【ミリマスSS】育「今日からわたしが『委員長』だからね!」琴葉「えっ」
2020-12-31
1: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:25:13.64 ID:3eST28oJ0
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2: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:26:01.76 ID:3eST28oJ0
育「そういうことだから。よろしくね琴葉さん」
琴葉「育ちゃん、どうしたの?」
育「うんとね、この前の聖ミリオン女学園で、わたしミス・ラベンダーの妹役だったでしょ?」
琴葉「うん、育ちゃんの演技、素敵だったなぁ」
育「だからきっと、続編があったらわたしが生徒会長になると思うの」
琴葉「うん?」
育「でもわたし、習い事とか忙しくて、生徒会長も委員長もやったことないなぁって」
琴葉「あぁ、そういうことね」
育「それだけじゃないよ!」
琴葉「?」
育「琴葉さん、いっつも忙しそうで、考え事ばっかりしてるから、わたしが『委員長』を代わってあげようって思って」
琴葉「育ちゃん……!」ナデナデ
育「撫でないで!」
3: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:26:46.34 ID:3eST28oJ0
琴葉「それで、『委員長』って何をするの?」
育「それを琴葉さんに聞こうと思って」
琴葉「えっ?」
育「だって琴葉さんって『委員長』でしょ?」
琴葉「学校ではそうだけど、劇場ではただ恵美がそう呼んでるだけで……」
育「えっ? 学校の『委員長』と違うの?」
琴葉「ちょっと待っててね」
育「うん」
琴葉「お待たせ」ガラガラ
育「わぁホワイトボード! 琴葉さん、先生みたい!」
琴葉「えぇと、まず私を取り巻く『委員長』という言葉の意味についてだけど……」
育「ふむふむ」
4: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:27:39.12 ID:3eST28oJ0
琴葉「……ということで、委員長という言葉に求められる人物像として……」
あずさ「琴葉ちゃん、育ちゃん、何してるの?」
育「あ、あずさお姉ちゃ、じゃなくてあずささん!」
あずさ「ふふっ、また「あずさお姉ちゃん」って呼んでくれても良いのよ?」
育「いまね、琴葉さんに『委員長』について教えてもらってたんだよ!」
琴葉「僭越ながら」
育「それでね、私が劇場の『委員長』になるの!」
あずさ「あらあら、そういうことだったのね~」
5: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:28:37.41 ID:3eST28oJ0
育「私もあずさお姉ちゃんみたいに立派な『ミス・ラベンダー』になりたいから」
あずさ「私も紗代子ちゃんや歩ちゃんには迷惑かけてばっかりで、それに実際に生徒会長をやったことは無くて……」
あずさ「そうだ。私も琴葉ちゃんから『委員長』について教わろうかしら」
琴葉「えっ」
育「確かに! あずさお姉ちゃんも一緒に聞いてもらったほうが、せーごーせーが取れる?よね!」
琴葉「あの、私も立派な委員長と言うわけでは……」
あずさ「琴葉ちゃんなら大丈夫よ~」
育「よろしくね、琴葉さん!」
琴葉「えぇ……」
6: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:29:30.33 ID:3eST28oJ0
琴葉「……私の知る限りだと、こんなところかな」
育「なるほど!」
あずさ「勉強になったわ~」
育「これで今日から、わたしが『委員長』だね! ありがとう琴葉さん」
琴葉「どういたしまして……?」
あずさ「育ちゃん」
あずさ「貴女なら、きっと立派な『委員長』になれるわ。当代のミス・ラベンダーが保証します」
育「あずさお姉ちゃん……!」
琴葉「あずささんはどういうポジションなんですか?」
7: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:30:30.26 ID:3eST28oJ0
百合子「あっ、琴葉さん。すみませんちょっと良いですか?」
琴葉「百合子ちゃん。どうしたの?」
百合子「えっと、実は亜利沙さんがですね」
育「ちょっと待って百合子さん!」
百合子「わっ、育ちゃん」
育「今日から劇場の『委員長』はわたしになったんだよ!困ったことがあったらまずわたしに相談して!」
百合子「えっ、えっ?」
あずさ「頑張って、育ちゃん」
琴葉「あずささんはどういうポジションなんですか?」
8: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:31:03.39 ID:3eST28oJ0
百合子「えぇと、それが、亜利沙さんがどうしても更衣室にカメラを設置したいって言うんですけど」
琴葉「それはちょっと……」
百合子「ですよね! 私もそう言ったんですけど『防犯目的! 防犯目的ですから!』って言って聞かなくて」
百合子「琴葉さんからも言ってあげてくれませんか?」
育「ちょっと待って百合子さん!」
百合子「えっ!?」
育「さっき琴葉さんから聞いたの。『争いごとの時は必ず双方の主張を聞くこと』って!」
琴葉「そういえばそんなことを言ったような……」
あずさ「ちゃんと覚えてて偉いわ。育ちゃん」
琴葉「あずささんは覚えてなかったんですね」
9: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:33:28.75 ID:3eST28oJ0
あずさ「じゃあ私が呼んでくるわね」
琴葉「あ、いえ。ここは私が」
あずさ「良いのよ~。ちょうどお散歩しようと思っていたところだったから」
琴葉「そうですか。じゃあすみませんがお願いします」
10: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:34:01.81 ID:3eST28oJ0
琴葉「……」
育「……」
百合子「……戻って来ませんね」
11: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:34:55.98 ID:3eST28oJ0
育「わたし、亜利沙さんに連絡してみるね。百合子さんはあずささんに連絡してみて」
百合子「は、はいっ。もしもしあずささんですか、今どこに……。え、野生のワラビー?」
亜利沙「育ちゃんが私を呼んでいると聞いてぇッッ!!!」バァン
琴葉「八秒。新記録ね」
百合子「琴葉さんは何をやってるんですか」
育「亜利沙さん。そこに正座」
亜利沙「はいッッッッッ!!!!!」ザッッ
百合子「迷いが無さ過ぎる」
12: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:36:54.12 ID:3eST28oJ0
育「更衣室にカメラをつけようとしてたって本当?」
亜利沙「あれは! 私利私欲のためなど断じてなく! あくまで防犯目的で!」
育「ほんとうに?」
亜利沙「えぇ! アイドルの所属している劇場の更衣室は最も犯罪者に狙われやすい箇所! そこの守りを固めようというのは防犯上至極真っ当な意見かとありさは思います!!」
琴葉「うーん、確かにそう言われると……」
百合子「琴葉さん! 騙されないでください!」
亜利沙「そうです! ありさは既に美咲さんに防犯に必要な経費として申請済み! データもありさが作ったセキュリティで美咲さんと小鳥さんしか見れないように」
育「カメラじゃなくて良いんじゃない?」
亜利沙「えっ」
13: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:37:31.04 ID:3eST28oJ0
育「防犯だったら泥棒さんが来たらおっきな音が鳴るとか。カメラをつけるにしても入り口から外側に向けて付けるとか」
亜利沙「そ、それはですねぇ。狡猾な犯罪者というのは、内側の守りを固めないことには……」
育「それなら良いよね? 百合子さん」
百合子「ま、まぁそれなら……」
亜利沙「で、ですがっ! ありさはアイドルちゃんを守るために……!」
育「亜利沙さん、なにか困るの?」
亜利沙「こ、困りませんが……!」
育「じゃあこの件はこれで解決だね! 良かったね百合子さん!」
百合子「すごいです! 本当に委員長みたいだったよ育ちゃん!」
育「えっへん!」
琴葉「私だったらきっと解決できなかったと思う」
百合子「琴葉さんさっきから気が抜けてません?」
14: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:38:10.03 ID:3eST28oJ0
育「これからは『委員長』のわたしにもっと頼ってくれて良いからね!」
百合子「私はレッスンに戻るついでにみんなに伝えてきますね」
亜利沙「ありさも広報担当としてこのニュースを世界に広めなくては……!」パシャパシャ
琴葉「これは良いの?」
育「もう、今回だけだからね」
亜利沙「神……ッ!!!」パシャパシャ
15: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:38:48.39 ID:3eST28oJ0
琴葉「育ちゃんのお陰で私はリラックスできるね」
育「委員長が交代したからって、琴葉さんもダラダラしたら駄目だよ?」
琴葉「はい……」
美也「あ、育ちゃん。少し良いですか~」
育「美也さん! どうしたの?」
美也「育ちゃんが委員長になったと聞きまして~」
琴葉「噂が広まるのが早い」
16: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:40:02.93 ID:3eST28oJ0
美也「その『委員長』というのは、どのように決められたのでしょうか~」
育「『せしゅーせー』だよ! 琴葉さんから引き継いだの!」
琴葉「そうだっけ?」
美也「選挙はしていないのですね~。それなら~」
美也「私も『委員長』に立候補します~。これで委員長選挙が必要になりますね~」
育「せんきょ?」
琴葉「選挙?」
美也「それでは~」
美也「第765回765プロアイドル委員長争奪総選挙、スタートです~♪」
育「え?」
琴葉「え?」
17: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:40:42.15 ID:3eST28oJ0
美也のLINEグループへの投稿により、第765回765プロアイドル委員長争奪総選挙の開催が全アイドルに告知された。
765プロダクションの委員長の座を争うこの総選挙は、立候補自由かつ自由投票により最も得票数の多かったアイドルが
第765代765プロダクション委員長に就任するという、格式高い行事なのである!
琴葉「え、私が司会?」
美也「はい~。司会は代々前委員長が執り行っているみたいです~」
琴葉「そうなんだ……」
育「今日の琴葉さん流され過ぎじゃない?」
18: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:41:27.37 ID:3eST28oJ0
琴葉「え~、ただいまより第765回765プロアイドル委員長争奪総選挙を開催します!」
恵美「ヒューヒュー!」
エレナ「ピーピー!」
琴葉「静粛に! 厳正なる選挙の場ですよ!」
育「琴葉さんがノリノリだぁ」
桃子「琴葉さんどうしたの?」
環「くふふ、なんか面白そうだぞ」
美也「腕がなりますな~」
麗花「ねぇねぇ、私は指から肩まで順番に鳴るよ!」パキキキキ
ジュリア「音階奏でんな。身体傷めるぞ」
19: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:42:19.56 ID:3eST28oJ0
琴葉「それでは委員長候補者の方は前へ!」
育「えっと、よろしくお願いします!」
美也「勝負ですよ~! お~!」
琴葉「あれ? 他には?」
恵美「うんにゃ、アタシたちは何となく来ただけだし」
環「たまきたちも、いくが何かするから来ただけだよ」
ジュリア「あたしはレイに無理矢理連れて来られて……」
麗花「はいはーい! じゃあ私も委員長やりまーす!」
ジュリア「やるんかい」
琴葉「はい。それじゃあ委員長候補は育ちゃん、美也、麗花さんですね。前へ」
20: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:42:51.52 ID:3eST28oJ0
琴葉「それでは候補者から順に演説をしてもらいます」
育「えんぜつ?」
琴葉「所信表明かな? 委員長になって何をしたいとか、どんなことを頑張るとか」
麗花「えんぜつ?」
琴葉「麗花さんは最後に回すのでそれまでに考えていてくださいね」
麗花「はーい!」
美也「先攻は育ちゃんに譲りますよ~」
育「はいっ!」
21: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:43:36.27 ID:3eST28oJ0
育「中谷育です! あずさお姉ちゃんからミス・ラベンダーを引き継ぐために、劇場の『委員長』を経験させてもらいたいと思っています!」
桃子「ふぅん、そういうことだったんだ」
育「わたしが委員長になったら、みんながしっかりアイドルとして頑張れるように、いっぱいサポートするよ!」
育「あとはプロデューサーさんがあんまり大変にならないように、わたしが支えてあげる!」
エレナ「イクは良い子だネー」
恵美「間違いないね」
育「よろしくお願いします! 終わります!」
ジュリア「もうこれ育が委員長で良くないか?」
琴葉「ダメです。厳正なる選挙なので」
ジュリア「琴葉マジでどうした?」
22: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:44:16.90 ID:3eST28oJ0
美也「次は私ですね~。みなさん初めまして~、宮尾美也です~」
エレナ「ヒューヒュー! ミヤかわいいヨー!」
美也「ありがとうございます~。え~、私が委員長になった暁にはですね~」
美也「週に一度のお茶会を約束します~」
恵美「お、良いじゃん良いじゃん」
琴葉「あ、でも次年度の予算を申請するなら先週までに申請してもらわないと……」
美也「おや~」
麗花「お茶会、出来ないの?」
琴葉「いえ、出来ないというわけでは。少額であれば計画変更という形で何とか」
ジュリア「コトハはどういうポジションなんだよ」
美也「大丈夫そうですね~。まずはここにいる皆さんでお茶会しましょうか~」
環「やった~! じゃあたまき、冷蔵庫からコーラ持ってくる!」
ジュリア「ファンキーなお茶会だなオイ」
23: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:44:52.76 ID:3eST28oJ0
エレナ「アレ? でもお茶会ならイインチョーにならなくても出来るんじゃない?」
桃子「たしかに。星梨花とか春香さんとか、時々やってるしね」
美也「そういえばそうですね~」
美也「じゃあ私は委員長は辞退します~。来る途中に美味しそうな和菓子を買ってきたので、私はお茶を淹れてきますね~」
恵美「にゃはは、美也は自由だなぁ」
琴葉「ということは、育ちゃんと麗花さんの一騎打ち……?」
ジュリア「やる意味ある?」
琴葉「厳正な、選挙、なので……?」
ジュリア「自信無くしてるんじゃないよ」
24: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:45:50.60 ID:3eST28oJ0
麗花「はいはーい! じゃあ私の番ですね! 私が委員長になったら、なったら~、う~ん何しようかな~」
桃子「さっき琴葉さんが考えておいてって言ってたのに」
麗花「じゃあ私が委員長になったら、劇場に気球を付けて、フワ~って飛ばしちゃいます」
ジュリア「絶対止めろ」
恵美「上に立たせちゃいけない人間っているよね」
麗花「あれあれ、みんな気球嫌い? じゃあ飛行機みたいにガシーンって変形させちゃおっかな」
環「変形!? かっこいい!」
エレナ「サンバだネ」
ジュリア「どういう評価だよ」
25: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:46:26.82 ID:3eST28oJ0
琴葉「それでは投票に移ります!」
ジュリア「やる意味ある?」
琴葉「厳正な選挙なので!!!!」
ジュリア「自信取り戻してるんじゃねぇよ」
琴葉「はい、お手元にABと書いてある札がありますね。それをせーので挙げてください」
桃子「急にバラエティっぽくなったね」
エレナ「コトハは準備が良いネー」
琴葉「Aが育ちゃん、Bが麗花さんということで。投票権があるのは恵美、エレナ、桃子ちゃん、環ちゃん、ジュリアちゃんの五名、三票以上獲得した人が委員長です。それでは行きますよ」
育「ドキドキ……」
麗花「わくわく……」
26: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:47:15.77 ID:3eST28oJ0
琴葉「せーのっ!」
バッ
琴葉「決まりました! 育ちゃん四票、麗花さん一票で育ちゃんが委員長です!」
環「あ、まちがえちゃった。こっちが育?」
琴葉「訂正です! 育ちゃん五票、麗花さんゼロ票!」
ジュリア「死体蹴りやめろ」
麗花「う~ん、残念♪」
エレナ「ゼンゼン残念そうじゃないネ」
育「これでわたしが委員長?」
琴葉「そうだよ。今この時から、育ちゃんが正式な委員長になったの」
育「わぁ、やったぁ! みんな、よろしくね!」
桃子「良かったね、育」
27: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:48:02.42 ID:3eST28oJ0
あずさ「おめでとう育ちゃん。ミス・ラベンダーとして祝福するわ」
育「あずさお姉ちゃん!」
琴葉「あずささん! 戻るなら戻るって言ってください!」
琴葉「百合子ちゃんがさっきプロデューサーに頼まれてオーストラリアに向けて飛び立ったばかりですよ!」
恵美「百合子かわいそう」
あずさ「生徒会長とはこの学園の規範となる者、常に気品と礼節を忘れないようにね」
育「はいっ!」
環「せーとかいちょー?」
桃子「そういう設定なんじゃない?」
28: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:48:31.98 ID:3eST28oJ0
エレナ「デモ委員長ってなにするの? コトハみたいな?」
育「さっき琴葉さんに教えてもらったんだ! ほら!」
ジュリア「わぁノートがびっしり。育は偉いな」
育「えへへ♪」
美也「お茶を淹れてきました~。あ、委員長。お茶会を開きたいのですがよろしいでしょうか~」
育「うん、良いよ!」
美也「ありがとうございます~」
麗花「じゃあ劇場をびゅーんって飛ばしても良い?」
育「それは近所の人の迷惑になるからダメだよ!」
恵美「冷静~」
29: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:49:12.03 ID:3eST28oJ0
育「それじゃあみんなにもお茶会の連絡しなきゃ! 琴葉さん!」
琴葉「はい。それではわたくしめが皆に連絡致します」
環「なんかことは今日おもしろいぞ~」
あずさ「育ちゃん、こんなに立派になって……!」
エレナ「あずさはお母さんみたいだネ」
育「それじゃあ、今からお茶会を開催します!」
美也「お~! 新委員長の初仕事ですな~」
育「えへへ、今日からわたしが『委員長』だからねっ!」
おわり
30: ◆ivbWs9E0to 2020/12/28(月) 07:50:07.84 ID:3eST28oJ0
終わりました。HTML依頼出してきます。
オチも何も無くてすみません。
委員長の育ちゃん可愛いなぁ。
オチも何も無くてすみません。
委員長の育ちゃん可愛いなぁ。
引用元: ・【ミリマスSS】育「今日からわたしが『委員長』だからね!」琴葉「えっ」
【ミリマス】瑞希の怪
2020-12-30
1: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:20:11.46 ID:P0FvE3Cj0
こんばんは。
真壁瑞希です。
<こんにちはー!
元気のいい春日さん、ありがとうございます。
今日、みなさんに聞いていただく話は
なんてことない普通の話です。
でも、なるべくなら、夜に読んでほしいぞ。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520947211
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
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【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:21:03.38 ID:P0FvE3Cj0
これは、私が765プロに入る前の出来事です。
ある日、お金に困った私はバイトを始めることを決意したのです。
学校は幸いバイトを許可されている学校だったので、
私は面接を受けたりもしました。
私のことを知ってくださっている聡明な皆様なら
もうお分かりかと思いますが、中々バイトの面接にすら受かりませんでした。
3: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:23:01.20 ID:P0FvE3Cj0
どうしてだと思います?
私はありのままの私を受け入れて貰えるように
努力はしたのですが……。
前にこの話をプロデューサーに
お話した所、
「それは実は真壁の甘えなんだ」って言ってました。
「バイト先が欲しい人材というのは
バイト先でちゃんと働ける人なんだ」と言っていました。
< 知った風な口を……。
そうですよね。最上さん、これを言われた時、
同じ様なことをちょびっと思いました。ちょびっとだけ。
4: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:23:53.40 ID:P0FvE3Cj0
今になって思えばそれはごく当たり前の話ですが。
当時の私はまだ幼かったのでよく分かっていなかったのかもしれません。
当時と言っても1年も経ってませんが。
今もピチピチです。
< 私もピチピチよ?
百瀬さん、静かに。
さて、そうやってバイト探しに明け暮れている中、
あるバイトに受かったことがあるんです。
5: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:24:20.41 ID:P0FvE3Cj0
それは、とあるカラオケ店でのバイトでした。
面接の日は、お洒落でありながらも落ち着いた雰囲気のある
スカートとブラウスという
当時、私の中で流行ったファッションです。
面接をしてくれたのは、白髪が素敵な
初老のおじさま店長でした。
6: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:24:51.87 ID:P0FvE3Cj0
その御方は私の話を終始、
ニコニコと聞いてくれました。
「週に最低でも3日は入ってもらいたいんだけど、できる?」
「はい。大丈夫です。
もう少し入っても問題ありません。
やる気だけはこう見えてあるんです」
7: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:25:22.61 ID:P0FvE3Cj0
私はぐっと力こぶを作って見せます。
店長さんは「ふふ」と笑ってくれます。やった。
「真壁さんは、結構おとなしいタイプに見えるけど」
「人からはよくそう言われます。
ですが、内に秘める真壁はやんちゃです」
「そ、そうなのかい?」
8: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:26:14.87 ID:P0FvE3Cj0
おっと、この返しはよくなかったのかも。
あまりいい反応ではない。
お客様とトラブルを起こされるような
やんちゃタイプではないので
安心してください、とすぐに訂正を入れます。
「それなら良かった」と店長はまた素敵な笑顔に戻りました。
セーフ。
9: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:26:42.82 ID:P0FvE3Cj0
「そうそう、どうしてこういうことを聞くかって言うとね」
ニコニコの店長さんは私に少し
もったいぶって話します。
「ここって駅からも近いでしょう?
だから終電間際のお客さんとか
金曜の夜のお客さんとかお酒も入って
酔っている方も来られるんだ」
10: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:27:26.89 ID:P0FvE3Cj0
「はあ、なるほど」
「そういう時にね、飲み物を持って
部屋に入ったりすると
たいてい若い女の子だと
絡まれたりするんだけど」
「おお、それは……困りました」
11: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:28:46.54 ID:P0FvE3Cj0
確かに。それは盲点でした。
私もそういったウェイなノリの方達とは
この時はまだ合うかどうか分かっていなかったので。
正直、対処できるかどうか不安だったのです。
今でも伊吹さんとかどうしていいか分からない時がありますが。
あ、あと百瀬さんとか。お酒入った馬場さんとかも。
< え~! なんでですかー!
< どーゆー意味よー
< 私はまだいい方でしょー?
事務所での飲酒は禁止にしてほしいですね。
12: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:29:14.00 ID:P0FvE3Cj0
しかし、瑞希は負けませんでした。
数多の面接を受けては落ち、
受けては落ち、
ちぎっては投げられ、ちぎっては投げられを
繰り返した身。
「大丈夫です。そんな時は
手品で乗り切ります」
こう返したのです。
13: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:29:40.76 ID:P0FvE3Cj0
「おお、今できる?」
「はい」
ここでも数多の面接を受けてきた
経験が生かされました。
だいたいここで手品できると言うと
その場でやらされることは承知の上。
14: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:30:07.24 ID:P0FvE3Cj0
既に忍ばせておいた手品で
ポンっ、と勢いよくおもちゃの花を取り出してみせます。
「お~、本当だ。すごいね」
そして、店長さんからついに
一番聞きたかった言葉を聞くのです。
15: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:30:34.71 ID:P0FvE3Cj0
「うん、これならうちで働いても大丈夫そうだね」
なんとぉ。
この時、なんて嬉しかったことか。
今でも覚えています。
ただ、その喜びも次の店長さんの質問を
聞くまでの本当に一瞬の出来事でした。
16: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:31:25.33 ID:P0FvE3Cj0
店長さんは私にこう聞くんです。
「真壁さん。あとね」
「オバケって大丈夫?」
17: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:31:54.79 ID:P0FvE3Cj0
一瞬耳を疑いました。
「え? えっと、オバケ……ですか?」
ニコニコだった店長さんもこの時ばかりは
少し渋い顔をしていました。
そのお顔もまた素敵でしたけど。
18: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:32:22.91 ID:P0FvE3Cj0
「どうして、でしょうか」
店長さんは短く、うーん、と悩んだあと
「実はこの店にはねえ、
小さいこどもの幽霊がいるんだって」
19: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:33:04.48 ID:P0FvE3Cj0
「こどもの霊……ですか」
「実は僕はあまり見えないんだけどね」
どうやら子供の幽霊がいるし、
その上で目撃者も複数いるらしいんです。
20: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:33:46.54 ID:P0FvE3Cj0
それはバイトの子、
お客さん、色々な人が見ているそうです。
しかし、瑞希。
やっと受かりそうなバイトに
幽霊ごときでは負けられないぞ。と己を奮い立たせました。
21: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:34:28.04 ID:P0FvE3Cj0
「大丈夫です。私も見えたことありませんので」
実際に本当に見たこともないので
あまり幽霊という存在を信じていませんでしたので
こう答えました。
これは完璧な受け答えでは?
と内心小躍りしましたね。
22: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:35:04.88 ID:P0FvE3Cj0
「そっか。分かった。じゃあこれで面接は以上にしようか」
「はい、ありがとうございました」
この日、私はこれで帰りました。
23: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:35:33.65 ID:P0FvE3Cj0
店長さんからは
採用の連絡は早くて今日中にはできちゃうから。
ということだけは聞いていました。
ですので、携帯電話を前にしてそわそわと
連絡を待っていたのです。
24: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:35:59.69 ID:P0FvE3Cj0
そわそわ。
中々来ない採用の連絡に
段々と気分が落ち込んできます。
ですが、結局この日、連絡は来ませんでした。
25: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:36:26.96 ID:P0FvE3Cj0
この日は、もう諦めようか、とアルバイトをすること自体を諦めかけ
そのまま布団に入りました。
しかし、夜中の3時になり
私の携帯に着信が入ります。
26: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:36:53.65 ID:P0FvE3Cj0
誰だろう。
こんな時間に。
そう思い、携帯を見ると
昼間に受けたバイト先からだったのです。
27: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:37:24.17 ID:P0FvE3Cj0
こんな時間に?
採用の連絡をいれるの?
もしかしたら店長は閉店後に
残業してこの時間で電話をしたの?
それにしたって失礼な気がするけれど。
まあそれももう別にいいか。
と思い電話をとると
28: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:37:57.31 ID:P0FvE3Cj0
「今度いつ遊びにくるの?」
こどもの声ではっきりとそう聞こえました。
29: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:39:00.10 ID:P0FvE3Cj0
それを聞いた瞬間に
私はすぐに電話を切りました。
その後も……私の電話には
バイト先から着信がありましたが
私は絶対に出ませんでした。
30: ◆BAS9sRqc3g 2018/03/13(火) 22:40:32.92 ID:P0FvE3Cj0
以上になります。
事務所に入る前にも
実はアクティブに色々やっていたんです。
他にもあるかもしれませんが、
それはまた別に機会にしましょう。
今日は夜中の着信には気をつけてください。
おー、怖い。
おわり
引用元: ・【ミリマス】瑞希の怪
【ミリマス】島原エレナ「寒波襲来、ドタバタ17歳!」
2020-12-28
1: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:02:45.18 ID:hmYAELim0
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2: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:03:45.65 ID:hmYAELim0
島原エレナ「寒いヨ~……」
真壁瑞希「寒いです。……ぶるぶる」
エレナ「エアコン、本当に壊れちゃったんだ……」
瑞希「今日の夜には修理が終わるとPが言っていました。今日だけ我慢しましょう」
エレナ「うん。……でも、寒いヨ~」
瑞希「……はい、寒いです」
真壁瑞希「寒いです。……ぶるぶる」
エレナ「エアコン、本当に壊れちゃったんだ……」
瑞希「今日の夜には修理が終わるとPが言っていました。今日だけ我慢しましょう」
エレナ「うん。……でも、寒いヨ~」
瑞希「……はい、寒いです」
3: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:05:06.39 ID:hmYAELim0
瑞希「何か寒さ対策は……あ、カイロがありました。2つあるので島原さんもどうぞ。脇の下や足の付け根に貼るのがいいそうです」
エレナ「ありがとう! わぁ~、あったかいネ!」
瑞希「はい。ですが低温やけどになるかもしれませんから、カイロばかりに頼るわけにもいきません」
エレナ「低温やけど?」
瑞希「あまり熱くない物でも、長い時間同じ場所に当て続けるとやけどのような症状が出ることがあるそうです」
エレナ「へぇー! じゃあ、高温やけどはどんなやけど?」
瑞希「それは、普通のやけどです」
エレナ「ありがとう! わぁ~、あったかいネ!」
瑞希「はい。ですが低温やけどになるかもしれませんから、カイロばかりに頼るわけにもいきません」
エレナ「低温やけど?」
瑞希「あまり熱くない物でも、長い時間同じ場所に当て続けるとやけどのような症状が出ることがあるそうです」
エレナ「へぇー! じゃあ、高温やけどはどんなやけど?」
瑞希「それは、普通のやけどです」
4: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:05:44.23 ID:hmYAELim0
瑞希「他に何か、寒さをしのげる物は……」
エレナ「ミサキの机の下にある電気ストーブ、借りちゃう?」
瑞希「それでは、青葉さんが帰って来たときに困ってしまいます」
エレナ「じゃあ、体を動かすしかないヨ! ダンスしようヨ! 劇場の中ならヒナタにも怒られないしネ!」(公式4コマ漫画参照)
瑞希「すみません島原さん。すっかり体が冷えてしまったので、私は島原さんほど動けそうにないです」
エレナ「自分のペースでダイジョーブだヨ!」
エレナ「ミサキの机の下にある電気ストーブ、借りちゃう?」
瑞希「それでは、青葉さんが帰って来たときに困ってしまいます」
エレナ「じゃあ、体を動かすしかないヨ! ダンスしようヨ! 劇場の中ならヒナタにも怒られないしネ!」(公式4コマ漫画参照)
瑞希「すみません島原さん。すっかり体が冷えてしまったので、私は島原さんほど動けそうにないです」
エレナ「自分のペースでダイジョーブだヨ!」
5: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:06:30.62 ID:hmYAELim0
横山奈緒「うう~、寒っ。お疲れ様で~す……って、何しとるん?」
エレナ「ダンスだヨ!」
奈緒「いや、それは見たらわかるけど……」
エレナ「やっぱり、寒い日にはダンスがイチバンだネ! 体がポカポカになってきたヨ!」
奈緒「エレナは寒くない日も踊っとるやん。……で、瑞希は何を?」
瑞希「私も島原さんと同じです。体を温めるために踊っています」
奈緒「いや『Melty Fantasia』より体を温めるのに向いてる曲はいっぱいあるやろ」
エレナ「ダンスだヨ!」
奈緒「いや、それは見たらわかるけど……」
エレナ「やっぱり、寒い日にはダンスがイチバンだネ! 体がポカポカになってきたヨ!」
奈緒「エレナは寒くない日も踊っとるやん。……で、瑞希は何を?」
瑞希「私も島原さんと同じです。体を温めるために踊っています」
奈緒「いや『Melty Fantasia』より体を温めるのに向いてる曲はいっぱいあるやろ」
6: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:07:08.93 ID:hmYAELim0
瑞希「横山さんは今日、ロケのお仕事でしたね」
奈緒「せやで。紗代子と一緒にな。楽しかったけど、これがまあ~寒いのなんのって」
エレナ「そういえば、サヨコは一緒じゃないノ?」
奈緒「途中までは一緒やったけど……」
奈緒「せやで。紗代子と一緒にな。楽しかったけど、これがまあ~寒いのなんのって」
エレナ「そういえば、サヨコは一緒じゃないノ?」
奈緒「途中までは一緒やったけど……」
7: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:07:56.41 ID:hmYAELim0
奈緒『いや~、ここ最近急に寒うなったな。今朝も布団が恋しくて、なかなか起きれんかったわ』
高山紗代子『朝起きれないのはいつもじゃない? でも、確かに寒いね。弟のクラスで風邪が流行ってるみたいだし、私たちも気を付けないと』
奈緒『そんならあったかいとこであったかいもん食べようや。ほら、あそこにファミレスがあるで』
紗代子『もうっ。さっき商店街の食べ歩きロケしてきたばっかりでしょ? それより、もっと簡単に温まれる方法があるよ』
奈緒『なんや、その方法って?』
紗代子『走り込みだよ!』
高山紗代子『朝起きれないのはいつもじゃない? でも、確かに寒いね。弟のクラスで風邪が流行ってるみたいだし、私たちも気を付けないと』
奈緒『そんならあったかいとこであったかいもん食べようや。ほら、あそこにファミレスがあるで』
紗代子『もうっ。さっき商店街の食べ歩きロケしてきたばっかりでしょ? それより、もっと簡単に温まれる方法があるよ』
奈緒『なんや、その方法って?』
紗代子『走り込みだよ!』
8: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:09:12.68 ID:hmYAELim0
奈緒「とか言うから逃げてきたんや。今は劇場の周りをぐるぐる走ってるはずやで」
エレナ「窓からチラチラ見えてたのってサヨコだったんだネ」
瑞希「このあと雪になる予報ですが、高山さんは大丈夫でしょうか」
奈緒「雪が降ったら帰ってくるやろ。……帰ってくるよな?」
エレナ「窓からチラチラ見えてたのってサヨコだったんだネ」
瑞希「このあと雪になる予報ですが、高山さんは大丈夫でしょうか」
奈緒「雪が降ったら帰ってくるやろ。……帰ってくるよな?」
9: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:10:05.22 ID:hmYAELim0
宮尾美也「お疲れ様です~」
白石紬「あの、高山さんが劇場の周りを走っていらしたのですが……」
エレナ「ミヤ、ツムギ! 2人でどこか行ってたの?」
美也「はい~。紬さんと一緒に公園をお散歩してきたんですよ~」
奈緒「こんな寒い日によう行くなあ」
美也「防寒はバッチリですからね~」
瑞希「今日の宮尾さんはまるで羊のようですね。……もこもこ」
白石紬「あの、高山さんが劇場の周りを走っていらしたのですが……」
エレナ「ミヤ、ツムギ! 2人でどこか行ってたの?」
美也「はい~。紬さんと一緒に公園をお散歩してきたんですよ~」
奈緒「こんな寒い日によう行くなあ」
美也「防寒はバッチリですからね~」
瑞希「今日の宮尾さんはまるで羊のようですね。……もこもこ」
10: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:10:40.73 ID:hmYAELim0
瑞希「白石さんは寒くありませんか?」
紬「え、ええ。こちらの冬は金沢に比べれば……」
エレナ「ツムギ、すごいネ!」
紬「いえ、褒めていただく程のことでは……ではなく! み、みなさん! あのままでは高山さんが凍えてしまいます」
奈緒「せやなあ。そろそろ迎えに──」
紗代子「ただいま!!!!!」
奈緒「うわあびっくりした!」
紗代子「あ、汗が冷えて、さ、さ、さ、寒い……」
紬「え、ええ。こちらの冬は金沢に比べれば……」
エレナ「ツムギ、すごいネ!」
紬「いえ、褒めていただく程のことでは……ではなく! み、みなさん! あのままでは高山さんが凍えてしまいます」
奈緒「せやなあ。そろそろ迎えに──」
紗代子「ただいま!!!!!」
奈緒「うわあびっくりした!」
紗代子「あ、汗が冷えて、さ、さ、さ、寒い……」
11: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:11:26.56 ID:hmYAELim0
奈緒「コートはどうしたん!?」
紗代子「は、走るのに邪魔だったから、更衣室に……」
奈緒「もう……アホ!」
紬「高山さんのコートは私が持ってきます」
瑞希「高山さん、よければこのカイロを使ってください」
紗代子「あ、ありがとう……」
美也「私は温かいお茶を淹れてきますね~」
エレナ「じゃあ、ワタシはハグするネ! ギューッ!」
紗代子「は、走るのに邪魔だったから、更衣室に……」
奈緒「もう……アホ!」
紬「高山さんのコートは私が持ってきます」
瑞希「高山さん、よければこのカイロを使ってください」
紗代子「あ、ありがとう……」
美也「私は温かいお茶を淹れてきますね~」
エレナ「じゃあ、ワタシはハグするネ! ギューッ!」
12: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:12:27.33 ID:hmYAELim0
エレナ「わあっ冷たい!」
奈緒「エレナがハグを拒んだ!? 紗代子、どんだけキンキンに冷えてるんや……」
瑞希「島原さん、次は私に任せてください」
紗代子「む、無理しなくていいからね……」
エレナ「それなら、えーっと……そうだサヨコ、ダンスだヨ!」
紗代子「そ、そっか、体を動かせば……~♪~お気に入りのコートはあったかいのに~♪~」
奈緒「今踊るべきは『待ちぼうけのLacrima』ではないと思うで!」
奈緒「エレナがハグを拒んだ!? 紗代子、どんだけキンキンに冷えてるんや……」
瑞希「島原さん、次は私に任せてください」
紗代子「む、無理しなくていいからね……」
エレナ「それなら、えーっと……そうだサヨコ、ダンスだヨ!」
紗代子「そ、そっか、体を動かせば……~♪~お気に入りのコートはあったかいのに~♪~」
奈緒「今踊るべきは『待ちぼうけのLacrima』ではないと思うで!」
13: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:13:19.63 ID:hmYAELim0
紬「高山さん、コートです」
美也「お茶が入りましたよ~」
紗代子「み、みんな、ありがとう……」
瑞希「高山さん、寝てはいけません」
奈緒「しっかりしいや紗代子!」
紗代子「でも、疲れて、あったかくて、眠くなってきちゃった……」
エレナ「サヨコーーー!!!」
美也「お茶が入りましたよ~」
紗代子「み、みんな、ありがとう……」
瑞希「高山さん、寝てはいけません」
奈緒「しっかりしいや紗代子!」
紗代子「でも、疲れて、あったかくて、眠くなってきちゃった……」
エレナ「サヨコーーー!!!」
14: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:14:31.78 ID:hmYAELim0
~数分後~
紗代子「……ご心配をおかけしました」
奈緒「ええって。しかし、こんなことになるなら私も一緒に走っておけばよかったわ」
紬(その場合、患者がもう1人増えただけのような気が……)
美也(紬さん、それは言わないお約束ですよ~)
エレナ「あ! 見て見てみんな、雪だヨ!」
紗代子「予報通りだね。電車、大丈夫かな?」
美也「雪はしばらく降り続くそうですよ~。電車が途中で止まっても大変ですから、ここで止むのを待ちましょ~」
奈緒「そうは言ってもエアコンが壊れとるしなあ。美也のお茶だけで寒さは誤魔化せへんよ」
紬「高山さんのコートを取りに行った際に、更衣室から電気ストーブを持ってきました。小さいですが、これで少しは温かくなるでしょうか」
エレナ「ツムギ、ありがとー!」
瑞希「……そういえば、エアコンが壊れたのは事務室だけでした。寒さをしのぐなら他の場所に行けばよかったです。……迂闊だったぞ」
紗代子「……ご心配をおかけしました」
奈緒「ええって。しかし、こんなことになるなら私も一緒に走っておけばよかったわ」
紬(その場合、患者がもう1人増えただけのような気が……)
美也(紬さん、それは言わないお約束ですよ~)
エレナ「あ! 見て見てみんな、雪だヨ!」
紗代子「予報通りだね。電車、大丈夫かな?」
美也「雪はしばらく降り続くそうですよ~。電車が途中で止まっても大変ですから、ここで止むのを待ちましょ~」
奈緒「そうは言ってもエアコンが壊れとるしなあ。美也のお茶だけで寒さは誤魔化せへんよ」
紬「高山さんのコートを取りに行った際に、更衣室から電気ストーブを持ってきました。小さいですが、これで少しは温かくなるでしょうか」
エレナ「ツムギ、ありがとー!」
瑞希「……そういえば、エアコンが壊れたのは事務室だけでした。寒さをしのぐなら他の場所に行けばよかったです。……迂闊だったぞ」
15: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:15:39.63 ID:hmYAELim0
美也「さて、電車の時間まで何をしますか~?」
奈緒「仕事帰りやし、遊べるもんは持ってへんな」
紬「私も、特には……」
瑞希「私はトランプを持っています。ポーカーをしましょう」
紗代子「いいけど、どうしてポーカーなの?」
瑞希「それは──」
奈緒「仕事帰りやし、遊べるもんは持ってへんな」
紬「私も、特には……」
瑞希「私はトランプを持っています。ポーカーをしましょう」
紗代子「いいけど、どうしてポーカーなの?」
瑞希「それは──」
16: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:16:42.91 ID:hmYAELim0
瑞希「ポーカーで、体がポカポカになるからです」
17: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:17:27.33 ID:hmYAELim0
エレナ「みんなでダンスしようヨ!」
美也「いいですね~」
奈緒「動画撮ってブログにアップしようや!」
瑞希「……あれ?」
美也「いいですね~」
奈緒「動画撮ってブログにアップしようや!」
瑞希「……あれ?」
18: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:18:33.45 ID:hmYAELim0
おしまい
韻を踏んでいなくもないタイトル
韻を踏んでいなくもないタイトル
19: ◆ncieeeEKk6 2020/12/17(木) 00:34:05.68 ID:hmYAELim0
美咲ちゃんの苗字は青葉じゃなくて青羽です
引用元: ・【ミリマス】島原エレナ「寒波襲来、ドタバタ17歳!」
【ミリマスSS】さむざむのみちみち
2020-12-28
1: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:18:11.06 ID:dICjsRIu0
アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
地の文が沢山ありますので予めご了承ください。
かなしほは冬が似合うと思いました。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1608293890
地の文が沢山ありますので予めご了承ください。
かなしほは冬が似合うと思いました。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1608293890
関連
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2: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:19:39.44 ID:dICjsRIu0
電車の中は暖かい。
地下への階段を降りていくほどに、冷たくて痛い外の空気から暖かくて柔らかい空気に変わっていく。いつもより人の少ない座席に座ると、お尻からじんわり暖められていって、ついウトウトしてしまう。
というのは普段の私で、今の私の目は冴え渡っていた。なぜなら起きたばかりだから。
それでも気持ち良いものは気持ち良い。冷えた空気に引き締まっていた頬が図らずも緩む。
座席の縁に掌を這わせて暖をとっていると、抱えていたリュックがブルリと小さく一度だけ振動した。
『可奈、起きてる?』
『起きてるよ~。電車乗ってる!』
『何時に着く?』
『六時ちょうどに駅に着くかな~』
『改札のところにいるから』
お母さんとやり取りしてるみたい。緩み切ったはずの頬が更にもう一段柔らかくなる。いつものように音楽を再生しようとスマートフォンに指を滑らせていると、『Home, Sweet Friendship』の文字が目に入ったので今日はここから再生することにした。
少し前なら歌い出さないように口をギュッと結んでいたけれど、今はマスクをしているので少しなら口を動かしてもへっちゃら。左右の人の邪魔にならない程度に頭でリズムを取っていると、あっという間に目的の駅に到着した。
3: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:20:49.10 ID:dICjsRIu0
「ひゃっ」
電車を降りてホームの階段の前に向かうと、びゅうと冷たい風が吹き下ろしてきた。普段は人でぎゅうぎゅうだから気付かなかったけど、外から内へ力強く流れる風に、否が応でも外の寒さを思い知らされる。
フェルト生地のコートの裾を掴むと少しだけ暖かくなったような錯覚を覚える。人も疎らな階段を、いつもより縮こまって進んでいった。階段を登りきる頃には太もものあたりからじんわり暖かくなって、風の流れは感じなくなっていた。
人の流れに沿って歩くと、やがて改札に収束していく。その更に先を見ると、流れに乗らずに静止している点がひとつ。志保ちゃんだ。
真っ直ぐにそちらに向かって行き、改札にパスケースを軽やかにタッチすると、赤い警告と共に改札がバタッと音を上げた。
すみません、と後ろの人に謝ってからもう一度、今度は軽やかにではなくしっかりと押し当てると、何事も無かったかのようにピピッと改札が囀る。
顔を上げると、スマホから目を上げた志保ちゃんと目が合った。
「なにやってるのよ」
「えへへ……。おはよう志保ちゃん」
4: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:21:28.59 ID:dICjsRIu0
マスクと眼鏡で表情はよく見えないけど、呆れたような優しい表情が声色から想像できた。
ロングコートで柱を背に真っ直ぐ立っている志保ちゃんはそれだけで絵になる。なんでか私が嬉しくなってしまう。曇った眼鏡で表情が見えず、ちょっと怪しい人にも見えなくもないけど。
どこか違和感を覚えてよく見てみると、周りを歩く人よりも志保ちゃんの眼鏡はより一層曇っているようだった。
「ごめんね、待たせちゃった?」
「偶々タイミングが良かっただけだから」
「そっか。ありがとう」
何を言うでもなく志保ちゃんが歩き出したので、慌てて私も横に並ぶ。集合場所は分かっていたけれど、駅からどちらに向かえば良いかは分からなかった。こういう時は着いたら調べればいいやと思ってしまう。けど、志保ちゃんが向かうならその方向で合っているのだろう。
「ちゃんと自分で調べて来なさいよ」
その魂胆が態度に出てしまっていたようだ。いつものように笑って誤魔化したまま、歩みを進めた。
5: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:22:12.30 ID:dICjsRIu0
「ひゃあっ、寒い~!」
改札でも寒いと思っていたのに、外に出るともう一段跳びで冷たい風が身体を突き抜けた。
「手袋くらい持ってくれば良いのに」
スマホをポーチにしまった志保ちゃんはいつの間にか手袋を着けている。ピッタリとした黒い手袋だけど、生地が厚くて暖かそうだ。
だって昨日はこんなに寒く無かったんだもん、と答えようとしたけど、そういえば昨日はこんなに早い時間に外に出てはいない。代わりに震えながら唸って応答する。
お日様が顔を出す前に外を歩くなんていつぶりだろう。暗いだけでなく、独特の青さを見せる街並みと、朝なのに点いている街灯が不思議な世界に迷い込んだような想像を駆り立てる。空の際は薄らと黄色が顔を出しており、深い深い紺色の空との境目に緑色のグラデーションがかかる。澄んだ一様な空模様も併せて、透明なキャンディみたい。
6: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:23:10.12 ID:dICjsRIu0
「早朝のロケなんて珍しいから、可奈が寝坊しないか心配して……なに、その顔」
そんないつもと違う世界を、志保ちゃんと共有していることが、なんだかとても嬉しかった。流石の志保ちゃんでもこの気持ちまでは読み取れなかったみたいで、なんだか可笑しくなってしまう。
「ねぇほら。空がすっごく綺麗だよ志保ちゃん」
不思議そうな顔で私を見た後、くいと目線をあげた志保ちゃんのマスクから、ほうっと白い息が漏れた。
「ね? 綺麗でしょ?」
「そうね。綺麗」
そう思うんならもうちょっと、と思ったけど私が顔を見ていることに気付かないくらい瞳が真っ直ぐだったので、その瞳に免じて許してあげることにした。
「なんだか、異世界に迷い込んだみたいじゃない?」
「なにそれ、百合子さんの影響?」
そうかも。と答えると志保ちゃんはふふっ、と柔らかく笑った。志保ちゃんは結構よく笑う。それが表に出ることが少ないだけ。
7: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:26:49.86 ID:dICjsRIu0
そんな話をしているうちに、黄色かった空の際は赤みを増してオレンジが刺してくる。本当にこの後、いつもの青空になるのかな。もしかして、志保ちゃんとこの世界に閉じ込められちゃうのかも。
「あ、コンビニ寄って良い?」
「良いけど。可奈、朝ごはんは?」
「食べたけど~♪ 早かったからきっと終わる頃にはお腹ぺこぺこ~♪」
「お昼ご飯前には終わるんだから我慢しなさい」
「あ~れ~、身体が吸い込まれていく~!」
「はぁ……」
コンビニのガラス扉を開くと、人工的な暖かさが広がっていた。コンビニって冬は暖かくて夏は涼しくて、どの季節でも変わらずにいてくれてどこか安心出来る。
それだけでなく、季節によって色んな魅力も持ち合わせていて。
「あっ、おでん!」
「食べる頃には冷めてるでしょ」
「着いたらすぐ食べれば良いんだもん~♪」
「さっきと言ってること違うじゃない……」
結局志保ちゃんは何も買わずに、ただ私の後ろについて来てくれた。私が好きなはんぺんと、志保ちゃんが好きそうな大根を買って、汁を多めにしてもらう。
8: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:27:55.90 ID:dICjsRIu0
コンビニを出ると、さっきまで濃紺だった空が白く明るい色に変わっていた。きっと「空色」なんだろうけど、さっきまでの空と比べると私には「白色」に見えた。
風はぴたりと止んでいて、駅を出た時のような刺すような寒さは感じない。
なんでか分からないけど、私は寂しさを感じてしまった。
「可奈、どうしたの?」
「朝、無くなっちゃったなぁって」
「……? まだ朝でしょう?」
そうだけど、そうじゃないの。構わず歩き出した志保ちゃんに遅れないように着いて行く。おでんの容器の暖かさからかから、袋に添えた指はまるで昼間みたいにぽっかぽか。そう思うと、今度はさっきまでの指先が悴む感覚が名残惜しくなってしまって。
「志保ちゃん、手袋とおでんと交換しよ?」
「嫌」
「おでんあったかいよ?」
じゃあ良いじゃない。と言って志保ちゃんは目線を私から切ってしまった。話はこれで終わりという合図。私は腹いせにその身を買われたおでんを睨みつけて「うぅ~」と威嚇した。志保ちゃんはまた不思議そうな顔をしていた。
9: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:29:42.27 ID:dICjsRIu0
早朝ロケの、というよりは簡単な中継だけど、現場の公園に着くとプロデューサーさんやスタッフさんが談笑していた。力の抜け具合を見るに、もう段取りの確認は済んでいるみたい。
おはようございますと挨拶する頃には空は青色。さっきの灰色がかった空色ではなく、鮮やかで爽やかな青色。その中にはいつもの私と志保ちゃんと、他の皆さん。
「お、おでんか。まだ大丈夫だからパパッと食べちゃって良いぞ」
はーい、と返事をすると、手持ち無沙汰そうなメイクさんが志保ちゃんに目をつけて連れて行ってしまった。
おでんの容器をパカっと開けると、湯気と共に出汁の良い香り。
でもさっきの不思議な空間には匂いなんて無かった。朝特有の、ピンと張り詰めた澄んだ匂い。どんな匂いだったかなぁ。すべてを塗り替えてしまうおでんを恨めしく思う。
わっしわっしと勢いよくはんぺんを食べていると、そんなに慌てなくて良いぞと声をかけられる。これは八つ当たりですよーだ。
10: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:31:40.52 ID:dICjsRIu0
「あ、プロデューサーさんは何時ごろ来たんですか?」
「カメラさんと少し話したかったから、5時半には」
「それなら」
空は綺麗でしたか。と聞こうとして、何故だか口が動かなかった。そして気付いてしまった。誰にも言わずに、ポケットの中にひとつだけ飴玉を隠して持ち歩いているような、ちょっとした反発心。
あの空は、私と志保ちゃんだけの秘密。
「何でもないで~す♪」
「変な可奈だなぁ」
「今日は朝からそんな感じなんですよ」
簡単なメイクを終えた志保ちゃんが戻ってきた。メイクさんが私の後ろでスタンバイしている。
メイクさんにもプロデューサーさんにも聞こえないように、志保ちゃんの耳元に手と口を寄せて、こしょこしょと。
「志保ちゃん、大根食べる?」
「じゃあ一口だけ……、なんでそんなことコッソリ聞くのよ」
「えへへ、みんなには秘密だからね♪」
「なにそれ。バレバレじゃない」
また志保ちゃんがふふっと笑った。
きっとまた、二人で。
おわり
11: ◆ivbWs9E0to 2020/12/18(金) 21:38:49.99 ID:dICjsRIu0
終わりました。
最近ずっと寒かったので、かなしほが見えていました。幸せでした。
HTML依頼出してきます。
最近ずっと寒かったので、かなしほが見えていました。幸せでした。
HTML依頼出してきます。
引用元: ・【ミリマスSS】さむざむのみちみち
【ミリマスSS】真「きゃっぴぴぴぴぴーん☆」紬「は?」
2020-12-26
1: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:35:09.59 ID:GkQojF8c0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
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2: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:35:55.48 ID:GkQojF8c0
真「プロデューサー! 今度の仕事のことなんですけど!」
P「おおう。クイズ番組だよな。どうした?」
真「ボク、着てみたい衣装があるんです!」
P「ダメです」
真「えぇっ!? まだ何も言ってないのに!?」
3: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:36:29.56 ID:GkQojF8c0
P「普通のクイズ番組なんだから、奇抜な衣装は悪目立ちしちゃうでしょ」
真「でも、ちょっとピンクのフリフリでリボンがいっぱい付いてるだけですよ?」
P「ほれ見たことか! 真は普通に私服でも可愛いんだから、私服で行きなさい! 一組なら経費で落としてあげるから!」
真「私服……!」
P「いや、やっぱり美咲ちゃんに仕事内容を説明して衣装を監視……じゃなくて監修してもらおう」
真「え~~!!」
4: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:37:50.30 ID:GkQojF8c0
後日
真「美咲さんがフリフリの可愛い衣装を作ってくれたんですよ!」
P「どうしてこうなった」
美咲「良かれと思って」
真「折角だからプロデューサーも見て下さいよ! 着替えてきますね!」
P「まぁ、美咲ちゃんが作ったならそこまで奇抜なものには……」
美咲「本人の希望で、これでもかというくらいピンクにしてフリルも盛り盛りにしてアクセサリーもリボンも増し増しにしてみました!」
P「くそぅこの有能事務員め!」
美咲「えへへ~♪」
5: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:38:53.64 ID:GkQojF8c0
バタン
真「プロデューサー! 見て下さい!」
P「おぉ……胃がもたれそうな重量感……」
真「きゃっぴぴぴぴーん! みんなのアイドル、菊地真ちゃんなりよ~!」
紬「失礼します」ガチャ
P「あ」
6: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:39:28.87 ID:GkQojF8c0
紬「なっ……!」
真「つむりんも一緒に~? まっこまっこり~ん☆」
紬「なっ、なっ……!」
真「あれあれ~? つむりんの声が聞こえないぞ~? まっこまっこり~ん☆」
紬「こっ、」
紬「これは一体どういうことですかプロデューサー!!」
P「うおう急に大きな声を出すな」
7: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:40:12.15 ID:GkQojF8c0
紬「菊地さんにこんな、こんな本人の意思を無視するような恰好をさせて……!」
P「いやゴリゴリの本人の希望なんだけど」
真「え、やっぱり似合ってないかな……?」
美咲「大丈夫だよ真ちゃん! バッチリだよ!」
真「ですよね! きゃっぴぴぴぴぴぴーん☆」
紬「無理矢理キャラクターを作らせて! こんな、ひどい……!」
P「何気に酷いことを言ってる」
8: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:40:59.90 ID:GkQojF8c0
紬「菊地さん、菊地さん目を覚ましてください」
真「いやボクは初めから正気だけど」
紬「良かった。危ない所でしたね……」
真「もしかしてボク、いま『危ない人』だったと思われてます?」
P「そうとも言いそう」
9: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:41:55.08 ID:GkQojF8c0
紬「この人の言うことを真に受けてはいけませんよ。頼りになることもありますが、何も考えていないようで本当に何も考えていないこともあります」
P「ひどい」
真「えっとね紬、これはボクがやりたいってプロデューサーにお願いして」
紬「真さんは、騙されているんです! この人は必要なことは充分に伝えないのに、人を言いくるめる能力だけは長けているんです!」
P「本当にひどい」
紬「第一、菊地さんに何をさせたいんですか。イメージカラーが黒なのに、こんなにピンクピンクして!」
真「ピンク、似合わないかなぁ」
紬「似合ってますよ!!! えぇとても!!!」
P「そこは良いんかい」
10: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:42:46.28 ID:GkQojF8c0
紬「確かに、普段見ることが出来ない可愛らしい菊地さんが見られるというのは素晴らしい戦略かもしれません」
P「徐々に認めてきた」
紬「それでも! 先ほどのきゃっ、あの、さっきの」
真「きゃっぴぴぴぴぴーん?」
紬「そう、それです。それもプロデューサーの差し金でしょう。菊地さんにこんなことをさせて」
P「いま『こんなこと』って言った?」
紬「恥ずかしくないのですかっ!!」
P「どっちに言ってる?」
11: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:43:26.11 ID:GkQojF8c0
紬「プロデューサーが少女趣味で、パステルピンクが好きで、羞恥を感じる女性が好きな変態ということは理解しました」
真「ボクは全然大丈夫だけど」
P「むしろ俺が羞恥感じてるんだけど」
紬「ですが、大切なアイドル仲間を犠牲にして自らの情欲を満たそうなどと考えるプロデューサーを、私は見逃すことは出来ません」
真「情欲?」
P「誤解です。一から百まで」
12: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:44:29.16 ID:GkQojF8c0
紬「ですから、仲間が犠牲になるくらいであれば、いっそ私が身代わりに……」
真「え? 紬もやる?」
P「なんやいね」
美咲「そんなこともあろうかと! 紬ちゃんに合うサイズの衣装も作っておいたよ!」
P「くっそうこの有能事務員!」
美咲「えへへ~♪」
紬「菊地さん! 貴女の儀勢は無駄にはしません!」
真「ボクいつ犠牲になったの?」
P「最初から色々犠牲にしまくりだよ」
13: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:45:09.96 ID:GkQojF8c0
紬「もう貴方は黙っていてください! 青羽さん、衣装を!」
美咲「はい!」
紬「汚してはいけませんので手伝ってください!!」
美咲「任せて!」
P「どんな時でも衣装は丁寧に扱う紬」
真「女の子っぽくて良いなぁ……あ、プロデューサー」
P「あ、そうか。そろそろ……」
14: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:46:03.90 ID:GkQojF8c0
しばらくして
15: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:47:14.28 ID:GkQojF8c0
バターーーーン
紬「きゃっぴぴぴぴーん☆ つむぎちゃんナリよ~♪」
紬「……」
紬「……あれ?」
美咲「あ、そういえば真ちゃんたち、番組の収録の時間だ」
紬「なんなん!!!!!!」
美咲「大丈夫だよ! 紬ちゃん、すっごく可愛いよ!」
亜利沙「最高です!!!」
紬「どこから沸いたんですか!!!」
おわれ
16: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 20:48:18.88 ID:GkQojF8c0
終わりました。HTML依頼出してきます。すみませんでした。
要約すると15周年アイドルマスター日本横断フェアinアニメイトの紬可愛いよねって話です。
要約すると15周年アイドルマスター日本横断フェアinアニメイトの紬可愛いよねって話です。
引用元: ・【ミリマスSS】真「きゃっぴぴぴぴぴーん☆」紬「は?」
【ミリマスSS】百合子「ジュリアさんが、窓辺でギターを弾いていたんですよ」
2020-12-26
1: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:29:26.15 ID:wSaDm1qQO
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:30:11.46 ID:GkQojF8c0
ラジオ番組のお仕事
百合子「皆さんこんばんは、七尾百合子です」
杏奈「望月杏奈ですっ!」
百合子「『今夜もあんゆり』ラジオ、始めて行こうと思います」
杏奈「いえいっ!」
百合子「そうそう杏奈ちゃん。昨日劇場に行ったらね、事務室の窓辺でジュリアさんがギターを弾いていたんですよ」
杏奈「ジュリアさん時々弾いてるよね。杏奈、カッコいいと思う!」
百合子「うんうん、私もそう思う。それでね、声を掛けるのもどうかなーと思って、心の中で挨拶をして、近くのソファで本を読んでいたんです」
杏奈「劇場でよく見る光景だね!」
百合子「うん、ジュリアさんのギターと鼻歌をBGMに本を読むなんて、なかなか贅沢だなーって思いながら、気持ち良く本を読んでいたんですね」
3: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:31:10.87 ID:GkQojF8c0
百合子「そしたら急に『今日は風が悲しそうだな……』って聞こえてきて」
杏奈「えっ」
百合子「ハッ、と思って窓辺を見てみたら、窓が開いてるんですよ。確かに今日はちょっと肌寒いなーと思っていたんですけど、ジュリアさんはその窓から吹き込む風を肌で感じて『悲しそうな風』って感じたんだなって気付いて」
杏奈「ゆ、百合子さん……」
百合子「あぁ、私はただ「風が冷たいなぁ」と感じただけだったのに、同じ風を受けても『悲しい風だ』って感じられるジュリアさんの感性って素晴らしいなって思って、そういうところが作詞とかにも繋がるんじゃないかなって」
杏奈「あっ、百合子さん! ほら、タイトルコールしないと!」
百合子「えっ? あ、そうですね。じゃあタイトルコールを……え、なんですか? 電話? ジュリアさんから?」
杏奈「えーっと!『今夜もあんゆり』ラジオ!はじまりま~す!」
4: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:32:06.04 ID:GkQojF8c0
歌番組のお仕事
ワーワー
育「トゥインクルリズムで『ZETTAI × BREAK!! トゥインクルリズム』でした~!」
亜利沙「むっひょー! 育ちゃんも百合子ちゃんも、すっごく可愛かったです~!!」
育「もう、亜利沙さんも可愛かったし格好良かったよ?」
亜利沙「身に余る光栄!」
百合子「はぁ、久しぶりに大きな武器を振り回したので、結構疲れちゃいました……」
育「ほとんどの人はぶきなんて振り回すきかいなんてないもんね!」
百合子「そうですね、うちの劇場だと、普段からギターを抱えているジュリアさんくらいでしょうか……」
百合子「あ、ジュリアさんと言えばですね。この前ジュリアさんとダンスレッスンが一緒になったんですよ」
5: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:32:39.36 ID:GkQojF8c0
亜利沙「苦手なダンスレッスンも頑張るジュリアちゃん尊いです」
百合子「ちょっと早く劇場についたので事務室で本でも読もうかなって思っていたら、ジュリアさんも早く着いてて、レッスンの時間までお喋りしてたんですね」
百合子「それで時間になったので、レッスンルームに移動しようとしたときに、ギターは置いていくのかなーと思っていたら、ジュリアさん、そのままギターを背負ってレッスンルームに行こうとするんですよ」
育「ダンスレッスンなのに?」
百合子「そうです。それで「ギターも持っていくんですか?」って聞いたらジュリアさんも無意識だったみたいで、「おっと、いつも背中を預けてる相棒だから、癖になってんだ」ってちょっと照れくさそうにソファにギターを置いて」
百合子「その後、優しくギターに手を掛けて「じゃあ行ってくるな、良い子にしてろよ相棒」って語り掛けたんですよ!? 格好良くないですか!?」
育「そう?」
亜利沙「亜利沙はそんなジュリアちゃんも好きです!」
百合子「え~、絶対格好良いと思うんですけど……え、そのバツ印はなんですか? 次のパフォーマンスに行け? わ、分かりました! それでは次は『りるきゃん ~3 little candy~』で……」
6: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:33:11.66 ID:GkQojF8c0
商店街の宣伝のお仕事
歌織「はい、それでは本日は百合子ちゃんと一緒に商店街を散策していきたいと思います」
百合子「よろしくお願いします、歌織さん!」
歌織「夜の商店街って、あまり着たことが無いから何だかワクワクしちゃうね」
百合子「あ、歌織さんもですか? 昼とは全く雰囲気が違っていて、まるで異世界に飛び込んだみたいですよね」
百合子「そうそう、夜と言えばこの前、ジュリアさんと一緒に泊まり込みで出張ロケがあって、夜ご飯の後にふと空を見上げると星がとっても綺麗だったんですよ」
歌織「素敵ね。ゆっくり星を見る機会って少ないから」
7: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:33:46.34 ID:GkQojF8c0
百合子「そしたらジュリアさん、「アイドルって、星みたいだよな」って」
歌織「うん?」
百合子「私が「どういうことですか?」って聞いたら、少し儚げな表情で「精一杯輝いてるつもりでも、地球から見るとこんなに小さな光にしか見えないんだよな」って言うんですよ」
歌織「あの、百合子ちゃん」
百合子「その時のジュリアさんの表情がとても綺麗で、思わず見とれてしまっていたんです。まるで胡蝶の夢を見ているようで、とっても、え? どうしたんですかプロデューサー。百合子を止めろって」
歌織「ほ、ほら百合子ちゃん、行きましょう!」
百合子「わ、わわわっ、急にどうしたんですか歌織さん!」
8: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:34:29.70 ID:GkQojF8c0
トーク番組のお仕事
昴「そうだなー、百合子とは同い年だし、初めっからよく喋ってたよな」
百合子「私は初対面の人とは緊張しちゃうんですけど、昴さんが積極的に話してくれて」
昴「あとユニットも組んだしな! ウィルゴとか、Chrono-Lexicaとか!」
百合子「そうですね。私と昴さんと、あと静香さんと一緒に恋について考えたりしましたね。今日は静香さんも見に来てくれてるんですよ」
昴「あっ、手ぇ振ってる」
百合子「そうそう。静香さんと言えば、この前D/Zealのライブの前にたまたま時間があって、裏方で見学させてもらったんですよ」
昴「あー、あのユニット。すごくストイックだもんな」
百合子「はい。それで開場前に一声かけようと思ったんですけど、お二人の纏う空気がちょっとピリッとしていて、声をかけられなくて」
昴「ありそうありそう」
9: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:35:00.57 ID:GkQojF8c0
百合子「二人でステージだけを見つめていて、その背中を見ていたら、ジュリアさんがこう言ったんですよ」
百合子「『シズ。夢、見せてやろうぜ』って」
昴「おぉ……?」
百合子「そしたら静香さんも、ステージを見つめたままで『えぇ』って答えたと思ったら、そのまま同時に二人で歩き始めて」
百合子「あ~! あの時のお二人、なんだか二人だけの世界の『表現者』っていう感じで、カッコ良かったなぁ~!」
昴「百合子。なんか静香がめっちゃ手ぇ振ってるぞ」
百合子「あんなに元気な静香さん珍しいですね」
10: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:36:14.73 ID:GkQojF8c0
食レポ番組のお仕事
百合子「ん~! このケーキ、上品な甘味で美味しいですね!」
可憐「ほ、本当だね。紅茶にも良く合うし……」
可憐「ゆ、百合子ちゃんは、甘い物とかよく食べる……?」
百合子「そうですね、大好きです! でも体重も気になるので普段は可能な限り我慢するようにしてます」
百合子「でも読書のお供に、手が止まらなくなっちゃうんですよね」
可憐「わ、分かるなぁ……。甘い物って、ついつい食べ過ぎちゃうよね」
百合子「そうそう。この前劇場に春香さんがクッキーを持ってきてくれた時なんですけど」
可憐「春香さんのクッキー、いつでも凄く美味しいんですよ」
百合子「とっても美味しかったです! それで、ジュリアさんが近くのソファで作詞してたみたいなんですけど、こちらにも気付かないくらい集中していて」
百合子「でも春香さんのクッキー食べられなかったら悲しむだろうなって思って、少し取ってジュリアさんの前に置いておいてあげたんですよ」
可憐「百合子ちゃん優しいね」
11: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:36:58.45 ID:GkQojF8c0
百合子「えへへ、ありがとうございます。そしたらジュリアさん「あぁユリコ。サンキュ」って言ってくれて」
可憐「かっこいい……」
百合子「ですよね! その後のジュリアさん、何て言ったと思います!?」
可憐「え、なんだろう……」
百合子「それがですね、「甘いものを食べるとさ、自分の世界が広がっていくような気がするよ」って。格好良くないですか?」
可憐「ん……?」
百合子「その時の私は理解が遅くて、ポカーンとしてしまったんですね。それでもジュリアさんは何も言わずにまたギターをジャーンと鳴らし始めて、その様子もまた格好良いなって!」
可憐「そ、そうだね……?」
百合子「今になって思うと、あれ時のジュリアさんはきっと『エゴの拡張』を言っていたんだと思うんですよね。ロックで甘いイメージの少ないジュリアさんが敢えてイメージと離れた甘いものを食べることで、自らが認識できる範囲を拡張出来るという……え、一旦スタジオに戻す? どうしてですか?」
可憐「お、お返しします……!」
12: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:38:15.70 ID:GkQojF8c0
劇場公演のお仕事
ワーワー
ジュリア「サンキュー、聞いてくれてありがとな」
百合子「ジュリアさん! 格好良かったです!」
ジュリア「……、ユリコか」
百合子「えっ! どうしたんですか、どうして距離を取るんですか!」
ジュリア「ユリコさ、最近色んな所でアタシの話してるだろ。色んな人に揶揄われるんだよ」
百合子「えっ? そんなに変な話はしていないハズですが……」
ジュリア「自覚が無いから嫌なんだよな……」
百合子「そういえばジュリアさん、この前ヒーローズで一緒になった時にアドリブで『空っていうのは、もっと自由に使うモンだぜ!』って言っていましたが」
ジュリア「うわああぁぁぁ!! それだよそれ!! やめろ!!!!」
おわり
13: ◆ivbWs9E0to 2020/11/29(日) 22:40:30.66 ID:GkQojF8c0
おわりです。HTML依頼出してきます。
これはゲッサン4巻のクレブルライブ前の舞台裏でグレブル衣装のジュリアを煽る百合子ちゃんを見ていたら思いついた濃厚なゆりジュリです。
偶には攻め百合子。
これはゲッサン4巻のクレブルライブ前の舞台裏でグレブル衣装のジュリアを煽る百合子ちゃんを見ていたら思いついた濃厚なゆりジュリです。
偶には攻め百合子。
引用元: ・【ミリマスSS】百合子「ジュリアさんが、窓辺でギターを弾いていたんですよ」
【ミリマス】横山奈緒「空を彩る星に乗って!」
2020-12-25
1: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:03:30.66 ID:MlzpSUdw0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:04:21.35 ID:MlzpSUdw0
島原エレナ「わ……! 空、キレイだネ!」
宮尾美也「午前中の雨が嘘のようですね~」
真壁瑞希「はい。一時はどうなることかと思いましたが、無事に晴れて何よりです」
横山奈緒「時間も時間やし、さすがにちょっと寒いけど……まあ我慢やな」
白石紬「カイロを持ってきましたので、よかったらどうぞ。みなさんの分もご用意しておきました」
高山紗代子「ありがとう紬ちゃん。私はたい焼きを持ってきたから、温かいうちに食べてね!」
宮尾美也「午前中の雨が嘘のようですね~」
真壁瑞希「はい。一時はどうなることかと思いましたが、無事に晴れて何よりです」
横山奈緒「時間も時間やし、さすがにちょっと寒いけど……まあ我慢やな」
白石紬「カイロを持ってきましたので、よかったらどうぞ。みなさんの分もご用意しておきました」
高山紗代子「ありがとう紬ちゃん。私はたい焼きを持ってきたから、温かいうちに食べてね!」
3: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:05:28.89 ID:MlzpSUdw0
奈緒「それにしても、劇場から見える夜空がこんなにキレイだったとはな~。流星群なんて初めて見るし、みんなと一緒やし、俄然楽しみになってきたわ」
美也「屋上を使う許可を出してくれたPさんのおかげですな~」
エレナ「Pも一緒に見たらいいのに……」
瑞希「まだまだ仕事が残っているそうです。……残念」
紬「お仕事が、こんな時間まで……?」
紗代子「もう日付が変わるのに……」
奈緒「しかもこのあと私らを送ってくれるしな……まあ、今日はPさんへの感謝を忘れずに楽しもうや」
美也「屋上を使う許可を出してくれたPさんのおかげですな~」
エレナ「Pも一緒に見たらいいのに……」
瑞希「まだまだ仕事が残っているそうです。……残念」
紬「お仕事が、こんな時間まで……?」
紗代子「もう日付が変わるのに……」
奈緒「しかもこのあと私らを送ってくれるしな……まあ、今日はPさんへの感謝を忘れずに楽しもうや」
4: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:06:36.01 ID:MlzpSUdw0
紗代子「見頃は何時くらいからだったっけ?」
瑞希「このサイトによると、あと30分くらいだそうです」
奈緒「30分か。それなら、そろそろ決めとかんとな」
エレナ「決めるって?」
奈緒「願い事に決まってるやん! 流れ星が消えるまでの短い時間に3回言わなあかんねんから、入念にシミュレーションしとかんと!」
紬「今年は大出現の年のようですし、そこまで意気込まずとも機会は何度もあるのでは?」
奈緒「甘いで紬。そこに甘えているようじゃ願いを叶えるなんて夢のまた夢や」
紬「は、はあ……」
瑞希「このサイトによると、あと30分くらいだそうです」
奈緒「30分か。それなら、そろそろ決めとかんとな」
エレナ「決めるって?」
奈緒「願い事に決まってるやん! 流れ星が消えるまでの短い時間に3回言わなあかんねんから、入念にシミュレーションしとかんと!」
紬「今年は大出現の年のようですし、そこまで意気込まずとも機会は何度もあるのでは?」
奈緒「甘いで紬。そこに甘えているようじゃ願いを叶えるなんて夢のまた夢や」
紬「は、はあ……」
5: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:07:30.56 ID:MlzpSUdw0
エレナ「願い事……やっぱり、トップアイドル?」
美也「そうですね~。私たちはアイドルですから~。紗代子さんはどうですか~?」
紗代子「……うん、私もトップアイドルになりたい。でも、それはお願いすることじゃなくて、自分で叶えることだから──」
奈緒「あ、紗代子。今回はそういうのええわ」
紗代子「え!?」
奈緒「七夕とかお正月とか、何かお願いするときいっつもそんな感じのこと言ってるやん。だから今回はそういうのナシや。どっちかっていうとしょうもない感じの願い事しかしたらアカンで!」
美也「そうですね~。私たちはアイドルですから~。紗代子さんはどうですか~?」
紗代子「……うん、私もトップアイドルになりたい。でも、それはお願いすることじゃなくて、自分で叶えることだから──」
奈緒「あ、紗代子。今回はそういうのええわ」
紗代子「え!?」
奈緒「七夕とかお正月とか、何かお願いするときいっつもそんな感じのこと言ってるやん。だから今回はそういうのナシや。どっちかっていうとしょうもない感じの願い事しかしたらアカンで!」
6: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:08:15.32 ID:MlzpSUdw0
瑞希「では、私は『クロスワードパズルの懸賞が当たりますように』とお願いします」
奈緒「そうそう、そういう深刻じゃない感じや」
エレナ「明日の小テストがなくなりますように!」
紬「島原さん……」
美也「通学路で猫ちゃんと出会えますように~」
奈緒「ええやんええやん。みんなわかってきたな。ほら、紬と紗代子も」
奈緒「そうそう、そういう深刻じゃない感じや」
エレナ「明日の小テストがなくなりますように!」
紬「島原さん……」
美也「通学路で猫ちゃんと出会えますように~」
奈緒「ええやんええやん。みんなわかってきたな。ほら、紬と紗代子も」
7: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:08:56.76 ID:MlzpSUdw0
紬「マンションの水道管の修理が早く終わりますように、でしょうか」
奈緒「それはかなり深刻ちゃう?」
紗代子「新曲のステップのテンポが早くなりすぎませんように、とか?」
奈緒「それもちょっと重いな」
紬「深夜にふと故郷が恋しくなることがなくなりますように」
紗代子「ハリ子がいつまでも元気でいてくれますように」
奈緒「重いわ!」
紬「これもですか……」
紗代子「そういう奈緒ちゃんのお願いは?」
奈緒「それはかなり深刻ちゃう?」
紗代子「新曲のステップのテンポが早くなりすぎませんように、とか?」
奈緒「それもちょっと重いな」
紬「深夜にふと故郷が恋しくなることがなくなりますように」
紗代子「ハリ子がいつまでも元気でいてくれますように」
奈緒「重いわ!」
紬「これもですか……」
紗代子「そういう奈緒ちゃんのお願いは?」
8: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:10:02.40 ID:MlzpSUdw0
奈緒「私? 私の願い事は『毎日たこ焼き100個食べたい』や!」
紗代子「それ、お願いなの?」
紬「単なる欲望のような……」
奈緒「今はそういうカタいことはええんやって」
紗代子「じゃあ、私も『毎日たい焼き100個』……は食べ過ぎだよね。それに、たまに食べるから美味しいんだし、毎日食べたせいで飽きて嫌いになっちゃったら……」
奈緒「だから考えすぎやっちゅうねん」
紬「では私は『作り過ぎたてるてるぼうずを処理する名案が思い浮かびますように』にします」
奈緒「うわ、考えないようにしてたのに!」
紗代子「それ、お願いなの?」
紬「単なる欲望のような……」
奈緒「今はそういうカタいことはええんやって」
紗代子「じゃあ、私も『毎日たい焼き100個』……は食べ過ぎだよね。それに、たまに食べるから美味しいんだし、毎日食べたせいで飽きて嫌いになっちゃったら……」
奈緒「だから考えすぎやっちゅうねん」
紬「では私は『作り過ぎたてるてるぼうずを処理する名案が思い浮かびますように』にします」
奈緒「うわ、考えないようにしてたのに!」
9: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:11:45.91 ID:MlzpSUdw0
瑞希「横山さん、気付いてしまいました」
奈緒「なんや瑞希」
瑞希「みなさんの願い事は、どれも流れ星が消えるまでに3回唱えられるような長さではありません」
奈緒「それは……気合いでどうにかなるやろ」
瑞希「では実際に試してみましょう。島原さん、屋上の端から端までダッシュをお願いします」
エレナ「わかったヨー! でも、どうして?」
瑞希「流れ星の代わりです」
奈緒「よーし……絶対に3回言ったるで!」
奈緒「なんや瑞希」
瑞希「みなさんの願い事は、どれも流れ星が消えるまでに3回唱えられるような長さではありません」
奈緒「それは……気合いでどうにかなるやろ」
瑞希「では実際に試してみましょう。島原さん、屋上の端から端までダッシュをお願いします」
エレナ「わかったヨー! でも、どうして?」
瑞希「流れ星の代わりです」
奈緒「よーし……絶対に3回言ったるで!」
10: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:12:27.09 ID:MlzpSUdw0
エレナ「行くヨー? ヨーイ……ドン!!」
奈緒「毎日たこ焼き100個食べたい! 毎日た」
エレナ「ゴール!!」
奈緒「あー! 1回しか言えんかった……みんなはどうやった?」
紬「私は1回も言い切れませんでした……」
紗代子「毎日たい焼き10個なら……? いや、それでも……」
奈緒「紗代子はまだ考えてんのかい!」
奈緒「毎日たこ焼き100個食べたい! 毎日た」
エレナ「ゴール!!」
奈緒「あー! 1回しか言えんかった……みんなはどうやった?」
紬「私は1回も言い切れませんでした……」
紗代子「毎日たい焼き10個なら……? いや、それでも……」
奈緒「紗代子はまだ考えてんのかい!」
11: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:13:13.94 ID:MlzpSUdw0
瑞希「どうやら根本的な見直しが必要なようです」
奈緒「そうは言っても……あ、そうや! 美也、早口言葉が得意って前言っとったよな?」
美也「はい~。得意ですよ~」
奈緒「コツとかあるん?」
美也「早口言葉のコツは、ゆっくり言うことですよ~。ゆっくり言えば噛みませんからね~」
奈緒「それは、そうやけど……」
奈緒「そうは言っても……あ、そうや! 美也、早口言葉が得意って前言っとったよな?」
美也「はい~。得意ですよ~」
奈緒「コツとかあるん?」
美也「早口言葉のコツは、ゆっくり言うことですよ~。ゆっくり言えば噛みませんからね~」
奈緒「それは、そうやけど……」
12: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:14:07.20 ID:MlzpSUdw0
紗代子「もっと短い願い事にしないといけないのかな」
瑞希「願い事を変える必要はありません。ですが文章を3回唱えるのは間に合わないので、一番大事な単語に絞りましょう」
奈緒「なるほど……エレナ、もっかい頼むわ!」
エレナ「ハーイ! ヨーイ……ドン!!」
奈緒「たこ焼きたこ焼きたこ焼き!」
瑞希「懸賞懸賞懸賞」
紗代子「たい焼きたい焼きたい焼き!」
美也「猫ちゃん猫ちゃん猫ちゃん~」
紬「てるてるぼうずてるてるぼうずてる」
エレナ「ゴール!!」
紬「あっ」
奈緒「よし、間に合った! これで本番もバッチリや!」
瑞希「願い事を変える必要はありません。ですが文章を3回唱えるのは間に合わないので、一番大事な単語に絞りましょう」
奈緒「なるほど……エレナ、もっかい頼むわ!」
エレナ「ハーイ! ヨーイ……ドン!!」
奈緒「たこ焼きたこ焼きたこ焼き!」
瑞希「懸賞懸賞懸賞」
紗代子「たい焼きたい焼きたい焼き!」
美也「猫ちゃん猫ちゃん猫ちゃん~」
紬「てるてるぼうずてるてるぼうずてる」
エレナ「ゴール!!」
紬「あっ」
奈緒「よし、間に合った! これで本番もバッチリや!」
13: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:14:57.74 ID:MlzpSUdw0
瑞希「見頃まであと10分です」
奈緒「よし、ここからは空に集中せんとな」
紗代子「絶対見逃さないようにしなきゃね……」
エレナ「まだカナー、まだカナー」
美也「楽しみですね~」
紬「……おや? メッセージが……Pから?」
奈緒「Pさんから? なんやって?」
奈緒「よし、ここからは空に集中せんとな」
紗代子「絶対見逃さないようにしなきゃね……」
エレナ「まだカナー、まだカナー」
美也「楽しみですね~」
紬「……おや? メッセージが……Pから?」
奈緒「Pさんから? なんやって?」
14: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:15:40.79 ID:MlzpSUdw0
紬「『誰か俺の代わりに、休みが取れるよう流れ星にお願いしてくれ』……だそうです」
一同「…………」
一同「…………」
15: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:16:41.71 ID:MlzpSUdw0
奈緒「重いわ!!」
16: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:20:06.95 ID:MlzpSUdw0
おしまい
流れ星を見る話でもエモくない雰囲気にできる
流れ星を見る話でもエモくない雰囲気にできる
17: ◆ncieeeEKk6 2020/11/17(火) 00:21:36.41 ID:MlzpSUdw0
しし座流星群の見頃は今日の深夜~18日の未明。でも今年はあんまり流れないらしい。
【ミリマスSS】星梨花「あの、ワッパーって何ですか?」
2020-12-25
1: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:17:29.86 ID:pc9AFMOm0
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2: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:19:07.16 ID:pc9AFMOm0
歩「何にしようかな……、じゃあアタシはテリヤキワッパーのセット。フレンチフライとスプライトで」
星梨花「えーっと……」
伊織「ゆっくり選びなさい。あたしはそうね、クアトロチーズワッパーJr.のセットで、シーザーサラダとカフェラテのアイスでお願いします」
星梨花「あの、すみません。オススメとかってありますか?」
歩「そうだなぁ。バーガーキングと言えばやっぱりワッパーかな? 星梨花ならワッパーJr.の方が良いかもね」
星梨花「あの、じゃあそのワッパーJr.をセットでお願いします。はい、えっと、オニオンリングとダージリンティーを……」
歩「あーあ、お腹空いたー」
伊織「ちょっと、恥ずかしいからあんまり大きな声出さないでよ」
歩「ごめんごめん」
3: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:20:11.98 ID:pc9AFMOm0
歩「ふぅー、レッスンの後だからもうお腹ペコペコだよ。頂きます!」
星梨花「マク〇ナルドさん以外のハンバーガー屋さんに初めて来ました!」
伊織「折角ならもう少し良いハンバーガーを食べなさいよ……」
歩「くぁ~おいし~! やっぱりアタシはチェーン店ならバーガー〇ングが好きかな~! このアメリカって感じの肉がさ~」
伊織「向こうのとはまた違うけど、まぁ気持ちは分かるわ」
星梨花「あの……すみません、ちょっと良いですか?」
歩「ん、どしたの? 温かいうちに食べたほうが美味しいよ」
星梨花「あっ、そうですよね。すみません。じゃあ、頂きますね」
歩「アタシはレジでナイフとフォーク頼む人初めて見たよ」
伊織「そうね、あたしも初めてだわ」
4: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:21:29.80 ID:pc9AFMOm0
星梨花「あの……」
歩「星梨花もポテト食べる?」
星梨花「あ、はい。頂きます」
伊織「ちょっと、さっきから星梨花が何か聞きたがってるでしょ。聞いたげなさいよ」
歩「あぁ、ごめんごめん。何だっけ?」
星梨花「……」モグモグ
歩「飲み込んでからで良いよ」
5: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:23:40.70 ID:pc9AFMOm0
星梨花「ん、あの。さっき注文で言っていた「ワッパー」って何ですか?」
歩「え?」
伊織「んん?」
6: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:24:24.74 ID:pc9AFMOm0
歩「え? ハンバーガーの名前じゃないの?」
伊織「英語でしょ。たしか「大きい」とかって意味だったと思うわ」
歩「大きいは「ビック」だろ? 伊織が英語を間違えるなんて珍しいな」
伊織「そんなこと言ったら「ラージ」も「大きい」じゃない。別の言葉よ」
歩「じゃあバーガーキング以外で使ったことある?」
伊織「無いわよ。使う機会が無いもの」
歩「じゃあやっぱりバーガー〇ングではハンバーガーのことをワッパーって言うんだって!」
伊織「バーガーなら他のメニューにあったじゃないのよ!」
星梨花「あ、あの……」
7: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:25:43.06 ID:pc9AFMOm0
歩「あれは「バーガー」だから「ハンバーガー」じゃないもんね~!」
伊織「バーガーとハンバーガーは同じ意味でしょ!変な屁理屈捏ねないでよ!」
星梨花「あのっ!!」
歩/伊織「!!!」
星梨花「すみません、私が変なことを聞いたせいで……」
歩「いや、ごめん。アタシもちょっと大人げなかった」
伊織「星梨花は悪くないわよ。そこの分からず屋の19歳が悪いの」
歩「なにおう」
星梨花「私、お二人が喧嘩するのは嫌です」
伊織「ごめんね星梨花。……歩、私も悪かったわ」
歩「そうだね。ちゃんと調べてみようよ」
伊織「そうね、最初からそうすれば良かったんだわ」
8: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:26:16.95 ID:pc9AFMOm0
ワッパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワッパー(Whopper)は、国際的なハンバーガーファストフードのチェーンであるバーガーキングで売られている商品である。
1957年に導入され、大きさやパンの変更を含め、何度かの変遷を経た。ファストフード業界で最も有名なメニューの1つであり、あまりに有名であるが故に、バーガーキングは看板等で自らを「ワッパーの家」(the Home of the Whopper)と宣伝している。[1]
地域や国の嗜好に合わせて、何種類かのワッパーが販売されている。また商品を飽きさせないために、様々な具材を追加した地域や期間限定のワッパーが販売されることもある。
なお、ワッパー(Whopper)とはとてつもなく大きなものという意味である。
9: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:26:57.80 ID:pc9AFMOm0
歩「……」
伊織「……」
歩「伊織、アタシが悪かったよ。Whopperは大きなものって意味だったんだな」ガシッ
伊織「あたしこそ悪かったわ。原語よりも商品名としての意味合いの方が強いみたいね」ガシッ
星梨花(そう言うと二人はお互いの目を見つめ合って固く手を握りました)
星梨花(ワッパーさんって、すごいです!)
10: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:27:48.06 ID:pc9AFMOm0
後日
静香「だから、まずはみんなで方向性を決めてから」
志保「自分の出来る範囲も分からないうちに方向性を決めるも何もないでしょう」
星梨花(!!)
星梨花(また静香さんと志保さんが!ここは……!)
星梨花「あ、あの! ワッパーって知ってますか!?」
志保「え? ワッパーってあの、バーガー〇ングの」
静香「そういえば何かしら。志保、知ってる?」
志保「ちょっと調べてみるわ」
星梨花(お二人がすぐに仲直りできました! 流石ワッパーさんです!)
11: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:28:38.50 ID:pc9AFMOm0
また後日
ロコ「ミライ~! ロコアートをデストロイしないでくださいって何度言えば分かるんですか~!!」
未来「えぇっ!? あれってロコちゃんのアートだったの!?」
ロコ「ロコはアングリーです~!」
星梨花「すみません! お二人はワッパー(略)」
また別の日
亜利沙「うぅ~、杏奈ちゃんしゅみましぇん~~!!」
杏奈「盗撮……ダメって、言ったのに……。亜利沙とは、もう口利かない、ね……」
亜利沙「杏奈ちゃあぁん~~!!」
星梨花「ワッ(略)」
こうして箱崎星梨花はワッパーさんと共に様々な問題を解決していった。
12: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:29:47.40 ID:pc9AFMOm0
そんなある日……
紬「貴方という人は、どこまで人を馬鹿にすれば気が済むのですか」
P「いや、普通に次の現場が駅から遠いから送るよって話なんだけど……」
紬「私だって一人で乗り換えくらい出来ますし、タクシーくらい乗れます!」
P「多分そこの駅はタクシー拾いにくいと思うぞ」
紬「そ、それくらい、じ、事前に予約をすれば……!」
星梨花「!!」
13: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:30:37.06 ID:pc9AFMOm0
星梨花「すみません! お二人ともワッパーって知っていますか?」
紬「わ、わっぱー?」
P「ワッパーって、あのバーガー〇ングの……?」
紬「バーガー〇ングという店は東京で見たことがありますが、ワッパーとは?」
P「え、紬食べたことない? あっ、もしかして……」
紬「……」
星梨花(あ、あれ……?)
14: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:31:15.33 ID:pc9AFMOm0
紬「なんやいね! みんなしてうちのこと馬鹿にして!」
P「あぁっ!! ちがう、違うんだ! なぁ星梨花!!」
星梨花「えっ、えっ? あの、ワッパーって言うのは」
紬「金沢にはバーガー〇ングは無いからって!」
P「ダメだ星梨花!紬を抑えるのを手伝ってくれ!」
星梨花「は、はいっ!」
ワッパーさんは万能ではないことを知った星梨花ちゃんでした。
おわり
15: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:31:58.42 ID:pc9AFMOm0
終わりました。HTML依頼出してきます。
ワッパーさんはすげぇや…(特定のお店の宣伝をする意図はありません)。
ワッパーさんはすげぇや…(特定のお店の宣伝をする意図はありません)。
18: ◆ivbWs9E0to 2020/11/25(水) 00:42:03.28 ID:pc9AFMOm0
>>16
すみません伏せ切れてませんでした!!!!!(書き込みもミスりましたすみません)
すみません伏せ切れてませんでした!!!!!(書き込みもミスりましたすみません)
引用元: ・【ミリマスSS】星梨花「あの、ワッパーって何ですか?」
ミリP「同級生とお出掛け」馬場このみ「……デート?」【ミリマスSS】
2020-12-22
1: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:17:08.27 ID:Ds8HJ7Zf0
ミリマスSSです。
プロデューサーはP表記。
続きものです。
過去作はこちら。
P「同級生はアイドルに」馬場このみ「ん?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558787721/
馬場このみ「同級生はプロデューサー」P「ん?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1573475151/
馬場このみ「同級生は好きな人」ミリP「へ?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1584512610/
これまでのあらすじ:
高校の頃からの昔馴染みであるPちゃんとこのみさんは、今も両想いで、でもお互いそのことに気付いてないようです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1589897827
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2: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:19:46.60 ID:Ds8HJ7Zf0
高校2年の学年末 帰宅中の列車内
ガタンゴトン
P『最果てまで行ってみたいんよな』
このみ『……は?』
P『馬場、聞いちょる?』
このみ『聞いちょるけど。……急にどうしたん? 学年末テストのせいで熱でも出た?』
P『いや、今日のテストで、南極の話があったやろ』
このみ『うん、あったわね』
P『南極って、最果てっぽさあるやん?』
このみ『……まあ、分からなくもないけど』
P『問題文見ながら、最果てってどんな景色なんかなあ、って思ったんよ』
このみ『テスト中にそんなこと考えてたんかい』
3: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:20:33.17 ID:Ds8HJ7Zf0
P『ってことで馬場、今日行かんか?』
このみ『唐突やなあ……。って南極!?』
P『いや、流石に南極は無理だろ。近くの最果てっぽい感じの場所まで行ってみるってことだよ』
このみ『アンタ今、明らかに馬鹿にしたような顔したわね』
P『テストのおかげで、今日は早く学校終わったし』
このみ『どこに行くつもりなん? その、最果てっぽい場所の目星はあるわけ?』
P『んー、そうだな……』
このみ(あ、こんにゃろう、全然考えてなかったな)
4: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:22:02.09 ID:Ds8HJ7Zf0
P『あ。角島』
このみ『角島? ……ああ、確かに端っこって感じはするわね』
P『よし、じゃあ決まりやな』
このみ『ん? ねえP、角島までどうやって行くつもり?』
P『チャリ』
このみ『……マジ?』
P『マジ』
このみ『ええ……』
ピンポーン
ツギハー、コグシ、コグシ
P『んじゃあ、2時半に駅に集合な』
このみ『ええーっ、バタバタ準備せんといけんやん。3時じゃダメなの?』
P『3時だとちょっと遅いかもしれん』
このみ『何に?』
P『……ま、とにかく2時半ってことで』
___
______
_________
5: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:23:42.29 ID:Ds8HJ7Zf0
事務所
P「……ってことで、帰宅して早々に自転車で角島って場所に行くことになったんだ」
あずさ「角島って、聞いたことあるような……」
莉緒「海が綺麗で有名な場所なの。橋が架かってて、車のCMでもよく使われてるのよ。……ほらっ」
真「あっ、確かに見たことある気がします!」
春香「それにしても、本当に海が綺麗ですね」
小鳥「莉緒さんも知ってるんですね?」
莉緒「ええ。私も学生の頃に友達と行ったことあるの」
P「今じゃあ山口県随一の観光スポットですもんね」
6: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:24:24.43 ID:Ds8HJ7Zf0
このみ「まーた、ずいぶん懐かしい話をしてるわね?」ヒョコッ
P「このみさん、戻ってたんですね」
このみ「さっきね。……それで、一体どういう風の吹き回しでそんな話になったの?」
P「いや、何か昔話をしろってせがまれちゃって」
このみ「アンタは孫に囲まれた爺さんか」
莉緒「何でもいいから、イチャイチャしてた話してほしいってお願いしたのよ」ムフフ
このみ「もうっ、そもそもイチャイチャしてないってば!」プンスコ
P「コホン。……ところでこのみさん、あのときのこと覚えてます?」
このみ「忘れもしないわよ。自転車漕いでも漕いでも着かないし、相当きつかったんだから」
7: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:25:37.00 ID:Ds8HJ7Zf0
真「そんなに遠いんですか?」
P「調べてみるか。……えっと、大体、30キロだな」
春香「30キロ……? ってことは、ここから大体どこまでかなあ……」
P「事務所からだと、大体横浜までかな」
春香「横浜まで自転車ですか!?」
真「……」
P「真、『案外行けそうかも』って思っただろ。でも、ギア無しのママチャリだからな?」
このみ「おまけに道はアップダウン激しいし、海風も向かい風で強いのよ」
真「それはちょっとキツそうですね」アハハ
春香「大変というか、かなり冒険心が強い気もしますが……」
このみ「ほんっと、大変な目に付き合わされたと思ったものよ。……でも、楽しかったわね」クスッ
_________
______
___
8: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:27:06.15 ID:Ds8HJ7Zf0
14時30分 最寄りの駅
P『おっ、来たな』
このみ『そりゃ来いって言われたら来るわよ』
このみ『そもそも、道分かるん?』
P『ああ、前に行ったことあるし。国道ずっと進んで、リゾートホテルのレンガでできた看板のところ左に曲がって、それからまた道なり進んだら橋のところに着く』
このみ『よく覚えてるわね。私も前に一度、親と車に乗って行ったけど、全然道覚えてないわ』
P『ともかく、そろそろ行こう。万一、間に合わんかったらいけんし』
このみ『何に?』
P『行けば分かる。多分』
このみ『?』
9: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:27:59.31 ID:Ds8HJ7Zf0
このみ『ゼエッ、ゼエッ……』
P『大丈夫か?』
このみ『めっちゃキツいんやけど。この道って、こんな、坂があったっけ……』
P『うん、俺もあんまし気付かんかったなあ』
このみ『ねえ、P。あと、どんくらい?』
P『まだ夫婦岩も通ってないし、まだ1/5も進んでないんじゃないか?』
このみ『ウソでしょ!? ……もう、家の近くの稲荷神社でええやん? あそこでも十分見晴らしええし!』
P『いけんいけん。角島だからいいほ』
このみ『むぇー……』
10: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:28:33.26 ID:Ds8HJ7Zf0
このみ『あ! 海!』
P『天気もいいから、綺麗に見えるな!』
このみ『でも、風がめちゃくちゃ強い!』
P『めっちゃ寒っ! ダウンジャケット着てるのに、全然寒いんやけど!』
このみ『そうね! ……きゃっ!』
P『どうした!?』
このみ『風にかなり体持っていかれる!』
P『結構車も多いし、気をつけろよー!』
このみ『Pこそね!』
11: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:29:59.33 ID:Ds8HJ7Zf0
ビョオオォォ!
P『あははは! 風のせいで全然チャリ進まん!』
このみ『誰が自転車で角島行くとか言い出したのよ!』
P『俺だー!』
このみ『あははは! バーカ、バーカ!!』
P『寒すぎて鼻水も出てきた!』
このみ『そんなん実況すんな! 汚い!』
12: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:30:52.13 ID:Ds8HJ7Zf0
このみ『……ゼェ、ゼェ。…やっと海沿いの道から抜け出せたぁ』
P『吹きさらしだから、マジで寒かったな。さすがに俺も堪えた』
このみ『ねえ、この辺はコンビニとかないの? 寒いし、ちょっとお腹も空いたけ、休憩したいんだけど……』
P『確かこの辺一帯はないぞ。コンビニもスーパーも』
このみ『』
P『特牛の港まで行けばスーパーがあるけ、それまでの辛抱やな。それか自販機』
このみ『うん、自販機でええ。とにかく温い飲み物……』
___
______
_________
13: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:31:32.51 ID:Ds8HJ7Zf0
P「ホント寒かったよなあ。あの時よく風邪引かなかったと思うよ」
このみ「若さって恐ろしいわ」アハハ
真「でも、憧れちゃいます! 何だかこう、ときめいちゃうっていうか!」
春香「何だか多難な道のりですけど、目的地には着いたんですか?」
このみ「何とかね。海沿いの道抜けてすぐの自販機で休憩して、それからもう一度休憩して、ようやく島に渡る橋の前まで行ったわ」
P「橋の前の道もこれまたアップダウンが険しくてな。あれは堪えたなあ」
このみ「もう日も傾き始めててさ、確か5時半くらいだったかな? 橋も海も夕焼けで綺麗に染まってて、私はそれでもう十分お腹一杯だったんだけど、プロデューサーが島まで行くって聞かなくて」
P「せっかくここまで来たからには、やっぱり渡らないと損だろ?」
真「気持ちはちょっと分かります」
このみ「ってことで島に渡ったけど、橋も風強かったよねぇ」
P「それから島に渡って、灯台のある広場に向かったんだ。そこがまた綺麗って評判でな」
_________
______
___
14: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:31:59.00 ID:Ds8HJ7Zf0
P『やっと着いたぞ! ……おおっ』
このみ『わあ、キレイ……!』
このみ『ねえねえ! 夕日もそろそろ沈むんじゃない?』
P『まったく雲もないし、水平線に夕日が綺麗に沈みそうだ』
このみ『しっかし、見渡す限り水平線ね』
P『うちの近くだと男島とかがあるけど、ここからだと他の島が全く見えんな』
このみ『どこまで先を見ても何もないし、Pが最初に言ってたまさに「最果て」って感じやね』
P『おっ、確かに!』
このみ『アンタ、そういう光景見にわざわざここまで来たんやろ?』
P『お、おう。そうだったな』アセアセ
このみ『?』
15: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:32:41.89 ID:Ds8HJ7Zf0
P『いよいよ日没やな』
このみ『ええ』
このみ『夕日に海が照らされて、光の道を作ってるみたい……』
P『向こうにあるのは、鳥かな?』
このみ『そうみたい。カモメじゃないかしら?』
P『……おおっ』
このみ『今の、すっごく絵になったわね』
P『そうだな。ちょうど夕日が作った光の道をカモメが横切って……』
16: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:33:13.86 ID:Ds8HJ7Zf0
このみ『もう半分近く太陽が沈んじょる』
P『こうしてずっと見てたら、本当に地球は動いてるって実感するなあ』
このみ『ふふっ、そうね』
P『そんなこと言ってるうちに、もうほとんど沈んでしまってるし』
このみ『日が沈むときって、不思議と早く感じるのよね』
17: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:33:56.27 ID:Ds8HJ7Zf0
このみ『……ああ、沈んじゃった。……ねえ、空も海もすごいわよ。夕焼けに染まってて』
P『うん』
このみ『本当にキレイ……』
P『……』チラ
このみ『……♪』
P『……綺麗やな』
このみ『……えっ? 何て?』
P『あっ、いやいや。……ほら、向こうの灯台は光んないのかなーって』
このみ『本当ね。でも、灯台も夕焼けに染まってて、キレイやね』
18: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:35:25.22 ID:Ds8HJ7Zf0
ピカッ
P『うおっ、灯台が光った!』
このみ『わぁ……!』
このみ『すごい、すごい!』ピョンピョン
P『これは……本当に綺麗だ』
このみ『この光景見たら、道中のキツさも吹っ飛んじゃうわね』
P『あの風は心折れそうだったもんな。……でも、来てよかったよ』
このみ『うん』クスッ
19: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:36:04.92 ID:Ds8HJ7Zf0
このみ『ねえP、どうする? そろそろ家に戻る?』
P『うーん、せっかくこんな遠くまで来たし、もう少し眺めていたいかなーって』
このみ『それじゃあ、もうしばらくここに居て……』
ビョオオォォ!
P『寒っ!』
このみ『こ、凍えそうわね……日が沈んだから、なおさら風も冷たくなってるし』ガチガチ
P『やっぱり、飲み物買って飲んで、それから帰るか……』
このみ『う、うん。そうしましょ……ハクション!』
___
______
_________
20: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:37:29.00 ID:Ds8HJ7Zf0
P「……んで、それからまた3時間近くかけて家まで帰ったんだ」
このみ「途中、街灯も少なくて怖かったよねえ。帰りも風も馬鹿にならないくらい強くて寒かったし」
P「腹も減ったし、帰り遅くなって親から怒られたり、結構散々だったよな」
このみ「次の日は脚が筋肉痛で大変なことになったわ」
あずさ「でも、なんだかとっても素敵ですね? お二人で一緒にお出かけしたり、まさに青春時代、って感じがして」
P「いやあ、単に無鉄砲だっただけですよ。行ったことない場所に自転車だけで遠出なんて」アハハ
このみ「えっ? プロデューサー、前にも行ったことあるって言ってなかった?」
P「へっ? ……あっ、えっと、そのな?」アタフタ
21: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:39:54.84 ID:Ds8HJ7Zf0
春香「っていうか、二人でお出かけして綺麗な海を見に行くって、これただのデートですよね?」ジトー
P「」ギクッ
真「行ったことない場所だったのに、道をあらかじめ調べておいて、おまけにコンビニとスーパーの場所もチェックしてたようにも見えますね?」
春香「『最果て』がどうとか言って、一緒に行く口実こじつけて」
P「」ギクギクッ
真(あ、図星なんだ)
小鳥「駅への集合時間も、島に到着したらちょうど夕日が沈むくらいの時間帯になるよう合わせてた感じですし」
莉緒「おまけにあの島、今じゃあ西日本を代表するデートスポットって言われてる場所だからねぇ」
P「」
22: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:41:18.61 ID:Ds8HJ7Zf0
莉緒「デートだったらしいわよ? このみ姉さんっ」ニヨニヨ
あずさ「うふふっ。当時のプロデューサーさんが色々と考えて誘ったって思えば、何だか初々しいですね?」
莉緒「ほら、このみ姉さんもプロデューサーくんに何か言ってあげたら……あれ?」
このみ「」
真「……このみさん?」
このみ「デ、デート……」ボフン
小鳥(わお、顔が真っ赤っかね)ピヨピヨ
23: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:42:57.83 ID:Ds8HJ7Zf0
このみ「ね、ねえ、P。あの時のって、デートだったの……?」
P「……デートだったら、悪かったか」
このみ「ううん。悪く、ないけど……」フルフル
P「お、おう……」
このみ「……」モジモジ
P「……」モジモジ
春香(なんだこの空気)
あずさ(みんなからもバレバレなんですけどね)
小鳥(両想いってこと、ほんと、そろそろ認めてくれますかね……)
……つづく?
24: ◆kBqQfBrAQE 2020/05/19(火) 23:49:29.05 ID:Ds8HJ7Zf0
夏の日本海はとても静かですし、長門や角島のあたりは海がとても綺麗なので、ぜひ一度おいでませ。
今はコロナで大変な時期ですが……。
今はコロナで大変な時期ですが……。
引用元: ・ミリP「同級生とお出掛け」馬場このみ「……デート?」【ミリマスSS】
【ミリマス】麗花さんはみんなと仲良し。
2020-12-21
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:11:29.00 ID:0chiet110
茜「前から思ってたんだけどさ、麗花ちゃんってなんでマイハマンだけあゆあゆなの?」
麗花「えーあゆあゆはあゆあゆって感じしないかな?」
茜「いやそうじゃなくてさ…」
ジュリア「ムダだアカネ。レイにそういうのは。」
静香「何か気になったんですか?」
茜「いい事聞くねモガミン。茜ちゃんは2人をモガミン、ジュリアンってあだ名で呼ぶでしょ?」
ジュリア「あたしは認めてないけどな。」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1589803888
麗花「えーあゆあゆはあゆあゆって感じしないかな?」
茜「いやそうじゃなくてさ…」
ジュリア「ムダだアカネ。レイにそういうのは。」
静香「何か気になったんですか?」
茜「いい事聞くねモガミン。茜ちゃんは2人をモガミン、ジュリアンってあだ名で呼ぶでしょ?」
ジュリア「あたしは認めてないけどな。」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1589803888
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:12:02.96 ID:0chiet110
茜「まぁまぁ、とりあえず茜ちゃんは親しみを込めてあだ名で呼んでる訳さ。」
静香「そうなんですか。」
茜「でさ、実は麗花ちゃんがあだ名で呼んでるのってマイハマンだけなんだよね。」
ジュリア「へぇ。」
茜「これは名探偵茜ちゃんとしては気になる事なのさ!」
静香「つまり、野々原さんは歩さんに嫉妬していると。」
茜「違うよモガミン!これは純粋な好奇心でね!?」
静香「そうなんですか。」
茜「でさ、実は麗花ちゃんがあだ名で呼んでるのってマイハマンだけなんだよね。」
ジュリア「へぇ。」
茜「これは名探偵茜ちゃんとしては気になる事なのさ!」
静香「つまり、野々原さんは歩さんに嫉妬していると。」
茜「違うよモガミン!これは純粋な好奇心でね!?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:13:04.13 ID:0chiet110
ジュリア「確かに。1人だけってのは気になるな。レイ、そこのところどうなんだ?」
麗花「ん、お話し終わった?」
静香「麗花さん話って聞いてましたか?」
麗花「聞いてたよ?このクリームソーダのクリームは混ぜちゃっていいか。でしょ?私はやめた方がいいと思うな。」
茜「聞いてなかったんだね。」
ジュリア「ずっとクリームソーダ見つめてたもんな。」
麗花「何でひとりだけあだ名で呼んでるかって。ひとりじゃないよ?」
茜「この切り替え。流石麗花ちゃんだよ。」
麗花「ん、お話し終わった?」
静香「麗花さん話って聞いてましたか?」
麗花「聞いてたよ?このクリームソーダのクリームは混ぜちゃっていいか。でしょ?私はやめた方がいいと思うな。」
茜「聞いてなかったんだね。」
ジュリア「ずっとクリームソーダ見つめてたもんな。」
麗花「何でひとりだけあだ名で呼んでるかって。ひとりじゃないよ?」
茜「この切り替え。流石麗花ちゃんだよ。」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:14:10.55 ID:0chiet110
静香「あれ?そうなんですか。誰かいましたっけ。」
麗花「ジュリアちゃん。」
茜「あーなるほど。確かに本名では無いね。」
ジュリア「あのなレイ。あたしのはあだ名では、ない。」
麗花「そうなの?じゃあぷうちゃんって呼んでいい?」
ジュリア「それはやめろって前に言っただろ。」
静香「…今気づいたんですけど。」
ジュリア「どうしたシズ。」
麗花「ジュリアちゃん。」
茜「あーなるほど。確かに本名では無いね。」
ジュリア「あのなレイ。あたしのはあだ名では、ない。」
麗花「そうなの?じゃあぷうちゃんって呼んでいい?」
ジュリア「それはやめろって前に言っただろ。」
静香「…今気づいたんですけど。」
ジュリア「どうしたシズ。」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:15:01.73 ID:0chiet110
静香「逆に麗花さんのことあだ名で呼ぶのってジュリアさんだけですよね。」
ジュリア「…そうかもな。」
茜「んーこれはいいところに目をつけたよモガミン。」
静香「何ですか?」
茜「麗花ちゃんがジュリアンをあだ名だと思っていたのなら、2人は唯一お互いを特別な呼び方をしてるという訳だよ!」
ジュリア「うるさいバカネ。適当なこと言うな。」
麗花「え、ジュリアちゃん。私のことは特別だって言ってくれたのは嘘だったの?」
ジュリア「レイ!?」
ジュリア「…そうかもな。」
茜「んーこれはいいところに目をつけたよモガミン。」
静香「何ですか?」
茜「麗花ちゃんがジュリアンをあだ名だと思っていたのなら、2人は唯一お互いを特別な呼び方をしてるという訳だよ!」
ジュリア「うるさいバカネ。適当なこと言うな。」
麗花「え、ジュリアちゃん。私のことは特別だって言ってくれたのは嘘だったの?」
ジュリア「レイ!?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:15:46.43 ID:0chiet110
静香「ふーん。そういうことでしたか。」
ジュリア「シズ!?」
静香「つまり、すまして聞いてたジュリアさんこそ歩さんに嫉妬していたという事ですね。」
麗花「ジュリアちゃん。あゆあゆに嫉妬しちゃってたんだ…。ごめんね気づかなくて。」
ジュリア「レイも違うって!」
茜「…ねえ、ちょっと茜ちゃんの話を聞いて貰っていいかな。」
静香「はい。野々原さん急に静かになってどうしたんですか?」
ジュリア「シズ!?」
静香「つまり、すまして聞いてたジュリアさんこそ歩さんに嫉妬していたという事ですね。」
麗花「ジュリアちゃん。あゆあゆに嫉妬しちゃってたんだ…。ごめんね気づかなくて。」
ジュリア「レイも違うって!」
茜「…ねえ、ちょっと茜ちゃんの話を聞いて貰っていいかな。」
静香「はい。野々原さん急に静かになってどうしたんですか?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:16:16.06 ID:0chiet110
茜「えっと、話を聞いてるとジュリアンと麗花ちゃんはお互いを特別な関係に思ってるみたいに聞こえたんだけど。」
静香「そうですね。」
ジュリア「.........。」
茜「麗花ちゃん?」
麗花「どうしたの茜ちゃん?」
茜「私と麗花ちゃんって恋人同士じゃなかったの?」
静香「ぶはっ…!…え、え、え!?」
ジュリア「何急に変なこと言ってんだよバカネ。」
静香「そうですね。」
ジュリア「.........。」
茜「麗花ちゃん?」
麗花「どうしたの茜ちゃん?」
茜「私と麗花ちゃんって恋人同士じゃなかったの?」
静香「ぶはっ…!…え、え、え!?」
ジュリア「何急に変なこと言ってんだよバカネ。」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:16:58.54 ID:0chiet110
茜「ジュリアンは黙ってて!麗花ちゃん!先週の夜のことは何だったのさ!」
麗花「先週の夜…?ん~あ、楽しかったね!」
ジュリア「は?レイ。どういう事だよ?」
静香「しゅらばだ。」
麗花「どういう事って…茜ちゃんがにゃんにゃんしたいって言うからお付き合いしたの。」
静香「にゃんにゃん…!?」
ジュリア「じゃあ、あたしの事が好きって言うのは!?」
麗花「ジュリアちゃんは大好きだよ!」
麗花「先週の夜…?ん~あ、楽しかったね!」
ジュリア「は?レイ。どういう事だよ?」
静香「しゅらばだ。」
麗花「どういう事って…茜ちゃんがにゃんにゃんしたいって言うからお付き合いしたの。」
静香「にゃんにゃん…!?」
ジュリア「じゃあ、あたしの事が好きって言うのは!?」
麗花「ジュリアちゃんは大好きだよ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:17:42.29 ID:0chiet110
茜「え!じゃあ茜ちゃんは!?」
麗花「大好きだよ!」
ジュリア・茜「.........()」
静香「絶句してる…。」
麗花「どうしたのふたりとも?飲み物おかわりいる?」
ジュリア「あ、ああ頼む。」
茜「茜ちゃんもちょうだい。」
麗花「大好きだよ!」
ジュリア・茜「.........()」
静香「絶句してる…。」
麗花「どうしたのふたりとも?飲み物おかわりいる?」
ジュリア「あ、ああ頼む。」
茜「茜ちゃんもちょうだい。」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:18:12.79 ID:0chiet110
静香「…落ち着きましたか?えっとつまり2人は」
麗花「こういうのって何姉妹って言えばいいんだろ?」
茜「そういう表現はやめて!」
ジュリア「まあ、分かったよレイの気持ちは…あたしたちふたりとも好きで、アレはちょっとしたコミュニケーションって事な。ロックじゃないか。分かるぜ。」
静香「ジュリアさん。声震えてますよ。」
茜「茜ちゃんはいいよ?麗花ちゃんが幸せならジュリアンとふたりでも…」
静香「健気!!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:18:55.02 ID:0chiet110
麗花「そうなんだ?ありがとう!ジュリアちゃんも茜ちゃんも静香ちゃんも大好きだよ!」
ジュリア「…惚れた弱み、か。アカネ、あたしもアカネならって思う。仲良くしようぜ。」
茜「ジュリアン…この先、どちらが選ばれても茜ちゃんたちは友達だよ!」
静香「良かった…友情が芽生えましたね!」
麗花「よくわからないけど良かったね!あゆあゆ達とも仲良くしてね!」
ジュリア・茜「ん...?た、ち?」
麗花「そう!あゆあゆと~千鶴ちゃんと~のり子ちゃんと~瑞希ちゃんと~」
ジュリア・茜「()」
静香「ジュリアさん!?野々原さん!?気を確かにしてください!!」
ジュリア「…惚れた弱み、か。アカネ、あたしもアカネならって思う。仲良くしようぜ。」
茜「ジュリアン…この先、どちらが選ばれても茜ちゃんたちは友達だよ!」
静香「良かった…友情が芽生えましたね!」
麗花「よくわからないけど良かったね!あゆあゆ達とも仲良くしてね!」
ジュリア・茜「ん...?た、ち?」
麗花「そう!あゆあゆと~千鶴ちゃんと~のり子ちゃんと~瑞希ちゃんと~」
ジュリア・茜「()」
静香「ジュリアさん!?野々原さん!?気を確かにしてください!!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:20:34.08 ID:0chiet110
静香「ジュリアさんに野々原さん…帰っちゃいましたね。」
麗花「そうだね~。今日は朝までって思ってたのに。」
静香「…そうですか。」
麗花「うん。ふたりきりになっちゃたね。何か飲む?」
静香「ありがとうございます。そうですね…今からどうしましょうか。」
麗花「ん……思ってたんだけど静香ちゃんってああいうの興味あるの?」
静香「なんですか急に!?そ、そんな事…!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/18(月) 21:22:05.03 ID:0chiet110
麗花「興味あるなら…ね?」
静香「.........。」
麗花「.........。」
静香「…ちょっと興味あります…///」
姉妹が増えた。
おわれ。
麗花さんはみんなと仲良し。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12951034
静香「.........。」
麗花「.........。」
静香「…ちょっと興味あります…///」
姉妹が増えた。
おわれ。
麗花さんはみんなと仲良し。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12951034
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/19(火) 01:25:08.13 ID:W0ef7DBTO
おつ
引用元: ・【ミリマス】麗花さんはみんなと仲良し。