【かぐや様は告らせたい】四宮雲鷹と早坂母の話
2020-12-21
1: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:06:21.58 ID:oChBcT7K0
京都の夜は、仕事をする気にはなれなかった。
やらねばならないことは山積していて、なんなら今日中に片付けなければならない書類もあるのだが、不愉快な頭の重さが仕事への没入を許してくれない。
理由は明白だった。
昼間の出来事――早坂愛をこちらに引き込む目論見が失敗に終わったことは致命的ではない。ではないが、驚くべきことではあった。驚愕に値すべきことであった。腹違いの妹の涙と叫びは、まるで「四宮」という人間のそれではなかったからだ。
失望がそこにはあった。一流の家柄に生まれ、一流の指導者による一流の教育を受けた結果があれでは、なんのために大枚を叩いたのかわからない。あんなのはまるで、まるで……。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1588737981
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:07:14.61 ID:oChBcT7K0
息を吐く。傘を閉じる。
きゅっ、ぎゅ、と皮靴の底が大理石の床を鳴らす。夕方までは晴れていたのに、一時間ほど前から土砂降りだ。日付の変わる前には止むらしいが帰りには間に合わないだろう。
扉を開くと静かなジャズが耳に届いた。眼に痛くならない程度の琥珀色の灯りが緋毛氈を照らしている。
僅かに酒の香りが鼻を衝く。窓際のカウンター席へと腰かけ、
「ドライマティーニ」
バーテンダーに告げ、前を見る。壁は一面ガラス張りになっており、水煙に霞む京都の街灯りがうすぼんやりと滲んでいた。
……ただの学生ではないか。
妹があそこまで愚かであるとは思わず、あまりの自分の不明を恥じたくなる。
従業員が上着と傘を預かろうと近づいてくるのを視線で制する。長居をするつもりはない。一杯飲んで、気持ちを切り替えたらホテルへ戻ろう。誰にも行先を言わずに出てきたので部下たちは慌てているに違いない。それでも滞りなく仕事は進むように手配しているが。
3: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:08:11.23 ID:oChBcT7K0
「ドライマティーニです、どうぞ」
カクテルのサーブは確かな所作を伴っていて、それだけで満足感がある。透明なグラスの中に、透明な液体。そしてアクセントのオリーブには銀色の楊枝が刺さっている。
マティーニを口に含む。涼感と同時に独特の灼熱感。それでいてそのどちらもが後にひかない。そしてオリーブをほんの僅かに齧る。
「同じものを」
あくまで自然に、滑らかに、コートを着た女が隣に座ってきた。
「……行先は」
言葉をゆっくりと選ぶ。動揺を悟られないように。
「誰にも言ってないはずだがな」
早坂はちらりとこちらを見て、すぐに前へと視線を向けた。
「雨が降っていましたから」
説明のつもりなのかもしれなかったが、まるで脈絡のない言葉を早坂は吐く。
こいつは昔からそうだった。全てを見透かしたような視線でこちらを見てくるくせに、積極的に何かを選び取ろうとしない、生粋の従者。四宮の犬。陽の光の下では生きていけない溝鼠。
早坂の言うように雨は依然として降り続けている。
4: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:10:17.08 ID:oChBcT7K0
「雲鷹さまは短時間でも雨に濡れるつもりはないでしょう。たとえ傘があったとしても、雨の中を自分の足で行くなどしないはずです。だからタクシーを使ったのは見当がつきました」
「……それで」
「京都には本邸もあり、土地勘もあります。場末のバーやスナック、ましてやチェーンの居酒屋にいくなどしないでしょう。クオリティの保証された店に目星をつけて」
「ホテルの近くにもいいバーの一つや二つはあったろう」
「えぇ、ありましたよ。ですが雲鷹さま、それらは全てタクシーのワンメーター圏内でして。そう言うのはお嫌いでしょう?」
思わず舌打ちが出そうになる。あぁそうだ、どこで俺の顔を知っている人間と出会うかもわからないのだ。そんな貧乏くさいマネができるはずもない。
が、タクシーでの行動半径を考えれば、選択肢はほとんど無限に広がる。それにしては早坂の到着はあまりにも早い。
「この店に真っ先に来たのは、ここが京都で一番高いからです」
「……そうだったか?」
手元のメニューに目をやろうとすると、早坂はうっすらと笑った。
「ふふ、違いますよ。値段ではなく、物理的な。三次元的な」
前を見る。京都の街並みが一望できるビューラウンジ。
5: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:13:01.86 ID:oChBcT7K0
俺は早坂を一瞥すべきかどうか、判断にあぐねていた。さて、どうしたものか。頭はいつものように冷静で、けれど、どこかが猛烈に不快だった。こんな、俺のようなクズにも心の柔らかい部分があるのだとして、そこが執拗に針で突き刺されているような錯覚が確かにあった。
あるいは、錯覚ではないのかもしれない。
早坂の頼んだマティーニがやってくる。それに一口つけて、
「雲鷹さまは高いところが好きですから」
その言い方は極まりなく癪だ。馬鹿と煙は高いところが好きだと揶揄されているようで。
だが、事実でもある。俺は妹のような愚かさとは無縁ではあるが、高いところは好きだった。地下のような――ネズミの蔓延る薄暗さは嫌いだった。
俺がそれを早坂に話したのは、果たしていつのことだったか。
6: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:13:29.45 ID:oChBcT7K0
「……早坂」
「なんでしょう」
「お前の論理には前提が大きく欠けている」
「そうですか?」
「俺が酒を飲みに行くという確信がなけりゃ、そういう探し方はしねぇだろう」
それはおかしな話だった。論理的に導けるものと導けないものがこの世にはあって、今までの早坂の話は「四宮雲鷹が酒を飲みに行く」という前提で構築されている。ならばその前提はどこから出てきたのか。
早坂は決して愚かではない。寧ろ、俺が知る中で十分上位に入るほどの有能さを持つ。記憶力はよく、機転は利き、論理的整合性に長け、予測がうまい。
だから、こいつの話に穴がある場合、それは単なる誤りではないのだ。こいつは有能すぎるがゆえに、その有能さを根拠にして誤謬を見抜かれる。
俺はこいつに、もう二度と騙されてやるつもりはない。
7: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:14:46.69 ID:oChBcT7K0
「……」
「……」
いつの間にか俺は早坂の方へ視線を向けていた。早坂はオリーブを齧り、そしてマティーニを口に含む。
「お酒を飲みたい気分だったんです」
と、早坂は言った。
私も、と、言外に伝えてきている。私も。俺の詰問への回答として。
……。
参ってしまいそうになる。
昼間に見た妹のアホ面と、その従者の姿が脳裏を過った。血は争えない。全てとは言わないまでも、大半は再生産される。容姿も、性格も。妾胎と言えど妹は妹だし、鼠の子は鼠であるはずだ。
はずだった。
8: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:16:26.91 ID:oChBcT7K0
昼間に見た妹のアホ面と、その従者の姿が脳裏を過った。血は争えない。全てとは言わないまでも、大半は再生産される。容姿も、性格も。妾胎と言えど妹は妹だし、鼠の子は鼠であるはずだ。
はずだった。
「もしっ、」
僅かに跳ねる口調で、早坂はこちらを見た。視線があう。嘗てと変わらない瞳、そして髪の毛は、時代を錯誤させるには十分すぎるほど十分。
一瞬、何かに気づいたように早坂は目を見開いて、口を噤んだ。
「……」
もし。その先は無力な言葉だろう。そうはならなかったのだ。少なくとも、俺たちは、そうならなかった。手から零れ落ちていったものを惜しんで一体どうなる?
もし、お前が「ごめんなさい」と言ってくれたのなら、だとか。
もし、俺が「いいんだよ」と言えたのなら、だとか。
そうなればよかった。よかったのだけれど。
そうはならなかった。
少なくとも、俺たちは。
9: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:17:36.52 ID:oChBcT7K0
「……忘れていました」
「なにをだ」
「飲む前にすることと言ったら、一つでしょう」
早坂がグラスを持ち、軽くこちらに向ける。俺は自然と、それに合わせた。それは驚くべきことだった。恐ろしいことだった。まるで俺までが、あの腹違いの愚かな妹のようになってしまった気さえした。
「乾杯」
なにに対してなのかは考えるまでもない。
10: ◆yufVJNsZ3s 2020/05/06(水) 13:19:51.36 ID:oChBcT7K0
――――――――――――――――
おしまい。
苦しい話は心が苦しいのに心が求める。
おしまい。
苦しい話は心が苦しいのに心が求める。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/08(金) 08:51:12.42 ID:ViMfqDrAO
おつ
【かぐや様は告らせたい】早坂「かぐや様はデートに誘わせたい」
2020-11-15
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:12:24.95 ID:B3D8YMgx0
人を好きになり告白し結ばれる。
それはとても素晴らしい事だと誰もが言う。
だが、それは間違いである!!
搾取する側とされる側!
尽くす側と尽くされる側!
勝者と敗者!!
もし貴殿が気高く生きようと云うのなら
決して敗者になってはならない!
恋愛は戦!!
好きになったほうが負けなのである!!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1528625544
それはとても素晴らしい事だと誰もが言う。
だが、それは間違いである!!
搾取する側とされる側!
尽くす側と尽くされる側!
勝者と敗者!!
もし貴殿が気高く生きようと云うのなら
決して敗者になってはならない!
恋愛は戦!!
好きになったほうが負けなのである!!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1528625544
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:13:08.02 ID:B3D8YMgx0
■四宮邸
早坂「なるほど。会長と恋人同士になったのはいいけど、どうしたらいいか? わからないと」
かぐや「ええ、どうやら会長は私と恋人同士になっただけで嬉しくて、どうしたらいいかわからないみたいなの。まったく会長ったら困ったさんなんだから」
早坂「顔が緩んでますよ。会長と恋人同士になれたのがそんなに嬉しいのですか?」
かぐや「ち、違います! 嬉しいのは会長であって私じゃないです!」
かぐや(そう、この私を誰だと思っているの?)
かぐや(国の心臓たる四宮家の長女よ)
かぐや(会長と恋人になったのも、会長が私を好きすぎて生徒会の仕事もままならないから!)
かぐや(だから私に何か感情があって、会長と一緒になったわけじゃない!)
かぐや(そうよ! 四宮家の私が自分から会長を求めるなんて、あってはいけないこと!)
かぐや(さあ、会長! 私を求めてきてください!)
かぐや(求めてくれれば……私は……)
かぐや(……//)カァー
早坂「かぐや様……。自分から求める事が恥ずかしいからって、会長にばかり負担をかけても……」
かぐや「心を読まないで!」
早坂「なるほど。会長と恋人同士になったのはいいけど、どうしたらいいか? わからないと」
かぐや「ええ、どうやら会長は私と恋人同士になっただけで嬉しくて、どうしたらいいかわからないみたいなの。まったく会長ったら困ったさんなんだから」
早坂「顔が緩んでますよ。会長と恋人同士になれたのがそんなに嬉しいのですか?」
かぐや「ち、違います! 嬉しいのは会長であって私じゃないです!」
かぐや(そう、この私を誰だと思っているの?)
かぐや(国の心臓たる四宮家の長女よ)
かぐや(会長と恋人になったのも、会長が私を好きすぎて生徒会の仕事もままならないから!)
かぐや(だから私に何か感情があって、会長と一緒になったわけじゃない!)
かぐや(そうよ! 四宮家の私が自分から会長を求めるなんて、あってはいけないこと!)
かぐや(さあ、会長! 私を求めてきてください!)
かぐや(求めてくれれば……私は……)
かぐや(……//)カァー
早坂「かぐや様……。自分から求める事が恥ずかしいからって、会長にばかり負担をかけても……」
かぐや「心を読まないで!」
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:14:00.07 ID:B3D8YMgx0
* * *
■白銀自宅
白銀(四宮と付き合いだした……)
白銀(……)
白銀(…………)
白銀(………………)
白銀(ま、まず何をしたらいいんだ!?)
白銀(石上から『参考に』と借りたギャルゲーは、みんな相手からアプローチしてくるし……)
白銀(って、このゲーム。相手と付き合ったら終わりじゃねーか!)
白銀(付き合った後が知りたいんだのに……)
白銀(一体……俺はどうすれば……)
白銀(……)
白銀(いきなり胸を触ったりしたら怒られるよな……?)
■白銀自宅
白銀(四宮と付き合いだした……)
白銀(……)
白銀(…………)
白銀(………………)
白銀(ま、まず何をしたらいいんだ!?)
白銀(石上から『参考に』と借りたギャルゲーは、みんな相手からアプローチしてくるし……)
白銀(って、このゲーム。相手と付き合ったら終わりじゃねーか!)
白銀(付き合った後が知りたいんだのに……)
白銀(一体……俺はどうすれば……)
白銀(……)
白銀(いきなり胸を触ったりしたら怒られるよな……?)
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:14:50.35 ID:B3D8YMgx0
御行パパ「御行……」
白銀「な、なんだよ」
御行パパ「風のうわさで聞いたんだが彼女ができたらしいじゃないか」
白銀「あ、ああ。ってどこから聞いたんだよ!」
御行パパ「学校の裏サイトだ。まぁ、それはいい」
白銀「なんでナチュラルに学校の裏サイト見てるんだよ!」
御行パパ「そんなゲームばかりしていないで彼女をデートに誘え」
白銀「そ、そうか。デートか」
御行パパ「ああ、俺も妻と最初にデートした時は(以下略)」
白銀「な、なんだよ」
御行パパ「風のうわさで聞いたんだが彼女ができたらしいじゃないか」
白銀「あ、ああ。ってどこから聞いたんだよ!」
御行パパ「学校の裏サイトだ。まぁ、それはいい」
白銀「なんでナチュラルに学校の裏サイト見てるんだよ!」
御行パパ「そんなゲームばかりしていないで彼女をデートに誘え」
白銀「そ、そうか。デートか」
御行パパ「ああ、俺も妻と最初にデートした時は(以下略)」
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:16:15.03 ID:B3D8YMgx0
* * *
■生徒会室
白銀(まずはデートの誘いだ)
かぐや(まぁ、普通に考えてまずデートからよね……)
白銀(……)
かぐや(……)
白銀(……どうやって)
かぐや(……デートに誘えばいいのかしら)
白銀(そもそもだ。男からガツガツ誘うのはどうなんだ?)
白銀(……)
■生徒会室
白銀(まずはデートの誘いだ)
かぐや(まぁ、普通に考えてまずデートからよね……)
白銀(……)
かぐや(……)
白銀(……どうやって)
かぐや(……デートに誘えばいいのかしら)
白銀(そもそもだ。男からガツガツ誘うのはどうなんだ?)
白銀(……)
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:17:46.52 ID:B3D8YMgx0
☆シミュレーション中~~~~~~~
白銀「四宮。デートに行こう。クルーザーを借りて夕日でも見に行かないか?」
かぐや「え……」
白銀「ま、まさか予定とかあったか?」
かぐや「会長……初デートで気合い入れすぎですよ……」
白銀「そ、そうか」
かぐや「まったく初デートくらいで子供のようにはしゃいで」
かぐや「お可愛いこと……」
☆シミュレーション終了~~~~~~
白銀(おげえあああああああああああああああああああ)
白銀(無しだ! 無し!)
白銀(初デートに関してもっと調査しなくては!)
白銀(ここは石上に聞いて……)
白銀「……」
白銀(ん? いや待てよ)
白銀(そうだ! 四宮が誘ってくるのを待てばいい!)
白銀(四宮が行きたい場所に行くのが一番)
白銀(さすが俺だ! 四宮想いの良い彼氏だな!)バーン
白銀「四宮。デートに行こう。クルーザーを借りて夕日でも見に行かないか?」
かぐや「え……」
白銀「ま、まさか予定とかあったか?」
かぐや「会長……初デートで気合い入れすぎですよ……」
白銀「そ、そうか」
かぐや「まったく初デートくらいで子供のようにはしゃいで」
かぐや「お可愛いこと……」
☆シミュレーション終了~~~~~~
白銀(おげえあああああああああああああああああああ)
白銀(無しだ! 無し!)
白銀(初デートに関してもっと調査しなくては!)
白銀(ここは石上に聞いて……)
白銀「……」
白銀(ん? いや待てよ)
白銀(そうだ! 四宮が誘ってくるのを待てばいい!)
白銀(四宮が行きたい場所に行くのが一番)
白銀(さすが俺だ! 四宮想いの良い彼氏だな!)バーン
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:18:16.12 ID:B3D8YMgx0
白銀「……」ニヤニヤ
かぐや(会長がニヤニヤしている)
かぐや(ま、まさか、会長もデートプランを!)
かぐや(そういえば前に会長が恋愛相談を受けた時に言ってましたね……)
白銀『クルーザー借りて水平線に沈む夕日を眺めつつ、彼女と手を繋ぎたい』
かぐや(いい! 非常にいいですよ!)
かぐや(会長と初デート+彼女になって初の手を繋ぐプランはこれで決まりですよね)
かぐや(さあ、会長! いつでも誘ってきてください! 四宮かぐやは逃げも隠れもしませんよ!)
などとやってるうちに半年が過ぎた!
その間、特に何もなかった。
かぐや(会長がニヤニヤしている)
かぐや(ま、まさか、会長もデートプランを!)
かぐや(そういえば前に会長が恋愛相談を受けた時に言ってましたね……)
白銀『クルーザー借りて水平線に沈む夕日を眺めつつ、彼女と手を繋ぎたい』
かぐや(いい! 非常にいいですよ!)
かぐや(会長と初デート+彼女になって初の手を繋ぐプランはこれで決まりですよね)
かぐや(さあ、会長! いつでも誘ってきてください! 四宮かぐやは逃げも隠れもしませんよ!)
などとやってるうちに半年が過ぎた!
その間、特に何もなかった。
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:20:29.59 ID:B3D8YMgx0
白銀(お、おかしい。実は四宮は俺の事が好きじゃないのか? い、いや、毎日電話とかラインでは盛り上がってるし……)
かぐや(別に私はデートなんかどうでもいいですけど。別に初デートが豚小屋でも何でもいいですけど。…………はぁ)
このなんもない期間の間に二人の思考は『初デートしたい』から『如何に相手がデートを誘ってくるか』という思考へと完全シフトしていた!
藤原「皆さん、コーヒーが入りましたよ」
この生徒会室で、超高校級の頭脳が高度な駆け引きを行っている事に、書記の藤原千花は全然気づいていなかった!
藤原「そういえば、学校の近くに新しいラーメンのお店ができたんですが、かぐやさん放課後一緒にどうですか?」
白銀・かぐや「!!!」
白銀(この際、二人っきりの初デートじゃなくていい。藤原がいてもいい。四宮お願いだから『会長も一緒に行きませんか?』と俺を誘ってくれ!)
白銀(一度デートできれば、そのあとは流れで『次はどこに行くか?』って話をしやすい!)
藤原「どうします?」
かぐや「……そうですね」
かぐや(ラーメン……正直好きではありませんが。確か高校生は油がぎとぎとして味が濃いものを好むと聞いた事があります)
かぐや(……会長もラーメンを食べるのかしら?)
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:21:38.96 ID:B3D8YMgx0
かぐや(そうです! 会長も連れていきましょう!)
かぐや(初デートが3人+ラーメン屋はあれですが、四の五の言ってる場合じゃありません)
かぐや(そう初デートさえ決まれば、そのままの流れで『次はどこに行きましょうか?』と話をしやすい!)
かぐや(さあ、会長。『俺も行きたい』と言ってください!)
白銀・かぐや「……」
藤原「えーと……」
白銀(ぐっ! 誘いが来ない!)
かぐや(やはり動きませんか。仕方ありませんね。私に考えがあります!)
かぐや(初デートが3人+ラーメン屋はあれですが、四の五の言ってる場合じゃありません)
かぐや(そう初デートさえ決まれば、そのままの流れで『次はどこに行きましょうか?』と話をしやすい!)
かぐや(さあ、会長。『俺も行きたい』と言ってください!)
白銀・かぐや「……」
藤原「えーと……」
白銀(ぐっ! 誘いが来ない!)
かぐや(やはり動きませんか。仕方ありませんね。私に考えがあります!)
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:22:19.61 ID:B3D8YMgx0
かぐや「そうですね。あまり遅くなっては家の者が心配するので今から行きましょうか?」
藤原「わーい。楽しみですね♪」
かぐや「ええ、ではさっそく……あっ」
藤原「ん? どうかしましたか?」
かぐや「その……今日はカードしか所持していないのですが、そのお店はカード使えますか?」
藤原「いえ、使えないと思いますが……」
白銀「!!!」
かぐや(さあ会長! ここはカッコよく『仕方ない。ここは四宮かぐやの彼氏で頼りになる俺が奢ってやろう』と言ってください!)
白銀(ふっ、考えたな四宮。これなら自然に俺も混ざる事ができる)
白銀(まったくそんなに俺とデートしたいのか。仕方のないやつだな。では、初デート祭りの開催とするか!)
刹那の思考。
超高校級の頭脳を持つ二人が一瞬で答えを出す。
しかし、その答えを出すより先に動いたものがいた!
藤原「じゃあ、私がおごりますよー」
白銀・かぐや「!!!?」
藤原「わーい。楽しみですね♪」
かぐや「ええ、ではさっそく……あっ」
藤原「ん? どうかしましたか?」
かぐや「その……今日はカードしか所持していないのですが、そのお店はカード使えますか?」
藤原「いえ、使えないと思いますが……」
白銀「!!!」
かぐや(さあ会長! ここはカッコよく『仕方ない。ここは四宮かぐやの彼氏で頼りになる俺が奢ってやろう』と言ってください!)
白銀(ふっ、考えたな四宮。これなら自然に俺も混ざる事ができる)
白銀(まったくそんなに俺とデートしたいのか。仕方のないやつだな。では、初デート祭りの開催とするか!)
刹那の思考。
超高校級の頭脳を持つ二人が一瞬で答えを出す。
しかし、その答えを出すより先に動いたものがいた!
藤原「じゃあ、私がおごりますよー」
白銀・かぐや「!!!?」
11: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:22:50.30 ID:B3D8YMgx0
かぐや「で、でも、昨日お小遣い日前でお金がないって……」
藤原「じゃじゃーん。諭吉さんでーす」
白銀「なっ!」
藤原「実は昨日おじいちゃんから貰いました♪」
かぐや「そ、そうなんですね」
かぐや(ぐっ。万策尽きました……)
かぐや「……あっ、よく見たら財布の奥に小銭がありました。これで大丈夫そうです」
藤原「えー、せっかく奢ろうと思ったのにー」
かぐや「残念ながら四宮の人間は借りを作りませんから」
藤原「ちょっと残念ですが。ではさっそく行きましょう」
かぐや「そうですね」
藤原「じゃじゃーん。諭吉さんでーす」
白銀「なっ!」
藤原「実は昨日おじいちゃんから貰いました♪」
かぐや「そ、そうなんですね」
かぐや(ぐっ。万策尽きました……)
かぐや「……あっ、よく見たら財布の奥に小銭がありました。これで大丈夫そうです」
藤原「えー、せっかく奢ろうと思ったのにー」
かぐや「残念ながら四宮の人間は借りを作りませんから」
藤原「ちょっと残念ですが。ではさっそく行きましょう」
かぐや「そうですね」
12: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:23:34.62 ID:B3D8YMgx0
白銀(四宮……万策尽きたという顔をしているな。それはそうだ)
白銀(そもそも四宮の考えは間違っている)
白銀(『俺からラーメンに行く』という言葉を待っているようだが、それは間違いだ)
白銀(だからと言って、四宮から『会長、一緒にラーメン屋さんに行きましょう』という言葉も出てこないだろう)
白銀(だからここは第三者を使う! そう藤原書記を使うときだ!)
白銀(そもそも四宮の考えは間違っている)
白銀(『俺からラーメンに行く』という言葉を待っているようだが、それは間違いだ)
白銀(だからと言って、四宮から『会長、一緒にラーメン屋さんに行きましょう』という言葉も出てこないだろう)
白銀(だからここは第三者を使う! そう藤原書記を使うときだ!)
13: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:24:10.57 ID:B3D8YMgx0
白銀「少し聞こえていたのだが、今から二人でラーメンに行くつもりか?」
藤原「え? そうですけど」
白銀「ダメだ。下校時の買い食いは禁止だ」
藤原「えー、買い食いくらいみんなやってますよー。ね? かぐやさん」
かぐや「え? ま、まぁ、私は余り経験がありませんが、そう聞きますね」
白銀「昔なら俺も見過ごしたが、今は風紀委員の伊井野監査が生徒会にいるんだぞ。伊井野監査がいる生徒会が率先して学校のルールを破ってどうする」
藤原「そ、そう言われると……」
白銀「だからと言って、家に帰ってから出かけても四宮の家がうるさいだろう」
白銀「そこでだ。今度の休みにしたらどうだ? それならルールは何も破っていないし、ゆっくりできる」
かぐや(ま、まさか!)
白銀(四宮は気づいたようだな。そう俺の作戦に!)
☆作戦内容~~~~~~~~~~~~~~~~~
白銀「ラーメンは休日に行け」
藤原「わかりました。では会長も一緒にどうですか?」
白銀・かぐや「休日一緒に長い時間デートできるぞ! わーい♪」
☆作戦終了~~~~~~~~~~~~~~~~~
かぐや(さすが会長ですね。ただラーメンに行くだけじゃなく、休日の長い時間をかけてゆっくりデートするなんて……)
かぐや(……)
かぐや(まったくもうっ。会長はどれだけ私とデートしたいんでしょうね。本当に仕方のない人)
白銀(さらに追い打ちだ!)
藤原「え? そうですけど」
白銀「ダメだ。下校時の買い食いは禁止だ」
藤原「えー、買い食いくらいみんなやってますよー。ね? かぐやさん」
かぐや「え? ま、まぁ、私は余り経験がありませんが、そう聞きますね」
白銀「昔なら俺も見過ごしたが、今は風紀委員の伊井野監査が生徒会にいるんだぞ。伊井野監査がいる生徒会が率先して学校のルールを破ってどうする」
藤原「そ、そう言われると……」
白銀「だからと言って、家に帰ってから出かけても四宮の家がうるさいだろう」
白銀「そこでだ。今度の休みにしたらどうだ? それならルールは何も破っていないし、ゆっくりできる」
かぐや(ま、まさか!)
白銀(四宮は気づいたようだな。そう俺の作戦に!)
☆作戦内容~~~~~~~~~~~~~~~~~
白銀「ラーメンは休日に行け」
藤原「わかりました。では会長も一緒にどうですか?」
白銀・かぐや「休日一緒に長い時間デートできるぞ! わーい♪」
☆作戦終了~~~~~~~~~~~~~~~~~
かぐや(さすが会長ですね。ただラーメンに行くだけじゃなく、休日の長い時間をかけてゆっくりデートするなんて……)
かぐや(……)
かぐや(まったくもうっ。会長はどれだけ私とデートしたいんでしょうね。本当に仕方のない人)
白銀(さらに追い打ちだ!)
14: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:24:40.92 ID:B3D8YMgx0
ドサッ
白銀「おっと」
藤原「あれ? 何を落としたんですか?」
白銀「ああ。この周辺のラーメン屋の情報誌だ。いやなに、最近ラーメンにハマっていてな。俺は詳しいぞ。ラーメンには詳しいぞ」
藤原「そうなんですね」
白銀(さあ、誘え! 藤原! 俺を誘え! 『会長ってラーメン好きだったんですね。じゃあ一緒にどうですか?』と誘え)
かぐや(会長必死すぎですよ。ラーメンの情報誌なんてどれだけ準備がいいんですか!)
かぐや(でも、ふふっ、必死な会長も可愛いですね。まさか私との初デートでそんなに必死になるなんて)
15: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:25:23.13 ID:B3D8YMgx0
藤原「じゃあ、かぐやさん、今度の土曜日のお昼にどうですか?」
かぐや「え? だ、大丈夫だと思いますが」
藤原「あっ、別の人を誘ってもいいですか?」
かぐや「構いませんが」
白銀・かぐや(き、きた!!)
藤原「わーい。ミコちゃんも誘いますねー」
白銀(俺を誘えよおおおおおおおおおお!!!!!!)
かぐや「い、伊井野さんですか?」
藤原「楽しみですねー♪」
かぐや「え、えーと」チラチラ
白銀「……」ギリギリ
かぐや(会長がゾンビみたいに真っ青になって歯ぎしりしてます……)
白銀(い、一体俺はどこで間違ったんだ?)
藤原「ふふーん♪」
かぐや「え? だ、大丈夫だと思いますが」
藤原「あっ、別の人を誘ってもいいですか?」
かぐや「構いませんが」
白銀・かぐや(き、きた!!)
藤原「わーい。ミコちゃんも誘いますねー」
白銀(俺を誘えよおおおおおおおおおお!!!!!!)
かぐや「い、伊井野さんですか?」
藤原「楽しみですねー♪」
かぐや「え、えーと」チラチラ
白銀「……」ギリギリ
かぐや(会長がゾンビみたいに真っ青になって歯ぎしりしてます……)
白銀(い、一体俺はどこで間違ったんだ?)
藤原「ふふーん♪」
16: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:27:14.99 ID:B3D8YMgx0
にんにく!
古来より一流のラーメンににんにくは付き物!
そうこの女、ラーメンににんにくをたっぷり投入するつもりなのである!
そして、その味をかぐやや伊井野に知って欲しい!
だから、男共を排除(誘わない事に)した。
前回の夏休み、男共ににんにくの臭さを指摘されて学習したのである。
男共がいると、かぐやと伊井野はにんにくを投入したがらない。
だったら男共を連れていかなければ思う存分『喰う側』の人間になれる!
それが藤原千花という『喰う側』の人間!
白銀(や、やばい……こ、このままでは)
かぐや(な、何か方法はないの? このままじゃ……。会長とデートに行ける機会なんてそうそうにないというのに……)
白銀(くっ、俺はどうすれば……)
かぐや(まさか、このまま卒業までデートできなくて……。このまま、さようなら……)
かぐや「……」チラッ
白銀「ぐっ……」
かぐや(このまま、さようならなんて私嫌ですよ……会長……)
古来より一流のラーメンににんにくは付き物!
そうこの女、ラーメンににんにくをたっぷり投入するつもりなのである!
そして、その味をかぐやや伊井野に知って欲しい!
だから、男共を排除(誘わない事に)した。
前回の夏休み、男共ににんにくの臭さを指摘されて学習したのである。
男共がいると、かぐやと伊井野はにんにくを投入したがらない。
だったら男共を連れていかなければ思う存分『喰う側』の人間になれる!
それが藤原千花という『喰う側』の人間!
白銀(や、やばい……こ、このままでは)
かぐや(な、何か方法はないの? このままじゃ……。会長とデートに行ける機会なんてそうそうにないというのに……)
白銀(くっ、俺はどうすれば……)
かぐや(まさか、このまま卒業までデートできなくて……。このまま、さようなら……)
かぐや「……」チラッ
白銀「ぐっ……」
かぐや(このまま、さようならなんて私嫌ですよ……会長……)
17: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:28:00.53 ID:B3D8YMgx0
かぐや「……」グスグス
藤原「かぐやさん?」
かぐや「会長……」
白銀(な、泣いてるだと!?)
藤原「か、かぐやさんどうしたんですか!?」
かぐや「会長が……会長……。会長なら私が言いたい事わかりますよね?」グスグス
白銀「ぐっ!」
藤原「え? どういう事ですか!?」
かぐや(奥の手です! 本当はこういう事を何度もしたくありませんが、会長が悪いんですよ!)
奥の手!
四宮家に代々伝わる一子相伝の交渉術奥義!
そう! 乙女の涙である!
四宮家の人間は目に入れる事ができる薬さえあれば、いつでもこの奥義を繰り出す事ができる、恐ろしい一族である。
藤原「かぐやさん?」
かぐや「会長……」
白銀(な、泣いてるだと!?)
藤原「か、かぐやさんどうしたんですか!?」
かぐや「会長が……会長……。会長なら私が言いたい事わかりますよね?」グスグス
白銀「ぐっ!」
藤原「え? どういう事ですか!?」
かぐや(奥の手です! 本当はこういう事を何度もしたくありませんが、会長が悪いんですよ!)
奥の手!
四宮家に代々伝わる一子相伝の交渉術奥義!
そう! 乙女の涙である!
四宮家の人間は目に入れる事ができる薬さえあれば、いつでもこの奥義を繰り出す事ができる、恐ろしい一族である。
18: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:29:13.99 ID:B3D8YMgx0
白銀(お、俺は何という事を!)
乙女の涙の効果は絶大!
少しでも後ろめたいところがあれば、男に全部自分が悪いと思わせる事ができる!
白銀(そうだ、俺は何を考えていたんだ……。ずっと四宮は待ってくれたというのに……。デート一つ誘えなくて何が男だ!)
白銀「しのみ」
藤原「ま、まさか、先程使っていた目薬があわなかったんですか!?」
白銀「や…………え?」
かぐや(いやーーーーーーーー!!! 見られてたーーーーーー!!!?)
白銀「……」
かぐや(あと一歩だったのに! どうしていつもこの子は!)
乙女の涙の効果は絶大!
少しでも後ろめたいところがあれば、男に全部自分が悪いと思わせる事ができる!
白銀(そうだ、俺は何を考えていたんだ……。ずっと四宮は待ってくれたというのに……。デート一つ誘えなくて何が男だ!)
白銀「しのみ」
藤原「ま、まさか、先程使っていた目薬があわなかったんですか!?」
白銀「や…………え?」
かぐや(いやーーーーーーーー!!! 見られてたーーーーーー!!!?)
白銀「……」
かぐや(あと一歩だったのに! どうしていつもこの子は!)
19: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:30:52.15 ID:B3D8YMgx0
かぐや「そ、そうみたいですね。ちょっと目が……」
藤原「大丈夫ですか? 一度洗った方が……」
かぐや「いえ、大丈夫そうです。一瞬涙が出ただけで」
白銀「四宮」
かぐや「え?」
白銀(覚悟だ)
白銀(そう、俺には四宮かぐやという人間と恋人になる覚悟が足りなかったのだろう)
白銀(恥ずべき人間だ。四宮がこれだけチャンスをくれたというのに)
白銀(デート一つ誘う事ができなくて何が男だ!)
藤原「大丈夫ですか? 一度洗った方が……」
かぐや「いえ、大丈夫そうです。一瞬涙が出ただけで」
白銀「四宮」
かぐや「え?」
白銀(覚悟だ)
白銀(そう、俺には四宮かぐやという人間と恋人になる覚悟が足りなかったのだろう)
白銀(恥ずべき人間だ。四宮がこれだけチャンスをくれたというのに)
白銀(デート一つ誘う事ができなくて何が男だ!)
20: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:32:21.28 ID:B3D8YMgx0
かぐや「か、会長?」
白銀「……」ジー
かぐや(会長が真剣な顔を……。そんな真剣な顔で……一体何を……言うおつもりなんですか?)
白銀「安静にした方がいい。目は大切だからな」
かぐや「は、はぁ」
白銀(いや、無理無理無理無理)
白銀(いきなり覚悟なんかできるか! 明日まで時間が必要だ。覚悟する時間が)
白銀(というか、そっちから誘ってくれれば全部上手くいくだろうが! いい加減にしてくれ!)
白銀「……」ジー
かぐや(会長が真剣な顔を……。そんな真剣な顔で……一体何を……言うおつもりなんですか?)
白銀「安静にした方がいい。目は大切だからな」
かぐや「は、はぁ」
白銀(いや、無理無理無理無理)
白銀(いきなり覚悟なんかできるか! 明日まで時間が必要だ。覚悟する時間が)
白銀(というか、そっちから誘ってくれれば全部上手くいくだろうが! いい加減にしてくれ!)
21: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:33:36.95 ID:B3D8YMgx0
藤原「では、今日は帰りますか? あっ、ラーメンは予定通り週末で。ミコちゃんは私が誘っておきますねー」
かぐや「会長と行きたかったのに……」ボソッ
藤原「え?」
かぐや「あっ、いや、その、今のはちょっと本音が……。あっ、いえ違うんです」
白銀「あっ……」
かぐや「え? あれ? なんで涙が……これは違うんです。その……聞かなかったことにしてください」
藤原「もうっ。何してるんですか!」
白銀「え?」
藤原「可愛い彼女さんが会長と行きたいと言ってるんですよ。ほら、さっさと連れて行ってください」
白銀「そ、そうだな」
かぐや(え? か、会長とラーメン屋に!? ついに)
白銀「じゃあ、その……なんだ……一緒に行くか?」
かぐや「はい。喜んで」
今までで一番の----
四宮の一番かわいい笑顔を見た気がした----
かぐや「会長と行きたかったのに……」ボソッ
藤原「え?」
かぐや「あっ、いや、その、今のはちょっと本音が……。あっ、いえ違うんです」
白銀「あっ……」
かぐや「え? あれ? なんで涙が……これは違うんです。その……聞かなかったことにしてください」
藤原「もうっ。何してるんですか!」
白銀「え?」
藤原「可愛い彼女さんが会長と行きたいと言ってるんですよ。ほら、さっさと連れて行ってください」
白銀「そ、そうだな」
かぐや(え? か、会長とラーメン屋に!? ついに)
白銀「じゃあ、その……なんだ……一緒に行くか?」
かぐや「はい。喜んで」
今までで一番の----
四宮の一番かわいい笑顔を見た気がした----
22: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:35:17.09 ID:B3D8YMgx0
* * *
■保健室
早坂「なるほど」
かぐや「……」
早坂「最後に本当の涙を流したせいで、目の病気かも? と勘違いされて保健室に連れてこられたと……」
かぐや「……」
早坂「良かったですね。初デートが保健室で。これでこれから誘い放題ですよ」グッ
かぐや「うるさいわよ!」
早坂「枕を投げないでください」
かぐや「あーーーー! もうっ! どうしてこうなったのーーーーーー!!!!」
本日の勝敗
四宮の敗北
敗因・奥義を失敗した為
終わり
■保健室
早坂「なるほど」
かぐや「……」
早坂「最後に本当の涙を流したせいで、目の病気かも? と勘違いされて保健室に連れてこられたと……」
かぐや「……」
早坂「良かったですね。初デートが保健室で。これでこれから誘い放題ですよ」グッ
かぐや「うるさいわよ!」
早坂「枕を投げないでください」
かぐや「あーーーー! もうっ! どうしてこうなったのーーーーーー!!!!」
本日の勝敗
四宮の敗北
敗因・奥義を失敗した為
終わり
23: ◆xW69XHZIXl2A 2018/06/10(日) 19:35:51.49 ID:B3D8YMgx0
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
引用元: ・【かぐや様は告らせたい】早坂「かぐや様はデートに誘わせたい」
【かぐや様は告らせたい】早坂「からかい上手なかぐや様?」
2020-10-23
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:07:50.71 ID:6pFBJWHa0
早坂「確か『からかい上手な高木さん』でしたっけ?」
かぐや「藤原さんから進められてその漫画を読んだのよ」
早坂「なるほど」
かぐや「だから私も会長をからかってみるわ」
早坂「……え?」
かぐや「私の魅力で会長をドキドキのメロメロにしてあげましょう!」
かぐや「会長覚悟していてください! 徹底的にからかってあげますからね!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520078870
かぐや「藤原さんから進められてその漫画を読んだのよ」
早坂「なるほど」
かぐや「だから私も会長をからかってみるわ」
早坂「……え?」
かぐや「私の魅力で会長をドキドキのメロメロにしてあげましょう!」
かぐや「会長覚悟していてください! 徹底的にからかってあげますからね!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520078870
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:08:43.96 ID:6pFBJWHa0
* * *
■放課後 生徒会室
かぐや(よし、二人っきり。会長は勉強をしていますね)
白銀「むっ……」
かぐや「どうかしましたか?」
白銀「いや、消しゴムが見当たらなくてな……。ふむ、教室に忘れてきたみたいだ」
かぐや「でしたら、私のを貸しましょう」
白銀「ありがとう」
かぐや(消しゴムを隠すのは良心が痛みますが、あとからちゃんと返しますから)
■放課後 生徒会室
かぐや(よし、二人っきり。会長は勉強をしていますね)
白銀「むっ……」
かぐや「どうかしましたか?」
白銀「いや、消しゴムが見当たらなくてな……。ふむ、教室に忘れてきたみたいだ」
かぐや「でしたら、私のを貸しましょう」
白銀「ありがとう」
かぐや(消しゴムを隠すのは良心が痛みますが、あとからちゃんと返しますから)
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:10:25.82 ID:6pFBJWHa0
白銀「なんだ、ほぼ新品じゃないか。さすがに新品は借りれないな。ちょっと教室に戻ってくる」
かぐや「いえ、使ってもらって大丈夫ですよ。実は私、新品の消しゴムの角が苦手でして……」
白銀「そうなのか? 使いやすいと思うが?」
かぐや「たまにボロボロなるのが嫌なんですよ。だから使ってくれると嬉しいです」
白銀「そうか。では借りるとしよう。ありがとう四宮」
かぐや「いいえ」
かぐや(ふふっ。かかりましたね! 会長!)
かぐや「いえ、使ってもらって大丈夫ですよ。実は私、新品の消しゴムの角が苦手でして……」
白銀「そうなのか? 使いやすいと思うが?」
かぐや「たまにボロボロなるのが嫌なんですよ。だから使ってくれると嬉しいです」
白銀「そうか。では借りるとしよう。ありがとう四宮」
かぐや「いいえ」
かぐや(ふふっ。かかりましたね! 会長!)
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:12:22.86 ID:6pFBJWHa0
消しゴム作戦!
そう、消しゴムに好きな相手の名前を書いて全部使い切ると、両思いが叶うという物!
①かぐやが上記の話を白銀にする
↓ ↓ ↓
②消しゴムを貸し席を外す。
↓ ↓ ↓
③白銀は消しゴムに名前が書いてあるか確認する。
↓ ↓ ↓
④消しゴムには名前ではなく「ろうかみろ」と書いてあり、廊下を見る。
↓ ↓ ↓
⑤ろうかにはかぐやがいる。
かぐや『あらあら、会長はなんで消しゴムを確認したのですか?』
かぐや『あー、もしかして、私の好きな人が気になったのかしらー? なんで会長は私の好きな人が気になったんでしょうねー?』
かぐや(これでいける! 会長、告白の準備をしておいてください!!!)
かぐや(明日からは幸福タイムの始まりですよ!)
そう、消しゴムに好きな相手の名前を書いて全部使い切ると、両思いが叶うという物!
①かぐやが上記の話を白銀にする
↓ ↓ ↓
②消しゴムを貸し席を外す。
↓ ↓ ↓
③白銀は消しゴムに名前が書いてあるか確認する。
↓ ↓ ↓
④消しゴムには名前ではなく「ろうかみろ」と書いてあり、廊下を見る。
↓ ↓ ↓
⑤ろうかにはかぐやがいる。
かぐや『あらあら、会長はなんで消しゴムを確認したのですか?』
かぐや『あー、もしかして、私の好きな人が気になったのかしらー? なんで会長は私の好きな人が気になったんでしょうねー?』
かぐや(これでいける! 会長、告白の準備をしておいてください!!!)
かぐや(明日からは幸福タイムの始まりですよ!)
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:13:10.23 ID:6pFBJWHa0
かぐや「そういえば、こういう話知っていますか?」
白銀「ん?」
かぐや「消しゴムに好きな相手の名前を書いて、全部使い切ると想いが叶うという話です」
白銀「そういえば聞いた事あるな」
かぐや「まったく子供っぽい話ですよね」
白銀「ああ、まったくだ」
かぐや「あっ、私、職員室に呼ばれていたのでした。ちょっと行ってきますね」
白銀「わかった」
かぐや(廊下に待機! さあ、会長! 消しゴムのカバーを外して下さい! そして廊下を見るんです!)
白銀「ん?」
かぐや「消しゴムに好きな相手の名前を書いて、全部使い切ると想いが叶うという話です」
白銀「そういえば聞いた事あるな」
かぐや「まったく子供っぽい話ですよね」
白銀「ああ、まったくだ」
かぐや「あっ、私、職員室に呼ばれていたのでした。ちょっと行ってきますね」
白銀「わかった」
かぐや(廊下に待機! さあ、会長! 消しゴムのカバーを外して下さい! そして廊下を見るんです!)
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:14:07.47 ID:6pFBJWHa0
白銀「……」
白銀「…………」
白銀(かかったな! 四宮!)
白銀(そもそも藤原書記に漫画を貸したのは俺だ! そのまま四宮に貸してくれるように祈ってな!)
白銀(まぁ、こうも簡単にこの作戦に乗ってくれるとは)
白銀(まったく俺も好かれすぎだな!)ドーン
白銀「…………」
白銀(かかったな! 四宮!)
白銀(そもそも藤原書記に漫画を貸したのは俺だ! そのまま四宮に貸してくれるように祈ってな!)
白銀(まぁ、こうも簡単にこの作戦に乗ってくれるとは)
白銀(まったく俺も好かれすぎだな!)ドーン
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:15:53.74 ID:6pFBJWHa0
白銀(ふむ。……しかし、どうする? 消しゴム回で来たか……)
白銀(これは消しゴムのカバーを外して、消しゴムを見ないと始まらんからな……)
白銀(だが、見ただけで俺の敗北は決まってしまう)
白銀「……」
白銀「…………」
白銀(ちょ、ちょっと待てよ!)
白銀(からかう四宮を俺は見てみたい!!)
白銀(どういう風にからかってくるんだ?)
白銀(……)
白銀(ぐ、ぐぅ……)
スポッ
白銀(うおおおおお! 俺のばかやろう! 誘惑に負けて消しゴムのカバーを外すなんて!!)
白銀(これは消しゴムのカバーを外して、消しゴムを見ないと始まらんからな……)
白銀(だが、見ただけで俺の敗北は決まってしまう)
白銀「……」
白銀「…………」
白銀(ちょ、ちょっと待てよ!)
白銀(からかう四宮を俺は見てみたい!!)
白銀(どういう風にからかってくるんだ?)
白銀(……)
白銀(ぐ、ぐぅ……)
スポッ
白銀(うおおおおお! 俺のばかやろう! 誘惑に負けて消しゴムのカバーを外すなんて!!)
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:16:53.06 ID:6pFBJWHa0
白銀「えっ」
かぐや(見ました! 見ましたね! 会長!)
かぐや(そこには原作通り、『ろうかをみろ』と『会長の名前』を書いておきました)
かぐや(ふふっ、さあ、廊下を見るんです!)
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:18:00.93 ID:6pFBJWHa0
白銀「……お、おい」
かぐや「?」
白銀「四宮、そこにいるんだろう?」
かぐや(キタ!!)
かぐや「あらあら、会長はなんで消しゴムを確認したのですか? ふふっ、顔を真っ赤にして……」
白銀「いや、俺の名前が書いてあるんだが……」
かぐや「ふぇっ//」
原作通り!
そう! かぐやは原作通り消しゴムを準備したのだった。
原作では『ろうかをみろ』と書いてあったのだが、
消しゴムのその反対側には『西片』と書いてあったのである。
かぐやはその原作通り、『ろうかをみろ』と『白銀御行』を書いたのだった!
もうお分かりかと思うが、白銀が見たのは『白銀御行』と書いてある方である。
ちなみにかぐやは『二分の一の大チャンスを外すようではまだまだですね』と言いたかったので、原作通り両方を書いたのであった。
現実は漫画のように進まない過酷な世界なのである。
かぐや(あっ、あっああーーーーー//)
かぐや「?」
白銀「四宮、そこにいるんだろう?」
かぐや(キタ!!)
かぐや「あらあら、会長はなんで消しゴムを確認したのですか? ふふっ、顔を真っ赤にして……」
白銀「いや、俺の名前が書いてあるんだが……」
かぐや「ふぇっ//」
原作通り!
そう! かぐやは原作通り消しゴムを準備したのだった。
原作では『ろうかをみろ』と書いてあったのだが、
消しゴムのその反対側には『西片』と書いてあったのである。
かぐやはその原作通り、『ろうかをみろ』と『白銀御行』を書いたのだった!
もうお分かりかと思うが、白銀が見たのは『白銀御行』と書いてある方である。
ちなみにかぐやは『二分の一の大チャンスを外すようではまだまだですね』と言いたかったので、原作通り両方を書いたのであった。
現実は漫画のように進まない過酷な世界なのである。
かぐや(あっ、あっああーーーーー//)
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:19:08.44 ID:6pFBJWHa0
白銀「四宮……。俺たちの長きに渡る過酷な戦いに……ついに終止符がうたれたようだな」
かぐや「か、帰ります」
白銀「え?」
かぐや「お疲れさまでした!!!」
ダダダダダダダ
白銀「四宮!?」
かぐや「か、帰ります」
白銀「え?」
かぐや「お疲れさまでした!!!」
ダダダダダダダ
白銀「四宮!?」
11: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:19:59.52 ID:6pFBJWHa0
■次の日
白銀「その……昨日の話の続きなんだが」
かぐや「昨日は何もありませんでした」ゴゴゴゴ
白銀「へ?」
かぐや「昨日は何もありませんでしたよ」ニコッ
白銀「はぁ……お前がどうしてもそうしたいというなら……わかった。昨日の件はノーカンにしよう」
白銀「まぁ、俺としてはお前の気持ちがわかっただけで、すごく嬉しいんだがな」
かぐや(はあーーーー???)
かぐや(あんなに幸せそうな顔をして、自意識過剰もいい所ですね)
かぐや(それじゃまるで私が会長の事が好きみたいな感じじゃないですか!)
かぐや(絶対にそんな事はないのに、あんなに緩みきった顔をして! 許せない!)
白銀「その……昨日の話の続きなんだが」
かぐや「昨日は何もありませんでした」ゴゴゴゴ
白銀「へ?」
かぐや「昨日は何もありませんでしたよ」ニコッ
白銀「はぁ……お前がどうしてもそうしたいというなら……わかった。昨日の件はノーカンにしよう」
白銀「まぁ、俺としてはお前の気持ちがわかっただけで、すごく嬉しいんだがな」
かぐや(はあーーーー???)
かぐや(あんなに幸せそうな顔をして、自意識過剰もいい所ですね)
かぐや(それじゃまるで私が会長の事が好きみたいな感じじゃないですか!)
かぐや(絶対にそんな事はないのに、あんなに緩みきった顔をして! 許せない!)
12: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:22:10.36 ID:6pFBJWHa0
* * *
かぐや「ということがあったんです!」
早坂「はぁ……」
かぐや「会長許さない! こんな屈辱! 生まれて初めて!」
早坂「はぁ……」
かぐや「早坂は会長の顔を見てないでしょ!? 今日はずっとニヤニヤしていたのよ! 気持ち悪い! 会長覚悟してください! 次こは!!」
早坂「かぐや様もちょっと嬉しそうですよ」
かぐや「そんな事ありません!」
早坂「想いが通じてよかったですね」
かぐや「だから違うと何度言えば----!」
本日の勝敗
かぐやの敗北
敗因・からかい下手だった
終わり
かぐや「ということがあったんです!」
早坂「はぁ……」
かぐや「会長許さない! こんな屈辱! 生まれて初めて!」
早坂「はぁ……」
かぐや「早坂は会長の顔を見てないでしょ!? 今日はずっとニヤニヤしていたのよ! 気持ち悪い! 会長覚悟してください! 次こは!!」
早坂「かぐや様もちょっと嬉しそうですよ」
かぐや「そんな事ありません!」
早坂「想いが通じてよかったですね」
かぐや「だから違うと何度言えば----!」
本日の勝敗
かぐやの敗北
敗因・からかい下手だった
終わり
13: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 21:23:50.77 ID:6pFBJWHa0
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
引用元: ・【かぐや様は告らせたい】早坂「からかい上手なかぐや様?」
【かぐや様は告らせたい】藤原「学級崩壊じゃなくて、生徒会崩壊! 暗い話です!」
2020-10-21
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/01(木) 22:03:48.70 ID:BHAjtJn90
藤原(ミコちゃんは生徒会を辞めました)
藤原(石上くんは一応所属していますが、出来る限り生徒会に顔を出していません)
藤原(……そう、生徒会は崩壊したのです)
藤原「生徒会は崩壊状態なんですよ! これに関して何か言う事はないんですか!」
白銀「うむ。俺も問題視しているのだが、何が問題なのかわからん」
かぐや「ですね」
藤原「はあ?」
白銀「も、もしかしてわかるのか? なぜ生徒会がこうなってしまったのか?」
藤原「かぐやさんと会長がイチャイチャしているのが原因なんですよ!!」
白銀「なっ!?」
かぐや「聞き捨てなりませんね。いつ私と会長がイチャイチャを?」キリッ
藤原「いやいやいやいや、今も会長がかぐやさんを膝の上で抱っこしてるじゃないですか!!!」
かぐや「会長と副会長の私は一心同体のようなもの! だからわざわざ近くに座っているんです!」キリリッ
藤原「近すぎです!!!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519909428
藤原(石上くんは一応所属していますが、出来る限り生徒会に顔を出していません)
藤原(……そう、生徒会は崩壊したのです)
藤原「生徒会は崩壊状態なんですよ! これに関して何か言う事はないんですか!」
白銀「うむ。俺も問題視しているのだが、何が問題なのかわからん」
かぐや「ですね」
藤原「はあ?」
白銀「も、もしかしてわかるのか? なぜ生徒会がこうなってしまったのか?」
藤原「かぐやさんと会長がイチャイチャしているのが原因なんですよ!!」
白銀「なっ!?」
かぐや「聞き捨てなりませんね。いつ私と会長がイチャイチャを?」キリッ
藤原「いやいやいやいや、今も会長がかぐやさんを膝の上で抱っこしてるじゃないですか!!!」
かぐや「会長と副会長の私は一心同体のようなもの! だからわざわざ近くに座っているんです!」キリリッ
藤原「近すぎです!!!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519909428
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/01(木) 22:05:18.12 ID:BHAjtJn90
藤原「お二人が恋人なのは別にいいんです。でも時と場合を考えてほしいと言いますか……」
白銀「なっ!?」
かぐや「えっ……こ、こいびと//」カァー
藤原「そうですよ。イチャイチャしたいなら家に帰ってしてください!」
かぐや「えっ、そのっ、えーと//」
白銀「何か勘違いがあるようだが、俺と四宮は別に付き合ってないぞ」
藤原「へ?」
かぐや「ま、まったくもうっ。勘違いが過ぎますよ」ぐにゃー
藤原「付き合ってないのにイチャイチャしていたんですか!? 余計たちが悪いじゃないですか!」
白銀「と言われてもな……」
かぐや「そもそもイチャイチャしていませんし」
かぐや「あっ、会長?」
白銀「ん?」
チュッ
かぐや「会長。唇におべんとがついていましたよ」
白銀「ああ、取ってくれたのか。ありがとう!」
藤原「って、言ってるそばから、なんでキスしてるんですかーーーーー!!!!」
かぐや「キッスではありません! ただ会長の唇にご飯粒がついていたから、私の口で取ってあげただけで」
藤原「それキスですからーーー!!!!」
白銀「なっ!?」
かぐや「えっ……こ、こいびと//」カァー
藤原「そうですよ。イチャイチャしたいなら家に帰ってしてください!」
かぐや「えっ、そのっ、えーと//」
白銀「何か勘違いがあるようだが、俺と四宮は別に付き合ってないぞ」
藤原「へ?」
かぐや「ま、まったくもうっ。勘違いが過ぎますよ」ぐにゃー
藤原「付き合ってないのにイチャイチャしていたんですか!? 余計たちが悪いじゃないですか!」
白銀「と言われてもな……」
かぐや「そもそもイチャイチャしていませんし」
かぐや「あっ、会長?」
白銀「ん?」
チュッ
かぐや「会長。唇におべんとがついていましたよ」
白銀「ああ、取ってくれたのか。ありがとう!」
藤原「って、言ってるそばから、なんでキスしてるんですかーーーーー!!!!」
かぐや「キッスではありません! ただ会長の唇にご飯粒がついていたから、私の口で取ってあげただけで」
藤原「それキスですからーーー!!!!」
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/01(木) 22:06:41.90 ID:BHAjtJn90
かぐや「まったく……。キッスというのは、もっとこう時と場合を考えて行う行為の事で」
藤原「だから、時と場合を考えてって言ってるじゃないですか!!!」
白銀「わかった。わかった。これから俺たちの行動を見直そう。四宮もそれでいいだろう?」
かぐや「具体的に何を見直すというのです?」
白銀「ふむ」
かぐや「そもそも私達はイチャイチャなんかしてないというのに」
藤原「イチャイチャしていないというのなら、かぐやさん! 会長の膝の上から降りてくださいよ!」
かぐや「……え?」
藤原「……なんで、世界が終わったみたいな顔をしているんですか……」
かぐや「そんな顔していません。わかりました。降ります。降りればいいのでしょう?」
藤原「だから、時と場合を考えてって言ってるじゃないですか!!!」
白銀「わかった。わかった。これから俺たちの行動を見直そう。四宮もそれでいいだろう?」
かぐや「具体的に何を見直すというのです?」
白銀「ふむ」
かぐや「そもそも私達はイチャイチャなんかしてないというのに」
藤原「イチャイチャしていないというのなら、かぐやさん! 会長の膝の上から降りてくださいよ!」
かぐや「……え?」
藤原「……なんで、世界が終わったみたいな顔をしているんですか……」
かぐや「そんな顔していません。わかりました。降ります。降りればいいのでしょう?」
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/01(木) 22:07:52.14 ID:BHAjtJn90
白銀「あっ……」
かぐや「か、会長、そんな顔をしないでください。藤原さんがいなくなったら、また……//」
白銀「そ、そうだな……」チラッ
藤原「あーー!! もーーーーっ! 『こいつ空気よんで早く出て行けよ』って感じで、私をチラチラ見ないでください!」
白銀「いや、別に見てなんかないぞ」
かぐや「見てません」
藤原「あー、もう。いいですから。ほら、離れて。いいですねいいですよ。その距離感。いいですね? その距離感が重要ですからね?」
白銀「はぁ…………」
藤原「ほらほら、ガッカリしないで働いてください」
かぐや「……」ギリッ
藤原「ほらほら、『あなたは明日殺す』みたいな顔をしないでください」
かぐや「いえ、今日殺そうかと」
藤原「冗談ですよね!!?」
かぐや「か、会長、そんな顔をしないでください。藤原さんがいなくなったら、また……//」
白銀「そ、そうだな……」チラッ
藤原「あーー!! もーーーーっ! 『こいつ空気よんで早く出て行けよ』って感じで、私をチラチラ見ないでください!」
白銀「いや、別に見てなんかないぞ」
かぐや「見てません」
藤原「あー、もう。いいですから。ほら、離れて。いいですねいいですよ。その距離感。いいですね? その距離感が重要ですからね?」
白銀「はぁ…………」
藤原「ほらほら、ガッカリしないで働いてください」
かぐや「……」ギリッ
藤原「ほらほら、『あなたは明日殺す』みたいな顔をしないでください」
かぐや「いえ、今日殺そうかと」
藤原「冗談ですよね!!?」
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/01(木) 22:09:01.91 ID:BHAjtJn90
かぐや「ふふっ、もちろん冗談ですよ」
藤原「ふ、ふぅ……さっきのかぐやさんの顔は人ひとりくらい殺しそうで本当に怖かったです」
かぐや「しかし会長と離れてわかったことがあります」
藤原「え?」
かぐや「離れてから見る会長の顔もイケメンで……//」ポッ
藤原「は?」
白銀「な、なにを言っている。その……四宮も美人だぞ……//」プイッ
かぐや「ふふっ。照れてる会長もお可愛いですね」
藤原「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
白銀「なっ、なんだ!?」
藤原「私も生徒会なんか辞めてやるーーー!!!」
白銀「なっ!?」
かぐや「藤原さん!!?」
藤原「ふ、ふぅ……さっきのかぐやさんの顔は人ひとりくらい殺しそうで本当に怖かったです」
かぐや「しかし会長と離れてわかったことがあります」
藤原「え?」
かぐや「離れてから見る会長の顔もイケメンで……//」ポッ
藤原「は?」
白銀「な、なにを言っている。その……四宮も美人だぞ……//」プイッ
かぐや「ふふっ。照れてる会長もお可愛いですね」
藤原「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
白銀「なっ、なんだ!?」
藤原「私も生徒会なんか辞めてやるーーー!!!」
白銀「なっ!?」
かぐや「藤原さん!!?」
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/01(木) 22:10:39.48 ID:BHAjtJn90
白銀「藤原書記! お前まで辞めたらこの生徒会は終わりだーー!!」
かぐや「そうです! 藤原さん、生徒会を辞めないでください!」
藤原「み、みなさん」
石上「僕も藤原先輩は素晴らしい人だと思います」
伊井野「天使!」
藤原「お、お二人まで……」
白銀「みんなで胴上げだーー!」
「おーーー」
「藤原(先輩)ばんざーい」
かぐや「そうです! 藤原さん、生徒会を辞めないでください!」
藤原「み、みなさん」
石上「僕も藤原先輩は素晴らしい人だと思います」
伊井野「天使!」
藤原「お、お二人まで……」
白銀「みんなで胴上げだーー!」
「おーーー」
「藤原(先輩)ばんざーい」
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/01(木) 22:13:23.22 ID:BHAjtJn90
* * *
藤原「という夢を見ました」
石上「……」
伊井野「……」
藤原「きっと皆さんが心の奥底では私の事を必要としているから、テレパシーとして私に伝わり、こういう夢を見たんでしょう」
藤原「というわけで、皆さんが私を大切にしていると、ちゃんとわかってますからねっ♪」
藤原「じゃあ、用事があるので帰ります。おつかれさまでしたー」
バタン
伊井野「え、えーと……」
石上「……」チラッ
白銀「……//」カァー
かぐや「……//」プルプル
石上(どうすんだよ!! この状況ーーーーっ!!!)
本日の勝敗
藤原の勝利
勝因・今はまだ生徒会は崩壊していなかった
終わり
藤原「という夢を見ました」
石上「……」
伊井野「……」
藤原「きっと皆さんが心の奥底では私の事を必要としているから、テレパシーとして私に伝わり、こういう夢を見たんでしょう」
藤原「というわけで、皆さんが私を大切にしていると、ちゃんとわかってますからねっ♪」
藤原「じゃあ、用事があるので帰ります。おつかれさまでしたー」
バタン
伊井野「え、えーと……」
石上「……」チラッ
白銀「……//」カァー
かぐや「……//」プルプル
石上(どうすんだよ!! この状況ーーーーっ!!!)
本日の勝敗
藤原の勝利
勝因・今はまだ生徒会は崩壊していなかった
終わり
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/01(木) 22:13:56.37 ID:BHAjtJn90
以上で終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!
読んでくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!
引用元: ・【かぐや様は告らせたい】藤原「学級崩壊じゃなくて、生徒会崩壊! 暗い話です!」
【かぐや様は告らせたい】かぐや「藤原さんと石上くんをくっつければ……」
2020-10-19
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 13:59:38.15 ID:6pFBJWHa0
早坂「え?」
かぐや「藤原さんと石上くんが恋仲になってイチャイチャすれば----」
■妄想中~~~~
藤原「いちゃいちゃ」
石上「いちゃいちゃ」
白銀「ちくしょーーー! 俺もイチャイチャしたいーー! 四宮! 俺とイチャイチャしようぜ!」
かぐや「仕方ありませんねー。まったく会長ったらー」
■妄想終了~~~
かぐや「となる事でしょう!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520053177
かぐや「藤原さんと石上くんが恋仲になってイチャイチャすれば----」
■妄想中~~~~
藤原「いちゃいちゃ」
石上「いちゃいちゃ」
白銀「ちくしょーーー! 俺もイチャイチャしたいーー! 四宮! 俺とイチャイチャしようぜ!」
かぐや「仕方ありませんねー。まったく会長ったらー」
■妄想終了~~~
かぐや「となる事でしょう!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520053177
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:01:33.64 ID:6pFBJWHa0
早坂「なるほど。ですが、あの書記ちゃんが思うように動きますかね? それよりも同学年の会計くんと会計監査ちゃんをくっつけた方が早いのでは?」
かぐや「伊井野さんは石上くんの事を嫌いなので、それは無理でしょうね」
早坂「なるほど…………あっ」
かぐや「ん? 携帯を見てどうかしたの?」
早坂「いえ、情報収集にtwitterを見ていたのですが、3月3日は藤原さんと会計くんのお誕生日みたいですよ?」
かぐや「そうみたいね。ちなみにその日の夜は藤原さんの家でお誕生日パーティーの予定よ」
早坂「いえ、誕生日プレゼントを口実に会長さんとデートされては?」
かぐや「!!!!!!??」
かぐや「伊井野さんは石上くんの事を嫌いなので、それは無理でしょうね」
早坂「なるほど…………あっ」
かぐや「ん? 携帯を見てどうかしたの?」
早坂「いえ、情報収集にtwitterを見ていたのですが、3月3日は藤原さんと会計くんのお誕生日みたいですよ?」
かぐや「そうみたいね。ちなみにその日の夜は藤原さんの家でお誕生日パーティーの予定よ」
早坂「いえ、誕生日プレゼントを口実に会長さんとデートされては?」
かぐや「!!!!!!??」
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:02:47.53 ID:6pFBJWHa0
* * *
■デート当日
かぐや「すみません。道が渋滞して少し遅くなりました」
白銀「いや、まだ10分前じゃないか。全然遅刻じゃないぞ」
かぐや「ふふっ。ちょっと言ってみたかっただけです」
白銀「そ、そうか」プイッ
かぐや(あー意識してますね。意識してますね)
かぐや(恋愛脳どもの合言葉もたまには役に立ちますね)
かぐや(ふふっ、会長ったらそっぽを向いてお可愛いこと。顔がよく見えませんが、きっと顔を真っ赤にしていることでしょう)
白銀(そっぽを向いて意識している風に見せたのだが……)チラッ
かぐや「……」ニヤニヤ
白銀(喜びすぎだろ! ……まったくお可愛い奴め)
■デート当日
かぐや「すみません。道が渋滞して少し遅くなりました」
白銀「いや、まだ10分前じゃないか。全然遅刻じゃないぞ」
かぐや「ふふっ。ちょっと言ってみたかっただけです」
白銀「そ、そうか」プイッ
かぐや(あー意識してますね。意識してますね)
かぐや(恋愛脳どもの合言葉もたまには役に立ちますね)
かぐや(ふふっ、会長ったらそっぽを向いてお可愛いこと。顔がよく見えませんが、きっと顔を真っ赤にしていることでしょう)
白銀(そっぽを向いて意識している風に見せたのだが……)チラッ
かぐや「……」ニヤニヤ
白銀(喜びすぎだろ! ……まったくお可愛い奴め)
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:03:54.66 ID:6pFBJWHa0
かぐや(さあ、今日は会長から告白させる最大のチャンス!)
かぐや(さあ会長! 私にメロメロになって告白するといいでしょう!!)
かぐや(計画は山のように準備----)
伊井野「皆揃いましたし行きますか?」
白銀「ああ、そうだな」
かぐや(この子さえいなければ計画は山のように準備できたというのに……)
かぐや(ま、まぁ、時間はゆっくりありますから、どこかでチャンスが)
伊井野「ちなみにプレゼントはピックアップしてきました」
かぐや「え?」
伊井野「せっかくの日曜日。少しでも時間は有効活用しないといけませんから」
白銀「そうだな。日曜日は勉強も捗るしな」
かぐや「さ、さすが伊井野さん。準備がいいわね」
かぐや(さすが伊井野さん。学年1位だけあって動きがいいわね。ですが、まだまだ甘いですよ)
かぐや(藤原さんとの付き合いは私の方が長いんです)
かぐや(さあ会長! 私にメロメロになって告白するといいでしょう!!)
かぐや(計画は山のように準備----)
伊井野「皆揃いましたし行きますか?」
白銀「ああ、そうだな」
かぐや(この子さえいなければ計画は山のように準備できたというのに……)
かぐや(ま、まぁ、時間はゆっくりありますから、どこかでチャンスが)
伊井野「ちなみにプレゼントはピックアップしてきました」
かぐや「え?」
伊井野「せっかくの日曜日。少しでも時間は有効活用しないといけませんから」
白銀「そうだな。日曜日は勉強も捗るしな」
かぐや「さ、さすが伊井野さん。準備がいいわね」
かぐや(さすが伊井野さん。学年1位だけあって動きがいいわね。ですが、まだまだ甘いですよ)
かぐや(藤原さんとの付き合いは私の方が長いんです)
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:05:04.89 ID:6pFBJWHa0
イチャモン!
昔から日本人は理由もなく、何かが気に食わない時に文句を言ったりする。
そう。買い物が早く終わるのが気に食わないかぐやはイチャモンをつけようとしていた。
かぐや(今から私はあなたのピックアップしたリストを見ます。そして----)
かぐや『この中に藤原さんが喜びそうな物はありませんね』
かぐや『伊井野さん。悲しむことはありません。私は藤原さんと付き合いが長いから好きなものがわかるんですよ』
かぐや『ですから、ゆっくりお店巡りをしましょう』
かぐや(YES! これで行けます!)
昔から日本人は理由もなく、何かが気に食わない時に文句を言ったりする。
そう。買い物が早く終わるのが気に食わないかぐやはイチャモンをつけようとしていた。
かぐや(今から私はあなたのピックアップしたリストを見ます。そして----)
かぐや『この中に藤原さんが喜びそうな物はありませんね』
かぐや『伊井野さん。悲しむことはありません。私は藤原さんと付き合いが長いから好きなものがわかるんですよ』
かぐや『ですから、ゆっくりお店巡りをしましょう』
かぐや(YES! これで行けます!)
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:05:53.23 ID:6pFBJWHa0
かぐや「そのピックアップしたリストを見せて貰ってもいいですか?」
伊井野「どうぞ」
かぐや「……」
かぐや(こ、この子! 藤原さんが喜びそうなものを的確にピックアップしている!?)
かぐや(ぐっ、こ、これではイチャモンのつけようが!)
伊井野「ど、どうでしょうか? 一生懸命考えたんですけど……」
かぐや「……だ、大丈夫です。これでいきましょう」
伊井野「はい! ありがとうございます!」
かぐや(そ、そんなキラキラした目で私を見られると……うぅ……)
かぐや「……」
かぐや(……くっ。他に策は……。せっかくの会長とのお出かけ。絶対に充実した日にさせたい!)
伊井野「どうぞ」
かぐや「……」
かぐや(こ、この子! 藤原さんが喜びそうなものを的確にピックアップしている!?)
かぐや(ぐっ、こ、これではイチャモンのつけようが!)
伊井野「ど、どうでしょうか? 一生懸命考えたんですけど……」
かぐや「……だ、大丈夫です。これでいきましょう」
伊井野「はい! ありがとうございます!」
かぐや(そ、そんなキラキラした目で私を見られると……うぅ……)
かぐや「……」
かぐや(……くっ。他に策は……。せっかくの会長とのお出かけ。絶対に充実した日にさせたい!)
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:07:18.44 ID:6pFBJWHa0
----と、かぐやが策を練りに練っている最中。
一人悠々としている男がいた。
白銀(まったく四宮はダメだな)
そうこの男! 天才四宮かぐや以上の学力を持つ生徒会会長白銀御行。
彼は誕生日プレゼント選びで買い物に行くと決まった時から、この状況をシミュレーションしていたのだ!
白銀(しかし、今の四宮の動きを見て確信した----!)
白銀(四宮も俺と一緒にいたいんだな!!)ドーン
白銀(まったくお可愛い奴め。さっさと俺に告白すればいつでも一緒にいてやるというのに……)ニヤニヤ
白銀(仕方ない。今回は俺も手を貸すとしよう)
一人悠々としている男がいた。
白銀(まったく四宮はダメだな)
そうこの男! 天才四宮かぐや以上の学力を持つ生徒会会長白銀御行。
彼は誕生日プレゼント選びで買い物に行くと決まった時から、この状況をシミュレーションしていたのだ!
白銀(しかし、今の四宮の動きを見て確信した----!)
白銀(四宮も俺と一緒にいたいんだな!!)ドーン
白銀(まったくお可愛い奴め。さっさと俺に告白すればいつでも一緒にいてやるというのに……)ニヤニヤ
白銀(仕方ない。今回は俺も手を貸すとしよう)
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:09:00.27 ID:6pFBJWHa0
白銀「伊井野、ちょっといいか? このリストに不備があるのだが」
伊井野「え? ど、どこにですか?」
白銀「石上の欲しい物がないじゃないか」
かぐや「!!」
伊井野「……」
白銀「別に責めてるわけではない。しかし、これではプレゼント選びに時間がかかっても仕方ないな」
かぐや(石上くんの事忘れてたーーー!!!)
伊井野「え? ど、どこにですか?」
白銀「石上の欲しい物がないじゃないか」
かぐや「!!」
伊井野「……」
白銀「別に責めてるわけではない。しかし、これではプレゼント選びに時間がかかっても仕方ないな」
かぐや(石上くんの事忘れてたーーー!!!)
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:09:27.22 ID:6pFBJWHa0
伊井野「あいつの誕生日は3月4日になりましたので」
白銀「え?」
伊井野「あいつが藤原先輩と同じ誕生日だとかおこがわしい」ギリギリ
白銀「ダメだ。あいつも祝う。これは決定事項だ。だからプレゼントを選びに……」
伊井野「買っておきました」
白銀「え?」
伊井野「実はあいつから没収した回数は非常に多いので、なんとなくあいつが好きそうな物はわかります」
伊井野「ですので、あいつが喜びそうなお菓子とゲームをピックアップして昨日買っておきました」
白銀「そ、そうなのか」
伊井野「今日は会長と四宮副会長の貴重なお時間を使ってるんです。その時間をあいつの為に使うなんて勿体ない!」
白銀「ま、まぁ、そこまで言うな。でもな、俺と四宮も石上を祝ってやりたいんだ。今度は一度相談してから買ってくれ」
伊井野「すみません。ちょっと行き過ぎたみたいで」シュン
白銀「いや、いい。気にするな」
白銀「え?」
伊井野「あいつが藤原先輩と同じ誕生日だとかおこがわしい」ギリギリ
白銀「ダメだ。あいつも祝う。これは決定事項だ。だからプレゼントを選びに……」
伊井野「買っておきました」
白銀「え?」
伊井野「実はあいつから没収した回数は非常に多いので、なんとなくあいつが好きそうな物はわかります」
伊井野「ですので、あいつが喜びそうなお菓子とゲームをピックアップして昨日買っておきました」
白銀「そ、そうなのか」
伊井野「今日は会長と四宮副会長の貴重なお時間を使ってるんです。その時間をあいつの為に使うなんて勿体ない!」
白銀「ま、まぁ、そこまで言うな。でもな、俺と四宮も石上を祝ってやりたいんだ。今度は一度相談してから買ってくれ」
伊井野「すみません。ちょっと行き過ぎたみたいで」シュン
白銀「いや、いい。気にするな」
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:10:35.70 ID:6pFBJWHa0
白銀(……)
白銀(…………)
白銀(……………………)
白銀(いやいや、優秀すぎんだろ!)
白銀(というか、『俺と四宮の貴重な時間を使ってる』とか、そんな事を言われたら強く言えないだろう!)
白銀(いやそんな事よりだ。今からどうする!?)
白銀(くっ、まさか伊井野が石上のプレゼントを既に準備しているとかは考えていなかった)
白銀(どうする!?)
甘さ----。
白銀は同じ学年一位とはいえ、年下の伊井野がここまで出来るとは考えていなかった。
その甘さゆえの失敗である。
白銀(…………)
白銀(……………………)
白銀(いやいや、優秀すぎんだろ!)
白銀(というか、『俺と四宮の貴重な時間を使ってる』とか、そんな事を言われたら強く言えないだろう!)
白銀(いやそんな事よりだ。今からどうする!?)
白銀(くっ、まさか伊井野が石上のプレゼントを既に準備しているとかは考えていなかった)
白銀(どうする!?)
甘さ----。
白銀は同じ学年一位とはいえ、年下の伊井野がここまで出来るとは考えていなかった。
その甘さゆえの失敗である。
11: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:11:20.57 ID:6pFBJWHa0
白銀(くっ、策がない……俺は負けるのか? 伊井野ミコに)
白銀はいつも一人で戦ってきた。
いつも一人でかぐやと戦っていたのだ。
しかし、今回の頭脳戦は『いつも』と違った。
そう、今回は『いつも』戦っていた相手が仲間なのである!!!
かぐや(シミュレーション終了)
かぐや(ふふっ。時間稼ぎありがとうございます。会長)
かぐや(これで勝てます!!)
勝つための理論。
かぐやはライバルの白銀のお陰で理論が完成したのであった----。
そう一人で負けるなら二人で!
この二人なら怖い者などいない!!
白銀はいつも一人で戦ってきた。
いつも一人でかぐやと戦っていたのだ。
しかし、今回の頭脳戦は『いつも』と違った。
そう、今回は『いつも』戦っていた相手が仲間なのである!!!
かぐや(シミュレーション終了)
かぐや(ふふっ。時間稼ぎありがとうございます。会長)
かぐや(これで勝てます!!)
勝つための理論。
かぐやはライバルの白銀のお陰で理論が完成したのであった----。
そう一人で負けるなら二人で!
この二人なら怖い者などいない!!
12: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:12:14.16 ID:6pFBJWHa0
かぐや「伊井野さんのお陰でプレゼント選びは早く終わりますね。本当に優秀です」
伊井野「あ、ありがとうございます」
かぐや「でも、今日は会長もわざわざ時間を空けてくれたみたいですし」チラッ
白銀「うむ。確かにスケジュールは夜まで空いてるな」
かぐや「ですので買い物が終わった後、生徒会室で飾り付けの作成をしませんか?」
白銀「なるほど。確かにそうだな。当日飾り付けをしたら藤原は凄く喜びそうだな」
かぐや(さすが会長わかってますね)
藤原千花。
そう伊井野の弱点は藤原にある。
藤原が喜ぶとなれば、伊井野が賛成しないわけにはいかないのだ。
これがかぐやの作戦! 最強の一手!!
かぐや(それにしても今の会長の声……少しうわずっていましたよ)
かぐや(ふふっ。そんなに私と一緒にいれるのが嬉しいのかしら?)ニヤニヤ
かぐや(まったく、好かれすぎるのも問題ですね)ドーン
伊井野「あっ、それなら作っておきました」
白銀・かぐや(えーーーーーーー!!?)
伊井野「あ、ありがとうございます」
かぐや「でも、今日は会長もわざわざ時間を空けてくれたみたいですし」チラッ
白銀「うむ。確かにスケジュールは夜まで空いてるな」
かぐや「ですので買い物が終わった後、生徒会室で飾り付けの作成をしませんか?」
白銀「なるほど。確かにそうだな。当日飾り付けをしたら藤原は凄く喜びそうだな」
かぐや(さすが会長わかってますね)
藤原千花。
そう伊井野の弱点は藤原にある。
藤原が喜ぶとなれば、伊井野が賛成しないわけにはいかないのだ。
これがかぐやの作戦! 最強の一手!!
かぐや(それにしても今の会長の声……少しうわずっていましたよ)
かぐや(ふふっ。そんなに私と一緒にいれるのが嬉しいのかしら?)ニヤニヤ
かぐや(まったく、好かれすぎるのも問題ですね)ドーン
伊井野「あっ、それなら作っておきました」
白銀・かぐや(えーーーーーーー!!?)
13: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:13:10.05 ID:6pFBJWHa0
伊井野「藤原先輩が喜んでくれるかなって……」
かぐや「……」ジロッ
伊井野「!!?」ビクッ
伊井野「あっ、その……すみません。や、やりすぎですよね。本当は自分でもわかっていたんです。先輩の為だからってやりすぎかなって……」
かぐや「あっ、いや、違うの。ごめんなさい」
かぐや(しまった。ついイラっときて睨みつけてしまって)
伊井野「その……自分でもわかっているんです。いつもやりすぎちゃって、うざいって言われて……でも、私……」
白銀「……」
伊井野「誕生日パーティーも友達の大仏のパーティーにしか参加した事なくて、今回呼んで貰えて本当に嬉しくて……」
かぐや(え、えーと、その……うぅ……なんて言えば……)
白銀「まったく、それでは来年生徒会会長になれないぞ」
伊井野「え?」
白銀「俺は一人で何もできない!」
伊井野「え? え?」
かぐや(か、会長!?)
かぐや「……」ジロッ
伊井野「!!?」ビクッ
伊井野「あっ、その……すみません。や、やりすぎですよね。本当は自分でもわかっていたんです。先輩の為だからってやりすぎかなって……」
かぐや「あっ、いや、違うの。ごめんなさい」
かぐや(しまった。ついイラっときて睨みつけてしまって)
伊井野「その……自分でもわかっているんです。いつもやりすぎちゃって、うざいって言われて……でも、私……」
白銀「……」
伊井野「誕生日パーティーも友達の大仏のパーティーにしか参加した事なくて、今回呼んで貰えて本当に嬉しくて……」
かぐや(え、えーと、その……うぅ……なんて言えば……)
白銀「まったく、それでは来年生徒会会長になれないぞ」
伊井野「え?」
白銀「俺は一人で何もできない!」
伊井野「え? え?」
かぐや(か、会長!?)
14: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:14:22.49 ID:6pFBJWHa0
白銀「一人では何もできないから、四宮がいる。藤原がいる。石上がいる。そして、お前がいる」
白銀「これが生徒会だ。俺は一人じゃ何にもできない」
白銀「だがお前は優秀だ。もしかしたら一人で全部出来るかもしれんが……」
伊井野「い、いえ、私も一人で全部なんて……」
白銀「じゃあ、みんなで協力して一つ一つ成し遂げるのは重要なんじゃないか?」
伊井野「……た、確かに」
白銀「伊井野。社会に出たら一人でやるなんて無理だと俺は思っている」
伊井野「はい」
白銀「生徒会長になりたんだろ? 生徒会長になったら指示を出す場面もいっぱい出てくる」
白銀「その時に、無茶苦茶や無理難題な指示では誰もついてこない。一人でつっぱしってもダメだ。」
白銀「的確に指示を出さなきゃ、みんなはついてこないんだよ」
伊井野「……はい」
白銀「これが生徒会だ。俺は一人じゃ何にもできない」
白銀「だがお前は優秀だ。もしかしたら一人で全部出来るかもしれんが……」
伊井野「い、いえ、私も一人で全部なんて……」
白銀「じゃあ、みんなで協力して一つ一つ成し遂げるのは重要なんじゃないか?」
伊井野「……た、確かに」
白銀「伊井野。社会に出たら一人でやるなんて無理だと俺は思っている」
伊井野「はい」
白銀「生徒会長になりたんだろ? 生徒会長になったら指示を出す場面もいっぱい出てくる」
白銀「その時に、無茶苦茶や無理難題な指示では誰もついてこない。一人でつっぱしってもダメだ。」
白銀「的確に指示を出さなきゃ、みんなはついてこないんだよ」
伊井野「……はい」
15: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:15:23.41 ID:6pFBJWHa0
白銀「今は練習だ。だから一人で全部せずにいっぱい相談してくれ」
伊井野「……」
白銀「そしてどんなふうに動くのか? どんなふうに指示を誰にだすのか?」
白銀「----そんな俺を見ていてほしい」
かぐや(…………ん?)
伊井野「わかりました! 私会長を見ています! そして頑張ります!」
白銀「ああ、俺についてこい!」
伊井野「はい!」
かぐや(なんか告白みたいになってるんですけどーーーー!!!)
白銀(ふふふっ。いい事を言えたな俺!)バーン
白銀は自分に酔っていた。
伊井野「……」
白銀「そしてどんなふうに動くのか? どんなふうに指示を誰にだすのか?」
白銀「----そんな俺を見ていてほしい」
かぐや(…………ん?)
伊井野「わかりました! 私会長を見ています! そして頑張ります!」
白銀「ああ、俺についてこい!」
伊井野「はい!」
かぐや(なんか告白みたいになってるんですけどーーーー!!!)
白銀(ふふふっ。いい事を言えたな俺!)バーン
白銀は自分に酔っていた。
16: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:16:37.82 ID:6pFBJWHa0
かぐや(わ、私も何か言っておかないと、自分をフォローしつつ存在感を出しておかないと)
かぐや(そして、伊井野さんが会長だけを見ないようにしなきゃ)
かぐや「さっきはごめんなさい。その……少し嫉妬してしまっただけなの、だって藤原さんは私の親友だから、私も祝ってあげたくて」
伊井野「そ、そうですよね……」
かぐや「だから次は抜け駆けしないでね。一緒にやりましょう」
伊井野「はい!」
かぐや(よ、良かった。こんな感じなら会長に嫌われてませんよね? ね?)
かぐや(あ、あと、あれも)
かぐや「会長だけじゃなく、私も見ていてね。いっぱい相談してきていいのよ?」
伊井野「はい! その時はよろしくお願いします!」
かぐや(ふふっ、本当に素直な子。これで会長だけを見るなんてしないはず)
かぐや(そして、伊井野さんが会長だけを見ないようにしなきゃ)
かぐや「さっきはごめんなさい。その……少し嫉妬してしまっただけなの、だって藤原さんは私の親友だから、私も祝ってあげたくて」
伊井野「そ、そうですよね……」
かぐや「だから次は抜け駆けしないでね。一緒にやりましょう」
伊井野「はい!」
かぐや(よ、良かった。こんな感じなら会長に嫌われてませんよね? ね?)
かぐや(あ、あと、あれも)
かぐや「会長だけじゃなく、私も見ていてね。いっぱい相談してきていいのよ?」
伊井野「はい! その時はよろしくお願いします!」
かぐや(ふふっ、本当に素直な子。これで会長だけを見るなんてしないはず)
17: ◆xW69XHZIXl2A 2018/03/03(土) 14:17:29.23 ID:6pFBJWHa0
伊井野は本当に喜んでいた。
伊井野(本当にこの生徒会に入ってよかった!!!)
伊井野(私も尊敬する先輩方みたいになりたい!)
しかし、その尊敬する先輩方は。
白銀(俺、カッコいい事言ったよな。これは四宮的にもポイント高いぞ!)
かぐや(伊井野さんじゃ、私の敵にならないでしょうけど。一応注意しておきましょう)
自分の事しか考えていなかった。
伊井野(私、これからも頑張る!!!)
本日の勝敗
伊井野の勝利
勝因・後日、素晴らしい誕生日会を開催できたから。
藤原「あれ!? 誕生日パーティーは!? 私を祝うパーティーは!? 一年に一回のパーティーは!?」
石上「カットらしいですよ」
藤原「えーーーーー!!」
終わり
伊井野(本当にこの生徒会に入ってよかった!!!)
伊井野(私も尊敬する先輩方みたいになりたい!)
しかし、その尊敬する先輩方は。
白銀(俺、カッコいい事言ったよな。これは四宮的にもポイント高いぞ!)
かぐや(伊井野さんじゃ、私の敵にならないでしょうけど。一応注意しておきましょう)
自分の事しか考えていなかった。
伊井野(私、これからも頑張る!!!)
本日の勝敗
伊井野の勝利
勝因・後日、素晴らしい誕生日会を開催できたから。
藤原「あれ!? 誕生日パーティーは!? 私を祝うパーティーは!? 一年に一回のパーティーは!?」
石上「カットらしいですよ」
藤原「えーーーーー!!」
終わり
引用元: ・【かぐや様は告らせたい】かぐや「藤原さんと石上くんをくっつければ……」
【かぐや様は告らせたい】かぐや「早坂聞いて!」早坂「あーはいはい」
2020-10-18
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:36:44.27 ID:zFOfssmu0
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「今日、会長を見つめていたら会長と目があったの。そしてその後、会長がちょっと頬を赤く染めていて……」
かぐや「これで決まったわ。やはり会長は私が好きみたいだわ」
かぐや「ふふっ、まぁこの私に恋焦がれない男なんていないわけですし?」
かぐや「目があっただけで会長が嬉しそうにするのも、仕方のないことよね」
早坂「あーはいはい。そうですね」
早坂(かぐや様もすっごく嬉しそうにしていますよ)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519738603
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「今日、会長を見つめていたら会長と目があったの。そしてその後、会長がちょっと頬を赤く染めていて……」
かぐや「これで決まったわ。やはり会長は私が好きみたいだわ」
かぐや「ふふっ、まぁこの私に恋焦がれない男なんていないわけですし?」
かぐや「目があっただけで会長が嬉しそうにするのも、仕方のないことよね」
早坂「あーはいはい。そうですね」
早坂(かぐや様もすっごく嬉しそうにしていますよ)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519738603
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:38:43.21 ID:zFOfssmu0
■単行本1巻 2話 映画の約束回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長と映画に行く約束をしたの!」
早坂「なっ!?」
早坂「それはすごい。おめでとうございます。……で、いつ行くのですか?」
かぐや「今週の週末よ」
早坂「なるほど。映画は何時の予定ですか?」
かぐや「時間まではわからないわ」
早坂「これから決める予定なんですね」
かぐや「いいえ、会長とは、たまたまばったり会う予定なんです」
早坂「…………へ? どういうことですか?」
かぐや「はぁ……。わからないの?」
早坂「まったくわかりません」
かぐや「会長が何時に映画を見るかわからないから、映画館周辺で待機しておいて」
かぐや「そして会長が見えたら、たまたまバッタリ会う」
かぐや「これで会長と映画が見れるという事です」
早坂「なるほど」
早坂(ストーカーみたいなことをせずに、会長さんに直接時間を聞けば? と言いたい所ですが……)
かぐや「映画館でバッタリ出会ったら、会長は運命を感じずにはいられない事でしょう」
かぐや「ふふっ。週末が楽しみね」
早坂「そうですね」
早坂(こんな嬉しそうなかぐや様を見たら、何も言えませんね)
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長と映画に行く約束をしたの!」
早坂「なっ!?」
早坂「それはすごい。おめでとうございます。……で、いつ行くのですか?」
かぐや「今週の週末よ」
早坂「なるほど。映画は何時の予定ですか?」
かぐや「時間まではわからないわ」
早坂「これから決める予定なんですね」
かぐや「いいえ、会長とは、たまたまばったり会う予定なんです」
早坂「…………へ? どういうことですか?」
かぐや「はぁ……。わからないの?」
早坂「まったくわかりません」
かぐや「会長が何時に映画を見るかわからないから、映画館周辺で待機しておいて」
かぐや「そして会長が見えたら、たまたまバッタリ会う」
かぐや「これで会長と映画が見れるという事です」
早坂「なるほど」
早坂(ストーカーみたいなことをせずに、会長さんに直接時間を聞けば? と言いたい所ですが……)
かぐや「映画館でバッタリ出会ったら、会長は運命を感じずにはいられない事でしょう」
かぐや「ふふっ。週末が楽しみね」
早坂「そうですね」
早坂(こんな嬉しそうなかぐや様を見たら、何も言えませんね)
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:39:36.40 ID:zFOfssmu0
■単行本1巻 4話 なぞなぞ回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長ったら酷いのよ!」
早坂「へ?」
早坂(あの会長さんが酷い事を? 許せませんね。かぐや様の話だといい人風でしたが)
かぐや「なぞなぞで私より先に答えがわかったの!」
早坂「わかりました。海に沈めれば……って、へ?」
かぐや「私より先になぞなぞを解いた人は初めて!」
早坂「なぞなぞ……」
かぐや「くっ。こんな屈辱初めてだわ」
かぐや「顔がいいと頭もいいという訳ですか! あーそうですか! 今度は絶対に負けませんから!」
早坂「あーはいはい」
早坂(ただの相談風自慢でしたか)
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長ったら酷いのよ!」
早坂「へ?」
早坂(あの会長さんが酷い事を? 許せませんね。かぐや様の話だといい人風でしたが)
かぐや「なぞなぞで私より先に答えがわかったの!」
早坂「わかりました。海に沈めれば……って、へ?」
かぐや「私より先になぞなぞを解いた人は初めて!」
早坂「なぞなぞ……」
かぐや「くっ。こんな屈辱初めてだわ」
かぐや「顔がいいと頭もいいという訳ですか! あーそうですか! 今度は絶対に負けませんから!」
早坂「あーはいはい」
早坂(ただの相談風自慢でしたか)
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:41:02.97 ID:zFOfssmu0
■単行本1巻 5話 会長手作りお弁当回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長がお弁当を作ってきたの! 手作りで! 美味しそうなの!」
早坂「……はぁ」
かぐや「料理ができる男子とは……さすが会長ですね」
早坂(最近は料理ができる男子が増えてると思いますが)
かぐや「まったく会長ったら、わざわざ学校に弁当を持ってきて手作りアピールなんて……」
かぐや「そんなに私のポイントを稼ぎたいのでしょうか?」
かぐや「もうっ。本当に仕方のない人なんですから」ニマニマ
早坂「あーはいはい」
かぐや「というわけで、私のために作ってくれた手作り弁当を私より先に食べた藤原さんを消しましょう」
早坂「あーはいはい……えええ!?」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長がお弁当を作ってきたの! 手作りで! 美味しそうなの!」
早坂「……はぁ」
かぐや「料理ができる男子とは……さすが会長ですね」
早坂(最近は料理ができる男子が増えてると思いますが)
かぐや「まったく会長ったら、わざわざ学校に弁当を持ってきて手作りアピールなんて……」
かぐや「そんなに私のポイントを稼ぎたいのでしょうか?」
かぐや「もうっ。本当に仕方のない人なんですから」ニマニマ
早坂「あーはいはい」
かぐや「というわけで、私のために作ってくれた手作り弁当を私より先に食べた藤原さんを消しましょう」
早坂「あーはいはい……えええ!?」
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:41:53.64 ID:zFOfssmu0
■単行本1巻 6話 初めての恋愛相談回 その後
かぐや「ふふふふふふふふ」ニヤニヤ
早坂「……」
かぐや「もしかして、聞きたいの?」
早坂「い、いえ。私、忙しいですので」
かぐや「まったく仕方ないですね。聞かせてあげましょう」
早坂「えっ! あっちょっと!」
「会長が、私の事を『可愛くて美人でお淑やかで気品があって賢くて完璧すぎる! 四宮マジサイコーの女!』って言ってくれたの!」
「あーはいはい」
かぐや「ふふふふふふふふ」ニヤニヤ
早坂「……」
かぐや「もしかして、聞きたいの?」
早坂「い、いえ。私、忙しいですので」
かぐや「まったく仕方ないですね。聞かせてあげましょう」
早坂「えっ! あっちょっと!」
「会長が、私の事を『可愛くて美人でお淑やかで気品があって賢くて完璧すぎる! 四宮マジサイコーの女!』って言ってくれたの!」
「あーはいはい」
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:42:40.87 ID:zFOfssmu0
■単行本2巻 13話 コーヒー間接キス回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「私が使ったコーヒーカップと会長のコーヒーカップを交換して会長に渡したのだけれど」
早坂「なるほど……え?」
かぐや「すると、会長は『間接キス!?』とすっごくドギマギしていたの!」
かぐや「まったく会長ったらお可愛いこと」
かぐや「間接キス一つでドギマギするとか、私の事どれだけ好きなんでしょう?」クスクス
早坂(かぐや様……それ変態ですよ)
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「私が使ったコーヒーカップと会長のコーヒーカップを交換して会長に渡したのだけれど」
早坂「なるほど……え?」
かぐや「すると、会長は『間接キス!?』とすっごくドギマギしていたの!」
かぐや「まったく会長ったらお可愛いこと」
かぐや「間接キス一つでドギマギするとか、私の事どれだけ好きなんでしょう?」クスクス
早坂(かぐや様……それ変態ですよ)
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:43:21.46 ID:zFOfssmu0
■単行本2巻 14話 高校生で初体験は3人に1人回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「え、えーと、その……」
早坂「?」
かぐや(やっぱり言えない! 会長の初体験が『まだ』でよかっただなんて!)
かぐや「や、やっぱり何でもないの」
早坂「おかしなかぐや様ですね」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「え、えーと、その……」
早坂「?」
かぐや(やっぱり言えない! 会長の初体験が『まだ』でよかっただなんて!)
かぐや「や、やっぱり何でもないの」
早坂「おかしなかぐや様ですね」
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:43:58.53 ID:zFOfssmu0
■単行本2巻 16話 柏木さん恋愛相談回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「私が会長を好き……LOVEで愛しているみたいな流れになっているの!」
早坂「流れも何も好きなんでしょ?」
かぐや「好きじゃないし!」
早坂(うちのご主人様がおかしくなってしまった……)
早坂「わかりました。では、なぜそういう話の流れになったのですか?」
かぐや「実は今日、恋愛相談を受けたのだけれど」
早坂「はい」
かぐや「そこで藤原さんが」
『彼が他の女とイチャコラしている所を想像してください』
『もし嫉妬した場合、その分、愛があるって事なんです!』
かぐや「と言っていたんです!」
早坂「嫉妬したんですか?」
かぐや「するわけないでしょう!」
かぐや「そもそも会長は私に惚れて当然の存在!」
かぐや「その会長が私以外を好きになったら、それは怒っても当然!」
かぐや「だから、私が殺したいくらい怒ってもそれは何もおかしくないわよね!?」
早坂「あーはいはい。その通りですねー」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「私が会長を好き……LOVEで愛しているみたいな流れになっているの!」
早坂「流れも何も好きなんでしょ?」
かぐや「好きじゃないし!」
早坂(うちのご主人様がおかしくなってしまった……)
早坂「わかりました。では、なぜそういう話の流れになったのですか?」
かぐや「実は今日、恋愛相談を受けたのだけれど」
早坂「はい」
かぐや「そこで藤原さんが」
『彼が他の女とイチャコラしている所を想像してください』
『もし嫉妬した場合、その分、愛があるって事なんです!』
かぐや「と言っていたんです!」
早坂「嫉妬したんですか?」
かぐや「するわけないでしょう!」
かぐや「そもそも会長は私に惚れて当然の存在!」
かぐや「その会長が私以外を好きになったら、それは怒っても当然!」
かぐや「だから、私が殺したいくらい怒ってもそれは何もおかしくないわよね!?」
早坂「あーはいはい。その通りですねー」
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:44:46.30 ID:zFOfssmu0
■単行本2巻 17話 猫耳回 その後
かぐや「……」ニヤニヤ
早坂「携帯を見て何をニヤニヤしているのですか?」
かぐや「べ、別に会長の猫耳姿が可愛いとか思ってないから!」
早坂「あーはいはい」
かぐや「……」ニヤニヤ
早坂「携帯を見て何をニヤニヤしているのですか?」
かぐや「べ、別に会長の猫耳姿が可愛いとか思ってないから!」
早坂「あーはいはい」
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:45:31.57 ID:zFOfssmu0
■単行本3巻 21話 相合傘回 その後
かぐや「……//」ポー
早坂「かぐや様。顔が真っ赤です。熱があるのでは?」
かぐや「はひっ。い、いえ、これは……」
早坂「雨も降っていましたし、体が冷えた可能性もあります。すぐに熱を測りましょうか?」
かぐや「い、いや、これは、その……」
早坂「まさか、かぐや様ともあろうお方が、相合傘程度で顔を真っ赤にするような事はないですよね?」
かぐや「へ? ……も、もちろんよ」
早坂「ですよね。相合傘なんて中学生でも顔を真っ赤になんかしませんし」
かぐや「」
早坂「かぐや様? どうかしたのですか? もしかして相合傘嬉しかったんですか?」
かぐや「もう! 見ていたのなら言えばいいでしょう!!」
早坂「はい。見ていました。真っ赤で可愛かったですよ」
かぐや「赤くなってなんかいません! 会長が真っ赤だっただけです!」
早坂「嬉しかったくせに」
かぐや「嬉しくなんかありません! 『仮』に嬉しかったとしても、人生で一番幸せな時間だっただけだから!」
早坂「仮って何?」
かぐや「……//」ポー
早坂「かぐや様。顔が真っ赤です。熱があるのでは?」
かぐや「はひっ。い、いえ、これは……」
早坂「雨も降っていましたし、体が冷えた可能性もあります。すぐに熱を測りましょうか?」
かぐや「い、いや、これは、その……」
早坂「まさか、かぐや様ともあろうお方が、相合傘程度で顔を真っ赤にするような事はないですよね?」
かぐや「へ? ……も、もちろんよ」
早坂「ですよね。相合傘なんて中学生でも顔を真っ赤になんかしませんし」
かぐや「」
早坂「かぐや様? どうかしたのですか? もしかして相合傘嬉しかったんですか?」
かぐや「もう! 見ていたのなら言えばいいでしょう!!」
早坂「はい。見ていました。真っ赤で可愛かったですよ」
かぐや「赤くなってなんかいません! 会長が真っ赤だっただけです!」
早坂「嬉しかったくせに」
かぐや「嬉しくなんかありません! 『仮』に嬉しかったとしても、人生で一番幸せな時間だっただけだから!」
早坂「仮って何?」
11: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:46:20.12 ID:zFOfssmu0
■単行本3巻 22話 イヤホン回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「この流れ久々ですね。……で、どうかしたのですか?」
かぐや「会長が使ったイヤホンを片方、私の耳に貸してくれたの!」
早坂「はい」
かぐや「これって会長から性的なアプローチを受けているって事でいいのよね?」
早坂「…………へ?」
かぐや「ど、どうしましょう。会長がまさかこんなに積極的に来てくれるなんて……」
早坂「……」
かぐや「ねえ、早坂。私、どうすればいいと思う? これはプロポーズと受け取っていいのかしら?」
早坂「勉強しますよ」
かぐや「え?」
早坂「とりあえず、ビデオと本を用意して……」
かぐや「え? え? 早坂の顔が怖いんだけど……」
早坂「大丈夫です。何も怖い事なんかありませんよ。常識を勉強するだけです」
かぐや「え? 早坂? どこに連れて行くの? なんで防音完璧な部屋に? 早坂!? 早坂ーーーー!!!」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「この流れ久々ですね。……で、どうかしたのですか?」
かぐや「会長が使ったイヤホンを片方、私の耳に貸してくれたの!」
早坂「はい」
かぐや「これって会長から性的なアプローチを受けているって事でいいのよね?」
早坂「…………へ?」
かぐや「ど、どうしましょう。会長がまさかこんなに積極的に来てくれるなんて……」
早坂「……」
かぐや「ねえ、早坂。私、どうすればいいと思う? これはプロポーズと受け取っていいのかしら?」
早坂「勉強しますよ」
かぐや「え?」
早坂「とりあえず、ビデオと本を用意して……」
かぐや「え? え? 早坂の顔が怖いんだけど……」
早坂「大丈夫です。何も怖い事なんかありませんよ。常識を勉強するだけです」
かぐや「え? 早坂? どこに連れて行くの? なんで防音完璧な部屋に? 早坂!? 早坂ーーーー!!!」
12: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:47:07.12 ID:zFOfssmu0
■単行本3巻 23話 藤原母特訓回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が体育でかっこよかったの! バレーでサーブをビシッと決めて!」
早坂「会長さんって運動神経も良かったんですね」
かぐや「そうなの! しかも決めた後、私に手を振ってくれて……」
かぐや「もうっ会長ったら私ばかり見て、本当に仕方のない人なんですから♪」
早坂「あーはいはい」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が体育でかっこよかったの! バレーでサーブをビシッと決めて!」
早坂「会長さんって運動神経も良かったんですね」
かぐや「そうなの! しかも決めた後、私に手を振ってくれて……」
かぐや「もうっ会長ったら私ばかり見て、本当に仕方のない人なんですから♪」
早坂「あーはいはい」
13: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:47:58.02 ID:zFOfssmu0
■単行本3巻 25話 ネイル回 その後
早坂(赤面しながらネイルをほめようとしてくれた会長……。想像以上にかぐや様が好かれていてよかった)
早坂「会長さん可愛かったですね」
かぐや「でしょう。でしょう。その通りです」ドヤァ
早坂「え?」
かぐや「会長の可愛い所と言えば----」
その後1時間に及び、会長の可愛い所を語られた早坂は死にたくなった。
早坂(赤面しながらネイルをほめようとしてくれた会長……。想像以上にかぐや様が好かれていてよかった)
早坂「会長さん可愛かったですね」
かぐや「でしょう。でしょう。その通りです」ドヤァ
早坂「え?」
かぐや「会長の可愛い所と言えば----」
その後1時間に及び、会長の可愛い所を語られた早坂は死にたくなった。
14: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:48:31.83 ID:zFOfssmu0
■単行本4巻 31話 占い回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が子供は9人がいいって言ったの!!」
早坂「なるほど。大変ですね。では、私は忙しいので」
かぐや「ど、どうすればいいのかしら。今のうちに病院に相談した方がいいのかしら?」
早坂「はぁ……。では、現実的に考えましょう」
かぐや「え?」
早坂「正直、1年に1人産むのは現実的ではありません。体に負担がかかりすぎます」
かぐや「そうね」
早坂「だからと言ってのんびり産んでいたのでは、9人は時間がかかりすぎます」
かぐや「たしかに」
早坂「そこで3年に2人産むのが現実的だと思うわけです」
かぐや「なるほど!」
かぐや「9人という事は、約13年と6ヶ月ね!」
早坂「ちなみにかぐや様。私は30歳までに子供を産んだ方がいいと思います」
かぐや「確かに年を取りすぎると産むのが大変と聞くわね」
早坂「30歳-13.5歳=16.5歳 という計算になります」
かぐや「…………へ?」
早坂「さあ、さっそく子作りしましょう。私が会長さんを呼んできますので」
かぐや「ちょっと待って! 早坂! 私、まだ心の準備が!」
早坂「大丈夫です。会長さんが来るまでもう少し時間がありますから」
かぐや「全然大丈夫じゃないからーーーー!!!!」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が子供は9人がいいって言ったの!!」
早坂「なるほど。大変ですね。では、私は忙しいので」
かぐや「ど、どうすればいいのかしら。今のうちに病院に相談した方がいいのかしら?」
早坂「はぁ……。では、現実的に考えましょう」
かぐや「え?」
早坂「正直、1年に1人産むのは現実的ではありません。体に負担がかかりすぎます」
かぐや「そうね」
早坂「だからと言ってのんびり産んでいたのでは、9人は時間がかかりすぎます」
かぐや「たしかに」
早坂「そこで3年に2人産むのが現実的だと思うわけです」
かぐや「なるほど!」
かぐや「9人という事は、約13年と6ヶ月ね!」
早坂「ちなみにかぐや様。私は30歳までに子供を産んだ方がいいと思います」
かぐや「確かに年を取りすぎると産むのが大変と聞くわね」
早坂「30歳-13.5歳=16.5歳 という計算になります」
かぐや「…………へ?」
早坂「さあ、さっそく子作りしましょう。私が会長さんを呼んできますので」
かぐや「ちょっと待って! 早坂! 私、まだ心の準備が!」
早坂「大丈夫です。会長さんが来るまでもう少し時間がありますから」
かぐや「全然大丈夫じゃないからーーーー!!!!」
15: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:49:14.36 ID:zFOfssmu0
■単行本4巻 36話 お見舞い回 その後
かぐや「……//」
かぐや「うぅ……会長のせいで眠れない……//」
早坂「なるほど、看病とは言え、さっきまで会長さんが一緒に寝ていたベッドだと思うと夜も眠れないと」
かぐや「なっ//」
早坂「図星ですか? いいから早く否定してくださいよ」
かぐや「……//」
かぐや「うぅ……会長のせいで眠れない……//」
早坂「なるほど、看病とは言え、さっきまで会長さんが一緒に寝ていたベッドだと思うと夜も眠れないと」
かぐや「なっ//」
早坂「図星ですか? いいから早く否定してくださいよ」
16: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:50:32.75 ID:zFOfssmu0
■単行本4巻 38話 会長が風邪で寝ているかぐや様にイタズラした?回 その後
かぐや「会長が寝ていた私にイタズラを……」
かぐや「……」
かぐや「ふふっ//」
早坂「じゃあ、私は掃除があるので、失礼します」
かぐや「まったく、仕方ありませんね。そんなに聞きたいなら話してあげるわ」
早坂「いや、別に聞きたくありません」
かぐや「会長が寝ていた私にイタズラを……」
かぐや「……」
かぐや「ふふっ//」
早坂「じゃあ、私は掃除があるので、失礼します」
かぐや「まったく、仕方ありませんね。そんなに聞きたいなら話してあげるわ」
早坂「いや、別に聞きたくありません」
17: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:51:24.80 ID:zFOfssmu0
■単行本4巻 39話 会長妹回 その後
かぐや「ひらめきました!」
早坂「あーはいはい」
かぐや「話を聞いて!」
早坂「あーはいはい」
かぐや「会長の妹さんをおとせばいいのよ! そうすれば会長の家族に溶け込むことができるわ!」
早坂「あーはいはい」
白銀を直接おとせよと早坂は思ったが、かぐやが凄く自信満々だったので、何も話せない早坂であった。
かぐや「ひらめきました!」
早坂「あーはいはい」
かぐや「話を聞いて!」
早坂「あーはいはい」
かぐや「会長の妹さんをおとせばいいのよ! そうすれば会長の家族に溶け込むことができるわ!」
早坂「あーはいはい」
白銀を直接おとせよと早坂は思ったが、かぐやが凄く自信満々だったので、何も話せない早坂であった。
18: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:52:29.53 ID:zFOfssmu0
■単行本4巻 40話 夏休みの約束回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長と花火を見に行く事になったの!」
早坂「なるほど。8月20日の祭りですね。では、会長さんが現場に着く時にバッタリ会う風でよかったですか?」
かぐや「え? 何を言っているの?」
早坂「ですから、映画館の時と同じでバッタリ会うんでしょう?」
かぐや「違います。今度はちゃんと会う約束をしているのよ」
早坂「!!!!!」
かぐや「早坂!? 心臓が止まっている!? だ、誰かーーー! 早坂がーーーーーー!」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長と花火を見に行く事になったの!」
早坂「なるほど。8月20日の祭りですね。では、会長さんが現場に着く時にバッタリ会う風でよかったですか?」
かぐや「え? 何を言っているの?」
早坂「ですから、映画館の時と同じでバッタリ会うんでしょう?」
かぐや「違います。今度はちゃんと会う約束をしているのよ」
早坂「!!!!!」
かぐや「早坂!? 心臓が止まっている!? だ、誰かーーー! 早坂がーーーーーー!」
19: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:53:39.60 ID:zFOfssmu0
■単行本5巻 45話 花火回 その後
早坂「どうでした? 皆さんと花火見れましたか?」
かぐや「……//」ポー
早坂「……」
かぐや「……//」ポー
早坂「良い夏休みでよかったですね。では、私は失礼します」
ガシッ
早坂「ひぃっ」
かぐや「話を聞いて!」
早坂「や、やめてください……」
「会長が!」「会長が!」「会長が!」「会長が!」「会長が!」
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
早坂「どうでした? 皆さんと花火見れましたか?」
かぐや「……//」ポー
早坂「……」
かぐや「……//」ポー
早坂「良い夏休みでよかったですね。では、私は失礼します」
ガシッ
早坂「ひぃっ」
かぐや「話を聞いて!」
早坂「や、やめてください……」
「会長が!」「会長が!」「会長が!」「会長が!」「会長が!」
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
20: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:54:23.92 ID:zFOfssmu0
■単行本5巻 47話 選択授業はどれ?回 その後
かぐや「ふふっ……。ふふふふふふっ♪」
早坂「会長さんとようやく同じ選択授業になれてよかったですね」
かぐや「ふふっ……。ふふふふふふっ♪」
早坂「美術ですか。では、私も美術にしておきますね」
かぐや「ふふっ……。ふふふふふふっ♪」
早坂(こ、怖い)
かぐや「ふふっ……。ふふふふふふっ♪」
早坂「会長さんとようやく同じ選択授業になれてよかったですね」
かぐや「ふふっ……。ふふふふふふっ♪」
早坂「美術ですか。では、私も美術にしておきますね」
かぐや「ふふっ……。ふふふふふふっ♪」
早坂(こ、怖い)
21: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:55:25.77 ID:zFOfssmu0
■単行本5巻 48話 柏木さんは神ってる?回 その後
かぐや「はぁ……」
早坂「どうしたのですか? 大きい溜息なんて珍しい」
かぐや「実を言うと……。会長は5回目のデートで…………そ、その……あれをするらしいの//」
早坂「へぇ~」
かぐや「わ、私は結婚するまでにそれは止めておくべきだと思うんだけど、どうすればいいのかしら?」
早坂「5回目でキスって遅い方だと思いますよ?」
かぐや「へ?」
早坂「あれ? 違いましたか? では、何をするのか? 具体的に教えていただけないでしょうか?」
かぐや「え? い、いや、それは……その……」
早坂「すみません。察しが悪いもので、かぐや様の言いたいことがわかりません」
かぐや「……」
早坂「ほらほらほらほら」
かぐや「あーーーっ! もう知らない! 早坂のばか!」
かぐや「はぁ……」
早坂「どうしたのですか? 大きい溜息なんて珍しい」
かぐや「実を言うと……。会長は5回目のデートで…………そ、その……あれをするらしいの//」
早坂「へぇ~」
かぐや「わ、私は結婚するまでにそれは止めておくべきだと思うんだけど、どうすればいいのかしら?」
早坂「5回目でキスって遅い方だと思いますよ?」
かぐや「へ?」
早坂「あれ? 違いましたか? では、何をするのか? 具体的に教えていただけないでしょうか?」
かぐや「え? い、いや、それは……その……」
早坂「すみません。察しが悪いもので、かぐや様の言いたいことがわかりません」
かぐや「……」
早坂「ほらほらほらほら」
かぐや「あーーーっ! もう知らない! 早坂のばか!」
22: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:56:25.20 ID:zFOfssmu0
■単行本5巻 50話 会長の誕生日を祝いたいけどみんなに言い出せない回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が私にだけ誕生日を祝って欲しいって言ったの!」
早坂「え? あの奥手で保守に長けている会長さんがですか?」
かぐや「生徒会メンバーがいる前で、私にだけわかるようなサインを送ってきて……」
かぐや「もうっ。二人っきりで祝いたいとか、そんな恋人みたいな事を。ほんっとうに仕方のない人♪」ぐにゃーぐにゃー
早坂「あーきもいきもい」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が私にだけ誕生日を祝って欲しいって言ったの!」
早坂「え? あの奥手で保守に長けている会長さんがですか?」
かぐや「生徒会メンバーがいる前で、私にだけわかるようなサインを送ってきて……」
かぐや「もうっ。二人っきりで祝いたいとか、そんな恋人みたいな事を。ほんっとうに仕方のない人♪」ぐにゃーぐにゃー
早坂「あーきもいきもい」
23: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:57:24.50 ID:zFOfssmu0
■単行本6巻 51話 犬と猫回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が『小狡く冷たくように見える……。だがそれは少し臆病で恥ずかしがり屋なだけだ! そこが可愛いし愛おしい』って言ってきたんです!」
早坂「あーはいはい。よかったですね。会長さんに褒められて」
かぐや「え? ……あっ、そういえば主語が抜けていたわね。これは会長が『猫』を好きな理由よ」
早坂「え? てっきり私は会長さんが『かぐや様』を好きな理由だと思ってました」
かぐや「…………へ?」
早坂「猫とかぐや様は似ているので」
かぐや「なっ、なっなっ//」
早坂「ちなみに私も窓の外にいたので、録音していました。主語を『四宮』に変えて編集もしてますよ。録音したデータ欲しいですか?」
かぐや「ほ、欲しくありません! バカにしないで!」
早坂「ぽちっとな」
白銀『俺は他の何者でもなく、四宮を愛している!!』
早坂「本当に欲しくないのですか?」
バタッ
かぐや「」
早坂「おや、刺激が強すぎましたか? って、あれ?」
早坂「し、心臓が止まっている!? かぐや様! かぐや様ーーーーー!!!!!」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が『小狡く冷たくように見える……。だがそれは少し臆病で恥ずかしがり屋なだけだ! そこが可愛いし愛おしい』って言ってきたんです!」
早坂「あーはいはい。よかったですね。会長さんに褒められて」
かぐや「え? ……あっ、そういえば主語が抜けていたわね。これは会長が『猫』を好きな理由よ」
早坂「え? てっきり私は会長さんが『かぐや様』を好きな理由だと思ってました」
かぐや「…………へ?」
早坂「猫とかぐや様は似ているので」
かぐや「なっ、なっなっ//」
早坂「ちなみに私も窓の外にいたので、録音していました。主語を『四宮』に変えて編集もしてますよ。録音したデータ欲しいですか?」
かぐや「ほ、欲しくありません! バカにしないで!」
早坂「ぽちっとな」
白銀『俺は他の何者でもなく、四宮を愛している!!』
早坂「本当に欲しくないのですか?」
バタッ
かぐや「」
早坂「おや、刺激が強すぎましたか? って、あれ?」
早坂「し、心臓が止まっている!? かぐや様! かぐや様ーーーーー!!!!!」
24: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:58:11.74 ID:zFOfssmu0
■単行本6巻 54話 誕生日プレゼントの次回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が! 嬉しそうに! 私が贈った誕生日プレゼントを使ってくれて! 嬉しくて!」
早坂「あーはいはい。悩んだ甲斐がありましたね」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長が! 嬉しそうに! 私が贈った誕生日プレゼントを使ってくれて! 嬉しくて!」
早坂「あーはいはい。悩んだ甲斐がありましたね」
25: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:58:54.00 ID:zFOfssmu0
■単行本6巻 56話 十五夜回 その後
早坂「かぐや様、十五夜どうでした? 楽しめましたか?」
かぐや「うっ//」
早坂「初めて『かぐや』って呼び捨てにして貰って嬉しかったのですか?」
かぐや「あーーーもう! バカにしないで!! というかどこから聞いていたのよ!」
早坂「かぐや様、十五夜どうでした? 楽しめましたか?」
かぐや「うっ//」
早坂「初めて『かぐや』って呼び捨てにして貰って嬉しかったのですか?」
かぐや「あーーーもう! バカにしないで!! というかどこから聞いていたのよ!」
26: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 22:59:24.33 ID:zFOfssmu0
■単行本6巻 58話 早坂が会長を堕とす回 その後
早坂「よかったですね。会長さんが私を好きにならなくて」
かぐや「ご、ごめんなさい」
早坂「よかったですね。会長さん、好きな人がいるって言ってましたよ? たぶん、かぐや様のことです」
かぐや「そ、その……ごめんなさい」
早坂「今日は頑張ったので疲れました。あっ、かぐや様は半年以上、頑張ってるんでしたっけ? お疲れ様です」
かぐや「もうっ! なんでもするから、許してよーーーーーっ!!!」
早坂「よかったですね。会長さんが私を好きにならなくて」
かぐや「ご、ごめんなさい」
早坂「よかったですね。会長さん、好きな人がいるって言ってましたよ? たぶん、かぐや様のことです」
かぐや「そ、その……ごめんなさい」
早坂「今日は頑張ったので疲れました。あっ、かぐや様は半年以上、頑張ってるんでしたっけ? お疲れ様です」
かぐや「もうっ! なんでもするから、許してよーーーーーっ!!!」
27: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:00:00.20 ID:zFOfssmu0
■単行本7巻 62話 美術の授業回 その後
かぐや「~~~♪」
早坂(良かったですね。会長さんに可愛く描いてもらって)
かぐや「~~~♪」
早坂(良かったですね。会長さんに可愛く描いてもらって)
28: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:00:52.29 ID:zFOfssmu0
■単行本7巻 70話 ヤリ○ン疑惑回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長がヤリ○ンだったの!!!」
早坂「……なるほど」
かぐや「なんで落ち着いていられるの!? 浮気なんて絶対に許さないんですから!」
早坂「かぐや様よく聞いてください」
かぐや「え?」
早坂「英雄色を好むという単語があって」
かぐや「嫌! そんなの聞きたくない!」
早坂「何かの誤解ですよ。だって、会長さんはあんなにかぐや様の事が好きじゃないですか?」
かぐや「……え?」
早坂「あのかぐや様が好き好きすぎて仕方のない会長さんが、浮気なんてするはずないでしょう」
かぐや「そ、そうかしら……ふふっ。そう言われるとそうかも」
かぐや「そうよね。あの会長が浮気なんて」
早坂「チョロい」
かぐや「え!? ちょっと、今なんて言ったの!?」
早坂「いえ、別になんでもありませんよー」
かぐや「早坂ーーーーっ!!!」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長がヤリ○ンだったの!!!」
早坂「……なるほど」
かぐや「なんで落ち着いていられるの!? 浮気なんて絶対に許さないんですから!」
早坂「かぐや様よく聞いてください」
かぐや「え?」
早坂「英雄色を好むという単語があって」
かぐや「嫌! そんなの聞きたくない!」
早坂「何かの誤解ですよ。だって、会長さんはあんなにかぐや様の事が好きじゃないですか?」
かぐや「……え?」
早坂「あのかぐや様が好き好きすぎて仕方のない会長さんが、浮気なんてするはずないでしょう」
かぐや「そ、そうかしら……ふふっ。そう言われるとそうかも」
かぐや「そうよね。あの会長が浮気なんて」
早坂「チョロい」
かぐや「え!? ちょっと、今なんて言ったの!?」
早坂「いえ、別になんでもありませんよー」
かぐや「早坂ーーーーっ!!!」
29: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:01:51.50 ID:zFOfssmu0
■単行本8巻 71話 浮気防止回 その後
かぐや「……」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長の浮気防止のためにマッサージをしていたのですが」
早坂「なるほど」
かぐや「会長のベルトを外していたら、伊井野さんに何か勘違いされたみたいで……何を勘違いされたのかしら?」
早坂「それはナニですよ」
かぐや「??」キョトン
早坂「だから、セッ」
真相を知ったかぐやが死にたくなったのはまた別のお話。
かぐや「……」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長の浮気防止のためにマッサージをしていたのですが」
早坂「なるほど」
かぐや「会長のベルトを外していたら、伊井野さんに何か勘違いされたみたいで……何を勘違いされたのかしら?」
早坂「それはナニですよ」
かぐや「??」キョトン
早坂「だから、セッ」
真相を知ったかぐやが死にたくなったのはまた別のお話。
30: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:02:44.25 ID:zFOfssmu0
■単行本8巻 72話 変顔回 その後
かぐや「きゃわーーーーーっ」
早坂「……」
かぐや「早坂も会長の変顔見たいんでしょ?」
早坂「い、いえ、別に」
「会長が可愛い」「会長が可愛い」「可愛い会長が」「会長が可愛い」「会長が可愛い」
「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」
かぐや「きゃわーーーーーっ」
早坂「……」
かぐや「早坂も会長の変顔見たいんでしょ?」
早坂「い、いえ、別に」
「会長が可愛い」「会長が可愛い」「可愛い会長が」「会長が可愛い」「会長が可愛い」
「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」
31: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:03:28.14 ID:zFOfssmu0
■単行本8巻 74話 少女漫画回 その後
かぐや「……という事があって」
早坂「……」
早坂(あの会長さんがせっかく水族館に誘ってくれたというのに……)
かぐや「早坂? 難しい顔をしてどうかしたの?」
早坂「はぁ……いや、ばかだなーと」
かぐや「え? ばか!? どういう事!?」
実はデートに誘われていたと知ったかぐやが死にたくなったのはまた別のお話。
かぐや「……という事があって」
早坂「……」
早坂(あの会長さんがせっかく水族館に誘ってくれたというのに……)
かぐや「早坂? 難しい顔をしてどうかしたの?」
早坂「はぁ……いや、ばかだなーと」
かぐや「え? ばか!? どういう事!?」
実はデートに誘われていたと知ったかぐやが死にたくなったのはまた別のお話。
32: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:04:26.46 ID:zFOfssmu0
■単行本8巻 76話 柏木さんの恋愛相談回 その後
早坂「柏木さんが恋愛相談ですか?」
かぐや「そうなの。理解できないわ。つまらない事でいちいち一喜一憂して……。全くああはなりたくないものね」
早坂「そうですね。私も自覚がない女にはならないよう気を付けます」
かぐや「え? どういう事?」
早坂「柏木さんが恋愛相談ですか?」
かぐや「そうなの。理解できないわ。つまらない事でいちいち一喜一憂して……。全くああはなりたくないものね」
早坂「そうですね。私も自覚がない女にはならないよう気を付けます」
かぐや「え? どういう事?」
33: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:05:35.47 ID:zFOfssmu0
■単行本8巻 78話 体育倉庫イベント回 その後
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長がキッスをしようと押し倒してきたの!」
早坂「なるほど、ぶちゅーとやったんですね?」
かぐや「してないわよ!」
早坂「だと思いました」
かぐや「いざ本当に迫られると、頭が真っ白になって……。し、正直怖くて……」
かぐや「……私もしかしたら、本当は会長の事が好きじゃないんじゃ……」
早坂「……」
ギュッ
かぐや「え? 早坂?」
早坂「大丈夫です。かぐや様の気持ちは本物です。一番近くで見てきた私が言うから間違いありません」
かぐや「で、でも……」
早坂「かぐや様は私の言う事を信じられませんか?」
かぐや「え? ……いえ、あなたがそういうなら私は信じるわ」
早坂「ええ、かぐや様が信じる私が信じているかぐや様を信じてください」
かぐや「ふふっ。へんなの」
早坂「ちなみに私も経験が無いので、人並みの事しか言えませんが、初めては何でも怖いと聞きます」
かぐや「なるほど」
早坂「だから、やるなら一気にやるしかないのですが……あっ……」
かぐや「どうかしたの?」
早坂「ちなみに会長さんはどうしたんですか?」
かぐや「え? 体育倉庫に置いてきたわよ?」
早坂「……」
かぐや「?」
早坂「好きな異性に迫って泣いて逃げられたら、会長さんはどう思うでしょうね?」
かぐや「好きな異性!? な、なにを言っているの!?」
かぐや「ま、まぁ、あそこまで迫ってきたんですから、会長が私を好きなのは明確でしょうけど//」プイッ
早坂「あーはいはい。まじめに話をしていた私がばかでした」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長がキッスをしようと押し倒してきたの!」
早坂「なるほど、ぶちゅーとやったんですね?」
かぐや「してないわよ!」
早坂「だと思いました」
かぐや「いざ本当に迫られると、頭が真っ白になって……。し、正直怖くて……」
かぐや「……私もしかしたら、本当は会長の事が好きじゃないんじゃ……」
早坂「……」
ギュッ
かぐや「え? 早坂?」
早坂「大丈夫です。かぐや様の気持ちは本物です。一番近くで見てきた私が言うから間違いありません」
かぐや「で、でも……」
早坂「かぐや様は私の言う事を信じられませんか?」
かぐや「え? ……いえ、あなたがそういうなら私は信じるわ」
早坂「ええ、かぐや様が信じる私が信じているかぐや様を信じてください」
かぐや「ふふっ。へんなの」
早坂「ちなみに私も経験が無いので、人並みの事しか言えませんが、初めては何でも怖いと聞きます」
かぐや「なるほど」
早坂「だから、やるなら一気にやるしかないのですが……あっ……」
かぐや「どうかしたの?」
早坂「ちなみに会長さんはどうしたんですか?」
かぐや「え? 体育倉庫に置いてきたわよ?」
早坂「……」
かぐや「?」
早坂「好きな異性に迫って泣いて逃げられたら、会長さんはどう思うでしょうね?」
かぐや「好きな異性!? な、なにを言っているの!?」
かぐや「ま、まぁ、あそこまで迫ってきたんですから、会長が私を好きなのは明確でしょうけど//」プイッ
早坂「あーはいはい。まじめに話をしていた私がばかでした」
34: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:07:03.00 ID:zFOfssmu0
■1年後 卒業式
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長……じゃなくて、白銀さんと恋人に!?」
早坂「……」
早坂「……………………………………」
早坂「………………………………………………………………………………」
かぐや「早坂! 聞いてる!?」
早坂「あっ、いえ、すいません。どうやら夢を見ていたようで……で、なんでしたっけ?」
かぐや「だから白銀さんが彼氏になったの!」
早坂「そ、そんなバカな……生徒会が終わってからほとんど接点がなく、色んな女子が白銀さんにアプローチをかけていたというのに……」
かぐや「アプローチをかけていた女子リストは後で頂くとして。ほら何か言う事ないの?」
早坂「そうですね。おめでとうございます。よかったですね。大学が別々だったので正直心配していました」
かぐや「今までありがとう。これも半分くらいは早坂のおかげです」
早坂「これで私も肩の荷が下りました」
かぐや「ええ、これからは早坂に頼らず頑張るわ!」
早坂「その意気で頑張ってください」
かぐや「そういえば聞きたいのだけれど」
早坂「はい?」
かぐや「初デートはどこがいいのかしら? どんな服装で……。 そういえば会長は初デートで恋人繋ぎをすると言ってたんだけど、やっぱり今どきの子は……」
早坂(うわぁ……全然肩の荷が下りてない……)
早坂(でも、まぁ、かぐや様が幸せそうなのですし……)
早坂「……」
早坂(本当によかったですね。かぐや様)
「早坂、聞いているの!?」
「あーはいはい」
かぐや「早坂! 聞いて!」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「会長……じゃなくて、白銀さんと恋人に!?」
早坂「……」
早坂「……………………………………」
早坂「………………………………………………………………………………」
かぐや「早坂! 聞いてる!?」
早坂「あっ、いえ、すいません。どうやら夢を見ていたようで……で、なんでしたっけ?」
かぐや「だから白銀さんが彼氏になったの!」
早坂「そ、そんなバカな……生徒会が終わってからほとんど接点がなく、色んな女子が白銀さんにアプローチをかけていたというのに……」
かぐや「アプローチをかけていた女子リストは後で頂くとして。ほら何か言う事ないの?」
早坂「そうですね。おめでとうございます。よかったですね。大学が別々だったので正直心配していました」
かぐや「今までありがとう。これも半分くらいは早坂のおかげです」
早坂「これで私も肩の荷が下りました」
かぐや「ええ、これからは早坂に頼らず頑張るわ!」
早坂「その意気で頑張ってください」
かぐや「そういえば聞きたいのだけれど」
早坂「はい?」
かぐや「初デートはどこがいいのかしら? どんな服装で……。 そういえば会長は初デートで恋人繋ぎをすると言ってたんだけど、やっぱり今どきの子は……」
早坂(うわぁ……全然肩の荷が下りてない……)
早坂(でも、まぁ、かぐや様が幸せそうなのですし……)
早坂「……」
早坂(本当によかったですね。かぐや様)
「早坂、聞いているの!?」
「あーはいはい」
35: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:08:17.55 ID:zFOfssmu0
■数年後
かぐや「早坂! 子供ができたの!」
早坂「!?」
かぐや「ふふっ、早坂のびっくりした顔は、私と御行さんが付き合った時以来ね」
早坂「何をバカなことを……。コホンっ。気を取り直して、おめでとうございます。御行様も喜ばれたことでしょう」
かぐや「えへへ、御行さんより先に早坂に報告しちゃった」
早坂「だったら、早く御行様にも連絡しないと!」
かぐや「それにしても子供作るのも結構大変ね」
早坂「そ、そうなんですね」
かぐや「あと8人。早坂! 私頑張るわ!」
早坂「あーはいはい。ほら、早く行ってください」
かぐや「うん。ちょっと直接会ってくるわね」
早坂「まったく……。御行様と付き合ってから、どんどん明るくなって……」
早坂「私も結婚すれば何か変われるのかな……」
かぐや「早坂! 子供ができたの!」
早坂「!?」
かぐや「ふふっ、早坂のびっくりした顔は、私と御行さんが付き合った時以来ね」
早坂「何をバカなことを……。コホンっ。気を取り直して、おめでとうございます。御行様も喜ばれたことでしょう」
かぐや「えへへ、御行さんより先に早坂に報告しちゃった」
早坂「だったら、早く御行様にも連絡しないと!」
かぐや「それにしても子供作るのも結構大変ね」
早坂「そ、そうなんですね」
かぐや「あと8人。早坂! 私頑張るわ!」
早坂「あーはいはい。ほら、早く行ってください」
かぐや「うん。ちょっと直接会ってくるわね」
早坂「まったく……。御行様と付き合ってから、どんどん明るくなって……」
早坂「私も結婚すれば何か変われるのかな……」
36: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:09:06.64 ID:zFOfssmu0
■数年後
かぐや「でも、本当に良かったの? 早坂のままで。相手もあなたほどではないけど、名家だったのでしょう? 嫁ぐこともできたのに……」
早坂「いえ、私は『早坂』である事を誇りに思っています」
かぐや「……そう」
早坂「それに……」
かぐや「それに?」
早坂「かぐや様の子供は元気が良すぎて、私の子じゃないと面倒を見る事なんてできませんから」
かぐや「あらあら言うわね、早坂」
早坂「ええ、私を誰だと思っているんです? ずっと一緒だったあなたの姉ですよ?」
かぐや「ふふっ」
かぐや「でもね、私達の子供は違うわよ。ほら、見える? 私の子供の方がかけっこは早い見たい」
早坂「え? ふむ、そうみたいですね……」
かぐや「どうやら、私の子供の方が上みたいね」ドヤァ
早坂「何を言っているのですか? あの年くらいで2歳違えば足の早さは差があって当たり前です」
早坂「ほら、見てみてください。私の子がかぐや様の子供の頭をナデナデしている。これではまるでかぐや様の子供の方が年下に見え……」
かぐや「いいえ。そんな事ないわ。私の子供の方が---」
早坂「いえいえ、私の子の方が----」
かぐや「ふふっ」
早坂「かぐや様?」
かぐや「早坂がムキになるなんて珍しいわね」
早坂「……そうですね。失礼しました」
かぐや「ううん。いいの。ただ嬉しかっただけ」
早坂「かぐや様……」
かぐや「まだまだ私にはあなたが必要みたい。ずっとずっとよろしくね。早坂」
早坂「はぁ……。もう少ししたら引退したかったのですが……。仕方ありませんね。ずっと面倒を見てあげますよ。かぐや様」
かぐや「ふふっ♪」
早坂「ふふふっ♪」
かぐや「でも、本当に良かったの? 早坂のままで。相手もあなたほどではないけど、名家だったのでしょう? 嫁ぐこともできたのに……」
早坂「いえ、私は『早坂』である事を誇りに思っています」
かぐや「……そう」
早坂「それに……」
かぐや「それに?」
早坂「かぐや様の子供は元気が良すぎて、私の子じゃないと面倒を見る事なんてできませんから」
かぐや「あらあら言うわね、早坂」
早坂「ええ、私を誰だと思っているんです? ずっと一緒だったあなたの姉ですよ?」
かぐや「ふふっ」
かぐや「でもね、私達の子供は違うわよ。ほら、見える? 私の子供の方がかけっこは早い見たい」
早坂「え? ふむ、そうみたいですね……」
かぐや「どうやら、私の子供の方が上みたいね」ドヤァ
早坂「何を言っているのですか? あの年くらいで2歳違えば足の早さは差があって当たり前です」
早坂「ほら、見てみてください。私の子がかぐや様の子供の頭をナデナデしている。これではまるでかぐや様の子供の方が年下に見え……」
かぐや「いいえ。そんな事ないわ。私の子供の方が---」
早坂「いえいえ、私の子の方が----」
かぐや「ふふっ」
早坂「かぐや様?」
かぐや「早坂がムキになるなんて珍しいわね」
早坂「……そうですね。失礼しました」
かぐや「ううん。いいの。ただ嬉しかっただけ」
早坂「かぐや様……」
かぐや「まだまだ私にはあなたが必要みたい。ずっとずっとよろしくね。早坂」
早坂「はぁ……。もう少ししたら引退したかったのですが……。仕方ありませんね。ずっと面倒を見てあげますよ。かぐや様」
かぐや「ふふっ♪」
早坂「ふふふっ♪」
37: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:10:27.17 ID:zFOfssmu0
■数十年後
かぐや「ねえ、早坂?」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「私より早くいったら嫌なんだからね」
早坂「……まったく、本当にかぐや様はワガママなんですから」
かぐや「ええ、そうなの。私はワガママなんだから」
早坂「仕方ありませんね。もう少しだけ、もうちょっとだけ、そのワガママに付き合いますよ」
かぐや「ねえ、早坂?」
早坂「なんでしょう?」
かぐや「最後に聞きたいのだけれど、早坂は私とずっと一緒で後悔とかなかった?」
早坂「不思議な事を聞きますね」
かぐや「最後だから……」
早坂「そうですね。後悔……。まぁ、学生の頃、毎日のように『会長が会長が』と言うかぐや様に疲れる事はありました」
かぐや「うっ」
早坂「でも、嫌いじゃなかったですよ。ええ、素敵な毎日でした」
早坂「だから後悔なんて絶対にありません」
早坂「私、かぐや様と一緒で本当によかった……ええ、本当に」
かぐや「早坂……」
かぐや「ねえ、早坂?」
早坂「どうかしたのですか?」
かぐや「私より早くいったら嫌なんだからね」
早坂「……まったく、本当にかぐや様はワガママなんですから」
かぐや「ええ、そうなの。私はワガママなんだから」
早坂「仕方ありませんね。もう少しだけ、もうちょっとだけ、そのワガママに付き合いますよ」
かぐや「ねえ、早坂?」
早坂「なんでしょう?」
かぐや「最後に聞きたいのだけれど、早坂は私とずっと一緒で後悔とかなかった?」
早坂「不思議な事を聞きますね」
かぐや「最後だから……」
早坂「そうですね。後悔……。まぁ、学生の頃、毎日のように『会長が会長が』と言うかぐや様に疲れる事はありました」
かぐや「うっ」
早坂「でも、嫌いじゃなかったですよ。ええ、素敵な毎日でした」
早坂「だから後悔なんて絶対にありません」
早坂「私、かぐや様と一緒で本当によかった……ええ、本当に」
かぐや「早坂……」
38: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:11:12.04 ID:zFOfssmu0
早坂「そんな顔しないでください。私はワガママを言っているかぐや様が好きなんですよ」
かぐや「あなたは相変わらず変なことを言うのね。でも、私もそんな早坂が好きよ」
早坂「そうですか。ありがとうございます」
かぐや「あっ、もちろん御行さんの次にですけどね」
早坂「そういう所、かぐや様らしくて好きですよ」
かぐや「ふふっ。そうかしら?」ニコッ
早坂(ああ、願わくば----かぐや様がこれからも笑顔でいてくれますように)
「そういえば昔、御行さんが私に言ってくれたことがあって----」
「まったく妬けますね」
「もうっ、話の腰を折らないで」
「あーはいはいっ♪」
終わり
かぐや「あなたは相変わらず変なことを言うのね。でも、私もそんな早坂が好きよ」
早坂「そうですか。ありがとうございます」
かぐや「あっ、もちろん御行さんの次にですけどね」
早坂「そういう所、かぐや様らしくて好きですよ」
かぐや「ふふっ。そうかしら?」ニコッ
早坂(ああ、願わくば----かぐや様がこれからも笑顔でいてくれますように)
「そういえば昔、御行さんが私に言ってくれたことがあって----」
「まったく妬けますね」
「もうっ、話の腰を折らないで」
「あーはいはいっ♪」
終わり
39: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/27(火) 23:11:44.98 ID:zFOfssmu0
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!
読んでくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!
引用元: ・【かぐや様は告らせたい】かぐや「早坂聞いて!」早坂「あーはいはい」
【かぐや様は告らせたい】かぐや「会長が浮気を……」藤原「!?」石上「うわぁ……」
2020-10-15
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:43:55.03 ID:DTy64Bk90
藤原(色々あって、かぐやさんと会長が恋人関係になりました)
石上「四宮先輩が僕達に相談って珍しいですね」
かぐや「実は……」
かぐや「会長が浮気をしているみたいなんです!!!」
藤原「なっ!!!? 会長さんが!!!!」
石上(……『しているみたい』? うーん、勘違いじゃないかな? あの会長が浮気をする人には見えないし……)
藤原「相手は! 相手は誰なんですか!?」
石上「いや、その前に『しているみたい』という事は確定している訳じゃないんですよね?」
かぐや「そ、そうなんだけど、もう確定というか……」
石上「まずはどうしてそう思ったか? 教えてください」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518619434
石上「四宮先輩が僕達に相談って珍しいですね」
かぐや「実は……」
かぐや「会長が浮気をしているみたいなんです!!!」
藤原「なっ!!!? 会長さんが!!!!」
石上(……『しているみたい』? うーん、勘違いじゃないかな? あの会長が浮気をする人には見えないし……)
藤原「相手は! 相手は誰なんですか!?」
石上「いや、その前に『しているみたい』という事は確定している訳じゃないんですよね?」
かぐや「そ、そうなんだけど、もう確定というか……」
石上「まずはどうしてそう思ったか? 教えてください」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518619434
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:44:51.66 ID:DTy64Bk90
かぐや「この写メ日記を見てください」
藤原「え? これって……」
石上「ま、まさか!」
かぐや「毎日寝る前に、お互いの写メを送りあっているのですが……」
石上(ラブラブじゃねーか!)
藤原「ふむふむ」
かぐや「昨日会長が着ているパジャマが私とおそろいの物じゃなかったんです!」
石上「…………………………………………へ?」
藤原「え? これって……」
石上「ま、まさか!」
かぐや「毎日寝る前に、お互いの写メを送りあっているのですが……」
石上(ラブラブじゃねーか!)
藤原「ふむふむ」
かぐや「昨日会長が着ているパジャマが私とおそろいの物じゃなかったんです!」
石上「…………………………………………へ?」
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:46:26.56 ID:DTy64Bk90
藤原「そういえば、かぐやさんって会長とおそろいのパジャマを買ったんでしたよね」
かぐや「そうなんです。私は凄く嬉しくて嬉しくて……」ポロポロ
石上(泣き出したよこの人……)
かぐや「私はおそろいパジャマがこんなに嬉しかったというのに……会長は違ったみたいなんです」
かぐや「これは私への愛が冷めた証拠……うぅ……会長……会長なんでぇ……」ポロポロ
石上(うわぁ……愛が重い)
藤原「石上先生! これって浮気なんでしょうか!?」
石上「え? ただ洗濯しただけじゃないんですか?」
かぐや「……へ?」
藤原「?」
かぐや「そうなんです。私は凄く嬉しくて嬉しくて……」ポロポロ
石上(泣き出したよこの人……)
かぐや「私はおそろいパジャマがこんなに嬉しかったというのに……会長は違ったみたいなんです」
かぐや「これは私への愛が冷めた証拠……うぅ……会長……会長なんでぇ……」ポロポロ
石上(うわぁ……愛が重い)
藤原「石上先生! これって浮気なんでしょうか!?」
石上「え? ただ洗濯しただけじゃないんですか?」
かぐや「……へ?」
藤原「?」
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:47:56.27 ID:DTy64Bk90
石上「あっ、もしかして、先輩達って毎日パジャマ洗う派ですか?」
かぐや「え? ま、毎日洗わない人がいるの?」
石上「パジャマを数日に1回洗っている男は多いと思いますよ」
藤原「という事は!」
石上「おそろいのパジャマは洗濯していたんでしょうね」
石上「会長の家って父子家庭でしょう? だからたぶん、夜に洗濯機を回す家庭なんでしょうね」
かぐや「な、なるほど。そう考えると不思議じゃないわ」
藤原「さすが石上くん!」
石上「じゃあ、解決ですね。お疲れさまでした」
かぐや「ちょっと待って。まだ解決じゃないわ。この件は今晩まで持ち越しただけ」
藤原「あー確かに。今晩おそろいのパジャマじゃなかったら……」
かぐや「そうです。浮気確定。焼き土下座。地下帝国……」ゴゴゴゴゴゴ
石上(なにこの人。怖い)
かぐや「実を言うと浮気だと思った原因はまだあるんです」
藤原「え?」
かぐや「え? ま、毎日洗わない人がいるの?」
石上「パジャマを数日に1回洗っている男は多いと思いますよ」
藤原「という事は!」
石上「おそろいのパジャマは洗濯していたんでしょうね」
石上「会長の家って父子家庭でしょう? だからたぶん、夜に洗濯機を回す家庭なんでしょうね」
かぐや「な、なるほど。そう考えると不思議じゃないわ」
藤原「さすが石上くん!」
石上「じゃあ、解決ですね。お疲れさまでした」
かぐや「ちょっと待って。まだ解決じゃないわ。この件は今晩まで持ち越しただけ」
藤原「あー確かに。今晩おそろいのパジャマじゃなかったら……」
かぐや「そうです。浮気確定。焼き土下座。地下帝国……」ゴゴゴゴゴゴ
石上(なにこの人。怖い)
かぐや「実を言うと浮気だと思った原因はまだあるんです」
藤原「え?」
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:49:05.13 ID:DTy64Bk90
■回想シーン------------
かぐや「会長。今日も手作りお弁当を交換しましょう」
白銀「ああ。四宮の弁当楽しみだ」
かぐや「ふふっ。今日も愛情がたっぷり詰まってますからね」
かぐや「って、何ですか! このお弁当は!!!」
白銀「え? も、もしかして、まずかったか!?」
かぐや「いえ、もぐもぐ。大変、もぐもぐ。美味しいです!」
白銀「じゃ、じゃあ、なんで怒ってるんだ?」
かぐや「たこさんウィンナーが、いつもより一本少ないです! どうなっているんですか!!」
■回想終了--------------
かぐや「という事が! 信じられない! 今までたこさんウィンナーは毎日2本入っていたのに!」
石上「……」
藤原「……」
石上(どうでもええわーーーーーー!!!!!!)
かぐや「会長。今日も手作りお弁当を交換しましょう」
白銀「ああ。四宮の弁当楽しみだ」
かぐや「ふふっ。今日も愛情がたっぷり詰まってますからね」
かぐや「って、何ですか! このお弁当は!!!」
白銀「え? も、もしかして、まずかったか!?」
かぐや「いえ、もぐもぐ。大変、もぐもぐ。美味しいです!」
白銀「じゃ、じゃあ、なんで怒ってるんだ?」
かぐや「たこさんウィンナーが、いつもより一本少ないです! どうなっているんですか!!」
■回想終了--------------
かぐや「という事が! 信じられない! 今までたこさんウィンナーは毎日2本入っていたのに!」
石上「……」
藤原「……」
石上(どうでもええわーーーーーー!!!!!!)
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:50:04.97 ID:DTy64Bk90
藤原「……」
石上「って、藤原先輩? 汗をびっしょりかいてどうしたんですか?」
藤原「え? あっ、な、何でもないですよー」
藤原(それ食べたの私だーーーーーーー!!!)
藤原(でも、会長が悪いんです! 生徒会室にお弁当を置いておくから、てっきり私の分だと思って摘み食いを……)
藤原(い、いえ。今回の件は私が悪いんです。ここは正直に謝って……)
石上「って、藤原先輩? 汗をびっしょりかいてどうしたんですか?」
藤原「え? あっ、な、何でもないですよー」
藤原(それ食べたの私だーーーーーーー!!!)
藤原(でも、会長が悪いんです! 生徒会室にお弁当を置いておくから、てっきり私の分だと思って摘み食いを……)
藤原(い、いえ。今回の件は私が悪いんです。ここは正直に謝って……)
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:51:01.51 ID:DTy64Bk90
かぐや「絶対に許さない! 私が会長のお弁当を毎日どれだけ楽しみにしているのか、あの人はわかってないんです!」
石上(こ、怖い。手作り弁当を毎日楽しみって……愛が重すぎて怖い)ガタガタ
藤原(ひぃー。これ絶対、本当の事を言ったら殺されるやつだーーーー!)
石上(あの藤原先輩も怖がってる。うぅ……仕方ないけど僕が四宮先輩の怒りを鎮めないと……)
かぐや「お弁当と言えば、他にも……」ゴゴゴゴゴ
石上(頑張れ僕!)
石上「ちょ、ちょっと待ってください」
かぐや「え? なに?」
石上(ひ、ひぃぃぃ。目から光沢が無くなってる怖えええええ!)
石上(こ、怖い。手作り弁当を毎日楽しみって……愛が重すぎて怖い)ガタガタ
藤原(ひぃー。これ絶対、本当の事を言ったら殺されるやつだーーーー!)
石上(あの藤原先輩も怖がってる。うぅ……仕方ないけど僕が四宮先輩の怒りを鎮めないと……)
かぐや「お弁当と言えば、他にも……」ゴゴゴゴゴ
石上(頑張れ僕!)
石上「ちょ、ちょっと待ってください」
かぐや「え? なに?」
石上(ひ、ひぃぃぃ。目から光沢が無くなってる怖えええええ!)
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:53:51.41 ID:DTy64Bk90
かぐや「……」ジー
藤原「……」ダラダラ
石上「よ、よく考えてください。毎日同じメニューだったら、飽きますよね? 会長は優しいからきっと飽きないようにと、色々考えての事だったと思いますよ」
かぐや「な、なるほど。そうですね。会長は優しいから……。会長ったら私が飽きないように……。会長が私のために……ふふっ♪」
石上「そうですよ。会長は優しいから」
石上(よかったあああああああ。一気に機嫌がよくなったぞ)
藤原「……」ダラダラ
石上「よ、よく考えてください。毎日同じメニューだったら、飽きますよね? 会長は優しいからきっと飽きないようにと、色々考えての事だったと思いますよ」
かぐや「な、なるほど。そうですね。会長は優しいから……。会長ったら私が飽きないように……。会長が私のために……ふふっ♪」
石上「そうですよ。会長は優しいから」
石上(よかったあああああああ。一気に機嫌がよくなったぞ)
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:55:05.08 ID:DTy64Bk90
藤原「でも、かぐやさんの気持ちもわかりますよ。会長のたこさんウィンナーってなぜか美味しいんですよねー♪」
かぐや「そうなんです。きっと会長の私への想いが込められているからなんでしょうね」
石上(何言ってんだ。この人)
藤原「特に昨日のカレー味のたこさんウィンナーは絶品でしたよね。あれはどうやって作っているんでしょうか?」
かぐや「……」ニコニコ
藤原「あっ……」ダラダラ
かぐや「…………はあ?」
石上「ま、まさか……」ガタガタ
かぐや「へぇ……。なぜあなたが昨日のウィンナーの味を知っているのでしょうか? ねえ、藤原さん、無知な私に教えてくれるかしら?」ゴゴゴゴ
藤原「ごめんなさい!!!!」ドゲザァー
石上(き、決まった!綺麗なジャンピング土下座だ!)
かぐや「そうなんです。きっと会長の私への想いが込められているからなんでしょうね」
石上(何言ってんだ。この人)
藤原「特に昨日のカレー味のたこさんウィンナーは絶品でしたよね。あれはどうやって作っているんでしょうか?」
かぐや「……」ニコニコ
藤原「あっ……」ダラダラ
かぐや「…………はあ?」
石上「ま、まさか……」ガタガタ
かぐや「へぇ……。なぜあなたが昨日のウィンナーの味を知っているのでしょうか? ねえ、藤原さん、無知な私に教えてくれるかしら?」ゴゴゴゴ
藤原「ごめんなさい!!!!」ドゲザァー
石上(き、決まった!綺麗なジャンピング土下座だ!)
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:55:40.02 ID:DTy64Bk90
藤原「本当にごめんなさい! なんでもしますから、許してください!」
かぐや「まったく……言ってくれれば少しくらいあげるのに」
藤原・石上「え?」
かぐや「今度からは一言言ってください。私も鬼ではありません。少しくらいなら本当に少しくらいなら分けてあげますから」
藤原「----!」パァー
石上(うわっ、藤原先輩が凄い笑顔に!)
* * *
かぐや「コホン。ここまでは私の勘違いとわかりましたが、実を言うとまだ浮気の可能性があるんです」
石上(帰りたい)
藤原「え? 会長は他にどんな事をやったんですか?」
かぐや「それは一緒に借りたDVDを会長の家で見ていた時の事でした……」
かぐや「まったく……言ってくれれば少しくらいあげるのに」
藤原・石上「え?」
かぐや「今度からは一言言ってください。私も鬼ではありません。少しくらいなら本当に少しくらいなら分けてあげますから」
藤原「----!」パァー
石上(うわっ、藤原先輩が凄い笑顔に!)
* * *
かぐや「コホン。ここまでは私の勘違いとわかりましたが、実を言うとまだ浮気の可能性があるんです」
石上(帰りたい)
藤原「え? 会長は他にどんな事をやったんですか?」
かぐや「それは一緒に借りたDVDを会長の家で見ていた時の事でした……」
11: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:56:46.06 ID:DTy64Bk90
■回想シーン------------
かぐや「会長っ♪」スリスリ
白銀「こらこら。誰もいないからって膝の上でスリスリするな。映画に集中できないだろ」
かぐや「むーっ。ここは私の指定席なんです。誰にも譲りませんから!」プクー
白銀「っ//」カァー
かぐや「もうっ。なに赤くなっているんですか。そんなに赤くなってると、こっちが恥ずかしくなってきます」
白銀「いや、お前が可愛すぎるのが……って映画が始まるぞ」
かぐや「え? 可愛すぎるのが? え? よく聞こえませんでした。会長もう一回」
白銀「言わないからな! ほら映画見るぞ」
かぐや「むぅー」
■回想終了--------------
石上「うわああああああああああああああああああああああああ!!!」
かぐや「」ビクッ
石上「もういいです! 要点を! 要点を言ってください!」
かぐや「これからがいい所なのに……」
石上「藤原先輩を見てください!」
かぐや「え?」
藤原「だぱー」
石上「藤原先輩の口からこんなに砂糖が……。これはどう見ても四宮先輩が甘々な話をするからですよ!」
かぐや「そんな……甘々なんて//」テレテレ
石上(帰りてええええええええええ!!!!)
かぐや「会長っ♪」スリスリ
白銀「こらこら。誰もいないからって膝の上でスリスリするな。映画に集中できないだろ」
かぐや「むーっ。ここは私の指定席なんです。誰にも譲りませんから!」プクー
白銀「っ//」カァー
かぐや「もうっ。なに赤くなっているんですか。そんなに赤くなってると、こっちが恥ずかしくなってきます」
白銀「いや、お前が可愛すぎるのが……って映画が始まるぞ」
かぐや「え? 可愛すぎるのが? え? よく聞こえませんでした。会長もう一回」
白銀「言わないからな! ほら映画見るぞ」
かぐや「むぅー」
■回想終了--------------
石上「うわああああああああああああああああああああああああ!!!」
かぐや「」ビクッ
石上「もういいです! 要点を! 要点を言ってください!」
かぐや「これからがいい所なのに……」
石上「藤原先輩を見てください!」
かぐや「え?」
藤原「だぱー」
石上「藤原先輩の口からこんなに砂糖が……。これはどう見ても四宮先輩が甘々な話をするからですよ!」
かぐや「そんな……甘々なんて//」テレテレ
石上(帰りてええええええええええ!!!!)
12: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:57:22.73 ID:DTy64Bk90
かぐや「まぁ、いいでしょう。実は映画を見ていた時の事なんですが」
石上「……はい」
かぐや「会長が私を見ずに、映画に出てきた女性ばかりを見ていたんです! これは浮気でしょう!」
石上「それ映画を見ていただけだろうが!!!!!」
かぐや「え?」
藤原「石上くん!? それは思ってても言っちゃだめ!」
かぐや「で、でも、せっかく私と一緒にいるのに! ずっと見ていてほしいのに!」
石上「じゃあ、DVDなんて借りてくんなよ!!!!!!」
石上「……はい」
かぐや「会長が私を見ずに、映画に出てきた女性ばかりを見ていたんです! これは浮気でしょう!」
石上「それ映画を見ていただけだろうが!!!!!」
かぐや「え?」
藤原「石上くん!? それは思ってても言っちゃだめ!」
かぐや「で、でも、せっかく私と一緒にいるのに! ずっと見ていてほしいのに!」
石上「じゃあ、DVDなんて借りてくんなよ!!!!!!」
13: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:58:25.91 ID:DTy64Bk90
■後日
白銀「実は相談があるんだが。その……。四宮と手をつなぐと、四宮が真っ赤になって俯くんだが……」
白銀「やはり俺の手が汚くて怒っているのだろうか……。いや、ちゃんと事前に消毒は済ませているんだが……」
石上(お前もかい!!)
なんだかんだ、この二人はお似合いだなと思った石上であった。
本日の勝敗
石上の敗北
敗因・バカップルの話を真面目に聞いた
終わり
白銀「実は相談があるんだが。その……。四宮と手をつなぐと、四宮が真っ赤になって俯くんだが……」
白銀「やはり俺の手が汚くて怒っているのだろうか……。いや、ちゃんと事前に消毒は済ませているんだが……」
石上(お前もかい!!)
なんだかんだ、この二人はお似合いだなと思った石上であった。
本日の勝敗
石上の敗北
敗因・バカップルの話を真面目に聞いた
終わり
14: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/14(水) 23:59:14.34 ID:DTy64Bk90
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いします。
読んでくれてありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いします。
引用元: ・【かぐや様は告らせたい】かぐや「会長が浮気を……」藤原「!?」石上「うわぁ……」
【かぐや様は告らせたい】かぐや「会長の手作りお弁当GET計画」
2020-10-13
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:43:43.55 ID:BB/BxWBS0
■夜
早坂「え?」
かぐや「先程も言いましたが、明日料理人にお弁当を用意させるから、そのお弁当と会長のお弁当を交換して欲しいの」
早坂「会長さんの1限目が体育だから……その時にですか?」
かぐや「そうです」
早坂「疑問点が山のようにあるのですが、とりあえず置いておいて。かぐや様はそこまでして会長さんの手作り料理が食べたいのですか?」
かぐや「何を言っているの! これも激務で苦労している会長の為よ!」
早坂「はぁ……」
かぐや「会長のお弁当は栄養のバランスがかなり偏っているわ。このままでは、いつ倒れてもおかしくないの!」
早坂「なるほど」
かぐや「そこで会長のお弁当のコピーを四宮家の料理人に作らせます。からあげの油もコレステロールが少ないもの。ハンバーグは豆腐ハンバーグに! そして良い素材! 会長には少しでも良いものを食べて貰います!」
早坂「……質問してもいいですか?」
かぐや「どうぞ」
早坂「えーと、かぐや様が用意したお弁当を……知らないお弁当を会長さんが食べてくれるでしょうか?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518446623
早坂「え?」
かぐや「先程も言いましたが、明日料理人にお弁当を用意させるから、そのお弁当と会長のお弁当を交換して欲しいの」
早坂「会長さんの1限目が体育だから……その時にですか?」
かぐや「そうです」
早坂「疑問点が山のようにあるのですが、とりあえず置いておいて。かぐや様はそこまでして会長さんの手作り料理が食べたいのですか?」
かぐや「何を言っているの! これも激務で苦労している会長の為よ!」
早坂「はぁ……」
かぐや「会長のお弁当は栄養のバランスがかなり偏っているわ。このままでは、いつ倒れてもおかしくないの!」
早坂「なるほど」
かぐや「そこで会長のお弁当のコピーを四宮家の料理人に作らせます。からあげの油もコレステロールが少ないもの。ハンバーグは豆腐ハンバーグに! そして良い素材! 会長には少しでも良いものを食べて貰います!」
早坂「……質問してもいいですか?」
かぐや「どうぞ」
早坂「えーと、かぐや様が用意したお弁当を……知らないお弁当を会長さんが食べてくれるでしょうか?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518446623
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:48:09.94 ID:BB/BxWBS0
かぐや「はぁ……。だから言ったでしょう? 会長のお弁当のコピーを作ると。見た目は完全に同じようにさせます。味付けもできる限り近い形で。もちろん、お弁当箱も同じものを用意しました」
早坂「コピーとは言いますが、どういうお弁当を作らせるおつもりで? 毎日変わるお弁当の内容を把握するなど不可能だと思いますが」
かぐや「そこに関しては問題ありません」
早坂「?」
かぐや「これを見てください」
ゴゴゴゴゴ
早坂(スクリーンが下りてきて……映画館みたいに映像が……)
早坂「!!!?」
かぐや「ふふふふふ」
白銀『ふぃー。今日も疲れたー。さて勉強でもするか』
かぐや「そう! 白銀家は四宮家の監視下にあります! このリモコン一つで会長の家のどの部屋だろうが見る事ができるんです!」
早坂「」
かぐや「これで会長が作るお弁当の内容など丸見え! この映像を当家の料理人に渡せば! コピーなんて簡単に作れます!」
早坂「」
かぐや「どうかしたの?」
早坂「いえ……。私がバカでした」
かぐや「へ?」
早坂「裏でこそこそ何かをしているのは知っていたのですが。ええ、これは私のミスです」
かぐや「えーと、話が見えないんだけど?」
早坂「母さんごめんなさい。私のせいで天才と言われたかぐや様が四宮家歴代最大のおばかに……」
かぐや「早坂!!?」
早坂「コピーとは言いますが、どういうお弁当を作らせるおつもりで? 毎日変わるお弁当の内容を把握するなど不可能だと思いますが」
かぐや「そこに関しては問題ありません」
早坂「?」
かぐや「これを見てください」
ゴゴゴゴゴ
早坂(スクリーンが下りてきて……映画館みたいに映像が……)
早坂「!!!?」
かぐや「ふふふふふ」
白銀『ふぃー。今日も疲れたー。さて勉強でもするか』
かぐや「そう! 白銀家は四宮家の監視下にあります! このリモコン一つで会長の家のどの部屋だろうが見る事ができるんです!」
早坂「」
かぐや「これで会長が作るお弁当の内容など丸見え! この映像を当家の料理人に渡せば! コピーなんて簡単に作れます!」
早坂「」
かぐや「どうかしたの?」
早坂「いえ……。私がバカでした」
かぐや「へ?」
早坂「裏でこそこそ何かをしているのは知っていたのですが。ええ、これは私のミスです」
かぐや「えーと、話が見えないんだけど?」
早坂「母さんごめんなさい。私のせいで天才と言われたかぐや様が四宮家歴代最大のおばかに……」
かぐや「早坂!!?」
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:49:24.84 ID:BB/BxWBS0
* * *
かぐや「ま、まさか……この私が犯罪なんて……」
早坂「わかってもらえましたか」
かぐや「うぅ……。最終的には私の手作りお弁当を会長に食べて貰おうと思っていたのに……」
早坂「そんな事まで考えていたのですか……」
かぐや「ね? 一週間だけ、一週間したら監視カメラを外すから、それなら大丈夫よね」
早坂「ダメです! 明日、会長さんの家が留守の時にカメラは撤収です。あと監視カメラではありません。ただの盗撮です」
かぐや「違うわ! これは盗撮じゃありません! 会長の事を想った行動で!!」
早坂「……ん?」
かぐや「どうかしたの?」
早坂「いえ、この映像の横にマップが表示されているのですが?」
かぐや「ふふっ。私は前回の夏休みの件で反省しました」
早坂「ま、まさか……」
かぐや「そうです! 会長の服や持ち物。さらには自転車にまでGPSを仕込みました! これで長い休みでも『たまたまバッタリ会う』事ができる!」
早坂「……」
かぐや「は、早坂!? なんで泣いているの!?」
早坂「うぅ……。あのかぐや様が四宮家歴代最低のストーカーに……」
かぐや「ストーカー!!?」
かぐや「ま、まさか……この私が犯罪なんて……」
早坂「わかってもらえましたか」
かぐや「うぅ……。最終的には私の手作りお弁当を会長に食べて貰おうと思っていたのに……」
早坂「そんな事まで考えていたのですか……」
かぐや「ね? 一週間だけ、一週間したら監視カメラを外すから、それなら大丈夫よね」
早坂「ダメです! 明日、会長さんの家が留守の時にカメラは撤収です。あと監視カメラではありません。ただの盗撮です」
かぐや「違うわ! これは盗撮じゃありません! 会長の事を想った行動で!!」
早坂「……ん?」
かぐや「どうかしたの?」
早坂「いえ、この映像の横にマップが表示されているのですが?」
かぐや「ふふっ。私は前回の夏休みの件で反省しました」
早坂「ま、まさか……」
かぐや「そうです! 会長の服や持ち物。さらには自転車にまでGPSを仕込みました! これで長い休みでも『たまたまバッタリ会う』事ができる!」
早坂「……」
かぐや「は、早坂!? なんで泣いているの!?」
早坂「うぅ……。あのかぐや様が四宮家歴代最低のストーカーに……」
かぐや「ストーカー!!?」
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:50:46.42 ID:BB/BxWBS0
* * *
かぐや「わ、私はなんて事を……」
早坂「冷静になって頂けましたか?」
かぐや「という事はこのパンツも……」
早坂「え?」
かぐや「あっ、いえ、なんでもないの!」
早坂「ま、まさか!!!」
かぐや「ち、違うの! 勘違いしないで! ただ会長の脱ぎたてほやほやの中古パンツを、こっそり新品に交換してあげただけで!!! そう、これは善意で!」
早坂「きもっ」
かぐや「……ぇ」
早坂「あっ、いえ、すみません。つい本音が」
かぐや「いや、いいの……。実は私もちょっぴり……ほんのちょっとだけ気持ち悪いかなーって…………思ってたから……」グスグス
早坂「泣かないでください。まだ大丈夫です。今から真人間に戻りましょう!」
かぐや「わ、私はなんて事を……」
早坂「冷静になって頂けましたか?」
かぐや「という事はこのパンツも……」
早坂「え?」
かぐや「あっ、いえ、なんでもないの!」
早坂「ま、まさか!!!」
かぐや「ち、違うの! 勘違いしないで! ただ会長の脱ぎたてほやほやの中古パンツを、こっそり新品に交換してあげただけで!!! そう、これは善意で!」
早坂「きもっ」
かぐや「……ぇ」
早坂「あっ、いえ、すみません。つい本音が」
かぐや「いや、いいの……。実は私もちょっぴり……ほんのちょっとだけ気持ち悪いかなーって…………思ってたから……」グスグス
早坂「泣かないでください。まだ大丈夫です。今から真人間に戻りましょう!」
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:51:26.82 ID:BB/BxWBS0
かぐや「うん……。もう会長が使ったお箸とかストローとか空き缶とかのコレクションもやめる……私、がんばる……」グスグス
早坂「そ、その通りです。もうカミングアウトはお腹いっぱいなので、そろそろ本題に入りましょう」
かぐや「本題? 会長のお弁当交換の事?」
早坂「それは中止です。本題はそこではありません」
かぐや「なっ! お、お弁当だけはいいでしょう! これは会長の栄養管理の為で!」
早坂「だったら、かぐや様がお弁当を直接渡せばいいでしょう?」
かぐや「そ、そんな事できるわけないでしょう!」
早坂「かぐや様の手作りお弁当なら会長さんも喜ぶと思いますよ?」
かぐや「え?」
早坂「先ほどから、この盗撮……いえ、監視カメラを見ているのですが」
かぐや「?」
早坂「そ、その通りです。もうカミングアウトはお腹いっぱいなので、そろそろ本題に入りましょう」
かぐや「本題? 会長のお弁当交換の事?」
早坂「それは中止です。本題はそこではありません」
かぐや「なっ! お、お弁当だけはいいでしょう! これは会長の栄養管理の為で!」
早坂「だったら、かぐや様がお弁当を直接渡せばいいでしょう?」
かぐや「そ、そんな事できるわけないでしょう!」
早坂「かぐや様の手作りお弁当なら会長さんも喜ぶと思いますよ?」
かぐや「え?」
早坂「先ほどから、この盗撮……いえ、監視カメラを見ているのですが」
かぐや「?」
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:51:53.98 ID:BB/BxWBS0
白銀『……』
早坂「会長さん、たまに上の空になっていますね。これはきっとかぐや様の事を考えているに違いありません」
かぐや「なっ~~~~~~//」カァー
早坂「想い人のかぐや様がお弁当を作ってきてくれたら、きっと犬のように喜び周るでしょうね」
かぐや「か、会長が犬のように!!!?」
早坂「だからカグヤ様が作ってあげましょう」
かぐや「で、でも、それだと私が会長の事、好きみたいじゃない!」
早坂「会長さんが喜んでいる姿を見たくないのですか?」
かぐや「そんな物、見てもどうしようもないでしょう!」
かぐや(会長の喜ぶ顔、すっごく見たい!!!)
実はかぐやは今の状況にマンネリを感じていた!
モニタ越しの白銀はずっと真面目な顔をしているだけ。
そこで白銀のジャージを手に入れ自分で着たりして会長を感じていたのだが、最後はやはりマンネリ化!
そんなかぐやは一つ想うようになっていた。
それは会長の一喜一憂する姿!が見たい!
しかし、そんな会長の姿は盗撮や盗聴をどれだけしても見れない。
かぐや(やはり私が……自分自身で動くしかないようですね)
早坂「会長さん、たまに上の空になっていますね。これはきっとかぐや様の事を考えているに違いありません」
かぐや「なっ~~~~~~//」カァー
早坂「想い人のかぐや様がお弁当を作ってきてくれたら、きっと犬のように喜び周るでしょうね」
かぐや「か、会長が犬のように!!!?」
早坂「だからカグヤ様が作ってあげましょう」
かぐや「で、でも、それだと私が会長の事、好きみたいじゃない!」
早坂「会長さんが喜んでいる姿を見たくないのですか?」
かぐや「そんな物、見てもどうしようもないでしょう!」
かぐや(会長の喜ぶ顔、すっごく見たい!!!)
実はかぐやは今の状況にマンネリを感じていた!
モニタ越しの白銀はずっと真面目な顔をしているだけ。
そこで白銀のジャージを手に入れ自分で着たりして会長を感じていたのだが、最後はやはりマンネリ化!
そんなかぐやは一つ想うようになっていた。
それは会長の一喜一憂する姿!が見たい!
しかし、そんな会長の姿は盗撮や盗聴をどれだけしても見れない。
かぐや(やはり私が……自分自身で動くしかないようですね)
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:53:14.07 ID:BB/BxWBS0
早坂「あっ、会長さんが何か喋ってますよ」
白銀『はぁ……腹減ったなぁ』
かぐや「……仕方のない人。仕方ないから私がお弁当を作ってあげましょう」
早坂「理由ができたからって、にやにやしすぎですよ。渡した時の妄想は一人の時にしてください」
かぐや「にやにやなんかしてない!!! あと妄想もしない!」
かぐや「で、でも、お弁当をどうやって渡そうかしら……」
早坂「……」
本来なら「素直に渡せ」としか言わない早坂だが、今回のストーカーの責任を感じていた。
自分がもっとアドバイスして相手をしていたら、かぐやは犯罪者にはなっていなかったと。
早坂「そうですね……」
白銀『はぁ……腹減ったなぁ』
かぐや「……仕方のない人。仕方ないから私がお弁当を作ってあげましょう」
早坂「理由ができたからって、にやにやしすぎですよ。渡した時の妄想は一人の時にしてください」
かぐや「にやにやなんかしてない!!! あと妄想もしない!」
かぐや「で、でも、お弁当をどうやって渡そうかしら……」
早坂「……」
本来なら「素直に渡せ」としか言わない早坂だが、今回のストーカーの責任を感じていた。
自分がもっとアドバイスして相手をしていたら、かぐやは犯罪者にはなっていなかったと。
早坂「そうですね……」
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:53:53.12 ID:BB/BxWBS0
* * *
白銀「んっ。うまい! さすが四宮家の弁当だ」
藤原「おいしーです」
早坂の案! それは料理人のミスという設定!
発注ミスをしてしまい、多くの材料が余ってしまった。
仕方がないので生徒会メンバーのお弁当も作ってくれたという大ウソ。
生徒会メンバーには早朝にかぐやからメールをしたので、みんな弁当は持参しない。
『もう作った』と言えば、普段は遠慮する白銀も受け取るしかない。
これが早坂の案。
かぐや「……」
かぐや(会長があんなに幸せそうに私が作ったお弁当を……。朝早く起きて、頑張って作ってよかった)
ちなみに白銀に渡した弁当だけかぐやの手作り。
とても美味しそうに食べる白銀を見てかぐやは満足したが、やはり人間。
かぐや(……今度こそ会長の手作りお弁当が食べたい……)
人間とは悲しくも強欲な生き物。
一つの事に満足したら、すぐに次が欲しくなる。
かぐや(今度は真っ当に会長のお弁当が食べられる手段を考えなきゃ)
しかし、早坂はこのかぐやの考えも読んでいた。
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:54:19.11 ID:BB/BxWBS0
白銀「よし、今度は俺がご馳走しよう」
かぐや「え?」
白銀「今日の弁当のお返しにもならんが、明日俺がみんなの弁当も作ってきてやろう」
藤原「わーい。やったー♪」
かぐや「……」
白銀「ん? どうした四宮…………そうか。悪かった。四宮は俺の惨めな食材で作った弁当などいらないよな……」
かぐや「いえ、お礼を受け取らないとあれば四宮家の恥です。ここは喜んで受け取りたいと思います」
白銀「そうか。ふっ」
かぐや「ふふっ」
かぐや(やったわ!!!! 早坂、私やったわよ!!!! 帰ったら早坂に教えてあげましょう! きっと喜んでくれるわ!)
白銀(しゃああああああ!覚悟しろよ四宮!俺の料理がただの男料理じゃない所を見せてやるからな!!!)
白銀「ふふふふ」
かぐや「ふふふふ」
藤原「おいしー」
本日の勝敗
かぐやと白銀の勝利
終わり
かぐや「え?」
白銀「今日の弁当のお返しにもならんが、明日俺がみんなの弁当も作ってきてやろう」
藤原「わーい。やったー♪」
かぐや「……」
白銀「ん? どうした四宮…………そうか。悪かった。四宮は俺の惨めな食材で作った弁当などいらないよな……」
かぐや「いえ、お礼を受け取らないとあれば四宮家の恥です。ここは喜んで受け取りたいと思います」
白銀「そうか。ふっ」
かぐや「ふふっ」
かぐや(やったわ!!!! 早坂、私やったわよ!!!! 帰ったら早坂に教えてあげましょう! きっと喜んでくれるわ!)
白銀(しゃああああああ!覚悟しろよ四宮!俺の料理がただの男料理じゃない所を見せてやるからな!!!)
白銀「ふふふふ」
かぐや「ふふふふ」
藤原「おいしー」
本日の勝敗
かぐやと白銀の勝利
終わり
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/12(月) 23:55:00.24 ID:BB/BxWBS0
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします。
読んでくれてありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします。
引用元: ・【かぐや様は告らせたい】かぐや「会長の手作りお弁当GET計画」
かぐや「ほれ薬!?」【かぐや様は告らせたい】
2020-10-13
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:01:51.68 ID:ApI2NqoK0
かぐや「ほれ薬!?」
早坂「はい。とあるルートで手に入れた貴重なものです。せっかくなので使ってみますか?」
かぐや「はぁ……。何か勘違いがあるようなので言っておくけど」
早坂「?」
かぐや「会長が私に惚れて、惚れて、すっごく惚れて仕方ないから相手をしてあげているだけ」
早坂「なるほど」
かぐや「だから私がほれ薬を使う必要はないわ。それにほれ薬を使ったら、まるで私が会長にもっと好きになって欲しいみたいじゃない」
早坂「わかりました。勘違いをしてすみません」
かぐや「わかればいいのよ」
早坂「では、これは処分しますね」
かぐや「え?」
早坂「?」
かぐや「え、えーと、処分するのは勿体ないわ。だって貴重な物なんでしょう? そ、それに私の知り合いにそういう薬を使いたい人がいるかもだし……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518354111
早坂「はい。とあるルートで手に入れた貴重なものです。せっかくなので使ってみますか?」
かぐや「はぁ……。何か勘違いがあるようなので言っておくけど」
早坂「?」
かぐや「会長が私に惚れて、惚れて、すっごく惚れて仕方ないから相手をしてあげているだけ」
早坂「なるほど」
かぐや「だから私がほれ薬を使う必要はないわ。それにほれ薬を使ったら、まるで私が会長にもっと好きになって欲しいみたいじゃない」
早坂「わかりました。勘違いをしてすみません」
かぐや「わかればいいのよ」
早坂「では、これは処分しますね」
かぐや「え?」
早坂「?」
かぐや「え、えーと、処分するのは勿体ないわ。だって貴重な物なんでしょう? そ、それに私の知り合いにそういう薬を使いたい人がいるかもだし……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518354111
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:02:52.66 ID:ApI2NqoK0
早坂「なるほど。では、使い方を説明しておきますね----」
■内容
ジュースとか食べ物に混ぜて好きなあの人をGET!
■使い方
1粒…あなたを好きになります
2粒…手をギューっと握りたくなる
3粒…めちゃくちゃにしてーーーー
かぐや「……めちゃくちゃ? どういう意味かしら?」
早坂「セッ〇スですね」
かぐや「セッ……!?」
早坂「薬は全部で5粒しかありません。有効活用してくださいね」
かぐや「5!? え!? 5粒も使ったら私どうされるの!?」
早坂「え? これを使うのはお知り合いの方なんでしょう?」
かぐや「……もちろんです。私は知り合いの身を案じただけです」
早坂「なるほど」
■内容
ジュースとか食べ物に混ぜて好きなあの人をGET!
■使い方
1粒…あなたを好きになります
2粒…手をギューっと握りたくなる
3粒…めちゃくちゃにしてーーーー
かぐや「……めちゃくちゃ? どういう意味かしら?」
早坂「セッ〇スですね」
かぐや「セッ……!?」
早坂「薬は全部で5粒しかありません。有効活用してくださいね」
かぐや「5!? え!? 5粒も使ったら私どうされるの!?」
早坂「え? これを使うのはお知り合いの方なんでしょう?」
かぐや「……もちろんです。私は知り合いの身を案じただけです」
早坂「なるほど」
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:03:27.97 ID:ApI2NqoK0
かぐや「……で?」
早坂「?」
かぐや「そ、その……キスは2.5粒くらいでいいのかしら?」
早坂「さあ? そもそも使ったことありませんし。3粒飲ませてさっさとやっちゃった方がいいのでは?」
かぐや「ダメです! そういうエチなのは結婚してからなの!」
早坂「かぐや様は会長さんと結婚まで考えているのですね」
かぐや「違います! これは知り合いの話です。でも、あくまで参考に聞きたいだけで------」
早坂「?」
かぐや「そ、その……キスは2.5粒くらいでいいのかしら?」
早坂「さあ? そもそも使ったことありませんし。3粒飲ませてさっさとやっちゃった方がいいのでは?」
かぐや「ダメです! そういうエチなのは結婚してからなの!」
早坂「かぐや様は会長さんと結婚まで考えているのですね」
かぐや「違います! これは知り合いの話です。でも、あくまで参考に聞きたいだけで------」
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:03:58.62 ID:ApI2NqoK0
* * *
かぐや「コーヒーになります。どうぞ」
白銀「ありがとう」
かぐや(入れちゃいました……5粒……)
かぐや(……)
かぐや(…………)
かぐや(……………………)
かぐや(あーーーーーーーーーーーーーーっ//)
かぐや(私のばか! なんで5粒も入れたの!?)
かぐや(いや、これは告白する勇気がない会長の背中を押すためだけの行為!)
かぐや(……)
かぐや(だからって5粒入れるとか私のばかーーーーーーーーっ!!!)
かぐや「コーヒーになります。どうぞ」
白銀「ありがとう」
かぐや(入れちゃいました……5粒……)
かぐや(……)
かぐや(…………)
かぐや(……………………)
かぐや(あーーーーーーーーーーーーーーっ//)
かぐや(私のばか! なんで5粒も入れたの!?)
かぐや(いや、これは告白する勇気がない会長の背中を押すためだけの行為!)
かぐや(……)
かぐや(だからって5粒入れるとか私のばかーーーーーーーーっ!!!)
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:04:46.56 ID:ApI2NqoK0
かぐや(…………)
かぐや(あーーっ//)
かぐや(私、どうされちゃうの!?)
かぐや「……」チラッ
白銀「……」ジー
かぐや(あああああああああ 私をどうしちゃうんですか!? 会長ーーーーーーー//)
かぐや(あーーっ//)
かぐや(私、どうされちゃうの!?)
かぐや「……」チラッ
白銀「……」ジー
かぐや(あああああああああ 私をどうしちゃうんですか!? 会長ーーーーーーー//)
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:05:21.28 ID:ApI2NqoK0
白銀「……」
かぐや「……//」ドキドキ
白銀「……」
かぐや「……//」ドキドキ
白銀(四宮が俺をガン見してる!?)
白銀(どういう事だ!?)
白銀「……」
白銀(ま、まさか、このコーヒー!)
白銀(また間接キスを狙っているのか!?)
白銀「……」
白銀(しかし、このカップ。見た所普通だ)
白銀(もし、俺がこれを飲んだとしても間接キスだと俺は気づかない……)
白銀(俺が気づかないことに対して、何か意味があるのか?)
白銀「……」
白銀「…………」
白銀(わかったぞ!睡眠薬か!!)
かぐや「……//」ドキドキ
白銀「……」
かぐや「……//」ドキドキ
白銀(四宮が俺をガン見してる!?)
白銀(どういう事だ!?)
白銀「……」
白銀(ま、まさか、このコーヒー!)
白銀(また間接キスを狙っているのか!?)
白銀「……」
白銀(しかし、このカップ。見た所普通だ)
白銀(もし、俺がこれを飲んだとしても間接キスだと俺は気づかない……)
白銀(俺が気づかないことに対して、何か意味があるのか?)
白銀「……」
白銀「…………」
白銀(わかったぞ!睡眠薬か!!)
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:07:40.78 ID:ApI2NqoK0
白銀(なるほど俺を眠らせて何かを謀るつもりだな四宮!)
白銀「……」
白銀(ふむ。また寝たふりをしてもいいが、今日はこの資料を仕上げないとかなり困る事に)
白銀(だが、四宮がどんなアプローチをかけてくるか気になる)
白銀(ぐっ! 俺はどうすれば!!)
白銀「……」
白銀(ふむ。また寝たふりをしてもいいが、今日はこの資料を仕上げないとかなり困る事に)
白銀(だが、四宮がどんなアプローチをかけてくるか気になる)
白銀(ぐっ! 俺はどうすれば!!)
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:08:13.40 ID:ApI2NqoK0
白銀「……ぐっ」
かぐや「……」
かぐや(ま、まさか気づいた!?)
かぐや(さすが会長。さすが私が認めた理想の人! でも、今はこれを飲んでもらうしかないんです!)
かぐや(……過去使った手をもう一度使うのは本当は嫌なのですが----!)
かぐや「うぅ……」
白銀「!? どうした!? なぜ泣いているんだ!?」
かぐや「だって……会長がコーヒーを飲んでくれなくて……私がいれたコーヒーはそんなにお嫌いですか?」
白銀「え? べ、別に普通に好きだぞ」
かぐや「……では……なんで飲んでくれないんです?」
白銀「そ、それは!!」
かぐや「……」
かぐや(ま、まさか気づいた!?)
かぐや(さすが会長。さすが私が認めた理想の人! でも、今はこれを飲んでもらうしかないんです!)
かぐや(……過去使った手をもう一度使うのは本当は嫌なのですが----!)
かぐや「うぅ……」
白銀「!? どうした!? なぜ泣いているんだ!?」
かぐや「だって……会長がコーヒーを飲んでくれなくて……私がいれたコーヒーはそんなにお嫌いですか?」
白銀「え? べ、別に普通に好きだぞ」
かぐや「……では……なんで飲んでくれないんです?」
白銀「そ、それは!!」
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:09:19.61 ID:ApI2NqoK0
白銀(くそっ! これは罠だ! う、上目遣いで見てきて可愛い そうじゃなくて! 罠だからと言って、泣く四宮を無視するのは俺のやり方に反す チラチラこっちを見るな可愛いだろうが!!)
かぐや「うぅ……」
白銀(うおおおおおお! 考えがまとまらん! お、俺はどうすれば!)
かぐや「……」チラッチラッ
白銀「だから上目遣いで見るな! 可愛すぎて考えがまとまらんだろうが!」
かぐや「……ふぇ//」ボンッ
白銀「あっ」
不意打ち!!
普段のかぐやならば、この不意打ちを自分のチャンスに変え
「可愛すぎる? 私は普通に普段通りに会長を見ただけなのに? ……もしかして会長は普段から私の事を可愛いと思っていたという事でしょうか? クスッ。お可愛いこと……」
ぐらいの事は言えたであろう。
しかし、今のかぐやは普段通りではない。
そう! ほれ薬を使う事で何が起きるのか? 昨日からドキドキでまったく眠れていないテンションMAXの状態なのだ!
そんなほれ薬という最強の武器に溺れ、防御する術を用意していなかった彼女が不意打ちをくらった場合どうなるかというと。
かぐや「うぅ……」
白銀(うおおおおおお! 考えがまとまらん! お、俺はどうすれば!)
かぐや「……」チラッチラッ
白銀「だから上目遣いで見るな! 可愛すぎて考えがまとまらんだろうが!」
かぐや「……ふぇ//」ボンッ
白銀「あっ」
不意打ち!!
普段のかぐやならば、この不意打ちを自分のチャンスに変え
「可愛すぎる? 私は普通に普段通りに会長を見ただけなのに? ……もしかして会長は普段から私の事を可愛いと思っていたという事でしょうか? クスッ。お可愛いこと……」
ぐらいの事は言えたであろう。
しかし、今のかぐやは普段通りではない。
そう! ほれ薬を使う事で何が起きるのか? 昨日からドキドキでまったく眠れていないテンションMAXの状態なのだ!
そんなほれ薬という最強の武器に溺れ、防御する術を用意していなかった彼女が不意打ちをくらった場合どうなるかというと。
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:10:14.50 ID:ApI2NqoK0
かぐや「あぅ……//」バタンッ
白銀「四宮が倒れた!? 大丈夫か!? なっ! 顔が真っ赤で熱があるみたいだ! しかも過呼吸! 救急車を呼ばねば!!」
かぐや(あああああああああああああ。会長が可愛いって! 私を可愛いって! あああああああああああああああああ//)ハァハァ
本日の勝敗
かぐやの敗北
敗因・興奮して寝ていなかった
ちなみにほれ薬入りコーヒーは冷めたし、何が入ってるかわからないので白銀が捨てた。
終わり
白銀「四宮が倒れた!? 大丈夫か!? なっ! 顔が真っ赤で熱があるみたいだ! しかも過呼吸! 救急車を呼ばねば!!」
かぐや(あああああああああああああ。会長が可愛いって! 私を可愛いって! あああああああああああああああああ//)ハァハァ
本日の勝敗
かぐやの敗北
敗因・興奮して寝ていなかった
ちなみにほれ薬入りコーヒーは冷めたし、何が入ってるかわからないので白銀が捨てた。
終わり
11: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/11(日) 22:10:52.36 ID:ApI2NqoK0
これにて終わりになります。
読んでくださった方ありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
読んでくださった方ありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
早坂愛「会長は私の旦那様になるわけじゃないですか?」 かぐや「は?」
2020-09-16
1: ◆JH.m.tg0U. 2017/11/18(土) 03:11:35.28 ID:aEnt6YEn0
―四宮別邸―
かぐや「…」
かぐや「は?」
早坂「かぐや様顔怖いですよ」
かぐや「ごめんなさい。ちょっとよく聞き取れなかったのだけど…」
早坂「ですから、かぐや様が会長と結婚したら、私にとっては主人の夫、雇用主、つまり旦那様になるわけじゃないですか」
かぐや「ああなるほど…そういう意味の旦那様ね…」
早坂「他にどういった意味が?」
かぐや「ええっと、そうね、まあいいじゃない」
早坂「ちなみに旦那は『お金を出してくれる人』という意味の言葉が語源で、最近主流の使われ方、自分の夫の呼称の方が後発みたいですよ」
かぐや「そんなの知ってるわよ!というかやっぱりわかって言ってたんじゃない!」
早坂「話を戻しますと、旦那様になるわけじゃないですか」
かぐや「ええまあそういうことになるかしら…ってならないわよ!なんで私が会長と結婚するのよ!」
早坂「ずいぶんとツッコミに時間がかかりましたね」
かぐや「まあ確かに会長は優秀な人ですから?候補に上がらなくはないですし、会長から…」
早坂「はいはい、その辺は省略するとして」
かぐや「しょ、省略って…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510942295
かぐや「…」
かぐや「は?」
早坂「かぐや様顔怖いですよ」
かぐや「ごめんなさい。ちょっとよく聞き取れなかったのだけど…」
早坂「ですから、かぐや様が会長と結婚したら、私にとっては主人の夫、雇用主、つまり旦那様になるわけじゃないですか」
かぐや「ああなるほど…そういう意味の旦那様ね…」
早坂「他にどういった意味が?」
かぐや「ええっと、そうね、まあいいじゃない」
早坂「ちなみに旦那は『お金を出してくれる人』という意味の言葉が語源で、最近主流の使われ方、自分の夫の呼称の方が後発みたいですよ」
かぐや「そんなの知ってるわよ!というかやっぱりわかって言ってたんじゃない!」
早坂「話を戻しますと、旦那様になるわけじゃないですか」
かぐや「ええまあそういうことになるかしら…ってならないわよ!なんで私が会長と結婚するのよ!」
早坂「ずいぶんとツッコミに時間がかかりましたね」
かぐや「まあ確かに会長は優秀な人ですから?候補に上がらなくはないですし、会長から…」
早坂「はいはい、その辺は省略するとして」
かぐや「しょ、省略って…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510942295
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:12:05.18 ID:aEnt6YEn0
早坂「そうすると私がかぐや様の命令で会長に告白したことがばれるんじゃないですか?」
かぐや「え?」
早坂「ハーサカがいなくなって、私がここでメイドとして働いてたら流石にバレると思いますが」
かぐや「その時は一生ハーサカとして生きてもらうしかないわね」
早坂「鬼ですか」
かぐや「というか貴女、一生ここでメイドするつもりなの?」
早坂「というと?」
かぐや「大学を卒業したら、貴女にもそれなりの地位に付いてもらうわよ。もちろん私の傍でですけど」
早坂「そうなんですか?」
かぐや「当たり前じゃない」
早坂「…」
早坂「かぐや様が風邪ひいたときの面倒も他の人が…?」
かぐや「…え?」
早坂「かぐや様は覚えてないかもしれませんが、風邪をひくと必ず『眠り姫』の朗読を迫られるんですよね…」
かぐや「…」
かぐや「やっぱりここのメイドができるのは貴女しかいないわ」
早坂「勘弁してください」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:13:29.28 ID:aEnt6YEn0
―生徒会室―
かぐや(夫の呼び方かぁ)
かぐや(旦那様なんて四宮の家でも呼ばないし、今時あなたなんて呼び方も古いんじゃないかしら)
かぐや(やっぱり名前かしら、みゆき君、かぐやちゃん。うーんちょっと子供っぽいわよね)
かぐや(そうするとさん付けかしら、でもそれこそちょっと古いような気も…)
かぐや(みゆきさん、かぐやさん、あっ、悪くないかもしれないわね…)
~妄想~
白銀「今日から改めてよろしくな、四宮」
かぐや「いやですわ、今日から会長も四宮ですよ」
白銀「あ、そうか、そういう四宮こそいい加減会長は勘弁してくれ」
かぐや「あ、ほらまた…」
白銀「そうだなじゃあ…かぐや、さん?」
かぐや「ふふ、なんだか結婚したのにかしこまって、変な感じですね」
白銀「そ、そうか?呼び捨てというのも少し抵抗が…」
かぐや「ふふ、こちらこそよろしくお願いしますね。みゆきさん」
~妄想終了~
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:14:45.70 ID:aEnt6YEn0
かぐや(いいじゃないですか!最初はちょっと丁寧な感じで、子供ができたらお父さんお母さん、晩年になったらあなたとお前、悪くないわね!)
???「…ぐやさん!、かぐやさん!」
藤原「かぐやさんってば!」
かぐや「え?、あ、すいません。ちょっとぼーっとしてました。何か言いましたか?」
藤原「あー、用事は無かったんですけど珍しくかぐやさんが上の空だったから…、何か悩み事ですか?」
かぐや「いえ、悩み事というほどでは…」
かぐや(まあ、雑談の範疇よね)
かぐや「クラスの友人に将来結婚したら相手をなんて呼ぶかを尋ねられて、私は考えたこともなかったので答えられなかったんですよ」
かぐや「その事をふと思い出したものだから、藤原さんならなんて答えますか?」
藤原「け、結婚したらですかぁ?、私も考えたことないですけど、うーん」ポクポク
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:16:11.59 ID:aEnt6YEn0
藤原「や、やっぱり定番の、呼ぶのは『○○君』で、呼ばれるのは呼び捨てか、『お前』ですかね?」
かぐや「定番なんですか?、ちょっと子供っぽいような…」
石上「少女漫画のですよね?」
藤原「そ、そうですけど、別にいいじゃないですか~」
石上「別に悪いとも言ってませんけど、それって夫婦じゃなくて彼氏彼女じゃないですか?ちょっと夫婦で君付けは子供っぽいような…」
藤原「あ~確かに、じゃあ石上くんはなんて呼ぶんですか?」
石上「僕ですか?僕も考えたことなかったですし、そもそも結婚できないような気もしますが」
石上「まあ今時付き合ってた時の呼び名そのままとかじゃないですかね、リア充共」
藤原「それじゃあある意味私と同じじゃないですか~」
かぐや(そんなものかしらね…)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:17:01.94 ID:aEnt6YEn0
かぐや「会長はどう思いますか?」
白銀「ん?そうだな…」
白銀(これはどう答えるのが正解なんだ?)
白銀(答えの選択肢は多くない、かといって奇抜な答えが受けるようなものでもない)
白銀(ここは無難かつ紳士的に…)
白銀「お互いの下の名前にさんをつけるのはどうだ?」
かぐや(!?)
白銀「ちょっと古いかもしれないが、結婚を機に呼び名を変えるのも新鮮味があるかもしれないな」
かぐや(!!!!!!!!)
藤原「お~、流石会長いいですね~」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:23:02.75 ID:aEnt6YEn0
ガチャ
ミコ「何の話をしてるんですか…?」
白銀「ああいま夫婦での…」
ミコ「なんかお互いの下にナニかをつけるとかなんとか…」
白銀「タイミングが悪い!!」
白銀「いやいやただもし結婚して夫婦になったらお互いの事をなんて呼ぶか話してだけだから!」
ミコ「え、会長と副会長の話ですか?」
白銀「一般論な!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:23:34.76 ID:aEnt6YEn0
伊井野「な、なんだそうだったんですか」
白銀「ま、まあこうやって弁解を聞いてくれる分進歩してるのかもしれないな…」
伊井野「夫婦間ですか…、うちは普通にお父さんお母さんですけど、もちろん外では夫と妻だと思いますが」
藤原「あ~、子供が生まれたらそうですよね。うちもそうです」
藤原「…そういえば会長は圭ちゃんの事なんて呼んでるんですか?」
白銀「ん?、普通に圭ちゃんだけど…」
藤原「シスコンですね~」
白銀「なんでだよ!普通だろ!」
ミコ「圭ちゃん…?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:24:32.80 ID:aEnt6YEn0
藤原「会長にはすっごくかわいい妹さんがいるんですよ~」
ミコ「そうなんですか、確かに会長はお兄ちゃんっぽいところありますね」
白銀「そうか?」
石上「確かに、僕も心の中ではお兄ちゃんって呼んでますからね」
白銀「やめい」
藤原「私は会長のこと手のかかる子供と思ってますけど」
石上「なんでですか」
白銀「…」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:25:21.97 ID:aEnt6YEn0
ミコ「兄妹ですか…いいですね…」
藤原「!」
藤原「思いつきました!今日はみんなで会長の事をお兄ちゃんって呼びましょう!」
白銀「なんでだよ」
藤原「お兄ちゃん♡」
白銀「…」
藤原「いいじゃないですか~、女の子は一度はお兄ちゃんが欲しいと思うんですよ」
白銀「そうなのか?」
藤原「ほらほらミコちゃんも~」
ミコ「え、私はいいですよ…」
白銀(引かれるとそれはそれで傷つくけどな!)
藤原「大丈夫ですよ~、会長は優しいですしいいお兄ちゃんですよ!」
ミコ「いや、そういうのじゃ…、わ、分かりました。藤原先輩がそこまで言うなら…」
ミコ「…お、お兄ちゃん///」
藤原「かわいい!ミコちゃんは妹ちゃんみたいな感じがありますよね~、私の事もお姉ちゃんって呼んでもいいんですよ~?」
ミコ「え!ふ、藤原先輩がお姉ちゃん…!?///」
白銀(反応がだいぶ違うな…)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:26:36.04 ID:aEnt6YEn0
かぐや(またそうやって藤原さんは、すでに姉も妹もいるのに妹を増やし、会長まで毒牙にかけようというのね…)
かぐや(…強欲)
藤原「ほらかぐやさんも!」
かぐや「え、私も?、でも私も藤原さんも会長とは同い年じゃない」
藤原「いいんですよ~、こういうのはノリですから!」
かぐや「そ、そういうものなの?そ、それじゃあ…」
白銀「…」
かぐや「………お、お兄ちゃん///」
その後しばらく会長をお兄ちゃんと呼ぶのが流行った。
………
……
…
本日の勝敗
白銀の敗北
(後日話を知った妹から罵倒されるため)
かぐや(…強欲)
藤原「ほらかぐやさんも!」
かぐや「え、私も?、でも私も藤原さんも会長とは同い年じゃない」
藤原「いいんですよ~、こういうのはノリですから!」
かぐや「そ、そういうものなの?そ、それじゃあ…」
白銀「…」
かぐや「………お、お兄ちゃん///」
その後しばらく会長をお兄ちゃんと呼ぶのが流行った。
………
……
…
本日の勝敗
白銀の敗北
(後日話を知った妹から罵倒されるため)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/18(土) 03:29:49.18 ID:aEnt6YEn0
おわり
早坂さんのマザコンが発覚したり、みんな家族愛に飢えすぎじゃないですかね
この漫画は会長とかぐや様のラインが鉄壁過ぎて他のキャラとラブコメさせ辛い
かぐや様と早坂さんの関係を壊さないままにラブコメに発展する余地はないのだろうか
一応前作
早坂愛「実際会長はかっこいいですよね」 かぐや「え?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510326036/l50
早坂さんのマザコンが発覚したり、みんな家族愛に飢えすぎじゃないですかね
この漫画は会長とかぐや様のラインが鉄壁過ぎて他のキャラとラブコメさせ辛い
かぐや様と早坂さんの関係を壊さないままにラブコメに発展する余地はないのだろうか
一応前作
早坂愛「実際会長はかっこいいですよね」 かぐや「え?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510326036/l50
引用元: ・早坂愛「会長は私の旦那様になるわけじゃないですか?」 かぐや「は?」