りあむ「クリスマス・イヴだからって、浮かれてデートするカップルってなに??」
2020-12-31
1: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 17:51:21.47 ID:BFG+AUIdO
りあむ「どーせ、クリスマスやら記念日やらでなくとも、会いたい時に会ってんだろ!」
りあむ「なのに、人が集う所に来て、イチャつき具合を見せつけてきてさ!」
りあむ「当て付けかよ!リア充アピールかよぅ!」ポコーッ!
りあむ「本当、腹ただしい…それに」
りあむ「今日みたいな日は、ぼくみたいにとって」
りあむ「自分のぼっちさを痛感するだけの日…うぅ…」
りあむ「はぁ~…クリスマス・イヴは、ぼっちがすすり泣く日だよぅ…病む…」ズゥ~ン
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2: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 17:57:17.41 ID:BFG+AUIdO
りあむ「…まぁ、今日このクリスマス・イヴ…ぼっち同士という事で」
りあむ「P様と出かける事にはなったけど…」
りあむ「本当、リア充カップルには参っちゃうよね~」
りあむ「今日はもうソレを忘れるくらい、いっぱい食べていっぱい遊ぼ!」
りあむ「ねぇねぇ、早く行こ~Pサマ~!あ、寒いから腕抱かせてよう!」ギュッ
りあむ「ほらほら、Pサマも寒いから肩くっつけてくっつけて!」ギュッギュッ
りあむ「えへへ…Pサマと…///」スリスリ
3: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 18:04:02.80 ID:BFG+AUIdO
りあむ「クリスマス・イヴのカップルってさ、たっかいレストランとか行ってさ」
りあむ「たっかい飯を食いに行ったりしてんだよね」
りあむ「なんでワザワザさ、外行ってさ、人と飯食いたくなるん?」
りあむ「ボクなら、家で餃子パーティーする方がいいね!ぼっちで!ぼっちしか選択肢ないけど!」
りあむ「そんでさ、食べる時もさ、イチャイチャしだすじゃん!」
りあむ「食う時くらい、食う事に集中しろっつーの!全集中の呼吸とかブームだろ!今!」
りあむ「ホント、カップルってワケわかんないよねぇ~…はぁ、病む…」
4: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 18:09:42.94 ID:BFG+AUIdO
りあむ「……あっ」
りあむ「いま運ばれてるの、ぼくの注文した料理かな?」
りあむ「……来た!あ、ありがとうござま…あっ、自分の注文です、はい」
りあむ「…店員さん行ったね…で、アップルパイ来たよ!おいしそ!」
りあむ「早くPサマのも来ないかなぁ~」
りあむ「……え?先に食べないかって?」
りあむ「…せっ、せっかくなんだしさ…」モジモジ
りあむ「Pサマと一緒に、美味しいもの味わいたいじゃん…///」モジモジ
りあむ「……あ!来たよ!Pサマのも!」
りあむ「じゃあ食べよ食べよ~!そうだ!『あ~ん!』して食べさせあおっ!///」キャッキャッ
5: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 18:15:38.24 ID:BFG+AUIdO
りあむ「クリスマス・イヴのカップルってさ、プレゼント交換とかしだしたりすんだよね」
りあむ「それも、大抵が彼氏がお値段異常な物を買ってさぁ」
りあむ「ネックレスとか、指輪とかギンギラリンとしたヤツ…」
りあむ「りあむちゃんは、そんなザマスな奥様が付けそうなの要らないよ!」
りあむ「それに、そういうの貰った彼女って大抵…」
りあむ「「私を思ってくれる気持ちが1番嬉しい」とか言っちゃうんだよね!」
りあむ「気持ちよりも、『¥』の後に数字がいくら並んでるかが嬉しいんだろ!絶対!」
りあむ「もうキャバ嬢に貢ぐ図じゃん!ドリームなクラブじゃん!」
りあむ「はぁ~…本っ当、わけわかんないよねぇ~…病む…」
6: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 18:23:22.04 ID:BFG+AUIdO
りあむ「ん……え?何?この紙袋?くれるの?」
りあむ「…あ!私服Tシャツの宇宙ネコのぬいぐるみ!」
りあむ「もしかして、クリスマスプレゼント??」
りあむ「これ、アマゾーンでも品切れだったのに…」
りあむ「……え?何軒も店、回ってくれたの?何日もかけて?」
りあむ「……けど、あまりお金かかってないから、他の物プレゼントするかって?」
りあむ「…んーん、いいよ、これで十分いいよ」
りあむ「……Pサマが気持ち込めてくれてる、これが…///」ギュッ…
りあむ「えへへ…ありがと、Pサマ///」
7: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 18:31:43.74 ID:BFG+AUIdO
りあむ「クリスマス・イヴのカップルってさぁ、喧嘩して別れだしたりするよね」
りあむ「仲良くリア充してると思えばさ、急になんか口喧嘩はじめちゃって」
りあむ「猫の喧嘩かってくらい声荒げあって、互いに背を向け解散とかあるよね」
りあむ「お前ら仲良くしろよな!仲良くなる為デートしてたんに、なに喧嘩してんだ!」
りあむ「で、時間が経てばLINEでお互いにゴメンねゴメンね言い合って」
りあむ「その後、仲直りデート……ふりだしに戻るじゃん!無限ループじゃん!」
りあむ「はぁ…もう、何が何だかで何にもわかんないよぅ…病む…」
8: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 18:39:32.34 ID:BFG+AUIdO
りあむ「…………………」スタスタ…
りあむ「しばらく、このまま散歩しよっか、目的地もないしね」スタスタ…
りあむ「……あ、あのイルミネーション、ぴにゃこら太だー」ブサカワー
りあむ「…え?頭に雪ついてる?取って取って、ついでに頭も撫でて~///」
りあむ「あ、そういえばこの前、あきらちゃんとあかりちゃんがさぁ…!」キャッキャッ…
りあむ(…………………)
りあむ(なんだろう、何かから誰かに見られて)
りあむ(「お前らは喧嘩せんのかい!」ってツッコミが来そうな気がした…)
りあむ(け、けど、ボクとPサマは仲良しだから、喧嘩しないもんね!)
りあむ(…そう、ボクとPサマは仲良し…クフフ///)ニマニマァ
りあむ「えへへ、Pサマ~…腕、抱き心地いい~…///」ギュゥゥ…
りあむ「しばらく、このまま散歩しよっか、目的地もないしね」スタスタ…
りあむ「……あ、あのイルミネーション、ぴにゃこら太だー」ブサカワー
りあむ「…え?頭に雪ついてる?取って取って、ついでに頭も撫でて~///」
りあむ「あ、そういえばこの前、あきらちゃんとあかりちゃんがさぁ…!」キャッキャッ…
りあむ(…………………)
りあむ(なんだろう、何かから誰かに見られて)
りあむ(「お前らは喧嘩せんのかい!」ってツッコミが来そうな気がした…)
りあむ(け、けど、ボクとPサマは仲良しだから、喧嘩しないもんね!)
りあむ(…そう、ボクとPサマは仲良し…クフフ///)ニマニマァ
りあむ「えへへ、Pサマ~…腕、抱き心地いい~…///」ギュゥゥ…
9: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 18:44:16.95 ID:BFG+AUIdO
りあむ「クリスマス・イヴっていやあさ、サンタさんっていんじゃん」
りあむ「そう!毛むくじゃらで!ザ・中年な体型してる!」
りあむ「来て、うれしい??アレ??嬉しくないよね??」
りあむ「しかも、家入るっていうじゃん!年頃の若い子を狙って!」
りあむ「何でみんな、油ドリドリなサンタ来るの楽しみなの??そんなのに物もらいたい??」
りあむ「そんな不法侵入おじいちゃんより、自分のおじorおばあちゃんにプレゼントおねだりすべきだよぅ!」
りあむ「はぁ~…本当、理解に苦しむよ…病む…」
10: ◆4zvTdnzFI9ON 2020/12/24(木) 18:45:36.82 ID:BFG+AUIdO
りあむ「……で、でね?」
りあむ「りあむちゃんって、一応まだ未成年だからさ」
りあむ「おっサンタが来る恐れがあるワケでして…」
りあむ「クリスマス・イヴに、家に中年おっさん入荷しましたとか絶対ヤじゃん?」
りあむ「……だ、だから、さ」
りあむ「Pサマに家に来てもらって、ボクを守って欲しいかなぁ~…なんて///」
りあむ「…2人っきりで、クリスマスまで一夜過ごしたいなぁ…って///」
りあむ「そしたら…プレゼントのお返しも出来るしさ///」
りあむ「えへへ…サンタさんじゃあげれないような物、Pサマにあげちゃう…///」
Fin
引用元: ・りあむ「クリスマス・イヴだからって、浮かれてデートするカップルってなに??」
未央「暇だね」藍子「暇ですね」
2020-12-31
1: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:28:24.05 ID:UNZskKHx0
デレマスのss
ちゃんみおと藍子ちゃんとあかねちんが出てきます
独自設定あり 軽度のキャラ崩壊注意
あかねちんが実家通いという設定です
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520918903
ちゃんみおと藍子ちゃんとあかねちんが出てきます
独自設定あり 軽度のキャラ崩壊注意
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2: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:30:22.09 ID:UNZskKHx0
未央「犬!」
藍子「ハムスター」
未央「チンチラ」
藍子「カワウソ」
未央「キツネ」
藍子「スズメ、とか」
未央「……もう思いつかないねー」
藍子「そうですね」
ガチャ
モバP「あ゙ー疲れた、ったく椅子ぐらい自分らで片付けろっての……どしたん君ら?」
未央「あ、プロデューサー!」
藍子「お疲れ様です」
P「おーお疲れ様。で、何してんの?」
未央「暇つぶしだよ」
P「暇つぶしねぇ……なんか動物の名前が聞こえてきてたけど」
藍子「もふもふな動物を言い合ってるんですよ」
P「へぇ。そりゃまた何で」
未央「あかねちんが居ないからね」
3: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:30:57.96 ID:UNZskKHx0
P「あいつ今日はロケで地方に一泊だもんな。で、茜がもふもふな動物とどう関係するんだ?」
未央「あかねちんってほら、もふもふじゃない? 髪の毛いっぱいだし」
P「確かに」
藍子「ハムスターとか犬に似てませんか?」
P「……飛躍しすぎじゃね?」
未央「想像してみてよプロデューサー。あかねちんと、机の上に置かれたご飯」
P「…………」
藍子「美味しそうなご飯を前に、涎を垂らす茜ちゃんです。でも茜ちゃんはまだご飯に手を付けないんです。お預けされているんです」
未央「……犬だよね?」
P「待って、まだ分かんない」
藍子「ドッグフードを前にして、でも『待て』と命令されているから待機してる犬を想像してみてください。……すっごく、似てませんか?」
未央「……もう、犬だよね?」
P「…………」
P「…………確かに」
4: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:31:24.86 ID:UNZskKHx0
未央「それでね、あかねちんのお預けがね、解除されるんだよ」
藍子「そうしたらですね、茜ちゃんは満面の笑みでご飯を頬張り始めるんですよ」
未央「……これはもう、ハムスターだよね?」
P「待って。置いていかないでくれ」
未央「えぇ……? 物分かりが悪いなぁプロデューサーは」
藍子「ハムスターってほら、よく頬にヒマワリの種を入れてるじゃないですか。あんなイメージですよ」
未央「……これはつまり、ハムスターだよね?」
P「…………」
P「………………」
P「………………確かに」
5: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:31:56.69 ID:UNZskKHx0
未央「あかねちんってさ、よく夕日に向かって走ってるじゃん?」
未央「…………犬じゃん!」デデーン
P「何そのオーバーリアクション。よく分からないんだが」
藍子「犬ってボールとかフリスビー投げたらそっちに向かって走っていきますよね」
未央「…………」
未央「…………それはもう、犬だよね? 犬っぽいというより、もう、実質犬だよね?」
P「…………」
P「………………」
P「……………………」
P「……………………確かに」
6: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:32:25.16 ID:UNZskKHx0
未央「動物ってさ、人を癒す力があるんだよね」
P「あー、駅前にセラピードッグ集団とかたまにいるもんな」
未央「ねぇプロデューサー。癒しを取り除かれたら人はどうなると思う?」
P「……さぁ?」
未央「こうなるんだよ」グデーン
藍子「未央ちゃん今朝からずっとこの調子で……」
P「ああ、それで元気がないのか。パッションなのに」
未央「パッションなのにね」グデーン
藍子「現実に茜ちゃんがいないなら、脳内の茜ちゃんに頼るしかないってことで、茜ちゃんに似てる動物を挙げてたわけです」
P「ハイレベルだなぁ。茜の写真とかでいいじゃないの」
未央「試してみたけどピンと来なくて」ダラーン
藍子「写真の中の茜ちゃんは動かないですからね」
未央「よくブレてるけどね。しかも何故かあかねちんだけ」
7: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:32:56.11 ID:UNZskKHx0
未央「ああーもう! 暇だよ暇!」ガタン
P「やおら立ち上がったな」
藍子「やおら立ち上がりましたね」
未央「普段ツッコミ不足で嘆いてるけどさ、ボケがいないのも困りものだよね」
藍子「茜ちゃんはボケてるんじゃなくて真面目に受け答えしてるつもりなんだと思うけど……」
未央「そうだあーちゃん、代わりにボケやってよ!」
藍子「えぇ?!」
P「急に生き生きし始めたな」
未央「ねぇプロデューサー! あーちゃんのボケ見てみたいよね?」
藍子「ちょっと、や、やめてよぉ」
P「そりゃ見てみたいけどさ」
藍子「プロデューサーさんも……」
未央「よーし決まり!」
藍子「うぅ……」
未央「じゃああーちゃん、なんかボケて! 321はい!」
藍子「……って雑ですよ!!! もっと環境整えてくださいよ!!!」クワッ
P「おー。鋭いツッコミ」
未央「キャラ崩壊してない? 大丈夫?」
藍子「…………///」カオマッカ
P「うわ、めっちゃ照れてる」
未央「写真撮ろっと」パシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ
P「怒涛の10連射だ」
8: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:33:29.18 ID:UNZskKHx0
藍子「意外とツッコミって出来るものなんですね」
未央「あーちゃん才能あるんじゃないの? ところでスマホ返してほしいな」
藍子「そんな才能要らないよぉ……」
P「バラエティ系の番組に出たこともあったし、多少鍛えられたのかもな」
未央「あーちゃんの意外な一面を発掘したよね。ところでスマホ返して。うん、謝るから」
藍子「私は怒りました。絶対にスマホは返しませんっ」プイッ
未央「ごめんよあーちゃん。消すから。『最近削除した項目』からも消すから」
藍子「……本当に?」
未央「本当だよ」
藍子「絶対に消しますか?」
未央「もちろん!」
藍子「神に誓って?」
未央「神に誓って!」
藍子「でも本当は?」
未央「消す前にあかねちんに送る」
9: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:33:58.31 ID:UNZskKHx0
未央「嘘嘘嘘! ジョークだよ! 未央ちゃんジョーク! ああっ返して!」
藍子「もう怒りました。どんな手段も辞しません」
P「2人とも好戦的だなぁ」
藍子「パスコードをわざと間違え続けて、50年はロック解除できないようにしちゃいますからね」
未央「それ冗談じゃ済まないやつだよ! ホント謝るから! プロデューサーもしみじみ眺めてないで手伝って!」
P「どう手伝えと」
藍子「ふんだ。スマホのカバーをきらりちゃんのと交換しちゃいます」ツーン
未央「絶妙に恥ずかしいからやめて!」
P「きらりに失礼じゃないか?」
10: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:34:51.76 ID:UNZskKHx0
未央「散々な目にあった」
P「返してくれたからいいじゃないか」
未央「まぁね。ところで、あーちゃんがレッスンに行っちゃったからなおさら暇なんだけど」グデーン
P「また元気がなくなったな。パッション切れか」
未央「そんなパッションを充電とかガソリンみたいに言わないでよ」ダラーン
P「溶けたバターみたいだ」
未央「……あーちゃん、なんだかんだノリノリだったね」
P「そうだな」
未央「写真、欲しかったなぁ」
P「消されちゃったからな」
未央「でさ、あかねちんの話の続きなんだけど」
P「あぁ、まだあの話続いてたのな」
未央「プロデューサー、他にもふもふな動物思いつかない?」
11: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:35:17.63 ID:UNZskKHx0
P「えぇ、急だな…………タヌキとか」
未央「タヌキねぇ……あんまりあかねちんっぽくないかも。のろまなイメージだし」
P「確かに。茜は素早いもんな」
未央「他には?」
P「そんな急に言われてもなかなか思いつかんよなぁ……テンとか」
未央「テン……って何?」
P「えっ、知らない? カワウソみたいな見た目の」
未央「ちょっと調べてみるね……あっなにこれ! かわいい! ぬいぐるみみたい!」
P「だろ? 飼いたいよな」
未央「飼えるの?」
P「さぁ」
未央「ペットショップには売ってないよね」
P「そりゃね。見たことないし」
未央「ちょっと調べてみるね。……『テン 飼える』で検索っと」
P「そんなので欲しい情報出てくるのか?」
未央「あ、それっぽい内容のヤ〇―知恵袋がヒットしたよ」
P「出てくるのかよ」
未央「許可を取れば捕獲可能らしいよ」
P「マジか」
未央「あかねちん、足早いし捕まえてくれるかもね」
P「さすがに期待しすぎじゃないか?」
12: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:36:47.75 ID:UNZskKHx0
未央「ふと思ったんだけど」
P「おう」カタカタ
未央「漫画とかでさ、ウワサされてると、当の本人がくしゃみするシーンってあるじゃん?」
P「そうだな」カタカタッターン
未央「……あかねちん、今日一日ずっとくしゃみしてそうだよね」
P「確かに」カタカタ
未央「ロケ撮ってるのにね」
P「くしゃみと言えば、茜って風邪引かないよな」
未央「そうだね」
P「…………」
未央「……今さ、あかねちんに失礼なこと言おうとしてなかった?」
13: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:37:50.14 ID:UNZskKHx0
P「…………そんなまさか」
未央「じゃあ今の間は何なの?」
P「……いやいや、あいつアレでいて結構賢いんだよな」
未央「……具体的には?」
P「敬語が上手」
未央「あー、確かに。あの子、体育会系だもんね」
P「局のお偉いさんと話してるときとかでも、結構安心して見てられるんだよな」
未央「私と話すときでも、未だに敬語なんだよね」
P「そういえば茜がタメ口で話してるの見たことないな」
未央「……あかねちんのタメ口を聞きたい!」
P「今度頼んでみたら?」
未央「そういうんじゃなくてさ、もっとこう、自然な形で聞きたい」
P「でも、茜がタメ口でしゃべる相手って存在するのか?」
未央「家族とかは?」
P「さすがに家族相手ならタメ口だよな。『斜陽』じゃあるまいし」
未央「あかねちんの家に遊びに行くしかないね」
14: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:38:49.96 ID:UNZskKHx0
P「そういえば、未央って茜の家に行ったことないのか?」
未央「ん、無いよ?」
P「へぇ、なんか意外だな」
未央「そりゃ、栃木は遠いからね。2時間かかるもん」
P「地理的な問題か……」
未央「他県は他県でも千葉とは大違いだよ」
P「間に埼玉あるもんな」
未央「埼玉県がなかったら近いのになー」
P「埼玉がなかったら色々困るぞ」
未央「ホントに?」
P「仮にさ、埼玉が栃木だったらどうなるんだろう。仮にね」
未央「…………」
P「…………」
未央「栃木スーパーアリーナ」
P「栃木西武ライオンズ」
未央「栃木新都心」
未央「…………」
P「……語呂悪っ」
未央「埼玉が4文字で良かったよ」
15: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:39:26.94 ID:UNZskKHx0
P「茜って2時間かけてこっちまで来てるのか」
未央「あかねちんは早起きできる人だから行きはいいんだけどね。帰りは大体晩御飯の時間に直撃するんだよ」ペラ
P「あー、想像に難くないな」
未央「例えばさ、夕方の5時とかに事務所を出るじゃん?」ペラ
P「……家に着くころには19時とかになってんのか」
未央「そ。なんかさ、申し訳ないよね」カキカキ
P「未央が申し訳なく思うことはないだろ」
未央「まぁね。でもこういうのは理屈じゃないのよ」カキカキ
P「…………ところでそれ、クロスワードか?」
未央「あー、うん。あーちゃんのレッスンが終わるまでの、暇つぶし」
P「あれ? もしかして藍子を待ってたのか」
未央「え、そうだよ? むしろ他になんか理由ある?」
P「ずっとこんなところで何してんのかなーって」
未央「私を何だと思ってるのさ」
16: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:40:09.78 ID:UNZskKHx0
未央「ところでプロデューサー」
P「……ん」カタカタ
未央「未央ちゃんね、手持ちが1000円なのです」
P「…………」カタカタ
未央「あーちゃんと行きたいお店があってね、美味しいお肉が食べれるんだけどね」
P「…………」カタカタ
未央「そのお店の食べたいセットがね、1080円なんだ」
P「……オーケイ未央。ステイ、ステイ」
未央「なんで言い方が洋画チックなの?」
P「みなまで言わずともわかるさ。つまり未央はさ、アレだろう?」
未央「察しが良くて助かるよプロデューサー。たまにはね、アリだと思うんだ」
P「つまり未央は――」
未央「うんうん♪」
17: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:40:55.11 ID:UNZskKHx0
P「80円貸してほしいわけだ」
未央「ちがーう!!!」ガタン
P「えっ?」
未央「仮定の話だよ? もしね、残金0円で家に帰ろうとしてさ、途中で何かあったらどうするの? 私カードとかも持ってないんだよ?」
P「確かにそれは大変だ。じゃあ何かあったときのために500円を追加しよう」
未央「合理的だけども! すごく理にかなってるけれども! もープロデューサーは! 財布の紐が堅いなぁ!!!」
P「ハハッ冗談さ。俺だって社会人の端くれだ。1000円や2000円ぐらい奢ってやろうとも」
未央「ホントに?! やったぁ!!!」ピョンピョン
P「――ただし、条件がある」
未央「さっきから何で洋画チックなの? 条件って何さ!」
P「いや、言ってみたかっただけだけど」
未央「えぇー……」
18: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:42:16.63 ID:UNZskKHx0
P「そうだ未央、こういうのはどうだ? 藍子がレッスンから帰ってくるまでに、そのクロスワードを解ききったら、2000円ぐらいのセット料理を奢ってやろう」
未央「……ホント!? 言ったね? 未央ちゃん本気出したらすごいんだよ?」
P「ほう……具体的には?」
未央「ネットで答えを調べる」
P「ちょ、おま ガチャ 藍子「お疲れ様ですー未央ちゃん待たせちゃってごm
未央「ああああーちゃん!? ちょ、ちょ~っと早すぎるよ!!!」
藍子「え、えぇ? み、未央ちゃん、え? なんで外に? え?」
未央「あーちゃん、ちょっと外で待っててね」
藍子「え、えぇ? 未央ちゃんどうしたn」ガチャン
P「…………」
未央「…………」
P「……今の、シンプルにひどくないか?」
未央「……今のはね、あーちゃんの影武者なんだよ」
P「言い訳下手すぎるだろ……」
19: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:45:28.43 ID:UNZskKHx0
藍子「もう! 今日の未央ちゃんは酷いですっ!」プンスカ
未央「ごめんよあーちゃん。私はどうしてもハンバーグにエビフライをつけたかったんだ。およよよよ……」
藍子「プロデューサーさん……どうしても、だめですか?」
P「そんな捨て猫のような顔で見ないでくれ…… 分かったよ、藍子に免じて2000円のを奢ってやろう」
未央「ホント?! やったぁ!!!」ピョーン
P「今日だけな。……すげえ嬉しそうなのな」
未央「それはほら、演技派だから」
P「演技派」
P「んじゃ、出る準備しろよー」
未央「あいあいさー!」
藍子「はーい♪」
20: ◆YF8GfXUcn3pJ 2018/03/13(火) 14:46:10.92 ID:UNZskKHx0
―― 一方その頃 ――
茜「っくしゅん!!!!!」
茜「……花粉症ですかね?」ズビー
おわり
引用元: ・未央「暇だね」藍子「暇ですね」
【モバマスSS】大石泉「よく見えるように」
2020-12-31
1: ◆3I/q9VviEw 2018/03/13(火) 21:58:01.54 ID:i/zTLECjo
─事務所─
「おはよう、P」
春らしさが感じられるようになった朝の事務所に、澄んだ声が響いた。
「おはよう泉。さくらと亜子は一緒じゃないのか?」
「2人は少し遅く来るって。それよりP、なにか言うことがあるんじゃない?」
「なんのことだろう」
「もう、とぼけないで」
もちろん、つい昨日なんだから本当は覚えてる。
「はは、ごめんごめん。新しいメガネ、すごく似合ってるよ」
「当然よ。私とPで選んだんだもの」
期待していた反応が返って来て、泉は嬉しそうだ。
「眼鏡ってすごいよね。実用的で、イメージチェンジにもなる」
「さすが泉、いい分析だな。と言っても、俺は何も考えず使ってたけど」
褒めすぎよ、と笑われた。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520945881
「おはよう、P」
春らしさが感じられるようになった朝の事務所に、澄んだ声が響いた。
「おはよう泉。さくらと亜子は一緒じゃないのか?」
「2人は少し遅く来るって。それよりP、なにか言うことがあるんじゃない?」
「なんのことだろう」
「もう、とぼけないで」
もちろん、つい昨日なんだから本当は覚えてる。
「はは、ごめんごめん。新しいメガネ、すごく似合ってるよ」
「当然よ。私とPで選んだんだもの」
期待していた反応が返って来て、泉は嬉しそうだ。
「眼鏡ってすごいよね。実用的で、イメージチェンジにもなる」
「さすが泉、いい分析だな。と言っても、俺は何も考えず使ってたけど」
褒めすぎよ、と笑われた。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520945881
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
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2: ◆3I/q9VviEw 2018/03/13(火) 21:59:38.11 ID:i/zTLECjo
「そういえば、Pもずっと眼鏡かけてるよね」
「そうだな。もう中学の頃からの付き合いだ」
「ねえ、ちょっと外して見せて」
「いいけど、何も面白いことはないぞ?」
「いいからいいから」
妙に期待した様子でせがまれ、苦笑いしながらメガネを外す。
…外したのはいいが、泉はというと目を丸くして へぇ とか ふーん としか言ってくれない。
「あの、何か感想は…?あんまり人前で外さないから、ちょっと恥ずかしいんだぞ」
「ふふっ。ごめんごめん」
「なんていうか…見た目は変わるけど、やっぱりPはPだなぁって」
メガネなしでは自分でも見慣れない顔だから、少し予想外だ。
「ははっ、なんか照れるなぁ」
「別に、褒めてるとは限らないわよ」
「褒めてないの?」
「褒めてる」
なんだ、かわいいやつめ。
「そうだな。もう中学の頃からの付き合いだ」
「ねえ、ちょっと外して見せて」
「いいけど、何も面白いことはないぞ?」
「いいからいいから」
妙に期待した様子でせがまれ、苦笑いしながらメガネを外す。
…外したのはいいが、泉はというと目を丸くして へぇ とか ふーん としか言ってくれない。
「あの、何か感想は…?あんまり人前で外さないから、ちょっと恥ずかしいんだぞ」
「ふふっ。ごめんごめん」
「なんていうか…見た目は変わるけど、やっぱりPはPだなぁって」
メガネなしでは自分でも見慣れない顔だから、少し予想外だ。
「ははっ、なんか照れるなぁ」
「別に、褒めてるとは限らないわよ」
「褒めてないの?」
「褒めてる」
なんだ、かわいいやつめ。
3: ◆3I/q9VviEw 2018/03/13(火) 22:01:04.95 ID:i/zTLECjo
椅子に座り直して泉の方を見ると、なにやら考えごとをしているようだ。
「どうした?」
「今のPを見たら、さくらと亜子はどんな反応するのかなって…。ねぇ、今日一日裸眼で過ごしてみない?」
「ダメダメ。裸眼で生活できるレベルはもう超えちゃったよ」
「そんなに見えないの?」
「うん」
「じゃあこれが何本かわかる?」
泉はピースサインをしてみせる。メガネのおかげで知的な印象に磨きがかかっているが、だからこそ茶目っ気がまた愛らしい。
「あのなぁ。いくらなんでもそれはわかるよ」
「そっか。そうだよね」
そう言うと今度はすたすたと離れて、
「そこから私の顔、わかる?」
うーん、ぼやける。やっぱりメガネはすごいもんだな…。
「どうした?」
「今のPを見たら、さくらと亜子はどんな反応するのかなって…。ねぇ、今日一日裸眼で過ごしてみない?」
「ダメダメ。裸眼で生活できるレベルはもう超えちゃったよ」
「そんなに見えないの?」
「うん」
「じゃあこれが何本かわかる?」
泉はピースサインをしてみせる。メガネのおかげで知的な印象に磨きがかかっているが、だからこそ茶目っ気がまた愛らしい。
「あのなぁ。いくらなんでもそれはわかるよ」
「そっか。そうだよね」
そう言うと今度はすたすたと離れて、
「そこから私の顔、わかる?」
うーん、ぼやける。やっぱりメガネはすごいもんだな…。
4: ◆3I/q9VviEw 2018/03/13(火) 22:02:30.22 ID:i/zTLECjo
「泉なのは余裕でわかるけど、表情はかなりきついな」
「そうなんだ、ふふ」
泉が微笑む声は、なんだか不敵なものに聞こえた。
「P、私ね、今うめぼし食べた時の顔してる」
「!?」
「はい、次はあっかんべー」
「ちょ、見たい」
「今度は寄り目」
「なんだって…あれ、眼鏡どこいった?」
「残念。私が持ってるよ」
「あっくそ。いつの間に」
俺は勢いよく立ち上がり、泉の方へ。
「そうなんだ、ふふ」
泉が微笑む声は、なんだか不敵なものに聞こえた。
「P、私ね、今うめぼし食べた時の顔してる」
「!?」
「はい、次はあっかんべー」
「ちょ、見たい」
「今度は寄り目」
「なんだって…あれ、眼鏡どこいった?」
「残念。私が持ってるよ」
「あっくそ。いつの間に」
俺は勢いよく立ち上がり、泉の方へ。
5: ◆3I/q9VviEw 2018/03/13(火) 22:03:33.29 ID:i/zTLECjo
「返s…痛っ!」
「え、大丈夫?」
イタタ…幸い、痛いだけで大したことは無い。
「今どこにぶつけたの。デスクの足?」
「ああ。慌てすぎた」
「もう。Pはすぐ周りが見えなくなるね」
「め、眼鏡がないからだよ」
「熱くなるといつもそうじゃない」
「それは、確かに…」
結構、見られてるものだ。
「え、大丈夫?」
イタタ…幸い、痛いだけで大したことは無い。
「今どこにぶつけたの。デスクの足?」
「ああ。慌てすぎた」
「もう。Pはすぐ周りが見えなくなるね」
「め、眼鏡がないからだよ」
「熱くなるといつもそうじゃない」
「それは、確かに…」
結構、見られてるものだ。
6: ◆3I/q9VviEw 2018/03/13(火) 22:05:03.27 ID:i/zTLECjo
「まだ痛い?」
俺がいつまでも座り込んでいるからか、泉はずいぶん申し訳なさそうにそう聞いた。
「え?ああもう全然平気。気にしなくていいよ」
「そう、なら、よかった」
む、まだ少し心配そうだな。
「嘘じゃないぞ。俺はそんなに気遣いできない」
「そうだよね、安心した」
「そこは否定してくれてもよかったんだけどな」
ともあれ、泉の顔は晴れた…いや、さっきより近いが、やはりよく見えない。
「あ、そろそろメガネ返して」
「もう少しいいじゃない」
「よくない」
「どうして?」
「泉の顔がよく見えない」
「ふふっ、そう。じゃあ…」
「!」
「こうしたら、よく見える?」
もし俺がかけていたら、メガネどうしがカチッとぶつかりそうな。そんな距離に、泉が…
「なんてね。P、顔真っ赤」
してやられた、としか言いようがない。
だが、やられっぱなしは好きじゃない性分だ。返してもらったメガネをかけながら、声をかける。
「泉」
「なに?」
「近くで、よく見えたよ。かわいいかわいい泉の顔が」
ほんのり赤らんだ泉の頬も、今度はよく見えた。
俺がいつまでも座り込んでいるからか、泉はずいぶん申し訳なさそうにそう聞いた。
「え?ああもう全然平気。気にしなくていいよ」
「そう、なら、よかった」
む、まだ少し心配そうだな。
「嘘じゃないぞ。俺はそんなに気遣いできない」
「そうだよね、安心した」
「そこは否定してくれてもよかったんだけどな」
ともあれ、泉の顔は晴れた…いや、さっきより近いが、やはりよく見えない。
「あ、そろそろメガネ返して」
「もう少しいいじゃない」
「よくない」
「どうして?」
「泉の顔がよく見えない」
「ふふっ、そう。じゃあ…」
「!」
「こうしたら、よく見える?」
もし俺がかけていたら、メガネどうしがカチッとぶつかりそうな。そんな距離に、泉が…
「なんてね。P、顔真っ赤」
してやられた、としか言いようがない。
だが、やられっぱなしは好きじゃない性分だ。返してもらったメガネをかけながら、声をかける。
「泉」
「なに?」
「近くで、よく見えたよ。かわいいかわいい泉の顔が」
ほんのり赤らんだ泉の頬も、今度はよく見えた。
7: ◆3I/q9VviEw 2018/03/13(火) 22:06:35.17 ID:i/zTLECjo
それにしても、お互い周りをよく見ないといけないな。本当。
…眼鏡をかけなおした俺の目に映ったのは、ニヤニヤとこちらを見ているさくらと亜子だった。
泉も気づいたみたいだが、どうして平気でいられるんだろうか。
泉には、適わない…。
…眼鏡をかけなおした俺の目に映ったのは、ニヤニヤとこちらを見ているさくらと亜子だった。
泉も気づいたみたいだが、どうして平気でいられるんだろうか。
泉には、適わない…。
8: ◆3I/q9VviEw 2018/03/13(火) 22:08:57.88 ID:i/zTLECjo
おわりです。
初投稿ですので至らぬ点もあったかと思いますが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
初投稿ですので至らぬ点もあったかと思いますが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
高森藍子「歌鈴ちゃん会議」
2020-12-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:16:26.20 ID:tnOKu24Y0
・「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSSです
・描写について、複数のコンテンツの要素や独自の解釈を含むことがあります
----街角----
道明寺歌鈴「はわわわわぁーっ!?」ステーン
高森藍子「だ、大丈夫ですかっ!?」
歌鈴「だ、大丈夫ですっ。ちょっと、肘をぶつけちゃいましたけど……いたた」
藍子「大変、どうしよう……青あざになったりしてないですか?」
歌鈴「えへへ……ごめんなさい、心配をかけて……でも、本当に大丈夫ですよっ。慣れてますから!」エッヘン
藍子「そんなの、慣れちゃだめですよ~」
歌鈴「で、ですよね……あうぅ」
藍子「だって、すごく派手に転びましたよ? ダンスしてる時みたいに、ぎゅんっ! って」
歌鈴「ぎゅん、ですか!? そ、そんなにでしちゃ……でしたかっ?」
藍子「はい。なんだかもう、一周回って格好良く見えましたもん」
歌鈴「ええ!? そ、そんなつもりじゃ……いつも普通にコケてるだけなんですけど」
藍子「あの、多分なんですけど……いつも普通に転ぶのは、もう普通じゃないと思うんです」
歌鈴「あ、あれれ……?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521306985
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:19:23.33 ID:tnOKu24Y0
藍子「それはまあ、私もお散歩してて、たまにちょっとつまづくくらいならありますけど……」
歌鈴「えっ!?」
藍子「え……?」
歌鈴「だ、だって……つまづいたら、コケますよね?」
藍子「転びはしないかな。こう、よろけるというか、その場で踏み止まる感じで」
歌鈴「す、すごい……藍子ちゃん、とってもバランス感覚がいいんでつね! ……あぅ」
藍子「そ、そうかな……?」
歌鈴「きっとそうですっ! さすが、藍子ちゃん先生……!」キラキラ
藍子「もう、だからそれはやめましょうってば~!」
藍子「……こほん。とにかく、今日はもう転ばないように気を付けましょう。せっかく二人ともオフでこうやってお出掛けしてるんですから、怪我なんてしてたら勿体無いです」
歌鈴「今日は、って……まだ、お昼ですよ!? ここから夜まで転ばないなんて、トレーナーさんの特訓並みに厳しいです~!」
藍子「またまた、そんな大袈裟な……」
歌鈴「だって、段差はどうするんですかっ!?」
藍子「……はい?」
歌鈴「段差です! 外でも、建物の中でも、油断するとすぐにあいつらは襲ってくるんですっ!」
藍子「お、襲いはしないと思いますけど……どうするもなにも、普通に歩いて越えれば……」
歌鈴「じゃあ、階段は!?」
藍子「階段は、上りますね。普通に」
歌鈴「バナナの皮はっ!?」
藍子「……それはそもそも、あまり頻繁には見掛けないと思います」
歌鈴「えっ!?」
藍子「え……?」
歌鈴「だ、だって……つまづいたら、コケますよね?」
藍子「転びはしないかな。こう、よろけるというか、その場で踏み止まる感じで」
歌鈴「す、すごい……藍子ちゃん、とってもバランス感覚がいいんでつね! ……あぅ」
藍子「そ、そうかな……?」
歌鈴「きっとそうですっ! さすが、藍子ちゃん先生……!」キラキラ
藍子「もう、だからそれはやめましょうってば~!」
藍子「……こほん。とにかく、今日はもう転ばないように気を付けましょう。せっかく二人ともオフでこうやってお出掛けしてるんですから、怪我なんてしてたら勿体無いです」
歌鈴「今日は、って……まだ、お昼ですよ!? ここから夜まで転ばないなんて、トレーナーさんの特訓並みに厳しいです~!」
藍子「またまた、そんな大袈裟な……」
歌鈴「だって、段差はどうするんですかっ!?」
藍子「……はい?」
歌鈴「段差です! 外でも、建物の中でも、油断するとすぐにあいつらは襲ってくるんですっ!」
藍子「お、襲いはしないと思いますけど……どうするもなにも、普通に歩いて越えれば……」
歌鈴「じゃあ、階段は!?」
藍子「階段は、上りますね。普通に」
歌鈴「バナナの皮はっ!?」
藍子「……それはそもそも、あまり頻繁には見掛けないと思います」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:22:16.62 ID:tnOKu24Y0
歌鈴「あ……ああぁ……」ヨロッ
藍子「歌鈴ちゃんっ!?」
歌鈴「そんな……バナナを見掛けもしないだなんて……かるちゃーしょっくです……」ズーン
藍子「えぇと、何と言ったらいいのか……とにかく、落ち込まないでください。ねっ?」
歌鈴「うぅぅ……ありがとう、藍子ちゃん……」
藍子「そうだ。もう少し歩いた先に、おすすめのカフェがあるんです。気分転換を兼ねて、そこで一息つきましょう」
歌鈴「藍子ちゃんのおすすめ、ですか……。きっと藍子ちゃんのように、ゆったり落ち着いたお店なんだろうなぁ……♪」ポワポワ
藍子「うふふ、行ってみればわかりますよっ。ほら、行きましょう!」
藍子「……そうだっ。歌鈴ちゃん、手を」
歌鈴「は、はい」
藍子「こうやって手を繋いでいれば、きっと転びませんよねっ」ギュ
歌鈴「はわわっ!? そんな、私のために……ありがとうございますっ! ……噛まずに言えたっ」
藍子「その調子ですっ♪」
藍子「歌鈴ちゃんっ!?」
歌鈴「そんな……バナナを見掛けもしないだなんて……かるちゃーしょっくです……」ズーン
藍子「えぇと、何と言ったらいいのか……とにかく、落ち込まないでください。ねっ?」
歌鈴「うぅぅ……ありがとう、藍子ちゃん……」
藍子「そうだ。もう少し歩いた先に、おすすめのカフェがあるんです。気分転換を兼ねて、そこで一息つきましょう」
歌鈴「藍子ちゃんのおすすめ、ですか……。きっと藍子ちゃんのように、ゆったり落ち着いたお店なんだろうなぁ……♪」ポワポワ
藍子「うふふ、行ってみればわかりますよっ。ほら、行きましょう!」
藍子「……そうだっ。歌鈴ちゃん、手を」
歌鈴「は、はい」
藍子「こうやって手を繋いでいれば、きっと転びませんよねっ」ギュ
歌鈴「はわわっ!? そんな、私のために……ありがとうございますっ! ……噛まずに言えたっ」
藍子「その調子ですっ♪」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:55:26.54 ID:tnOKu24Y0
----カフェ----
歌鈴「本っっ当にっ、すみませんでしたぁ!」ガン
藍子「あ、あの! お願いですから、顔を上げてください~っ」
藍子「他のお客さんも、こっちを見ていますし……」ソワソワ
歌鈴「折角藍子ちゃんが手を繋いでくれたのに、そんな藍子ちゃんを巻き込んで転んでしまうなんて……っ! もう! 歌鈴のバカバカ!」ガンガン
藍子「あわわ……そんなにテーブルに頭をぶつけていたら、たんこぶができちゃいますよ……?」
歌鈴「こんなの、藍子ちゃんの痛みに比べたら……」ツップシ
藍子「大丈夫ですよ。怪我はしてませんから。ちょっとスカートが汚れちゃっただけで……」
歌鈴「あぅぅ……本当にごめんなさいっ! あ、洗って返しますからっ!」ガバッ
藍子「えぇっ!? は、ハンカチじゃないんですから……それに、さすがにここで脱ぐわけにもいかないですし」
歌鈴「じゃあ、私はどうやってお詫びすればいいですか!? 私が脱げばいいですかっ!?」
藍子「だっ、駄目です~! とにかく、一旦落ち着きましょう?」
歌鈴「だって、このままじゃ藍子ちゃんにめいわきゃっ、け、みゃっ、迷惑をっ」
藍子「その、本当に落ち着いて……あっ。歌鈴ちゃん、深呼吸です。深呼吸しましょう」
藍子「はい、吸ってー」スゥー
歌鈴「す、吸ってー……」スゥー
藍子「吐いてー」フゥー
歌鈴「吐いてー……」フゥー
藍子「落ち着きましたか?」
歌鈴「はい、少しは……」
歌鈴「……」
藍子「歌鈴ちゃん?」
歌鈴「おでこいたい……」
藍子「だから言ったのに……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 02:58:55.28 ID:tnOKu24Y0
歌鈴「……やっぱり私、ドジ神様に憑かれてるんでしょうか……」ズーン
藍子「そんな神様、いるんですか?」
歌鈴「いるんですよそれが! きっとおはようからおやすみまで、私のことをじっと見守ってるに違いありゃりゃっ、ませんっ!」
歌鈴「……ほらぁ!」ナミダメ
藍子「あはは……なるほど~」
歌鈴「もうっ! これじゃあ神様じゃなくて、噛み様ですよぅ!」
藍子「でもきっと、そのドジ神様は、歌鈴ちゃんのことが大好きなんですねっ♪」クスッ
歌鈴「そんなぁ……はうぅ、そんな神様に好かれても、あんまり嬉しくないです……」
藍子「うーん……こうは考えられませんか?」
藍子「転んでも大きな怪我をしなかったり、滑らかに喋れなくてもちゃんと気持ちが伝わるのは、そのドジ神様の御加護があるからだって」
歌鈴「ほえぇ……そ、そんな風に前向きに考えたことは、ありませんでした……! 藍子ちゃん、やっぱりすごいですっ」
藍子「えへへ。ポジティブパッション、ですから♪」エッヘン
歌鈴「私も、藍子ちゃんみたいになれたらなぁ……」
藍子「でも、歌鈴ちゃんだって、いつもすごく前向きじゃないですか」
歌鈴「そ、そうですか? 私の場合、いつも前向きというか、前のめりに転んでるだけというか……」
藍子「確かに歌鈴ちゃんはその、よく転んだり、失敗することもありますけど、それでも絶対にめげないし、諦めないじゃないですか」
藍子「七転び八起き……口で言うのは簡単だけど、歌鈴ちゃんみたいにちゃんと体現できるのは、前向きな証拠だと思いますよ?」
歌鈴「そ、そう言ってもらえるのは嬉しいですけど……」エヘヘ
歌鈴「でも、失敗を少なくできるなら、それに越したことは無いと思いますし……」
歌鈴「やっぱり、藍子ちゃんに憧れますっ。いつも落ち着いていて、優しくて、そのうえしっかりしてて……」
藍子「そんなっ。歌鈴ちゃんこそ、褒めすぎですよぅ」
藍子「そんな神様、いるんですか?」
歌鈴「いるんですよそれが! きっとおはようからおやすみまで、私のことをじっと見守ってるに違いありゃりゃっ、ませんっ!」
歌鈴「……ほらぁ!」ナミダメ
藍子「あはは……なるほど~」
歌鈴「もうっ! これじゃあ神様じゃなくて、噛み様ですよぅ!」
藍子「でもきっと、そのドジ神様は、歌鈴ちゃんのことが大好きなんですねっ♪」クスッ
歌鈴「そんなぁ……はうぅ、そんな神様に好かれても、あんまり嬉しくないです……」
藍子「うーん……こうは考えられませんか?」
藍子「転んでも大きな怪我をしなかったり、滑らかに喋れなくてもちゃんと気持ちが伝わるのは、そのドジ神様の御加護があるからだって」
歌鈴「ほえぇ……そ、そんな風に前向きに考えたことは、ありませんでした……! 藍子ちゃん、やっぱりすごいですっ」
藍子「えへへ。ポジティブパッション、ですから♪」エッヘン
歌鈴「私も、藍子ちゃんみたいになれたらなぁ……」
藍子「でも、歌鈴ちゃんだって、いつもすごく前向きじゃないですか」
歌鈴「そ、そうですか? 私の場合、いつも前向きというか、前のめりに転んでるだけというか……」
藍子「確かに歌鈴ちゃんはその、よく転んだり、失敗することもありますけど、それでも絶対にめげないし、諦めないじゃないですか」
藍子「七転び八起き……口で言うのは簡単だけど、歌鈴ちゃんみたいにちゃんと体現できるのは、前向きな証拠だと思いますよ?」
歌鈴「そ、そう言ってもらえるのは嬉しいですけど……」エヘヘ
歌鈴「でも、失敗を少なくできるなら、それに越したことは無いと思いますし……」
歌鈴「やっぱり、藍子ちゃんに憧れますっ。いつも落ち着いていて、優しくて、そのうえしっかりしてて……」
藍子「そんなっ。歌鈴ちゃんこそ、褒めすぎですよぅ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:04:47.49 ID:tnOKu24Y0
藍子「私は、ただのんびりしているだけですから。てきぱき動くのは、私も苦手ですし……」
歌鈴「でもでも、きりっとした藍子ちゃんも、素敵でしたよ!」
藍子「きりっと、ですか?」
歌鈴「はいっ! あの曲……しぇいじょんほんにょう、ばりゅくりあ! ……あう、全然言えてない……」
藍子「……『生存本能ヴァルキュリア』?」
歌鈴「そう! それです! 白い軍くぷ……じゃなくて、軍服! 似合ってましたよ! カッコよかったです!」
藍子「あはは……あれは、美波さんやありすちゃん達に感化されてというか……引っ張って貰えたからですよ」
藍子「それを言うなら、『桜の頃』の時の歌鈴ちゃんだって。MVを見ましたけど、はっとするくらい優雅で、綺麗でしたよ」
歌鈴「……それがですね。あの時私達、袴を履いていたじゃないですか」
藍子「はい」
歌鈴「袴って、こう……裾が長いじゃないですか」
藍子「……まさか」
歌鈴「実は撮影の裏で、結構な回数、裾を踏んづけてコケてるんです……」
藍子「あぁ、やっぱり……あれって、動き辛いんですか?」
歌鈴「袴そのものは、巫女装束で慣れてるはずなんですけど……歌に集中しようとすると、足元が疎かになってしまって……」
歌鈴「珠美ちゃん達にも、迷惑をかけちゃいましたし……はぁ、私ってどうしてこんななんだろう……」ズーン
藍子「……よしっ。わかりましたっ!」
歌鈴「ふぇ?」
藍子「これより第一回、歌鈴ちゃん会議をはじめますっ」フンス
歌鈴「でもでも、きりっとした藍子ちゃんも、素敵でしたよ!」
藍子「きりっと、ですか?」
歌鈴「はいっ! あの曲……しぇいじょんほんにょう、ばりゅくりあ! ……あう、全然言えてない……」
藍子「……『生存本能ヴァルキュリア』?」
歌鈴「そう! それです! 白い軍くぷ……じゃなくて、軍服! 似合ってましたよ! カッコよかったです!」
藍子「あはは……あれは、美波さんやありすちゃん達に感化されてというか……引っ張って貰えたからですよ」
藍子「それを言うなら、『桜の頃』の時の歌鈴ちゃんだって。MVを見ましたけど、はっとするくらい優雅で、綺麗でしたよ」
歌鈴「……それがですね。あの時私達、袴を履いていたじゃないですか」
藍子「はい」
歌鈴「袴って、こう……裾が長いじゃないですか」
藍子「……まさか」
歌鈴「実は撮影の裏で、結構な回数、裾を踏んづけてコケてるんです……」
藍子「あぁ、やっぱり……あれって、動き辛いんですか?」
歌鈴「袴そのものは、巫女装束で慣れてるはずなんですけど……歌に集中しようとすると、足元が疎かになってしまって……」
歌鈴「珠美ちゃん達にも、迷惑をかけちゃいましたし……はぁ、私ってどうしてこんななんだろう……」ズーン
藍子「……よしっ。わかりましたっ!」
歌鈴「ふぇ?」
藍子「これより第一回、歌鈴ちゃん会議をはじめますっ」フンス
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:10:59.05 ID:tnOKu24Y0
歌鈴「か、歌鈴ちゃん会議、ですかっ!? それは一体、どのような……?」
藍子「それはもちろん、歌鈴ちゃんについての会議です」
歌鈴「そ、それじゃわからないですって~!」
藍子「うふふ。実は以前、未央ちゃんと茜ちゃんが、私の……藍子ちゃん会議を開いてくれたことがあったんです。私のソロステージを成功させるためにって」
歌鈴「ほぇぇ……! なるほど、そうだったんですか……三人とも、素敵な仲間って感じですねっ」
藍子「だからそれに倣って、今日は歌鈴ちゃんがドジを克服できるように、二人で一緒に考えましょう?」
歌鈴「い、いいんでつかっ!? 私なんかのために、そんな……」
藍子「歌鈴ちゃんだから、ですよ。私達二人だって、インディゴ・ベルっていう仲間じゃないですか」ニコッ
歌鈴「うぅ~……! あ、ありがとうございますっ! 藍子ちゃん師匠!」
藍子「えぇっ!? な、なんだか急に位が上がってませんか?」
歌鈴「あっ。それじゃあ、もしかして未央ちゃん達ともこのカフェで……?」キョロキョロ
藍子「いえ。あの時は、ファミレスに集まって、でしたね」
藍子「ポジパの三人で食事にいくと、茜ちゃんがいつも山盛りのご飯を食べてて、毎回びっくりするんですよ」クスッ
歌鈴「あー……なるほど、想像できちゃいますね」
藍子「そのうえで、おかわりしたりもしますからね。たまに未央ちゃんが、『大食い対決だー』って挑戦するんですけど、勝ったところはまだ見たことが無いです」
歌鈴「ほぇぇ~……! 茜ちゃんのあのパワーの源は、たくさん食べることなんですね……!」
歌鈴「藍子ちゃんは、しないんですか? 大食い対決」
藍子「私には、ちょっと難しいかな……? どちらかっていうと、小食なほうだし……」
藍子「あ。でも、デザートは別腹かも。この間は、三人でお揃いのバナナチョコサンデーを食べたんですっ。美味しかったなぁ……♪」
歌鈴「……バナナって、食べるのは好きなんですけど、なんだか見るとちょっぴり緊張しちゃうんですよね……」
藍子「緊張? どうして?」
歌鈴「どうしても、今までにバナナの皮を踏んで転んだ経験が脳裏に蘇って……」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしないでくだしゃい! ……あう」
藍子「それはもちろん、歌鈴ちゃんについての会議です」
歌鈴「そ、それじゃわからないですって~!」
藍子「うふふ。実は以前、未央ちゃんと茜ちゃんが、私の……藍子ちゃん会議を開いてくれたことがあったんです。私のソロステージを成功させるためにって」
歌鈴「ほぇぇ……! なるほど、そうだったんですか……三人とも、素敵な仲間って感じですねっ」
藍子「だからそれに倣って、今日は歌鈴ちゃんがドジを克服できるように、二人で一緒に考えましょう?」
歌鈴「い、いいんでつかっ!? 私なんかのために、そんな……」
藍子「歌鈴ちゃんだから、ですよ。私達二人だって、インディゴ・ベルっていう仲間じゃないですか」ニコッ
歌鈴「うぅ~……! あ、ありがとうございますっ! 藍子ちゃん師匠!」
藍子「えぇっ!? な、なんだか急に位が上がってませんか?」
歌鈴「あっ。それじゃあ、もしかして未央ちゃん達ともこのカフェで……?」キョロキョロ
藍子「いえ。あの時は、ファミレスに集まって、でしたね」
藍子「ポジパの三人で食事にいくと、茜ちゃんがいつも山盛りのご飯を食べてて、毎回びっくりするんですよ」クスッ
歌鈴「あー……なるほど、想像できちゃいますね」
藍子「そのうえで、おかわりしたりもしますからね。たまに未央ちゃんが、『大食い対決だー』って挑戦するんですけど、勝ったところはまだ見たことが無いです」
歌鈴「ほぇぇ~……! 茜ちゃんのあのパワーの源は、たくさん食べることなんですね……!」
歌鈴「藍子ちゃんは、しないんですか? 大食い対決」
藍子「私には、ちょっと難しいかな……? どちらかっていうと、小食なほうだし……」
藍子「あ。でも、デザートは別腹かも。この間は、三人でお揃いのバナナチョコサンデーを食べたんですっ。美味しかったなぁ……♪」
歌鈴「……バナナって、食べるのは好きなんですけど、なんだか見るとちょっぴり緊張しちゃうんですよね……」
藍子「緊張? どうして?」
歌鈴「どうしても、今までにバナナの皮を踏んで転んだ経験が脳裏に蘇って……」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしないでくだしゃい! ……あう」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:17:50.10 ID:tnOKu24Y0
藍子「うーん……転ばないために、どうするか……手を繋ぐだけじゃ、ダメでしたし……」
歌鈴「うぅ……面目ないですぅ……」
藍子「一人でダメなら、二人で……? もう一人、誰かにお願いして、両手を握っていてもらうのは、どうでしょう?」
歌鈴「そ、そこまでするのは、さすがに……小さな子供みたいで、恥ずかしいですよぅ」
藍子「捕まって連れていかれる、宇宙人みたいにも見えますね」
歌鈴「うっ、宇宙人っ?!」
藍子「前にユッコちゃんに見せてもらった雑誌に、そんな感じの写真が載っていた気がします」
歌鈴「はわわわ……宇宙人って、本当にいるんですかね……? UFOとか……」
藍子「さぁ……私は、見たことありませんけど……。でも、どこかずっと遠くの星には、もしかしたらいるのかも?」
歌鈴「も、もし突然UFOが街に飛んできて、襲ってきたらどうしましょう!? お祓い、効きますかね……?」
藍子「敵意を持っていたら怖いけど、そうじゃないなら、お友達になってみたいですね」
歌鈴「お友達ですか……確かに、藍子ちゃんの優しい笑顔を見れば、宇宙人にも好きになってもらえるかも!」
藍子「もし仲良くなれたら、UFOに乗せてもらえるかな?」
歌鈴「そうしたら、空から写真が撮れちゃいますねっ」
藍子「わぁ……♪ それ、素敵かもっ」
歌鈴「でも、プロデューサーさんやみんなは、びっくりしちゃいそう」
藍子「UFOの中って、どうなってるんでしょう? 宇宙船みたいに、無重力だったりして」
歌鈴「それなら、転んでも平気そうですねっ。助かりますっ」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしにゃいでくだしゃい! ……あう」
歌鈴「うぅ……面目ないですぅ……」
藍子「一人でダメなら、二人で……? もう一人、誰かにお願いして、両手を握っていてもらうのは、どうでしょう?」
歌鈴「そ、そこまでするのは、さすがに……小さな子供みたいで、恥ずかしいですよぅ」
藍子「捕まって連れていかれる、宇宙人みたいにも見えますね」
歌鈴「うっ、宇宙人っ?!」
藍子「前にユッコちゃんに見せてもらった雑誌に、そんな感じの写真が載っていた気がします」
歌鈴「はわわわ……宇宙人って、本当にいるんですかね……? UFOとか……」
藍子「さぁ……私は、見たことありませんけど……。でも、どこかずっと遠くの星には、もしかしたらいるのかも?」
歌鈴「も、もし突然UFOが街に飛んできて、襲ってきたらどうしましょう!? お祓い、効きますかね……?」
藍子「敵意を持っていたら怖いけど、そうじゃないなら、お友達になってみたいですね」
歌鈴「お友達ですか……確かに、藍子ちゃんの優しい笑顔を見れば、宇宙人にも好きになってもらえるかも!」
藍子「もし仲良くなれたら、UFOに乗せてもらえるかな?」
歌鈴「そうしたら、空から写真が撮れちゃいますねっ」
藍子「わぁ……♪ それ、素敵かもっ」
歌鈴「でも、プロデューサーさんやみんなは、びっくりしちゃいそう」
藍子「UFOの中って、どうなってるんでしょう? 宇宙船みたいに、無重力だったりして」
歌鈴「それなら、転んでも平気そうですねっ。助かりますっ」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしにゃいでくだしゃい! ……あう」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:39:56.83 ID:tnOKu24Y0
藍子「えぇと……転ばないように……転ばないように……」ブツブツ
歌鈴「藍子ちゃんは、お散歩が趣味なんですよね? 何かこう、歩く時に気を付けていることって、ありますか?」
藍子「そうですね……。お散歩の時は、周りの風景やお店、行き交う人達を観察していることが多いから、特別に意識することは無いかな」
歌鈴「そうですか……」シュン
藍子「……あ。でも……そうだ! ひとつ、思い付いたんですけど……」
歌鈴「はっ、はい! なんでしょう!?」
藍子「靴選びを見直してみるのはどうでしょうか?」
歌鈴「くちゅを? ……あぁっ、たった二文字の単語さえも……」
藍子「私、お散歩用の歩きやすくて可愛い靴を探して、結構頻繁に靴屋さんに行くんです」
藍子「それで知ったんですけど、同じように見える靴にも意外と細かい差があって、歩くのに適した形とか、硬さとかがあるみたいなんですよ」
歌鈴「そうなんですかっ!? 全然知りませんでした……」
藍子「歌鈴ちゃんは、普段どんな靴を履いてますか?」
歌鈴「私ですか? 学校は指定のローファーで、あとは今履いてるみたいな、スエードのショートブーツ、とか……」
藍子「あ。それ、可愛いですよね。実は、今日会った時から思ってました」
歌鈴「えへへ……私じゃなくて、お母さんに選んでもらった靴なんですけどね」
歌鈴「あぁ、あと草履もっ」
藍子「草履、ですか? ……あぁ、巫女さんの時の」
歌鈴「はいっ。たまにお仕事で必要になったりするので、草履も含めた巫女服の一式は、寮に置いてあるんですっ」
藍子「なるほどー。じゃあ、あれも置いてあるんですか? あの、こんな感じの、紙のひらひらが付いた……」ヒラヒラ
藍子「……正式名称が、分かりませんけど……」
歌鈴「あの、ハタキみたいなやつのことですか?」
藍子「そうです、それです」
歌鈴「あれはですね、えぇと……なんだっけ……?」ウーン
藍子「……実は、ハタキだったり?」
歌鈴「し、しませんよぉ!」
歌鈴「……あ、思い出しました! 『大幣』です、『おおぬさ』!」
歌鈴「ちゃんと持ってますよ。部屋の、ペン立ての中に置いてあります!」
藍子「そ、そんなところにっ? 文房具扱いしちゃってますけど、大丈夫なんですか?」
歌鈴「いやぁ~、なんだか、そこに置くのが一番しっくりきたので……」
歌鈴「それに、簡単な作りの、小さいものですから。実家にあった大幣は、もっと大きくて、ぶわぁーっ! って感じのでした」
藍子「ぶわぁー、ですか?」
歌鈴「ぶわぁーっ、です! ……そうだ。茜ちゃんの髪型! あんな感じに近いかもっ」
藍子「あはは。それは確かに、ぶわぁー、ですね♪」
歌鈴「……どうしよう。これから実家に帰ってあれを見るたびに、茜ちゃんのことを思い出しそう……」
藍子「でもそれなら、手に持つとなんだか元気が湧いてきそうですよね」
歌鈴「お祓いすると、悪いものが一瞬で蒸発しちゃったりして」
藍子「あの、呪文みたいな……祝詞、でしたっけ? あれの代わりに、『ボンバー!』って言わなきゃいけないかもですね」
歌鈴「はわわわ……私がそんなことしたら、勢い余って転んじゃいそう……」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしにゃいでくじゃしゃい! ……あう」
藍子「…………気のせいでしょうか? さっきから同じようなやりとりばかりしているような……」
歌鈴「…………言われてみると、そんな気がしますね……」
歌鈴「藍子ちゃんは、お散歩が趣味なんですよね? 何かこう、歩く時に気を付けていることって、ありますか?」
藍子「そうですね……。お散歩の時は、周りの風景やお店、行き交う人達を観察していることが多いから、特別に意識することは無いかな」
歌鈴「そうですか……」シュン
藍子「……あ。でも……そうだ! ひとつ、思い付いたんですけど……」
歌鈴「はっ、はい! なんでしょう!?」
藍子「靴選びを見直してみるのはどうでしょうか?」
歌鈴「くちゅを? ……あぁっ、たった二文字の単語さえも……」
藍子「私、お散歩用の歩きやすくて可愛い靴を探して、結構頻繁に靴屋さんに行くんです」
藍子「それで知ったんですけど、同じように見える靴にも意外と細かい差があって、歩くのに適した形とか、硬さとかがあるみたいなんですよ」
歌鈴「そうなんですかっ!? 全然知りませんでした……」
藍子「歌鈴ちゃんは、普段どんな靴を履いてますか?」
歌鈴「私ですか? 学校は指定のローファーで、あとは今履いてるみたいな、スエードのショートブーツ、とか……」
藍子「あ。それ、可愛いですよね。実は、今日会った時から思ってました」
歌鈴「えへへ……私じゃなくて、お母さんに選んでもらった靴なんですけどね」
歌鈴「あぁ、あと草履もっ」
藍子「草履、ですか? ……あぁ、巫女さんの時の」
歌鈴「はいっ。たまにお仕事で必要になったりするので、草履も含めた巫女服の一式は、寮に置いてあるんですっ」
藍子「なるほどー。じゃあ、あれも置いてあるんですか? あの、こんな感じの、紙のひらひらが付いた……」ヒラヒラ
藍子「……正式名称が、分かりませんけど……」
歌鈴「あの、ハタキみたいなやつのことですか?」
藍子「そうです、それです」
歌鈴「あれはですね、えぇと……なんだっけ……?」ウーン
藍子「……実は、ハタキだったり?」
歌鈴「し、しませんよぉ!」
歌鈴「……あ、思い出しました! 『大幣』です、『おおぬさ』!」
歌鈴「ちゃんと持ってますよ。部屋の、ペン立ての中に置いてあります!」
藍子「そ、そんなところにっ? 文房具扱いしちゃってますけど、大丈夫なんですか?」
歌鈴「いやぁ~、なんだか、そこに置くのが一番しっくりきたので……」
歌鈴「それに、簡単な作りの、小さいものですから。実家にあった大幣は、もっと大きくて、ぶわぁーっ! って感じのでした」
藍子「ぶわぁー、ですか?」
歌鈴「ぶわぁーっ、です! ……そうだ。茜ちゃんの髪型! あんな感じに近いかもっ」
藍子「あはは。それは確かに、ぶわぁー、ですね♪」
歌鈴「……どうしよう。これから実家に帰ってあれを見るたびに、茜ちゃんのことを思い出しそう……」
藍子「でもそれなら、手に持つとなんだか元気が湧いてきそうですよね」
歌鈴「お祓いすると、悪いものが一瞬で蒸発しちゃったりして」
藍子「あの、呪文みたいな……祝詞、でしたっけ? あれの代わりに、『ボンバー!』って言わなきゃいけないかもですね」
歌鈴「はわわわ……私がそんなことしたら、勢い余って転んじゃいそう……」
歌鈴「……って、あれ? そもそも、そういうのを克服するっていう話だったのでは?」
藍子「あっ、本当だ。ごめんなさい、話が逸れちゃいましたね」
歌鈴「いえいえっ! 気にしにゃいでくじゃしゃい! ……あう」
藍子「…………気のせいでしょうか? さっきから同じようなやりとりばかりしているような……」
歌鈴「…………言われてみると、そんな気がしますね……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:42:52.21 ID:tnOKu24Y0
藍子「いつの間にか、結構時間も経っちゃいましたし……」
歌鈴「ほぇ? あっ、わわっ! ほんとだ!」
歌鈴「藍子ちゃんとお話してると楽しくて、時間が経つのがあっという間ですっ」
藍子「えへへ……私、お喋りもゆったりで。撮影の時なんかは、よく巻きが入っちゃうんですけど……」
歌鈴「でも、それも藍子ちゃんの魅力ですよ! さすが、藍子ちゃん師匠!」
藍子「もうっ。師匠じゃなくて先生ですって」
藍子「……あ、いえ。先生でもないんですけど」
歌鈴「じゃあ…………藍子ちゃん大明神?」
藍子「どうしてもっと偉そうなのになってるんですかぁ!」
歌鈴「でもでも、大明神と道明寺のユニットって、なんとなく語呂がいいですよねっ」
藍子「そういう問題じゃないと思うんですけど……」
歌鈴「……はっ。私も語呂だけじゃなくて、藍子ちゃんの隣に立っても恥ずかしくないアイドルにならなきゃ……!」
歌鈴「いつもこうやって元気付けてもらってるぶん、しっかりお返ししにゃいと……はぅっ」
藍子「……頑張り屋さんな歌鈴ちゃんにいつも元気を分けてもらってるのは、私のほうなんだけどなぁ」クスッ
歌鈴「は、はひっ! な、何か言いましたっ!?」
藍子「ふふっ。何でもないですよー♪」
歌鈴「あれ? そうですか……」
歌鈴「あ、とにかくっ! 今日の歌鈴ちゃん会議を糧に、明日からのレッスン、頑張りますのでっ!」
藍子「じゃあ、私も歌鈴ちゃんに負けないように、頑張ろうかなっ」
歌鈴「……それで、会議の結論って、いったい何でしたっけ?」
藍子「えっ? えぇと…………」
藍子「……『バナナチョコサンデーは美味しい』?」
歌鈴「『宇宙人は友達』?」
藍子「『茜ちゃんはお祓いが得意』?」
歌鈴「……」
藍子「……」
歌鈴「わっ、私、何を頑張ればいいんでしゅかねっ!?」
藍子「うーん……とりあえずレッスン、でいいのかな……?」
おわり
歌鈴「ほぇ? あっ、わわっ! ほんとだ!」
歌鈴「藍子ちゃんとお話してると楽しくて、時間が経つのがあっという間ですっ」
藍子「えへへ……私、お喋りもゆったりで。撮影の時なんかは、よく巻きが入っちゃうんですけど……」
歌鈴「でも、それも藍子ちゃんの魅力ですよ! さすが、藍子ちゃん師匠!」
藍子「もうっ。師匠じゃなくて先生ですって」
藍子「……あ、いえ。先生でもないんですけど」
歌鈴「じゃあ…………藍子ちゃん大明神?」
藍子「どうしてもっと偉そうなのになってるんですかぁ!」
歌鈴「でもでも、大明神と道明寺のユニットって、なんとなく語呂がいいですよねっ」
藍子「そういう問題じゃないと思うんですけど……」
歌鈴「……はっ。私も語呂だけじゃなくて、藍子ちゃんの隣に立っても恥ずかしくないアイドルにならなきゃ……!」
歌鈴「いつもこうやって元気付けてもらってるぶん、しっかりお返ししにゃいと……はぅっ」
藍子「……頑張り屋さんな歌鈴ちゃんにいつも元気を分けてもらってるのは、私のほうなんだけどなぁ」クスッ
歌鈴「は、はひっ! な、何か言いましたっ!?」
藍子「ふふっ。何でもないですよー♪」
歌鈴「あれ? そうですか……」
歌鈴「あ、とにかくっ! 今日の歌鈴ちゃん会議を糧に、明日からのレッスン、頑張りますのでっ!」
藍子「じゃあ、私も歌鈴ちゃんに負けないように、頑張ろうかなっ」
歌鈴「……それで、会議の結論って、いったい何でしたっけ?」
藍子「えっ? えぇと…………」
藍子「……『バナナチョコサンデーは美味しい』?」
歌鈴「『宇宙人は友達』?」
藍子「『茜ちゃんはお祓いが得意』?」
歌鈴「……」
藍子「……」
歌鈴「わっ、私、何を頑張ればいいんでしゅかねっ!?」
藍子「うーん……とりあえずレッスン、でいいのかな……?」
おわり
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 03:44:24.72 ID:tnOKu24Y0
以上、お付き合いありがとうございました。
自分も割とドジをやらかすほうなので、歌鈴には勝手にシンパシーを感じております。
……インディゴ・ベルのユニット曲、出してくれてもいいのよ?
普段はCIがくっちゃべる話書いてます。というかくっちゃべる話しか書いてません。
前回
キャンディアイランドの意外と毒にも薬にもならないおしゃべり
よろしければどうぞ。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/18(日) 08:37:12.63 ID:sl5pV87Oo
おつ
引用元: ・高森藍子「歌鈴ちゃん会議」
飛鳥「帰り道の気持ちになるのかい?」
2020-12-30
1: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:40:45.00 ID:9Ee7Jb7u0
~夜、道ばた~
仁奈「ゆーやけこーやけーでひーがーくーれーてー!」
飛鳥「……?」
仁奈「飛鳥おねーさん、ほらっ!」
飛鳥「ボクが続きを歌うのかい?」
仁奈「よろしくおねげーします!」
飛鳥「もう、夜なんだけどなあ」
仁奈「はやく、はやくー!」
飛鳥「……やーまのおーてーらーの、かーねーがーなーるー♪」
仁奈「おーててーをつーなーいーでー、かーえりーまーしょー!」 ギュッ
飛鳥「!」
飛鳥(仁奈の手は小さいな。……だけど、とてもあたたかい)
仁奈飛鳥「「かーらーすーとーいーっしょに、かーえーりーまーしょー」」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524148844
仁奈「ゆーやけこーやけーでひーがーくーれーてー!」
飛鳥「……?」
仁奈「飛鳥おねーさん、ほらっ!」
飛鳥「ボクが続きを歌うのかい?」
仁奈「よろしくおねげーします!」
飛鳥「もう、夜なんだけどなあ」
仁奈「はやく、はやくー!」
飛鳥「……やーまのおーてーらーの、かーねーがーなーるー♪」
仁奈「おーててーをつーなーいーでー、かーえりーまーしょー!」 ギュッ
飛鳥「!」
飛鳥(仁奈の手は小さいな。……だけど、とてもあたたかい)
仁奈飛鳥「「かーらーすーとーいーっしょに、かーえーりーまーしょー」」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524148844
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2: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:41:23.80 ID:9Ee7Jb7u0
~ちょっと前~
飛鳥「ふぅ、喉がカラカラだ」キュッ、ゴクゴク
P「飛鳥、お疲れ様」
飛鳥「あぁ。ありがとう、プロデューサー」
P「ちょっとお願いがあるんだけど、いいか?」
飛鳥「構わないよ。ボクにできることなら」
P「実は仁奈を家まで送って欲しくてな」
飛鳥「収録が終わってからでも大丈夫かい?」
P「あぁ、助かるよ」
飛鳥「このくらいお安い御用さ。キミはこれから会議かい?」
P「よくわかったな。この後打ち合わせなんだ」
飛鳥「……お疲れ様、だね。プロデューサー。しかし、大変だなキミの業務は。もう日は暮れるというのに」
P「こればっかりは先方に合わせないといけないから、どうしてもなぁ。ま、よろしく頼むよ」
飛鳥「任された。はい、スタドリだ。あまりキミも根を詰めすぎないようにね」
P「ありがとう、気を遣わせてすまないな」
3: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:43:10.11 ID:9Ee7Jb7u0
~時は戻って夜、道ばた~
飛鳥「懐かしいね。小学校以来だ」
仁奈「飛鳥おねーさんも、帰り道の気持ちになるですよー!」
飛鳥「帰り道の気持ち……?」
仁奈「今日一日であった嬉しいことを思い出していると、心がわぁああって、弾けて仁奈も楽しくなるんだー♪」
飛鳥「へえ。それはいいな。仁奈は今日良い事があったのかい?」
仁奈「うん!写真のさつえーで『仁奈ちゃんは元気だね』って!」
飛鳥「なるほど。仁奈はすごいな」
仁奈「仁奈、すげーですか?」
飛鳥「ああ。ボクは元気の良さで褒められることはないからね」
仁奈「でもでも、飛鳥おねーさんはかっこいいですよ?」
飛鳥「かっこいい……ボクがかい?」
仁奈「仁奈のしらねー言葉をいーっぱいしってて、仁奈が考えたことないこといーっぱい考えてて、すげーです!」
飛鳥「フフフッ。ありがとう、仁奈」ナデナデ
仁奈「えへへー♪」
飛鳥「フム……。互いに褒め合うってのもなかなか良いモノだ。気持ちが晴れやかになるな」
仁奈「じゃあもっとやるです!えーと、えーっと」
……
4: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:44:07.21 ID:9Ee7Jb7u0
~河原の近く~
仁奈「クンクン……なにかいい匂いがしやがりませんか?」
飛鳥「確かに。甘い匂いがするね」
仁奈「あー!カステラ屋さんだー!」
飛鳥「ほう、屋台か。風情があって良いね」
仁奈「チーターの気持ちー!うおー!」ダッ
飛鳥「駄目だよ仁奈」ガッシ
仁奈「何しやがるです、はーなーせー!」バタバタ
飛鳥「今お菓子を食べたらお腹ぽんぽんになって晩御飯が食べられなくなるだろう?」
仁奈「うう、カステラ……」
飛鳥「きっとカステラ屋さんだってまたきてくれるさ」
仁奈「仕方ねーです……ガマンすr」グゥー
仁奈飛鳥「「あっ」」
飛鳥「……」
飛鳥「……少しだけなら、すぐ消化されるかもしれないね」
仁奈「食べても、いーですか!?」
飛鳥「晩御飯も残さず食べるってボクと約束できるね?」
仁奈「うん!仁奈、約束するです!」
飛鳥「だったら構わないよ」
仁奈「やったぁ!カステラカステラ~♪」
仁奈「そうと決まれば……ダーッシュ!」ダダダッ
飛鳥「フフ……やれやれだ」
5: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:44:52.90 ID:9Ee7Jb7u0
~カステラ屋さん~
仁奈「ふんふんふーんカ・ス・テ・ラー♪」
飛鳥(フレデリカみたいだ)
店主「ラッシェイ!」
飛鳥「カステラ300円分ください」
店主「アイヨッ!」ガッシガッシ
仁奈「すげー!動物の形だー!」
店主「嬢ちゃん動物好きかい?」
仁奈「仁奈、大好きですよー!」
店主「じゃあ特別に選ばせてあげよう!」
仁奈「え!?いいでごぜーますか?じゃあじゃあ、わんちゃんとー、おさるさんとー、うさぎさんとー、あっ!」
仁奈「飛鳥おねーさんは何か入れたいのありますか?」
飛鳥「ボクは何でも構わないよ」
仁奈「そしたらー、ひつじさんとキリンさんとー……」
6: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:46:36.99 ID:9Ee7Jb7u0
店主「ハイヨッ」ガッガッ
仁奈「わー、袋ぱんぱんだー!」
店主「一丁上がりィ!」
飛鳥「どうも、ありがとうございます」
仁奈「ありがとうごぜーました!」
店主「まいどあり。お嬢さん方は姉妹かい?」
飛鳥「あ、ボクたちは……」
飛鳥(ボク達の何処を見出して姉妹だと思ったんだろう)
飛鳥(髪の毛の色が少しだけ似ているといえば似ているけども)
飛鳥「……はは、そんなところです」
店主「そうかそうか。嬢ちゃんもお姉さんみたいなべっぴんさんになれるといいな!」ハッハッハッ
飛鳥「はぁ……それはどうも」
店主「ありがとうございあした!」
仁奈「ばいばーい!」
7: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:47:24.24 ID:9Ee7Jb7u0
飛鳥「さて、座って食べたいところだけど……」
仁奈「あ、あそこベンチがありやがりますよ!」
飛鳥「良いね、あれに座ろう」
仁奈「それじゃあ競争だー!うさぎとカメー!」
飛鳥「ちょっと仁奈、」
仁奈「えっほ、えっほ」
飛鳥「……」
飛鳥(これまた随分と遅いな)
飛鳥「仁奈はカメなのかい?てっきりまた駆け出すと思っていたよ」
仁奈「だって、飛鳥おねーさんはカメっぽくねーですし……」エッホエッホ
飛鳥「別に良いけど、ボクが先に座ってしまったらカステラ全部食べてしまうかも知れないよ?」
仁奈「……あっ!」エッホエッホ
飛鳥「ボクは『うさぎ』だからね……行かせて貰うよ!」ダッ!
仁奈「あー!ずりーです、はえーです!」
飛鳥「このキャスティングをしたのは仁奈の方だからねー!」ダダダッ
飛鳥(もう圧倒的な差が開いてしまったかな。このまま駆け抜けるのもいいが……)チラッ
仁奈「カメは勝つんだー!ぶぉおーーん!」ダダダッ
飛鳥「なんだって!?」
飛鳥(全力疾走してきた!クッ、すぐ後ろに……!)
仁奈「ぎゅうーーーん!!」ダダダ
飛鳥(速い、追い抜かれて──)
仁奈「やったー!仁奈が1番のりです!」
飛鳥「か、カメが全力疾走、なんて……」
仁奈「フッフー、仁奈カメはジェットエンジン付きでごぜーます!」
飛鳥「童話の教訓、全否定じゃないか」
仁奈「ちげーです、仁奈カメは自分の努力でジェットエンジンを身につけたです」
飛鳥「努力の方向性が先進的すぎるよ」
8: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:48:12.33 ID:9Ee7Jb7u0
~木の下のベンチ~
飛鳥「真ん中にカステラを置いておくから、好きなように食べるといい」
仁奈「わーい!何が出るかな、何が出るかな~♪」ガサゴソ
仁奈「あ!いぬだ!いぬのきもち……」
飛鳥「?」
仁奈「うぅ~……ばうっ!ばうっ!」
飛鳥「わんわん、ではない辺り、仁奈の拘りを感じるな」
飛鳥「ほら、早く食べないとカステラが冷めてしまうよ」
仁奈「はっ!そうでした!いただきまーす!」パクッ
仁奈「はふっ、あ、アツアツでうめー♪」
飛鳥「フフ、それは良かった」
仁奈「飛鳥おねーさんも、食べてくだせー!」
飛鳥「ああ。それじゃあひとつ貰おうかな」ガサゴソ
飛鳥「……うさぎだ」
仁奈「仁奈ももうひとつー!」
飛鳥(寂しさを感じると死んでしまうとはよく聞くけれど)
仁奈「ぞーさんだ!パオパオー!」
飛鳥(どうもアレはガセネタらしいな)パクッ、モグモグ
仁奈「あーん」パクッ
飛鳥(ん、美味しい……)
仁奈「甘くて、ほくほくで……くぅ~」
飛鳥(……)
飛鳥(仁奈は、元気だな……)
仁奈「このふわふわがたまんねーですよー!」
仁奈「もういっこー!」
飛鳥「ほどほどにしときなよ。……ボクにも食べさせてくれ」
9: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:49:42.06 ID:9Ee7Jb7u0
仁奈「ふぅー、おなかぽんぽんでやがりますよー」
飛鳥「まさか、あんなに早く無くなるとはね。育ち盛りというものは末恐ろしいものだ」
仁奈「どーしてカステラはすぐなくなっちまうですかね」
飛鳥「仁奈が次から次へと食べるからだろう」
仁奈「カステラ……もっと食べてーです」
飛鳥「それはどうだろうか。モノは無くなるからこそ大事なんだ」
仁奈「どういうことでごぜーますか?」
飛鳥「ボクらは好きなモノを幸せを感じるからという理由で無くならないで欲しいと願う。だけど、現実には全てのものは朽ちてゆく運命にあるし、カステラは食べるとなくなってしまう」
仁奈「うーん……仁奈には飛鳥おねーさんの言ってること、よくわかんねーですよ」
飛鳥「じゃあこうしよう。もし、カステラが食べても食べても無くならなければどうだい?」
仁奈「おなか、いーっぱいになるです」
飛鳥「確かにそうだね。じゃあお腹いっぱいになれなくて、カステラを食べ続けなければならないとしたら?」
仁奈「飽きちゃう、ですか?」
飛鳥「そのとおり。カステラは無くなるから、程々で止められるからこそ『美味しかった、次もまた食べたい』って思えるんだ」
仁奈「むぅーそうでごぜーますか……」
飛鳥「まぁ『カステラは大事に食べましょう』って話だよ。さあ、夜も更けてきた。そろそろ帰ろうか」
仁奈「飛鳥おねーさん……」
飛鳥「ん、なんだい?」
仁奈「それって仁奈のきもちもそうでやがるのですか?」
飛鳥「それは……」
10: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:51:01.95 ID:9Ee7Jb7u0
仁奈「ほどほどじゃないとダメでやがりますか?毎日いっぱい、いーっぱい楽しんじまうと『楽しい』に飽きちまうですか……?」
仁奈「仁奈は今日、飛鳥おねーさんとおしゃべりができて楽しかったです。カステラもおいしかったです。でもこの気持ちはいつかなくなっちゃうのかなって思ったら仁奈、さみしくって……」
飛鳥「フム……そうだね。確かにいつかなくなってしまうかもしれない。ヒトはモノを忘れるようにできているのさ」
仁奈「だったらもう、『気持ち』に意味なんてねーじゃないですか……」
飛鳥「だからこそ、この思い出を。ボク達は大切にしなくてはならないんだ」
仁奈「思い出を大切に……でやがりますか?」
飛鳥「この話の重要なところはね、『大切だからこそ無くならないで欲しい』って願うところにあるんだ」
飛鳥「つまり、仁奈が寂しいと思ったのなら、今日の出来事は仁奈にとって良い思い出だったということになる。良き思い出はたとえ忘れてしまっても、仁奈の心の糧となり、キミの心に生き続けるだろう」
仁奈「思い出が仁奈の心に……」
飛鳥「そうだ。だから遠慮なんて要らない。キミは色とりどりの感情をたくさん貰って、善い人間になれば良い」
仁奈「そっかー。じゃあ仁奈、また飛鳥おねーさんと遊びてーです!」
飛鳥「ボクとかい?」
仁奈「だってー、今日楽しかったじゃねーですか!お歌もうたったでしょー、あと、かけっこもやりましたよね!それに、色んなおしゃべりをしたです!仁奈はこの帰り道だけでいーっぱい、思い出ができたんだー♪」
飛鳥「フフ、そうか……。ボクで良ければまたお供しよう」
仁奈「やったー!それじゃあ約束ですよー!」スッ
飛鳥「小指?」ツナグ
仁奈「ゆーびきーりげんまん♪」
飛鳥(なるほどな。これまたノスタルジックだ……)
仁奈飛鳥「「うそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!」」
飛鳥「ククク……これでキミとボクは一連托生、運命共同体というワケか」
仁奈「あー!やっぱり飛鳥おねーさんの言うことはむずかしいですー!」
飛鳥「ああ、すまないすまない。本当にそろそろ帰ろうか。もう夜も遅いだろう」
仁奈「仁奈は今日、飛鳥おねーさんとおしゃべりができて楽しかったです。カステラもおいしかったです。でもこの気持ちはいつかなくなっちゃうのかなって思ったら仁奈、さみしくって……」
飛鳥「フム……そうだね。確かにいつかなくなってしまうかもしれない。ヒトはモノを忘れるようにできているのさ」
仁奈「だったらもう、『気持ち』に意味なんてねーじゃないですか……」
飛鳥「だからこそ、この思い出を。ボク達は大切にしなくてはならないんだ」
仁奈「思い出を大切に……でやがりますか?」
飛鳥「この話の重要なところはね、『大切だからこそ無くならないで欲しい』って願うところにあるんだ」
飛鳥「つまり、仁奈が寂しいと思ったのなら、今日の出来事は仁奈にとって良い思い出だったということになる。良き思い出はたとえ忘れてしまっても、仁奈の心の糧となり、キミの心に生き続けるだろう」
仁奈「思い出が仁奈の心に……」
飛鳥「そうだ。だから遠慮なんて要らない。キミは色とりどりの感情をたくさん貰って、善い人間になれば良い」
仁奈「そっかー。じゃあ仁奈、また飛鳥おねーさんと遊びてーです!」
飛鳥「ボクとかい?」
仁奈「だってー、今日楽しかったじゃねーですか!お歌もうたったでしょー、あと、かけっこもやりましたよね!それに、色んなおしゃべりをしたです!仁奈はこの帰り道だけでいーっぱい、思い出ができたんだー♪」
飛鳥「フフ、そうか……。ボクで良ければまたお供しよう」
仁奈「やったー!それじゃあ約束ですよー!」スッ
飛鳥「小指?」ツナグ
仁奈「ゆーびきーりげんまん♪」
飛鳥(なるほどな。これまたノスタルジックだ……)
仁奈飛鳥「「うそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!」」
飛鳥「ククク……これでキミとボクは一連托生、運命共同体というワケか」
仁奈「あー!やっぱり飛鳥おねーさんの言うことはむずかしいですー!」
飛鳥「ああ、すまないすまない。本当にそろそろ帰ろうか。もう夜も遅いだろう」
11: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:51:41.38 ID:9Ee7Jb7u0
~市原家前~
仁奈「じゃあねー、ばいばーい!」
飛鳥「ああ。ばいばい」
ガチャ、ギィー……バタン
飛鳥(さて、と。ボクもそろそろ家に向かうとしようか)
クルッ、テクテク……
仁奈「飛鳥おねーさーん!約束ですからねー!」
飛鳥(窓から顔を……)
飛鳥「ああ、勿論だともー!」
<ニナー、ゴハンヨー
仁奈「あっ、はーい!……飛鳥おねーさん、またねー!」ブンブン
飛鳥("またね"か……なんとも嬉しい響きだ。……フフ)
12: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:52:22.73 ID:9Ee7Jb7u0
テクテク
飛鳥(満月、か。今宵は月の反照が眩しいね)
.。o○(仁奈「仁奈はこの帰り道だけでいーっぱい、思い出ができたんだー♪」
仁奈「飛鳥おねーさん、またねー!」)
テクテク
飛鳥(なるほどね。これが"帰り道の気持ち"というワケか。なかなか良い気分じゃないか)
テクテク
飛鳥「明日もいい日にしよう。なあ、仁奈」
おわり
13: ◆JDH1DmZBjFQa 2018/04/19(木) 23:53:23.66 ID:9Ee7Jb7u0
以上になります。ありがとうございました。
事務所は静岡のどこかにあると脳内補完しておいてください……。
事務所は静岡のどこかにあると脳内補完しておいてください……。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/20(金) 12:56:56.33 ID:twtMSzKZO
良い
引用元: ・飛鳥「帰り道の気持ちになるのかい?」
幸子「プロデューサーさん、ゆるキャン△ってなんですか?」
2020-12-30
1: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 00:59:57.32 ID:Bzzs4eoX0
前作
みく「Pチャンって、なんでロリコンなの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523976651/
前々作
桃華「志希さん、合法化ってなんですの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523806754/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524153596
みく「Pチャンって、なんでロリコンなの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523976651/
前々作
桃華「志希さん、合法化ってなんですの?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523806754/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524153596
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2: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:01:30.19 ID:Bzzs4eoX0
P「すげぇな、未来への水先案内人。あの状況で生きてたのか……俺もブシドー極めようかな」
幸子「ちょっとプロデューサーさん!」
P「お、幸子。お疲れ。あぁ、今日無人島から帰ってくる日だったっけ?」
幸子「あ、お疲れ様です。……ってそうじゃなくて!なんですか今回の企画は!またカワイイボクに無茶振りして!」ポカポカ
P「あたた、ゴメンって!いやぁ、あんな企画、幸子かこずえくらいしかまともに受けられそうな子いなくてさぁ」
幸子「まったくもう!まったくもう!」
P「で、カワイイ幸子さん、無人島72時間生活はどうでした?」
幸子「フフーン!まぁボクにかかれば、あんなのチョロかったですね!」
P「そっかそっか!幸子はすごいなぁ!じゃあ次は宇宙よりも遠い場所に行く企画があるんだけど」
幸子「すみません調子に乗りましたちょっと行ってみたいですけどさすがに勘弁してください」
幸子「ちょっとプロデューサーさん!」
P「お、幸子。お疲れ。あぁ、今日無人島から帰ってくる日だったっけ?」
幸子「あ、お疲れ様です。……ってそうじゃなくて!なんですか今回の企画は!またカワイイボクに無茶振りして!」ポカポカ
P「あたた、ゴメンって!いやぁ、あんな企画、幸子かこずえくらいしかまともに受けられそうな子いなくてさぁ」
幸子「まったくもう!まったくもう!」
P「で、カワイイ幸子さん、無人島72時間生活はどうでした?」
幸子「フフーン!まぁボクにかかれば、あんなのチョロかったですね!」
P「そっかそっか!幸子はすごいなぁ!じゃあ次は宇宙よりも遠い場所に行く企画があるんだけど」
幸子「すみません調子に乗りましたちょっと行ってみたいですけどさすがに勘弁してください」
3: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:03:21.79 ID:Bzzs4eoX0
幸子「そういえば、何で相方が晶葉さんだったんです?サバイバルとはかなり縁遠い人選だと思うんですけど」モグモグ
P「ハハッ、大人の事情ダヨ」
幸子「ふーん……晶葉さん、『科学の発展に犠牲は付き物だ』って濁った目で言ってましたから、どうせまた何かやらかしたんだと思ってました」モグモグ
P「(合ってるよ)」
幸子「……これ美味しいですね」モグモグ
P「なー、通りもんうまいよなー。ロケで福岡に行った芽衣子さんからのお土産だって」
幸子「ボクもお土産が買えるような場所でロケさせてくださいよ!」
P「えー」
幸子「えーって」
P「ハハッ、大人の事情ダヨ」
幸子「ふーん……晶葉さん、『科学の発展に犠牲は付き物だ』って濁った目で言ってましたから、どうせまた何かやらかしたんだと思ってました」モグモグ
P「(合ってるよ)」
幸子「……これ美味しいですね」モグモグ
P「なー、通りもんうまいよなー。ロケで福岡に行った芽衣子さんからのお土産だって」
幸子「ボクもお土産が買えるような場所でロケさせてくださいよ!」
P「えー」
幸子「えーって」
4: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:05:00.51 ID:Bzzs4eoX0
幸子「あ、そういえば晶葉さん、濁った目でこんな事も言ってましたね」
晶葉『何だってこんなガチキャンプしなきゃならないんだ……せめてゆるキャン△にしてくれ……』
幸子「って」
P「うーん、お灸を据えすぎたか……」
幸子「プロデューサーさん、ゆるキャン△ってなんですか?」
P「よりもいは知っててゆるキャン△は知らんのかい。女子高生たちがゆるーくキャンプする漫画とそのアニメだよ。よりもいと同じ時期にアニメやってたぞ?」
幸子「え、ゆるくキャンプして楽しいんですか?」
P「……ごめんな。俺のせいだよな……幸子、来月ちょっと多めに休みいれとくな?」ナデナデ
幸子「きゅ、急にどうしたんですか。何かこわいんですけど……えへへ」横ハネピコピコ
P「あ、そういやアニメ録画してたわ。見る?」
幸子「じゃあせっかくだし見せてください」
晶葉『何だってこんなガチキャンプしなきゃならないんだ……せめてゆるキャン△にしてくれ……』
幸子「って」
P「うーん、お灸を据えすぎたか……」
幸子「プロデューサーさん、ゆるキャン△ってなんですか?」
P「よりもいは知っててゆるキャン△は知らんのかい。女子高生たちがゆるーくキャンプする漫画とそのアニメだよ。よりもいと同じ時期にアニメやってたぞ?」
幸子「え、ゆるくキャンプして楽しいんですか?」
P「……ごめんな。俺のせいだよな……幸子、来月ちょっと多めに休みいれとくな?」ナデナデ
幸子「きゅ、急にどうしたんですか。何かこわいんですけど……えへへ」横ハネピコピコ
P「あ、そういやアニメ録画してたわ。見る?」
幸子「じゃあせっかくだし見せてください」
5: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:06:34.94 ID:Bzzs4eoX0
視聴後……
幸子「……」
P「ど、どうした幸子?」
幸子「ボクだって……」
P「え?」
幸子「ボクだってあんなキャンプがしたいですよ!!」ブワッ
P「ご、ゴメンって!」
幸子「うぅ~!!!!!」ゴシゴシ
P「ご、ゴメンな?幸子がどんどんサバイバル慣れしていから、それに甘えちゃってたな……許してくれ、何でもするから!」
幸子「ん?」
幸子「今なんでもするって言いましたよね?」
P「あってめこんにゃろ嘘泣きかよ!汚ねぇぞ!」
幸子「……」
P「ど、どうした幸子?」
幸子「ボクだって……」
P「え?」
幸子「ボクだってあんなキャンプがしたいですよ!!」ブワッ
P「ご、ゴメンって!」
幸子「うぅ~!!!!!」ゴシゴシ
P「ご、ゴメンな?幸子がどんどんサバイバル慣れしていから、それに甘えちゃってたな……許してくれ、何でもするから!」
幸子「ん?」
幸子「今なんでもするって言いましたよね?」
P「あってめこんにゃろ嘘泣きかよ!汚ねぇぞ!」
6: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:09:21.63 ID:Bzzs4eoX0
幸子「フフーン!言質は取りましたからね!」
P「まったく……まぁでもサバイバルと晶葉のお守り頑張ってくれたし、ご褒美ってわけじゃないけど、俺にできることならなんでもしてやるよ。何すりゃいいんですかね?」
幸子「じゃあ……ボクもガチキャンプじゃなくてゆるくキャンプしたいです!連れてってください!」
P「えぇ……?お前キャンプ行った後にまたキャンプ行くの……?若さってすごい」
幸子「あれはキャンプじゃなくてサバイバルでしょう!」
P「うーん、キャンプって言ってもな……俺やったことないし……道具も持ってないぞ?」
幸子「え、道具ならボクのロケで使ってるのが事務所にあるでしょう。スタッフさんが使うものもありますから、だいたい何でもありますよ」
P「詳しいなお前」
幸子「フフーン!」
P「それはそれでどうなんだって気もするけど」
幸子「フン!」
P「いてぇ!」
P「まったく……まぁでもサバイバルと晶葉のお守り頑張ってくれたし、ご褒美ってわけじゃないけど、俺にできることならなんでもしてやるよ。何すりゃいいんですかね?」
幸子「じゃあ……ボクもガチキャンプじゃなくてゆるくキャンプしたいです!連れてってください!」
P「えぇ……?お前キャンプ行った後にまたキャンプ行くの……?若さってすごい」
幸子「あれはキャンプじゃなくてサバイバルでしょう!」
P「うーん、キャンプって言ってもな……俺やったことないし……道具も持ってないぞ?」
幸子「え、道具ならボクのロケで使ってるのが事務所にあるでしょう。スタッフさんが使うものもありますから、だいたい何でもありますよ」
P「詳しいなお前」
幸子「フフーン!」
P「それはそれでどうなんだって気もするけど」
幸子「フン!」
P「いてぇ!」
7: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:11:18.63 ID:Bzzs4eoX0
P「うーん、道具はオッケーとして、使い方が……幸子がいるから分かるか」
幸子「フフーン!」
P「まぁあれ見て俺もキャンプ興味あったし、近場でいいとこあれば週末行くかぁ。丁度俺も2ヶ月振りくらいに休みだし」
幸子「さっすがプロデューサーさん!そうこなくっちゃですよ!……っていうか働きすぎです!」
P「じゃあちょっと待って、保護者に電話するから」
幸子「うちの親は今更近場でキャンプするくらい何も言いませんけど」
P「いや俺のだけど」プルルルル
幸子「なんでいい歳したおっさんがキャンプするのに保護者の許可取らなきゃいけないんですか!?」
P「あ、もしもし?桃華?今度幸子とキャンプ行くんだけど一緒に行かない?」
幸子「保護者!?」
幸子「フフーン!」
P「まぁあれ見て俺もキャンプ興味あったし、近場でいいとこあれば週末行くかぁ。丁度俺も2ヶ月振りくらいに休みだし」
幸子「さっすがプロデューサーさん!そうこなくっちゃですよ!……っていうか働きすぎです!」
P「じゃあちょっと待って、保護者に電話するから」
幸子「うちの親は今更近場でキャンプするくらい何も言いませんけど」
P「いや俺のだけど」プルルルル
幸子「なんでいい歳したおっさんがキャンプするのに保護者の許可取らなきゃいけないんですか!?」
P「あ、もしもし?桃華?今度幸子とキャンプ行くんだけど一緒に行かない?」
幸子「保護者!?」
8: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:13:04.60 ID:Bzzs4eoX0
P「桃華来るってさ。めっちゃはしゃいでて可愛かった……」ピッ
幸子「そ、そうですか。べ、別にぼくは2人で行っても良かったんですけど……(ゴニョゴニョ」
P「いやぁ女子中学生アイドルと2人でキャンプはさすがに色々マズいだろ。あとちゃんとお前の保護者にも連絡はしとくからな」
幸子「な、何で聞こてるんですか!ま、まぁそうですね!カワイイボクと2人きりなんてプロデューサーさんが保たないかもしれませんし!」
P「俺を何だと思ってるんですかねぇ!」
幸子「え、ロ◯コンでしょう?」キョトン
P「中学生はBBAだって一通さんが言ってた」
幸子「フン!」ゲシッ
P「ありがとうございます!」
幸子「そ、そうですか。べ、別にぼくは2人で行っても良かったんですけど……(ゴニョゴニョ」
P「いやぁ女子中学生アイドルと2人でキャンプはさすがに色々マズいだろ。あとちゃんとお前の保護者にも連絡はしとくからな」
幸子「な、何で聞こてるんですか!ま、まぁそうですね!カワイイボクと2人きりなんてプロデューサーさんが保たないかもしれませんし!」
P「俺を何だと思ってるんですかねぇ!」
幸子「え、ロ◯コンでしょう?」キョトン
P「中学生はBBAだって一通さんが言ってた」
幸子「フン!」ゲシッ
P「ありがとうございます!」
9: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:17:25.90 ID:Bzzs4eoX0
P「あとは小梅と輝子でも誘うか?けどそうなってくるともう1人くらい監督者が欲しいところだな。お前ら目ぇ離すと怖いし」
幸子「2人とも今週末は仕事って言ってましたよ」
P「あーそっか。うーんじゃあ……」
P「あ、そうだ。響子連れて行くか!いつもお世話になってるし、たまには息抜きに連れてってやらないと」
幸子「とか言って、響子さんにキャンプご飯作ってもらうつもりでしょう?それで息抜きになるんです?」
P「バレたか。でも誰かのお世話してないと逆に気が休まらないみたいな事言ってたし」
幸子「えぇ……ある意味ワーカーホリックみたいなもんですね響子さんも……」
幸子「2人とも今週末は仕事って言ってましたよ」
P「あーそっか。うーんじゃあ……」
P「あ、そうだ。響子連れて行くか!いつもお世話になってるし、たまには息抜きに連れてってやらないと」
幸子「とか言って、響子さんにキャンプご飯作ってもらうつもりでしょう?それで息抜きになるんです?」
P「バレたか。でも誰かのお世話してないと逆に気が休まらないみたいな事言ってたし」
幸子「えぇ……ある意味ワーカーホリックみたいなもんですね響子さんも……」
10: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:19:06.34 ID:Bzzs4eoX0
P「響子も来るって。めっちゃはしゃいでて可愛かった……」ピッ
幸子「ボクは?」
P「はいはいカワイイカワイイ」
幸子「フフーン!」
P「じゃ、4人で行くか。土曜の早朝寮に集合な、俺当日レンタカー借りてくるから。くれぐれも他の連中にはバレるなよ。大変な事になるから」
幸子「わかってますって!じゃあボクは帰りますね。送らせてあげてもいいですよ?」
P「はいはい、無人島帰りだしそれくらいはしてやるって」
幸子「ボクは?」
P「はいはいカワイイカワイイ」
幸子「フフーン!」
P「じゃ、4人で行くか。土曜の早朝寮に集合な、俺当日レンタカー借りてくるから。くれぐれも他の連中にはバレるなよ。大変な事になるから」
幸子「わかってますって!じゃあボクは帰りますね。送らせてあげてもいいですよ?」
P「はいはい、無人島帰りだしそれくらいはしてやるって」
11: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:20:46.64 ID:Bzzs4eoX0
週末
P「よーし、荷物全部入れたな?じゃあ他の連中にバレないうちに行くぞー」
桃華「はい!Pちゃまっ!」
P「朝なのにテンション高いなぁ、可愛いなぁもう!昨日ちゃんと寝れたか?」
桃華「ね、寝れましたわよ!もうっ、またそうやって子供扱いしてっ!」
幸子「え?でも昨日はいつもより遅くまで……」
桃華「さ、幸子さん!」
P「可愛いが過ぎる……」
響子「ぷ、プロデューサーさん。あれで荷物足りるでしょうか……?や、やっぱりもっと持って行った方が……」オロオロ
P「だ、大丈夫だって。っていうか最初荷物の量見たときどっかに夜逃げするつもりかと思ったぞ……」
響子「で、でもでも~!」
P「いざとなったら幸子流サバイバル術でなんとかなるって。なぁ幸子?」
幸子「イヤな頼られ方ですね!まぁボクがいれば大抵何とかしますけどね!」
P「よーし、荷物全部入れたな?じゃあ他の連中にバレないうちに行くぞー」
桃華「はい!Pちゃまっ!」
P「朝なのにテンション高いなぁ、可愛いなぁもう!昨日ちゃんと寝れたか?」
桃華「ね、寝れましたわよ!もうっ、またそうやって子供扱いしてっ!」
幸子「え?でも昨日はいつもより遅くまで……」
桃華「さ、幸子さん!」
P「可愛いが過ぎる……」
響子「ぷ、プロデューサーさん。あれで荷物足りるでしょうか……?や、やっぱりもっと持って行った方が……」オロオロ
P「だ、大丈夫だって。っていうか最初荷物の量見たときどっかに夜逃げするつもりかと思ったぞ……」
響子「で、でもでも~!」
P「いざとなったら幸子流サバイバル術でなんとかなるって。なぁ幸子?」
幸子「イヤな頼られ方ですね!まぁボクがいれば大抵何とかしますけどね!」
12: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:22:11.26 ID:Bzzs4eoX0
P「さーて結構走ったけど、どっかで朝飯兼昼飯でも買ってくかぁ」
響子(助手席)「あっ、私サンドイッチ作って来ました!」
P「え、マジ?悪いなぁ、せっかくの休みだったのに。大変だったろ?」
響子「いいえ全然!幸子ちゃん、そのバックに入ってるから取ってくれる?」
幸子「これですか?え、すごい量ですね!4人で食べ切れますか!?」
響子「つ、つい張り切り過ぎちゃって……はい、プロデューサーさんっ、あーん」
P「え、あ、あーん……うん、うまい!」テーレッテレー
響子「えへへ、良かったですっ!」
P「(嫁にしたい)」
桃華「……Pちゃま?」
P「ごめんなさい!」
響子(助手席)「あっ、私サンドイッチ作って来ました!」
P「え、マジ?悪いなぁ、せっかくの休みだったのに。大変だったろ?」
響子「いいえ全然!幸子ちゃん、そのバックに入ってるから取ってくれる?」
幸子「これですか?え、すごい量ですね!4人で食べ切れますか!?」
響子「つ、つい張り切り過ぎちゃって……はい、プロデューサーさんっ、あーん」
P「え、あ、あーん……うん、うまい!」テーレッテレー
響子「えへへ、良かったですっ!」
P「(嫁にしたい)」
桃華「……Pちゃま?」
P「ごめんなさい!」
13: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:23:44.00 ID:Bzzs4eoX0
キャンプ場
P「ここをキャンプ地とする!」
幸子「一度言ってみたくなりますよねぇそれ。かくいうボクも初めてサバイバルしたときはつい言っちゃいましたよ」
桃華「(さ、サバイバルってキャンプなんですの……?)」
響子「(そっとしておきましょう……)」
響子「へぇ、炊事場もお風呂もお手洗いも近くにあっていい場所ですね!」
幸子「べ、便利すぎる……!こんな事があっていいんですか……」ゴクリ
P「(なんだろう、このリアクションの差は……)
P「ここをキャンプ地とする!」
幸子「一度言ってみたくなりますよねぇそれ。かくいうボクも初めてサバイバルしたときはつい言っちゃいましたよ」
桃華「(さ、サバイバルってキャンプなんですの……?)」
響子「(そっとしておきましょう……)」
響子「へぇ、炊事場もお風呂もお手洗いも近くにあっていい場所ですね!」
幸子「べ、便利すぎる……!こんな事があっていいんですか……」ゴクリ
P「(なんだろう、このリアクションの差は……)
14: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:25:31.75 ID:Bzzs4eoX0
P「んじゃ、テントも立てたし遊ぶか。しかし幸子、手馴れてんな……よく10分ちょいで二つも立てれるもんだ」
幸子「誰のせいで手慣れたと思ってるんですか!」
桃華「Pちゃま、どうして二つもテントを立てたんですの?」
P「俺用と桃華達3人用だよ!」
桃華「あら、一緒に寝ても構いませんのよ?」
響子「か、構いませんよ?」
P「俺が構うわぁ!!!」
幸子「誰のせいで手慣れたと思ってるんですか!」
桃華「Pちゃま、どうして二つもテントを立てたんですの?」
P「俺用と桃華達3人用だよ!」
桃華「あら、一緒に寝ても構いませんのよ?」
響子「か、構いませんよ?」
P「俺が構うわぁ!!!」
15: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:26:52.94 ID:Bzzs4eoX0
幸子「キレイな景色……カワイイボク……ふふっ絵になりますねぇ。プロデューサーさん、せっかくですからボクのカワイイ写真をあいたっ……むっ、フリスビー?」
P「命を刈り取る形をしてるだろ?」
幸子「むっ、やりましたね!とりゃっ!」
P「おあっ!どこ投げてんだ!」
P「命を刈り取る形をしてるだろ?」
幸子「むっ、やりましたね!とりゃっ!」
P「おあっ!どこ投げてんだ!」
16: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:28:40.97 ID:Bzzs4eoX0
響子「あぁ~、いい椅子ですねぇこれ……風も気持ちよくてちょっと眠くなってきちゃいました……」ウトウト
桃華「まぁ、響子さん、風邪を引きますわよ?」毛布ファサァ
響子「ありがとーももかちゃん……ちょっとおひるねするねぇ……」スヤァ
桃華「ふふっ、響子さんたら。気持ち良さそうな顔して寝てますわね……」
桃華「……」ウトウト
桃華「ふぁ…………ちょっと失礼しますわ……」モゾモゾ
桃華「……」スヤァ
P「あれ、2人とも寝ちゃったか。寄り添って寝ちゃってまぁ」
幸子「響子さん、早起きしてサンドイッチ作ってくれましたから仕方ないですね」
P「どうせ桃華も楽しみであんまり寝れなかったんだろうな」
幸子「昨日の夜、何回も台所に降りてきて響子さんにホットミルク作ってもらってましたからねぇ」
P「なにそれめっちゃかわいい」
桃華「まぁ、響子さん、風邪を引きますわよ?」毛布ファサァ
響子「ありがとーももかちゃん……ちょっとおひるねするねぇ……」スヤァ
桃華「ふふっ、響子さんたら。気持ち良さそうな顔して寝てますわね……」
桃華「……」ウトウト
桃華「ふぁ…………ちょっと失礼しますわ……」モゾモゾ
桃華「……」スヤァ
P「あれ、2人とも寝ちゃったか。寄り添って寝ちゃってまぁ」
幸子「響子さん、早起きしてサンドイッチ作ってくれましたから仕方ないですね」
P「どうせ桃華も楽しみであんまり寝れなかったんだろうな」
幸子「昨日の夜、何回も台所に降りてきて響子さんにホットミルク作ってもらってましたからねぇ」
P「なにそれめっちゃかわいい」
17: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:30:11.09 ID:Bzzs4eoX0
P「ちょっと冷えてきたし、焚き火でもたいといてやるか」
幸子「え、出来るんですか?キャンプやったことないって言ってましたけど」
P「フフーン!今日の為に俺が何周ゆるキャン△を見てきたと思ってるんだ」
幸子「真似しないでください!……じゃあお手並み拝見といきましょうか」
P「えーと、まず松ぼっくりだろ?それから乾いた木の枝を集めて……ってスネークが言ってたっけ」
P「……よし、こんなもんか。んで松ぼっくりに火をつけてるんだっけ……」カチッカチッ
P「あれー、うまくつかんなぁ……おーい幸子、これに火ぃつけ……」
幸子(焚き火で暖を取っている)「え?」パチパチ
P「はえぇよ!!!」
幸子「え、出来るんですか?キャンプやったことないって言ってましたけど」
P「フフーン!今日の為に俺が何周ゆるキャン△を見てきたと思ってるんだ」
幸子「真似しないでください!……じゃあお手並み拝見といきましょうか」
P「えーと、まず松ぼっくりだろ?それから乾いた木の枝を集めて……ってスネークが言ってたっけ」
P「……よし、こんなもんか。んで松ぼっくりに火をつけてるんだっけ……」カチッカチッ
P「あれー、うまくつかんなぁ……おーい幸子、これに火ぃつけ……」
幸子(焚き火で暖を取っている)「え?」パチパチ
P「はえぇよ!!!」
18: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:31:10.89 ID:Bzzs4eoX0
幸子「もー、遅すぎですよ!待ちくたびれて自分でやっちゃったじゃないですか!」
P「ご、ごめん……でもさすがにプロキャンパーの方と比べられても困るっていうか……」
幸子「ボクはキャンパーじゃなくてアイドルですよ!?」
P「あれ、そういえばお前ライター持ってたっけ?」
幸子「ライターなんて無くても火起こしくらいできますよ。義務教育で習ったでしょう?」
P「うんごめん。もう何も言わねぇわ」
P「ご、ごめん……でもさすがにプロキャンパーの方と比べられても困るっていうか……」
幸子「ボクはキャンパーじゃなくてアイドルですよ!?」
P「あれ、そういえばお前ライター持ってたっけ?」
幸子「ライターなんて無くても火起こしくらいできますよ。義務教育で習ったでしょう?」
P「うんごめん。もう何も言わねぇわ」
19: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:32:38.37 ID:Bzzs4eoX0
響子「むにゃ……ぬくい…………うぅんー!」ノビー
響子「あれ、焚き火してるんですか?」
P「おー、起きたか。ちょっと冷えてきたからな。ついでにおやつタイムにしようかと思って」
響子「何か持ってきてるんですか?」
P「うん、定番のマシュマロと、りんごと、それからバウムクーヘン作ろうかと思ってホットケーキミックスと牛乳と卵持ってきた。バウムクーヘンは今幸子が炭火作ってくれてるからもうちょい待ってて」
響子「さ、幸子ちゃん……なんかもう貫禄が……って今そんなに食べたらお夕飯入らなくなっちゃいますよ!せっかく材料いっぱい買ってきたのに!」
P「う、それもそうか……じゃあ焼きりんごはデザートにでもするか。おーい、桃華ー、マシュマロ焼くぞー」
桃華「んー……だ、だめですわPちゃま……そんな……あぁっ……」
P「なんつー夢見てんだよ!」
響子「プロデューサーさん……」
幸子「つ、通報した方が……」
P「それでも僕はやってない!!!」
響子「あれ、焚き火してるんですか?」
P「おー、起きたか。ちょっと冷えてきたからな。ついでにおやつタイムにしようかと思って」
響子「何か持ってきてるんですか?」
P「うん、定番のマシュマロと、りんごと、それからバウムクーヘン作ろうかと思ってホットケーキミックスと牛乳と卵持ってきた。バウムクーヘンは今幸子が炭火作ってくれてるからもうちょい待ってて」
響子「さ、幸子ちゃん……なんかもう貫禄が……って今そんなに食べたらお夕飯入らなくなっちゃいますよ!せっかく材料いっぱい買ってきたのに!」
P「う、それもそうか……じゃあ焼きりんごはデザートにでもするか。おーい、桃華ー、マシュマロ焼くぞー」
桃華「んー……だ、だめですわPちゃま……そんな……あぁっ……」
P「なんつー夢見てんだよ!」
響子「プロデューサーさん……」
幸子「つ、通報した方が……」
P「それでも僕はやってない!!!」
20: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:33:39.66 ID:Bzzs4eoX0
桃華「んー♡ 私、こんなにおいしいマシュマロを食べたのは初めてですわ!」
P「そりゃ良かった。ん、確かにんまい」
響子「マシュマロって焼くとこんな感じになるんですねぇ」モグモグ
幸子「バウムクーヘンもそろそろ出来ますよー」
P「うわ、なんだこれ!プロかよ!俺の作り損ないとは大違いだな……」
幸子「まったくもう、作れもしないのに持ってくるんですから」
P「お前もうその道で食っていけるのでは?」
幸子「食っていきませんよ!?」
P「そりゃ良かった。ん、確かにんまい」
響子「マシュマロって焼くとこんな感じになるんですねぇ」モグモグ
幸子「バウムクーヘンもそろそろ出来ますよー」
P「うわ、なんだこれ!プロかよ!俺の作り損ないとは大違いだな……」
幸子「まったくもう、作れもしないのに持ってくるんですから」
P「お前もうその道で食っていけるのでは?」
幸子「食っていきませんよ!?」
21: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:35:16.94 ID:Bzzs4eoX0
夕食後
P「あー、響子のカレーとんでもなくうまかった……こんなんもう他のカレー食えねぇ……」
響子「ふふっ、お粗末様でしたっ♪」
P「やっぱキャンプはカレーだな、よつばのとーちゃんも言ってたし。キャンプ初めてだけど」
響子「食器も洗い終わりましたし、そろそろお風呂いきましょうか」
P「ありがとなー響子。俺荷物番してるから3人で行ってきていいぞー」
響子「いいんですか?じゃあお言葉に甘えてお先に頂いてきますね」
幸子「フフーン、いくらボク達がカワイイからって、覗かないでくださいよ?」
P「幸子がいうとフリにしか聞こえねぇんだよな……」
幸子「フリじゃありません!」
桃華「ふふっ、覗いてもいいんですのよ?」
P「ま、マジ!?」
響子「だ、ダメですっ!」
P「あー、響子のカレーとんでもなくうまかった……こんなんもう他のカレー食えねぇ……」
響子「ふふっ、お粗末様でしたっ♪」
P「やっぱキャンプはカレーだな、よつばのとーちゃんも言ってたし。キャンプ初めてだけど」
響子「食器も洗い終わりましたし、そろそろお風呂いきましょうか」
P「ありがとなー響子。俺荷物番してるから3人で行ってきていいぞー」
響子「いいんですか?じゃあお言葉に甘えてお先に頂いてきますね」
幸子「フフーン、いくらボク達がカワイイからって、覗かないでくださいよ?」
P「幸子がいうとフリにしか聞こえねぇんだよな……」
幸子「フリじゃありません!」
桃華「ふふっ、覗いてもいいんですのよ?」
P「ま、マジ!?」
響子「だ、ダメですっ!」
22: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:37:02.87 ID:Bzzs4eoX0
幸子「ふー、良いお湯でした」
P「ん?幸子1人か……」
幸子「お二人はまだお風呂ですよ。ほらプロデューサーさん?ボクのカワイイパジャマ姿ですよ?」
P「あ〝ー、カワイイカワイイ……」
幸子「眠過ぎて対応が雑になってますね……」
P「んー……」
幸子「あー!もう、焚き火付けっぱなしで寝たらダメですよ!」
幸子「プロデューサーさん、起きてます?」
P「ぐー……」
幸子「(疲れてるんでしょうね……2ヶ月振りの休みって言ってましたし……)」
P「ん?幸子1人か……」
幸子「お二人はまだお風呂ですよ。ほらプロデューサーさん?ボクのカワイイパジャマ姿ですよ?」
P「あ〝ー、カワイイカワイイ……」
幸子「眠過ぎて対応が雑になってますね……」
P「んー……」
幸子「あー!もう、焚き火付けっぱなしで寝たらダメですよ!」
幸子「プロデューサーさん、起きてます?」
P「ぐー……」
幸子「(疲れてるんでしょうね……2ヶ月振りの休みって言ってましたし……)」
23: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:39:05.34 ID:Bzzs4eoX0
幸子「ねぇプロデューサーさん」
P「……」
幸子「……今日はボクのワガママを聞いてくれて、ありがとうございました。とても楽しかったですよ」
P「……ハッ!寝てた!いかん!桃華の風呂を覗きに行かなくては!!」
幸子「もー!!このロ◯コン!!!」
P「……」
幸子「……今日はボクのワガママを聞いてくれて、ありがとうございました。とても楽しかったですよ」
P「……ハッ!寝てた!いかん!桃華の風呂を覗きに行かなくては!!」
幸子「もー!!このロ◯コン!!!」
24: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:40:29.75 ID:Bzzs4eoX0
後日
P「ってなわけで先週末幸子達とキャンプに行ってきたんですよ」
ちひろ「あら、いいですねぇ。でも帰ってから大変じゃなかったですか?」
P「あー、ですねぇ。どいつもこいつも自分も連れてけ連れてけうるさくて」
P「というわけで次は30人くらいまとめて連れて行くことになりました」
ちひろ「それはもうキャンプというより合宿なのでは?」
P「ってなわけで先週末幸子達とキャンプに行ってきたんですよ」
ちひろ「あら、いいですねぇ。でも帰ってから大変じゃなかったですか?」
P「あー、ですねぇ。どいつもこいつも自分も連れてけ連れてけうるさくて」
P「というわけで次は30人くらいまとめて連れて行くことになりました」
ちひろ「それはもうキャンプというより合宿なのでは?」
25: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:43:42.15 ID:Bzzs4eoX0
幸子「フフーン!おはようございます!カワイイボクの出勤ですよ!」
P「うるせぇ!」
幸子「フフン!元気いっぱいなほうがカワイイでしょう?」
P「えー、キャンプの夜ん時のしおらしい感じの方がかわいいと思うけど」
幸子「え?」
幸子「……………起きてたんじゃないですか!!!」
おわり
未央「え、出番なし?」
川島「わからないわ」
佐藤「ほうとうんまい」
P「うるせぇ!」
幸子「フフン!元気いっぱいなほうがカワイイでしょう?」
P「えー、キャンプの夜ん時のしおらしい感じの方がかわいいと思うけど」
幸子「え?」
幸子「……………起きてたんじゃないですか!!!」
おわり
未央「え、出番なし?」
川島「わからないわ」
佐藤「ほうとうんまい」
26: ◆zwSnMoL.0I 2018/04/20(金) 01:46:13.82 ID:Bzzs4eoX0
なでしこ可愛いよなでしこ。最初アキちゃんが未央の中の人って分かりませんでした。
HTML依頼出してきます
HTML依頼出してきます
引用元: ・幸子「プロデューサーさん、ゆるキャン△ってなんですか?」
【モバマスSS】ペロ「瞳を持つもの、持たないもの」
2020-12-29
1: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:55:18.94 ID:cB7Sob9z0
アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
2500文字程度の短いお話です。
出てくるアイドル
・二宮飛鳥
・佐城雪美
・神埼蘭子
・緒方智絵里
・橘ありす
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520700918
2500文字程度の短いお話です。
出てくるアイドル
・二宮飛鳥
・佐城雪美
・神埼蘭子
・緒方智絵里
・橘ありす
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520700918
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2: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:56:09.92 ID:cB7Sob9z0
飛鳥「瞳を持つものと持たないものかい?」
雪美「そう……」
飛鳥「ペロがそう言っているのか」
雪美「うん………。アイドル………瞳を持つもの…持たないもの……居るって……言ってる……」
飛鳥「蘭子を彷彿とさせる表現だね。残念ながらボクはおそらくペロの言葉を借りていうのならば持たざるものだからわからないけれど」
雪美「ペロの言葉……わかる人…瞳…持つ人………」
飛鳥「なるほど…。だけれども、雪美以外にペロの言葉を理解できる人が居るのかい?」
雪美「少しだけ……居る……。ほとんどの人……わからない………………」
飛鳥「興味があるね」
雪美「例えば………蘭子…………」
雪美「そう……」
飛鳥「ペロがそう言っているのか」
雪美「うん………。アイドル………瞳を持つもの…持たないもの……居るって……言ってる……」
飛鳥「蘭子を彷彿とさせる表現だね。残念ながらボクはおそらくペロの言葉を借りていうのならば持たざるものだからわからないけれど」
雪美「ペロの言葉……わかる人…瞳…持つ人………」
飛鳥「なるほど…。だけれども、雪美以外にペロの言葉を理解できる人が居るのかい?」
雪美「少しだけ……居る……。ほとんどの人……わからない………………」
飛鳥「興味があるね」
雪美「例えば………蘭子…………」
3: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:56:35.54 ID:cB7Sob9z0
――――――――――
蘭子「煩わしい太陽ね!」
蘭子「孤独な世界か……」
ペロ「にゃぁ」
蘭子「静寂奏でし者の眷属?」
ペロ「ンギャァ」
蘭子「飢餓か………」
ペロ「にゃん」
蘭子「我は飢えを満たす術を知らぬ」
ペロ「にゃぁ………」
蘭子「しゅ、主人に似て口よりも物を言う瞳よ……」
ペロ「にゃにゃっ!」
蘭子「氷結の宝物庫を開けることはまかりならぬ」
ペロ「にゃぁ………」
蘭子「煩わしい太陽ね!」
蘭子「孤独な世界か……」
ペロ「にゃぁ」
蘭子「静寂奏でし者の眷属?」
ペロ「ンギャァ」
蘭子「飢餓か………」
ペロ「にゃん」
蘭子「我は飢えを満たす術を知らぬ」
ペロ「にゃぁ………」
蘭子「しゅ、主人に似て口よりも物を言う瞳よ……」
ペロ「にゃにゃっ!」
蘭子「氷結の宝物庫を開けることはまかりならぬ」
ペロ「にゃぁ………」
4: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:57:48.68 ID:cB7Sob9z0
――――――――――
飛鳥「ネコと話せたのか……」
雪美「ネコ……違う……。ペロ…………」
飛鳥「嗚呼、そうだったね。ペロは確かにネコだが"ネコ"じゃない」
飛鳥「仮にペロをネコと呼ぶのだとしたらボクらはボクらを人間と呼ばなくちゃいけなくなる。悪かったね」
雪美「…………?」
飛鳥「まぁそんなことはどうでもいいさ。その後二人はどうなったんだい?この場合は1人と1匹というべきだろうか」
雪美「ちゃんと……ごはん……あげた………」
飛鳥「そうか」
雪美「蘭子にも……」
飛鳥「えっ?」
雪美「Pから…もらった……おやつ……。二人で……はんぶんこした……」
飛鳥「そういうことか」
雪美「ペロの言葉……わかる人……。他には……智絵里………」
飛鳥「なるほど、確かに彼女は動物が好きだからね」
飛鳥「ネコと話せたのか……」
雪美「ネコ……違う……。ペロ…………」
飛鳥「嗚呼、そうだったね。ペロは確かにネコだが"ネコ"じゃない」
飛鳥「仮にペロをネコと呼ぶのだとしたらボクらはボクらを人間と呼ばなくちゃいけなくなる。悪かったね」
雪美「…………?」
飛鳥「まぁそんなことはどうでもいいさ。その後二人はどうなったんだい?この場合は1人と1匹というべきだろうか」
雪美「ちゃんと……ごはん……あげた………」
飛鳥「そうか」
雪美「蘭子にも……」
飛鳥「えっ?」
雪美「Pから…もらった……おやつ……。二人で……はんぶんこした……」
飛鳥「そういうことか」
雪美「ペロの言葉……わかる人……。他には……智絵里………」
飛鳥「なるほど、確かに彼女は動物が好きだからね」
5: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 01:59:00.42 ID:cB7Sob9z0
――――――――――
智絵里「雪美ちゃん遅いですねぇ」
ありす「渋滞に巻き込まれてしまったみたいですね」
智絵里「撮影まではまだ時間があるから大丈夫だとは思うけど…」
ペロ「………………」ジーッ
ありす「智絵里さん」
智絵里「どうしたの?」
ありす「あの、さっきから猫が…ペロがずっと私を見ているんですが…」
智絵里「お友達だって思ってるんじゃないかな…?ほら、怖くない…♪」ナデナデ
ペロ「うにゃーん」
ありす「それにしても雪美さん、遅いですね」
智絵里「どこに行っちゃったのかなぁ」
ペロ「にゃにゃ」
智絵里「えっ?もうすぐ来るの?」
ありす「智絵里さん、急にどうしたんですか?」
智絵里「今ペロちゃんが『もうすぐくるよ』って言ったような」
ありす「そうですか?にゃぁと鳴いただけのような…」
智絵里「そ、そうだよね…」
智絵里「雪美ちゃん遅いですねぇ」
ありす「渋滞に巻き込まれてしまったみたいですね」
智絵里「撮影まではまだ時間があるから大丈夫だとは思うけど…」
ペロ「………………」ジーッ
ありす「智絵里さん」
智絵里「どうしたの?」
ありす「あの、さっきから猫が…ペロがずっと私を見ているんですが…」
智絵里「お友達だって思ってるんじゃないかな…?ほら、怖くない…♪」ナデナデ
ペロ「うにゃーん」
ありす「それにしても雪美さん、遅いですね」
智絵里「どこに行っちゃったのかなぁ」
ペロ「にゃにゃ」
智絵里「えっ?もうすぐ来るの?」
ありす「智絵里さん、急にどうしたんですか?」
智絵里「今ペロちゃんが『もうすぐくるよ』って言ったような」
ありす「そうですか?にゃぁと鳴いただけのような…」
智絵里「そ、そうだよね…」
6: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:01:08.13 ID:cB7Sob9z0
雪美「おまたせ……………」
智絵里「ほら、やっぱり」
ありす「偶然ではないですか?」
智絵里「そうかなぁ…」
雪美「どうしたの……?」
智絵里「ペロちゃんがもうすぐ雪美ちゃんが来るよって教えてくれたの」
ありす「ペロがそんなことを言うとは思えないのですが」
ありす「第一、仮に意思の疎通ができるとしてもどうして雪美さんがすぐに来るとわかるのでしょう」
智絵里「そ、それは……」
雪美「ペロ……私…来るって………言ってた…よ……」
ありす「!?」
智絵里「やっぱり」
ありす「でもどうやって雪美さんが来るのがわかったんですか?」
雪美「…………女の勘……?」
智絵里「ペロちゃんってメスなんですね」
智絵里「ほら、やっぱり」
ありす「偶然ではないですか?」
智絵里「そうかなぁ…」
雪美「どうしたの……?」
智絵里「ペロちゃんがもうすぐ雪美ちゃんが来るよって教えてくれたの」
ありす「ペロがそんなことを言うとは思えないのですが」
ありす「第一、仮に意思の疎通ができるとしてもどうして雪美さんがすぐに来るとわかるのでしょう」
智絵里「そ、それは……」
雪美「ペロ……私…来るって………言ってた…よ……」
ありす「!?」
智絵里「やっぱり」
ありす「でもどうやって雪美さんが来るのがわかったんですか?」
雪美「…………女の勘……?」
智絵里「ペロちゃんってメスなんですね」
7: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:01:50.76 ID:cB7Sob9z0
――――――――――
雪美「……って……ことがあった………。やっぱり……ペロ……すごい……」
飛鳥「それはどちらかというと野生の勘ってやつなんじゃないか?」
雪美「ペロ………飼い猫……だよ……? 狩りも………しない…………。おやつは……ちゃおチュール………」
飛鳥「そうだったね。さしずめ鳥かごの中で暮らすお嬢様といったところか」
雪美「………ペロ……鳥じゃ…ないよ…………」
飛鳥「……そうだね」
ペロ「にゃにゃ」
雪美「あっ…………おやつ………忘れてた………。ごめんね………………」
ペロ「ンギャァ」
雪美「……って……ことがあった………。やっぱり……ペロ……すごい……」
飛鳥「それはどちらかというと野生の勘ってやつなんじゃないか?」
雪美「ペロ………飼い猫……だよ……? 狩りも………しない…………。おやつは……ちゃおチュール………」
飛鳥「そうだったね。さしずめ鳥かごの中で暮らすお嬢様といったところか」
雪美「………ペロ……鳥じゃ…ないよ…………」
飛鳥「……そうだね」
ペロ「にゃにゃ」
雪美「あっ…………おやつ………忘れてた………。ごめんね………………」
ペロ「ンギャァ」
8: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:07:07.75 ID:cB7Sob9z0
雪美「ちゃおチュール…………どうぞ…………」
ペロ「にゃにゃっ♪」
飛鳥「ふふっ、美味しそうに食べるね」
雪美「うん……ペロ………。これ………好き………」
飛鳥「そんなに美味しいのか」
雪美「人間……猫じゃない………」
飛鳥「いきなりどうしたんだい?」
雪美「この前………ちょっと………ちゃおチュール………食べた……」
雪美「美味しそう…って……思ったから………」
雪美「でも……人間…………猫じゃ…ない……………」
飛鳥「君も意外とお茶目だね」
雪美「そう……………?」
飛鳥「いや、ボクが君のことを誤解していただけかな」
ペロ「にゃにゃっ♪」
飛鳥「ふふっ、美味しそうに食べるね」
雪美「うん……ペロ………。これ………好き………」
飛鳥「そんなに美味しいのか」
雪美「人間……猫じゃない………」
飛鳥「いきなりどうしたんだい?」
雪美「この前………ちょっと………ちゃおチュール………食べた……」
雪美「美味しそう…って……思ったから………」
雪美「でも……人間…………猫じゃ…ない……………」
飛鳥「君も意外とお茶目だね」
雪美「そう……………?」
飛鳥「いや、ボクが君のことを誤解していただけかな」
9: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:07:56.29 ID:cB7Sob9z0
雪美「誤解………?」
飛鳥「ボクは君が紡ぐ言葉と容姿だけで浮き世離れした人間だと誤解していた」
飛鳥「だけれどもそうじゃなくて、神秘的でありながらも君は普通の10歳の女の子なのかもしれないね」
飛鳥「それともこれも、ボクの誤解かな?」
雪美「ううん…………わたし……普通の…おんなのこ……。Pの魔法で……アイドルになれた…おんなのこ……」
飛鳥「Pの魔法で、か……。ボクも同じだ」
雪美「きっと……みんな…そう……………」
飛鳥「ふふっ、そうかもしれないね。誰かの思いや願いがボクらをいつも奮い立たせてくれる」
飛鳥「それは確かに魔法とも言えるだろう」
雪美「うん……」
飛鳥「ところで今君がペロと遊ぶのに使っている猫じゃらしのようなものだけれど」
雪美「…………?」
飛鳥「ボクの予備のエクステだったりしないかい?」
ペロ「ごめんなさい色が綺麗でついね。私が言い出したことだからあまり雪美ちゃんを責めないであげて」
飛鳥「!?」
雪美「ふふっ………。飛鳥……瞳……得た……ね……」
飛鳥「少しは啓蒙が高まったかな。なんてね」
終わり
飛鳥「ボクは君が紡ぐ言葉と容姿だけで浮き世離れした人間だと誤解していた」
飛鳥「だけれどもそうじゃなくて、神秘的でありながらも君は普通の10歳の女の子なのかもしれないね」
飛鳥「それともこれも、ボクの誤解かな?」
雪美「ううん…………わたし……普通の…おんなのこ……。Pの魔法で……アイドルになれた…おんなのこ……」
飛鳥「Pの魔法で、か……。ボクも同じだ」
雪美「きっと……みんな…そう……………」
飛鳥「ふふっ、そうかもしれないね。誰かの思いや願いがボクらをいつも奮い立たせてくれる」
飛鳥「それは確かに魔法とも言えるだろう」
雪美「うん……」
飛鳥「ところで今君がペロと遊ぶのに使っている猫じゃらしのようなものだけれど」
雪美「…………?」
飛鳥「ボクの予備のエクステだったりしないかい?」
ペロ「ごめんなさい色が綺麗でついね。私が言い出したことだからあまり雪美ちゃんを責めないであげて」
飛鳥「!?」
雪美「ふふっ………。飛鳥……瞳……得た……ね……」
飛鳥「少しは啓蒙が高まったかな。なんてね」
終わり
10: ◆yz988L0kIg 2018/03/11(日) 02:10:40.54 ID:cB7Sob9z0
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
これからも膝の上の恋人こと佐城雪美ちゃんをよろしくお願いします!
前作です。
【モバマスSS】志希「苺の美味しい食べ方。そして雪美と食べることによるその効果」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520256845/
最後まで読んで頂きありがとうございました!
これからも膝の上の恋人こと佐城雪美ちゃんをよろしくお願いします!
前作です。
【モバマスSS】志希「苺の美味しい食べ方。そして雪美と食べることによるその効果」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520256845/
引用元: ・【モバマスSS】ペロ「瞳を持つもの、持たないもの」
モバP「雪の降り積もった日」
2020-12-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 22:49:58.47 ID:lozrH7lNO
泰葉「おはようございますー。はぁ、寒かったぁ…」
P「お、おはよう泰葉。最近寒い日が続いてるからなぁ。ほれコタツ入れ」
泰葉「はい。…ん。あぁ~……」ホワァ
イヴ「熱いお茶もありますよ~♪」
泰葉「あ、ありがとうございます……ほふぅ」ズズ…
杏「イヴ、杏にもおくれ」
イヴ「は~い♪Pさんもいりますかぁ?」
P「じゃあよろしく」
泰葉「…………」ズズ…
イヴ「~♪」
泰葉「………ほふぅ」
杏「ふわぁ…」ウトウト
P「………」カタカタ
泰葉「………?」アレ?
泰葉「…!えっ⁉なんで事務所にコタツがあるんですか⁉」
P「いまさら⁉」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518097798
P「お、おはよう泰葉。最近寒い日が続いてるからなぁ。ほれコタツ入れ」
泰葉「はい。…ん。あぁ~……」ホワァ
イヴ「熱いお茶もありますよ~♪」
泰葉「あ、ありがとうございます……ほふぅ」ズズ…
杏「イヴ、杏にもおくれ」
イヴ「は~い♪Pさんもいりますかぁ?」
P「じゃあよろしく」
泰葉「…………」ズズ…
イヴ「~♪」
泰葉「………ほふぅ」
杏「ふわぁ…」ウトウト
P「………」カタカタ
泰葉「………?」アレ?
泰葉「…!えっ⁉なんで事務所にコタツがあるんですか⁉」
P「いまさら⁉」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518097798
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 22:52:29.46 ID:lozrH7lNO
P「いやさ、暖房は入れてるけど流石にこの寒さだと足りないからな」
泰葉「確かにそれはそうですね…。でもよくちひろさんが許可しましたね?談話室とかならまだしも…」
P「…………」メソラシ
泰葉「…あれ?Pさん?」
P「…………今日、ちっひ出てるから…」
泰葉「Pさん⁉」
杏「まぁまぁ、飴どうぞ」
泰葉「あ、ありがとうございます…」
イヴ「まぁまぁ、お茶どうぞ~♪」
泰葉「あ、あの……」コンワク
P「ちっちゃいことは気にしない♪」
イヴ「わかちこわかちこ~♪」
泰葉「今更ですか⁉」
杏「大丈夫大丈夫。怒られるのはプロデューサーだから」
泰葉「…それ本当に大丈夫なんですか?」
杏「あと、4人入ったらいっぱいだとかも気にしたらダメだよ?」
泰葉「えっと…誰か来たら、私出ますね?」
泰葉「確かにそれはそうですね…。でもよくちひろさんが許可しましたね?談話室とかならまだしも…」
P「…………」メソラシ
泰葉「…あれ?Pさん?」
P「…………今日、ちっひ出てるから…」
泰葉「Pさん⁉」
杏「まぁまぁ、飴どうぞ」
泰葉「あ、ありがとうございます…」
イヴ「まぁまぁ、お茶どうぞ~♪」
泰葉「あ、あの……」コンワク
P「ちっちゃいことは気にしない♪」
イヴ「わかちこわかちこ~♪」
泰葉「今更ですか⁉」
杏「大丈夫大丈夫。怒られるのはプロデューサーだから」
泰葉「…それ本当に大丈夫なんですか?」
杏「あと、4人入ったらいっぱいだとかも気にしたらダメだよ?」
泰葉「えっと…誰か来たら、私出ますね?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 22:56:22.58 ID:lozrH7lNO
泰葉「それにしても今日はすごい積もってましたね」
P「ああ。歴史的な大雪とか言ってたな。おかげでロケやら何やら中止になって大変だよ…」
泰葉「まあそうなりますよね。来るのも一苦労でしたし…」
P「最も俺は基本事務所にいるから関係ないけどな」
泰葉「たまには帰りましょう?」
イヴ「私は住んでますし~」
杏「杏はきらりが置いていくし」
泰葉「…なるほど。居るべくして居るメンツなんですね」クスクス
P「っても、少し晴れてきたからそろそろ来る奴は来るんじゃないか?暇つぶしに」
泰葉「暇つぶし…ここ、一応事務所ですよね?」
P「遊びに行く待ち合わせに使った子には言われたくないなぁ」
泰葉「そっ…それは///」
杏「お、照れ泰葉」
イヴ「泰葉さんかわいいです~♪」ウフフ
<ガチャ
泰葉「あ、ほら!誰か来ましたよ!」
P「誤魔化した」ニヤニヤ
杏「にやにや」ニヤニヤ
P「ああ。歴史的な大雪とか言ってたな。おかげでロケやら何やら中止になって大変だよ…」
泰葉「まあそうなりますよね。来るのも一苦労でしたし…」
P「最も俺は基本事務所にいるから関係ないけどな」
泰葉「たまには帰りましょう?」
イヴ「私は住んでますし~」
杏「杏はきらりが置いていくし」
泰葉「…なるほど。居るべくして居るメンツなんですね」クスクス
P「っても、少し晴れてきたからそろそろ来る奴は来るんじゃないか?暇つぶしに」
泰葉「暇つぶし…ここ、一応事務所ですよね?」
P「遊びに行く待ち合わせに使った子には言われたくないなぁ」
泰葉「そっ…それは///」
杏「お、照れ泰葉」
イヴ「泰葉さんかわいいです~♪」ウフフ
<ガチャ
泰葉「あ、ほら!誰か来ましたよ!」
P「誤魔化した」ニヤニヤ
杏「にやにや」ニヤニヤ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:01:22.12 ID:lozrH7lNO
薫「おっはようございまー!!!」
桃華「おはようございます」
泰葉「あ!あっ!薫ちゃん、桃華ちゃん、おはよう!」
P「無駄に力強い反応だな」
杏「誤魔化せてないよ、泰葉」
イヴ「薫ちゃん、桃華ちゃんも温かいお茶淹れますね~♪」
薫「せんせぇ!泰葉ちゃん!お外雪すごいよ!すごいよー!」
P「はいはい。分かってるからとりあえずコタツ入れ。ほっぺた真っ赤になって…冷たっ!」
薫「はーい!ふわぁ、あったかーい!」
桃華「うふふ。くる間中雪で遊びながらでしたものね」
薫「えへへ。楽しかったね!」
杏「ありえん…」
P「子供は風の子とはよく言うけどな。ってか杏は一応道産子だろ」
杏「道民だからって寒いものは寒いんだよ…」
桃華「おはようございます」
泰葉「あ!あっ!薫ちゃん、桃華ちゃん、おはよう!」
P「無駄に力強い反応だな」
杏「誤魔化せてないよ、泰葉」
イヴ「薫ちゃん、桃華ちゃんも温かいお茶淹れますね~♪」
薫「せんせぇ!泰葉ちゃん!お外雪すごいよ!すごいよー!」
P「はいはい。分かってるからとりあえずコタツ入れ。ほっぺた真っ赤になって…冷たっ!」
薫「はーい!ふわぁ、あったかーい!」
桃華「うふふ。くる間中雪で遊びながらでしたものね」
薫「えへへ。楽しかったね!」
杏「ありえん…」
P「子供は風の子とはよく言うけどな。ってか杏は一応道産子だろ」
杏「道民だからって寒いものは寒いんだよ…」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:03:05.72 ID:lozrH7lNO
桃華「と言いますか、何故事務所にコタツがありますの?有り難いですけれど」
P「寒いからな」
杏「寒いからね」
イヴ「寒いですからぁ」
桃華「あぁ、聞くだけ無駄なパターンですわね…」
P「それにそのくだりはもう泰葉がやったから」
泰葉「いえ、それ関係あります?」
薫「あったかいねー」クテー
泰葉「ふふっ。薫ちゃん、すっかり溶けちゃって」クスクス
P「それにしても薫も桃華もどうして来たんだ?今日の仕事は延期になったって連絡しただろ?」
薫「あい!だからあそびにきました!」
桃華「薫ちゃんに誘われましたので」
P「だって」
泰葉「どうしてそこで私に振るんですか⁉」
薫「泰葉ちゃん、あそぼー?」
泰葉「えっ?うん。いいよ」
薫「やったー!じゃあじゃあお外!ゆきだるまとかうさぎさんとか作りたい!」
杏「今来たばっかりなのにまた外行くんだ…」
P「良いけど、もう少し暖まってからな」
薫「はーい!」
P「寒いからな」
杏「寒いからね」
イヴ「寒いですからぁ」
桃華「あぁ、聞くだけ無駄なパターンですわね…」
P「それにそのくだりはもう泰葉がやったから」
泰葉「いえ、それ関係あります?」
薫「あったかいねー」クテー
泰葉「ふふっ。薫ちゃん、すっかり溶けちゃって」クスクス
P「それにしても薫も桃華もどうして来たんだ?今日の仕事は延期になったって連絡しただろ?」
薫「あい!だからあそびにきました!」
桃華「薫ちゃんに誘われましたので」
P「だって」
泰葉「どうしてそこで私に振るんですか⁉」
薫「泰葉ちゃん、あそぼー?」
泰葉「えっ?うん。いいよ」
薫「やったー!じゃあじゃあお外!ゆきだるまとかうさぎさんとか作りたい!」
杏「今来たばっかりなのにまた外行くんだ…」
P「良いけど、もう少し暖まってからな」
薫「はーい!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:37:58.46 ID:lozrH7lNO
P「ほら、寒いからしっかりモコれ」
薫「あい!」
桃華「…Pちゃま、少しやりすぎでは?薫ちゃん、目しか出てませんわよ?」
P「安心していいぞ。この後は桃華もモコらせるから」
桃華「私もですの⁉」
薫「桃華ちゃんといっしょー!」
P「おう。泰葉もモコらせるから、リトルモコーモコッサムだな」
泰葉「良いですけど、もはやユニット名の原型ないですね…」
桃華「まあ暖かいに越したことはありませんが…お二人はどうなさいますの?」
杏「杏はパス。今日出たら凍死ねる」
イヴ「わたしも、もう少し入ってます~」
P「んじゃ、電話とかよろしく」
泰葉「あれ?Pさんも行くんですか?お仕事は?」
P「来週分までは調整済みだから無問題」
杏「仕事お化けめ…」
P「よし出来た!次は桃華のモコる番だ!」
桃華「もうお好きになさいませ…」
薫「あい!」
桃華「…Pちゃま、少しやりすぎでは?薫ちゃん、目しか出てませんわよ?」
P「安心していいぞ。この後は桃華もモコらせるから」
桃華「私もですの⁉」
薫「桃華ちゃんといっしょー!」
P「おう。泰葉もモコらせるから、リトルモコーモコッサムだな」
泰葉「良いですけど、もはやユニット名の原型ないですね…」
桃華「まあ暖かいに越したことはありませんが…お二人はどうなさいますの?」
杏「杏はパス。今日出たら凍死ねる」
イヴ「わたしも、もう少し入ってます~」
P「んじゃ、電話とかよろしく」
泰葉「あれ?Pさんも行くんですか?お仕事は?」
P「来週分までは調整済みだから無問題」
杏「仕事お化けめ…」
P「よし出来た!次は桃華のモコる番だ!」
桃華「もうお好きになさいませ…」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:41:04.57 ID:lozrH7lNO
P「せっかくだからHP用に写真撮るぞ。三人ともポーズ!」
薫「はーい!」
泰葉「えっと…こう?」
桃華「これ見て誰だか判りますの?」
P「判んない奴はファンじゃない。はい、おっけー。んじゃ行くか」
薫「やったー!」
<ガチャ
茄子「おはようございます~♪」
みりあ「まーっす!」
泰葉「あら?おはようございます。茄子さん、みりあちゃん」
薫「みりあちゃんおはよー!」
みりあ「おはよーっ!あれ?もしかして薫ちゃん?すごーい!あったかそー!」
薫「えへへ。これからお外に遊びに行くの!」
みりあ「へー!いいなー!じゃあじゃあ、みりあも行くー!行っていいー⁉」
P「お、じゃあみりあもモコらせないとな」
みりあ「みりあもモコモコになれるの?やったー!」
薫「はーい!」
泰葉「えっと…こう?」
桃華「これ見て誰だか判りますの?」
P「判んない奴はファンじゃない。はい、おっけー。んじゃ行くか」
薫「やったー!」
<ガチャ
茄子「おはようございます~♪」
みりあ「まーっす!」
泰葉「あら?おはようございます。茄子さん、みりあちゃん」
薫「みりあちゃんおはよー!」
みりあ「おはよーっ!あれ?もしかして薫ちゃん?すごーい!あったかそー!」
薫「えへへ。これからお外に遊びに行くの!」
みりあ「へー!いいなー!じゃあじゃあ、みりあも行くー!行っていいー⁉」
P「お、じゃあみりあもモコらせないとな」
みりあ「みりあもモコモコになれるの?やったー!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:43:19.39 ID:lozrH7lNO
P「じゃあ次はマフラーな」
みりあ「はーい!」
茄子「ふふっ。そうだ。プロデューサープロデューサー。見てください、これ♪」
P「ん?……凄い量のチョコだな」
茄子「はい。スーパーで爆売りしてたので思わず爆買いしちゃいました♪」
P「ほほう…次の仕事の練習用?」
茄子「はい…ちょっと買いすぎた気もしますが」テヘッ
P「ちょっと…?」
泰葉「これ、使いきれます…?」
茄子「うーん…無理でしょうか?」
みりあ「みりあいっぱい食べるよー!」
薫「薫も!チョコ食べたい!」
杏「杏も食べるー」
P「にしても限度が…あ!」ティン
茄子「?」
みりあ「はーい!」
茄子「ふふっ。そうだ。プロデューサープロデューサー。見てください、これ♪」
P「ん?……凄い量のチョコだな」
茄子「はい。スーパーで爆売りしてたので思わず爆買いしちゃいました♪」
P「ほほう…次の仕事の練習用?」
茄子「はい…ちょっと買いすぎた気もしますが」テヘッ
P「ちょっと…?」
泰葉「これ、使いきれます…?」
茄子「うーん…無理でしょうか?」
みりあ「みりあいっぱい食べるよー!」
薫「薫も!チョコ食べたい!」
杏「杏も食べるー」
P「にしても限度が…あ!」ティン
茄子「?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:45:18.08 ID:lozrH7lNO
P「じゃあ頼んだ」
茄子「はい。おまかせください♪」
イヴ「うふふ。私もお手伝いしますね~」
茄子「お~っ!頼もしい限りです♪」
杏「杏はパス。寝る」
P「だろうな。じゃ、俺達は行くか」
薫「はーい!」
みりあ「雪だるまいっぱい作ろうねー!」
桃華「うふふ。何だかんだで楽しみですわね」
泰葉「確かに、こんなに積もるのは珍しいもんね」
P「危ないから敷地内だけだぞ」
泰葉「それでも十分過ぎる気はしますよ?」
P「ま、楽しめるに越したことはないな」
泰葉「ふふっ。ですです」
薫「じゃあ、行ってきまー!」
茄子「は~い。行ってらっしゃい♪」
茄子「はい。おまかせください♪」
イヴ「うふふ。私もお手伝いしますね~」
茄子「お~っ!頼もしい限りです♪」
杏「杏はパス。寝る」
P「だろうな。じゃ、俺達は行くか」
薫「はーい!」
みりあ「雪だるまいっぱい作ろうねー!」
桃華「うふふ。何だかんだで楽しみですわね」
泰葉「確かに、こんなに積もるのは珍しいもんね」
P「危ないから敷地内だけだぞ」
泰葉「それでも十分過ぎる気はしますよ?」
P「ま、楽しめるに越したことはないな」
泰葉「ふふっ。ですです」
薫「じゃあ、行ってきまー!」
茄子「は~い。行ってらっしゃい♪」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:50:36.61 ID:lozrH7lNO
薫「雪だーっ!」
みりあ「薫ちゃん薫ちゃん!何からするーっ?」
薫「えっとえっと…ゆきうさぎさん!」
みりあ「じゃあみりあもそれ!」
桃華「……改めて外に出ると、確かにこれくらいの方がよろしいですわね」
P「だろ?伊達にモコらせたワケじゃないんだぞ」
泰葉「ただのPさんの趣味じゃなかったんですね…」
P「あれ⁉そんな風に思われてたの⁉」
桃華「Pちゃま、時々変な趣味発揮いたしますから…」
P「え?ひどくない?」
桃華「うふふ。薫ちゃんみりあちゃん、私も混ぜてくださいまし」
P「桃華⁉」
泰葉「Pさんはどうします?見守るだけですか?」
P「んー…じゃあ、カマクラでも作るかな」
泰葉「私もお手伝いして良いですか?」
P「おう。ヨロシク」
泰葉「ふふっ。カマクラなんて作るの初めてです」
みりあ「薫ちゃん薫ちゃん!何からするーっ?」
薫「えっとえっと…ゆきうさぎさん!」
みりあ「じゃあみりあもそれ!」
桃華「……改めて外に出ると、確かにこれくらいの方がよろしいですわね」
P「だろ?伊達にモコらせたワケじゃないんだぞ」
泰葉「ただのPさんの趣味じゃなかったんですね…」
P「あれ⁉そんな風に思われてたの⁉」
桃華「Pちゃま、時々変な趣味発揮いたしますから…」
P「え?ひどくない?」
桃華「うふふ。薫ちゃんみりあちゃん、私も混ぜてくださいまし」
P「桃華⁉」
泰葉「Pさんはどうします?見守るだけですか?」
P「んー…じゃあ、カマクラでも作るかな」
泰葉「私もお手伝いして良いですか?」
P「おう。ヨロシク」
泰葉「ふふっ。カマクラなんて作るの初めてです」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:52:40.07 ID:lozrH7lNO
みりあ「うさぎさん、一杯出来たねー!」
桃華「少し張り切りすぎましたわね…」
薫「次はなにしよっかー……あ!すごーい!」
みりあ「わぁー!カマクラだー!プロデューサーが作ったの?」
P「泰葉と一緒にな。入るか?」
みりあ「やったーっ!」
薫「ふわあぁ。薫、カマクラ入ったのはじめてー」
桃華「思った以上に温かいですわね」
P「……いや、それは三人いっぺんに入るからじゃないか?」
泰葉「ぎゅうぎゅうですね」クスクス
P「せっかくだし。おーい!写真撮るぞー!」
薫「はーい!あ、泰葉ちゃんも!」
泰葉「あ、うん。じゃあ私は外に…」
みりあ「えへへ、ピース!」
桃華「ちょ、お待ちくださいましっ!…あっ!」
P「これも後で載せないとな。リトルモコーモコッサムwithモコモコみりあ」ウンウン
桃華「少し張り切りすぎましたわね…」
薫「次はなにしよっかー……あ!すごーい!」
みりあ「わぁー!カマクラだー!プロデューサーが作ったの?」
P「泰葉と一緒にな。入るか?」
みりあ「やったーっ!」
薫「ふわあぁ。薫、カマクラ入ったのはじめてー」
桃華「思った以上に温かいですわね」
P「……いや、それは三人いっぺんに入るからじゃないか?」
泰葉「ぎゅうぎゅうですね」クスクス
P「せっかくだし。おーい!写真撮るぞー!」
薫「はーい!あ、泰葉ちゃんも!」
泰葉「あ、うん。じゃあ私は外に…」
みりあ「えへへ、ピース!」
桃華「ちょ、お待ちくださいましっ!…あっ!」
P「これも後で載せないとな。リトルモコーモコッサムwithモコモコみりあ」ウンウン
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:54:51.80 ID:lozrH7lNO
薫「次はゆきだるまー!」
みりあ「雪だるま!いっぱい作ろうね!」
泰葉「ふふ。じゃあ今度は私もお手伝いしようかな♪」
桃華「ふぅ。私は疲れましたので一休みさせていただきますわ…」
P「カマクラ気に入ったのか?」
桃華「……そ、そういうわけではありませんわよ?」
みりあ「あっ、そうだ!薫ちゃん薫ちゃん、良いこと考えた!」
薫「なになに?」
みりあ「あのね、最初にちっちゃい雪だるま作るでしょ?」
薫「うん」
みりあ「でね、次はそれよりちょっと大っきいの作るの。でねでね、その次はもうちょっと大っきいの作って、それをいっぱいしてね…最後はこーんな大っきくするの!」
薫「ふわあああ!おもしろそーっ!」
泰葉「…大作の予感、だね。でも大変だけど楽しそうかも?」
桃華「雪、足りますかしら?」
P「まあ、その時はカマクラ崩すし」
桃華「そんなっ⁉………あ」
P「くくっ…」
桃華「……あうぅ///」
みりあ「雪だるま!いっぱい作ろうね!」
泰葉「ふふ。じゃあ今度は私もお手伝いしようかな♪」
桃華「ふぅ。私は疲れましたので一休みさせていただきますわ…」
P「カマクラ気に入ったのか?」
桃華「……そ、そういうわけではありませんわよ?」
みりあ「あっ、そうだ!薫ちゃん薫ちゃん、良いこと考えた!」
薫「なになに?」
みりあ「あのね、最初にちっちゃい雪だるま作るでしょ?」
薫「うん」
みりあ「でね、次はそれよりちょっと大っきいの作るの。でねでね、その次はもうちょっと大っきいの作って、それをいっぱいしてね…最後はこーんな大っきくするの!」
薫「ふわあああ!おもしろそーっ!」
泰葉「…大作の予感、だね。でも大変だけど楽しそうかも?」
桃華「雪、足りますかしら?」
P「まあ、その時はカマクラ崩すし」
桃華「そんなっ⁉………あ」
P「くくっ…」
桃華「……あうぅ///」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:56:57.75 ID:lozrH7lNO
茄子「ふふっ。完成ですね♪」
イヴ「うふふ。みなさん喜んでくれると良いですね~」
茄子「はい。きっと大丈夫です」
杏「ちょっとちょーだーい」
茄子「はいはい。じゃあ先にちょこっといただいちゃいましょうか♪」
杏「チョコだけに?」
茄子「チョコだけに。あ~、コタツ良いですねぇ」
イヴ「ですよね~♪」
杏「もう出るの無理だよねぇ…。あ、そうだ茄子茄子」
茄子「はいはい。なんですか?」
杏「ちょっとハグしていい?ぎゅっと」
茄子「?はい、良いですよ。さ、どうぞ♪」
杏「よし。ぎゅー!」
茄子「ふふ。ぎゅー♪」
イヴ「わあぁ。私も良いですかぁ?」
杏「カモン!サンタさん!」
イヴ「わーい!ぎゅう~♪」
イヴ「うふふ。みなさん喜んでくれると良いですね~」
茄子「はい。きっと大丈夫です」
杏「ちょっとちょーだーい」
茄子「はいはい。じゃあ先にちょこっといただいちゃいましょうか♪」
杏「チョコだけに?」
茄子「チョコだけに。あ~、コタツ良いですねぇ」
イヴ「ですよね~♪」
杏「もう出るの無理だよねぇ…。あ、そうだ茄子茄子」
茄子「はいはい。なんですか?」
杏「ちょっとハグしていい?ぎゅっと」
茄子「?はい、良いですよ。さ、どうぞ♪」
杏「よし。ぎゅー!」
茄子「ふふ。ぎゅー♪」
イヴ「わあぁ。私も良いですかぁ?」
杏「カモン!サンタさん!」
イヴ「わーい!ぎゅう~♪」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 23:59:23.45 ID:lozrH7lNO
杏「よし。よし。これで勝つる」
茄子「どうしたんですか?」
杏「うん。ちょっとビットコインに全ブッパしようかなってね。茄子パワーで。更にサンタパワーもドンだ!」
イヴ「ビットコイン?」
茄子「聞いた事あるような…ないような?」
杏「任せろ!一生分以上稼ぐから!…あ、茄子おかわり」
茄子「はいはい。お待ちを~……うーん」
杏「…ん?どったの?」
茄子「いえ、やっぱりコレだけだと物足りない感じが…」
杏「そう?杏的には十分だけど…」
茄子「戸棚に何かなかったかな~…」
イヴ「確かおせんべいとみかんがありましたよ~?」
茄子「お~っ!」キラリン
杏「待って。ちょっと待って」
茄子「押すな押すなですね!お任せを♪」
杏「待って!」
茄子「どうしたんですか?」
杏「うん。ちょっとビットコインに全ブッパしようかなってね。茄子パワーで。更にサンタパワーもドンだ!」
イヴ「ビットコイン?」
茄子「聞いた事あるような…ないような?」
杏「任せろ!一生分以上稼ぐから!…あ、茄子おかわり」
茄子「はいはい。お待ちを~……うーん」
杏「…ん?どったの?」
茄子「いえ、やっぱりコレだけだと物足りない感じが…」
杏「そう?杏的には十分だけど…」
茄子「戸棚に何かなかったかな~…」
イヴ「確かおせんべいとみかんがありましたよ~?」
茄子「お~っ!」キラリン
杏「待って。ちょっと待って」
茄子「押すな押すなですね!お任せを♪」
杏「待って!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/09(金) 00:01:25.67 ID:Xm/1UTv2O
みりあ「できたーっ!」
薫「ゆきだるまいっぱいだー!」
泰葉「ふふっ。流石にちょっと疲れてきたね」
P「なんとかカマクラ死守出来たな」
桃華「Pちゃま、いけずですわ…」
泰葉「むむ。そんなイジワルなPさんには…えいっ!」ピトッ
P「ひょわっ⁉冷たっ!泰葉⁉」
泰葉「ふふっ。すっかり冷えちゃいましたから、Pさんのほっぺたが温かくて助かります」ピトー
P「あー、もう。指先真っ赤じゃないか。なんで手袋外すかなぁ…」ギュッ
泰葉「だって、手袋だと雪固め辛くって…」
P「だからって……はーっ」スリスリ
泰葉「あー…温まります…」スリスリ
桃華「はぁ…無駄にお熱いですわね」
薫「いっぱいあそんだもんね!」
みりあ「確かにちょっと熱くなってきたかもー」
桃華「ではなくて…まあ、何でも良いですが」
薫「ゆきだるまいっぱいだー!」
泰葉「ふふっ。流石にちょっと疲れてきたね」
P「なんとかカマクラ死守出来たな」
桃華「Pちゃま、いけずですわ…」
泰葉「むむ。そんなイジワルなPさんには…えいっ!」ピトッ
P「ひょわっ⁉冷たっ!泰葉⁉」
泰葉「ふふっ。すっかり冷えちゃいましたから、Pさんのほっぺたが温かくて助かります」ピトー
P「あー、もう。指先真っ赤じゃないか。なんで手袋外すかなぁ…」ギュッ
泰葉「だって、手袋だと雪固め辛くって…」
P「だからって……はーっ」スリスリ
泰葉「あー…温まります…」スリスリ
桃華「はぁ…無駄にお熱いですわね」
薫「いっぱいあそんだもんね!」
みりあ「確かにちょっと熱くなってきたかもー」
桃華「ではなくて…まあ、何でも良いですが」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/09(金) 00:03:19.95 ID:Xm/1UTv2O
P「よし。しっかり楽しそうな写真も撮れたし、一旦戻るぞー。泰葉も温め直さないとだしな」
薫・みりあ「はーい!」
P「そうそう。さっき茄子が買ってたチョコな、ホットチョコにしてもらってるから、戻ったらもらいな」
みりあ「ホットチョコ!」
薫「わーいっ!」
泰葉「茄子さんに言ってたのそれだったんですね」
P「うむ。それならある程度一気に使えるからな」
桃華「うふふ。それは楽しみですわね」
P「あとは茄子が変な事してないかだけだな…」
泰葉「……茄子さん、たまにビックリする事しますからね」
桃華「大丈夫ですわよ、きっと」
P「人、それをフラグと言う」
桃華「不安にさせないでくださいまし!」
おしまい
薫・みりあ「はーい!」
P「そうそう。さっき茄子が買ってたチョコな、ホットチョコにしてもらってるから、戻ったらもらいな」
みりあ「ホットチョコ!」
薫「わーいっ!」
泰葉「茄子さんに言ってたのそれだったんですね」
P「うむ。それならある程度一気に使えるからな」
桃華「うふふ。それは楽しみですわね」
P「あとは茄子が変な事してないかだけだな…」
泰葉「……茄子さん、たまにビックリする事しますからね」
桃華「大丈夫ですわよ、きっと」
P「人、それをフラグと言う」
桃華「不安にさせないでくださいまし!」
おしまい
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/09(金) 02:39:08.40 ID:rTQIUAonO
出だしの面子でわかるって素晴らしい
引用元: ・モバP「雪の降り積もった日」
【デレマスSS】千川ちひろ「檸檬」
2020-12-29
1: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:50:12.39 ID:VyCXH2Il0
昔書いたやつを題材だけ残して全部変えました。
おそらくキャラ崩壊あります。
一杯目から五杯目まで分けられています。
梶井基次郎「檸檬」
1925年初出。レモンを爆弾に見立て、鬱屈した現状の打破に希望を見出した青年を描く短編小説。
~一杯目~
ちひろ「感情って」
モバP「はい?」
ちひろ「絞り出すものじゃないですか」
モバP「はあ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518195012
おそらくキャラ崩壊あります。
一杯目から五杯目まで分けられています。
梶井基次郎「檸檬」
1925年初出。レモンを爆弾に見立て、鬱屈した現状の打破に希望を見出した青年を描く短編小説。
~一杯目~
ちひろ「感情って」
モバP「はい?」
ちひろ「絞り出すものじゃないですか」
モバP「はあ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518195012
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2: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:51:34.30 ID:VyCXH2Il0
~一杯目~
ちひろ「感情って」
モバP「はい?」
ちひろ「絞り出すものじゃないですか」
モバP「はあ」
ちひろ「レモンと一緒ですよね」
モバP「・・・もう酔ってますか」
ちひろ「・・・まだ一杯目です」
モバP「・・・ですよね」
ちひろ「感情って」
モバP「はい?」
ちひろ「絞り出すものじゃないですか」
モバP「はあ」
ちひろ「レモンと一緒ですよね」
モバP「・・・もう酔ってますか」
ちひろ「・・・まだ一杯目です」
モバP「・・・ですよね」
3: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:52:20.84 ID:VyCXH2Il0
ちひろ「・・・あ」
モバP「はい?」
ちひろ「でも、感情っていうのは全部見せちゃダメですよね」
モバP「・・・まあ、そうですね」
ちひろ「いつまでかなあ、感情をストレートに出して、社会に迷惑かからないのって」
モバP「・・・うちのアイドルたちは出してるほうだと思いますけどね、全年齢」
ちひろ「それがかわいいんですから、アイドルは別物です、別物」
モバP「まあ確かに」
モバP「はい?」
ちひろ「でも、感情っていうのは全部見せちゃダメですよね」
モバP「・・・まあ、そうですね」
ちひろ「いつまでかなあ、感情をストレートに出して、社会に迷惑かからないのって」
モバP「・・・うちのアイドルたちは出してるほうだと思いますけどね、全年齢」
ちひろ「それがかわいいんですから、アイドルは別物です、別物」
モバP「まあ確かに」
4: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:53:05.66 ID:VyCXH2Il0
ちひろ「社会人ってそうはいきませんよね」
モバP「はいはい」
ちひろ「怒り、とか理不尽、とか、そういう感情は割と湧くことはありますけど、出せませんもん、どうなるか怖くて」
モバP「あるあるですね」
ちひろ「口に出すときは感情から濾過されまくってます、何番絞りだよ!っていうね」
モバP「・・・今ちひろさんが飲んでるやつ」
ちひろ「ん?」
モバP「スーパードライですよ」
ちひろ「乾いた社会だ」
モバP「全くです」
モバP「はいはい」
ちひろ「怒り、とか理不尽、とか、そういう感情は割と湧くことはありますけど、出せませんもん、どうなるか怖くて」
モバP「あるあるですね」
ちひろ「口に出すときは感情から濾過されまくってます、何番絞りだよ!っていうね」
モバP「・・・今ちひろさんが飲んでるやつ」
ちひろ「ん?」
モバP「スーパードライですよ」
ちひろ「乾いた社会だ」
モバP「全くです」
5: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:54:02.16 ID:VyCXH2Il0
~二杯目~
ちひろ「檸檬っていう小説、知ってますか」
モバP「ええ、聞いたことあります、かなり昔の」
ちひろ「読んだことありますか」
モバP「理系なんで」
ちひろ「・・・まあ、この前文香ちゃんに貸してもらったんですよ」
モバP「仲いいんですね」
ちひろ「まあ、それくらいは」
モバP「カップ麺のふたを文庫本でしていたらマジギレされたことありますよ」
ちひろ「自業自得」
モバP「その後謝るの大変で・・・ピッチ早いですね今日」
ちひろ「まだ二杯目です、普通ですよ、あ、唐揚げください」
モバP「ほどほどに、ですよ」
ちひろ「はいはい」
ちひろ「檸檬っていう小説、知ってますか」
モバP「ええ、聞いたことあります、かなり昔の」
ちひろ「読んだことありますか」
モバP「理系なんで」
ちひろ「・・・まあ、この前文香ちゃんに貸してもらったんですよ」
モバP「仲いいんですね」
ちひろ「まあ、それくらいは」
モバP「カップ麺のふたを文庫本でしていたらマジギレされたことありますよ」
ちひろ「自業自得」
モバP「その後謝るの大変で・・・ピッチ早いですね今日」
ちひろ「まだ二杯目です、普通ですよ、あ、唐揚げください」
モバP「ほどほどに、ですよ」
ちひろ「はいはい」
6: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:54:49.60 ID:VyCXH2Il0
ちひろ「それで、その檸檬って本、ぶっちゃけわけわかんないんですよ」
モバP「駄目じゃないですか」
ちひろ「無理です無理です、何かレモンを爆弾に見立てた青年の話なんです」
モバP「・・・はあ」
ちひろ「それで、店先にレモンとかおいて鬱屈した現状の打破、マジ爽快、みたいな」
モバP「こんなそそられないあらすじ紹介久しぶりですよ」
モバP「それで、文香的にはどうだったんですか」
ちひろ「それが普通の人の解釈です、悪くないですよって」
モバP「マジか」
ちひろ「・・・まあ、レモンは爆弾なんです」
モバP「・・へえ」
モバP「駄目じゃないですか」
ちひろ「無理です無理です、何かレモンを爆弾に見立てた青年の話なんです」
モバP「・・・はあ」
ちひろ「それで、店先にレモンとかおいて鬱屈した現状の打破、マジ爽快、みたいな」
モバP「こんなそそられないあらすじ紹介久しぶりですよ」
モバP「それで、文香的にはどうだったんですか」
ちひろ「それが普通の人の解釈です、悪くないですよって」
モバP「マジか」
ちひろ「・・・まあ、レモンは爆弾なんです」
モバP「・・へえ」
7: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:56:20.36 ID:VyCXH2Il0
~三杯目~
ちひろ「・・・お嫌いで?」
モバP「僕はマヨネーズ派閥なんです」
ちひろ「あら、今後の参考にします」
モバP「・・・」
ちひろ「顔に書いてあるんでわかります、勝手に唐揚げにレモンかけるなって」
モバP「分かっててやったんだ」
ちひろ「勝手に唐揚げに平然とレモンかける女だとお思いで」
モバP「いえ全く」
ちひろ「・・・お嫌いで?」
モバP「僕はマヨネーズ派閥なんです」
ちひろ「あら、今後の参考にします」
モバP「・・・」
ちひろ「顔に書いてあるんでわかります、勝手に唐揚げにレモンかけるなって」
モバP「分かっててやったんだ」
ちひろ「勝手に唐揚げに平然とレモンかける女だとお思いで」
モバP「いえ全く」
8: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:58:20.00 ID:VyCXH2Il0
モバP「・・・酔ってますよね」
ちひろ「そうかもしれませんね」
ちひろ「馬鹿ですね私たち」
モバP「・・・」
ちひろ「お酒に頼らないと少しも腹を割って話せない」
モバP「・・・」
ちひろ「・・・それが大人、なんですかね」
モバP「そんなこともないと思うけど」
モバP「・・・怒ってます?」
ちひろ「随分と野暮な質問ですね」
モバP「理由は・・・まあわかるんだけど」
ちひろ「わかってなかったら泣いちゃいます」
モバP「・・・」
ちひろ「爆弾です、爆弾」
モバP「・・・」
ちひろ「レモンの爆弾」
モバP「ああ、そういう」
ちひろ「ねえ」
モバP「・・・」
ちひろ「そろそろ、お互いに感情を絞り出さない?」
ちひろ「そうかもしれませんね」
ちひろ「馬鹿ですね私たち」
モバP「・・・」
ちひろ「お酒に頼らないと少しも腹を割って話せない」
モバP「・・・」
ちひろ「・・・それが大人、なんですかね」
モバP「そんなこともないと思うけど」
モバP「・・・怒ってます?」
ちひろ「随分と野暮な質問ですね」
モバP「理由は・・・まあわかるんだけど」
ちひろ「わかってなかったら泣いちゃいます」
モバP「・・・」
ちひろ「爆弾です、爆弾」
モバP「・・・」
ちひろ「レモンの爆弾」
モバP「ああ、そういう」
ちひろ「ねえ」
モバP「・・・」
ちひろ「そろそろ、お互いに感情を絞り出さない?」
9: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 01:59:29.63 ID:VyCXH2Il0
~四杯目~
ちひろ「・・・ぷはあ」
モバP「・・・飲みすぎ」
ちひろ「ヤケ酒ヤケ酒。好きな相手にいつまでたっても告白の返事をもらえないヤケ酒」
モバP「・・・明日に響くよ」
ちひろ「また仕事の話」
モバP「・・・大人だから」
ちひろ「大人は都合のいい時に大人を振りかざすんだ」
モバP「それが大人なの」
ちひろ「・・・ぷはあ」
モバP「・・・飲みすぎ」
ちひろ「ヤケ酒ヤケ酒。好きな相手にいつまでたっても告白の返事をもらえないヤケ酒」
モバP「・・・明日に響くよ」
ちひろ「また仕事の話」
モバP「・・・大人だから」
ちひろ「大人は都合のいい時に大人を振りかざすんだ」
モバP「それが大人なの」
10: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 02:01:40.11 ID:VyCXH2Il0
ちひろ「・・・大人の距離感って何だと思う?」
モバP「・・・わかんない」
ちひろ「・・・だよね」
モバP「・・・怖いんだよね」
ちひろ「・・・うん」
モバP「ただでさえ沢山の女の子扱ってるのにさ、一緒の仕事仲間と結ばれるの」
モバP「ちひろが好きすぎて怖い」
ちひろ「・・・うん」
モバP「どうなっちゃうかわかんないんだよ、自分が、自分を取り巻く環境が」
ちひろ「・・・素直に告白、拒否してもいいのに」
モバP「するわけないでしょ」
ちひろ「それを言っちゃうから、こっちも嫌いになれないんだよ」
モバP「面倒くさい男でごめん」
ちひろ「お互い様だよ、似た者同士」
モバP「何でこんなこじらせたかなあ」
モバP「前はもっと素直に話せたよね」
ちひろ「確かに」
モバP「いつ頃からかな」
ちひろ「・・・ああ、わかっちゃった」
ちひろ「貴方のこと好きになってからだ」
モバP「・・・嫌になるよ全く」
ちひろ「本当」
モバP「・・・わかんない」
ちひろ「・・・だよね」
モバP「・・・怖いんだよね」
ちひろ「・・・うん」
モバP「ただでさえ沢山の女の子扱ってるのにさ、一緒の仕事仲間と結ばれるの」
モバP「ちひろが好きすぎて怖い」
ちひろ「・・・うん」
モバP「どうなっちゃうかわかんないんだよ、自分が、自分を取り巻く環境が」
ちひろ「・・・素直に告白、拒否してもいいのに」
モバP「するわけないでしょ」
ちひろ「それを言っちゃうから、こっちも嫌いになれないんだよ」
モバP「面倒くさい男でごめん」
ちひろ「お互い様だよ、似た者同士」
モバP「何でこんなこじらせたかなあ」
モバP「前はもっと素直に話せたよね」
ちひろ「確かに」
モバP「いつ頃からかな」
ちひろ「・・・ああ、わかっちゃった」
ちひろ「貴方のこと好きになってからだ」
モバP「・・・嫌になるよ全く」
ちひろ「本当」
11: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 02:03:55.84 ID:VyCXH2Il0
~五杯目(水)~
ちひろ「・・・気持ち悪い」
モバP「飲みすぎ」
ちひろ「仕方ないでしょう」
モバP「・・・まあ」
モバP「終電」
ちひろ「はい?」
モバP「フラフラしてると間に合わないよ」
ちひろ「いざとなったらホテルでも行きますか」
モバP「行かないよ・・・というかここで行くって言うような男をちひろさんは好きなの?」
ちひろ「行こうって言ったら気持ちよく告白を取り消そうと思ったのに」
モバP「無駄に奥手だから」
ちひろ「その無駄も含めて好き」
ちひろ「・・・気持ち悪い」
モバP「飲みすぎ」
ちひろ「仕方ないでしょう」
モバP「・・・まあ」
モバP「終電」
ちひろ「はい?」
モバP「フラフラしてると間に合わないよ」
ちひろ「いざとなったらホテルでも行きますか」
モバP「行かないよ・・・というかここで行くって言うような男をちひろさんは好きなの?」
ちひろ「行こうって言ったら気持ちよく告白を取り消そうと思ったのに」
モバP「無駄に奥手だから」
ちひろ「その無駄も含めて好き」
12: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 02:04:55.00 ID:VyCXH2Il0
モバP「・・・あ、奢りますよ」
ちひろ「いやいやいやいや」
モバP「いやいや」
ちひろ「そこ以外で彼氏面してよ」
モバP「・・・善処するんで」
ちひろ「貴方が唐揚げなら、私はレモンだから」
モバP「酔ってるなあ」
ちひろ「・・・明日からどんな顔して仕事しようかな」
モバP「なんだかんだ一緒にいる時間一番長いからね」
モバP「・・・まあ、一歩一歩、近づいていきたいです」
ちひろ「・・・はい、プロデューサー」
ちひろ「・・・プロデューサーって言えるかな、ちゃんと」
ちひろ「プロデューサープロデューサープロデューサー」
モバP「・・・意識しすぎるとアレだよ多分」
ちひろ「じゃあちひろって呼んでくださいよ」
モバP「ちひろさんちひろさんちひろさん」
モバP「・・・これで赤くなってたらやっぱり駄目ですよ」
ちひろ「酔ってるんです」
モバP「レモン、感情ときて、次に絞り出すのは声ですか」
ちひろ「うまいこと言ってるつもりですか」
モバP「いえ全く」
モバP「・・・キスしませんか」
ちひろ「え!?」
モバP「・・・そんな驚きますか」
ちひろ「・・・急だったので」
モバP「・・・今キスしたら、まだレモン味ですよ」
ちひろ「・・・そういうのは嫌いです」
モバP「やっぱり」
ちひろ「いやいやいやいや」
モバP「いやいや」
ちひろ「そこ以外で彼氏面してよ」
モバP「・・・善処するんで」
ちひろ「貴方が唐揚げなら、私はレモンだから」
モバP「酔ってるなあ」
ちひろ「・・・明日からどんな顔して仕事しようかな」
モバP「なんだかんだ一緒にいる時間一番長いからね」
モバP「・・・まあ、一歩一歩、近づいていきたいです」
ちひろ「・・・はい、プロデューサー」
ちひろ「・・・プロデューサーって言えるかな、ちゃんと」
ちひろ「プロデューサープロデューサープロデューサー」
モバP「・・・意識しすぎるとアレだよ多分」
ちひろ「じゃあちひろって呼んでくださいよ」
モバP「ちひろさんちひろさんちひろさん」
モバP「・・・これで赤くなってたらやっぱり駄目ですよ」
ちひろ「酔ってるんです」
モバP「レモン、感情ときて、次に絞り出すのは声ですか」
ちひろ「うまいこと言ってるつもりですか」
モバP「いえ全く」
モバP「・・・キスしませんか」
ちひろ「え!?」
モバP「・・・そんな驚きますか」
ちひろ「・・・急だったので」
モバP「・・・今キスしたら、まだレモン味ですよ」
ちひろ「・・・そういうのは嫌いです」
モバP「やっぱり」
13: ◆x403gkHZSg 2018/02/10(土) 02:06:51.64 ID:VyCXH2Il0
以上です、失礼しました。
もしよろしければ過去作
島村卯月「卯月の1日」
依田芳乃「そなチネ」
小松伊吹「映画みたいに」速水奏「いかない」
などもお願いします。
もしよろしければ過去作
島村卯月「卯月の1日」
依田芳乃「そなチネ」
小松伊吹「映画みたいに」速水奏「いかない」
などもお願いします。
引用元: ・【デレマスSS】千川ちひろ「檸檬」
【モバマス】雪兎と晴れが続く日に
2020-12-28
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 15:55:50.86 ID:vrHWOpWDO
―事務所
モバP(以下P)「ふー、寒いと思ったら雪が降ってきましたね」
ちひろ「あら、本当……じゃあ、これぐらいにして早めに帰りますか」
P「ですね……明日積もるかな?」
ちひろ「社用車は美世ちゃんがチェックしていましたから、大丈夫だと思いますが」
P「そっちじゃなくて……」
ちひろ「?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1608447350
モバP(以下P)「ふー、寒いと思ったら雪が降ってきましたね」
ちひろ「あら、本当……じゃあ、これぐらいにして早めに帰りますか」
P「ですね……明日積もるかな?」
ちひろ「社用車は美世ちゃんがチェックしていましたから、大丈夫だと思いますが」
P「そっちじゃなくて……」
ちひろ「?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1608447350
関連
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 16:24:57.80 ID:vrHWOpWDO
―次の日
ザクザク
千枝「♪雪の進軍氷を踏んで~」
雪美「あ……加蓮の……歌?」
ありす「違います。アニメ『ガールズ&パンツァー』で……」
由愛「え?パンツ……!?/////」
ありす「ち が い ま す !」
千枝「それより、真っ白だよ!一面、雪景色だよ!」ワクワク
ありす「はぁ……千枝さんも子どもですね。たかだか雪ぐらいで……」
雪美「雪だるま……作る……」ウキウキ
由愛「わ、私は……スケッチ…したいかな……」ウキウキ
ありす「……」ウズウズ
ザクザク
千枝「♪雪の進軍氷を踏んで~」
雪美「あ……加蓮の……歌?」
ありす「違います。アニメ『ガールズ&パンツァー』で……」
由愛「え?パンツ……!?/////」
ありす「ち が い ま す !」
千枝「それより、真っ白だよ!一面、雪景色だよ!」ワクワク
ありす「はぁ……千枝さんも子どもですね。たかだか雪ぐらいで……」
雪美「雪だるま……作る……」ウキウキ
由愛「わ、私は……スケッチ…したいかな……」ウキウキ
ありす「……」ウズウズ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 16:25:41.67 ID:vrHWOpWDO
P「ほーい、みんな注目。今日の仕事はそんなみんなが事務所の庭で遊ぶ姿をネットで配信するからな」
千枝「え?それもお仕事なんですか!?」ウキウキ
ちひろ「みんなが元気に遊ぶ姿を見せることで、ファンや見てくれている人たちを元気にするのが目的だからね」
雪美「責任……重大……」グッ
ありす「……」ウズウズ
由愛「ありすちゃんも……ねっ」
P「ありすはいいんだぞ。一人寂しく、デレステでもやっていれば」
ありす「むっ……そんなお仕事だというのに、協調性のないことはしませんから!」
P「いやぁ、無理に子どもみたいに遊ばなくてもなぁ……」
ありす「いいでしょう!見せてあげますから!」
ちひろ「もぅ……」
P「フフーン」
千枝「え?それもお仕事なんですか!?」ウキウキ
ちひろ「みんなが元気に遊ぶ姿を見せることで、ファンや見てくれている人たちを元気にするのが目的だからね」
雪美「責任……重大……」グッ
ありす「……」ウズウズ
由愛「ありすちゃんも……ねっ」
P「ありすはいいんだぞ。一人寂しく、デレステでもやっていれば」
ありす「むっ……そんなお仕事だというのに、協調性のないことはしませんから!」
P「いやぁ、無理に子どもみたいに遊ばなくてもなぁ……」
ありす「いいでしょう!見せてあげますから!」
ちひろ「もぅ……」
P「フフーン」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 16:40:04.22 ID:vrHWOpWDO
―外
由愛「うわぁ……いっぱい積ってるね」
千枝「雪だるまっ、雪だるまっ」キャッキャ
雪美「兎も……」キャッキャ
ありす「あんなにはしゃいで……子どもみたいです」
ヒュッ
ありす「わぷっ!」
千枝「ありすちゃん、大丈夫!?」
ありす「い、いきなりは……わぷっ!」
雪美「油断……大敵……」ニコッ
ありす「よくもやりましたねーっ!」
ワー
キャー
由愛「~♪」カキカキ
P「お、みんなを書いてるのか?」
由愛「きゃっ!……プロデューサーさん?み、見ましたか?」
P「あー、見ちゃまずかったか?」
由愛「いえ……その……」
由愛「悠貴ちゃんの時もですが、セクシーギルティの皆さんに……」
P「あー」
由愛「うわぁ……いっぱい積ってるね」
千枝「雪だるまっ、雪だるまっ」キャッキャ
雪美「兎も……」キャッキャ
ありす「あんなにはしゃいで……子どもみたいです」
ヒュッ
ありす「わぷっ!」
千枝「ありすちゃん、大丈夫!?」
ありす「い、いきなりは……わぷっ!」
雪美「油断……大敵……」ニコッ
ありす「よくもやりましたねーっ!」
ワー
キャー
由愛「~♪」カキカキ
P「お、みんなを書いてるのか?」
由愛「きゃっ!……プロデューサーさん?み、見ましたか?」
P「あー、見ちゃまずかったか?」
由愛「いえ……その……」
由愛「悠貴ちゃんの時もですが、セクシーギルティの皆さんに……」
P「あー」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 16:50:35.19 ID:vrHWOpWDO
P「それじゃあ、雪だるまを作るの手伝うとするか」
由愛「はいっ、お願いします」
ゴロゴロ
P「それじゃあ乗せるからな」
千枝「わぁ……」キラキラ
ありす「少し……あ、ちょっと横に戻してください」
P「ここか?」ドスッ
雪美「……完成」ニコッ
千秋「見ましたか?あの雪美さんの笑顔。これは永久保存して一生の宝物としないと(ry
ちひろ「あ、あの……千秋ちゃん?まだカメラは回ってるんですが」
由愛「ふふっ」
由愛「はいっ、お願いします」
ゴロゴロ
P「それじゃあ乗せるからな」
千枝「わぁ……」キラキラ
ありす「少し……あ、ちょっと横に戻してください」
P「ここか?」ドスッ
雪美「……完成」ニコッ
千秋「見ましたか?あの雪美さんの笑顔。これは永久保存して一生の宝物としないと(ry
ちひろ「あ、あの……千秋ちゃん?まだカメラは回ってるんですが」
由愛「ふふっ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 16:57:10.22 ID:vrHWOpWDO
雪美「あとは……」キュッ
千枝「あ、雪兎ですねっ!」
ありす「それぐらいなら私だって……」ギューッ
グシャ
ありす「あ……」
ありす「ドーセ」
千枝「ほ、ほらっ!また作ればいいからっ。ねっ、ねっ」
P「……明日まで持つといいな」
千秋「明日も寒いって言うから大丈夫よ」
由愛「……」
由愛「雪兎か……」
千枝「あ、雪兎ですねっ!」
ありす「それぐらいなら私だって……」ギューッ
グシャ
ありす「あ……」
ありす「ドーセ」
千枝「ほ、ほらっ!また作ればいいからっ。ねっ、ねっ」
P「……明日まで持つといいな」
千秋「明日も寒いって言うから大丈夫よ」
由愛「……」
由愛「雪兎か……」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 17:01:23.77 ID:vrHWOpWDO
―次の日
ハァハァ
雪美「雪兎……元気……?」
ちひろ「少し溶けてきましたけど、まだ大分形は残ってますよ」
雪美「……よかった」ホッ
千秋「やっぱり冷凍庫に……」
P「やめておけ。物あるものはいつか無くなるってのも覚えていかないといけない年頃だ」
千秋「でも……」
由愛「あ、あの……」
二人「ん?どうした(のかしら)?」
由愛「い、今のうちに……」
「絵に……残そうかなって……」
ハァハァ
雪美「雪兎……元気……?」
ちひろ「少し溶けてきましたけど、まだ大分形は残ってますよ」
雪美「……よかった」ホッ
千秋「やっぱり冷凍庫に……」
P「やめておけ。物あるものはいつか無くなるってのも覚えていかないといけない年頃だ」
千秋「でも……」
由愛「あ、あの……」
二人「ん?どうした(のかしら)?」
由愛「い、今のうちに……」
「絵に……残そうかなって……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 17:03:44.52 ID:vrHWOpWDO
―さらに次の日
雪兎「」ドロー
雪美「……」
千枝「雪美ちゃん……」
ありす「えっと……その……雪はいつか水になりまして」シドロモドロ
雪美「わかってる……わかってる……」グスッ
由愛「雪美ちゃん……ちょっといいかな?」
雪美「?」
雪兎「」ドロー
雪美「……」
千枝「雪美ちゃん……」
ありす「えっと……その……雪はいつか水になりまして」シドロモドロ
雪美「わかってる……わかってる……」グスッ
由愛「雪美ちゃん……ちょっといいかな?」
雪美「?」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 17:09:26.59 ID:vrHWOpWDO
スッ
由愛「どうかな……この絵は?」
雪美「この絵……わぁ……」
千枝「あっ、千枝達も一緒に雪兎と遊んでるよ!」
ありす「げ、現実的じゃありません……でも」
由愛「でも?」
ありす「こ、こんな世界があっても……いいと思いますから」
由愛「うんっ」
雪美「でも……なんで絵……?」
ありす「写真ではたしかに雪兎と遊ぶ姿なんて写せませんが……」
由愛「それはね……私が小さい頃に」
由愛「どうかな……この絵は?」
雪美「この絵……わぁ……」
千枝「あっ、千枝達も一緒に雪兎と遊んでるよ!」
ありす「げ、現実的じゃありません……でも」
由愛「でも?」
ありす「こ、こんな世界があっても……いいと思いますから」
由愛「うんっ」
雪美「でも……なんで絵……?」
ありす「写真ではたしかに雪兎と遊ぶ姿なんて写せませんが……」
由愛「それはね……私が小さい頃に」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 17:48:00.79 ID:vrHWOpWDO
―少し昔
ゆめ「ママー、雪兎さんできたよー!」
由愛母「まぁ、可愛いわね」
ゆめ「うんっ!」
ゆめ「……でも、明日になったら溶けちゃうんだよね」
ゆめ「いつまでも一緒にいて欲しいのに……」
由愛母「んー」
由愛母「そうだっ!」
ゆめ「ん?」
由愛母「由愛ちゃんは、雪兎さんと遊びたいんだよね」
ゆめ「うん……」
由愛母「なら、絵に描いてみない?」
ゆめ「絵?」
由愛母「そう。絵の世界なら、ずっと一緒にいられるし簡単には消えないわよ」
ゆめ「でも兎さんだから、絵の中に閉じ込めたりするのは……」
由愛母「なら、由愛ちゃんも一緒に絵の中で遊べばいいのよ」
ゆめ「私も……?」
由愛母「それなら兎さんもさみしくないでしょ」
ゆめ「うんっ!」
ゆめ「ママー、雪兎さんできたよー!」
由愛母「まぁ、可愛いわね」
ゆめ「うんっ!」
ゆめ「……でも、明日になったら溶けちゃうんだよね」
ゆめ「いつまでも一緒にいて欲しいのに……」
由愛母「んー」
由愛母「そうだっ!」
ゆめ「ん?」
由愛母「由愛ちゃんは、雪兎さんと遊びたいんだよね」
ゆめ「うん……」
由愛母「なら、絵に描いてみない?」
ゆめ「絵?」
由愛母「そう。絵の世界なら、ずっと一緒にいられるし簡単には消えないわよ」
ゆめ「でも兎さんだから、絵の中に閉じ込めたりするのは……」
由愛母「なら、由愛ちゃんも一緒に絵の中で遊べばいいのよ」
ゆめ「私も……?」
由愛母「それなら兎さんもさみしくないでしょ」
ゆめ「うんっ!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 17:55:49.75 ID:vrHWOpWDO
―回想終わり
由愛「って話なんだ……」
雪美「うん……私も描きたくなっちゃった……」
千枝「千枝もです!」
ありす「まぁ、皆さんが……というなら私も」ゴニョゴニョ
由愛「ふふっ」
千秋「素敵なお母様ね」
由愛「はいっ、自慢のママです」
由愛「それに……」
ちひろ「それに?」
由愛「って話なんだ……」
雪美「うん……私も描きたくなっちゃった……」
千枝「千枝もです!」
ありす「まぁ、皆さんが……というなら私も」ゴニョゴニョ
由愛「ふふっ」
千秋「素敵なお母様ね」
由愛「はいっ、自慢のママです」
由愛「それに……」
ちひろ「それに?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 17:56:53.00 ID:vrHWOpWDO
由愛「……」チラッ
P「ん?どうした?」
由愛「な……なんでもありませんよ」///
P「ん?どうした?」
由愛「な……なんでもありませんよ」///
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 18:02:48.48 ID:vrHWOpWDO
由愛(ママがいたから……)
由愛(ママがアイドルのオーディションに応募したから……)
由愛(私は、プロデューサーさんと出会えたもんねっ)
千枝「何かいちゃラブの波動が……」
ありす「千枝さんも感じましたか?」
雪美「由愛……恐ろしい子……」
おしまい
由愛(ママがアイドルのオーディションに応募したから……)
由愛(私は、プロデューサーさんと出会えたもんねっ)
千枝「何かいちゃラブの波動が……」
ありす「千枝さんも感じましたか?」
雪美「由愛……恐ろしい子……」
おしまい
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 21:02:54.47 ID:vrHWOpWDO
急に思いついたんで追加します
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 21:05:15.05 ID:vrHWOpWDO
―その夜、夢を見た
―私たちみんなで雪兎と一緒に遊ぶ夢だ
―有り得ないとは思いながら、さりとて夢の中とも思えずただ懸命に遊ぶ夢だった
―思い出はいつまでも色褪せない
―そんなキャッチコピーもあるが、まさにそんな夢だった
―私たちみんなで雪兎と一緒に遊ぶ夢だ
―有り得ないとは思いながら、さりとて夢の中とも思えずただ懸命に遊ぶ夢だった
―思い出はいつまでも色褪せない
―そんなキャッチコピーもあるが、まさにそんな夢だった
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/12/20(日) 21:07:29.46 ID:vrHWOpWDO
チュンチュン
ガバッ
「……」
「夢……か……」
「でも……」
ありす「まだ私も子どもですから、夢ぐらい見ますよね」
ありす「ね……雪兎さん」
ありす「また、雪が降ったら会いましょう……」
おしまい
ガバッ
「……」
「夢……か……」
「でも……」
ありす「まだ私も子どもですから、夢ぐらい見ますよね」
ありす「ね……雪兎さん」
ありす「また、雪が降ったら会いましょう……」
おしまい
引用元: ・【モバマス】雪兎と晴れが続く日に