べると骨が丈夫になる上に頭が良くなると聞きましたから!」
シオン「そうした話も聞いたことはある」
アカネ「それならいっぱい食べて賢くなって、兄上に迷惑をかけなくなりたいです!」
シオン「アカネ……」じーん…
アカネ「それに賢くなればもっとアルドさんのお役に立てますからっ!」
シオン「…………」
アカネ「あっ、な、なんでもありません……忘れてくださいっ」カァァ…
シオン「ああ……」
・・・
シオン「アルド、お前には常日頃から感謝しているし、刎頸の交わりすらも吝かでなく思う。しかし……妹を誑かす者は斬らねば気がすまん」チャキッ
アルド「い、一体どうしたんだ!? 刀を置いてくれ!」
シオン「覚悟!」
100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:23:04.96 ID:gTLTHH5TO
【煮干しサムライ2/2】
メリナ「レイン・オブ・マナ」どぱっ
シオン「……」びしゃっ
メリナ「少しは頭が冷めた?」
シオン「情けを有り難き……」
アルド「どうしたんだよ……」
シオン「私としたことが頭に血が上ってとんでもないことをしようとした。この無礼に報いるため腹を斬ろう」
アルド「や、やめてくれよ! 気にしなくていいから!」
シオン「しかし……」
ノア「きゅー!」
メリナ「ノアもやめろって言ってるわよ」
アルド「そうだ! やめろ!」
シオン「……まことにかたじけない……ノア殿、煮干しはいるか?」
ノア<<ふるふるっ
シオン「そうか……」
101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:26:22.23 ID:gTLTHH5TO
102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:27:38.68 ID:gTLTHH5TO
【悪気はゼロ】
ビヴェット「ばばんっ!」
トゥーヴァ「……」ぴくっ
ジルバー「私も老いましたな……」
トゥーヴァ「……」ぴくっ
ベルトラン「俺のような古い人間は見守るだけだ」
トゥーヴァ「……」いらっ
ネロ「アルド、いくら若作りをしようが、本当の美しさは得られないものさ。それより美しさというのはね……」ペラペラ…
トゥーヴァ「……」いらいらっ
トゥーヴァ「(良いのよ……私には若い娘にはない魅力もあるはずだもの。例えばこういうポーズなら妖艶さがより引き立つかしら)」くねっ
プライ「むっ! トゥーヴァ殿! もしや腰を痛めましたか!? 老いた身で無理は禁物! 私が神の加護のもとに治療しましょう!」
トゥーヴァ「……『グレートウォール』!」
プライ「うぎゃぁっ!?」
103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:30:23.38 ID:gTLTHH5TO
104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:36:34.68 ID:gTLTHH5TO
【聖騎士と盾】
アナベル「……ベルトラン様。お久しぶりです」すっ
ベルトラン「様なんてやめてくれ。しがない傭兵である俺が聖騎士さまと呼ばなければいけないだろう」
アナベル「私にとってはいつまでも無二の上官であり、超えることのできない師です」
ベルトラン「べつに俺は剣を教えたりなどもしてないがな。お前は聖騎士アンナの名を継ぐ者、聖痕を持つ者としての異名に全く遜色のない才覚の持ち主であり、常人離れした努力家だった」
アナベル「あの頃の私は魔獣を滅ぼす為に全てを捧げていましたから」
ベルトラン「……頼もしく思う反面、危うさも感じていた。しかし、今はもう何の心配もいらないな。風格、そして柔らかさがある」
アナベル「……ご慧眼です。素晴らしき仲間とこの世で唯一人の家族と本当の再会ができましたからでしょう。これも天の導きでしょうか」
ベルトラン「……そうか」
アナベル「ところで、一つだけ嘘を申し上げたかもしれません」
ベルトラン「ふむ?」
アナベル「超えることのできない師……いささか謙譲かもしれません」
ベルトラン「……ふっ、言うようになったな。少し打ち合うか」スッ
アナベル「……はい!」
フェルミナ「……」スッ
ディアドラ「……見ていかないのか?」
フェルミナ「後でまた見にきます。あの二人、火力ないのに高耐久でだらだらと長期戦になるでしょうからね」
ディアドラ「……確かに」
105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:39:10.60 ID:gTLTHH5TO
106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:41:59.18 ID:gTLTHH5TO
【恋い焦がれしみたらしサムライ1/2】
アルド「……」
アザミ「(アルド殿が一人でおられるでござる。今はあぴーるちゃんすでござるな!)」すすっ
ヒュッ
アザミ「!?」サッ
ニケ「……『睡蓮花』を躱しましたか」(※追加効果で睡眠)
アザミ「な、仲間に斬りかかるとは正気でござるか!?」
ニケ「仲間であると同時に今は不倶戴天の敵なのです! 『睡蓮花』!」
アザミ「(やはりニケ殿もアルド殿のことが……しかし)」
アザミ「遅い! 『みね打ち』!」(※追加効果で気絶)
ニケ「ぐっ……やはり格上には敵わないですか……」ドサッ
アザミ「よしっ、今のうちにアルド殿のもとに急ぐでござる!」
ツキハ「『冥朧村雨』!」
アザミ「む……!? くっ……」ジュッ…
107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:45:07.32 ID:gTLTHH5TO
【恋い焦がれしみたらしサムライ2/2】
アザミ「(同格の相手まで……! というか、ツキハ殿はアルド殿にそれほど思いを寄せているとは思っていなかったんでござるが!?)」←ライバルは常時チェック済み
ツキハ「立ちふさがる者は斬ります!『不知火』!」
アザミ「単体火力ならば拙者の方が上でござるーー『飛天斬り』!」
ツキハ「あぁっ……!」バタッ
アザミ「勝った時こそ浮かれませぬ! む……!」
オトハ「アルドが暇そうにしておるの! かっかかか、アカネ、構ってやろうぞ!」
アカネ「手合わせいただきたいです!」
アザミ「『みね打ち』! 『みね打ち』!」
オトハ・アカネ「うっ!?」バタッ
アザミ「……これで、らいばるは全て倒したはず……時は今!」ざざざっ
レレ「ぎゅーーーん! レレなのー!」
アザミ「なっ……!?」
レレ「アルドくん、また迷子の猫さんがいるのー! この子の親探しを手伝って欲しいのー」
アルド「ん、ちょうど暇してたしいいよ。お、アザミもちょうどいいところに。手伝ってくれないか?……な、なんで泣いてるんだ!?」
レレ「アザミちゃん、大丈夫なのー……?」
アザミ「な、なんでもないでござるよぅ……」ぐすっ
108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 09:46:26.66 ID:gTLTHH5TO
109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:19:29.22 ID:gTLTHH5TO
【最カワ魔獣っ娘ちゃん】
ミュルス「お母さんかぁ……」
アルド「どうかした」
ミュルス「ああ、アルド。この前に少しだけお世話した赤ちゃん、可愛かったねー」
アルド「そうだな」
ミュルス「私もいつかお母さんになるのかなぁ」
アルド「ミュルスは良い母親になりそうだな」
ミュルス「ふふ、そうでしょそうでしょ! ……でも、やっぱりその時にならないと実感とかも湧かないだろうし、全然想像つかないなー」
アルド「まあ、たしかにそうだろうな。……せっかくだし赤ちゃん的なのを見に行くか?」
ミュルス「えっ、行く行く!何かアテがあるの? …………赤ちゃん的なの?」
(時の塔)
アルド「ほら、赤ちゃん」
幻視胎「…………」
ミュルス「ごめん、ちょっとついてけないかな」
ミュルス「お母さんかぁ……」
アルド「どうかした」
ミュルス「ああ、アルド。この前に少しだけお世話した赤ちゃん、可愛かったねー」
アルド「そうだな」
ミュルス「私もいつかお母さんになるのかなぁ」
アルド「ミュルスは良い母親になりそうだな」
ミュルス「ふふ、そうでしょそうでしょ! ……でも、やっぱりその時にならないと実感とかも湧かないだろうし、全然想像つかないなー」
アルド「まあ、たしかにそうだろうな。……せっかくだし赤ちゃん的なのを見に行くか?」
ミュルス「えっ、行く行く!何かアテがあるの? …………赤ちゃん的なの?」
(時の塔)
アルド「ほら、赤ちゃん」
幻視胎「…………」
ミュルス「ごめん、ちょっとついてけないかな」
110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:20:36.08 ID:gTLTHH5TO
111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:22:54.41 ID:gTLTHH5TO
【おそらく深い意味はない】
ロキド「魔獣は全て俺の拳で打ち砕いてやる!」
ミュルス「はぁい! 魔獣でーす! 食べちゃうわよ? がおー!」
ロキド「…………」カワイイ…
ロキド「魔獣は悪だ! 俺が倒す!」
ミュルス「ケガしてる! 大丈夫!? 回復するから!」
ロキド「…………」
ロキド「アルド、俺は間違ってるんだろうか……」
アルド「あー、ミュルスが特別ということでいいんじゃないか?」
ロキド「……そうだな」
ロキド「魔獣は全て俺の拳で打ち砕いてやる! ただしミュルスは特別だから除く!」
ロキド「魔獣は悪だ! 俺が倒す! ただしミュルスは特別だから除く!」
ミュルス「なんか私とロキドが特別な仲だって噂になってるんだけど!?」
アルド「ロキド……やっぱり不器用な奴だな」
ミュルス「一人で納得しないでよー!」
112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:23:26.42 ID:gTLTHH5TO
113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:32:11.03 ID:gTLTHH5TO
【笑顔の君が好き1/2】
ラクレア「……」チラッ
アルド「……」変顔
ラクレア「……バカにしてるのかアルド。射つぞ」
アルド「バカになんかしてない! ただ、ラクレアの笑った顔がまた見たくてさ」
ラクレア「……そういうセリフは鍛冶屋の娘たちかサムライたちにでも言っておけ」
アルド「うーん……変顔でもダメか」
ラクレア「無理に笑わせなくてもいい。そのうち自然に笑えるようになる気がする」
ベネディト「笑顔くらいごくごく普通に出来るだろう」にゅっ
アルド「うおっ!?」
ラクレア「出たなごくごく普通の木こり」
ラクレア「……」チラッ
アルド「……」変顔
ラクレア「……バカにしてるのかアルド。射つぞ」
アルド「バカになんかしてない! ただ、ラクレアの笑った顔がまた見たくてさ」
ラクレア「……そういうセリフは鍛冶屋の娘たちかサムライたちにでも言っておけ」
アルド「うーん……変顔でもダメか」
ラクレア「無理に笑わせなくてもいい。そのうち自然に笑えるようになる気がする」
ベネディト「笑顔くらいごくごく普通に出来るだろう」にゅっ
アルド「うおっ!?」
ラクレア「出たなごくごく普通の木こり」
114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:33:21.40 ID:gTLTHH5TO
【笑顔の君が好き2/2】
ベネディト「こう笑えばいいんだ」ニカッ
ラクレア「いい笑顔だな……」
アルド「ほんとだよ」
ベネディト「ごくごく普通の笑顔だ」にかっ
ラクレア「ふ……」にこ
アルド「笑った!」
ラクレア「う、うるさい……」
ベネディト「笑った方が普通に可愛いぞ」
アルド「普通に可愛いよな」
ラクレア「うるさいなっ!」
115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:36:23.71 ID:gTLTHH5TO
116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:42:22.02 ID:gTLTHH5TO
【6畳間の王様】
クロード「ふむ、非常に勉強になった……これだけの戦史がデータ化されていないのは惜しいな。おかげでやたらと値も張ったしな」
アラーム<<ピピピ……!
クロード「む、時間か」
・・・
「ただいまよりタイムセールです!」
わぁぁっ!
クロード「激安ササミ! 動物性タンパク質! 手に入れねば! ……いたたっ!」
・・・
クロード「勝利の凱旋だ! ふっ、もやしだけの生活に彩りが出る」
セヴェン「王様とやらの一日が気になって見張てたが、クロードって結構ボロいところに住んで、かなり切り詰めて暮らしてるんだな……」
アルド「……出来る限り、冒険に連れてって美味しいご飯を食べてもらおう」
セヴェン「施しとかは受け取らないだろうしな……」
117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:43:01.28 ID:gTLTHH5TO
118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:46:29.45 ID:gTLTHH5TO
【本物たちの前で】
シュゼット「魔界のプリンセスたる私の前に跪きなさい!」どやっ
クロード「闇のプリンセス……お前も王族なのか。私も今は亡きケリュケール王国の王族の末裔だ。ふむ、マカイ……聞いたことがないな。所在をお聞きしてもよろしいか?」
シュゼット「ふぇ?」
ツキハ「闇の姫君……私と同じように呪われたのですか? 経緯をお聞きしても……?」
シュゼット「あぅ……」
ミーユ「あなたもプリンセスなのですか! 私はミグランス王国七代目王が嫡子、ミューフィルユ・ミグランスです! 時代が違うとはいえ、ぜひ仲良く致しましょう!」
シュゼット「あわわ……」
シーラ「あはは、結構王族が多いのね。まあ、私も小さいけど一応そうね。よろしく……!」
シュゼット「……」
シュゼット「アルド! たすけて~!」
アルド「王族どうし仲良くしてくれ」スタスタ
シュゼット「ああ、待って待って! 置いてかないでよぉ!」
シュゼット「魔界のプリンセスたる私の前に跪きなさい!」どやっ
クロード「闇のプリンセス……お前も王族なのか。私も今は亡きケリュケール王国の王族の末裔だ。ふむ、マカイ……聞いたことがないな。所在をお聞きしてもよろしいか?」
シュゼット「ふぇ?」
ツキハ「闇の姫君……私と同じように呪われたのですか? 経緯をお聞きしても……?」
シュゼット「あぅ……」
ミーユ「あなたもプリンセスなのですか! 私はミグランス王国七代目王が嫡子、ミューフィルユ・ミグランスです! 時代が違うとはいえ、ぜひ仲良く致しましょう!」
シュゼット「あわわ……」
シーラ「あはは、結構王族が多いのね。まあ、私も小さいけど一応そうね。よろしく……!」
シュゼット「……」
シュゼット「アルド! たすけて~!」
アルド「王族どうし仲良くしてくれ」スタスタ
シュゼット「ああ、待って待って! 置いてかないでよぉ!」
119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:50:53.75 ID:gTLTHH5TO
120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:56:26.22 ID:gTLTHH5TO
【全員が甘党というわけではない】
ユーイン「ちっ……またフられちまったぜ」
アルド「フられた? 一体誰に?」
ユーイン「ツキハの嬢ちゃんだよ」
アルド「えっ、ユーインって、ツキハのことを……!? た、確かに二人とも戦いの息ぴったりだもんな」
ユーイン「それはむしろお前やシオンだろ。一応補足しておくが別に色恋の話じゃねえぞ」
アルド「あ、そうなのか。いや、最近浮いた話が多いから勘違いしたよ」
ユーイン「ほれ、嬢ちゃんは呪われた腕で武器の記憶を読み取るだろう? そして俺は呪われた武器専門の仲売人。組まない手はねえよな」
アルド「なるほど、そういうことか。……でも断られたのか」
ユーイン「ああ。せっかくとっておきの三段ホットケーキチョコアイスクリームマシマシハニー仕上げスペシャルを奢ってやるって言ってんのに」
アルド「うん、それが一番の原因だよな。聞いただけで胸焼けしそうだ……」
シュゼット「……話は聞かせていただきましたわ!」ばばーんっ
ユーイン「ん?」
シュゼット「その甘い条件で私が協力して差し上げましょう。禁断の呪われし装具、私のイービルアイでまるっと見通してあげますわ!」
ユーイン「まあ、アルドの方からもそれとなく水を向けてくれや」スタスタ…
アルド「分かったよ」スタスタ…
シュゼット「あ、待ちなさい! 待ち……ま、待ってよ~! 無視しないで~!」
121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 10:59:43.56 ID:gTLTHH5TO
122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:01:14.42 ID:gTLTHH5TO
【さいつよのひろいん】
シェイネ「アルドくん、たすけて……! また、ちょっと男の人たちに追われてるの!」
アルド「なんだって!? 分かった、逃げよう!」
アルド「……撒けたみたいだな」
シェイネ「うん……迷惑かけちゃってごめんね」
アルド「全然迷惑じゃないよ。しかし呪いは解けたはずなのに、シェイネは相変わらずモテモテだな……」
シェイネ「あはは…………どれだけ多くの人に好かれても、自分が好きな人に振り向いて貰えないなら意味ないよ」
アルド「……シェイネなら大丈夫だよ。見た目だけじゃない。優しくて気さくで……シェイネが好きな人もきっとシェイネを好きになるよ」
シェイネ「……誰でも?」
アルド「た、多分な……」
シェイネ「…………」
アルド「シェイネ……?」
シェイネ「走り回ったらお腹空いちゃった!ご飯食べに行こっか?」にこっ
アルド「あ、ああ……そうだな」
シェイネ「いこっ!」ぎゅっ
アルド「わっ!」
フェルミナ「アザミさん、貴女の恋敵は随分と手強そうな方ですね。……アザミさん?」
アザミ「」
フェルミナ「死んでる……」
シェイネ「アルドくん、たすけて……! また、ちょっと男の人たちに追われてるの!」
アルド「なんだって!? 分かった、逃げよう!」
アルド「……撒けたみたいだな」
シェイネ「うん……迷惑かけちゃってごめんね」
アルド「全然迷惑じゃないよ。しかし呪いは解けたはずなのに、シェイネは相変わらずモテモテだな……」
シェイネ「あはは…………どれだけ多くの人に好かれても、自分が好きな人に振り向いて貰えないなら意味ないよ」
アルド「……シェイネなら大丈夫だよ。見た目だけじゃない。優しくて気さくで……シェイネが好きな人もきっとシェイネを好きになるよ」
シェイネ「……誰でも?」
アルド「た、多分な……」
シェイネ「…………」
アルド「シェイネ……?」
シェイネ「走り回ったらお腹空いちゃった!ご飯食べに行こっか?」にこっ
アルド「あ、ああ……そうだな」
シェイネ「いこっ!」ぎゅっ
アルド「わっ!」
フェルミナ「アザミさん、貴女の恋敵は随分と手強そうな方ですね。……アザミさん?」
アザミ「」
フェルミナ「死んでる……」
123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:05:03.55 ID:gTLTHH5TO
124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:09:30.88 ID:gTLTHH5TO
【リヴァイアちゃんが仲間になったのじゃ!】
チヨ「厄災はびっくりするくらい強かったべ……おらもちょっとは役に立てて良かったべよ」
ミュルス「強かったよねー。ミュルスちゃん大活躍だったよー! ほめてほめて~!」
リヴァイア「うむ、良くやったぞよ」ふよふよ…
ミュルス「いえーい!」
チヨ「シーラさまー! おらも褒めてけろー!」
シーラ「チヨ、えらい! すごい! 頑張った!」
チヨ「えへへ~!」てれてれっ
リヴァイア「妾のことも褒めるぞよ」
シーラ「えっ……えーと、よく負けた! えらい!」
リヴァイア「うむ、悪くないぞよ」にこにこ
ミュルス「(それでいいんだ……)」
アナベル「ディアドラも頑張ったわね。えらいえらい」ナデナデ…
ディアドラ「や、やめてくれ……」
リヴァイア「アナベル、妾のことも撫でるぞよ」
アナベル「えらいえらい」ナデナデ
リヴァイア「うむっ」にこにこ
アルド「(凄まじいほんわか空間だな……)」
125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:13:19.26 ID:gTLTHH5TO
126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:21:47.11 ID:gTLTHH5TO
【一緒に寝るだけだよ~】
マイティ「ふわぁ……あ、リヴァイアちゃんだ。お~い」
リヴァイア「おお、ラノベの主人公ではないか」
マイティ「え~なにそれ~?」
リヴァイア「セヴェンがそう言ってたぞよ。マイティはまるでラノベの主人公だと」
マイティ「そうなんだ~」
リヴァイア「しかし、未来は面妖なものがたくさんあるのう?」
マイティ「リヴァイアちゃんは古代の人? だもんね~。それならボクが案内する~? ふわぁ~」
リヴァイア「おお、助かるぞよ。しかし、ラノベの主人公はいつにも増して眠そうだが大丈夫かの」
マイティ「ん~、昨日はちょっとお仕事があってね~、それならホテルでも行く~? この時代なら色々と施設や娯楽も入ってるよ。ボクも寝れるしね~」
リヴァ「ほう、それなら、ほてるとやらに行こうかの」
セヴェン「なにナチュラルにホテルに連れ込もうとしてんだ!」げしっ
マイティ「あいたっ」
リヴァイア「乱暴はいかんぞよ」
セヴェン「いや、これは正当なやつだ!」
マイティ「あいたた……何か問題あるかな~?」
セヴェン「問題しかないわ!」
リヴァイア・マイティ「……?」
セヴェン「水属性はこれだから……!」
マイティ「ふわぁ……あ、リヴァイアちゃんだ。お~い」
リヴァイア「おお、ラノベの主人公ではないか」
マイティ「え~なにそれ~?」
リヴァイア「セヴェンがそう言ってたぞよ。マイティはまるでラノベの主人公だと」
マイティ「そうなんだ~」
リヴァイア「しかし、未来は面妖なものがたくさんあるのう?」
マイティ「リヴァイアちゃんは古代の人? だもんね~。それならボクが案内する~? ふわぁ~」
リヴァイア「おお、助かるぞよ。しかし、ラノベの主人公はいつにも増して眠そうだが大丈夫かの」
マイティ「ん~、昨日はちょっとお仕事があってね~、それならホテルでも行く~? この時代なら色々と施設や娯楽も入ってるよ。ボクも寝れるしね~」
リヴァ「ほう、それなら、ほてるとやらに行こうかの」
セヴェン「なにナチュラルにホテルに連れ込もうとしてんだ!」げしっ
マイティ「あいたっ」
リヴァイア「乱暴はいかんぞよ」
セヴェン「いや、これは正当なやつだ!」
マイティ「あいたた……何か問題あるかな~?」
セヴェン「問題しかないわ!」
リヴァイア・マイティ「……?」
セヴェン「水属性はこれだから……!」
127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:24:35.11 ID:gTLTHH5TO
128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:29:26.74 ID:gTLTHH5TO
【知性・腕力20%ダウン】
イスカ「この敵への戦法は……」ヒラヒラ…
セヴェン「……なあ、アルド。イスカのスカートの丈、何とかならないのか」
ジェイド「短すぎるな。あの影響でサキもスカートを短くしてるんじゃないだろうな」
アルド「俺はむしろコートを引きずってることの方が気になる」
クロード「しかし、イスカはあのスカートの短さとコートの長さのコントラストで相手を魅了し惑乱することでデバフをかけているからな」
セヴェン「そうなのか!?」
ジェイド「確かに注意が逸れそうだ。俺たちの方も、いや、俺は興味ねえけど。一切ねえけど」
マイティ「でもスカートの上より直接の方が膝枕の寝心地が良いと思うからあのままで良いんじゃないかなぁ」ふわぁ…
クロード「ふむ……直接は健全な男子にとって刺激が強すぎるように思われるが」
セヴェン「(想像だけでキツい……)」カァァッ
イスカ「……君たち、真面目にやってくれないか」
クロード「大真面目に議論中だ」キリッ
サキ「(クロードさん、この前はあんなにカッコ良かったのに……あとお兄ちゃんうるさい)」
129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:33:29.70 ID:gTLTHH5TO
130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:37:47.46 ID:gTLTHH5TO
【不良と猫エフェクト】
ガリユ「雑魚! よっわ! とどめぇ!」
キュカ「(ガリユ、口悪いから正直苦手なのよね……)」
ビュゥゥ……
キュカ「(洞窟内は冷えるわね)」ブルッ…
ばさっ…
キュカ「えっ……」
ガリユ「ふん……さっさと行くぞ」
キュカ「(な、なによ……いつもあんな粗暴なくせして……)」きゅん…
ポム「はぁ? 見事なまでのギャップ萌え? 落差の大きさが恋の深度になるのですわ?」ブルブルガチガチ……
アルド「……とりあえず寒そうだから、これ羽織りなよ」
ポム「アルドさんがやっても、普段から好青年ですからあまり効果はないですわね。むしろ、気を回さないと好感度が落ちますわ?」ガタガタ…
アルド「いいから! もう少し防寒をしっかりしてくれよ!」ふぁさっ
131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:40:49.08 ID:gTLTHH5TO
【子豚のススメ】
アルド「シェリーヌが仲間全体の戦力増強のトレーニングを提案したいんだってさ」
ベネディト「ごくごく普通な俺にも効果があるだろうか」
アルド「まあ、シェリーヌは戦術理論の先生だし……ああでも、本当は違うのか。大丈夫かな……」
・・・
シェリーヌ「さあ、痛みを受け入れて?」パシッ
サイラス「あひぃ……でござる!」
デニー「んぎゃぁっ」
アルド「……帰るか」
ベネディト「ああ」
デニー「お前ら置いてくなよ! 助けてくれ!」
シェリーヌ「来たわねアルド! ベネディト! ふふ、あなたたちも躾けてあげるわ? 間違えた、鍛錬してあげるわ?」
ベネディト「確かに痛みに耐性がつけば戦闘に際しても有利に進められる。一理ある鍛錬ではあるな」
デニー「ねえよ!」
サイラス「もっと叩いて欲しいでござるブヒ!」
アルド「サイラス……」
132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:44:39.06 ID:gTLTHH5TO
133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 11:55:00.17 ID:gTLTHH5TO
次の更新で終わりです
新しくユナを引いたものの全然キャラ掴んでないので困ってます
マリエル? 知らない子ですね…
いや、今回のPUで引く気満々だったんですけど、とんでもねえダークホースが登場してしまったので今回は諦めることにしました




新しくユナを引いたものの全然キャラ掴んでないので困ってます
マリエル? 知らない子ですね…
いや、今回のPUで引く気満々だったんですけど、とんでもねえダークホースが登場してしまったので今回は諦めることにしました




136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/05(木) 19:32:04.66 ID:IigPj2leO
ここでアナデンSSが読めるとは
レンリ可愛いよなあ
レンリ可愛いよなあ
138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:18:36.35 ID:YT2/PerDO
【好奇心は盲目】
(炭鉱の村・マクマクの森)
クレルヴォ「ふぅぅ……未来では貴重な植物がなんて豊富にあるんだ……! サ、サンプルとして持ち帰りたい……こ、これなんてAD700年に絶滅が確認された品種じゃないか……ふぅぅ……!」
ダルニス「クレルヴォのテンションがおかしいぞ……」
アルド「植物のこととなると熱いんだ。それにしても鼻息が荒い……」
ベネディト「クレルヴォ。それならこの花なんてどうだ?」
クレルヴォ「興味深いものか!?」
ワライグサ<<ウネウネ……
クレルヴォ「…………」
ベネディト「古代の異境でしか取れないごくごく普通に貴重な花だ」どやっ
クレルヴォ「外来種を導入するなぁ!」バキィッ
ベネディト「ぐぁぁっ!」
ポム「……んまあ? なんて激しい愛情のぶつかり合い?」
ジルバー「はっはっはっ、皆さんお元気ですな。愉快な皆さんたちのことを早速手紙に書かねば」
ダルニス「やれやれ……お前たち! まじめに作業するぞ!」
アルド「ダルニス、助かるよ……」
クレルヴォ「おおっ……この綿花は……!」
ダルニス「クレルヴォ……! 話を聞け……!」
ポム「科学者は自分の好きなものに恋い焦がれて盲目になってしまいますから仕方ありませんわ?」
ダルニス「…………」ズキズキ…
139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:19:26.94 ID:YT2/PerDO
140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:21:36.35 ID:YT2/PerDO
【卑屈な有能ガール1/2】
ゴブリン<<ゴブゥッ!
ラクレア「(……敵か! 射つ!)」ギリ…ッ
フェルミナ「(敵襲ですか。撹乱いたしましょう)」スッ
ユナ「はいぃ……っ」杖ぺちっ
ゴブリン<<バタッ
ラクレア・フェルミナ「…………」
ユナ「『降神巫』、『威勢の符』、『退魔の符』、『七色の祝福』……どうぞです……」
メリナ「(どれだけ多才なのよ……まあ、支援だけならまだまだ……)」
ユナ「『式神』です……えぃぃ……」
メリナ「……攻撃もできるのね」はぁ…
ユナ「あの……トゥーヴァさん、私、皆さんのお役に立ててるでしょうか……?」オドオド…
トゥーヴァ「……貴女はもっと自分に自信を持ちなさい」
トゥーヴァ「(優秀な人間が卑屈だと周りを苛つかせるのよね。『あなたでダメなら自分はどうなんだ?』って考えて、遠回しに否定や攻撃されてる気分になるから)」
ユナ「は、はひぃ……」
トゥーヴァ「(……この娘にそんなつもりはないだろうから、言わないでおくけど)」
141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:23:17.59 ID:YT2/PerDO
【卑屈な有能ガール2/2】
ガリユ「雑魚がこのオレ様に敵うわけないだろ」メラメラ…
ユナ「(……トゥーヴァさんからガリユさんを少し見習えと言われましたけど)」じー……
ガリユ「……なんだよ雨女。ジロジロ見やがって」
ユナ「ななななな、なんでもないです……っ!」
ガリユ「……ふん」
ユナ「(ガリユさん怖い……うぅ……けど見習わなきゃ……!)」
(数日後)
ユナ「ざ、ざこっ! よよ、よっわ! おおお、おわりっ!」
ユナ「勝ててよかっ…………か、かったるい戦いでしたです……!」
メリナ「トゥーヴァ、ユナが最近おかしいんだけど」
トゥーヴァ「私の言い方が悪かったのかしら……」
メリナ「眉間に皺を寄せてると年相応に……ごめんなさいなんでもないわ」
142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:24:29.80 ID:YT2/PerDO
143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:37:32.20 ID:YT2/PerDO
【火属性パーティ共同戦線1/6】
セティ「すまん、アルド。私用で一旦抜ける」
レトロ「ボランティアだい、ボランティアだい!」ぐるぐるっ
クロック「ポンコツうるさい」
レトロ「くすん……」
アルド「用事か? 俺も手伝おうか?」
セティ「いや、大したことじゃないんだ」
レトロ「セティ。人手が多い方が良いと先方からの言伝がありますから提案の承諾を推奨します」
アルド「俺でよければ力を貸すよ」にかっ
セティ「……たしかにアルドなら俺より適性があるかもしれないな。それじゃあ手伝ってくれるか?」
アルド「ああ!」
シオン「私も力を貸そう」
ミーユ「協力がご必要なら私もお手伝いします!」
ツキハ「.......待機しているのも退屈です。ユーインさんに付きまとわれるのも嫌ですし」
ユーイン「なんだよ、つれねえな。そんなこと言うと俺もついていくぜ」へらっ
ツキハ「意味が分かりません……」はぁ…
セティ「…………」
クロック「多少不安要素は残りますがセティと私だけよりはよろしいかと」
レトロ「あー、僕を除け者にしちゃダメー!」
セティ「……分かった。みんなよろしく頼む」
レトロ「みんなでゴーゴー!」
アルド「それで、結局何をするんだ?」
セティ「すまん、アルド。私用で一旦抜ける」
レトロ「ボランティアだい、ボランティアだい!」ぐるぐるっ
クロック「ポンコツうるさい」
レトロ「くすん……」
アルド「用事か? 俺も手伝おうか?」
セティ「いや、大したことじゃないんだ」
レトロ「セティ。人手が多い方が良いと先方からの言伝がありますから提案の承諾を推奨します」
アルド「俺でよければ力を貸すよ」にかっ
セティ「……たしかにアルドなら俺より適性があるかもしれないな。それじゃあ手伝ってくれるか?」
アルド「ああ!」
シオン「私も力を貸そう」
ミーユ「協力がご必要なら私もお手伝いします!」
ツキハ「.......待機しているのも退屈です。ユーインさんに付きまとわれるのも嫌ですし」
ユーイン「なんだよ、つれねえな。そんなこと言うと俺もついていくぜ」へらっ
ツキハ「意味が分かりません……」はぁ…
セティ「…………」
クロック「多少不安要素は残りますがセティと私だけよりはよろしいかと」
レトロ「あー、僕を除け者にしちゃダメー!」
セティ「……分かった。みんなよろしく頼む」
レトロ「みんなでゴーゴー!」
アルド「それで、結局何をするんだ?」
144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:38:34.83 ID:YT2/PerDO
【火属性パーティ共同戦線2/6】
・・・
養護施設の所長「今日はたくさんお兄ちゃんやお姉ちゃんたちが来てくれました! みんな仲良くしてね!」
はーい!
アルド「……用事って子どもたちの遊び相手か?」
セティ「みんな! 仲良くしてね!」ニコッ
ユーイン「(別人かよ)」
レトロ「楽しく遊ぼー! わいわい!」
クロック「乱暴な遊戯はやめなさい」
レトロ「わかってるよー!」
・・・
ユーイン「やれやれガキのお守りなんざロクにしたことねえぜ。こういうのはベルトランが適任だろ」
セティ「なんにせよ笑顔が大事だ。明るく親しく話しかけるんだ。特に君はコワモテだからな」にこー
ユーイン「いつもそんな笑顔見せてないだろ」
セティ「必要ならば笑顔くらいいくらでも作るさ」にこー
ユーイン「目は笑ってないけどな……」
145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:40:35.82 ID:YT2/PerDO
【火属性パーティ共同戦線3/6
】
・・・
男の子「『バトルオブミグランスごっこ』しようぜ!」
ミーユ「まあ、それは確かミグランス城に魔獣王が攻め入った時のお話ですね。あの時は生きた心地がしませんでしたね」
アルド「おい、ミーユ……」
ミーユ「あ、な、なんでもありません!」
男の子「……? とにかくおれアルド! お姉ちゃんが魔獣王ギルドナね!」
ミーユ「わ、私が魔獣王ですか……? どうせならミューフィルユ王女が良いですね」
男の子「えー、しょーわるなミルフィーユ姫よりギルドナの方があってるよ!」
ミーユ「しょ、性悪!?」
アルド「(……ミグランス城の戦いをモチーフにした映画らしいけど、だいぶ実際とは違うみたいなんだよなぁ)」
アルド「というか、アルドなら俺がやる!」
女の子「お兄ちゃんはアルドって感じじゃない! ヴァレスだよ!」
アルド「俺がヴァレス!?」
ミーユ「ふふふ」
146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:42:30.44 ID:YT2/PerDO
【火属性パーティ共同戦線4/6】
・・・
ワンパクな子ども「外せ外せー!」
ツキハ「こ、こら、やめなさい……っ」
ヤンチャな子ども「ツキハそれダサいからやめろよな!」
ツキハ「な、なんですって……」
調子に乗った子ども「隙あり!」カポッ
ツキハ「……きゃあっ!」
おませな女の子「美人なお姉さんの気を引きたいからってひどいことするんだから男子って幼稚よね」
ユーイン「……ませてんなぁ嬢ちゃん。やれやれ、助け舟を出してやるか」
ユーイン「おーい! 乱暴はやめろやめろ」ぐいっ
男の子たち「うわぁっ!?」ぷらーん
ユーイン「わはは、軽いなボウズたち! もっと飯食えよ」ぐいっぐいっ
男の子たち「す、すげー! マッチョだマッチョ!」
ユーイン「わはは、回してやるぜ」ぐるんぐるんっ
男の子たち「うぉぉっ! すげぇぇっ!」
おませな女の子「ほ、本当に男子って子どもね…………ずるい! 私も私も!」
ツキハ「べ、別に感謝なんてしてませんからね……」涙目
147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:43:59.88 ID:YT2/PerDO
【火属性パーティ共同戦線5/6】
・・・
猫<<にゃー
シオン「…………」じー
女の子「私たちが飼ってる猫なの。可愛いでしょ」
シオン「うむ。……煮干しはいるか?」
猫<<ぷいっ
シオン「そうか……」
女の子「こっちの猫缶の方が好きだよねー♪」
猫<<にゃー♪
シオン「(……これがあれば私ももっと猫たちと触れ合えるかもしれん)」じー…
女の子「ざんねんっ、お兄ちゃんが食べる分はないからねっ」
シオン「私が食べたいわけではないが……」
女の子「分かってるよぉ。お兄ちゃんも一緒にあげたいんでしょ。はいっ」
シオン「……! 情けをありがたき……!」
148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:45:00.42 ID:YT2/PerDO
【火属性パーティ共同戦線6/6】
・・・
養護施設の所長「本当に今日はありがとうございました」
またね~!!
アルド「ふう、子どもたちの相手は大変だったけどなんだか懐かしかったよ」
ミーユ「私は新鮮で楽しかったです!」
シオン「猫とも触れ合えてよかった」ほくほく…
ユーイン「まあ、たまには悪くないぜ」
ツキハ「疲れました……」
セティ「次は来週か」
クロック「はい」
ツキハ「私は遠慮します」
レトロ「えー! ツキハ姫ー!」
ユーイン「はは、イジメられてだいぶ応えてやがるな」
ツキハ「イジメられてません!」
・・・
養護施設の所長「本当に今日はありがとうございました」
またね~!!
アルド「ふう、子どもたちの相手は大変だったけどなんだか懐かしかったよ」
ミーユ「私は新鮮で楽しかったです!」
シオン「猫とも触れ合えてよかった」ほくほく…
ユーイン「まあ、たまには悪くないぜ」
ツキハ「疲れました……」
セティ「次は来週か」
クロック「はい」
ツキハ「私は遠慮します」
レトロ「えー! ツキハ姫ー!」
ユーイン「はは、イジメられてだいぶ応えてやがるな」
ツキハ「イジメられてません!」
149: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:46:31.63 ID:YT2/PerDO
150: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:49:16.82 ID:YT2/PerDO
【左遷ガール1/2】
アナベル「レンリ、これ私のお気に入りのお菓子なの。良かったら食べて」
レンリ「え、ああ、ありがとう」
レンリ「(歴史の教科書に載ってるような昔の偉人と話すのって不思議ね……カロリー制限は大丈夫かしら)」
アザミ「レンリ殿、みたらし団子でござる。甘いものが好きと聞いてるでござるから、よければ食べて欲しいでござるよ」
レンリ「あ、ありがとう……」
レンリ「(そろそろカロリーオーバーかしら)」
ユーイン「おう、レンリ! 俺はとっておきの甘味をご馳走してやるぜ!」
レンリ「……ぅ、すごく食べたいけど……」ビー…ビー…
レンリ「みんなやけに私に対して親切よね。有難いけれど」
アナベル「だって……」
アザミ「うむ……」
ユーイン「まぁな」
レンリ「え、な、なに……?」
アナベル「左遷されて私たちについてきたんでしょう?」
アザミ「左遷は辛いでござるなぁ」
ユーイン「まあ、お前は出来るし真面目だ。今は左遷されてもいずれツキが回ってくるさ」
レンリ「ちょっと待って」
151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:50:37.41 ID:YT2/PerDO
【左遷ガール2/2】
レンリ「セティ! あなた私のあることないこと言ったでしょ!」
セティ「クロック、分析結果はどうだ」
レンリ「無視しないで!」
レトロ「なにも言ってないよー! レンリはいつも上司にイジメられたり、パワハラされたり、いっぱい左遷されたりしてるなんて言ってないよー!」
レンリ「レトロの仕業ね! もう! やめなさいよ!」
クロック「ポンコツの言うことも割と事実なのでは? 分析が終わりました」
レンリ「うぐぅっ」
セティ「クロックもレトロもやめないか。レンリ捜査官は優秀だし正義に対して実直だ」
レンリ「……うっ、セティに褒められるのなんか気持ち悪い……というかイヤミに聞こえる。ああ、嫌だ嫌だ」
セティ「君な……」
アルド「二人とも仲が良いよな!」にかっ
セティ・レンリ「うぇっ……」
アルド「???」
レンリ「アルド、勘弁して……」
セティ「ああ……」
アルド「……? 二人ともお似合いだとも思ってるぞ」にかっ
セティ・レンリ「おぇぇ……っ」
152: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:51:57.15 ID:YT2/PerDO
153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:53:38.07 ID:YT2/PerDO
【もしかして:1/4】
フォラン「セティ兄、久しぶり!」
セティ「……フォランか! 似てるのが仲間にいると思ったが本人だったか」
フォラン「たしかCOAで働いてるんだよね? いつの間にアルドたちに加わったの?」
セティ「つい最近だ。仕事がない時に手伝うっているだけだ」
フォラン「そ、そうなんだ。アタシ結構長いよ。へへ、アタシのが先輩だ!」
セティ「……フォラン、たしか君は今IDAの学生だろう? 師匠にちゃんと伝えているのか?」
フォラン「ば、ばあちゃんは関係ないじゃん。それより久しぶりに会ったんだから私の活躍を聞いてよ。セティ兄のことも聞きたいしさ」
セティ「……まったく。それじゃあ、近くのカフェでも行くか」
フォラン「セティ兄の奢りね!」にしっ
セティ「もちろん大人が出すさ」
フォラン「ふふん、アタシももう子どもじゃないけどね」
セティ「はいはい」
フォラン「雑ぅ……」
レンリ「げっ……」
セティ「うわ……」
154: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:55:42.85 ID:YT2/PerDO
【もしかして:2/4】
フォラン「あれ? 知り合い? あれこの人新しく仲間になったええと……」
レンリ「レンリよ。セティの職場の同期なの。……ふうん、色々とお誘いがかかるのに浮いた話がないと思ったらそういうことだったのね」
セティ「変な勘ぐりはやめてくれないか。この子は世話になった人のお孫さんってだけだ」
レンリ「まあ、そういうことにしておいてあげるわ。適正な関係でないことが分かれば捕まえるけど。ところで、この前の報告書なんだけどーーーー」
セティ「ああ、それならーーーー」
フォラン「(……すごくお似合いだ。セティ兄の向ける目もアタシに向けるそれとは違うし)」
ズキンッ……
フォラン「(何だろ、胸が苦しいな……)」
セティ「ーーーー分かった。追加して提出しておく」
レンリ「ええ、よろしくね。デートの邪魔して悪かったわ。ごゆっくり」
セティ「やめてくれ」
155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:58:11.21 ID:YT2/PerDO
【もしかして:3/4】
フォラン「ごめん、セティ兄。アタシ用事思い出したから帰るね」ダッ
セティ「あ……フォラン?」
レンリ「あらら、振られてるじゃない」
セティ「……君が変にからかうからだろ」
レンリ「あ、あー……わ、私のせいかな……あとで謝罪しておくわ」
セティ「…………」はぁ…
レンリ「わ、悪かったわよ…」
セティ「これだから左遷されるんじゃないのか?」
レンリ「は、はあ!? 関係ないでしょ! 適切な発言じゃないわ! 撤回しなさい!」
156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 03:59:36.20 ID:YT2/PerDO
【もしかして:4/4】
ルイナ「……あれ、フォラン?」
フォラン「……え? ああ、ルイナか。やっほー!」
ルイナ「やっほー。……なんか落ち込んでる?」
フォラン「……え、ああ、うん。なんか胸が痛くて……」
ルイナ「……病気!? お医者さんに行かなきゃ……!」
フォラン「いや、多分そういうのでもない気がするんだよね。なんなんだろう」
ルイナ「どういう時に痛くなるの?」
フォラン「昔からの知り合いで、久しぶりに会ったんだけど、その時から少しだけ苦しくて」
ルイナ「うん」
フォラン「その人が知り合いと話してたらなんだかすごく胸がざわざわして苦しくなったんだよね。なんだか耐えられなくて」
ルイナ「なるほど」
ルイナ「…………」うーむ…
ルイナ「やっぱり病院行った方が良いと思う」きりっ
フォラン「……なんかそんな気がしてきた! とりあえずポムに診てもらってくる!」
ルイナ「……あれ、フォラン?」
フォラン「……え? ああ、ルイナか。やっほー!」
ルイナ「やっほー。……なんか落ち込んでる?」
フォラン「……え、ああ、うん。なんか胸が痛くて……」
ルイナ「……病気!? お医者さんに行かなきゃ……!」
フォラン「いや、多分そういうのでもない気がするんだよね。なんなんだろう」
ルイナ「どういう時に痛くなるの?」
フォラン「昔からの知り合いで、久しぶりに会ったんだけど、その時から少しだけ苦しくて」
ルイナ「うん」
フォラン「その人が知り合いと話してたらなんだかすごく胸がざわざわして苦しくなったんだよね。なんだか耐えられなくて」
ルイナ「なるほど」
ルイナ「…………」うーむ…
ルイナ「やっぱり病院行った方が良いと思う」きりっ
フォラン「……なんかそんな気がしてきた! とりあえずポムに診てもらってくる!」
157: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:01:48.35 ID:YT2/PerDO
【クロノスの石100個で1回ガチャを引けるぞ!】
アルド「うーん……」
セヴェン「アルド、どうしたんだ?」
アルド「クロノスの石が100個あるから夢見の扉をノックしようか迷ってたんだ」
セヴェン「ふーん……新しい仲間が必要なのか」
セヴェン「(俺がいるだけじゃアルドは満足しないのかよ……)」
アルド「必要ってわけじゃないけど、別に溜めてても使い道もないしな。また面白い仲間が増えたら楽しいだろ」
セヴェン「……ま、いいけどね」
アルド「せっかくだし使うか。……さて、誰が来るかな」コンコンッ
セヴェン「誰が来るかな」
アルド「いつもドキドキするよな......」
ギィィッ……
ベネディト「…………」ドンッ
木こりの冥が1上がった!
セヴェン「……何してるんだベネディト?」
ベネディト「普通に夢見の扉があったから潜ってきた」どやっ
セヴェン「普通に夢見の扉はないよ……」
アルド「あはは! 確かに楽しい仲間が来たな!」
158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:04:38.63 ID:YT2/PerDO
【ラクレアのアレ】
アルド「……ラクレアの背負ってるデカいやつって何なんだろうな」
シェイネ「仇敵である竜のウロコだと思ってたけど違うのかな?」
マイティ「前に見せてもらったけど竜のウロコは別に持ってたよ~」
リヴァイア「盾じゃないかの?」
アナベル「(ラクレアが背中のアレを盾として使っているところを見たことないけれど、単純に私がいるからかしら)」
メリナ「矢筒じゃないの? 取りづらそうだけど」
サキ「でも普通の矢筒もありますよね? 予備なんでしょうか」
ユナ「ず、ずっとお鍋さんだと思ってました……」
アルド「鍋!? うーん……」
ベネディト「本人に聞くのが早いだろう。おーい、ラクレア! 背中の甲羅はなんなんだ!?」
アルド「お、おいベネディト」
シェイネ「(やっぱりアレは甲羅に見えるよね……みんな空気を読んで言わなかったけど)」
ラクレア「……これか?」
ベネディト「矢筒か盾か鍋かで議論が割れた! 俺としては斜面を滑るソリだと思っているぞ!」
ラクレア「……私はレンジャーだ。生存をかけた際に単機能のデカブツを持ち歩くと思うか?」
ベネディト「なるほど、全てを兼ね備えてる甲羅なんだな!」
ラクレア「お前たちと旅するようになってからは食事面は劇的に改善されたから鍋としては滅多に使わないがな」
サキ「(じゃあ本当にアレを本当に鍋代わりにするの……過去の時代こわい……)」
159: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:09:41.89 ID:YT2/PerDO
【健全な男子高校生(+α)たち】
(ラトルに宿泊中)
アルド「この宿屋は温泉があって最高だなぁ」チャプ…
クロード「ナダラ火山にティレン湖……鉱泉に恵まれた素晴らしい地域だ」
マイティ「未来じゃ天然温泉なんてないもんね~」はふぅ…
きゃっきゃっ……
セヴェン「……女たちがうるさいね」
ジェイド「まあ、女子は全員未来組だからな」
ベネディト「……ふむ、この板の向こう側か」じろじろ
アルド「何やってるんだベネディト?」
ベネディト「普通に女湯を覗くだけだが?」
セヴェン「犯罪だよ!」
ジェイド「サキがいるのに覗かせるわけないだろこのクソ木こり!」
ルーフス「ヒーローらしくないぜベネディト!」
ベネディト「エイミやルイナ、シェリーヌの裸が気にならないのか!?」
セヴェン・ジェイド・ルーフス「……!!」
アルド「いや、言い返せよ……」
クロード「レディに対しての無礼はいけない。それより、こうした旅行の際は枕投げというのをするのだろう? ルールの確認をしようではないか」わくわく…
マイティ「枕は寝るために使うものだよ~」ふわぁ…
160: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:11:19.03 ID:YT2/PerDO
【すっぴん】
(風呂上がり)
アルド「ふぅ……よお、シュゼット! 温泉はどうだった」
シュゼット「んげっ……わ、悪くありませんでしたわね!」ささっ
アルド「ん、なんで顔を隠すんだ……?」
シュゼット「ささ、察しなさいっ」
アルド「???」
シュゼット「(うぅ……やっぱり現役女子高生の肌ツヤは恐ろしいですわね。いや、私だってそんなに年は変わりませんけど!)」
アルド「……ごめん、全然分からない」
シュゼット「……ほんとにニブチンですわね! い、今はすっぴんですの!」
アルド「……シュゼットって化粧してたのか?」
シュゼット「私をなんだと思ってますの!?」ばっ
アルド「おっ……」
シュゼット「ああっ!?」ばばっ
アルド「……普通にいつも通り可愛いんじゃないか?」
シュゼット「……っ」ぼぼぼっ…!
イスカ「ふむ、またアルドが罪作りなことをしているようだね」
フォラン「アルドだかんねー」
サキ「アルドさんですもんね……」
ルイナ「罪作り……? アルドでも悪いことしたら叱らないと」きりっ
(風呂上がり)
アルド「ふぅ……よお、シュゼット! 温泉はどうだった」
シュゼット「んげっ……わ、悪くありませんでしたわね!」ささっ
アルド「ん、なんで顔を隠すんだ……?」
シュゼット「ささ、察しなさいっ」
アルド「???」
シュゼット「(うぅ……やっぱり現役女子高生の肌ツヤは恐ろしいですわね。いや、私だってそんなに年は変わりませんけど!)」
アルド「……ごめん、全然分からない」
シュゼット「……ほんとにニブチンですわね! い、今はすっぴんですの!」
アルド「……シュゼットって化粧してたのか?」
シュゼット「私をなんだと思ってますの!?」ばっ
アルド「おっ……」
シュゼット「ああっ!?」ばばっ
アルド「……普通にいつも通り可愛いんじゃないか?」
シュゼット「……っ」ぼぼぼっ…!
イスカ「ふむ、またアルドが罪作りなことをしているようだね」
フォラン「アルドだかんねー」
サキ「アルドさんですもんね……」
ルイナ「罪作り……? アルドでも悪いことしたら叱らないと」きりっ
161: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:13:41.38 ID:YT2/PerDO
【青い春の空気】
セヴェン「(浴衣着てると、やっぱり制服とは違った印象受けるな……)」
フォラン「セヴェン! なーに見とれてんのっ!」にししっ
セヴェン「は、はあ!? バカじゃねえの!?」
フォラン「照れてる~! へへーん、似合うっしょ?」
セヴェン「……悪くねえよ」
フォラン「あ、う、うん……」
「「…………」」
フォラン「(な、なにこの感じ……てっきり似合わねーよブスくらい言ってくるかと思ったんだけど!)」カァ…
セヴェン「(……なんだこの空気)」ぽりぽり…
シェリーヌ「はあ、学生たちの甘酸っぱい光景も見られて温泉は最高ね?」←フェイスパック
ポム「同感ですわ?」←フェイスパック
セヴェン・フォラン「んげっ……!」
イスカ「みんな青春の1ページを歩んでいるのだね」
クロード「そうだな。それでイスカ、この後の枕投げについてだが……」わくわく…
イスカ「ふふ、はしゃぎたくなる気持ちもよく分かるよ、クロード」
セヴェン「(浴衣着てると、やっぱり制服とは違った印象受けるな……)」
フォラン「セヴェン! なーに見とれてんのっ!」にししっ
セヴェン「は、はあ!? バカじゃねえの!?」
フォラン「照れてる~! へへーん、似合うっしょ?」
セヴェン「……悪くねえよ」
フォラン「あ、う、うん……」
「「…………」」
フォラン「(な、なにこの感じ……てっきり似合わねーよブスくらい言ってくるかと思ったんだけど!)」カァ…
セヴェン「(……なんだこの空気)」ぽりぽり…
シェリーヌ「はあ、学生たちの甘酸っぱい光景も見られて温泉は最高ね?」←フェイスパック
ポム「同感ですわ?」←フェイスパック
セヴェン・フォラン「んげっ……!」
イスカ「みんな青春の1ページを歩んでいるのだね」
クロード「そうだな。それでイスカ、この後の枕投げについてだが……」わくわく…
イスカ「ふふ、はしゃぎたくなる気持ちもよく分かるよ、クロード」
162: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:15:56.55 ID:YT2/PerDO
【仲間はずれ】
エイミ「…………」じとー
アルド「な、なんだよエイミ」
エイミ「べっつにー。シュゼットとイチャついてきたら?」ぷいっ
アルド「なっ、イチャついてなんかないぞ!? ……なんか怒ってるか?」
エイミ「どうせ私なんて最高ランクにもなれないし、全体攻撃もできないし、シュゼットに敵いっこないもんね」むすー
アルド「いやいや何の話だ……エイミもシュゼットや他のみんなと同じで大切な仲間だよ」
エイミ「……はぁぁ~」ぐいっ
アルド「ちょっ……重いぞっ! ぶら下がるなって……」
エイミ「重い女だから仕方ないでしょ」ぷらーん…
アルド「おいおい…………よっと」
ぐいっ
エイミ「きゃっ!?」
アルド「エイミくらいの重さなら何人でも持てるよ」
エイミ「……そういう話じゃないっての」くすっ
エリナ「姉さま、本当にアルドって困った男だね?」
163: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:17:45.78 ID:YT2/PerDO
【王は卓球にも全力1/2】
クロード「エリナ女史、卓球というものをしないか? マイティが眠ってしまった上にイスカを他の女子に取られて相手がいないのだ」
エリナ「あら、クロード殿下に誘われるなんて珍しいわね。良いよ!」
・・・
クロード「……やはりエリナ女史は何をやらせても上手いな。感服する」カコッ
エリナ「殿下ったらお上手なんだから。やっぱり人の上に立つ人間は人を良い気分にすることに長けてるのかな?」カコッ
クロード「私は基本的に実直な人間なのでな。本心を述懐しているだけだ」カコッ
エリナ「ふふ、そう受け取っておくね。……えいっ」パシィッ
クロード「むっ……」スカッ
エリナ「やったぁ! 姉さま見ててくれた!?」
クロード「……まだまだこれからだろう!」
エリナ「負けないよー!」
164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:19:54.34 ID:YT2/PerDO
【王は卓球にも全力2/2】
エリナ「ふう……飲み物ありがとう」
クロード「卓球に付き合ってもらったお礼だ」
エリナ「この『ウカレソーダ』というの美味しいわね」
クロード「うむ」
エリナ「姉さまにも飲ませてあげたいくらい」
クロード「……エリナ女史の姉君は今も近くにいるのか?」キョロキョロ
エリナ「クロードの目の前にいるよ?」
クロード「なんと!? 挨拶もせずに無礼だった。いつもエリナ女史共々、世話になっている」
エリナ「『こちらこそ』と姉さまが言っているわ」
クロード「ご丁寧な対応に感謝する。私にはその麗しい姿がお目見えできないのが残念だ」
エリナ「まあ!姉さまを口説かないでちょうだい! 姉さまのことを愛していいのは私だけなんだから!」
クロード「口説いているつもりはないのだが」
エリナ「クロードみたいな可愛い系は姉さまのこと好きになっちゃうに決まってるんだから!」
クロード「私が可愛い系? ふむ、面白い冗談だ」
エリナ「えー、みんな言ってるよ。クロードは何か可愛いよねって」
クロード「……その評価は返上しなければいけないだろう。その為にも先ずエリナ女史に次こそは勝つ! さあやるぞ!」ふんすっ
エリナ「あはは、そういうところじゃないかなぁ」
165: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:22:23.67 ID:YT2/PerDO
【枕投げという名目で1/2】
クロード「枕投げの時間だ! さあ…王の出陣だ!」きりっ
シェリーヌ「あまり騒いじゃダメよ~」
ポム「うふふ? 皆さんお元気ですね?」
アルド「宿屋の人たちやほかのお客さんに迷惑かけないように遊べよー」
マイティ「ふわぁ~、眠ってたのに~……ひゃんっ」ぼふっ
イスカ「ふふ、寝るにはまだ早いんじゃないかい?」
マイティ「も~枕は投げるためのものじゃないって何度も言ってるのに~」
シュゼット「まったく闇のプリンセスはこんな児戯に付き合いませ……ひゃぁっ」ぽふっ
フォラン「いつも引き立て役ばっかりやらせてぇ! ダルニスの分もくらえっ!」ひゅひゅひゅ……
ルイナ「あなたがいなくなれば最高ランクになった私に出番があるはず」ひゅひゅ…
エイミ「アザミ、フェルミナの分は私が投げる!」ひゅひゅひゅ……!
ベネディト「普通に枕を投げれば良いんだな!?」ひゅんっひゅんっ!
シュゼット「ひゃぁぁ……っ!」ぼふっ、ぼふっ……
セヴェン「(突と風属性からの(アナザースタイル)シュゼットへの不満が噴出してるね……)」
166: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:24:55.25 ID:YT2/PerDO
【枕投げという名目で2/2】
クロード「シュゼット! 私が支援する!」
フォラン「シュゼットの一の子分だ! やっつけろ!」
ジェイド「俺のポジションをことごとく奪いやがって……!」ビュンッ
クロード「やかましいぞ庭師!」
ジェイド「貴様は俺が倒す! サキのことまで誑かしやがって!」
クロード「それはむしろイスカだ!」
サキ「お兄ちゃん! うるさい!」ぶんっ
ジェイド「ぐあぁっ!」ぼふっ
レスキュー猫<<にゃー……ズルズル……
ルーフス「うおお! ジェイドの仇をうってやる!」
サキ「絶対零度の鎖よ……!」ぶんっ
ルーフス「ぐぁぁっ!」
レスキュー猫<<にゃー……ズルズル……
・・・
フォラン・ルイナ・エイミ・ベネディト<<ちーん……
エリナ「あらら……姉さま、回復してあげましょ」
ポム「さあ、私を信じてこれを……!」
シュゼット「はぁはぁ……だ、大妖魔に勝てると思いまして……?」どやっ
アルド「髪が乱れ過ぎて本当に魔物みたいになってるぞ」
シュゼット「うるさいですわね!」
167: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:26:55.03 ID:YT2/PerDO
【恋バナ1/2】
ベネディト「普通に恋バナをするぞ!」
アルド「こ、こいばな……?」
マイティ「……zzz」
ベネディト「こういう時は恋愛に関する話をするのが普通だろう?」
クロード「ふむ、そうなのか?」
ジェイド「さあな……」
セヴェン「恋バナって言ってもね……」
ルーフス「ベネディトは誰が好きなんだ?」
アルド「直球だな」
ベネディト「結婚してくれるなら誰でもいいぞ」
アルド「そう言うと思ったよ……」
ベネディト「ルーフスはどうだ?」
ルーフス「俺か? うーん……やっぱりエイミだな! 一番相棒って感じがするぜ!」
ジェイド「よく分からんが、それは恋愛といえるのか……?」
セヴェン「そういうジェイドはどうなんだよ?」
ジェイド「俺は別に……今はそれどころじゃないからな。それよりクロード。まさかお前、サキのこととか言うなよ」ギロッ
クロード「お前に何か言われる筋合いはないと思うがな。私も今は恋愛にかまけている時間はないのでな」
セヴェン「イスカかと思ってたけど……」
クロード「イスカは私の手に負えるような女じゃない」
ジェイド「確かにイスカは孤高な感じがするな」
ベネディト「普通に恋バナをするぞ!」
アルド「こ、こいばな……?」
マイティ「……zzz」
ベネディト「こういう時は恋愛に関する話をするのが普通だろう?」
クロード「ふむ、そうなのか?」
ジェイド「さあな……」
セヴェン「恋バナって言ってもね……」
ルーフス「ベネディトは誰が好きなんだ?」
アルド「直球だな」
ベネディト「結婚してくれるなら誰でもいいぞ」
アルド「そう言うと思ったよ……」
ベネディト「ルーフスはどうだ?」
ルーフス「俺か? うーん……やっぱりエイミだな! 一番相棒って感じがするぜ!」
ジェイド「よく分からんが、それは恋愛といえるのか……?」
セヴェン「そういうジェイドはどうなんだよ?」
ジェイド「俺は別に……今はそれどころじゃないからな。それよりクロード。まさかお前、サキのこととか言うなよ」ギロッ
クロード「お前に何か言われる筋合いはないと思うがな。私も今は恋愛にかまけている時間はないのでな」
セヴェン「イスカかと思ってたけど……」
クロード「イスカは私の手に負えるような女じゃない」
ジェイド「確かにイスカは孤高な感じがするな」
168: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:30:13.02 ID:YT2/PerDO
【恋バナ2/2】
ベネディト「アルドはどうなんだ?」
アルド「え!?」
ルーフス「おお! 相棒は誰が好きなんだ!? やっぱりエイミか?」
クロード「シュゼットか? イスカか?」
セヴェン「あー……幼馴染とか?」
ジェイド「ルイナと良い仲って噂を聞いたけどな。サキに手を出したら……」
ベネディト「アザミか!? ミーユか!? ツキハか!? アナベルか!? ディアドラか!? ミュルスか!?」
マイティ「むにゃ……レレちゃん、ニケ、シェイネ、ラクレア……zzz」
アルド「……勘弁してくれ」
ルーフス「どうなんだ相棒!?」
ジェイド「白状しちまえよ」
アルド「みんな大切な仲間で、あまりそういう目で見たことはないからなぁ……」
セヴェン「まあ、アルドはそう言うよね」
ベネディト「まあ最後は仲間全員を結婚相手にしてしまえば問題ないな!」
アルド「問題しかないだろ!」
クロード「ふっ……英雄、色を好むか」
アルド「クロードも乗らないでくれ!」
169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:35:21.12 ID:YT2/PerDO
【人気投票ネタ】
ベルトラン「はぁ……」
フェルミナ「おや、不人気の方ではありませんか」
ベルトラン「ぅ……フェルミナか」
フェルミナ「人気投票48位……ミグランス派閥の者として情け無いとは思わないのですか」
ベルトラン「……お前は10位だったか。いや、大したものだ」
フェルミナ「当然過ぎる結果ですね。しかし48位……」ふふふ…
ベルトラン「ぐ……」
ミーユ「あっ、ベルトラン! フェルミナ!」
ベルトラン「ひ……ミューフィルユさま」
ミーユ「もう! そんな畏まった呼び方はやめてください!」
ベルトラン「しかし……」
ミーユ「ベルトランは相変わらず固いんですから。……それにしてもフェルミナ!10位おめでとうございます!」
フェルミナ「……いえ。お嬢様には大変失礼な結果に私としては不本意でなりません」
ベルトラン「(さっきまで煽ってきてた奴のセリフとは思えんな。姫さまは18位だったか)」
ミーユ「私はとっても嬉しく思いますよ! フェルミナが10位内に入るなんて自分のことより嬉しいです! やはり美しい華は人を惹きつけますね!」
フェルミナ「姫さま……私などには勿体ないお言葉です」じーん…
ミーユ「しかし、私としてはベルトランの良さが皆にあまり伝わってないのは残念です……」
ベルトラン「い、いえ、情け無い結果になってしまい申し訳ありません……」
ミーユ「何を言うんですか! たとえ大多数がベルトランの良いところを見ていなくても、私はちゃんと知っています! ベルトランは私にとって順位なんて付けられない大切な騎士です!」にこっ
ベルトラン「姫さま……」ぶわわ…
ベルトラン・フェルミナ「(一生ついてこ……)」
ベルトラン「はぁ……」
フェルミナ「おや、不人気の方ではありませんか」
ベルトラン「ぅ……フェルミナか」
フェルミナ「人気投票48位……ミグランス派閥の者として情け無いとは思わないのですか」
ベルトラン「……お前は10位だったか。いや、大したものだ」
フェルミナ「当然過ぎる結果ですね。しかし48位……」ふふふ…
ベルトラン「ぐ……」
ミーユ「あっ、ベルトラン! フェルミナ!」
ベルトラン「ひ……ミューフィルユさま」
ミーユ「もう! そんな畏まった呼び方はやめてください!」
ベルトラン「しかし……」
ミーユ「ベルトランは相変わらず固いんですから。……それにしてもフェルミナ!10位おめでとうございます!」
フェルミナ「……いえ。お嬢様には大変失礼な結果に私としては不本意でなりません」
ベルトラン「(さっきまで煽ってきてた奴のセリフとは思えんな。姫さまは18位だったか)」
ミーユ「私はとっても嬉しく思いますよ! フェルミナが10位内に入るなんて自分のことより嬉しいです! やはり美しい華は人を惹きつけますね!」
フェルミナ「姫さま……私などには勿体ないお言葉です」じーん…
ミーユ「しかし、私としてはベルトランの良さが皆にあまり伝わってないのは残念です……」
ベルトラン「い、いえ、情け無い結果になってしまい申し訳ありません……」
ミーユ「何を言うんですか! たとえ大多数がベルトランの良いところを見ていなくても、私はちゃんと知っています! ベルトランは私にとって順位なんて付けられない大切な騎士です!」にこっ
ベルトラン「姫さま……」ぶわわ…
ベルトラン・フェルミナ「(一生ついてこ……)」
170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:41:44.16 ID:YT2/PerDO
【人気投票ネタ】
ディアドラ「姉さん……9位おめでとう……」ぐすっ
アナベル「ディ、ディアドラ!? どうしたの!?」
ディアドラ「こ、これは違うんだ……姉さんが1桁に入ってて、嬉しくて……」
アナベル「そ、そんなに喜んでくれるなんて……嬉しいわ……」
ディアドラ「うぅ……姉さん。私、本当に嬉しいんだ。私の姉さんはみんなに愛されてるんだって……誇らしい自慢の姉さんだってみんなが認めてるんだって……!」
アナベル「ありがとう……」うるうる…
ディアドラ「ひっく……ごめんね……姉さん。私も自慢の妹でいたかったのに、不甲斐なくて……」
アナベル「そんなこと……そんなことないわっっ! 26位なんて充分過ぎるほどの健闘よ! 私も嬉しいわ!貴女は自慢の妹よ……っ!」ぎゅっ
ディアドラ「ね、姉さん……! うぅ……っ!」ぎゅぅ…
ソイラ「感動ですね~。うるうるしちゃいます~」←58位
ネロ「ディアドラの☆5とアナベルのアナザースタイルを早く頼むよ。女性に大人気の僕もね」←56位
ブリーノ「体を張ってブリーフ芸をしたというのに……」←圏外
171: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:43:58.90 ID:YT2/PerDO
【人気投票ネタ】
シュゼット「ふふふ、4位ですわ! さすが人々を魅了してやまない闇のプリンセスたる私! さっそくアルドのところへ……! ふふん、時空を超えし騎士アルド! はやく私を讃えなさい!」たったったっ
エイミ「アルド……わた、私が8位……」
アルド「凄いじゃないか!」
エイミ「嘘でしょ……だって私、戦いだともう全然役に立ててないし、見せ場も全然ないのに……」
アルド「ちゃんとエイミを見てくれてる人がたくさんいたんだよ」
エイミ「……や」ぷるぷる
だきっ
エイミ「やったぁあ! 8位だ!嬉しいっ!」
アルド「おわっとと……おめでとうエイミ!」
エイミ「ありがとっ! アルドも2位おめでと! さすがね!」
アルド「ああ! ありがとう!」
シュゼット「むぅ……私4位なのに……」しょぼん…
172: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:49:46.38 ID:YT2/PerDO
【人気投票ネタ】
イスカ「ふむ5位か。悪くないね。クロードも素晴らしい健闘だね」
クロード「21位の私にそれを言うか?」
イスカ「副会長の有能さと魅力は十分に伝わっているということさ。まあ、本当の君の魅力に気づいてる人は少ないようだけど」
クロード「私の本当の魅力だと?」
イスカ「可愛さだよ」
クロード「……エリナ女史にも言われたな」
イスカ「ふふ、君の素を知ってる者はみんなそう思ってるさ」
クロード「ふむ……私としてはあまり釈然としないが」
サキ「……あ、イスカ会長! クロードさん! こんにちは……! イスカ会長5位おめでとうございます!」
イスカ「ありがとう。サキは27位だったね。素晴らしい健闘だったよ」
サキ「あ、ありがとうございます。クロードさんもおめでとうございます」
クロード「うむ。……サキ、私は可愛いんだろうか?」
サキ「へっ?」
イスカ「ふふ、そういうところだと思うよ」
クロード「ふむ?」
サキ「……あー、なるほど。クロードさんはカッコいい時はすごくカッコいいですけど、ふだんはわりと可愛いですよね」
クロード「私としては常に王らしく振舞ってるから可愛くなる余地がないはずなのだが……」うーむ…
イスカ・サキ「……」くすくす…
イスカ「ふむ5位か。悪くないね。クロードも素晴らしい健闘だね」
クロード「21位の私にそれを言うか?」
イスカ「副会長の有能さと魅力は十分に伝わっているということさ。まあ、本当の君の魅力に気づいてる人は少ないようだけど」
クロード「私の本当の魅力だと?」
イスカ「可愛さだよ」
クロード「……エリナ女史にも言われたな」
イスカ「ふふ、君の素を知ってる者はみんなそう思ってるさ」
クロード「ふむ……私としてはあまり釈然としないが」
サキ「……あ、イスカ会長! クロードさん! こんにちは……! イスカ会長5位おめでとうございます!」
イスカ「ありがとう。サキは27位だったね。素晴らしい健闘だったよ」
サキ「あ、ありがとうございます。クロードさんもおめでとうございます」
クロード「うむ。……サキ、私は可愛いんだろうか?」
サキ「へっ?」
イスカ「ふふ、そういうところだと思うよ」
クロード「ふむ?」
サキ「……あー、なるほど。クロードさんはカッコいい時はすごくカッコいいですけど、ふだんはわりと可愛いですよね」
クロード「私としては常に王らしく振舞ってるから可愛くなる余地がないはずなのだが……」うーむ…
イスカ・サキ「……」くすくす…
173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/24(火) 04:51:53.88 ID:YT2/PerDO
次回更新で終わりといったな、あれは嘘だ
終わらせる前に人気投票の結果が出てしまったので、せっかくだしそれを一通りネタにしてから今度こそ終わりということで……
??エル「1位なんてちょいちょいです!」
終わらせる前に人気投票の結果が出てしまったので、せっかくだしそれを一通りネタにしてから今度こそ終わりということで……
??エル「1位なんてちょいちょいです!」
182: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 21:58:43.38 ID:fhCH1HYLO
【人気投票ネタ】
ツキハ「(17位……正直あまり自信はなかったのですが、想像していたよりは高い順位でしたね)」
ニケ「おや……」
ツキハ「あら……」
ニケ「……17位おめでとうございます。新参のわりには中々良かったのではないですか?」
ツキハ「あなたこそ、25位は下級にしては中々の快挙では?」
ニケ「(17位……正直かなり上位で驚きました。てっきりもっと下かと侮っていましたが……)」
ツキハ「(25位……この順位はかなりのもの。歯牙にも掛けない低位を想定していましたが……)」
ニケ・ツキハ「…………」
シェイネ「二人ともケンカしちゃダメよ?」
ツキハ「……11位」
ニケ「……出ましたか」
シェイネ「うん? ああ、人気投票ね。私なんかがそんなに人気なんて不思議ね」
ツキハ「むしろそれだけの恵まれた強さと容姿から11位は物足りないのではありませんか?」ふんっ
ニケ「あまりに情けない遠吠えですね。まあ、その貧相な体にはお似合いですが」
シェイネ「だからケンカはダメよ」
シェイネ「私は投票してくれた人がいるだけで嬉しいんだ♪ それにツキハちゃんもニケちゃんもとっても可愛いじゃない♪」
ツキハ「くっ……」
ニケ「(これが強者の余裕ですか……)」
アザミ「うう、31位では立つ瀬がござらん……」こそっ
ツキハ「(17位……正直あまり自信はなかったのですが、想像していたよりは高い順位でしたね)」
ニケ「おや……」
ツキハ「あら……」
ニケ「……17位おめでとうございます。新参のわりには中々良かったのではないですか?」
ツキハ「あなたこそ、25位は下級にしては中々の快挙では?」
ニケ「(17位……正直かなり上位で驚きました。てっきりもっと下かと侮っていましたが……)」
ツキハ「(25位……この順位はかなりのもの。歯牙にも掛けない低位を想定していましたが……)」
ニケ・ツキハ「…………」
シェイネ「二人ともケンカしちゃダメよ?」
ツキハ「……11位」
ニケ「……出ましたか」
シェイネ「うん? ああ、人気投票ね。私なんかがそんなに人気なんて不思議ね」
ツキハ「むしろそれだけの恵まれた強さと容姿から11位は物足りないのではありませんか?」ふんっ
ニケ「あまりに情けない遠吠えですね。まあ、その貧相な体にはお似合いですが」
シェイネ「だからケンカはダメよ」
シェイネ「私は投票してくれた人がいるだけで嬉しいんだ♪ それにツキハちゃんもニケちゃんもとっても可愛いじゃない♪」
ツキハ「くっ……」
ニケ「(これが強者の余裕ですか……)」
アザミ「うう、31位では立つ瀬がござらん……」こそっ
183: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:07:03.52 ID:fhCH1HYLO
【人気投票ネタ】
ユーイン「おう、シオン。13位とはすげえじゃねえか」←41位
シオン「ああ。多くの者に気を掛けていただけるとは私は果報者だ」
セティ「意外だ、二人ともあまり順位を気にするタイプではないと思ってたが」
ユーイン「せっかくだし楽しんだ方が得じゃねえか。セティはもっと高いと思ってたが33位か」
レトロ「ボクがかわいいから実質1位だよー!」ぐるぐる
クロック「ポンコツうるさい」
レトロ「くすん……」
ユーイン「そういやお前の同僚の順位もあまり芳しくなかった気がするな」
シオン「投票の時期が悪かった」
セティ「そうだな。それもあってか特別賞を貰ってたが」
レンリ「うわ、火属性の男たちで集まって暑苦しいわよ。一体なにしてるの?」
セティ「噂をすれば男性人気が来たか」
レンリ「はあ!? 急になによ!」
ユーイン「よっ男性人気!」
レトロ「レンリかわいー!」
レンリ「ちょ……ユーインとレトロまでやめてよ!」
ルーフス「いよっ、可愛いぜ!」←55位
ベネディト「普通に可愛いぞ!」←50位
レンリ「どこから出てきたの!? も、もう……!」てれっ
セティ「だが44位だ」ふっ
レンリ「ふんっ」ドゴォッ
セティ「ぐああ!」
レトロ「最高腕力による暴力がセティを襲うーーっ!!」
シオン「腕力デバフは重要だ」
184: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:13:12.85 ID:tK+qn3qcO
【人気投票ネタ】
フォラン「いやー、7位なんてやっぱりマイティは人気者だね! 男ならアルドの次じゃん!」
マイティ「ん~、ありがと~」
フォラン「とりあえず一緒に写真撮っていい? マイティをのせるとSNSの反響いいしね~」
マイティ「いいよ~」
フォラン「あ、セヴェンも写ってよ」
セヴェン「は、いやだね」
フォラン「もぉ、そんなんだから52位になるんだよ」
セヴェン「ほっといてくれ……」
フォラン「アタシなんか28位だよ。サキとほぼ同じってすごくない。みんな見る目があるよね」ふふんっ
ルイナ「フォランは可愛いから当然」ひょこっ
フォラン「わっ、ルイナ!?」
ルイナ「フォランの順位が高くて私も嬉しい」←45位
フォラン「ありがとー! でもルイナが10位以内に入ってないなんてみんな見る目がないよねー!」
セヴェン「さっきと言ってることが違う……」
フォラン「セヴェンうっさい!」
マイティ「……zzz」
185: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:14:52.41 ID:tK+qn3qcO
【人気投票ネタ】
ミュルス「ミュルスちゃん16位! てっきり1位かと思ったけどね!」
ユナ「ミュルスさんは1位でもおかしくないと思います……!」←真面目な顔の15位
ロキド「うむ」←真面目な顔の19位
ミュルス「いやいや流石に冗談だけど! でも魔獣でも受け入れてくれる人が多くて嬉しいかな」
ユナ「ミュルスさんは天使ですからね……!」←真面目な顔の15位
ロキド「うむ」←真面目な顔の19位
ミュルス「も~、おだてちゃって~! ファンになってもいいからねっ♪」
ユナ「一目見た時からファンです……!」←真面目な顔の15位
ロキド「うむ」←真面目な顔の19位
ミュルス「う、うん……ありがと……」
186: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:17:32.21 ID:tK+qn3qcO
【うおーんうおーん】
(未来の映画館にて)
エルガ「うおーん、なんであの女の子、死んじまったんだよー! 悲恋は嫌いだ! うおーん!」
アルド「エルガ……ほら、ハンカチ使えよ」
エルガ「アー公……っ」がばっ
アルド「うわっ、また!」さっ
エルガ「よーけーるなー!」ずびっ
アルド「いやいや! だってお前! ほら、ハンカチやるから!」
エルガ「うおーん! 『ツインドライブ』!」
アルド「待ってくれ! これ以上早くならないで!」
エルガ「アー公!」ひしっ
アルド「速度の暴力だ……」
エルガ「ずびーっ! ずびーっ!」
アルド「(あとで服を洗濯しなきゃ……)」
エルガ「いよっし! サラダを食べに行くぞアー公!」けろっ
アルド「はいはい……」
187: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:18:44.23 ID:tK+qn3qcO
188: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:24:58.64 ID:tK+qn3qcO
【縄跳び1/2】
アルド「縄跳びだ! 300回、頑張ってくれ俊敏勢!」
ラクレア「……あぁ!」ガッ
アルド「背中のやつを外してくれ!」
フェルミナ「……くっ!」ガッ
アルド「引きずってるやつを外してくれ!」
クロード「ぐぁ……!」ガッ
アルド「羽織ってるやつを脱いでくれ!」
アルド「みんな格好からして縄跳びするつもりがないな……」
ミーユ「ベルトランならきっと大丈夫ですよ!」
ベルトラン「えっ……」
フェルミナ「それはいいですね」
ベルトラン「おい……!」
アルド「……よしっ、頼むぞベルトラン」
ベルトラン「いや、待て待て……」
ミーユ「ベルトランなら絶対にできます!」キラキラッ
ベルトラン「くっ……仕方ない。アルド、俺に任せておけ」
・・・
281, 282,......
アルド「よし、いけるぞベルトラン……!」
ベルトラン「はぁ……はぁ……」ぴょんぴょんっ
ベルトランの足腰<<ここが俺の終わりか……!
ベルトラン「ぐわああぁっ……!? 攣った! 攣った!」ドサッ
ミーユ「べ、ベルトラン……!」
フェルミナ「若くないのに無理をするからですよ、じゃらじゃらマントさん」
アルド「縄跳びだ! 300回、頑張ってくれ俊敏勢!」
ラクレア「……あぁ!」ガッ
アルド「背中のやつを外してくれ!」
フェルミナ「……くっ!」ガッ
アルド「引きずってるやつを外してくれ!」
クロード「ぐぁ……!」ガッ
アルド「羽織ってるやつを脱いでくれ!」
アルド「みんな格好からして縄跳びするつもりがないな……」
ミーユ「ベルトランならきっと大丈夫ですよ!」
ベルトラン「えっ……」
フェルミナ「それはいいですね」
ベルトラン「おい……!」
アルド「……よしっ、頼むぞベルトラン」
ベルトラン「いや、待て待て……」
ミーユ「ベルトランなら絶対にできます!」キラキラッ
ベルトラン「くっ……仕方ない。アルド、俺に任せておけ」
・・・
281, 282,......
アルド「よし、いけるぞベルトラン……!」
ベルトラン「はぁ……はぁ……」ぴょんぴょんっ
ベルトランの足腰<<ここが俺の終わりか……!
ベルトラン「ぐわああぁっ……!? 攣った! 攣った!」ドサッ
ミーユ「べ、ベルトラン……!」
フェルミナ「若くないのに無理をするからですよ、じゃらじゃらマントさん」
189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:27:46.89 ID:tK+qn3qcO
【縄跳び2/2】
ユナ「がががが、頑張ります……!」
ミュルス「ウサギちゃんだから縄跳びは得意よ!」
シェイネ「全力全開でいっちゃうから!!」
・・・
41,42,......
縄回しの少年「…………ぐふっ」鼻血
アルド「お、おい縄回しの少年……!?」
縄回しの少年「美人のオネエちゃんたちの……揺れるおっぱい、翻るスカート、ここがもう一つのエデン……」だくだく…………ばたっ
アルド「縄回しの少年ーー!」
結局サイラスが300回とんだ
サイラス「こう見えて跳ぶことは得意でござる!」
リィカ「…………」
190: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:29:43.25 ID:tK+qn3qcO
【もっとマシ……うん……】
パリサ「私の歌は……呪いのせいで……人を哀しくさせてしまいます……」
ラビナ「私の歌は人を癒すよ~」
シエル「ボクの歌は人の心を震わせるって言われるよ!」
アルド「……3人で歌うとどうなるんだ?」
サイラス「気になるでござるな。コンサートを開くでござる!」
3人「~~~♪」
エイミ「な、なんなのこれ……? 哀しいのに、癒されて、元気が出てくる」
リィカ「聴衆の脳内にてα波の著しい増大を観測中デス」
ジオアンギラス「ウオォォオオオッッ」
アルド「うわっ、ジオアンギラス!? もしかして歌につられて出てきたのか!?」
ジオアンギラス「ぐぐぐぅ……哀しいような、切ないような……ぐっ、ジオプリズマの力の流れが分裂する……!?」カッ
フィーネ「うぅ……」
アルド「フィーネ!」
フィーネを救出した!
エイミ「えっ、なにこの急展開?」
ヘレナ「本編も大体こんな感じだったから良いのよ」
191: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:36:06.59 ID:tK+qn3qcO
【みんなのお兄ちゃん】
シエル「お兄ちゃんの妹さんか~! よろしくね!」
フィーネ「お兄ちゃん……?」
アルド「あ、いや、これはだな……」
フィーネ「私の本当の家族はお兄ちゃんしかいないのに……どういうことなの……?」ユラァッ
レレ「フィーネちゃんよろしくなの~!」ちまっ
ソイラ「よろしくです~」ちまっ
フィーネ「…………」
メリナ「……ねえ、アルドお兄ちゃんご飯にしよっか」くすっ
アルド「おい、メリナ!?」
フィーネ「……お兄ちゃんのばかっ! 浮気者!」ぺちぺちっ
アルド「いた! ちょっ、落ち着けって!」
メリナ「ふふ……」
192: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:41:52.54 ID:tK+qn3qcO
【妹(弟)の集い】
フィーネ「そっかぁ……たくさん冒険してきたんだ」
シエル「うん。いっぱい色んなことがあったよー」
アカネ「力を合わせて数多の困難を乗り越えてきました!」ふんすっ
ミュルス「救えなかった人もたくさんいて残念だけど……それでも立ち止まってはいられないわ! 私たちは進んでいくしかないものね!」
サキ「私も助けられて、力も貸していただいて……みなさんに恩返ししたいです」
シエル「フィーネちゃんも一緒に頑張ろうね!」
フィーネ「……うん!」
ディアドラ「…………」
エリナ「ディアドラ、どうかしたの?」
ディアドラ「いや、あいつらが眩しくてな」
エリナ「そう? 私からしたらディアドラだって美人で眩しいけど」
ディアドラ「いや、そういうことじゃなくて、それに私は美人じゃない……」
ミュルス「えー! 何言ってるのー!ディアドラは美人で可愛いわよー!」むぎゅっ
ディアドラ「うわっ! デカ乳を押し付けるな!」
あははは……っ
193: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:46:20.59 ID:tK+qn3qcO
【兄姉の集い】
シオン「無事に妹君を救出できたこと、喜ばしく思う」
アナベル「本当ね」
アルド「ありがとう!」
ジェイド「……それにしてもアルドの妹はやけに露出が多過ぎだ。」
シオン「うむ」
アルド「いや、それは……」
アナベル「まあまあ……貴方たちの妹も似たようなものでしょう?」
シオン「アナベル、今の発言は取り下げてもらうぞ」
ジェイド「サキを裸マントと一緒にするな!」
アルド「おいこらジェイド!」
アナベル「みなさん、私の妹を見習うべきです。きちんと着込んでいて、誰よりも可愛い。さすがディアドラね」
ジェイド「うちの妹の方が可愛いだろう。厨二くさい発言もしないしな」
アナベル「『祈りの聖剣』を喰らいたいようね?」にこっ
194: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:50:20.82 ID:tK+qn3qcO
【姉弟の集い・大乱闘】
シオン「双方、落ち着け。アカネが一番ということで決着をつけよう」
ジェイド「いや、サキだ」
アナベル「ディアドラよ!」
アルド「(フィーネに決まってる)」
??ドナ「その会議は俺も参加するべきだろう。一番はアルテナだ」
**レス「こればかりはさすがにミュルスと言わざるを得ませんね」
○○ノン「シエルちゃんよ~!」
アルド「誰だお前ら!? とりあえずシエルは男だっ!」
アナベル「面倒ね、最後まで立っていた者の妹が一番。それでいいでしょう?」
ジェイド「分かりやすいな」
シオン「……」チャキッ
アルド「お前ら落ち着けっ! 一番はフィーネだから! 人気投票3位だから!」
ぎゃーぎゃー……!!
シオン「双方、落ち着け。アカネが一番ということで決着をつけよう」
ジェイド「いや、サキだ」
アナベル「ディアドラよ!」
アルド「(フィーネに決まってる)」
??ドナ「その会議は俺も参加するべきだろう。一番はアルテナだ」
**レス「こればかりはさすがにミュルスと言わざるを得ませんね」
○○ノン「シエルちゃんよ~!」
アルド「誰だお前ら!? とりあえずシエルは男だっ!」
アナベル「面倒ね、最後まで立っていた者の妹が一番。それでいいでしょう?」
ジェイド「分かりやすいな」
シオン「……」チャキッ
アルド「お前ら落ち着けっ! 一番はフィーネだから! 人気投票3位だから!」
ぎゃーぎゃー……!!
195: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:03:43.39 ID:tK+qn3qcO
【冒険の日々】
アルド「フィーネは救出した、ウクアージの成長は止まった、ミミちゃんと影と白鯨も倒した」
フィーネ「そろそろエデンお兄ちゃんを助けに行かなきゃね!」
エイミ「時系列どうなってるのよ! これが本当の時空を超える猫ってわけ!?」
サイラス「まったく面白くないでござるよ。エイミは教養が足りないでござるな」
ブラストヘブン!
サイラス「うぼぁー!」
アルド「サイラスーー!?」
ヘレナ「……グダグダね、適当に締めていいんじゃない」
リィカ「ソウデスネ。これからも私たちの冒険は続いていきマス!」
殺された未来を、救けに行こう。
時の闇の降る前にーー
サイラス「それっぽく終わったでござるな」
アルド「今ので台無しだよ……」
シングルプレイ専用スマートフォンRPG『アナザーエデン 時空を超える猫』
好評配信中! みんなもやろう!
196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:07:48.69 ID:tK+qn3qcO
おしまいです
マリエルさんはいつうちの時空に降臨するんでしょうかね
それでは良いアナデンライフを
マリエルさんはいつうちの時空に降臨するんでしょうかね
それでは良いアナデンライフを
197: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:29:10.20 ID:Y1R2LD3fo
乙
うちにもようやくミュルス機体から>>1も頑張れ
うちにもようやくミュルス機体から>>1も頑張れ
198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 05:45:35.52 ID:r7mQ8hlKO
おつ、白鯨倒したとかすごい
☆5にも平気で立ち向かう庭師さん流石やでぇ…ってか兄姉勢は☆5多いよね
☆5にも平気で立ち向かう庭師さん流石やでぇ…ってか兄姉勢は☆5多いよね
199: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/25(金) 08:03:18.70 ID:u7GaxDmeO
乙。ヘレナ☆5化は何年先なのだろうか。
引用元: 【アナザーエデン】アルド「冒険の日々」
彡(゚)(゚)「おう、家建てたんやって?」
2018-05-26
1: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:42:52 ID:sUD
(*^◯^*)「そうなんだ!とても良いお家なんだ!なにより通り庭が凄いんだ!」
彡(゚)(゚)「通り庭か、ええやん」
(*^◯^*)「通り庭だから人は通るし犬も通るし車も走るハイカラさんが通る山咲トオル、細川亨、熊沢とおる、浜浦徹」
彡(゚)(゚)「…」
(*^◯^*)「冗談なんだ」
彡(゚)(゚)「通り庭か、ええやん」
(*^◯^*)「通り庭だから人は通るし犬も通るし車も走るハイカラさんが通る山咲トオル、細川亨、熊沢とおる、浜浦徹」
彡(゚)(゚)「…」
(*^◯^*)「冗談なんだ」
2: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:43:21 ID:sUD
過去のモノ
彡(゚)(゚)「なんで毎週ワイの家に集まってくるんや」
彡(゚)(゚)「ワイ植木屋、今日も頑張るやで」
彡(゚)(゚)「ワイ、風呂帰り」
彡(゚)(゚)「うちの三番蔵には幽霊が出るそうや」
彡(゚)(゚)「今日も寒いで」
彡(゚)(゚)「なんで毎週ワイの家に集まってくるんや」
彡(゚)(゚)「ワイ植木屋、今日も頑張るやで」
彡(゚)(゚)「ワイ、風呂帰り」
彡(゚)(゚)「うちの三番蔵には幽霊が出るそうや」
彡(゚)(゚)「今日も寒いで」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:44:04 ID:Vl5
落語ニキ今日もこんばんは
4: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:44:31 ID:sUD
(*^◯^*)「それでね、やきうに頼みたいことがあるんだ!」
彡(゚)(゚)「頼みたいこと?なんや?」
(*^◯^*)「引っ越しの最中にうっかり水壺を落として割っちゃったんだ」
(*^◯^*)「壺がわれちゃったー!って叫んだら僕の嫁が『割れたなんて言っちゃだめだおん!縁起でもない!そんな時は数が増えたって言うんだおん!』って言ったんだ」
彡(゚)(゚)「おんちゃんは考え方が柔らかいな」
彡(゚)(゚)「頼みたいこと?なんや?」
(*^◯^*)「引っ越しの最中にうっかり水壺を落として割っちゃったんだ」
(*^◯^*)「壺がわれちゃったー!って叫んだら僕の嫁が『割れたなんて言っちゃだめだおん!縁起でもない!そんな時は数が増えたって言うんだおん!』って言ったんだ」
彡(゚)(゚)「おんちゃんは考え方が柔らかいな」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:46:43 ID:sUD
(*^◯^*)「でもね、『割れたモノは仕方ない
から新しく買い換えるおん!どうせ買い換えるなら、この一荷入りの壺より二荷入りの壺がいいおん。でもアナタは買い物がヘタだから、やきうに相談するといいおん』って言うから呼んだんだ」
(*^◯^*)「なんでも、やきうはずる賢いしセコい、オマケに口八丁で都合の悪いこと上手いこと躱すからね、いい水壺を安く買ってくれるだろうから上手くおだてて一緒に行ってもらえってことだから一緒に行ってくれる?」
彡(゚)(゚)「」
から新しく買い換えるおん!どうせ買い換えるなら、この一荷入りの壺より二荷入りの壺がいいおん。でもアナタは買い物がヘタだから、やきうに相談するといいおん』って言うから呼んだんだ」
(*^◯^*)「なんでも、やきうはずる賢いしセコい、オマケに口八丁で都合の悪いこと上手いこと躱すからね、いい水壺を安く買ってくれるだろうから上手くおだてて一緒に行ってもらえってことだから一緒に行ってくれる?」
彡(゚)(゚)「」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:49:05 ID:sUD
彡(゚)(゚)「なんやて?」
(*^◯^*)「ちゃんと聞いて欲しいんだ!」
彡(゚)(゚)「聞いてたから聞き返しとんやぞ?ワイのことなんていったんや」
(*^◯^*)「だからね、やきうはずる賢いしセコい、オマケに口はっ……あ」
(*^◯^*)「確か、このことは本人の目の前で言わない方がいいって言われてたんだ!気を悪くしたら後が面倒臭いからって!」
彡(゚)(゚)「一から十まで言いおったな…まぁ、ポジのその良くも悪くも素直な性格はワイは好きやで」
彡(^)(^)「よしわかった!ワイにまかせとき!」
(*^◯^*)「やったー!ありがとなんだ!」
(*^◯^*)「ちゃんと聞いて欲しいんだ!」
彡(゚)(゚)「聞いてたから聞き返しとんやぞ?ワイのことなんていったんや」
(*^◯^*)「だからね、やきうはずる賢いしセコい、オマケに口はっ……あ」
(*^◯^*)「確か、このことは本人の目の前で言わない方がいいって言われてたんだ!気を悪くしたら後が面倒臭いからって!」
彡(゚)(゚)「一から十まで言いおったな…まぁ、ポジのその良くも悪くも素直な性格はワイは好きやで」
彡(^)(^)「よしわかった!ワイにまかせとき!」
(*^◯^*)「やったー!ありがとなんだ!」
8: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:51:07 ID:sUD
彡(゚)(゚)「よし、買いに行く前にポジに上手い買い物の心得を教えてやろう」
(*^◯^*)「心得を?」
彡(゚)(゚)「それは、足元を見られないことや」
(*^◯^*)「ふーん?」
彡(゚)(゚)「例えば羽織を呉服屋に行って買いに行くとする、その時に紋付の羽織一枚おくれって言ったらダメなんや」
(*^◯^*)「妙なことを言うんだ!紋付の羽織買うのに呉服屋で羽織が欲しいって言ったらダメなんだ?」
彡(゚)(゚)「そうやで」
(*^◯^*)「心得を?」
彡(゚)(゚)「それは、足元を見られないことや」
(*^◯^*)「ふーん?」
彡(゚)(゚)「例えば羽織を呉服屋に行って買いに行くとする、その時に紋付の羽織一枚おくれって言ったらダメなんや」
(*^◯^*)「妙なことを言うんだ!紋付の羽織買うのに呉服屋で羽織が欲しいって言ったらダメなんだ?」
彡(゚)(゚)「そうやで」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:52:53 ID:sUD
彡(゚)(゚)「紋付の袴が欲しい時に、呉服屋で紋付の袴をおくれって言ったらな?『こいつは勧めればなんでも買ってくれるな』と思いよって安いものでも高く買わされるって言うてんねん」
(*^◯^*)「じゃぁそんなときはどうするの?」
彡(゚)(゚)「呉服屋に入って、最初は縞の袴をくれって言うんや」
(*^◯^*)「うんうん」
彡(゚)(゚)「それで勧められた縞の袴にキズをつけるんや」
(*^◯^*)「じゃぁそんなときはどうするの?」
彡(゚)(゚)「呉服屋に入って、最初は縞の袴をくれって言うんや」
(*^◯^*)「うんうん」
彡(゚)(゚)「それで勧められた縞の袴にキズをつけるんや」
10: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:54:47 ID:sUD
(*^◯^*)「わかった!ハサミでチョキチョキすればいいんだ!」
彡(゚)(゚)「ちゃうわ!口でキズをつけるんや!」
(*^◯^*)「噛み付いてヨダレだらけ、なんなら歯についてる青ノリとかを拭き取るんだ!」
彡(゚)(゚)「そうやなくて!言葉でキズをつける、ケチをつけるってことやで」
(*^◯^*)「ケチをつける?」
彡(゚)(゚)「そうや」
彡(゚)(゚)「ちゃうわ!口でキズをつけるんや!」
(*^◯^*)「噛み付いてヨダレだらけ、なんなら歯についてる青ノリとかを拭き取るんだ!」
彡(゚)(゚)「そうやなくて!言葉でキズをつける、ケチをつけるってことやで」
(*^◯^*)「ケチをつける?」
彡(゚)(゚)「そうや」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:56:20 ID:sUD
彡(゚)(゚)「この縞の袴、縞が歪んでるとか裾がほつれてるとかな」
(*^◯^*)「へー!それで?」
彡(゚)(゚)「せっかく買い物に来たのに手ぶらで帰るのもあれやなー、せや、ついでに紋付の袴あったら見せてくれやっとな」
彡(゚)(゚)「それで、呉服屋は紋付の袴出してくる」
(*^◯^*)「でも、目的はそれなんだから結局は高値で売りつけてこない?」
彡(゚)(゚)「だからさっきと同様に先ずはケチをつけるんや、紋がデカすぎるとか脇ツボにキズがある、裏の模様が面白くない…とここからがミソや」
彡(゚)(゚)「いろいろ文句をつけたあとに…まぁ、安けりゃ買うてやらんこともないと言うんや」
(*^◯^*)「汚いやり方なんだ!」
(*^◯^*)「へー!それで?」
彡(゚)(゚)「せっかく買い物に来たのに手ぶらで帰るのもあれやなー、せや、ついでに紋付の袴あったら見せてくれやっとな」
彡(゚)(゚)「それで、呉服屋は紋付の袴出してくる」
(*^◯^*)「でも、目的はそれなんだから結局は高値で売りつけてこない?」
彡(゚)(゚)「だからさっきと同様に先ずはケチをつけるんや、紋がデカすぎるとか脇ツボにキズがある、裏の模様が面白くない…とここからがミソや」
彡(゚)(゚)「いろいろ文句をつけたあとに…まぁ、安けりゃ買うてやらんこともないと言うんや」
(*^◯^*)「汚いやり方なんだ!」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:56:48 ID:Vl5
さすがやきう民、やることが汚い
14: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:57:56 ID:sUD
彡(゚)(゚)「なんとでも言え、【ついでに】と【安けりゃ】と言っとけば呉服屋に圧をかけれる」
彡(゚)(゚)「この客が帰ってしまう前に値引きして売っといたほうが得やな…と呉服屋に思わせたら普通は10万のモノを9万、8万と言ってくる」
(*^◯^*)「それで8万円で買うんだ!凄いんだ!2万円も得したんだ!」
彡(゚)(゚)「いや、まだや」
(*^◯^*)「………え?」
彡(゚)(゚)「この客が帰ってしまう前に値引きして売っといたほうが得やな…と呉服屋に思わせたら普通は10万のモノを9万、8万と言ってくる」
(*^◯^*)「それで8万円で買うんだ!凄いんだ!2万円も得したんだ!」
彡(゚)(゚)「いや、まだや」
(*^◯^*)「………え?」
15: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)22:59:14 ID:sUD
彡(゚)(゚)「8万円で買ったると言うた時にや、後ろの紋の刺繍がほつれてるやん!もうちょっと安くしてや!ってさらにケチをつけて値引きさせる」
(*^◯^*)「もう詐欺の域なんだ」
彡(゚)(゚)「まぁ、これが買い物の上手いやり方や」
(*^◯^*)「勉強になったんだ!もう覚えたんだ!」
彡(゚)(゚)「ホンマか?…まぁ、ええわ」
(*^◯^*)「もう詐欺の域なんだ」
彡(゚)(゚)「まぁ、これが買い物の上手いやり方や」
(*^◯^*)「勉強になったんだ!もう覚えたんだ!」
彡(゚)(゚)「ホンマか?…まぁ、ええわ」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:01:19 ID:sUD
彡(゚)(゚)「よし、じゃぁ準備しようか、そこの天秤棒と縄を持ってきてや」
(*^◯^*)「持ってきたんだ、何に使うんだ?縄で縛り上げた後に、値引きするまで棒でボコボコにするんだ!?」
彡(゚)(゚)「ちゃうわアホ!ワイとお前で壺を持って帰る為に決まっとるやろ!」
(*^◯^*)「そんなの店の人に頼めばいいんだ!」
彡(゚)(゚)「アホ、これは買い物上手云々以前にただの節約や、店のモンに頼んだら運賃払わないいかんやろ?」
(*^◯^*)「そうか!だからか」
(*^◯^*)「持ってきたんだ、何に使うんだ?縄で縛り上げた後に、値引きするまで棒でボコボコにするんだ!?」
彡(゚)(゚)「ちゃうわアホ!ワイとお前で壺を持って帰る為に決まっとるやろ!」
(*^◯^*)「そんなの店の人に頼めばいいんだ!」
彡(゚)(゚)「アホ、これは買い物上手云々以前にただの節約や、店のモンに頼んだら運賃払わないいかんやろ?」
(*^◯^*)「そうか!だからか」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:03:10 ID:sUD
彡(゚)(゚)「さ、ついたで!ここが瀬戸物丁や!」
(*^◯^*)「右も左も瀬戸物ばかりなんだ!あ!あのお茶碗青くて星の模様があるんだ!無性にほしくなったんだ!」
彡(゚)(゚)「まてまてまて、今日は壺買いにきたんやろ?今度にしろや」
(*^◯^*)「ちぇー」
彡(゚)(゚)「ほら、壺屋についたで。ええか?お前はいらんこと言わんでええからな?」
(*^◯^*)「わかったんだ!」
(*^◯^*)「右も左も瀬戸物ばかりなんだ!あ!あのお茶碗青くて星の模様があるんだ!無性にほしくなったんだ!」
彡(゚)(゚)「まてまてまて、今日は壺買いにきたんやろ?今度にしろや」
(*^◯^*)「ちぇー」
彡(゚)(゚)「ほら、壺屋についたで。ええか?お前はいらんこと言わんでええからな?」
(*^◯^*)「わかったんだ!」
18: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:05:12 ID:sUD
彡(゚)(゚)「おう!こんちわやで!」
(´・ω・`)「どうもどうも!ようこそいらっしゃいました!ウチの壺はどれも一級品ですが!皆様にご満足していただけるようにお安くさせていただいてます!どうぞ、お好きにご覧になってください!」
(*^◯^*)「凄いんだ!もう値引きさせてるんだ!」
(´・ω・`)「へ?」
彡(゚)(゚)「ちょ!黙っとれ!いや、すんまへん!ツレが可笑しなこというて…昼間っから酒飲んで酔うてるんですわ」
(´・ω・`)「どうもどうも!ようこそいらっしゃいました!ウチの壺はどれも一級品ですが!皆様にご満足していただけるようにお安くさせていただいてます!どうぞ、お好きにご覧になってください!」
(*^◯^*)「凄いんだ!もう値引きさせてるんだ!」
(´・ω・`)「へ?」
彡(゚)(゚)「ちょ!黙っとれ!いや、すんまへん!ツレが可笑しなこというて…昼間っから酒飲んで酔うてるんですわ」
19: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:07:34 ID:sUD
(´・ω・`)「それで、何をお求めで?」
彡(゚)(゚)「こいつが一荷入りの水壺が欲しいらしんや、とりあえず見せておくれや」
(´・ω・`)「手前に並んでるのが一荷入りの壺となっておりますよ」
彡(゚)(゚)「ふむ、ならこれにしようか…おい、これはナンボするんや?」
(´・ω・`)「その壺ですね、いや!一級品と言っても消して高いことはありません!商売やってますと値引きを求めてくる人は決して少なくはありません」
(´・ω・`)「そこで喧嘩するのも嫌ですので!あなた方の顔も立てるつもりでもう既に値下げ、ぐーんと値下げして3万5千円!この値からはびた一文まけれません!どうぞよろしくおねがいいたします!」
彡(゚)(゚)「ほほう、ワイらの顔も立ててくれて、値段交渉される前にうんと安くぐーんと値下げして、3万5千円か」
彡(゚)(゚)「こいつが一荷入りの水壺が欲しいらしんや、とりあえず見せておくれや」
(´・ω・`)「手前に並んでるのが一荷入りの壺となっておりますよ」
彡(゚)(゚)「ふむ、ならこれにしようか…おい、これはナンボするんや?」
(´・ω・`)「その壺ですね、いや!一級品と言っても消して高いことはありません!商売やってますと値引きを求めてくる人は決して少なくはありません」
(´・ω・`)「そこで喧嘩するのも嫌ですので!あなた方の顔も立てるつもりでもう既に値下げ、ぐーんと値下げして3万5千円!この値からはびた一文まけれません!どうぞよろしくおねがいいたします!」
彡(゚)(゚)「ほほう、ワイらの顔も立ててくれて、値段交渉される前にうんと安くぐーんと値下げして、3万5千円か」
20: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:09:31 ID:sUD
彡(゚)(゚)「ちょいと聞くが、一級品の壺で、ぐーんと値下げする前の値段を聞かせてほしいんやが」
(´・ω・`)「………なんです?」
彡(゚)(゚)「だから値下げする前の値段を聞かせてほしい言うてんねん」
(;´・ω・`)「………あ、あの、そういうこと…でごさいますか…いや!あの…」
彡(゚)(゚)「なに汗かいとんねん、ハッキリ言うとくれや」
(;´・ω・`)「それは…3万5千円でございます」
彡(゚)(゚)「一緒やんけ!」
(´・ω・`)「………なんです?」
彡(゚)(゚)「だから値下げする前の値段を聞かせてほしい言うてんねん」
(;´・ω・`)「………あ、あの、そういうこと…でごさいますか…いや!あの…」
彡(゚)(゚)「なに汗かいとんねん、ハッキリ言うとくれや」
(;´・ω・`)「それは…3万5千円でございます」
彡(゚)(゚)「一緒やんけ!」
21: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:11:18 ID:sUD
彡(^)(^)「いやまぁ、流石は商売人やで!相手には喋る隙を与えない!そこに安くぐーんと値下げしてって言ったら相手も、おー安いなーと思って買いよるわ」
彡(゚)(゚)「まぁ、でも相手が悪かったな!ワイはそこらの客とちゃうんやで」
(´・ω・`)「いやー、もう敵いませんね」
彡(゚)(゚)「びた一文まからんか…でも今日はワイの顔を立てて3万5千円のところを3万にしてくれんか?」
(´・ω・`)「……いや、それでは私が…」
彡(゚)(゚)「いや!わかっとるで、それじゃぁ商売あがったりやけども、5千円まけてくれたらワイがここの店を近所や隣町に言い回ったるわ」
彡(゚)(゚)「まぁ、でも相手が悪かったな!ワイはそこらの客とちゃうんやで」
(´・ω・`)「いやー、もう敵いませんね」
彡(゚)(゚)「びた一文まからんか…でも今日はワイの顔を立てて3万5千円のところを3万にしてくれんか?」
(´・ω・`)「……いや、それでは私が…」
彡(゚)(゚)「いや!わかっとるで、それじゃぁ商売あがったりやけども、5千円まけてくれたらワイがここの店を近所や隣町に言い回ったるわ」
22: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:13:26 ID:sUD
彡(^)(^)「こう見えても顔は広いからな!ワイが言い回って行ったらこの店には人が溢れかえるやろな!人が足らなくて店が回らないって嬉しい悲鳴あげることになるで!」
彡(^)(^)「もちろん、ワイがここで値引きさせたってことは絶対に誰にも言わん!元の値からぐーんと値下げしてめちゃくちゃ安い一級品を取り揃えた店やと言ったるわ」
彡(゚)(゚)「それに、そこにいるアホの嫁に安く壺を買ってきてくれと頼まれててな、言い値で買ってきたと言うたら格好つかんやろ」
彡(゚)(゚)「この通り!お願いや!」
(;´・ω・`)「私よりよく喋る人ですね…本当に敵わない人ですね…わかりました!私も男です!今日のところは貴方の顔を立てましょう!」
彡(^)(^)「ホンマか!?ありがとうやで!」
彡(^)(^)「もちろん、ワイがここで値引きさせたってことは絶対に誰にも言わん!元の値からぐーんと値下げしてめちゃくちゃ安い一級品を取り揃えた店やと言ったるわ」
彡(゚)(゚)「それに、そこにいるアホの嫁に安く壺を買ってきてくれと頼まれててな、言い値で買ってきたと言うたら格好つかんやろ」
彡(゚)(゚)「この通り!お願いや!」
(;´・ω・`)「私よりよく喋る人ですね…本当に敵わない人ですね…わかりました!私も男です!今日のところは貴方の顔を立てましょう!」
彡(^)(^)「ホンマか!?ありがとうやで!」
23: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:15:12 ID:sUD
彡(゚)(゚)「おい、ポジ!3万円やで」
(*^◯^*)「僕が払うんだ?」
彡(゚)(゚)「当たり前やろ!お前の買い物やで!ほら出せ!」
彡(^)(^)「それじゃ!お金はここに置いとくからな!」
(*^◯^*)「運ぶ準備出来たんだ!」
(´・ω・`)「ありがとうございます!また、よろしくおねがいしますね!」
彡(゚)(゚)「ほな行くで」
(*^◯^*)「僕が払うんだ?」
彡(゚)(゚)「当たり前やろ!お前の買い物やで!ほら出せ!」
彡(^)(^)「それじゃ!お金はここに置いとくからな!」
(*^◯^*)「運ぶ準備出来たんだ!」
(´・ω・`)「ありがとうございます!また、よろしくおねがいしますね!」
彡(゚)(゚)「ほな行くで」
24: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:17:10 ID:sUD
(*^◯^*)「思ってたより値下げ出来なかったんだ!期待はずれなんだ!」
彡(゚)(゚)「やかましい、ここからやで?さっきの店に戻るんや」
(*^◯^*)「なんで?」
彡(゚)(゚)「お前の買いたかった壺は一荷入りの壺じゃなくて二荷入りの壺やろ?」
(*^◯^*)「……………………そうだったんだ!二荷入りの壺だったんだ!」
彡(゚)(゚)「大人しく黙っとんな思うたら忘れとっただけかい…ほら、早く戻るで」
彡(゚)(゚)「やかましい、ここからやで?さっきの店に戻るんや」
(*^◯^*)「なんで?」
彡(゚)(゚)「お前の買いたかった壺は一荷入りの壺じゃなくて二荷入りの壺やろ?」
(*^◯^*)「……………………そうだったんだ!二荷入りの壺だったんだ!」
彡(゚)(゚)「大人しく黙っとんな思うたら忘れとっただけかい…ほら、早く戻るで」
25: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:18:23 ID:sUD
彡(゚)(゚)「どうもこんにちは!」
(´・ω・`)「お、アナタですか!何かお忘れ物で?」
彡(^)(^)「お忘れ物で?って聞くところみると顔を覚えてくれとんやな!」
(´・ω・`)「覚えてるもなにも、先程一荷入りの壺をお買い上げになったじゃないですか」
彡(^)(^)「ははは!そうやったな」
(´・ω・`)「で、どうなされたんですか?」
(´・ω・`)「お、アナタですか!何かお忘れ物で?」
彡(^)(^)「お忘れ物で?って聞くところみると顔を覚えてくれとんやな!」
(´・ω・`)「覚えてるもなにも、先程一荷入りの壺をお買い上げになったじゃないですか」
彡(^)(^)「ははは!そうやったな」
(´・ω・`)「で、どうなされたんですか?」
26: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:19:58 ID:sUD
彡(゚)(゚)「いやな、こいつが一荷入りやなしに、二荷入りの壺欲しかったとか言い出してな、だから戻ってきたんや」
(´・ω・`)「左様でごさいますか!二荷入りはこちらになっております!」
彡(゚)(゚)「なら、この二荷入りの壺にしようか」
(´・ω・`)「こちらでございますね!これは先程の一荷入りの壺3万5千円の倍の値段、7万円になります!」
(´・ω・`)「左様でごさいますか!二荷入りはこちらになっております!」
彡(゚)(゚)「なら、この二荷入りの壺にしようか」
(´・ω・`)「こちらでございますね!これは先程の一荷入りの壺3万5千円の倍の値段、7万円になります!」
27: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:21:08 ID:sUD
彡(゚)(゚)「ちょっとおかしいな…さっきの一荷入りの壺は3万円で買ったんやで?その倍なら6万円やろ?」
(´・ω・`)「は…?いや…それだと私が1万円も損してることに」
彡(^)(^)「まぁまぁ、近所や隣町に宣伝してまわったるから!な?この通りや!」ドゲザー
(;´・ω・`)「ちょっと!土下座はやめてください!全く…商人の腹をえぐる人ですね…わかりました!6万円でいいでしょう!これ以上は本当にまけませんからね!」
彡(^)(^)「話わかる人で助かるでホンマ!」
(´・ω・`)「は…?いや…それだと私が1万円も損してることに」
彡(^)(^)「まぁまぁ、近所や隣町に宣伝してまわったるから!な?この通りや!」ドゲザー
(;´・ω・`)「ちょっと!土下座はやめてください!全く…商人の腹をえぐる人ですね…わかりました!6万円でいいでしょう!これ以上は本当にまけませんからね!」
彡(^)(^)「話わかる人で助かるでホンマ!」
28: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:22:55 ID:sUD
彡(゚)(゚)「それで、さっき買った一荷入りの壺なんやけどな、そのまま持って帰ってもええけど家に2つも壺はいらんやん?かさばって置く場所もないしな」
(´・ω・`)「そうですね」
彡(゚)(゚)「せやから、この壺を下取りしてくれんか?」
(´・ω・`)「下取り……ですか」
彡(^)(^)「ついさっき買ったんやし傷もない、汚れてもないから問題ないやろ!頼むわ!」
(´・ω・`)「そうですね」
彡(゚)(゚)「せやから、この壺を下取りしてくれんか?」
(´・ω・`)「下取り……ですか」
彡(^)(^)「ついさっき買ったんやし傷もない、汚れてもないから問題ないやろ!頼むわ!」
29: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:24:34 ID:sUD
(´・ω・`)「そうですね、それなら下取りしても問題はなさそうです」
彡(゚)(゚)「なら、この壺の下取りで3万円な?新品同様やし」
(´・ω・`)「そうですね…傷も汚れもないから、それでいいでしょう」
彡(゚)(゚)「で、さっき買うときに3万円払ったやろ?」
(´・ω・`)「ええ、こちらにございます」
彡(^)(^)「壺の下取り3万円、それにさっき払った3万円でこの二荷入りの壺を買うわ!」
(´・ω・`)「………え?」
彡(゚)(゚)「なら、この壺の下取りで3万円な?新品同様やし」
(´・ω・`)「そうですね…傷も汚れもないから、それでいいでしょう」
彡(゚)(゚)「で、さっき買うときに3万円払ったやろ?」
(´・ω・`)「ええ、こちらにございます」
彡(^)(^)「壺の下取り3万円、それにさっき払った3万円でこの二荷入りの壺を買うわ!」
(´・ω・`)「………え?」
32: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:25:52 ID:sUD
(´・ω・`)「そういうことに………なりますね…?」
彡(^)(^)「ほな、二荷入りの壺は持ってくで!ありがとな!」
(´・ω・`)「え、あぁ!はい!ありがとうございましたぁ!」
彡(^)(^)「ほな、二荷入りの壺は持ってくで!ありがとな!」
(´・ω・`)「え、あぁ!はい!ありがとうございましたぁ!」
33: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:27:20 ID:sUD
(*^◯^*)「凄いんだ!凄いんだ!」
彡(゚)(゚)「おい!静かにしろ!」
(*^◯^*)「だって凄いんだ!なんせ…」
(;´・ω・`)「あのー!ちょっとお戻りをー!」
彡(゚)(゚)「ほらぁ、言わんこっちゃない…戻るで」
彡(゚)(゚)「おい!静かにしろ!」
(*^◯^*)「だって凄いんだ!なんせ…」
(;´・ω・`)「あのー!ちょっとお戻りをー!」
彡(゚)(゚)「ほらぁ、言わんこっちゃない…戻るで」
34: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:29:03 ID:sUD
彡(゚)(゚)「なんやねん、どうかしたんか?」
(´・ω・`)「あのですね、ちょっと計算してみると………まだ3万円しか貰ってないなと思いまして」
彡(゚)(゚)「3万円?そんなはずないやろ、現金で3万円は払ったな?」
(´・ω・`)「はい!それはもう!こちらにちゃんとございます!」
彡(゚)(゚)「一荷入りの壺の下取りは?」
(´・ω・`)「えっ?……!あぁ!それをすっかり忘れてました!現金で3万円、一荷入りの壺下取りで3万円!6万円でまちがいないですね!」
彡(゚)(゚)「おっちょこちょいやなー、頼むでホンマ」
(´・ω・`)「申し訳ございません!では、お気をつけて」
(´・ω・`)「あのですね、ちょっと計算してみると………まだ3万円しか貰ってないなと思いまして」
彡(゚)(゚)「3万円?そんなはずないやろ、現金で3万円は払ったな?」
(´・ω・`)「はい!それはもう!こちらにちゃんとございます!」
彡(゚)(゚)「一荷入りの壺の下取りは?」
(´・ω・`)「えっ?……!あぁ!それをすっかり忘れてました!現金で3万円、一荷入りの壺下取りで3万円!6万円でまちがいないですね!」
彡(゚)(゚)「おっちょこちょいやなー、頼むでホンマ」
(´・ω・`)「申し訳ございません!では、お気をつけて」
35: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:31:19 ID:sUD
(*^◯^*)「笑わずにはいられないんだ!やっぱやきうはずる賢いんだ!」
彡(゚)(゚)「だから静かにしろや!じゃないと…」
(;´・ω・`)「ちょっとお戻りをー!お勘定がー!ややこしくなってますー!お戻り願いますー!」
彡(゚)(゚)「ほら、向こうもなんか変やな思ってるやないか」
彡(゚)(゚)「しゃーない、もう一回戻るで」
彡(゚)(゚)「だから静かにしろや!じゃないと…」
(;´・ω・`)「ちょっとお戻りをー!お勘定がー!ややこしくなってますー!お戻り願いますー!」
彡(゚)(゚)「ほら、向こうもなんか変やな思ってるやないか」
彡(゚)(゚)「しゃーない、もう一回戻るで」
36: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:33:06 ID:sUD
彡(゚)(゚)「おうおうおう!なんやねんさっきから!前通る人達が変な目でみてるやないか!」
(;´・ω・`)「申し訳ございません、そんなに怒られると困ってしまいます…」
(´・ω・`)「もう一度確認させていただきたいのですが、今からお持ち帰りいただく二荷入りの壺、こちらが6万円ですね」
彡(゚)(゚)「あぁ、そうやな」
(´・ω・`)「それで、いただきましたお金が3万円しかないという不思議なことが…」
(;´・ω・`)「申し訳ございません、そんなに怒られると困ってしまいます…」
(´・ω・`)「もう一度確認させていただきたいのですが、今からお持ち帰りいただく二荷入りの壺、こちらが6万円ですね」
彡(゚)(゚)「あぁ、そうやな」
(´・ω・`)「それで、いただきましたお金が3万円しかないという不思議なことが…」
37: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:34:41 ID:sUD
彡(゚)(゚)「おい、算盤だせや」
(´・ω・`)「えっ?」
彡(゚)(゚)「ええから早く」
(´・ω・`)「は、はい…出しましたよ」
彡(゚)(゚)「とりあえずは、現金で渡した3万円や、それを打ってくれや」
(´・ω・`)「現金で3万円…と」パチ
彡(゚)(゚)「それで一荷入りの壺の下取り3万円や」
(;´・ω・`)「これなんですよね…これがなんかフワフワーとして」
(´・ω・`)「えっ?」
彡(゚)(゚)「ええから早く」
(´・ω・`)「は、はい…出しましたよ」
彡(゚)(゚)「とりあえずは、現金で渡した3万円や、それを打ってくれや」
(´・ω・`)「現金で3万円…と」パチ
彡(゚)(゚)「それで一荷入りの壺の下取り3万円や」
(;´・ω・`)「これなんですよね…これがなんかフワフワーとして」
38: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:36:08 ID:sUD
彡(゚)(゚)「一荷入りの壺はタダやないやろ?3万円で下取りに出したってことは他の誰かに3万円で売るってことや」
彡(゚)(゚)「今はなんの変哲も無い壺やけど、誰かの手に渡るときは3万円になるってことや!お前は商人やろ?それくらいはわかるよな?」
彡(゚)(゚)「品物はいずれ金に変わる、それが商売やで?眼前の減少に惑わされるというのは商売人としたらダメなことや」
(´・ω・`)「あ、いや…ああ!そういうことですね!品物はいずれ金に変わる…確かにそうです!だから、下取りの3万円…と」パチン
彡(゚)(゚)「今はなんの変哲も無い壺やけど、誰かの手に渡るときは3万円になるってことや!お前は商人やろ?それくらいはわかるよな?」
彡(゚)(゚)「品物はいずれ金に変わる、それが商売やで?眼前の減少に惑わされるというのは商売人としたらダメなことや」
(´・ω・`)「あ、いや…ああ!そういうことですね!品物はいずれ金に変わる…確かにそうです!だから、下取りの3万円…と」パチン
40: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:38:29 ID:sUD
彡(゚)(゚)「ナンボになった?」
(´・ω・`)「………6万円」
彡(゚)(゚)「なら、現金と下取りとで丁度や!ほな」
(;´・ω・`)「あ!ちょっとちょっと!」
彡(゚)(゚)「なんやねん!」
(;´・ω・`)「確かにこれで算盤には6万円と出るんです!出るんですけど、私の頭の中には6万円がでないんです!」
(´・ω・`)「………6万円」
彡(゚)(゚)「なら、現金と下取りとで丁度や!ほな」
(;´・ω・`)「あ!ちょっとちょっと!」
彡(゚)(゚)「なんやねん!」
(;´・ω・`)「確かにこれで算盤には6万円と出るんです!出るんですけど、私の頭の中には6万円がでないんです!」
42: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:40:12 ID:sUD
彡(゚)(゚)「算盤を信用せんと何を信用すんねん!」
(;´・ω・`)「そうガミガミ怒らないでください!もう一度、算盤に打ってみますんで」
(´・ω・`)「とりあえず、確かに頂戴した現金の3万円…」パチン
(´・ω・`)「わかってます!下取りの3万円も打ちます!打ちますけど、なぜかこの下取りの3万円を打つのに抵抗があるんです!打ってしまうと…」パチン
(;´・ω・`)「6万円って出てしまうんです!」
(;´・ω・`)「そうガミガミ怒らないでください!もう一度、算盤に打ってみますんで」
(´・ω・`)「とりあえず、確かに頂戴した現金の3万円…」パチン
(´・ω・`)「わかってます!下取りの3万円も打ちます!打ちますけど、なぜかこの下取りの3万円を打つのに抵抗があるんです!打ってしまうと…」パチン
(;´・ω・`)「6万円って出てしまうんです!」
43: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:42:03 ID:sUD
彡(゚)(゚)「お、なんか客が来たで?」
('ω`)「すいません、この一荷入りの壺をくださいな」
(´・ω・`)「えっ?あ、本当だ。はい、一荷入りの壺でございますか?それなら3万5千円でございます!」
(´・ω・`)「それもぐーんと値下げして3万5千円でございます!ちょっとこちらのお客さんのことすませてから行きますんで少々お待ちを!」
(´・ω・`)「えーと、一荷入りの壺3万5千円と」パチン
(´・ω・`)「それで、算盤には9万5千円………あれっ?」
('ω`)「すいません、この一荷入りの壺をくださいな」
(´・ω・`)「えっ?あ、本当だ。はい、一荷入りの壺でございますか?それなら3万5千円でございます!」
(´・ω・`)「それもぐーんと値下げして3万5千円でございます!ちょっとこちらのお客さんのことすませてから行きますんで少々お待ちを!」
(´・ω・`)「えーと、一荷入りの壺3万5千円と」パチン
(´・ω・`)「それで、算盤には9万5千円………あれっ?」
44: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:44:20 ID:sUD
(;´・ω・`)「ちょっと!そこのお客さん!今日はとりあえず帰ってください!」
('ω`)「えっ?」
(;´・ω・`)「また明日にしておくれ!もう店じまいです!他の商品が目に入らないようにします!他の人の話が耳に入らないようにします!」
彡(゚)(゚)「おい、まだか」
(´・ω・`)「わかってますわかってます!先ずは!現金で3万円!それで下取りの一荷入りの壺!これなんです!この壺がややこしくしてるんです!」
(;´・ω・`)「この下取りの3万円入れてしまうとね!ハッキリと6万円ってでてしまうんです!」
('ω`)「えっ?」
(;´・ω・`)「また明日にしておくれ!もう店じまいです!他の商品が目に入らないようにします!他の人の話が耳に入らないようにします!」
彡(゚)(゚)「おい、まだか」
(´・ω・`)「わかってますわかってます!先ずは!現金で3万円!それで下取りの一荷入りの壺!これなんです!この壺がややこしくしてるんです!」
(;´・ω・`)「この下取りの3万円入れてしまうとね!ハッキリと6万円ってでてしまうんです!」
45: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:46:43 ID:sUD
(´;ω;`)「ああぁぁぁ!!!もう!なんでこんな目あうのかな!もういいです!実は私ね、昨日からお腹の調子が悪いんです!それなのに悪化してしまいそうだ!」
(´;ω;`)「もう壺も!現金の3万円も!どっちも持って早く帰ってください!」
彡(^)(^)「ふふふ…こっちの思うツボや」
以上、つぼ算というお話でした
(´;ω;`)「もう壺も!現金の3万円も!どっちも持って早く帰ってください!」
彡(^)(^)「ふふふ…こっちの思うツボや」
以上、つぼ算というお話でした
46: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:47:09 ID:sUD
見てくれた人はありがとやで
47: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:47:52 ID:Vl5
おつ 壺屋かわいそう
聞けば聞くほどちょろまかしたホテルマンの原型に見えてくるわ
聞けば聞くほどちょろまかしたホテルマンの原型に見えてくるわ
48: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:48:07 ID:utX
>>46
乙やで
いつも面白いなぁ
乙やで
いつも面白いなぁ
49: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:49:06 ID:YoT
面白かったでイッチ乙
50: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)23:50:41 ID:Umw
さすがやきう
これは完全に詐欺
これは完全に詐欺
彡(゚)(゚)「今日も寒いで」
2018-05-26
1: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:01:16 ID:fTt
( ・`ω・´)「寒いな今日も」
彡(゚)(゚)「なんせ冬やからな」
( ・`ω・´)「こんな時はやはり蕎麦だな」
彡(^)(^)「なんや、食わしてくれるんか!?」
( ・`ω・´)「いや、それくらい自分で食えよ…蕎麦なんて安いものだろ」
彡(゚)(゚)「ケチやなお前」
彡(゚)(゚)「なんせ冬やからな」
( ・`ω・´)「こんな時はやはり蕎麦だな」
彡(^)(^)「なんや、食わしてくれるんか!?」
( ・`ω・´)「いや、それくらい自分で食えよ…蕎麦なんて安いものだろ」
彡(゚)(゚)「ケチやなお前」
2: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:01:53 ID:fTt
3: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:03:06 ID:fTt
( ・`ω・´)「まぁ、だが良いことを教えてやろう」
彡(゚)(゚)「ほう、なんや?」
( ・`ω・´)「少し安く蕎麦を食べる方法だ」
彡(゚)(゚)「はえー、なんやなんや教えてくれ」
( ・`ω・´)「言葉より実際にやってみた方が早いだろう、ちょうどそこに蕎麦屋の屋台が来てるから見てな」
彡(゚)(゚)「おう、見せてもらおうか」
彡(゚)(゚)「ほう、なんや?」
( ・`ω・´)「少し安く蕎麦を食べる方法だ」
彡(゚)(゚)「はえー、なんやなんや教えてくれ」
( ・`ω・´)「言葉より実際にやってみた方が早いだろう、ちょうどそこに蕎麦屋の屋台が来てるから見てな」
彡(゚)(゚)「おう、見せてもらおうか」
4: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:04:53 ID:fTt
( ・`ω・´)「おう!蕎麦屋さん!やってるかい!」
(☆…●)「へい!いらっしゃい!何にしましょう!」
( ・`ω・´)「何があるのかな…花巻にしっぽくか…なら、しっぽく熱くしてくれ」
(☆…●)「へい!かしこまりました!少々お待ちくだせぇ!」
( ・`ω・´)「ところで、景気はどうよ」
(☆…●)「まぁこんな商売ですからなぁ、良くもなく悪くもなく…ぼちぼちってところですか」
(☆…●)「唯一、長いこと蕎麦屋をやってるってことが取り柄です」
(☆…●)「へい!いらっしゃい!何にしましょう!」
( ・`ω・´)「何があるのかな…花巻にしっぽくか…なら、しっぽく熱くしてくれ」
(☆…●)「へい!かしこまりました!少々お待ちくだせぇ!」
( ・`ω・´)「ところで、景気はどうよ」
(☆…●)「まぁこんな商売ですからなぁ、良くもなく悪くもなく…ぼちぼちってところですか」
(☆…●)「唯一、長いこと蕎麦屋をやってるってことが取り柄です」
5: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:06:45 ID:fTt
( ・`ω・´)「そいつはいいな、期待が出来る…商いは飽きずにやる!これが商売人にとっては重要なことだ!」
(☆…●)「洒落た駄洒落ですね!今度使わせていただきます」
( ・`ω・´)「お、行灯があるな…的に矢が当たってるから当たり屋ってとこか」
(☆…●)「左様でございます」
( ・`ω・´)「こりゃ縁起がいいな!俺はこれから博打で一稼ぎしようってとこだったんだ!いいねぇ、また今度も寄らせてもらうぞ」
(☆…●)「はい、ありがとうございます!」
(☆…●)「洒落た駄洒落ですね!今度使わせていただきます」
( ・`ω・´)「お、行灯があるな…的に矢が当たってるから当たり屋ってとこか」
(☆…●)「左様でございます」
( ・`ω・´)「こりゃ縁起がいいな!俺はこれから博打で一稼ぎしようってとこだったんだ!いいねぇ、また今度も寄らせてもらうぞ」
(☆…●)「はい、ありがとうございます!」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:08:13 ID:fTt
(☆…●)「どうぞ、お待ちどうさんで」
( ・`ω・´)「もう出来たのか?早いなぁ!ちょっと生まれを聞いてもいいか?」
(☆…●)「えぇ、深川でございます」
( ・`ω・´)「やっぱりな、さすが江戸っ子だ!ツウといえばカア!蕎麦を頼めばスッと出てくる!この辺に住んでるやつは皆んな気が短いからな、これが嬉しいんだ」
(☆…●)「それを肝に命じて蕎麦屋をやらせていただいてます」
( ・`ω・´)「もう出来たのか?早いなぁ!ちょっと生まれを聞いてもいいか?」
(☆…●)「えぇ、深川でございます」
( ・`ω・´)「やっぱりな、さすが江戸っ子だ!ツウといえばカア!蕎麦を頼めばスッと出てくる!この辺に住んでるやつは皆んな気が短いからな、これが嬉しいんだ」
(☆…●)「それを肝に命じて蕎麦屋をやらせていただいてます」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:10:12 ID:fTt
( ・`ω・´)「おっ、まだ割ってない割り箸だな」
(☆…●)「皆さんに気持ちよく食べていただきたいですからね、常に新しいのを置いております」
( ・`ω・´)「普通の凡人がやる蕎麦屋は大抵が割ってある箸を置いてるんだが…それは嫌なんだよなぁ…先が濡れてたりネギがへばりついてたり…どこの誰が使った箸かわからないなんて、ゴメンだね」
( ・`ω・´)「それに比べて新しいのは違う!良く聞いてろよ?」パキッ
( ・`ω・´)「これだよ、この音!貴方が最初に使うんですよって証だな!気分がいい!」
(☆…●)「皆さんに気持ちよく食べていただきたいですからね、常に新しいのを置いております」
( ・`ω・´)「普通の凡人がやる蕎麦屋は大抵が割ってある箸を置いてるんだが…それは嫌なんだよなぁ…先が濡れてたりネギがへばりついてたり…どこの誰が使った箸かわからないなんて、ゴメンだね」
( ・`ω・´)「それに比べて新しいのは違う!良く聞いてろよ?」パキッ
( ・`ω・´)「これだよ、この音!貴方が最初に使うんですよって証だな!気分がいい!」
8: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:12:03 ID:fTt
(☆…●)「喜んでもらえてなによりです」
( ・`ω・´)「おっ、丼もいいな!黒塗りの丼だ!綺麗な黒には蕎麦の白さが映える、だから蕎麦がより美味そうに見えるってわけだ!憎いねこの野郎!」
(☆…●)「ささ、蕎麦が冷めないうちにどうぞおあがりを」
( ・`ω・´)「おっと、そうだったな!先ずはツユからいただこうか…その前にだ。匂いでお前のとこのダシを当ててやろう」
(☆…●)「出来るのですか?」
( ・`ω・´)「おっ、丼もいいな!黒塗りの丼だ!綺麗な黒には蕎麦の白さが映える、だから蕎麦がより美味そうに見えるってわけだ!憎いねこの野郎!」
(☆…●)「ささ、蕎麦が冷めないうちにどうぞおあがりを」
( ・`ω・´)「おっと、そうだったな!先ずはツユからいただこうか…その前にだ。匂いでお前のとこのダシを当ててやろう」
(☆…●)「出来るのですか?」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:12:26 ID:5o4
落語ニキか
10: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:13:26 ID:fTt
( ・`ω・´)「出来るも何も俺は大の蕎麦好きなんだ、匂いで当てるなんざ朝飯前よ!」クンクン
( ・`ω・´)「これは、かつお節だろ」
(☆…●)「おぉ!よくお分かりで!」
( ・`ω・´)「当たり前だ!なんせ蕎麦好きだからな!」ズルッズルル
( ・`ω・´)「うん!美味い!麺が細いのがまたいいねぇ!たまに、うどんのように太いのがあるが…それじゃいけねぇ」
( ・`ω・´)「蕎麦ってのは喉越しだ、細い麺が喉をスッと通る感覚が肝心なんだ」
( ・`ω・´)「これは、かつお節だろ」
(☆…●)「おぉ!よくお分かりで!」
( ・`ω・´)「当たり前だ!なんせ蕎麦好きだからな!」ズルッズルル
( ・`ω・´)「うん!美味い!麺が細いのがまたいいねぇ!たまに、うどんのように太いのがあるが…それじゃいけねぇ」
( ・`ω・´)「蕎麦ってのは喉越しだ、細い麺が喉をスッと通る感覚が肝心なんだ」
11: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:15:17 ID:fTt
(☆…●)「まったく、お世辞がうまい人ですね…悪い気はしませんがね」
( ・`ω・´)「おっと、俺を安く見ないでくれ!俺は正直な人間だからな、少しでも不味いと思ったら声を荒げて不味いと言ってしまうぞ?だが、この蕎麦は非の打ち所がない!」
( ・`ω・´)「この太い竹輪!麹なんてつかってないだろ?こういう太い竹輪を惜しみなく出せるってのは中々できないぞ?」
( ・`ω・´)「凡人の竹輪は麹で盛ったものばかりで嫌になる、ああいうのは病人の食べ物だ」
( ・`ω・´)「おっと、俺を安く見ないでくれ!俺は正直な人間だからな、少しでも不味いと思ったら声を荒げて不味いと言ってしまうぞ?だが、この蕎麦は非の打ち所がない!」
( ・`ω・´)「この太い竹輪!麹なんてつかってないだろ?こういう太い竹輪を惜しみなく出せるってのは中々できないぞ?」
( ・`ω・´)「凡人の竹輪は麹で盛ったものばかりで嫌になる、ああいうのは病人の食べ物だ」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:17:01 ID:fTt
( ・`ω・´)「ふぅ、ごちそうさん!ツユまで飲み干してしまった」
(☆…●)「ありがとうございます、全て食べ尽くしてくれるというのは、こちらも気持ちがいいもんですね」
( ・`ω・´)「もう一杯!……と言いたいところだが、他所で不味い蕎麦を食わされてしまってな…口直しにここに寄ったんだ、一杯で勘弁してくれ」
(☆…●)「左様でございますか、けっこうですよ」
(☆…●)「ありがとうございます、全て食べ尽くしてくれるというのは、こちらも気持ちがいいもんですね」
( ・`ω・´)「もう一杯!……と言いたいところだが、他所で不味い蕎麦を食わされてしまってな…口直しにここに寄ったんだ、一杯で勘弁してくれ」
(☆…●)「左様でございますか、けっこうですよ」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:18:08 ID:fTt
( ・`ω・´)「いくらだい?」
(☆…●)「いくらだい?だなんて…我々、二八そばは一杯16文と相場が決まっております…16文おねがいいたします」
( ・`ω・´)「悪いが細かい銭しかないんだ、落っことさないよう1つ1つ渡すからに手を出しておくれ」
(☆…●)「はい!では、こちらに」
(☆…●)「いくらだい?だなんて…我々、二八そばは一杯16文と相場が決まっております…16文おねがいいたします」
( ・`ω・´)「悪いが細かい銭しかないんだ、落っことさないよう1つ1つ渡すからに手を出しておくれ」
(☆…●)「はい!では、こちらに」
14: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:19:20 ID:fTt
( ・`ω・´)「いくぞ?ひーふーみぃーよーいつむーななやー、おい蕎麦屋さん今何時だい?」
(☆…●)「ここのつ(九刻)です」
( ・`ω・´)「十!十一、十二、十三、十四、十五、十六っと、じゃ!ごちそうさん!」
(☆…●)「はい!またのお越しをー!」
(☆…●)「ここのつ(九刻)です」
( ・`ω・´)「十!十一、十二、十三、十四、十五、十六っと、じゃ!ごちそうさん!」
(☆…●)「はい!またのお越しをー!」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:20:55 ID:fTt
( ・`ω・´)「ふぅ、どうだ?これが安くするやり方だ」
彡(゚)(゚)「……?」
( ・`ω・´)「どうした?」
彡(゚)(゚)「どうもこうも…普通に談笑しながら蕎麦食ってただけやん、金もちゃんと払っとるし」
( ・`ω・´)「本当に言ってるのか?それ…」
彡(゚)(゚)「お前こそ正気か?」
彡(゚)(゚)「……?」
( ・`ω・´)「どうした?」
彡(゚)(゚)「どうもこうも…普通に談笑しながら蕎麦食ってただけやん、金もちゃんと払っとるし」
( ・`ω・´)「本当に言ってるのか?それ…」
彡(゚)(゚)「お前こそ正気か?」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:22:06 ID:fTt
( ・`ω・´)「………いやいやいや、ちゃんと見てたか?」
彡(゚)(゚)「見てたで?せやから言うてんねん」
( ・`ω・´)「よく思い出してみろ、俺があの蕎麦屋を褒めちぎって食い終わってお勘定するときに何を言ってたか復唱しろ」
彡(゚)(゚)「言えばええんか?確か、銭細かいから手を出してくれ…やな」
( ・`ω・´)「それで?そのあとは?」
彡(゚)(゚)「見てたで?せやから言うてんねん」
( ・`ω・´)「よく思い出してみろ、俺があの蕎麦屋を褒めちぎって食い終わってお勘定するときに何を言ってたか復唱しろ」
彡(゚)(゚)「言えばええんか?確か、銭細かいから手を出してくれ…やな」
( ・`ω・´)「それで?そのあとは?」
18: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:23:16 ID:5o4
今更やけど時そばって古典落語やんな?
20: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:24:40 ID:fTt
>>18
そうやで
そうやで
19: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:24:12 ID:fTt
彡(゚)(゚)「数を数えながら渡してたな…ひーふーみぃーよーいつむーななやー…ほんで、何故かは知らんが刻を聞いて、蕎麦屋が「ここのつ(九刻)」………そんで十、十一、十二、十三、十四、十五、十六……っと」
( ・`ω・´)「どう思う?」
彡(゚)(゚)「いや、きっちり16文払ってるなとしか」
( ・`ω・´)「……あまり賢くないと思ってたが、本当のアホだな」
彡(゚)(゚)「なんやと!」
( ・`ω・´)「どう思う?」
彡(゚)(゚)「いや、きっちり16文払ってるなとしか」
( ・`ω・´)「……あまり賢くないと思ってたが、本当のアホだな」
彡(゚)(゚)「なんやと!」
23: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:25:33 ID:5o4
時そばってすする音が醍醐味やって聞いたことあるわ
落語家の腕の見せ所って
落語家の腕の見せ所って
25: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:26:46 ID:fTt
>>23
上手い人は音だけ聞くと本当に食ってるかのように感じる
上手い人は音だけ聞くと本当に食ってるかのように感じる
24: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:25:54 ID:fTt
( ・`ω・´)「もう一度、銭渡すところを真似してみろ」
彡(゚)(゚)「何度でもやったるわ!ひーふーみぃーよーいつむーななやー!おい、蕎麦屋さん、今何時だい!それで蕎麦屋が、ここのつ!……ここ、こ…」
彡(゚)(゚)「あー!!!!!」
( ・`ω・´)「やっと気づいたか」
彡(゚)(゚)「刻を聞いて1文ごまかしたんやな!はえー、かしこい!ワイもやってみよ!」
彡(゚)(゚)「何度でもやったるわ!ひーふーみぃーよーいつむーななやー!おい、蕎麦屋さん、今何時だい!それで蕎麦屋が、ここのつ!……ここ、こ…」
彡(゚)(゚)「あー!!!!!」
( ・`ω・´)「やっと気づいたか」
彡(゚)(゚)「刻を聞いて1文ごまかしたんやな!はえー、かしこい!ワイもやってみよ!」
26: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:27:45 ID:fTt
( ・`ω・´)「今日はもう遅いから他に蕎麦屋はいない、明日にしろ」
彡(゚)(゚)「さっきの蕎麦屋じゃいかんのか?」
( ・`ω・´)「2度も同じ手は通用しないだろう」
彡(゚)(゚)「わかった!明日にするわ!」
( ・`ω・´)「まず刻を確認してから勘定の時に聞くんだぞ?でないと…」
彡(^)(^)「わかってるわかってる!ほな」タッタッタッタッタッ
( ・`ω・´)「……大丈夫か?」
彡(゚)(゚)「さっきの蕎麦屋じゃいかんのか?」
( ・`ω・´)「2度も同じ手は通用しないだろう」
彡(゚)(゚)「わかった!明日にするわ!」
( ・`ω・´)「まず刻を確認してから勘定の時に聞くんだぞ?でないと…」
彡(^)(^)「わかってるわかってる!ほな」タッタッタッタッタッ
( ・`ω・´)「……大丈夫か?」
27: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:29:15 ID:fTt
次の日の夜
彡(゚)(゚)「家にある細かい銭をかき集めてきたで!…よし、手順の確認や」
彡(゚)(゚)「蕎麦屋を褒めて褒めて褒めまくって、いい気分にさせたところでお勘定、1文づつ渡してる途中に刻を聞いてごまかす…か」
彡(゚)(゚)「昨日の真弓のやりとりも覚えとる、完璧や!」
彡(^)(^)「昨日よりちょっと早い時間やけどいけるやろ!はよ蕎麦屋通らへんかな?」
彡(゚)(゚)「家にある細かい銭をかき集めてきたで!…よし、手順の確認や」
彡(゚)(゚)「蕎麦屋を褒めて褒めて褒めまくって、いい気分にさせたところでお勘定、1文づつ渡してる途中に刻を聞いてごまかす…か」
彡(゚)(゚)「昨日の真弓のやりとりも覚えとる、完璧や!」
彡(^)(^)「昨日よりちょっと早い時間やけどいけるやろ!はよ蕎麦屋通らへんかな?」
28: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:31:03 ID:fTt
彡(゚)(゚)「ぜんっぜん通らんやんけ」
彡(゚)(゚)「もう蕎麦なんて関係ない、1文ごまかせればなんでもええんや!……お、蕎麦屋が来たわ」
彡(゚)(゚)「なんか汚いな…ボロボロやし…大丈夫か…?」
彡(^)(^)「まぁ、1文ごまかすことができればなんでもええわ!おーい、蕎麦屋ぁ!やってるかい?」
彡(゚)(゚)「もう蕎麦なんて関係ない、1文ごまかせればなんでもええんや!……お、蕎麦屋が来たわ」
彡(゚)(゚)「なんか汚いな…ボロボロやし…大丈夫か…?」
彡(^)(^)「まぁ、1文ごまかすことができればなんでもええわ!おーい、蕎麦屋ぁ!やってるかい?」
29: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:32:05 ID:fTt
('ω`)「へい、やってるよー」
彡(^)(^)「しっぷく熱くしてくれや!」
('ω`)「へい、かしこまりー」
彡(^)(^)「寒い日はこれに限るで!」
('ω`)「えっ?今日は暖かいほうですが」
彡(゚)(゚)「えっ………?」
彡(^)(^)「しっぷく熱くしてくれや!」
('ω`)「へい、かしこまりー」
彡(^)(^)「寒い日はこれに限るで!」
('ω`)「えっ?今日は暖かいほうですが」
彡(゚)(゚)「えっ………?」
30: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:33:25 ID:fTt
彡(゚)(゚)「確かに今日は暖かい方やな」
彡(^)(^)「いや、そんなことより…どうだい!景気の方は?」
彡(^)(^)(ここで、商いは飽きずにやる!言うたるで)
('ω`)「おかげさまで大繁盛ですね、昨日も蕎麦が足らなくなってね?てんやわんやでしたよ」
彡(゚)(゚)「お、おう…そうか…見た目はボロボロやけど人気あるんやな」
彡(^)(^)「いや、そんなことより…どうだい!景気の方は?」
彡(^)(^)(ここで、商いは飽きずにやる!言うたるで)
('ω`)「おかげさまで大繁盛ですね、昨日も蕎麦が足らなくなってね?てんやわんやでしたよ」
彡(゚)(゚)「お、おう…そうか…見た目はボロボロやけど人気あるんやな」
31: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:35:12 ID:fTt
彡(゚)(゚)「お、この行灯…丸に孫?なんやこれ」
('ω`)「丸損って呼ぶんですよ」
彡()()「ふぁっ!?」
('ω`)「冗談です」
彡(゚)(゚)「冗談かいな、頼むでホンマ」
('ω`)「まぁ、これから博打に行こうってお客さんは寄ってきませんね」
彡(゚)(゚)「そらそうやろ」
('ω`)「丸損って呼ぶんですよ」
彡()()「ふぁっ!?」
('ω`)「冗談です」
彡(゚)(゚)「冗談かいな、頼むでホンマ」
('ω`)「まぁ、これから博打に行こうってお客さんは寄ってきませんね」
彡(゚)(゚)「そらそうやろ」
32: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:37:33 ID:fTt
彡(゚)(゚)「にしても、本当にボロボロやな…長いことやっとんのか?」
('ω`)「いえいえ、私が手入れを怠っているだけですよ。面倒臭いんで」
彡(゚)(゚)「少しは手入れしたらどうなんや…」
('ω`)「まぁ、明日の朝覚えてたら…やってみます」
彡(゚)(゚)「というか蕎麦はまだか?結構時間かかってるけど」
('ω`)「いえいえ、私が手入れを怠っているだけですよ。面倒臭いんで」
彡(゚)(゚)「少しは手入れしたらどうなんや…」
('ω`)「まぁ、明日の朝覚えてたら…やってみます」
彡(゚)(゚)「というか蕎麦はまだか?結構時間かかってるけど」
33: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:39:11 ID:fTt
('ω`)「お湯がきれてましてね、余分な時間がかかりまして…へい、お待ち」
彡(゚)(゚)「よーし、来た来た。お、割り箸やんけ!大抵の蕎麦屋の割り箸は割ってあるもんやけどここは……割ってあるやん」
('ω`)「だって勿体ないでしょ?無駄なお金をかけないのが信条でして」
彡(゚)(゚)「橋の先にネギへばりついてるやん…他に綺麗な箸は…………ないやんけ!しゃーない、割る手間が省けたと思うとするか」
彡(゚)(゚)「よーし、来た来た。お、割り箸やんけ!大抵の蕎麦屋の割り箸は割ってあるもんやけどここは……割ってあるやん」
('ω`)「だって勿体ないでしょ?無駄なお金をかけないのが信条でして」
彡(゚)(゚)「橋の先にネギへばりついてるやん…他に綺麗な箸は…………ないやんけ!しゃーない、割る手間が省けたと思うとするか」
34: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:40:49 ID:fTt
彡(゚)(゚)「いいか?蕎麦に重要なのが良い丼やで?中身がうまそうに見えるからな!この辺で、こんな・・・どんぶりを使っているところはなかなかない…」
彡(゚)(゚)「おい!きたねえな!ひびだらけやんけ!!よく蕎麦が零れないやな」
('ω`)「ダメージ加工、というやつでございまして」
彡(゚)(゚)「なに訳のわからんこというてんねん!」
彡(゚)(゚)「おい!きたねえな!ひびだらけやんけ!!よく蕎麦が零れないやな」
('ω`)「ダメージ加工、というやつでございまして」
彡(゚)(゚)「なに訳のわからんこというてんねん!」
35: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:42:16 ID:fTt
彡(゚)(゚)「じゃぁ蕎麦を食うぞ?先ずはツユや…」ズズズ
彡()()「ヴォエッ!なんやこれ!塩っぱい以前の問題やで!?何をつかっとんのや!」
('ω`)「それは秘伝のタレ【昨日の残り湯】といいまして…ダシは私でございます」
彡()()「ヴォロロロロロ」
彡(゚)(゚)「はぁ…はぁ…くっそ、なんでこんな目に…」
彡()()「ヴォエッ!なんやこれ!塩っぱい以前の問題やで!?何をつかっとんのや!」
('ω`)「それは秘伝のタレ【昨日の残り湯】といいまして…ダシは私でございます」
彡()()「ヴォロロロロロ」
彡(゚)(゚)「はぁ…はぁ…くっそ、なんでこんな目に…」
37: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:44:09 ID:fTt
彡(゚)(゚)「次は麺や!……….うどんやんけ!」
('ω`)「それがウチの蕎麦になります」
彡(゚)(゚)「くそ!まぁいい!食ってやるわ」ズルズル
彡(゚)(゚)「味もうどんやん……ん?おい、蕎麦屋!しっぷく頼んでんのに竹輪がないぞ!」
('ω`)「お客さん文句ばかりですね…ほら、そこに」
彡(゚)(゚)「あ?どこに………これか!ちっっっっさ!他の店では見ることのない小ささやな!」
('ω`)「そんなに褒めないでくだせぇ」
彡(゚)(゚)「褒めてへんわ!」
('ω`)「それがウチの蕎麦になります」
彡(゚)(゚)「くそ!まぁいい!食ってやるわ」ズルズル
彡(゚)(゚)「味もうどんやん……ん?おい、蕎麦屋!しっぷく頼んでんのに竹輪がないぞ!」
('ω`)「お客さん文句ばかりですね…ほら、そこに」
彡(゚)(゚)「あ?どこに………これか!ちっっっっさ!他の店では見ることのない小ささやな!」
('ω`)「そんなに褒めないでくだせぇ」
彡(゚)(゚)「褒めてへんわ!」
38: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:46:14 ID:fTt
彡(゚)(゚)「ふぅー…なんとか食い終わったで…途中で死んだジッジが見えてしもうたわ」ゲフゥ
彡(゚)(゚)(でも、ここからや!1文ごまかしてやるんや!)
('ω`)「完食じゃないですか…よく頑張りましたね…」
彡(゚)(゚)「やかましいわ!」
彡(゚)(゚)「まぁ食うたもんはしゃーないな、銭はちゃんと払うで…ナンボや?」
('ω`)「16文でございます」
彡(゚)(゚)(でも、ここからや!1文ごまかしてやるんや!)
('ω`)「完食じゃないですか…よく頑張りましたね…」
彡(゚)(゚)「やかましいわ!」
彡(゚)(゚)「まぁ食うたもんはしゃーないな、銭はちゃんと払うで…ナンボや?」
('ω`)「16文でございます」
39: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:48:11 ID:fTt
彡(゚)(゚)「すまんけど銭は細かいのしか持ってへんからな、1つ1ついくで?手を出してや」
('ω`)「はい、こちらにおねがいします」
彡(゚)(゚)「いくで?ひーふーみぃーよーいつむーななやー…おい、蕎麦屋さん!今何時や?」
('ω`)「四刻(よっつ)でございます」
彡(゚)(゚)「四!?いつむーななやー……………」
以上、トキそばというお話でした
('ω`)「はい、こちらにおねがいします」
彡(゚)(゚)「いくで?ひーふーみぃーよーいつむーななやー…おい、蕎麦屋さん!今何時や?」
('ω`)「四刻(よっつ)でございます」
彡(゚)(゚)「四!?いつむーななやー……………」
以上、トキそばというお話でした
41: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:49:31 ID:fTt
見てくれた人はありがとやで
40: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:48:39 ID:5o4
おつ 名作ってやっぱりサゲがしっかりしとるわ
42: 名無しさん@おーぷん 2018/05/14(月)23:51:17 ID:fTt
>>40
わかりやすい落とし方だもんね
わかりやすい落とし方だもんね
50: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)00:29:01 ID:h9w
51: 名無しさん@おーぷん 2018/05/15(火)00:36:05 ID:sUD
>>50
おおお!ええやん!嬉しい!
ありがとうやで!
おおお!ええやん!嬉しい!
ありがとうやで!
引用元: 彡(゚)(゚)「今日も寒いで」
彡(゚)(゚)「うちの三番蔵には幽霊が出るそうや」
2018-05-26
1: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:01:08 ID:rOt
('ω`)「幽霊が出るって本当ですか旦那…いや、巷で噂になってたのは知ってましたけどね、幽霊が出るって…それは本当だったんですか?」
彡(゚)(゚)「そうやで番頭、この質屋っていうのは因果な商売でな…その日の暮らしに困ってる気の毒な人が大事な物や家宝を質にいれる」
彡(゚)(゚)「それを質から出せなくなるってなると、己の悪いところを棚に上げて筋違いに質屋を恨む…人知れずに恨みをかっているというのが質屋という商売なんや」
('ω`)「へー、そうなんですね」
2: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:01:39 ID:rOt
4: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:03:04 ID:rOt
彡(゚)(゚)「例えばな…ここに繻子の帯が一本あるとするやろ?」
('ω`)「繻子の帯ですか?」
彡(゚)(゚)「そうや、とある女の人が、その繻子の帯を呉服屋で見つける、女やからこんな綺麗な帯を巻いてみたいたと思うわけや」
('ω`)「でも、そういうのはお高いんでしょう?お金持ちじゃないと気軽に買えませんね」
彡(゚)(゚)「だから夫にその事を相談して、酒も我慢してもらいながら節約して一年がかりでお金を貯めたわけや」
('ω`)「一年もかかったなら他の誰かが買ってたりしませんか?」
彡(゚)(゚)「ところがまだあったんやな…そうなるとその女に迷いはないな、これは運命やと思って、嬉々として帯を買ったんや」
('ω`)「繻子の帯ですか?」
彡(゚)(゚)「そうや、とある女の人が、その繻子の帯を呉服屋で見つける、女やからこんな綺麗な帯を巻いてみたいたと思うわけや」
('ω`)「でも、そういうのはお高いんでしょう?お金持ちじゃないと気軽に買えませんね」
彡(゚)(゚)「だから夫にその事を相談して、酒も我慢してもらいながら節約して一年がかりでお金を貯めたわけや」
('ω`)「一年もかかったなら他の誰かが買ってたりしませんか?」
彡(゚)(゚)「ところがまだあったんやな…そうなるとその女に迷いはないな、これは運命やと思って、嬉々として帯を買ったんや」
5: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:04:25 ID:rOt
彡(゚)(゚)「本当に綺麗な帯でな、親戚や近所の人達にも褒められてルンルンやで」
('ω`)「綺麗だし高価だし、子供の代までつかえますね」
彡(゚)(゚)「女もそれを思いながら暫く生活してたんや、実際に小さい女の子もおったしな」
彡(゚)(゚)「しかしな、その女の夫が急病で寝込んでしまったんや」
('ω`)「えっ?じゃぁもう」
彡(゚)(゚)「稼ぎが無くなるから生活てまきへんな…だから女が働きに出て稼ぐことにしたんや」
('ω`)「綺麗だし高価だし、子供の代までつかえますね」
彡(゚)(゚)「女もそれを思いながら暫く生活してたんや、実際に小さい女の子もおったしな」
彡(゚)(゚)「しかしな、その女の夫が急病で寝込んでしまったんや」
('ω`)「えっ?じゃぁもう」
彡(゚)(゚)「稼ぎが無くなるから生活てまきへんな…だから女が働きに出て稼ぐことにしたんや」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:05:53 ID:rOt
彡(-)(-)「しかしなぁ、その家は貧乏やし子供を食わすのと旦那の薬買うのとですぐに金が底をつきそうになってたんや」
彡(゚)(゚)「だから暫く生活できる金を作るために、その繻子の帯を買った時の半分の値段で質屋にいれてお金をつくったんや」
('ω`)「もったいないですね…」
彡(゚)(゚)「どうにかこうにか生活してたんやけどな、夫は病気が悪化して亡くなってもうた…女は一人で子供を食わせるために毎日毎日朝から晩までほぼ休むことなく働いた」
彡(゚)(゚)「だから暫く生活できる金を作るために、その繻子の帯を買った時の半分の値段で質屋にいれてお金をつくったんや」
('ω`)「もったいないですね…」
彡(゚)(゚)「どうにかこうにか生活してたんやけどな、夫は病気が悪化して亡くなってもうた…女は一人で子供を食わせるために毎日毎日朝から晩までほぼ休むことなく働いた」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:07:22 ID:rOt
彡(゚)(゚)「子供も大きくなって一人立ちできるくらいの年齢になった頃のある日に、女は無理が祟って寝込んでしもうたんや」
彡(゚)(゚)「そこからは子供が女を介抱しながら働いたが、女の病気も悪化してきてもうどうにもならなくなった」
('ω`)「………」
彡(゚)(゚)「そして女はこう言った」
彡(゚)(゚)「そこからは子供が女を介抱しながら働いたが、女の病気も悪化してきてもうどうにもならなくなった」
('ω`)「………」
彡(゚)(゚)「そして女はこう言った」
8: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:08:51 ID:rOt
女『ずっと無理をさせてきたね…こんな母親を許しておくれ』
子供『弱気にならないでよ、私頑張るから』
女『もういいのよ、最期に…貴女に形見の一つでもあげたいけど、知っての通りウチは貧乏…繻子の帯が一本あるけど、一年がかりで貯めて買ったのに…半分の値段で取られてしもうて貴女に形見一つあげれないなんて…』
女『ほんとに悔しい…あの質屋が恨めしい!』
子供『弱気にならないでよ、私頑張るから』
女『もういいのよ、最期に…貴女に形見の一つでもあげたいけど、知っての通りウチは貧乏…繻子の帯が一本あるけど、一年がかりで貯めて買ったのに…半分の値段で取られてしもうて貴女に形見一つあげれないなんて…』
女『ほんとに悔しい…あの質屋が恨めしい!』
10: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:11:05 ID:rOt
彡(゚)(゚)「とまぁ、なぜか恨みがここにくるわけや」
('ω`)「へー、本当に因果なもんですね」
彡(゚)(゚)「まぁ、今のは例え話しやからそんな帯はないねんけどな、そんな品がはいってるのがうちの三番蔵でな」
彡(゚)(゚)「怪奇現象や幽霊が出るとかは不思議やないねん」
('ω`)「本当に幽霊が出たりしたら商売に支障が出てしまいますね…そうでなくても幽霊の噂を怖がって近づいてくる人すらいなくなるかもしれません…様子を見に行って解決したいところですね」
彡(゚)(゚)「話が早いやないか、その件を番頭さんに任せたいんや」
('ω`)「えっ…」
('ω`)「へー、本当に因果なもんですね」
彡(゚)(゚)「まぁ、今のは例え話しやからそんな帯はないねんけどな、そんな品がはいってるのがうちの三番蔵でな」
彡(゚)(゚)「怪奇現象や幽霊が出るとかは不思議やないねん」
('ω`)「本当に幽霊が出たりしたら商売に支障が出てしまいますね…そうでなくても幽霊の噂を怖がって近づいてくる人すらいなくなるかもしれません…様子を見に行って解決したいところですね」
彡(゚)(゚)「話が早いやないか、その件を番頭さんに任せたいんや」
('ω`)「えっ…」
11: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:13:03 ID:rOt
('ω`)「旦那もわかってますよね?私は幽霊のような類が嫌いなんです、絶対に嫌です」
彡(゚)(゚)「なにも一人で行けとは言うとらん、誰か強い奴がおればそいつと一緒でもええ」
('ω`)「なるほど、それなら心強いです…強い人か、誰かいたかな………あ、ジャス五郎がいます!」
彡(゚)(゚)「あのジャス五郎か、たしかにあいつはガッチリしてるし身体もでかいし、喧嘩も負けなしと聞くな」
彡(゚)(゚)「さっそく呼んでくるか…おーい!だれかおらんか?丁稚!ポジ吉!」
(*^◯^*)「!!うひゃい!」
彡(゚)(゚)「なにも一人で行けとは言うとらん、誰か強い奴がおればそいつと一緒でもええ」
('ω`)「なるほど、それなら心強いです…強い人か、誰かいたかな………あ、ジャス五郎がいます!」
彡(゚)(゚)「あのジャス五郎か、たしかにあいつはガッチリしてるし身体もでかいし、喧嘩も負けなしと聞くな」
彡(゚)(゚)「さっそく呼んでくるか…おーい!だれかおらんか?丁稚!ポジ吉!」
(*^◯^*)「!!うひゃい!」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:15:12 ID:rOt
彡(゚)(゚)「……おい、そこにポジ吉おるんやろ出てこい」
(*^◯^*)「別に立ち聞きしてたわけじゃないんだ!
歩いてたら話が聞こえてきたから暫く立ち止まってただけなんだ!だから僕は何も悪いことはしてないんだ!ちなみに繻子の帯がどうのからしか聞いてないんだ!」
彡(゚)(゚)「それを立ち聞き言うんや!ほぼ全部聞いとるやないか!!どんどん増長しくさってからにホンマ!まぁ、それなら事情はわかっとるやろ、早いとこジャス五郎よんでこい!」
(*^◯^*)「別に立ち聞きしてたわけじゃないんだ!
歩いてたら話が聞こえてきたから暫く立ち止まってただけなんだ!だから僕は何も悪いことはしてないんだ!ちなみに繻子の帯がどうのからしか聞いてないんだ!」
彡(゚)(゚)「それを立ち聞き言うんや!ほぼ全部聞いとるやないか!!どんどん増長しくさってからにホンマ!まぁ、それなら事情はわかっとるやろ、早いとこジャス五郎よんでこい!」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:17:16 ID:rOt
(*;◯;*)「立ち聞きしてただけなのに滅茶苦茶怒られたんだ…」ビエー
(*^◯^*)「そもそも聞こえるように話してたのが悪いんだ!ぼくが丁稚だからあんなに怒るんだ!丁稚差別なんだ!誰かに八つ当たりしてきたくなったんだ!」
(*^◯^*)「もう丁稚なんて嫌なんだ…っと、行きすぎるとこだった、ジャス五郎の家はここだったんだ」ドンドン
(☆…●)「おう、誰やー!ってポジ吉じゃないか、どうしたんだ?」
(*^◯^*)「あのね!質屋の旦那がジャス五郎呼んでこいって言われたんだ!鬼の形相で怒ってたんだ!」
(☆…●)「」
(*^◯^*)「そもそも聞こえるように話してたのが悪いんだ!ぼくが丁稚だからあんなに怒るんだ!丁稚差別なんだ!誰かに八つ当たりしてきたくなったんだ!」
(*^◯^*)「もう丁稚なんて嫌なんだ…っと、行きすぎるとこだった、ジャス五郎の家はここだったんだ」ドンドン
(☆…●)「おう、誰やー!ってポジ吉じゃないか、どうしたんだ?」
(*^◯^*)「あのね!質屋の旦那がジャス五郎呼んでこいって言われたんだ!鬼の形相で怒ってたんだ!」
(☆…●)「」
14: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:19:35 ID:rOt
(☆…●)「ちょっと待て、本当に怒ってたのか?」
(*^◯^*)「本当なんだ!どんどん増長しくさってからホンマにぃ!早くジャス五郎の野郎を呼んでこい!ってな感じなんだ!」
(☆…●)「参ったな…身に覚えがありすぎるんだが…他になにか聞いてないか?」
(*^◯^*)「聞いてないんだ!丁稚は差別されてるから立ち聞きしちゃいけないんだ!」プンスコ
(☆…●)「落ち着いてよく思い出してくれ…原因がわかったら、向こうが言い出す前にコッチから先に謝れば向こうが『まぁまぁ、今回は許そう』ってことになることもあるからな」
(*^◯^*)「実際に経験してるんだ?」
(☆…●)「あぁ、たくさんな」
(*^◯^*)「本当なんだ!どんどん増長しくさってからホンマにぃ!早くジャス五郎の野郎を呼んでこい!ってな感じなんだ!」
(☆…●)「参ったな…身に覚えがありすぎるんだが…他になにか聞いてないか?」
(*^◯^*)「聞いてないんだ!丁稚は差別されてるから立ち聞きしちゃいけないんだ!」プンスコ
(☆…●)「落ち着いてよく思い出してくれ…原因がわかったら、向こうが言い出す前にコッチから先に謝れば向こうが『まぁまぁ、今回は許そう』ってことになることもあるからな」
(*^◯^*)「実際に経験してるんだ?」
(☆…●)「あぁ、たくさんな」
15: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:21:38 ID:rOt
(☆…●)「ほら、なんか買ってやるから…思い出してみてくれ」
(*^◯^*)「本当!?じゃぁ焼き芋が食べたいんだ!」
(☆…●)「わかった!どこかに屋台見つけたら買ってやる」
(*^◯^*)「もうすぐそこに屋台あるんだ」
(☆…●)「」
(*^◯^*)「本当!?じゃぁ焼き芋が食べたいんだ!」
(☆…●)「わかった!どこかに屋台見つけたら買ってやる」
(*^◯^*)「もうすぐそこに屋台あるんだ」
(☆…●)「」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:22:54 ID:rOt
(*^~^*)「んー!美味しいんだ!」モグモグ
(*^◯^*)「あのね!断片的だけど少し思い出したんだ!」
(☆…●)「本当か!?言ってみてくれ!」
(*^◯^*)「なんかねー、『綺麗な帯やなー』とか『高価でな?』とか『お酒飲みたいな』とかねー』
(*^◯^*)「じゃぁ僕はこのままお仕事サボるからさよならたんだ!じゃぁね!」タッタッタッタッタッ
(☆…●)「あ、おい!待て…行ってしまったか」
(*^◯^*)「あのね!断片的だけど少し思い出したんだ!」
(☆…●)「本当か!?言ってみてくれ!」
(*^◯^*)「なんかねー、『綺麗な帯やなー』とか『高価でな?』とか『お酒飲みたいな』とかねー』
(*^◯^*)「じゃぁ僕はこのままお仕事サボるからさよならたんだ!じゃぁね!」タッタッタッタッタッ
(☆…●)「あ、おい!待て…行ってしまったか」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:24:04 ID:rOt
(☆…●)「帯は何のことだか知らないが…高価に酒か…上手くやったつもりだったんだがついにバレたか」
(☆…●)「他にもちょいちょいあるが酒のことで間違いないだろう!さっさと行って謝ってくるか!」
(☆…●)「他にもちょいちょいあるが酒のことで間違いないだろう!さっさと行って謝ってくるか!」
18: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:25:35 ID:rOt
(☆…●)「どうも旦那ぁ!お待たせしました!」
彡(゚)(゚)「お、ジャス五郎!来てくれたか!お前を呼んだのは他でもない、うちの三番蔵のk」
(☆…●)「いや!旦那は何も言わんでください!銘酒が無くなったことっすよね!申し訳ない!あの件のこと、実は俺なんですわ!」
彡(゚)(゚)「………は?」
(☆…●)「この間、ウチのカカァが旦那の奥様に料理教わりに行ってましたでしょ?その時にカカァが旦那が持ってる銘酒を見つけましてな?俺が酒好きだから飲ませてやりたいということでカカァが奥様にお願いして少しばかり頂きましてね」
彡(゚)(゚)「お、ジャス五郎!来てくれたか!お前を呼んだのは他でもない、うちの三番蔵のk」
(☆…●)「いや!旦那は何も言わんでください!銘酒が無くなったことっすよね!申し訳ない!あの件のこと、実は俺なんですわ!」
彡(゚)(゚)「………は?」
(☆…●)「この間、ウチのカカァが旦那の奥様に料理教わりに行ってましたでしょ?その時にカカァが旦那が持ってる銘酒を見つけましてな?俺が酒好きだから飲ませてやりたいということでカカァが奥様にお願いして少しばかり頂きましてね」
19: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:27:19 ID:rOt
(☆…●)「そんで、カカァが持ち帰ったその銘酒を飲んだんです。どこで手に入れたんだとカカァに聞いたらね?旦那のとこで頂いた言うんですわ!流石天下の質屋!持ってる酒が違いますなぁ!と思ったんです!」
彡(゚)(゚)「……」
(☆…●)「でも、少しばかり頂いた酒ですから3日もたんと全部飲んでしまったんです、仕方なくいつも飲んでる安い酒で我慢したんですが、旦那のとこの銘酒が恋しくなりましてな?またカカァに頼んで少しばかり貰いに行ったんです」
(☆…●)「そして、それを飲み干しては少しばかり貰いに行ってもらってを繰り返してたんですが、ある日の仕事帰りに旦那の家の前を通りかかりましてな?そこで思ったんです。少しばかり貰い続けるのと一度に全部頂くのもどちらも同じだと」
彡(゚)(゚)「……」
(☆…●)「でも、少しばかり頂いた酒ですから3日もたんと全部飲んでしまったんです、仕方なくいつも飲んでる安い酒で我慢したんですが、旦那のとこの銘酒が恋しくなりましてな?またカカァに頼んで少しばかり貰いに行ったんです」
(☆…●)「そして、それを飲み干しては少しばかり貰いに行ってもらってを繰り返してたんですが、ある日の仕事帰りに旦那の家の前を通りかかりましてな?そこで思ったんです。少しばかり貰い続けるのと一度に全部頂くのもどちらも同じだと」
20: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:30:12 ID:rOt
(☆…●)「その時にちょうど車引いてましてね、その時にその銘酒をまるごと頂戴したんです!いや、言わないといけない思ってたんですが言う時を逃し続けまして…まことに申し訳ない!」
彡(゚)(゚)「おかしいなと思ってたんやが、あれお前やったんか!気をつけないかんなホンマに…いや、その件で呼んだんじゃなくて…」
(☆…●)「酒のことじゃない…?なら漬物のことですか!?魚のことですか!?それともあの羽織を汚したこと…それかあの…」
彡(゚)(゚)「ナンボほどあんねん!あれもこれも全部お前やんけ!今日は小言をいう為に呼んだんやないわ!」
(☆…●)「へっ?」
彡(゚)(゚)「へっ?やないでホンマに…ポジ吉はなにを言うたんや…まぁ、この件の小言はまた後日じっくり聞かせてたるわ」
(☆…●)「」
彡(゚)(゚)「おかしいなと思ってたんやが、あれお前やったんか!気をつけないかんなホンマに…いや、その件で呼んだんじゃなくて…」
(☆…●)「酒のことじゃない…?なら漬物のことですか!?魚のことですか!?それともあの羽織を汚したこと…それかあの…」
彡(゚)(゚)「ナンボほどあんねん!あれもこれも全部お前やんけ!今日は小言をいう為に呼んだんやないわ!」
(☆…●)「へっ?」
彡(゚)(゚)「へっ?やないでホンマに…ポジ吉はなにを言うたんや…まぁ、この件の小言はまた後日じっくり聞かせてたるわ」
(☆…●)「」
21: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:32:16 ID:rOt
彡(゚)(゚)「今日、お前を呼んだのはな?ウチの三番蔵に妙な噂がたってるねん、それを番頭とお前で調べてきてもらいたいんや」
('ω`)「ジャス五郎は喧嘩とか強いでしょ?私一人だと心細いから強い人と一緒に行っておくれよ」
彡(゚)(゚)「金目当ての悪党だったりしたら番頭だけではどうにもできんやろ?だから呼んだんだ」
(☆…●)「そういうことなら、この俺に任せてくだせぇ!悪党だろうがなんだろうが、この俺がボコボコにしてやりますよ!」
('ω`)「ちなみに妙な噂というのは幽霊がでるとかなんとか」
(☆…●)「………幽霊となったら話が違ってくるな、一度家に帰って色々準備を…」
彡(゚)(゚)「逃げる気やろお前」
('ω`)「ジャス五郎は喧嘩とか強いでしょ?私一人だと心細いから強い人と一緒に行っておくれよ」
彡(゚)(゚)「金目当ての悪党だったりしたら番頭だけではどうにもできんやろ?だから呼んだんだ」
(☆…●)「そういうことなら、この俺に任せてくだせぇ!悪党だろうがなんだろうが、この俺がボコボコにしてやりますよ!」
('ω`)「ちなみに妙な噂というのは幽霊がでるとかなんとか」
(☆…●)「………幽霊となったら話が違ってくるな、一度家に帰って色々準備を…」
彡(゚)(゚)「逃げる気やろお前」
22: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:34:23 ID:rOt
(☆…●)「だってそうでしょ?幽霊なんですよね!?俺は幽霊が苦手でしてな!暗がりで物音しただけだも震え上がるくらいで…」
彡(゚)(゚)「デカい図体してんのに女々しいこというなや」
('ω`)「さっきまでの威勢はどうしたのさ」
(☆…●)「だって幽霊ってさ、殴れないでしょ?コッチからは何してもすり抜けてしまうのに向こうからは触れてくるんだぞ!?呪いとかかけて苦しめてくるんだぞ!?番頭さん、一人でどうぞ」
('ω`)「嫌ですよ!それなら私も実家の神奈川に帰ります!」
彡#(゚)(゚)「喧嘩すな!ごちゃごちゃ言わんと二人ともさっさと行ってこいや!」
彡(゚)(゚)「デカい図体してんのに女々しいこというなや」
('ω`)「さっきまでの威勢はどうしたのさ」
(☆…●)「だって幽霊ってさ、殴れないでしょ?コッチからは何してもすり抜けてしまうのに向こうからは触れてくるんだぞ!?呪いとかかけて苦しめてくるんだぞ!?番頭さん、一人でどうぞ」
('ω`)「嫌ですよ!それなら私も実家の神奈川に帰ります!」
彡#(゚)(゚)「喧嘩すな!ごちゃごちゃ言わんと二人ともさっさと行ってこいや!」
23: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:36:17 ID:rOt
(☆…●)「すっかり夜になってしまったな」
('ω`)「三番蔵の向かいにあるこの小屋から見張れっていうことだけど、さすが旦那さんだね」
(☆…●)「そうだな、酒に御膳まで用意してくれて…まぁ、有り難くいただこうじゃないか」
('ω`)「私はお酒飲めないからジャス五郎にあげるよ、御膳だけは食べるけど」
(☆…●)「お、いいのか?なら遠慮なく」グビグビ
('ω`)「しかし本当に幽霊なんてでるのかな…確かに恨み辛みのこもってそうな品が大量にあるけど」モグモグ
('ω`)「三番蔵の向かいにあるこの小屋から見張れっていうことだけど、さすが旦那さんだね」
(☆…●)「そうだな、酒に御膳まで用意してくれて…まぁ、有り難くいただこうじゃないか」
('ω`)「私はお酒飲めないからジャス五郎にあげるよ、御膳だけは食べるけど」
(☆…●)「お、いいのか?なら遠慮なく」グビグビ
('ω`)「しかし本当に幽霊なんてでるのかな…確かに恨み辛みのこもってそうな品が大量にあるけど」モグモグ
24: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:37:43 ID:rOt
(☆…●)「まぁ噂は噂…幽霊なんておらんってこと確認して旦那に報告しよう」グビグビグビグビグビグビ
('ω`)「ちょっと、飲みすぎじゃない?」
(☆…●)「あぁ、そうだな…このままだと酔い潰れて寝てしまうな」グビグビグビグビグビグビ
('ω`)「!!!ちょっと待てよ!飲むのやめろ!」
(☆…●)「あー!寝てしまう寝てしまう!ベロンベロンで泥酔で爆睡してしまうー!」グビグビグビグビグビグビグビグビグビグビ
('ω`)「ちょっと、飲みすぎじゃない?」
(☆…●)「あぁ、そうだな…このままだと酔い潰れて寝てしまうな」グビグビグビグビグビグビ
('ω`)「!!!ちょっと待てよ!飲むのやめろ!」
(☆…●)「あー!寝てしまう寝てしまう!ベロンベロンで泥酔で爆睡してしまうー!」グビグビグビグビグビグビグビグビグビグビ
26: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:39:44 ID:rOt
('ω`)「なら私も飲もうじゃないか!お酒弱いからジャス五郎より早く寝ちゃうかも!」グビグビ
(☆…●)「あ、この野郎!一度あげたものだぞ!返せ!」
('ω`)「絶対に嫌でぇーす!………あれ?なにあれ」
(☆…●)「なんか小さくボヤーっとしてるな………近づいてくるぞ」
('ω`;)「あ、あ、あ、もしかして人魂!?小屋の扉の前で止まった!?」
ガラガラ!
(;☆…●)「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!小屋の中にぃぃぃぃ!人魂があああ!」
('ω`;)「いやあああああ!出たあああああああ!!!」
(☆…●)「あ、この野郎!一度あげたものだぞ!返せ!」
('ω`)「絶対に嫌でぇーす!………あれ?なにあれ」
(☆…●)「なんか小さくボヤーっとしてるな………近づいてくるぞ」
('ω`;)「あ、あ、あ、もしかして人魂!?小屋の扉の前で止まった!?」
ガラガラ!
(;☆…●)「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!小屋の中にぃぃぃぃ!人魂があああ!」
('ω`;)「いやあああああ!出たあああああああ!!!」
27: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:41:52 ID:rOt
彡(゚)(゚)「うっさいわお前ら!何してんねん!」
(☆…●)「な、な、な、なんだ、旦那ですかい…」
('ω`)「人魂かと思ったら燭台だったんですね…全く!脅かさないでくださいよ!」
彡(゚)(゚)「いやな、心配になって様子を見にきただけや…ワイは明日早くに出ていく用事があるからもう寝なあかんけど頼むでホンマ、お礼はたんと弾んでやるからな」ガラガラピシャリ
(☆…●)「はぁ…驚いたから酔いが冷めてしまった」
ゴーン…ゴーン…
('ω`)「もう丑三つ時か…何もないしやっぱりただの噂なんだろうね」
(☆…●)「な、な、な、なんだ、旦那ですかい…」
('ω`)「人魂かと思ったら燭台だったんですね…全く!脅かさないでくださいよ!」
彡(゚)(゚)「いやな、心配になって様子を見にきただけや…ワイは明日早くに出ていく用事があるからもう寝なあかんけど頼むでホンマ、お礼はたんと弾んでやるからな」ガラガラピシャリ
(☆…●)「はぁ…驚いたから酔いが冷めてしまった」
ゴーン…ゴーン…
('ω`)「もう丑三つ時か…何もないしやっぱりただの噂なんだろうね」
28: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:43:24 ID:rOt
(☆…●)「ちょい待ち、三番蔵に灯りが…それになんか声がしないか…」
('ω`)「ちょっとやめてよ…旦那さんはもういないしそんなわけ…………本当だ…」
(☆…●)「よ、よし!行くぞ番頭さん」ガクガク
('ω`)「そんなへっぴり腰でどうすんのさ」ガクブル
(☆…●)「番頭さんこそな!まぁ、行くしない」
('ω`)「ちょっとやめてよ…旦那さんはもういないしそんなわけ…………本当だ…」
(☆…●)「よ、よし!行くぞ番頭さん」ガクガク
('ω`)「そんなへっぴり腰でどうすんのさ」ガクブル
(☆…●)「番頭さんこそな!まぁ、行くしない」
29: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:45:13 ID:rOt
(☆…●)「よし、蔵の前まで着いたぞ…準備はいいか番頭さん」ガクブル
('ω`)「う、うん…まずはゆっくり開けて様子を見よう」ガクブル
ガララ…
「かたやぁ~!大紋ー!大紋ー!こなたぁ~!黒龍ー!黒龍ー!…はっけよい、のこった!」
大紋「のこった!のこった!」
黒龍「のこった!のこったのこった!」
(☆…●)「な…帯と羽織が…相撲をとってる…」
('ω`)「あの二つは確か相撲取りの質物だね…もう亡くなったって聞いてたけど…本当に化けてでるとわ……」
('ω`)「う、うん…まずはゆっくり開けて様子を見よう」ガクブル
ガララ…
「かたやぁ~!大紋ー!大紋ー!こなたぁ~!黒龍ー!黒龍ー!…はっけよい、のこった!」
大紋「のこった!のこった!」
黒龍「のこった!のこったのこった!」
(☆…●)「な…帯と羽織が…相撲をとってる…」
('ω`)「あの二つは確か相撲取りの質物だね…もう亡くなったって聞いてたけど…本当に化けてでるとわ……」
30: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:47:40 ID:rOt
(☆…●)「ば、番頭さん!あれを見てくれ!あの掛け軸が…」
('ω`)「掛け軸の中の菅原道真の絵が抜け出してこっちに来るじゃないか!」
(☆…●)「俺らのことバレてるのか!?」
('ω`)「は、早く逃げないと…だめだ腰が抜けて…」
(☆…●)「俺も…あぁ、もうダメだ…きっと呪われるんだ……」ガクッ
('ω`)「ちょっと!気絶しないでよ!」
('ω`)「掛け軸の中の菅原道真の絵が抜け出してこっちに来るじゃないか!」
(☆…●)「俺らのことバレてるのか!?」
('ω`)「は、早く逃げないと…だめだ腰が抜けて…」
(☆…●)「俺も…あぁ、もうダメだ…きっと呪われるんだ……」ガクッ
('ω`)「ちょっと!気絶しないでよ!」
31: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:49:37 ID:rOt
('ω`)「あぁ、もうおしまいだ…」
菅原道真「そちがこの家の番頭か?」
('ω`)「は、はい!そうでございます!」
菅原道真「ふむ、ならば藤原方に参り利上げをせよと伝えてくれ、麿もまた…流されそうだ」
以上、質屋蔵というお話でした
補足
菅原道真は藤原時平の讒言によって大宰府へ左遷されてしまう。このサゲはその故事と質流れをかけたものである。
菅原道真「そちがこの家の番頭か?」
('ω`)「は、はい!そうでございます!」
菅原道真「ふむ、ならば藤原方に参り利上げをせよと伝えてくれ、麿もまた…流されそうだ」
以上、質屋蔵というお話でした
補足
菅原道真は藤原時平の讒言によって大宰府へ左遷されてしまう。このサゲはその故事と質流れをかけたものである。
32: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:50:56 ID:rOt
見てくれた人はありがとやで
しばらくは話のストック溜めるためにお休みする
来週からまたやって行きたいと思います
しばらくは話のストック溜めるためにお休みする
来週からまたやって行きたいと思います
33: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:55:17 ID:GgS
落語見に行ったりするん?
34: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:57:13 ID:rOt
>>33
CDでしか聞いたことないかな
見に行きたいけどなかなか機会がない
CDでしか聞いたことないかな
見に行きたいけどなかなか機会がない
35: 名無しさん@おーぷん 2018/05/11(金)23:58:27 ID:GgS
今まで落語とかあんま聞いたこと無かったけど興味出てきたわ
オススメある?
オススメある?
36: 名無しさん@おーぷん 2018/05/12(土)00:00:56 ID:YuM
37: 名無しさん@おーぷん 2018/05/12(土)00:01:40 ID:33R
>>36
サンガツ
サンガツ
引用元: 彡(゚)(゚)「うちの三番蔵には幽霊が出るそうや」
ガヴリール「最近クラスの男子の視線を感じるんだけど…」ラフィエル「ずりネタにされてますからねガヴちゃん」
2018-05-26
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:31:25.486 ID:44S9mkGm0
みたいなのお願い
2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:33:30.202 ID:t+QpRWh7a
ずりネタにされるのはラフィエルだろ
3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:34:16.174 ID:h/XGn0Jjd
よっしゃ!ラフィガヴやんけ!
5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:35:26.007 ID:GmlkynV40
多分ラフィのが抜ける
6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:35:37.502 ID:0+21iE51p
サーニャ「ズリネタってなんだ?」
7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:36:11.832 ID:q714Pqmy0
タプリス「ハァハァ……」シコシコ
10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 22:43:50.647 ID:44S9mkGm0
こんなんがいいな
ガヴ「んあ?…な、なに言ってんのラフィ…」
ラフィ「いやけど、クラスの男子の方から感じるはしたない欲望の気はガヴちゃんに向けられてますけど」
ガヴ「や、やめてよラフィ…気持ち悪いこというの…そんなわけないじゃん」
ラフィ「ガヴちゃんこないだ、寝ぼけて家のジャージ姿のまま神足通で学校きたらしいじゃないですか」
ガヴ「ああ、大変だったわあれは」
ラフィ「どうも、あれでガヴちゃんのジャージ下のエッロいふとももとかパンツみた男子が欲情したみたいですね」
ガヴ「はあ!?な、なんだよそれ!!」
ガヴ「んあ?…な、なに言ってんのラフィ…」
ラフィ「いやけど、クラスの男子の方から感じるはしたない欲望の気はガヴちゃんに向けられてますけど」
ガヴ「や、やめてよラフィ…気持ち悪いこというの…そんなわけないじゃん」
ラフィ「ガヴちゃんこないだ、寝ぼけて家のジャージ姿のまま神足通で学校きたらしいじゃないですか」
ガヴ「ああ、大変だったわあれは」
ラフィ「どうも、あれでガヴちゃんのジャージ下のエッロいふとももとかパンツみた男子が欲情したみたいですね」
ガヴ「はあ!?な、なんだよそれ!!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ◆DvUgCvOGFQ 2018/05/24(木) 22:44:58.588 ID:0mLCDX1v0
いいですね。続けてください
13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:06:07.505 ID:44S9mkGm0
ガヴ「い、いやいやまさか…、だ、だってわたしがそんな…」
ラフィ「ほらガヴちゃん、千里眼でガヴちゃんに視線を送ってる回りの男子の心を読んでくださいよほら…」
男子『(うわあ…天真さんエッロいわあ…ほんとカッチカチやわ…孕ましてえ…)』
男子『(ほんとエロかわいいわ…ガヴちゃん…あの白いふとももに挟んでしごいてもらいたいわあ…)」
男子「(天真やべえ天真やべえわ…もう賢者タイムなくなったわ、またトイレで天真ずりネタにして抜いてこようかな…)」
男子『(天真さん…、いやガヴリール…あの綺麗な金髪にホワイトぶっかけてえよ…はあ…はあ…)」
男子『(テンマさんテンマさんテンマさんテンマさんテンマさんっ!!)」
ガヴ「(ひえっ)」
ラフィ「ほらガヴちゃん、千里眼でガヴちゃんに視線を送ってる回りの男子の心を読んでくださいよほら…」
男子『(うわあ…天真さんエッロいわあ…ほんとカッチカチやわ…孕ましてえ…)』
男子『(ほんとエロかわいいわ…ガヴちゃん…あの白いふとももに挟んでしごいてもらいたいわあ…)」
男子「(天真やべえ天真やべえわ…もう賢者タイムなくなったわ、またトイレで天真ずりネタにして抜いてこようかな…)」
男子『(天真さん…、いやガヴリール…あの綺麗な金髪にホワイトぶっかけてえよ…はあ…はあ…)」
男子『(テンマさんテンマさんテンマさんテンマさんテンマさんっ!!)」
ガヴ「(ひえっ)」
15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:09:38.662 ID:GmlkynV40
ふむふむ
16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:19:57.547 ID:44S9mkGm0
ガヴ「な、なんだよそれ、き、きっも!あんなジャージで学校に1回来ただけでこいつら…」
ラフィ「いえガヴちゃん、やっぱ前々から目をつけられてたんですよきっと…ガヴちゃん可愛いですからねうふふ」
ガヴ「うふふじゃねえ!…っていうか、ど、どうしようラフィエル…、わ、わたし…そんなの…!」もじもじ
ラフィ「ああ、駄目ですよガヴちゃんそんな顔赤くしてもじもじしたら…ほら」
男子「(うわあ…天真さんなんか知らんけど顔赤くしてエッロ…あのまじ興奮してきたわ…今日もあのパンツはいてんのかな…)」
男子「(顔あからめて恥ずかしがってるガヴちゃんもいいわ…ムラムラしてきた…ホワイトでそう…)」
ガヴ「ひいっ!」
ラフィ「いえガヴちゃん、やっぱ前々から目をつけられてたんですよきっと…ガヴちゃん可愛いですからねうふふ」
ガヴ「うふふじゃねえ!…っていうか、ど、どうしようラフィエル…、わ、わたし…そんなの…!」もじもじ
ラフィ「ああ、駄目ですよガヴちゃんそんな顔赤くしてもじもじしたら…ほら」
男子「(うわあ…天真さんなんか知らんけど顔赤くしてエッロ…あのまじ興奮してきたわ…今日もあのパンツはいてんのかな…)」
男子「(顔あからめて恥ずかしがってるガヴちゃんもいいわ…ムラムラしてきた…ホワイトでそう…)」
ガヴ「ひいっ!」
17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:23:54.190 ID:44S9mkGm0
ガヴ「ど、どうしようラフィ!こいつらきもい!一体どうしたら…」
ラフィ「とはいえ今、クラスの男子の方はガヴちゃんのふとももとパンツに夢中…
ほかに代わりのオカズになるものがあればいいんですけど…」
ガヴ「ほかのオカズ…、そ、そうか!」
……
ラフィ「とはいえ今、クラスの男子の方はガヴちゃんのふとももとパンツに夢中…
ほかに代わりのオカズになるものがあればいいんですけど…」
ガヴ「ほかのオカズ…、そ、そうか!」
……
18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:27:02.316 ID:TtxdxqV80
ほうほう
20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:30:27.724 ID:44S9mkGm0
ガヴ「おいサターニャ」
サターニャ「はあ、なによガヴリール。今、アンタを倒す作戦を考えてて忙し…ってきゃああ!」
サターニャ「な、なによアンタなに急に制服脱がしてくんのよ!し、下着が見えちゃうじゃない!」
ガヴ「え、ああ、ごめんごめん手がすべって」
サターニャ「え!?いやその割にめちゃくちゃ力はいってたんだけどっ」
ガヴ「いやほんとごめんな、サターニャ…!ごめんなあ!」
サターニャ「ぎゃああ!な、なんでスカートめくってくんのよ!あ、あんたおかしくなったんじゃないの!?」
ガヴ「それそれえ!」
サターニャ「きゃ、きゃああ!ちょ、ぶ、ブラがブラガぬげちゃ…」
男子たち「(………)」
サターニャ「はあ、なによガヴリール。今、アンタを倒す作戦を考えてて忙し…ってきゃああ!」
サターニャ「な、なによアンタなに急に制服脱がしてくんのよ!し、下着が見えちゃうじゃない!」
ガヴ「え、ああ、ごめんごめん手がすべって」
サターニャ「え!?いやその割にめちゃくちゃ力はいってたんだけどっ」
ガヴ「いやほんとごめんな、サターニャ…!ごめんなあ!」
サターニャ「ぎゃああ!な、なんでスカートめくってくんのよ!あ、あんたおかしくなったんじゃないの!?」
ガヴ「それそれえ!」
サターニャ「きゃ、きゃああ!ちょ、ぶ、ブラがブラガぬげちゃ…」
男子たち「(………)」
21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:39:47.671 ID:44S9mkGm0
次の日
男子「(胡桃沢さん…、ほんといいおっぱいしてるわあ…ほんともみしだきてえ…)」
男子「(ほんとバカだけど体だけはいいんだよな体だけは…、くっそ…孕ませてえ…)」
男子「(やべえよ…サタニキアやべえよ…、あの髪の輪っかにイチモツとおしてスコスコしてえ…)」
サターニャ「なんか今日はやけに人に見られてる気がするけど…」
サターニャ「ふふ…きっとこの私の悪魔力に畏敬の念を示してる輩が
影で私をあがめてるのね…そうに違いないわ」
ガヴ「ふう…なんとか矛先がサターニャに向かって助かった」
ラフィ「よかったですねえガヴちゃん…いやけどサターニャさんが可愛そうな気がしますが…」
ガヴ「大丈夫だよ、アイツ気づいてないし。気づいてないならオカズにされても減るもんじゃないしな」
男子「(胡桃沢さん…、ほんといいおっぱいしてるわあ…ほんともみしだきてえ…)」
男子「(ほんとバカだけど体だけはいいんだよな体だけは…、くっそ…孕ませてえ…)」
男子「(やべえよ…サタニキアやべえよ…、あの髪の輪っかにイチモツとおしてスコスコしてえ…)」
サターニャ「なんか今日はやけに人に見られてる気がするけど…」
サターニャ「ふふ…きっとこの私の悪魔力に畏敬の念を示してる輩が
影で私をあがめてるのね…そうに違いないわ」
ガヴ「ふう…なんとか矛先がサターニャに向かって助かった」
ラフィ「よかったですねえガヴちゃん…いやけどサターニャさんが可愛そうな気がしますが…」
ガヴ「大丈夫だよ、アイツ気づいてないし。気づいてないならオカズにされても減るもんじゃないしな」
22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:46:10.810 ID:44S9mkGm0
ラフィ「まあ、いずれにしてもよかったですねガヴちゃん、クラス男子の方から
ずりネタ対象から外されて」
ガヴ「ああ、ほんと助かったわ…私はラフィみたいに、男子からのキモチ悪い視線に耐性ないからな」
ラフィ「そうですねえガヴちゃんは昔から……、ん?」
ガヴ「え?」
ラフィ「…、え?ガヴちゃん…今、なんて」
ガヴ「え?だってラフィエルお前…もしかして気づいてなかった?」
ずりネタ対象から外されて」
ガヴ「ああ、ほんと助かったわ…私はラフィみたいに、男子からのキモチ悪い視線に耐性ないからな」
ラフィ「そうですねえガヴちゃんは昔から……、ん?」
ガヴ「え?」
ラフィ「…、え?ガヴちゃん…今、なんて」
ガヴ「え?だってラフィエルお前…もしかして気づいてなかった?」
23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:49:40.367 ID:GmlkynV40
うむ良い展開
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ◆DvUgCvOGFQ 2018/05/24(木) 23:52:16.928 ID:0mLCDX1v0
よっしゃ
26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:57:42.479 ID:44S9mkGm0
ラフィのクラス男子の心の中
男子「(はあはあ…白羽さん…白羽さん!やべえ…ホントでけえ…むしゃぶりつきたい…もう一緒のクラスで抜きすぎて死にそうだわまじで…)」
男子「(くっそなんだよあの膨らみ…挟んでほしい…挟めよもう…!!うっ!!)」
男子「(あのSっ気溢れる体を突きまくって陥落させてえ…くそ!)」
男子「(あのSッ気溢れる体で踏まれまくりてえ…ああ、白羽様!白羽様!!)」
男子「(ああ!ラフィエル!ラフィエル!ラフィ!!)」
ラフィ「」
男子「(はあはあ…白羽さん…白羽さん!やべえ…ホントでけえ…むしゃぶりつきたい…もう一緒のクラスで抜きすぎて死にそうだわまじで…)」
男子「(くっそなんだよあの膨らみ…挟んでほしい…挟めよもう…!!うっ!!)」
男子「(あのSっ気溢れる体を突きまくって陥落させてえ…くそ!)」
男子「(あのSッ気溢れる体で踏まれまくりてえ…ああ、白羽様!白羽様!!)」
男子「(ああ!ラフィエル!ラフィエル!ラフィ!!)」
ラフィ「」
27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:58:12.366 ID:44S9mkGm0
ラフィ「………」
ガヴ「入学当初から男子の欲望一身に引き受けて、よく平気だなって思ってたんだけど…
もう、いつ襲われてもおかしくないレベルだよなお前」
ガヴ「まあ、それで平静でいられるんだからさすがは……ん?あれ…、ラフィ…どうしたんだ、固まって…おい、ラフィ、おーい」
おわり
ガヴ「入学当初から男子の欲望一身に引き受けて、よく平気だなって思ってたんだけど…
もう、いつ襲われてもおかしくないレベルだよなお前」
ガヴ「まあ、それで平静でいられるんだからさすがは……ん?あれ…、ラフィ…どうしたんだ、固まって…おい、ラフィ、おーい」
おわり
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:58:30.650 ID:44S9mkGm0
あとはだれか続き書いてほしい
30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/24(木) 23:59:33.251 ID:0Fm4jQgG0
ヴィーネ「(あんなむちむちの体晒してたらエッチな男子共が寄ってきちゃうじゃない!
ああああでもそんなちょっと抜けてる所も可愛いのよね…抜けるわ…はぁ…
ガヴガヴガヴガヴガヴあーもうガヴの事好きすぎるわよ私ああガヴなんであんなに可愛いかな…
もうガヴほんと可愛いあっ!今の表情エッロ!エッッロ!あんな可愛いしエロいのにその上すっごい良い匂いするし
ほんと犯罪級よね…突然思いっきりディープキスしたいわ…どんな反応するかしら…絶対美味しい…
ああもう今日も帰ったらオ〇ニーしないと…今使ってるのはくたびれてきたしそろそろガヴの使用済みパンツを新しく入荷した方が良いかな
もしオナ禁なんかしたらほんとに襲っちゃいそうね…)」
ああああでもそんなちょっと抜けてる所も可愛いのよね…抜けるわ…はぁ…
ガヴガヴガヴガヴガヴあーもうガヴの事好きすぎるわよ私ああガヴなんであんなに可愛いかな…
もうガヴほんと可愛いあっ!今の表情エッロ!エッッロ!あんな可愛いしエロいのにその上すっごい良い匂いするし
ほんと犯罪級よね…突然思いっきりディープキスしたいわ…どんな反応するかしら…絶対美味しい…
ああもう今日も帰ったらオ〇ニーしないと…今使ってるのはくたびれてきたしそろそろガヴの使用済みパンツを新しく入荷した方が良いかな
もしオナ禁なんかしたらほんとに襲っちゃいそうね…)」
31: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/25(金) 00:00:48.822 ID:bAWTtglN0
>>30 そういえばヴィーネだすの忘れてた
32: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/05/25(金) 00:01:22.210 ID:7Ys9CPys0
おう乙
引用元: ガヴリール「最近クラスの男子の視線を感じるんだけど…」ラフィエル「ずりネタにされてますからねガヴちゃん」
杉坂海「ほたるがライバル?」水木聖來「うん」
2018-05-26
1: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:24:45.36 ID:QlKbucxDO
聖來「あ、海ちゃーん! 先週プロデューサーさんとほたるちゃんと一緒にドッグラン行ったときの写真、持ってきたよー!」
海「あぁ、この前言ってたやつ? 見せて見せて。 ……おー、いい表情だね、二人もわんこも!」
聖來「ありがと! 広くって思いっきり走り回れるし、アスレチックとかもあって楽しかったよ!今度海ちゃんも一緒に行こうよ!」
海「いいね、楽しみにしてるよ。それにしても、改めて言うのもなんだけどさ、聖來さんとほたるってタイプも違うし歳も離れてるだろ? あんまりイメージ結び付かないから仲が良いのって最初は少し意外だったよ」
聖來「そう? ユニット組む前からほたるちゃんとはよく一緒にレッスンしたりわんこの散歩したりしてたよ」
海「あぁ、この前言ってたやつ? 見せて見せて。 ……おー、いい表情だね、二人もわんこも!」
聖來「ありがと! 広くって思いっきり走り回れるし、アスレチックとかもあって楽しかったよ!今度海ちゃんも一緒に行こうよ!」
海「いいね、楽しみにしてるよ。それにしても、改めて言うのもなんだけどさ、聖來さんとほたるってタイプも違うし歳も離れてるだろ? あんまりイメージ結び付かないから仲が良いのって最初は少し意外だったよ」
聖來「そう? ユニット組む前からほたるちゃんとはよく一緒にレッスンしたりわんこの散歩したりしてたよ」
2: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:26:10.99 ID:QlKbucxDO
聖來「それにほたるちゃんはアタシのライバルでもあるからね」
海「へぇ? それは初耳だね。なになに、もしかしたら面白い馴れ初めとかある?」
聖來「馴れ初めって海ちゃん……」
海「ごめんごめん、でも聞いてみたいな」
聖來「うーん……、ほたるちゃんはね、アタシに覚悟を決めさせてくれたんだ」
海「覚悟?」
聖來「そう。夢を諦めないって覚悟。詳しく話すとアタシがアイドルになる頃からの話になるからちょっと長くなっちゃうけど……?」
海「聖來さんさえ良ければぜひ」
海「へぇ? それは初耳だね。なになに、もしかしたら面白い馴れ初めとかある?」
聖來「馴れ初めって海ちゃん……」
海「ごめんごめん、でも聞いてみたいな」
聖來「うーん……、ほたるちゃんはね、アタシに覚悟を決めさせてくれたんだ」
海「覚悟?」
聖來「そう。夢を諦めないって覚悟。詳しく話すとアタシがアイドルになる頃からの話になるからちょっと長くなっちゃうけど……?」
海「聖來さんさえ良ければぜひ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/26(土) 00:31:16.26 ID:QlKbucxDO
聖來「んん、改まって話すとなるとちょっと恥ずかしい気もするけど、まいっか。……アタシ、昔から踊るのが好きでね、アイドルになる前は友達とストリートダンスやってたんだ」
海「うん、それは知ってるよ。そこでプロデューサーさんにスカウトされたんだよね」
聖來「結果だけ言えばね。でもね、そんなにかっこいいものじゃないんだ。運が良かっただけかもしれない。ストリートダンスって言ってもあの頃やれてたのは真似事みたいなもので、思いっきり踊れてたのは数えられるくらいしかなかったの。一緒にダンスやってた友達は社会人になってからどんどん熱が冷めてきたみたいで、どうせ誰かに見せるわけでもないしそんなに本気でやんなくてもいいじゃんって、ちょっとステップの練習して体動かして終わりとかその程度になってきて。アタシも、23歳にもなってずっとこんなことしてられないのかなって思ったりもして。そんなだから本気で踊れる場所がだんだん無くなってて」
海「そうだったんだ」
聖來「プロデューサーさんが声を掛けてくれたときは嬉しかったな。アタシのダンスを見たいって言ってくれて、もっとたくさんの人の前で踊ってみないかって言ってくれて。まだ本気で踊れる場所がある、好きなダンスを続けられる、それもステージの上でだなんて夢のようだと思ったよ。最初で最後のチャンスだと思って思いきってアイドルの世界に飛び込んだ。燻ってたアタシを見つけて引っ張り上げてくれたプロデューサーさんに応えるためにも全力でやろうって思った」
海「うん、それは知ってるよ。そこでプロデューサーさんにスカウトされたんだよね」
聖來「結果だけ言えばね。でもね、そんなにかっこいいものじゃないんだ。運が良かっただけかもしれない。ストリートダンスって言ってもあの頃やれてたのは真似事みたいなもので、思いっきり踊れてたのは数えられるくらいしかなかったの。一緒にダンスやってた友達は社会人になってからどんどん熱が冷めてきたみたいで、どうせ誰かに見せるわけでもないしそんなに本気でやんなくてもいいじゃんって、ちょっとステップの練習して体動かして終わりとかその程度になってきて。アタシも、23歳にもなってずっとこんなことしてられないのかなって思ったりもして。そんなだから本気で踊れる場所がだんだん無くなってて」
海「そうだったんだ」
聖來「プロデューサーさんが声を掛けてくれたときは嬉しかったな。アタシのダンスを見たいって言ってくれて、もっとたくさんの人の前で踊ってみないかって言ってくれて。まだ本気で踊れる場所がある、好きなダンスを続けられる、それもステージの上でだなんて夢のようだと思ったよ。最初で最後のチャンスだと思って思いきってアイドルの世界に飛び込んだ。燻ってたアタシを見つけて引っ張り上げてくれたプロデューサーさんに応えるためにも全力でやろうって思った」
4: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:35:41.41 ID:QlKbucxDO
聖來「でもね、最初の頃はやっぱりこの歳からアイドルだなんてとか、中学生や高校生の子と混ざってレッスンやトレーニングなんてって、恥ずかしがる気持ちもあったかな。笑っちゃうよね、最初で最後のチャンスだとか本気の挑戦なんて言っておいてそんなこと考えてたんだから」
海「……」
聖來「そんなときにね、ほたるちゃんに会ったんだ。オーバーワーク気味に自主レッスンしてて、そのままだと本当に倒れるまで続けるんじゃないかって心配になって声をかけたの。聞けば自分より10歳も下だっていう子が、なんて顔をしてるんだろうって最初は思ったかな」
海「あぁ、最初の頃はそうだったよね。ぱっと見はすごく儚げな印象なのに、時々何に追われてるんだってくらい立ち止まることを怖がってたみたいな。ウチもほっとけなくてつい世話焼きたくなることが多かったよ」
聖來「ね。アタシもそれで気になってちょっと話を聞いて、ほたるちゃんの経歴を知ってびっくりしたと同時に自分との覚悟の違いにショックを受けたよ。ほたるちゃんはさ、信じられないくらい理不尽な逆境の中で、アイドルになりたい、諦めたくない、諦められないって必死に食らいついてて……ん? 食らいついてだとなんか違う気がするな……。あの頃のほたるちゃんは……なんて言えばいいんだろ……」
海「なんとなく分かるけど細かい表現はいいって、それで続きは?」
海「……」
聖來「そんなときにね、ほたるちゃんに会ったんだ。オーバーワーク気味に自主レッスンしてて、そのままだと本当に倒れるまで続けるんじゃないかって心配になって声をかけたの。聞けば自分より10歳も下だっていう子が、なんて顔をしてるんだろうって最初は思ったかな」
海「あぁ、最初の頃はそうだったよね。ぱっと見はすごく儚げな印象なのに、時々何に追われてるんだってくらい立ち止まることを怖がってたみたいな。ウチもほっとけなくてつい世話焼きたくなることが多かったよ」
聖來「ね。アタシもそれで気になってちょっと話を聞いて、ほたるちゃんの経歴を知ってびっくりしたと同時に自分との覚悟の違いにショックを受けたよ。ほたるちゃんはさ、信じられないくらい理不尽な逆境の中で、アイドルになりたい、諦めたくない、諦められないって必死に食らいついてて……ん? 食らいついてだとなんか違う気がするな……。あの頃のほたるちゃんは……なんて言えばいいんだろ……」
海「なんとなく分かるけど細かい表現はいいって、それで続きは?」
5: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:40:31.50 ID:QlKbucxDO
聖來「ん、とにかくすごい必死さだったでしょ? ほたるちゃん、その時ね、頑張れる場所がなくなることの方が辛いからって言ってたんだ。ガツンと殴られた気分だったよ。アタシもね、頑張れる場所がなくなる辛さは知ってたと思ってた。でも覚悟が全然違った。アタシはダンスが好きで、ずっと好きなまま続けたいと思ってたけど、手を差し伸べられるまではただそう思ってただけだったんだ。友達が冷めてきたから本気で踊れなくなったとか、いい歳だからいつまでも好きなことばっかりやってられないのかもとか、自分だけでも、働きながらでもダンスを続けるって選択肢考えもしなかった。たまたまスカウトされたから夢に続く道を与えられて、運よくチャンスを与えてもらって本気でやると言っておきながら恥も捨てきれない。情けないったらなかったね」
6: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:43:34.14 ID:QlKbucxDO
聖來「やりたいことをやり続けるための覚悟の足りなさを思い知らされたよ。アタシも本気で夢を掴みたいからこれ以上甘ったれたことは言ってられないって思った。それに何より、たまたまスカウトされて道が開けたようなアタシがこの子の前で弱音なんか吐いてられないってね。そこからね、ほたるちゃんはアタシのライバルなの」
海「へぇ…、思ってた以上に深い話が聞けたよ。そんな経緯があったなんてね。でも、今の話だと二人ともこう、ぐわーって、すごく思い詰めた感じになりそうだけどそうはなってないよね?」
聖來「そこら辺はプロデューサーさんのおかげでもあるかな。ステージに立つために頑張るのはもちろん大切だけど、なんのためにステージに立つのか、どうしてダンスを続けたいと思ってたのか、その気持ちだって大切だって言ってくれてね。楽しむことだって忘れちゃいけないんだって教えてくれたんだ」
海「いかにもプロデューサーさんが言いそうな台詞だね」
聖來「あぁでも、やっぱりそれを抜きにしてもあの頃のほたるちゃん見てたら流石に、って気持ちもあったかなぁ。いくらなんでもあれじゃいつか壊れちゃうって思ったよ。頑張るって決意を固めはしたけど、肩の力を抜くことも、楽しむことも大切だよって、お姉さんとしては言いたくもなったのよ」
海「わかるわ」
海「へぇ…、思ってた以上に深い話が聞けたよ。そんな経緯があったなんてね。でも、今の話だと二人ともこう、ぐわーって、すごく思い詰めた感じになりそうだけどそうはなってないよね?」
聖來「そこら辺はプロデューサーさんのおかげでもあるかな。ステージに立つために頑張るのはもちろん大切だけど、なんのためにステージに立つのか、どうしてダンスを続けたいと思ってたのか、その気持ちだって大切だって言ってくれてね。楽しむことだって忘れちゃいけないんだって教えてくれたんだ」
海「いかにもプロデューサーさんが言いそうな台詞だね」
聖來「あぁでも、やっぱりそれを抜きにしてもあの頃のほたるちゃん見てたら流石に、って気持ちもあったかなぁ。いくらなんでもあれじゃいつか壊れちゃうって思ったよ。頑張るって決意を固めはしたけど、肩の力を抜くことも、楽しむことも大切だよって、お姉さんとしては言いたくもなったのよ」
海「わかるわ」
7: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:47:19.24 ID:QlKbucxDO
聖來「ま、ほたるちゃんは全然そんなこと知らないだろうけどね」
海「あれ、ほたるとはこういう話はしたことないの?」
聖來「あえて話すようなことでもないしね、アタシの勝手な決意表明になっちゃうだけだし。でもその頃からちょっとずつお話しするようになってね、ほたるちゃんも体動かすのは好きだっていうからダンスレッスンに付き合ってあげたりして、代わりにアタシもアイドルのこと教えてもらったりもして」
海「次第に仲良くなっていきました、と」
聖來「うん。まぁ、アタシがライバルだって意識してからもっとほたるちゃんのこと知りたいって思って一方的にぐいぐい行ってたんだけどね」
海「以前のほたるは遠慮しすぎるところがあったから、それが良かったかもね。ウチもよく世話焼きたくなったりしてたけど、最初は結構固くなに距離置こうとしたりしなかった?」
聖來「あったあった。意外と頑固だったりするよね。嫌がられてないかなって思ったりもしたけど、話してるうちに笑顔も段々見せてくれるようになってね、それがまたそれまでの印象とは違う可愛さで思わずキュンと来ちゃったりなんかして!」
海「普段はわりと大人っぽい雰囲気あるけど、笑うと年相応な感じになるよね」
聖來「そうそう!」
海「あれ、ほたるとはこういう話はしたことないの?」
聖來「あえて話すようなことでもないしね、アタシの勝手な決意表明になっちゃうだけだし。でもその頃からちょっとずつお話しするようになってね、ほたるちゃんも体動かすのは好きだっていうからダンスレッスンに付き合ってあげたりして、代わりにアタシもアイドルのこと教えてもらったりもして」
海「次第に仲良くなっていきました、と」
聖來「うん。まぁ、アタシがライバルだって意識してからもっとほたるちゃんのこと知りたいって思って一方的にぐいぐい行ってたんだけどね」
海「以前のほたるは遠慮しすぎるところがあったから、それが良かったかもね。ウチもよく世話焼きたくなったりしてたけど、最初は結構固くなに距離置こうとしたりしなかった?」
聖來「あったあった。意外と頑固だったりするよね。嫌がられてないかなって思ったりもしたけど、話してるうちに笑顔も段々見せてくれるようになってね、それがまたそれまでの印象とは違う可愛さで思わずキュンと来ちゃったりなんかして!」
海「普段はわりと大人っぽい雰囲気あるけど、笑うと年相応な感じになるよね」
聖來「そうそう!」
8: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:50:03.21 ID:QlKbucxDO
海「この写真なんかまさにそうだよね。そういえば、ほたるとわんこの初対面はどんなだった? 前にトーク番組かなんかで、すれ違う犬によく吠えられてびっくりするとかって言ってたと思ったけど、わんことは普通に仲良いいよね?」
聖來「あー、それねー。最初はやっぱりちょっと怖がってたかなぁ、わんこ結構大きいから。それに勘違いだけど吠えちゃったこともあったし……」
海「勘違いで吠えるってなに」
聖來「吠えたんだけどほたるちゃんに吠えたわけじゃないというか、ちょうどビニール袋が飛んできてそれにびっくりしちゃったみたいで……」
海「あぁ……」
聖來「あー、それねー。最初はやっぱりちょっと怖がってたかなぁ、わんこ結構大きいから。それに勘違いだけど吠えちゃったこともあったし……」
海「勘違いで吠えるってなに」
聖來「吠えたんだけどほたるちゃんに吠えたわけじゃないというか、ちょうどビニール袋が飛んできてそれにびっくりしちゃったみたいで……」
海「あぁ……」
9: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:52:03.46 ID:QlKbucxDO
聖來「そういうのってその場でちゃんと叱ってあげないとダメだからわんこには怒ったんだけど、ほたるちゃんが自分のせいだから怒らないであげてっていうからやりにくかったっけ」
海「ふふ、簡単に想像できるよ」
聖來「打ち解けるまではちょっと時間かかったけど、今じゃすっごい仲良しだよ!」
海「よく見てるから知ってるよ」
ガチャ
ほたる「おはようございます」
海「お、噂をすれば。おはよう、ほたる」
聖來「おはようほたるちゃん!この前の写真持ってきたよ!」
ワァ ワタシモミテイイデスカ…!
モチロン! イッショニミヨ!
アハハ コノホタルズブヌレジャナイカ
アー ソレハワンコガシャワーチュウニ…
……
おわり
海「ふふ、簡単に想像できるよ」
聖來「打ち解けるまではちょっと時間かかったけど、今じゃすっごい仲良しだよ!」
海「よく見てるから知ってるよ」
ガチャ
ほたる「おはようございます」
海「お、噂をすれば。おはよう、ほたる」
聖來「おはようほたるちゃん!この前の写真持ってきたよ!」
ワァ ワタシモミテイイデスカ…!
モチロン! イッショニミヨ!
アハハ コノホタルズブヌレジャナイカ
アー ソレハワンコガシャワーチュウニ…
……
おわり
10: ◆8rI.G6zKUs 2018/05/26(土) 00:53:03.29 ID:QlKbucxDO
白菊ほたる「カモミール」
2018-05-26
1: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:30:39.05 ID:GI3fFN2gO
2: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:32:10.61 ID:GI3fFN2gO
乃々「あ、ほたるちゃん……おはようございます……」
ほたる「おはようございます、乃々ちゃん」
乃々「何してたんですか……? それは、お花……?」
ほたる「レッスンまで時間があったから、この前裕美ちゃんに教えてもらったアクセサリー作りを……カモミールのブローチです……♪ あんまり上手じゃないけど……」
乃々「そんなことないです、かわいい……。カモミール、ほたるちゃんのユニットも同じ名前ですよね……」
ほたる「はい。乃々ちゃん、カモミールの花言葉って知ってますか?」
乃々「いえ、知りませんけど……なんて言うんですか……?」
ほたる「おはようございます、乃々ちゃん」
乃々「何してたんですか……? それは、お花……?」
ほたる「レッスンまで時間があったから、この前裕美ちゃんに教えてもらったアクセサリー作りを……カモミールのブローチです……♪ あんまり上手じゃないけど……」
乃々「そんなことないです、かわいい……。カモミール、ほたるちゃんのユニットも同じ名前ですよね……」
ほたる「はい。乃々ちゃん、カモミールの花言葉って知ってますか?」
乃々「いえ、知りませんけど……なんて言うんですか……?」
3: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:35:42.58 ID:GI3fFN2gO
ほたる「『逆境で生まれる力』って言うみたいです」
乃々「へぇ……ほたるちゃんにぴったり、と言っていいのかわかんないですけど……合ってますね……」
ほたる「私も、そう思います。他にも『負けないで』とか『あなたを癒す』とかもあるみたいですけど、踏まれても踏まれても、また立ち上がって綺麗に花を咲かせるところからさっきの花言葉が付けられたってプロデューサーさんから聞いて、私もそんなふうに、不幸に負けないで綺麗に咲けたらいいなって……。それがきっかけで、カモミールが好きになりました……♪」
乃々「素敵ですね……。それじゃあ、『カモミイル』ってユニット名も、そこから……?」
ほたる「あ、いえ……それはプロデューサーさんが、私たちから一文字ずつ取って付けたって言ってました……。ユニット名を考えるためにメンバーの名前を書き出してたら、ちょうど意味のある並びに見えたって……」
乃々「もりくぼの感動を返してほしいんですけど……。えっと、ほたるちゃんとフレデリカさんと、海さんと、朋さん、水木さん、ですよね……。一文字ずつってどこから……?」
ほたる「フレデリカさんのカ、朋さんのモ、海さんのミ、聖來さんのイ、ほたるのルで、カモミイルです」
乃々「まさかの最後の文字から……。それに水木さんだけ真ん中からなのがすごいモヤモヤするんですけど……」
乃々「へぇ……ほたるちゃんにぴったり、と言っていいのかわかんないですけど……合ってますね……」
ほたる「私も、そう思います。他にも『負けないで』とか『あなたを癒す』とかもあるみたいですけど、踏まれても踏まれても、また立ち上がって綺麗に花を咲かせるところからさっきの花言葉が付けられたってプロデューサーさんから聞いて、私もそんなふうに、不幸に負けないで綺麗に咲けたらいいなって……。それがきっかけで、カモミールが好きになりました……♪」
乃々「素敵ですね……。それじゃあ、『カモミイル』ってユニット名も、そこから……?」
ほたる「あ、いえ……それはプロデューサーさんが、私たちから一文字ずつ取って付けたって言ってました……。ユニット名を考えるためにメンバーの名前を書き出してたら、ちょうど意味のある並びに見えたって……」
乃々「もりくぼの感動を返してほしいんですけど……。えっと、ほたるちゃんとフレデリカさんと、海さんと、朋さん、水木さん、ですよね……。一文字ずつってどこから……?」
ほたる「フレデリカさんのカ、朋さんのモ、海さんのミ、聖來さんのイ、ほたるのルで、カモミイルです」
乃々「まさかの最後の文字から……。それに水木さんだけ真ん中からなのがすごいモヤモヤするんですけど……」
4: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:37:40.49 ID:GI3fFN2gO
ほたる「あはは……海さんと聖來さんも同じこと言ってました……。でも、さっき言った花言葉みたいに、頑張ってる人に寄り添って、癒して、逆境に負けないようにエールを送るユニットってコンセプトもあるからぴったりなんだって、プロデューサーさん言ってました」
乃々「絶対後付けですよそれ……」
ほたる「でも、良い名前だと思いませんか……?」
乃々「それは……はい……。もりくぼも、ぴったりだと思います……」
夕美「それだけじゃないよ!」ヒョコ!
乃々「ひぅっ!? し、心臓が飛び出たんですけど……もりくぼはもうだめです……」パタッ…
ほたる「夕美さん、おはようございます」
乃々「むーしぃー……」ムクリ
乃々「絶対後付けですよそれ……」
ほたる「でも、良い名前だと思いませんか……?」
乃々「それは……はい……。もりくぼも、ぴったりだと思います……」
夕美「それだけじゃないよ!」ヒョコ!
乃々「ひぅっ!? し、心臓が飛び出たんですけど……もりくぼはもうだめです……」パタッ…
ほたる「夕美さん、おはようございます」
乃々「むーしぃー……」ムクリ
5: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:39:08.75 ID:GI3fFN2gO
夕美「おはようっ! ほたるちゃん、乃々ちゃん! 驚かせちゃってごめんね?」
乃々「あぅ、だ、大丈夫です……」
ほたる「あの、それだけじゃないって……?」
夕美「ほたるちゃん達のユニット名のお話っ! カモミールとほたるちゃん達の繋がり、花言葉以外にもあるんだよっ!」
ほたる「そうなんですか……?」
夕美「うんっ! 誕生花って知ってる?」
乃々「誕生日にちなんだお花、ですよね……? もしかして、カモミイルのみなさんの誕生花が、カモミール……? 」
乃々「あぅ、だ、大丈夫です……」
ほたる「あの、それだけじゃないって……?」
夕美「ほたるちゃん達のユニット名のお話っ! カモミールとほたるちゃん達の繋がり、花言葉以外にもあるんだよっ!」
ほたる「そうなんですか……?」
夕美「うんっ! 誕生花って知ってる?」
乃々「誕生日にちなんだお花、ですよね……? もしかして、カモミイルのみなさんの誕生花が、カモミール……? 」
6: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:43:50.36 ID:GI3fFN2gO
夕美「さすがに全員ではないけどね。フレデリカちゃんと聖來さんの誕生花はカモミールだよ♪」
ほたる「そうなんですか? すごい偶然ですね……!」
乃々「夕美さんがみんなの誕生日と誕生花を覚えてるのもすごいんですけど……」
夕美「あはは、全員のを覚えてるわけじゃないけどね? フレデリカちゃんの誕生日は前にお祝いしたことがあるから覚えてて、それでちょっと前に海ちゃんにその話をしたんだ。その時に、他のみんなの誕生花は何かなって一緒に調べてみたの」
乃々「なるほど……なっとくぼです……」
夕美「ちなみにフレデリカちゃんの誕生花がローマンカモミールで、聖來さんのはジャーマンカモミールだよっ」
ほたる「種類があるんですね」
夕美「うんっ! 見た目は似てるけど、花の大きさとか咲く時期とかが違うんだっ! あとハーブティーとかアロマオイルにしたときの味とか香りにも違いがあるよ!」
乃々「さすが夕美さん、詳しい……夕美さんが名付け親だったら完璧だったのに……」
ほたる「そうなんですか? すごい偶然ですね……!」
乃々「夕美さんがみんなの誕生日と誕生花を覚えてるのもすごいんですけど……」
夕美「あはは、全員のを覚えてるわけじゃないけどね? フレデリカちゃんの誕生日は前にお祝いしたことがあるから覚えてて、それでちょっと前に海ちゃんにその話をしたんだ。その時に、他のみんなの誕生花は何かなって一緒に調べてみたの」
乃々「なるほど……なっとくぼです……」
夕美「ちなみにフレデリカちゃんの誕生花がローマンカモミールで、聖來さんのはジャーマンカモミールだよっ」
ほたる「種類があるんですね」
夕美「うんっ! 見た目は似てるけど、花の大きさとか咲く時期とかが違うんだっ! あとハーブティーとかアロマオイルにしたときの味とか香りにも違いがあるよ!」
乃々「さすが夕美さん、詳しい……夕美さんが名付け親だったら完璧だったのに……」
7: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:45:30.20 ID:GI3fFN2gO
夕美「えへへっ♪ それとまだほたるちゃんにも繋がりがあるんだよ?」
ほたる「私もですか……?」
夕美「うんっ! カモミールはね、キク科シカギク属のお花なの! 似てるでしょっ?」
乃々「褒めた側から急に雑な感じになったんですけど……」
夕美「あ、あれ? ダメだった……? ほら、白菊とシカギク……」
ほたる「だ、だめじゃないです……! わあー、そっくりー……!」
乃々「すみません、ほたるちゃん演技力はあるんですけどとっさの嘘は苦手なので……」
ほたる「苦手じゃな……ちがっ、嘘じゃないです!」
夕美「あはは……なんかごめんね?」
ほたる「いえ! あの、ほんとに……! ……うぅ、乃々ちゃん!」
乃々「ごめんなさい」
夕美「ふふっ♪」
ほたる「私もですか……?」
夕美「うんっ! カモミールはね、キク科シカギク属のお花なの! 似てるでしょっ?」
乃々「褒めた側から急に雑な感じになったんですけど……」
夕美「あ、あれ? ダメだった……? ほら、白菊とシカギク……」
ほたる「だ、だめじゃないです……! わあー、そっくりー……!」
乃々「すみません、ほたるちゃん演技力はあるんですけどとっさの嘘は苦手なので……」
ほたる「苦手じゃな……ちがっ、嘘じゃないです!」
夕美「あはは……なんかごめんね?」
ほたる「いえ! あの、ほんとに……! ……うぅ、乃々ちゃん!」
乃々「ごめんなさい」
夕美「ふふっ♪」
8: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:48:40.60 ID:GI3fFN2gO
ほたる「もう……。……ふぅ、それで、話を戻しますけど……」
夕美「シカギク?」
乃々「ンフッ」
ほたる「えっと、そうじゃなくて……」
夕美「あっ、ごめん! 今のなし!」
乃々「秒で掘り返しましたね……」
ほたる「あの……フレデリカさんと聖來さんは誕生花で、私はその、名前が似てて、それなら海さんと朋さんにも花言葉以外にカモミールとの繋がりがあるのかなって……」
朋「あるわよ?」ヒョコ!
乃々「ひいぃっ!? し、心臓が止まったんですけど……もうだめくぼ……」パタッ…
朋「わー!? ごめんね!? 驚かすつもりはなかったんだけど……!!」
ほたる「気にしなくても大丈夫ですよ」
乃々「もしかしてまだ怒ってますか……?」ムクリ…
ほたる「ふふ、怒ってないよ……?」
乃々「あぅ……」
夕美「シカギク?」
乃々「ンフッ」
ほたる「えっと、そうじゃなくて……」
夕美「あっ、ごめん! 今のなし!」
乃々「秒で掘り返しましたね……」
ほたる「あの……フレデリカさんと聖來さんは誕生花で、私はその、名前が似てて、それなら海さんと朋さんにも花言葉以外にカモミールとの繋がりがあるのかなって……」
朋「あるわよ?」ヒョコ!
乃々「ひいぃっ!? し、心臓が止まったんですけど……もうだめくぼ……」パタッ…
朋「わー!? ごめんね!? 驚かすつもりはなかったんだけど……!!」
ほたる「気にしなくても大丈夫ですよ」
乃々「もしかしてまだ怒ってますか……?」ムクリ…
ほたる「ふふ、怒ってないよ……?」
乃々「あぅ……」
9: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:49:53.13 ID:GI3fFN2gO
夕美「なんかこういうほたるちゃんって新鮮かも」
朋「二人とも前に比べたら、なんて言うか、だいぶ逞しくなったわよね」
ほたる「そうですか……?」
朋「裕美ちゃんもそうだったりするのかな?」
夕美「この前聖ちゃんとにらめっこして連勝してたよ」
朋「へぇ……ごめん、それはよく分かんないわ」
朋「二人とも前に比べたら、なんて言うか、だいぶ逞しくなったわよね」
ほたる「そうですか……?」
朋「裕美ちゃんもそうだったりするのかな?」
夕美「この前聖ちゃんとにらめっこして連勝してたよ」
朋「へぇ……ごめん、それはよく分かんないわ」
10: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:52:09.06 ID:GI3fFN2gO
ほたる「あの、それで朋さんと海さんのカモミールとの繋がりってなんですか……?」
朋「ん? あぁ、繋がりっていってもそんな大したものじゃないんだけどね? あたしと海ちゃんって蟹座なんだけど、蟹座の幸運を引き出すアロマがカモミールなのよ。昔星座占いを調べてたときに知って、それ以来たまに使ってるわ」
夕美「へぇ! それじゃあみんな何かしらでカモミールに繋がりがあるんだねっ! ここまで偶然が重なると、なんかロマンチックかも♪」
ほたる「すごいですよね……! フレデリカさんたちにも早く教えてあげたいです……♪」
乃々「ここまでくると、名前から偶然取って付けられたっていうのが一周回って奇跡なんですけど……」
朋「ほんとにね」
朋「ん? あぁ、繋がりっていってもそんな大したものじゃないんだけどね? あたしと海ちゃんって蟹座なんだけど、蟹座の幸運を引き出すアロマがカモミールなのよ。昔星座占いを調べてたときに知って、それ以来たまに使ってるわ」
夕美「へぇ! それじゃあみんな何かしらでカモミールに繋がりがあるんだねっ! ここまで偶然が重なると、なんかロマンチックかも♪」
ほたる「すごいですよね……! フレデリカさんたちにも早く教えてあげたいです……♪」
乃々「ここまでくると、名前から偶然取って付けられたっていうのが一周回って奇跡なんですけど……」
朋「ほんとにね」
11: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:54:07.34 ID:GI3fFN2gO
夕美「そうだっ! せっかくだし、みんなでカモミールを育ててみたらどうかなっ?」
ほたる「わぁ、いいですねそれ……! あ、でもちゃんと育てられるかな……」
夕美「分からないことがあったら私が教えてあげるから大丈夫だよっ!」
乃々「安心感がはんぱないんですけど……」
朋「事務所のブログとかで観察日記付けたりするのもいいかもしれないわねっ! ちょっとプロデューサーに相談してくる!」タッタッタ
乃々「あ、いってらっしゃいー……」
夕美「それじゃあ私は必要なものをまとめて……」
タッタッタッ
裕美「あ、いた! ほたるちゃん、乃々ちゃん! そろそろレッスン始まるよ!」
ほたる「わぁ、いいですねそれ……! あ、でもちゃんと育てられるかな……」
夕美「分からないことがあったら私が教えてあげるから大丈夫だよっ!」
乃々「安心感がはんぱないんですけど……」
朋「事務所のブログとかで観察日記付けたりするのもいいかもしれないわねっ! ちょっとプロデューサーに相談してくる!」タッタッタ
乃々「あ、いってらっしゃいー……」
夕美「それじゃあ私は必要なものをまとめて……」
タッタッタッ
裕美「あ、いた! ほたるちゃん、乃々ちゃん! そろそろレッスン始まるよ!」
12: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:57:36.40 ID:GI3fFN2gO
乃々「あぅ、もうそんな時間に……」
ほたる「あれ、アラームセットしてたのに……? あ、スマホ電源落ちてる……。すみません夕美さん、続きはまたあとで……! 色々教えてくれてありがとうございました」
夕美「どういたしましてっ! 今度のフェス、ワンステップスで出るんだよね? 頑張ってねっ!」
ほたる「はい……!」
乃々「いってきます……」
夕美「いってらっしゃい♪」
オイテッチャウヨー
スグイキマス…!
マッテー…
ナンノハナシシテタノ?
エット カモミールニツイテ イロイロト…
……
おわり
ほたる「あれ、アラームセットしてたのに……? あ、スマホ電源落ちてる……。すみません夕美さん、続きはまたあとで……! 色々教えてくれてありがとうございました」
夕美「どういたしましてっ! 今度のフェス、ワンステップスで出るんだよね? 頑張ってねっ!」
ほたる「はい……!」
乃々「いってきます……」
夕美「いってらっしゃい♪」
オイテッチャウヨー
スグイキマス…!
マッテー…
ナンノハナシシテタノ?
エット カモミールニツイテ イロイロト…
……
おわり
13: ◆8rI.G6zKUs 2018/01/21(日) 00:58:38.72 ID:GI3fFN2gO
以上になります。ユニットって適当でも名前付けると愛着湧いてきますよね。
お付き合いいただきありがとうございました。
お付き合いいただきありがとうございました。
引用元: 白菊ほたる「カモミール」