【このすばSS】『アクア様と謎のアクシズ名誉教徒』
2020-12-13
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 15:59:27.78 ID:Fc8n7jHX0
~ある日~
アクア「私はアクア様よ。さぁ、あなたも幸せになりたかったらアクシズ教に入信なさい」
モブA「エリス教徒なので、結構です」
アクア「うぅ~」ポロポロ
カズマ「いい加減にしろよ、アクア」
カズマ「いつまでもバカな宗教の勧誘してないでさっさとクエストに行くぞ?」
アクア「バカなってどういう意味よ!? アクシズ教は立派な存在。それこそエリス教みたいなマイナーな宗教なんか目じゃないくらいよ!!」
ダクネス「おい、エリス教をマイナー呼ばわりするのはやめろ!!エリス様に失礼だぞ」
めぐみん「そこまでアクシズ教に拘るアクアの気持ちだけはさすがの私も理解しがいですよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533884367
アクア「私はアクア様よ。さぁ、あなたも幸せになりたかったらアクシズ教に入信なさい」
モブA「エリス教徒なので、結構です」
アクア「うぅ~」ポロポロ
カズマ「いい加減にしろよ、アクア」
カズマ「いつまでもバカな宗教の勧誘してないでさっさとクエストに行くぞ?」
アクア「バカなってどういう意味よ!? アクシズ教は立派な存在。それこそエリス教みたいなマイナーな宗教なんか目じゃないくらいよ!!」
ダクネス「おい、エリス教をマイナー呼ばわりするのはやめろ!!エリス様に失礼だぞ」
めぐみん「そこまでアクシズ教に拘るアクアの気持ちだけはさすがの私も理解しがいですよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533884367
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 16:11:12.07 ID:Fc8n7jHX0
アクア「そうだわ。エリス教徒のダクネスはさておいて、カズマにめぐみんも入信しなさいよ、アクシズ教に」
ダクネス「さ、さりげなくさておかれただとっ!? だが、そういう風に突き放される感じもたまらんっ!!/////」ゾクゾク
カズマ「断る。そもそも俺は宗教になんか興味ねぇしな」
めぐみん「カズマと同意見です」
アクア「じゃあ、興味なくてもせめて名前だけ入信するだけでいいから?!」
カズマ「人数合わせで入部する、部活の幽霊部員みたいに言うな!?」
カズマ「大体、それこそ入信したと一緒にされるだろ、最終的には。そもそもお前みたいな奴がアクシズ教のご神体だと知って入る気も失せるわ!」
めぐみん「頭のおかしいアクシズ教に入るくらいなら、私はエリス教を選びますよ」
アクア「なんでよおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!?」
ダクネス「さ、さりげなくさておかれただとっ!? だが、そういう風に突き放される感じもたまらんっ!!/////」ゾクゾク
カズマ「断る。そもそも俺は宗教になんか興味ねぇしな」
めぐみん「カズマと同意見です」
アクア「じゃあ、興味なくてもせめて名前だけ入信するだけでいいから?!」
カズマ「人数合わせで入部する、部活の幽霊部員みたいに言うな!?」
カズマ「大体、それこそ入信したと一緒にされるだろ、最終的には。そもそもお前みたいな奴がアクシズ教のご神体だと知って入る気も失せるわ!」
めぐみん「頭のおかしいアクシズ教に入るくらいなら、私はエリス教を選びますよ」
アクア「なんでよおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 16:17:03.31 ID:Fc8n7jHX0
……………………………
アクア「まったく、頭にくるわ!こうなったら、誰でもいいわ、私を称え、誉めちぎる信仰心あるアクシズ教徒はいないかしら?」ブツブツ
ドン
アクア「痛ったぁ~。誰よ、この私にぶつかってきた愚か者は!?」
???「」
アクア「……………きゃあああぁぁーーーーー!!」
アクア「ちょっと起きなさいよ。こんなことで死んだってわかったら私は犯罪者として捕まり、アクシズ教の評判も地に落ちるじゃないの!!」ユサユサユサ
???「う、う~ん」ムクッ
アクア「あ、起きたわ。ほっ、良かった」
アクア「まったく、頭にくるわ!こうなったら、誰でもいいわ、私を称え、誉めちぎる信仰心あるアクシズ教徒はいないかしら?」ブツブツ
ドン
アクア「痛ったぁ~。誰よ、この私にぶつかってきた愚か者は!?」
???「」
アクア「……………きゃあああぁぁーーーーー!!」
アクア「ちょっと起きなさいよ。こんなことで死んだってわかったら私は犯罪者として捕まり、アクシズ教の評判も地に落ちるじゃないの!!」ユサユサユサ
???「う、う~ん」ムクッ
アクア「あ、起きたわ。ほっ、良かった」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 16:23:17.14 ID:Fc8n7jHX0
???「あれ?」
アクア「ちょっと!!」
???「んっ?」
アクア「私にぶつかってきておいてどういうつもりかは知らないけど、謝りなさいよ」
???「ぶつかった、俺がか?」
アクア「はぁっ!?とぼけるんじゃないわよ、あんたがぶつかってきたのに謝らないなんて失礼にもほどがあるでしょ!!」
???「あ、あぁ。何だか知らんが、それは悪かったな」
アクア「あら、意外に素直で、いいじゃないの。で、一応聞いてあげるわ、あんた名前は?」
???「オレか? オレは………オレは??」
???「オレはだれだ?」
アクア「はぁっ!?」
アクア「ちょっと!!」
???「んっ?」
アクア「私にぶつかってきておいてどういうつもりかは知らないけど、謝りなさいよ」
???「ぶつかった、俺がか?」
アクア「はぁっ!?とぼけるんじゃないわよ、あんたがぶつかってきたのに謝らないなんて失礼にもほどがあるでしょ!!」
???「あ、あぁ。何だか知らんが、それは悪かったな」
アクア「あら、意外に素直で、いいじゃないの。で、一応聞いてあげるわ、あんた名前は?」
???「オレか? オレは………オレは??」
???「オレはだれだ?」
アクア「はぁっ!?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 16:37:46.88 ID:Fc8n7jHX0
???「オレは一体、だれなんだ?」
アクア(なによコイツ?記憶喪失ってヤツ?)
???「おい?」ガバッ
アクア「きゃあ!?」
???「教えてくれ!オレはだれ、だれなんだ!?」ユサユサ
アクア「し、知らないわよ!!それより頭を揺らさないで気持ち悪くなってくるわ!?」
???「くっそ。アンタじゃ分かんねぇのか」
アクア「アンタ?!」
アクア「ちょっと私はアンタじゃないわよ!!」
アクア「いいわ、教えてあげる。私は……」
アクア「私はアクア! アクシズ教のご神体として崇められているとってもエラ~イ水の女神様よ!!」
シーーーーーーーーーーン
???「……………」
アクア「なによ、なんか文句でもあるの!!」シュッシュッ
???「……………と」
???「とってもエライ女神様っ!?」
アクア「えっ?」
アクア(なによコイツ?記憶喪失ってヤツ?)
???「おい?」ガバッ
アクア「きゃあ!?」
???「教えてくれ!オレはだれ、だれなんだ!?」ユサユサ
アクア「し、知らないわよ!!それより頭を揺らさないで気持ち悪くなってくるわ!?」
???「くっそ。アンタじゃ分かんねぇのか」
アクア「アンタ?!」
アクア「ちょっと私はアンタじゃないわよ!!」
アクア「いいわ、教えてあげる。私は……」
アクア「私はアクア! アクシズ教のご神体として崇められているとってもエラ~イ水の女神様よ!!」
シーーーーーーーーーーン
???「……………」
アクア「なによ、なんか文句でもあるの!!」シュッシュッ
???「……………と」
???「とってもエライ女神様っ!?」
アクア「えっ?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 16:47:39.23 ID:Fc8n7jHX0
???「すげえ!! そんなエライ女神様だったとは……。尊敬するぜ、おい!」
アクア「え、ほんとにわたしの事を、エライって……?」
???「もちろんさ。スゲー、エライ!!」
アクア「………………アンタ」
???「えっ?」
アクア「最高よおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーっ!!!♪♪」ブボーーーー
※注 アクアは異世界に降り立ってから一度も「エライ」と言ってもらえた事はなく、目の前にいる人物に言われるのが初めてです。
アクア「え、ほんとにわたしの事を、エライって……?」
???「もちろんさ。スゲー、エライ!!」
アクア「………………アンタ」
???「えっ?」
アクア「最高よおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーっ!!!♪♪」ブボーーーー
※注 アクアは異世界に降り立ってから一度も「エライ」と言ってもらえた事はなく、目の前にいる人物に言われるのが初めてです。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 17:03:34.52 ID:Fc8n7jHX0
アクア「言いなさい、もっと言いなさいよ! 5秒間8回、いえそれ以上言ってよ!!」
???「エライ。エライ、エライ!! この世界に存在する便利な物の1000倍はエライ!」
アクア「分かってるじゃないの~♪ 最高よ、貴方!!」
アクア「よし、決めたわ……」
アクア「今日から貴方を、我が「アクシズ教の名誉教徒」にしてあげるわ!!!」
アクシズ名誉教徒「名誉教徒?」
アクア「そう、名誉教徒。アクシズ教のご神体は私だから一番エライけど、名誉教徒はこの私に直接お近づきになれる大変名誉な教徒の事よ」
アクア「まっ、私に近づけるという事はいわば従者としてだけど、その中でも名誉は側近みたいなもの。つまり、私の二番目にエライって事よ!」
アクシズ名誉教徒「このオレが、女神様の二番目にエライ!?」
アクア「ちなみに女神様でもいいけど、どうせならアクア様って呼ばせてあげるわ。ありがたく思いなさい」
アクシズ名誉教徒「すげーーーーー、ありがとう、アクア様!! オレ、名誉教徒として精一杯アクア様のために頑張るぜーーー!!!」
アクア「そうよ。私のために精一杯頑張って尽くしなさいよ♪」
???「エライ。エライ、エライ!! この世界に存在する便利な物の1000倍はエライ!」
アクア「分かってるじゃないの~♪ 最高よ、貴方!!」
アクア「よし、決めたわ……」
アクア「今日から貴方を、我が「アクシズ教の名誉教徒」にしてあげるわ!!!」
アクシズ名誉教徒「名誉教徒?」
アクア「そう、名誉教徒。アクシズ教のご神体は私だから一番エライけど、名誉教徒はこの私に直接お近づきになれる大変名誉な教徒の事よ」
アクア「まっ、私に近づけるという事はいわば従者としてだけど、その中でも名誉は側近みたいなもの。つまり、私の二番目にエライって事よ!」
アクシズ名誉教徒「このオレが、女神様の二番目にエライ!?」
アクア「ちなみに女神様でもいいけど、どうせならアクア様って呼ばせてあげるわ。ありがたく思いなさい」
アクシズ名誉教徒「すげーーーーー、ありがとう、アクア様!! オレ、名誉教徒として精一杯アクア様のために頑張るぜーーー!!!」
アクア「そうよ。私のために精一杯頑張って尽くしなさいよ♪」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 18:34:06.81 ID:GPnF6m5n0
カズマ「おーい、アクア!」
めぐみん「そんなところで何やっているんですか?」
ダクネス「急にいなくなって…あっちこっちを探したぞ」
アクア「ゲッ!!」
アクシズ名誉教徒「アクア様、あれは?」
アクア(仲間と言いたい所だけど、カズマ達にはさっきアクシズ教を馬鹿にされたし…よし、こうなったら)
アクア「て、敵よ! あいつらは私にとっての敵よ」
カズマ「はぁっ、なに言ってんだ?」
めぐみん「というか、誰と話してるんですか?」
ダクネス「敵? 私たちは仲m」
チャキ
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「っ!?」」」
アクシズ名誉教徒「アクア様の邪魔をする奴は、アクシズ名誉教徒のオレが許さない」
ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「ぎゃあああああぁぁーーーーーーーーーっ!!!??」」」
めぐみん「そんなところで何やっているんですか?」
ダクネス「急にいなくなって…あっちこっちを探したぞ」
アクア「ゲッ!!」
アクシズ名誉教徒「アクア様、あれは?」
アクア(仲間と言いたい所だけど、カズマ達にはさっきアクシズ教を馬鹿にされたし…よし、こうなったら)
アクア「て、敵よ! あいつらは私にとっての敵よ」
カズマ「はぁっ、なに言ってんだ?」
めぐみん「というか、誰と話してるんですか?」
ダクネス「敵? 私たちは仲m」
チャキ
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「っ!?」」」
アクシズ名誉教徒「アクア様の邪魔をする奴は、アクシズ名誉教徒のオレが許さない」
ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「ぎゃあああああぁぁーーーーーーーーーっ!!!??」」」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 18:40:49.83 ID:GPnF6m5n0
アクア「っ!?」
アクシズ名誉教徒「………」
アクア「凄い……」
アクア「凄いじゃないの! 流石は私の可愛いアクシズ教徒ね!!」
アクシズ名誉教徒「大したことじゃないが、褒めてくれてありがとう、アクア様」
アクア(私を称え、誉めちぎり、信仰心もあって私に尽くしてくれる良きアクシズ教徒ね、この子は♩)
アクア(けど、一時的な記憶喪失で、こういう状態なのかもしれないし。記憶が戻らないよう、気を付けないとね…)
アクシズ名誉教徒「………」
アクア「凄い……」
アクア「凄いじゃないの! 流石は私の可愛いアクシズ教徒ね!!」
アクシズ名誉教徒「大したことじゃないが、褒めてくれてありがとう、アクア様」
アクア(私を称え、誉めちぎり、信仰心もあって私に尽くしてくれる良きアクシズ教徒ね、この子は♩)
アクア(けど、一時的な記憶喪失で、こういう状態なのかもしれないし。記憶が戻らないよう、気を付けないとね…)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 18:53:26.65 ID:GPnF6m5n0
※それから、アクアには強力な後ろ盾(アクシズ名誉教徒)が付いているという体で話があっという間にアクセルの街全体に広まり、それによりアクアに嫌なことや余計な事をすればアクシズ名誉教徒に排除されるかもしれないという恐怖心からアクアに逆らう冒険者や住人はいなくなり、逆に強い後ろ盾を得たアクアに恐れ戦くかのように「アクア様」と呼びながら頭を下げたり、彼女の我が儘を聞く、お布施と称して物を渡す者まで居た、という。
~それから一か月後~
アクア「いやぁ~、今日も貴方のおかげでお布施がたくさん貰えたし、アクア様って呼んで貰えてこんなに良い事尽くめをしたのは久しぶりよ」スタスタ
アクシズ名誉教徒「」ペコリ
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「あっ!」」」バッタリ
アクア「あっ!」バッタリ
~それから一か月後~
アクア「いやぁ~、今日も貴方のおかげでお布施がたくさん貰えたし、アクア様って呼んで貰えてこんなに良い事尽くめをしたのは久しぶりよ」スタスタ
アクシズ名誉教徒「」ペコリ
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「あっ!」」」バッタリ
アクア「あっ!」バッタリ
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 18:58:58.57 ID:GPnF6m5n0
カズマ「あ、アクア……」
アクア「あらぁ~、誰かと思えば、ヒキニートのカズマさんじゃないの♪ しばらく屋敷に帰ってなかったから久しぶりね」ニヤニヤ
アクア「元気してた? あ、でも、お布施を貰って良い事尽くめの毎日の私と比べて、変わらず貧相な顔して過ごしてたんでしょ?」ニヤニヤ
カズマ「なんだと、この駄女神が!!」
アクア「あ~ら、私に向かって駄女神なんて言っていいのかしら~? 私の隣に居る、可愛い可愛いアクシズ名誉教徒が黙ってないわよ」チラッ
アクシズ名誉教徒「」チャキ
カズマ「!!……くっそぅ!?」
アクア「あらぁ~、誰かと思えば、ヒキニートのカズマさんじゃないの♪ しばらく屋敷に帰ってなかったから久しぶりね」ニヤニヤ
アクア「元気してた? あ、でも、お布施を貰って良い事尽くめの毎日の私と比べて、変わらず貧相な顔して過ごしてたんでしょ?」ニヤニヤ
カズマ「なんだと、この駄女神が!!」
アクア「あ~ら、私に向かって駄女神なんて言っていいのかしら~? 私の隣に居る、可愛い可愛いアクシズ名誉教徒が黙ってないわよ」チラッ
アクシズ名誉教徒「」チャキ
カズマ「!!……くっそぅ!?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 19:54:36.69 ID:GPnF6m5n0
ダクネス「おい、アクア」キッ
アクア「何よダクネス、怖い顔しちゃって?」
ダクネス「最近、お前の様子を陰でこっそりと見ていたが、流石にやり過ぎだぞ!」
めぐみん「私もダクネスと同意見ですよ。最近のアクアは、そこに居る謎の後ろ盾を利用して冒険者やアクセルの街の住民から物を盗ったり、我が儘を言って無理に叶えさせたり、様付けをさせて偉いように振舞ったりと、本当にやり過ぎです! これでは魔王と変わらないじゃないですか!?」
アクア「なによ!! 後ろ盾って言うけど、私のアクシズ名誉教徒よ。それに物を盗った訳じゃなくて、ただお布施として貰っただけ、我が儘も様付けも皆私を崇める為のものよ! それの何が悪いって言うのよ!?」
ダクネス「神にでもなったつもりか、お前は!? 大体、悪い噂しか聞かないアクシズ教徒を抱き込むとは、ここまでおかしくなったのか!!?」
アクア「ちょっとぉ、私のアクシズ教徒を悪く言わないでよ!! それに私は女神なんだから、アクシズ教徒を抱き込むのは当然でしょ」
めぐみん「初めて耳にした時から可哀想だと思いましたが、ここまで来ると流石にドン引きですよ…」
アクア「何よダクネス、怖い顔しちゃって?」
ダクネス「最近、お前の様子を陰でこっそりと見ていたが、流石にやり過ぎだぞ!」
めぐみん「私もダクネスと同意見ですよ。最近のアクアは、そこに居る謎の後ろ盾を利用して冒険者やアクセルの街の住民から物を盗ったり、我が儘を言って無理に叶えさせたり、様付けをさせて偉いように振舞ったりと、本当にやり過ぎです! これでは魔王と変わらないじゃないですか!?」
アクア「なによ!! 後ろ盾って言うけど、私のアクシズ名誉教徒よ。それに物を盗った訳じゃなくて、ただお布施として貰っただけ、我が儘も様付けも皆私を崇める為のものよ! それの何が悪いって言うのよ!?」
ダクネス「神にでもなったつもりか、お前は!? 大体、悪い噂しか聞かないアクシズ教徒を抱き込むとは、ここまでおかしくなったのか!!?」
アクア「ちょっとぉ、私のアクシズ教徒を悪く言わないでよ!! それに私は女神なんだから、アクシズ教徒を抱き込むのは当然でしょ」
めぐみん「初めて耳にした時から可哀想だと思いましたが、ここまで来ると流石にドン引きですよ…」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 20:03:29.89 ID:GPnF6m5n0
アクア「あぁ、もう、もとはと言えばアンタたちが原因でしょ、普段から私とアクシズ教の事を悪く言うから。もういいわよ、可愛いアクシズ名誉教徒、こいつらをやっちゃって!」
アクシズ名誉教徒「もちろん。」チャキ
カズマ「本気でやる気か、アクアの奴…」
めぐみん「本当は仲間同士で争いをしたくはないのですが…。」
ダクネス「アクアはともかく、あれは私たちと何の関係もない人物だ。ひとまず、傷付けない程度にやろう」スッ
ダクネス「だが、その前に騎士として名前を知ってはおきたい。おい、貴様、名を名乗れ!」
アクア(あっ!?)
アクシズ名誉教徒「え、オレか?」
めぐみん「貴方に意外に誰が居ると言うんですか?!」
アクシズ名誉教徒「………オレ??」
カズマ「ん、なんだか様子が変だぞ?」
アクシズ名誉教徒「えぇと……オレは……」
カズマ「なんだ? オレばかりだけど、名前はオレなのか?!」
アクシズ名誉教徒「もちろん。」チャキ
カズマ「本気でやる気か、アクアの奴…」
めぐみん「本当は仲間同士で争いをしたくはないのですが…。」
ダクネス「アクアはともかく、あれは私たちと何の関係もない人物だ。ひとまず、傷付けない程度にやろう」スッ
ダクネス「だが、その前に騎士として名前を知ってはおきたい。おい、貴様、名を名乗れ!」
アクア(あっ!?)
アクシズ名誉教徒「え、オレか?」
めぐみん「貴方に意外に誰が居ると言うんですか?!」
アクシズ名誉教徒「………オレ??」
カズマ「ん、なんだか様子が変だぞ?」
アクシズ名誉教徒「えぇと……オレは……」
カズマ「なんだ? オレばかりだけど、名前はオレなのか?!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 20:09:13.87 ID:GPnF6m5n0
アクア(マズイ! ダクネスが名前を尋ねたりしたから、また自分の名前を考え出しちゃったわ……)ダラダラ
アクシズ名誉教徒「オレ………」
アクア(ヘタしたら記憶が戻る可能性も!? や、ヤバい、仕方ないけど、ここはひとまず…。)
ダクネス「どうした? 名前があるのならすぐに名乗れるはずだろ?」
アクシズ名誉教徒「オレhアクア「あぁ、もう今日はこれくらいにしてあげる!」ドン
アクシズ名誉教徒「わっ!?」ズルッ
アクア「あっ!」クルッ
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
ガーーーーン
アクシズ名誉教徒「オレ………」
アクア(ヘタしたら記憶が戻る可能性も!? や、ヤバい、仕方ないけど、ここはひとまず…。)
ダクネス「どうした? 名前があるのならすぐに名乗れるはずだろ?」
アクシズ名誉教徒「オレhアクア「あぁ、もう今日はこれくらいにしてあげる!」ドン
アクシズ名誉教徒「わっ!?」ズルッ
アクア「あっ!」クルッ
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
ガーーーーン
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 20:16:11.35 ID:GPnF6m5n0
アクシズ名誉教徒「」
アクア「あああぁーーーーーーっ!?」
ダクネス「な、なんだ…?」
カズマ「アクアが横から言葉を遮りながら体を押したせいで、あのアクシズ教徒…拍子に土手を転がって下にあった石に頭をぶつけたようだな…。」
めぐみん「アクアのせいで自滅した訳ですか…。」
アクア「強く押し過ぎたわ、大丈夫!?」
アクシズ名誉教徒「」ムクッ
アクア「あ、起きた。良かった、無事ね」
アクシズ名誉教徒「………」ボォーーー
アクア「ちょっと、どうしたのよ?」
アクシズ名誉教徒「………」
アクア(なに? どうして黙ってるの?)
アクア(あっ!?まさか……)
アクア「あああぁーーーーーーっ!?」
ダクネス「な、なんだ…?」
カズマ「アクアが横から言葉を遮りながら体を押したせいで、あのアクシズ教徒…拍子に土手を転がって下にあった石に頭をぶつけたようだな…。」
めぐみん「アクアのせいで自滅した訳ですか…。」
アクア「強く押し過ぎたわ、大丈夫!?」
アクシズ名誉教徒「」ムクッ
アクア「あ、起きた。良かった、無事ね」
アクシズ名誉教徒「………」ボォーーー
アクア「ちょっと、どうしたのよ?」
アクシズ名誉教徒「………」
アクア(なに? どうして黙ってるの?)
アクア(あっ!?まさか……)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 20:28:35.67 ID:GPnF6m5n0
アクシズ名誉教徒「……………アクア様」
アクシズ名誉教徒「俺、やっと自分の事、思い出したよ」
アクア(やっぱり!? さ、最悪だわ…)
カズマ「なんだ?」
めぐみん「思い出した? あの人は何を言っているのでしょう?」
ダクネス「さ、さぁ。私に聞かれても…」
アクシズ名誉教徒「アクア様、俺の名前は……」
スナイパーバルカン「スナイパーバルカン。国際宇宙警察の一員だ」
アクシズ名誉教徒「俺、やっと自分の事、思い出したよ」
アクア(やっぱり!? さ、最悪だわ…)
カズマ「なんだ?」
めぐみん「思い出した? あの人は何を言っているのでしょう?」
ダクネス「さ、さぁ。私に聞かれても…」
アクシズ名誉教徒「アクア様、俺の名前は……」
スナイパーバルカン「スナイパーバルカン。国際宇宙警察の一員だ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 20:40:44.79 ID:GPnF6m5n0
アクア「えっ、スナイパーバルカン? こくさいうちゅうけいさつ??」
スナイパーバルカン「フッとこの星に辿り着き、歩いてる途中でアクア様と出会った直後に記憶喪失になり、そのまま「アクシズ教の名誉教徒」を与えられてアクア様と行動したけど……」
スナイパーバルカン「記憶が戻った今、俺はもう帰らなくちゃならない……」
カズマ「ちょっと待って!」
スナイパーバルカン「なんだ?」
カズマ「えっ、なに宇宙? もしかして宇宙人って奴か?!」
めぐみん「すないぱーばるかん、とはあだ名ですか、それとも異名ですか?」
ダクネス「うちゅうとは一体なんなのだ? そして、その大きい砲台でもう一度私を撃ってくれないだろうか?!///」ハァハァ
スナイパーバルカン「色々と質問があったが、一つだけ答えるよ。宇宙人って奴かって、質問だが、俺は確かに正真正銘の宇宙人だよ。そんで、これが証拠だ」ポチッ
宇宙船『』ゴォォォォーーーーーーーーー
スナイパーバルカン「俺の宇宙船だ」
めぐみん「な、なんですか、アレは!?」
ダクネス「て、鉄の塊が空を飛んでる、だと!?」
アクア「えええぇぇーーーーーーっ!?」
カズマ「や、やっぱりか!!」
スナイパーバルカン「フッとこの星に辿り着き、歩いてる途中でアクア様と出会った直後に記憶喪失になり、そのまま「アクシズ教の名誉教徒」を与えられてアクア様と行動したけど……」
スナイパーバルカン「記憶が戻った今、俺はもう帰らなくちゃならない……」
カズマ「ちょっと待って!」
スナイパーバルカン「なんだ?」
カズマ「えっ、なに宇宙? もしかして宇宙人って奴か?!」
めぐみん「すないぱーばるかん、とはあだ名ですか、それとも異名ですか?」
ダクネス「うちゅうとは一体なんなのだ? そして、その大きい砲台でもう一度私を撃ってくれないだろうか?!///」ハァハァ
スナイパーバルカン「色々と質問があったが、一つだけ答えるよ。宇宙人って奴かって、質問だが、俺は確かに正真正銘の宇宙人だよ。そんで、これが証拠だ」ポチッ
宇宙船『』ゴォォォォーーーーーーーーー
スナイパーバルカン「俺の宇宙船だ」
めぐみん「な、なんですか、アレは!?」
ダクネス「て、鉄の塊が空を飛んでる、だと!?」
アクア「えええぇぇーーーーーーっ!?」
カズマ「や、やっぱりか!!」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 21:02:27.74 ID:GPnF6m5n0
スナイパーバルカン「と、言う事だ。短い間だったけど、アクア様と過ごせて楽しかったよ…」
アクア「ま、待ちなさい!?」ガシッ
スナイパーバルカン「っ!」
アクア「い、嫌よ、帰らないでよ!? せっかくアクシズ教に入信して、私を崇めて尽くしてくれる良いアクシズ教徒が来てくれた、と思ったのに……」ウルウル
スナイパーバルカン「アクア様……」
パサッ
ダクネス「なんだ?」スッ
カズマ「写真だな!」
めぐみん「しゃしん?」
カズマ「自分や周りの姿を記録した物。絵みたいなものだ」
ダクネス「ほぉ~、そういう物があるとは初耳だぞ」
カズマ「俺の住んでる場所ではあるぞ、写真は!」
めぐみん「この、しゃしんという絵にあるのは、誰でしょう?」
カズマ「これ、あのスナイパーバルカンって奴に似てるが、まさか?」
アクア「ま、待ちなさい!?」ガシッ
スナイパーバルカン「っ!」
アクア「い、嫌よ、帰らないでよ!? せっかくアクシズ教に入信して、私を崇めて尽くしてくれる良いアクシズ教徒が来てくれた、と思ったのに……」ウルウル
スナイパーバルカン「アクア様……」
パサッ
ダクネス「なんだ?」スッ
カズマ「写真だな!」
めぐみん「しゃしん?」
カズマ「自分や周りの姿を記録した物。絵みたいなものだ」
ダクネス「ほぉ~、そういう物があるとは初耳だぞ」
カズマ「俺の住んでる場所ではあるぞ、写真は!」
めぐみん「この、しゃしんという絵にあるのは、誰でしょう?」
カズマ「これ、あのスナイパーバルカンって奴に似てるが、まさか?」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 21:17:34.07 ID:GPnF6m5n0
スナイパーバルカン「見られちまったか。そう、俺の弟たちを写した写真だ」
アクア「弟?」
スナイパーバルカン「俺の星は貧しい。だから、俺が死にもの狂いで働かなきゃだめなんだ!」
アクア「っ!?」
スナイパーバルカン(だが、俺はアクア様と出会いで、記憶が戻った今でも帰る事に躊躇いを覚えてしまった…)
スナイパーバルカン(束の間の行動が俺とアクア様の信頼を強くしてしまったからだ!)
スナイパーバルカン(帰らないと駄目だ…。けど、アクア様に止められた以上、俺は帰ることも)
アクア「………」ザッ
アクア「弟?」
スナイパーバルカン「俺の星は貧しい。だから、俺が死にもの狂いで働かなきゃだめなんだ!」
アクア「っ!?」
スナイパーバルカン(だが、俺はアクア様と出会いで、記憶が戻った今でも帰る事に躊躇いを覚えてしまった…)
スナイパーバルカン(束の間の行動が俺とアクア様の信頼を強くしてしまったからだ!)
スナイパーバルカン(帰らないと駄目だ…。けど、アクア様に止められた以上、俺は帰ることも)
アクア「………」ザッ
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 21:26:19.96 ID:GPnF6m5n0
アクア「アクシズ教の名誉教徒…いいえ、スナイパーバルカン、貴方を……」
スナイパーバルカン「えっ?」
アクア「今日限りで………」
アクア「アクシズ教から追放するわ!!」
スナイパーバルカン「っ!?」
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「っ!!!」」」
スナイパーバルカン「えっ?」
アクア「今日限りで………」
アクア「アクシズ教から追放するわ!!」
スナイパーバルカン「っ!?」
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「っ!!!」」」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 21:56:26.13 ID:GPnF6m5n0
アクア「なにが弟の為よ…。なにが貧しいから俺が死にもの狂いで働かなきゃダメよ…。」
アクア「アクシズ教の教義…『自分を抑えて真面目に生きても頑張らないまま生きても明日は何が起こるか分からない。なら、分からない明日の事よりも、確かな今を楽に行きなさい』、『働かなくても生きていけるならそれに越した事はないのだから』……貴方はこの二つの教義から反する行動を取ろうとしたのよ、そんな人にアクシズ教徒を名乗る資格はもう無いわ!!」
アクア「しかも、記憶も戻ったからもう帰るですって……女神の私に逆らって離れようとするのも、許しがたい行動よ。だから、もうそんな人なんか知らない!!」
アクア「帰る気なら、さっさと帰りなさい!! そして、もう二度と私の前には現れないで!!!」プイッ
スナイパーバルカン「っ!!」
めぐみん「アクア……。」
ダクネス「………。」
カズマ(アクアの奴、まさか………)
アクア「アクシズ教の教義…『自分を抑えて真面目に生きても頑張らないまま生きても明日は何が起こるか分からない。なら、分からない明日の事よりも、確かな今を楽に行きなさい』、『働かなくても生きていけるならそれに越した事はないのだから』……貴方はこの二つの教義から反する行動を取ろうとしたのよ、そんな人にアクシズ教徒を名乗る資格はもう無いわ!!」
アクア「しかも、記憶も戻ったからもう帰るですって……女神の私に逆らって離れようとするのも、許しがたい行動よ。だから、もうそんな人なんか知らない!!」
アクア「帰る気なら、さっさと帰りなさい!! そして、もう二度と私の前には現れないで!!!」プイッ
スナイパーバルカン「っ!!」
めぐみん「アクア……。」
ダクネス「………。」
カズマ(アクアの奴、まさか………)
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 22:10:08.37 ID:GPnF6m5n0
スナイパーバルカン「………フッ。」
スナイパーバルカン「アクア様…。あなたは、やっぱエライよ」
スナイパーバルカン「俺が言った「エライ」というのは、女神さまとしてのエライじゃなくて……」
スナイパーバルカン「自分の気持ちに嘘をついてまでも、他人の気持ちを優先させる……その優しさ。俺から見てもアクア様は…」
スナイパーバルカン「本当にエライよ!」フッ
アクア「っ!」
アクア「………」ググッ、ギュウゥーー
カズマ(アクア…。)
めぐみん・ダクネス((………))
アクア「うぅ………」ポロポロ
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「っ!!!」」」
アクア「ヒック、うぅ………」グッ、ポロポロポロ
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「………。」」」フッ
スナイパーバルカン「アクア様…。あなたは、やっぱエライよ」
スナイパーバルカン「俺が言った「エライ」というのは、女神さまとしてのエライじゃなくて……」
スナイパーバルカン「自分の気持ちに嘘をついてまでも、他人の気持ちを優先させる……その優しさ。俺から見てもアクア様は…」
スナイパーバルカン「本当にエライよ!」フッ
アクア「っ!」
アクア「………」ググッ、ギュウゥーー
カズマ(アクア…。)
めぐみん・ダクネス((………))
アクア「うぅ………」ポロポロ
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「っ!!!」」」
アクア「ヒック、うぅ………」グッ、ポロポロポロ
カズマ・めぐみん・ダクネス「「「………。」」」フッ
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 22:16:45.89 ID:GPnF6m5n0
宇宙船『』ゴオオオオォォォォーーーーーーーー
カズマ「行っちゃったな…。」
ダクネス「うむ。だが、せめて最後にもう一度だけあの砲台で撃ってほしかったな///」ゾクゾク
カズマ「まだ言うか!?」
めぐみん「世の中不思議な事だらけ、なんですね」
アクア「うえぇ…グスッ……ヒック…」ポロポロ
カズマ「ほら、アクア。いつまでも泣いてないで、最後くらい手を振ったらどうだ? 見えるかもしれないぞ?」
アクア「ぞ、ぞうねえぇ~………」ポロポロ
カズマ「行っちゃったな…。」
ダクネス「うむ。だが、せめて最後にもう一度だけあの砲台で撃ってほしかったな///」ゾクゾク
カズマ「まだ言うか!?」
めぐみん「世の中不思議な事だらけ、なんですね」
アクア「うえぇ…グスッ……ヒック…」ポロポロ
カズマ「ほら、アクア。いつまでも泣いてないで、最後くらい手を振ったらどうだ? 見えるかもしれないぞ?」
アクア「ぞ、ぞうねえぇ~………」ポロポロ
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 22:26:41.81 ID:GPnF6m5n0
アクア「スナイパーバルカーーーン、さっきはあんな事言っちゃったけどぉーーー」
アクア「私にとって貴方は………」
アクア「今までにない最高の、アクシズ教の名誉教徒よおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
めぐみん「な、なんでしょうか…。わ、私まで涙が…」ポロッ
ダクネス「うむ。何だか知らんが、私もだ…」ポロッ
カズマ「アクアもたまには良いとこ見せて、良い涙を流させてくれるんだな…」ツゥーー
カズマ「まっ、何だかんだあったけど、アクアにも女神らしい一面もあるって事が分かって、少しは見直したよ!」
アクア「私にとって貴方は………」
アクア「今までにない最高の、アクシズ教の名誉教徒よおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
めぐみん「な、なんでしょうか…。わ、私まで涙が…」ポロッ
ダクネス「うむ。何だか知らんが、私もだ…」ポロッ
カズマ「アクアもたまには良いとこ見せて、良い涙を流させてくれるんだな…」ツゥーー
カズマ「まっ、何だかんだあったけど、アクアにも女神らしい一面もあるって事が分かって、少しは見直したよ!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 22:32:31.64 ID:GPnF6m5n0
アクア「………カズマ」
カズマ「なんだ?」
アクア「さっそくだけど、気晴らしにどこかに遊びに行かない?」
カズマ「あ、あぁ。たまにだし、いいよ。で、どこに行きたいんだ? 今日はお前のリクエストを優先してやるよ」
アクア「ありがとう…。」
アクア(名誉教徒が元の場所に帰って寂しいけど、もう泣かないわ。そうだ、私が遊びに行きたい所……それは………)
カズマ「なんだ?」
アクア「さっそくだけど、気晴らしにどこかに遊びに行かない?」
カズマ「あ、あぁ。たまにだし、いいよ。で、どこに行きたいんだ? 今日はお前のリクエストを優先してやるよ」
アクア「ありがとう…。」
アクア(名誉教徒が元の場所に帰って寂しいけど、もう泣かないわ。そうだ、私が遊びに行きたい所……それは………)
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/10(金) 22:40:19.55 ID:GPnF6m5n0
アクア「(日本の)京都よ!」
~場面 京都~
ダクネス「な、なんなのだ、ここは!?」
めぐみん「こんな場所、ありましたか!?」
カズマ「異世界にない場所、指定すんな!? しかも都合良く異世界から、日本の京都に変わるんじゃねぇよ!?」
カズマ「ってか、最後はギャグで終わりかよっ!!?」
『アクア様と謎のアクシズ名誉教徒』 完
~場面 京都~
ダクネス「な、なんなのだ、ここは!?」
めぐみん「こんな場所、ありましたか!?」
カズマ「異世界にない場所、指定すんな!? しかも都合良く異世界から、日本の京都に変わるんじゃねぇよ!?」
カズマ「ってか、最後はギャグで終わりかよっ!!?」
『アクア様と謎のアクシズ名誉教徒』 完
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/11(土) 00:30:59.79 ID:Bf5ytU3Qo
おつおつ
アクア様と結婚したい
アクア様と結婚したい
引用元: ・【このすばSS】『アクア様と謎のアクシズ名誉教徒』
アクア「女神の名にかけて」
2020-12-04
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/23(月) 18:37:31.31 ID:igU4Dxb/0
アクア「カズマー、食事が出来たわよ」
シーーーン
アクア「カズマぁ~?」
シーーーーン
アクア「何よ!せっかくアクア様が呼びに来たっていうのに無視する事ないじゃない!!!」
アクア「カズマー、勝手に入るわy」ガチャ
カズマ「」
アクマ「っ!!?」ビク
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532338650
シーーーン
アクア「カズマぁ~?」
シーーーーン
アクア「何よ!せっかくアクア様が呼びに来たっていうのに無視する事ないじゃない!!!」
アクア「カズマー、勝手に入るわy」ガチャ
カズマ「」
アクマ「っ!!?」ビク
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532338650
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/23(月) 18:42:38.48 ID:igU4Dxb/0
イヤアアアアアアアァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
めぐみん「っ!?」
ダクネス「なんだ、今の悲鳴…アクアか!!?」
ダッダッダッダッダッダッダ
めぐみん・ダクネス「「アクアっ!!」」
アクア「あ、わわわわわわわわーーー!!!」ガタガタ
めぐみん「どうしました、こんなに震えて?」
アクア「あ、あれぇ……」スッ
カズマ「」
めぐみん「なっ!?」
ダクネス「か、カズマぁっ!!?」
めぐみん「っ!?」
ダクネス「なんだ、今の悲鳴…アクアか!!?」
ダッダッダッダッダッダッダ
めぐみん・ダクネス「「アクアっ!!」」
アクア「あ、わわわわわわわわーーー!!!」ガタガタ
めぐみん「どうしました、こんなに震えて?」
アクア「あ、あれぇ……」スッ
カズマ「」
めぐみん「なっ!?」
ダクネス「か、カズマぁっ!!?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/23(月) 18:51:19.81 ID:igU4Dxb/0
めぐみん「カズマ、どうして倒れてるんですか!!しっかりしてください、起きてください、カズマぁ!!?」ユサユサ
カズマ「」シーーン
ダクネス「落ち着け、めぐみん。それにあまりカズマを揺らすのは良くないぞ」
めぐみん「ダクネスはどうして落ち着いてられるんですか!?カズマが、カズマがぁっ!?」
ダクネス「だからこそ、落ち着けと言っている。ひとまず、死んでいるか、いないかを確認しよう」スッ
カズマ「」
めぐみん「ど、どうですか?」
ダクネス「脈はある。すると、意識がないだけかもしれないな」
めぐみん「き、気絶という事ですか…。ほっ、死んでいなくて安心しました」
ダクネス「だが、意識がないから、気だけは抜かない方がいい」
カズマ「」シーーン
ダクネス「落ち着け、めぐみん。それにあまりカズマを揺らすのは良くないぞ」
めぐみん「ダクネスはどうして落ち着いてられるんですか!?カズマが、カズマがぁっ!?」
ダクネス「だからこそ、落ち着けと言っている。ひとまず、死んでいるか、いないかを確認しよう」スッ
カズマ「」
めぐみん「ど、どうですか?」
ダクネス「脈はある。すると、意識がないだけかもしれないな」
めぐみん「き、気絶という事ですか…。ほっ、死んでいなくて安心しました」
ダクネス「だが、意識がないから、気だけは抜かない方がいい」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/23(月) 21:13:01.55 ID:igU4Dxb/0
めぐみん「分かりました」
ダクネス「さて、カズマをこのままにしておく訳にもいかない。おい、アクア?」
アクア「あわわわわ」ガタガタ
めぐみん「まだ震えてます…」
ダクネス「はぁ~、しょうがない。」
ダクネス「おい、アクア!!」ポン
アクア「ひぃっ!? あっ、な、なに?」ビクッ
ダクネス「この状況で震えるのは分かるが、今はそうしてる場合じゃない! ひとまず、カズマをベッドに移そう。」
ダクネス「それから、アクアが回復魔法でカズマを治してくれ!」
アクア「うん…」コクッ
ダクネス「さて、カズマをこのままにしておく訳にもいかない。おい、アクア?」
アクア「あわわわわ」ガタガタ
めぐみん「まだ震えてます…」
ダクネス「はぁ~、しょうがない。」
ダクネス「おい、アクア!!」ポン
アクア「ひぃっ!? あっ、な、なに?」ビクッ
ダクネス「この状況で震えるのは分かるが、今はそうしてる場合じゃない! ひとまず、カズマをベッドに移そう。」
ダクネス「それから、アクアが回復魔法でカズマを治してくれ!」
アクア「うん…」コクッ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/23(月) 21:32:12.62 ID:igU4Dxb/0
…………………………………
アクア「おまたせ。」ガチャ
めぐみん「あっ、アクア!」
ダクネス「で、カズマの様子はどうだ? どうして意識を失っていた?」
アクア「意識を失った原因は頭を打った事ね。幸い傷は軽かったからヒールで治しておいたし、ひとまず安定はしてるけど、ただ意識だけは本人の意思で戻るのを待つしかないわ」
めぐみん「それは、お疲れ様でした!」
ダクネス「だが、気になるのはどうしてカズマが意識を失っていたかだ…。」
めぐみん「どうせ、カズマの事です。誤って足でも滑らせたのでしょう」
ダクネス「ありえなくない話だが、何もないところで転ぶか、普通?」
アクア「……………」
ダクネス「んっ、どうした、アクア?」
アクア「おまたせ。」ガチャ
めぐみん「あっ、アクア!」
ダクネス「で、カズマの様子はどうだ? どうして意識を失っていた?」
アクア「意識を失った原因は頭を打った事ね。幸い傷は軽かったからヒールで治しておいたし、ひとまず安定はしてるけど、ただ意識だけは本人の意思で戻るのを待つしかないわ」
めぐみん「それは、お疲れ様でした!」
ダクネス「だが、気になるのはどうしてカズマが意識を失っていたかだ…。」
めぐみん「どうせ、カズマの事です。誤って足でも滑らせたのでしょう」
ダクネス「ありえなくない話だが、何もないところで転ぶか、普通?」
アクア「……………」
ダクネス「んっ、どうした、アクア?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/24(火) 00:57:51.76 ID:PjiexKxX0
アクア「いや、実はカズマの部屋に入った時、窓が開いてたのよ」
めぐみん「窓ですか? ですが、それはカズマが自然に開けたと考えれば…」
ダクネス「いや、アクアが入った時点で窓が開いていたというのもおかしい。」
めぐみん「どうしてですか?」
アクア「実はカズマ、窓を開ける事を嫌がるのよ。というのも除霊のアレがあった直後って問題もあって…」
めぐみん「あぁ。人形が大量に襲い掛かって来たアレですね。アクアの部屋に来た時、窓に大量に覗いてましたね……私もさすがにカズマ共々驚きましたよ」
ダクネス「ちなみに私は襲われる事を期待sアクア「はいはい、それはいいわよ」
ダクネス「はぅっ!?///」
めぐみん「つまりはカズマは人形が窓から覗いていたというトラウマから、窓を開けるのを嫌がってたという訳ですね。」
アクア「そういう事よ。つまり、窓を開けたのはカズマじゃなくて、別の誰かであって。推測すれば、その別の誰かが何かしらの目的でカズマの部屋に侵入し、そしてカズマは襲われて……」
ダクネス「くっ、襲われた挙句、頭を打って意識不明とは……なんという斬新なプレイだ///」ハァハァ
めぐみん「変態は放っておきましょう。」
めぐみん「窓ですか? ですが、それはカズマが自然に開けたと考えれば…」
ダクネス「いや、アクアが入った時点で窓が開いていたというのもおかしい。」
めぐみん「どうしてですか?」
アクア「実はカズマ、窓を開ける事を嫌がるのよ。というのも除霊のアレがあった直後って問題もあって…」
めぐみん「あぁ。人形が大量に襲い掛かって来たアレですね。アクアの部屋に来た時、窓に大量に覗いてましたね……私もさすがにカズマ共々驚きましたよ」
ダクネス「ちなみに私は襲われる事を期待sアクア「はいはい、それはいいわよ」
ダクネス「はぅっ!?///」
めぐみん「つまりはカズマは人形が窓から覗いていたというトラウマから、窓を開けるのを嫌がってたという訳ですね。」
アクア「そういう事よ。つまり、窓を開けたのはカズマじゃなくて、別の誰かであって。推測すれば、その別の誰かが何かしらの目的でカズマの部屋に侵入し、そしてカズマは襲われて……」
ダクネス「くっ、襲われた挙句、頭を打って意識不明とは……なんという斬新なプレイだ///」ハァハァ
めぐみん「変態は放っておきましょう。」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 00:18:07.62 ID:pyG1heJU0
アクア「ふっふっふ、ここは私の出番のようねぇ~。」
ダクネス「どうした、急に?」
アクア「この事件、私が解いてあげましょう……そう、女神の名にかけて!!!」
めぐみん「アクアー、そういうのはいいですよ」
アクア「ちょっとぉ、女神というのは本当n」
ダクネス「まぁまぁ、アクアもカズマが襲われたから気が動転しているのだろう。」
アクア「そう言うんじゃないってばぁっ!!?」
ダクネス「どうした、急に?」
アクア「この事件、私が解いてあげましょう……そう、女神の名にかけて!!!」
めぐみん「アクアー、そういうのはいいですよ」
アクア「ちょっとぉ、女神というのは本当n」
ダクネス「まぁまぁ、アクアもカズマが襲われたから気が動転しているのだろう。」
アクア「そう言うんじゃないってばぁっ!!?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 00:29:49.24 ID:pyG1heJU0
………………………………………
ダクネス「で、カズマを襲ったというその羨mではなく、憎き輩とは一体誰というのだ?」
アクア「私たちの中と、言いたいとこだけど、窓が開いている時点で外部犯という線が濃厚ね」
めぐみん「外部犯ですか? もしやモンスターか、魔王軍幹部では!?」
アクア「いや、両方なら私の気配がそう察知してるはずだから、ありえないわ」
ダクネス「では、一体誰だと?」
アクア「カズマと面識がある人物という可能性が高いわ。最も疑わしいのは、クリス、ゆんゆん、ウィズ、バニル……」
めぐみん「ですが、ウィズとバニルは魔王軍幹部ですよね? 先ほど、アクアは魔王軍幹部が居るのならば気配を察知しているはずだと仰っていたではないですか?」
ダクネス「いや、正確には元幹部だ。だから、魔王軍幹部ではなかろう」
ダクネス「で、カズマを襲ったというその羨mではなく、憎き輩とは一体誰というのだ?」
アクア「私たちの中と、言いたいとこだけど、窓が開いている時点で外部犯という線が濃厚ね」
めぐみん「外部犯ですか? もしやモンスターか、魔王軍幹部では!?」
アクア「いや、両方なら私の気配がそう察知してるはずだから、ありえないわ」
ダクネス「では、一体誰だと?」
アクア「カズマと面識がある人物という可能性が高いわ。最も疑わしいのは、クリス、ゆんゆん、ウィズ、バニル……」
めぐみん「ですが、ウィズとバニルは魔王軍幹部ですよね? 先ほど、アクアは魔王軍幹部が居るのならば気配を察知しているはずだと仰っていたではないですか?」
ダクネス「いや、正確には元幹部だ。だから、魔王軍幹部ではなかろう」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 00:42:39.65 ID:pyG1heJU0
ダクネス「それとアクア、今疑わしき人物の中にクリスの名があったが、それはありえないな」
アクア「どうして、あいつ盗賊だから、盗みに入ってもおかしくはないでしょ?」
ダクネス「それはそうだが。クリスならこんなこそこそと窓から侵入する輩ではない、むしろ堂々と入ってくるはずだ。それに性格からしてわざわざカズマを襲うなどというのもありえない話だ」
めぐみん「私からです。ゆんゆんもありえないでしょう」
アクア「なに、友達だからって庇い立てしてるのかしら?」
めぐみん「ち、ちがわい!? それに友達ではありませんよ! 私はただ気弱で、びくびくする憶病で、度胸も何もないゆんゆんは、絶対にないと言っているだけですよ!」
ダクネス「随分と好き放題言うなぁ…。」
めぐみん「当然ですよ!いくら私以上に才能があるからと言って、性格があんなゆんゆんにライバル視されても困るだけですし」
ダクネス(性格があんなって、めぐみんも爆裂、爆裂と拘る性格にも問題があると思うが…)←ドM変態クルセイダーに言われたくないbyカズマ
アクア「どうして、あいつ盗賊だから、盗みに入ってもおかしくはないでしょ?」
ダクネス「それはそうだが。クリスならこんなこそこそと窓から侵入する輩ではない、むしろ堂々と入ってくるはずだ。それに性格からしてわざわざカズマを襲うなどというのもありえない話だ」
めぐみん「私からです。ゆんゆんもありえないでしょう」
アクア「なに、友達だからって庇い立てしてるのかしら?」
めぐみん「ち、ちがわい!? それに友達ではありませんよ! 私はただ気弱で、びくびくする憶病で、度胸も何もないゆんゆんは、絶対にないと言っているだけですよ!」
ダクネス「随分と好き放題言うなぁ…。」
めぐみん「当然ですよ!いくら私以上に才能があるからと言って、性格があんなゆんゆんにライバル視されても困るだけですし」
ダクネス(性格があんなって、めぐみんも爆裂、爆裂と拘る性格にも問題があると思うが…)←ドM変態クルセイダーに言われたくないbyカズマ
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 00:50:52.89 ID:pyG1heJU0
めぐみん「ちなみにゆんゆんは、カズマを襲うなどといったそんな非道な事は出来ないはず。以上です!」
アクア「う~ん。そうなるとますますわからないわねぇ~」
ダクネス「うむ、ではもう一人、サキュバスというのどうだ?」
アクア「あぁ、前に屋敷に侵入しようとして私が捕まえた奴ね。まっ、あの時はカズマのせいでみすみす逃がしちゃったけど…」
めぐみん「ですが、なぜサキュバスがカズマを?」
ダクネス「きっとカズマはサキュバスにあんな事やこんな事をっ/// その為、カズマは今度逆にサキュバスからあんな事こんな事をおぉーーっ!!//////」ハァハァ
めぐみん「ないですね。これは無視しましょう…」
ダクネス「はぅっ!?無視プレイとは、これはまたいいぞぉ、めぐみんっ!?/////」ハァハァ
めぐみん「変な言い方は止めてくださいよ!? まるで私がダクネスを苛めるのが趣味みたいな言い回しはっ!!?」
アクア「う~ん。そうなるとますますわからないわねぇ~」
ダクネス「うむ、ではもう一人、サキュバスというのどうだ?」
アクア「あぁ、前に屋敷に侵入しようとして私が捕まえた奴ね。まっ、あの時はカズマのせいでみすみす逃がしちゃったけど…」
めぐみん「ですが、なぜサキュバスがカズマを?」
ダクネス「きっとカズマはサキュバスにあんな事やこんな事をっ/// その為、カズマは今度逆にサキュバスからあんな事こんな事をおぉーーっ!!//////」ハァハァ
めぐみん「ないですね。これは無視しましょう…」
ダクネス「はぅっ!?無視プレイとは、これはまたいいぞぉ、めぐみんっ!?/////」ハァハァ
めぐみん「変な言い方は止めてくださいよ!? まるで私がダクネスを苛めるのが趣味みたいな言い回しはっ!!?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 01:00:50.62 ID:pyG1heJU0
アクア「だけど、疑わしいと考えれば考えるほど、色々と出てくるのよ」
めぐみん「どういう意味ですか?」
アクア「他にいるのよ、疑わしい人物が、例えば荒くれ者とか、ダストとかいうチンピラとか、後はミスルギ(正確にはミツルギ)だったかしら?」
ダクネス「だが、そうなると分からないのは目的だ。なんの目的でカズマの部屋に侵入したか、だ!!」
アクア「そういやあ、それもあったわね」
めぐみん「これじゃあ、キリがないですよ」
ダクネス「何か、犯人が分かるような手かがりは残ってないのか?」
アクア「一応、カズマにヒールを掛ける時に部屋を見渡したけど、特にこれといった物はなかったわよ」
めぐみん「ますます、難しくなってきましたね」
めぐみん「どういう意味ですか?」
アクア「他にいるのよ、疑わしい人物が、例えば荒くれ者とか、ダストとかいうチンピラとか、後はミスルギ(正確にはミツルギ)だったかしら?」
ダクネス「だが、そうなると分からないのは目的だ。なんの目的でカズマの部屋に侵入したか、だ!!」
アクア「そういやあ、それもあったわね」
めぐみん「これじゃあ、キリがないですよ」
ダクネス「何か、犯人が分かるような手かがりは残ってないのか?」
アクア「一応、カズマにヒールを掛ける時に部屋を見渡したけど、特にこれといった物はなかったわよ」
めぐみん「ますます、難しくなってきましたね」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 01:10:39.50 ID:pyG1heJU0
カズマ「深く推理する必要はないぞ」ガチャ
アクア「っ!? カズマッ!!?」
ダクネス「お前、もう意識が戻ったのか!?」
めぐみん「というか、動いても大丈夫なんですか?!」
カズマ「あぁ、まだちょっとフラフラはするけどな」
アクア「ってか、深く推理する必要はないってどういう事よ?」
カズマ「あぁ、実は今回のは事故だ!」
めぐみん「えぇっ!?」
ダクネス「どういう事だ、カズマ?!」
カズマ「簡単に説明すると、俺が単にコケて頭を打っただけだって事だよ。」
アクア「っ!? カズマッ!!?」
ダクネス「お前、もう意識が戻ったのか!?」
めぐみん「というか、動いても大丈夫なんですか?!」
カズマ「あぁ、まだちょっとフラフラはするけどな」
アクア「ってか、深く推理する必要はないってどういう事よ?」
カズマ「あぁ、実は今回のは事故だ!」
めぐみん「えぇっ!?」
ダクネス「どういう事だ、カズマ?!」
カズマ「簡単に説明すると、俺が単にコケて頭を打っただけだって事だよ。」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 01:19:55.79 ID:pyG1heJU0
ダクネス「そ、そうなのか!? では、窓が開いていたのは?」
カズマ「あぁ、それは俺が開けた、少し暑かったしな。ちなみに窓が開けられないってトラウマも既に克服したしな」
めぐみん「やっぱり私が言った通りではありませんか!!」
ダクネス「そうだったのか。私とした事が事故だと思わず、つい犯人説を考えてしまうとは…不覚だ!」
アクア「……………」
めぐみん「アクア、カズマは事故であぁいう事になったという事で推理は終わりにしましょう」
アクア「……………」
ダクネス「おい、アクア?」
アクア「あっ、ごめん、ついぼぉーっとしちゃったわ! そうね。私の勘違いだったようね………」
カズマ「しっかし、ドア越しから聞いてたけどよ、一方的に犯人説を唱えるのはあまりいいもんじゃないぜ!」
ダクネス「あぁ、そうだな」
めぐみん「そうですよ」
カズマ「だろ?」
三人「「「はははははっ!!!」」」
アクア「………………」
カズマ「あぁ、それは俺が開けた、少し暑かったしな。ちなみに窓が開けられないってトラウマも既に克服したしな」
めぐみん「やっぱり私が言った通りではありませんか!!」
ダクネス「そうだったのか。私とした事が事故だと思わず、つい犯人説を考えてしまうとは…不覚だ!」
アクア「……………」
めぐみん「アクア、カズマは事故であぁいう事になったという事で推理は終わりにしましょう」
アクア「……………」
ダクネス「おい、アクア?」
アクア「あっ、ごめん、ついぼぉーっとしちゃったわ! そうね。私の勘違いだったようね………」
カズマ「しっかし、ドア越しから聞いてたけどよ、一方的に犯人説を唱えるのはあまりいいもんじゃないぜ!」
ダクネス「あぁ、そうだな」
めぐみん「そうですよ」
カズマ「だろ?」
三人「「「はははははっ!!!」」」
アクア「………………」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 01:25:32.97 ID:pyG1heJU0
~その後~
カズマ「ふぅ~。あぶね、あぶね!! だけど、これでやっと気楽にアレww……ってあれ?」ゴソッ
カズマ「おかしいなぁ~?確か、この棚の当たりに隠しt」ゴソゴソ
アクア「探し物はこれかしら、カズマ?」スッ
カズマ「あ、アクアァーッ!!?」ビクッ
アクア「まったく、こんなサキュバスばかり載った汚らわしい本を隠したってバレバレなのよwwwwww」プークスクス
カズマ「な、なんで、それをっ!!?」
カズマ「ふぅ~。あぶね、あぶね!! だけど、これでやっと気楽にアレww……ってあれ?」ゴソッ
カズマ「おかしいなぁ~?確か、この棚の当たりに隠しt」ゴソゴソ
アクア「探し物はこれかしら、カズマ?」スッ
カズマ「あ、アクアァーッ!!?」ビクッ
アクア「まったく、こんなサキュバスばかり載った汚らわしい本を隠したってバレバレなのよwwwwww」プークスクス
カズマ「な、なんで、それをっ!!?」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 01:35:57.82 ID:pyG1heJU0
アクア「ホコリよ」
カズマ「ホコリ?」
アクア「あんたにヒールを掛けた時、あんたの利き手にホコリがびっしりついてたのよ! 片方の手にはホコリがついていないというに……」
アクア「で、部屋を見回した時、特に怪しいのは無かったけど、代わりに掃除していないホコリまれみの棚を見たのよ」
アクア「だから、あんたは利き手で棚を触った=棚に何かをしていた、という推理になった訳よ」
カズマ「まさか、それで棚を探って、その本を見つけたというのか!?」
アクア「食事の時、台所に行くと見せかけてあんたに部屋に言って棚を探り、見事に隠すようにしてあった、この本を見つけたって訳!」
アクア「んで、そこから更に推理すれば、あんたがこんな本を棚に隠していたという事は、これこそがカズマ、あんたが転んだ原因なんでしょ?」
カズマ「ホコリ?」
アクア「あんたにヒールを掛けた時、あんたの利き手にホコリがびっしりついてたのよ! 片方の手にはホコリがついていないというに……」
アクア「で、部屋を見回した時、特に怪しいのは無かったけど、代わりに掃除していないホコリまれみの棚を見たのよ」
アクア「だから、あんたは利き手で棚を触った=棚に何かをしていた、という推理になった訳よ」
カズマ「まさか、それで棚を探って、その本を見つけたというのか!?」
アクア「食事の時、台所に行くと見せかけてあんたに部屋に言って棚を探り、見事に隠すようにしてあった、この本を見つけたって訳!」
アクア「んで、そこから更に推理すれば、あんたがこんな本を棚に隠していたという事は、これこそがカズマ、あんたが転んだ原因なんでしょ?」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 01:45:36.43 ID:pyG1heJU0
カズマ「ば、バカな…。そんなので、なんで俺が転ぶt」
アクア「どうせ、本を見て興奮し、騒ごうとした拍子に転んだんでしょ! んで、転んだ本当の原因がバレる前に痛みに耐えながらも本を隠し、その直後に意識を失ったって事ね」
カズマ「くっ……。だって、サキュバスが載った本に興奮するあまりはしゃごうとして転ぶ、なんて知られたら嫌だろ!! 恥だろぉ、屈辱だろぉっ!?」
アクア「だからってねぇ……でも、こんないやらしい本を読んで怪我だ、なんてカズマらしいわねぇっ!」クスクス
カズマ「う、うるさいぞっ!?」
アクア「と、まぁ、こんな訳で女神の名にかけて、事件を解決させたわ。」
アクア「これにて、一件落着ってね!!」
完
アクア「どうせ、本を見て興奮し、騒ごうとした拍子に転んだんでしょ! んで、転んだ本当の原因がバレる前に痛みに耐えながらも本を隠し、その直後に意識を失ったって事ね」
カズマ「くっ……。だって、サキュバスが載った本に興奮するあまりはしゃごうとして転ぶ、なんて知られたら嫌だろ!! 恥だろぉ、屈辱だろぉっ!?」
アクア「だからってねぇ……でも、こんないやらしい本を読んで怪我だ、なんてカズマらしいわねぇっ!」クスクス
カズマ「う、うるさいぞっ!?」
アクア「と、まぁ、こんな訳で女神の名にかけて、事件を解決させたわ。」
アクア「これにて、一件落着ってね!!」
完
引用元: ・アクア「女神の名にかけて」
アクア「ひとりぼっち」
2020-07-18
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:31:46.93 ID:X5ggoiQ40
このすば17巻までの内容を含みます
「アクア様がいなくなってる…!?」
「そうなんだよ、気づいたらいなくてさ」
「…別に奴が1人で勝手にいなくなるのはいつものことだろう?勢揃いで店に押し寄せるほどのことではあるまい」
「いつもどこかにいく時は私たちに一言入れるように言ってありますし、今までちゃんとそれを守ってきてたのですが、今回、私たちには何も言わずにいなくなってしまったのです」
「それで少し心配になって街中を探してみたのだが見当たらなくてな…バニルとウィズにもどこにいるか聞いておきたくてこうして3人できた」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1592397106
「アクア様がいなくなってる…!?」
「そうなんだよ、気づいたらいなくてさ」
「…別に奴が1人で勝手にいなくなるのはいつものことだろう?勢揃いで店に押し寄せるほどのことではあるまい」
「いつもどこかにいく時は私たちに一言入れるように言ってありますし、今までちゃんとそれを守ってきてたのですが、今回、私たちには何も言わずにいなくなってしまったのです」
「それで少し心配になって街中を探してみたのだが見当たらなくてな…バニルとウィズにもどこにいるか聞いておきたくてこうして3人できた」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1592397106
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:33:40.80 ID:X5ggoiQ40
「ふむ、確かに我輩は奴がどこにいるか見当がつく」
「お、マジか!お願いだ、どこにいるのか教えてくれ」
「………」
「バニル?」
「な、悩んでるってことは何かあったのか?教えないでくれとか…」
「いや、そうではないが…よしこうしよう。我輩とウィズとで思い当たる場所に行ってくる。汝達は家で待ってるが良い」
「お、マジか!お願いだ、どこにいるのか教えてくれ」
「………」
「バニル?」
「な、悩んでるってことは何かあったのか?教えないでくれとか…」
「いや、そうではないが…よしこうしよう。我輩とウィズとで思い当たる場所に行ってくる。汝達は家で待ってるが良い」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:34:07.62 ID:X5ggoiQ40
「え…バニルが?普段喧嘩してるのにバニルが行くのか?」
「おい、なぜ私たちは家で待機なんだ?理由があるのだろう?」
「理由はもちろんある…が、それは明日教えよう」
「…私からも。皆さんはご自宅での待機をお願いします」
「うぃ、ウィズまで…わかったよ、2人がそう言うなら今日は家に帰るけど」
「その代わり、明日ちゃんと理由は教えてくださいよ?」
「わかっておる」
「おい、なぜ私たちは家で待機なんだ?理由があるのだろう?」
「理由はもちろんある…が、それは明日教えよう」
「…私からも。皆さんはご自宅での待機をお願いします」
「うぃ、ウィズまで…わかったよ、2人がそう言うなら今日は家に帰るけど」
「その代わり、明日ちゃんと理由は教えてくださいよ?」
「わかっておる」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:34:38.56 ID:X5ggoiQ40
「…」
「…」
「…」
「いつまでそんな顔で突っ立っているつもりだ?」
「…わかって、ます……いきましょう…」
「…奴に会うまでにその顔はなんとかしておくが吉」
「わかってます…わかって…ます…!」
「…行くぞ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:35:11.30 ID:X5ggoiQ40
「わああああああ!わあああああ!」
「なんで今日に限って出てくんのよこのクソ蛙!私の運低過ぎよ!」
「今まで散々呑まれたんだから今日くらい勘弁してええええええ!!!!」
「…あ、あー!そうだわ、確かカズマさんから譲り受けたあのヘンテコな名前の刀今日持って来てるんだったわ!」
「残念ね、クソ蛙!恨むなら斬られるのが弱点なその体を恨むことね!」
「おりゃあああああ!!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:35:40.90 ID:X5ggoiQ40
「はー!はー!はああ!!」
「む、無駄に体力ありすぎよ…何回刀を振るったと思ってるのよ…」
「まあアークプリーストの私が刀を持って戦うこと自体おかしいし…マイナスステートでもかかってたのかしら」
「そもそもこの身体だしこんなもの…よね。よくエリスはこの身体で降りてこようだなんて思えたわねえ」
「…あーあ、こんな蛙1匹いつもなら苦戦しないのに」
「ダクネスが引きつけて、カズマさんが止まった蛙を仕留めて…複数いるようならめぐみんの爆裂魔法で一掃して…」
「…でもなんだかんだで私かめぐみんが呑まれて結局ぬめぬめになって」
「…はあ」
「…ひとりぼっちだもの、今」
「ひとりぼっちの私には…夢でしかないわね」
「む、無駄に体力ありすぎよ…何回刀を振るったと思ってるのよ…」
「まあアークプリーストの私が刀を持って戦うこと自体おかしいし…マイナスステートでもかかってたのかしら」
「そもそもこの身体だしこんなもの…よね。よくエリスはこの身体で降りてこようだなんて思えたわねえ」
「…あーあ、こんな蛙1匹いつもなら苦戦しないのに」
「ダクネスが引きつけて、カズマさんが止まった蛙を仕留めて…複数いるようならめぐみんの爆裂魔法で一掃して…」
「…でもなんだかんだで私かめぐみんが呑まれて結局ぬめぬめになって」
「…はあ」
「…ひとりぼっちだもの、今」
「ひとりぼっちの私には…夢でしかないわね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:36:26.69 ID:X5ggoiQ40
「見つけましたよ、アクア様」
「…ウィズ」
「それに…あんたまでいんのね」
「不本意ながらな」
「ウィズとあんたが来たってことは…そう、やっぱ探されてた?私」
「3人揃って店まで来たわ、家に帰したが」
「あら、帰したの」
「その方がいいだろう」
「…あんたどうしたの?普段からじゃ信じられないくらい気を利かせてくれるわね」
「…」
「…アクア、様」
「なーにウィズ、そんな泣きそうな顔して…って、もう泣いてるじゃない」
「だって…だって!」
「わかってたことよ」
「そうか」
「ウィズの態度で流石の私でもわかるわ。でもあと何時間かは知らない」
「知りたいか?」
「んー…一応教えて」
「いいだろう」
「…ウィズ」
「それに…あんたまでいんのね」
「不本意ながらな」
「ウィズとあんたが来たってことは…そう、やっぱ探されてた?私」
「3人揃って店まで来たわ、家に帰したが」
「あら、帰したの」
「その方がいいだろう」
「…あんたどうしたの?普段からじゃ信じられないくらい気を利かせてくれるわね」
「…」
「…アクア、様」
「なーにウィズ、そんな泣きそうな顔して…って、もう泣いてるじゃない」
「だって…だって!」
「わかってたことよ」
「そうか」
「ウィズの態度で流石の私でもわかるわ。でもあと何時間かは知らない」
「知りたいか?」
「んー…一応教えて」
「いいだろう」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:37:25.56 ID:X5ggoiQ40
「貴様は」
「あと」
「2時間でーーーーーーー
「死ぬ」
「2時間ねえ」
「あと」
「2時間でーーーーーーー
「死ぬ」
「2時間ねえ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:38:13.83 ID:X5ggoiQ40
「…どうして」
「ん?」
「どうして!どうしてアクア様は!」
「そんな…いつも通りでいられらんですかぁ…私はもう…あああああ!!」
「ちょ、ちょっと泣きすぎよ、どうどう」
「アクア様あああああ!」
「…」
「ウィズはここ最近ずっとこんな調子でいた。貴様の前では取り繕ってはいた…バレていたみたいだが」
「私を思って泣いてくれるのは嬉しいけどね…ね、ウィズ。私を思ってくれるのなら笑顔よ笑顔」
「ん?」
「どうして!どうしてアクア様は!」
「そんな…いつも通りでいられらんですかぁ…私はもう…あああああ!!」
「ちょ、ちょっと泣きすぎよ、どうどう」
「アクア様あああああ!」
「…」
「ウィズはここ最近ずっとこんな調子でいた。貴様の前では取り繕ってはいた…バレていたみたいだが」
「私を思って泣いてくれるのは嬉しいけどね…ね、ウィズ。私を思ってくれるのなら笑顔よ笑顔」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:38:49.15 ID:X5ggoiQ40
「アクア…様…」
「酒の席でのみんなの笑顔、私好きなのよねえ」
「こんな時まで酒か」
「私の生きがいだもの」
「え、笑顔…こ、こうですか」
「ぎこちない…いつも私を店に迎えてくれた時いらっしゃいませって笑顔で言っててくれるじゃない。その時の顔よ」
「うう、う…」
「で、あんたまで来てくれたのは予想外だけどこの後どうするのよ」
「我輩はウィズの付き添いだ。ウィズが貴様と最期までいるというなら我輩もそれに従う」
「酒の席でのみんなの笑顔、私好きなのよねえ」
「こんな時まで酒か」
「私の生きがいだもの」
「え、笑顔…こ、こうですか」
「ぎこちない…いつも私を店に迎えてくれた時いらっしゃいませって笑顔で言っててくれるじゃない。その時の顔よ」
「うう、う…」
「で、あんたまで来てくれたのは予想外だけどこの後どうするのよ」
「我輩はウィズの付き添いだ。ウィズが貴様と最期までいるというなら我輩もそれに従う」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:39:36.04 ID:X5ggoiQ40
「ウィズ、どうするの?」
「…最期のその時まで、お隣にいさせてください」
「しょーがないわねえ、あと数時間だけど」
「…」
「ウィズの涙腺はボロボロだというのに貴様追い討ちをかけすぎだろう」
「い、いつもの軽口よ軽口!ほら笑ってウィズ!」
「無理です…無理です…」
「もー」
「貴様のせいだろうに…おい、どこか行くあてでもあったのか?」
「へ?一応少し見て回ろうと思ってたけど…ついてきてくれるの?」
「最期まで隣にいるとウィズが言ったからな、仕方あるまい」
「そう、なら行くわよ」
「…最期のその時まで、お隣にいさせてください」
「しょーがないわねえ、あと数時間だけど」
「…」
「ウィズの涙腺はボロボロだというのに貴様追い討ちをかけすぎだろう」
「い、いつもの軽口よ軽口!ほら笑ってウィズ!」
「無理です…無理です…」
「もー」
「貴様のせいだろうに…おい、どこか行くあてでもあったのか?」
「へ?一応少し見て回ろうと思ってたけど…ついてきてくれるの?」
「最期まで隣にいるとウィズが言ったからな、仕方あるまい」
「そう、なら行くわよ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:40:07.25 ID:X5ggoiQ40
「ここは…」
「そ、ここは共同墓地。ウィズと初めて会った場所ね」
「初めて…」
「あの時はリッチーは即浄化の使命に駆られてたのよねえ」
「貴様らが住んでるあの屋敷はここの墓地を利用して破格の値段で手に入れたんだったか」
「利用…なんて…してない…わよ?」
「目が泳ぎまくっているが」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:40:48.13 ID:X5ggoiQ40
「キールのダンジョン、ね」
「バニルさんが、アクア様達と会った初めての場所です…よね」
「あの時こいつダクネスの体を乗っ取っていたのよ?」
「あやつは我輩がこれまで乗っ取った中でもかなりのステータスの持ち主だったな、攻撃が当たらない致命的な弱点も我輩なら問題なく当てられるのでな」
「確か…めぐみんさんにトドメを刺されたんでしたよね」
「残機は減ったがおかげで魔王軍幹部から離れることができた」
「ウィズにもあの時の私の活躍を見てて欲しかったわね!」
「いつものように泣き叫んでいただけだったはずだが」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:41:22.25 ID:X5ggoiQ40
「ここは…アクセルの街ですけど…」
「ここはカズマと2人で初めてこの地に降り立った場所よ」
「ここ…なんですね」
「初めは馬小屋暮らしで大変だったわ」
「でも…あの時から私は楽しいって感じてた」
「…それは何よりです!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:42:35.22 ID:X5ggoiQ40
「ギルドか」
「ここはめぐみんとダクネスと会った場所ね!」
「パーティを組んだ経緯は昔お聞きしましたね」
「確かに話したわね」
「カズマさんがいなかったらどうなってたことやら…あの場で組んだパーティがまさかこんなに長続きするとは夢にも思わなかったわ」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:43:09.63 ID:X5ggoiQ40
「…私たちの、店」
「今から私は客としてはいるからね。普段通り」
「…」
「お邪魔しまーす」
「…いらっしゃいませ…アクア…様!」
「…ふふ、笑顔のつもりだろうけど顔ぐしゃぐしゃよ」
「…」
「あんたも何か言うことないの?」
「…いらっしゃいだ、女神アクア」
「…」
「今から私は客としてはいるからね。普段通り」
「…」
「お邪魔しまーす」
「…いらっしゃいませ…アクア…様!」
「…ふふ、笑顔のつもりだろうけど顔ぐしゃぐしゃよ」
「…」
「あんたも何か言うことないの?」
「…いらっしゃいだ、女神アクア」
「…」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:43:47.14 ID:X5ggoiQ40
「最期くらいは、な。我輩にとって貴様は天敵であり天敵でしかない。が、率直にいって貴様らのパーティと過ごした時間は悪魔の我輩をして楽しかった時間だと言えよう」
「最期にデレるとかずるいわねえ…私にとってもあんたは天敵だし天敵という関係で成り立つ仲だけど…」
「今までありがとうね地獄の公爵バニルさん」
「ふん…それよりここで良いのか」
「屋敷の私の部屋に置き手紙してあるから大丈夫よ、ここでいいわ」
「そうか」
「しかし不思議なものね…これから自分が死ぬはずなのに体に特に不調はないもの。あの3人の時もそうだったけど」
「冒険者カードの恩恵だろうな」
「ステータスって偉大ねえ」
「…アクア様は、お気づきになられていないかもしれませんが…普段より歩くペースが遅くなっています」
「そうなの?…やっぱりそういうところで衰えはでちゃうのね」
「そういうところも何も外見が既に衰えているではないか」
「女神の私には衰えなんて縁の無いものだったけど…なんかこう、儚いわね」
「最期にデレるとかずるいわねえ…私にとってもあんたは天敵だし天敵という関係で成り立つ仲だけど…」
「今までありがとうね地獄の公爵バニルさん」
「ふん…それよりここで良いのか」
「屋敷の私の部屋に置き手紙してあるから大丈夫よ、ここでいいわ」
「そうか」
「しかし不思議なものね…これから自分が死ぬはずなのに体に特に不調はないもの。あの3人の時もそうだったけど」
「冒険者カードの恩恵だろうな」
「ステータスって偉大ねえ」
「…アクア様は、お気づきになられていないかもしれませんが…普段より歩くペースが遅くなっています」
「そうなの?…やっぱりそういうところで衰えはでちゃうのね」
「そういうところも何も外見が既に衰えているではないか」
「女神の私には衰えなんて縁の無いものだったけど…なんかこう、儚いわね」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:44:14.59 ID:X5ggoiQ40
「…そろそろ時間だな、貴様はこの後、命が消える。寿命だ」
「うん」
「そして…その身体で降りてくること、この数十年間、この世界で普通に暮らすこと…それは魔王を倒した特典だったな。その契約期間は終わった。貴様はこの世界に戻ってくることはないだろう」
「そうね…普通の女神なら絶対体験できないような楽しい思い出ばっかりだったわ。子どもまで授かれたし」
「あの小僧との子どもが欲しい一心で代替の体で降りてきた時はあまりの弱体化ぶりに散々笑わせてもらったが」
「ほーんと悪魔よねあんた」
「…」
「…ウィズ、今日私と会ってからずっとしんみりとした感じのままね」
「…やっぱり…寂しいです」
「…」
「カズマさんも、ダクネスさんも、めぐみんさんも…その他の方々も含め、あの時から私たちの楽しい思い出はみなさんがいたからこそできた思い出です」
「リッチーの私と、悪魔のバニルさんを除いてみんな亡くなってしまいました。アクア様も、今日を持って…女神に戻るので私たちと会うことはもうないでしょう」
「それでも…私はアクア様…あなた達に会えて良かった…です!」
「うん」
「そして…その身体で降りてくること、この数十年間、この世界で普通に暮らすこと…それは魔王を倒した特典だったな。その契約期間は終わった。貴様はこの世界に戻ってくることはないだろう」
「そうね…普通の女神なら絶対体験できないような楽しい思い出ばっかりだったわ。子どもまで授かれたし」
「あの小僧との子どもが欲しい一心で代替の体で降りてきた時はあまりの弱体化ぶりに散々笑わせてもらったが」
「ほーんと悪魔よねあんた」
「…」
「…ウィズ、今日私と会ってからずっとしんみりとした感じのままね」
「…やっぱり…寂しいです」
「…」
「カズマさんも、ダクネスさんも、めぐみんさんも…その他の方々も含め、あの時から私たちの楽しい思い出はみなさんがいたからこそできた思い出です」
「リッチーの私と、悪魔のバニルさんを除いてみんな亡くなってしまいました。アクア様も、今日を持って…女神に戻るので私たちと会うことはもうないでしょう」
「それでも…私はアクア様…あなた達に会えて良かった…です!」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:44:41.24 ID:X5ggoiQ40
「…そんなに感情の篭った声で言われると…泣いちゃうじゃない」
「いつも泣き叫んでいるだろう、今更すぎるわ」
「…そうね」
「…どうだ、体に違和感は?」
「実はさっきからバリバリ感じてるわよ。多分目を瞑ったらそれが最期…でしょうね」
「アクア様…!」
「…あの3人が死んでから私はずっとひとりぼっちだと感じてたわ、子どもはいるのにね。やっぱりカズマ、めぐみん、ダクネスは私にとって変えの効かない特別な人達なの」
「でも…ウィズやバニルがいてくれたおかげで寂しさは感じなかった。ありがとうね。ここに降りてきてから本当に楽しかったわ」
「…その思い出が風化するくらいには貴様はこの先も女神としてあり続けるのだろう?」
「女神ってそういうものだもの…けど風化はしないと思うわ。途方もないくらい女神としていた中でこのたった数十年間が1番楽しかった」
「…私も、楽しかったです!」
「ふん」
「…楽しかった…」
「アクア様…」
「…ベッドに運ぶぞウィズ」
「…はい」
「いつも泣き叫んでいるだろう、今更すぎるわ」
「…そうね」
「…どうだ、体に違和感は?」
「実はさっきからバリバリ感じてるわよ。多分目を瞑ったらそれが最期…でしょうね」
「アクア様…!」
「…あの3人が死んでから私はずっとひとりぼっちだと感じてたわ、子どもはいるのにね。やっぱりカズマ、めぐみん、ダクネスは私にとって変えの効かない特別な人達なの」
「でも…ウィズやバニルがいてくれたおかげで寂しさは感じなかった。ありがとうね。ここに降りてきてから本当に楽しかったわ」
「…その思い出が風化するくらいには貴様はこの先も女神としてあり続けるのだろう?」
「女神ってそういうものだもの…けど風化はしないと思うわ。途方もないくらい女神としていた中でこのたった数十年間が1番楽しかった」
「…私も、楽しかったです!」
「ふん」
「…楽しかった…」
「アクア様…」
「…ベッドに運ぶぞウィズ」
「…はい」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:45:46.98 ID:X5ggoiQ40
「…」
「…」
「…私は、満足した…わ。あんた達も、夢を叶えてから…」
「…大丈夫ですよアクア様、私はまだ生きると思いますが…アクア様のように、胸を張って楽しい人生だったと思えるくらい頑張りますから」
「そう…なら…」
「…」
「…」
「逝ったようだ」
「…アクア様、今までありがとうございました!」
「その笑顔はこやつが生きてる間に見せるべきだったな」
「どうしても…笑顔は作りきれませんでした…」
「さて、屋敷にいるあやつらに明日説明しないとな」
「…バニルさん」
「なんだ」
「…これから、2人で頑張りましょうね」
「そのモチベーションでダンジョン制作も頼みたい」
「任せて…ください!」
「…」
「…私は、満足した…わ。あんた達も、夢を叶えてから…」
「…大丈夫ですよアクア様、私はまだ生きると思いますが…アクア様のように、胸を張って楽しい人生だったと思えるくらい頑張りますから」
「そう…なら…」
「…」
「…」
「逝ったようだ」
「…アクア様、今までありがとうございました!」
「その笑顔はこやつが生きてる間に見せるべきだったな」
「どうしても…笑顔は作りきれませんでした…」
「さて、屋敷にいるあやつらに明日説明しないとな」
「…バニルさん」
「なんだ」
「…これから、2人で頑張りましょうね」
「そのモチベーションでダンジョン制作も頼みたい」
「任せて…ください!」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:47:32.25 ID:X5ggoiQ40
「ようこそ女神アクア…あなたの下界での暮らしは終わりました」
「…私は、あなたにあらたな道を案内する、女神…クリスさんだよ!」
「…エリスあなた何やってるの?ここでその姿なの違和感しかないんですけど」
「いやー…サプライズというか」
「別にエリスの姿でもクリスの姿でも変わらないけどねえ…まあいいわ、ただまークリス」
「おかえりなさい、アクア先輩。どうしでした?」
「…私は、あなたにあらたな道を案内する、女神…クリスさんだよ!」
「…エリスあなた何やってるの?ここでその姿なの違和感しかないんですけど」
「いやー…サプライズというか」
「別にエリスの姿でもクリスの姿でも変わらないけどねえ…まあいいわ、ただまークリス」
「おかえりなさい、アクア先輩。どうしでした?」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:48:20.26 ID:X5ggoiQ40
「ええ…すっごい楽しかったわね。あの3人が先に逝ってからもバニルとウィズに子ども達がいたからそこまで寂しくはなかったし」
「それは何より!いやー、寿命には流石に逆らえないからね。カズマくんもめぐみんもダクネスもみんなアクアに申し訳ないって言っててさ」
「…え?」
「あっちに、アクア先輩が会いたがってた3人がいる。だからこうして私もクリスの姿でお出迎えしたわけだけど」
「ほ、本当…?」
「本当です。特例中の特例ですけどね、ある条件と、魔王討伐の功績と、後は私がちょっと力添えさせていただいたのでできたことですけど!」
「…」
「アクア先輩は女神でありながら人の生を全うして、普通の女神なら経験できないことをたっくさん経験してきましたよね?その報告を上にすることが条件です」
「人の生…って言ってもクリスの模倣をしただけだけどね」
「私は寿命とか関係なく下界に降りては戻ってきての繰り返しですから…これはアクア先輩しか体験していないことですよ」
「…そっか」
「それは何より!いやー、寿命には流石に逆らえないからね。カズマくんもめぐみんもダクネスもみんなアクアに申し訳ないって言っててさ」
「…え?」
「あっちに、アクア先輩が会いたがってた3人がいる。だからこうして私もクリスの姿でお出迎えしたわけだけど」
「ほ、本当…?」
「本当です。特例中の特例ですけどね、ある条件と、魔王討伐の功績と、後は私がちょっと力添えさせていただいたのでできたことですけど!」
「…」
「アクア先輩は女神でありながら人の生を全うして、普通の女神なら経験できないことをたっくさん経験してきましたよね?その報告を上にすることが条件です」
「人の生…って言ってもクリスの模倣をしただけだけどね」
「私は寿命とか関係なく下界に降りては戻ってきての繰り返しですから…これはアクア先輩しか体験していないことですよ」
「…そっか」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:49:07.85 ID:X5ggoiQ40
「はい!さて、では行きましょうか。あの3人に会うなら私もクリスでいなきゃと思ってこの格好ですけど、アクア先輩はどうします?」
「どうって…私別に下界でも姿変えてなかったわよ?」
「でもあの装備は体を変えてからつけてないですよね?」
「装備…羽衣のこと?」
「そうです、それ付けて久しぶりにあの3人に女神アクアを思い出させてあげてくださいな」
「なるほどねえ…いいわねそれ!」
「でしょう?じゃあこの先に用意しておきますね」
「あら、クリス?」
「先に行ってあげてください、アクア先輩。あの3人は多分アクア先輩が思うよりあなたをずっと待ってましたから」
「…わかったわ!」
「それじゃあ、いってみよう!」
「どうって…私別に下界でも姿変えてなかったわよ?」
「でもあの装備は体を変えてからつけてないですよね?」
「装備…羽衣のこと?」
「そうです、それ付けて久しぶりにあの3人に女神アクアを思い出させてあげてくださいな」
「なるほどねえ…いいわねそれ!」
「でしょう?じゃあこの先に用意しておきますね」
「あら、クリス?」
「先に行ってあげてください、アクア先輩。あの3人は多分アクア先輩が思うよりあなたをずっと待ってましたから」
「…わかったわ!」
「それじゃあ、いってみよう!」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:49:35.08 ID:X5ggoiQ40
「……」
「エクスプロージョン」
「ぎゃああああ」
「やっぱ究極的にクソゲーだな初期ルール…このボードゲームのルール改訂に乗り込んで正解だったわ」
「別に私はルールがどう変わろうと最強なので」
「私は…クルセイダーが一線級だった時代が1番好きだったな」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:50:02.82 ID:X5ggoiQ40
「ちょっとおおおおおおおお!!!」
「うわうるせえ!ここ基本的に静かなんだから大声上げるなよ!」
「違うでしょう!?ここは涙で私を迎え入れるシーンでしょう!?なに呑気にボードゲームやってんのよ!」
「エリス様が持ってきてくださったのでつい紅魔族の血が」
「つい、じゃないわよ!」
「まあまあ…アクア、久しぶりだな。お、その羽衣は…久しく見ていなかったな」
「あ、羽衣つけてんのか。売り払おうとしてたのが懐かしいな」
「…」
「なんだよ、お前しんみりとした感じで出迎えてほしかったのか?」
「うわうるせえ!ここ基本的に静かなんだから大声上げるなよ!」
「違うでしょう!?ここは涙で私を迎え入れるシーンでしょう!?なに呑気にボードゲームやってんのよ!」
「エリス様が持ってきてくださったのでつい紅魔族の血が」
「つい、じゃないわよ!」
「まあまあ…アクア、久しぶりだな。お、その羽衣は…久しく見ていなかったな」
「あ、羽衣つけてんのか。売り払おうとしてたのが懐かしいな」
「…」
「なんだよ、お前しんみりとした感じで出迎えてほしかったのか?」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:51:44.84 ID:X5ggoiQ40
「1番母親らしかったのはめぐみんだったな、次点でアクア」
「お、おい…私だってやれてたはずだぞ」
「…少し酷な言い方かもしれませんが、私は母がいたから1番母親らしくできただけだと思いますよ」
「母親らしいとは言うけどそういうカズマさんは父親らしかったかしら?」
「…」
「自信ないんだな」
「う、うっせー!アクア来たんだからもうとっとと行こうぜ?な?」
「お、おい…私だってやれてたはずだぞ」
「…少し酷な言い方かもしれませんが、私は母がいたから1番母親らしくできただけだと思いますよ」
「母親らしいとは言うけどそういうカズマさんは父親らしかったかしら?」
「…」
「自信ないんだな」
「う、うっせー!アクア来たんだからもうとっとと行こうぜ?な?」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:52:12.34 ID:X5ggoiQ40
「行くって…どこに?」
「上に報告することがあるのでしょう?私たちも付き添いますよ」
「ああ、私たちがいた方が話しやすいこともあるだろう」
「そういうわけだ、行こうぜ…その、悪かったな、あっちに1人ぼっちにしちまって」
「…」
「上に報告することがあるのでしょう?私たちも付き添いますよ」
「ああ、私たちがいた方が話しやすいこともあるだろう」
「そういうわけだ、行こうぜ…その、悪かったな、あっちに1人ぼっちにしちまって」
「…」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:54:06.27 ID:X5ggoiQ40
「さっきも言ったけどバニルとウィズと子ども達がいたからそこまで1人ぼっちには感じなかったわ…でも」
「やっぱあなた達といないとね!」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/06/17(水) 21:55:23.74 ID:X5ggoiQ40
終わりです、原作後日談早く欲しいですねー
引用元: ・アクア「ひとりぼっち」
ゆんゆん「え!?私メインの小ネタ集!?」めぐみん「なっ!?」
2020-06-28
1: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 02:47:37.09 ID:XxZKGPHl0
①めぐみん「その……ついにカズマと……しちゃいました」ゆんゆん「え!!?」
ゆんゆん「そ、そそそそそそうなんだ」
めぐみん「そんなに顔を赤くしないでください!こっちが恥ずかしくなるじゃないですか!」
ゆんゆん「そ、そうだよね」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
ゆんゆん「そ、その……どんな感じだったの?」
めぐみん「それを聞きますか……」
ゆんゆん「だって気になるし……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496166456
ゆんゆん「そ、そそそそそそうなんだ」
めぐみん「そんなに顔を赤くしないでください!こっちが恥ずかしくなるじゃないですか!」
ゆんゆん「そ、そうだよね」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
ゆんゆん「そ、その……どんな感じだったの?」
めぐみん「それを聞きますか……」
ゆんゆん「だって気になるし……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496166456
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2: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 02:48:59.00 ID:XxZKGPHl0
めぐみん「えーと、その意外と堅くて」
ゆんゆん「っ//」カァー
めぐみん「ごつごつしてて大きくて」
ゆんゆん「……//」
めぐみん「なんというかカズマと一緒に繋がっているという安心感が」
ゆんゆん「……//」プシュー
めぐみん「って、私は何を言ってるんですか!やっぱりやめです!もうこの話はやめましょう!」
ゆんゆん「めぐみん先輩!そ、その質問があります!」
めぐみん「……なんでしょう?」
ゆんゆん「そ、その……やっぱり初めては痛いんですか?」
めぐみん「……へ?」
ゆんゆん「え?痛くなかったの?」
ゆんゆん「っ//」カァー
めぐみん「ごつごつしてて大きくて」
ゆんゆん「……//」
めぐみん「なんというかカズマと一緒に繋がっているという安心感が」
ゆんゆん「……//」プシュー
めぐみん「って、私は何を言ってるんですか!やっぱりやめです!もうこの話はやめましょう!」
ゆんゆん「めぐみん先輩!そ、その質問があります!」
めぐみん「……なんでしょう?」
ゆんゆん「そ、その……やっぱり初めては痛いんですか?」
めぐみん「……へ?」
ゆんゆん「え?痛くなかったの?」
3: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 02:49:32.47 ID:XxZKGPHl0
めぐみん「え?……痛く……?」
ゆんゆん「え?」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
めぐみん「!!!!!!?」
ゆんゆん「ど、どうしたの?急に立ち上がったりして」
めぐみん「ち、違いますよ!私はカズマと初めて『手を繋いだ』だけなんです!!」
ゆんゆん「え!?」
めぐみん「この色ボケ娘が!何と勘違いしているんですか!?」
ゆんゆん「ち、違うの!わかってたから!手を繋いだってわかってたから!」
めぐみん「じゃあ『痛い』って何が痛いと思ったのですか!?
ゆんゆん「え、えーと、それは」
めぐみん「ほらむっつりスケベ娘、言ってみなさい。『何が』『痛い』と勘違いしたんですか?」
ゆんゆん「ち、違うから!私めぐみんみたいに年中発情してないから!」
めぐみん「なんですと!!!?」
ゆんゆん「じゃ、じゃあ、私は友達の友達に呼ばれたから、またねめぐみん」
めぐみん「そんな適当な嘘で行かせはしませんよ!ほら白状するまで絶対に離しませんからね!」
ゆんゆん「い、痛いから髪を引っ張らないで!謝るから!許してめぐみん!」
めぐみん「ふふふふふ。痛い目にあいたくないならナニを想像したのか白状しなさい」
ゆんゆん「いやーーーーっ!お願いだから許してーーーーーーーっ!!!」
① 終わり
ゆんゆん「え?」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
めぐみん「!!!!!!?」
ゆんゆん「ど、どうしたの?急に立ち上がったりして」
めぐみん「ち、違いますよ!私はカズマと初めて『手を繋いだ』だけなんです!!」
ゆんゆん「え!?」
めぐみん「この色ボケ娘が!何と勘違いしているんですか!?」
ゆんゆん「ち、違うの!わかってたから!手を繋いだってわかってたから!」
めぐみん「じゃあ『痛い』って何が痛いと思ったのですか!?
ゆんゆん「え、えーと、それは」
めぐみん「ほらむっつりスケベ娘、言ってみなさい。『何が』『痛い』と勘違いしたんですか?」
ゆんゆん「ち、違うから!私めぐみんみたいに年中発情してないから!」
めぐみん「なんですと!!!?」
ゆんゆん「じゃ、じゃあ、私は友達の友達に呼ばれたから、またねめぐみん」
めぐみん「そんな適当な嘘で行かせはしませんよ!ほら白状するまで絶対に離しませんからね!」
ゆんゆん「い、痛いから髪を引っ張らないで!謝るから!許してめぐみん!」
めぐみん「ふふふふふ。痛い目にあいたくないならナニを想像したのか白状しなさい」
ゆんゆん「いやーーーーっ!お願いだから許してーーーーーーーっ!!!」
① 終わり
4: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 02:56:12.13 ID:XxZKGPHl0
②カズマ「M人英雄伝ダクネス!?」ゆんゆん「まじんえいゆうでん、だくねす?」
ダクネス「友達を作る方法?」
ゆんゆん「クリスさんとダクネスさんは親友だって聞きました。元々接点がないお二人がどうやって友達になったのかなと思いまして」
ダクネス「ああ、すべてはエリス様のお陰だ」
ゆんゆん「エリス様の?」
ダクネス「毎日、こうやってお祈りをしてだな」
ゆんゆん「はい!」
ダクネス「すると、だんだん足がしびれて気持ち良く……//」ハァハァ
ゆんゆん「はい……え?」
クリス「ダクネス!?毎日熱心にお祈りしていると思っていたら、そんな事を考えていたの!?」
② 終わり
ゆんゆん「終わり!?友達を作る方法は!?」
ダクネス「友達を作る方法?」
ゆんゆん「クリスさんとダクネスさんは親友だって聞きました。元々接点がないお二人がどうやって友達になったのかなと思いまして」
ダクネス「ああ、すべてはエリス様のお陰だ」
ゆんゆん「エリス様の?」
ダクネス「毎日、こうやってお祈りをしてだな」
ゆんゆん「はい!」
ダクネス「すると、だんだん足がしびれて気持ち良く……//」ハァハァ
ゆんゆん「はい……え?」
クリス「ダクネス!?毎日熱心にお祈りしていると思っていたら、そんな事を考えていたの!?」
② 終わり
ゆんゆん「終わり!?友達を作る方法は!?」
5: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 02:57:35.31 ID:XxZKGPHl0
③安楽少女「トモダチニ、ナッテ、クレルノ?」ゆんゆん「!?!?!?!?!?!??!!!」
ゆんゆん「でね!でね!そこでめぐみんが」
安楽少女「ウ、ウン」
* * *
ゆんゆん「で、で!私がめぐみんに言ってやったの!」
安楽少女「ヘ、ヘェー」
安楽少女(こいつめぐみんめぐみん、うぜー)
* * *
ゆんゆん「あっ、たくさんお話したらおなか減って来ちゃった」
安楽少女「オナカ、ヘッタノ?」
ゆんゆん「うん、もう夕飯の時間だよね」
安楽少女「ヨカッタラ、コレ、タベテ」
ゆんゆん「!?」
安楽少女「ワタシノ、ミ、オイシイシ、エイヨウ、アルヨ」
安楽少女(私の実を食べれば……くくっ。こいつは高レベルの冒険者で肉付きもいいし、絶対に美味しいぜ)
ゆんゆん「でね!でね!そこでめぐみんが」
安楽少女「ウ、ウン」
* * *
ゆんゆん「で、で!私がめぐみんに言ってやったの!」
安楽少女「ヘ、ヘェー」
安楽少女(こいつめぐみんめぐみん、うぜー)
* * *
ゆんゆん「あっ、たくさんお話したらおなか減って来ちゃった」
安楽少女「オナカ、ヘッタノ?」
ゆんゆん「うん、もう夕飯の時間だよね」
安楽少女「ヨカッタラ、コレ、タベテ」
ゆんゆん「!?」
安楽少女「ワタシノ、ミ、オイシイシ、エイヨウ、アルヨ」
安楽少女(私の実を食べれば……くくっ。こいつは高レベルの冒険者で肉付きもいいし、絶対に美味しいぜ)
6: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 02:58:47.61 ID:XxZKGPHl0
ゆんゆん「だ、大丈夫!心配しないで!」
安楽少女「エ?」
ゆんゆん「大丈夫、友達がいつ遭難するかわからないから、いつも友達のために非常食を10日分持ち歩いているの。だから大丈夫だから」
安楽少女「ソ、ソウナンダ……」
安楽少女(って事は、こいつの話を10日以上、聞かなきゃダメって事か?)
ゆんゆん「ついでにここに種を植えるね」
安楽少女「ナニソレ?」
ゆんゆん「この種に魔力を注げば約10日後に実がなるの。これは栄養満点だから1つ食べれば3日お腹が持つの。種も沢山あるし、1年は大丈夫だから」
安楽少女「勘弁してください。もう帰ってください」
③ 終わり
安楽少女「エ?」
ゆんゆん「大丈夫、友達がいつ遭難するかわからないから、いつも友達のために非常食を10日分持ち歩いているの。だから大丈夫だから」
安楽少女「ソ、ソウナンダ……」
安楽少女(って事は、こいつの話を10日以上、聞かなきゃダメって事か?)
ゆんゆん「ついでにここに種を植えるね」
安楽少女「ナニソレ?」
ゆんゆん「この種に魔力を注げば約10日後に実がなるの。これは栄養満点だから1つ食べれば3日お腹が持つの。種も沢山あるし、1年は大丈夫だから」
安楽少女「勘弁してください。もう帰ってください」
③ 終わり
7: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:00:00.56 ID:XxZKGPHl0
④めぐみん「それって……」ゆんゆん「めぐみんに紹介するね!新しい友達」
めぐみん「そ、そうですか……よかったですね」
ゆんゆん「うん、これから私の部屋に連れて行くの」
安楽少女「た、助けてくれ!こいつレベル高すぎて!力持ちで!こら私を根っこから運ぶな!」
ゆんゆん「大丈夫だから!私の部屋に親友のサボテンがいるから!きっと仲良くなれると思うから!」
安楽少女「や、やめろ!サボテンが親友とか異常だ!それにこいつ目がイってるって!誰か助けてくれーーーー!!」
めぐみん「さようなら安楽少女。ゆんゆんに『友達になって』とか言う方が悪いんですよ」
安楽少女「誰かーーーーーーーー!!!!」
ゆんゆん「~♪」
④ 終わり
めぐみん「そ、そうですか……よかったですね」
ゆんゆん「うん、これから私の部屋に連れて行くの」
安楽少女「た、助けてくれ!こいつレベル高すぎて!力持ちで!こら私を根っこから運ぶな!」
ゆんゆん「大丈夫だから!私の部屋に親友のサボテンがいるから!きっと仲良くなれると思うから!」
安楽少女「や、やめろ!サボテンが親友とか異常だ!それにこいつ目がイってるって!誰か助けてくれーーーー!!」
めぐみん「さようなら安楽少女。ゆんゆんに『友達になって』とか言う方が悪いんですよ」
安楽少女「誰かーーーーーーーー!!!!」
ゆんゆん「~♪」
④ 終わり
8: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:01:07.81 ID:XxZKGPHl0
⑤バニル「……ほう」ウィズ「……」
バニル「……」
ウィズ「……」
バニル「……」
ウィズ「……」
バニル「どうやら遊びに来たのはいいが『仕事中にいきなり訪ねたりしたら迷惑かも。で、でも、この前、いつでも遊びに来てほしいってお願いされちゃったし、友達にお願いされちゃった事だから叶えたいし……。友達からのお願いかーえへへ』とか考えて店前をウロウロしておるようだ」
ウィズ「先ほどお釣りを間違えて1万エリスほど多めに渡した方が、返しに来てくれたのかと思ったんですけど、ゆんゆんさんだったんですね」
バニル「今、なんと言った……?」
ウィズ「と、とりあえず、ゆんゆんさんを迎えに行ってきますね」
バニル「おい! その前に今の話を!」
ウィズ「ゆんゆんさん!遊びに来てくれたんですか?嬉しいです。今日もいっぱい二人でお喋りしましょうね」
ゆんゆん「は、はい!」
バニル「我輩の話を聞け!!」
⑤ 終わり
バニル「……」
ウィズ「……」
バニル「……」
ウィズ「……」
バニル「どうやら遊びに来たのはいいが『仕事中にいきなり訪ねたりしたら迷惑かも。で、でも、この前、いつでも遊びに来てほしいってお願いされちゃったし、友達にお願いされちゃった事だから叶えたいし……。友達からのお願いかーえへへ』とか考えて店前をウロウロしておるようだ」
ウィズ「先ほどお釣りを間違えて1万エリスほど多めに渡した方が、返しに来てくれたのかと思ったんですけど、ゆんゆんさんだったんですね」
バニル「今、なんと言った……?」
ウィズ「と、とりあえず、ゆんゆんさんを迎えに行ってきますね」
バニル「おい! その前に今の話を!」
ウィズ「ゆんゆんさん!遊びに来てくれたんですか?嬉しいです。今日もいっぱい二人でお喋りしましょうね」
ゆんゆん「は、はい!」
バニル「我輩の話を聞け!!」
⑤ 終わり
9: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:02:49.05 ID:XxZKGPHl0
⑥ダスト(カズマと一緒によくサキュバスの店に行く悪友)「ちくしょおおおおお!なんで美女が裸で歩かないんだよおおおおお!」ゆんゆん「……」
ダスト「世の中間違ってるぜ!全裸で歩いたら捕まるとかおかしいだろ!美女だけは全裸で歩いていい法律を作るべきだ!」
ゆんゆん「……」
ダスト「ああ……どこかにたゆんたゆんな美女が歩いてないかな。こうたゆんたゆんな」
ゆんゆん「……」
ダスト「ん?なんだ?さっきから俺の顔を見て……ま、まさか俺に惚れ……」
ゆんゆん「近寄らないで、変態」
ダスト「ちょ、ちょっと待ってくれ!お前にそれを言われるのは意外と答えるんだよ!」
ゆんゆん「……」
ダスト「ちょっと待ってくれ!その目をやめろ!そんな目で俺を見るなああああ!」
⑥ 終わり
ゆんゆん「反省しました?」
ダスト「ああ、だからあっちにいる美女にパンツを下さいってお願いしてくれないか?なあ、頼むよ親友」
ゆんゆん「全然反省してないじゃないですか!!」
ダスト「世の中間違ってるぜ!全裸で歩いたら捕まるとかおかしいだろ!美女だけは全裸で歩いていい法律を作るべきだ!」
ゆんゆん「……」
ダスト「ああ……どこかにたゆんたゆんな美女が歩いてないかな。こうたゆんたゆんな」
ゆんゆん「……」
ダスト「ん?なんだ?さっきから俺の顔を見て……ま、まさか俺に惚れ……」
ゆんゆん「近寄らないで、変態」
ダスト「ちょ、ちょっと待ってくれ!お前にそれを言われるのは意外と答えるんだよ!」
ゆんゆん「……」
ダスト「ちょっと待ってくれ!その目をやめろ!そんな目で俺を見るなああああ!」
⑥ 終わり
ゆんゆん「反省しました?」
ダスト「ああ、だからあっちにいる美女にパンツを下さいってお願いしてくれないか?なあ、頼むよ親友」
ゆんゆん「全然反省してないじゃないですか!!」
10: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:04:05.12 ID:XxZKGPHl0
⑦ ゆんゆん「バーベキューをするわよ!めぐみん!」めぐみん人形「……」
ゆんゆん「あっ、お肉が焼けたわ。え?食べたいの?仕方ないわね。どうぞ先に食べていいわよ」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「まったく、めぐみんはお肉ばかり食べるんだから、野菜も食べないと育たないわよ……その色々と……」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「謝るから、そんなに怒らないでってば。ほら、今日はお肉屋さんで高いお肉を奮発したんだから」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「もうっ、めぐみんったら、そんなに食べて……。何を言ってるかわからないじゃない。ちゃんと飲み込んでから喋ってよ」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「え?ご馳走様?美味しかった?えへへ。お粗末様でした」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「さて、片づけ、お片付け…………………………ぇ」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
めぐみん「ゆ、ゆんゆん、あなた……」
ゆんゆん「ヤァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
ダダダダダダ
めぐみん「ゆんゆん!?どこに行くのですか!?」
ゆんゆん「違うの!これは違うの!これは違うのーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
⑦ 終わり
ゆんゆん「あっ、お肉が焼けたわ。え?食べたいの?仕方ないわね。どうぞ先に食べていいわよ」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「まったく、めぐみんはお肉ばかり食べるんだから、野菜も食べないと育たないわよ……その色々と……」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「謝るから、そんなに怒らないでってば。ほら、今日はお肉屋さんで高いお肉を奮発したんだから」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「もうっ、めぐみんったら、そんなに食べて……。何を言ってるかわからないじゃない。ちゃんと飲み込んでから喋ってよ」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「え?ご馳走様?美味しかった?えへへ。お粗末様でした」
めぐみん人形「……」
ゆんゆん「さて、片づけ、お片付け…………………………ぇ」
めぐみん「……」
ゆんゆん「……」
めぐみん「ゆ、ゆんゆん、あなた……」
ゆんゆん「ヤァーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
ダダダダダダ
めぐみん「ゆんゆん!?どこに行くのですか!?」
ゆんゆん「違うの!これは違うの!これは違うのーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
⑦ 終わり
11: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:05:30.11 ID:XxZKGPHl0
⑧めぐみん「一日一爆裂にいきますよ!」ゆんゆん「う、うん」
「『エクスプロージョン』----ッッッッ!」
\ドカーーーーン/
めぐみん「ふぅー、すっきりしました。では、さっさと帰りましょう」
ゆんゆん「もうっ!なんでおぶられるめぐみんがそんなに偉そうなの!?」
* * *
めぐみん(実は今日はゆんゆんの誕生日)
めぐみん(最近のゆんゆんは、ぼっちをこじらせすぎというわけで、私が盛大な誕生日会を企画しました!今日はとことんまで祝ってあげますよ!)
めぐみん(ふふふふふ。ゆんゆんが泣いて驚く姿が楽しみですね)
「『エクスプロージョン』----ッッッッ!」
\ドカーーーーン/
めぐみん「ふぅー、すっきりしました。では、さっさと帰りましょう」
ゆんゆん「もうっ!なんでおぶられるめぐみんがそんなに偉そうなの!?」
* * *
めぐみん(実は今日はゆんゆんの誕生日)
めぐみん(最近のゆんゆんは、ぼっちをこじらせすぎというわけで、私が盛大な誕生日会を企画しました!今日はとことんまで祝ってあげますよ!)
めぐみん(ふふふふふ。ゆんゆんが泣いて驚く姿が楽しみですね)
12: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:06:44.82 ID:XxZKGPHl0
ゆんゆん「家の前に着いたわよ」
めぐみん「では、そのまま自室まで運んでください」
ゆんゆん「はいはい」
ガチャ
ゆんゆん「お邪魔します」
\パーンパーン/
\パーンパーン/
\お誕生日おめでとうー/
ゆんゆん「え?え?え?誰の誕生日なの?私プレゼント用意してなくて……。もうっ、めぐみんったらちゃんと教えてよね」
めぐみん「え?」
ゆんゆん「ん?どうかしたの?目を点にさせて……口をお魚みたいにパクパクさせて……?」
めぐみん「あっ、いえ……。その……あれ?ゆんゆんの誕生日っていつでしたっけ?」
ゆんゆん「え?私?私は四ヶ月前だけど?」
めぐみん「そ、そうですか。あっ、私は急用を思い出したので失礼しますね」
カズマ「おい」
めぐみん「では、そのまま自室まで運んでください」
ゆんゆん「はいはい」
ガチャ
ゆんゆん「お邪魔します」
\パーンパーン/
\パーンパーン/
\お誕生日おめでとうー/
ゆんゆん「え?え?え?誰の誕生日なの?私プレゼント用意してなくて……。もうっ、めぐみんったらちゃんと教えてよね」
めぐみん「え?」
ゆんゆん「ん?どうかしたの?目を点にさせて……口をお魚みたいにパクパクさせて……?」
めぐみん「あっ、いえ……。その……あれ?ゆんゆんの誕生日っていつでしたっけ?」
ゆんゆん「え?私?私は四ヶ月前だけど?」
めぐみん「そ、そうですか。あっ、私は急用を思い出したので失礼しますね」
カズマ「おい」
13: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:07:52.18 ID:XxZKGPHl0
* * *
ダスト「なんだよ。せっかくプレゼント用意したのに違うのかよ」
ゆんゆん「え?あのダストさんがプレゼントを!?あのダストさんが!?」
ダスト「お前……俺を何だと思ってるんだ?プレゼントくらい用意するぞ。まぁ、いいや。どうせ俺には無用なものだし、ほらくれてやるよ」
ゆんゆん「え?あっ……ありがとうございます!さ、さっそく開けてみてもいいですか!?」
ダスト「ああ、絶対に喜ぶと思うぜ」
パカッ
ゆんゆん「……」
ダスト「どうだ?サイズはあってると思うんだが」
ゆんゆん「ばばばばばばばば、バッカじゃないんですか!なんですかこれ!!」
ダスト「え?ブラジャーだが……あっ、まさかサイズ違ったか!? それとも赤は嫌いか?」
ゆんゆん「そういう問題じゃありません!頭おかしいんじゃないですか!一体これをどうしろって言うんですか!」
ダスト「な、なんでそんなに怒ってるか知らねーが。プレゼントだし、普通に付ければいいだろ?」
ゆんゆん「ま、ま、ままままままま、まさか、これを付けて見せろって言いたいんですか!?」
ダスト「顔真っ赤にして何言ってんだよ!!クソガキの下着姿なんて興味ねーよ!」
ゆんゆん「またクソガキって言った! 信じられない! 今日という今日は許しませんよ!」
ダスト「おう!かかってこいや!クソガキが!全力で手加減しろよ!それが大人への対応ってもんだぞ!ゴラァ!!!!!」
14: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:08:54.22 ID:XxZKGPHl0
* * *
ウィズ「ゆんゆんさん!ほらこのケーキ美味しいですよ」
ゆんゆん「あっ、美味しい。本当に美味しいです!」
ウィズ「このケーキはカズマさんが作ったらしいですよ。さすがですね」モグモグ
ゆんゆん「さすがカズマさん、カズマさんの料理はレベルが高いですね」モグモグ
バニル「汝達は小僧に料理で負けて悲しくならんのか?」
ウィズ「失礼ですね!!別に料理が女性の全てではありません!冒険者は肉さえ焼ければそれでいいんです!ね?ゆんゆんさん!」
ゆんゆん「あっ、私は料理ができますよ」
ウィズ「ゆんゆんさん!?」
15: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:09:27.61 ID:XxZKGPHl0
ゆんゆん「あ、あの……今日は、私の為にわざわざすいません。お二人はお店で忙しいのに」
ウィズ「大丈夫ですよ。友達の為です。一日店を開けたくらいでどうって事はありません」
ゆんゆん「あ、ありがとうございます」
バニル「……」
ゆんゆん「……そ、それで……えーと」
バニル「フ、フハハハハハハハハハハ。先ほどから何をそわそわしているかと思えば。そうかそうか。誕生日プレゼントが欲しいのだな?」
ゆんゆん「え?い、いえ、私は別に。というか、今日は誕生日じゃありませんし」
ウィズ「ゆんゆんさん、ごめんなさい、遅くなって。はい。私とバニルさんから誕生日プレゼントです」
ゆんゆん「え?い、いいんですか?」
ウィズ「ええ、貰ってくれると嬉しいです」
ゆんゆん「ありがとうございます!」
バニル「さあ、開けるが吉。開ければきっとびっくりすることであろう」
ゆんゆん「は、はい」
パカッ
ゆんゆん「こ、これは……バニルさんと同じ仮面!?」
16: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:09:53.61 ID:XxZKGPHl0
バニル「フハハハハハハハ!今日だけは幸運な娘よ!当店で大人気のバニル仮面をプレゼントしよう!」
ウィズ「私も同じものを持ってます。ふふっ。これで3人お揃いですね。今度3人で仮面パーティーをしましょう」
ゆんゆん「お、お揃い……お揃いかぁ……お揃い……えへへ」
ウィズ「あ、あの、やっぱり微妙でしたか?そ、そうですよね!冷静になって考えたら、仮面を誕生日プレゼントに選ぶとか変でしたよね!?」
ゆんゆん「嬉しいです!友達とお揃いとか初めてで!本当に嬉しいです!」
バニル「フハハハハハハハハハハハハハハ!さすが我輩の友人!その仮面の魅力がわかったようだな!」
ウィズ「喜んでくれて私も嬉しいです」
バニル「ちなみに仮面パーティーは近日中に取り行うとしよう。その時は沢山の食料を頼むぞ」
ウィズ「バニルさん!?」
ゆんゆん「はい!お揃いの仮面をつけて……。で、でも、傷がついたり汚れたら持ったないから、この仮面は飾ったほうが……せっかくのお揃いだし」
バニル「そんな事をいちいち考えるな!壊れたら新しい物を用意してやるから、犬のように喜んで仮面をつけておけ」
ゆんゆん「わ、わかりました。その……あの……」
ウィズ「ん?どうしました?」
ゆんゆん「素敵なプレゼントありがとうございます。絶対に大切にしますね」
ウィズ「はい、大切にしてくださいね♪」
バニル「……」ニヤリ
あーバニルさんがちょっと照れてる!見て下さい!ゆんゆんさん!貴重ですよ!バニルさんの照れなんて!
え?え?え!?あのバニルさんが!?
照れてなぞおらん!
バニルさん!もう一回今の顔を見せてください!私もっとバニルさんの顔が見たいです!
うるさい!それ以上言うとバニル式殺人光線を披露することになるぞ!
------!!!!
----!!!
--!
\チュドーーン/
ウィズ「私も同じものを持ってます。ふふっ。これで3人お揃いですね。今度3人で仮面パーティーをしましょう」
ゆんゆん「お、お揃い……お揃いかぁ……お揃い……えへへ」
ウィズ「あ、あの、やっぱり微妙でしたか?そ、そうですよね!冷静になって考えたら、仮面を誕生日プレゼントに選ぶとか変でしたよね!?」
ゆんゆん「嬉しいです!友達とお揃いとか初めてで!本当に嬉しいです!」
バニル「フハハハハハハハハハハハハハハ!さすが我輩の友人!その仮面の魅力がわかったようだな!」
ウィズ「喜んでくれて私も嬉しいです」
バニル「ちなみに仮面パーティーは近日中に取り行うとしよう。その時は沢山の食料を頼むぞ」
ウィズ「バニルさん!?」
ゆんゆん「はい!お揃いの仮面をつけて……。で、でも、傷がついたり汚れたら持ったないから、この仮面は飾ったほうが……せっかくのお揃いだし」
バニル「そんな事をいちいち考えるな!壊れたら新しい物を用意してやるから、犬のように喜んで仮面をつけておけ」
ゆんゆん「わ、わかりました。その……あの……」
ウィズ「ん?どうしました?」
ゆんゆん「素敵なプレゼントありがとうございます。絶対に大切にしますね」
ウィズ「はい、大切にしてくださいね♪」
バニル「……」ニヤリ
あーバニルさんがちょっと照れてる!見て下さい!ゆんゆんさん!貴重ですよ!バニルさんの照れなんて!
え?え?え!?あのバニルさんが!?
照れてなぞおらん!
バニルさん!もう一回今の顔を見せてください!私もっとバニルさんの顔が見たいです!
うるさい!それ以上言うとバニル式殺人光線を披露することになるぞ!
------!!!!
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--!
\チュドーーン/
17: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:10:30.33 ID:XxZKGPHl0
* * *
ダクネス「間違えて悪かったな。誕生日は今日だとめぐみんから聞いていて……いや、言い訳は良くないな。本当に悪かった」
ゆんゆん「いえ、気にしないでください。そんな事より、私の為なんかに皆さん集まってくれて本当に嬉しいです!本当に夢みたい……」
カズマ「今日は夢じゃないからな、ほら料理も沢山作ったし、たっぷり楽しんでくれよ」
アクア「ほらほらほら、ゆんゆん。じゃじゃーん。プレゼントよ!」
ゆんゆん「そ、そんな!受け取れません!今日は誕生日会まで開いてもらったのに」
ダクネス「いや、よかったら受け取ってくれないか?」
カズマ「もしかしたら、嬉しくない物かもしれないけどさ、みんなで考えたんだ」
アクア「企画はカズマ!作ったのは私ね!ほらほら開けてみて!」
ダクネス「ちょっと待て!?それでは私はまるで何もやってないみたいじゃないか!」
アクア「え?何かしたっけ?」
ダクネス「企画は私も一緒に考えた……まぁ、案は何も思いつかなかったが。そ、そうだ!アクアが一人で作っていたから食事当番を変わったじゃないか!」
アクア「え?それって何かしたことになるの?」
きゃーきゃーわーわー
ゆんゆん(羨ましいなぁ……。私もあんなに騒いだりはしゃいだりできたら……)
ゆんゆん(……)
ゆんゆん(めぐみんと同じ時期に冒険者になったのに……)
ゆんゆん(どこで差がついちゃったんだろう……)
ゆんゆん(めぐみんが羨ましいなぁ……)
18: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:11:34.24 ID:XxZKGPHl0
アクア「ほらほら、早く開けなさいって。絶対にびっくりするから」
ゆんゆん「は、はい」
パカッ
ゆんゆん「入場券?」
カズマ「ああ。うちの入場券だ」
ダクネス「365枚あるぞ」
アクア「この入場券があれば、うちに無断で遊びに来て大丈夫!」
カズマ「しかも有効期限は1年だ」
アクア「そう!毎日遊びに来ないと損ってわけ。だから毎日遊びに来ちゃいなさいな」
ダクネス「まぁ、クエストに行ってる間とかもあるから、厳密に毎日は無理かもしれないが。有効期限もあるから出来るだけ使ってくれると嬉しい」
ゆんゆん「え?え?え!?」
カズマ「せっかくアクアが作ったんだ。使わないとこいつ泣くからさ。できれば毎日遊びに来てくれよ」
アクア「めぐみんから聞いたわよ!ゆんゆんってボードゲームとか得意なんでしょ!?奇遇ね!私もなの!だから、たっくさん勝負しましょうね!ゆんゆん」
ダクネス「む、無理にとは言わないぞ。ま、まぁ、よかったら遊びに来てくれないか?その……なんだ、私も友達が少ないから友達になってくれると嬉しい」
ゆんゆん「は、はい」
パカッ
ゆんゆん「入場券?」
カズマ「ああ。うちの入場券だ」
ダクネス「365枚あるぞ」
アクア「この入場券があれば、うちに無断で遊びに来て大丈夫!」
カズマ「しかも有効期限は1年だ」
アクア「そう!毎日遊びに来ないと損ってわけ。だから毎日遊びに来ちゃいなさいな」
ダクネス「まぁ、クエストに行ってる間とかもあるから、厳密に毎日は無理かもしれないが。有効期限もあるから出来るだけ使ってくれると嬉しい」
ゆんゆん「え?え?え!?」
カズマ「せっかくアクアが作ったんだ。使わないとこいつ泣くからさ。できれば毎日遊びに来てくれよ」
アクア「めぐみんから聞いたわよ!ゆんゆんってボードゲームとか得意なんでしょ!?奇遇ね!私もなの!だから、たっくさん勝負しましょうね!ゆんゆん」
ダクネス「む、無理にとは言わないぞ。ま、まぁ、よかったら遊びに来てくれないか?その……なんだ、私も友達が少ないから友達になってくれると嬉しい」
19: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:12:06.89 ID:XxZKGPHl0
ゆんゆん「あ、あああ、ありがとうございます!わ、私なんかでいいなら、毎日!え?本当に毎日いいんですか!?毎日遊びに来ちゃっても!?」
カズマ「ああ、ゆんゆんみたいな常識人なら大歓迎さ」
アクア「そうそう、うちは私以外みんな常識がないから、ゆんゆんみたいな常識人が来てくれると助かるわ」
ダクネス「ちょ、ちょっと待て!お前達が常識人を語るのは無理があると思うぞ」
カズマ・アクア「いやいやいやいや、あんたが言うな」
ダクネス「うぅっ//」
ゆんゆん「あははははは」
アクア「え?ゆんゆんが笑った?」
ゆんゆん「ありがとうございます。是非遊びに来ちゃいますね」
カズマ「ああ、是非頼むよ」
カズマ「ああ、ゆんゆんみたいな常識人なら大歓迎さ」
アクア「そうそう、うちは私以外みんな常識がないから、ゆんゆんみたいな常識人が来てくれると助かるわ」
ダクネス「ちょ、ちょっと待て!お前達が常識人を語るのは無理があると思うぞ」
カズマ・アクア「いやいやいやいや、あんたが言うな」
ダクネス「うぅっ//」
ゆんゆん「あははははは」
アクア「え?ゆんゆんが笑った?」
ゆんゆん「ありがとうございます。是非遊びに来ちゃいますね」
カズマ「ああ、是非頼むよ」
20: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:13:34.96 ID:XxZKGPHl0
* * *
めぐみん「うぅ……あんなに怒らなくてもいいのに……というかまさか私が泣いて驚く羽目になるとは……」
ゆんゆん「めぐみん」
めぐみん「?」
ゆんゆん「今日はありがとう」
めぐみん「……でも、誕生日は四ヶ月も前だったのでしょう?」
ゆんゆん「ううん。四ヶ月前の一人で祝ったパーティーより、ずっとずっと素敵だった」
めぐみん「…………まさか一人で祝っていたとは」
ゆんゆん「ち、違う!本当はサボテンとかマリモとかアサガオとか安楽少女達がいたから!って、それは今はいいの。それより、その……あの……」
めぐみん「まったくあなたは相変わらずモジモジして。言いたいことがあるのなら、はっきり言ってください」
ゆんゆん「じゃ、じゃあ、一度だけ言うからちゃんと聞いててよね」
めぐみん「はいはい。ほら、早く言ってください」
ゆんゆん「とっても素敵な誕生日会をありがとう、めぐみん。私今日という人を絶対に忘れないから」
めぐみん「…………ふふっ、喜んでくれたなら、私も嬉しい限りです。では、私から一つお願いごとを」
ゆんゆん「?」
めぐみん「あなたは私のライバルなんでしょう?でしたら私の誕生日は、今日以上の素敵な誕生日会をお願いしますね」
ゆんゆん「わかったわ。覚悟しなさいよ!めぐみん!絶対に素敵な誕生日会を開催してあげるんだから!」
めぐみん「はい。楽しみにしてます♪」
そして私達は、これから続くであろう素晴らしい誕生日会に祝福をした----!
終わり
21: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/31(水) 03:14:17.92 ID:XxZKGPHl0
これにて終わりになります。
読んでくださった方がいらっしゃったらありがとうございました!
また、機会があればよろしくおねがいします!
読んでくださった方がいらっしゃったらありがとうございました!
また、機会があればよろしくおねがいします!
引用元: ・ゆんゆん「え!?私メインの小ネタ集!?」めぐみん「なっ!?」
めぐみん「暇ですね」ゆんゆん「じゃあ短篇集するわよ!めぐみん!」
2020-06-23
1: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 22:59:24.83 ID:9SuV7Hv10
①ゆんゆん「勝負よ!めぐみん!」めぐみん「いいでしょう!正々堂々勝負しましょう!」
ゆんゆん「じゃんけんで勝負よ!」
めぐみん「ほぅ」
ゆんゆん「じゃんけんなら運勝負!卑怯な手を使うめぐみんと言えど100%勝つなんて無理なはずよ」
めぐみん「ふむ、わかりました。でも普通のじゃんけん勝負では面白くないので心理戦と行きましょう」
ゆんゆん「心理戦?」
めぐみん「私はチョキを出します」
ゆんゆん「え?」
めぐみん「だから私はチョキを出すと言ったのです」
ゆんゆん「じゃあ、私はグーを出すわ!」
めぐみん「ゆんゆん、本当にグーを出しますか?」
ゆんゆん「めぐみんこそ、本当にチョキを出すの!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495893564
ゆんゆん「じゃんけんで勝負よ!」
めぐみん「ほぅ」
ゆんゆん「じゃんけんなら運勝負!卑怯な手を使うめぐみんと言えど100%勝つなんて無理なはずよ」
めぐみん「ふむ、わかりました。でも普通のじゃんけん勝負では面白くないので心理戦と行きましょう」
ゆんゆん「心理戦?」
めぐみん「私はチョキを出します」
ゆんゆん「え?」
めぐみん「だから私はチョキを出すと言ったのです」
ゆんゆん「じゃあ、私はグーを出すわ!」
めぐみん「ゆんゆん、本当にグーを出しますか?」
ゆんゆん「めぐみんこそ、本当にチョキを出すの!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495893564
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2: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:00:37.52 ID:9SuV7Hv10
めぐみん「ええ、ライバルで同級生で……そして、親友であるあなたに嘘をつくはずがないでしょう。私は絶対にチョキを出します」
ゆんゆん「し、し、親友」
めぐみん「そう私の親友で族長の娘である、あなたが嘘をつくはずがない……私はあなたを信じますよ?」
ゆんゆん「し、信じるって……。このままだとあなた負けるじゃない!」
めぐみん「いいんです。一度くらい勝ちを譲ってあげますよ。だって私達、大親友じゃないですか……」
ゆんゆん「めぐみん……ごめんね。私、めぐみんの事を勘違いしていたみたい……」
めぐみん「じゃあ、行きますよ!じゃんけん----!」
ゆんゆん(…………)
ゆんゆん(じゃんけんの勝負を挑めば、めぐみんは心理戦を持ち掛けてくる!)
ゆんゆん(全ては計画通り!!)
ゆんゆん(この時の為に私は散々脳内シミュレーションをしたんだから!)
ゆんゆん「し、し、親友」
めぐみん「そう私の親友で族長の娘である、あなたが嘘をつくはずがない……私はあなたを信じますよ?」
ゆんゆん「し、信じるって……。このままだとあなた負けるじゃない!」
めぐみん「いいんです。一度くらい勝ちを譲ってあげますよ。だって私達、大親友じゃないですか……」
ゆんゆん「めぐみん……ごめんね。私、めぐみんの事を勘違いしていたみたい……」
めぐみん「じゃあ、行きますよ!じゃんけん----!」
ゆんゆん(…………)
ゆんゆん(じゃんけんの勝負を挑めば、めぐみんは心理戦を持ち掛けてくる!)
ゆんゆん(全ては計画通り!!)
ゆんゆん(この時の為に私は散々脳内シミュレーションをしたんだから!)
3: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:05:14.64 ID:9SuV7Hv10
ゆんゆん(シミュレーション通りだと、めぐみんはチョキを絶対に出さない!)
ゆんゆん(きっとめぐみんの頭の中では……私がグーを出すと思っているわ)
ゆんゆん(だからめぐみんはパーを出す!)
ゆんゆん(そして私はチョキを出せば勝ち!)
ゆんゆん(これが私の計画!!!)
ゆんゆん(きっとめぐみんの頭の中では……私がグーを出すと思っているわ)
ゆんゆん(だからめぐみんはパーを出す!)
ゆんゆん(そして私はチョキを出せば勝ち!)
ゆんゆん(これが私の計画!!!)
4: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:09:10.07 ID:9SuV7Hv10
ゆんゆん(ん?めぐみんが一瞬ニヤッてした!?)
ゆんゆん(ま、まさか、めぐみん……私がチョキを出すというのを読んでいるの!?)
ゆんゆん(さすがめぐみんね。それでこそ私のライバル!)
ゆんゆん(私がチョキを出すことを読んでいるなら、めぐみんはグーを出すはず!)
ゆんゆん(ということは、私はパーを出せばめぐみんに勝てる!)
ゆんゆん(ようやく……ようやく勝てる。ここで勝って、私はめぐみんのライバルから戦友……友達に昇格するんだから!)
ゆんゆん(さあ覚悟しなさい!めぐみん!!)
ゆんゆん(ま、まさか、めぐみん……私がチョキを出すというのを読んでいるの!?)
ゆんゆん(さすがめぐみんね。それでこそ私のライバル!)
ゆんゆん(私がチョキを出すことを読んでいるなら、めぐみんはグーを出すはず!)
ゆんゆん(ということは、私はパーを出せばめぐみんに勝てる!)
ゆんゆん(ようやく……ようやく勝てる。ここで勝って、私はめぐみんのライバルから戦友……友達に昇格するんだから!)
ゆんゆん(さあ覚悟しなさい!めぐみん!!)
5: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:10:41.61 ID:9SuV7Hv10
めぐみん「じゃーんけーん、ぽんっ!」
ゆんゆん「ふふふふ。どうやら私の勝ち…………え?あれ?」
めぐみん「私はチョキ、ゆんゆんはパー。私の勝ちのようですね」
ゆんゆん「え?……え?え?」
めぐみん「酷い!あれだけ私はチョキを出すと言ったのに、ゆんゆんは信じてくれなかったんですね!」
ゆんゆん「へ?」
めぐみん「私の繊細な心は傷つきました。そこの高級焼き肉店に行かないともう治らないかもしれません」
ゆんゆん「って、ええええええええええええええええ!なんでよーーーーーーーーーー!なんでめぐみんはチョキなのーーーー!!!」
めぐみん「ほら、バカ言ってないで行きますよ。楽しくランチと行きましょう」
ゆんゆん「え?ランチ?」
めぐみん「そうそう焼肉ランチ」
ゆんゆん「ランチかぁー。えへへ、お昼に誰かとランチっていいよね」
めぐみん「ちょろい」
ゆんゆん「めぐみん!?今ちょろいとか言わなかった!?」
ゆんゆん「ふふふふ。どうやら私の勝ち…………え?あれ?」
めぐみん「私はチョキ、ゆんゆんはパー。私の勝ちのようですね」
ゆんゆん「え?……え?え?」
めぐみん「酷い!あれだけ私はチョキを出すと言ったのに、ゆんゆんは信じてくれなかったんですね!」
ゆんゆん「へ?」
めぐみん「私の繊細な心は傷つきました。そこの高級焼き肉店に行かないともう治らないかもしれません」
ゆんゆん「って、ええええええええええええええええ!なんでよーーーーーーーーーー!なんでめぐみんはチョキなのーーーー!!!」
めぐみん「ほら、バカ言ってないで行きますよ。楽しくランチと行きましょう」
ゆんゆん「え?ランチ?」
めぐみん「そうそう焼肉ランチ」
ゆんゆん「ランチかぁー。えへへ、お昼に誰かとランチっていいよね」
めぐみん「ちょろい」
ゆんゆん「めぐみん!?今ちょろいとか言わなかった!?」
6: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:12:15.68 ID:9SuV7Hv10
めぐみん「いいえ、言ってませんよ?それより早くお肉を食べましょう」
ゆんゆん「はぁ……。はいはい、もう仕方ないんだからめぐみんは」
めぐみん「なんですか!そのまるで子供をあやすような言い方は!」
ゆんゆん「……え?だってめぐみん子供みたいだし」
めぐみん「これか!これのせいで私に勝ち誇っているのですか!」
ゆんゆん「ちょっとやめて!胸はやめて!痛いんだから!本当に痛いってば!」
めぐみん「くっ!このっ!もげろ!!」
ゆんゆん「ごめんない。謝るから!謝るから許してよぉーーーー!」
① 終わり
ゆんゆん「はぁ……。はいはい、もう仕方ないんだからめぐみんは」
めぐみん「なんですか!そのまるで子供をあやすような言い方は!」
ゆんゆん「……え?だってめぐみん子供みたいだし」
めぐみん「これか!これのせいで私に勝ち誇っているのですか!」
ゆんゆん「ちょっとやめて!胸はやめて!痛いんだから!本当に痛いってば!」
めぐみん「くっ!このっ!もげろ!!」
ゆんゆん「ごめんない。謝るから!謝るから許してよぉーーーー!」
① 終わり
7: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:14:37.85 ID:9SuV7Hv10
②カズマ「スティール!」アクア「花鳥風月!」めぐみん「エクスプロージョン!」ダクネス「……」
ダクネス「というわけで私も必殺技が欲しい!」
アクア「うんうん、ダクネスも可憐な乙女なら技の一つも欲しくなるわよね」
カズマ「いや、俺とアクアのは必殺技じゃないだろ……」
めぐみん「ダクネスにはデコイというスキルがあるじゃないですか」
ダクネス「それではだめだ!騎士たるもの常に向上心を持たねば!」
カズマ「本音は?」
ダクネス「正直、デコイだけでは物足りない……って、何を言わせる!」
ダクネス「というわけで私も必殺技が欲しい!」
アクア「うんうん、ダクネスも可憐な乙女なら技の一つも欲しくなるわよね」
カズマ「いや、俺とアクアのは必殺技じゃないだろ……」
めぐみん「ダクネスにはデコイというスキルがあるじゃないですか」
ダクネス「それではだめだ!騎士たるもの常に向上心を持たねば!」
カズマ「本音は?」
ダクネス「正直、デコイだけでは物足りない……って、何を言わせる!」
8: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:16:19.72 ID:9SuV7Hv10
カズマ「うーん、でもダクネスが敵を倒す技を覚えれば戦闘がかなり楽になるな」
めぐみん「そうですね。元々攻撃力は高いですし……まぁ、当たらないだけで」ジー
アクア「お金はあるから装備にお金はかけられるしね……まぁ、どうせ当たらないけど」ジー
ダクネス「み、見るな!そんな目で私を見るな!」
カズマ「そうだぞみんな。そんな目で見ても、どうせこのド変態は感じるだけだから意味がないぞ」
ダクネス「違う!これに関しては普通に傷つくだけだ!……でもド変態という単語には……」
カズマ「モジモジしてこっち見るな!気持ち悪い!」
ダクネス「はぅっ//」
アクア「うーん、でもダクネスの必殺技ねぇ~」
めぐみん「必殺……やはり攻撃ですよね?何かありますか?」
カズマ「うーん」
ダクネス「じ、実は、その……候補はあるんだ」
カズマ「ん?」
ダクネス「ゲームで得た知識だから、実在するスキルかどうかわからないんだが……」
カズマ(……なんでこいつモジモジしてるんだ。やべぇ、嫌な予感しかしない)
めぐみん「そうですね。元々攻撃力は高いですし……まぁ、当たらないだけで」ジー
アクア「お金はあるから装備にお金はかけられるしね……まぁ、どうせ当たらないけど」ジー
ダクネス「み、見るな!そんな目で私を見るな!」
カズマ「そうだぞみんな。そんな目で見ても、どうせこのド変態は感じるだけだから意味がないぞ」
ダクネス「違う!これに関しては普通に傷つくだけだ!……でもド変態という単語には……」
カズマ「モジモジしてこっち見るな!気持ち悪い!」
ダクネス「はぅっ//」
アクア「うーん、でもダクネスの必殺技ねぇ~」
めぐみん「必殺……やはり攻撃ですよね?何かありますか?」
カズマ「うーん」
ダクネス「じ、実は、その……候補はあるんだ」
カズマ「ん?」
ダクネス「ゲームで得た知識だから、実在するスキルかどうかわからないんだが……」
カズマ(……なんでこいつモジモジしてるんだ。やべぇ、嫌な予感しかしない)
9: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:18:32.17 ID:9SuV7Hv10
ダクネス「もろば斬りという素晴らしいスキルを覚えたくて」
カズマ「アウトーーー!!!それダメだから!!」
ダクネス「なっ!?」
めぐみん「もろば斬りって何ですか?」
アクア「あれね、敵に大ダメージを与える必殺技なんだけど、デメリットとして自分もダメージを負うのよ」
めぐみん「あー……なるほど」
カズマ「ダメだ!ダメだ!絶対にダメだ!」
ダクネス「なぜ反対する!?私は聖騎士だ!自分を犠牲にしてでも敵を倒したい……という聖なる心意気で!」
カズマ「違うだろ!お前は自分を犠牲にしたいだけだろ!敵の生死なんてどうでもいいんだろう!?というかどうせ当たらないんだから意味なし!はい終了ーーーっ!」
ダクネス「お願いだ!覚えたいんだ!知っているやつを一緒に探してくれ!お願いだーーーっ!」
カズマ「ダメだ!ダメだ!ダメだ!!」
ダクネス「お願いだ!」
カズマ「ダメだ!」
ダクネス「--!」
カズマ「-!」
② 終わり
カズマ「アウトーーー!!!それダメだから!!」
ダクネス「なっ!?」
めぐみん「もろば斬りって何ですか?」
アクア「あれね、敵に大ダメージを与える必殺技なんだけど、デメリットとして自分もダメージを負うのよ」
めぐみん「あー……なるほど」
カズマ「ダメだ!ダメだ!絶対にダメだ!」
ダクネス「なぜ反対する!?私は聖騎士だ!自分を犠牲にしてでも敵を倒したい……という聖なる心意気で!」
カズマ「違うだろ!お前は自分を犠牲にしたいだけだろ!敵の生死なんてどうでもいいんだろう!?というかどうせ当たらないんだから意味なし!はい終了ーーーっ!」
ダクネス「お願いだ!覚えたいんだ!知っているやつを一緒に探してくれ!お願いだーーーっ!」
カズマ「ダメだ!ダメだ!ダメだ!!」
ダクネス「お願いだ!」
カズマ「ダメだ!」
ダクネス「--!」
カズマ「-!」
② 終わり
10: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:20:16.75 ID:9SuV7Hv10
③ゆんゆん「今年の目標は友達を一人作る事!」バニル「……」ウィズ「……」
ゆんゆん「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
ウィズ「あけましておめでとうございます。はい、こちらこそよろしくお願いしますね」
バニル「正月、せっかくの稼ぎ時にポンコツ店主のせいですっかり赤字だというのに、何がめでたいか知らんが、我輩の友人である汝が言うのであれば我輩もあいさつせねばなるまい。あけましておめでとうございます。昨年は沢山無償で働いて頂いてありがとうございました、今年もよろしくお願いします」
ゆんゆん「そ、そんな深々とおじぎしないでください!わ、私達、と、友達じゃないですか!困っている時に助け合うのが友達ですよ!」
バニル「フハハハハハハハハハハ。そうであったな!友人!友達!素晴らしき言葉だ!」
ゆんゆん「ですね!私もそう思います!」
ウィズ「バニルさんダメですよ、ゆんゆんさんを都合がよい時だけ利用したりしたら」
バニル「ほう、新年早々、食料が何もなく飢えていた所を、この挨拶に来るきっかけが欲しかったぼっち娘に助けてもらった貴様が言うか?貴様こそ食事の為、都合よく利用しただけではないのか?」
ウィズ「うっ」
ゆんゆん「気にしないでください!私、学生時代はいつも友達にご飯を奢ってましたから!友達なら奢るのが当たり前なんですよ」
バニル「そんな友人がおるか。それは都合よく騙されておるだけだ」
ゆんゆん「うっ」
ゆんゆん「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
ウィズ「あけましておめでとうございます。はい、こちらこそよろしくお願いしますね」
バニル「正月、せっかくの稼ぎ時にポンコツ店主のせいですっかり赤字だというのに、何がめでたいか知らんが、我輩の友人である汝が言うのであれば我輩もあいさつせねばなるまい。あけましておめでとうございます。昨年は沢山無償で働いて頂いてありがとうございました、今年もよろしくお願いします」
ゆんゆん「そ、そんな深々とおじぎしないでください!わ、私達、と、友達じゃないですか!困っている時に助け合うのが友達ですよ!」
バニル「フハハハハハハハハハハ。そうであったな!友人!友達!素晴らしき言葉だ!」
ゆんゆん「ですね!私もそう思います!」
ウィズ「バニルさんダメですよ、ゆんゆんさんを都合がよい時だけ利用したりしたら」
バニル「ほう、新年早々、食料が何もなく飢えていた所を、この挨拶に来るきっかけが欲しかったぼっち娘に助けてもらった貴様が言うか?貴様こそ食事の為、都合よく利用しただけではないのか?」
ウィズ「うっ」
ゆんゆん「気にしないでください!私、学生時代はいつも友達にご飯を奢ってましたから!友達なら奢るのが当たり前なんですよ」
バニル「そんな友人がおるか。それは都合よく騙されておるだけだ」
ゆんゆん「うっ」
11: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:20:46.96 ID:9SuV7Hv10
バニル「まったく、年末はあれほど儲かったというのに……」
ゆんゆん「あっ、そういえばそうですよね。年末は私もお手伝いしてお礼ということでお小遣いまで貰ったのに……」
ウィズ「うっ」
ゆんゆん「それで、その時の儲けはどうしたんです?」
ウィズ「うっ」
バニル「『うっ』『うっ』と胸を押さえておらんで、さっさと現状を説明しろ」
ウィズ「わ、わかりました。えーと、その、ゆんゆんさん、年末売った商品を覚えています?」
ゆんゆん「はい。暖かい風が出る手のひらサイズの魔道具で。えーと、魔力をほんの少しだけ使用して、それで暖かい風を出すんですよね?」
ウィズ「そ、その通りです」
ゆんゆん「凄い便利な商品ですよね!在庫が残っていれば紅魔の里の人にもプレゼントしたかったのに」
ウィズ「うっ」
ゆんゆん「ウィズさん?」
バニル「このポンコツ店主を見てわかる通り、実はこの商品、一つだけ欠点があったということだ」
ゆんゆん「え?……まさか、すぐ壊れるとかですか?」
ウィズ「い、いえ、耐久性は素晴らしくて上級魔法くらいでしか壊せないもので……普通に使う分には一生壊れないかと」
ゆんゆん「す、すごいですね」
ウィズ「え、ええ、凄かったんです……。本当に」
ゆんゆん「え、えーと、それで欠点って?」
ウィズ「うっ」
ゆんゆん「あっ、そういえばそうですよね。年末は私もお手伝いしてお礼ということでお小遣いまで貰ったのに……」
ウィズ「うっ」
ゆんゆん「それで、その時の儲けはどうしたんです?」
ウィズ「うっ」
バニル「『うっ』『うっ』と胸を押さえておらんで、さっさと現状を説明しろ」
ウィズ「わ、わかりました。えーと、その、ゆんゆんさん、年末売った商品を覚えています?」
ゆんゆん「はい。暖かい風が出る手のひらサイズの魔道具で。えーと、魔力をほんの少しだけ使用して、それで暖かい風を出すんですよね?」
ウィズ「そ、その通りです」
ゆんゆん「凄い便利な商品ですよね!在庫が残っていれば紅魔の里の人にもプレゼントしたかったのに」
ウィズ「うっ」
ゆんゆん「ウィズさん?」
バニル「このポンコツ店主を見てわかる通り、実はこの商品、一つだけ欠点があったということだ」
ゆんゆん「え?……まさか、すぐ壊れるとかですか?」
ウィズ「い、いえ、耐久性は素晴らしくて上級魔法くらいでしか壊せないもので……普通に使う分には一生壊れないかと」
ゆんゆん「す、すごいですね」
ウィズ「え、ええ、凄かったんです……。本当に」
ゆんゆん「え、えーと、それで欠点って?」
ウィズ「うっ」
12: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:22:03.86 ID:9SuV7Hv10
バニル「実はこの商品、スイッチを入れるが最後、一生オフにできん。使用者の魔力を死ぬまで消費するという素晴らしく問題がある商品だということだ」
ゆんゆん「っ!?」
ウィズ「うぅぅぅ、あああああああああああ。ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!こんな商品を販売してごめんなさい!」
バニル「というわけで、年始早々、我輩たちは商品の回収、返金にお詫びのお金で大赤字に。そしてそこの店主は大量の魔道具の破壊を行ったせいで腹ペコ店主になってしまったわけだ」
ウィズ「ああああああああ」
ゆんゆん「ウィズさんばかりが責められるのはおかしいです!私も……私がすぐに気付けば!」
バニル「そうだな。あんなに自信満々で『バニルさん、これは売れますよ』と、キリリッとした表情で言ってきた店主を信じた我輩のせいでもある。店主よ、気にするな。誰でも一つくらい失敗はするものだ。我輩も今回は無能店主を信じるという失敗をしたから気にするな。まぁ、汝はもう数えきれないくらいの失敗を----」
ウィズ「そうですね!」
バニル「ん?」
ウィズ「そうですよ!一回、たかが一回の失敗じゃないですか。長く生きていれば何回も失敗することもありますよね。私思いつきました!今回のお詫びとしてこの爆発ポーションを皆さんにお配りしてきます。もちろん防犯の為です」
ゆんゆん「……?」
ウィズ「ゆんゆんさん、もし家に泥棒が入ったとして、この爆発ポーションを開けたらどうなると思います?」
ゆんゆん「え、えーと」
ウィズ「そう、泥棒はびっくりして逃げ--」
バニル「家が木っ端微塵になくなるな」
ウィズ「……ぁ」
バニル「汝は疲れているのだ。もう余計な事はせず休むが吉。何なら千年ほど眠りについてもいいのだぞ?」
ウィズ「嫌ですよ。それより、私、もう一度謝ってこようと思います。今回は人命がかかった危険な商品。お詫びのお金だけじゃ私の申し訳ないという心は晴れません。もう一度皆さんに謝らないと!」
バニル「そうか……。あまり無理はするなよ」
ウィズ「はい!」
ゆんゆん「っ!?」
ウィズ「うぅぅぅ、あああああああああああ。ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!こんな商品を販売してごめんなさい!」
バニル「というわけで、年始早々、我輩たちは商品の回収、返金にお詫びのお金で大赤字に。そしてそこの店主は大量の魔道具の破壊を行ったせいで腹ペコ店主になってしまったわけだ」
ウィズ「ああああああああ」
ゆんゆん「ウィズさんばかりが責められるのはおかしいです!私も……私がすぐに気付けば!」
バニル「そうだな。あんなに自信満々で『バニルさん、これは売れますよ』と、キリリッとした表情で言ってきた店主を信じた我輩のせいでもある。店主よ、気にするな。誰でも一つくらい失敗はするものだ。我輩も今回は無能店主を信じるという失敗をしたから気にするな。まぁ、汝はもう数えきれないくらいの失敗を----」
ウィズ「そうですね!」
バニル「ん?」
ウィズ「そうですよ!一回、たかが一回の失敗じゃないですか。長く生きていれば何回も失敗することもありますよね。私思いつきました!今回のお詫びとしてこの爆発ポーションを皆さんにお配りしてきます。もちろん防犯の為です」
ゆんゆん「……?」
ウィズ「ゆんゆんさん、もし家に泥棒が入ったとして、この爆発ポーションを開けたらどうなると思います?」
ゆんゆん「え、えーと」
ウィズ「そう、泥棒はびっくりして逃げ--」
バニル「家が木っ端微塵になくなるな」
ウィズ「……ぁ」
バニル「汝は疲れているのだ。もう余計な事はせず休むが吉。何なら千年ほど眠りについてもいいのだぞ?」
ウィズ「嫌ですよ。それより、私、もう一度謝ってこようと思います。今回は人命がかかった危険な商品。お詫びのお金だけじゃ私の申し訳ないという心は晴れません。もう一度皆さんに謝らないと!」
バニル「そうか……。あまり無理はするなよ」
ウィズ「はい!」
13: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:23:26.21 ID:9SuV7Hv10
バニル「行ってしまったか……」
ゆんゆん「え、えーと、本当に私も謝りに行かなくてよかったんですか?」
バニル「ふむ。実をいうと、この街の人間は誰一人気にしていない。そもそも『どうせあの店だ。なにか欠点があるんだろうな』と思って買っておるし、『お詫びのお金でお酒が買えるぜ!』くらいにしか思っておらん」
ゆんゆん「そ、そうなんですね」
バニル「ところで我輩が見た所、何か大切な用事があったようだが?」
ゆんゆん「あっ……えーと、その……」
バニル「なるほど、友達か。我輩の占いだと今年は焦らず、来年を待つが吉と--」
ゆんゆん「来年!?あと一年待てば友達が出来るんですか!?」
バニル「い、いや、あくまでも占いであって」
ゆんゆん「やったぁーーー。じゃあ、私帰ります!来年に向けて、友達と話す話題を用意しないと……。あっ、あとランチ用に美味しいお店を探さなきゃ」
バニル「そ、そうか。頑張るんだぞ」
ゆんゆん「ありがとうございます!バニルさん。また今度遊びに来ますね!」
バニル「行ってしまったか……」
バニル「……」
バニル「我輩が適当な人間に変身して、ゆんゆんと仲良くなって『残念!我輩でした!』と言ったら、素晴らしい悪感情を頂けるだろうが……。まぁ、その代わり残機が1減るであろうな」
バニル(ああ、願わくば--)
バニル(あの友人の願いが叶いますように--)
バニル「まぁ、最悪サキュバス達を紹介するとするか」
14: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:24:18.95 ID:9SuV7Hv10
③ 終わり
15: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:26:11.91 ID:9SuV7Hv10
④アクア「最高で最強のプリーストの私がどんな呪いでも解呪してあげるわ」カズマ「おい!」
■1 ルナ(受付嬢)
ルナ「婚期が来ないんです!これはきっと呪い!なんとか解呪してください!」
アクア「お酒よ!お酒で酔わせれば男なんてイチコロよ!」
ルナ「なるほど!」
カズマ「おい!」
■1 ルナ(受付嬢)
ルナ「婚期が来ないんです!これはきっと呪い!なんとか解呪してください!」
アクア「お酒よ!お酒で酔わせれば男なんてイチコロよ!」
ルナ「なるほど!」
カズマ「おい!」
16: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:27:41.88 ID:9SuV7Hv10
■2 イグニス(ダクネス父)
イグニス「最近、私の娘が大量のロープとスライムを仕入れているのだが。用途が不明で……。きっと私の娘は呪われているに違いない。解呪してくれ!」
アクア「そのロープとスライムは夜の一人遊びに使うだけだから大丈夫よ!だから呪われてなんかないわ!」
イグニス「っ!?」
カズマ「おい!」
イグニス「最近、私の娘が大量のロープとスライムを仕入れているのだが。用途が不明で……。きっと私の娘は呪われているに違いない。解呪してくれ!」
アクア「そのロープとスライムは夜の一人遊びに使うだけだから大丈夫よ!だから呪われてなんかないわ!」
イグニス「っ!?」
カズマ「おい!」
17: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:28:33.58 ID:9SuV7Hv10
■3 ゆんゆん
ゆんゆん「私に友達ができません。きっと呪いです。解呪してください!」
アクア「……」
ゆんゆん「え、えーと……」
アクア「無理です。ごめんなさい」
ゆんゆん「!?」
カズマ「おい!」
ゆんゆん「『無理』という事はやっぱり呪いなんですね!呪いの解呪が『無理』という事なんですね!やったぁーーー。呪いなら解呪すれば友達ができる!ありがとうございます、アクアさん!私呪いなんかに負けず頑張ります!」
カズマ「ゆんゆん!?」
アクア「い、いや、呪いじゃなくて……って、ゆんゆんどっか行っちゃった……」
カズマ「……」
アクア「つ、次行きましょう」
ゆんゆん「私に友達ができません。きっと呪いです。解呪してください!」
アクア「……」
ゆんゆん「え、えーと……」
アクア「無理です。ごめんなさい」
ゆんゆん「!?」
カズマ「おい!」
ゆんゆん「『無理』という事はやっぱり呪いなんですね!呪いの解呪が『無理』という事なんですね!やったぁーーー。呪いなら解呪すれば友達ができる!ありがとうございます、アクアさん!私呪いなんかに負けず頑張ります!」
カズマ「ゆんゆん!?」
アクア「い、いや、呪いじゃなくて……って、ゆんゆんどっか行っちゃった……」
カズマ「……」
アクア「つ、次行きましょう」
18: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:29:24.86 ID:9SuV7Hv10
■4 ウィズ
ウィズ「うぅ……私の友人が私をポンコツ店主呼ばわりに……。でも、私も頑張ってるんです!確かに今月私のせいで1000万エリスの借金ができましたけど……私!」
アクア「大丈夫よ。ウィズ」
ウィズ「あ、アクア様?」
アクア「カズマがノー金利で1億エリス貸すわ。それを店の売上にしちゃえば、あの悪魔に褒められるわよ」
カズマ「おい!」
アクア「仕方ないわね。じゃあ、私がそのポンコツ店主呼ばわりする悪魔を消してあげるわ」
カズマ「おい!」
ウィズ「うぅ……私の友人が私をポンコツ店主呼ばわりに……。でも、私も頑張ってるんです!確かに今月私のせいで1000万エリスの借金ができましたけど……私!」
アクア「大丈夫よ。ウィズ」
ウィズ「あ、アクア様?」
アクア「カズマがノー金利で1億エリス貸すわ。それを店の売上にしちゃえば、あの悪魔に褒められるわよ」
カズマ「おい!」
アクア「仕方ないわね。じゃあ、私がそのポンコツ店主呼ばわりする悪魔を消してあげるわ」
カズマ「おい!」
19: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:30:38.34 ID:9SuV7Hv10
■5 タイツを被り身分を隠した女
タイツを被った女(ダクネス)「私が筋トレをすると、同じ家に住んでいる男が変な目で見てくるんだが……というかタイツを被ると息苦しくて気持ち良いな…………ぁ//」
アクア「服を着て筋トレをすればいいと思うわ。あとタイツを被って興奮するなんて変態さんだと思うの」
ダクネス「全裸で筋トレしているみたいな事を言うな!ちゃんと服を着ているじゃないか!あと私は変態ではない!淑女だ!」
カズマ「ったく、薄着すぎるんだよ。これだとまるで見てくれと言っているようなもんだろ。というか見られて興奮するなら、いっその事全裸になったらどうだ?」
ダクネス「ぜ、全裸などになれるか!私は貴族の娘だ!全裸など……しかし、全裸か……全裸も……ふむ……全裸かぁ……」
カズマ「おい!」
タイツを被った女(ダクネス)「私が筋トレをすると、同じ家に住んでいる男が変な目で見てくるんだが……というかタイツを被ると息苦しくて気持ち良いな…………ぁ//」
アクア「服を着て筋トレをすればいいと思うわ。あとタイツを被って興奮するなんて変態さんだと思うの」
ダクネス「全裸で筋トレしているみたいな事を言うな!ちゃんと服を着ているじゃないか!あと私は変態ではない!淑女だ!」
カズマ「ったく、薄着すぎるんだよ。これだとまるで見てくれと言っているようなもんだろ。というか見られて興奮するなら、いっその事全裸になったらどうだ?」
ダクネス「ぜ、全裸などになれるか!私は貴族の娘だ!全裸など……しかし、全裸か……全裸も……ふむ……全裸かぁ……」
カズマ「おい!」
20: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:31:57.56 ID:9SuV7Hv10
■6 仮面を被った謎の盗賊
仮面をつけた女(めぐみん)「爆裂娘とか爆裂脳とか爆裂魔とか間違ったあだ名をつけられて困っている可憐な美少女……美女がいるんだが」
アクア「ん?何も間違ってないと思うんだけど?」
めぐみん「おい!」
仮面をつけた女(めぐみん)「爆裂娘とか爆裂脳とか爆裂魔とか間違ったあだ名をつけられて困っている可憐な美少女……美女がいるんだが」
アクア「ん?何も間違ってないと思うんだけど?」
めぐみん「おい!」
21: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:32:31.86 ID:9SuV7Hv10
■7 カズマ
カズマ「俺の秘蔵のお酒がなくなったんだが?」
アクア「それは呪いじゃありませんね。残念ながら私は相談屋じゃありません。では、次の人がいるので、さっさと帰ってください。はい、次の人ー」
カズマ「おい!」
アクア「な、なによ!どうせあんまり入ってなかったんだから、別に飲んでもいいじゃない!」
カズマ「やっぱりお前じゃないか!」
アクア「なっ!?ま、まさか私を誘導尋問するなんてさすがカズマね。女神100点をあげるわ。じゃあ今日は店じまいよ。また明日来てね」
カズマ「今日の夕飯はふりかけご飯な」
アクア「ふ、ふん!別に怖くないわよ!今日の私は売上があるんだからね!私の夕飯だけ豪華なステーキにするわ!泣いて謝っても遅いんだからね!」
カズマ「じゃあ、めぐみんとダクネスと3人で外食してくるわ。アクアだけ豪華なステーキでも食べとくんだな」
アクア「カズマさあああん!ごめんなさい! 調子に乗ってごめんなさい!一人だと寂しいから!お願いだから私も連れて行って!仲間外れにしないでよぉー!」
カズマ「俺の秘蔵のお酒がなくなったんだが?」
アクア「それは呪いじゃありませんね。残念ながら私は相談屋じゃありません。では、次の人がいるので、さっさと帰ってください。はい、次の人ー」
カズマ「おい!」
アクア「な、なによ!どうせあんまり入ってなかったんだから、別に飲んでもいいじゃない!」
カズマ「やっぱりお前じゃないか!」
アクア「なっ!?ま、まさか私を誘導尋問するなんてさすがカズマね。女神100点をあげるわ。じゃあ今日は店じまいよ。また明日来てね」
カズマ「今日の夕飯はふりかけご飯な」
アクア「ふ、ふん!別に怖くないわよ!今日の私は売上があるんだからね!私の夕飯だけ豪華なステーキにするわ!泣いて謝っても遅いんだからね!」
カズマ「じゃあ、めぐみんとダクネスと3人で外食してくるわ。アクアだけ豪華なステーキでも食べとくんだな」
アクア「カズマさあああん!ごめんなさい! 調子に乗ってごめんなさい!一人だと寂しいから!お願いだから私も連れて行って!仲間外れにしないでよぉー!」
22: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:33:49.62 ID:9SuV7Hv10
■8 アクア
アクア「うぅ……。お願いだから私も……」
めぐみん「カズマ、アクアも反省しているみたいですし、連れて行っていいのでは?」
ダクネス「まったく、罵るなら私にしろとあれだけ言っているのに」
カズマ「……しょうがねえなあ。ほら、行くぞアクア」
アクア「やったー。わーい。カズマさんの奢りね。ねぇ、奢りって最高のスパイスだと思わない?」
カズマ「いや、お前の奢りだ。今日は儲かったんだろう?」
アクア「え?」
めぐみん「アクアありがとうございます。それにしても奢りって最高のスパイスだと思いませんか?」
ダクネス「ああ、そうだな。アクアもそう思わないか?」
アクア「な、な、な------なんでよーーー!!!」
④ 終わり
アクア「うぅ……。お願いだから私も……」
めぐみん「カズマ、アクアも反省しているみたいですし、連れて行っていいのでは?」
ダクネス「まったく、罵るなら私にしろとあれだけ言っているのに」
カズマ「……しょうがねえなあ。ほら、行くぞアクア」
アクア「やったー。わーい。カズマさんの奢りね。ねぇ、奢りって最高のスパイスだと思わない?」
カズマ「いや、お前の奢りだ。今日は儲かったんだろう?」
アクア「え?」
めぐみん「アクアありがとうございます。それにしても奢りって最高のスパイスだと思いませんか?」
ダクネス「ああ、そうだな。アクアもそう思わないか?」
アクア「な、な、な------なんでよーーー!!!」
④ 終わり
23: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:34:58.94 ID:9SuV7Hv10
⑤アクア「みんなで鍋パーティーをするわよ!」
ゆんゆん「ほ、本当に私もよかったんですか?」
アクア「いいのいいの」
ゆんゆん「ありがとうございます!あっ、これお礼のお肉です。鍋に使ってください」
アクア「ありがとう。せっかくだから全部使うわね」
ウィズ「私はレタスを持ってきました。八百屋さんからタダで分けてもらったので」
アクア「ありがとう、ウィズ。せっかくだけどこれはサラダに使わせてもらうわ」
ウィズ「すいません。こんなものしか用意できなくて」
アクア「ううん。気にしないで。困ったときはお互い様よ!」
ウィズ「アクア様……」
カズマ「みんな気にするなよ。こいつ金がない癖に鍋が食いたくなったからって、みんなを集めただけなんだからさ。みんな集めれば誰か食材を持ってくるだろうって」
めぐみん「まぁ、いいじゃないですか。鍋はみんなで食べたほうが美味しいですし」
ゆんゆん「ほ、本当に私もよかったんですか?」
アクア「いいのいいの」
ゆんゆん「ありがとうございます!あっ、これお礼のお肉です。鍋に使ってください」
アクア「ありがとう。せっかくだから全部使うわね」
ウィズ「私はレタスを持ってきました。八百屋さんからタダで分けてもらったので」
アクア「ありがとう、ウィズ。せっかくだけどこれはサラダに使わせてもらうわ」
ウィズ「すいません。こんなものしか用意できなくて」
アクア「ううん。気にしないで。困ったときはお互い様よ!」
ウィズ「アクア様……」
カズマ「みんな気にするなよ。こいつ金がない癖に鍋が食いたくなったからって、みんなを集めただけなんだからさ。みんな集めれば誰か食材を持ってくるだろうって」
めぐみん「まぁ、いいじゃないですか。鍋はみんなで食べたほうが美味しいですし」
24: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:35:30.65 ID:9SuV7Hv10
クリス「あははは。アクアさんらしいや」
ダクネス「クリスは白菜を持ってきてくれたのか」
クリス「鍋って言えば白菜だよね」
わいわいがやがや
カズマ(普段は騒がしいメンバーだが、鍋の時は騒がしいくらいがちょうどいいのかもな……)
アクア「さあ、出来たわよ」
ゆんゆん「どっちが沢山食べることができるか勝負よ!めぐみん!」
めぐみん「まったく、その内容は子供過ぎでしょう……」
ウィズ「蓋を開けますね」
\ドカーン/
バニル「フハハハハハハ!とても美味しくできた鍋だと思ったか?残念、我輩でした!おぉ!鍋を期待していた悪感情!美味である美味である!!」
アクア「ふふふふふふふ。あははははははは!」
ダクネス「ちょっとやめろアクア!ほらアクアの魔法でウィズが消えかけて……って、カズマ!カズマも止めてくれ!」
カズマ(神様、前言撤回します。だから、せめて----)
カズマ(飯くらい静かに食べられますように)
キャーギャードカーン
⑤ 終わり
ダクネス「クリスは白菜を持ってきてくれたのか」
クリス「鍋って言えば白菜だよね」
わいわいがやがや
カズマ(普段は騒がしいメンバーだが、鍋の時は騒がしいくらいがちょうどいいのかもな……)
アクア「さあ、出来たわよ」
ゆんゆん「どっちが沢山食べることができるか勝負よ!めぐみん!」
めぐみん「まったく、その内容は子供過ぎでしょう……」
ウィズ「蓋を開けますね」
\ドカーン/
バニル「フハハハハハハ!とても美味しくできた鍋だと思ったか?残念、我輩でした!おぉ!鍋を期待していた悪感情!美味である美味である!!」
アクア「ふふふふふふふ。あははははははは!」
ダクネス「ちょっとやめろアクア!ほらアクアの魔法でウィズが消えかけて……って、カズマ!カズマも止めてくれ!」
カズマ(神様、前言撤回します。だから、せめて----)
カズマ(飯くらい静かに食べられますように)
キャーギャードカーン
⑤ 終わり
25: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:37:10.31 ID:9SuV7Hv10
⑥アクア「お酒を抱いてないと眠れないの。だからこの子だけは!この子だけは!」カズマ(アル中じゃねぇか!)
屈強な男「このお酒は借金の形に貰っていくぜ」
アクア「やめて!その子だけはやめて!私、その子を抱いてないと眠れないのよぉぉ!!だから、お願い!その子だけはーーーー!!!」
カズマ「……」
アクア「カズマさーーーん!お願いだからお金を頂戴!あの子を取り返さないと!」
カズマ「……」
屈強な男「ん?あんたが代わりに借金を払ってもいいんだぜ?」
カズマ「いえいえ、さっさとそのお酒を持って行ってください」
アクア「カズマさぁぁぁぁぁん」
* * *
アクア「うぅ……ぐすっ。カズマのばかぁ……」
屈強な男「このお酒は借金の形に貰っていくぜ」
アクア「やめて!その子だけはやめて!私、その子を抱いてないと眠れないのよぉぉ!!だから、お願い!その子だけはーーーー!!!」
カズマ「……」
アクア「カズマさーーーん!お願いだからお金を頂戴!あの子を取り返さないと!」
カズマ「……」
屈強な男「ん?あんたが代わりに借金を払ってもいいんだぜ?」
カズマ「いえいえ、さっさとそのお酒を持って行ってください」
アクア「カズマさぁぁぁぁぁん」
* * *
アクア「うぅ……ぐすっ。カズマのばかぁ……」
26: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:37:51.28 ID:9SuV7Hv10
めぐみん「なるほど、それでアクアが泣き疲れて眠っているのですね。はぁ……私がその場にいれば少しぐらいお金を貸してあげられたのに」
カズマ「それはダメだ」
めぐみん「な、なぜですか?アクアはあんなにお酒の事を愛しているというのに」
カズマ「毎日朝から晩までお酒ばかり飲んでるだろう?少しはお酒の量を減らして貰わないと、いくらお金があっても足りないんだよ」
ダクネス「そうだ。最近のアクアはカズマ並みに自堕落だ。このままだと落ちる所まで落ちてしまう」
カズマ「へ?いやいや、アクアの方が自堕落だろう……」
めぐみん「そうですね。カズマ並みになったらおしまいですね」
カズマ「おい!」
アクア「きゃああああああああああああああ!!!」
ダクネス「な、なんだ!?」
めぐみん「ソファで寝ていたアクアが悲鳴を!?」
カズマ「アクア!どうした!?」
アクア「ご、ゴキブリが!ゴキブリが一杯!た、助けて!!」
カズマ「それはダメだ」
めぐみん「な、なぜですか?アクアはあんなにお酒の事を愛しているというのに」
カズマ「毎日朝から晩までお酒ばかり飲んでるだろう?少しはお酒の量を減らして貰わないと、いくらお金があっても足りないんだよ」
ダクネス「そうだ。最近のアクアはカズマ並みに自堕落だ。このままだと落ちる所まで落ちてしまう」
カズマ「へ?いやいや、アクアの方が自堕落だろう……」
めぐみん「そうですね。カズマ並みになったらおしまいですね」
カズマ「おい!」
アクア「きゃああああああああああああああ!!!」
ダクネス「な、なんだ!?」
めぐみん「ソファで寝ていたアクアが悲鳴を!?」
カズマ「アクア!どうした!?」
アクア「ご、ゴキブリが!ゴキブリが一杯!た、助けて!!」
27: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:38:50.07 ID:9SuV7Hv10
めぐみん「どこですか!私の食料を奪うゴキブリは!世間が許しても私が許しませんよ!アクア、どこにゴキブリがいるんですか!?」
アクア「こ、ここに、ほら沢山!た、助けて早く!目の前に沢山いるわ!」
ダクネス「な、なんだと……」
めぐみん「目の前?アクア!どこにゴキブリが!?」
アクア「ほら、たくさんいるじゃない!早く、爆裂魔法を!!」
めぐみん「え?えーと……ど、どこに?」
アクア「だから、目の前よ!」
カズマ「ま、まさか……」
ダクネス「そのようだな……」
めぐみん「え?え?どういうことです?」
アクア「こ、ここに、ほら沢山!た、助けて早く!目の前に沢山いるわ!」
ダクネス「な、なんだと……」
めぐみん「目の前?アクア!どこにゴキブリが!?」
アクア「ほら、たくさんいるじゃない!早く、爆裂魔法を!!」
めぐみん「え?えーと……ど、どこに?」
アクア「だから、目の前よ!」
カズマ「ま、まさか……」
ダクネス「そのようだな……」
めぐみん「え?え?どういうことです?」
28: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:39:31.94 ID:9SuV7Hv10
ダクネス「アクア」
アクア「ダクネス!?ダメよ!早く逃げて!カズマ、お願いだから助けてよ!ダクネスが鎧の中にゴキブリを入れて虫プレイを始めようとしているわ!」
ダクネス「そんな事しない!!!そんな事しないから、カズマもめぐみんも私から距離を取らないでくれ」
めぐみん「いえ、ダクネスなら、喜んでやるかなと……」
カズマ「俺はダクネスを信じていたぞ。仲間を信じないはずないだろっ」キリッ
ダクネス「よし、お前たちは後で説教部屋行きだ。だが今はアクアだ」
アクア「え?」
ダクネス「アクア、よく聞け。ゴキブリなどいない」
アクア「へ?だってこんなに沢山、ほ、ほら今もダクネスの頭の上に」
ダクネス「だからゴキブリはいない。それは幻覚だ」
アクア「え?げ、幻覚。でも、そんな魔法かけられた覚えが……」
ダクネス「アクア。これはアルコール依存症だ」
アクア「!?」
カズマ(そんなこんなでダクネスがアクアにアルコール依存症を説明して、アクアを元に戻す生活を開始した)
クエスト発生!!
<アルコール依存症のアクアを元に戻せ!>
* * *
アクア「ダクネス!?ダメよ!早く逃げて!カズマ、お願いだから助けてよ!ダクネスが鎧の中にゴキブリを入れて虫プレイを始めようとしているわ!」
ダクネス「そんな事しない!!!そんな事しないから、カズマもめぐみんも私から距離を取らないでくれ」
めぐみん「いえ、ダクネスなら、喜んでやるかなと……」
カズマ「俺はダクネスを信じていたぞ。仲間を信じないはずないだろっ」キリッ
ダクネス「よし、お前たちは後で説教部屋行きだ。だが今はアクアだ」
アクア「え?」
ダクネス「アクア、よく聞け。ゴキブリなどいない」
アクア「へ?だってこんなに沢山、ほ、ほら今もダクネスの頭の上に」
ダクネス「だからゴキブリはいない。それは幻覚だ」
アクア「え?げ、幻覚。でも、そんな魔法かけられた覚えが……」
ダクネス「アクア。これはアルコール依存症だ」
アクア「!?」
カズマ(そんなこんなでダクネスがアクアにアルコール依存症を説明して、アクアを元に戻す生活を開始した)
クエスト発生!!
<アルコール依存症のアクアを元に戻せ!>
* * *
29: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:40:03.86 ID:9SuV7Hv10
■数ヶ月後
めぐみん「ただいまー」
カズマ「帰ったぞー」
アクア「おかえりなさい。カズマさん、めぐみん。お風呂が沸いてますわよ。さあ、疲れた体を癒してください」
めぐみん「いつもありがとうございます。アクア」
アクア「いえ、これも私を悪(酒)から助けてくださった皆様への恩返しです。気にしないでください」
めぐみん「そ、そんな……」
カズマ(あれから、アクアは変わった。最初の頃は無茶苦茶壊れていたが、今はこうなってしまった……。いい女神をやっていると思う。今ならめぐみんもダクネスもアクアが女神だと信じるだろう。……いい事なのに、少しだけ寂しくも感じる)
ダクネス「おかえり二人とも。今日は久々に霜降り赤ガニだぞ。あと高級酒もある。アクアに関しては医者からも大丈夫だと言われたし、久々にみんなで飲もう」
カズマ「おぉー。それは楽しみだ」
めぐみん「早く食べましょう!すぐにお風呂に入って、出てきますね!」
ダクネス「こらこら、そんな子供みたいなことを言うな。最近寒いし、ゆっくり風呂に入ってくるといい」
アクア「ダメですよ」
カズマ「ん?」
めぐみん「ただいまー」
カズマ「帰ったぞー」
アクア「おかえりなさい。カズマさん、めぐみん。お風呂が沸いてますわよ。さあ、疲れた体を癒してください」
めぐみん「いつもありがとうございます。アクア」
アクア「いえ、これも私を悪(酒)から助けてくださった皆様への恩返しです。気にしないでください」
めぐみん「そ、そんな……」
カズマ(あれから、アクアは変わった。最初の頃は無茶苦茶壊れていたが、今はこうなってしまった……。いい女神をやっていると思う。今ならめぐみんもダクネスもアクアが女神だと信じるだろう。……いい事なのに、少しだけ寂しくも感じる)
ダクネス「おかえり二人とも。今日は久々に霜降り赤ガニだぞ。あと高級酒もある。アクアに関しては医者からも大丈夫だと言われたし、久々にみんなで飲もう」
カズマ「おぉー。それは楽しみだ」
めぐみん「早く食べましょう!すぐにお風呂に入って、出てきますね!」
ダクネス「こらこら、そんな子供みたいなことを言うな。最近寒いし、ゆっくり風呂に入ってくるといい」
アクア「ダメですよ」
カズマ「ん?」
30: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:41:24.36 ID:9SuV7Hv10
アクア「お酒なんて飲んではいけません。それは悪魔が下界の人間をダメにする為に作ったもの。そんな毒は飲んではいけません」
カズマ「まぁ、たまにならいいんじゃないか?」
アクア「その『たまに』がダメなんです」
ダクネス「そうだな。アクアのいう通りだ。今日は霜降り赤ガニだけにしておこう」
めぐみん「そ、そんなぁ……」
カズマ「どうせ、お前には飲ませないけどな」
めぐみん「みんな、私を子供扱いしすぎです!私だってもう結婚できる年齢だというのに!」
ダクネス「まぁまぁ、それより、このお酒はどうする?捨てるのも正直勿体ないんだが」
アクア「それでしたら、私が預かりましょう。本来お酒は神に捧げるもの。それにより、お酒に神の霊力が宿り、家を守ってくれると言います」
ダクネス「ほぅ。さすがアクアだ博識だな」
カズマ(そういえば、御神酒とか聞いたことがあるな)
アクア「では、私が預かりますね」
ダクネス「ああ、そうしてくれ」
めぐみん「では、私はお風呂に入ってきますね」
カズマ「じゃあ、みんな風呂に入ったら、霜降り赤ガニを食べることにしよう」
アクア「はい。わかりました」
カズマ「まぁ、たまにならいいんじゃないか?」
アクア「その『たまに』がダメなんです」
ダクネス「そうだな。アクアのいう通りだ。今日は霜降り赤ガニだけにしておこう」
めぐみん「そ、そんなぁ……」
カズマ「どうせ、お前には飲ませないけどな」
めぐみん「みんな、私を子供扱いしすぎです!私だってもう結婚できる年齢だというのに!」
ダクネス「まぁまぁ、それより、このお酒はどうする?捨てるのも正直勿体ないんだが」
アクア「それでしたら、私が預かりましょう。本来お酒は神に捧げるもの。それにより、お酒に神の霊力が宿り、家を守ってくれると言います」
ダクネス「ほぅ。さすがアクアだ博識だな」
カズマ(そういえば、御神酒とか聞いたことがあるな)
アクア「では、私が預かりますね」
ダクネス「ああ、そうしてくれ」
めぐみん「では、私はお風呂に入ってきますね」
カズマ「じゃあ、みんな風呂に入ったら、霜降り赤ガニを食べることにしよう」
アクア「はい。わかりました」
31: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:43:04.10 ID:9SuV7Hv10
* * *
ダクネス「なるほど、お酒を神に捧げるとは考えたことがなかった」
カズマ「まぁ、神様でもお酒好きなんだろう。女神でもお酒好きがいるって言うし」
ダクネス「そうだな。きっとエリス様も喜んでくれるだろう」
カズマ「うーん、どうだろうな?アクアの場合、アクシズ教徒だから、きっとアクシズ教の女神が喜ぶと思うぞ」
ダクネス「そうだったな。最近のアクアを見ると、とてもアクシズ教徒には見えなくてな」
カズマ「……」
ダクネス「しかし、あのアクアがお酒を『悪魔が用意した毒』と言うとは……。少し前なら考えられなかったな」
カズマ「そうだな…………え?今なんつった?」
ダクネス「ん?えーと、あのアクアがお酒を『悪魔が用意した毒』と言うとは……。少し前なら考えられなかったなと言ったんだが」
カズマ「……悪魔が用意した毒……」
ダクネス「どうかしたのか?」
カズマ「……」
ダクネス「なるほど、お酒を神に捧げるとは考えたことがなかった」
カズマ「まぁ、神様でもお酒好きなんだろう。女神でもお酒好きがいるって言うし」
ダクネス「そうだな。きっとエリス様も喜んでくれるだろう」
カズマ「うーん、どうだろうな?アクアの場合、アクシズ教徒だから、きっとアクシズ教の女神が喜ぶと思うぞ」
ダクネス「そうだったな。最近のアクアを見ると、とてもアクシズ教徒には見えなくてな」
カズマ「……」
ダクネス「しかし、あのアクアがお酒を『悪魔が用意した毒』と言うとは……。少し前なら考えられなかったな」
カズマ「そうだな…………え?今なんつった?」
ダクネス「ん?えーと、あのアクアがお酒を『悪魔が用意した毒』と言うとは……。少し前なら考えられなかったなと言ったんだが」
カズマ「……悪魔が用意した毒……」
ダクネス「どうかしたのか?」
カズマ「……」
32: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:43:48.00 ID:9SuV7Hv10
めぐみん「ふぅー。お風呂ちょうどいい温度で気持ちよかったです。あれ?アクアは?」
ダクネス「自室で休んでいるぞ」
めぐみん「珍しいですね。いつもでしたら暖炉の前で瞑想しているのに」
ダクネス「今日はずっと掃除をしていたから、疲れたんだろう」
めぐみん「なるほど。さすがアクアですね」
カズマ「おい!アクアは、アクアはどこにいるって言った!?」
ダクネス「ん?自室だがどうかしたのか?」
カズマ「行くぞ!」
めぐみん「?」
ダクネス「カズマ!?全速力でどこに行くんだ!?」
ダダダダダダダダ
カズマ(アクアは最初、酒の事を『毒』って言った)
カズマ(でも、次にあいつは酒の事を『神に捧げる物』って言った)
カズマ(くっ。この矛盾に早く気付くべきだった!)
ダクネス「自室で休んでいるぞ」
めぐみん「珍しいですね。いつもでしたら暖炉の前で瞑想しているのに」
ダクネス「今日はずっと掃除をしていたから、疲れたんだろう」
めぐみん「なるほど。さすがアクアですね」
カズマ「おい!アクアは、アクアはどこにいるって言った!?」
ダクネス「ん?自室だがどうかしたのか?」
カズマ「行くぞ!」
めぐみん「?」
ダクネス「カズマ!?全速力でどこに行くんだ!?」
ダダダダダダダダ
カズマ(アクアは最初、酒の事を『毒』って言った)
カズマ(でも、次にあいつは酒の事を『神に捧げる物』って言った)
カズマ(くっ。この矛盾に早く気付くべきだった!)
33: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:44:16.28 ID:9SuV7Hv10
カズマ「潜伏!」
カズマ(アクアの部屋に入るぞ!)
ガララララッ
アクア「ふへへへふふへへへぇ。カズマ達もまだまだね。ちょっとお利口さんしたら、すぐにこの子を渡してきたんだから。この子は少しずつゆっくり味わうわ。ふふふふふふふふ。あははあははははははは」
カズマ「おい、何をしている」
アクア「……………………………………あら、カズマさん。いけませんわよ。女性の部屋に無言で入るなんて。めっ!ですわ」
カズマ「うっせえええええ!それをよこせーーーー!!!!」
アクア「い、嫌よ!この子は私が貰ったの!この子だけはこの子だけは絶対に渡さないんだからーーーーーー!!!!!」
カズマ「『スティール』ッ!」
アクア「あっああーーーー!なんでカズマはいつも私の大切な物を奪うのよ!返してよ!私の大切な物を返してよーーーーーー!」
カズマ「うっせぇぇ!!」
クエスト失敗!!
⑥ 終わり
カズマ(アクアの部屋に入るぞ!)
ガララララッ
アクア「ふへへへふふへへへぇ。カズマ達もまだまだね。ちょっとお利口さんしたら、すぐにこの子を渡してきたんだから。この子は少しずつゆっくり味わうわ。ふふふふふふふふ。あははあははははははは」
カズマ「おい、何をしている」
アクア「……………………………………あら、カズマさん。いけませんわよ。女性の部屋に無言で入るなんて。めっ!ですわ」
カズマ「うっせえええええ!それをよこせーーーー!!!!」
アクア「い、嫌よ!この子は私が貰ったの!この子だけはこの子だけは絶対に渡さないんだからーーーーーー!!!!!」
カズマ「『スティール』ッ!」
アクア「あっああーーーー!なんでカズマはいつも私の大切な物を奪うのよ!返してよ!私の大切な物を返してよーーーーーー!」
カズマ「うっせぇぇ!!」
クエスト失敗!!
⑥ 終わり
34: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:45:38.45 ID:9SuV7Hv10
⑦カズマ「M人英雄伝ダクネス!?」ダクネス「まじんえいゆうでん、だくねす?」
ダクネス「ふむ」
カズマ「ダクネス。どうしたんだ?ハイヒールなんか眺めて」
ダクネス「いや、これで踏まれたら気持ちいいだろうな……ち、違う!そんな顔をするな!つい本音をポロリとしただけで!」
カズマ「い、いや、昼間から元気だなと思っただけで」
ダクネス「生まれ変われるなら男に生まれ変わって、女王様から踏まれたいとか絶対に思ってないからな!!」クワッ
カズマ「うっせえ!お前もうしゃべんな!!」
⑦ 終わり
ダクネス「ふむ」
カズマ「ダクネス。どうしたんだ?ハイヒールなんか眺めて」
ダクネス「いや、これで踏まれたら気持ちいいだろうな……ち、違う!そんな顔をするな!つい本音をポロリとしただけで!」
カズマ「い、いや、昼間から元気だなと思っただけで」
ダクネス「生まれ変われるなら男に生まれ変わって、女王様から踏まれたいとか絶対に思ってないからな!!」クワッ
カズマ「うっせえ!お前もうしゃべんな!!」
⑦ 終わり
35: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:48:23.15 ID:9SuV7Hv10
⑧カズマ「M人英雄伝ダクネス!」ウィズ「まじんえいゆうでん、だくねす?」
ウィズ「え?は、はぁ?まんいんでんしゃ?」
ダクネス「そうだ!カズマが住んでいた国では、満員電車という素晴らしいものがあったらしいんだ!」
ウィズ「うーん、でもそんな商品……聞いた事ありませんね」
ダクネス「だから、探してくれとお願いに来たんだ!頼む!この通りだ!」
ウィズ「だ、ダクネスさん。頭を上げてください!」
ダクネス「お願いだ……満員電車でもみくちゃにされたいんだ……」
ウィズ「わかりました!私も店主の端くれ。お客様が望んでいるのなら、私がその『まんいんでんしゃ』を見つけてきます!」
ダクネス「ありがとうウィズ!でも、無理はしないでくれ」
ウィズ「いえ、私、一生懸命頑張ります!」
バニル「小僧。どうにかしてくれ……」
カズマ「はぁ……ったく……」
⑧ 終わり
ウィズ「え?は、はぁ?まんいんでんしゃ?」
ダクネス「そうだ!カズマが住んでいた国では、満員電車という素晴らしいものがあったらしいんだ!」
ウィズ「うーん、でもそんな商品……聞いた事ありませんね」
ダクネス「だから、探してくれとお願いに来たんだ!頼む!この通りだ!」
ウィズ「だ、ダクネスさん。頭を上げてください!」
ダクネス「お願いだ……満員電車でもみくちゃにされたいんだ……」
ウィズ「わかりました!私も店主の端くれ。お客様が望んでいるのなら、私がその『まんいんでんしゃ』を見つけてきます!」
ダクネス「ありがとうウィズ!でも、無理はしないでくれ」
ウィズ「いえ、私、一生懸命頑張ります!」
バニル「小僧。どうにかしてくれ……」
カズマ「はぁ……ったく……」
⑧ 終わり
36: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:50:07.85 ID:9SuV7Hv10
⑨カズマ「自転車!」めぐみん「なるほど、これは便利ですね」
「『エクスプロージョン』----ッッッッ!」
\ドカーーーーン/
めぐみん「ふぅ……。1SS1回の日課も終わりですね」
カズマ「ん?なんの話だ?」
めぐみん「いえ、それより気になっていたのですが、それは?」
カズマ「自転車だ。俺の国の乗り物なんだ。ほら、こうやって乗るんだよ」
チリーンチリーン
めぐみん「なるほど、便利ですね」
カズマ「じゃあ、後ろに乗ってくれ」
めぐみん「え?」
カズマ「いつもおんぶだと俺が疲れるからな。こっちの方が楽だと思って自転車を作ったんだよ」
「『エクスプロージョン』----ッッッッ!」
\ドカーーーーン/
めぐみん「ふぅ……。1SS1回の日課も終わりですね」
カズマ「ん?なんの話だ?」
めぐみん「いえ、それより気になっていたのですが、それは?」
カズマ「自転車だ。俺の国の乗り物なんだ。ほら、こうやって乗るんだよ」
チリーンチリーン
めぐみん「なるほど、便利ですね」
カズマ「じゃあ、後ろに乗ってくれ」
めぐみん「え?」
カズマ「いつもおんぶだと俺が疲れるからな。こっちの方が楽だと思って自転車を作ったんだよ」
37: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:51:40.76 ID:9SuV7Hv10
* * *
カズマ「よし、乗ったな。じゃあ出発するぞ」
めぐみん「その、まだ爆裂魔法を撃ったばかりで力が入らないのでゆっくりお願いしますね」
カズマ「わかった。じゃあ、行くぞ」
チリーンチリーン
めぐみん「わっわわっ」
カズマ「ほら、ちゃんと捕まれって。大丈夫、お子様に捕まれたくらいで欲情する俺じゃないからさ」
めぐみん「……そうですね。危ないし捕まることにしましょう」
ギュッ
カズマ「……」
めぐみん「……」
カズマ「……」
めぐみん「カズマ?顔が赤いですよ?どうかしたのですか?お子様に捕まれても何とも思わないんですよね?」
カズマ「ち、違うこれは」
38: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:54:05.89 ID:9SuV7Hv10
めぐみん「本当に赤かったんですね。すいません、適当に言いました。では、ここからではカズマの顔がよく見えないので、一度自転車を止めて、照れたカズマの顔を見せてください」
カズマ「畜生!騙しやがったな!そういうめぐみんこそ顔が赤い癖に!」
めぐみん「ふふっ。バレてしまいましたか。いつもおぶって貰ってるのに不思議ですよね。今日はいつも以上に男らしさを感じて……その……たまにはこういうのもいいですね」
ギュッ
カズマ「っ!?」
めぐみん「ああ、これは自転車から落ちそうだから強めに抱き着いただけです。いい口実ができたとか思ってませんよ」
カズマ「そ、そうか、落ちたら危険だし、仕方ないよな」
めぐみん「あれ?どうしたのですか?耳まで赤くなってますよ?」
カズマ「うっせええ!さっさと帰るぞ!」
めぐみん「ふふっ」
カズマ「やめろ!!その嬉しそうな声をやめろーーーー!!!!」
⑨ 終わり
カズマ「畜生!騙しやがったな!そういうめぐみんこそ顔が赤い癖に!」
めぐみん「ふふっ。バレてしまいましたか。いつもおぶって貰ってるのに不思議ですよね。今日はいつも以上に男らしさを感じて……その……たまにはこういうのもいいですね」
ギュッ
カズマ「っ!?」
めぐみん「ああ、これは自転車から落ちそうだから強めに抱き着いただけです。いい口実ができたとか思ってませんよ」
カズマ「そ、そうか、落ちたら危険だし、仕方ないよな」
めぐみん「あれ?どうしたのですか?耳まで赤くなってますよ?」
カズマ「うっせええ!さっさと帰るぞ!」
めぐみん「ふふっ」
カズマ「やめろ!!その嬉しそうな声をやめろーーーー!!!!」
⑨ 終わり
39: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:55:40.27 ID:9SuV7Hv10
⑩ダクネス「ん?どうかしたのか?」アクア「……」
アクア「カズマが急に怒り出したの。私何もしてないのに」
ダクネス「なるほど、それで二人とも昼食の時は口をきかなかったのか……」
アクア「ふんっ。絶対に許さないんだから」
アクア「そもそもカズマはいっつも----」
ダクネス「ああ、そうだな。いつもカズマは----」
アクア「そう!そうなの!カズマはいつもいつも!」
ダクネス「でも、最後はいつも助けてくれる。そう思わないか?」
アクア「……ふんっ。私はまだ助けてもらってないもん」
ダクネス「そうか。でも、カズマのことだ。私たちが困ってるならきっと助けてくれる。そう思わないか?」
アクア「……」
ダクネス「ん?誰か向こうから走って……って、カズマか」
カズマ「よ、よう」
アクア「ふんっ」
アクア「カズマが急に怒り出したの。私何もしてないのに」
ダクネス「なるほど、それで二人とも昼食の時は口をきかなかったのか……」
アクア「ふんっ。絶対に許さないんだから」
アクア「そもそもカズマはいっつも----」
ダクネス「ああ、そうだな。いつもカズマは----」
アクア「そう!そうなの!カズマはいつもいつも!」
ダクネス「でも、最後はいつも助けてくれる。そう思わないか?」
アクア「……ふんっ。私はまだ助けてもらってないもん」
ダクネス「そうか。でも、カズマのことだ。私たちが困ってるならきっと助けてくれる。そう思わないか?」
アクア「……」
ダクネス「ん?誰か向こうから走って……って、カズマか」
カズマ「よ、よう」
アクア「ふんっ」
40: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:56:17.27 ID:9SuV7Hv10
カズマ「その……なんだ……俺が悪かった!すまん!ちょっと虫の居所が悪くてさ。アクアの鼻歌聞いてたらイラっときて……。本当に悪かった」
アクア「……」
カズマ「俺が悪かったよ。この通りだ。許してくれ」
アクア「……お酒」
カズマ「え?」
アクア「許してほしかったら、お酒買ってきて!買ってこないと許さないんだから!」
カズマ「あ、ああ、わかった。とびっきりの奴を買ってきてやるよ」
ダダダダダ
ダクネス「行ったな」
アクア「……」
ダクネス「よかったな。仲直りできて」
アクア「べ、別にカズマと仲直りなんかしたくなかったし」
ダクネス「顔がにやけてるぞ」
アクア「っ!!!?」
ダクネス「……」ニヤニヤ
アクア「に、にやけてなんかないもんっ!」
終わり
アクア「……」
カズマ「俺が悪かったよ。この通りだ。許してくれ」
アクア「……お酒」
カズマ「え?」
アクア「許してほしかったら、お酒買ってきて!買ってこないと許さないんだから!」
カズマ「あ、ああ、わかった。とびっきりの奴を買ってきてやるよ」
ダダダダダ
ダクネス「行ったな」
アクア「……」
ダクネス「よかったな。仲直りできて」
アクア「べ、別にカズマと仲直りなんかしたくなかったし」
ダクネス「顔がにやけてるぞ」
アクア「っ!!!?」
ダクネス「……」ニヤニヤ
アクア「に、にやけてなんかないもんっ!」
終わり
41: ◆xW69XHZIXl2A 2017/05/27(土) 23:56:52.21 ID:9SuV7Hv10
これにて終わりになります!
読んでくださった方がいたらありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!
読んでくださった方がいたらありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!
引用元: ・めぐみん「暇ですね」ゆんゆん「じゃあ短篇集するわよ!めぐみん!」
カズマ「風邪をひいただとっ!?」
2020-05-17
1: 名無しさん@おーぷん 2018/10/24(水)23:18:53 ID:SEC
~冬の討伐帰り~
カズマ「うぅ~、寒ぃ~っ!!」ブルブル
アクア「情けないわね。こんな寒さ、根性で耐えなさいよ、根性で」ホカホカ
カズマ「って、言いつつお前はなに、自分の体にカイロ貼り付けてんだよ!?」
アクア「カイロじゃなくて、ホットシートって言って、貼ると温かくなる魔道具よ」ホカホカ
カズマ「仕組みはカイロと一緒じゃねぇか。とりあえず、それよこせ!!」グイッ
アクア「嫌よ」ググッ
カズマ「よこせーーー!!」グイグイ
アクア「いーやーー!!」ググッ
ダクネス「こらこら、喧嘩はやめないか」
めぐみん「まったく、内容が内容で、くだらないですね」
カズマ「うぅ~、寒ぃ~っ!!」ブルブル
アクア「情けないわね。こんな寒さ、根性で耐えなさいよ、根性で」ホカホカ
カズマ「って、言いつつお前はなに、自分の体にカイロ貼り付けてんだよ!?」
アクア「カイロじゃなくて、ホットシートって言って、貼ると温かくなる魔道具よ」ホカホカ
カズマ「仕組みはカイロと一緒じゃねぇか。とりあえず、それよこせ!!」グイッ
アクア「嫌よ」ググッ
カズマ「よこせーーー!!」グイグイ
アクア「いーやーー!!」ググッ
ダクネス「こらこら、喧嘩はやめないか」
めぐみん「まったく、内容が内容で、くだらないですね」
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2: 名無しさん@おーぷん 2018/10/24(水)23:54:47 ID:SEC
カズマ「よこせええぇーーー!!」パッ
アクア「ちょっ、あらっ!!?」グラッ
ダクネス「おっと!?」ドンッ
めぐみん「わぁっ!?」ドンッ
カズマ「あ………」
バシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
アクア「ちょっ、あらっ!!?」グラッ
ダクネス「おっと!?」ドンッ
めぐみん「わぁっ!?」ドンッ
カズマ「あ………」
バシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
3: 名無しさん@おーぷん 2018/10/25(木)00:02:23 ID:DOI
~屋敷~
アクア「うぅ……」ブルブル
めぐみん「はっくしゅん!!」ブルブル
ダクネス「入浴し、着替えたというのに、寒さ故か、震えが止まらん」ブルブル
カズマ「悪い。俺がアクアからホットシートを無理に奪った反動でアクアがよろめき、拍子にアクアがダクネスとめぐみんにぶつかったせいで冬の冷たい川に落ちるとは…」
アクア「まったくよ。こうなったのはカズマさんのせいよ!」
めぐみん「いいえ、自分だけホットシートを独り占めにしていたアクアにも非があると思いますがね」
アクア「えええぇーーー!?」
ダクネス「まぁ、川に落ちたのは仕方ない。寝れば、明日には震えも止まるさ」
アクア「うぅ……」ブルブル
めぐみん「はっくしゅん!!」ブルブル
ダクネス「入浴し、着替えたというのに、寒さ故か、震えが止まらん」ブルブル
カズマ「悪い。俺がアクアからホットシートを無理に奪った反動でアクアがよろめき、拍子にアクアがダクネスとめぐみんにぶつかったせいで冬の冷たい川に落ちるとは…」
アクア「まったくよ。こうなったのはカズマさんのせいよ!」
めぐみん「いいえ、自分だけホットシートを独り占めにしていたアクアにも非があると思いますがね」
アクア「えええぇーーー!?」
ダクネス「まぁ、川に落ちたのは仕方ない。寝れば、明日には震えも止まるさ」
4: 名無しさん@おーぷん 2018/10/25(木)00:06:34 ID:DOI
~翌日~
カズマ「おはよう……」ファァーーー
シーーーーーーーーン
カズマ「って、あれ?」
カズマ「おーーーーーい」
シーーーーーーーーン
カズマ「……おかしいな。いつもこの時間帯は、一人か、二人はいるはずなのに…。」
カズマ「仕方ねぇ。それぞれの部屋に行って、様子を確認してみるか」
カズマ「おはよう……」ファァーーー
シーーーーーーーーン
カズマ「って、あれ?」
カズマ「おーーーーーい」
シーーーーーーーーン
カズマ「……おかしいな。いつもこの時間帯は、一人か、二人はいるはずなのに…。」
カズマ「仕方ねぇ。それぞれの部屋に行って、様子を確認してみるか」
5: 名無しさん@おーぷん 2018/10/25(木)00:10:14 ID:DOI
コンコン
カズマ「おい、アクア、居るか?」
アクア「ごほごほ…カズマ……さぁ~ん…」
カズマ「なんだ? 咳き込みと辛そうな声が……開けるぞ」ガチャ
アクア「はぁはぁ…/// ゲホゴホッ!!!」
カズマ「なっ、アクア!?」
カズマ「おい、アクア、居るか?」
アクア「ごほごほ…カズマ……さぁ~ん…」
カズマ「なんだ? 咳き込みと辛そうな声が……開けるぞ」ガチャ
アクア「はぁはぁ…/// ゲホゴホッ!!!」
カズマ「なっ、アクア!?」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/10/25(木)00:18:00 ID:DOI
カズマ「お前、風邪ひいたのか!」
アクア「ゲホゲホッ。く、悔しいけど……認めて…あげる…。そうよ…風邪……ひいた…みたい…なのよ……ゲホゲホッ!!!」
カズマ「辛そうなのと顔が赤いのは、熱か」
アクア「もう…朝起きたら…だるくて、だるくて…///」
カズマ「だるいのは、いつもだろ?」
アクア「な、こんな時に……冗談言わない…でよ!? 面倒くさい……から…だるいって言って…いるんじゃなくて……本気で起きたら……だるかった…のよ」
アクア「おまけに…咳まで……出るし……ゴホゴホ!!」
カズマ「分かった、分かった。ひとまず状態は把握したよ」
カズマ「とりあえず、ゆっくりしてろ。後で、食べれるもん用意してやっからよ」
アクア「ゲホゲホッ。く、悔しいけど……認めて…あげる…。そうよ…風邪……ひいた…みたい…なのよ……ゲホゲホッ!!!」
カズマ「辛そうなのと顔が赤いのは、熱か」
アクア「もう…朝起きたら…だるくて、だるくて…///」
カズマ「だるいのは、いつもだろ?」
アクア「な、こんな時に……冗談言わない…でよ!? 面倒くさい……から…だるいって言って…いるんじゃなくて……本気で起きたら……だるかった…のよ」
アクア「おまけに…咳まで……出るし……ゴホゴホ!!」
カズマ「分かった、分かった。ひとまず状態は把握したよ」
カズマ「とりあえず、ゆっくりしてろ。後で、食べれるもん用意してやっからよ」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/10/25(木)00:24:16 ID:DOI
コンコン
カズマ「めぐみ~ん、居るか?」
シーーーーーーーーーーーーン
カズマ「反応なし。部屋には居ないのか」
めぐみん「はぁはぁ……。カズマ、ですか?」
カズマ「おー、居たか。起きたらリビングにいなかったからよ…様子を見に来たぞ」
めぐみん「そ、そうですか、それは……ゲホゲホ!!」
カズマ「辛そうな声に、咳……ちょっと入るぞ」ガチャ
めぐみん「はぁはぁ…/// ゲホゲホ!!」
カズマ「あちゃー、めぐみんもか」
カズマ「めぐみ~ん、居るか?」
シーーーーーーーーーーーーン
カズマ「反応なし。部屋には居ないのか」
めぐみん「はぁはぁ……。カズマ、ですか?」
カズマ「おー、居たか。起きたらリビングにいなかったからよ…様子を見に来たぞ」
めぐみん「そ、そうですか、それは……ゲホゲホ!!」
カズマ「辛そうな声に、咳……ちょっと入るぞ」ガチャ
めぐみん「はぁはぁ…/// ゲホゲホ!!」
カズマ「あちゃー、めぐみんもか」
8: 名無しさん@おーぷん 2018/10/25(木)00:30:15 ID:DOI
カズマ「お前も風邪をひいて、熱もあるのか」
めぐみん「お前も、という…のは…?」
カズマ「実はアクアも風邪をひいて、熱を出したんだよ」
めぐみん「ええぇーー!?」
カズマ「だるいか?」
めぐみん「はぁはぁ……。もちろんです。朝起きたら、すぐだるさがあり、咳も……ゲホゴホ!!」
カズマ「そうか。アクアも同じ事言ってたぞ」
めぐみん「わ、私とした事が不覚…です」
カズマ「気にすんな。誰だって風邪はひくし、熱だって出る。」
カズマ「ゆっくり寝てろ。後で、食べ物、持ってくるからよ」
めぐみん「お前も、という…のは…?」
カズマ「実はアクアも風邪をひいて、熱を出したんだよ」
めぐみん「ええぇーー!?」
カズマ「だるいか?」
めぐみん「はぁはぁ……。もちろんです。朝起きたら、すぐだるさがあり、咳も……ゲホゴホ!!」
カズマ「そうか。アクアも同じ事言ってたぞ」
めぐみん「わ、私とした事が不覚…です」
カズマ「気にすんな。誰だって風邪はひくし、熱だって出る。」
カズマ「ゆっくり寝てろ。後で、食べ物、持ってくるからよ」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/10/25(木)00:36:15 ID:DOI
コンコン
カズマ「ダクネス、居るか?」
ダクネス「はぁはぁ…/// おのれ、体の中にいる悪い菌め……私をこのような状態にしてもまだ苦しめ続けるというのかっ?!?///」ゾクゾク
カズマ「……放っておくか。と、思ったが、仲間だ。一応、入ってみるか」ガチャ
ダクネス「はぁはぁ…いいだろう。さぁ、私の体を襲うがいい、菌め!だが、私の体は屈しても心の中までは??」ゾクゾク
カズマ「おい、ダクネス!」
ダクネス「!?……か、かっかっかっか………カズマァーーッ!!?///」ビクッ
カズマ「ダクネス、居るか?」
ダクネス「はぁはぁ…/// おのれ、体の中にいる悪い菌め……私をこのような状態にしてもまだ苦しめ続けるというのかっ?!?///」ゾクゾク
カズマ「……放っておくか。と、思ったが、仲間だ。一応、入ってみるか」ガチャ
ダクネス「はぁはぁ…いいだろう。さぁ、私の体を襲うがいい、菌め!だが、私の体は屈しても心の中までは??」ゾクゾク
カズマ「おい、ダクネス!」
ダクネス「!?……か、かっかっかっか………カズマァーーッ!!?///」ビクッ
10: 名無しさん@おーぷん 2018/10/25(木)00:47:57 ID:DOI
カズマ「いつものお取り込み中で、悪かったな。心配で、様子を見に来たぞ」
ダクネス「そ、そうか!?/// は、ははは……うっ、ゲホゲホ!!!」
カズマ「風邪をひいてるなら、無理に笑わなくてもいいんだぞ」
ダクネス「す、すまない…。」
カズマ「はぁー、まさかのダクネスまでも風邪をひいて熱を出していたとはなぁ」
ダクネス「私までも、という事は他にひいたのが居るのか?」
カズマ「あぁ。アクアとめぐみんだ。二人とも、お前みたいに風邪ひいて熱出してダウンだ」
ダクネス「そうだったのか……。うっ、ゲホゲホ!!」
カズマ「お前もだるいか?」
ダクネス「少しな。朝起きたら少しだけだるくてな……仕方ないからほんのちょっとだけ横になったら、今度は咳が出て来たという訳だ」
カズマ「アクアにめぐみんと同じか!」
ダクネス「本当に、すまないな…」
カズマ「気にするな。ゆっくり治していけばいいって」
カズマ「今はゆっくり寝てろよ。後で、食べ物用意して来るからよ」
ダクネス「そ、そうか!?/// は、ははは……うっ、ゲホゲホ!!!」
カズマ「風邪をひいてるなら、無理に笑わなくてもいいんだぞ」
ダクネス「す、すまない…。」
カズマ「はぁー、まさかのダクネスまでも風邪をひいて熱を出していたとはなぁ」
ダクネス「私までも、という事は他にひいたのが居るのか?」
カズマ「あぁ。アクアとめぐみんだ。二人とも、お前みたいに風邪ひいて熱出してダウンだ」
ダクネス「そうだったのか……。うっ、ゲホゲホ!!」
カズマ「お前もだるいか?」
ダクネス「少しな。朝起きたら少しだけだるくてな……仕方ないからほんのちょっとだけ横になったら、今度は咳が出て来たという訳だ」
カズマ「アクアにめぐみんと同じか!」
ダクネス「本当に、すまないな…」
カズマ「気にするな。ゆっくり治していけばいいって」
カズマ「今はゆっくり寝てろよ。後で、食べ物用意して来るからよ」
11: 名無しさん@おーぷん 2018/10/26(金)00:53:39 ID:XET
カズマ「あいつらに出す食事はおかゆにしよう。この世界には米もあるし、おかゆを作って、前購入した土鍋にでも入れて持っていくか」
カズマ「後、必要なもんは水枕とか薬とか、水分を取る為に水もいるな」
カズマ「でも、薬って言っても風邪薬とかあんのかな、この世界? いや、待てよ……前に使った回復アイテムのポーション、あれを薬代わりとして試してみるか!」
カズマ「んで、水枕は魔道具で同じ物探して、もし見つかったら代用するか!」
カズマ「水は俺のスキル「クリエイト・ウォーター」があるから、OKだな」
カズマ「そうだ。風邪とか体調不良に良いアイテムがあったら、それを試す手もあるな。」
カズマ「よし。ひとまず、必要なもんを揃えるとしますか!」
カズマ「後、必要なもんは水枕とか薬とか、水分を取る為に水もいるな」
カズマ「でも、薬って言っても風邪薬とかあんのかな、この世界? いや、待てよ……前に使った回復アイテムのポーション、あれを薬代わりとして試してみるか!」
カズマ「んで、水枕は魔道具で同じ物探して、もし見つかったら代用するか!」
カズマ「水は俺のスキル「クリエイト・ウォーター」があるから、OKだな」
カズマ「そうだ。風邪とか体調不良に良いアイテムがあったら、それを試す手もあるな。」
カズマ「よし。ひとまず、必要なもんを揃えるとしますか!」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/10/27(土)00:22:44 ID:q4R
~ウィズ魔道具店~
カズマ「急に来て悪いな、ウィズ」
ウィズ「いいえ。カズマさんにはいつもお世話になってますから」
カズマ「で、俺が欲しいのはポーション三つだ。」
ウィズ「はい。ポーションですね」
カズマ「それと他に、体調不良とかに良い物ってないか?」
ウィズ「体調不良ですか…? ちなみに一体誰が?」
カズマ「アクアとめぐみん、ダクネスだ」
ウィズ「ええぇーー、三人ともですか!?」
カズマ「あぁ。ただの風邪だけど、そもそも風邪をひいた原因は俺にあるかもしれなくてな…」
ウィズ「えっ? それはまた、どうしてですか?」
カズマ「急に来て悪いな、ウィズ」
ウィズ「いいえ。カズマさんにはいつもお世話になってますから」
カズマ「で、俺が欲しいのはポーション三つだ。」
ウィズ「はい。ポーションですね」
カズマ「それと他に、体調不良とかに良い物ってないか?」
ウィズ「体調不良ですか…? ちなみに一体誰が?」
カズマ「アクアとめぐみん、ダクネスだ」
ウィズ「ええぇーー、三人ともですか!?」
カズマ「あぁ。ただの風邪だけど、そもそも風邪をひいた原因は俺にあるかもしれなくてな…」
ウィズ「えっ? それはまた、どうしてですか?」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/10/27(土)00:30:54 ID:q4R
カズマ「実は………」カクカクシカジカ
ウィズ「はぁ…争っていたら、アクア様にめぐみんさん、ダクネスさんと続くように冷たい川に落ちた、という事ですか」
カズマ「そうなんだよ。きっとそれが元でアクア達全員は、風邪をひいたと俺は思うんだよ」
カズマ「正直、俺があそこで争って、アクアが転倒するきっかけさえ作らなければ、こんな事にはならなかったのかもしれない」
ウィズ「カズマさん…」
カズマ「おっと少し暗くなるような話題して悪かった。それで、体調不良に良い物ってないか?」
ウィズ「そうですねぇ~……あっ、そういえば、体調不調に良いとされる魔道具がちょうど三つくらいあるのを思い出しました。」
カズマ「おっ、それは気になるな。ちょっと見せてくれ?」
ウィズ「はぁ…争っていたら、アクア様にめぐみんさん、ダクネスさんと続くように冷たい川に落ちた、という事ですか」
カズマ「そうなんだよ。きっとそれが元でアクア達全員は、風邪をひいたと俺は思うんだよ」
カズマ「正直、俺があそこで争って、アクアが転倒するきっかけさえ作らなければ、こんな事にはならなかったのかもしれない」
ウィズ「カズマさん…」
カズマ「おっと少し暗くなるような話題して悪かった。それで、体調不良に良い物ってないか?」
ウィズ「そうですねぇ~……あっ、そういえば、体調不調に良いとされる魔道具がちょうど三つくらいあるのを思い出しました。」
カズマ「おっ、それは気になるな。ちょっと見せてくれ?」
14: 名無しさん@おーぷん 2018/10/27(土)00:42:22 ID:q4R
………………………………………………
………………………………
…………………
カズマ「成る程な。でも、ちょうど良いな。欲しかった水枕の代わりになるような物もあるし、他の二つも良さそうだ」
ウィズ「そうですか。気に入って貰えて嬉しいです。それで、お買いになられますか?」
カズマ「あぁ。いくらだ?」
ウィズ「3000エリスになります」
カズマ「少しお買い得だな。こういうのってもっと高いと思ったが。」
ウィズ「ポーションは別としましても、そちらの魔道具三点はちょっとした売れ残りですので、多少ですが、安くしました」
カズマ「悪いな!」
ウィズ「いいえ♪ それとカズマさん」
カズマ「んっ?」
ウィズ「アクア様とめぐみんさん、ダクネスさんに、私がお大事に、と言っていたと伝えてはくれませんか?」
カズマ「あぁ。いいぞ!」
ウィズ「すみません。それと、お買い物ありがとうございます」ニコリ
カズマ「またな、ウィズ! こっちこそ色々とありがとな」
ウィズ「はい♪」ニコッ
………………………………
…………………
カズマ「成る程な。でも、ちょうど良いな。欲しかった水枕の代わりになるような物もあるし、他の二つも良さそうだ」
ウィズ「そうですか。気に入って貰えて嬉しいです。それで、お買いになられますか?」
カズマ「あぁ。いくらだ?」
ウィズ「3000エリスになります」
カズマ「少しお買い得だな。こういうのってもっと高いと思ったが。」
ウィズ「ポーションは別としましても、そちらの魔道具三点はちょっとした売れ残りですので、多少ですが、安くしました」
カズマ「悪いな!」
ウィズ「いいえ♪ それとカズマさん」
カズマ「んっ?」
ウィズ「アクア様とめぐみんさん、ダクネスさんに、私がお大事に、と言っていたと伝えてはくれませんか?」
カズマ「あぁ。いいぞ!」
ウィズ「すみません。それと、お買い物ありがとうございます」ニコリ
カズマ「またな、ウィズ! こっちこそ色々とありがとな」
ウィズ「はい♪」ニコッ
17: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)00:08:48 ID:Okw
~その後~
カズマ「さてと…ポーションにクリエイト・ウォーターで出した水が入ったビン、風邪に良い魔道具、そんでおかゆ、三つずつ…OKだな」
カズマ「じゃあ、まずは…」コンコン
カズマ「アクア、入るぞ」ガチャ
アクア「ふわぁっ!?」ビクッ
カズマ「大丈夫か…って、お前、一体なにやってんだよ!?」
アクア「なにって、シュワシュワを飲もうとしている所よ」ググッ
カズマ「バカか、お前は?! 風邪ひいてる時に酒を飲むのは体に悪いんだぞ!!」
アクア「何言ってんのよ。体調が悪いというほどシュワシュワを飲んで早く寝た方がいいの」
カズマ「だから、それがダメなんだよ!」
アクア「なによ。カズマが住んでた日本でもこういう言葉があるでしょ……「酒は百薬の長、されど万病のもと」ってね!」
カズマ「はぁっ!?」
アクア「だから、酒はしっかりとした薬って事、分かった?」
カズマ(絶対、意味が違うな…)
カズマ「さてと…ポーションにクリエイト・ウォーターで出した水が入ったビン、風邪に良い魔道具、そんでおかゆ、三つずつ…OKだな」
カズマ「じゃあ、まずは…」コンコン
カズマ「アクア、入るぞ」ガチャ
アクア「ふわぁっ!?」ビクッ
カズマ「大丈夫か…って、お前、一体なにやってんだよ!?」
アクア「なにって、シュワシュワを飲もうとしている所よ」ググッ
カズマ「バカか、お前は?! 風邪ひいてる時に酒を飲むのは体に悪いんだぞ!!」
アクア「何言ってんのよ。体調が悪いというほどシュワシュワを飲んで早く寝た方がいいの」
カズマ「だから、それがダメなんだよ!」
アクア「なによ。カズマが住んでた日本でもこういう言葉があるでしょ……「酒は百薬の長、されど万病のもと」ってね!」
カズマ「はぁっ!?」
アクア「だから、酒はしっかりとした薬って事、分かった?」
カズマ(絶対、意味が違うな…)
18: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)00:23:30 ID:Okw
カズマ「とにかく、風邪が治るまでシュワシュワは没収だ」パッ
アクア「あぁーーーーー、私のシュワシュワーーーッ!!?」
カズマ「それより…ほら、お水が入ったビンだ。コップ用意したから、飲みたかったら飲め」コトッ
カズマ「食事はおかゆだ。」
アクア「えぇーーー、おかゆぅ~!?」
カズマ「日本担当の女神だったら分かるだろ。日本じゃ風邪ひいて熱を出たら、食事はおかゆや雑炊が定番だ。我慢しろ」
アクア「ちぇっ!! あ~ぁ、肉とか脂っこい物が食べたいわ~」
カズマ「文句言うなら、下げるぞ。今、下げたら、お前は明日まで飯抜きだ。空腹のまま夜、寝られるのか?」
アクア「あぁもう、分かったわよ!!!」
カズマ「分かったなら、いい。で、薬はポーションな。それとウィズの店で水枕に近い魔道具を見つけて買って来たから、寝る時に使えよ」
アクア「ちょっと、なんであんなアンデッドの店のものなんか持ってくんのよ!?」
カズマ「風邪を早く治す為の物を探してたら見つけたんだ。つまりは、風邪をひいたお前の為だ、いいな?」
アクア「別にいいわよ。あんなクソアンデッドの店の物なんて無理して使いたくないし…」
カズマ「治りが遅くなればなるほど、シュワシュワも飲めないし、食べたい物も食べられなくて、しばらくおかゆになるぞ…それでもいいのか?」
アクア「あぁーーーーーーーーーーー、分かった、分かったわよおおぉーー!!?」
アクア「あぁーーーーー、私のシュワシュワーーーッ!!?」
カズマ「それより…ほら、お水が入ったビンだ。コップ用意したから、飲みたかったら飲め」コトッ
カズマ「食事はおかゆだ。」
アクア「えぇーーー、おかゆぅ~!?」
カズマ「日本担当の女神だったら分かるだろ。日本じゃ風邪ひいて熱を出たら、食事はおかゆや雑炊が定番だ。我慢しろ」
アクア「ちぇっ!! あ~ぁ、肉とか脂っこい物が食べたいわ~」
カズマ「文句言うなら、下げるぞ。今、下げたら、お前は明日まで飯抜きだ。空腹のまま夜、寝られるのか?」
アクア「あぁもう、分かったわよ!!!」
カズマ「分かったなら、いい。で、薬はポーションな。それとウィズの店で水枕に近い魔道具を見つけて買って来たから、寝る時に使えよ」
アクア「ちょっと、なんであんなアンデッドの店のものなんか持ってくんのよ!?」
カズマ「風邪を早く治す為の物を探してたら見つけたんだ。つまりは、風邪をひいたお前の為だ、いいな?」
アクア「別にいいわよ。あんなクソアンデッドの店の物なんて無理して使いたくないし…」
カズマ「治りが遅くなればなるほど、シュワシュワも飲めないし、食べたい物も食べられなくて、しばらくおかゆになるぞ…それでもいいのか?」
アクア「あぁーーーーーーーーーーー、分かった、分かったわよおおぉーー!!?」
19: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)00:44:20 ID:Okw
~で……~
アクア「まったく…」モグモグ
カズマ「文句呟きながら食うなよ。喉に詰まったりしたら大変だぞ」
アクア「大丈夫よ…」モグモグ
アクア「ふぅ~ん…カズマが作ったにしては美味しいわね」
カズマ「だろ?」
アクア「まぁ、私はおかゆは知識だけで、実際に見るのも食べるのも初めてなんだけど、さっき見た時は米だけ食べるなんて絶対味もしなさそうだし、食べる気になれないと思ったのよ…一瞬」
アクア「だけど、一口食べたら、米の旨味とか、米だけじゃない別の味…なんだか調味料を加えたような味が口いっぱいに広がって美味しいって思えるのよね」
カズマ「あぁ。俺が作ったおかゆは、特に途中の店で買った色々な調味料を加えたものなんだ。絶対に美味しいに決まってるさ」
アクア「調子に乗っちゃって。まっ、引きこもりのヒキニートさんが、高貴な女神様である私の為にしてくれたんだし、一応感謝はしといてあげるわ」
カズマ「ったく、偉そうに…。ってか、ヒキニートって呼ぶのは止めろっての!!」
アクア「まったく…」モグモグ
カズマ「文句呟きながら食うなよ。喉に詰まったりしたら大変だぞ」
アクア「大丈夫よ…」モグモグ
アクア「ふぅ~ん…カズマが作ったにしては美味しいわね」
カズマ「だろ?」
アクア「まぁ、私はおかゆは知識だけで、実際に見るのも食べるのも初めてなんだけど、さっき見た時は米だけ食べるなんて絶対味もしなさそうだし、食べる気になれないと思ったのよ…一瞬」
アクア「だけど、一口食べたら、米の旨味とか、米だけじゃない別の味…なんだか調味料を加えたような味が口いっぱいに広がって美味しいって思えるのよね」
カズマ「あぁ。俺が作ったおかゆは、特に途中の店で買った色々な調味料を加えたものなんだ。絶対に美味しいに決まってるさ」
アクア「調子に乗っちゃって。まっ、引きこもりのヒキニートさんが、高貴な女神様である私の為にしてくれたんだし、一応感謝はしといてあげるわ」
カズマ「ったく、偉そうに…。ってか、ヒキニートって呼ぶのは止めろっての!!」
20: 名無しさん@おーぷん 2018/10/30(火)01:01:02 ID:Okw
カズマ「はぁ~、まったく。…………なぁ」
アクア「なによ?」
カズマ「早く風邪、治せよ」
アクア「っ!」
カズマ「お前が元気にならないとクエストに行けないし、それにモンスターの討伐でもお前の支援や魔法は役に立ってる。確かに駄目かもしれないけど、一応パーティには必要な存在だ!」
カズマ「そんなお前が風邪でずっとダウンだなんて事も、仲間としては放っておけないしな。だから、頑張って治せ」
アクア「っ///」
カズマ「どうした、顔が赤いぞ? 熱でもあがったか?」
アクア「だ、大丈夫よ!!? それに別にお節介みたいな事はいいわよ」
カズマ「なんだよ、お節介じゃなくて、ちゃんとした心配だぞ」
アクア「とにかく、なんでもないわよ、別に……。」プイッ
アクア「…………カズマ」チラッ
カズマ「なんだ?」
アクア「…その………ありがとうっ///」ボソッ
カズマ「あぁん、なんだ、聞こえないぞ?」
アクア「な、なんでもないわよ!! ほら、おかわりよ、おかわり。さっさと、おかゆをよそりなさいよ!!!」スッ、グイグイ
カズマ「なんなんだよ、もう…。」
カズマ(ありがとう、か……フッ///)ニコニコ
アクア「なによ?」
カズマ「早く風邪、治せよ」
アクア「っ!」
カズマ「お前が元気にならないとクエストに行けないし、それにモンスターの討伐でもお前の支援や魔法は役に立ってる。確かに駄目かもしれないけど、一応パーティには必要な存在だ!」
カズマ「そんなお前が風邪でずっとダウンだなんて事も、仲間としては放っておけないしな。だから、頑張って治せ」
アクア「っ///」
カズマ「どうした、顔が赤いぞ? 熱でもあがったか?」
アクア「だ、大丈夫よ!!? それに別にお節介みたいな事はいいわよ」
カズマ「なんだよ、お節介じゃなくて、ちゃんとした心配だぞ」
アクア「とにかく、なんでもないわよ、別に……。」プイッ
アクア「…………カズマ」チラッ
カズマ「なんだ?」
アクア「…その………ありがとうっ///」ボソッ
カズマ「あぁん、なんだ、聞こえないぞ?」
アクア「な、なんでもないわよ!! ほら、おかわりよ、おかわり。さっさと、おかゆをよそりなさいよ!!!」スッ、グイグイ
カズマ「なんなんだよ、もう…。」
カズマ(ありがとう、か……フッ///)ニコニコ
21: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)00:25:00 ID:dRs
カズマ「めぐみん、入るぞ」コンコン、ガチャ
めぐみん「あっ、カズマ」
カズマ「体調はどうだ?」
めぐみん「まだ咳と熱が少々あります」
カズマ「風邪をひいたばかりだ、しょうがないさ」
カズマ「それより、ほら…水が入ったビンだ。コップを置いておくから飲めよ」コトッ
カズマ「薬はポーションだ。後、魔道具の一種だが、熱を冷ます為のシートみたいなのを買ったぞ」コトッ
めぐみん「熱を冷ますシート…ですか?」
カズマ「本来は熱い物に貼って熱を冷ますヤツみたいだが、人が張っても効果はあるそうだ。寝る直前でいいから、おでこに貼ってみろ。もしかしたら、熱も下がると思うぜ」
めぐみん「そうですか。そのような道具が……分かりました。後で使ってみますね」
カズマ「んで、これが食事だ。」ゴトッ
めぐみん「?……土鍋ですね。もしかして、食事は鍋物ですか?」
めぐみん「あっ、カズマ」
カズマ「体調はどうだ?」
めぐみん「まだ咳と熱が少々あります」
カズマ「風邪をひいたばかりだ、しょうがないさ」
カズマ「それより、ほら…水が入ったビンだ。コップを置いておくから飲めよ」コトッ
カズマ「薬はポーションだ。後、魔道具の一種だが、熱を冷ます為のシートみたいなのを買ったぞ」コトッ
めぐみん「熱を冷ますシート…ですか?」
カズマ「本来は熱い物に貼って熱を冷ますヤツみたいだが、人が張っても効果はあるそうだ。寝る直前でいいから、おでこに貼ってみろ。もしかしたら、熱も下がると思うぜ」
めぐみん「そうですか。そのような道具が……分かりました。後で使ってみますね」
カズマ「んで、これが食事だ。」ゴトッ
めぐみん「?……土鍋ですね。もしかして、食事は鍋物ですか?」
22: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)00:34:12 ID:dRs
カズマ「いや」パカッ
カズマ「これだよ!」
土鍋に入ったおかゆ『…』ホカホカ
めぐみん「??……なんですか、これは? 見る限りでは炊いたお米のようですが、いつも見るお米とは少々違うようで、なんだか違和感を感じますが…」
カズマ「めぐみんは初めて見ると思うが、これは「おかゆ」って言って、日本の食べられる料理の一つだ」
めぐみん「おかゆ…? ですが、ニホンは、確かカズマが住んでいた場所、でしたね」
カズマ「あぁ、その通りだよ。おかゆは、米に多くの水を入れて柔らかく煮たヤツで、結構美味いぞ。日本じゃ風邪をひいたり、体調不良の人が良く食べてて…体にもイイんだよ」
めぐみん「へ、へぇー、そうなんですか。」ゴクリ
カズマ「それに俺が昼間、色々な店で買った調味料を加えてあるから、一層美味いぞ」
めぐみん「なら、頂きます」ペコッ
カズマ「これだよ!」
土鍋に入ったおかゆ『…』ホカホカ
めぐみん「??……なんですか、これは? 見る限りでは炊いたお米のようですが、いつも見るお米とは少々違うようで、なんだか違和感を感じますが…」
カズマ「めぐみんは初めて見ると思うが、これは「おかゆ」って言って、日本の食べられる料理の一つだ」
めぐみん「おかゆ…? ですが、ニホンは、確かカズマが住んでいた場所、でしたね」
カズマ「あぁ、その通りだよ。おかゆは、米に多くの水を入れて柔らかく煮たヤツで、結構美味いぞ。日本じゃ風邪をひいたり、体調不良の人が良く食べてて…体にもイイんだよ」
めぐみん「へ、へぇー、そうなんですか。」ゴクリ
カズマ「それに俺が昼間、色々な店で買った調味料を加えてあるから、一層美味いぞ」
めぐみん「なら、頂きます」ペコッ
23: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)00:42:42 ID:dRs
めぐみん「………」モグモグ
カズマ「どうだ?」
めぐみん「!…………美味しい、です///」パアアアーー
カズマ「そうだろ」
めぐみん「美味しい、美味しい、美味しいです!!!」ガツガツ
カズマ「お、おい、めぐみん…!?」
めぐみん「米の柔らかさによる歯応えにどろっとしていて食べやすい感じ、様々な調味料での見事な味付け……」ガツガツ
カズマ「お~い……」
めぐみん「本当に美味しいですよ、カズマ!! これならば風邪にも効きそうですし、体にも優しそうで、元気にもなりそうです」コトッ
カズマ「………そうか。なんだか色々と語ってくれたようだが、ひとまず喜んで貰えたなら俺はもうそれでいい。」
カズマ「どうだ?」
めぐみん「!…………美味しい、です///」パアアアーー
カズマ「そうだろ」
めぐみん「美味しい、美味しい、美味しいです!!!」ガツガツ
カズマ「お、おい、めぐみん…!?」
めぐみん「米の柔らかさによる歯応えにどろっとしていて食べやすい感じ、様々な調味料での見事な味付け……」ガツガツ
カズマ「お~い……」
めぐみん「本当に美味しいですよ、カズマ!! これならば風邪にも効きそうですし、体にも優しそうで、元気にもなりそうです」コトッ
カズマ「………そうか。なんだか色々と語ってくれたようだが、ひとまず喜んで貰えたなら俺はもうそれでいい。」
24: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)00:45:13 ID:dRs
めぐみん「ぜひ、おかわりを。もう少し、食べたいので」
カズマ「はいはい。ただし、美味しいからってさっきみたいに早く食べるなよ。ゆっくり噛んで食べろよな」
めぐみん「分かってますよ。カズマはうるさいですねぇ~」
カズマ「おい、これはお前の為にだな…」
めぐみん「それも分かってますよ。」
めぐみん「はぁ~」
カズマ「どうした、いきなり溜め息なんかついて…?」
カズマ「はいはい。ただし、美味しいからってさっきみたいに早く食べるなよ。ゆっくり噛んで食べろよな」
めぐみん「分かってますよ。カズマはうるさいですねぇ~」
カズマ「おい、これはお前の為にだな…」
めぐみん「それも分かってますよ。」
めぐみん「はぁ~」
カズマ「どうした、いきなり溜め息なんかついて…?」
25: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)00:56:45 ID:dRs
めぐみん「いえ、こうして誰かと話して、食べていると紅魔の里にいる両親や妹を思い出しまして…」
カズマ「………」
めぐみん「それと、カズマが作ってくれたおかゆ、を食べた時、昔具合が悪かったときに母が作ってくれた、料理も思い出しましたよ」
めぐみん「あの時の料理が、今あるカズマが作ったおかゆと似てまして……味もなんだか同じようで、それでつい、思い出したのでしょう」
カズマ「………そうか。」
めぐみん「カズマ…」
カズマ「んっ?」
めぐみん「今、私が風邪をひいたと両親や妹が知れば、どう思うでしょうか?」
カズマ「そうだな…。驚くかもしれないけど、同時に凄い心配だってする、かな」
めぐみん「そう、ですよね」
カズマ「でも、お前が頑張って元気になれば、また安心するはずだ」
カズマ「………」
めぐみん「それと、カズマが作ってくれたおかゆ、を食べた時、昔具合が悪かったときに母が作ってくれた、料理も思い出しましたよ」
めぐみん「あの時の料理が、今あるカズマが作ったおかゆと似てまして……味もなんだか同じようで、それでつい、思い出したのでしょう」
カズマ「………そうか。」
めぐみん「カズマ…」
カズマ「んっ?」
めぐみん「今、私が風邪をひいたと両親や妹が知れば、どう思うでしょうか?」
カズマ「そうだな…。驚くかもしれないけど、同時に凄い心配だってする、かな」
めぐみん「そう、ですよね」
カズマ「でも、お前が頑張って元気になれば、また安心するはずだ」
26: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:13:39 ID:dRs
めぐみん「えっ!」
カズマ「実家の両親や妹がお前を見て心配すると思うなら……」
カズマ「お前自身が心配されないように、しっかりと頑張らないとな」
めぐみん「心配されないように頑張る……私もイケますかね?」
カズマ「もちろん、イケるさ! それにお前は爆裂魔法にばっか拘る変な奴だけどよ…」
めぐみん「おい!」
カズマ「一つの事しか愛せない、それだけっていう、真っ直ぐな気持ちを持ってるしな……なら、後は自分を信じて真っ直ぐ、ひたすら頑張って、そして家族を安心させればいい」
カズマ「お前なら出来る。だって、俺の仲間としてめぐみんは、凄い奴だからな!(まぁ、ある意味だけど…)」ニコリ
めぐみん「カズマ………///」ジーン
カズマ「んっ、どうした、顔が赤いぞ? 熱か?」
めぐみん「!? な、なんでもありませんよ。それより、カズマ…早くおかゆのおかわりを下さいよ」グイグイッ
カズマ「あ、おい、分かったから、そんなに急かすなって!?」
カズマ(そういえば、さっきの赤い顔……なんだか嬉しそうな顔付きだったな…。)
カズマ「実家の両親や妹がお前を見て心配すると思うなら……」
カズマ「お前自身が心配されないように、しっかりと頑張らないとな」
めぐみん「心配されないように頑張る……私もイケますかね?」
カズマ「もちろん、イケるさ! それにお前は爆裂魔法にばっか拘る変な奴だけどよ…」
めぐみん「おい!」
カズマ「一つの事しか愛せない、それだけっていう、真っ直ぐな気持ちを持ってるしな……なら、後は自分を信じて真っ直ぐ、ひたすら頑張って、そして家族を安心させればいい」
カズマ「お前なら出来る。だって、俺の仲間としてめぐみんは、凄い奴だからな!(まぁ、ある意味だけど…)」ニコリ
めぐみん「カズマ………///」ジーン
カズマ「んっ、どうした、顔が赤いぞ? 熱か?」
めぐみん「!? な、なんでもありませんよ。それより、カズマ…早くおかゆのおかわりを下さいよ」グイグイッ
カズマ「あ、おい、分かったから、そんなに急かすなって!?」
カズマ(そういえば、さっきの赤い顔……なんだか嬉しそうな顔付きだったな…。)
27: 名無しさん@おーぷん 2018/11/01(木)23:46:22 ID:BRL
カズマ「ダクネス、入るぞ」コンコン、ガチャ
ダクネス「カズマか…」
カズマ「大丈夫か?」
ダクネス「あぁ。ひとまず咳はないが、まだ熱っぽい感じだ」
カズマ「無理はするなよ。ほら、水分取れるように水の入ったビンとコップだ。飲めよ」
ダクネス「すまない」
カズマ「それと薬はポーション。それと風邪でも良く眠れるように、寝る時に良い魔道具「お香」だ」
ダクネス「お香か…。そういえば、私の実家でも寝る時に良くお香を焚いたものだ」
カズマ「そうなのか? じゃあ、ダクネスの家は大貴族だし、さぞかし最高級の物だったろうな…」
ダクネス「いや、そこまで上質なお香ではないぞ!? 確かに高額なお香もあったが、私が焚いたのはあくまで普通のお香だけだ!!」
ダクネス「カズマか…」
カズマ「大丈夫か?」
ダクネス「あぁ。ひとまず咳はないが、まだ熱っぽい感じだ」
カズマ「無理はするなよ。ほら、水分取れるように水の入ったビンとコップだ。飲めよ」
ダクネス「すまない」
カズマ「それと薬はポーション。それと風邪でも良く眠れるように、寝る時に良い魔道具「お香」だ」
ダクネス「お香か…。そういえば、私の実家でも寝る時に良くお香を焚いたものだ」
カズマ「そうなのか? じゃあ、ダクネスの家は大貴族だし、さぞかし最高級の物だったろうな…」
ダクネス「いや、そこまで上質なお香ではないぞ!? 確かに高額なお香もあったが、私が焚いたのはあくまで普通のお香だけだ!!」
28: 名無しさん@おーぷん 2018/11/01(木)23:53:26 ID:BRL
カズマ「んで、食事はおかゆ、な!」
ダクネス「お、おかゆ……??」
カズマ「あ、おかゆは俺が住んでた日本の料理だよ。基本米だけど、良く煮たから普通の米よりかなり柔らかくなってる」
ダクネス「あぁ…カズマが前に言っていた国か。成る程、そこの料理か…」ジイィィーー
ダクネス「うむ。確かに水っぽいというか、全体的に柔らかそうだな」
カズマ「色々な調味料を加えてるから、味も一層いいぞ。食べてみな」
ダクネス「では、頂こうか」
ダクネス「お、おかゆ……??」
カズマ「あ、おかゆは俺が住んでた日本の料理だよ。基本米だけど、良く煮たから普通の米よりかなり柔らかくなってる」
ダクネス「あぁ…カズマが前に言っていた国か。成る程、そこの料理か…」ジイィィーー
ダクネス「うむ。確かに水っぽいというか、全体的に柔らかそうだな」
カズマ「色々な調味料を加えてるから、味も一層いいぞ。食べてみな」
ダクネス「では、頂こうか」
29: 名無しさん@おーぷん 2018/11/02(金)00:11:30 ID:b97
ダクネス「………」モグモグ
カズマ「どうだ?」
ダクネス「うん、美味い! 美味だぞ、カズマ!!」
カズマ「そうか、良かった」
ダクネス「良く煮たお米の味に様々な調味料が合わさって、旨味が程よく出ている。それにお米の柔らかさも良い…口に入れた時の食感がたまらないぞ///」ウットリ
カズマ「そりゃあ、どうも」
ダクネス「それにこの味……昔、私が風邪をひいた時にお父様が作ってくれた料理の味を思い出すな…」
カズマ「えっ?」
ダクネス「カズマに分かるように説明しよう。昔、幼少の私は風邪をひいて熱が出た時があったんだ」
ダクネス「もう気持ちが悪くて、当時メイドたちが作ってくれた料理も受け付けないほど、私の病状は酷かったんだ」
ダクネス「そんな時、普段料理をしないはずのお父様が珍しく調理し、完成した料理を私の病床まで持ってくれた事があってな…。」
ダクネス「メイドの料理も受け付けなかった私の口が思わず開き、私はお父様の料理を口にしたんだ。そしたら、それが思いの外美味しかった事か。翌日には熱が下がり、風邪も治っていた。」
ダクネス「その時私は、きっとお父様の想いが料理に込められていて、それで体調が良くなった…とそう思った訳だ」
カズマ「へぇ~、いい話じゃねぇか!」
カズマ「どうだ?」
ダクネス「うん、美味い! 美味だぞ、カズマ!!」
カズマ「そうか、良かった」
ダクネス「良く煮たお米の味に様々な調味料が合わさって、旨味が程よく出ている。それにお米の柔らかさも良い…口に入れた時の食感がたまらないぞ///」ウットリ
カズマ「そりゃあ、どうも」
ダクネス「それにこの味……昔、私が風邪をひいた時にお父様が作ってくれた料理の味を思い出すな…」
カズマ「えっ?」
ダクネス「カズマに分かるように説明しよう。昔、幼少の私は風邪をひいて熱が出た時があったんだ」
ダクネス「もう気持ちが悪くて、当時メイドたちが作ってくれた料理も受け付けないほど、私の病状は酷かったんだ」
ダクネス「そんな時、普段料理をしないはずのお父様が珍しく調理し、完成した料理を私の病床まで持ってくれた事があってな…。」
ダクネス「メイドの料理も受け付けなかった私の口が思わず開き、私はお父様の料理を口にしたんだ。そしたら、それが思いの外美味しかった事か。翌日には熱が下がり、風邪も治っていた。」
ダクネス「その時私は、きっとお父様の想いが料理に込められていて、それで体調が良くなった…とそう思った訳だ」
カズマ「へぇ~、いい話じゃねぇか!」
30: 名無しさん@おーぷん 2018/11/02(金)00:19:45 ID:b97
カズマ「まさか、ダクネスにこんな良い思い出話があったとはねぇ…」
ダクネス「む、昔の話だがな!」
カズマ「で、俺のおかゆの味が、その父親が作った料理と同じ味って事は、親父さんは同じもんでも作ったのか?」
ダクネス「おそらくな。ただ分かるのは食感が似ていて、白いものだという記憶と、味があの時の味と似ているという感じだけだ」
カズマ「そうか。」
ダクネス「なぁ、カズマ」
カズマ「なんだ?」
ダクネス「普段、前衛に出て、元気な私がこうして体調を崩すとは…情けなく思えるだろ?」
カズマ「………」
ダクネス「いいんだ、はっきり言ってくれても構わない。正直に罵ってくれても構わないぞ///」ハァハァ
カズマ「別に情けないとは思ってないぞ、俺は」
ダクネス「へっ?」
ダクネス「む、昔の話だがな!」
カズマ「で、俺のおかゆの味が、その父親が作った料理と同じ味って事は、親父さんは同じもんでも作ったのか?」
ダクネス「おそらくな。ただ分かるのは食感が似ていて、白いものだという記憶と、味があの時の味と似ているという感じだけだ」
カズマ「そうか。」
ダクネス「なぁ、カズマ」
カズマ「なんだ?」
ダクネス「普段、前衛に出て、元気な私がこうして体調を崩すとは…情けなく思えるだろ?」
カズマ「………」
ダクネス「いいんだ、はっきり言ってくれても構わない。正直に罵ってくれても構わないぞ///」ハァハァ
カズマ「別に情けないとは思ってないぞ、俺は」
ダクネス「へっ?」
31: 名無しさん@おーぷん 2018/11/02(金)00:23:46 ID:b97
カズマ「誰だって体調を崩す時はあるさ…元気な奴でもな」
カズマ「それで情けないと思えるなら、風邪をひいた奴は皆、そうさ。だけど、皆はただ早く治そうと努力してまた元の元気を取り戻してるんだ」
カズマ「なら、情けないと思うよりもまずは、治そうと頑張ればいいんだよ。弱音を吐くな…強気になれ」
ダクネス「っ!」
カズマ「それで情けないと思えるなら、風邪をひいた奴は皆、そうさ。だけど、皆はただ早く治そうと努力してまた元の元気を取り戻してるんだ」
カズマ「なら、情けないと思うよりもまずは、治そうと頑張ればいいんだよ。弱音を吐くな…強気になれ」
ダクネス「っ!」
32: 名無しさん@おーぷん 2018/11/02(金)00:33:14 ID:b97
カズマ「それにお前は、うちのパーティにとって大事なメンバーだ。前衛として皆を守る為のな」
カズマ「だから、早く治して元気になれよ。そんでクエストに出て、また守りとして俺らを守ってくれよな!」
ダクネス「カズマ……///」ジーン
カズマ「どうした、ダクネス? 顔が赤いぞ、あがってきたのか、熱が!」
ダクネス「あ、いや……な、なんでもない!!?」
カズマ「?」
ダクネス「それよりカズマ、先ほどのおかゆと言ったか? その、おかゆをもう一回食べたいのだが、いいか?」スッ
カズマ「えっ…あ、あぁ! まだたくさん作ってあるから、別にいいぞ!!」
カズマ(ダクネスの顔付きも、めぐみんの時と同じように嬉しそうに見えた…ような……。)
カズマ「だから、早く治して元気になれよ。そんでクエストに出て、また守りとして俺らを守ってくれよな!」
ダクネス「カズマ……///」ジーン
カズマ「どうした、ダクネス? 顔が赤いぞ、あがってきたのか、熱が!」
ダクネス「あ、いや……な、なんでもない!!?」
カズマ「?」
ダクネス「それよりカズマ、先ほどのおかゆと言ったか? その、おかゆをもう一回食べたいのだが、いいか?」スッ
カズマ「えっ…あ、あぁ! まだたくさん作ってあるから、別にいいぞ!!」
カズマ(ダクネスの顔付きも、めぐみんの時と同じように嬉しそうに見えた…ような……。)
33: 名無しさん@おーぷん 2018/11/03(土)18:34:04 ID:UhS
~翌日~
アクア「おはよう~」
めぐみん「おはようございます、アクア」
ダクネス「アクアも元気になったか!」
アクア「えぇ、そういうめぐみんやダクネスも元気になったのね」
めぐみん「もちろん、元気ですよ。昨日の事が嘘みたいです」
ダクネス「これも、カズマの看病のおかげだな。私たち全員がダウンしていた中、一人で頑張って食事やら薬やらを用意してくれたからな」
めぐみん「まぁ、一番はカズマの励ましですかねぇ…。」
アクア「で、肝心の男はどうしたのよ?」キョロキョロ
めぐみん「あれ、そういえば、まだみてないですね」キョロキョロ
ダクネス「おそらく、まだ寝ているのだろう…。仕方ない、起こしにいくとしよう」スクッ
アクア「おはよう~」
めぐみん「おはようございます、アクア」
ダクネス「アクアも元気になったか!」
アクア「えぇ、そういうめぐみんやダクネスも元気になったのね」
めぐみん「もちろん、元気ですよ。昨日の事が嘘みたいです」
ダクネス「これも、カズマの看病のおかげだな。私たち全員がダウンしていた中、一人で頑張って食事やら薬やらを用意してくれたからな」
めぐみん「まぁ、一番はカズマの励ましですかねぇ…。」
アクア「で、肝心の男はどうしたのよ?」キョロキョロ
めぐみん「あれ、そういえば、まだみてないですね」キョロキョロ
ダクネス「おそらく、まだ寝ているのだろう…。仕方ない、起こしにいくとしよう」スクッ
34: 名無しさん@おーぷん 2018/11/03(土)18:42:39 ID:UhS
ダクネス「カズマ、入るぞ」コンコン、ガチャ
カズマ「う~ん……」ゴロン
ダクネス「おい、カズマ。いつまで寝てるつもりだ。もう朝だぞ…早く起きろ!」グイッ
カズマ「う~ん…ダクネスぅ~………///」ゴロン
ダクネス「って、どうした、やけに顔が赤いではないか!!?」
カズマ「悪い……。俺も風邪ひいたようだ……。熱があるようで、ボォーッとする…」
ダクネス「なんと、それは大変だ!? 分かった、急に起こして申し訳なかったな…今日は安静にしていろ!」
カズマ「ほ、ほんとに…悪いな…」ゴロン
カズマ「う~ん……」ゴロン
ダクネス「おい、カズマ。いつまで寝てるつもりだ。もう朝だぞ…早く起きろ!」グイッ
カズマ「う~ん…ダクネスぅ~………///」ゴロン
ダクネス「って、どうした、やけに顔が赤いではないか!!?」
カズマ「悪い……。俺も風邪ひいたようだ……。熱があるようで、ボォーッとする…」
ダクネス「なんと、それは大変だ!? 分かった、急に起こして申し訳なかったな…今日は安静にしていろ!」
カズマ「ほ、ほんとに…悪いな…」ゴロン
35: 名無しさん@おーぷん 2018/11/03(土)19:09:56 ID:UhS
ダクネス「と、いう訳だ!」
アクア「プークスクス。バカは風邪ひかないって言うけど、カズマさんの場合はバカじゃなくて、ただのヒキニートだから風邪ひいたのねぇ~www」クスクス
ダクネス「こら、アクア」ゴンッ
アクア「いったぁ!?」
ダクネス「病人を笑うものじゃない! それにカズマは昨日、私たち全員の看病をした…もしかしたら、今日のカズマの風邪もその時風邪がうつったか、看病を頑張った事による疲れから出た、可能性だってある」
ダクネス「つまりは、こうなったのも私たちが原因という訳でもある。ならば、笑いごとではないだろ」
めぐみん「そうです、ダクネスの言う通りですよ。病人のカズマを笑うものなら、アクアだって許しませんよ」
アクア「わ、分かったわよ!? 私が悪かったわ」
アクア「プークスクス。バカは風邪ひかないって言うけど、カズマさんの場合はバカじゃなくて、ただのヒキニートだから風邪ひいたのねぇ~www」クスクス
ダクネス「こら、アクア」ゴンッ
アクア「いったぁ!?」
ダクネス「病人を笑うものじゃない! それにカズマは昨日、私たち全員の看病をした…もしかしたら、今日のカズマの風邪もその時風邪がうつったか、看病を頑張った事による疲れから出た、可能性だってある」
ダクネス「つまりは、こうなったのも私たちが原因という訳でもある。ならば、笑いごとではないだろ」
めぐみん「そうです、ダクネスの言う通りですよ。病人のカズマを笑うものなら、アクアだって許しませんよ」
アクア「わ、分かったわよ!? 私が悪かったわ」
36: 名無しさん@おーぷん 2018/11/03(土)19:13:55 ID:UhS
ダクネス「という訳で、今日はカズマの看病は、私たちで分担して行うとしよう」
めぐみん「もちろんですよ。仲間同士ですから」
アクア「まぁ、カズマには昨日、世話になったし、今日は早く治るように私もなにかするわ」
ダクネス「では、カズマが早く治るよう願って、看病開始だ!」
めぐみん「おーーっ!」
アクア「おーっ……」
めぐみん「もちろんですよ。仲間同士ですから」
アクア「まぁ、カズマには昨日、世話になったし、今日は早く治るように私もなにかするわ」
ダクネス「では、カズマが早く治るよう願って、看病開始だ!」
めぐみん「おーーっ!」
アクア「おーっ……」
37: 名無しさん@おーぷん 2018/11/03(土)23:22:58 ID:UhS
~その後~
アクア「カズマさぁ~ん、風邪にはシュワシュワが一番よ」
カズマ「……バカ、風邪の時に酒を飲むのは一番、体に悪いんだよ……」
めぐみん「カズマカズマ~、風邪で寝ている時は暇でしょう? ならば、我が爆裂魔法を近くでお見せしましょう」
カズマ「見せなくていい。なにもするな……」
ダクネス「カズマ、何か欲しかったら遠慮なく言ってくれ! 何が望みだ、私を罵倒したいか、弄りたいか、それともおしおきでもしたいか?/////」ハァハァハァ
カズマ「俺がこの状態でもお前って奴は……」
アクア・めぐみん・ダクネス「「「ねぇカズマァ~(カズマ~)(カズマ)!!!」」」
カズマ「俺を心配して、声を掛けるのはいいけどよぉ……」
カズマ「これはいくらなんでもうるさぁーーーーーい、俺はゆっくり寝てたいんだ!! 静かにしろおおぉぉーーーーーー!!!!!」
おしまい
アクア「カズマさぁ~ん、風邪にはシュワシュワが一番よ」
カズマ「……バカ、風邪の時に酒を飲むのは一番、体に悪いんだよ……」
めぐみん「カズマカズマ~、風邪で寝ている時は暇でしょう? ならば、我が爆裂魔法を近くでお見せしましょう」
カズマ「見せなくていい。なにもするな……」
ダクネス「カズマ、何か欲しかったら遠慮なく言ってくれ! 何が望みだ、私を罵倒したいか、弄りたいか、それともおしおきでもしたいか?/////」ハァハァハァ
カズマ「俺がこの状態でもお前って奴は……」
アクア・めぐみん・ダクネス「「「ねぇカズマァ~(カズマ~)(カズマ)!!!」」」
カズマ「俺を心配して、声を掛けるのはいいけどよぉ……」
カズマ「これはいくらなんでもうるさぁーーーーーい、俺はゆっくり寝てたいんだ!! 静かにしろおおぉぉーーーーーー!!!!!」
おしまい
引用元: カズマ「風邪をひいただとっ!?」
もう一つの、この素晴らしい世界に祝福を!
2020-04-13
1: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)18:41:20 ID:7s6
この物語は本編のこのすばと少し違ったストーリーで進みます。また、省かれる部分もあります。
プロローグ『佐藤和真、その死』
カズマ「ハッ!?」
医者「おっ、気が付かれましたか」
カズマ「えっ、ここは!??」
医者「病院ですよ、佐藤和真さん」
カズマ「病院って俺は確か、女性を助けようとしてトラックに轢かれたはず…」
医者「いえ、トラックではなく、正確にはトラクターですよ」
カズマ「へっ!?」
医者「説明しますとトラックに轢かれると思った貴方は、咄嗟に女性を助けるため突き飛ばした」
医者「はずでしたが、実はそれはトラクターで、トラクターは女性の前で止まりましたよ」
カズマ「はぁっ!?」
医者「そして、貴方はそのままトラックに轢かれたと勘違いし、気絶してしまったという訳です」
カズマ「マジですかっ!?」
プロローグ『佐藤和真、その死』
カズマ「ハッ!?」
医者「おっ、気が付かれましたか」
カズマ「えっ、ここは!??」
医者「病院ですよ、佐藤和真さん」
カズマ「病院って俺は確か、女性を助けようとしてトラックに轢かれたはず…」
医者「いえ、トラックではなく、正確にはトラクターですよ」
カズマ「へっ!?」
医者「説明しますとトラックに轢かれると思った貴方は、咄嗟に女性を助けるため突き飛ばした」
医者「はずでしたが、実はそれはトラクターで、トラクターは女性の前で止まりましたよ」
カズマ「はぁっ!?」
医者「そして、貴方はそのままトラックに轢かれたと勘違いし、気絶してしまったという訳です」
カズマ「マジですかっ!?」
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【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)18:49:00 ID:7s6
医者「本当です。それと佐藤さんが勘違いで突き飛ばされた女性は、拍子に骨折し、現在うちの病院で入院されてます」
カズマ「ほ、ほんとか、それは!?」
医者「ただいま、貴方のご両親が病室にお詫びに行っているようですが、佐藤さんも行かれた方がよろしいかと」
カズマ「分かった。で、その人の病室は一体、どこに?」
医者「ここを出まして……」
カズマ「うおおぉぉぉーーーーっ!?」ガラッ
医者「あっ、廊下は掃除したばかりですよ!? スリッパも履かずに、裸足で病室を出られたら危n」
カズマ「ほ、ほんとか、それは!?」
医者「ただいま、貴方のご両親が病室にお詫びに行っているようですが、佐藤さんも行かれた方がよろしいかと」
カズマ「分かった。で、その人の病室は一体、どこに?」
医者「ここを出まして……」
カズマ「うおおぉぉぉーーーーっ!?」ガラッ
医者「あっ、廊下は掃除したばかりですよ!? スリッパも履かずに、裸足で病室を出られたら危n」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)18:53:48 ID:7s6
ツルッ
カズマ「うおおあああぁぁーーーーーー!!?」
ズザザアアアアァァーーーーーーーーーーーーーーーー
カズマ「うおおおおおおぉぉぉぉーーーーーーーーー!!?」
スザザアァァーーーーーーーーーーーーー
カズマ「と、とまれえぇぇぇーーーーーー!!!」
キッキッキィィーーー
カズマ「ふぅ、やっと止まt」グッ
ツルリ
カズマ「えっ!?」
スッテン
ゴン!!!
カズマ「うおおあああぁぁーーーーーー!!?」
ズザザアアアアァァーーーーーーーーーーーーーーーー
カズマ「うおおおおおおぉぉぉぉーーーーーーーーー!!?」
スザザアァァーーーーーーーーーーーーー
カズマ「と、とまれえぇぇぇーーーーーー!!!」
キッキッキィィーーー
カズマ「ふぅ、やっと止まt」グッ
ツルリ
カズマ「えっ!?」
スッテン
ゴン!!!
4: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)20:57:17 ID:7s6
タッタッタ
医者「はぁはぁ、佐藤さん、随分と長く廊下を滑ってましたが、大丈夫ですか!?」
カズマ「」
医者「あれ、佐藤さん?」
カズマ「」
医者「佐藤さーん?」
カズマ「」
医者「佐藤さん? ハッ、も、もしかして!?」タッタッタ
医者「死んでるううぅぅぅーーーーっ!!?」
カズマ「」
プロローグ『佐藤和真、その死』終わり
医者「はぁはぁ、佐藤さん、随分と長く廊下を滑ってましたが、大丈夫ですか!?」
カズマ「」
医者「あれ、佐藤さん?」
カズマ「」
医者「佐藤さーん?」
カズマ「」
医者「佐藤さん? ハッ、も、もしかして!?」タッタッタ
医者「死んでるううぅぅぅーーーーっ!!?」
カズマ「」
プロローグ『佐藤和真、その死』終わり
5: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)21:45:14 ID:7s6
第一章『異世界に降り立つヘタレと駄女神』
カズマ「…………………ハッ!!」パチッ
カズマ「ど、どこだ、ここは!? 俺はさっきまで病院にいたはずじゃ…」
???「佐藤和真さん。ようこそ、死後の世界へ」
カズマ「へっ?」
???「あなたはつい先程、不幸にも亡くなりました。短い人生でしたが、あなたは死んだのです」フッ
カズマ「………………はぁっ!?」
カズマ「…………………ハッ!!」パチッ
カズマ「ど、どこだ、ここは!? 俺はさっきまで病院にいたはずじゃ…」
???「佐藤和真さん。ようこそ、死後の世界へ」
カズマ「へっ?」
???「あなたはつい先程、不幸にも亡くなりました。短い人生でしたが、あなたは死んだのです」フッ
カズマ「………………はぁっ!?」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)21:56:52 ID:7s6
カズマ「いやいや、それはおかしい!!だって俺はある事情で病院送りになって、それからなぜだか廊下を滑って、そんで大きくコケただけだろ!!」
カズマ「なんで死ななきゃならねぇんだよ!!!」
アクア「そのコケた事が死因という事です」
カズマ「コケた事が?」
アクア「正確には「コケた際に頭を強く打った事による脳挫傷」になります」
カズマ「マジかよっ!?」
アクア「だけど、コケた原因が………もぅ……www」プルプル
カズマ「な、なんだよ?」
カズマ「なんで死ななきゃならねぇんだよ!!!」
アクア「そのコケた事が死因という事です」
カズマ「コケた事が?」
アクア「正確には「コケた際に頭を強く打った事による脳挫傷」になります」
カズマ「マジかよっ!?」
アクア「だけど、コケた原因が………もぅ……www」プルプル
カズマ「な、なんだよ?」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)22:05:48 ID:7s6
アクア「プッ、あははははは、あーはっはっはっは!!!」ゲラゲラ
カズマ「なんだよ、笑う暇があんならさっさと言えよ!?」
アクア「あははは、バナナの………皮……踏んだ……事、プークスクス!」ゲラゲラ
アクア「正直、この仕事長いけど、貴方のように情けない死に方した人、初めてよ、あーははははは!!!」ゲラゲラ
カズマ(くっ、なんだよ、こいつぅ~。)
カズマ(バナナの皮踏んだ拍子にコケて頭を打って死んだのは情けないかもしれんが、なぜ初対面のこいつにこんなにも馬鹿にされなきゃなんねぇんだよ!!)
カズマ「なんだよ、笑う暇があんならさっさと言えよ!?」
アクア「あははは、バナナの………皮……踏んだ……事、プークスクス!」ゲラゲラ
アクア「正直、この仕事長いけど、貴方のように情けない死に方した人、初めてよ、あーははははは!!!」ゲラゲラ
カズマ(くっ、なんだよ、こいつぅ~。)
カズマ(バナナの皮踏んだ拍子にコケて頭を打って死んだのは情けないかもしれんが、なぜ初対面のこいつにこんなにも馬鹿にされなきゃなんねぇんだよ!!)
8: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)22:21:40 ID:7s6
アクア「まぁ、ストレス発散はここまでにしておいて、自己紹介がまだだったわね」
アクア「私の名はアクア。日本において、若くして死んだ人間を導く女神よ」
カズマ「女神………マジモンか?」
アクア「失礼ね!!? 水を司る正真正銘の女神よ!!!」
カズマ「水を司るって水が操れるのか?」
アクア「まぁ、あまり女神の事をべらべら喋りたくないけど、私の場合はそうね。他に回復等の癒しや除霊も出来るのよ」
カズマ「(喋りたくないって言っておいて随分と喋りまくってるよ)ほぉー。」
アクア「聞いておいて適当にあしらうのは止めて!?せめて、驚きや敬意の対応を見せて欲しかったわよ!!」
アクア「私の名はアクア。日本において、若くして死んだ人間を導く女神よ」
カズマ「女神………マジモンか?」
アクア「失礼ね!!? 水を司る正真正銘の女神よ!!!」
カズマ「水を司るって水が操れるのか?」
アクア「まぁ、あまり女神の事をべらべら喋りたくないけど、私の場合はそうね。他に回復等の癒しや除霊も出来るのよ」
カズマ「(喋りたくないって言っておいて随分と喋りまくってるよ)ほぉー。」
アクア「聞いておいて適当にあしらうのは止めて!?せめて、驚きや敬意の対応を見せて欲しかったわよ!!」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/07/26(木)22:38:22 ID:7s6
カズマ「んで、俺はこれからどうなるんだ?」
アクア「今後の事に関して二つの選択肢があります。一つは生まれ変わって0から新たな人生を歩むか、もう一つは天国的な所でおじいちゃんみたいな暮らしをするか」
カズマ「前者だな」
アクア「返事は早いわよ!! まだ言ってない事があるのよ」
カズマ「はぁ?二つの選択肢があるっt」
アクア「それもあるけど、もっと凄いのがあってね」
カズマ「一応、聞いてやるよ。」
アクア「貴方、ゲームは好きでしょ? 生前を調べたけど、ゲーム好きの引きこもりオタクニートだって事が分かったし」
カズマ「おい!確かにそうだけど、女神を人間をそこまでボロクソ言うかぁ!?」
アクア「女神だからこそ、言えるのよ」フフン
カズマ(この野郎~)ギリッ
アクア「今後の事に関して二つの選択肢があります。一つは生まれ変わって0から新たな人生を歩むか、もう一つは天国的な所でおじいちゃんみたいな暮らしをするか」
カズマ「前者だな」
アクア「返事は早いわよ!! まだ言ってない事があるのよ」
カズマ「はぁ?二つの選択肢があるっt」
アクア「それもあるけど、もっと凄いのがあってね」
カズマ「一応、聞いてやるよ。」
アクア「貴方、ゲームは好きでしょ? 生前を調べたけど、ゲーム好きの引きこもりオタクニートだって事が分かったし」
カズマ「おい!確かにそうだけど、女神を人間をそこまでボロクソ言うかぁ!?」
アクア「女神だからこそ、言えるのよ」フフン
カズマ(この野郎~)ギリッ
10: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)00:30:12 ID:UvE
アクア「でね、私が紹介したい世界は、平和だった街に突如魔王軍が現れ、支配と略奪に変わったの」
アクア「そこで死んだ人のほとんどがもう二度と同じ世界に生まれたくないって生まれ変わるのを拒んで人が減っていく有様なのよ」
カズマ「つまり、俺がそこに行って魔王軍と戦えって事か?」
アクア「その通り。死んだ人間をその世界に送ろうって事が決まってね、ほとんどは同じ世界に行ったわよ」
アクア「あっ、もちろん、体と記憶はそのまま引き継がれるし、異世界語だって神々の親切サポートによって直接あなたの脳に必要な情報を一気にダウンロードしてクリアできるから。」
カズマ「そうかい、そうかい!」
アクア「…………まぁ、異世界語に関しては運が悪いと副作用で頭がパーになるかもしれないけど」ボソッ
カズマ「何か言ったか?」
アクア「何も言ってないわよ」
カズマ「嘘つけ、今運悪く副作用で頭がパーって?」
アクア「しつこいわね。だから、言ってないわよ!?」
カズマ(嘘だな…。)
アクア「そこで死んだ人のほとんどがもう二度と同じ世界に生まれたくないって生まれ変わるのを拒んで人が減っていく有様なのよ」
カズマ「つまり、俺がそこに行って魔王軍と戦えって事か?」
アクア「その通り。死んだ人間をその世界に送ろうって事が決まってね、ほとんどは同じ世界に行ったわよ」
アクア「あっ、もちろん、体と記憶はそのまま引き継がれるし、異世界語だって神々の親切サポートによって直接あなたの脳に必要な情報を一気にダウンロードしてクリアできるから。」
カズマ「そうかい、そうかい!」
アクア「…………まぁ、異世界語に関しては運が悪いと副作用で頭がパーになるかもしれないけど」ボソッ
カズマ「何か言ったか?」
アクア「何も言ってないわよ」
カズマ「嘘つけ、今運悪く副作用で頭がパーって?」
アクア「しつこいわね。だから、言ってないわよ!?」
カズマ(嘘だな…。)
11: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)01:10:12 ID:UvE
カズマ「ってか、俺が異世界に行ったって死んだらどうすんだよ?」
アクア「そういう時の為に才能とか武器とかそういう便利なものを一つだけ持って行ける権利を与えているのよ」
カズマ「それって普通のだろ?」
アクア「いいえ、才能はとてつもなく、武器はかなり強力な物よ。そういう即戦力を備えたまま異世界に行けば、ある程度はやっていけるようにする為にね」ウィンク
カズマ「そうか。(とてつもない才能や強力な武器を持ってRPGって、ゲームだったらチートだな)」
アクア「そういう時の為に才能とか武器とかそういう便利なものを一つだけ持って行ける権利を与えているのよ」
カズマ「それって普通のだろ?」
アクア「いいえ、才能はとてつもなく、武器はかなり強力な物よ。そういう即戦力を備えたまま異世界に行けば、ある程度はやっていけるようにする為にね」ウィンク
カズマ「そうか。(とてつもない才能や強力な武器を持ってRPGって、ゲームだったらチートだな)」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)01:22:38 ID:UvE
アクア「さぁ、選びなさい。たった一つだけ、あなたに何者にも負けない力を授けてあげましょう」バサッ
カズマ(とは言うものの、一つだけだろ?異世界に行くとしたら魔法が効果的か、というか一度魔法を使ってみてぇ!!)チラチラッ
パリッ
カズマ(んっ?)
アクア「」パリッ、モグモグ
カズマ(ポテチ食っとる!!?)
アクア「んっ、なによー、私の顔なんか見て?気持ち悪いんですけど…」
カズマ(き、気持ち悪っ!? くっ、この野郎~)
アクア「ってか、早くして~。どうせ何を選んで一緒よ、引きこもりのゲームオタクなんてたかが知れてるし」
カズマ「お、オタって俺はオタクじゃない。そもそも家以外で死んだから引きこもりでもない!!」
カズマ(とは言うものの、一つだけだろ?異世界に行くとしたら魔法が効果的か、というか一度魔法を使ってみてぇ!!)チラチラッ
パリッ
カズマ(んっ?)
アクア「」パリッ、モグモグ
カズマ(ポテチ食っとる!!?)
アクア「んっ、なによー、私の顔なんか見て?気持ち悪いんですけど…」
カズマ(き、気持ち悪っ!? くっ、この野郎~)
アクア「ってか、早くして~。どうせ何を選んで一緒よ、引きこもりのゲームオタクなんてたかが知れてるし」
カズマ「お、オタって俺はオタクじゃない。そもそも家以外で死んだから引きこもりでもない!!」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)01:38:29 ID:UvE
アクア「あっそ。ぶっちゃけ、そんなもんどうでもいいわー。」
アクア「それより、まだ他の死者の案内だってたくさんあるんだから」
カズマ(このぉ、さっきからボロクソボロクソ言いたい放題言いやがってぇ~、女神としての自覚はないのか!!)
カズマ(しかも仕事中にポテチ食うとはいい度胸じゃねぇか!)
アクア「なにその目、何か不満でもあるの?言いなさいよ?」
カズマ「じゃあ、言わせてもらおうか……女神の癖して人を馬鹿にするな、後ポテチ食いながら対応とか職務怠慢だろ」
アクア「はぁー。あのねぇ、私は女神なのよ。女神は崇高な存在…崇高な分だけ人を見下すのも当然でしょ?」
カズマ「なっ!?」
アクア「それにたかがポテトチップス食べてるだけで職務怠慢だと言うのもどうかと思うわ」
アクア「私はしっかりと女神としての役割をこなし、長年人を導いてるのよ…職務怠慢とは言えないわよ!」
アクア「むしろ、引きこもり、いやヒキニートに何が分かるって言うのよ。そもそも外に出たがらない奴が他の業務に口出しするんじゃないわよ!!」
カズマ「」ブチッ
カズマ(確かに引きこもりの俺が職務にあれこれ口出しする資格はないが、この女神もさすがに言い過ぎなんだよ。)ピクピク
カズマ(しかもちょっと可愛いからって調子に乗りやがってぇ~)ピクピク
アクア「それより、まだ他の死者の案内だってたくさんあるんだから」
カズマ(このぉ、さっきからボロクソボロクソ言いたい放題言いやがってぇ~、女神としての自覚はないのか!!)
カズマ(しかも仕事中にポテチ食うとはいい度胸じゃねぇか!)
アクア「なにその目、何か不満でもあるの?言いなさいよ?」
カズマ「じゃあ、言わせてもらおうか……女神の癖して人を馬鹿にするな、後ポテチ食いながら対応とか職務怠慢だろ」
アクア「はぁー。あのねぇ、私は女神なのよ。女神は崇高な存在…崇高な分だけ人を見下すのも当然でしょ?」
カズマ「なっ!?」
アクア「それにたかがポテトチップス食べてるだけで職務怠慢だと言うのもどうかと思うわ」
アクア「私はしっかりと女神としての役割をこなし、長年人を導いてるのよ…職務怠慢とは言えないわよ!」
アクア「むしろ、引きこもり、いやヒキニートに何が分かるって言うのよ。そもそも外に出たがらない奴が他の業務に口出しするんじゃないわよ!!」
カズマ「」ブチッ
カズマ(確かに引きこもりの俺が職務にあれこれ口出しする資格はないが、この女神もさすがに言い過ぎなんだよ。)ピクピク
カズマ(しかもちょっと可愛いからって調子に乗りやがってぇ~)ピクピク
14: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)01:43:24 ID:UvE
アクア「で、持っていくもんは決まったの?」
カズマ(くっ…………そうだ!)フッ
カズマ「あぁ、決まったよ」
アクア「何持って行くのよ?」
カズマ「あんた」ビシッ
アクア「あっそ。それじゃあ、魔法陣から出ないようn………って今、なんて言ったの?」
カズマ「だーかーら、異世界に持って行くモノはあんた、いや女神アクア、お前だって言ったんだよ!!」
アクア「ぷっ」
カズマ(くっ…………そうだ!)フッ
カズマ「あぁ、決まったよ」
アクア「何持って行くのよ?」
カズマ「あんた」ビシッ
アクア「あっそ。それじゃあ、魔法陣から出ないようn………って今、なんて言ったの?」
カズマ「だーかーら、異世界に持って行くモノはあんた、いや女神アクア、お前だって言ったんだよ!!」
アクア「ぷっ」
15: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)01:55:56 ID:UvE
アクア「あーはははは、あーはっはっはっは」ゲラゲラ
カズマ「なんだよ、また笑いやがって!何が可笑しいんだよ?!」
アクア「ははは。あのねぇ~、女神を連れて行くなんて反則なのよ。そんな事も分かったのぉ、流石はヒキニートねww」プークスクス
カズマ「この野郎、また馬鹿にしやがって!!」
アクア「あ、もう時間だわ。んじゃあ、あんたは時間切れって事で何も持たずに異世界に送るわね」
カズマ「あ、おい待ってぇ!?」
アクア「さあ勇者よー、願わくば数多の勇者候補達の中からあなたが魔王を打ち倒すことを祈っていますぅー。さすれば神々からの贈り物としてぇー、どんな願いでも叶えてさしあげましょ(棒)」
カズマ「面倒だからと適当なことすんなぁ~!!」
カズマ「というか、あんたが無理だったらせめて魔法の一つを持たs」
アクア「はいはい。時間が無いからさっさと旅立ちなさい。」
カズマ「うわああああぁぁーーーーーーーーーーーーー!!?」
カズマ「なんだよ、また笑いやがって!何が可笑しいんだよ?!」
アクア「ははは。あのねぇ~、女神を連れて行くなんて反則なのよ。そんな事も分かったのぉ、流石はヒキニートねww」プークスクス
カズマ「この野郎、また馬鹿にしやがって!!」
アクア「あ、もう時間だわ。んじゃあ、あんたは時間切れって事で何も持たずに異世界に送るわね」
カズマ「あ、おい待ってぇ!?」
アクア「さあ勇者よー、願わくば数多の勇者候補達の中からあなたが魔王を打ち倒すことを祈っていますぅー。さすれば神々からの贈り物としてぇー、どんな願いでも叶えてさしあげましょ(棒)」
カズマ「面倒だからと適当なことすんなぁ~!!」
カズマ「というか、あんたが無理だったらせめて魔法の一つを持たs」
アクア「はいはい。時間が無いからさっさと旅立ちなさい。」
カズマ「うわああああぁぁーーーーーーーーーーーーー!!?」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)02:20:12 ID:UvE
アクア「ふぅ。死に方もだけど、あそこまで女神の私に噛み付いた奴は初めてよ」
アクア「おっと、じゃあ、次の死者w」
パアアァァーーー
アクア「んっ?」
???「アクア様、お久しぶりです」
アクア「あんた、天使じゃないの。何か用?」
天使「用と申されますと、上の者に代わってアクア様に対する処分を言い渡しに来ました」
アクア「………………へっ?」
天使「実は大変悲しいとは思いますが、これまで天界はアクア様が本当に仕事を上手くこなせているかや職務怠慢が無いかを懸念しておりまして」
天使「そこで私が時折陰から監視しておりました。そして、つい先ほど佐藤和真さんを導く様子を見ていた所…」
天使「最初に人を馬鹿にし、女神である事を鼻にかけて言いたい放題である事や勤務中にスナック菓子をつまんでいた事、」
天使「更には業務短縮の為に武器も才能も持たせずに佐藤和真さんを異世界に送ってしまった事など、女神としてあるまじき行為を行いましたね」
天使「この様子をすぐに上の者にご報告した所、アクア様にある処分を下すよう仰せつかりました」
アクア「えっ、ちょ、なにが言いたいのよ?!処分ってなによ?」
天使「では、お伝えします。アクア様は女神でありながら導く者に対しあるまじき行為を行ったとし……」
天使「よってアクア様を佐藤和真さんの指定されたモノとして異世界に送る、という処分に処します」ニコリ
アクア「…………………ええええええええええぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!!?」
アクア「おっと、じゃあ、次の死者w」
パアアァァーーー
アクア「んっ?」
???「アクア様、お久しぶりです」
アクア「あんた、天使じゃないの。何か用?」
天使「用と申されますと、上の者に代わってアクア様に対する処分を言い渡しに来ました」
アクア「………………へっ?」
天使「実は大変悲しいとは思いますが、これまで天界はアクア様が本当に仕事を上手くこなせているかや職務怠慢が無いかを懸念しておりまして」
天使「そこで私が時折陰から監視しておりました。そして、つい先ほど佐藤和真さんを導く様子を見ていた所…」
天使「最初に人を馬鹿にし、女神である事を鼻にかけて言いたい放題である事や勤務中にスナック菓子をつまんでいた事、」
天使「更には業務短縮の為に武器も才能も持たせずに佐藤和真さんを異世界に送ってしまった事など、女神としてあるまじき行為を行いましたね」
天使「この様子をすぐに上の者にご報告した所、アクア様にある処分を下すよう仰せつかりました」
アクア「えっ、ちょ、なにが言いたいのよ?!処分ってなによ?」
天使「では、お伝えします。アクア様は女神でありながら導く者に対しあるまじき行為を行ったとし……」
天使「よってアクア様を佐藤和真さんの指定されたモノとして異世界に送る、という処分に処します」ニコリ
アクア「…………………ええええええええええぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!!?」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)02:29:02 ID:UvE
天使「では、アクア様、魔法陣から出ないようお願いします」
アクア「ちょっ、え、なにこれ!?」
天使「魔法陣でございます」
アクア「それは分かってるわよ。そうじゃなくて、冗談よね、処分って!?」
天使「………」ニコリ
アクア「え、え、嘘でしょ?いやいやいや、ちょっと…あの…」
アクア「おっかしいから!?なんで女神が異世界に送られなきゃならないのよ!?」
アクア「大体、処分があのヒキニートのモノとして連れて行かれるなんて反則だからぁ!!」
天使「規定及び処分通りです」
アクア「いやああーー、お願いよぉっ、今度はちゃんと女神らしくするから処分は無効にじでぇぇーーー!?」ポロポロ
天使「行ってらっしゃいませ、アクア様。無事魔王を倒されたあかつきには、迎えの者を送ります」ニッコリ
アクア「ちょっ、え、なにこれ!?」
天使「魔法陣でございます」
アクア「それは分かってるわよ。そうじゃなくて、冗談よね、処分って!?」
天使「………」ニコリ
アクア「え、え、嘘でしょ?いやいやいや、ちょっと…あの…」
アクア「おっかしいから!?なんで女神が異世界に送られなきゃならないのよ!?」
アクア「大体、処分があのヒキニートのモノとして連れて行かれるなんて反則だからぁ!!」
天使「規定及び処分通りです」
アクア「いやああーー、お願いよぉっ、今度はちゃんと女神らしくするから処分は無効にじでぇぇーーー!?」ポロポロ
天使「行ってらっしゃいませ、アクア様。無事魔王を倒されたあかつきには、迎えの者を送ります」ニッコリ
18: 名無しさん@おーぷん 2018/07/27(金)02:37:29 ID:UvE
アクア「待ってええぇーーー、私に魔王討伐は無理なんですけどぉっ!?」
天使「………」ニコニコ
アクア「せ、せめて別の場所に!? あの男と同じ異世界生きなんて嫌ぁ~!!」
天使「アクア様、ご武運をお祈り申し上げます!」
アクア「ちょっ……………」
アクア「いやああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!?」
天使「………」ニコニコ
アクア「せ、せめて別の場所に!? あの男と同じ異世界生きなんて嫌ぁ~!!」
天使「アクア様、ご武運をお祈り申し上げます!」
アクア「ちょっ……………」
アクア「いやああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!?」
19: 名無しさん@おーぷん 2018/07/28(土)00:27:20 ID:hXB
カズマ「ちくしょー、あの駄女神め。何の装備も無しに俺を異世界n」
アクア「誰が、駄女神……ですてぇ………」
カズマ「だからお前、って、なんでここにいんだよ!?」
アクア「知らないわよ!!」フン
カズマ「知らないでここに居る訳ないだろ………ハハァン、さては俺が異世界に持っていくモノとして選んだお前が了承されたから、ここに来たんだな」
カズマ「もしくは駄女神である事が原因で処分でもされたかー?」ニヤニヤ
アクア「うるさぁーーい!!!」
カズマ「ふふふ、そうか、あーはっはっは」
アクア「何が可笑しいのよ!?」
カズマ「いやあ、流石は天界だなって思ってさ、まさか俺の言った事を了承してくれるとは、こりゃあお前より更に上にいる奴に感謝しないとな」ニヤニヤ
アクア「はぁぁぁぁぁぁぁーーーー、もう最悪よぉ~」ズーーーン
アクア「誰が、駄女神……ですてぇ………」
カズマ「だからお前、って、なんでここにいんだよ!?」
アクア「知らないわよ!!」フン
カズマ「知らないでここに居る訳ないだろ………ハハァン、さては俺が異世界に持っていくモノとして選んだお前が了承されたから、ここに来たんだな」
カズマ「もしくは駄女神である事が原因で処分でもされたかー?」ニヤニヤ
アクア「うるさぁーーい!!!」
カズマ「ふふふ、そうか、あーはっはっは」
アクア「何が可笑しいのよ!?」
カズマ「いやあ、流石は天界だなって思ってさ、まさか俺の言った事を了承してくれるとは、こりゃあお前より更に上にいる奴に感謝しないとな」ニヤニヤ
アクア「はぁぁぁぁぁぁぁーーーー、もう最悪よぉ~」ズーーーン
20: 名無しさん@おーぷん 2018/07/28(土)00:32:49 ID:hXB
カズマ「そんなに落ち込むなよ。もう取り返しはつかないって事だ」
アクア「あのねぇ、あんたのおかげで私の女神生活はパーよ!? どうすんのよ、魔王討伐するまで天界に帰れないのよ!!」
カズマ「じゃあ、さっさとその魔王を討伐するしかねぇだろ」
アクア「あんたバカ? そう簡単に魔王を討伐出来たら苦労しないっての!」
カズマ「いいから、行くぞ。お前は異世界に持ってきたモノだ…せいぜい俺の役に立ってくれよな」
アクア「女神に向かって指図すんじゃないわよ!!?」
アクア「あのねぇ、あんたのおかげで私の女神生活はパーよ!? どうすんのよ、魔王討伐するまで天界に帰れないのよ!!」
カズマ「じゃあ、さっさとその魔王を討伐するしかねぇだろ」
アクア「あんたバカ? そう簡単に魔王を討伐出来たら苦労しないっての!」
カズマ「いいから、行くぞ。お前は異世界に持ってきたモノだ…せいぜい俺の役に立ってくれよな」
アクア「女神に向かって指図すんじゃないわよ!!?」
21: 名無しさん@おーぷん 2018/07/28(土)00:41:56 ID:hXB
ここから省略
カズマ「で、ギルドで登録したら俺は最弱職の冒険者かよ…。」
アクア「ふふん、どうかしら? 私は上級職のアークプリーストよ♪」ドヤッ
カズマ「たかが上級職でドヤ顔すんなよ、駄女神」
アクア「たかが上級職って、あんた上級職をバカにしてない?!」
カズマ「上級職じゃなくて、お前自体をバカにしてんだよ」
アクア「なんですってぇ!?」
カズマ「だってお前、知性と幸運値が極端に少ねぇだろ! どう見ても足手まといのような」
アクア「そういうアンタこそ幸運の高さ以外は全く取り柄がないじゃない!」
カズマ「うるせぇ!人生のほとんどは運が必要だ、その点では役に立つはずだよ!!」
カズマ「で、ギルドで登録したら俺は最弱職の冒険者かよ…。」
アクア「ふふん、どうかしら? 私は上級職のアークプリーストよ♪」ドヤッ
カズマ「たかが上級職でドヤ顔すんなよ、駄女神」
アクア「たかが上級職って、あんた上級職をバカにしてない?!」
カズマ「上級職じゃなくて、お前自体をバカにしてんだよ」
アクア「なんですってぇ!?」
カズマ「だってお前、知性と幸運値が極端に少ねぇだろ! どう見ても足手まといのような」
アクア「そういうアンタこそ幸運の高さ以外は全く取り柄がないじゃない!」
カズマ「うるせぇ!人生のほとんどは運が必要だ、その点では役に立つはずだよ!!」
22: 名無しさん@おーぷん 2018/07/28(土)00:51:54 ID:hXB
アクア「このヒキニート!」
カズマ「駄女神!」
アクア・カズマ「「うぅ~~」」ジイイイィーー
アクア・カズマ「「ふんっ!!」」プイッ
カズマ「……………………」スタスタ
アクア「……………………」スタスタ
カズマ「……………なんでついてくんだよ」
アクア「うるさい。水の女神アクア様を異世界に連れて来ておいて、放置されるのも癪だからよ」
カズマ「お前は一人でも生きていけるだろ?だって、女神だもんな!」
アクア「なに、この私を一人にする気!?」
カズマ「さっき顔合わせて喧嘩したんだ!!これ以上お前といるとまた喧嘩しそうで、面倒くさいんだよ!」
アクア「このぉ、女神の私を放置すればあんたには罰を当ててやるわ」
カズマ「やってみろ?どうせ、駄女神にはそういう力なんて無いんだろ?」ニヤニヤ
アクア「くぅぅ~」プルプル
カズマ「駄女神!」
アクア・カズマ「「うぅ~~」」ジイイイィーー
アクア・カズマ「「ふんっ!!」」プイッ
カズマ「……………………」スタスタ
アクア「……………………」スタスタ
カズマ「……………なんでついてくんだよ」
アクア「うるさい。水の女神アクア様を異世界に連れて来ておいて、放置されるのも癪だからよ」
カズマ「お前は一人でも生きていけるだろ?だって、女神だもんな!」
アクア「なに、この私を一人にする気!?」
カズマ「さっき顔合わせて喧嘩したんだ!!これ以上お前といるとまた喧嘩しそうで、面倒くさいんだよ!」
アクア「このぉ、女神の私を放置すればあんたには罰を当ててやるわ」
カズマ「やってみろ?どうせ、駄女神にはそういう力なんて無いんだろ?」ニヤニヤ
アクア「くぅぅ~」プルプル
23: 名無しさん@おーぷん 2018/07/28(土)01:03:29 ID:hXB
カズマ「まぁ、異世界に連れて行くモノとして指定したけど、やっぱいらねぇわ。帰ってくれ」
アクア「だーかーら、処分でこんな所に来たんだから帰るのは無理に決まってんでしょ!?」
カズマ「ふぅ~ん。じゃあ、ここでお別れだな。後は、一人で頑張れるよ」スタスタ
アクア「あっ、ちょっとぉ!?」
カズマ「ふぅ。とりあえず、生活の為に寝る場所はどこかの馬小屋でいいとして、生活費と食費はどう稼ぐか?」
カズマ「アルバイト的な仕事もあるけど、早々貰えるはずはねぇし。最初は適当且つ簡単なクエストですぐに稼ぐとするか」
~ギルド~
カズマ「ジャイアン・トードの討伐。初歩的として、これにするか。」
カズマ「このクエスト受けます」
ルナ「サトウさん、さっそくクエストですね。人数はお二人ですね」
カズマ「はぁっ、二人? いや、討伐に向かうのは俺一人だけだけど??」
ルナ「サトウさんの後ろに控えている、アクアさんも一緒なんですよね?」
カズマ「はぁっ、後ろにアクア?」クルッ
アクア「………………」
アクア「だーかーら、処分でこんな所に来たんだから帰るのは無理に決まってんでしょ!?」
カズマ「ふぅ~ん。じゃあ、ここでお別れだな。後は、一人で頑張れるよ」スタスタ
アクア「あっ、ちょっとぉ!?」
カズマ「ふぅ。とりあえず、生活の為に寝る場所はどこかの馬小屋でいいとして、生活費と食費はどう稼ぐか?」
カズマ「アルバイト的な仕事もあるけど、早々貰えるはずはねぇし。最初は適当且つ簡単なクエストですぐに稼ぐとするか」
~ギルド~
カズマ「ジャイアン・トードの討伐。初歩的として、これにするか。」
カズマ「このクエスト受けます」
ルナ「サトウさん、さっそくクエストですね。人数はお二人ですね」
カズマ「はぁっ、二人? いや、討伐に向かうのは俺一人だけだけど??」
ルナ「サトウさんの後ろに控えている、アクアさんも一緒なんですよね?」
カズマ「はぁっ、後ろにアクア?」クルッ
アクア「………………」
24: 名無しさん@おーぷん 2018/07/28(土)01:39:21 ID:hXB
カズマ「って、うわああぁぁーーーー!?」
カズマ「なんでお前、俺の後ろに居んだよ!!?一人で頑張れって言ったはずだろぉ!!」
アクア「うっさい。私にだってプライドってもんがあんのよ!!」
アクア「例え処分とはいえ異世界に持っていくモノとして私がここに来た以上は、最後まであんたに力を貸してやるのが筋ってもんでしょ!!」
カズマ「筋も何も、俺は俺一人で精一杯だし、一々他人まで気遣うのは難しいんだよ」
アクア「!」
カズマ「だから、お前は一人で頑張れ。もう、今から俺について来るなよなぁ?」
アクア「なによ、私だって好きでここに居る訳じゃないのよ!!」
アクア「本当は無理だと思っても帰りたいわよ。でも出来なくてどうしようもないから、異世界で暮らしながら魔王討伐をするしかなくなったじゃないの」
アクア「けど、その前に生活があって、それでもここでの生活だって………まま……なら…ない……し」ウルウル
カズマ(……………)
カズマ(まぁ、良く考えたら俺がアクアの態度にイラついて、持って行くモノとして指定したからアクアはここに来たようなもんだしなぁ…)
アクア「うぅ………ぐす………」ポロポロ
カズマ「はぁ~、しょうがねぇな。」
アクア「えっ?」
カズマ「ジャイアント・トードの討伐、ついてこいよ!」
アクア「………いいの?」ポロポロ
カズマ「何を言ってもついてくるんだろ? だったらもういっその事、来い!ただし、足は引っ張るな。後、報酬も平等に分けてやるから、勝手にくすねるなよ!」
アクア「ありがどぅ……ありがどう…………カズマァァァーー!!」ギュウゥゥゥ、ポロポロ
カズマ「って、おい、急に抱き着いてくるなぁっ!?」
カズマ「なんでお前、俺の後ろに居んだよ!!?一人で頑張れって言ったはずだろぉ!!」
アクア「うっさい。私にだってプライドってもんがあんのよ!!」
アクア「例え処分とはいえ異世界に持っていくモノとして私がここに来た以上は、最後まであんたに力を貸してやるのが筋ってもんでしょ!!」
カズマ「筋も何も、俺は俺一人で精一杯だし、一々他人まで気遣うのは難しいんだよ」
アクア「!」
カズマ「だから、お前は一人で頑張れ。もう、今から俺について来るなよなぁ?」
アクア「なによ、私だって好きでここに居る訳じゃないのよ!!」
アクア「本当は無理だと思っても帰りたいわよ。でも出来なくてどうしようもないから、異世界で暮らしながら魔王討伐をするしかなくなったじゃないの」
アクア「けど、その前に生活があって、それでもここでの生活だって………まま……なら…ない……し」ウルウル
カズマ(……………)
カズマ(まぁ、良く考えたら俺がアクアの態度にイラついて、持って行くモノとして指定したからアクアはここに来たようなもんだしなぁ…)
アクア「うぅ………ぐす………」ポロポロ
カズマ「はぁ~、しょうがねぇな。」
アクア「えっ?」
カズマ「ジャイアント・トードの討伐、ついてこいよ!」
アクア「………いいの?」ポロポロ
カズマ「何を言ってもついてくるんだろ? だったらもういっその事、来い!ただし、足は引っ張るな。後、報酬も平等に分けてやるから、勝手にくすねるなよ!」
アクア「ありがどぅ……ありがどう…………カズマァァァーー!!」ギュウゥゥゥ、ポロポロ
カズマ「って、おい、急に抱き着いてくるなぁっ!?」
25: 名無しさん@おーぷん 2018/07/28(土)21:42:50 ID:hXB
~討伐後~
カズマ「ほら、報酬だ」
アクア「待ってましたぁ~、って、これだけぇ~!?」
カズマ「うるせぇ!!散々足引っ張っといて文句言うなぁ!?貰えるだけありがたく思え」
アクア「チェッ」
カズマ「お前なぁ~」
アクア「………ぷっ、あははは!」
カズマ「なんだよ?」
アクア「別にぃ、面白くて笑ってるだけよ、ははは」
カズマ「ふっ、ははは。そうか」
カズマ「ほら、報酬だ」
アクア「待ってましたぁ~、って、これだけぇ~!?」
カズマ「うるせぇ!!散々足引っ張っといて文句言うなぁ!?貰えるだけありがたく思え」
アクア「チェッ」
カズマ「お前なぁ~」
アクア「………ぷっ、あははは!」
カズマ「なんだよ?」
アクア「別にぃ、面白くて笑ってるだけよ、ははは」
カズマ「ふっ、ははは。そうか」
26: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)01:32:38 ID:eGZ
アクア「ねぇ、カズマ?」
カズマ「なんだよ?」
アクア「これからもこのアクア様があんたの為に力を貸してあげるわ。感謝しなさい!」
カズマ「上から目線は止めろ、駄女神の癖して…」
アクア「なんですってぇ~、ヒキニートの癖して生意気よ!?」
カズマ「うっせぇ、引きこもりは認めるが、ニートじゃねぇ!!」
カズマ「けど、まぁ、回復面は使えそうだし、もうしばらくだけ居ろよな」
アクア「つまり、このアクア様が必要って事なんでしょ?もぅ~、カズマったら素直じゃないわねぇ♪」プークスクス
カズマ「別に必要とは言ってないぞ!!」
カズマ(こうして俺が連れて来たとはいえ、厄介な仲間が一人出来たのであった。)
第一章『異世界に降り立つヘタレと駄女神』終わり
カズマ「なんだよ?」
アクア「これからもこのアクア様があんたの為に力を貸してあげるわ。感謝しなさい!」
カズマ「上から目線は止めろ、駄女神の癖して…」
アクア「なんですってぇ~、ヒキニートの癖して生意気よ!?」
カズマ「うっせぇ、引きこもりは認めるが、ニートじゃねぇ!!」
カズマ「けど、まぁ、回復面は使えそうだし、もうしばらくだけ居ろよな」
アクア「つまり、このアクア様が必要って事なんでしょ?もぅ~、カズマったら素直じゃないわねぇ♪」プークスクス
カズマ「別に必要とは言ってないぞ!!」
カズマ(こうして俺が連れて来たとはいえ、厄介な仲間が一人出来たのであった。)
第一章『異世界に降り立つヘタレと駄女神』終わり
27: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)01:50:16 ID:eGZ
第二章『迷えるアークウィザード、我が名はめぐみん』
アクア「カズマ、カズマー」
カズマ「はい、カズマです。」
アクア「パーティメンバーを募集してみない?」
カズマ「パーティメンバーか…。いいが、募集内容はどうすんだ?」
アクア「『アットホームで和気あいあいとしたパーティです。
美しく気高きアークプリースト、アクア様と共に旅をしたい冒険者はこちらまで。
●幸せを掴めました、パーティに入って本当に良かったです!●アクア様のおかげで毎日が金運まみれです」
※採用条件、上級職の冒険者に限ります。』」
カズマ「おい、サラッと嘘を載せるなよ!!」
アクア「これのどこが嘘って言うのよ!?」
カズマ「パーティに入って幸せ掴めたとか、毎日が金運まみれって所だよ! お前、あからさまに自分出来ますアピールしてんじゃねぇよっ!!?」
アクア「カズマ、カズマー」
カズマ「はい、カズマです。」
アクア「パーティメンバーを募集してみない?」
カズマ「パーティメンバーか…。いいが、募集内容はどうすんだ?」
アクア「『アットホームで和気あいあいとしたパーティです。
美しく気高きアークプリースト、アクア様と共に旅をしたい冒険者はこちらまで。
●幸せを掴めました、パーティに入って本当に良かったです!●アクア様のおかげで毎日が金運まみれです」
※採用条件、上級職の冒険者に限ります。』」
カズマ「おい、サラッと嘘を載せるなよ!!」
アクア「これのどこが嘘って言うのよ!?」
カズマ「パーティに入って幸せ掴めたとか、毎日が金運まみれって所だよ! お前、あからさまに自分出来ますアピールしてんじゃねぇよっ!!?」
28: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)01:57:20 ID:eGZ
カズマ「ってか、こんなもん貼り出した所で加入を希望する奴が現れるとも限らねぇしな」
アクア「何言ってんの、私が居ればメンバーなんてすぐに集まるわよ。そもそも私って立派で、ちゃんとしていて優秀な女神だもん」
カズマ「自惚れ、乙」
アクア「自惚れなんかじゃなくて、私は本当に優秀過ぎるくらいの女神であって、超便利なアークプリーストよ!!」
カズマ「だから、それが自惚れなんだよ!この駄女神の中の駄女神!!」
アクア「言ったわねぇ~、あんたなんか私直々に重い罰を与えt」ガタッ
ドンッ
アクア「きゃあっ!?」ドサッ
カズマ「あっ、アクア!!」
アクア「何言ってんの、私が居ればメンバーなんてすぐに集まるわよ。そもそも私って立派で、ちゃんとしていて優秀な女神だもん」
カズマ「自惚れ、乙」
アクア「自惚れなんかじゃなくて、私は本当に優秀過ぎるくらいの女神であって、超便利なアークプリーストよ!!」
カズマ「だから、それが自惚れなんだよ!この駄女神の中の駄女神!!」
アクア「言ったわねぇ~、あんたなんか私直々に重い罰を与えt」ガタッ
ドンッ
アクア「きゃあっ!?」ドサッ
カズマ「あっ、アクア!!」
29: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)02:17:24 ID:eGZ
???「あ、すみません。大丈夫ですか?」
アクア「いたた、女神さまにぶつかるだ、なんていい度胸ね…と言いたいとこだけど、私は寛大だし、今回だけは許してあげるわ」
???「は、はぁ。(女神?)」
カズマ「んっ、なんだか随分と重たそうな荷物だな?」
???「あ、これはパーティメンバー全員の分の荷物ですよ」
カズマ「パーティメンバー全員分?」
???「はい。初対面に説明するのもアレですが、私今入ってるパーティでは荷物持ちや物の調達係をやってまして…」
アクア「へぇ~、つまり雑用って訳?」
???「なっ、雑用ではありません!?ちゃんとしたメンバーとしてクエストに参加し、攻撃面でも参戦してますよ」
カズマ「ふぅ~ん。パーティというのは、色々なのがあるのか…。」
アクア「いたた、女神さまにぶつかるだ、なんていい度胸ね…と言いたいとこだけど、私は寛大だし、今回だけは許してあげるわ」
???「は、はぁ。(女神?)」
カズマ「んっ、なんだか随分と重たそうな荷物だな?」
???「あ、これはパーティメンバー全員の分の荷物ですよ」
カズマ「パーティメンバー全員分?」
???「はい。初対面に説明するのもアレですが、私今入ってるパーティでは荷物持ちや物の調達係をやってまして…」
アクア「へぇ~、つまり雑用って訳?」
???「なっ、雑用ではありません!?ちゃんとしたメンバーとしてクエストに参加し、攻撃面でも参戦してますよ」
カズマ「ふぅ~ん。パーティというのは、色々なのがあるのか…。」
30: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)02:24:53 ID:eGZ
???「パーティというのは素晴らしいですよ。特に他のメンバーに役に立てるという事h」
冒険者戦士「おーい、俺らの荷物はまだかよ?」
???「あ、は~い。今、行きます!!」
???「と、いうことで私はこれで。機会がありましたらまたお会いしましょう」
カズマ「あ、あぁ…。またな」
タッタッタ
アクア「初対面で、良く喋るわね、あの小さい女の子! 帽子を深く被ってて顔は分かんなかったけど、声ではっきり女と区別がついたわ」
カズマ「しっかし、パーティで荷物持ちに調達係ってメンバーってよりは雑用扱いだな。」
冒険者戦士「おーい、俺らの荷物はまだかよ?」
???「あ、は~い。今、行きます!!」
???「と、いうことで私はこれで。機会がありましたらまたお会いしましょう」
カズマ「あ、あぁ…。またな」
タッタッタ
アクア「初対面で、良く喋るわね、あの小さい女の子! 帽子を深く被ってて顔は分かんなかったけど、声ではっきり女と区別がついたわ」
カズマ「しっかし、パーティで荷物持ちに調達係ってメンバーってよりは雑用扱いだな。」
31: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)21:08:48 ID:eGZ
アクア「来ないわね……」
カズマ「採用条件が高すぎるんだよ!そもそも俺らのパーティに上級職は無理だろ、せめてもう少しハードルを下げた方がいい」
アクア「だって私が居ればきっと来るって思ったから!?」
カズマ「だから、自惚れは止めろぉ!!大体、そんなんで人が来たら苦労しねぇだろ!!?」
冒険者戦士「おい、あのふざけた募集出したのはお前らか?」
アクア「あ、来たわ!!」
冒険者戦士「来た?なんの事だ??」
アクア「なんの事って私たちのパーティメンバーに入りたくて来たんじゃないの?」
冒険者戦士「ぷっ、あははははは!!」
アクア「な、なによ、いきなり笑うなんて失礼過ぎるじゃないの!?」
冒険者戦士「はは、すまんすまん。だが、俺はお前たちのパーティに入るつもりで声を掛けた訳じゃない!」
冒険者戦士「ただ、お前らの募集に記してあった「パーティに入って幸せを掴めましたとか、毎日が金運まみれとか」そんなふざけた嘘は載せない方がいいと忠告しに来ただけだ」
アクア「ちょっとぉ、ふざけてなんかないわよ!?そもそも私が女神だから嘘なんt、うぐっ!?」ガバッ
カズマ「はははは、ご忠告ありがとうございましたー。気を付けますから」
冒険者戦士「頼むぜ。まったく、若い奴はよぉ……」スタスタ
カズマ「採用条件が高すぎるんだよ!そもそも俺らのパーティに上級職は無理だろ、せめてもう少しハードルを下げた方がいい」
アクア「だって私が居ればきっと来るって思ったから!?」
カズマ「だから、自惚れは止めろぉ!!大体、そんなんで人が来たら苦労しねぇだろ!!?」
冒険者戦士「おい、あのふざけた募集出したのはお前らか?」
アクア「あ、来たわ!!」
冒険者戦士「来た?なんの事だ??」
アクア「なんの事って私たちのパーティメンバーに入りたくて来たんじゃないの?」
冒険者戦士「ぷっ、あははははは!!」
アクア「な、なによ、いきなり笑うなんて失礼過ぎるじゃないの!?」
冒険者戦士「はは、すまんすまん。だが、俺はお前たちのパーティに入るつもりで声を掛けた訳じゃない!」
冒険者戦士「ただ、お前らの募集に記してあった「パーティに入って幸せを掴めましたとか、毎日が金運まみれとか」そんなふざけた嘘は載せない方がいいと忠告しに来ただけだ」
アクア「ちょっとぉ、ふざけてなんかないわよ!?そもそも私が女神だから嘘なんt、うぐっ!?」ガバッ
カズマ「はははは、ご忠告ありがとうございましたー。気を付けますから」
冒険者戦士「頼むぜ。まったく、若い奴はよぉ……」スタスタ
32: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)21:13:29 ID:eGZ
アクア「うぅ……ぷはぁ!!ちょっとカズマ、どういうつもりよ、私が喋ってる途中で無理矢理遮るなんて!?」
カズマ「お前が女神って事は誰もハナっから信じてもねぇし、そもそもあんな事募集載せれば誰だってふざけた嘘だって認識するさ」
アクア「くぅ~、本物の女神なのに言ってくれるわねぇ~」ムカムカ
カズマ「とにかくハードルを下げて、もうあのいらんな文章も記すな!じゃなきゃ一生メンバーは来ないぞ!!」
アクア「うぅ……なんでこういう事に………」ズーン
カズマ「お前が女神って事は誰もハナっから信じてもねぇし、そもそもあんな事募集載せれば誰だってふざけた嘘だって認識するさ」
アクア「くぅ~、本物の女神なのに言ってくれるわねぇ~」ムカムカ
カズマ「とにかくハードルを下げて、もうあのいらんな文章も記すな!じゃなきゃ一生メンバーは来ないぞ!!」
アクア「うぅ……なんでこういう事に………」ズーン
33: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)21:35:46 ID:eGZ
冒険者戦士「おい、お前ら、行くぞぉーー!!」
その他のメンバーたち「「おーーーー!!」」
カズマ「あれ、さっき忠告してくれたあの人、パーティメンバーを組んでたんだな」
アクア「あ、カズマ、あのメンバーの中を見なさいよ!!」
カズマ「んっ?」
???「おー!!」
カズマ「あれ、少し前にアクアとぶつかった子じゃないか!そうか…あの子が入ってるパーティってあそこだったんだな」
アクア「う~ん。」
カズマ「どうした?」
アクア「いや、さっきぶつかった時も少し思ったけど、あの子の眼紅いでしょ?」
カズマ「おー、遠目だけど、良く見たら紅いな。」
アクア「あの子、紅魔族じゃないかしら?」
カズマ「紅魔族?」
アクア「紅魔の里って所に住む、紅い瞳をした一族の事よ。生まれつき魔力と知力が非常に高く、魔法使いとしての高い適性を持つって言われてるのよ」
カズマ「へぇ~、そんな凄い種族がパーティメンバーに居るというのはさぞかしクエストで優位に立てるだろうなぁ~?」チラッ
アクア「なに、私が足手まといって言いたいの?!」
カズマ「いやいや、そんな事言ってないさ。むしろ、人の指示も聞かず後先も考えずに突っ込んで返り討ちに遭う知力が物凄く低い誰かさんよりはマシだなって思っただけですよ」
アクア「それっぽく言ってるじゃないの!!? 私に喧嘩を売るだなんて良い度胸ね、カズマ!!」
カズマ「へいへい。今は喧嘩してる場合じゃねぇよ」
その他のメンバーたち「「おーーーー!!」」
カズマ「あれ、さっき忠告してくれたあの人、パーティメンバーを組んでたんだな」
アクア「あ、カズマ、あのメンバーの中を見なさいよ!!」
カズマ「んっ?」
???「おー!!」
カズマ「あれ、少し前にアクアとぶつかった子じゃないか!そうか…あの子が入ってるパーティってあそこだったんだな」
アクア「う~ん。」
カズマ「どうした?」
アクア「いや、さっきぶつかった時も少し思ったけど、あの子の眼紅いでしょ?」
カズマ「おー、遠目だけど、良く見たら紅いな。」
アクア「あの子、紅魔族じゃないかしら?」
カズマ「紅魔族?」
アクア「紅魔の里って所に住む、紅い瞳をした一族の事よ。生まれつき魔力と知力が非常に高く、魔法使いとしての高い適性を持つって言われてるのよ」
カズマ「へぇ~、そんな凄い種族がパーティメンバーに居るというのはさぞかしクエストで優位に立てるだろうなぁ~?」チラッ
アクア「なに、私が足手まといって言いたいの?!」
カズマ「いやいや、そんな事言ってないさ。むしろ、人の指示も聞かず後先も考えずに突っ込んで返り討ちに遭う知力が物凄く低い誰かさんよりはマシだなって思っただけですよ」
アクア「それっぽく言ってるじゃないの!!? 私に喧嘩を売るだなんて良い度胸ね、カズマ!!」
カズマ「へいへい。今は喧嘩してる場合じゃねぇよ」
34: 名無しさん@おーぷん 2018/07/29(日)21:46:17 ID:eGZ
冒険者戦士「さぁ、クエストがあるんだ。体力を付ける為に食べろよ!!」ガツガツ
その他のメンバーたち「「へい!!」」モグモグ
カズマ「ってか、クエストの前の腹ごしらえか。美味しそうに食べるよな…」
アクア「カズマー、私も何か食べていいわよねー?」
カズマ「そういやぁ、朝飯まだだったな。食べてもいいけど、高いの頼むなよ。後、シュワシュワも注文すんな」
アクア「ちぇーー」
カズマ「って、頼む気だったのかよ!?」
アクア「朝から飲むシュワシュワもまた格別よ♪」
カズマ「昼間っから飲むな。せめて夜にしろ!!募集を待つだけじゃなくて、クエストも行っときたいからな!」
???「あ、あのぅ……」
冒険者戦士「なんだ?」
???「わ、私の量が異常に少ない気がしますが…」
その他のパーティメンバーA「何言ってるんだよ、お前?メンバーとはいえ、お前はあくまで雑用だ。雑用はそれぐらいで十分だろ」
???「で、ですが……」
その他のパーティメンバーB「文句があるんなら爆裂魔法しか使えない自分自分に言えよ……それしか使えないせいでパーティ全体の足を引っ張るお前にな!」
その他のメンバーたち「「へい!!」」モグモグ
カズマ「ってか、クエストの前の腹ごしらえか。美味しそうに食べるよな…」
アクア「カズマー、私も何か食べていいわよねー?」
カズマ「そういやぁ、朝飯まだだったな。食べてもいいけど、高いの頼むなよ。後、シュワシュワも注文すんな」
アクア「ちぇーー」
カズマ「って、頼む気だったのかよ!?」
アクア「朝から飲むシュワシュワもまた格別よ♪」
カズマ「昼間っから飲むな。せめて夜にしろ!!募集を待つだけじゃなくて、クエストも行っときたいからな!」
???「あ、あのぅ……」
冒険者戦士「なんだ?」
???「わ、私の量が異常に少ない気がしますが…」
その他のパーティメンバーA「何言ってるんだよ、お前?メンバーとはいえ、お前はあくまで雑用だ。雑用はそれぐらいで十分だろ」
???「で、ですが……」
その他のパーティメンバーB「文句があるんなら爆裂魔法しか使えない自分自分に言えよ……それしか使えないせいでパーティ全体の足を引っ張るお前にな!」
35: 名無しさん@おーぷん 2018/07/30(月)02:42:24 ID:j7A
???「うぅ………」
カズマ「おいおい、見ろ。」
アクア「なんだか、あの子だけ扱いが不当ね」
冒険者戦士「まぁまぁ、それくらいにしとけ。それより今度討伐に行くのはなんとあの「初心者殺し」だ!」
その他のパーティメンバーA「ええええぇーーー、初心者殺し!?」
その他のパーティメンバーB「でも、そんなクエスト見なかったような…?」
冒険者戦士「あぁ、俺がギルドに無理言ってクエストにしてもらったもんだからよ」
冒険者戦士「ひとまずレベルアップを兼ねての討伐だけど、一応高めの報酬が出るようになってるから行こうぜ!」
???「ま、任せてください!!我が爆裂魔法で粉々に消滅してやりますよ!」
冒険者戦士「そうだ、その意気だ。紅魔族のお前なら出来る、期待してるぞ」
アクア「あの人たち、まさかの初心者殺しを討伐しに行くとはねぇ……。」
カズマ「なぁ?」
アクア「なによ?」
カズマ「初心者殺しってなんだ?」
アクア「知らないの? 駆け出し冒険者にとっては文字通り天敵となる恐ろしい存在とされるモンスターで、特に知能が高くて狡猾、警戒心が強い上に素早いのが特徴よ!」
カズマ「おいおい、見ろ。」
アクア「なんだか、あの子だけ扱いが不当ね」
冒険者戦士「まぁまぁ、それくらいにしとけ。それより今度討伐に行くのはなんとあの「初心者殺し」だ!」
その他のパーティメンバーA「ええええぇーーー、初心者殺し!?」
その他のパーティメンバーB「でも、そんなクエスト見なかったような…?」
冒険者戦士「あぁ、俺がギルドに無理言ってクエストにしてもらったもんだからよ」
冒険者戦士「ひとまずレベルアップを兼ねての討伐だけど、一応高めの報酬が出るようになってるから行こうぜ!」
???「ま、任せてください!!我が爆裂魔法で粉々に消滅してやりますよ!」
冒険者戦士「そうだ、その意気だ。紅魔族のお前なら出来る、期待してるぞ」
アクア「あの人たち、まさかの初心者殺しを討伐しに行くとはねぇ……。」
カズマ「なぁ?」
アクア「なによ?」
カズマ「初心者殺しってなんだ?」
アクア「知らないの? 駆け出し冒険者にとっては文字通り天敵となる恐ろしい存在とされるモンスターで、特に知能が高くて狡猾、警戒心が強い上に素早いのが特徴よ!」
36: 名無しさん@おーぷん 2018/07/30(月)22:05:33 ID:j7A
カズマ「この世界に来たばかりで良く分からんが、そんなのが居るっていうのは本当に物騒だな」
アクア「だからこそ、討伐のし甲斐があるってもんよ。そうだ……初心者殺しの討伐報酬の高めなら私達も討伐すれば貰えるって事よね!!」
カズマ「はぁっ?」
アクア「だから、私たちも討伐に行こうっていう意味よ」
カズマ「おまっ、それ本気で!?」
アクア「さぁ、報酬の為に行くわよ!!」グイッ
カズマ「こらぁっ、引っ張るなぁ!?」ズルズル
アクア「だからこそ、討伐のし甲斐があるってもんよ。そうだ……初心者殺しの討伐報酬の高めなら私達も討伐すれば貰えるって事よね!!」
カズマ「はぁっ?」
アクア「だから、私たちも討伐に行こうっていう意味よ」
カズマ「おまっ、それ本気で!?」
アクア「さぁ、報酬の為に行くわよ!!」グイッ
カズマ「こらぁっ、引っ張るなぁ!?」ズルズル
37: 名無しさん@おーぷん 2018/07/30(月)22:20:48 ID:j7A
~クエスト地~
アクア「さぁてと、初心者殺しは……と」キョロキョロ
カズマ「ま、マジで来ちゃったよ。ってか、この駄女神、簡単な剣術しか使えない俺もそうだが、お前みたいな無鉄砲な奴が討伐なんて夢のまた夢だろ、今は!?」
アクア「ふん!ここは、私の魔法でバンバンやっちゃうから、せいぜい足引っ張るヒキニートは黙って見てなさいよ!」
カズマ「ほんと、ムカつくな、お前ぇ!」
その他のパーティメンバーA「ひええええぇぇーーーーー、初心者殺しだぁーー!?」
その他のパーティメンバーB「やっぱ怖えええぇぇーーーー!!?」
アクア「あの声はさっきのパーティの奴ね! それに今、初心者殺しって言ってたわ!カズマ、行くわよ!!」グイッ
カズマ「おわぁっ!?」ズルズル
アクア「さぁてと、初心者殺しは……と」キョロキョロ
カズマ「ま、マジで来ちゃったよ。ってか、この駄女神、簡単な剣術しか使えない俺もそうだが、お前みたいな無鉄砲な奴が討伐なんて夢のまた夢だろ、今は!?」
アクア「ふん!ここは、私の魔法でバンバンやっちゃうから、せいぜい足引っ張るヒキニートは黙って見てなさいよ!」
カズマ「ほんと、ムカつくな、お前ぇ!」
その他のパーティメンバーA「ひええええぇぇーーーーー、初心者殺しだぁーー!?」
その他のパーティメンバーB「やっぱ怖えええぇぇーーーー!!?」
アクア「あの声はさっきのパーティの奴ね! それに今、初心者殺しって言ってたわ!カズマ、行くわよ!!」グイッ
カズマ「おわぁっ!?」ズルズル
38: 名無しさん@おーぷん 2018/07/30(月)23:20:23 ID:j7A
初心者殺し「ガルルルル」ノッシノッシ
???「ほぉー、これが初心者殺し…話は聞いていましたが、実際に見る初めてです」
冒険者戦士「見とれるな、俺の作戦で行くぞ」
アクア「いたいた。あれが初心者殺しよ」
カズマ「あれが、まるでサーベルタイガーじゃねぇか!?」
カキン、カキン、ドンッ
その他のパーティメンバーA「素早いし、いくら何でも無茶苦茶ですよ」
その他のパーティメンバーB「流石に俺達が挑戦するのは、早過ぎますって!?」
冒険者戦士「ガタガタいうな! とにかくこれでいいだろ、おい……止めの爆裂魔法放って!」
???「分かりました!」スッ
アクア「いよいよ、あの子が爆裂魔法ってヤツをお見舞いするのね」
カズマ「………」ゴクッ
???「ほぉー、これが初心者殺し…話は聞いていましたが、実際に見る初めてです」
冒険者戦士「見とれるな、俺の作戦で行くぞ」
アクア「いたいた。あれが初心者殺しよ」
カズマ「あれが、まるでサーベルタイガーじゃねぇか!?」
カキン、カキン、ドンッ
その他のパーティメンバーA「素早いし、いくら何でも無茶苦茶ですよ」
その他のパーティメンバーB「流石に俺達が挑戦するのは、早過ぎますって!?」
冒険者戦士「ガタガタいうな! とにかくこれでいいだろ、おい……止めの爆裂魔法放って!」
???「分かりました!」スッ
アクア「いよいよ、あの子が爆裂魔法ってヤツをお見舞いするのね」
カズマ「………」ゴクッ
39: 名無しさん@おーぷん 2018/07/30(月)23:34:46 ID:j7A
???「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。」
???「覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!」
???「踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。」
???「万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!」
???「これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法」
???「エクスプロージョン!」
ドドッカアアアアアアアアンッ!!
アクア「こ、これは!?」
カズマ「お、大きな威力の爆発だとっ!?(ってか、呪文みたいな唱えてたが、滅茶苦茶なげええぇーー!!?)
モクモク
その他のパーティメンバーA「いやはや、いつ見ても凄いよな、エクスプロージョンは…」
その他のパーティメンバーB「まったくだ。これだけの威力を持ちながら、これしか使えないってのももったいねぇなぁ…」
冒険者戦士「いいぞ、いいぞ。この威力だったらいくら初心者殺しでもひとたまりm」
初心者殺し「ウガアアアアア!」
その他のパーティメンバーA・B「「えええええぇぇぇーーーーっ!!?」」
アクア「あ~ぁ、怒ってる。これはヤバいわね…。」
カズマ「あの爆発でも生き延びるとは、どんだけタフなんだよ!!」
???「覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!」
???「踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。」
???「万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!」
???「これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法」
???「エクスプロージョン!」
ドドッカアアアアアアアアンッ!!
アクア「こ、これは!?」
カズマ「お、大きな威力の爆発だとっ!?(ってか、呪文みたいな唱えてたが、滅茶苦茶なげええぇーー!!?)
モクモク
その他のパーティメンバーA「いやはや、いつ見ても凄いよな、エクスプロージョンは…」
その他のパーティメンバーB「まったくだ。これだけの威力を持ちながら、これしか使えないってのももったいねぇなぁ…」
冒険者戦士「いいぞ、いいぞ。この威力だったらいくら初心者殺しでもひとたまりm」
初心者殺し「ウガアアアアア!」
その他のパーティメンバーA・B「「えええええぇぇぇーーーーっ!!?」」
アクア「あ~ぁ、怒ってる。これはヤバいわね…。」
カズマ「あの爆発でも生き延びるとは、どんだけタフなんだよ!!」
40: 名無しさん@おーぷん 2018/07/30(月)23:41:21 ID:j7A
その他のパーティメンバーA「や、奴がまだ生きてるなんてやっぱ文字通りの化けモンだ!リーダー、どうします!?」
冒険者戦士「くっ、俺とした事が甘く見てたぜ…」
その他のパーティメンバーB「それよりどうします!?あいつ、完全怒ってますよ!!?」
冒険者戦士「クエスト失敗か…。チッ、仕方ねぇ、逃げるぞ!!」
その他のパーティメンバーA・B「「へいっ!!」」
アクア「情けないわね~。作戦なんか展開しておいて、結局駄目で、挙句に逃走……無駄足もいいところね」
???「だ、誰かぁ~、私をおんぶしてください……」
カズマ「あれ、あの爆裂魔法の子だけ、力が無くなったみたいにぐったりしてねぇか?」
冒険者戦士「くっ、俺とした事が甘く見てたぜ…」
その他のパーティメンバーB「それよりどうします!?あいつ、完全怒ってますよ!!?」
冒険者戦士「クエスト失敗か…。チッ、仕方ねぇ、逃げるぞ!!」
その他のパーティメンバーA・B「「へいっ!!」」
アクア「情けないわね~。作戦なんか展開しておいて、結局駄目で、挙句に逃走……無駄足もいいところね」
???「だ、誰かぁ~、私をおんぶしてください……」
カズマ「あれ、あの爆裂魔法の子だけ、力が無くなったみたいにぐったりしてねぇか?」
41: 名無しさん@おーぷん 2018/07/30(月)23:56:33 ID:j7A
その他のパーティメンバーA「あ、リーダー。あいつ、また魔力切れ起こして倒れてますよ」
その他のパーティメンバーB「ほんとだ。リーダー、また背負って逃げますか?」
冒険者戦士「…………いや、よく見ろ」
初心者殺し「ガルルルル」
???「う、動けません、たすけてください……。この黒き破壊獣が、我が体を狙って……」
その他のパーティメンバーA「お、初心者殺しの奴、あいつに目を付けてますねぇ」
冒険者戦士「あぁ、逃げるチャンスだ。気の毒だが、あいつには俺らパーティが生き延びる為の犠牲になってもらおう」
その他のパーティメンバーB「おぉー、最後の最後であいつが役に立ちましたね」
カズマ「なにぃっ!?あいつら、あの子を犠牲にして逃げるってどういう事だよ!?」
アクア「あー、パーティじゃ、たまに自己犠牲って言って自分から仲間を助ける為に犠牲になるって事があるのよ」
カズマ「いやいや、自己犠牲というか、事情は分からないけど、あの子動けないってだけみたいだし、自分から犠牲になるとか言ってねぇだろ!!」
カズマ「いくら何でも酷じゃねぇか!!」
アクア「わ、私に言葉をぶつけられても分からないわよ…。」
その他のパーティメンバーB「ほんとだ。リーダー、また背負って逃げますか?」
冒険者戦士「…………いや、よく見ろ」
初心者殺し「ガルルルル」
???「う、動けません、たすけてください……。この黒き破壊獣が、我が体を狙って……」
その他のパーティメンバーA「お、初心者殺しの奴、あいつに目を付けてますねぇ」
冒険者戦士「あぁ、逃げるチャンスだ。気の毒だが、あいつには俺らパーティが生き延びる為の犠牲になってもらおう」
その他のパーティメンバーB「おぉー、最後の最後であいつが役に立ちましたね」
カズマ「なにぃっ!?あいつら、あの子を犠牲にして逃げるってどういう事だよ!?」
アクア「あー、パーティじゃ、たまに自己犠牲って言って自分から仲間を助ける為に犠牲になるって事があるのよ」
カズマ「いやいや、自己犠牲というか、事情は分からないけど、あの子動けないってだけみたいだし、自分から犠牲になるとか言ってねぇだろ!!」
カズマ「いくら何でも酷じゃねぇか!!」
アクア「わ、私に言葉をぶつけられても分からないわよ…。」
42: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)00:09:55 ID:9wY
???「だ、だれでも、いいですから……早く……」
冒険者戦士「悪いな、俺達は逃げる。犠牲になってくれてありがとな!」ダッ
???「えっ!」
その他のパーティメンバーA「短い間だったけど、ありがとう。さらば、な!」ダッ
その他のパーティメンバーB「最後に役に立ってくれてほんとにありがとな。お前の事は忘れねぇからな」ダッ
???「あ、ま、待ってください………!?」
シーーーーーン
???「は、反応なし……。どうやら、私はパーティに見捨てられたようですね……」
初心者殺し「ガルルルル」
???「ふっ。私としたことが、まさかここまでとは……。」
初心者殺し「ウガアアアアア!」
???「組んでいたパーティに見捨てられた挙句、初心者殺しに食われて短き人生に終止符……。悲しき最期でs」
アクア「ゴッドブローーーーーーーーーッ!!!!!」ドゴン
初心者殺し「ウガアアッ!!」グラッ
???「っ!!?」
冒険者戦士「悪いな、俺達は逃げる。犠牲になってくれてありがとな!」ダッ
???「えっ!」
その他のパーティメンバーA「短い間だったけど、ありがとう。さらば、な!」ダッ
その他のパーティメンバーB「最後に役に立ってくれてほんとにありがとな。お前の事は忘れねぇからな」ダッ
???「あ、ま、待ってください………!?」
シーーーーーン
???「は、反応なし……。どうやら、私はパーティに見捨てられたようですね……」
初心者殺し「ガルルルル」
???「ふっ。私としたことが、まさかここまでとは……。」
初心者殺し「ウガアアアアア!」
???「組んでいたパーティに見捨てられた挙句、初心者殺しに食われて短き人生に終止符……。悲しき最期でs」
アクア「ゴッドブローーーーーーーーーッ!!!!!」ドゴン
初心者殺し「ウガアアッ!!」グラッ
???「っ!!?」
43: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)00:19:46 ID:9wY
タッタッタ
カズマ「おい、大丈夫か?」スッ
???「あ、あなたがたは!?」
カズマ「話はこのモンスターから逃げ延びた後だ。動けないなら俺が背負ってやるから、この場を離れるぞ!!」ヨイショット
???「っ!」
初心者殺し「ウガアアアアア!」
アクア「起き上がるのが早いわね! こうなったら次は……」
カズマ「おい、アクアー、逃げるぞーーー!」
アクア「ちょっと待ってよ、こいつを討伐しないと!?」
カズマ「そんなもん、またいずれ討伐にし来ればいいだろ!!今は動けないこの子を街まで安全連れて行くのが最優先だ!!」
アクア「なによ、いいわよ。私一人d」
カズマ「あぁ、もう!!」グイッ
アクア「あ、ちょっと、カズマぁ!!?」
カズマ「さっさと逃げるぞ、駄女神!!」ダッ
アクア「ああああぁぁーーーー、私の討伐報酬があああぁぁーーーー!!!」ズルズル
カズマ「おい、大丈夫か?」スッ
???「あ、あなたがたは!?」
カズマ「話はこのモンスターから逃げ延びた後だ。動けないなら俺が背負ってやるから、この場を離れるぞ!!」ヨイショット
???「っ!」
初心者殺し「ウガアアアアア!」
アクア「起き上がるのが早いわね! こうなったら次は……」
カズマ「おい、アクアー、逃げるぞーーー!」
アクア「ちょっと待ってよ、こいつを討伐しないと!?」
カズマ「そんなもん、またいずれ討伐にし来ればいいだろ!!今は動けないこの子を街まで安全連れて行くのが最優先だ!!」
アクア「なによ、いいわよ。私一人d」
カズマ「あぁ、もう!!」グイッ
アクア「あ、ちょっと、カズマぁ!!?」
カズマ「さっさと逃げるぞ、駄女神!!」ダッ
アクア「ああああぁぁーーーー、私の討伐報酬があああぁぁーーーー!!!」ズルズル
44: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)00:32:33 ID:9wY
~アクセルの街 ギルド~
カズマ「もう大丈夫か?」
???「はい。ずっと背負わされたままですが、ひとまず立てる所までは回復してます」
カズマ「そうか。なら安心だ」
アクア「私の報酬………報酬がぁ………」ズーン、ボソボソ
カズマ「いつまで落ち込んでるつもりだ!」
アクア「だってぇ~、初心者殺しの討伐報酬は今まで手にした報酬よりも一番高かったのに……それをカズマさんがぁ~」ウルウル
カズマ「どんだけがめついんだよ、お前。それに、今の俺らじゃどっちみっち初心者殺しの討伐なんて無理だろ!!」
アクア「うぅ……」ズーン
カズマ「もう大丈夫か?」
???「はい。ずっと背負わされたままですが、ひとまず立てる所までは回復してます」
カズマ「そうか。なら安心だ」
アクア「私の報酬………報酬がぁ………」ズーン、ボソボソ
カズマ「いつまで落ち込んでるつもりだ!」
アクア「だってぇ~、初心者殺しの討伐報酬は今まで手にした報酬よりも一番高かったのに……それをカズマさんがぁ~」ウルウル
カズマ「どんだけがめついんだよ、お前。それに、今の俺らじゃどっちみっち初心者殺しの討伐なんて無理だろ!!」
アクア「うぅ……」ズーン
45: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)00:44:36 ID:9wY
???「危うく食われそうな所を、なんて礼を申せば良いのか分かりません」
カズマ「お礼はいいよ。助けるのはまぁ、当然だしな」
アクア「かっこつけちゃってぇーー、助けると思わせて実は戦わずして逃げる為の口実にしてただけなんでしょww」プークスクス
カズマ「戦略的撤退って言うんだよ、駄女神」ゴンッ
アクア「いったぁ!?ちょっと、この高貴な女神を殴るなんてどういうつもりよ!」
???「女神?」
カズマ「あ、こいつ、そう思い込んでる痛い奴だから」
アクア「だから、本物の女神だってばぁーっ!?」
カズマ「お礼はいいよ。助けるのはまぁ、当然だしな」
アクア「かっこつけちゃってぇーー、助けると思わせて実は戦わずして逃げる為の口実にしてただけなんでしょww」プークスクス
カズマ「戦略的撤退って言うんだよ、駄女神」ゴンッ
アクア「いったぁ!?ちょっと、この高貴な女神を殴るなんてどういうつもりよ!」
???「女神?」
カズマ「あ、こいつ、そう思い込んでる痛い奴だから」
アクア「だから、本物の女神だってばぁーっ!?」
46: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)00:54:10 ID:9wY
???「あのぅ、一つ聞いていいですか?」
カズマ「なんだ?」
???「ギルドで出会って少しだけ話をしただけなのに、なぜわざわざ私を助けてくれたんですか?」
???「あの初心者殺しです…。私を見捨てたパーティみたいに、私など放って置けばよいのに、なんで初心者殺しに立ち向かってでも私を助けに??」
カズマ「あぁ、そういう事か。簡単だよ………ただ、自分の目の前で危ない目に遭いそうな奴が居たから当たり前だと割り切って助けた、それだけだよ!」
???「目の前で危ない目に遭いそうだから助けた………ありきたりの答えですね…。」
カズマ「うっ……」
アクア「ぷっ!!」クスクス
カズマ「………」ゴンッ
アクア「イタッ!?また、やったわねぇ!!」
???「ふっ………」クスッ
カズマ・アクア「「んっ?」」
カズマ「なんだ?」
???「ギルドで出会って少しだけ話をしただけなのに、なぜわざわざ私を助けてくれたんですか?」
???「あの初心者殺しです…。私を見捨てたパーティみたいに、私など放って置けばよいのに、なんで初心者殺しに立ち向かってでも私を助けに??」
カズマ「あぁ、そういう事か。簡単だよ………ただ、自分の目の前で危ない目に遭いそうな奴が居たから当たり前だと割り切って助けた、それだけだよ!」
???「目の前で危ない目に遭いそうだから助けた………ありきたりの答えですね…。」
カズマ「うっ……」
アクア「ぷっ!!」クスクス
カズマ「………」ゴンッ
アクア「イタッ!?また、やったわねぇ!!」
???「ふっ………」クスッ
カズマ・アクア「「んっ?」」
47: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)01:08:16 ID:9wY
???「ありきたりの考えを持ってこそどんな状況でも見捨てずに助けられる……。まったく、人を犠牲にするようなどっかのパーティにも見習ってほしいものです」
カズマ「あぁ、それはお前が入ってt」
???「これ以上は言わないで下さい」
カズマ「あぁ、悪い」
???「それより、あなたがたはパーティメンバーの募集を張り出していましたよね?」
アクア「えぇ、もちろん!!」
???「では、決めました!!」
カズマ「なにがだ?」
???「あなたがたのパーティに入る事です。いえ、私をこのパーティに入れてはもらえませんか?」
カズマ「えええぇーーーっ!!?」
カズマ「あぁ、それはお前が入ってt」
???「これ以上は言わないで下さい」
カズマ「あぁ、悪い」
???「それより、あなたがたはパーティメンバーの募集を張り出していましたよね?」
アクア「えぇ、もちろん!!」
???「では、決めました!!」
カズマ「なにがだ?」
???「あなたがたのパーティに入る事です。いえ、私をこのパーティに入れてはもらえませんか?」
カズマ「えええぇーーーっ!!?」
48: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)01:28:48 ID:9wY
???「むろん、条件も満たしていますよ。上級職のアークウィザードですから」
カズマ「アークウィザードって言ったな? もしやとは思うけど、パーティの話を聞いたり、遠目で見ていたが、爆裂魔法しか使えないのか?」
???「はい。私は爆裂魔法をこよなく愛するアークウィザード。爆発系の魔法が好きなんじゃありません、爆裂魔法が好きなのです。」
カズマ「他の魔法も本当に一切使えないのか?」
???「野暮な事を聞きますねぇ…もちろん使えません。私は爆裂魔法しか愛せないのです!」
カズマ「で、もう一つ聞くが、エクスプロージョンってヤツを使用したら倒れたが、あれは?」
???「むろん、我が奥義である爆裂魔法はその絶大な威力ゆえ、消費魔力もまた絶大。要約すると身動きが取れなくなります」
カズマ「まさに一撃必殺ってヤツか…。爆裂魔法一択、それも一回しか使えないアークウィザード………あのパーティをお前を雑に扱う理由が分かったような気がしたよ」
???「おい、私の爆裂道及び私に対する文句があると言うのなら聞こうじゃないか!」
カズマ「アークウィザードって言ったな? もしやとは思うけど、パーティの話を聞いたり、遠目で見ていたが、爆裂魔法しか使えないのか?」
???「はい。私は爆裂魔法をこよなく愛するアークウィザード。爆発系の魔法が好きなんじゃありません、爆裂魔法が好きなのです。」
カズマ「他の魔法も本当に一切使えないのか?」
???「野暮な事を聞きますねぇ…もちろん使えません。私は爆裂魔法しか愛せないのです!」
カズマ「で、もう一つ聞くが、エクスプロージョンってヤツを使用したら倒れたが、あれは?」
???「むろん、我が奥義である爆裂魔法はその絶大な威力ゆえ、消費魔力もまた絶大。要約すると身動きが取れなくなります」
カズマ「まさに一撃必殺ってヤツか…。爆裂魔法一択、それも一回しか使えないアークウィザード………あのパーティをお前を雑に扱う理由が分かったような気がしたよ」
???「おい、私の爆裂道及び私に対する文句があると言うのなら聞こうじゃないか!」
49: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)01:35:19 ID:9wY
カズマ「う~ん、いくら上級職とはいえ、足手まとい確定だからな。心配という前に不安だらけだ」
???「我が望みは魔法を放つこと。報酬などおまけに過ぎず、なんなら山分けでなく、食事とお風呂とその他雑費を出してもらえるなら、我は無報酬でもいいと考えている。アークウィザードである我が力が今なら食事とちょっとだけでいい。」
???「あ、でも、食事の量はなるべく大目でお願いしますが…」
カズマ「う~ん……」
???「まだ不安でいっぱいなんですね。まぁ、もちろん他の魔法を習得すれば冒険が楽になるでしょう。火、水、土、風。この基本の四属性だけでも取っているだけでも違います。」
???「…ですが、ダメなんです。私は爆裂魔法しか愛せない。たとえ一日一回の魔法でも私は爆裂魔法しか愛せないのです!」
アクア「いいわよ」
カズマ「おい、アクア!?」
???「我が望みは魔法を放つこと。報酬などおまけに過ぎず、なんなら山分けでなく、食事とお風呂とその他雑費を出してもらえるなら、我は無報酬でもいいと考えている。アークウィザードである我が力が今なら食事とちょっとだけでいい。」
???「あ、でも、食事の量はなるべく大目でお願いしますが…」
カズマ「う~ん……」
???「まだ不安でいっぱいなんですね。まぁ、もちろん他の魔法を習得すれば冒険が楽になるでしょう。火、水、土、風。この基本の四属性だけでも取っているだけでも違います。」
???「…ですが、ダメなんです。私は爆裂魔法しか愛せない。たとえ一日一回の魔法でも私は爆裂魔法しか愛せないのです!」
アクア「いいわよ」
カズマ「おい、アクア!?」
50: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)01:38:30 ID:9wY
???「い、入れてもらえるのですか!?」
アクア「もちろんよ。上級職の条件を満たしていて、尚且つここまでロマンを語れる所、はっきり言って気に入ったわ」
???「あ、ありがとうございます」
カズマ「アクアーー」
アクア「あ、カズマさんも、もちろんOKよね?」
カズマ「うぅ…でもなぁ……」チラッ
???「………………」ドキドキ
カズマ「……………」
カズマ「はぁ、しょうがねぇな!」
アクア「もちろんよ。上級職の条件を満たしていて、尚且つここまでロマンを語れる所、はっきり言って気に入ったわ」
???「あ、ありがとうございます」
カズマ「アクアーー」
アクア「あ、カズマさんも、もちろんOKよね?」
カズマ「うぅ…でもなぁ……」チラッ
???「………………」ドキドキ
カズマ「……………」
カズマ「はぁ、しょうがねぇな!」
51: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)01:43:39 ID:9wY
???「で、では!?」
カズマ「あぁ、いいよ。助けたって事もあるし、何かの縁だ。もう俺達のパーティに入れ!」
???「!!!……………はい、ありがとうございます♪」ニコリ
カズマ(お、笑うともっと可愛いな!)
カズマ「いやいや、俺のほうこそよろしくな、えぇと………?」
???「あ、自己紹介がまだでしたね。」
カズマ「あぁ、いいよ。助けたって事もあるし、何かの縁だ。もう俺達のパーティに入れ!」
???「!!!……………はい、ありがとうございます♪」ニコリ
カズマ(お、笑うともっと可愛いな!)
カズマ「いやいや、俺のほうこそよろしくな、えぇと………?」
???「あ、自己紹介がまだでしたね。」
52: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)01:49:46 ID:9wY
めぐみん「我が名はめぐみん。紅魔族随一の魔法の使い手にして、爆裂魔法を操りし者。」
カズマ「……………めぐみん? 冷やかしか??」
めぐみん「ち、ちがわい!?」
アクア「カズマー」
カズマ「なんだ?」
アクア「紅魔族は皆、変わった名前をしているのよ。だから、そこのめぐみんも…」
カズマ「あぁ、そういう事か」
めぐみん「何をどう納得されているかは分かりませんが、私からすれば街に居る人達の方がよっぽど変な名前に聞こえますがねぇ…。」
カズマ「ちなみに両親の名前は?」
めぐみん「母はゆいゆいで、父がひょいざぶろー」
カズマ「うん。納得だ」
めぐみん「おい、両親の名前に関して言いたい事があるのなら聞こうじゃないか!」
カズマ「……………めぐみん? 冷やかしか??」
めぐみん「ち、ちがわい!?」
アクア「カズマー」
カズマ「なんだ?」
アクア「紅魔族は皆、変わった名前をしているのよ。だから、そこのめぐみんも…」
カズマ「あぁ、そういう事か」
めぐみん「何をどう納得されているかは分かりませんが、私からすれば街に居る人達の方がよっぽど変な名前に聞こえますがねぇ…。」
カズマ「ちなみに両親の名前は?」
めぐみん「母はゆいゆいで、父がひょいざぶろー」
カズマ「うん。納得だ」
めぐみん「おい、両親の名前に関して言いたい事があるのなら聞こうじゃないか!」
53: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)01:55:49 ID:9wY
カズマ「俺は佐藤和真、カズマでいいぞ。で、冒険者だ」
アクア「私はアクア、水を司る女神よ。上級職のアークプリーストよ」
めぐみん「カズマにアクア、ですね。よろしくお願いします」
めぐみん「それで、そのいきなりですが、アクアに伝えたい事があります」
アクア「何かしら?」
めぐみん「その、私とぶつかった時や先ほどの話の中でも自分を女神だと言ってましたが、流石に自分でも痛いとは思わないんですか?」
アクア「なっ!?」ガーン
カズマ「ぷっ!!」プルプル
アクア「私はアクア、水を司る女神よ。上級職のアークプリーストよ」
めぐみん「カズマにアクア、ですね。よろしくお願いします」
めぐみん「それで、そのいきなりですが、アクアに伝えたい事があります」
アクア「何かしら?」
めぐみん「その、私とぶつかった時や先ほどの話の中でも自分を女神だと言ってましたが、流石に自分でも痛いとは思わないんですか?」
アクア「なっ!?」ガーン
カズマ「ぷっ!!」プルプル
54: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)02:02:02 ID:9wY
めぐみん「私やカズマの前では良いのですが、流石に他者や初対面などに対してはあまりよくないかと…」
アクア「何言ってるの、私は正真正銘の女神d!?」
めぐみん「えぇ。痛い子だという事は十分伝わりましたので……」
カズマ「ぶふっ!」プルプル
アクア「なんでよおおおぉぉーーーーーー、なんで女神だと信じてくれないのよおおおぉぉーーーー!!!?」
カズマ「くっくっく……」プルプル
カズマ(なんだかんだあって、パーティに新しくアークウィザードのめぐみんが加わった、とさ…。)
第二章『迷えるアークウィザード、我が名はめぐみん』終わり
アクア「何言ってるの、私は正真正銘の女神d!?」
めぐみん「えぇ。痛い子だという事は十分伝わりましたので……」
カズマ「ぶふっ!」プルプル
アクア「なんでよおおおぉぉーーーーーー、なんで女神だと信じてくれないのよおおおぉぉーーーー!!!?」
カズマ「くっくっく……」プルプル
カズマ(なんだかんだあって、パーティに新しくアークウィザードのめぐみんが加わった、とさ…。)
第二章『迷えるアークウィザード、我が名はめぐみん』終わり
55: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)22:03:46 ID:9wY
第三章『突如現るドMクルセイダー、名はダクネス』
カズマ「さぁて、今日はどうっすか?」
めぐみん「カズマ、クエスト行きましょう、クエスト!!今こそ我が爆裂魔法を思う存分、味わわせてやりたいのです」
アクア「私もクエストに行きたいわ。まだ返せていない借金もあるし」
カズマ「やる気があるのは結構だが、今の俺らに見合うクエストがあるのかどうか……ムッ!」
めぐみん「どうしましたか?」
カズマ「これ見ろ!」
クエスト募集の張り紙『最近、盗賊の被害に遭っていてとても困っております。
そこで撃退をお願いしたのですが、なるべく腕っ節に自信がある人でお願いします。
報酬 60万エリス』
アクア「たくさんのクエストの中で、討伐報酬が一番高額じゃない。これにするわ!!」バッ
めぐみん「盗賊ですか…。まぁ、たまにはモンスター以外の爆裂もいいですね」
カズマ「おい、待て、腕っ節に自信がある奴だろ? 俺らにそんな自信ある訳g」
めぐみん「カズマ、アクアがもう受付に行ってしまいましたよ」
カズマ「ええぇぇーーっ!!!」
カズマ「さぁて、今日はどうっすか?」
めぐみん「カズマ、クエスト行きましょう、クエスト!!今こそ我が爆裂魔法を思う存分、味わわせてやりたいのです」
アクア「私もクエストに行きたいわ。まだ返せていない借金もあるし」
カズマ「やる気があるのは結構だが、今の俺らに見合うクエストがあるのかどうか……ムッ!」
めぐみん「どうしましたか?」
カズマ「これ見ろ!」
クエスト募集の張り紙『最近、盗賊の被害に遭っていてとても困っております。
そこで撃退をお願いしたのですが、なるべく腕っ節に自信がある人でお願いします。
報酬 60万エリス』
アクア「たくさんのクエストの中で、討伐報酬が一番高額じゃない。これにするわ!!」バッ
めぐみん「盗賊ですか…。まぁ、たまにはモンスター以外の爆裂もいいですね」
カズマ「おい、待て、腕っ節に自信がある奴だろ? 俺らにそんな自信ある訳g」
めぐみん「カズマ、アクアがもう受付に行ってしまいましたよ」
カズマ「ええぇぇーーっ!!!」
56: 名無しさん@おーぷん 2018/07/31(火)22:16:18 ID:9wY
カズマ「結局、無理矢理受ける事になるとは……」
アクア「クエストの詳細によると盗賊のアジトがこの周辺にあって、直接アジトに乗り込んでから退治してもらいたいそうよ」
めぐみん「そういえば、盗賊で思い出しましたが、最近相次いで周辺の村々が盗賊に襲われ、金品を強奪される事件が起きているそうです。」
カズマ「でも、盗賊ってそんなに強いのか?こんなに事件が起きれば、もっと腕っ節の強い連中が退治に行くと思ったけどよ」
めぐみん「聞いた話ですが、最近盗賊には護衛という者が存在するそうで、しかもその護衛自ら盾となってあらゆる攻撃を防ぐ事が出来る程の強い防御力を誇るとか…」
めぐみん「盗賊からしてみれば、『最強の壁』と言った所でしょう」
カズマ「なんだよそりゃあ!? 護衛が最強の壁って、どこからその護衛呼んできたって話になるな!」
アクア「まぁ、この高貴な最強女神の私が居るんだから、100%大丈夫よ。勝ち誇った気でいるといいわ」
カズマ「おーーい、その100%と思える確率はどこから来てるんだよ…」
アクア「クエストの詳細によると盗賊のアジトがこの周辺にあって、直接アジトに乗り込んでから退治してもらいたいそうよ」
めぐみん「そういえば、盗賊で思い出しましたが、最近相次いで周辺の村々が盗賊に襲われ、金品を強奪される事件が起きているそうです。」
カズマ「でも、盗賊ってそんなに強いのか?こんなに事件が起きれば、もっと腕っ節の強い連中が退治に行くと思ったけどよ」
めぐみん「聞いた話ですが、最近盗賊には護衛という者が存在するそうで、しかもその護衛自ら盾となってあらゆる攻撃を防ぐ事が出来る程の強い防御力を誇るとか…」
めぐみん「盗賊からしてみれば、『最強の壁』と言った所でしょう」
カズマ「なんだよそりゃあ!? 護衛が最強の壁って、どこからその護衛呼んできたって話になるな!」
アクア「まぁ、この高貴な最強女神の私が居るんだから、100%大丈夫よ。勝ち誇った気でいるといいわ」
カズマ「おーーい、その100%と思える確率はどこから来てるんだよ…」
57: 名無しさん@おーぷん 2018/08/01(水)00:12:31 ID:DUg
ゾロゾロ
めぐみん「あ、カズマ、アクア…向こうから何か来ますよ」
カズマ「おい、あれって!!」
アクア「間違いないわ。服装からして盗賊たちね」
アクア「アジトを探す前に現れるなんて好都合よ。まぁ、アジトに乗り込んでから退治してもらいたいって話だけど、ひとまずこの場で退治しても一緒よね」
めぐみん「人数はまぁまぁいるようです。これは爆裂魔法のし甲斐がありますね」
カズマ「待ってよ!クエストを受けた後で言うのもアレだが、本当にやるつもりかよ!?」
アクア「なによ?ここで逃げ腰になったのかしら、プークスクス。カズマサン、情けな~い!」クスクス
めぐみん「ここでヘタレになってどうするんですか、と言いたいところですが、ヘタレになるのならどうぞご勝手に。私とアクアだけでもやってやりますから」シャキ
カズマ「いつも馬鹿にするアクアはおいといて、めぐみんがそう言うなら俺は本気で何もしない。二人で出来るなら頑張ってくれ、俺は近くで応援でもしてるからよ」
めぐみん「本気ですか!?今のは、カズマに発破をかける為に言ったつもりなのですが!!」
カズマ「どっちみち俺はこのクエスト、乗り気じゃねえしな」
アクア「まったく!めぐみん、もうほっといて私たちだけでやっちゃいましょう」
めぐみん「はぁ~、カズマはどうしてこう、どうしようもないヘタレなのでしょうか…」ジト目
めぐみん「あ、カズマ、アクア…向こうから何か来ますよ」
カズマ「おい、あれって!!」
アクア「間違いないわ。服装からして盗賊たちね」
アクア「アジトを探す前に現れるなんて好都合よ。まぁ、アジトに乗り込んでから退治してもらいたいって話だけど、ひとまずこの場で退治しても一緒よね」
めぐみん「人数はまぁまぁいるようです。これは爆裂魔法のし甲斐がありますね」
カズマ「待ってよ!クエストを受けた後で言うのもアレだが、本当にやるつもりかよ!?」
アクア「なによ?ここで逃げ腰になったのかしら、プークスクス。カズマサン、情けな~い!」クスクス
めぐみん「ここでヘタレになってどうするんですか、と言いたいところですが、ヘタレになるのならどうぞご勝手に。私とアクアだけでもやってやりますから」シャキ
カズマ「いつも馬鹿にするアクアはおいといて、めぐみんがそう言うなら俺は本気で何もしない。二人で出来るなら頑張ってくれ、俺は近くで応援でもしてるからよ」
めぐみん「本気ですか!?今のは、カズマに発破をかける為に言ったつもりなのですが!!」
カズマ「どっちみち俺はこのクエスト、乗り気じゃねえしな」
アクア「まったく!めぐみん、もうほっといて私たちだけでやっちゃいましょう」
めぐみん「はぁ~、カズマはどうしてこう、どうしようもないヘタレなのでしょうか…」ジト目
58: 名無しさん@おーぷん 2018/08/01(水)21:43:18 ID:DUg
アクア「あなた達!!」
盗賊の首領「あぁん、なんだてめぇら?」
めぐみん「数々の悪行、聞いてますよ。なので、私たちが退治します」
盗賊の首領「へっ、退治だぁ?いいだろう、おい……護衛出番だぜ」
???「任せろ!」ダッダッ
アクア「!………えっ!?」
???「ほぅ。我ら盗賊に牙を向けるのは誰かと思えば、私と同じ女性とはなぁ…」
めぐみん「なっ、なんですか!?護衛と聞いたから男かと思えば、私達と同じ女じゃないですか!」
???「別に珍しくはない。女だって盗賊はやってる」
カズマ(隠れて見てっけど、護衛がまさかの女性とは…。だけど、あの護衛良く見たら……)
???「」ボン、キュッ、ボン
カズマ(スタイルがマジでええぇぇーーーっ!!?//////)
???「」キラキラ
カズマ(しかも中々の美人だ!!///)ポォーーー
盗賊の首領「あぁん、なんだてめぇら?」
めぐみん「数々の悪行、聞いてますよ。なので、私たちが退治します」
盗賊の首領「へっ、退治だぁ?いいだろう、おい……護衛出番だぜ」
???「任せろ!」ダッダッ
アクア「!………えっ!?」
???「ほぅ。我ら盗賊に牙を向けるのは誰かと思えば、私と同じ女性とはなぁ…」
めぐみん「なっ、なんですか!?護衛と聞いたから男かと思えば、私達と同じ女じゃないですか!」
???「別に珍しくはない。女だって盗賊はやってる」
カズマ(隠れて見てっけど、護衛がまさかの女性とは…。だけど、あの護衛良く見たら……)
???「」ボン、キュッ、ボン
カズマ(スタイルがマジでええぇぇーーーっ!!?//////)
???「」キラキラ
カズマ(しかも中々の美人だ!!///)ポォーーー
59: 名無しさん@おーぷん 2018/08/01(水)21:47:33 ID:DUg
アクア「アンタが例の盗賊の護衛かしら?」
ダクネス「そうだ。名はダクネス、クルセイダーで、盗賊に雇われた護衛だ」
めぐみん「クルセイダー………私達と同じ上級職ですか」
ダクネス「ほぉ、お前達も上級職か?」
アクア「当然よ。私はアクア、アークプリーストよ」
めぐみん「我が名はめぐみん、アークウィザードです」
ダクネス「ふむ。アークプリーストにアークウィザードか。」
ダクネス「なら……………」
ダクネス「極上の痛みを味わわせてくれるのだなっ!!/////」ドキドキ
アクア・めぐみん「「っ!?」」
カズマ(っ!!!)
ダクネス「そうだ。名はダクネス、クルセイダーで、盗賊に雇われた護衛だ」
めぐみん「クルセイダー………私達と同じ上級職ですか」
ダクネス「ほぉ、お前達も上級職か?」
アクア「当然よ。私はアクア、アークプリーストよ」
めぐみん「我が名はめぐみん、アークウィザードです」
ダクネス「ふむ。アークプリーストにアークウィザードか。」
ダクネス「なら……………」
ダクネス「極上の痛みを味わわせてくれるのだなっ!!/////」ドキドキ
アクア・めぐみん「「っ!?」」
カズマ(っ!!!)
60: 名無しさん@おーぷん 2018/08/01(水)21:56:10 ID:DUg
盗賊の首領「おい、ダクネス。」
ダクネス「アークプリーストはその杖を使って、そしてアークウィザードは魔法だ……きっとあんな事やこんな目に遭わされ、挙句にボロボロのズタボロに……くぅぅ、たまらん?」ビクビク
盗賊の首領「おーーい」
めぐみん「ヤバいです!?あれ、ヤバいですよ!!」
アクア「彼女、凄い性癖の持ち主みたいね…」
アクア「あんな奴、私のゴッドブローでおしまいにしましょう」
ダクネス「おっ、来るか!」
アクア「ゴッドブローーーーーーっ!!!」
ガキン
アクア「って、ええぇーーー、なにこれ!?」
めぐみん「出ましたか、例の護衛の高い防御力が……。」
カズマ(マジか。普通の人には大抵効くゴッドブローが無効化されるとは。どんだけ硬いんだよ…。)
ダクネス「アークプリーストはその杖を使って、そしてアークウィザードは魔法だ……きっとあんな事やこんな目に遭わされ、挙句にボロボロのズタボロに……くぅぅ、たまらん?」ビクビク
盗賊の首領「おーーい」
めぐみん「ヤバいです!?あれ、ヤバいですよ!!」
アクア「彼女、凄い性癖の持ち主みたいね…」
アクア「あんな奴、私のゴッドブローでおしまいにしましょう」
ダクネス「おっ、来るか!」
アクア「ゴッドブローーーーーーっ!!!」
ガキン
アクア「って、ええぇーーー、なにこれ!?」
めぐみん「出ましたか、例の護衛の高い防御力が……。」
カズマ(マジか。普通の人には大抵効くゴッドブローが無効化されるとは。どんだけ硬いんだよ…。)
61: 名無しさん@おーぷん 2018/08/01(水)22:00:15 ID:DUg
ダクネス「あぁ………鎧を伝って体中に響くこの感じ………いいっ??」ゾゾッ
ダクネス「もっとだ、もっと打ってこい!!」ハァハァ
アクア「はぁっ!?」
盗賊の首領「見たか。護衛のダクネス、性格はアレだが、防御面は一流だ」
盗賊の首領「護衛ならぬ盾として扱えば、どんな攻撃に対抗できる。まぁ、武器の扱いはヘタで、攻撃が当たらないのが玉に瑕だけどな」
ダクネス「うぅ……盾としての考えと玉に瑕だという罵倒が心に沁みてくるぅ~///」ゾクゾク
ダクネス「もっとだ、もっと打ってこい!!」ハァハァ
アクア「はぁっ!?」
盗賊の首領「見たか。護衛のダクネス、性格はアレだが、防御面は一流だ」
盗賊の首領「護衛ならぬ盾として扱えば、どんな攻撃に対抗できる。まぁ、武器の扱いはヘタで、攻撃が当たらないのが玉に瑕だけどな」
ダクネス「うぅ……盾としての考えと玉に瑕だという罵倒が心に沁みてくるぅ~///」ゾクゾク
62: 名無しさん@おーぷん 2018/08/01(水)22:19:42 ID:DUg
めぐみん「防御のみ特化していて、攻撃が不器用とは一体?!」
ダクネス「奴の言った通りだ。私は不器用だから攻撃は当てられないが、防御だけは長けている。だからこそ、盾として好き勝手に扱ってもいい/////」
アクア「そんなにお望みなら、鎧ごと破壊されるまでやってあげるわよ!!」
ダクネス「おおおぉぉーーーーー、頼むぞ?」ハァハァ
盗賊の首領「お、おい、何だか主旨が変わってきてないか!?」
カズマ(確かに…)
ダクネス「奴の言った通りだ。私は不器用だから攻撃は当てられないが、防御だけは長けている。だからこそ、盾として好き勝手に扱ってもいい/////」
アクア「そんなにお望みなら、鎧ごと破壊されるまでやってあげるわよ!!」
ダクネス「おおおぉぉーーーーー、頼むぞ?」ハァハァ
盗賊の首領「お、おい、何だか主旨が変わってきてないか!?」
カズマ(確かに…)
63: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)00:09:53 ID:h6I
~そして~
アクア「はぁはぁ…」
ダクネス「ハァハァッ/////」ビクビク
めぐみん「あ、あのぅ、アクア?」
アクア「なに?」
めぐみん「私はいつ爆裂魔法を放てばよいのでしょう?」
ダクネス「そうだ!!次は爆裂魔法を撃ってくれえぇーー!!」
めぐみん「なっ!?」
アクア「くっ、あんなにゴッドブローを連続食らわせたのに、まったく効果が無いなんて……」
アクア「はぁはぁ…」
ダクネス「ハァハァッ/////」ビクビク
めぐみん「あ、あのぅ、アクア?」
アクア「なに?」
めぐみん「私はいつ爆裂魔法を放てばよいのでしょう?」
ダクネス「そうだ!!次は爆裂魔法を撃ってくれえぇーー!!」
めぐみん「なっ!?」
アクア「くっ、あんなにゴッドブローを連続食らわせたのに、まったく効果が無いなんて……」
64: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)00:26:03 ID:h6I
盗賊の首領「おい、ダクネス!いつまで勝手な事をやってるつもりだ!!」
盗賊の首領「攻撃は俺達に任せて、お前はさっさと全員の守りに徹しろ!!」
ダクネス「断る!!」
盗賊の首領「なにぃっ!!?」
ダクネス「私はクルセイダーとなってからずっとたくさんの攻撃を受け続けた。だが、それなりに満足感が得られず、以降は自分なりに満足ある攻撃が出来る者を求め続けるようになった」
ダクネス「その目的の為だけに私は盗賊の護衛となり、様々な場所での人々の応戦を受ける事で探し続けた。そして、私は遂にピッタリな者を見つけた………そう、目の前に居るアクアを!!」
アクア「はあぁぁーーっ!?」
めぐみん「な、なんですか、それ!?」
カズマ(あのヘン夕イクルセイダー、素材は良いのに、中身は残念だ、本当…。)
盗賊の首領「攻撃は俺達に任せて、お前はさっさと全員の守りに徹しろ!!」
ダクネス「断る!!」
盗賊の首領「なにぃっ!!?」
ダクネス「私はクルセイダーとなってからずっとたくさんの攻撃を受け続けた。だが、それなりに満足感が得られず、以降は自分なりに満足ある攻撃が出来る者を求め続けるようになった」
ダクネス「その目的の為だけに私は盗賊の護衛となり、様々な場所での人々の応戦を受ける事で探し続けた。そして、私は遂にピッタリな者を見つけた………そう、目の前に居るアクアを!!」
アクア「はあぁぁーーっ!?」
めぐみん「な、なんですか、それ!?」
カズマ(あのヘン夕イクルセイダー、素材は良いのに、中身は残念だ、本当…。)
65: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)00:34:42 ID:h6I
ダクネス「お前のゴッドブロー、凄い威力だったぞ。あれを連続で受けたら、今までにない感覚を味わった気分だ///」
ダクネス「あ、後、そこのめぐみんという者の爆裂魔法にも興味が湧いている!!」
めぐみん「爆裂魔法が、ヘン夕イの快楽というのに使われそうで、怖いです」
ダクネス「という訳で盗賊たちには攻撃させず、こいつらを生かして私がずっと攻撃を受け続けていられる状況のままにしたい。だから盗賊のサポートは断る!!」
盗賊の首領「てめぇ、まさか裏切るつもりか?」
ダクネス「裏切るも何も貴様らの護衛になったのは、私自身の思いを満たす者を探す為だ。」
ダクネス「そして、その者が見つかった今、貴様らの護衛として盾になる必要もなくなった…そういう事だ」
ダクネス「あ、後、そこのめぐみんという者の爆裂魔法にも興味が湧いている!!」
めぐみん「爆裂魔法が、ヘン夕イの快楽というのに使われそうで、怖いです」
ダクネス「という訳で盗賊たちには攻撃させず、こいつらを生かして私がずっと攻撃を受け続けていられる状況のままにしたい。だから盗賊のサポートは断る!!」
盗賊の首領「てめぇ、まさか裏切るつもりか?」
ダクネス「裏切るも何も貴様らの護衛になったのは、私自身の思いを満たす者を探す為だ。」
ダクネス「そして、その者が見つかった今、貴様らの護衛として盾になる必要もなくなった…そういう事だ」
66: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)00:44:36 ID:h6I
盗賊の首領「くっそぅ、ならてめぇはもう用済みだ。そいつら、ごと始末してやる!!」
アクア「いよいよ、来るって訳ね」
めぐみん「では、もう爆裂魔法の準備をしましょうか」
ダクネス「私の身の危険もそうだが、お前たちまで危険に晒されたらせっかく果たされた目的も無になってしまおう……。」
ダクネス「だから、ひとまず私はお前たちの盾となろう!!」
アクア・めぐみん「「えっ、さっきまで敵対関係だったのに(だったはずでは)!!」」
ダクネス「細かい事は気にするな。いいから、こいつらを撃退するぞ」
盗賊の首領「おい、お前らやっちまえぇーー!」
オオオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カズマ(なんだか、急というか、変な展開になったぞ。大丈夫か!?)
アクア「いよいよ、来るって訳ね」
めぐみん「では、もう爆裂魔法の準備をしましょうか」
ダクネス「私の身の危険もそうだが、お前たちまで危険に晒されたらせっかく果たされた目的も無になってしまおう……。」
ダクネス「だから、ひとまず私はお前たちの盾となろう!!」
アクア・めぐみん「「えっ、さっきまで敵対関係だったのに(だったはずでは)!!」」
ダクネス「細かい事は気にするな。いいから、こいつらを撃退するぞ」
盗賊の首領「おい、お前らやっちまえぇーー!」
オオオォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カズマ(なんだか、急というか、変な展開になったぞ。大丈夫か!?)
67: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)00:53:20 ID:h6I
アクア「ゴッドブローーーーーーー!!!」
ギャアアアアアアアーーーーーー
盗賊の首領「おい、あそこにいるアークウィザードから始末しろ」
めぐみん「くっ、まだ準備中ですので、隙が生まれてしまいます」
ダクネス「任せろ。お前は私が守ってやる」バッ
ガキン、ガキン、ガキン
めぐみん「た、助かりました。」
ダクネス「なに、これぐらいh……ハッ、危ない!?」
めぐみん「えっ?」クルッ
スキアリィィィーーーーー
めぐみん「うわぁ!?べ、別の方から盗賊がぁ!!」
アクア「めぐみーーーん!!?」
カズマ「スティール!!!」シュパァ
ギャアアアアアアアーーーーーー
盗賊の首領「おい、あそこにいるアークウィザードから始末しろ」
めぐみん「くっ、まだ準備中ですので、隙が生まれてしまいます」
ダクネス「任せろ。お前は私が守ってやる」バッ
ガキン、ガキン、ガキン
めぐみん「た、助かりました。」
ダクネス「なに、これぐらいh……ハッ、危ない!?」
めぐみん「えっ?」クルッ
スキアリィィィーーーーー
めぐみん「うわぁ!?べ、別の方から盗賊がぁ!!」
アクア「めぐみーーーん!!?」
カズマ「スティール!!!」シュパァ
68: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)00:58:56 ID:h6I
スカッ
ッテ、アレェ!?ブキガナイッ!!?
アクア「隙あり、ゴッドブローーー!」ドゴッ
ギャアアーーーーー
アクア「めぐみん、大丈夫?」
めぐみん「え、えぇ。ですが、今私に襲い掛かろうとした盗賊が持つ短刀が急に無くなったおかげで斬られずに済みました」
カズマ「ったく、世話をかけるなっての!」グッ
めぐみん「カズマっ!」
アクア「もしかして、今のカズマが?」
カズマ「あぁ。こうなる状況も考えて、スキルを覚えてたんだよ」
ッテ、アレェ!?ブキガナイッ!!?
アクア「隙あり、ゴッドブローーー!」ドゴッ
ギャアアーーーーー
アクア「めぐみん、大丈夫?」
めぐみん「え、えぇ。ですが、今私に襲い掛かろうとした盗賊が持つ短刀が急に無くなったおかげで斬られずに済みました」
カズマ「ったく、世話をかけるなっての!」グッ
めぐみん「カズマっ!」
アクア「もしかして、今のカズマが?」
カズマ「あぁ。こうなる状況も考えて、スキルを覚えてたんだよ」
69: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)01:04:48 ID:h6I
ダクネス「なんだ、もう一人居たのか! しかも今度は男か」
盗賊の首領「チッ、仲間が居たのは想定外だ。しかもあれは俺達、盗賊の特有スキル「スティール(窃盗)」じゃねぇか!!」
ダクネス「スティールが使えるという事は盗賊と言いたい所だが、その服装からしてお前は冒険者だな?」
カズマ「あぁ、その通りだ!」
盗賊の首領「最弱職だが、様々なスキルを覚える事が出来るアレか…。」
盗賊の首領「えぇい、面倒だ。まとめてやっちまえ!!」
盗賊の首領「チッ、仲間が居たのは想定外だ。しかもあれは俺達、盗賊の特有スキル「スティール(窃盗)」じゃねぇか!!」
ダクネス「スティールが使えるという事は盗賊と言いたい所だが、その服装からしてお前は冒険者だな?」
カズマ「あぁ、その通りだ!」
盗賊の首領「最弱職だが、様々なスキルを覚える事が出来るアレか…。」
盗賊の首領「えぇい、面倒だ。まとめてやっちまえ!!」
70: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)01:12:22 ID:h6I
アクア「まだ数は居るわね」
めぐみん「後もう少しで準備が終わります」
カズマ「乗りかかった船だ。途中だが、ここからは俺も手助けしてやる」
アクア「カズマ、あんた最初は逃げ腰だった癖に本当に大丈夫ー?」
カズマ「あ、あぁ。まぁ、スティールでめぐみんを助けたから、どっちみち俺も盗賊に目を付けられたし、このまま逃げても追われるだけだからな」
カズマ「だったら、逃げるよりもうやるしかねえだろ!」
めぐみん「カズマ…結局、最後は見捨てずに助けてくれる、私はそう信じていましたよ」ニコリ
カズマ「止めろ。褒められるのは、照れくさい//」カァーー
ダクネス「フッ。中々良いパーティではありそうだな」
めぐみん「後もう少しで準備が終わります」
カズマ「乗りかかった船だ。途中だが、ここからは俺も手助けしてやる」
アクア「カズマ、あんた最初は逃げ腰だった癖に本当に大丈夫ー?」
カズマ「あ、あぁ。まぁ、スティールでめぐみんを助けたから、どっちみち俺も盗賊に目を付けられたし、このまま逃げても追われるだけだからな」
カズマ「だったら、逃げるよりもうやるしかねえだろ!」
めぐみん「カズマ…結局、最後は見捨てずに助けてくれる、私はそう信じていましたよ」ニコリ
カズマ「止めろ。褒められるのは、照れくさい//」カァーー
ダクネス「フッ。中々良いパーティではありそうだな」
71: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)01:18:38 ID:h6I
……………………………………
めぐみん「準備は整いました」
アクア「ったく、ようやくね」
ダクネス「おぉ、いよいよ爆裂魔法が見られるのか。どうせならどのような威力かを直に楽しみたい所だが、今回は見てから判断しようじゃないか」
カズマ「よし、めぐみん、盗賊のボスもろともやれええぇーーー!」
めぐみん「任されました」
盗賊の首領「ちくしょー、食らってたまるか。一人だけでも逃げてやる」ダッ
アクア「あっ!」
ダクネス「このまま逃がせば、爆裂魔法の餌食に出来なくなるぞ!!」
カズマ「させるか、バインド!」シュパァ
めぐみん「準備は整いました」
アクア「ったく、ようやくね」
ダクネス「おぉ、いよいよ爆裂魔法が見られるのか。どうせならどのような威力かを直に楽しみたい所だが、今回は見てから判断しようじゃないか」
カズマ「よし、めぐみん、盗賊のボスもろともやれええぇーーー!」
めぐみん「任されました」
盗賊の首領「ちくしょー、食らってたまるか。一人だけでも逃げてやる」ダッ
アクア「あっ!」
ダクネス「このまま逃がせば、爆裂魔法の餌食に出来なくなるぞ!!」
カズマ「させるか、バインド!」シュパァ
72: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)01:37:03 ID:h6I
盗賊の首領「なにぃ、急に動けなくなっただとっ!?」
アクア「バインドって、相手を拘束するスキルよね?いつの間に覚えたのよっ?!」
カズマ「それは後々説明するから、今は勘弁してくれ」
ダクネス「うむ。先ほどの剥ぎ取るといい、相手を拘束するといい、私をそそらせるようなスキルばかりではないか!?//////」ゾクゾク
カズマ「おい、そんな変な事するためのスキルじゃねぇぞ?」
ダクネス「とにかく、スキル自体は気に入った。それと、貴様はカズマとか言ったな?」
カズマ「あ、あぁ」
ダクネス「カズマ、お前もグッドだ。アクアと同様、私の思いを満たせる者の一人として認識しよう」
カズマ「いや、そんなものにグッドと褒められたり、認識されても嬉しくないぞ!?」
アクア「バインドって、相手を拘束するスキルよね?いつの間に覚えたのよっ?!」
カズマ「それは後々説明するから、今は勘弁してくれ」
ダクネス「うむ。先ほどの剥ぎ取るといい、相手を拘束するといい、私をそそらせるようなスキルばかりではないか!?//////」ゾクゾク
カズマ「おい、そんな変な事するためのスキルじゃねぇぞ?」
ダクネス「とにかく、スキル自体は気に入った。それと、貴様はカズマとか言ったな?」
カズマ「あ、あぁ」
ダクネス「カズマ、お前もグッドだ。アクアと同様、私の思いを満たせる者の一人として認識しよう」
カズマ「いや、そんなものにグッドと褒められたり、認識されても嬉しくないぞ!?」
73: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)01:42:10 ID:h6I
めぐみん「おい、私を忘れるな」
カズマ「悪い。めぐみん、ボスも含めて全員動けないようにしたから、さっさと例の爆裂魔法で止めを刺せ」
めぐみん「言われなくてもそうしますよ」
めぐみん「エクスプロージョン!!!!!!」
ドドッカアアアアアアアアンッ!!
ギャアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カズマ「悪い。めぐみん、ボスも含めて全員動けないようにしたから、さっさと例の爆裂魔法で止めを刺せ」
めぐみん「言われなくてもそうしますよ」
めぐみん「エクスプロージョン!!!!!!」
ドドッカアアアアアアアアンッ!!
ギャアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
74: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)01:48:35 ID:h6I
モクモク
ダクネス「おおぉーーーー、これがめぐみんの爆裂魔法だな!響く程の大爆発とクレーターが出来る程の威力、気に入った。」
ダクネス「めぐみんも私の思いを満たせる者の一人として認識しよう。そして、次はぜひ私にそのエクスプロージョンをっ///」ハァハァ
カズマ「こんな時でもドヘン夕イになるんじゃねえよ!!」
ダクネス「ひっぐぅ…………ド、ドヘン夕イ……だとぉ!?/////」ビクビク
ダクネス「ば、罵倒するその鬼畜さも中々良いな、カズマは!!」
カズマ「どんだけ自分の性癖に持ち込む気なんだよ……」
ダクネス「おおぉーーーー、これがめぐみんの爆裂魔法だな!響く程の大爆発とクレーターが出来る程の威力、気に入った。」
ダクネス「めぐみんも私の思いを満たせる者の一人として認識しよう。そして、次はぜひ私にそのエクスプロージョンをっ///」ハァハァ
カズマ「こんな時でもドヘン夕イになるんじゃねえよ!!」
ダクネス「ひっぐぅ…………ド、ドヘン夕イ……だとぉ!?/////」ビクビク
ダクネス「ば、罵倒するその鬼畜さも中々良いな、カズマは!!」
カズマ「どんだけ自分の性癖に持ち込む気なんだよ……」
75: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)01:53:35 ID:h6I
アクア「カズマー、見て見て。盗賊たちが見事に全滅よ。これで報酬60万エリスは頂きね♪」
めぐみん「カズマぁ~、またいつものようにおぶってくださぁ~い」
カズマ「で、一方は浮かれ、もう一方は魔力を使い切って倒れてるし…。」
~ギルド~
カズマ「なぁ、ダクネス?」
ダクネス「なんだ?」
カズマ「なんでお前、ついてきてんの?」
ダクネス「? ついてきては駄目なのか?」
カズマ「いや、駄目とは言ってねえけど、ついてくる意味が分からないんだよ?」
ダクネス「そういう事か。」
めぐみん「カズマぁ~、またいつものようにおぶってくださぁ~い」
カズマ「で、一方は浮かれ、もう一方は魔力を使い切って倒れてるし…。」
~ギルド~
カズマ「なぁ、ダクネス?」
ダクネス「なんだ?」
カズマ「なんでお前、ついてきてんの?」
ダクネス「? ついてきては駄目なのか?」
カズマ「いや、駄目とは言ってねえけど、ついてくる意味が分からないんだよ?」
ダクネス「そういう事か。」
76: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)02:05:36 ID:h6I
ダクネス「単刀直入に申そう。私をパーティに入れてくれないか?」
カズマ「訳を聞こうか!」
ダクネス「先ほどアクアとめぐみんから聞いたが、酷い目に遭わされることが多いそうじゃないか」
カズマ「酷い目って、例えばジャイアント・トードに呑み込まれそうになったとか…?」
ダクネス「それだ。ジャイアント・トードに呑み込まれそうになった挙句、粘液まみれだと聞いた!!」
ダクネス「それを聞いて、私もぜひ味わってみたい、その粘液プレイというのものを……////」ハァハァ
カズマ「おい!!」
ダクネス「それに私の思いを満たしてくれる者が三人も居て、それがパーティ全員ならば、むしろ入る他ないだろぉっ!!」グイッ
カズマ「うぉっ、顔が近い!?」
カズマ「訳を聞こうか!」
ダクネス「先ほどアクアとめぐみんから聞いたが、酷い目に遭わされることが多いそうじゃないか」
カズマ「酷い目って、例えばジャイアント・トードに呑み込まれそうになったとか…?」
ダクネス「それだ。ジャイアント・トードに呑み込まれそうになった挙句、粘液まみれだと聞いた!!」
ダクネス「それを聞いて、私もぜひ味わってみたい、その粘液プレイというのものを……////」ハァハァ
カズマ「おい!!」
ダクネス「それに私の思いを満たしてくれる者が三人も居て、それがパーティ全員ならば、むしろ入る他ないだろぉっ!!」グイッ
カズマ「うぉっ、顔が近い!?」
77: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)13:29:11 ID:h6I
ダクネス「それに先ほど募集を見たのだが、条件は上級職とあった。私はクルセイダー、上級職であって条件にもピッタリと当てはまるぞ!」
カズマ「た、確かにそうかもしれないが、俺のパーティには今、足手まといで役に立たない駄目なアークプリーストに爆裂魔法を一日一回しか放てないアークウィザードがいるんだ!」
カズマ「そこに武器を使用しても全く当たらないヘン夕イクルセイダーが加わったらチームパーティの勝率はグーンと下がる上、事実上リーダーである俺の負担が更にヤバい事になるんだぞ!?」
ダクネス「はうわぁっ!?/// へ、ヘン夕イ…クルセイダー……だとぉ!!」ビクッ
ダクネス「いい……///他者に対する罵倒に乗じて私まで巻き込むとはっ…………いい、ハァハァ。中々の鬼畜っぷりだな、カズマはっ/////」ビクビク
カズマ「おい、こんなとこでそれ、言ったら俺までヘン夕イみたいに見られるから止めろ!?」
ダクネス「そうか。カズマも鬼畜な上にかなりのヘン夕イなのだなっ///」ゾクゾク
カズマ「そうは言ってねえだろがっ!?(まぁ、ダクネスが今放った言葉はある意味そうだが…)」
カズマ「た、確かにそうかもしれないが、俺のパーティには今、足手まといで役に立たない駄目なアークプリーストに爆裂魔法を一日一回しか放てないアークウィザードがいるんだ!」
カズマ「そこに武器を使用しても全く当たらないヘン夕イクルセイダーが加わったらチームパーティの勝率はグーンと下がる上、事実上リーダーである俺の負担が更にヤバい事になるんだぞ!?」
ダクネス「はうわぁっ!?/// へ、ヘン夕イ…クルセイダー……だとぉ!!」ビクッ
ダクネス「いい……///他者に対する罵倒に乗じて私まで巻き込むとはっ…………いい、ハァハァ。中々の鬼畜っぷりだな、カズマはっ/////」ビクビク
カズマ「おい、こんなとこでそれ、言ったら俺までヘン夕イみたいに見られるから止めろ!?」
ダクネス「そうか。カズマも鬼畜な上にかなりのヘン夕イなのだなっ///」ゾクゾク
カズマ「そうは言ってねえだろがっ!?(まぁ、ダクネスが今放った言葉はある意味そうだが…)」
78: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)13:37:23 ID:h6I
ダクネス「うん、ますます気に入った!是が非でもこのパーティに入れてほしい!!」
カズマ「うん、断る」ニコリ
ダクネス「笑顔で断れたっ!?…………だが、それもまたイイっ??」ゾクゾク
アクア「ちょっと先から何やってるのよ?」
めぐみん「先ほどから周囲の目があまりにもゴミを見るような雰囲気でしたので、見かけて来ちゃいましたよ」
カズマ「おう、アクアにめぐみん。ちょっといいか?」
アクア「なによ?セクハラしたいって言うのならお断りよ?」
カズマ「いやいや、何も言ってねえのに、勝手に決め付けるのはよくねぇぞ!!?」
めぐみん「カズマの日頃の行いと性格が悪いんですよ」
カズマ「俺、そこまでか?」
アクア・めぐみん「「うん」」コクリ
カズマ「マジで泣いていいか?」
ダクネス「おぉぉーーい、カズマだけじゃなく、私も罵ってくれええぇぇーーー/////」
カズマ「うん、断る」ニコリ
ダクネス「笑顔で断れたっ!?…………だが、それもまたイイっ??」ゾクゾク
アクア「ちょっと先から何やってるのよ?」
めぐみん「先ほどから周囲の目があまりにもゴミを見るような雰囲気でしたので、見かけて来ちゃいましたよ」
カズマ「おう、アクアにめぐみん。ちょっといいか?」
アクア「なによ?セクハラしたいって言うのならお断りよ?」
カズマ「いやいや、何も言ってねえのに、勝手に決め付けるのはよくねぇぞ!!?」
めぐみん「カズマの日頃の行いと性格が悪いんですよ」
カズマ「俺、そこまでか?」
アクア・めぐみん「「うん」」コクリ
カズマ「マジで泣いていいか?」
ダクネス「おぉぉーーい、カズマだけじゃなく、私も罵ってくれええぇぇーーー/////」
79: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)21:05:42 ID:h6I
…………………………………………
めぐみん「成る程。私たちのパーティに入りたいという訳ですか」
カズマ「あぁ。それでお前らの意見も聞きたいんだけど?」
アクア「私は構わないわ。上級職のクルセイダーなら大歓迎よ」
めぐみん「私もです。それに盗賊との戦いの時も、ダクネスを身を挺して私を守ってくれましたし、役に立つとは思いますよ」
ダクネス「そうか。だったら、私を入れてくれるだろう?」
カズマ「う~ん」
めぐみん「カズマ、理由はどうであれ、私たちのパーティに守りは必要です。ならば、ダクネスは適任ですよ」
アクア「そうよ。いくらリーダーでも、役に立つ人を入れないというのは酷じゃないかしら?」
カズマ(まぁ、確かにダクネスは性癖は酷いし、攻撃も当たらない程の不器用だけど、その分防御でカバーできるなら………いいかな?)
カズマ「分かったよ」
ダクネス「!………じゃあ!?」
カズマ「俺らのパーティに入れ!そんで、その自慢の防御力で俺達の役に立ってくれよ」
ダクネス「了解したぞ。今後、よろしく頼む」
めぐみん「成る程。私たちのパーティに入りたいという訳ですか」
カズマ「あぁ。それでお前らの意見も聞きたいんだけど?」
アクア「私は構わないわ。上級職のクルセイダーなら大歓迎よ」
めぐみん「私もです。それに盗賊との戦いの時も、ダクネスを身を挺して私を守ってくれましたし、役に立つとは思いますよ」
ダクネス「そうか。だったら、私を入れてくれるだろう?」
カズマ「う~ん」
めぐみん「カズマ、理由はどうであれ、私たちのパーティに守りは必要です。ならば、ダクネスは適任ですよ」
アクア「そうよ。いくらリーダーでも、役に立つ人を入れないというのは酷じゃないかしら?」
カズマ(まぁ、確かにダクネスは性癖は酷いし、攻撃も当たらない程の不器用だけど、その分防御でカバーできるなら………いいかな?)
カズマ「分かったよ」
ダクネス「!………じゃあ!?」
カズマ「俺らのパーティに入れ!そんで、その自慢の防御力で俺達の役に立ってくれよ」
ダクネス「了解したぞ。今後、よろしく頼む」
80: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)21:45:43 ID:h6I
アクア「ダクネスが私たちのパーティに入るのが決まったのなら、ダクネスの歓迎会を開かないとね!」
めぐみん「いいですね。」
アクア「シュワシュワ四つと料理はここからここまで全部持ってきなさい!!」
カズマ「おい待ってよ!いくら歓迎会でも頼み過ぎだろ!?」
アクア「今日はいっぱい飲んで、いっぱい食べたい気分なのよ!空気を読みなさいよ、ヒキニート!!」
カズマ「そんなんで空気読んでたら、あっという間に金が無くなりそうで、怖いんだよ!?」
ダクネス「まぁまぁ、せっかく私の為にアクアが歓迎会を提案してくれたんだ。今日だけはいいんじゃないか?」
カズマ「………はぁ、しょうがねえな。今日だけだ、今日だけ遠慮しなくていいぞ」
めぐみん「そうです、カズマ。そうこなくては!」
アクア「やったわ!!じゃあ、シュワシュワをじゃんじゃん持ってきなさーーい!」
カズマ「だけど、お前は少しは遠慮しろよなぁ!?」
ダクネス「まぁまぁ。」
カズマ(今回も色々あったが、パーティに新しくクルセイダーのダクネスが加わり、メンバー四人。俺以外は全員上級職に恵まれた、とさ…。)
第三章『突如現るドMクルセイダー、名はダクネス』終わり
めぐみん「いいですね。」
アクア「シュワシュワ四つと料理はここからここまで全部持ってきなさい!!」
カズマ「おい待ってよ!いくら歓迎会でも頼み過ぎだろ!?」
アクア「今日はいっぱい飲んで、いっぱい食べたい気分なのよ!空気を読みなさいよ、ヒキニート!!」
カズマ「そんなんで空気読んでたら、あっという間に金が無くなりそうで、怖いんだよ!?」
ダクネス「まぁまぁ、せっかく私の為にアクアが歓迎会を提案してくれたんだ。今日だけはいいんじゃないか?」
カズマ「………はぁ、しょうがねえな。今日だけだ、今日だけ遠慮しなくていいぞ」
めぐみん「そうです、カズマ。そうこなくては!」
アクア「やったわ!!じゃあ、シュワシュワをじゃんじゃん持ってきなさーーい!」
カズマ「だけど、お前は少しは遠慮しろよなぁ!?」
ダクネス「まぁまぁ。」
カズマ(今回も色々あったが、パーティに新しくクルセイダーのダクネスが加わり、メンバー四人。俺以外は全員上級職に恵まれた、とさ…。)
第三章『突如現るドMクルセイダー、名はダクネス』終わり
81: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)21:58:59 ID:h6I
エピローグ『カズマ達よ、永遠に』
カズマ「ふわぁ~、もう朝かぁ…」
アクア「むにゃむにゃ………ZZZ」
カズマ「おい、起きろ。いつまで寝てんだ」コツン
アクア「んっ………んんっ………あ、おはよう」
カズマ「おはよう。だが、めぐみんもダクネスももう起きて、先にギルドに行ってるぞ」
アクア「あ、ダクネスの歓迎会でお金使い過ぎて……」
カズマ「そうだよ。お前、頼み過ぎやがって…。お蔭でツケになっちまったじゃねえか」
アクア「あ、えぇと、カズマさん、そのツケも何とか支払っt」
カズマ「知るか。自分の蒔いた種だ、自分でクエストで稼いで払え!!」
アクア「わあああぁーーーん。一人じゃ到底難しいわよ!!!」
カズマ「まぁ、あの時許した俺も俺だから今回ばかりはツケの支払いに協力してやる」
アクア「もぅ~、最初から手伝ってくれるのなら素直に言えばいいのにwww」
カズマ「やっぱ、止めようk」
アクア「わああぁぁーーー、ごめんなさい!?だから、止めてないでええぇっ!!?」
カズマ「ふわぁ~、もう朝かぁ…」
アクア「むにゃむにゃ………ZZZ」
カズマ「おい、起きろ。いつまで寝てんだ」コツン
アクア「んっ………んんっ………あ、おはよう」
カズマ「おはよう。だが、めぐみんもダクネスももう起きて、先にギルドに行ってるぞ」
アクア「あ、ダクネスの歓迎会でお金使い過ぎて……」
カズマ「そうだよ。お前、頼み過ぎやがって…。お蔭でツケになっちまったじゃねえか」
アクア「あ、えぇと、カズマさん、そのツケも何とか支払っt」
カズマ「知るか。自分の蒔いた種だ、自分でクエストで稼いで払え!!」
アクア「わあああぁーーーん。一人じゃ到底難しいわよ!!!」
カズマ「まぁ、あの時許した俺も俺だから今回ばかりはツケの支払いに協力してやる」
アクア「もぅ~、最初から手伝ってくれるのなら素直に言えばいいのにwww」
カズマ「やっぱ、止めようk」
アクア「わああぁぁーーー、ごめんなさい!?だから、止めてないでええぇっ!!?」
82: 名無しさん@おーぷん 2018/08/02(木)22:17:20 ID:h6I
~ギルド~
カズマ「おーい!」
アクア「………」
ダクネス「お、カズマ。それにアクアも起きたか」
めぐみん「お先にクエスト探していましたよ」
アクア「楽して稼げそうなクエストはあった?」
ダクネス「カズマみたいな事を言うな、アクアは」
カズマ「いや、俺も最初は楽して稼げそうなって考えたには考えたが、今は金も無いし、ピンチだからそこまで楽しようとは考えてないぞ!?」
めぐみん「今はという事は、いずれ安定した収入が入った場合は楽をしようとしますね」
カズマ「おい!?」
カズマ「おーい!」
アクア「………」
ダクネス「お、カズマ。それにアクアも起きたか」
めぐみん「お先にクエスト探していましたよ」
アクア「楽して稼げそうなクエストはあった?」
ダクネス「カズマみたいな事を言うな、アクアは」
カズマ「いや、俺も最初は楽して稼げそうなって考えたには考えたが、今は金も無いし、ピンチだからそこまで楽しようとは考えてないぞ!?」
めぐみん「今はという事は、いずれ安定した収入が入った場合は楽をしようとしますね」
カズマ「おい!?」
83: 名無しさん@おーぷん 2018/08/03(金)00:43:12 ID:1kq
ダクネス「こらこら、無駄話は終わりにしてクエストを探そう。そうだな、なるべく一撃一撃が強いモンスターが出てくるクエストにしないかっ!///」ハァハァ
めぐみん「いえいえ、ここはモンスターの数が一番多いクエストにしましょう。私の爆裂魔法で綺麗さっぱり吹き飛ばして」キリッ
カズマ「それぞれ、欲望丸出しだな…」
アクア「だったら、私はこれにしようっと!」
カズマ「ちょっと見せろ!」
アクア「あっ、ちょっとぉ!?」
クエスト『マンティコアとグリフォンが縄張り争いをしている場所があります。2匹同時に討伐して下さい。報酬は50万エリス』
カズマ「却下」
アクア「なんでよおおおぉぉーーー!?」
カズマ「俺達にはまだレベルが高すぎるからだ」
アクア「なによ、じゃあ、カズマはどのクエストを受けるのよ?!」
カズマ「そうだな………俺は……」
めぐみん「いえいえ、ここはモンスターの数が一番多いクエストにしましょう。私の爆裂魔法で綺麗さっぱり吹き飛ばして」キリッ
カズマ「それぞれ、欲望丸出しだな…」
アクア「だったら、私はこれにしようっと!」
カズマ「ちょっと見せろ!」
アクア「あっ、ちょっとぉ!?」
クエスト『マンティコアとグリフォンが縄張り争いをしている場所があります。2匹同時に討伐して下さい。報酬は50万エリス』
カズマ「却下」
アクア「なんでよおおおぉぉーーー!?」
カズマ「俺達にはまだレベルが高すぎるからだ」
アクア「なによ、じゃあ、カズマはどのクエストを受けるのよ?!」
カズマ「そうだな………俺は……」
84: 名無しさん@おーぷん 2018/08/03(金)00:58:35 ID:1kq
~クエストの場所~
カズマ「じゃあ、軽く討伐して報酬を貰うとするか」
アクア「あ~ぁ、報酬は安いけど、まぁ早く終わりそうだし、いいかしらね」
めぐみん「カズマー、爆裂魔法の準備をしますから、足止めをお願いします」
カズマ「あぁ、またいつもの爆裂、頼んだぞ」
ダクネス「どんなクエストでも受ければ一緒だ。今日もどのような快感を味わえるかが楽しみ、さぁ、私を盾にしろおおぉぉーー!!///」
カズマ「お、おぉ。なるべく守りは任せたぞ」
アクア「さぁ、女神の一撃、見せてあげるわ。ほら、行くわよ、カズマ…モタモタしない!!」ダッ
カズマ「おい、待ってよ!?」
カズマ「はぁ、ったく。んじゃあ、今日もやるかああぁーーーっ!!!」ダッ
モンスター「ぐおおおおぉぉぉーーーーー!!!」
カズマ・アクア・めぐみん・ダクネス「「「「はあああああぁぁーーーーーっ!!!!」」」」
カズマ(俺達の冒険は魔王討伐を果たすまで、続く!!!!)
完
カズマ「じゃあ、軽く討伐して報酬を貰うとするか」
アクア「あ~ぁ、報酬は安いけど、まぁ早く終わりそうだし、いいかしらね」
めぐみん「カズマー、爆裂魔法の準備をしますから、足止めをお願いします」
カズマ「あぁ、またいつもの爆裂、頼んだぞ」
ダクネス「どんなクエストでも受ければ一緒だ。今日もどのような快感を味わえるかが楽しみ、さぁ、私を盾にしろおおぉぉーー!!///」
カズマ「お、おぉ。なるべく守りは任せたぞ」
アクア「さぁ、女神の一撃、見せてあげるわ。ほら、行くわよ、カズマ…モタモタしない!!」ダッ
カズマ「おい、待ってよ!?」
カズマ「はぁ、ったく。んじゃあ、今日もやるかああぁーーーっ!!!」ダッ
モンスター「ぐおおおおぉぉぉーーーーー!!!」
カズマ・アクア・めぐみん・ダクネス「「「「はあああああぁぁーーーーーっ!!!!」」」」
カズマ(俺達の冒険は魔王討伐を果たすまで、続く!!!!)
完
引用元: もう一つの、この素晴らしい世界に祝福を!
アクア「何か、一つだけ。何でも持っていかせてあげることができるわ!」カズマ「じゃあ、お前」
2020-03-25
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 20:57:48.344 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「……ここは!!」
アクア「あああ……」
カズマ「異世界だ!ファンタジーだ!きゃっほおおおい!!」
アクア「ああああ………!」
カズマ「見ろよあれ!獣人ってやつだろ?すげえ!おい、見」
アクア「きゃああああああ!!!」
カズマ「うぉぁい!どうした!?」
アクア「あたし…あんたどうしてくれんのよ!あたし女神なのよ!?帰りたい!帰りたぁぁぁぁい!」
カズマ「ちょ、いやじゃあいいよ…別に一人でやれるから。帰ってくれても…」
アクア「帰れないの!あんたの指定した“もの“にされたのよ!?帰れないのよ!!」
アクア「あああ……」
カズマ「異世界だ!ファンタジーだ!きゃっほおおおい!!」
アクア「ああああ………!」
カズマ「見ろよあれ!獣人ってやつだろ?すげえ!おい、見」
アクア「きゃああああああ!!!」
カズマ「うぉぁい!どうした!?」
アクア「あたし…あんたどうしてくれんのよ!あたし女神なのよ!?帰りたい!帰りたぁぁぁぁい!」
カズマ「ちょ、いやじゃあいいよ…別に一人でやれるから。帰ってくれても…」
アクア「帰れないの!あんたの指定した“もの“にされたのよ!?帰れないのよ!!」
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4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:00:46.063 ID:A88aT6kk0.net
アクア「もうどうするのよおおお…」
カズマ「あー……そうなのか、それはご愁傷だが」
アクア「大体何も持ってきてないし…」
カズマ「でも、お前も女神というからにはそこそこ戦えるんだろ?何ができるんだ」
アクア「…?基本的には、癒しの力、水の力ね。あとは光属性の技と、聖なる力は一通り使えるわ」
カズマ「ふむ、なら可能性は高いな。行くぞ」
アクア「えっ…どこに行くのよ?」
カズマ「あー……そうなのか、それはご愁傷だが」
アクア「大体何も持ってきてないし…」
カズマ「でも、お前も女神というからにはそこそこ戦えるんだろ?何ができるんだ」
アクア「…?基本的には、癒しの力、水の力ね。あとは光属性の技と、聖なる力は一通り使えるわ」
カズマ「ふむ、なら可能性は高いな。行くぞ」
アクア「えっ…どこに行くのよ?」
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:03:16.813 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「まずはもちろん。異世界転生ってからには俺にも才能がある設定だろうからな!兵士詰め所にでも」
アクア「えっと、なにしに行くの?あんたみたいなヒキニート雇ってもらえるわけないじゃない」
カズマ「ヒキニート言うな!…女神のお前がいるだろ、もし!もしも俺に設定が適用されてなくても置いてもらえる確率は高いはずだ」
アクア「そうね……そういうことなら、わたしも力を貸すわ!どうすればいいの?」
カズマ「兵士詰め所の場所まで、案内してくれ。まずはそこからだ」
アクア「知るわけないじゃない、わたしは女神よ?」
カズマ「……」
アクア「えっと、なにしに行くの?あんたみたいなヒキニート雇ってもらえるわけないじゃない」
カズマ「ヒキニート言うな!…女神のお前がいるだろ、もし!もしも俺に設定が適用されてなくても置いてもらえる確率は高いはずだ」
アクア「そうね……そういうことなら、わたしも力を貸すわ!どうすればいいの?」
カズマ「兵士詰め所の場所まで、案内してくれ。まずはそこからだ」
アクア「知るわけないじゃない、わたしは女神よ?」
カズマ「……」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:05:51.334 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「ふう、やっと着いた」
アクア「やっとって言うか、そこのリンゴ屋さんに聞いてきたんだけどね」
カズマ「コワモテだけどいい人だったな、あのおっさん…えーと…女神?」
アクア「わたしのことはアクアって呼んで、カズマ」
カズマ「よし、じゃあいくぞ!アクア」
アクア「やっとって言うか、そこのリンゴ屋さんに聞いてきたんだけどね」
カズマ「コワモテだけどいい人だったな、あのおっさん…えーと…女神?」
アクア「わたしのことはアクアって呼んで、カズマ」
カズマ「よし、じゃあいくぞ!アクア」
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:07:54.879 ID:A88aT6kk0.net
・・・・・
カズマ「くそが!んならこっちだって願い下げだ!!」
カズマ「………」
アクア「うぇっぐす、うぇええええん」
カズマ「おい、もういい加減泣き止めよ」
アクア「だってわたし、信じてもらえなかったんですけど!女神なのに、ほんとに女神なのに!うええええん…」
カズマ「おい、泣き止めって…」
??「ほう…」
カズマ「くそが!んならこっちだって願い下げだ!!」
カズマ「………」
アクア「うぇっぐす、うぇええええん」
カズマ「おい、もういい加減泣き止めよ」
アクア「だってわたし、信じてもらえなかったんですけど!女神なのに、ほんとに女神なのに!うええええん…」
カズマ「おい、泣き止めって…」
??「ほう…」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:10:00.195 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「でも、色々情報は得られたな」
アクア「……なにが?」
カズマ「どうやらさっきのリンゴ屋の近くで派手な戦闘があったらしい」
カズマ「金髪の赤い首巻きを巻いた少女が、白髪の少女の物を盗んだってのはわかった」
アクア「らしいわね、それがどうしたの?」
カズマ「詰め所に置いてもらうのは失敗したが、とりあえず今日の寝床を得るには金が必要だからな」
カズマ「報酬としては望めるんじゃないか?」
アクア「なるほど!いいわ、そうね…やりましょう!カズマ!その女の子を捕まえるのよ!」
アクア「……なにが?」
カズマ「どうやらさっきのリンゴ屋の近くで派手な戦闘があったらしい」
カズマ「金髪の赤い首巻きを巻いた少女が、白髪の少女の物を盗んだってのはわかった」
アクア「らしいわね、それがどうしたの?」
カズマ「詰め所に置いてもらうのは失敗したが、とりあえず今日の寝床を得るには金が必要だからな」
カズマ「報酬としては望めるんじゃないか?」
アクア「なるほど!いいわ、そうね…やりましょう!カズマ!その女の子を捕まえるのよ!」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:11:56.112 ID:A88aT6kk0.net
・・・・・
カズマ「……」
アクア「ねえカズマさん、探す方法がこれだけなんて言わないわよね?」
カズマ「……聞き込みに誰も答えてくれないなんて…」
アクア「もしかして、聞き込む以外に考えてなかったの?」
カズマ「なんだっこの世界は!みんな冷たすぎだろ!助けてくれたっていいじゃないか!!」
カズマ「はー、はー…」
アクア「…まあ、もう少し探してみましょう。信じるものは救われるわ!」
カズマ「能天気でいいなー…よし、どーせなら頑張るか!」
カズマ「……」
アクア「ねえカズマさん、探す方法がこれだけなんて言わないわよね?」
カズマ「……聞き込みに誰も答えてくれないなんて…」
アクア「もしかして、聞き込む以外に考えてなかったの?」
カズマ「なんだっこの世界は!みんな冷たすぎだろ!助けてくれたっていいじゃないか!!」
カズマ「はー、はー…」
アクア「…まあ、もう少し探してみましょう。信じるものは救われるわ!」
カズマ「能天気でいいなー…よし、どーせなら頑張るか!」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:16:18.802 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「……ぜんっぜん!だめじゃないか…」
アクア「だめだったわね…」
カズマ「こんなはずじゃなかった…異世界転生……」
アクア「……」
「おい」
アクア「だめだったわね…」
カズマ「こんなはずじゃなかった…異世界転生……」
アクア「……」
「おい」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:27:26.520 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「…えっと、どなたですか?」
トン「持ってるもん全部置いてけよ」
チン「見ねー顔だな、あん?」
カン「ほらほら、痛い目みてーのか?」
カズマ「…チンピラか!?」
トン「持ってるもん全部置いてけよ」
チン「見ねー顔だな、あん?」
カン「ほらほら、痛い目みてーのか?」
カズマ「…チンピラか!?」
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:29:15.954 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「アクアちょっと来い」
アクア「カズマさん、もしかして私を守って一人でたた」
カズマ「………」キッ
アクア「カズマ、がんb」
カズマ「」ダッ!
アクア「カズ…カズマさん!?どこ行くの!?」
カズマ「お前女神なんだろ!?なんとかしろよ!この世の人間の心の悪の化身みたいなもんだ!がんばれ!」
アクア「たしかにカズマよりわたしのほうが筋力値も高いけど、そういう問題じゃないでしょ?心が痛まないの!?」
アクア「カズマさん、もしかして私を守って一人でたた」
カズマ「………」キッ
アクア「カズマ、がんb」
カズマ「」ダッ!
アクア「カズ…カズマさん!?どこ行くの!?」
カズマ「お前女神なんだろ!?なんとかしろよ!この世の人間の心の悪の化身みたいなもんだ!がんばれ!」
アクア「たしかにカズマよりわたしのほうが筋力値も高いけど、そういう問題じゃないでしょ?心が痛まないの!?」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:31:14.128 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「痛まないね!ただの適材適所だ」
アクア「何言ってるの!?私女の子なのよ?仮にも男なら俺に任せろとか言いなさいよ!」
カズマ「っせえよ!普通の可愛い女の子ならまだし役に立たないただの駄女神じゃないか!さっきだって!」
~数時間前~
衛兵「兵士として働きたい、せめて今日の宿だけでも提供して欲しい…ということか?」
アクア「何言ってるの!?私女の子なのよ?仮にも男なら俺に任せろとか言いなさいよ!」
カズマ「っせえよ!普通の可愛い女の子ならまだし役に立たないただの駄女神じゃないか!さっきだって!」
~数時間前~
衛兵「兵士として働きたい、せめて今日の宿だけでも提供して欲しい…ということか?」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:39:07.741 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「まあ、要約すると…図々しい話ですみません」
衛兵「ふむ…で、どれほど戦えるのだ?剣は?」
アクア「剣?使うわけないじゃない」
カズマ「あっ、おい…」
衛兵「ならば兵士として詰め所に置くことはできんな」
アクア「あら、わたしを知らないようね…無知は罪なのよ?」
衛兵「ほう、名がある者か?」
アクア「わたしは、女神アクア!アクシズ教団の総本山、麗しき水の女神よ!」
衛兵「ふむ…で、どれほど戦えるのだ?剣は?」
アクア「剣?使うわけないじゃない」
カズマ「あっ、おい…」
衛兵「ならば兵士として詰め所に置くことはできんな」
アクア「あら、わたしを知らないようね…無知は罪なのよ?」
衛兵「ほう、名がある者か?」
アクア「わたしは、女神アクア!アクシズ教団の総本山、麗しき水の女神よ!」
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:41:02.583 ID:A88aT6kk0.net
衛兵「アクシズ教団?知らんな」
アクア「なっ…国教として習う(べき)教えよ!?本当に知らないの!?」
衛兵「おおかた兵士団を謀ってただ飯にありつこうという気だろうが…私は騙されんぞ」
アクア「ひどい!謀ってなんかないわ、本当なのに!」
衛兵「そこの男は嘘すら吐く前に嘘とバレてしまったな、装いからも顔立ちからも、アホさ愚かさが漂っている…哀れな男よ!」
カズマ「なっ…」
アクア「なっ…国教として習う(べき)教えよ!?本当に知らないの!?」
衛兵「おおかた兵士団を謀ってただ飯にありつこうという気だろうが…私は騙されんぞ」
アクア「ひどい!謀ってなんかないわ、本当なのに!」
衛兵「そこの男は嘘すら吐く前に嘘とバレてしまったな、装いからも顔立ちからも、アホさ愚かさが漂っている…哀れな男よ!」
カズマ「なっ…」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:46:39.762 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「なんだと!もう一回言ってみやがれ!」
衛兵「アホな見た目でおつむも残念だと言ったのだ!」
カズマ「この野郎!その喧嘩買うぞ!!」
衛兵「無礼な!宿など紹介しない!出ていけ!!」
カズマ「くそが!んならこっちだって願い下げだ!!」
衛兵「アホな見た目でおつむも残念だと言ったのだ!」
カズマ「この野郎!その喧嘩買うぞ!!」
衛兵「無礼な!宿など紹介しない!出ていけ!!」
カズマ「くそが!んならこっちだって願い下げだ!!」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:48:02.174 ID:A88aT6kk0.net
アクア「……」
カズマ「お前が変なこと口走らなかったら今頃あったかお部屋にいたかもしれないんだぞ!」
アクア「すみませんでした…」
カズマ「しかも!今!チンピラに絡まれてるんだぞ!本当ならこんなことなかったはずなのに!な?」
アクア「うぇえ…まあやるからには本気でかかってきなさいチンピラ!聖なる力で打ちのめしてあげるわ!」
チン「話は終わったか、かかれお前ら!」
カズマ「お前が変なこと口走らなかったら今頃あったかお部屋にいたかもしれないんだぞ!」
アクア「すみませんでした…」
カズマ「しかも!今!チンピラに絡まれてるんだぞ!本当ならこんなことなかったはずなのに!な?」
アクア「うぇえ…まあやるからには本気でかかってきなさいチンピラ!聖なる力で打ちのめしてあげるわ!」
チン「話は終わったか、かかれお前ら!」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:56:47.167 ID:A88aT6kk0.net
カン「ガハッ!!」ガンッ
トン「ぐっ…」ズサッ
アクア「…?これは氷の魔法ね……?」
チン「てめえ…何者だガハッ!」ガシャ
「大丈夫?怪我してない…あれ?なんで女の子が前にいるの……?」
カズマ「…あなたは…?」
トン「ぐっ…」ズサッ
アクア「…?これは氷の魔法ね……?」
チン「てめえ…何者だガハッ!」ガシャ
「大丈夫?怪我してない…あれ?なんで女の子が前にいるの……?」
カズマ「…あなたは…?」
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:58:48.876 ID:A88aT6kk0.net
「私は……えっと……」
「私は……サテラ。サテラよ」
サテラ「それより、怪我はない?大丈夫なの?」
カズマ「あ、ああ。今のは…」
サテラ「今のは、精霊術よ。こう見えて精霊使いなの」
アクア「精霊使い…?何、それ?」
サテラ「えーと…」
「ぱ!」
サテラ「パック!」
パック「僕のような、精霊を使って戦う人種を精霊使いと呼ぶんだ!」
「私は……サテラ。サテラよ」
サテラ「それより、怪我はない?大丈夫なの?」
カズマ「あ、ああ。今のは…」
サテラ「今のは、精霊術よ。こう見えて精霊使いなの」
アクア「精霊使い…?何、それ?」
サテラ「えーと…」
「ぱ!」
サテラ「パック!」
パック「僕のような、精霊を使って戦う人種を精霊使いと呼ぶんだ!」
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 21:59:39.882 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「へえ…可愛いな」
アクア「それより、助けてくれてありがとうね、サテラ。私はアクア!アクシズ教団の総本山、水の女神アクアよ!」
サテラ「アクシズ教団ってなに?」
アクア「かじゅまああああああ」
カズマ「鬱陶しい!誰も知らねーんだよお前の教団なんて!」
サテラ「あ…ごめんね、それより私ちょっと急いでるの、ごめんね」
カズマ「えっ、ああ、おう…助けてくれてありがとなー」
パック「またねえー」
アクア「それより、助けてくれてありがとうね、サテラ。私はアクア!アクシズ教団の総本山、水の女神アクアよ!」
サテラ「アクシズ教団ってなに?」
アクア「かじゅまああああああ」
カズマ「鬱陶しい!誰も知らねーんだよお前の教団なんて!」
サテラ「あ…ごめんね、それより私ちょっと急いでるの、ごめんね」
カズマ「えっ、ああ、おう…助けてくれてありがとなー」
パック「またねえー」
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:01:57.698 ID:A88aT6kk0.net
アクア「いい人たちだったわね」
カズマ「ああ。にしてもお前ほんとに役にたたな…」
アクア「今のはしょうがないじゃない!やめてよ!駄女神なんて!」
カズマ「言ってねーよ…」
ダダダダッ
サテラ「待って、二人とも!」
カズマ「おわあ!?何だ、どうした!?」
サテラ「赤い首巻きの金髪の女の子を見なかったかしら、探してるの!」
アクア「?、知らないわよ」
カズマ「ああ…ん?赤い首巻きの女の子?」
サテラ「知ってるの!?」
アクア「カズマさん知ってるの?」
カズマ「アクア、とりあえずお前はかしこくなってくれ」
カズマ「ああ。にしてもお前ほんとに役にたたな…」
アクア「今のはしょうがないじゃない!やめてよ!駄女神なんて!」
カズマ「言ってねーよ…」
ダダダダッ
サテラ「待って、二人とも!」
カズマ「おわあ!?何だ、どうした!?」
サテラ「赤い首巻きの金髪の女の子を見なかったかしら、探してるの!」
アクア「?、知らないわよ」
カズマ「ああ…ん?赤い首巻きの女の子?」
サテラ「知ってるの!?」
アクア「カズマさん知ってるの?」
カズマ「アクア、とりあえずお前はかしこくなってくれ」
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:04:26.625 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「俺たちも多分、その子を探してるんだ」
サテラ「あ…あなたたちも何か盗まれたの?」
カズマ「もって事は…君は何か盗まれたのか、もしかして大通りでドンパチやったりした?」
サテラ「さっきと同じ術を撃ったわ、当たらなかったけど…」
カズマ「なるほどな、一緒に探さないか?」
サテラ「……いいの?一緒に探してくれるの?」
カズマ「ああ…」
アクア「わたしに任せなさい!」
サテラ「あ…あなたたちも何か盗まれたの?」
カズマ「もって事は…君は何か盗まれたのか、もしかして大通りでドンパチやったりした?」
サテラ「さっきと同じ術を撃ったわ、当たらなかったけど…」
カズマ「なるほどな、一緒に探さないか?」
サテラ「……いいの?一緒に探してくれるの?」
カズマ「ああ…」
アクア「わたしに任せなさい!」
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:07:41.446 ID:A88aT6kk0.net
・・・・・
サテラ「ここね」
カズマ「ああ、貧民街の盗品蔵…」
アクア「……嫌な予感がするんだけど、ねえ大丈夫?カズマさん、ねえ」
カズマ「とりあえずノックしてみるか」
サテラ「いいの?任せて」
カズマ「おう、俺に任せろ」
アクア「さっきそのセリフ聞きたかったわ」
カズマ「すいませーん、誰かいますかー」トントン
サテラ「ここね」
カズマ「ああ、貧民街の盗品蔵…」
アクア「……嫌な予感がするんだけど、ねえ大丈夫?カズマさん、ねえ」
カズマ「とりあえずノックしてみるか」
サテラ「いいの?任せて」
カズマ「おう、俺に任せろ」
アクア「さっきそのセリフ聞きたかったわ」
カズマ「すいませーん、誰かいますかー」トントン
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:09:06.338 ID:A88aT6kk0.net
「おおネズミィ!!」
カズマ「は?」
「暗号を知らんのか、何のようか知らんが入れるわけにはいかん」
カズマ「………」
カズマ「ほおーん………すいませぇーーーん!!!開けてくださぁーーーい!」ドンドンドンドンドン
「やかましい!やめんかい!!」バタッ
カズマ「は?」
「暗号を知らんのか、何のようか知らんが入れるわけにはいかん」
カズマ「………」
カズマ「ほおーん………すいませぇーーーん!!!開けてくださぁーーーい!」ドンドンドンドンドン
「やかましい!やめんかい!!」バタッ
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:11:07.379 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「なんだ、開けてくれるんじゃないか」
「やかましいんじゃい!何の嫌がらせじゃ!!」
サテラ「あのっ」
「なんじゃあお主…」
サテラ「……私は…エミリア…というわ」
カズマ(偽名か、合わせろよアクア)
アクア(そのくらいわかってるわよ!私を何だと思ってるの)
サテラ「ここは盗品蔵であってるかしら」
「……盗み関係の用か、入れ」
「やかましいんじゃい!何の嫌がらせじゃ!!」
サテラ「あのっ」
「なんじゃあお主…」
サテラ「……私は…エミリア…というわ」
カズマ(偽名か、合わせろよアクア)
アクア(そのくらいわかってるわよ!私を何だと思ってるの)
サテラ「ここは盗品蔵であってるかしら」
「……盗み関係の用か、入れ」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:12:49.809 ID:A88aT6kk0.net
「ワシはここで仲介をやっとる、ロム爺と呼ばれとるものじゃ」
サテラ「私はさっき名乗った通りよ。ところで、今日ここに宝が持ち込まれる約束はないかしら」
ロム爺「ふむ…フェルトのやつが何か持ってくると言っておったのう」
サテラ「!…フェルト、ね。よかった…」
カズマ「さっき聞いた通りの名前だな」
アクア「なんか話がこんがらがってきてわかんないんだけど、どうなってるの?」
サテラ「私はさっき名乗った通りよ。ところで、今日ここに宝が持ち込まれる約束はないかしら」
ロム爺「ふむ…フェルトのやつが何か持ってくると言っておったのう」
サテラ「!…フェルト、ね。よかった…」
カズマ「さっき聞いた通りの名前だな」
アクア「なんか話がこんがらがってきてわかんないんだけど、どうなってるの?」
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:14:06.297 ID:A88aT6kk0.net
コンコン…
サテラ「ッ…」
ロム爺「この時間は…」
・・・・・・・
ロム爺「フェルトか、お主に客が来とるぞ」
フェルト「ああ、あのボインな姉ちゃん…じゃねえのか、あの姉ちゃんの商売敵か?」
サテラ「…あなたは…!」
フェルト「!!!あんたっ!」
サテラ「ッ…」
ロム爺「この時間は…」
・・・・・・・
ロム爺「フェルトか、お主に客が来とるぞ」
フェルト「ああ、あのボインな姉ちゃん…じゃねえのか、あの姉ちゃんの商売敵か?」
サテラ「…あなたは…!」
フェルト「!!!あんたっ!」
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:16:52.960 ID:A88aT6kk0.net
ダッダダダ
サテラ「フェルト、と言ったわね…徽章を返して。あれは、とても大切なものなの」パシュウーン
ロム爺「くっ…そういうことか…しかし。さすがに相手が悪いわい…」
フェルト「諦めんのかよロム爺っ?!くそっ……」
カズマ「お、おいサテラ…どうしたんだよ」
フェルト「サテラ…!?銀髪の、ハーフエルフ…嫉妬の魔女!!?」
ロム爺「なにいいい!?フェルト、徽章を返すんじゃ!」
サテラ「………そ…そう、私は嫉妬の魔女。サテラよ。それを返してくれれば、何も手は出さないわ」
サテラ「フェルト、と言ったわね…徽章を返して。あれは、とても大切なものなの」パシュウーン
ロム爺「くっ…そういうことか…しかし。さすがに相手が悪いわい…」
フェルト「諦めんのかよロム爺っ?!くそっ……」
カズマ「お、おいサテラ…どうしたんだよ」
フェルト「サテラ…!?銀髪の、ハーフエルフ…嫉妬の魔女!!?」
ロム爺「なにいいい!?フェルト、徽章を返すんじゃ!」
サテラ「………そ…そう、私は嫉妬の魔女。サテラよ。それを返してくれれば、何も手は出さないわ」
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:20:37.906 ID:A88aT6kk0.net
・・・・・
カズマ「えーと…まずは話をまとめてもらっていいか?流れが全然わからん」
アクア「サテラって名前聞いた途端、二人とも大人しくなったわね」
カズマ「ふむ、じゃあそこから、どういうことだ?」
フェルト「なっ…兄ちゃん知らねえのかよ!嫉妬の魔女って言ったら…」
サテラ「…この世界で、最も畏れられる。名を呼ぶことすら憚られる存在よ…」
ロム爺「………お主、嫉妬の魔女というのは嘘じゃな?」
サテラ「そうね、ごめんなさい。私はエミリア。徽章を取り戻すために、嘘を吐いてしまったわ」
カズマ「えーと…まずは話をまとめてもらっていいか?流れが全然わからん」
アクア「サテラって名前聞いた途端、二人とも大人しくなったわね」
カズマ「ふむ、じゃあそこから、どういうことだ?」
フェルト「なっ…兄ちゃん知らねえのかよ!嫉妬の魔女って言ったら…」
サテラ「…この世界で、最も畏れられる。名を呼ぶことすら憚られる存在よ…」
ロム爺「………お主、嫉妬の魔女というのは嘘じゃな?」
サテラ「そうね、ごめんなさい。私はエミリア。徽章を取り戻すために、嘘を吐いてしまったわ」
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:22:33.372 ID:A88aT6kk0.net
フェルト「なっ…でもまあどうせ、あのままやっても勝てなかったろうな。穏便?にすんだ分仕方ないかー」
ロム爺「うむ。精霊使い相手ではさすがに敵わんからのう」
カズマ「なんかわかんないけど、とりあえず和解ってことでいいのか?」
エミリア「……カズマ、アクア。ごめんなさい……私は…あなたたちに嘘を…」
アクア「いいのよ!損はしてないし結局よくわかんなかったから!」
カズマ「だってよ、俺もまあおんなじだ。問題がわからん」
エミリア「…ありがとう」
ロム爺「うむ。精霊使い相手ではさすがに敵わんからのう」
カズマ「なんかわかんないけど、とりあえず和解ってことでいいのか?」
エミリア「……カズマ、アクア。ごめんなさい……私は…あなたたちに嘘を…」
アクア「いいのよ!損はしてないし結局よくわかんなかったから!」
カズマ「だってよ、俺もまあおんなじだ。問題がわからん」
エミリア「…ありがとう」
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:23:53.667 ID:A88aT6kk0.net
フェルト「さて、じゃあ今のうちに依頼主への言い訳考えねーとなあ」
エミリア「依頼主…そう…誰かが盗むのを依頼した…誰が…?」
「話は聞かせてもらったわぁ…♪」
エミリア「ッパック!」
パック「はいはい!おまかせぇ!」
シュウィイイイイン
ガシャアアアアアアアアン!
「私はエルザ、徽章は…そこね。さっきの様子だとお譲りいただけないようだし。今、この場の全員を…」
エルザ「殺して、手に入れることとするわ」
エミリア「依頼主…そう…誰かが盗むのを依頼した…誰が…?」
「話は聞かせてもらったわぁ…♪」
エミリア「ッパック!」
パック「はいはい!おまかせぇ!」
シュウィイイイイン
ガシャアアアアアアアアン!
「私はエルザ、徽章は…そこね。さっきの様子だとお譲りいただけないようだし。今、この場の全員を…」
エルザ「殺して、手に入れることとするわ」
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:26:02.933 ID:A88aT6kk0.net
ガシャアアアアアアアアン
ガシャアアアア
ドシャ
カシカシカシ
カズマ「…」ササ
フェルト「おい、兄ちゃんどこ行くんだよ!」
カズマ「え。逃げるんだよ、俺がいても足手まといなだけだし。ロム爺があんなに簡単にやられて。アクア、ロム爺はまだ息があるようだし、回復役として残ってくれ」
アクア「回復はするけどさすがカズマさんね!正直今日一日であなたの性格が解ったわ!」
フェルト「なっ!?よく逃げれるなこの状況で!」
カズマ「でも…あんまり優勢ではないな…」
ガシャアアアア
ドシャ
カシカシカシ
カズマ「…」ササ
フェルト「おい、兄ちゃんどこ行くんだよ!」
カズマ「え。逃げるんだよ、俺がいても足手まといなだけだし。ロム爺があんなに簡単にやられて。アクア、ロム爺はまだ息があるようだし、回復役として残ってくれ」
アクア「回復はするけどさすがカズマさんね!正直今日一日であなたの性格が解ったわ!」
フェルト「なっ!?よく逃げれるなこの状況で!」
カズマ「でも…あんまり優勢ではないな…」
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:27:42.689 ID:A88aT6kk0.net
パック「ううごめん…」パシュウン
エミリア「ありがとう、パック…」
アクア「あれっ?パックはどうしたの?」
エミリア「パックは、午後は5時までしか活動できないの。手はあるけど…使えないわ」
アクア「思いの外役に立たないのねー…」
エミリア「それよりっ…」
エルザ「ふふ、じわじわ、痛め付けてあげるわ」
エミリア「……!」キッ
エミリア「ありがとう、パック…」
アクア「あれっ?パックはどうしたの?」
エミリア「パックは、午後は5時までしか活動できないの。手はあるけど…使えないわ」
アクア「思いの外役に立たないのねー…」
エミリア「それよりっ…」
エルザ「ふふ、じわじわ、痛め付けてあげるわ」
エミリア「……!」キッ
44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:29:09.238 ID:A88aT6kk0.net
アクア「エミリア、わたしに治癒は任せてね!」
エミリア「ありがとう、心強いわ」
エミリア「ふぅっ!」カシャア
カズマ「よし、逃げるぞ。今なら行けそうな気がする」
フェルト「うわあ、さすがに引くぞ……でも…(確かに、何か動きを始めないと停滞すれば不利だ!)」
フェルト「兄ちゃん、あたしが助けを呼んでくる。兄ちゃんはその根性の悪さを上手く活用してくれ!」
カズマ「お、おい…」
エミリア「ありがとう、心強いわ」
エミリア「ふぅっ!」カシャア
カズマ「よし、逃げるぞ。今なら行けそうな気がする」
フェルト「うわあ、さすがに引くぞ……でも…(確かに、何か動きを始めないと停滞すれば不利だ!)」
フェルト「兄ちゃん、あたしが助けを呼んでくる。兄ちゃんはその根性の悪さを上手く活用してくれ!」
カズマ「お、おい…」
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:30:28.149 ID:A88aT6kk0.net
エルザ「……ッ(逃がしてしまう…でも…)」
エミリア「っ!はあっ!」カシャアカシカシカシ
アクア「ほっ、とうっ、やあっ」プシイッ
エルザ(あの青髪の出す水を踏まないようにするのにいっぱいで…余裕がない…)
フェルト「あたしは、助けを呼んでくる!待っててくれ、みんな!」
アクア「行ってらっしゃい!早く帰ってきてね!」
エミリア「っ!はあっ!」カシャアカシカシカシ
アクア「ほっ、とうっ、やあっ」プシイッ
エルザ(あの青髪の出す水を踏まないようにするのにいっぱいで…余裕がない…)
フェルト「あたしは、助けを呼んでくる!待っててくれ、みんな!」
アクア「行ってらっしゃい!早く帰ってきてね!」
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:32:02.607 ID:A88aT6kk0.net
エミリア「マナが…枯れそう……!」
アクア「えっなになにどういうこと!?もしかしてそれ使えなくなっちゃうの!?」
エミリア「そうよ…そういうことだけど…精霊使いは、周囲のマナを使って魔法を撃つから…」
エミリア(アクアの魔法…周囲のマナを使ってない……あれだけの魔法を精霊無しに行っているの?)
アクア「ええー!どーするのよお!?」
アクア「えっなになにどういうこと!?もしかしてそれ使えなくなっちゃうの!?」
エミリア「そうよ…そういうことだけど…精霊使いは、周囲のマナを使って魔法を撃つから…」
エミリア(アクアの魔法…周囲のマナを使ってない……あれだけの魔法を精霊無しに行っているの?)
アクア「ええー!どーするのよお!?」
49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:33:28.371 ID:A88aT6kk0.net
エルザ「ッ…マナが、枯れたようね!」
エルザ「残念ね。マナの豊富な場所なら、勝てたのかもしれないけれど」
エルザ「もう、負ける要素はない…」
エルザ「あなたからよ?…」シャキッ
エミリア「……!」
エルザ「残念ね。マナの豊富な場所なら、勝てたのかもしれないけれど」
エルザ「もう、負ける要素はない…」
エルザ「あなたからよ?…」シャキッ
エミリア「……!」
50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:34:08.629 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「………(いや、どーすればいいんだよ)」
カズマ(根性腐ってても何もなきゃ何もできねえっつーの!)
カズマ(何かないかな…)
カズマ(さすがに勝てないと言っても見殺しにすんのは目覚めがなあ…ちくしょう!)
カズマ(これは!)
カズマ(根性腐ってても何もなきゃ何もできねえっつーの!)
カズマ(何かないかな…)
カズマ(さすがに勝てないと言っても見殺しにすんのは目覚めがなあ…ちくしょう!)
カズマ(これは!)
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:37:48.419 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「アクア!これをエルザに直線噴射だ!できるだろ!」ヒュンヒュンヒュン
アクア「っ!これは…美味しそうなお酒!くれるの!?」パシッ
カズマ「エルザに発射っつってんだろーが!」
アクア「えええ!勿体ないけど…エミリアを助けられるのよね!」シュパアアッ!
カズマ「アクア!エミリアになるべくすぐ、火の消える真水をかけろよ!」ブンッ
エミリア「あれは…ランタン!」
ジュッボオアアアアアアアアア
エルザ「くっ……!!」ジュッ
アクア「っ!これは…美味しそうなお酒!くれるの!?」パシッ
カズマ「エルザに発射っつってんだろーが!」
アクア「えええ!勿体ないけど…エミリアを助けられるのよね!」シュパアアッ!
カズマ「アクア!エミリアになるべくすぐ、火の消える真水をかけろよ!」ブンッ
エミリア「あれは…ランタン!」
ジュッボオアアアアアアアアア
エルザ「くっ……!!」ジュッ
52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:39:29.839 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「うっわ…まじでアルコールってよく燃えるんだな…にしても燃えすぎじゃないか?」
エミリア「っ……」バシャア
アクア「すごい、すごいわカズマさん!ってあれ……?わたしの掌通してからお酒発射してるんだから…」
アクア「きゃああああ!あつっ!熱っ、熱い!!」
エミリア「アクア!」カシャア
アクア「つーめーたい!!!」
カズマ「あっごめん。そこまで考えてなかった」
エミリア「っ……」バシャア
アクア「すごい、すごいわカズマさん!ってあれ……?わたしの掌通してからお酒発射してるんだから…」
アクア「きゃああああ!あつっ!熱っ、熱い!!」
エミリア「アクア!」カシャア
アクア「つーめーたい!!!」
カズマ「あっごめん。そこまで考えてなかった」
53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:41:07.128 ID:A88aT6kk0.net
エルザ「っ……どうやら、あなたが一番邪魔なようね…今まで目立たないように振る舞って…手痛い油断だったけれど」
エルザ「もう、油断はしないわ」ダッ
「待ちなさい!!!!」
エルザ「ッ」
エミリア「助けを呼んでこれたのかしら…!」
アクア「……あれは…」
「そこまでです。お三方もどうかご安心を。私が来たからにはもう大丈夫です!」
カズマ「お前は……!?」
エルザ「もう、油断はしないわ」ダッ
「待ちなさい!!!!」
エルザ「ッ」
エミリア「助けを呼んでこれたのかしら…!」
アクア「……あれは…」
「そこまでです。お三方もどうかご安心を。私が来たからにはもう大丈夫です!」
カズマ「お前は……!?」
54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:43:14.083 ID:A88aT6kk0.net
「我が名はめぐみん!!!」
めぐみん「紅魔族随一の魔法の使い手にして、爆裂魔法を操る者っ!」
エミリア「フェルトの呼んでくれた助けね!」
めぐみん「?フェルト?何の事ですか」
めぐみん「私はあなたたちをつけていただけですよ?」
カズマ「えっこわ!」
アクア「ストーカー!?」
めぐみん「あー…いえ、事を説明すると長くなるのでとりあえず省略します!」
めぐみん「紅魔族随一の魔法の使い手にして、爆裂魔法を操る者っ!」
エミリア「フェルトの呼んでくれた助けね!」
めぐみん「?フェルト?何の事ですか」
めぐみん「私はあなたたちをつけていただけですよ?」
カズマ「えっこわ!」
アクア「ストーカー!?」
めぐみん「あー…いえ、事を説明すると長くなるのでとりあえず省略します!」
55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:44:27.688 ID:A88aT6kk0.net
めぐみん「三人とも、ほんの数秒でいいです。時間を稼いでください……私の詠唱が終わるタイミングで、その巨*から離れてください!」
エルザ「……片付けておいたほうが良さそうね」ダダッ
エミリア「よくわからないけど…協力するわ、敵じゃ無さそうだし!」
アクア「うぉーたーっ!」
ガシャ
ピッ
ガシァ
めぐみん「……有り難うございます!」
エルザ「……片付けておいたほうが良さそうね」ダダッ
エミリア「よくわからないけど…協力するわ、敵じゃ無さそうだし!」
アクア「うぉーたーっ!」
ガシャ
ピッ
ガシァ
めぐみん「……有り難うございます!」
57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:46:18.262 ID:A88aT6kk0.net
めぐみん「黒より黒く。」
めぐみん「闇より暗き漆黒に、我が真紅の混光を望みたもう……」
・・・
めぐみん「並ぶものなき滅亡なり!」
めぐみん「離れてください!!」
エミリア「っ!」ザッ
アクア「わかったわ!」スッ
めぐみん「これが……これが人類最強の攻撃呪文!!以下省略です!ふぅぅぅ……」
めぐみん「エクスプロージョンッ!!!」
めぐみん「闇より暗き漆黒に、我が真紅の混光を望みたもう……」
・・・
めぐみん「並ぶものなき滅亡なり!」
めぐみん「離れてください!!」
エミリア「っ!」ザッ
アクア「わかったわ!」スッ
めぐみん「これが……これが人類最強の攻撃呪文!!以下省略です!ふぅぅぅ……」
めぐみん「エクスプロージョンッ!!!」
58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:48:21.857 ID:A88aT6kk0.net
エルザ「これはっ……!」
ズゴオオオオオオオオオオ
カズマ「うわあああああ!?あっぶねえ!この距離でそんなやばそうなの撃つなよ!!」
アクア「あれは……爆裂魔法ね!ほとんどネタ魔法じゃない!」
エミリア「あの子もマナを使用しないであそこまでの呪文を…!?何者なの、あなたたち…!」
ズゴオオオオオオオオオオ
カズマ「うわあああああ!?あっぶねえ!この距離でそんなやばそうなの撃つなよ!!」
アクア「あれは……爆裂魔法ね!ほとんどネタ魔法じゃない!」
エミリア「あの子もマナを使用しないであそこまでの呪文を…!?何者なの、あなたたち…!」
59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:50:24.427 ID:A88aT6kk0.net
エミリア「っ……」
カズマ「ゴクリ」
アクア「やったかしら!?」
カズマ「ばか野郎!フラグを立て……あああほら!お前のせいだよ!!」
エルザ「っ……危なかった、わね…これ程の威力で、肘一つで済んだのは幸運……だったけれど」
カズマ「っそ……めぐみん…めぐみん!?と言ったか!?もう一発たの…」
めぐみん「あ、すみません。これ一発撃ったらもう動けないんです。これもう皆で死ぬしかないかもです」
カズマ「何しにきたんだよ!いや助かったけど足手まといだよ!」
カズマ「ゴクリ」
アクア「やったかしら!?」
カズマ「ばか野郎!フラグを立て……あああほら!お前のせいだよ!!」
エルザ「っ……危なかった、わね…これ程の威力で、肘一つで済んだのは幸運……だったけれど」
カズマ「っそ……めぐみん…めぐみん!?と言ったか!?もう一発たの…」
めぐみん「あ、すみません。これ一発撃ったらもう動けないんです。これもう皆で死ぬしかないかもです」
カズマ「何しにきたんだよ!いや助かったけど足手まといだよ!」
60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:51:42.918 ID:A88aT6kk0.net
エルザ「さて…誰から腸を切り開いてほしい?……ふふ、動けないなら、狙い目ね?」ダダッ
カズマ「!…めぐみん!!!」
カズマ「くそっ…」
エルザ「ふっ……!!!」ビュン
ガシャアアアアアアアアン!!!!!
カズマ「!…めぐみん!!!」
カズマ「くそっ…」
エルザ「ふっ……!!!」ビュン
ガシャアアアアアアアアン!!!!!
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:52:54.400 ID:A88aT6kk0.net
エルザ「な………」ヒュンヒュンヒュン
エルザ「あなたは……!」
「やあ……なるほど……腸狩り。エルザとやらかい?」
「僕は、ラインハルト・ヴァン・アストレア」
ラインハルト「悪いけど、この人たちはエミリア様の知り合いのようだね」
ラインハルト「守らせていただくよ」
エルザ「アストレア…騎士の中の騎士。……少し、片手では`…少し。分が悪いわね」
エルザ「あなたは……!」
「やあ……なるほど……腸狩り。エルザとやらかい?」
「僕は、ラインハルト・ヴァン・アストレア」
ラインハルト「悪いけど、この人たちはエミリア様の知り合いのようだね」
ラインハルト「守らせていただくよ」
エルザ「アストレア…騎士の中の騎士。……少し、片手では`…少し。分が悪いわね」
63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:56:35.078 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「あれは?」
エミリア「彼は、現“剣聖“よ」
エミリア「大丈夫。万に一つも敗けはないから」
アクア「わたしは、ロム爺さんを治療してくるわね」
エミリア「ええ、ありがとう」
カズマ「剣聖って……それ大体作中最強の人が持つ二つ名だと思うんだけど…」
エミリア「ええ。それも、ラインハルトは……」
エミリア「剣聖として、当代最強を謳われているわ」
エミリア「彼は、現“剣聖“よ」
エミリア「大丈夫。万に一つも敗けはないから」
アクア「わたしは、ロム爺さんを治療してくるわね」
エミリア「ええ、ありがとう」
カズマ「剣聖って……それ大体作中最強の人が持つ二つ名だと思うんだけど…」
エミリア「ええ。それも、ラインハルトは……」
エミリア「剣聖として、当代最強を謳われているわ」
64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:57:39.984 ID:A88aT6kk0.net
・・・
ラインハルト「っふう」カシャッ
エルザ「……まだ、武器はあるわ。……命で、戦わせてもらう」
ラインハルト「でしたら、此方も見せねばなりませんね。アストレア家の、剣劇を」
ブッ
ピャアアアアアアアアアアアア
ドガアアアアアアアア
ドオン!!!!!
ラインハルト「っふう」カシャッ
エルザ「……まだ、武器はあるわ。……命で、戦わせてもらう」
ラインハルト「でしたら、此方も見せねばなりませんね。アストレア家の、剣劇を」
ブッ
ピャアアアアアアアアアアアア
ドガアアアアアアアア
ドオン!!!!!
65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 22:59:18.238 ID:A88aT6kk0.net
ラインハルト「ッ!!」
エルザ「せめて……一人だけでも!」ピュンビュンッ
ラインハルト「しまっ……」
カズマ「……!?」グサアッ
カズマ「てぇっ……うっ……!」ブシャ
アクア「カズマさん!?」
エミリア「カズマ!!」
めぐみん「!」
ラインハルト「くっ、エルザは……逃げられたか……!」
「……ズ……マ!……」
…………………
エルザ「せめて……一人だけでも!」ピュンビュンッ
ラインハルト「しまっ……」
カズマ「……!?」グサアッ
カズマ「てぇっ……うっ……!」ブシャ
アクア「カズマさん!?」
エミリア「カズマ!!」
めぐみん「!」
ラインハルト「くっ、エルザは……逃げられたか……!」
「……ズ……マ!……」
…………………
67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 23:01:10.719 ID:A88aT6kk0.net
・・・
カズマ「はっ…ここは……」
カズマ「あのときと、同じ……真っ暗だ」
カズマ「そうか…死んだのか……俺……」
カズマ「…………」
「サトウカズマさん、申し訳ありません!」
カズマ「っ……あなたは…もしかして。女神様、ですか?」
カズマ「はっ…ここは……」
カズマ「あのときと、同じ……真っ暗だ」
カズマ「そうか…死んだのか……俺……」
カズマ「…………」
「サトウカズマさん、申し訳ありません!」
カズマ「っ……あなたは…もしかして。女神様、ですか?」
68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 23:03:12.224 ID:A88aT6kk0.net
「はい。私は、女神エリスと申します」
エリス「折角、平和な日本から訳のわからない異世界に転生することを決意していただいたのに……」
カズマ「いやいや、いいんですよ…てか、正直ハードすぎませんか?聞いてた世界と違うんですけど」
エリス「はい……実は、恐らく、こちらの不手際で、本来あなたが送られるはずだった世界と、この度あなたの送られてしまった世界にリンクが生じてしてしまい…」
エリス「それぞれの世界で、数人だけ。異世界に飛んでしまうという事になってしまったらしく………」
エリス「本当に、申し訳ありませんでした!」
エリス「折角、平和な日本から訳のわからない異世界に転生することを決意していただいたのに……」
カズマ「いやいや、いいんですよ…てか、正直ハードすぎませんか?聞いてた世界と違うんですけど」
エリス「はい……実は、恐らく、こちらの不手際で、本来あなたが送られるはずだった世界と、この度あなたの送られてしまった世界にリンクが生じてしてしまい…」
エリス「それぞれの世界で、数人だけ。異世界に飛んでしまうという事になってしまったらしく………」
エリス「本当に、申し訳ありませんでした!」
69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 23:06:03.121 ID:A88aT6kk0.net
エリス「カズマさんには、もう一度、選択をしていただくという形で……」
カズマ「……生まれ変わるか、ですか?」
エリス「はい、もちろんできるだけ裕福で、満たされた家庭に……」
『カズマー!蘇生魔法かけたから帰ってきていいわよー!』
エリス「……!アクア先輩の声!?(なるほど、アクア様のエネルギーが影響を……なるほど……!)」
カズマ「俺、もう一回死んでますけど…また生き返れますか?」
エリス「えっ?……特例ですが、お詫びをする必要がありますから……もちろんです」
カズマ「じゃあ、もう一度。俺、今居た世界に行きたいです」
カズマ「……生まれ変わるか、ですか?」
エリス「はい、もちろんできるだけ裕福で、満たされた家庭に……」
『カズマー!蘇生魔法かけたから帰ってきていいわよー!』
エリス「……!アクア先輩の声!?(なるほど、アクア様のエネルギーが影響を……なるほど……!)」
カズマ「俺、もう一回死んでますけど…また生き返れますか?」
エリス「えっ?……特例ですが、お詫びをする必要がありますから……もちろんです」
カズマ「じゃあ、もう一度。俺、今居た世界に行きたいです」
70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 23:07:39.032 ID:A88aT6kk0.net
エリス「ですが……ですが、いいんですか!?あの世界は、本来よりずっと過酷で……!」
カズマ「はい、いいんです」
カズマ「だって、面白そうな連中、見つけましたから」
カズマ「ところで、異世界に飛んじゃった人たちはどうするんですか?」
エリス「こちらの不手際が大きいです。時間を掛けて一人一人、意見に沿うようさせていただきます」
カズマ「そうですか」
カズマ「はい、いいんです」
カズマ「だって、面白そうな連中、見つけましたから」
カズマ「ところで、異世界に飛んじゃった人たちはどうするんですか?」
エリス「こちらの不手際が大きいです。時間を掛けて一人一人、意見に沿うようさせていただきます」
カズマ「そうですか」
71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/12/19(月) 23:11:46.468 ID:A88aT6kk0.net
カズマ「じゃあ、お願いします」
『カズマー?まだー、早くしてよ、カズマさーん!』
エリス「どうか……どうか…!幸あらんことを!」
カズマ「思ってたより過酷だし」
カズマ「大変だけど……」
パアアアアアア!!!!!
カズマ「……」ニッ
カズマ「まだ、きっと楽しめるはずだ。……行くか!……」
カズマ「ゼロから始める異世界生活に!」
エリス「(どうか、祝福を!!)」
バシュウウウアッ
ーENDー
『カズマー?まだー、早くしてよ、カズマさーん!』
エリス「どうか……どうか…!幸あらんことを!」
カズマ「思ってたより過酷だし」
カズマ「大変だけど……」
パアアアアアア!!!!!
カズマ「……」ニッ
カズマ「まだ、きっと楽しめるはずだ。……行くか!……」
カズマ「ゼロから始める異世界生活に!」
エリス「(どうか、祝福を!!)」
バシュウウウアッ
ーENDー
引用元: アクア「何か、一つだけ。何でも持っていかせてあげることができるわ!」カズマ「じゃあ、お前」
めぐみん「敵いませんね、アクアには」ダクネス「ああ、まったくだ」
2020-01-13
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:03:12.40 ID:ez5T+FUIO
「カズマカズマ」
「ん? なんだよ、めぐみん」
「今晩お部屋にお邪魔しても構いませんか?」
季節は冬。
冬将軍が到来して、めっきり寒くなった頃。
倒せば春に近づくとされる雪精を狩るなどという、冬将軍を呼び寄せるリスクに見合わない馬鹿げたクエストなどには出掛けることなく、俺達は屋敷の中でぬくぬく過ごしていた。
本日は俺が食事当番だったので、腕によりをかけて手を抜いて、鍋を作り、先程平らげた。
食い残した分を小さな鍋に移し替えて、明日の朝食の汁物としてキープしてから、俺が空になった大鍋と茶碗を洗っていると、食後にひとっ風呂浴びてホカホカになっためぐみんが、しっとり濡れた黒髪から仄かに良い香りを振りまいて、洗い物をする為に腕まくりしていた袖口をちょいちょい引っ張り、ぽしょぽしょと耳元でこそばゆく囁いてきた。
その内容は、否が応でも期待せざるを得ない。
やれやれ、今晩あたり魔王を倒して世界を救おうかと思っていたのだが、予定変更しなくては。
「ひとまず世界を救うことは諦めた」
「優先順位おかしくないですか!?」
おかしくない。なに、世界は逃げやしないさ。
「それじゃ、お布団温めておいてくださいね」
「おう! 任せとけ!」
スケールの大きすぎる天秤に呆れつつも、なんだかんだで嬉しいらしいめぐみんは照れたようにはにかんで、自室に向かった。準備があるのだろう。
ならばこちらも準備を整えることとしよう。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1577203392
「ん? なんだよ、めぐみん」
「今晩お部屋にお邪魔しても構いませんか?」
季節は冬。
冬将軍が到来して、めっきり寒くなった頃。
倒せば春に近づくとされる雪精を狩るなどという、冬将軍を呼び寄せるリスクに見合わない馬鹿げたクエストなどには出掛けることなく、俺達は屋敷の中でぬくぬく過ごしていた。
本日は俺が食事当番だったので、腕によりをかけて手を抜いて、鍋を作り、先程平らげた。
食い残した分を小さな鍋に移し替えて、明日の朝食の汁物としてキープしてから、俺が空になった大鍋と茶碗を洗っていると、食後にひとっ風呂浴びてホカホカになっためぐみんが、しっとり濡れた黒髪から仄かに良い香りを振りまいて、洗い物をする為に腕まくりしていた袖口をちょいちょい引っ張り、ぽしょぽしょと耳元でこそばゆく囁いてきた。
その内容は、否が応でも期待せざるを得ない。
やれやれ、今晩あたり魔王を倒して世界を救おうかと思っていたのだが、予定変更しなくては。
「ひとまず世界を救うことは諦めた」
「優先順位おかしくないですか!?」
おかしくない。なに、世界は逃げやしないさ。
「それじゃ、お布団温めておいてくださいね」
「おう! 任せとけ!」
スケールの大きすぎる天秤に呆れつつも、なんだかんだで嬉しいらしいめぐみんは照れたようにはにかんで、自室に向かった。準備があるのだろう。
ならばこちらも準備を整えることとしよう。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1577203392
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:06:24.25 ID:ez5T+FUIO
「アクア」
「なによ。洗い物なら手伝わないわよ」
たらふく鍋を食って暖炉の前のソファでだらけていた『自称』水の女神をまずは無力化する。
「実は良いしゅわしゅわが手に入ってな……」
「はい! 飲みたいです!」
神を名乗るだけあってこの女は大酒飲みだ。
とはいえ、神とは言いつつも糞の役にも立たず、それだけならばまだしも悉く俺の童貞卒業を阻んでくるので、泥酔させることにした。
「雑炊も食うか?」
「はい! 食べます!」
朝食用に確保していた鍋の残りを惜しげもなく使い冷えたご飯を投入して雑炊にしてやった。
これでこの迷惑な女神は死ぬほど飲む筈だ。
「アクア、おいしいかい?」
「ふぉいひぃへふ!」
「ささ、どうぞどうぞ、もう一杯」
食わせ、飲ませ、ほどなくして酔い潰れた。
「大丈夫かい、アクア?」
「カズマしゃん……わらひ、もう歩けましぇん」
「ほら、ベッドまで運んでやるから掴まれ」
「カズマしゃん……いつもありがとね」
「な、何言ってんだよ、今更」
珍しく素直に感謝されて少々調子が狂う。
ぐでんぐでんに酔っ払ったアクアをおんぶして、なるべく優しくベッドに寝かせると、すぐにスヤスヤと寝息を立て始めた。一丁あがり。
「なによ。洗い物なら手伝わないわよ」
たらふく鍋を食って暖炉の前のソファでだらけていた『自称』水の女神をまずは無力化する。
「実は良いしゅわしゅわが手に入ってな……」
「はい! 飲みたいです!」
神を名乗るだけあってこの女は大酒飲みだ。
とはいえ、神とは言いつつも糞の役にも立たず、それだけならばまだしも悉く俺の童貞卒業を阻んでくるので、泥酔させることにした。
「雑炊も食うか?」
「はい! 食べます!」
朝食用に確保していた鍋の残りを惜しげもなく使い冷えたご飯を投入して雑炊にしてやった。
これでこの迷惑な女神は死ぬほど飲む筈だ。
「アクア、おいしいかい?」
「ふぉいひぃへふ!」
「ささ、どうぞどうぞ、もう一杯」
食わせ、飲ませ、ほどなくして酔い潰れた。
「大丈夫かい、アクア?」
「カズマしゃん……わらひ、もう歩けましぇん」
「ほら、ベッドまで運んでやるから掴まれ」
「カズマしゃん……いつもありがとね」
「な、何言ってんだよ、今更」
珍しく素直に感謝されて少々調子が狂う。
ぐでんぐでんに酔っ払ったアクアをおんぶして、なるべく優しくベッドに寝かせると、すぐにスヤスヤと寝息を立て始めた。一丁あがり。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:08:22.24 ID:ez5T+FUIO
「ダクネス」
「ふへへ……ピカピカだぁ」
厄介な住人は残り1人。
頭のおかしいダクネスは、俺が気まぐれでクリスマスプレゼントとして買ってやった鎧を磨きつつ、よだれを垂らして頬ずりをしていた。
呼びかけてもこちらに気づいていない様子。
ならばと、音もなく背後に忍び寄り。
「ふぅ~っ」
「んにぁああああああっ!?」
俺が耳に息を吹きかけると、ダクネスは奇声をあげて飛び上がった。そこでふと閃いた。
「なあ、ダクネス」
「な、なんだカズマ。いきなりにゃにをする」
「今晩、俺の部屋に来ないか?」
思いつきで誘うと彼女は唖然とした面持ちで。
「へっ? そ、それは、どういう意味だ?」
「言わせんなよ、恥ずかしい」
俺はただ、両手に華を持ちたいだけだ。
本当はめぐみんとエリス様が良かったが、背に腹は代えられない。ダクネスで妥協しよう。
「別に、無理にとは言わないぜ」
「……お前には鎧を貰った恩がある」
「だから?」
「ひ、一晩だけだからな!」
人に良いことをすれば自分に良いことがあるとはよく言ったもので、俺は極上の肉布団を手に入れたわけだが、めぐみんは気に入らなかったらしく、俺と同衾するダクネスを見てキレた。
「どうしてダクネスが居るのですか!?」
「多いに越したことはないと思って」
「わ、私は数合わせの為に呼ばれたのか!?」
そんな一悶着がありつつも、なんとか3人で川の字になってベッドに潜ることに成功した。
とはいえ、計画通りなのはここまでであった。
「ふへへ……ピカピカだぁ」
厄介な住人は残り1人。
頭のおかしいダクネスは、俺が気まぐれでクリスマスプレゼントとして買ってやった鎧を磨きつつ、よだれを垂らして頬ずりをしていた。
呼びかけてもこちらに気づいていない様子。
ならばと、音もなく背後に忍び寄り。
「ふぅ~っ」
「んにぁああああああっ!?」
俺が耳に息を吹きかけると、ダクネスは奇声をあげて飛び上がった。そこでふと閃いた。
「なあ、ダクネス」
「な、なんだカズマ。いきなりにゃにをする」
「今晩、俺の部屋に来ないか?」
思いつきで誘うと彼女は唖然とした面持ちで。
「へっ? そ、それは、どういう意味だ?」
「言わせんなよ、恥ずかしい」
俺はただ、両手に華を持ちたいだけだ。
本当はめぐみんとエリス様が良かったが、背に腹は代えられない。ダクネスで妥協しよう。
「別に、無理にとは言わないぜ」
「……お前には鎧を貰った恩がある」
「だから?」
「ひ、一晩だけだからな!」
人に良いことをすれば自分に良いことがあるとはよく言ったもので、俺は極上の肉布団を手に入れたわけだが、めぐみんは気に入らなかったらしく、俺と同衾するダクネスを見てキレた。
「どうしてダクネスが居るのですか!?」
「多いに越したことはないと思って」
「わ、私は数合わせの為に呼ばれたのか!?」
そんな一悶着がありつつも、なんとか3人で川の字になってベッドに潜ることに成功した。
とはいえ、計画通りなのはここまでであった。
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:11:02.34 ID:ez5T+FUIO
「くぅ……くぅ……」
3人でベッドに入り、明かりを消してまもなく。
「こいつ、寝やがった……」
速攻で寝息を立て始めためぐみんに戦慄する。
大方、冬ということもあって近頃めっきり寒くなってきたので俺のことを湯たんぽ代わりにしようという魂胆だったのだろう。期待を返せ。
「ど、どうする、カズマ……?」
右隣で爆睡するめぐみんに見切りをつけて、左隣を向くと、モジモジするダクネスと目が合ったが、どうするも何もどうしようもないので。
「俺たちも寝るか」
「ええっ!? な、何もしないのか!?」
「この状況で何をする気だよ」
3人でするならばまだしも、1人が寝ている横でコソコソと致すような特殊な趣味は持ち合わせていないので、俺が目を瞑ると後ろからめぐみんが抱きついてきた。手が冷たくて驚いた。
「むにゃむにゃ……あたたかいです」
「ったく、人の体温奪いやがって……」
どうやら色々と肉付きに乏しいめぐみんは冷え性らしく、ごっそりと体温を持っていかれた俺を見かねて、正面のダクネスがおずおずと。
「カ、カズマ、もし良かったら、その……」
「では、遠慮なく」
「ま、まだ何も言ってない!?」
遠慮なくダクネスを抱きしめて、唯一の取り柄である膨よかな胸元に顔を埋めると、ダクネスは取り乱しつつも、優しく抱き返してきた。
「ダクネスはあったかいな」
「そ、そうか……?」
「知ってるか? 体温が低い人ほど、心があたたかいらしい。つまりお前は薄情者なんだな」
「な、なんだそれは!? どうしてそうなる!」
揶揄うとダクネスの体温がまた上がった。
少し速い鼓動の音が心地良くて、眠くなる。
なんだかんだ言ってもバブみ溢れるクルセイダーの温もりに包まれて、俺は意識を手放した。
3人でベッドに入り、明かりを消してまもなく。
「こいつ、寝やがった……」
速攻で寝息を立て始めためぐみんに戦慄する。
大方、冬ということもあって近頃めっきり寒くなってきたので俺のことを湯たんぽ代わりにしようという魂胆だったのだろう。期待を返せ。
「ど、どうする、カズマ……?」
右隣で爆睡するめぐみんに見切りをつけて、左隣を向くと、モジモジするダクネスと目が合ったが、どうするも何もどうしようもないので。
「俺たちも寝るか」
「ええっ!? な、何もしないのか!?」
「この状況で何をする気だよ」
3人でするならばまだしも、1人が寝ている横でコソコソと致すような特殊な趣味は持ち合わせていないので、俺が目を瞑ると後ろからめぐみんが抱きついてきた。手が冷たくて驚いた。
「むにゃむにゃ……あたたかいです」
「ったく、人の体温奪いやがって……」
どうやら色々と肉付きに乏しいめぐみんは冷え性らしく、ごっそりと体温を持っていかれた俺を見かねて、正面のダクネスがおずおずと。
「カ、カズマ、もし良かったら、その……」
「では、遠慮なく」
「ま、まだ何も言ってない!?」
遠慮なくダクネスを抱きしめて、唯一の取り柄である膨よかな胸元に顔を埋めると、ダクネスは取り乱しつつも、優しく抱き返してきた。
「ダクネスはあったかいな」
「そ、そうか……?」
「知ってるか? 体温が低い人ほど、心があたたかいらしい。つまりお前は薄情者なんだな」
「な、なんだそれは!? どうしてそうなる!」
揶揄うとダクネスの体温がまた上がった。
少し速い鼓動の音が心地良くて、眠くなる。
なんだかんだ言ってもバブみ溢れるクルセイダーの温もりに包まれて、俺は意識を手放した。
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:15:53.82 ID:ez5T+FUIO
「カズマ、起きてください」
「ん……なんだよ、また夜中じゃねぇか」
ふと目を覚ますと、既に深夜だった。
朝までぐっすりかと思ったが、邪魔が入った。
背後でめぐみんが何やらグズっていた。
「本当に、この男ときたら……」
「どうした、めぐみん。なんか用か?」
「私の方を向いて寝てください」
何事かと思えばそんなことだった。
寝返りを打つと、めぐみんは拗ねていた。
半べそをかいて、いじけていた。
「そんなに胸の肉が好きなのですか?」
「当たり前だろうが」
ないよりはあった方がいい。
そんなことは言うまでもなく常識だ。
話は済んだとばかりに再び寝返りを打とうとすると、そうはさせまいとめぐみんが告げた。
「こっちを見てくれたらキスをしてあげます」
「よしきた。ほらどこからでもかかってこい」
胸についた肉には唇は存在しない。
ないよりはあった方がいいのは常識だ。
なのでめぐみんの方を向いて、急かした。
「さあ来い。来ないなら俺から行くぞ!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」
この期に及んで何を待つ必要があるのかわからず、さては焦らすつもりだなと思って、宣言通りに急速にめぐみんに接近すると彼女は慌ててこんなことを口走った。
「お、おトイレがしたいのです!」
こいつ、いつも催してやがるなと、呆れつつもここは俺の部屋で、備えは万全であった。
「ん……なんだよ、また夜中じゃねぇか」
ふと目を覚ますと、既に深夜だった。
朝までぐっすりかと思ったが、邪魔が入った。
背後でめぐみんが何やらグズっていた。
「本当に、この男ときたら……」
「どうした、めぐみん。なんか用か?」
「私の方を向いて寝てください」
何事かと思えばそんなことだった。
寝返りを打つと、めぐみんは拗ねていた。
半べそをかいて、いじけていた。
「そんなに胸の肉が好きなのですか?」
「当たり前だろうが」
ないよりはあった方がいい。
そんなことは言うまでもなく常識だ。
話は済んだとばかりに再び寝返りを打とうとすると、そうはさせまいとめぐみんが告げた。
「こっちを見てくれたらキスをしてあげます」
「よしきた。ほらどこからでもかかってこい」
胸についた肉には唇は存在しない。
ないよりはあった方がいいのは常識だ。
なのでめぐみんの方を向いて、急かした。
「さあ来い。来ないなら俺から行くぞ!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」
この期に及んで何を待つ必要があるのかわからず、さては焦らすつもりだなと思って、宣言通りに急速にめぐみんに接近すると彼女は慌ててこんなことを口走った。
「お、おトイレがしたいのです!」
こいつ、いつも催してやがるなと、呆れつつもここは俺の部屋で、備えは万全であった。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:17:58.93 ID:ez5T+FUIO
「ほれ、これにしろ」
「これは……?」
「俺が愛用してる尿瓶だよ」
枕元に常備している尿瓶を手渡すと、めぐみんは顔を赤くしたり青くしたり忙しそうだった。
「し、尿瓶を愛用しているのですか?」
「そうだよ。近頃めっきり冷えるからな」
寒い日は布団から出るのが億劫である。
故に尿瓶が欠かせないのであった。
生前からボトラーであった名残でもある。
「こ、これにしろと……?」
「寒い中、トイレに行くよりもマシだろ?」
「カズマの価値観はおかしいです」
おかしいだろうか。
おかしいのだろう。
おかしくてもいい。
「俺の顔を見ながら尿瓶でおしっこしてくれ」
「こ、この男! ついに本性を現しましたね!」
そうとも、それが俺だ。
俺は佐藤和真。おしっこをこよなく愛する者。
それが本性であり、それこそが本望。
「ほら、俺が持っててやるから」
「そんな気遣い要りませんよ!」
「おい、あんまり騒ぐなよ……」
喚くめぐみんに注意するも、時既に遅く。
「むにゃ……お前たち、何を騒いでいるんだ?」
ダクネスの目が覚めてしまったので、俺は仕方なく、彼女のことも巻き込むことにした。
「これは……?」
「俺が愛用してる尿瓶だよ」
枕元に常備している尿瓶を手渡すと、めぐみんは顔を赤くしたり青くしたり忙しそうだった。
「し、尿瓶を愛用しているのですか?」
「そうだよ。近頃めっきり冷えるからな」
寒い日は布団から出るのが億劫である。
故に尿瓶が欠かせないのであった。
生前からボトラーであった名残でもある。
「こ、これにしろと……?」
「寒い中、トイレに行くよりもマシだろ?」
「カズマの価値観はおかしいです」
おかしいだろうか。
おかしいのだろう。
おかしくてもいい。
「俺の顔を見ながら尿瓶でおしっこしてくれ」
「こ、この男! ついに本性を現しましたね!」
そうとも、それが俺だ。
俺は佐藤和真。おしっこをこよなく愛する者。
それが本性であり、それこそが本望。
「ほら、俺が持っててやるから」
「そんな気遣い要りませんよ!」
「おい、あんまり騒ぐなよ……」
喚くめぐみんに注意するも、時既に遅く。
「むにゃ……お前たち、何を騒いでいるんだ?」
ダクネスの目が覚めてしまったので、俺は仕方なく、彼女のことも巻き込むことにした。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:20:03.79 ID:ez5T+FUIO
「ダクネス、これを持ってろ」
「なんだ、これは……?」
「今からその尿瓶にめぐみんがおしっこする」
「は、はあ?」
「しませんからね! 絶対にしませんから!!」
尿瓶をダクネスに持たせて簡潔に状況を説明すると彼女は意味がわからずに困惑して、すかさずめぐみんが断固拒否の立場を表明してきた。
「何がなんだかさっぱりわからないんだが……」
「理解しなくていいから持ってろ。零すなよ」
川の字になって眠っていたので、ダクネスは混乱しつつも手を伸ばして布団の中で尿瓶を構え、間に挟まれる俺はめぐみんを説き伏せた。
「めぐみん」
「な、なんですか……真面目な顔をしてもダメなものはダメですからね。絶対しませんからね」
「尿瓶におしっこしてくれたらキスしてやる」
めぐみんと、背後でダクネスが息を飲む。
「お、おいカズマ、それはおかしい。何ひとつ状況はわからないが、それは絶対おかしい!」
「めぐみん、どうする?」
慌てて止めに入るダクネスに取り合わずに、真っ直ぐめぐみんを見つめて再び問いかけると。
「……キス、してください」
熱に浮かされたように瞳を潤ませためぐみんが本能に負けたことにより俺の勝利が確定した。
「なんだ、これは……?」
「今からその尿瓶にめぐみんがおしっこする」
「は、はあ?」
「しませんからね! 絶対にしませんから!!」
尿瓶をダクネスに持たせて簡潔に状況を説明すると彼女は意味がわからずに困惑して、すかさずめぐみんが断固拒否の立場を表明してきた。
「何がなんだかさっぱりわからないんだが……」
「理解しなくていいから持ってろ。零すなよ」
川の字になって眠っていたので、ダクネスは混乱しつつも手を伸ばして布団の中で尿瓶を構え、間に挟まれる俺はめぐみんを説き伏せた。
「めぐみん」
「な、なんですか……真面目な顔をしてもダメなものはダメですからね。絶対しませんからね」
「尿瓶におしっこしてくれたらキスしてやる」
めぐみんと、背後でダクネスが息を飲む。
「お、おいカズマ、それはおかしい。何ひとつ状況はわからないが、それは絶対おかしい!」
「めぐみん、どうする?」
慌てて止めに入るダクネスに取り合わずに、真っ直ぐめぐみんを見つめて再び問いかけると。
「……キス、してください」
熱に浮かされたように瞳を潤ませためぐみんが本能に負けたことにより俺の勝利が確定した。
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:22:08.02 ID:ez5T+FUIO
「ま、待てめぐみん! 早まるな!!」
「ダクネスは黙っててください」
完全に常軌を逸している展開に狼狽して喚くダクネスをめぐみんは黙らせて、懇願してきた。
「キスして欲しいです、カズマ」
「だったら早く尿瓶におしっこしろ」
「一緒がいいです……ダメですか?」
まるで俺に叱られることを恐れるかのように。
おどおどしながら、そんな風に尋ねられては。
何が正しく何が間違いなのかわからなくなる。
「ダメじゃないさ。むしろそれしかないだろ」
「カズマ……嬉しいです」
「お、おい、めぐみん! 目を覚ませ!?」
ほっとしたようにはにかむめぐみんは狂っていて、それに微笑み返す俺も狂っていて、頭が沸いており、ダクネスの制止など耳に入らずに。
「カズマ……お願いします」
「ああ。ダクネスも頼んだぞ」
「もうやだ……なんで私までこんな目に」
ゆっくり、めぐみんに接近する。
ようやく観念したダクネスがそれに合わせて布団の中で尿瓶をそっとあてがい、唇が触れた。
「ダクネスは黙っててください」
完全に常軌を逸している展開に狼狽して喚くダクネスをめぐみんは黙らせて、懇願してきた。
「キスして欲しいです、カズマ」
「だったら早く尿瓶におしっこしろ」
「一緒がいいです……ダメですか?」
まるで俺に叱られることを恐れるかのように。
おどおどしながら、そんな風に尋ねられては。
何が正しく何が間違いなのかわからなくなる。
「ダメじゃないさ。むしろそれしかないだろ」
「カズマ……嬉しいです」
「お、おい、めぐみん! 目を覚ませ!?」
ほっとしたようにはにかむめぐみんは狂っていて、それに微笑み返す俺も狂っていて、頭が沸いており、ダクネスの制止など耳に入らずに。
「カズマ……お願いします」
「ああ。ダクネスも頼んだぞ」
「もうやだ……なんで私までこんな目に」
ゆっくり、めぐみんに接近する。
ようやく観念したダクネスがそれに合わせて布団の中で尿瓶をそっとあてがい、唇が触れた。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:23:34.98 ID:ez5T+FUIO
「はむっ」
ちょろ……ちょろろろろろろろろろろろろんっ!
「フハッ!」
「きゃあっ!? ちょっと手にかかったぞ!?」
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
尿瓶に滴り落ちる、聖なる尿のせせらぎの音。
めぐみんの背後の窓からちらつく雪が見えた。
オフホワイトなメリークリスマスだと思った。
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
なんだろう、この感覚は。
今なら本当に魔王を倒せる気がする。
最弱職の俺が、ようやく真の力に目覚めた。
俺が、俺こそが、魔王だった。
駆け巡る全能感は愉悦となり、高らかに哄笑を響かせた俺はおもむろに立ち上がり宣言した。
「ふぅ……さぁーて、世界を救ってくるか!」
「その前にこの尿瓶の中身を捨ててこい!!」
英雄に野暮な物言いをしたのはダクネスだ。
かなりの量が溜まった尿瓶をちゃぷちゃぷ揺らされたので、仕方なくそれを持って部屋から出ようとすると、めぐみんが恥じらいつつ。
「の、飲まないでくださいね」
その発言で一気に冷静さを取り戻した俺は真顔で頷き、真っ直ぐトイレに向かい尿を流した。
ちょろ……ちょろろろろろろろろろろろろんっ!
「フハッ!」
「きゃあっ!? ちょっと手にかかったぞ!?」
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
尿瓶に滴り落ちる、聖なる尿のせせらぎの音。
めぐみんの背後の窓からちらつく雪が見えた。
オフホワイトなメリークリスマスだと思った。
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
なんだろう、この感覚は。
今なら本当に魔王を倒せる気がする。
最弱職の俺が、ようやく真の力に目覚めた。
俺が、俺こそが、魔王だった。
駆け巡る全能感は愉悦となり、高らかに哄笑を響かせた俺はおもむろに立ち上がり宣言した。
「ふぅ……さぁーて、世界を救ってくるか!」
「その前にこの尿瓶の中身を捨ててこい!!」
英雄に野暮な物言いをしたのはダクネスだ。
かなりの量が溜まった尿瓶をちゃぷちゃぷ揺らされたので、仕方なくそれを持って部屋から出ようとすると、めぐみんが恥じらいつつ。
「の、飲まないでくださいね」
その発言で一気に冷静さを取り戻した俺は真顔で頷き、真っ直ぐトイレに向かい尿を流した。
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:26:05.29 ID:ez5T+FUIO
「まったく、誰が飲むかっての……ん?」
悪態を吐きつつ廊下を歩いていると、何やら。
「カズマしゃん……」
アクアの部屋から俺を呼ぶ声が聞こえたので、訝しみながら扉を開けると、寝相が悪い女神は布団をほとんどかけずに寝ていて震えていた。
「カズマしゃん……寒いよぅ」
「ちゃんと布団かけないからだろ」
嘆息しつつ布団をかけ直してやると、不意に。
「いつも、ありがとね」
「だから、やめろってば」
寝言だとはわかっていても調子が狂う。
事実、この女神には手を焼かされていた。
たまにはこうして感謝して然るべきだと思う。
けれど、本当にそれは一方的なものだろうか。
ベッドの傍らに椅子を引き寄せて腰を下ろす。
布団をかけ直すと、アクアは大人しくなった。
端正な顔立ちはまさしく女神に相応しい美貌であり、美しい青い髪に手を伸ばして、やめた。
ダクネスやめぐみんの頭を撫でるのと違う。
この女だけは、いや、この女神様だけは。
気安く触れることは憚られた。何故だろう。
いつもは盛大に頭をひっぱ叩いているのに。
「ん……カズマ」
首を傾げていると、逆に頭を撫でられた。
「カズマさんは……いい子ね」
振り払うつもりだった。
けれど、出来なかった。
何故か涙が溢れてきた。
「やめろよ……駄女神」
どうしてこんなにも嬉しいのだろうか。
悪態を吐きつつ廊下を歩いていると、何やら。
「カズマしゃん……」
アクアの部屋から俺を呼ぶ声が聞こえたので、訝しみながら扉を開けると、寝相が悪い女神は布団をほとんどかけずに寝ていて震えていた。
「カズマしゃん……寒いよぅ」
「ちゃんと布団かけないからだろ」
嘆息しつつ布団をかけ直してやると、不意に。
「いつも、ありがとね」
「だから、やめろってば」
寝言だとはわかっていても調子が狂う。
事実、この女神には手を焼かされていた。
たまにはこうして感謝して然るべきだと思う。
けれど、本当にそれは一方的なものだろうか。
ベッドの傍らに椅子を引き寄せて腰を下ろす。
布団をかけ直すと、アクアは大人しくなった。
端正な顔立ちはまさしく女神に相応しい美貌であり、美しい青い髪に手を伸ばして、やめた。
ダクネスやめぐみんの頭を撫でるのと違う。
この女だけは、いや、この女神様だけは。
気安く触れることは憚られた。何故だろう。
いつもは盛大に頭をひっぱ叩いているのに。
「ん……カズマ」
首を傾げていると、逆に頭を撫でられた。
「カズマさんは……いい子ね」
振り払うつもりだった。
けれど、出来なかった。
何故か涙が溢れてきた。
「やめろよ……駄女神」
どうしてこんなにも嬉しいのだろうか。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:29:18.39 ID:ez5T+FUIO
「なんだよ、お前ら。ニヤニヤして」
部屋に戻ると、めぐみんとダクネスは起きて待っていて、何やら揃ってにやけ面だった。
「カズマも可愛いところがあるんですね」
「不覚にもきゅんときたぞ」
どうやら先ほどのアクアとのやり取りを目撃されていたらしい。怒鳴ろうかと思ったけど、やめた。
「……あんなの、誰だって嬉しいだろ」
「ほほう? カズマは褒めて欲しいのですか?」
「ならば、私たちも目一杯褒めてやろうか?」
めぐみんやダクネスはわりと褒めてくれる。
ちょくちょく感謝が出来るタイプだった。
けれどあの困った女神はそういうタイプではなく、だからこそ今日のあの態度は反則だった。
「きっとアクアはああ見えて、私たち以上にカズマに感謝しているのだと思いますよ?」
「決して口には出さないだけでな」
そうなのだろうか。
もしそうだとしたら。
それは気持ちが悪かった。
「俺はあいつに感謝なんかされたくないよ」
「おやおや、何を格好つけてるのですか?」
「意地を張るのはやめて、素直になれカズマ」
「そんなんじゃねーよ」
揶揄ってくる2人にこれまで思っていても口に出すことがなかったある仮説を語って聞かせた。
部屋に戻ると、めぐみんとダクネスは起きて待っていて、何やら揃ってにやけ面だった。
「カズマも可愛いところがあるんですね」
「不覚にもきゅんときたぞ」
どうやら先ほどのアクアとのやり取りを目撃されていたらしい。怒鳴ろうかと思ったけど、やめた。
「……あんなの、誰だって嬉しいだろ」
「ほほう? カズマは褒めて欲しいのですか?」
「ならば、私たちも目一杯褒めてやろうか?」
めぐみんやダクネスはわりと褒めてくれる。
ちょくちょく感謝が出来るタイプだった。
けれどあの困った女神はそういうタイプではなく、だからこそ今日のあの態度は反則だった。
「きっとアクアはああ見えて、私たち以上にカズマに感謝しているのだと思いますよ?」
「決して口には出さないだけでな」
そうなのだろうか。
もしそうだとしたら。
それは気持ちが悪かった。
「俺はあいつに感謝なんかされたくないよ」
「おやおや、何を格好つけてるのですか?」
「意地を張るのはやめて、素直になれカズマ」
「そんなんじゃねーよ」
揶揄ってくる2人にこれまで思っていても口に出すことがなかったある仮説を語って聞かせた。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:31:09.00 ID:ez5T+FUIO
「もしもアクアが本気を出したらどうなる?」
そんなテーマを切り出すと、途端に2人は深刻そうな顔つきとなり、身震いして意見を述べた。
「恐ろしいことになるな」
「町が……いえ、国が滅びかねませんね」
まるで核弾頭のような認識だ。
とはいえ、それはあながち的外れではなく。
本来、アクアが持つ力とは下界に存在してはならないものであることは、明白である。
あんなんだから、ひとまずは無害であるが。
あんなんでも、神の一柱なのである。
しかも、司るのは水。極めて強大な力だった。
「前、アクセルの町を水没させたことがあっただろう? アクアは災害と同じなんだよ」
ちょっと本気を出せば町ひとつが沈む。
そのことを思い出した2人は青ざめた。
彼女達はアクアを神だと崇めていない。
無論、俺だって崇めちゃいないけれど。
それでもあいつは本物の神なのである。
「あいつはバカだから気づいていないだろうけど、水を操れるならほとんどの生物はあいつが触れただけで致命的だからな。何せ俺たち人間の身体の70パーセントは水なんだから」
もし仮に血を水に変えられたら。
ちょっと血流を弄るだけで死ぬ。
水風船のように、ぱちゅんと弾け飛ぶ。
「だから、本来ならあいつさえ居れば俺たちは必要ないんだよ。でも、あいつはバカだ」
アクアは知能が低い。
自らの権能を有効活用出来ないほど。
故に、俺や仲間たちの存在意義が生まれた。
「そんな奴に感謝されても複雑というか、お門違いというか、とにかく気持ち悪いんだよ」
俺が投げやりにそう結論付けると、ダクネスとめぐみんは反論することが出来ずに、黙りこくった。それぞれ思うところがあるのだろう。
そんなテーマを切り出すと、途端に2人は深刻そうな顔つきとなり、身震いして意見を述べた。
「恐ろしいことになるな」
「町が……いえ、国が滅びかねませんね」
まるで核弾頭のような認識だ。
とはいえ、それはあながち的外れではなく。
本来、アクアが持つ力とは下界に存在してはならないものであることは、明白である。
あんなんだから、ひとまずは無害であるが。
あんなんでも、神の一柱なのである。
しかも、司るのは水。極めて強大な力だった。
「前、アクセルの町を水没させたことがあっただろう? アクアは災害と同じなんだよ」
ちょっと本気を出せば町ひとつが沈む。
そのことを思い出した2人は青ざめた。
彼女達はアクアを神だと崇めていない。
無論、俺だって崇めちゃいないけれど。
それでもあいつは本物の神なのである。
「あいつはバカだから気づいていないだろうけど、水を操れるならほとんどの生物はあいつが触れただけで致命的だからな。何せ俺たち人間の身体の70パーセントは水なんだから」
もし仮に血を水に変えられたら。
ちょっと血流を弄るだけで死ぬ。
水風船のように、ぱちゅんと弾け飛ぶ。
「だから、本来ならあいつさえ居れば俺たちは必要ないんだよ。でも、あいつはバカだ」
アクアは知能が低い。
自らの権能を有効活用出来ないほど。
故に、俺や仲間たちの存在意義が生まれた。
「そんな奴に感謝されても複雑というか、お門違いというか、とにかく気持ち悪いんだよ」
俺が投げやりにそう結論付けると、ダクネスとめぐみんは反論することが出来ずに、黙りこくった。それぞれ思うところがあるのだろう。
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:33:19.94 ID:ez5T+FUIO
「カズマは色々と考えているのですね」
「能天気な自分達が恥ずかしくなるな」
最終的に感心されてしまったのでますます虫の居所が悪くなった俺はふて寝することにした。
「もう寝ようぜ。考えても始まらないだろ」
再び、3人で川の字になって横になる。
今度は3人共仰向けで、物思いに耽った。
考えても始まらないが人間は考える葦である。
死ぬまで、栓なきことを考え続けるのだろう。
「カズマカズマ」
「なんだ?」
「何故アクアはベッドに呼ばないのですか?」
その理由は簡単であり明白だ。
口に出すことすら、憚られる。
だから俺は何も言わなかった。
めぐみんはそれで察したらしい。
「敵いませんね、アクアには」
「ああ、まったくだ」
両隣で苦笑し合うめぐみんとダクネス。
とはいえ、気を落とされても困る。
仮にこの2人まで神となれば俺はどうなる。
3人の女神にヒキニートが1匹なんて笑えない。
「能天気な自分達が恥ずかしくなるな」
最終的に感心されてしまったのでますます虫の居所が悪くなった俺はふて寝することにした。
「もう寝ようぜ。考えても始まらないだろ」
再び、3人で川の字になって横になる。
今度は3人共仰向けで、物思いに耽った。
考えても始まらないが人間は考える葦である。
死ぬまで、栓なきことを考え続けるのだろう。
「カズマカズマ」
「なんだ?」
「何故アクアはベッドに呼ばないのですか?」
その理由は簡単であり明白だ。
口に出すことすら、憚られる。
だから俺は何も言わなかった。
めぐみんはそれで察したらしい。
「敵いませんね、アクアには」
「ああ、まったくだ」
両隣で苦笑し合うめぐみんとダクネス。
とはいえ、気を落とされても困る。
仮にこの2人まで神となれば俺はどうなる。
3人の女神にヒキニートが1匹なんて笑えない。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:35:58.63 ID:ez5T+FUIO
「あいつはドジだけど、器用なとこもある」
ぼんやり独り言を口にすると両隣が頷いた。
「たしかに、アクアはいつもやらかしていますが、どうでも良いところで超人的ですよね」
「ああ、宴会芸やら芸術方面やらでは人外だ」
うとうとしながら、思い出に浸る。
初めてアクセルの町にやってきて。
右も左もわからず、女神は頼りにならず。
日銭を稼いで、その日暮らしの毎日。
もともとヒキニートの俺には生活力などなく。
力仕事をすれば、すぐに身体が悲鳴をあげた。
重たい石やら木材を何度も落として叱られた。
アクアは壁にセメントを塗るのが得意だった。
けれどあいつに比べられることはなかった。
それぞれの役割で立ち回り、衝突はなかった。
今から思えばあれはあいつなりの配慮だったのかも知れないと思ったが、流石に考えすぎか。
栓なきことだ。考えても始まらない。けれど。
「ひとつだけ言えることは」
両隣がこちらを向いた。照れつつも、続けた。
「感謝してんのは、こっちの方だってことだ」
あいつのおかげで今、俺はこの世界に居る。
散々世話を焼かされたが、おかげで自立した。
もし仮にあいつが本当に有能な女神であれば、俺はずっとダメな人間のままだっただろう。
「アクアに感謝しないといけませんね」
「そうだな」
なんのことかと首を傾げると、両隣から。
「カズマを立派に育ててくれたことをですよ」
「そうだな。ま、まあ……私としては駄目人間でも全然構わないというか、むしろその方が……」
「台無しですよ、ダクネス」
本当に駄目人間をやめられて良かったと思いつつ、今度こそ朝までぐっすりと俺たちは眠り。
「カ、カズマ! 見て! 今朝起きたら枕元にこれがあったの! 私ってば日頃な行いが良いからきっと地球からサンタさんが来てくれたのよ!」
翌朝。
何やら興奮状態のアクアに起こされて。
昨夜枕元に置いといた、とっておきの高級しゅわしゅわを抱きしめて喜ぶアクアに念を押す。
「良かったな。ちゃんと良い子にするんだぞ」
「うん! わかったわ!」
ちなみにめぐみんの枕元には尿瓶を置いといた。
【この素晴らしい聖なる夜に祝福を!】
FIN
ぼんやり独り言を口にすると両隣が頷いた。
「たしかに、アクアはいつもやらかしていますが、どうでも良いところで超人的ですよね」
「ああ、宴会芸やら芸術方面やらでは人外だ」
うとうとしながら、思い出に浸る。
初めてアクセルの町にやってきて。
右も左もわからず、女神は頼りにならず。
日銭を稼いで、その日暮らしの毎日。
もともとヒキニートの俺には生活力などなく。
力仕事をすれば、すぐに身体が悲鳴をあげた。
重たい石やら木材を何度も落として叱られた。
アクアは壁にセメントを塗るのが得意だった。
けれどあいつに比べられることはなかった。
それぞれの役割で立ち回り、衝突はなかった。
今から思えばあれはあいつなりの配慮だったのかも知れないと思ったが、流石に考えすぎか。
栓なきことだ。考えても始まらない。けれど。
「ひとつだけ言えることは」
両隣がこちらを向いた。照れつつも、続けた。
「感謝してんのは、こっちの方だってことだ」
あいつのおかげで今、俺はこの世界に居る。
散々世話を焼かされたが、おかげで自立した。
もし仮にあいつが本当に有能な女神であれば、俺はずっとダメな人間のままだっただろう。
「アクアに感謝しないといけませんね」
「そうだな」
なんのことかと首を傾げると、両隣から。
「カズマを立派に育ててくれたことをですよ」
「そうだな。ま、まあ……私としては駄目人間でも全然構わないというか、むしろその方が……」
「台無しですよ、ダクネス」
本当に駄目人間をやめられて良かったと思いつつ、今度こそ朝までぐっすりと俺たちは眠り。
「カ、カズマ! 見て! 今朝起きたら枕元にこれがあったの! 私ってば日頃な行いが良いからきっと地球からサンタさんが来てくれたのよ!」
翌朝。
何やら興奮状態のアクアに起こされて。
昨夜枕元に置いといた、とっておきの高級しゅわしゅわを抱きしめて喜ぶアクアに念を押す。
「良かったな。ちゃんと良い子にするんだぞ」
「うん! わかったわ!」
ちなみにめぐみんの枕元には尿瓶を置いといた。
【この素晴らしい聖なる夜に祝福を!】
FIN
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 01:58:57.11 ID:pQzohlj7O
イイハナシカナー?
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/12/25(水) 14:38:01.86 ID:YzMALC7co
乙です
とても健全でいい話だった
とても健全でいい話だった
引用元: めぐみん「敵いませんね、アクアには」ダクネス「ああ、まったくだ」
カズマ「悪魔の実? 覇気?」
2019-12-23
1: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)00:25:38 ID:Dn5
※「このすば」の世界に、ワンピースに出てくる悪魔の実と覇気を取り入れた場合のSSになります。
※代わりにスキルと職業が無くなりますが、ギルドやモンスター等は普通に登場します。
また、ストーリーも大まかとなり、キャラ口調や元の設定と違う所があります。
カズマ「そうか。俺は死んだんだな」
アクア「トラクターに轢かれた事による勘違いでねぇ~、無様ねww」プークスクス
カズマ「うっせえ!それより俺はこれからどうなるんだよ?」
アクア「天国か、もしくは生まれ変わりだけど、一番のおススメは記憶と肉体を引き継いだまま異世界に行く事ね」
カズマ「俺が好きなRPGの世界にか?」
アクア「そうよ。どうする?」
カズマ「行くよ。」
アクア「決定ね。じゃあ、一つ能力を授けようかしらね」
カズマ「能力?」
アクア「異世界に行く為にせっかく生き返ったのに、そこでまた死んだら大変でしょ? だからこそ、異世界に行く者には特典として生き延びれる為の能力を一つ授ける事になっているのよ」
カズマ「ほぉー、能力ねぇ…。(異世界行きを勧めた癖して、今度はそっちの世界で死ぬ事を前提かよ!?)」
※代わりにスキルと職業が無くなりますが、ギルドやモンスター等は普通に登場します。
また、ストーリーも大まかとなり、キャラ口調や元の設定と違う所があります。
カズマ「そうか。俺は死んだんだな」
アクア「トラクターに轢かれた事による勘違いでねぇ~、無様ねww」プークスクス
カズマ「うっせえ!それより俺はこれからどうなるんだよ?」
アクア「天国か、もしくは生まれ変わりだけど、一番のおススメは記憶と肉体を引き継いだまま異世界に行く事ね」
カズマ「俺が好きなRPGの世界にか?」
アクア「そうよ。どうする?」
カズマ「行くよ。」
アクア「決定ね。じゃあ、一つ能力を授けようかしらね」
カズマ「能力?」
アクア「異世界に行く為にせっかく生き返ったのに、そこでまた死んだら大変でしょ? だからこそ、異世界に行く者には特典として生き延びれる為の能力を一つ授ける事になっているのよ」
カズマ「ほぉー、能力ねぇ…。(異世界行きを勧めた癖して、今度はそっちの世界で死ぬ事を前提かよ!?)」
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2: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)00:36:35 ID:Dn5
アクア「はい。これを食べてみてよ?」スッ
『怪しい果実』
カズマ「なんだこれ?」
アクア「悪魔の実と呼ばれる果実よ。これを食べれば、貴方には食べた実の種類に応じて特殊能力を得ることが出来るのよ」
カズマ「なんだろう? どこで聞いたこと、見たことがあるような設定だな」
アクア「いいから食べて見なさいって!!じゃないと話が先に進まないじゃないの!」グイッ
カズマ「わ、分かったよ!」
ガブリ、モグモグ
カズマ「うえええぇぇぇーーーーーっ、マズッ!!?」ウプッ
アクア「味はマズイけど、これで貴方には何かしらの能力が使えるようになったわ」
『怪しい果実』
カズマ「なんだこれ?」
アクア「悪魔の実と呼ばれる果実よ。これを食べれば、貴方には食べた実の種類に応じて特殊能力を得ることが出来るのよ」
カズマ「なんだろう? どこで聞いたこと、見たことがあるような設定だな」
アクア「いいから食べて見なさいって!!じゃないと話が先に進まないじゃないの!」グイッ
カズマ「わ、分かったよ!」
ガブリ、モグモグ
カズマ「うえええぇぇぇーーーーーっ、マズッ!!?」ウプッ
アクア「味はマズイけど、これで貴方には何かしらの能力が使えるようになったわ」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)00:46:35 ID:Dn5
カズマ「して、何の能力だよ?」
アクア「さあ?」
カズマ「なんだよ、なんで知らねえんだよ!?」
アクア「悪魔の実は多くの種類が存在しているのよ。だから、何の能力までは実際に使ってみるまで分からない訳よ」
カズマ「じゃあ、ここで何かしら試してみるか…」
アクア「ちょっと、止めてよ!?神聖な場所で能力を使う事は天界の法律に触れるし、死人でも容赦無く罰せられるのよ!!やるなら異世界に行ってからにしなさい!」
カズマ「天界なのに、容赦無さすぎだろ!」
アクア「じゃあ、能力を授けた所で終わり。後は異世界に行くだけよ」
カズマ「なぁ、最後に聞くけど、能力は本当に使えるようになってんのか?」
アクア「しつこいわね!?ちゃんと使えるようになってるわよ!この私を、女神を信じなさい!」
カズマ(なんだか女神らしくないから信じられずに聞いてんだよ…)
アクア「さあ?」
カズマ「なんだよ、なんで知らねえんだよ!?」
アクア「悪魔の実は多くの種類が存在しているのよ。だから、何の能力までは実際に使ってみるまで分からない訳よ」
カズマ「じゃあ、ここで何かしら試してみるか…」
アクア「ちょっと、止めてよ!?神聖な場所で能力を使う事は天界の法律に触れるし、死人でも容赦無く罰せられるのよ!!やるなら異世界に行ってからにしなさい!」
カズマ「天界なのに、容赦無さすぎだろ!」
アクア「じゃあ、能力を授けた所で終わり。後は異世界に行くだけよ」
カズマ「なぁ、最後に聞くけど、能力は本当に使えるようになってんのか?」
アクア「しつこいわね!?ちゃんと使えるようになってるわよ!この私を、女神を信じなさい!」
カズマ(なんだか女神らしくないから信じられずに聞いてんだよ…)
4: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)01:00:20 ID:Dn5
カズマ「まぁ、悪魔の実に関してはひとまずおいといて。お前さぁ?」
アクア「なによ?」
カズマ「異世界の案内人として、俺について来てくれねえか?」
アクア「へっ?」
カズマ「だから、俺が異世界に行っても迷うと思うし、大変そうだから案内が出来て、尚且つ一人という不安を無くす為について来てほしいって言ってんの?分かったか?」
アクア「はあああぁぁーーーー、冗談じゃないわよ!? 第一、女神を連れていくなんて天界の規定に反すr」
天使「では、アクア様は佐藤和真さんのお仲間として共に異世界に行く、というのはどうでしょう?」パアアァァーー
アクア「なによ?」
カズマ「異世界の案内人として、俺について来てくれねえか?」
アクア「へっ?」
カズマ「だから、俺が異世界に行っても迷うと思うし、大変そうだから案内が出来て、尚且つ一人という不安を無くす為について来てほしいって言ってんの?分かったか?」
アクア「はあああぁぁーーーー、冗談じゃないわよ!? 第一、女神を連れていくなんて天界の規定に反すr」
天使「では、アクア様は佐藤和真さんのお仲間として共に異世界に行く、というのはどうでしょう?」パアアァァーー
5: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)01:14:18 ID:Dn5
カズマ「なんだ?!」
アクア「あんた、急に現れて何トンデモ発言してるの!?」
天使「トンデモ発言ではありません。佐藤和真さんのお話を聞いて、死者の不安を解消するのもまた天使や神々の仕事ではないかと受け取っただけです」
アクア「だからと言って、こんな男の案内役且つ仲間として異世界に連れて行かれるのだけは嫌よ!?」
カズマ「こんな男って、女神ならもう少し言葉遣いを丁寧にしたらどうだ?」
アクア「アンタには言ってないし、聞いてないわよ!?」
天使「そうは申されましても、もう既に上からの了承は得ていますし…」
アクア「ちょっとぉ、このアクア様を異世界に放り出す、なんてどういうつもりよ、上は!?」
天使「では、アクア様、佐藤和真さんをよろしくお願いします。」
アクア「私の話を聞きなさいよぉ~!?」
天使「佐藤和真さんもアクア様と一緒に頑張って下さい」
カズマ「おぉ。ありがとな、天使さん」
天使「それとアクア様、異世界に行く前には規定として女神の力を没収致しますので、異世界で悪魔の実を見つけて能力を身に付けて来て下さいね」
アクア「はぁっ!?ちょっと待ちなさい、どうして女神の力までm!!?」
天使「では、行ってらっしゃいませ!」ニコリ
カズマ「うおおおぉぉぉーーーーーー!!!」
アクア「いやあああぁぁーーーーーーー!!!」
アクア「あんた、急に現れて何トンデモ発言してるの!?」
天使「トンデモ発言ではありません。佐藤和真さんのお話を聞いて、死者の不安を解消するのもまた天使や神々の仕事ではないかと受け取っただけです」
アクア「だからと言って、こんな男の案内役且つ仲間として異世界に連れて行かれるのだけは嫌よ!?」
カズマ「こんな男って、女神ならもう少し言葉遣いを丁寧にしたらどうだ?」
アクア「アンタには言ってないし、聞いてないわよ!?」
天使「そうは申されましても、もう既に上からの了承は得ていますし…」
アクア「ちょっとぉ、このアクア様を異世界に放り出す、なんてどういうつもりよ、上は!?」
天使「では、アクア様、佐藤和真さんをよろしくお願いします。」
アクア「私の話を聞きなさいよぉ~!?」
天使「佐藤和真さんもアクア様と一緒に頑張って下さい」
カズマ「おぉ。ありがとな、天使さん」
天使「それとアクア様、異世界に行く前には規定として女神の力を没収致しますので、異世界で悪魔の実を見つけて能力を身に付けて来て下さいね」
アクア「はぁっ!?ちょっと待ちなさい、どうして女神の力までm!!?」
天使「では、行ってらっしゃいませ!」ニコリ
カズマ「うおおおぉぉぉーーーーーー!!!」
アクア「いやあああぁぁーーーーーーー!!!」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)12:16:42 ID:Dn5
~異世界 アクセルの街~
カズマ「おっ、ここが異世界か」
アクア「ああああぁぁーーーもぅ、女神としての使命全うしただけなのに、なんであんたと一緒に異世界に来なくちゃならないのよ!?」
カズマ「あー、分かったよ。じゃあ、お前もう帰っていいぞ?」
アクア「女神の力を没収された上、アンタの仲間且つ案内役として送られたんだから、無理に決まってるでしょ!!」
カズマ「んじゃあ、帰れないって訳だな。で、俺はなにをすればいいんだ、異世界で?」
アクア「魔王を倒す事よ。この世界では魔王率いる魔王軍が支配と略奪を繰り返していて困ってるのよ、だからここに来た者や異世界に住んでる戦士は魔王軍に戦いを挑んでるのよ」
アクア「そして、私が天界に帰れる方法も魔王を倒す目的を果たす事。つまりは、カズマ……アンタと共に魔王を倒さなければならないの」
カズマ「おうおう、RPGの定番じゃねえか!」
カズマ「目的が分かったら、さっさと魔王討伐に行くぞ」
アクア「ちょっと待って!まだ私、能力を身に付けてないんですけど!?」
カズマ「能力?もしや、俺が食べた悪魔の実ってヤツで授かるアレか?」
アクア「そうよ!! 女神の力が使えない以上、私がこの世界で生き延びる為の術はここに存在する悪魔の実を食べて能力を授かるしかないの!!」
カズマ「おっ、ここが異世界か」
アクア「ああああぁぁーーーもぅ、女神としての使命全うしただけなのに、なんであんたと一緒に異世界に来なくちゃならないのよ!?」
カズマ「あー、分かったよ。じゃあ、お前もう帰っていいぞ?」
アクア「女神の力を没収された上、アンタの仲間且つ案内役として送られたんだから、無理に決まってるでしょ!!」
カズマ「んじゃあ、帰れないって訳だな。で、俺はなにをすればいいんだ、異世界で?」
アクア「魔王を倒す事よ。この世界では魔王率いる魔王軍が支配と略奪を繰り返していて困ってるのよ、だからここに来た者や異世界に住んでる戦士は魔王軍に戦いを挑んでるのよ」
アクア「そして、私が天界に帰れる方法も魔王を倒す目的を果たす事。つまりは、カズマ……アンタと共に魔王を倒さなければならないの」
カズマ「おうおう、RPGの定番じゃねえか!」
カズマ「目的が分かったら、さっさと魔王討伐に行くぞ」
アクア「ちょっと待って!まだ私、能力を身に付けてないんですけど!?」
カズマ「能力?もしや、俺が食べた悪魔の実ってヤツで授かるアレか?」
アクア「そうよ!! 女神の力が使えない以上、私がこの世界で生き延びる為の術はここに存在する悪魔の実を食べて能力を授かるしかないの!!」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)12:27:29 ID:Dn5
カズマ「悪魔の実って、この世界にも存在するのか? てっきり俺は天界だけかと?」
アクア「いやいや天界には存在してないわよ!! 悪魔の実は元々異世界にだけ存在する果実で、それを私は転生者用として用意する為に女神の力で適当に取り寄せたから、私の手にあった訳よ」
カズマ「あぁ、そういう事か。」
アクア「ちなみに悪魔の実は中々見つけるのが難しいけれど、私は一つだけ心当たりがあるの」
カズマ「どこだ? 実って事はどこかの森とかに生えてるのか?」
アクア「森じゃなくても普通に売られてる場合もあるのよ。ただし、かなり高価で、総額一億エリスだったかしら?」
カズマ「い、いちおくううぅぅーーーっ!!!?」
アクア「それだけ希少って事。さぁ、わたし用の悪魔の実を手に入れるわよ」
カズマ(おいおい、悪魔の実が一億なら一気に金持ちじゃねぇか! そうだ、悪魔の実を売って楽するのもありだな……へっへっへ)ニヤニヤ
アクア「いやいや天界には存在してないわよ!! 悪魔の実は元々異世界にだけ存在する果実で、それを私は転生者用として用意する為に女神の力で適当に取り寄せたから、私の手にあった訳よ」
カズマ「あぁ、そういう事か。」
アクア「ちなみに悪魔の実は中々見つけるのが難しいけれど、私は一つだけ心当たりがあるの」
カズマ「どこだ? 実って事はどこかの森とかに生えてるのか?」
アクア「森じゃなくても普通に売られてる場合もあるのよ。ただし、かなり高価で、総額一億エリスだったかしら?」
カズマ「い、いちおくううぅぅーーーっ!!!?」
アクア「それだけ希少って事。さぁ、わたし用の悪魔の実を手に入れるわよ」
カズマ(おいおい、悪魔の実が一億なら一気に金持ちじゃねぇか! そうだ、悪魔の実を売って楽するのもありだな……へっへっへ)ニヤニヤ
8: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)12:37:37 ID:Dn5
~適当な露天~
アクア「悪魔の実、この私に献上しなさい!!」
店主A「ふざけんな!!神様にでもなったつもりか、てめぇは!!」
アクア「これそこの店主、この悪魔の実私が貰ってあげてもいいわよ~?」
店主B「冷やかしなら帰ってくれ」
アクア「悪魔の実……タダで貰えないわよね?」
店主C「そんな事出来るかぁ!?欲しかったら金を払いな」
アクア「うぅ………悪魔の実を、恵んで……」ウルウル
店主D「泣かれても困るし、ましてや恵む物じゃないしね。ほら、用が済んだら帰って下さいね」
アクア「ふええぇーーーん、カズマァ~。誰も悪魔の実、くれない……」ポロポロ
カズマ(何考えてんだ、この駄女神…。自分が元女神だからってタダで貰おうとするのは、虫が良すぎるだろ!)
アクア「悪魔の実、この私に献上しなさい!!」
店主A「ふざけんな!!神様にでもなったつもりか、てめぇは!!」
アクア「これそこの店主、この悪魔の実私が貰ってあげてもいいわよ~?」
店主B「冷やかしなら帰ってくれ」
アクア「悪魔の実……タダで貰えないわよね?」
店主C「そんな事出来るかぁ!?欲しかったら金を払いな」
アクア「うぅ………悪魔の実を、恵んで……」ウルウル
店主D「泣かれても困るし、ましてや恵む物じゃないしね。ほら、用が済んだら帰って下さいね」
アクア「ふええぇーーーん、カズマァ~。誰も悪魔の実、くれない……」ポロポロ
カズマ(何考えてんだ、この駄女神…。自分が元女神だからってタダで貰おうとするのは、虫が良すぎるだろ!)
9: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)12:59:40 ID:Dn5
老店主「これこれ、そこのお嬢さん?」
カズマ「ん?」
アクア「えっ、私?」
老店主「先ほどから拝見しておりましたが、悪魔の実を欲しているそうですね」
アクア「そ、そうよ。なに、献上してくれるの?」
老店主「献上ではありませんが、売れ残りが一つございまして。宜しければ、何かのご縁です、貰って下さい」
カズマ「マジかよ!? タダでくれるって人が居るのは驚きだ!!」
アクア「ふふーん、見てたかしら、カズマ~?」ニヤニヤ
アクア「これがアクシズ教の麗しき女神、アクア様の実力よ」ドヤッ
カズマ(ムカつく。たまたまってだけでドヤ顔すんな!!)
老店主「これもまたエリス様のご加護あっての事ですじゃ」
アクア「っ!!?」
カズマ(エリス様? それに今、アクアの顔が??)
カズマ「ん?」
アクア「えっ、私?」
老店主「先ほどから拝見しておりましたが、悪魔の実を欲しているそうですね」
アクア「そ、そうよ。なに、献上してくれるの?」
老店主「献上ではありませんが、売れ残りが一つございまして。宜しければ、何かのご縁です、貰って下さい」
カズマ「マジかよ!? タダでくれるって人が居るのは驚きだ!!」
アクア「ふふーん、見てたかしら、カズマ~?」ニヤニヤ
アクア「これがアクシズ教の麗しき女神、アクア様の実力よ」ドヤッ
カズマ(ムカつく。たまたまってだけでドヤ顔すんな!!)
老店主「これもまたエリス様のご加護あっての事ですじゃ」
アクア「っ!!?」
カズマ(エリス様? それに今、アクアの顔が??)
10: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)13:18:26 ID:Dn5
…………………………………………
アクア「うぅ~、エリスはエリス教のご神体で、私の後輩よ」ポロポロ
カズマ「成る程。お前は後輩の信者から悪魔の実を恵んでもらった訳か」
カズマ「そりゃあ、自分のプライドを傷付くわな」
アクア「もうこうなったら自棄よ!!!」ガブ、モグモグ
カズマ「悲しいねぇ~。自分よりも後輩が上である事を突き付けられたからって、実でやけ食いするとは」
アクア「うるs……うええええぇぇーーーーー、マズイィィィィーーーッ!!!!!???」ゲロゲロ
カズマ(直に見た俺が言うのもアレだが、本当に女神なのか、こいつ?)
アクア「うぅ~、エリスはエリス教のご神体で、私の後輩よ」ポロポロ
カズマ「成る程。お前は後輩の信者から悪魔の実を恵んでもらった訳か」
カズマ「そりゃあ、自分のプライドを傷付くわな」
アクア「もうこうなったら自棄よ!!!」ガブ、モグモグ
カズマ「悲しいねぇ~。自分よりも後輩が上である事を突き付けられたからって、実でやけ食いするとは」
アクア「うるs……うええええぇぇーーーーー、マズイィィィィーーーッ!!!!!???」ゲロゲロ
カズマ(直に見た俺が言うのもアレだが、本当に女神なのか、こいつ?)
11: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)13:18:59 ID:Dn5
アクア「さてと、仕切り直しといきましょうか」
カズマ「で、お前が授かった能力ってなんだよ?」
アクア「ふふん。私の能力、とくと御覧なさい。」
アクア「はぁーーー!!!」
チョロチョロチョロ
カズマ「………………………」
アクア「カズマ? 何ボォーっと見てるのよ? ほら、女神に対する能力の感想は、凄いって賞賛はないのかしら~?」チョロチョロ
カズマ「この手から出てるのは、おしっこか? チョロチョロ音ばっかしてっけど??」
アクア「なっ!?///// 何考えてんのよ、アンタ!!?」
アクア「そんな訳ないでしょ、これは水よ!!!」チョロチョロ
カズマ「水?」
アクア「そう。これはお水、私からしてみれば聖水よ」チョロチョロ
カズマ「水ねぇ……。まっ、上手く行使すれば洪水でも起こせそうだな…」
アクア「そうねぇ、洪水だけじゃなくて鉄砲水や激流などの大水だって使えるわよ」
カズマ「へぇ~、それはそれは凄いですねぇ~(棒)」
アクア「ちょっとは関心持ちなさいよ!?」
カズマ「で、お前が授かった能力ってなんだよ?」
アクア「ふふん。私の能力、とくと御覧なさい。」
アクア「はぁーーー!!!」
チョロチョロチョロ
カズマ「………………………」
アクア「カズマ? 何ボォーっと見てるのよ? ほら、女神に対する能力の感想は、凄いって賞賛はないのかしら~?」チョロチョロ
カズマ「この手から出てるのは、おしっこか? チョロチョロ音ばっかしてっけど??」
アクア「なっ!?///// 何考えてんのよ、アンタ!!?」
アクア「そんな訳ないでしょ、これは水よ!!!」チョロチョロ
カズマ「水?」
アクア「そう。これはお水、私からしてみれば聖水よ」チョロチョロ
カズマ「水ねぇ……。まっ、上手く行使すれば洪水でも起こせそうだな…」
アクア「そうねぇ、洪水だけじゃなくて鉄砲水や激流などの大水だって使えるわよ」
カズマ「へぇ~、それはそれは凄いですねぇ~(棒)」
アクア「ちょっとは関心持ちなさいよ!?」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)13:52:06 ID:Dn5
アクア「という事で今日から私は「ミズミズの実の能力者」で、「水人間」よ!」
アクア「水を自在に生み出したり、操る事が出来るって訳。他にも街中の水を集めて威力をあげる事だって可能よ」
カズマ「ミズミズとか、水人間ってなんだよ?」
アクア「悪魔の実は、個々が使える能力名の上から二文字を取った上で二つに重ねて命名するのよ。それこそ、私がさっき水からミズを取って「ミズミズ」と重ねたみたいね」
アクア「で、その能力が使える場合は、○○人間と命名もするの。私は水を使えるから、そのまま水人間って命名した訳。分かった?」
カズマ「あ、あぁ、なんとなくな」
アクア「そういえば、気になったけど、アンタの能力って一体なによ?」
カズマ「俺か? そういやぁ、俺はなんだったかな??」
アクア「何も発動しないのなら、さしずめ「ヒキヒキ」とか「ニトニト」とかじゃないの?www」
カズマ「能力じゃねえだろ、それ!? ただの悪口にしか聞こえねえよ!!!」
アクア「水を自在に生み出したり、操る事が出来るって訳。他にも街中の水を集めて威力をあげる事だって可能よ」
カズマ「ミズミズとか、水人間ってなんだよ?」
アクア「悪魔の実は、個々が使える能力名の上から二文字を取った上で二つに重ねて命名するのよ。それこそ、私がさっき水からミズを取って「ミズミズ」と重ねたみたいね」
アクア「で、その能力が使える場合は、○○人間と命名もするの。私は水を使えるから、そのまま水人間って命名した訳。分かった?」
カズマ「あ、あぁ、なんとなくな」
アクア「そういえば、気になったけど、アンタの能力って一体なによ?」
カズマ「俺か? そういやぁ、俺はなんだったかな??」
アクア「何も発動しないのなら、さしずめ「ヒキヒキ」とか「ニトニト」とかじゃないの?www」
カズマ「能力じゃねえだろ、それ!? ただの悪口にしか聞こえねえよ!!!」
13: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)15:04:43 ID:Dn5
ビューーーーー
カズマ「うおっ!?」
アクア「強い風ね!?」
バサッ
女性「あぁー、洗濯物がっ!?」
アクア「あらあら、洗濯物が飛ばされてるわね」
カズマ「ジャンプしても届かないぞ…………」ピョン
カズマ「って、あれ?」フワフワ
女性「えっ?」
アクア「えええぇぇーーーっ!?」
カズマ「うおっ!?」
アクア「強い風ね!?」
バサッ
女性「あぁー、洗濯物がっ!?」
アクア「あらあら、洗濯物が飛ばされてるわね」
カズマ「ジャンプしても届かないぞ…………」ピョン
カズマ「って、あれ?」フワフワ
女性「えっ?」
アクア「えええぇぇーーーっ!?」
14: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)15:17:08 ID:Dn5
カズマ「よっと」パシッ
ストン
カズマ「はい。これですか?」スッ
女性「あ、ありがとうございます…。」
アクア「ねぇ、カズマぁー、アンタ今、高く飛んでなかった?!」
カズマ「あ、あぁ…。俺も良く分かんねえけど、ふざけてジャンプしたらなぜだか飛べるような感覚があってな?」
アクア「もしかして、悪魔の実の能力が発動したんじゃないの?」
カズマ「つーことはアレか? 俺は空を飛べる系の能力者って事か?」
アクア「そうかもしれないわね」
男性「わああぁぁーー、誰か助けてくれぇーー!!!」
カズマ「なんだ?!
アクア「あ、あそこ!!」スッ
ストン
カズマ「はい。これですか?」スッ
女性「あ、ありがとうございます…。」
アクア「ねぇ、カズマぁー、アンタ今、高く飛んでなかった?!」
カズマ「あ、あぁ…。俺も良く分かんねえけど、ふざけてジャンプしたらなぜだか飛べるような感覚があってな?」
アクア「もしかして、悪魔の実の能力が発動したんじゃないの?」
カズマ「つーことはアレか? 俺は空を飛べる系の能力者って事か?」
アクア「そうかもしれないわね」
男性「わああぁぁーー、誰か助けてくれぇーー!!!」
カズマ「なんだ?!
アクア「あ、あそこ!!」スッ
15: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)15:21:29 ID:Dn5
カズマ「どうしたましたかぁ~?」
男性「外壁の修理をしてたらハシゴが落ちて、そのまま動けなくなったんだ!?」
アクア「あ~ぁ、見事に壁に張り付いてるわね」
カズマ「う~ん、下に柔らかいクッションでも敷くか、もしくは壁を走って…………あれ?」ダッ
アクア「ちょっとカズマ、いきなり走り出してどうしたのよ!?」
カズマ「うおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」ダッダッダッダッダ
男性「!」
アクア「ええええええぇぇーーーーーーーーっ!!?」
男性「外壁の修理をしてたらハシゴが落ちて、そのまま動けなくなったんだ!?」
アクア「あ~ぁ、見事に壁に張り付いてるわね」
カズマ「う~ん、下に柔らかいクッションでも敷くか、もしくは壁を走って…………あれ?」ダッ
アクア「ちょっとカズマ、いきなり走り出してどうしたのよ!?」
カズマ「うおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」ダッダッダッダッダ
男性「!」
アクア「ええええええぇぇーーーーーーーーっ!!?」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)15:29:57 ID:Dn5
ガシッ
男性「おわぁ!?」
カズマ「おおおぉぉーーーー!!」ダッダッダ
ストン
カズマ「大丈夫ですか?」
男性「あ、あぁ。助けてくれてありがとう…」
アクア「ねぇ、今度は壁を走って駆け上がらなかった!!?」
カズマ「あ、あぁ。壁を走ったらって考えたら、今度は壁を走れそうな感覚になってさ……」
アクア「い、一体どういう事!? 空を飛べたり、壁を走れたりするなんて、一体どういう能力なのよ、それぇ!!?」
カズマ「いや、俺にも分からん」
男性「おわぁ!?」
カズマ「おおおぉぉーーーー!!」ダッダッダ
ストン
カズマ「大丈夫ですか?」
男性「あ、あぁ。助けてくれてありがとう…」
アクア「ねぇ、今度は壁を走って駆け上がらなかった!!?」
カズマ「あ、あぁ。壁を走ったらって考えたら、今度は壁を走れそうな感覚になってさ……」
アクア「い、一体どういう事!? 空を飛べたり、壁を走れたりするなんて、一体どういう能力なのよ、それぇ!!?」
カズマ「いや、俺にも分からん」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)15:46:27 ID:Dn5
アクア「はぁ~、ひとまずカズマの能力については置いときましょう。で、カズマ、ひとまずギルドに行きましょ」
カズマ「ギルド?」
アクア「休憩所のようなものよ。そこでは異世界に住む者の腕をあげる為にクエストが用意されたり、食事をすることが出来るのよ。」
カズマ「いよいよ、RPGっぽくなってきたな」
~ギルド~
ワイワイガヤガヤ
カズマ「流石は異世界だな。それなりに身なりが戦士っぽい人ばかりだ」
アクア「ちなみにあそこの掲示板に張り出されてる紙はクエストが記された貼り紙で、あれを見て自分に合うとか、挑戦したいと思ったら受ける事が出来るの」
アクア「クエストを受けたい時はそこの受付に言えばいいのよ。」
カズマ「クエストって良く報酬とかあるって言うけど、こういう場合でも報酬は出るのか?」
アクア「もちろん、出るわよ。難易度によるけど、難しければ難しい程高額な報酬は約束されるって訳」
アクア「ただし、クエストを受けるにもたまに条件があるから注意は必要ね」
カズマ「例えば?」
アクア「モンスターの討伐でも能力が効かないモンスターが居て、この能力を持つ人が適任とあれば、指定された能力を持つその人しか行けないとかよ」
カズマ「へぇ~、色々あるんだな…」
カズマ「ギルド?」
アクア「休憩所のようなものよ。そこでは異世界に住む者の腕をあげる為にクエストが用意されたり、食事をすることが出来るのよ。」
カズマ「いよいよ、RPGっぽくなってきたな」
~ギルド~
ワイワイガヤガヤ
カズマ「流石は異世界だな。それなりに身なりが戦士っぽい人ばかりだ」
アクア「ちなみにあそこの掲示板に張り出されてる紙はクエストが記された貼り紙で、あれを見て自分に合うとか、挑戦したいと思ったら受ける事が出来るの」
アクア「クエストを受けたい時はそこの受付に言えばいいのよ。」
カズマ「クエストって良く報酬とかあるって言うけど、こういう場合でも報酬は出るのか?」
アクア「もちろん、出るわよ。難易度によるけど、難しければ難しい程高額な報酬は約束されるって訳」
アクア「ただし、クエストを受けるにもたまに条件があるから注意は必要ね」
カズマ「例えば?」
アクア「モンスターの討伐でも能力が効かないモンスターが居て、この能力を持つ人が適任とあれば、指定された能力を持つその人しか行けないとかよ」
カズマ「へぇ~、色々あるんだな…」
18: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)16:04:29 ID:Dn5
アクア「他にも仲間を作る為のメンバー募集や討伐以外での仕事(主に土木や内職など)の張り紙もあるから、無理にモンスターと戦わなくてもいいという場合もあるわね」
カズマ「労働の仕事を張り出してる時点でハロー〇ークみてぇだな…」
アクア「で、食事をする所もあるけど、ギルドで出される料理は結構美味しいって話なのよ!」
カズマ「天界に居たはずの女神が良く知ってるな?来たこと、あるのか?」
アクア「無いわ。ただ、死者を導く女神だからこそ、異世界の情報を把握していただけよ。ギルドの料理が美味しいというのも掴んだ情報よ」
カズマ「へぇ~」
アクア「じゃあ、ギルドでの説明は以上よ。私は、ここに来たら一度飲みたかったシュワシュワを今から頂くから、カズマは適当にクエストを見るなり、ギルドを眺めるなり好きにしたら?」
カズマ「シュワシュワ? 飲みたかったって言ってたから、泡の出る飲み物か何かか?」
アクア「シュワシュワはクリムゾンビアの事よ。」
カズマ「クリムゾンビア??」
アクア「まぁ、一種の酒よ。ちなみにシュワシュワの由来は文字通り泡ばかりが立っているからよ」
カズマ「酒か?じゃあ、俺は飲めないな」
アクア「あら、ここには未成年飲酒禁止なんて法律はないから、飲めるはずよ」
カズマ「マジで!?」
アクア「なに?高貴な私がヒキニートに嘘ついて何の得があるって言うの?」
カズマ「ヒキニート言うなぁ!?」
カズマ「それにしても飲酒アリって、異世界はなんでもありなんだな…。」
カズマ「労働の仕事を張り出してる時点でハロー〇ークみてぇだな…」
アクア「で、食事をする所もあるけど、ギルドで出される料理は結構美味しいって話なのよ!」
カズマ「天界に居たはずの女神が良く知ってるな?来たこと、あるのか?」
アクア「無いわ。ただ、死者を導く女神だからこそ、異世界の情報を把握していただけよ。ギルドの料理が美味しいというのも掴んだ情報よ」
カズマ「へぇ~」
アクア「じゃあ、ギルドでの説明は以上よ。私は、ここに来たら一度飲みたかったシュワシュワを今から頂くから、カズマは適当にクエストを見るなり、ギルドを眺めるなり好きにしたら?」
カズマ「シュワシュワ? 飲みたかったって言ってたから、泡の出る飲み物か何かか?」
アクア「シュワシュワはクリムゾンビアの事よ。」
カズマ「クリムゾンビア??」
アクア「まぁ、一種の酒よ。ちなみにシュワシュワの由来は文字通り泡ばかりが立っているからよ」
カズマ「酒か?じゃあ、俺は飲めないな」
アクア「あら、ここには未成年飲酒禁止なんて法律はないから、飲めるはずよ」
カズマ「マジで!?」
アクア「なに?高貴な私がヒキニートに嘘ついて何の得があるって言うの?」
カズマ「ヒキニート言うなぁ!?」
カズマ「それにしても飲酒アリって、異世界はなんでもありなんだな…。」
19: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)16:20:19 ID:Dn5
………………………………………
カズマ「ひとまず見て回ったり、クエストを見たが、これと言って分かるもんなんてねぇしな。またアクアに聞いt」
アクア「はい、花鳥風月」ピューーー、ピューーーー、ピューーーー
オオオオオオォォォォォーーーーー、オミゴト
パチパチパチパチパチ
カズマ「何事だっ!?」
カズマ「おい、アクア?」グイッ
アクア「あ、カズマ。どう、この花鳥風月、見事なもんでしょ?」
カズマ「なに、ギルドの居る人達に宴会芸披露してんだよ!? 遊んでんじゃねぇんだぞ!!」
アクア「だってぇー、せっかく悪魔の実の能力者になれたのに使わないなんてもったいないじゃない」
アクア「だから、私は水を使いこなす為の練習も兼ねてこれを編み出し、人々に披露してた訳よ」
カズマ「出来たら、宴会芸じゃなくて、モンスターや敵と戦う時とかに使えるよう練習しろよな?」
カズマ「ひとまず見て回ったり、クエストを見たが、これと言って分かるもんなんてねぇしな。またアクアに聞いt」
アクア「はい、花鳥風月」ピューーー、ピューーーー、ピューーーー
オオオオオオォォォォォーーーーー、オミゴト
パチパチパチパチパチ
カズマ「何事だっ!?」
カズマ「おい、アクア?」グイッ
アクア「あ、カズマ。どう、この花鳥風月、見事なもんでしょ?」
カズマ「なに、ギルドの居る人達に宴会芸披露してんだよ!? 遊んでんじゃねぇんだぞ!!」
アクア「だってぇー、せっかく悪魔の実の能力者になれたのに使わないなんてもったいないじゃない」
アクア「だから、私は水を使いこなす為の練習も兼ねてこれを編み出し、人々に披露してた訳よ」
カズマ「出来たら、宴会芸じゃなくて、モンスターや敵と戦う時とかに使えるよう練習しろよな?」
20: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)16:27:45 ID:Dn5
アクア「で、どうしたの?」ゴクゴク←シュワシュワを飲んでいる
カズマ「俺は思うけど、クエストを見ても良く分かんねえし、このまま一気に魔王の所に乗り込んで討伐してねぇか?」
アクア「それは無理ね」
カズマ「なんでだよ?」
アクア「あのねぇ、魔王の城には強力な結界が張られていて、それを解かないと魔王の所には行けないの」
カズマ「結界を解くにはどうしたらいいんだ?」
アクア「魔王軍には幹部が存在するの。その幹部を全員倒せば、結界は解けるはずよ」
カズマ「で、肝心の幹部ってのはどこに居んだよ?」
アクア「それは知らないわよ。魔王軍幹部は普段、気配を消して隠密に動いてるらしいから見つけるのはまず、至難の業って話だしね」
カズマ「なんだそりゃあ、面倒だな」
カズマ「俺は思うけど、クエストを見ても良く分かんねえし、このまま一気に魔王の所に乗り込んで討伐してねぇか?」
アクア「それは無理ね」
カズマ「なんでだよ?」
アクア「あのねぇ、魔王の城には強力な結界が張られていて、それを解かないと魔王の所には行けないの」
カズマ「結界を解くにはどうしたらいいんだ?」
アクア「魔王軍には幹部が存在するの。その幹部を全員倒せば、結界は解けるはずよ」
カズマ「で、肝心の幹部ってのはどこに居んだよ?」
アクア「それは知らないわよ。魔王軍幹部は普段、気配を消して隠密に動いてるらしいから見つけるのはまず、至難の業って話だしね」
カズマ「なんだそりゃあ、面倒だな」
21: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)16:31:35 ID:Dn5
アクア「ひとまず、他のクエストで腕をあげつつも幹部を見つけて倒していくしかないわ」
カズマ「流石に地道にやるって事は、まぁ普段からのんびりしてる俺にはピッタリか」
アクア「で、物は相談なんだけど、せっかくここで頑張るんだったら、仲間をせめて二人ぐらい増やすってのはどうかしら?」
カズマ「仲間か。まっ、今後の事を考えたら必要だな。で、どうやって集めるんだ?」
アクア「もちろん。募集を貼り出すのよ!」
カズマ「流石に地道にやるって事は、まぁ普段からのんびりしてる俺にはピッタリか」
アクア「で、物は相談なんだけど、せっかくここで頑張るんだったら、仲間をせめて二人ぐらい増やすってのはどうかしら?」
カズマ「仲間か。まっ、今後の事を考えたら必要だな。で、どうやって集めるんだ?」
アクア「もちろん。募集を貼り出すのよ!」
22: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)16:39:40 ID:Dn5
~しばらくして~
アクア「来ないわね」
カズマ「来ないな」
カズマ「ってか、お前、どんな募集要項にして、どんな貼り紙にしたんだよ?」チラッ
貼り紙『和気あいあいとしたアットホームなパーティにしませんか?
今なら麗しき美女が貴方を待っています。
特に強い人、大歓迎です♪』
カズマ「………………真ん中の麗しき美女って?」
アクア「もちろん、私の事よ♪ 見ても分かるでしょうけど、私は女神としての抜群なプロポーションには自信があるのよ」フフン
カズマ(残念な美人だけどな…。)
アクア「来ないわね」
カズマ「来ないな」
カズマ「ってか、お前、どんな募集要項にして、どんな貼り紙にしたんだよ?」チラッ
貼り紙『和気あいあいとしたアットホームなパーティにしませんか?
今なら麗しき美女が貴方を待っています。
特に強い人、大歓迎です♪』
カズマ「………………真ん中の麗しき美女って?」
アクア「もちろん、私の事よ♪ 見ても分かるでしょうけど、私は女神としての抜群なプロポーションには自信があるのよ」フフン
カズマ(残念な美人だけどな…。)
23: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)16:55:13 ID:Dn5
???「メンバーの募集を見て来ましたが、ここでよろしかったでしょうか?」
カズマ「?」
アクア「まさかの来た?」
めぐみん「我が名はめぐみん。紅魔族の人間だ」
カズマ「めぐみんって、ふざけているのか?」
めぐみん「ち、ちがわい!」
アクア「カズマ、紅魔族は優秀な魔法使いの種族よ。特に名前とかのネーミングセンスがアレなのも種族の特徴よ」
カズマ「理解したよ」
めぐみん「無論、私は強い。必ず、貴方たちの役に立ちましょう」
アクア「ちなみに貴方、悪魔の実の能力者?」
めぐみん「よくぞ聞いてくれました。私は、「レツレツの実の能力者」の「爆裂人間」です」
カズマ「ば、爆裂?」
アクア「おぉ~、何だか凄そうね」
めぐみん「何だか凄そうではなく、結構凄いのですよ」
カズマ「?」
アクア「まさかの来た?」
めぐみん「我が名はめぐみん。紅魔族の人間だ」
カズマ「めぐみんって、ふざけているのか?」
めぐみん「ち、ちがわい!」
アクア「カズマ、紅魔族は優秀な魔法使いの種族よ。特に名前とかのネーミングセンスがアレなのも種族の特徴よ」
カズマ「理解したよ」
めぐみん「無論、私は強い。必ず、貴方たちの役に立ちましょう」
アクア「ちなみに貴方、悪魔の実の能力者?」
めぐみん「よくぞ聞いてくれました。私は、「レツレツの実の能力者」の「爆裂人間」です」
カズマ「ば、爆裂?」
アクア「おぉ~、何だか凄そうね」
めぐみん「何だか凄そうではなく、結構凄いのですよ」
24: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)17:01:39 ID:Dn5
めぐみん「見せてあげましょう」
アクア「じゃあ、さっそくクエストね」
カズマ「仲間が来たとはいえ、急だな!」
~クエスト場~
アクア「カズマ、クエスト内容はジャイアント・トード3匹の討伐よ。」
ジャイアント・トード「」
カズマ「うおっ、でっけぇカエルだな!?」
めぐみん「何を驚いているんですか? ジャイアント・トードはこんなもんですよ」
アクア「あぁ、私とカズマ、遠い別の場所からここに来たばかりなのよ」
めぐみん「成る程、そうでしたか」
ジャイアント・トード「」ドシン、ドシン
カズマ「って、話してる間にこっちに迫って来たぞ!?」
アクア「じゃあ、さっそくクエストね」
カズマ「仲間が来たとはいえ、急だな!」
~クエスト場~
アクア「カズマ、クエスト内容はジャイアント・トード3匹の討伐よ。」
ジャイアント・トード「」
カズマ「うおっ、でっけぇカエルだな!?」
めぐみん「何を驚いているんですか? ジャイアント・トードはこんなもんですよ」
アクア「あぁ、私とカズマ、遠い別の場所からここに来たばかりなのよ」
めぐみん「成る程、そうでしたか」
ジャイアント・トード「」ドシン、ドシン
カズマ「って、話してる間にこっちに迫って来たぞ!?」
25: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)17:05:12 ID:Dn5
めぐみん「見てて下さい。これがレツレツの実の力です」カアアァァーーー
カズマ「え、腕が光ってるぞ?」
めぐみん「喰らえ、エクスプロージョン!!!」バッ
ドオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
カズマ「なっ!?」
ジャイアント・トード「」グター
アクア「凄いわ。ジャイアント・トードを一撃で!!」
カズマ「え、腕が光ってるぞ?」
めぐみん「喰らえ、エクスプロージョン!!!」バッ
ドオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
カズマ「なっ!?」
ジャイアント・トード「」グター
アクア「凄いわ。ジャイアント・トードを一撃で!!」
26: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)17:15:19 ID:Dn5
めぐみん「見ましたか。私は腕にエネルギーを集約させ、エクスプロージョンの言葉と共に手を敵に向けることでその敵に爆裂技を放つ事が出来るんです」
カズマ「それがレツレツの実、爆裂人間って訳か」
めぐみん「はい。ただ、爆裂なのでエクスプロージョンしか使えません。言うなれば、爆裂を応用した他の技を持たないのが欠点ですが…。」
アクア「それでもあの爆裂は使えるわ。めぐみん、貴方メンバー入り決定よ」
めぐみん「ありがとうございます」
ジャイアント・トード「「」」ドシン、ドシン
カズマ「わぁ、更に2匹来たぞ!?」
アクア「討伐達成まで、後2匹だから、こいつらを討伐すればクエスト達成よ」
カズマ「それがレツレツの実、爆裂人間って訳か」
めぐみん「はい。ただ、爆裂なのでエクスプロージョンしか使えません。言うなれば、爆裂を応用した他の技を持たないのが欠点ですが…。」
アクア「それでもあの爆裂は使えるわ。めぐみん、貴方メンバー入り決定よ」
めぐみん「ありがとうございます」
ジャイアント・トード「「」」ドシン、ドシン
カズマ「わぁ、更に2匹来たぞ!?」
アクア「討伐達成まで、後2匹だから、こいつらを討伐すればクエスト達成よ」
27: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)17:22:44 ID:Dn5
めぐみん「では、その2匹も私が引き受けるとしましょう」
カズマ「出来るのか?」
めぐみん「出来ますよ。先ほどの、良く見ましたよね?」
アクア「カズマ、ここはめぐみんに任せておきましょうよ」
カズマ「分かった。気を付けろよ」
めぐみん「心配はありませんよ」
ジャイアント・トード「」グワッ
カズマ「うぉっ、そう言ってる間に食われそうだぞ!?」
めぐみん「ですから、心配はないと言っているじゃないですか。この程度は………」スッ
めぐみん「簡単に避けれますよ」ヒョイ
カズマ「っ!!?」
カズマ「出来るのか?」
めぐみん「出来ますよ。先ほどの、良く見ましたよね?」
アクア「カズマ、ここはめぐみんに任せておきましょうよ」
カズマ「分かった。気を付けろよ」
めぐみん「心配はありませんよ」
ジャイアント・トード「」グワッ
カズマ「うぉっ、そう言ってる間に食われそうだぞ!?」
めぐみん「ですから、心配はないと言っているじゃないですか。この程度は………」スッ
めぐみん「簡単に避けれますよ」ヒョイ
カズマ「っ!!?」
28: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)17:28:23 ID:Dn5
ジャイアント・トード「」グワッ
めぐみん「次はもう片方からですか。」ヒョイ
カズマ「えっ!?」
ジャイアント・トード「」カパッ
めぐみん「今度は自慢の長い下で捕食する気ですか? ですが…」
ジャイアント・トード「」シュル
めぐみん「そのようなものは私に通じませんよ」ヒョイ
カズマ「なん、だと!?」
めぐみん「次はもう片方からですか。」ヒョイ
カズマ「えっ!?」
ジャイアント・トード「」カパッ
めぐみん「今度は自慢の長い下で捕食する気ですか? ですが…」
ジャイアント・トード「」シュル
めぐみん「そのようなものは私に通じませんよ」ヒョイ
カズマ「なん、だと!?」
29: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)17:49:10 ID:Dn5
めぐみん「面倒ですので、2匹まとめて……エクスプロージョン!!」バッ
ドオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン、ドオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
カズマ「今度は2匹同時に!?」
アクア「なーるほど。強いと言う事だけは確かにあるわね」
アクア「それに「アレ」を使えるのもまた見事ね」
カズマ(アレ?)
ドオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン、ドオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
カズマ「今度は2匹同時に!?」
アクア「なーるほど。強いと言う事だけは確かにあるわね」
アクア「それに「アレ」を使えるのもまた見事ね」
カズマ(アレ?)
30: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)18:07:52 ID:Dn5
~ギルド~
アクア「めぐみん、私はアクア、こう見ても女神よ。よろしく」
めぐみん「はい。ですが、女神というのは?」
カズマ「と、思い込んでるから、気にしない方がいいぞ」
めぐみん「可哀想に」
アクア「なんですよおおぉぉーーー、私は本物の女神なのに!?」
カズマ「ひとまず、こいつは置いといて。俺はカズマだ。よろしくな、めぐみん」
めぐみん「はい。よろしくお願いします」
カズマ「で、俺から一つ気になる事を聞くが、なんでめぐみんは俺達の仲間に入ろうとしたんだ? めぐみんのあの実力なら他の所にでも入れそうなのに?」
めぐみん「能力の関係上技がエクスプロージョンしか使えない事を理由に他の所では門前払いをされまして、何でもそこはもっとたくさんの技が使えるような仲間を探してたそうで…」
めぐみん「仕方なく自分に合う場所を探し続け、ようやく受け入れて貰えそうな所が……」
カズマ「俺達の仲間という訳か」
めぐみん「はい。予想通り、何も言わずにメンバー入りをOKして貰えました。本当に感謝します」
アクア「当然よ。例え技が一つしか使えなくても、あの威力ある技はかなりの戦力になるし、それにうちは細かい所まで問わないからね」
カズマ「けど、ジャイアント・トードを二匹同時に倒す所もまた見事だったな」
めぐみん「私は片手だけでなく、両手を敵に向けることで同時にエクスプロージョンを放てるのですよ」
アクア「めぐみん、私はアクア、こう見ても女神よ。よろしく」
めぐみん「はい。ですが、女神というのは?」
カズマ「と、思い込んでるから、気にしない方がいいぞ」
めぐみん「可哀想に」
アクア「なんですよおおぉぉーーー、私は本物の女神なのに!?」
カズマ「ひとまず、こいつは置いといて。俺はカズマだ。よろしくな、めぐみん」
めぐみん「はい。よろしくお願いします」
カズマ「で、俺から一つ気になる事を聞くが、なんでめぐみんは俺達の仲間に入ろうとしたんだ? めぐみんのあの実力なら他の所にでも入れそうなのに?」
めぐみん「能力の関係上技がエクスプロージョンしか使えない事を理由に他の所では門前払いをされまして、何でもそこはもっとたくさんの技が使えるような仲間を探してたそうで…」
めぐみん「仕方なく自分に合う場所を探し続け、ようやく受け入れて貰えそうな所が……」
カズマ「俺達の仲間という訳か」
めぐみん「はい。予想通り、何も言わずにメンバー入りをOKして貰えました。本当に感謝します」
アクア「当然よ。例え技が一つしか使えなくても、あの威力ある技はかなりの戦力になるし、それにうちは細かい所まで問わないからね」
カズマ「けど、ジャイアント・トードを二匹同時に倒す所もまた見事だったな」
めぐみん「私は片手だけでなく、両手を敵に向けることで同時にエクスプロージョンを放てるのですよ」
31: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)18:15:22 ID:Dn5
カズマ「あ、そういや、お前ジャイアント・トードの攻撃を軽々と、それも長い舌で捕食することも分かっていたかのように避けてたけど、あれも何かの能力なのか?」
めぐみん「えっ、カズマ、本気で聞いてるのですか?」
カズマ「えっ?」
アクア「あぁ、カズマは来たばかりで、アレを知らないのよ。許して」
めぐみん「ですが、この周辺以外の遠い所でも、いえこの世界に住んでる人なら誰でも知っているはずですよ……………「覇気」を」
カズマ「は、覇気??」
めぐみん「えっ、カズマ、本気で聞いてるのですか?」
カズマ「えっ?」
アクア「あぁ、カズマは来たばかりで、アレを知らないのよ。許して」
めぐみん「ですが、この周辺以外の遠い所でも、いえこの世界に住んでる人なら誰でも知っているはずですよ……………「覇気」を」
カズマ「は、覇気??」
32: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)18:31:24 ID:Dn5
めぐみん「覇気は覇気ですよ! えっ、本当に知らないのですか?」
カズマ「あ、あぁ。俺h???「ねぇ、ちょっといいかな?」
カズマ・アクア・めぐみん「「「えっ?」」」
クリス「あぁ、急に声を掛けてごめんね。あたしはクリス、しがない義賊だよ」
カズマ「義賊? 何の用ですか?」
クリス「実はあたしの友人が君達の仲間になりたいって言ってるんだけど、ただ本人は今、訳あっていないから代わりにあたしが話をしに来たって訳だよ」
アクア「えっ、また私達の仲間になりたいって人が!?」
めぐみん「ですが、本人が来ないと意味ないのでは?」
クリス「分かってはいるよ。けど、先に紹介だけしておいてくれって本人に頼まれてるもんで、止むを得ずにあたしが引き受けたから」
カズマ「大変だな、そりゃあ」
カズマ「あ、あぁ。俺h???「ねぇ、ちょっといいかな?」
カズマ・アクア・めぐみん「「「えっ?」」」
クリス「あぁ、急に声を掛けてごめんね。あたしはクリス、しがない義賊だよ」
カズマ「義賊? 何の用ですか?」
クリス「実はあたしの友人が君達の仲間になりたいって言ってるんだけど、ただ本人は今、訳あっていないから代わりにあたしが話をしに来たって訳だよ」
アクア「えっ、また私達の仲間になりたいって人が!?」
めぐみん「ですが、本人が来ないと意味ないのでは?」
クリス「分かってはいるよ。けど、先に紹介だけしておいてくれって本人に頼まれてるもんで、止むを得ずにあたしが引き受けたから」
カズマ「大変だな、そりゃあ」
33: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)19:24:25 ID:Dn5
クリス「で、名前はダクネス。根は真面目で、悪くはないんだけど、ただちょっとね…。」
アクア「なに、ただちょっとって言われると気になるんですけど?」
クリス「まぁ、それは本人と会ってからおいおい知るといいよ」
めぐみん「その方は能力者ですか?」
クリス「うん、もちろん」
カズマ「何の能力なんだ?」
クリス「それも本人から口から伝える事になっているんだ。あたしはただ、名前と性格だけを簡単に伝えてくれと頼まれただけだからさ」
アクア「でも、どんな人か、楽しみね。強力な戦力がまた一人増えるし」
めぐみん「名前からして男か、女か、分かりませんね」
クリス「言い忘れたけど、ダクネスは女だよ」
カズマ「ほんとか!? だとすると男は俺一人になる訳か!!」
アクア「いいじゃないの。強力なメンバーが入るのなら、性別なんて関係ないわよ」
アクア「なに、ただちょっとって言われると気になるんですけど?」
クリス「まぁ、それは本人と会ってからおいおい知るといいよ」
めぐみん「その方は能力者ですか?」
クリス「うん、もちろん」
カズマ「何の能力なんだ?」
クリス「それも本人から口から伝える事になっているんだ。あたしはただ、名前と性格だけを簡単に伝えてくれと頼まれただけだからさ」
アクア「でも、どんな人か、楽しみね。強力な戦力がまた一人増えるし」
めぐみん「名前からして男か、女か、分かりませんね」
クリス「言い忘れたけど、ダクネスは女だよ」
カズマ「ほんとか!? だとすると男は俺一人になる訳か!!」
アクア「いいじゃないの。強力なメンバーが入るのなら、性別なんて関係ないわよ」
34: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)19:37:48 ID:Dn5
カズマ「それと、クリスと言ったか? 義賊って言うけど、それっぽくないし、本当に義賊なのか?」
クリス「し、失礼だね、君は!? あたしは正真正銘の義賊だよ。女だからって舐めないでもらいたいね」
カズマ「ふぅ~ん」
クリス「その目は信じていないようだね…。いいよ、だったらこれを見たら信じてくれるかな?」スッ
カズマ「あぁ、俺の財布!?」
めぐみん「えっ、あれカズマのですか?」
アクア「えぇーー、いつの間にカズマから!?」
クリス「これで信じてくれるよね?」フリフリ
カズマ「わ、分かった、信じるから!? 返してくれ!」
クリス「し、失礼だね、君は!? あたしは正真正銘の義賊だよ。女だからって舐めないでもらいたいね」
カズマ「ふぅ~ん」
クリス「その目は信じていないようだね…。いいよ、だったらこれを見たら信じてくれるかな?」スッ
カズマ「あぁ、俺の財布!?」
めぐみん「えっ、あれカズマのですか?」
アクア「えぇーー、いつの間にカズマから!?」
クリス「これで信じてくれるよね?」フリフリ
カズマ「わ、分かった、信じるから!? 返してくれ!」
35: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)20:05:43 ID:Dn5
めぐみん「凄いです! 一体、いつの間に財布を盗ったんですか?」
カズマ「いや、さっきクリスは何もしてなかったよな?それなのに、俺から財布を盗むなんて…」
アクア「早業にも程があるでしょ、いくら義賊だって?」
クリス「ははは。種明かしをするとね……今のは能力のおかげなんだよ」
アクア「能力、という事はあなたも?」
クリス「そう。あたしも悪魔の実の能力者だよ。」
クリス「あたしは、「スリスリの実の能力者」の「窃盗人間」。気付かれずに相手の持ち物を掠め取ることが出来るんだ」
アクア「掠め取るって、モンスターの討伐や敵との戦いには向いてないわね」
クリス「だから、義賊をしてるんだよ。悪い事をしている連中から掠め取った金品を貧しい人に分け与える、それだけしか出来ないと思ってね」
めぐみん「貧しい人々に対する正義の味方、というのは非常にカッコいいです…紅魔族の琴線に触れましたよ」
クリス「ははは、ありがとう」
カズマ「ひとまず、見た目で判断して本当に義賊だと疑った事に関しては謝るよ。ごめんな」
クリス「分かってくれたのなら、いいよ」
カズマ「いや、さっきクリスは何もしてなかったよな?それなのに、俺から財布を盗むなんて…」
アクア「早業にも程があるでしょ、いくら義賊だって?」
クリス「ははは。種明かしをするとね……今のは能力のおかげなんだよ」
アクア「能力、という事はあなたも?」
クリス「そう。あたしも悪魔の実の能力者だよ。」
クリス「あたしは、「スリスリの実の能力者」の「窃盗人間」。気付かれずに相手の持ち物を掠め取ることが出来るんだ」
アクア「掠め取るって、モンスターの討伐や敵との戦いには向いてないわね」
クリス「だから、義賊をしてるんだよ。悪い事をしている連中から掠め取った金品を貧しい人に分け与える、それだけしか出来ないと思ってね」
めぐみん「貧しい人々に対する正義の味方、というのは非常にカッコいいです…紅魔族の琴線に触れましたよ」
クリス「ははは、ありがとう」
カズマ「ひとまず、見た目で判断して本当に義賊だと疑った事に関しては謝るよ。ごめんな」
クリス「分かってくれたのなら、いいよ」
36: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)20:09:20 ID:Dn5
???「なんだ、私が来る前から随分と楽しそうに話しているな」
クリス「あ、ダクネス」
カズマ・アクア・めぐみん「「「ダクネス?」」」
ダクネス「先に紹介だけは伝えてくれたみたいだな。」
クリス「もちろんだよ。あ、じゃあ、あたし、ちょっと用があるから後は頑張って」
ダクネス「うむ。ありがとうな、クリス」
クリス「あ、君たちもまたね。それとダクネスの事、頼んだよ」スタスタ
めぐみん「行っちゃいましたね…」
クリス「あ、ダクネス」
カズマ・アクア・めぐみん「「「ダクネス?」」」
ダクネス「先に紹介だけは伝えてくれたみたいだな。」
クリス「もちろんだよ。あ、じゃあ、あたし、ちょっと用があるから後は頑張って」
ダクネス「うむ。ありがとうな、クリス」
クリス「あ、君たちもまたね。それとダクネスの事、頼んだよ」スタスタ
めぐみん「行っちゃいましたね…」
37: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)20:57:58 ID:Dn5
ダクネス「クリスから紹介は伝わったと思うけど、改めて自己紹介をしようか」
ダクネス「私はダクネスだ。」
アクア「初めましてね、私はアクアよ」
めぐみん「我が名はめぐみん、紅魔族だ」
カズマ「俺はカズマだ」
ダクネス「あぁ、よろしく頼む」
アクア「そういえば、クリスって子からダクネスは悪魔の実の能力者って聞いたけど、何の能力なのよ?」
ダクネス「あぁ。私は「テツテツの実の能力者」の「鉄人間」だ」
ダクネス「文字通り体を鉄のように硬くすることが出来る。主に盾のような防御が基本だ」
カズマ「それだけか? 例えば、鉄のような硬さを応用して殴るとか、攻撃手段には使わないのか?」
ダクネス「まぁ、たまにそういった攻撃も行う。だが、私はあくまで盾として防御に徹したい!」
めぐみん「なぜそこまで盾になりたいと思うのですか?」
ダクネス「決まっている………」
ダクネス「攻撃を受けて受けて受けまくりたいからだ、攻撃を受けた時の痛みを、感覚を目一杯味わいたいからだっ///」ゾクゾク
カズマ・アクア・めぐみん「「「…………………」」」
ダクネス「そ、そんな冷めたような目で見られたら……あぁ………視線が突き刺さってたまらん??」ハァハァ
ダクネス「私はダクネスだ。」
アクア「初めましてね、私はアクアよ」
めぐみん「我が名はめぐみん、紅魔族だ」
カズマ「俺はカズマだ」
ダクネス「あぁ、よろしく頼む」
アクア「そういえば、クリスって子からダクネスは悪魔の実の能力者って聞いたけど、何の能力なのよ?」
ダクネス「あぁ。私は「テツテツの実の能力者」の「鉄人間」だ」
ダクネス「文字通り体を鉄のように硬くすることが出来る。主に盾のような防御が基本だ」
カズマ「それだけか? 例えば、鉄のような硬さを応用して殴るとか、攻撃手段には使わないのか?」
ダクネス「まぁ、たまにそういった攻撃も行う。だが、私はあくまで盾として防御に徹したい!」
めぐみん「なぜそこまで盾になりたいと思うのですか?」
ダクネス「決まっている………」
ダクネス「攻撃を受けて受けて受けまくりたいからだ、攻撃を受けた時の痛みを、感覚を目一杯味わいたいからだっ///」ゾクゾク
カズマ・アクア・めぐみん「「「…………………」」」
ダクネス「そ、そんな冷めたような目で見られたら……あぁ………視線が突き刺さってたまらん??」ハァハァ
38: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)21:02:36 ID:Dn5
アクア「あ、あのさ……?」
ダクネス「むっ、なんだ?」
アクア「私、ダクネスの能力がどれくらい凄いか、この目で見ておきたいんだけど?」
ダクネス「いいだろう。ここでは無理だから、街の外に移動しようじゃないか」
めぐみん「あ、あの、私も爆裂技でダクネスの凄さを見てみたいのですが?」
ダクネス「あぁ、構わない。むしろ大歓迎、どんと来いだ!!/////」ワクワク
カズマ(このヘン夕イ、マジでワクワクしてんなぁ…。)
ダクネス「むっ、なんだ?」
アクア「私、ダクネスの能力がどれくらい凄いか、この目で見ておきたいんだけど?」
ダクネス「いいだろう。ここでは無理だから、街の外に移動しようじゃないか」
めぐみん「あ、あの、私も爆裂技でダクネスの凄さを見てみたいのですが?」
ダクネス「あぁ、構わない。むしろ大歓迎、どんと来いだ!!/////」ワクワク
カズマ(このヘン夕イ、マジでワクワクしてんなぁ…。)
39: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)21:11:45 ID:Dn5
~街の外れ~
ダクネス「鉄板!!」ガキン
ダクネス「さぁ、能力で私の体は硬くなったぞ。まずは誰から来る?」
めぐみん「では、私から」パアアァァーー
めぐみん「エクスプロージョン!!!」バッ
ドオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン
カズマ「おー、相変わらず凄い威力だな」
ダクネス「あ……あぁ………たまらーーーん!!!///」ゾクゾク
めぐみん「えっ?!」
ダクネス「中々良い爆裂技だったぞ、めぐみん。だが、その程度では私の鉄の硬さにはまだ敵わないな」
めぐみん「我が爆裂技でも効かないとは……。まだまだ、鍛錬が必要という事ですか」ガクッ
ダクネス「鉄板!!」ガキン
ダクネス「さぁ、能力で私の体は硬くなったぞ。まずは誰から来る?」
めぐみん「では、私から」パアアァァーー
めぐみん「エクスプロージョン!!!」バッ
ドオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン
カズマ「おー、相変わらず凄い威力だな」
ダクネス「あ……あぁ………たまらーーーん!!!///」ゾクゾク
めぐみん「えっ?!」
ダクネス「中々良い爆裂技だったぞ、めぐみん。だが、その程度では私の鉄の硬さにはまだ敵わないな」
めぐみん「我が爆裂技でも効かないとは……。まだまだ、鍛錬が必要という事ですか」ガクッ
40: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)21:25:12 ID:Dn5
アクア「次は私ね」
ダクネス「アクアか。いいだろう、さぁ私に全身全霊をぶつけてみろ!」
めぐみん「そういえば、まだアクアの能力を聞いた事も見た事もありませんね…」
カズマ「見てろ、アクアの能力を」
アクア「私はミズミズの実の能力者の水人間。これを食らいなさい!」
アクア「クリエイト・ウォーター!!!」ドバーーーーーーーーーーーー
ダクネス「ほぉー、水の光線か。これは……」
ズドーーーーーーーーーン
ダクネス「アクアか。いいだろう、さぁ私に全身全霊をぶつけてみろ!」
めぐみん「そういえば、まだアクアの能力を聞いた事も見た事もありませんね…」
カズマ「見てろ、アクアの能力を」
アクア「私はミズミズの実の能力者の水人間。これを食らいなさい!」
アクア「クリエイト・ウォーター!!!」ドバーーーーーーーーーーーー
ダクネス「ほぉー、水の光線か。これは……」
ズドーーーーーーーーーン
41: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)21:32:45 ID:Dn5
めぐみん「これがアクアの能力ですか。まさにアクアらしい能力と技ですね」
アクア「どうよ? 激流のような凄まじい威力を再現した、クリエイト・ウォーターは?」
ダクネス「はぁはぁっ///// 鉄の硬さとなった私の体を後退させた、その威力認めよう///」ハァハァ
ダクネス「だが、これならどうだ?」
ダクネス「武装、硬化!!!」ガッキン
カズマ「っ!?」
アクア「ダクネスの体が黒く硬化した……あれって、まさかっ!?」
めぐみん「ダクネスは「武装」を使えるのですね」
カズマ(武装?)
アクア「どうよ? 激流のような凄まじい威力を再現した、クリエイト・ウォーターは?」
ダクネス「はぁはぁっ///// 鉄の硬さとなった私の体を後退させた、その威力認めよう///」ハァハァ
ダクネス「だが、これならどうだ?」
ダクネス「武装、硬化!!!」ガッキン
カズマ「っ!?」
アクア「ダクネスの体が黒く硬化した……あれって、まさかっ!?」
めぐみん「ダクネスは「武装」を使えるのですね」
カズマ(武装?)
42: 名無しさん@おーぷん 2018/08/04(土)21:39:53 ID:Dn5
ダクネス「さぁ、これがテツテツの能力に加えて武装色を纏った、私の鉄壁の防御だ。」
ダクネス「先ほどみたいに私の体を後退させられるかな?」
アクア「なによ。私だって能力者よ、いくら覇気でも打ち破ってやるわよ」
カズマ(また、覇気か…。気になったが、めぐみんが使った避ける力、そして黒く硬くなったというダクネスのアレ……あれが覇気ってヤツか?)
アクア「最大威力のクリエイト・ウォーター!!!」ドドドドドドドドドドドドドーーーーーーーーーーーーーーーッ
めぐみん「おぉー、先みた時よりも威力が増してますね」
ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ダクネス「先ほどみたいに私の体を後退させられるかな?」
アクア「なによ。私だって能力者よ、いくら覇気でも打ち破ってやるわよ」
カズマ(また、覇気か…。気になったが、めぐみんが使った避ける力、そして黒く硬くなったというダクネスのアレ……あれが覇気ってヤツか?)
アクア「最大威力のクリエイト・ウォーター!!!」ドドドドドドドドドドドドドーーーーーーーーーーーーーーーッ
めぐみん「おぉー、先みた時よりも威力が増してますね」
ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
43: 名無しさん@おーぷん 2018/08/05(日)01:18:39 ID:WE4
アクア「はぁはぁ、どうかしら?」
ダクネス「たまらなあああああああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーいっ//////」ゾクゾクゾク
アクア「っ!?」
ダクネス「鉄壁は破れなかったようだが、私の心は見事に打ち破られたぞっ/////」ハァハァ
ダクネス「特にその身に最大威力の攻撃を受けた瞬間に体に今までにない衝撃が走り、その衝撃が私の心を打ち破り、最高だと感動させた!」
ダクネス「アクア、ナイスだ! 今までにない最高の攻撃だったぞ!!」
アクア「う、うん。褒めてるのは分かってるけど、何だか嬉しく感じないわ」ガクッ
ダクネス「たまらなあああああああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーいっ//////」ゾクゾクゾク
アクア「っ!?」
ダクネス「鉄壁は破れなかったようだが、私の心は見事に打ち破られたぞっ/////」ハァハァ
ダクネス「特にその身に最大威力の攻撃を受けた瞬間に体に今までにない衝撃が走り、その衝撃が私の心を打ち破り、最高だと感動させた!」
ダクネス「アクア、ナイスだ! 今までにない最高の攻撃だったぞ!!」
アクア「う、うん。褒めてるのは分かってるけど、何だか嬉しく感じないわ」ガクッ
44: 名無しさん@おーぷん 2018/08/05(日)01:33:56 ID:WE4
ダクネス「で、最後は……」
カズマ「えっ?」
ダクネス「えっ、ではないぞ! 最後と言ったらお前しか居ないだろ、カズマ」
カズマ「い、いや、俺はそういうのはいいよ…」
ダクネス「なんだ、情けないぞ? 男なら、私の鉄壁の防御を打ち破るくらいの勢いで立ち向かって来い!!」
アクア「プークスクスww ヒキニートのカズマなんかにそんな度胸があるとは思えないわよ」
めぐみん「カズマ、やるだけやってみてはどうですか?」
カズマ「………はぁー、分かったよ」
カズマ「えっ?」
ダクネス「えっ、ではないぞ! 最後と言ったらお前しか居ないだろ、カズマ」
カズマ「い、いや、俺はそういうのはいいよ…」
ダクネス「なんだ、情けないぞ? 男なら、私の鉄壁の防御を打ち破るくらいの勢いで立ち向かって来い!!」
アクア「プークスクスww ヒキニートのカズマなんかにそんな度胸があるとは思えないわよ」
めぐみん「カズマ、やるだけやってみてはどうですか?」
カズマ「………はぁー、分かったよ」
45: 名無しさん@おーぷん 2018/08/05(日)01:39:04 ID:WE4
ダクネス「さぁ、私に攻撃を当てて、私の体を後退させられるかな?」
カズマ「……………」
ダクネス「カズマ、どうした? 返事がないぞ?」
アクア「もしかして、怖くて声も出ないのかしらww」クスクス
めぐみん「そういえば、カズマの能力もまだ見た事や聞いた事がありませんね?」
アクア「あぁ。私はそれらしいのを見たけど、はっきり言って分からないのよねぇ……。」
めぐみん「えっ、それは一体どういう事ですか?」
カズマ「……………」
ダクネス「カズマ、どうした? 返事がないぞ?」
アクア「もしかして、怖くて声も出ないのかしらww」クスクス
めぐみん「そういえば、カズマの能力もまだ見た事や聞いた事がありませんね?」
アクア「あぁ。私はそれらしいのを見たけど、はっきり言って分からないのよねぇ……。」
めぐみん「えっ、それは一体どういう事ですか?」
46: 名無しさん@おーぷん 2018/08/05(日)01:44:39 ID:WE4
カズマ(自分が授かった能力も分からねえのに、無鉄砲に突っ込んでいくのも面倒だ!)
カズマ(せめてダクネスの絶壁の防御を崩す程の力が一瞬でも出ればなぁ…………んっ?)
ダクネス「どうした、さっさと来ないか?」
カズマ「………………」
めぐみん「一体、なにをしt」
カズマ「……………」スッ
ダクネス「おっ?」
アクア「なに? 短剣なんか構えてまさか本当に?」
ダクネス「その意気だ。さぁ、武器ありでいいぞ……そのまま突っ込んでこい!!」
カズマ「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」ダッダッダッダッダ
カズマ(せめてダクネスの絶壁の防御を崩す程の力が一瞬でも出ればなぁ…………んっ?)
ダクネス「どうした、さっさと来ないか?」
カズマ「………………」
めぐみん「一体、なにをしt」
カズマ「……………」スッ
ダクネス「おっ?」
アクア「なに? 短剣なんか構えてまさか本当に?」
ダクネス「その意気だ。さぁ、武器ありでいいぞ……そのまま突っ込んでこい!!」
カズマ「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」ダッダッダッダッダ
47: 名無しさん@おーぷん 2018/08/05(日)01:52:52 ID:WE4
ガキン
カズマ「おおおおおーーーーーーっ!!!」グググッ
ダクネス「うわああぁーーーっ!!!?」グラッ
アクア・めぐみん「「っ!!?」」
ドサッ
ダクネス「…………な、なんだとっ!?」
アクア「えええぇぇーーー、私の最大威力のクリエイト・ウォーターでも打ち破れなかったダクネスの絶壁の防御をカズマが、打ち破ったぁ!?」
めぐみん「それも防御以上に強い力で押してませんでしたか?!」
カズマ「やった………しゃあ、やったぞ!!」
カズマ「おおおおおーーーーーーっ!!!」グググッ
ダクネス「うわああぁーーーっ!!!?」グラッ
アクア・めぐみん「「っ!!?」」
ドサッ
ダクネス「…………な、なんだとっ!?」
アクア「えええぇぇーーー、私の最大威力のクリエイト・ウォーターでも打ち破れなかったダクネスの絶壁の防御をカズマが、打ち破ったぁ!?」
めぐみん「それも防御以上に強い力で押してませんでしたか?!」
カズマ「やった………しゃあ、やったぞ!!」
48: 名無しさん@おーぷん 2018/08/05(日)02:03:34 ID:WE4
ダクネス「し、信じられない!? 私のテツテツの力と武装色でかなり硬くした防御を打ち崩すなど、カズマが初めてだぞ!?」
アクア「あんた、まさか、あの時やあの時みたいに考えなかった?」
めぐみん「あの時?」
カズマ「あぁ。ダクネスに立ち向かう前に、絶壁の防御を崩す程の力が一瞬でも出ればって考えたな」
アクア「やっぱり!!」
ダクネス「なにがやっぱりだ?」
めぐみん「アクア、カズマに言ったあの時とは一体?」
アクア「説明するわ。実は………」
めぐみん「えええぇーーー、カズマは空を飛んだり、壁を走って駆け上がってたりしていたんですか?!」
ダクネス「それもカズマはいずれも考えたら実際に出来るようになった……。」
ダクネス「まさか、それがカズマが使える悪魔の実の能力じゃないのか?」
めぐみん「そ、それってつもりは……」
アクア「カズマは自分がこう出来ればいいと考えたら、それが実際に出来るようになった。つまりは、それがカズマの能力って事ね」
カズマ「お、おい、それが真実って言うなら、俺の能力の名称はどうなるんだよ?」
アクア「あんた、まさか、あの時やあの時みたいに考えなかった?」
めぐみん「あの時?」
カズマ「あぁ。ダクネスに立ち向かう前に、絶壁の防御を崩す程の力が一瞬でも出ればって考えたな」
アクア「やっぱり!!」
ダクネス「なにがやっぱりだ?」
めぐみん「アクア、カズマに言ったあの時とは一体?」
アクア「説明するわ。実は………」
めぐみん「えええぇーーー、カズマは空を飛んだり、壁を走って駆け上がってたりしていたんですか?!」
ダクネス「それもカズマはいずれも考えたら実際に出来るようになった……。」
ダクネス「まさか、それがカズマが使える悪魔の実の能力じゃないのか?」
めぐみん「そ、それってつもりは……」
アクア「カズマは自分がこう出来ればいいと考えたら、それが実際に出来るようになった。つまりは、それがカズマの能力って事ね」
カズマ「お、おい、それが真実って言うなら、俺の能力の名称はどうなるんだよ?」
49: 名無しさん@おーぷん 2018/08/05(日)17:51:53 ID:WE4
ダクネス「まぁ、それは自分の能力だ。自分で名前を考え、決めるのが妥当であろう」
カズマ「そうか…。(う~ん。俺はゲームが好き。特にチートがお気に入り………よし、決めたぞ)」
カズマ「俺の能力名は、チトチトだ! そして、俺は「チトチトの実の能力者」の「チート人間」だあああぁぁーーーー!!!」
めぐみん・ダクネス「「……………………」」
アクア「プッ!あーはははは、チート~~? プークスクスクスww」ゲラゲラ
カズマ「おい、何が可笑しい?俺自身で決めた能力名に何か笑う要素があんのか?!」
アクア「だ、だってぇ~、狡賢く見えるカズマにはピッタリだと思ってぇ~~www」ケラケラケラ
カズマ「どういう意味だ、こらぁ~!!」
アクア「アンタは知らないと思うけど、チートは直訳すれば、ズルとか騙すって意味なのよ!!」
カズマ「はぁっ!?」
アクア「でも、カズマが住んでた所のゲームじゃ、チートを使えば何でもアリだったわね?」
アクア「なら、ピッタリじゃない。実際、空を飛ぶ、壁を走る、鉄壁の防御を簡単に打ち破る程の凄い力も出せたし、まさにこの世界ではチートと呼ぶにふさわしいと思うし」
カズマ「だろう? くぅ~、それにしてもまさか俺自身がチートを使える日が来るとは、夢みたいだ!!」
カズマ「そうか…。(う~ん。俺はゲームが好き。特にチートがお気に入り………よし、決めたぞ)」
カズマ「俺の能力名は、チトチトだ! そして、俺は「チトチトの実の能力者」の「チート人間」だあああぁぁーーーー!!!」
めぐみん・ダクネス「「……………………」」
アクア「プッ!あーはははは、チート~~? プークスクスクスww」ゲラゲラ
カズマ「おい、何が可笑しい?俺自身で決めた能力名に何か笑う要素があんのか?!」
アクア「だ、だってぇ~、狡賢く見えるカズマにはピッタリだと思ってぇ~~www」ケラケラケラ
カズマ「どういう意味だ、こらぁ~!!」
アクア「アンタは知らないと思うけど、チートは直訳すれば、ズルとか騙すって意味なのよ!!」
カズマ「はぁっ!?」
アクア「でも、カズマが住んでた所のゲームじゃ、チートを使えば何でもアリだったわね?」
アクア「なら、ピッタリじゃない。実際、空を飛ぶ、壁を走る、鉄壁の防御を簡単に打ち破る程の凄い力も出せたし、まさにこの世界ではチートと呼ぶにふさわしいと思うし」
カズマ「だろう? くぅ~、それにしてもまさか俺自身がチートを使える日が来るとは、夢みたいだ!!」
50: 名無しさん@おーぷん 2018/08/06(月)01:44:11 ID:Nrl
めぐみん「あのぅ、お二人だけが納得されても私とダクネスには理解不能なのですが…」
ダクネス「あ、あぁ。で、さっきからカズマやアクアが言っている「チート」というのは一体なんなのだ?」
カズマ「んっ、チートも知らねぇのか?」
アクア「カズマー、異世界にはチートなんて言葉は存在してないから分からないわよ」
カズマ「あぁ、そういや、そうだな。分かった、要約して説明すると………つまりは「何でもアリだ」」
めぐみん「何でもアリとは?」
カズマ「俺が考えたら全てその通りになるって事だよ。更に言えば、俺が空を飛びたいって考えれば空を飛べるようになったり、攻撃力をあげたいって考えたら攻撃力が本当にあがるとかな、それがチートだよ」
ダクネス「なんだそれは!? 卑怯で、なんというか無茶苦茶ではないか!?」
アクア「確かそうかもしれないけど、まぁ役には立ちそうだし、いいんじゃないの!」
めぐみん「それにしても自分が考えた事が実現する、能力なんて羨ましいですよ!! まさかに憧れ、言うなれば紅魔族の琴線に触れます!」
カズマ「んじゃあ、俺の能力はこれではっきりしたな!」
ダクネス「あ、あぁ。で、さっきからカズマやアクアが言っている「チート」というのは一体なんなのだ?」
カズマ「んっ、チートも知らねぇのか?」
アクア「カズマー、異世界にはチートなんて言葉は存在してないから分からないわよ」
カズマ「あぁ、そういや、そうだな。分かった、要約して説明すると………つまりは「何でもアリだ」」
めぐみん「何でもアリとは?」
カズマ「俺が考えたら全てその通りになるって事だよ。更に言えば、俺が空を飛びたいって考えれば空を飛べるようになったり、攻撃力をあげたいって考えたら攻撃力が本当にあがるとかな、それがチートだよ」
ダクネス「なんだそれは!? 卑怯で、なんというか無茶苦茶ではないか!?」
アクア「確かそうかもしれないけど、まぁ役には立ちそうだし、いいんじゃないの!」
めぐみん「それにしても自分が考えた事が実現する、能力なんて羨ましいですよ!! まさかに憧れ、言うなれば紅魔族の琴線に触れます!」
カズマ「んじゃあ、俺の能力はこれではっきりしたな!」
51: 名無しさん@おーぷん 2018/08/06(月)02:08:40 ID:Nrl
ダクネス「そういえば、アクア…私のメンバー入りはどうなる?」
アクア「あ、そうね。その防御が戦いの時には絶対に有利になるし、ダクネスはメンバー入り決定よ」
ダクネス「そうか、それなら良かった。」
カズマ「これでメンバーは俺含めて四人。仲間を二人ぐらい増やす目的も達成できたな」
めぐみん「それにしても、ダクネスの武装色は見事でした。しかも自分の能力に重ね掛けする事で防御力を向上させた所も良かったです」
ダクネス「そうか。で、めぐみんも武装色の覇気は使えるのか?」
めぐみん「武装色は使えませんが、見聞色は使えますよ」
ダクネス「ほぉ、それは見事だな」
カズマ「あ、あのさ?」
ダクネス「むっ、なんだ?」
カズマ「その、覇気ってヤツは一体なんだ?」
ダクネス「なに、覇気を知らないのかっ!!?」
めぐみん「あ、そういえば、それを聞いてませんでしたね! 実はカズマ、覇気を伝えてもピンと来ないような顔をし、しかも覇気自体を見た事も聞いた事がない、という不思議な有様です」
ダクネス「信じられないぞ……。この世界に住んでいる以上、覇気を知らなくては困るぞ!」
カズマ(本当は転生して、この世界に来たばかりのよそ者だけどな)
アクア「あ、そうね。その防御が戦いの時には絶対に有利になるし、ダクネスはメンバー入り決定よ」
ダクネス「そうか、それなら良かった。」
カズマ「これでメンバーは俺含めて四人。仲間を二人ぐらい増やす目的も達成できたな」
めぐみん「それにしても、ダクネスの武装色は見事でした。しかも自分の能力に重ね掛けする事で防御力を向上させた所も良かったです」
ダクネス「そうか。で、めぐみんも武装色の覇気は使えるのか?」
めぐみん「武装色は使えませんが、見聞色は使えますよ」
ダクネス「ほぉ、それは見事だな」
カズマ「あ、あのさ?」
ダクネス「むっ、なんだ?」
カズマ「その、覇気ってヤツは一体なんだ?」
ダクネス「なに、覇気を知らないのかっ!!?」
めぐみん「あ、そういえば、それを聞いてませんでしたね! 実はカズマ、覇気を伝えてもピンと来ないような顔をし、しかも覇気自体を見た事も聞いた事がない、という不思議な有様です」
ダクネス「信じられないぞ……。この世界に住んでいる以上、覇気を知らなくては困るぞ!」
カズマ(本当は転生して、この世界に来たばかりのよそ者だけどな)
52: 名無しさん@おーぷん 2018/08/06(月)02:17:45 ID:Nrl
アクア「遠い場所でも覇気が知られず、使える者が極端にいないせいもあって覇気を知らないようなのよ、許して」
ダクネス「そ、そうか。まぁ、そういう事情なら仕方あるまい」
ダクネス「そして、カズマ………」
カズマ「なんだ?」
ダクネス「覇気を知らぬなら、私が直々に覇気を教えよう!」
カズマ「えっ?!」
ダクネス「遠慮はするな。ちょっと、近くの場所まで移動しよう…そこで存在する覇気とその効果について教える」
カズマ「ふわぁ~。俺はもう疲れてんだ。教えるなら、手短に頼んだぞ」
ダクネス「分かった、分かった。とりあえず、私についてこい!」
ダクネス「そ、そうか。まぁ、そういう事情なら仕方あるまい」
ダクネス「そして、カズマ………」
カズマ「なんだ?」
ダクネス「覇気を知らぬなら、私が直々に覇気を教えよう!」
カズマ「えっ?!」
ダクネス「遠慮はするな。ちょっと、近くの場所まで移動しよう…そこで存在する覇気とその効果について教える」
カズマ「ふわぁ~。俺はもう疲れてんだ。教えるなら、手短に頼んだぞ」
ダクネス「分かった、分かった。とりあえず、私についてこい!」
53: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)19:51:32 ID:B9c
~街の外~
カズマ「ここはジャイアント・トードの巣がある所じゃねえか…大丈夫なのかよ?」
ダクネス「心配ない。出てきたところで私が盾になってお前を守ろう、私は粘液まみれにっ/////」ハァハァ
カズマ「おーい、ダクネスー?」
ダクネス「おっと、悪いな。で、カズマ、お前に今から覇気の説明をするが、その前に条件がある?」
カズマ「一応聞いてやる、なんだ?」
ダクネス「その、先ほどのお前が私の鉄壁の防御を破って吹き飛ばしたのがあるだろう?」
カズマ「あぁ。俺のチトチトの力で俺がダクネスを越える力を発揮して吹き飛ばした、アレな」
ダクネス「また後で、同じのをやって貰いたい…それが条件だ」
カズマ「なんだ、俺に吹き飛ばされた感覚が癖になったのか?」
ダクネス「そうd……って、違うぞ!?」
カズマ「今、そうだって言いそうにならなかったか?」
ダクネス「気のせいだ。私がお願いした理由は絶壁の防御を更に鍛え上げる為だ」
カズマ「はいはい、そういう事にしといてやるよ」
ダクネス「で、どうなのだカズマ?」
カズマ「いいだろう。変な性癖は別として、お前の修行には付き合うよ」
ダクネス「やってくれるか!!ありがとう、カズマ。」
ダクネス「では、条件通り覇気を教えるとしようか」
カズマ「あぁ。頼む」
カズマ「ここはジャイアント・トードの巣がある所じゃねえか…大丈夫なのかよ?」
ダクネス「心配ない。出てきたところで私が盾になってお前を守ろう、私は粘液まみれにっ/////」ハァハァ
カズマ「おーい、ダクネスー?」
ダクネス「おっと、悪いな。で、カズマ、お前に今から覇気の説明をするが、その前に条件がある?」
カズマ「一応聞いてやる、なんだ?」
ダクネス「その、先ほどのお前が私の鉄壁の防御を破って吹き飛ばしたのがあるだろう?」
カズマ「あぁ。俺のチトチトの力で俺がダクネスを越える力を発揮して吹き飛ばした、アレな」
ダクネス「また後で、同じのをやって貰いたい…それが条件だ」
カズマ「なんだ、俺に吹き飛ばされた感覚が癖になったのか?」
ダクネス「そうd……って、違うぞ!?」
カズマ「今、そうだって言いそうにならなかったか?」
ダクネス「気のせいだ。私がお願いした理由は絶壁の防御を更に鍛え上げる為だ」
カズマ「はいはい、そういう事にしといてやるよ」
ダクネス「で、どうなのだカズマ?」
カズマ「いいだろう。変な性癖は別として、お前の修行には付き合うよ」
ダクネス「やってくれるか!!ありがとう、カズマ。」
ダクネス「では、条件通り覇気を教えるとしようか」
カズマ「あぁ。頼む」
54: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)20:07:43 ID:B9c
ダクネス「まずは、覇気についてだ。」
ダクネス「覇気はいわば、この世界における特殊能力だ。そして、覇気は基本的に世界中の全ての人が持っていて、それを開花させるには鍛錬が必要され、実際に体得する人物は極一部だけだ」
ダクネス「だが、覇気を習得したとて必ず討伐や戦いが優位に運ぶわけではない。時には上手く使いこなしたり、応用することも必要だ」
ダクネス「更には覇気は、鍛えれば鍛える程、熟練度が増し、更に強力なものとなる、それが覇気だ!」
カズマ「なんだか長いし、難しいから良く分かんないけど、能力であって凄いって事だけは伝わったよ」
ダクネス「そして、次に覇気の種類を説明しよう」
カズマ「種類?」
ダクネス「覇気はいわば、この世界における特殊能力だ。そして、覇気は基本的に世界中の全ての人が持っていて、それを開花させるには鍛錬が必要され、実際に体得する人物は極一部だけだ」
ダクネス「だが、覇気を習得したとて必ず討伐や戦いが優位に運ぶわけではない。時には上手く使いこなしたり、応用することも必要だ」
ダクネス「更には覇気は、鍛えれば鍛える程、熟練度が増し、更に強力なものとなる、それが覇気だ!」
カズマ「なんだか長いし、難しいから良く分かんないけど、能力であって凄いって事だけは伝わったよ」
ダクネス「そして、次に覇気の種類を説明しよう」
カズマ「種類?」
55: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)20:31:07 ID:B9c
ダクネス「覇気は3種類の「色」が存在する」
カズマ「3種類も!」
ダクネス「そうだ。一つは…」
ジャイアント・トード「」ドシン
カズマ「うわっ、いつの間にジャイアント・トードが一匹来てるぞ!?」
ダクネス「ちょうどいい。カズマ、これから私が実際の覇気を見せてやる。良く見ておけ?」
カズマ「えっ?」
ダクネス「まずは最初に私が見せた「武装色の覇気」だ!」
カズマ「ぶ、武装!?確か、めぐみんが言ってたな?」
カズマ「3種類も!」
ダクネス「そうだ。一つは…」
ジャイアント・トード「」ドシン
カズマ「うわっ、いつの間にジャイアント・トードが一匹来てるぞ!?」
ダクネス「ちょうどいい。カズマ、これから私が実際の覇気を見せてやる。良く見ておけ?」
カズマ「えっ?」
ダクネス「まずは最初に私が見せた「武装色の覇気」だ!」
カズマ「ぶ、武装!?確か、めぐみんが言ってたな?」
56: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)20:39:17 ID:B9c
ジャイアント・トード「」シュル
カズマ「捕食する気か!」
ダクネス「武装硬化!!」ガッキン
ダクネス「ふんっ」ドゴン
ガキン
カズマ「っ!?」
ジャイアント・トード「」クラッ
ドン
ダクネス「ふう、どうだったか?」
カズマ「す、すげぇ…。ジャイアント・トードの舌を硬化したパンチで殴り返し、その衝撃でジャイアント・トードを倒すなんてなぁ…」
ダクネス「見たか。これが武装色の覇気……体に見えない鎧のような力を作り出す覇気だ」
カズマ「捕食する気か!」
ダクネス「武装硬化!!」ガッキン
ダクネス「ふんっ」ドゴン
ガキン
カズマ「っ!?」
ジャイアント・トード「」クラッ
ドン
ダクネス「ふう、どうだったか?」
カズマ「す、すげぇ…。ジャイアント・トードの舌を硬化したパンチで殴り返し、その衝撃でジャイアント・トードを倒すなんてなぁ…」
ダクネス「見たか。これが武装色の覇気……体に見えない鎧のような力を作り出す覇気だ」
57: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)21:01:26 ID:B9c
カズマ「見えない鎧って響きがカッコいいな! けど、ダクネスは鎧だらけじゃねぇか?」
ダクネス「よ、余計な事は言わなくていい!?」
ダクネス「で、武装色の覇気は私が最初に使用したように防御だけでなく、先ほどみたいに攻撃にも転用できる」
カズマ「防御と攻撃が同時で出来るなんて益々かっこいいな!!」
ダクネス「それだけではないぞ。応用すれば武器に纏わせて威力を上げたり、上達させれば私にみたいに全身に纏わせて硬化させることも可能になるぞ」ガッキン
カズマ「おぉーーーー!!!」パチパチ
ダクネス「だが、一番の醍醐味は、悪魔の実の能力者の弱点を突くことを除けばこの覇気が唯一の対抗策となりえる事だ」
カズマ「なんだと、一体どういうことだ?」
ダクネス「そのままの意味だ。攻撃を無効化する能力なら攻撃を容易に当てられるという事だ。また、能力者の攻撃も防げるぞ」
カズマ「なんと、武装って覇気は本当に便利で、凄いんだな!!」
ダクネス「ただし、使用し過ぎるとしばらくは覇気が使えなくなるからそこは要注意だ」
カズマ「成る程な」
ダクネス「よ、余計な事は言わなくていい!?」
ダクネス「で、武装色の覇気は私が最初に使用したように防御だけでなく、先ほどみたいに攻撃にも転用できる」
カズマ「防御と攻撃が同時で出来るなんて益々かっこいいな!!」
ダクネス「それだけではないぞ。応用すれば武器に纏わせて威力を上げたり、上達させれば私にみたいに全身に纏わせて硬化させることも可能になるぞ」ガッキン
カズマ「おぉーーーー!!!」パチパチ
ダクネス「だが、一番の醍醐味は、悪魔の実の能力者の弱点を突くことを除けばこの覇気が唯一の対抗策となりえる事だ」
カズマ「なんだと、一体どういうことだ?」
ダクネス「そのままの意味だ。攻撃を無効化する能力なら攻撃を容易に当てられるという事だ。また、能力者の攻撃も防げるぞ」
カズマ「なんと、武装って覇気は本当に便利で、凄いんだな!!」
ダクネス「ただし、使用し過ぎるとしばらくは覇気が使えなくなるからそこは要注意だ」
カズマ「成る程な」
58: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)21:24:42 ID:B9c
ダクネス「では次は二つ目の覇気「見聞色の覇気」を教えよう」
カズマ「見聞色? そういえばさっき、めぐみんが使えるとか言ってたけど?」
ダクネス「めぐみんも使えるようだが、今回は私が実際に見せよう」
カズマ「ダクネスは、その見聞色を使えるのか?」
ダクネス「もちろん、使えるぞ。」
ジャイアント・トード「「」」ドシン、ドシン
カズマ「ゲッ!?今度は別の方から二匹のジャイアント・トードが!?」
ダクネス「タイミングが良いな。では、見聞色の覇気を見せてやろう」スッ
カズマ「見聞色? そういえばさっき、めぐみんが使えるとか言ってたけど?」
ダクネス「めぐみんも使えるようだが、今回は私が実際に見せよう」
カズマ「ダクネスは、その見聞色を使えるのか?」
ダクネス「もちろん、使えるぞ。」
ジャイアント・トード「「」」ドシン、ドシン
カズマ「ゲッ!?今度は別の方から二匹のジャイアント・トードが!?」
ダクネス「タイミングが良いな。では、見聞色の覇気を見せてやろう」スッ
59: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)21:30:58 ID:B9c
カズマ「おい、なに目を瞑っtダクネス「いいから、黙って見ろ」
ダクネス「ふむ。片方のジャイアント・トードが口を開けて私を食べようとしているな」
ジャイアント・トード「」グワッ
ダクネス「だが、当たらんぞ」ヒョイ
カズマ「なっ!?」
ダクネス「そして、もう一方は舌で捕食しようとしているな」
ジャイアント・トード「」シュル
ダクネス「甘いな!」ヒョイ
カズマ「えええぇぇーーー、目を瞑ってるはずなのに、軽々とジャイアント・トードの攻撃を交わしてるっ!!?」
ダクネス「ふむ。片方のジャイアント・トードが口を開けて私を食べようとしているな」
ジャイアント・トード「」グワッ
ダクネス「だが、当たらんぞ」ヒョイ
カズマ「なっ!?」
ダクネス「そして、もう一方は舌で捕食しようとしているな」
ジャイアント・トード「」シュル
ダクネス「甘いな!」ヒョイ
カズマ「えええぇぇーーー、目を瞑ってるはずなのに、軽々とジャイアント・トードの攻撃を交わしてるっ!!?」
60: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)21:46:47 ID:B9c
ダクネス「見たか?」ヒョイ
ダクネス「これが」ヒョイ
ダクネス「見聞色の覇気……」ヒョイ
ダクネス「相手の気配をより強く感じる覇気…」ヒョイ
ダクネス「だ!」ヒョイ
カズマ「すげぇー。余裕で避けながら説明までしてんなぁ……。」
ダクネス「よっと!」スタッ
ダクネス「でな、この力は高めることで視界に入らない相手の位置や数を把握したり、相手が次の瞬間に何をするか先読みしたりすることが出来る!」
カズマ「うぉっ、なんだそれ!? 夢にまだみた予知じゃねぇか!?」
ダクネス「予知、という単語は別として、更に鍛え上げれば相手の力量を見極める事はおろか、少し先の未来まで見る事が可能となるのだ」
カズマ「本当に未来予知だ!! 便利だな、見聞色も」
ダクネス「まだあるぞ。相手の心や感情さえも読み取る事が出来る。しかも見聞色は生まれ付きか、戦いでの極限状態に見に付くともされている。だが、冷静でないと上手く発動しないからな、気を付けろ」
カズマ「あぁ、分かった!」
ダクネス「これが」ヒョイ
ダクネス「見聞色の覇気……」ヒョイ
ダクネス「相手の気配をより強く感じる覇気…」ヒョイ
ダクネス「だ!」ヒョイ
カズマ「すげぇー。余裕で避けながら説明までしてんなぁ……。」
ダクネス「よっと!」スタッ
ダクネス「でな、この力は高めることで視界に入らない相手の位置や数を把握したり、相手が次の瞬間に何をするか先読みしたりすることが出来る!」
カズマ「うぉっ、なんだそれ!? 夢にまだみた予知じゃねぇか!?」
ダクネス「予知、という単語は別として、更に鍛え上げれば相手の力量を見極める事はおろか、少し先の未来まで見る事が可能となるのだ」
カズマ「本当に未来予知だ!! 便利だな、見聞色も」
ダクネス「まだあるぞ。相手の心や感情さえも読み取る事が出来る。しかも見聞色は生まれ付きか、戦いでの極限状態に見に付くともされている。だが、冷静でないと上手く発動しないからな、気を付けろ」
カズマ「あぁ、分かった!」
61: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)21:58:42 ID:B9c
カズマ「って、あれ待てよ?」
ダクネス「どうした?」
カズマ「いや、実は以前、めぐみんも……」
~回想~
めぐみん「ですから、心配はないと言っているじゃないですか。この程度は………」スッ
めぐみん「簡単に避けれますよ」ヒョイ
ジャイアント・トード「」グワッ
めぐみん「次はもう片方からですか。」ヒョイ
ジャイアント・トード「」カパッ
めぐみん「今度は自慢の長い下で捕食する気ですか? ですが…」
ジャイアント・トード「」シュル
めぐみん「そのようなものは私に通じませんよ」ヒョイ
~回想終了~
カズマ「軽々とジャイアント・トードの攻撃を先読みするかのように交わしていたけど、あれも?」
ダクネス「あぁ、違いないだろう。回想でめぐみんが使用していたのも正真正銘、見聞色の覇気だな」
ダクネス「どうした?」
カズマ「いや、実は以前、めぐみんも……」
~回想~
めぐみん「ですから、心配はないと言っているじゃないですか。この程度は………」スッ
めぐみん「簡単に避けれますよ」ヒョイ
ジャイアント・トード「」グワッ
めぐみん「次はもう片方からですか。」ヒョイ
ジャイアント・トード「」カパッ
めぐみん「今度は自慢の長い下で捕食する気ですか? ですが…」
ジャイアント・トード「」シュル
めぐみん「そのようなものは私に通じませんよ」ヒョイ
~回想終了~
カズマ「軽々とジャイアント・トードの攻撃を先読みするかのように交わしていたけど、あれも?」
ダクネス「あぁ、違いないだろう。回想でめぐみんが使用していたのも正真正銘、見聞色の覇気だな」
62: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)22:04:24 ID:B9c
カズマ「で、最後の三つ目の覇気はなんだ?」
ダクネス「あぁ。それなんだが、」
カズマ「ん?」
ダクネス「三つ目の覇気は、使える者が非常に少ない上に珍しいため、一般に武装色や見聞色の2種類を「覇気」としているのだ」
カズマ「どういう事だよ? 分かるように説明しろ??」
ダクネス「まぁ、つまりだな……その……」
カズマ「おい、ダクネス?」
ダクネス「あぁー、とにかく、カズマ。お前に三つ目の覇気を教えるには早すぎる…ではない、無理だ!!」
カズマ「はぁっ!?」
ダクネス「と、とにかく、今私が教えた二つの覇気を習得してもらおう」
カズマ「おい、話を変えるn…って、お、俺も出来るのか?!」
ダクネス「?……当たり前だろ。ただし、とことん鍛え抜かないといけないからな……覚悟はしておけよ」
カズマ「あ、あぁ…。」
ドシン、ドシン
カズマ「んっ?」クルッ
ダクネス「あぁ。それなんだが、」
カズマ「ん?」
ダクネス「三つ目の覇気は、使える者が非常に少ない上に珍しいため、一般に武装色や見聞色の2種類を「覇気」としているのだ」
カズマ「どういう事だよ? 分かるように説明しろ??」
ダクネス「まぁ、つまりだな……その……」
カズマ「おい、ダクネス?」
ダクネス「あぁー、とにかく、カズマ。お前に三つ目の覇気を教えるには早すぎる…ではない、無理だ!!」
カズマ「はぁっ!?」
ダクネス「と、とにかく、今私が教えた二つの覇気を習得してもらおう」
カズマ「おい、話を変えるn…って、お、俺も出来るのか?!」
ダクネス「?……当たり前だろ。ただし、とことん鍛え抜かないといけないからな……覚悟はしておけよ」
カズマ「あ、あぁ…。」
ドシン、ドシン
カズマ「んっ?」クルッ
63: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)22:07:45 ID:B9c
ジャイアント・トード「「」」
カズマ「うわぁっ!!? い、いつの間にか俺の周りに二匹集まってるぅっ!!?」
ダクネス「カズマ!私を盾nカズマ「出来るか!!」
カズマ「逃げろーーー!!」ダッダッダ
ダクネス「あ、おい、カズマ!?」
ジャイアント・トード「「」」ドシンドシン、ドシンドシン
カズマ「ぎゃああああぁぁーーー、追いかけてきたああぁぁーーー!?」
ダクネス「慌てて逃げるからだ! カズマー、走らずに止まれ。そして、私が来るまで何とか持ちこたえてくれ!」ダッ
カズマ「うわぁっ!!? い、いつの間にか俺の周りに二匹集まってるぅっ!!?」
ダクネス「カズマ!私を盾nカズマ「出来るか!!」
カズマ「逃げろーーー!!」ダッダッダ
ダクネス「あ、おい、カズマ!?」
ジャイアント・トード「「」」ドシンドシン、ドシンドシン
カズマ「ぎゃああああぁぁーーー、追いかけてきたああぁぁーーー!?」
ダクネス「慌てて逃げるからだ! カズマー、走らずに止まれ。そして、私が来るまで何とか持ちこたえてくれ!」ダッ
64: 名無しさん@おーぷん 2018/08/07(火)23:31:14 ID:B9c
カズマ「そ、そう言われてもなぁ~!?」キキッ
ジャイアント・トード「」シュル
カズマ「うおっ!?」ヒョイ
ジャイアント・トード「」シュル
カズマ「よっと!?」ヒョイ
ダクネス「見聞色ではないが、見事な反射神経だぞ、カズマ!」
カズマ「感心してないで、早く来て助けてくれぇ!!」ヒョイ
ジャイアント・トード「」シュル
カズマ「うおっ!?」ヒョイ
ジャイアント・トード「」シュル
カズマ「よっと!?」ヒョイ
ダクネス「見聞色ではないが、見事な反射神経だぞ、カズマ!」
カズマ「感心してないで、早く来て助けてくれぇ!!」ヒョイ
65: 名無しさん@おーぷん 2018/08/08(水)00:44:22 ID:TsM
ジャイアント・トード「」シュル
カズマ「よっ!」ヒョイ
ガッ
カズマ「あっ!(ヤベッ、舌に引っ掛かって!?)」ドサッ
ダクネス「カズマ!?」
カズマ「イタタ…。あっ!!」
ジャイアント・トード「」シュル
ビュン
カズマ「よっ!」ヒョイ
ガッ
カズマ「あっ!(ヤベッ、舌に引っ掛かって!?)」ドサッ
ダクネス「カズマ!?」
カズマ「イタタ…。あっ!!」
ジャイアント・トード「」シュル
ビュン
66: 名無しさん@おーぷん 2018/08/08(水)00:50:26 ID:TsM
カズマ「うおっ!(舌が俺の方に向かって!)」
ビューーーーーーーーン
カズマ「くっ………(俺はこのまま捕食されて!!)」
ダクネス「カズマアアアアアアァァァァーーーーーーーーッ!!!!?」
カズマ「くっそおおおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!!」ゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーー
ダクネス「っ!!?」
ビューーーーーーーーン
カズマ「くっ………(俺はこのまま捕食されて!!)」
ダクネス「カズマアアアアアアァァァァーーーーーーーーッ!!!!?」
カズマ「くっそおおおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!!」ゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーー
ダクネス「っ!!?」
67: 名無しさん@おーぷん 2018/08/08(水)00:54:00 ID:TsM
ジャイアント・トード「「」」ドクン
カズマ「…………………あれ?」パチッ
ジャイアント・トード「「」」フラッ
ドサッ
ジャイアント・トード「「」」
カズマ「…………………なっ!?」
カズマ「え、なんでジャイアント・トードが倒れたんだ……」
カズマ「えっ、えぇと…………」
カズマ「…………………なっ」
カズマ「なんじゃこりゃあああああああぁぁーーーーーー!!!??」
カズマ「…………………あれ?」パチッ
ジャイアント・トード「「」」フラッ
ドサッ
ジャイアント・トード「「」」
カズマ「…………………なっ!?」
カズマ「え、なんでジャイアント・トードが倒れたんだ……」
カズマ「えっ、えぇと…………」
カズマ「…………………なっ」
カズマ「なんじゃこりゃあああああああぁぁーーーーーー!!!??」
68: 名無しさん@おーぷん 2018/08/08(水)01:11:47 ID:TsM
ダクネス「…………………」ポカーン
ナンジャコリャアアアアアアアアアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダクネス「ハッ!?」
ダクネス「カズマ!!」
カズマ「え、なんで急に倒れたんだ、意味不明だ!?つーか、ジャイアント・トードが白目向いてて、気持ち悪いわ!?」
ダクネス「おーい、カズマーー!!」
カズマ「モンスターが白目向いてんの初めてみたわ!! 大体、俺がなんにもしてないのに勝手に倒れるなんてアリか、アリなら誰か言ってくれえぇー!?」
ダクネス「…………どうやら気が動転してて、聞こえないようだな」
ダクネス(それにしても、これは一体どういう事だ!!)
ダクネス(カズマから突然発せられたあの威圧………まさかの「アレ」じゃないか!?)
ダクネス(本当に何がどうなっているのだ! カズマに「アレ」が発動できるとは思ってもみなかったはずなのだが。しかし、まぁいい、これはこれで……)
ダクネス(面白くなりそうだ/////)ゾクゾク
ダクネス(まったく普通の奴だと思っていたはずが、実はとんでもない素質があったとはなぁ…。カズマ、お前はどこまで私を興奮させたら気が済むのだっ!?/////)ハァハァ
カズマ「なんでだあああぁぁぁーーーーーーーっ!!?」
ナンジャコリャアアアアアアアアアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダクネス「ハッ!?」
ダクネス「カズマ!!」
カズマ「え、なんで急に倒れたんだ、意味不明だ!?つーか、ジャイアント・トードが白目向いてて、気持ち悪いわ!?」
ダクネス「おーい、カズマーー!!」
カズマ「モンスターが白目向いてんの初めてみたわ!! 大体、俺がなんにもしてないのに勝手に倒れるなんてアリか、アリなら誰か言ってくれえぇー!?」
ダクネス「…………どうやら気が動転してて、聞こえないようだな」
ダクネス(それにしても、これは一体どういう事だ!!)
ダクネス(カズマから突然発せられたあの威圧………まさかの「アレ」じゃないか!?)
ダクネス(本当に何がどうなっているのだ! カズマに「アレ」が発動できるとは思ってもみなかったはずなのだが。しかし、まぁいい、これはこれで……)
ダクネス(面白くなりそうだ/////)ゾクゾク
ダクネス(まったく普通の奴だと思っていたはずが、実はとんでもない素質があったとはなぁ…。カズマ、お前はどこまで私を興奮させたら気が済むのだっ!?/////)ハァハァ
カズマ「なんでだあああぁぁぁーーーーーーーっ!!?」
69: 名無しさん@おーぷん 2018/08/11(土)21:20:29 ID:tdH
~ギルド~
カズマ「も、戻ったぞぉ~」フラフラ
めぐみん「あ、カズマ。覇気の修行は、どうでした?」
カズマ「疲れた…。ってか、訳わかんねぇ」
アクア「何があったのよ?」
カズマ「………」グタ~
アクア「ちょっとぉ、無視しないでよ!?」
ダクネス「まぁまぁ。カズマは今日ある覇気の修行中にある事があって、驚いている内に疲れただけだ。」
めぐみん「ある事?」
アクア「何に驚いてたのよ?」
ダクネス「そうだな…。まぁ、後々のお楽しみという事にしておいてやろう。今は何も聞くな」
アクア「ダクネスー、もったいぶらずに教えなさいよ!!」
めぐみん「そうですよ、気になるではありませんか!?」
ダクネス「なに…そのうち分かる。凄い事だ」フッ
アクア・めぐみん「「はぁっ?!」」
カズマ「ZZZ………」スースー
カズマ「も、戻ったぞぉ~」フラフラ
めぐみん「あ、カズマ。覇気の修行は、どうでした?」
カズマ「疲れた…。ってか、訳わかんねぇ」
アクア「何があったのよ?」
カズマ「………」グタ~
アクア「ちょっとぉ、無視しないでよ!?」
ダクネス「まぁまぁ。カズマは今日ある覇気の修行中にある事があって、驚いている内に疲れただけだ。」
めぐみん「ある事?」
アクア「何に驚いてたのよ?」
ダクネス「そうだな…。まぁ、後々のお楽しみという事にしておいてやろう。今は何も聞くな」
アクア「ダクネスー、もったいぶらずに教えなさいよ!!」
めぐみん「そうですよ、気になるではありませんか!?」
ダクネス「なに…そのうち分かる。凄い事だ」フッ
アクア・めぐみん「「はぁっ?!」」
カズマ「ZZZ………」スースー
70: 名無しさん@おーぷん 2018/08/11(土)21:31:59 ID:tdH
~数日後~
ダクネス「クエストの合間を縫って、覇気の修行を付けているが、そろそろ武装色と見聞色は習得できただろう?」
カズマ「あぁ。とりあえず、見聞色はなんとか物になったけど、武装色がまだなんだよな…」
ダクネス「そうか。」
ダクネス(そういえば、武装色と見聞色の他に、『アレ』の兆候が見れていない…)
ダクネス(最初に修行を付けた時にカズマがジャイアント・トードを2匹気絶させたのは間違いなくアレなのだが、それ以降はここ数日、全然発動しなかった)
ダクネス(……………私の気のせいだったのだろうか…。)
ウ~ウ~
カズマ「なんだ!?」
ダクネス「むっ、これは!!」
ダクネス「クエストの合間を縫って、覇気の修行を付けているが、そろそろ武装色と見聞色は習得できただろう?」
カズマ「あぁ。とりあえず、見聞色はなんとか物になったけど、武装色がまだなんだよな…」
ダクネス「そうか。」
ダクネス(そういえば、武装色と見聞色の他に、『アレ』の兆候が見れていない…)
ダクネス(最初に修行を付けた時にカズマがジャイアント・トードを2匹気絶させたのは間違いなくアレなのだが、それ以降はここ数日、全然発動しなかった)
ダクネス(……………私の気のせいだったのだろうか…。)
ウ~ウ~
カズマ「なんだ!?」
ダクネス「むっ、これは!!」
71: 名無しさん@おーぷん 2018/08/11(土)21:42:33 ID:tdH
受付嬢(ルナ)『冒険者各員は至急正門に集まって下さい!繰り返します、冒険者各員は至急正門に集まって下さい!』
カズマ「この声、あの受付のお姉さんだよな?」
ダクネス「この時期に、正門集合と冒険者全員に呼び掛けるこのアナウンス……間違いないな」
カズマ「はぁっ? なにがだよ?」
ダクネス「知らないのか? あ、カズマは遠い所から来たばかりだったな…」
カズマ「なんだ? この時期にアクセルの街に何かあんのか??」
ダクネス「説明するより見せた方が早い。カズマ、私らも正門に急ぐぞ!」ダッ
カズマ「あ、おい、ダクネス!?」ダッ
カズマ「この声、あの受付のお姉さんだよな?」
ダクネス「この時期に、正門集合と冒険者全員に呼び掛けるこのアナウンス……間違いないな」
カズマ「はぁっ? なにがだよ?」
ダクネス「知らないのか? あ、カズマは遠い所から来たばかりだったな…」
カズマ「なんだ? この時期にアクセルの街に何かあんのか??」
ダクネス「説明するより見せた方が早い。カズマ、私らも正門に急ぐぞ!」ダッ
カズマ「あ、おい、ダクネス!?」ダッ
72: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)01:27:11 ID:FFQ
~正門~
ゾロゾロ、ワイワイ
ダクネス「おー、今回もたくさんの人が集まっているな」
カズマ「なんだ、凄い数の冒険者たちが!?」
アクア「あ、カズマ。それにダクネスも!!」
カズマ「アクア、お前も来てたのか?」
アクア「もちろん。この世界の収穫イベントだもん。参加するに決まってるじゃないの」
カズマ「収穫イベント……なんの収穫だよ?」
ダクネス「それは見た方が早いと言っただろ? おっ、そろそろ来る頃だな」
ゾロゾロ、ワイワイ
ダクネス「おー、今回もたくさんの人が集まっているな」
カズマ「なんだ、凄い数の冒険者たちが!?」
アクア「あ、カズマ。それにダクネスも!!」
カズマ「アクア、お前も来てたのか?」
アクア「もちろん。この世界の収穫イベントだもん。参加するに決まってるじゃないの」
カズマ「収穫イベント……なんの収穫だよ?」
ダクネス「それは見た方が早いと言っただろ? おっ、そろそろ来る頃だな」
73: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)01:31:28 ID:FFQ
めぐみん「嵐が、来る…」
カズマ「って、めぐみんも居るのかよ!? しかも一番前に!!」
冒険者たち「収穫だああぁぁーーー!!!」
カズマ「おわっ、びっくりしたぁ!? お祭りみたいな騒ぎだな!」
アクア「マヨネーズ、もってこーい!」
カズマ「お前も祭り騒ぎかよ!? ってか、マヨネーズって!!?」
ダクネス「来たぞ、カズマ。あれだ!!」ビシッ
カズマ「んーっ?」チラチラッ
ゾロゾロゾロゾロ
カズマ「なんだ、なにか緑のような物がたくさん……!?」
カズマ「って、めぐみんも居るのかよ!? しかも一番前に!!」
冒険者たち「収穫だああぁぁーーー!!!」
カズマ「おわっ、びっくりしたぁ!? お祭りみたいな騒ぎだな!」
アクア「マヨネーズ、もってこーい!」
カズマ「お前も祭り騒ぎかよ!? ってか、マヨネーズって!!?」
ダクネス「来たぞ、カズマ。あれだ!!」ビシッ
カズマ「んーっ?」チラチラッ
ゾロゾロゾロゾロ
カズマ「なんだ、なにか緑のような物がたくさん……!?」
74: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)01:40:59 ID:FFQ
キャベツ「きゃべきゃべきゃべ、つーーーーーーーー」
カズマ「なんじゃこりゃああぁぁーーーー!!? キャベツが大群で空を飛んでるぞ!?」
ダクネス「そうだ、これこそが冒険者たちが正門に集まった理由。そう、この時期にだけ現れるキャベツの収穫イベントだ!!」
カズマ「マジかよ!!」
アクア「この世界のキャベツは飛ぶわ!味が濃縮してきて、収穫の時期が近づくと簡単に食われてたまるかとばかりに。」
アクア「街や草原を疾走する彼らは、大陸を渡り、海を越え、最後には人知れぬ秘境の奥で誰にも食べられずにひっそりと息を引き取ると言われているわ。」
アクア「私達はひと玉でも彼らを捕まえて美味しく食べてあげようってことよ。」
カズマ「この世界のキャベツ、半端ねえなぁ~。」
受付嬢(ルナ)「皆さーん!今年もキャベツの収穫時期がやってまいりました!今年のキャベツはできがよく、ひと玉の収穫につき、10000エリスです。出来るだけ多くのキャベツを捕まえ此処に収めて下さい!」
カズマ「俺、もう帰って寝てもいいかな?」シラー
カズマ「なんじゃこりゃああぁぁーーーー!!? キャベツが大群で空を飛んでるぞ!?」
ダクネス「そうだ、これこそが冒険者たちが正門に集まった理由。そう、この時期にだけ現れるキャベツの収穫イベントだ!!」
カズマ「マジかよ!!」
アクア「この世界のキャベツは飛ぶわ!味が濃縮してきて、収穫の時期が近づくと簡単に食われてたまるかとばかりに。」
アクア「街や草原を疾走する彼らは、大陸を渡り、海を越え、最後には人知れぬ秘境の奥で誰にも食べられずにひっそりと息を引き取ると言われているわ。」
アクア「私達はひと玉でも彼らを捕まえて美味しく食べてあげようってことよ。」
カズマ「この世界のキャベツ、半端ねえなぁ~。」
受付嬢(ルナ)「皆さーん!今年もキャベツの収穫時期がやってまいりました!今年のキャベツはできがよく、ひと玉の収穫につき、10000エリスです。出来るだけ多くのキャベツを捕まえ此処に収めて下さい!」
カズマ「俺、もう帰って寝てもいいかな?」シラー
75: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)01:50:12 ID:FFQ
ダクネス「逃げるのは男らしくないぞ、カズマ。見ろ、女の私を!!」ダッ
カズマ「あっ!」
キャベツ「きゃべつーー」
男「うわああぁーー!?」
ダクネス「はああああーーー!!」ドゴン
ダクネス「ぐふぅっ!///」
男「!?」
ダクネス「くっ。ここは私が、今のうちに離れろ」
キャベツたち「きゃべきゃべーー」
ダクネス「ぐはぁーーっ!///」ドンガンゴン
カズマ「ダクネスウウウゥゥゥゥーーーー!?」
カズマ「あっ!」
キャベツ「きゃべつーー」
男「うわああぁーー!?」
ダクネス「はああああーーー!!」ドゴン
ダクネス「ぐふぅっ!///」
男「!?」
ダクネス「くっ。ここは私が、今のうちに離れろ」
キャベツたち「きゃべきゃべーー」
ダクネス「ぐはぁーーっ!///」ドンガンゴン
カズマ「ダクネスウウウゥゥゥゥーーーー!?」
76: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)01:59:15 ID:FFQ
ダクネス「鉄板に武装硬化………『鉄壁の防御』」ガキン
ダクネス「これなら、どうだ!!」
キャベツ「きゃべつーーー」
ダクネス「ぐっ!? 先ほどの痛みが無いが、当たった時の振動が凄まじいっ!///」ガンガンガン
男「む、無理だ!せめて、あんただけでも逃げてくれ!?」
ダクネス「バカを言うな。倒れたものを見捨てるなど・・・出来るものか?!」
冒険者A「騎士の鏡だ!」
冒険者B「おぉ…」
クルセイダーA「俺も騎士として見習わなければ」
女「例え大変だと分かっていても、人を守るなんて…」ウットリ
カズマ(ダクネス、お前って奴は……んっ!?)
ダクネス「これなら、どうだ!!」
キャベツ「きゃべつーーー」
ダクネス「ぐっ!? 先ほどの痛みが無いが、当たった時の振動が凄まじいっ!///」ガンガンガン
男「む、無理だ!せめて、あんただけでも逃げてくれ!?」
ダクネス「バカを言うな。倒れたものを見捨てるなど・・・出来るものか?!」
冒険者A「騎士の鏡だ!」
冒険者B「おぉ…」
クルセイダーA「俺も騎士として見習わなければ」
女「例え大変だと分かっていても、人を守るなんて…」ウットリ
カズマ(ダクネス、お前って奴は……んっ!?)
77: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)02:07:15 ID:FFQ
ダクネス「むくつけき男達が私の肌を見て興奮している!何という辱め!汚らわしい!たまらん!/////?」ハァハァハァハァ
カズマ(よ、喜んでる!?)
冒険者たち「頑張れーーーー、金髪クルセイダーーーー!!!」
カズマ(違う。皆、誤解してるぞ!!)
めぐみん「ふふふ、あれほどの敵の大群を前にして、能力による爆裂技を放つ衝動が抑えられようか!いや、ない!」カアアァァーーー
カズマ「いや、あるよ!?」
めぐみん「エクスプロージョン!」バッ
ドオオオオオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
冒険者C「うわああぁぁーーーー!?」
冒険者D「ひええええぇーーー!?」
めぐみん「まとめて、ダブルエクスプロージョン!!」バッ、バッ
ドオオオオオオオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーン、ドオオオオオオオオオォォォォォーーーーーーーーーーーーン
ダクネス「くぁああああああああああああ!/////」
カズマ(よ、喜んでる!?)
冒険者たち「頑張れーーーー、金髪クルセイダーーーー!!!」
カズマ(違う。皆、誤解してるぞ!!)
めぐみん「ふふふ、あれほどの敵の大群を前にして、能力による爆裂技を放つ衝動が抑えられようか!いや、ない!」カアアァァーーー
カズマ「いや、あるよ!?」
めぐみん「エクスプロージョン!」バッ
ドオオオオオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
冒険者C「うわああぁぁーーーー!?」
冒険者D「ひええええぇーーー!?」
めぐみん「まとめて、ダブルエクスプロージョン!!」バッ、バッ
ドオオオオオオオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーン、ドオオオオオオオオオォォォォォーーーーーーーーーーーーン
ダクネス「くぁああああああああああああ!/////」
78: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)02:13:56 ID:FFQ
カズマ「キャベツだけじゃなくて、皆やダクネスまで巻き込んでるぞ!?」
めぐみん「ナイス爆裂!」グッ
カズマ「いや、ナイスじゃねぇよ!?」
めぐみん「むっ! まだ大群が残っているようですね…」チラッ
キャベツたち「きゃべきゃべきゃべ、つーーーーーーー」ゾロゾロ
冒険者E「お、おい、今年のキャベツ、ヤケに多くねぇか!?」
冒険者F「きっと、いつもより育ち過ぎて、かなり繁殖してるんだ!!」
キャベツたち「きゃべつーーーーーーーー」ゾロゾロゾロ
クルセイダーA「うわぁっ、やっぱ多すぎる!?」ガンガン
女「しかも攻撃もいつもより激しいし、痛い!」ガン
男「これ以上は無理だ!」ガン
めぐみん「ナイス爆裂!」グッ
カズマ「いや、ナイスじゃねぇよ!?」
めぐみん「むっ! まだ大群が残っているようですね…」チラッ
キャベツたち「きゃべきゃべきゃべ、つーーーーーーー」ゾロゾロ
冒険者E「お、おい、今年のキャベツ、ヤケに多くねぇか!?」
冒険者F「きっと、いつもより育ち過ぎて、かなり繁殖してるんだ!!」
キャベツたち「きゃべつーーーーーーーー」ゾロゾロゾロ
クルセイダーA「うわぁっ、やっぱ多すぎる!?」ガンガン
女「しかも攻撃もいつもより激しいし、痛い!」ガン
男「これ以上は無理だ!」ガン
79: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)02:19:39 ID:FFQ
受付嬢(ルナ)「こ、これは流石に予想外ですよ…。キャベツができが良くても、皆さんにもしもの事があれば大変です」
受付嬢(ルナ)「み、皆さん、収穫できた分だけの報酬はお出しします。ですから、早く街中に避難してください!!」
ダクネス「うおおおぉぉーーー、私は一歩も引かんぞ!(もっとだ、もっと来い!!??)」
アクア「逃げたら、女神の名が廃るわ!!」
めぐみん「まだまだ撃ちますよ、エクスプロージョン」バッ
カズマ「お前ら……」
冒険者G「見ろ、あいつら! 最後まで立ち向かい続けるなんてカッコいいぞ!」
冒険者H「最高だああぁーーーー!!」
受付嬢(ルナ)「み、皆さん、収穫できた分だけの報酬はお出しします。ですから、早く街中に避難してください!!」
ダクネス「うおおおぉぉーーー、私は一歩も引かんぞ!(もっとだ、もっと来い!!??)」
アクア「逃げたら、女神の名が廃るわ!!」
めぐみん「まだまだ撃ちますよ、エクスプロージョン」バッ
カズマ「お前ら……」
冒険者G「見ろ、あいつら! 最後まで立ち向かい続けるなんてカッコいいぞ!」
冒険者H「最高だああぁーーーー!!」
80: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)02:27:55 ID:FFQ
めぐみん「むっ、カズマ、危ない!?」
カズマ「えっ?」
キャベツ「きゃべつーーー」
カズマ「ぐはっ!?」ビシッ
キャベツたち「きゃべきゃべきゃべ、つーーーーーーーーーー」
カズマ「って、おい、今度はなんで俺の方に一斉に来るんだよ!?」ダッダッダ
キャベツたち「きゃべつーーーーーー」
カズマ「うおおぉぉーーー!!」ダダダッ
アクア「ぷっぷっぷ。カズマの奴、あんな緑のジャージなんて来てるから、仲間と思って寄って来るのよ」クスクス
めぐみん「そういえば、同じ色の物って愛着が湧きますからねぇーwww」プルプル
ダクネス「笑っている場合ではない!! カズマを助けに行くぞ!」
カズマ「えっ?」
キャベツ「きゃべつーーー」
カズマ「ぐはっ!?」ビシッ
キャベツたち「きゃべきゃべきゃべ、つーーーーーーーーーー」
カズマ「って、おい、今度はなんで俺の方に一斉に来るんだよ!?」ダッダッダ
キャベツたち「きゃべつーーーーーー」
カズマ「うおおぉぉーーー!!」ダダダッ
アクア「ぷっぷっぷ。カズマの奴、あんな緑のジャージなんて来てるから、仲間と思って寄って来るのよ」クスクス
めぐみん「そういえば、同じ色の物って愛着が湧きますからねぇーwww」プルプル
ダクネス「笑っている場合ではない!! カズマを助けに行くぞ!」
81: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)21:40:26 ID:FFQ
冒険者I「見ろ、キャベツの大群が全員、あの冒険者を追ってるぞ!」
冒険者J「どうなるんだ?!」
ガッ
カズマ「おわっ!?」ドサッ
アクア「あ、カズマがこけたわ!」
カズマ「イタタ………あっ!?」
キャベツ「きゃべつーーーーーーーーー」
めぐみん「大変です!? このままですと、カズマがキャベツの一斉攻撃を!?」
ダクネス「そ、それは羨ま、ではなく大変だ!!」
冒険者J「どうなるんだ?!」
ガッ
カズマ「おわっ!?」ドサッ
アクア「あ、カズマがこけたわ!」
カズマ「イタタ………あっ!?」
キャベツ「きゃべつーーーーーーーーー」
めぐみん「大変です!? このままですと、カズマがキャベツの一斉攻撃を!?」
ダクネス「そ、それは羨ま、ではなく大変だ!!」
82: 名無しさん@おーぷん 2018/08/12(日)21:43:31 ID:FFQ
キャベツたち「きゃべきゃべーーー」
カズマ「うっ………(や、ヤバい!?)」
ダクネス「カズマアアアアァァァーーーーーーッ!!?」
カズマ「うわああああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!」ゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーー
ダクネス「っ!?」
アクア「っ!?」
めぐみん「っ!?」
冒険者たち「っ!!?」
受付嬢(ルナ)「っ!!?」
カズマ「うっ………(や、ヤバい!?)」
ダクネス「カズマアアアアァァァーーーーーーッ!!?」
カズマ「うわああああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!」ゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーー
ダクネス「っ!?」
アクア「っ!?」
めぐみん「っ!?」
冒険者たち「っ!!?」
受付嬢(ルナ)「っ!!?」
83: 名無しさん@おーぷん 2018/08/22(水)00:29:48 ID:qnP
キャベツたち「」ドクン
冒険者たち「」ドクン
めぐみん「」ドクン
カズマ「………………………んっ?」パチッ
キャベツたち「」フラッ
ドサドサドサ
(一部の)冒険者たち「」フラッ
ドサドサ
めぐみん「」フラッ
ドサ
キャベツたち・(一部の)冒険者たち・めぐみん「「「」」」
カズマ「……………………はぁっ?!」
冒険者たち「」ドクン
めぐみん「」ドクン
カズマ「………………………んっ?」パチッ
キャベツたち「」フラッ
ドサドサドサ
(一部の)冒険者たち「」フラッ
ドサドサ
めぐみん「」フラッ
ドサ
キャベツたち・(一部の)冒険者たち・めぐみん「「「」」」
カズマ「……………………はぁっ?!」
84: 名無しさん@おーぷん 2018/08/22(水)00:43:01 ID:qnP
カズマ「な、なんだよ…。キャベツが、いやキャベツだけじゃない……周りの奴らとかめぐみんが気絶してる!? なんでだ!!?」キョロキョロ
冒険者A「お、おい……今のって!?」
冒険者D「う、嘘だろ!? まさかこの街にあんなどえらい奴がいたとは!?」
アクア「…………ねぇ、ダクネス」
ダクネス「なんだ?」
アクア「今、カズマが……アレを発動させたんですけど!? 一体、どういうことよ!!」
ダクネス「ここ数日兆候を見ないため、私の気のせいかと思ったが、やはり本当に使えるようだな…」
アクア「えっ、なに、ダクネス…知ってたの!?」
ダクネス「あ、あぁ…。覇気を教えたその日に、ジャイアント・トードを一気に気絶させたんだ、カズマは…。それで確信してた訳だ」
アクア「ちょ、ありえないんですけどぉ!? あんなヒキニートにアレの素質があるなんておかしいんですけど!!?」
ダクネス「いや、人は見た目ではない。時には大きな才能や実力を発揮するものさ」
冒険者A「お、おい……今のって!?」
冒険者D「う、嘘だろ!? まさかこの街にあんなどえらい奴がいたとは!?」
アクア「…………ねぇ、ダクネス」
ダクネス「なんだ?」
アクア「今、カズマが……アレを発動させたんですけど!? 一体、どういうことよ!!」
ダクネス「ここ数日兆候を見ないため、私の気のせいかと思ったが、やはり本当に使えるようだな…」
アクア「えっ、なに、ダクネス…知ってたの!?」
ダクネス「あ、あぁ…。覇気を教えたその日に、ジャイアント・トードを一気に気絶させたんだ、カズマは…。それで確信してた訳だ」
アクア「ちょ、ありえないんですけどぉ!? あんなヒキニートにアレの素質があるなんておかしいんですけど!!?」
ダクネス「いや、人は見た目ではない。時には大きな才能や実力を発揮するものさ」
85: 名無しさん@おーぷん 2018/08/22(水)00:57:46 ID:qnP
カズマ「一体、なにがどうなってんだ!?」
ダクネス「カズマ!!!」
カズマ「だ、ダクネス…?」クルッ
ダクネス「お前、やはり素質があったようだな」
カズマ「へっ?」
アクア「あ~あ、脳までヒキニートだから「素質」ってだけじゃ分からないわよww」プークスクス
カズマ「おい、こら!!」
ダクネス「カズマ…お前に襲い掛かったキャベツ、周りの冒険者とめぐみんが気絶したのはお前自身がやった事だ」
カズマ「はぁっ!?」
ダクネス「そして、本当に素質を秘めていたようだ……………『覇王色』のな!」
カズマ「は、覇王色??」
ルナ(…………………凄い!!)
ルナ(まさか、アクセルの街で覇王色の気質を秘めている者がいて、それがまさかのカズマさんとは……。)
ルナ(これは興味深いです。ステータスが幸運の高さだけというカズマさんの、今後の活躍にかなり期待を寄せられそうです。)
ダクネス「カズマ!!!」
カズマ「だ、ダクネス…?」クルッ
ダクネス「お前、やはり素質があったようだな」
カズマ「へっ?」
アクア「あ~あ、脳までヒキニートだから「素質」ってだけじゃ分からないわよww」プークスクス
カズマ「おい、こら!!」
ダクネス「カズマ…お前に襲い掛かったキャベツ、周りの冒険者とめぐみんが気絶したのはお前自身がやった事だ」
カズマ「はぁっ!?」
ダクネス「そして、本当に素質を秘めていたようだ……………『覇王色』のな!」
カズマ「は、覇王色??」
ルナ(…………………凄い!!)
ルナ(まさか、アクセルの街で覇王色の気質を秘めている者がいて、それがまさかのカズマさんとは……。)
ルナ(これは興味深いです。ステータスが幸運の高さだけというカズマさんの、今後の活躍にかなり期待を寄せられそうです。)
86: 名無しさん@おーぷん 2018/08/23(木)00:29:17 ID:Q9C
~その後~
カズマ「おっ、美味い!! まさかキャベツがこんなにも美味いとは驚きだな!」
めぐみん「いえ、驚きなのは貴方ですよ、カズマ…。」
カズマ「俺が?」
めぐみん「私は気絶してしまいましたが、その直前に感じたあの威圧……間違いなく噂に聞いた『覇王色の覇気』でしたよ!!」
カズマ「そういやあ、その…覇王色ってなんだよ?」
ダクネス「お前に覇気の説明をしていた時、最後の三つ目の覇気だけ説明してなかったのは、覚えているな?」
カズマ「あ、あぁ…。確か、お前あの時、勿体ぶって教えてくれなかっただろ。えっ…って事は最後の三つ目って、その覇王色なのか?!」
ダクネス「あぁ、そうだ! だが、勿体ぶったのではない!! お前に敢えて教えなかっただけだ!」
カズマ「どうしてだよ?」
ダクネス「この際、素質あるお前には教えるしかないが、覇王色の覇気は数百万人に一人しか素質を持たないとされ、故に見聞色や武装色と違って皆が簡単に習得できるような覇気ではない為だ!」
カズマ「す、数百万人に一人だとっ!?」
アクア「だから、アンタが覇王色の覇気を発動させた時は、驚きだったのよ!」
カズマ「おっ、美味い!! まさかキャベツがこんなにも美味いとは驚きだな!」
めぐみん「いえ、驚きなのは貴方ですよ、カズマ…。」
カズマ「俺が?」
めぐみん「私は気絶してしまいましたが、その直前に感じたあの威圧……間違いなく噂に聞いた『覇王色の覇気』でしたよ!!」
カズマ「そういやあ、その…覇王色ってなんだよ?」
ダクネス「お前に覇気の説明をしていた時、最後の三つ目の覇気だけ説明してなかったのは、覚えているな?」
カズマ「あ、あぁ…。確か、お前あの時、勿体ぶって教えてくれなかっただろ。えっ…って事は最後の三つ目って、その覇王色なのか?!」
ダクネス「あぁ、そうだ! だが、勿体ぶったのではない!! お前に敢えて教えなかっただけだ!」
カズマ「どうしてだよ?」
ダクネス「この際、素質あるお前には教えるしかないが、覇王色の覇気は数百万人に一人しか素質を持たないとされ、故に見聞色や武装色と違って皆が簡単に習得できるような覇気ではない為だ!」
カズマ「す、数百万人に一人だとっ!?」
アクア「だから、アンタが覇王色の覇気を発動させた時は、驚きだったのよ!」
87: 名無しさん@おーぷん 2018/08/23(木)00:43:01 ID:Q9C
アクア「よりによって、アンタみたいなヒキニートが、覇王色の覇気を秘める凄い素質だって事も信じられないわよ」
めぐみん「ですが、私たちのメンバーの中にあの覇王色の覇気を使える者が居るって事に関して紅魔族の琴線に触れますよ!」
めぐみん「なによりもそれがカズマだと知ってだけでも、私は感動ですよ!!」
カズマ「さっきから聞いてるけど、俺そんなに凄いのか…?」
ダクネス「当たり前だ。覇王色の覇気を使えるのは『王の資質』を持つとも言われ、過去にこの世界で名を上げた大物や伝説を残した者でさえこの資質を備え、覇王色の覇気を使っていた、という逸話もあるくらいだぞ!」
カズマ「マジかっ!?」
ダクネス「覇王色の覇気は敵を威圧し、場合によっては気絶させる事も出来る。使いこなせば、たくさんの者を簡単に気絶させる事も可能だ…それこそ、三万いや、10万人くらい出来るかもしれない」
カズマ「すげえぇっ!? だから、ジャイアント・トードとかキャベツとか冒険者とかめぐみんが気絶したんだな…。」
アクア「でも、あれはまだ使いこなせていないわね…」
ダクネス「そうだな。ピンチになって偶発的に発動したって訳だからな」
カズマ「そうか。それで、俺は普段から発動できないのか」
めぐみん「それでも、資質を持つと分かれば、かなり収穫ですよ。後は修行あるのみです」
ダクネス「だな。あ、カズマ…もう一つ付け加えるが、覇王色の覇気は普通の鍛錬では強化されない。いわば、当人自身の人間的な成長でしか強化されないから、これからお前がそこをどう成長していくかも鍵になる。心しておけよ」
カズマ「お、おう…。」
アクア「本当に大丈夫なのかしら?」
めぐみん「ですが、私たちのメンバーの中にあの覇王色の覇気を使える者が居るって事に関して紅魔族の琴線に触れますよ!」
めぐみん「なによりもそれがカズマだと知ってだけでも、私は感動ですよ!!」
カズマ「さっきから聞いてるけど、俺そんなに凄いのか…?」
ダクネス「当たり前だ。覇王色の覇気を使えるのは『王の資質』を持つとも言われ、過去にこの世界で名を上げた大物や伝説を残した者でさえこの資質を備え、覇王色の覇気を使っていた、という逸話もあるくらいだぞ!」
カズマ「マジかっ!?」
ダクネス「覇王色の覇気は敵を威圧し、場合によっては気絶させる事も出来る。使いこなせば、たくさんの者を簡単に気絶させる事も可能だ…それこそ、三万いや、10万人くらい出来るかもしれない」
カズマ「すげえぇっ!? だから、ジャイアント・トードとかキャベツとか冒険者とかめぐみんが気絶したんだな…。」
アクア「でも、あれはまだ使いこなせていないわね…」
ダクネス「そうだな。ピンチになって偶発的に発動したって訳だからな」
カズマ「そうか。それで、俺は普段から発動できないのか」
めぐみん「それでも、資質を持つと分かれば、かなり収穫ですよ。後は修行あるのみです」
ダクネス「だな。あ、カズマ…もう一つ付け加えるが、覇王色の覇気は普通の鍛錬では強化されない。いわば、当人自身の人間的な成長でしか強化されないから、これからお前がそこをどう成長していくかも鍵になる。心しておけよ」
カズマ「お、おう…。」
アクア「本当に大丈夫なのかしら?」
88: 名無しさん@おーぷん 2018/08/23(木)00:51:44 ID:Q9C
ダクネス「とにかく、明日から覇気の修行は『覇王色』も前提に私が引き続き指導しよう」
カズマ「分かったよ」
アクア「それにしても、キャベツを他の奴らにも山分けし、報酬も分配で支払われるとはねぇ…。」
めぐみん「どうしたんですか、アクア?」
アクア「どうしてもこうしたもないわよ!? カズマが全部キャベツを気絶して収穫したのに、ほぼ独り占めしたら他の冒険者たちの分が無くなるから山分けっていうのが納得いかないんですけど!?」
ダクネス「仕方がないだろ。私たちだけが他の者よりたくさん報酬を受け取るのも不公平、というしな」
めぐみん「それより私はまだ足りないですよ。流石にキャベツだけというのもアレです……出来ればもう少し別の料理も食べたいのですが…」
ルナ「でしたら、私が振る舞いましょうか」
カズマ「分かったよ」
アクア「それにしても、キャベツを他の奴らにも山分けし、報酬も分配で支払われるとはねぇ…。」
めぐみん「どうしたんですか、アクア?」
アクア「どうしてもこうしたもないわよ!? カズマが全部キャベツを気絶して収穫したのに、ほぼ独り占めしたら他の冒険者たちの分が無くなるから山分けっていうのが納得いかないんですけど!?」
ダクネス「仕方がないだろ。私たちだけが他の者よりたくさん報酬を受け取るのも不公平、というしな」
めぐみん「それより私はまだ足りないですよ。流石にキャベツだけというのもアレです……出来ればもう少し別の料理も食べたいのですが…」
ルナ「でしたら、私が振る舞いましょうか」
89: 名無しさん@おーぷん 2018/08/23(木)01:05:24 ID:Q9C
めぐみん「えっ?!」
ルナ「こんにちは♪」ニコリ
カズマ「あ、受付嬢のルナさん。」
ルナ「はい」
アクア「いきなり乱入するなんてびっくりするじゃないの!?」
ルナ「すみません…。」
ダクネス「ところで…私が振る舞いましょう、というのは一体どういう事だ?」
ルナ「そのままの意味ですよ。」トンッ
カズマ「丸太?」
めぐみん「そ、それのどこが料理なんですか!?」
ルナ「ここからです。見てて下さいね」スッ
トントントンッ
ボトボトボトッ
カズマ「なにぃっ!?」
アクア「ええぇーーっ!?」
めぐみん「な、なんと…ただの丸太がハムに!?」
ダクネス「まさか、貴方も能力者なのか?!」
ルナ「えぇ?」ニコリ
ルナ「こんにちは♪」ニコリ
カズマ「あ、受付嬢のルナさん。」
ルナ「はい」
アクア「いきなり乱入するなんてびっくりするじゃないの!?」
ルナ「すみません…。」
ダクネス「ところで…私が振る舞いましょう、というのは一体どういう事だ?」
ルナ「そのままの意味ですよ。」トンッ
カズマ「丸太?」
めぐみん「そ、それのどこが料理なんですか!?」
ルナ「ここからです。見てて下さいね」スッ
トントントンッ
ボトボトボトッ
カズマ「なにぃっ!?」
アクア「ええぇーーっ!?」
めぐみん「な、なんと…ただの丸太がハムに!?」
ダクネス「まさか、貴方も能力者なのか?!」
ルナ「えぇ?」ニコリ
90: 名無しさん@おーぷん 2018/08/23(木)01:14:16 ID:Q9C
ルナ「私は『ショクショクの実の能力者』の『食材人間』です!」
ルナ「包丁を使用した時だけですが、丸太や石など食べれない物を食材に変えることが出来ます」
めぐみん「す、凄いです!? こんな便利な能力があるとは……紅魔族の琴線に触れますよ!!というか、食べていいですか?」
ルナ「どうぞ」
めぐみん「では遠慮なく…」アーン
ダクネス「お、おい、めぐみん!?」
めぐみん「」パクッ
カズマ「食っちゃったよ…」
めぐみん「」モグモグ
アクア「ど、どうせ元は丸太なんだし、いくらハムに変えたとはいえ、味まで変えられるはずが……」
めぐみん「美味しいですっ?/////」パアアァァーーー
ダクネス・アクア・カズマ「「「えええぇぇーーーーーっ!!?」」」
ルナ「包丁を使用した時だけですが、丸太や石など食べれない物を食材に変えることが出来ます」
めぐみん「す、凄いです!? こんな便利な能力があるとは……紅魔族の琴線に触れますよ!!というか、食べていいですか?」
ルナ「どうぞ」
めぐみん「では遠慮なく…」アーン
ダクネス「お、おい、めぐみん!?」
めぐみん「」パクッ
カズマ「食っちゃったよ…」
めぐみん「」モグモグ
アクア「ど、どうせ元は丸太なんだし、いくらハムに変えたとはいえ、味まで変えられるはずが……」
めぐみん「美味しいですっ?/////」パアアァァーーー
ダクネス・アクア・カズマ「「「えええぇぇーーーーーっ!!?」」」
91: 名無しさん@おーぷん 2018/08/23(木)01:22:19 ID:Q9C
めぐみん「本当にハムの味ですよ、これは!!」
ルナ「えぇ? 見た目だけでなく、味も変えられます」ニコリ
カズマ「マジかっ!?」
アクア「どれ……」パクッ
アクア「!!………うん、美味いわ///」モグモグ
ダクネス「ほんとだな。確かにハムの味……いや、ハムだ!」モグモグ
カズマ「すげえ!本当の食材に変えられる能力なんて、夢のようじゃねぇか!」
カズマ「ってか、これなら食うに困らねえだろ!? しかも食費も掛からないし、普通にある石や丸太だけで食材に変えられるから便利すぎる!!」
ルナ「えぇ? 見た目だけでなく、味も変えられます」ニコリ
カズマ「マジかっ!?」
アクア「どれ……」パクッ
アクア「!!………うん、美味いわ///」モグモグ
ダクネス「ほんとだな。確かにハムの味……いや、ハムだ!」モグモグ
カズマ「すげえ!本当の食材に変えられる能力なんて、夢のようじゃねぇか!」
カズマ「ってか、これなら食うに困らねえだろ!? しかも食費も掛からないし、普通にある石や丸太だけで食材に変えられるから便利すぎる!!」
92: 名無しさん@おーぷん 2018/08/23(木)01:32:31 ID:Q9C
めぐみん「これならば、料理を作る人になれるのではないですか?」
アクア「確かにそうね」
ダクネス「なぜ貴方は、シェフにならなかったんだ?」
ルナ「し、シェフなんて私には向けてませんよ!? せいぜい受付の仕事で十分なくらいですよ!」
カズマ「でもな……」
ルナ「それに私はあまり能力を行使したくはありませんし…。」
アクア「なぜよ?」
ルナ「もちろん、それは私が能力で生み出しただけの物だからです」
ルナ「本来の料理は採ってきた食材で作りだす物です。そして、シェフが頑張って作ったからこそ本当に美味しく頂き、ギルドを訪れる者の胃袋を満たせるのです」
ルナ「ですから、私が能力で生み出したのは物ではギルドを訪れる人の胃袋を満たせるなんて出来ません……シェフが手間を掛けて頑張って作り、振る舞う事こそ本当の料理であり、ギルドを訪れる人に笑顔を届けられると私は思うんです」
カズマ「立派だ、この人!?」
めぐみん「かっこいいです///」
ダクネス「うむ。ここまで人の為に考えられる者はそういない。」
アクア「生意気だけど、その心意気だけは褒めてあげる。感謝しなさいよ」
アクア「確かにそうね」
ダクネス「なぜ貴方は、シェフにならなかったんだ?」
ルナ「し、シェフなんて私には向けてませんよ!? せいぜい受付の仕事で十分なくらいですよ!」
カズマ「でもな……」
ルナ「それに私はあまり能力を行使したくはありませんし…。」
アクア「なぜよ?」
ルナ「もちろん、それは私が能力で生み出しただけの物だからです」
ルナ「本来の料理は採ってきた食材で作りだす物です。そして、シェフが頑張って作ったからこそ本当に美味しく頂き、ギルドを訪れる者の胃袋を満たせるのです」
ルナ「ですから、私が能力で生み出したのは物ではギルドを訪れる人の胃袋を満たせるなんて出来ません……シェフが手間を掛けて頑張って作り、振る舞う事こそ本当の料理であり、ギルドを訪れる人に笑顔を届けられると私は思うんです」
カズマ「立派だ、この人!?」
めぐみん「かっこいいです///」
ダクネス「うむ。ここまで人の為に考えられる者はそういない。」
アクア「生意気だけど、その心意気だけは褒めてあげる。感謝しなさいよ」
93: 名無しさん@おーぷん 2018/08/24(金)00:36:20 ID:BGV
ルナ「本来、私は能力を使わないんですが、今回だけカズマさんを労う為に行使した次第です」
カズマ「マジで!? 俺の労う為って言うのが嬉しいんだが!?」
ルナ「見ていましたよ。覇王色の覇気を使うカズマさんを……王の資質を持つ者がこの街に来た、というのは救いです」
ルナ「ですから、今後の期待も込めて今日だけ私が料理を振る舞いますね」
アクア「やったわーーー、食べ放題よ♪」
めぐみん「ハムだけでは足りません。もっと厚めで、高そうな肉を所望します!!」
ダクネス「おい、いくら能力で出せるからタダと言っても、少しは遠慮というものをしろ!?」
カズマ「まぁまぁ、せっかくルナさんが労ってくれるって言うんだから今回だけは好意に甘えようぜ」
ダクネス「まったくお前は、すぐに調子に乗る…。いいか、いくら覇王色の覇気の素質を秘めるからといって、驕り高ぶるような事はするなよ?」
カズマ「分かってるって!」ヘラヘラ
ダクネス「本当に分かっているのか…?」
カズマ「マジで!? 俺の労う為って言うのが嬉しいんだが!?」
ルナ「見ていましたよ。覇王色の覇気を使うカズマさんを……王の資質を持つ者がこの街に来た、というのは救いです」
ルナ「ですから、今後の期待も込めて今日だけ私が料理を振る舞いますね」
アクア「やったわーーー、食べ放題よ♪」
めぐみん「ハムだけでは足りません。もっと厚めで、高そうな肉を所望します!!」
ダクネス「おい、いくら能力で出せるからタダと言っても、少しは遠慮というものをしろ!?」
カズマ「まぁまぁ、せっかくルナさんが労ってくれるって言うんだから今回だけは好意に甘えようぜ」
ダクネス「まったくお前は、すぐに調子に乗る…。いいか、いくら覇王色の覇気の素質を秘めるからといって、驕り高ぶるような事はするなよ?」
カズマ「分かってるって!」ヘラヘラ
ダクネス「本当に分かっているのか…?」
94: 名無しさん@おーぷん 2018/08/24(金)00:49:40 ID:BGV
~翌日~
ダクネス「さぁ、カズマ。今日も覇気の修行を始めるぞ」
カズマ「やれやれ、今日もか…。」
ダクネス「今日もか、じゃない!? 完璧になるまでやるんだ!!」
カズマ「だからと言って、毎日はきついぜ…。それに、覇王色だっけ?」
カズマ「数百万人に一人しか見に付けない覇気とやらを、使えないお前がどう教えるんだよ?」
ダクネス「ふっふっふ。本当の事を明かすが、実は私も覇王色の覇気が使える」
カズマ「はぁっ!? 嘘だろ?!」
ダクネス「嘘ではない、本当だ! なら、ちょうどいいところに実験体が来たようだ。実際に見せてやろう」チラッ
ジャイアント・トード「」ドンッ
カズマ「うおっ、いつの間にジャイアント・トードが!?」
ダクネス「今から私はあいつに覇王色の覇気を使う。良く見ておけよ?」
ダクネス「さぁ、カズマ。今日も覇気の修行を始めるぞ」
カズマ「やれやれ、今日もか…。」
ダクネス「今日もか、じゃない!? 完璧になるまでやるんだ!!」
カズマ「だからと言って、毎日はきついぜ…。それに、覇王色だっけ?」
カズマ「数百万人に一人しか見に付けない覇気とやらを、使えないお前がどう教えるんだよ?」
ダクネス「ふっふっふ。本当の事を明かすが、実は私も覇王色の覇気が使える」
カズマ「はぁっ!? 嘘だろ?!」
ダクネス「嘘ではない、本当だ! なら、ちょうどいいところに実験体が来たようだ。実際に見せてやろう」チラッ
ジャイアント・トード「」ドンッ
カズマ「うおっ、いつの間にジャイアント・トードが!?」
ダクネス「今から私はあいつに覇王色の覇気を使う。良く見ておけよ?」
95: 名無しさん@おーぷん 2018/08/24(金)00:51:52 ID:BGV
ジャイアント・トード「」グワッ
ダクネス「フン!」キッ、ゴオオオオオオオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カズマ「!?」
ジャイアント・トード「」ドクン
ジャイアント・トード「」フラッ
ドサッ
ジャイアント・トード「」
ダクネス「フン!」キッ、ゴオオオオオオオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カズマ「!?」
ジャイアント・トード「」ドクン
ジャイアント・トード「」フラッ
ドサッ
ジャイアント・トード「」
96: 名無しさん@おーぷん 2018/08/24(金)01:01:07 ID:BGV
カズマ「なっ………あ………あぁ…………」プルプル
ダクネス「どうだ、これで信じてくれるか?」
カズマ「あ、あぁ……。確かにダクネス、お前が覇王色を使えるって事は分かった…」
カズマ「だけど、ダクネスも覇王色の覇気を使えるって、お前何者なんだよ!?」
ダクネス「何者でも良いだろう。と言いたい所だが、敢えて別の言葉で言い返そう……ひとまず、伏せておくとしよう!」
ダクネス「まぁ、私が何なのかをいずれ話すって事で、終わりにしてくれないか?」
カズマ「…………まぁ、ひとまず分かったよ。」
カズマ「だけど、なんで使える事黙ってたんだよ?」
ダクネス「簡単な話……ただ、あまり使いたくないから黙っておく事にした、それだけだ!」
ダクネス「それより、覇王色の覇気の修行も含めて早く始めよう!」
ダクネス「しっかりと使いこなせるよう、修行をつけてやるから覚悟しておけよ」
カズマ「はぁー、はいはい…分かりました。ひとまず、もう少し頑張ってみるとしますか…。」
ダクネス「どうだ、これで信じてくれるか?」
カズマ「あ、あぁ……。確かにダクネス、お前が覇王色を使えるって事は分かった…」
カズマ「だけど、ダクネスも覇王色の覇気を使えるって、お前何者なんだよ!?」
ダクネス「何者でも良いだろう。と言いたい所だが、敢えて別の言葉で言い返そう……ひとまず、伏せておくとしよう!」
ダクネス「まぁ、私が何なのかをいずれ話すって事で、終わりにしてくれないか?」
カズマ「…………まぁ、ひとまず分かったよ。」
カズマ「だけど、なんで使える事黙ってたんだよ?」
ダクネス「簡単な話……ただ、あまり使いたくないから黙っておく事にした、それだけだ!」
ダクネス「それより、覇王色の覇気の修行も含めて早く始めよう!」
ダクネス「しっかりと使いこなせるよう、修行をつけてやるから覚悟しておけよ」
カズマ「はぁー、はいはい…分かりました。ひとまず、もう少し頑張ってみるとしますか…。」
97: 名無しさん@おーぷん 2018/08/24(金)01:08:32 ID:BGV
ダクネス「見聞色はなんとかなっても、武装色がまだだったな。」
ダクネス「それと肝心の覇王色の覇気も、私みたいに使いこなせて貰わないと困るぞ」
カズマ「分かったから、ひとまず武装色の修行から始めるとするか」
ダクネス「鍛錬は大事だ。今の私のようにな……」
カズマ「はいはい。せめて、やれるとこまで頑張ってやるよ!」
ダクネス「その意気だ!!」
ダクネス「それと肝心の覇王色の覇気も、私みたいに使いこなせて貰わないと困るぞ」
カズマ「分かったから、ひとまず武装色の修行から始めるとするか」
ダクネス「鍛錬は大事だ。今の私のようにな……」
カズマ「はいはい。せめて、やれるとこまで頑張ってやるよ!」
ダクネス「その意気だ!!」
98: 名無しさん@おーぷん 2018/08/24(金)01:10:54 ID:BGV
ダクネス「さぁ、頑張れよ、カズマ」
カズマ「やってやるよ!!!」
カズマ「俺は………」
カズマ「必ず強くなって魔王を倒し、せめてこの世界に名前ぐらいは刻んでやるよおおおぉぉぉーーーーーーーっ!!!!!」
カズマ「やってやるよ!!!」
カズマ「俺は………」
カズマ「必ず強くなって魔王を倒し、せめてこの世界に名前ぐらいは刻んでやるよおおおぉぉぉーーーーーーーっ!!!!!」
99: 名無しさん@おーぷん 2018/08/24(金)01:12:27 ID:BGV
こうして、カズマの修行や魔王討伐への道は始まったばかり…。
この先、どうなっていくか? それはまた別のお話で!
完
この先、どうなっていくか? それはまた別のお話で!
完
引用元: カズマ「悪魔の実? 覇気?」