姉「」プゥ 妹「」ドブゥッ 俺「……………」
2018-03-16
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:00:29.913 ID:FmyNbeb90
姉(28バツイチ帰省中)「」プゥップゥ プスー
妹(23彼氏有り)「」ゲェップ
俺「…………」
妹「兄ぃ」
俺「ん?」
妹「」プゥッ
俺「……………」
妹「あはははははwwwww」
妹(23彼氏有り)「」ゲェップ
俺「…………」
妹「兄ぃ」
俺「ん?」
妹「」プゥッ
俺「……………」
妹「あはははははwwwww」
2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:02:01.735 ID:aFFMb81B0
楽しそうでいいね
3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:02:41.658 ID:kSQzUP/6a
実際家にいる時は可愛さの欠けらも無い
5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:03:14.003 ID:FmyNbeb90
>>2
屁やゲップを平然とされるから音も不快だし臭いが充満する
屁やゲップを平然とされるから音も不快だし臭いが充満する
6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:03:35.973 ID:1mfMJbVjp
人間だもの
7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:04:21.059 ID:FmyNbeb90
母「ご飯ー!」
妹「あぁい」
姉「はい」
俺 返事無し
妹「あぁい」
姉「はい」
俺 返事無し
9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:05:10.424 ID:ggxFSJLkM
正々堂々ちゃんと音出して屁してるんだし許してやれよ
10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:06:18.774 ID:FmyNbeb90
姉「」ガガガガガ
妹「兄ぃ」モッチャモッチャ
俺「ん?」
妹「肉くれ」
俺「ん…」
妹「ありがと」モッチャモッチャ
姉「」ガガガガガ
妹「兄ぃ」モッチャモッチャ
俺「ん?」
妹「肉くれ」
俺「ん…」
妹「ありがと」モッチャモッチャ
姉「」ガガガガガ
12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:10:32.409 ID:FmyNbeb90
俺「ごちそうさまでした!」
母「はい」
姉「なぁ○○(俺)」
俺「ん?」
姉「炭酸買ってきてー(1000円スッ)」
俺「ええ……」
妹「私メッツグレープ」
俺「え?行くの?」
姉「頼むって」
俺「わかった………」
母「コンビニ?スルメ買ってきてな」
俺「ええ……」
母「はい」
姉「なぁ○○(俺)」
俺「ん?」
姉「炭酸買ってきてー(1000円スッ)」
俺「ええ……」
妹「私メッツグレープ」
俺「え?行くの?」
姉「頼むって」
俺「わかった………」
母「コンビニ?スルメ買ってきてな」
俺「ええ……」
14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:12:25.058 ID:FmyNbeb90
俺「はい」
姉「ありがとう!」ゴクゴク
姉「ゲェェェェップ!!!」
妹「おーナイスー」ゴクゴク
妹「ケフ」
妹「」ブゥッ
姉「ありがとう!」ゴクゴク
姉「ゲェェェェップ!!!」
妹「おーナイスー」ゴクゴク
妹「ケフ」
妹「」ブゥッ
15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:13:53.315 ID:FmyNbeb90
妹「」パチン パチン ←爪切り
姉「」ブィィィィィィィン←スネ毛処理
姉「」プッ
俺「…………」
姉「」ブィィィィィィィン←スネ毛処理
姉「」プッ
俺「…………」
17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:15:19.492 ID:AjbmzYEQd
顔次第
18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:17:43.432 ID:FmyNbeb90
ラァイン !
ラァイン!
ラァイン!
妹「スマホとってー」
俺「ええ……(自分で取れよ)」
姉「へっっぶし!!!!!あー花粉つら へっっっ!!!!!あ……出んかった」
妹「くちょん!!」プゥッ
俺「wwwwwwwwww」
ラァイン!
ラァイン!
妹「スマホとってー」
俺「ええ……(自分で取れよ)」
姉「へっっぶし!!!!!あー花粉つら へっっっ!!!!!あ……出んかった」
妹「くちょん!!」プゥッ
俺「wwwwwwwwww」
19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:19:35.133 ID:FmyNbeb90
俺「芋食った?」
妹「何で?」
俺「いや、屁が止まらんから」
妹「食ってない。他人の前では我慢してるから溜まる」
姉「わかる」プスーーーー
俺「くっっっさ!」
妹「何で?」
俺「いや、屁が止まらんから」
妹「食ってない。他人の前では我慢してるから溜まる」
姉「わかる」プスーーーー
俺「くっっっさ!」
21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:23:40.140 ID:aFFMb81B0
シスターズめっちゃ屁するやん
>>1はしないんか?
>>1はしないんか?
22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:24:09.477 ID:FmyNbeb90
妹「」プゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
妹「今のヤバない?www」
姉「長っwwww」
俺「(うわ実が出た)」ブリゥッ
姉「え?漏らした?」
妹「くっさ!」
俺「ただの屁 トイレ行ってくる」
姉「漏らしたな」
妹「あれは漏らしてる」
妹「今のヤバない?www」
姉「長っwwww」
俺「(うわ実が出た)」ブリゥッ
姉「え?漏らした?」
妹「くっさ!」
俺「ただの屁 トイレ行ってくる」
姉「漏らしたな」
妹「あれは漏らしてる」
24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:26:19.523 ID:FmyNbeb90
俺「ふぅ」
姉「何でパンツ変えたん?やっぱ漏らしたん?」
俺「ウォッシュレットの勢いが強過ぎて濡れたから履き替えただけ」
妹「絶対嘘やん」プゥゥ
姉「」ゴクゴク
姉「ゲェッップ」
姉「何でパンツ変えたん?やっぱ漏らしたん?」
俺「ウォッシュレットの勢いが強過ぎて濡れたから履き替えただけ」
妹「絶対嘘やん」プゥゥ
姉「」ゴクゴク
姉「ゲェッップ」
25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:27:14.501 ID:DcNL/IGh0
汚い兄妹
27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:29:11.698 ID:FmyNbeb90
妹「下痢の時オナラやと思ったらちょっと出る時あるし」
俺(妹にフォローされた………)
姉「やっばい今日マジで止まらん」プゥッ プゥッ プゥッ
俺「…………」
俺(妹にフォローされた………)
姉「やっばい今日マジで止まらん」プゥッ プゥッ プゥッ
俺「…………」
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:30:13.217 ID:9mhhTMynr
ゲップの姉!
放屁の妹!
そして!脱糞の俺!
放屁の妹!
そして!脱糞の俺!
29: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:30:17.963 ID:OsAUv/gg0
ワロタ
30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:31:05.690 ID:FmyNbeb90
姉「」ブチッ
俺「あっ、今」
姉「調子乗りすぎた!」
妹「きったなwwwwwwwwww」
俺「」
俺「あっ、今」
姉「調子乗りすぎた!」
妹「きったなwwwwwwwwww」
俺「」
32: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:33:54.024 ID:OEVjFOqS0
腸の病気を疑う
33: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:33:59.807 ID:FmyNbeb90
姉「うわーーーーー最悪うぅ」
姉「急に来たからなーーー」
姉「ポイッ」
妹「おい!?」
姉「?」
妹「手洗いした!?」
姉「してない」
妹「うそぉ!?してよ!」
姉「あとでな」ゴロン
妹「今!!」
妹「ありえん!!」プッ
俺(屁をこきながら怒っててワロタ)
姉「急に来たからなーーー」
姉「ポイッ」
妹「おい!?」
姉「?」
妹「手洗いした!?」
姉「してない」
妹「うそぉ!?してよ!」
姉「あとでな」ゴロン
妹「今!!」
妹「ありえん!!」プッ
俺(屁をこきながら怒っててワロタ)
34: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:34:51.932 ID:DWabnm7o0
屁放き虫家族の団らんかな?
35: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:36:01.639 ID:kcfr0J6Ba
姉と妹まんま俺でワロタ 実家帰るとオナラとゲップ祭りだわ
36: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:38:26.379 ID:FmyNbeb90
俺「トイレ行ってくる」
ビチチブチチブリブリブビィィィ
姉「ちゃんとドアしめてよ(パンツ洗いながら)」
姉「」プゥチ
姉「ヤバ、ちょ、トイレ変わって」
俺「まだ出始めたとこ……」
姉「早く!ちょ、早く!!!」
俺「急かされると上手くでない……」
姉「早く早く早くヤバいヤバい…んぉぉぉ 漏れるぅ」
俺「……………」プリプリ ブビィッ
姉「早くう!!!!!」
俺「」チョロチョロチョロ
ビチチブチチブリブリブビィィィ
姉「ちゃんとドアしめてよ(パンツ洗いながら)」
姉「」プゥチ
姉「ヤバ、ちょ、トイレ変わって」
俺「まだ出始めたとこ……」
姉「早く!ちょ、早く!!!」
俺「急かされると上手くでない……」
姉「早く早く早くヤバいヤバい…んぉぉぉ 漏れるぅ」
俺「……………」プリプリ ブビィッ
姉「早くう!!!!!」
俺「」チョロチョロチョロ
37: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:40:20.767 ID:FmyNbeb90
俺「下痢?」
姉「そう!!!!!うわあああ早く早く!まだ!?」
妹「どうしたん?」
姉「漏れそうなのにつかえてる!」
妹「トイレ行きたい」
姉「私が先!!!!!」
妹「えー!」
俺「んっ!」ブリュ
姉「そう!!!!!うわあああ早く早く!まだ!?」
妹「どうしたん?」
姉「漏れそうなのにつかえてる!」
妹「トイレ行きたい」
姉「私が先!!!!!」
妹「えー!」
俺「んっ!」ブリュ
38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:42:44.750 ID:FmyNbeb90
俺「ふぅ…ごめんお待たせ」
姉「んんんん!!!ハァァァァ」ブビィィィィ ぶっぶぶぶびちちぶびびぶり ブリュゥゥゥウ ブゥゥゥゥ↑
妹「音wwwwwwwwww」
妹「お姉~早く~ 」
姉「待って!!!」ブゥゥゥゥ
俺「………(聞きたくないな)」
妹「もうヤバい!外でしてくる!!」
俺「え?」
バタン
姉「んんんん!!!ハァァァァ」ブビィィィィ ぶっぶぶぶびちちぶびびぶり ブリュゥゥゥウ ブゥゥゥゥ↑
妹「音wwwwwwwwww」
妹「お姉~早く~ 」
姉「待って!!!」ブゥゥゥゥ
俺「………(聞きたくないな)」
妹「もうヤバい!外でしてくる!!」
俺「え?」
バタン
41: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:44:32.456 ID:FmyNbeb90
姉「ふぅぅ……あーヤバかった あと10秒遅かったらぶちまけてたわ」
俺「よかった」
姉「○○(妹)は?」
俺「我慢できなくなって外でするとか言ってた」
姉「頭おかしい」
俺(28でうんこ漏らしたくせに)
俺「よかった」
姉「○○(妹)は?」
俺「我慢できなくなって外でするとか言ってた」
姉「頭おかしい」
俺(28でうんこ漏らしたくせに)
42: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:46:24.859 ID:FmyNbeb90
妹「あー危なかった」
姉「アホ」
妹「へへ」
俺「流石にそれはヤバい」
妹「誰も見てないから大丈夫」
俺「いや………」
姉「風呂入ってくるからー」
俺「ん」
姉「アホ」
妹「へへ」
俺「流石にそれはヤバい」
妹「誰も見てないから大丈夫」
俺「いや………」
姉「風呂入ってくるからー」
俺「ん」
44: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:48:44.022 ID:FmyNbeb90
妹「兄ぃ」
俺「ん?」
妹「これ何?wwwww(TENGA)」
俺「どこで!!」
妹「んっふwwww」プゥゥゥゥゥゥッ
俺「ん?」
妹「これ何?wwwww(TENGA)」
俺「どこで!!」
妹「んっふwwww」プゥゥゥゥゥゥッ
46: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:51:37.486 ID:FmyNbeb90
姉「上がったから次入りー」
俺「入るわ」
俺「戻しとけよ(小声)」
妹「お姉、見てwwwww」
俺「おい!!!!」
姉「ん?なんそれ?」
妹「多分オナホwwww」
俺「ちょもういいから」
姉「うわ、猿ぅwwwww」
俺「いや お姉もローター使ってるの知ってるから」
姉「え?持ってないけど」
妹「……………」
俺「入るわ」
俺「戻しとけよ(小声)」
妹「お姉、見てwwwww」
俺「おい!!!!」
姉「ん?なんそれ?」
妹「多分オナホwwww」
俺「ちょもういいから」
姉「うわ、猿ぅwwwww」
俺「いや お姉もローター使ってるの知ってるから」
姉「え?持ってないけど」
妹「……………」
49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:55:23.695 ID:FmyNbeb90
俺「それは嘘 夜振動の音が聞こえてきてうるさいから」
姉「いや持ってないから」
俺「探そう!」
姉「マジで私じゃないからな」
妹「……………」
俺「まさか……」
妹「いや、ちが、ちがうから」
姉「よっしゃ探そう!」
俺「おう!」
妹「待てや!!!死ね!!もう!!!あああぁあ!」
俺「うわ!(暴れだした!)」
姉「いや持ってないから」
俺「探そう!」
姉「マジで私じゃないからな」
妹「……………」
俺「まさか……」
妹「いや、ちが、ちがうから」
姉「よっしゃ探そう!」
俺「おう!」
妹「待てや!!!死ね!!もう!!!あああぁあ!」
俺「うわ!(暴れだした!)」
50: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:57:36.487 ID:FmyNbeb90
ひとしきり暴れた妹「……………」
姉「ごめん………」
俺「冗談のつもりだった…俺もオナホ見つかったし……」
妹「……………」
姉「無視?」
妹「………」
姉「無視すんの?おい」
妹「……………」
姉「おいって!」
妹「ああつああああああああ!!!」
俺(まーた始まった……)
姉「ごめん………」
俺「冗談のつもりだった…俺もオナホ見つかったし……」
妹「……………」
姉「無視?」
妹「………」
姉「無視すんの?おい」
妹「……………」
姉「おいって!」
妹「ああつああああああああ!!!」
俺(まーた始まった……)
51: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:58:47.561 ID:FmyNbeb90
姉「ひぐっ……ひん…」ズゾゾゾゾゾ
妹「うぐっ……うっ!!」ブビーーーーー
俺(激しい喧嘩の末どっちも泣いててワロタ)
妹「うぐっ……うっ!!」ブビーーーーー
俺(激しい喧嘩の末どっちも泣いててワロタ)
53: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 14:59:48.862 ID:FmyNbeb90
俺「先寝るから……」
姉「……………」
妹「……………」
俺(二人とも無視か……)
姉「……………」
妹「……………」
俺(二人とも無視か……)
55: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:02:21.926 ID:FmyNbeb90
次の日
姉「おはよう」
俺「おはよう」
妹「……………」
俺「まだ拗ねてんの……?」
姉「うん…」
俺「ローターバレたくらいでしつこい」
妹「死ね」
俺「うわ」
姉「おはよう」
俺「おはよう」
妹「……………」
俺「まだ拗ねてんの……?」
姉「うん…」
俺「ローターバレたくらいでしつこい」
妹「死ね」
俺「うわ」
56: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:04:49.428 ID:FmyNbeb90
妹「……………」
妹「ごめん」
俺「何で?」
妹「恥ずなって、暴れたから」
俺「なら、ち〇こ見る?」
姉「ま〇こ見る?」
妹「……ふっ、」
妹「いらんwwwww」
俺(よかったな)
姉(うん)
妹「ごめん」
俺「何で?」
妹「恥ずなって、暴れたから」
俺「なら、ち〇こ見る?」
姉「ま〇こ見る?」
妹「……ふっ、」
妹「いらんwwwww」
俺(よかったな)
姉(うん)
57: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:05:18.612 ID:FmyNbeb90
母「ゴミ出しや」プゥゥゥゥゥゥ
58: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:06:27.080 ID:M6eaPiwEa
仲良さそうで羨ましい
59: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:06:47.647 ID:FmyNbeb90
みたいなのが日常だから姉と妹に幻想持つなよ
60: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:08:37.727 ID:9u4XY86W0
お前がウンコ漏らしたのも幻想か?
63: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:10:30.854 ID:FmyNbeb90
>>60
それは現実
ペーパーで拭いたら付く程度の少量
お腹下してる時オナラ失敗しないか?
それは現実
ペーパーで拭いたら付く程度の少量
お腹下してる時オナラ失敗しないか?
64: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:11:17.871 ID:8bR2sYADa
全員顔を芸能人に例えてくれオカズにする
下品な女好きなんだ
下品な女好きなんだ
65: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:12:29.445 ID:FmyNbeb90
>>64
姉 藤田ニコルみたいなブス
妹 本田翼をふやかしたみたいな顔
俺 劇団ひとりに酷似
姉 藤田ニコルみたいなブス
妹 本田翼をふやかしたみたいな顔
俺 劇団ひとりに酷似
68: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:14:50.260 ID:8bR2sYADa
なんとなく想像ついたわ無理だシコれん
69: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:15:12.958 ID:ngNJYIYra
え?
若い女の子でオナラする子なんているの?
若い女の子でオナラする子なんているの?
70: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:17:17.476 ID:FmyNbeb90
>>69
そりゃするだろ人間なんだから
普段からダイエットしてるような代謝のいい子はブーブー鳴りっぱなしだぞ
そりゃするだろ人間なんだから
普段からダイエットしてるような代謝のいい子はブーブー鳴りっぱなしだぞ
71: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:19:15.649 ID:ketuNltLd
楽しそうで羨ましいわ
73: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:20:06.834 ID:tnQndbriH
ドラマ化決定
74: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:20:37.650 ID:9u4XY86W0
>>63
今日まさに失敗した
朝起きて軽くこいたら下痢で白い液状がパンツに爆発した
タイムリーなスレだったよ
今日まさに失敗した
朝起きて軽くこいたら下痢で白い液状がパンツに爆発した
タイムリーなスレだったよ
75: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:23:35.372 ID:YfjqNrx00
>>74
尻になにいれた
尻になにいれた
77: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/16(金) 15:27:29.946 ID:pNSxN1KLd
お前らバリウム検査受けた日は気をつけろよ
引用元: 姉「」プゥ 妹「」ドブゥッ 俺「……………」
「隣の娘さんたちを預かることになったからね」
2018-01-16
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/16(火) 00:07:24.33 ID:j6bqUg0O0
J( 'ー`)し「優しくしてあげるんだよ!」
ワイ「ふーん」
横の家
夫婦:30代半ば
長女 小学2年生 次女 幼稚園 の4人暮らし
上の子が小さい時は2,3か月に1度ほど 延べ5,6回くらい
夫婦そろってインフルになったとき。夫婦で冠婚葬祭に出掛ける時など預かったことがあった
上の子「こんにちわー」
下の子「ちわー」
ワイ「はいはいこんにちわ」
ワイ「おっきくなったなぁ 下の子はなんて名前や?」
下の子「キャーーーーーー」
ワイ「話が通じんなぁ ちんまいなぁ」
ワイ「ふーん」
横の家
夫婦:30代半ば
長女 小学2年生 次女 幼稚園 の4人暮らし
上の子が小さい時は2,3か月に1度ほど 延べ5,6回くらい
夫婦そろってインフルになったとき。夫婦で冠婚葬祭に出掛ける時など預かったことがあった
上の子「こんにちわー」
下の子「ちわー」
ワイ「はいはいこんにちわ」
ワイ「おっきくなったなぁ 下の子はなんて名前や?」
下の子「キャーーーーーー」
ワイ「話が通じんなぁ ちんまいなぁ」
2: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:07:51.74 ID:j6bqUg0O0
ワイ「ところで隣は夫婦そろって旅行でも行ったの?」
J( 'ー`)し「……」
J( 'ー`)し「ちょっとこっちおいで」
ワイ「ん?」
ワイ(なんや台所の隅に呼んで)
J( 'ー`)し「横の奥さん……ガンなんだって」
ワイ「えっ?」
J( 'ー`)し「……」
J( 'ー`)し「ちょっとこっちおいで」
ワイ「ん?」
ワイ(なんや台所の隅に呼んで)
J( 'ー`)し「横の奥さん……ガンなんだって」
ワイ「えっ?」
3: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:08:26.49 ID:j6bqUg0O0
J( 'ー`)し「入院して手術することになったんだけど実家遠いのよ」
J( 'ー`)し「奥様のお母さま亡くなってるし、旦那さんのお母様もお仕事していて」
J( 'ー`)し「都合がつかない日に頼めないか って言うから入院中日中ずっと預かることにしたからね」
ワイ「…了解やで」
J( 'ー`)し「夜間保育とかいろいろ探してたらしいのよ まったく最初から頼めばいいのに他人行儀な」
ワイ「それで…悪いんか?」
J( 'ー`)し「そんなこと聞けないわよ! でも2人には余計な事言うんじゃないよ!」
ワイ「承知」
J( 'ー`)し「それであの年ごろの子って何見るのかしら DVDでも借りてくるわ!」
ワイ「ワイが知るかいな…」
結局 ツタヤに行って上の子に選ばせた映画とかを流した
J( 'ー`)し「奥様のお母さま亡くなってるし、旦那さんのお母様もお仕事していて」
J( 'ー`)し「都合がつかない日に頼めないか って言うから入院中日中ずっと預かることにしたからね」
ワイ「…了解やで」
J( 'ー`)し「夜間保育とかいろいろ探してたらしいのよ まったく最初から頼めばいいのに他人行儀な」
ワイ「それで…悪いんか?」
J( 'ー`)し「そんなこと聞けないわよ! でも2人には余計な事言うんじゃないよ!」
ワイ「承知」
J( 'ー`)し「それであの年ごろの子って何見るのかしら DVDでも借りてくるわ!」
ワイ「ワイが知るかいな…」
結局 ツタヤに行って上の子に選ばせた映画とかを流した
4: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:08:54.50 ID:j6bqUg0O0
『アンパンマンはキミだー♪』
J( 'ー`)し「下の子が好きなものを選んでるのねぇ 偉いのねぇ」
ワイ「なんだか結婚したくなってきたわ」
J( 'ー`)し「あんたの子だとアニメとかばっかり見そうね」
ワイ「アンパンマンもアニメやで」
J( 'ー`)し「それで今日はどんなごちそうにしようかねぇ 子供ってなにが好きなの?」
ワイ「ハンバーグとちゃうか?」
J( 'ー`)し「あんたと違うでしょ! 女の子なのよ!」
ワイ(あの年代なら性別差とかないやろ)
J( 'ー`)し「下の子が好きなものを選んでるのねぇ 偉いのねぇ」
ワイ「なんだか結婚したくなってきたわ」
J( 'ー`)し「あんたの子だとアニメとかばっかり見そうね」
ワイ「アンパンマンもアニメやで」
J( 'ー`)し「それで今日はどんなごちそうにしようかねぇ 子供ってなにが好きなの?」
ワイ「ハンバーグとちゃうか?」
J( 'ー`)し「あんたと違うでしょ! 女の子なのよ!」
ワイ(あの年代なら性別差とかないやろ)
5: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:09:22.70 ID:j6bqUg0O0
上の子「いただきます」
下の子「まーす」
J( 'ー`)し「ごめんねー こんなものしかなくて」
ワイ(手巻き寿司やん 普段刺身なんて半額のしか出てこんやん)
ピンポーン
隣の旦那さん「すいません 遅くなりまして お預かりいただきありがとうございます」
J( 'ー`)し「普段10時過ぎだと思ってたけど」 現在7時
隣旦那「いえ 多少は融通がきくので」
J( 'ー`)し「いいからいいから もうご飯食べさせちゃったからね」
隣旦那「すいません…」
それから2週間ほど 平日日中は預かり 夕飯後あたりに旦那が迎えに来る日々が続いた
下の子「まーす」
J( 'ー`)し「ごめんねー こんなものしかなくて」
ワイ(手巻き寿司やん 普段刺身なんて半額のしか出てこんやん)
ピンポーン
隣の旦那さん「すいません 遅くなりまして お預かりいただきありがとうございます」
J( 'ー`)し「普段10時過ぎだと思ってたけど」 現在7時
隣旦那「いえ 多少は融通がきくので」
J( 'ー`)し「いいからいいから もうご飯食べさせちゃったからね」
隣旦那「すいません…」
それから2週間ほど 平日日中は預かり 夕飯後あたりに旦那が迎えに来る日々が続いた
6: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:09:53.77 ID:j6bqUg0O0
下の子「にゃんにゃん にゃんにゃん!」
上の子「ごはんあげてもいいの?」
ワイ「ええで」つチュール
下の子「わぁあ はぁあ キャアアア!」
ワイ(何で叫ぶんだろ)
上の子「キャハハハハ まてまて~」
ワイ(猫 我慢やで)
猫←11歳(年寄り)
猫(ウチ 抱っことか嫌いやねん)←捕まった
ワイ(我慢や ワイ注意とかできん人なんで)
下の子「にゃんにゃん! にゃんにゃーーーー!!」」
10日目くらいに ストレスからか猫が血便だしたので以降は多少注意した
上の子「ごはんあげてもいいの?」
ワイ「ええで」つチュール
下の子「わぁあ はぁあ キャアアア!」
ワイ(何で叫ぶんだろ)
上の子「キャハハハハ まてまて~」
ワイ(猫 我慢やで)
猫←11歳(年寄り)
猫(ウチ 抱っことか嫌いやねん)←捕まった
ワイ(我慢や ワイ注意とかできん人なんで)
下の子「にゃんにゃん! にゃんにゃーーーー!!」」
10日目くらいに ストレスからか猫が血便だしたので以降は多少注意した
7: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:10:29.86 ID:j6bqUg0O0
~3週間後~
J( 'ー`)し「今日退院らしいから 2人とも明日は来ないわよ」
ワイ「さよか もう退院できるんやね」
ワイ「ほっとしたわ」
J( 'ー`)し「手術でガン取り切れなかったんだって」
ワイ「えっ?」
J( 'ー`)し「若いと… 進行も早いのね」
ワイ「……あかんのか?」
J( 'ー`)し「そんなこと知るわけないじゃない!」
ワイ「スマン」
J( 'ー`)し「今日退院らしいから 2人とも明日は来ないわよ」
ワイ「さよか もう退院できるんやね」
ワイ「ほっとしたわ」
J( 'ー`)し「手術でガン取り切れなかったんだって」
ワイ「えっ?」
J( 'ー`)し「若いと… 進行も早いのね」
ワイ「……あかんのか?」
J( 'ー`)し「そんなこと知るわけないじゃない!」
ワイ「スマン」
8: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:11:04.91 ID:j6bqUg0O0
それからも一週間に1日くらいは体調悪い日なのか通院の日なのか知らないが2人を預かることがあった
母親の体調のせいだろうか
病状を聞いたわけではないだろうが2人 特に長女はだんだんと暗くなっていったように思う
ただ
上の子「〇〇ちゃん」ナデナデ
なんか猫が長女に懐いたのでうちに来た日はずっと猫と遊んでいた
下の子はアニメに夢中だった
ワイ「アレ 大丈夫なんか?」
J( 'ー`)し「なにが?」
ワイ「『うちの猫にしたい』って言われたらなんて断ればええんや?」
J( 'ー`)し「…知らないわよ」
母親の体調のせいだろうか
病状を聞いたわけではないだろうが2人 特に長女はだんだんと暗くなっていったように思う
ただ
上の子「〇〇ちゃん」ナデナデ
なんか猫が長女に懐いたのでうちに来た日はずっと猫と遊んでいた
下の子はアニメに夢中だった
ワイ「アレ 大丈夫なんか?」
J( 'ー`)し「なにが?」
ワイ「『うちの猫にしたい』って言われたらなんて断ればええんや?」
J( 'ー`)し「…知らないわよ」
9: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:11:36.43 ID:j6bqUg0O0
~さらに一か月半後~
J( 'ー`)し「今日ね 隣の奥さんがうちに来てね」
ワイ「ほう」
J( 'ー`)し「2人は父親方の実家で預かることになったって」
ワイ「さよか」
J( 'ー`)し「転校とかの準備ができたんだって」
ワイ「あの年で友達も両親もおらん地域に引っ越しか…辛いなぁ」
ワイ「…かーちゃん泣くなや」
J( 'ー`)し「だってあんまりじゃない」
J( 'ー`)し「かわいそうでかわいそうで」
ワイ「…結局どうなんや」
J( 'ー`)し「聞けないわよそんなこと」
J( 'ー`)し「今日ね 隣の奥さんがうちに来てね」
ワイ「ほう」
J( 'ー`)し「2人は父親方の実家で預かることになったって」
ワイ「さよか」
J( 'ー`)し「転校とかの準備ができたんだって」
ワイ「あの年で友達も両親もおらん地域に引っ越しか…辛いなぁ」
ワイ「…かーちゃん泣くなや」
J( 'ー`)し「だってあんまりじゃない」
J( 'ー`)し「かわいそうでかわいそうで」
ワイ「…結局どうなんや」
J( 'ー`)し「聞けないわよそんなこと」
10: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:12:19.15 ID:j6bqUg0O0
次の土曜日に
夫婦と娘2人が立派な菓子折りと封筒を持参してうちに来た
4人が来た段階でJ( 'ー`)し は涙目
「いいから」「そんなわけには」とお決まりの問答で封筒を押し付けられていた
ワイ(まだあかんとも決まったわけじゃないのに)
上の子「〇〇ちゃん」ナデナデ
とは言うものの猫に頬を寄せる子供の姿はなんかこみ上げるものがあった
下の子は特段感慨もないのかお父さんの腰にぶら下がったりなんかして遊んでいる
ワイ(さて… これで猫を連れて帰りたいとか言われたらなんていえばええねん)
ワイ(あー わからん思いつかんどうしよう)
上の子「…」
上の子「じゃあね」
そっと猫の頭を撫でると上の子は立ち上がってお母さんの横に立った
ワイ(…ほっ)
夫婦と娘2人が立派な菓子折りと封筒を持参してうちに来た
4人が来た段階でJ( 'ー`)し は涙目
「いいから」「そんなわけには」とお決まりの問答で封筒を押し付けられていた
ワイ(まだあかんとも決まったわけじゃないのに)
上の子「〇〇ちゃん」ナデナデ
とは言うものの猫に頬を寄せる子供の姿はなんかこみ上げるものがあった
下の子は特段感慨もないのかお父さんの腰にぶら下がったりなんかして遊んでいる
ワイ(さて… これで猫を連れて帰りたいとか言われたらなんていえばええねん)
ワイ(あー わからん思いつかんどうしよう)
上の子「…」
上の子「じゃあね」
そっと猫の頭を撫でると上の子は立ち上がってお母さんの横に立った
ワイ(…ほっ)
11: ◆wWt/TQDUiE 2018/01/16(火) 00:12:46.20 ID:j6bqUg0O0
「では本当にお世話になりました」
と言ってドアが閉められる。
無言なのもなんなんでとりあえず思いついたことを口に出してみた
ワイ「よかったなぁ ちゃんとバイバイ言える子で」
J( 'ー`)し「…………」
無言で部屋に駆け込むかーちゃん 目を目を見合わせるワイと親父
10分後くらいに目を真っ赤にして出てきて
と言ってドアが閉められる。
無言なのもなんなんでとりあえず思いついたことを口に出してみた
ワイ「よかったなぁ ちゃんとバイバイ言える子で」
J( 'ー`)し「…………」
無言で部屋に駆け込むかーちゃん 目を目を見合わせるワイと親父
10分後くらいに目を真っ赤にして出てきて
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/16(火) 00:13:15.76 ID:j6bqUg0O0
ワイ「大丈夫かい」
J( 'ー`)し「あんたがバイバイなんて言うからじゃない」
ワイ「ん?」
J( 'ー`)し「あの子たちがお母さんとバイバイするところ想像しちゃったわよ!」
ワイ「…ああ」
ワイも泣いた
J( 'ー`)し「あんたがバイバイなんて言うからじゃない」
ワイ「ん?」
J( 'ー`)し「あの子たちがお母さんとバイバイするところ想像しちゃったわよ!」
ワイ「…ああ」
ワイも泣いた
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/16(火) 00:14:06.30 ID:j6bqUg0O0
それから3年たって今朝猫が死んだ
夫婦からは特に連絡もなく、こちらは住所も知らない
あれからどうなったんだろうなぁ
ってトイレを片してたら思ったから書いてみた
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/16(火) 00:17:42.67 ID:LpH57VgvO
実体験かい
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/16(火) 00:17:54.92 ID:YbyHQtnso
おつ
吐き出してくれてありがとう
吐き出してくれてありがとう
【短編SS】ニクい
2018-01-12
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:01:50.41 ID:GNH2aZs30
「ねーねーおかーさん、今日の晩ごはん肉にしてよー」
「ダーメ。この前も食べたでしょ?」
「4日も前じゃん!あとは魚とか野菜ばっかでさー」
子供の頃、うちでは肉があまり出なかった。
肉好きの俺としては、いつもカリカリしていた。
魚や野菜じゃなく、腹いっぱい肉が食いたい。
できれば毎日。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:02:55.54 ID:GNH2aZs30
「うちって、別にそんな貧乏じゃないじゃん」
「でも、毎日お肉は出せないわよ」
「やだー!肉が食べたーい!肉!肉!肉肉ニクーッ!」
「テストで、いい点取ったらね。いい点取ったら
ご褒美に何でも好きなの食べていいわよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:12:04.36 ID:GNH2aZs30
(自分の部屋)
「お母さんが、憎い・・・」
「ああやって、ぼくに肉を食べさせないで意地悪してるんだ」
「ああ、お母さんが憎い、憎い、ニク、ニク、ニクニクニク・・・」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:12:35.15 ID:GNH2aZs30
「ニクニクニクニクニクニクーーーーっ!」
「・・・」
「・・・こう、なったら」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:13:15.05 ID:GNH2aZs30
「いっぱい勉強して、いっぱいいい点とってやるーっ!」
「ニク、ニク、ニクニクニク・・・!」バリバリ
決意した俺は、猛烈に勉強をがんばり
テストで毎回いい点を取るようになった。
ご褒美の焼肉やステーキは、それはそれはうまかった。
それから、約10年後・・・。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:13:50.20 ID:GNH2aZs30
(勉強を一生懸命頑張ったお陰で、そこそこの大学に入れて)
(それなりにいい会社に入れた)
(今は一人暮らしだし、給料は俺がほぼ自由に使える・・・)
(だから、いつでも好きなだけ肉が食べられる)
(・・・けど)
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:14:22.32 ID:GNH2aZs30
(何だかちっともうまくない)
(たまに食べるから、あんなにうまかったんだ)
(家にいた頃は、魚と野菜中心で・・・)
(思えば、健康的な食生活だったな)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:14:50.96 ID:GNH2aZs30
(・・・そして、母ちゃんは)
(俺が一生懸命勉強して、立派な社会人になれるように)
(あんな風なこと、言ったんだな・・・)
(・・・)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/11(木) 20:15:39.24 ID:GNH2aZs30
(・・・母ちゃん)ポロリ
終わり
引用元: 【短編SS】ニクい
サンタ「ワシと子作りしろ!」人妻「やめて下さい! 私には夫がいるんです!」
2017-12-25
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:37:09.10 ID:bftwYXZzo
12月24日の夜――
私は一人息子と二人きりで、ささやかなクリスマスパーティーを行った。
まだ幼い息子は、布団に入るとすぐ眠りについた。
靴下のある枕元にはプレゼントのミニカーを置いておいた。
あの子の希望とは違うが、きっと朝になったら大喜びしてくれることだろう。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:38:38.81 ID:bftwYXZzo
ふと、外に出てみる。
空は静寂に包まれており、吐く息が白い。
心なしか、星がいつもより多めに見えるような気がする。
サンタクロースはこんな寒い中、世界中を駆け巡ってるんだろうな。
いい年した大人らしくもない感慨にふけってしまう。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:41:03.58 ID:bftwYXZzo
その時だった。
シャンシャン、というベルの音とともに、夜空に光輝くソリが現れた。
目を凝らすと、ソリの上には赤い服を身につけ白いヒゲをたくわえたサンタクロースが乗っており、
赤鼻のトナカイがソリを引いている。
「サンタクロースはどんな姿?」と問われたら、誰もが想像するであろうあの人物が、
夜空に光の筋を描いている。
それはそれは幻想的な光景だった。
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:44:06.62 ID:bftwYXZzo
光り輝くソリはそのまま私の前に降り立った。
疑いようがない。本物だ。
街中にいるコスプレなどではなく、目の前にいるサンタは本物だ。
サンタがどんな表情をしてるのか、顔の半分以上がヒゲに覆われてるので窺い知ることはできない。
寒さを感じなくなっていた。
サンタクロースの存在がそうさせているのだろうか。
押し寄せる感動と困惑でフリーズ状態になってる私に、サンタは開口一番こういった。
「ワシと子作りしろ!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:47:05.49 ID:bftwYXZzo
意味が分からなかった。
サンタクロースの使命は子供達にプレゼントを配ることのはず。
なのに、いきなり何をいっているのだ?
「あの……冗談ですよね?」
「ワシは本気じゃよ」
「あなたの仕事は子供達にプレゼントを配ることでしょ?」
「正確には親からプレゼントをもらえないような子供じゃがの。
ちなみにワシの担当分はもう配り終えた。一年に一度の大仕事じゃ。
重労働じゃが、やりがいがあったよ」
「じゃあ、なんでこんなことするの? うちの子にはプレゼントはもう渡したわよ」
これには答えず、サンタは私に歩を進めてきた。
私の中の感動と困惑は、一気に恐怖に塗りつぶされた。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:49:29.48 ID:bftwYXZzo
「大声出しますよ」
「出してもかまわんよ。どうせ無駄じゃがの」
「なんですって?」
「サンタクロースがなぜ、たやすく家に忍び込めるか分かるか?
それはワシらには特殊な能力があるからじゃよ。人から存在を認識されない、というな。
これはサンタだけでなく、近くにいるものにも発揮される。
いってみればワシらは人から認識されないバリアを張ってるようなもんじゃ。
今おぬしはそのバリアの中にいるようなもんじゃから、おぬしがいくら叫んでも無駄なんじゃ」
説得力がありすぎて、ウソをいってるとは思えない。
今、私がサンタを認識できているのは、きっと範囲の指定やオン・オフも自由自在だからなのだろう。
私は助けを呼ぶのを諦めた。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:51:40.96 ID:bftwYXZzo
夫の姿が思い浮かぶ。
平凡な容姿で決して頼りがいがあるとはいえない性格だが、私は彼を愛している。
裏切ることはできない。
「やめて下さい! 私には……夫がいるんです!」
「こんなめでたい日にも仕事を優先して、妻と子を放っておくような夫じゃろ?
普段も無口でおとなしく、夜の営みにもまるで積極的でないと聞く。
そんな奴のことは考えなくていい」
そこまで調べているとは、私は愕然とした。
サンタがさらに私に近づく。
「断言してもよい。今世界中で、もっともおぬしを愛してるのはワシじゃよ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:54:02.31 ID:bftwYXZzo
話し合いが通じる相手じゃない。
私はサンタに背を向け、逃げようとした。
しかし、後ろにはすでに赤鼻のトナカイがいた。
でかい。
筋骨隆々で、まるで土佐犬とバッファローをミックスさせたようなその巨体は、
私に「サンタからは逃げられない」と絶望させるに十分だった。
世界中にプレゼントを配るのだから、これぐらいの体格じゃないと務まらないだろうな、
だなんてのんきなことを考えたりもした。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:56:37.25 ID:bftwYXZzo
もはやサンタは間近に迫っていた。
「や、やめて! 近寄らないで!」
サンタは聞く耳を持たない。
こうなればせめて一矢報いてやろうと、私はサンタのヒゲをわしづかみにして、引っぱった。
「やめろっ! ヒゲを引っぱるのだけはやめてくれっ!」
先ほどまでの余裕がウソのように、声を荒げるサンタ。
私は驚いて手を止める。
声が思ったよりずっと若いし、口調も変わった。焦りで素が出てしまったようだ。
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 01:57:23.68 ID:bftwYXZzo
私はこの声を聞いて、抵抗をやめた。
全てをサンタクロースに委ねることにした。
サンタクロースの体が私に覆いかぶさってくる。
今年のクリスマス、この街に雪は降らなかったが、私の体の中には雪が降った。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 02:00:02.97 ID:bftwYXZzo
気がつくと、私は布団の中にいた。
隣には夫がすでに帰ってきていて、すやすやと寝息を立てている。
昨日の出来事はいったいなんだったのか。
誰かに話したところで、百人中百人が「夢でも見たんだろう」というであろう。
しかし、サンタとのまぐわいの記憶は生々しく残っている。
あれは夢ではない……。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 02:02:20.90 ID:bftwYXZzo
息子はプレゼントのミニカーに大喜びした。
「やったーっ! ミニカーだっ! やったーっ!」
「よかったわね」と私が声をかける。
夫は無言で微笑んでいる。
「でも、本当は違うもの頼んでたんだけどな」
少しだけ残念がる息子に、私はこう答えた。
「もしかしたら、それも叶えられるかもしれないわよ」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 02:04:27.44 ID:bftwYXZzo
年が明けてしばらくして医者に行くと、私のお腹には子供が宿っていた。
一発で決めてくれるとは、さすがサンタだ。
私がこのことを告げると、息子は大いに喜んだ。
「サンタさんってすごいや! 弟か妹が欲しいってぼくの願いまで叶えてくれたんだ!」
その通り、お腹の子を授けてくれたのはサンタさんなのだ。
夫はやはり、無言で微笑んでいた。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 02:06:42.54 ID:bftwYXZzo
「驚いたよ、二人目ができるなんて」
「私も……驚いたわ」
「え?」
「まさか自分の夫の正体が、サンタクロースだったなんてね」
「気づいてたのか!」
あの晩、付けヒゲを引っぱられた時と同じ声で、私の愛する夫は大声を上げた。
― END ―
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/25(月) 02:34:18.23 ID:Bn4daqpz0
サンタクロ乙
いい夫婦だった
いい夫婦だった
引用元: サンタ「ワシと子作りしろ!」人妻「やめて下さい! 私には夫がいるんです!」
嫁「この子……あなたの子じゃないの」男「ええーっ!?」
2017-12-23
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:28:10.099 ID:JmzD84S50
男「ただいまー」
少女「お帰りなさーい」
男「おお、よしよし」ナデナデ
少女「えへへ~」
嫁「あなた……大事な話があるの」
男「なんだい?」
嫁「この子……あなたの子じゃないの」
男「ええーっ!?」
少女「お帰りなさーい」
男「おお、よしよし」ナデナデ
少女「えへへ~」
嫁「あなた……大事な話があるの」
男「なんだい?」
嫁「この子……あなたの子じゃないの」
男「ええーっ!?」
11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:33:20.919 ID:JmzD84S50
男「ど、どういうこと!?」
嫁「そのままの意味よ。あなたはこの子と血が繋がってないの」
男「そ、そんな……」
嫁「ついでにいうとね」
男「?」
嫁「私の子でもないの」
男「ええーっ!?」
嫁「そのままの意味よ。あなたはこの子と血が繋がってないの」
男「そ、そんな……」
嫁「ついでにいうとね」
男「?」
嫁「私の子でもないの」
男「ええーっ!?」
13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:35:48.559 ID:JmzD84S50
男「どうりで変だと思ったよ」
男「ぼくらにまだ子供はいないのに、女の子が家にいるもんだからさ」
男「結局、この子はどこの子なの?」
嫁「近所の公園で泣いてたから、連れてきちゃったの」
男「ええーっ!?」
男「迷子なら交番に届けた方がよかったんじゃないか? たしかすぐ近くにあったろ?」
嫁「この子が交番は絶対やだっていうから……」
少女「いやっ!」
男「嫌ならしょうがないな」
嫁「でしょ?」
男「ぼくらにまだ子供はいないのに、女の子が家にいるもんだからさ」
男「結局、この子はどこの子なの?」
嫁「近所の公園で泣いてたから、連れてきちゃったの」
男「ええーっ!?」
男「迷子なら交番に届けた方がよかったんじゃないか? たしかすぐ近くにあったろ?」
嫁「この子が交番は絶対やだっていうから……」
少女「いやっ!」
男「嫌ならしょうがないな」
嫁「でしょ?」
16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:38:21.539 ID:JmzD84S50
男「だけど、もし誘拐だって疑われたらまずいよ。絶対誰かに見られてるだろうし」
嫁「誘拐なんかじゃないわよ。ねー」
少女「ねー」
男「どうしてそんなことがいえるんだい?」
嫁「だって……愛があるもの」
男「あのねえ……」フゥ…
嫁「誘拐なんかじゃないわよ。ねー」
少女「ねー」
男「どうしてそんなことがいえるんだい?」
嫁「だって……愛があるもの」
男「あのねえ……」フゥ…
17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:41:30.522 ID:JmzD84S50
男「たとえば、ぼくと君が電車に乗ってたとしよう」
嫁「うん」
男「電車内で突然、ぼくが君に抱きついたとする」
嫁「ま」ポッ
男「そしたら、ぼくと君が夫婦だと知らない他の乗客は、ぼくをどう思うだろう?」
嫁「どう思うの?」
男「きっと痴漢だと思うはずだ」
嫁「思わないわ」
男「なぜ?」
嫁「だって……愛があるもの」
男「なるほど!」
嫁「うん」
男「電車内で突然、ぼくが君に抱きついたとする」
嫁「ま」ポッ
男「そしたら、ぼくと君が夫婦だと知らない他の乗客は、ぼくをどう思うだろう?」
嫁「どう思うの?」
男「きっと痴漢だと思うはずだ」
嫁「思わないわ」
男「なぜ?」
嫁「だって……愛があるもの」
男「なるほど!」
22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:45:24.091 ID:JmzD84S50
男「もう夜だし、親捜しは明日にするとして……」
男「一応、写真を撮っておこう。『この子の親知りませんか』って聞けるからね」サッ
少女「わっ、胸ポケットに入れてるんだ。あぶないよ」
男「大丈夫だよ。屈んでケータイを落とすような真似はしないよ」
少女「しかも未だにガラケーなんだ! やたらぶ厚いし!」
男「わ、悪かったな!」
男「はいチーズ」
少女「いぇい!」
パシャッ
少女「ねーねー、ちょっとガラケー見せてー!」
男「いいよ」
少女「うわぁ、骨董品だよこれ!」
男「ありがとう」ニコッ
少女「褒めてないって」
男「一応、写真を撮っておこう。『この子の親知りませんか』って聞けるからね」サッ
少女「わっ、胸ポケットに入れてるんだ。あぶないよ」
男「大丈夫だよ。屈んでケータイを落とすような真似はしないよ」
少女「しかも未だにガラケーなんだ! やたらぶ厚いし!」
男「わ、悪かったな!」
男「はいチーズ」
少女「いぇい!」
パシャッ
少女「ねーねー、ちょっとガラケー見せてー!」
男「いいよ」
少女「うわぁ、骨董品だよこれ!」
男「ありがとう」ニコッ
少女「褒めてないって」
24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:48:17.995 ID:JmzD84S50
嫁「ご飯にしましょ」
少女「はーい!」
嫁「サラダと唐揚げと、味噌汁と……レーズンパン」
少女「!」ビクッ
男「夕食にレーズンパンかい。変わってるなぁ」
嫁「つい食べたくなっちゃって」
男「ならしょうがない」
少女「あたしは……パンはいいや!」
嫁「そう? 残念だわ」
男「……」
少女「はーい!」
嫁「サラダと唐揚げと、味噌汁と……レーズンパン」
少女「!」ビクッ
男「夕食にレーズンパンかい。変わってるなぁ」
嫁「つい食べたくなっちゃって」
男「ならしょうがない」
少女「あたしは……パンはいいや!」
嫁「そう? 残念だわ」
男「……」
25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:52:26.049 ID:JmzD84S50
嫁「お風呂、一緒に入りましょうか!」
少女「あたし一人で入る!」
嫁「そう? ならいいけど……女同士、背中の流しっこをしたかったわ」
少女「あたしは自立した女なのよ」スタスタ
男「待ちなさい」
嫁「どうしたの?」
男「君……今すぐ服を脱ぐんだ」
少女「え……」
少女「あたし一人で入る!」
嫁「そう? ならいいけど……女同士、背中の流しっこをしたかったわ」
少女「あたしは自立した女なのよ」スタスタ
男「待ちなさい」
嫁「どうしたの?」
男「君……今すぐ服を脱ぐんだ」
少女「え……」
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:55:31.079 ID:JmzD84S50
嫁「あなたなにいってるの? こんな女の子に! 捕まりたいの!?」
男「いいから脱ぐんだ」
少女「やだ!」
嫁「あなた!」
男「脱ぎなさい!」
少女「いやだっ!」
男「じゃあ脱がしてあげよう!」グイッ
少女「きゃあああああっ!」
嫁(ああっ! 懲役どのぐらいだろ!? 刑務所に何を差し入れにいくか今の内に考えないと!)
男「いいから脱ぐんだ」
少女「やだ!」
嫁「あなた!」
男「脱ぎなさい!」
少女「いやだっ!」
男「じゃあ脱がしてあげよう!」グイッ
少女「きゃあああああっ!」
嫁(ああっ! 懲役どのぐらいだろ!? 刑務所に何を差し入れにいくか今の内に考えないと!)
30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 01:59:18.043 ID:JmzD84S50
少女「……」
男「……」
嫁「これは……どういうこと?」
男「見ての通り、アザだよ。体じゅうアザだらけだ」
少女「……どうして分かったの?」
男「レーズンパンを見て、ビクッとしただろう? あれでピンときたんだ」
男「おそらく自分の体みたいだ、と思っちゃったんじゃないか?」
少女「隠しててごめんなさい……」
嫁「なにいってるの。謝ることなんてないのよ」
男「かわいそうに……」
男「……」
嫁「これは……どういうこと?」
男「見ての通り、アザだよ。体じゅうアザだらけだ」
少女「……どうして分かったの?」
男「レーズンパンを見て、ビクッとしただろう? あれでピンときたんだ」
男「おそらく自分の体みたいだ、と思っちゃったんじゃないか?」
少女「隠しててごめんなさい……」
嫁「なにいってるの。謝ることなんてないのよ」
男「かわいそうに……」
34: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:02:37.661 ID:JmzD84S50
男(許せない……! ぼくはこの子の親を許せない……!)
ピリリリリリ…
男「ん? ぼくのケータイに電話だ」
男「……もしもし」
電話『あなた、そちらの家の旦那さん?』
男「ええ、そうですが」
電話『お宅の奥さん、今日子供を誘拐しましたよねえ?』
男「え……」
ピリリリリリ…
男「ん? ぼくのケータイに電話だ」
男「……もしもし」
電話『あなた、そちらの家の旦那さん?』
男「ええ、そうですが」
電話『お宅の奥さん、今日子供を誘拐しましたよねえ?』
男「え……」
38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:05:44.621 ID:JmzD84S50
男「なにをいっている……?」
電話『とぼけたってダメですよ』
電話『公園で泣いてる女の子を、家に連れ帰ったでしょ』
男「それは……保護しただけだ!」
電話『保護? ものはいいようとはこのことですね』
男「なんだと!」
電話『だったら一度電話を切って下さい。決定的な画像をお送りしましょう』
男「いいだろう! 送ってこい!」
電話『とぼけたってダメですよ』
電話『公園で泣いてる女の子を、家に連れ帰ったでしょ』
男「それは……保護しただけだ!」
電話『保護? ものはいいようとはこのことですね』
男「なんだと!」
電話『だったら一度電話を切って下さい。決定的な画像をお送りしましょう』
男「いいだろう! 送ってこい!」
39: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:09:29.705 ID:JmzD84S50
男(電話の主が送ってきた画像には――)
男(まるで鬼の形相で、少女の手をつかんでいるぼくの嫁の姿があった)
男「……なんだこりゃ」
嫁「コラよ! コラ画像よ!」
男「いや、どう見てもコラじゃないでしょ」
嫁「あなた、コーラ飲まない?」
男「コラ、ごまかさない」
嫁「ごめんなさいっ! こんな写真撮られてただなんて!」
男(まるで鬼の形相で、少女の手をつかんでいるぼくの嫁の姿があった)
男「……なんだこりゃ」
嫁「コラよ! コラ画像よ!」
男「いや、どう見てもコラじゃないでしょ」
嫁「あなた、コーラ飲まない?」
男「コラ、ごまかさない」
嫁「ごめんなさいっ! こんな写真撮られてただなんて!」
41: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:12:23.644 ID:JmzD84S50
電話『これを警察に見せたら、どうなるでしょうかねえ……』
男「要求はなんだ?」
電話『話が早くて助かります。私の要求は……金です』
男「いくらだ?」
電話『口止め料として、100万円払っていただきましょう』
男「100万円!?」
電話『どうします? 金を払いますか? 誘拐犯になりますか?』
男「分かった……払ってやる!」
電話『ありがとうございます。では今すぐこれからいう場所に来て下さい』
男「要求はなんだ?」
電話『話が早くて助かります。私の要求は……金です』
男「いくらだ?」
電話『口止め料として、100万円払っていただきましょう』
男「100万円!?」
電話『どうします? 金を払いますか? 誘拐犯になりますか?』
男「分かった……払ってやる!」
電話『ありがとうございます。では今すぐこれからいう場所に来て下さい』
42: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:15:42.290 ID:JmzD84S50
男「とりあえず、100万渡せばなんとかなりそうだ」
嫁「ごめんなさい……」
少女「あたしのせいで……」
男「いや、君たちは何も悪くないよ。それより、どこかで金を下ろしてこないと」
嫁「それだったら、私のヘソクリを使って!」
嫁「いつか私たちが死んだ時の葬式費用に、100万円ぐらい貯めてたの!」
男「まだ若いのに終活してたのか、やるう!」
嫁「うふふっ!」
男「だけど、それ使ったら死ねなくなっちゃうな」
嫁「平気よ、死ななきゃいいんだから!」
男「それもそうだな!」
アッハッハ…
少女「……」
嫁「ごめんなさい……」
少女「あたしのせいで……」
男「いや、君たちは何も悪くないよ。それより、どこかで金を下ろしてこないと」
嫁「それだったら、私のヘソクリを使って!」
嫁「いつか私たちが死んだ時の葬式費用に、100万円ぐらい貯めてたの!」
男「まだ若いのに終活してたのか、やるう!」
嫁「うふふっ!」
男「だけど、それ使ったら死ねなくなっちゃうな」
嫁「平気よ、死ななきゃいいんだから!」
男「それもそうだな!」
アッハッハ…
少女「……」
44: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:18:39.037 ID:JmzD84S50
―地下駐車場―
覆面「お、来ましたか」
男「100万渡せば、黙っててくれるんだな? この件は終わりにしてくれるんだよな?」
覆面「ええ、黙っててあげますよ」
男「じゃあ――」
覆面「おっと近づかないで下さい」チャッ
男「う!」
嫁「銃だわ……!」
覆面「抵抗されたら面倒ですからね。金はそこから放り投げて下さい」
男「……分かった」ポイッ
バサッ
覆面「……たしかに」
覆面「お、来ましたか」
男「100万渡せば、黙っててくれるんだな? この件は終わりにしてくれるんだよな?」
覆面「ええ、黙っててあげますよ」
男「じゃあ――」
覆面「おっと近づかないで下さい」チャッ
男「う!」
嫁「銃だわ……!」
覆面「抵抗されたら面倒ですからね。金はそこから放り投げて下さい」
男「……分かった」ポイッ
バサッ
覆面「……たしかに」
45: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:21:34.476 ID:JmzD84S50
覆面「もういいぞ。戻ってこい」
少女「はーい!」タタタタタッ
男「え!?」
嫁「どうして!?」
覆面「それではタネ明かしをしてあげましょう」
少女「あたしたち、グルだったのー!」
覆面「あなたのケータイの番号を教えてくれたのも、この子だったんですよ」
少女「さっきケータイいじらせてくれてありがとー!」
男「あの時、ぼくの番号を調べてたのか……」
少女「はーい!」タタタタタッ
男「え!?」
嫁「どうして!?」
覆面「それではタネ明かしをしてあげましょう」
少女「あたしたち、グルだったのー!」
覆面「あなたのケータイの番号を教えてくれたのも、この子だったんですよ」
少女「さっきケータイいじらせてくれてありがとー!」
男「あの時、ぼくの番号を調べてたのか……」
48: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:25:05.880 ID:JmzD84S50
覆面「帰るぞ」クルッ
少女「はーい!」
嫁「ちょっと待って! じゃああのアザはなんだったの!?」
少女「あんなの……トイザらスに売ってるシールに決まってるじゃん。バーカ!」
嫁「そんな……」
男「……」
少女「じゃーねー!」
ブロロロロロ…
少女「はーい!」
嫁「ちょっと待って! じゃああのアザはなんだったの!?」
少女「あんなの……トイザらスに売ってるシールに決まってるじゃん。バーカ!」
嫁「そんな……」
男「……」
少女「じゃーねー!」
ブロロロロロ…
49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:30:38.124 ID:JmzD84S50
男「やられたな……」
嫁「やられたわね……」
男「“誘拐して脅迫”ではなく“誘拐させて脅迫”とはこりゃまいった! うまい手だ!」
嫁「逆転の発想ってやつね! 画期的!」
男「100万円取られて、むしろ清々しさすら感じてるよ」
嫁「ホント!」
夫婦「はぁ~……」
嫁「私のせいで……!」グスッ…
男「だから君のせいじゃないって。悪いのはあの覆面だよ」
男「ぼくはこのままで終わらすつもりはない……絶対にリベンジしてやる!」
嫁「やられたわね……」
男「“誘拐して脅迫”ではなく“誘拐させて脅迫”とはこりゃまいった! うまい手だ!」
嫁「逆転の発想ってやつね! 画期的!」
男「100万円取られて、むしろ清々しさすら感じてるよ」
嫁「ホント!」
夫婦「はぁ~……」
嫁「私のせいで……!」グスッ…
男「だから君のせいじゃないって。悪いのはあの覆面だよ」
男「ぼくはこのままで終わらすつもりはない……絶対にリベンジしてやる!」
50: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:34:47.176 ID:JmzD84S50
―家―
男「……」カタカタ
嫁「ずっとパソコンで調べ物してるけど、なにしてるの?」
男「犯人の正体に心当たりがあるんだ」
嫁「あるの!?」
男「それを一応確かめとこうと思って……」カタカタッターン
嫁「これは……あいつの持ってた……」
男「ね?」
男「どうやら、明日にでも犯人と再会することになりそうだな」
男「……」カタカタ
嫁「ずっとパソコンで調べ物してるけど、なにしてるの?」
男「犯人の正体に心当たりがあるんだ」
嫁「あるの!?」
男「それを一応確かめとこうと思って……」カタカタッターン
嫁「これは……あいつの持ってた……」
男「ね?」
男「どうやら、明日にでも犯人と再会することになりそうだな」
51: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:37:48.217 ID:JmzD84S50
―交番―
おばさん「おまわりさん、いつもご苦労様です」
警官「いえいえ」
子供「おまわりさん、じゃーねー」
警官「車に気をつけてね」
「あのぉ~」
警官「はい?」クルッ
おばさん「おまわりさん、いつもご苦労様です」
警官「いえいえ」
子供「おまわりさん、じゃーねー」
警官「車に気をつけてね」
「あのぉ~」
警官「はい?」クルッ
53: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:41:40.697 ID:JmzD84S50
男「ご相談があるんですが……」
嫁「ぜひ聞いて頂きたくて……」
警官「!」ギクッ
警官「ど、どうしました? 道にでも迷われたんですか?」
男「実は、お金を落としてしまったんです」
警官「お金? おいくらですか?」
嫁「ジャスト100万円」
警官「ひゃ、100万? そんな大金、どこに落としたっていうんです?」
男「あんたの懐の中だよ」
嫁「ぜひ聞いて頂きたくて……」
警官「!」ギクッ
警官「ど、どうしました? 道にでも迷われたんですか?」
男「実は、お金を落としてしまったんです」
警官「お金? おいくらですか?」
嫁「ジャスト100万円」
警官「ひゃ、100万? そんな大金、どこに落としたっていうんです?」
男「あんたの懐の中だよ」
54: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:44:49.588 ID:JmzD84S50
警官「なにをいってるんです? 全く意味が分からな……」
男「とぼけても無駄だ」
男「昨日あんたが振りかざしてた銃はニューナンブって銃で、おまわりさん御用達のものだ」
男「家に帰ってからネットで調べたから間違いない」
男「それと……あの子は交番に行くのを嫌がってた」
男「なぜ嫌がってたか? 答えは簡単だ。黒幕が交番にいるからだ」
男「あの子には『絶対に家に連れて帰ってもらえ』って指示してたんだろ」
男「タイミングを見計らい、あんたは少しの間交番を抜け出して、あの写真を撮ったんだ」
男「あとはあの子が俺たち夫婦の連絡先を送ってくるのを待つだけ……ってわけだ」
警官「……ふん、なるほど」
男「とぼけても無駄だ」
男「昨日あんたが振りかざしてた銃はニューナンブって銃で、おまわりさん御用達のものだ」
男「家に帰ってからネットで調べたから間違いない」
男「それと……あの子は交番に行くのを嫌がってた」
男「なぜ嫌がってたか? 答えは簡単だ。黒幕が交番にいるからだ」
男「あの子には『絶対に家に連れて帰ってもらえ』って指示してたんだろ」
男「タイミングを見計らい、あんたは少しの間交番を抜け出して、あの写真を撮ったんだ」
男「あとはあの子が俺たち夫婦の連絡先を送ってくるのを待つだけ……ってわけだ」
警官「……ふん、なるほど」
55: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:47:27.225 ID:JmzD84S50
警官「分かりました、認めましょう! あなたがたから100万円を奪ったのは私です!」
男(え、あっさり?)
嫁(やったわ!)
警官「だけど、全てを白状する前に、私の襟にホコリがついてるんでとってくれません?」
男「? いいですよ」
男「って、どこに?」モゾモゾ
警官「胸倉をつかんだな?」
警官「……正当防衛成立」
男「え?」
男(え、あっさり?)
嫁(やったわ!)
警官「だけど、全てを白状する前に、私の襟にホコリがついてるんでとってくれません?」
男「? いいですよ」
男「って、どこに?」モゾモゾ
警官「胸倉をつかんだな?」
警官「……正当防衛成立」
男「え?」
56: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:51:17.418 ID:JmzD84S50
ドカッ!
男「ぐはっ!」
嫁「あなた!」
男「うぐ……警官が市民に暴力振るっていいと思ってるのか!」
警官「いいに決まってんだろ。なにしろお前たちは凶悪な誘拐犯なんだから」
警官「今時の市民は警官を煙たがりながらも、なんだかんだで強い警官を求めてる」
警官「お前ら二人を始末した俺がネット上で称賛される光景が目に浮かぶぜ!」
≪警官につかみかかった夫婦を射殺だって! 骨のある警官もいるもんだな!≫
≪いざという時銃を撃てない警官じゃ頼りないもんな。こんぐらいバンバン撃つべき≫
≪この調子で犯罪者と犯罪者予備軍を皆殺しにして欲しいぜ!≫
警官「……こんな感じにな」
警官「もしかしたら、警視総監賞くらいもらえるかもなァ~」
警官「100万の礼として、せめて夫婦仲良く射殺してやるよ」スチャッ
男「ぐはっ!」
嫁「あなた!」
男「うぐ……警官が市民に暴力振るっていいと思ってるのか!」
警官「いいに決まってんだろ。なにしろお前たちは凶悪な誘拐犯なんだから」
警官「今時の市民は警官を煙たがりながらも、なんだかんだで強い警官を求めてる」
警官「お前ら二人を始末した俺がネット上で称賛される光景が目に浮かぶぜ!」
≪警官につかみかかった夫婦を射殺だって! 骨のある警官もいるもんだな!≫
≪いざという時銃を撃てない警官じゃ頼りないもんな。こんぐらいバンバン撃つべき≫
≪この調子で犯罪者と犯罪者予備軍を皆殺しにして欲しいぜ!≫
警官「……こんな感じにな」
警官「もしかしたら、警視総監賞くらいもらえるかもなァ~」
警官「100万の礼として、せめて夫婦仲良く射殺してやるよ」スチャッ
57: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:54:41.999 ID:JmzD84S50
少女「やめてぇっ!!!」
警官「!」
少女「もうやめてよ、お父さん。その人たちいい人だから、お金も返してあげて」
少女「もう、やめようよぉ……こんなこと……」グスッ…
男「来てたのか……」
嫁「少女ちゃん……」
警官「……」
警官「!」
少女「もうやめてよ、お父さん。その人たちいい人だから、お金も返してあげて」
少女「もう、やめようよぉ……こんなこと……」グスッ…
男「来てたのか……」
嫁「少女ちゃん……」
警官「……」
58: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 02:58:11.959 ID:JmzD84S50
警官「うぜぇなぁ……てめえに愛情なんかねえんだよ。なんで生まれてきちまったんだよ」
警官「流れ弾に当たっちまったってことで、てめえから死ねっ!」サッ
少女「いやっ!」
男「やめろっ!」バッ
パンッ!
男「ぐはっ……!」ドサッ…
嫁「あなたぁぁぁぁぁ!!!」
警官「ヒャハハッ! 他人のガキをかばって死ぬとはバカな野郎だ!」
警官「にしても、人間を撃つってのはいい気分だな! ヤミツキになりそうだ!」
警官「流れ弾に当たっちまったってことで、てめえから死ねっ!」サッ
少女「いやっ!」
男「やめろっ!」バッ
パンッ!
男「ぐはっ……!」ドサッ…
嫁「あなたぁぁぁぁぁ!!!」
警官「ヒャハハッ! 他人のガキをかばって死ぬとはバカな野郎だ!」
警官「にしても、人間を撃つってのはいい気分だな! ヤミツキになりそうだ!」
63: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:03:07.188 ID:JmzD84S50
嫁「よくも……許せない、許さないわ!」ギロッ
警官「次はお前だ。旦那は胸を撃ち抜いたから、てめえは頭にしてやるよ」チャッ
嫁「くっ……」
男「いや……次はお前だよ」ガシッ
警官「え!?」
警官(こいつ、なんで生きて――)
嫁(今だわっ!)ダッ
警官「次はお前だ。旦那は胸を撃ち抜いたから、てめえは頭にしてやるよ」チャッ
嫁「くっ……」
男「いや……次はお前だよ」ガシッ
警官「え!?」
警官(こいつ、なんで生きて――)
嫁(今だわっ!)ダッ
64: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:06:14.794 ID:JmzD84S50
嫁「でやぁぁぁっ!」ガシッ
警官「わっ!?」
嫁「背負い投げっ!」
ブオンッ!
ズシンッ…
警官「が、は……っ!」
嫁「ふう、一本」
少女「すっごい……」
男(そういや柔道の達人だったっけ)
男(だから今でも他人の体をつかむ時は、クセで“鬼の形相”になっちゃうんだった)
警官「わっ!?」
嫁「背負い投げっ!」
ブオンッ!
ズシンッ…
警官「が、は……っ!」
嫁「ふう、一本」
少女「すっごい……」
男(そういや柔道の達人だったっけ)
男(だから今でも他人の体をつかむ時は、クセで“鬼の形相”になっちゃうんだった)
65: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:09:05.331 ID:JmzD84S50
嫁「あなた、大丈夫!?」
男「ああ、胸に分厚いガラケーを入れてたおかげで助かった」サッ
嫁「よかったぁ……」
男「どうだ、薄いスマホじゃこうはいかなかったぞ!」
少女「ガラケーをバカにしてごめんなさい!」
男「それに、昨日死ねなくなった宣言したばかりだしね。今死んだら葬式費用に困る」
嫁「あなたったら……」
男「ああ、胸に分厚いガラケーを入れてたおかげで助かった」サッ
嫁「よかったぁ……」
男「どうだ、薄いスマホじゃこうはいかなかったぞ!」
少女「ガラケーをバカにしてごめんなさい!」
男「それに、昨日死ねなくなった宣言したばかりだしね。今死んだら葬式費用に困る」
嫁「あなたったら……」
67: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:11:38.211 ID:JmzD84S50
男「ところで……あのアザはトイザらスに売ってたシールってのは嘘だろ?」
少女「ホ、ホントだよ!」
男「いや、トイザらスに問い合わせたら『んなもん売ってるわけねーだろ』って冷たくあしらわれたよ」
少女「……」
嫁「ね、本当のこと、話してみて」
少女「うん、分かった……」
少女「ホ、ホントだよ!」
男「いや、トイザらスに問い合わせたら『んなもん売ってるわけねーだろ』って冷たくあしらわれたよ」
少女「……」
嫁「ね、本当のこと、話してみて」
少女「うん、分かった……」
72: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:16:42.956 ID:JmzD84S50
少女「お母さんはあたしが生まれてすぐ、男作って逃げちゃったわ」
少女「お父さんは表向きは真面目な警官だったけど、家に帰るといつもあたしを殴って……」
少女「給料安い、市民うざい、銃を撃ちたいってグチばかりで……」
少女「ついにはあたしを道具にして金儲けしようだなんていいだして……」
少女「あたし、嫌だったけど逆らえなくて……」
男「もういい、もういいんだ」
男「君はもう、あんな奴の子供じゃなくていいんだ」
少女「うん、だから施設に……」
男「違うよ」
男「これからは……ぼくたちが君の親だ。すぐに手続きするよ」
嫁「あなたは私たちの子よ」
男「遠慮することはない。さぁ!」
少女「……うんっ!」
…………
……
少女「お父さんは表向きは真面目な警官だったけど、家に帰るといつもあたしを殴って……」
少女「給料安い、市民うざい、銃を撃ちたいってグチばかりで……」
少女「ついにはあたしを道具にして金儲けしようだなんていいだして……」
少女「あたし、嫌だったけど逆らえなくて……」
男「もういい、もういいんだ」
男「君はもう、あんな奴の子供じゃなくていいんだ」
少女「うん、だから施設に……」
男「違うよ」
男「これからは……ぼくたちが君の親だ。すぐに手続きするよ」
嫁「あなたは私たちの子よ」
男「遠慮することはない。さぁ!」
少女「……うんっ!」
…………
……
75: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:22:02.827 ID:JmzD84S50
男「どうだった?」
少女「どうだった?」
嫁「妊娠してたって……男の子だって」
男「よくやった!」
少女「ホントよくヤってたよね、二人で」ニヤニヤ
男「ハハハ……」
嫁「ホホホ……」
少女「どうだった?」
嫁「妊娠してたって……男の子だって」
男「よくやった!」
少女「ホントよくヤってたよね、二人で」ニヤニヤ
男「ハハハ……」
嫁「ホホホ……」
76: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:25:18.451 ID:JmzD84S50
少女「あたし、この子が生まれて物心ついたら真っ先にいいたいことがあるの」
男「なんだい?」
嫁「なぁに?」
少女「えーとね……」
少女「あなたは……あたしの弟だよって!」
― 完 ―
男「なんだい?」
嫁「なぁに?」
少女「えーとね……」
少女「あなたは……あたしの弟だよって!」
― 完 ―
77: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:25:44.177 ID:wj3wh2Dl0
乙面白かった
78: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:27:52.914 ID:yKK+7qnU0
いい締めだ
79: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/23(土) 03:31:45.989 ID:jZFAinBBr
乙
夫婦が破滅する話かと思いきやいい話だったぜ
夫婦が破滅する話かと思いきやいい話だったぜ
引用元: 嫁「この子……あなたの子じゃないの」男「ええーっ!?」
息子「誰が生んでくれって頼んだよ!」父「お前だよ」
2017-12-14
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:17:28.03 ID:1w6zUnXKo
父「おい、練習はどうした?」
息子「やらねえよ、あんなの」
父「他にやりたいことがあるのか」
息子「……ねえよ」
父「勉強もせず、俺の後も継がずで、どうやって生きてくっていうんだ!」
息子「うるせえな、俺のことは放っておいてくれよ!」
父「せっかくこの世に生まれたのに、そんな自堕落でどうするというんだ!」
息子「誰が生んでくれって頼んだよ!」
父「お前だよ」
息子「!?」
息子「やらねえよ、あんなの」
父「他にやりたいことがあるのか」
息子「……ねえよ」
父「勉強もせず、俺の後も継がずで、どうやって生きてくっていうんだ!」
息子「うるせえな、俺のことは放っておいてくれよ!」
父「せっかくこの世に生まれたのに、そんな自堕落でどうするというんだ!」
息子「誰が生んでくれって頼んだよ!」
父「お前だよ」
息子「!?」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:19:27.70 ID:1w6zUnXKo
息子「い……意味が分からねえよ。どういう意味だよ」
父「俺に『生んでくれ』と頼んだのは、他ならぬお前なんだ」
息子「だからどういう意味……」
父「お前にもこの話をしなきゃならない日が来たようだな」
母「するのね? あの話を……」
父「ああ」
息子「……」ゴクッ
父「当たり前だが、あれはお前が生まれる前のことだ……」
父「俺に『生んでくれ』と頼んだのは、他ならぬお前なんだ」
息子「だからどういう意味……」
父「お前にもこの話をしなきゃならない日が来たようだな」
母「するのね? あの話を……」
父「ああ」
息子「……」ゴクッ
父「当たり前だが、あれはお前が生まれる前のことだ……」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:21:02.92 ID:1w6zUnXKo
……
…………
男「あ~……今日はムラムラしてしょうがないな」
男「寝る前に抜くとするか!」
≪抜くな!≫
男「へ?」
…………
男「あ~……今日はムラムラしてしょうがないな」
男「寝る前に抜くとするか!」
≪抜くな!≫
男「へ?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:23:49.51 ID:1w6zUnXKo
男「なんだ今の声は……どこから……?」キョロキョロ
≪ここだ≫
男「どこだ!?」
≪お前の股だよ!≫
男「え!?」
≪もっといえばキ〇タマだ≫
男「えええええ!?」
≪ここだ≫
男「どこだ!?」
≪お前の股だよ!≫
男「え!?」
≪もっといえばキ〇タマだ≫
男「えええええ!?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:26:55.64 ID:1w6zUnXKo
男「お前は何者なんだ!?」
≪俺はお前の精〇だ!≫
男「マジで!?」
男「なにが目的なんだ!?」
≪そんなもん決まってるだろうが≫
≪俺を生んでくれ!≫
≪俺はお前の精〇だ!≫
男「マジで!?」
男「なにが目的なんだ!?」
≪そんなもん決まってるだろうが≫
≪俺を生んでくれ!≫
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:29:24.46 ID:1w6zUnXKo
男「生んでくれって……俺には子作りできる相手がいないし」
≪それを探すんだよ! お前の役目だ!≫
男「せ、せめて一ヶ月待って」
≪そんなに精〇が生きられるか!≫
男「んなこといわれても」
≪早くしろーっ! 間に合わなくなっても知らんぞ!≫
男「わ、分かった!」
≪それを探すんだよ! お前の役目だ!≫
男「せ、せめて一ヶ月待って」
≪そんなに精〇が生きられるか!≫
男「んなこといわれても」
≪早くしろーっ! 間に合わなくなっても知らんぞ!≫
男「わ、分かった!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:31:00.33 ID:1w6zUnXKo
≪誰かものになりそうな女はいないのか?≫
男「一人だけ……いる」
≪よし、そいつと子作りしろ! 三日以内な!≫
男「えええ……もっとじっくり親しくなる予定だったのに……」
≪うるせえ! ヤれ! ヤッちまえ!≫
男「分かったよぉ……」
男「一人だけ……いる」
≪よし、そいつと子作りしろ! 三日以内な!≫
男「えええ……もっとじっくり親しくなる予定だったのに……」
≪うるせえ! ヤれ! ヤッちまえ!≫
男「分かったよぉ……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:34:16.36 ID:1w6zUnXKo
……
男「こんにちは」
女「あら、こんにちは」
男(本当はもっとじっくりいきたかったが、しかたない)
男「いつも観に来てくれてありがとう。こんなしがない芸人のために」
女「いえ、私あなたのファンですから!」
男「ところで、今晩お食事でもどうです?」
女「ぜひ!」
男「こんにちは」
女「あら、こんにちは」
男(本当はもっとじっくりいきたかったが、しかたない)
男「いつも観に来てくれてありがとう。こんなしがない芸人のために」
女「いえ、私あなたのファンですから!」
男「ところで、今晩お食事でもどうです?」
女「ぜひ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:37:19.67 ID:1w6zUnXKo
女「おいしかったぁ~」
男「……」
女「どうしました?」
男「あの……」
女「はい?」
男「まことにぶしつけなお願いなんですけど」
女「はい」
男「俺と子作りしてくれませんか」
女「はい!?」
男「……」
女「どうしました?」
男「あの……」
女「はい?」
男「まことにぶしつけなお願いなんですけど」
女「はい」
男「俺と子作りしてくれませんか」
女「はい!?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:39:12.50 ID:1w6zUnXKo
男「お願いします! お願いします! お願いします!」
女「いきなりそんなこといわれても、事情を説明して下さい!」
男「なんと説明したらいいのか――」
≪こういうことさ≫
女「え……なに、この声!?」
≪今あんたの目の前に立ってる男の精〇だ!≫
女「精〇!?」
女「いきなりそんなこといわれても、事情を説明して下さい!」
男「なんと説明したらいいのか――」
≪こういうことさ≫
女「え……なに、この声!?」
≪今あんたの目の前に立ってる男の精〇だ!≫
女「精〇!?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:41:47.21 ID:1w6zUnXKo
男「こいつ……俺のキ〇タマの中の精〇です」
≪よろしくな!≫
女「よ、よろしく」
男「どうしても生まれたいみたいなんです……」
男「だから俺は、だったら相手はあなたにしたい、と思ったんです」
男「お願いします!」
≪俺を生んでくれ!≫
女「……」
≪よろしくな!≫
女「よ、よろしく」
男「どうしても生まれたいみたいなんです……」
男「だから俺は、だったら相手はあなたにしたい、と思ったんです」
男「お願いします!」
≪俺を生んでくれ!≫
女「……」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:45:26.76 ID:1w6zUnXKo
女「……ふふっ、分かりました」
女「あなたの子供、生ませていただきます!」
男「……ありがとう!」
≪やったな!≫
男「ああ!」
女「じゃ、さっそくホテルに入りましょうか」
男「は、は、ははははい!」
女「結婚したら、子供は二人欲しいですね!」
男「そ、そ、そそそうですね!」
≪おいおい、リードされてんじゃねえよ!≫
…………
……
女「あなたの子供、生ませていただきます!」
男「……ありがとう!」
≪やったな!≫
男「ああ!」
女「じゃ、さっそくホテルに入りましょうか」
男「は、は、ははははい!」
女「結婚したら、子供は二人欲しいですね!」
男「そ、そ、そそそうですね!」
≪おいおい、リードされてんじゃねえよ!≫
…………
……
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:47:29.97 ID:1w6zUnXKo
父「――というわけだったんだ」
母「これが私たちが結婚するきっかけだったの」
息子「そ、そんな……」
息子「オヤジのキ〇タマにいた頃の俺は、そんなにアグレッシブだったなんて……」
息子「でも、ウソだろ!? 精〇がしゃべるなんて……とても信じられない……」
息子「だけど、お袋も声を聞いてるはずだし……」
父「……」ニヤニヤ
母「……」ニヤニヤ
息子「なんだよ、二人して!?」
母「これが私たちが結婚するきっかけだったの」
息子「そ、そんな……」
息子「オヤジのキ〇タマにいた頃の俺は、そんなにアグレッシブだったなんて……」
息子「でも、ウソだろ!? 精〇がしゃべるなんて……とても信じられない……」
息子「だけど、お袋も声を聞いてるはずだし……」
父「……」ニヤニヤ
母「……」ニヤニヤ
息子「なんだよ、二人して!?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:49:39.94 ID:1w6zUnXKo
父「なんちゃってな!」
母「精〇がしゃべるわけないでしょ!」
息子「!?」
息子「じゃあ、オヤジのキ〇タマから聞こえた声はなんだったんだよ!?」
母「お父さんの職業はなんだったっけ?」
息子「腹話術師……」ハッ
息子「そうか、そういうことか!」
父「その通り!」
母「精〇がしゃべるわけないでしょ!」
息子「!?」
息子「じゃあ、オヤジのキ〇タマから聞こえた声はなんだったんだよ!?」
母「お父さんの職業はなんだったっけ?」
息子「腹話術師……」ハッ
息子「そうか、そういうことか!」
父「その通り!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:52:24.54 ID:1w6zUnXKo
母「後で種明かししてもらったんだけど」
母「お父さんたら、腹話術を利用して私にあんなアプローチをかけてきたのよ」
母「精〇が生んでくれっていうから~ってね」
父「ってわけだ。お前が生まれたきっかけは腹話術だったんだ」
息子「腹話術ってすげえんだな……こんなこともできるんだ」
父「だろう?」
息子「俺……オヤジを超える腹話術師になれるよう修行するよ!」
父「頑張れよ! といっても女の子をナンパするために使うなよ!」
息子「分かってるって! 純粋にオヤジの技量を見直したんだよ!」
母「お父さんたら、腹話術を利用して私にあんなアプローチをかけてきたのよ」
母「精〇が生んでくれっていうから~ってね」
父「ってわけだ。お前が生まれたきっかけは腹話術だったんだ」
息子「腹話術ってすげえんだな……こんなこともできるんだ」
父「だろう?」
息子「俺……オヤジを超える腹話術師になれるよう修行するよ!」
父「頑張れよ! といっても女の子をナンパするために使うなよ!」
息子「分かってるって! 純粋にオヤジの技量を見直したんだよ!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:54:58.27 ID:1w6zUnXKo
……
……
父(息子のやつ、精〇時代の記憶なんてすっかり残ってないようだな)
父(まあ、今さら思い出されても困るわけなんだが……)
父(さっき息子に話したことは全て本当のことだ)
父(母さんに嘘の種明かしをしたのは、やっぱりしゃべる精〇なんてのは不気味だし)
父(俺は腹話術師だから、実は腹話術でしたってことにした方が母さんも喜ぶと思ったからだ)
父(もしも息子がこの話を聞いて精〇時代の記憶を思い出したのなら、打ち明けようと思ったが)
父(思い出さないのなら……“腹話術”のままでいい)
父(この真実は……最後まで自分の中にしまっておこう)
……
父(息子のやつ、精〇時代の記憶なんてすっかり残ってないようだな)
父(まあ、今さら思い出されても困るわけなんだが……)
父(さっき息子に話したことは全て本当のことだ)
父(母さんに嘘の種明かしをしたのは、やっぱりしゃべる精〇なんてのは不気味だし)
父(俺は腹話術師だから、実は腹話術でしたってことにした方が母さんも喜ぶと思ったからだ)
父(もしも息子がこの話を聞いて精〇時代の記憶を思い出したのなら、打ち明けようと思ったが)
父(思い出さないのなら……“腹話術”のままでいい)
父(この真実は……最後まで自分の中にしまっておこう)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 20:57:17.78 ID:1w6zUnXKo
≪ねえねえ、あたしを生んでよ!≫
父「!?」
≪お願~い! あたし生まれたいのよ!≫
父「……」
父「母さーん、そろそろ二人目を作らないか?」
おわり
父「!?」
≪お願~い! あたし生まれたいのよ!≫
父「……」
父「母さーん、そろそろ二人目を作らないか?」
おわり
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 21:02:39.41 ID:ovmNnQii0
ワロタ乙
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 21:38:11.22 ID:M4Oy5fWmO
なんだこれおつ
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 21:41:59.06 ID:LB1WINp70
乙
元気な女の子が生まれるといいね
元気な女の子が生まれるといいね
引用元: 息子「誰が生んでくれって頼んだよ!」父「お前だよ」
嫁「宝くじで三億円当たっちゃった!」男「マジで!?」
2017-12-09
1 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 01:35:04.862 ID:4pY3+XKu0
嫁「どっひゃーっ!!!」
男「ど、どうしたの!?」
嫁「あ、あなた! あなななたたたたた! あなななななたたたたたたたたた!」
男「だからどうしたの!?」
嫁「宝くじで……三億円当たっちゃった!」
男「マジで!?」
男「ど、どうしたの!?」
嫁「あ、あなた! あなななたたたたた! あなななななたたたたたたたたた!」
男「だからどうしたの!?」
嫁「宝くじで……三億円当たっちゃった!」
男「マジで!?」
4 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 01:38:35.171 ID:4pY3+XKu0
男「――と見せかけて、実は当たってないパターンなんだろ? 分かる分かる」
男「実は去年の宝くじとか」
嫁「今年よ」
男「番号見間違えたとか」
嫁「何度も見返したわ」
男「他人の宝くじを預かっただけとか」
嫁「正真正銘あたしのよ」
男「マジかよ……」
嫁「マジよ」
嫁「ねえ、宝くじが当たったら一度やってみたかったことがあるの」
嫁「やってもいい?」
男「? ……いいけど」
男「実は去年の宝くじとか」
嫁「今年よ」
男「番号見間違えたとか」
嫁「何度も見返したわ」
男「他人の宝くじを預かっただけとか」
嫁「正真正銘あたしのよ」
男「マジかよ……」
嫁「マジよ」
嫁「ねえ、宝くじが当たったら一度やってみたかったことがあるの」
嫁「やってもいい?」
男「? ……いいけど」
7 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 01:41:41.886 ID:4pY3+XKu0
嫁「さ、さ、三億! 一等三億!」
男「ホッ!」
嫁「さ、さ、三億! 一等三億!!」
男「ヨッ!」
嫁「さ、さ、三億! 一等三億ゥ!!!」
男「バー」
男「まさか……これがやりたかったこと?」
嫁「……うん」
男「君はとても可哀想な頭をしてるんだね」
嫁「あまりハッキリいわないで」
男「ホッ!」
嫁「さ、さ、三億! 一等三億!!」
男「ヨッ!」
嫁「さ、さ、三億! 一等三億ゥ!!!」
男「バー」
男「まさか……これがやりたかったこと?」
嫁「……うん」
男「君はとても可哀想な頭をしてるんだね」
嫁「あまりハッキリいわないで」
10 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 01:44:17.891 ID:4pY3+XKu0
男「三億もあれば、漬け物すげえ食えるなぁ」
嫁「あなたの大好物だものね」
嫁「で、三億円はどうすればもらえるのかしら?」
男「銀行に行けば換金してもらえるはずだけど」
嫁「あら、そうなんだ。当たったことないから知らなかったわ」
男「よぉし、銀行に換金しに行こう!」
嫁「あなたの大好物だものね」
嫁「で、三億円はどうすればもらえるのかしら?」
男「銀行に行けば換金してもらえるはずだけど」
嫁「あら、そうなんだ。当たったことないから知らなかったわ」
男「よぉし、銀行に換金しに行こう!」
12 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 01:46:06.832 ID:4pY3+XKu0
―銀行―
銀行員「いらっしゃいませ」
男「宝くじが当たったので、換金したいのですが」
銀行員「ほう、いくらですか?」
嫁「三億円です」
銀行員「三億!? ……チッ」
銀行員「こちらへどうぞ! ……チッ」
男「正直で、とても好感の持てる銀行員さんだね」
嫁「ホント」
銀行員「いらっしゃいませ」
男「宝くじが当たったので、換金したいのですが」
銀行員「ほう、いくらですか?」
嫁「三億円です」
銀行員「三億!? ……チッ」
銀行員「こちらへどうぞ! ……チッ」
男「正直で、とても好感の持てる銀行員さんだね」
嫁「ホント」
16 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 01:50:16.265 ID:4pY3+XKu0
銀行員「お待たせしました!」ヨロヨロ…
銀行員「三億円です」
ドサッ
男「まさかの現金!?」
銀行員「はい、現金で三億です。せめてもの嫌がらせに」
男「すっげえなぁ」
嫁「ますます好感度が上がったわ」
銀行員「さ、お持ち帰り下さい」
嫁「むき出しじゃねえ……せめてトランクに入れてもらうとかはできないの?」
銀行員「トランクの代金は2億9000万円になります」ニコッ
男「この商売上手!」
銀行員「三億円です」
ドサッ
男「まさかの現金!?」
銀行員「はい、現金で三億です。せめてもの嫌がらせに」
男「すっげえなぁ」
嫁「ますます好感度が上がったわ」
銀行員「さ、お持ち帰り下さい」
嫁「むき出しじゃねえ……せめてトランクに入れてもらうとかはできないの?」
銀行員「トランクの代金は2億9000万円になります」ニコッ
男「この商売上手!」
18 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 01:53:22.318 ID:4pY3+XKu0
男「しかたない、このまま持って帰るか」
男「よっ!」ガシッ
男「重いな……!」
嫁「三億円って30kgあるらしいわよ。一億円が10kgらしいから」
男「そんなに!?」
銀行員「ありがとうございました~!」
男「よっ!」ガシッ
男「重いな……!」
嫁「三億円って30kgあるらしいわよ。一億円が10kgらしいから」
男「そんなに!?」
銀行員「ありがとうございました~!」
21 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 01:59:35.674 ID:4pY3+XKu0
男「う~ん、重い……!」
男「しかも、三億円をむき出しで持ち歩くって危なすぎないかなぁ?」
男「襲って下さいっていってるようなもんだろ」
嫁「ええ、きっとみんな襲いかかってくるわよ」
男「そりゃそうだよなぁ。サラリーマンの生涯賃金が三億円だなんていうし」
嫁「なんだか……ワクワクしちゃうわね!」
男「うん……無事三億円を持ち帰れるか、楽しみになってきた!」
男「しかも、三億円をむき出しで持ち歩くって危なすぎないかなぁ?」
男「襲って下さいっていってるようなもんだろ」
嫁「ええ、きっとみんな襲いかかってくるわよ」
男「そりゃそうだよなぁ。サラリーマンの生涯賃金が三億円だなんていうし」
嫁「なんだか……ワクワクしちゃうわね!」
男「うん……無事三億円を持ち帰れるか、楽しみになってきた!」
22 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:01:41.103 ID:4pY3+XKu0
スタスタ… スタスタ…
エーマジー? ソノケンニツキマシテハ… ギャハハハッ ゲームヤロウゼー ウケルー
男「……」
嫁「……」
男「みんな俺たちのことなんか見向きもしないな」
嫁「そうね」
エーマジー? ソノケンニツキマシテハ… ギャハハハッ ゲームヤロウゼー ウケルー
男「……」
嫁「……」
男「みんな俺たちのことなんか見向きもしないな」
嫁「そうね」
25 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:05:05.007 ID:4pY3+XKu0
男「なんか……心細くなってきたよ」
嫁「あたしも……まるで二人だけ違う世界に隔離されてるみたい」
男「これが“孤独”ってやつなのか……」
男「もし俺たちがここで突然死したとしても、誰も悲しんでなんかくれないんだろうなぁ……」
嫁「二つの亡骸が、誰からも見向きもされずに朽ちていくのね……」
男「うっ、うっ……」
嫁「泣かないであなた、ほらハンカチ」
男「ありがとう……」グシュッ
嫁「あたしも……まるで二人だけ違う世界に隔離されてるみたい」
男「これが“孤独”ってやつなのか……」
男「もし俺たちがここで突然死したとしても、誰も悲しんでなんかくれないんだろうなぁ……」
嫁「二つの亡骸が、誰からも見向きもされずに朽ちていくのね……」
男「うっ、うっ……」
嫁「泣かないであなた、ほらハンカチ」
男「ありがとう……」グシュッ
26 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:09:28.479 ID:4pY3+XKu0
強盗「やい、金を出せ!」
男「キター!」
嫁「よかったわね、あなた!」
男「ああ、俺たちは孤独じゃなかった!」
嫁「もし、この事件に名前がつくとしたら、どんな名前かしら?」
男「そりゃあ、≪三億円事件≫じゃないか?」
嫁「すごい! あの有名な事件と同じ名前じゃない!」
男「たしかに! あ、だけど同じ名前だとあれだし≪三億円事件2≫になるかも!」
嫁「キャーッ、続編みたい!」
男「だけど、その分プレッシャーもかかるな。『1でやめときゃよかったのに』っていわれるのが怖い」
嫁「そうねえ。続編がコケたせいで、前作の評価も下がっちゃうのは嫌だわ」
強盗「俺を無視すんな!」
男「キター!」
嫁「よかったわね、あなた!」
男「ああ、俺たちは孤独じゃなかった!」
嫁「もし、この事件に名前がつくとしたら、どんな名前かしら?」
男「そりゃあ、≪三億円事件≫じゃないか?」
嫁「すごい! あの有名な事件と同じ名前じゃない!」
男「たしかに! あ、だけど同じ名前だとあれだし≪三億円事件2≫になるかも!」
嫁「キャーッ、続編みたい!」
男「だけど、その分プレッシャーもかかるな。『1でやめときゃよかったのに』っていわれるのが怖い」
嫁「そうねえ。続編がコケたせいで、前作の評価も下がっちゃうのは嫌だわ」
強盗「俺を無視すんな!」
31 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:14:05.081 ID:4pY3+XKu0
強盗「包丁で刺されたくなきゃ、財布の中身出しな」ギラッ
男「これやるよ。三億ある」
強盗「いらねえ。財布の中身でいいんだ」
男「いやだから、これやるって」
強盗「いらねえって! オーバーマネーだ!」
男「やるって!」
強盗「いらねえ!」
男「やる!」
強盗「いらない!」
嫁「まあまあ、ケンカしないで二人とも」
男「これやるよ。三億ある」
強盗「いらねえ。財布の中身でいいんだ」
男「いやだから、これやるって」
強盗「いらねえって! オーバーマネーだ!」
男「やるって!」
強盗「いらねえ!」
男「やる!」
強盗「いらない!」
嫁「まあまあ、ケンカしないで二人とも」
32 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:16:37.300 ID:4pY3+XKu0
嫁「こういうのはどう?」
嫁「強盗さん、あなた一億円持ってちょうだい。およそ10kg」
嫁「で、あたしたちの家まで持ち帰ったら、バイト代としてそれをあげる。どぉう?」
男「そりゃいいな! 正直重くて困ってたんだ!」
強盗「チッ、一億円もいらねえけど……それで手を打ってやるか」
嫁「強盗さん、あなた一億円持ってちょうだい。およそ10kg」
嫁「で、あたしたちの家まで持ち帰ったら、バイト代としてそれをあげる。どぉう?」
男「そりゃいいな! 正直重くて困ってたんだ!」
強盗「チッ、一億円もいらねえけど……それで手を打ってやるか」
34 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:19:40.998 ID:4pY3+XKu0
アハハハハ… ウフフフフ…
男「強盗さん、あんたなかなかいい男だね」
嫁「ホント、強盗にするには惜しいくらいだわ」
強盗「あんたらこそ、いい夫婦じゃねえか。今日が11月22日じゃないのが残念だ」
男「ところで、あんたはなぜ強盗なんか?」
強盗「会社をリストラされちまってね……」
強盗「家族のために、どうしても金が欲しかったんだ……」
男「そうか……じゃあ三億円やるよ」
強盗「おっと! その手には乗らねえ!」
男「……くそっ」
嫁「ねえ二人とも! あそこ見て!」
男「強盗さん、あんたなかなかいい男だね」
嫁「ホント、強盗にするには惜しいくらいだわ」
強盗「あんたらこそ、いい夫婦じゃねえか。今日が11月22日じゃないのが残念だ」
男「ところで、あんたはなぜ強盗なんか?」
強盗「会社をリストラされちまってね……」
強盗「家族のために、どうしても金が欲しかったんだ……」
男「そうか……じゃあ三億円やるよ」
強盗「おっと! その手には乗らねえ!」
男「……くそっ」
嫁「ねえ二人とも! あそこ見て!」
35 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:24:05.625 ID:4pY3+XKu0
暴漢「金出せやァァァッ!」
社長「ひいい……!」
強盗「あ、あれは社長!?」
男「もしかして、あんたをリストラした社長か!」
嫁「暴漢に襲われてるわ! いい気味!」
嫁「これぞまさに天もうなんたらかんたらかんたらってやつね!」
男「天網恢恢疎にして漏らさずね」
男「リストラした報いだ。俺たちはここでじっくり社長が襲われるのを見物しようじゃないか」
嫁「うんっ!」
強盗「……」
社長「ひいい……!」
強盗「あ、あれは社長!?」
男「もしかして、あんたをリストラした社長か!」
嫁「暴漢に襲われてるわ! いい気味!」
嫁「これぞまさに天もうなんたらかんたらかんたらってやつね!」
男「天網恢恢疎にして漏らさずね」
男「リストラした報いだ。俺たちはここでじっくり社長が襲われるのを見物しようじゃないか」
嫁「うんっ!」
強盗「……」
38 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:28:25.939 ID:4pY3+XKu0
強盗「社長ッ!」ダッ
嫁「なにやってるの!?」
男「バカ、あんな奴見捨てろ!」
強盗「うおおおおおっ! 一億円アターック!」ブオンッ
ゴッ!
暴漢「ぐはぁっ……!」ドサッ
強盗「紙とはいえ10kgあるからな……立派な武器になるのさ」
強盗「社長、ご無事ですか」
社長「き、君は……!? 私がリストラしたはずの……!」
社長「なぜ私を助けた……!? 恨んでいるだろうに……!」
強盗「たとえリストラされても、雇ってもらっていたのは事実ですから」
社長「ううっ……!」
嫁「なにやってるの!?」
男「バカ、あんな奴見捨てろ!」
強盗「うおおおおおっ! 一億円アターック!」ブオンッ
ゴッ!
暴漢「ぐはぁっ……!」ドサッ
強盗「紙とはいえ10kgあるからな……立派な武器になるのさ」
強盗「社長、ご無事ですか」
社長「き、君は……!? 私がリストラしたはずの……!」
社長「なぜ私を助けた……!? 恨んでいるだろうに……!」
強盗「たとえリストラされても、雇ってもらっていたのは事実ですから」
社長「ううっ……!」
39 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:31:24.466 ID:4pY3+XKu0
社長「ムシのいい話だが、もう一度我が社に戻ってきてはくれないか」
強盗「いいんですか!?」
社長「いいとも……!」
社長「もう二度と、私は君を手放しはしない!」ガシッ
強盗「ありがとうございます!」
強盗「というわけで、一億円返すわ」
男「あーあ、戻ってきちゃった……」
強盗「いいんですか!?」
社長「いいとも……!」
社長「もう二度と、私は君を手放しはしない!」ガシッ
強盗「ありがとうございます!」
強盗「というわけで、一億円返すわ」
男「あーあ、戻ってきちゃった……」
42 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:36:55.828 ID:4pY3+XKu0
―ファミレス―
男「あ~……重かった」ドサッ
嫁「どうしましょう、これ。家までまだ結構距離あるわよ」
男「そこらへんの人にあげちゃおうか」
嫁「だったらあの人がいいんじゃない? なんだか幸薄そうだし」
男「そうだな。俺たちより、ああいう人の方が三億円に相応しいかも」
男「あのー」
喪服女「……なにかしら」
男「あ~……重かった」ドサッ
嫁「どうしましょう、これ。家までまだ結構距離あるわよ」
男「そこらへんの人にあげちゃおうか」
嫁「だったらあの人がいいんじゃない? なんだか幸薄そうだし」
男「そうだな。俺たちより、ああいう人の方が三億円に相応しいかも」
男「あのー」
喪服女「……なにかしら」
45 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:40:06.100 ID:4pY3+XKu0
男「三億円いりません?」
喪服女「いらないわ」
男「なぜだ!」
喪服女「だって……急に大金を手に入れた人って、破滅しちゃうことが多いのよ」
喪服女「お金をめぐって人間関係が悪化したり、金銭感覚が狂ったりしてね」
喪服女「……私は破滅したくないもの」
男&嫁「は、破滅!?」
喪服女「いらないわ」
男「なぜだ!」
喪服女「だって……急に大金を手に入れた人って、破滅しちゃうことが多いのよ」
喪服女「お金をめぐって人間関係が悪化したり、金銭感覚が狂ったりしてね」
喪服女「……私は破滅したくないもの」
男&嫁「は、破滅!?」
46 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:43:50.145 ID:4pY3+XKu0
嫁「どうしましょ、あなた! 破滅ですって!」
男「まずいな……!」
男「なんか急に三億円が厄病神に思えてきた……」
三億円「……」ゴゴゴゴゴ…
男「見ろよ、このどす黒いオーラ」
嫁「まるで『人間ども、我で欲望をかき立てられ破滅するがよいわ』っていってるようね」
男「こうなったら……なんとしても三億円を誰かに押し付けるんだ!」
嫁「うん!」
男「まずいな……!」
男「なんか急に三億円が厄病神に思えてきた……」
三億円「……」ゴゴゴゴゴ…
男「見ろよ、このどす黒いオーラ」
嫁「まるで『人間ども、我で欲望をかき立てられ破滅するがよいわ』っていってるようね」
男「こうなったら……なんとしても三億円を誰かに押し付けるんだ!」
嫁「うん!」
51 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:49:16.096 ID:4pY3+XKu0
男「三億円やるよ!」
不良「いらねえよ、そんなもん!」
嫁「三億円あげるわ!」
主婦「オホホ、遠慮しとくわ」
男「三億円欲しくない?」
少女「いらなーい!」
嫁「三億円あげる!」
ホームレス「ケツ拭く紙にもなりゃしねえ」
男「……ダメだ、誰ももらってくれない!」
嫁「どうしましょ! このままじゃあたしたち破滅よ!」
不良「いらねえよ、そんなもん!」
嫁「三億円あげるわ!」
主婦「オホホ、遠慮しとくわ」
男「三億円欲しくない?」
少女「いらなーい!」
嫁「三億円あげる!」
ホームレス「ケツ拭く紙にもなりゃしねえ」
男「……ダメだ、誰ももらってくれない!」
嫁「どうしましょ! このままじゃあたしたち破滅よ!」
52 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:53:19.685 ID:4pY3+XKu0
男「そうだ!」
男「へい、パース!」ヒュッ
会社員「!」ドサッ
会社員「へい、パース!」
老人「おお!?」ドサッ
パース! パース! パース! パース! ……
嫁「これは……どういうこと?」
男「人間はパスされると意外と素直に受け取っちゃう習性がある」
男「それを利用したのさ!」
嫁「すごいわ!」
男「三億円は永久にパスされ続けて、二度と戻ってくることはないだろう……さ、帰ろう!」
男「へい、パース!」ヒュッ
会社員「!」ドサッ
会社員「へい、パース!」
老人「おお!?」ドサッ
パース! パース! パース! パース! ……
嫁「これは……どういうこと?」
男「人間はパスされると意外と素直に受け取っちゃう習性がある」
男「それを利用したのさ!」
嫁「すごいわ!」
男「三億円は永久にパスされ続けて、二度と戻ってくることはないだろう……さ、帰ろう!」
56 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 02:58:41.629 ID:4pY3+XKu0
男「やっと家に着いた」
嫁「よかったわね~、三億円を処分できて」
男「ああ、一時はどうなることかと思ったよ」
近所のおばさん「こんにちは~」
男「あ、どうも」
近所のおばさん「へい、パース!」ヒュッ
男「ん?」ドサッ
男「うわあああああああ!!!」
嫁「戻ってきたわあああああ!!!」
嫁「よかったわね~、三億円を処分できて」
男「ああ、一時はどうなることかと思ったよ」
近所のおばさん「こんにちは~」
男「あ、どうも」
近所のおばさん「へい、パース!」ヒュッ
男「ん?」ドサッ
男「うわあああああああ!!!」
嫁「戻ってきたわあああああ!!!」
58 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 03:01:38.659 ID:4pY3+XKu0
男「おばさん、これパスし返します!」
近所のおばさん「ダ~メ、それはルール違反よ」
男「くそっ……!」
男「近くにパスできそうな人はいないし……」キョロキョロ
嫁「どうしましょ? このままじゃ破滅よ! 破滅待ったなしよ!」
男「こうなったら仕方ない……!」
近所のおばさん「ダ~メ、それはルール違反よ」
男「くそっ……!」
男「近くにパスできそうな人はいないし……」キョロキョロ
嫁「どうしましょ? このままじゃ破滅よ! 破滅待ったなしよ!」
男「こうなったら仕方ない……!」
60 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 03:05:08.617 ID:4pY3+XKu0
男「燃やそう」
シュボッ
メラメラメラメラ…
ゴォォォォォォ……!
嫁「これで……よかったのよね」
男「ああ、金は人を悪魔に変える。これでよかったんだ……」
シュボッ
メラメラメラメラ…
ゴォォォォォォ……!
嫁「これで……よかったのよね」
男「ああ、金は人を悪魔に変える。これでよかったんだ……」
62 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 03:08:45.617 ID:4pY3+XKu0
嫁「あら……?」
男「どうした?」
嫁「燃やした灰が……どんどん集まっていくわ!」
モクモクモク…
モワモワモワ…
嫁「再生してる……!?」
男「いや、これは再生なんてもんじゃない! “復元能力”だ!」
男「どうした?」
嫁「燃やした灰が……どんどん集まっていくわ!」
モクモクモク…
モワモワモワ…
嫁「再生してる……!?」
男「いや、これは再生なんてもんじゃない! “復元能力”だ!」
65 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 03:12:27.423 ID:4pY3+XKu0
三億円「フハハハハ……!」
男「復活しやがった!」
嫁「どうしましょ、あなた!」
男「こうなったら素手だ! 素手で戦うしかない!」サッ
嫁「無理だわ! 相手は三億円なのよ!?」
男「くっ……!」
三億円「お前たち……」
男「?」
三億円「なぜオレを燃やそうとするんだッ!!! ……せっかく当てたのにさぁ!」
男「復活しやがった!」
嫁「どうしましょ、あなた!」
男「こうなったら素手だ! 素手で戦うしかない!」サッ
嫁「無理だわ! 相手は三億円なのよ!?」
男「くっ……!」
三億円「お前たち……」
男「?」
三億円「なぜオレを燃やそうとするんだッ!!! ……せっかく当てたのにさぁ!」
68 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 03:17:31.784 ID:4pY3+XKu0
男「そりゃあ、破滅するからに決まってるだろ!」
三億円「破滅しないようにすればいいだけだろ!」
嫁「防げる破滅なんて破滅じゃないわ。不可避だからこそ破滅なのよ」
男「そうだそうだ! そんなのはせいぜい準破滅だ!」
三億円「だから、オレによって起こり得る破滅なんてのはせいぜい準破滅なんだよ!」
三億円「お前たちの理論なら、準破滅なら防げるんだろ?」
男「そうだけど、準破滅も破滅には違いないから、やっぱり破滅と同じぐらい危険なんだ!」
三億円「しかし、破滅の危険度を100としたら、準破滅の危険度は80ぐらい! それなら防げる!」
男「いや、80を甘く見ると痛い目を見るぞ! 俺も昔……」
嫁「二人とも、落ち着きなさい」
三億円「破滅しないようにすればいいだけだろ!」
嫁「防げる破滅なんて破滅じゃないわ。不可避だからこそ破滅なのよ」
男「そうだそうだ! そんなのはせいぜい準破滅だ!」
三億円「だから、オレによって起こり得る破滅なんてのはせいぜい準破滅なんだよ!」
三億円「お前たちの理論なら、準破滅なら防げるんだろ?」
男「そうだけど、準破滅も破滅には違いないから、やっぱり破滅と同じぐらい危険なんだ!」
三億円「しかし、破滅の危険度を100としたら、準破滅の危険度は80ぐらい! それなら防げる!」
男「いや、80を甘く見ると痛い目を見るぞ! 俺も昔……」
嫁「二人とも、落ち着きなさい」
71 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 03:21:21.973 ID:4pY3+XKu0
三億円「失礼、取り乱してしまった。三億円ともあろう者が」
男「俺こそ……すまなかった」
三億円「本音をいおうか」
男「……」ゴクッ
嫁「……」ゴクッ
三億円「せっかくこの世に金として生まれたのに燃やされるなんてあんまりだ!」
三億円「どうか……どうかこの家に置いて下さい!」
三億円「お願いします!」
男&嫁「……」
男「俺こそ……すまなかった」
三億円「本音をいおうか」
男「……」ゴクッ
嫁「……」ゴクッ
三億円「せっかくこの世に金として生まれたのに燃やされるなんてあんまりだ!」
三億円「どうか……どうかこの家に置いて下さい!」
三億円「お願いします!」
男&嫁「……」
72 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 03:24:05.906 ID:4pY3+XKu0
嫁「どうする、あなた……?」
男「三億円はたしかに俺たちに破滅をもたらす危険性があるのかもしれない」
男「だけど……俺たちなら、やっていけるさ! どんな破滅でも乗り越えられる!」
嫁「そうね!」
三億円「ありがとうございます! ありがとうございます!」
男「じゃあ、今日からよろしくな! 三億円!」
嫁「よろしくね!」
三億円「はいっ!」
男「三億円はたしかに俺たちに破滅をもたらす危険性があるのかもしれない」
男「だけど……俺たちなら、やっていけるさ! どんな破滅でも乗り越えられる!」
嫁「そうね!」
三億円「ありがとうございます! ありがとうございます!」
男「じゃあ、今日からよろしくな! 三億円!」
嫁「よろしくね!」
三億円「はいっ!」
75 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/09(土) 03:27:42.225 ID:4pY3+XKu0
その後――
嫁「あなた、漬物ができたわ」
男「ありがとう!」
男「お、うまい!」ポリポリ
嫁「なにしろ、三億円だもの」
男「三億円を重しにして漬けた漬物は最高だ!」ポリポリ
おわり
嫁「あなた、漬物ができたわ」
男「ありがとう!」
男「お、うまい!」ポリポリ
嫁「なにしろ、三億円だもの」
男「三億円を重しにして漬けた漬物は最高だ!」ポリポリ
おわり
引用元: 嫁「宝くじで三億円当たっちゃった!」男「マジで!?」
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