アスナ「キリトくんが風邪をひいた?」
2020-04-07
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:23:08.54 ID:RR/+oxRm0
ALO内
アスナ「キリト君が風邪?」
リーファ「はい。でも明日はお母さんは泊まり込みで帰ってこないし、あたしも明日から剣道の合宿があって家にいれなくて……」
リズ「でもアイツが風邪引いてるならアンタここにきて平気なの?」
リーファ「お兄ちゃんなら今寝てるので大丈夫です。なのでアスナさん!明日お兄ちゃんの看病してあげてください!こんなの頼めるのアスナさんしかいないんです!」
アスナ「分かったわリーファちゃん!明日は何時に家をでるの?」
リーファ「明日は9時から開始なのでできれば8:30に……」
アスナ「分かった!明日は私に任せて!」
リーファ「ありがとうございます!では、まだ明日の準備が残ってるのであたしはこれで!」
そう言い残しリーファがログアウトする。
リズ「しかしキリトが風邪ひくなんて珍しいわね」
ユイ「どうしてなんですかリズさん?」
リズ「昔からよく言うじゃない!馬鹿は風邪をひかないって!」
シノン「そんなことはおいといて、もう今日はお開きにしといたほうがいいかもね」
リズ「ま、そうかもね。アスナが心配して集中出来ないだろうし」ニヤッ
アスナ「もう!リズ!///」カアッ
リズ「照れない照れない。じゃ!またね!」
そう言ってリズがログアウトする。
アスナ「もう!リズったら!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481782988
アスナ「キリト君が風邪?」
リーファ「はい。でも明日はお母さんは泊まり込みで帰ってこないし、あたしも明日から剣道の合宿があって家にいれなくて……」
リズ「でもアイツが風邪引いてるならアンタここにきて平気なの?」
リーファ「お兄ちゃんなら今寝てるので大丈夫です。なのでアスナさん!明日お兄ちゃんの看病してあげてください!こんなの頼めるのアスナさんしかいないんです!」
アスナ「分かったわリーファちゃん!明日は何時に家をでるの?」
リーファ「明日は9時から開始なのでできれば8:30に……」
アスナ「分かった!明日は私に任せて!」
リーファ「ありがとうございます!では、まだ明日の準備が残ってるのであたしはこれで!」
そう言い残しリーファがログアウトする。
リズ「しかしキリトが風邪ひくなんて珍しいわね」
ユイ「どうしてなんですかリズさん?」
リズ「昔からよく言うじゃない!馬鹿は風邪をひかないって!」
シノン「そんなことはおいといて、もう今日はお開きにしといたほうがいいかもね」
リズ「ま、そうかもね。アスナが心配して集中出来ないだろうし」ニヤッ
アスナ「もう!リズ!///」カアッ
リズ「照れない照れない。じゃ!またね!」
そう言ってリズがログアウトする。
アスナ「もう!リズったら!」
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:23:57.19 ID:RR/+oxRm0
次の日
ピンポーン
ハーイ
ガチャ
直葉「あ!明日奈さん!おはようございます!」
明日奈が桐ケ谷家を訪れ、インターフォンを押すと、慌てた素振りの直葉が出てきた。
明日奈「おはよう直葉ちゃん」
直葉「すいません!あたし急いでるんで!お兄ちゃんは二階の自室で寝てるので!あと台所と冷蔵庫のものは勝手に使ってください!それじゃあよろしくお願いしますね!!」
それだけ言い残し、足早に去っていく。
明日奈「お邪魔しまーす」
明日奈が恐る恐る入る。桐ケ谷家からは人の気配がしない。
明日奈「(ホントに今日一人なんだ。てことは和人君と二人きり//)」テクテクテク
そんなことを考えながら、二階に上がり、和人の部屋に入る。
明日奈「失礼しまーす」ソーッ
和人「zzZ」スヤスヤ
明日奈が部屋に入ると、和人はベッドの上でぐっすり眠っていた。
明日奈「(きゃー//和人君の寝顔可愛い//)」
思わず写メをとりそうになるが、それをこらえる。
明日奈「(ってダメダメ!今日は看病しに来たんだから!!)ユイちゃん」
ユイ「はいママ。おはようございます」
ピンポーン
ハーイ
ガチャ
直葉「あ!明日奈さん!おはようございます!」
明日奈が桐ケ谷家を訪れ、インターフォンを押すと、慌てた素振りの直葉が出てきた。
明日奈「おはよう直葉ちゃん」
直葉「すいません!あたし急いでるんで!お兄ちゃんは二階の自室で寝てるので!あと台所と冷蔵庫のものは勝手に使ってください!それじゃあよろしくお願いしますね!!」
それだけ言い残し、足早に去っていく。
明日奈「お邪魔しまーす」
明日奈が恐る恐る入る。桐ケ谷家からは人の気配がしない。
明日奈「(ホントに今日一人なんだ。てことは和人君と二人きり//)」テクテクテク
そんなことを考えながら、二階に上がり、和人の部屋に入る。
明日奈「失礼しまーす」ソーッ
和人「zzZ」スヤスヤ
明日奈が部屋に入ると、和人はベッドの上でぐっすり眠っていた。
明日奈「(きゃー//和人君の寝顔可愛い//)」
思わず写メをとりそうになるが、それをこらえる。
明日奈「(ってダメダメ!今日は看病しに来たんだから!!)ユイちゃん」
ユイ「はいママ。おはようございます」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:24:30.25 ID:RR/+oxRm0
明日奈「おはようユイちゃん。今の和人君の体温ってどのくらい?」
ユイを呼び出し、体温の確認をする。
ユイ「只今のパパの体温は37.4°Cです」
明日奈「37度……どうやら微熱のようね」
和人「んん……あれ?明日奈?どうして…」ムニャ
どうやら和人が目を覚ましたようだ。
明日奈「おはよう和人君。昨日直葉ちゃんに頼まれたのよ。和人君の看病お願いって。」
和人「スグが?どうして?」
明日奈「翠さんはお仕事が忙しくて帰れなくて、直葉ちゃんは剣道の合宿があるからって」
和人「なるほどな。おはよう明日奈」フワァ
欠伸をしながら、和人が言う。
ユイを呼び出し、体温の確認をする。
ユイ「只今のパパの体温は37.4°Cです」
明日奈「37度……どうやら微熱のようね」
和人「んん……あれ?明日奈?どうして…」ムニャ
どうやら和人が目を覚ましたようだ。
明日奈「おはよう和人君。昨日直葉ちゃんに頼まれたのよ。和人君の看病お願いって。」
和人「スグが?どうして?」
明日奈「翠さんはお仕事が忙しくて帰れなくて、直葉ちゃんは剣道の合宿があるからって」
和人「なるほどな。おはよう明日奈」フワァ
欠伸をしながら、和人が言う。
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:24:57.12 ID:RR/+oxRm0
明日奈「調子はどう?」
和人「昨日よりは楽だけど、まだ少し頭がボーッとするな。体温は……」
体温を計ろうと、体温計を探す和人だが、明日奈が体温を教える。
明日奈「37.4°Cよ」
和人「…………なんで知ってる?」
明日奈「ユイちゃんに計ってもらったの」
和人「へー。37.4°Cか…これくらいなら平気だ」グイッ
和人は立とうとするが、明日奈に止められる。
明日奈「ダメよ!まだ寝てなくちゃ!微熱とはいえまだ本調子じゃないんだし!」
和人「はいはいわかりました」
明日奈にそういわれ、渋々ベッドに戻る。
明日奈「朝ごはん作ってくるけどお粥でいいよね?」
和人「明日奈の料理ならなんだっていいさ」
明日奈「じゃあ作ってくるね」ガチャ
明日奈が部屋から出ていく。
和人「昨日よりは楽だけど、まだ少し頭がボーッとするな。体温は……」
体温を計ろうと、体温計を探す和人だが、明日奈が体温を教える。
明日奈「37.4°Cよ」
和人「…………なんで知ってる?」
明日奈「ユイちゃんに計ってもらったの」
和人「へー。37.4°Cか…これくらいなら平気だ」グイッ
和人は立とうとするが、明日奈に止められる。
明日奈「ダメよ!まだ寝てなくちゃ!微熱とはいえまだ本調子じゃないんだし!」
和人「はいはいわかりました」
明日奈にそういわれ、渋々ベッドに戻る。
明日奈「朝ごはん作ってくるけどお粥でいいよね?」
和人「明日奈の料理ならなんだっていいさ」
明日奈「じゃあ作ってくるね」ガチャ
明日奈が部屋から出ていく。
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:25:25.16 ID:RR/+oxRm0
部屋には静寂が訪れる。
和人「(……暇だ…)なあユイ」
ユイ「はい!なんですかパパ?」
和人「どうして俺の体温とか分かった?」
ユイ「忘れたんですか?この間パパとママが購入したブレスレットの機能です。体温、心拍数、呼吸などをよみとり、専用のアプリが受信するものです。お互いの体調が分かるように設定されたのはパパのはずですが?」
和人「そういえばそんなことをしたな…」
思わず頭を抱えてしまう。
ユイ「そういえば里香さんからメールが届いてます」
和人「里香から?内容は?」
ユイ「えっとですね……昼過ぎにお見舞いに行くから待ってなさい!とのことです。返事はどうしますか?」
和人「あーそうだな……着いたら勝手に上がってくればいい。って返事しといてくれ」
ユイ「了解です。パパ」
和人「(……暇だ…)なあユイ」
ユイ「はい!なんですかパパ?」
和人「どうして俺の体温とか分かった?」
ユイ「忘れたんですか?この間パパとママが購入したブレスレットの機能です。体温、心拍数、呼吸などをよみとり、専用のアプリが受信するものです。お互いの体調が分かるように設定されたのはパパのはずですが?」
和人「そういえばそんなことをしたな…」
思わず頭を抱えてしまう。
ユイ「そういえば里香さんからメールが届いてます」
和人「里香から?内容は?」
ユイ「えっとですね……昼過ぎにお見舞いに行くから待ってなさい!とのことです。返事はどうしますか?」
和人「あーそうだな……着いたら勝手に上がってくればいい。って返事しといてくれ」
ユイ「了解です。パパ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:26:00.23 ID:RR/+oxRm0
ガチャ
明日奈「和人君出来たよ」
明日奈が部屋に土鍋ごと持ってくる。
和人「おう!そこの机の上に置いてくれ」
明日奈がそれを机の上に置くと、蓋を開ける。
ブワッ
たくさんの蒸気と共に、美味しそうな匂いが部屋に広がる。
明日奈「和人君の調子もよさそうだし、卵とじの雑炊にしてみたんだけどどうかな?」
ユイ「美味しそうですねパパ!」
和人「ああそうだな。それじゃあ早速!いただきます!!」
和人が一口目をほうばろうとするが、思いの外熱かった。
和人「あちっ!!」
明日奈「出来立てだから気をつけてね?」クスクス
和人「言うのが遅いよ明日奈……」フーフー
充分に冷まし、今度こそほうばる。
和人「モグモグ…!!これはうまい!今まで食べたどの雑炊よりもおいしい!!」
明日奈「ありがと和人君」ニコッ
美味しそうに食べる和人を見て、自然と笑みがこぼれる。
ユイ「ママ!私も食べたいです!」
和人の端末から光景を見ていたユイが、明日奈にお願いする。
明日奈「ふふふ…わかったよユイちゃん。今度ALOで作ってあげるね」
ユイ「本当ですか!?ありがとうございますママ!」
明日奈「和人君出来たよ」
明日奈が部屋に土鍋ごと持ってくる。
和人「おう!そこの机の上に置いてくれ」
明日奈がそれを机の上に置くと、蓋を開ける。
ブワッ
たくさんの蒸気と共に、美味しそうな匂いが部屋に広がる。
明日奈「和人君の調子もよさそうだし、卵とじの雑炊にしてみたんだけどどうかな?」
ユイ「美味しそうですねパパ!」
和人「ああそうだな。それじゃあ早速!いただきます!!」
和人が一口目をほうばろうとするが、思いの外熱かった。
和人「あちっ!!」
明日奈「出来立てだから気をつけてね?」クスクス
和人「言うのが遅いよ明日奈……」フーフー
充分に冷まし、今度こそほうばる。
和人「モグモグ…!!これはうまい!今まで食べたどの雑炊よりもおいしい!!」
明日奈「ありがと和人君」ニコッ
美味しそうに食べる和人を見て、自然と笑みがこぼれる。
ユイ「ママ!私も食べたいです!」
和人の端末から光景を見ていたユイが、明日奈にお願いする。
明日奈「ふふふ…わかったよユイちゃん。今度ALOで作ってあげるね」
ユイ「本当ですか!?ありがとうございますママ!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:26:27.03 ID:RR/+oxRm0
和人「ところで明日奈。朝飯は食ったのか?」
明日奈「い、一応食べたよ。パン一枚だけ…」
和人「それで平気なのか?」
明日奈「平気だy」グー
明日奈「あっ///」カアッ
和人「へー。平気なんだな」ニヤニヤ
和人がニヤつきながら明日奈に聞く。
明日奈「もう!和人君の意地悪!」プクーッ
明日奈が頬を膨らませる。
和人「なら少しやるよ。ほら、アーン」
明日奈「い、いいよ!風邪がうつっちゃうかもしれないし!」
和人「その時は俺が看病してやるからさ。ほら!アーン」
和人が雑炊を一杯掬い、明日奈に差し出す。
明日奈「あ、アーン//」パクッ
明日奈が折れ、それをほおばる。
明日奈「んー!おいしい!」
和人「顔が真っ赤なのは?」
明日奈「それは和人君がこんなことするから…もう!和人君のイジワル!//」
ユイ「(どうしましょう……この二人は私が見ているということを忘れてますね……)」
どこであろうといちゃつけるバカップルの鑑である。
明日奈「い、一応食べたよ。パン一枚だけ…」
和人「それで平気なのか?」
明日奈「平気だy」グー
明日奈「あっ///」カアッ
和人「へー。平気なんだな」ニヤニヤ
和人がニヤつきながら明日奈に聞く。
明日奈「もう!和人君の意地悪!」プクーッ
明日奈が頬を膨らませる。
和人「なら少しやるよ。ほら、アーン」
明日奈「い、いいよ!風邪がうつっちゃうかもしれないし!」
和人「その時は俺が看病してやるからさ。ほら!アーン」
和人が雑炊を一杯掬い、明日奈に差し出す。
明日奈「あ、アーン//」パクッ
明日奈が折れ、それをほおばる。
明日奈「んー!おいしい!」
和人「顔が真っ赤なのは?」
明日奈「それは和人君がこんなことするから…もう!和人君のイジワル!//」
ユイ「(どうしましょう……この二人は私が見ているということを忘れてますね……)」
どこであろうといちゃつけるバカップルの鑑である。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:26:58.58 ID:RR/+oxRm0
しばらくして
和人「ふー、食った食った。ごちそうさまでした!」
明日奈「お粗末さまでした。さ、和人君は寝ててね。洗い物とか洗濯は私がするから」
明日奈が土鍋を運びながら言う。
和人「そんないいよ明日奈!洗濯なんて...」
和人が戸惑いながら言う。
明日奈「別に良いでしょう!私がやりたくてやるんだから!」
和人「明日奈がそこまで言うなら...」
ここで自分が折れないと明日奈は聞かないと判断した和人は、しぶしぶ了承した。
明日奈「じゃあまず今来てるパジャマ脱いで!」
和人「へ?」
突拍子すぎて言葉を失う。
明日奈「昨日からなら汗かいてるでしょ?だから早く!」
和人「はいはい....って明日奈!部屋から出てくれよ!」
明日奈「?なんで?」
和人「いやだから恥ずかしいというかなんというか…とりあえず!着替えたらちゃんと渡すから!」カアッ
明日奈「はーい」クスクス
照れて赤くなっている和人をよそに、明日奈は笑いながら部屋を出ていく。
和人「ふー、食った食った。ごちそうさまでした!」
明日奈「お粗末さまでした。さ、和人君は寝ててね。洗い物とか洗濯は私がするから」
明日奈が土鍋を運びながら言う。
和人「そんないいよ明日奈!洗濯なんて...」
和人が戸惑いながら言う。
明日奈「別に良いでしょう!私がやりたくてやるんだから!」
和人「明日奈がそこまで言うなら...」
ここで自分が折れないと明日奈は聞かないと判断した和人は、しぶしぶ了承した。
明日奈「じゃあまず今来てるパジャマ脱いで!」
和人「へ?」
突拍子すぎて言葉を失う。
明日奈「昨日からなら汗かいてるでしょ?だから早く!」
和人「はいはい....って明日奈!部屋から出てくれよ!」
明日奈「?なんで?」
和人「いやだから恥ずかしいというかなんというか…とりあえず!着替えたらちゃんと渡すから!」カアッ
明日奈「はーい」クスクス
照れて赤くなっている和人をよそに、明日奈は笑いながら部屋を出ていく。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:27:26.14 ID:RR/+oxRm0
その後、着替えを終え、明日奈に洗濯物を渡した和人は、ベッドの上で退屈していた。
和人「(ああ!どうしてこんな時に風邪なんて引いちまうんだ!これじゃあ明日奈と二人っきりでも退屈じゃないか!ユイはさっきから呼んでも反応しないし。反抗期かあいつ?ってそんなことより!もう寝るか…)」
諦めて、不貞寝をするが、その30秒後、和人は夢の中だった。
____
______
________
ガチャ
明日奈「和人君!お昼はうどんにしたけど…って寝ちゃってる」
和人「zZZ」スピー
明日奈が昼ご飯を持ってくるが、和人は爆睡していた。
明日奈「(あーもー何この可愛い寝顔!普段の格好いい顔と違ってこういう無防備な感じもたまらない!!い、一枚だけならいいよね?)」
携帯を取りだし、和人の寝顔を撮影する。
明日奈「(絶対これ待ち受けにするわ!!ってこんなことやってる場合じゃないや)和人君。起きて!お昼だよ!」ユサユサ
寝ている和人をゆすって起こす。
和人「んあ?もうそんな時間か……」
和人が起き上がり、体を伸ばす。
明日奈「そうだよ。ちなみにお昼は明日奈ちゃんとくせいのうどんなんだからね!」
和人「どれどれ...お!これもうまそうだ!いただきます!!」
今度は熱さに気をつけて食べる。
明日奈「クスクス」
その光景を見て、明日奈が笑みをもらす。
和人「ん?ほうひはあふな?(どうした明日奈?)」
和人がうどんを食べながら聞く。
明日奈「ちゃんと食べてから話してよ!…和人君は何でも美味しそうに食べるなあって」ニコニコ
和人「それは明日奈の料理が上手いからだよ。っとごちそうさま」
明日奈「熱のほうはどう?」
和人「うーん…36.7°Cだからもう平熱だな」
和人が自分のスマフォを見て答える。
明日奈「でも無理しちゃダメよ!君はいつも無茶するんだから」
明日奈が部屋を出ながら和人に言う。
和人「(ああ!どうしてこんな時に風邪なんて引いちまうんだ!これじゃあ明日奈と二人っきりでも退屈じゃないか!ユイはさっきから呼んでも反応しないし。反抗期かあいつ?ってそんなことより!もう寝るか…)」
諦めて、不貞寝をするが、その30秒後、和人は夢の中だった。
____
______
________
ガチャ
明日奈「和人君!お昼はうどんにしたけど…って寝ちゃってる」
和人「zZZ」スピー
明日奈が昼ご飯を持ってくるが、和人は爆睡していた。
明日奈「(あーもー何この可愛い寝顔!普段の格好いい顔と違ってこういう無防備な感じもたまらない!!い、一枚だけならいいよね?)」
携帯を取りだし、和人の寝顔を撮影する。
明日奈「(絶対これ待ち受けにするわ!!ってこんなことやってる場合じゃないや)和人君。起きて!お昼だよ!」ユサユサ
寝ている和人をゆすって起こす。
和人「んあ?もうそんな時間か……」
和人が起き上がり、体を伸ばす。
明日奈「そうだよ。ちなみにお昼は明日奈ちゃんとくせいのうどんなんだからね!」
和人「どれどれ...お!これもうまそうだ!いただきます!!」
今度は熱さに気をつけて食べる。
明日奈「クスクス」
その光景を見て、明日奈が笑みをもらす。
和人「ん?ほうひはあふな?(どうした明日奈?)」
和人がうどんを食べながら聞く。
明日奈「ちゃんと食べてから話してよ!…和人君は何でも美味しそうに食べるなあって」ニコニコ
和人「それは明日奈の料理が上手いからだよ。っとごちそうさま」
明日奈「熱のほうはどう?」
和人「うーん…36.7°Cだからもう平熱だな」
和人が自分のスマフォを見て答える。
明日奈「でも無理しちゃダメよ!君はいつも無茶するんだから」
明日奈が部屋を出ながら和人に言う。
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:28:33.55 ID:RR/+oxRm0
和人「…………」
また部屋に一人残される。
和人「………寝るか…」
グカー
僅か三秒で夢の中におちていった和人であった。
のび太かおのれは。
ガチャ
明日奈「和人君起きてる?」
その他の家事を済ませた明日奈が和人の部屋を訪れる。
和人「zzZ」グガー
明日奈「寝ちゃったんだ」フワー
そういって明日奈も欠伸をする。
明日奈「そういえば昨日はあまり寝てないな……ちょっとだけならいいよね?」
そう呟いて、和人のベッドにもたれるようにして、明日奈も眠りにつく。
明日奈「zzZ」スヤスヤ
また部屋に一人残される。
和人「………寝るか…」
グカー
僅か三秒で夢の中におちていった和人であった。
のび太かおのれは。
ガチャ
明日奈「和人君起きてる?」
その他の家事を済ませた明日奈が和人の部屋を訪れる。
和人「zzZ」グガー
明日奈「寝ちゃったんだ」フワー
そういって明日奈も欠伸をする。
明日奈「そういえば昨日はあまり寝てないな……ちょっとだけならいいよね?」
そう呟いて、和人のベッドにもたれるようにして、明日奈も眠りにつく。
明日奈「zzZ」スヤスヤ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/15(木) 15:29:02.44 ID:RR/+oxRm0
__
____
______
ガチャ
里香「おーい!お見舞いにきてやったよ!」
勝手に桐ケ谷家にあがりこんだ里香が和人の部屋を開ける。
里香「ってあり?」
和人「ムニャムニャ……アスナ……スキダ……」zzZ
明日奈「キリトクン……ダイスキ……」zzZ
そこには和人のベッドにもたれるようにして寝ている明日奈と、明日奈の手を握りながら眠りこけている和人の姿だった。
珪子「ちょっと里香さん!急に止まらないでくださいよ!」
入口で里香が急に止まったため、珪子が文句を言う。
里香「シーッ、どうやら私らはお邪魔みたいだわね…」
珪子「へ?なんのことですか?」
里香「まぁ私らは退散しときましょ!」
そういって、いまいちわかっていない珪子を里香が連れて部屋を出ていく。
この後、二人が目を覚ました時にはもう夜の7:30だったとか。
ーーおしまいーー
____
______
ガチャ
里香「おーい!お見舞いにきてやったよ!」
勝手に桐ケ谷家にあがりこんだ里香が和人の部屋を開ける。
里香「ってあり?」
和人「ムニャムニャ……アスナ……スキダ……」zzZ
明日奈「キリトクン……ダイスキ……」zzZ
そこには和人のベッドにもたれるようにして寝ている明日奈と、明日奈の手を握りながら眠りこけている和人の姿だった。
珪子「ちょっと里香さん!急に止まらないでくださいよ!」
入口で里香が急に止まったため、珪子が文句を言う。
里香「シーッ、どうやら私らはお邪魔みたいだわね…」
珪子「へ?なんのことですか?」
里香「まぁ私らは退散しときましょ!」
そういって、いまいちわかっていない珪子を里香が連れて部屋を出ていく。
この後、二人が目を覚ました時にはもう夜の7:30だったとか。
ーーおしまいーー
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/16(金) 22:04:42.26 ID:LolUw5rr0
乙。ほんわかしてて最高だった
引用元: アスナ「キリトくんが風邪をひいた?」
アスナ「キリト君の端正なお顔にバケツプリンどーんwwww」グチャッ
2020-03-09
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:09:14.32 ID:M2woQdlM0
アスナ「びっくりしたーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww?」
キリト「」
アスナ「ん?ん?あまりのドッキリ具合に言葉も出ないのかなwwwwwwwwwwwwwwwwww?」バッバッ
キリト「」
アスナ「し、死んでる……」
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:11:30.01 ID:M2woQdlM0
アスナ「うわーん!そんなー!キリト君が死んじゃったー!」オーイオイオイ
アスナ「いつもいつもスカした感じの天下無敵のキリト様が死ぬなんてぶっちゃげありえないー!」
アスナ「攻撃力と反応重視した厨振りなのにどうしてこんな簡単に死んじゃったのー!」
アスナ「こんなんじゃ『キリトとアスナのいちゃいちゃに期待してください☆』って目的を完全にはき違えた書評が書いてもらえなくなっちゃうよー!」
アスナ「はぅ!これってもしかして行き遅れ!?オワタ!?気づいた時にはもう子宮に蜘蛛の巣が張っちゃってるんだー!」オーイオイオイ
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:12:20.21 ID:M2woQdlM0
キリト「アスナ」
アスナ「婚活ぱーてぃーに行っても皆私の美貌に嫉妬してついたあだ名が『S(サゲマン過ぎてマジ)A(ありえねぇあいつなすび入れ過ぎたラザニアの匂いしねぇ?ああするする的な)O(女)』みたいなのになるんだわー!」
キリト「アスナ」
アスナ「キリト君!流石!知らない間にオート回復のスキルで回復してたんだね!二刀流ってすごい!」パァッ
キリト「いやまぁそうだけど。どうしてバケツプリンを?」
アスナ「キリト君に食べてもらいたくて……ほら、私達まわりから見たらー、新婚さん?みたいに?見えちゃうし?それなら?手料理の一つでも?」
アスナ「あまりの私の懐の深さにきゅんきゅん☆してもいいんだよ?キリト君」モジモジ
キリト「……うん、分かった。分かったから次はちゃんと目の前に出してくれ」
アスナ「うんっ!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:12:53.05 ID:M2woQdlM0
ーー翌日
アスナ「キリト君の端正なお目目の真ん前にバケツプリンどっかーーーーーーーーーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」グシャッ
キリト「……アスナ。バラバラに砕け散ってる」
アスナ「知ってるよ?」シレッ
キリト「え」
アスナ「しゃぶれよ」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:13:27.95 ID:M2woQdlM0
キリト「アスナ」
アスナ「床に落ちた一かけらまでしゃぶって食べろよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
キリト「アスナ。落ち着いてくれ」
アスナ「私が落ち着くのはキリト君の隣だけですー!いいから食べて食べて♪」
キリト「せめてスプーンを」
アスナ「剣があるじゃない」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:14:06.03 ID:M2woQdlM0
キリト「いや」
アスナ「黒白のプリンが掬えそうな形した剣があるじゃない」
キリト「これは武器で」
アスナ「まっさか天下の二刀流がwwwwwwwwwwwwwプリンもwwwwwwwwwwww食べられないのwwwwwwwwwwwwwwwwww?」ブフッ
キリト「……」チャキッ
アスナ「あそっれ二刀流♪やれ二刀流♪天下無敵の二刀流♪はい!もう一杯!」ヤンヤヤンヤ
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:14:41.53 ID:M2woQdlM0
キリト(俺は……何をやってるんだろう)
キリト「……」モッチャモッチャ
アスナ「どう?どう?」
キリト「甘い」
アスナ「もっとメィニアックに評してくれなきゃ嫌!弥勒菩薩と関連付けて感想を話して!」
キリト「……少し考える時間をくれ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:15:17.43 ID:M2woQdlM0
アスナ「うんっ!」
キリト「……」
アスナ「まーだっかなー♪まーだっかなー♪」ワクワク
キリト「できた」
アスナ「はいどうぞ!明日菜亭気離徒さん!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:15:52.65 ID:M2woQdlM0
キリト「まず、甘い。どうしようもないほど甘い。おそらく砂糖を入れ過ぎたものだろうが、これほど甘いプディングには出会ったことがない」
キリト「これはもう兵器だ、一種の戦闘スキルだ。あまりの甘さに弥勒菩薩すら救う事をためらうレベル。そのくらいに甘い」フキフキ
キリト「異常だ」
アスナ「ぅ……ぅ……」ポロポロ
キリト「アスナ!?」
アスナ「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇん……」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:16:50.80 ID:M2woQdlM0
キリト「あの」オロオロ
アスナ「ごめんね……ダメな嫁でごめんね……こんなんじゃ天下の二刀流のお嫁さんにはなれないよね……」
キリト「いや、あくまで感じたままを言っただけで……将来の成長もあるだろうし」
アスナ「決めた!私、明日から毎日キリト君のためにバケツプリン作る!バケツプリンを私の十八番にするの」
アスナ「そして将来『幸せな二刀流ファミリー』として取材が来た時に……」モンモン
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:17:32.06 ID:M2woQdlM0
アスナ『これがウチの家庭料理なんですー、主人が大好きで』クネクネ
キリト『アスナの作るバケツプリンで糖尿病になるなら本望だよ!秘技・インスリン二刀流!』プスー
アスナ『こんな感じでー、インスリン打ちながら食べてくれるんですよー♪嬉しいけど、もう困っちゃーう♪』クネクネ
キリト『戦闘快勝!血糖上昇!寿命は抹消!YO!YO!YO!チェケラッ!』
アスナ『やだもうキリト君ったら練習中の下手くそなラップで応援だなんてー♪』クネクネ
テロップ『それにしてもこの二刀流、ノリノリである』
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:18:08.69 ID:M2woQdlM0
アスナ「みたいな!」バッ
キリト「」
アスナ「あ、キリト君ラップ練習しておいてね」
キリト「」
アスナ「プリンも全部食べてね、キリト君のために頑張っちゃうんだから☆」
キリト「」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:18:38.18 ID:M2woQdlM0
ーー翌日
キリト(常に周囲に気を配らないと……いつ襲われるか分からない)
アスナ「キリト君の端正な頭から腰先にかけてバケツプリンちゅどーーーーーーーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「ぐはっ……!」グシャッ
キリト(後ろを取られたっ!?)
アスナ「ほら、食べて食べて」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:19:08.36 ID:M2woQdlM0
キリト「……アスナ。まず投げて渡すのをやめないか」
アスナ「だ、だって恥ずかしぃ……」カァァ
キリト「嘘を吐くな」
アスナ「恥ずかC」
キリト「やかまC」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:19:55.88 ID:M2woQdlM0
アスナ「ホントだもんっ。そんな意地悪言うなら明日から量を二倍にしちゃうぞ?」ツンッ
キリト「分かった。分かったよ。この粉々になったバケツプリンを地べたに這いつくばって食べればいいんだろ?食べるよ」
アスナ「うんっ!わりと現実主義者なキリトくん大好き!権力に歯向かわないタイプ!」
キリト「……」モッチャモッチャ
アスナ「どう?どう?ICBMと関連付けて感想お願い!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:20:37.09 ID:M2woQdlM0
キリト「辛い。激辛だ。I(今まで食べた事ないくらい)C(クッキングスキルを戦闘スキルに転用したこのバケツプリンは)B(ベロが)M(燃えそうなくらい辛い)」
アスナ「そっか。お疲れっ!」ポンッ
キリト「」イラッ
アスナ「それはそれとしてキリト君。私のあだ名知ってる?」
キリト「……?狂戦士か妖精女王か?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:21:18.16 ID:M2woQdlM0
アスナ「ちーがーいーまーすー!あのねあのね、世間の人が言うにはね、私のあだ名はー……」
アスナ「キリト君のー……お嫁さんっ!きゃんっ☆」
キリト(今すぐ離婚したい)
アスナ「子供は二刀流スキル持ちが出てくるまで粘ろうね、キリト君☆時代は厳選だよ!6Vめざパあたりまえ!乱数調整もしようね!」
キリト「アスナ。疲れてるんじゃないか?」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:22:09.16 ID:M2woQdlM0
アスナ「疲れてないよ!むしろ健康だよ!」
キリト「いや、いくらなんでも異常過ぎる」
アスナ「そんなことないよー!」キャッキャッ
キリト「……」
アスナ「元気元気ー!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:22:14.17 ID:BIlOYMH40
狂ってる
22: 忍法帖【Lv=2,xxxPP】(1+0:15) 2012/09/11(火) 23:22:57.86 ID:HHGR6wrN0
マジキチSSか
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:23:05.33 ID:eU0/gYAZ0
多分笑顔で瞳孔ガン開きですぜこの女
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:22:58.72 ID:M2woQdlM0
ーー翌日
アスナ「キリト君っ」ギュッ
キリト「アスナ……今日はバケツプリン持ってないのか」
アスナ「甘えたくなっちゃった。えへへ……」スリスリ
キリト(まぁ、これはこれで)
アスナ「……キリトくん?」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:23:46.02 ID:M2woQdlM0
キリト「何だ?」
アスナ「私の事、好き?」
キリト「嫌いじゃないよ」
アスナ「そんな返事じゃ、私不安になっちゃうよ……ちゃんと好きってゆって?新婚さんみたいに」ウルウル
キリト「……分かったよ。アスナ、好」
アスナ「油断してるキリト君の端正な頭髪上にバケツプリンどばばばばーーーーーーーーー!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ドバババ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:24:31.40 ID:M2woQdlM0
キリト「……」グショッ
アスナ「やだキリト君、カラメル臭い。元々厨二臭いのに。くっさ!くっさ!ここらへんから二刀流の臭いがする!ファ○リーズファブ○ーズ」シュッシュッ
キリト「怒っていいか?」
アスナ「だーめっ♪すぐキレる男の子は女の子に利用してもらえないゾ☆」ツンッ
キリト「……」プルプル
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:24:11.63 ID:JVeym09M0
うぜーwwwwwwwwww
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:26:23.57 ID:hls7x0p80
ガンジーも助走つけて殴るレベル
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:26:51.03 ID:DVXNAe9w0
ワロタ
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:25:42.89 ID:M2woQdlM0
アスナ「あ、キリト君が怒りでプルプルしてるー。されどこの拳は烈火の如く?可愛いー。プリンみたい」
キリト「……戦いに行ってくる」
アスナ「待ってよー!私も一緒に行くってば!」
キリト「ついて来ないでくれ」ギロッ
アスナ「ハッ……あの目は!」モンモン
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:26:54.67 ID:M2woQdlM0
キリト『くっ、度重なる二刀流の使用で俺の体はボロボロだ』
仲間『お、おいキリト!なんだその傷!早く良妻のアスナさんに話してあげないと!』
キリト『まてっ!』
仲間『!?』
キリト『アスナはとてもいい妻だ……これ以上ないほどに……だからこそ、俺はこれ以上アスナに心配を掛けたくない』
仲間『なんて覚悟……これが二刀流』
キリト『大丈夫、俺は二刀流だからな……あいつを置いて、死ぬわけにはいかない』キリッ
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:27:43.77 ID:M2woQdlM0
キリト『なんたって読者が一番見たいのは俺達のいちゃいちゃなんだからな……書評にそう書いてあった』
仲間『くそぅ、あんたら世界一お似合いの夫婦だぜっ!もっといちゃいちゃしてくれっ!』
キリト『ああ、任せてくれ……ただ、この傷の事は良妻には秘密にしておいてくれよ?ふふふ……あいつは心配しすぎるからな』
仲間『だ、ダンディ……!』
アスナ「って目だわ!流石キリト君!濡れる痺れる憧れるゥ!」ジュンッ
アスナ「でもそんな傷があるなんて私には御見通し!嫌ってほど回復させてあげる!」ダッ
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:28:49.11 ID:M2woQdlM0
ーー敵がいるエリア
キリト(気が楽だ……)スパッ
敵「ウゲェェェェ!」
キリト(とても気が楽だ……)スパッ
敵「タワラアアアアアアアアアア!」
キリト(一人がこんなに幸せだったなんて……)スッパァァン
アスナ「ぐえええええええええええええええええええええ!」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:29:37.27 ID:M2woQdlM0
キリト(体が軽い……)スパスパスッパァァン
アスナ「やめて!何するのキリト君!超痛いんですけど!控えめに言ってもミロのヴィーナスのような私の肢体から血ぃドックドク出てるんですけど!」
キリト「……?」
アスナ「素で「え、なにこんな敵居たっけ?」って顔しないでよ!私、アスナ!あなたの良妻!プレイヤー!こ・い・び・と!」プンプン
キリト「ああ……」
アスナ(キ、キリト君の目……まるで婚活パーティーで医者を狙うアラフォーを見る目だわ……!悲しいけど2時間後には現実を突きつけられてるんだな、って感じの)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:30:48.12 ID:M2woQdlM0
アスナ「キリト君……ごめんなさい。最近キリトくんの周りに雌犬が多くて不安になっちゃったの」グスン
アスナ「……」チラッ
キリト「……」スパッ
敵「ぎゃおすうううううううううううう!」
アスナ「私を敵から守ってくれるなんて……!流石二刀流のキリト君!ううん、天上天下一騎当神のキリト様!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:31:49.95 ID:6I42gCluO
二刀流言いすぎだろwww
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:31:49.98 ID:M2woQdlM0
キリト「……」スパッ
敵「しゃっころりいいいいいいいいいいいいいい!」
アスナ「頑張れー!」ヤンヤヤンヤ
キリト「……」スパッ
敵「みゃいいいいいいいいいいいいいいいい!」
アスナ「キ、キリト君?なんか敵の残骸が全部私の方に飛んできてるんだけど……?」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:32:55.74 ID:M2woQdlM0
キリト「知るか」スパスパァン
敵「じぇみらああああああああああああああああ!」
アスナ(やだ……キリト君が冷たい。私正ヒロインなのに。正妻なのに。読者も戦闘よりいちゃいちゃを所望しているって書評に書いてあったのに)
アスナ(新しい世界に目覚めちゃいそう!これがDVなのね、キリト君なりの愛し方なのね!)ジュンッ
キリト「邪魔だ」ゲシッ
アスナ「ああんっ♪」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:33:48.03 ID:M2woQdlM0
キリト「どいてくれ」ゲシッ
アスナ「はうんっ♪」
キリト「目障りだ」スパッ
アスナ「あいたっ。ちょっとやり過ぎだよキリト君」アハハ
キリト「」スパスパ
アスナ「いたい!いたい!キリト君もう少し抑えて!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:34:23.18 ID:M2woQdlM0
キリト「」スパァァァァァァン
アスナ「……いったいなあああああああああああああああああああああもう!」ザクッ
キリト「ぐふっ……!?」
アスナ「キリト君やり過ぎ!いい?いぢめるときはもう少し丁寧にやらないとーー」
キリト「」
アスナ「……キリト君?聞いてる?」ユサユサ
キリト「」
アスナ「し、死んでる……」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:34:31.59 ID:3XYv1ykCO
さりげなく噴上の台詞ww
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:35:33.10 ID:lNXJkf440
なんかワロタ
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:35:34.55 ID:M2woQdlM0
アスナ「……まぁ、大丈夫だよね。キリト君だし。放っておけば何事もなかったかのように」
アスナ「それとも、目覚めるためにはお姫様の舌を捻りこむようなズッキュゥゥゥゥンな熱いベーゼが必要とか?」クネクネ
キリト「……」ムクッ
アスナ「ほらみろ!自動回復マジ万能!」キャッキャッ
キリト「……死にたい」ポロポロ
アスナ「え?明日もバケツプリン作ってほしいの?分かった!頑張るね!」ニコッ
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:36:39.16 ID:M2woQdlM0
ーー翌日
キリト「……クソッ」
ドンドンドンドン!
『キーリト君!あっそびーましょー!』
ドンドンドンドン!
『遊ばないなら……こうだ!』
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:37:16.54 ID:M2woQdlM0
ドロドロ・・・
キリト「やめろ!扉の隙間からとろけたバケツプリンを流し込むな!」
『開けてくれるまでやるー』
グチョッ
キリト「……」
『開けてんかー』
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:37:58.61 ID:M2woQdlM0
ドロドロ・・・
キリト「……」
ガチャッ
アスナ「あっ、開いた!おはよ、キリト君♪」
キリト「……」チャキッ
アスナ「わーおそんな剣なんて持ち出して臨戦態勢待ったなしってかチェリボーイ?私は短くても細くても作り物より生の剣がいいな!」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:38:42.28 ID:3XYv1ykCO
uzeeee!!
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:39:34.75 ID:I4lcgZs/0
このウザいアスナ様はストーカーにあげちゃえよ
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:41:52.19 ID:J5piGFniO
クラディール早く来てくれー!!
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:41:53.24 ID:M2woQdlM0
キリト(今なら……二人で死ねば……)
キリト「間に合うかも……しれない……」ブツブツ
アスナ「キリトくぅーん?考え込んでるー?」
キリト「……アスナ。好きだよ」
アスナ「うん、私も!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:43:13.20 ID:M2woQdlM0
キリト「ふっ……!」ビュンッ
アスナ「勝利を確信したキリト君の端正なおへそに物凄い圧力でバケツプリンどびゅびゅびゅびゅびゅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「ぐああああああああああああああああああああああああっ!?」ドンッ
キリト(二刀流の俺よりも早く動けるのかっ……!?そういや元々動きだけは早かったような……!)
アスナ「照射するはプリンー♪勝者なのは私ー♪」ドビュビュビュ
キリト「あ、アスナ……やめっ、死っ……」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:44:01.45 ID:M2woQdlM0
アスナ「~~~~♪」
キリト「がっ……はっ……」
アスナ「降参?」
キリト「こ、こうさん……」
アスナ「うん分かった。じゃ、今日はずっと一緒に居ようね」ニコッ
キリト「……?」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:45:12.88 ID:M2woQdlM0
アスナ「色んな事シたいけど、まずはキリトくんと一緒にいたいの!それが一番!」
キリト「そ、そうか……」
キリト(もしかして、まだアスナは正気に戻れるんじゃないのか……?)
アスナ「んふふ~、キリト君のベットにバケツプリン塗りこんで甘い甘い二人の愛の巣にしてあげるね」ベッチョベッチョ
キリト「頼むからやめてくれお願いだこの通りだ!」
アスナ「じゃあ、洗濯物?」ベッチョリ
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:46:08.18 ID:M2woQdlM0
キリト「なんで二者択一なんだ!両方やめてくれ!」
アスナ「じゃあ、あーんして」
キリト「あ、あーん……」
アスナ「一日一度だと思って油断してるキリト君の端正な口膣に凄まじい容積のバケツプリンがばああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:46:41.84 ID:M2woQdlM0
アスナ「がばあああああああwwwwwwwwwwwwwwwwがばああああああああああああああああああああwwwwwwwwwww」ドババババ
キリト「」
アスナ「Foo↑!超すっきりした!キリト君、御味の方は?」
キリト「」
アスナ「そんなぁ~ただのバケツプリンだよぉ。大した事ないってばぁ」クネクネ
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:47:45.30 ID:M2woQdlM0
キリト「」
アスナ「もう、キリトくんたら。ほら口の端、プリンこぼれてるよ」ヒョイパク
アスナ「あっ……これって間接キス、だよね……なーんて!あはは!は、き、気にしないでキリトくん!」アセアセ
キリト「」
アスナ「はぅ……そんな生気のない瞳で見つめないでぇ……困っちゃうよぉ」クネクネ
キリト(……明日ダメだったら、もう死のうかな)
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:48:18.34 ID:M2woQdlM0
ーー翌日
アスナ「キーリートーくーん♪」タタタ
キリト「ふっ!」スパッ
アスナ「きゃあっ!?」
キリト「……瞼の表面だけを切った。これで目は開かない」
アスナ「う、うぅぅ……」フラフラ
キリト「分かってくれ、アスナ……今日病院に連れて行くから」
アスナ「……」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:48:57.07 ID:M2woQdlM0
ーー病院
医者「異常ないよ」
キリト「そんなはずはない!」
医者「いやホント。彼女、どこにも異常ないよ」
キリト「あ、頭は!脳のCTスキャンはしたのか!?脳細胞が萎縮してたり!バグが発生してたり!」
医者「うん、僕もそこはまず最初に疑ったんだけどね……ダメだったよ」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:49:35.32 ID:M2woQdlM0
キリト「じ、自律神経系とか……副交感神経系とか……ホルモンの異常分泌は!?」
医者「……」フルフル
キリト「クソッ……!」ドンッ
医者「しかし本当にビックリだね。どこにも傷一つないんだから」
キリト「傷一つない……?それはおかしい!俺は連れてくるときに瞼を切ったはずだ!」
医者「瞼?無傷だったよ」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:50:10.68 ID:M2woQdlM0
キリト「……っ」ゾクッ
アスナ「あ、キリトくん!探したんだから♪」ギュッ
医者「……帰ってくれると助かるんだが」
キリト「……すまない」クルッ
ドボンッ!
アスナ「キリト君の端正なかかとから頭頂部にかけて全身バケツプリン落とし穴にどっぼーーーーーーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:50:46.26 ID:M2woQdlM0
アスナ「ねぇねぇ今どんな気持ち?二刀流なのにプリンまみれのプリン体になって今どんな気持ち?うわっカラメルくさっ」トントン
キリト「……」ズブズブ
医者「……アスナさん。聞いてもいいかい?」
アスナ「なーに?キリト君との家族計画?」
キリト「……」ズブズブ
医者「このバケツプリン落とし穴。広さと深さは?」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:51:21.10 ID:M2woQdlM0
アスナ「8メーター四方の深度50メートルだよ。準備するのに時間かかったんだから!」ドヤッ
医者「キリト君の体重だと、沈むんじゃないかな」
アスナ「……あっ」
キリト「……」ズブズブ
アスナ「キリトくんっ!今助けを呼ぶから!お願い……生きて!」ブワッ
医者(白々しい)
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:51:59.03 ID:M2woQdlM0
ーー救出後
キリト「……」ブルブル
アスナ「キリト君、あんなに震えて……そんなに私に会えないのが辛かったんだね」
キリト「アスナ……」
アスナ「なーに?」ニコッ
キリト「もう、俺に近寄らないでくれ……」ブルブル
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:52:37.49 ID:M2woQdlM0
アスナ「まったまたぁ!冗談きついぜキリトの旦那ぁ!……あっ旦那って言っちゃった☆」
キリト「俺は本気だ……これ以上アスナといると、どちらかが死んでしまう」
アスナ「キリト、君?」ジリ
キリト「ひぃっ!?」ザッ
アスナ「逃げないでよ……キリト君……」ジリジリ
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:53:17.40 ID:M2woQdlM0
キリト「に、逃げる!逃げるぞ!アスナが近づいてきた分だけ俺は逃げる!」
アスナ「やだよぉ……寂しいよぅ……一緒にいてよぉ……」ポロポロ
医者「キリト君、ここは」
キリト「後はお任せしますっ!」ダッ
アスナ「……チッ」
医者「うわぁ」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:53:56.47 ID:M2woQdlM0
ーー翌日
キリト「ここは……宿か」
キリト(いつの間にか眠ってたのか……)ゴシゴシ
キリト(左腕が重い……)チラッ
アスナ「Zzz……」ギュッ
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:55:13.73 ID:M2woQdlM0
アスナ「キリトのキはぁ……「アスナ!キミが好きだ!」のき~……えへへ……」ムニャムニャ
アスナ「キリトのリはぁ……「アスナ!料理も美味いなんてキミは最高の良妻だ!」のり~……うふふ……」ムニャムニャ
アスナ「キリトのトはぁ……「アスナ!永久に共に添い遂げよう!」のと~……んふふ……」ムニャムニャ
アスナ「三文字合わせてキ・リ・ト!ゴーゴーレッツゴーキ・リ・ト!私の名前はア・ス・ナ!良妻!……」ムニャムニャ
アスナ「二人合わせてキスナーだ♪キーリト×アスナでキスナーだ♪……」ムニャムニャ
アスナ「小さな×××を大きなお胸で♪挟んで快感キスナー同人~♪……」ムニャムニャ
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:54:03.52 ID:7THNWBKT0
うわぁ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:56:32.43 ID:t5dAsd8X0
基地外に対抗するにはより基地外になるしかないよね
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:56:17.40 ID:fyYcF+ay0
ソードアートオンラインってこんなに面白いアニメだったのか
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:56:37.83 ID:pJK/Nm930
テロップ『それにしてもこの>>1、ノリノリである』
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:56:49.64 ID:M2woQdlM0
アスナ「春のHな同人祭り、開催中だよっ(裏声)……」ムニャムニャ
アスナ「うふふ……獅子のあなとスイカブックスのR-18棚を席巻してやるんだから……じゅるり……」ムニャムニャ
キリト「……」スパッ
アスナ「あいったぁ!何するのキリト君!モーニングソードはやめて!優しく揺り起こしてよ!まだ処*なのにベットを血で染めちゃったよ!」ガバッ
キリト「こっちのセリフだ。寝てる時まで腐敗臭のする妄想を垂れ流すのはやめてくれ。ていうか俺の部屋から出ていけ」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:57:08.32 ID:EvW22taSP
あれ? こんな作品なら楽しめるかも
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:57:20.57 ID:aaUEIZuo0
こんなんだったか
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:57:56.28 ID:h0ujlvFA0
こっちのが面白い
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:58:43.45 ID:M2woQdlM0
アスナ「キリトくんの部屋は私の部屋だよ!」
キリト「……いい加減にしろ」ギロギロリンッ
アスナ「ひいっ!?凄い擬音で睨まれた!ちょっと快感!?」ビクッ
キリト「出ていけ。5秒以内に出て行かなかったら容赦しない」
アスナ「……」ブルブルッ
キリト「……アスナ?」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/11(火) 23:59:42.10 ID:M2woQdlM0
ピョインッ
バケ=ツプリン「プリプリ~ン」
キリト「こいつは……幽霊型モンスター!?」
バケ=ツプリン「プリプリ~ン」
解説「気をつけるんだ!そいつは新種のモンスター、プレイヤーに憑りついて回復力を上昇させるが、代わりに行動を操ってしまう恐ろしいやつだ!」
キリト「なるほど……だが、種が分かれば!二刀流でやああああああああああああああああああああああ!」スパスパッ
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:00:18.23 ID:38DG0+HW0
バケ=ツプリン「プリ~ン!」
解説「凄い、一撃で……これが二刀流の力……!」
キリト「なぁ、一つ聞きたいんだが。アイツに操られるとどうなるんだ?」
解説「まずバケツプリンが作りたくなる。そしてバケツプリンを使っていたずらをしたくなる。……後は、普段抑えている欲求が暴れ出すってところか」
キリト「その時の記憶は残っているのか」
解説「鮮明に覚えてるよ」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:02:04.92 ID:38DG0+HW0
キリト「アスナ……」チラッ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キリト(……居ない)
解説「行ってあげなよ」ポンッ
キリト「お前解説者だろ?ついて来てくれ。頼む」
解説「お断りだ」
キリト「チッ」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:03:27.80 ID:38DG0+HW0
ーーアスナの部屋
アスナ(死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい)ゴンゴンゴンゴンゴン
アスナ(もう死んじゃえ死んじゃえ死んじゃえ私のバカバカバカバカ行き遅れの羊水腐ったなすび入り過ぎのラザニア!)ゴンゴンゴンゴン
コンコン
アスナ「……ッ!」バンッ
『アスナ。俺だ。開けてくれないか』
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:04:27.49 ID:38DG0+HW0
アスナ「やだっ、むりっ!お願いキリト君、入って来ないで……」
『しかし』
アスナ「お願い……部屋の中、カラメルの匂いが凄いの……悪い意味でクラクラしちゃうの……」
『……分かった。ここでいい。ただ、言いたい事があるんだ』
アスナ「……」
『その、あれは操られてるだけだったんだろう?そんなに気にする事は』
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:05:21.48 ID:38DG0+HW0
アスナ「……無理だよ。私、全部覚えてるもん。全部私がやったんだもん」
『……』
アスナ「キリト君をたくさん困らせて、怒らせて、悲しませて……」
『……』
アスナ「もう死にたいよぉ……」ポロポロ
『アスナ』
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:06:29.56 ID:38DG0+HW0
アスナ「ごめんね、キリト君……ごめんね……ダメなパートナーで」
『アスナ』
アスナ「こんなのが彼女なんて、嫌だよね……私はこのままバケツプリン屋として生きていくから……キリト君は私の分まで幸せに」
バンッ
キリト「アスナッ!」ギュッ
アスナ「そんな、どうやって扉を……」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:07:06.52 ID:38DG0+HW0
キリト「二刀流スキルだ」ギュッ
アスナ「……そっか。あはは……敵わないなぁ」
キリト「アスナ。俺は、アスナが彼女でよかったと思ってる。今でもだ」
アスナ「キリト君……」
キリト「そして、あれはアスナの欲求なんだろう?その、なんだ。俺もやぶさかではないと言うか……」
アスナ「……ふふっ」ギュッ
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:08:01.54 ID:38DG0+HW0
キリト「ーーっ」カァッ
アスナ「ありがとう、キリト君」
アスナ「私、あなたを好きになってよかったーー」
ソー=ラン「ハイッ!」ピョインッ
キリト「めょう!?」ブルブル
アスナ「……キリト、君?」
アスナ(今キリト君の中に何か入っていったような……あれが幽霊型モンスター?)
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:08:34.64 ID:38DG0+HW0
キリト「アスナ。一曲、付き合ってもらえないか?」スッ
アスナ「キリト君……」
アスナ(私を励まそうとしてくれてるんだね……)
アスナ「はい……私でよければ、喜んで!」スッ
キリト「じゃあこの鳴子持って!ソイヤッwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「ええ!?」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:09:19.17 ID:38DG0+HW0
キリト「踊るんだ!アスナ!さぁこの限定イベント服に着替えて!ハードッコイドッコイwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「ねじり鉢巻に長袢天って……寒いよぉ。下、サラシだけだし……」カァァ
キリト「ほら髪も後ろで束ねて!こっちの方が可愛いぞ!」ギュッ
アスナ「そ、そうかな……?でもやっぱり寒い……」
キリト「踊れば体もあったまる!ほらリズムに身を任せるんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「え、えぇぇ!?」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:09:24.46 ID:iqNm4V/20
駄目だこの夫妻はやく何とかしなくてもいっか
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:10:00.16 ID:38DG0+HW0
キリト「ヤサエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエヤアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「ハァドッコイショーwwwwwwwwwwwwwドッコイショーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「そ、そいやっ……?」チャカチャカ
キリト「ソーランwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「ハァドッコイショーwwwwwwwwwwwwwドッコイショーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ(凄いキレ……)キュン
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:10:45.90 ID:38DG0+HW0
アスナ「そ、そーらん、そーらん……?」チャカチャカ
キリト「ハイッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwハイッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「ど、どっこいしょ!」チャカッ!
キリト「にしん来たかとかもめに問えばwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwわたしゃ立つ鳥wwwwwwwwww波に聞けwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「ハァドッコイショーwwwwwwwwwwwwwドッコイショーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:11:46.34 ID:38DG0+HW0
キリト「ヤーレンwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハイッ!ハイッ!
アスナ(ちょっとよく分からないけど……今度は私がキリト君を見守らないと!)
アスナ「はいっはいっ!」チャカチャカ
キリト「ねじりハチマキwwwwwwwwwwwwwwww長袢天はwwwwwwwwwwwwww踊れ踊れとwwwwwwwwwwwソーラン節よwwwwwwwwwwwww」
キリト「ヤサエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエヤアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハイッ!ハイッ!
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:12:26.16 ID:38DG0+HW0
アスナ(頑張れ、キリト君……!)チャカチャカ
キリト「ハァドッコイショーwwwwwwwwwwwwwドッコイショーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「ソーランwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「どっこいしょ!どっこいしょ!」チャカチャカ
キリト「ソーランwwwwwwwwwwwwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キリト「声を嗄れよとwwwwwwwwww唄声上げてwwwwwwwwww腕もちぎれよwwwwwwwww舞姿wwwwwwwwwwwwチョイwwwwwwww」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:13:23.53 ID:Uio3TvUf0
タクアン和尚にしか見えないんじゃね?二刀流だし
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:13:25.55 ID:PJY21Syz0
狂気を感じる
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:14:13.74 ID:38DG0+HW0
キリト「ヤサエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハイッ!ハイッ!
キリト「ハァドッコイショーwwwwwwwwwwwwwドッコイショーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ(やっぱり腰の入りが違う……これも二刀流スキルの賜物なのかな……やだっ、私何ヘロドトスみたいな事言ってるんだろう)キュンキュンッ
キリト「ハイッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwハイッwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「……」チャカチャカ
キリト「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:14:17.52 ID:iqNm4V/20
キリトさんは厨二病なんだから黒歴史を作るのはやめてあげてください><
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:15:01.47 ID:38DG0+HW0
キリト「ヤーレンwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwソーランwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハイッハイッ
アスナ「えいっ」グサッ
キリト「ぐはっ!?」ドサッ
ピョインッ
ソー=ラン「ソイヤッwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「」グサッ
ソー=ラン「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwwwww」バタッ
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:15:45.72 ID:38DG0+HW0
キリト「……」
アスナ「キリト君……二刀流があればあんなのすぐ倒せたはずなのに、どうして」
キリト「これで、俺も末代までの恥を晒した。アスナと同じだな」ニコッ
アスナ「あっ……」
キリト「だから、もう一人じゃない。……俺と一緒に居てくれないか、アスナ」ギュッ
アスナ「キリト君……ありがとう」ギュッ
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:16:37.11 ID:38DG0+HW0
キリト「ああ……そして、さっきのは忘れてくれ」
アスナ「……はいっはいっ♪」チャカチャカ
キリト「アスナ!やめてくれ!」
アスナ「でも全力でソーランしてるキリト君、かっこよかったよ?」ソイヤッソイヤッ
キリト「このっ……」
アスナ「はぁーどっこいしょーどっこいしょー♪(猿真似)」チャカチャカ
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:17:34.36 ID:38DG0+HW0
キリト「バッ、バケツプリン!爛れた性妄想!」
アスナ「あソーラン♪ソーラン♪」チャッカチャッカ
キリト「キリト×アスナでキスナーだ!」
アスナ「そいやっそいやっ♪……あはははははははははははははははははははははは!」
キリト「ぷっ……ははははははははははははははははははははは!」
アスナ「あははははははははははははははははははははは!キリト君のばーか!ソーラン節!もう大好きっ!」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:18:30.73 ID:38DG0+HW0
キリト「なんだよ、アスナだって工口妄想しまくってバケツプリン作りまくってた癖に……俺だって大好きだっ!」
アスナ「私の方がもっともーーーーーーっと好きだもん!はいっはいっ!」チャカチャカ
キリト「俺だって!二刀流よりアスナの方が好きだ!バケツプリン食らえ!」グシャッ
アスナ「やだもーグショッてなっちゃったじゃない……お返しっ♪」グシャッ
キリト「くそっ、やったなぁ!ソイヤッwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アスナ「あははははははははははははは!もう私達体中バケツプリンまみれだね!」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:19:00.17 ID:RRkmht1Y0
なんだこのバケツプリンスレは
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:19:36.21 ID:38DG0+HW0
キリト「ああ!でも……楽しいからいいだろう!」ソーランソーラン
アスナ「そうだね!終わったら一緒にお風呂入る?」クスッ
キリト「バケツプリン風呂なら一人で入ってろwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハイッハイッ
アスナ「ひどーいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwキリトくんのとーへんぼく!」ソイヤッサ!
ーーしばらく踊り狂うーー
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:20:31.44 ID:38DG0+HW0
キリト「ハァッ、ハァッ……」グッタリ
アスナ「はしゃぎ過ぎた、ね……」
キリト「……アスナ」
アスナ「うん……」
キリト「……カラメル臭いぞ」
アスナ「っwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwもう!ばか!雰囲気台無しwwwwwwwwwっwwwwwwwwww」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:21:31.52 ID:38DG0+HW0
キリト「ふっ、俺は未だに根に持ってるんだ。もう一踊りしてもいいくらいだ」
アスナ「……大好き」ギュー
キリト「……俺もだ」
アスナ「……部屋の掃除手伝って?」
キリト「断ったら?」
アスナ「明日の朝キリト君の部屋がバケツプリンに包まれることになるよ」クスッ
キリト「分かったよ……」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:22:12.89 ID:4Fpvh5Aj0
バケツプリンプレイとかちょっと気持ちよさそう
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:22:21.89 ID:38DG0+HW0
ーーアスナの部屋
キリト「……」フキフキ
アスナ「~♪」フキフキ
キリト(そういえば、アスナの部屋を隅々まで見るのはこれが初めてだな……)
キリト(色々と気になるものはあるが、スルーするのが正解だろう)
アスナ「キリトくんっ、こっち向いて!」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:23:27.25 ID:38DG0+HW0
キリト「んぐっ……これは……バケツプリンか?」
アスナ「んーん。普通のプリン。どう?」
キリト「……美味しいよ。世辞抜きで」
アスナ「じゃあ、私と関連付けて説明してくださいっ」
キリト「……そうだな」ニヤッ
キリト「アスナが作ったから、こんなに美味しく感じるんだと思うよ。……ありがとう、アスナ」
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:24:17.30 ID:38DG0+HW0
アスナ「なっ……」カァァ
キリト「この返しは予想してなかったかな?」
アスナ「ち、ちょっと不意打ちだったかも……」
キリト「可愛い所もあるじゃないか」フッ
アスナ「……あ、ありがとう」
キリト「……色々な事があり過ぎた。もう、俺の中にアスナ以外の選択肢は無くなってしまった」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:24:48.04 ID:u6sqABAC0
あまりの甘さに弥勒菩薩すら救う事をためらうレベル
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:25:51.10 ID:38DG0+HW0
アスナ「キリト君、それって……」
キリト「ああ。アスナ、俺は君が」
アスナ「今までは選択肢があったって事!?」
キリト「いや、それは言葉のあやで」
アスナ「相手は誰なのー。もうここまでお互い恥ずかしい目にあったんだから教えてくれたっていいでしょー?」
キリト「う……」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:27:01.40 ID:38DG0+HW0
アスナ「ジトー。ちょっとご機嫌斜めの構えー。教えてくれるまで帰してあげないの構えー」ジトー
キリト「……耳を貸してくれ」ゴニョゴニョ
アスナ「へー、ふーん……」
キリト「で、……」ゴニョゴニョ
アスナ「えっ!?」
キリト「実は、な……」ポリポリ
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:27:52.91 ID:38DG0+HW0
アスナ「キ、キリト君?その、マロニーって」
キリト「ちゃんをつけろ」
アスナ「いやでも」
キリト「ちゃんをつけろ」ギロッ
アスナ「ご、ごめんなさい……」ビクッ
キリト「俺は今からマロニーちゃんに別れを告げてくる。……アスナもついて来てくれ」
アスナ(えぇー……)
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:28:27.91 ID:PktrJPzb0
磨呂ニー?
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:38:02.39 ID:Y4jYH1px0
なんだこれ…
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 00:41:44.43 ID:JmTZLmA60
正直くそわろた
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:05:01.42 ID:38DG0+HW0
ーーキリトの部屋
グツグツ・・・
キリト「……」
アスナ「……」
アスナ(凄い高そうなお鍋……)
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:05:51.06 ID:38DG0+HW0
グツグツ・・・
キリト「……」
アスナ「あの、そろそろじゃないかな」
キリト「……そうだな。アスナ!マロニーちゃんを持ってきてくれ。丁重にな」
アスナ「う、うん」トコトコ
アスナ「はい」ドサッ
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:06:34.70 ID:38DG0+HW0
マロニー「」ガサガサ
キリト「マロニーちゃん、君と出会ったのは、あの冬の日だったな」
マロニー「」ガサガサ
キリト「俺は君をスーパーで買って……でも食べるのがもったいなくて。いつの間にかその気持ちは、君を愛しいと思う気持ちに変わっていった」
アスナ(え、一人芝居?)
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:07:24.59 ID:38DG0+HW0
キリト「俺の心が折れそうな時も、君はいつだって傍に居てくれた……それは分かってる」
マロニー「」ガサガサ
キリト「でも、俺は……もう君と一緒には居られない」
キリト「マロニーちゃん……すまない。俺は、アスナと添い遂げるって決めたんだ」
マロニー「」ガサガサ
アスナ「キリト君……」キュン
キリト「だからせめて君の事は、ちゃんと栄養にしようと思う」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:08:11.68 ID:38DG0+HW0
マロニー「」ガサガサ
キリト「勝手な事を言ってるのは分かってる。君が怒るのも無理はない。でも、俺は決めたんだ……」
アスナ「……」
キリト「分かってくれ!身勝手だと言われても、俺は、俺はアスナの事が!」
マロニー「」ガサガサ
キリト「どうしたら、どうしたら分かってくれる!?俺は君に箸以外の何を差し出せばいい!」
マロニー「」ガサガサ
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:09:00.52 ID:38DG0+HW0
キリト「答えてくれアスナ!」
アスナ「えっ、私?」ビクッ
キリト「マロニーちゃんは何も答えてくれない……返事すら……」
アスナ(そっか。周りから見たらどれだけキチガイ染みてる行為でも、キリト君にとっては真剣な事なんだね)
アスナ(私も……ちゃんとマロニーちゃんと向き合わなきゃ。彼女?からキリト君を貰うんだから)グッ
アスナ「あの、マロニーちゃんさん!私、ちゃんとキリト君を幸せにします!あなた程キリト君を満足させられるか分からないけど、精一杯尽くします!」
アスナ「だから……キリト君を私に下さいっ!」ドゲザッ
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:09:41.43 ID:38DG0+HW0
マロニー「」ガサガサ
キリト「……アスナ。食べよう」ニコッ
アスナ「……うんっ!」
二人「「いっただきまーす!」」
キリト「……」モニュモニュ
アスナ「……」モニュモニュ
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:10:28.61 ID:38DG0+HW0
キリト「……」モニュモニュ
アスナ「……美味しいね」モニュモニュ
キリト「……ああ」モニュモニュ
アスナ「なんか、色んな味が絡み合ってる。マロニーちゃんさんとキリトくんの過ごした長い日々の思い出が伝わってくるみたい……」モニュモニュ
キリト「食感も最高だな……っ」モニュモニュ
アスナ「……キリト君」モニュモニュ
キリト「な、なんだっ……?」モニュモニュ
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:11:17.53 ID:38DG0+HW0
アスナ「泣いてるの?」モニュモニュ
キリト「ちがっ……これは、汗だっ……」ゴシゴシ
アスナ「いいよ、泣いても」ゴックン
キリト「アスナ……」
アスナ「今日から、私がキリト君の新しいマロニーちゃんになる。この子と、そう約束したから」モニュモニュ
アスナ「だから、ね?」ニコッ
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:12:03.43 ID:38DG0+HW0
アスナ「私と一緒に居るときは……我慢しないで?たくさんたくさん、泣いていいから」ポンポン
キリト「アスナ……すまない。胸、借りる」ポロポロ
アスナ「……うん」ギュッ
ーー泣き止むまでキリトとアスナのいちゃいちゃ膝枕タイム☆ーー
アスナ「ね、キリトくん」
キリト「なんだ?」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:25:20.02 ID:LG/sFKc90
なんやこのスレェ…
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:29:12.34 ID:iqNm4V/20
キリトさん邪気眼発症してますやん
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 01:38:30.37 ID:ML21CUcX0
正直面白い
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 02:01:50.69 ID:38DG0+HW0
アスナ「これから、もっといちゃいちゃしようね!お腹の中のマロニーちゃんさんが嫉妬しちゃうくらい!」
キリト「……もうバケツプリンは勘弁してほしいけどな」フッ
アスナ「もう、キリト君の意地悪!もう一度憑りつかれたら、私……」
キリト「大丈夫だ。もしアスナがもう一度憑りつかれても、絶対に俺が助けるから」ギュッ
アスナ「……っ!」キュン
キリト「だからアスナも俺がヤバくなったら助けてくれ。……その、なんだ」
キリト「夫婦ってのは、そういうものだろう?」ポリポリ
アスナ「ーーっキリト君!」ガバッ
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 02:03:24.62 ID:38DG0+HW0
キリト「うおっ!?」
アスナ「もう容赦しないよ?いっつもいっつも付きまとうからね?」
キリト「ああ、どんと来い!」
アスナ「ずっとずっとずーっと!死が二人を別つまで……」
アスナ「……ううん。たとえ私が死んだとしても!」
アスナ「私、キリト君の事を大好きであり続けるから!覚悟しててねっ!」
キリト「ああ、期待してるよ」ニコッ
アスナ「……それじゃ、せんせいパンチっ」コツンッ
キリト「ーーッ!?やったな、こいつぅ!」ツンッ
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 02:04:48.72 ID:38DG0+HW0
アスナ「えへへへへへ……キリト君だーいすき♪バケツプリン食らえっ!」グチャッ
キリト「このいたずら娘!おかえしだっ!」グチャッ
アスナ「やだもう、洋服汚れちゃうよっ」グチャッ
キリト「俺だって洋服着てるって!」グチャッ
アスナ「分かった分かった!じゃあこれで最後ね!」グチャッ
キリト「うん、じゃあお返しもこれで最後!」グチャッ
アスナ「……ちょっと、さっきので最後って言ったじゃん」グチャッ
キリト「いやいや、一方的に投げて終わりはないだろう」グチャッ
アスナ「……レディファーストだよ、キリト君」グチャッ
キリト「礼節を持ったレディにはちゃんと礼節を持って接するさ」グチャッ
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 02:07:32.14 ID:38DG0+HW0
アスナ「……ちょっ、マジでこれでもう最後ね」グチャッ
キリト「だから仕返しまで含めて1シークエンスだろうっ!」グチャッ
アスナ「あいたっ!キリト君が強く投げたからお返しのお返し!これでラスト!」グチャッ
キリト「ぐふっ!このっ……ならそのお返しだっ!グチャッ
アスナ「……ふっ!」グッチャァ
キリト「はっ!」グッチャァ
アスナ「お洋服ぐちゃぐちゃなんだけどー。どうしてくれるのキリトくんっ!」グッチャァ
キリト「知るかっ!」グッチャァ
アスナ「……」グチャグチャグチャッ
キリト「おい!連打は卑怯だろう!」グチャグチャグチャッ
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 02:09:06.86 ID:38DG0+HW0
アスナ「……」ドバババババ
キリト「ちょっ、ホース直結はやめっ……くそっ、二刀流っ!」ドボボボボボ
アスナ「……」ドババババババババババ
キリト「おぼぼぼぼぼぼっ!め、目の前が黄色にっ!……他に使えるバケツプリンは……」キョロキョロ
キリト「あった!」
アスナ「あ、それちょっと腐ってる奴だからマジでやめてくれない?あっちのならいいよ」
キリト「分かった」テクテク
アスナ「……」
キリト「……」
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 02:10:50.69 ID:38DG0+HW0
キリト「よーし戦闘再開!」ドボボボボ
アスナ「死ねええええええええええええええええええええええええええ根暗厨二病!キリト君なんだっけ、ビーカーだっけ?ビネガー?バイターだっけ?とにかく死ねサノバビッチ!最下層!シュードラ!」ドババババ
キリト「あ!この腐れアマとうとう本性出しやがったな!」ドボボボボ
アスナ「けっひひひひひひ!そっちが二刀流ならこっちは二ホース流!キリト君なんか高圧プリン流の中でバラバラに分解されて糖尿の塊になればいいんだよ!後でインスリン打ってあげる!」ドバババババババババ
キリト「くそっこのぉ……羊水腐りきったアラファーみたいな事言って!」ドボボボボ
宿主「なにやってんの君ら」
アスナ「」
宿主「なにやってくれちゃってんの君ら。ウチプリンまみれなんですけど」
宿主「ウチプリンまみれなんですけどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!ココ宿屋さああああああああああああああああああああああん!」
キリト「」
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 02:13:39.08 ID:38DG0+HW0
アスナ「き、キリト君が『アスナ。君をバケツプリンでドロドロに汚したい!そのためなら俺はどうなってもいい!』って言うから……夫の異常性癖に付き合うのも妻の役目だし……」ウルウル
キリト「ちょ」
宿主「お前頭おかしいよ。後金払え」
キリト「ま、待ってくれっ!目を見れば分かるはずだ!俺はアスナにやられたからやったのであって……」
宿主「……」ジーッ
アスナ(くふふふ……キリト君、愚かなり!かたやビネガーの一匹狼気取りの厨二、かたや見目麗しい有名ギルドのアイドルプレイヤー☆アスナちゃん!さーびすしちゃうぞっ」
アスナ(どっちが信用されるかなんて決まってるわ!本当にバーカ!」
キリト「アスナ」チョンチョン
アスナ「なぁに?ビネガー」フフンッ
キリト「声。漏れてる漏れてる」
アスナ「え」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 02:24:02.93 ID:E43WWFI5O
シュードラでわろた
189: 忍法帖【Lv=18,xxxPT】(1+0:15) 2012/09/12(水) 03:03:20.94 ID:FWBc0gap0
キチってるねぇ
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 03:02:35.10 ID:xA9XU1mk0
パパ…ママ…
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 03:04:19.74 ID:38DG0+HW0
宿主「お前が犯人だな。じゃあ装備全部剥ぐから」
キリト「え」
宿主「剥ぐから」
キリト「いやちょっ」
宿主「……」ムキムキ
アスナ「いやー!こんな少年誌にあるような無理やりな工口シーンでミケーレ=ルッジェーロの彫刻さえ遠く及ばない完成度を誇る私の全裸を晒すのはいやー!」ジタバタ
キリト「……待ってください」ザッ
アスナ「キリト君!流石二刀流は格が違った!」パァッ
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 03:05:07.86 ID:38DG0+HW0
キリト「……俺の装備で、なんとかなりませんか」
宿主「……まぁ、お前のなら全部でいいけどよ」
アスナ「……キリト君?」
キリト「分かりました」ガチャガチャ
宿主「本当にいいんだな?かなりのレアものも入ってるようだが」
キリト「はい」
アスナ「あの、ちょっと待って!じ、冗談だよね?全部ドッキリなんだよね?」オロオロ
宿主「……お嬢ちゃん。こいつがやってること、よおく見ておけ」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 03:06:01.22 ID:38DG0+HW0
宿主「これが、お前さん達がやらかしたものの大きさだ。……後でどれだけ後悔したって、取り戻せないんだ」
キリト「……」ガチャガチャ
アスナ「キリト君!そんなことする必要……」
・・・・・・・・・・ヒソヒソ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やだ、あいつなんで公衆の面前で脱いでるの?あ、あいつビネガーだよwwwwwwwwww
キリト「……いいんだ、アスナ」
キリト「俺は、お前が幸せになってくれれば……アスナの笑顔が見れるだけで十分だ。最近、幸せになり過ぎたみたいだよ」
キリト「それに、俺もはしゃぎ過ぎたしな……そろそろ、潮時だ」
キリト「アスナ。お前と罵倒し合ってる時も、膝枕してもらってる時も、バケツプリンぶっかけられた時も……俺は、ずっと幸せだったよ。ありがとう」ニコッ
196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:01:11.87 ID:1SYOTE/m0
S(ソーラン節と)A(甘い匂いに支配された、この)O(おかしな世界)
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:14:23.77 ID:38DG0+HW0
アスナ「やめてっ!キリトくん!もうやめてよ!悪いのは私なのに!」
宿主「お嬢ちゃん……」
キリト「これで全部です」ドサッ
宿主「……分かった」
アスナ「やめて!とらないで!キリト君、装備頑張って集めたの!私の何倍も頑張ってるの!ごめんなさい!ごめんなさい!私がぜんぶやったの!私が悪いの!だから!」
キリト「アスナ、死ぬわけじゃないんだ」
アスナ「でもっ……でも!装備がなくなったら、キリト君はどうやってクリアするの!?」
キリト「……それは」
アスナ「お願い宿主さん!私が悪いから!私の……私の装備で!」
宿主「……できねぇ。もう売買は成立してる」
アスナ「そん、な……」ガクッ
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:15:38.78 ID:38DG0+HW0
キリト「アスナ。反省してるか?」
アスナ「はい゛っ……」
キリト「もう二度としないか?」
アスナ「も、もぢろんでずっ……」グスッ
キリト「週一でコスプレ奉仕してくれるか?」
アスナ「わ、わがり゛ましだっ……ごめんなさいっ……」
キリト「じゃあこの契約書にサインして」
アスナ「……?」グスッカキカキ
キリト「……ん。いい子だ」ナデナデ
アスナ「う゛、う゛ぅ……」ポロポロ
キリト「アスナは反省できる強い子だ。……大丈夫。失敗しても得るものはあるし、取り戻せるものだってあるさ」ナデナデ
アスナ「ギリド、ぐん……?」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:19:11.34 ID:38DG0+HW0
キリト「ほら、もう泣き止めって……ハハ、涙とプリンでドロドロだぞ?アイドルプレイヤー」フキフキ
アスナ「だって、私のせいでっ、キリトくんがっ……」
キリト「……忘れたのか?」ニヤッ
アスナ「……え?」
キリト「俺は……」
キリト「天上天下一騎当神!二刀流のキリトだっ!」
キリト「二刀流スキル・ 応 用 編 ……!」ゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・・
宿主「うっうわぁ!?凄い地震が……あっ!接収した装備が公の道路に転がり落ちた!」スッテンコロリンッ
キリト「これで、俺は落ちてた装備一式を拾った事になるよな?規約には違反していない……ついでに宿の汚れも落としておいたッ!」
宿主「何ィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?」バッ
キリト「文句あるか?宿屋の主人さん」
宿主「ふっ……負けたよ。流石は二刀流だ」
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:21:23.03 ID:38DG0+HW0
キリト「と、言う訳だ。分かったか?」
アスナ「……?」
キリト「あまり小首をかしげない方がいい。アホの子に見えるぞ」
アスナ「え?え?キリト君、あのプリン全部落とせたの?」
キリト「ああ」
アスナ「じ、じゃあもしかして」アセアセ
キリト「ああ。最初からこうするつもりでプリン合戦に応じたんだ」
アスナ「でも、でも、我慢できなかったんじゃ」
キリト「あのな……前あれだけバケツプリン食らってたんだぞ。今更一つや二つで怒ってたら俺の堪忍袋はズタズタだ」
アスナ「……」ポカーン
202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:24:32.55 ID:38DG0+HW0
キリト「さてアスナ。とりあえず今週のコスプレはチャイナ服だ。分かったな?」ニッコリ
アスナ「だっ騙したのね!?本当にドッキリだったのね!?」
キリト「ハハハ。単純な所も大好きだよ、アスナ」ナデナデ
アスナ「げっ外道!鬼!悪魔!畜生!死神!厨二!ビーカー!」
キリト「ハッハッハ!なんとでも言うがいい!俺はアスナのコスプレ姿が見れれば十分だ!ハッハッハッ!」ダッ
キリト「ご通行中のみなさーんwwwwwwwwwwwwwここに居るアイドルプレイヤー(自称)は今週チャイナ服で××ですよーwwwwwwwwww」
キリト「ほしいwwwwwwwww?ほしいwwwwwwwwwwwwwwww?絶対あーげないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwアスナは俺だけのものだ!」
アスナ「あぅ……ってこら!待てー!恥ずかしいことを公言して回らないでよ馬鹿ー!どうしてそんな性格になっちゃったのー!?」
キリト「大体アスナのせいだと思うー!」
アスナ「もう……キリト君の、バカッ!ヘン夕イ!」
アスナ(でも…………これからもずっと、世界で一番大好きなんだからっ)
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:26:33.90 ID:38DG0+HW0
まさか結ばれるエンドになるとは思わなかったけどいいや。いい感じだし
とりあえずこれで終わりっす
疲れたッス
ねるっす
お疲れ様っすー
とりあえずこれで終わりっす
疲れたッス
ねるっす
お疲れ様っすー
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:28:33.48 ID:FWBc0gap0
なんというかすごかった
205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 04:32:29.57 ID:JmTZLmA60
深夜に腹抱えて笑ったわ
おつかれ
おつかれ
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/12(水) 06:12:34.48 ID:yf3BchdZ0
二刀流かっけえ
引用元: アスナ「キリト君の端正なお顔にバケツプリンどーんwwww」グチャッ
キリト「埼玉県川越市から来ました。桐ヶ谷和人、23歳です」
2020-03-06
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:21:27.42 ID:/fz7sarEo
文枝「それでは参りましょう。新婚さんいらっしゃーい!」
テーテテーテテーテーテテレレッテテテー
パチパチパチパチ
山瀬「どうぞー」
文枝「こりゃまたえらいべっぴんさんと……女の子?」
キリト「」
ドッwwww
アスナ「プフッwwwwwwww」
文枝「それはさておき。お名前とお年からどうぞ」
キリト「埼玉県川越市から来ました。桐ヶ谷和人23歳です」
アスナ「妻、明日奈。24歳です」
文枝「いやー若いとは思ってましたが意外と年いってまんな。いや悪い意味じゃなく」
山瀬「ほんとに、まだ十代に見えますね」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369120789
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4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:29:32.46 ID:gX9TpKKBo
文枝「ご主人、お仕事は?」
キリト「株式会社レクトの技術開発部で働いてます」
文枝「レクト言うたらえらい大企業やないですかー。あなた可愛い顔してよう入れましたな」
キリト「いやまあ半分コネ見たいなものなので……」
文枝「コネ入社かいな。感心して損したわ」
ドッwwww
文枝「ちなみにどんなコネですか」
アスナ「私がお願いしたんですよー」
文枝「奥さんが?若いわりにえらい気品があるというか、上品な女性やとは思てましたけど、あなたそんな権力ありますの?」
アスナ「ちょっと仕事の関係で多少の融通は」
文枝「てことは奥さんは人材関係の仕事でもされてるんですか?」
アスナ「レクトで社長秘書やってます」
文枝「」ズテーン!
ドッwwww
山瀬「」イスナオシ
文枝「半分どころか完全にコネやないか」
ドッwwww
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:39:15.42 ID:l1snK4E7o
文枝「それで奥さん、きっかけは?」
アスナ「きっかけは9年前にあったSAO事件です」
文枝「ハァーあのときの」
山瀬「SAO事件?」
文枝「あんた知らんのかいな。9年前にナーヴギア?でしたっけ」
キリト「そうです」
文枝「そのナーヴギアっちゅー寝ながらゲームできる機械が悪用されて、目覚めんくなった人がたくさん亡くなったってのがあったやろ」
山瀬「ああ、あのときの」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:41:05.51 ID:l1snK4E7o
アスナ「はい。最初に出会ったのはベンチでご飯を食べていたときに、キリt…和人くんが話しかけてきました」
文枝「9年前って事は、ご主人14歳?」
キリト「そうですね」
文枝「あなた14歳でナンパしてましたの!」
キリト「いやぁそんなつもりはなかったんですけど」
文枝「なんやちゃうんかいな」
ドッwwww
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:42:34.73 ID:l1snK4E7o
文枝「それで?」
アスナ「それがきっかけで時々一緒に行動するようになって、だんだん惹かれていったんですけど」
文枝「ほぉ、そんで付き合うきっかけってのがあるでしょ」
アスナ「はい。ちょうど出会ってから2年ぐらい経った頃に、私にストーカーみたいに付きまとってくる人がいて」
文枝「そら奥さんみたいな美人ならストーカーしたくもなりますわな」
山瀬「ちょっと何言ってるんですかwwwwww」
ドッwwww
文枝「それでご主人がそのストーカーを追っ払いでもしたんですか?」
キリト「いえ、俺がストーカーに毒を盛られました」
文枝「」ズテーン!
ドッwwww
山瀬「」イスナオシ
文枝「そっちに行ったか……」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:48:41.08 ID:TM8ad9cco
アスナ「それで和人くんが死にかけたところを私が助け出したんですけど」
文枝「ほぅ」
アスナ「今度は私がストーカーに隙を突かれたところを和人くんが助けてくれました」
文枝「そして二人して怖い思いしてどうなった?」
アスナ「それで和人くんが『今夜は一緒に居たい』って言ってくれて、私の家に連れて行ったんですけど」
アスナ「ごはん食べてシャワー浴びてさあ寝ようかってなっても和人くん、何もして来なくて」
文枝「ご主人、そのつもりで『一緒に居たい』言うたんちゃいますの?」
キリト「ほんとに一緒に居たいだけでした」
文枝「」
ドッwwww
山瀬「ピュアですねwwwwww」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:49:42.32 ID:TM8ad9cco
文枝「そらーご主人あきませんよ。女の子に『一緒に居たい』言うて家上げてもろてんのに、手ぇださない男がどこにいますの」
キリト「こ、ここに?」
文枝「まあ、あなたみたいに可愛え顔した人が狼になったら、それはそれでびっくりやな」
ドッwwww
文枝「それでそのピュアなご主人を奥さんはどないしたん?」
アスナ「いただきました」
文枝「」ズテーン!
ドッwwww
山瀬「」イスナオシ
文枝「狼は奥さんの方やったか……」
文枝「しかしお互いのピンチを助けたり助けられたり、ご主人も奥さんもかっこええですな」
山瀬「そうですねー」
文枝「まあ、ゲームの中の話なんやけど」
ドッwwww
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:53:56.10 ID:TM8ad9cco
文枝「それで新婚生活はどうですか?」
キリト「ちょっと困ってることがあって……」
文枝「ほぅ、なんですの?」
キリト「ストーカー紛いの人がいるんですよ」
文枝「またストーカーかいな。そら怖いですな」
キリト「いや、アスナのことなんですけど」
アスナ「ちょっと何言ってんのよ!」スパーン! キリト「イテッ!」
文枝「」
山瀬「えぇー!?」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:54:33.62 ID:TM8ad9cco
文枝「そらどういうことですの」
キリト「このブレスレットなんですけど」
文枝「ほぅ」
キリト「これ、アスナのケータイに俺の居場所と心拍数を送信してるんですよ」
文枝「」ズテーン!
エェーwwww!?
山瀬「」イスナオシ
文枝「そらー奥さん、いくらなんでもやりすぎちゃいますの」
アスナ「だって心配じゃないですか」
文枝「ご主人そんなしょっちゅう危険な目に遭ってますの?」
キリト「そんなことは無いと思うんですけど……」
文枝「じゃあ何が心配ですの?」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:57:53.69 ID:yIox5MDHo
アスナ「和人くん、めちゃくちゃモテるんですよ」
文枝「ご主人今まで何人泣かせて来ましたの?」
アスナ「仲良くなった子には大抵迫られてるんじゃないの?10人ぐらい??」
キリト「さすがにそんなに居ないよ……」
文枝「それでもご主人は奥さんを選んじゃないですか。信頼してあげなさいよ」
アスナ「うぅーん、でもその女の子達は私達の共通の友人が多いんですけど、結婚してからも毎日のように誰かしら家に押しかけてきて、私の目の前で和人くんを誘惑するんですよ」
文枝「ご主人、爆発しなはれ」
ドッwwww
山瀬「ちょっとwwwwwwww」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:59:12.91 ID:yIox5MDHo
文枝「しかしご主人も、その女の子達に誰かええ男紹介してあげたらええやないですの」
キリト「俺の友達、女の子かおっさんしか居なくて……」
文枝「こらあかんわ」
ドッwwww
文枝「それじゃあこれからもお二人、仲良くしてください。ありがとうございました!」
キリアス「「ありがとうございました」」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:59:43.53 ID:yIox5MDHo
おしまい
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 17:02:28.60 ID:FUqxlJx8o
乙、短いけど面白かった
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 18:36:45.46 ID:9aMK0v/DO
乙
いただきました は吹いた
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 22:53:22.22 ID:cRoKJ+Kgo
乙したー
いやー笑った笑ったwww
引用元: キリト「埼玉県川越市から来ました。桐ヶ谷和人、23歳です」
アスナ「結婚すればいいのよ」ユウキ「相手いないから、いいよ」
2020-01-17
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/11/17(月) 23:42:08.30 ID:7So77db/0
森の家にて――
アスナ「だからね、まだ結婚って話しまでもいってないって」
ユウキ「うそー、だってさ、ボクとの決闘の時にあの人、さすが俺の嫁って顔してたよ」
アスナ「えええッ……そんな顔してたっけ」
ユウキ「うん、剣圧で爆風吹いてる中、一人だけニヤニヤしてたもん」
アスナ「も、もう……キリト君たら」
ユウキ「いいなー、でも、そうなるとアスナを独り占めできなくなっちゃうのか……」シュン
アスナ「そんなことしなくても、こうやっていつでも会えるじゃない」
ユウキ「うん……そうだねッ」
アスナ「ユウキは色々世界を旅してきたのよね? なら、その中にいなかったの? これだ! っていうピピってきた人」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416235318
アスナ「だからね、まだ結婚って話しまでもいってないって」
ユウキ「うそー、だってさ、ボクとの決闘の時にあの人、さすが俺の嫁って顔してたよ」
アスナ「えええッ……そんな顔してたっけ」
ユウキ「うん、剣圧で爆風吹いてる中、一人だけニヤニヤしてたもん」
アスナ「も、もう……キリト君たら」
ユウキ「いいなー、でも、そうなるとアスナを独り占めできなくなっちゃうのか……」シュン
アスナ「そんなことしなくても、こうやっていつでも会えるじゃない」
ユウキ「うん……そうだねッ」
アスナ「ユウキは色々世界を旅してきたのよね? なら、その中にいなかったの? これだ! っていうピピってきた人」
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【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/17(月) 23:50:13.27 ID:7So77db/0
ユウキ「ピピって……なんか今バカにされた気がする」
アスナ「そんなことないない」
ユウキ「うー、ピピって来たのは……いなかった、あ、いる!」
アスナ「え、誰々?」ワクワク
ユウキ「アスナ!」
アスナ「……えー」ガク
ユウキ「男の人って、実はよく分かんなくて」
アスナ「まあ、でもまだそういう年頃じゃないのかな?」
ユウキ「彼氏とか彼女とかはよく分かんないけど……」
アスナ「けど?」
ユウキ「ずっと、背中を預けられるパートナーは欲しいなあ……」
アスナ「それって、私のこと?」ニヤ
ユウキ「……うん! どうしてわかったの?」
アスナ「う……素直過ぎるのも心に悪い」
ユウキ「どうしたの?」
アスナ「いーえ……ユウキは可愛いなあって」
ナデナデ
ユウキ「へへへ」ニコ
アスナ「……」
ナデナデナデナデッ
ユウキ「あ、ちょっと、撫ですぎじゃないかな? ボクの頭ハゲちゃうよ」
アスナ「そんなことないない」
ユウキ「うー、ピピって来たのは……いなかった、あ、いる!」
アスナ「え、誰々?」ワクワク
ユウキ「アスナ!」
アスナ「……えー」ガク
ユウキ「男の人って、実はよく分かんなくて」
アスナ「まあ、でもまだそういう年頃じゃないのかな?」
ユウキ「彼氏とか彼女とかはよく分かんないけど……」
アスナ「けど?」
ユウキ「ずっと、背中を預けられるパートナーは欲しいなあ……」
アスナ「それって、私のこと?」ニヤ
ユウキ「……うん! どうしてわかったの?」
アスナ「う……素直過ぎるのも心に悪い」
ユウキ「どうしたの?」
アスナ「いーえ……ユウキは可愛いなあって」
ナデナデ
ユウキ「へへへ」ニコ
アスナ「……」
ナデナデナデナデッ
ユウキ「あ、ちょっと、撫ですぎじゃないかな? ボクの頭ハゲちゃうよ」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/17(月) 23:58:48.12 ID:7So77db/0
アスナ「ハゲないから大丈夫」
ユウキ「でも、ユイに見られたら、ボクまた怖い目で見られるかも……」
アスナ「はッ……!」
キョロキョロ
ユウキ「変な顔……ユイ、今は、キリトの所でしょ?」
アスナ「ええ。まあ、心配無用よ、私たちの時間を大切にして欲しいって、きっと思ってくれてる。あの子はそういう子だから」
ユウキ「うん、知ってた!」ニコ
アスナ「そうだ、昨日NPCに珍しい茶葉をもらったの。飲む?」
ユウキ「それって、飲むっていうより、試すに近いんじゃないの?」
アスナ「安心して、もう試した人がいるから」
ユウキ「ああ」
ポンッ
ユウキ「感想は?」
アスナ「麦茶よりは美味しいって」
ユウキ「でも、ユイに見られたら、ボクまた怖い目で見られるかも……」
アスナ「はッ……!」
キョロキョロ
ユウキ「変な顔……ユイ、今は、キリトの所でしょ?」
アスナ「ええ。まあ、心配無用よ、私たちの時間を大切にして欲しいって、きっと思ってくれてる。あの子はそういう子だから」
ユウキ「うん、知ってた!」ニコ
アスナ「そうだ、昨日NPCに珍しい茶葉をもらったの。飲む?」
ユウキ「それって、飲むっていうより、試すに近いんじゃないの?」
アスナ「安心して、もう試した人がいるから」
ユウキ「ああ」
ポンッ
ユウキ「感想は?」
アスナ「麦茶よりは美味しいって」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 00:04:33.24 ID:El+l5l8+0
ユウキ「珍しい茶葉の価値、何だか下がっちゃってない?」
アスナ「あの朴念仁に感想を言わせた私が悪かったの」
ユウキ「……そっか、じゃあボクも早く飲んで感想を言いたいな」
アスナ「ええ、じゃあ準備するわ」
ピッ
アスナ「手抜きで失礼」
ピピッ
ユウキ「すごーい、料理スキルってこんなに上がるんだ。ボク、こういうの全然やってなかったや」
アスナ「ハマると結構リアルにも使えて……あ、ううん」
ユウキ「……アスナ?」
アスナ「ごめんごめん、ぱぱっと作るからね」
ユウキ「分かった、リアルでの手抜きスキルが上がるんでしょ? キリトかわいそう」クスクス
アスナ「そうそう、って、ち、違うのよ?」
アスナ「あの朴念仁に感想を言わせた私が悪かったの」
ユウキ「……そっか、じゃあボクも早く飲んで感想を言いたいな」
アスナ「ええ、じゃあ準備するわ」
ピッ
アスナ「手抜きで失礼」
ピピッ
ユウキ「すごーい、料理スキルってこんなに上がるんだ。ボク、こういうの全然やってなかったや」
アスナ「ハマると結構リアルにも使えて……あ、ううん」
ユウキ「……アスナ?」
アスナ「ごめんごめん、ぱぱっと作るからね」
ユウキ「分かった、リアルでの手抜きスキルが上がるんでしょ? キリトかわいそう」クスクス
アスナ「そうそう、って、ち、違うのよ?」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 00:13:05.23 ID:El+l5l8+0
ユウキ「ふーん」ニマニマ
アスナ「だから、まあ、仮に作ることになったとして、時間の節約とかって大事じゃない」
ユウキ「うんうん」
アスナ「ユウキッ」
ユウキ「どうどう。姉ちゃんは、怒るとホント怖いなあ」
アスナ「世のお姉ちゃんはだいたい怒らせると怖いと思うんだけど……あ、ユウキ」
ユウキ「あ……ボク、また」カア
アスナ「遠慮しないで……嬉しいって言ったよ」
ユウキ「う、うん……ね、ねえちゃん」ボソボソ
アスナ「ゼッケンサンにしては、覇気がないんじゃないかな?」
ユウキ「あ、その発音止めてって言ったのにッ」
アスナ「なんのこと?」
ユウキ「ボク、知ってるんだから。みんなが影でボクのことなんて呼んでるか!」
アスナ「だから、まあ、仮に作ることになったとして、時間の節約とかって大事じゃない」
ユウキ「うんうん」
アスナ「ユウキッ」
ユウキ「どうどう。姉ちゃんは、怒るとホント怖いなあ」
アスナ「世のお姉ちゃんはだいたい怒らせると怖いと思うんだけど……あ、ユウキ」
ユウキ「あ……ボク、また」カア
アスナ「遠慮しないで……嬉しいって言ったよ」
ユウキ「う、うん……ね、ねえちゃん」ボソボソ
アスナ「ゼッケンサンにしては、覇気がないんじゃないかな?」
ユウキ「あ、その発音止めてって言ったのにッ」
アスナ「なんのこと?」
ユウキ「ボク、知ってるんだから。みんなが影でボクのことなんて呼んでるか!」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 00:20:13.60 ID:El+l5l8+0
アスナ「……う」ギクッ
ユウキ「背番号みたいに、『ゼッケン3』って言ってるんでしょッ」
アスナ「それは、可愛いからついね」
ユウキ「誰なの? 誰が最初に言いだしたの」
アスナ「……」ギクッ
ユウキ「ひどいや……ボク、けっこう『絶対最強の剣士、絶剣さん』気に入ってるんだよ」
アスナ「何だかさんを付けると一気に可愛い響きに……」
ユウキ「……あ、それよりお茶」
アスナ「そうだった」
ポンッ
ピッ
アスナ「はい、どうぞ」
コト――カチャッ
ユウキ「わあ、森の香りがする」
ユウキ「背番号みたいに、『ゼッケン3』って言ってるんでしょッ」
アスナ「それは、可愛いからついね」
ユウキ「誰なの? 誰が最初に言いだしたの」
アスナ「……」ギクッ
ユウキ「ひどいや……ボク、けっこう『絶対最強の剣士、絶剣さん』気に入ってるんだよ」
アスナ「何だかさんを付けると一気に可愛い響きに……」
ユウキ「……あ、それよりお茶」
アスナ「そうだった」
ポンッ
ピッ
アスナ「はい、どうぞ」
コト――カチャッ
ユウキ「わあ、森の香りがする」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 00:27:54.59 ID:El+l5l8+0
アスナ「召し上がれ」
ユウキ「わーい……」ゴクゴク
アスナ「……ふふ」
ユウキ「あ、麦茶より美味しい」
アスナ「……って」ガク
ユウキ「それに、なんだろう、縁側に座ってお日様を浴びている気分」
アスナ「おじいちゃんだね」
ユウキ「わさびの味だよ……あ、なにか抜けた」
アスナ「わびさびのこと?」
ユウキ「それ」
アスナ「わさびの味はないよッ」クスクス
ユウキ「へへッ……」ゴク
ユウキ「わーい……」ゴクゴク
アスナ「……ふふ」
ユウキ「あ、麦茶より美味しい」
アスナ「……って」ガク
ユウキ「それに、なんだろう、縁側に座ってお日様を浴びている気分」
アスナ「おじいちゃんだね」
ユウキ「わさびの味だよ……あ、なにか抜けた」
アスナ「わびさびのこと?」
ユウキ「それ」
アスナ「わさびの味はないよッ」クスクス
ユウキ「へへッ……」ゴク
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 00:36:39.00 ID:El+l5l8+0
アスナ「……私さ、最初、絶剣のことおじさんだとばかり思ってた」
ユウキ「思ったより可愛かった?」
アスナ「うん、可愛かった」
ユウキ「ふっふーん」
アスナ「で、現れたのがこんな美少女だったから、じゃあ、現実世界がおじさんなのかなって」
ユウキ「それは、つまり美少女のアバターを被ったおじさんってこと?」
アスナ「そうそう」
ユウキ「それは、残念だったね」
アスナ「うん、リアルも可愛かった」
ユウキ「……り、リアルの方をほめるのは止めてよ」ドキ
アスナ「どうして? 妹にしたいなって思ったよ」
ユウキ「だって、あんな……」
ユウキ「思ったより可愛かった?」
アスナ「うん、可愛かった」
ユウキ「ふっふーん」
アスナ「で、現れたのがこんな美少女だったから、じゃあ、現実世界がおじさんなのかなって」
ユウキ「それは、つまり美少女のアバターを被ったおじさんってこと?」
アスナ「そうそう」
ユウキ「それは、残念だったね」
アスナ「うん、リアルも可愛かった」
ユウキ「……り、リアルの方をほめるのは止めてよ」ドキ
アスナ「どうして? 妹にしたいなって思ったよ」
ユウキ「だって、あんな……」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 00:47:29.18 ID:El+l5l8+0
アスナ「……ユウキ、その」
ユウキ「オジサンじゃなくていいの?」
アスナ「ぶッ……私、別にオジセンってわけじゃないのよ?」
ユウキ「あ、そうなんだ」
アスナ「どっちかというと、年下の方がごにょごにょ」
ユウキ「それは、遠まわしでキリトがいいって言ってるの?」
アスナ「……え、ええっとええっと」
ユウキ「アスナはキリトのことになると、ちょっと変になるよね」
アスナ「……キリト君が悪いの」
ユウキ「そうなんだ。そういうもんなの?」
アスナ「ええ」
ユウキ「オジサンじゃなくていいの?」
アスナ「ぶッ……私、別にオジセンってわけじゃないのよ?」
ユウキ「あ、そうなんだ」
アスナ「どっちかというと、年下の方がごにょごにょ」
ユウキ「それは、遠まわしでキリトがいいって言ってるの?」
アスナ「……え、ええっとええっと」
ユウキ「アスナはキリトのことになると、ちょっと変になるよね」
アスナ「……キリト君が悪いの」
ユウキ「そうなんだ。そういうもんなの?」
アスナ「ええ」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 00:57:42.67 ID:El+l5l8+0
ユウキ「よく考えたら、ボクも年下だ」
ササッ
アスナ「どうして後ずさるの?」
ユウキ「身の危険を感じて」
アスナ「ありえません……」
ユウキ「なんだ、つまんないの……ボク、アスナだったら……」
アスナ「え、ええ……?」ドキ
ユウキ「一緒の布団で寝れるのに」
アスナ「……ちょ、と、それ意味分かって」
ユウキ「昔、よく姉ちゃんと寝てたからさ……」
アスナ「そっちか……」
ユウキ「……」じッ
アスナ「なに?」
ユウキ「ログアウトする時、一緒の布団で寝てほしいな……」
アスナ「いいよ……」
ナデナデ
ユウキ「わ、ホント? ありがとう、アスナ」
アスナ「いいえ」
ササッ
アスナ「どうして後ずさるの?」
ユウキ「身の危険を感じて」
アスナ「ありえません……」
ユウキ「なんだ、つまんないの……ボク、アスナだったら……」
アスナ「え、ええ……?」ドキ
ユウキ「一緒の布団で寝れるのに」
アスナ「……ちょ、と、それ意味分かって」
ユウキ「昔、よく姉ちゃんと寝てたからさ……」
アスナ「そっちか……」
ユウキ「……」じッ
アスナ「なに?」
ユウキ「ログアウトする時、一緒の布団で寝てほしいな……」
アスナ「いいよ……」
ナデナデ
ユウキ「わ、ホント? ありがとう、アスナ」
アスナ「いいえ」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 01:03:17.46 ID:El+l5l8+0
ベッドの上―ー
アスナ「子守唄歌おっか?」
ユウキ「そこまで子どもじゃないよ」
アスナ「ユウキは大人だもんね」
ユウキ「……むう」
アスナ「ユウキ……明日もまたここで」
ユウキ「うん、またね!」
アスナ「お休み」
ユウキ「おやすみ……」
ピピッ――キュイン!
ユウキ「……」
モゾッ
ポフッ
ユウキ「……」
モゾッ
ポフポフッ
ユウキ「おやすみ……」
ピッ――キュイン!
アスナ「子守唄歌おっか?」
ユウキ「そこまで子どもじゃないよ」
アスナ「ユウキは大人だもんね」
ユウキ「……むう」
アスナ「ユウキ……明日もまたここで」
ユウキ「うん、またね!」
アスナ「お休み」
ユウキ「おやすみ……」
ピピッ――キュイン!
ユウキ「……」
モゾッ
ポフッ
ユウキ「……」
モゾッ
ポフポフッ
ユウキ「おやすみ……」
ピッ――キュイン!
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 21:39:07.44 ID:El+l5l8+0
結城家――
明日奈「……」パチ
ガタッ
明日奈「ユウキは、あそこで一人で眠ってるんだよね……」
明日奈「……ログアウトする瞬間、あの子は現実に戻る」
明日奈「夕食を食べるためでもなく、誰かと話すためでもなく……」
明日奈「ううん、機械越しだけど……話せるじゃない」
明日奈「私にできることって、何なんだろう……」
明日奈「そうだ、明日は……もっと普通の女の子がするようなことをしてみようかな」
明日奈「もっと、探してみよう……」
明日奈「……それから、もっと素直にならないとね……お互いに」
明日奈「……」パチ
ガタッ
明日奈「ユウキは、あそこで一人で眠ってるんだよね……」
明日奈「……ログアウトする瞬間、あの子は現実に戻る」
明日奈「夕食を食べるためでもなく、誰かと話すためでもなく……」
明日奈「ううん、機械越しだけど……話せるじゃない」
明日奈「私にできることって、何なんだろう……」
明日奈「そうだ、明日は……もっと普通の女の子がするようなことをしてみようかな」
明日奈「もっと、探してみよう……」
明日奈「……それから、もっと素直にならないとね……お互いに」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 22:03:41.84 ID:El+l5l8+0
次の日――
森の家にて
アスナ「……もう来てるはずなんだけど」キョロキョロ
ユウキ「わあッ!」
アスナ「きゃッ」ビク
ユウキ「驚いた?」
アスナ「当たり前でしょ! 子どもみたいな事して」
ユウキ「アスナの驚いた顔って、どんなのかなーって」
アスナ「そう、それなら私もユウキが笑い転げる姿を見てみたいわね……」
ワキワキ
ユウキ「え、ええ……と、ほら、じかん」
アスナ「あら、私やられっぱなしって好きじゃないのよ」
ユウキ「……わー、大人げない」
タ、タタタ――
アスナ「こら、どこ行くのッ」
ユウキ「空!」
タタ――タタン!
ブワッ――フワ!
アスナ「ま、待ってッ」
タタン――フワ!
森の家にて
アスナ「……もう来てるはずなんだけど」キョロキョロ
ユウキ「わあッ!」
アスナ「きゃッ」ビク
ユウキ「驚いた?」
アスナ「当たり前でしょ! 子どもみたいな事して」
ユウキ「アスナの驚いた顔って、どんなのかなーって」
アスナ「そう、それなら私もユウキが笑い転げる姿を見てみたいわね……」
ワキワキ
ユウキ「え、ええ……と、ほら、じかん」
アスナ「あら、私やられっぱなしって好きじゃないのよ」
ユウキ「……わー、大人げない」
タ、タタタ――
アスナ「こら、どこ行くのッ」
ユウキ「空!」
タタ――タタン!
ブワッ――フワ!
アスナ「ま、待ってッ」
タタン――フワ!
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 22:29:51.81 ID:El+l5l8+0
アインクラッドは昼下がり。眠気を誘う陽気に包まれている。
上空を無邪気な闇妖精族の剣士が旋回している。
アスナ「……はやッ」
ヒュ――
ユウキ「こっちー!」
アスナ「ホント、鳥みたいなんだから……」
ユウキ「もっと、上に来てよー! この高さから見ると、かくべつ!」
アスナ「はいはい……」
ヒュン――
ユウキ「……あ」
ヒュ――ピタッ
ドンッ
アスナ「あいたッ!? も、もう途中で止まらないでよー。大丈夫だった?」
ユウキ「あ、うんボクは」
アスナ「なに?」
ユウキ「鳥だ……白くて、綺麗だ」
アスナ「どこ?」
ユウキ「落っこちてる……助けないと」
アスナ「ユウキッ、待って、それたぶんキーアイテムか、レアアイテムだよ。上見て」
ユウキ「え? あ」
アスナ「ほら、スプリガンのプレイヤーが、こっちに向かって……網持ってるね」
ユウキ「あみだね」
上空を無邪気な闇妖精族の剣士が旋回している。
アスナ「……はやッ」
ヒュ――
ユウキ「こっちー!」
アスナ「ホント、鳥みたいなんだから……」
ユウキ「もっと、上に来てよー! この高さから見ると、かくべつ!」
アスナ「はいはい……」
ヒュン――
ユウキ「……あ」
ヒュ――ピタッ
ドンッ
アスナ「あいたッ!? も、もう途中で止まらないでよー。大丈夫だった?」
ユウキ「あ、うんボクは」
アスナ「なに?」
ユウキ「鳥だ……白くて、綺麗だ」
アスナ「どこ?」
ユウキ「落っこちてる……助けないと」
アスナ「ユウキッ、待って、それたぶんキーアイテムか、レアアイテムだよ。上見て」
ユウキ「え? あ」
アスナ「ほら、スプリガンのプレイヤーが、こっちに向かって……網持ってるね」
ユウキ「あみだね」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 22:46:45.70 ID:El+l5l8+0
ユウキ「でも、鳥、こっち来てるよ」
鳥「キュウー! キュー!」
ユウキ「ね、ねえ、アスナ、なんて言ってるのかな?」
アスナ「分からないけど、助けて欲しいのかも」
ユウキ「ボクも同意見……」
カチャッ
アスナ「なんで、剣を握ってるの……」
ユウキ「ここで助けなきゃ、剣士の名折れ!」
アスナ「人の獲物に手を出したら……どうなると思う?」
ユウキ「それは、もちろん……」
プレイヤー「ちょ、ちょ、あんたら、その鳥どうするつもりだ!」
鳥「きゅー!」
アスナ「……おー、よしよし。痛かったねえ」
ナデナデ
鳥「きゅーきゅー!」
ユウキ「可愛い……」キラキラ
プレイヤー「可愛い、じゃねえよ! そいつは貴重な食材アイテムなんだ、売れば大金になる。大人しくこっちに渡しな」
アスナ「もろ悪役の台詞よね……」
鳥「キュウー! キュー!」
ユウキ「ね、ねえ、アスナ、なんて言ってるのかな?」
アスナ「分からないけど、助けて欲しいのかも」
ユウキ「ボクも同意見……」
カチャッ
アスナ「なんで、剣を握ってるの……」
ユウキ「ここで助けなきゃ、剣士の名折れ!」
アスナ「人の獲物に手を出したら……どうなると思う?」
ユウキ「それは、もちろん……」
プレイヤー「ちょ、ちょ、あんたら、その鳥どうするつもりだ!」
鳥「きゅー!」
アスナ「……おー、よしよし。痛かったねえ」
ナデナデ
鳥「きゅーきゅー!」
ユウキ「可愛い……」キラキラ
プレイヤー「可愛い、じゃねえよ! そいつは貴重な食材アイテムなんだ、売れば大金になる。大人しくこっちに渡しな」
アスナ「もろ悪役の台詞よね……」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 22:58:22.37 ID:El+l5l8+0
ユウキ「現実世界ならそうさ。でも、ここは剣と魔法が言語」
アスナ「そうだったっけ……」
ユウキ「戦う……しか分かりあえない!」
アスナ「う、うん、そうだね。頑張ってね」
ユウキ「よーし、アスナと鳥はちょっと下がっていて」
アスナ「はーい……」
鳥「きゅいッ」
パタパタ――
プレイヤー「馬鹿かてめえ……?」
ユウキ「……ふー」
プレイヤー「……お前の辞書に横取りは御法度ってのを付け加えておきな」
ユウキ「おじさん、横取りなんてしないよ」
プレイヤー「なにい?」
ユウキ「もう少し、この鳥が飛んでいる所を見たいんだ。だから、ボクと戦ってもらうよ!」
アスナ「……ユウキ?」
プレイヤー「しゃらくせえ! 一発KOしたるわ!」
アスナ「そうだったっけ……」
ユウキ「戦う……しか分かりあえない!」
アスナ「う、うん、そうだね。頑張ってね」
ユウキ「よーし、アスナと鳥はちょっと下がっていて」
アスナ「はーい……」
鳥「きゅいッ」
パタパタ――
プレイヤー「馬鹿かてめえ……?」
ユウキ「……ふー」
プレイヤー「……お前の辞書に横取りは御法度ってのを付け加えておきな」
ユウキ「おじさん、横取りなんてしないよ」
プレイヤー「なにい?」
ユウキ「もう少し、この鳥が飛んでいる所を見たいんだ。だから、ボクと戦ってもらうよ!」
アスナ「……ユウキ?」
プレイヤー「しゃらくせえ! 一発KOしたるわ!」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 23:05:32.53 ID:El+l5l8+0
デュエル開始――
瞬間、空気が戦慄いた。
刹那の内に、ユウキが切り込んだのだ。
プレイヤー「あッ――?」
ユウキ「あれ、もうおしまい」
プレイヤー「……な、何が、起こって……」
プレイヤーが落下していく。
アスナ「……南無三」
ユウキ「さあ、鳥。これで晴れてじゆうの身さ。高く、飛んでおいきよ」
アスナ「……あ」
鳥「キュウ……!」
バサッ――
瞬間、空気が戦慄いた。
刹那の内に、ユウキが切り込んだのだ。
プレイヤー「あッ――?」
ユウキ「あれ、もうおしまい」
プレイヤー「……な、何が、起こって……」
プレイヤーが落下していく。
アスナ「……南無三」
ユウキ「さあ、鳥。これで晴れてじゆうの身さ。高く、飛んでおいきよ」
アスナ「……あ」
鳥「キュウ……!」
バサッ――
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 23:15:17.68 ID:El+l5l8+0
ユウキ「……すごく、キレイだ」
アスナ「……ぼろぼろになっても、ちゃんと飛べるんだね」
ユウキ「そうだね」
ユウキ「ボクがいまここで、助けたとしても、また誰かが同じように狩りにくる」
アスナ「ええ、そうね……」
ユウキ「あ……急降下する」
アスナ「え?」
ユウキが言った通り、鳥は直下に滑空していく。
ユウキ「大きい鳥は逃げるのに向いてないね」
アスナ「え、ええ」
ユウキ「やっぱり、捕まるために作り出されたのかな」
アスナ「ユウキ、これは――」
ゲームだから。
アスナはその言葉を飲み込む。
ユウキ「飛ぶために生まれたわけじゃないんだろうね」
アスナ「……ぼろぼろになっても、ちゃんと飛べるんだね」
ユウキ「そうだね」
ユウキ「ボクがいまここで、助けたとしても、また誰かが同じように狩りにくる」
アスナ「ええ、そうね……」
ユウキ「あ……急降下する」
アスナ「え?」
ユウキが言った通り、鳥は直下に滑空していく。
ユウキ「大きい鳥は逃げるのに向いてないね」
アスナ「え、ええ」
ユウキ「やっぱり、捕まるために作り出されたのかな」
アスナ「ユウキ、これは――」
ゲームだから。
アスナはその言葉を飲み込む。
ユウキ「飛ぶために生まれたわけじゃないんだろうね」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/18(火) 23:54:29.47 ID:El+l5l8+0
アスナ「……そうかもしれないわ」
ユウキ「うん、あ、ごめん変なこと言っちゃった……」ポリポリ
アスナ「でも、あの鳥が空を飛ぶ姿を見て、私たち何を感じてる?」
ユウキ「……綺麗だなあって、思ったよ」
アスナ「そうよ……、ねえ、作り物だったとしても、この世界であんなに輝いているじゃない。少なくとも私たちの目にはそう映っているでしょ?」
ユウキ「うん」
アスナ「ごめんね、ちょっと、私も上手くは伝えられないんだけど」
ユウキ「うん、いいよ、ありがとう――狩られないって分かっているなら、きっとこんなにも心を打たれなかったかもしれないから、きっと、あの美しさが、生きることを諦めない命のような何かへの畏怖なんだと思う」
アスナ「……畏怖、なんてよくそんな難しい言葉よく知ってたわね」
ユウキ「読書家なんだよ、ボク」
ユウキ「うん、あ、ごめん変なこと言っちゃった……」ポリポリ
アスナ「でも、あの鳥が空を飛ぶ姿を見て、私たち何を感じてる?」
ユウキ「……綺麗だなあって、思ったよ」
アスナ「そうよ……、ねえ、作り物だったとしても、この世界であんなに輝いているじゃない。少なくとも私たちの目にはそう映っているでしょ?」
ユウキ「うん」
アスナ「ごめんね、ちょっと、私も上手くは伝えられないんだけど」
ユウキ「うん、いいよ、ありがとう――狩られないって分かっているなら、きっとこんなにも心を打たれなかったかもしれないから、きっと、あの美しさが、生きることを諦めない命のような何かへの畏怖なんだと思う」
アスナ「……畏怖、なんてよくそんな難しい言葉よく知ってたわね」
ユウキ「読書家なんだよ、ボク」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/19(水) 22:32:23.55 ID:LWEw/ttf0
ユウキ「……さーて、下、戻ろっか」
アスナ「うん……」
ユウキ「……よっと」
ヒュ――パタタ
アスナ「ユウキ……待って」
ユウキ「うん?」
アスナ「手……繋いで帰ろっか」
ユウキ「え……いいよ別に」
アスナ「遠慮しない遠慮しない」
ユウキ「……う、うん」
スっ――パシっ
アスナ「……なんだか」
ユウキ「……」
アスナ「そのまま飛んで行っちゃうような気がしちゃった……ごめんね、そんなわけないのに」
ユウキ「ボク……飛んで行ったりはしないよ……」
アスナ「そうだよね」
アスナ「うん……」
ユウキ「……よっと」
ヒュ――パタタ
アスナ「ユウキ……待って」
ユウキ「うん?」
アスナ「手……繋いで帰ろっか」
ユウキ「え……いいよ別に」
アスナ「遠慮しない遠慮しない」
ユウキ「……う、うん」
スっ――パシっ
アスナ「……なんだか」
ユウキ「……」
アスナ「そのまま飛んで行っちゃうような気がしちゃった……ごめんね、そんなわけないのに」
ユウキ「ボク……飛んで行ったりはしないよ……」
アスナ「そうだよね」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/19(水) 22:40:50.68 ID:LWEw/ttf0
アスナ「……ユウキの手、ちっちゃいね」
ユウキ「そう?」
ピト――
アスナ「私の指少しはみ出るもん」
ユウキ「ほんとだ」
アスナ「握りやすい」
ユウキ「……そんなこと言われたの初めてだよ」
アスナ「こっちで、誰かと手を握ったりはしなかった?」
ユウキ「うん、たぶんなかったかな」
アスナ「私、こうやって握るの好きなんだ。落ち着くから。ああ、隣にいるんだなって」
ユウキ「そっか、じゃあ、ボクも」
ぎゅう――
アスナ「両方?」
ユウキ「両方握るのはだめ?」
アスナ「いいけど、飛びにくいよ……くすくす」
ユウキ「そう?」
ピト――
アスナ「私の指少しはみ出るもん」
ユウキ「ほんとだ」
アスナ「握りやすい」
ユウキ「……そんなこと言われたの初めてだよ」
アスナ「こっちで、誰かと手を握ったりはしなかった?」
ユウキ「うん、たぶんなかったかな」
アスナ「私、こうやって握るの好きなんだ。落ち着くから。ああ、隣にいるんだなって」
ユウキ「そっか、じゃあ、ボクも」
ぎゅう――
アスナ「両方?」
ユウキ「両方握るのはだめ?」
アスナ「いいけど、飛びにくいよ……くすくす」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/19(水) 22:50:08.54 ID:LWEw/ttf0
二人、両手を繋いだまま、
円を描くように、
くるくると、
降りていく。
アスナ「ダンスしてるみたい」
ユウキ「ボク、ダンスって全然分からないや」
アスナ「そっか……」
ぐいっ
ユウキ「わ……っ」
アスナ「ほら、ステップ踏んでみて」
ユウキ「空中で? ……と、っと」
ヒュ―
アスナ「上手上手」
くいっ――
ユウキ「けっこう、難しい……気を抜くと、階段を踏み外したみたいになっちゃうね」
アスナ「そうだね、よーしせっかくだから、湖の上の大樹までステップ踏んでみよっか」
ユウキ「あそこまでー!?」
アスナ「冗談だよ、遠すぎるもん」
ユウキ「そうだよー、びっくりするじゃんか」
アスナ「上手くなったら、私をリードしてね」
ユウキ「むむむ……」
円を描くように、
くるくると、
降りていく。
アスナ「ダンスしてるみたい」
ユウキ「ボク、ダンスって全然分からないや」
アスナ「そっか……」
ぐいっ
ユウキ「わ……っ」
アスナ「ほら、ステップ踏んでみて」
ユウキ「空中で? ……と、っと」
ヒュ―
アスナ「上手上手」
くいっ――
ユウキ「けっこう、難しい……気を抜くと、階段を踏み外したみたいになっちゃうね」
アスナ「そうだね、よーしせっかくだから、湖の上の大樹までステップ踏んでみよっか」
ユウキ「あそこまでー!?」
アスナ「冗談だよ、遠すぎるもん」
ユウキ「そうだよー、びっくりするじゃんか」
アスナ「上手くなったら、私をリードしてね」
ユウキ「むむむ……」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/19(水) 23:00:25.96 ID:LWEw/ttf0
湖の上の大樹――
アスナ「……ホント、良い天気」
ユウキ「今日もー良い天気♫ 空が高いぞ♪ 眩しいぞ♪」
アスナ「……」
ピっ―
ユウキ「ふんふーん♪ ふふふーん♪ あれ、何かした?」
アスナ「……あ、気にせず歌っていいよ」
ユウキ「ふんふん♪ ふふふー♪」
アスナ「……」
ユウキ「……ふふ……ん、あ、録画してるでしょ!?」
アスナ「してないしてない」クスクス
ユウキ「うそ、この間もボクがだらしない姿で寝てる時に、スクリーンショットしたの知ってるんだから」
アスナ「なんのことかなー?」
ユウキ「シウネーが言ってたよっ……!」
アスナ「あら」
ユウキ「ちっ、じゃないよー……」
アスナ「いいじゃない別に」
ユウキ「なんに使うのさ……」
アスナ「……ホント、良い天気」
ユウキ「今日もー良い天気♫ 空が高いぞ♪ 眩しいぞ♪」
アスナ「……」
ピっ―
ユウキ「ふんふーん♪ ふふふーん♪ あれ、何かした?」
アスナ「……あ、気にせず歌っていいよ」
ユウキ「ふんふん♪ ふふふー♪」
アスナ「……」
ユウキ「……ふふ……ん、あ、録画してるでしょ!?」
アスナ「してないしてない」クスクス
ユウキ「うそ、この間もボクがだらしない姿で寝てる時に、スクリーンショットしたの知ってるんだから」
アスナ「なんのことかなー?」
ユウキ「シウネーが言ってたよっ……!」
アスナ「あら」
ユウキ「ちっ、じゃないよー……」
アスナ「いいじゃない別に」
ユウキ「なんに使うのさ……」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/19(水) 23:16:26.84 ID:LWEw/ttf0
アスナ「後で、みんなに見せて笑うだけだよ?」
ユウキ「ひどいやっ」
アスナ「こんなに可愛い姿、独り占めするものでもないし……ね?」
ユウキ「ね? ってなんなのさ! もう!」
バンバン!
アスナ「あ、いたいいたいっ、叩かないでよユウキ」
ユウキ「も、もう、アスナがこんなに変な人だなんて知らなかったよ」
アスナ「私もこんなに人に構うほうじゃなかったんだよ?」
ユウキ「そうなの?」
アスナ「だから、ユウキが悪いかな」
ユウキ「ボクのせい?」
アスナ「うん」
ユウキ「……やっぱりこの間のVRクッキングのこと根に持ってるんじゃ……」
アスナ「持ってないよー。気のせい気のせい」
ユウキ「そう? それならいいんだけど」
ユウキ「ひどいやっ」
アスナ「こんなに可愛い姿、独り占めするものでもないし……ね?」
ユウキ「ね? ってなんなのさ! もう!」
バンバン!
アスナ「あ、いたいいたいっ、叩かないでよユウキ」
ユウキ「も、もう、アスナがこんなに変な人だなんて知らなかったよ」
アスナ「私もこんなに人に構うほうじゃなかったんだよ?」
ユウキ「そうなの?」
アスナ「だから、ユウキが悪いかな」
ユウキ「ボクのせい?」
アスナ「うん」
ユウキ「……やっぱりこの間のVRクッキングのこと根に持ってるんじゃ……」
アスナ「持ってないよー。気のせい気のせい」
ユウキ「そう? それならいいんだけど」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/19(水) 23:29:25.34 ID:LWEw/ttf0
アスナ「んー……眩しい」
ユウキ「……よっと」
ゴロン―
アスナ「お昼寝?」
ユウキ「ボク、対戦者がいない時はこうやって木陰で寝転がって待ってたんだ……」
アスナ(……ちょっと、キリト君に似てるなあ)
ユウキ「なあに?」チラ
アスナ「ううん……私も」
コロン―
ユウキ「……アルブヘイムは、ボクが今まで旅してきた世界の中で、一番お昼寝が似合う世界かも」
アスナ「……なにそれ」クスクス
ユウキ「へへ……」
アスナ「寝る子は育つか……」
ユウキ「手、つないでくれる?」
アスナ「ええ……」
きゅ―
ユウキ「アスナ……」
アスナ「……なに?」
ユウキ「ボク、もう一つ行ってみたい所があるんだ……」
ユウキ「……よっと」
ゴロン―
アスナ「お昼寝?」
ユウキ「ボク、対戦者がいない時はこうやって木陰で寝転がって待ってたんだ……」
アスナ(……ちょっと、キリト君に似てるなあ)
ユウキ「なあに?」チラ
アスナ「ううん……私も」
コロン―
ユウキ「……アルブヘイムは、ボクが今まで旅してきた世界の中で、一番お昼寝が似合う世界かも」
アスナ「……なにそれ」クスクス
ユウキ「へへ……」
アスナ「寝る子は育つか……」
ユウキ「手、つないでくれる?」
アスナ「ええ……」
きゅ―
ユウキ「アスナ……」
アスナ「……なに?」
ユウキ「ボク、もう一つ行ってみたい所があるんだ……」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/19(水) 23:41:55.52 ID:LWEw/ttf0
アスナ「それは……?」
ユウキ「……それって、現実の世界にあるんだ……だから、無理には」
アスナ「行こっか」
ユウキ「え? ボク、まだ、どこって行ってないよ?」
アスナ「行きたい場所はまだまだあるし……行こう」
ユウキ「アスナ、嬉しい……!」
ガバっ――
アスナ「きゃあっ!?」
ギュウ――
ユウキ「へへへ……」
アスナ「こんなに甘えん坊だっけ?」
ユウキ「これは……アスナのせいだよ」
アスナ「……そっか」
ザザっ――
キリト「……えー、おほん」
アスナ・ユウキ「……あ」
ユウキ「……それって、現実の世界にあるんだ……だから、無理には」
アスナ「行こっか」
ユウキ「え? ボク、まだ、どこって行ってないよ?」
アスナ「行きたい場所はまだまだあるし……行こう」
ユウキ「アスナ、嬉しい……!」
ガバっ――
アスナ「きゃあっ!?」
ギュウ――
ユウキ「へへへ……」
アスナ「こんなに甘えん坊だっけ?」
ユウキ「これは……アスナのせいだよ」
アスナ「……そっか」
ザザっ――
キリト「……えー、おほん」
アスナ・ユウキ「……あ」
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/20(木) 00:04:15.15 ID:EU+Ct6s/0
現実世界――
横浜――とある丘陵地
明日奈は右肩を見た。
明日奈「こっちであってる?」
ういいいん―
ユウキ『うん……たぶんそのはず』
和人「合ってるよ」
ユウキ『ごめんね、キリト。付き合わせちゃって』
和人「いや、いいさ……それに、大事な彼女が他の奴に取られないか心配だし」
明日奈「ちょ、ちょっとキリト君!」
ユウキ『あはははは、そっか、ごめんごめん! でも、遅かったね、ボクもうアスナに結婚を申し込んじゃったや』
和人「な、なんだと……」
アスナ「ゆ、ユウキまで……はあ」
和人「これは、改めて決闘を申し込まないといけないみたいだな」
ユウキ「望む所だよ」
ういいいん―
アスナ「……」
横浜――とある丘陵地
明日奈は右肩を見た。
明日奈「こっちであってる?」
ういいいん―
ユウキ『うん……たぶんそのはず』
和人「合ってるよ」
ユウキ『ごめんね、キリト。付き合わせちゃって』
和人「いや、いいさ……それに、大事な彼女が他の奴に取られないか心配だし」
明日奈「ちょ、ちょっとキリト君!」
ユウキ『あはははは、そっか、ごめんごめん! でも、遅かったね、ボクもうアスナに結婚を申し込んじゃったや』
和人「な、なんだと……」
アスナ「ゆ、ユウキまで……はあ」
和人「これは、改めて決闘を申し込まないといけないみたいだな」
ユウキ「望む所だよ」
ういいいん―
アスナ「……」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/20(木) 00:11:14.25 ID:EU+Ct6s/0
明日奈「……あ、見えてきたよ」
ユウキ「え……」
ザアアア――
和人「風が……」
明日奈(……墓石が整然と並んでる……)
ユウキ「……ああ、ここだ、間違いない」
ういいいん――
明日奈(……きっと、駆け出して行きたいんだろうな)
和人「明日奈、これ」
ガサガサ――スッ
明日奈「うん……」
和人「俺はここで待ってるから」
明日奈「え……」
和人「二人で、行ってこいよ」
ユウキ「……ありがとう」
和人「ああ」
明日奈「……」
ザ、ザ、ザ――
ユウキ「え……」
ザアアア――
和人「風が……」
明日奈(……墓石が整然と並んでる……)
ユウキ「……ああ、ここだ、間違いない」
ういいいん――
明日奈(……きっと、駆け出して行きたいんだろうな)
和人「明日奈、これ」
ガサガサ――スッ
明日奈「うん……」
和人「俺はここで待ってるから」
明日奈「え……」
和人「二人で、行ってこいよ」
ユウキ「……ありがとう」
和人「ああ」
明日奈「……」
ザ、ザ、ザ――
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/20(木) 00:24:55.00 ID:EU+Ct6s/0
ユウキ『……』
ういいいん――
明日奈「……」
ユウキ『あそこ、あの一番奥から3番目』
明日奈「うん……」
ザ、ザ、ザ――
ユウキ『……ッ』
明日奈「ここ?」
ユウキ『……そうだ、うん』
明日奈「菊の花、置くね……」
ソッ――
ユウキ『ありがと……』
明日奈「……」
ユウキ『……ッ』
明日奈「……ユウキ」
ユウキ『良ければ……両手を組んで……イエス様にお祈りしてもらって……いいかな』
明日奈(声が震えてる……)
明日奈「ええ……」
ういいいん――
明日奈「……」
ユウキ『あそこ、あの一番奥から3番目』
明日奈「うん……」
ザ、ザ、ザ――
ユウキ『……ッ』
明日奈「ここ?」
ユウキ『……そうだ、うん』
明日奈「菊の花、置くね……」
ソッ――
ユウキ『ありがと……』
明日奈「……」
ユウキ『……ッ』
明日奈「……ユウキ」
ユウキ『良ければ……両手を組んで……イエス様にお祈りしてもらって……いいかな』
明日奈(声が震えてる……)
明日奈「ええ……」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/20(木) 00:36:40.30 ID:EU+Ct6s/0
――ギュ
明日奈「……ッ」ジワ
ザアアア――
明日奈「……」ポタ
ういいいん――
ユウキ『……』
明日奈「……ッ」ポタポタ
ういいいん――
明日奈は両手を離し、深呼吸する。
ユウキ『みんな、きっと、今、神様の所で、最高にハッピーな生活を送ってると思う……』
明日奈「そうッ……だね」ポタポタ
ユウキ『ボクは、まだ旅を続けるから、もう少し……待っていてね』
明日奈「ッ……ッ……」
明日奈「……ッ」ジワ
ザアアア――
明日奈「……」ポタ
ういいいん――
ユウキ『……』
明日奈「……ッ」ポタポタ
ういいいん――
明日奈は両手を離し、深呼吸する。
ユウキ『みんな、きっと、今、神様の所で、最高にハッピーな生活を送ってると思う……』
明日奈「そうッ……だね」ポタポタ
ユウキ『ボクは、まだ旅を続けるから、もう少し……待っていてね』
明日奈「ッ……ッ……」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/20(木) 00:42:56.29 ID:EU+Ct6s/0
明日奈「次はどこへ……行こうか」
ユウキ『……そうだね』
明日奈「……まだ、行ってないところだらけだよ」
ユウキ『うん……ボク、結婚式に行ってみたいな』
明日奈「え?」
ユウキ『明日奈と和人の……』
明日奈「ゆ、ユウキ……」
ユウキ「あはは……なんてね」
ういいいん――
終わり
ユウキ『……そうだね』
明日奈「……まだ、行ってないところだらけだよ」
ユウキ『うん……ボク、結婚式に行ってみたいな』
明日奈「え?」
ユウキ『明日奈と和人の……』
明日奈「ゆ、ユウキ……」
ユウキ「あはは……なんてね」
ういいいん――
終わり
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/11/20(木) 00:44:51.33 ID:EU+Ct6s/0
読んでくれてありがと
ほのぼのにしようと思ったのに
書いてて心が痛かったわ
ほのぼのにしようと思ったのに
書いてて心が痛かったわ
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/11/20(木) 01:11:31.55 ID:Bu3TjUxvo
乙ー
アニメの旅立ちシーン見れへんかもしれんわ・・・
アニメの旅立ちシーン見れへんかもしれんわ・・・
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/11/20(木) 03:09:25.34 ID:Y5mPxngq0
アニメとコレの合わせ技でラノベ読み直し決定だわ、乙乙
引用元: アスナ「結婚すればいいのよ」ユウキ「相手いないから、いいよ」
アスナ「なんか凄そうなアイテムドロップした」キリト「?」
2020-01-04
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 20:54:19.78 ID:QojioY4i0
キリト「へえ、よかったな」
アスナ「でもこれなんなんだろう?」
アスナ「呪われたりとかはなさそうだしちょっと付けてみようかな」
アスナ「……ん?」
アスナ(スキルが増えた?)
アスナ「なっ!?」
キリト「?」
アスナ(の、覗き見スキルレベルMAX!? なにこれ!?)
アスナ「でもこれなんなんだろう?」
アスナ「呪われたりとかはなさそうだしちょっと付けてみようかな」
アスナ「……ん?」
アスナ(スキルが増えた?)
アスナ「なっ!?」
キリト「?」
アスナ(の、覗き見スキルレベルMAX!? なにこれ!?)
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2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 20:54:53.28 ID:QojioY4i0
キリト「どうしたんだ?」
アスナ「う、ううんなんでもない!」
キリト「そうか、じゃあ先に行こうぜ」
アスナ「う、うん」
アスナ(このアイテムはまさか装備した人が覗き見スキルを得られるスキル用アクセサリなの?)
アスナ(にしたってMAXってどんだけよ)
アスナ(どんなことができるのかしら……少し今日があるわね)
キリト「おーい、今日は引き上げようぜ」
アスナ「あ、うん」
アスナ「う、ううんなんでもない!」
キリト「そうか、じゃあ先に行こうぜ」
アスナ「う、うん」
アスナ(このアイテムはまさか装備した人が覗き見スキルを得られるスキル用アクセサリなの?)
アスナ(にしたってMAXってどんだけよ)
アスナ(どんなことができるのかしら……少し今日があるわね)
キリト「おーい、今日は引き上げようぜ」
アスナ「あ、うん」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 20:55:25.50 ID:QojioY4i0
キリト「それじゃあな」
アスナ「あ、待って!」
キリト「どうしたんだ?」
アスナ「今日はもう遅いしあそこの宿で一泊しない?」
キリト「いや、帰るくらいなんでもないけど」
アスナ「いいから! それに少し明日も付き合って欲しいし!」
キリト「明日も!? 大丈夫なのか? 俺はソロだけどアスナはギルドがあるだろ?」
アスナ「だ、大丈夫よ」
キリト「まあそういうならいいけど」
アスナ「あ、待って!」
キリト「どうしたんだ?」
アスナ「今日はもう遅いしあそこの宿で一泊しない?」
キリト「いや、帰るくらいなんでもないけど」
アスナ「いいから! それに少し明日も付き合って欲しいし!」
キリト「明日も!? 大丈夫なのか? 俺はソロだけどアスナはギルドがあるだろ?」
アスナ「だ、大丈夫よ」
キリト「まあそういうならいいけど」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 20:55:58.08 ID:QojioY4i0
アスナ「……」
アスナ「……キリト君、寝たかしら」
アスナ「……覗きスキル、開始」
アスナ「お、おおー、本当に壁が透視できる」
アスナ「これ凄いわ!」
アスナ「キリト君の部屋は……あ、いたいた」
アスナ「キリト君は寝てる寝てる」
アスナ「はぅ~キリト君の寝顔可愛いわぁ♪」
アスナ「……キリト君、寝たかしら」
アスナ「……覗きスキル、開始」
アスナ「お、おおー、本当に壁が透視できる」
アスナ「これ凄いわ!」
アスナ「キリト君の部屋は……あ、いたいた」
アスナ「キリト君は寝てる寝てる」
アスナ「はぅ~キリト君の寝顔可愛いわぁ♪」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 20:58:51.85 ID:QojioY4i0
アスナ「あ、今寝返りうった」
アスナ「口が動いてる動いてる」
アスナ「猫みたいに顔をこすってwww……キリト君可愛い~」
アスナ「ん? 寝言言ってる?」
アスナ「確か覗きスキルの中に……あった!」
アスナ「盗み聞き発動」
キリト「……っ」
アスナ「?」
キリト「……チ」
アスナ「ち?」
キリト「……サチ」
アスナ「さち?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:00:40.14 ID:QojioY4i0
アスナ「……サチ?」
アスナ「サチって誰?」
アスナ「聞いたことない名前……」
アスナ「でも、男の名前じゃ……ないわよね」
アスナ「……」
アスナ「キリト君に私以外にも女の知り合いがいる?」
アスナ「……それも寝言で呼んでしまうような間柄……」
アスナ「……」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:02:32.00 ID:QojioY4i0
アスナ(昨日はあれからほとんど眠れなかった)
アスナ(サチ)
アスナ(サチって一体誰なの?)
アスナ(……モヤモヤする)
キリト「アスナ? どうかしたか?」
アスナ「……ううん」
アスナ(キリト君には聞けない……)
アスナ(盗み聞きなんて、言えないし……)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:04:13.14 ID:QojioY4i0
アスナ(あれからサチってプレイヤーを探したけど全然見つからない)
アスナ(どうなってるの? もしかしたらモンスター名? それともNPC?)
キリト「アスナ? 珍しいなこんなことこで」
アスナ「っ!? キ、キリト君!?」
キリト「ああ、こんな低い階層にいるなんて珍しいな」
アスナ「ちょ、ちょっと気分転換にね」
アスナ(サチっていうNPCを捜して虱潰しだなんて言えないわ……)
キリト「そうか」
アスナ「で、でも今日も遅いしよかったら一緒にどこかに泊まらない?」
キリト「え……」
アスナ「?」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:06:55.99 ID:QojioY4i0
アスナ「どうかした?」
キリト「あ、いや……この階層の宿には……ちょっとな」
アスナ「?」
クライン「お? ようキリトじゃねぇか!」
キリト「クライン? 久しぶりだな」
クライン「おうよ! まさかまたこの階層で会うとはな」
キリト「……」
クライン「あ、わり……」
アスナ「?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:10:15.06 ID:QojioY4i0
クライン「そ、それにしてもお前が誰か他のプレイヤーといるなんて珍しいな!」
キリト「あ、いや……アスナとはたまにパーティを組むくらいで……俺は相変わらずソロだよ」
クライン「そうか……けどそれでもいいことだろ?」
キリト「……どうなのかな」
クライン「少なくとも俺はお前が他のプレイヤーといるのは嬉しいぜ。あの時以来、かたくなだったお前が……」
キリト「っ」
クライン「っと、悪いな、今日はどうも口が辺に滑っていけねぇや。どうだ? 一緒にメシでも」
キリト「……いや、この階層には長くいたくないんだ。悪いな」
クライン「……そうか」
キリト「それじゃあな、アスナも。また」
アスナ「え、ええ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:13:52.68 ID:QojioY4i0
クライン「あいつはまーだ引きずってやがんのか」
アスナ「ねぇ」
クライン「ん?」
アスナ「キリト君のこと何か知ってるんですか?」
クライン「ん、まぁな。そういうあんたはどこかで見たことがあるな……」
アスナ「私はアスナ、血盟騎士団のメンバーです」
クライン「血盟騎士団のアスナって……閃光の!?」
アスナ「……そう呼ばれてもいます」
クライン「かーっ、キリトも凄い人と知り合いだなあ」
アスナ「そ、そんなことよりよかったらキリト君のことを教えてください!」
クライン「キリトに何があったのか、かい?」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:18:10.86 ID:QojioY4i0
クライン「あんまり人に言うようなことじゃないんだが……」
アスナ「他言はしません」
クライン「まぁ、あんたなら大丈夫かな。あいつがビーターだってのは……」
アスナ「知ってます」
クライン「あいつはそのことを引きずっててな」
アスナ「それもなんとなくわかってます」
クライン「そんなあいつでも、一度ギルドに入ってたことがあるんだよ」
アスナ「……え」
クライン「初耳だろ?」
アスナ「え、ええ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:19:39.52 ID:QojioY4i0
クライン「経緯とか全部知ってるわけじゃねぇけど、確かにあいつは一度ギルドメンバーに入った。確か名前は月夜の黒猫団だったかな」
アスナ(月夜の黒猫団? 聞いたことが無い……でもキリト君がいたのに有名じゃないはずは……)
クライン「……あいつは本当は優しくていい奴なんだよ」
アスナ「? それはわかってます」
クライン「そうかい、ならいいんだが……」
クライン「何があったのか、あいつはちゃんとは俺にも言ってくれなかった」
クライン「だが、あいつ以外のギルドメンバーは全滅した」
アスナ「!?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:23:31.85 ID:QojioY4i0
クライン「あいつの端々の台詞と偶然の目撃者からおおよその経緯はこうだろう」
クライン「その日、資金がたまった月夜の黒猫団はリーダーがギルドホームを買いにいき、他のメンバーはレベル上げに向かった」
クライン「しかし、そこでなんらかの罠にかかるかしてしまい、メンバーはキリトを残して全滅してしまった」
クライン「一つ確定情報なのは、そのリーダーがそれを知った時、キリトを蔑んで自殺したって話だ」
アスナ「……そんな」
クライン「それからあいつはかたくなさをより一層増したよ」
アスナ「そんなことがあったなんて……」
アスナ(じゃあサチっていうのは、その時のメンバー?)
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:27:34.00 ID:QojioY4i0
クライン「それから少しして、クリスマスイベントがあった」
アスナ「あ、確か蘇生アイテム……」
クライン「そうだ……あいつはそれに躍起になってた」
クライン「協力しようと言ったがあいつはかたくなにソロでいることにこだわってな」
アスナ「……」
クライン「オマケに闇ギルドにも目をつけられちまった」
クライン「だがあいつは結局そのアイテムを入手した」
アスナ「……え、だってあのアイテムは……」
クライン「ああ、蘇生は死亡してからわずかな時間しか有効じゃなかった」
アスナ「……」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:30:36.34 ID:QojioY4i0
クライン「絶望してたよ。俺にそのアイテムをよこしてキリトはまた何処かへいっちまった」
アスナ「……そうでしたか」
クライン「なあ、キリトはあんたのとこのギルドに入れてやれねぇのか?」
アスナ「……私は何度も誘ってます」
クライン「そうか」
クライン「あいつはさ、俺の恩人、師匠みたいなもんなんだ」
アスナ「?」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:34:51.92 ID:QojioY4i0
クライン「初めてSAOやった日、一目でβテスターだって思ってな、いろいろ教授してもらったんだ」
アスナ「……」
クライン「そのあとみんな広場に集められて、これからのことを知った時も、あいつは俺を連れて行ってくれようとした」
アスナ「!?」
クライン「けどな、俺にも他に約束してた仲間がいた。俺一人ついていくわけにはいかかった」
クライン「キリトもそこまでの大人数を抱え込むのには不安があったんだろう。当然だ」
アスナ「……」
クライン「結局、俺はあいつの誘いを断った。あいつは泣きそうな顔でまたな、って言ってくれたよ」
アスナ(キリト君……)
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:39:03.15 ID:QojioY4i0
クライン「なあ」
アスナ「はい……」
クライン「頼みがあるんだ」
アスナ「?」
クライン「そんなことがあったあいつだからきっと人一倍誰かと一緒にいるのを怖がってるんだと思うんだ」
アスナ「そう、でしょうね」
クライン「けど、アンタとはパーティを組むことがあるんだろう?」
アスナ「私が半ば無理矢理にさそってるんですけどね……」
クライン「それでいい、それでいいからあいつを一人にしないでやってくれ。俺はあいつに死んでほしくないんだ」
クライン「頼むよ……!」
アスナ「……」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:42:37.24 ID:QojioY4i0
アスナ「まさかキリト君にそんなことがあったなんて……」
アスナ「キリト君がソロにこだわるのは……」
アスナ「もうこんなことにならないように……」
アスナ「でも、そんなの寂しすぎるよ……」
アスナ「キリト君……」
アスナ「貴方は一体どんな時間を過ごしてきたの……?」
キリト『この階層には長くいたくないんだ』
アスナ「! まさか……この階層にその時しばらくとどまって……あ、だからクラインさんも……」
アスナ「……よし!」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:45:25.01 ID:QojioY4i0
アスナ「この階層の宿は少なくて助かったわ」
アスナ「覗き見スキル発動」
アスナ「このスキル、本当は内部分裂や犯罪抑止のためのものなんでしょうね」
アスナ「まさか過去にあったことまで覗き見できるなんて……」
アスナ「でもいいわ。私がキリト君の歩んだ軌跡をたどって彼を知ることができるなら、今はそんなことどうでもいい」
アスナ「まずはこの宿……えっとキリト君がいた時のみ再生、これでいいのかしら?」
アスナ「出たっ!」
アスナ「ん? プレイヤー名サチ? この人が?」
アスナ「やっぱり同じギルドメンバー……え?」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:49:40.41 ID:QojioY4i0
アスナ「な……な……!」
アスナ「……」プルプル
キリト『……』
サチ『……』
アスナ「一緒のベッドに入ってるとか……これ、まさか、もう、そんな、えっと、え?」ジワッ
アスナ「二人はもしかして……恋人?」ウルッ
アスナ「……じゃあキリト君は……」グスッ
アスナ(……見るんじゃなかったかも……ううん、これはきっと覗き見なんてした私への罰ね)
アスナ(……)
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:56:02.00 ID:QojioY4i0
アスナ「……キリト君にはもうお相手がいたのね……はぁ」
アスナ「……ううん、たとえそうだとしても最後まで見届けなくっちゃ」
アスナ「……行為を始めたら見るのはやめよう、うん」
アスナ「……」
アスナ「……」
アスナ「……」
アスナ「……」
アスナ「なんで二人ともなにもしないの!?」
アスナ「それともこれって実は事後なの!?」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 21:57:04.58 ID:QojioY4i0
アスナ「……なんだか一気に疲れたわ」
アスナ「でもこの後ギルドメンバーがみんなそろって狩りにいって……」
アスナ「楽しそう……この頃の私なんて攻略のことしか頭になかったのに」
アスナ「こうやって楽しくSAOをやっていられたら、今とは少し違ったのかな……」
アスナ「あ、そろそろクラインさんの言ってた話みたい」
アスナ「リーダーが転移して、みんなでレベルとお金稼ぎ、か」
アスナ「でもこの時のキリト君ならこの階層なんて敵じゃないんじゃ……」
アスナ「それにしても周りは少しあぶなっかしいな」
アスナ「……あ、サチさんまたキリト君に助けられた……」
アスナ「……いいなぁ」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:01:18.45 ID:QojioY4i0
アスナ「あ、あの人随分先に行ってるけど」
アスナ「え? 隠し扉? 隠しダンジョンなんてこんなところにあったかしら……っ! キリト君が止めてるの言っちゃ……!」
アスナ「罠!?」
アスナ「この敵はここの階層に見合う敵じゃない!」
アスナ「あ、ああ、あああああ……っ!」
キリト『サチ!』
サチ『……ありがとう、さよなら』
キリト『───────!』
アスナ「キリト君……」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:04:47.49 ID:QojioY4i0
アスナ「この後のキリト君の足取りは……」
アスナ「ここか……クラインさんの言ってた通りね」
キリト『』
『ビーターのお前が!』
キリト『……っ! あ』
キリト『っ!』
キリト『~~~~~~っ!!!!!!!!!!』
アスナ「キリト君……なんて、なんて悲しい経験をしてるの……」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:07:47.56 ID:QojioY4i0
アスナ「……これが、これがキリト君の過去……」
アスナ「これがキリト君の背負うもの……」
アスナ「……私の事じゃないのに胸がキリキリ締め付けられる」
アスナ「キリト君は一人で平気なの? ううん平気なはずがない」
アスナ「クラインさんも言ってた」
アスナ「私が、私がキリト君のそばにいなきゃ!」
アスナ「……友達、親友としてでも」
アスナ「それでも、私、彼の支えになりたい!」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:10:21.14 ID:QojioY4i0
アスナ「キリト君!」
キリト「アスナ?」
アスナ「今日のダンジョンは終了でしょ?」
キリト「ああ、まぁ」
アスナ「じゃあウチにご飯食べに来ない?」
キリト「ええ? いやでも……」
アスナ「何か用事が?」
キリト「そういうわけじゃないが……」
アスナ「そうよね、あるわけないもんね。友達いなさそうだし」
キリト「っ」
アスナ「だから私がキリト君の用事作ってあげる」
キリト「……へ?」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:13:40.01 ID:QojioY4i0
アスナ「さあどうぞ」
キリト「話には聞いてたけど、凄いな」
アスナ「まあね、趣味も兼ねてるけど」
キリト「十分凄いよ、俺なんて戦闘用スキルしかないようなもんだから」
アスナ「楽しくないでしょ? それじゃ」
キリト「まぁそうだけど」
アスナ「キリト君が言ってたじゃない。風が気持ちいいから寝る、って」
キリト「……そうだな」
アスナ「私も、そういうの必要だって思うよ」
キリト「……ああ」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:16:46.98 ID:QojioY4i0
アスナ「キーリートー君!」
キリト「わっ!? なんだ?」
アスナ「明日私とパーティ組んで最前線行くからね!」
キリト「は、はぁ!? 俺はソロで……」
アスナ「聞こえなーい!」
キリト「いや俺は……」
アスナ「この前の食事代として」
キリト「う」
アスナ「別にギルドに入って、ってわけじゃないから。ただコンビ組んで中にもぐりたいだけよ」
キリト「最前線はキツイぞ?」
アスナ「ほほう? それで?」ジロッ
キリト「……なんでもないです」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:19:10.05 ID:QojioY4i0
アスナ「キリト君、スイッチ行くよ!」キィン
キリト「ああ!」ズバッ
アスナ「ふぅ」
キリト「……」
アスナ「ん? どうかした?」
キリト「いや、一人手練れがいるとだいぶ安定するなって」
アスナ「そうでしょー?」
キリト「ああ」
アスナ「やっぱり一人より二人よね!」
キリト「……」
アスナ「あ、別にギルドに誘ってるわけじゃないよ? もちろん入りたいならウェルカムだけどね」
キリト「……ああ」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:22:12.62 ID:QojioY4i0
アスナ「キリト君! 60層の町でお祭りイベントあるんだって!」
キリト「祭りイベント?」
アスナ「一緒にいってみない?」
キリト「何かレアアイテムでももらえるのか?」
アスナ「もう! ただ面白うそうだからよ!」
キリト「は、はあ……でも攻略が遅れないか?」
アスナ「……」ジロリ
キリト「う」
アスナ「行くの? 行かないの?」
キリト「……行きます」
アスナ「よし♪」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:25:14.55 ID:QojioY4i0
アスナ「キリト君ー!」
キリト「今いくよ!」
キリト「やれやれ、このところやたらアスナに付き合わされるな」
キリト「……いつぶりだろうな」
キリト「こんなに一人じゃないのは」
キリト「……いつぶりだろう」
キリト「こういうのもいいや、って思えるのは」
キリト「……」
アスナ「はーやーくー!」
キリト「ああ!」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:29:10.78 ID:QojioY4i0
「おいあれアスナ様じゃないか?」
「すげー本物だ」
「可愛いなー」
キリト「大人気だな」
アスナ「もう、ただのお客として来てるだけなのに」
アスナ「なんだか有名になって、こういうのがあると少し嫌だな」
キリト「そんなもんだよ、俺だってアスナはよくやってるって思うし」
アスナ「そう?」
キリト「ああ、それにプレイヤーの中でもトップクラスに可愛いと思うよ」
アスナ「っ///」
キリト「?」
アスナ「お、お世辞はいいから!」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:32:34.18 ID:QojioY4i0
キリト(お世辞じゃないんだけどな……)
アスナ(……キリト君にはサチさんが……)
キリト「あ、お祭り始まるみたいだぞ」
アスナ「ほんとだ。っていうかSAOの中なのに普通に日本のお祭りなのね」
キリト「お祭りっていうか盆祭り、みたいな?」
アスナ「そうそう、なんか懐かしいって思える食べ物一杯おいてるわ!」
キリト「そうだな、クレープとかフレンチドックとか」
キリト「まさかSAO内で大阪焼きを見れるとは思ってなかった」
アスナ「来てよかった?」
キリト「ああ、ありがとうアスナ」ニコッ
アスナ「っ」ドキッ
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:35:18.86 ID:QojioY4i0
キリト「あ、なんかイベントあるみたいぞ?」
アスナ「ほんとだ」
NPC「そこのカップル! 参加してみないか?」
キリト「俺たちのことか?」
アスナ「そうみたい……きっと男女ペアに無作為に話しかけてるのね」
NPC「カップルで踊る盆踊り選手権! 優勝賞品はレアアイテムだ!」
アスナ「レアアイテムか……」
キリト「俺たちはカップルじゃ……」
アスナ「出るわ!」
キリト「いいっ!?」
アスナ「いいでしょ別に。減るものじゃないんだし」
アスナ(ごめんね、でもこれくらい許してね、サチさん)
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:37:45.90 ID:QojioY4i0
キリト「お、おい!」
アスナ「何よ、まだ文句あるの?」
キリト「そうじゃなくて! 俺踊りなんて知らないぞ!」
アスナ「適当でいいんじゃない?」
キリト「いや、周り結構レベル高いぞ!?」
アスナ「え」
アスナ「わ、ほんとだ」
アスナ「あわわわわ……ど、どうしようキリト君?」
キリト「何も考えずに参加したのか……」
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:40:04.22 ID:QojioY4i0
アスナ「う、だって……」シュン
キリト「ぷっ、あははははは!」
アスナ「な、何よぅ! 笑わなくてもいいじゃない!」
キリト「ごめんごめん」クスクス
アスナ「もぅ、まだ笑って……」
アスナ(あれ? キリト君が笑ってる? そういえば、私ちゃんとキリト君が笑ってるの、初めて見た気がする……)
アスナ(良いこと、なのかな。良いこと、だよね!)
キリト「アスナ、俺に一つ考えがある」
アスナ「?」
キリト「」ニヤリ
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:44:22.78 ID:QojioY4i0
NPC「さあ、お次は……この二人だ!」
キリト(いいか?)
アスナ(ええ)
キリト(せーの)
アスナ「そいっ!」キィン
「なんだ!? 剣を出した!? 戦ってるぞ!?」
「す、すげー! 早いぞ目でおえねぇ!」ザワザワ
キリト「スイッチ!」
アスナ「はっ!」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:44:55.05 ID:QojioY4i0
キリト「ふっ!」ピタッ
アスナ「やっ!」ピタッ
シーーーーン
「おおおおおおお! すげー!」
「かっこいーーーー!!!」
「すてきーーーーー!!!」
キリト「」チラ
アスナ「」チラ
キリト(上手くいったな)
アスナ(そうね)フフ
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:49:06.49 ID:QojioY4i0
アスナ「あーあ、優勝は無理かープレイヤーに受けは良かったのになー」
キリト「しかたないさ、あの祭りがシステム上のものだから、剣舞はイベントの対象外になってたんだろ」
アスナ「でもあれだけ盛り上がって拍手もらって0点ってねー」
キリト「確かにな。でも……」
アスナ「ん?
キリト「俺は楽しかったよ、こういうの、こういう気持ちになれるの、なんか久しぶりな気がするんだ」
アスナ「ん、そっか。じゃあいいか」
キリト「ああ」
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:53:07.18 ID:QojioY4i0
キリト「アスナ、今度少し付き合ってくれないか?」
アスナ「ええ」
アスナ(キリト君からお誘いをもらうようになった)
アスナ(なんだかんだで凄く仲良くなれたし彼の笑顔も増えた)
アスナ(でも……)
アスナ(私はこれ以上を望んじゃいけないんだよね)
アスナ(……)
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 22:58:44.72 ID:QojioY4i0
アスナ「最近攻略が進まないわね……」
キリト「……隠しダンジョンが多くなってる」
アスナ「……」
キリト「隠しダンジョンは階層でいうと3~4階層分は上な敵がいるのもザラだ」
キリト「一度通り超えてから行ったほうがいいのに……」
アスナ「……そうね」
アスナ(……キリト君にとってはつらいよね)
アスナ(私がなんとかしなくちゃ)
221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:01:24.15 ID:QojioY4i0
キリト「最前線か……やはり敵もそれなりに強いな……」
アスナ「いいですか! 今日はマッピングが主です! 絶対に余計なことはしなように!」
騎士団員A「了解」
アスナ(今日はソロの人やギルドメンバーなど総勢十数人でのダンジョン攻略)
アスナ(ここまで人が多いのは稀だけど逆に安心もできるわね)
騎士団員B「あれ? こんなところに抜け道? あ、隠し部屋だ」
アスナ「!?」
キリト「そこは開けるな!」
騎士団員B「ビーターのお前の言うことなんか聞けるか、どうせほんとはここに何があるかも知ってるんだろ? レアアイテムか?」ガチャ
アスナ「やめっ」
騎士団員B「あ……?」
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:05:40.52 ID:QojioY4i0
騎士団員B「なんだ、5階層くらい下の雑魚ばかりじゃないか」
アスナ「ちょっと! あなた何やって……」
騎士団員B「見てくださいよ。こんなやつらなら楽勝……」
キリト「……………違う! 離れろ!」
騎士団員B「え?」
アスナ「っ!?」
騎士団員A「モンスターから煙……こいつはそんなことしないはず!?」
騎士団員B「う……」バタリ
アスナ「くっ」フラッ
キリト「! アスナァァァァァッ」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:09:47.01 ID:QojioY4i0
騎士団員A「くそ! どうしてこんなことに!」
キリト「……」
医者「これは……ひどい毒だな。普通の薬では治らない」
キリト「っ!」
騎士団員A「Bの馬鹿野郎が!」
医者「総勢6人が毒にかかってるな。治療にはその敵が必要だろう」
キリト「どういうことだ?」
医者「今までにも何回かは似たことがあった」
医者「その場合、たいていは敵から解毒剤をドロップするか俺みたいな医療スキルを上げてるやつがその敵から解毒剤を作るかなんだ」
医者「だが、この調子では持って二日だな」
キリト「二日!?」
247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:13:23.73 ID:QojioY4i0
医者「この毒は特別性だ、通常の回復では回復できない」
医者「体力は時間経過とともに等間隔で減り続けてるからおそらく」
キリト「……くそっ」
医者「最前線の隠しダンジョンとなれば本来なら3層は余計に上った奴が調査すべき場所」
医者「今の皆のレベルじゃきついな」
キリト「……」
騎士団員A「くそおおおお!」
キリト「……」スタスタ
キリト(……アスナ)
256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:16:42.55 ID:QojioY4i0
キリト「……」
アスナ「……」
キリト(こうしているだけでアスナのゲージが減って行ってる……)
キリト(……このままアスナを死なせるわけにはいかない。もう、誰も死なせたくない)
キリト(アスナは、アスナは……ようやく俺が一緒にいたいと思える人で……)
キリト(いつも気にかけてくれてて……)
キリト(いつも俺をほうっておかなくて……)
キリト(ずっとそばにいてくれて……)
キリト(だから……今度は俺がアスナを助けに行くんだ)
キリト「俺は……アスナが好きだから」
アスナ「……」
263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:20:17.30 ID:QojioY4i0
キリト「ん……?」
キリト「これは結構前にアスナがドロップしたアイテム?」
キリト「そういえば結局なんなのか聞いてなかったな」
キリト「あれ?アスナが持ってるのに所有権を放棄してるのか? なんで?」
キリト「……これはスキルアイテム? 覗き見……そりゃアスナも所有権を放棄するか」
キリト「でも未だに持ってるってことはこれを使ってたのか?」
キリト「……使ってみるか」
271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:24:08.15 ID:QojioY4i0
キリト「……な」
キリト「アスナがこれを使った時を覗き見、ってしてみたら……これは……」
キリト「俺の過去を見てたのか……?」
キリト「はは、なんだ、そういうことか……」
アスナ『クラインさんも言ってた』
アスナ『……友達、親友としてでも』
キリト「そうだよな……俺にそんな資格はないんだ」
キリト「ビーター、か」
キリト「俺は哀れまれて、情けをかけられていたんだな」
キリト「でも、それでも君だけは助けるよ……それが、君の俺へかけてくれた情けへの恩返しだ」
276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:27:26.57 ID:QojioY4i0
キリト「……ここだな」ギィ
キリト「うおおおおおおおおおお!!!」
キリト「ぐぅっ!」
キリト「やっぱり、見た目は似てても全然違う!」
キリト「強い!」
キリト「それでも!」
キリト「でやああああああああ!!!!」
キリト「ぐっ! 毒か!」
キリト「知ったことかああああああああ!!!!!」ズバッ
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:30:59.01 ID:QojioY4i0
キリト「……医者の読みは当たってたな……くっ」
キリト「……倒すと必ずドロップか……」
キリト「しかし、同時に六体はさすがにきついな……うぅ」
キリト「でもこれで六個そろった……全員分……全員?」
キリト「うぐっ!」
キリト「は、ははっ……全員、全員か……確かに、全員分ではあるよな」
キリト「良いんだよな、これで」
キリト「……」
298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:35:08.45 ID:QojioY4i0
医者「お、お前ひとりでこれを!?」
ザワザワ
スゲー
ケッビーターガ
キリト「これでみんなを頼む」
医者「あ、ああ!」
キリト「……っ!」
キリト(やばいな……ゲージが危険域だ)
キリト(……とりあえず、ここを離れるか)
304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:38:35.03 ID:QojioY4i0
アスナ「……あれ、私」
医者「おお、目を覚ましたか!」
アスナ「あ、私攻略中に毒で……」
医者「未だ見たことない新しいタイプでな、強力で街中でも均等に体力ゲージが減っていく代物だった」
アスナ「……そう、解除方法は?」
医者「今のところ敵からの解毒剤ドロップしかない」
アスナ「え、じゃあ誰かがこれを?」
アスナ「まさかキリト君!?」
医者「いやあ、彼は凄いな。疲れた顔をしながらも全員分六個の解毒剤を……」
アスナ「六個!? 六個ですって!?」
308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:41:24.72 ID:QojioY4i0
アスナ(あの場には六匹しか敵はいなかった! 固定数のはず!)
アスナ(毒をくらわずに攻略は現状では不可能!)
アスナ(それに隠しダンジョンによるドロップは一度しかできないし誰かがドロップしたらしばらくは復活しない!)
アスナ(まさかまさかまさかまさかまさか!!!!)
アスナ「どこ? どこにいるのキリト君!」
アスナ(嫌だよ? 死んじゃ嫌だよ!?)
アスナ「キリトくん……っ!」
アスナ「どこなの……!!」
316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:44:03.70 ID:QojioY4i0
キリト「ハハ、やばいな、みるみるゲージが減っていく」
アスナ「キリト君!」
キリト「アスナ? どうしてここが?」
アスナ「フレンドリスト! 居場所検索!」
キリト「あ、そっか……しまった、うっかりしてた」
アスナ「馬鹿! なにやって……ゲージが!」
キリト「はは……ちょっと無理しすぎたかも」
アスナ「あ、そんな……!」
323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:46:30.90 ID:QojioY4i0
キリト「アスナ……」
アスナ「な、なに!? なんでもいって!」
キリト「今まで、ありがとうな」
アスナ「な、なに言って……」
キリト「哀れみでも、情けでも、優しくされるのは、割と嫌じゃなかった」
アスナ「哀れみ? 情け? 何を言って……」
キリト「良いんだ、アスナが俺を調べたことはわかってる」
アスナ「っ!」
326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:49:33.11 ID:QojioY4i0
アスナ「違う、あれは……」
キリト「いいんだ」
アスナ「死ぬ気、なの……?」
アスナ「だからここに来たの?」
アスナ「目の前で彼が自殺した場所だから!?」
キリト「……そう、かもね」
アスナ「っ!」
キリト「俺はビーターだ、きっと、そういう最後になるって、決まってたし、覚悟もしてた」
アスナ「そんな、そんなの……!」
340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 23:55:18.38 ID:QojioY4i0
キリト「このまま一人だったら、ゲージがなくなる前に飛び降りようと思ってたんだけど……はは、まいったな」
アスナ「そんな、そんなの認めない!」
キリト「だよ、なあ……」
アスナ「だって、私、私……私なんかのために……!」
キリト「君が助かって……本当に良かった」
アスナ「良くない! キリト君が死んだら何も意味ない!」
キリト「そう、言ってもらえるだけで、うれしいよ」
アスナ「っ! う、うぅ」
350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:00:04.79 ID:LnfgkrDU0
アスナ「何か、何かないの!?」
アスナ「アイテム、アイテムアイテム!」チャラリン
アスナ「回復アイテムは……」
キリト「この毒で受けたダメージは回復アイテムじゃ回復できなかった……」
アスナ「そんな……」
キリト「いいんだ、最後に守りたいものを守れたから……」
アスナ「ダメだよ……キリト君がいなくなったら、私……私!」
キリト「……」
アスナ「キリト君!?」
357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:02:43.18 ID:LnfgkrDU0
アスナ「いや、だめ……ゲージ、減らないで、減らないでよ!」
キリト「死ぬ、ってこんな感じなのかな」
アスナ「いやいやいやいやいやいやいやいやいや!」
キリト「……ごめん」
アスナ「なんで、あやまる、のよ……」グスッ
アスナ「あやまるくらいなら……死なないでよ!」
キリト「泣かせたかった、わけじゃないから……泣かせちゃって、ごめん」
アスナ「っ!」
キリト「ああ、サチもきっと、こんな気持ちだったのかなあ」
アスナ「!」
360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:03:24.29 ID:QojioY4i0
キリト「アスナ、ありがとう」
さ よ な ら
362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:03:54.20 ID:LnfgkrDU0
アスナ「~~~~~~~~っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:07:20.84 ID:LnfgkrDU0
クライン「これ持って叫べ! 早く!」
アスナ「え? これ!? っ!」
アスナ「蘇生! キリト!」
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
380: お前らコナンか 2012/08/27(月) 00:07:59.53 ID:LnfgkrDU0
キリト「あ……れ……」
クライン「よおキリト。預かりモンを返しに来たぜ」
キリト「クラ、イン……? 俺、生きて……」
アスナ「~~~っ! ばかぁ! ばかぁ!」ポカポカ
キリト「わっ! アスナちょっとタンマタンマ!」
アスナ「いやぁ! いやぁ! ばかぁばかぁ」グスグス
キリト「アスナ……」
アスナ「う、うぅ……キリト君……キリト君キリト君……!」
408: お前らコナンか 2012/08/27(月) 00:12:42.41 ID:LnfgkrDU0
キリト「あの……アスナ? そろそろ離れてくれると……」
アスナ「いやぁ」ダキッ
キリト「い、いやって、あのそのだから……」
アスナ「私、情けでも哀れみでもないもの」
キリト「え」
アスナ「キリトがサチさんが好きでも、恋人を忘れられなくても、私キリト君が好きだもん……好きなんだもん!」
キリト「う……あ……?」
アスナ「たとえキリト君が振り向いてくれなくても好きなんだもん!」
キリト「あ、その、あり、がとう……ってか」
アスナ「うぅ」グスグス
キリト「別にサチとは恋人じゃなかったけど」
アスナ「」
419: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:15:30.47 ID:LnfgkrDU0
アスナ「え、ええ!? だって一緒にベッド入って……」
キリト「そこまで見たのか……」
アスナ「あっ!?」
キリト「サチは結構怖がりでさ、俺のところに来てたけど、そういう関係じゃなかった」
アスナ「そうなの?」
キリト「もしかしたら、あのままいってたら、そういう関係になってたかもしれないけど」
アスナ「むぅ」プクッ
キリト「俺が今好きなのは、アスナだから」
アスナ「ふぇっ!?」
クライン「あー……ゴホン、青春してるとこ悪いんだが……俺しゃべっていい? それとも帰ります?」
434: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:19:32.60 ID:LnfgkrDU0
キリト「あ、ああそういやお前に助けられたんだったな、ありがとうクライン」
クライン「気にスンナ、それはもともとお前のものだ」
アスナ「あ、私///」カァァァ
クライン「おーおー可愛いねぇ、ところで言いにくいんだけどさ」
キリト「?」
アスナ「?」
クライン「お前らのさっきからの会話全部、血盟騎士団に届いてるんだが」
キリト「はああああああああああああああ!?」
アスナ「えええええええええええええええ!?」
439: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:22:16.10 ID:LnfgkrDU0
クライン「いや、俺に血盟騎士団の医者から連絡がきてな」
クライン「医者は攻略に行ってなかったが、他にも攻略にいってった奴がキリトの分の解毒剤がないってことがわかったらしくて」
クライン「いちはやく気付いた副団長が先走ったはいいが自分たちになすすべが思いつかない」
クライン「そんなとき誰から聞いたのか団長さんが俺が蘇生アイテムを持ってることを知ってて俺に連絡が来たんだ」
クライン「慌ててフレンドリストの検索で駆けつけてみればまさに間一髪だったわけよ」
クライン「まあその際、顛末をみんなが知るために音声を向こうにも届くようにしてたんだが……完全に裏目に出ちゃったっぽいな」
キリト「」
アスナ「」
450: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:28:35.23 ID:LnfgkrDU0
アスナ「あわわわわ、どうしよう……告白までしちゃったのみんなに聞かれちゃた……」
キリト「いや、これはその……なんていうか、どうしよう?」
クライン「さあ?」
キリト「いや、さあってオマエな……」
クライン「好きにしたらいいんじゃねぇの。かわいこちゃん首からぶら下げてそんなしょげた面すんなって」
キリト「あ、これは……」
アスナ「」ギュム
キリト「う」
アスナ「……うん、決めた」
キリト「?」
アスナ「私血盟騎士団抜ける、ソロ……ううん、キリト君とコンビ組む」
462: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:31:22.04 ID:LnfgkrDU0
キリト「えええええ!?」
アスナ「あ、あんなこと言った後にあそこに戻れないし」
キリト「いや、だけど……」
アスナ「……それに、離れたく無い」
キリト「アスナ……」
アスナ「もう勝手に死ぬなんて許さないから」
キリト「……それはこっちの台詞だ」
アスナ「ふふ、私は死にません絶対に」
キリト「なんで絶対なんて言いきれるんだよ」
アスナ「キリト君がいれば、その自信があるから」
キリト「う」
464: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:32:28.03 ID:LnfgkrDU0
キリト「じゃあ俺が死んだら?」
アスナ「私も死ぬ」
キリト「はああああああ!? 何言ってんだよ!」
アスナ「キリト君がいないなんて、意味ないもの」
キリト「ア、アスナ……」
アスナ「責任重大だからね、キリト君。これでキリト君は簡単に命を諦められなくなったんだから」
キリト「……ふぅ」
アスナ「なによぅ、嫌なの?」
キリト「いや、重たいと思っただけさ」
アスナ「……キリト君が嫌なら」
キリト「俺は、そういう重荷があったほうが、生きてるって実感できるみたいだ」
アスナ「あ」パアアア
482: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:37:39.40 ID:LnfgkrDU0
キリト「よろしく、アスナ」
アスナ「うん!」
クライン「俺と、メンバーにも繋がってるのまた完全に忘れてるなこいつら」
クライン「……ま、いいか。よかったな、キリト」
クライン「一人じゃないってのはそれだけでいいもんだぜ」
クライン「まあこれで大団円……」
アスナ「ところでキリト君」
キリト「?」
アスナ「サチさんとは恋人じゃなかったそうだけど……どこまでいってたの?」
キリト「いっ?」
495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:41:08.63 ID:LnfgkrDU0
アスナ「この前ちょっと見えちゃったんだけど、どうにも女の子の知り合いが多いよねキリト君」
キリト「い、いやそんなことは……」
アスナ「……」ジロリ
キリト「……サチとはなんでもなかったし、他の人とだってただ知り合っただけだよ」
アスナ「……結婚の経験は?」
キリト「あるわけないだろ」
アスナ「……そっか、よかった」
キリト「……そういうアスナは?」
アスナ「申し込まれたことは何度かあるけど、受けたことはないわ」
キリト「申し込まれたことはあるのか……」
502: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:43:04.48 ID:LnfgkrDU0
アスナ「私、結婚って現実でもそうだけどそう簡単にしないと思ってた」
アスナ「ましてやこのSAOの中ではね」
アスナ「でも、キリト君となら良いと思う」
アスナ「……キリト君となら結婚、したい」
キリト「……」
キリト「……アスナの家は400万コルくらいだっけ?」
アスナ「え? ええ」
キリト「俺もちょうどそれくらいは溜まってる」
アスナ「?」
キリト「……よかったら、家を買ったら、一緒に住んでくれ」
アスナ「!」
511: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:45:46.08 ID:LnfgkrDU0
アスナ「そ、それって……///」
キリト「ああ、そのまあ……うん」
クライン「おーい、盛り上がってるとこ悪いが」
アスナ「!」
キリト「!」
クライン「そろそろ逃げた方がいいぞー」
キリト「?」
アスナ「?」
クライン「今の話聞いてた連中がわんさかおしかけてくるっぽい」
アスナ「!」
キリト「!」
514: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:46:57.81 ID:LnfgkrDU0
キリト「行こう! アスナ」ギュッ
アスナ「うん!」
クライン「達者でなー」
アスナ「ところでキリト君?」
キリト「うん?」
アスナ「い、家っていつ買うの?」ワクワク
キリト「え、えっと……そのうち、かな」
アスナ「もう、何よそれ!」プクッ
キリト「でも……この手は家を買わなくても離さないつもりだよ」ギュッ
アスナ「……うん、ところでどこへ向かってるの?」
キリト「どこだっていいさ、アスナがいれば」
アスナ「……私も。大好きだよキリト君」
SAO編 END
533: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:49:23.28 ID:8kHZTqs10
乙
やはりアスナさんは可愛い
やはりアスナさんは可愛い
547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/27(月) 00:54:41.24 ID:m+Dg+seu0
乙
次は夫婦編かな
次は夫婦編かな
引用元: アスナ「なんか凄そうなアイテムドロップした」キリト「?」
シリカ「キリトさんが小さくなった!」キリト「きりっ!」
2019-12-14
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 07:07:39 ID:UHnZhOW6
リズ「……え?」
エギル「oh…」
シリカ「ね、ねぇ君……ほ、本当キリトさんなんですか?」
キリト「うん!」きりっ
シリカ「はぅっ///」
リズ「おほぉこれは……///」
キリト「えぎるーだっこー」
エギル「……oh///」ギュッ
キリト「ぐるじぃ」ジタバタ
シリカ「キリトさんが死んじゃう!」
エギル「oh…」
シリカ「ね、ねぇ君……ほ、本当キリトさんなんですか?」
キリト「うん!」きりっ
シリカ「はぅっ///」
リズ「おほぉこれは……///」
キリト「えぎるーだっこー」
エギル「……oh///」ギュッ
キリト「ぐるじぃ」ジタバタ
シリカ「キリトさんが死んじゃう!」
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2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 07:15:53 ID:UHnZhOW6
リズ「元々可愛い顔してるなって思ってたけど……んー!!可愛い!!」ナデナデ
キリト「えへへー」ニコニコ
シリカ「いつもかっこいいキリトさんも良いですが……こ、これはこれで乙なものです!!」グッ
ピナ「ピェー」バサッ
キリト「わーピナー!」タッタッタッタッ
ピナ「ピェー」パタパタ
シリカ「あ、キリトさん、ピナ!勝手にどっか行っちゃ駄目!」タタッ
リズ「んー……それにしても一体何があったんだろう……此処ゲームの中だから
なんでもありだけどあんなケース聞いたことないしなぁ……エギルさんは何か心当たりある?」
エギル「いや……ともあれ情報収集は必要だろう。正直今のキリトは精神年齢まで退行しているから
碌な情報を得られそうにないから苦労するが……コングラチュレイション」
リズ「そうですね……一応アスナにも連絡を……あれ?通じないや。忙しいのかな」
エギル「仕方ない……とりあえずキリトの面倒を見る役と情報収集をする役に分けてなんとか状況に対処しよう」
リズ「そうですね……」
キリト「えへへー」ニコニコ
シリカ「いつもかっこいいキリトさんも良いですが……こ、これはこれで乙なものです!!」グッ
ピナ「ピェー」バサッ
キリト「わーピナー!」タッタッタッタッ
ピナ「ピェー」パタパタ
シリカ「あ、キリトさん、ピナ!勝手にどっか行っちゃ駄目!」タタッ
リズ「んー……それにしても一体何があったんだろう……此処ゲームの中だから
なんでもありだけどあんなケース聞いたことないしなぁ……エギルさんは何か心当たりある?」
エギル「いや……ともあれ情報収集は必要だろう。正直今のキリトは精神年齢まで退行しているから
碌な情報を得られそうにないから苦労するが……コングラチュレイション」
リズ「そうですね……一応アスナにも連絡を……あれ?通じないや。忙しいのかな」
エギル「仕方ない……とりあえずキリトの面倒を見る役と情報収集をする役に分けてなんとか状況に対処しよう」
リズ「そうですね……」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 07:20:08 ID:UHnZhOW6
シリカ「そういうわけでピナ、情報収集頑張ってね」
リズ「期待しているわ」
エギル「コングラチュレイション」
ピナ「……え?」
シリカ「というわけには行きませんよね……」
リズ「まぁそうよね……」
エギル「ファック……」
ピナ「(あっぶねぇ……)」パタパタ
キリト「ぴなー♪」
ピナ「ピェー」
シリカ「……」
リズ「期待しているわ」
エギル「コングラチュレイション」
ピナ「……え?」
シリカ「というわけには行きませんよね……」
リズ「まぁそうよね……」
エギル「ファック……」
ピナ「(あっぶねぇ……)」パタパタ
キリト「ぴなー♪」
ピナ「ピェー」
シリカ「……」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 07:23:34 ID:UHnZhOW6
シリカ「……ねーキリトさん」
キリト「ん?どーしたの、しりか?」
シリカ「はぅっ! ……あ、あの、キリトさんはピナの事、好き?」
リズ「!?」
キリト「うん!」ニパァ
シリカ「はぁうっ! ……も、もっと遊びたいよね……?」
リズ「ちょっ――!」
キリト「うん!ピナと一杯遊ぶ!!」
シリカ「ッ!! ……それよりもお姉ちゃんがもっと良い事教えて」
ピナ「(アカン)」
キリト「ん?どーしたの、しりか?」
シリカ「はぅっ! ……あ、あの、キリトさんはピナの事、好き?」
リズ「!?」
キリト「うん!」ニパァ
シリカ「はぁうっ! ……も、もっと遊びたいよね……?」
リズ「ちょっ――!」
キリト「うん!ピナと一杯遊ぶ!!」
シリカ「ッ!! ……それよりもお姉ちゃんがもっと良い事教えて」
ピナ「(アカン)」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 07:46:48 ID:UHnZhOW6
リズ「ちょっと待ちなさい!」
シリカ「なっ……なんですか?いきなり……」
リズ「……あんたにキリトは任せられないわ」
シリカ「な、何を藪から棒に……私はただ、キリトさんが今ピナと遊びたがっているから
此処はキリトさんの意思を尊重して、キリトさんのお目付け役を買ってでようと……」
リズ「『それよりもお姉ちゃんがもっと良い事教えて』って……何?」
シリカ「そ――ソレハソノォ……」モジモジ
リズ「……もう一度言うわ、あんたにキリトは任せられない。あたしの大事な親友の彼氏にトラウマ植え付けられたら
たまったもんじゃないのよ!」
シリカ「と、トラウマって――私はそんな酷い事はしません!ちゃんと優しくします!」
リズ「へー。そんだけ自信があるってことはよほどの経験の持ち主なのね……最低。そんな女にキリトは任せられないわよ!」
シリカ「んな――!?わ、わたしは一度もヤったことなんてありません!初めてはキリトさんに優しくもらってもらえたらって――あっ」カァァ
リズ「……やっぱりそういうこと考えていたわけ」
シリカ「――ッ!!」
シリカ「なっ……なんですか?いきなり……」
リズ「……あんたにキリトは任せられないわ」
シリカ「な、何を藪から棒に……私はただ、キリトさんが今ピナと遊びたがっているから
此処はキリトさんの意思を尊重して、キリトさんのお目付け役を買ってでようと……」
リズ「『それよりもお姉ちゃんがもっと良い事教えて』って……何?」
シリカ「そ――ソレハソノォ……」モジモジ
リズ「……もう一度言うわ、あんたにキリトは任せられない。あたしの大事な親友の彼氏にトラウマ植え付けられたら
たまったもんじゃないのよ!」
シリカ「と、トラウマって――私はそんな酷い事はしません!ちゃんと優しくします!」
リズ「へー。そんだけ自信があるってことはよほどの経験の持ち主なのね……最低。そんな女にキリトは任せられないわよ!」
シリカ「んな――!?わ、わたしは一度もヤったことなんてありません!初めてはキリトさんに優しくもらってもらえたらって――あっ」カァァ
リズ「……やっぱりそういうこと考えていたわけ」
シリカ「――ッ!!」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 07:54:14 ID:UHnZhOW6
シリカ「……手作りマフラーの話です」
リズ「今更遅いわよ」
シリカ「チョコレートなんです!!」
リズ「はいはい解かった解かった。そんじゃ、いってらっしゃい」
シリカ「待ってください!!――キリトさんはピナと遊びたがっているんです!!キリトさんの精神が子どもっぽくなっている今!
無理にピナからキリトさんを話すのは教育的に良くないと思います!!だから、キリトさんはピナとその飼い主であるわたしが見るべきなんです!!
私学校で飼育係ですし!!」
リズ「うわっ。キリトを飼育するつもり……?」
シリカ「そんなこと言ってません!!」
リズ「そんな危険思想を持った子にキリトは任せられません。ほら、さっさと行った行った――」ジリッ
シリカ「……えぇ、そうですね。解かりました。……キリトさん、さぁ行きましょう。後の事はお二人に任せてふふふ、私と一緒に沢山
遊びましょうねぇ……ほら、ピナも一緒ですよぉ――って、あれ?キリトさん?」キョロキョロ
シーン……
リズ「やられた……くそっ、あのハゲェ……!」ダンッ
シリカ「嘘……そんな……キリトさ――キリトさああああああああああああああああん!?」
リズ「今更遅いわよ」
シリカ「チョコレートなんです!!」
リズ「はいはい解かった解かった。そんじゃ、いってらっしゃい」
シリカ「待ってください!!――キリトさんはピナと遊びたがっているんです!!キリトさんの精神が子どもっぽくなっている今!
無理にピナからキリトさんを話すのは教育的に良くないと思います!!だから、キリトさんはピナとその飼い主であるわたしが見るべきなんです!!
私学校で飼育係ですし!!」
リズ「うわっ。キリトを飼育するつもり……?」
シリカ「そんなこと言ってません!!」
リズ「そんな危険思想を持った子にキリトは任せられません。ほら、さっさと行った行った――」ジリッ
シリカ「……えぇ、そうですね。解かりました。……キリトさん、さぁ行きましょう。後の事はお二人に任せてふふふ、私と一緒に沢山
遊びましょうねぇ……ほら、ピナも一緒ですよぉ――って、あれ?キリトさん?」キョロキョロ
シーン……
リズ「やられた……くそっ、あのハゲェ……!」ダンッ
シリカ「嘘……そんな……キリトさ――キリトさああああああああああああああああん!?」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 08:03:38 ID:UHnZhOW6
キリト「いらっしゃいませー!」
ピナ「ピェー」パタパタ
エギル「エクセレント」パチパチ
カランカラン
エギル「おっ、キリト、ピナ。さぁ本番だ」
キリト「いらっしゃいませー!」
ピナ「ピェー」
男「ん?え?……子ども?竜……?」
キリト「おれはきりと!よろしくね!」きりっ
ピナ「ピェー」
男「よろしく……?」
エギル「今日はどういったご用件で?」
男「あ、買い取りを……」
エギル「……ウェルカム」キラーン
ピナ「ピェー」パタパタ
エギル「エクセレント」パチパチ
カランカラン
エギル「おっ、キリト、ピナ。さぁ本番だ」
キリト「いらっしゃいませー!」
ピナ「ピェー」
男「ん?え?……子ども?竜……?」
キリト「おれはきりと!よろしくね!」きりっ
ピナ「ピェー」
男「よろしく……?」
エギル「今日はどういったご用件で?」
男「あ、買い取りを……」
エギル「……ウェルカム」キラーン
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 08:09:27 ID:UHnZhOW6
男「えぇ!?ちょっと、もうちょっとどうにかならない……?」
エギル「大体どこもこれくらいだよ」
エギル「だよな、キリト?」
キリト「これくらいだよ!」
男「そ、そうかな……?」
エギル「だよな、キリト?」
キリト「うん!」ニパッ
男「そっか」ナデナデ
キリト「えへへ♪」
男「じゃぁそれで」
エギル「グッドラック。あ、ついでにこれ新しく入った武器なんだけどどうだい?あんたにぴったりだ」
キリト「ぴったりだ!ぜったいおにぃさんににあうよ!」
男「良い値で買おう」チャリーン
エギル「コングラチュレイション」
キリト「こんぐらーちゅねーしょん!」
エギル「大体どこもこれくらいだよ」
エギル「だよな、キリト?」
キリト「これくらいだよ!」
男「そ、そうかな……?」
エギル「だよな、キリト?」
キリト「うん!」ニパッ
男「そっか」ナデナデ
キリト「えへへ♪」
男「じゃぁそれで」
エギル「グッドラック。あ、ついでにこれ新しく入った武器なんだけどどうだい?あんたにぴったりだ」
キリト「ぴったりだ!ぜったいおにぃさんににあうよ!」
男「良い値で買おう」チャリーン
エギル「コングラチュレイション」
キリト「こんぐらーちゅねーしょん!」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 08:16:54 ID:UHnZhOW6
ワイワイ
リズ「ありゃー随分と賑わっているなぁ……」
シリカ「許せません……!ピナだけでなくキリトさんまで客寄せパンダに利用して……!」
リズ「ビーストテイマーの名が泣いてるわね」
シリカ「あの人だけは……絶対に許さない……!」
リズ「はいはい。まっ、なんだかんだ心配なさそうだから。あたしらはさっさと解決法を見つけないとね」
シリカ「――そうだ、私の秘密コード≪YO‐JO≫を利用すれば客引きとしてあっちに……!」グイッ
リズ「そうは問屋が卸さないっての。ほれ、さっさと行くよ」グイグイ
シリカ「キリトさああああああああああああああああああああああああああああん!!」ズリズリ
リズ「ありゃー随分と賑わっているなぁ……」
シリカ「許せません……!ピナだけでなくキリトさんまで客寄せパンダに利用して……!」
リズ「ビーストテイマーの名が泣いてるわね」
シリカ「あの人だけは……絶対に許さない……!」
リズ「はいはい。まっ、なんだかんだ心配なさそうだから。あたしらはさっさと解決法を見つけないとね」
シリカ「――そうだ、私の秘密コード≪YO‐JO≫を利用すれば客引きとしてあっちに……!」グイッ
リズ「そうは問屋が卸さないっての。ほれ、さっさと行くよ」グイグイ
シリカ「キリトさああああああああああああああああああああああああああああん!!」ズリズリ
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 08:21:23 ID:UHnZhOW6
クライン「……ん?あれは……」
???「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
クライン「……っ!!」ブルッ
クライン「(なんて気迫だ……クリスマスのキリトの比じゃない……!!)」
ビュッ ビュンッ バシュッ
???「……違う」ポイッ
???「……」スタスタスタ
クライン「ドロップアイテムを捨てた……?って、これレア物じゃねーか!なんで……」
クライン「あの姉ちゃん……確か血盟騎士団の……」
???「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
クライン「……っ!!」ブルッ
クライン「(なんて気迫だ……クリスマスのキリトの比じゃない……!!)」
ビュッ ビュンッ バシュッ
???「……違う」ポイッ
???「……」スタスタスタ
クライン「ドロップアイテムを捨てた……?って、これレア物じゃねーか!なんで……」
クライン「あの姉ちゃん……確か血盟騎士団の……」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 08:38:29 ID:UHnZhOW6
情報屋「年齢が退行?……聞いたことないな……」
リズ「そっか……」
シリカ「情報屋さんでも駄目ですか……」
情報屋「あのイカレぽんちの作った世界だ、なんでもありだって感じだけど……まさかそんなものまであったとはな」
リズ「単なるバグってことは……?」
情報屋「ありえるだろうが。しかしそうなると本当にあたしらじゃどうにもならんよ」
シリカ「そんなぁ……それじゃぁキリトさん、ずっとあのまま――」
シリカ「(あれ?なんか問題あるのかな?)」
情報屋「キリトって――あいつが幼児化したっていうのかい?」
リズ「そっか……」
シリカ「情報屋さんでも駄目ですか……」
情報屋「あのイカレぽんちの作った世界だ、なんでもありだって感じだけど……まさかそんなものまであったとはな」
リズ「単なるバグってことは……?」
情報屋「ありえるだろうが。しかしそうなると本当にあたしらじゃどうにもならんよ」
シリカ「そんなぁ……それじゃぁキリトさん、ずっとあのまま――」
シリカ「(あれ?なんか問題あるのかな?)」
情報屋「キリトって――あいつが幼児化したっていうのかい?」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 08:43:10 ID:UHnZhOW6
リズ「あぁうん。まぁ、彼攻略組だし、そりゃ知ってるよね」
情報屋「ひいきにしてもらってるからね。そっかあいつが……こりゃ面白そうだ。今何処に?」
リズ「エギルのお店で客引きやってる」
情報屋「ぷくく。そりゃ面白いな。あたしはそっちに行くとするよ。あ、あと……何やら血盟騎士団の副団長様が
荒れてるみたいだな。そっちも当たってみたらどうだ?」
リズ「アスナが……?連絡が付かないと思ったら……」
情報屋「何でも目撃者によると鬼気迫る勢いだったらしい。近く特に大きな動きがあるわけでもないのに……
なるほど、点と線が繋がったというわけだな」
リズ「二人に一体……とりあえず私たちはアスナに会ってみる――ってなにこれ!?所在地があっちこっち動いて……!」
情報屋「まさに閃光ってわけだ!んじゃ、そろそろあたしは失礼するよ。無事を祈る!」ビュンッ
リズ「はぁ……やっと糸口が見つかったっていうのに……単純なだけにこっちの方が大変そう……」
シリカ「あの……実際問題このままでもなんの問題は」
リズ「今のままじゃキリトに優しく奪ってもらえないわよ?」
シリカ「やりましょう」キリッ
情報屋「ひいきにしてもらってるからね。そっかあいつが……こりゃ面白そうだ。今何処に?」
リズ「エギルのお店で客引きやってる」
情報屋「ぷくく。そりゃ面白いな。あたしはそっちに行くとするよ。あ、あと……何やら血盟騎士団の副団長様が
荒れてるみたいだな。そっちも当たってみたらどうだ?」
リズ「アスナが……?連絡が付かないと思ったら……」
情報屋「何でも目撃者によると鬼気迫る勢いだったらしい。近く特に大きな動きがあるわけでもないのに……
なるほど、点と線が繋がったというわけだな」
リズ「二人に一体……とりあえず私たちはアスナに会ってみる――ってなにこれ!?所在地があっちこっち動いて……!」
情報屋「まさに閃光ってわけだ!んじゃ、そろそろあたしは失礼するよ。無事を祈る!」ビュンッ
リズ「はぁ……やっと糸口が見つかったっていうのに……単純なだけにこっちの方が大変そう……」
シリカ「あの……実際問題このままでもなんの問題は」
リズ「今のままじゃキリトに優しく奪ってもらえないわよ?」
シリカ「やりましょう」キリッ
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 08:51:49 ID:UHnZhOW6
バシュッ
???「……くっ!これも違う!!」バンッ
???「……次……転移――」
リズ「アスナー!」タッタッタッタッ
アスナ「……リズ」
リズ「はぁ……はぁ……やっと追いついた……」
アスナ「……ごめん私今急いでいるから――」
リズ「キリトの!……事だよね?」
アスナ「……っ!」ピクッ
???「……くっ!これも違う!!」バンッ
???「……次……転移――」
リズ「アスナー!」タッタッタッタッ
アスナ「……リズ」
リズ「はぁ……はぁ……やっと追いついた……」
アスナ「……ごめん私今急いでいるから――」
リズ「キリトの!……事だよね?」
アスナ「……っ!」ピクッ
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 08:52:54 ID:UHnZhOW6
リズ「やっぱり……キリトが小さくなったのって……」
アスナ「……そう。私の所為。私が勝手な事したから……それで、キリト君に迷惑掛けちゃったから」
アスナ「だから……ごめんね。私、行くから」
リズ「待って!アスナ、私も、手伝うよ!」
アスナ「良いよ。リズは関係ないんだから――」
リズ「関係なくなんかない!アスナも、キリトも、私の、大事な……人。だから……私も――」
シリカ「――二人とも気を付けて下さい!何か来ます!!」
アスナ「えっ?貴方誰?」
シリカ「っ!!」
アスナ「……そう。私の所為。私が勝手な事したから……それで、キリト君に迷惑掛けちゃったから」
アスナ「だから……ごめんね。私、行くから」
リズ「待って!アスナ、私も、手伝うよ!」
アスナ「良いよ。リズは関係ないんだから――」
リズ「関係なくなんかない!アスナも、キリトも、私の、大事な……人。だから……私も――」
シリカ「――二人とも気を付けて下さい!何か来ます!!」
アスナ「えっ?貴方誰?」
シリカ「っ!!」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 09:33:24 ID:UHnZhOW6
???「「「「「「「「「「「「デュフフフフフフフフフ」」」」」」」」」」」」
リズ「きもっ!」
アスナ「≪キモオタ≫……まさかそっちから来てくれるだなんて……!徒党を組んで調子に乗っているのね……!」
シリカ「すごい、生理的に、無理です」
「「「「「「「「「「「「オウフ……ハァハァ」」」」」」」」」」」」
アスナ「二人とも、さがっていて……こいつらは私がやるわ……」
リズ「きもっ!」
アスナ「≪キモオタ≫……まさかそっちから来てくれるだなんて……!徒党を組んで調子に乗っているのね……!」
シリカ「すごい、生理的に、無理です」
「「「「「「「「「「「「オウフ……ハァハァ」」」」」」」」」」」」
アスナ「二人とも、さがっていて……こいつらは私がやるわ……」
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 09:34:09 ID:UHnZhOW6
シリカ「さ、流石にこの量を一人じゃ無理です!」
アスナ「これは私の問題なの……二人とも、転移結晶で早く移動して……こいつらの固有結界スキルに捕まったら
結晶が使えなくなるわ……さぁ早く!!」
リズ「何言ってるのよ。だったら尚更、逃げられないじゃない」チャキンッ
アスナ「リズ……?」
リズ「アスナもキリトもあたしにとって、この世界でかけがえのない大切な人なんだから、放っておけるわけないでしょ」チャキッ
アスナ「で、でも!」
リズ「それにあたしがマスターメイサーだってこと、忘れたの?こんなやつら、どうってことないわよ!」
アスナ「これは私の問題なの……二人とも、転移結晶で早く移動して……こいつらの固有結界スキルに捕まったら
結晶が使えなくなるわ……さぁ早く!!」
リズ「何言ってるのよ。だったら尚更、逃げられないじゃない」チャキンッ
アスナ「リズ……?」
リズ「アスナもキリトもあたしにとって、この世界でかけがえのない大切な人なんだから、放っておけるわけないでしょ」チャキッ
アスナ「で、でも!」
リズ「それにあたしがマスターメイサーだってこと、忘れたの?こんなやつら、どうってことないわよ!」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 09:34:20 ID:UHnZhOW6
アスナ「リズ……」
シリカ「私も……私だって、戦います!キリトさんに助けてもらったんです!キリトさんの為というなら、私、絶対に逃げません!」チャキンッ
アスナ「貴女……!」
「「「「「「「「「「「「ナイタ」」」」」」」」」」」」
アスナ「ありがとう……」
リズ「お礼は!」
シリカ「勝ってからです!」
アスナ「うん!」
ダッ
シリカ「私も……私だって、戦います!キリトさんに助けてもらったんです!キリトさんの為というなら、私、絶対に逃げません!」チャキンッ
アスナ「貴女……!」
「「「「「「「「「「「「ナイタ」」」」」」」」」」」」
アスナ「ありがとう……」
リズ「お礼は!」
シリカ「勝ってからです!」
アスナ「うん!」
ダッ
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 09:37:46 ID:UHnZhOW6
クライン「んだよキリト。ちっこくなっちまったって本当だったのか」
キリト「くらいん!」ダキッ
クライン「おーよしよし。本当に可愛いなお前はー」ナデナデ
キリト「えへへー!あ、ジョリジョリ!」
クライン「本当、お前くらいの歳の子ってのはどうして無精髭が好きなんかね」ジョリジョリ
キリト「あははージョリジョリ―!」
エギル「……」ズリズリ
クライン「っと、そうだエギル。ちょっと裏貸してくれないか?」
エギル「……ん?あぁ構わないが……どうした?」
クライン「ファミコン拾った」
キバオウ「なんでや!?」
キリト「くらいん!」ダキッ
クライン「おーよしよし。本当に可愛いなお前はー」ナデナデ
キリト「えへへー!あ、ジョリジョリ!」
クライン「本当、お前くらいの歳の子ってのはどうして無精髭が好きなんかね」ジョリジョリ
キリト「あははージョリジョリ―!」
エギル「……」ズリズリ
クライン「っと、そうだエギル。ちょっと裏貸してくれないか?」
エギル「……ん?あぁ構わないが……どうした?」
クライン「ファミコン拾った」
キバオウ「なんでや!?」
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 09:45:42 ID:UHnZhOW6
リズ「これで――最後!!」
「アッー!!」
リズ「ああああああああ疲れたあああああああああ!!」ドサッ
アスナ「お疲れさま」
リズ「流石ねアスナは……やっぱり攻略組は体力が違うわ」
アスナ「ううん、私もくたくただよ?」
シリカ「には全然見えないですけど……」
アスナ「シリカちゃんも……ご苦労様」
シリカ「いえいえ……」
「アッー!!」
リズ「ああああああああ疲れたあああああああああ!!」ドサッ
アスナ「お疲れさま」
リズ「流石ねアスナは……やっぱり攻略組は体力が違うわ」
アスナ「ううん、私もくたくただよ?」
シリカ「には全然見えないですけど……」
アスナ「シリカちゃんも……ご苦労様」
シリカ「いえいえ……」
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 09:45:59 ID:UHnZhOW6
リズ「それで、お目当ての物は見つかったの?」
アスナ「……どうだろう……倒すのに一生懸命で……今確認してみる――」
アスナ「あ、あった!」
リズ「うああああああああああああああああ……」
シリカ「良かったああああああああああああああ……」
アスナ「これで……キリト君を元に戻せる……」
リズ「因みになんて名前のアイテムなの?」
アスナ「≪謎の白い液体≫」
リズ「え?」
アスナ「この≪謎の白い液体≫をキリト君に飲ませればきっと……!」
シリカ「あわわ……!」ドキドキ
アスナ「……どうだろう……倒すのに一生懸命で……今確認してみる――」
アスナ「あ、あった!」
リズ「うああああああああああああああああ……」
シリカ「良かったああああああああああああああ……」
アスナ「これで……キリト君を元に戻せる……」
リズ「因みになんて名前のアイテムなの?」
アスナ「≪謎の白い液体≫」
リズ「え?」
アスナ「この≪謎の白い液体≫をキリト君に飲ませればきっと……!」
シリカ「あわわ……!」ドキドキ
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 09:53:57 ID:UHnZhOW6
リズ「本当にそれ、キリトに飲ませるの?」
アスナ「? うん」
リズ「大丈夫なの?」
アスナ「うん……今度は、多分」
リズ「多分って……」
アスナ「今度は元に戻ってって願いを掛けるだけだから!前みたいなことには……」
シリカ「因みに……前はなんて?どうしてあんなことに?」
アスナ「……キリト君、時々暗い顔していたから……この世界や現実の世界で、沢山嫌な事や悲しい事
があったんだろうって思って……いっそのこと、そういうの全部忘れさせることが出来たらなって思ったの……
それで……」
リズ「悪気はなかったってわけね……」
アスナ「うん……少しでも彼の負担を減らせたらって……後」
リズ「あと?」
アスナ「私の知らないキリト君をちょこっとだけ見たいなーって」
シリカ「グッジョブですね」グッ
アスナ「? うん」
リズ「大丈夫なの?」
アスナ「うん……今度は、多分」
リズ「多分って……」
アスナ「今度は元に戻ってって願いを掛けるだけだから!前みたいなことには……」
シリカ「因みに……前はなんて?どうしてあんなことに?」
アスナ「……キリト君、時々暗い顔していたから……この世界や現実の世界で、沢山嫌な事や悲しい事
があったんだろうって思って……いっそのこと、そういうの全部忘れさせることが出来たらなって思ったの……
それで……」
リズ「悪気はなかったってわけね……」
アスナ「うん……少しでも彼の負担を減らせたらって……後」
リズ「あと?」
アスナ「私の知らないキリト君をちょこっとだけ見たいなーって」
シリカ「グッジョブですね」グッ
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 09:56:31 ID:UHnZhOW6
アスナ「まったく……お家で待っててって言ったのに……」
シリカ「」ズリズリ
リズ「ドンマイ……」グイグイ
~エギルの店~
アスナ「失礼しまーす!アスナですー!キリト君迎えに来ましたー!」
ガヤガヤ
リズ「奥の方が騒がしいわね……行ってみよっか」
アスナ「うん……」
シリカ「」ズリズリ
リズ「ドンマイ……」グイグイ
~エギルの店~
アスナ「失礼しまーす!アスナですー!キリト君迎えに来ましたー!」
ガヤガヤ
リズ「奥の方が騒がしいわね……行ってみよっか」
アスナ「うん……」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 10:10:59 ID:UHnZhOW6
キバオウ「チートやそんなんチーターやないかい!!」
クライン「んだよ。レインボーロードでのショートカットなんてマリオカートやるやつの基本中の基本だろう?」
キバオウ「せやかて……なんでキノピオはんを見殺しにしたんや!お前がショートカットしなければ
キリトはんが真似せずキノピオはんは死なずにすんだんや!」
キリト「いいよきばおう……おれがへたくそだから……じゅげむ、ありがとう……」グスッ
キバオウ「キリトはん……!」
エギル「良いレースだったぜキリト……ん?おっ、アスナじゃないか。それにシリカとリズも。ご苦労さん、何か解かったか?」
リズ「いや解かったっていうかもう全部解決したっていうか……」
シリカ「何……しているんですか?」
クライン「んだよ。レインボーロードでのショートカットなんてマリオカートやるやつの基本中の基本だろう?」
キバオウ「せやかて……なんでキノピオはんを見殺しにしたんや!お前がショートカットしなければ
キリトはんが真似せずキノピオはんは死なずにすんだんや!」
キリト「いいよきばおう……おれがへたくそだから……じゅげむ、ありがとう……」グスッ
キバオウ「キリトはん……!」
エギル「良いレースだったぜキリト……ん?おっ、アスナじゃないか。それにシリカとリズも。ご苦労さん、何か解かったか?」
リズ「いや解かったっていうかもう全部解決したっていうか……」
シリカ「何……しているんですか?」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 10:12:15 ID:UHnZhOW6
クライン「ん?お嬢ちゃん、これマリオカートっていうんだけど……お嬢ちゃんくらいの歳の子じゃわからないかー?
やってみる?」
シリカ「いいんですか!?」
クライン「おう。変なのに絡まれたから俺は一回パスだ」
キバオウ「なんやそれ……!喧嘩うっとんのか!?」
クライン「あーうるさいうるさい」
エギル「良い年こいた大人がゲームで喧嘩するな……ところで、解決したって?それじゃぁそのアスナが持っているのを
掛けたり垂らしたり飲んだりすればキリトは元に戻るのか?」
アスナ「あ……うん……」
キリト「アスナ……それをくれ……」
アスナ「は、はい……どうぞ」
キリト「ゴクゴクゴク……」ベンベンベン
やってみる?」
シリカ「いいんですか!?」
クライン「おう。変なのに絡まれたから俺は一回パスだ」
キバオウ「なんやそれ……!喧嘩うっとんのか!?」
クライン「あーうるさいうるさい」
エギル「良い年こいた大人がゲームで喧嘩するな……ところで、解決したって?それじゃぁそのアスナが持っているのを
掛けたり垂らしたり飲んだりすればキリトは元に戻るのか?」
アスナ「あ……うん……」
キリト「アスナ……それをくれ……」
アスナ「は、はい……どうぞ」
キリト「ゴクゴクゴク……」ベンベンベン
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 10:13:37 ID:UHnZhOW6
キリト(青少年)「シリカ、すまない……クラインに一度返してくれないか?」キリッ
シリカ「あ、……はい///」
クライン「なんかマリオみてーだな」
キリト「ふん……余裕でいられるのも今のうちだクライン……俺をただのキノピオプレイヤーと一緒にしないでくれ」
キリト「俺は……キノピ王だ」キリッ
こうしてキモオタが落した多くのスーファミゲームにより……
製作者茅場明彦さえ巻き込んだレトロゲームフェスタinアインクラッドが開かれ……
なんやかんやあって死んだプレイヤーとかサチとかも皆生還したのは……
……また、別の話……。
おわり
シリカ「あ、……はい///」
クライン「なんかマリオみてーだな」
キリト「ふん……余裕でいられるのも今のうちだクライン……俺をただのキノピオプレイヤーと一緒にしないでくれ」
キリト「俺は……キノピ王だ」キリッ
こうしてキモオタが落した多くのスーファミゲームにより……
製作者茅場明彦さえ巻き込んだレトロゲームフェスタinアインクラッドが開かれ……
なんやかんやあって死んだプレイヤーとかサチとかも皆生還したのは……
……また、別の話……。
おわり
27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/08/23(木) 15:26:29 ID:2N5.AjTs
シリカがヘン夕イ淑女だったwww
乙乙
乙乙
引用元: シリカ「キリトさんが小さくなった!」キリト「きりっ!」
直葉(29歳)「お兄ちゃん…入り口にご飯おいとくから」キリト(30)「…」
2019-12-08
1: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:13:18 ID:th1
注:支離滅裂で落ちが微妙ですがおねがいします
お兄ちゃんがアスナさんと入籍してから、お兄ちゃんはアスナさん家のコネでレクトに就職した。
しかし度重なる上司からのパワハラ、嫌がらせとアスナさんと結婚したことによる周りからの妬みで心を病んでしまい家に帰ってきてしまった。
アスナさんともずっと連絡を取っておらず自室に篭ったきり
事実上別居というやつだ
お兄ちゃんがアスナさんと入籍してから、お兄ちゃんはアスナさん家のコネでレクトに就職した。
しかし度重なる上司からのパワハラ、嫌がらせとアスナさんと結婚したことによる周りからの妬みで心を病んでしまい家に帰ってきてしまった。
アスナさんともずっと連絡を取っておらず自室に篭ったきり
事実上別居というやつだ
関連
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2: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:14:02 ID:th1
慎一(レコン)「義兄さん今日も食卓に顔を出さなかったか…」
直葉「うん…」
慎一「うちの会社さ、今プログラマー募集してるんだけど、よかったら義兄さん誘いたいなって思ってるんだ」
直葉「一応声をかけてみるよ。ありがと、あなた…」
慎一「あの日、雨に打たれながら死んだような目をした義兄さんが玄関にいた時、お互い唖然としたよね」
直葉「正直私も言葉が出なかったよ…」
直葉「うん…」
慎一「うちの会社さ、今プログラマー募集してるんだけど、よかったら義兄さん誘いたいなって思ってるんだ」
直葉「一応声をかけてみるよ。ありがと、あなた…」
慎一「あの日、雨に打たれながら死んだような目をした義兄さんが玄関にいた時、お互い唖然としたよね」
直葉「正直私も言葉が出なかったよ…」
3: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:14:25 ID:th1
慎一「いつかいつもの元気な義兄さんに戻ってくれるまで僕たちで支えようよ。きっとアスナさんだって心配してる」
直葉「でもアスナさん、家に一度も連絡いれてくれなかったよ…」
慎一「本当にどうしちゃったんだろうな、二人とも…」
キリトの自室にて
カチカチカチ
キリト「あははは!なんだよこの記事…うけるんだけど…」
キリト「このまとめサイトブックマークしとこ」
直葉「でもアスナさん、家に一度も連絡いれてくれなかったよ…」
慎一「本当にどうしちゃったんだろうな、二人とも…」
キリトの自室にて
カチカチカチ
キリト「あははは!なんだよこの記事…うけるんだけど…」
キリト「このまとめサイトブックマークしとこ」
4: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:14:53 ID:th1
カチャ
ブィーブィー!(メール着信音)
キリト「ん…」
件名:アスナだけど…
キリト君…今ならまだ間に合うよ…
私からも会社に謝るから一緒に行こう?
キリト君を追い詰めた悪い上司や同僚の人たちは
厳重処分するって父さんも言ってくれたから…
だから出てきてよ…
母さんも厳しいこと言ってるけど本当は心配してるんだよ?
ピッ
キリト「うっさいんだよ糞が!」
ブィーブィー!(メール着信音)
キリト「ん…」
件名:アスナだけど…
キリト君…今ならまだ間に合うよ…
私からも会社に謝るから一緒に行こう?
キリト君を追い詰めた悪い上司や同僚の人たちは
厳重処分するって父さんも言ってくれたから…
だから出てきてよ…
母さんも厳しいこと言ってるけど本当は心配してるんだよ?
ピッ
キリト「うっさいんだよ糞が!」
5: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:15:44 ID:th1
携帯を思い切り投げつけ壁をぶん殴る俺
もう壁にはいくつも凹みができている
キリト「何が心配だよ…どいつもこいつも結局自分の名誉やら家系やら…そんなのだけが大事なんじゃねーかよ…」
皿に盛り付けられたとんかつを手づかみでやけ食いした
手作りで無駄に美味いから困る
キリト「そう言えば嫁も手料理が好きだったっけ…結婚してから忙しくてそんなの作ってもらう暇もなかったけどな」
もう壁にはいくつも凹みができている
キリト「何が心配だよ…どいつもこいつも結局自分の名誉やら家系やら…そんなのだけが大事なんじゃねーかよ…」
皿に盛り付けられたとんかつを手づかみでやけ食いした
手作りで無駄に美味いから困る
キリト「そう言えば嫁も手料理が好きだったっけ…結婚してから忙しくてそんなの作ってもらう暇もなかったけどな」
6: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:16:14 ID:th1
プルル
今度は電話かよ
着信:結城明日菜
キリト「チ…もしもし…」
アスナ「あ…キリト君?キリト君!ごめん…ごめんね…私が悪かったの…だから」
キリト「うっせー!つってんだろ!もう電話してくるんじゃねえ!」
アスナ「き…キリト君…グス」
ガチャ
今度は電話かよ
着信:結城明日菜
キリト「チ…もしもし…」
アスナ「あ…キリト君?キリト君!ごめん…ごめんね…私が悪かったの…だから」
キリト「うっせー!つってんだろ!もう電話してくるんじゃねえ!」
アスナ「き…キリト君…グス」
ガチャ
7: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:17:11 ID:th1
バキ
携帯…壊しちまった…
でもいいか、こうすりゃメンドクサイ奴等から連絡くることもない…
キリト「さーて、貯めておいた動画とアニメでも見るかなっと…」
キリト「動画開始前の広告うぜー…本当なんとかしろよこれ…」
CM「レクト」
キリト「ッ…見たくもないロゴがでやがった」
キリト「本当にイライラする。」
携帯…壊しちまった…
でもいいか、こうすりゃメンドクサイ奴等から連絡くることもない…
キリト「さーて、貯めておいた動画とアニメでも見るかなっと…」
キリト「動画開始前の広告うぜー…本当なんとかしろよこれ…」
CM「レクト」
キリト「ッ…見たくもないロゴがでやがった」
キリト「本当にイライラする。」
8: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:17:42 ID:th1
CM「空を飛びたい…そんな時にはこのゲーム!ALO!低グラフィツク!低スペックパソコンでも安心の超面白ゲーム!」
キリト「ALOか…」
まだ続いてたんだなこのゲーム。
やらなくなってもう何年もたつけど…
キリト「久々だし繋いでみるかな」
キリト「ログインIDとパスワードはと…お…まだアカウントが生きてる…じゃあさっそく」
キリト「全サーバー接続人数1400人…全盛期の1/10だなこりゃ…」
キリト「ALOか…」
まだ続いてたんだなこのゲーム。
やらなくなってもう何年もたつけど…
キリト「久々だし繋いでみるかな」
キリト「ログインIDとパスワードはと…お…まだアカウントが生きてる…じゃあさっそく」
キリト「全サーバー接続人数1400人…全盛期の1/10だなこりゃ…」
11: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:19:28 ID:th1
キリト「装備もそのままある…エクスキャリバーがさっき露店で400kでわらっちまったww」
???「あれ…ひょっとしてキリトか??」
キリト「あれ…まさか…クラインか?」
クライン「よお!久々だなー!お前元気でやってたのかー!」
キリト「いやその…まあ…」
クライン「なんだよしけた顔しやがって…アスナさんとはうまくいってるのか?」
キリト「ま…まあな…お前はどうなんだ?相変わらず独身でネトゲーライフか?」
???「あれ…ひょっとしてキリトか??」
キリト「あれ…まさか…クラインか?」
クライン「よお!久々だなー!お前元気でやってたのかー!」
キリト「いやその…まあ…」
クライン「なんだよしけた顔しやがって…アスナさんとはうまくいってるのか?」
キリト「ま…まあな…お前はどうなんだ?相変わらず独身でネトゲーライフか?」
13: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:20:08 ID:th1
クライン「へへ、本当は今日家族サービスで遊園地に行く予定だったんだけどよ…雨で中止になってさ」
女の子「パパー!」
キリト「お前…結婚してたのか」
クライン「俺ももういい歳したおっさんだぜ?結婚くらいしてらぁ」
女の子と隣にいた綺麗な女性が俺に向かってぺこりと頭を下げる
クライン「いろいろ大変みたいだけどさ。息抜きしてがんばれよ、キリの字!」
キリト「…うるせぇよ…(ボソ」
クライン「ん?なんか言ったか?」
キリト「いや、なんでもない。頑張るよ…それじゃ」
女の子「パパー!」
キリト「お前…結婚してたのか」
クライン「俺ももういい歳したおっさんだぜ?結婚くらいしてらぁ」
女の子と隣にいた綺麗な女性が俺に向かってぺこりと頭を下げる
クライン「いろいろ大変みたいだけどさ。息抜きしてがんばれよ、キリの字!」
キリト「…うるせぇよ…(ボソ」
クライン「ん?なんか言ったか?」
キリト「いや、なんでもない。頑張るよ…それじゃ」
14: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:20:33 ID:th1
(ログアウト)
ネトゲー内でもこんな惨めな思いをする…俺の居場所はここにもなかった。
自室が唯一の俺の拠所だ…
キリト「はぁ…とは言え収入がなければ好きなこともできん…バイトでも探すか…」
コンビニで買い物した際に入っていた求人パンフレットを開いていろいろ調べてみることにした
キリト「へえ…コンビニ募集してるのか…受けてみようかな」
でも頭にふとよぎる…
コンビニのバイトなんかしてもし知ってる人たちに声をかけられたらどうしよう…
エリートコースを歩んでると思ってる友人たちがコンビニバイトに転落した自分を見てどんな反応を示すか
容易に想像できてしまうのだ
ネトゲー内でもこんな惨めな思いをする…俺の居場所はここにもなかった。
自室が唯一の俺の拠所だ…
キリト「はぁ…とは言え収入がなければ好きなこともできん…バイトでも探すか…」
コンビニで買い物した際に入っていた求人パンフレットを開いていろいろ調べてみることにした
キリト「へえ…コンビニ募集してるのか…受けてみようかな」
でも頭にふとよぎる…
コンビニのバイトなんかしてもし知ってる人たちに声をかけられたらどうしよう…
エリートコースを歩んでると思ってる友人たちがコンビニバイトに転落した自分を見てどんな反応を示すか
容易に想像できてしまうのだ
15: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:20:57 ID:th1
キリト「夜勤は募集してないか…」
ふぅ…とため息をつく…
コンコン
慎一「義兄さん…いますか?」
っ…スグじゃなくて今度はレコンかよ…
へタレALOプレイヤーだったこいつはいまやゲーム会社のプログラマー
妹である直葉と結婚していまや立派な亭主になっている
俺とは正反対に覇気のある人間へと成長したのだ
ふぅ…とため息をつく…
コンコン
慎一「義兄さん…いますか?」
っ…スグじゃなくて今度はレコンかよ…
へタレALOプレイヤーだったこいつはいまやゲーム会社のプログラマー
妹である直葉と結婚していまや立派な亭主になっている
俺とは正反対に覇気のある人間へと成長したのだ
17: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:21:49 ID:th1
キリト「なんだよレコン…」
慎一「まだ僕をその名前で呼んでくれるんですね」
キリト「で、用事ってなんだ?説教しにきたのなら出て行ってくれ…」
慎一「いえ、実はですね…お仕事一緒にしないかって思いまして…」
キリト「仕事?俺みたいな屑でもできる仕事があるならあやかりたいもんだ」
慎一「そんな…自分を悪く言わないでください。以前のキリトさんはそんな…」
慎一「まだ僕をその名前で呼んでくれるんですね」
キリト「で、用事ってなんだ?説教しにきたのなら出て行ってくれ…」
慎一「いえ、実はですね…お仕事一緒にしないかって思いまして…」
キリト「仕事?俺みたいな屑でもできる仕事があるならあやかりたいもんだ」
慎一「そんな…自分を悪く言わないでください。以前のキリトさんはそんな…」
18: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:22:12 ID:th1
キリト「ああ~~ネトゲーだけが取り柄の屑人間ですよ俺はリアルなんて所詮この程度の人間ですよ」
慎一「キリトさん!!」
キリト「ビク…!」
レコンが怒鳴り声を上げてつい驚いてしまった
慎一「俺、リアルでもネットでも貴方があこがれだったんです。常にみんなの中心にいて…」
キリト「やめろ…」
慎一「キリトさん!!」
キリト「ビク…!」
レコンが怒鳴り声を上げてつい驚いてしまった
慎一「俺、リアルでもネットでも貴方があこがれだったんです。常にみんなの中心にいて…」
キリト「やめろ…」
20: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:22:49 ID:th1
慎一「それに義兄さんがこうなったのは周りが悪いんであって」
キリト「やめてくれ…」
慎一「うちの会社はアットホームだしキリトさんにだって出来る仕事が」
俺にだって出来る仕事ってなんだよ…やっぱりこいつも俺のことを見下してるんじゃねーのか?
被害妄想かな?もうわからなくなってきた…ははは
慎一「それと…嫁に子供が出来ました…」
キリト「やめてくれ…」
慎一「うちの会社はアットホームだしキリトさんにだって出来る仕事が」
俺にだって出来る仕事ってなんだよ…やっぱりこいつも俺のことを見下してるんじゃねーのか?
被害妄想かな?もうわからなくなってきた…ははは
慎一「それと…嫁に子供が出来ました…」
21: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:23:24 ID:th1
キリト「そ…そうなのか?」
慎一「子供が出来れば僕たちは1家族として忙しくなる…義兄さんのことを気にかける余裕もなくなるでしょう…」
はは、そうだよな。子供が成長すれば部屋だって必要になる。俺なんかこの家でも邪魔者になるわけだ…
キリト「俺…少し出かけてくるわ…」
慎一「まってくださいキリトさん…」
レコンは行かすまいと俺の腕を掴んで来るが俺は容赦なしに振りほどいた
キリト「俺の人生…どこで狂っちまったんだろうな…」
慎一「子供が出来れば僕たちは1家族として忙しくなる…義兄さんのことを気にかける余裕もなくなるでしょう…」
はは、そうだよな。子供が成長すれば部屋だって必要になる。俺なんかこの家でも邪魔者になるわけだ…
キリト「俺…少し出かけてくるわ…」
慎一「まってくださいキリトさん…」
レコンは行かすまいと俺の腕を掴んで来るが俺は容赦なしに振りほどいた
キリト「俺の人生…どこで狂っちまったんだろうな…」
22: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:23:56 ID:th1
慎一「キリト…さん…」
俺はみすぼらしい髪形、髭面のまま外を飛び出した
俺の居場所なんてないんだ…どこにも…
俺はひたすら走った。
そして気づけば結城家にきていた…
キリト「もう…ここに帰れるような資格なんてないよな…」
俺はみすぼらしい髪形、髭面のまま外を飛び出した
俺の居場所なんてないんだ…どこにも…
俺はひたすら走った。
そして気づけば結城家にきていた…
キリト「もう…ここに帰れるような資格なんてないよな…」
23: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:24:48 ID:th1
おそらくお義母さんにこの場であったら真っ先に離婚しろって言われるだろう
職場を逃げ出して家庭を…人間を放棄するような屑に誰が情けをかけようか…
???「何をしているの?こんな所で…」
キリト「あ…う…あう」
最悪だ…もう死にたい…さっそくだがアスナの母親に見つかった
言葉が見つからない…息が詰まる
逃げようとするがアスナの母親に手を強く掴まれた
職場を逃げ出して家庭を…人間を放棄するような屑に誰が情けをかけようか…
???「何をしているの?こんな所で…」
キリト「あ…う…あう」
最悪だ…もう死にたい…さっそくだがアスナの母親に見つかった
言葉が見つからない…息が詰まる
逃げようとするがアスナの母親に手を強く掴まれた
24: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:25:45 ID:th1
京子「何ですか?そのだらしない格好は…ちょっとこっちへ来なさい」
俺は言葉を失ったままアスナの母親に引きずられていった
俺は言葉を失ったままアスナの母親に引きずられていった
25: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:27:20 ID:th1
車の中にて
京子「あれからどう?少しは落ち着いた…?わけないわよね」
キリト「…」
京子「会社の連中がグルになって貴方を精神的に追い込んだだけなのよ。別に私は貴方を責めてないわ」
キリト「すみません…全部俺が悪いんです…俺が弱いせいで…」
京子「ふぅ…重症のようね…」
京子「あれからどう?少しは落ち着いた…?わけないわよね」
キリト「…」
京子「会社の連中がグルになって貴方を精神的に追い込んだだけなのよ。別に私は貴方を責めてないわ」
キリト「すみません…全部俺が悪いんです…俺が弱いせいで…」
京子「ふぅ…重症のようね…」
27: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:30:52 ID:th1
鋭い刃のようなトーンで喋る義母に心が抉られそうになる
京子「まあいいわ。とりあえず貴方を連れて行きたい場所があるの、黙ってついて来て頂戴」
俺は黙って義母の言うことにうなづいた
逆らったところで太刀打ちできる人間じゃないと言うのはよくわかる
そして数時間後…
京子「まあいいわ。とりあえず貴方を連れて行きたい場所があるの、黙ってついて来て頂戴」
俺は黙って義母の言うことにうなづいた
逆らったところで太刀打ちできる人間じゃないと言うのはよくわかる
そして数時間後…
28: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:32:50 ID:th1
キリト「あの…ここって…」
京子「私の故郷よ」
周りには山、山、山、畑、畑、畑
見渡す限りど田舎だった
京子「私はね、この田舎で農家の娘として育ったの。知ってるわよね?」
キリト「は…はい…」
京子「私の故郷よ」
周りには山、山、山、畑、畑、畑
見渡す限りど田舎だった
京子「私はね、この田舎で農家の娘として育ったの。知ってるわよね?」
キリト「は…はい…」
29: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:36:30 ID:th1
でも正直ここまで田舎だとは思わなかった。
キリト「熊でもでるんじゃないかと思うくらい…田舎ですね」
京子「ふふ…出るわよー?畑の作物を荒らしにね」
ゾっとすることを笑いながら言う義母
京子「元々売りに出した土地だったのだけれどね。買い直したのよ…」
キリト「え…でもどうして…?」
京子「結局は私の育った場所。親戚身内がどう蔑もうと生まれ故郷は生まれ故郷なのよ。当然大事に決まってるじゃない」
京子「それに忘れたの…?そう言った大切な心を私に教えてくれたのは明日奈と…和人さん、貴方なのよ?」
キリト「熊でもでるんじゃないかと思うくらい…田舎ですね」
京子「ふふ…出るわよー?畑の作物を荒らしにね」
ゾっとすることを笑いながら言う義母
京子「元々売りに出した土地だったのだけれどね。買い直したのよ…」
キリト「え…でもどうして…?」
京子「結局は私の育った場所。親戚身内がどう蔑もうと生まれ故郷は生まれ故郷なのよ。当然大事に決まってるじゃない」
京子「それに忘れたの…?そう言った大切な心を私に教えてくれたのは明日奈と…和人さん、貴方なのよ?」
31: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:42:23 ID:th1
キリト「!?」
京子「私はね、当初、貴方の存在が鬱陶しくて仕方がなかったわ。娘を誑かして堕落させてる存在だと思っていたから」
ある意味では間違ってなかったなそれ…
俺のせいで今アスナは困ってるし、結城家の顔に泥をぬったのは間違いなくこの俺だ
京子「だけど、貴方とアスナが幸せそうに交際してるのを見てる内にね、自分が家系の仕来りに縛られているのが馬鹿らしくなってきてね…」
キリト「…」
京子「幸せってなんだろうって思えてきたのよ。夢もあって毎日楽しく上手に生きている貴方に感化されたのよ?」
キリト「買いかぶりすぎです…俺はそんな…」
京子「今の貴方は心がだいぶ痛んでる。だからね…」
と、その時
京子「私はね、当初、貴方の存在が鬱陶しくて仕方がなかったわ。娘を誑かして堕落させてる存在だと思っていたから」
ある意味では間違ってなかったなそれ…
俺のせいで今アスナは困ってるし、結城家の顔に泥をぬったのは間違いなくこの俺だ
京子「だけど、貴方とアスナが幸せそうに交際してるのを見てる内にね、自分が家系の仕来りに縛られているのが馬鹿らしくなってきてね…」
キリト「…」
京子「幸せってなんだろうって思えてきたのよ。夢もあって毎日楽しく上手に生きている貴方に感化されたのよ?」
キリト「買いかぶりすぎです…俺はそんな…」
京子「今の貴方は心がだいぶ痛んでる。だからね…」
と、その時
33: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:43:54 ID:th1
???「おー結城さんでねーの?」
京子「どうもこんぬづわ、おじーさんげんきでやってるべか?」
キリト「」
義母が突如なぞの方言で話し出しあっけに取られた
京子「私ね、土地を買い戻して周りに内緒で農園を経営してるのよ。和人さん。貴方しばらくここで働きなさい」
キリト「ええええ!?」
京子「自然に触れて嫌な事を洗い流しなさい。今の貴方は社会の悪い部分を吸収しすぎてるの、療養が必要よ」
行き成りそんな事を言われましても…俺どうすればいいのやら
京子「どうもこんぬづわ、おじーさんげんきでやってるべか?」
キリト「」
義母が突如なぞの方言で話し出しあっけに取られた
京子「私ね、土地を買い戻して周りに内緒で農園を経営してるのよ。和人さん。貴方しばらくここで働きなさい」
キリト「ええええ!?」
京子「自然に触れて嫌な事を洗い流しなさい。今の貴方は社会の悪い部分を吸収しすぎてるの、療養が必要よ」
行き成りそんな事を言われましても…俺どうすればいいのやら
34: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:44:26 ID:th1
京子「ほら、きなさい!」
義母は強引に俺の手を引っ張って田んぼの中に引きずり込んだ
老人「結城さんそんなスーツで田んぼさ入ったら汚れちまうべ?ながぐつはくだ」
京子「イラネ、長靴さはいだらうごきづれーもん。さあ、和人さんも靴ぬげ」
キリト「ちょ…いったい何が始まるんですか!?」
京子「私が貴方に田植えの極意と言う物を教えてあげるわ。こう見えてもね、私、地元じゃ伝説の田植え姫って呼ばれてたのよ」
と一言言い残しすさまじい速さで田植えを始める義母
義母は強引に俺の手を引っ張って田んぼの中に引きずり込んだ
老人「結城さんそんなスーツで田んぼさ入ったら汚れちまうべ?ながぐつはくだ」
京子「イラネ、長靴さはいだらうごきづれーもん。さあ、和人さんも靴ぬげ」
キリト「ちょ…いったい何が始まるんですか!?」
京子「私が貴方に田植えの極意と言う物を教えてあげるわ。こう見えてもね、私、地元じゃ伝説の田植え姫って呼ばれてたのよ」
と一言言い残しすさまじい速さで田植えを始める義母
37: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:48:24 ID:th1
もはやチーターレベルである
京子「ほら!もっと腰をいれねが!」
バシィ!
キリト「おわあああ!」
バチャ!
義母に尻を叩かれバランスを崩し頭から田んぼに突っ込んでしまった。
それを見て大笑いする農家の老人たちと義母
京子「ほら!もっと腰をいれねが!」
バシィ!
キリト「おわあああ!」
バチャ!
義母に尻を叩かれバランスを崩し頭から田んぼに突っ込んでしまった。
それを見て大笑いする農家の老人たちと義母
38: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:48:41 ID:th1
俺も泥まみれになりながら大声で笑った
京子「なによ。前みたいに笑えるんじゃない」
義母は俺に向かって微笑んだ
周りを見回せば美味しい空気
綺麗な水…
まかないには生で食べれる美味しい野菜。
心が洗われるようだった。
京子「なによ。前みたいに笑えるんじゃない」
義母は俺に向かって微笑んだ
周りを見回せば美味しい空気
綺麗な水…
まかないには生で食べれる美味しい野菜。
心が洗われるようだった。
39: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:49:09 ID:th1
今まで自分が回りに迷惑をかけたのか…込上げて涙が出てきた
京子「泣きたいだけ泣きなさい。失敗はね、次の成功の糧にすればいいの。今はこの自然に触れることを考えなさい」
キリト「お…お義母さん!わかりました…俺、しばらくここで働きます!」
京子「ええ、よく言ったわ和人さん。貴方ならこの自然に適応した生活ができるでしょう」
ネットもない。携帯電話もない。そんな世界だが、心の汚れた俺にはこの自然と田んぼや畑に囲まれた田舎が聖域にみえたのだ
キリト「やってやるさ…とことん!」
京子「泣きたいだけ泣きなさい。失敗はね、次の成功の糧にすればいいの。今はこの自然に触れることを考えなさい」
キリト「お…お義母さん!わかりました…俺、しばらくここで働きます!」
京子「ええ、よく言ったわ和人さん。貴方ならこの自然に適応した生活ができるでしょう」
ネットもない。携帯電話もない。そんな世界だが、心の汚れた俺にはこの自然と田んぼや畑に囲まれた田舎が聖域にみえたのだ
キリト「やってやるさ…とことん!」
40: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:49:29 ID:th1
そしてしばらくして
イノシシ「ぶひぃぃぃ!」
キリト「よっしゃ!罠にかかったぜ!」
田舎で様々な資格(狩猟免許等)をとった俺は完全にこの田舎の生活と適応していた
村人「でげーいのししだ!キリの字でがしだぞ!」
キリト「これだけ大きいんだ、今日はみんなでイノシシパーティだぜ!」
大声でみんなと喜ぶキリト。
毛皮のまたぎにだいぶ伸びた髭
キリトのイメージはないに等しい
イノシシ「ぶひぃぃぃ!」
キリト「よっしゃ!罠にかかったぜ!」
田舎で様々な資格(狩猟免許等)をとった俺は完全にこの田舎の生活と適応していた
村人「でげーいのししだ!キリの字でがしだぞ!」
キリト「これだけ大きいんだ、今日はみんなでイノシシパーティだぜ!」
大声でみんなと喜ぶキリト。
毛皮のまたぎにだいぶ伸びた髭
キリトのイメージはないに等しい
42: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:50:19 ID:th1
キリト「今年は天気も良いし米も野菜も大量だ…実家にもおくらないとな」
実家は最初驚いていたが、義母の説得のおかげで俺が農業を営むことを納得してくれた。
今日も農作業を終え
借家に帰る途中
???「キリト君…」
聞きなれた声がした…すると目の前には
キリト「ア…アスナ!?」
そこには別居してる筈の俺の嫁、アスナがいた
実家は最初驚いていたが、義母の説得のおかげで俺が農業を営むことを納得してくれた。
今日も農作業を終え
借家に帰る途中
???「キリト君…」
聞きなれた声がした…すると目の前には
キリト「ア…アスナ!?」
そこには別居してる筈の俺の嫁、アスナがいた
43: 名無しさん@おーぷん 2014/11/26(水)14:51:04 ID:th1
アスナ「母さんから全てきいたの…キリト君が田舎でたくましくなってるって…」
キリト「よしてくれ…俺は一度現実から…君から逃げ出した存在だ…今更君に心配してもらう資格なんて…」
アスナ「違うの!私…私、キリト君があんなになってるのに何もしてあげられなかった…だから謝りたくて」
キリト「アスナ…」
アスナ「キリトくぅぅぅん…びええええ!」
アスナが俺にコンタクトを取ってこなかったのには理由があったのだ
義母がアスナに農業の資格を取らせるためだった。
アスナ「稲刈り機の操縦は任せてキリト君!」
アスナも気づけば強く頼もしい存在へと変わっていたのだ
こうして鬱を断ち切った俺はアスナと再び暮らし
子供を儲け
農家として暮した
アスナ母「農家なめんな」
完
キリト「よしてくれ…俺は一度現実から…君から逃げ出した存在だ…今更君に心配してもらう資格なんて…」
アスナ「違うの!私…私、キリト君があんなになってるのに何もしてあげられなかった…だから謝りたくて」
キリト「アスナ…」
アスナ「キリトくぅぅぅん…びええええ!」
アスナが俺にコンタクトを取ってこなかったのには理由があったのだ
義母がアスナに農業の資格を取らせるためだった。
アスナ「稲刈り機の操縦は任せてキリト君!」
アスナも気づけば強く頼もしい存在へと変わっていたのだ
こうして鬱を断ち切った俺はアスナと再び暮らし
子供を儲け
農家として暮した
アスナ母「農家なめんな」
完
引用元: 直葉(29歳)「お兄ちゃん…入り口にご飯おいとくから」キリト(30)「…」
キリト「シリカ、好きだ」
2019-11-18
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 19:41:38.30 ID:rhAwjF480
シリカ「へっ!?なんですかいきなり!」
キリト「だから、好きだ」
シリカ「き、キリトさんがおかしくなっちゃった!」
キリト「おかしくなんかないぞ?」
シリカ「ほ、本当にですか…?いたずらだったら酷いですよ…?」
キリト「いたずらなんかじゃないよ。本当に好きだ、いや、大好きだ」
シリカ「す、好きってどういう…」
キリト「もちろん、女性としてだ」
シリカ「あぅ…」
キリト「シリカは?」
シリカ「へっ?」
キリト「だから、シリカは俺のこと、どうなの?」
シリカ「ど、どうって…」
キリト「嫌いか?」
シリカ「そっ、そんなとんでもない!」
シリカ「す、好きです、よ…?」カァァァァ
キリト「本当か?」
シリカ「本当です…」///
シリカ(うぅ、恥ずかしすぎるよぉ・・・。キリトさん、どうしちゃったのかな…)
キリト「じゃあさ、キスして」
シリカ「は、はぃぃぃぃ!?」///
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409481049
キリト「だから、好きだ」
シリカ「き、キリトさんがおかしくなっちゃった!」
キリト「おかしくなんかないぞ?」
シリカ「ほ、本当にですか…?いたずらだったら酷いですよ…?」
キリト「いたずらなんかじゃないよ。本当に好きだ、いや、大好きだ」
シリカ「す、好きってどういう…」
キリト「もちろん、女性としてだ」
シリカ「あぅ…」
キリト「シリカは?」
シリカ「へっ?」
キリト「だから、シリカは俺のこと、どうなの?」
シリカ「ど、どうって…」
キリト「嫌いか?」
シリカ「そっ、そんなとんでもない!」
シリカ「す、好きです、よ…?」カァァァァ
キリト「本当か?」
シリカ「本当です…」///
シリカ(うぅ、恥ずかしすぎるよぉ・・・。キリトさん、どうしちゃったのかな…)
キリト「じゃあさ、キスして」
シリカ「は、はぃぃぃぃ!?」///
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409481049
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 19:53:48.36 ID:rhAwjF480
シリカ(き、キスって、今日のキリトさん、絶対変だよ…)
シリカ(で、でももしかして、これってチャンスなんじゃ…)
キリト「おーい?生きてるか~?」
シリカ「はっ!生きてますっ!」
キリト「じゃ、キスしてよ」
シリカ「なんでそうなるんですか!」
キリト「ダメなのか?」
シリカ「だ、ダメというか、そういうのはまだ早いと思うんですよ…」
キリト「好きなのに早いとか遅いって関係あるのか?」
シリカ「そ、それは…」
キリト「それは?」
シリカ「も、もう知りません!」
キリト「あは、ごめんごめん、冗談だよ」
シリカ「えっ…」
シリカ(そっか、そうだよね…、キリトさんが、あたしなんかの事…)
キリト「そーんじゃ、明日も早い時間からレベ上げ行くんだし、そろそろ寝るか~」
シリカ「そ、そうですね・・・」
キリト「あれ、どうした?急に元気なくなって」
シリカ「え!あ!ちょっと眠くって!あはは」
キリト「そっかそっか、じゃ、寝ようぜ~」
シリカ「そですね!おやすみなさいっ!」
シリカ(期待なんかしたあたしが馬鹿だった…うぅ)
キリト(さすがに急すぎたよな、また今度改めて、告白、するかな)
シリカ(あそこでキスしちゃえばよかったなぁ)
キリト「zzz」
シリカ「もう寝ちゃってるよ…、あたしも寝よう」
シリカ(で、でももしかして、これってチャンスなんじゃ…)
キリト「おーい?生きてるか~?」
シリカ「はっ!生きてますっ!」
キリト「じゃ、キスしてよ」
シリカ「なんでそうなるんですか!」
キリト「ダメなのか?」
シリカ「だ、ダメというか、そういうのはまだ早いと思うんですよ…」
キリト「好きなのに早いとか遅いって関係あるのか?」
シリカ「そ、それは…」
キリト「それは?」
シリカ「も、もう知りません!」
キリト「あは、ごめんごめん、冗談だよ」
シリカ「えっ…」
シリカ(そっか、そうだよね…、キリトさんが、あたしなんかの事…)
キリト「そーんじゃ、明日も早い時間からレベ上げ行くんだし、そろそろ寝るか~」
シリカ「そ、そうですね・・・」
キリト「あれ、どうした?急に元気なくなって」
シリカ「え!あ!ちょっと眠くって!あはは」
キリト「そっかそっか、じゃ、寝ようぜ~」
シリカ「そですね!おやすみなさいっ!」
シリカ(期待なんかしたあたしが馬鹿だった…うぅ)
キリト(さすがに急すぎたよな、また今度改めて、告白、するかな)
シリカ(あそこでキスしちゃえばよかったなぁ)
キリト「zzz」
シリカ「もう寝ちゃってるよ…、あたしも寝よう」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 20:01:51.53 ID:rhAwjF480
~夜中~
シリカ(うう、寝れない…。当然だよね)
???「むにゃ、すきだぁ、しりかぁ」
シリカ(!?!?)
シリカ(き、キリトさん!?今なんて!)
キリト「しりかぁ、すきだぁ」
シリカ(ね、寝言!?どんな夢見てるんだろう…)
シリカ(でも、あたしの事好きって…)
シリカ(なんでだろう、でもさっきは冗談って言ってたし…)
キリト「zzz」
シリカ(また寝ちゃったよ…)
シリカ(でも、あたしの事好きって、好きって~!///)ジタバタ
シリカ(あ~もう!何一人で照れてるんだろう!もう寝る!)
シリカ(うう、寝れない…。当然だよね)
???「むにゃ、すきだぁ、しりかぁ」
シリカ(!?!?)
シリカ(き、キリトさん!?今なんて!)
キリト「しりかぁ、すきだぁ」
シリカ(ね、寝言!?どんな夢見てるんだろう…)
シリカ(でも、あたしの事好きって…)
シリカ(なんでだろう、でもさっきは冗談って言ってたし…)
キリト「zzz」
シリカ(また寝ちゃったよ…)
シリカ(でも、あたしの事好きって、好きって~!///)ジタバタ
シリカ(あ~もう!何一人で照れてるんだろう!もう寝る!)
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 20:10:32.49 ID:rhAwjF480
~朝~
シリカ「ふぁ~、もう朝かぁ」
キリト「zzz」
シリカ「キリトさん、まだ寝てるよ…」
シリカ「起~き~て~く~だ~さ~い」
キリト「あ、ああ~、朝か?」
シリカ「そうですよ、もう起きて早く準備してください」
キリト「お~、あー眠」
シリカ「先に朝ごはん作ってますね」
キリト「ありがとう」
~20分後~
キリト「いや~シリカのご飯は相変わらず美味しいなあ」
シリカ「えへへっ、ありがとうございますっ」
シリカ(キリトさんが褒めてくれたぁ、幸せ)
キリト「それじゃ、早く食べて行きますか!」
シリカ「はいっ!」
シリカ(昨日はあんなことがあったけど、元通りになってよかった)
シリカ「ふぁ~、もう朝かぁ」
キリト「zzz」
シリカ「キリトさん、まだ寝てるよ…」
シリカ「起~き~て~く~だ~さ~い」
キリト「あ、ああ~、朝か?」
シリカ「そうですよ、もう起きて早く準備してください」
キリト「お~、あー眠」
シリカ「先に朝ごはん作ってますね」
キリト「ありがとう」
~20分後~
キリト「いや~シリカのご飯は相変わらず美味しいなあ」
シリカ「えへへっ、ありがとうございますっ」
シリカ(キリトさんが褒めてくれたぁ、幸せ)
キリト「それじゃ、早く食べて行きますか!」
シリカ「はいっ!」
シリカ(昨日はあんなことがあったけど、元通りになってよかった)
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 20:47:50.95 ID:rhAwjF480
{47層}
シリカ「ここって、初めてキリトさんと攻略したダンジョンですねっ」
キリト「そうだな…、ってあれ、そういえばピナはどうしたんだ?」
シリカ「ピナですかっ?ピナはしばらく1層の教会に預けてるんですよ」
キリト「そ、そうなのか、なんで預けてるんだ?」
シリカ「最近、使い魔殺しっていうのが出没するらしいんです。今、圏外に連れて行くのが不安で…」
キリト「使い魔殺し?そういえば聞いたことがあるな。今40層から60層にかけて出没するっていうあれか?」
シリカ「そうです!」
キリト「そんな最低な行為をする奴がいるなんてな」
シリカ「でもでも!キリトさんならやっつけられるんじゃないですか!?」
キリト「あはは、そんなことないよ」
シリカ「余裕じゃないですか?タイタンズハンドを懲らしめた時みたいに!」
キリト「あの時はたまたま相手のレベルが低かっただけだよ」
シリカ「カッコ良かったな~」
キリト「何がだ?」
シリカ「言っとくが俺はソロだ。一日二日オレンジになrキリト「やめてええええぇぇぇぇぇ!」」
シリカ「ええっ!?」
キリト「やめてくれ…それだけは、あぁ思い出すだけで死にたくなる。恥ずかしい…」
シリカ「き、キリトさんが嫌って言うなら辞めますけど…」
キリト「そうしてくれ…」
???「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
キリト「何だっ!?」
シリカ「分からないです!向こうの方から聞こえました!行ってみましょう!」
キリト「ああ!」
キリト(なんだ、この嫌な予感は・・・)
シリカ「ここって、初めてキリトさんと攻略したダンジョンですねっ」
キリト「そうだな…、ってあれ、そういえばピナはどうしたんだ?」
シリカ「ピナですかっ?ピナはしばらく1層の教会に預けてるんですよ」
キリト「そ、そうなのか、なんで預けてるんだ?」
シリカ「最近、使い魔殺しっていうのが出没するらしいんです。今、圏外に連れて行くのが不安で…」
キリト「使い魔殺し?そういえば聞いたことがあるな。今40層から60層にかけて出没するっていうあれか?」
シリカ「そうです!」
キリト「そんな最低な行為をする奴がいるなんてな」
シリカ「でもでも!キリトさんならやっつけられるんじゃないですか!?」
キリト「あはは、そんなことないよ」
シリカ「余裕じゃないですか?タイタンズハンドを懲らしめた時みたいに!」
キリト「あの時はたまたま相手のレベルが低かっただけだよ」
シリカ「カッコ良かったな~」
キリト「何がだ?」
シリカ「言っとくが俺はソロだ。一日二日オレンジになrキリト「やめてええええぇぇぇぇぇ!」」
シリカ「ええっ!?」
キリト「やめてくれ…それだけは、あぁ思い出すだけで死にたくなる。恥ずかしい…」
シリカ「き、キリトさんが嫌って言うなら辞めますけど…」
キリト「そうしてくれ…」
???「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
キリト「何だっ!?」
シリカ「分からないです!向こうの方から聞こえました!行ってみましょう!」
キリト「ああ!」
キリト(なんだ、この嫌な予感は・・・)
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 22:13:55.84 ID:rhAwjF480
キリト「大丈夫ですか!」
男性「やめろ!やめてくれ!」
目の前で見た光景に絶句する。
切り刻まれる小型のドラゴン。
絶望を受けた顔をする男性。
ポリゴン状に霧散するそれは、おそらく男性の使い魔なのであろうか。
キリト「お前、何をした!」
フード男「何って、はっはっは!見てわからねえか!コイツの使い魔を殺してやったんだよ!」
シリカ「あなたまさか!」
フード男「そうだよ。俺が今騒がれてる。使い魔殺しの”クァンツ”だ!」
キリト「お前、何故人の使い魔を殺す!」
クァンツ「何故?理由なんてない。殺したいから殺すんだよ!ハーッハッハ!」
シリカ「あなた、最ッ低!許せない!」
キリト「シリカ、落ち着け!」
シリカ「せやああぁぁぁぁぁぁ」
クァンツ「フン」
ほんの一瞬の出来事だった。
キリト自身、何が起きたかわからない。
キリト「一瞬で、シリカのHPゲージがレッドだと…!」
シリカ「くっ…」
キリト(あんなソードスキル、見たことない。まさか。まさかコイツは…!)
キリト「まずい!シリカ!早く離れろ!」
キリト「おそらくそいつは…そいつは…」
キリト「ユニークスキル使いだ!」
クァンツ「ハッ、鋭いじゃねえか!そう、俺はエクストラスキル、”マサクールナイフ”使いだ」
キリト「マサクール、ナイフ…」
シリカ「ま、マサクールって、どういう意味なんですか?」
キリト「英語で…、大虐殺…」
シリカ「!そんな…」
クァンツ「おやおやぁ!賢いねえそこのガキは!」
キリト「大虐殺というくらいだ。与えられる条件なんか予想できる」
クァンツ「そう、このマサクールナイフを得る条件。それは」
シリカ「…」
クァンツ「全プレイヤーで最も早く使い魔を、5匹殺すことだ」
男性「やめろ!やめてくれ!」
目の前で見た光景に絶句する。
切り刻まれる小型のドラゴン。
絶望を受けた顔をする男性。
ポリゴン状に霧散するそれは、おそらく男性の使い魔なのであろうか。
キリト「お前、何をした!」
フード男「何って、はっはっは!見てわからねえか!コイツの使い魔を殺してやったんだよ!」
シリカ「あなたまさか!」
フード男「そうだよ。俺が今騒がれてる。使い魔殺しの”クァンツ”だ!」
キリト「お前、何故人の使い魔を殺す!」
クァンツ「何故?理由なんてない。殺したいから殺すんだよ!ハーッハッハ!」
シリカ「あなた、最ッ低!許せない!」
キリト「シリカ、落ち着け!」
シリカ「せやああぁぁぁぁぁぁ」
クァンツ「フン」
ほんの一瞬の出来事だった。
キリト自身、何が起きたかわからない。
キリト「一瞬で、シリカのHPゲージがレッドだと…!」
シリカ「くっ…」
キリト(あんなソードスキル、見たことない。まさか。まさかコイツは…!)
キリト「まずい!シリカ!早く離れろ!」
キリト「おそらくそいつは…そいつは…」
キリト「ユニークスキル使いだ!」
クァンツ「ハッ、鋭いじゃねえか!そう、俺はエクストラスキル、”マサクールナイフ”使いだ」
キリト「マサクール、ナイフ…」
シリカ「ま、マサクールって、どういう意味なんですか?」
キリト「英語で…、大虐殺…」
シリカ「!そんな…」
クァンツ「おやおやぁ!賢いねえそこのガキは!」
キリト「大虐殺というくらいだ。与えられる条件なんか予想できる」
クァンツ「そう、このマサクールナイフを得る条件。それは」
シリカ「…」
クァンツ「全プレイヤーで最も早く使い魔を、5匹殺すことだ」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 22:45:49.50 ID:rhAwjF480
キリト「使い魔を、5体だと…?」
シリカ「このSAOの世界で使い魔を持っているプレイヤーなんてごく僅かなはず!」
クァンツ「だから主にこの47層を基点に活動してんだろうがよぉ」
キリト「確かにここは使い魔を連れているプレイヤーが来る可能性は高い。それでも、5体も殺せるものなのか?」
男性「そいつは、俺のビーストテイマー繋がりの知り合いの使い魔も殺しやがった…」
キリト「何だと…!」
シリカ「許せない!」
クァンツ「ヘッ、お前らに許しを請うつもりはねーよ!じゃあな」
キリト「待て…」
クァンツ「あ?何だ?なんか用か?」
キリト「お前は、使い魔が死んでしまう悲しみを知ってるか」
シリカ「!」
クァンツ「はぁ?そんなもん、知るかよ」
キリト「だろうな、じゃなきゃ、人の使い魔を殺すなんて真似できる訳ないよな…」
クァンツ「お前、何が言いたいんだ?」
キリト「使い魔が死んで、悲しむ人を見たことがないのかって言ってんだよ!!」
シリカ「キリトさん!落ち着いてください!」
キリト「シリカ、HPを回復しておいてくれ。巻き添えを食らわせる訳にはいかない」
シリカ「…戦う、つもりなの?」
キリト「ああ、あいつは、絶対に許す訳にはいかない」
クァンツ「お前が俺に勝てるとでも?笑わせてくれる!」
クァンツ「いいだろう!お前との勝負、受けてやる!」
キリト「少し、時間をくれ、準備する」
クァンツ「わかった、とっとと終わらせろ」
キリト「…」
シリカ(キリトさん、真剣にモニターを操作してる…。装備を整えてるのかな)
クァンツ「まだかよオイ。あんま待たせないでくんねーかなぁ?」
キリト「待たせたな、こっちの準備は終わった」
クァンツ「ハハッ、お前に言っとく、俺は、使い魔殺しであると同時に」
クァンツ「プレイヤーキラーだ」
シリカ「な、なんですって!」
シリカはとっさにクァンツのカーソルを見る。
シリカ「そんな、オレンジ…」
キリト「人殺しまでしてるとはな、絶対に許さないからな、覚悟しろよ」
クァンツ「へいへーい、あーコワコワ、とっとと片付けるか」
キリト「行くぞ!うおおおぉぉぁぁぁぁ!!」
クァンツ「来いよ!ヒャッハハッハ!!」
シリカ「このSAOの世界で使い魔を持っているプレイヤーなんてごく僅かなはず!」
クァンツ「だから主にこの47層を基点に活動してんだろうがよぉ」
キリト「確かにここは使い魔を連れているプレイヤーが来る可能性は高い。それでも、5体も殺せるものなのか?」
男性「そいつは、俺のビーストテイマー繋がりの知り合いの使い魔も殺しやがった…」
キリト「何だと…!」
シリカ「許せない!」
クァンツ「ヘッ、お前らに許しを請うつもりはねーよ!じゃあな」
キリト「待て…」
クァンツ「あ?何だ?なんか用か?」
キリト「お前は、使い魔が死んでしまう悲しみを知ってるか」
シリカ「!」
クァンツ「はぁ?そんなもん、知るかよ」
キリト「だろうな、じゃなきゃ、人の使い魔を殺すなんて真似できる訳ないよな…」
クァンツ「お前、何が言いたいんだ?」
キリト「使い魔が死んで、悲しむ人を見たことがないのかって言ってんだよ!!」
シリカ「キリトさん!落ち着いてください!」
キリト「シリカ、HPを回復しておいてくれ。巻き添えを食らわせる訳にはいかない」
シリカ「…戦う、つもりなの?」
キリト「ああ、あいつは、絶対に許す訳にはいかない」
クァンツ「お前が俺に勝てるとでも?笑わせてくれる!」
クァンツ「いいだろう!お前との勝負、受けてやる!」
キリト「少し、時間をくれ、準備する」
クァンツ「わかった、とっとと終わらせろ」
キリト「…」
シリカ(キリトさん、真剣にモニターを操作してる…。装備を整えてるのかな)
クァンツ「まだかよオイ。あんま待たせないでくんねーかなぁ?」
キリト「待たせたな、こっちの準備は終わった」
クァンツ「ハハッ、お前に言っとく、俺は、使い魔殺しであると同時に」
クァンツ「プレイヤーキラーだ」
シリカ「な、なんですって!」
シリカはとっさにクァンツのカーソルを見る。
シリカ「そんな、オレンジ…」
キリト「人殺しまでしてるとはな、絶対に許さないからな、覚悟しろよ」
クァンツ「へいへーい、あーコワコワ、とっとと片付けるか」
キリト「行くぞ!うおおおぉぉぁぁぁぁ!!」
クァンツ「来いよ!ヒャッハハッハ!!」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 23:28:18.89 ID:rhAwjF480
シリカ「キリトさん!辞めてください!危険すぎます!見たこともないソードスキルを使う相手となんて!」
男性「ひっ、助けてくれ!助けてくれえ!」
クァンツ「ほー!お前もエクストラスキル持ってんのか!見たところ、二刀流か?面白い!ブッ殺してやるよ!」
キリト「速攻で決めてやる!」
キリト「スターバースト・ストリーム!」
超速の16連撃が放たれる。
白光の散るその流れる剣技は、クァンツを完璧に仕留めていた、はずだった。
シリカ「キリトさん!後ろです!」
クァンツ「お前、どこ斬ってんだ?」
キリト「なにっ!」
振り返った時にはもう遅い
キリトが見たのは勝利を確信するクァンツの顔だった。
クァンツ「アサシン・ストライク」
クァンツの持つナイフから放たれたソードスキルは、目にも留まらぬ早さでキリトの首を斬りつけた。
キリト「がはっ!」
キリトのHPゲージが一気にイエローまで減少する。
シリカ「キリトさん!大丈夫ですか!?キリトさん!」
キリト「はぁ、はぁ、やるじゃないか」
クァンツ「ケッ、そりゃどーも」
クァンツ「今の一撃を耐えたのはお前が初めてだ、褒めてやろう」
キリト「はっ、そりゃどーも」
クァンツ「今度はこっちから行くぜぇ!!」
クァンツ「アサシン!ストライク!」
キリト「うおおおぉぉ!!」
ガキン!
一発の接触音
クァンツ「ほう、やるじゃねえか」
キリトは相手がソードスキルを放つ直前、飛翔した。
自分が空中にいれば、相手は下から攻撃せざるを得ない。
どこから放ってくるか分かる攻撃なら、キリトの反射神経で相殺することも不可能ではなかった。
キリト「お前を甘く見すぎていたようだ。次は本気でいかせてもらう」
クァンツ「ケッ、かかってこいよ」
シリカ(あんなキリトさん見たことない…。本気で怒ってる)
キリト「かかってこい?だと?ふん、お前から来い」
クァンツ「んだと!いきなり余裕こきやがって!死ね!」
クァンツがキリトに相当なスピードで接近する。
交錯する間際、クァンツが笑った気がした。
ほんの一瞬で、勝負はついた。
キリトの全力の一斬りで、クァンツのHPは一瞬で危険域まで落ちる。
後は軽い一撃で尽きてしまうほど僅かなHP。
キリトは容赦なく葬り去った。
男性「ひっ、助けてくれ!助けてくれえ!」
クァンツ「ほー!お前もエクストラスキル持ってんのか!見たところ、二刀流か?面白い!ブッ殺してやるよ!」
キリト「速攻で決めてやる!」
キリト「スターバースト・ストリーム!」
超速の16連撃が放たれる。
白光の散るその流れる剣技は、クァンツを完璧に仕留めていた、はずだった。
シリカ「キリトさん!後ろです!」
クァンツ「お前、どこ斬ってんだ?」
キリト「なにっ!」
振り返った時にはもう遅い
キリトが見たのは勝利を確信するクァンツの顔だった。
クァンツ「アサシン・ストライク」
クァンツの持つナイフから放たれたソードスキルは、目にも留まらぬ早さでキリトの首を斬りつけた。
キリト「がはっ!」
キリトのHPゲージが一気にイエローまで減少する。
シリカ「キリトさん!大丈夫ですか!?キリトさん!」
キリト「はぁ、はぁ、やるじゃないか」
クァンツ「ケッ、そりゃどーも」
クァンツ「今の一撃を耐えたのはお前が初めてだ、褒めてやろう」
キリト「はっ、そりゃどーも」
クァンツ「今度はこっちから行くぜぇ!!」
クァンツ「アサシン!ストライク!」
キリト「うおおおぉぉ!!」
ガキン!
一発の接触音
クァンツ「ほう、やるじゃねえか」
キリトは相手がソードスキルを放つ直前、飛翔した。
自分が空中にいれば、相手は下から攻撃せざるを得ない。
どこから放ってくるか分かる攻撃なら、キリトの反射神経で相殺することも不可能ではなかった。
キリト「お前を甘く見すぎていたようだ。次は本気でいかせてもらう」
クァンツ「ケッ、かかってこいよ」
シリカ(あんなキリトさん見たことない…。本気で怒ってる)
キリト「かかってこい?だと?ふん、お前から来い」
クァンツ「んだと!いきなり余裕こきやがって!死ね!」
クァンツがキリトに相当なスピードで接近する。
交錯する間際、クァンツが笑った気がした。
ほんの一瞬で、勝負はついた。
キリトの全力の一斬りで、クァンツのHPは一瞬で危険域まで落ちる。
後は軽い一撃で尽きてしまうほど僅かなHP。
キリトは容赦なく葬り去った。
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 23:32:39.09 ID:rhAwjF480
~自宅~
キリト「今日はいろいろあったなぁ」
シリカ「ホント!まさか使い魔殺しに遭遇して、キリトさんが倒しちゃうなんて思いもしませんでした!」
キリト「シリカ、お前、死にかけただろ」
シリカ「う…。覚えてたんですか」
キリト「当たり前だ、めちゃくちゃ焦った」
シリカ「ホントにごめんなさい!」
キリト「いいっていいって、無事だったんだから。それより」
シリカ「それより、なんですか?」
キリト「好きだ」
キリト「今日はいろいろあったなぁ」
シリカ「ホント!まさか使い魔殺しに遭遇して、キリトさんが倒しちゃうなんて思いもしませんでした!」
キリト「シリカ、お前、死にかけただろ」
シリカ「う…。覚えてたんですか」
キリト「当たり前だ、めちゃくちゃ焦った」
シリカ「ホントにごめんなさい!」
キリト「いいっていいって、無事だったんだから。それより」
シリカ「それより、なんですか?」
キリト「好きだ」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/31(日) 23:45:47.77 ID:rhAwjF480
シリカ「また、冗談ですか…。そうやってまたバカにするんですか…」
キリト「そんなことない!昨日はその、すまなかったと思ってる」
シリカ「ホントですか?」
キリト「あぁ、ホントだ」
シリカ「なら、キスしてください」
キリト「へっ…?」
シリカ「できないんですか?」
キリト「で、できるよ!なら早く目閉じろ!」
シリカ「はぁい」
シリカは目を閉じる。
ダダダッ
シリカ「ん~、キリトさん、まだですか?目、開けちゃいますよ?」
シリカ「もう!開けますよ!って!キリトさん!?」
キリトの姿がない。
シリカ(まさか、さっきのまだ気にして…!)
シリカ「キリトさん!」
とっさに部屋を飛び出す。
シリカ「キリトさん!どこにいるんですか!キリトさん!」
シリカ(キリトさんはさっき、怒りに任せていたとはいえ人を殺したって言ってた。好きだ、なんて言ってくれたのだって、どうせ別れの言葉のつもりだったんだ。キリトさん。死ぬつもりだ…!)
シリカ(させない!そうだ!友達リストから追跡すれば…!)
キリト「そんなことない!昨日はその、すまなかったと思ってる」
シリカ「ホントですか?」
キリト「あぁ、ホントだ」
シリカ「なら、キスしてください」
キリト「へっ…?」
シリカ「できないんですか?」
キリト「で、できるよ!なら早く目閉じろ!」
シリカ「はぁい」
シリカは目を閉じる。
ダダダッ
シリカ「ん~、キリトさん、まだですか?目、開けちゃいますよ?」
シリカ「もう!開けますよ!って!キリトさん!?」
キリトの姿がない。
シリカ(まさか、さっきのまだ気にして…!)
シリカ「キリトさん!」
とっさに部屋を飛び出す。
シリカ「キリトさん!どこにいるんですか!キリトさん!」
シリカ(キリトさんはさっき、怒りに任せていたとはいえ人を殺したって言ってた。好きだ、なんて言ってくれたのだって、どうせ別れの言葉のつもりだったんだ。キリトさん。死ぬつもりだ…!)
シリカ(させない!そうだ!友達リストから追跡すれば…!)
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 00:18:34.37 ID:tb3jb/N90
シリカ「参加者の名前の書いてある石碑だ、ここ」
シリカ(あ!キリトさん!って、誰かと話してるのかな)
キリト「クァンツ、本当にこれでよかったのか?」
キリト「元ラフィン・コフィンのお前が反逆者として追われていて、何故俺に殺させたんだ」
キリト「本来なら生きて償って欲しかった。お前の罪を俺が裁く必要なんてあったのか?」
キリト「確かにお前はラフコフにいた当時、俺の仲間を殺した。お前はどうしても俺に裁いて欲しいといった」
キリト「ラフコフに殺されるくらいなら俺に殺してほしいと。あそこまで言われたら、従わざるを得ないよな」
キリト「あの時の怒ってる演技だって、簡単じゃなかった」
キリト「お前がどうしてもと言うから殺したものの、本当にそれでよかったのか?」
キリト「俺は、俺自身を許さない、お前を殺したという十字架を背負って生きていく」
キリト「じゃあな、また来るよ…」
シリカ(あ!キリトさん!って、誰かと話してるのかな)
キリト「クァンツ、本当にこれでよかったのか?」
キリト「元ラフィン・コフィンのお前が反逆者として追われていて、何故俺に殺させたんだ」
キリト「本来なら生きて償って欲しかった。お前の罪を俺が裁く必要なんてあったのか?」
キリト「確かにお前はラフコフにいた当時、俺の仲間を殺した。お前はどうしても俺に裁いて欲しいといった」
キリト「ラフコフに殺されるくらいなら俺に殺してほしいと。あそこまで言われたら、従わざるを得ないよな」
キリト「あの時の怒ってる演技だって、簡単じゃなかった」
キリト「お前がどうしてもと言うから殺したものの、本当にそれでよかったのか?」
キリト「俺は、俺自身を許さない、お前を殺したという十字架を背負って生きていく」
キリト「じゃあな、また来るよ…」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 00:19:56.68 ID:tb3jb/N90
シリカ「キリトさん」
キリト「シリカ、いつからいたんだ?」
シリカ「今、やっと追いついたところです」
キリト「なぁ、シリカ」
シリカ「なんですか?」
キリト「コンビ、解消し、んぐっ」
シリカ「ん・・・」
キリトは何が起きているかとっさには分からなかった。
それが自分の唇とシリカの唇が重なっている、というのに気づくのに5秒はかかった。
キリト「んぐっ!ぷは!はぁ、はぁ。な、何するんだよ」
シリカ「嫌です!キリトさんとお別れだなんて、絶対嫌です!」
キリト「でも俺は人を殺してシリカ「そんなの関係ないです!」」
シリカ「キリトさんがあそこで戦ってくれてなかったら私が死んでました!私は感謝してます!」
シリカ「きっと使い魔を殺された人も、キリトさんに感謝してるはずです!」
キリト「…俺は、俺は……」
シリカ「死ぬつもりですよね」
キリト「なっ!」
シリカ「帰りのあんな様子見てたらだれでも気づきます」
キリト「くっ!」
シリカ「キリトさんが死んだら、あたしも死にます。キリトさんがあの人を殺したのを間違いだと思うなら、あたしはあそこで死んでるはずです」
キリト「俺は、生きててもいいのか…?人を殺したんだぞ?」
シリカ「当たり前です。キリトさんがいなくなっちゃったら、このゲームがクリアできなくて、それこそみんな死んじゃいます」
キリト「そうか…」
シリカ「はい!元気だしてください!キリトさんは沢山の人を救ったんですよ!」
キリト「シリカ」
シリカ「はい?…!」
キリトはシリカを抱きしめた。
もう離れないんじゃないかと思ってしまうほど強く。
キリト「シリカ、可愛いな、よく見ると」
シリカ「え、えぇっ!?どうしたんですかいきなり!」
キリト「シリカ、可愛い、シリカ、好きだ、大好きだ」
そう言ってキリトはシリカにキスをする。
長い間、30秒ほどのキスを終えると。
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 00:20:28.10 ID:tb3jb/N90
シリカ「あ、あああああたしだってキリトさんのこと好きですよ!キリトさんあたしを好きなのよりもっと好きです!」
キリト「いや、俺のほうが好きだ。シリカの寝顔見て一晩起きてたこともある」
シリカ「なっ、なにしてるんですか!///」
キリト「シリカってば寝顔がすげー可愛くってさぁ」
シリカ「やめてください!怒りますよ!」
キリト「怒ったらキスして落ち着かせようか?」
シリカ「へっ?」
キリト「あっ、今怒ったほうがいいかもとか思った?単純だなあシリカは」
シリカ「もう怒りました!家まで手繋いで帰ってもらいます!」
キリト「転移結晶使うからすぐじゃ…」
シリカ「う、うるさいです!早く帰りますよ!もう!」
キリト「いや、俺のほうが好きだ。シリカの寝顔見て一晩起きてたこともある」
シリカ「なっ、なにしてるんですか!///」
キリト「シリカってば寝顔がすげー可愛くってさぁ」
シリカ「やめてください!怒りますよ!」
キリト「怒ったらキスして落ち着かせようか?」
シリカ「へっ?」
キリト「あっ、今怒ったほうがいいかもとか思った?単純だなあシリカは」
シリカ「もう怒りました!家まで手繋いで帰ってもらいます!」
キリト「転移結晶使うからすぐじゃ…」
シリカ「う、うるさいです!早く帰りますよ!もう!」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 00:27:49.38 ID:tb3jb/N90
~家~
キリト「なぁ、シリカ」
シリカ「なんですか~?」
キリト「結婚しよう」
シリカ「いいですよ~ってええ!?」
キリト「いいのか!嬉しいな」
シリカ「喜んでくれて嬉しいです!」
キリト「じゃあ、無事生還したら、向こうでも、結婚、いや、恋人になってくれるか?」
シリカ「あたしで良ければ、ていうか、ぜひ!お願いします!」
キリト「絶対、生き残らなきゃな」
キリト(クァンツ、お前の分も、生き延びてやるよ…!)
シリカ「じゃあさっそく!明日からまたレベル上げですね!」
キリト「そうだな、じゃ、もう寝るか~」
シリカ「そうですねっ!」
キリト「んじゃ、おやすみな~」
シリカ「おっと、その前に」
キリト「?」
チュッ
シリカ「大大大好きですよ。キリトっ」
fin
キリト「なぁ、シリカ」
シリカ「なんですか~?」
キリト「結婚しよう」
シリカ「いいですよ~ってええ!?」
キリト「いいのか!嬉しいな」
シリカ「喜んでくれて嬉しいです!」
キリト「じゃあ、無事生還したら、向こうでも、結婚、いや、恋人になってくれるか?」
シリカ「あたしで良ければ、ていうか、ぜひ!お願いします!」
キリト「絶対、生き残らなきゃな」
キリト(クァンツ、お前の分も、生き延びてやるよ…!)
シリカ「じゃあさっそく!明日からまたレベル上げですね!」
キリト「そうだな、じゃ、もう寝るか~」
シリカ「そうですねっ!」
キリト「んじゃ、おやすみな~」
シリカ「おっと、その前に」
キリト「?」
チュッ
シリカ「大大大好きですよ。キリトっ」
fin
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/01(月) 00:29:38.34 ID:tb3jb/N90
長々と申し訳ありませんでした汗
読んでくださった方、本当にありがとうございました!
こんな駄文に付き合っていただき、ありがとうございました!
読んでくださった方、本当にありがとうございました!
こんな駄文に付き合っていただき、ありがとうございました!
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/01(月) 06:36:51.68 ID:MjLuS7730
乙です
いいシリカルートだった
いいシリカルートだった
引用元: キリト「シリカ、好きだ」
キリト「さすがに怒ったぞ俺も」アスナ「なんですって?」
2019-11-04
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 15:57:28.44 ID:XSpoxcBcO
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 15:58:44.06 ID:XSpoxcBcO
キリト「………」ゴゴゴゴゴゴゴ!
アスナ「………」ゴゴゴゴゴゴゴ!!
エギル「お、おい、どうしたんだ二人とも?」
キバオウ「ジブンら、今は迷宮区の作戦会議中や
!ちゃんと話をー」
キリト・アスナ「「黙れ」」
キバオウ「」
アスナ「………」ゴゴゴゴゴゴゴ!!
エギル「お、おい、どうしたんだ二人とも?」
キバオウ「ジブンら、今は迷宮区の作戦会議中や
!ちゃんと話をー」
キリト・アスナ「「黙れ」」
キバオウ「」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:00:36.23 ID:XSpoxcBcO
クライン「とりあえず今は落ち着けって2人とも!ここは男、クラインが話を聞いてー」
キリト・アスナ「「………」」ギロッ
クライン「なんでもないです」
キリト・アスナ「「………」」ギロッ
クライン「なんでもないです」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:02:00.00 ID:XSpoxcBcO
アスナ「それで、なに?怒る?君が?私に?」
キリト「ああ、そうだ。今回ばかりは俺も引き下がるわけにはいかない」
アスナ「何よそれ?いつも自分が譲歩してあげてる、みたいな言い方しないでくれる?貴方がいつも変なことするからでしょ!?」
キリト「人聞きの悪い言い方するなよ!?」
アスナ「この前、私が着替えてる最中にノックもせずに部屋に入ってーー」
キリト「その件についてはすみませんでしたーー!!」ドゲザ
アスナ「……ふん//」
キリト「ああ、そうだ。今回ばかりは俺も引き下がるわけにはいかない」
アスナ「何よそれ?いつも自分が譲歩してあげてる、みたいな言い方しないでくれる?貴方がいつも変なことするからでしょ!?」
キリト「人聞きの悪い言い方するなよ!?」
アスナ「この前、私が着替えてる最中にノックもせずに部屋に入ってーー」
キリト「その件についてはすみませんでしたーー!!」ドゲザ
アスナ「……ふん//」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:03:07.27 ID:XSpoxcBcO
クライン(…てか)
エギル(…………同じ宿に泊まってるのかこの二人??)
アスナ「貴方が悪事を働かなければ私だって怒ったりしないわ」
キリト「ま、まぁ確かにこの前のは俺が悪かったかもしれないけど……」
アスナ「…かもしれない?」ギロッ
キリト「…俺が全面的に悪かったんですけど…」ショボン
アスナ「……けど?」
キリト「今回のはおかしいだろ!?」
エギル(…………同じ宿に泊まってるのかこの二人??)
アスナ「貴方が悪事を働かなければ私だって怒ったりしないわ」
キリト「ま、まぁ確かにこの前のは俺が悪かったかもしれないけど……」
アスナ「…かもしれない?」ギロッ
キリト「…俺が全面的に悪かったんですけど…」ショボン
アスナ「……けど?」
キリト「今回のはおかしいだろ!?」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:03:52.25 ID:XSpoxcBcO
アスナ「……へぇ?」
クライン「お、おいキリト落ち着けって」
エギル「一体何があったんだ?」
キバオウ「せやから迷宮区の話をー!」
エギル「ちょっとだまってろキバオウさん」
キバオウ「……」ナンデヤ
**********
クライン「お、おいキリト落ち着けって」
エギル「一体何があったんだ?」
キバオウ「せやから迷宮区の話をー!」
エギル「ちょっとだまってろキバオウさん」
キバオウ「……」ナンデヤ
**********
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:05:01.13 ID:XSpoxcBcO
**********
アスナ「キャンペーン・クエスト?」
キリト「そう、この10層に楽なクエストがあってな。報酬も中々だし受けておきたいんだ」
アスナ「へぇ、じゃあさっそく行きましょう」
キリト「…ただ一つだけ問題があってだな」
アスナ「なに?」キョトン
キリト「その…このクエストは男性限定なんだ。だからクエストを攻略してる間は一緒に行動することが出来ないんだよ」
アスナ「……なにそれ」
キリト「ご、ごめん。でもさっきも言ったけどそんな難しいクエストじゃないし、すぐに終わると思うからー」
アスナ「どんなクエストなの?」
キリト「……え?」
アスナ「キャンペーン・クエスト?」
キリト「そう、この10層に楽なクエストがあってな。報酬も中々だし受けておきたいんだ」
アスナ「へぇ、じゃあさっそく行きましょう」
キリト「…ただ一つだけ問題があってだな」
アスナ「なに?」キョトン
キリト「その…このクエストは男性限定なんだ。だからクエストを攻略してる間は一緒に行動することが出来ないんだよ」
アスナ「……なにそれ」
キリト「ご、ごめん。でもさっきも言ったけどそんな難しいクエストじゃないし、すぐに終わると思うからー」
アスナ「どんなクエストなの?」
キリト「……え?」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:06:23.21 ID:XSpoxcBcO
アスナ「だからどんなクエストなの?男性限定のクエストなんて初めて聞いたし……それとも何か言えないようなモノなのかしら?」ジト
キリト「い、いや、そういうんじゃないけど……すぐ終わると思うから、宿で待っててくれないか?」
アスナ「………………………りょーかい」
キリト「ご、ごめんな?」
アスナ「…終わったらちゃんと説明するのよ」ムス
キリト「う、うん」
アスナ「それじゃ私、宿にいるから」スタスタ
キリト「……」
キリト(い、言えるわけないよな……)
キリト「NPCの女の子を口説くクエスト!なんて……」
キリト「い、いや、そういうんじゃないけど……すぐ終わると思うから、宿で待っててくれないか?」
アスナ「………………………りょーかい」
キリト「ご、ごめんな?」
アスナ「…終わったらちゃんと説明するのよ」ムス
キリト「う、うん」
アスナ「それじゃ私、宿にいるから」スタスタ
キリト「……」
キリト(い、言えるわけないよな……)
キリト「NPCの女の子を口説くクエスト!なんて……」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:07:33.07 ID:XSpoxcBcO
キリト(でもベータテストの時と同じなら報酬はアスナにとってもかなり役立つモノだしな…)
キリト「いつも怒らせてばっかりだし…喜んでくれるといいな…」
アスナ「…………」
キリト「いつも怒らせてばっかりだし…喜んでくれるといいな…」
アスナ「…………」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:12:34.09 ID:XSpoxcBcO
アスナ(あの感じ……絶対何か隠してる)
アスナ(それも何か後ろめたいことがあるみたいな……)
アスナ(また何か危険なことをしようとしてー?)
アスナ「前科もあるし……少し様子を見てみましょうか」
--------------------------------
アスナ(それも何か後ろめたいことがあるみたいな……)
アスナ(また何か危険なことをしようとしてー?)
アスナ「前科もあるし……少し様子を見てみましょうか」
--------------------------------
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:14:03.04 ID:XSpoxcBcO
キリト「何か困ったことでもあったんですか?」
NPC「はい、実は大事なものを無くしてしまいまして……旅の方、どうか手伝ってもらえませんか?」
【イベント発生!】
キリト(よし、ベータの時と変わらないな)
キリト(……yesと)
NPC「ありがとうございます!私は今日、街の外れにある広場でーー」
アスナ「………いた」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:16:08.19 ID:XSpoxcBcO
アスナ(……女の人?)
アスナ(どういうこと?キリト君はクエストを受けに行ったんじゃなかったの?)
アスナ(……まさか)
アスナ「…………」ギロ
キリト「!?」ゾクッ
アスナ(どういうこと?キリト君はクエストを受けに行ったんじゃなかったの?)
アスナ(……まさか)
アスナ「…………」ギロ
キリト「!?」ゾクッ
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:22:56.89 ID:XSpoxcBcO
アスナ(確かにこれは後ろめたいわよね……)イライラ
アスナ(……何がクエストよ!ただのデートじゃない!まぁ、彼がどこの誰とデートしようが私には関係ありませんけど!!)
アスナ(……けど、なんでこんな気持ち……)
アスナ「…………バカ」
アスナ(……何がクエストよ!ただのデートじゃない!まぁ、彼がどこの誰とデートしようが私には関係ありませんけど!!)
アスナ(……けど、なんでこんな気持ち……)
アスナ「…………バカ」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:25:44.49 ID:XSpoxcBcO
NPC「男の人とこうして2人きりで歩くのは初めてなのでドキドキします。キリトさんはどうですか?」
キリト「……Yes」
NPC「嬉しいです。キリトさんも同じように感じてくれているなんて」
キリト(……初めて……ねぇ。少なくとも俺は君が男と歩いてる所を10回以上見かけたことがあるよ)ゲンナリ
アスナ「……ここからじゃ何を話してるのかよく聞こえないわね」
アスナ(……何を話しているのかしら?)
〜〜〜〜〜〜〜〜
キリト「……Yes」
NPC「嬉しいです。キリトさんも同じように感じてくれているなんて」
キリト(……初めて……ねぇ。少なくとも俺は君が男と歩いてる所を10回以上見かけたことがあるよ)ゲンナリ
アスナ「……ここからじゃ何を話してるのかよく聞こえないわね」
アスナ(……何を話しているのかしら?)
〜〜〜〜〜〜〜〜
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:36:40.62 ID:XSpoxcBcO
キリト「今日はいい天気だね、散歩デートには最適な気温設定だ」キリッ
女の子「はい、キリトさんとデート出来るなんて嬉しいです……でも、良かったんですか?」
キリト「何がだい?」
女の子「あの人、アスナさんです。パーティーだって聞いてますけど……」
キリト「アスナはすぐ暴力を振るうし、可愛げはないし、戦闘狂だし、閃光だからね、君みたいな可愛らしい子のほうが好みなんだ」
女の子「嬉しい///」
キリト「さあ、今日はあんな女のことは忘れて思いっきり楽しもう!」
女の子「はい!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アスナ(…みたいな会話してたらどうしよう!?)ガーン
女の子「はい、キリトさんとデート出来るなんて嬉しいです……でも、良かったんですか?」
キリト「何がだい?」
女の子「あの人、アスナさんです。パーティーだって聞いてますけど……」
キリト「アスナはすぐ暴力を振るうし、可愛げはないし、戦闘狂だし、閃光だからね、君みたいな可愛らしい子のほうが好みなんだ」
女の子「嬉しい///」
キリト「さあ、今日はあんな女のことは忘れて思いっきり楽しもう!」
女の子「はい!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アスナ(…みたいな会話してたらどうしよう!?)ガーン
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:38:20.35 ID:XSpoxcBcO
アスナ(ど、どうしよう!凄く会話の内容が気になってしまう!!)
アスナ(でもさすがに盗み聞きは……いや、でも嘘を吐いたキリト君だって悪いんだし、これぐらい当然の報いよ!)
アスナ「……それにしても、あんな子いたかしら?」
アスナ(少なくとも攻略組では見かけたことないし、中層の人?……とりあえず)
アスナ「今度、情報屋さんに調べてもらおうかな」
アスナ(でもさすがに盗み聞きは……いや、でも嘘を吐いたキリト君だって悪いんだし、これぐらい当然の報いよ!)
アスナ「……それにしても、あんな子いたかしら?」
アスナ(少なくとも攻略組では見かけたことないし、中層の人?……とりあえず)
アスナ「今度、情報屋さんに調べてもらおうかな」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:39:04.15 ID:XSpoxcBcO
キリト(さて、そろそろかな?)
NPC「あの、キリトさん、今日は本当にありがとうございました」
キリト「いえいえ」
NPC「キリトさんのおかげで無事母の形見を見つけることが出来ました」
キリト「いえいえ」
アスナ(母の形見?なに?どういうこと?まさか親子でSAOにダイブしてて…………そんな)ウルッ
NPC「……それで、キリトさん、お伝えしたいことがあります」
NPC「あの、キリトさん、今日は本当にありがとうございました」
キリト「いえいえ」
NPC「キリトさんのおかげで無事母の形見を見つけることが出来ました」
キリト「いえいえ」
アスナ(母の形見?なに?どういうこと?まさか親子でSAOにダイブしてて…………そんな)ウルッ
NPC「……それで、キリトさん、お伝えしたいことがあります」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:39:41.80 ID:XSpoxcBcO
キリト(お、キター!告白イベント!)
アスナ(キリト君、彼女の探し物を手伝ってあげてただけなんだ……てっきりデートでもしてるのかと思ったわ)ホッ
アスナ「……って」ハッ!
アスナ(何をホッとしてるのよ私は〜!!)ジタバタ
NPC「あなたの優しさに触れて、私……私……」
NPC「あなたのことが、好きになってしまいました」
キリト(…これを茅場が考えたと思うと少し笑えてくるな)
アスナ「……………………………は?」
アスナ(キリト君、彼女の探し物を手伝ってあげてただけなんだ……てっきりデートでもしてるのかと思ったわ)ホッ
アスナ「……って」ハッ!
アスナ(何をホッとしてるのよ私は〜!!)ジタバタ
NPC「あなたの優しさに触れて、私……私……」
NPC「あなたのことが、好きになってしまいました」
キリト(…これを茅場が考えたと思うと少し笑えてくるな)
アスナ「……………………………は?」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:40:50.14 ID:XSpoxcBcO
NPC「……この指輪には加護の力が秘められてると聞きました。どうかキリトさん、この指輪を受け取ってもらえませんか?」
キリト「もちろん、ありがーー」
アスナ「ちょっと待ったァァぁぁあああ!!」
キリト「…………へ?」
アスナ「はぁ……はぁ……」
キリト「え、は、…アスナさん?どうしてここに?」
アスナ「そんなことはどうでもいいのよ!!」
キリト「え」
キリト「もちろん、ありがーー」
アスナ「ちょっと待ったァァぁぁあああ!!」
キリト「…………へ?」
アスナ「はぁ……はぁ……」
キリト「え、は、…アスナさん?どうしてここに?」
アスナ「そんなことはどうでもいいのよ!!」
キリト「え」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:48:10.30 ID:XSpoxcBcO
アスナ「と、とにかく!結婚はダメよ!」
キリト「は?」
アスナ「君まだ18歳以下でしょ!?法律的にも結婚出来る歳ではないし、そもそも今はデスゲームの中なのよ!?私達攻略組にそんなことしてる暇なんてあるわけないでしょ!?」
キリト「えっと……アスナさん?何か勘違いしてるんじゃー」
アスナ「そ、それに私とのコンビはどうするのよ!?今更そんな身勝手な理由で解消するつもりなの!?」
キリト「いや、だから俺の話をきいて聞いてくれ」
アスナ「そ、そういうわけだから、そこのあなた!」
NPC「はい」
アスナ「こ、この人は攻略組の中でも重大人物なの!ちょっかい出さないでもらえるかしら?」
NPC「分かりました」
キリト「なっ!?」ギョッ
アスナ(あ、あれ?以外とあっさり引いた??)
NPC「それでは残念ですがキリトさん、またいつか会えることを楽しみにしています」
キリト「いや、ちが、待ってー!!」
NPC「さようなら」
キリト「は?」
アスナ「君まだ18歳以下でしょ!?法律的にも結婚出来る歳ではないし、そもそも今はデスゲームの中なのよ!?私達攻略組にそんなことしてる暇なんてあるわけないでしょ!?」
キリト「えっと……アスナさん?何か勘違いしてるんじゃー」
アスナ「そ、それに私とのコンビはどうするのよ!?今更そんな身勝手な理由で解消するつもりなの!?」
キリト「いや、だから俺の話をきいて聞いてくれ」
アスナ「そ、そういうわけだから、そこのあなた!」
NPC「はい」
アスナ「こ、この人は攻略組の中でも重大人物なの!ちょっかい出さないでもらえるかしら?」
NPC「分かりました」
キリト「なっ!?」ギョッ
アスナ(あ、あれ?以外とあっさり引いた??)
NPC「それでは残念ですがキリトさん、またいつか会えることを楽しみにしています」
キリト「いや、ちが、待ってー!!」
NPC「さようなら」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:48:50.56 ID:XSpoxcBcO
【クエスト失敗】
キリト「」
アスナ「母の形見とか言ってた割りにはあっさりしすぎじゃない?本当に君のこと好きだったのかしら?」
キリト「な……な……」
アスナ「?」
キリト「何やってんのぉぉぉおおお!?」
アスナ「!?」
*************
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:49:34.46 ID:XSpoxcBcO
キリト「なんでNPCだって気付かなかったんだよ!?普通見るだろ!?」
アスナ「し、仕方ないでしょ!そもそもキリト君がちゃんと説明していればよかったのよ!やましい事をしてる自覚があるから隠してたんでしょ!ヘン夕イ!」
キリト「な、何を〜!!」
アスナ「ふん!」
エギル「……」
クライン「……」
キバオウ「……そろそろ、作戦会議再開してもエエか?」
終わり
アスナ「し、仕方ないでしょ!そもそもキリト君がちゃんと説明していればよかったのよ!やましい事をしてる自覚があるから隠してたんでしょ!ヘン夕イ!」
キリト「な、何を〜!!」
アスナ「ふん!」
エギル「……」
クライン「……」
キバオウ「……そろそろ、作戦会議再開してもエエか?」
終わり
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 20:57:10.35 ID:tceJzDKo0
面白かったけどキバオウいらねーなこれ
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/02(木) 16:55:41.91 ID:nf5FmoJAO
勢いだけで突っ込んではいけない
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/10/06(月) 20:08:47.42 ID:e2gdFH/o0
ありとあらゆるSSで尻に敷かれるのな
引用元: キリト「さすがに怒ったぞ俺も」アスナ「なんですって?」
キリト「リィィィンクスタァトォォォ!!!」
2019-10-18
1: 1 2014/12/09(火) 19:32:15.54 ID:s3eE+5Rm0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 1 2014/12/09(火) 19:37:43.96 ID:TELXKJNUO
キリト「うぉぉぉ!!遂に発売したぜソードアートオンライン!!」
キリト「βテストん時は熱中しすぎてテスト全教科赤点になっちまったけど…」
キリト「その反省を生かし一日8時間以内に押さえておこう!うん、健康健康!」
キリト「さーて、さっそく裏の武器屋に…って、どこだっけ…お!そうそうあそこだ!レッツラゴー」タタタ
キリト「βテストん時は熱中しすぎてテスト全教科赤点になっちまったけど…」
キリト「その反省を生かし一日8時間以内に押さえておこう!うん、健康健康!」
キリト「さーて、さっそく裏の武器屋に…って、どこだっけ…お!そうそうあそこだ!レッツラゴー」タタタ
5: 1 2014/12/09(火) 19:43:49.30 ID:TELXKJNUO
キリト「ひゃっほー!ドキがムネムネ!」
クライン「おーい!そこのお前ー!」タタタ
キリト「ん!?俺の行く手を阻むモンスターか!?」
クライン「いや、街には出ねぇだろ…お前さん、βテスターだろ?」
キリト「何故それを!?お前ニュータイプか!?」
クライン「やっぱりか!俺このゲーム初めてでよくわかんねぇんだよ、色々教えてくれや!」
キリト「ふっふっふ、ならばこの天才イケメン現実ソロプレイヤー、黒き男キリト様が…」
クライン「俺クラインってんだ!よろしくな!」
キリト「無視か貴様…クラインか、どこぞのヒロインみたいな名前だな」
クライン「おーい!そこのお前ー!」タタタ
キリト「ん!?俺の行く手を阻むモンスターか!?」
クライン「いや、街には出ねぇだろ…お前さん、βテスターだろ?」
キリト「何故それを!?お前ニュータイプか!?」
クライン「やっぱりか!俺このゲーム初めてでよくわかんねぇんだよ、色々教えてくれや!」
キリト「ふっふっふ、ならばこの天才イケメン現実ソロプレイヤー、黒き男キリト様が…」
クライン「俺クラインってんだ!よろしくな!」
キリト「無視か貴様…クラインか、どこぞのヒロインみたいな名前だな」
6: 1 2014/12/09(火) 19:48:34.90 ID:TELXKJNUO
~第一層野原~
クライン「ぐはっ!」ドサッ
ブモモモ…
キリト「なーにやってんだラクス」
クライン「クラインだっつーの!んなこと言ったって中々戦闘慣れねぇんだよ!ソードスキル出せねぇし…」
キリト「なんだ、なら俺が教えてやる
クライン「おお、頼むわ」
キリト「えーと、ソードスキルはこうして…んん?どうだっけ…えーと」
ブモォォ!
キリト「えーい面倒くさい!物理で殴る!」バキョ
クライン「おい!」
クライン「ぐはっ!」ドサッ
ブモモモ…
キリト「なーにやってんだラクス」
クライン「クラインだっつーの!んなこと言ったって中々戦闘慣れねぇんだよ!ソードスキル出せねぇし…」
キリト「なんだ、なら俺が教えてやる
クライン「おお、頼むわ」
キリト「えーと、ソードスキルはこうして…んん?どうだっけ…えーと」
ブモォォ!
キリト「えーい面倒くさい!物理で殴る!」バキョ
クライン「おい!」
7: 1 2014/12/09(火) 19:53:33.14 ID:TELXKJNUO
クライン「いや、ソードスキル使えよ!」
キリト「使い方忘れた!キリッ!」
クライン「自分でキリッとか言うなよ!…あ、やべ、ピザ頼んでたんだった、ログアウトしなきゃ」
キリト「ピザだと!?この不健康が!男なら米だろ米!」
クライン「食は人それぞれだろ…まぁ楽しかったぜ!また後でな!」
キリト「おう!ヒロイン!」
クライン「クラインだっつーの!…あれ?」
キリト「どうしたクライン、もしかして本名はヒロインか?」
クライン「ちげぇよ!ログアウトボタンがねぇんだよ!」
キリト「なにぃ!?探せ!きっとどこかにある!!お前のベッドの下とか!」
クライン「如何わしい本しかねぇよ!」
キリト「使い方忘れた!キリッ!」
クライン「自分でキリッとか言うなよ!…あ、やべ、ピザ頼んでたんだった、ログアウトしなきゃ」
キリト「ピザだと!?この不健康が!男なら米だろ米!」
クライン「食は人それぞれだろ…まぁ楽しかったぜ!また後でな!」
キリト「おう!ヒロイン!」
クライン「クラインだっつーの!…あれ?」
キリト「どうしたクライン、もしかして本名はヒロインか?」
クライン「ちげぇよ!ログアウトボタンがねぇんだよ!」
キリト「なにぃ!?探せ!きっとどこかにある!!お前のベッドの下とか!」
クライン「如何わしい本しかねぇよ!」
10: 1 2014/12/09(火) 19:58:56.87 ID:TELXKJNUO
キリト「…俺にもねぇ…なぜだ…根性が足りねぇのか…」
クライン「おいおい早速不具合かよ~、勘弁してくれよ~」
キリト「まったくだ…んぉ!?」シュンッ
クライン「うぉっ!?」シュンッ
~中央広場~
キリト「なんで急に移動したんだ?にしても凄い数だな…全プレイヤーがいるんじゃねぇか?」
クライン「なんかのイベントでも始まんのか?」
ズモモモモモ
クライン「おい見ろ空が!」
キリト「真赤な誓いぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
クライン「そうじゃねーよ!」
クライン「おいおい早速不具合かよ~、勘弁してくれよ~」
キリト「まったくだ…んぉ!?」シュンッ
クライン「うぉっ!?」シュンッ
~中央広場~
キリト「なんで急に移動したんだ?にしても凄い数だな…全プレイヤーがいるんじゃねぇか?」
クライン「なんかのイベントでも始まんのか?」
ズモモモモモ
クライン「おい見ろ空が!」
キリト「真赤な誓いぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
クライン「そうじゃねーよ!」
11: 1 2014/12/09(火) 20:05:32.41 ID:TELXKJNUO
茅場「全プレイヤーに告ぐ…私の名は茅場」
キリト「俺は天才イケメン人生ソロプレイヤーキリ…」
クライン「お前にゃ聞いてねぇよ!いいから聞こうぜ!」
茅場「かくかくしかじか」
キリト「なんてこった…俺達閉じ込められちまったのか…」
キャー ジョウダンジャネェ ダーリンコワーイ
茅場「最後に君達のアイテムボックスにプレゼントを用意した…諸君らの健闘を祈る」シュンッ
キリト「なんだこりゃ、手鏡…?うぉ!誰だこのイケメン!?ってうわっ!」ピカッ
ピカァァァ
クライン「おいキリトぉ!大丈夫か!?」
キリト「おのれ新手のスタンド使いか!」
クライン「この世界にDIOはいねーよ!…ってあれ?お前誰?」
キリト「その熱い鼓動…お前クラインか!?」
クライン「って、お前キリト!?」
キリト「俺は天才イケメン人生ソロプレイヤーキリ…」
クライン「お前にゃ聞いてねぇよ!いいから聞こうぜ!」
茅場「かくかくしかじか」
キリト「なんてこった…俺達閉じ込められちまったのか…」
キャー ジョウダンジャネェ ダーリンコワーイ
茅場「最後に君達のアイテムボックスにプレゼントを用意した…諸君らの健闘を祈る」シュンッ
キリト「なんだこりゃ、手鏡…?うぉ!誰だこのイケメン!?ってうわっ!」ピカッ
ピカァァァ
クライン「おいキリトぉ!大丈夫か!?」
キリト「おのれ新手のスタンド使いか!」
クライン「この世界にDIOはいねーよ!…ってあれ?お前誰?」
キリト「その熱い鼓動…お前クラインか!?」
クライン「って、お前キリト!?」
12: 1 2014/12/09(火) 20:08:44.79 ID:TELXKJNUO
キリト「…そうか、お前は前のゲームのギルメンと行くのか」
クライン「おう、まぁ、そっちこそ頑張れよ!」
キリト「おう!またどっかで会おうぜ!俺もレベル上げて物理でやってくからよ!」
クライン「意味わかんねぇよ!…まぁ、じゃあな!」
キリト「さーて、どうするか…とりあえずモンスター倒してレベル上げまくるか」
クライン「おう、まぁ、そっちこそ頑張れよ!」
キリト「おう!またどっかで会おうぜ!俺もレベル上げて物理でやってくからよ!」
クライン「意味わかんねぇよ!…まぁ、じゃあな!」
キリト「さーて、どうするか…とりあえずモンスター倒してレベル上げまくるか」
14: 1 2014/12/09(火) 20:15:37.61 ID:TELXKJNUO
キリト「一層だけでレベル78まで行ってしまった…自分の才能がやばい」
キリト「そういやもう2ヶ月もたったんだな、最初んころが懐かしい」
キリト「おっと、今日はボス攻略戦の作戦会議だった」
ディアベル「ハーイ!俺はディアベル!職業は気持ち的にナイトやってます!」
キリト「ッエーイ!俺はキリト!職業はゲーオタ!趣味はプロテインだ!」
ディアベル「静かにしててくれ…えー、では作戦会議を始めます!」
キバオウ「ちょっと待たんかーい!ワイはキバオウいうもん…」
キリト「黙っとれヒッツキムシ頭!」バキョ
キバオウ「なんでやっ!」グホォ
キリト「そういやもう2ヶ月もたったんだな、最初んころが懐かしい」
キリト「おっと、今日はボス攻略戦の作戦会議だった」
ディアベル「ハーイ!俺はディアベル!職業は気持ち的にナイトやってます!」
キリト「ッエーイ!俺はキリト!職業はゲーオタ!趣味はプロテインだ!」
ディアベル「静かにしててくれ…えー、では作戦会議を始めます!」
キバオウ「ちょっと待たんかーい!ワイはキバオウいうもん…」
キリト「黙っとれヒッツキムシ頭!」バキョ
キバオウ「なんでやっ!」グホォ
16: 1 2014/12/09(火) 20:22:58.63 ID:TELXKJNUO
キリト「あー、終わった終わった…お!さっきのねーちゃん」
アスナ「ビクッ」
キリト「おーい、お前さんこの後時間ある?よかったら俺と会議後ティータイムしない?」
アスナ「…なんで」
キリト「ん?」
アスナ「なんてあなたはそんなに明るくいられるの?」
キリト「…んー、別にいつも通りだけどな…まぁ、最初んころは俺もへこんださ」
キリト「でももう起こっちまった事なんだからしゃーねーさ!今は自分ができることをやるだけだ!RKCも言ってただろ?出来ることから始めようって」ニヒッ
アスナ「…強いのね、私と違って」
アスナ「…でも、少しだけ、この世界て生きる勇気が湧いてきた、ありがとう」
キリト「で、どうする?俺とお茶…」
アスナ「それは遠慮します」
アスナ「ビクッ」
キリト「おーい、お前さんこの後時間ある?よかったら俺と会議後ティータイムしない?」
アスナ「…なんで」
キリト「ん?」
アスナ「なんてあなたはそんなに明るくいられるの?」
キリト「…んー、別にいつも通りだけどな…まぁ、最初んころは俺もへこんださ」
キリト「でももう起こっちまった事なんだからしゃーねーさ!今は自分ができることをやるだけだ!RKCも言ってただろ?出来ることから始めようって」ニヒッ
アスナ「…強いのね、私と違って」
アスナ「…でも、少しだけ、この世界て生きる勇気が湧いてきた、ありがとう」
キリト「で、どうする?俺とお茶…」
アスナ「それは遠慮します」
17: 1 2014/12/09(火) 20:27:16.19 ID:TELXKJNUO
~一層ボス前~
キリト「ボスの名前は、ルイ…えーと、そう!ルイージ・小太り・センチメンタル!心ぴょんぴょんしてそうな豚野郎だぜ」
アスナ「ルインコボルトセンチネル…」
キリト「そうそれ!なんでしってんの?」
アスナ「攻略本に書いてあったからよ…」
キリト「そうか…まぁ、気合い入れて物理で殴る!これで勝つる!」
アスナ「なにその謎理論」
キリト「信じるんだ、己の拳を」
キリト「ボスの名前は、ルイ…えーと、そう!ルイージ・小太り・センチメンタル!心ぴょんぴょんしてそうな豚野郎だぜ」
アスナ「ルインコボルトセンチネル…」
キリト「そうそれ!なんでしってんの?」
アスナ「攻略本に書いてあったからよ…」
キリト「そうか…まぁ、気合い入れて物理で殴る!これで勝つる!」
アスナ「なにその謎理論」
キリト「信じるんだ、己の拳を」
21: 1 2014/12/09(火) 20:33:42.56 ID:TELXKJNUO
ディアベル「よーし、行こう!」
オォー!
キリト「おっしゃいくぜぇ!」
ギギギ…
コボルトさん「ブモォォォォ!!!」
ディアベル「総員突げ」
キリト「よいしょおおおおおおおおおお!!!!」ズバン
ズパァァン!!!
ディアベル「ファ?」
キバオウ「ソラ?」
アスナ「…しど」ボソッ
キリト「なにこの黒いコートちょーかっけぇぇぇ!!!!よし決めた、ゲームクリアまてこれ着てよう」
キリト「俺のことは黒の剣士キリトと呼んでくれ」キリッ
「「「「「」」」」」
キバオウ「こんなんチートや!チーターや!」
オォー!
キリト「おっしゃいくぜぇ!」
ギギギ…
コボルトさん「ブモォォォォ!!!」
ディアベル「総員突げ」
キリト「よいしょおおおおおおおおおお!!!!」ズバン
ズパァァン!!!
ディアベル「ファ?」
キバオウ「ソラ?」
アスナ「…しど」ボソッ
キリト「なにこの黒いコートちょーかっけぇぇぇ!!!!よし決めた、ゲームクリアまてこれ着てよう」
キリト「俺のことは黒の剣士キリトと呼んでくれ」キリッ
「「「「「」」」」」
キバオウ「こんなんチートや!チーターや!」
24: 1 2014/12/09(火) 20:38:51.49 ID:TELXKJNUO
~とある酒場~
黒猫1「我ら月夜の黒猫団にカンパーイ!」
キリト「カンパァァァァァイ!!!」
黒猫2「いやー、さっきは危ないところをありがとうございました」
キリト「べっ、別にアンタのことを助けたわけなんだからね!」
サチ(ツンデレ…?いや違う…)
黒猫1「キリトさんですよね、レベル幾つですか?」
キリト「95」
黒猫「「「「」」」」
キリト「敗北を知りたい」
黒猫1「我ら月夜の黒猫団にカンパーイ!」
キリト「カンパァァァァァイ!!!」
黒猫2「いやー、さっきは危ないところをありがとうございました」
キリト「べっ、別にアンタのことを助けたわけなんだからね!」
サチ(ツンデレ…?いや違う…)
黒猫1「キリトさんですよね、レベル幾つですか?」
キリト「95」
黒猫「「「「」」」」
キリト「敗北を知りたい」
25: 1 2014/12/09(火) 20:43:18.21 ID:s3eE+5Rm0
~とあるダンジョン~
黒猫3「俺達だけでここクリアしちゃおーぜー」
サチ「キリトだけでも十分じゃない?」
キリト「えぇ~そんなわけありますよぉ」テレテレ
黒猫2(うぜぇ)
黒猫3「うぉっ!宝箱だ!」ヒャホー
キリト「レッツ独り占め」ダッ
黒猫4「あっ、ずるい」
ファーファー
サチ
黒猫3「俺達だけでここクリアしちゃおーぜー」
サチ「キリトだけでも十分じゃない?」
キリト「えぇ~そんなわけありますよぉ」テレテレ
黒猫2(うぜぇ)
黒猫3「うぉっ!宝箱だ!」ヒャホー
キリト「レッツ独り占め」ダッ
黒猫4「あっ、ずるい」
ファーファー
サチ
26: 1 2014/12/09(火) 20:45:42.17 ID:s3eE+5Rm0
サチ「これ罠じゃない!?」
キリト「粉バナナ!」
ゾロゾロ
黒猫3「やっべ…!」
キリト「どっこいせう」ジョパン
キャー ウキャー
黒猫「「「「」」」」
キリト「キリッ!!!!」
キリト「粉バナナ!」
ゾロゾロ
黒猫3「やっべ…!」
キリト「どっこいせう」ジョパン
キャー ウキャー
黒猫「「「「」」」」
キリト「キリッ!!!!」
30: 1 2014/12/09(火) 20:56:56.59 ID:s3eE+5Rm0
キリト「どりゃー!」ズバッ
キリト「このデスゲームが始まって2年がたった」
キリト「死者は280人にも及んだ」
キリト「一方の俺はHPが80%を切ったことはなく、もはや作業ゲーの毎日である」
キリト「ブロンズソードでソードスキルなしでここまでやってきた俺すごくね?」
キリト「なんか二刀流とかいうスキルをゲットしたりしたけど未だ使ってないし」
キリト「とりあえずうまそうな兎引っ捕らえたけど、どうしようこれ」
エギル「S級のレアアイテムか」
キリト「驚かねぇんだな、マッチョ」
エギル「お前ならこれあと20匹持ってきてもおかしくないからな」
アスナ「あれ、キリト君」
キリト「おう、アスっち、この兎料理してくんね?」
アスナ「え、べ、別にいいけど…」
あいつ誰だっけ、あのラフィコフィのやつ「アスナ様いけません、おい小僧、少し強いからって調子に乗るなよ」
キリト「え~、強いだなんてそ~んなぁ~」
ラフィコフィのやつ「イラッ」
33: 1 2014/12/09(火) 21:06:05.96 ID:TELXKJNUO
アスナん家
キリト「あ~、食った食った!アスっちはほんと料理うめぇなぁ~、いい愛人になれっぞ」
アスナ「妻じゃないんだ…ところでキリト君、私とパーティーくんでくれない?」
キリト「惚れたか」ガタッ
アスナ「違う、ちょっとボスを見てきたいの」
キリト「ギルドは?あのヒステリーブサイクが騒ぐんじゃねぇの?」
アスナ「多分キリト君の名前出せば、二つ返事でOKしてくれると思う…そういえば団長にキリト君のこと話した時『渡すんじゃなかった』って言ってたけど」
キリト「なんの話だよ」
キリト「あ~、食った食った!アスっちはほんと料理うめぇなぁ~、いい愛人になれっぞ」
アスナ「妻じゃないんだ…ところでキリト君、私とパーティーくんでくれない?」
キリト「惚れたか」ガタッ
アスナ「違う、ちょっとボスを見てきたいの」
キリト「ギルドは?あのヒステリーブサイクが騒ぐんじゃねぇの?」
アスナ「多分キリト君の名前出せば、二つ返事でOKしてくれると思う…そういえば団長にキリト君のこと話した時『渡すんじゃなかった』って言ってたけど」
キリト「なんの話だよ」
35: 1 2014/12/09(火) 21:14:05.63 ID:TELXKJNUO
キリト「アスっちおせぇなぁ~」
シュアーン
キリト「お、やっときたってうぉ!?」ドタン,ゴロゴロ
ムニ
アスナ「……」
キリト「……」
キリト「C力ップぶべら」バキョ
アスナ「ちょっと匿って!」
ヒステリーブサイク「アスナ様、いけません、お戻りください」
キリト「わりーね、今からこの女は俺とサタデーナイトを楽しむから、つーわけでどっかいって、どうぞ」
ヒステリーブサイク「おのれ…!相応の覚悟はできてるのだろうな!」ピッピッ
キリト「よっしゃ、承諾してやろうじゃねーの!闇のゲームの始まりだぜ!」
37: >>34乙 2014/12/09(火) 21:22:11.08 ID:TELXKJNUO
ヒステリーブサイク「お前ごときに負けるか!」
キリト「我が帝具、漆黒之剣ダークリパルサーの裁きをうけるがいい」
アスナ「あれ?ブロンズソードじゃないの?」
キリト「こいつには地の理では生温い、天の理をしめしてやろう」
ヒステリーブサイク「うぉぉぉぉ!」
キリト「ほい、バチスク(バーチカルスクエア)」ズドドン
ヒステリーブサイク「うぎゃあああああああああ!!!!」ドッゴオオオオン
キリト「ホイ、終演♪」
キリト「我が帝具、漆黒之剣ダークリパルサーの裁きをうけるがいい」
アスナ「あれ?ブロンズソードじゃないの?」
キリト「こいつには地の理では生温い、天の理をしめしてやろう」
ヒステリーブサイク「うぉぉぉぉ!」
キリト「ほい、バチスク(バーチカルスクエア)」ズドドン
ヒステリーブサイク「うぎゃあああああああああ!!!!」ドッゴオオオオン
キリト「ホイ、終演♪」
38: >>36それそれ、暗ディール 2014/12/09(火) 21:30:30.82 ID:TELXKJNUO
アスナ「ヒステリーブ…クラディールさんトラウマになって血盟騎士団止めてラーメン屋になったよ」
キリト「やりすぎた」パァァァァ
アスナ「なんで嬉しそうにしてんの」
アスナ「はぁっ!…ふぅ、少し休憩」
キリト「え?もう疲れたん?俺まだいけるんだけど」
アスナ「とりあえずお昼にしましょう」
キリト「サンドウィッツィじゃねぇか、俺これ好き」モグモグ
アスナ「あ、こら!いただきますくらい…!誰かきた…!」
キリト「え?どっかのギルドか……あ」
クライン「はぁ~、疲れた…ってうぉ!お前!」
キリト「ラクス!」
クライン「キラ!…じゃねぇ!クラインだよ!久しぶりじゃねぇかキリト!」
キリト「久しぶりだなぁおい!生徒証明書狩り事件以来か?」
クライン「一部の人にしか通じないネタ禁止!」
キリト「やりすぎた」パァァァァ
アスナ「なんで嬉しそうにしてんの」
アスナ「はぁっ!…ふぅ、少し休憩」
キリト「え?もう疲れたん?俺まだいけるんだけど」
アスナ「とりあえずお昼にしましょう」
キリト「サンドウィッツィじゃねぇか、俺これ好き」モグモグ
アスナ「あ、こら!いただきますくらい…!誰かきた…!」
キリト「え?どっかのギルドか……あ」
クライン「はぁ~、疲れた…ってうぉ!お前!」
キリト「ラクス!」
クライン「キラ!…じゃねぇ!クラインだよ!久しぶりじゃねぇかキリト!」
キリト「久しぶりだなぁおい!生徒証明書狩り事件以来か?」
クライン「一部の人にしか通じないネタ禁止!」
39: 1 2014/12/09(火) 21:36:29.89 ID:TELXKJNUO
クライン「おめぇここで何してんだ?閃光のアスナなんか連れて」
キリト「いやぁ~俺の女がどうしてもボスを見たいって駄々こねるから仕方なくよぉ~」
アスナ「こねてないし、アンタの女じゃないっ!」
クライン「俺達も行っていいか?」
キリト「足手まといになるなよ?」ニッ
クライン「おめぇと行ったら誰でも足でまといだよ…」
キリト「いやぁ~俺の女がどうしてもボスを見たいって駄々こねるから仕方なくよぉ~」
アスナ「こねてないし、アンタの女じゃないっ!」
クライン「俺達も行っていいか?」
キリト「足手まといになるなよ?」ニッ
クライン「おめぇと行ったら誰でも足でまといだよ…」
40: 1 2014/12/09(火) 21:42:46.56 ID:TELXKJNUO
キリト「ここがボス部屋か」
アスナ「そーっと、そーっとよ」
キリト「たのもぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」バァァァン
アスナ「静かにっつってんでしょうがぁぁぁ!!!!」
クライン「アスナさん!」
アスナ「あっ」
グルルルルルル…グォォォォォ!!!
アスナ「やばぁぁぁ!!!!」
キリト「どっこいしょぉぉぉぉ!!!!!!!」メメタァ
グォォォォォ!!!!
クライン「エブォッ」
アスナ「」
キリト「あれ、流石に一撃じゃ倒れないかぁー、やだなぁ~」
キリト「おめぇつええな、お礼に俺の奥の手見せてやるよ、アスっちー、クライン、10秒耐えて」
アスナ「アッハイ」
アスナ「そーっと、そーっとよ」
キリト「たのもぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」バァァァン
アスナ「静かにっつってんでしょうがぁぁぁ!!!!」
クライン「アスナさん!」
アスナ「あっ」
グルルルルルル…グォォォォォ!!!
アスナ「やばぁぁぁ!!!!」
キリト「どっこいしょぉぉぉぉ!!!!!!!」メメタァ
グォォォォォ!!!!
クライン「エブォッ」
アスナ「」
キリト「あれ、流石に一撃じゃ倒れないかぁー、やだなぁ~」
キリト「おめぇつええな、お礼に俺の奥の手見せてやるよ、アスっちー、クライン、10秒耐えて」
アスナ「アッハイ」
43: 1 2014/12/09(火) 21:49:18.74 ID:s3eE+5Rm0
グルルルルルル…グル…
クライン(もう満身創痍じゃねーか)
アスナ(ちょっと可哀想)
キリト「よしでけた、そこどいて」
キリト「俺がレベル143の時に編み出した究極奥義!!その名はぁぁぁ!!…名は…」
キリト「スターバックスアイスクリームゥゥゥゥゥ!!!!!!!」ズバババババハ
アスナ(に、に、二刀流…う、嘘…)
クライン(やべ、ちびった、しかも身が出た)
クライン(もう満身創痍じゃねーか)
アスナ(ちょっと可哀想)
キリト「よしでけた、そこどいて」
キリト「俺がレベル143の時に編み出した究極奥義!!その名はぁぁぁ!!…名は…」
キリト「スターバックスアイスクリームゥゥゥゥゥ!!!!!!!」ズバババババハ
アスナ(に、に、二刀流…う、嘘…)
クライン(やべ、ちびった、しかも身が出た)
45: 1 2014/12/09(火) 21:54:19.32 ID:s3eE+5Rm0
キリト「輝け、ハッピースマイル」キリッ
ズパァァン
キリト「おっ、新しいソードスキルだ、ラッキー」
クライン「キリトよぉ…お前今レベルいくつ?」
キリト「197。キリドヤァ」
アスナ(SOA)
クラインギルメンズ(あれ?俺達空気?エア?)
キリト「さぁーて報告報告、なんか貰えるかなぁー」
ズパァァン
キリト「おっ、新しいソードスキルだ、ラッキー」
クライン「キリトよぉ…お前今レベルいくつ?」
キリト「197。キリドヤァ」
アスナ(SOA)
クラインギルメンズ(あれ?俺達空気?エア?)
キリト「さぁーて報告報告、なんか貰えるかなぁー」
46: >>44バチスク 2014/12/09(火) 21:59:13.27 ID:s3eE+5Rm0
キリト「はした金しか貰えなかった…100万とか」
エギル「十分だろ…それよりこの新聞すげぇなぁ、黒の剣士、たった一人でボス殲滅、その様悪鬼羅刹の如しって」
クライン「真実だ…」
バン!
アスナ「ハァハァ…キリト君!大変なことになっちゃった!」
キリト「産まれたか!」ガタッ
アスナ「捻りつぶすぞ」
エギル「十分だろ…それよりこの新聞すげぇなぁ、黒の剣士、たった一人でボス殲滅、その様悪鬼羅刹の如しって」
クライン「真実だ…」
バン!
アスナ「ハァハァ…キリト君!大変なことになっちゃった!」
キリト「産まれたか!」ガタッ
アスナ「捻りつぶすぞ」
49: 1 2014/12/09(火) 22:08:26.13 ID:s3eE+5Rm0
ヒースクリフ「久しぶりだね」
キリト「ええ、前会ったのはあの糞不味いラーメン屋でしたね、レッドクリフ男爵」
ヒースクリフ「ヒースクリフだ、それにしてもあのラーメン屋はひどかったな…危うく死ぬところだった」
ヒースクリフ「さて本題だが、アスナ君を連れていくのは私達としても非常に困るのでね、私とデュエルして勝ったらアスナ君を連れていきたまえ、負けたら君も血盟騎士団に入れ」
アスナ「正気ですか!」ガタッ
ヒースクリフ「団長としての責務を果たすだけだ」
アスナ「でも…すごいちびって…」
キリト「受けましょう!!!」キラァ
アスナ「正気!?」
キリト「だってあの生ける伝説ヒースクリフ松村だぜ!?うはー、ワクワクがとまんねぇぇ!!初めて本気出せる!」
アスナ(スターバックスアイスクリームは本気じゃなかったんだ…)
ヒースクリフ「…決戦は明日だ、オムツの替えは存分に用意しておく」
キリト「ええ、前会ったのはあの糞不味いラーメン屋でしたね、レッドクリフ男爵」
ヒースクリフ「ヒースクリフだ、それにしてもあのラーメン屋はひどかったな…危うく死ぬところだった」
ヒースクリフ「さて本題だが、アスナ君を連れていくのは私達としても非常に困るのでね、私とデュエルして勝ったらアスナ君を連れていきたまえ、負けたら君も血盟騎士団に入れ」
アスナ「正気ですか!」ガタッ
ヒースクリフ「団長としての責務を果たすだけだ」
アスナ「でも…すごいちびって…」
キリト「受けましょう!!!」キラァ
アスナ「正気!?」
キリト「だってあの生ける伝説ヒースクリフ松村だぜ!?うはー、ワクワクがとまんねぇぇ!!初めて本気出せる!」
アスナ(スターバックスアイスクリームは本気じゃなかったんだ…)
ヒースクリフ「…決戦は明日だ、オムツの替えは存分に用意しておく」
52: 1 2014/12/09(火) 22:16:29.70 ID:s3eE+5Rm0
ワーワー
アスナ「もー、ばかばかばか!いやほんとマジでばか!」
キリト「そんなこと言って…俺の活躍、見たいんだろぅ?」キリッ
アスナ「見たくないからこういってんの!あんな惨劇繰り返しちゃいけない!」
キリト「団長なら大丈夫だろ、イエローゾーンまでHPが落ちたことはないっていうし、なによりユニークスキルの新鮮剣とかいうのがあるだろ」
アスナ「でも、流石に…」
キリト「大丈夫、全力でやる」
アスナ「だっからそれが駄目だって言ってんのぉぉぉぉぉぉ!!!!」
アスナ「もー、ばかばかばか!いやほんとマジでばか!」
キリト「そんなこと言って…俺の活躍、見たいんだろぅ?」キリッ
アスナ「見たくないからこういってんの!あんな惨劇繰り返しちゃいけない!」
キリト「団長なら大丈夫だろ、イエローゾーンまでHPが落ちたことはないっていうし、なによりユニークスキルの新鮮剣とかいうのがあるだろ」
アスナ「でも、流石に…」
キリト「大丈夫、全力でやる」
アスナ「だっからそれが駄目だって言ってんのぉぉぉぉぉぉ!!!!」
55: 1 2014/12/09(火) 22:25:29.98 ID:s3eE+5Rm0
ワーワー
ヒースクリフ「逃げずに来たんだね」
キリト「えぇ、正直、足が震えてますけどね…!」
ヒースクリフ「今のは自分自身に言ったんだ、あと私はもっと深刻な状態だ」
キリト「さぁ…始めましょうか!」
ヒースクリフ「フッ…どうか夢であってくれ!」
ピー!!!
キリト「ギャラクシーバーストストリーーーーーム!!!!」グォォォォォ!!!!
ヒースクリフ「ちょ、なんだそれは!見たことないぞ!」
キリト「オリジナルです!」ズドドドドドド
ヒースクリフ(そんなシステム搭載してない…てことはこれ素の動きか…)ガキキキ…
バキョ
ヒースクリフ「あ」
キリト「貰ったぁ!」
ヒースクリフ(オーバーアシスト最大級!)
キィィン
キリト「さっすが…!」
ヒースクリフ「フッ…そちらこそ」
ヒースクリフ「逃げずに来たんだね」
キリト「えぇ、正直、足が震えてますけどね…!」
ヒースクリフ「今のは自分自身に言ったんだ、あと私はもっと深刻な状態だ」
キリト「さぁ…始めましょうか!」
ヒースクリフ「フッ…どうか夢であってくれ!」
ピー!!!
キリト「ギャラクシーバーストストリーーーーーム!!!!」グォォォォォ!!!!
ヒースクリフ「ちょ、なんだそれは!見たことないぞ!」
キリト「オリジナルです!」ズドドドドドド
ヒースクリフ(そんなシステム搭載してない…てことはこれ素の動きか…)ガキキキ…
バキョ
ヒースクリフ「あ」
キリト「貰ったぁ!」
ヒースクリフ(オーバーアシスト最大級!)
キィィン
キリト「さっすが…!」
ヒースクリフ「フッ…そちらこそ」
57: 1 2014/12/09(火) 22:32:27.78 ID:s3eE+5Rm0
キリト「すげぇなぁ、やっぱ強い!!なんか股から汁出てますけど、それが強さの秘密ですか!?」
ヒースクリフ「これは…えっと…そう、強者の股汁(シッキング)だ」
キリト「しっきんぐ…!」
ヒースクリフ「真なる強者は、股から常にこれを垂らしている、つまり君と私では力に差がありすぎるのだ」
アスナ(団長…)
カラン…
キリト「降参です」
ヒースクリフ「えっ」
アスナ「えっ」
ヒースクリフ「これは…えっと…そう、強者の股汁(シッキング)だ」
キリト「しっきんぐ…!」
ヒースクリフ「真なる強者は、股から常にこれを垂らしている、つまり君と私では力に差がありすぎるのだ」
アスナ(団長…)
カラン…
キリト「降参です」
ヒースクリフ「えっ」
アスナ「えっ」
59: 1 2014/12/09(火) 22:41:17.76 ID:s3eE+5Rm0
キリト「強者の股汁(シッキング)が出ないようじゃ、アンタとは力の差がありすぎる…多分アンタは力の半分も出してない…俺は全力だったのに」
キリト「いつか強者の股汁(シッキング)を常に垂れ流し続けられるようになったら…股、勝負してくれますか?」
ヒースクリフ「…それはできん」
キリト「えっ!?」
ヒースクリフ「私はこの世界である病気を患った…余命3週間といったところだ…もう全力を出せることはできない」
キリト「な、なんだとぉぉぉ!?」
アスナ(団長…)
キリト「じ、じゃあ、血盟騎士団はどうなるんですか!」
ポン
ヒースクリフ「君になら、託せる気がする、どうだい?」
キリト「俺なんかに…務まるんですか?」
ヒースクリフ「やれるさ、頑張れ!ナンバー2!」
キリト「はい!!!」
キリト「いつか強者の股汁(シッキング)を常に垂れ流し続けられるようになったら…股、勝負してくれますか?」
ヒースクリフ「…それはできん」
キリト「えっ!?」
ヒースクリフ「私はこの世界である病気を患った…余命3週間といったところだ…もう全力を出せることはできない」
キリト「な、なんだとぉぉぉ!?」
アスナ(団長…)
キリト「じ、じゃあ、血盟騎士団はどうなるんですか!」
ポン
ヒースクリフ「君になら、託せる気がする、どうだい?」
キリト「俺なんかに…務まるんですか?」
ヒースクリフ「やれるさ、頑張れ!ナンバー2!」
キリト「はい!!!」
69: 1 2014/12/09(火) 23:29:50.25 ID:s3eE+5Rm0
キリト「えーそれでは、75層のボスを蹂躙しにいきまーす」
団員「ブッ」
アスナ「あのーキリ…団長、いくらなんでも早いのでは…」
キリト「甘い!バーモンドくらい甘いよアスナ君!速さが足りないんだよ君は!」
アスナ「あの、私、閃光のアスナ…」
キリト「でーじょーぶでーじょーぶ!皆で一致団結すれば勝てないものはないって!」
団員「し、しかし次は25の倍数ですよ?強力なボスが…」
キリト「え?25の倍数って強いの?そうなんだ…」
団員(もうこの人だけでいいよ)
団員「ブッ」
アスナ「あのーキリ…団長、いくらなんでも早いのでは…」
キリト「甘い!バーモンドくらい甘いよアスナ君!速さが足りないんだよ君は!」
アスナ「あの、私、閃光のアスナ…」
キリト「でーじょーぶでーじょーぶ!皆で一致団結すれば勝てないものはないって!」
団員「し、しかし次は25の倍数ですよ?強力なボスが…」
キリト「え?25の倍数って強いの?そうなんだ…」
団員(もうこの人だけでいいよ)
71: 1 2014/12/09(火) 23:36:26.81 ID:s3eE+5Rm0
ボス部屋
キリト「諸君らの健闘を祈るッッッッ!!!」
ギィィィ…
グォォォォォ!!!!
キリト「うぉ!カセキホリダー!?」
団員「団長!あれはホネンバーではありません!」
団員「く、くるぞぉぉぉ!!!」
ズンズンズ
キリト「一日一閃!!!!」カナシミッ
グギャァァァア!!!!!
キリト「痔・クリトリス」ドドドドド
ズパァァン
キリト「いやっほぉぉぉ!!」
アスナ(甘かった…私ははいからまんじゅうより甘かったんだ…)
キリト「諸君らの健闘を祈るッッッッ!!!」
ギィィィ…
グォォォォォ!!!!
キリト「うぉ!カセキホリダー!?」
団員「団長!あれはホネンバーではありません!」
団員「く、くるぞぉぉぉ!!!」
ズンズンズ
キリト「一日一閃!!!!」カナシミッ
グギャァァァア!!!!!
キリト「痔・クリトリス」ドドドドド
ズパァァン
キリト「いやっほぉぉぉ!!」
アスナ(甘かった…私ははいからまんじゅうより甘かったんだ…)
72: 1 2014/12/09(火) 23:41:21.38 ID:s3eE+5Rm0
キリト「よーし!この調子で76も…」
ファンファンファン
キリト「え?」
ハチガツツイタチ、ゲームハクリアサレマシタ、ゲームハクリアサレマシタ
キリト「」
アスナ「」
クライン「」
エギル「」
団員「「「」」」
パァァァァ…
ファンファンファン
キリト「え?」
ハチガツツイタチ、ゲームハクリアサレマシタ、ゲームハクリアサレマシタ
キリト「」
アスナ「」
クライン「」
エギル「」
団員「「「」」」
パァァァァ…
75: 1 2014/12/09(火) 23:48:16.08 ID:s3eE+5Rm0
キリト「…ん?ここは?」ムクッ
直葉「お兄ちゃんっ…!」ガバッ
キリト「うぉっ!すぐたんどしたの!ってここ病院!?なぜこんな不健康な場所に俺は…」
直葉「茅場晶彦が自殺したんだって…プレイヤーを解放して…」
キリト(辛いことでもあったのか)
キリト「とりあえず、まぁ…」
キリト「…終わったなぁ…」ハァ
直葉「なんでそんな残念そうに!?」
End
直葉「お兄ちゃんっ…!」ガバッ
キリト「うぉっ!すぐたんどしたの!ってここ病院!?なぜこんな不健康な場所に俺は…」
直葉「茅場晶彦が自殺したんだって…プレイヤーを解放して…」
キリト(辛いことでもあったのか)
キリト「とりあえず、まぁ…」
キリト「…終わったなぁ…」ハァ
直葉「なんでそんな残念そうに!?」
End
77: 1 2014/12/09(火) 23:51:07.07 ID:s3eE+5Rm0
次回、アルヴヘイムオンライン編スタート!
怒涛のチート劇を見逃すなかれ!
「おい須郷そこ変われ」
「はったおすぞキリキリ舞がぁ!」
怒涛のチート劇を見逃すなかれ!
「おい須郷そこ変われ」
「はったおすぞキリキリ舞がぁ!」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/12/10(水) 00:00:50.39 ID:J5NoJmsU0
面白かった、続き期待してる
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/10(水) 00:05:43.68 ID:dQX3BobDO
ちょいちょいワロタwwwwwwwwww
乙wwwwwwwwww
乙wwwwwwwwww
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/10(水) 06:26:27.86 ID:82BzMciNo
乙でした
久しぶりに笑った
久しぶりに笑った
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/12/10(水) 08:06:29.11 ID:AYmjHtlgO
電車の中で見るんじゃなかった。