クロロ「ヒソカを倒すために、健康に気を使うことにした」
2020-10-26
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 10:57:28.88 ID:7F7NHThq0
クロロ「シャルとコルがヒソカに殺られた」
他メンバー「…………」
クロロ「オレたちはなんとしてもヒソカを殺らねばならないが、奴はあなどれない相手だ」
クロロ「ヒソカのペースにまんまと嵌り、全滅する恐れもある」
クロロ「念の戦いは、その時々のコンディションに大きく左右されるのは知っての通り」
クロロ「だからこそ、オレたちは常にベストコンディションを維持しなければならない」
マチ「具体的にはどうすればいいんだい?」
クロロ「具体的には――」
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関連
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 10:58:17.24 ID:7F7NHThq0
クロロ「マチ、さっき作ってくれた味噌汁だが、少し塩分が多かった」
マチ「え、そうかい?」
クロロ「鰹節や昆布といったダシをもっと活用しろ」
クロロ「そうすれば、塩分に頼らなくても、風味のある味噌汁を作ることができる」
マチ「なるほどね……今度からやってみるよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 10:59:09.61 ID:7F7NHThq0
ノブナガ「お~し、刺身に醤油をかけて……」ドボボボ…
クロロ「ちょっと待った」
ノブナガ「なんだよ団長?」
クロロ「刺身を食べる時は、“醤油をかける”のではなく、“醤油につける”ようにしろ」
クロロ「そうすれば、過剰な塩分摂取を防げる」
ノブナガ「ヒソカの野郎をぶった斬るためだ……分かったぜ!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:01:24.30 ID:7F7NHThq0
フィンクス「だけどよ団長、減塩醤油なら問題ないんじゃねえか?」
クロロ「ところが、そうでもないんだ」
フィンクス「え?」
クロロ「普通の醤油と減塩醤油は、実はさほど塩分量は変わらない」
クロロ「結果、減塩醤油なら……とたっぷり使ってしまうと」
クロロ「かえって塩分を多めに取ってしまうことにもなりかねない」
フィンクス「教えてくれてありがとよ、団長!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:02:05.71 ID:7F7NHThq0
フランクリン「…………」ガツガツムシャムシャ
クロロ「フランクリン、コンビニ弁当もいいが、あまり食べすぎるなよ」
フランクリン「なんでだ?」
クロロ「コンビニ弁当は塩分が多めだからな」
クロロ「せめて、野菜も一緒にとるようにしろ」
フランクリン「しかたねえ、どっかから盗ってくるか」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:03:59.96 ID:7F7NHThq0
クロロ「何をしている?」
フェイタン「今、ワタシ塩分量を考えて買い物してたけど」
フェイタン「“塩分相当量”じゃなく“ナトリウム量”で表記されてることが多いよ」
フェイタン「どすればいい?」
クロロ「きちんと計算する公式もあるが、買い物のたびにいちいちそれを使うのは面倒だ」
クロロ「ざっくり『ナトリウム量400mg=塩分相当量1g』と覚えておけば問題ない」
フェイタン「助かたね、団長」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:07:30.56 ID:7F7NHThq0
クロロ「今日は塩分を取りすぎたな……」
クロロ「シズク、悪いが掃除機でオレの中の塩分を吸い取ってくれ」
シズク「うん、分かった」
シズク「デメちゃん、団長の塩分を吸い取れ!」
ズオオオオオッ
クロロ「ま、まずい……吸いすぎだ……。塩分がなさすぎても、体に悪い……」ヨロヨロ…
シズク「あ、いけない」カチッ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:09:00.75 ID:7F7NHThq0
ボノレノフ「ふぅ……踊り疲れた」ゴクゴク…
クロロ「ボノ」
ボノレノフ「なんだ、団長?」
クロロ「疲れたからといって、スポーツドリンクをがぶ飲みするのは危険だ」
クロロ「糖分や塩分の取りすぎになる可能性があるから、多少薄めた方がいい」
クロロ「それとやはり水分補給は少しずつ、というのが原則だ」
ボノレノフ「団長の助言、オレの心に響いたよ……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:10:13.36 ID:7F7NHThq0
カルト「…………」ポリポリ
クロロ「カルト」
カルト「なに?」
クロロ「漬物はたしかにうまいが、塩分がかなり含まれている」
クロロ「一食につき、せいぜい一皿ぐらいにしておくことだ」
カルト(まだボク、塩分とか気にするような年じゃないんだけどな……)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:11:11.66 ID:7F7NHThq0
イルミ「…………」モグモグ
クロロ「よく野菜を食べているな。さすがだ」
クロロ「野菜には、体からナトリウムを排出してくれるカリウムが豊富に入ってるから」
クロロ「どんどん食べるといい」
クロロ「ただし、食べすぎはよくないがな」
イルミ「オレはあまりそういうの気にしないで食事してるけどね」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:12:35.08 ID:7F7NHThq0
やがて――
クロロ「これで……終わりだ」
ヒソカ「さすが、団長……◆」
ヒソカ「幻影旅団(クモ)を狩ることはできなかった、か……◆」
ドサッ…
クロロ(全員が健康になった結果、犠牲を出さずにヒソカを倒すことができた……)
クロロ(見てくれていたか……シャル、コル……)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:13:50.57 ID:7F7NHThq0
マチ「やったね、団長!」
ノブナガ「ヒソカを殺れたのは、おめぇのおかげだぜ!」
クロロ「いや、オレのおかげじゃない」
クロロ「みんながそれぞれ、健康に気を使ったおかげだ」
クロロ「しかし、今回のことで健康の大切さというのがみんなよく分かったと思う」
フィンクス「たしかにそうだな」
フェイタン「健康、とても大事ね」
クロロ「よって、今日からオレたちの名前もそれに相応しく変更したいと思う」
フランクリン「そりゃいいな。なんて名前にするんだ?」
クロロ「今日からオレたちは――」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/07(土) 11:14:57.74 ID:7F7NHThq0
クロロ「減塩旅団だ……!」
他メンバー「…………」
< 完 >
引用元: ・クロロ「ヒソカを倒すために、健康に気を使うことにした」
メルエム「ピトーにメイド服を着せたい」
2020-06-05
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/12(火) 23:43:00.39 ID:EH9RnpZc0
メルエム「ピトー」
ピトー「はっ」
メルエム「メイド服を着ろ」
ピトー「・・・」
ピトー「?」
ピトー「メイド……服……ですか……?」
メルエム「そうだ」
ピトー「あの……メイド服とは…?」
メルエム「プフ」
プフ「はっ、ピトーこれを」
ピトー「これは…?」
プフ「人間社会で『メイド』と呼ばれている者の写真です」
ピトー「これが…メイド………」
プフ「そしてこの者が着装している服こそ『メイド服』なのです」
ピトー「・・・」
ピトー「あの……メイド服がどういう物なのかは理解しましたが………何故にこのような格好を?」
メルエム「可愛いから」
ピトー「え?」
メルエム「・・・」
ピトー「・・・」
ピトー「えっ、いやあの… メルエム「可愛いから」
ピトー「・・・」
メルエム「・・・」
ピトー「解せません。配下である我々に愛らしさを感じるなど……」
メルエム「いいじゃん、だって猫耳だし」
ピトー「え?」
メルエム「ユピー、プフ。ピトーを更衣室まで連れて行け」
ピトー「えっ?ちょっ」リョウウデコウソク
ピトー「ちょっと待つニャーーーー!!!!!!」ジタバタ
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ピトー「はっ」
メルエム「メイド服を着ろ」
ピトー「・・・」
ピトー「?」
ピトー「メイド……服……ですか……?」
メルエム「そうだ」
ピトー「あの……メイド服とは…?」
メルエム「プフ」
プフ「はっ、ピトーこれを」
ピトー「これは…?」
プフ「人間社会で『メイド』と呼ばれている者の写真です」
ピトー「これが…メイド………」
プフ「そしてこの者が着装している服こそ『メイド服』なのです」
ピトー「・・・」
ピトー「あの……メイド服がどういう物なのかは理解しましたが………何故にこのような格好を?」
メルエム「可愛いから」
ピトー「え?」
メルエム「・・・」
ピトー「・・・」
ピトー「えっ、いやあの… メルエム「可愛いから」
ピトー「・・・」
メルエム「・・・」
ピトー「解せません。配下である我々に愛らしさを感じるなど……」
メルエム「いいじゃん、だって猫耳だし」
ピトー「え?」
メルエム「ユピー、プフ。ピトーを更衣室まで連れて行け」
ピトー「えっ?ちょっ」リョウウデコウソク
ピトー「ちょっと待つニャーーーー!!!!!!」ジタバタ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1589294580
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/12(火) 23:48:48.43 ID:EH9RnpZc0
《数分後》
ピトー(メイド姿)「・・・///」モジモジ
メルエム「・・・プフどう思う?」
プフ「・・・王、恐れながら申し上げまする」
メルエム「ふむ」
プフ「最高ですね」
メルエム「やはりお前は有能な奴だ。褒めて遣わす」
プフ「はっ、有り難きお言葉」
メルエム「次にユピー、貴様はどう思う?」
ユピー「言葉に形容し難い可憐さ。この世の生物とは思えぬ、まるで枯れ果てた荒野に降り立った女神のような愛くるしさでありまする」
メルエム「俺はずっと前からお前の事はやる奴だと思っていた。流石我が護衛軍の一人モントゥトゥユピーだ」
ユピー「はっ、勿体お言葉。有り難く頂戴致しまする」
ピトー「うにゃーーーーーーー!!!!!!/////」
ピトー「にゃんにゃのニャさっきから!!!///」
メルエム「おっ?さっきの『にゃんにゃのニャ』がまるで本物の猫のようで愛くるしさが爆発しなかったか?今」
プフ「そうですね、普段から自然に語尾にニャをつけ、さらに生まれた時から猫耳がある天然の『猫耳娘』ですからね。メイド喫茶で働いているアマチュアとは違います」
ユピー「そういえばこの前ピトーが耳を両手で毛繕いしてたなぁ」
プフ「ユピー!!!どこです!?どこでそれを見たんですか!?」
ユピー「いつもの見張ってる場所だよ。ふとピトーの方を見たら両手で毛繕いしてたんだよ」
プフ「写真は!?写真は撮ったんでしょうね!?」
ピトー「そんなものあるわけn… ユピー「もちろんだ」スッ
ピトー「ズコーーーー!!!」
プフ「これは!?」
メルエム「ほう」
プフ「何とも愛らしい姿……円で宮殿の周囲を警戒してはいるものの束の間の休息、ついリラックスしてしまい猫手で毛繕いをしているではないか!?」
メルエム「ユピー貴様には後で褒美をやろう」
ユピー「はっ、有り難き幸せ」
ピトー「やめろぉ!!!!!!/////」
ピトー(メイド姿)「・・・///」モジモジ
メルエム「・・・プフどう思う?」
プフ「・・・王、恐れながら申し上げまする」
メルエム「ふむ」
プフ「最高ですね」
メルエム「やはりお前は有能な奴だ。褒めて遣わす」
プフ「はっ、有り難きお言葉」
メルエム「次にユピー、貴様はどう思う?」
ユピー「言葉に形容し難い可憐さ。この世の生物とは思えぬ、まるで枯れ果てた荒野に降り立った女神のような愛くるしさでありまする」
メルエム「俺はずっと前からお前の事はやる奴だと思っていた。流石我が護衛軍の一人モントゥトゥユピーだ」
ユピー「はっ、勿体お言葉。有り難く頂戴致しまする」
ピトー「うにゃーーーーーーー!!!!!!/////」
ピトー「にゃんにゃのニャさっきから!!!///」
メルエム「おっ?さっきの『にゃんにゃのニャ』がまるで本物の猫のようで愛くるしさが爆発しなかったか?今」
プフ「そうですね、普段から自然に語尾にニャをつけ、さらに生まれた時から猫耳がある天然の『猫耳娘』ですからね。メイド喫茶で働いているアマチュアとは違います」
ユピー「そういえばこの前ピトーが耳を両手で毛繕いしてたなぁ」
プフ「ユピー!!!どこです!?どこでそれを見たんですか!?」
ユピー「いつもの見張ってる場所だよ。ふとピトーの方を見たら両手で毛繕いしてたんだよ」
プフ「写真は!?写真は撮ったんでしょうね!?」
ピトー「そんなものあるわけn… ユピー「もちろんだ」スッ
ピトー「ズコーーーー!!!」
プフ「これは!?」
メルエム「ほう」
プフ「何とも愛らしい姿……円で宮殿の周囲を警戒してはいるものの束の間の休息、ついリラックスしてしまい猫手で毛繕いをしているではないか!?」
メルエム「ユピー貴様には後で褒美をやろう」
ユピー「はっ、有り難き幸せ」
ピトー「やめろぉ!!!!!!/////」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/12(火) 23:53:14.20 ID:EH9RnpZc0
メルエム「ピトーの可愛さ自慢か。それならば余もあるぞ」
プフ「な…なんと……王までも!?」
メルエム「これは余が自らの腕を引きちぎりピトーに治療してもらった後のことだがピトー此奴、余の血が付いた包帯を自らの部屋に持ち帰り部屋でクンカクンカしていたな」
プフ「な…!なんと!?本当ですかピトー!?」
ピトー「////」ボフッ
プフ「ピトーの顔が見たこともないくらい赤くなって爆発した!?」
ピトー「///」バタン
ユピー「お!おい!!大丈夫か!?」
メルエム「誰にも知られていないと思ってやっていたがまさかの一番知られたくない人に知られていて羞恥心が限界まで高まり気絶したな」
プフ「ピトー!?ピトー!!」ユサユサ
プフ「な…なんと……王までも!?」
メルエム「これは余が自らの腕を引きちぎりピトーに治療してもらった後のことだがピトー此奴、余の血が付いた包帯を自らの部屋に持ち帰り部屋でクンカクンカしていたな」
プフ「な…!なんと!?本当ですかピトー!?」
ピトー「////」ボフッ
プフ「ピトーの顔が見たこともないくらい赤くなって爆発した!?」
ピトー「///」バタン
ユピー「お!おい!!大丈夫か!?」
メルエム「誰にも知られていないと思ってやっていたがまさかの一番知られたくない人に知られていて羞恥心が限界まで高まり気絶したな」
プフ「ピトー!?ピトー!!」ユサユサ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/12(火) 23:56:38.72 ID:EH9RnpZc0
・
・
・
ピトー「ん……むにゃ……」
ピトー「あれ…?ボク寝てたのか……」
ピトー「・・・」
ピトー「!!!」バッ
ピトー(いつもの服装…………)
ピトー(ニャンだ夢かぁ……)
メルエム「ピトー!」
ピトー「はっ!」シュバッ
ピトー「如何しましたか?」
メルエム「ピトー」
ピトー「はっ」
メルエム「あの後よく考えたのだか」
ピトー「?」
メルエム「もう一度メイド服着てくれないか?」
ピトー「夢じゃなかったんかい!!!」
おわおわり
・
・
ピトー「ん……むにゃ……」
ピトー「あれ…?ボク寝てたのか……」
ピトー「・・・」
ピトー「!!!」バッ
ピトー(いつもの服装…………)
ピトー(ニャンだ夢かぁ……)
メルエム「ピトー!」
ピトー「はっ!」シュバッ
ピトー「如何しましたか?」
メルエム「ピトー」
ピトー「はっ」
メルエム「あの後よく考えたのだか」
ピトー「?」
メルエム「もう一度メイド服着てくれないか?」
ピトー「夢じゃなかったんかい!!!」
おわおわり
引用元: ・メルエム「ピトーにメイド服を着せたい」
ネテロ「あいつワシより強くね?」俺「どれどれ」
2020-04-05
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 18:44:03.45 ID:qdTE2Ba40
ノヴ「こ、小林さん!いつのまに!?」
俺「さん付けはやめてって言ってるでしょノヴちゃん。俺のが年下なんだから」
ノヴ「し、しかし」
俺「んで?あの猫っぽいのがじいさんより強いって?弱くなったなじいさんw」
ネテロ「百越えたじじい捕まえてなにを言うか。さっさと片付けてこんか」
モラウ「まったく来るなら先に言っておけよ。来た意味がねーじゃねーか」
俺「いや来るつもりはなかったんだけど、ノヴちゃんの四次元マンションから出たらここに来たからさ」
ノヴ「また勝手に入ったんですか・・・」
俺「クラシアンに頼んで開けて貰ったんだ」
ネテロ「小林が来たんじゃワシは帰って昼寝するかの」
俺「あの猫っぽいのと巣をぶっ壊せばいいのね。あとの片付けは頼むよじいさん」
ネテロ「何が残るんじゃ?」
俺「潰れた蟻さ」
俺「さん付けはやめてって言ってるでしょノヴちゃん。俺のが年下なんだから」
ノヴ「し、しかし」
俺「んで?あの猫っぽいのがじいさんより強いって?弱くなったなじいさんw」
ネテロ「百越えたじじい捕まえてなにを言うか。さっさと片付けてこんか」
モラウ「まったく来るなら先に言っておけよ。来た意味がねーじゃねーか」
俺「いや来るつもりはなかったんだけど、ノヴちゃんの四次元マンションから出たらここに来たからさ」
ノヴ「また勝手に入ったんですか・・・」
俺「クラシアンに頼んで開けて貰ったんだ」
ネテロ「小林が来たんじゃワシは帰って昼寝するかの」
俺「あの猫っぽいのと巣をぶっ壊せばいいのね。あとの片付けは頼むよじいさん」
ネテロ「何が残るんじゃ?」
俺「潰れた蟻さ」
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 18:45:00.08 ID:3xRqYuGR0
小林イケメン過ぎワロタ
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 18:45:21.69 ID:SX4C4umv0
最初から連れてこいよwww
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 18:46:02.56 ID:xNralDBG0
小林さんまた勝手に病院から抜け出して…
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 18:52:40.78 ID:qdTE2Ba40
スタスタ
俺(でかい蟻の巣だな・・・のべ床面積ノヴちゃんの実家の800倍はありそう)
ピトー(侵入者?)ピクッ
俺「時の流れに身を任せ~・あなたーの色に~染められ~・」スタスタ
ピトー(なんだあの人間、まっすぐこっちに向かってくる)
ピトー(オーラもなにもないただの人間なのに、なにが目的なんだろう?)
ピトー(まあいっか。侵入者は排除しないとね)グググッ
ダッ!!!!
俺「おっと」メコッ
ピトー「ぐへあっ!?」ズサーーーッ
俺(でかい蟻の巣だな・・・のべ床面積ノヴちゃんの実家の800倍はありそう)
ピトー(侵入者?)ピクッ
俺「時の流れに身を任せ~・あなたーの色に~染められ~・」スタスタ
ピトー(なんだあの人間、まっすぐこっちに向かってくる)
ピトー(オーラもなにもないただの人間なのに、なにが目的なんだろう?)
ピトー(まあいっか。侵入者は排除しないとね)グググッ
ダッ!!!!
俺「おっと」メコッ
ピトー「ぐへあっ!?」ズサーーーッ
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:01:30.50 ID:qdTE2Ba40
・・・
俺「いきなり飛び掛かるとか、どうなの?」
ピトー「はい・・・すいません」
俺「確かに猫っぽいけどさ、分別はあるわけでしょ?」
ピトー「はい・・・」
俺「なに?みんなにそういうことするわけ?社会舐めてるの?」
ピトー「そういうわけじゃ・・・」
俺「じゃあどういうつもりなの」
ピトー「・・・すいません」ヨロッ
俺「すいませんじゃなくてさ、あと誰が正座崩していいって言ったの?そういうところだよ」
ピトー「うぅ・・・」
ネテロ「小林時間に入ったようじゃな」
ノヴ「ここからが長いんですよね・・・終わったあと三週間はまともに立つことも出来ませんでしたから」
モラウ「ちょっと昼寝してくるわ」
俺「いきなり飛び掛かるとか、どうなの?」
ピトー「はい・・・すいません」
俺「確かに猫っぽいけどさ、分別はあるわけでしょ?」
ピトー「はい・・・」
俺「なに?みんなにそういうことするわけ?社会舐めてるの?」
ピトー「そういうわけじゃ・・・」
俺「じゃあどういうつもりなの」
ピトー「・・・すいません」ヨロッ
俺「すいませんじゃなくてさ、あと誰が正座崩していいって言ったの?そういうところだよ」
ピトー「うぅ・・・」
ネテロ「小林時間に入ったようじゃな」
ノヴ「ここからが長いんですよね・・・終わったあと三週間はまともに立つことも出来ませんでしたから」
モラウ「ちょっと昼寝してくるわ」
46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:02:32.51 ID:1sk2OBsW0
モラウはチーターの時と良い寝てばっかりだな
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:05:12.77 ID:nZXSYIBi0
まーたキャットエンペラータイムか
52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:10:49.58 ID:4+ouLfMP0
これは小林時間のルビの振り方で評価が変わる
73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:38:14.77 ID:qdTE2Ba40
4時間後
モラウ「どうだ?終わったか?」
ノヴ「まだまだですよ」
ネテロ「飯でも食いにいくか」
俺「俺もさ、若いときはヤンチャしてたよ。キミいくつだっけ?」
ピトー「7日です・・・」
俺「そうか、じゃあはしゃぎたくなるのは仕方ないな」
ピトー「な、ならもう」
俺「俺もあったよ。行儀よく真面目なんてくそ食らえと思ってた時がさ。でもそうも言ってられないのが大人だろ?」
ピトー「・・・」
俺「聞いてんの?」
ピトー「聞いてますすいません」
モラウ「どうだ?終わったか?」
ノヴ「まだまだですよ」
ネテロ「飯でも食いにいくか」
俺「俺もさ、若いときはヤンチャしてたよ。キミいくつだっけ?」
ピトー「7日です・・・」
俺「そうか、じゃあはしゃぎたくなるのは仕方ないな」
ピトー「な、ならもう」
俺「俺もあったよ。行儀よく真面目なんてくそ食らえと思ってた時がさ。でもそうも言ってられないのが大人だろ?」
ピトー「・・・」
俺「聞いてんの?」
ピトー「聞いてますすいません」
75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:40:32.81 ID:rNHi+hV10
小林めんどくせぇヤツだな
80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:45:02.69 ID:3pgNycDb0
生後7日の奴に大人のあり方を説くなよ
83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:50:20.88 ID:qdTE2Ba40
翌日
俺「ちょっと小腹空いたなぁ。この辺松屋ある?」グゥ
ピトー「な、なんですか?」
俺「なんだ松屋も知らないのか。これだから田舎は・・・やれやれ」
プフ「なにをしているのですかあなたは」
ピトー「!!」
俺「友達?」
ピトー「と、友達では」
俺「蟻仲間か」
プフ「このような人間に構って護衛を疎かにするとは。あなたはな」
俺「ふんっ」メコッ
プフ「ほべっ」
シャウアプフ:死亡
享年32分
俺「ちょっと小腹空いたなぁ。この辺松屋ある?」グゥ
ピトー「な、なんですか?」
俺「なんだ松屋も知らないのか。これだから田舎は・・・やれやれ」
プフ「なにをしているのですかあなたは」
ピトー「!!」
俺「友達?」
ピトー「と、友達では」
俺「蟻仲間か」
プフ「このような人間に構って護衛を疎かにするとは。あなたはな」
俺「ふんっ」メコッ
プフ「ほべっ」
シャウアプフ:死亡
享年32分
86: Please Click Ad !!@Reproduction Prohibited 2014/07/02(水) 19:51:54.19 ID:eWloOVCI0
プフ扱い雑すぎだろwwww
89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 19:53:57.69 ID:HLgyJwhrO
32分ワロタ
93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:00:40.84 ID:Z46RP6mD0
この小林は良い小林
95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:05:29.25 ID:qdTE2Ba40
俺「酷いと思った?」
ピトー「い、いえそんなことは」
俺「まあもともとキミら絶滅させにきたわけだし、勘弁なw」
ピトー「・・・」パタッ
俺「なんじゃそりゃ」
ピトー「お願いします・・・ボクはどうなってもいいから女王と王だけは助けて下さい・・・お願いします」
俺「降伏のポーズか。突然ウイングのOPのカトルのモノマネでもしだしたのかとビックリしたよ」
ピトー「お願いします・・・」
俺「蟻にも仲間を思う気持ちがあるのか・・・でも無理」
ピトー「ど、どうして!!」
俺「蟻を潰す理由を考える必要は無いな」
ピトー(話が通じる相手じゃない!!せめて腕の一本くらいは)
俺「ふんっ」スパッ
ピトー「・・・・・・」ドサッ
ピトー「い、いえそんなことは」
俺「まあもともとキミら絶滅させにきたわけだし、勘弁なw」
ピトー「・・・」パタッ
俺「なんじゃそりゃ」
ピトー「お願いします・・・ボクはどうなってもいいから女王と王だけは助けて下さい・・・お願いします」
俺「降伏のポーズか。突然ウイングのOPのカトルのモノマネでもしだしたのかとビックリしたよ」
ピトー「お願いします・・・」
俺「蟻にも仲間を思う気持ちがあるのか・・・でも無理」
ピトー「ど、どうして!!」
俺「蟻を潰す理由を考える必要は無いな」
ピトー(話が通じる相手じゃない!!せめて腕の一本くらいは)
俺「ふんっ」スパッ
ピトー「・・・・・・」ドサッ
97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:09:16.44 ID:+yz+U0wZ0
小林、ウザいけど強いな
98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:11:15.01 ID:hiVQ8CoY0
小林もっと空気嫁
99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:12:11.65 ID:4lRBzrEx0
小林時間使われてまだ攻撃できるとか流石にピトーも化物だな
100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:13:00.95 ID:qdTE2Ba40
スタスタ
俺「近づくとマジででけえな。スカイツリーかよ」
ドドドドドドドドドドドドドドドド
蟻達「うおお女王を守れえええ!!」
俺(押すだけベープって蟻にも利くのかな)プシュッ
蟻達「ぐわあああああああああああああ!!」
俺「めっちゃきくじゃん・・・怖い・・・」
スタスタ
俺「あとはこの蟻の巣コ口リで終わりか」
王「待て」
俺「近づくとマジででけえな。スカイツリーかよ」
ドドドドドドドドドドドドドドドド
蟻達「うおお女王を守れえええ!!」
俺(押すだけベープって蟻にも利くのかな)プシュッ
蟻達「ぐわあああああああああああああ!!」
俺「めっちゃきくじゃん・・・怖い・・・」
スタスタ
俺「あとはこの蟻の巣コ口リで終わりか」
王「待て」
104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:23:27.95 ID:qdTE2Ba40
俺「待てと言われて待つ馬鹿はいない」グイッ
王「もがっ!?」
俺「おら食え!美味しいから!」グイグイ
王「もががっ、げほっ・・・やめろ!!!!!」
俺(なんだよ蟻の巣コ口リ全然効かねえじゃん・・・)
王「余に対する無礼極まりない振る舞い。死ぬ前に名前だけは言わせてやろう」
俺「小林だが」
王「そうか。ならば死ね」
ドチャッ
俺「そうだ巣もぶっ壊さないといけないんだった」ブーン
俺「そいやっ」
王「もがっ!?」
俺「おら食え!美味しいから!」グイグイ
王「もががっ、げほっ・・・やめろ!!!!!」
俺(なんだよ蟻の巣コ口リ全然効かねえじゃん・・・)
王「余に対する無礼極まりない振る舞い。死ぬ前に名前だけは言わせてやろう」
俺「小林だが」
王「そうか。ならば死ね」
ドチャッ
俺「そうだ巣もぶっ壊さないといけないんだった」ブーン
俺「そいやっ」
111: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:32:55.75 ID:qdTE2Ba40
ズゴゴゴゴ・・・
俺「終わったぞじいさん」
ネテロ「やりすぎ。アホか」
俺「それが徹夜で頑張った人に対する言い方かよ糞じじい」
ノヴ(小林時間【ネチネチタイム】やらなければ5分で終わったんじゃ)
モラウ「終わったみたいだな」
俺「相変わらずパジャマの趣味最悪だな、モラウさん」
俺「さて、俺は帰るよ。報酬はいつものとこに頼むよ」
ネテロ「どこいくんじゃ?」
俺「全然コ口リといかなかったからな・・・アース製薬に文句言ってくる。じゃ」
スタスタ・・・
俺「終わったぞじいさん」
ネテロ「やりすぎ。アホか」
俺「それが徹夜で頑張った人に対する言い方かよ糞じじい」
ノヴ(小林時間【ネチネチタイム】やらなければ5分で終わったんじゃ)
モラウ「終わったみたいだな」
俺「相変わらずパジャマの趣味最悪だな、モラウさん」
俺「さて、俺は帰るよ。報酬はいつものとこに頼むよ」
ネテロ「どこいくんじゃ?」
俺「全然コ口リといかなかったからな・・・アース製薬に文句言ってくる。じゃ」
スタスタ・・・
112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:36:39.89 ID:Z46RP6mD0
アース製薬とばっちり過ぎて吹いた
114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:40:23.54 ID:qdTE2Ba40
流星街
フェイタン「痛みを返すぜ!!」
フィンクス「ありゃブチキレてるな。逃げろ」
俺「なにまたやられたの?」
フェイタン「こ、小林さん!」
終わり
フェイタン「痛みを返すぜ!!」
フィンクス「ありゃブチキレてるな。逃げろ」
俺「なにまたやられたの?」
フェイタン「こ、小林さん!」
終わり
115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:45:17.22 ID:rN7tTd9V0
小林何者だよwww
118: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/07/02(水) 20:47:23.54 ID:uAmP4neM0
ヒソカとは戦わないのか
さすがの小林さんもヒソカには敵わないのかな・・・
さすがの小林さんもヒソカには敵わないのかな・・・
団長の手刀を見逃さなかった人「ハンター試験……?」
2020-03-19
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:05:53 ID:1l4/LKw.
殺し屋「殺しにしか興味ないオメェでも、聞いたことぐらいあんだろ?」
殺し屋「なんでもプロハンターになりゃ、数えきれねェほどの特権が手に入り」
殺し屋「しかもハンター証は売るだけで、七代遊べるほどの金が手に入るって話だ」
殺し屋「なんにせよ、仕事がやりやすくなるってのは間違いねェぜ」
殺し屋「ただし、いちいち試験を受けなきゃならねェってのが難点だがな」
団長の手刀を見逃さなかった人「ふうん……」
団長の手刀を見逃さなかった人(こんなお得な情報、オレでなきゃ聞き逃しちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人(ハンター試験……受けてみるとするか)
殺し屋「なんでもプロハンターになりゃ、数えきれねェほどの特権が手に入り」
殺し屋「しかもハンター証は売るだけで、七代遊べるほどの金が手に入るって話だ」
殺し屋「なんにせよ、仕事がやりやすくなるってのは間違いねェぜ」
殺し屋「ただし、いちいち試験を受けなきゃならねェってのが難点だがな」
団長の手刀を見逃さなかった人「ふうん……」
団長の手刀を見逃さなかった人(こんなお得な情報、オレでなきゃ聞き逃しちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人(ハンター試験……受けてみるとするか)
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2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:08:58 ID:1l4/LKw.
─ ザバン市 ─
<定食屋>
店主「いらっしぇーい!」
団長の手刀を見逃さなかった人(匂う、匂うぞ!)クンクン…
団長の手刀を見逃さなかった人(良質な肉の匂い……オレでなきゃ嗅ぎ逃しちゃうね)
店主「ご注文は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ステーキ定食」
店主「……焼き方は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「弱火でじっくり」
店主「あいよー!」
店員「お客さん、奥の部屋どうぞー!」
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃここまでたどり着けないだろうね)
<定食屋>
店主「いらっしぇーい!」
団長の手刀を見逃さなかった人(匂う、匂うぞ!)クンクン…
団長の手刀を見逃さなかった人(良質な肉の匂い……オレでなきゃ嗅ぎ逃しちゃうね)
店主「ご注文は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ステーキ定食」
店主「……焼き方は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「弱火でじっくり」
店主「あいよー!」
店員「お客さん、奥の部屋どうぞー!」
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃここまでたどり着けないだろうね)
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:12:21 ID:1l4/LKw.
<地下道>
団長の手刀を見逃さなかった人(──と思いきや、結構たどり着いてるじゃないの)
団長の手刀を見逃さなかった人(さっきオレがもらったナンバープレートが406だから)
団長の手刀を見逃さなかった人(おそらくそれがそのまま参加人数ってとこだろう)
団長の手刀を見逃さなかった人(ん?)
トンパ「君たち、お近づきにジュースでもどうだい?」
ゴン「ありがとう!」
レオリオ「へへっ、ちょうどノドが渇いてたんだ」
クラピカ「いただこう」
団長の手刀を見逃さなかった人(あのジュース……なにか細工がしてあるな)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ見逃しちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人(──と思いきや、結構たどり着いてるじゃないの)
団長の手刀を見逃さなかった人(さっきオレがもらったナンバープレートが406だから)
団長の手刀を見逃さなかった人(おそらくそれがそのまま参加人数ってとこだろう)
団長の手刀を見逃さなかった人(ん?)
トンパ「君たち、お近づきにジュースでもどうだい?」
ゴン「ありがとう!」
レオリオ「へへっ、ちょうどノドが渇いてたんだ」
クラピカ「いただこう」
団長の手刀を見逃さなかった人(あのジュース……なにか細工がしてあるな)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ見逃しちゃうね)
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:13:24 ID:4MtlOBCc
もう略して団長でいいんじゃね
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:15:28 ID:1l4/LKw.
団長の手刀を見逃さなかった人「あんたら、そのジュース飲むのはやめときな」
団長の手刀を見逃さなかった人「よくない細工がしてあるからさ」
トンパ「な、なんだと!? なにを根拠に……!」
団長の手刀を見逃さなかった人「んじゃさ、三人に渡したジュースを飲んでみなよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「飲めないだろ?」
トンパ「う、ぐぐっ……」タタタッ…
ゴン「ありがとう!」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああいう手合いには気をつけなよ、ボウズ」
レオリオ「オレは最初からあの野郎は怪しいと思ってたぜ!」
クラピカ「後からならなんとでもいえるよ、レオリオ……」
団長の手刀を見逃さなかった人「よくない細工がしてあるからさ」
トンパ「な、なんだと!? なにを根拠に……!」
団長の手刀を見逃さなかった人「んじゃさ、三人に渡したジュースを飲んでみなよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「飲めないだろ?」
トンパ「う、ぐぐっ……」タタタッ…
ゴン「ありがとう!」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああいう手合いには気をつけなよ、ボウズ」
レオリオ「オレは最初からあの野郎は怪しいと思ってたぜ!」
クラピカ「後からならなんとでもいえるよ、レオリオ……」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:18:20 ID:1l4/LKw.
ゴン「オレはゴン!」
レオリオ「オレはレオリオだ」
クラピカ「私はクラピカという者だ」
ゴン「おじさんの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレの名は──」
「うぎゃあああああっ!!!」
ヒソカ「人にぶつかったら謝らなきゃね◆」
受験生「オレの、オレの腕がァ~!」
団長の手刀を見逃さなかった人(匂うねェ……アイツはオレと同類……)クンクン
団長の手刀を見逃さなかった人(殺人中毒者……!)
レオリオ「オレはレオリオだ」
クラピカ「私はクラピカという者だ」
ゴン「おじさんの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレの名は──」
「うぎゃあああああっ!!!」
ヒソカ「人にぶつかったら謝らなきゃね◆」
受験生「オレの、オレの腕がァ~!」
団長の手刀を見逃さなかった人(匂うねェ……アイツはオレと同類……)クンクン
団長の手刀を見逃さなかった人(殺人中毒者……!)
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:21:43 ID:1l4/LKw.
受験生(うぅぅ……血は出てねえけどもうダメだ……)
団長の手刀を見逃さなかった人「ちょっと見せてみな」
受験生「あんたは……!?」
団長の手刀を見逃さなかった人「今すぐ引き返して、この住所を訪ねろ」スッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「コイツは優秀な医者でな」
団長の手刀を見逃さなかった人(というか、念能力者なんだけどね)
団長の手刀を見逃さなかった人「元には戻らんだろうが、だいぶマシにはなるはずだ」
受験生「あ、ありがとう……」
団長の手刀を見逃さなかった人(腕がなくなって困ってる奴──)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ放っておいちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人「ちょっと見せてみな」
受験生「あんたは……!?」
団長の手刀を見逃さなかった人「今すぐ引き返して、この住所を訪ねろ」スッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「コイツは優秀な医者でな」
団長の手刀を見逃さなかった人(というか、念能力者なんだけどね)
団長の手刀を見逃さなかった人「元には戻らんだろうが、だいぶマシにはなるはずだ」
受験生「あ、ありがとう……」
団長の手刀を見逃さなかった人(腕がなくなって困ってる奴──)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ放っておいちゃうね)
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:24:23 ID:1l4/LKw.
団長の手刀を見逃さなかった人「おっと、話の途中で抜けてすまなかったな」
ゴン「ううん、いいよ! ところで、おじさんの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレの名は──」
ジリリリリリリリリッ!!!
サトツ「これよりハンター試験を開始いたします」
サトツ「私についてきて下さい」スタスタ…
ゴン「ううん、いいよ! ところで、おじさんの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレの名は──」
ジリリリリリリリリッ!!!
サトツ「これよりハンター試験を開始いたします」
サトツ「私についてきて下さい」スタスタ…
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:27:26 ID:i/d4vtE2
なんだこのスレ
俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
俺じゃなきゃ見逃しちゃうね
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:27:35 ID:1l4/LKw.
ドドドドド……!
レオリオ「なんか……どんどんペースが上がってねえか?」
クラピカ「ああ、すでにマラソンのようなペースになっている」
団長の手刀を見逃さなかった人「なるほど」
レオリオ「なるほどってのは?」
団長の手刀を見逃さなかった人「つまり、これ自体が試験だっていうことさ」
クラピカ「そうか……!」
クラピカ「第二次試験会場まで行くこと……それが第一次試験というわけか!」
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ気づけないね)
レオリオ「なんか……どんどんペースが上がってねえか?」
クラピカ「ああ、すでにマラソンのようなペースになっている」
団長の手刀を見逃さなかった人「なるほど」
レオリオ「なるほどってのは?」
団長の手刀を見逃さなかった人「つまり、これ自体が試験だっていうことさ」
クラピカ「そうか……!」
クラピカ「第二次試験会場まで行くこと……それが第一次試験というわけか!」
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ気づけないね)
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:30:24 ID:1l4/LKw.
ゴン「オレは親父みたいなハンターになりたくて、試験を受けに来たんだ!」
キルア「ふうん」
ゴン「キルアは?」
キルア「オレ? オレはハンターに興味ないし、ただの暇潰しさ」
団長の手刀を見逃さなかった人(ゴンの人懐っこさは大したもんだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(しかし、あのキルアとかいう小僧……)クンクン
団長の手刀を見逃さなかった人(……危険な匂いがプンプンするね)
キルア「ふうん」
ゴン「キルアは?」
キルア「オレ? オレはハンターに興味ないし、ただの暇潰しさ」
団長の手刀を見逃さなかった人(ゴンの人懐っこさは大したもんだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(しかし、あのキルアとかいう小僧……)クンクン
団長の手刀を見逃さなかった人(……危険な匂いがプンプンするね)
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:34:22 ID:1l4/LKw.
─ ヌメーレ湿原 ─
サトツ「さて、ここからは今まで以上に注意してついてきて下さい」
サトツ「この湿原の動物は、非常に狡猾で貪欲です」
サトツ「だまされると死にますよ」
試験官「ウソだ! そいつはウソをついている!」バッ
試験官「そいつは人面猿が化けたニセ試験官なんだ!」
ザワザワ…… ドヨドヨ……
団長の手刀を見逃さなかった人「いや……そんなことないんじゃない?」
試験官「なにっ!?」
サトツ「さて、ここからは今まで以上に注意してついてきて下さい」
サトツ「この湿原の動物は、非常に狡猾で貪欲です」
サトツ「だまされると死にますよ」
試験官「ウソだ! そいつはウソをついている!」バッ
試験官「そいつは人面猿が化けたニセ試験官なんだ!」
ザワザワ…… ドヨドヨ……
団長の手刀を見逃さなかった人「いや……そんなことないんじゃない?」
試験官「なにっ!?」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:37:15 ID:1l4/LKw.
団長の手刀を見逃さなかった人「だってあんた、人間って感じがしないもん」シュッ
ドスッ!
試験官「が、はっ……!」ドサッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「それに仮にもハンター予備軍を試験しようって奴が」
団長の手刀を見逃さなかった人「こんなに脆いわけがない」
クラピカ「たしかにな……」
ヒソカ(へえ……◆)
サトツ(ふむ……かなり鋭い観察眼を持った受験生のようですね)
サトツ「それでは出発しましょう」スタスタ…
ドスッ!
試験官「が、はっ……!」ドサッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「それに仮にもハンター予備軍を試験しようって奴が」
団長の手刀を見逃さなかった人「こんなに脆いわけがない」
クラピカ「たしかにな……」
ヒソカ(へえ……◆)
サトツ(ふむ……かなり鋭い観察眼を持った受験生のようですね)
サトツ「それでは出発しましょう」スタスタ…
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:42:10 ID:1l4/LKw.
レオリオ「チッ、霧が濃くなってきやがった!」
クラピカ「前方を見失わないようにしなければな」
団長の手刀を見逃さなかった人「あんたら、そろそろ前に出た方がいい」
クラピカ「……なぜだ?」
団長の手刀を見逃さなかった人「さっきの44番の男が、危険な匂いを発している」
レオリオ「だがよ……こんなに密集してちゃ前に出られねーよ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ見逃しちゃう隙間を通る」
団長の手刀を見逃さなかった人「さぁ、ついてきな」スイッスイッ
レオリオ(すげェ……! この人ごみを縫うように走ってやがる!)
クラピカ(しかも、我々に速度を合わせて誘導している……!)
クラピカ「前方を見失わないようにしなければな」
団長の手刀を見逃さなかった人「あんたら、そろそろ前に出た方がいい」
クラピカ「……なぜだ?」
団長の手刀を見逃さなかった人「さっきの44番の男が、危険な匂いを発している」
レオリオ「だがよ……こんなに密集してちゃ前に出られねーよ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ見逃しちゃう隙間を通る」
団長の手刀を見逃さなかった人「さぁ、ついてきな」スイッスイッ
レオリオ(すげェ……! この人ごみを縫うように走ってやがる!)
クラピカ(しかも、我々に速度を合わせて誘導している……!)
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:45:17 ID:1l4/LKw.
─ ビスカ森林公園 ─
ゴン「レオリオ! クラピカ! 二人もクリアできたんだね!」
レオリオ「おうよ!」
クラピカ「彼のおかげでな」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ誘導できなかったね」
キルア(あのオッサン……かなりの使い手だな)
ゴン「ありがとう、おじさん! あ、そういえば、おじさんの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、オレの名は──」
メンチ「さぁ、二次試験を始めるわよ!」
ブハラ「オレもうお腹ペコペコだよ~」グルルルル…
ブハラ「ってわけで、さっそく試験を始めよう! 二次試験は料理だよ!」グルルルル…
ブハラ「まずは“ブタの丸焼き”を作ってきてくれ!」グルルルル…
ゴン「レオリオ! クラピカ! 二人もクリアできたんだね!」
レオリオ「おうよ!」
クラピカ「彼のおかげでな」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ誘導できなかったね」
キルア(あのオッサン……かなりの使い手だな)
ゴン「ありがとう、おじさん! あ、そういえば、おじさんの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、オレの名は──」
メンチ「さぁ、二次試験を始めるわよ!」
ブハラ「オレもうお腹ペコペコだよ~」グルルルル…
ブハラ「ってわけで、さっそく試験を始めよう! 二次試験は料理だよ!」グルルルル…
ブハラ「まずは“ブタの丸焼き”を作ってきてくれ!」グルルルル…
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:49:18 ID:1l4/LKw.
グレイトスタンプ「ブオオオオオンッ!」ドドドッ
団長の手刀を見逃さなかった人「よっと」
ザクッ!
グレイトスタンプ「ブギィィ……」ドザァッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「コイツの弱点は頭部……オレでなきゃ見逃しちゃうね」
レオリオ「よっしゃ、倒せたぜ!」
クラピカ「私もだ。巨大な鼻は、額を守るために進化したもののようだな」
ゴン「オレも!」
キルア「さっそく火を焚いて焼いちゃおーぜ」
団長の手刀を見逃さなかった人「そうでもなかったね」
団長の手刀を見逃さなかった人「よっと」
ザクッ!
グレイトスタンプ「ブギィィ……」ドザァッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「コイツの弱点は頭部……オレでなきゃ見逃しちゃうね」
レオリオ「よっしゃ、倒せたぜ!」
クラピカ「私もだ。巨大な鼻は、額を守るために進化したもののようだな」
ゴン「オレも!」
キルア「さっそく火を焚いて焼いちゃおーぜ」
団長の手刀を見逃さなかった人「そうでもなかったね」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:52:11 ID:1l4/LKw.
バリバリボリボリ……!
ブハラ「ふうっ、おいしかった! もうお腹いっぱい!」
レオリオ「ブタの丸焼き70頭を食い切りやがった……バケモンじゃねーか」
ゴン「やっぱりハンターってすごいんだね!」
キルア「……ああはなりたくないけどな」
クラピカ「おかしい! 明らかに奴の体積より食べた量の方が多い!」
団長の手刀を見逃さなかった人「恐ろしい食欲……オレでもその謎は見抜けないね」
ブハラ「ふうっ、おいしかった! もうお腹いっぱい!」
レオリオ「ブタの丸焼き70頭を食い切りやがった……バケモンじゃねーか」
ゴン「やっぱりハンターってすごいんだね!」
キルア「……ああはなりたくないけどな」
クラピカ「おかしい! 明らかに奴の体積より食べた量の方が多い!」
団長の手刀を見逃さなかった人「恐ろしい食欲……オレでもその謎は見抜けないね」
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 01:56:32 ID:1l4/LKw.
メンチ「さぁ、二次試験後半を始めるわ! あたしのメニューはスシよ!」
メンチ「あと、スシはスシでもニギリズシしか認めないわよ!」
団長の手刀を見逃さなかった人(スシ……ねぇ)
団長の手刀を見逃さなかった人(“ニギリ”という言葉と調理器具から察するに──)
団長の手刀を見逃さなかった人(さほど大きい料理ではないようだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(さらにこのライス……)
団長の手刀を見逃さなかった人(酢という調味料を混ぜると、いい匂いがする)クンクン
団長の手刀を見逃さなかった人(この匂いには──)
団長の手刀を見逃さなかった人(食材は魚介類がマッチする気がする)
団長の手刀を見逃さなかった人(とりあえず……作ってみるか!)
メンチ「あと、スシはスシでもニギリズシしか認めないわよ!」
団長の手刀を見逃さなかった人(スシ……ねぇ)
団長の手刀を見逃さなかった人(“ニギリ”という言葉と調理器具から察するに──)
団長の手刀を見逃さなかった人(さほど大きい料理ではないようだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(さらにこのライス……)
団長の手刀を見逃さなかった人(酢という調味料を混ぜると、いい匂いがする)クンクン
団長の手刀を見逃さなかった人(この匂いには──)
団長の手刀を見逃さなかった人(食材は魚介類がマッチする気がする)
団長の手刀を見逃さなかった人(とりあえず……作ってみるか!)
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 02:00:28 ID:1l4/LKw.
団長の手刀を見逃さなかった人「できたよ。食べてみてくれ」スッ…
メンチ(あら、形はそれっぽいわね)
メンチ「…………」モグッ…
メンチ「!?」
メンチ「こ、これは……」
メンチ「寿司に不向きなビスカの森の魚を使いながらも」
メンチ「シャリとタネの味が絶妙なハーモニーを生み出してるわ!」
メンチ「し、しかも……この握り具合、とても素人とは思えない……」
メンチ「お、美味しい……!」
メンチ「合格よ!」
オォ~……
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ作れなかったね」
メンチ(あら、形はそれっぽいわね)
メンチ「…………」モグッ…
メンチ「!?」
メンチ「こ、これは……」
メンチ「寿司に不向きなビスカの森の魚を使いながらも」
メンチ「シャリとタネの味が絶妙なハーモニーを生み出してるわ!」
メンチ「し、しかも……この握り具合、とても素人とは思えない……」
メンチ「お、美味しい……!」
メンチ「合格よ!」
オォ~……
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ作れなかったね」
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 02:04:18 ID:1l4/LKw.
しかし──
メンチ「結局、合格者はコイツだけじゃないの! 情けないったらありゃしない!」
メンチ「いくらみんなでゴネても、三次試験に進めるのはコイツだけよ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「コイツコイツって、オレにも名前はあるんだけど」
メンチ「あら、ごめんなさい。そういえばなんて名前なの?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレの名は──」
ネテロ「それにしても合格者一名はちとキビしすぎやせんか?」ザッ…
メンチ「ネテロ会長!」
ネテロ「どうじゃな、もう一度チャンスを与えてやるわけにはいかんか」
メンチ「分かりました……。それじゃ、次の課題は“ゆで卵”にします」
ネテロ(チチでけーな)
団長の手刀を見逃さなかった人(このジイさん、ずっと胸を見ていやがる)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ見逃しちゃうね)
メンチ「結局、合格者はコイツだけじゃないの! 情けないったらありゃしない!」
メンチ「いくらみんなでゴネても、三次試験に進めるのはコイツだけよ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「コイツコイツって、オレにも名前はあるんだけど」
メンチ「あら、ごめんなさい。そういえばなんて名前なの?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレの名は──」
ネテロ「それにしても合格者一名はちとキビしすぎやせんか?」ザッ…
メンチ「ネテロ会長!」
ネテロ「どうじゃな、もう一度チャンスを与えてやるわけにはいかんか」
メンチ「分かりました……。それじゃ、次の課題は“ゆで卵”にします」
ネテロ(チチでけーな)
団長の手刀を見逃さなかった人(このジイさん、ずっと胸を見ていやがる)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ見逃しちゃうね)
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 02:08:14 ID:1l4/LKw.
─ マフタツ山 ─
レオリオ「うん、うめぇ~! これがクモワシの卵か!」モグモグ…
レオリオ「それにしても、助かったぜ! あんなんで不合格じゃたまらねーからな!」
クラピカ「うむ」
キルア「やっぱこういう体を動かす系なら楽勝だな」
ゴン「だけど、おじさんはすごいや!」
ゴン「一人だけスシを作って、ちゃんと試験を突破してたんだから!」
団長の手刀を見逃さなかった人「なぁに、それほどでもないさ」
レオリオ「うん、うめぇ~! これがクモワシの卵か!」モグモグ…
レオリオ「それにしても、助かったぜ! あんなんで不合格じゃたまらねーからな!」
クラピカ「うむ」
キルア「やっぱこういう体を動かす系なら楽勝だな」
ゴン「だけど、おじさんはすごいや!」
ゴン「一人だけスシを作って、ちゃんと試験を突破してたんだから!」
団長の手刀を見逃さなかった人「なぁに、それほどでもないさ」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 02:12:14 ID:1l4/LKw.
二次試験が終わり──
<飛行船>
ゴン「キルアのお父さんやお母さんって、何してる人なの?」
キルア「みんな殺人鬼。オレんち、暗殺稼業なんだよね」
ゴン「へぇ~」
キルア「へぇ~って、お前みたいな反応した奴、初めてだぜ!」
団長の手刀を見逃さなかった人(あのキルアという小僧……やはり只者じゃなかったか)
団長の手刀を見逃さなかった人(しかし──)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレのような根っからの殺人中毒者とはちがう)
団長の手刀を見逃さなかった人(なんというか“造られた殺人者”という匂いがするね)
<飛行船>
ゴン「キルアのお父さんやお母さんって、何してる人なの?」
キルア「みんな殺人鬼。オレんち、暗殺稼業なんだよね」
ゴン「へぇ~」
キルア「へぇ~って、お前みたいな反応した奴、初めてだぜ!」
団長の手刀を見逃さなかった人(あのキルアという小僧……やはり只者じゃなかったか)
団長の手刀を見逃さなかった人(しかし──)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレのような根っからの殺人中毒者とはちがう)
団長の手刀を見逃さなかった人(なんというか“造られた殺人者”という匂いがするね)
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 02:16:20 ID:1l4/LKw.
ネテロ「…………」
カッ!
キルア「!」バッ
ゴン「!」バッ
団長の手刀を見逃さなかった人「!」バッ
団長の手刀を見逃さなかった人「いや……そっちだ」サッ
ネテロ(ほう、あやつはワシの今の動きを見切ったか)
ネテロ(まあすでに念を習得しとるっぽいし、それぐらいはやるじゃろうな)
ネテロ「どうじゃ、おぬしらワシとゲームでもせんか?」
ネテロ「もしワシに勝てたら、ハンターの資格をやろう」
カッ!
キルア「!」バッ
ゴン「!」バッ
団長の手刀を見逃さなかった人「!」バッ
団長の手刀を見逃さなかった人「いや……そっちだ」サッ
ネテロ(ほう、あやつはワシの今の動きを見切ったか)
ネテロ(まあすでに念を習得しとるっぽいし、それぐらいはやるじゃろうな)
ネテロ「どうじゃ、おぬしらワシとゲームでもせんか?」
ネテロ「もしワシに勝てたら、ハンターの資格をやろう」
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 02:20:20 ID:1l4/LKw.
ゴン「オレ、やる!」
キルア「オレも付き合ってやってもいいよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレは遠慮しとこう」スッ…
ゴン「え、どうして?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ゲームって気分でもないもんでね」
団長の手刀を見逃さなかった人「ま、やりたきゃやんな。止めやしないさ」
団長の手刀を見逃さなかった人(あのジイさん、恐ろしい強さだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなくとも見逃さないほどの濃厚なオーラ……)
団長の手刀を見逃さなかった人(血は騒ぐが……ここはやめとくのが賢いってもんだ)
ネテロ「ほっほっほ」
ネテロ(こやつ……なかなか鋭い眼を持っておるようじゃのう)
キルア「オレも付き合ってやってもいいよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレは遠慮しとこう」スッ…
ゴン「え、どうして?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ゲームって気分でもないもんでね」
団長の手刀を見逃さなかった人「ま、やりたきゃやんな。止めやしないさ」
団長の手刀を見逃さなかった人(あのジイさん、恐ろしい強さだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなくとも見逃さないほどの濃厚なオーラ……)
団長の手刀を見逃さなかった人(血は騒ぐが……ここはやめとくのが賢いってもんだ)
ネテロ「ほっほっほ」
ネテロ(こやつ……なかなか鋭い眼を持っておるようじゃのう)
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 10:28:09 ID:pESHU.Yc
「だ」の予測変換に団長~を入れていると思うと楽しくなってくる
しかもなかなか面白い
しかもなかなか面白い
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 18:36:23 ID:9Uv/wwAk
実際クラピカ目線ではあるが、ゼノとシルバに対抗できそう(?)な感じだったから実力はあるはずだよね
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/04(金) 19:24:37 ID:Xj4d3DoU
コレくらいだからなー相当だろうな手刀の人
団長の手刀を見逃さなかった人のすごいところベスト5
1位:団長の恐ろしく早い手刀を見逃さなかった
2位:団長に「サシでやろう」とまで言わせた
3位:団長にスキルハンターを使わせた
4位:クラピカにゾルディック家と張り合えると思われていた
5位:どの暗殺者よりも早く団長に辿り着いた
団長の手刀を見逃さなかった人のすごいところベスト5
1位:団長の恐ろしく早い手刀を見逃さなかった
2位:団長に「サシでやろう」とまで言わせた
3位:団長にスキルハンターを使わせた
4位:クラピカにゾルディック家と張り合えると思われていた
5位:どの暗殺者よりも早く団長に辿り着いた
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:08:04 ID:FQxXvd.Y
─ トリックタワー ─
<頂上>
団長の手刀を見逃さなかった人「ボウズども、あのジイさんとのゲームはどうだった?」
キルア「負けてやったよ。ゲームで本気になるのもバカらしいしさ」
ゴン「オレは勝ったよ! ネテロさんに右手を使わせたんだから!」
キルア「それって主旨変わってねー?」
キルア「そういえば、オッサンの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、オレの名は──」
ビーンズ「これより第三次試験を開始します!」
ビーンズ「これは試験官からの伝言ですが」
ビーンズ「三次試験の内容は、このトリックタワーを生きて下まで降りること!」
ビーンズ「制限時間は72時間!」
ビーンズ「皆さん、頑張って下さいね!」
<頂上>
団長の手刀を見逃さなかった人「ボウズども、あのジイさんとのゲームはどうだった?」
キルア「負けてやったよ。ゲームで本気になるのもバカらしいしさ」
ゴン「オレは勝ったよ! ネテロさんに右手を使わせたんだから!」
キルア「それって主旨変わってねー?」
キルア「そういえば、オッサンの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、オレの名は──」
ビーンズ「これより第三次試験を開始します!」
ビーンズ「これは試験官からの伝言ですが」
ビーンズ「三次試験の内容は、このトリックタワーを生きて下まで降りること!」
ビーンズ「制限時間は72時間!」
ビーンズ「皆さん、頑張って下さいね!」
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:11:13 ID:FQxXvd.Y
レオリオ「なんか……どんどん人数が減ってねーか?」
クラピカ「床にはなにもないように見えるが、下に通じる隠し扉があるのだろう」
団長の手刀を見逃さなかった人「ん……?」コトッ…
団長の手刀を見逃さなかった人(わずかに床がへこんだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(恐ろしく分かりにくい扉、オレでなきゃ見逃しちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人「お二人、お先に失礼するよ」スッ…
ガコンッ!
レオリオ「!」
レオリオ「よっしゃオレたちも続くか──って入れねェ!?」グイグイ
クラピカ「どうやら一つの扉につき、入れるのは一人のようだ」
レオリオ「よぉし、なんとしても扉を見つけなきゃな!」
ゴン「オレも手伝うよ!」
キルア「んじゃ、手分けして探そうぜ」
クラピカ「床にはなにもないように見えるが、下に通じる隠し扉があるのだろう」
団長の手刀を見逃さなかった人「ん……?」コトッ…
団長の手刀を見逃さなかった人(わずかに床がへこんだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(恐ろしく分かりにくい扉、オレでなきゃ見逃しちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人「お二人、お先に失礼するよ」スッ…
ガコンッ!
レオリオ「!」
レオリオ「よっしゃオレたちも続くか──って入れねェ!?」グイグイ
クラピカ「どうやら一つの扉につき、入れるのは一人のようだ」
レオリオ「よぉし、なんとしても扉を見つけなきゃな!」
ゴン「オレも手伝うよ!」
キルア「んじゃ、手分けして探そうぜ」
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:14:40 ID:FQxXvd.Y
<内部>
団長の手刀を見逃さなかった人「……結局、この五人で一緒になっちまったな」
ゴン「よろしくね!」
団長の手刀を見逃さなかった人「チームを組むのは趣味じゃないが、まぁいいだろう」
クラピカ「しかし、この五人でいったい何をしろと──」
『どうやら五人揃ったようだね』
五人「!」
『その道は多数決の道!』
『互いの協力が絶対必要条件となる難コースである!』
『諸君の検討を祈る!』
団長の手刀を見逃さなかった人「この五人で多数決を取りながら進むコースってわけか」
団長の手刀を見逃さなかった人「ふうん……血が騒ぐぜ」
団長の手刀を見逃さなかった人「……結局、この五人で一緒になっちまったな」
ゴン「よろしくね!」
団長の手刀を見逃さなかった人「チームを組むのは趣味じゃないが、まぁいいだろう」
クラピカ「しかし、この五人でいったい何をしろと──」
『どうやら五人揃ったようだね』
五人「!」
『その道は多数決の道!』
『互いの協力が絶対必要条件となる難コースである!』
『諸君の検討を祈る!』
団長の手刀を見逃さなかった人「この五人で多数決を取りながら進むコースってわけか」
団長の手刀を見逃さなかった人「ふうん……血が騒ぐぜ」
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:18:34 ID:FQxXvd.Y
クラピカ「幸いにもこの五人は、他の受験生同士に比べ、気心が知れている」
クラピカ「だれかリーダーを決めた方が多数決もスムーズにいくだろう」
レオリオ「それもそうだな! じゃあクラピカ、お前やれよ!」
クラピカ「いや……私よりも適任がいるではないか」チラッ
団長の手刀を見逃さなかった人「オレかい?」
ゴン「うん、それいい! おじさんがこの中で一番年上だろうしね!」
キルア「そうだな、オレもオッサンが向いてると思う」
クラピカ「むろん、強制はしないが……」
団長の手刀を見逃さなかった人(やれやれ、こんなことになっちまうとは)
団長の手刀を見逃さなかった人(だが……悪い気はしないね)
団長の手刀を見逃さなかった人「分かった、オレがリーダーをやろう」
クラピカ「だれかリーダーを決めた方が多数決もスムーズにいくだろう」
レオリオ「それもそうだな! じゃあクラピカ、お前やれよ!」
クラピカ「いや……私よりも適任がいるではないか」チラッ
団長の手刀を見逃さなかった人「オレかい?」
ゴン「うん、それいい! おじさんがこの中で一番年上だろうしね!」
キルア「そうだな、オレもオッサンが向いてると思う」
クラピカ「むろん、強制はしないが……」
団長の手刀を見逃さなかった人(やれやれ、こんなことになっちまうとは)
団長の手刀を見逃さなかった人(だが……悪い気はしないね)
団長の手刀を見逃さなかった人「分かった、オレがリーダーをやろう」
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:21:44 ID:FQxXvd.Y
団長の手刀を見逃さなかった人「いきなり……右なら○、左なら×、か」
レオリオ「おい、どっちにすんだよ?」
団長の手刀を見逃さなかった人「…………」
団長の手刀を見逃さなかった人(右から匂いがするねえ……オレの好きな匂いだ)
団長の手刀を見逃さなかった人「右だ」
○5 ×0
クラピカ(この男、“左の法則”を知っていたのだろうか?)
クラピカ(そういえば、まだ私はこの男の名前を知らなかったな)
クラピカ(機会があれば聞いてみるか……)
レオリオ「おい、どっちにすんだよ?」
団長の手刀を見逃さなかった人「…………」
団長の手刀を見逃さなかった人(右から匂いがするねえ……オレの好きな匂いだ)
団長の手刀を見逃さなかった人「右だ」
○5 ×0
クラピカ(この男、“左の法則”を知っていたのだろうか?)
クラピカ(そういえば、まだ私はこの男の名前を知らなかったな)
クラピカ(機会があれば聞いてみるか……)
37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:25:58 ID:FQxXvd.Y
団長の手刀を見逃さなかった人「おっと、行き止まりだな」
クラピカ「ところで聞いておきたかったのだが……名前はなんというんだ?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレか? オレの名は──」
キルア「おい見ろよ、変な奴らがいるぜ」
ベンドット「我々は“試練官”である!」
ベンドット「お前たちがここを通過するには、我々から三勝しなければならない!」
ベンドット「さぁ、受けるなら○、受けないのなら×を押されよ!」
レオリオ「へっ、こんなのリーダーの指示を仰ぐまでもねえよな?」
団長の手刀を見逃さなかった人「恐ろしい二択、オレでなきゃ×を押しちゃうね」
レオリオ「押さねーよ!」
○5 ×0
クラピカ「ところで聞いておきたかったのだが……名前はなんというんだ?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレか? オレの名は──」
キルア「おい見ろよ、変な奴らがいるぜ」
ベンドット「我々は“試練官”である!」
ベンドット「お前たちがここを通過するには、我々から三勝しなければならない!」
ベンドット「さぁ、受けるなら○、受けないのなら×を押されよ!」
レオリオ「へっ、こんなのリーダーの指示を仰ぐまでもねえよな?」
団長の手刀を見逃さなかった人「恐ろしい二択、オレでなきゃ×を押しちゃうね」
レオリオ「押さねーよ!」
○5 ×0
38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:28:42 ID:FQxXvd.Y
【第一試合】
ベンドット「一番手はオレだ! さぁ、そちらは誰が来る!?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレが行こう」ズイッ
団長の手刀を見逃さなかった人(奴もそれなりの殺人者の匂いがする……)クンクン
団長の手刀を見逃さなかった人(少しは楽しめそうだ)ニィ…
ベンドット「ぬ……!」
団長の手刀を見逃さなかった人「勝負方法は自由らしいが、オレは面倒なのは嫌いでね」
団長の手刀を見逃さなかった人「戦闘でケリをつけたいが、どうだい?」
ベンドット「よ、よかろう……」
団長の手刀を見逃さなかった人「んじゃ、一対一(サシ)で始めようかい」ズズ…
ベンドット「一番手はオレだ! さぁ、そちらは誰が来る!?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレが行こう」ズイッ
団長の手刀を見逃さなかった人(奴もそれなりの殺人者の匂いがする……)クンクン
団長の手刀を見逃さなかった人(少しは楽しめそうだ)ニィ…
ベンドット「ぬ……!」
団長の手刀を見逃さなかった人「勝負方法は自由らしいが、オレは面倒なのは嫌いでね」
団長の手刀を見逃さなかった人「戦闘でケリをつけたいが、どうだい?」
ベンドット「よ、よかろう……」
団長の手刀を見逃さなかった人「んじゃ、一対一(サシ)で始めようかい」ズズ…
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:32:28 ID:FQxXvd.Y
ベンドット「ま……参ったァ!」ガバッ
ベンドット「!」ハッ
ベンドット(くっ、こいつの殺気で反射的に降参しちまった……!)
団長の手刀を見逃さなかった人「これはオレの勝ち、ってことでいいよねぇ」
団長の手刀を見逃さなかった人(たっぷりいたぶってやろうと思ってたが……)
団長の手刀を見逃さなかった人(殺気とともにオーラを出したのがマズかったな)
団長の手刀を見逃さなかった人 ○ ─ × ベンドット
ゴン「やったぁ!」
レオリオ「なんでえ、ただの見かけ倒しだったのかよ」
クラピカ「いや……おそらく相手が実力差を悟ったのだろう」
キルア(今、あのオッサンから“得体の知れない力”を感じた……)
キルア(たまに親父や兄貴から感じるような……)
ベンドット「!」ハッ
ベンドット(くっ、こいつの殺気で反射的に降参しちまった……!)
団長の手刀を見逃さなかった人「これはオレの勝ち、ってことでいいよねぇ」
団長の手刀を見逃さなかった人(たっぷりいたぶってやろうと思ってたが……)
団長の手刀を見逃さなかった人(殺気とともにオーラを出したのがマズかったな)
団長の手刀を見逃さなかった人 ○ ─ × ベンドット
ゴン「やったぁ!」
レオリオ「なんでえ、ただの見かけ倒しだったのかよ」
クラピカ「いや……おそらく相手が実力差を悟ったのだろう」
キルア(今、あのオッサンから“得体の知れない力”を感じた……)
キルア(たまに親父や兄貴から感じるような……)
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:35:25 ID:FQxXvd.Y
【第二試合】
セドカン「ゲームをしよう」スッ…
セドカン「この二本のローソクを一本ずつ手に持って」
セドカン「先に火が消えた方が負けだ」
ゴン「うん、いいよ!」
セドカン「さぁ、長いローソクと短いローソク、どっちにする?」
セドカン「多数決で決めてくれ」
ゴン「う~ん……」
団長の手刀を見逃さなかった人「待ちなよ」
セドカン「!」ギクッ
セドカン「ゲームをしよう」スッ…
セドカン「この二本のローソクを一本ずつ手に持って」
セドカン「先に火が消えた方が負けだ」
ゴン「うん、いいよ!」
セドカン「さぁ、長いローソクと短いローソク、どっちにする?」
セドカン「多数決で決めてくれ」
ゴン「う~ん……」
団長の手刀を見逃さなかった人「待ちなよ」
セドカン「!」ギクッ
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:38:32 ID:FQxXvd.Y
団長の手刀を見逃さなかった人「どうせローソクは“四本”あるんでしょ?」
団長の手刀を見逃さなかった人「なんならゴンにボディチェックさせてもいいんだ」
セドカン「ぐ、ぐぐ……っ!」ススッ
ゴン「あ、ホントに四本持ってた!」
団長の手刀を見逃さなかった人「もちろん、ゴンが持つのは──」
団長の手刀を見逃さなかった人「“細工されてない長いローソク”だ」
団長の手刀を見逃さなかった人「あんたは残りの三本から、好きなのにしな」
セドカン「く、くそぉっ……!」ガクッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「“不自由な二択”に隠されたイカサマ──」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ見逃しちゃうね」
ゴン ○ ─ × セドカン
団長の手刀を見逃さなかった人「なんならゴンにボディチェックさせてもいいんだ」
セドカン「ぐ、ぐぐ……っ!」ススッ
ゴン「あ、ホントに四本持ってた!」
団長の手刀を見逃さなかった人「もちろん、ゴンが持つのは──」
団長の手刀を見逃さなかった人「“細工されてない長いローソク”だ」
団長の手刀を見逃さなかった人「あんたは残りの三本から、好きなのにしな」
セドカン「く、くそぉっ……!」ガクッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「“不自由な二択”に隠されたイカサマ──」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ見逃しちゃうね」
ゴン ○ ─ × セドカン
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:42:53 ID:FQxXvd.Y
【第三試合】
マジタニ(やべえ……あんなに洞察力がある奴がいるのかよ!)
マジタニ(んじゃあオレが見かけ倒しってのも、すぐバレちまうんじゃねーか!?)
マジタニ(ど、どうしよ……)ゴクッ…
クラピカ「始めようか」バサッ
マジタニ(くそぉ、やるしかねえ! だが一応、保険はかけておくか……)
マジタニ「勝負方法は……デスマッチを提案する!」
マジタニ「決着方法は敵のノックダウンか、ギブアップのみ!」
マジタニ「ただし、相手を殺したら負けってのはどうだ?」
クラピカ「それはデスマッチではないと思うが……それでいい」
マジタニ「んじゃあいくぜっ! ──ひゃおっ!」ダダダッ
バシィッ!
マジタニ「ほげっ!」ドサッ…
クラピカ(だいぶ手加減して殴ったつもりだが、これでも強かったようだ)
クラピカ ○ ─ × マジタニ
マジタニ(やべえ……あんなに洞察力がある奴がいるのかよ!)
マジタニ(んじゃあオレが見かけ倒しってのも、すぐバレちまうんじゃねーか!?)
マジタニ(ど、どうしよ……)ゴクッ…
クラピカ「始めようか」バサッ
マジタニ(くそぉ、やるしかねえ! だが一応、保険はかけておくか……)
マジタニ「勝負方法は……デスマッチを提案する!」
マジタニ「決着方法は敵のノックダウンか、ギブアップのみ!」
マジタニ「ただし、相手を殺したら負けってのはどうだ?」
クラピカ「それはデスマッチではないと思うが……それでいい」
マジタニ「んじゃあいくぜっ! ──ひゃおっ!」ダダダッ
バシィッ!
マジタニ「ほげっ!」ドサッ…
クラピカ(だいぶ手加減して殴ったつもりだが、これでも強かったようだ)
クラピカ ○ ─ × マジタニ
43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:47:14 ID:FQxXvd.Y
団長の手刀を見逃さなかった人「え~と、これでこっちの三勝だよね?」
団長の手刀を見逃さなかった人「道を譲ってもらおうか」
ジョネス「せっかくのシャバの肉をつかむチャンスを無にしやがって……」
ジョネス「手は使えなくても、足は使えるんだ」
ジョネス「せめて、この足でお前たちの肉を砕いてやる……」ズイッ
レルート「ひっ……! あ、あんた、なにするつもりよ!」
ヒュオッ!
サクッ……!
ジョネス「あ、が……っ!」ドサッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「八つ当たりで仲間を攻撃しようとする輩……」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなくとも見逃せないね」
レオリオ(あの距離の相手に、ナイフを当てやがった!)
キルア(ふうん……やるじゃん)
団長の手刀を見逃さなかった人「道を譲ってもらおうか」
ジョネス「せっかくのシャバの肉をつかむチャンスを無にしやがって……」
ジョネス「手は使えなくても、足は使えるんだ」
ジョネス「せめて、この足でお前たちの肉を砕いてやる……」ズイッ
レルート「ひっ……! あ、あんた、なにするつもりよ!」
ヒュオッ!
サクッ……!
ジョネス「あ、が……っ!」ドサッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「八つ当たりで仲間を攻撃しようとする輩……」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなくとも見逃せないね」
レオリオ(あの距離の相手に、ナイフを当てやがった!)
キルア(ふうん……やるじゃん)
44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:50:50 ID:FQxXvd.Y
試験は進み──
<最後の多数決地点>
レオリオ「色々な罠があったが、あんたのおかげですんなりここまで来ちまったな」
レオリオ「残り時間がすげえ余ってるぜ」
団長の手刀を見逃さなかった人「仕事柄、罠に対する勘には長けているからな」
レオリオ「そういやまだ聞いてなかったし、あんたの名前を教えてくれよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、オレは──」
『扉を選んで下さい』
『五人で行けるが長く困難な道、三人で行けるが短く簡単な道』
『長く困難な道なら○、短く簡単な道なら×、を選んで下さい』
団長の手刀を見逃さなかった人「まだ時間はたっぷりあるし……○にしちゃおうかい」
ゴン「うん! そっちの方が面白そうだしね!」
キルア「面白そうって……しょうがねーなー」
<最後の多数決地点>
レオリオ「色々な罠があったが、あんたのおかげですんなりここまで来ちまったな」
レオリオ「残り時間がすげえ余ってるぜ」
団長の手刀を見逃さなかった人「仕事柄、罠に対する勘には長けているからな」
レオリオ「そういやまだ聞いてなかったし、あんたの名前を教えてくれよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、オレは──」
『扉を選んで下さい』
『五人で行けるが長く困難な道、三人で行けるが短く簡単な道』
『長く困難な道なら○、短く簡単な道なら×、を選んで下さい』
団長の手刀を見逃さなかった人「まだ時間はたっぷりあるし……○にしちゃおうかい」
ゴン「うん! そっちの方が面白そうだしね!」
キルア「面白そうって……しょうがねーなー」
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:53:45 ID:FQxXvd.Y
<出口>
団長の手刀を見逃さなかった人「結構ギリギリになっちゃったね」
レオリオ「だが、五人全員でクリアできたぜ!」
ゴン「こっちの道のがよかったよ! 難しかったけど楽しかったし!」
クラピカ「あっさりクリアしてしまうよりも、いい鍛錬になったともいえるな」
キルア「今までの試験よりは、少しは歯応えあったかな」
ヒソカ(五人とも来た、か……)
『タイムアップゥ~!』
『これで第三次試験を終了いたします!』
団長の手刀を見逃さなかった人「結構ギリギリになっちゃったね」
レオリオ「だが、五人全員でクリアできたぜ!」
ゴン「こっちの道のがよかったよ! 難しかったけど楽しかったし!」
クラピカ「あっさりクリアしてしまうよりも、いい鍛錬になったともいえるな」
キルア「今までの試験よりは、少しは歯応えあったかな」
ヒソカ(五人とも来た、か……)
『タイムアップゥ~!』
『これで第三次試験を終了いたします!』
46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 01:56:38 ID:FQxXvd.Y
リッポー「諸君、タワー脱出おめでとう」
リッポー「さてさっそくだが、これから君たちにはクジを引いてもらう」
リッポー「“狩る者と狩られる者”を決めるためにね」
……
……
……
リッポー「全員ひき終わったようだね」
リッポー「では説明しよう。今ひいた番号の受験生が、君たちのターゲットだ」
リッポー「自分のターゲットである受験生のナンバープレートは3点」
リッポー「自分のナンバープレートも3点、それ以外は1点」
リッポー「最終試験に進むために必要な点数は6点」
リッポー「ゼビル島で滞在する一週間で、6点分のナンバープレートを集めること」
リッポー「これが第四次試験の内容だ」
リッポー「さてさっそくだが、これから君たちにはクジを引いてもらう」
リッポー「“狩る者と狩られる者”を決めるためにね」
……
……
……
リッポー「全員ひき終わったようだね」
リッポー「では説明しよう。今ひいた番号の受験生が、君たちのターゲットだ」
リッポー「自分のターゲットである受験生のナンバープレートは3点」
リッポー「自分のナンバープレートも3点、それ以外は1点」
リッポー「最終試験に進むために必要な点数は6点」
リッポー「ゼビル島で滞在する一週間で、6点分のナンバープレートを集めること」
リッポー「これが第四次試験の内容だ」
47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:01:01 ID:FQxXvd.Y
<船上>
団長の手刀を見逃さなかった人「よう」
ゴン「!」ギクッ
ゴン「おじさん……!」
団長の手刀を見逃さなかった人「元気がないみたいだが、どうした?」
ゴン「あの……」
団長の手刀を見逃さなかった人「三次試験では手を組むことになったが──」
団長の手刀を見逃さなかった人「ここからはまたライバル同士だ」
団長の手刀を見逃さなかった人「手加減はしないから、そのつもりでいてくれよ」
ゴン「う、うん……」
団長の手刀を見逃さなかった人(といっても、オレのターゲットはゴンじゃないがね)
カラ「まもなく島に到着しま~す」
団長の手刀を見逃さなかった人「よう」
ゴン「!」ギクッ
ゴン「おじさん……!」
団長の手刀を見逃さなかった人「元気がないみたいだが、どうした?」
ゴン「あの……」
団長の手刀を見逃さなかった人「三次試験では手を組むことになったが──」
団長の手刀を見逃さなかった人「ここからはまたライバル同士だ」
団長の手刀を見逃さなかった人「手加減はしないから、そのつもりでいてくれよ」
ゴン「う、うん……」
団長の手刀を見逃さなかった人(といっても、オレのターゲットはゴンじゃないがね)
カラ「まもなく島に到着しま~す」
48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:04:13 ID:FQxXvd.Y
四次試験開始──
─ ゼビル島 ─
団長の手刀を見逃さなかった人(オレのターゲットは362番……)
団長の手刀を見逃さなかった人(ケンミとかいう坊主頭だったはずだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(この島は広い……)
団長の手刀を見逃さなかった人(ターゲットを探すのは骨が折れそうだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(もっともこういうミッションは)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレの得意分野でもあるわけだが、ね)クンクン…
─ ゼビル島 ─
団長の手刀を見逃さなかった人(オレのターゲットは362番……)
団長の手刀を見逃さなかった人(ケンミとかいう坊主頭だったはずだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(この島は広い……)
団長の手刀を見逃さなかった人(ターゲットを探すのは骨が折れそうだ)
団長の手刀を見逃さなかった人(もっともこういうミッションは)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレの得意分野でもあるわけだが、ね)クンクン…
49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:06:19 ID:xAPRs1Xo
手刀さんかっけー
50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:09:07 ID:FQxXvd.Y
試験三日目──
バキィッ!
ケンミ(強すぎる……!)ドサッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「流血沙汰にして、誰かに匂いを探られても面倒なんで」
団長の手刀を見逃さなかった人「とりあえずは生かしておいてやることにするよ」
団長の手刀を見逃さなかった人(それじゃ気絶させてプレートを──)スッ…
シュパァッ!
団長の手刀を見逃さなかった人「!」
団長の手刀を見逃さなかった人(オレのプレートが釣り針でかすめ取られた!?)
団長の手刀を見逃さなかった人(このオレが見逃しちゃうとは!)
団長の手刀を見逃さなかった人(つまりオレを“狩る者”は──)チラッ
ゴン「!」ビクッ
バキィッ!
ケンミ(強すぎる……!)ドサッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「流血沙汰にして、誰かに匂いを探られても面倒なんで」
団長の手刀を見逃さなかった人「とりあえずは生かしておいてやることにするよ」
団長の手刀を見逃さなかった人(それじゃ気絶させてプレートを──)スッ…
シュパァッ!
団長の手刀を見逃さなかった人「!」
団長の手刀を見逃さなかった人(オレのプレートが釣り針でかすめ取られた!?)
団長の手刀を見逃さなかった人(このオレが見逃しちゃうとは!)
団長の手刀を見逃さなかった人(つまりオレを“狩る者”は──)チラッ
ゴン「!」ビクッ
51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:13:29 ID:FQxXvd.Y
ゴン「おじさん……ゴメン!」
ダッ!
団長の手刀を見逃さなかった人(なるほど)
団長の手刀を見逃さなかった人(船の上で浮かないツラしてたのはそういうわけか)
団長の手刀を見逃さなかった人(そしてオレ相手では直接対決では敵わないからと)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレの隙……)
団長の手刀を見逃さなかった人(つまり“オレがターゲットを仕留める瞬間”を)
団長の手刀を見逃さなかった人(ずっと待ってたってわけか)
団長の手刀を見逃さなかった人(うふふ、やるじゃない……)
団長の手刀を見逃さなかった人(全力で追えば、ゴンに追いつくこともできるが──)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレだから見逃しちゃおう)
「うわぁぁぁっ!」
団長の手刀を見逃さなかった人(ゴンの声……!?)
ダッ!
団長の手刀を見逃さなかった人(なるほど)
団長の手刀を見逃さなかった人(船の上で浮かないツラしてたのはそういうわけか)
団長の手刀を見逃さなかった人(そしてオレ相手では直接対決では敵わないからと)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレの隙……)
団長の手刀を見逃さなかった人(つまり“オレがターゲットを仕留める瞬間”を)
団長の手刀を見逃さなかった人(ずっと待ってたってわけか)
団長の手刀を見逃さなかった人(うふふ、やるじゃない……)
団長の手刀を見逃さなかった人(全力で追えば、ゴンに追いつくこともできるが──)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレだから見逃しちゃおう)
「うわぁぁぁっ!」
団長の手刀を見逃さなかった人(ゴンの声……!?)
52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:18:09 ID:FQxXvd.Y
ゴン「ヒ、ヒソカ……!」
ヒソカ「やぁ◆」
ヒソカ「実はね、ボクのターゲットはキミなんだ◆」
ヒソカ「だから……キミのプレートをボクにくれないか?」
ゴン「だれがやるもんか!」グッ…
ヒソカ「ククク……いい顔だ◆」
ヒソカ「じゃあムリヤリ奪うことにしよう◆」
ヒソカ「安心していいよ、今ここでキミを殺すつもりはないから◆」
ゴン(くっ……闘るしかない!)グッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「あんた……ヒソカ、だっけ?」ザッ…
ゴン&ヒソカ「!」
団長の手刀を見逃さなかった人「狩りを終えたばかりのゴンを狙う無粋な輩を──」
団長の手刀を見逃さなかった人「見逃すなんてとてもできないね」
ヒソカ「やぁ◆」
ヒソカ「実はね、ボクのターゲットはキミなんだ◆」
ヒソカ「だから……キミのプレートをボクにくれないか?」
ゴン「だれがやるもんか!」グッ…
ヒソカ「ククク……いい顔だ◆」
ヒソカ「じゃあムリヤリ奪うことにしよう◆」
ヒソカ「安心していいよ、今ここでキミを殺すつもりはないから◆」
ゴン(くっ……闘るしかない!)グッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「あんた……ヒソカ、だっけ?」ザッ…
ゴン&ヒソカ「!」
団長の手刀を見逃さなかった人「狩りを終えたばかりのゴンを狙う無粋な輩を──」
団長の手刀を見逃さなかった人「見逃すなんてとてもできないね」
53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:22:13 ID:FQxXvd.Y
ヒソカ「ふうん……ボクと闘るつもり?」ズズ…
団長の手刀を見逃さなかった人「そのつもりだよ」ズズ…
団長の手刀を見逃さなかった人(やはりコイツも念能力者、か……とてつもない上玉!)
ゴン「おじさん……やめて! オレのために闘うなんて!」
団長の手刀を見逃さなかった人「いやコイツは、オレと同じ殺人中毒者……」
団長の手刀を見逃さなかった人「いずれ闘り合う運命だったろうよ」
ヒソカ「じゃあ、一対一(サシ)でやろっか◆」スッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ!」スッ…
シュバババババッ! ギギギギギンッ!
ゴン(ヒソカが投げるトランプを、おじさんも全てナイフで迎撃してる!)
ゴン(おじさんもすごい速さでナイフを投げ返すけど、ヒソカも軽々かわす!)
ゴン(オレが割り込む余地なんて、全然ない……!)
団長の手刀を見逃さなかった人「そのつもりだよ」ズズ…
団長の手刀を見逃さなかった人(やはりコイツも念能力者、か……とてつもない上玉!)
ゴン「おじさん……やめて! オレのために闘うなんて!」
団長の手刀を見逃さなかった人「いやコイツは、オレと同じ殺人中毒者……」
団長の手刀を見逃さなかった人「いずれ闘り合う運命だったろうよ」
ヒソカ「じゃあ、一対一(サシ)でやろっか◆」スッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ!」スッ…
シュバババババッ! ギギギギギンッ!
ゴン(ヒソカが投げるトランプを、おじさんも全てナイフで迎撃してる!)
ゴン(おじさんもすごい速さでナイフを投げ返すけど、ヒソカも軽々かわす!)
ゴン(オレが割り込む余地なんて、全然ない……!)
54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:25:53 ID:FQxXvd.Y
団長の手刀を見逃さなかった人(恐ろしく速いトランプさばき!)ギンッ
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ見切れないね!)キンッ
ザシィッ!
団長の手刀を見逃さなかった人「ぐっ!(オレも見切れなかったか!)」
ヒソカ「かなりの枚数投げたのに、傷一つとは結構やるね◆」
団長の手刀を見逃さなかった人(飛び道具では不利──接近戦に持ち込む!)ダッ
ガガガガッ! ドガガッ! バキィッ!
団長の手刀を見逃さなかった人(体術も超一流とは……とんだ格闘ピ工口だ)ザッ…
ヒソカ「最後の蹴りで、首をヘシ折るつもりだったんだけどな◆」
ゴン「おじさんっ!」
ヒソカ「…………」
ヒソカ「ちょっと待った◆」
団長の手刀を見逃さなかった人「?」
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ見切れないね!)キンッ
ザシィッ!
団長の手刀を見逃さなかった人「ぐっ!(オレも見切れなかったか!)」
ヒソカ「かなりの枚数投げたのに、傷一つとは結構やるね◆」
団長の手刀を見逃さなかった人(飛び道具では不利──接近戦に持ち込む!)ダッ
ガガガガッ! ドガガッ! バキィッ!
団長の手刀を見逃さなかった人(体術も超一流とは……とんだ格闘ピ工口だ)ザッ…
ヒソカ「最後の蹴りで、首をヘシ折るつもりだったんだけどな◆」
ゴン「おじさんっ!」
ヒソカ「…………」
ヒソカ「ちょっと待った◆」
団長の手刀を見逃さなかった人「?」
55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:29:27 ID:FQxXvd.Y
ヒソカ「…………」パラララッ
団長の手刀を見逃さなかった人「戦闘中だってのに、何してんの?」
ヒソカ「トランプ占い◆」パラララッ
ヒソカ「ふんふん、なるほど……◆」ピッ
ヒソカ「ボクの占いによると──」
ヒソカ「キミはいずれ魚に食べられちゃう運命にあったみたいだけど……」
ヒソカ「どうやらその運命がずれてきてるみたいだね◆」
団長の手刀を見逃さなかった人「魚に食べられる……?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでも意味が分からないんだが」
ヒソカ「占いに深い意味を求めるのは、ナンセンスだよ◆」
ヒソカ「だけどボクのトランプ占いって、これでもわりと当たるんだよ◆」
ヒソカ「もし当たっているとすれば」
ヒソカ「キミもゴンみたく、まだまだ強くなれる余地があるってことだ◆」
ヒソカ「まだ食べるには惜しい……ここはボクから退かせてもらうよ◆」
団長の手刀を見逃さなかった人「!」
団長の手刀を見逃さなかった人「戦闘中だってのに、何してんの?」
ヒソカ「トランプ占い◆」パラララッ
ヒソカ「ふんふん、なるほど……◆」ピッ
ヒソカ「ボクの占いによると──」
ヒソカ「キミはいずれ魚に食べられちゃう運命にあったみたいだけど……」
ヒソカ「どうやらその運命がずれてきてるみたいだね◆」
団長の手刀を見逃さなかった人「魚に食べられる……?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでも意味が分からないんだが」
ヒソカ「占いに深い意味を求めるのは、ナンセンスだよ◆」
ヒソカ「だけどボクのトランプ占いって、これでもわりと当たるんだよ◆」
ヒソカ「もし当たっているとすれば」
ヒソカ「キミもゴンみたく、まだまだ強くなれる余地があるってことだ◆」
ヒソカ「まだ食べるには惜しい……ここはボクから退かせてもらうよ◆」
団長の手刀を見逃さなかった人「!」
56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:36:27 ID:FQxXvd.Y
ヒソカ「いずれキミたちがもっともっと熟したら……」
ヒソカ「その時こそ美味しく食べさせてもらうよ◆」ニィィ…
団長の手刀を見逃さなかった人「…………」
ゴン「…………」ゾクッ…
ヒソカ「さぁて、三人分プレートを狩らないと◆」ザザッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「ふうっ……」
ゴン「おじさん、大丈夫!?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、大した怪我じゃない」
団長の手刀を見逃さなかった人(ヒソカは“能力”も使わず、遊んでいやがった)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレとて余力は残していたが──)
団長の手刀を見逃さなかった人(もしあのまま闘り合ってたら、奴に分があっただろう)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレとしたことが、敵に見逃されちゃったね)
ヒソカ「その時こそ美味しく食べさせてもらうよ◆」ニィィ…
団長の手刀を見逃さなかった人「…………」
ゴン「…………」ゾクッ…
ヒソカ「さぁて、三人分プレートを狩らないと◆」ザザッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「ふうっ……」
ゴン「おじさん、大丈夫!?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、大した怪我じゃない」
団長の手刀を見逃さなかった人(ヒソカは“能力”も使わず、遊んでいやがった)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレとて余力は残していたが──)
団長の手刀を見逃さなかった人(もしあのまま闘り合ってたら、奴に分があっただろう)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレとしたことが、敵に見逃されちゃったね)
57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:39:42 ID:FQxXvd.Y
ゴン「おじさん……ありがとう!」
ゴン「おじさんが来なかったらオレ、ヒソカにプレートを奪われてたよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「なぁに」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレもヒソカ相手は分が悪かった、似たようなもんさ」
ゴン「はいっ! さっき奪ったおじさんのプレート返すよ」サッ
団長の手刀を見逃さなかった人「いや、それはお前が持っておきな」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレに顔面パンチを浴びせられるほど強くなったら」
団長の手刀を見逃さなかった人「そん時返してくれりゃいいさ」
ゴン「……分かったよ、おじさん! オレ絶対強くなるから!」
団長の手刀を見逃さなかった人「お前は磨けば、信じられない程の上玉になるはずだ」
団長の手刀を見逃さなかった人「んじゃ、オレは行く。気をつけなよ、ゴン」ザザッ…
ゴン(しまった……また名前聞きそびれちゃった)
ゴン「おじさんが来なかったらオレ、ヒソカにプレートを奪われてたよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「なぁに」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレもヒソカ相手は分が悪かった、似たようなもんさ」
ゴン「はいっ! さっき奪ったおじさんのプレート返すよ」サッ
団長の手刀を見逃さなかった人「いや、それはお前が持っておきな」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレに顔面パンチを浴びせられるほど強くなったら」
団長の手刀を見逃さなかった人「そん時返してくれりゃいいさ」
ゴン「……分かったよ、おじさん! オレ絶対強くなるから!」
団長の手刀を見逃さなかった人「お前は磨けば、信じられない程の上玉になるはずだ」
団長の手刀を見逃さなかった人「んじゃ、オレは行く。気をつけなよ、ゴン」ザザッ…
ゴン(しまった……また名前聞きそびれちゃった)
58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:43:57 ID:FQxXvd.Y
試験四日目──
団長の手刀を見逃さなかった人「お、キルアか」
キルア「オッサン! オッサンは今、何点分プレート持ってんの?」
団長の手刀を見逃さなかった人「3点だ」
キルア「んじゃ、オレのプレートやろうか? ちょっとプレート奪いすぎちゃってさ」
キルア「捨てるのもなんだし、処分に困ってたんだよね~」
団長の手刀を見逃さなかった人「いいのかい?」
キルア「オッサンにゃ、多数決で世話になったしね」
キルア「ほら、二枚やるよ」
団長の手刀を見逃さなかった人(197番と198番、か)
団長の手刀を見逃さなかった人「サンキュー、キルア」
キルア「礼なんていいって。じゃね、オッサン!」ササッ
団長の手刀を見逃さなかった人(これで5点……あと1点か)
キルア(あ、オッサンの名前聞くの忘れてた……ま、いいや)サササッ
団長の手刀を見逃さなかった人「お、キルアか」
キルア「オッサン! オッサンは今、何点分プレート持ってんの?」
団長の手刀を見逃さなかった人「3点だ」
キルア「んじゃ、オレのプレートやろうか? ちょっとプレート奪いすぎちゃってさ」
キルア「捨てるのもなんだし、処分に困ってたんだよね~」
団長の手刀を見逃さなかった人「いいのかい?」
キルア「オッサンにゃ、多数決で世話になったしね」
キルア「ほら、二枚やるよ」
団長の手刀を見逃さなかった人(197番と198番、か)
団長の手刀を見逃さなかった人「サンキュー、キルア」
キルア「礼なんていいって。じゃね、オッサン!」ササッ
団長の手刀を見逃さなかった人(これで5点……あと1点か)
キルア(あ、オッサンの名前聞くの忘れてた……ま、いいや)サササッ
59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:47:17 ID:FQxXvd.Y
試験六日目──
団長の手刀を見逃さなかった人(あと一日……)
団長の手刀を見逃さなかった人(ゴンやキルアと出会ってから島中を探し歩いたが)
団長の手刀を見逃さなかった人(出会った受験生はプレートを奪われた奴らばかり)
団長の手刀を見逃さなかった人(“あと1点”がなかなか見つからないね)
団長の手刀を見逃さなかった人「──ん?」
団長の手刀を見逃さなかった人(怪しい洞窟……オレでなきゃ見逃しちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人(よし……入ってみるか)
団長の手刀を見逃さなかった人(あと一日……)
団長の手刀を見逃さなかった人(ゴンやキルアと出会ってから島中を探し歩いたが)
団長の手刀を見逃さなかった人(出会った受験生はプレートを奪われた奴らばかり)
団長の手刀を見逃さなかった人(“あと1点”がなかなか見つからないね)
団長の手刀を見逃さなかった人「──ん?」
団長の手刀を見逃さなかった人(怪しい洞窟……オレでなきゃ見逃しちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人(よし……入ってみるか)
60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:50:25 ID:FQxXvd.Y
<洞窟内>
団長の手刀を見逃さなかった人「……まさかオレまで罠にはまっちまうとはね」
クラピカ「残念ながら、蛇使いバーボンはすでに死んでしまったが」
クラピカ「今は私とレオリオ、ゴン、ポンズの四人が」
クラピカ「どうやったらバーボンの罠を抜けて洞窟を出られるか考えていたところだ」
団長の手刀を見逃さなかった人「ようするにある程度、蛇を退治すりゃいいわけだ」ズズ…
クラピカ「なにをする気だ!? 出口に向かうのは危険だ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「心配しなさんなって」スタスタ…
団長の手刀を見逃さなかった人「……まさかオレまで罠にはまっちまうとはね」
クラピカ「残念ながら、蛇使いバーボンはすでに死んでしまったが」
クラピカ「今は私とレオリオ、ゴン、ポンズの四人が」
クラピカ「どうやったらバーボンの罠を抜けて洞窟を出られるか考えていたところだ」
団長の手刀を見逃さなかった人「ようするにある程度、蛇を退治すりゃいいわけだ」ズズ…
クラピカ「なにをする気だ!? 出口に向かうのは危険だ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「心配しなさんなって」スタスタ…
61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:54:12 ID:FQxXvd.Y
ニュルニュルニュル……
ズザザザザッ!!!
団長の手刀を見逃さなかった人(恐ろしい数の蛇……オレでなきゃ倒せないね)チャキッ
ズババババババババッ!!!
ゴン「すごい速さで蛇を切り飛ばしてる!」
レオリオ「なんてナイフ捌きだ……見えやしねえ!」
クラピカ(まるで刃に何か“特殊な力”が宿っているような切れ味だ!)
ポンズ「な、なんて奴なの……」
ズザザザザッ!!!
団長の手刀を見逃さなかった人(恐ろしい数の蛇……オレでなきゃ倒せないね)チャキッ
ズババババババババッ!!!
ゴン「すごい速さで蛇を切り飛ばしてる!」
レオリオ「なんてナイフ捌きだ……見えやしねえ!」
クラピカ(まるで刃に何か“特殊な力”が宿っているような切れ味だ!)
ポンズ「な、なんて奴なの……」
62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 02:58:44 ID:FQxXvd.Y
団長の手刀を見逃さなかった人「こんだけ退治すりゃ、もう洞窟を出られるはずだ」
ポンズ「あ、ありがとう……」
団長の手刀を見逃さなかった人「その代わり、あんたのプレートをもらおうか」
ポンズ「あんな光景を見せられて、抵抗するつもりはないわ……。はい、あげる」スッ
団長の手刀を見逃さなかった人「ありがとさん」
団長の手刀を見逃さなかった人「それじゃ、こいつはレオリオにやるよ」ポイッ
レオリオ「なんかわりぃな……。あんたには助けられてばっかだ」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレも蛇使いのプレートで6点だ。お互い様さ」
362番(3点)+197番(1点)+198番(1点)+103番(1点)=6点
第四次試験合格──
ポンズ「あ、ありがとう……」
団長の手刀を見逃さなかった人「その代わり、あんたのプレートをもらおうか」
ポンズ「あんな光景を見せられて、抵抗するつもりはないわ……。はい、あげる」スッ
団長の手刀を見逃さなかった人「ありがとさん」
団長の手刀を見逃さなかった人「それじゃ、こいつはレオリオにやるよ」ポイッ
レオリオ「なんかわりぃな……。あんたには助けられてばっかだ」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレも蛇使いのプレートで6点だ。お互い様さ」
362番(3点)+197番(1点)+198番(1点)+103番(1点)=6点
第四次試験合格──
64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 03:51:09 ID:Sq6MHR9E
この名乗らせてもらえなさ…北斗の部下を思い出す
66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 08:00:26 ID:VStaIS0E
こいつ、まさかゴレイヌさんに匹敵する程の逸材じゃ…!
70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 18:33:42 ID:4dQqh4To
団長の手刀を見逃さなかった人はイルミの変装も見逃さないね…
72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 20:59:09 ID:pA3litM2
こんなに強くて賢くていい人なのに団長に勝てないのか…?
73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/05(土) 21:42:37 ID:PL/2LKk6
運命が変わったからわからんぞ!
74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:16:38 ID:5jJRqILk
<飛行船>
ネテロ「ほっほっほ! 10人中7人がルーキーとは、豊作じゃのう!」
ビーンズ「しかし、406番だけ名前が分かりませんね」
ビーンズ「申し込み用紙に名前は書いてあるんですが、字が汚すぎて読めないんですよ」
メンチ「よくそんなのが試験を受けられたわね……」
ブハラ「ま、いいんじゃない? スシも作れたし、実力はたしかだしさ」
サトツ「そうですね、彼の観察眼は驚嘆に値しますよ」
サトツ「すでに“念”も習得しているようですしね」
サトツ「ところで会長、最終試験はどんな内容になるのですか?」
ネテロ「一風変わった決闘をしてもらうつもりじゃ」
ネテロ「ほっほっほ! 10人中7人がルーキーとは、豊作じゃのう!」
ビーンズ「しかし、406番だけ名前が分かりませんね」
ビーンズ「申し込み用紙に名前は書いてあるんですが、字が汚すぎて読めないんですよ」
メンチ「よくそんなのが試験を受けられたわね……」
ブハラ「ま、いいんじゃない? スシも作れたし、実力はたしかだしさ」
サトツ「そうですね、彼の観察眼は驚嘆に値しますよ」
サトツ「すでに“念”も習得しているようですしね」
サトツ「ところで会長、最終試験はどんな内容になるのですか?」
ネテロ「一風変わった決闘をしてもらうつもりじゃ」
75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:19:50 ID:5jJRqILk
ネテロとの面談──
ネテロ「最終試験の参考にするため、ちょいと質問させてもらうぞよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「なんでも聞いてちょうだいよ」
ネテロ「まず、おぬしはなぜハンターになりたいのかな?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレはいわゆる殺し屋をやっていてね」
団長の手刀を見逃さなかった人「ハンター資格があると色々と便利そうだからね」
ネテロ「なるほど。ではおぬし以外の受験生で注目しているのは?」
団長の手刀を見逃さなかった人「一番っていわれたら、405番かな」
団長の手刀を見逃さなかった人「あいつは伸びるねえ、まちがいなく」
ネテロ「では受験生の中で、一番戦いたくないのは?」
団長の手刀を見逃さなかった人「44番だね」
団長の手刀を見逃さなかった人「奴とはこういう試験って枠組みの中とかじゃなくて」
団長の手刀を見逃さなかった人「もっとオレたちに相応しいステージで闘りたい」
ネテロ「ご苦労じゃった。下がってよいぞよ」
ネテロ「最終試験の参考にするため、ちょいと質問させてもらうぞよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「なんでも聞いてちょうだいよ」
ネテロ「まず、おぬしはなぜハンターになりたいのかな?」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレはいわゆる殺し屋をやっていてね」
団長の手刀を見逃さなかった人「ハンター資格があると色々と便利そうだからね」
ネテロ「なるほど。ではおぬし以外の受験生で注目しているのは?」
団長の手刀を見逃さなかった人「一番っていわれたら、405番かな」
団長の手刀を見逃さなかった人「あいつは伸びるねえ、まちがいなく」
ネテロ「では受験生の中で、一番戦いたくないのは?」
団長の手刀を見逃さなかった人「44番だね」
団長の手刀を見逃さなかった人「奴とはこういう試験って枠組みの中とかじゃなくて」
団長の手刀を見逃さなかった人「もっとオレたちに相応しいステージで闘りたい」
ネテロ「ご苦労じゃった。下がってよいぞよ」
76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:25:23 ID:5jJRqILk
三日後──
─ 最終試験会場 ─
ネテロ「最終試験は一対一のトーナメント形式で行う」
ネテロ「組み合わせはこうじゃ!」バサッ…
【トーナメント表】

※一回戦が「団長の手刀を見逃さなかった人VSゴン」で、他は原作通り
ネテロ「なおこのトーナメント、たった一勝で合格である!」
団長の手刀を見逃さなかった人「負けた者が抜けていくトーナメントってことか」
ネテロ「そのとおり、つまり不合格者はたった一人じゃ」
ネテロ「勝敗は“まいった”のみ。なお、相手を死に至らしめても失格じゃ」
ネテロ「不合格者が一人出た時点で、試験は終了となる。よいな?」
団長の手刀を見逃さなかった人「恐ろしく厄介な試験、オレでなきゃ見抜けなかったね」
ネテロ(ちょいうぜーなコイツ)
ネテロ「ではさっそく始めようかのう」
─ 最終試験会場 ─
ネテロ「最終試験は一対一のトーナメント形式で行う」
ネテロ「組み合わせはこうじゃ!」バサッ…
【トーナメント表】

※一回戦が「団長の手刀を見逃さなかった人VSゴン」で、他は原作通り
ネテロ「なおこのトーナメント、たった一勝で合格である!」
団長の手刀を見逃さなかった人「負けた者が抜けていくトーナメントってことか」
ネテロ「そのとおり、つまり不合格者はたった一人じゃ」
ネテロ「勝敗は“まいった”のみ。なお、相手を死に至らしめても失格じゃ」
ネテロ「不合格者が一人出た時点で、試験は終了となる。よいな?」
団長の手刀を見逃さなかった人「恐ろしく厄介な試験、オレでなきゃ見抜けなかったね」
ネテロ(ちょいうぜーなコイツ)
ネテロ「ではさっそく始めようかのう」
77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:28:54 ID:hFoXK6Jo
なんかこのトーナメント表みたら吹いたんだが
78: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:29:08 ID:5jJRqILk
【第一試合】団長の手刀を見逃さなかった人 VS ゴン
団長の手刀を見逃さなかった人「よう」ザッ…
ゴン「…………」ジリッ…
団長の手刀を見逃さなかった人(コイツを“まいった”させるのは骨が折れそうだ)
ゴン「おじさん」
ゴン「オレ四次試験の時、本当は正面から挑んでおじさんからプレートを奪いたかった」
ゴン「だけどできなかった……」
ゴン「それにおじさんがいなきゃ、多分オレはここまで来れなかった」
ゴン「だから……今は負けでいい!」
団長の手刀を見逃さなかった人「!」
ゴン「オレがもっと強くなったら──また勝負してね!」
団長の手刀を見逃さなかった人「……待っててやるよ、ゴン」
団長の手刀を見逃さなかった人(恐ろしく感動的な場面、オレでなきゃ泣いてたね)
団長の手刀を見逃さなかった人「よう」ザッ…
ゴン「…………」ジリッ…
団長の手刀を見逃さなかった人(コイツを“まいった”させるのは骨が折れそうだ)
ゴン「おじさん」
ゴン「オレ四次試験の時、本当は正面から挑んでおじさんからプレートを奪いたかった」
ゴン「だけどできなかった……」
ゴン「それにおじさんがいなきゃ、多分オレはここまで来れなかった」
ゴン「だから……今は負けでいい!」
団長の手刀を見逃さなかった人「!」
ゴン「オレがもっと強くなったら──また勝負してね!」
団長の手刀を見逃さなかった人「……待っててやるよ、ゴン」
団長の手刀を見逃さなかった人(恐ろしく感動的な場面、オレでなきゃ泣いてたね)
79: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:33:39 ID:5jJRqILk
マスタ「ではゴン選手、降参ということでよろしいですね?」
ゴン「うんっ!」
レオリオ「へっ、ゴンらしいぜ! 試合放棄を責める気にもならねー!」
クラピカ「そして彼がハンター第一号というわけだ、おめでとう」
キルア「あのオッサンなら仕方ないな」
ヒソカ(いずれ、ゴンも彼もボクが狩る……◆)
ゴン「そういえばおじさんの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、オレの名は──」
マスタ「ではゴン選手、このままハンゾー選手との試合です!」
ゴン「あ、はい!」
ゴン「うんっ!」
レオリオ「へっ、ゴンらしいぜ! 試合放棄を責める気にもならねー!」
クラピカ「そして彼がハンター第一号というわけだ、おめでとう」
キルア「あのオッサンなら仕方ないな」
ヒソカ(いずれ、ゴンも彼もボクが狩る……◆)
ゴン「そういえばおじさんの名前は?」
団長の手刀を見逃さなかった人「ああ、オレの名は──」
マスタ「ではゴン選手、このままハンゾー選手との試合です!」
ゴン「あ、はい!」
80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:36:47 ID:5jJRqILk
【第二試合】ゴン VS ハンゾー
ハンゾー「ワガママすぎんだよお前は! アホかァッ!」
ドゴォンッ!
ハンゾー「ってわけだ。ぶっ飛ばしちまったが、オレの負けだ」
団長の手刀を見逃さなかった人(もう少しで乱入しちゃうところだったね)
~
【第三試合】クラピカ VS ヒソカ
ヒソカ「…………」ボソッ…
クラピカ「!」
ヒソカ「ボクの負けでいいや◆」クルッ
団長の手刀を見逃さなかった人(あの二人の因縁……ただごとじゃなさそうだ)
ハンゾー「ワガママすぎんだよお前は! アホかァッ!」
ドゴォンッ!
ハンゾー「ってわけだ。ぶっ飛ばしちまったが、オレの負けだ」
団長の手刀を見逃さなかった人(もう少しで乱入しちゃうところだったね)
~
【第三試合】クラピカ VS ヒソカ
ヒソカ「…………」ボソッ…
クラピカ「!」
ヒソカ「ボクの負けでいいや◆」クルッ
団長の手刀を見逃さなかった人(あの二人の因縁……ただごとじゃなさそうだ)
81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:39:40 ID:5jJRqILk
【第四試合】ハンゾー VS ポックル
ポックル「ぐっ……!」ドザッ
ハンゾー「悪いがあんたには遠慮しねーぜ」メリッ…
ポックル「ま、参った……!」
団長の手刀を見逃さなかった人(無駄のない脅迫……オレでなきゃ降参しちゃうね)
~
【第五試合】ボドロ VS ヒソカ
ボドロ「まだ負けては……おらぬ!」
ヒソカ「…………」ボソッ…
ボドロ「私の……負けだ」
団長の手刀を見逃さなかった人(ま~た、ヒソカがなにか耳打ちしやがった)
ポックル「ぐっ……!」ドザッ
ハンゾー「悪いがあんたには遠慮しねーぜ」メリッ…
ポックル「ま、参った……!」
団長の手刀を見逃さなかった人(無駄のない脅迫……オレでなきゃ降参しちゃうね)
~
【第五試合】ボドロ VS ヒソカ
ボドロ「まだ負けては……おらぬ!」
ヒソカ「…………」ボソッ…
ボドロ「私の……負けだ」
団長の手刀を見逃さなかった人(ま~た、ヒソカがなにか耳打ちしやがった)
82: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:44:20 ID:5jJRqILk
【第六試合】ポックル VS キルア
キルア「オレの負けでいーや」
ポックル「なにっ!?」
キルア「悪いけどあんたとは戦う気がしないんでね」
団長の手刀を見逃さなかった人(キルアらしい判断だけど、なんか嫌な予感がするなぁ)
~
【第七試合】ボドロ VS レオリオ
レオリオ「オイ、ボドロはまだ戦える状態じゃねーだろ」
レオリオ「試合を延期してくれねーか?」
ボドロ「かたじけない……」
団長の手刀を見逃さなかった人(このフェアプレー精神、オレでなきゃ拍手しちゃうね)
キルア「オレの負けでいーや」
ポックル「なにっ!?」
キルア「悪いけどあんたとは戦う気がしないんでね」
団長の手刀を見逃さなかった人(キルアらしい判断だけど、なんか嫌な予感がするなぁ)
~
【第七試合】ボドロ VS レオリオ
レオリオ「オイ、ボドロはまだ戦える状態じゃねーだろ」
レオリオ「試合を延期してくれねーか?」
ボドロ「かたじけない……」
団長の手刀を見逃さなかった人(このフェアプレー精神、オレでなきゃ拍手しちゃうね)
83: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:51:24 ID:5jJRqILk
【第八試合】キルア VS ギタラクル
ビキビキメキメキ……
キルア「!?」
イルミ「久しぶりだね、キル」
キルア「兄貴……!」
イルミ「キル、お前はハンターには向かないよ」
イルミ「お前の天職は殺し屋なんだから」
イルミ「お前は自身では何も望まない何も欲しない、熱を持たない闇人形だ」
イルミ「オレと親父にそう造られたんだからね」
キルア「…………!」
団長の手刀を見逃さなかった人(なるほど)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレはキルアに“造られた殺人者”って印象を抱いたが)
団長の手刀を見逃さなかった人(この兄貴どもの仕業だったってわけね)
ビキビキメキメキ……
キルア「!?」
イルミ「久しぶりだね、キル」
キルア「兄貴……!」
イルミ「キル、お前はハンターには向かないよ」
イルミ「お前の天職は殺し屋なんだから」
イルミ「お前は自身では何も望まない何も欲しない、熱を持たない闇人形だ」
イルミ「オレと親父にそう造られたんだからね」
キルア「…………!」
団長の手刀を見逃さなかった人(なるほど)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレはキルアに“造られた殺人者”って印象を抱いたが)
団長の手刀を見逃さなかった人(この兄貴どもの仕業だったってわけね)
84: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:52:22 ID:1n2m14uM
団長の手刀を見逃さなかった人の口調が癖になってきた
85: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 01:57:02 ID:5jJRqILk
キルア「オレだって……望んでるものぐらいある!」
イルミ「ふーん、いってごらん?」
キルア「ゴンと……友達になりたい! ……ゴンと友達になって、普通に遊びたい」
イルミ「無理だね。お前はいつかゴンを殺したくなるよ」
キルア「…………!」ビクッ
イルミ「例えばオレが今ゴンを殺そうとしたら、キル、お前はオレと戦えるかい?」
イルミ「さあ、どうする?」ズイ…
キルア「……参った。オレの負けだよ……」
イルミ「あーよかった。でもこれではっきりした」
イルミ「お前に友達を作る資格はない、必要もない」
イルミ「これまで通り、仕事をこなしていればそれでいい」
レオリオ「野郎……! キルアの気持ちも考えず、好き勝手ほざきやがって……!」
クラピカ「よせ……レオリオ!」グッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「…………」
イルミ「ふーん、いってごらん?」
キルア「ゴンと……友達になりたい! ……ゴンと友達になって、普通に遊びたい」
イルミ「無理だね。お前はいつかゴンを殺したくなるよ」
キルア「…………!」ビクッ
イルミ「例えばオレが今ゴンを殺そうとしたら、キル、お前はオレと戦えるかい?」
イルミ「さあ、どうする?」ズイ…
キルア「……参った。オレの負けだよ……」
イルミ「あーよかった。でもこれではっきりした」
イルミ「お前に友達を作る資格はない、必要もない」
イルミ「これまで通り、仕事をこなしていればそれでいい」
レオリオ「野郎……! キルアの気持ちも考えず、好き勝手ほざきやがって……!」
クラピカ「よせ……レオリオ!」グッ…
団長の手刀を見逃さなかった人「…………」
87: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 02:01:09 ID:5jJRqILk
【第九試合】ボドロ VS レオリオ
マスタ「では両選手、前へ!」
レオリオ「全快はしてねえだろうが、手加減はしねェぜ」ザ…
ボドロ「うむ、全力で来てくれ」ザッ…
キルア「…………」ユラ…
シュバァッ!
ガシッ!
キルア「!」
団長の手刀を見逃さなかった人「恐ろしく速い貫き手による背後からの不意打ち……」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ見逃しちゃうね」
ボドロ(私は、助けられたのか……!?)
マスタ「では両選手、前へ!」
レオリオ「全快はしてねえだろうが、手加減はしねェぜ」ザ…
ボドロ「うむ、全力で来てくれ」ザッ…
キルア「…………」ユラ…
シュバァッ!
ガシッ!
キルア「!」
団長の手刀を見逃さなかった人「恐ろしく速い貫き手による背後からの不意打ち……」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレでなきゃ見逃しちゃうね」
ボドロ(私は、助けられたのか……!?)
88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 02:04:49 ID:5jJRqILk
キルア「オッサン……なんで、なんで止めたんだよ!」
キルア「オレは……人を、殺さなきゃ……ならないんだ……」
団長の手刀を見逃さなかった人「キルア」
団長の手刀を見逃さなかった人「お前は重度の殺人中毒者であるオレや──」
団長の手刀を見逃さなかった人「あの人形みたいな兄貴とはちがう」
団長の手刀を見逃さなかった人「“普通”になれる人間だ」
団長の手刀を見逃さなかった人「お前の“普通さ”を、オレは見逃しちゃいないよ」
キルア「オッサン……」
イルミ(あーあ、余計なことしてくれたなぁ)
イルミ(まあいいや、どっちにしろこれでキルはハンター試験不合格だし)
キルア「オレは……人を、殺さなきゃ……ならないんだ……」
団長の手刀を見逃さなかった人「キルア」
団長の手刀を見逃さなかった人「お前は重度の殺人中毒者であるオレや──」
団長の手刀を見逃さなかった人「あの人形みたいな兄貴とはちがう」
団長の手刀を見逃さなかった人「“普通”になれる人間だ」
団長の手刀を見逃さなかった人「お前の“普通さ”を、オレは見逃しちゃいないよ」
キルア「オッサン……」
イルミ(あーあ、余計なことしてくれたなぁ)
イルミ(まあいいや、どっちにしろこれでキルはハンター試験不合格だし)
89: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 02:07:57 ID:5jJRqILk
ネテロ「99番キルア、試合乱入により失格じゃ」
ネテロ「この時点でレオリオとボドロの両名はハンター試験合格とする」
レオリオ「なんでだよ! だったらオレを失格にしろよ!」
レオリオ「それがダメならせめて、オレとキルアで試合をさせてくれ!」
ネテロ「ダメじゃ」
レオリオ「ぐっ……!」
ボドロ「すまぬ、助けられた……」
団長の手刀を見逃さなかった人「なぁに、見逃さなかっただけさ」
ネテロ「この時点でレオリオとボドロの両名はハンター試験合格とする」
レオリオ「なんでだよ! だったらオレを失格にしろよ!」
レオリオ「それがダメならせめて、オレとキルアで試合をさせてくれ!」
ネテロ「ダメじゃ」
レオリオ「ぐっ……!」
ボドロ「すまぬ、助けられた……」
団長の手刀を見逃さなかった人「なぁに、見逃さなかっただけさ」
90: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 02:11:06 ID:5jJRqILk
キルア「兄貴……。オレ、一度家に戻るよ」
イルミ「へぇ……どういう風の吹き回しだい?」
キルア「いっとくが、殺し屋になるためじゃない」
キルア「お袋と兄貴を刺して家出したことに……ちゃんとけじめをつけるためだ」
イルミ「ん~、まあそれでもいいよ。戻ってくれるんなら」
イルミ「母さんも喜ぶだろうしさ」
キルア「オッサン……さっきは止めてくれてありがとう」
キルア「あとオレのこと、ゴンに伝えてくれるか?」
団長の手刀を見逃さなかった人「もちろんちゃんと伝えよう」
団長の手刀を見逃さなかった人「きっとゴンはお前に会いに行くはずだ」
キルア「……うん」
………………
…………
……
イルミ「へぇ……どういう風の吹き回しだい?」
キルア「いっとくが、殺し屋になるためじゃない」
キルア「お袋と兄貴を刺して家出したことに……ちゃんとけじめをつけるためだ」
イルミ「ん~、まあそれでもいいよ。戻ってくれるんなら」
イルミ「母さんも喜ぶだろうしさ」
キルア「オッサン……さっきは止めてくれてありがとう」
キルア「あとオレのこと、ゴンに伝えてくれるか?」
団長の手刀を見逃さなかった人「もちろんちゃんと伝えよう」
団長の手刀を見逃さなかった人「きっとゴンはお前に会いに行くはずだ」
キルア「……うん」
………………
…………
……
91: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 02:15:27 ID:5jJRqILk
そして──
<教室>
ビーンズ「──では、これにて説明会を終わります」
団長の手刀を見逃さなかった人(長いようで短いハンター試験だったが)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレもついにプロハンター、か)
ネテロ「これでワシらは仲間であり、同時に商売敵にもなるわけじゃ」
ネテロ「諸君らの息災を祈っておるよ」
ネテロ「では解散!」
ゴン「オレ、キルアの家に行くよ!」
クラピカ「私も一緒に行こう」
レオリオ「もちろん、オレも行くぜ! このままじゃ収まりがつかねえ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「ふふ、じゃあオレはこれで──」
<教室>
ビーンズ「──では、これにて説明会を終わります」
団長の手刀を見逃さなかった人(長いようで短いハンター試験だったが)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレもついにプロハンター、か)
ネテロ「これでワシらは仲間であり、同時に商売敵にもなるわけじゃ」
ネテロ「諸君らの息災を祈っておるよ」
ネテロ「では解散!」
ゴン「オレ、キルアの家に行くよ!」
クラピカ「私も一緒に行こう」
レオリオ「もちろん、オレも行くぜ! このままじゃ収まりがつかねえ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「ふふ、じゃあオレはこれで──」
92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 02:19:01 ID:5jJRqILk
ゴン「待ってよ!」
ゴン「おじさんも、一緒に行かない? キルアんち」
団長の手刀を見逃さなかった人「ん? ゴン、なんでオレなんかを誘うんだ?」
ゴン「だってオレたち……友達じゃない!」
団長の手刀を見逃さなかった人「!」
団長の手刀を見逃さなかった人「友達……?」
ゴン「おじさんも、一緒に行かない? キルアんち」
団長の手刀を見逃さなかった人「ん? ゴン、なんでオレなんかを誘うんだ?」
ゴン「だってオレたち……友達じゃない!」
団長の手刀を見逃さなかった人「!」
団長の手刀を見逃さなかった人「友達……?」
104: ◆KO/MX8..R. 2014/07/06(日) 11:00:27 ID:rSPjhoUw
団長の手刀を見逃さなかった人「ぷっ……」
団長の手刀を見逃さなかった人「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」
団長の手刀を見逃さなかった人「はっはっはっはっは!」
ゴン「!?」ビクッ
団長の手刀を見逃さなかった人「くくくくく、うふふふふっ、ひひひひっ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
ゴン「お、おじさん……?」
レオリオ(このオッサン、こんな笑い方するキャラだったのかよ)
クラピカ(意外だ……)
団長の手刀を見逃さなかった人「友達……。友達ねえ……」
団長の手刀を見逃さなかった人(こんなこといわれたの、もしかしたら初めてかもな)
団長の手刀を見逃さなかった人「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」
団長の手刀を見逃さなかった人「はっはっはっはっは!」
ゴン「!?」ビクッ
団長の手刀を見逃さなかった人「くくくくく、うふふふふっ、ひひひひっ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
ゴン「お、おじさん……?」
レオリオ(このオッサン、こんな笑い方するキャラだったのかよ)
クラピカ(意外だ……)
団長の手刀を見逃さなかった人「友達……。友達ねえ……」
団長の手刀を見逃さなかった人(こんなこといわれたの、もしかしたら初めてかもな)
93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 02:24:37 ID:5jJRqILk
団長の手刀を見逃さなかった人(今さらオレが“まともな道”を歩めるはずもないし)
団長の手刀を見逃さなかった人(そのつもりもないが──)
ヒソカ『ボクの占いによると──』
ヒソカ『キミはいずれ魚に食べられちゃう運命にあったみたいだけど……』
ヒソカ『どうやらその運命がずれてきてるみたいだね◆』
団長の手刀を見逃さなかった人(あのヒソカの占いを信じるわけじゃないけど)
団長の手刀を見逃さなかった人(もし、人間には絶対逆らえない“運命”ってもんがあり)
団長の手刀を見逃さなかった人(もし、それを変えられる“抜け道”があるとしたら──)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ見逃しちゃうね)
団長の手刀を見逃さなかった人(そのつもりもないが──)
ヒソカ『ボクの占いによると──』
ヒソカ『キミはいずれ魚に食べられちゃう運命にあったみたいだけど……』
ヒソカ『どうやらその運命がずれてきてるみたいだね◆』
団長の手刀を見逃さなかった人(あのヒソカの占いを信じるわけじゃないけど)
団長の手刀を見逃さなかった人(もし、人間には絶対逆らえない“運命”ってもんがあり)
団長の手刀を見逃さなかった人(もし、それを変えられる“抜け道”があるとしたら──)
団長の手刀を見逃さなかった人(オレでなきゃ見逃しちゃうね)
94: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 02:30:28 ID:5jJRqILk
団長の手刀を見逃さなかった人「ま、いいよ」
団長の手刀を見逃さなかった人「興味はあるし、少しの間だが同行させてもらおう」
ゴン「ホント!? やったぁ!」
レオリオ「よっしゃ、暗殺一家のアジトに乗り込む前に、頼もしい仲間が増えたぜ!」
クラピカ「たしかにそれはいえるな。道中、よろしく頼む」
ゴン「あ、そういえばおじさん! 今度こそ名前を教えてよ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「おっと、まだ教えてなかったっけ」
団長の手刀を見逃さなかった人「それじゃ改めて自己紹介させてもらおう」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレの名は──」
─ 完 ─
団長の手刀を見逃さなかった人「興味はあるし、少しの間だが同行させてもらおう」
ゴン「ホント!? やったぁ!」
レオリオ「よっしゃ、暗殺一家のアジトに乗り込む前に、頼もしい仲間が増えたぜ!」
クラピカ「たしかにそれはいえるな。道中、よろしく頼む」
ゴン「あ、そういえばおじさん! 今度こそ名前を教えてよ!」
団長の手刀を見逃さなかった人「おっと、まだ教えてなかったっけ」
団長の手刀を見逃さなかった人「それじゃ改めて自己紹介させてもらおう」
団長の手刀を見逃さなかった人「オレの名は──」
─ 完 ─
98: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 03:31:48 ID:4SPO0MvI
面白かった
これは俺でも乙しちゃうね
これは俺でも乙しちゃうね
100: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 04:45:58 ID:3uXOtuwE
恐ろしく乙な良スレ
俺でなきゃ見逃しちゃうね
俺でなきゃ見逃しちゃうね
109: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 17:20:33 ID:E7r1QBhI
恐ろしく上手い完結の仕方
俺じゃなくても見惚れちゃうね
俺じゃなくても見惚れちゃうね
111: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/08(火) 23:30:45 ID:fNSX07oE
恐ろしくおもしろいスレ
俺じゃなかったら見逃してるね
俺じゃなかったら見逃してるね
110: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/06(日) 23:53:12 ID:3zHpFFQs
結局名前は何なんだ?
112: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/12(土) 21:24:05 ID:.j05xLh6
引用元: 団長の手刀を見逃さなかった人「ハンター試験……?」
ゴンさん「魔法少女……か……」
2020-01-22
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:51:48.43 ID:UZ8nt8nd0
早乙女「それでは今日は二人の転校生を紹介します!」
さやか「へー転校生かー、どんなや……」
ゴンさん「this way……」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
まどか「ひ……」 ズ……
さやか「ッ……!!?」 ズズ……
ほむら(なにこれ……)
さやか「へー転校生かー、どんなや……」
ゴンさん「this way……」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
まどか「ひ……」 ズ……
さやか「ッ……!!?」 ズズ……
ほむら(なにこれ……)
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:52:42.86 ID:dLj9jO++0
ワロタwww
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:53:14.73 ID:wJUH/9bAO
ゴゴゴゴ……
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:57:03.20 ID:UZ8nt8nd0
休み時間
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴ……
ヒソヒソ…… ヒソヒソカ……
さやか「なんつーか…すごい転校生だよね……」
まどか「うん……なんていうのか分からないけど…オーラがスゴイっていうか……」
ゴンさん「……オーラが…?」 ゴゴゴゴゴ…
まどか「ひっ…」 ビクッ
ほむら「…鹿目まどかさん、あなたがこのクラスの保険委員よね、保健室に……」
まどか「わわわ、分かった!分かった!!今すぐ保健室に連れて行くね!!!」 ダッ
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴ……
ヒソヒソ…… ヒソヒソカ……
さやか「なんつーか…すごい転校生だよね……」
まどか「うん……なんていうのか分からないけど…オーラがスゴイっていうか……」
ゴンさん「……オーラが…?」 ゴゴゴゴゴ…
まどか「ひっ…」 ビクッ
ほむら「…鹿目まどかさん、あなたがこのクラスの保険委員よね、保健室に……」
まどか「わわわ、分かった!分かった!!今すぐ保健室に連れて行くね!!!」 ダッ
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴ……
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:59:04.80 ID:vFDzJdg30
ほむらww
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:58:05.28 ID:499wkJLa0
このほむらはだめなほむらだ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:05:05.12 ID:ho86N2Ia0
なんやかんやあって放課後
ほむら「その淫獣から今すぐ離れなさい、まどか」
まどか「で…でも怪我してるし……ほ、ほむらちゃん……!」
ほむら(まどか……今度こそ私はまどかを……!)
ゴンさん「this way……」 ゴゴゴゴゴゴ……
ほむら「はっ!!?」 ビクッ
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……」 ギリ…… ギリ……
ほむら「あ……あ……」 ガクガク
さやか「くらえええええええええええっ!!!」 ブシャアアアアアアア
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどかこっち!ゴン……さん……も……あの……」
ゴンさん「……」 ス……
ほむら(た…助かった……) ヒューッ ヒューッ
ほむら「その淫獣から今すぐ離れなさい、まどか」
まどか「で…でも怪我してるし……ほ、ほむらちゃん……!」
ほむら(まどか……今度こそ私はまどかを……!)
ゴンさん「this way……」 ゴゴゴゴゴゴ……
ほむら「はっ!!?」 ビクッ
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……」 ギリ…… ギリ……
ほむら「あ……あ……」 ガクガク
さやか「くらえええええええええええっ!!!」 ブシャアアアアアアア
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどかこっち!ゴン……さん……も……あの……」
ゴンさん「……」 ス……
ほむら(た…助かった……) ヒューッ ヒューッ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:07:00.59 ID:LZ3IZgHwO
ゴンさん恐っ
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:05:29.39 ID:LbSMkUzR0
ワルプルさんにげてー
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:06:46.01 ID:4RxQvYf+0
なにがプシャアアアアアアアなの
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:08:20.51 ID:eiunwl7y0
さやか必殺の放尿スプラッシュがつい出ちまったか…
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:10:44.31 ID:o+wHsDQAO
失禁したのか
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:13:09.80 ID:ho86N2Ia0
結界内
使い魔「wwwwwwwwwww」 ワキワキワキ
さやか「な…なに……なんなのよこれ……!」
まどか「さやかちゃん……!」
ゴンさん「……まどか……さやか……下がってて……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「ゴンさん!どうするつもり!?あんなの相手に……」
ゴンさん「FIRST COMES ROCK……」 ギリ… ギリ……
マミ「あなた達、危ないところだったわね、でももう大丈……」
ボ
使い魔「wwwwwwwwwww」 ワキワキワキ
さやか「な…なに……なんなのよこれ……!」
まどか「さやかちゃん……!」
ゴンさん「……まどか……さやか……下がってて……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「ゴンさん!どうするつもり!?あんなの相手に……」
ゴンさん「FIRST COMES ROCK……」 ギリ… ギリ……
マミ「あなた達、危ないところだったわね、でももう大丈……」
ボ
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:13:22.19 ID:6/WZ1eOK0
ボ
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:15:31.37 ID:o+wHsDQAO
音を置き去りにした
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:23:01.01 ID:ho86N2Ia0
さやか「あ…あの変なのが一発で……」
マミ「あ……あれ……え……?」
ゴンさん「……君…誰……?」 ゴゴゴゴゴ……
マミ「あっ、えっ、えっと、巴マミよ…です、あなた達と同じ見滝原中の三年生…です」 ビクッ
ゴンさん「そう……俺はゴン=フリークス……よろしく……」 ゴゴゴゴゴ……
マミ「は、はい……きゅ、QB、ちょっといいかしら」
QB「なんだいマミ」
マミ「あれは何?」
QB「僕にも全く分からないよ、だけど少なくとも魔法少女ではないことは確かだ」
マミ「見れば分かるわよ」
マミ「あ……あれ……え……?」
ゴンさん「……君…誰……?」 ゴゴゴゴゴ……
マミ「あっ、えっ、えっと、巴マミよ…です、あなた達と同じ見滝原中の三年生…です」 ビクッ
ゴンさん「そう……俺はゴン=フリークス……よろしく……」 ゴゴゴゴゴ……
マミ「は、はい……きゅ、QB、ちょっといいかしら」
QB「なんだいマミ」
マミ「あれは何?」
QB「僕にも全く分からないよ、だけど少なくとも魔法少女ではないことは確かだ」
マミ「見れば分かるわよ」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:23:49.33 ID:DQ2hPpQe0
KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:30:57.10 ID:ho86N2Ia0
そんなこんなで魔法少女体験コース初日
マミ「さて、今日から魔法少女体験コースだけど、3人とも何か持って来た?」
さやか「私はバットを!」
まどか「ウェヒヒ……わ、私はその…衣装なんか考えてきちゃったり……」
さやか「あははは!流石はまどか!あんたには負けるわ!」
マミ「ふふふ、うん、意気込みは十分ね」
まどか「あう……」
ゴンさん「そのノート……」 ゴゴゴゴ……
まどか「!!」
ゴンさん「俺の衣装は……まだ考えてないんだね……」 ゴゴゴゴゴ……
まどか「あ…あ……明日までには……か、考えとこうかなー……なんて……」
ゴンさん「うん……楽しみにしてるよ……」 ゴゴゴゴゴ……
マミ「さ、さあ、じゃあ初日張り切って行きましょうか!」
マミ「さて、今日から魔法少女体験コースだけど、3人とも何か持って来た?」
さやか「私はバットを!」
まどか「ウェヒヒ……わ、私はその…衣装なんか考えてきちゃったり……」
さやか「あははは!流石はまどか!あんたには負けるわ!」
マミ「ふふふ、うん、意気込みは十分ね」
まどか「あう……」
ゴンさん「そのノート……」 ゴゴゴゴ……
まどか「!!」
ゴンさん「俺の衣装は……まだ考えてないんだね……」 ゴゴゴゴゴ……
まどか「あ…あ……明日までには……か、考えとこうかなー……なんて……」
ゴンさん「うん……楽しみにしてるよ……」 ゴゴゴゴゴ……
マミ「さ、さあ、じゃあ初日張り切って行きましょうか!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:32:19.44 ID:fkkvh/DF0
魔法少女でビスケみたいになるのか
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:41:22.11 ID:0V9QHoQj0
魔法少女の真実を知ったらどんなことをやらかすか
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:43:51.61 ID:ho86N2Ia0
廃ビル
マミ「はっ!」 シュバッ
OL「……」
マミ「どうやらここの中のようね、いい?魔女は昨日みたいに結界の中に隠れ潜んで……」
ゴンさん「この中に魔女がいるんだね……」 ゴゴゴゴゴゴ……
マミ「ひっ、は、はい……
ゴンさん「そうか……それじゃあ……」 ギリ…… ギリ……
マミ「えっ、ちょっ……待っ―――――」
ズドォォォォン!
マミ「はっ!」 シュバッ
OL「……」
マミ「どうやらここの中のようね、いい?魔女は昨日みたいに結界の中に隠れ潜んで……」
ゴンさん「この中に魔女がいるんだね……」 ゴゴゴゴゴゴ……
マミ「ひっ、は、はい……
ゴンさん「そうか……それじゃあ……」 ギリ…… ギリ……
マミ「えっ、ちょっ……待っ―――――」
ズドォォォォン!
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:47:58.60 ID:6/WZ1eOK0
!?
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:50:30.66 ID:7xP0AIAO0
ゴンさんはホントどんな作品にも馴染むな
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:50:32.74 ID:ho86N2Ia0
時空停止を駆使し、驚くべき速さでまどかの元へ辿り着いたほむらが見たものは
既に大半の形を失ったビル、もとい結界に対し、今なお振り下ろされんとする拳であった
ドォォォォォォン!
ゴンさん「半分くらいの力でも良かったか……相変わらず力加減がよく分からん……」 ゴゴゴゴゴ……
ほむら「……巴マミ、何が起こったのか説明してもらえ……」
マミ「あ……暁美さん……あけみさぁぁぁん……!」 バッ
ほむら「ちょっ!ど、どうしたのよ!」
マミ「私……もう……お願い……暁美さん……助けてぇ……」 グス…グス…
ほむら「いいから落ち着きなさい、ソウルジェムが濁ってきてるわよ」
ゴンさん「このグリーフシードを使ってよ……今そこに落ちてた……」 ゴゴゴゴゴゴ……
マミ「ひっ……」 ビクッ
ほむら「そ、それよりも少し離れててもらっていいかしら……」
既に大半の形を失ったビル、もとい結界に対し、今なお振り下ろされんとする拳であった
ドォォォォォォン!
ゴンさん「半分くらいの力でも良かったか……相変わらず力加減がよく分からん……」 ゴゴゴゴゴ……
ほむら「……巴マミ、何が起こったのか説明してもらえ……」
マミ「あ……暁美さん……あけみさぁぁぁん……!」 バッ
ほむら「ちょっ!ど、どうしたのよ!」
マミ「私……もう……お願い……暁美さん……助けてぇ……」 グス…グス…
ほむら「いいから落ち着きなさい、ソウルジェムが濁ってきてるわよ」
ゴンさん「このグリーフシードを使ってよ……今そこに落ちてた……」 ゴゴゴゴゴゴ……
マミ「ひっ……」 ビクッ
ほむら「そ、それよりも少し離れててもらっていいかしら……」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:51:30.89 ID:lUx0ffjn0
結界ごとか…
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:52:13.90 ID:cO2noI2s0
ゴンさん元々の性格考えるとちょっと可哀想だなw
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:00:53.06 ID:ho86N2Ia0
病院
さやか「はい恭介、これお見舞いのCD」
恭介「ありがとう、さやか……」 ブルブル
さやか「どうしたの恭介、寒いの?」
恭介「いや……さっきから震えが止まらなくて……まるで極寒の中、裸で立っているような……」
ゴンさん「なるほど……風邪の時は……額より脇を冷ました方がいいよ……」 ゴゴゴゴゴ……
恭介「ひっ!」 ビクッ
まどか「だ、駄目だよゴンさん……外で待ってないと……」
ゴンさん「分かった……ごめんね……さやか……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「う……うん……」
さやか「はい恭介、これお見舞いのCD」
恭介「ありがとう、さやか……」 ブルブル
さやか「どうしたの恭介、寒いの?」
恭介「いや……さっきから震えが止まらなくて……まるで極寒の中、裸で立っているような……」
ゴンさん「なるほど……風邪の時は……額より脇を冷ました方がいいよ……」 ゴゴゴゴゴ……
恭介「ひっ!」 ビクッ
まどか「だ、駄目だよゴンさん……外で待ってないと……」
ゴンさん「分かった……ごめんね……さやか……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「う……うん……」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:03:30.20 ID:UM2Wh4iA0
ゴンさん可哀想すぎるwww
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:04:59.55 ID:6/WZ1eOK0
病室にあんなのが入ってきたらビビるなw
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:12:32.29 ID:ho86N2Ia0
QB「こ、これはグリーフシードだ!マズイよ!孵化しかかってる!」
さやか「何でこんなところに!?と、とにかくまどかはマミさんを!」
まどか「さやかちゃんは!?」
さやか「私はここで見張ってる…放っとけないよ……こんなの……!」
さやか「それにいざとなればQBもいるし……ゴンさんだっているんだ!大丈夫だよ!」
ゴンさん「うん……絶対に死なせたりしないよ……友達だから……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「えっ?ああ…うん、友達だから……うん……」
まどか「さやかちゃん……で、出来るだけ急いでマミさん呼んで来るね!!!」 ダッ
さやか「速攻でね!電光石火で呼んできて!!」
さやか(ゴンさんと何時間も二人っきりだなんて……耐えられる自信が……無い……!!)
さやか「何でこんなところに!?と、とにかくまどかはマミさんを!」
まどか「さやかちゃんは!?」
さやか「私はここで見張ってる…放っとけないよ……こんなの……!」
さやか「それにいざとなればQBもいるし……ゴンさんだっているんだ!大丈夫だよ!」
ゴンさん「うん……絶対に死なせたりしないよ……友達だから……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「えっ?ああ…うん、友達だから……うん……」
まどか「さやかちゃん……で、出来るだけ急いでマミさん呼んで来るね!!!」 ダッ
さやか「速攻でね!電光石火で呼んできて!!」
さやか(ゴンさんと何時間も二人っきりだなんて……耐えられる自信が……無い……!!)
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:14:03.47 ID:Ffsjkorh0
普通のゴンなら・・・
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:15:12.31 ID:X9NZ1A7lO
でもこういう時は誰より頼りになりそうだなって
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:16:11.33 ID:ho86N2Ia0
マミホーム
マミ「私ね…これでも魔法少女として頑張ってきたつもりなのよ……」
ほむら「ええ、分かってるわ」
マミ「それなのに急にゴンさんが出てきてから……もう……私……」
ほむら「一般人の筈のゴンさんが結界ごと魔女を退治するのを見て自信喪失したのね」
マミ「ええ…それにここ数日ティロ・フィナーレも一発も撃ててなくて……」 ガチャッ
まどか「はぁ…はぁ…ま、マミさん!ほむらちゃん!病院にグリーフシードが……!」
マミ「何ですって!?グリーフシードはどうなってるの!?」
まどか「今さやかちゃんとゴンさんが見張ってます!」
マミ(えっ…どうしよう……行きたくない……ゴンさんの周りの空間にもう私耐えられない…でも……)
マミ「か…可愛い後輩に……格好悪いところ……見せられないものね……ううぅ……」 キリキリ
ほむら「……無理しないで構わないわ」
マミ「私ね…これでも魔法少女として頑張ってきたつもりなのよ……」
ほむら「ええ、分かってるわ」
マミ「それなのに急にゴンさんが出てきてから……もう……私……」
ほむら「一般人の筈のゴンさんが結界ごと魔女を退治するのを見て自信喪失したのね」
マミ「ええ…それにここ数日ティロ・フィナーレも一発も撃ててなくて……」 ガチャッ
まどか「はぁ…はぁ…ま、マミさん!ほむらちゃん!病院にグリーフシードが……!」
マミ「何ですって!?グリーフシードはどうなってるの!?」
まどか「今さやかちゃんとゴンさんが見張ってます!」
マミ(えっ…どうしよう……行きたくない……ゴンさんの周りの空間にもう私耐えられない…でも……)
マミ「か…可愛い後輩に……格好悪いところ……見せられないものね……ううぅ……」 キリキリ
ほむら「……無理しないで構わないわ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:17:47.34 ID:GlrizlKN0
ゴンさん嫌われすぎワロタ
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:17:56.08 ID:oGhnQcti0
はやくキルアが迎えにこないかな
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:18:16.58 ID:wwUcGBro0
キルアさんがでってくりゃおもしろそう
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:20:59.62 ID:WrCalDzy0
ピトーなら魔法少女になれるかな?
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:28:36.41 ID:ho86N2Ia0
結界内
使い魔「ワシャワシャ」
ゴンさん「気をつけろ……同じ格好してるけど攻撃力の強いトコが違うぞ……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「そ、そんなの分からないわよ!」
QB「待ってくれ、あんまり刺激して魔女が孵るとマズイよ、ここは静かに……」
ゴンさん「……」 ギリ…… ギリ……
何よりも強く
QB「ま、待つんだゴン…さん!そんなことをしたら……!」
ただ強く
さやか「ゴンさん!待っ……!!」
ズドォォォォォォォォンッ!!!!!
使い魔「ワシャワシャ」
ゴンさん「気をつけろ……同じ格好してるけど攻撃力の強いトコが違うぞ……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「そ、そんなの分からないわよ!」
QB「待ってくれ、あんまり刺激して魔女が孵るとマズイよ、ここは静かに……」
ゴンさん「……」 ギリ…… ギリ……
何よりも強く
QB「ま、待つんだゴン…さん!そんなことをしたら……!」
ただ強く
さやか「ゴンさん!待っ……!!」
ズドォォォォォォォォンッ!!!!!
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:29:52.67 ID:UM2Wh4iA0
ちょっと自己中すぎるwww
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:31:20.12 ID:cBMyo/sX0
ゴンさんやりすぎワロン
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:35:46.49 ID:eiunwl7y0
ゴンさんのパーって山崩壊させる位は出来そうだな
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:32:13.46 ID:oGhnQcti0
メルエムでももってこないとバランスわりぃw
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:36:09.75 ID:ho86N2Ia0
マミ「お待た……せ……?」
さやか「ま、間に合った……」
ゴンさん「……」 クチュクチュ
使い魔「あっあっあっあっ」 クチュクチュ
ほむら「ほぼ全滅ね……間に合ったと言えるのかしら」
QB「気をつけて!出てくるよ!」
マミ(く……ちゃんとした魔女戦でまでゴンさんに遅れを取るわけにはいかないわ!)
シャルロッテ「……」
マミ「悪いけど速攻で決めさせて……もらうわよ!!」 スコーンッ ズガンズガン
ほむら「ばっ…待ちなさい巴マミ!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!!」 ズドォォォォンッ
さやか「ま、間に合った……」
ゴンさん「……」 クチュクチュ
使い魔「あっあっあっあっ」 クチュクチュ
ほむら「ほぼ全滅ね……間に合ったと言えるのかしら」
QB「気をつけて!出てくるよ!」
マミ(く……ちゃんとした魔女戦でまでゴンさんに遅れを取るわけにはいかないわ!)
シャルロッテ「……」
マミ「悪いけど速攻で決めさせて……もらうわよ!!」 スコーンッ ズガンズガン
ほむら「ばっ…待ちなさい巴マミ!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!!」 ズドォォォォンッ
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:45:21.65 ID:ho86N2Ia0
マミ「ふふ、戦車もオシャカにする最終射撃よ!コナゴナに……」
シャルロッテ「悲しいぜ、俺はたかが戦車と同評価かよ」 ニュルンッ
マミ「っ……!!?」
ほむら「くっ……時間停……」
ガブゥゥゥッ!
シャルロッテ「不味いな……ゲテモノは美味だと相場は決まってるんだが……」 クッチャクッチャ
さやか「ま…マミさん……マミさんが……」
まどか「待って!さやかちゃん!あれ!」
ゴンさん「マミさん……大丈夫……?」 ゴゴゴゴゴ……
マミ「ご……ゴンさん……」
ほむら「巴マミを庇って…右腕が……!!?」
シャルロッテ「悲しいぜ、俺はたかが戦車と同評価かよ」 ニュルンッ
マミ「っ……!!?」
ほむら「くっ……時間停……」
ガブゥゥゥッ!
シャルロッテ「不味いな……ゲテモノは美味だと相場は決まってるんだが……」 クッチャクッチャ
さやか「ま…マミさん……マミさんが……」
まどか「待って!さやかちゃん!あれ!」
ゴンさん「マミさん……大丈夫……?」 ゴゴゴゴゴ……
マミ「ご……ゴンさん……」
ほむら「巴マミを庇って…右腕が……!!?」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:47:43.11 ID:kGAhJBRX0
惚れてまうわ
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:52:42.61 ID:cO2noI2s0
これは惚れる
74: PRまーみん ◆DQBsFF3IrQ 2012/02/15(水) 01:52:45.50 ID:ZChuHXviO
さすがゴンさん!
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:53:07.21 ID:ho86N2Ia0
まどか「ゴンさん!!」
ゴンさん「いいんだ……これで……やっとカイトと同じになれた……」 ゴゴゴゴゴ……
シャルロッテ「ち……だがテメェら倒すのに首から上が動けば十分だ!」 ガパァッ
さやか「あっ!ご、ゴンさん!逃げて!」
右腕は くれてやるよ
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……」 ギリ…… ギリ……
お前ももう おやすみ
ほむら「まずいわ……!まどか!こっちに逃げ―――――」
ゴンさん「いいんだ……これで……やっとカイトと同じになれた……」 ゴゴゴゴゴ……
シャルロッテ「ち……だがテメェら倒すのに首から上が動けば十分だ!」 ガパァッ
さやか「あっ!ご、ゴンさん!逃げて!」
右腕は くれてやるよ
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……」 ギリ…… ギリ……
お前ももう おやすみ
ほむら「まずいわ……!まどか!こっちに逃げ―――――」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:53:17.99 ID:0mEceiuy0
右腕絡めてきたな
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:54:10.94 ID:ho86N2Ia0
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:58:46.69 ID:ho86N2Ia0
数日後・病院
マミ「ごめんなさいゴンさん……私のために……」
ゴンさん「大丈夫……たいしたことないよ……」 ゴゴゴゴゴ……
ほむら「でもどうするの、その右腕は……」
< さやかは僕を苛めているのかい?
< えっ、そんな……
< もう聞きたくないんだよ!自分で弾けもしないこんな曲!!
< 僕の腕はもう治らない……奇跡か……魔法でも無い限り……!!
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴ……
ほむら(く…なんでよりにもよって上条恭介の隣の部屋なのよ!)
マミ「ごめんなさいゴンさん……私のために……」
ゴンさん「大丈夫……たいしたことないよ……」 ゴゴゴゴゴ……
ほむら「でもどうするの、その右腕は……」
< さやかは僕を苛めているのかい?
< えっ、そんな……
< もう聞きたくないんだよ!自分で弾けもしないこんな曲!!
< 僕の腕はもう治らない……奇跡か……魔法でも無い限り……!!
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴ……
ほむら(く…なんでよりにもよって上条恭介の隣の部屋なのよ!)
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:02:53.16 ID:6/WZ1eOK0
ゴンさん無言の圧力がヤバい
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:05:01.14 ID:ho86N2Ia0
さやか「あるよ……奇跡も、魔法も、あるんだよ!」
QB「契約するんだねさやか!」
ほむら「待ちなさい」 ガラッ
さやか「てっ、転校生!何の用さ!まさか邪魔しようっていうの!?」
ほむら「そのまさかよ、あなたがどうなろうと知ったことではないけれど、まどかが悲しむから……」
ゴン「待ってよ……ほむら……さやか……」 ゴゴゴゴゴゴ……
恭介「ひっ」
ゴン「奇跡や……魔法じゃなくても……腕は治るよ……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「ほ、本当!?」
QB「いやいや、無理だよ、この世の中で奇跡や魔法なんてものを具現化できるのは魔法少女以外に……」
ゴンさん「……」 ガタッ……
恭介「ひ……な……なんだ……?」
さやか「それひょっとして……ジョイステ……?」
QB「契約するんだねさやか!」
ほむら「待ちなさい」 ガラッ
さやか「てっ、転校生!何の用さ!まさか邪魔しようっていうの!?」
ほむら「そのまさかよ、あなたがどうなろうと知ったことではないけれど、まどかが悲しむから……」
ゴン「待ってよ……ほむら……さやか……」 ゴゴゴゴゴゴ……
恭介「ひっ」
ゴン「奇跡や……魔法じゃなくても……腕は治るよ……」 ゴゴゴゴゴ……
さやか「ほ、本当!?」
QB「いやいや、無理だよ、この世の中で奇跡や魔法なんてものを具現化できるのは魔法少女以外に……」
ゴンさん「……」 ガタッ……
恭介「ひ……な……なんだ……?」
さやか「それひょっとして……ジョイステ……?」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:06:08.84 ID:0V9QHoQj0
まさかのグリードアイランド
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:06:11.03 ID:6/WZ1eOK0
まどマギ・グリードアイランド編くるな
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:08:23.00 ID:aWwBc/wi0
大天使の息吹は強力過ぎる
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:07:09.03 ID:eiunwl7y0
ナニカなんて無かった
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:11:38.61 ID:ho86N2Ia0
グリードアイランド
ゴレイヌ「よし、改めて指定ポケットカードをコンプリートできたな」
ゴレイヌ「ま、賞金が出なくなったって言っても指定ポケットカードを持ち帰れるのは魅力だし……」
バシュッ
ゴンさん「ゴレイヌさん……」 ゴゴゴゴゴゴ…
ゴレイヌ「ゴン…さん!?どうしたその右腕!?」
ゴンさん「ゴレイヌさん……大天使の息吹、貸してもらっていいかな……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴレイヌ「ああ勿論だ、大天使の息吹オン!ゴン!」 バシュウッ
ゴンさん「ありがとう……それとついでなんだけど……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴレイヌ「なんだ?」
ゴンさん「ゴレイヌさんの指定ポケットカード……全部貰ってもいいかな……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴレイヌ「!!!!???」
ゴレイヌ「よし、改めて指定ポケットカードをコンプリートできたな」
ゴレイヌ「ま、賞金が出なくなったって言っても指定ポケットカードを持ち帰れるのは魅力だし……」
バシュッ
ゴンさん「ゴレイヌさん……」 ゴゴゴゴゴゴ…
ゴレイヌ「ゴン…さん!?どうしたその右腕!?」
ゴンさん「ゴレイヌさん……大天使の息吹、貸してもらっていいかな……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴレイヌ「ああ勿論だ、大天使の息吹オン!ゴン!」 バシュウッ
ゴンさん「ありがとう……それとついでなんだけど……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴレイヌ「なんだ?」
ゴンさん「ゴレイヌさんの指定ポケットカード……全部貰ってもいいかな……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴレイヌ「!!!!???」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:13:30.93 ID:itejX+WF0
ゴレイヌさん良い人なのに・・・www
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:13:57.73 ID:6/WZ1eOK0
ゴレイヌになんの恨みがwww
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:18:18.38 ID:gYkbF0tm0
えげつねぇな…
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:19:04.74 ID:ho86N2Ia0
ゴレイヌ「お、おいおい!そりゃ流石に困る、ゴンさんだってコンプリートの難しさは知ってるだろ!?」
ゴンさん「じゃあ……せめて報酬のカードの一枚……大天使の息吹にしてもらえるかな……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴレイヌ「……ひょっとして誰か重症なのか?」
ゴンさん「うん……奇跡や……魔法でも無い限り治せないって……」 ゴゴゴゴゴ…
ゴレイヌ(なるほど……こうまでしてゴンさんが助けたい人間……それは……恐らくキルア!)
ゴレイヌ(恐らくだが、何かしらのえげつねぇ要因によってキルアが瀕死に陥っている!)
ゴレイヌ「チッ……それならそうと言ってくれれば…こっちもすぐに渡すのによ、いいぜ」
ゴンさん「ありがとう……ゴレイヌさん……」 ゴゴゴゴゴ……
ちなみに残りの報酬のカードは睡眠少女と金粉少女を選びました
ゴンさん「じゃあ……せめて報酬のカードの一枚……大天使の息吹にしてもらえるかな……」 ゴゴゴゴゴ……
ゴレイヌ「……ひょっとして誰か重症なのか?」
ゴンさん「うん……奇跡や……魔法でも無い限り治せないって……」 ゴゴゴゴゴ…
ゴレイヌ(なるほど……こうまでしてゴンさんが助けたい人間……それは……恐らくキルア!)
ゴレイヌ(恐らくだが、何かしらのえげつねぇ要因によってキルアが瀕死に陥っている!)
ゴレイヌ「チッ……それならそうと言ってくれれば…こっちもすぐに渡すのによ、いいぜ」
ゴンさん「ありがとう……ゴレイヌさん……」 ゴゴゴゴゴ……
ちなみに残りの報酬のカードは睡眠少女と金粉少女を選びました
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:27:14.31 ID:ho86N2Ia0
恭介「治った……奇跡も、魔法も、あったんだ!!」
さやか「やった…やったね恭介!」
QB「チッ」
恭介「ゴンさん……本当にありがとう……!」
ゴンさん「礼なんていいよ……友達を助けるのは当たり前だろ……」 ゴゴゴゴゴ……
ほむら(いける……!ここまでは万事順調……!)
ほむら(今だかつてここまで順調なルートは無かった……後は杏子に話をつけて……)
ほむら(ゴンさんと全員で……今度こそワルプルギスの夜を倒す……!!)
さやか「やった…やったね恭介!」
QB「チッ」
恭介「ゴンさん……本当にありがとう……!」
ゴンさん「礼なんていいよ……友達を助けるのは当たり前だろ……」 ゴゴゴゴゴ……
ほむら(いける……!ここまでは万事順調……!)
ほむら(今だかつてここまで順調なルートは無かった……後は杏子に話をつけて……)
ほむら(ゴンさんと全員で……今度こそワルプルギスの夜を倒す……!!)
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:29:28.87 ID:6/WZ1eOK0
あっけなくさやか編クリアしたなw
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:38:11.80 ID:ho86N2Ia0
裏路地
マミ「見つけたわよ!俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)!」 ズガガガガガ
使い魔「!!」 バチィッ
マミ「!?」
さやか「マミさんの銃弾が防がれた!?」
杏子「ったく、相変わらずつまんねーことやってんなマミ、あんなの少し放っとけば魔女になるってのに」
さやか「なっ…あんた何言ってんの!?」
杏子「その上こーんな一般人まで連れ歩いちゃってさあ、いい加減……」
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
杏子「ッ!!?」 ビクゥッ
マミ「見つけたわよ!俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)!」 ズガガガガガ
使い魔「!!」 バチィッ
マミ「!?」
さやか「マミさんの銃弾が防がれた!?」
杏子「ったく、相変わらずつまんねーことやってんなマミ、あんなの少し放っとけば魔女になるってのに」
さやか「なっ…あんた何言ってんの!?」
杏子「その上こーんな一般人まで連れ歩いちゃってさあ、いい加減……」
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
杏子「ッ!!?」 ビクゥッ
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:41:03.08 ID:4Zlkkh8o0
明らかに一般人じゃないのが一人
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:45:40.50 ID:ho86N2Ia0
ゴンさん「駄目だよ……使い魔だって放っておいちゃ……」 ゴゴゴゴゴゴ……
杏子(いつの間に後ろに……こいつがイレギュラー……!!) ズズズ……
ゴンさん「FIRST…COMES…ROCK……」 ギリ…… ギリ……
杏子(くっ……な、なんだこの威圧感……! でも……!)
杏子「へ…いいさ、魔法少女でもない一般人のパンチなんて余裕でさばい……」
ゴッ
杏子(!!?)
強……速……避…… 無理!! 受け止める 無事で!? 出来る!?
否 死
グシャアアアアアアアアッッッ!!
杏子(いつの間に後ろに……こいつがイレギュラー……!!) ズズズ……
ゴンさん「FIRST…COMES…ROCK……」 ギリ…… ギリ……
杏子(くっ……な、なんだこの威圧感……! でも……!)
杏子「へ…いいさ、魔法少女でもない一般人のパンチなんて余裕でさばい……」
ゴッ
杏子(!!?)
強……速……避…… 無理!! 受け止める 無事で!? 出来る!?
否 死
グシャアアアアアアアアッッッ!!
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:46:48.82 ID:itejX+WF0
あんこちゃん逝ったーーーー!!!
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:50:23.30 ID:bxsZe1Q7O
見境なさすぎだろゴンさん
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:50:40.32 ID:ho86N2Ia0
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴゴ……
ほむら「……危なかったわ」 ファサッ
杏子「 」
ほむら「杏子、起きなさい」
杏子「はっ……!?」 バッ
マミ(佐倉さんの槍がコナゴナに砕け散っている、これは即ちゴンさんのパンチを受けた印象)
マミ(一瞬でゴンさんとの力の差を感じ取ってしまった!!)
ほむら(このイメージは一朝一夕で払拭できるものではない……佐倉杏子は……)
杏子「う……うぇっ……うぇぇぇぇ……」 グスッ グスッ
ほむら(もう駄目かもしれないわ)
ほむら「……危なかったわ」 ファサッ
杏子「 」
ほむら「杏子、起きなさい」
杏子「はっ……!?」 バッ
マミ(佐倉さんの槍がコナゴナに砕け散っている、これは即ちゴンさんのパンチを受けた印象)
マミ(一瞬でゴンさんとの力の差を感じ取ってしまった!!)
ほむら(このイメージは一朝一夕で払拭できるものではない……佐倉杏子は……)
杏子「う……うぇっ……うぇぇぇぇ……」 グスッ グスッ
ほむら(もう駄目かもしれないわ)
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:51:48.03 ID:2OGKZ2gf0
Oh…
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:52:07.95 ID:itejX+WF0
えげつねえな・・・
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:54:34.12 ID:4Zlkkh8o0
真の強者は戦わずして相手を屈服させるという
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 02:56:43.95 ID:ho86N2Ia0
さやか「ほら、落ち着いた?」
杏子「うう……くそっ……認めねーぞ……あたしがこんなことで取り乱すなんて……」
ほむら「巴マミなんて最初はゴンさんの近くにいるだけで取り乱してたわ、問題無いわよ」
マミ「ちょっ、暁美さん!それは言わない約束じゃない!」
杏子「あー……悪い……マミも色々と大変なんだな……」
さやか「そうそう、落ち着いてきたらケーキでも食べる?マミさんのケーキおいしいよ?」
杏子「知ってるよ……んなことはさあ……」
まどか「あの……ゴンさんも……少し落ち着いてくれると嬉しいかなーって……その……」
ゴンさん「うん……ごめんね……杏子……」 ゴゴゴゴゴゴ……
杏子(謝ってる顔に見えねーんだよ……)
杏子「うう……くそっ……認めねーぞ……あたしがこんなことで取り乱すなんて……」
ほむら「巴マミなんて最初はゴンさんの近くにいるだけで取り乱してたわ、問題無いわよ」
マミ「ちょっ、暁美さん!それは言わない約束じゃない!」
杏子「あー……悪い……マミも色々と大変なんだな……」
さやか「そうそう、落ち着いてきたらケーキでも食べる?マミさんのケーキおいしいよ?」
杏子「知ってるよ……んなことはさあ……」
まどか「あの……ゴンさんも……少し落ち着いてくれると嬉しいかなーって……その……」
ゴンさん「うん……ごめんね……杏子……」 ゴゴゴゴゴゴ……
杏子(謝ってる顔に見えねーんだよ……)
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:05:01.26 ID:ho86N2Ia0
ほむら「さて、丁度全員揃っていることだし……重要な話があるわ」
さやか「なにさ転校生、急に改まって」
ほむら「一週間後にワルプルギスの夜が来る」
マミ「ワルプルギスの夜……あれがこの町に……!?」
ゴンさん「ワルプルギスの夜って……?」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
ほむら「最強の魔女よ、奴が一度具現化するだけで大勢の人が犠牲になるわ」
まどか「そ、そんな怖い魔女がこの町に……?」
杏子「何も怖がることねーだろ、あたしにはそこの一般人の方がよっぽど……」
ゴンさん「…………」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
杏子「いや……やっぱ何でもねー……」 ビクビク
マミ(気持ちは分かるわ佐倉さん)
さやか「なにさ転校生、急に改まって」
ほむら「一週間後にワルプルギスの夜が来る」
マミ「ワルプルギスの夜……あれがこの町に……!?」
ゴンさん「ワルプルギスの夜って……?」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
ほむら「最強の魔女よ、奴が一度具現化するだけで大勢の人が犠牲になるわ」
まどか「そ、そんな怖い魔女がこの町に……?」
杏子「何も怖がることねーだろ、あたしにはそこの一般人の方がよっぽど……」
ゴンさん「…………」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
杏子「いや……やっぱ何でもねー……」 ビクビク
マミ(気持ちは分かるわ佐倉さん)
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:10:45.57 ID:QsFA7cUn0
未だに一般人扱いしてるところにプライドを感じるな
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:15:33.23 ID:ho86N2Ia0
ほむら「それと……」 チラッ
マミ「?」
ほむら(この時空の巴マミなら大丈夫よね…多分……)
ほむら「もう一つ、魔法少女の真実について話すわ」
さやか「魔法少女の真実?」
ほむら「ええ、来なさいインキュベーター」
QB「何の用だい?」
ほむら「用件は分かっている筈よ、話しなさい」
QB「やれやれ、どうやら君は知ってるようだし仕方ないね」
QB「いいかい?君達魔法少女にとっての肉体っていうのは……」
(中略)
マミ「?」
ほむら(この時空の巴マミなら大丈夫よね…多分……)
ほむら「もう一つ、魔法少女の真実について話すわ」
さやか「魔法少女の真実?」
ほむら「ええ、来なさいインキュベーター」
QB「何の用だい?」
ほむら「用件は分かっている筈よ、話しなさい」
QB「やれやれ、どうやら君は知ってるようだし仕方ないね」
QB「いいかい?君達魔法少女にとっての肉体っていうのは……」
(中略)
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:26:24.51 ID:ho86N2Ia0
杏子「ふざけんな!それじゃあたし達ゾンビにされたようなもんじゃねーか!!」
まどか「ひどいよ……あんまりだよ……こんなのってないよ……」
ほむら「分かったでしょう、これが魔法少女、そしてインキュベーターの正体よ」
さやか「騙してたのね……私達を……」
QB「騙すだなんて人聞きが悪いな、僕はむしろ君達人類に譲歩して」
ゴンさん「…………」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ガシッ
QB「やれやれ君達人間はいつもこうだ、真実をありのままに伝えると決まって」
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……」 ギリッ……ギリ……ギリッ……
QB「わけがわからないよ、ねえ、まどか」
まどか「ごめん、きゅうベェ、今回は誰も止めないと思うの……」
ボッ
まどか「ひどいよ……あんまりだよ……こんなのってないよ……」
ほむら「分かったでしょう、これが魔法少女、そしてインキュベーターの正体よ」
さやか「騙してたのね……私達を……」
QB「騙すだなんて人聞きが悪いな、僕はむしろ君達人類に譲歩して」
ゴンさん「…………」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ガシッ
QB「やれやれ君達人間はいつもこうだ、真実をありのままに伝えると決まって」
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……」 ギリッ……ギリ……ギリッ……
QB「わけがわからないよ、ねえ、まどか」
まどか「ごめん、きゅうベェ、今回は誰も止めないと思うの……」
ボッ
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:31:14.79 ID:+TTRJKl8O
キュウべぇスペア残数-1
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:31:27.41 ID:ho86N2Ia0
ほむら「さて、もう一つ不安なのが……」
マミ「……」 ラーラーラーラーラー
杏子「あれ、おいマミ、何で急に変身し……」
マミ「魔法少女が魔女を生むなら……」 チャキ……
ほむら(!!)
マミ「みんな死ぬしかないじゃない!!!」
ゴンさん「This way……」 ゴゴゴゴゴゴ……
ズゴォォォォォォォォォォン!
マミ「 」
さやか「ま、マミさあああああああああん!!!」
QB「大丈夫だよ、ソウルジェムさえあれば何度でも」
杏子「うっせぇ」 ザクッ
QB「わけがわからないよ」
マミ「……」 ラーラーラーラーラー
杏子「あれ、おいマミ、何で急に変身し……」
マミ「魔法少女が魔女を生むなら……」 チャキ……
ほむら(!!)
マミ「みんな死ぬしかないじゃない!!!」
ゴンさん「This way……」 ゴゴゴゴゴゴ……
ズゴォォォォォォォォォォン!
マミ「 」
さやか「ま、マミさあああああああああん!!!」
QB「大丈夫だよ、ソウルジェムさえあれば何度でも」
杏子「うっせぇ」 ザクッ
QB「わけがわからないよ」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:39:23.70 ID:ho86N2Ia0
マミ「ごめんなさい、少し取り乱しちゃって……」
杏子「少しってレベルかよ」
ほむら「いつものことよ、とにかく今後の対策を練りましょう」
ほむら「まずはグリーフシードを大量に確保する、それと……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん……私にも…何かできることってないのかな……」
ほむら「まどかは何があっても契約しないこと、それが一番の望みよ」
まどか「でも……」
杏子「やめとけって、今の話聞いてただろ?あんたみたいなのが契約しても迷惑なだけなんだよ」
まどか「……そっか……そうだよね……ごめん……」
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴゴ……
杏子「少しってレベルかよ」
ほむら「いつものことよ、とにかく今後の対策を練りましょう」
ほむら「まずはグリーフシードを大量に確保する、それと……」
まどか「ねえ、ほむらちゃん……私にも…何かできることってないのかな……」
ほむら「まどかは何があっても契約しないこと、それが一番の望みよ」
まどか「でも……」
杏子「やめとけって、今の話聞いてただろ?あんたみたいなのが契約しても迷惑なだけなんだよ」
まどか「……そっか……そうだよね……ごめん……」
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴゴ……
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:54:32.63 ID:ho86N2Ia0
それから一週間
ほむら「グリーフシードはこのくらいでいいかしら……」
マミ「もう少し集めておいた方が良いんじゃない?」
杏子「多いに越したことはないんだろ?んじゃ頑張るしか無いじゃん」
ワルプルギスの夜に備えて
恭介「はぁ……はぁ……これが……僕の念……!」 ズズズ……
各々が各々の方法で、全力を尽くし……
さやか「まどかー……あれ、まどかどこ行ったんだろ……」
そして決戦を迎えた……!
ほむら「グリーフシードはこのくらいでいいかしら……」
マミ「もう少し集めておいた方が良いんじゃない?」
杏子「多いに越したことはないんだろ?んじゃ頑張るしか無いじゃん」
ワルプルギスの夜に備えて
恭介「はぁ……はぁ……これが……僕の念……!」 ズズズ……
各々が各々の方法で、全力を尽くし……
さやか「まどかー……あれ、まどかどこ行ったんだろ……」
そして決戦を迎えた……!
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:58:22.89 ID:ho86N2Ia0
マミ「いよいよね、住民はみんな体育館に避難したみたい」
杏子「へ、思いっきりやれるってことか…!」
ほむら(まどか……今度こそまどかを救ってみせる……!)
さやか「マミさん!杏子!みんな!」
杏子「ばっ……さやか!避難してたんじゃ……」
さやか「いやー……それがどうしてもって聞かなくて……」
恭介「……」
ほむら「な……上条恭介……!?」
杏子「へ、思いっきりやれるってことか…!」
ほむら(まどか……今度こそまどかを救ってみせる……!)
さやか「マミさん!杏子!みんな!」
杏子「ばっ……さやか!避難してたんじゃ……」
さやか「いやー……それがどうしてもって聞かなくて……」
恭介「……」
ほむら「な……上条恭介……!?」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 03:57:15.32 ID:kzCvSguS0
恭介ェ…
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:02:46.12 ID:fTstzITWO
恭介は何系なんだ
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:08:43.68 ID:ho86N2Ia0
恭介「さやかから聞いたんだ、大変な戦いが起こるってことをね」
恭介「まるで冗談みたいな話だけど……直接奇跡を体験した僕が信じないわけにいかないだろう?」
恭介「だから僕も僕なりに戦うよ……僕の新たに身につけた念能力で…!」
上条恭介の念能力! 自らのオーラをバイオリンの音色に乗せて対象のオーラを強化!!
ただし! 上条恭介自身の念が未熟である現在は長時間かつ強力な効果は得られない!!
ラーラーラーラーラーラララーラーラーラララーラーラーラーラー ♪
マミ「力がみなぎってくる……これなら……!」
さやか「そういえばゴンさんは来てないの?」
ほむら「まだ来てないわ……だけど大丈夫よ、これだけの力があれば……」
杏子「ああ……負ける気がしねぇ!!」
⑤……④……②……①……
ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハハ」
恭介「まるで冗談みたいな話だけど……直接奇跡を体験した僕が信じないわけにいかないだろう?」
恭介「だから僕も僕なりに戦うよ……僕の新たに身につけた念能力で…!」
上条恭介の念能力! 自らのオーラをバイオリンの音色に乗せて対象のオーラを強化!!
ただし! 上条恭介自身の念が未熟である現在は長時間かつ強力な効果は得られない!!
ラーラーラーラーラーラララーラーラーラララーラーラーラーラー ♪
マミ「力がみなぎってくる……これなら……!」
さやか「そういえばゴンさんは来てないの?」
ほむら「まだ来てないわ……だけど大丈夫よ、これだけの力があれば……」
杏子「ああ……負ける気がしねぇ!!」
⑤……④……②……①……
ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハハ」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:13:06.97 ID:ho86N2Ia0
ほむら「時間停止……!」 カチッ
ほむらが時間を止め、多数のミサイルをワルプルギスへと撃ち込む
杏子「だりゃあああああああああっ!!!」 ガシュウウッ
時間が動き始め、杏子の槍がワルプルギスの体を抉る
マミ「佐倉さん離れて!ティロ……フィナーレ!!」 ズドォォォォンッ
そしてタイミングを見計らってティロ・フィナーレが直撃する、だが
ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハ」
ほむら「無傷……!!?」
使い魔「キャハハハハ」 ワラワラ
使い魔「ヒャハハハハハハ」 ワラワラ
ほむらが時間を止め、多数のミサイルをワルプルギスへと撃ち込む
杏子「だりゃあああああああああっ!!!」 ガシュウウッ
時間が動き始め、杏子の槍がワルプルギスの体を抉る
マミ「佐倉さん離れて!ティロ……フィナーレ!!」 ズドォォォォンッ
そしてタイミングを見計らってティロ・フィナーレが直撃する、だが
ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハ」
ほむら「無傷……!!?」
使い魔「キャハハハハ」 ワラワラ
使い魔「ヒャハハハハハハ」 ワラワラ
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:19:24.11 ID:ho86N2Ia0
ほむら「くうっ!!」 バン バン
杏子「くそっ!これじゃ使い魔だけで手一杯だ!!」
マミ「暁美さん!使い魔は私達に任せてワルプルギスを!!」
ほむら「分かったわ……時間停止!」 カチッ
ほむら「タンクローリーだッ!!」
マジカルタンクローリーに加え爆薬をいくつもワルプルギスへと撃ち込むほむら、が……
ワルプルギス「キャハハハハハハwwwwwwwwwww」
ほむら「これも効いてない……!? そんな……うあっ!!」 ドゴッ
使い魔に拘束され、ワルプルギスの浮かしたビルが眼前まで迫る。
その刹那、100分の1秒とも言える時間の中、ほむらは確かに聞いた。
「This way……」
杏子「くそっ!これじゃ使い魔だけで手一杯だ!!」
マミ「暁美さん!使い魔は私達に任せてワルプルギスを!!」
ほむら「分かったわ……時間停止!」 カチッ
ほむら「タンクローリーだッ!!」
マジカルタンクローリーに加え爆薬をいくつもワルプルギスへと撃ち込むほむら、が……
ワルプルギス「キャハハハハハハwwwwwwwwwww」
ほむら「これも効いてない……!? そんな……うあっ!!」 ドゴッ
使い魔に拘束され、ワルプルギスの浮かしたビルが眼前まで迫る。
その刹那、100分の1秒とも言える時間の中、ほむらは確かに聞いた。
「This way……」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:23:20.50 ID:itejX+WF0
ゴンさんキターーー!!!
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:21:43.35 ID:d2EY0r17O
ゴンさんwww
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:22:44.91 ID:Mb2huJxJ0
follow me...
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:25:02.03 ID:ho86N2Ia0
次の瞬間、砕け散ったのはビルの方だった。
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴゴ……
ほむら「ゴン……さん……!!」
まどか「ほむらちゃん!大丈夫!?」
ほむら「まどか……!?何で……どうしてここに……!」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん、でも私……足手纏いにはなりたくなかったんだ」
使い魔「キャハハハハハハwwwwwww」 ヒュバッ
ほむら「まどか!危なっ……」
まどか「たあっ!!」
使い魔「!!!?」 ベチィィッ
まどかはこの一週間で、念を習得していた。
ゴンさん「……」 ゴゴゴゴゴゴ……
ほむら「ゴン……さん……!!」
まどか「ほむらちゃん!大丈夫!?」
ほむら「まどか……!?何で……どうしてここに……!」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん、でも私……足手纏いにはなりたくなかったんだ」
使い魔「キャハハハハハハwwwwwww」 ヒュバッ
ほむら「まどか!危なっ……」
まどか「たあっ!!」
使い魔「!!!?」 ベチィィッ
まどかはこの一週間で、念を習得していた。
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:28:34.89 ID:itejX+WF0
魔法の価値がwww
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:30:50.83 ID:ho86N2Ia0
まどか「ごめんね、ほむらちゃん、実はゴンさんに頼んで少し教えてもらったんだ」
魔法少女として規格外の才能を誇るまどかは、念能力者としても優れた素質を秘めていた。
杏子「なんだよ!すげーじゃんか!まどか!」
まどか「ウェヒヒ……って言っても使えるのはまだ精々『凝』までだけどね」
まどか「だけど使い魔を倒すくらいはできるよ!ほむらちゃん!一緒に頑張ろう!!」
ほむら「まどか……うん……!」
マミ「ふふ、改めて行くわよ!暁美さん!ゴンさん!鹿目さん!佐倉さん!」
佐倉「ああ!まだまだ戦えるさ!」
魔法少女として規格外の才能を誇るまどかは、念能力者としても優れた素質を秘めていた。
杏子「なんだよ!すげーじゃんか!まどか!」
まどか「ウェヒヒ……って言っても使えるのはまだ精々『凝』までだけどね」
まどか「だけど使い魔を倒すくらいはできるよ!ほむらちゃん!一緒に頑張ろう!!」
ほむら「まどか……うん……!」
マミ「ふふ、改めて行くわよ!暁美さん!ゴンさん!鹿目さん!佐倉さん!」
佐倉「ああ!まだまだ戦えるさ!」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:39:00.21 ID:ho86N2Ia0
マミ「私と暁美さんが援護するわ!その隙に近付いて攻撃を!」
杏子「任せろ!」 ダッ
ワルプルギス「キャハハハハハハハwwwwwwwww」 ゴォッ
ワルプルギスの飛ばしてくるビルをゴンさんは難なく避け、閃く
ゴンさん「ビルか……それ……使えるね……」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
自らも地上のビルの前に立ち、そして
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……」 ギリ…ギリ…
その拳でビルを叩き壊す!
ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハハwwwwwwwwwwww」 ガンッ ガンッ
砕かれたビルの破片に襲われるワルプルギス、だが破片は攻撃の為のものではない
杏子「破片に隠れて……近付く為だああっ!!!」
杏子の槍が再びワルプルギスを抉った
杏子「任せろ!」 ダッ
ワルプルギス「キャハハハハハハハwwwwwwwww」 ゴォッ
ワルプルギスの飛ばしてくるビルをゴンさんは難なく避け、閃く
ゴンさん「ビルか……それ……使えるね……」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
自らも地上のビルの前に立ち、そして
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……」 ギリ…ギリ…
その拳でビルを叩き壊す!
ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハハwwwwwwwwwwww」 ガンッ ガンッ
砕かれたビルの破片に襲われるワルプルギス、だが破片は攻撃の為のものではない
杏子「破片に隠れて……近付く為だああっ!!!」
杏子の槍が再びワルプルギスを抉った
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:43:17.67 ID:ho86N2Ia0
ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハハハ」 ゴォッ
ワルプルギスは襲ってきた杏子に対して瓦礫を放つも、杏子は身軽にもそれをかわす
杏子「へへ、いいのかい、あたしなんかに構っててさ!」
ワルプルギス「!!」
ゴンさん「This way……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
気付くとワルプルギスの逆さになった歯車の上に一人の男が乗っていた
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……!!!」 ギリ… ギリッ……
強大なオーラを纏った拳が、ワルプルギスへと叩きつけられた
ワルプルギスは襲ってきた杏子に対して瓦礫を放つも、杏子は身軽にもそれをかわす
杏子「へへ、いいのかい、あたしなんかに構っててさ!」
ワルプルギス「!!」
ゴンさん「This way……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
気付くとワルプルギスの逆さになった歯車の上に一人の男が乗っていた
ゴンさん「FIRST……COMES……ROCK……!!!」 ギリ… ギリッ……
強大なオーラを纏った拳が、ワルプルギスへと叩きつけられた
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:44:23.91 ID:p5Iuq3xz0
ゴンさんのシンプルさが恐怖wwwwww
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:49:21.03 ID:ho86N2Ia0
ほむらは倒れていた、ほむらだけではなく全員が、ワルプルギスを倒せなかった。
ゴンさんのジャジャン拳を叩き込んでも、爆弾をいくらぶつけても
槍でえぐっても、ティロ・フィナーレでも倒せずにいた。
ほむら「なんで……」
QB「なんでって言ったって、当たり前じゃないか」
杏子「てめぇ……今更のこのこと……」
QB「ワルプルギスの夜はまどかと同じく因果の特異点として定められてしまった」
QB「それはつまりワルプルギスは『まどかにしか倒せない』ということを意味するんだ」
QB「だからね、まどか、最初から君が魔法少女になる以外にワルプルギスを倒す方法は無かったんだよ」
ほむら「そんな……それじゃ……私のやってきたことは……」
まどか「分かった……キュウべぇ……」
ゴンさん「……!」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴンさんのジャジャン拳を叩き込んでも、爆弾をいくらぶつけても
槍でえぐっても、ティロ・フィナーレでも倒せずにいた。
ほむら「なんで……」
QB「なんでって言ったって、当たり前じゃないか」
杏子「てめぇ……今更のこのこと……」
QB「ワルプルギスの夜はまどかと同じく因果の特異点として定められてしまった」
QB「それはつまりワルプルギスは『まどかにしか倒せない』ということを意味するんだ」
QB「だからね、まどか、最初から君が魔法少女になる以外にワルプルギスを倒す方法は無かったんだよ」
ほむら「そんな……それじゃ……私のやってきたことは……」
まどか「分かった……キュウべぇ……」
ゴンさん「……!」 ゴゴゴゴゴゴゴ……
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:52:45.30 ID:kzCvSguS0
なんと!
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:53:18.06 ID:fTstzITWO
まさかの展開過ぎる
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:57:22.27 ID:ho86N2Ia0
まどか「でも私……魔法少女にはならない……!」
QB「!?」
まどか「私が魔法少女に…魔女になったらどうなるか……私は知ってる……」
まどか「ほむらちゃんが悲しんで……マミさんもさやかちゃんも杏子ちゃんも死んじゃって……」
まどか「それだけじゃない……ママも、パパも、たっくんも……私が契約したら全部終わっちゃうんだよ」
QB「だけど、それじゃワルプルギスには勝てなくって、結局はみんな死んじゃうんだよ、まどか」
まどか「分かってる……私……私はみんなを守りたい……何を引き換えにしても……!!」
まどか「私はここで終わってもいい……だから……ありったけを……!!!」
ほむら「ま……まどかぁぁぁーーーっ!!!」
カッ……
まどか「This Way……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
QB「!?」
まどか「私が魔法少女に…魔女になったらどうなるか……私は知ってる……」
まどか「ほむらちゃんが悲しんで……マミさんもさやかちゃんも杏子ちゃんも死んじゃって……」
まどか「それだけじゃない……ママも、パパも、たっくんも……私が契約したら全部終わっちゃうんだよ」
QB「だけど、それじゃワルプルギスには勝てなくって、結局はみんな死んじゃうんだよ、まどか」
まどか「分かってる……私……私はみんなを守りたい……何を引き換えにしても……!!」
まどか「私はここで終わってもいい……だから……ありったけを……!!!」
ほむら「ま……まどかぁぁぁーーーっ!!!」
カッ……
まどか「This Way……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 04:58:09.23 ID:FYTNB5Ks0
まどかさんの誕生である
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 05:02:53.44 ID:itejX+WF0
まどかさんとゴンさんが合わさり最強に見える
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 05:03:40.55 ID:ho86N2Ia0
ほむら「まど……か……さん?」
ワルプルギス「……!!?」 ざわ……
まどかさん「来いよ、町は壊したくない」 ザッ……
ワルプルギス「キャ……キャハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」 ボボボボボッ
危険を察知したのか、いくつもの光線をまどかさんに向けて放つワルプルギス
だがまどかさんは驚くべきスピードで全てを回避し、ワルプルギスへと接近する。
まどかさん「FIRST……COMES……ROCK……!!!!」 ビキッ……ビキ……ギリ……
ワルプルギス「キャ…キャハ……」
ほむら「待って……まっ……まどかああああーーーーっ!!!!!」
次の瞬間、巨大なワルプルギスが、砕け散っていた。
ワルプルギス「……!!?」 ざわ……
まどかさん「来いよ、町は壊したくない」 ザッ……
ワルプルギス「キャ……キャハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」 ボボボボボッ
危険を察知したのか、いくつもの光線をまどかさんに向けて放つワルプルギス
だがまどかさんは驚くべきスピードで全てを回避し、ワルプルギスへと接近する。
まどかさん「FIRST……COMES……ROCK……!!!!」 ビキッ……ビキ……ギリ……
ワルプルギス「キャ…キャハ……」
ほむら「待って……まっ……まどかああああーーーーっ!!!!!」
次の瞬間、巨大なワルプルギスが、砕け散っていた。
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 05:05:03.03 ID:p5Iuq3xz0
オサレ感混じってるなwwwwww
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 05:07:10.55 ID:4Zlkkh8o0
あれ?魔法いらなくね?
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 05:11:30.13 ID:ho86N2Ia0
ほむら「まどかー!」
まどかさん「ほむらちゃん!」
それから数年……まどかさんはワルプルギス戦直後、生死の境を彷徨ったものの復活していた。
魔女は消えないしインキュベーターもまだ暗躍しているけれど、もうまどかが魔法少女となることはないだろう。
ちなみにまどかは回復後、グリードアイランド内で入手した「マッド博士の整形マシーン」により元の体に戻った。
ちなみに美樹さやかと上条恭介は真っ当な交際をしている、彼の曲は念能力もあって以前より数倍も素晴らしくなったという。
巴マミは最近厨二病から卒業したのかティロ・フィナーレを使わなくなり
杏子はいつも通りの生活を続けている、そしてゴンさんは……
まどかさん「ほむらちゃん!」
それから数年……まどかさんはワルプルギス戦直後、生死の境を彷徨ったものの復活していた。
魔女は消えないしインキュベーターもまだ暗躍しているけれど、もうまどかが魔法少女となることはないだろう。
ちなみにまどかは回復後、グリードアイランド内で入手した「マッド博士の整形マシーン」により元の体に戻った。
ちなみに美樹さやかと上条恭介は真っ当な交際をしている、彼の曲は念能力もあって以前より数倍も素晴らしくなったという。
巴マミは最近厨二病から卒業したのかティロ・フィナーレを使わなくなり
杏子はいつも通りの生活を続けている、そしてゴンさんは……
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 05:13:18.51 ID:4Zlkkh8o0
一応マッチョになってたんだなw
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 05:15:37.30 ID:ho86N2Ia0
くじら島
ギィ……
ミト「あっ、お帰りなさいゴン!もう全然帰ってこなくて心配……」
ゴンさん「久しぶりだね……ミトさん……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ミト「oh……」
おわり
ギィ……
ミト「あっ、お帰りなさいゴン!もう全然帰ってこなくて心配……」
ゴンさん「久しぶりだね……ミトさん……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ミト「oh……」
おわり
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 07:10:22.63 ID:mkn77WcS0
グリードアイランド便利すぎだろwwwwwwwww乙
184: PRまーみん ◆DQBsFF3IrQ 2012/02/15(水) 08:26:50.33 ID:ZChuHXviO
乙でした
ゴンさんかっこいい…
ゴンさんかっこいい…
引用元: ゴンさん「魔法少女……か……」
ゴンさん「ハンター試験・・・?」
2020-01-04
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:33:24.49 ID:8F6WybZd0
【クジラ島】
ゴン「あ・・・あ・・・・」 ガタガタ
キツネクマ「がるるるる!!」
ゴン(もう・・・ここで終わってもいい・・・だからありったけを・・・)
キツネクマ「!?」
カッ!!!!
ゴンさん「This way ・・・・」 ゴゴゴゴゴゴ・・・
キツネクマ「~~~~~!?」 ガタガタガタ
カイト「なんだ・・・・あれは・・・・!?」 ガタガタガタ
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ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
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【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:35:33.26 ID:8F6WybZd0
【数年後】
ゴンさん「ミトさん・・・沼の主を釣ってきたよ・・・・」 ゴゴゴゴゴゴ・・・・
ミト「ゴ、ゴン・・・」
ゴンさん「こいつ全然竿に食いつかなくて、結局素潜りで捕まえた・・・」 ゴゴゴゴゴゴ・・・・
ミト(あんたの殺気から逃げ回ってたのよ・・・)
ゴンさん「約束だよ・・・俺はハンターになる・・・親父に会いに行くよ・・・・」 ゴゴゴゴゴゴ・・・・
ミト(ゴン・・・私の手の届かない場所に行っちゃったのね・・・)
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:37:57.08 ID:8F6WybZd0
【ハンター試験行きの船】
船長「客の中で残ったのは3人だけか、名を聞こうか?」
レオ「俺はレオリオってもんだ。」
クラ「私の名はクラピカ。」
ゴンさん「俺はゴン・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
レオ(でけぇ・・・つか髪なげぇ・・・)
クラ(逆立った髪が天井で渦を巻いてる・・・)
船長(ジン・・・お前の息子は・・・)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:40:17.85 ID:8F6WybZd0
ゴシカァン!
カッツォ「ぎゃあああ!」
船員「カッツォ!」
レオ「ちぃ!」 ダッ!
クラ「くっ!」 ダッ!
ゴンさん「遅い・・・・既に助けた・・・・」 ゴゴゴゴ・・・・
レオ(なにーーーーーーー!! 海に落ちたはずのカッツォを抱えて、俺達の後ろに!?)
クラ「素早いんだな・・・・」
ゴンさん「ちょこっと歩いただけさ・・・・」 ゴゴゴゴ・・・・
レオ「へへ・・・でも助かったぜ、ゴン!」
ゴンさん「レオリオ・・・・」
ゴンさん「『ゴンさん』だろ・・・?」 ゴゴゴゴ・・・・
レオ「あ・・・・すいません・・・」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:42:04.60 ID:/aZpu0FsO
立場逆転したwww
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:42:09.50 ID:pY4KMlvv0
クッソ吹いたwww
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:42:29.09 ID:YFWHys1v0
いいハンターにはなれなさそうだなww
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:42:43.94 ID:8F6WybZd0
【なぞなぞの道】
ババア「命の恩人と怪我をした盲目の少女。どっちを助ける?」
レオ(ふざけんじゃねえ!そんなクイズがあるか!)
クラ(気付けレオリオ!単純なトリックだ!)
ゴンさん(カイト・・・・) ゴゴゴゴゴ・・・・
~回想~
カイト『お前の親父はハンター・・・・あっあっ・・・・俺の師匠だ・・・
彼を見つけるのは・・・あっあっ・・・どの狩りより・・・あっあっ・・・』
ゴンさん『ふんふん、にゃるほど・・・』 クチュクチュ・・・・
~回想~
ゴンさん(何で死んじゃったんだよ・・・・カイト・・・・!!)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:42:52.65 ID:NBJfYL+A0
声出してワロタwwwww
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:43:45.17 ID:YqXd6c3a0
ひでえwwww
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:44:30.32 ID:/aZpu0FsO
なぜ殺したwwww
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:46:54.22 ID:8F6WybZd0
【魔獣の一家】
父「いくぞ、かーちゃん。」
母「ああ、扉が開いた瞬間、演技開始だ!」
子 「「 おー! 」」
ガチャ
一家 (((( 来た!! ))))
ゴンさん「This way ・・・・」 ゴゴゴゴゴゴ・・・
一家 「「「「 案内させていただきます! 」」」」 ガバ!
クラ・レオ (( 腹を見せて服従のポーズ・・・!? ))
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:49:05.00 ID:8F6WybZd0
【なんやかんやでハンター試験会場】
ゴンさん「ここがハンター試験会場か・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
トンパ「やあ、君たち新人だろ?俺がいろいろ教えてやるよ。(髪なげぇ!!)」
受験者「ぎゃああああああーーーー!!」
ヒソカ「あら不思議、腕が消えちゃった。 人にぶつかったら謝らなくちゃね。」
ゴンさん「あれは・・・?」 ゴゴゴゴゴゴ・・・・
トンパ「奇術師ヒソカ・・・あぶない奴が今年もきやがった・・・・」
ヒソカ「ん?」
ゴンさん「・・・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・
ヒソカ「~~~~~~ッッッッ!!! 300点・・・!」 どぴゅ!
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:49:45.97 ID:tpSSntc70
どぴゅ!wwwwww
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:50:23.99 ID:Zz+p42cL0
出しやがったwww
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:50:34.68 ID:2IbMUpoP0
ヒソカは本当にこんな感じだよなwwwww
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:51:35.46 ID:8F6WybZd0
トンパ「お近づきの印にジュースでも飲めよ。」
ゴンさん「トンパさん・・・これ腐ってるよ・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
トンパ「お、おかしいな~・・・(馬鹿な!?無味無臭の下剤なのに!)」
ゴンさん「FIRST・・・COMES・・・ROCK・・・」 ギリ・・・ギリ・・・
トンパ「え?」
レオ・クラ「「 やめろぉぉぉぉぉぉぉゴンさぁぁぁぁぁぁぁん!!!!! 」」
『この時、腐った物を飲まされ激怒したゴンさんが、トンパに放った拳は・・・』
ボッッッ!!!!!
『音を置き去りにした!!!』
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:52:30.54 ID:2IbMUpoP0
それネテロの技だろwwwwwwww
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:53:40.23 ID:Zz+p42cL0
やめたげてよお・・・
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:53:51.66 ID:8F6WybZd0
トンパ「───────」 ボゴーーーン! ギューーーーーーン!!
ゴンさん「NGLあたりまで飛んでけ・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・
ハンゾー(なんだ・・・今の・・・!?)
ポックル(音が後から・・・?!)
3兄弟(気のせいだろ・・・・!?)
キルア(何だよ・・・あれ・・・・!?)
イルミ(呆然とするキルアかわいい。かわいいよキルア。)
ヒソカ「~~~~~~ッッッッ!!!」 どぴゅどぴゅ!
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:54:28.31 ID:k/6tZv/30
キルアと仲良くなれないだろww
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:54:36.69 ID:qoncVZLQ0
ヒソカ連射付きか
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:54:42.92 ID:5kvkKp79O
おいイルミwww
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:56:18.75 ID:8F6WybZd0
【第一次試験開始】
サトツ「それでは皆さん、私について来て下さい。」 スタスタスタ
サトツ(・・・・・と言って試験を開始してから早6時間・・・・)
ゴンさん「Follow me ・・・・」 スタスタスタスタスタ
サトツ(この人、ずっと競歩で私と並走してくる・・・ (´・ω・`) )
ゴンさん(これが本物のハンターか・・・) ジーー・・・・
サトツ(見てる・・・すっごい無表情で私の顔を覗き込んでくる・・・好奇心?好奇心なの?)
ゴンさん(脆ろそうだぜ・・・) ゴゴゴゴゴ・・・・
サトツ(怖いよ・・・)
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:57:30.25 ID:tpSSntc70
サトツかわいいwww
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:57:36.26 ID:NBJfYL+A0
サトツさん恐怖で口調がおかしくなってるぞ
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:58:28.34 ID:YFWHys1v0
ゴンさんと6時間並走ww
精神力パネェ
精神力パネェ
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 20:58:47.73 ID:8F6WybZd0
キルア「あ、いつの間にか先頭にきちゃった。ハンター試験っていってもぬるいな。」
ゴンさん「・・・・・・!」 ゴゴゴゴゴ・・・・
キルア(げっ、あれはさっきの大男・・・やべ、目が合っちった・・・)
ゴンさん「・・・・・・」 ススススス・・・
キルア(ええええええーーー!? ペース落として近づいてくる!?)
ゴンさん「キミ・・・名前は・・・・?」 ゴゴゴゴゴ・・・・
キルア「え・・・えーと・・・キルアです・・・(やべぇ、なんか興味もたれてる!?)」
ゴンさん「キルアって俺と同い年だね・・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
周囲の人達 「「「「 !!!!!! 」」」」
レオ「うそぉ!!??」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:00:24.95 ID:8J5FF61a0
クソワロタwwwww
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:00:22.51 ID:7lWReeWk0
レ口リ口さんも人の事言えない
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:01:11.46 ID:8F6WybZd0
サトツ「次はこの詐欺師の湿原を通っていきます、騙されないよう・・・・」
サル「待て!そいつはニセモノだ!」
受験生ズ 「「「「 な、なんだってーーーー! 」」」」
サル「本物の試験管はおr『ボリィ!!』」
ゴンさん「まずいな・・・・ゲテモノは美味いと相場が決まってるもんだが・・・・」 ボリボリ
キルア(喰った・・・・)
ヒソカ(ワイルド・・・////) どぴゅ!びゅるるるる!
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:02:14.01 ID:tpSSntc70
ヒwwwソwwwカwww
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:02:12.20 ID:7lWReeWk0
ヒソカいつまでやってんだww
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:02:45.61 ID:z9DhKqpH0
ヒソカさんヒロイン枠だな
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:03:31.49 ID:8F6WybZd0
【第二試験会場に到着、ヒソカは賢者タイムに突入してたので道中は平和だった】
メンチ「第二試験は料理よ!」
ブハラ「豚の丸焼きちょーだい。」
レオ「簡単な料理で助かったぜ!豚捕まえて焼くだけだからな!」
クラ「だが急がねば、あの体格でも喰う量には限界がある。」
ゴンさん「ああ・・・そろそろ狩るか・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
ゴンさん「This way ・・・・」 ぐわぁ!!
キルア「!?」
『ゴンさんが放った殺気は湿原全体を包み込んだ。』
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:06:02.96 ID:8F6WybZd0
『この世の全ての凶兆を含んだようなその殺気に、獣達は湿原の外へと逃げ出した。』
『それはすなわち・・・・』
ハンゾー「おい!豚がいねーぞ!!」
ポックル「て言うか、生き物がいねえ!!」
3兄弟「草木もほとんど枯れちまってる・・・・!」
ポンズ「なによこれ・・・・なによこれぇ!!!」
『受験生達は誰一人、獲物を見つけることはできない!』
『そして数時間後・・・・』
ブハラ「もういいよ・・・・松屋で豚丼喰ってくる・・・・」
『第二次試験、終~~~~了~~~~~!!』
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:08:14.76 ID:z9DhKqpH0
松屋は不意打ち過ぎるwwwwwwww
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:08:14.68 ID:Zz+p42cL0
腹が痛いwwwwww
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:08:25.11 ID:8F6WybZd0
【あまりの事態にハンター協会会長ネテロ動く。】
ネテロ「いくらなんでもこれはないわ。」
ブハラ(オイラのせいじゃないのに・・・・) グス・・・
メンチ「もう疲れた・・・お題はゆで卵でいいや・・・」
受験生 ((((( 投げやりだ・・・・ )))))
ネテロ(それにしても・・・・) チラ
ゴンさん「?」 ゴゴゴゴゴ・・・・・
ネテロ(あいつ、わしより強くね・・・?)
『こうして二次試験は終わり、三次試験会場に飛行船で移動』
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:09:03.03 ID:2GRtJApQ0
あれこれ会長とボール遊びすんの?
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:10:14.37 ID:8J5FF61a0
>>121
会長の核が爆発しちゃうだろ
会長の核が爆発しちゃうだろ
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:10:42.33 ID:8F6WybZd0
【第三次試験会場】
レオ「制限時間内に下に降りれば合格か・・・・」
クラ「壁を伝って降りるのは無理だな。」
冨樫「ふっ・・・一流のロッククライマーなら(ry」
ゴンさん「そんな必要ないよ・・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・・
キルア「え・・・・(今度は何をする気だ?)」
ゴンさん「30%ってとこかな・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・・
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:11:20.53 ID:3R2Mj8390
冨樫働け
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:13:01.06 ID:1BRarJr40
塔を粉砕する気か…
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:12:06.12 ID:eUfaZJpr0
このまま行くとハンゾー死ぬぞ
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:13:40.18 ID:8F6WybZd0
ゴンさん「ふん!!」 ムキムキ!
一同 「「「「「 !!!! 」」」」」
キルア「筋肉が・・・・!?」
ゴンさん「たぶん20%でもイケるだろうけど、根が小心者でね・・・・
3分でこの塔を平らにしてやるよ・・・・」
ゴンさん「FIRST・・・COMES・・・ROCK・・・」 ギリ・・・ギリ・・・
レオ・クラ・キル 「「「 やめろぉぉぉぉぉぉぉゴンさぁぁぁぁぁぁぁん!!!!! 」」」
ヒソカ「らめええええええええーーーーーーー!! れちゃうのおおおおおーーーー!!」 びゅるるるる!
ボッ!!!
『3分後、タワーは崩壊した。』
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:14:48.09 ID:8J5FF61a0
タワーwwwwwww壊すなwwwww
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:15:13.55 ID:B2fUfFUR0
ねぇ、これ中に囚人居るんじゃ・・・
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:15:54.23 ID:0ZZM9tizO
何とか二刀流の人カワイソス
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:15:59.12 ID:LLa+CxCZ0
本当に無駄な努力だったな
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:16:03.57 ID:8F6WybZd0
『塔に居た受験生、試験官、囚人、全てを巻き込み崩落』
『ガレキに押し潰された者、ゴンさんのオーラに当てられ老化した者、
ヒソカのアヘ顔ダブルピースを見て精神を病んだ者・・・・死傷者は甚大』
『生き残ったわずかな者が第四次試験へと進んだ。』
リッポー「第四次試験は狩る者と狩られる者・・・・・」
受験生 (((( アイツにだけは狩られたくねぇ・・・・ ))))
ゴンさん「?」 ゴゴゴゴゴ・・・・
164: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 2011/12/20(火) 21:16:51.75 ID:59WJSaio0
ヒソカのアヘ顏wwwwwwwwwwwwwwww
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:17:10.39 ID:tRlpC1CN0
ヒソカピースすんなwwwwww
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:17:26.92 ID:8J5FF61a0
まだ生きてた奴居るのかよwww
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:18:26.74 ID:8F6WybZd0
【島に向かう船】
ゴンさん「キルア・・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
キルア「ゴ、ゴンさん・・・」
ゴンさん「大丈夫・・・俺のターゲットはキルアじゃないよ・・・・」
キルア「!!!! う、うん!俺のターゲットもゴンさんじゃない! (よかった!よかったーーー!)」
ゴンさん「俺のターゲットはこいつだ・・・」 つ44番
キルア(ヒソカ乙・・・・)
ゲレタ「 \(^o^)/ 」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:19:19.16 ID:qNEH+WpUO
ゲレタwwwwwwwwwww
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:19:36.37 ID:DHIexiVS0
ゲレタってあのハミ出しアフロか
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:19:20.14 ID:Z/x0zumK0
吹き矢アフロ、諦めて別の狩れよw
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:20:48.84 ID:8F6WybZd0
【島に到着、第四次試験スタート】
ゴンさん(血をたらしてすぐ拭いた跡・・・・同類にだけ分かるよう・・・臭うように・・・・)
ヒソカ「待ってたよ、ゴンさん・・・・この時を・・・・誰にも邪魔されずにキミと戦える時を・・・!」
ゴンさん「前置きはいい・・・・」
ゴンさん「This way ・・・・」 ゴゴゴゴゴゴ・・・
ヒソカ(そんな目で見るなよ・・・・絶頂しちゃうじゃないか!) びゅるるるる!!
ゲレタ(諦めるな・・・獲物にとどめを刺す時・・・チャンスはくる!) カクレナガラ
190: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 2011/12/20(火) 21:22:20.85 ID:O2AJLjJwI
もう絶頂・・いやなんでもないです
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:21:44.41 ID:Zz+p42cL0
ゲレタがゴンポジションかよwwwww
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:23:03.72 ID:8F6WybZd0
【数時間後・・・】
ヒソカ「はあ・・・・はあ・・・・すっごぉい・・・////」 ビクンビクン!
ゴンさん「命は奪わない・・・・もっと殺しがいのある使い手になったらまた相手してやる・・・」 スタスタ
ヒソカ「ちぇ・・・・振られちゃったな・・・・/////」 ぴゅる!
ゲレタ(ヒソカが子ども扱い!? ムリムリ! あんなの相手できない! やっぱり素直に3人狩ろう!)
ヒソカ「あっ、ターゲットみっけ。」
ゲレタ「 \(^o^)/ 」
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:24:06.07 ID:rKHTJ+Jci
>>191
立場逆転してやがるw
立場逆転してやがるw
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:24:06.60 ID:pizNt5Am0
>>1はゲレタに何の恨みが
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:24:45.91 ID:UHBn4fr+0
ゴンさんと数時間戦い続けるヒソカって実は無茶苦茶強いんじゃね?
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:26:11.08 ID:8F6WybZd0
【最終試験会場、移動中の飛行船】
ネテロ「闘いたくない相手は?」
イルミ「405番(ゴンさん)」
ポックル「405番(ゴンさん)」
ハンゾー「405番(ゴンさん)」
ポドロ「405番(ゴンさん)」
クラ「405番(ゴンさん)」
レオ「405番(ゴンさん)」
キルア「405番(ゴンさん)」
ヒソカ「405番(次みヤる時は彼に相応しい男になったとき・・・////)」 ポッ!
ゴンさん「99番(キルア)・・・・俺の一番の友達だから・・・/////」 ポッ!
ネテロ「ですよねー」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:27:15.61 ID:lwoXyLy90
キルア迷惑だな
221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:28:36.48 ID:GrtKNeDu0
レオリオはゴンさんの助けなしで通過できたのか
222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:28:39.93 ID:8F6WybZd0
ネテロ「・・・・と言うわけで、これが最終試験の内容じゃ!」
ビーンズ「か、会長! 本気ですか!?」
ネテロ「もちろんじゃ・・・・」
試験官ズ (((( 本気の目だ・・・・ ))))
ネテロ「この年齢で挑戦者とは・・・・血湧く血湧く!」
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:29:35.81 ID:XdsfgqcX0
まさかの会長参加wwwww
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:29:37.45 ID:/aZpu0FsO
ネテロやる気かよww
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:29:44.99 ID:0ZZM9tizO
会長ならいい勝負はできそう。
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:30:42.84 ID:8F6WybZd0
【試験会場到着】
黒服1「さあ、最終試験はこちらです。」
黒服2「あ、ゴンさん。お待ちください。」
ゴンさん「?」 ゴゴゴゴゴ・・・
黒服2「ゴンさんは別の会場で試験を受けていただきます。」
受験者ズ (((( あ・・・・助かった・・・・ ))))
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:31:22.20 ID:l21N16aM0
サブキャラまでゴンにさんづけだと・・・
240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:32:18.37 ID:y4zKyT1mO
>>236
本能的に感じ取っただろ
本能的に感じ取っただろ
243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:33:06.18 ID:8F6WybZd0
【別会場】
ネテロ「よく来たな、ゴンくん・・・君の最終試験はわしに勝つことだ・・・・」
ゴンさん(心Tシャツ・・・? ダサ・・・・)
ネテロ「ふふふ・・・試験は公平でなけりゃいかんのだが・・・・ここは会長特権・・・
我侭を通させてもらったぜ・・・・!」
ゴンさん「・・・・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
ネテロ「お前ほどの猛者を前にして我慢なんてできねえよ・・・一人の武人としてな!!」
ゴンさん「御託はいい・・・・」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:33:43.73 ID:l21N16aM0
ゴンさんとネテロってどっちが強いんだろ…
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:34:58.29 ID:0zUWqeIT0
最終試験は殺したら負けだしまいったで終わるだろ
言えればだけど
言えればだけど
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:35:18.48 ID:8F6WybZd0
ネテロ(何時からだ・・・・敵の攻撃を待つようになったのは?)
(倒した相手が差し出した手を、間をおかずとれるようになったのは?)
(そんなんじゃねえだろ!俺が目指した武の極みは!!)
(勝利しがたい難敵にこそ全身全霊で臨む!!)
ゴンさん「This way ・・・・」 ゴゴゴゴゴゴ・・・
ネテロ「百式観音!!」
ネテロ「感謝するぜ!お前に出会えたこれまでの全てに!!」
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:36:45.15 ID:/sMnbsd20
さすがに百式観音だされたらゴンさんでも対応しきれないんじゃね?
258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:37:59.64 ID:CScXc2G00
まーゴンさんが会長に勝てるとは思えないな。というか人間では会長に勝てそうなやついない
262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:38:57.20 ID:8F6WybZd0
【そして・・・・】
ビーンズ「会長! しっかりしてください!」
ネテロ「うう・・・・そうか・・・負けちまったか・・・」
ネテロ「ビーンズ・・・悪いが会長の職を辞す・・・自由にしてくれ・・・」
ビーンズ「か、会長!?」
ネテロ「強くなりてぇ・・・強くなりてぇんだよ・・・!!」
???「バーカ、それ以上強くなれるかよ。」
ネテロ「お前は・・・・」
ジン「メシ奢ってやるよ、ジジイ。」
『ゴン・フリークス、287期ハンター試験合格!!!』
272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:41:25.64 ID:8F6WybZd0
ゴンさん「サトツさーん・・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
サトツ「ひっ! ゴ、ゴンさん・・・・」
ゴンさん「誰が不合格になったの・・・? 俺は会長と丸一日戦ってたから知らないんだ・・・」
サトツ「それは・・・・」 ゴゴゴゴゴ・・・・
~~回想~~
キルア『あ、兄貴!?』
イルミ『やあ、キルア』
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:43:09.41 ID:MWE3E5Ci0
キルアに謝れ
ゴゴゴゴ
ゴゴゴゴ
279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:42:48.87 ID:4ERMijTo0
イルの手首がやばい
285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:43:38.13 ID:bG8+MXjn0
これゾルディック家の試練の扉粉砕するんじゃね?
287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:44:05.36 ID:8F6WybZd0
イルミ『お前は熱を持たない闇人形だ。そんなお前が何を望んでハンターになる?』
キルア『たしかにハンターになりたい訳じゃない・・・でも望みくらいある!」
イルミ『なんだい?言ってごらん?』
キルア『ゴンさんから・・・逃げたいんだ・・・・もうあの顔に見つめられるのはうんざりだ・・・』
イルミ『なら家に帰って引き篭もればよくね?』
キルア『いいの!?』
イルミ『当たり前だろ?俺達は家族じゃないか・・・』
キルア『あ・・・兄貴!』
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:44:58.86 ID:0ZZM9tizO
まさかのキルア引きこもり宣言
291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:45:15.75 ID:8J5FF61a0
キルア・・・
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:45:22.92 ID:/aZpu0FsO
これは連れ戻せないな
301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:46:24.36 ID:8F6WybZd0
サトツ「・・・・てな感じです。」
ゴンさん「そうか・・・・次の目的地が決まったな・・・・」
サトツ「え?」
ゴンさん「キルアを・・・・連れ戻す・・・・!!」
サトツ「えー、誘拐されたような言い方じゃ・・・」
ゴンさん「俺が許可してないなら誘拐されたも同じだ・・・!」
サトツ(その理屈はおかしい・・・)
ゴンさん「いくよ・・・二人とも・・・!」
レオ・クラ (( 数に入れられてる!? ))
キルア(お・・・悪寒がする・・・助けて、アルカ・・・!)
『次回 ゴンさん「ヨークシン・シティ?」 につづく!』
303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:46:56.24 ID:8F6WybZd0
以上です!ありがとうございました!
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:47:29.19 ID:MWE3E5Ci0
>>303
乙
面白かった
乙
面白かった
309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:48:07.73 ID:zh3etryx0
乙
さあ次回を書き溜める仕事に入るんだ
さあ次回を書き溜める仕事に入るんだ
308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:47:47.97 ID:vfQsUVh8O
早く腕相撲してほしい
313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:48:47.37 ID:s3W6l2bp0
ノブナガとの腕相撲、胸厚だな
314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 21:48:50.15 ID:UHBn4fr+0
乙
ゴンさんvsメルエムが楽しみだ
ゴンさんvsメルエムが楽しみだ
引用元: ゴンさん「ハンター試験・・・?」
メルエム「今日は秋葉原に行くぞ」護衛団「は、仰せのままに!」
2019-11-30
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 12:32:52.93 ID:5mEkTyXE0
猫メイド「お帰りニャさいませ、ご主人様♪」
ピトー「……………」イライラ
メルエム「ふはは。 愉快だぞこいつら、ピトーの真似事をしている」
ピトー「な、………、畏れながら申し上げます。 間違っても私は
あのような媚び方は致しません」
メルエム「? ではなぜこいつらは猫の耳を?」
プフ「どうやらこの国ではポピュラーなアクセントのようですね。
頭部に猫の耳を象ったバンドを装着する事で、主に異性に対して
好意の感情を引き出させる手段のようです」
メルエム「好意か」
プフ「この地ではそれを『萌え』という言葉で表現するようで」
メルエム「萌え……」
猫メイド「にゃ~ん♪」
メルエム「ふはは、萌え萌え」
ユピー「俺も猫耳生やせば好かれるかな」メキメキ
プフ「おやめなさい……気味が悪い」
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16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 12:40:34.69 ID:5mEkTyXE0
猫メイド「お待たせしました♪ オムライスになりま~す」
メルエム「うむ」
猫メイド「これに文字を書きまして~」ニュルル
メルエム「ほう、己の血で食料に装飾を施すとは、褒めて遣わす」
ピトー「畏れながら申し上げます。 それは血ではなくケチャ―――」
バチィッ!!!
メルエム「予を愚弄するか。 こういった嗜好くらい承知しておるわ」
ピトー「…………………、大変失礼いたしました」ヒリヒリ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 12:48:03.09 ID:5mEkTyXE0
猫メイド「どうぞ召し上がれ♪」
メルエム「うむ」モグモグ
プフ「王、まずは私共が毒見を……」
ペッ
メルエム「不味いな、食うに値せぬ」
猫メイド「え……」
ピトー「畏れながら申し上げます。 オムライスで最も美味な部位はチキンライ―――」
バチィ!!!
メルエム「予を愚弄するか。 何事も順序というものがあるのだ」
ピトー「大変失礼いたしました」ヒリヒリ
ユピー「うめぇ」ガツガツ
メルエム「うむ」モグモグ
プフ「王、まずは私共が毒見を……」
ペッ
メルエム「不味いな、食うに値せぬ」
猫メイド「え……」
ピトー「畏れながら申し上げます。 オムライスで最も美味な部位はチキンライ―――」
バチィ!!!
メルエム「予を愚弄するか。 何事も順序というものがあるのだ」
ピトー「大変失礼いたしました」ヒリヒリ
ユピー「うめぇ」ガツガツ
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 12:52:09.99 ID:5mEkTyXE0
猫メイド「ご、ご飯の部分は美味しいですニャ♪」
ピトー「……」イライラ
メルエム「……」モグモグ
プフ「王、お味は」
ペッ
メルエム「同様だ、食うに値せぬわ」ギロッ
猫メイド「も、申し訳ありませんニャ……」ビクビク
メルエム「他を当たるぞ」スタスタ
ピトー「王、このメス猫共を処理しないので?」
メルエム「何を苛立っている、ピトー」
ピトー「いえ……」
ピトー「……」イライラ
メルエム「……」モグモグ
プフ「王、お味は」
ペッ
メルエム「同様だ、食うに値せぬわ」ギロッ
猫メイド「も、申し訳ありませんニャ……」ビクビク
メルエム「他を当たるぞ」スタスタ
ピトー「王、このメス猫共を処理しないので?」
メルエム「何を苛立っている、ピトー」
ピトー「いえ……」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 12:56:17.42 ID:5mEkTyXE0
プフ「オーラはまるで感じないまでも、肉の質としては及第点では?」
メルエム「プフ、我らの目的を申してみよ」
プフ「はっ。 食料、主にヒトの採取と管理にございます」
メルエム「目を凝らしてよーく見てみろ、こやつらを」
プフ「は……」
メルエム「頭部に猫耳を生やした人間がどこにいる」
ピトー「畏れながら――――」
バチィ!!!
メルエム「ゆくぞ」
ピトー(まだ何も言ってないニャ……)
メルエム「プフ、我らの目的を申してみよ」
プフ「はっ。 食料、主にヒトの採取と管理にございます」
メルエム「目を凝らしてよーく見てみろ、こやつらを」
プフ「は……」
メルエム「頭部に猫耳を生やした人間がどこにいる」
ピトー「畏れながら――――」
バチィ!!!
メルエム「ゆくぞ」
ピトー(まだ何も言ってないニャ……)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 12:59:59.02 ID:5mEkTyXE0
女「うわっ、すっご……。 すみませーん!」
メルエム「ん?」
女「それ、セルのコスプレですよね!? 撮影させてもらってもいいですか?」
メルエム「何だ此奴は?」
プフ「俗に言う、カメラ小僧ですね。 この人間は雌のようですが……」
メルエム「カメラ小僧?」
プフ「この地には漫画やアニメの服装を好んで着込み、撮影を行ったりする
嗜好が流通しているようですね」
女「こっちのネコちゃんも可愛い~!!」キャッキャ
ピトー「……」イライラ
メルエム「ん?」
女「それ、セルのコスプレですよね!? 撮影させてもらってもいいですか?」
メルエム「何だ此奴は?」
プフ「俗に言う、カメラ小僧ですね。 この人間は雌のようですが……」
メルエム「カメラ小僧?」
プフ「この地には漫画やアニメの服装を好んで着込み、撮影を行ったりする
嗜好が流通しているようですね」
女「こっちのネコちゃんも可愛い~!!」キャッキャ
ピトー「……」イライラ
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:04:11.34 ID:5mEkTyXE0
メルエム「コスプレとは何だ?」
プフ「コスチュームプレイという和製英語です。 先ほど申し上げた通り、
漫画やアニメのキャラに扮する行為でございます」
ユピー「何でお前そんなに詳しいんだよ」
プフ「王が要求する情報を速やかに提供してこその護衛軍です」
女「この猫耳クオリティ高いなー、何時間かけて作ったんですか?」
ピトー「触るニャ」
メルエム「くだらんな。 付き合う道理もないわ」
プフ「仰る通りで」
女「あの、」
グシャ
肉塊「」
メルエム「ゆくぞ」
プフ「コスチュームプレイという和製英語です。 先ほど申し上げた通り、
漫画やアニメのキャラに扮する行為でございます」
ユピー「何でお前そんなに詳しいんだよ」
プフ「王が要求する情報を速やかに提供してこその護衛軍です」
女「この猫耳クオリティ高いなー、何時間かけて作ったんですか?」
ピトー「触るニャ」
メルエム「くだらんな。 付き合う道理もないわ」
プフ「仰る通りで」
女「あの、」
グシャ
肉塊「」
メルエム「ゆくぞ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:09:38.07 ID:5mEkTyXE0
「うはっwwww あの猫耳少女テラカワユスwww」
「男かな? 女かな? 自分的にはどっちでもウェルカムだけどwww」
ピトー「………」イライラ
メルエム「ふはは、好かれておるなピトー」
ピトー「も、勿体無き御言葉……」
プフ「王、こうも目立ってしまっては行動しにくいでしょう。
ここは我々も衣服店で人間に擬態し――――」
バチィ!!!
ピトー「え……」ヒリヒリ
メルエム「プフ。 心して答えよ。 なぜ予が人間などに扮してコソコソと
行動せねばならない?」
プフ「大変失礼いたしました……」
ピトー「ニャ、ニャんで今僕が……」
「男かな? 女かな? 自分的にはどっちでもウェルカムだけどwww」
ピトー「………」イライラ
メルエム「ふはは、好かれておるなピトー」
ピトー「も、勿体無き御言葉……」
プフ「王、こうも目立ってしまっては行動しにくいでしょう。
ここは我々も衣服店で人間に擬態し――――」
バチィ!!!
ピトー「え……」ヒリヒリ
メルエム「プフ。 心して答えよ。 なぜ予が人間などに扮してコソコソと
行動せねばならない?」
プフ「大変失礼いたしました……」
ピトー「ニャ、ニャんで今僕が……」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:13:53.90 ID:5mEkTyXE0
メルエム「この騒がしい店はなんだ」
プフ「ゲーセンにございます、王」
メルエム「ゲーセンとは何だ」
プフ「アミューズメント施設の一種にございます。 ここでは様々な
ゲームをプレイする事が可能で、若者を中心に多くの人間が集まる場所です」
メルエム「うむ、都合が良い」
ユピー「王。 さっそく美味そうなのがあちらに」
メルエム「? 奴らはなぜ棒を振り回している?」
プフ「あれは『太鼓の達人』というゲームでして、ああやって鉢と呼ばれる棒で
本当に太鼓を叩いている感覚を得られるゲームです」
ユピー「詳しすぎねえかお前」
プフ「ゲーセンにございます、王」
メルエム「ゲーセンとは何だ」
プフ「アミューズメント施設の一種にございます。 ここでは様々な
ゲームをプレイする事が可能で、若者を中心に多くの人間が集まる場所です」
メルエム「うむ、都合が良い」
ユピー「王。 さっそく美味そうなのがあちらに」
メルエム「? 奴らはなぜ棒を振り回している?」
プフ「あれは『太鼓の達人』というゲームでして、ああやって鉢と呼ばれる棒で
本当に太鼓を叩いている感覚を得られるゲームです」
ユピー「詳しすぎねえかお前」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:16:55.80 ID:5mEkTyXE0
ピトー「お、王……」オドオド
メルエム「どうした?」
ピトー「先ほど処理した女からこのような物を……」スッ
メルエム「何だこれは?」
プフ「スマートフォンと呼ばれる携帯端末です。 今はこれが主流ですね」
メルエム「使えるのか」
プフ「王には必要のない物かと……」
メルエム「……」ギロッ
ピトー(うっ……)ギクッ
メルエム「どうした?」
ピトー「先ほど処理した女からこのような物を……」スッ
メルエム「何だこれは?」
プフ「スマートフォンと呼ばれる携帯端末です。 今はこれが主流ですね」
メルエム「使えるのか」
プフ「王には必要のない物かと……」
メルエム「……」ギロッ
ピトー(うっ……)ギクッ
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:19:09.98 ID:5mEkTyXE0
プフ「しかしながら、王」
メルエム「?」
プフ「我々に使わせていただけるのであれば、護衛軍同士での連絡が容易になり何かと便利です」
メルエム「ほう」
ピトー「……」
メルエム「ピトー」
ピトー「はっ」
メルエム「褒めて遣わす、おぬしらで好きに使え」
ピトー「!」パァァッ
ピトー「も、勿体無き御言葉……!!」
メルエム「?」
プフ「我々に使わせていただけるのであれば、護衛軍同士での連絡が容易になり何かと便利です」
メルエム「ほう」
ピトー「……」
メルエム「ピトー」
ピトー「はっ」
メルエム「褒めて遣わす、おぬしらで好きに使え」
ピトー「!」パァァッ
ピトー「も、勿体無き御言葉……!!」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:22:53.15 ID:5mEkTyXE0
メルエム「我らも『太鼓の達人』をするぞ」
ピトー「こ、このようなゲームでお戯れにな―――」
メルエム「ん?」
ピトー「王の仰せのままに……」
プフ「畏れながらも王、プレイ方法はご存知で?」
メルエム「こうすれば良いのだろう?」
パッ
女子高生「あっ! ちょっと何勝手に横取りして―――」
ブンッ!!!! グチャァ
女子高生「」
メルエム「くっく。 太鼓はおぬしだ、痴愚生物めが」
ピトー「こ、このようなゲームでお戯れにな―――」
メルエム「ん?」
ピトー「王の仰せのままに……」
プフ「畏れながらも王、プレイ方法はご存知で?」
メルエム「こうすれば良いのだろう?」
パッ
女子高生「あっ! ちょっと何勝手に横取りして―――」
ブンッ!!!! グチャァ
女子高生「」
メルエム「くっく。 太鼓はおぬしだ、痴愚生物めが」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:26:31.43 ID:5mEkTyXE0
ピトー「素晴らしい」パチパチ
プフ「『フルコンボだドン!』です、王」パチパチ
メルエム「愉しむには値せんな。 ユピー、肉を回収しておけ」
ユピー「はっ」ガツガツ
メルエム「あれは何だ」
プフ「はっ。 『プリクラ』にございます」
ピトー「どうやらシールとして使用出来る写真を撮影出来るみたいですね」
メルエム「なるほど、理解した」
ピトー(ほっ……)
プフ「『フルコンボだドン!』です、王」パチパチ
メルエム「愉しむには値せんな。 ユピー、肉を回収しておけ」
ユピー「はっ」ガツガツ
メルエム「あれは何だ」
プフ「はっ。 『プリクラ』にございます」
ピトー「どうやらシールとして使用出来る写真を撮影出来るみたいですね」
メルエム「なるほど、理解した」
ピトー(ほっ……)
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:30:06.15 ID:5mEkTyXE0
メルエム「我らも撮影するぞ」
プフ「? と、言いますと?」
メルエム「宮殿に我らの写真を貼り巡らせ、我らの存在を誇示するのだ」
ピトー「素晴らしい発想にございます」
メルエム「で、手順は」
プフ「まずはこの筐体の中へ潜入しまして……、王、お手を」
メルエム「うむ」スッ
ピトー(この店うるさすぎて敵わんニャ……)
ユピー「いてっ」ゴツッ
メルエム「どうしたユピー」
ユピー「申し訳ありません。 何分、この箱が小さくて……」
プフ「? と、言いますと?」
メルエム「宮殿に我らの写真を貼り巡らせ、我らの存在を誇示するのだ」
ピトー「素晴らしい発想にございます」
メルエム「で、手順は」
プフ「まずはこの筐体の中へ潜入しまして……、王、お手を」
メルエム「うむ」スッ
ピトー(この店うるさすぎて敵わんニャ……)
ユピー「いてっ」ゴツッ
メルエム「どうしたユピー」
ユピー「申し訳ありません。 何分、この箱が小さくて……」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:33:20.44 ID:5mEkTyXE0
メルエム「全員、潜入したな」
プフ「滞りなく」
メルエム「………。 何も始まらんではないか」
ピトー「……」
メルエム「何故だ、ピトー」
ピトー「えっ(な、何で僕に振るんだニャ~)」
メルエム「心して答えよ」
ピトー「…………。 ……、………こ、硬貨を」
メルエム「?」
ピトー「金を投入しなければならないのだと考えられます」
プフ「滞りなく」
メルエム「………。 何も始まらんではないか」
ピトー「……」
メルエム「何故だ、ピトー」
ピトー「えっ(な、何で僕に振るんだニャ~)」
メルエム「心して答えよ」
ピトー「…………。 ……、………こ、硬貨を」
メルエム「?」
ピトー「金を投入しなければならないのだと考えられます」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:36:43.44 ID:5mEkTyXE0
メルエム「? 何故、予がこのような機械に金品を授けねばならん?」
ピトー「仰る通りでございます」
ユピー「王、その辺でうろちょろしてたガキからこいつを奪って参りました」
メルエム「財布か」
プフ「なるほど、カツアゲですね。 かつてのゲーセンでは日常茶飯事的に
行われていた恐喝行為。 ユピー、お手柄ですよ」
メルエム「褒めて遣わす。 これで撮影ができる」
ピトー「………」シュン
『フレームを選択してね!』
メルエム「! 何者だ?」キョロキョロ
ピトー「仰る通りでございます」
ユピー「王、その辺でうろちょろしてたガキからこいつを奪って参りました」
メルエム「財布か」
プフ「なるほど、カツアゲですね。 かつてのゲーセンでは日常茶飯事的に
行われていた恐喝行為。 ユピー、お手柄ですよ」
メルエム「褒めて遣わす。 これで撮影ができる」
ピトー「………」シュン
『フレームを選択してね!』
メルエム「! 何者だ?」キョロキョロ
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:39:49.68 ID:5mEkTyXE0
プフ「王、ご心配なく。 これは機械音声にございます」
メルエム「何?」
プフ「この機械の指示に従って、我々は撮影の手順を踏む次第でして」
メルエム「不愉快極まりない。 何故予が機械の命令などに従わなければならんのだ」イライラ
ピトー(や、ヤバいニャ。 この流れだと多分また僕が……)
『フレームを選択―――』
ピトー「お、王! 写真のフレームをご選択ください!」アセアセ
メルエム「う、うむ。 急に大声を出すな」
ピトー(僕が指示していけば……)
メルエム「何?」
プフ「この機械の指示に従って、我々は撮影の手順を踏む次第でして」
メルエム「不愉快極まりない。 何故予が機械の命令などに従わなければならんのだ」イライラ
ピトー(や、ヤバいニャ。 この流れだと多分また僕が……)
『フレームを選択―――』
ピトー「お、王! 写真のフレームをご選択ください!」アセアセ
メルエム「う、うむ。 急に大声を出すな」
ピトー(僕が指示していけば……)
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:42:53.47 ID:5mEkTyXE0
ピトー(次は……次はどうすれば……)
『付属のペンで落書きを―――』
ピトー「黙れ!!!」
メルエム「!!?」ビクッ
プフ「ピトー、一体どうし―――」
ピトー(付属の……ペン? そうか、これで装飾を)
『付属のペンで―――』
ピトー「王! このペンにて画面にお好きな言葉をお書きください!」
王「承知した。 それにしてもおぬし、汗だくだぞ」
『付属のペンで落書きを―――』
ピトー「黙れ!!!」
メルエム「!!?」ビクッ
プフ「ピトー、一体どうし―――」
ピトー(付属の……ペン? そうか、これで装飾を)
『付属のペンで―――』
ピトー「王! このペンにて画面にお好きな言葉をお書きください!」
王「承知した。 それにしてもおぬし、汗だくだぞ」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:46:29.69 ID:5mEkTyXE0
プフ「王、どのように?」
メルエム「宮殿の住所を書くぞ」
ピトー「は?」
メルエム「この店にもこの写真をばら撒き、我らの宮殿の所在を報せるのだ」
プフ「王、我々如きでは王の聡明たる御考えが見通せませぬ」
メルエム「見え透いた話だろうが。 そうすることで食料を集められる。
こうして予の手を煩う事なくな」
プフ「素晴らしき発案にございます」
メルエム「………。 これでいいだろう」
『それじゃ、撮影―――』
ピトー「撮影開始まで三、二、一!!」
メルエム「宮殿の住所を書くぞ」
ピトー「は?」
メルエム「この店にもこの写真をばら撒き、我らの宮殿の所在を報せるのだ」
プフ「王、我々如きでは王の聡明たる御考えが見通せませぬ」
メルエム「見え透いた話だろうが。 そうすることで食料を集められる。
こうして予の手を煩う事なくな」
プフ「素晴らしき発案にございます」
メルエム「………。 これでいいだろう」
『それじゃ、撮影―――』
ピトー「撮影開始まで三、二、一!!」
72: >>70 僕と言ってるシーンもあったもんで。 すまんな 2011/09/21(水) 13:50:07.00 ID:5mEkTyXE0
メルエム「ふふ」
パシャ
メルエム「撮影完了だな」
プフ「そのようで」
メルエム「写真はどこだ」
ピトー「あ、出てきました」スッ
メルエム「……、まぁこんなものだろう」
ユピー「おいちょっと待て、俺がフレームに全く収まってねえよ」
プフ「あなたの体格に問題がある、ただそれだけの事……」
パシャ
メルエム「撮影完了だな」
プフ「そのようで」
メルエム「写真はどこだ」
ピトー「あ、出てきました」スッ
メルエム「……、まぁこんなものだろう」
ユピー「おいちょっと待て、俺がフレームに全く収まってねえよ」
プフ「あなたの体格に問題がある、ただそれだけの事……」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:53:04.91 ID:5mEkTyXE0
メルエム「時にプフよ」
プフ「はっ」
メルエム「ここはどこだ。 改めて答えてみせよ」
プフ「はっ。 東京、秋葉原にございます」
メルエム「そうだ」
プフ「……?」
メルエム「このような戯れ、秋葉原ではなくとも可能だろうが」
プフ「仰る通りでございます」
メルエム「秋葉原特有の名所などは存在せぬのか」
プフ「はっ」
メルエム「ここはどこだ。 改めて答えてみせよ」
プフ「はっ。 東京、秋葉原にございます」
メルエム「そうだ」
プフ「……?」
メルエム「このような戯れ、秋葉原ではなくとも可能だろうが」
プフ「仰る通りでございます」
メルエム「秋葉原特有の名所などは存在せぬのか」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 13:56:01.81 ID:5mEkTyXE0
ユピー「畏れながら申し上げます」
メルエム「何だ」
ユピー「さっき拾ったこのスマートフォンで容易に検索が可能です」
メルエム「ほう。 やってみせよ」
ユピー「はっ」スッ スッ
メルエム「………」
ユピー「………どうやって動かすんだこれ?」
バチィ!!!
メルエム「話にならぬわ」
ユピー「申し訳ございませぬ……」
ピトー(完っっ全に油断してたニャ……)ヒリヒリ
メルエム「何だ」
ユピー「さっき拾ったこのスマートフォンで容易に検索が可能です」
メルエム「ほう。 やってみせよ」
ユピー「はっ」スッ スッ
メルエム「………」
ユピー「………どうやって動かすんだこれ?」
バチィ!!!
メルエム「話にならぬわ」
ユピー「申し訳ございませぬ……」
ピトー(完っっ全に油断してたニャ……)ヒリヒリ
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:00:02.05 ID:5mEkTyXE0
プフ「秋葉原UDXなどはいかがでしょう?」
メルエム「もっとわかりやすい場所は無いのか」
プフ「………、いわゆる、オタク系ショップなどはいかがでございましょう?」
メルエム「ほう? どのような商店なのだ?」
プフ「ゲームやアニメグッズは当然として、同人誌が取り揃えられているのが特徴です」
メルエム「同人誌……?」
プフ「実際に確認された方が早道になりましょう」
メルエム「ふん、では向かうぞ。 案内いたせ」
プフ「はっ。 ではまず『とらのあな』へ……」
ユピー「お前、秋葉原に来た事あんのか?」
メルエム「もっとわかりやすい場所は無いのか」
プフ「………、いわゆる、オタク系ショップなどはいかがでございましょう?」
メルエム「ほう? どのような商店なのだ?」
プフ「ゲームやアニメグッズは当然として、同人誌が取り揃えられているのが特徴です」
メルエム「同人誌……?」
プフ「実際に確認された方が早道になりましょう」
メルエム「ふん、では向かうぞ。 案内いたせ」
プフ「はっ。 ではまず『とらのあな』へ……」
ユピー「お前、秋葉原に来た事あんのか?」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:04:40.09 ID:5mEkTyXE0
プフ「王。 ここが『とらのあな』です」
メルエム「………ッ!!」
ピトー「うぎっ………」
ユピー「くせぇ!!」
メルエム「耐え難い異臭だ。 ここはモルグか!?」
プフ「恐らく『オタク』という種族が放つ独特の異臭かと……」
メルエム「この匂いをどうにかしろ」
プフ「仰せのままに………。 『麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)』」ブワァ
ユピー「?」
ピトー「これは……」
メルエム「………ッ!!」
ピトー「うぎっ………」
ユピー「くせぇ!!」
メルエム「耐え難い異臭だ。 ここはモルグか!?」
プフ「恐らく『オタク』という種族が放つ独特の異臭かと……」
メルエム「この匂いをどうにかしろ」
プフ「仰せのままに………。 『麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)』」ブワァ
ユピー「?」
ピトー「これは……」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:07:32.87 ID:5mEkTyXE0
メルエム「………おお。 異臭が幾分か紛れたわ」
プフ「それは宜しゅうございました」
ピトー「プフの能力ってそんな効果あったかニャ?」
プフ「王のためなら念能力の改竄など容易……、ただそれだけの事」
メルエム「ふむ……」キョロキョロ
プフ「いかがいたしましょう」
メルエム「何だこの薄い本は?」
プフ「それこそが同人誌にございます」
メルエム「ふはは、何だこれは。 雌の人間が蟲に襲われておるわ」
プフ「それは宜しゅうございました」
ピトー「プフの能力ってそんな効果あったかニャ?」
プフ「王のためなら念能力の改竄など容易……、ただそれだけの事」
メルエム「ふむ……」キョロキョロ
プフ「いかがいたしましょう」
メルエム「何だこの薄い本は?」
プフ「それこそが同人誌にございます」
メルエム「ふはは、何だこれは。 雌の人間が蟲に襲われておるわ」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:10:28.49 ID:5mEkTyXE0
プフ「同人誌は個人の自費出版で販売される書籍の事を指します」
メルエム「なぜこのような肉欲めいた表紙ばかりなんだ?」
プフ「それが、人間の性にございます故……」
ユピー「……あれ?」
ピトー「?」
ユピー「おいピトー。 これお前の本じゃねえか?」サッ
ピトー「!?」
メルエム「ふはは、どうもピトーは人間に好かれる体質を持っているようだな」
ピトー(何の冗談ニャこれは……)
メルエム「なぜこのような肉欲めいた表紙ばかりなんだ?」
プフ「それが、人間の性にございます故……」
ユピー「……あれ?」
ピトー「?」
ユピー「おいピトー。 これお前の本じゃねえか?」サッ
ピトー「!?」
メルエム「ふはは、どうもピトーは人間に好かれる体質を持っているようだな」
ピトー(何の冗談ニャこれは……)
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:13:50.21 ID:5mEkTyXE0
メルエム「しかしこの本、ピトーの名が出ておらんな」
ピトー「た、たまたま似ているだけかと……」
メルエム「よく目を凝らしてみよ、ピトー。 この店内を」
ピトー「?」キョロキョロ
メルエム「おぬしのその猫耳、人間にとっては萌え要素の一つに過ぎんようだぞ」
ピトー「……………」
プフ「猫耳は極めてメジャーなステータスですからね」
ユピー「じゃあ何で俺は生やしちゃダメなんだ?」
プフ「己の顔と相談してごらんなさい」
ピトー「た、たまたま似ているだけかと……」
メルエム「よく目を凝らしてみよ、ピトー。 この店内を」
ピトー「?」キョロキョロ
メルエム「おぬしのその猫耳、人間にとっては萌え要素の一つに過ぎんようだぞ」
ピトー「……………」
プフ「猫耳は極めてメジャーなステータスですからね」
ユピー「じゃあ何で俺は生やしちゃダメなんだ?」
プフ「己の顔と相談してごらんなさい」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:17:17.36 ID:5mEkTyXE0
店員「あの……」
プフ「王の御前です、頭を下げなさい」
店員「は? あ、いえ……その」
ユピー「王、こいつも処理しますか?」
メルエム「待て。 ……良い、申してみよ」
店員「(何だこいつ……) レイヤーの方ですよね?」
メルエム「レイヤーとは何だ」
プフ「コスプレイヤーの略称にございます。 どうやらこの人間、
我々をコスプレイヤーと勘違いしている模様で」
メルエム「承知した。 それで、何用だ」
プフ「王の御前です、頭を下げなさい」
店員「は? あ、いえ……その」
ユピー「王、こいつも処理しますか?」
メルエム「待て。 ……良い、申してみよ」
店員「(何だこいつ……) レイヤーの方ですよね?」
メルエム「レイヤーとは何だ」
プフ「コスプレイヤーの略称にございます。 どうやらこの人間、
我々をコスプレイヤーと勘違いしている模様で」
メルエム「承知した。 それで、何用だ」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:21:10.65 ID:5mEkTyXE0
店員「あ、いえ……レイヤーは今の時期だと国際展示場に行ってる人がほとんどだから、
つい………」
メルエム「国際展示場?」
プフ「あ………」
メルエム「どうしたプフ」
プフ「王。 現在日本は『盆』の時期に差し掛かっております」
メルエム「それが何だ」
プフ「この時期ですと、東京ビッグサイトで催し物が開催されているかと……」
メルエム「催し物」
プフ「『コミックマーケット』、と呼ばれる即売会です」
つい………」
メルエム「国際展示場?」
プフ「あ………」
メルエム「どうしたプフ」
プフ「王。 現在日本は『盆』の時期に差し掛かっております」
メルエム「それが何だ」
プフ「この時期ですと、東京ビッグサイトで催し物が開催されているかと……」
メルエム「催し物」
プフ「『コミックマーケット』、と呼ばれる即売会です」
104: コミケも秋葉原も行った事ないのに何でこんな 2011/09/21(水) 14:25:39.84 ID:5mEkTyXE0
プフ「王、ここが東京ビッグサイトでございます」
メルエム「何だこの人間の数は。 この国も『選別』を行っているのか」
プフ「先ほど申し上げました『オタク』が密集していまして、
先のような同人誌やグッズ、撮影会などを主に行っているイベントです」
ユピー「すげえ数だな」
ピトー「嫌な予感しかしニャいニャ」
プフ「王、これだけの数の肉を貯蓄出来れば食料の案件に関しては解決するかと」
メルエム「急くな、もう少し様子を見る。 ゆくぞ」
プフ「はっ」
ピトー(気が進まニャいニャ~……)
メルエム「何だこの人間の数は。 この国も『選別』を行っているのか」
プフ「先ほど申し上げました『オタク』が密集していまして、
先のような同人誌やグッズ、撮影会などを主に行っているイベントです」
ユピー「すげえ数だな」
ピトー「嫌な予感しかしニャいニャ」
プフ「王、これだけの数の肉を貯蓄出来れば食料の案件に関しては解決するかと」
メルエム「急くな、もう少し様子を見る。 ゆくぞ」
プフ「はっ」
ピトー(気が進まニャいニャ~……)
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:30:24.75 ID:5mEkTyXE0
「すみませーん」
メルエム「ん?」
「あの、撮影いいですか?」
メルエム「またか……」
プフ「王、無視して参りましょう」
メルエム「構わん」
ピトー「!」
プフ「は、しかし……」
メルエム「撮らせておけばいい。 後に撮影者は恐れ慄くであろう、
安易に予を撮影した己の愚かさを痛感しながらな……くっく」
メルエム「ん?」
「あの、撮影いいですか?」
メルエム「またか……」
プフ「王、無視して参りましょう」
メルエム「構わん」
ピトー「!」
プフ「は、しかし……」
メルエム「撮らせておけばいい。 後に撮影者は恐れ慄くであろう、
安易に予を撮影した己の愚かさを痛感しながらな……くっく」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:34:07.03 ID:5mEkTyXE0
ピトー「王。 空を飛んで会場内へ参りましょう。
これではいつまで経っても中に入れません」
メルエム「いいだろう。 プフ」
プフ「はっ。 お手を、王」バッサァ
ザワ…… ザワ……
ユピー「? 何か視線がよりこっちに向かって来てねえか?」
プフ「放っておきなさい。 羽根を生やす程度で騒ぐ生物など」
ユピー「それもそうだな」メキメキ…
ピトー「では、」
「あ、待って!!」
これではいつまで経っても中に入れません」
メルエム「いいだろう。 プフ」
プフ「はっ。 お手を、王」バッサァ
ザワ…… ザワ……
ユピー「? 何か視線がよりこっちに向かって来てねえか?」
プフ「放っておきなさい。 羽根を生やす程度で騒ぐ生物など」
ユピー「それもそうだな」メキメキ…
ピトー「では、」
「あ、待って!!」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:37:02.44 ID:5mEkTyXE0
ピトー「ニャ?」
「可愛い~! 撮影してもいいですか?」
「クオリティ高けぇ……、尻尾とかどうなってんのこれ」
ピトー「ニャ、ニャ……」
ユピー「あーあ、俺は先行くからな。 勝手に人間殺すなよ」バシュ
ピトー「ちょ……ユピー!」
「あ、このパケの女の子のポーズお願いしていいですか?」
ピトー「う~、鬱陶しいニャ~!!」
「ニャ~だって、可愛い~!!」
ピトー「うにゃ……」ゲンナリ
「可愛い~! 撮影してもいいですか?」
「クオリティ高けぇ……、尻尾とかどうなってんのこれ」
ピトー「ニャ、ニャ……」
ユピー「あーあ、俺は先行くからな。 勝手に人間殺すなよ」バシュ
ピトー「ちょ……ユピー!」
「あ、このパケの女の子のポーズお願いしていいですか?」
ピトー「う~、鬱陶しいニャ~!!」
「ニャ~だって、可愛い~!!」
ピトー「うにゃ……」ゲンナリ
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:40:33.37 ID:5mEkTyXE0
メルエム「そろそろ引き上げるぞ。 充分に堪能した」
プフ「はっ」
ユピー「どいつもこいつも不味そうな奴ばかりでしたね」
メルエム「食うには値せん……が、」
プフ「?」
メルエム「なかなかの収穫を得たぞ」
プフ「は、……」
メルエム「? ピトーはどこだ?」
プフ「『円』で探知します」ブォン
プフ「はっ」
ユピー「どいつもこいつも不味そうな奴ばかりでしたね」
メルエム「食うには値せん……が、」
プフ「?」
メルエム「なかなかの収穫を得たぞ」
プフ「は、……」
メルエム「? ピトーはどこだ?」
プフ「『円』で探知します」ブォン
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:42:40.06 ID:5mEkTyXE0
ユピー「お?」
ヒィィィィィ!!! ギャァァァァァ!!!
メルエム「何事だこれは」
プフ「しまった……。 私とした事が」
メルエム「もしやおぬしの円で、」
プフ「常人に私のオーラは耐えられなかったようで……」
ユピー「おもしれえ、みんな禿げ散らかしてやがる」ゲラゲラ
メルエム「良い、不問だ。 これで視界を確保出来る」
プフ「ありがたき御言葉……」
ヒィィィィィ!!! ギャァァァァァ!!!
メルエム「何事だこれは」
プフ「しまった……。 私とした事が」
メルエム「もしやおぬしの円で、」
プフ「常人に私のオーラは耐えられなかったようで……」
ユピー「おもしれえ、みんな禿げ散らかしてやがる」ゲラゲラ
メルエム「良い、不問だ。 これで視界を確保出来る」
プフ「ありがたき御言葉……」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:46:11.78 ID:5mEkTyXE0
ユピー「王、あちらにピトー……だよな、あれ」
プフ「おやおや、これはまた……」
ピトー「ニャ~………」
メルエム「ピトー。 その服装はどういった趣向だ」
ピトー「畏れながら申し上げます、私が聞きたいくらいです」
ユピー「何だその棒切れ」
ピトー「ニャんかのアニメに使われてる武器らしいニャ……」
プフ「そのスカートは?」
ピトー「これ履かないと満足してくれニャい人間がいて……」
プフ「おやおや、これはまた……」
ピトー「ニャ~………」
メルエム「ピトー。 その服装はどういった趣向だ」
ピトー「畏れながら申し上げます、私が聞きたいくらいです」
ユピー「何だその棒切れ」
ピトー「ニャんかのアニメに使われてる武器らしいニャ……」
プフ「そのスカートは?」
ピトー「これ履かないと満足してくれニャい人間がいて……」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:50:59.17 ID:5mEkTyXE0
メルエム「ふ、なかなか愉快だぞピトーよ」
ピトー「左様でございますか? ならばこのまま着用する次第にございます」
メルエム「うむ、苦しゅうない」
プフ「王、次はどのように」
メルエム「そろそろ秋葉原に戻るぞ」
プフ「はっ」
メルエム「腹が空いたわ。 馳走を用意せい」
ピトー「しかしこの界隈の人間では……」
メルエム「先の店のような場所で構わん」
ピトー「え……(この格好で?)」
ピトー「左様でございますか? ならばこのまま着用する次第にございます」
メルエム「うむ、苦しゅうない」
プフ「王、次はどのように」
メルエム「そろそろ秋葉原に戻るぞ」
プフ「はっ」
メルエム「腹が空いたわ。 馳走を用意せい」
ピトー「しかしこの界隈の人間では……」
メルエム「先の店のような場所で構わん」
ピトー「え……(この格好で?)」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:53:14.01 ID:5mEkTyXE0
メルエム「ピトー、プフ、ユピー」
護衛軍「はっ」
メルエム「肉を用意せよ」
プフ「? ここら一帯の……人間ですか?」
メルエム「左様だ。 二度も言わすなよ」
ユピー「仰せのままに……」
サササッ
メルエム(確かにここらの人間ではまるで舌が受け付けぬ)
メルエム(しかし……)
護衛軍「はっ」
メルエム「肉を用意せよ」
プフ「? ここら一帯の……人間ですか?」
メルエム「左様だ。 二度も言わすなよ」
ユピー「仰せのままに……」
サササッ
メルエム(確かにここらの人間ではまるで舌が受け付けぬ)
メルエム(しかし……)
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:56:20.35 ID:5mEkTyXE0
ピトー「長らくお待たせしました、王」
プフ「実にスムーズに収穫出来ました」
ユピー「ピトーを餌にして路地裏連れてったら人間のバカ共、
隙だらけだったもんで」
メルエム「騒ぎを起こす事もなく用意出来たわけか」
ピトー「……左様で」ハァ
メルエム「褒めて遣わす。 どこでもいい、先のような店へ案内いたせ」
プフ「この肉はいかがしますか?」
メルエム「肉団子に加工しておけ、丁寧にな」
プフ「実にスムーズに収穫出来ました」
ユピー「ピトーを餌にして路地裏連れてったら人間のバカ共、
隙だらけだったもんで」
メルエム「騒ぎを起こす事もなく用意出来たわけか」
ピトー「……左様で」ハァ
メルエム「褒めて遣わす。 どこでもいい、先のような店へ案内いたせ」
プフ「この肉はいかがしますか?」
メルエム「肉団子に加工しておけ、丁寧にな」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 14:59:26.81 ID:5mEkTyXE0
「お帰りなさいませ~ご主人様♪」
メルエム「? この人間、猫耳を着用しておらぬではないか」
プフ「ここはシンプルなメイド喫茶故、そのような嗜好は無いものかと」
メルエム「調子が出んな、着用を義務付けさせろ」
プフ「御意。 猫耳バンドならここに」ズラッ
ユピー「何で持ってるんだ」
プフ「女、これを着用なさい」
「は? あ、いや、当店はそのようなサービスは……」
プフ「二度は言いません。 これを着用なさい、報酬は弾みますよ」
メルエム「? この人間、猫耳を着用しておらぬではないか」
プフ「ここはシンプルなメイド喫茶故、そのような嗜好は無いものかと」
メルエム「調子が出んな、着用を義務付けさせろ」
プフ「御意。 猫耳バンドならここに」ズラッ
ユピー「何で持ってるんだ」
プフ「女、これを着用なさい」
「は? あ、いや、当店はそのようなサービスは……」
プフ「二度は言いません。 これを着用なさい、報酬は弾みますよ」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:02:55.83 ID:5mEkTyXE0
「は、はい………。 これでいいですか?」ガタガタ
メルエム「上出来だ」
ピトー「(あんな紛い物の猫耳なんかで、どうして人間は興奮出来―――)」ブツブツ
バチィ!!!
メルエム「物を申すなら明確に申せ、ピトーよ」
ピトー「大変失礼いたしました」ヒリヒリ
メルエム「女。 これを使って馳走を用意せよ」ドカッ
「? 何ですかこれ……、お肉?」
メルエム「好きなように調理する事を許す。 速やかにな」
メルエム「上出来だ」
ピトー「(あんな紛い物の猫耳なんかで、どうして人間は興奮出来―――)」ブツブツ
バチィ!!!
メルエム「物を申すなら明確に申せ、ピトーよ」
ピトー「大変失礼いたしました」ヒリヒリ
メルエム「女。 これを使って馳走を用意せよ」ドカッ
「? 何ですかこれ……、お肉?」
メルエム「好きなように調理する事を許す。 速やかにな」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:14:48.74 ID:5mEkTyXE0
プフ「王は味付けをした肉をご所望で?」
メルエム「効率の問題だ。 良い味付けの肉を味わう事で気持ちが高揚し、
味の濃い『例の肉』を喰らわずとも腹が満たされるかもしれん。
それが可能になればレア物の肉を無駄に消費する事も無くなる」
プフ「なるほど」
「お、お待たせしました~……」
メルエム「うむ。 ……何だこれは」
「カレーでございます、ご主人様」
メルエム「カレー……時に女」
「は、はい」
メルエム「なぜ予をご主人様と呼ぶ? いつおぬしが予に仕えた?」
メルエム「効率の問題だ。 良い味付けの肉を味わう事で気持ちが高揚し、
味の濃い『例の肉』を喰らわずとも腹が満たされるかもしれん。
それが可能になればレア物の肉を無駄に消費する事も無くなる」
プフ「なるほど」
「お、お待たせしました~……」
メルエム「うむ。 ……何だこれは」
「カレーでございます、ご主人様」
メルエム「カレー……時に女」
「は、はい」
メルエム「なぜ予をご主人様と呼ぶ? いつおぬしが予に仕えた?」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:18:36.15 ID:5mEkTyXE0
プフ「王、今更その疑問ですか」
バチィ!!!
メルエム「言葉の選択を誤るなよ、プフ」
プフ「大変失礼いたしました」
ピトー「プフ、余計な事を言うニャ」ヒリヒリ
プフ「王、客を全て主人として扱う、それがメイドカフェの特徴にございます」
メルエム「ふん……つまりはままごとであろうが」
「さ、冷めない内に召し上がれ……♪」
メルエム「これのどこに予が差し出した肉を使用している?」
「こ、このお肉がそうですご主人様。 (かなり調理しにくかったけど何のお肉だろ……)」
バチィ!!!
メルエム「言葉の選択を誤るなよ、プフ」
プフ「大変失礼いたしました」
ピトー「プフ、余計な事を言うニャ」ヒリヒリ
プフ「王、客を全て主人として扱う、それがメイドカフェの特徴にございます」
メルエム「ふん……つまりはままごとであろうが」
「さ、冷めない内に召し上がれ……♪」
メルエム「これのどこに予が差し出した肉を使用している?」
「こ、このお肉がそうですご主人様。 (かなり調理しにくかったけど何のお肉だろ……)」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:21:41.05 ID:5mEkTyXE0
ユピー「王、一応毒味を―――」
ピトー「……」ギロッ
ユピー「―――する必要はないか」
メルエム「では頂くぞ」パクッ
「お味の方はいかがですか? ご主人様♪」
メルエム「……」モキュモキュ
プフ(王のご期待に添えられなかった時点で少なくともこの女は即、死に至るでしょうが……)
メルエム「……ピトーよ」
ピトー「はっ」
メルエム「食してみよ」
ピトー「……」ギロッ
ユピー「―――する必要はないか」
メルエム「では頂くぞ」パクッ
「お味の方はいかがですか? ご主人様♪」
メルエム「……」モキュモキュ
プフ(王のご期待に添えられなかった時点で少なくともこの女は即、死に至るでしょうが……)
メルエム「……ピトーよ」
ピトー「はっ」
メルエム「食してみよ」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:24:44.72 ID:5mEkTyXE0
ピトー「よ、よろしいので?」
バチィ!!!
メルエム「二度も言わすなと申したはずだ」
ピトー「では、御言葉に甘えさせていただく次第でございます」
プフ(お、王自らがご使用なされたスプーンをォォォォォォォ!!!!?
ぴ、ピトー………くっ!!!!)ギリリ
ピトー「んニャ」パクッ
「(可愛い……)」
ピトー「………王、これは」
メルエム「おぬしの意見を聞かせてみよ」
バチィ!!!
メルエム「二度も言わすなと申したはずだ」
ピトー「では、御言葉に甘えさせていただく次第でございます」
プフ(お、王自らがご使用なされたスプーンをォォォォォォォ!!!!?
ぴ、ピトー………くっ!!!!)ギリリ
ピトー「んニャ」パクッ
「(可愛い……)」
ピトー「………王、これは」
メルエム「おぬしの意見を聞かせてみよ」
156: >>154ホンマや じゃあ21巻に誤植があるでぇ 2011/09/21(水) 15:30:23.00 ID:5mEkTyXE0
ピトー「レア物の肉……とまでは行かずも、口の中でほどよく解ける繊維。
そこから溢れ出す肉汁は言葉では言い表せられない濃厚な旨みが凝縮されている……」
メルエム「くっく。 そうだろうが」
ユピー「美味いのか?」
メルエム「残りの二人も食してみよ」
ユピー「は―――」
プフ「はっ!!!! 我が王ォ!! 歓んで!!!」
ユピー「うるせえな……」
プフ「そ、その前に王、こちらのスプーンでもう一度お召し上がりください」
そこから溢れ出す肉汁は言葉では言い表せられない濃厚な旨みが凝縮されている……」
メルエム「くっく。 そうだろうが」
ユピー「美味いのか?」
メルエム「残りの二人も食してみよ」
ユピー「は―――」
プフ「はっ!!!! 我が王ォ!! 歓んで!!!」
ユピー「うるせえな……」
プフ「そ、その前に王、こちらのスプーンでもう一度お召し上がりください」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:34:01.88 ID:5mEkTyXE0
ユピー「お、いけるぜこれ」モグモグ
メルエム「……うむ、やはり余の舌がどうかしているという訳ではなさそうだ」
プフ「では王、私も」
メルエム「ほれ」スッ
プフ「おおお………」プルプル
ユピー「何でスプーン見て泣いてんだ? メシに集中しろよ」
プフ「我が王に最大の感謝を敬意を込めて、いただきます……」パクッ
「お……美味しかったですか? ご主人様」
メルエム「褒めて遣わす」
「ありがとうございますぅ、ご主人様♪」
メルエム「……うむ、やはり余の舌がどうかしているという訳ではなさそうだ」
プフ「では王、私も」
メルエム「ほれ」スッ
プフ「おおお………」プルプル
ユピー「何でスプーン見て泣いてんだ? メシに集中しろよ」
プフ「我が王に最大の感謝を敬意を込めて、いただきます……」パクッ
「お……美味しかったですか? ご主人様」
メルエム「褒めて遣わす」
「ありがとうございますぅ、ご主人様♪」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:37:27.10 ID:5mEkTyXE0
メルエム「しかし女」
「は、はひ」
メルエム「このカレーに使用した肉の量と、余が差し出した肉の量に差がありすぎる。
まだ全てを使いきってないな?」
「あ、他にも沢山の、愛情をたっぷり込めたお料理を作ってます♪」
メルエム「ほう、余が命ずる前に用意しておったか。 気が利くな」
(これじゃご主人様というより王様だよ……)
ピトー「王」
メルエム「うむ、我らのやるべき事が明確になってきたわ」
「は、はひ」
メルエム「このカレーに使用した肉の量と、余が差し出した肉の量に差がありすぎる。
まだ全てを使いきってないな?」
「あ、他にも沢山の、愛情をたっぷり込めたお料理を作ってます♪」
メルエム「ほう、余が命ずる前に用意しておったか。 気が利くな」
(これじゃご主人様というより王様だよ……)
ピトー「王」
メルエム「うむ、我らのやるべき事が明確になってきたわ」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:41:26.77 ID:5mEkTyXE0
プフ「ごっぱぁ」バシャ
ピトー「うニャ!!?」
メルエム「どうしたプフ。 口に合わぬか」
プフ「口に……合わない? そんな、滅相もございませぬ……!!」プルプル
メルエム「……涙を流す程美味であるという事もないだろう」
プフ「いえ、極上の美味しさ!! この上なき味のオーケストラ……!!」
メルエム「満場一致だな」
ピトー「そのようで」
メルエム「他の馳走も持って参れ」
ピトー「うニャ!!?」
メルエム「どうしたプフ。 口に合わぬか」
プフ「口に……合わない? そんな、滅相もございませぬ……!!」プルプル
メルエム「……涙を流す程美味であるという事もないだろう」
プフ「いえ、極上の美味しさ!! この上なき味のオーケストラ……!!」
メルエム「満場一致だな」
ピトー「そのようで」
メルエム「他の馳走も持って参れ」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:45:01.39 ID:5mEkTyXE0
メルエム「………」
ユピー「うー、食った食った」ゲェプ
ピトー「王、御気分は」
メルエム「満たされた。 肉の質そのものより、『味』を重視して
愉しむ食事方法が存在したとはな」
ピトー「それは何よりにございます」
プフ「」
ユピー「おいプフ。 ……こいつイッちまってる」
メルエム「おぬしら、肉の調理は出来るのか?」
ピトー「畏れながら申し上げます。 元より我等に肉の調理など必要ないので……」
ユピー「うー、食った食った」ゲェプ
ピトー「王、御気分は」
メルエム「満たされた。 肉の質そのものより、『味』を重視して
愉しむ食事方法が存在したとはな」
ピトー「それは何よりにございます」
プフ「」
ユピー「おいプフ。 ……こいつイッちまってる」
メルエム「おぬしら、肉の調理は出来るのか?」
ピトー「畏れながら申し上げます。 元より我等に肉の調理など必要ないので……」
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:49:09.99 ID:5mEkTyXE0
メルエム「おぬしらにそのような真似は出来ぬ、と」
ユピー「必要であれば習得致しますが」
メルエム「そこまで時間をかける必要もなかろう。 ……プフ」
プフ「……、はっ、あ、も、申し訳ございませぬ!! 王の御前で……」
メルエム「良い、不問だ。 それより、人間を蟻に変える技術の確立は出来ておるのか」
プフ「滞りなく。 この後、宮殿へ帰り最終調整を行えば……」
メルエム「うむ。 ではプフよ。 この秋葉原に存在するメイドを全員攫え」
「え?」
プフ「は……、と言いますと」
メルエム「おぬしの催眠と分身の能力を使えば容易であろうが」
ユピー「必要であれば習得致しますが」
メルエム「そこまで時間をかける必要もなかろう。 ……プフ」
プフ「……、はっ、あ、も、申し訳ございませぬ!! 王の御前で……」
メルエム「良い、不問だ。 それより、人間を蟻に変える技術の確立は出来ておるのか」
プフ「滞りなく。 この後、宮殿へ帰り最終調整を行えば……」
メルエム「うむ。 ではプフよ。 この秋葉原に存在するメイドを全員攫え」
「え?」
プフ「は……、と言いますと」
メルエム「おぬしの催眠と分身の能力を使えば容易であろうが」
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:53:07.76 ID:5mEkTyXE0
プフ「仰せのままに」スッ
「え? え? ひっ――――」
ドサッ
ピトー「王、これは?」
メルエム「秋葉原に点在するメイドを余の給仕係に就かせる。
人肉をかのように調理出来る貴重な存在だ」
ピトー「それでメイドを全員蟻に変えて……」
ユピー「畏れながら、それならコックでも良いのでは?」
ピトー「あ―――、」
バチィ!!!
「え? え? ひっ――――」
ドサッ
ピトー「王、これは?」
メルエム「秋葉原に点在するメイドを余の給仕係に就かせる。
人肉をかのように調理出来る貴重な存在だ」
ピトー「それでメイドを全員蟻に変えて……」
ユピー「畏れながら、それならコックでも良いのでは?」
ピトー「あ―――、」
バチィ!!!
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 15:56:41.52 ID:5mEkTyXE0
プフ「お、王……」フラフラ
メルエム「どうしたプフ……の分身」
プフ「申し訳ございません、この街には予想以上にメイドが多く……」
メルエム「分身を使えば問題ないだろう?」
プフ「しかしある程度力は下がります故。 ……失礼ながら王、まさかこのメイドを」
メルエム「おぬしの分身で宮殿まで運び出せ」
プフ「か、重ねて申し上げますが、ここから宮殿までの距離がハンパでは―――」
ピトー(また口答えを……)
メルエム「…………」
ピトー(あれ?)
メルエム「どうしたプフ……の分身」
プフ「申し訳ございません、この街には予想以上にメイドが多く……」
メルエム「分身を使えば問題ないだろう?」
プフ「しかしある程度力は下がります故。 ……失礼ながら王、まさかこのメイドを」
メルエム「おぬしの分身で宮殿まで運び出せ」
プフ「か、重ねて申し上げますが、ここから宮殿までの距離がハンパでは―――」
ピトー(また口答えを……)
メルエム「…………」
ピトー(あれ?)
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:00:01.66 ID:5mEkTyXE0
メルエム「プフよ」
プフ「はっ」
メルエム「……無理を承知で頼んでいるのだ」
プフ「!? お、王が私のようなものに『頼む』など、恐れ多き事です!!」
メルエム「それでも、だ。 プフよ」
プフ「は……」ハァ… ハァ…
メルエム「頼りにしているぞ」
プフ「はぁっう」ビクンビクン
メルエム「行け」
プフ「はっ」
メルエム「……無理を承知で頼んでいるのだ」
プフ「!? お、王が私のようなものに『頼む』など、恐れ多き事です!!」
メルエム「それでも、だ。 プフよ」
プフ「は……」ハァ… ハァ…
メルエム「頼りにしているぞ」
プフ「はぁっう」ビクンビクン
メルエム「行け」
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:03:10.18 ID:5mEkTyXE0
ユピー「嬉々として飛んでいったな、プフの野郎」
ピトー「……」
メルエム「どうしたピトー」
ピトー「いえ、思わずまた王に叱咤を食らうのでは、と思い―――」
バチィ!!!
メルエム「こうか?」
ピトー「……光栄であります、我が王」ヒリヒリ
メルエム「よし、我らも準備を進めるぞ」
ユピー「?」
メルエム「おぬしらも見ただろう、あのコミケとやらを」
ピトー「……」
メルエム「どうしたピトー」
ピトー「いえ、思わずまた王に叱咤を食らうのでは、と思い―――」
バチィ!!!
メルエム「こうか?」
ピトー「……光栄であります、我が王」ヒリヒリ
メルエム「よし、我らも準備を進めるぞ」
ユピー「?」
メルエム「おぬしらも見ただろう、あのコミケとやらを」
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:06:38.56 ID:5mEkTyXE0
ピトー「はっ。 しかとこの目に」
メルエム「コスプレ、と言ったか。 今もおぬしが実行しているそれだ」
ピトー「……はっ」モジモジ
メルエム「気に入った」
ピトー「はっ。 ………、は?」
メルエム「面白い趣向だ。 より広い会場を用意し、キャラに扮し、
それに成り切る。 ピトーよ、おぬしも人間どもを虜にしておっただろうが」
ピトー「それは……」
メルエム「『支配』とは、恐怖と力で成るものだと思っていたが、そうでもないらしい」
ピトー「お、王?」
メルエム「コスプレ、と言ったか。 今もおぬしが実行しているそれだ」
ピトー「……はっ」モジモジ
メルエム「気に入った」
ピトー「はっ。 ………、は?」
メルエム「面白い趣向だ。 より広い会場を用意し、キャラに扮し、
それに成り切る。 ピトーよ、おぬしも人間どもを虜にしておっただろうが」
ピトー「それは……」
メルエム「『支配』とは、恐怖と力で成るものだと思っていたが、そうでもないらしい」
ピトー「お、王?」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:11:35.86 ID:5mEkTyXE0
メルエム「機は熟した」
ピトー「王、畏れながら――――」
メルエム「プリクラによる告知も済み、メイドカフェの女を集める事で
食事の問題も解決。 そして我らの容姿を利用すれば」
ピトー「お、王」
メルエム「成る。 東ゴルトー共和国の宮殿でコミケを開くぞ」
ピトー「oh…」
ユピー「畏れながら申し上げますが、自分には話が見えてまいりませぬ」
メルエム「心して聞け」
ユピー「はっ」
ピトー「王、畏れながら――――」
メルエム「プリクラによる告知も済み、メイドカフェの女を集める事で
食事の問題も解決。 そして我らの容姿を利用すれば」
ピトー「お、王」
メルエム「成る。 東ゴルトー共和国の宮殿でコミケを開くぞ」
ピトー「oh…」
ユピー「畏れながら申し上げますが、自分には話が見えてまいりませぬ」
メルエム「心して聞け」
ユピー「はっ」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:15:30.56 ID:5mEkTyXE0
メルエム「コミケの力は凄まじいものがあった。 それは認めねばなるまい」
ユピー「仰る通りで」
メルエム「血も流さず争いも産まず、力も振るわず……しかしあの場にいた
人間どもはある種、統一されていた」
ピトー「誰が言うでもなく生まれていた、あの行列などが例ですね」
メルエム「左様だ」
ピトー(あれは入手困難な抱き枕だか何だかを手に入れるための行列らしいけど……)
メルエム「それが平和、とは言い切らん。 しかし今後を見据えれば
実に効率的な『征服』になりうる」
ユピー「なるほど(全然わからん)」
ユピー「仰る通りで」
メルエム「血も流さず争いも産まず、力も振るわず……しかしあの場にいた
人間どもはある種、統一されていた」
ピトー「誰が言うでもなく生まれていた、あの行列などが例ですね」
メルエム「左様だ」
ピトー(あれは入手困難な抱き枕だか何だかを手に入れるための行列らしいけど……)
メルエム「それが平和、とは言い切らん。 しかし今後を見据えれば
実に効率的な『征服』になりうる」
ユピー「なるほど(全然わからん)」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:19:50.46 ID:5mEkTyXE0
メルエム「『力』ではなく、『趣味嗜好』で人類を統一する。
最初は東ゴルトーだが、範囲も徐々に増やしていく」
ピトー「そ、それで」
メルエム「事実、我らのコスプレ力は本場であるこの地から見ても
脅威であっただろうが。 ピトー、おぬしがいい例だ」
ピトー「……」
メルエム「我らは生を享けた時点で優れていたのだ、コスプレという点において!」
ピトー「畏れながら申し上げ―――、」
バチィ!!!!
ピトー「………ッ! いや、それでも!! 死罪を覚悟で申し上げます!!」
メルエム「……ほう」
最初は東ゴルトーだが、範囲も徐々に増やしていく」
ピトー「そ、それで」
メルエム「事実、我らのコスプレ力は本場であるこの地から見ても
脅威であっただろうが。 ピトー、おぬしがいい例だ」
ピトー「……」
メルエム「我らは生を享けた時点で優れていたのだ、コスプレという点において!」
ピトー「畏れながら申し上げ―――、」
バチィ!!!!
ピトー「………ッ! いや、それでも!! 死罪を覚悟で申し上げます!!」
メルエム「……ほう」
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:24:02.25 ID:5mEkTyXE0
ピトー「王、今一度御考えを改めてみてはいかがでしょうか?
我らが人間より優れている点は、何もコスプレだけではございませぬ」
メルエム「申してみよ」
ピトー「『全て』でございます。 我らは知識も、力も、統率力も、
あらゆる点において人類より優れた種」
メルエム「……」
ピトー「何も統一の出発点を人間に合わせる必要はないかと……」
メルエム「うむ、理解出来る」
ピトー「王……!」
メルエム「だがそれをコスプレをしているおぬしに言われてもな」
ピトー「」
我らが人間より優れている点は、何もコスプレだけではございませぬ」
メルエム「申してみよ」
ピトー「『全て』でございます。 我らは知識も、力も、統率力も、
あらゆる点において人類より優れた種」
メルエム「……」
ピトー「何も統一の出発点を人間に合わせる必要はないかと……」
メルエム「うむ、理解出来る」
ピトー「王……!」
メルエム「だがそれをコスプレをしているおぬしに言われてもな」
ピトー「」
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:26:44.56 ID:5mEkTyXE0
メルエム「それに、ピトーよ」
ピトー「はっ」
メルエム「例えば今日、余は人間が当たり前のように知っている事を知らなかった」
ピトー「そ、それは……」
メルエム「この時点で余は、人間との知識の差がかけ離れているということだ」
ユピー「俺もスマートフォンの動かし方知らなかったしな」
ピトー「黙ってろ」
メルエム「しかしそれが何だ? そんな差など、後から追い越してしまえばいい」
ピトー「……」
ピトー「はっ」
メルエム「例えば今日、余は人間が当たり前のように知っている事を知らなかった」
ピトー「そ、それは……」
メルエム「この時点で余は、人間との知識の差がかけ離れているということだ」
ユピー「俺もスマートフォンの動かし方知らなかったしな」
ピトー「黙ってろ」
メルエム「しかしそれが何だ? そんな差など、後から追い越してしまえばいい」
ピトー「……」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:31:36.61 ID:5mEkTyXE0
メルエム「まずは有利な点から攻めていく。 これは世界の統一において定石であろう」
ピトー「しかしそれがコスプレという辺りが、その……」
メルエム「冷静に事を考えてみよ、ピトー。 我らは何もせずとも良いのだ」
ピトー「……」
メルエム「生まれながらのレイヤー、それが『キメラ=アント』」
ユピー「流石は王。 我らの種の本質を見極めなさってらっしゃる」
ピトー(ええー……)
メルエム「納得いかぬか?」
ピトー「……いえ、」
ピトー「しかしそれがコスプレという辺りが、その……」
メルエム「冷静に事を考えてみよ、ピトー。 我らは何もせずとも良いのだ」
ピトー「……」
メルエム「生まれながらのレイヤー、それが『キメラ=アント』」
ユピー「流石は王。 我らの種の本質を見極めなさってらっしゃる」
ピトー(ええー……)
メルエム「納得いかぬか?」
ピトー「……いえ、」
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:35:44.48 ID:5mEkTyXE0
バチィ!!!
ピトー「え……?」ヒリヒリ
メルエム「……余を慮っての気遣いか?」
ピトー「……ッ!」ドクン
メルエム「納得いかぬのだろう?」
ピトー「……はい」
メルエム「申してみよ」
ピトー(いやさっき言った……、いや、王こそ絶対。 王こそ我らの道標……)
ユピー「プフの奴遅いな」
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:38:28.35 ID:5mEkTyXE0
ピトー「……理性では分かっていても、本能が受け付けないのでございます」
メルエム「ほう」
ピトー「我らが生を享け、そして成し遂げなければならない事がコスプレとは、私にはどうしても……」
メルエム「……余を疑っておるのだな」
ピトー「……………死罪は覚悟の上」
メルエム「………」
ピトー「………」
メルエム「……良い、不問だ」
ピトー「お、王……?」
メルエム「ほう」
ピトー「我らが生を享け、そして成し遂げなければならない事がコスプレとは、私にはどうしても……」
メルエム「……余を疑っておるのだな」
ピトー「……………死罪は覚悟の上」
メルエム「………」
ピトー「………」
メルエム「……良い、不問だ」
ピトー「お、王……?」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:42:19.44 ID:5mEkTyXE0
メルエム「余が王である故、おぬしは永遠に余に付き従っていもらう」
ピトー「はっ、もちろんであります」
メルエム「しかし、余の意見に同意するのは……今でなくとも良い」
ユピー「しかし王、それでは統率形態に乱れが生じます」
メルエム「それも余が補えば済む話だろうが」
ユピー「はっ、失礼いたしました」
メルエム「コスプレによる統一……。 今は理解出来ぬとも、いずれ分かる日が来よう」
ピトー「王……」
メルエム「せめてそれまで、余の下で働いてはくれぬか」
ピトー「お、おおお………」ウルウル
ピトー「はっ、もちろんであります」
メルエム「しかし、余の意見に同意するのは……今でなくとも良い」
ユピー「しかし王、それでは統率形態に乱れが生じます」
メルエム「それも余が補えば済む話だろうが」
ユピー「はっ、失礼いたしました」
メルエム「コスプレによる統一……。 今は理解出来ぬとも、いずれ分かる日が来よう」
ピトー「王……」
メルエム「せめてそれまで、余の下で働いてはくれぬか」
ピトー「お、おおお………」ウルウル
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:45:42.61 ID:5mEkTyXE0
メルエム「余は必ず、おぬしらも、人類も、全てを掌握してみせる!」グッ
ピトー「はいっ、我が王……!」
メルエム「誇示してやるのだ、この星に。 我らキメラ=アントの存在を」
ピトー「はいっ、我が王……!!」
メルエム「コミケと、コスプレと、メイドでな」
ピトー「はいっ、我が王!!! 歓んで!!!」ポロポロ
ユピー(ピトーも所詮は蟻だな)
メルエム「さあ、忙しくなってくるぞ。 ピトー、おぬしは同人誌作家を
余すことなく攫ってこい」
ピトー「はっ!!」バシュッ
ピトー「はいっ、我が王……!」
メルエム「誇示してやるのだ、この星に。 我らキメラ=アントの存在を」
ピトー「はいっ、我が王……!!」
メルエム「コミケと、コスプレと、メイドでな」
ピトー「はいっ、我が王!!! 歓んで!!!」ポロポロ
ユピー(ピトーも所詮は蟻だな)
メルエム「さあ、忙しくなってくるぞ。 ピトー、おぬしは同人誌作家を
余すことなく攫ってこい」
ピトー「はっ!!」バシュッ
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:49:46.51 ID:5mEkTyXE0
ユピー(俺はメシが食えて、王の傍にいられればそれでいい)
メルエム「そしてユピーよ」
ユピー「はっ」
メルエム「昨今、オタク業界を賑わせているアニメ、ゲーム、その他あらゆる
ジャンルを隅々まで調査せよ」
ユピー「そ、それは」
メルエム「兵隊蟻を生産する際のモデルとして参考にする」
ユピー「はっ、我が王。 仰せのままに」ダッ
メルエム「同人作家には我らをモチーフにした同人誌を書かせ、
まずはこの地のコミケに紛れ込ませるのだ……。
その地道な行為が、後に響いてくる」
メルエム「そしてユピーよ」
ユピー「はっ」
メルエム「昨今、オタク業界を賑わせているアニメ、ゲーム、その他あらゆる
ジャンルを隅々まで調査せよ」
ユピー「そ、それは」
メルエム「兵隊蟻を生産する際のモデルとして参考にする」
ユピー「はっ、我が王。 仰せのままに」ダッ
メルエム「同人作家には我らをモチーフにした同人誌を書かせ、
まずはこの地のコミケに紛れ込ませるのだ……。
その地道な行為が、後に響いてくる」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 16:54:19.96 ID:5mEkTyXE0
メルエム「そこから各メディアへと徐々に発展させ、人間の愚鈍な脳に
刷り込むように認識させるのだ。 我らを」
メルエム「時間はかかるだろうな。 一年……いや、一〇年以上は掛かろう」
メルエム「しかし年月など我らにとっては障害にすら値せんわ」
客「さーて、今日はここでメシ……ってうわああああ!!?」
メルエム「丁度いい、おぬし、覚えておけ。 我らキメラ=アントが
世に進出する瞬間を、戦慄しながらな! ふははははは!!」
グシャァ!!!
客「」
メルエム「ん、いかん。 癖で処理してしまったか」
刷り込むように認識させるのだ。 我らを」
メルエム「時間はかかるだろうな。 一年……いや、一〇年以上は掛かろう」
メルエム「しかし年月など我らにとっては障害にすら値せんわ」
客「さーて、今日はここでメシ……ってうわああああ!!?」
メルエム「丁度いい、おぬし、覚えておけ。 我らキメラ=アントが
世に進出する瞬間を、戦慄しながらな! ふははははは!!」
グシャァ!!!
客「」
メルエム「ん、いかん。 癖で処理してしまったか」
220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:00:04.33 ID:5mEkTyXE0
ピトー「王。 滞りなく、ひとまず日本在住の同人作家を全てプフの分身に運ばせておきました」
メルエム「御苦労。 よく作家の居場所を掴めたな?」
ピトー「恥ずかしながら、この格好ですと何かとその手の情報屋が釣れまして」
メルエム「ふはは、愉快だぞピトー。 早速コスプレという概念を利用しているではないか。
まぁ事実、余の目から見てもおぬしのそれは似合っているしな」
ピトー「も、勿体無き御言葉……///」
ユピー「お待たせいたしました」
メルエム「首尾はどうだ」
ユピー「日本の二次ジャンルは何ぶん幅が広すぎまして……。
プフの分身に調査を引き継ぎました」
メルエム「結構」
メルエム「御苦労。 よく作家の居場所を掴めたな?」
ピトー「恥ずかしながら、この格好ですと何かとその手の情報屋が釣れまして」
メルエム「ふはは、愉快だぞピトー。 早速コスプレという概念を利用しているではないか。
まぁ事実、余の目から見てもおぬしのそれは似合っているしな」
ピトー「も、勿体無き御言葉……///」
ユピー「お待たせいたしました」
メルエム「首尾はどうだ」
ユピー「日本の二次ジャンルは何ぶん幅が広すぎまして……。
プフの分身に調査を引き継ぎました」
メルエム「結構」
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:04:24.70 ID:5mEkTyXE0
メルエム「……ところでそのプフはどうしている」
ユピー「私が会ったのは分身でしたが、死にかけてました」
ピトー「小休止を挟みますか?」
メルエム「不要だ。 プフは必ずやり遂げる」
ユピー「ひとまずこれに目を通していただければ……」ズラッ
メルエム「……目眩がするな。 これは何だ?」
ユピー「アニメ情報誌、人気作品のフィギュア、きゃ……キャラソン、だっけ。
近頃は『声優』という職業に就く人間もメディアに出てきているようで」
メルエム「ほう……」
ユピー「適当に袋詰めしてパクってきたので、フィギュア関連はほぼ全て破損しています」
ユピー「私が会ったのは分身でしたが、死にかけてました」
ピトー「小休止を挟みますか?」
メルエム「不要だ。 プフは必ずやり遂げる」
ユピー「ひとまずこれに目を通していただければ……」ズラッ
メルエム「……目眩がするな。 これは何だ?」
ユピー「アニメ情報誌、人気作品のフィギュア、きゃ……キャラソン、だっけ。
近頃は『声優』という職業に就く人間もメディアに出てきているようで」
メルエム「ほう……」
ユピー「適当に袋詰めしてパクってきたので、フィギュア関連はほぼ全て破損しています」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:09:47.33 ID:5mEkTyXE0
ピトー「強奪したのかニャ? 追っ手は?」
ユピー「警察なら黙らせたぜ、俺の腹の中に詰めてな」ポンポン
メルエム「キャラソンとは何だ?」
ユピー「……申し訳ございませぬ、自分では何とも説明し難いものでございまする。
ただ、アニメのキャラが歌を歌う事をそう呼ぶのだそうで」
メルエム「?」
ユピー「正直自分も理解が追いつきませぬ」
メルエム「これは?」
ユピー「『触手』ものの同人誌、だそうです。 我らキメラ=アントと最も近しい
要素が含まれたジャンルを中心に持って参りました」
メルエム「………こんなもので何故人間は悦ぶのだ」
ユピー「警察なら黙らせたぜ、俺の腹の中に詰めてな」ポンポン
メルエム「キャラソンとは何だ?」
ユピー「……申し訳ございませぬ、自分では何とも説明し難いものでございまする。
ただ、アニメのキャラが歌を歌う事をそう呼ぶのだそうで」
メルエム「?」
ユピー「正直自分も理解が追いつきませぬ」
メルエム「これは?」
ユピー「『触手』ものの同人誌、だそうです。 我らキメラ=アントと最も近しい
要素が含まれたジャンルを中心に持って参りました」
メルエム「………こんなもので何故人間は悦ぶのだ」
226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:14:19.32 ID:5mEkTyXE0
ピトー「割と新品の状態を維持したフィギュアも残ってるニャ」
ユピー「壊れたフィギュア、お前の能力で直せねえのか?」
ピトー「ボクの『玩具修理者(ドクターブライス)』はこういう無機物には
使った事ないからニャ~……」
メルエム「まぁ良いわ。 数としては既に申し分ない。 人間は
このような物を考える頭を、もっと他に活かせぬのか」
ユピー「仰る通りで」
メルエム「荷物をまとめておけ。 さっさとこの地を去るぞ。
近い将来、この国は我が国最大の好敵手になる」
ピトー「はっ」
ユピー「はっ」
ユピー「壊れたフィギュア、お前の能力で直せねえのか?」
ピトー「ボクの『玩具修理者(ドクターブライス)』はこういう無機物には
使った事ないからニャ~……」
メルエム「まぁ良いわ。 数としては既に申し分ない。 人間は
このような物を考える頭を、もっと他に活かせぬのか」
ユピー「仰る通りで」
メルエム「荷物をまとめておけ。 さっさとこの地を去るぞ。
近い将来、この国は我が国最大の好敵手になる」
ピトー「はっ」
ユピー「はっ」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:18:17.91 ID:5mEkTyXE0
プフ「………………」フラフラ
ピトー「あ、プフ」
ユピー「よう……、少し見ない間にずいぶん痩せたな」
プフ「水……、み、ず……」ゲッソリ
メルエム「御苦労であった、プフよ」
プフ「お、王! ありがたき御言葉」シャキ
メルエム「これから宮殿へ戻る。 おぬしは攫ってきたメイドと同人作家を
全てそれ専属の蟻に変える手筈を整えよ」
プフ「お言葉ですが王、それら全て合わせると軽く一〇〇〇人以上に……」
メルエム「宜しく頼む」
プフ「はいっ!!! 我が(ry」
ピトー「あ、プフ」
ユピー「よう……、少し見ない間にずいぶん痩せたな」
プフ「水……、み、ず……」ゲッソリ
メルエム「御苦労であった、プフよ」
プフ「お、王! ありがたき御言葉」シャキ
メルエム「これから宮殿へ戻る。 おぬしは攫ってきたメイドと同人作家を
全てそれ専属の蟻に変える手筈を整えよ」
プフ「お言葉ですが王、それら全て合わせると軽く一〇〇〇人以上に……」
メルエム「宜しく頼む」
プフ「はいっ!!! 我が(ry」
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:23:12.63 ID:5mEkTyXE0
~東ゴルトー共和国・宮殿~
メルエム「矛盾が生じている」
ピトー「は?」
メイド蟻「王。 オ食事ノ時間デス」
メルエム「これだ、食事に関してだ」
ユピー「と、言いますと?」
メルエム「人類に我らの存在を誇示するのに、その我らが人類を食してどうする」
ピトー「それは……確かに」
メルエム「プフを呼べい!」
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:27:01.06 ID:5mEkTyXE0
プフ「出来た……これで、四六三人目のメイドに……一三七人目の同人作家」フラフラ
メイド蟻「プフ殿。 王ガオ呼ビデス」
プフ「すぐに向かう」
プフ「いかがいたしましたか、王」
メルエム「人肉の使用を極力控えるようメイドに調整を施せ」
プフ「え」
メルエム「メイドも同人作家も数は必要分に達しているだろう。
今はまだ日本に同人作家もメイドもおらぬのだからな」
プフ「し、しかしたった今新たな――」
メルエム「頼むぞ」
プフ「はいっ(ry」
メイド蟻「プフ殿。 王ガオ呼ビデス」
プフ「すぐに向かう」
プフ「いかがいたしましたか、王」
メルエム「人肉の使用を極力控えるようメイドに調整を施せ」
プフ「え」
メルエム「メイドも同人作家も数は必要分に達しているだろう。
今はまだ日本に同人作家もメイドもおらぬのだからな」
プフ「し、しかしたった今新たな――」
メルエム「頼むぞ」
プフ「はいっ(ry」
244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:31:57.87 ID:5mEkTyXE0
ユピー「王。 頼まれたギャルゲー八五本、全ルート攻略完了いたしました」
メルエム「うむ、すぐにデータをまとめて同人作家とゲームクリエイターの脳に
インプットし、作業を進めさせろ」
ピトー「お言葉ですが王、我が軍にゲームクリエイターなどおりませぬ」
メルエム「プフに作らせろ」
ピトー「御意」
メルエム「東ゴルトーの国民は集まっているか?」
ユピー「滞りなく。 プフの分身に催眠をかけさせ、今は見張らせております」
メルエム「よし、『選別』まで時間がない。 急がせよ」
メルエム「うむ、すぐにデータをまとめて同人作家とゲームクリエイターの脳に
インプットし、作業を進めさせろ」
ピトー「お言葉ですが王、我が軍にゲームクリエイターなどおりませぬ」
メルエム「プフに作らせろ」
ピトー「御意」
メルエム「東ゴルトーの国民は集まっているか?」
ユピー「滞りなく。 プフの分身に催眠をかけさせ、今は見張らせております」
メルエム「よし、『選別』まで時間がない。 急がせよ」
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:36:16.01 ID:5mEkTyXE0
ピトー「王。 囲碁と将棋と軍儀のチャンピオンを待機させたままですが……」
メルエム「? 誰だそいつらは」
ピトー「かつて王が暇を潰すために用意なされた人間です」
メルエム「全て兵隊蟻に変えておけ」
ピトー「御意」
メルエム「……待て」
ピトー「?」
メルエム「その中に人間の女はいるか?」
ピトー「軍儀の王者が雌でございますが」
メルエム「連れて参れ。 実験だ」
メルエム「? 誰だそいつらは」
ピトー「かつて王が暇を潰すために用意なされた人間です」
メルエム「全て兵隊蟻に変えておけ」
ピトー「御意」
メルエム「……待て」
ピトー「?」
メルエム「その中に人間の女はいるか?」
ピトー「軍儀の王者が雌でございますが」
メルエム「連れて参れ。 実験だ」
251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:39:38.31 ID:5mEkTyXE0
ピトー「王、この女が軍儀の王者にございます」
女「え~、この度はおまぬねおまきね」
メルエム「黙れ、気が散る。 メイドにするぞ」
女「あう……」
メルエム「おぬしの名を教えよ」
ピトー「王! 人間の名など―――」
メルエム「良い」
ピトー(な、何で最近殴ってこニャいんだニャ~……)
コムギ「コムギ、と申すます」
女「え~、この度はおまぬねおまきね」
メルエム「黙れ、気が散る。 メイドにするぞ」
女「あう……」
メルエム「おぬしの名を教えよ」
ピトー「王! 人間の名など―――」
メルエム「良い」
ピトー(な、何で最近殴ってこニャいんだニャ~……)
コムギ「コムギ、と申すます」
255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:43:51.09 ID:5mEkTyXE0
メルエム「……おぬし、アカズか」
コムギ「はひ。 総帥様のお顔も見れずお恥ずかしい限りですて……」
メルエム「良い。 アカズも立派な萌え要素の一つだ、二次元に限ってな」
コムギ「……?」
メルエム「が、余がこれから行う実験には不要な障害だ」
コムギ「はあ……」
メルエム「ピトー」
ピトー「はっ」
メルエム「コムギの眼を治療しろ」
コムギ「へば……」ズズッ
コムギ「はひ。 総帥様のお顔も見れずお恥ずかしい限りですて……」
メルエム「良い。 アカズも立派な萌え要素の一つだ、二次元に限ってな」
コムギ「……?」
メルエム「が、余がこれから行う実験には不要な障害だ」
コムギ「はあ……」
メルエム「ピトー」
ピトー「はっ」
メルエム「コムギの眼を治療しろ」
コムギ「へば……」ズズッ
258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:46:44.25 ID:5mEkTyXE0
ピトー「治療を施すだけで……、よろしいので?」
メルエム「……わかっておるではないか、ピトーよ」
ピトー「勿体無き御言葉……」
メルエム「『オッドアイ』でだ、抜かるなよ」
ピトー「承知」
コムギ「え、あ、あの……ワダす軍儀をしに……ああぁ」ズルズル
ユピー「王」
メルエム「?」
ユピー「プフの分身が首吊って死んでました」
メルエム「分身なら構わぬ。 作業を急がせよ」
メルエム「……わかっておるではないか、ピトーよ」
ピトー「勿体無き御言葉……」
メルエム「『オッドアイ』でだ、抜かるなよ」
ピトー「承知」
コムギ「え、あ、あの……ワダす軍儀をしに……ああぁ」ズルズル
ユピー「王」
メルエム「?」
ユピー「プフの分身が首吊って死んでました」
メルエム「分身なら構わぬ。 作業を急がせよ」
264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:51:55.84 ID:5mEkTyXE0
ユピー「それともう一つ」
メルエム「手短に申せ」
ユピー「ピトーがあの娘に能力を使っている間は円が使えませぬ。 よって、」
ブオンッ!!!
メルエム「そんな事はわかりきって……、チッ、ピトーはおらぬのだったな」
ユピー「宮殿外の街で騒動が起きています。 念のためピトーの人形に
見張らせてますが……」
メルエム「もうよい!! 余は忙しい、おぬしも持ち場に戻って作業を続けろ」
ユピー「仰せのままに」
メルエム「手短に申せ」
ユピー「ピトーがあの娘に能力を使っている間は円が使えませぬ。 よって、」
ブオンッ!!!
メルエム「そんな事はわかりきって……、チッ、ピトーはおらぬのだったな」
ユピー「宮殿外の街で騒動が起きています。 念のためピトーの人形に
見張らせてますが……」
メルエム「もうよい!! 余は忙しい、おぬしも持ち場に戻って作業を続けろ」
ユピー「仰せのままに」
268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:56:27.95 ID:5mEkTyXE0
ピトー「王、治療を終えました」
コムギ「わっ、わっ、せ、世界が広がってるす……」
メルエム「御苦労であった。 コムギ、近う寄れ」
コムギ「…………、ッ!!?」ギョッ
メルエム「どうした」
コムギ「そ、そそそ、総帥様が化物に………!!?」ガタガタ
メルエム「阿房、恐れるな。 これはコスプレだ」
コムギ「……こすぷれ?」
メルエム「……存じぬか、人間の癖に……。 まぁいい、説明せねば
余の実験も受け入れてもらえぬだろうしな」
コムギ「わっ、わっ、せ、世界が広がってるす……」
メルエム「御苦労であった。 コムギ、近う寄れ」
コムギ「…………、ッ!!?」ギョッ
メルエム「どうした」
コムギ「そ、そそそ、総帥様が化物に………!!?」ガタガタ
メルエム「阿房、恐れるな。 これはコスプレだ」
コムギ「……こすぷれ?」
メルエム「……存じぬか、人間の癖に……。 まぁいい、説明せねば
余の実験も受け入れてもらえぬだろうしな」
273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 17:59:52.69 ID:5mEkTyXE0
~宮殿・内部~
ノヴ(……何だこれは)
メイド蟻「王ノタメニ給仕ヲ」
メイド蟻「王ニサイコウノゴ奉仕を」
ノヴ(オレの目が腐ってるのか……!?)
兵隊蟻「オヤジニモ、ブタ、ブタレ」ガションガション
兵隊蟻「逃ゲチャ、ダメ、ダメヨ逃ゲ」ウィーン
ノヴ(想像をはるかに超えている……!! 緊急事態だ!!)
278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:03:54.37 ID:5mEkTyXE0
兵隊蟻「!」
ノヴ「!?」ギクッ
ノヴ(『窓を開く者(スクリーム)』!!)バシュッ
兵隊蟻「パターン赤、ヒト発見、信号ヲ―――」
ノヴ(閉じろ!!)
パンッ!!!
ノヴ「………ッ」タタタタッ
ノヴ「はぁ、……はぁ……」
ノヴ「……追っては、ないか?」キョロキョロ
ノヴ「!?」ギクッ
ノヴ(『窓を開く者(スクリーム)』!!)バシュッ
兵隊蟻「パターン赤、ヒト発見、信号ヲ―――」
ノヴ(閉じろ!!)
パンッ!!!
ノヴ「………ッ」タタタタッ
ノヴ「はぁ、……はぁ……」
ノヴ「……追っては、ないか?」キョロキョロ
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:07:01.92 ID:5mEkTyXE0
プフ「王のために、ギャルゲーを」フラフラ
ノヴ「!!?」
プフ「王のために、コスプレを」フラフラ
ノヴ(……護衛軍の、プフ!? 万事休すか……)
プフ「おや……?」
ノヴ「ちっ!!」ダッ
プフ「遅い」ザッ
ノヴ「うっ……!!」
プフ「……ゲームクリエイターが不足しているんですよ、今」ニヤリ
ノヴ(モラウ……会長……!! 作戦は―――)
ノヴ「!!?」
プフ「王のために、コスプレを」フラフラ
ノヴ(……護衛軍の、プフ!? 万事休すか……)
プフ「おや……?」
ノヴ「ちっ!!」ダッ
プフ「遅い」ザッ
ノヴ「うっ……!!」
プフ「……ゲームクリエイターが不足しているんですよ、今」ニヤリ
ノヴ(モラウ……会長……!! 作戦は―――)
285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:12:04.49 ID:5mEkTyXE0
メルエム「――――よって、我らは世界を統一する。 より優れたコスプレ力と、
数という武器によって我らの存在を知らしめる事でな」
コムギ「ほほー……何だかすんげー面白そうす」
メルエム「面白い……?」ピクッ
コムギ「んだば、総帥様が仰るやり方なら、世界が一つになる気がするす」
メルエム「ほう……」
ピトー「王」
メルエム「どうした」
ピトー「宮殿内に忍び込んでいた俗を捕らえました。 プフが
ゲームクリエイターに作り変えるようです」
メルエム「だからどうだと言うのだ、そのような報告、余にする暇があったら
一冊でも多く同人誌を刷ってこい!!」
数という武器によって我らの存在を知らしめる事でな」
コムギ「ほほー……何だかすんげー面白そうす」
メルエム「面白い……?」ピクッ
コムギ「んだば、総帥様が仰るやり方なら、世界が一つになる気がするす」
メルエム「ほう……」
ピトー「王」
メルエム「どうした」
ピトー「宮殿内に忍び込んでいた俗を捕らえました。 プフが
ゲームクリエイターに作り変えるようです」
メルエム「だからどうだと言うのだ、そのような報告、余にする暇があったら
一冊でも多く同人誌を刷ってこい!!」
286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:16:04.96 ID:5mEkTyXE0
コムギ「そ、それで、ワダすはどうすたら……」
メルエム「そう急くな。 おい」パチン
メイド蟻「……」カラカラカラ…
コムギ「……お顔が虫で、服がメイド?」
メルエム「斬新だろうが。 余が開拓した新ジャンルだ」
メイド蟻「コチラヲ」バサッ
コムギ「うわぁ……綺麗なお洋服す」
メルエム「おぬしが着てみせい」
コムギ「へ、? わ、ワダすが……よ、よろしいので?」
メルエム「遠慮など無用だ」
メルエム「そう急くな。 おい」パチン
メイド蟻「……」カラカラカラ…
コムギ「……お顔が虫で、服がメイド?」
メルエム「斬新だろうが。 余が開拓した新ジャンルだ」
メイド蟻「コチラヲ」バサッ
コムギ「うわぁ……綺麗なお洋服す」
メルエム「おぬしが着てみせい」
コムギ「へ、? わ、ワダすが……よ、よろしいので?」
メルエム「遠慮など無用だ」
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:20:04.10 ID:5mEkTyXE0
コムギ「そ、総帥様……着替え終わりました」
メルエム「入れ」
コムギ「……ああ~、何だか照れるす……」
メルエム「………」
コムギ「あの……総帥様」
メルエム「……何かが足りぬな」
コムギ「?」
メルエム「そうだ、杖を持っておらぬではないか」
コムギ「杖?」
メルエム「杖を持って参れ!!」
ユピー「王、プフの分身がまた―――」
メルエム「知った事ではない!!」
メルエム「入れ」
コムギ「……ああ~、何だか照れるす……」
メルエム「………」
コムギ「あの……総帥様」
メルエム「……何かが足りぬな」
コムギ「?」
メルエム「そうだ、杖を持っておらぬではないか」
コムギ「杖?」
メルエム「杖を持って参れ!!」
ユピー「王、プフの分身がまた―――」
メルエム「知った事ではない!!」
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:23:10.27 ID:5mEkTyXE0
コムギ「総帥様……このカッコは一体?」
メルエム「完璧な魔法少女ではないか」
ピトー「仰る通りで」
コムギ「まほう……? ??」
メルエム「良いだろう、おぬしを我が国のマスコットキャラクターに任命する。 誇れ」
コムギ「(何だかよくわからねーすけど)あ、ありがたき御言葉……」
ピトー「しかしお言葉ですが王、」
バチィ!!!
メルエム「余の決定は覆らぬ、わかっておるな?」
ピトー「もちろんでございます……///」ヒリヒリ
メルエム「完璧な魔法少女ではないか」
ピトー「仰る通りで」
コムギ「まほう……? ??」
メルエム「良いだろう、おぬしを我が国のマスコットキャラクターに任命する。 誇れ」
コムギ「(何だかよくわからねーすけど)あ、ありがたき御言葉……」
ピトー「しかしお言葉ですが王、」
バチィ!!!
メルエム「余の決定は覆らぬ、わかっておるな?」
ピトー「もちろんでございます……///」ヒリヒリ
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:27:49.65 ID:5mEkTyXE0
ユピー「……よし、終わった。 いい加減飽きてくるぜこのテのゲームは」
ピトー「まずいニャ~。 先の俗侵入の件でボクもそろそろ宮殿の見張りに
戻らニャいといけニャいのに、王がボクの円をウザがるニャ……」
ユピー「その割には嬉しそうだな」
ピトー「そ、そんニャ事……」
プフ「…………」フラフラ
ユピー「……誰だお前」
ピトー「プフだニャ、多分」
プフ「そろそろ時間です……」
ユピー「ああ」
ピトー「『選別』に取り掛かるニャ」
ピトー「まずいニャ~。 先の俗侵入の件でボクもそろそろ宮殿の見張りに
戻らニャいといけニャいのに、王がボクの円をウザがるニャ……」
ユピー「その割には嬉しそうだな」
ピトー「そ、そんニャ事……」
プフ「…………」フラフラ
ユピー「……誰だお前」
ピトー「プフだニャ、多分」
プフ「そろそろ時間です……」
ユピー「ああ」
ピトー「『選別』に取り掛かるニャ」
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:31:46.81 ID:5mEkTyXE0
プフ「では、げほっ、ごほっ、手筈通りに……」
ユピー「お前ちょっと休んだ方がいいんじゃねえか?」
プフ「王が私に期待されていらっしゃる。 それを裏切れと?」
ピトー「…………」
ユピー「そうは言わねえけどよ、王は今あの娘にご執心だ。
分身として死んだフリすりゃ休めるだろ」
プフ「何を馬鹿な、私が休む時は、王のために死す時だけ、ただそれだけの事……」
ユピー「勝手にしろ。 さて、」
ピトー「待って」
ユピー「あ?」
ピトー「空から何か来る」
ユピー「お前ちょっと休んだ方がいいんじゃねえか?」
プフ「王が私に期待されていらっしゃる。 それを裏切れと?」
ピトー「…………」
ユピー「そうは言わねえけどよ、王は今あの娘にご執心だ。
分身として死んだフリすりゃ休めるだろ」
プフ「何を馬鹿な、私が休む時は、王のために死す時だけ、ただそれだけの事……」
ユピー「勝手にしろ。 さて、」
ピトー「待って」
ユピー「あ?」
ピトー「空から何か来る」
297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:37:10.78 ID:5mEkTyXE0
メルエム「コムギは仕上がった。 後は『選別』を残すのみだな」
メルエム「『選別』……そう、」
メルエム「我が国に相応しいコスプレをこなせているかどうかの選別!!」
メルエム「国民には予め全てを説明してある。 『黙ってコスプレを行い、
宮殿前の広場に集合せよ』、とな」
メルエム「それにプフの催眠を加えれば国民などただ撮影されるだけの
レイヤーも同然。 余のお眼鏡に適えばな」
メルエム「……もっとも、コスプレが普及していなかったこの国だ。
大して期待は出来ぬが」
メルエム「原石を捜す作業だと思えば……」
ズズズズズズズズズズッ…………!!!!
メルエム「!?」
メルエム「『選別』……そう、」
メルエム「我が国に相応しいコスプレをこなせているかどうかの選別!!」
メルエム「国民には予め全てを説明してある。 『黙ってコスプレを行い、
宮殿前の広場に集合せよ』、とな」
メルエム「それにプフの催眠を加えれば国民などただ撮影されるだけの
レイヤーも同然。 余のお眼鏡に適えばな」
メルエム「……もっとも、コスプレが普及していなかったこの国だ。
大して期待は出来ぬが」
メルエム「原石を捜す作業だと思えば……」
ズズズズズズズズズズッ…………!!!!
メルエム「!?」
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:41:33.29 ID:5mEkTyXE0
ユピー「………龍!?」
プフ「………」ボケー
ユピー「ボクは王を」ダッ
ユピー「やべえな、大階段とこがガラ空きだ」
プフ「はっ!」
ユピー「よぉ、死にかけのとこ悪いがお仕事だ」
プフ「こ、これは……?」
ユピー「急ぐぞ、王とセーブデータがやられたら終わりだ」
プフ「王……!!」
プフ「………」ボケー
ユピー「ボクは王を」ダッ
ユピー「やべえな、大階段とこがガラ空きだ」
プフ「はっ!」
ユピー「よぉ、死にかけのとこ悪いがお仕事だ」
プフ「こ、これは……?」
ユピー「急ぐぞ、王とセーブデータがやられたら終わりだ」
プフ「王……!!」
302: またユピーとピトー間違えた 2011/09/21(水) 18:44:29.37 ID:5mEkTyXE0
キルア「!!?」
ゴン「……!!」
シュート「……ッ」
メルエム(……此奴等は? ピトーが申しておった俗か?)
キルア(やっぱり……と言いたいとこだけど、さすがに想定外!!)
シュート(本命が大階段に……!!)
メルエム(……此奴等の出で立ち、髪型、装備、)
ゴン「……」ダッ
キルア(ゴン!?)
メルエム(そうか……来たか、彼の地のレイヤー共が)
ゴン「……!!」
シュート「……ッ」
メルエム(……此奴等は? ピトーが申しておった俗か?)
キルア(やっぱり……と言いたいとこだけど、さすがに想定外!!)
シュート(本命が大階段に……!!)
メルエム(……此奴等の出で立ち、髪型、装備、)
ゴン「……」ダッ
キルア(ゴン!?)
メルエム(そうか……来たか、彼の地のレイヤー共が)
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:51:13.60 ID:5mEkTyXE0
キルア(つか何だこのメイドの数……全員蟻だけど)
モラウ(あらゆる状況に応じれるよう身構えてたが……予想外だったな)
メルエム「面倒な時に来おって……」
シュート(ナックルとメレオロンは!? まさかこの龍の矢で……)
メルエム「邪魔だ、全員メイドに変えてくれるわ」スッ
ゴン「最初は……」
ナックル(『天上不知唯我独損(ハコワレ)』!!!)ドゴォッ
メルエム「!?」グラッ…
キルア(よし、ナックルは無事……)
モラウ(あらゆる状況に応じれるよう身構えてたが……予想外だったな)
メルエム「面倒な時に来おって……」
シュート(ナックルとメレオロンは!? まさかこの龍の矢で……)
メルエム「邪魔だ、全員メイドに変えてくれるわ」スッ
ゴン「最初は……」
ナックル(『天上不知唯我独損(ハコワレ)』!!!)ドゴォッ
メルエム「!?」グラッ…
キルア(よし、ナックルは無事……)
308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:54:16.09 ID:5mEkTyXE0
メルエム「………」
バチィ!!!!
ナックル「」
メレオロン「がっ……!!?」
シュート「!!」
メルエム「ふはは、適当に尾を振っただけで壊れおったわ」
ピトー「王!!」ダッ
モラウ(ナックル……)
ゴン「!! ピトー………、か?」
バチィ!!!!
ナックル「」
メレオロン「がっ……!!?」
シュート「!!」
メルエム「ふはは、適当に尾を振っただけで壊れおったわ」
ピトー「王!!」ダッ
モラウ(ナックル……)
ゴン「!! ピトー………、か?」
309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 18:59:04.77 ID:5mEkTyXE0
ピトー「?」
ゴン(何だあの格好……)ギリッ
ゴン(……ふざけやがって!!)
メルエム「ピトー、此奴等を」
ゴン「ピトー!!」
キルア「ゴン、待て!」
ゴン「カイトを元に戻せ!!」
ピトー「カイト?」
メルエム(やむを得ん、この宮殿は放棄する)
ゴン(何だあの格好……)ギリッ
ゴン(……ふざけやがって!!)
メルエム「ピトー、此奴等を」
ゴン「ピトー!!」
キルア「ゴン、待て!」
ゴン「カイトを元に戻せ!!」
ピトー「カイト?」
メルエム(やむを得ん、この宮殿は放棄する)
312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:02:04.56 ID:5mEkTyXE0
メルエム「ピトー」
ピトー「はっ」
メルエム「作戦Cだ。 良いな?」
ピトー「………仰せのままに」
ゴン「ピトー!!」
ピトー「悪いけど、そんな事に構ってる暇はないんだ」
ゴン「な、……」
ピトー「ボク達にはやらなきゃならない事がある。 ごめんね」
メルエム(せめてコムギだけでも回収せねば……)
ピトー「はっ」
メルエム「作戦Cだ。 良いな?」
ピトー「………仰せのままに」
ゴン「ピトー!!」
ピトー「悪いけど、そんな事に構ってる暇はないんだ」
ゴン「な、……」
ピトー「ボク達にはやらなきゃならない事がある。 ごめんね」
メルエム(せめてコムギだけでも回収せねば……)
314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:04:36.28 ID:5mEkTyXE0
メルエム「ユピー!!」
ユピー「王、娘が」
メルエム「!?」
コムギ「ぅ……、ぁ、………」ドクドク
メルエム「…………………」
ユピー「ピトーに治療をさせましょう」
ゼノ「………おい」
ネテロ「………」
ゼノ「ずいぶん話が違うじゃねえかよ」
ネテロ「………」
ゼノ「メイドカフェの襲撃なんてワシは聞いとらんぞ」
ユピー「王、娘が」
メルエム「!?」
コムギ「ぅ……、ぁ、………」ドクドク
メルエム「…………………」
ユピー「ピトーに治療をさせましょう」
ゼノ「………おい」
ネテロ「………」
ゼノ「ずいぶん話が違うじゃねえかよ」
ネテロ「………」
ゼノ「メイドカフェの襲撃なんてワシは聞いとらんぞ」
317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:08:04.88 ID:5mEkTyXE0
ネテロ「まあ……な」
メルエム「…………。 ユピー」
ユピー「はっ」
メルエム「作戦Cだ。 アレを連れて先に行け」
ユピー「王」
メルエム「二度は言わぬ」
ユピー「はっ」ザッ
メルエム「…………しばし待て。 すぐに終わらせるぞ」
ネテロ「………」
メルエム「……良いTシャツを着ておるな、おぬし」
メルエム「…………。 ユピー」
ユピー「はっ」
メルエム「作戦Cだ。 アレを連れて先に行け」
ユピー「王」
メルエム「二度は言わぬ」
ユピー「はっ」ザッ
メルエム「…………しばし待て。 すぐに終わらせるぞ」
ネテロ「………」
メルエム「……良いTシャツを着ておるな、おぬし」
320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:11:00.93 ID:5mEkTyXE0
ピトー「ユピー!」
ユピー「! お前、俗は?」
ピトー「まいてきたニャ。 まだ一人しか殺ってない」
ユピー「作戦Cだ」
ピトー「分かってる。 ……コミケが遠のくニャ~」
ユピー「すっかりノリ気だなお前」
プフ「……」フラフラ
ピトー「プフ、」
プフ「………その様子だと、作戦Cのようですね」
ユピー「! お前、俗は?」
ピトー「まいてきたニャ。 まだ一人しか殺ってない」
ユピー「作戦Cだ」
ピトー「分かってる。 ……コミケが遠のくニャ~」
ユピー「すっかりノリ気だなお前」
プフ「……」フラフラ
ピトー「プフ、」
プフ「………その様子だと、作戦Cのようですね」
323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:14:08.78 ID:5mEkTyXE0
ユピー「そうだよ、作戦Cはあいつが必要なんだが、ッ」
プフ「これでしょう?」
ノヴ「………………」
ピトー「ニャ。 そいつの能力でとんずらこくニャ」
プフ「王は!?」
ユピー「あの娘のとこだ、こいつの能力で回収する」
プフ「私が身を粉にして作り上げたメイドや同人作家が……龍の矢でほぼ全滅しました」
ピトー「宮殿に固めておいたのがまずかったニャ~」
ユピー「いいからさっさとこいつに能力を使わせろ」
プフ「これでしょう?」
ノヴ「………………」
ピトー「ニャ。 そいつの能力でとんずらこくニャ」
プフ「王は!?」
ユピー「あの娘のとこだ、こいつの能力で回収する」
プフ「私が身を粉にして作り上げたメイドや同人作家が……龍の矢でほぼ全滅しました」
ピトー「宮殿に固めておいたのがまずかったニャ~」
ユピー「いいからさっさとこいつに能力を使わせろ」
326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:18:54.74 ID:5mEkTyXE0
ネテロ「……Tシャツ?」
メルエム「『心』……。 くっく、一見味気ないそのTシャツが、
心というたった一文字の意匠で途端に魅力的に映るわ」
ゼノ「話が違いすぎる」
メルエム「戦利品として受け取っておこう。 おぬしの末路は……分かるな?」
ネテロ「ここじゃ何だ、場所を変えようか」
メルエム「場所替えなど不要だ、一瞬で楽にしてくれる」
ネテロ「…………」
ガチャッ!!!
コムギ「ぅ……!!」ズキッ
ネテロ「!」
プフ「きゃははははははははは!!! いっただきぃぃぃぃ!!!」
メルエム「『心』……。 くっく、一見味気ないそのTシャツが、
心というたった一文字の意匠で途端に魅力的に映るわ」
ゼノ「話が違いすぎる」
メルエム「戦利品として受け取っておこう。 おぬしの末路は……分かるな?」
ネテロ「ここじゃ何だ、場所を変えようか」
メルエム「場所替えなど不要だ、一瞬で楽にしてくれる」
ネテロ「…………」
ガチャッ!!!
コムギ「ぅ……!!」ズキッ
ネテロ「!」
プフ「きゃははははははははは!!! いっただきぃぃぃぃ!!!」
329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:22:10.80 ID:5mEkTyXE0
ピトー「プフ、だいぶキてるニャ」
プフ「この娘は大事に預かっておくよ~!!」
ユピー「王!! お早く!!!」
メルエム「たわけが!!! まだあのTシャツを手にしておらぬ!!」
ユピー「てぃ、Tシャツ……?」
メルエム「先に行け」
ネテロ「ッ」ダッ
プフ「お、王……!!」
メルエム「ピトー、プフ、ユピー」
メルエム「コムギを頼む」
「「「はいっ、我が王ォ!!! 歓んで!!!」」」
プフ「この娘は大事に預かっておくよ~!!」
ユピー「王!! お早く!!!」
メルエム「たわけが!!! まだあのTシャツを手にしておらぬ!!」
ユピー「てぃ、Tシャツ……?」
メルエム「先に行け」
ネテロ「ッ」ダッ
プフ「お、王……!!」
メルエム「ピトー、プフ、ユピー」
メルエム「コムギを頼む」
「「「はいっ、我が王ォ!!! 歓んで!!!」」」
330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:25:42.41 ID:5mEkTyXE0
ネテロ「ゼノ、退けぃ!!!」
ゼノ「面倒な事になったのう……」ダッ
メルエム「油断だぞ」バッ
ネテロ「ッ!!!」
ビリビリッ!!!
メルエム「ちっ、破けてしもうたか。 後でピトーに修理させねばな」
ネテロ「……お気にだったんだけどなぁ、その『心』Tシャツ」
メルエム「おぬしらのせいで我がコミケの野望が遠のいたわ」
ネテロ「は?」
ゼノ「面倒な事になったのう……」ダッ
メルエム「油断だぞ」バッ
ネテロ「ッ!!!」
ビリビリッ!!!
メルエム「ちっ、破けてしもうたか。 後でピトーに修理させねばな」
ネテロ「……お気にだったんだけどなぁ、その『心』Tシャツ」
メルエム「おぬしらのせいで我がコミケの野望が遠のいたわ」
ネテロ「は?」
331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:29:01.36 ID:5mEkTyXE0
メルエム「余の野望に泥を塗ったその愚行、」ズズ…
ネテロ「……」
メルエム「冥土で存分に悔いるがよい」
ネテロ「百式観音――――」
ネテロ「――――壱乃掌」
ドシャァァァァ!!!
ネテロ「……」
メルエム「何だ、その背後の観音像は」
ネテロ(ま、この程度じゃな……)
ネテロ「……」
メルエム「冥土で存分に悔いるがよい」
ネテロ「百式観音――――」
ネテロ「――――壱乃掌」
ドシャァァァァ!!!
ネテロ「……」
メルエム「何だ、その背後の観音像は」
ネテロ(ま、この程度じゃな……)
334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:33:16.66 ID:5mEkTyXE0
メルエム「そのような不出来な傀儡より―――、」
ネテロ「!」
メルエム「秋葉原で売っていたフィギュアの方が一層よく出来ておったわ!!!」
ネテロ(強……! 速……避……)
ネテロ(無理!! 受け止める!? 無事で!? 出来る!?)
ネテロ(否)
ネテロ(死)
メルエム「詰みだ」
ネテロ「」グシャ
メルエム「冥土でメイドに欲情していろ」
ネテロ「!」
メルエム「秋葉原で売っていたフィギュアの方が一層よく出来ておったわ!!!」
ネテロ(強……! 速……避……)
ネテロ(無理!! 受け止める!? 無事で!? 出来る!?)
ネテロ(否)
ネテロ(死)
メルエム「詰みだ」
ネテロ「」グシャ
メルエム「冥土でメイドに欲情していろ」
336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:34:19.38 ID:5mEkTyXE0
メルエム「さて、」
カッ!!!!
メルエム「?」
カッ!!!!
メルエム「?」
341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:37:57.85 ID:5mEkTyXE0
~某国~
コムギ「え、えと……す、少す、頭……冷めようか」
ユピー「だから冷めようかじゃねえっつってんだろ、冷やそうかだよ」
コムギ「さ、さめ……冷やすで……。 ……ワダすには難しいです」シュン
ユピー「これ出来なきゃ残り全部出来ねえぞ」
ピトー「………」サスサス
プフ「ピトー、頬に触れて何をしているのです?」
ピトー「何だかここへの刺激が物足りニャくて……」
プフ「わかります」
343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:41:29.51 ID:5mEkTyXE0
ユピー「それ、知ってるぜ」
ピトー「?」
ユピー「お前らみてえなのをな、ドMって言うんだよ」
ピトー「何ニャそれ?」
プフ「ユピーはギャルゲーのやりすぎで、我々には本来必要のない知識を蓄え過ぎたようですね」
ユピー「お前らも一緒だろうが」
コムギ「三人とも、仲がとてもいいすね」
ユピー「おい、常に語尾に『なの』を付けるクセつけろっつったろ」
コムギ「な、なの……す」
ピトー「?」
ユピー「お前らみてえなのをな、ドMって言うんだよ」
ピトー「何ニャそれ?」
プフ「ユピーはギャルゲーのやりすぎで、我々には本来必要のない知識を蓄え過ぎたようですね」
ユピー「お前らも一緒だろうが」
コムギ「三人とも、仲がとてもいいすね」
ユピー「おい、常に語尾に『なの』を付けるクセつけろっつったろ」
コムギ「な、なの……す」
348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:45:37.12 ID:5mEkTyXE0
ピトー「…………王、遅いニャ~」
プフ「そうですね、もうすぐ冬のコミケが彼の地で開催するというのに」
ユピー「………宮殿の爆発事故」
ピトー「……」
ユピー「ひでえもんだったな、東ゴルトーの国民はほぼ全滅。
ハンター協会とやらの面目丸つぶれだとよ」
プフ「……やはり王は、」
コムギ「そ、総帥様はきっと生きておられるす!!」
プフ「人間風情が、王の何を理解出来ると言うのです」
コムギ「種族は関係ないす。 レイヤーは種の壁を越える事が出来るのですから」
プフ「そうですね、もうすぐ冬のコミケが彼の地で開催するというのに」
ユピー「………宮殿の爆発事故」
ピトー「……」
ユピー「ひでえもんだったな、東ゴルトーの国民はほぼ全滅。
ハンター協会とやらの面目丸つぶれだとよ」
プフ「……やはり王は、」
コムギ「そ、総帥様はきっと生きておられるす!!」
プフ「人間風情が、王の何を理解出来ると言うのです」
コムギ「種族は関係ないす。 レイヤーは種の壁を越える事が出来るのですから」
350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:49:49.60 ID:5mEkTyXE0
プフ「……」
ピトー「このおでん缶、すっごく美味しいニャ」ハフホフ
ユピー「つか結局秋葉原だもんな、俺らが今いるところ」
コムギ「敵地のド真ん中す」
プフ「王……」
ユピー「王を失った俺らに、道なんざ残ってねえってか」ピコピコ
ピトー「ニャんだかんだでボク達、この街に馴染んでるけどニャ」
ユピー「もうこのテのゲームはやり尽くしたぜ俺」
プフ「ギャルゲー中毒ですね」
ピトー「このおでん缶、すっごく美味しいニャ」ハフホフ
ユピー「つか結局秋葉原だもんな、俺らが今いるところ」
コムギ「敵地のド真ん中す」
プフ「王……」
ユピー「王を失った俺らに、道なんざ残ってねえってか」ピコピコ
ピトー「ニャんだかんだでボク達、この街に馴染んでるけどニャ」
ユピー「もうこのテのゲームはやり尽くしたぜ俺」
プフ「ギャルゲー中毒ですね」
354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:54:57.43 ID:5mEkTyXE0
コムギ「あの~、そろそろコミケの参加登録の申し込みをした方が」
ピトー「参加者数は?」
プフ「……四人、でしょう」
ユピー「何で強制スキップ機能ねえんだよこのクソゲー」
コムギ「……」シュン
ピトー「もう仕方がないニャ。 王が戻ってくるまではボクでボクを叱咤するしか……」ペチッ
プフ「では、オンラインで申し込みますね」カタカタ
コムギ「総帥様……」
ピトー「参加者数は?」
プフ「……四人、でしょう」
ユピー「何で強制スキップ機能ねえんだよこのクソゲー」
コムギ「……」シュン
ピトー「もう仕方がないニャ。 王が戻ってくるまではボクでボクを叱咤するしか……」ペチッ
プフ「では、オンラインで申し込みますね」カタカタ
コムギ「総帥様……」
358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 19:58:22.01 ID:5mEkTyXE0
「何だおぬしら、こんな路地裏で疲弊しきった顔をしおって」
コムギ「え」
ピトー「その御声は……!?」ガタッ バシャッ
プフ「熱ゥッ!!?」
ユピー「………お、おお、」
メルエム「余の護衛軍に、そのようなシケた面構えの部下などおらぬわ」
コムギ「そ、総帥さ――――」
「「「おおおおおおおおおおおおおっっっ!!!! 王ッ!!!」」」
360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 20:04:09.22 ID:5mEkTyXE0
ユピー「王!!! ご無事でっっ!!!」
プフ「我が王、このシャウアプフ、王の御生存を心から信じておりました……」ポロポロ
ピトー「お、王!! さっそくで申し訳ないのですが―――」
バチィ!!!!
メルエム「阿房が。 余に命令するとはどういう了見だ」
ピトー「何という至福……!! 何という慈悲……!!」ズキズキ
コムギ「そ、総帥ざま……よがっだっす、うう……」ポロポロ
メルエム「……時におぬしら、」
プフ「はっ」
メルエム「何故このような場所にいるのだ?」
プフ「我が王、このシャウアプフ、王の御生存を心から信じておりました……」ポロポロ
ピトー「お、王!! さっそくで申し訳ないのですが―――」
バチィ!!!!
メルエム「阿房が。 余に命令するとはどういう了見だ」
ピトー「何という至福……!! 何という慈悲……!!」ズキズキ
コムギ「そ、総帥ざま……よがっだっす、うう……」ポロポロ
メルエム「……時におぬしら、」
プフ「はっ」
メルエム「何故このような場所にいるのだ?」
361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 20:06:57.23 ID:5mEkTyXE0
プフ「は……? いえ、それは」
ユピー「王なら必ずや、ここへ来られると思った次第で……」
ピトー「王御自身が野望を抱かれたのもこの地にございます故」
メルエム「野望?」
ユピー「………王」
プフ(まさか……)
ピトー(御記憶が……!?)
コムギ「……総帥様、何にも覚えてねえすか?」
メルエム「おぬしらの事は覚えておった。 しかし……」
ユピー「王なら必ずや、ここへ来られると思った次第で……」
ピトー「王御自身が野望を抱かれたのもこの地にございます故」
メルエム「野望?」
ユピー「………王」
プフ(まさか……)
ピトー(御記憶が……!?)
コムギ「……総帥様、何にも覚えてねえすか?」
メルエム「おぬしらの事は覚えておった。 しかし……」
363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 20:10:27.89 ID:5mEkTyXE0
プフ「では、如何様にしてここへ……?」
メルエム「わからぬ。 目を覚まし、当てもなく歩いていたらここへ辿り着き、
今ここでおぬしらを見つけたのだ」
ユピー「無意識に秋葉原へ……?」
ピトー(何という……骨の髄まで染み込んでいらっしゃる……オタク精神が)
プフ「では王、その背中の……」
メルエム「? これか」ガサッ
ユピー「リュックサック……」
ピトー「そのバンダナに、リュックから飛び出ているビームサーベルは……?」
メルエム「わからぬ。 だが、やらねばならぬ気がしたのだ、この格好を」
メルエム「わからぬ。 目を覚まし、当てもなく歩いていたらここへ辿り着き、
今ここでおぬしらを見つけたのだ」
ユピー「無意識に秋葉原へ……?」
ピトー(何という……骨の髄まで染み込んでいらっしゃる……オタク精神が)
プフ「では王、その背中の……」
メルエム「? これか」ガサッ
ユピー「リュックサック……」
ピトー「そのバンダナに、リュックから飛び出ているビームサーベルは……?」
メルエム「わからぬ。 だが、やらねばならぬ気がしたのだ、この格好を」
370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 20:15:10.26 ID:5mEkTyXE0
プフ(おお……我が王、御記憶を喪失なさっても何一つ変わっておられぬ……!)
ピトー(むしろ悪化していらっしゃる……!)
ユピー(それでこそ、我らが指標……!!)
コムギ「総帥様が何にも覚えておらぬというのですたら、」
メルエム「?」ケホ…
コムギ「またワダす達が一からご教授いたすます!」
ピトー「これからも私共が三人が王の手足となり、」
プフ「王の望むもの全て手に入れ、」
ユピー「王の望み全て叶えまする」
ピトー「何なりとお申しつけ下さいませ」
メルエム「………。 左様か」
ピトー(むしろ悪化していらっしゃる……!)
ユピー(それでこそ、我らが指標……!!)
コムギ「総帥様が何にも覚えておらぬというのですたら、」
メルエム「?」ケホ…
コムギ「またワダす達が一からご教授いたすます!」
ピトー「これからも私共が三人が王の手足となり、」
プフ「王の望むもの全て手に入れ、」
ユピー「王の望み全て叶えまする」
ピトー「何なりとお申しつけ下さいませ」
メルエム「………。 左様か」
376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 20:19:21.75 ID:5mEkTyXE0
メルエム「………」ザッ
ピトー「王?」
ユピー「どちらへ?」
メルエム「……ここはどこだ?」
プフ「はっ、秋葉原にございまする」
メルエム「うむ」コホ…
コムギ「……あんれ、総帥様。 お風邪を?」
メルエム「半年前からな、ここ最近ひどくなってきている」
ピトー「! では私めが」
メルエム「良い」
メルエム「とりあえずは、秋葉原だ。 行くぞ」
護衛軍「「「はっ、仰せのままに!」」」
ピトー「王?」
ユピー「どちらへ?」
メルエム「……ここはどこだ?」
プフ「はっ、秋葉原にございまする」
メルエム「うむ」コホ…
コムギ「……あんれ、総帥様。 お風邪を?」
メルエム「半年前からな、ここ最近ひどくなってきている」
ピトー「! では私めが」
メルエム「良い」
メルエム「とりあえずは、秋葉原だ。 行くぞ」
護衛軍「「「はっ、仰せのままに!」」」
378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 20:20:28.74 ID:5mEkTyXE0
ちょっとした悪ふざけで書いただけなのに……やっぱ即興でSSはムズイ
駄作すまんかった、終わりでござる
駄作すまんかった、終わりでござる
379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 20:20:50.89 ID:dnS1h+Q+0
乙!
面白かった
面白かった
381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/21(水) 20:21:45.13 ID:UbMtmgGK0
おつかれちゃん
即興でこれはすごいと思うわ
即興でこれはすごいと思うわ
引用元: メルエム「今日は秋葉原に行くぞ」護衛団「は、仰せのままに!」
キルア「進撃の巨人ゲーム?」
2019-06-14
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 21:20:42 ID:4NP5otxY
キルア「小遣いくれるって言ったから わざわざ戻ったのに ゲームかよ」
ミルキ「このゲームは ただのゲームじゃない」
ミルキ「まあ俺にかかれば楽勝にクリアだがな」
キルア「早く約束の 2000万ジェニーくれよ」
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3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 21:26:04 ID:4NP5otxY
ミルキ「このゲームには ハンターライセンスが必要だ」
キルア「兄貴 ライセンス持ってねえもんな」
ミルキ「いちいち堪に障る奴だな 早くライセンス出せよ」 ムカムカ
キルア「2000万ジェニー」
ミルキ「いつもの口座に振り込んでやる」カチャカチャ
キルア「で…ライセンスがいるって事は グリードアイランドみたいなもん?」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 21:30:44 ID:4NP5otxY
ミルキ「原理は同じだ 念を使ってゲームの中に入る」
ミルキ「ゲーム中に死ねば 本体の人間も死ぬ」
キルア「ふーん」
キルア「兄貴と一緒にゲームって言うのは 気が進まないけど」
キルア「面白そうだから 俺も参加するわ」
ミルキ「頼んでねえぞ」
キルア「いいじゃんか あっ金半分返すからさ」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 22:04:25 ID:4NP5otxY
ミルキ「邪魔だけはするなよ」
キルア「はいはいっと」
ライセンス差し込む
キルア「じゃあ 早速」 シュワ
ミルキ「先に行くなよ」シュワ
ピカッ
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 22:07:47 ID:4NP5otxY
―進撃の巨人ゲーム中―
キルア「ふぅん ほんとグリードアイランドみたいだな」
キルア「兄貴いないけど…まあ いいか」
キルア「にしても 周りは草原だし…誰もいないじゃん」
キルア「あっ! ゲームの内容聞くの忘れた」
ドドドドドド
キルア「?」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 22:10:12 ID:4NP5otxY
キルア「でかっ!!あれ人間かよ!?」
キルア「ああ…進撃の巨人だから、あれが巨人かぁ」
キルア「でも走り方 気持ち悪!」
ドドドドドド
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 22:14:57 ID:4NP5otxY
巨人「ウガァ…」 バンッ
キルア「何だ?口あけて」 ヒョイッ
巨人の頭に乗る
キルア「うーん 見渡す限り 草原しか見えないなぁ」
巨人「ウガァ」 バンッ
キルア「こんな ノロマに捕まらねえよっと」
キルア「とりあえず倒しておくか」 シュッ
バキィ!
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 22:19:55 ID:4NP5otxY
巨人「…ウガァ」
キルア「顔半分吹っ飛んだのに…まだ生きてる」
「ちょっと そこの子供!!危ないよ!!」
キルア「ん?」
ハンジ「っていうか 子供が素手で巨人に挑むなんて!!」
ハンジ「見ていて危ないけど…すっげえな君!!!!まるで奇行種に出会ったみたいだよ」 ハアハア
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 22:24:36 ID:4NP5otxY
キルア「なんだ このオバサン…」
パシュ クルクルクルクル ズサッ
巨人「」ドサッ
リヴァイ「おい…クソ眼鏡…これは どういう状況だ?」
キルア「あっ 巨人の弱点…もしかして項?すげえ回転切り」
リヴァイ「おいガキ…てめえは なんで ここにいる」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 22:32:53 ID:4NP5otxY
キルア「あっ…俺?」
ハンジ「この子供凄いんだよ!!巨人をキックして 顔半分吹っ飛ばして」
リヴァイ「信じられねえが…それは俺も見ていたが」
ハンジ「ねえ君!!人間!?どうやって そんなキックができるの!?」
キルア(ゲームキャラに説明すんのも 面倒くさいな)
キルア「体 鍛えたから」
ハンジ「すっげえ強いな!!人間技とは思えないよ!!反射神経も半端ないし!!」 ハアハアハア
キルア「ねえオジサン…このオバサンさっきから気持ち悪いんだけど」
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/20(日) 23:32:05 ID:4NP5otxY
リヴァイ「クソ眼鏡が 気持ち悪いのは否定はしないが(オジサン?)」
ハンジ「プッ クスクス リヴァイがオジサンだってさ」 アハハ
リヴァイ「お前もオバサンだろうが」
キルア(どっちもどっちだと思うけど)
ハンジ「で…君はなんで壁外に?」
キルア(壁外?ああ…そんな設定なんだろな)
キルア「覚えてないんだけど…兄とはぐれて」 ブリッコ
ハンジ「お兄さんと!?」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 00:07:33 ID:M9FURzME
ハンジ「そうか…(お兄さんがいないって事は捕食されたんだろうな)」 シンミリ
キルア「…」 ジー
リヴァイ「なんだ?」
キルア「兄貴に似ているような…」
リヴァイ「そうか…(兄は捕食されたんだろうな)」
シーン
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 00:18:40 ID:M9FURzME
ハンジ「リヴァイを兄だと慕ってくれていいからね」 グスッ
リヴァイ「必ず家まで送り届けてやる」
キルア(この雰囲気…兄貴死んだと思ってるんじゃね?)
キルア(兄貴とりあえず見つけないと ゲームクリアが分からないよな)
キルア「兄貴探したいし とりあえず一緒に行動するわ」
ハンジ(お兄さん探すって…不憫) グスッ
21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 00:24:44 ID:M9FURzME
―――
キース「貴様は何者だ?」
ミーナ「はっ!豚小屋出身の家畜以下です!!」
一同(豚小屋…) チラッ
ミルキ(おい…)
ミルキ(なんで俺が こんな所に…)
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 00:35:21 ID:M9FURzME
―――
夕食時
コニー「笑っちゃいけないのは分かってるんだけどさ」
コニー「俺『豚小屋出身の…』の時 思わず吹きそうになったぜ」
ジャン「あ?あいつだろ」 チラッ
ミルキ「…」
ジャン「この食糧難に…なんで あんなに肥えてやがるんだ?」
マルコ「ジャン…聞こえるよ」
ジャン「はぁ?さっきから空になった皿見て呆然としてるから平気だろ」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 00:43:02 ID:M9FURzME
ミルキ(クソ不味いスープにパン…)
ミルキ(肉とかねえのかよ) グウー
ミルキ(早いとこ ゲームクリアして…ズラからねえと) グウー
ミルキ(キルアの野郎…どこに居てるんだ?) グウー
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/21(月) 22:13:18 ID:M9FURzME
ミルキ「おい!お前…そこのお前だよ」
ミルキ「金やるから パンよこせ」ガサガサ
サシャ「へ?」
ミルキ(チッ ゲーム入る前にポケットに入れてた金…ねえじゃないか)
サシャ「お金より私は パァンの方が欲しいです」
ミルキ「チッ」
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 18:59:21 ID:uU/v3kMw
―――
コニー「すげえよな あのミルキって奴」
コニー「姿勢制御訓練の時、重すぎて支柱しなっていたよな!」
ジャン「肥えすぎだろ」
コニー「でもさ 動きは早いんだよな~ 対人格闘とか敵わねえしよ」
ジャン「あれじゃ兵士無理だろ…立体起動のワイヤー切れるんじゃねえのか?」
マルコ「でも…ミルキ だんだん痩せてきたよ?」
コニー「訓練キツイわ 飯少ねえわ だと痩せるだろ」
27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 19:03:57 ID:uU/v3kMw
ミルキ(俺は…何やってんだよ)
ミルキ(っていうか ハンターライセンスねえと 現実世界に戻れねえ)
ミルキ(キルアの野郎!!どこに行ってやがるんだよ!!) グー
ミルキ「チクショウ!!チクショウ!!」
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 19:13:07 ID:uU/v3kMw
―――
キルア「♪」 ヒュン ヒュン
キルア「これいいじゃん♪団長さん 最高!!」
エルヴィン「ハハハ 君は本当に凄い逸材だよ キルア」
エルヴィン「立体起動は使いこなすし 戦闘にも長けている」
キルア「でも いいのかよ 俺 兵士じゃないぜっ」
エルヴィン「上層部も納得済みだよ、是非 人類の為に力を貸して欲しい」
キルア「ふーん」
ハンジ「リヴァイより強い人間がいるなんて、しかも子供!」
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 19:18:13 ID:uU/v3kMw
ハンジ「ウォールマリア奪還も夢じゃないよ!」
エルヴィン「ああ」
キルア「ウォールマリア?」
エルヴィン「ああ…キルアは記憶喪失だったな」
エルヴィン「この世界は 3つの壁で囲まれている」
ハンジ「キルアと初めて会ったのは 壁の外だよ」
キルア「ああ…壁の外には巨人がいるんだっけ?」
キルア「あの弱っちいの」
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 19:26:40 ID:uU/v3kMw
エルヴィン「巨人が弱い とはね」
ハンジ「いやぁ 君と出会えて最っ高に嬉しいよ!!」
キルア(巨人って念も使えない ただのデクノボウじゃん)
キルア(ゲームクリアは そのウォールマリア奪還ってヤツか?)
リヴァイ「どうだ?立体起動の調子は?」
キルア「超最高」 ヒュン ヒュン
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 19:30:27 ID:uU/v3kMw
キルア「ねえ 兄貴見つかった?」
リヴァイ「いや…」
キルア「超デブのブタ君なんだけどさ」
リヴァイ(不憫だな…)
キルア「あいつの事だし、どっかで飯食ってんじゃねえかな」
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 19:40:09 ID:uU/v3kMw
ハンジ(キルアは記憶喪失で…お兄さんは生きてると思ってるんだね)
ハンジ(不憫…)
シーン
キルア「いや…だから何度も言うけど 生きてるって」
エルヴィン「…キルア 君にこれをあげよう」 パサッ
キルア「何…このマント」
エルヴィン「自由の翼だ」
キルア「え?ガキじゃねえし…マントで遊ばねえし」
エルヴィン「君は自由を手に入れる力がある…前を向いて進んでいこう」
キルア(もしかして…慰められてるのかよ)
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 19:46:47 ID:uU/v3kMw
キルア「そのウォールマリアだっけ?奪還してもいいけど」
キルア「兄貴見つからないと帰り方わかんねえし」
キルア「とりあえず めっちゃブタいたら 連れてきてよ」
ハンジ「うんうん 見つけてあげるからね」
キルア(探す気ねえだろ)
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 20:07:58 ID:uU/v3kMw
―――
ミルキ(このゲーム内では…あれから ずいぶん年月が経った)
ミルキ(ゲーム内での1年は 現実世界での1日)
ミルキ(訓練なんか辞めて 町にでるべきだった)
ミルキ(だが…ゲームクリアのキーマンとなる者は 訓練兵と聞く)
ミルキ「誰なんだよ!!」
ジャン「あ?嫌味か それは…」
ジャン「誰って…お前だろうが…首席は」
ミルキ「?」
ミカサ「ミルキが一番…私が二番…力が及ばなかった」
37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 20:14:09 ID:uU/v3kMw
ミカサ「よって 私はあなたをブタと心で呼ぶのをやめよう」
アルミン「ミカサ…(ブタって呼んでいたんだね)」
エレン「おいミカサ ミルキは もうブタじゃねえよ」
エレン「すっかり細くなったな!!ミルキ」
ミルキ「あぁ?殺されてえのか?」
エレン「ミルキの毒舌にも すっかり慣れたぜ」
エレン「お前は憲兵向きじゃねえよ」
エレン「調査兵団に入ろうぜ!」
38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 20:38:56 ID:uU/v3kMw
ミルキ「いや…俺は
エレン「俺は調査兵団に入り 巨人を駆逐する」 キラッ
ミルキ「ん? お前…そのカギ…」
ミルキ(もしかして こいつが主人公か?)
ミルキ(主人公が持つという 地下室の鍵…)
エレン「おいミルキ?」
ミルキ「俺も調査兵団に入ってやる」ニヤ
ミルキガ チョウサヘイ? シュセキダロ?
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 22:52:25 ID:uU/v3kMw
―――
カンカンカン
エレン「おい!ミルキ!調査兵団が帰ってきたぞ!」
ミルキ(俺は何で こいつと馴染んでるんだ…) チッ
エレン「あれが…人類最強の兵士…リヴァイ兵長か…って…あれ?」
ミルキ(んん!?)
エレン「ミルキ…お前…すげぇ似てるな!!」 ビックリ
「見て あの訓練兵…リヴァイ兵長にそっくり」
ガヤガヤガヤ
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 22:59:09 ID:uU/v3kMw
ミルキ(あれは…キルア!?)
「あの…リヴァイ兵長の弟さんですか!?」
「あなたも 強そうだ これは人類に希望が持てる!!」
ミルキ「うるせえな!!おい!!どけよお前ら!」
ミルキ「キルア!!」
エレン「キルア?」
ミルキ「チクショウ!!ここからじゃ聞こえねえか!!」
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 23:05:37 ID:uU/v3kMw
ハンジ「毎度の事ながら 君の人気は凄いね、リヴァイ」
リヴァイ「…」
ハンジ「今日は特に 民衆が騒いでるよ」
キルア「ふーん、そうゆうもん?」 パカラパカラ
ハンジ「キルアもその内 名前が知られるよ」
ハンジ「なんたって 今回の壁外調査の討伐数だけで 17体だよ?」
キルア「巨人って 騒いでる割に 数少ねえのな」
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/22(火) 23:09:51 ID:uU/v3kMw
ハンジ「壁外調査は なるべく巨人との戦闘を避けるからね」
ハンジ「皆 キルアみたいに強くはないんだよ?捕食されてしまうリスクを避けるんだ」
キルア「捕食ねえ」
ハンジ「今回は リヴァイとキルアの活躍で 兵士は無償で帰れたよ」
キルア「ふーん」
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/23(水) 23:54:02 ID:Q9ekxIlo
―――
ミルキ「エレンが喰われた…だと?」
アルミン「…」
ミルキ(主人公 エレンじゃねえのかよ)
ミルキ(超大型巨人が現れて…俺が後方にいた間に)
ミルキ(じゃあ ここにいる意味ねえだろ…)
ミルキ(チッ ガスはもうすぐ無くなる)
46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 21:15:35 ID:ACj6eXiI
ミルキ「巨人なんて弱っちいのに、喰われるなんてな」
ミルキ(主人公だろ?)
アルミン(僕を助ける為に…エレンは…)
ミカサ「ミルキ…巨人が弱いと言うのなら」
ミカサ「この状況を あなたなら救えるというの?」 ギロッ
ミルキ「ぁあ!?」
47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 21:20:23 ID:ACj6eXiI
ミカサ「できもしないのに…エレンを侮辱した」
ミカサ「よって あなたにはしかるべき制裁が必要」 ジャキ
ジャン「やめろ!!お前ら!!んな事をしてる場合かよ!!」
ジャン「ガスの補給をしようにも…本部は巨人がウロチョロしてやがる」
ジャン「あいつらを どうにかしねえと…俺らは戻れねえ!!」
ジャン「こんな時に争うんじゃねえよ!!」
48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 21:26:52 ID:ACj6eXiI
ミルキ「あいつらを一掃すればいいんだな」ジャキ
ミルキ「お前ら俺を雇うだけの金もねえくせに…チッ」
マルコ「え?ミルキ…ガスも足りないのに 無茶だ!自殺行為だよ!!」
ミルキ「うるせえな」 シュッ
ジャン「ミルキ!!!!」
49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 22:04:39 ID:ACj6eXiI
―――
コニー「なあ…ミルキが巨人一掃してるよな」
マルコ「うん…」
コニー「なんで あいつ あんなに強いんだよ」
コニー「俺がバカだから わからねえんじゃないよな?」
マルコ「救世主…」
ジャン「はあ?」
51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 22:11:28 ID:ACj6eXiI
マルコ「あっ…いや ミルキがいたら 世界を救えそうな気がしたんだ」
ジャン「救世主ねえ…口の悪い救世主様だな」
マルコ「でも…凄いよね なんか こうオーラを感じるよ」
ジャン「オーラねえ」
ジャン「まあ…でも この最悪の状況は打破できたな」
52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 22:16:58 ID:ACj6eXiI
ミカサ(マルコの言ってる事は一理ある)
ミカサ(何故なら ミルキの周りが白く…エネルギーに満ちている)
ミカサ(私には見える)
アルミン「ミルキ…凄いね」
ミカサ「ミルキはエレンを侮辱した…でも…」
ミカサ「皆を救ったのも事実」
ミカサ「よって…私はミルキに謝罪しよう」
53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 22:31:58 ID:ACj6eXiI
―――
ミルキ「なあ」 シュタッ
ミルキ「巨人一掃してたら なんか その内の一匹からエレン出てきたぞ」
一同「!!!!!!」
ミカサ「ぇ…エレン!!エレン!?」 ダダッ
ミカサ「ぅ…うわぁーん!!」 ダキシメル
アルミン「え? え?」
ミルキ「項削いだ時に出てきたが…」
ミルキ「もうちょい深く削いでたら 死んでたかもな」
ミルキ(危なかったじゃねえか)
54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 22:36:06 ID:ACj6eXiI
ミルキ「なんで巨人の項に 人がいるんだよ?」
ミルキ「誰か説明しろ…お前知らねえか?」 ジロッ
アニ「」
アニ「なんで私に聞くんだよ?」
ミルキ「お前が一番 冷静に見えたからな」
アニ(何…こいつ…)
アニ「知るはずないじゃない」
55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 23:11:08 ID:ACj6eXiI
ベルトルト「そんな事を…説明できる人なんていないんじゃないかな」
ミルキ「お前…誰だっけ?」
ベルトルト「」
ミルキ「お前らが恐れてる 超大型巨人や鎧の巨人も同じじゃないのか?」
ミルキ「項に人がいる」
アニ「…推測にすぎないね」
ミルキ「ああ今はな…まあ俺にかかれば明らかになる」フン
56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 23:17:00 ID:ACj6eXiI
ミルキ「とりあえず腹減ったし 俺は戻るぞ」 ヒュン
ジャン「あいつ…ほんと訳わかんねえ奴だな」
アニ「…」
ミカサ「なんでもいい…エレンが無事なら」
57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 23:24:11 ID:ACj6eXiI
―――
ペトラ「兵長!増援を集めてきました!」
キルア「もう終わったけど?」
リヴァイ「今回も怪我人はゼロだ」
ペトラ「凄いですね!!先日から 兵士は誰も捕食されていませんね!!」
リヴァイ「キルアが戦果をあげている」
エルヴィン「リヴァイ!」
エルヴィン「戻るぞ…様子がおかしい」
58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 23:28:11 ID:ACj6eXiI
リヴァイ「?」
エルヴィン「五年前と同じだ…」
エルヴィン「壁が破壊されたかも知れない」
リヴァイ「!?」
キルア「またかよ」
エルヴィン「急いで戻るぞ」 ヒヒーン
リヴァイ「ああ」
59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/25(金) 23:32:28 ID:ACj6eXiI
―――
リヴァイ「おい…ガキ供…これは どういう状況だ!?」
ミカサ、エレン、アルミン「…」
キルア「お?巨人がいるかと思ったけど…いないじゃん」 シュタ
ミカサ「それは…
ミルキ「キルアぁぁぁ!!」
60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 00:17:06 ID:BP0rzAC6
キルア「へ?」
ミルキ「お前!!どこをほっつき歩いてんだよ!!」
キルア「ん?兵長が二人?」
キルア「ああ…ゲームだから バグった とか」
ミルキ「るせえな!!俺が今まで どんだけひもじい思いをしたか分かるか!!」
キルア「ひもじい?……」
ミルキ「チクショウ!!俺だ!!わからねえのか!?」
61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 00:20:36 ID:BP0rzAC6
キルア「もしかして…兄貴?」
ミルキ「イライラさせんなよ!!」
リヴァイ「兄が生きていたのか?」
キルア「んー だいぶ別人なんだけど」
キルア「痩せたな!」グッ
ミルキ「軽く言うなよ!!」
68: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 20:53:12 ID:BP0rzAC6
ミルキ「お前がいないから!俺は帰れねえだろうが!」
キルア「あっ そうなの?」
ミルキ「ライセンスねえと 帰れないんだよ!!」
キルア「ふーん」
キルア「にしても…ププッ 今まで何してたんだよ?えらい痩せたじゃん」
リヴァイ「キルアの兄は 訓練兵だったのか…」
69: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 21:00:09 ID:BP0rzAC6
キルア「ブッ…訓練兵!!」
キルア「兄貴 訓練兵なんだ!(笑)」
ミルキ「…殺すぞ」
キルア「まあまあ いいじゃん 訓練きつくて痩せれたんだろ?」
ミルキ「訓練なんてな 親父に仕込まれた修行に比べたら 屁でもないわ!!」
ミルキ「飯だ飯!菓子もねえし!ジュースもねえし!」
70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 21:06:07 ID:BP0rzAC6
キルア「あー笑いすぎて腹いてえ!!」
ミルキ「…」
シュタッ
ハンジ「おっ!!リヴァイ!どう?やっぱり壁壊されてた!?」
ミルキ「俺はリヴァイじゃねえ」
ハンジ「ん?」
71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 21:09:31 ID:BP0rzAC6
ハンジ「え?大丈夫かよ!!リヴァイ…頭でも打った?」
ハンジ「そういえばリヴァイ…背ぇ伸びた!?」
ハンジ「ハッ もしかして巨人に引っ張られて伸びた…とか?」
ハンジ「それなら是非とも話を聞かせて欲しい!!今後の研究の為にも!!」 ハアハア
72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 21:16:18 ID:BP0rzAC6
ゴンッ!
ハンジ「」
キルア「すげえ兵長の頭突き…」
キルア「兵長って 身長の話タブーなんだ」
リヴァイ「…」 プイッ
キルア「確かに似てるよな~兄貴と兵長」 マジマジ
リヴァイ「他人の空似だろうが」
73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 21:21:29 ID:BP0rzAC6
ハンジ「え!?キルアのお兄さん!?」 ムクッ
キルア「すっげえタフだな この人」
ハンジ「ええ!?見つかったの?生きてたの!?」
ハンジ「訓練兵…?」
イアン「彼の活躍で この作戦において、兵士は1人も捕食されていない」
ハンジ「おっ イアン久しぶり!」
74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 21:25:24 ID:BP0rzAC6
キルア「へえ~兄貴やるじゃん」
キルア「普段引き込もってゲームばっかりなのにな!」
キルア「俺、尊敬するわ」 ニヤニヤ
ミルキ(ぜってえ殺す!キルア!)
ハンジ「兄弟揃って強いんだね」
ミカサ「あの」
75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 21:33:32 ID:BP0rzAC6
イアン「なんだ?アッカーマン」
ミカサ「エレンを忘れないで欲しい」
ミカサ「巨人化したエレンの体力が限界…よって然るべき治療と休息を」
全員(ミルキに注目しすぎて…忘れていたな)
76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 23:01:02 ID:BP0rzAC6
―――
ミルキ「とりあえず一旦戻るぞ」
キルア「えぇ~ 面白くなってきたじゃん」
ミルキ「俺は…コーラが飲みたい」
キルア「コーラかよ」
ミルキ「スナック菓子も食いたい!!分かるだろ!!見ろ…手が震えてきている」
キルア「へえー」
ハンジ「おーい キルア!審議所行くよ」
77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 23:03:54 ID:BP0rzAC6
キルア「あっ 悪い!兄貴 また後で!」タタタッ
ハンジ「ほらほら早く」
ミルキ「おい!こら!キルア!!」
78: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 23:12:58 ID:BP0rzAC6
キルア「審議所って…例の巨人になれる奴の審議?」
ハンジ「そうそう…巨人化して岩で穴を塞いだ訓練兵ね」
ハンジ「んー あの時 あの場所に私達もかけつけたんだけど…」
ハンジ「いまいち どの子がエレンか覚えてないんだよね」 ハハッ
キルア「ああ~ 皆 あの時兄貴に注目しすぎだろ」
ハンジ「そうそう リヴァイが2人いて びっくりだよ」
キルア(あっ…また兄貴に ゲームクリアの話を聞くの忘れたじゃん)
79: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 23:17:32 ID:BP0rzAC6
ハンジ「多分 エレンは 調査兵団預かりになるはず」
キルア「ふーん」
ハンジ「そうなる様に演出を考えたから」
キルア「ふーん」
キルア(巨人になれる奴…主人公とか?)
キルア(影薄くね?)
80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 23:26:37 ID:BP0rzAC6
―――
オルオ「旧調査兵団本部…このデカイお飾りが お前を囲っておくには 最適の物件になるとはな…」パカパカ
エレン「…」 パカパカ
オルオ「おい…調子に乗るなよ!!新兵!」
オルオ「お前みたいなションベン臭いガキンチョに…リヴァイ兵長が つきっきりになるな ガリッ
オルオ「ウオゥオォォォ!!!!!!」 ブシュッ
キルア「ダサっ!」
81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 23:31:36 ID:BP0rzAC6
キルア「ねえ…この人 舌かんだんだけど」
ペトラ「うん 気にしなくていいわよ」
オルオ「」
キルア「全く気にしてねえけど 単にカッコ悪い」
オルオ(くそっ!!このクソガキがぁ!! くそっ!!しゃべれねぇ!!) ダラダラ
82: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/26(土) 23:35:19 ID:BP0rzAC6
―――
キルア「エレンだっけ?」
エレン「はい!」 バッ←敬礼
キルア「あっ…別に敬礼とかいいし」
83: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 23:09:45 ID:GofmOVGI
キルア「1つ言っておくけど 俺、兵士じゃねえし」
エレン「え!?でも調査兵団の精鋭部隊に…」
キルア「うーん 成り行き?」
キルア「まあ それは置いといてさ」
キルア「巨人になれるのって 誰でもなれるもん?」
エレン「少なくとも俺の周りにはいないし…俺がどうして巨人化できるのかも分からない」
キルア「ふーん」
キルア(やっぱり こいつが主人公だよな)
84: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 23:14:08 ID:GofmOVGI
キルア「じゃあさ、聞くけど…何か望みとかある?(ベタだけど 願い事叶えたらゲームクリアとか)」
エレン「俺の望みは…巨人を駆逐する事しか考えていない」
キルア「自分、駆逐できんの?」
エレン「」
85: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 23:20:23 ID:GofmOVGI
キルア「もっと具体的にないの?」
エレン(子供だよな? なんだ この威圧感…尋問?)
エレン「シガンシナ区にある…俺の家の地下室に行く事かな」
エレン「地下室にさえ行けば…巨人の謎が分かる と親父が言ってた…」
キルア「それだ!!」
エレン「!!」 ビクッ
エレン「え…それ?」
キルア「あっ こっちの話」
86: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 23:25:52 ID:GofmOVGI
キルア「よし!行くか そのシガンシナ区」
エレン「え!?」
エレン「いや…シガンシナ区に行くには ウォールマリアを奪還しないと」
キルア「ウォールマリア…ハンジが言ってたな」
キルア「うん、なんか繋がったわ」
エレン(分隊長を呼び捨て!?)
87: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 23:31:09 ID:GofmOVGI
キルア「だいたい分かった、あっ!もう自分いいわ」
エレン(ぇえ!?)
エレン(なんか調査兵団って 変わり者すげえ多いよな)
キルア「んじゃあ!」
88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/27(日) 23:41:39 ID:GofmOVGI
―食堂―
バンッ
キルア「いたいた!兵長」
リヴァイ「…なんだ?」
キルア「ウォールマリアって どうやったら行けんの?」
オルオ「ブフッ!!!!」
ペトラ「オルオ汚い…お茶吹くの止めてくれない?」
オルオ「ゲホッ グホッ いや…だってな このガキンチョが 『ちょっと近所行ってきます』みてえに言うからな」
ペトラ「仕方ないでしょ?キルアは記憶喪失で この世界の事が分かっていないんだから」
オルオ「それにしてもだな!」
92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:30:43 ID:5ItkumtQ
ペトラ「ウォールマリアが破壊されたから…シガンシナ区に行くのは容易ではないのよ?」
ペトラ「シガンシナ区に行く為には、ルートを考えて少しずつ進まないと」
オルオ「いいか!?ガキンチョ!!お前には分からないか?」
オルオ「何故分からないか分かるか?それはお前が俺の域に達していないからだ」
キルア「今日は舌を噛まずに言えたじゃん」
オルオ「」
ペトラ「オルオはともかく 危険よ?キルア」
93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:36:22 ID:5ItkumtQ
オルオ「フッ ペトラ、こんなガキに言っても理解できないだろう」
オルオ「なるべく巨人との戦闘は避ける…これが壁外で死なないコツだ」
キルア「ふーん 怖いんだ」
オルオ「お前は知らないから教えてやろう…何故俺が精鋭と呼ばれているのか」
オルオ「俺の巨人討伐数は39体…どうだ?ションベンちびったか?」
94: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:39:22 ID:5ItkumtQ
キルア「え!?まじ!?」
オルオ「どうだ?ビビったか!?」
キルア「少なっ!!」
オルオ「」
キルア「巨人と遭遇しない様にとか、戦闘を避けるだの言ってる限り」
キルア「何年かかっても、ウォールマリア奪還なんて無理なんじゃねえの?」
95: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:45:12 ID:5ItkumtQ
リヴァイ「キルア…お前の言う事は最もだな」
リヴァイ「だが…兵士を死なせる訳にはいかない」
リヴァイ「お前に実力があるのは認める」
リヴァイ「今度の大規模壁外遠征での活躍しだいによっては…上に進言してやろう」
キルア(勝手に話を決めるなって兄貴怒るかもな)
キルア(まあ…構わないな、全然) ニヤリ
キルア「OK その話乗った」
96: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/28(月) 23:52:07 ID:5ItkumtQ
―大規模壁外遠征―
ドドドドド
ペトラ「兵長!!指示を!!」
エルド「指示を下さい!!」
オルオ「あいつは危険です!俺達が殺るべきです!!」
グンタ「兵長!!」
エレン「また…仲間が…俺がやります!」
キルア「じゃあ そろそろ」 シュッ
100: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 18:55:54 ID:yiZ4G9YI
キルア「…」 ヒュン
ペトラ「え!?もしかして キルア、戦うの!?」
オルオ「兵長!!いいんですか!?」
キルア「あっ!兵長ー!!俺一人でいいから」 ヒュン
キルア(こいつ他の巨人と比べて早えな) ヒュン
キルア(まっ…他の巨人と比べて…だけど) ニヤッ
106: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 20:48:22 ID:yiZ4G9YI
キルア(スピードをあげて近づくか)ギュイイイン
女型「!」
キルア「項 狙い♪」 シュッ
ガキィン!
キルア「?」
キルア(項が硬貨した?)
女型「…」 ブンッ!
キルア(そんなパンチ当たらねえよ!)
107: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 20:56:40 ID:yiZ4G9YI
キルア(ふーん 硬貨できる能力か…) ヒュン
キルア「…」 ギュイイイン
ヒュン! ザシュ! ザシュ! ヒュン! ザシュ!
キルア(削ぎまくって、硬貨で防ぐ時間なんて与えねえよ!) ザシュッ
ギュイイン
女型(何?早すぎて見えな…い)
ヒュン!ザシュ!!ザシュ!!
ペトラ「兵…長 キルアを目で追う事が できません」
108: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 21:02:48 ID:yiZ4G9YI
女型(いちかばちか…!!) ガシィ!
キルア「おわ!(ワイヤー掴んだ!?)」
キルア「っていうか…逆にワイヤー邪魔」
女型(やったか?) ギリッ
キルア(ワイヤー切ってしまおう) ブチッ
女型「!?」
キルア「スッキリ♪ほんじゃあ」 シュタッ
タタタタッ
女型(え!?え!? 肩を登ってる!?)
109: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 21:10:04 ID:yiZ4G9YI
キルア「落雷!!」
バリバリバリバリ!
女型「」 バタァァァン
キルア「えーと 項に人がいるんだよな…」 ジャキ!
ザシュ! ザシュ!
キルア「見っけ♪ あっ やっぱり中身も気絶してるよな」 ズリッ
110: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 21:15:52 ID:yiZ4G9YI
キルア「兵長ー!女入ってたけどー!」
リヴァイ「…」
リヴァイ「お前ら…捕獲しろ」
一同「あ…はっ… はい!」
キルア「ロープ?」
ペトラ「口は猿ぐつわして!また巨人化したら いけないから!!」
111: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 21:23:28 ID:yiZ4G9YI
ペトラ「ねえ…キルア、雷が落ちたように見えたけど…」
キルア「ああ、雷落ちたんじゃね?」
ペトラ「凄い…キルア、早くて見えなかったよ?」
キルア「そうかな」
オルオ「お前…ワイヤー切るなんて 自殺行為としか思えん」
キルア「逆にワイヤーあるから 動き鈍った」
オルオ「」
112: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 22:40:55 ID:yiZ4G9YI
―――
ハンジ「え!?女型捕獲したって!?」
リヴァイ「ああ…」
ハンジ「中身さんは?」
リヴァイ「キルアが見張っている」
ハンジ「もしかして…キルアが捕獲したの!?」
リヴァイ「…ああ」
ハンジ「あの子…凄いね」
ハンジ「んで、エレンは無事?」
115: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 22:51:20 ID:yiZ4G9YI
リヴァイ「ああ…無事だ」
リヴァイ「キルアが交戦を始めた時に、馬でその場を駆け抜けさせた」
リヴァイ「エルドとグンタがついているから、大丈夫だろう」
ハンジ「良かったよ」
ハンジ「女型捕獲用の罠が出番なくて 残念だけどさ」 チェッ
エルヴィン「リヴァイ エレンは無事に 巨大樹を抜けたそうだ」
エルヴィン「戻るぞ」
リヴァイ「ああ…」
116: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 22:58:32 ID:yiZ4G9YI
―壁内――
エルヴィン「キルア よくやった!」
キルア「これで ウォールマリアだっけ?奪還しに行っていいよな?」
エルヴィン「ああ そうだな、上層部も納得するはずだ」
エルヴィン「だが、まだ女型の中身…アニ・レオンハートへの尋問が先だ」
キルア「えぇ~」
キルア「尋問って拷問?俺 得意だけど?」
117: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 23:03:10 ID:yiZ4G9YI
エルヴィン「キルア…君は一体…その強さといい、今まで どんな育ちかたをしてきたんだ?」
キルア「え?俺?(暗殺者だけど)」
エルヴィン「いや…記憶が無かったんだな」
キルア「今回さ…頑張ったんだし、俺も尋問に参加させてよ(早くウォールマリアに行きたいから)」
118: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/29(火) 23:08:46 ID:yiZ4G9YI
―――
リヴァイ「気分はどうだ?」
アニ「あまり良くないね」
キルア「あっさり負けたもんな」
アニ(このムカつく感じ…誰かに似ている) ムカッ
リヴァイ「知ってる事を全て話してもらおうか」
アニ「何も知らないね」 フイッ
126: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/30(水) 22:07:59 ID:.Q/N8PvI
キルア「仲間いるんだろ」
アニ「いないね」
リヴァイ「お前らの目的は何だ?」
アニ「お前らじゃなく、私だけ」
リヴァイ「人類を滅亡させるのが目的か?」
アニ「さあ…」
キルア「ラチあかねえくない?」
128: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/30(水) 22:13:51 ID:.Q/N8PvI
キルア「俺さぁ、早くウォールマリア奪還したいんだよね」
キルア「痛い目みる?」
アニ「脅しても何も言わないよ」
キルア「この世界って 電気存在してるか知らないけど」バチッ
キルア「経験ないなら さぞかし苦しいだろうな」 バチバチッ
アニ「?」
129: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/30(水) 22:20:33 ID:.Q/N8PvI
リヴァイ「おい…キルア」
キルア「俺は 散々拷問の訓練で慣れっこだけど」 バチバチバチッ
キルア「かなり痛いよ?」 バチバチバチッ
アニ「あんた…何者?」
キルア「お前らこそ 何者だよ」 バチバチバチ
キルア「あっ!言っとくけど、気絶したらしゃべれないからさ」 バチバチバチ
キルア「かろうじて意識ある程度に押さえるわ」 バチバチバチ
131: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/30(水) 22:30:34 ID:.Q/N8PvI
キルア「雷拳(イズツシ)」ビリッ!
ビリビリッ ビリビリッ!
アニ「ヴ!ヴワァァァァァァァ」 バリバリバリバリッ
ビリビリッ ビリビリッ!
アニ「アァァァァァァ!」
キルア「意識あるから余計辛っしょ」
アニ「」 ビリビリビリビリ
133: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/30(水) 23:11:53 ID:.Q/N8PvI
キルア「拷問は、精神苦痛や肉体苦痛を与えて自白させるけど」
バリバリバリバリ
キルア「体を切り刻んでも…巨人は再生するみたいだからさ」
バリバリバリバリ
キルア「電気を流し込む拷問が一番じゃねえの?」
バリバリバリバリ
アニ「アァァァァァァ」 ビリビリビリビリ
――――――
―――
――
―
134: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/30(水) 23:25:29 ID:.Q/N8PvI
――――
キルア「泣く位なら、人殺しするんじゃねえよ」
アニ「…」 グッタリ
リヴァイ「よくやった…キルア、これで超大型巨人と鎧の巨人の人物が特定できた…」
リヴァイ「お前らに守りたいものが有る様に…俺は人類滅亡を阻止する事に全力を尽くす」
キルア「あっ…もう意識無いんじゃね?」
アニ「」
リヴァイ「キルア…お前は 闇の世界に身を投じていたのか?」
135: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/30(水) 23:33:22 ID:.Q/N8PvI
キルア「ノーコメント」
リヴァイ「まあいい…俺も人の事を言えたもんじゃねえし」
キルア「…」
キルア「これでウォールマリア奪還ができるんじゃね?」
リヴァイ「ああ…問題は山積みだが…」
リヴァイ「エレンの生家を目指す為に…まずはウォールマリア奪還が先決だ」
136: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/30(水) 23:38:42 ID:.Q/N8PvI
――――
ミルキ「キルアぁぁぁ!!」
キルア「ん?兄貴、久しぶり」
ミルキ「久しぶりじゃねえよ!!お前はぁぁぁ!!」
キルア「いいじゃん、もうすぐゲームクリアするんだし」
ミルキ「俺はお前に ゲームクリアの条件を話してねえぞ?」
キルア「だいたい分かった」
キルア「あっ 近々ウォールマリア奪還しに行くから、兄貴も頑張れよ」
139: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 20:13:38 ID:d7S5gBEY
ミルキ(こいつ 本当にムカつくぜ) ムカムカムカ
キルア「おっ、その制服…兄貴 調査兵団?」
ミルキ「あぁ!?」
キルア「大規模壁外調査行った?」
ミルキ「ああ…大して大規模じゃなかったがな」
キルア「知性巨人の女、捕まえたとか 知らねえの?」
ミルキ「何も知らされてないが?」
キルア「ふーん じゃあ兄貴何してた?」
ミルキ「巨大樹の木の上で巨人を引き寄せてたな」
141: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 20:19:22 ID:d7S5gBEY
キルア「え?それだけ?」
キルア「マジで!? ダサッ」
ミルキ(マジでムカつくぜ!!)
キルア「あっ 俺さ 知性巨人捕獲したから」
ミルキ(こいつ!いいとこ取りかよ!ムカつくぅぅぅ)
142: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 20:24:28 ID:d7S5gBEY
キルア「女型の巨人でさ」
ミルキ「あいつじゃねえか?訓練兵の女…確か…アニ」
キルア「お!?兄貴 やるじゃん」
ミルキ「あいつの目を見たら分かるだろ?何かを隠している…」
キルア「兄貴 変に勘するどいのな?」
ミルキ「フン」
143: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 20:30:37 ID:d7S5gBEY
ミルキ「仲間もいただろ?訓練兵に」
キルア「へえ~、やるじゃん(オタクデブのくせに)」
キルア(ああ…もう 痩せてただのオタクか)
ミルキ「俺に分からない事なんてねえよ」 フン
144: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 20:37:56 ID:d7S5gBEY
キルア(調子のってね?) ププッ
ミルキ「ぁあ!?何笑ってんだよ!?」
キルア「何でもねえよ」
キルア「ウォールマリア奪還 頑張れよ」
ミルキ「その前に 一旦帰ろうぜ」
キルア「またかよ」
145: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 20:43:49 ID:d7S5gBEY
オルオ「おい!ガキンチョ!団長が呼んでるから 早く戻れ!!」
オルオ「あっ兵長!」 バッ←敬礼
ミルキ「兵長じゃねえよ」
オルオ「?」
キルア「ああ、これ俺の兄貴」
オルオ「ぇえ!?(そういえば背がたけえ)」
146: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 23:18:40 ID:d7S5gBEY
オルオ(チクショウ…俺とした事が!!兵長を間違えるなんて…)
キルア「で、団長が呼んでるって?」
キルア「んじゃ、そうゆう事で!」
オルオ「まて…ガキンチョ」
オルオ「ここに立っている兵長もどきが、兄貴というなら 話が早い」
147: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 23:21:34 ID:d7S5gBEY
オルオ「お前の兄も呼ぶよう言われている」
キルア「え?この1団員を?」
ミルキ「おい…人を小物扱いするなよ!!」
キルア「悪い 悪い」 クスッ
148: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 23:28:48 ID:d7S5gBEY
―――
エルヴィン「先日の女型捕獲、女型…もといアニ・レオンハートへの尋問においての活躍」
エルヴィン「見事だった…キルア」
キルア「別に大した事じゃねえし」
エルヴィン「お陰でウォールマリア襲撃に係わる…他の二名の身柄も拘束できた」
キルア「もう拘束したんだ、それ 俺参加してない」
149: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 23:32:38 ID:d7S5gBEY
エルヴィン「深夜 彼らが就寝中に…極秘に実行したからな」
キルア「ふーん」
キルア「まあ 奴等も油断してたってわけね?」
エルヴィン「ああ」
エルヴィン「いよいよ ウォールマリア奪還に向けて 兵を動かす」
キルア「お!?やっとかよ」
150: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 23:34:59 ID:d7S5gBEY
エルヴィン「問題はここからだ」
キルア「そう?ウォールマリア奪還すればいいんだろ?」
エルヴィン「二名捕獲時に…リヴァイが負傷した」
キルア「あっそうなの?」
151: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/10/31(木) 23:40:06 ID:d7S5gBEY
エルヴィン「そこでだ…キルア、ミルキ」
ミルキ「?」
エルヴィン「リヴァイは強さの象徴であり、調査兵団の希望だ…」
エルヴィン「リヴァイがいないと 兵の士気にかかわる」
キルア「そうなんだ」 フーン
エルヴィン「リヴァイの代わりをしてくれないか?ミルキ」
キルア「影武者ってわけね」
156: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 11:20:17 ID:dlFzOy26
ミルキ「背低いから無理だろ」 キッパリ
エルヴィン(皆が言わない事を はっきりと…)
エルヴィン「普段 馬で移動する事が多いので、意外とリヴァイの身長はバレていないはず」
キルア「それって皆が遠慮して 言わないだけじゃね?」
エルヴィン「大丈夫だと言ったら大丈夫だ…何か私の決定に不満でもあるのか?」
キルア「そっちがいいなら いいけど(面白いし)」
157: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 11:23:29 ID:dlFzOy26
ミルキ「おい…お前が返事すんなよ」
キルア「いいじゃん」
キルア「それとも何?兄貴自信ねえの?」
ミルキ「んなわけねえだろ!!」
エルヴィン「決まりだな…ミルキにはウォールマリア奪還の際、特別作戦班の指揮をとってもらう」
159: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 20:36:48 ID:dlFzOy26
―――
エルヴィン「ウォールマリア奪還するために!!」
エルヴィン「前進せよ!!」
ドドドドド
キルア(団長 すげえ顔芸)
キルア(めっちゃ引くわ)
ミルキ「おい キルア!よそ見をするな!」
キルア「へーい」
160: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 20:53:12 ID:dlFzOy26
ペトラ「ねえ オルオ」
オルオ「なんだ?そんなに俺と話たいのか? 仕方ねえな…乗馬中だが話してやるよ」
ペトラ「うん また乗馬中に舌を噛んで死ね」
オルオ「死ねとかさぁ 言うなよ」
ペトラ「リヴァイ兵長…おかしくない?」
オルオ(すまん!!ペトラ、俺は先日 あれはキルア兄だと知ってしまったんだが)
オルオ「いつも通り 冷静沈着な 紛れもなく兵長だが?」
ペトラ「ん~」
162: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 20:57:54 ID:dlFzOy26
ペトラ「なんか乗馬中の座高高くない?」
ペトラ「鞍の位置も高いし」
オルオ「はぁ?お前は兵長がシークレットブーツだと言いたいのか?(すみません兵長)」
ペトラ「ああ…シークレットブーツね」
ペトラ(兵長 気にしてたんだ)
エルド(え!?兵長がシークレットブーツだと!?)
グンタ(これはリヴァイ班の極秘事項だな)
163: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 21:03:37 ID:dlFzOy26
エレン(後ろでペトラさんが何か喋ってる?)
エレン(ウォールマリア奪還作戦について…だろうか)
エレン(俺は…俺にできるだろうか?)
エレン(体を硬貨して 穴を防ぐ…)
エレン(大丈夫だと信じるしかないな…)
エレン(リヴァイ兵長は前を向いて走ってる、俺はこの人を信じよう)
165: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 23:36:33 ID:dlFzOy26
エレン「…」 キリッ
ダダダダッ
キルア(皆が真面目な顔して 兄貴について行ってる)
キルア(なんか すげぇ 面白い!) クスクス
ペトラ(キルア笑ってる?余裕なのね…あの子スゴイ強いし)
ペトラ(それにしても…シークレットブーツか) チラッ
エルド(ダメだ!!兵長の足元が気になる) チラッ
グンタ(シークレットブーツ…) チラッ
166: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 23:40:41 ID:dlFzOy26
ペトラ「前方に多数巨人発見!」
エルド「今回の遠戦は 巨人を避ける為じゃなく、一匹残らず駆逐ですね!?」
エレン「くっ…駆逐してやる…」
ペトラ「兵長!指示を!」
167: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/01(金) 23:42:20 ID:dlFzOy26
ミルキ「…」
ペトラ「?」
エルド「あの…兵長 指示して下さい」
ミルキ「…」
173: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 19:40:35 ID:YOCuVWyc
キルア「返事したら?兵長(っていうか兄貴)」
ミルキ(兵長って俺か…聞き慣れないんだよ!)
ミルキ「お前ら…巨人を全滅しろ」
一同「「おおー!!」」
キルア「じゃあ 俺は適当にさせてもらうから」 パシュッ
エレン「駆逐してやる!!」 シュッ
175: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 19:49:03 ID:YOCuVWyc
キルア(スピードあげて一気にいくか)
キルア「雷光石火」 ビリッ
ザシュッ 巨人「」 巨人「」
ザシュッ 巨人「」 巨人「」
ペトラ「え!?次々 巨人が倒れてる!?」 パシュッ
オルオ「ペトラ!!よそ見をするな!」 ザシュッ
巨人「」
オルオ「フッ 俺の華麗なブレードさばきを見たか?」
176: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 19:53:55 ID:YOCuVWyc
ペトラ(無視) ザシュッ! 巨人「」
オルオ(くっそう!!) バシュッ
ミルキ(あー数多い ダリぃ) シュッ
クルクルクル ザシュッ 巨人「」
ペトラ「やっぱり兵長の回転切り素敵」
オルオ「…」
177: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 19:59:36 ID:YOCuVWyc
ミルキ(だいたい このワイヤー邪魔ないだよな)
ミルキ「…」 ヒョイッ ザシュッザシュッザシュ
巨人「」 巨人「」 巨人「」
エレン(スゴイ…リヴァイ兵長… ワイヤー無しで飛んでる!?)
キルア(あー 兄貴…影武者なのに) シュタッ ザシュ! ザシュ!
巨人「」 巨人「」
178: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:06:35 ID:YOCuVWyc
―――
エルヴィン「ウォールマリア内の 巨人は全滅した」
ハンジ「早く終わって びっくりだよ」
エルヴィン「扉にネットを張れ!」
モブ兵「はっ!!」
ハンジ「フフフ…この日の為に用意した 特殊ネットが役に立つんだね」 ハアハアハア
エルヴィン「時間かせぎにしかならないが…」
エルヴィン「今のうちに エレン!!巨人化をしてくれ」
エレン「はっ!!」
ウォォォォォォォ
179: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:11:25 ID:YOCuVWyc
キルア「ふーん あいつが巨人になる所初めてみた」
キルア「あいつって兄貴と同期だろ?よく影武者バレなかったな」
ミルキ「間抜けな話だ」
キルア「それにしても…皆が 兄貴の足元見てたよな?」
ミルキ「会う奴会う奴…俺の足元を見やがる」 チッ
キルア(シークレットブーツとか思われてんじゃね?)
180: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:17:11 ID:YOCuVWyc
エレンゲリオン「ウォォ!」
ハンジ「エレン!!扉の穴を硬化で防いで!」
エレンゲリオン(どうやって硬化するんだ) オロオロ
アルミン「エレン!!イメージするんだ!!」
エレンゲリオン(イメージ…イメージ) ムーン
キルア「必要に迫られたら硬化するんじゃね?」
キルア「ネズミが猫に襲われるみたいにさ~追い詰められた感出すとか」
181: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:22:10 ID:YOCuVWyc
ミルキ「…面白いな」
ミルキ「やってみるか」
キルア「だろ?俺やっていい?」
ミルキ「勝手にしろ」
キルア「よっしゃ!」 バリバリ
エレンゲリオン「?」
キルア「♪」 シュタッ
182: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:26:49 ID:YOCuVWyc
キルア「さてと!!ナルカミ!!」
バリバリバリバリ
エレンゲリオン「「!!」」 ビリビリ
エレンゲリオン「ぅ…ウォォォォ ウォォォォ!!!!」 シュウ シュウ シュウ
ハンジ「煙で見えない!!」
シュウ シュウ シュウ
183: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:29:47 ID:YOCuVWyc
ハンジ「…ん?」
エルヴィン「扉が…塞がっていく」
エルヴィン「成功だ!!」
ウワァー! オオー! ヤッタナ!
エルヴィン「ただちに エレンを救出せよ!!」
一同「「はっ!!」」
184: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:34:19 ID:YOCuVWyc
―――
エレン「…んっ」
ミカサ「エレン…良かった 気が付いて」
エレン「俺は…一体」
アルミン「エレン 扉は無事に塞がったよ!」
エレン「そうか…良かった」
ジャン「こんなに早くにウォールマリア奪還できるとはな」
エレン「ジャン…無事だったのか」
ジャン「今回 ウォールマリア奪還に参加した兵士は 全員無事だ」
185: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:38:08 ID:YOCuVWyc
エレン「え!?全員がか!?」
ジャン「何でだか分からねえが…巨人が次々と倒れていったんだとさ」
ジャン「しかもご丁寧に 項も削いで」
ジャン「マルコが言ってた救世主が現れたのかもな」 ハハッ
エレン「そうだ…ミルキは?」
186: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:42:12 ID:YOCuVWyc
ジャン「あ?ミルキなら特別作戦班だろうが」
エレン「いや…あれはリヴァイ兵長で」
ジャン「お前な…」
アルミン「どういう事情で リヴァイ兵長が参加していないのかは知らないけど」
アルミン「ミルキが影武者をしていたんだと思うよ?」
エレン「ええ!?」
アルミン「僕達…104期は気付いていたんだけど」
ミカサ(エレン…かわいすぎる)
187: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:46:03 ID:YOCuVWyc
―――
ペトラ「兵長!!お疲れ様でした」
ミルキ「あ!?」
エルヴィン「もうウォールマリア奪還したんだ…特別作戦班には話してもいいだろう」
ミルキ「リヴァイじゃねえよ」イラッ
ペトラ「え!? ええ!?」
オルオ(スマン!ペトラ!!)
188: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:50:20 ID:YOCuVWyc
キルア「ああ これ 俺の兄貴」
エルド グンタ ペトラ「「ええ!?」」
ペトラ「だって シークレットブーツは」
ハンジ「リヴァイがシークレットブーツ履いてると思ってたんだ」 クスクス
ペトラ「スミマセン…あまりにも似ているので」
ハンジ「似ているから 急に身長が伸びたから シークレットブーツだと?」 クスクス
ペトラ「兵長には内緒にしてください!!」
189: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/02(土) 20:55:21 ID:YOCuVWyc
グンタ「リヴァイ兵長は?」
ハンジ「ん? ああ…んーと」
ハンジ「階段から落ちて 捻挫したんだよ」
リヴァイ「おい…こら クソ眼鏡」 グリグリ
ハンジ「い!!痛い!!痛い 頭グリグリ止めて!!」
ペトラ「リヴァイ兵長!」
エルヴィン「確かに彼は負傷してね だが…ウォールマリアを奪還できたので」
エルヴィン「早馬を走らせて 呼びに行ったんだよ」
リヴァイ「誰がシークレットブーツだ?」
一同「…スミマセン」
191: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:21:15 ID:DXe3DxfU
モブ兵「団長!!エレン・イェーガーの生家の瓦礫を撤去しました!!」
エルヴィン「ご苦労」
ハンジ「いよいよだね!!これで、巨人の謎が解明される」
エルヴィン「エレンの話が本当なら…そうだな」
ハンジ「うぉー!テンションあがってきた!!」
192: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:25:22 ID:DXe3DxfU
エレン「懐かしい俺達の家が…」
ミカサ「うん」 ギュッ←手を繋ぐ
エレン「あの日…ここで母さんが巨人に」
ミカサ「…」 ギュッ
アルミン「辛いだろうけど…エレン、地下に行かないと」
エレン「ああ…そうだな」 チャリ(鍵)
193: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:29:27 ID:DXe3DxfU
キルア「たかがゲームとタカをくくってたけど、長すぎ」
ミルキ「お前が一旦セーブして帰らねえからだろ?」
キルア「で…地下に行ったら なんかあんの?」
ミルキ「行ってみたら わかるだろ」
キルア「知らないんだな」
キルア「あっ 団長ー!!」
エルヴィン「なんだ?キルア」
194: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:33:36 ID:DXe3DxfU
キルア「俺達 結構頑張ったよな?」
エルヴィン「ああ…これは勲章ものだ」
キルア「勲章とかいらないからさ、俺達を先に地下に入らせてくんない?」
エルヴィン「そうだな…君達の功労を称えて、エレンと一緒に一番に入るといい」
キルア「やりぃ!!」
ハンジ「いいな~キルア」
195: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:36:09 ID:DXe3DxfU
キルア「じゃあさ!サクッと鍵あけてよ」
ミルキ「早くしろ、エレン」
エレン(この人達…)
ミカサ「エレン…行ってらっしゃい」
196: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:40:58 ID:DXe3DxfU
カツ カツ カツ カツ
エレン「家に こんな地下があるなんて知らなかった」
キルア「ふーん、そう?(兄貴と兵長間違える位だもんな…注意深く生きてないんだろ?)」
キルア「結構 階段が地下深くまで続いてるのな?」
カツ カツ カツ カツ
ミルキ「行き止まりだな、扉がある」
エレン「…この扉の鍵を父さんが渡したのか」
197: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:44:01 ID:DXe3DxfU
エレン「…よし!」
ガチャッ…ガチャリ
キルア(簡単な鍵だな…鍵なくても開けれるじゃん)
エレン「開けるな?」
ギ… ギギギィ
198: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:49:46 ID:DXe3DxfU
パァァァァァァァ
エレン「え!? なんだ…この光は!?」
キルア「お!?やっぱりクリアじゃん♪」
「お疲れ様でした。これで『進撃の巨人』ゲームクリアとなります。」
「ここに着いた という事は、あなたの望みが叶った証拠…おめでとうございます」
キルア「望み?」
ミルキ「望みって何だよ!!」
パアアアアアア ピカッ!!
199: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:53:37 ID:DXe3DxfU
―現実世界―
キルア「んっ…」
ミルキ「んあ!?」
エレン「うっ…」
キルア、ミルキ「えっ!!?」
エレン「…え?」
200: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 00:56:36 ID:DXe3DxfU
ミルキ「なんで…お前がいるんだよ!?」
エレン「え? ここ地下室…!?」
キルア「地下室じゃねえし」
エレン「…どこだ?」
キルア「兄貴の(きしょく悪い)部屋」
エレン「…ミルキの部屋!?」 ビックリ
202: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 01:03:56 ID:DXe3DxfU
エレン「え? え?」
ミルキ「おい…これは どういう事だ?」
キルア「訳わかんねぇよ」
キルア「望みが叶った…とかさ」
キルア「エレンが こっちに来ただけじゃんか?」
トゥルル トゥルル トゥルル
203: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 01:09:14 ID:DXe3DxfU
ピッ
キルア「はい もしもし、ゴン?」
エレン(何だ…あれ…)
キルア「ああ…俺? 今さ家に帰ってたんだけど」
キルア「え? ああ…ビスケに偶然会ったの? うん うん」
キルア「俺はさ、念を使うゲームしていて…クリアしたんだけど…ゲームの名前?」
キルア「進撃の巨人」
204: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 01:13:33 ID:DXe3DxfU
キルア「え?マジで!? ああ…分かった じゃあ すぐ行くわ」 ピッ
ミルキ「行くってどこに?」
キルア「ああ…今さ友達からの電話なんだけど」
キルア「一緒にいる奴が(ビスケ)がゲームの内容知ってるって」
キルア「俺 行くけど…兄貴(嫌だけど)くる?」
ミルキ「俺は出ない…報告をよこせ」
キルア「はい はい」
205: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 01:19:12 ID:DXe3DxfU
キルア「…」
エレン「…」
キルア「ここにいても 解明しないからさ、とりあえずついて来て」
エレン「ああ…(俺は一体どこに来たんだ?)」
キルア「じゃあ俺行くわ、兄貴せっかく痩せたんだから あまり食うなよ」
ミルキ「うっせえよ!」
206: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 01:24:44 ID:DXe3DxfU
―――
ゴン「スゴいね キルア!ゲームクリアしたんだ?」
キルア「大したゲームじゃねえよ、バーカ」
キルア「ウスノロ巨人が出てきただけ」
エレン(見慣れない物で溢れている…分からない…俺はどうしたんだ?)
ビスケ「ふーん、進撃の巨人ゲームをクリアしたらしいね?」
キルア「そうそう もう訳わかんねえよ!」
211: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 08:51:12 ID:DXe3DxfU
キルア「ラストでさ 『望みは叶った』とか言われたんだけど、叶ってねえし」
ビスケ「そりゃ キルアは無理だわさ」
キルア「え!?なんで!?」
ビスケ「進撃の巨人ゲームはね!念能力者が開発した」
ビスケ「究極の『ダイエットゲーム』だからだわさー」
キルア「へ?」
212: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 08:55:01 ID:DXe3DxfU
ビスケ「美容に詳しい念能力者の間では 有名なゲームだわさ」
キルア「はぁ~!?」
ビスケ「私みたいに かわゆくてスマートな女の子には必要ないけどね♪」
キルア「…ゴリラ ジャン」
ビスケ「なんか言った!?」
キルア「いや」
ゴン「凄いね!!面白そう!!キルア 痩せたの!?」
213: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:00:51 ID:DXe3DxfU
キルア「いや全然…っていうか 元から太ってねえし」
キルア「あ…そうか!!」
キルア「兄貴痩せたわ」
ゴン「キルアのお兄さんって ハンター試験にきていた人?」
キルア「違う めっちゃくちゃデブでオタクの奴」
ゴン「痩せたんだ!」
キルア「そういえば あいつだけ 訓練兵からスタートだったな」
キルア「なんだ!ダイエットゲームって…やって損した気分」 ガクッ
ゴン「まあまあ」
214: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:07:50 ID:DXe3DxfU
ビスケ「で? 彼は?」
キルア「ああ…ゲームの主人公だけど こっち来たんだよ」
エレン(ゲーム?) オロオロ
ビスケ「ふーん 主人公は進撃の巨人ゲームの中で 何度もループするからね」
ビスケ「君、簡単に言うと…また昔に戻るんだわさ」
エレン「昔に?」
ビスケ「キーワードは、ヒロインの『いってらっしゃい』と言う言葉だわさ」
215: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:12:17 ID:DXe3DxfU
エレン「ヒロイン? それに『いってらっしゃい』なんて ありふれた言葉だし」
ビスケ「まあ 戻ってみたら分かるわいさ」
エレン「俺…戻りたい」
ゴン「ええ~ 戻っちゃうの? もっと話をしたいよ」
キルア「バーカ ここにいても仕方ねえだろ?」
ゴン「バカって言った方が バカなんだからね!」 プン
217: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:17:32 ID:DXe3DxfU
ビスケ「まあまあ せっかく こっちの世界にきたんだから 何か美味しいものでも食べて!楽しんだら?」
キルア「ゲームキャラが飯食えんの?」
ビスケ「このゲームキャラはね 不思議な事に人間らしいんだわさ」
ビスケ「もしかして…この世界には 色々な異次元があるのかも知れないよ」
キルア「異次元って 俺達ガキじゃねえし 信じねえよ」
ゴン「異次元かぁ 行ってみたいなぁ!!そっか 異次元と異次元を念で結んだのかな?」
キルア「」
218: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:21:26 ID:DXe3DxfU
ビスケ「幸い ここはレストランだし」 パンパンッ
ビスケ「お姉さーん」
店員「ご注文ですか?」
ビスケ「こっからここまで 注文で」
店員「かしこまりました」
ビスケ「今日は 私が奢ってあげるからさ 楽しみな」
キルア、ゴン「やったぁ!!!!」
219: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:26:10 ID:DXe3DxfU
――
エレン「凄い!!こんな食べ物初めて見た…」
ビスケ「お肉も魚もパスタもデザートもあるからね」
エレン「肉…肉なんて手に入らないのに」
キルア「ここでは普通に食えるわけ」モグモグ
エレン「パクッ …上手い!!こんな上手い食べ物初めてだ!!」 ムシャ ムシャ ムシャ
ビスケ「いい食べっぷりだわさ」
220: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:30:39 ID:DXe3DxfU
ゴン「スープも美味しいよ!」
エレン「スープ…これが?凄い いい匂いだ」 ズズッ
エレン「旨い!!訓練所のスープの何千倍も旨い!!」
エレン「肉もパンも柔らかいし…天国にきたみたいだ」
キルア「天国かよ」
ビスケ「なら、パフェも食べてみたら♪」
エレン「パクッ 甘い!!え!?なんで こんなに甘くて…とろけそうに旨いんだ!!」
221: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:34:51 ID:DXe3DxfU
エレン「旨い飯が沢山…あっ だからミルキは始めは太ってたのか」
キルア「俺達太ってねえし あいつは節操がねえだけ」
エレン「皆にも食わしてやりたいな」
ビスケ「君のいた世界は貧しいんだね?確か…巨人に世界を支配されていて」
エレン「俺達は巨人を駆逐して 外の世界に出たいんだ」
222: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:38:09 ID:DXe3DxfU
ゴン「ねえ 巨人って強いの?」
キルア「すっげえ弱い でも数が多かったな」
エレン「キルアは この世界から来たから 強かったんだ」
ゴン「この世界でも キルアは凄く強いよ!!」
キルア「ゴン…(照れるだろ)」
223: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:42:58 ID:DXe3DxfU
ゴン「俺もまた遊びに行くね!!」
エレン「ああ…待ってるよ」
キルア「エレン弱いからな 死ぬなよ」
エレン「頑張って自分の力で 巨人を駆逐するさ」
ビスケ「そうそう エレンが自分でクリアできたら…また世界は変わるかも知れないよ」
キルア「じゃあ 頑張って地下室行けよ」
ゴン「頑張ってね!」
キルア「エレンを戻すのって どうやるの?」
224: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:46:31 ID:DXe3DxfU
ビスケ「それは簡単だわさ♪」
ビスケ「ゲーム機にハンターライセンス差し込むだけでいいだわさ」
キルア「ゲェ…また家に帰るのかよ」
ゴン「ついて行こうか?」
キルア「いや…いい」
キルア「じゃあ腹ごしらえも済んだし…行くか?」
ゴン「気をつけてね エレンまたね!」
エレン「ああ ありがとう」
225: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:53:09 ID:DXe3DxfU
―――
キルア「…で 何、その腹?」
ミルキ「うるせぇな 食いたい物を食って何が悪い」
キルア「また そんなんじゃ 肥えるぞ?」
ミルキ「うっせえんだよ!」
ミルキ「これがダイエットゲームだとは…」
キルア「太ったら またやれば?」
ミルキ「もう やりたくねぇよ 不味くて少ない飯はうんざりだ」
226: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:54:17 ID:DXe3DxfU
キルア「ふーん(どうでもいいけど)」
キルア「あっ…じゃあな!エレン!ハンターライセンス差し込むわ」
エレン「色々有り難うな」
スッ ピカァ!!! !
227: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 09:58:27 ID:DXe3DxfU
―進撃の巨人ゲーム内―
「行ってらっしゃい…エレン」
エレン「ん…」
ミカサ「エレン! エレンってば」
エレン「ん…ミカサ?」 グス
ミカサ「エレン?泣いてたの?」
エレン「泣いてなんか…」 ゴシゴシ
ミカサ「早く帰らないと おばさんに叱られるよ」
228: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 10:02:22 ID:DXe3DxfU
エレン「あれ…ミカサ…髪伸びた?」
ミカサ「…」
ミカサ「寝ぼけるまで 夢見てたの?」
エレン(夢… あれは夢だったのかな…)
ミカサ「行こう…エレン」
エレン「ああ…」
エレン(なんだか懐かしい夢だな)
――――
FIN
229: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 10:07:13 ID:DXe3DxfU
最後までお付き合い有り難うございます。
毎晩ちょこちょこ更新して、皆さんコメント入れてくださり嬉しかったです!
誤字が多くて すみませんでした。
ミルキってキルアに似てるよな~ と思って いつか進撃とハンターのコラボを書きたい と思ってました(^_^)
長々とお付き合い有り難うございます。
携帯から書き込みなので…もし どなたか 完結作を書き込むスレに アップして頂ければ幸いです。
233: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 10:49:10 ID:DXe3DxfU
230: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 10:18:19 ID:ewESZaNk
乙!素晴らしかったです
楽しかったーまた次回作も楽しみにしてます
楽しかったーまた次回作も楽しみにしてます
234: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 17:34:21 ID:6fnWMmuY
おもしろかった!
最初から読んでたよ!
最初から読んでたよ!
235: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/03(日) 22:54:12 ID:DXe3DxfU
引用元: キルア「進撃の巨人ゲーム?」
ピトー「ここは……?」レオリオ「よう、大丈夫か?」
2019-04-29
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 00:13:02.78 ID:y6/mSGSL0
ピトー「! ……うっ」
レオリオ「おいおい無理すんなよ、傷口開くぜ」
ピトー「……ッ」
レオリオ「びっくりしたぜ、森ん中で全身ズタボロで倒れてるんだもんな。
おまけに耳や尻尾まで生えてるしよ、猫かと思っちまったぜ」
ピトー「……」
レオリオ「そんなに睨むなって、取って食おうだなんて思ってねぇよ。
見たところワケアリだろ? 深くは聞かねぇよ。 まぁ治るまでゆっくりしていけ」
レオリオ「あ、オレはレオリオ。 よろしくな」
レオリオ「おいおい無理すんなよ、傷口開くぜ」
ピトー「……ッ」
レオリオ「びっくりしたぜ、森ん中で全身ズタボロで倒れてるんだもんな。
おまけに耳や尻尾まで生えてるしよ、猫かと思っちまったぜ」
ピトー「……」
レオリオ「そんなに睨むなって、取って食おうだなんて思ってねぇよ。
見たところワケアリだろ? 深くは聞かねぇよ。 まぁ治るまでゆっくりしていけ」
レオリオ「あ、オレはレオリオ。 よろしくな」
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46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 00:29:55.99 ID:y6/mSGSL0
ピトー「この怪我はお前が……?」
レオリオ「おう、そうだ」
ピトー(……念の気配が残っている。 こいつ、念能力者……。
ボクの事を狙っている? けどこの人間は大したことはなさそう)
ピトー(とは言っても、"玩具修理者"どころか動くことさえできない……どうすれば)
レオリオ「とにかく、今は寝てろ。 怪我にゃそれが一番だ」
ピトー「……」
ピトー(……いつ不審な動きをするか分からない。 それまでに出来るだけ体力を回復させなければ)
レオリオ「おう、そうだ」
ピトー(……念の気配が残っている。 こいつ、念能力者……。
ボクの事を狙っている? けどこの人間は大したことはなさそう)
ピトー(とは言っても、"玩具修理者"どころか動くことさえできない……どうすれば)
レオリオ「とにかく、今は寝てろ。 怪我にゃそれが一番だ」
ピトー「……」
ピトー(……いつ不審な動きをするか分からない。 それまでに出来るだけ体力を回復させなければ)
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 00:39:50.44 ID:y6/mSGSL0
ピトー「――……!」
ピトー(寝てしまった、いつの間に……)
レオリオ「おう起きたか。 飯持ってきたぜ、食えるか?
っつっても起きれねぇか。 ほら口開けろ、粥ぐらいなら腹も受け付けるだろ?」
ピトー「……」
レオリオ「食わねぇと治るモンも治らねぇぜ? 毒なんか入ってねえ、ほら」
ピトー「……~~~!! あ、熱いニャ……」
レオリオ「おいおいコレでも冷ましてあるんだぞ、すげー猫舌だな」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 01:09:15.11 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「御馳走さんでしたと。 んじゃ包帯でも取り替えるか」
ピトー「……」
レオリオ「おお、大分良くなってきてるな。 人間離れした回復力だ」
ピトー(それでもまだ、何も出来ない……)
ピトー(こんなことをしている場合じゃない、早く治して王の所に……)
ピトー「…いニ゛ャ!!」
レオリオ「おっと 悪ぃ」
ピトー「……」
レオリオ「おお、大分良くなってきてるな。 人間離れした回復力だ」
ピトー(それでもまだ、何も出来ない……)
ピトー(こんなことをしている場合じゃない、早く治して王の所に……)
ピトー「…いニ゛ャ!!」
レオリオ「おっと 悪ぃ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 01:16:22.51 ID:y6/mSGSL0
ピトー「……ボクをどうする気だ、束縛して生きた研究材料として差し出すか?」
レオリオ「はぁ? そんなことしねーよ。 怪我人がいたから治す、それだけだ。 例え人間じゃなくてもな」
ピトー「……」
ピトー(……周囲から人間の喧騒、電波によるノイズは聴こえない。 他の念能力者の気配も無い)
ピトー(完全とまではいかなくとも、信用してもいい……か?)
ピトー「……ボクは、ネフェルピトー」
レオリオ「ん、ネフェ…?」
ピトー「……ピトーでいい。 ……ニャ」
レオリオ「そうか、ピトーだな」
レオリオ「はぁ? そんなことしねーよ。 怪我人がいたから治す、それだけだ。 例え人間じゃなくてもな」
ピトー「……」
ピトー(……周囲から人間の喧騒、電波によるノイズは聴こえない。 他の念能力者の気配も無い)
ピトー(完全とまではいかなくとも、信用してもいい……か?)
ピトー「……ボクは、ネフェルピトー」
レオリオ「ん、ネフェ…?」
ピトー「……ピトーでいい。 ……ニャ」
レオリオ「そうか、ピトーだな」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 01:45:47.96 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「さて、どうする。 音楽でも流すか?
ここは田舎でな、テレビどころかラジオも聴けねぇんだ」
ピトー「耳障りだニャ」
レオリオ「じゃあ本でも読むか? なんならオレ秘蔵の……」
ピトー「……カーテンを」
レオリオ「ん、ああ、今日はいい天気だな。 日向ぼっこでもするのか、流石猫」
レオリオ「じゃ、オレは横の部屋に居るから、何かあったら呼んでくれな」
ここは田舎でな、テレビどころかラジオも聴けねぇんだ」
ピトー「耳障りだニャ」
レオリオ「じゃあ本でも読むか? なんならオレ秘蔵の……」
ピトー「……カーテンを」
レオリオ「ん、ああ、今日はいい天気だな。 日向ぼっこでもするのか、流石猫」
レオリオ「じゃ、オレは横の部屋に居るから、何かあったら呼んでくれな」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 02:04:19.40 ID:y6/mSGSL0
ピトー「――……」
ピトー(また、寝てしまった。 もう夕方……)
レオリオ「おう、夕飯だぜ。 まぁ病人にはまだ粥だけどな」
ピトー「……それ嫌いニャ」
レオリオ「大丈夫だよ、ちゃんとふーふーしてやっから」
レオリオ「ほれ、あーん」
ピトー「……」
レオリオ「どうだ、レオリオさん特性粥は美味えだろ」
ピトー「……」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 02:28:19.36 ID:y6/mSGSL0
ピトー(いつまでこんな状態が続く?)
ピトー(まだ身体は碌に動かせない。 いやそれよりも"玩具修理者"が使えないことが問題)
ピトー(円や凝は使える。 なのに何故玩具修理者や黒子舞想は使えない?)
レオリオ「ん、どうした真剣な顔して? やっぱりまだ痛むか?」
ピトー「……僅かに、念の気配を感じる。 どんな能力を?」
レオリオ「! 念を知ってるのか。 いや俺はな、正直まだ使いこなせてないんだよ。
放出系らしいから、操作系と合わせて手術の手助けに使いたいとは思ってるんだけどな」
レオリオ「今はそれより、医者になるための勉強だ」
ピトー「……そうか」
ピトー(この男が何かをやったとは考えにくい……)
ピトー(まだ身体は碌に動かせない。 いやそれよりも"玩具修理者"が使えないことが問題)
ピトー(円や凝は使える。 なのに何故玩具修理者や黒子舞想は使えない?)
レオリオ「ん、どうした真剣な顔して? やっぱりまだ痛むか?」
ピトー「……僅かに、念の気配を感じる。 どんな能力を?」
レオリオ「! 念を知ってるのか。 いや俺はな、正直まだ使いこなせてないんだよ。
放出系らしいから、操作系と合わせて手術の手助けに使いたいとは思ってるんだけどな」
レオリオ「今はそれより、医者になるための勉強だ」
ピトー「……そうか」
ピトー(この男が何かをやったとは考えにくい……)
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 02:47:48.79 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「念を感じることができるなら、ピトーもそうなんだろ? どんな能力なんだ?」
ピトー「ボクは……いや、ボクも、まだ使いこなせていないんだ」
レオリオ「そうか。 難しいよなーこれ」
ピトー「……ところで」
レオリオ「ん」
ピトー「向こうから良い匂いがするニャ」
レオリオ「ああ、俺の晩飯だな」
ピトー「……」
レオリオ「な、なんだその目は、病人の胃にゃ悪い、やらねーぞ!」
ピトー「……」
レオリオ「ちょ、ちょっとだけだからな!」
ピトー「ボクは……いや、ボクも、まだ使いこなせていないんだ」
レオリオ「そうか。 難しいよなーこれ」
ピトー「……ところで」
レオリオ「ん」
ピトー「向こうから良い匂いがするニャ」
レオリオ「ああ、俺の晩飯だな」
ピトー「……」
レオリオ「な、なんだその目は、病人の胃にゃ悪い、やらねーぞ!」
ピトー「……」
レオリオ「ちょ、ちょっとだけだからな!」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 12:58:13.21 ID:y6/mSGSL0
―――――
―――
―
レオリオ「お、もう立って歩けるのか」
ピトー(目覚めてから5日、怪我のほうは大分いい。 けどまだ完全とは言えない……)
ピトー「……外に行ってもいいかニャ?」
レオリオ「大丈夫か?」
ピトー(念能力も殆ど使えない今、狙われたら危険……円を巡らせるか、絶をするか…)
レオリオ「おい! 屋根の上は危険だって! 降りろ! おい!!」
ピトー(…危険は早めに察知しておいたほうがいい、やはり円で)
ピトー「大丈夫だニャ~」
レオリオ「まったく……これだから猫は」
―――
―
レオリオ「お、もう立って歩けるのか」
ピトー(目覚めてから5日、怪我のほうは大分いい。 けどまだ完全とは言えない……)
ピトー「……外に行ってもいいかニャ?」
レオリオ「大丈夫か?」
ピトー(念能力も殆ど使えない今、狙われたら危険……円を巡らせるか、絶をするか…)
レオリオ「おい! 屋根の上は危険だって! 降りろ! おい!!」
ピトー(…危険は早めに察知しておいたほうがいい、やはり円で)
ピトー「大丈夫だニャ~」
レオリオ「まったく……これだから猫は」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 13:14:08.11 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「おーい、飯だ、降りて来い」
ピトー「ニャ」
ピトー「……!」
レオリオ「そろそろ粥や雑炊に飽きてきただろ! だから今日からは普通の食事だ」
ピトー「ぁ」
レオリオ「? なんだよ」
ピトー「あーん」
レオリオ「もう動けるだろうが甘えるな! 自分で食え!」
ピトー「ニャ……」
ピトー「ニャ」
ピトー「……!」
レオリオ「そろそろ粥や雑炊に飽きてきただろ! だから今日からは普通の食事だ」
ピトー「ぁ」
レオリオ「? なんだよ」
ピトー「あーん」
レオリオ「もう動けるだろうが甘えるな! 自分で食え!」
ピトー「ニャ……」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 13:55:50.81 ID:y6/mSGSL0
ピトー(ボクの面倒をみるメリットは何も無い。 殺すにしても捕獲するにしても弱っている時にするはず)
ピトー(また、ここはテレビもラジオもない。 外部からの情報がほとんど入らない)
ピトー(……こいつは、本当にボクや王のことを知らない……)
ピトー「っ……熱いニャ」
レオリオ「だったら自分で冷ませ、もう俺は食事の手伝いはしないぞ」
レオレオ「おいおい、あまりがっつくなよ、よく噛まないと胃に……」
レオリオ「ってやっぱり! 水飲め水! 水!」
ピトー(また、ここはテレビもラジオもない。 外部からの情報がほとんど入らない)
ピトー(……こいつは、本当にボクや王のことを知らない……)
ピトー「っ……熱いニャ」
レオリオ「だったら自分で冷ませ、もう俺は食事の手伝いはしないぞ」
レオレオ「おいおい、あまりがっつくなよ、よく噛まないと胃に……」
レオリオ「ってやっぱり! 水飲め水! 水!」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 14:11:12.48 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「今日は買出しに行こうと思う。 留守番よろしくな」
ピトー「……ボクのことは」
レオリオ「ん? なんだ寂しいのか? 照れるだろ~」
ピトー「違う、他の人にボクのことは……」
レオリオ「…ああ、大丈夫だよ。 他人を売るようなことはしねぇ」
レオリオ「そんじゃな。 飯までには戻ってくる」
ピトー「……ボクのことは」
レオリオ「ん? なんだ寂しいのか? 照れるだろ~」
ピトー「違う、他の人にボクのことは……」
レオリオ「…ああ、大丈夫だよ。 他人を売るようなことはしねぇ」
レオリオ「そんじゃな。 飯までには戻ってくる」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 14:13:33.41 ID:y6/mSGSL0
ピトー「……」
ピトー「……」
ピトー「……」
ピトー「……遅いニャ~」
ピトー「……」
ピトー「……zzZ...」
ピトー「……」
ピトー「……」
ピトー「……遅いニャ~」
ピトー「……」
ピトー「……zzZ...」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 14:33:43.30 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「帰ったぞー」
ピトー「!」
ピトー「なんか良い匂いがするニャ?」
レオリオ「お、気付いたか? 流石だな」
レオリオ「でも先に飯済ませないとな! 腹減ったぜぇ」
レオリオ「ごちそうさんでしたと。 さて……」
ピトー「……!」
レオリオ「お待ち兼ねのマタタビだ!」
ピトー「!」
ピトー「なんか良い匂いがするニャ?」
レオリオ「お、気付いたか? 流石だな」
レオリオ「でも先に飯済ませないとな! 腹減ったぜぇ」
レオリオ「ごちそうさんでしたと。 さて……」
ピトー「……!」
レオリオ「お待ち兼ねのマタタビだ!」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 14:43:04.77 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「いやー、町を歩いてたらペットショップに目ついてな。
ふらふらと中見てたら、猫のコーナーに置いてあったわけだ」
ピトー「いいからっ さっさと寄こせニャっ」
レオリオ「ほれほれ、どうだ、欲しいだろ?」
ピトー「~~~っ!」
レオリオ「ヘッヘ! そう簡単にはあげな……あれ!?」
ピトー「ぅニャ~っ♪」
レオリオ「なんて速さだ……」
ふらふらと中見てたら、猫のコーナーに置いてあったわけだ」
ピトー「いいからっ さっさと寄こせニャっ」
レオリオ「ほれほれ、どうだ、欲しいだろ?」
ピトー「~~~っ!」
レオリオ「ヘッヘ! そう簡単にはあげな……あれ!?」
ピトー「ぅニャ~っ♪」
レオリオ「なんて速さだ……」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 15:03:59.62 ID:y6/mSGSL0
ピトー「もっとっ もっとあるニャ?」
レオリオ「あるにはあるが……与えすぎは駄目だって書いt うぼあ!!」
ピトー「~♪」
レオリオ「お、重……上に乗るな! 涎汚え! 顔に…!」
ピトー「♪」
レオリオ「おふっ……お、おい、そこは……!」
ピトー「うにゃ~」
レオリオ「あ、あ……!」
レオリオ「あるにはあるが……与えすぎは駄目だって書いt うぼあ!!」
ピトー「~♪」
レオリオ「お、重……上に乗るな! 涎汚え! 顔に…!」
ピトー「♪」
レオリオ「おふっ……お、おい、そこは……!」
ピトー「うにゃ~」
レオリオ「あ、あ……!」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 15:07:10.26 ID:y6/mSGSL0
ピトー「……ニャ」
レオリオ「…? ど、どうした?」
ピトー「飽きたニャ」
レオリオ「え」
ピトー「もう寝るニャ~」
レオリオ「あ、そうですか」
レオリオ「……」
レオリオ「……もう使わねぇ、マタタビ…」
レオリオ「…? ど、どうした?」
ピトー「飽きたニャ」
レオリオ「え」
ピトー「もう寝るニャ~」
レオリオ「あ、そうですか」
レオリオ「……」
レオリオ「……もう使わねぇ、マタタビ…」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 15:16:20.04 ID:y6/mSGSL0
ピトー「ニャッ」
ピトー「ニャッ!」
レオリオ「うーんやっぱり猫と遊ぶならこういうのがいいな。 名前通り、猫じゃらし」
レオリオ「しかし……」
ピトー「ニャ!」
レオリオ「動きが速過ぎてこっちが疲れる…!」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 15:21:55.67 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「はぁ、はぁっ……ストップ、もう止めだ。 疲れた」
ピトー「ニャ」
レオリオ「……お前、それだけ動けるならもう元気なんじゃないのか?」
ピトー「! ……いや……」
ピトー「まだ、治っていない、まだ、身体は痛い……」
レオリオ「それなら無理して動くなよ」
レオリオ「ほら、俺は飯の準備するから。 休んでろ」
ピトー「……」
ピトー「ニャ」
レオリオ「……お前、それだけ動けるならもう元気なんじゃないのか?」
ピトー「! ……いや……」
ピトー「まだ、治っていない、まだ、身体は痛い……」
レオリオ「それなら無理して動くなよ」
レオリオ「ほら、俺は飯の準備するから。 休んでろ」
ピトー「……」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 15:45:22.60 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「飯だ飯! いただきますっと」
ピトー(本当はのん気にしている場合じゃない)
ピトー(身体は大分治った、それなのに念は全く回復しない……)
ピトー(今は匿ってもらえているが、それだっていつまで続くか――)
ピトー「…!!!」
レオリオ「? スプーン落としたぞ」
ピトー「ぁ……」
レオリオ「おい、大丈夫か? 顔が真っ青だが――」
レオリオ「っと……すまねぇ、電話だ」
ピトー(本当はのん気にしている場合じゃない)
ピトー(身体は大分治った、それなのに念は全く回復しない……)
ピトー(今は匿ってもらえているが、それだっていつまで続くか――)
ピトー「…!!!」
レオリオ「? スプーン落としたぞ」
ピトー「ぁ……」
レオリオ「おい、大丈夫か? 顔が真っ青だが――」
レオリオ「っと……すまねぇ、電話だ」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 16:03:59.30 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「キルアか? どうした急に」
キルア『今、ゴンを連れてレオリオん所に向かっている』
レオリオ「ゴン? ……どうかしたのか?」
キルア『……会ってから話す。 迎えに来てくれ、一大事なんだ』
レオリオ「ああ、分かった」
キルア『それと……あの円はレオリオのか?」
レオリオ「は? 円?」
キルア『……いや、なんでもない。 じゃ』
キルア『今、ゴンを連れてレオリオん所に向かっている』
レオリオ「ゴン? ……どうかしたのか?」
キルア『……会ってから話す。 迎えに来てくれ、一大事なんだ』
レオリオ「ああ、分かった」
キルア『それと……あの円はレオリオのか?」
レオリオ「は? 円?」
キルア『……いや、なんでもない。 じゃ』
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 16:39:49.85 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「おいピトー、大丈夫か? ベッドまで運んでやる」
ピトー「……っ」
レオリオ「すまないが友人が来ることになった。 一大事らしい、迎えに行く」
ピトー「待って…」
レオリオ「心配すんな、お前の事は話さないから」
ピトー「違う、行かないで、行かないでくれ…!!」
レオリオ「…大切な友人なんだ。 大丈夫、すぐ戻ってくる」
ピトー「待っ……!!」
ピトー「……ッ」
ピトー「……っ」
レオリオ「すまないが友人が来ることになった。 一大事らしい、迎えに行く」
ピトー「待って…」
レオリオ「心配すんな、お前の事は話さないから」
ピトー「違う、行かないで、行かないでくれ…!!」
レオリオ「…大切な友人なんだ。 大丈夫、すぐ戻ってくる」
ピトー「待っ……!!」
ピトー「……ッ」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 17:26:18.52 ID:y6/mSGSL0
ピトー(どうする どうする どうする!?)
ピトー(円に脚を踏み入れられた瞬間、驚いて解いてしまった――勘付かれた!)
ピトー(ゴンが来る。 ゴンが来る。 ゴン……!!)
ピトー(……ゴンやキルアの仲間だった? 内通していた!?
人間ならそれぐらい――……いや、そんなことをするような人間ではない!)
ピトー(二人に見つかる前に逃げるか? 今度こそボクは――……)
ピトー(……だけど)
ピトー「……逃げて、何になる?」
ピトー「……」
ピトー(円に脚を踏み入れられた瞬間、驚いて解いてしまった――勘付かれた!)
ピトー(ゴンが来る。 ゴンが来る。 ゴン……!!)
ピトー(……ゴンやキルアの仲間だった? 内通していた!?
人間ならそれぐらい――……いや、そんなことをするような人間ではない!)
ピトー(二人に見つかる前に逃げるか? 今度こそボクは――……)
ピトー(……だけど)
ピトー「……逃げて、何になる?」
ピトー「……」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 17:49:10.31 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「……そうか、そんなことが……」
キルア「ビスケも、協会の経営する病院も、どこも駄目だった」
レオリオ「俺が何かしてやれればいいんだが……すまねぇ、俺はまだ医者にすら……」
キルア「いや……」
レオリオ「……お前も思い詰めすぎるな、ずっと寝てねぇだろ。 身体駄目にするぞ」
キルア「……」
レオリオ「……着いた。 キルアは車椅子を運んでくれ。 俺はゴンを」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 18:33:33.53 ID:y6/mSGSL0
キルア「この横の部屋は?」
レオリオ「あ? 入んなよ、今スケベ本散乱してんだ」
キルア「ふーん……」
キルア「……さっき電話でさ。 円の話、しただろ」
レオリオ「ああ、何か言ってたな」
キルア「円っていうのは、オーラを拡げてその範囲に入ったものを察知する念の技術だ。
レオリオにはまだ使えない。 なのにそれが、ここを中心として展開されていた。
オレは常に凝を使っているけど、それでも気付かないほどの、薄い膜状の円がな」
キルア「オレが気付けたのは、オレが…オレたちが近付いた瞬間、一瞬それがブレたからだ」
キルア「つまりその念能力者はオレたちを知る人物」
レオリオ「……」
レオリオ「あ? 入んなよ、今スケベ本散乱してんだ」
キルア「ふーん……」
キルア「……さっき電話でさ。 円の話、しただろ」
レオリオ「ああ、何か言ってたな」
キルア「円っていうのは、オーラを拡げてその範囲に入ったものを察知する念の技術だ。
レオリオにはまだ使えない。 なのにそれが、ここを中心として展開されていた。
オレは常に凝を使っているけど、それでも気付かないほどの、薄い膜状の円がな」
キルア「オレが気付けたのは、オレが…オレたちが近付いた瞬間、一瞬それがブレたからだ」
キルア「つまりその念能力者はオレたちを知る人物」
レオリオ「……」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 19:06:16.55 ID:y6/mSGSL0
キルア「レオリオ。 この中に誰を隠している?」
レオリオ「……だぁーかーら、綺麗な裸の姉ちゃん達だって。 それに鍵も…」
キルア「こんなものッ」
レオリオ「うお!? マジかよ……」
キルア「……」
レオリオ「な、言っただろ。 なんなら一冊ぐらい持っていっていいぜ少年」
キルア「……」
レオリオ「……だぁーかーら、綺麗な裸の姉ちゃん達だって。 それに鍵も…」
キルア「こんなものッ」
レオリオ「うお!? マジかよ……」
キルア「……」
レオリオ「な、言っただろ。 なんなら一冊ぐらい持っていっていいぜ少年」
キルア「……」
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 19:41:02.12 ID:y6/mSGSL0
キルア「ふざけるな!!」
ピトー「……ここだよ」
レオリオ「あ、おい! ……でもキルアには関係ねぇ、こいつはただの――」
キルア「……ピトー」
レオリオ「え、知って……」
キルア「…ッ レオリオ! こいつが何か知ってここに置いているのか!?」
レオリオ「何って……確かに人間じゃねえが、こいつは何も」
キルア「こいつがさっき話した! キメラアントの王直属護衛軍のネフェルピトーだ!!」
ピトー「……ここだよ」
レオリオ「あ、おい! ……でもキルアには関係ねぇ、こいつはただの――」
キルア「……ピトー」
レオリオ「え、知って……」
キルア「…ッ レオリオ! こいつが何か知ってここに置いているのか!?」
レオリオ「何って……確かに人間じゃねえが、こいつは何も」
キルア「こいつがさっき話した! キメラアントの王直属護衛軍のネフェルピトーだ!!」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 20:05:31.79 ID:y6/mSGSL0
レオリオ「……は…? ……はは、おいおいキルア、何言ってるんだ」
レオリオ「こいつは猫だぜ? だってこんな……」
ピトー「……」
レオリオ「そうだろ? 違うって言えよ ピトー」
ピトー「……そう」
ピトー「ボクが、ゴンの恩人の命を弄んで殺した"蟻"だ」
レオリオ「っ……冗談きついぜ……」
レオリオ「こいつは猫だぜ? だってこんな……」
ピトー「……」
レオリオ「そうだろ? 違うって言えよ ピトー」
ピトー「……そう」
ピトー「ボクが、ゴンの恩人の命を弄んで殺した"蟻"だ」
レオリオ「っ……冗談きついぜ……」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 20:59:19.57 ID:y6/mSGSL0
キルア「なんで生きてる……お前はゴンに斃されたはずじゃないのか」
ピトー「……」
キルア「……レオリオ下がれ」
レオリオ「……殺す、のか」
キルア「協会から殲滅の命令が出ているんだ」
レオリオ「ま、待ってくれ! こいつはもう危険なことはしない! だから」
キルア「そんなことが言い切れるのか!?」
レオリオ「ッ……」
ピトー「……」
キルア「……レオリオ下がれ」
レオリオ「……殺す、のか」
キルア「協会から殲滅の命令が出ているんだ」
レオリオ「ま、待ってくれ! こいつはもう危険なことはしない! だから」
キルア「そんなことが言い切れるのか!?」
レオリオ「ッ……」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 21:21:09.48 ID:y6/mSGSL0
キルア(っつっても……オレがピトーに敵うわけがない)
キルア(……しかし妙だ)
キルア(ピトーからまったく殺気を感じない)
キルア(それだけじゃない、オーラだって前見たときとは全く違う。 禍々しさが消えた?)
キルア(何より目つきが違う。 今映っているのは)
キルア(……"戸惑い"?)
キルア(……しかし妙だ)
キルア(ピトーからまったく殺気を感じない)
キルア(それだけじゃない、オーラだって前見たときとは全く違う。 禍々しさが消えた?)
キルア(何より目つきが違う。 今映っているのは)
キルア(……"戸惑い"?)
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 22:52:01.39 ID:y6/mSGSL0
キルア(考えてみれば最初からおかしかった。
どんなに怪我をしようとピトーは自身の能力で治癒できる。 なのに何故ずっとここに?)
キルア(さっきの円にしたってそうだ。 ゴンは今意識がない。
オレ程度のオーラで、あのピトーの心境を乱すことなんかあり得るのか?)
ピトー「……」
キルア(……蟻の目的は種を残すこと。 それが滅せられようとするならば抗うのが普通だ)
キルア(その力がない、とすれば)
キルア(今が、チャンス)
どんなに怪我をしようとピトーは自身の能力で治癒できる。 なのに何故ずっとここに?)
キルア(さっきの円にしたってそうだ。 ゴンは今意識がない。
オレ程度のオーラで、あのピトーの心境を乱すことなんかあり得るのか?)
ピトー「……」
キルア(……蟻の目的は種を残すこと。 それが滅せられようとするならば抗うのが普通だ)
キルア(その力がない、とすれば)
キルア(今が、チャンス)
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/17(木) 23:16:46.58 ID:y6/mSGSL0
キルア「レオリオ。 どいてくれ」
レオリオ「いや、どかねえ……」
キルア「……さっきの話聞いてたか? こいつがゴンをあんなにしたんだぞ!!」
レオリオ「けど俺は!!」
キルア「……もう一度言う。 どけ。 殺すぞ」
レオリオ「……ッ上等だコラァ!!!」
ピトー「……!」
レオリオ「いや、どかねえ……」
キルア「……さっきの話聞いてたか? こいつがゴンをあんなにしたんだぞ!!」
レオリオ「けど俺は!!」
キルア「……もう一度言う。 どけ。 殺すぞ」
レオリオ「……ッ上等だコラァ!!!」
ピトー「……!」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 00:00:06.50 ID:N/IEaxuM0
ラストは決めてるんだけど繋がらねえ
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 01:21:30.78 ID:N/IEaxuM0
ピトー(駄目だ、キルアの目は本気、敵うわけがない。
裸の一般人が武装した軍人を相手にするようなもの、死ぬに決まっている!)
ピトー("死"……)
ピトー(死ぬ……? ボクを庇って?
毎日熱いご飯を食べさせられた。 熱い湯に入れようとした。 それが、死ぬ?)
ピトー「……」
ピトー(……駄目だ)
ピトー(……そんなこと、させない)
裸の一般人が武装した軍人を相手にするようなもの、死ぬに決まっている!)
ピトー("死"……)
ピトー(死ぬ……? ボクを庇って?
毎日熱いご飯を食べさせられた。 熱い湯に入れようとした。 それが、死ぬ?)
ピトー「……」
ピトー(……駄目だ)
ピトー(……そんなこと、させない)
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 01:25:04.43 ID:N/IEaxuM0
ピト(この命に、替えてでも!!!)
キルア「――!! なっ…!!」
レオリオ「!? これが……ピトーの……!」
"黒子舞想"!!!
キルア(このオーラ……あの時の……!)
レオリオ(……練を積んでない俺でも分かる、これは、ヤバい!!)
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 01:47:44.51 ID:N/IEaxuM0
ピトー「……」
キルア「ハッ…、ハッ…、ハッ……!」
キルア(やべぇ……足が震えて……!)
ピトー「……」
レオリオ(このままじゃ、キルアが…… クソッ 何で俺は、いつも何も出来ない!!)
キルア「はっ……万事休す、か…」
ピトー「……」
キルア(ごめんな、ゴン……)
レオリオ「…ピトォォォおおおおぉおぉおぉおおお!!!」
キルア「ハッ…、ハッ…、ハッ……!」
キルア(やべぇ……足が震えて……!)
ピトー「……」
レオリオ(このままじゃ、キルアが…… クソッ 何で俺は、いつも何も出来ない!!)
キルア「はっ……万事休す、か…」
ピトー「……」
キルア(ごめんな、ゴン……)
レオリオ「…ピトォォォおおおおぉおぉおぉおおお!!!」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 01:52:00.45 ID:N/IEaxuM0
ピトー「!!」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 02:00:46.24 ID:N/IEaxuM0
ピトー「っ……」
レオリオ「……助かっ…たのか?」
キルア「いや、今のは、わざと……」
ピトー「……時間がない」
レオリオ「は? おいどこに……」
キルア「! そっちは、……ゴンに近付くな!!」
ピトー「……」
レオリオ「……助かっ…たのか?」
キルア「いや、今のは、わざと……」
ピトー「……時間がない」
レオリオ「は? おいどこに……」
キルア「! そっちは、……ゴンに近付くな!!」
ピトー「……」
270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 14:50:21.98 ID:N/IEaxuM0
ピトー「……ボクに、ゴンを任せて欲しい」
キルア「なっ……」
ピトー「ボクならゴンを、元の姿に戻すことができる……お願いだ、ボクに治させてくれ!」
キルア「…ふ、ざけるな……! またカイトみたいに改造する気なんだろ!!」
ピトー「違う!! ボクはただ――」
キルア「信用できるか!! お前は」
レオリオ「キルア!!」
キルア「ッ……」
キルア「なっ……」
ピトー「ボクならゴンを、元の姿に戻すことができる……お願いだ、ボクに治させてくれ!」
キルア「…ふ、ざけるな……! またカイトみたいに改造する気なんだろ!!」
ピトー「違う!! ボクはただ――」
キルア「信用できるか!! お前は」
レオリオ「キルア!!」
キルア「ッ……」
276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 15:34:10.96 ID:N/IEaxuM0
レオリオ「……ピトー。 ゴンを、治せるんだな?」
ピトー「……」
レオリオ「……頼む」
キルア「……」
ピトー「……"玩具修理者"の発動中は完全に無防備、動くことすらできない。
殺そうと思えば簡単に殺せる。 もし怪しいと思ったら攻撃をしても構わない」
ピトー「けど、ゴンを治そうとしているのは本当だ……信じて欲しい」
キルア「……」
ピトー「……」
レオリオ「……頼む」
キルア「……」
ピトー「……"玩具修理者"の発動中は完全に無防備、動くことすらできない。
殺そうと思えば簡単に殺せる。 もし怪しいと思ったら攻撃をしても構わない」
ピトー「けど、ゴンを治そうとしているのは本当だ……信じて欲しい」
キルア「……」
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 21:14:47.04 ID:N/IEaxuM0
キルア「……人間は敵…… 特にゴンは、そっちにとって脅威となる存在だ。
それなのに何故、助けようとする? これは王の意思に反することじゃないのか?」
ピトー「……ボクたち王直属護衛軍は、王を守る為だけに生まれてきた」
ピトー「でも、知っているんだ。 王はもう――お隠れになった」
ピトー「王だけじゃない、ユピーやプフも。 ……ボクたち"蟻"は、負けたんだ」
キルア「それでも」
ピトー「……護衛軍にとっての王のように、王にとってのコムギのように……」
ピトー「ゴンは、二人にとっては大切な存在だから」
ピトー「それだけだ」
キルア「……」
それなのに何故、助けようとする? これは王の意思に反することじゃないのか?」
ピトー「……ボクたち王直属護衛軍は、王を守る為だけに生まれてきた」
ピトー「でも、知っているんだ。 王はもう――お隠れになった」
ピトー「王だけじゃない、ユピーやプフも。 ……ボクたち"蟻"は、負けたんだ」
キルア「それでも」
ピトー「……護衛軍にとっての王のように、王にとってのコムギのように……」
ピトー「ゴンは、二人にとっては大切な存在だから」
ピトー「それだけだ」
キルア「……」
312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 22:59:35.84 ID:N/IEaxuM0
レオリオ「……驚いたな。 こんな能力があったなんてよ」
ピトー「っ…」
レオリオ「責めてる訳じゃねぇんだ、俺も深く聞かなかったしな。
でも、それならずっと俺のところに居なくたって自分で治せたんじゃないか、とは思う」
ピトー「それは……」
レオリオ「自分だけ治せないってことはないだろ。 まさか俺と居たかったからか? んな訳ねえか、はは」
ピトー「……」
ピトー「っ…」
レオリオ「責めてる訳じゃねぇんだ、俺も深く聞かなかったしな。
でも、それならずっと俺のところに居なくたって自分で治せたんじゃないか、とは思う」
ピトー「それは……」
レオリオ「自分だけ治せないってことはないだろ。 まさか俺と居たかったからか? んな訳ねえか、はは」
ピトー「……」
319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/18(金) 23:38:40.53 ID:N/IEaxuM0
――――
――
レオリオ「……すげぇな、見る見るうちに戻っていく」
キルア「……」
キルア「確かに治してくれている、けど……これは免罪符にはならない。
ゴンもまだお前のことは許してはいないし、ハンターとしてもキメラアントは斃さないといけない」
ピトー「わかってる」
レオリオ「……なんとかならないのか」
キルア「レオリオ。 そんな甘いこと、許されない」
レオリオ「……ッ」
――
レオリオ「……すげぇな、見る見るうちに戻っていく」
キルア「……」
キルア「確かに治してくれている、けど……これは免罪符にはならない。
ゴンもまだお前のことは許してはいないし、ハンターとしてもキメラアントは斃さないといけない」
ピトー「わかってる」
レオリオ「……なんとかならないのか」
キルア「レオリオ。 そんな甘いこと、許されない」
レオリオ「……ッ」
336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 00:30:28.60 ID:wfXahed60
ピトー「心配しなくても逃げない。 ……それに何をしなくてもきっと、これが終わったらボクは命を落とす」
レオリオ「どういう意味だ……」
ピトー「拾われてから今まで、自分の能力を使うことができなかった。 その理由をずっと考えていた」
ピトー「……ボクは既に一度、ゴンに殺されている。
死んだ直後、"黒子舞想"に操られた。 詳しくは分からない、でも多分それがきっかけだと思う」
ピトー「ボクは、ボクの能力と引き換えにまた命を得た」
レオリオ「……!」
ピトー「能力が回復した今……もう、永くはない」
レオリオ「どういう意味だ……」
ピトー「拾われてから今まで、自分の能力を使うことができなかった。 その理由をずっと考えていた」
ピトー「……ボクは既に一度、ゴンに殺されている。
死んだ直後、"黒子舞想"に操られた。 詳しくは分からない、でも多分それがきっかけだと思う」
ピトー「ボクは、ボクの能力と引き換えにまた命を得た」
レオリオ「……!」
ピトー「能力が回復した今……もう、永くはない」
339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 00:58:01.07 ID:wfXahed60
レオリオ「……ッ なんとか!!」
ピトー「ならないよ」
レオリオ「……ふざけるな……っ」
レオリオ「お前のために、いくらつぎ込んだと思ってるんだ」
レオリオ「おもちゃの猫じゃらしは……大量に買ったマタタビはどうするんだよ!!」
ピトー「……ごめんね」
レオリオ「……くそッ!!」
ピトー「ならないよ」
レオリオ「……ふざけるな……っ」
レオリオ「お前のために、いくらつぎ込んだと思ってるんだ」
レオリオ「おもちゃの猫じゃらしは……大量に買ったマタタビはどうするんだよ!!」
ピトー「……ごめんね」
レオリオ「……くそッ!!」
343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 01:26:09.69 ID:wfXahed60
――――
――
レオリオ「……」
ピトー「そろそろ終わる。 ゴンはしばらくしたら目覚めると思う。
……けど、キルア。 その前にボクの死体を協会に送ってほしい」
キルア「……ああ」
ピトー「外傷もない。 おまけに護衛軍。 きっといい研究材料になる」
キルア「……」
ピトー「……」
――
レオリオ「……」
ピトー「そろそろ終わる。 ゴンはしばらくしたら目覚めると思う。
……けど、キルア。 その前にボクの死体を協会に送ってほしい」
キルア「……ああ」
ピトー「外傷もない。 おまけに護衛軍。 きっといい研究材料になる」
キルア「……」
ピトー「……」
347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 01:40:34.46 ID:wfXahed60
ピトー「……」
ピトー「……初めて」
ピトー「初めて、人を殺す以外で、楽しいと思えた」
レオリオ「……っ」
ピトー「……レオリオ」
レオリオ「!」
ピトー「……お粥、熱かったけど」
ピトー「美味しかったニャ」
ピトー「……初めて」
ピトー「初めて、人を殺す以外で、楽しいと思えた」
レオリオ「……っ」
ピトー「……レオリオ」
レオリオ「!」
ピトー「……お粥、熱かったけど」
ピトー「美味しかったニャ」
349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 01:44:46.67 ID:wfXahed60
レオリオ「……」
レオリオ「……ピトー」
レオリオ「ピトー……っ」
レオリオ「……ッ」
キルア「……レオリ……」
キルア「……っ」
レオリオ「……ピトー」
レオリオ「ピトー……っ」
レオリオ「……ッ」
キルア「……レオリ……」
キルア「……っ」
355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 01:56:17.33 ID:wfXahed60
レオリオ「……」
レオリオ「……っはー……」
レオリオ「……キルア。 ゴンをベッドに寝かせて、"蟻"、協会に運ぼうぜ」
キルア「……」
レオリオ「ほら、ぼーっとつっ立ってるな!」
キルア「……レオリオ」
レオリオ「あんだよ」
キルア「無理、するなよ」
レオリオ「あ? なんの話しだ。 ほら行くぞ」
レオリオ「……っはー……」
レオリオ「……キルア。 ゴンをベッドに寝かせて、"蟻"、協会に運ぼうぜ」
キルア「……」
レオリオ「ほら、ぼーっとつっ立ってるな!」
キルア「……レオリオ」
レオリオ「あんだよ」
キルア「無理、するなよ」
レオリオ「あ? なんの話しだ。 ほら行くぞ」
359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 02:16:42.31 ID:wfXahed60
キルア「……協会には行かない」
レオリオ「なんでだよ、キメラアントの王直属の部下だぜ? 持って行けばがっぽり金貰える!」
キルア「それでいいのか」
レオリオ「ぁ、たりまえだろ……」
キルア「本当にそれでいいのか!!」
レオリオ「……ッ 良い訳ねえだろうが!!!」
レオリオ「俺はただ……!」
レオリオ「ただ……っ」
レオリオ「なんでだよ、キメラアントの王直属の部下だぜ? 持って行けばがっぽり金貰える!」
キルア「それでいいのか」
レオリオ「ぁ、たりまえだろ……」
キルア「本当にそれでいいのか!!」
レオリオ「……ッ 良い訳ねえだろうが!!!」
レオリオ「俺はただ……!」
レオリオ「ただ……っ」
362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 02:30:00.59 ID:wfXahed60
キルア「……」
キルア「……レオリオ。 ピトーは、……蟻じゃなかった」
レオリオ「なっ…」
キルア「そうだよ。 レオリオは、怪我をした猫を拾っただけなんだよ」
レオリオ「……」
キルア「だけど弱ってて、結局死んでしまった。 だから」
キルア「だから……ちゃんと、弔ってやらなきゃいけない」
レオリオ「キルア……」
キルア「……レオリオ。 ピトーは、……蟻じゃなかった」
レオリオ「なっ…」
キルア「そうだよ。 レオリオは、怪我をした猫を拾っただけなんだよ」
レオリオ「……」
キルア「だけど弱ってて、結局死んでしまった。 だから」
キルア「だから……ちゃんと、弔ってやらなきゃいけない」
レオリオ「キルア……」
365: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 03:01:01.59 ID:wfXahed60
――――
――
キルア「……ごめんな」
レオリオ「……研究者に弄られるよりは幸せだろ。 むしろ感謝したいぐらいだ」
キルア「違う、オレが来なければ……」
レオリオ「……それじゃゴンが助からなかったかもしれねえだろ。
それにゴンを治したのはピトーの意志だ。 お前を責める理由は無い」
キルア「……」
レオリオ「……お前、ゴンの側に居てやらなくていいのか?」
キルア「え、あ……」
レオリオ「……」
キルア「……そう、だな。 先に中に戻ってる」
――
キルア「……ごめんな」
レオリオ「……研究者に弄られるよりは幸せだろ。 むしろ感謝したいぐらいだ」
キルア「違う、オレが来なければ……」
レオリオ「……それじゃゴンが助からなかったかもしれねえだろ。
それにゴンを治したのはピトーの意志だ。 お前を責める理由は無い」
キルア「……」
レオリオ「……お前、ゴンの側に居てやらなくていいのか?」
キルア「え、あ……」
レオリオ「……」
キルア「……そう、だな。 先に中に戻ってる」
372: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 03:47:56.83 ID:wfXahed60
レオリオ「……」
レオリオ「……正直、お前が"蟻"だなんでまだ信じられねぇ」
レオリオ「能力を見た今も……」
レオリオ「……」
レオリオ「……使えなくなっていた能力が発動したの、なんでだろうな」
レオリオ「まさか殺されそうになった俺を守るためだとか? ……そりゃ自意識過剰か、はは」
レオリオ「……」
レオリオ「……」
レオリオ「……」
レオリオ「……正直、お前が"蟻"だなんでまだ信じられねぇ」
レオリオ「能力を見た今も……」
レオリオ「……」
レオリオ「……使えなくなっていた能力が発動したの、なんでだろうな」
レオリオ「まさか殺されそうになった俺を守るためだとか? ……そりゃ自意識過剰か、はは」
レオリオ「……」
レオリオ「……」
レオリオ「……」
397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 13:02:03.72 ID:wfXahed60
レオリオ「……たった一週間なのにな」
レオリオ「……」
レオリオ「短い間だったけどよ。 楽しかったぜ」
レオリオ「……」
レオリオ「ピトー、……ありがとな」
レオリオ「……」
レオリオ「……あー、柄でもねぇ」
レオリオ「さて、と。 俺もそろそろ戻るか。
寒ィし腹減った。 そういや昨日の晩もほとんど食ってねえもんな」
レオリオ「……」
レオリオ「短い間だったけどよ。 楽しかったぜ」
レオリオ「……」
レオリオ「ピトー、……ありがとな」
レオリオ「……」
レオリオ「……あー、柄でもねぇ」
レオリオ「さて、と。 俺もそろそろ戻るか。
寒ィし腹減った。 そういや昨日の晩もほとんど食ってねえもんな」
407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:27:04.05 ID:wfXahed60
レオリオ「……ん?」
ねこ「なー」
レオリオ「なんだ、どっから来た?」
ねこ「なー」
レオリオ「ついて来るなよ…… 腹減ってんのか?」
ねこ「なー」
レオリオ「……」
レオリオ「……丁度よ。 ……マタタビ余ってんだ」
レオリオ「エサは残飯しかねえ。 それでも来るか」
ねこ「なー」
ねこ「なー」
レオリオ「なんだ、どっから来た?」
ねこ「なー」
レオリオ「ついて来るなよ…… 腹減ってんのか?」
ねこ「なー」
レオリオ「……」
レオリオ「……丁度よ。 ……マタタビ余ってんだ」
レオリオ「エサは残飯しかねえ。 それでも来るか」
ねこ「なー」
408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:29:49.54 ID:wfXahed60
キルア「レオリオ! レオリオ!!」
レオリオ「ん、どうし――…まさか」
キルア「ゴンがっ ゴンが目覚めた!!」
レオリオ「おお…すぐ行く!! お前も来いッ」
ねこ「うにゃっ」
キルア「? なんだそいつ」
レオリオ「拾いもんだ!」
おわり
レオリオ「ん、どうし――…まさか」
キルア「ゴンがっ ゴンが目覚めた!!」
レオリオ「おお…すぐ行く!! お前も来いッ」
ねこ「うにゃっ」
キルア「? なんだそいつ」
レオリオ「拾いもんだ!」
おわり
412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:38:23.08 ID:wfXahed60
遅筆のくせに乗っ取るべきじゃなかったもう一生やらねえ
読んでくれた人支援してくれた人保守してくれた人全てに感謝と謝罪を
ハンタ全巻買ってくるかな・・・
読んでくれた人支援してくれた人保守してくれた人全てに感謝と謝罪を
ハンタ全巻買ってくるかな・・・
409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:32:27.06 ID:YRDuKv2+0
乙
410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:34:39.77 ID:9AUbVtjw0
乙
久しぶりにいいもん見た
久しぶりにいいもん見た
413: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:40:41.15 ID:LMTHOF4D0
面白かったよ お疲れ
414: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:43:11.30 ID:DD4Htc8+O
乙
ピトーは可愛いけどポックルをあっあってやりやがったのは許さない
ピトーは可愛いけどポックルをあっあってやりやがったのは許さない
415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:43:26.48 ID:7apbWPqXO
おつ
ネフェルピトーかわいいわやっぱ
ネフェルピトーかわいいわやっぱ
416: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 15:56:07.69 ID:/Eez0b600
ちょっと誰かピトーがもっと幸せになるSS書いてよ
418: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 16:07:10.56 ID:9AdxnhUyO
乙
レオリオマジ兄貴
レオリオマジ兄貴
419: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 16:24:20.40 ID:A2QdbYzy0
乙
本誌でレオリオが見たくなった
本誌でレオリオが見たくなった
421: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/19(土) 17:07:50.60 ID:IoHzWkMaO
乙です
面白かった
次は幸せなエンドもみたいかな‥
面白かった
次は幸せなエンドもみたいかな‥
引用元: ピトー「ここは……?」レオリオ「よう、大丈夫か?」
キモオタ「オレたちで幻影旅団を結成しよう! もちろんオレがクロロな!」
2018-12-09
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:27:18.335 ID:mQgvtumC0
ある中学校にて――
キモオタ「ハンターハンターの幻影旅団ってかっこいいよな!」
ガリ「うん、強くて悪くてサイコーだよ!」
デブ「魅力ある戦闘集団だよね!」
ブス「シャルナーク君ステキィ~!」
眼鏡娘「私はコルトピが好き……」
キモオタ「だよなぁ、だよなぁ!」
キモオタ「そうだ! いっそオレたちで幻影旅団を結成しないか!?」
キモオタ「ハンターハンターの幻影旅団ってかっこいいよな!」
ガリ「うん、強くて悪くてサイコーだよ!」
デブ「魅力ある戦闘集団だよね!」
ブス「シャルナーク君ステキィ~!」
眼鏡娘「私はコルトピが好き……」
キモオタ「だよなぁ、だよなぁ!」
キモオタ「そうだ! いっそオレたちで幻影旅団を結成しないか!?」
2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:30:11.679 ID:mQgvtumC0
ガリ「いいねえ!」
ブス「やりましょ、やりましょ」
キモオタ「じゃあ……もちろんオレがクロロな!」
ガリ「ボクはヒソカ!」
デブ「オレは……体が大きいからウボォーギンにしよう」
キモオタ「うんうん」
ブス「じゃあ、あたしはマチね!」
キモオタ「……まあいいんじゃないかな」
眼鏡娘「じゃあ私は……シズクで」
キモオタ「よっしゃあ! オレたち幻影旅団だ!」
ブス「やりましょ、やりましょ」
キモオタ「じゃあ……もちろんオレがクロロな!」
ガリ「ボクはヒソカ!」
デブ「オレは……体が大きいからウボォーギンにしよう」
キモオタ「うんうん」
ブス「じゃあ、あたしはマチね!」
キモオタ「……まあいいんじゃないかな」
眼鏡娘「じゃあ私は……シズクで」
キモオタ「よっしゃあ! オレたち幻影旅団だ!」
4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:33:25.624 ID:mQgvtumC0
放課後――
キモオタ「……コホン」
キモオタ「ではこれより、第一回旅団会議を行う」
キモオタ「えー……今日は何を狙う? ……なんちて」
ガリ「団長……ゲームセンターなんかいいんじゃないかい?」
キモオタ「お、いいね! 今の言い方なんかヒソカっぽかった!」
ガリ「えへっ、そうかな」
ブス「やだぁ~、トランプ投げないでよ」
眼鏡娘「ふふっ」
キモオタ「……コホン」
キモオタ「ではこれより、第一回旅団会議を行う」
キモオタ「えー……今日は何を狙う? ……なんちて」
ガリ「団長……ゲームセンターなんかいいんじゃないかい?」
キモオタ「お、いいね! 今の言い方なんかヒソカっぽかった!」
ガリ「えへっ、そうかな」
ブス「やだぁ~、トランプ投げないでよ」
眼鏡娘「ふふっ」
5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:36:10.122 ID:mQgvtumC0
ゲーセン――
キモオタ「獲物(ゲーム)がいっぱい転がってるぜ……」
デブ「団長、命令してくれよ……!」
キモオタ「殺せ」
キモオタ「邪魔する奴らは残らずな」
ガリ「おぉ~、かっくいー!」
デブ「クロロ~!」
キモオタ「え、オレクロロだった? そんなにクロロだった?」
キモオタ「獲物(ゲーム)がいっぱい転がってるぜ……」
デブ「団長、命令してくれよ……!」
キモオタ「殺せ」
キモオタ「邪魔する奴らは残らずな」
ガリ「おぉ~、かっくいー!」
デブ「クロロ~!」
キモオタ「え、オレクロロだった? そんなにクロロだった?」
8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:40:16.780 ID:mQgvtumC0
キモオタ「オレたちは対戦格闘やろうぜ!」
ガリ「負けないよ、団長」
キモオタ「サシでやろう」ガチャガチャ
ガリ「興奮しちゃうじゃないか」ガチャガチャ
デブ「オレたちはクレーンゲームやろうか」
ブス「やりましょ!」
眼鏡娘「うん、やろう」
デブ「このぬいぐるみの山崩せば取りやすくなるのにな……」
デブ「ビッグバンインパクト! ビッグバンインパクト!」ガンッガンッ
店員「コラ、機械を叩かないでー!」
ガリ「負けないよ、団長」
キモオタ「サシでやろう」ガチャガチャ
ガリ「興奮しちゃうじゃないか」ガチャガチャ
デブ「オレたちはクレーンゲームやろうか」
ブス「やりましょ!」
眼鏡娘「うん、やろう」
デブ「このぬいぐるみの山崩せば取りやすくなるのにな……」
デブ「ビッグバンインパクト! ビッグバンインパクト!」ガンッガンッ
店員「コラ、機械を叩かないでー!」
9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:42:03.365 ID:mQgvtumC0
キモオタ「今日は楽しかったね」
ガリ「うん、楽しかった」
デブ「いいぬいぐるみが取れたよ!」
ブス「もうあたしったら、心も体もすっかりマチだわ!」
眼鏡娘「私もシズクになった気分……」
キモオタ「明日からも、オレたち幻影旅団だ!」
ガリ「うん、楽しかった」
デブ「いいぬいぐるみが取れたよ!」
ブス「もうあたしったら、心も体もすっかりマチだわ!」
眼鏡娘「私もシズクになった気分……」
キモオタ「明日からも、オレたち幻影旅団だ!」
10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:45:04.405 ID:mQgvtumC0
~
ガリ「あ、服がほつれてる」
ブス「だったらあたしが縫ってあげるぅ~」
ブス「ふんふ~ん」サッサッ
ガリ「お、さすがマチ! 念糸縫合が得意だね」
ブス「でしょでしょ~?」
ガリ「ボクは君の念糸縫合を見たいがために、服をほつれさせてるのかもしれない」
ブス「やだ、ガリ君、ますますヒソカ~!」
ガリ「いやぁ……」
~
ガリ「あ、服がほつれてる」
ブス「だったらあたしが縫ってあげるぅ~」
ブス「ふんふ~ん」サッサッ
ガリ「お、さすがマチ! 念糸縫合が得意だね」
ブス「でしょでしょ~?」
ガリ「ボクは君の念糸縫合を見たいがために、服をほつれさせてるのかもしれない」
ブス「やだ、ガリ君、ますますヒソカ~!」
ガリ「いやぁ……」
~
11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:47:01.610 ID:mQgvtumC0
~
キモオタ「掃除めんどうだな~」
デブ「ホントだよ~」
眼鏡娘「ふんふ~ん」サッサッ
キモオタ「おお、熱心だな!」
デブ「さすがシズク! そのホウキがデメちゃんだね!」
眼鏡娘「あ、ありがと……」
~
キモオタ「掃除めんどうだな~」
デブ「ホントだよ~」
眼鏡娘「ふんふ~ん」サッサッ
キモオタ「おお、熱心だな!」
デブ「さすがシズク! そのホウキがデメちゃんだね!」
眼鏡娘「あ、ありがと……」
~
13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:49:38.694 ID:mQgvtumC0
~
キモオタ「今日はみんなで肝試ししよう」
ガリ「興奮しちゃうじゃないか」
デブ「夜の墓地は雰囲気あるなぁ」
ブス「幽霊なんてあたしの糸で縛っちゃうわぁ~」
眼鏡娘「こ、怖いけど……頑張る! 私だって幻影旅団だもの!」
キモオタ「みんな、“凝”を怠るなよ」
キモオタ「今日はみんなで肝試ししよう」
ガリ「興奮しちゃうじゃないか」
デブ「夜の墓地は雰囲気あるなぁ」
ブス「幽霊なんてあたしの糸で縛っちゃうわぁ~」
眼鏡娘「こ、怖いけど……頑張る! 私だって幻影旅団だもの!」
キモオタ「みんな、“凝”を怠るなよ」
14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:52:06.954 ID:mQgvtumC0
猫「ニャ~ン」
キモオタ「ひっ!?」
キモオタ「逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ガリ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
デブ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ブス「ぎえぇぇぇぇぇぇ!!!」
眼鏡娘「きゃあぁぁぁぁぁっ!!!」
タタタタタッ…
~
キモオタ「ひっ!?」
キモオタ「逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ガリ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
デブ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ブス「ぎえぇぇぇぇぇぇ!!!」
眼鏡娘「きゃあぁぁぁぁぁっ!!!」
タタタタタッ…
~
15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:56:09.306 ID:mQgvtumC0
~
キモオタ「今日は慈善活動をしよう。ゴミ拾いだ!」
ガリ「幻影旅団もたまに慈善活動やるらしいしね」
デブ「もったいねえ、このジュースまだ中身あるのに!」
ブス「拾い食い、拾い飲みはダメよ」
眼鏡娘「よいしょ、よいしょ」サッサッ
通行人「お、君たち偉いねえ。どうしてゴミ拾いを? 学校の行事かい?」
キモオタ「動機の言語化は苦手なんだ……」
通行人「へ?」
~
キモオタ「今日は慈善活動をしよう。ゴミ拾いだ!」
ガリ「幻影旅団もたまに慈善活動やるらしいしね」
デブ「もったいねえ、このジュースまだ中身あるのに!」
ブス「拾い食い、拾い飲みはダメよ」
眼鏡娘「よいしょ、よいしょ」サッサッ
通行人「お、君たち偉いねえ。どうしてゴミ拾いを? 学校の行事かい?」
キモオタ「動機の言語化は苦手なんだ……」
通行人「へ?」
~
16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 01:59:15.208 ID:mQgvtumC0
~
キモオタ「あ、あいつ財布にチェーンつけてる! 鎖野郎だ! 気をつけろ!」
デブ「ウボォーの仇だ!」
ガリ「ウボォーは君でしょ」
デブ「あ、そっか」
男「……?」
~
キモオタ「あ、あいつ財布にチェーンつけてる! 鎖野郎だ! 気をつけろ!」
デブ「ウボォーの仇だ!」
ガリ「ウボォーは君でしょ」
デブ「あ、そっか」
男「……?」
~
17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:02:20.614 ID:mQgvtumC0
ある日――
不良「おい」
キモオタ「なに?」
不良「お前ら幻影旅団なんだって?」
キモオタ「! う、うん……まあね……」
不良「幻影旅団ってアレだろ? ジャンプでやってるハンターハンターのキャラだろ?」
キモオタ「う、うん……」
不良「ヒュ~、かっくい~!」
キモオタ「……」
不良「おい」
キモオタ「なに?」
不良「お前ら幻影旅団なんだって?」
キモオタ「! う、うん……まあね……」
不良「幻影旅団ってアレだろ? ジャンプでやってるハンターハンターのキャラだろ?」
キモオタ「う、うん……」
不良「ヒュ~、かっくい~!」
キモオタ「……」
19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:05:10.750 ID:mQgvtumC0
不良「あいつら、念だっけ? 技使えるだろ。ちょっとやってみろよ!」
キモオタ「あ、いや……あくまでボクらのごっこ遊びだから……」
不良「いいからやれよ」
キモオタ「いや、だから……」
不良「やれよ」ゲシッ
キモオタ「いでっ!」
不良「やらなきゃどんどん強くすんぞ」ゲシッゲシッゲシッ
キモオタ「う、うう……」
キモオタ「あ、いや……あくまでボクらのごっこ遊びだから……」
不良「いいからやれよ」
キモオタ「いや、だから……」
不良「やれよ」ゲシッ
キモオタ「いでっ!」
不良「やらなきゃどんどん強くすんぞ」ゲシッゲシッゲシッ
キモオタ「う、うう……」
20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:08:53.340 ID:mQgvtumC0
キモオタ「スキルハンター!」サッ
不良「? なんだそりゃ?」
キモオタ「相手の能力を奪う念能力で……」
不良「へぇ~、じゃあ俺の能力奪ってくれよ」ゲシッゲシッ
キモオタ「痛い、痛い!」
不良「奪えてねーじゃん。なぁ、奪えてねーじゃん」ゲシッゲシッ
キモオタ「ハ、ハハハ、参ったなぁ……」
不良「? なんだそりゃ?」
キモオタ「相手の能力を奪う念能力で……」
不良「へぇ~、じゃあ俺の能力奪ってくれよ」ゲシッゲシッ
キモオタ「痛い、痛い!」
不良「奪えてねーじゃん。なぁ、奪えてねーじゃん」ゲシッゲシッ
キモオタ「ハ、ハハハ、参ったなぁ……」
21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:11:29.045 ID:mQgvtumC0
キモオタ「……」
ガリ「キモオタ君……」
デブ「だ、大丈夫?」
キモオタ「……」
キモオタ「こんなの、オレにとっちゃ昼下がりのコーヒーブレイクと似たようなもんさ」
ガリ「さ、さすが団長!」
キモオタ(ううう……)
ガリ「キモオタ君……」
デブ「だ、大丈夫?」
キモオタ「……」
キモオタ「こんなの、オレにとっちゃ昼下がりのコーヒーブレイクと似たようなもんさ」
ガリ「さ、さすが団長!」
キモオタ(ううう……)
22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:14:30.286 ID:mQgvtumC0
三者面談――
教師「キモオタ君の成績は良好です。このままいけば、志望校にも入れるでしょう」
母「本当ですか!」
キモオタ「ほっ……」
教師「しかし、よく友達と漫画のキャラクターになるごっこ遊びをしているようで……」
教師「それで、クラスメイトにからかわれてるところも見受けられます」
母「まぁっ……」
キモオタ(ひいいっ! なにもこんな時にバラさなくても……!)
教師「キモオタ君の成績は良好です。このままいけば、志望校にも入れるでしょう」
母「本当ですか!」
キモオタ「ほっ……」
教師「しかし、よく友達と漫画のキャラクターになるごっこ遊びをしているようで……」
教師「それで、クラスメイトにからかわれてるところも見受けられます」
母「まぁっ……」
キモオタ(ひいいっ! なにもこんな時にバラさなくても……!)
23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:17:13.452 ID:mQgvtumC0
母「アンタって子は……なんなのよ、ごっこ遊びって! 恥ずかしいわね!」
母「もう高校生になるんだから、いい加減卒業しなさい!」
キモオタ「はい……」
キモオタ(でも、たしかに止め時かもなぁ……)
キモオタ(旅団会議ももうずいぶんやってないし……)
キモオタ(眼鏡娘ちゃんはコンタクトレンズにして、別のグループ行っちゃったし……)
母「もう高校生になるんだから、いい加減卒業しなさい!」
キモオタ「はい……」
キモオタ(でも、たしかに止め時かもなぁ……)
キモオタ(旅団会議ももうずいぶんやってないし……)
キモオタ(眼鏡娘ちゃんはコンタクトレンズにして、別のグループ行っちゃったし……)
24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:19:18.635 ID:mQgvtumC0
キモオタ「……というわけで、幻影旅団は解散しよう」
ガリ「うん、分かった」
デブ「オッケー」
ブス「分かったわ」
キモオタ(みんな、すんなりオーケーしたな……)
キモオタ(心の中ではみんなやめたがってたんだろうな、きっと)
ガリ「うん、分かった」
デブ「オッケー」
ブス「分かったわ」
キモオタ(みんな、すんなりオーケーしたな……)
キモオタ(心の中ではみんなやめたがってたんだろうな、きっと)
26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:23:31.789 ID:mQgvtumC0
時は流れ……
ワイワイ… ガヤガヤ…
キモオタ「みんな、久しぶりー!」
ガリ「久しぶり!」
デブ「大人になっても、みんな意外と変わってないなぁ。だいたい顔分かるもん」
キモオタ「アニメの同窓会ネタだと、みんな別人のようになったりするけど」
キモオタ「現実はこんなもんなのかもね」
ワイワイ… ガヤガヤ…
キモオタ「みんな、久しぶりー!」
ガリ「久しぶり!」
デブ「大人になっても、みんな意外と変わってないなぁ。だいたい顔分かるもん」
キモオタ「アニメの同窓会ネタだと、みんな別人のようになったりするけど」
キモオタ「現実はこんなもんなのかもね」
27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:26:25.851 ID:mQgvtumC0
クラスメイト「おう、仲良しグループ!」
キモオタ「やぁ」
クラスメイト「そういやお前ら、中学の頃は幻影旅団なんて名乗ってたよな」
キモオタ「うわーっ! やめてくれえええ!」
ガリ「恥ずかしいいいいいいい!」
デブ「まさに黒歴史だよおおおおおお!」
キモオタ「今から思うと、なんであんなことしたのか、とても信じられないよ……」
ガリ「若気の至りってやつだろうね」
キモオタ「だけど、それ以上に信じられないのは――」
キモオタ「やぁ」
クラスメイト「そういやお前ら、中学の頃は幻影旅団なんて名乗ってたよな」
キモオタ「うわーっ! やめてくれえええ!」
ガリ「恥ずかしいいいいいいい!」
デブ「まさに黒歴史だよおおおおおお!」
キモオタ「今から思うと、なんであんなことしたのか、とても信じられないよ……」
ガリ「若気の至りってやつだろうね」
キモオタ「だけど、それ以上に信じられないのは――」
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/09(日) 02:29:12.729 ID:mQgvtumC0
キモオタ「未だにハンターハンターが連載してることだよ……」
ガリ「まあ、休載多いからね……」
デブ「旅団のメンバーもだいぶ変わっちゃったよね……」
キモオタ「そうだ、今度はカキンの王子でも名乗ってみる?」
デブ「やるとしたら、オレは絶対サレサレだわ」
アッハッハッハッハ……
おわり
ガリ「まあ、休載多いからね……」
デブ「旅団のメンバーもだいぶ変わっちゃったよね……」
キモオタ「そうだ、今度はカキンの王子でも名乗ってみる?」
デブ「やるとしたら、オレは絶対サレサレだわ」
アッハッハッハッハ……
おわり
引用元: キモオタ「オレたちで幻影旅団を結成しよう! もちろんオレがクロロな!」