京極真「自分は高校生空手家、京極真」
2020-12-18
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:01:13.57 ID:qzgJ7R3I0
ある日、愛する園子さんと遊園地に遊びに行くと…
黒づくめの男の怪しい取引現場を目撃してしいました。
ただならぬ雰囲気を感じた自分は、園子さんを待たせ彼らの動向を監視することにしました。
取引をこっそりみていると、背後から彼らの仲間が忍び寄ってきたので…
ギリギリまで引き付け、裏拳を浴びせました。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1582066873
黒づくめの男の怪しい取引現場を目撃してしいました。
ただならぬ雰囲気を感じた自分は、園子さんを待たせ彼らの動向を監視することにしました。
取引をこっそりみていると、背後から彼らの仲間が忍び寄ってきたので…
ギリギリまで引き付け、裏拳を浴びせました。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1582066873
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:06:29.59 ID:qzgJ7R3I0
その一撃で、その長髪の男は倒れた。
するとさっきまで取引をしていた仲間が「よくもアニキを!」と銃を向けてきました。
自分はそこから放たれた銃弾をギリギリのところでかわし、奴の顔面に正拳突きを食らわせました。
男のサングラスは割れ、崩れ落ちました。
その後、警察に連絡しようと園子さんの元に戻ってみると…
彼女はいなくなっていた。
するとさっきまで取引をしていた仲間が「よくもアニキを!」と銃を向けてきました。
自分はそこから放たれた銃弾をギリギリのところでかわし、奴の顔面に正拳突きを食らわせました。
男のサングラスは割れ、崩れ落ちました。
その後、警察に連絡しようと園子さんの元に戻ってみると…
彼女はいなくなっていた。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:08:34.37 ID:qzgJ7R3I0
きっとさっきの奴らの仲間にさらわれたのだろうと、自分は直観しました。
その時、自分の中に抑えようのない怒りが生まれました。
自分は園子さんの匂いを辿り、奴らのアジトへと乗り込みました。
その時、自分の中に抑えようのない怒りが生まれました。
自分は園子さんの匂いを辿り、奴らのアジトへと乗り込みました。
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:12:37.76 ID:qzgJ7R3I0
その後の事は、よく覚えていません。
ただ向かってくる黒づくめの輩を、ちぎっては投げちぎっては投げ…
遂に囚われている園子さんを助け出しました。
自分は怖い目に合わせてしまってすまないと何度も謝りました。
園子さんは泣きながらそれを許してくれました。
ただ向かってくる黒づくめの輩を、ちぎっては投げちぎっては投げ…
遂に囚われている園子さんを助け出しました。
自分は怖い目に合わせてしまってすまないと何度も謝りました。
園子さんは泣きながらそれを許してくれました。
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:17:46.56 ID:qzgJ7R3I0
その後、自分が通報した警察がやってきて、黒づくめの連中は逮捕されました。
詳しいことは教えられませんでしたが、彼らは裏で違法な取引や実験、暗殺等をやっていたようです。
他にもボスが死んだとか、幹部の数人が行方不明だとかが聞こえてきましたが、自分には関係ないことです。
園子さんさえ無事なら…
詳しいことは教えられませんでしたが、彼らは裏で違法な取引や実験、暗殺等をやっていたようです。
他にもボスが死んだとか、幹部の数人が行方不明だとかが聞こえてきましたが、自分には関係ないことです。
園子さんさえ無事なら…
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:22:19.53 ID:qzgJ7R3I0
それからしばらくして、ある男が自分を訪ねてきました。
その名は高校生探偵、工藤新一。
数々の事件を解決していた有名人でしたが、最近姿をくらませていたそうです。
彼は「ちょっと悔しいけど、ありがとな」と自分に礼を言ってきました。
自分には何のことだかわかりませんでしたが、彼の彼女であり園子さんの親友である蘭さんも、泣きながらお礼を言ってきたので、自分も笑顔で受け入れました。
その名は高校生探偵、工藤新一。
数々の事件を解決していた有名人でしたが、最近姿をくらませていたそうです。
彼は「ちょっと悔しいけど、ありがとな」と自分に礼を言ってきました。
自分には何のことだかわかりませんでしたが、彼の彼女であり園子さんの親友である蘭さんも、泣きながらお礼を言ってきたので、自分も笑顔で受け入れました。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:27:10.87 ID:qzgJ7R3I0
ある日、公園で寂しそうにしている子供たちを見つけました。
何故か放っておけなかったので、訳を聞いてみると、最近彼らの友達が2人も、事情も告げずにいなくなってしまったそうです。
それは例の事件の直後だったそうです。
しかし数日後、その子供たちは1人の女性笑顔で遊んでいました。
何でもその友達の1人とその女性が似ていたとか…
その女性も、何故か自分にお礼を言ってきました。
何故か放っておけなかったので、訳を聞いてみると、最近彼らの友達が2人も、事情も告げずにいなくなってしまったそうです。
それは例の事件の直後だったそうです。
しかし数日後、その子供たちは1人の女性笑顔で遊んでいました。
何でもその友達の1人とその女性が似ていたとか…
その女性も、何故か自分にお礼を言ってきました。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:31:01.78 ID:qzgJ7R3I0
ある日、園子さんとの待ち合わせで喫茶ポアロにやってくると…
そこの男性従業員が、自分に鋭い視線を向けているのを感じました。
そして常連と思われる、黒のニット帽を被った男からも…
自分はついこう言ってしまいました。
「自分に言いたいことがあるなら聞きましょう、空手の試合会場でね」
彼等と拳を交える日も、近いかもしれません。
そこの男性従業員が、自分に鋭い視線を向けているのを感じました。
そして常連と思われる、黒のニット帽を被った男からも…
自分はついこう言ってしまいました。
「自分に言いたいことがあるなら聞きましょう、空手の試合会場でね」
彼等と拳を交える日も、近いかもしれません。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:34:06.24 ID:qzgJ7R3I0
~そして現代、とある美術館~
園子「ごめんなさい真さん、おじさまがまたキッド様に挑戦しちゃって…」
京極「いえ、自分は構いませんよ」
園子「それにしても寒いわね~コーヒー買ってくるね」
京極「はい」
園子「ごめんなさい真さん、おじさまがまたキッド様に挑戦しちゃって…」
京極「いえ、自分は構いませんよ」
園子「それにしても寒いわね~コーヒー買ってくるね」
京極「はい」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:36:57.38 ID:qzgJ7R3I0
~自販機前~
園子「よし、早く真さんのところに戻らなきゃ…」ブルッ
園子「ふぁ…ファーーーーーークションッ」
チャポン
園子「うう寒っ!早く戻ろう…」
園子「あれ?そういえばあいつらに捕まってる時、証拠になるかとチョロまかした薬っぽいやつどこやったっけ…」
園子「よし、早く真さんのところに戻らなきゃ…」ブルッ
園子「ふぁ…ファーーーーーークションッ」
チャポン
園子「うう寒っ!早く戻ろう…」
園子「あれ?そういえばあいつらに捕まってる時、証拠になるかとチョロまかした薬っぽいやつどこやったっけ…」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:40:13.45 ID:qzgJ7R3I0
園子「はい真さん、コーヒー」
京極「ありがとうございます」グイッ
京極「さて園子さん、ここは自分にまかせてください」
園子「はーい」
バタン
京極「うっ、頭が…」ズキッ
京極「ありがとうございます」グイッ
京極「さて園子さん、ここは自分にまかせてください」
園子「はーい」
バタン
京極「うっ、頭が…」ズキッ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:43:31.83 ID:qzgJ7R3I0
~キッド登場~
怪盗キッド「さーて、今宵の防犯システムさんの様子はと…」
??「きたなかいとうきっど!そのこさんのためにもここはとおさん!」グッ
キッド「おいおい何だよこのガキは」
キッド「ま、まさか…マジかよ」
空手少年マコト、始まりの物語…
~おわり~
怪盗キッド「さーて、今宵の防犯システムさんの様子はと…」
??「きたなかいとうきっど!そのこさんのためにもここはとおさん!」グッ
キッド「おいおい何だよこのガキは」
キッド「ま、まさか…マジかよ」
空手少年マコト、始まりの物語…
~おわり~
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 08:44:52.99 ID:qzgJ7R3I0
これで終わりです
この漫画は京極さんの本格参戦で終わる気がする。
コナン君はまだ「園子に惚れた変わり者」としか思ってなさそうなのが…
この漫画は京極さんの本格参戦で終わる気がする。
コナン君はまだ「園子に惚れた変わり者」としか思ってなさそうなのが…
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/02/19(水) 09:59:31.11 ID:qzgJ7R3I0
~ちょっとしたおまけ~
~その日の毛利探偵事務者の朝~
コナン「おはよー」
蘭「おはようコナン君、ご飯できてるわよ」
コナン「はーい」
ニュースキャスター『という訳で、黒づくめの集団が逮捕されました』
小五郎「ふーん、いかにも悪の集団って感じの奴らだな」
コナン「ブーッ!!!」
蘭「コナン君!?」
小五郎「どうしたんだよボウズ…」
~本当におしまい~
~その日の毛利探偵事務者の朝~
コナン「おはよー」
蘭「おはようコナン君、ご飯できてるわよ」
コナン「はーい」
ニュースキャスター『という訳で、黒づくめの集団が逮捕されました』
小五郎「ふーん、いかにも悪の集団って感じの奴らだな」
コナン「ブーッ!!!」
蘭「コナン君!?」
小五郎「どうしたんだよボウズ…」
~本当におしまい~
引用元: ・京極真「自分は高校生空手家、京極真」
ゴルゴ13「用件を聞こうか……」コナン「毛利小五郎を狙撃してくれ!」
2020-11-07
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 16:44:14.34 ID:whqX2VGF0
東京都米花町 ――ジャパン――
コナン(きちんとコンタクトは取れたはずだけど……)
ゴルゴ13「江戸川コナンか……?」
コナン「……いつの間に!」
コナン「って、依頼者がこんな子供だってのに、全く驚かないんだな」
ゴルゴ13「依頼者の年齢が幾つだろうと、俺とは関わりのないことだ……」
コナン(なるほど……噂以上のプロフェッショナルみてーだな)
ゴルゴ13「用件を聞こうか……」
コナン「毛利のおっちゃん……いや毛利小五郎を狙撃してくれ!」
ゴルゴ13「…………」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526197454
コナン(きちんとコンタクトは取れたはずだけど……)
ゴルゴ13「江戸川コナンか……?」
コナン「……いつの間に!」
コナン「って、依頼者がこんな子供だってのに、全く驚かないんだな」
ゴルゴ13「依頼者の年齢が幾つだろうと、俺とは関わりのないことだ……」
コナン(なるほど……噂以上のプロフェッショナルみてーだな)
ゴルゴ13「用件を聞こうか……」
コナン「毛利のおっちゃん……いや毛利小五郎を狙撃してくれ!」
ゴルゴ13「…………」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526197454
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 16:45:55.98 ID:whqX2VGF0
【 PART1 なぜ毛利小五郎を? 】
数時間前……
事件現場――
コナン(よし、事件の犯人が分かったぞ!)
コナン(いつも通り、おっちゃんを眠らせて、と……)パシュッ
コナン「……あ」
コナン(しまった! 外れて針がどこか行っちまった!)
数時間前……
事件現場――
コナン(よし、事件の犯人が分かったぞ!)
コナン(いつも通り、おっちゃんを眠らせて、と……)パシュッ
コナン「……あ」
コナン(しまった! 外れて針がどこか行っちまった!)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 16:47:27.79 ID:whqX2VGF0
コナン「くっそぉ~……だったら、おっちゃんの頭に何かぶつけるしか……」
コナン(だけどおっちゃん、こないだの事件で犯人に頭殴られてたし……)
コナン(今のおっちゃんに気絶させる勢いで物をぶつけたら、致命傷になっちまうかも……)
コナン(あ~……どうすりゃいいんだ!)ワシャワシャ
コナン(あ、そうだ! 博士に予備の針をもらえばいいじゃん!)
コナン(だけどおっちゃん、こないだの事件で犯人に頭殴られてたし……)
コナン(今のおっちゃんに気絶させる勢いで物をぶつけたら、致命傷になっちまうかも……)
コナン(あ~……どうすりゃいいんだ!)ワシャワシャ
コナン(あ、そうだ! 博士に予備の針をもらえばいいじゃん!)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 16:49:12.02 ID:whqX2VGF0
阿笠「すまんが、今予備はないんじゃ。家を大掃除して、処分してしまってな」
コナン「マジかよ……!」
コナン「じゃあ今すぐ作ってくれよ! おっちゃんを眠らせなきゃやべえんだ!」
阿笠「すぐ作れるもんでもないし、最低でも半日は……」
コナン「それじゃ間に合わねえ! おっちゃんが冤罪を生んじまう!」
阿笠「う~む、だったらこんなものもあるぞ?」
コナン「マジかよ……!」
コナン「じゃあ今すぐ作ってくれよ! おっちゃんを眠らせなきゃやべえんだ!」
阿笠「すぐ作れるもんでもないし、最低でも半日は……」
コナン「それじゃ間に合わねえ! おっちゃんが冤罪を生んじまう!」
阿笠「う~む、だったらこんなものもあるぞ?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 16:52:32.87 ID:whqX2VGF0
コナン「なんだ、この銃?」
阿笠「腕時計型麻酔銃ならぬ、ライフル型麻酔銃じゃ!」ジャキッ
コナン「おいおい……おっちゃんが死んじまうよ!」
阿笠「なぁに、見た目はこんなで射程は長いが、殺傷力は腕時計型麻酔銃と似たようなもんじゃ」
コナン「だけど、こんなもん現場に持ち込めねえよ! 目立ちすぎる!」
阿笠「ちなみに銃声は本物の銃と同じ音じゃぞ。すごいじゃろ?」
コナン「なおさら悪ぃよ!」
阿笠「腕時計型麻酔銃ならぬ、ライフル型麻酔銃じゃ!」ジャキッ
コナン「おいおい……おっちゃんが死んじまうよ!」
阿笠「なぁに、見た目はこんなで射程は長いが、殺傷力は腕時計型麻酔銃と似たようなもんじゃ」
コナン「だけど、こんなもん現場に持ち込めねえよ! 目立ちすぎる!」
阿笠「ちなみに銃声は本物の銃と同じ音じゃぞ。すごいじゃろ?」
コナン「なおさら悪ぃよ!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 16:54:53.69 ID:whqX2VGF0
コナン(今の状況じゃ、おっちゃんを眠らせるには、このライフル型麻酔銃を使うしかないよな……)
コナン(しかし、警官でひしめいてる殺人現場にこんなもん持ち込めないし……)
コナン(それどころか、今現場近くには別件で海外の要人が来てて、本物の銃声なんかしたら大騒ぎになる!)
コナン(最低でも、事件現場から2000メートルは離れたところから狙撃しないと……)
コナン(だけど、俺にそんな狙撃の腕はねえ! どうすれば……!)
コナン(しかし、警官でひしめいてる殺人現場にこんなもん持ち込めないし……)
コナン(それどころか、今現場近くには別件で海外の要人が来てて、本物の銃声なんかしたら大騒ぎになる!)
コナン(最低でも、事件現場から2000メートルは離れたところから狙撃しないと……)
コナン(だけど、俺にそんな狙撃の腕はねえ! どうすれば……!)
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 16:56:03.97 ID:whqX2VGF0
コナン「!」ハッ
阿笠「どうした?」
コナン「そういえば、こないだ父さんから聞いた……」
コナン「今、東京に超A級のスナイパーがいるって……」
阿笠「ま、まさか……」
コナン「そいつとコンタクトを取れれば、もしかしたら……! いや、取るしかねえ!」
阿笠「どうした?」
コナン「そういえば、こないだ父さんから聞いた……」
コナン「今、東京に超A級のスナイパーがいるって……」
阿笠「ま、まさか……」
コナン「そいつとコンタクトを取れれば、もしかしたら……! いや、取るしかねえ!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 16:58:42.74 ID:whqX2VGF0
【 PART2 名探偵と“G” 】
コナン「……ってわけだ。だから、この銃で毛利小五郎を狙撃して欲しい」
ゴルゴ13「依頼に至るまでの事情は分かった……が、なぜお前自身が推理を披露しない?」
ゴルゴ13「そうすれば、話は早いはずだ……」
コナン「今の俺には目立てない事情があんだよ……」
コナン「……ってわけだ。だから、この銃で毛利小五郎を狙撃して欲しい」
ゴルゴ13「依頼に至るまでの事情は分かった……が、なぜお前自身が推理を披露しない?」
ゴルゴ13「そうすれば、話は早いはずだ……」
コナン「今の俺には目立てない事情があんだよ……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:00:55.21 ID:whqX2VGF0
ゴルゴ13「…………」
ゴルゴ13「“高校生が子供になった”……そんなSFを信用しろ、と?」
コナン「だけど事実なんだ! 信じてもらうしかねえ!」
コナン「子供からの依頼、こっちが用意した銃を使う、依頼の背景にあるのはSFみてーな話……」
コナン「あんたからしたら問題だらけの依頼かもしれねえけど……」
コナン「あんたに引き受けてもらわなきゃ、あの事件は解決できねえ!」
コナン「頼むっ! 引き受けてくれっ!」
コナン「もし、俺にウソや裏切りがあったら、俺を殺してくれてかまわねえ!」
ゴルゴ13「…………」
ゴルゴ13「“高校生が子供になった”……そんなSFを信用しろ、と?」
コナン「だけど事実なんだ! 信じてもらうしかねえ!」
コナン「子供からの依頼、こっちが用意した銃を使う、依頼の背景にあるのはSFみてーな話……」
コナン「あんたからしたら問題だらけの依頼かもしれねえけど……」
コナン「あんたに引き受けてもらわなきゃ、あの事件は解決できねえ!」
コナン「頼むっ! 引き受けてくれっ!」
コナン「もし、俺にウソや裏切りがあったら、俺を殺してくれてかまわねえ!」
ゴルゴ13「…………」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:03:15.13 ID:whqX2VGF0
ゴルゴ13「お前のいう“黒ずくめの組織”は、俺も知っている」
ゴルゴ13「あの組織の規模や所有する設備を考えれば、そんな薬品を製造していても不思議はない……」
コナン「!」
コナン(奴らのことも知ってるのか……さすがの情報網だ……)
ゴルゴ13「だが、俺は身分を隠している人間の依頼を受けることはない……」
ゴルゴ13「江戸川コナン、お前の“本名”を教えてもらおう……」
コナン「!」
ゴルゴ13「あの組織の規模や所有する設備を考えれば、そんな薬品を製造していても不思議はない……」
コナン「!」
コナン(奴らのことも知ってるのか……さすがの情報網だ……)
ゴルゴ13「だが、俺は身分を隠している人間の依頼を受けることはない……」
ゴルゴ13「江戸川コナン、お前の“本名”を教えてもらおう……」
コナン「!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:05:25.66 ID:whqX2VGF0
コナン「工藤新一……探偵さ」
ゴルゴ13「……工藤優作の息子か」
コナン「な……!? どうして……!?」
ゴルゴ13「米花町で“工藤”、さらにお前の聡明さを考慮すれば、すぐ答えは出てくる……」
ゴルゴ13「それに、インターポールとも交流を持つといわれる工藤優作ならば」
ゴルゴ13「俺へのコンタクト方法を知っていても不思議はない……」
コナン(こいつ……すげえ推理力だ! その気になれば、探偵にだってなれそうだ……)
ゴルゴ13「……工藤優作の息子か」
コナン「な……!? どうして……!?」
ゴルゴ13「米花町で“工藤”、さらにお前の聡明さを考慮すれば、すぐ答えは出てくる……」
ゴルゴ13「それに、インターポールとも交流を持つといわれる工藤優作ならば」
ゴルゴ13「俺へのコンタクト方法を知っていても不思議はない……」
コナン(こいつ……すげえ推理力だ! その気になれば、探偵にだってなれそうだ……)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:08:26.98 ID:whqX2VGF0
ゴルゴ13「お前の話にウソはないようだな……」
コナン「ってことは……」
ゴルゴ13「分かった……やってみよう……」
コナン「おおっ!」
ゴルゴ13「スイス銀行の口座に、現金(キャッシュ)が振り込まれ次第、行動に移る……」
コナン「ありがとう……ゴル、いやデューク・東郷!」
コナン「もしもし、父さんか!? 悪いんだけど今すぐある口座に――」
コナン「ってことは……」
ゴルゴ13「分かった……やってみよう……」
コナン「おおっ!」
ゴルゴ13「スイス銀行の口座に、現金(キャッシュ)が振り込まれ次第、行動に移る……」
コナン「ありがとう……ゴル、いやデューク・東郷!」
コナン「もしもし、父さんか!? 悪いんだけど今すぐある口座に――」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:10:22.66 ID:whqX2VGF0
【 PART3 狙撃 】
コナン(さて、事件はどうなってるかな……)
小五郎「そう、犯人はあなたしかいないんですよ!」ビシッ
女「違う! 私じゃないわ!」
コナン(やっぱり! おっちゃん、その人は犯人じゃねえ!)
コナン(さて、事件はどうなってるかな……)
小五郎「そう、犯人はあなたしかいないんですよ!」ビシッ
女「違う! 私じゃないわ!」
コナン(やっぱり! おっちゃん、その人は犯人じゃねえ!)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:11:46.37 ID:whqX2VGF0
目暮「さぁ、観念したまえ!」
小五郎「フン……取調室で全て吐いちまうんだな……」
女「い、いや! やめて! 私はやってない! 殺してない!」
コナン(ゴルゴ13……早くしてくれ! あの女の人が逮捕されちまう!)
小五郎「フン……取調室で全て吐いちまうんだな……」
女「い、いや! やめて! 私はやってない! 殺してない!」
コナン(ゴルゴ13……早くしてくれ! あの女の人が逮捕されちまう!)
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:14:20.92 ID:whqX2VGF0
ズキュゥゥゥゥン……
ビシッ!
小五郎「!?」
小五郎「ふにゃ……ほにゃ……はにゃ……」ドサッ…
コナン(やった!)
目暮「毛利君! ついにいつものが来たのかね!?」
コナン(よーし、あとは俺がおっちゃんの声で事件を解決するだけだ!)カリカリ…
小五郎『ええ、冗談はここまでにしておきましょう……』
ビシッ!
小五郎「!?」
小五郎「ふにゃ……ほにゃ……はにゃ……」ドサッ…
コナン(やった!)
目暮「毛利君! ついにいつものが来たのかね!?」
コナン(よーし、あとは俺がおっちゃんの声で事件を解決するだけだ!)カリカリ…
小五郎『ええ、冗談はここまでにしておきましょう……』
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:17:12.41 ID:whqX2VGF0
目暮「さ、来るんだ」
犯人「ちくしょう……!」
コナン(ふぅ、なんとか事件解決だ)
コナン(だけどよりによって国際的犯罪者に頼っちまうなんて、俺もまだまだ探偵として未熟だな……)
コナン(だが、ゴルゴ13……父さんがいってた以上にすげえ男だった……)
コナン(いつかまた、出会う日があるかもしれねえな……)
犯人「ちくしょう……!」
コナン(ふぅ、なんとか事件解決だ)
コナン(だけどよりによって国際的犯罪者に頼っちまうなんて、俺もまだまだ探偵として未熟だな……)
コナン(だが、ゴルゴ13……父さんがいってた以上にすげえ男だった……)
コナン(いつかまた、出会う日があるかもしれねえな……)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/13(日) 17:20:21.76 ID:whqX2VGF0
【 PART4 そして男は町を去る 】
ゴルゴ13「…………」シュボッ
ゴルゴ13「…………」フゥ…
ゴルゴ13(江戸川コナン……工藤新一……)
ゴルゴ13(見た目は子供、頭脳は大人、というやつか……)
ブロロロロロ…
― END ―
ゴルゴ13「…………」シュボッ
ゴルゴ13「…………」フゥ…
ゴルゴ13(江戸川コナン……工藤新一……)
ゴルゴ13(見た目は子供、頭脳は大人、というやつか……)
ブロロロロロ…
― END ―
引用元: ・ゴルゴ13「用件を聞こうか……」コナン「毛利小五郎を狙撃してくれ!」
コナン「灰原の好きな人」
2020-10-16
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:19:15.28 ID:29DT7ED70
コナン「死ぬまでに一度はしてみたいことってあるか?」
灰原「どうしたのよ急にそんなこと言い出して」
コナン「いや、なんかオレの周りって殺人事件ばかり起きるだろ?」
コナン「なんか人がバタバタと死んでいくのを見てるとさ、オレもいつ死んでもおかしくねーなって、、」
灰原「そうね」
コナン「だからせめて死ぬ前にさ、一度はしてみたいことって何かあるかなーとふと思ってさ」
灰原「そう」
コナン(オレはやっぱり、いつか蘭とちゃんと付き合って、そして結婚して、、くふふ)
灰原「どうせあなたはあの彼女と付き合って、結婚したいとか考えているんでしょ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518952754
灰原「どうしたのよ急にそんなこと言い出して」
コナン「いや、なんかオレの周りって殺人事件ばかり起きるだろ?」
コナン「なんか人がバタバタと死んでいくのを見てるとさ、オレもいつ死んでもおかしくねーなって、、」
灰原「そうね」
コナン「だからせめて死ぬ前にさ、一度はしてみたいことって何かあるかなーとふと思ってさ」
灰原「そう」
コナン(オレはやっぱり、いつか蘭とちゃんと付き合って、そして結婚して、、くふふ)
灰原「どうせあなたはあの彼女と付き合って、結婚したいとか考えているんでしょ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518952754
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:21:26.31 ID:29DT7ED70
コナン(ギクッ!)
コナン「バ、バーロー! んなことじゃねえよっ!///」
灰原(ホント分かりやすい人ね・・)
コナン「そ、そんなことより、オメーはどうなんだよ? なんか思いつくことあるか?」
灰原(・・・死ぬまでに一度はしてみたいこと、か・・)
コナン(相変わらず鋭いやつだな・・でもいつか絶対に蘭と・・くふふ)
灰原(・・・)
コナン「バ、バーロー! んなことじゃねえよっ!///」
灰原(ホント分かりやすい人ね・・)
コナン「そ、そんなことより、オメーはどうなんだよ? なんか思いつくことあるか?」
灰原(・・・死ぬまでに一度はしてみたいこと、か・・)
コナン(相変わらず鋭いやつだな・・でもいつか絶対に蘭と・・くふふ)
灰原(・・・)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:24:24.42 ID:29DT7ED70
コナン「まあそもそもオメーは生きることにあんまり執着なさそうだけどな」
灰原「・・・」
コナン「な、なんだよこっちをじっと見て。冗談だよ冗談」
灰原「・・・そうね。私は、、」
灰原「・・死ぬまでに一度は、好きな人とデートでもしてみたい、、かしら」
コナン「ふーん、そうか・・」
コナン「・・は?」
灰原「・・・」
コナン「な、なんだよこっちをじっと見て。冗談だよ冗談」
灰原「・・・そうね。私は、、」
灰原「・・死ぬまでに一度は、好きな人とデートでもしてみたい、、かしら」
コナン「ふーん、そうか・・」
コナン「・・は?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:26:47.46 ID:29DT7ED70
コナン「え、なんて言ったの今」
灰原「好きな人と一度でいいからデートしてみたいって言ったのよ」
コナン「・・・ぷっ!」クスクス
コナン「オメーが!? 好きな人と!? デート!? ぷっはっはっはっ!!」
灰原「あら、そんなにおかしいかしら」
コナン「おかしすぎるっつーの!!だってあの灰原が! 灰原だよ! ぷっ」
灰原「好きな人と一度でいいからデートしてみたいって言ったのよ」
コナン「・・・ぷっ!」クスクス
コナン「オメーが!? 好きな人と!? デート!? ぷっはっはっはっ!!」
灰原「あら、そんなにおかしいかしら」
コナン「おかしすぎるっつーの!!だってあの灰原が! 灰原だよ! ぷっ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:28:40.96 ID:29DT7ED70
コナン「あー腹いてー。すまんすまん。ちょっと笑い過ぎちまった」
灰原「もう満足かしら」
コナン「いやすまん。バカにしてるつもりじゃねーんだが」
コナン「まさかオメーの口からそんな乙女チックな言葉が出てくるとは思ってなかったからよ」
灰原「あら、私だって一応女の子よ」
コナン「確かに、一応な。そうか・・オメーがなぁ・・好きな人とねぇ・・」
コナン「つーかオメー、好きな人がいるのか!?」
灰原「ええ、いるわよ」
灰原「もう満足かしら」
コナン「いやすまん。バカにしてるつもりじゃねーんだが」
コナン「まさかオメーの口からそんな乙女チックな言葉が出てくるとは思ってなかったからよ」
灰原「あら、私だって一応女の子よ」
コナン「確かに、一応な。そうか・・オメーがなぁ・・好きな人とねぇ・・」
コナン「つーかオメー、好きな人がいるのか!?」
灰原「ええ、いるわよ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:30:40.58 ID:29DT7ED70
コナン「マ、マジかよ・・オメーに好かれる奴も大変だな・・」
灰原「・・・」
コナン「で、誰なんだよ好きな人って?」
灰原「あなた名探偵なんでしょ。当ててみなさいよ」
灰原「まああなたには絶対に分からないでしょうけどね」
コナン「おいおい!オレの推理力をなめんじゃねーぞ!」
灰原「じゃあ賭ける?」
コナン「え?」
灰原「・・・」
コナン「で、誰なんだよ好きな人って?」
灰原「あなた名探偵なんでしょ。当ててみなさいよ」
灰原「まああなたには絶対に分からないでしょうけどね」
コナン「おいおい!オレの推理力をなめんじゃねーぞ!」
灰原「じゃあ賭ける?」
コナン「え?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:33:27.16 ID:29DT7ED70
灰原「私の好きな人を当てられたら、あなたの勝ち。当てられなかったら、あなたの負け」
灰原「負けた方は勝った方の言うことをなんでも聞く、っていうのはどう?」
コナン「ちょっと待てよ。そしたらオレが当ててもオメー嘘ついて否定するだけだろ!?」
灰原「そんな卑怯なことしないわよ」
灰原「それに、悪いけど工藤君には絶対当てられないから、そんなことする必要すらないわ」
コナン「」ピキッ
コナン「よーし分かった!!受けて立ってやろうじゃねえか!!」メラメラ
灰原(ホント単純な人・・)
灰原「負けた方は勝った方の言うことをなんでも聞く、っていうのはどう?」
コナン「ちょっと待てよ。そしたらオレが当ててもオメー嘘ついて否定するだけだろ!?」
灰原「そんな卑怯なことしないわよ」
灰原「それに、悪いけど工藤君には絶対当てられないから、そんなことする必要すらないわ」
コナン「」ピキッ
コナン「よーし分かった!!受けて立ってやろうじゃねえか!!」メラメラ
灰原(ホント単純な人・・)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:36:42.79 ID:29DT7ED70
コナン「絶対に当ててやるよ! 覚えとけよ灰原ぁ!」
コナン「・・といいつつ、実はもう答えはわかってるんだ」
灰原「えっ?」ドキッ
コナン「冷静になって考えたら、推理するまでもなく簡単だよ」
コナン「これまでに灰原が好きな素振りを見せているのは、たった一人に対してのみ」
灰原(ウソッ・・鈍感なフリして、全部気づいてたっていうの?//)ドキドキ
コナン「・・といいつつ、実はもう答えはわかってるんだ」
灰原「えっ?」ドキッ
コナン「冷静になって考えたら、推理するまでもなく簡単だよ」
コナン「これまでに灰原が好きな素振りを見せているのは、たった一人に対してのみ」
灰原(ウソッ・・鈍感なフリして、全部気づいてたっていうの?//)ドキドキ
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:39:03.46 ID:29DT7ED70
コナン「答えは比護さん。はい、オレの勝ち。」
灰原「」
コナン「さーて、約束どおり、灰原に何してもらおーかなぁ」
灰原「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」
コナン「往生際が悪いぞ灰原。答えは比護さんしかありえないんだから」
灰原「確かに私は比護さんのことは好きだけど、それはファンとしてであって」
灰原「恋愛対象としての好きではないわ。答えは比護さんじゃない」
灰原「」
コナン「さーて、約束どおり、灰原に何してもらおーかなぁ」
灰原「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」
コナン「往生際が悪いぞ灰原。答えは比護さんしかありえないんだから」
灰原「確かに私は比護さんのことは好きだけど、それはファンとしてであって」
灰原「恋愛対象としての好きではないわ。答えは比護さんじゃない」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:41:16.36 ID:29DT7ED70
コナン「なんだと!?・・つまり、もっと別の人が答えなのか?」
灰原「ええ」
コナン「その、恋愛対象としての好きな人っていうのが本当にいるんだな?」
灰原「・・ええ」
コナン「そもそも恋愛対象ってなんだよ。オメーの恋愛は絶対フツーじゃねえだろ」
灰原「ホント失礼な人ね。私だって普通の恋愛くらいするわよ」
コナン(・・マズイな)
コナン(比護さんじゃねぇとなると、誰なのか全く検討もつかねえ・・)
灰原「ええ」
コナン「その、恋愛対象としての好きな人っていうのが本当にいるんだな?」
灰原「・・ええ」
コナン「そもそも恋愛対象ってなんだよ。オメーの恋愛は絶対フツーじゃねえだろ」
灰原「ホント失礼な人ね。私だって普通の恋愛くらいするわよ」
コナン(・・マズイな)
コナン(比護さんじゃねぇとなると、誰なのか全く検討もつかねえ・・)
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:43:39.37 ID:29DT7ED70
コナン「ヒ、ヒントをくれねえか?」
灰原「あら、もう降参なの?」
コナン「うっせえ。降参じゃなくてヒントだよ!」
灰原「そうねぇ・・」
灰原(まあどうせ分からないだろうし、いっか)
灰原「・・頭はいいんだけど、キザでかっこつけたがりで目立ちたがり屋さん、かしら」
コナン「お、おい。それってまさか・・」
灰原(ドキッ)
コナン「ウソだろ・・まさかオメーが・・」
灰原「・・・」ドキドキ
灰原「あら、もう降参なの?」
コナン「うっせえ。降参じゃなくてヒントだよ!」
灰原「そうねぇ・・」
灰原(まあどうせ分からないだろうし、いっか)
灰原「・・頭はいいんだけど、キザでかっこつけたがりで目立ちたがり屋さん、かしら」
コナン「お、おい。それってまさか・・」
灰原(ドキッ)
コナン「ウソだろ・・まさかオメーが・・」
灰原「・・・」ドキドキ
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:47:42.99 ID:29DT7ED70
コナン「服部のことを好きだったなんて・・」
灰原(そうなるわよね)
コナン「マジかよ・・服部だったのか・・」
灰原「違うわ」
コナン「ウソつくなよ。頭が良くて、キザでかっこつけたがりで目立ちたがり屋なんだろ!?」
コナン「そんな奴、この世に服部しかいない!」
灰原(鏡をみろよ鏡を)
灰原(そうなるわよね)
コナン「マジかよ・・服部だったのか・・」
灰原「違うわ」
コナン「ウソつくなよ。頭が良くて、キザでかっこつけたがりで目立ちたがり屋なんだろ!?」
コナン「そんな奴、この世に服部しかいない!」
灰原(鏡をみろよ鏡を)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:51:09.09 ID:29DT7ED70
コナン「でもよ、服部には和葉ちゃんがいるのは知ってるだろ? どうすんだよオメー・・」
灰原「だから違うって言ってるでしょ。まあ、叶わない恋っていう点では同じだけど」
コナン「オメーの好きな人はもう別の人と付き合ってるってことか?」
灰原「そうなの?」
コナン「は?」
灰原「・・まあ、要はそういうこと。相手は私のことは何とも思ってないから」
コナン「そんなこと、相手に直接聞いてみなきゃ分かんねえだろ」
灰原「そうなの?」
コナン「は?」
灰原「だから違うって言ってるでしょ。まあ、叶わない恋っていう点では同じだけど」
コナン「オメーの好きな人はもう別の人と付き合ってるってことか?」
灰原「そうなの?」
コナン「は?」
灰原「・・まあ、要はそういうこと。相手は私のことは何とも思ってないから」
コナン「そんなこと、相手に直接聞いてみなきゃ分かんねえだろ」
灰原「そうなの?」
コナン「は?」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:56:10.62 ID:29DT7ED70
灰原「・・まあ、別にそれでいいのよ。私ももうとっくの昔に諦めているから」
コナン「別に諦めることはねえんじゃねえか?」
灰原(・・・)
灰原「で、もうあなたの負けでいいわよね?」
コナン「ちょ、ちょっと待てよ。まだ・・・」
・・・・・・
コナン「・・だめだ。分からねえ。降参だ」
灰原(ふふ・・ごめんね工藤君・・この勝負、最初からあなたに勝ち目はないのに)
灰原「さて、工藤君に何してもらおうかしら」
コナン「別に諦めることはねえんじゃねえか?」
灰原(・・・)
灰原「で、もうあなたの負けでいいわよね?」
コナン「ちょ、ちょっと待てよ。まだ・・・」
・・・・・・
コナン「・・だめだ。分からねえ。降参だ」
灰原(ふふ・・ごめんね工藤君・・この勝負、最初からあなたに勝ち目はないのに)
灰原「さて、工藤君に何してもらおうかしら」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 20:58:41.33 ID:29DT7ED70
コナン「つーかよ、オメーが好きな人なんて本当はいないんだろ?」
灰原「・・どうして?」
コナン「いるふりして、賭けをふっかけて、オレになんか雑用押し付けたいだけだろ?」
灰原「・・・」
灰原「・・そんなに私が誰かを好きになっちゃいけないの?」
コナン「えっ」
灰原「・・どうして?」
コナン「いるふりして、賭けをふっかけて、オレになんか雑用押し付けたいだけだろ?」
灰原「・・・」
灰原「・・そんなに私が誰かを好きになっちゃいけないの?」
コナン「えっ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 21:02:04.40 ID:29DT7ED70
コナン「い、いやそんなつもりで言ったわけじゃ」
コナン「た、ただ本当に意外だったからよ・・」
灰原「・・・」
コナン「・・でもさ、なんかちょっと安心したよ」
コナン「オメーにもそういう人間らしい感情がまだちゃんと残ってるんだなって」
コナン「その気持ち、大事にしろよな」
灰原「・・・」
コナン「ど、どうした?オレの顔になにかついてるのか?」
灰原(ホンット、生意気で腹立つ顔ね・・)
灰原(・・でも悔しいけど、ずっと眺めていたい顔なのよね・・)
コナン「た、ただ本当に意外だったからよ・・」
灰原「・・・」
コナン「・・でもさ、なんかちょっと安心したよ」
コナン「オメーにもそういう人間らしい感情がまだちゃんと残ってるんだなって」
コナン「その気持ち、大事にしろよな」
灰原「・・・」
コナン「ど、どうした?オレの顔になにかついてるのか?」
灰原(ホンット、生意気で腹立つ顔ね・・)
灰原(・・でも悔しいけど、ずっと眺めていたい顔なのよね・・)
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 21:04:26.69 ID:29DT7ED70
コナン「は、灰原?」
灰原「あらごめんなさい。工藤君に何をしてもらおうかずっと考えていたから」
コナン(ちっ、なかったことにしようとしてたのに)
灰原「でも、やっぱりいいわ。元々あなたには勝ち目のない、卑怯な賭けだったから」
コナン「おい、その言い方ひっかかるんだけど」
灰原(本当は何か適当な口実をつけて、工藤君と一緒に過ごしたいと思っていたけど)
灰原(やっぱりそんなの卑怯よね・・)
灰原「あらごめんなさい。工藤君に何をしてもらおうかずっと考えていたから」
コナン(ちっ、なかったことにしようとしてたのに)
灰原「でも、やっぱりいいわ。元々あなたには勝ち目のない、卑怯な賭けだったから」
コナン「おい、その言い方ひっかかるんだけど」
灰原(本当は何か適当な口実をつけて、工藤君と一緒に過ごしたいと思っていたけど)
灰原(やっぱりそんなの卑怯よね・・)
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 21:10:52.51 ID:29DT7ED70
コナン「まあ賭けは賭けだしなぁ・・」
コナン「・・・よし、じゃあオレがオメーの恋を応援してやるよ!」
灰原(どうやって応援するつもりなのかしら・・)
コナン「実はついこの前、園子にトロピカルアイランドの年間パスポートを2枚もらったんだ」
---
(回想)
園子「はいガキンチョ、園子お姉さまからのバレンタインデープレゼント」
コナン「なにこれ、・・トロピカルアイランド?」
園子「そ。年間パスポート。2枚あるからガールフレンドでも作って、子供らしく一緒に遊んできなさいよ。ぷぷぷ」
蘭「えーいいのこんな豪華なものもらっちゃって?」
園子「いいのよ。こんなもの、ウチに掃いて捨てるほどあるから」
蘭「よかったねコナン君!」
コナン「ハハハ・・ありがとう園子お姉ちゃん(いらねーよこんなもん)」
---
コナン「・・・よし、じゃあオレがオメーの恋を応援してやるよ!」
灰原(どうやって応援するつもりなのかしら・・)
コナン「実はついこの前、園子にトロピカルアイランドの年間パスポートを2枚もらったんだ」
---
(回想)
園子「はいガキンチョ、園子お姉さまからのバレンタインデープレゼント」
コナン「なにこれ、・・トロピカルアイランド?」
園子「そ。年間パスポート。2枚あるからガールフレンドでも作って、子供らしく一緒に遊んできなさいよ。ぷぷぷ」
蘭「えーいいのこんな豪華なものもらっちゃって?」
園子「いいのよ。こんなもの、ウチに掃いて捨てるほどあるから」
蘭「よかったねコナン君!」
コナン「ハハハ・・ありがとう園子お姉ちゃん(いらねーよこんなもん)」
---
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 21:15:17.77 ID:29DT7ED70
コナン「つーことで、2枚ともオメーにあげるから」
コナン「その好きな人誘って行って来いよ」
灰原「・・・」
コナン「どした?ほらやるよ」スッ
灰原「あ、ありがとう・・」
コナン「ま、後はオメーが勇気を出して、相手を誘えるかどうかだけどな」
灰原「・・・」
コナン「それじゃオレはそろそれおっちゃんの家に帰るとするか」
コナン「じゃあまたな灰原。頑張れよ!」
灰原「・・ちょ、ちょっと待って」
コナン「その好きな人誘って行って来いよ」
灰原「・・・」
コナン「どした?ほらやるよ」スッ
灰原「あ、ありがとう・・」
コナン「ま、後はオメーが勇気を出して、相手を誘えるかどうかだけどな」
灰原「・・・」
コナン「それじゃオレはそろそれおっちゃんの家に帰るとするか」
コナン「じゃあまたな灰原。頑張れよ!」
灰原「・・ちょ、ちょっと待って」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 21:22:45.22 ID:29DT7ED70
コナン「ん?」
灰原「・・1枚、あなたに返すわ」
コナン「え? いやいや、オレにくれたって意味ないだろ」
灰原「い、意味があるのよ・・//」ドキドキ
コナン(・・ハッ!)
コナン「まさか・・灰原、オメー・・」
灰原(・・いや、どうせ気付いてないわ)ドキッ
コナン「オレを・・」
灰原(えっさすがにバレたっ・・?)ドキドキ
灰原「・・1枚、あなたに返すわ」
コナン「え? いやいや、オレにくれたって意味ないだろ」
灰原「い、意味があるのよ・・//」ドキドキ
コナン(・・ハッ!)
コナン「まさか・・灰原、オメー・・」
灰原(・・いや、どうせ気付いてないわ)ドキッ
コナン「オレを・・」
灰原(えっさすがにバレたっ・・?)ドキドキ
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 21:56:34.41 ID:29DT7ED70
コナン「下見に付き合わせるつもりだな!!」
灰原「・・」
コナン「これは年間パスポート、つまり何度でも使える」
コナン「そしてオメーはオレに1枚渡してきた」
コナン「そこから導かれる結論はただ一つ!」
コナン「オメーはまず好きな人と行く前に下見に行くつもりで、それにオレを付き合わせるつもりだろ」
灰原(・・ホント、私のことなんて頭の片隅にもないのね)
灰原(ま、いっか・・)クスッ
灰原「・・」
コナン「これは年間パスポート、つまり何度でも使える」
コナン「そしてオメーはオレに1枚渡してきた」
コナン「そこから導かれる結論はただ一つ!」
コナン「オメーはまず好きな人と行く前に下見に行くつもりで、それにオレを付き合わせるつもりだろ」
灰原(・・ホント、私のことなんて頭の片隅にもないのね)
灰原(ま、いっか・・)クスッ
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 21:59:51.69 ID:29DT7ED70
灰原「ええ、そういうつもりよ」
コナン「でもめんどくせーなー」
灰原「・・もし付き合ってくれるなら、アポトキシン4869の解毒剤もあげるわよ」
コナン「マジッ!? でもなんで?」
灰原「小学生二人だけで遊園地に行くわけにはいかないでしょ」
灰原「どちらか一方は大人の体にならないとね」
コナン「確かに。よっしゃー!久々に工藤新一に戻れるぜ!」
灰原(扱いやすい人ね)
コナン「つーかオメー、自分に都合のいい時にはあっさり解毒剤くれるんだな」
灰原「う、うるさいわね//」
コナン「でもめんどくせーなー」
灰原「・・もし付き合ってくれるなら、アポトキシン4869の解毒剤もあげるわよ」
コナン「マジッ!? でもなんで?」
灰原「小学生二人だけで遊園地に行くわけにはいかないでしょ」
灰原「どちらか一方は大人の体にならないとね」
コナン「確かに。よっしゃー!久々に工藤新一に戻れるぜ!」
灰原(扱いやすい人ね)
コナン「つーかオメー、自分に都合のいい時にはあっさり解毒剤くれるんだな」
灰原「う、うるさいわね//」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 22:04:02.15 ID:29DT7ED70
コナン「まあいいや。灰原、オメーも解毒剤のむだろ?」
灰原「えっ」
灰原「私は飲む気はないけど」
コナン「いや、冷静に考えてみろ。高校生の男子に女子小学生っていう組み合わせはやべーだろ」
灰原「そうかしら。あなたなら大丈夫じゃない?」
コナン「どーいう意味だよ!・・万が一職質でもされたら、それこそ一巻の終わりだぜ!?」
灰原「そ、それもそうね」
コナン「二人とも元の体に戻ったほうが色々と安全だと思うんだ」
灰原「わ、分かったわ・・」
灰原「えっ」
灰原「私は飲む気はないけど」
コナン「いや、冷静に考えてみろ。高校生の男子に女子小学生っていう組み合わせはやべーだろ」
灰原「そうかしら。あなたなら大丈夫じゃない?」
コナン「どーいう意味だよ!・・万が一職質でもされたら、それこそ一巻の終わりだぜ!?」
灰原「そ、それもそうね」
コナン「二人とも元の体に戻ったほうが色々と安全だと思うんだ」
灰原「わ、分かったわ・・」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 22:08:29.81 ID:29DT7ED70
コナン「それじゃ今週の日曜日な!付き合ってあげるんだから感謝しろよ!またな!」
バタンッ
灰原(・・・)
灰原「・・ふふっ//」
おわり
バタンッ
灰原(・・・)
灰原「・・ふふっ//」
おわり
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/18(日) 22:44:24.11 ID:k/xqOY3/o
乙
本当ににぶいなw
本当ににぶいなw
引用元: ・コナン「灰原の好きな人」
阿笠博士「阿笠ひろし、昼メシの流儀」
2020-10-14
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:19:24.80 ID:3S6TMvJ80
ボンッ!
阿笠「うわっ!」
阿笠「う~む、また失敗じゃったか」
阿笠「しかし、『失敗は成功の母』というしのう!」
阿笠「このやり方じゃダメだったということが分かっただけでも大儲けじゃ!」
阿笠「……っと、もう昼になっとる。そろそろ昼ごはんにするかのう」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518016764
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:21:22.64 ID:3S6TMvJ80
阿笠「哀君、メシにせんか?」
シーン…
阿笠(そういえば、今日は哀君は小学校じゃったな)
阿笠(いつもいつもインスタント食品でもあれじゃし……)
阿笠(よぉ~し、だったらたまにはワシ自ら昼食を作ってみるとするか!)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:23:17.70 ID:3S6TMvJ80
阿笠「冷蔵庫に昨日仕入れた肉が……」ゴソゴソ…
阿笠「おお、あったあった!」
阿笠「よーし、今日はこの肉を使って、ステーキを作るとしよう!」
阿笠「といっても、まだだいぶ冷えてるからのう。しばらく置いて、解凍しないといかんな」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:25:57.88 ID:3S6TMvJ80
しばらくして――
阿笠「よし、そろそろいいじゃろ!」
阿笠(待ってるうちに、インターネットでステーキの焼き方を調べたし、バッチリじゃ!)
阿笠(さっそく調理開始じゃ!)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:27:55.27 ID:3S6TMvJ80
阿笠(まずは――)
阿笠(包丁でスジになっとる部分を切る)サクサク
阿笠(さらに、フォークであちこちに穴をあける)プスプス
阿笠(こうしておくと、焼き上がった時に肉がだいぶ柔らかくなるそうじゃ!)
阿笠(ワシも年食って歯が弱くなってきたし、肉が柔らかいにこしたことはないからのう)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:30:55.56 ID:3S6TMvJ80
阿笠「続いて、肉に塩コショウじゃ」
阿笠(肉全体に均等にかけるようにする)パッパッ
阿笠「う~ん、いいニオイじゃ。このまま食べてもうまそうなくらいじゃよ」
阿笠(よ~く揉んで、塩コショウをしっかり味付けする)モミモミ
阿笠「こんなもんでいいじゃろ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:32:52.73 ID:3S6TMvJ80
阿笠(フライパンに油をしいて……)ジュワッ
阿笠(さっそく、肉を焼くとするとしよう)サッ
ジュワァァァァァ…
阿笠「う~む、肉が焼けるにつれて、香ばしいニオイが漂ってきたわい」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:35:07.47 ID:3S6TMvJ80
阿笠(焼けてきたら、ひっくり返して……)ヒョイッ
阿笠(もう片面も焼く)
阿笠「どうせなら、酒をかけてボワァッてなるやつもやりたいが、危ないしのう」
ジュワァァァァァ…
阿笠「よし、そろそろいいじゃろ!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:37:38.27 ID:3S6TMvJ80
阿笠「皿に野菜と一緒に盛り付けて……」
阿笠「ステーキ用のソースをかけて……完成じゃ!」タラー…
阿笠「おお~、初めてにしてはなかなかうまそうにできたわい!」
阿笠「いただきま~す」モグッ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:39:35.21 ID:3S6TMvJ80
阿笠「……」モグモグ
阿笠「おお、うまい! なかなかジューシーな味に仕上がっとる!」モグモグ
阿笠「一口食べるとまた一口食べたくなる、そんな感じの味じゃ!」
阿笠「ワシもやればできるもんじゃのう! 発明家でなく料理人になってもよかったかもしれん!」
阿笠「ふぅ~、あっという間に食べ終わってしまったわい! ごちそうさま!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:41:20.06 ID:3S6TMvJ80
灰原「ただいま……」
阿笠「おお、哀君! お帰り!」
灰原「みんなも来てるわよ」
コナン「よう、博士!」
歩美「こんにちはー!」
元太「またゲームやらせてくれよ!」
阿笠「ちょうど発明がひと段落したところだったんじゃ。上がっとくれ」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:44:28.38 ID:3S6TMvJ80
元太「……ん?」クンクン
阿笠「どうしたんじゃ?」
元太「なんかスゲーいいニオイがするんだけど」クンクン
阿笠「さすが元太君、鋭いのう! 実はさっきステーキを食べていたんじゃよ!」
元太「マジかよ!? ずりぃぞ、博士!」
歩美「歩美も食べたーい!」
阿笠「肉はまだあるから、あとで焼いてあげるわい」
灰原「お肉は太るから程々にっていったはずだけど……」ジロッ
阿笠「す、すまん」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/08(木) 00:46:43.41 ID:3S6TMvJ80
コナン「ところで博士」
阿笠「なんじゃ?」
コナン「昨日から光彦を見かけねえんだけど、どこにいるか心当たりねえか?」
阿笠「さぁ……分からんのう」
コナン「そっか……」
阿笠「じゃが……案外この近くにおるかもしれんな」
おわり
引用元: ・阿笠博士「阿笠ひろし、昼メシの流儀」
阿笠博士「黒の組織の“あの方”がついに確定してしまったそうじゃが」【ネタバレ有】
2020-10-04
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:46:28.10 ID:iKLX0b2go
阿笠「ワシは!?」
阿笠「ワシはどうなるんじゃ!?」
コナン「知らねえよ、そんなこと!」
阿笠「ていうか誰!? 誰なんじゃよ、烏丸蓮耶とかいうのは!?」
コナン「烏丸蓮耶ってのはな……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515757587
阿笠「ワシはどうなるんじゃ!?」
コナン「知らねえよ、そんなこと!」
阿笠「ていうか誰!? 誰なんじゃよ、烏丸蓮耶とかいうのは!?」
コナン「烏丸蓮耶ってのはな……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515757587
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:47:33.70 ID:iKLX0b2go
コナン「日本で最も強大な力を持つとされる大富豪だ。世間的にはとっくに死んでるとされてる」
コナン「生前は巨大な“黄昏の館”を所有してて」
コナン「その館に眠る財宝の秘密を探るために集めた学者たちを皆殺しにしたり」
コナン「烏丸死後も館で悲惨な殺し合いが起きたり、探偵が集められて殺し合いを仕向けられたり……と」
コナン「いわくのありすぎる人物だ」
コナン「先日の事件で、ついにヤツが“あの方”だと正体が判明したってわけだ」
阿笠「なにが大富豪じゃ! ワシだって結構金持ってるぞ!」
コナン「次元がちげえよ」
コナン「生前は巨大な“黄昏の館”を所有してて」
コナン「その館に眠る財宝の秘密を探るために集めた学者たちを皆殺しにしたり」
コナン「烏丸死後も館で悲惨な殺し合いが起きたり、探偵が集められて殺し合いを仕向けられたり……と」
コナン「いわくのありすぎる人物だ」
コナン「先日の事件で、ついにヤツが“あの方”だと正体が判明したってわけだ」
阿笠「なにが大富豪じゃ! ワシだって結構金持ってるぞ!」
コナン「次元がちげえよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:48:42.56 ID:iKLX0b2go
阿笠「黒の組織のボスはワシだったはずなのに……」
コナン「なにいってんだよ、博士!」
コナン「だいたい、あんたがボスだってのは青山先生がとっくの昔に否定してるだろうが!」
阿笠「それこそが青山先生のフェイクだったんじゃよ!」
阿笠「お前ほどの名探偵がなぜそれを分からんのじゃ!」
コナン(俺にはあんたがなにいってんのか分かんねーよ……)
コナン「なにいってんだよ、博士!」
コナン「だいたい、あんたがボスだってのは青山先生がとっくの昔に否定してるだろうが!」
阿笠「それこそが青山先生のフェイクだったんじゃよ!」
阿笠「お前ほどの名探偵がなぜそれを分からんのじゃ!」
コナン(俺にはあんたがなにいってんのか分かんねーよ……)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:49:47.45 ID:iKLX0b2go
コナン「もう諦めろって……みんなと一緒に黒の組織をブッ潰そうぜ!」
阿笠「イヤじゃ!」
阿笠「こうなったら直談判じゃ! 烏丸にかけ合って、ボスの座を譲ってもらう!」
コナン「お、おい……」
阿笠「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ドドドドドッ
阿笠「イヤじゃ!」
阿笠「こうなったら直談判じゃ! 烏丸にかけ合って、ボスの座を譲ってもらう!」
コナン「お、おい……」
阿笠「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ドドドドドッ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:50:46.44 ID:iKLX0b2go
黒の組織・本拠地――
烏丸「今日の酒は?」
ジン「ロマネ・コンティです」
烏丸「ほう……じっくり味わうとしよう」
「早く出て行け、ジジイ!」 「ワシをボスにしてくれー!」
烏丸「……騒がしいな」
ジン「何をしてる、ウォッカ! ボスのお酒タイム中だぞ!」
烏丸「今日の酒は?」
ジン「ロマネ・コンティです」
烏丸「ほう……じっくり味わうとしよう」
「早く出て行け、ジジイ!」 「ワシをボスにしてくれー!」
烏丸「……騒がしいな」
ジン「何をしてる、ウォッカ! ボスのお酒タイム中だぞ!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:51:45.62 ID:iKLX0b2go
ウォッカ「す、すいやせん……変なジジイがボスに会わせろって……」
ジン「何やってやがる。そんな奴はとっとと始末しろ」
烏丸「いや……待て」
ジン「烏丸様?」
烏丸「その招かれざる客に興味が湧いた。会ってみようじゃないか」
ジン「何やってやがる。そんな奴はとっとと始末しろ」
烏丸「いや……待て」
ジン「烏丸様?」
烏丸「その招かれざる客に興味が湧いた。会ってみようじゃないか」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:53:32.78 ID:iKLX0b2go
烏丸「君の名は?」
阿笠「阿笠博士、天才発明家じゃ!」
烏丸「その天才発明家が私になんのご用かな?」
阿笠「お願いじゃ! ワシを黒の組織のボスにしてくれ!」ガバッ
ジン「……!?」
ウォッカ「なにいってんだ、このジジイ!」
烏丸「……」
阿笠「阿笠博士、天才発明家じゃ!」
烏丸「その天才発明家が私になんのご用かな?」
阿笠「お願いじゃ! ワシを黒の組織のボスにしてくれ!」ガバッ
ジン「……!?」
ウォッカ「なにいってんだ、このジジイ!」
烏丸「……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:54:43.58 ID:iKLX0b2go
烏丸「理由を聞かせてもらおうか」
阿笠「ワシは天才じゃし、金も持ってるし、新一にとって最も身近な人間の一人じゃし」
阿笠「ワシの方がボスに相応しいと思うからじゃよ!」
ジン「わけの分からねえことを……」
ウォッカ「酔っ払ってるんじゃないですかい?」
阿笠「ワシは正気じゃよ!」
阿笠「頼む、烏丸! ワシにボスの座を譲ってくれ!」
烏丸「……」
阿笠「ワシは天才じゃし、金も持ってるし、新一にとって最も身近な人間の一人じゃし」
阿笠「ワシの方がボスに相応しいと思うからじゃよ!」
ジン「わけの分からねえことを……」
ウォッカ「酔っ払ってるんじゃないですかい?」
阿笠「ワシは正気じゃよ!」
阿笠「頼む、烏丸! ワシにボスの座を譲ってくれ!」
烏丸「……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:56:05.58 ID:iKLX0b2go
烏丸「よかろう」
ジン&ウォッカ「!?」
阿笠「本当か!?」
烏丸「ただし、タダでというわけにはいかん。私と勝負して勝ったら譲ってやろう」
阿笠「おおっ! ……で、どんな勝負じゃ!?」
烏丸「我が組織の象徴といえば……“黒”の他に“酒”がある」
阿笠「たしかに……構成員はみんな酒にちなんだコードネームがつけられるしな」
烏丸「というわけで、酒飲み勝負といこうじゃないか」
烏丸「ウォッカ、ここにあるウォッカをありったけ用意しろ」
ウォッカ「へ、へい!」
ジン&ウォッカ「!?」
阿笠「本当か!?」
烏丸「ただし、タダでというわけにはいかん。私と勝負して勝ったら譲ってやろう」
阿笠「おおっ! ……で、どんな勝負じゃ!?」
烏丸「我が組織の象徴といえば……“黒”の他に“酒”がある」
阿笠「たしかに……構成員はみんな酒にちなんだコードネームがつけられるしな」
烏丸「というわけで、酒飲み勝負といこうじゃないか」
烏丸「ウォッカ、ここにあるウォッカをありったけ用意しろ」
ウォッカ「へ、へい!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:57:11.09 ID:iKLX0b2go
烏丸「グラスに並々と注いで、と……」
烏丸「では、乾杯」
阿笠「か、乾杯!」
グビグビ…
烏丸「いい飲みっぷりだ。ウォッカ、二杯目を用意しろ」
阿笠「うぇっぷ……」ゲップ
ジン(ボスは普通のアルコールではあきたらず、最近ではメタノールも嗜むようになったほどの酒豪……)
ジン(最初からあんなジジイにボスの座を譲る気はなかったってことか)
烏丸「では、乾杯」
阿笠「か、乾杯!」
グビグビ…
烏丸「いい飲みっぷりだ。ウォッカ、二杯目を用意しろ」
阿笠「うぇっぷ……」ゲップ
ジン(ボスは普通のアルコールではあきたらず、最近ではメタノールも嗜むようになったほどの酒豪……)
ジン(最初からあんなジジイにボスの座を譲る気はなかったってことか)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:58:12.60 ID:iKLX0b2go
烏丸「十杯目」グビグビ
阿笠「ううっ……」グビグビ
烏丸「二十杯目」グビグビ
阿笠「まだまだ……」グビグビ
烏丸「三十杯目」グビグビ
阿笠「みんな……ワシに力を……」グビグビ
ウォッカ「す、すげえ……!」
ジン「まさか、あの方と酒勝負で張り合える奴がいるとは……」
阿笠「ううっ……」グビグビ
烏丸「二十杯目」グビグビ
阿笠「まだまだ……」グビグビ
烏丸「三十杯目」グビグビ
阿笠「みんな……ワシに力を……」グビグビ
ウォッカ「す、すげえ……!」
ジン「まさか、あの方と酒勝負で張り合える奴がいるとは……」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 20:59:20.25 ID:iKLX0b2go
烏丸「これで……百杯目か……」
阿笠「ハァ、ハァ、ハァ……」
烏丸「凄まじいな。とっくに急性アルコール中毒で死んでてもおかしくないというのに」
烏丸「なぜだ? なにが君をそこまでさせるのだ?」
阿笠「さあのう……ワシにもよく分からん……」
阿笠「ただ一ついえるのは……あんたよりワシの方がボスに相応しい……それだけじゃ……!」
烏丸「……なるほど」
阿笠「ハァ、ハァ、ハァ……」
烏丸「凄まじいな。とっくに急性アルコール中毒で死んでてもおかしくないというのに」
烏丸「なぜだ? なにが君をそこまでさせるのだ?」
阿笠「さあのう……ワシにもよく分からん……」
阿笠「ただ一ついえるのは……あんたよりワシの方がボスに相応しい……それだけじゃ……!」
烏丸「……なるほど」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 21:00:30.76 ID:iKLX0b2go
烏丸「私の負けだ」
阿笠「!?」
ジン「ボス!」
ウォッカ「ボス!?」
烏丸「私はもう飲めんし、君の方がボスに相応しいというのはあながちウソでもないようだ」
烏丸「我が組織のことを……よろしく頼む」
阿笠「う、うむ……!」
烏丸「ジン、ウォッカ。これからはこの方をボスと思って仕えよ」
ジン&ウォッカ「ははっ!」
阿笠「!?」
ジン「ボス!」
ウォッカ「ボス!?」
烏丸「私はもう飲めんし、君の方がボスに相応しいというのはあながちウソでもないようだ」
烏丸「我が組織のことを……よろしく頼む」
阿笠「う、うむ……!」
烏丸「ジン、ウォッカ。これからはこの方をボスと思って仕えよ」
ジン&ウォッカ「ははっ!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 21:01:25.78 ID:iKLX0b2go
烏丸「では……負け犬はひっそりと舞台から下りるとしよう」スッ…
烏丸「もう会うこともあるまい」
阿笠「……」
阿笠「蓮耶……ありがとう」
烏丸「ふっ、名前で呼んでくれるのか」
烏丸「こちらこそ楽しかったよ、博士(ひろし)」
烏丸「もう会うこともあるまい」
阿笠「……」
阿笠「蓮耶……ありがとう」
烏丸「ふっ、名前で呼んでくれるのか」
烏丸「こちらこそ楽しかったよ、博士(ひろし)」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 21:03:01.08 ID:iKLX0b2go
……
…………
ジン「ぐ……やるじゃねえか、名探偵」ドサッ…
コナン(ついに、長年の宿敵であるジンを倒した……)
コナン(残るは黒の組織のボス、烏丸蓮耶だけだ……!)
…………
ジン「ぐ……やるじゃねえか、名探偵」ドサッ…
コナン(ついに、長年の宿敵であるジンを倒した……)
コナン(残るは黒の組織のボス、烏丸蓮耶だけだ……!)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/12(金) 21:04:35.33 ID:iKLX0b2go
コナン「観念しろ、烏丸蓮耶!」
コナン「この本拠地はもう警察とFBIとCIAが包囲してるぞ!」
コナン「……って、あんたは……烏丸蓮耶じゃねえな!?」
コナン「何者だ、てめえ!」
阿笠「ワシじゃよ」
~ END ~
コナン「この本拠地はもう警察とFBIとCIAが包囲してるぞ!」
コナン「……って、あんたは……烏丸蓮耶じゃねえな!?」
コナン「何者だ、てめえ!」
阿笠「ワシじゃよ」
~ END ~
引用元: ・阿笠博士「黒の組織の“あの方”がついに確定してしまったそうじゃが」【ネタバレ有】
阿笠博士「光彦君、ニンテンドースイッチじゃ!」
2020-08-02
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:42:54.47 ID:er5lmpuYo
阿笠「光彦君、光彦君」
光彦「なんですか、博士?」
阿笠「君だけにとっておきの話があるんじゃが、家に来てくれんか?」
光彦「とっておきの話!? 行きます、行きます!」
阿笠「ほっほっほ、きっと喜んでくれると思うぞ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500907374
光彦「なんですか、博士?」
阿笠「君だけにとっておきの話があるんじゃが、家に来てくれんか?」
光彦「とっておきの話!? 行きます、行きます!」
阿笠「ほっほっほ、きっと喜んでくれると思うぞ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500907374
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:44:38.28 ID:er5lmpuYo
光彦「とっておきの話というのは?」
阿笠「これがなにか分かるかのう?」
阿笠「ジャン!」
光彦「あっ、これは……! 任天堂の……!」
阿笠「そう、任天堂の最新ゲーム機、ニンテンドースイッチじゃ!」
光彦「すごい! 実物を生で見たのは初めてです!」
阿笠「そうじゃろう、そうじゃろう」
阿笠「これがなにか分かるかのう?」
阿笠「ジャン!」
光彦「あっ、これは……! 任天堂の……!」
阿笠「そう、任天堂の最新ゲーム機、ニンテンドースイッチじゃ!」
光彦「すごい! 実物を生で見たのは初めてです!」
阿笠「そうじゃろう、そうじゃろう」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:47:09.67 ID:er5lmpuYo
阿笠「発明家仲間のツテで、どうにか一台手に入れたんじゃが……」
阿笠「光彦君、これを欲しくないかね?」
光彦「欲しいです、欲しいです! やりたいゲームもいっぱいあるんです!」
阿笠「むろん、ワシはこれを君に受け取ってもらうために、ここに呼んだわけじゃが……」
阿笠「タダというわけにはいかん」
光彦「分かってますよ! すぐお年玉を下ろしてきますね!」
阿笠「光彦君、これを欲しくないかね?」
光彦「欲しいです、欲しいです! やりたいゲームもいっぱいあるんです!」
阿笠「むろん、ワシはこれを君に受け取ってもらうために、ここに呼んだわけじゃが……」
阿笠「タダというわけにはいかん」
光彦「分かってますよ! すぐお年玉を下ろしてきますね!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:48:57.85 ID:er5lmpuYo
光彦「下ろしてきました!」
阿笠「いくらじゃ?」
光彦「3万円です!」
阿笠「3万ン?」
光彦「え?」
阿笠「なんでたった3万ぽっちなんじゃ?」
光彦「だって、たしかスイッチの定価は3万円ぐらい……でしたよね?」
阿笠「光彦君、今ニンテンドースイッチは大変品薄なのは知ってるじゃろ?」
光彦「は、はい……転売や詐欺が横行してるとか……」
阿笠「そんなレアなゲーム機をたった3万で手に入れようなんてムシがよすぎるんじゃないかね?」
光彦「そ、そうでした! すぐもっとお金を持ってきます!」
阿笠「いくらじゃ?」
光彦「3万円です!」
阿笠「3万ン?」
光彦「え?」
阿笠「なんでたった3万ぽっちなんじゃ?」
光彦「だって、たしかスイッチの定価は3万円ぐらい……でしたよね?」
阿笠「光彦君、今ニンテンドースイッチは大変品薄なのは知ってるじゃろ?」
光彦「は、はい……転売や詐欺が横行してるとか……」
阿笠「そんなレアなゲーム機をたった3万で手に入れようなんてムシがよすぎるんじゃないかね?」
光彦「そ、そうでした! すぐもっとお金を持ってきます!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:50:37.67 ID:er5lmpuYo
光彦「ボクの通帳のお金を全部下ろしてきました!」
阿笠「いくら?」
光彦「10万です!」
阿笠「10万ン? たったの?」
阿笠「それはちと誠意が足りないんじゃないかね? 光彦ォ……」
光彦「す、すみません! でもボクに用意できるお金はこれが精一杯で……」
阿笠「親」
光彦「え?」
阿笠「親の財布とかがあるじゃろぉ~……ン?」
光彦「なるほど!」
阿笠「走れっ!」
光彦「はいっ!」ダッ
阿笠「いくら?」
光彦「10万です!」
阿笠「10万ン? たったの?」
阿笠「それはちと誠意が足りないんじゃないかね? 光彦ォ……」
光彦「す、すみません! でもボクに用意できるお金はこれが精一杯で……」
阿笠「親」
光彦「え?」
阿笠「親の財布とかがあるじゃろぉ~……ン?」
光彦「なるほど!」
阿笠「走れっ!」
光彦「はいっ!」ダッ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:52:31.73 ID:er5lmpuYo
光彦「父と母の財布や金庫からお金を抜き取ってきました!」
光彦「50万です!」
阿笠「50万ねえ……」
光彦「……まだ足りませんか!?」
阿笠「足りんのう……全然足りん」
阿笠「光の字……お前さん、ちょいとスイッチの価値をなめすぎじゃないかね?」
阿笠「50万程度で買えたら苦労しないんじゃよ! 誰も詐欺になんかあわないんじゃよ!」
光彦「その通りです! もっともっとお金を用意します!」
光彦「50万です!」
阿笠「50万ねえ……」
光彦「……まだ足りませんか!?」
阿笠「足りんのう……全然足りん」
阿笠「光の字……お前さん、ちょいとスイッチの価値をなめすぎじゃないかね?」
阿笠「50万程度で買えたら苦労しないんじゃよ! 誰も詐欺になんかあわないんじゃよ!」
光彦「その通りです! もっともっとお金を用意します!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:54:21.99 ID:er5lmpuYo
光彦「これでどうですか!? ――1000万円!」
阿笠「ほぉ……どこから工面したんじゃ?」
光彦「家の通帳を持ち出して、全額下ろしてきました!」
阿笠「ほっほっほ、光彦君にしては上出来じゃ。じゃが……」
光彦「じゃが?」
阿笠「もう一声欲しいとこじゃのぉ~……」チラッチラッ
光彦「分かりました! こうなったらなんとしてもスイッチを手に入れてみせます!」
阿笠「ほぉ……どこから工面したんじゃ?」
光彦「家の通帳を持ち出して、全額下ろしてきました!」
阿笠「ほっほっほ、光彦君にしては上出来じゃ。じゃが……」
光彦「じゃが?」
阿笠「もう一声欲しいとこじゃのぉ~……」チラッチラッ
光彦「分かりました! こうなったらなんとしてもスイッチを手に入れてみせます!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:56:25.02 ID:er5lmpuYo
光彦「3000万円です!」
阿笠「どうやってこれだけの大金を?」
光彦「家を売りました! さぁ、今度こそスイッチを――」
阿笠「いや……」
光彦「!?」
阿笠「まだじゃな……君ならまだいけるはず! 君はまだ全力を出しておらん!」
光彦「その通りです! ボクはまだやれます! ボクが全力を出せば、コナン君にだって勝てます!」
阿笠「ゆけい、光彦!」
光彦「はいっ!」
阿笠「どうやってこれだけの大金を?」
光彦「家を売りました! さぁ、今度こそスイッチを――」
阿笠「いや……」
光彦「!?」
阿笠「まだじゃな……君ならまだいけるはず! 君はまだ全力を出しておらん!」
光彦「その通りです! ボクはまだやれます! ボクが全力を出せば、コナン君にだって勝てます!」
阿笠「ゆけい、光彦!」
光彦「はいっ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:58:13.16 ID:er5lmpuYo
光彦「ハァハァ……お待たせしました、博士……」
阿笠「待っておったよ、お金は集まったかの?」
光彦「はいっ、1億持ってきました!」
光彦「あちこちの闇金から、全身の内蔵を担保に借金したんです!」
阿笠「見事じゃ、光彦君!」
阿笠「その熱意に免じて、このニンテンドースイッチは君にプレゼントしよう!」
光彦「博士、ありがとうございます!」
阿笠「ゲームをプレイする時には、時々休みを入れるんじゃぞ~」
光彦「はいっ!」
阿笠「待っておったよ、お金は集まったかの?」
光彦「はいっ、1億持ってきました!」
光彦「あちこちの闇金から、全身の内蔵を担保に借金したんです!」
阿笠「見事じゃ、光彦君!」
阿笠「その熱意に免じて、このニンテンドースイッチは君にプレゼントしよう!」
光彦「博士、ありがとうございます!」
阿笠「ゲームをプレイする時には、時々休みを入れるんじゃぞ~」
光彦「はいっ!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/24(月) 23:59:05.95 ID:er5lmpuYo
光彦「よぉ~し、さっそくプレイしましょう!」
光彦「ん……? あれ……? おかしいですねぇ……?」
光彦「なにをどうやっても全く作動しない……!」
光彦「!」ハッ
光彦「このニンテンドースイッチ、ダンボールで作ったニセモノ!?」
光彦「そ、そんなっ!?」
光彦「ん……? あれ……? おかしいですねぇ……?」
光彦「なにをどうやっても全く作動しない……!」
光彦「!」ハッ
光彦「このニンテンドースイッチ、ダンボールで作ったニセモノ!?」
光彦「そ、そんなっ!?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/25(火) 00:00:41.21 ID:lPbBN2K+o
ドンドンドン! ドンドンドン!
「オラァァァ! 円谷ァァァァァ!」
「内蔵取り立てに来たでぇぇぇ!」
「出てこんかぁぁぁい! この家にまだいるのは分かってるんや!」
「工藤ォォォォォ! 勝負やぁぁぁぁ!」
ドンドンドンドンドンドン!!!
光彦「あわわわ……闇金の人たちがもうやってきました……!」
光彦「博士っ! 博士ぇぇぇぇぇっ!」
「オラァァァ! 円谷ァァァァァ!」
「内蔵取り立てに来たでぇぇぇ!」
「出てこんかぁぁぁい! この家にまだいるのは分かってるんや!」
「工藤ォォォォォ! 勝負やぁぁぁぁ!」
ドンドンドンドンドンドン!!!
光彦「あわわわ……闇金の人たちがもうやってきました……!」
光彦「博士っ! 博士ぇぇぇぇぇっ!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/25(火) 00:04:32.97 ID:lPbBN2K+o
――
――
コナン「博士……家にみんなを呼び出して、なんの用だよ?」
元太「もしかして、うな重食わせてくれんのか?」
歩美「それともどこか遊びに連れてってくれるの?」
灰原「ふぁぁ……どうせ新しい発明品でしょ?」
阿笠「ふっふっふ……とっておきのサプライズがあるのじゃ!」
――
コナン「博士……家にみんなを呼び出して、なんの用だよ?」
元太「もしかして、うな重食わせてくれんのか?」
歩美「それともどこか遊びに連れてってくれるの?」
灰原「ふぁぁ……どうせ新しい発明品でしょ?」
阿笠「ふっふっふ……とっておきのサプライズがあるのじゃ!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/25(火) 00:06:54.86 ID:lPbBN2K+o
阿笠「ジャン!」
コナン「こ、これは……!」
元太「任天堂のスイッチじゃんか!」
歩美「すっごーい!」
阿笠「ちゃんと一人一台、みんなの分を用意しておるぞ」
灰原「品薄だって聞いてるけど、よくこんなに入手できたわね、博士」
阿笠「発明家にはそういうツテもあるもんなんじゃよ」
コナン「へぇ~、見直したぜ、博士!」
コナン「こ、これは……!」
元太「任天堂のスイッチじゃんか!」
歩美「すっごーい!」
阿笠「ちゃんと一人一台、みんなの分を用意しておるぞ」
灰原「品薄だって聞いてるけど、よくこんなに入手できたわね、博士」
阿笠「発明家にはそういうツテもあるもんなんじゃよ」
コナン「へぇ~、見直したぜ、博士!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/25(火) 00:08:40.09 ID:lPbBN2K+o
元太「だけどオレ、お金持ってきてないぜ? スイッチって3万ぐらいすんだろ?」
歩美「歩美も……」
阿笠「なにをいう! 子供からお金なんか取らんよ! プレゼントじゃ!」
元太「ホントか!?」
歩美「やったーっ!」
コナン「おいおい博士、ずいぶん太っ腹だな……」
阿笠「ほっほっほ、ちょっとした臨時収入があったからのう」
灰原「発明の特許料かしら?」
阿笠「ん~……ま、そんなところじゃ」
歩美「歩美も……」
阿笠「なにをいう! 子供からお金なんか取らんよ! プレゼントじゃ!」
元太「ホントか!?」
歩美「やったーっ!」
コナン「おいおい博士、ずいぶん太っ腹だな……」
阿笠「ほっほっほ、ちょっとした臨時収入があったからのう」
灰原「発明の特許料かしら?」
阿笠「ん~……ま、そんなところじゃ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/25(火) 00:09:46.39 ID:lPbBN2K+o
コナン「ところで灰原、さっき光彦んちの前を通りがかったら、なぜか家が売約済になってて」
コナン「物騒な連中がドアをドンドン叩いてたんだが、なんか知ってるか?」
灰原「さぁ……」
阿笠「まあまあ、辛気臭い話はその辺にしておくのじゃ」
阿笠「さ、みんなでニンテンドースイッチで遊ぼう!」
わーいっ!!!
おわり
コナン「物騒な連中がドアをドンドン叩いてたんだが、なんか知ってるか?」
灰原「さぁ……」
阿笠「まあまあ、辛気臭い話はその辺にしておくのじゃ」
阿笠「さ、みんなでニンテンドースイッチで遊ぼう!」
わーいっ!!!
おわり
毛利蘭「氷の上に立ってみたい」
2020-06-29
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:08:59.57 ID:s1LBmF8Jo
冬が終わり、3人で旅行するコナン達。
小五郎「今の季節でも、このあたりはまだまだ涼しいなぁ」
蘭「ホント! 風が気持ちいいね、コナン君!」
コナン「うん!」
コナン(こうしてあらためて見ると……蘭ってもっと他の髪型の方が似合うような気もすんなぁ)
コナン(今度それとなく、他のヘアスタイルにするよう、勧めてみるか……)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496232539
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:09:53.28 ID:s1LBmF8Jo
小五郎「ほら見ろよ。この湖、まだ氷が張ってやがる」
コナン「きっと冬はスケートができるぐらいだったんだろうね」
蘭「……」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:11:21.52 ID:s1LBmF8Jo
蘭(やだ……なんなの、この衝動?)
蘭(氷の上に立ってみたい……)
蘭(危なげなことをしてみたい……)
蘭(よぉし、やっちゃおう!)スッ…
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:20:15.29 ID:s1LBmF8Jo
蘭「コナン君! お父さん! 見て見て~!」
蘭「この湖の氷の上、まだ立てるよ!」パキ…
小五郎「おいバカ! 何やってんだ!」
コナン「蘭姉ちゃん、もう氷はだいぶ薄くなってるんだよ! 危ないよ!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:20:42.29 ID:s1LBmF8Jo
蘭「ごめんごめん、すぐ戻るから――」
ピシピシ…
蘭「え?」
パキィィィィン
蘭「きゃああああああああっ!!!」
ドボーンッ
小五郎「蘭!!!」
コナン「らぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:22:27.29 ID:s1LBmF8Jo
蘭「水、つめた……! 体動かな……い……!」ガボガボッ
ブクブク…
小五郎「やばい! 蘭が沈んでいく!」
コナン(春になったとはいえまだ水温は相当低いはずだ! このままじゃ蘭があぶねえ!)
コナン「おじさん、助けに行こう! ただし、氷を強く踏まないように気をつけて!」
小五郎「おう!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:23:06.56 ID:s1LBmF8Jo
コナン「蘭!」
コナン「どこだ!? どこにいる!?」
コナン(くそっ、完全に沈んじまったか!?)
コナン(――いや!)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:24:32.96 ID:s1LBmF8Jo
チャプ…
コナン「水面から蘭のツノがわずかに出てる!」
コナン「よぉしおじさん、これを引っぱろう!」
小五郎「おう!」
コナン「せーのっ!」グイッ
小五郎「よいしょぉ!」グイッ
ザバァァァッ
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/05/31(水) 21:27:14.96 ID:s1LBmF8Jo
蘭「げほっ、げほっ、二人とも……ありがとう……」
小五郎「ったくぅ~、何やってんだよ。オメーらしくもねえ……」
蘭「ごめんなさい……」
小五郎「もういいから早く体拭いて着替えろ! 風邪ひいちまうぞ!」
コナン(あのツノがなかったら、かなり危ないところだったな……)
コナン(やっぱり蘭は今の髪型が一番だな!)
~ END ~
引用元: ・毛利蘭「氷の上に立ってみたい」
犯人の犯沢さん「犯人たちの事件簿」
2020-06-08
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/21(木) 20:35:33.26 ID:exkHKbOr0
~ここは犯罪多発都市 米花町~
犯沢さん「今、私は最大の危機に瀕している」
犯沢さん「金がない…」
犯沢さん「これでは今月の家賃が払えんぞ…」
犯沢さん「この町で金は借りられないし…」
犯沢さん「これではあの男を殺すどころではない…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590060932
犯沢さん「今、私は最大の危機に瀕している」
犯沢さん「金がない…」
犯沢さん「これでは今月の家賃が払えんぞ…」
犯沢さん「この町で金は借りられないし…」
犯沢さん「これではあの男を殺すどころではない…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590060932
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/21(木) 20:37:13.88 ID:exkHKbOr0
??「あの、ちょっといいですか?」
犯沢さん「はい?ってええ!?」
??「いえいえ、私は決して怪しいものでは…」
犯沢さん(街中で仮面とか…どう見ても怪しい)
??「通りすがりのファントムです」
犯沢さん「はい?ってええ!?」
??「いえいえ、私は決して怪しいものでは…」
犯沢さん(街中で仮面とか…どう見ても怪しい)
??「通りすがりのファントムです」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/21(木) 20:40:49.77 ID:exkHKbOr0
犯沢さん(怪しい…怪しさMAXだよ!)
ファントム「ちょっとバイトをしませんか?」
犯沢さん「バイト?」
ファントム「ええ、とある島に行ってそこのホテルに泊まるだけの簡単なバイトですよ」
ファントム「こちらの指定した物を持ってね」
ファントム「ちょっとバイトをしませんか?」
犯沢さん「バイト?」
ファントム「ええ、とある島に行ってそこのホテルに泊まるだけの簡単なバイトですよ」
ファントム「こちらの指定した物を持ってね」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/21(木) 20:56:10.03 ID:exkHKbOr0
犯沢さん「それだけですか?」
ファントム「はい、バイト代は弾みますよ」
犯沢さん「じゃあやります!」
ファントム「ありがとうございます」
ファントム「じゃあまず包帯を巻いてください」
犯沢さん「え?」
ファントム「はい、バイト代は弾みますよ」
犯沢さん「じゃあやります!」
ファントム「ありがとうございます」
ファントム「じゃあまず包帯を巻いてください」
犯沢さん「え?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/21(木) 22:03:44.71 ID:exkHKbOr0
~数日後~
ファントム「ご苦労様でした、約束のバイト代です」
犯沢さん「こんなに…ありがとうございます!」
犯沢さん「大変だったんですよ、オーナーにはめっちゃ怪しまれるしボートで遭難しかかるし…」
犯沢さん「でもこれ何なんですか?」
ファントム「あなたら知らない方がいい、それでは」
ファントム「ご苦労様でした、約束のバイト代です」
犯沢さん「こんなに…ありがとうございます!」
犯沢さん「大変だったんですよ、オーナーにはめっちゃ怪しまれるしボートで遭難しかかるし…」
犯沢さん「でもこれ何なんですか?」
ファントム「あなたら知らない方がいい、それでは」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 03:42:26.01 ID:mpuS+kGl0
~さらに数日後~
ニュースキャスター『ある離島で高校の演劇部員が殺害される事件が…』
犯沢さん「まさか…ね」
ニュースキャスター『ある離島で高校の演劇部員が殺害される事件が…』
犯沢さん「まさか…ね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 15:31:30.07 ID:mpuS+kGl0
~数ヶ月後~
犯沢さん「また金がない…」
犯沢さん「困ったな…」
??「ちょっとそこのあなた」
犯沢さん「はい?どちら様ですか?」
雪夜叉「通りすがりの雪夜叉ですよ」
犯沢さん「また金がない…」
犯沢さん「困ったな…」
??「ちょっとそこのあなた」
犯沢さん「はい?どちら様ですか?」
雪夜叉「通りすがりの雪夜叉ですよ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 19:05:22.44 ID:mpuS+kGl0
犯沢さん(街中で般若のお面を…こいつも怪しい…)
雪夜叉「バイトをしませんか?」
犯沢さん「…なんのバイトですか?」
雪夜叉「いえいえ、私と一緒に雪山に来てくれればいいんですよ」
犯沢さん「そこで手伝いをちょっとね」
雪夜叉「バイトをしませんか?」
犯沢さん「…なんのバイトですか?」
雪夜叉「いえいえ、私と一緒に雪山に来てくれればいいんですよ」
犯沢さん「そこで手伝いをちょっとね」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 21:02:52.25 ID:mpuS+kGl0
~雪山の道路~
雪夜叉「さぁ!ここに氷の端を作るのです!」
犯沢さん「いやいや無理無理無理無理!!!!!」ガクブル
雪夜叉「お願い!バイト代はずむから!」
犯沢さん「うっ…」
ウオオオオオオオオスガバシ
ウオオオオオオオオオ!!!!
雪夜叉「さぁ!ここに氷の端を作るのです!」
犯沢さん「いやいや無理無理無理無理!!!!!」ガクブル
雪夜叉「お願い!バイト代はずむから!」
犯沢さん「うっ…」
ウオオオオオオオオスガバシ
ウオオオオオオオオオ!!!!
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 22:35:36.93 ID:mpuS+kGl0
~数日後~
犯沢さん「あ~疲れた…でも高額バイトだったな」
犯沢さん「でもあんな橋どうするんだろ…」
ニュースキャスター『雪山の別荘で起こった連続殺人犯が逮捕され…』
犯沢さん「まさか…な」
犯沢さん「あ~疲れた…でも高額バイトだったな」
犯沢さん「でもあんな橋どうするんだろ…」
ニュースキャスター『雪山の別荘で起こった連続殺人犯が逮捕され…』
犯沢さん「まさか…な」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 00:44:18.51 ID:bLGyHfVS0
犯沢さん「それからというもの…」
ジェイソン「このリストからイニシャルがS・Kになる人物を探してくれ」
不死蝶「この毒クモをしばらく預かってもらえませんか?」
ケルベロス「この犬達を山奥まで引率してくれませんか?」
犯沢さん「私に変なバイトを進めてくる連中が続発した」
ジェイソン「このリストからイニシャルがS・Kになる人物を探してくれ」
不死蝶「この毒クモをしばらく預かってもらえませんか?」
ケルベロス「この犬達を山奥まで引率してくれませんか?」
犯沢さん「私に変なバイトを進めてくる連中が続発した」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 07:40:54.79 ID:bLGyHfVS0
犯沢さん「はぁ…」
犯沢さん「米花町ってあんな中二病みたいな連中もいるのか…」
犯沢さん「まぁお金貰えるからいいけど」
??「ちょっとそこのあなた」
犯沢さん「今度は誰ですか?」
??「通りすがりの地獄の傀儡師ですよ」
犯沢さん「米花町ってあんな中二病みたいな連中もいるのか…」
犯沢さん「まぁお金貰えるからいいけど」
??「ちょっとそこのあなた」
犯沢さん「今度は誰ですか?」
??「通りすがりの地獄の傀儡師ですよ」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 10:29:55.23 ID:bLGyHfVS0
犯沢さん(あ、怪しい…イケメンだけど怪しい…)
高遠「怪しむ気持ちはわかりますが、大丈夫ですよ」
犯沢さん「!」
高遠「あなたには少し私のショーに協力してもらいたいんですよ」
高遠「ある男を出し抜く、最高のショーをね」
高遠「怪しむ気持ちはわかりますが、大丈夫ですよ」
犯沢さん「!」
高遠「あなたには少し私のショーに協力してもらいたいんですよ」
高遠「ある男を出し抜く、最高のショーをね」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 13:07:49.50 ID:bLGyHfVS0
犯沢さん「ある男?」
高遠「ええ、それは…
イタゾー
タカトオー!
高遠「!」
高遠「ええ、それは…
イタゾー
タカトオー!
高遠「!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 15:07:06.28 ID:bLGyHfVS0
高遠「…どうやら先手を打たれてしまったようですね」
高遠「この話はなかったことに、それでは失礼」フッ
犯沢さん「な、なんだったんだ…」
タタタ…
一「くそっ!逃がしたか!」
コナン「今のが地獄の傀儡師…」
犯沢さん(あ!事件でよく出くわす子供!と誰!?)
高遠「この話はなかったことに、それでは失礼」フッ
犯沢さん「な、なんだったんだ…」
タタタ…
一「くそっ!逃がしたか!」
コナン「今のが地獄の傀儡師…」
犯沢さん(あ!事件でよく出くわす子供!と誰!?)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 19:02:24.82 ID:bLGyHfVS0
コナン「大丈夫?変な事されなかった?」
犯沢さん「う、うん…」
一「高遠め…絶対に逃がさねーぞ!」
コナン「追いかけよう!」
タタタ…
犯沢さん「・・・・・」
犯沢さん「う、うん…」
一「高遠め…絶対に逃がさねーぞ!」
コナン「追いかけよう!」
タタタ…
犯沢さん「・・・・・」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 19:07:44.32 ID:bLGyHfVS0
犯沢さん「ファントム、雪夜叉、ジェイソン、不死蝶、ケルベロス…」
犯沢さん「そして、地獄の傀儡師…」
犯沢さん「私もああいう犯人達に並び立ってみせる…」グッ
犯沢さん「でも…」
犯沢さん「トリックって…金がかかる…」
~おわり~
犯沢さん「そして、地獄の傀儡師…」
犯沢さん「私もああいう犯人達に並び立ってみせる…」グッ
犯沢さん「でも…」
犯沢さん「トリックって…金がかかる…」
~おわり~
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 19:08:26.76 ID:bLGyHfVS0
以上になります
引用元: ・犯人の犯沢さん「犯人たちの事件簿」
月「江戸川コナン、青酸カリを舐めて死亡っと」カキカキ
2020-05-28
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:27:24.26 ID:o/0b3lte0
デューク「ククク…」
月「デューク…?何がおかしい?」
デューク「…。いや、ライトがまさか小学生を殺すとは思って無かったからな…ククク」
月「…何か嫌な予感がするんだ」
デューク「嫌な予感?」
____
___
_
月「よーし今日も犯罪者裁いていくぞ…父さんのパソコンにハッキングするか」カチャカチャ
月「ここを経由して、警視庁に…っと」カチャカチャ
月「ん、なにこれ…警視庁より感謝状を毛利小五郎殿へ…ただのオッサンにしか見えないけど」カチャカチャ
月「へぇ~こんな凄い人が日本にいたんだ、日本も捨てたもんじゃないね…ん?」
月「この写真…ちっちゃい子…小学生かな…?」ゾワゾワ
月「なんだ急に寒気が……いや、まさかなこんな小学生見たいな奴がな…。」ゾクゾク
月「……。いちよ調べてみるか」カチャカチャ
月「なっ!?毛利小五郎が解決した事件全てにコイツが同伴している!?偶然かっ??いや、まさか考え過ぎか…」
デューク「ライトぉ。さっきからなにブツブツ言ってんだ?」クネクネ
月「な、なんでもない」
_
__
___
みたいな壮大なSS誰か頼みます
月「デューク…?何がおかしい?」
デューク「…。いや、ライトがまさか小学生を殺すとは思って無かったからな…ククク」
月「…何か嫌な予感がするんだ」
デューク「嫌な予感?」
____
___
_
月「よーし今日も犯罪者裁いていくぞ…父さんのパソコンにハッキングするか」カチャカチャ
月「ここを経由して、警視庁に…っと」カチャカチャ
月「ん、なにこれ…警視庁より感謝状を毛利小五郎殿へ…ただのオッサンにしか見えないけど」カチャカチャ
月「へぇ~こんな凄い人が日本にいたんだ、日本も捨てたもんじゃないね…ん?」
月「この写真…ちっちゃい子…小学生かな…?」ゾワゾワ
月「なんだ急に寒気が……いや、まさかなこんな小学生見たいな奴がな…。」ゾクゾク
月「……。いちよ調べてみるか」カチャカチャ
月「なっ!?毛利小五郎が解決した事件全てにコイツが同伴している!?偶然かっ??いや、まさか考え過ぎか…」
デューク「ライトぉ。さっきからなにブツブツ言ってんだ?」クネクネ
月「な、なんでもない」
_
__
___
みたいな壮大なSS誰か頼みます
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:44:19.28 ID:wHvNG4ksO
蘭「ここが東応大学なんだ~」
コナン「蘭ねえちゃんここに行くの?」
蘭「受かったらだけどね・・・」
\きゃー!/
蘭「な、なに?」
コナン「向こうですごく強い人がテニスやってるんだって
行ってみようよ!」
蘭「あ、コナン君」
コナン「蘭ねえちゃんここに行くの?」
蘭「受かったらだけどね・・・」
\きゃー!/
蘭「な、なに?」
コナン「向こうですごく強い人がテニスやってるんだって
行ってみようよ!」
蘭「あ、コナン君」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:50:31.34 ID:wHvNG4ksO
月「良い試合だったよ、竜崎」
L「はい、私もそう思います」
コナン「何だ、もう終わっちゃったんだ~」
蘭「駄目でしょコナン君!迷子になっちゃうじゃない」
コナン「ごめんなさい」
蘭「しょうがないわね~」
L「はい、私もそう思います」
コナン「何だ、もう終わっちゃったんだ~」
蘭「駄目でしょコナン君!迷子になっちゃうじゃない」
コナン「ごめんなさい」
蘭「しょうがないわね~」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 16:56:08.82 ID:wHvNG4ksO
蘭「広々として良いキャンパスだったな~
あ、コナン君、あそこで少し休もうか」
コナン「うん」
カランコロン
コナン「あ、さっきテニスしてた人達だ」
蘭「でも何か忙しそう・・・」
Lと月「まさかキラに・・・!」ダッ
月「くっ!ドアが開かない!
急いでるのに!」
マスター「すみません!立て付けが悪くて・・・」
蘭「ちょっとどいてて下さい」
月とマスター「え?」
蘭「はあああ!」
ドガン!
あ、コナン君、あそこで少し休もうか」
コナン「うん」
カランコロン
コナン「あ、さっきテニスしてた人達だ」
蘭「でも何か忙しそう・・・」
Lと月「まさかキラに・・・!」ダッ
月「くっ!ドアが開かない!
急いでるのに!」
マスター「すみません!立て付けが悪くて・・・」
蘭「ちょっとどいてて下さい」
月とマスター「え?」
蘭「はあああ!」
ドガン!
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:01:03.26 ID:wHvNG4ksO
マスター「あ・・・」
月「あ、ありがとう!お礼は後でするよ!」
L「行きましょう、月くん」
蘭「ふう、何とかなったね」
コナン「(おいおい・・・)」
蘭「あ、マスター!すみません、修理代は出します!」
マスター「いや、元から壊れてたから大丈夫だよ」
蘭「すみません、ありがとうございます!」
月「あ、ありがとう!お礼は後でするよ!」
L「行きましょう、月くん」
蘭「ふう、何とかなったね」
コナン「(おいおい・・・)」
蘭「あ、マスター!すみません、修理代は出します!」
マスター「いや、元から壊れてたから大丈夫だよ」
蘭「すみません、ありがとうございます!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:05:14.23 ID:wHvNG4ksO
数日後
プルルル
蘭「はい、毛利探偵事務所ですけど」
月『もしかして、この前ドアを壊してくれた人?』
蘭「は、はい」
月『あの時のお礼がしたいから、都合が良ければこの前の喫茶店に来てくれないかな?』
蘭「わ、わかりました」
コナン「誰?」
蘭「この前のテニスしてた人がお礼したいって
コナン君も行く?」
コナン「うん!」
プルルル
蘭「はい、毛利探偵事務所ですけど」
月『もしかして、この前ドアを壊してくれた人?』
蘭「は、はい」
月『あの時のお礼がしたいから、都合が良ければこの前の喫茶店に来てくれないかな?』
蘭「わ、わかりました」
コナン「誰?」
蘭「この前のテニスしてた人がお礼したいって
コナン君も行く?」
コナン「うん!」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:09:53.27 ID:wHvNG4ksO
月「あ」
蘭「こんにちは」
月「こんにちは
そっちは弟さん?」
蘭「あ、いえ・・・居候です
色々あって」
月「そうなんですか
ところでお礼ですが・・・
\キャー!死んでるー!/
コナン「(なに!?)」
蘭「こんにちは」
月「こんにちは
そっちは弟さん?」
蘭「あ、いえ・・・居候です
色々あって」
月「そうなんですか
ところでお礼ですが・・・
\キャー!死んでるー!/
コナン「(なに!?)」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:19:29.46 ID:wHvNG4ksO
高木「被害者はマス・ター(45)
インドから来日して喫茶店を営んでたようですが、経営が上手くいっていなかったようです」
目暮「包丁を自分で刺して自殺か・・・」
高木「恐らく
ただ、マスさんは強*をしているという疑いがありましたが、証拠不十分で釈放されています・・・」
目暮「キラについては我々の管轄外だ
それにキラは心臓麻痺を起こすはずだ」
高木「はい、すみません・・・」
コナン「あれれー?」
高木「こ、コナン君いたのかい?」
コナン「この包丁、何だか珍しい形だね~」
インドから来日して喫茶店を営んでたようですが、経営が上手くいっていなかったようです」
目暮「包丁を自分で刺して自殺か・・・」
高木「恐らく
ただ、マスさんは強*をしているという疑いがありましたが、証拠不十分で釈放されています・・・」
目暮「キラについては我々の管轄外だ
それにキラは心臓麻痺を起こすはずだ」
高木「はい、すみません・・・」
コナン「あれれー?」
高木「こ、コナン君いたのかい?」
コナン「この包丁、何だか珍しい形だね~」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:25:45.45 ID:wHvNG4ksO
蘭「こ、これは・・・」
高木「?」
蘭「有名なブランドの包丁です
でも普通は高級レストランの料理人が使うもので、経営が苦しい人が使うにはとても値段が・・・」
中略
コナン「(そうか!犯人はあの人だ!
だがおっちゃんも園子もいねえ・・・どうすれば)」
月「犯人はウエイトレスのあなたです」
コナン「(え?)」
月「(省略)して殺害した
理由は何度も強*されたから」
ウエイトレス「う、う・・・うわぁーん!ごめんなさい!でも怖かったんです!毎日毎日犯されるのが!・・・」
高木「?」
蘭「有名なブランドの包丁です
でも普通は高級レストランの料理人が使うもので、経営が苦しい人が使うにはとても値段が・・・」
中略
コナン「(そうか!犯人はあの人だ!
だがおっちゃんも園子もいねえ・・・どうすれば)」
月「犯人はウエイトレスのあなたです」
コナン「(え?)」
月「(省略)して殺害した
理由は何度も強*されたから」
ウエイトレス「う、う・・・うわぁーん!ごめんなさい!でも怖かったんです!毎日毎日犯されるのが!・・・」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:31:15.38 ID:wHvNG4ksO
目暮「助かったよ月くん!」
月「いえ
この子が包丁のことに気づかなければ僕も分からなかった」
コナン「えへへー」
月「(こいつ・・・
小学生にしては僕の少し下ぐらいに頭がいい・・・)
ごめん、お礼はまた今度ということでいいですか?」
蘭「大丈夫ですよ!」
L「月くん」
月「流河!なんでここに?」
L「月くんが事件に巻き込まれたと聞いてかけつけました
それより」
月「ああ、コナン君のことか」
月「いえ
この子が包丁のことに気づかなければ僕も分からなかった」
コナン「えへへー」
月「(こいつ・・・
小学生にしては僕の少し下ぐらいに頭がいい・・・)
ごめん、お礼はまた今度ということでいいですか?」
蘭「大丈夫ですよ!」
L「月くん」
月「流河!なんでここに?」
L「月くんが事件に巻き込まれたと聞いてかけつけました
それより」
月「ああ、コナン君のことか」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:34:47.51 ID:wHvNG4ksO
L「すみません、コナン君をお借りします」
蘭「い、いいですが・・・」
月「お、おい流河・・・小学生だぞ?」
L「大丈夫です
私の後継者にしたいほどですから」
キラ対策本部
月「というわけで、新しいメンバーだ・・・」
佐藤「ちょっと!いくらなんでも頭がいいからって小学生は・・・」
松田「そうですよ!」
蘭「い、いいですが・・・」
月「お、おい流河・・・小学生だぞ?」
L「大丈夫です
私の後継者にしたいほどですから」
キラ対策本部
月「というわけで、新しいメンバーだ・・・」
佐藤「ちょっと!いくらなんでも頭がいいからって小学生は・・・」
松田「そうですよ!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:40:45.77 ID:wHvNG4ksO
月「竜崎が言い出したら聞かないのはみんな知ってるはずだ」
佐藤「そうだけど・・・」
コナン「さっきは流河って言ってたのになんで竜崎に変わったの?」
月「キラは顔と名前で殺すことができる
だから偽名で呼びあってるんだ」
コナン「ふーん」
月「偽名だが、右から佐藤、松田だ」
佐藤「出来れば巻き込みたくないけど・・・よろしく、コナン君」
松田「よろしく!」
佐藤「そうだけど・・・」
コナン「さっきは流河って言ってたのになんで竜崎に変わったの?」
月「キラは顔と名前で殺すことができる
だから偽名で呼びあってるんだ」
コナン「ふーん」
月「偽名だが、右から佐藤、松田だ」
佐藤「出来れば巻き込みたくないけど・・・よろしく、コナン君」
松田「よろしく!」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:47:15.72 ID:wHvNG4ksO
松田「あれ?佐藤さん、コナン君と知り合いなんですか?」
佐藤「ええ、まあ」
月「コナン君、君は今日から古畑コナンだ
いいかい?」
コナン「はーい!」
月「(今はただの子供みたいだが・・・事件のときのあの手際のよさ、普通の小学生じゃない
なにより・・・)」
L「そして、私が竜崎です」
コナン「よろしくお願いします!」
L「はい、よろしくお願いします」
月「(Lが後継者にしたいと言ったほどだ
冗談かもしれないが・・・)」
佐藤「ええ、まあ」
月「コナン君、君は今日から古畑コナンだ
いいかい?」
コナン「はーい!」
月「(今はただの子供みたいだが・・・事件のときのあの手際のよさ、普通の小学生じゃない
なにより・・・)」
L「そして、私が竜崎です」
コナン「よろしくお願いします!」
L「はい、よろしくお願いします」
月「(Lが後継者にしたいと言ったほどだ
冗談かもしれないが・・・)」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:51:59.18 ID:wHvNG4ksO
ワタリ「皆さん、今すぐさくらTVを」
佐藤「ワタリさん!さくらTVね?」カチッ
コナン「ワタリ?」
松田「Lの手下だよ」
TV『私は第二のキラです』
月「第二のキラ!?」
リューク「ククッ・・・
賢い小学生に第二のキラ、面白くなってきたな」
TV「信じてもらえないのかもしれませんので、○○局の○○さんを○○分ぴったりに殺します」
松田「なんだって!?」
L「ワタリ、もう一台テレビを」
ワタリ「はい」
佐藤「ワタリさん!さくらTVね?」カチッ
コナン「ワタリ?」
松田「Lの手下だよ」
TV『私は第二のキラです』
月「第二のキラ!?」
リューク「ククッ・・・
賢い小学生に第二のキラ、面白くなってきたな」
TV「信じてもらえないのかもしれませんので、○○局の○○さんを○○分ぴったりに殺します」
松田「なんだって!?」
L「ワタリ、もう一台テレビを」
ワタリ「はい」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 17:58:54.82 ID:wHvNG4ksO
○○「いや、うちのアイドルを左遷したわけじゃ・・・ぐっ!?」
TV『何人もの少女の心を踏みにじった悪党です
殺されても仕方ありません』
松田「殺されてもしょうがないだと!?」
TV『今から私のスケジュールを表示します
私を探してみてください
では』
佐藤「終わった・・・」
L「(わざわざ探させるわけがない
これは真のキラをあぶり出している
しかし人前でキラに干渉するほどの馬鹿ならとっくに捕まっているはずだ・・・
キラかどうかを確認する手段があるのか?)」
TV『何人もの少女の心を踏みにじった悪党です
殺されても仕方ありません』
松田「殺されてもしょうがないだと!?」
TV『今から私のスケジュールを表示します
私を探してみてください
では』
佐藤「終わった・・・」
L「(わざわざ探させるわけがない
これは真のキラをあぶり出している
しかし人前でキラに干渉するほどの馬鹿ならとっくに捕まっているはずだ・・・
キラかどうかを確認する手段があるのか?)」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 18:03:49.31 ID:wHvNG4ksO
月「(間違いない
第二のキラは僕を探している!)」
ワタリ「皆様、これがスケジュールを印刷したものです」
佐藤「ありがとう、ワタリ」
松田「何だか、暇な学生見たいなスケジュールですね」
月「ただ、気になるのがこの死神という文字・・・?」
L「死神・・・死神なんて存在するわけがありません」
月「気にするな竜崎、死神は人を殺す力のことだろう」
L「はい・・・すみません・・・」
月「(死神はミスリード
本命は青山でノートを見せ合うのほうだ
馬鹿なりに考えたみたいだな)」
第二のキラは僕を探している!)」
ワタリ「皆様、これがスケジュールを印刷したものです」
佐藤「ありがとう、ワタリ」
松田「何だか、暇な学生見たいなスケジュールですね」
月「ただ、気になるのがこの死神という文字・・・?」
L「死神・・・死神なんて存在するわけがありません」
月「気にするな竜崎、死神は人を殺す力のことだろう」
L「はい・・・すみません・・・」
月「(死神はミスリード
本命は青山でノートを見せ合うのほうだ
馬鹿なりに考えたみたいだな)」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 18:05:26.76 ID:wHvNG4ksO
コナン「あれれー?」
佐藤「(また・・・この子のこの一言で解決のヒントが出てくるのよね)」
松田「どうしたんだいコナン君?」
佐藤「(また・・・この子のこの一言で解決のヒントが出てくるのよね)」
松田「どうしたんだいコナン君?」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 18:14:53.32 ID:wHvNG4ksO
コナン「この青山でノートを見せ合うっていうのだけ、誰と見せ合うのか書かれてないねー」
月「(!?)」
松田「確かに・・・他は友人とするか一人ですることばかりですね」
月「ここにあいつという言葉がある」
コナン「本当だー・・・
ごめん、間違えちゃった」
佐藤「いいのよ、たまには間違いもあるわ」
月「(!?)」
松田「確かに・・・他は友人とするか一人ですることばかりですね」
月「ここにあいつという言葉がある」
コナン「本当だー・・・
ごめん、間違えちゃった」
佐藤「いいのよ、たまには間違いもあるわ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 18:54:44.05 ID:wHvNG4ksO
月「とりあえず僕達も探せば見つかるかもしれない」
L「そうですね
ではそれぞれの場所に配置しましょう」
L「そうですね
ではそれぞれの場所に配置しましょう」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:01:55.11 ID:wHvNG4ksO
L「では青山には松田さんとコナン君に・・・」
月「いや、僕がいこう
青山というイメージに合っているのは僕だ」
L「・・・はい、そうですね
では青山には松田さんと月くんに
野球場の方には佐藤さんとコナン君に行ってもらいましょう」
コナン「うん!」
佐藤「わかったわ」
~当日~
月「僕のいとこの松田さん
こういうところの来たかったんだってさ」
松田「よ、よろしく」
大学生たち「よろしくー」
月「じゃあ行こうか」
松田「うん」
月「いや、僕がいこう
青山というイメージに合っているのは僕だ」
L「・・・はい、そうですね
では青山には松田さんと月くんに
野球場の方には佐藤さんとコナン君に行ってもらいましょう」
コナン「うん!」
佐藤「わかったわ」
~当日~
月「僕のいとこの松田さん
こういうところの来たかったんだってさ」
松田「よ、よろしく」
大学生たち「よろしくー」
月「じゃあ行こうか」
松田「うん」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:04:41.33 ID:wHvNG4ksO
大学生A「何か混んでるねー」
B「キラが来てるらしいからね」
A「そうなんだー」
月「(大勢で歩き、しかもリュークが誰についてるか分からないようにしてあるから第二のキラには見つからない
先に僕が見つける!)」
ミサ「みーつけた」
B「キラが来てるらしいからね」
A「そうなんだー」
月「(大勢で歩き、しかもリュークが誰についてるか分からないようにしてあるから第二のキラには見つからない
先に僕が見つける!)」
ミサ「みーつけた」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:15:06.81 ID:wHvNG4ksO
ミサ「(やがみ・・・つき?くんかな
でもキラがこんなにかっこいい人とは思わなかったな~)」
服部「工藤宛に東京で事件が起こるっちゅー脅迫状が届いてな、解決するついでに皆で旅行しようって和葉が言い出したんや」
和葉「蘭ちゃん、一緒に行かへん?
ほら、工藤くんも見つかるかもしれへんし」
蘭「うん!大丈夫だよ」
和葉「コナン君は?」
コナン「僕はパス」
服部「何やと!?ちょっとトイレ来い」
トイレ
服部「おい工藤、お前宛なんやからもしかしたらあの何とかっちゅう組織かもしれんねんぞ!」
でもキラがこんなにかっこいい人とは思わなかったな~)」
服部「工藤宛に東京で事件が起こるっちゅー脅迫状が届いてな、解決するついでに皆で旅行しようって和葉が言い出したんや」
和葉「蘭ちゃん、一緒に行かへん?
ほら、工藤くんも見つかるかもしれへんし」
蘭「うん!大丈夫だよ」
和葉「コナン君は?」
コナン「僕はパス」
服部「何やと!?ちょっとトイレ来い」
トイレ
服部「おい工藤、お前宛なんやからもしかしたらあの何とかっちゅう組織かもしれんねんぞ!」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:19:05.35 ID:wHvNG4ksO
コナン「ああ・・・
でも今はキラの手がかりを掴んでるからよ」
服部「なに!?ホンマか?」
コナン「ホンマでおまんがな」
\うわあああ!人が倒れた!/
コナン「!」
服部「とりあえずこの事件を解決してからや」
でも今はキラの手がかりを掴んでるからよ」
服部「なに!?ホンマか?」
コナン「ホンマでおまんがな」
\うわあああ!人が倒れた!/
コナン「!」
服部「とりあえずこの事件を解決してからや」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:24:28.29 ID:wHvNG4ksO
目暮「死因は青酸系の毒物か・・・」
高木「はい
被害者は偶々来 多脚(23)
一人でこの店に来てコーヒーを飲んだところ、突然倒れたそうです」
服部「客の中に関係者はいないんか?」
高木「服部くん!」
目暮「これこれ、君は部外者なんだから・・・」
高木「関係者はいないみたいだよ」
目暮「高木も簡単に情報を洩らすな!」
高木「すみません!服部くんなら解決してくれそうな気がして」
高木「はい
被害者は偶々来 多脚(23)
一人でこの店に来てコーヒーを飲んだところ、突然倒れたそうです」
服部「客の中に関係者はいないんか?」
高木「服部くん!」
目暮「これこれ、君は部外者なんだから・・・」
高木「関係者はいないみたいだよ」
目暮「高木も簡単に情報を洩らすな!」
高木「すみません!服部くんなら解決してくれそうな気がして」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:29:52.32 ID:wHvNG4ksO
目暮「で、当時いた人は?」
高木「はい、女子高生一人と、大学生二人、あと店員ですね」
和葉「この中なら店員が怪しそうやな!
恨みを持ちそうなのは唯一被害者を知っている店員だけやし」
高木「いや、被害者の偶々来さんは一度コーヒーを取り替えたそうだよ
髪の毛が入ってたって」
和葉「・・・?」
服部「つまり店員が二度毒物を仕掛けられるほど多量に所持してる可能性は低いっちゅうことや
持ち物を調べられれば終わりやからな」
和葉「なるほど!さすが平次や!」
高木「はい、女子高生一人と、大学生二人、あと店員ですね」
和葉「この中なら店員が怪しそうやな!
恨みを持ちそうなのは唯一被害者を知っている店員だけやし」
高木「いや、被害者の偶々来さんは一度コーヒーを取り替えたそうだよ
髪の毛が入ってたって」
和葉「・・・?」
服部「つまり店員が二度毒物を仕掛けられるほど多量に所持してる可能性は低いっちゅうことや
持ち物を調べられれば終わりやからな」
和葉「なるほど!さすが平次や!」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:36:07.31 ID:wHvNG4ksO
ミサ「(持ち物を奪われたら終わりだ・・・
早く事件解決しないかな)」
目暮「皆さん、持ち物を調べさせてもらってもよろしいですか?
すぐ終わりますので」
ミサ「!」
レム「私が表紙をすり替えておく」
ミサ「ありがとう、レム」ヒソヒソ
服部「財布にノートに化粧品ばかりで怪しいのはないな・・・」
コナン「ねえお姉ちゃん」
ミサ「な、なに?」
早く事件解決しないかな)」
目暮「皆さん、持ち物を調べさせてもらってもよろしいですか?
すぐ終わりますので」
ミサ「!」
レム「私が表紙をすり替えておく」
ミサ「ありがとう、レム」ヒソヒソ
服部「財布にノートに化粧品ばかりで怪しいのはないな・・・」
コナン「ねえお姉ちゃん」
ミサ「な、なに?」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:43:24.90 ID:wHvNG4ksO
コナン「このノート見せてもらってもいい?」
ミサ「え!?
(レムがすり替えたのは表紙だけ・・・)
だ、駄目!」
蘭「駄目じゃないコナン君」
コナン「ごめんなさい、蘭ねえちゃん
お姉ちゃん」
ミサ「う、うんうん」
服部「!」
服部「おい工藤
あの人の持ち物を使えば殺害は可能やな
今ならまだ証拠も残ってるやろ」ヒソヒソ
コナン「あ、ああ」ヒソヒソ
服部「おい工藤?まさか気づいてなかったんか?」ヒソヒソ
コナン「うっ・・・キラに集中してただけだよ!」ヒソヒソ
服部「結局俺の方がすごいっちゅーことやな!」ヒソヒソ
コナン「(なんか悔しい)」
ミサ「え!?
(レムがすり替えたのは表紙だけ・・・)
だ、駄目!」
蘭「駄目じゃないコナン君」
コナン「ごめんなさい、蘭ねえちゃん
お姉ちゃん」
ミサ「う、うんうん」
服部「!」
服部「おい工藤
あの人の持ち物を使えば殺害は可能やな
今ならまだ証拠も残ってるやろ」ヒソヒソ
コナン「あ、ああ」ヒソヒソ
服部「おい工藤?まさか気づいてなかったんか?」ヒソヒソ
コナン「うっ・・・キラに集中してただけだよ!」ヒソヒソ
服部「結局俺の方がすごいっちゅーことやな!」ヒソヒソ
コナン「(なんか悔しい)」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:46:32.52 ID:wHvNG4ksO
目暮「では鑑識科の人が来たらこの持ち物を・・・
服部「その必要はないで」
高木「わかったの!?」
服部「ああ、犯人がな!」
中略
大学生「偶々来が僕の彼女を犯したという噂に振り回されて僕が罪を犯してしまうなんて・・・うぅっ・・・」
ミサ「(持ち物が調べられる前に解決してよかった!
これで大丈夫だね)」
服部「その必要はないで」
高木「わかったの!?」
服部「ああ、犯人がな!」
中略
大学生「偶々来が僕の彼女を犯したという噂に振り回されて僕が罪を犯してしまうなんて・・・うぅっ・・・」
ミサ「(持ち物が調べられる前に解決してよかった!
これで大丈夫だね)」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 19:56:08.62 ID:wHvNG4ksO
コナン「(間違いない!第二のキラはこの人だ
しかし証拠が・・・
ノートに名前が書かれて人が死ぬ姿を警察に見させるしかねーのか!?
くそっ!わかんねぇ!)」
ミサ「もう帰ってもいいですか?」
目暮「はい、大丈夫ですよ」
コナン「(くっ、ここで逃したらチャンスが!)」
服部「・・・」
しかし証拠が・・・
ノートに名前が書かれて人が死ぬ姿を警察に見させるしかねーのか!?
くそっ!わかんねぇ!)」
ミサ「もう帰ってもいいですか?」
目暮「はい、大丈夫ですよ」
コナン「(くっ、ここで逃したらチャンスが!)」
服部「・・・」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:02:35.91 ID:wHvNG4ksO
服部「みんなすまん、ちょっと出かけるわ」
和葉「はあ?」
コナン「(あいつまさか!?)」
ミサ「(何とかやり過ごせた)」
服部「そこのねえちゃん」
ミサ「?」
服部「ちょっと事件について話があるからあの裏路地に来てくれ
なんなら10mは間を開けても構わんで」
ミサ「わかりました・・・」
和葉「はあ?」
コナン「(あいつまさか!?)」
ミサ「(何とかやり過ごせた)」
服部「そこのねえちゃん」
ミサ「?」
服部「ちょっと事件について話があるからあの裏路地に来てくれ
なんなら10mは間を開けても構わんで」
ミサ「わかりました・・・」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:05:03.42 ID:wHvNG4ksO
コナン「(どこ行きやがった!)」
服部「ねえちゃん、あんたがキラや」
ミサ「!?」
服部「そのノートを使うんやろ」
ミサ「・・・」
レム「くっ・・・私が!」
ミサ「やめて、そしたらレムが・・・」ヒソヒソ
服部「そこに死神がおるんか」
ミサ「(そこまで・・・)」
服部「ねえちゃん、あんたがキラや」
ミサ「!?」
服部「そのノートを使うんやろ」
ミサ「・・・」
レム「くっ・・・私が!」
ミサ「やめて、そしたらレムが・・・」ヒソヒソ
服部「そこに死神がおるんか」
ミサ「(そこまで・・・)」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:11:45.65 ID:wHvNG4ksO
ミサ「(あの持ち物検査のとき、誰もすり替えた表紙しか触ってないから見えないはず・・・)」
ミサ「(今なら人はいない、それにあの服部とかいう人とは間があるから書く余裕はある!)」バッ 書き書き
服部「!」
ミサ「残りの時間のうちに聞かせて!
何で死神のことを知ってるの?
ノートに触らなきゃ見えないはず」
服部「はぁ?知らんわ
それに触ってへんし」
ミサ「え?だってさっき」
服部「あれはスケジュールに書いてあったから試してみただけや
さっきもなんか妙に口が動いてたしな
まさか本当やとは思わんかったで」
ミサ「(今なら人はいない、それにあの服部とかいう人とは間があるから書く余裕はある!)」バッ 書き書き
服部「!」
ミサ「残りの時間のうちに聞かせて!
何で死神のことを知ってるの?
ノートに触らなきゃ見えないはず」
服部「はぁ?知らんわ
それに触ってへんし」
ミサ「え?だってさっき」
服部「あれはスケジュールに書いてあったから試してみただけや
さっきもなんか妙に口が動いてたしな
まさか本当やとは思わんかったで」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:21:35.31 ID:wHvNG4ksO
ミサ「そう、ありがとう
さようなら」
・・・
ミサ「あれ!?何で!?」
服部「すり替えたんや」
ミサ「!?」
服部「同じ柄のノートにすり替えたんや」
ミサ「いつの間に!?」
服部「いつやろな
ともかく、あんたの負けや
証拠はカメラに収めてあるし」
ミサ「くっ!」
レム「ミサ、所有権を放棄するしかない」
ミサ「そんな・・・キラに会わなきゃ!」
レム「大丈夫だ、夜神月のことは覚えているから」
ミサ「・・・・・・わかった」
さようなら」
・・・
ミサ「あれ!?何で!?」
服部「すり替えたんや」
ミサ「!?」
服部「同じ柄のノートにすり替えたんや」
ミサ「いつの間に!?」
服部「いつやろな
ともかく、あんたの負けや
証拠はカメラに収めてあるし」
ミサ「くっ!」
レム「ミサ、所有権を放棄するしかない」
ミサ「そんな・・・キラに会わなきゃ!」
レム「大丈夫だ、夜神月のことは覚えているから」
ミサ「・・・・・・わかった」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:24:23.39 ID:wHvNG4ksO
ミサ「あれ?何でここにいるんだっけ」
服部「はあ?今更とぼけんなや」
ミサ「とりあえずミサ、行くね」
服部「おいこら、ちょ・・・
」パキッ
バタッ
レム「これが一番ミサのためなんだ・・・」
服部平次
カメラをメモリーが残らないように破壊して心臓麻痺で死亡
服部「はあ?今更とぼけんなや」
ミサ「とりあえずミサ、行くね」
服部「おいこら、ちょ・・・
」パキッ
バタッ
レム「これが一番ミサのためなんだ・・・」
服部平次
カメラをメモリーが残らないように破壊して心臓麻痺で死亡
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:31:43.22 ID:wHvNG4ksO
コナン「服部!
ちきしょう・・・」
数日後 キラ対策本部
L「第二のキラは最近姿を見せないですね
コナン君の友達の死が関係してるのでしょうか」
月「やめてやれ、竜崎」
L「はい、すみません」
ちきしょう・・・」
数日後 キラ対策本部
L「第二のキラは最近姿を見せないですね
コナン君の友達の死が関係してるのでしょうか」
月「やめてやれ、竜崎」
L「はい、すみません」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:38:12.98 ID:wHvNG4ksO
更に数日後
L「第三のキラが現れました」
月「なに!?」
松田「本当ですか!?」
L「はい、最近のキラは明らかに企業の重役を狙っています
普通の犯罪者も狙われていますが、以前のキラとは動きが全く違います」
月「(今度は第三のキラ・・・
結局第二のキラは姿を消したが・・・
このままそいつからボロが出ないといいが)」
L「第三のキラが現れました」
月「なに!?」
松田「本当ですか!?」
L「はい、最近のキラは明らかに企業の重役を狙っています
普通の犯罪者も狙われていますが、以前のキラとは動きが全く違います」
月「(今度は第三のキラ・・・
結局第二のキラは姿を消したが・・・
このままそいつからボロが出ないといいが)」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:51:02.30 ID:wHvNG4ksO
佐藤「だとしたらヨツバが怪しいわ
最近ヨツバが急成長してるし」
月「そのとおりだな」
L「わかりました
私の友人を呼びます
ワタリ!」
ワタリ「はい」
最近ヨツバが急成長してるし」
月「そのとおりだな」
L「わかりました
私の友人を呼びます
ワタリ!」
ワタリ「はい」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:54:39.57 ID:wHvNG4ksO
ダル「どうもだお」
L「彼はハッキングに関しては一流です
私も一目置いています」
ダル「で、報酬はもちろん・・・」
L「はい、限定品のフィギュアなら何でも揃えています
それよりヨツバの監視カメラの映像にハックしていただきたいのですが」
ダル「もちろんだお!」
月「監視カメラの映像か
映ってるといいんだが」
L「彼はハッキングに関しては一流です
私も一目置いています」
ダル「で、報酬はもちろん・・・」
L「はい、限定品のフィギュアなら何でも揃えています
それよりヨツバの監視カメラの映像にハックしていただきたいのですが」
ダル「もちろんだお!」
月「監視カメラの映像か
映ってるといいんだが」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 20:57:01.10 ID:wHvNG4ksO
月「これは!」
ダル「ついでに名前も調べておいたお」
L「助かりました」
ダル「こっちも色々助かったお!」
月「火口・・・こいつが」
L「はい、私のもう一人の友人に頼んで捜査をしてもらいます」
松田「もう一人?」
ダル「ついでに名前も調べておいたお」
L「助かりました」
ダル「こっちも色々助かったお!」
月「火口・・・こいつが」
L「はい、私のもう一人の友人に頼んで捜査をしてもらいます」
松田「もう一人?」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:01:03.96 ID:wHvNG4ksO
キッド「おいおい、人使い荒いぜ」
コナン「キッド!?」
L「知り合いでしたか」
コナン「仕方ねえ・・・
今は見逃すが、キラを捕まえてからは必ず捕まえてやるからな」
佐藤「ところで、何でキッドが?」
L「はい、彼にはある情報を提供する代わりに働いてもらっています」
松田「ある情報?」
キッド「(さすがに父親のことなんて、この探偵の前じゃ言えねーよなあ)」
コナン「キッド!?」
L「知り合いでしたか」
コナン「仕方ねえ・・・
今は見逃すが、キラを捕まえてからは必ず捕まえてやるからな」
佐藤「ところで、何でキッドが?」
L「はい、彼にはある情報を提供する代わりに働いてもらっています」
松田「ある情報?」
キッド「(さすがに父親のことなんて、この探偵の前じゃ言えねーよなあ)」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:05:20.58 ID:wHvNG4ksO
更に数日後
L「情報が集まりました
火口に仕掛けます」
月「(黙ってノートが見つかるのを見てるしかないのか・・・)」
L「火口は顔だけで殺せる力があります」
月「なに!?
(これを上手く利用すればLを・・・!
火口の捜査機器の位置を知ってる僕なら上手く接触できる!)」
松田「危険ですね・・・」
L「はい、なので一週間ほど準備をします
それまで皆さん休んでください」
佐藤「こうしてる間にもキラの殺人は行われてるのに休むしかないなんて・・・」
L「情報が集まりました
火口に仕掛けます」
月「(黙ってノートが見つかるのを見てるしかないのか・・・)」
L「火口は顔だけで殺せる力があります」
月「なに!?
(これを上手く利用すればLを・・・!
火口の捜査機器の位置を知ってる僕なら上手く接触できる!)」
松田「危険ですね・・・」
L「はい、なので一週間ほど準備をします
それまで皆さん休んでください」
佐藤「こうしてる間にもキラの殺人は行われてるのに休むしかないなんて・・・」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:09:18.37 ID:wHvNG4ksO
某日 某所
火口「上手いビジネスがあるって聞いたが」
月「その前に言うことがある
僕はキラだ」
火口「!
お前が本物の・・・」
月「ああ
しかも僕はキラ対策本部にいるからお前の有利な方向に導ける
今お前は逮捕寸前だ」
火口「つまり、俺が逮捕されないようにする代わりに何かやれってことか」
火口「上手いビジネスがあるって聞いたが」
月「その前に言うことがある
僕はキラだ」
火口「!
お前が本物の・・・」
月「ああ
しかも僕はキラ対策本部にいるからお前の有利な方向に導ける
今お前は逮捕寸前だ」
火口「つまり、俺が逮捕されないようにする代わりに何かやれってことか」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:20:43.30 ID:wHvNG4ksO
火口「だが、お前がキラだって証拠は?
それに俺は逮捕されるようなことはしてない」
月「」つノート
火口「なるほど」
月「お前がキラじゃないならこの話は終わり
お前が逮捕されるだけだ」
火口「わかったわかった
で、条件は?」
それに俺は逮捕されるようなことはしてない」
月「」つノート
火口「なるほど」
月「お前がキラじゃないならこの話は終わり
お前が逮捕されるだけだ」
火口「わかったわかった
で、条件は?」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:23:57.39 ID:wHvNG4ksO
決行当日
L「火口は毎週夜、あの公園で散歩をします
そこを狙います」
月「しかし、火口がキラじゃなかったら・・・」
L「問題ありません」
月「?」
L「行くのは私とワタリと松田さんです
月くんと佐藤さんとコナン君は待機していてください」
コナン「わかった~」
L「火口は毎週夜、あの公園で散歩をします
そこを狙います」
月「しかし、火口がキラじゃなかったら・・・」
L「問題ありません」
月「?」
L「行くのは私とワタリと松田さんです
月くんと佐藤さんとコナン君は待機していてください」
コナン「わかった~」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:34:00.34 ID:wHvNG4ksO
火口「ん?なんだお前ら
なんで仮面被ってんだ?」
L「どうも、私はLです」
火口「なに!?(計画通り)」
L「そのノートを見せてください」
火口「訳分からないやつらに見せたくはない
せめて仮面を取れ」
L「わかりました」
火口「(やはり!
Lがあえて顔を見せ俺のノートに名前を書かせ、死なないところで取り押さえるという計画なのは本当だった
しかし俺は本物のノートは今日まで金庫に入れたままだった
ノートに細工をし死なないようにするのは不可能!)
わかった、見せよう」
L「!(勝った!
月・・・お前が火口に接触し偽のノートに細工をさせるのは読めていた
私たちが細工をしたのは金庫にあった本物!)」
火口「L ローライト
キルシュワイミー
松田桃太」書き書き
火口「馬鹿め!」
なんで仮面被ってんだ?」
L「どうも、私はLです」
火口「なに!?(計画通り)」
L「そのノートを見せてください」
火口「訳分からないやつらに見せたくはない
せめて仮面を取れ」
L「わかりました」
火口「(やはり!
Lがあえて顔を見せ俺のノートに名前を書かせ、死なないところで取り押さえるという計画なのは本当だった
しかし俺は本物のノートは今日まで金庫に入れたままだった
ノートに細工をし死なないようにするのは不可能!)
わかった、見せよう」
L「!(勝った!
月・・・お前が火口に接触し偽のノートに細工をさせるのは読めていた
私たちが細工をしたのは金庫にあった本物!)」
火口「L ローライト
キルシュワイミー
松田桃太」書き書き
火口「馬鹿め!」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:38:50.74 ID:wHvNG4ksO
・・・
L「ガハッ!(馬鹿な!確かに金庫のノートに細工を・・・
キッドがミスを?いや、紳士な彼がミスをするはずがない・・・
なぜ・・・)」バタッ
火口「あーははは!これで敵なしだ!」
プップー
火口「あ・・・?」
ドガン!
L「ガハッ!(馬鹿な!確かに金庫のノートに細工を・・・
キッドがミスを?いや、紳士な彼がミスをするはずがない・・・
なぜ・・・)」バタッ
火口「あーははは!これで敵なしだ!」
プップー
火口「あ・・・?」
ドガン!
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:44:14.11 ID:wHvNG4ksO
数日後
佐藤「まさかLが・・・」
月「しかも火口が酔っ払いの車に轢かれて事故死・・・
(予想通り
L、お前は僕が火口の失敗を利用するのを恐れてここに残した
しかしそれすら意味がない
何故なら金庫に預けたノート自体が偽物!Lが偽物を偽物にすり替えた後僕が偽物を本物にすり替えて偽物ではなく本物のノートを持ってこさせた!
これで新世界間近
後は残りを片付けるだけ)」
佐藤「まさかLが・・・」
月「しかも火口が酔っ払いの車に轢かれて事故死・・・
(予想通り
L、お前は僕が火口の失敗を利用するのを恐れてここに残した
しかしそれすら意味がない
何故なら金庫に預けたノート自体が偽物!Lが偽物を偽物にすり替えた後僕が偽物を本物にすり替えて偽物ではなく本物のノートを持ってこさせた!
これで新世界間近
後は残りを片付けるだけ)」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:48:50.13 ID:wHvNG4ksO
月「とりあえず僕達だけで頑張るしかない」
佐藤「そうね」
月「状況を整理しよう」書き書き
佐藤美和子
江戸川コナン
・・・
月「37・・・38・・・39・・・」
佐藤「どうしたの?急に」
月「僕の勝ちだ」
佐藤「え?・・・うっ!まさかあなたが・・・」バタッ
月「フハハハハ!これで新世界の創造が始まる!」
コナン「あれれー?」
佐藤「そうね」
月「状況を整理しよう」書き書き
佐藤美和子
江戸川コナン
・・・
月「37・・・38・・・39・・・」
佐藤「どうしたの?急に」
月「僕の勝ちだ」
佐藤「え?・・・うっ!まさかあなたが・・・」バタッ
月「フハハハハ!これで新世界の創造が始まる!」
コナン「あれれー?」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:55:04.33 ID:wHvNG4ksO
コナン「おっかしいぞ~」
月「!?
何故だ・・・何故死なない!」
コナン「俺は江戸川コナンじゃねーからさ」
月「ば、馬鹿な!」
コナン「ここにはたくさんの監視カメラがある
終わりだ」
月「くっ・・・
そうだ、僕がキラだ
だったらどうする、殺すか?
だが僕のおかげで犯罪率は7割下がった
僕しかいなかった
他のものにやれるか?ここまでできたか?
確かに僕はキラだ、そして新世界の神だ」
コナン「違う
お前はただの大量殺人鬼だ」
月「!」
コナン「人を助けるのには理由はいらねー
でも、人を殺すのには理由があっても許されねーんだ!」
月「!?
何故だ・・・何故死なない!」
コナン「俺は江戸川コナンじゃねーからさ」
月「ば、馬鹿な!」
コナン「ここにはたくさんの監視カメラがある
終わりだ」
月「くっ・・・
そうだ、僕がキラだ
だったらどうする、殺すか?
だが僕のおかげで犯罪率は7割下がった
僕しかいなかった
他のものにやれるか?ここまでできたか?
確かに僕はキラだ、そして新世界の神だ」
コナン「違う
お前はただの大量殺人鬼だ」
月「!」
コナン「人を助けるのには理由はいらねー
でも、人を殺すのには理由があっても許されねーんだ!」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 21:57:37.23 ID:wHvNG4ksO
リューク「終わりだな、月」
月「ま、まだ・・・
子供一人ならなんとかなる」
コナン「・・・」パシュッ
月「うっ・・・zzz...」
コナン「終わった・・・服部、お前の仇は取ったからな」
月「ま、まだ・・・
子供一人ならなんとかなる」
コナン「・・・」パシュッ
月「うっ・・・zzz...」
コナン「終わった・・・服部、お前の仇は取ったからな」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 22:00:01.13 ID:wHvNG4ksO
ピーポーピーポー
警察「おらっ、さっさと歩け!」
月「・・・
お前、何者なんだ?」
コナン「江戸川コナン、探偵さ」
終
警察「おらっ、さっさと歩け!」
月「・・・
お前、何者なんだ?」
コナン「江戸川コナン、探偵さ」
終
引用元: 月「江戸川コナン、青酸カリを舐めて死亡っと」カキカキ
元太「うな重ゥゥゥゥゥ!」コナン「やべぇ、禁断症状だ!」
2020-05-25
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 20:31:02.14 ID:P5kovUZI0
日曜日──
キャンプの帰りに食堂に寄った少年探偵団。
<食堂>
元太「うな重うめぇ~!」ガツガツ
阿笠「これこれ、あまりがっつくと下品じゃぞ元太君」
光彦「しかしよく入るもんですねぇ、これでもう三杯目ですよ?」
歩美「元太君のお腹、またおっきくなっちゃうね!」
元太「いいじゃんか、うな重は別腹なんだよ!」
元太「うめぇ~!」ガツガツ
コナン(ハハ……普通はデザートとかが別腹っつうんだけどな)
灰原「…………」
キャンプの帰りに食堂に寄った少年探偵団。
<食堂>
元太「うな重うめぇ~!」ガツガツ
阿笠「これこれ、あまりがっつくと下品じゃぞ元太君」
光彦「しかしよく入るもんですねぇ、これでもう三杯目ですよ?」
歩美「元太君のお腹、またおっきくなっちゃうね!」
元太「いいじゃんか、うな重は別腹なんだよ!」
元太「うめぇ~!」ガツガツ
コナン(ハハ……普通はデザートとかが別腹っつうんだけどな)
灰原「…………」
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 20:37:29.62 ID:P5kovUZI0
そして──
元太「楽しかったぜ! またキャンプしような、博士!」
光彦「さようなら!」
歩美「また明日ね、コナン君、哀ちゃん!」
阿笠「うむ、気をつけて帰るんじゃぞ!」
コナン「さてと……じゃあ俺も帰るとすっか」
灰原「工藤君、ちょっと待ってくれる?」
コナン「ん?」
元太「楽しかったぜ! またキャンプしような、博士!」
光彦「さようなら!」
歩美「また明日ね、コナン君、哀ちゃん!」
阿笠「うむ、気をつけて帰るんじゃぞ!」
コナン「さてと……じゃあ俺も帰るとすっか」
灰原「工藤君、ちょっと待ってくれる?」
コナン「ん?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 20:42:26.16 ID:P5kovUZI0
コナン「どうしたんだよ、灰原」
灰原「小嶋君……おかしいと思わない?」
コナン「元太が? なんで?」
灰原「彼の食欲よ……」
灰原「うな重が好きだからって、いくらなんでも食べすぎだと思わない?」
コナン「なんだ、博士の懐具合を心配してんのか?」
コナン「大丈夫だって、今日食ったうな重だって安物だしよ」
灰原「バカね、そうじゃないわよ。純粋に量がおかしいってことよ」
灰原「小嶋君……おかしいと思わない?」
コナン「元太が? なんで?」
灰原「彼の食欲よ……」
灰原「うな重が好きだからって、いくらなんでも食べすぎだと思わない?」
コナン「なんだ、博士の懐具合を心配してんのか?」
コナン「大丈夫だって、今日食ったうな重だって安物だしよ」
灰原「バカね、そうじゃないわよ。純粋に量がおかしいってことよ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 20:47:05.33 ID:P5kovUZI0
コナン「そうか?」
灰原「だって彼はまだ小学一年生よ」
灰原「なのにうな重を五杯も食べるなんて……大人でもキツイわよ」
灰原「ちょっと前まではそんなことなかったのに」
コナン「う~ん、いわれてみればたしかに……」
コナン「いくら体がでかいっていっても、ちょっとなぁ……」
灰原「でしょ?」
灰原「だって彼はまだ小学一年生よ」
灰原「なのにうな重を五杯も食べるなんて……大人でもキツイわよ」
灰原「ちょっと前まではそんなことなかったのに」
コナン「う~ん、いわれてみればたしかに……」
コナン「いくら体がでかいっていっても、ちょっとなぁ……」
灰原「でしょ?」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 20:55:07.92 ID:P5kovUZI0
灰原「だから……一度彼の体を検査してみたいの」
コナン「お前が?」
灰原「だって食べすぎだから医者に行った方がいい、なんていっても聞かないだろうし」
灰原「医者だって“育ち盛りだから”ってまともに取り合ってくれないわよ」
灰原「それに……なんとなくイヤな予感がするの」
灰原「もちろん私の思い過ごしであれば、それに越したことはないしね」
コナン「しゃーねーな……分かったよ」
コナン「ただし、アイツ一人だけ調べるってなると他の二人を不安にさせちまうから」
コナン「どうせやるんなら、カモフラージュとしてみんなまとめてやった方がいいな」
灰原「そうね」
コナン「お前が?」
灰原「だって食べすぎだから医者に行った方がいい、なんていっても聞かないだろうし」
灰原「医者だって“育ち盛りだから”ってまともに取り合ってくれないわよ」
灰原「それに……なんとなくイヤな予感がするの」
灰原「もちろん私の思い過ごしであれば、それに越したことはないしね」
コナン「しゃーねーな……分かったよ」
コナン「ただし、アイツ一人だけ調べるってなると他の二人を不安にさせちまうから」
コナン「どうせやるんなら、カモフラージュとしてみんなまとめてやった方がいいな」
灰原「そうね」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:01:39.37 ID:P5kovUZI0
月曜日──
<帝丹小学校>
元太「──博士んちで健康診断!?」
元太「なんで、ンなことすんだよ。俺はいたって健康だぜ!?」
光彦「そうですよ、コナン君」
光彦「それにこの間、学校で身長や体重をはかったばかりじゃないですか」
歩美「なんで急にそんなことするの?」
歩美「もしかして歩美たち、どこか具合が悪いの?」
コナン(やっぱこうなるよな……)
<帝丹小学校>
元太「──博士んちで健康診断!?」
元太「なんで、ンなことすんだよ。俺はいたって健康だぜ!?」
光彦「そうですよ、コナン君」
光彦「それにこの間、学校で身長や体重をはかったばかりじゃないですか」
歩美「なんで急にそんなことするの?」
歩美「もしかして歩美たち、どこか具合が悪いの?」
コナン(やっぱこうなるよな……)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:08:23.96 ID:P5kovUZI0
コナン「まぁ……アレだ、やっぱ健康ってのは大事だし──」
灰原「今、博士と私で健康に関する発明品を考えていてね」
灰原「色んな人の健康に関するデータが欲しいのよ」
灰原「もちろん、私や博士、江戸川君のデータはすでにとってあるわ」
元太「なんだ、そういうことかよ!」
光彦「灰原さんのためなら、喜んで協力しますよ!」
歩美「なんだかワクワクしちゃうね!」
灰原「ありがと」
コナン(なかなかうめーじゃねえか、灰原……)
灰原「今、博士と私で健康に関する発明品を考えていてね」
灰原「色んな人の健康に関するデータが欲しいのよ」
灰原「もちろん、私や博士、江戸川君のデータはすでにとってあるわ」
元太「なんだ、そういうことかよ!」
光彦「灰原さんのためなら、喜んで協力しますよ!」
歩美「なんだかワクワクしちゃうね!」
灰原「ありがと」
コナン(なかなかうめーじゃねえか、灰原……)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:13:28.30 ID:P5kovUZI0
放課後──
<博士の家>
阿笠「おおっ、よく来てくれたのう」
阿笠「ま、健康診断といっても注射とかはせんから大丈夫じゃ」
元太「ちゃっちゃと終わらせてくれよ、博士!」
光彦「発明品が完成したら、少年探偵団の名前もちゃんと出して下さいね」
歩美「そしたらもっと少年探偵団が有名になるね!」
阿笠「ハハ、分かっておるよ」
阿笠(やれやれ、ワシは医者ではないんじゃがのう……)
<博士の家>
阿笠「おおっ、よく来てくれたのう」
阿笠「ま、健康診断といっても注射とかはせんから大丈夫じゃ」
元太「ちゃっちゃと終わらせてくれよ、博士!」
光彦「発明品が完成したら、少年探偵団の名前もちゃんと出して下さいね」
歩美「そしたらもっと少年探偵団が有名になるね!」
阿笠「ハハ、分かっておるよ」
阿笠(やれやれ、ワシは医者ではないんじゃがのう……)
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:21:24.02 ID:P5kovUZI0
やがて健康診断は終わり──
阿笠「みんな、ご苦労じゃったのう!」
阿笠「これでワシの発明も一歩前進するはずじゃよ」
阿笠(やれやれ子供をだますというのは気が引けるわい)
元太「いやぁ~疲れたぜ! 健康診断って大変だな!」
光彦「大人は人間ドックっていって、もっとすごい検査をするみたいですけどね」
元太「なんだよそれ?」
歩美「人間ドッグって、人間なの? ワンちゃんなの?」
コナン(人間でも犬でもないって……)
コナン(そもそもドックはdogじゃないしな……)
阿笠「みんな、ご苦労じゃったのう!」
阿笠「これでワシの発明も一歩前進するはずじゃよ」
阿笠(やれやれ子供をだますというのは気が引けるわい)
元太「いやぁ~疲れたぜ! 健康診断って大変だな!」
光彦「大人は人間ドックっていって、もっとすごい検査をするみたいですけどね」
元太「なんだよそれ?」
歩美「人間ドッグって、人間なの? ワンちゃんなの?」
コナン(人間でも犬でもないって……)
コナン(そもそもドックはdogじゃないしな……)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:26:37.81 ID:P5kovUZI0
コナン「──で、灰原」
灰原「なに?」
コナン「検査の結果はどれくらいで分かるんだ?」
灰原「だいたい今週一杯ってところかしら」
灰原「金曜日には分かると思うわ」
コナン「金曜か……ま、なにもなければいいんだけどな」
灰原「そうね……」
灰原「なに?」
コナン「検査の結果はどれくらいで分かるんだ?」
灰原「だいたい今週一杯ってところかしら」
灰原「金曜日には分かると思うわ」
コナン「金曜か……ま、なにもなければいいんだけどな」
灰原「そうね……」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:32:42.41 ID:P5kovUZI0
夜──
<毛利探偵事務所>
テレビ『悪い心に負けないで、仮面ヤイバー!』
テレビ『無駄だ、ヤイバーは我々の仲間になるのだ~!』
テレビ『元に戻って、ヤイバー!』バシッ
小五郎「おいコナン、これ見たらちゃんと宿題やれよ」
コナン「は~い」
コナン(周囲に合わせるためとはいえ、ガキ向けの番組見て……)
コナン(小学生向けの宿題を解く、か……情けねぇ)
コナン(まあ、平和だってことなんだけどな)
コナン(今日の検査も、なにごともなければいいんだが……)
<毛利探偵事務所>
テレビ『悪い心に負けないで、仮面ヤイバー!』
テレビ『無駄だ、ヤイバーは我々の仲間になるのだ~!』
テレビ『元に戻って、ヤイバー!』バシッ
小五郎「おいコナン、これ見たらちゃんと宿題やれよ」
コナン「は~い」
コナン(周囲に合わせるためとはいえ、ガキ向けの番組見て……)
コナン(小学生向けの宿題を解く、か……情けねぇ)
コナン(まあ、平和だってことなんだけどな)
コナン(今日の検査も、なにごともなければいいんだが……)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:39:32.51 ID:P5kovUZI0
火曜日──
元太「よぉ!」
光彦「おはようございます、二人とも」
歩美「コナン君、哀ちゃん、おっはよ~!」
コナン「おう、オメーら!」
灰原「おはよう」
元太「博士の発明品はもう出来上がったのか?」
灰原「バカね、まだまだかかるわよ。博士なんだから」
元太「なんだよ~」
光彦「元太君はせっかちすぎますよ!」
歩美「ホントホント!」
コナン(うまくかわしやがったな、灰原……)
コナン(だが、これといって元太におかしい点はねぇ)
コナン(大丈夫だとは思うんだが……)
元太「よぉ!」
光彦「おはようございます、二人とも」
歩美「コナン君、哀ちゃん、おっはよ~!」
コナン「おう、オメーら!」
灰原「おはよう」
元太「博士の発明品はもう出来上がったのか?」
灰原「バカね、まだまだかかるわよ。博士なんだから」
元太「なんだよ~」
光彦「元太君はせっかちすぎますよ!」
歩美「ホントホント!」
コナン(うまくかわしやがったな、灰原……)
コナン(だが、これといって元太におかしい点はねぇ)
コナン(大丈夫だとは思うんだが……)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:45:46.76 ID:P5kovUZI0
水曜日──
元太「あ~あ、給食でうな重でねーかな~」
元太「父ちゃんも母ちゃんも高いからって、うな重食わせてくれねーんだよ」
光彦「この間いっぱい食べたばかりじゃないですか」
コナン(俺だったら五杯もうな重食ったら当分食いたくねえけどな……さすが元太)
歩美「あ~あ、元太君の食欲を少し分けてほしいなぁ……」
光彦「どうかしたんですか、歩美ちゃん?」
歩美「飼育小屋のウサギさんの中で、一匹食欲がないのがいるんだ……」
光彦「歩美ちゃん、ウサギは一羽、二羽って数えるんですよ」
歩美「えぇ、そうなの!?」
元太「ウナギがどうしたって!?」ガバッ
光彦「ウサギですよ、元太君」
歩美「もう元太君ったら食いしん坊なんだから……」
元太「あ~あ、給食でうな重でねーかな~」
元太「父ちゃんも母ちゃんも高いからって、うな重食わせてくれねーんだよ」
光彦「この間いっぱい食べたばかりじゃないですか」
コナン(俺だったら五杯もうな重食ったら当分食いたくねえけどな……さすが元太)
歩美「あ~あ、元太君の食欲を少し分けてほしいなぁ……」
光彦「どうかしたんですか、歩美ちゃん?」
歩美「飼育小屋のウサギさんの中で、一匹食欲がないのがいるんだ……」
光彦「歩美ちゃん、ウサギは一羽、二羽って数えるんですよ」
歩美「えぇ、そうなの!?」
元太「ウナギがどうしたって!?」ガバッ
光彦「ウサギですよ、元太君」
歩美「もう元太君ったら食いしん坊なんだから……」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:50:36.28 ID:P5kovUZI0
木曜日──
元太「うな重……うな重……」ブツブツ
コナン「?」
元太「うな重……うな重……うな重……」ブツブツ
コナン「オイどうした、元太!?」
元太「え!? いや、なんでもねえよ」
コナン(今、聞き間違いじゃなきゃうな重ってつぶやいてたよな……)
コナン(まあ、単なるひとりごとって可能性もある)
コナン(明日には灰原の解析も終わるだろうし……)
コナン(全てはそれからだな)
元太「うな重……うな重……」ブツブツ
コナン「?」
元太「うな重……うな重……うな重……」ブツブツ
コナン「オイどうした、元太!?」
元太「え!? いや、なんでもねえよ」
コナン(今、聞き間違いじゃなきゃうな重ってつぶやいてたよな……)
コナン(まあ、単なるひとりごとって可能性もある)
コナン(明日には灰原の解析も終わるだろうし……)
コナン(全てはそれからだな)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 21:57:30.21 ID:P5kovUZI0
放課後──
<毛利探偵事務所>
蘭「お父さん、明日はお母さんがちょっとこの事務所に寄るんだから」
蘭「ちゃんと片付けてよね!」
小五郎「うるっせえなあ……」
小五郎「なんかの用事のついでに来るだけだろ? いいんだよ、こんなもんで」サッ サッ
蘭「もう……!」
コナン(へぇ、珍しいな)
コナン(まあ、来るのは俺が学校行ってる時間だろうし関係ねーけど……)
<毛利探偵事務所>
蘭「お父さん、明日はお母さんがちょっとこの事務所に寄るんだから」
蘭「ちゃんと片付けてよね!」
小五郎「うるっせえなあ……」
小五郎「なんかの用事のついでに来るだけだろ? いいんだよ、こんなもんで」サッ サッ
蘭「もう……!」
コナン(へぇ、珍しいな)
コナン(まあ、来るのは俺が学校行ってる時間だろうし関係ねーけど……)
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:01:57.44 ID:P5kovUZI0
金曜日──
<帝丹小学校>
光彦「今日は灰原さんが来ていませんね」
歩美「どうしたんだろう……哀ちゃん」
元太「…………」
コナン(朝イチで元太の結果を聞こうとしたが──)
コナン(どうしたんだ、アイツ?)
コナン(まあ、帰りに博士の家に寄るとすっか……)
<帝丹小学校>
光彦「今日は灰原さんが来ていませんね」
歩美「どうしたんだろう……哀ちゃん」
元太「…………」
コナン(朝イチで元太の結果を聞こうとしたが──)
コナン(どうしたんだ、アイツ?)
コナン(まあ、帰りに博士の家に寄るとすっか……)
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:09:21.11 ID:P5kovUZI0
授業中──
ブルブルブル……
コナン(俺のケータイ……)
コナン(灰原からだ!)
コナン(なんかあったのか……!?)
コナン「先生、お腹が痛いんでトイレに行ってもいい?」
小林先生「いいわよ。もし具合が悪いようなら、先生にいうのよ」
コナン「ありがとう、先生! それじゃ!」ダッ
ブルブルブル……
コナン(俺のケータイ……)
コナン(灰原からだ!)
コナン(なんかあったのか……!?)
コナン「先生、お腹が痛いんでトイレに行ってもいい?」
小林先生「いいわよ。もし具合が悪いようなら、先生にいうのよ」
コナン「ありがとう、先生! それじゃ!」ダッ
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:12:27.52 ID:P5kovUZI0
教室から出たコナンは携帯電話を取る。
コナン「もしもし」
灰原『ごめんなさい、今大丈夫?』
コナン「ああ授業を抜けてきたところだ。ところで、どうしたんだ?」
灰原『えぇ、小嶋君の件で大変なことが分かったのよ』
コナン「大変なこと……!?」
コナン「もしもし」
灰原『ごめんなさい、今大丈夫?』
コナン「ああ授業を抜けてきたところだ。ところで、どうしたんだ?」
灰原『えぇ、小嶋君の件で大変なことが分かったのよ』
コナン「大変なこと……!?」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:16:34.43 ID:P5kovUZI0
灰原『この前、小嶋君から採取した唾液や尿を調べたけど』
灰原『これ自体には特に問題はなかったの』
灰原『ところが──』
コナン「ところが?」
灰原『今朝、小嶋君の体には問題がないことを結論づけようとしたんだけど……』
灰原『気まぐれに、冷蔵庫の中にあったウナギを唾液につけてみたの』
灰原『そしたら──』
灰原『これ自体には特に問題はなかったの』
灰原『ところが──』
コナン「ところが?」
灰原『今朝、小嶋君の体には問題がないことを結論づけようとしたんだけど……』
灰原『気まぐれに、冷蔵庫の中にあったウナギを唾液につけてみたの』
灰原『そしたら──』
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:21:30.64 ID:P5kovUZI0
灰原『唾液とウナギが混ざり合った瞬間──』
灰原『そこからある種の快楽物質が発生したのよ』
コナン「快楽物質!?」
灰原『こんな症例は聞いたことないから、まだなんともいえないけど──』
灰原『小嶋君はウナギを食べると、快楽を得るという特異体質である可能性が高いわ』
灰原『だから日頃からあんなにうな重を欲していたのよ』
コナン「ちょっと待てよ」
コナン「快楽を得るために欲する、ってそりゃまるで──」
灰原『そこからある種の快楽物質が発生したのよ』
コナン「快楽物質!?」
灰原『こんな症例は聞いたことないから、まだなんともいえないけど──』
灰原『小嶋君はウナギを食べると、快楽を得るという特異体質である可能性が高いわ』
灰原『だから日頃からあんなにうな重を欲していたのよ』
コナン「ちょっと待てよ」
コナン「快楽を得るために欲する、ってそりゃまるで──」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:28:23.48 ID:P5kovUZI0
灰原『えぇ……』
灰原『いうなれば、麻薬のようなものね』
コナン「麻薬って……元太は大丈夫なのかよ!?」
灰原『小嶋君の体そのものは、なんら問題はなかったわ。その点だけは安心して』
灰原『ただし、今のところ体に問題はないとはいえ中毒者であることに変わりはない』
灰原『つまり、体にはどんどん耐性ができてくる……』
コナン「耐性……」
灰原『いうなれば、麻薬のようなものね』
コナン「麻薬って……元太は大丈夫なのかよ!?」
灰原『小嶋君の体そのものは、なんら問題はなかったわ。その点だけは安心して』
灰原『ただし、今のところ体に問題はないとはいえ中毒者であることに変わりはない』
灰原『つまり、体にはどんどん耐性ができてくる……』
コナン「耐性……」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:31:41.14 ID:P5kovUZI0
灰原『麻薬中毒者が、より多くの麻薬を求めるようになるように』
灰原『小嶋君の心身もより多くのうな重を求めるようになるわ』
コナン「そうか……だからこの間は五杯もうな重をペ口リと平らげたのか……」
コナン「ちくしょう、なんで気づいてやれなかったんだ!」
灰原『仕方ないわ、自分を責めないで工藤君』
灰原『もっと早く気づくべきだったのは、薬学の専門家である私の方なんだから……』
コナン「灰原……」
灰原『小嶋君の心身もより多くのうな重を求めるようになるわ』
コナン「そうか……だからこの間は五杯もうな重をペ口リと平らげたのか……」
コナン「ちくしょう、なんで気づいてやれなかったんだ!」
灰原『仕方ないわ、自分を責めないで工藤君』
灰原『もっと早く気づくべきだったのは、薬学の専門家である私の方なんだから……』
コナン「灰原……」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:39:39.01 ID:P5kovUZI0
コナン「バーロ……心配すんな」
コナン「うな重を食べたがるところを除けば、元太の体はいたって健康なんだし」
コナン「俺とお前が協力すれば、絶対になんとかなるはずだ!」
灰原『そうね……ありがと』
灰原『落ち込んでる場合じゃなかったわね』
コナン「──俺はどうすればいい?」
灰原『彼はあのキャンプの日以来、うな重を食べてないハズ……』
灰原『だからそろそろ禁断症状が──』
ドガァン!
コナン「!?」
コナン「うな重を食べたがるところを除けば、元太の体はいたって健康なんだし」
コナン「俺とお前が協力すれば、絶対になんとかなるはずだ!」
灰原『そうね……ありがと』
灰原『落ち込んでる場合じゃなかったわね』
コナン「──俺はどうすればいい?」
灰原『彼はあのキャンプの日以来、うな重を食べてないハズ……』
灰原『だからそろそろ禁断症状が──』
ドガァン!
コナン「!?」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:42:40.04 ID:P5kovUZI0
灰原『なんなの、今の音!?』
コナン「教室からだ!」
コナン「なんかあったらしい!」
コナン「悪いが、またこっちからかけ直す!」ピッ
コナンは電話を切り、教室へ戻る。
すると──
コナン「教室からだ!」
コナン「なんかあったらしい!」
コナン「悪いが、またこっちからかけ直す!」ピッ
コナンは電話を切り、教室へ戻る。
すると──
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:46:41.48 ID:P5kovUZI0
ドガァン! ドガッ! バリィン!
教室では、元太が大暴れをしていた。
小林先生「どうしたの、小嶋君!?」
光彦「落ち着いて下さい、元太君!」
歩美「ダメだよぉ、元太君……!」ウルッ
元太「う、うううぅ……ううぅぅぅ……」
元太「うな重ゥゥゥゥゥ!」
コナン「やべぇ、禁断症状だ!」
教室では、元太が大暴れをしていた。
小林先生「どうしたの、小嶋君!?」
光彦「落ち着いて下さい、元太君!」
歩美「ダメだよぉ、元太君……!」ウルッ
元太「う、うううぅ……ううぅぅぅ……」
元太「うな重ゥゥゥゥゥ!」
コナン「やべぇ、禁断症状だ!」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:52:23.42 ID:P5kovUZI0
元太「う、うううう、うなァ……じゅううぅぅ……」
元太「うな重ゥゥゥゥゥ!」
元太「うな重食わせろォォォォォ!」
ドガシャァン! バッシャーン!
コナン「落ち着け、元太! 俺だ、コナンだ! 分かるか!?」
元太「コォナァァァン!」
コナン「分かるんだな!?」
元太「うな重、食わせろォォォォォ!」
コナン「ダ、ダメか……!」
元太「うな重ゥゥゥゥゥ!」
元太「うな重食わせろォォォォォ!」
ドガシャァン! バッシャーン!
コナン「落ち着け、元太! 俺だ、コナンだ! 分かるか!?」
元太「コォナァァァン!」
コナン「分かるんだな!?」
元太「うな重、食わせろォォォォォ!」
コナン「ダ、ダメか……!」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:56:08.62 ID:P5kovUZI0
コナン(くっそ、こりゃあ話は通じそうにねぇな……)
コナン(しかたねぇ、できればこんなことしたくねーけど)
コナン(しばらく眠ってもらうぜ、元太……)パカッ
元太「うぅぅぅぅなぁぁぁぁじゅううううぅぅぅぅぅ!」
ダダダッ!
コナン(速いっ!)サッ
元太「食わせろォ……うな重ゥ……」ジュルリ…
コナン(なんだ今のスピード……とんでもない速さだった!)
コナン(もしかして──)
コナン(うな重の欠乏状態が、元太の眠ってるパワーを引き出してるのか……!?)
コナン(しかたねぇ、できればこんなことしたくねーけど)
コナン(しばらく眠ってもらうぜ、元太……)パカッ
元太「うぅぅぅぅなぁぁぁぁじゅううううぅぅぅぅぅ!」
ダダダッ!
コナン(速いっ!)サッ
元太「食わせろォ……うな重ゥ……」ジュルリ…
コナン(なんだ今のスピード……とんでもない速さだった!)
コナン(もしかして──)
コナン(うな重の欠乏状態が、元太の眠ってるパワーを引き出してるのか……!?)
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 22:59:23.78 ID:P5kovUZI0
元太「ウゥゥゥゥ……!」
ダダダダダッ!
元太「ナァァァァ……!」
ダダダダダッ!
元太「ジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
ダダダダダッ!
コナン(くそっ……とてもじゃないが、これじゃ麻酔針を当てるなんてできねえ!)
コナン(どうすれば──!)
すると──
ダダダダダッ!
元太「ナァァァァ……!」
ダダダダダッ!
元太「ジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
ダダダダダッ!
コナン(くそっ……とてもじゃないが、これじゃ麻酔針を当てるなんてできねえ!)
コナン(どうすれば──!)
すると──
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:04:30.44 ID:P5kovUZI0
元太は教室を飛び出し、水道場に向かった。
元太「あるじゃねえかよ……ウナギがァ……」
元太「うな重だァァァァァ!」バッ
小林先生「小嶋君、なにやってるの!?」
歩美「どうしちゃったの……元太君……」グスッ
光彦「元太君、それはホースですよ!」
元太「うめぇ、うめぇよぉぉぉ……!」ガブガブ
元太は一心不乱にホースにかじりついていた。
元太「あるじゃねえかよ……ウナギがァ……」
元太「うな重だァァァァァ!」バッ
小林先生「小嶋君、なにやってるの!?」
歩美「どうしちゃったの……元太君……」グスッ
光彦「元太君、それはホースですよ!」
元太「うめぇ、うめぇよぉぉぉ……!」ガブガブ
元太は一心不乱にホースにかじりついていた。
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:10:28.85 ID:P5kovUZI0
コナン(オイオイ、とうとう幻覚まで見えちまってることか……!?)
コナン(なにはともあれ、チャンスだ!)カパッ
コナン(わりぃな、元太……)パシュッ
プスッ
元太「──ウゥ!?」
元太「ナァァァァァァァ!」フラッ フラッ
元太「じゅうぅぅ……」ドサッ
コナン「ふぅ……」
コナン(なんつうか、ゴメラかなんかを退治をした気分だぜ……)
コナン(なにはともあれ、チャンスだ!)カパッ
コナン(わりぃな、元太……)パシュッ
プスッ
元太「──ウゥ!?」
元太「ナァァァァァァァ!」フラッ フラッ
元太「じゅうぅぅ……」ドサッ
コナン「ふぅ……」
コナン(なんつうか、ゴメラかなんかを退治をした気分だぜ……)
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:13:46.24 ID:P5kovUZI0
コナン(これでしばらくは目を覚まさないハズだ……)
コナン「先生、元太を保健室に連れてってくれる!?」
コナン「ボクはちょっと……やることがあるから!」
小林先生「え、えぇ、分かったわ!」
コナン(灰原に今のことを伝えねーと!)ダッ
光彦「元太君……」
歩美「どうして……」シクシク
コナン「先生、元太を保健室に連れてってくれる!?」
コナン「ボクはちょっと……やることがあるから!」
小林先生「え、えぇ、分かったわ!」
コナン(灰原に今のことを伝えねーと!)ダッ
光彦「元太君……」
歩美「どうして……」シクシク
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:17:59.19 ID:P5kovUZI0
コナン「灰原か?」
灰原『あ、工藤君……さっきのはなんだったの?』
コナン「元太だ……オメーのいうとおり禁断症状が出やがった」
コナン「すげー力で暴れて、しかも幻覚まで見えてたみたいだ」
灰原『やっぱりそうだったのね……』
コナン「とりあえず、今は麻酔で眠らせたけどよ……あくまで一時しのぎだ」
コナン「起きたらきっとまた暴れちまう……」
コナン「なにか手はねぇか? 灰原……」
灰原『あ、工藤君……さっきのはなんだったの?』
コナン「元太だ……オメーのいうとおり禁断症状が出やがった」
コナン「すげー力で暴れて、しかも幻覚まで見えてたみたいだ」
灰原『やっぱりそうだったのね……』
コナン「とりあえず、今は麻酔で眠らせたけどよ……あくまで一時しのぎだ」
コナン「起きたらきっとまた暴れちまう……」
コナン「なにか手はねぇか? 灰原……」
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:23:38.36 ID:P5kovUZI0
灰原『小嶋君の唾液に含まれる、特殊な酵素を無効化する薬品を作ればなんとか……』
灰原『と、いいたいところだけど、そんなこと簡単にできるハズがないわ』
灰原『小嶋君の肉体や快楽物質の解析……』
灰原『それらを打ち消す化学物質の選定……』
灰原『もしこれらを見つけ出せたとしても、臨床試験を行わなければならないし』
灰原『副作用など、クリアしなければならない課題が山ほどあるわ』
灰原『とてもじゃないけど、一朝一夕には不可能よ』
コナン「そりゃそうだ……」
コナン(そんな簡単に新しい薬が開発できるんなら苦労はねーよな)
コナン(俺だってとっくの昔に工藤新一に戻れてるハズだ……)
灰原『と、いいたいところだけど、そんなこと簡単にできるハズがないわ』
灰原『小嶋君の肉体や快楽物質の解析……』
灰原『それらを打ち消す化学物質の選定……』
灰原『もしこれらを見つけ出せたとしても、臨床試験を行わなければならないし』
灰原『副作用など、クリアしなければならない課題が山ほどあるわ』
灰原『とてもじゃないけど、一朝一夕には不可能よ』
コナン「そりゃそうだ……」
コナン(そんな簡単に新しい薬が開発できるんなら苦労はねーよな)
コナン(俺だってとっくの昔に工藤新一に戻れてるハズだ……)
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:27:24.01 ID:P5kovUZI0
灰原『でも、未知の症状である以上、解決方法もまた未知よ』
灰原『なにか薬以外の解決方法もあるかもしれない』
灰原『可能性は限りなく薄いけどね……』
コナン「……分かった、ありがとよ灰原」
コナン「悲観的になるなって、きっと大丈夫だ」
コナン「とにかく、こっちはこっちで元太を見張ってるから」
コナン「なんか分かったら、また連絡してくれ」
灰原『分かったわ、気をつけてね』
コナン「……ふぅ」
「コ~ナ~ンく~ん!」
灰原『なにか薬以外の解決方法もあるかもしれない』
灰原『可能性は限りなく薄いけどね……』
コナン「……分かった、ありがとよ灰原」
コナン「悲観的になるなって、きっと大丈夫だ」
コナン「とにかく、こっちはこっちで元太を見張ってるから」
コナン「なんか分かったら、また連絡してくれ」
灰原『分かったわ、気をつけてね』
コナン「……ふぅ」
「コ~ナ~ンく~ん!」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:29:23.08 ID:P5kovUZI0
コナン「オメーら! いつからそこに!?」
光彦「またコナン君お得意の抜け駆けですか!」
光彦「今の電話の相手は……どうせ灰原さんでしょう!?」
歩美「コナン君……歩美たちだって心配なんだよ」グスッ
歩美「元太君があんなことになって……」グスッ
コナン「……そうだな」
コナン「この件に関しては、オメーらにも話しておいた方がいいか……」
光彦「またコナン君お得意の抜け駆けですか!」
光彦「今の電話の相手は……どうせ灰原さんでしょう!?」
歩美「コナン君……歩美たちだって心配なんだよ」グスッ
歩美「元太君があんなことになって……」グスッ
コナン「……そうだな」
コナン「この件に関しては、オメーらにも話しておいた方がいいか……」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:36:32.28 ID:P5kovUZI0
光彦「──つまり、元太君はうな重をいっぱい食べ続けないと」
光彦「凶暴になっちゃうってことですか!?」
歩美「そんなぁ……」
コナン「ああ……さっきはなんとか眠らせることができたが」
コナン「今度起きたらかなり厄介なことになりそうだ」
コナン「でも、心配すんな!」
コナン「俺と灰原で、どうするか考えてるからよ」
コナン(といっても、現状手詰まりだけどな……)
光彦「凶暴になっちゃうってことですか!?」
歩美「そんなぁ……」
コナン「ああ……さっきはなんとか眠らせることができたが」
コナン「今度起きたらかなり厄介なことになりそうだ」
コナン「でも、心配すんな!」
コナン「俺と灰原で、どうするか考えてるからよ」
コナン(といっても、現状手詰まりだけどな……)
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:39:57.83 ID:P5kovUZI0
歩美「……ねぇ」
光彦「どうかしましたか、歩美ちゃん?」
歩美「今週の仮面ヤイバーで怪人の電波で、ヤイバーが悪になりかけたけど」
歩美「ヒロインの説得とビンタで、なんとか元に戻ったじゃない?」
光彦「ありましたね」
歩美「元太君にも……アレやってみない?」
光彦「……なるほど」
光彦「そうですね、いいかもしれませんね!」
光彦「どうかしましたか、歩美ちゃん?」
歩美「今週の仮面ヤイバーで怪人の電波で、ヤイバーが悪になりかけたけど」
歩美「ヒロインの説得とビンタで、なんとか元に戻ったじゃない?」
光彦「ありましたね」
歩美「元太君にも……アレやってみない?」
光彦「……なるほど」
光彦「そうですね、いいかもしれませんね!」
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:43:44.83 ID:P5kovUZI0
コナン「オイオイ、今の元太は話が通じるような相手じゃ──」
コナン(……いや待てよ)
灰原『でも、未知の症状である以上、解決方法もまた未知よ』
灰原『なにか薬以外の解決方法もあるかもしれない』
コナン(やってみる価値はあるかもしれねえ……)
コナン(うな重でおかしくなったんなら、やっぱり説得もウナギでやるべきか……?)
コナン(説得と……あとビンタか。なにかショック療法を施せば──)ハッ
コナン(そうだ……今おっちゃんのところにはあの人がいるはずだ!)
コナン(……いや待てよ)
灰原『でも、未知の症状である以上、解決方法もまた未知よ』
灰原『なにか薬以外の解決方法もあるかもしれない』
コナン(やってみる価値はあるかもしれねえ……)
コナン(うな重でおかしくなったんなら、やっぱり説得もウナギでやるべきか……?)
コナン(説得と……あとビンタか。なにかショック療法を施せば──)ハッ
コナン(そうだ……今おっちゃんのところにはあの人がいるはずだ!)
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:48:28.80 ID:P5kovUZI0
コナン「光彦、歩美ちゃん!」
光彦「はい」
歩美「なに?」
コナン「二人で協力して、でかいウナギを作ってくれ!」
コナン「今のアイツは細長ければ、なんだってウナギに見えちまうハズだ!」
光彦「分かりました!」
歩美「やってみる!」
コナン(よし、次は事務所に電話するか)
光彦「はい」
歩美「なに?」
コナン「二人で協力して、でかいウナギを作ってくれ!」
コナン「今のアイツは細長ければ、なんだってウナギに見えちまうハズだ!」
光彦「分かりました!」
歩美「やってみる!」
コナン(よし、次は事務所に電話するか)
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:55:31.81 ID:P5kovUZI0
<毛利探偵事務所>
英理「…………」
小五郎「…………」
英理「この事務所じゃ、訪ねてきた客にお茶も出さないのかしら?」
小五郎「あいにく敏腕弁護士さんの口にあうような茶は置いてねーからな」
英理「…………」
小五郎「…………」
英理(せっかく来てあげたのに、なによこの態度……)
小五郎(クソッ、茶くらい入れてやればよかったな。俺のアホ……)
互いに素直になれない夫婦。
電話が鳴った。
小五郎「はい、毛利探偵事務所」ガチャッ
英理「…………」
小五郎「…………」
英理「この事務所じゃ、訪ねてきた客にお茶も出さないのかしら?」
小五郎「あいにく敏腕弁護士さんの口にあうような茶は置いてねーからな」
英理「…………」
小五郎「…………」
英理(せっかく来てあげたのに、なによこの態度……)
小五郎(クソッ、茶くらい入れてやればよかったな。俺のアホ……)
互いに素直になれない夫婦。
電話が鳴った。
小五郎「はい、毛利探偵事務所」ガチャッ
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:58:23.71 ID:P5kovUZI0
小五郎「……おう、どうした。今オメー学校じゃねえのか?」
小五郎「なに、妃先生はいるかって?」
小五郎「ああいるが……ちょっと待ってろ」
小五郎「オイ、英理」
英理「なによ」
小五郎「コナンから電話だ。なんでもオメーに用があるんだってよ」
英理「コナン君が私に……?」
小五郎「なに、妃先生はいるかって?」
小五郎「ああいるが……ちょっと待ってろ」
小五郎「オイ、英理」
英理「なによ」
小五郎「コナンから電話だ。なんでもオメーに用があるんだってよ」
英理「コナン君が私に……?」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/25(月) 23:59:42.81 ID:P5kovUZI0
…
……
………
コナン(ふぅ、どうにかオーケーしてもらえたぜ)
コナン(急いでくれよ~おばさん)
コナン(さてと、光彦たちは大丈夫かな?)
……
………
コナン(ふぅ、どうにかオーケーしてもらえたぜ)
コナン(急いでくれよ~おばさん)
コナン(さてと、光彦たちは大丈夫かな?)
220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:07:46.57 ID:08FFAdDV0
歩美「できたよ、コナン君!」
光彦「どうですか!?」
丸めて筒状にしたカーテンに、画用紙で作ったウナギの顔が貼られていた。
コナン「おう、上出来だぜオメーら!」
歩美「やったぁ!」
光彦「でもこれで本当に元太君を元通りにできるんですか?」
コナン「さぁな……どうなるかは、正直俺にも予測がつかねえ」
コナン「だけどよ、ここで仲間である俺たちが諦めたら元太は救えない……」
コナン「──だろ?」
光彦「……そうですね!」
歩美「そうだね!」
光彦「どうですか!?」
丸めて筒状にしたカーテンに、画用紙で作ったウナギの顔が貼られていた。
コナン「おう、上出来だぜオメーら!」
歩美「やったぁ!」
光彦「でもこれで本当に元太君を元通りにできるんですか?」
コナン「さぁな……どうなるかは、正直俺にも予測がつかねえ」
コナン「だけどよ、ここで仲間である俺たちが諦めたら元太は救えない……」
コナン「──だろ?」
光彦「……そうですね!」
歩美「そうだね!」
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:10:46.58 ID:08FFAdDV0
その頃──
元太「…………」ムクッ
保健室の先生「小嶋君、目が覚めた?」
元太「うな重……」
保健室の先生「え?」
元太「ウナジュウゥゥゥゥゥゥッ!」
保健室の先生「きゃああああっ!?」
ズガァァァンッ!
元太「…………」ムクッ
保健室の先生「小嶋君、目が覚めた?」
元太「うな重……」
保健室の先生「え?」
元太「ウナジュウゥゥゥゥゥゥッ!」
保健室の先生「きゃああああっ!?」
ズガァァァンッ!
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:13:37.18 ID:08FFAdDV0
保健室のベッドを破壊した元太は、学校内の徘徊を始めた。
元太「うな重……」
元太「うな重……!」
元太「うな重ゥゥゥ……!」
元太「食わせろォォォォォッ!」
元太「ウゥゥウ……ナァァァジュウウゥゥゥゥゥッ!!!」
元太「うな重……」
元太「うな重……!」
元太「うな重ゥゥゥ……!」
元太「食わせろォォォォォッ!」
元太「ウゥゥウ……ナァァァジュウウゥゥゥゥゥッ!!!」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:18:12.34 ID:08FFAdDV0
歩美「今の叫び声、元太君だよね!?」
コナン「もう目を覚ましたのか……マズイな」
光彦「どうします、コナン君!?」
コナン「とにかくこのウナギを持って、元太のところに向かおう!」
コナン「放っておいたらだれかが怪我するかもしれない!」ダッ
コナン(ちくしょう……早く来てくれ、おばさん!)
コナン「もう目を覚ましたのか……マズイな」
光彦「どうします、コナン君!?」
コナン「とにかくこのウナギを持って、元太のところに向かおう!」
コナン「放っておいたらだれかが怪我するかもしれない!」ダッ
コナン(ちくしょう……早く来てくれ、おばさん!)
241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:21:38.94 ID:08FFAdDV0
<帝丹小学校昇降口>
男性教師何名かを倒した元太が、下駄箱を占拠して咆哮していた。
元太「ウゥゥゥゥ」
元太「ナァァァァァァァァ」
元太「ジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
元太「ウゥゥゥゥゥゥゥ……」
元太「ナァァァァァァァァァァ……」
元太「ジュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!」
男性教師何名かを倒した元太が、下駄箱を占拠して咆哮していた。
元太「ウゥゥゥゥ」
元太「ナァァァァァァァァ」
元太「ジュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
元太「ウゥゥゥゥゥゥゥ……」
元太「ナァァァァァァァァァァ……」
元太「ジュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:26:24.21 ID:08FFAdDV0
光彦「元太君!」
歩美「元太君!」
歩美と光彦が先ほど作った巨大ウナギを手に、元太の前に現れた。
元太「ウナァ?」
光彦「君のために、ウナギの神様が来てくれましたよ!」
歩美「神様が元太君にいいたいことがあるんだって!」
元太「ジュゥゥゥ……!?」
歩美「元太君!」
歩美と光彦が先ほど作った巨大ウナギを手に、元太の前に現れた。
元太「ウナァ?」
光彦「君のために、ウナギの神様が来てくれましたよ!」
歩美「神様が元太君にいいたいことがあるんだって!」
元太「ジュゥゥゥ……!?」
255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:33:41.95 ID:08FFAdDV0
コナン(よぉし、変声機を神様っぽい声にして、と……)カリカリ…
巨大ウナギ『元太よ』
巨大ウナギ『うな重が食べられないからといって』
巨大ウナギ『暴れるとはなにごとじゃ!』
巨大ウナギ『おぬしの心はもっと強いハズじゃ!』
巨大ウナギ『少年探偵団として数々の事件を解決してきたおぬしなら──』
巨大ウナギ『うな重を食べたいという誘惑にも打ち勝つことができるはずじゃ!』
元太「ウゥゥゥ……」
巨大ウナギ『元太よ』
巨大ウナギ『うな重が食べられないからといって』
巨大ウナギ『暴れるとはなにごとじゃ!』
巨大ウナギ『おぬしの心はもっと強いハズじゃ!』
巨大ウナギ『少年探偵団として数々の事件を解決してきたおぬしなら──』
巨大ウナギ『うな重を食べたいという誘惑にも打ち勝つことができるはずじゃ!』
元太「ウゥゥゥ……」
259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:38:43.79 ID:08FFAdDV0
巨大ウナギ『元太よ、気を強く持つのじゃ!』
巨大ウナギ『おぬしなら、心の中の悪魔をやっつけることができるはずじゃ!』
巨大ウナギ『元太よ、ウナギの呪縛に打ち勝ってみせるのじゃ!』
元太「ウナァァ……」ブルブル
元太「ジュゥゥゥ……!」ブルブル
光彦「元太君、頑張って下さい!」
歩美「負けないで、元太君!」
元太「ウゥゥゥ……」
元太「ウガァァァジュウウゥゥァァアアアッ!!!!!」
コナン(くそっ、やっぱり言葉だけじゃ無理だ……!)
巨大ウナギ『おぬしなら、心の中の悪魔をやっつけることができるはずじゃ!』
巨大ウナギ『元太よ、ウナギの呪縛に打ち勝ってみせるのじゃ!』
元太「ウナァァ……」ブルブル
元太「ジュゥゥゥ……!」ブルブル
光彦「元太君、頑張って下さい!」
歩美「負けないで、元太君!」
元太「ウゥゥゥ……」
元太「ウガァァァジュウウゥゥァァアアアッ!!!!!」
コナン(くそっ、やっぱり言葉だけじゃ無理だ……!)
266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:43:11.74 ID:08FFAdDV0
野獣と化した元太が、三人に迫る。
元太「ウゥゥゥ……ナァ……ジユウウウゥゥゥ……」ズンズン
光彦「元太君、ぼくですよ! ぼくたち仲間じゃないですか!」
歩美「お願い……元の元太君に戻ってえっ!」
コナン(くそっ、このままじゃみんなやられちまう!)
元太「ウナァァァァァッ!!!」
その時だった。
元太「ウゥゥゥ……ナァ……ジユウウウゥゥゥ……」ズンズン
光彦「元太君、ぼくですよ! ぼくたち仲間じゃないですか!」
歩美「お願い……元の元太君に戻ってえっ!」
コナン(くそっ、このままじゃみんなやられちまう!)
元太「ウナァァァァァッ!!!」
その時だった。
276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:49:26.48 ID:08FFAdDV0
英理「コナン君!」
小五郎「コナン!」
コナン「おっちゃん、妃先生!」
英理「あなたにいわれたとおり、うな重を作って持ってきたわよ!」
コナン「──ありがとう!」
コナン「じゃあ、そこの大きなウナギの人形の前に置いてくれない?」
英理「うな重を? ……分かったわ」コトッ
小五郎(コイツらなにやってんだ? 学芸会かなんかの練習か?)
小五郎「コナン!」
コナン「おっちゃん、妃先生!」
英理「あなたにいわれたとおり、うな重を作って持ってきたわよ!」
コナン「──ありがとう!」
コナン「じゃあ、そこの大きなウナギの人形の前に置いてくれない?」
英理「うな重を? ……分かったわ」コトッ
小五郎(コイツらなにやってんだ? 学芸会かなんかの練習か?)
285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:53:58.46 ID:08FFAdDV0
巨大ウナギ『元太よ……』
巨大ウナギ『今ワシの前に、おぬしが欲したうな重がある』
巨大ウナギ『食すがよい』
元太「ウゥゥゥゥ!」
元太「ナジュウゥゥゥゥゥゥッ!」
元太は久々のうな重に、飛びついた。
元太「ウナッ、ウナッ、ウナッ、ウナッ、ウナッ」ガツガツ
巨大ウナギ『今ワシの前に、おぬしが欲したうな重がある』
巨大ウナギ『食すがよい』
元太「ウゥゥゥゥ!」
元太「ナジュウゥゥゥゥゥゥッ!」
元太は久々のうな重に、飛びついた。
元太「ウナッ、ウナッ、ウナッ、ウナッ、ウナッ」ガツガツ
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 00:57:44.21 ID:08FFAdDV0
元太「ウナッ!?」ピタッ
元太「…………」
元太「──うえっ」
元太「なんだこりゃ……マズッ」
英理「え」
歩美「元太君!」
光彦「元に戻ったんですね!?」
コナン(今だ!)
元太「…………」
元太「──うえっ」
元太「なんだこりゃ……マズッ」
英理「え」
歩美「元太君!」
光彦「元に戻ったんですね!?」
コナン(今だ!)
303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:04:31.23 ID:08FFAdDV0
巨大ウナギ『元太よ』
巨大ウナギ『心の中の悪魔に勝てない弱い心では、うな重もおいしくないのじゃ』
元太「神様……!」
巨大ウナギ『元太よ、強くなれ!』
巨大ウナギ『うな重などに心を惑わされてはならない!』
巨大ウナギ『そうすれば、再びおいしくうな重を食べることができるじゃろう……』
元太「おうっ!」
元太「俺……なんか変な夢を見てたみてえだ……」
元太「俺、もっと強くなるよ! ありがとう、ウナギの神様!」
巨大ウナギ『心の中の悪魔に勝てない弱い心では、うな重もおいしくないのじゃ』
元太「神様……!」
巨大ウナギ『元太よ、強くなれ!』
巨大ウナギ『うな重などに心を惑わされてはならない!』
巨大ウナギ『そうすれば、再びおいしくうな重を食べることができるじゃろう……』
元太「おうっ!」
元太「俺……なんか変な夢を見てたみてえだ……」
元太「俺、もっと強くなるよ! ありがとう、ウナギの神様!」
314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:07:45.87 ID:08FFAdDV0
元太「コナン、光彦、歩美ちゃん、みんな悪かったな!」
元太「もう大丈夫だ!」
元太「俺はもう……絶対にうな重に負けたりなんかしねえよ!」
歩美「やったぁ、元太君!」
光彦「本当によかったです……! 一時はどうなることかと……」
コナン(ふぅ……まさか本当にうまくいくとは思わなかったぜ……)
元太「もう大丈夫だ!」
元太「俺はもう……絶対にうな重に負けたりなんかしねえよ!」
歩美「やったぁ、元太君!」
光彦「本当によかったです……! 一時はどうなることかと……」
コナン(ふぅ……まさか本当にうまくいくとは思わなかったぜ……)
327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:13:35.49 ID:08FFAdDV0
小五郎「…………」
小五郎「なにがなんだかサッパリだが──」
小五郎「オメーのうな重がマズイってことだけは分かったぜ、英理」ニヤッ
小五郎「さすが敏腕弁護士さんの料理の腕は一味ちがうってか?」
小五郎「ナハハハハハハッ!」
英理「…………」
英理「コナン君」
コナン「はいっ!?」ビクッ
英理「あとでこの件について、たっぷり尋問させてもらうわね?」ニッコリ
コナン「は、はい……(こえ~~~~~)」
小五郎「なにがなんだかサッパリだが──」
小五郎「オメーのうな重がマズイってことだけは分かったぜ、英理」ニヤッ
小五郎「さすが敏腕弁護士さんの料理の腕は一味ちがうってか?」
小五郎「ナハハハハハハッ!」
英理「…………」
英理「コナン君」
コナン「はいっ!?」ビクッ
英理「あとでこの件について、たっぷり尋問させてもらうわね?」ニッコリ
コナン「は、はい……(こえ~~~~~)」
333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:18:59.40 ID:08FFAdDV0
数日後──
<博士の家>
灰原「すごいわ……」カチャカチャ
灰原「小嶋君の体が、完全に正常に戻ってる」カチャカチャ
灰原「心の作用というのも、案外あなどれないわね」カチャカチャ
コナン「ああ、俺も驚いたよ」
コナン「ま、あれから色々大変だったけどな」
灰原「えぇ、学校は大騒ぎだったでしょうからね」
コナン(一番キツかったのは、おばさんの尋問だけどな……)
コナン(あ~……思い出したくもねぇ)ゾクッ
コナン(しかしまぁ、元太を助けることができてよかったぜ……)
<博士の家>
灰原「すごいわ……」カチャカチャ
灰原「小嶋君の体が、完全に正常に戻ってる」カチャカチャ
灰原「心の作用というのも、案外あなどれないわね」カチャカチャ
コナン「ああ、俺も驚いたよ」
コナン「ま、あれから色々大変だったけどな」
灰原「えぇ、学校は大騒ぎだったでしょうからね」
コナン(一番キツかったのは、おばさんの尋問だけどな……)
コナン(あ~……思い出したくもねぇ)ゾクッ
コナン(しかしまぁ、元太を助けることができてよかったぜ……)
338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:23:49.07 ID:08FFAdDV0
まもなく、元太たち三人が遊びにやって来た。
元太「よぉ、コナン、灰原!」
光彦「遊びに来ましたよ!」
歩美「こんにちは~!」
コナン「おう」
灰原「いらっしゃい」
コナン「ところで元太、あれから具合はどうだ?」
元太「へへへ、バッチリだぜ! 昨日は珍しく母ちゃんがうな重食わせてくれたしな!」
元太「いつかウナギの神様も食ってみてえなぁ~」ジュルリ
コナン(ハハ……相変わらずだな、コイツは……)
うな重中毒を克服した元太であったが、うな重好きは結局変わらなかったのだった……。
<おわり>
元太「よぉ、コナン、灰原!」
光彦「遊びに来ましたよ!」
歩美「こんにちは~!」
コナン「おう」
灰原「いらっしゃい」
コナン「ところで元太、あれから具合はどうだ?」
元太「へへへ、バッチリだぜ! 昨日は珍しく母ちゃんがうな重食わせてくれたしな!」
元太「いつかウナギの神様も食ってみてえなぁ~」ジュルリ
コナン(ハハ……相変わらずだな、コイツは……)
うな重中毒を克服した元太であったが、うな重好きは結局変わらなかったのだった……。
<おわり>
343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:25:05.55 ID:l8REe6HZ0
乙
よく雰囲気出ててよかった
よく雰囲気出ててよかった
345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:25:16.11 ID:Td3ab9Rt0
スレタイと本文で二度美味しかった乙
349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:25:49.70 ID:2F5MFciw0
綺麗に纏まった
素晴らしい出来だ、乙
素晴らしい出来だ、乙
350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:25:53.88 ID:i+7f4tAl0
うな重食いてえ……乙
359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:28:53.03 ID:+QGSqTJM0
乙
久々にうな重が喰いたくなった
久々にうな重が喰いたくなった
366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:34:45.85 ID:XWRgb/B+I
とりあえずうな重食いたくなるスレだったな
368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/26(火) 01:35:54.81 ID:2kaKKZsm0
乙
腹の減るSSだった
腹の減るSSだった
引用元: 元太「うな重ゥゥゥゥゥ!」コナン「やべぇ、禁断症状だ!」