アスカ「最近、シンジの様子がおかしい」
2020-12-22
1: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/15(木) 22:22:07.28 ID:DCAtAWgo0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/15(木) 22:44:11.35 ID:DCAtAWgo0
シンジ「あ、綾波さ…今日の放課後って何か、予定ある?」
アスカ「おかしい…」
ヒカリ「おかしい?碇君が?」
シンジ「いや、あ、その大したことじゃないんだけど、夕飯の買い出し付き合ってもらえないかなって…」
アスカ「うん、なんかヘン。明らかに何かおかしいのよ…」
シンジ「ッ!え、ええと別に特別な事とか何もなくてその、嫌なら全然いいんだけど」
アスカ「おかしい…」
ヒカリ「おかしい?碇君が?」
シンジ「いや、あ、その大したことじゃないんだけど、夕飯の買い出し付き合ってもらえないかなって…」
アスカ「うん、なんかヘン。明らかに何かおかしいのよ…」
シンジ「ッ!え、ええと別に特別な事とか何もなくてその、嫌なら全然いいんだけど」
3: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/15(木) 22:48:26.50 ID:DCAtAWgo0
アスカ「…………」
ヒカリ「アスカもしかして」
シンジ「!、そっか、ありがとう。じゃあ放課後また声かけるから…!」
ヒカリ「嫉妬?」
アスカ「バッ……!違うわよ!全然そんなんじゃないから!」
ヒカリ「だって綾波さんとおしゃべりしてる碇君をずっと睨んでるんだから、普通そう思うでしょう?」
ヒカリ「アスカもしかして」
シンジ「!、そっか、ありがとう。じゃあ放課後また声かけるから…!」
ヒカリ「嫉妬?」
アスカ「バッ……!違うわよ!全然そんなんじゃないから!」
ヒカリ「だって綾波さんとおしゃべりしてる碇君をずっと睨んでるんだから、普通そう思うでしょう?」
4: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/15(木) 22:59:50.96 ID:DCAtAWgo0
もう書き上がってるんで、ちょこちょこ上げていきます。
アスカ「ハァ…そうじゃなくて、なんかここ数日、ファーストに対するシンジの態度が明らかにいつもと違うのよ。なんかぎこちないっていうか、挙動不審?」
ヒカリ「それは確かにそうかも」
シンジ「あっそういえば綾波、今日は本、何読んでるの?楽しそうに読んでるから気になってさ…」
ヒカリ「でもそれってほら、今まで何でも無かった女子がある日急にかわいく見えて…みたいなやつじゃない?」
アスカ「いや、アレは多分…」
アスカ「ハァ…そうじゃなくて、なんかここ数日、ファーストに対するシンジの態度が明らかにいつもと違うのよ。なんかぎこちないっていうか、挙動不審?」
ヒカリ「それは確かにそうかも」
シンジ「あっそういえば綾波、今日は本、何読んでるの?楽しそうに読んでるから気になってさ…」
ヒカリ「でもそれってほら、今まで何でも無かった女子がある日急にかわいく見えて…みたいなやつじゃない?」
アスカ「いや、アレは多分…」
5: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/15(木) 23:04:34.63 ID:DCAtAWgo0
シンジ「…?、!?、ちょ、綾波!?」
アスカ「…警戒?」
アスカ「…警戒?」
6: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/15(木) 23:27:48.92 ID:DCAtAWgo0
ーーーーーーーーーーー
シンジ「…………疲れた」
アスカ「アンタ、何朝からずっと一人でテンパってるワケ?」
シンジ「ッ!!げ、アスカ…なんだよ、別に僕はいつも通りだよ」
アスカ「げ、じゃないわよバカ。アレがいつも通りだったらアンタどんだけファーストにベッタリなのよ気持ち悪い」
シンジ「べ、別に、アスカには、関係ないだろッ…」
アスカ「大アリよ!ったく朝からやれ綾波それ綾波って常にアタシの目の端でキョドってる自覚ある?鬱陶しいったらありゃしない!なんかあったのはバレバレなんだから、さっさと白状したらどうなの?」
シンジ「あぁもう…まあ僕一人じゃ荷が重そうだし、アスカなら別にいいかな。」
アスカ「ハァ?アンタバカァ?アタシまだ何をするともしないとも言ってないんだけど?」
シンジ「…聞いたら協力せざるを得なくなると思うよ」
シンジ「…………疲れた」
アスカ「アンタ、何朝からずっと一人でテンパってるワケ?」
シンジ「ッ!!げ、アスカ…なんだよ、別に僕はいつも通りだよ」
アスカ「げ、じゃないわよバカ。アレがいつも通りだったらアンタどんだけファーストにベッタリなのよ気持ち悪い」
シンジ「べ、別に、アスカには、関係ないだろッ…」
アスカ「大アリよ!ったく朝からやれ綾波それ綾波って常にアタシの目の端でキョドってる自覚ある?鬱陶しいったらありゃしない!なんかあったのはバレバレなんだから、さっさと白状したらどうなの?」
シンジ「あぁもう…まあ僕一人じゃ荷が重そうだし、アスカなら別にいいかな。」
アスカ「ハァ?アンタバカァ?アタシまだ何をするともしないとも言ってないんだけど?」
シンジ「…聞いたら協力せざるを得なくなると思うよ」
7: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 00:00:23.88 ID:WiVwwXwo0
~ちょっち前の碇家、夕食の場にて~
ゲンドウ「シンジ、最近学校のレイの様子はどうだ」
シンジ「…?綾波がどうかしたの?」
ゲンドウ「特に変わったことは無いか?」
シンジ「いや特に…でも、綾波も最近はクラスメイトと混ざって話すことが増えてさ、前よりずっと表情も豊かになったと思うよ。学校生活、楽しめてるんじゃ無いかな?」
ゲンドウ「…そうか」
シンジ「父さん?」
ゲンドウ「シンジ、忠告しておく」
シンジ「忠告?急にどうしたのさ」
ゲンドウ「レイから目を離すな、行動に注意しろ」
シンジ「なッ……!?」
ゲンドウ「アレは危険だ」
ゲンドウ「シンジ、最近学校のレイの様子はどうだ」
シンジ「…?綾波がどうかしたの?」
ゲンドウ「特に変わったことは無いか?」
シンジ「いや特に…でも、綾波も最近はクラスメイトと混ざって話すことが増えてさ、前よりずっと表情も豊かになったと思うよ。学校生活、楽しめてるんじゃ無いかな?」
ゲンドウ「…そうか」
シンジ「父さん?」
ゲンドウ「シンジ、忠告しておく」
シンジ「忠告?急にどうしたのさ」
ゲンドウ「レイから目を離すな、行動に注意しろ」
シンジ「なッ……!?」
ゲンドウ「アレは危険だ」
8: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 00:33:06.31 ID:WiVwwXwo0
シンジ「父さん!どういうことだよ!もう使徒との戦いも人類補完計画も、全部終わったじゃないか!!」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「今更綾波に何があるっていうんだよ!?綾波はもうエヴァもリリスも関係ない普通の女の子だよ!それとも父さんは、父さんはまだ綾波について何か隠してることがあるのかよ!?」
ゲンドウ「シンジ、落ち着け。この話には、エヴァも使徒も、ゼーレもネルフも無関係だ」
シンジ「じゃあ何だって…!」
ゲンドウ「ユイだ」
シンジ「…!」
ゲンドウ「これはお前の母さん、つまりレイのオリジナルと深く関わってくる話だ。座れシンジ、続けるぞ」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「今更綾波に何があるっていうんだよ!?綾波はもうエヴァもリリスも関係ない普通の女の子だよ!それとも父さんは、父さんはまだ綾波について何か隠してることがあるのかよ!?」
ゲンドウ「シンジ、落ち着け。この話には、エヴァも使徒も、ゼーレもネルフも無関係だ」
シンジ「じゃあ何だって…!」
ゲンドウ「ユイだ」
シンジ「…!」
ゲンドウ「これはお前の母さん、つまりレイのオリジナルと深く関わってくる話だ。座れシンジ、続けるぞ」
9: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 00:35:33.49 ID:WiVwwXwo0
今日はここまで。
誰か読んでてくれるといいんだが。
誰か読んでてくれるといいんだが。
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/16(金) 01:52:04.60 ID:hPNlF0O4O
いるぞ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/16(金) 07:16:20.22 ID:W+9ogHSJO
>>10
ありがとう。短編なので、よかったら最後まで。
シンジ「……」
ゲンドウ「シンジ、母さんのことはどれくらい覚えている?」
シンジ「まだ小さかったから全然思い出とかは無いよ。でも凄く、優しかった思う」
ゲンドウ「そうだな、ユイは本当に優しい人間だった。誰よりもお前と、そして私を愛してくれていた」
シンジ「…父さん」
ゲンドウ「だがそれ以上に、クソブッ飛んだ女だった」
シンジ「!?!?!?」
ありがとう。短編なので、よかったら最後まで。
シンジ「……」
ゲンドウ「シンジ、母さんのことはどれくらい覚えている?」
シンジ「まだ小さかったから全然思い出とかは無いよ。でも凄く、優しかった思う」
ゲンドウ「そうだな、ユイは本当に優しい人間だった。誰よりもお前と、そして私を愛してくれていた」
シンジ「…父さん」
ゲンドウ「だがそれ以上に、クソブッ飛んだ女だった」
シンジ「!?!?!?」
12: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 07:20:06.59 ID:W+9ogHSJO
ゲンドウ「この話をするためには、そうだな…随分昔の思い出話をすることになる。お前が生まれるより前、私とユイがまだ結婚もしていなかった頃の話だ。」
シンジ「父さんと母さんの結婚前…」
ゲンドウ「アレは付き合い始めてから間もない頃、ユイとドライブで海に行った時のことだった」
シンジ「父さんと母さんの結婚前…」
ゲンドウ「アレは付き合い始めてから間もない頃、ユイとドライブで海に行った時のことだった」
13: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 07:23:44.82 ID:W+9ogHSJO
ユイ「ゲンドウさん見て!凄いキレイ!」
ゲンドウ「見えてるよ、あんまりはしゃいで転ぶなよ?」
ユイ「大丈夫よ!早くこっちこっち!」
ゲンドウ「急がなくても海は逃げんよ」
ユイ「きゃっ…!ふふっ!」
パシャパシャ
ゲンドウ「おいおい…サンダルくらい脱いだらどうだ?」
ゲンドウ「見えてるよ、あんまりはしゃいで転ぶなよ?」
ユイ「大丈夫よ!早くこっちこっち!」
ゲンドウ「急がなくても海は逃げんよ」
ユイ「きゃっ…!ふふっ!」
パシャパシャ
ゲンドウ「おいおい…サンダルくらい脱いだらどうだ?」
14: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 07:33:48.16 ID:W+9ogHSJO
バシャバシャバシャバシャ
ゲンドウ「全く…あれじゃまるで」
バッシャア、ザバッ、ザッパァ
ゲンドウ「子供じゃ…」
ザブッ、ザブッ、ザブッ…
ゲンドウ「無い…か…」
ザブッ…………………
ゲンドウ「…ユイ?」
…………………………………………
ゲンドウ「…………ユイ!?!?!?」
ゲンドウ「全く…あれじゃまるで」
バッシャア、ザバッ、ザッパァ
ゲンドウ「子供じゃ…」
ザブッ、ザブッ、ザブッ…
ゲンドウ「無い…か…」
ザブッ…………………
ゲンドウ「…ユイ?」
…………………………………………
ゲンドウ「…………ユイ!?!?!?」
15: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 07:38:52.36 ID:W+9ogHSJO
ーーーーーーーーーー
ゲンドウ「今でもハッキリと目に焼き付いている。アレは車から降りるなり一目散に浜へと駆け出し、白いワンピースにサンダル、麦わら帽子という格好のまま一切の躊躇なく真っ直ぐ海へと突入し、そのまま海に消えた」
シンジ「」
ゲンドウ「呆気に取られた私が思考力を取り戻してユイを追って浜を駆け出すまで、10秒ほどの時間が必要だった」
ーーーーーーーーーー
ゲンドウ「ユイ!?ユイ!!!大丈夫か!?しっかりしろ!!」
ユイ「ゴボッ、ゲッ、ゲボっ……っハッ………ハァっ…ハァッ………ハァっ…………ゲン…ドウ、さん……」
ゲンドウ「一体どうしたんだ!何を考えてる!?とにかく、一旦車に戻るぞ…!クソ、まさか着替えなんか持ってきている訳も無いし…」
ユイ「ハァ…ッハァ…ハァ…ゲンドウさん…ちょっと聞いて欲しいんだけど…」
ゲンドウ「こんな時になんだ!?」
ゲンドウ「今でもハッキリと目に焼き付いている。アレは車から降りるなり一目散に浜へと駆け出し、白いワンピースにサンダル、麦わら帽子という格好のまま一切の躊躇なく真っ直ぐ海へと突入し、そのまま海に消えた」
シンジ「」
ゲンドウ「呆気に取られた私が思考力を取り戻してユイを追って浜を駆け出すまで、10秒ほどの時間が必要だった」
ーーーーーーーーーー
ゲンドウ「ユイ!?ユイ!!!大丈夫か!?しっかりしろ!!」
ユイ「ゴボッ、ゲッ、ゲボっ……っハッ………ハァっ…ハァッ………ハァっ…………ゲン…ドウ、さん……」
ゲンドウ「一体どうしたんだ!何を考えてる!?とにかく、一旦車に戻るぞ…!クソ、まさか着替えなんか持ってきている訳も無いし…」
ユイ「ハァ…ッハァ…ハァ…ゲンドウさん…ちょっと聞いて欲しいんだけど…」
ゲンドウ「こんな時になんだ!?」
16: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 07:41:10.34 ID:W+9ogHSJO
ユイ「溺れて、思ったん…だけど…ッ、ハァ、ハァ、生理食塩水のような、体液と浸透圧が等しい液体に…ッ、過飽和まで酸素を溶かし込んだものを肺に、充填したら…呼吸って、できるのかしら……?」
ーーーーーーーーーー
ゲンドウ「この時のユイのアイデアが、後のLCLの利用で活かさせることになる。LCLは本来神経接続の媒介のみを目的としエントリープラグ内での呼吸は補助器具で行う予定だったが、LCL自体から肺に直接酸素を取り込むことでその必要はなくなった」
シンジ「……………」
ゲンドウ「同時にエントリープラグ内でのパイロットの溺死や身体の自由度についての問題も解消されることになる」
シンジ「………大分、規格外だったんだね……母さん………」
ーーーーーーーーーー
ゲンドウ「この時のユイのアイデアが、後のLCLの利用で活かさせることになる。LCLは本来神経接続の媒介のみを目的としエントリープラグ内での呼吸は補助器具で行う予定だったが、LCL自体から肺に直接酸素を取り込むことでその必要はなくなった」
シンジ「……………」
ゲンドウ「同時にエントリープラグ内でのパイロットの溺死や身体の自由度についての問題も解消されることになる」
シンジ「………大分、規格外だったんだね……母さん………」
17: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 07:44:49.46 ID:W+9ogHSJO
朝はここまで、続きはまた夜に。
19: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 23:06:32.25 ID:WiVwwXwo0
続きです。
ゲンドウ「ユイは天才だった。理解できないほどに。何度心臓が止まったかわからん。」
シンジ「他にも色々あったってこと?」
ゲンドウ「そうだ。ダイビングで遭遇したジンベエザメに飲まれようとする、自分が宙に浮くまで風船を貰い続ける、噛んだ米が口の中で発酵して酒になるまで一切の食事を拒むなど、この手のユイの奇行は枚挙にいとまがない。」
シンジ「完全なヤバいじゃないか…良くそれで結婚したよね。まぁその結果僕ははここいるわけだけど」
ゲンドウ「むしろそれが決定打だった。私はユイを深く愛していたが、この時から私は『目を離すとこの女は死んでしまう』と思うようになり、それが結婚における1番強い動機になった。」
シンジ「よくそれで父さんと出会うまで生きてこれたね…」
ゲンドウ「そうだ、そこが問題だ」
ゲンドウ「ユイは天才だった。理解できないほどに。何度心臓が止まったかわからん。」
シンジ「他にも色々あったってこと?」
ゲンドウ「そうだ。ダイビングで遭遇したジンベエザメに飲まれようとする、自分が宙に浮くまで風船を貰い続ける、噛んだ米が口の中で発酵して酒になるまで一切の食事を拒むなど、この手のユイの奇行は枚挙にいとまがない。」
シンジ「完全なヤバいじゃないか…良くそれで結婚したよね。まぁその結果僕ははここいるわけだけど」
ゲンドウ「むしろそれが決定打だった。私はユイを深く愛していたが、この時から私は『目を離すとこの女は死んでしまう』と思うようになり、それが結婚における1番強い動機になった。」
シンジ「よくそれで父さんと出会うまで生きてこれたね…」
ゲンドウ「そうだ、そこが問題だ」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/16(金) 23:29:20.05 ID:WiVwwXwo0
>>18
21: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/16(金) 23:31:19.13 ID:WiVwwXwo0
ミス
>>18
その一言で生きていけるよ
シンジ「問題?」
ゲンドウ「ユイは常識外れに破天荒だったが、常識が無いわけではなかった。アレは時と場所、相手を選んだ上でタガを外す。さもなくば高校卒業も危うかっただろう。」
シンジ「なんだ。じゃあ何も問題は無いじゃないか。ある意味父さんへの信頼の証なわけだし。」
ゲンドウ「ユイはな。だが、レイは?」
シンジ「綾波は、って…どういう意味?」
ゲンドウ「私はレイに常識を教えてはいない。今だからこそ言えるが、アレが外で普通の少女として自由に生きることは全くの予定外だった。レイがネルフの外でも問題が起きないよう、とるべき行動は学ばせたが、その前提にあたる社会通念、即ち常識は欠落している。」
シンジ「…!」
>>18
その一言で生きていけるよ
シンジ「問題?」
ゲンドウ「ユイは常識外れに破天荒だったが、常識が無いわけではなかった。アレは時と場所、相手を選んだ上でタガを外す。さもなくば高校卒業も危うかっただろう。」
シンジ「なんだ。じゃあ何も問題は無いじゃないか。ある意味父さんへの信頼の証なわけだし。」
ゲンドウ「ユイはな。だが、レイは?」
シンジ「綾波は、って…どういう意味?」
ゲンドウ「私はレイに常識を教えてはいない。今だからこそ言えるが、アレが外で普通の少女として自由に生きることは全くの予定外だった。レイがネルフの外でも問題が起きないよう、とるべき行動は学ばせたが、その前提にあたる社会通念、即ち常識は欠落している。」
シンジ「…!」
22: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/17(土) 13:46:18.46 ID:/em6sh0h0
昨日上げ切るつもりが寝ちまった
続きです
ゲンドウ「14年間、ネルフで実験動物のように飼われてきたレイは全くの無垢だった。行動の良し悪しの判断基準どころか、何かをしたいという欲求自体が無い。自発的な行動が無いのだから、教えるべきは『すべきこと』だけだった。しかしそのペルソナはオリジナルであるユイと同一、これの意味することがわかるな?」
シンジ「ま、待ってよ!確かに綾波は最初自分の感情もわからないって感じだったけど、今ではちゃんとコミュニケーションも出来てて、常識だってこれからその中で…」
ゲンドウ「無理だ。人間の常識というのは、10歳前後には概ね形成が完了する。常識とは共通認識だ。その多くは親や教師からだけではなく、常識が未形成のもの同士の社会の中でそれを獲得する。だが中学生2年生ともなれば、もはやそれは『あるもの』として互いに認識するために常識が表立って出てくることは無い。文字通り暗黙の了解だ。」
シンジ「………」
続きです
ゲンドウ「14年間、ネルフで実験動物のように飼われてきたレイは全くの無垢だった。行動の良し悪しの判断基準どころか、何かをしたいという欲求自体が無い。自発的な行動が無いのだから、教えるべきは『すべきこと』だけだった。しかしそのペルソナはオリジナルであるユイと同一、これの意味することがわかるな?」
シンジ「ま、待ってよ!確かに綾波は最初自分の感情もわからないって感じだったけど、今ではちゃんとコミュニケーションも出来てて、常識だってこれからその中で…」
ゲンドウ「無理だ。人間の常識というのは、10歳前後には概ね形成が完了する。常識とは共通認識だ。その多くは親や教師からだけではなく、常識が未形成のもの同士の社会の中でそれを獲得する。だが中学生2年生ともなれば、もはやそれは『あるもの』として互いに認識するために常識が表立って出てくることは無い。文字通り暗黙の了解だ。」
シンジ「………」
23: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/17(土) 13:58:56.17 ID:/em6sh0h0
ゲンドウ「レイは最低限の振る舞い自体は知っているために、その暗黙の了解に不和を生まない。しかしそれは、自発的な行動が少なかったこれまでの
話だ。これからは違う。」
シンジ「それは、つまり…」
ゲンドウ「そうだ。レイはもはや語られることのない常識が抜けたまま、中学生が好き好む娯楽、文化、その他あらゆるに触れることになる。私はレイに街中で大声を出してはいけないと教えていない。レイが大声を出す理由を持たなかったからだ。だがその理由をレイが獲得するまでに、そう長くはかかるまい」
シンジ「例えば、海に潜りたいと思ったら」
ゲンドウ「躊躇なく着の身着のまま一目散に突っ込んでいくだろうな、ユイがそうしたように。ユイと違うのは、そばに私やお前がいてもいなくてもそれをするだろうということだ。」
話だ。これからは違う。」
シンジ「それは、つまり…」
ゲンドウ「そうだ。レイはもはや語られることのない常識が抜けたまま、中学生が好き好む娯楽、文化、その他あらゆるに触れることになる。私はレイに街中で大声を出してはいけないと教えていない。レイが大声を出す理由を持たなかったからだ。だがその理由をレイが獲得するまでに、そう長くはかかるまい」
シンジ「例えば、海に潜りたいと思ったら」
ゲンドウ「躊躇なく着の身着のまま一目散に突っ込んでいくだろうな、ユイがそうしたように。ユイと違うのは、そばに私やお前がいてもいなくてもそれをするだろうということだ。」
25: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/17(土) 15:45:00.63 ID:/em6sh0h0
>>24
ありがとう、でも今回のはもう少しで終わるよ
シンジ「なるほどね…よく分かった。綾波のことは気にかけておくようにするよ」
ゲンドウ「ん、くれぐれも気をつけることだ」
シンジ「…最後に、一つだけいい?」
ゲンドウ「なんだ」
シンジ「なんてことをしてくれたんだよアンタは!!!」
ありがとう、でも今回のはもう少しで終わるよ
シンジ「なるほどね…よく分かった。綾波のことは気にかけておくようにするよ」
ゲンドウ「ん、くれぐれも気をつけることだ」
シンジ「…最後に、一つだけいい?」
ゲンドウ「なんだ」
シンジ「なんてことをしてくれたんだよアンタは!!!」
26: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/17(土) 15:51:07.21 ID:/em6sh0h0
ーーーーーーーーーー
シンジ「とまぁ、そういう訳なんだよ」
アスカ「……………なかった」
シンジ「だから綾波が何かしてたら話しかけに言ったり、校外でも何かしらの理由をつけてそばで目を光らせていようかと…アスカ?」
アスカ「聞きたく……なかったわよ……!」
シンジ「うん、そうだよね。わかる。凄いわかる。でも『関係ない』って言ったのに聞いてきたのはアスカだからね?」
アスカ「信じらんない…何死ぬほど面倒なことに自分から首突っ込んでんのよこのバカアスカ…!こんなに自分を恨めしいと思ったのはこれが初めてよ」
シンジ「とまぁ、そういう訳なんだよ」
アスカ「……………なかった」
シンジ「だから綾波が何かしてたら話しかけに言ったり、校外でも何かしらの理由をつけてそばで目を光らせていようかと…アスカ?」
アスカ「聞きたく……なかったわよ……!」
シンジ「うん、そうだよね。わかる。凄いわかる。でも『関係ない』って言ったのに聞いてきたのはアスカだからね?」
アスカ「信じらんない…何死ぬほど面倒なことに自分から首突っ込んでんのよこのバカアスカ…!こんなに自分を恨めしいと思ったのはこれが初めてよ」
27: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/17(土) 16:06:14.55 ID:/em6sh0h0
シンジ「ちなみにこの話の後『綾波を生んだのも育てたのも外に出したのも父さんなんだから全ての元凶として責任とれよ!』ってドヤしたら、『こんなシナリオじゃなかった』『ユイがいなくて寂しかった』『ユイのせいで寿命縮まくったからこれ以上は許して』とか、見たこともないほどしどろもどろにみっともない言い訳始めて閉口したよ」
アスカ「司令をそこまで崩壊させるほどの問題児ってわけね…」
シンジ「曰く、体の運動機能が年齢相応な分、乳幼児より遥かに目が離せないってさ」
アスカ「それ学校通わせちゃダメじゃない?」
アスカ「司令をそこまで崩壊させるほどの問題児ってわけね…」
シンジ「曰く、体の運動機能が年齢相応な分、乳幼児より遥かに目が離せないってさ」
アスカ「それ学校通わせちゃダメじゃない?」
28: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/17(土) 16:18:38.56 ID:/em6sh0h0
シンジ「そういうわけだから、アスカもちょっと気にかけといてよ。本当に何するかわからないってことはその影響はアスカも受けるかもしれないわけだし、自分の身のためと思ってさ?」
アスカ「分かってるわよ…でもまあ今のところいつも通りじゃない?今日の休み時間も大人しく本とか読んでたし、そんなすぐヤバい方向に走り出すとは思えないんだけど」
シンジ「…その、本なんだけどね」
アスカ「なによ?」
シンジ「ケンスケから借りたらしくてさ、『僕がずっと探してた本で、どうしても今すぐ読みたいから』って言って、さっき読んでる途中なのを強引に借りてきたんだ…これ…」
【部外秘】爆発物製造マニュアル~ダイナマイトからC4プラスチック爆弾まで
アスカ「頭が痛い!!」
糸冬 劇
アスカ「分かってるわよ…でもまあ今のところいつも通りじゃない?今日の休み時間も大人しく本とか読んでたし、そんなすぐヤバい方向に走り出すとは思えないんだけど」
シンジ「…その、本なんだけどね」
アスカ「なによ?」
シンジ「ケンスケから借りたらしくてさ、『僕がずっと探してた本で、どうしても今すぐ読みたいから』って言って、さっき読んでる途中なのを強引に借りてきたんだ…これ…」
【部外秘】爆発物製造マニュアル~ダイナマイトからC4プラスチック爆弾まで
アスカ「頭が痛い!!」
糸冬 劇
29: ◆gOTpx3aFsM 2020/10/17(土) 16:26:52.77 ID:/em6sh0h0
おしまいです。
初めて書いたSSだからあんま自信ないけど、ちょっとでも楽しんでもらえたなら。
また同じ舞台設定でこの続き書くかも。
そんじゃHTML化依頼?ってのをしてきます。
初めて書いたSSだからあんま自信ないけど、ちょっとでも楽しんでもらえたなら。
また同じ舞台設定でこの続き書くかも。
そんじゃHTML化依頼?ってのをしてきます。
引用元: ・アスカ「最近、シンジの様子がおかしい」
シンジ「帰ろうよ、アスカ。僕たちの家に…」
2020-08-28
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:20:07.17 ID:kwMdc99j0
<葛城邸・ダイニング>
アスカ「福引券?なにこれ。」
シンジ「うん、なんて説明したらいいのかなぁ。商店街の客引きって言えばいいのかな?」
アスカ「ふーん。ようは大型スーパーに客を取られないように景品で客を釣るってワケね。涙ぐましい努力じゃない。」
シンジ「あんまり身も蓋もないこと言っちゃダメだよ、アスカ。」
アスカ「なによ、身も蓋もないってことはそれが真実ってことじゃない。で、なにが当たるのかしら?」ピラッ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1506885606
アスカ「福引券?なにこれ。」
シンジ「うん、なんて説明したらいいのかなぁ。商店街の客引きって言えばいいのかな?」
アスカ「ふーん。ようは大型スーパーに客を取られないように景品で客を釣るってワケね。涙ぐましい努力じゃない。」
シンジ「あんまり身も蓋もないこと言っちゃダメだよ、アスカ。」
アスカ「なによ、身も蓋もないってことはそれが真実ってことじゃない。で、なにが当たるのかしら?」ピラッ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1506885606
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:20:50.19 ID:kwMdc99j0
~東仙石原商店街・歳末抽選会補助券~
本券10枚で1回抽選できます。
特等 ハワイ6日の旅ペア旅行券×1本
『特等 ハワイ6日の旅』
『 特 等 ハ ワ イ 6 日 の 旅 』
本券10枚で1回抽選できます。
特等 ハワイ6日の旅ペア旅行券×1本
『特等 ハワイ6日の旅』
『 特 等 ハ ワ イ 6 日 の 旅 』
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:21:35.93 ID:kwMdc99j0
アスカ「えぇー!なにこれ!ハワイ6日の旅って!ねぇ、シンジ!コレあのハワイよね?羽合温泉とかじゃないわよね!」
ミサト「アスカが鳥取県の羽合温泉を知ってたのは意外だけど、アメリカ合衆国ハワイ州の方で間違いないと思うわよー?6日も旅行させようと思ったら意っ外と鳥取の方が高くつくし。」
アスカ「シンジ!補助券いま何枚あるの!全部出しなさい!」
シンジ「今日買い物してきた分だと6枚あr。」
アスカ「よこしなさい!」バッ
シンジ「あっ。」
ミサト「アスカが鳥取県の羽合温泉を知ってたのは意外だけど、アメリカ合衆国ハワイ州の方で間違いないと思うわよー?6日も旅行させようと思ったら意っ外と鳥取の方が高くつくし。」
アスカ「シンジ!補助券いま何枚あるの!全部出しなさい!」
シンジ「今日買い物してきた分だと6枚あr。」
アスカ「よこしなさい!」バッ
シンジ「あっ。」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:22:24.97 ID:kwMdc99j0
アスカ「ミサト!アンタは何枚もってんのよ!」
ミサト「待ちなさい、アスカ」ガサゴソ
アスカ「早く出しなさいよ!」
ミサト「3枚ね。」ピラッ
アスカ「よこしなさい!」バッ
ミサト「あんっ。」
アスカ「全部で9枚…。なによ!これじゃ1回も引けないじゃない!」
ミサト「待ちなさい、アスカ」ガサゴソ
アスカ「早く出しなさいよ!」
ミサト「3枚ね。」ピラッ
アスカ「よこしなさい!」バッ
ミサト「あんっ。」
アスカ「全部で9枚…。なによ!これじゃ1回も引けないじゃない!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:23:20.79 ID:kwMdc99j0
シンジ「大丈夫だよ、アスカ。300円買い物すれば1枚もらえるみたいだから。」
アスカ「そうなのね。じゃあ、あと1枚は現地調達するとして誰がクジを引くかね。」
ミサト「あ、あたしが行くわ。」
シンジ「えぇ?!ミサトさんが?」
ミサト「何よ?シンジくん。その不満そうな…。」
アスカ「いつだったかシンジが言ってたじゃない!ミサトのクジって当たったこと無いって。」
ミサト「ええー。アスカのいけずー。あたしだってガラガラのアレ回したいわよ!」
アスカ「そうなのね。じゃあ、あと1枚は現地調達するとして誰がクジを引くかね。」
ミサト「あ、あたしが行くわ。」
シンジ「えぇ?!ミサトさんが?」
ミサト「何よ?シンジくん。その不満そうな…。」
アスカ「いつだったかシンジが言ってたじゃない!ミサトのクジって当たったこと無いって。」
ミサト「ええー。アスカのいけずー。あたしだってガラガラのアレ回したいわよ!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:24:13.94 ID:kwMdc99j0
アスカ「問答無用!ミサトはクジ運が絶望的。シンジは…気合いが足りないわね。よって今回の任務は勇猛果敢、容姿端麗なこのセカンドチルドレン、惣流・アスカ・ラングレーの出番ね!」
シンジ「任務って大げさな…。」
アスカ「あんた、バカぁ?そういう所が気合い足りてないって言うのよ!いい?バカシンジ、何事も努力と根性!
ひとりひとりが小さな火でも2人合わせて炎とか言ってる時点でダメなの!たった1人で大きな炎を燃やしてみせる気合いこそが大事なのよ!」
シンジ「アスカ、そこは否定するといろいろ面倒な事になるからやめてよ!」
アスカ「屁のツッパリなんかいらないのよ!」
シンジ「アスカ!僕にはアスカが何を言ってるのかわからないよ!とにかく凄い自信だって事しかわからないよ!」
シンジ「任務って大げさな…。」
アスカ「あんた、バカぁ?そういう所が気合い足りてないって言うのよ!いい?バカシンジ、何事も努力と根性!
ひとりひとりが小さな火でも2人合わせて炎とか言ってる時点でダメなの!たった1人で大きな炎を燃やしてみせる気合いこそが大事なのよ!」
シンジ「アスカ、そこは否定するといろいろ面倒な事になるからやめてよ!」
アスカ「屁のツッパリなんかいらないのよ!」
シンジ「アスカ!僕にはアスカが何を言ってるのかわからないよ!とにかく凄い自信だって事しかわからないよ!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:25:42.74 ID:kwMdc99j0
ミサト「わかったわ、アスカ。あなたが行きなさい。」
シンジ「ミサトさん?」
ミサト「シンジくん、アスカのテンションに押し切られてるけどこれはエバーによる使徒殲滅任務でも災害救助任務でもなくてただの商店街の福引よ。ハズレだったからって人類がどうかなるような話じゃないのよ。」
シンジ「ミサトさん…。」
ミサト「それにアスカは日本に来て初めてあのガラガラを回すの。ドイツにはあのガラガラは無いのよ?シンジくんはオトコノコなんだからそれくらい譲ってあげても… 罰は当たらないわ。」ニッコリ
シンジ「そうですよね…。うん、アスカが引いてくると良いと思うよ。」
シンジ「ミサトさん?」
ミサト「シンジくん、アスカのテンションに押し切られてるけどこれはエバーによる使徒殲滅任務でも災害救助任務でもなくてただの商店街の福引よ。ハズレだったからって人類がどうかなるような話じゃないのよ。」
シンジ「ミサトさん…。」
ミサト「それにアスカは日本に来て初めてあのガラガラを回すの。ドイツにはあのガラガラは無いのよ?シンジくんはオトコノコなんだからそれくらい譲ってあげても… 罰は当たらないわ。」ニッコリ
シンジ「そうですよね…。うん、アスカが引いてくると良いと思うよ。」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:26:36.37 ID:kwMdc99j0
アスカ「じゃあ、クジを引くのはアタシ!それでいいわね?」
ミサト「ええ、頑張ってらっしゃい。」
シンジ「うん、それでいいよ。」
アスカ「じゃあ、早速行ってくるわね!」
ミサト「車に気をつけるのよー。」
アスカ「じゃぁ、いってきまーす!」
ミサト「ええ、頑張ってらっしゃい。」
シンジ「うん、それでいいよ。」
アスカ「じゃあ、早速行ってくるわね!」
ミサト「車に気をつけるのよー。」
アスカ「じゃぁ、いってきまーす!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:27:28.37 ID:kwMdc99j0
シンジ「行っちゃいましたね。」
ミサト「アスカも福引ではしゃぐなんてカワイイところあるじゃない。」
シンジ「ところで思ったんですけど…。」
ミサト「なにかしら?シンジくん。」
シンジ「こういうのって意外とペンペンあたりに引かせたら強そうな気がするんですけど…。」
ミサト「……。」
シンジ「……。」
ミサト「……………シンジくん?晩ご飯の準備はもう済んだのよね?」
シンジ「はい。」
ミサト「そういう事は早く言いなさい!今からでも遅くないわ!ペンペン連れてアスカを追いかけて!」
シンジ「え?あ… は、はい!」
ミサト「アスカも福引ではしゃぐなんてカワイイところあるじゃない。」
シンジ「ところで思ったんですけど…。」
ミサト「なにかしら?シンジくん。」
シンジ「こういうのって意外とペンペンあたりに引かせたら強そうな気がするんですけど…。」
ミサト「……。」
シンジ「……。」
ミサト「……………シンジくん?晩ご飯の準備はもう済んだのよね?」
シンジ「はい。」
ミサト「そういう事は早く言いなさい!今からでも遅くないわ!ペンペン連れてアスカを追いかけて!」
シンジ「え?あ… は、はい!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:28:31.56 ID:kwMdc99j0
……………………
……………
………
<東仙石原商店街・入り口>
エ-ラッシャッセ- ラッシャッセ-
オオウリダシダヨ ヤスイヨ-ヤスイヨ-
アスカ「ハワイよハワイ!うちよせる波!てりつける太陽!天国の島!まさにパラダイス?」
アスカ「うふふふふ。待っていなさい、抽選会場!いまこのアスカ様が特等ハワイ6日の旅ペア旅行券を引き当てに行ってやるわ!」
アスカ「とは言え、あと1枚補助券を貰わないとクジを引けないのよね?なにかちょっとしたものを買えばいいんでしょうけど、何が良いかしら?」キョロキョロ
シンジ「あ、居た!でもペンペンと交代ってなんてどう説明すればいいんだろうね?困っちゃうよね、ペンペン」コソコソ
ペンペン「くぁ~?」
……………
………
<東仙石原商店街・入り口>
エ-ラッシャッセ- ラッシャッセ-
オオウリダシダヨ ヤスイヨ-ヤスイヨ-
アスカ「ハワイよハワイ!うちよせる波!てりつける太陽!天国の島!まさにパラダイス?」
アスカ「うふふふふ。待っていなさい、抽選会場!いまこのアスカ様が特等ハワイ6日の旅ペア旅行券を引き当てに行ってやるわ!」
アスカ「とは言え、あと1枚補助券を貰わないとクジを引けないのよね?なにかちょっとしたものを買えばいいんでしょうけど、何が良いかしら?」キョロキョロ
シンジ「あ、居た!でもペンペンと交代ってなんてどう説明すればいいんだろうね?困っちゃうよね、ペンペン」コソコソ
ペンペン「くぁ~?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:29:56.68 ID:kwMdc99j0
アスカ「アタシが食べるお菓子でもいいんだろうけど、いざ300円使う事ありきで買い物しなさいって言われると意外と困るわね…。なんだかまんまと商店街の策略に嵌められた気がするわ。」ションボリ
シンジ「遠くてよくわからないけどなんだかアスカがショボくれてるよ…。どうしよう、ペンペン。」コソコソ
ペンペン「くぅ~。」
アスカ「どうしたものかしらねー。……あら?あれ酒保長の田村2尉じゃない?どうしたのかしら?
田村さ~ん!珍しいですねー。こんな所で。どうしたんですか?」
田村2尉「あぁ、アスカちゃんか。いや私の不注意で塩を切らしてしまってね。ちょっと買い出しに来てたんだよ。あぁ、そうだ。福引の補助券いるかい?」
アスカ「いいんですか!」
田村2尉「私はめったにこっち来ないからね。使う人が使った方がいい。」
アスカ「田村さん、ありがとうございます。」
シンジ「遠くてよくわからないけどなんだかアスカがショボくれてるよ…。どうしよう、ペンペン。」コソコソ
ペンペン「くぅ~。」
アスカ「どうしたものかしらねー。……あら?あれ酒保長の田村2尉じゃない?どうしたのかしら?
田村さ~ん!珍しいですねー。こんな所で。どうしたんですか?」
田村2尉「あぁ、アスカちゃんか。いや私の不注意で塩を切らしてしまってね。ちょっと買い出しに来てたんだよ。あぁ、そうだ。福引の補助券いるかい?」
アスカ「いいんですか!」
田村2尉「私はめったにこっち来ないからね。使う人が使った方がいい。」
アスカ「田村さん、ありがとうございます。」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:31:08.94 ID:kwMdc99j0
アスカ「さてと、これで補助券も10枚揃ったし。ハワイ目指してレッツゴーよ!ハワイはJRに乗っても臨海新交通に乗っても行けないけれどアタシがこの手で引き寄せてみせるわ!」
シンジ「あぁっ、しまった!さっきのショボくれてるタイミングでペンペンとの交代を告げれば良かったんじゃないか!僕はなにをしてるんだよ!」コソコソ
アスカ「さぁ、待ってなさい!ハワイ6日の旅!トキメキのアロハライフ!いざ、抽選会場へ!」ダッシュ!
シンジ「あ、アスカ!追いかけなきゃ!」
ペンペン「くぁっ!」
シンジ「あぁっ、しまった!さっきのショボくれてるタイミングでペンペンとの交代を告げれば良かったんじゃないか!僕はなにをしてるんだよ!」コソコソ
アスカ「さぁ、待ってなさい!ハワイ6日の旅!トキメキのアロハライフ!いざ、抽選会場へ!」ダッシュ!
シンジ「あ、アスカ!追いかけなきゃ!」
ペンペン「くぁっ!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:32:22.98 ID:kwMdc99j0
……………………
………………
………
<東仙石原商店街・特設抽選会場>
アスカ「ここね!それにしても随分と並んでるわね。もはや人気ラーメン店並みじゃない!」
アスカ「でも、公平なクジ引きなんだから早く引けば良いってもんでもないわ!余り物に福って言うしね。ここは大人しく並びましょう。」
シンジ「あぁっ、並んじゃったよ。今さらペンペンと代われなんて余計言いづらくなっちゃったよ…。」コソコソ
アスカ「ふふふ。ハワイ旅行、当たったら…………。」
………………
………
<東仙石原商店街・特設抽選会場>
アスカ「ここね!それにしても随分と並んでるわね。もはや人気ラーメン店並みじゃない!」
アスカ「でも、公平なクジ引きなんだから早く引けば良いってもんでもないわ!余り物に福って言うしね。ここは大人しく並びましょう。」
シンジ「あぁっ、並んじゃったよ。今さらペンペンと代われなんて余計言いづらくなっちゃったよ…。」コソコソ
アスカ「ふふふ。ハワイ旅行、当たったら…………。」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:34:19.85 ID:kwMdc99j0
ポワァンポワンポワン...
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
アスカ『ステキな青空!砂浜の足あと!南風に吹かれて優雅な船旅!この胸のときめきを抑えられないわ、そうでしょ?加持さん!』
加持『ははは。その通りだ、アスカ!さぁ、そろそろ乗船するぞ。出航の時間を告げる銅鑼の音だ。』
ジャ-ン ジャ-ン
アスカ『素敵!ねぇ、加持さん……。』
加持『アスカ………。』
ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー
ポワァンポワンポワン...
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
アスカ『ステキな青空!砂浜の足あと!南風に吹かれて優雅な船旅!この胸のときめきを抑えられないわ、そうでしょ?加持さん!』
加持『ははは。その通りだ、アスカ!さぁ、そろそろ乗船するぞ。出航の時間を告げる銅鑼の音だ。』
ジャ-ン ジャ-ン
アスカ『素敵!ねぇ、加持さん……。』
加持『アスカ………。』
ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー
ポワァンポワンポワン...
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:35:29.45 ID:kwMdc99j0
アスカ「うふ、うふふふふふ。」ニヘラニヘラ
シンジ「…なんだか、アスカ楽しそうだね。ね、ペンペン。僕は、このままアスカに引いてもらった方がいいと思うんだ。当たってもはずれても。」コソコソ
ペンペン「くぁ?」
シンジ「はずれたら… ミサトさんにはペンペンでもダメだったって嘘をつくよ。口裏合わせてくれる?ペンペン」コソコソ
ペンペン「くぁっ!」
シンジ「ありがとう、ペンペン。晩御飯のイワシ1尾多目に出すよ。」コソコソ
ペンペン「くぁ。」
アスカ「ふふふふふふふ。」ニヘラニヘラ
シンジ「…なんだか、アスカ楽しそうだね。ね、ペンペン。僕は、このままアスカに引いてもらった方がいいと思うんだ。当たってもはずれても。」コソコソ
ペンペン「くぁ?」
シンジ「はずれたら… ミサトさんにはペンペンでもダメだったって嘘をつくよ。口裏合わせてくれる?ペンペン」コソコソ
ペンペン「くぁっ!」
シンジ「ありがとう、ペンペン。晩御飯のイワシ1尾多目に出すよ。」コソコソ
ペンペン「くぁ。」
アスカ「ふふふふふふふ。」ニヘラニヘラ
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:37:05.26 ID:kwMdc99j0
ポワァンポワンポワン...
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
アスカ『見て見て、加持さん!すっごい星空!まるでシャンデリアね!』
加持『そうだな。だが、アスカの美しさにはかなわないさ。』
アスカ『加持さん…。』
加持『アスカ… こっちへ。』
アスカ『あんっ。そんなココヤシの陰なんて…』
加持『アスカはキスをそんなに人に見られたいのかい?』
アスカ『いいえ、邪魔の入らない2人きりがいいわ。』
加持『アスカ…。』
アスカ『加持さん…。』
ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー
ポワァンポワンポワン...
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
アスカ『見て見て、加持さん!すっごい星空!まるでシャンデリアね!』
加持『そうだな。だが、アスカの美しさにはかなわないさ。』
アスカ『加持さん…。』
加持『アスカ… こっちへ。』
アスカ『あんっ。そんなココヤシの陰なんて…』
加持『アスカはキスをそんなに人に見られたいのかい?』
アスカ『いいえ、邪魔の入らない2人きりがいいわ。』
加持『アスカ…。』
アスカ『加持さん…。』
ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー
ポワァンポワンポワン...
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:37:55.41 ID:kwMdc99j0
???「………カちゃん!アスカちゃん!」
アスカ「はっ!あ、BigAppleDinerのトクさん!なんでここに?」
トクさん「なんでって抽選会の係員の当番だよ。今日はシンジくん、一緒じゃないのかい?」
アスカ「バカシンジ?いないわよ!今日はアタシひとり!ハワイ6日の旅をいただきに参上したわよ!」
トクさん「ははは。威勢がいいねぇ。じゃ、これ回して。金色の玉が出たらハワイだよ。」
アスカ「へぇ、コレがミサトの言ってたガラガラのアレね。確かにちょっと回してみたくなるわね。あ、金色よね?」
アスカ「はっ!あ、BigAppleDinerのトクさん!なんでここに?」
トクさん「なんでって抽選会の係員の当番だよ。今日はシンジくん、一緒じゃないのかい?」
アスカ「バカシンジ?いないわよ!今日はアタシひとり!ハワイ6日の旅をいただきに参上したわよ!」
トクさん「ははは。威勢がいいねぇ。じゃ、これ回して。金色の玉が出たらハワイだよ。」
アスカ「へぇ、コレがミサトの言ってたガラガラのアレね。確かにちょっと回してみたくなるわね。あ、金色よね?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:38:29.65 ID:kwMdc99j0
アスカ(落ち着きなさい!アスカ。我が心、明鏡止水。されどこの掌は烈火の如くよ!)
アスカ(金色…金色…金色…金色…金色っ金色っ金色っ金色っ!!!!)
アスカ「どぉりゃああああぁぁぁぁああああああ!!!!」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ
コロン...
トクさん「はい、アスカちゃん。」
アスカ「え?」
アスカ(金色…金色…金色…金色…金色っ金色っ金色っ金色っ!!!!)
アスカ「どぉりゃああああぁぁぁぁああああああ!!!!」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ
コロン...
トクさん「はい、アスカちゃん。」
アスカ「え?」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:42:18.13 ID:kwMdc99j0
ポケットティッシュ
ポ ケ ッ ト テ ィ ッ シ ュ
ポ ケ ッ ト テ ィ ッ シ ュ
ポ ケ ッ ト テ ィ ッ シ ュ
ポ ケ ッ ト テ ィ ッ シ ュ
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:43:05.90 ID:kwMdc99j0
……………………
………………
………
<特設抽選会場裏手・広場>
シンジ「アスカ………。」
アスカ「な、なによ… バカシンジ……。ア、アタシの無様な、す、姿を嗤いにきたの?」グスグス
シンジ「そ、そんなんじゃないよ!」オロオロ
アスカ「嘘…。あ、あれだけ大見得… 切っておいて 福引…ひとつ… ま、満足な… 景品ぶんどってこれない…
ポ、ポンコツを… 嗤いに… きたんでしょ?う、うわぁぁぁーん! 」
シンジ「ア、アスカ!な、泣かないでよ!ミサトさんだって言ってただろ。これは使徒殲滅任務でも災害救助任務でも無いんだよ。
アスカは大事なところはいつも誰よりもビシッと決めるじゃないか!誰もアスカがポンコツなんて思わないよ!」
………………
………
<特設抽選会場裏手・広場>
シンジ「アスカ………。」
アスカ「な、なによ… バカシンジ……。ア、アタシの無様な、す、姿を嗤いにきたの?」グスグス
シンジ「そ、そんなんじゃないよ!」オロオロ
アスカ「嘘…。あ、あれだけ大見得… 切っておいて 福引…ひとつ… ま、満足な… 景品ぶんどってこれない…
ポ、ポンコツを… 嗤いに… きたんでしょ?う、うわぁぁぁーん! 」
シンジ「ア、アスカ!な、泣かないでよ!ミサトさんだって言ってただろ。これは使徒殲滅任務でも災害救助任務でも無いんだよ。
アスカは大事なところはいつも誰よりもビシッと決めるじゃないか!誰もアスカがポンコツなんて思わないよ!」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:43:58.60 ID:kwMdc99j0
アスカ「うわぁぁぁーん!」
シンジ「アスカはポンコツなんかじゃない!少なくとも僕はそう思うし、僕が…僕が誰にもアスカがポンコツなんて言わせない!」
アスカ「ほ、ほんとに?」グスグス
シンジ「うん、だから涙拭いて。」
アスカ「うん…。」グスグス
シンジ「そのティッシュで鼻もかんで。」
アスカ「うん。」チ-ン
シンジ「今日の晩ご飯はアスカの好きなハンバーグだから…。」
アスカ「うん。」
シンジ「だから…。」
シンジ「アスカはポンコツなんかじゃない!少なくとも僕はそう思うし、僕が…僕が誰にもアスカがポンコツなんて言わせない!」
アスカ「ほ、ほんとに?」グスグス
シンジ「うん、だから涙拭いて。」
アスカ「うん…。」グスグス
シンジ「そのティッシュで鼻もかんで。」
アスカ「うん。」チ-ン
シンジ「今日の晩ご飯はアスカの好きなハンバーグだから…。」
アスカ「うん。」
シンジ「だから…。」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/02(月) 04:44:29.76 ID:kwMdc99j0
シンジ「帰ろうよ、アスカ。僕たちの家に…」
劇終
劇終
アスカ「リビングで歌って踊っているところをバカシンジに見られた……」
2020-07-22
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 13:49:37.70 ID:6EHSTT5Jo
葛城宅
アスカ「たっだいまー」
ペンペン「クェー」
アスカ「あれ? なぁーんだ。シンジもミサトもいないじゃない」
ペンペン「クァー」
アスカ「あー、バカシンジはあのバカ二人と遊ぶとか言ってたわねぇ……。ったく、あたしが飢え死にしたらどうするのよ。ホントにバカなんだから」
ペンペン「クェ?」
アスカ「ミサトはまぁ、残業でしょうねー」
ペンペン「クェクェ」
アスカ「んー。とりあえず、何かのもっと」
アスカ「ふんふふーん。なにかあるかしら……」
アスカ「ちっ。気が利いた飲み物も置いてないじゃない。ホント、使えないわね。あのバカだけは。牛乳でものみましょ」
ペンペン「クァー!」
アスカ「はいはい。あんたはこれでしょ。あんたもミサトも好きよね」ポイッ
ペンペン「クァー」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498366177
アスカ「たっだいまー」
ペンペン「クェー」
アスカ「あれ? なぁーんだ。シンジもミサトもいないじゃない」
ペンペン「クァー」
アスカ「あー、バカシンジはあのバカ二人と遊ぶとか言ってたわねぇ……。ったく、あたしが飢え死にしたらどうするのよ。ホントにバカなんだから」
ペンペン「クェ?」
アスカ「ミサトはまぁ、残業でしょうねー」
ペンペン「クェクェ」
アスカ「んー。とりあえず、何かのもっと」
アスカ「ふんふふーん。なにかあるかしら……」
アスカ「ちっ。気が利いた飲み物も置いてないじゃない。ホント、使えないわね。あのバカだけは。牛乳でものみましょ」
ペンペン「クァー!」
アスカ「はいはい。あんたはこれでしょ。あんたもミサトも好きよね」ポイッ
ペンペン「クァー」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1498366177
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 13:59:12.95 ID:6EHSTT5Jo
アスカ「よっこいしょっと。面白いテレビでもやってるかしら」ピッ
ペンペン「クァックァッ」ゴクゴクッ
『今、注目のアイドルグループがこちらの5人です』
『どうもー!』
アスカ「はっ。これが日本のアイドルぅ? レベル低すぎ。あたしのほうが何百倍も可愛いじゃない」
ペンペン「クェ?」
アスカ「歌もぜんっぜん、ヘタだし。ダンスなんて幼稚園のお遊戯のそれと同じね」
ペンペン「クェー?」
アスカ「なによ? 信じられないの?」
ペンペン「クァー」
アスカ「いいわ。それならペンペンだけに見せてあげようじゃない。なにをやらせても天才アスカ様の実力をね」
ペンペン「クェー」
アスカ「ミュージック、スタートっ」
アスカ「タララーラー、タラーラー……」
アスカ「かなしぃーひびーがぁーかせきぃーかわーるよぉーもうすぅぐー」フリフリ
ペンペン「クァックァッ」ゴクゴクッ
『今、注目のアイドルグループがこちらの5人です』
『どうもー!』
アスカ「はっ。これが日本のアイドルぅ? レベル低すぎ。あたしのほうが何百倍も可愛いじゃない」
ペンペン「クェ?」
アスカ「歌もぜんっぜん、ヘタだし。ダンスなんて幼稚園のお遊戯のそれと同じね」
ペンペン「クェー?」
アスカ「なによ? 信じられないの?」
ペンペン「クァー」
アスカ「いいわ。それならペンペンだけに見せてあげようじゃない。なにをやらせても天才アスカ様の実力をね」
ペンペン「クェー」
アスカ「ミュージック、スタートっ」
アスカ「タララーラー、タラーラー……」
アスカ「かなしぃーひびーがぁーかせきぃーかわーるよぉーもうすぅぐー」フリフリ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:08:15.36 ID:6EHSTT5Jo
ペンペン「……」
アスカ「さいごぉーのざんげぇーもかなわないならぁー!」フリフリ
アスカ「いつかぁーじだいのよるがあーけーるー!」
アスカ「せかいよーまぶたーをとじてぇ~え~」
ペンペン「クァ?」
アスカ「こころよげんしにもどれぇー」
アスカ「はぁー。まぁ、こんなところね。オーディエンスがペンギン一羽だけっていうのはちょっとつまんないけど」
アスカ「というか、あたしって日本でアイドルとしてもフツーにやっていけるんじゃない?」
アスカ「ふふ。そうねー。あのバカシンジの手の届かない存在になってやれば、あたしの価値にも気が付くはずよ」
アスカ「オーディションでも受けてみようかしら」
アスカ「ねえ、ペンペンもそう思わない?」
ペンペン「クェー」
シンジ「……ただいま」
アスカ「……おかえり」
ペンペン「クェー」
アスカ「さいごぉーのざんげぇーもかなわないならぁー!」フリフリ
アスカ「いつかぁーじだいのよるがあーけーるー!」
アスカ「せかいよーまぶたーをとじてぇ~え~」
ペンペン「クァ?」
アスカ「こころよげんしにもどれぇー」
アスカ「はぁー。まぁ、こんなところね。オーディエンスがペンギン一羽だけっていうのはちょっとつまんないけど」
アスカ「というか、あたしって日本でアイドルとしてもフツーにやっていけるんじゃない?」
アスカ「ふふ。そうねー。あのバカシンジの手の届かない存在になってやれば、あたしの価値にも気が付くはずよ」
アスカ「オーディションでも受けてみようかしら」
アスカ「ねえ、ペンペンもそう思わない?」
ペンペン「クェー」
シンジ「……ただいま」
アスカ「……おかえり」
ペンペン「クェー」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:15:11.92 ID:6EHSTT5Jo
シンジ「ちょっと待っててね。すぐごはんの用意するから」
ペンペン「クァー!!」
アスカ「……」
シンジ「今日はペンペンの大好きなものを買ってきたよ」
ペンペン「クァー!!!」バタバタ
アスカ(見られた……? いや、でも、今さっき「ただいま」って言ったし……)
シンジ「そういえば昨日の残りがまだあったような」ガチャ
アスカ(別に普通だし、多分大丈夫よね。あたしも普通にしていればいいわけだし)
アスカ「ちょっとー、バカシンジ。いつまで遊んでるわけぇ? あたしが飢え死にしたらどう責任とってくれるのよ」
シンジ「どうって言われても……。今日は少し遅くなるってちゃんと伝えたじゃないか」
アスカ「そんなの関係ないわよ。あたしがお腹空いたって言えば、すぐに食事ができるようにしなさいよね」
シンジ「もう。アスカってほんと、自分勝手だよね」
アスカ「はぁ? 料理はあんたの仕事で――」
シンジ「ダンスは確かに可愛かったけど」
アスカ「……」
ペンペン「クァー!!」
アスカ「……」
シンジ「今日はペンペンの大好きなものを買ってきたよ」
ペンペン「クァー!!!」バタバタ
アスカ(見られた……? いや、でも、今さっき「ただいま」って言ったし……)
シンジ「そういえば昨日の残りがまだあったような」ガチャ
アスカ(別に普通だし、多分大丈夫よね。あたしも普通にしていればいいわけだし)
アスカ「ちょっとー、バカシンジ。いつまで遊んでるわけぇ? あたしが飢え死にしたらどう責任とってくれるのよ」
シンジ「どうって言われても……。今日は少し遅くなるってちゃんと伝えたじゃないか」
アスカ「そんなの関係ないわよ。あたしがお腹空いたって言えば、すぐに食事ができるようにしなさいよね」
シンジ「もう。アスカってほんと、自分勝手だよね」
アスカ「はぁ? 料理はあんたの仕事で――」
シンジ「ダンスは確かに可愛かったけど」
アスカ「……」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:20:47.66 ID:6EHSTT5Jo
シンジ「15分もあればできるから、待っててよ」
アスカ「ねえ、シンジ?」
シンジ「なに? もう追加でメニューは増やせないよ」
アスカ「見たの?」
シンジ「何を?」
アスカ「見たんでしょ?」
シンジ「だから、何を?」
アスカ「正直に言いなさいよ!! 今、ダンスはどうのっていったじゃない!!」
シンジ「え? 前に一緒にダンスの訓練をしたじゃないか。そのときの話だよ」
アスカ「あ。そうなの。なら、いいけど」
シンジ「変なアスカ」
アスカ「うっさいわね。はやく作りなさいよ」
シンジ「うん」
アスカ(なーんだ。やっぱり踊り終わった直後に帰ってきてたのね。はぁーよかった。あんなところバカシンジに見られたら一生の恥よ)
シンジ「けど、歌はもう少し練習したほうがいいかもしれないね」
アスカ「ねえ、シンジ?」
シンジ「なに? もう追加でメニューは増やせないよ」
アスカ「見たの?」
シンジ「何を?」
アスカ「見たんでしょ?」
シンジ「だから、何を?」
アスカ「正直に言いなさいよ!! 今、ダンスはどうのっていったじゃない!!」
シンジ「え? 前に一緒にダンスの訓練をしたじゃないか。そのときの話だよ」
アスカ「あ。そうなの。なら、いいけど」
シンジ「変なアスカ」
アスカ「うっさいわね。はやく作りなさいよ」
シンジ「うん」
アスカ(なーんだ。やっぱり踊り終わった直後に帰ってきてたのね。はぁーよかった。あんなところバカシンジに見られたら一生の恥よ)
シンジ「けど、歌はもう少し練習したほうがいいかもしれないね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:25:19.39 ID:6EHSTT5Jo
アスカ「……」
シンジ「よっと」
アスカ「……シンジ」
シンジ「なに?」
アスカ「歌の練習って、どういうことよ」
シンジ「え? 今度、音楽の授業で歌のテストがあるじゃないか。その話だけど」
アスカ「あ、ああ。そんなのあった?」
シンジ「あったよ。忘れちゃったの?」
アスカ「そう……。すっかり忘れてたわ」
シンジ「しっかりしないと。あんな歌じゃ追試になっちゃうかもしれないよ」
アスカ「まぁ、あたしならヨユーで合格でしょうけど」
シンジ「天才だもんね」
アスカ「わかってきたじゃない。ほら、その天才に早くごはんを出しなさいよね」
シンジ「わかってるよ」
アスカ「んー。歌のテストかー。特に気にすることはないわね」
シンジ「よっと」
アスカ「……シンジ」
シンジ「なに?」
アスカ「歌の練習って、どういうことよ」
シンジ「え? 今度、音楽の授業で歌のテストがあるじゃないか。その話だけど」
アスカ「あ、ああ。そんなのあった?」
シンジ「あったよ。忘れちゃったの?」
アスカ「そう……。すっかり忘れてたわ」
シンジ「しっかりしないと。あんな歌じゃ追試になっちゃうかもしれないよ」
アスカ「まぁ、あたしならヨユーで合格でしょうけど」
シンジ「天才だもんね」
アスカ「わかってきたじゃない。ほら、その天才に早くごはんを出しなさいよね」
シンジ「わかってるよ」
アスカ「んー。歌のテストかー。特に気にすることはないわね」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:31:14.38 ID:6EHSTT5Jo
シンジ「どうぞ」
アスカ「まってました!!」
シンジ「ペンペンも」
ペンペン「クァー!!!」
アスカ「はむっ。むー……。今日は75点」
シンジ「あはは。ありがとう」
アスカ「75点で満足するなんてアンタ、バカぁ? 男なら100点を目指しなさいよね」
シンジ「そういうアスカは、60点ぐらいだけど」
アスカ「は? なにが?」
シンジ「なんでもない」
アスカ「何が60点なのよ。現代文のテストのことなら日本語が分からなかっただけって言ってたでしょ」
シンジ「あれは30点ぐらいじゃなかった?」
アスカ「数学の話?」
シンジ「そうかも」
アスカ「あっそ」
アスカ「まってました!!」
シンジ「ペンペンも」
ペンペン「クァー!!!」
アスカ「はむっ。むー……。今日は75点」
シンジ「あはは。ありがとう」
アスカ「75点で満足するなんてアンタ、バカぁ? 男なら100点を目指しなさいよね」
シンジ「そういうアスカは、60点ぐらいだけど」
アスカ「は? なにが?」
シンジ「なんでもない」
アスカ「何が60点なのよ。現代文のテストのことなら日本語が分からなかっただけって言ってたでしょ」
シンジ「あれは30点ぐらいじゃなかった?」
アスカ「数学の話?」
シンジ「そうかも」
アスカ「あっそ」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:36:09.00 ID:6EHSTT5Jo
ミサト「ただいまー!!」
シンジ「おかえりなさい、ミサトさん。遅かったですね」
ミサト「もー、人遣いが荒いったらないわねー」
シンジ「どうぞ」
ミサト「んー! シンちゃん、きがきくぅー! いただきまーす!!」ゴクゴクッ
ミサト「ぷっはぁー!! さいこー!!!」
アスカ「ホント、おっさんね」
ミサト「あんたもすぐにこうなるのよん」
アスカ「絶対にならない」
シンジ「そんなことするとアスカのファンが泣いちゃうよね」
ミサト「ファン? なに、アスカにファンなんているの?」
アスカ「ハンっ。いるにきまってるじゃなーい。この容姿端麗のアスカ様に靡かない男なんていないんだから」
ミサト「ほー。わっかいうちだけだと思うけどぉ」
アスカ「若さに嫉妬ぉ?」
シンジ「テレビでも見ようかな」ピッ
シンジ「おかえりなさい、ミサトさん。遅かったですね」
ミサト「もー、人遣いが荒いったらないわねー」
シンジ「どうぞ」
ミサト「んー! シンちゃん、きがきくぅー! いただきまーす!!」ゴクゴクッ
ミサト「ぷっはぁー!! さいこー!!!」
アスカ「ホント、おっさんね」
ミサト「あんたもすぐにこうなるのよん」
アスカ「絶対にならない」
シンジ「そんなことするとアスカのファンが泣いちゃうよね」
ミサト「ファン? なに、アスカにファンなんているの?」
アスカ「ハンっ。いるにきまってるじゃなーい。この容姿端麗のアスカ様に靡かない男なんていないんだから」
ミサト「ほー。わっかいうちだけだと思うけどぉ」
アスカ「若さに嫉妬ぉ?」
シンジ「テレビでも見ようかな」ピッ
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 14:44:43.03 ID:6EHSTT5Jo
アスカ「ところでシンジー? あたしのファンって誰のこと? あんたも含まれてるわけ?」
シンジ「あ、今注目のアイドルグループだって」
アスカ「あぁ? こんなのが好みなの? 趣味わるぅ」
ミサト「シンちゃんだってお年頃なんだし、好きなアイドルの一人や二人いるに決まってるでしょ」
アスカ「どいつもこいつもあたし以下じゃない。これでアイドルなんて笑わせてくれるわね」
ミサト「まぁ、確かにアスカのほうがちょっちレベルが高いかもね」
アスカ「でしょー?」
ミサト「意外とアスカってアイドルで成功しちゃうんじゃない?」
アスカ「嫌よ。こんな恥ずかしい格好を衆目に晒せるわけないじゃない」
シンジ「そうなの?」
アスカ「確かに歌も踊りも完璧にこなせる自信しかないけど、あたしはこんなチャラチャラしたことなんてやりたくないもの」
シンジ「そうなんだ……」
ミサト「あら、シンちゃん。残念そうね。もしかしてアスカにアイドルデビューしてほしかったわけ?」
アスカ「そうなの?」
シンジ「あ、いえ。そういうわけじゃないんです。アスカがそういうとは思わなくて」
シンジ「あ、今注目のアイドルグループだって」
アスカ「あぁ? こんなのが好みなの? 趣味わるぅ」
ミサト「シンちゃんだってお年頃なんだし、好きなアイドルの一人や二人いるに決まってるでしょ」
アスカ「どいつもこいつもあたし以下じゃない。これでアイドルなんて笑わせてくれるわね」
ミサト「まぁ、確かにアスカのほうがちょっちレベルが高いかもね」
アスカ「でしょー?」
ミサト「意外とアスカってアイドルで成功しちゃうんじゃない?」
アスカ「嫌よ。こんな恥ずかしい格好を衆目に晒せるわけないじゃない」
シンジ「そうなの?」
アスカ「確かに歌も踊りも完璧にこなせる自信しかないけど、あたしはこんなチャラチャラしたことなんてやりたくないもの」
シンジ「そうなんだ……」
ミサト「あら、シンちゃん。残念そうね。もしかしてアスカにアイドルデビューしてほしかったわけ?」
アスカ「そうなの?」
シンジ「あ、いえ。そういうわけじゃないんです。アスカがそういうとは思わなくて」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/25(日) 18:55:44.46 ID:+BGYZ9zpO
こういうアスカを泳がせてるようなシンジって好きだわ
引用元: ・アスカ「リビングで歌って踊っているところをバカシンジに見られた……」
シンジ「視聴者の皆さん、聞いてください」
2020-06-11
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:32:14.16 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「僕は今日アレですよ、皆さんご存知の使徒と戦ったわけですよ」
シンジ「皆さんもうご覧になったでしょう? 僕はあのエヴァンゲリオンに乗っていたシンジですよ」
シンジ「初号機のシンジですよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590492733
シンジ「皆さんもうご覧になったでしょう? 僕はあのエヴァンゲリオンに乗っていたシンジですよ」
シンジ「初号機のシンジですよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590492733
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:33:21.17 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「あの後に、僕はやっとこの病院に着いたわけですよ」
シンジ「そしたらもう身体痛くて、知らない天井でした。初めてエヴァに乗って、もう僕はヘトヘトですよ」
シンジ「さぁ寝ようかと思った時にミサトさんがやってきた。適当にあしらって、やっと寝れるって決まったのが12時ですよ、皆さん」
シンジ「僕が寝ようと思ったの、12時なんですよ。いいですか、12時に僕は布団に入って寝ようとしたんですよ」
シンジ「すると現れたのがこのヒゲなんですよ!」
ゲンドウ「wwwwwww」
シンジ「そしたらもう身体痛くて、知らない天井でした。初めてエヴァに乗って、もう僕はヘトヘトですよ」
シンジ「さぁ寝ようかと思った時にミサトさんがやってきた。適当にあしらって、やっと寝れるって決まったのが12時ですよ、皆さん」
シンジ「僕が寝ようと思ったの、12時なんですよ。いいですか、12時に僕は布団に入って寝ようとしたんですよ」
シンジ「すると現れたのがこのヒゲなんですよ!」
ゲンドウ「wwwwwww」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:34:33.43 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「何の気か知らないけども、ヒゲが現れて、僕は別に何にも思ってないのに、『腹を割って話そう』とこの男は僕の部屋に乱入してきたわけです」
シンジ「僕は別に彼にわだかまりも何も持ってない。仲が良いですよ、尊敬してる父親です」
シンジ「別に彼と腹を割って話すことなんて何もないですよ」
シンジ「ところが彼は僕に『腹を割って話そう』と言って、何を話したいのか知らないが、僕の部屋に居座って、時計見てください。12時52分です」
シンジ「もうかれこれ彼は1時間僕の部屋を離れようとしないんですよ!そうでしょう?」
シンジ「僕は別に彼にわだかまりも何も持ってない。仲が良いですよ、尊敬してる父親です」
シンジ「別に彼と腹を割って話すことなんて何もないですよ」
シンジ「ところが彼は僕に『腹を割って話そう』と言って、何を話したいのか知らないが、僕の部屋に居座って、時計見てください。12時52分です」
シンジ「もうかれこれ彼は1時間僕の部屋を離れようとしないんですよ!そうでしょう?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:35:48.89 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「それで僕は……それでね? 視聴者の皆さんまだ聞いてください」
シンジ「僕は再三『帰れ』って言ってるわけですよ」
シンジ「血の繋がった父親ですよ、実の」
シンジ「その父親にさっきから僕は『バカ野郎 帰れ!即刻帰れ!』と再三罵声を浴びせかけているにも拘らず、帰らないんですよ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:37:09.15 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「そして僕は、苦肉の策で、このゲンドウの先生の、これもまたバカな男なんだけども、冬月さんに今電話をしたわけですよ」
シンジ「『父さんが帰らないから連れて帰ってくれ』と言ったら、その冬月さんは、皆さん何て言ったと思いますか?」
シンジ「『あぁそうか、わかったわかった。じゃあカメラ回そう』と言って、それで冬月さんは今カメラを回しているんです!」
冬月「wwwwwww」
ゲンドウ「wwwwwww」
シンジ「どうですか!視聴者の皆さん、おかしいでしょう!?この人たちは!」
シンジ「僕は寝かしてくれと言っているんですよ!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:40:30.62 ID:2ZZ8SjRu0
ゲンドウ「私はね、今日の出撃で嫌な思いををさせてしまったみたいだから、心配で様子を見に来たんです」
シンジ「ああ、そうだったんだ」
ゲンドウ「怪我をさせちゃったからね」
シンジ「うーん、そうだね。それならそう言ってくれればいいんだよ」
シンジ「何もその、『腹を割って話そう』と息巻いて入ってこなくてもいいわけだろ?」
ゲンドウ「私はね、あらためてシンジくんに『大丈夫か』と。『父さんのこと嫌いにならないでね』と言いにきたんですよ」
ゲンドウ「そうしたらね、シンジくんがね、なんか私と『腹を割って話そう』って……」
冬月「wwwwwww」
シンジ「違うだろう!?それは全く違うだろ!?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:42:38.01 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「いいかい、ある少年がだ、夜中の12時にだ、初めてエヴァに乗って疲れてる少年だ、その少年は」
シンジ「12時になってしまって寝ようとしているところに『腹を割って話そう』と言って入ってきた男が1時間居座ったんだよ」
シンジ「その男に『おい!帰れ!』と、言ったことは別に何の不思議もない」
ゲンドウ「だからね、シンジくんが怒ってないって言葉を私は聞いたらね……」クドクド
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:45:08.70 ID:2ZZ8SjRu0
【 さらに5分経過 】
シンジ「はぁ……もう、わかりました。心配してくれたんですね? 僕のこと」
ゲンドウ「心配してますよ」
シンジ「わかりました。ということは、あ、絶対安静ですね。ああ、これはいけない。重傷ですから。早く寝ないと」
ゲンドウ「そうでしょ? 早く寝なさいって言いに来たんです」
冬月「wwwwwww」
シンジ「重傷なんだから早く寝なさいと言うことを、あなたは12時から1時間かけて僕に語ってくれたんですね。今やっとわかりました」
ゲンドウ「そういうことですよ」
シンジ「はい、ありがとうございました」
ゲンドウ「早く怪我を治さないと、復帰が遅れるからね。そもそもエヴァンゲリオンというのは……」クドクド
シンジ(寝かせろよ!!)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:47:51.35 ID:2ZZ8SjRu0
【 さらに40分経過 】
ゲンドウ「……というわけです。わかりました?」
シンジ「そうですね、エヴァについて、よぉぉぉーくわかりました」
ゲンドウ「そうでしょ? 頑張ってね、シンジくん」
シンジ「頑張りますよ。次はやりますよぉ。やりますよぉ、次は」
シンジ「そのためにも、たっぷり寝て。やりますよぉ、そりゃあ。いよーし、よしよしよし……。どうやって使徒をやっつけようかなぁ」
ゲンドウ「じゃあそのあたりのイメージトレーニングもしながらwwwwゆっくり休んでください」
冬月「おやすみなさいwwwwwwww」
シンジ「おやすみなさい」 ノシ
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:50:50.71 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ( はぁ、やっと寝られる )ゴソゴソ
シンジ「Zzzz……」
―― ガチャガチャッ ウィーン
シンジ「あれ? どしたの」
冬月「いや、鍵をねwwwwww」
ゲンドウ「この部屋の鍵と自分の部屋の鍵を間違えて持ってきちゃったwww」
シンジ「ああそう……」
( 5分後 )
ゲンドウ「wwwwwww」
冬月「wwwwwww」
シンジ「帰りなさいよ!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:53:54.33 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「何でまた居座るんだよ!? 帰りなさいよ自分の部屋に」
ゲンドウ「いやぁ、だってまだねぇ。腹を割って話してないし」
シンジ「腹を割ってって……あ、そうだ。綾波は?」 ピコーン
シンジ「綾波とも腹を割って話してみたくない? 父さん」
ゲンドウ「レイ? あー、レイね」
シンジ(綾波には悪いけど、ヒゲを押し付けよう)
綾波「こんばんわ」ガチャ
ゲンドウ「シンジくん、レイと話したいって言ってたから。連れてきたよwwww」
冬月「wwwwwww」
シンジ「」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:56:15.11 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「ごめんねぇ、綾波。こんな遅くに」
レイ「寝てたのだけど、このヒg……司令が、ガンガンガンガン!ってドア叩いてきたから何事かと思って」
シンジ「まったくこのヒゲは」 ジロリ
ゲンドウ「シンジくん、やっぱり私に対して何かあるんじゃないの?」
ゲンドウ「だからやっぱり腹を ――」
シンジ「腹を割って話そうって? そういって僕のところに……ねぇ綾波、こいつがね、僕のところに来たのは12時ですよ」
シンジ「腹を割って話すことなんてもう無いでしょう!?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:59:01.91 ID:2ZZ8SjRu0
ゲンドウ「でも、せっかくゼーレの方々が来てくださってるのに」
シンジ「ごめんなさいね、わざわざ来てくださって」
ゼーレ「何か不満があるのかい? シンジくん」
シンジ「いやいや、ゼーレの皆さん聞いてくださいよ。この男はね? 12時ですよ、この男が僕の部屋に来たのは」
シンジ「おかしいですよ。パイロット寝かせないってんだから」
シンジ「話すことないって言ってんのに『腹を割って話そう』っていうんですよ!?」 ドンッ
ゼーレ「なるほど。不満があるわけだ」
ゼーレ「我々もいるんだからさ、この際不満ぜんぶ言おうよ」
ゼーレ 「 腹 を 割 っ て 話 そ う 」
シンジ「」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 21:01:05.66 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「……いやいやいや」
シンジ「不満なんてなんもないですよ。僕はネルフが大好きだし、怪我だって平気だし、エヴァに乗るのも何の不満もない」
シンジ「もう何も問題ない!問題ない!」
ゲンドウ「本当に? やっぱり腹を ――」
シンジ「問題ない!オールクリアです!」
シンジ「 ノ ー プ ロ ブ レ ム ッ !」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 21:03:18.89 ID:2ZZ8SjRu0
シンジ「もうね、何も問題なし。スッキリしました。迷いが消えました」
ゲンドウ「“消えた”ってことはやっぱり迷いがあったんじゃないの?」
ゼーレ「迷いがあったんだったら、ちゃんと ―― 」
シンジ「いやいやいや!それがだからね、すべて解消されました!オールクリアです!」
ゲンドウ「本当に?シンジくん、顔が問題ありの顔だけど」
冬月「wwwwwww」
シンジ「そんなことありませんよ、不満なんてありませんよ」
シンジ「僕は一生、エヴァンゲリオンします!」
おわり
シンジ「流石にもう怒った」【エヴァ】
2020-06-11
1: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:51:37.69 ID:y/4HZL8g0
………in葛城宅
アスカ「バカシンジー、喉乾いたー」
シンジ「今掃除してるんだから、自分で取ってよ」
アスカ「アンタは私の奴隷でしょー?つべこべ言わずに、持ってくるの!」
シンジ「わ、分かったよ。全くもう……」ゴソゴソ
アスカ「氷入れてねー」
シンジ「はいはい」トポトポ
アスカ「返事は一回!!」
シンジ「はい」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590475897
アスカ「バカシンジー、喉乾いたー」
シンジ「今掃除してるんだから、自分で取ってよ」
アスカ「アンタは私の奴隷でしょー?つべこべ言わずに、持ってくるの!」
シンジ「わ、分かったよ。全くもう……」ゴソゴソ
アスカ「氷入れてねー」
シンジ「はいはい」トポトポ
アスカ「返事は一回!!」
シンジ「はい」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590475897
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:52:35.01 ID:y/4HZL8g0
アスカ「さて………そこっ!あ、アイテムが!ぐぁっ、何でそこでサンダー!?」ガチャガチャ
シンジ「置いとくよ」コトッ
アスカ「よし!キラー引いたら巻き返せる!……って何で終わったところでスター待機してんの!?」ガチャガチャ
シンジ「…………」ガサゴソ
シンジ「次はミサトさんの部屋か…」スーッ
シンジ「うわ、酒瓶がそこらじゅうに転がってる。ビールに…これはウォッカ?そんな強い酒まで飲むのか、通りでダル絡みが最近多い訳だ」カチャカチャ
シンジ「うわっ!足下がっ!」グラッ
ガチャーーン!!
シンジ「………やってしまった」
シンジ「よりによって、中身入りの瓶を割ってしまった……」
シンジ「……雑巾が必要だな」
シンジ「アスカー、雑巾持ってきてくれなーい?」
アスカ「今忙しいー」ガチャガチャ
アスカ「っやったー!大逆転!正義は勝つ!」フー!
シンジ「………」
シンジ「置いとくよ」コトッ
アスカ「よし!キラー引いたら巻き返せる!……って何で終わったところでスター待機してんの!?」ガチャガチャ
シンジ「…………」ガサゴソ
シンジ「次はミサトさんの部屋か…」スーッ
シンジ「うわ、酒瓶がそこらじゅうに転がってる。ビールに…これはウォッカ?そんな強い酒まで飲むのか、通りでダル絡みが最近多い訳だ」カチャカチャ
シンジ「うわっ!足下がっ!」グラッ
ガチャーーン!!
シンジ「………やってしまった」
シンジ「よりによって、中身入りの瓶を割ってしまった……」
シンジ「……雑巾が必要だな」
シンジ「アスカー、雑巾持ってきてくれなーい?」
アスカ「今忙しいー」ガチャガチャ
アスカ「っやったー!大逆転!正義は勝つ!」フー!
シンジ「………」
3: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:53:46.19 ID:y/4HZL8g0
シンジ「……ふぅ、部屋に酒の匂いは残ってるけど何とか片付けられた」
アスカ「バカシンジー、ミサトの部屋にいるの?入るわよーって酒臭っ!」
シンジ「さっき瓶を落として中身が出ちゃって…」
アスカ「何やってんのよー!部屋の外まで酒の匂い出てきてるわよ!私の部屋まで匂ってきたらどうしてくれんのよ!」
シンジ「アスカが早く雑巾持ってきてくれたらもう少しは匂わなかったよ!」
アスカ「何!?人のせいにするわけ!?元はといえばアンタが瓶を割らなかったら済む話じゃない!!」
シンジ「…………」
アスカ「バカシンジー、ミサトの部屋にいるの?入るわよーって酒臭っ!」
シンジ「さっき瓶を落として中身が出ちゃって…」
アスカ「何やってんのよー!部屋の外まで酒の匂い出てきてるわよ!私の部屋まで匂ってきたらどうしてくれんのよ!」
シンジ「アスカが早く雑巾持ってきてくれたらもう少しは匂わなかったよ!」
アスカ「何!?人のせいにするわけ!?元はといえばアンタが瓶を割らなかったら済む話じゃない!!」
シンジ「…………」
4: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:54:19.57 ID:y/4HZL8g0
アスカ「あーもう、さいっあく!バカシンジ、夕飯はアイスバインね」
シンジ「アイスバイン!?今からやってても完成しないよ!?」
アスカ「何言ってんのよ、それをどうにかすることがアンタの仕事でしょ」
アスカ「アンタはパイロットとしては三流以下なんだから、せめてこういうところでエースパイロットの世話をするのが常識ってものよ?」
シンジ「…………はい」
アスカ「わかったら材料買ってきて。夕飯時迄に出来なかったら許さないんだから」
シンジ「………………はい。行ってきます」ガチャッ
アスカ「……………」
シンジ「アイスバイン!?今からやってても完成しないよ!?」
アスカ「何言ってんのよ、それをどうにかすることがアンタの仕事でしょ」
アスカ「アンタはパイロットとしては三流以下なんだから、せめてこういうところでエースパイロットの世話をするのが常識ってものよ?」
シンジ「…………はい」
アスカ「わかったら材料買ってきて。夕飯時迄に出来なかったら許さないんだから」
シンジ「………………はい。行ってきます」ガチャッ
アスカ「……………」
5: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:54:47.91 ID:y/4HZL8g0
………夕飯時
ミサト「ふぃー、ごちそーさまぁー、シンちゃんビールちょーだい」
シンジ「ミサトさん、自分の部屋もう少し綺麗にしてください。中身の残ってる酒瓶とかもう嫌ですよ」コトッ
ミサト「ごみんごみん、ちょっちサボっちゃって」カシュッ
ミサト「んっ、んっ、んっ、プハーーーっ!!このために生きてるっ!」
シンジ「…………」
アスカ「バカシンジー、お風呂沸いてるー?」
シンジ「今から洗うよ。今日は洗う暇なかったの、知ってるだろ」
アスカ「何よー!奴隷の癖に使えないわねー!」
シンジ「…………悪かったよ、今から洗えば良いだろ」
アスカ「あーもー、今すぐ入りたいのにー!ホンっトバカシンジなんだから」
シンジ「…………………」
ミサト「ふぃー、ごちそーさまぁー、シンちゃんビールちょーだい」
シンジ「ミサトさん、自分の部屋もう少し綺麗にしてください。中身の残ってる酒瓶とかもう嫌ですよ」コトッ
ミサト「ごみんごみん、ちょっちサボっちゃって」カシュッ
ミサト「んっ、んっ、んっ、プハーーーっ!!このために生きてるっ!」
シンジ「…………」
アスカ「バカシンジー、お風呂沸いてるー?」
シンジ「今から洗うよ。今日は洗う暇なかったの、知ってるだろ」
アスカ「何よー!奴隷の癖に使えないわねー!」
シンジ「…………悪かったよ、今から洗えば良いだろ」
アスカ「あーもー、今すぐ入りたいのにー!ホンっトバカシンジなんだから」
シンジ「…………………」
6: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:55:19.45 ID:y/4HZL8g0
シンジ「洗ったし沸いたよ」ガチャッ
アスカ「今ゲームいいところだから、待って」
シンジ「アスカが洗えっていうから洗ったし沸かしたんだよ?ガス代が無駄になるじゃないか」
アスカ「今オンラインなの!止めたらレートに響くの!そんなこともわかんないわけ!?」
シンジ「………僕先に入るよ」
アスカ「ダメに決まってるじゃない!アンタが入った後の風呂に私が入れって言うの!?なら今日は入らない方がマシよ!」
シンジ「」ブチッ
アスカ「今ゲームいいところだから、待って」
シンジ「アスカが洗えっていうから洗ったし沸かしたんだよ?ガス代が無駄になるじゃないか」
アスカ「今オンラインなの!止めたらレートに響くの!そんなこともわかんないわけ!?」
シンジ「………僕先に入るよ」
アスカ「ダメに決まってるじゃない!アンタが入った後の風呂に私が入れって言うの!?なら今日は入らない方がマシよ!」
シンジ「」ブチッ
7: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:56:09.05 ID:y/4HZL8g0
シンジ「ミサトさん」ガサゴソ
ミサト「なぁーにぃー、シンちゃぁーん、お酒飲みたいのぉー?」ケラケラ
シンジ「僕、この家を出ていきます」ガサゴソ
ミサト「そっかぁー、この家を出て行く…の…ね…?」
シンジ「はい。お世話になりました」スッ
ミサト「ちょ、ちょ、ちょっち待って。今のは私のアルコールのせい?なーんか聞いちゃいけない言葉を聞いた気がするんだけど」
シンジ「それが想像できる最悪の言葉なら、それで合ってます」ガサゴソ
ミサト「え、ちょ、何で?シンちゃん何で?」
シンジ「分からないならいいです」
ミサト「なぁーにぃー、シンちゃぁーん、お酒飲みたいのぉー?」ケラケラ
シンジ「僕、この家を出ていきます」ガサゴソ
ミサト「そっかぁー、この家を出て行く…の…ね…?」
シンジ「はい。お世話になりました」スッ
ミサト「ちょ、ちょ、ちょっち待って。今のは私のアルコールのせい?なーんか聞いちゃいけない言葉を聞いた気がするんだけど」
シンジ「それが想像できる最悪の言葉なら、それで合ってます」ガサゴソ
ミサト「え、ちょ、何で?シンちゃん何で?」
シンジ「分からないならいいです」
8: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:56:58.17 ID:y/4HZL8g0
シンジ「考えてみたら、アスカとの共同生活だって、分裂する使徒を倒すためにしていたんですし」
シンジ「ミサトさんが僕を監視するのだって、いなくなれば楽になるでしょう?アスカだけになるから」
シンジ「手荷物はもうまとめたし、部屋の荷物もそんなにないですから」スッ
ミサト「ど、どこ行くのよぉ?」
シンジ「本部で寝泊りしようかと。話せば部屋の一つくらい貸してくれるでしょう」
シンジ「ミサトさんが僕を監視するのだって、いなくなれば楽になるでしょう?アスカだけになるから」
シンジ「手荷物はもうまとめたし、部屋の荷物もそんなにないですから」スッ
ミサト「ど、どこ行くのよぉ?」
シンジ「本部で寝泊りしようかと。話せば部屋の一つくらい貸してくれるでしょう」
9: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:57:27.53 ID:y/4HZL8g0
ミサト「ま、待って、そしたら私監督不行届きで減俸食らっちゃう…お酒が…」
シンジ「………」ウィーン
ミサト「待って待って冗談だから、お酒なんていいから」
シンジ「………その手のストロングを置いていたら、多少は説得力あったかもしれないですね」
ミサト「あ、こ、これは……ちょ、アスカー!?来てー!?」
アスカ『何、買い物でも行くのー?あ、じゃあガルガル君のなし味とシャンプー買っといてー』
ミサト「ダメだあのエースパイロット聞いちゃいない!?」
シンジ「さようなら、次のテストで会いましょう」タッ
ミサト「し、シンちゃん…………」
ウィーン……
シンジ「………」ウィーン
ミサト「待って待って冗談だから、お酒なんていいから」
シンジ「………その手のストロングを置いていたら、多少は説得力あったかもしれないですね」
ミサト「あ、こ、これは……ちょ、アスカー!?来てー!?」
アスカ『何、買い物でも行くのー?あ、じゃあガルガル君のなし味とシャンプー買っといてー』
ミサト「ダメだあのエースパイロット聞いちゃいない!?」
シンジ「さようなら、次のテストで会いましょう」タッ
ミサト「し、シンちゃん…………」
ウィーン……
10: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:58:02.54 ID:y/4HZL8g0
………inネルフ 司令執務室
シンジ「………というわけなので、ネルフに泊めてください」
冬月「葛城一尉は三尉に降格後、2ヶ月は減俸だな」
ゲンドウ「………良いだろう。L-4区画の第一分析室の隣に仮眠室がある。そこを使え」
シンジ「ありがとうございます」スタスタ
冬月「……てっきり、そのまま家に帰すかと思ったがな」
ゲンドウ「初号機パイロットの精神に過剰な負荷をかけてはシンクロ率に影響する」
冬月「それが分かっているのなら、もう少し父子としての関係を築くべきだったと思うよ」
ゲンドウ「…帰す言葉もありません」
冬月「第三の少年に付けていた諜報部の監視はどうする?」
ゲンドウ「引き戻してかまわん」
冬月「……大事に至らないと良いが」
シンジ「………というわけなので、ネルフに泊めてください」
冬月「葛城一尉は三尉に降格後、2ヶ月は減俸だな」
ゲンドウ「………良いだろう。L-4区画の第一分析室の隣に仮眠室がある。そこを使え」
シンジ「ありがとうございます」スタスタ
冬月「……てっきり、そのまま家に帰すかと思ったがな」
ゲンドウ「初号機パイロットの精神に過剰な負荷をかけてはシンクロ率に影響する」
冬月「それが分かっているのなら、もう少し父子としての関係を築くべきだったと思うよ」
ゲンドウ「…帰す言葉もありません」
冬月「第三の少年に付けていた諜報部の監視はどうする?」
ゲンドウ「引き戻してかまわん」
冬月「……大事に至らないと良いが」
11: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:58:46.73 ID:y/4HZL8g0
………inL-4区画、第4仮眠室
シンジ「ここか……」ウィーン
シンジ「結構綺麗だ。誰かが今まで掃除してきてたんだな」ドサッ
シンジ「うーーーーん………っと」ノビー
シンジ「………自由になったんだな…僕」
シンジ(………アスカとミサトさん、二人で大丈夫かなぁ)
シンジ「………っと、風呂にまだ入ってなかったんだ。今から入りに行こう」ウィーン
シンジ「……本当、本部って広いよなぁ」スタスタ
シンジ「大浴場を作れるだけの敷地があるだけあるよ」スタスタ
シンジ「ここか……」ウィーン
シンジ「結構綺麗だ。誰かが今まで掃除してきてたんだな」ドサッ
シンジ「うーーーーん………っと」ノビー
シンジ「………自由になったんだな…僕」
シンジ(………アスカとミサトさん、二人で大丈夫かなぁ)
シンジ「………っと、風呂にまだ入ってなかったんだ。今から入りに行こう」ウィーン
シンジ「……本当、本部って広いよなぁ」スタスタ
シンジ「大浴場を作れるだけの敷地があるだけあるよ」スタスタ
12: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:59:14.02 ID:y/4HZL8g0
青葉「全く…ようやっと風呂に入れる…あれ、シンジ君じゃないか」スタスタ
日向「何でこんな時間にここにいるんだ?」スタスタ
シンジ「それがかくかくしかじかで」スタスタ
青葉「………マジか」スタスタ
日向「惣流は何となく分からなくはないけど、ミサトさんも家だとそんな風になってるんだ…」スタスタ
シンジ「僕も今まで頑張ってきたんですけど………もう、耐えられませんでした……」スタスタ
青葉「シンジ君は頑張った。何も悪くないぜ」スタスタ
日向「そうだよ。お疲れ様。風呂で背中流してやるよ」ポンポン
シンジ「ありがとうございます………」ウッウッ
日向「何でこんな時間にここにいるんだ?」スタスタ
シンジ「それがかくかくしかじかで」スタスタ
青葉「………マジか」スタスタ
日向「惣流は何となく分からなくはないけど、ミサトさんも家だとそんな風になってるんだ…」スタスタ
シンジ「僕も今まで頑張ってきたんですけど………もう、耐えられませんでした……」スタスタ
青葉「シンジ君は頑張った。何も悪くないぜ」スタスタ
日向「そうだよ。お疲れ様。風呂で背中流してやるよ」ポンポン
シンジ「ありがとうございます………」ウッウッ
13: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 15:59:49.90 ID:y/4HZL8g0
………同時刻、in葛城宅
ミサト「………というわけで、シンジ君はもう…ここには戻ってこないかもしれないわ……」
アスカ「…………」
ミサト「…………あの、やっぱりシンちゃんにあやm」
アスカ「あー!せいせいしたー!」
ミサト「え、ちょ、アスカ?」
アスカ「だって、バカシンジ喉が乾いても飲み物出そうとしてくれないし、夕飯作るの遅いし、部屋に時々入ってくるし、風呂を覗かれる心配もしなくて良いのよ?」
アスカ「こんなにハッピーなことはないわ!部屋ももう一つ使えるようになるし!」
ミサト(……アスカの言ったことの殆どがアスカ に原因があるとは…言ったら殺されるわね……)
ミサト(はぁ………減俸は免れられないし…保護者失格…か)
アスカ「ほら、ミサト風呂入るでしょ。私はもう寝るわよ」トコトコ
ミサト「あ、ちょ、アスカ………」
スーー、トン
ミサト「…明日本部行くの億劫ね……」
ミサト「………というわけで、シンジ君はもう…ここには戻ってこないかもしれないわ……」
アスカ「…………」
ミサト「…………あの、やっぱりシンちゃんにあやm」
アスカ「あー!せいせいしたー!」
ミサト「え、ちょ、アスカ?」
アスカ「だって、バカシンジ喉が乾いても飲み物出そうとしてくれないし、夕飯作るの遅いし、部屋に時々入ってくるし、風呂を覗かれる心配もしなくて良いのよ?」
アスカ「こんなにハッピーなことはないわ!部屋ももう一つ使えるようになるし!」
ミサト(……アスカの言ったことの殆どがアスカ に原因があるとは…言ったら殺されるわね……)
ミサト(はぁ………減俸は免れられないし…保護者失格…か)
アスカ「ほら、ミサト風呂入るでしょ。私はもう寝るわよ」トコトコ
ミサト「あ、ちょ、アスカ………」
スーー、トン
ミサト「…明日本部行くの億劫ね……」
14: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 16:00:56.36 ID:y/4HZL8g0
とりあえずここまで。
夜に続き載せるかも。
夜に続き載せるかも。
25: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 21:56:11.36 ID:y/4HZL8g0
おまたせ。
落としていく。
先に言っとくと、正直終わり方のいい構築ができなさそうだから最悪誰かに丸投げするかも。
落としていく。
先に言っとくと、正直終わり方のいい構築ができなさそうだから最悪誰かに丸投げするかも。
26: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 21:57:05.96 ID:y/4HZL8g0
………inネルフ大浴場
カポーーーン…………
青葉「ゲームが好きって話は聞いてたけど、まさかそこまでだったとはなぁ」ザバァー
日向「飲み物は…自分で取りに行くべきだと思うよ?」
シンジ「やっぱりそうだったんですね……僕、感覚がおかしくなってきてて…」シクシク
シンジ「アスカの言う通り、僕がジュースを持っていくものだと考え始めてて……」シクシク
青葉「随分と溜め込んでたんだな……」
日向「よし、シンジ背中を流すよ、座って」
シンジ「はい…ありがとうございます……日向さん……青葉さん………」
日向「良いってことよ」
青葉(初めて名前呼ばれた……)
カポーーーン…………
青葉「ゲームが好きって話は聞いてたけど、まさかそこまでだったとはなぁ」ザバァー
日向「飲み物は…自分で取りに行くべきだと思うよ?」
シンジ「やっぱりそうだったんですね……僕、感覚がおかしくなってきてて…」シクシク
シンジ「アスカの言う通り、僕がジュースを持っていくものだと考え始めてて……」シクシク
青葉「随分と溜め込んでたんだな……」
日向「よし、シンジ背中を流すよ、座って」
シンジ「はい…ありがとうございます……日向さん……青葉さん………」
日向「良いってことよ」
青葉(初めて名前呼ばれた……)
28: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 21:57:54.89 ID:y/4HZL8g0
日向「よっと………シンジ君、服着てる時は気がつかなかったけど、結構身体しまってるんだね」ゴシゴシ
青葉「本当だ。線細いと思ってたけど、細マッチョだったか」
シンジ「そ、そうですか?お二人も結構筋肉ついてるじゃないですか」
日向「ま、仕事柄動かないから、人並み以上には意識して体動かしてるからね」ゴシゴシ
青葉「俺はギターもやってるからな。腕なら自信あるぜ」ムキッ
シンジ「おおーーー……」
青葉「本当だ。線細いと思ってたけど、細マッチョだったか」
シンジ「そ、そうですか?お二人も結構筋肉ついてるじゃないですか」
日向「ま、仕事柄動かないから、人並み以上には意識して体動かしてるからね」ゴシゴシ
青葉「俺はギターもやってるからな。腕なら自信あるぜ」ムキッ
シンジ「おおーーー……」
29: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 21:58:21.50 ID:y/4HZL8g0
日向「元気、出てきたんじゃないか?」ゴシゴシ
シンジ「え?」
青葉「最近、シンジ君が笑わなくなったってスタッフの間で話上がってたんだよ」
シンジ「そ、そうだったんですか…?」
日向「やっぱり、裸の付き合いってのはある程度必要だよな」ザバァー
青葉「俺らの仕事的には、尚更な」
シンジ「……ありがとうございます、本当にありがとうございます……」
日向「何、俺らの方こそ人類を守ってもらってるんだ。感謝しないといけないのはこっちだよ」
青葉「君は大変な仕事をこなしている。自信持って、良いと思うぜ」
シンジ「ありがとうございます………!」グスッ
シンジ「え?」
青葉「最近、シンジ君が笑わなくなったってスタッフの間で話上がってたんだよ」
シンジ「そ、そうだったんですか…?」
日向「やっぱり、裸の付き合いってのはある程度必要だよな」ザバァー
青葉「俺らの仕事的には、尚更な」
シンジ「……ありがとうございます、本当にありがとうございます……」
日向「何、俺らの方こそ人類を守ってもらってるんだ。感謝しないといけないのはこっちだよ」
青葉「君は大変な仕事をこなしている。自信持って、良いと思うぜ」
シンジ「ありがとうございます………!」グスッ
30: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:00:02.83 ID:y/4HZL8g0
>>27
そうだったのか、教えてくれてありがとう。
頑張って終わらせるけど、納得のいかない終わりでも何も言わないで...
そうだったのか、教えてくれてありがとう。
頑張って終わらせるけど、納得のいかない終わりでも何も言わないで...
31: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:00:56.49 ID:y/4HZL8g0
………翌日、第4仮眠室
ピピピッピピピッピピピッ
タン!
シンジ「…………知らない部屋……じゃないや、ここは……ネルフ本部の仮眠室か」
シンジ「そっか…昨日、こっちに引っ越してきたんだっけ」
シンジ「………ん?ひょっとして、朝食の準備も弁当も作らなくて良い…?」
シンジ「………いやダメだ、アスカとミサトさんはともかく、綾波には弁当を作らないと」
シンジ「カフェテリアの厨房、借りられないかなぁ……」ノソノソ
シンジ「…………よし、着替え完了。とりあえず朝食を食べに行こう。ネルフのカフェテリアの朝食って何があるんだろう」ウィーンスタスタ
ピピピッピピピッピピピッ
タン!
シンジ「…………知らない部屋……じゃないや、ここは……ネルフ本部の仮眠室か」
シンジ「そっか…昨日、こっちに引っ越してきたんだっけ」
シンジ「………ん?ひょっとして、朝食の準備も弁当も作らなくて良い…?」
シンジ「………いやダメだ、アスカとミサトさんはともかく、綾波には弁当を作らないと」
シンジ「カフェテリアの厨房、借りられないかなぁ……」ノソノソ
シンジ「…………よし、着替え完了。とりあえず朝食を食べに行こう。ネルフのカフェテリアの朝食って何があるんだろう」ウィーンスタスタ
32: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:01:48.37 ID:y/4HZL8g0
………inL-1区域、カフェテリア
リツコ「………あら、噂は本当だったのね」
シンジ「リツコさん、おはようございます」スタスタ
リツコ「おはよう。昨日の夜、ミサトから電話かかってきてね」
シンジ「そうですか…ミサトさんはなんて?」
リツコ「戻ってきて欲しいとは言ってたけど、彼女には少し灸を据える必要があると思うわ」
リツコ「数日はここで生活すると良いわ」
リツコ「………あら、噂は本当だったのね」
シンジ「リツコさん、おはようございます」スタスタ
リツコ「おはよう。昨日の夜、ミサトから電話かかってきてね」
シンジ「そうですか…ミサトさんはなんて?」
リツコ「戻ってきて欲しいとは言ってたけど、彼女には少し灸を据える必要があると思うわ」
リツコ「数日はここで生活すると良いわ」
33: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:02:30.84 ID:y/4HZL8g0
シンジ「そうさせてもらいます。朝食のオススメ、何ですか?」
リツコ「そうねぇ……このBセットとかは結構人気よ」
シンジ「なるほど…やっぱり、日本人ですもんね。朝は米でないと」
リツコ「……家では、毎日パンかしら?」
シンジ「………朝から機嫌の悪いアスカの相手はしたくないですから」
リツコ「思ったより、ミサトの罪は重そうね」ハァ
日向「おはようございます」
青葉「おはようございます。シンジ君もおはよう」
シンジ「おはようございます!」
リツコ「そうねぇ……このBセットとかは結構人気よ」
シンジ「なるほど…やっぱり、日本人ですもんね。朝は米でないと」
リツコ「……家では、毎日パンかしら?」
シンジ「………朝から機嫌の悪いアスカの相手はしたくないですから」
リツコ「思ったより、ミサトの罪は重そうね」ハァ
日向「おはようございます」
青葉「おはようございます。シンジ君もおはよう」
シンジ「おはようございます!」
34: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:03:06.46 ID:y/4HZL8g0
リツコ「貴方達は残業で泊まり?」
日向「そんなところです」
青葉「シンジ君、よく眠れたか?」
シンジ「朝食を用意しないで良い朝がこんなに素晴らしいとは思ってませんでした」キラキラ
日向「これは………」
リツコ「いたたまれないわね………」
シンジ「あ、朝食で思い出した!ここの厨房、少し借りることってできないですかね?」
青葉「何をするんだ?」
シンジ「お弁当を作るんです」
日向「お弁当…?」
日向「そんなところです」
青葉「シンジ君、よく眠れたか?」
シンジ「朝食を用意しないで良い朝がこんなに素晴らしいとは思ってませんでした」キラキラ
日向「これは………」
リツコ「いたたまれないわね………」
シンジ「あ、朝食で思い出した!ここの厨房、少し借りることってできないですかね?」
青葉「何をするんだ?」
シンジ「お弁当を作るんです」
日向「お弁当…?」
35: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:03:46.47 ID:y/4HZL8g0
冬月「おはよう諸君」ツカツカ
日向「副司令!おはようございます!」
青葉「おはようございます!」
リツコ「おはようございます」
冬月「第三の少年よ、今の話を聞いていたが、厨房を貸しても良いぞ」
シンジ「本当ですか!?」
冬月「私も副司令という権限があるからな。ただし、条件がある」
シンジ「…条件ですか?」
日向「副司令!おはようございます!」
青葉「おはようございます!」
リツコ「おはようございます」
冬月「第三の少年よ、今の話を聞いていたが、厨房を貸しても良いぞ」
シンジ「本当ですか!?」
冬月「私も副司令という権限があるからな。ただし、条件がある」
シンジ「…条件ですか?」
36: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:04:15.60 ID:y/4HZL8g0
………in学校
シンジ「おはよう、トウジ、ケンスケ」
トウジ「あれ、今日は惣流は一緒とちゃうんか」
ケンスケ「珍しいな、日直でもない日に二人が別々に来るなんて」
シンジ「それがかくかくしかじかで」
トウジ「惣流のやつはともかく、ミサトさんまでもがそこまでぐうたらしとるっては」
ケンスケ「だから、二人は今日は別々なんだ」
綾波「おはよう」
シンジ「おはよう綾波。今日の弁当だよ」
トウジ「カーーーーっ!見せ付けおってぇ!」
綾波「…いつも、ありがとう。……あれ、このお弁当箱、普段と違う」
シンジ「色々あって、ネルフで生活することになったんだ。だから、弁当箱も材料もネルフの厨房のやつだよ」
綾波「そう」
シンジ「おはよう、トウジ、ケンスケ」
トウジ「あれ、今日は惣流は一緒とちゃうんか」
ケンスケ「珍しいな、日直でもない日に二人が別々に来るなんて」
シンジ「それがかくかくしかじかで」
トウジ「惣流のやつはともかく、ミサトさんまでもがそこまでぐうたらしとるっては」
ケンスケ「だから、二人は今日は別々なんだ」
綾波「おはよう」
シンジ「おはよう綾波。今日の弁当だよ」
トウジ「カーーーーっ!見せ付けおってぇ!」
綾波「…いつも、ありがとう。……あれ、このお弁当箱、普段と違う」
シンジ「色々あって、ネルフで生活することになったんだ。だから、弁当箱も材料もネルフの厨房のやつだよ」
綾波「そう」
37: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:04:52.95 ID:y/4HZL8g0
キーンコーンカーンコーン
ケンスケ「あれ、チャイム鳴っちゃったよ」
トウジ「惣流のやつ来てへんけど」
シンジ「どうしたんだろ………」
………1限終了時刻付近、葛城宅
アスカ「………んーー……あれ……今何時………!?」ガタタッ
アスカ「ちょ、嘘でしょ!?大遅刻じゃん!!」ドタバタ
アスカ「ちょっとバカシンジ!!何で起こさないのよ!!」バン!
シーーーーン………
アスカ「…そうだったわ、バカシンジはもういないんだった」
ケンスケ「あれ、チャイム鳴っちゃったよ」
トウジ「惣流のやつ来てへんけど」
シンジ「どうしたんだろ………」
………1限終了時刻付近、葛城宅
アスカ「………んーー……あれ……今何時………!?」ガタタッ
アスカ「ちょ、嘘でしょ!?大遅刻じゃん!!」ドタバタ
アスカ「ちょっとバカシンジ!!何で起こさないのよ!!」バン!
シーーーーン………
アスカ「…そうだったわ、バカシンジはもういないんだった」
38: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:05:28.49 ID:y/4HZL8g0
アスカ「………ならミサトは!?」バン!
ミサト「zzzzzzzzzzzzz」
アスカ「………転がってる酒瓶を見る限り、ヤケ酒か………」
アスカ「しょうがない、学校行きますか」
アスカ「バカシンジー、朝ごはんはー?」バン
シーーーーーーーン………………
アスカ「……………何回やるのよ」
ミサト「zzzzzzzzzzzzz」
アスカ「………転がってる酒瓶を見る限り、ヤケ酒か………」
アスカ「しょうがない、学校行きますか」
アスカ「バカシンジー、朝ごはんはー?」バン
シーーーーーーーン………………
アスカ「……………何回やるのよ」
39: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:05:55.56 ID:y/4HZL8g0
…………二限前半
アスカ「すみません!遅刻しました!」バン!
先生「来たか惣流。お前が遅刻とは珍しいな」
アスカ「すみません、色々ありまして」
先生「まあ、エヴァパイロットだからしょうがないところもあるだろ。帳簿にはワシが細工しとく。座れ」
アスカ「ありがとうございます」トコトコ
アスカ「……………」ガラッストッ
アスカ「……………………」ジィィィィィ
シンジ(めっちゃ見られてるめっちゃ見られてるめっちゃ見られてる!!)
アスカ「すみません!遅刻しました!」バン!
先生「来たか惣流。お前が遅刻とは珍しいな」
アスカ「すみません、色々ありまして」
先生「まあ、エヴァパイロットだからしょうがないところもあるだろ。帳簿にはワシが細工しとく。座れ」
アスカ「ありがとうございます」トコトコ
アスカ「……………」ガラッストッ
アスカ「……………………」ジィィィィィ
シンジ(めっちゃ見られてるめっちゃ見られてるめっちゃ見られてる!!)
40: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:07:19.43 ID:y/4HZL8g0
………お昼休み
アスカ「バカシンジ、ちょっと来なさい」
トウジ「待てぃ惣流!!」
アスカ「……邪魔よ、鈴原。アンタがヒカリのソレじゃなかったら殺してるくらいに今機嫌が悪いの」
トウジ「ソレとかアレとか何の話か知らんけど、知ったことか。ワイは、日々苦しむ友達を守るんや」
アスカ「あっそ。誰が苦しんでるって?まさか、バカシンジ?」
トウジ「それ以外に誰がおるっちゅうねん」
アスカ「私よ、わ・た・し!朝はシンジが起こさないから寝坊するし、朝食だって食べてないのよ!?」
アスカ「おまけに台所には昨日の食器が積まれてる!ゴミ屋敷よあんなの!!」
アスカ「バカシンジ、ちょっと来なさい」
トウジ「待てぃ惣流!!」
アスカ「……邪魔よ、鈴原。アンタがヒカリのソレじゃなかったら殺してるくらいに今機嫌が悪いの」
トウジ「ソレとかアレとか何の話か知らんけど、知ったことか。ワイは、日々苦しむ友達を守るんや」
アスカ「あっそ。誰が苦しんでるって?まさか、バカシンジ?」
トウジ「それ以外に誰がおるっちゅうねん」
アスカ「私よ、わ・た・し!朝はシンジが起こさないから寝坊するし、朝食だって食べてないのよ!?」
アスカ「おまけに台所には昨日の食器が積まれてる!ゴミ屋敷よあんなの!!」
41: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:09:13.28 ID:y/4HZL8g0
シンジ「じゃあ、自分で片付けたらどうなんだよ」ガタッ
ケンスケ「碇……?」
トウジ「センセ下がっといてくれ、パイロット同士で争う必要はない」
シンジ「トウジは優しいね。でも、これは僕たちの問題なんだ、譲ってくれないかな」ピリッ
トウジ「…そ、そこまで言うなら譲ったるわい…」
ケンスケ(あんなに怒ってる碇は…二度目になる……)
ケンスケ(トウジと一緒に助けられた日…あの時と、同じ顔つきだ…)
ケンスケ(今の碇の目には、何が写ってるんだ…?)
ケンスケ「碇……?」
トウジ「センセ下がっといてくれ、パイロット同士で争う必要はない」
シンジ「トウジは優しいね。でも、これは僕たちの問題なんだ、譲ってくれないかな」ピリッ
トウジ「…そ、そこまで言うなら譲ったるわい…」
ケンスケ(あんなに怒ってる碇は…二度目になる……)
ケンスケ(トウジと一緒に助けられた日…あの時と、同じ顔つきだ…)
ケンスケ(今の碇の目には、何が写ってるんだ…?)
42: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:09:47.17 ID:y/4HZL8g0
シンジ「………アスカ」
アスカ「何よ、今更戻ろうったって遅いんだからね。私も弍号機もアンタを許さない。でもそうね、アンタが二度と逆らわないって言うなら一考の予知あr」
シンジ「僕は、怒っているんだ」
アスカ「………で?」
シンジ「今、怒りの矛先はアスカに向いてる」
アスカ「だから何?私を殴ろうっていうの?」
シンジ「その通りだよ」ヒュッ
アスカ「っ!?」ガバッ
アスカ「何よ、今更戻ろうったって遅いんだからね。私も弍号機もアンタを許さない。でもそうね、アンタが二度と逆らわないって言うなら一考の予知あr」
シンジ「僕は、怒っているんだ」
アスカ「………で?」
シンジ「今、怒りの矛先はアスカに向いてる」
アスカ「だから何?私を殴ろうっていうの?」
シンジ「その通りだよ」ヒュッ
アスカ「っ!?」ガバッ
43: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:10:17.45 ID:y/4HZL8g0
シンジ「……………」
アスカ「……………?」チラッ
アスカ(目の前に拳が……もし引いていなかったら、鼻の頭に直撃……)
シンジ「…………弁当、ここに置いておくから。トウジ、ケンスケ、屋上に行こう」スタスタ
トウジ「お、おう」テクテク
ケンスケ「いやー、本当に殴るかと思ったよ…」テクテク
アスカ「………………何よ、もう、どうしたら良いのよ…………」
ヒカリ「………アスカ……」
アスカ「……………?」チラッ
アスカ(目の前に拳が……もし引いていなかったら、鼻の頭に直撃……)
シンジ「…………弁当、ここに置いておくから。トウジ、ケンスケ、屋上に行こう」スタスタ
トウジ「お、おう」テクテク
ケンスケ「いやー、本当に殴るかと思ったよ…」テクテク
アスカ「………………何よ、もう、どうしたら良いのよ…………」
ヒカリ「………アスカ……」
44: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:10:59.43 ID:y/4HZL8g0
………同時刻、inネルフ L-1区域、カフェテリア
日向「さて、今日の昼食は楽しみだなぁ」
青葉「なんてったって、手作り弁当だからなぁ!」
マヤ「え、誰かに作ってもらったんですか?」
日向「それが今朝副司令がな?」
冬月『シンジ君、私たちも弁当作りを手伝おう。だから、私たちの分も作ってはくれないか』
日向「って言ったんだよ」
マヤ「へぇ~、シンジ君の手作りですか!いいなぁ~、私も一口食べたいなぁ~」
青葉「全くしょうがないな、一口だけだぞ…っと」カポッ
弁当「やぁ」キラキラキラキラ
日向「………ま、」
青葉「………ま、」
マヤ「………ま、」
3人「「「眩しい…………」」」
日向「さて、今日の昼食は楽しみだなぁ」
青葉「なんてったって、手作り弁当だからなぁ!」
マヤ「え、誰かに作ってもらったんですか?」
日向「それが今朝副司令がな?」
冬月『シンジ君、私たちも弁当作りを手伝おう。だから、私たちの分も作ってはくれないか』
日向「って言ったんだよ」
マヤ「へぇ~、シンジ君の手作りですか!いいなぁ~、私も一口食べたいなぁ~」
青葉「全くしょうがないな、一口だけだぞ…っと」カポッ
弁当「やぁ」キラキラキラキラ
日向「………ま、」
青葉「………ま、」
マヤ「………ま、」
3人「「「眩しい…………」」」
45: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:11:44.68 ID:y/4HZL8g0
リツコ「……………♪」モグモグ
ミサト「ヨカッタ…ミステラレテナカッタ……」モグモグ
リツコ「あ、貴女昼食後司令執務室に呼び出しよ。監督不行届きの降格と減俸、今日の午前中無断欠勤についてですって」モギュモギュ
ミサト「モウ…ヤダ……」サラサラ…
リツコ「無様ね」パクパク
………in司令執務室
冬月「ふむ……人工肉をこうも美味しく仕上げて見せるとは、噂に違わぬ腕だな」モグモグ
ミサト「ヨカッタ…ミステラレテナカッタ……」モグモグ
リツコ「あ、貴女昼食後司令執務室に呼び出しよ。監督不行届きの降格と減俸、今日の午前中無断欠勤についてですって」モギュモギュ
ミサト「モウ…ヤダ……」サラサラ…
リツコ「無様ね」パクパク
………in司令執務室
冬月「ふむ……人工肉をこうも美味しく仕上げて見せるとは、噂に違わぬ腕だな」モグモグ
46: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:12:11.10 ID:y/4HZL8g0
ゲンドウ「誰に作ってもらったのだ」モグモグ
冬月「第三の少年だよ。今朝頼んでな、これが美味い。食事にここまでの感情を抱いたのは久しぶりだな」パクパク
ゲンドウ「!?」ガタッ
冬月「お前も、『自分の口で』頼んでみてはどうかね」モグモグ
ゲンドウ「………それは…………」
冬月「お前、もし私がいなかったら司令官はおろか、まともに就職もできなかったのではないかね」モグモグ
ゲンドウ「……おっしゃる通りです」
冬月「全く………ほれ、カツを一つやろう」ヒョイ
ゲンドウ「………ありがとうございます」パク
冬月「……どうだね、息子の味は」
ゲンドウ「…ユイに……似ています………」モグ…モグ…
冬月「味覚の好みも、そっくり遺伝していたか……」
冬月「第三の少年だよ。今朝頼んでな、これが美味い。食事にここまでの感情を抱いたのは久しぶりだな」パクパク
ゲンドウ「!?」ガタッ
冬月「お前も、『自分の口で』頼んでみてはどうかね」モグモグ
ゲンドウ「………それは…………」
冬月「お前、もし私がいなかったら司令官はおろか、まともに就職もできなかったのではないかね」モグモグ
ゲンドウ「……おっしゃる通りです」
冬月「全く………ほれ、カツを一つやろう」ヒョイ
ゲンドウ「………ありがとうございます」パク
冬月「……どうだね、息子の味は」
ゲンドウ「…ユイに……似ています………」モグ…モグ…
冬月「味覚の好みも、そっくり遺伝していたか……」
47: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:12:52.27 ID:y/4HZL8g0
………in学校、屋上
トウジ「さっきはヒヤヒヤしたわー!まさか本気でセンセが惣流どつくとは思われへんもんなぁ!」モグモグ
シンジ「僕は本気だったよ」モグモグ
ケンスケ「…マジ?」モギュモギュ
シンジ「もしアスカが少しでも身を引こうとしていなかったら、鼻の頭に直撃だったろうね」モグモグ
トウジ「そりゃあ、避けるやろ」ムギュムギュ
シンジ「もし、アスカに罪の意識ができて、あのパンチを躱そうとしなかった時は、僕はミサトさんの家に帰るよ」モグモグ
ケンスケ「罪の意識って……お前ら、大変だな」パクパク
シンジ「ここまで面倒な同級生も、中々いないと思うよ」モグモグ
トウジ「さっきはヒヤヒヤしたわー!まさか本気でセンセが惣流どつくとは思われへんもんなぁ!」モグモグ
シンジ「僕は本気だったよ」モグモグ
ケンスケ「…マジ?」モギュモギュ
シンジ「もしアスカが少しでも身を引こうとしていなかったら、鼻の頭に直撃だったろうね」モグモグ
トウジ「そりゃあ、避けるやろ」ムギュムギュ
シンジ「もし、アスカに罪の意識ができて、あのパンチを躱そうとしなかった時は、僕はミサトさんの家に帰るよ」モグモグ
ケンスケ「罪の意識って……お前ら、大変だな」パクパク
シンジ「ここまで面倒な同級生も、中々いないと思うよ」モグモグ
48: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:13:20.38 ID:y/4HZL8g0
………in教室
アスカ「……………」ズーン
ヒカリ「………流石に、擁護できないよ」モグモグ
アスカ「ナンデ…ナニガイケナイッテイウノヨ……」ズーン
ヒカリ「……知りたい?」モグモグ
アスカ「…………」コクン
ヒカリ「怒らない?」モグモグ
アスカ「……ウン」コクン
ヒカリ「………」カタン
アスカ「……………」ズーン
ヒカリ「………流石に、擁護できないよ」モグモグ
アスカ「ナンデ…ナニガイケナイッテイウノヨ……」ズーン
ヒカリ「……知りたい?」モグモグ
アスカ「…………」コクン
ヒカリ「怒らない?」モグモグ
アスカ「……ウン」コクン
ヒカリ「………」カタン
49: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:13:58.04 ID:y/4HZL8g0
ヒカリ「アスカ、あなたにとって、碇君って何?」
アスカ「へ…?バカシンジは…バカで…スケベで…」
アスカ「料理はまあまあで、なんだかんだ気がきいて、私の言うことなんでも聞いてくれて…」
ヒカリ「うん、最後のが不味いかな」
アスカ「へ?何が悪いのよ」
ヒカリ「アスカは、心のどこかで碇君を物として見てるのよ。言い方を変えれば、家政婦か召使」
ヒカリ「さっき、碇君を奴隷って呼んでたでしょ」
アスカ「だって…バカシンジ、最初に私が何言っても言うこと聞いてくれたから…」
アスカ「聞いてくれるものだと思って………」
アスカ「へ…?バカシンジは…バカで…スケベで…」
アスカ「料理はまあまあで、なんだかんだ気がきいて、私の言うことなんでも聞いてくれて…」
ヒカリ「うん、最後のが不味いかな」
アスカ「へ?何が悪いのよ」
ヒカリ「アスカは、心のどこかで碇君を物として見てるのよ。言い方を変えれば、家政婦か召使」
ヒカリ「さっき、碇君を奴隷って呼んでたでしょ」
アスカ「だって…バカシンジ、最初に私が何言っても言うこと聞いてくれたから…」
アスカ「聞いてくれるものだと思って………」
50: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:16:18.08 ID:y/4HZL8g0
アスカ「それに、そういう風な呼び方をして喜ぶ人もいるって前にヒカリに借りた本にあったし…」
ヒカリ(それに関しては私が悪いのね…)
ヒカリ「アスカ、もしこのままだと羞恥心にも勝る、深い傷が心に残るよ」
アスカ「傷って何よ……」
ヒカリ「碇君がアスカに見向きもしなくなる」
アスカ「」ビクッ
ヒカリ「嫌われるんじゃないの。気にもかけてくれなくなるの」
アスカ「」ビクビクッ
ヒカリ「嫌われているうちには、碇君の心の中にアスカはいる。でも、気にかけてくれなくなったらアスカはもう心にいない」
ヒカリ(それに関しては私が悪いのね…)
ヒカリ「アスカ、もしこのままだと羞恥心にも勝る、深い傷が心に残るよ」
アスカ「傷って何よ……」
ヒカリ「碇君がアスカに見向きもしなくなる」
アスカ「」ビクッ
ヒカリ「嫌われるんじゃないの。気にもかけてくれなくなるの」
アスカ「」ビクビクッ
ヒカリ「嫌われているうちには、碇君の心の中にアスカはいる。でも、気にかけてくれなくなったらアスカはもう心にいない」
51: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:16:47.65 ID:y/4HZL8g0
アスカ「」ダラダラ
ヒカリ「碇君にとって、アスカがその辺を行く街の人々と同列になるのよ」
アスカ「ヤダ…ソンナノヤダ…」
アスカ「ヒカリ……私、どうしたらいいの…?」
ヒカリ「そうね…まずは、謝るところからかしら」
アスカ「謝る…って、誰に?何を?」
ヒカリ「…………これは大変ね」
ヒカリ「碇君にとって、アスカがその辺を行く街の人々と同列になるのよ」
アスカ「ヤダ…ソンナノヤダ…」
アスカ「ヒカリ……私、どうしたらいいの…?」
ヒカリ「そうね…まずは、謝るところからかしら」
アスカ「謝る…って、誰に?何を?」
ヒカリ「…………これは大変ね」
52: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:17:14.75 ID:y/4HZL8g0
………放課後
レイ「碇君。本部へいきましょう」
シンジ「あれ、今日ってテストあったっけ」
レイ「追加テストが決まったの。行きましょう」
シンジ「…テストってことは……」
………in第二実験場
シンジ(やっぱりいるよね……)スタスタ
アスカ「…………」トコトコ
レイ「碇君。本部へいきましょう」
シンジ「あれ、今日ってテストあったっけ」
レイ「追加テストが決まったの。行きましょう」
シンジ「…テストってことは……」
………in第二実験場
シンジ(やっぱりいるよね……)スタスタ
アスカ「…………」トコトコ
53: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:17:46.65 ID:y/4HZL8g0
レイ「碇君」テクテク
シンジ「何、綾波」スタスタ
レイ「お弁当、いつもと違う中身だったけど、美味しかったわ」テクテク
シンジ「良かった。今日は、副司令とかスタッフの皆さんも手伝ってくれたんだ。だから時間かけれるからちょっと頑張ってみたんだけど」スタスタ
シンジ「うまくいって良かったよ」スタスタ
アスカ「…………」トコトコ
アスカ(だから…今日のお弁当はいつもより美味しかったんだ…)
アスカ(やっぱり…ミサトの家より、こっちの方がいいのかな…)
シンジ「何、綾波」スタスタ
レイ「お弁当、いつもと違う中身だったけど、美味しかったわ」テクテク
シンジ「良かった。今日は、副司令とかスタッフの皆さんも手伝ってくれたんだ。だから時間かけれるからちょっと頑張ってみたんだけど」スタスタ
シンジ「うまくいって良かったよ」スタスタ
アスカ「…………」トコトコ
アスカ(だから…今日のお弁当はいつもより美味しかったんだ…)
アスカ(やっぱり…ミサトの家より、こっちの方がいいのかな…)
54: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:18:23.62 ID:y/4HZL8g0
青葉「お、来たなシンジ君」
日向「シンジ君、お弁当美味しかったよ!本当にありがとう!」
シンジ「い、いえ、皆さんが手伝ってくれたおかげですし」
マヤ「あれは本当に腕の良さですよねー」
リツコ「美味しかったわ、シンジ君」
リツコ「さ、実験を始めるわよ。着替えてプラグに乗って」
日向「シンジ君、お弁当美味しかったよ!本当にありがとう!」
シンジ「い、いえ、皆さんが手伝ってくれたおかげですし」
マヤ「あれは本当に腕の良さですよねー」
リツコ「美味しかったわ、シンジ君」
リツコ「さ、実験を始めるわよ。着替えてプラグに乗って」
55: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:18:52.43 ID:y/4HZL8g0
………inエントリープラグ内
シンジ「………」
レイ「………」
アスカ「………………………」
リツコ「どう?」
マヤ「プラグ深度は現在70%で固定、シンクロ率は…レイは71.2%です」
リツコ「調子が良いようね」
マヤ「シンジ君は……79.5%」
リツコ「…最近の42.5%とかいう数値から考えると嘘みたいね」
青葉「こっちに来たおかげなんですかね…?」
シンジ「………」
レイ「………」
アスカ「………………………」
リツコ「どう?」
マヤ「プラグ深度は現在70%で固定、シンクロ率は…レイは71.2%です」
リツコ「調子が良いようね」
マヤ「シンジ君は……79.5%」
リツコ「…最近の42.5%とかいう数値から考えると嘘みたいね」
青葉「こっちに来たおかげなんですかね…?」
56: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:19:50.43 ID:y/4HZL8g0
日向「そういえば、葛城…三尉は?」
リツコ「まだ司令執務室で絞られてるわ」
………in司令執務室
冬月「全く…社会人の、しかもここに集まる人材はどの分野においてもエリート集団だというのに…」
ミサト「」ダラダラ
冬月「第三の少年の監督も君から申し出てきたんだぞ…?」
ミサト「……カ、カエスコトバモアリマセン……」ダラダラ
冬月「おまけにヤケ酒からの午前いっぱい寝坊か……」
リツコ「まだ司令執務室で絞られてるわ」
………in司令執務室
冬月「全く…社会人の、しかもここに集まる人材はどの分野においてもエリート集団だというのに…」
ミサト「」ダラダラ
冬月「第三の少年の監督も君から申し出てきたんだぞ…?」
ミサト「……カ、カエスコトバモアリマセン……」ダラダラ
冬月「おまけにヤケ酒からの午前いっぱい寝坊か……」
57: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:20:18.75 ID:y/4HZL8g0
ゲンドウ「……本来ならば、故郷へ帰ってもらうところだ」
ミサト「」ビクッ
ゲンドウ「しかし、葛城三尉がこれまでネルフ に与えてきた恩恵も少なくはない」
ミサト「……ハイ」
ゲンドウ「これは最後通告だ。励めよ」
ミサト「はい!!ありがとうございます!!!」
ゲンドウ「下がれ」
ミサト「はい!!!失礼しました!!!」スタスタ
ウィーン
ミサト「」ビクッ
ゲンドウ「しかし、葛城三尉がこれまでネルフ に与えてきた恩恵も少なくはない」
ミサト「……ハイ」
ゲンドウ「これは最後通告だ。励めよ」
ミサト「はい!!ありがとうございます!!!」
ゲンドウ「下がれ」
ミサト「はい!!!失礼しました!!!」スタスタ
ウィーン
58: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:25:50.86 ID:y/4HZL8g0
ゲンドウ「…時に冬月先生」
冬月「何かね」
ゲンドウ「グラタンは…美味しかったですか…」
冬月「あぁ」
ゲンドウ「くっ!!」ダン!!
………in第二実験場
リツコ「…それで、アスカのシンクロ率は?」
マヤ「……出ました、シンクロ率…6.7%…です…」
リツコ「……想定していた最悪の事態ね」
冬月「何かね」
ゲンドウ「グラタンは…美味しかったですか…」
冬月「あぁ」
ゲンドウ「くっ!!」ダン!!
………in第二実験場
リツコ「…それで、アスカのシンクロ率は?」
マヤ「……出ました、シンクロ率…6.7%…です…」
リツコ「……想定していた最悪の事態ね」
59: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:26:24.16 ID:y/4HZL8g0
青葉「…やっぱり、そうなりますか…」
日向「予想はできたとはいえ…戦力を一人身内で削ぐのはキツいですよ…」
リツコ「アスカ、シンクロ率が起動ラインに満たないわ。集中して」
アスカ「……………………」
マヤ「ダメです、一向に上がる気配を見せません」
リツコ「………アスカを下ろして」
マヤ「先輩?」
リツコ「これ以上は何も得られないし、税金の無駄遣いだわ」
マヤ「……分かりました、弍号機パイロット、惣流・アスカ・ラングレーの実験を終了します」カタカタ
アスカ「…………」
日向「予想はできたとはいえ…戦力を一人身内で削ぐのはキツいですよ…」
リツコ「アスカ、シンクロ率が起動ラインに満たないわ。集中して」
アスカ「……………………」
マヤ「ダメです、一向に上がる気配を見せません」
リツコ「………アスカを下ろして」
マヤ「先輩?」
リツコ「これ以上は何も得られないし、税金の無駄遣いだわ」
マヤ「……分かりました、弍号機パイロット、惣流・アスカ・ラングレーの実験を終了します」カタカタ
アスカ「…………」
60: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:27:12.45 ID:y/4HZL8g0
………inリツコの研究室
リツコ「なぜ下されたかは、分かるわね」
アスカ「…何パーだったの」
リツコ「確認できたのは6.7%よ」
アスカ「そう……」
リツコ「命令よ、作戦に支障が出るから、シンジ君と仲直りしなさい」
アスカ「………何の?」
リツコ「シンジ君から聞いたわよ。貴女とミサトが理不尽な命令ばかりして、日頃ストレスが溜まっていたって」
アスカ「………もん」
リツコ「なぜ下されたかは、分かるわね」
アスカ「…何パーだったの」
リツコ「確認できたのは6.7%よ」
アスカ「そう……」
リツコ「命令よ、作戦に支障が出るから、シンジ君と仲直りしなさい」
アスカ「………何の?」
リツコ「シンジ君から聞いたわよ。貴女とミサトが理不尽な命令ばかりして、日頃ストレスが溜まっていたって」
アスカ「………もん」
61: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:27:43.33 ID:y/4HZL8g0
アスカ「だって…何も言ってくれなかったもん………」グスッ
アスカ「バカシンジは………いっつも……私を起こしてくれて……ご飯作ってくれて………時々嫌な顔してたかもしれないけど……何も言ってくれなかったんだもん………」グスッヒック
リツコ「………それが、日本人の信条なのよ」
リツコ「言葉にしなくても相手が自分のことを考えて行動できると思っている、日本人の長所であり、短所ね」
リツコ「分かったわ。数日休んでて良いわよ。シンジ君も、きっと彼のことだから貴女に何も反論せずに飛び出してきたんでしょう」
リツコ「数日後、二人が話し合う場を設けるわ」
アスカ「…なんでそこまでしてくれるの」
リツコ「あなたたちが戦力であるエヴァパイロットだから」
アスカ「……………」
アスカ「バカシンジは………いっつも……私を起こしてくれて……ご飯作ってくれて………時々嫌な顔してたかもしれないけど……何も言ってくれなかったんだもん………」グスッヒック
リツコ「………それが、日本人の信条なのよ」
リツコ「言葉にしなくても相手が自分のことを考えて行動できると思っている、日本人の長所であり、短所ね」
リツコ「分かったわ。数日休んでて良いわよ。シンジ君も、きっと彼のことだから貴女に何も反論せずに飛び出してきたんでしょう」
リツコ「数日後、二人が話し合う場を設けるわ」
アスカ「…なんでそこまでしてくれるの」
リツコ「あなたたちが戦力であるエヴァパイロットだから」
アスカ「……………」
62: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:28:12.32 ID:y/4HZL8g0
リツコ「……というのは建前で、本当は皆、あなたたちが心配なのよ」
リツコ「真っ当な人生を歩んでいない子供たちに、これ以上の負担はかけられないの」
アスカ「…………ありがと」
リツコ「さ、もう行きなさい。もうすぐ二人のテストも終わって、戻ってくるわよ」
アスカ「うん……じゃあ、またね。リツコ」
リツコ「お大事に」
ウィーン
リツコ「……本当に問題だったのは、シンジ君の方だったのね………」
リツコ「真っ当な人生を歩んでいない子供たちに、これ以上の負担はかけられないの」
アスカ「…………ありがと」
リツコ「さ、もう行きなさい。もうすぐ二人のテストも終わって、戻ってくるわよ」
アスカ「うん……じゃあ、またね。リツコ」
リツコ「お大事に」
ウィーン
リツコ「……本当に問題だったのは、シンジ君の方だったのね………」
63: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:29:08.87 ID:y/4HZL8g0
………10分後
シンジ「失礼します」ウィーン
レイ「失礼します」
リツコ「座って」
リツコ「早速結果だけど、シンジ君は平均80.4%。レイは75.1%よ。二人とも調子いいじゃない」
シンジ「なんだか、心のつっかえが取れた気がするんです」
シンジ「今までに比べて、プラグ内で伸び伸び出来るというか」
シンジ「当たり障りを気にしなくていいのは、楽ですね」
シンジ「失礼します」ウィーン
レイ「失礼します」
リツコ「座って」
リツコ「早速結果だけど、シンジ君は平均80.4%。レイは75.1%よ。二人とも調子いいじゃない」
シンジ「なんだか、心のつっかえが取れた気がするんです」
シンジ「今までに比べて、プラグ内で伸び伸び出来るというか」
シンジ「当たり障りを気にしなくていいのは、楽ですね」
64: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:29:36.57 ID:y/4HZL8g0
リツコ「そう……レイは、どう?」
レイ「……今日のお昼ご飯が、美味しかったです」
リツコ「あれは本当に美味しかったわ。気が向いたら、またよろしくね」
シンジ「大丈夫です。4人分作るのも、9人分作るのも変わりませんから」
リツコ「次のテストは4日後、開発中の新型装備のヴァーチャルプレイのテストよ。イチナナマルマル時に第3実験場ね」
リツコ「戻っていいわよ」
レイ「失礼しました」ガタッ
シンジ「失礼しました」ガタッ
レイ「……今日のお昼ご飯が、美味しかったです」
リツコ「あれは本当に美味しかったわ。気が向いたら、またよろしくね」
シンジ「大丈夫です。4人分作るのも、9人分作るのも変わりませんから」
リツコ「次のテストは4日後、開発中の新型装備のヴァーチャルプレイのテストよ。イチナナマルマル時に第3実験場ね」
リツコ「戻っていいわよ」
レイ「失礼しました」ガタッ
シンジ「失礼しました」ガタッ
65: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:30:17.45 ID:y/4HZL8g0
リツコ「あぁ、シンジ君は残って」
シンジ「…?はい、わかりました。綾波、先に戻ってて」
レイ「分かった」テクテクウィーン
シンジ「………それで、何ですか?」
リツコ「私が何を言おうとしているか、分かる?」
シンジ「アスカのことですよね」
リツコ「そうよ。粗方のことはアスカに聞いたわ。次はシンジ君の言い分を聞く番ね」
シンジ「言い分って……まさか、アスカは被害者ヅラしてるんですか?」
リツコ「今回の件は、両方が加害者であり、被害者よ」
シンジ「………わかりました」
シンジ「…?はい、わかりました。綾波、先に戻ってて」
レイ「分かった」テクテクウィーン
シンジ「………それで、何ですか?」
リツコ「私が何を言おうとしているか、分かる?」
シンジ「アスカのことですよね」
リツコ「そうよ。粗方のことはアスカに聞いたわ。次はシンジ君の言い分を聞く番ね」
シンジ「言い分って……まさか、アスカは被害者ヅラしてるんですか?」
リツコ「今回の件は、両方が加害者であり、被害者よ」
シンジ「………わかりました」
66: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:31:15.70 ID:y/4HZL8g0
シンジ「僕は、最初アスカと暮らし始めた時、もっと言えばミサトさんと生活することは反対だったんです」
シンジ「でも、作戦のため、あの分裂する使徒を倒すためだと思って暮らしてきました」
シンジ「でもいつしか、僕にとってあの家にアスカやミサトさんがいる事は当然のことなんだって、思わないところで思い始めました」
シンジ「それでも最近、ドラマなんかを見てると二人が互いに支え合って生きている描写が多いなって思ったんです」
シンジ「そこに僕とアスカやミサトさんを当てはめると……どうして僕は、全ての仕事を一人でやっているんだろうって考えるようになったんです」
シンジ「以来は、アスカやミサトさんが何か理不尽なことを言ってくる度にストレスが溜まっていく感覚がしました」
シンジ「それで、昨日の夜、僕の中で何かが切れて……」
リツコ「………ここにいるってわけね」
シンジ「そうです」
シンジ「でも、作戦のため、あの分裂する使徒を倒すためだと思って暮らしてきました」
シンジ「でもいつしか、僕にとってあの家にアスカやミサトさんがいる事は当然のことなんだって、思わないところで思い始めました」
シンジ「それでも最近、ドラマなんかを見てると二人が互いに支え合って生きている描写が多いなって思ったんです」
シンジ「そこに僕とアスカやミサトさんを当てはめると……どうして僕は、全ての仕事を一人でやっているんだろうって考えるようになったんです」
シンジ「以来は、アスカやミサトさんが何か理不尽なことを言ってくる度にストレスが溜まっていく感覚がしました」
シンジ「それで、昨日の夜、僕の中で何かが切れて……」
リツコ「………ここにいるってわけね」
シンジ「そうです」
67: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:32:09.84 ID:y/4HZL8g0
リツコ「シンジ君は、アスカやミサトともう一度生活したいとは思わない?」
シンジ「思いません。きっと、また仕事を大量に押しつけられますから」
リツコ「…………そう、分かったわ。数日間、時間をあげる。その間に、今の言葉が本当に心からの言葉なのか、気持ちを整理してね」
リツコ「数日後、考えが変わらないようなら正式にネルフでの生活を許します」
リツコ「その代わり、ミサトは監督不行届きで今降格処分を受けたけど、今度はクビね。アスカと共に」
シンジ「!?な、なんでアスカまでクビになるんですか!?」
リツコ「司令は弍号機と初号機を天秤にかけた時、おそらく初号機を優先するわ。そうなったら、初号機を運用できるあなたの精神面を優先するのは自明よ」
シンジ「そんな………」
リツコ「まぁ時間はあるわけではないけどゆっくり考えなさい。夕飯はCセットがオススメよ」
シンジ「思いません。きっと、また仕事を大量に押しつけられますから」
リツコ「…………そう、分かったわ。数日間、時間をあげる。その間に、今の言葉が本当に心からの言葉なのか、気持ちを整理してね」
リツコ「数日後、考えが変わらないようなら正式にネルフでの生活を許します」
リツコ「その代わり、ミサトは監督不行届きで今降格処分を受けたけど、今度はクビね。アスカと共に」
シンジ「!?な、なんでアスカまでクビになるんですか!?」
リツコ「司令は弍号機と初号機を天秤にかけた時、おそらく初号機を優先するわ。そうなったら、初号機を運用できるあなたの精神面を優先するのは自明よ」
シンジ「そんな………」
リツコ「まぁ時間はあるわけではないけどゆっくり考えなさい。夕飯はCセットがオススメよ」
68: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:32:49.58 ID:y/4HZL8g0
………in第4仮眠室
シンジ「………僕があの家に帰らないと、二人がクビになる……」
シンジ「でも……帰ったらまた二人の言うことを聞き続けなければいけない……」
シンジ「どうしたら………」
シンジ「………寝よう、明日の僕が考えてくれるよ」スゥ…
シンジ「………」スヤスヤ
………翌日、学校
シンジ「おはよう」
トウジ「おはよーセンセ」
ケンスケ「おはよう。今日も調子良さげだね」
シンジ「うん、夢見がいいんだよね」
シンジ(…寝つきは良かったけど、妙な時間に起きちゃったんだよね)
シンジ「………僕があの家に帰らないと、二人がクビになる……」
シンジ「でも……帰ったらまた二人の言うことを聞き続けなければいけない……」
シンジ「どうしたら………」
シンジ「………寝よう、明日の僕が考えてくれるよ」スゥ…
シンジ「………」スヤスヤ
………翌日、学校
シンジ「おはよう」
トウジ「おはよーセンセ」
ケンスケ「おはよう。今日も調子良さげだね」
シンジ「うん、夢見がいいんだよね」
シンジ(…寝つきは良かったけど、妙な時間に起きちゃったんだよね)
69: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:33:58.92 ID:y/4HZL8g0
トウジ「今日は課題はやってきたでー、ばっちこいや!」
ケンスケ「普段からそれくらい頑張れよ…」
シンジ「ははは…」
レイ「おはよう」
シンジ「おはよう綾波、はいお弁当」
レイ「毎日、ありがとう」
シンジ「好きでやってるんだから、気にしないでよ」
ヒカリ「おはよー」
アスカ「おはよー…」
トウジ「お、惣流、今日は寝坊せんかったかー!」
アスカ「私だって、やれば起きれるのよ!」
アスカ(ヒカリにモーニングコールしてもらったのは内緒にしないと…)
ケンスケ「普段からそれくらい頑張れよ…」
シンジ「ははは…」
レイ「おはよう」
シンジ「おはよう綾波、はいお弁当」
レイ「毎日、ありがとう」
シンジ「好きでやってるんだから、気にしないでよ」
ヒカリ「おはよー」
アスカ「おはよー…」
トウジ「お、惣流、今日は寝坊せんかったかー!」
アスカ「私だって、やれば起きれるのよ!」
アスカ(ヒカリにモーニングコールしてもらったのは内緒にしないと…)
70: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:34:47.41 ID:y/4HZL8g0
アスカ「ば、バカシンジ……」
シンジ「…何、惣流」
アスカ「っ…!お、おはよう…」
シンジ「…おはよう」スタスタ
アスカ「あっ……」
ヒカリ「大丈夫。今日は満点よ。頑張った!」
アスカ「……ヤダヨゥ……ナンデ……」
シンジ「………何で、僕はアスカを避けてるんだろう……」
シンジ「別に家でうるさかっただけで、学校生活は関係ないのに……」
シンジ「………変なの」
シンジ「…何、惣流」
アスカ「っ…!お、おはよう…」
シンジ「…おはよう」スタスタ
アスカ「あっ……」
ヒカリ「大丈夫。今日は満点よ。頑張った!」
アスカ「……ヤダヨゥ……ナンデ……」
シンジ「………何で、僕はアスカを避けてるんだろう……」
シンジ「別に家でうるさかっただけで、学校生活は関係ないのに……」
シンジ「………変なの」
71: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:35:14.88 ID:y/4HZL8g0
………昼休み
日向「今日は生姜焼きかぁ!」パカッ
青葉「ホント、美味い飯はやる気出るな!」モグモグ
マヤ「これで午後からも頑張れますね!」モグモグ
リツコ「そうね。カフェテリアでこれ、作ってもらえないかしらね」モグモグ
ミサト「美味しいよぉ…シンジ君…」モソモソ
……………
ゲンドウ「冬月先生………一口……」
冬月「ダメだ。自分で頼め」モグモグ
ゲンドウ「しかし…数日はテストがないので来れないのでは……」
冬月「ここに住んでいることを忘れたのか」モグモグ
日向「今日は生姜焼きかぁ!」パカッ
青葉「ホント、美味い飯はやる気出るな!」モグモグ
マヤ「これで午後からも頑張れますね!」モグモグ
リツコ「そうね。カフェテリアでこれ、作ってもらえないかしらね」モグモグ
ミサト「美味しいよぉ…シンジ君…」モソモソ
……………
ゲンドウ「冬月先生………一口……」
冬月「ダメだ。自分で頼め」モグモグ
ゲンドウ「しかし…数日はテストがないので来れないのでは……」
冬月「ここに住んでいることを忘れたのか」モグモグ
72: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:36:00.07 ID:y/4HZL8g0
……………
シンジ「惣流、弁当置いとくから」コトッ
アスカ「あ、し、シンジ!」
シンジ「…」ピタッ
アスカ「その……お昼……いつも、ありがとう」
シンジ「………どういたしまして」スタスタ
ヒカリ「………オッケーよ!その調子!」
アスカ「…………初めて、バカシンジにお礼を言った気がするわ……」
ヒカリ「こら!戻ってる!」
アスカ「あ、し、シンジに…お礼を言った気が…するわ…」
ヒカリ「よし!」
シンジ「惣流、弁当置いとくから」コトッ
アスカ「あ、し、シンジ!」
シンジ「…」ピタッ
アスカ「その……お昼……いつも、ありがとう」
シンジ「………どういたしまして」スタスタ
ヒカリ「………オッケーよ!その調子!」
アスカ「…………初めて、バカシンジにお礼を言った気がするわ……」
ヒカリ「こら!戻ってる!」
アスカ「あ、し、シンジに…お礼を言った気が…するわ…」
ヒカリ「よし!」
73: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:36:27.66 ID:y/4HZL8g0
シンジ「…………」
シンジ(何だこれ何だこれ何だこれ何だこれ!?)バクバク
トウジ「センセ、どないしてん?」
ケンスケ「顔赤いぞ。熱か?」
シンジ「う、ううん、いやー今日は暑いね!」
トウジ「そ、そうか?」
ケンスケ「例年並み…だと思うけど」
シンジ「はははは…」
シンジ(何だこれ何だこれ何だこれ何だこれ!?)バクバク
トウジ「センセ、どないしてん?」
ケンスケ「顔赤いぞ。熱か?」
シンジ「う、ううん、いやー今日は暑いね!」
トウジ「そ、そうか?」
ケンスケ「例年並み…だと思うけど」
シンジ「はははは…」
74: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:36:58.68 ID:y/4HZL8g0
………放課後
ヒカリ「アスカ、帰ろ!」
アスカ「う、うん、し、シンジ!!」
シンジ「………」
アスカ「ま、また明日ね!」トテトテ…
トウジ「珍しいな、って思ったけど、よぉ考えたら今まで一緒に帰ってたんやから聞かなんだのも当然か」
ケンスケ「だな。碇、俺らも帰ろうぜ。今日はゲーセン寄りたいんだ」
トウジ「付き合ったるわ」
シンジ「…………」
ケンスケ「…碇、大丈夫か?」
シンジ「え、あ、うん!大丈夫!早くゲームセンターに行こうよ!」スタスタ
トウジ「あ、ちょ、待てぇ!」
ヒカリ「アスカ、帰ろ!」
アスカ「う、うん、し、シンジ!!」
シンジ「………」
アスカ「ま、また明日ね!」トテトテ…
トウジ「珍しいな、って思ったけど、よぉ考えたら今まで一緒に帰ってたんやから聞かなんだのも当然か」
ケンスケ「だな。碇、俺らも帰ろうぜ。今日はゲーセン寄りたいんだ」
トウジ「付き合ったるわ」
シンジ「…………」
ケンスケ「…碇、大丈夫か?」
シンジ「え、あ、うん!大丈夫!早くゲームセンターに行こうよ!」スタスタ
トウジ「あ、ちょ、待てぇ!」
75: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:37:26.29 ID:y/4HZL8g0
………in洞木宅
ヒカリ「さて、じゃあ早速やるわよ!」
アスカ「でも…私、何も分からないわよ…?」
ヒカリ「大丈夫!やることは単純だから、繰り返して身につけよ!エヴァの操縦よりはきっと簡単だから!」
アスカ「………エヴァよりも、か……」
………数十分後
アスカ「できたわ……」
ヒカリ「どれどれ……?」パクッ
ヒカリ「…………」ダラダラ
アスカ「…やっぱり、不味かった…?」
ヒカリ「こ、これから頑張ればいいよ!」
ヒカリ「さて、じゃあ早速やるわよ!」
アスカ「でも…私、何も分からないわよ…?」
ヒカリ「大丈夫!やることは単純だから、繰り返して身につけよ!エヴァの操縦よりはきっと簡単だから!」
アスカ「………エヴァよりも、か……」
………数十分後
アスカ「できたわ……」
ヒカリ「どれどれ……?」パクッ
ヒカリ「…………」ダラダラ
アスカ「…やっぱり、不味かった…?」
ヒカリ「こ、これから頑張ればいいよ!」
76: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:37:56.22 ID:y/4HZL8g0
アスカ「…不味かったのね」
ヒカリ「…………ちょっとね」
アスカ「ご飯作るの……こんなに難しかったんだ……」
アスカ「これを…毎日、朝昼晩、シンジは一人で…」
ヒカリ「……大丈夫。まだ遅くないよ」
アスカ「…うん、頑張るわよ!」
ヒカリ「…………ちょっとね」
アスカ「ご飯作るの……こんなに難しかったんだ……」
アスカ「これを…毎日、朝昼晩、シンジは一人で…」
ヒカリ「……大丈夫。まだ遅くないよ」
アスカ「…うん、頑張るわよ!」
77: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:38:29.37 ID:y/4HZL8g0
………inネルフ本部
シンジ「………」スタスタ
リツコ「あら、シンジ君ちょうど良かった。呼びに行こうとしてたのよ」
シンジ「リツコさん。何ですか?」
リツコ「ドイツでアスカが使っていた戦闘シミュレーションプログラムの輸入ができたの。シンジ君に使ってもらおうと思って」
シンジ「ドイツ製戦闘シミュレーションプログラム…ですか。いいですよ、やります」
リツコ「ゲーム感覚で楽しんでくれたらいいわよ」
シンジ「………」スタスタ
リツコ「あら、シンジ君ちょうど良かった。呼びに行こうとしてたのよ」
シンジ「リツコさん。何ですか?」
リツコ「ドイツでアスカが使っていた戦闘シミュレーションプログラムの輸入ができたの。シンジ君に使ってもらおうと思って」
シンジ「ドイツ製戦闘シミュレーションプログラム…ですか。いいですよ、やります」
リツコ「ゲーム感覚で楽しんでくれたらいいわよ」
78: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:39:07.92 ID:y/4HZL8g0
………第三実験場
マヤ「エントリー完了、いつでも始められますよ」
リツコ「シンジ君、目標は9体。全部一撃で行動不能にできるけど、5分以内に全て倒し切らないと全部が復活するし、こちらがやられてもやり直し。スピード勝負よ」
シンジ『分かりました』
リツコ「それじゃあ、シミュレート開始よ」
ミサト「了解、シミュレート開始します!」
シンジ「………」ヴォン
シンジ(……そっか、ミサトさん降格したから今オペレーターやってるんだ……)
マヤ「エントリー完了、いつでも始められますよ」
リツコ「シンジ君、目標は9体。全部一撃で行動不能にできるけど、5分以内に全て倒し切らないと全部が復活するし、こちらがやられてもやり直し。スピード勝負よ」
シンジ『分かりました』
リツコ「それじゃあ、シミュレート開始よ」
ミサト「了解、シミュレート開始します!」
シンジ「………」ヴォン
シンジ(……そっか、ミサトさん降格したから今オペレーターやってるんだ……)
79: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:39:55.33 ID:y/4HZL8g0
シンジ「ここは……海の上?」
敵個体A「………」
敵個体B「………」
敵個体C「………」
シンジ「……何だあの白いの、気持ち悪いなぁ。それにどことなくエヴァに似てる気が…」
敵個体A「キェァァァァァ!!!」バッ
シンジ「来た!」グッ
ッパァン!!!
敵個体A「ギェァァァ!?」ズズゥゥン
シンジ「一体!」バッ
ドンドン!!ババババン!!!
敵個体B~F「「「「「「ギャァァァァァ!!!!」」」」」」ズズゥゥン……
シンジ「なんだ、リツコさんの言う通り弱いじゃないか」
敵個体A「………」
敵個体B「………」
敵個体C「………」
シンジ「……何だあの白いの、気持ち悪いなぁ。それにどことなくエヴァに似てる気が…」
敵個体A「キェァァァァァ!!!」バッ
シンジ「来た!」グッ
ッパァン!!!
敵個体A「ギェァァァ!?」ズズゥゥン
シンジ「一体!」バッ
ドンドン!!ババババン!!!
敵個体B~F「「「「「「ギャァァァァァ!!!!」」」」」」ズズゥゥン……
シンジ「なんだ、リツコさんの言う通り弱いじゃないか」
80: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:40:23.41 ID:y/4HZL8g0
敵個体G「ギャアッ!!」バッ
シンジ「っ!?いつの間に後ろに!?」
敵個体G「ギェァァァ!!!」ヒュッ
ブスッッッッ!!!!
シンジ「ぐぁっ!!!…っ、シミュレートでなかったら、絶対死んでるよ…!」
敵個体A「………」グググッ
敵個体B「………」グググッ
敵個体C「………」ゴググガッ
敵個体D「………」ググ……
敵個体E「………」グググ
敵個体F「………」グガッ
シンジ「………これは厄介だ」
シンジ「っ!?いつの間に後ろに!?」
敵個体G「ギェァァァ!!!」ヒュッ
ブスッッッッ!!!!
シンジ「ぐぁっ!!!…っ、シミュレートでなかったら、絶対死んでるよ…!」
敵個体A「………」グググッ
敵個体B「………」グググッ
敵個体C「………」ゴググガッ
敵個体D「………」ググ……
敵個体E「………」グググ
敵個体F「………」グガッ
シンジ「………これは厄介だ」
81: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:41:01.75 ID:y/4HZL8g0
………十数分後
シンジ「っはぁ、はぁ、はぁ、っはぁ」
リツコ「オーケー、データは取れたわ。戻っていいわよ」
ミサト「戦闘シミュレーションプログラム、終了します」カタカタ
ヴゥゥゥゥン………
シンジ「………やっと終わったのか……」
シンジ「これ、アスカがドイツで使ってたって………」
シンジ「………こんなのクリアできないよ」
シンジ「っはぁ、はぁ、はぁ、っはぁ」
リツコ「オーケー、データは取れたわ。戻っていいわよ」
ミサト「戦闘シミュレーションプログラム、終了します」カタカタ
ヴゥゥゥゥン………
シンジ「………やっと終わったのか……」
シンジ「これ、アスカがドイツで使ってたって………」
シンジ「………こんなのクリアできないよ」
82: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:41:53.74 ID:y/4HZL8g0
………数分後
リツコ「お疲れ様。早速スコアを言うわね」
シンジ「はい………」ハァハァ
リツコ「結果は5-。ドイツ表記で、18段階中の下から4番目ね」
シンジ「そうですか……あれ、難しすぎないですか…?」
リツコ「まあそうかもしれないけど、アスカはドイツでこれと全く同じテストで結果は1、上から2番目の成績を取ってるわ」
シンジ「!?」
リツコ「時間は57.82秒で全機殲滅、被弾もゼロだったそうよ」
リツコ「お疲れ様。早速スコアを言うわね」
シンジ「はい………」ハァハァ
リツコ「結果は5-。ドイツ表記で、18段階中の下から4番目ね」
シンジ「そうですか……あれ、難しすぎないですか…?」
リツコ「まあそうかもしれないけど、アスカはドイツでこれと全く同じテストで結果は1、上から2番目の成績を取ってるわ」
シンジ「!?」
リツコ「時間は57.82秒で全機殲滅、被弾もゼロだったそうよ」
83: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:42:31.71 ID:y/4HZL8g0
シンジ「………そうですか、流石アスカですね」
リツコ「そうね。良いデータが取れたわ。ありがとう」
シンジ「いえ………」スタスタ
リツコ「………やれることは、何でもやっとかないとね」
ミサト「マヤー……ここってどうなってるのー…?」
マヤ「それはこっちです。ああ、違います!それは隔壁を閉じるボタンです!」
リツコ「……早いところ、戻ってもらわないとこっちも辛いわね…」
リツコ「そうね。良いデータが取れたわ。ありがとう」
シンジ「いえ………」スタスタ
リツコ「………やれることは、何でもやっとかないとね」
ミサト「マヤー……ここってどうなってるのー…?」
マヤ「それはこっちです。ああ、違います!それは隔壁を閉じるボタンです!」
リツコ「……早いところ、戻ってもらわないとこっちも辛いわね…」
84: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:43:20.79 ID:y/4HZL8g0
………inカフェテリア
日向「」ブツブツ
青葉「」ブツブツ
マヤ「」ブツブツ
シンジ「あれ、皆さんお疲れ様です。何してるんですか?」
日向「あぁシンジ君、お疲れ様。今、第三新東京への始末書書いてるんだよ…」カリカリ
青葉「この間の使徒戦は、結構ハデに壊しちゃっただろ?N2とかポンポン投げるもんだから……」カタカタ
マヤ「今までは葛城三尉がやってたけど…一応司令部第二線で現状一番偉いの私たちになっちゃったから…」カリカリ
シンジ「しわ寄せが…来てるって事ですか」
日向「」ブツブツ
青葉「」ブツブツ
マヤ「」ブツブツ
シンジ「あれ、皆さんお疲れ様です。何してるんですか?」
日向「あぁシンジ君、お疲れ様。今、第三新東京への始末書書いてるんだよ…」カリカリ
青葉「この間の使徒戦は、結構ハデに壊しちゃっただろ?N2とかポンポン投げるもんだから……」カタカタ
マヤ「今までは葛城三尉がやってたけど…一応司令部第二線で現状一番偉いの私たちになっちゃったから…」カリカリ
シンジ「しわ寄せが…来てるって事ですか」
85: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:44:08.03 ID:y/4HZL8g0
日向「葛城三尉も、こんな量普通一人でこなせるわけないよ」カタカタ
青葉「言ってくれれば手伝うのにな」カリカリ
マヤ「根は良い人ですからね…他所の人に迷惑かけるの、結構嫌ってるじゃないですか」カタカタ
青葉「その心意気を少しは同居人にも向けてやれれば良かったのにな」カリカリ
シンジ「ははは…そうですね」
日向「シンジ君、ちょっと缶コーヒー買ってきてくれないかな」
青葉「俺にも頼む」
マヤ「私もお願いして良いかな?」
シンジ「はい、大丈夫ですよ」
青葉「言ってくれれば手伝うのにな」カリカリ
マヤ「根は良い人ですからね…他所の人に迷惑かけるの、結構嫌ってるじゃないですか」カタカタ
青葉「その心意気を少しは同居人にも向けてやれれば良かったのにな」カリカリ
シンジ「ははは…そうですね」
日向「シンジ君、ちょっと缶コーヒー買ってきてくれないかな」
青葉「俺にも頼む」
マヤ「私もお願いして良いかな?」
シンジ「はい、大丈夫ですよ」
86: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:44:41.09 ID:y/4HZL8g0
日向「はい、千円。お釣りはお駄賃で取っといてよ」
シンジ「え、でも…」
青葉「いいからいいから、俺はブラックね」
マヤ「私はカフェオレでー」
日向「僕は何でも、頼んだよー」ヒラヒラ
シンジ「分かりましたー」
シンジ「…………ミサトさんが使徒戦後に帰りが遅いのは、始末書に追われていたからなのか……」
シンジ「………ミサトさん、そんな辛そうな素振りは見せた事なかったな…」
シンジ「……それが大人、なのかな…」ガコン
シンジ「よし、戻って夕飯を食べよう」
シンジ「え、でも…」
青葉「いいからいいから、俺はブラックね」
マヤ「私はカフェオレでー」
日向「僕は何でも、頼んだよー」ヒラヒラ
シンジ「分かりましたー」
シンジ「…………ミサトさんが使徒戦後に帰りが遅いのは、始末書に追われていたからなのか……」
シンジ「………ミサトさん、そんな辛そうな素振りは見せた事なかったな…」
シンジ「……それが大人、なのかな…」ガコン
シンジ「よし、戻って夕飯を食べよう」
87: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:45:29.37 ID:y/4HZL8g0
………同時刻、洞木宅
アスカ「……今度はどう?」
ヒカリ「……うん!美味しいよ!アスカも食べてみて!」
アスカ「…美味しい!良かった、出来るようになった…ってもうこんな時間!?」
ヒカリ「かなり熱中してたからね。今日はもう帰る?」
アスカ「そうするわ。ありがとヒカリ。明日もよろしくね」
ヒカリ「うん。明日は洗濯物のやり方と掃除だから、アスカの家に行けばいいのよね」
アスカ「そう。いつか何かお礼するから」
ヒカリ「いいのいいの!好きでやってるんだし」
アスカ「じゃ、また明日ねー」
ヒカリ「おやすみー」
アスカ「………チキンライス一つ作るのにここまで苦労するなんて……」テクテク
アスカ「……料理って、難しいのね」テクテク
アスカ「……今度はどう?」
ヒカリ「……うん!美味しいよ!アスカも食べてみて!」
アスカ「…美味しい!良かった、出来るようになった…ってもうこんな時間!?」
ヒカリ「かなり熱中してたからね。今日はもう帰る?」
アスカ「そうするわ。ありがとヒカリ。明日もよろしくね」
ヒカリ「うん。明日は洗濯物のやり方と掃除だから、アスカの家に行けばいいのよね」
アスカ「そう。いつか何かお礼するから」
ヒカリ「いいのいいの!好きでやってるんだし」
アスカ「じゃ、また明日ねー」
ヒカリ「おやすみー」
アスカ「………チキンライス一つ作るのにここまで苦労するなんて……」テクテク
アスカ「……料理って、難しいのね」テクテク
88: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:46:00.76 ID:y/4HZL8g0
………翌日、学校
アスカ「おはよう、シンジ」
シンジ「…おはよう、アスカ」
ヒカリ「!」
トウジ「!」
ケンスケ「!」
レイ「…………」ペラペラ
シンジ「…はい、弁当。今日はちょっと失敗したかもしれないから…不味かったら残して」
アスカ「……ううん、全部、食べるわ。シンジが…作ってくれたんだもの」
シンジ「………」スタスタ
アスカ「シンジ………」
アスカ「おはよう、シンジ」
シンジ「…おはよう、アスカ」
ヒカリ「!」
トウジ「!」
ケンスケ「!」
レイ「…………」ペラペラ
シンジ「…はい、弁当。今日はちょっと失敗したかもしれないから…不味かったら残して」
アスカ「……ううん、全部、食べるわ。シンジが…作ってくれたんだもの」
シンジ「………」スタスタ
アスカ「シンジ………」
89: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:46:39.60 ID:y/4HZL8g0
ヒカリ「いいわよアスカ!そこまでできれば、あと少しよ!」
アスカ「だといいけど……」
シンジ「………」ギィッ
シンジ(何だよ何だよ何だよ何だよ何だよ!?)バクバク
シンジ(何で急にあんなに大人しくなったんだ!?何であんなに可愛く見えるんだ!?相手はアスカだぞ!?)バクバク
シンジ(ええい、静まってくれ僕の心臓!!)バクバク
トウジ「……なんか昨日今日、センセ笑わんくなったな」
ケンスケ「あれは………ずばり、恋だな」キラーン
トウジ「こ、こここここここ恋!?」
ケンスケ「いやーんな感じ!」
アスカ「だといいけど……」
シンジ「………」ギィッ
シンジ(何だよ何だよ何だよ何だよ何だよ!?)バクバク
シンジ(何で急にあんなに大人しくなったんだ!?何であんなに可愛く見えるんだ!?相手はアスカだぞ!?)バクバク
シンジ(ええい、静まってくれ僕の心臓!!)バクバク
トウジ「……なんか昨日今日、センセ笑わんくなったな」
ケンスケ「あれは………ずばり、恋だな」キラーン
トウジ「こ、こここここここ恋!?」
ケンスケ「いやーんな感じ!」
90: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:47:10.63 ID:y/4HZL8g0
………放課後
アスカ「シンジ!」
シンジ「…何、アスカ」
アスカ「はい、お弁当箱。今日も…美味しかったわ、ありがと」
シンジ「…言っただろ、失敗したって。お世辞はいいよ、迷惑だよ」
アスカ「お世辞なんかじゃない…本心よ……」
シンジ「………ありがと。僕、テストあるから」タタッ
アスカ「…………」
アスカ「シンジ!」
シンジ「…何、アスカ」
アスカ「はい、お弁当箱。今日も…美味しかったわ、ありがと」
シンジ「…言っただろ、失敗したって。お世辞はいいよ、迷惑だよ」
アスカ「お世辞なんかじゃない…本心よ……」
シンジ「………ありがと。僕、テストあるから」タタッ
アスカ「…………」
91: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:47:59.24 ID:y/4HZL8g0
レイ「私も、今日はいつも以上に美味しかったと思う」ヌッ
アスカ「!?!?!?!?」ガタタッ
レイ「何、お化けでも見たみたいな顔をして」
アスカ「≒お化けみたいなもんよ!!今の登場は!!」
レイ「お化け屋敷で…働けるわね」フフフ
レイ「…そんなことはいいの」
レイ「私も、今日のお弁当はいつも以上に美味しかったと思うの」
アスカ「………」
レイ「碇君がネルフ本部で生活し始めてから、お弁当は豪華になったし、味も美味しくなった」
レイ「でも、味の代わりに何かが欠けていた気が、今ではする」
アスカ「……アンタが私と同等の味覚を持っているとはね」
レイ「そして、今日は少し失敗したと言っていた」
レイ「でも結果的に、お弁当はさらに美味しくなった」
アスカ「だから何よ」
アスカ「!?!?!?!?」ガタタッ
レイ「何、お化けでも見たみたいな顔をして」
アスカ「≒お化けみたいなもんよ!!今の登場は!!」
レイ「お化け屋敷で…働けるわね」フフフ
レイ「…そんなことはいいの」
レイ「私も、今日のお弁当はいつも以上に美味しかったと思うの」
アスカ「………」
レイ「碇君がネルフ本部で生活し始めてから、お弁当は豪華になったし、味も美味しくなった」
レイ「でも、味の代わりに何かが欠けていた気が、今ではする」
アスカ「……アンタが私と同等の味覚を持っているとはね」
レイ「そして、今日は少し失敗したと言っていた」
レイ「でも結果的に、お弁当はさらに美味しくなった」
アスカ「だから何よ」
92: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:48:25.22 ID:y/4HZL8g0
レイ「碇君は、きっと今日のお弁当に何かをしようとしていた」
アスカ「……そうね、私もそれには同感よ」
レイ「でも…何かは分からない……」
アスカ「私たち気が合うわね。私も分からないわ」
アスカ「……っと、今日はヒカリが来るんだ。早めに帰って片付けられるものは片付けとかなきゃ」
アスカ「じゃあね、レイ」タタッ
レイ「………レイ」
レイ「……私の、名前」
レイ「初めて、あの人に名前で呼ばれた…」
レイ「……………」
レイ「……悪い気はしない」フフッ
アスカ「……そうね、私もそれには同感よ」
レイ「でも…何かは分からない……」
アスカ「私たち気が合うわね。私も分からないわ」
アスカ「……っと、今日はヒカリが来るんだ。早めに帰って片付けられるものは片付けとかなきゃ」
アスカ「じゃあね、レイ」タタッ
レイ「………レイ」
レイ「……私の、名前」
レイ「初めて、あの人に名前で呼ばれた…」
レイ「……………」
レイ「……悪い気はしない」フフッ
93: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:51:06.59 ID:y/4HZL8g0
………inネルフ図書館
シンジ「も~しも~ねがい~ひ~と~つだけ~叶~うな~ら~♪」ガサゴソ
リツコ「あら、こんなところで会うのは初めてかしらね」
シンジ「あ、リツコさん、お疲れ様です」
リツコ「お疲れ様。何を探していたの」
シンジ「料理本です。最近、海外の料理に興味を持ちまして」
リツコ「そう…。ところで、明後日のイチナナイチマル時、テスト前にここに来れる?」
シンジ「はい、来れますけど…アスカと、話し合いの日ですか」
リツコ「ええそうよ。具体的な場所は…私の実験室でいいわ」
シンジ「………わかりました」
リツコ「…あと、ドイツ料理の本は二つ右隣の本棚の奥から3番目の下から4段目にあるわ」
シンジ「………何でドイツ料理の本を探してるってわかったんですか」
リツコ「ミサトなりに言うなら、女の勘…かしらね」
シンジ「も~しも~ねがい~ひ~と~つだけ~叶~うな~ら~♪」ガサゴソ
リツコ「あら、こんなところで会うのは初めてかしらね」
シンジ「あ、リツコさん、お疲れ様です」
リツコ「お疲れ様。何を探していたの」
シンジ「料理本です。最近、海外の料理に興味を持ちまして」
リツコ「そう…。ところで、明後日のイチナナイチマル時、テスト前にここに来れる?」
シンジ「はい、来れますけど…アスカと、話し合いの日ですか」
リツコ「ええそうよ。具体的な場所は…私の実験室でいいわ」
シンジ「………わかりました」
リツコ「…あと、ドイツ料理の本は二つ右隣の本棚の奥から3番目の下から4段目にあるわ」
シンジ「………何でドイツ料理の本を探してるってわかったんですか」
リツコ「ミサトなりに言うなら、女の勘…かしらね」
94: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:51:54.94 ID:y/4HZL8g0
………in葛城宅
アスカ「いらっしゃい、ヒカリ」
ヒカリ「お邪魔しまーす…このマンション、他の人はほとんどいないのね…」
アスカ「このご時世だしね。しょっちゅうドンパチやるような場所には住みたくないでしょ」
ヒカリ「さて、じゃあ先に洗濯物をやろっか!」
アスカ「よろしくお願いします、ヒカリ先生」
ヒカリ「て、照れるよぉー」
アスカ「あーあ、学校の先生がヒカリなら良かったのになぁ」
ヒカリ「そぉ?そう思う?」
アスカ「うん。さて、確か…色物は分けるのよね」
ヒカリ「うん、あと形崩れしたらまずい下着とかはこういうネットに入れて…」ガサゴソ
アスカ「へぇ……このネット、そういう役割だったんだ……」ガサゴソ
ヒカリ(本当に何も知らなかったのね…)ガサゴソ
アスカ「いらっしゃい、ヒカリ」
ヒカリ「お邪魔しまーす…このマンション、他の人はほとんどいないのね…」
アスカ「このご時世だしね。しょっちゅうドンパチやるような場所には住みたくないでしょ」
ヒカリ「さて、じゃあ先に洗濯物をやろっか!」
アスカ「よろしくお願いします、ヒカリ先生」
ヒカリ「て、照れるよぉー」
アスカ「あーあ、学校の先生がヒカリなら良かったのになぁ」
ヒカリ「そぉ?そう思う?」
アスカ「うん。さて、確か…色物は分けるのよね」
ヒカリ「うん、あと形崩れしたらまずい下着とかはこういうネットに入れて…」ガサゴソ
アスカ「へぇ……このネット、そういう役割だったんだ……」ガサゴソ
ヒカリ(本当に何も知らなかったのね…)ガサゴソ
95: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:52:38.92 ID:y/4HZL8g0
………inカフェテリア厨房
シンジ「……さて、ちょっと作りますか」
シンジ「まず、肉の塊1キロにハーブ岩塩をすり込む…」スリスリ
シンジ「……で、これを30分ほど寝かせるのか」
シンジ「その間に、玉ねぎ、にんじん、セロリを1.5センチ程に切る…」トントン
シンジ「…うー、目に染みるのは慣れないなぁ…」ウルウルトントン
シンジ「ニンニクはひとかけら分潰しておいて…ジャガイモは茹でておくのか」カチッ
シンジ「……そしたらダッチオーブンに…ダッチオーブン?」
シンジ「キャンプ料理らしいなぁ。厨房にそんなのあったかなぁ…」キョロキョロ
シンジ「………あ、フライパンでもいいのか」
シンジ「……さて、ちょっと作りますか」
シンジ「まず、肉の塊1キロにハーブ岩塩をすり込む…」スリスリ
シンジ「……で、これを30分ほど寝かせるのか」
シンジ「その間に、玉ねぎ、にんじん、セロリを1.5センチ程に切る…」トントン
シンジ「…うー、目に染みるのは慣れないなぁ…」ウルウルトントン
シンジ「ニンニクはひとかけら分潰しておいて…ジャガイモは茹でておくのか」カチッ
シンジ「……そしたらダッチオーブンに…ダッチオーブン?」
シンジ「キャンプ料理らしいなぁ。厨房にそんなのあったかなぁ…」キョロキョロ
シンジ「………あ、フライパンでもいいのか」
96: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:53:21.47 ID:y/4HZL8g0
シンジ「……香りが出てきたらニンニクを取り出す」スッ
シンジ「ここに肉を入れて…表面を焼く」ジュゥゥゥ
シンジ「……香りはいいんだけどなぁ…これ、豚肉じゃなくて9割人工肉だしなぁ」ジュゥゥゥ
シンジ「…焼けてきたら取り出して、このフライパンにさっき切った野菜を入れる…」ボトボトッ
シンジ「……野菜がしっとりしてきたら、もう一回肉を入れて、コンソメとビールを…ビール?」
シンジ「参ったな…ビールなんて扱ったらまずいし……」
ミサト「あ、シンジ君…」テクテク
シンジ「っ!ちょうど良かった!ミサトさん!」
ミサト「え、あ、はい!何でしょう?」
シンジ「ここに肉を入れて…表面を焼く」ジュゥゥゥ
シンジ「……香りはいいんだけどなぁ…これ、豚肉じゃなくて9割人工肉だしなぁ」ジュゥゥゥ
シンジ「…焼けてきたら取り出して、このフライパンにさっき切った野菜を入れる…」ボトボトッ
シンジ「……野菜がしっとりしてきたら、もう一回肉を入れて、コンソメとビールを…ビール?」
シンジ「参ったな…ビールなんて扱ったらまずいし……」
ミサト「あ、シンジ君…」テクテク
シンジ「っ!ちょうど良かった!ミサトさん!」
ミサト「え、あ、はい!何でしょう?」
97: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:54:07.06 ID:y/4HZL8g0
シンジ「コンビニで、できれば黒ビール、なければ普通のでいいので、500ミリ一本買ってきてください!」
ミサト「は、はい!」タッタッ…
………数分後
ミサト「…買ってきました!」ガサッ
シンジ「ありがとうございます。で、ビールを入れて…」トポポ
シンジ「あとは煮るだけか。途中で肉をひっくり返さなきゃいけないけど」カパッ
ミサト「は、はい!」タッタッ…
………数分後
ミサト「…買ってきました!」ガサッ
シンジ「ありがとうございます。で、ビールを入れて…」トポポ
シンジ「あとは煮るだけか。途中で肉をひっくり返さなきゃいけないけど」カパッ
98: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:55:16.70 ID:y/4HZL8g0
ミサト「…あの、シンジ君。何を作っているの?」
シンジ「シュバイネブラーテンですよ。ドイツ料理の」
ミサト「…何で、ドイツ料理を?」
シンジ「……まあ、何となく作りたくなったんですよ。ミサトさんも食べますか?」
ミサト「喜んで、いただきます」
日向「あれ、今日は厨房に立ってるのか」スタスタ
青葉「いいニンニクの香りがするな。何を作ってるんだ?」スタスタ
シンジ「ドイツ料理を…」
マヤ「へぇ!ドイツ料理ですか!」スタスタ
リツコ「一口いただきたいわね」
冬月「私ももらっていいかね」
ゲンドウ「………シンジ」
シンジ「は、はい!」
ゲンドウ「…私にも頼む」
ワイワイガヤガヤ
シンジ「…やっぱり、ここのカフェテリアはなんらかの改革をしないといけないよ…」
シンジ「ここまで食に飢えた人がいたなんて……」
シンジクンノリョウリダーヒトリヒトクチダカラナ!ワタシハコノマエタベラレテイナイ…ソレハオマエガワルイ
シンジ「シュバイネブラーテンですよ。ドイツ料理の」
ミサト「…何で、ドイツ料理を?」
シンジ「……まあ、何となく作りたくなったんですよ。ミサトさんも食べますか?」
ミサト「喜んで、いただきます」
日向「あれ、今日は厨房に立ってるのか」スタスタ
青葉「いいニンニクの香りがするな。何を作ってるんだ?」スタスタ
シンジ「ドイツ料理を…」
マヤ「へぇ!ドイツ料理ですか!」スタスタ
リツコ「一口いただきたいわね」
冬月「私ももらっていいかね」
ゲンドウ「………シンジ」
シンジ「は、はい!」
ゲンドウ「…私にも頼む」
ワイワイガヤガヤ
シンジ「…やっぱり、ここのカフェテリアはなんらかの改革をしないといけないよ…」
シンジ「ここまで食に飢えた人がいたなんて……」
シンジクンノリョウリダーヒトリヒトクチダカラナ!ワタシハコノマエタベラレテイナイ…ソレハオマエガワルイ
99: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:55:59.56 ID:y/4HZL8g0
………in葛城宅
アスカ「………出来た」
ヒカリ「お疲れ様!」
アスカ「掃除も…大変ね…」
アスカ「そりゃ、こんだけの仕事がなくなったんだから、シンクロ率も爆上がりするわよね…」
ヒカリ「……アスカ」
アスカ「ありがと、ヒカリ。お礼に夕飯、オムライス作るわ」
ヒカリ「本当に!?嬉しい!」
アスカ「まだ練習中だから、うまく出来るか分からないけど…」
ヒカリ「手伝おっか?」
アスカ「ううん、これは一人でやりたいの」
ヒカリ「アスカ……」
ヒカリ(……アスカ、変わったね)
アスカ「…………」トン…トン…
アスカ「………出来た」
ヒカリ「お疲れ様!」
アスカ「掃除も…大変ね…」
アスカ「そりゃ、こんだけの仕事がなくなったんだから、シンクロ率も爆上がりするわよね…」
ヒカリ「……アスカ」
アスカ「ありがと、ヒカリ。お礼に夕飯、オムライス作るわ」
ヒカリ「本当に!?嬉しい!」
アスカ「まだ練習中だから、うまく出来るか分からないけど…」
ヒカリ「手伝おっか?」
アスカ「ううん、これは一人でやりたいの」
ヒカリ「アスカ……」
ヒカリ(……アスカ、変わったね)
アスカ「…………」トン…トン…
100: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:56:32.96 ID:y/4HZL8g0
………翌日、in学校
シンジ「おはよう、アスカ」
アスカ「っ!お、おはようシンジ!!」
シンジ「はい、お弁当」コトッ
アスカ「ありがと!」ニコッ
シンジ「…今日は、上手くできたと思うから」スタスタ
アスカ「………」
ヒカリ「良かったわね!やっと向こうからも話しかけられるようになったじゃない!」
アスカ「………シンジに話しかけてもらうことが、こんなに日常の一部になってたなんて思わなかった」
アスカ「…こんなに嬉しいと思ってるなんて、思わなかった……」
ヒカリ「………アスカ」
シンジ「おはよう、アスカ」
アスカ「っ!お、おはようシンジ!!」
シンジ「はい、お弁当」コトッ
アスカ「ありがと!」ニコッ
シンジ「…今日は、上手くできたと思うから」スタスタ
アスカ「………」
ヒカリ「良かったわね!やっと向こうからも話しかけられるようになったじゃない!」
アスカ「………シンジに話しかけてもらうことが、こんなに日常の一部になってたなんて思わなかった」
アスカ「…こんなに嬉しいと思ってるなんて、思わなかった……」
ヒカリ「………アスカ」
101: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 22:58:17.30 ID:y/4HZL8g0
とりあえずここまで。
この後終盤まとめて、個人的に納得行ったら落としていきます。
頑張って寝るまでに終わらせます。
この後終盤まとめて、個人的に納得行ったら落としていきます。
頑張って寝るまでに終わらせます。
104: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:23:01.95 ID:y/4HZL8g0
思っていたより早くまとまったんで投下します。
105: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:23:48.44 ID:y/4HZL8g0
ヴーッ、ヴーッ、ヴーッ
アナウンス『第三新東京市、防災放送です。ただいま、関東東海地方に、特別非常事態宣言が発令されました。お住まいの皆様は、ガイドラインに従って避難を……』
ヒカリ「あ、アスカ、これって…」
アスカ「……使徒だわ」
レイ「…アスカ」
アスカ「っ!レイ!」
レイ「……行きましょう」タッ
アスカ「分かってるわよ!!」タタッ
ヒカリ「……頑張って、アスカ」
トウジ「委員長なにやっとんのや!はよ非難するで!!」
ヒカリ「うん!」タッ
アナウンス『第三新東京市、防災放送です。ただいま、関東東海地方に、特別非常事態宣言が発令されました。お住まいの皆様は、ガイドラインに従って避難を……』
ヒカリ「あ、アスカ、これって…」
アスカ「……使徒だわ」
レイ「…アスカ」
アスカ「っ!レイ!」
レイ「……行きましょう」タッ
アスカ「分かってるわよ!!」タタッ
ヒカリ「……頑張って、アスカ」
トウジ「委員長なにやっとんのや!はよ非難するで!!」
ヒカリ「うん!」タッ
106: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:24:15.64 ID:y/4HZL8g0
………inネルフ 第一発令所
青葉「状況は!?」
ミサト「現在相模湾沖40キロメートル先に敵影を複数体確認。移動速度時速10.0km/h。ジオフロント頭頂までの所要予想時間、4時間27分54秒。モニター出します」カタカタ
ヴォン…
日向「あれは……」
青葉「第五の使徒にそっくりだ…」
マヤ「しかもそれが3体…?」
冬月「避難状況は?」
マヤ「第三新東京市を始め、各地で避難完了の通達が届いています」
日向「出ました!解析パターン青、使徒です!!」
冬月「この間のシンクロテストでは第二の少女は起動ラインに満たなかったと聞く。第一第三の少年少女に向かわせるのが得策と思うが」
ゲンドウ「反対する理由はない。レイとシンジが到着後、速やかに発進させろ」
ゲンドウ「アスカはプラグ内で待機だ」
ミサト「了解!」カタカタ
青葉「状況は!?」
ミサト「現在相模湾沖40キロメートル先に敵影を複数体確認。移動速度時速10.0km/h。ジオフロント頭頂までの所要予想時間、4時間27分54秒。モニター出します」カタカタ
ヴォン…
日向「あれは……」
青葉「第五の使徒にそっくりだ…」
マヤ「しかもそれが3体…?」
冬月「避難状況は?」
マヤ「第三新東京市を始め、各地で避難完了の通達が届いています」
日向「出ました!解析パターン青、使徒です!!」
冬月「この間のシンクロテストでは第二の少女は起動ラインに満たなかったと聞く。第一第三の少年少女に向かわせるのが得策と思うが」
ゲンドウ「反対する理由はない。レイとシンジが到着後、速やかに発進させろ」
ゲンドウ「アスカはプラグ内で待機だ」
ミサト「了解!」カタカタ
107: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:25:21.42 ID:y/4HZL8g0
ミサト「シンジ君、レイ、聞こえる!?」
シンジ『はい!』
レイ『聞こえます』
ミサト「敵は相模湾沖40キロメートルにいるわ。大きさは比較的小さいけど…」
ミサト「第五の使徒にクリソツよ。んで3体いるわ」
シンジ『さ、3体!?』
レイ『…また、陽電子砲作戦ですか』
ミサト「…待って、試したい戦略があるわ」
シンジ『何ですか…それ?』
シンジ『はい!』
レイ『聞こえます』
ミサト「敵は相模湾沖40キロメートルにいるわ。大きさは比較的小さいけど…」
ミサト「第五の使徒にクリソツよ。んで3体いるわ」
シンジ『さ、3体!?』
レイ『…また、陽電子砲作戦ですか』
ミサト「…待って、試したい戦略があるわ」
シンジ『何ですか…それ?』
108: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:26:02.59 ID:y/4HZL8g0
ミサト「前の第五使徒戦、覚えてる?」
シンジ『はい』
ミサト「あの時、あの使徒は周囲を焼け野原にするほどの高エネルギー砲を持っていた」
ミサト「にも関わらず、ジオフロントに侵入するときは自分で掘っていたわ」
ミサト「そして今、敵は水上にいるわ」
シンジ『………はっ、そうか!』
レイ『……魚雷があれば、いいですか』
ミサト「ホーミング式のN2のやつを手配するわ。良いですよね、司令」
ゲンドウ「かまわん。やれ」
青葉(葛城三佐が…まともな作戦を…)
マヤ(しっかりと勝機も見出せます…)
日向(あの…無謀な作戦、嘘とも思える判断ミスは…)
リツコ(溜まりに溜まった書類のせいだったとでも言うの…?)
ミサト「オーケー、エバンゲリオン、零号機、初号機、発進!」
シンジ「………」ググググッ
レイ「………」ググググッ
ガゴォォォォン………
シンジ『はい』
ミサト「あの時、あの使徒は周囲を焼け野原にするほどの高エネルギー砲を持っていた」
ミサト「にも関わらず、ジオフロントに侵入するときは自分で掘っていたわ」
ミサト「そして今、敵は水上にいるわ」
シンジ『………はっ、そうか!』
レイ『……魚雷があれば、いいですか』
ミサト「ホーミング式のN2のやつを手配するわ。良いですよね、司令」
ゲンドウ「かまわん。やれ」
青葉(葛城三佐が…まともな作戦を…)
マヤ(しっかりと勝機も見出せます…)
日向(あの…無謀な作戦、嘘とも思える判断ミスは…)
リツコ(溜まりに溜まった書類のせいだったとでも言うの…?)
ミサト「オーケー、エバンゲリオン、零号機、初号機、発進!」
シンジ「………」ググググッ
レイ「………」ググググッ
ガゴォォォォン………
109: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:27:30.18 ID:y/4HZL8g0
シンジ「………敵影確認。確かに似てますね」
ミサト『F17、F18番射出します!ホーミングN2魚雷よ!』バシュッ
シンジ「っ!受け取りました!」
レイ「……行くわよ」
シンジ「うん!…っとと、流石に魚雷2本は重いなぁ…」
………in旧早川インターチェンジ付近
シンジ「…じゃあ、行きますよ」
レイ「…安全装置、解除」カチッ
シンジ「回り始めた…」ヴゥン
ミサト『弾道補正はこちらで行うわ。貴方達は、出来る限り水中の深めのところで発射して』
シンジ「はい。行きます、第一、第二魚雷発射!」バシュッ
レイ「第三魚雷、同じく発射」バシュッ
ミサト『F17、F18番射出します!ホーミングN2魚雷よ!』バシュッ
シンジ「っ!受け取りました!」
レイ「……行くわよ」
シンジ「うん!…っとと、流石に魚雷2本は重いなぁ…」
………in旧早川インターチェンジ付近
シンジ「…じゃあ、行きますよ」
レイ「…安全装置、解除」カチッ
シンジ「回り始めた…」ヴゥン
ミサト『弾道補正はこちらで行うわ。貴方達は、出来る限り水中の深めのところで発射して』
シンジ「はい。行きます、第一、第二魚雷発射!」バシュッ
レイ「第三魚雷、同じく発射」バシュッ
110: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:28:15.48 ID:y/4HZL8g0
ゴゴゴゴゴ………
マヤ「魚雷、使徒からの捕捉範囲内に侵入!依然進んでいきます!」
ミサト「よし!やっぱりあの使徒は下からの攻撃は弱い!」
ザバッ!!
マヤ「直撃します!!」
カッ!!!!
ドォォォォォォォォォン!!!!!
マヤ「魚雷三発、全て各使徒に直撃!」
ミサト「爆煙でモニターできません!!」
ゲンドウ「………冬月」
冬月「何だね」
ゲンドウ「……零号機、初号機は撤退後、弍号機には今、N型装備の手配をしろ」
冬月「……あの装備が税金の無駄遣いにならなくて良かったな」
ゲンドウ「不謹慎だがな…」
マヤ「魚雷、使徒からの捕捉範囲内に侵入!依然進んでいきます!」
ミサト「よし!やっぱりあの使徒は下からの攻撃は弱い!」
ザバッ!!
マヤ「直撃します!!」
カッ!!!!
ドォォォォォォォォォン!!!!!
マヤ「魚雷三発、全て各使徒に直撃!」
ミサト「爆煙でモニターできません!!」
ゲンドウ「………冬月」
冬月「何だね」
ゲンドウ「……零号機、初号機は撤退後、弍号機には今、N型装備の手配をしろ」
冬月「……あの装備が税金の無駄遣いにならなくて良かったな」
ゲンドウ「不謹慎だがな…」
111: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:29:00.79 ID:y/4HZL8g0
ミサト「煙、晴れます!敵影………確認!」
マヤ「パターン反応、74%まで減少!いけますよ!」
ミサト「三体だから、ATフィールドも壁が薄いのね」
ゲンドウ「零号機、初号機を戻せ」
ミサト「!?ですが、今逃すと……」
ゲンドウ「魚雷は戦自のおかげで残弾がない。だが作戦がある。葛城三佐」
ミサト「………分かりました、二人とも、戻って」
シンジ『え!?わ、わかりました…』
レイ『撤退します』
マヤ「パターン反応、74%まで減少!いけますよ!」
ミサト「三体だから、ATフィールドも壁が薄いのね」
ゲンドウ「零号機、初号機を戻せ」
ミサト「!?ですが、今逃すと……」
ゲンドウ「魚雷は戦自のおかげで残弾がない。だが作戦がある。葛城三佐」
ミサト「………分かりました、二人とも、戻って」
シンジ『え!?わ、わかりました…』
レイ『撤退します』
112: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:29:52.52 ID:y/4HZL8g0
………in弍号機プラグ内
アスカ「………二人は今、戦ってるのよね」
アスカ「その中、私はここで一人待ちぼうけ」
アスカ「………」
アスカ「これがエースパイロットですもの。笑い話よね」
アスカ「………はぁ」
アスカ「ここにいても、弍号機は動いてくれないのに…」
リツコ『アスカ、聞こえる?』
アスカ「……リツコ」
リツコ『シンクロチェックだけするわよ。今の貴女なら、出来るわ』
アスカ「……やるだけ無駄だと思うけど」
リツコ『無駄になるかどうかは、あなた次第よ』
アスカ「………最近、ミサトに似てきたわよ」
リツコ『…………心外ね』
アスカ「………」フフッ
アスカ「………二人は今、戦ってるのよね」
アスカ「その中、私はここで一人待ちぼうけ」
アスカ「………」
アスカ「これがエースパイロットですもの。笑い話よね」
アスカ「………はぁ」
アスカ「ここにいても、弍号機は動いてくれないのに…」
リツコ『アスカ、聞こえる?』
アスカ「……リツコ」
リツコ『シンクロチェックだけするわよ。今の貴女なら、出来るわ』
アスカ「……やるだけ無駄だと思うけど」
リツコ『無駄になるかどうかは、あなた次第よ』
アスカ「………最近、ミサトに似てきたわよ」
リツコ『…………心外ね』
アスカ「………」フフッ
113: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:30:42.03 ID:y/4HZL8g0
マヤ「アスカ…シンクロ率…114.2%です!」
リツコ「アスカ、そのまま待機してて。一時間で装備を変えるから」
アスカ『今から?何の装備にするってのよ』
リツコ「新型のN型装備、水中運用に特化した装備よ」
リツコ「前にあなたが第六使徒との戦闘の際に水中に引き摺り込まれたらしいじゃない」
リツコ「その時から、対水中戦に適応できる装備を開発していたのよ」
アスカ『準備いいわね』
リツコ「そのための、残業よ」ニコッ
リツコ「アスカ、そのまま待機してて。一時間で装備を変えるから」
アスカ『今から?何の装備にするってのよ』
リツコ「新型のN型装備、水中運用に特化した装備よ」
リツコ「前にあなたが第六使徒との戦闘の際に水中に引き摺り込まれたらしいじゃない」
リツコ「その時から、対水中戦に適応できる装備を開発していたのよ」
アスカ『準備いいわね』
リツコ「そのための、残業よ」ニコッ
114: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:31:22.53 ID:y/4HZL8g0
………一時間半後
リツコ『出来たわ、アスカ。初号機と零号機も出来たから、三体同時に行くわよ』
アスカ「遅いと思ったらそういうことね。まあいいけど」
ミサト『いい、3人とも。アスカとシンジ君はユニゾンでやったことあるけど、今回はそれの応用よ。3人同時攻撃でアレを仕留めて』
シンジ「N2魚雷を連発すれば、行けるんじゃないですか?」
ミサト「生憎、戦自が先月に海外での実験のために大量に持っていっちゃったの」
アスカ「あんの無能共……」
ミサト「ほんっと余計なことしてくれるわよね!!」バン
ゲンドウ「………」
リツコ『出来たわ、アスカ。初号機と零号機も出来たから、三体同時に行くわよ』
アスカ「遅いと思ったらそういうことね。まあいいけど」
ミサト『いい、3人とも。アスカとシンジ君はユニゾンでやったことあるけど、今回はそれの応用よ。3人同時攻撃でアレを仕留めて』
シンジ「N2魚雷を連発すれば、行けるんじゃないですか?」
ミサト「生憎、戦自が先月に海外での実験のために大量に持っていっちゃったの」
アスカ「あんの無能共……」
ミサト「ほんっと余計なことしてくれるわよね!!」バン
ゲンドウ「………」
115: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:32:00.48 ID:y/4HZL8g0
ミサト「…タイミングがずれると躱されて、飛び上がったところをあの加粒子砲で一撃よ」
レイ「一撃で決着…さもなくば死…ですか」
ミサト「アレを本土上陸させたら、今度は間違いなく第三新東京を丸裸にされるわ。失敗は、許されないわよ」
シンジ「……わかりました」
アスカ「…….シンジ」
シンジ「…アスカ、終わったら話があるんだ」
アスカ「!……私もよ、シンジ」
ミサト「…行くわよ!エバンゲリオン、三体発進!!」
レイ「一撃で決着…さもなくば死…ですか」
ミサト「アレを本土上陸させたら、今度は間違いなく第三新東京を丸裸にされるわ。失敗は、許されないわよ」
シンジ「……わかりました」
アスカ「…….シンジ」
シンジ「…アスカ、終わったら話があるんだ」
アスカ「!……私もよ、シンジ」
ミサト「…行くわよ!エバンゲリオン、三体発進!!」
116: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:32:27.99 ID:y/4HZL8g0
………in旧早川インターチェンジ付近
リツコ『水中まではケーブルを伸ばせないわ。代わりに強力なバッテリーパックが乗ってるから、7~8分は本気で戦えるわよ』
アスカ「了解。じゃ、行くわよ!」ザブン!
シンジ「うん。会敵から62秒でケリをつける!」ザブン!
レイ「…貴方達は死なないわ。私が守るもの」ザブン!
マヤ「三機、入水!」
ミサト「時速…412キロメートルで進んでいます!」
アスカ「………」
シンジ「………」
レイ「………」
リツコ『水中まではケーブルを伸ばせないわ。代わりに強力なバッテリーパックが乗ってるから、7~8分は本気で戦えるわよ』
アスカ「了解。じゃ、行くわよ!」ザブン!
シンジ「うん。会敵から62秒でケリをつける!」ザブン!
レイ「…貴方達は死なないわ。私が守るもの」ザブン!
マヤ「三機、入水!」
ミサト「時速…412キロメートルで進んでいます!」
アスカ「………」
シンジ「………」
レイ「………」
117: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:33:08.91 ID:y/4HZL8g0
マヤ「水深800メートル、使徒の真下に到着しました」
日向「ATフィールドが弱いから、プログナイフでも中和すれば突き破れるはずだ」
青葉「頼むぜ、3人とも」
ゲンドウ「……作戦、開始」
シンジ「…!」グンッ!
アスカ「行っくわよぉぉぉぉぉ!!!」グンッ!
レイ「……!」グンッ!
ミサト「水深400…200…50…水面出ます!!」
ザバァッッッッ!!!!
使徒A「!?」ラー
使徒B「!?」ラー
使徒C「!?」ラー
アスカ「どぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!!!」グッ!!!
シンジ「うおぉぉぉぉぉぁぁぁぁ!!!!」グッ!!!
レイ「刺さって…!!!」グッ!!!
日向「ATフィールドが弱いから、プログナイフでも中和すれば突き破れるはずだ」
青葉「頼むぜ、3人とも」
ゲンドウ「……作戦、開始」
シンジ「…!」グンッ!
アスカ「行っくわよぉぉぉぉぉ!!!」グンッ!
レイ「……!」グンッ!
ミサト「水深400…200…50…水面出ます!!」
ザバァッッッッ!!!!
使徒A「!?」ラー
使徒B「!?」ラー
使徒C「!?」ラー
アスカ「どぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!!!」グッ!!!
シンジ「うおぉぉぉぉぉぁぁぁぁ!!!!」グッ!!!
レイ「刺さって…!!!」グッ!!!
118: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:33:40.29 ID:y/4HZL8g0
ガギィィィィン!!!
使徒A「!?!?!?」ギャァァァァァ!!
使徒B「!?!?」ギャァァァァァ!!
ミサト「使徒A、Bからのパターン消滅!!」
マヤ「っ!!レイが外しました!!」
ゲンドウ「何だと!?」ガタッ
レイ「……あ」
使徒C「ヒェァァァァァ!!!」カッ
マヤ「高エネルギー反応!!間に合いません!!!」
ミサト「あ…」
使徒A「!?!?!?」ギャァァァァァ!!
使徒B「!?!?」ギャァァァァァ!!
ミサト「使徒A、Bからのパターン消滅!!」
マヤ「っ!!レイが外しました!!」
ゲンドウ「何だと!?」ガタッ
レイ「……あ」
使徒C「ヒェァァァァァ!!!」カッ
マヤ「高エネルギー反応!!間に合いません!!!」
ミサト「あ…」
119: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:34:13.36 ID:y/4HZL8g0
シンジ「こっちが!!!」ヒュゥゥゥ!!
アスカ「お留守よぉぉぉぉ!!!」ヒュゥゥゥ!!
ガギィィィィン!!!!!
マヤ「飛び上がっていた初号機と弍号機がフィールド発動しながらドロップキック!!!」
ミサト「また爆煙で見えません!!」
冬月「………」
ゲンドウ「………」ハラハラ
日向「シンジ君……」
アスカ「お留守よぉぉぉぉ!!!」ヒュゥゥゥ!!
ガギィィィィン!!!!!
マヤ「飛び上がっていた初号機と弍号機がフィールド発動しながらドロップキック!!!」
ミサト「また爆煙で見えません!!」
冬月「………」
ゲンドウ「………」ハラハラ
日向「シンジ君……」
120: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:34:45.34 ID:y/4HZL8g0
青葉「…………!!水中に生命反応!!3人とも、無事です!!」
マヤ「パターン青、完全に消滅!!やりました!!!」
ウワァァァァァァ!!!!
ミサト「………良かった、また、勝てたのね……」フゥゥ
ゲンドウ「葛城三尉」
ミサト「へ、あ、はい!!」
ゲンドウ「この後、司令執務室へ来るように。話がある」
ミサト「…………はい」
ミサト「まってまた何かしちゃった…?これ以上の減俸は流石に生活が厳しいわよ……?」
マヤ「パターン青、完全に消滅!!やりました!!!」
ウワァァァァァァ!!!!
ミサト「………良かった、また、勝てたのね……」フゥゥ
ゲンドウ「葛城三尉」
ミサト「へ、あ、はい!!」
ゲンドウ「この後、司令執務室へ来るように。話がある」
ミサト「…………はい」
ミサト「まってまた何かしちゃった…?これ以上の減俸は流石に生活が厳しいわよ……?」
121: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:35:15.12 ID:y/4HZL8g0
マヤ「まあ、ほとんど独断で作戦決めたみたいなところ、ありましたから」
ミサト「」ギクッ
青葉「結構、失礼な感じであたってましたし」
ミサト「」ギクギクッ!
日向「…まあ、今回は葛城三尉が使徒は下が弱いというのを見抜けなかったら負けてたかもしれないですしね」
ミサト「!」
リツコ「それについては同感ね。初めてまともな作戦だったと思うわよ。最後の一撃決着な面以外は」
ミサト「……リツコォォォ……」
リツコ「ま、全て司令が下すわ。終わったらいってらっしゃい」
リツコ「…さて、あの子達はどうなるかしら」
ミサト「」ギクッ
青葉「結構、失礼な感じであたってましたし」
ミサト「」ギクギクッ!
日向「…まあ、今回は葛城三尉が使徒は下が弱いというのを見抜けなかったら負けてたかもしれないですしね」
ミサト「!」
リツコ「それについては同感ね。初めてまともな作戦だったと思うわよ。最後の一撃決着な面以外は」
ミサト「……リツコォォォ……」
リツコ「ま、全て司令が下すわ。終わったらいってらっしゃい」
リツコ「…さて、あの子達はどうなるかしら」
122: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:36:05.50 ID:y/4HZL8g0
………in各プラグ内
シンジ「………勝ったね」
アスカ「レイ!外すなってあんだけ言ってたのに!!」
レイ「………ごめんなさい……」
シンジ「……アスカ」
アスカ「……まあ、あの瞬間、レイに使徒の意識が完全に行ってなかったら、逆に私たちが溶かされていたかもね」
アスカ「……お疲れ様」
レイ「………ありがとう」
シンジ「………」フゥ
シンジ「………勝ったね」
アスカ「レイ!外すなってあんだけ言ってたのに!!」
レイ「………ごめんなさい……」
シンジ「……アスカ」
アスカ「……まあ、あの瞬間、レイに使徒の意識が完全に行ってなかったら、逆に私たちが溶かされていたかもね」
アスカ「……お疲れ様」
レイ「………ありがとう」
シンジ「………」フゥ
123: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:36:40.25 ID:y/4HZL8g0
アスカ「あ、し、シンジ。話が…あるんだけど…」
シンジ「あ…僕からも、話があって…」
レイ「…通信、切るわね」
アスカ「あ、れ、レイ…」
シンジ「……気を使ってくれたのかな」
アスカ「そうみたいね…」
シンジ/アスカ「「………あ、あの」」
シンジ「あ、アスカからでいいよ。レディーファーストだろ?」
アスカ「今更何よ!私は…まだ、レディーには程遠い、子供よ。シンジから言いなさいよ」
シンジ「じゃあ…」
シンジ「あ…僕からも、話があって…」
レイ「…通信、切るわね」
アスカ「あ、れ、レイ…」
シンジ「……気を使ってくれたのかな」
アスカ「そうみたいね…」
シンジ/アスカ「「………あ、あの」」
シンジ「あ、アスカからでいいよ。レディーファーストだろ?」
アスカ「今更何よ!私は…まだ、レディーには程遠い、子供よ。シンジから言いなさいよ」
シンジ「じゃあ…」
124: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:37:20.59 ID:y/4HZL8g0
シンジ「……アスカ、この前は、何もアスカに言わずに飛び出してごめん」
シンジ「あの後、色々考えたんだ」
シンジ「僕は、急に父さんに呼び出されて、右も左もわかんないうちにエヴァに乗せられた」
シンジ「もちろん、それまではずっと、普通の人として生活していたんだ」
シンジ「家事なんてみんなが出来ることだろうって思ってた」
シンジ「でも、一昨日ドイツ製の戦闘シミュレーションシステムを使ったときに思ったんだ」
シンジ「アスカは、並大抵の努力ではここにいないって」
シンジ「僕がエヴァを知るもっともっと昔から、アスカはエヴァパイロットとして闘っていたんだって」
シンジ「アスカのスコアを聞いて愕然としたよ。あんなに難しいのに、1分かからずに殲滅するんだから」
シンジ「その裏には…ずっとずっと昔からの、努力の結晶があったんじゃないかって」
シンジ「………アスカのことを、考えてあげられなくてごめん」
シンジ「あの後、色々考えたんだ」
シンジ「僕は、急に父さんに呼び出されて、右も左もわかんないうちにエヴァに乗せられた」
シンジ「もちろん、それまではずっと、普通の人として生活していたんだ」
シンジ「家事なんてみんなが出来ることだろうって思ってた」
シンジ「でも、一昨日ドイツ製の戦闘シミュレーションシステムを使ったときに思ったんだ」
シンジ「アスカは、並大抵の努力ではここにいないって」
シンジ「僕がエヴァを知るもっともっと昔から、アスカはエヴァパイロットとして闘っていたんだって」
シンジ「アスカのスコアを聞いて愕然としたよ。あんなに難しいのに、1分かからずに殲滅するんだから」
シンジ「その裏には…ずっとずっと昔からの、努力の結晶があったんじゃないかって」
シンジ「………アスカのことを、考えてあげられなくてごめん」
125: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:38:12.58 ID:y/4HZL8g0
アスカ「……私の方こそ」
アスカ「シンジは、今まで何も私に文句を面と向かって言わなかったわね」
アスカ「始め、それは別に嫌じゃないからって勘違いしてた」
アスカ「でも…リツコから話を聞いて、日本人の特性だって聞いて…」
アスカ「シンジの性格もそんな感じだし、面と向かって言えなかったのは当然かなって、思った」
アスカ「バカシンジとか…奴隷だとか呼んでたのも…なんか普通に呼ぶのは恥ずかしいし…別に嫌って言われないし…」
アスカ「ヒカリからもらった漫画に」
アスカ「別に呼んでいいものだと思ってた…」
シンジ「うん、それに関しては何も言わなかった僕が悪いね…」
アスカ「シンジは、今まで何も私に文句を面と向かって言わなかったわね」
アスカ「始め、それは別に嫌じゃないからって勘違いしてた」
アスカ「でも…リツコから話を聞いて、日本人の特性だって聞いて…」
アスカ「シンジの性格もそんな感じだし、面と向かって言えなかったのは当然かなって、思った」
アスカ「バカシンジとか…奴隷だとか呼んでたのも…なんか普通に呼ぶのは恥ずかしいし…別に嫌って言われないし…」
アスカ「ヒカリからもらった漫画に」
アスカ「別に呼んでいいものだと思ってた…」
シンジ「うん、それに関しては何も言わなかった僕が悪いね…」
126: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:38:58.45 ID:y/4HZL8g0
アスカ「それで…私、ヒカリに料理とか…洗濯の方法とか…掃除とか…日本人との接し方とか…教わったの」
アスカ「…少しは…美味しいご飯が作れるようになったわ」
アスカ「でも…私は、シンジが作ったお味噌汁が飲みたい」
アスカ「……これからは、家事とか分担するから……」
アスカ「……今までごめんなさい。シンジに、私は戻ってきて欲しい」
シンジ「………アスカ」
アスカ「………シンジ、私を殴って」
シンジ「………どうして?」
アスカ「罪の意識、でしょ」ニコッ
シンジ「………分かった」グッ
ゴッ!!
アスカ「っつぅ…」
アスカ「…少しは…美味しいご飯が作れるようになったわ」
アスカ「でも…私は、シンジが作ったお味噌汁が飲みたい」
アスカ「……これからは、家事とか分担するから……」
アスカ「……今までごめんなさい。シンジに、私は戻ってきて欲しい」
シンジ「………アスカ」
アスカ「………シンジ、私を殴って」
シンジ「………どうして?」
アスカ「罪の意識、でしょ」ニコッ
シンジ「………分かった」グッ
ゴッ!!
アスカ「っつぅ…」
127: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:39:24.12 ID:y/4HZL8g0
シンジ「……アスカ、僕を殴って」
アスカ「…え?何で?」
シンジ「誰にも相談しないで飛び出した、今までアスカの気持ちを考えようとしなかった、罪の意識だよ」ニコッ
アスカ「………分かったわよ」グッ
ゴッ!!
シンジ「……ただいま、アスカ」
アスカ「おかえり、シンジ」
アスカ「…え?何で?」
シンジ「誰にも相談しないで飛び出した、今までアスカの気持ちを考えようとしなかった、罪の意識だよ」ニコッ
アスカ「………分かったわよ」グッ
ゴッ!!
シンジ「……ただいま、アスカ」
アスカ「おかえり、シンジ」
128: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:40:13.20 ID:y/4HZL8g0
………in第一発令所
日向「良かったなぁ…シンジ君…」
青葉「やっぱり、子供達は笑っていないとな」
マヤ「でも…シンジ君が帰ると…お弁当が…」
リツコ「………重大な問題ね」
冬月「……」
ゲンドウ「……シンジの弁当…食べられなかったな…」
冬月「………ここに、二つ弁当がある」
ゲンドウ「……!?」
冬月「今朝第三の少年から預かった。今日の昼食は、楽しみだな」
ゲンドウ「……あぁ……!」
ゲンドウ「……三人に、通信を入れろ」
マヤ「は、はい!通信回線、開きます!」カタカタ
日向「良かったなぁ…シンジ君…」
青葉「やっぱり、子供達は笑っていないとな」
マヤ「でも…シンジ君が帰ると…お弁当が…」
リツコ「………重大な問題ね」
冬月「……」
ゲンドウ「……シンジの弁当…食べられなかったな…」
冬月「………ここに、二つ弁当がある」
ゲンドウ「……!?」
冬月「今朝第三の少年から預かった。今日の昼食は、楽しみだな」
ゲンドウ「……あぁ……!」
ゲンドウ「……三人に、通信を入れろ」
マヤ「は、はい!通信回線、開きます!」カタカタ
129: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:41:19.20 ID:y/4HZL8g0
ゲンドウ「三人とも、私だ」
シンジ『と、父さん!?』
アスカ『ど、どうしたのよ!使徒は倒したでしょ!?』
レイ『………』
ゲンドウ「よくやってくれた。半ば無謀な作戦だったかも知れんが、お前達は期待に応えてくれた」
ゲンドウ「お疲れ様だ、ありがとう」
シンジ『………はい!!』
アスカ『ふっふーん!当然よ!エースパイロットたるもの、須く人々は救うものよ!』
レイ『はい。………葛城三佐』
ミサト「はいはい、どったのよ」
レイ『あとどれくらいで…回収されますか……』
ミサト「……やっばー、忘れてた」
マヤ「いつもその指示、部長の葛城さんの仕事でしたもんね…」
シンジ『と、父さん!?』
アスカ『ど、どうしたのよ!使徒は倒したでしょ!?』
レイ『………』
ゲンドウ「よくやってくれた。半ば無謀な作戦だったかも知れんが、お前達は期待に応えてくれた」
ゲンドウ「お疲れ様だ、ありがとう」
シンジ『………はい!!』
アスカ『ふっふーん!当然よ!エースパイロットたるもの、須く人々は救うものよ!』
レイ『はい。………葛城三佐』
ミサト「はいはい、どったのよ」
レイ『あとどれくらいで…回収されますか……』
ミサト「……やっばー、忘れてた」
マヤ「いつもその指示、部長の葛城さんの仕事でしたもんね…」
130: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:42:14.70 ID:y/4HZL8g0
………夜、in葛城宅
シンジ「……ただいま」
アスカ「ただいまー」
ミサト「たっだいまぁぁぁぁ!!!」
シンジ「うるさっ!!夜ですよ!近所迷惑になるじゃないですか!!」
ミサト「いーのよ、また昇進して、一尉まで戻れたんだから!!」
シンジ「さて、冷蔵庫に何があるのかな…って、本当に部屋が綺麗だ…」
アスカ「言ったでしょ?ヒカリにやり方を教えてもらったのよ。これからは、分担していきましょ」
シンジ「そっか…頑張ったんだね。で、問題の冷蔵庫は…」
アスカ「シンジは座ってて。私が今日は作るわ」
シンジ「僕も、アスカに食べて欲しい料理があるんだ」
シンジ「……ただいま」
アスカ「ただいまー」
ミサト「たっだいまぁぁぁぁ!!!」
シンジ「うるさっ!!夜ですよ!近所迷惑になるじゃないですか!!」
ミサト「いーのよ、また昇進して、一尉まで戻れたんだから!!」
シンジ「さて、冷蔵庫に何があるのかな…って、本当に部屋が綺麗だ…」
アスカ「言ったでしょ?ヒカリにやり方を教えてもらったのよ。これからは、分担していきましょ」
シンジ「そっか…頑張ったんだね。で、問題の冷蔵庫は…」
アスカ「シンジは座ってて。私が今日は作るわ」
シンジ「僕も、アスカに食べて欲しい料理があるんだ」
131: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:43:17.45 ID:y/4HZL8g0
ミサト「あの、しゅばいね…?ナントカってやつでしょ?」
アスカ「シュバイネブラーテン!?作れるの!?」
シンジ「向こうで作り方を学んだんだ」
アスカ「じゃあ肉が必要じゃない…あ、卵もない。あとピーマンも」
シンジ「じゃあ、買いに行こうか?」
アスカ「そうね。ミサトー、ちょっと買い物行くわー」
ミサト「あ、なら車出すわよー」
アスカ「なーによ。せっかく帰ってきたのに、また外にとんぼ返りね」
シンジ「あはは…いいじゃないか」
ミサト「下で待ってるわよー」スタコラサッサ
アスカ「…じゃあ、行きましょうか」
シンジ「うん、ところでアスカは何作ってくれるの?」ウィーン
アスカ「オムライスよ!」スタスタ
シンジ「へぇ!あれ作るの大変なんだけどな…」スタスタ
終劇
アスカ「シュバイネブラーテン!?作れるの!?」
シンジ「向こうで作り方を学んだんだ」
アスカ「じゃあ肉が必要じゃない…あ、卵もない。あとピーマンも」
シンジ「じゃあ、買いに行こうか?」
アスカ「そうね。ミサトー、ちょっと買い物行くわー」
ミサト「あ、なら車出すわよー」
アスカ「なーによ。せっかく帰ってきたのに、また外にとんぼ返りね」
シンジ「あはは…いいじゃないか」
ミサト「下で待ってるわよー」スタコラサッサ
アスカ「…じゃあ、行きましょうか」
シンジ「うん、ところでアスカは何作ってくれるの?」ウィーン
アスカ「オムライスよ!」スタスタ
シンジ「へぇ!あれ作るの大変なんだけどな…」スタスタ
終劇
134: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/26(火) 23:50:45.69 ID:y/4HZL8g0
以上になります。
言いたいことはわかってる...確かに味気ないし、シンジくん簡単に心開きすぎだし...。
...まあ、元々アスカとミサトさんのことは好きだったってことで一つ。
アスカ「シンジの察しが良すぎる」【エヴァ】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590287018/
こっちもよろしくね。
次の作品は以下のどれかにしようと思います。
また投票していってね。
ほなノシ
シンジ「流れ星を見に行こう」
アスカ「眼帯っていいわねぇ」
レイ「ハズレね」
シンジ「恋人が欲しいなぁ」アスカ/レイ/マナ「」ガタッ
言いたいことはわかってる...確かに味気ないし、シンジくん簡単に心開きすぎだし...。
...まあ、元々アスカとミサトさんのことは好きだったってことで一つ。
アスカ「シンジの察しが良すぎる」【エヴァ】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590287018/
こっちもよろしくね。
次の作品は以下のどれかにしようと思います。
また投票していってね。
ほなノシ
シンジ「流れ星を見に行こう」
アスカ「眼帯っていいわねぇ」
レイ「ハズレね」
シンジ「恋人が欲しいなぁ」アスカ/レイ/マナ「」ガタッ
引用元: ・シンジ「流石にもう怒った」【エヴァ】
アスカ「シンジの察しが良すぎる」【エヴァ】
2020-06-10
1: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:23:38.63 ID:3K2uHWd20
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:24:42.93 ID:3K2uHWd20
アスカ(最近シンジの様子が変だ)
シンジ「あ、ただいまアスカ。先帰ってたんだ」
アスカ「うん、ちょっとね」
アスカ(普段いる分にはこの変化はわからないだろう)
アスカ(しかし、この男ほんのちょっとした瞬間に)
アスカ(…喉が渇いたなぁ)
シンジ「あれ、アスカ喉乾いてる?プァンタ出すよ」
アスカ「あ、ありがと」
シンジ「あ、ただいまアスカ。先帰ってたんだ」
アスカ「うん、ちょっとね」
アスカ(普段いる分にはこの変化はわからないだろう)
アスカ(しかし、この男ほんのちょっとした瞬間に)
アスカ(…喉が渇いたなぁ)
シンジ「あれ、アスカ喉乾いてる?プァンタ出すよ」
アスカ「あ、ありがと」
3: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:26:16.41 ID:3K2uHWd20
アスカ(このように何となく思ったことを以心伝心しているかのように汲み取ってくれる)
アスカ(正直不可解すぎる)
アスカ(でも、悪い気はしない)
シンジ「はい、グレープ」コトッ
アスカ「悪いわね、頼んでもないのになんで分かるのよ」クイッ
シンジ「んー、これだけ一緒に住んでれば何となく分かるようになってくるかな?」クイッ
アスカ(シンジにはこちらの考えを読んでいるような素振りはない)
アスカ(この私が嘘をついていることを見破れないなんて、シンクロ率を一桁に落とすくらいありえないこと)
アスカ(正直不可解すぎる)
アスカ(でも、悪い気はしない)
シンジ「はい、グレープ」コトッ
アスカ「悪いわね、頼んでもないのになんで分かるのよ」クイッ
シンジ「んー、これだけ一緒に住んでれば何となく分かるようになってくるかな?」クイッ
アスカ(シンジにはこちらの考えを読んでいるような素振りはない)
アスカ(この私が嘘をついていることを見破れないなんて、シンクロ率を一桁に落とすくらいありえないこと)
4: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:27:56.28 ID:3K2uHWd20
シンジ「そうだ、今日の夕飯はジャーマンポテトを作ろうと思うんだけど、ドイツだとどんな風なの?」
アスカ「そんなに日本のとかわんないわよ。ジャガイモが皮付きかそうでないかくらい」
シンジ「へぇ、皮付きでやるんだ」
アスカ「食感にメリハリがついて美味しいのよ」
シンジ「それ気になるな、今日はそうしよう。あ、そろそろ冷えてきたね。窓閉めようか」ガラガラ
アスカ「ええ、ありがと」
アスカ(最早、こちらが深く思わなくても深層心理中の感覚さえ理解している)
アスカ「そんなに日本のとかわんないわよ。ジャガイモが皮付きかそうでないかくらい」
シンジ「へぇ、皮付きでやるんだ」
アスカ「食感にメリハリがついて美味しいのよ」
シンジ「それ気になるな、今日はそうしよう。あ、そろそろ冷えてきたね。窓閉めようか」ガラガラ
アスカ「ええ、ありがと」
アスカ(最早、こちらが深く思わなくても深層心理中の感覚さえ理解している)
5: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:28:43.89 ID:3K2uHWd20
アスカ(つい先日まであんなに鈍感な朴念仁だったのに)
アスカ(今や私が気がつかない私の事まで気にしてくれる)
アスカ「………」
アスカ「悪くないわね」ボソッ
シンジ「何が悪くないの?」
アスカ「シンジには関係ない。夕飯作って」
シンジ「はいはい。今日の味噌汁はワカメと豆腐だよ。アスカ好きでしょ?」
アスカ「楽しみにしといてあげる」
アスカ(……悪くはないわ)
アスカ(でも、一体どうして急に…?)
シンジ「フンフンフフーン」コトコト
アスカ(今や私が気がつかない私の事まで気にしてくれる)
アスカ「………」
アスカ「悪くないわね」ボソッ
シンジ「何が悪くないの?」
アスカ「シンジには関係ない。夕飯作って」
シンジ「はいはい。今日の味噌汁はワカメと豆腐だよ。アスカ好きでしょ?」
アスカ「楽しみにしといてあげる」
アスカ(……悪くはないわ)
アスカ(でも、一体どうして急に…?)
シンジ「フンフンフフーン」コトコト
6: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:31:18.46 ID:3K2uHWd20
………翌日、in学校
トウジ「アカン!数学の宿題やるの忘れとった!」
ケンスケ「手の甲に書いておいて忘れるのはもうどうしようもないね」
トウジ「そないなこと言わんでさ、見せてよ」
ケンスケ「かと言って俺もそんなに今回のはよく出来てないし…」
シンジ「おはよう」スタスタ
アスカ「まーた鈴原は課題忘れてるのね」トコトコ
ケンスケ「おはよう碇、式波」
トウジ「ハン!オノレに何言われても何も思わへんからな」
トウジ「アカン!数学の宿題やるの忘れとった!」
ケンスケ「手の甲に書いておいて忘れるのはもうどうしようもないね」
トウジ「そないなこと言わんでさ、見せてよ」
ケンスケ「かと言って俺もそんなに今回のはよく出来てないし…」
シンジ「おはよう」スタスタ
アスカ「まーた鈴原は課題忘れてるのね」トコトコ
ケンスケ「おはよう碇、式波」
トウジ「ハン!オノレに何言われても何も思わへんからな」
7: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:32:48.63 ID:3K2uHWd20
シンジ「はい、トウジ」スッ
ケンスケ「へ?」
トウジ「数学のノート…センセ、なんでワシが数学の宿題やってへんのわかったねん」
シンジ「え?まぁ、なんとなくかな。朝から焦るってことは午前中の宿題だし、その中で宿題あったのは数学と理科だろ?」
シンジ「その中でトウジが忘れそうな方って言ったら数学しかないかなって」
ケンスケ「碇、凄く察しがいいな」
シンジ「僕も最近そう思うんだよね」
トウジ「ちょっと納得いかんが、ホンマに感謝しかへん」フカブカー
シンジ「先生に没収はされないでよね」
アスカ「………」
ケンスケ「へ?」
トウジ「数学のノート…センセ、なんでワシが数学の宿題やってへんのわかったねん」
シンジ「え?まぁ、なんとなくかな。朝から焦るってことは午前中の宿題だし、その中で宿題あったのは数学と理科だろ?」
シンジ「その中でトウジが忘れそうな方って言ったら数学しかないかなって」
ケンスケ「碇、凄く察しがいいな」
シンジ「僕も最近そう思うんだよね」
トウジ「ちょっと納得いかんが、ホンマに感謝しかへん」フカブカー
シンジ「先生に没収はされないでよね」
アスカ「………」
8: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:35:13.33 ID:3K2uHWd20
アスカ(このように、察しがいいのは私に対してだけじゃない)
アスカ(文字通り誰に対しても察しがいいのだ)
アスカ(今日も登校中に見た目ではわからない具合に道に迷っていた人にシンジから道を教えていた)
アスカ(シンジは前から人は良かったけど、ここまで察しがいい人間ではお世辞にもなかった)
ヒカリ「おはよー!」
アスカ「…なんか気に入らないわね」
ヒカリ「ん…?あ、アスカ?」
アスカ「ん、んーん、考え事。おはよ、ヒカリ」
ヒカリ「困ってるなら、なんでも相談してね?」
アスカ「ありがと、ヒカリー」ギュー
ヒカリ「わっ!」ギュー
シンジ「本当に2人って仲良いよね」
ケンスケ「俺たちもあそこまでではないけど、似たようなもんだろ」
アスカ(文字通り誰に対しても察しがいいのだ)
アスカ(今日も登校中に見た目ではわからない具合に道に迷っていた人にシンジから道を教えていた)
アスカ(シンジは前から人は良かったけど、ここまで察しがいい人間ではお世辞にもなかった)
ヒカリ「おはよー!」
アスカ「…なんか気に入らないわね」
ヒカリ「ん…?あ、アスカ?」
アスカ「ん、んーん、考え事。おはよ、ヒカリ」
ヒカリ「困ってるなら、なんでも相談してね?」
アスカ「ありがと、ヒカリー」ギュー
ヒカリ「わっ!」ギュー
シンジ「本当に2人って仲良いよね」
ケンスケ「俺たちもあそこまでではないけど、似たようなもんだろ」
9: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:36:38.70 ID:3K2uHWd20
アスカ「ちょっと相田!私たちの関係を3バカと同じにしないでよ!」
トウジ「なんやとぉ!?」
シンジ「まぁまぁ、落ち着いてトウジ」
ケンスケ「どうどう」
トウジ「ワシャ馬か!」
綾波「…おはよう、碇君」テコテコ
シンジ「おはよう綾波。…あれ、綾波髪切った?」
アスカ「っ!?」
ケンスケ「え、そうかな?変わらないように見えるけど」
トウジ「見えるも何も、変わっとらんやん?」
綾波「…切ったわ。前髪と襟足を、3ミリほど」
ヒカリ「本当に?」
ケンスケ「よく気付いたな」
シンジ「普段とは違う感じがしたからね」
アスカ「………」
アスカ(やっぱりおかしい)
トウジ「なんやとぉ!?」
シンジ「まぁまぁ、落ち着いてトウジ」
ケンスケ「どうどう」
トウジ「ワシャ馬か!」
綾波「…おはよう、碇君」テコテコ
シンジ「おはよう綾波。…あれ、綾波髪切った?」
アスカ「っ!?」
ケンスケ「え、そうかな?変わらないように見えるけど」
トウジ「見えるも何も、変わっとらんやん?」
綾波「…切ったわ。前髪と襟足を、3ミリほど」
ヒカリ「本当に?」
ケンスケ「よく気付いたな」
シンジ「普段とは違う感じがしたからね」
アスカ「………」
アスカ(やっぱりおかしい)
10: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:42:34.45 ID:3K2uHWd20
………inネルフ 本部
アスカ「…というわけなのよ」
リツコ「…………」
アスカ「ちょっとリツコ、聞いてる?」
リツコ「え、ええ、ちょっと考え事を」
アスカ「急にそんな変化、普通するかしら」
リツコ「思春期の少年の経験は私にはないから分かりかねるわ」
アスカ「まさかリツコ…シンジに変なもの飲ませてないでしょうね?」
リツコ「まさか」
アスカ「本当に?」
リツコ「神に誓って」
アスカ「………ならいいけど」
アスカ「…というわけなのよ」
リツコ「…………」
アスカ「ちょっとリツコ、聞いてる?」
リツコ「え、ええ、ちょっと考え事を」
アスカ「急にそんな変化、普通するかしら」
リツコ「思春期の少年の経験は私にはないから分かりかねるわ」
アスカ「まさかリツコ…シンジに変なもの飲ませてないでしょうね?」
リツコ「まさか」
アスカ「本当に?」
リツコ「神に誓って」
アスカ「………ならいいけど」
11: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 11:44:14.80 ID:3K2uHWd20
書き始め早々飯落ちするで
14: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:12:31.04 ID:3K2uHWd20
>>12
すまん、気に障ったならこれ以降見ない方がいいかも
すまん、気に障ったならこれ以降見ない方がいいかも
15: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:13:40.14 ID:3K2uHWd20
マヤ「失礼します、赤木博士、シンクロテストが始まりますよ」
リツコ「そう、すぐ行くわ、アスカはどうする?」
アスカ「暇だし見に行くわ」スッ
リツコ「じゃあ行きましょ」スッ
マヤ「そういえばシンジ君なんですけど」テクテク
アスカ「シンジがどうしたのよ」トコトコ
マヤ「私、昨日シャンプー変えたんですよ」テクテク
マヤ「そしたらシンジ君」テクテク
シンジ『あれ、マヤさんシャンプーか香水変えました?フローラルでいいと思いますよ!』
マヤ「って言ってきたんです。私、そんなに匂ってました…?」テクテク
アスカ「………リツコ?」トコトコ
リツコ「神に誓ったって言ったじゃない」スタスタ
リツコ「そう、すぐ行くわ、アスカはどうする?」
アスカ「暇だし見に行くわ」スッ
リツコ「じゃあ行きましょ」スッ
マヤ「そういえばシンジ君なんですけど」テクテク
アスカ「シンジがどうしたのよ」トコトコ
マヤ「私、昨日シャンプー変えたんですよ」テクテク
マヤ「そしたらシンジ君」テクテク
シンジ『あれ、マヤさんシャンプーか香水変えました?フローラルでいいと思いますよ!』
マヤ「って言ってきたんです。私、そんなに匂ってました…?」テクテク
アスカ「………リツコ?」トコトコ
リツコ「神に誓ったって言ったじゃない」スタスタ
16: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:14:45.26 ID:3K2uHWd20
ウィーン
ミサト「あら、意外と早かったじゃない」
リツコ「迷う道がないもの。始めましょ」
日向「了解です、シンクロテスト、開始します」
ミサト「…そういえばさ、聞いてよ。昨日の夜、シンジ君が私の好きなもの作ってくれてさぁー!」
リツコ「貴女、まだシンジ君にご飯作らせてるのね」
ミサト「え、あ、いやーははは…だって私の方が帰るの遅いし…シンジ君も楽しいっていってくれるし…」
ミサト「ってその話はよくってね、最近彼察しが良いのよねぇー。昨日も、なんとなく『さっぱりしたものが食べたいなー』って独り言言ったら夕飯に大根おろしハンバーグが出てきたのよー」
マヤ「葛城一佐もそう思いますか?私もそうなんですよ」
日向「僕もそう思います。メガネ変えたんですけど、最初に気付いてくれたのはシンジ君でした」
ミサト「言われてみれば…変わってるのそれ?」
日向「何を言いますか。上の部分のフレームがなくなってるでしょう」
アスカ「言われてみれば…」
リツコ「別にメガネのフレームなんてどうでも良いのよ」
日向「僕のアイデンティティが…」
青葉「僕も髪切ったのを気付かれましてね。数センチしか切ってないのに、よく分かるものですね」
アスカ「今日学校でエコヒイキが髪を数ミリ単位で切ってたのを指摘してたわ」
日向「ミリ単位でも気付くのか彼!?」
ミサト「あら、意外と早かったじゃない」
リツコ「迷う道がないもの。始めましょ」
日向「了解です、シンクロテスト、開始します」
ミサト「…そういえばさ、聞いてよ。昨日の夜、シンジ君が私の好きなもの作ってくれてさぁー!」
リツコ「貴女、まだシンジ君にご飯作らせてるのね」
ミサト「え、あ、いやーははは…だって私の方が帰るの遅いし…シンジ君も楽しいっていってくれるし…」
ミサト「ってその話はよくってね、最近彼察しが良いのよねぇー。昨日も、なんとなく『さっぱりしたものが食べたいなー』って独り言言ったら夕飯に大根おろしハンバーグが出てきたのよー」
マヤ「葛城一佐もそう思いますか?私もそうなんですよ」
日向「僕もそう思います。メガネ変えたんですけど、最初に気付いてくれたのはシンジ君でした」
ミサト「言われてみれば…変わってるのそれ?」
日向「何を言いますか。上の部分のフレームがなくなってるでしょう」
アスカ「言われてみれば…」
リツコ「別にメガネのフレームなんてどうでも良いのよ」
日向「僕のアイデンティティが…」
青葉「僕も髪切ったのを気付かれましてね。数センチしか切ってないのに、よく分かるものですね」
アスカ「今日学校でエコヒイキが髪を数ミリ単位で切ってたのを指摘してたわ」
日向「ミリ単位でも気付くのか彼!?」
17: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:19:56.01 ID:3K2uHWd20
リツコ「おしゃべりはその辺にしなさい、マヤ、どう?」
マヤ「はい、シンジ君もレイもパルス安定、数値出ます」
マヤ「レイは…平均値59.2%です」
リツコ「可もなく不可もなくってところね。シンジ君は?」
マヤ「出ました…平均値127.0%です!」
ミサト「」ブーーッ
アスカ「」
日向「」
青葉「何かの間違いだろ…?」
リツコ「」
マヤ「はい、シンジ君もレイもパルス安定、数値出ます」
マヤ「レイは…平均値59.2%です」
リツコ「可もなく不可もなくってところね。シンジ君は?」
マヤ「出ました…平均値127.0%です!」
ミサト「」ブーーッ
アスカ「」
日向「」
青葉「何かの間違いだろ…?」
リツコ「」
18: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:21:19.99 ID:3K2uHWd20
………in司令室
リツコ「…以上が今日のテスト結果になります」
冬月「」
ゲンドウ「…初号機パイロットの平均値135.6%というのは間違いないんだな?」
リツコ「私も最初は計測機の故障を疑いましたが、零号機パイロットの際も念のため実験した弍号機パイロットの際も普段と特別変わらない数値を出していたので間違いないかと」
リツコ「…やはり、あの薬の効果ですかね」
冬月「経過は順調のようだな」
リツコ「しかし、一つ気になることを言っていました」
ゲンドウ「何かね」
リツコ「『なんだか、初号機の気持ちが分かった気がしたんです。何を考えてるのか、何を求めてるのかが。初号機とは今繋がってないし、初号機に心なんてないのに』と言っていました」
冬月「」
ゲンドウ「」
リツコ「…以上が今日のテスト結果になります」
冬月「」
ゲンドウ「…初号機パイロットの平均値135.6%というのは間違いないんだな?」
リツコ「私も最初は計測機の故障を疑いましたが、零号機パイロットの際も念のため実験した弍号機パイロットの際も普段と特別変わらない数値を出していたので間違いないかと」
リツコ「…やはり、あの薬の効果ですかね」
冬月「経過は順調のようだな」
リツコ「しかし、一つ気になることを言っていました」
ゲンドウ「何かね」
リツコ「『なんだか、初号機の気持ちが分かった気がしたんです。何を考えてるのか、何を求めてるのかが。初号機とは今繋がってないし、初号機に心なんてないのに』と言っていました」
冬月「」
ゲンドウ「」
19: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:23:15.58 ID:3K2uHWd20
リツコ「初号機に心があるかどうかは私には分かりませんが、もしあるとすればあの薬の作用の範囲内だということになります」
ゲンドウ「……そうか、分かった。今後もあの薬は秘密裏に生産するように」
リツコ「分かりました」スタスタ
ゲンドウ「………」
冬月「……どうするつもりだね。初号機の中のユイ君に近づいてしまえば、彼は一足早く覚醒してしまうのではないか?」
ゲンドウ「シナリオ変更の許容範囲内だ。四体目の手筈も整っている」
冬月「アメリカの参号機か四号機かはたまたmark6か。彼らが日本への輸送を許すかね」
ゲンドウ「いずれにせよ、どれかが日本に来ることになる」
冬月「そうか」
ゲンドウ「………」
ゲンドウ「……そうか、分かった。今後もあの薬は秘密裏に生産するように」
リツコ「分かりました」スタスタ
ゲンドウ「………」
冬月「……どうするつもりだね。初号機の中のユイ君に近づいてしまえば、彼は一足早く覚醒してしまうのではないか?」
ゲンドウ「シナリオ変更の許容範囲内だ。四体目の手筈も整っている」
冬月「アメリカの参号機か四号機かはたまたmark6か。彼らが日本への輸送を許すかね」
ゲンドウ「いずれにせよ、どれかが日本に来ることになる」
冬月「そうか」
ゲンドウ「………」
20: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:26:48.58 ID:3K2uHWd20
冬月「………碇」
ゲンドウ「何だ」
冬月「息子との確執を戻すために薬に頼るのはどうかと思うぞ」
ゲンドウ「…………バレていたのか」
冬月「お前の考えていることは読めないがな、感覚で何となく分かるようになったわい」
ゲンドウ「………すみません」
冬月「何、私はユイ君にもう一度会いたいが、それ以前にお前も1人の父親だったということだ」
ゲンドウ「…………」
冬月「ゼーレの老人への説明は任せたぞ」スタスタ
ゲンドウ「………………シンジ………」
ゲンドウ「…赤木博士、聞こえるか」
リツコ『はい』
ゲンドウ「シンジをここへ」
リツコ『…了解しました』
ゲンドウ「何だ」
冬月「息子との確執を戻すために薬に頼るのはどうかと思うぞ」
ゲンドウ「…………バレていたのか」
冬月「お前の考えていることは読めないがな、感覚で何となく分かるようになったわい」
ゲンドウ「………すみません」
冬月「何、私はユイ君にもう一度会いたいが、それ以前にお前も1人の父親だったということだ」
ゲンドウ「…………」
冬月「ゼーレの老人への説明は任せたぞ」スタスタ
ゲンドウ「………………シンジ………」
ゲンドウ「…赤木博士、聞こえるか」
リツコ『はい』
ゲンドウ「シンジをここへ」
リツコ『…了解しました』
21: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:28:52.20 ID:3K2uHWd20
………in地上層
アスカ「」ムッスーーーー
シンジ「ご、ごめんてアスカ、あれは何かの計測機のバグだよ」
アスカ「」ムッスーーーー
シンジ「今日の夕飯はアスカの好きなのにするからさ、機嫌直してよ」
アスカ「」ムッスーーーー
シンジ「参ったな………」
ミサト「アースカ、明日頑張ればいいじゃない。そりゃシンちゃんだって今まで頑張ってきたんだもの、成果が出る日だって来るわよ」
アスカ「」ムッスーーーーーーーー
レイ「…………」テコテコ
ミサト「あ、レイ、お疲れ様」
レイ「はい」
アスカ「」ムッスーーーー
シンジ「ご、ごめんてアスカ、あれは何かの計測機のバグだよ」
アスカ「」ムッスーーーー
シンジ「今日の夕飯はアスカの好きなのにするからさ、機嫌直してよ」
アスカ「」ムッスーーーー
シンジ「参ったな………」
ミサト「アースカ、明日頑張ればいいじゃない。そりゃシンちゃんだって今まで頑張ってきたんだもの、成果が出る日だって来るわよ」
アスカ「」ムッスーーーーーーーー
レイ「…………」テコテコ
ミサト「あ、レイ、お疲れ様」
レイ「はい」
22: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:31:21.32 ID:3K2uHWd20
アスカ「………どうやったのよ」
シンジ「え、あ、何か初号機に対してどうしたらいいのかが頭に流れ込んできたんだよ」
アスカ「………何それ」
アスカ(普通にボソッとした声も拾われるから地味にこれはこれで楽ね)
シンジ「僕だって今までこんな経験ないし、分かんないよ」
アスカ「そうでしょうね。あるとしたら今まで散々手を抜いてきたってことなんだから」スッ
シンジ「あ、アスカ!」
アスカ「…………何よ」
シンジ「…………その」
アスカ「…………」
シンジ「え、あ、何か初号機に対してどうしたらいいのかが頭に流れ込んできたんだよ」
アスカ「………何それ」
アスカ(普通にボソッとした声も拾われるから地味にこれはこれで楽ね)
シンジ「僕だって今までこんな経験ないし、分かんないよ」
アスカ「そうでしょうね。あるとしたら今まで散々手を抜いてきたってことなんだから」スッ
シンジ「あ、アスカ!」
アスカ「…………何よ」
シンジ「…………その」
アスカ「…………」
23: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:34:37.41 ID:3K2uHWd20
シンジ「……悔しかったら抜いてみろよ」
アスカ「……何ですって?」
シンジ「聞こえないなら何度でも言ってやるよ。僕に負けて悔しいなら、次のテストで抜いてみろよ!!」
アスカ「はぁぁぁぁ!?アンタよくも言ってくれたわねぇ!?」
シンジ「事実だろ!?自分のベストスコアが僕に負けて悔しいから拗ねてるんだろ!本当に悔しいなら、拗ねてる時間を最大限に活用しようとしてみろよ!!!」
ミサト「し、シンジ君、その辺にしといてあげたら?」オロオロ
レイ「喧嘩は…ダメ…」オロオロ
シンジ/アスカ「「2人は黙ってて!!!」」
ミサト「」ビクッ
レイ「」ビクッ
アスカ「……何ですって?」
シンジ「聞こえないなら何度でも言ってやるよ。僕に負けて悔しいなら、次のテストで抜いてみろよ!!」
アスカ「はぁぁぁぁ!?アンタよくも言ってくれたわねぇ!?」
シンジ「事実だろ!?自分のベストスコアが僕に負けて悔しいから拗ねてるんだろ!本当に悔しいなら、拗ねてる時間を最大限に活用しようとしてみろよ!!!」
ミサト「し、シンジ君、その辺にしといてあげたら?」オロオロ
レイ「喧嘩は…ダメ…」オロオロ
シンジ/アスカ「「2人は黙ってて!!!」」
ミサト「」ビクッ
レイ「」ビクッ
24: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:36:30.00 ID:3K2uHWd20
シンジ「いい?僕は今まで心なんてないと思ってたエヴァを人として感じられたんだ。エヴァを戦闘機同様に見てるアスカには到底無理だろうね!!」
アスカ「なぁんですってぇ!?エヴァは戦闘機でしょぉ!?」
シンジ「戦闘機ならシンクロなんてどうやってやってるんだよ!!エヴァは人造だけど、人間なんだよ!!」
アスカ「~~~~~っ!!!」ジタバタ
ミサト「これは…流石にアスカ分が悪いわね」
リツコ「無様ね」スタスタ
シンジ「あれ、リツコさん」
アスカ「ちょっとリツコ引っ込んでて!今シンジに積年の恨み辛みをぶつけようとしてるんだから!!」
リツコ「そのシンジ君がお呼ばれよ」
シンジ「誰に、ですか?」
リツコ「碇司令よ」
ミサト「!?」
アスカ「!?」
シンジ「!?」
レイ(取り敢えず驚いておこう)
レイ「!?」
アスカ「なぁんですってぇ!?エヴァは戦闘機でしょぉ!?」
シンジ「戦闘機ならシンクロなんてどうやってやってるんだよ!!エヴァは人造だけど、人間なんだよ!!」
アスカ「~~~~~っ!!!」ジタバタ
ミサト「これは…流石にアスカ分が悪いわね」
リツコ「無様ね」スタスタ
シンジ「あれ、リツコさん」
アスカ「ちょっとリツコ引っ込んでて!今シンジに積年の恨み辛みをぶつけようとしてるんだから!!」
リツコ「そのシンジ君がお呼ばれよ」
シンジ「誰に、ですか?」
リツコ「碇司令よ」
ミサト「!?」
アスカ「!?」
シンジ「!?」
レイ(取り敢えず驚いておこう)
レイ「!?」
25: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:39:46.28 ID:3K2uHWd20
………in司令室
シンジ「失礼します」ウィーン
ゲンドウ「来たか」
シンジ「呼ばれた理由は…何ですか、父さん」
ゲンドウ「…………」
シンジ「…………?」
冬月「薬に頼らないでしっかりと話さなければいけないんじゃないのか?」ボソッ
ゲンドウ「分かっている……」
ゲンドウ「シンジ……」
シンジ「はい」
ゲンドウ「今日はいい天気だな…」
シンジ「え…?あ、はい、そうですね。こんな日は洗濯物がよく乾きますよ」
ゲンドウ「………そうか」
シンジ「失礼します」ウィーン
ゲンドウ「来たか」
シンジ「呼ばれた理由は…何ですか、父さん」
ゲンドウ「…………」
シンジ「…………?」
冬月「薬に頼らないでしっかりと話さなければいけないんじゃないのか?」ボソッ
ゲンドウ「分かっている……」
ゲンドウ「シンジ……」
シンジ「はい」
ゲンドウ「今日はいい天気だな…」
シンジ「え…?あ、はい、そうですね。こんな日は洗濯物がよく乾きますよ」
ゲンドウ「………そうか」
26: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:41:30.65 ID:3K2uHWd20
シンジ「………あの、本題は…?」
冬月「碇」
ゲンドウ「分かっている、急かさないでくれ」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「………はい」
ゲンドウ「礼を言っていなかった、と思ってな」
シンジ「え?」
ゲンドウ「第八の使徒の際には言ったが、第四、第五、第六使徒もお前がいなければ、第三新東京は焼け野原だったろう」
ゲンドウ「改めて礼を言う」
冬月「私からも、礼を言わせてくれ」
シンジ「…………はい」
ゲンドウ「話はそれだけだ。下がって良い」
シンジ「…………はい」クルッスタスタ
冬月「碇」
ゲンドウ「分かっている、急かさないでくれ」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「………はい」
ゲンドウ「礼を言っていなかった、と思ってな」
シンジ「え?」
ゲンドウ「第八の使徒の際には言ったが、第四、第五、第六使徒もお前がいなければ、第三新東京は焼け野原だったろう」
ゲンドウ「改めて礼を言う」
冬月「私からも、礼を言わせてくれ」
シンジ「…………はい」
ゲンドウ「話はそれだけだ。下がって良い」
シンジ「…………はい」クルッスタスタ
27: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:43:53.61 ID:3K2uHWd20
冬月「碇」
ゲンドウ「今言おうとしていたのだ」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「はい」ピタッ
ゲンドウ「今度、食事に行こう。何が食べたい」
シンジ「…………父さんの料理が、食べてみたい…です」
冬月「…………」
ゲンドウ「………分かった、整い次第、追って連絡する。下がれ」
シンジ「はい…………」スタスタウィーン
ゲンドウ「…………」
冬月「ちゃんと、言えたじゃないか。薬に頼りもせずに、な」
ゲンドウ「…何故、シンジは私が言わんとしていることを汲み取ってはくれなかったのだろうか」
冬月「それはお前が口足らずだから以外の何物でもなかろう」
ゲンドウ「………そうですか」
ゲンドウ「今言おうとしていたのだ」
ゲンドウ「シンジ」
シンジ「はい」ピタッ
ゲンドウ「今度、食事に行こう。何が食べたい」
シンジ「…………父さんの料理が、食べてみたい…です」
冬月「…………」
ゲンドウ「………分かった、整い次第、追って連絡する。下がれ」
シンジ「はい…………」スタスタウィーン
ゲンドウ「…………」
冬月「ちゃんと、言えたじゃないか。薬に頼りもせずに、な」
ゲンドウ「…何故、シンジは私が言わんとしていることを汲み取ってはくれなかったのだろうか」
冬月「それはお前が口足らずだから以外の何物でもなかろう」
ゲンドウ「………そうですか」
28: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:45:18.63 ID:3K2uHWd20
冬月「察しが良いというのは、相手をある程度理解する必要がある」
冬月「何も言わずとも通じ合えるのは、何年何十年と共に過ごしたペアにこそ為せる技だ。つい先ほどまで疎遠だった2人には厳しいよ」
ゲンドウ「もっと強力な薬を開発すれば…」
冬月「いい加減にしないと、私も怒るぞ。あの言葉はお前の口から出た。お前の本心だろう」
冬月「お前は、自分の心にも薬を使って嘘をつくというのか」
ゲンドウ「………すみません」
冬月「分かれば良いのだ」
ゲンドウ「……時に、冬月先生」
冬月「何かね」
ゲンドウ「先生は、料理などやられますか?」
冬月「………教えを乞うのに良い人材を知っているよ」
冬月「何も言わずとも通じ合えるのは、何年何十年と共に過ごしたペアにこそ為せる技だ。つい先ほどまで疎遠だった2人には厳しいよ」
ゲンドウ「もっと強力な薬を開発すれば…」
冬月「いい加減にしないと、私も怒るぞ。あの言葉はお前の口から出た。お前の本心だろう」
冬月「お前は、自分の心にも薬を使って嘘をつくというのか」
ゲンドウ「………すみません」
冬月「分かれば良いのだ」
ゲンドウ「……時に、冬月先生」
冬月「何かね」
ゲンドウ「先生は、料理などやられますか?」
冬月「………教えを乞うのに良い人材を知っているよ」
29: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:47:25.75 ID:3K2uHWd20
日向「あ、シンジ君おつかれー。………あれ、シンジ君?」
…………
青葉「お疲れシンジ君。実はさ、次の髪型を考えてるんだけど……シンジ君?」
………in地上層
ミサト「あら、おかえりー、早かったのね」
アスカ「…………」
レイ「お帰りなさい」
リツコ「司令は何だって?」
シンジ「」ポケー
ミサト「………あれ、シンジ君?シンジくーん?」
リツコ「我此処にあらず、といったところかしら」
レイ「放心しているわ」
…………
青葉「お疲れシンジ君。実はさ、次の髪型を考えてるんだけど……シンジ君?」
………in地上層
ミサト「あら、おかえりー、早かったのね」
アスカ「…………」
レイ「お帰りなさい」
リツコ「司令は何だって?」
シンジ「」ポケー
ミサト「………あれ、シンジ君?シンジくーん?」
リツコ「我此処にあらず、といったところかしら」
レイ「放心しているわ」
30: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:48:45.34 ID:3K2uHWd20
シンジ「」ポケー
シンジ「」ッハ‼
シンジ「あ、あれ、僕、いつのまに地上まで?」
ミサト「何言ってるのよー、自分で歩いてきてたじゃない」
リツコ「何かあったの?」
シンジ「父さんに………今までの礼を言われました」
ミサト「!?」
リツコ「!?」
レイ(ここも驚くのね)
レイ「!?」
アスカ「…………!?」
ミサト「な、何の礼……?」
シンジ「ここまでの使徒殲滅に対して…です」
リツコ「サードインパクトの前触れかしら……」
ミサト「物騒なこと言わないでよ…」
シンジ「」ッハ‼
シンジ「あ、あれ、僕、いつのまに地上まで?」
ミサト「何言ってるのよー、自分で歩いてきてたじゃない」
リツコ「何かあったの?」
シンジ「父さんに………今までの礼を言われました」
ミサト「!?」
リツコ「!?」
レイ(ここも驚くのね)
レイ「!?」
アスカ「…………!?」
ミサト「な、何の礼……?」
シンジ「ここまでの使徒殲滅に対して…です」
リツコ「サードインパクトの前触れかしら……」
ミサト「物騒なこと言わないでよ…」
31: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:50:30.75 ID:3K2uHWd20
シンジ「それと……」
ミサト「何、まだ何かあるの?」
シンジ「今度食事に行かないか…って」
ミサト「」
リツコ「」
アスカ「」
レイ(ここは絶句すればいいのね)
レイ「」
シンジ「何というか……その……」
アスカ「…………ま、良かったんじゃない?」
シンジ「アスカ…」
ミサト「何、まだ何かあるの?」
シンジ「今度食事に行かないか…って」
ミサト「」
リツコ「」
アスカ「」
レイ(ここは絶句すればいいのね)
レイ「」
シンジ「何というか……その……」
アスカ「…………ま、良かったんじゃない?」
シンジ「アスカ…」
32: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:51:36.84 ID:3K2uHWd20
アスカ「アンタら親子が不仲なのは私にはどーでもいいんだけどね」
アスカ「それでも…やっぱり、親は大切にするべきよ」
アスカ「……あと、さっきの口論だって私を傷つけないようにしないよう、考えてくれてたんでしょ」
アスカ「全く、察しは良いけど言葉選びはまだまだね!」
アスカ「…でも、やる気は出たわ」
シンジ「…………アスカ」
シンジ「………ありがとう」
アスカ「それでも…やっぱり、親は大切にするべきよ」
アスカ「……あと、さっきの口論だって私を傷つけないようにしないよう、考えてくれてたんでしょ」
アスカ「全く、察しは良いけど言葉選びはまだまだね!」
アスカ「…でも、やる気は出たわ」
シンジ「…………アスカ」
シンジ「………ありがとう」
33: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:53:31.45 ID:3K2uHWd20
アスカ「…………はー、それにしても、シンジ!!」
シンジ「は、はい!!」
アスカ「アンタがさっき言ってたこと、忘れてないでしょうね!!」
シンジ「………勿論だよ、今日もハンバーグにしようか?」
アスカ「ケーゼシュペッツレも付けてよね!」
ミサト「けーぜ…何?」
アスカ「ドイツのパスタ料理よ!」
シンジ「そうだ、リツコさんと綾波も一緒にどう?」
リツコ「シンジ君が作るなら行くわ」
レイ「私…お肉嫌いだから…」
シンジ「じゃあクローセも作るかな。このご時世のサラダ料理だけど、これだけでも結構お腹膨れるんだよ」
レイ「……行く」
シンジ「よし、今日は買うもの多そうだなぁ」
ミサト「荷物持ちくらい手伝うわよん♪」
リツコ「お邪魔する身だしね」
アスカ「ミサト!コスモスポーツ飛ばすわよ!!お腹すいた!!」
ミサト「よっしゃ!行くわよー!!」
シンジ「は、はい!!」
アスカ「アンタがさっき言ってたこと、忘れてないでしょうね!!」
シンジ「………勿論だよ、今日もハンバーグにしようか?」
アスカ「ケーゼシュペッツレも付けてよね!」
ミサト「けーぜ…何?」
アスカ「ドイツのパスタ料理よ!」
シンジ「そうだ、リツコさんと綾波も一緒にどう?」
リツコ「シンジ君が作るなら行くわ」
レイ「私…お肉嫌いだから…」
シンジ「じゃあクローセも作るかな。このご時世のサラダ料理だけど、これだけでも結構お腹膨れるんだよ」
レイ「……行く」
シンジ「よし、今日は買うもの多そうだなぁ」
ミサト「荷物持ちくらい手伝うわよん♪」
リツコ「お邪魔する身だしね」
アスカ「ミサト!コスモスポーツ飛ばすわよ!!お腹すいた!!」
ミサト「よっしゃ!行くわよー!!」
34: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:54:30.30 ID:3K2uHWd20
レイ「………碇君」
シンジ「ん?」
レイ「碇司令との食事、ポカポカする?」
シンジ「………うん、今もポカポカだし、これからもっとポカポカするよ」
レイ「そう………良かった」
シンジ「そういえばリツコさん」
リツコ「何かしら」
シンジ「副司令が、薬がどうこう言ってたんですけど、僕の身体に何の薬が入ってるんですかね?」ニッコリ
アスカ「…………」キッ
リツコ「…………」メソラシ
アスカ「………リツコアンタ神に誓うって………」
リツコ「私、無神論者なの」メソラシ
アスカ「目ぇ見て言いなさいよ」
シンジ「ん?」
レイ「碇司令との食事、ポカポカする?」
シンジ「………うん、今もポカポカだし、これからもっとポカポカするよ」
レイ「そう………良かった」
シンジ「そういえばリツコさん」
リツコ「何かしら」
シンジ「副司令が、薬がどうこう言ってたんですけど、僕の身体に何の薬が入ってるんですかね?」ニッコリ
アスカ「…………」キッ
リツコ「…………」メソラシ
アスカ「………リツコアンタ神に誓うって………」
リツコ「私、無神論者なの」メソラシ
アスカ「目ぇ見て言いなさいよ」
35: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:56:18.18 ID:3K2uHWd20
リツコ「でも、本来あの薬は察しを良くするため、というよりはシンクロ率向上のために作ったのよ。前者はあくまで副作用よ」
ミサト「まあそういう意味では実験成功なのね」
シンジ「……勿論、その薬を処方しているんですから父さんの本当の考えは分かってますよ。後者が副作用なのも、ね」
リツコ「参ったわ。誤魔化せないって辛いわね」
シンジ「さ、今日は腕がなるぞー!」
リツコ「謝るから食べられるものを出してね、シンジ君」
ミサト「まあそういう意味では実験成功なのね」
シンジ「……勿論、その薬を処方しているんですから父さんの本当の考えは分かってますよ。後者が副作用なのも、ね」
リツコ「参ったわ。誤魔化せないって辛いわね」
シンジ「さ、今日は腕がなるぞー!」
リツコ「謝るから食べられるものを出してね、シンジ君」
36: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:58:02.84 ID:3K2uHWd20
………後日、in葛城宅
ピンポーン
シンジ「アスカー、ミサトさーん、どっちか出てくださーい」
ミサト「zzzzzzzzzz」
アスカ「今いいところだから手放せなーい」ピコピコ
シンジ「全く…休日だからってだらけて……はーい」ガチャッ
???「……………」
シンジ「…………!?」ドタドタッ
ミサト「ん…なぁに~、何の音ぉ………?」ヨロヨロ
アスカ「どうしたのよシンジ、誰が来たって……!?」ドタドタッ
ミサト「どちら様ぁ~?」
ゲンドウ「………」
ミサト「い、いいいいいいい碇司令!?」
ゲンドウ「良い、今日は休日だ。ここにいるのは、1人の息子とその保護者、同級生、そして父親だけだ」
ミサト「は、はぁ……」
ゲンドウ「……シンジ」
シンジ「うん、何?父さん」
ゲンドウ「私に、料理を教えてくれないか」
シンジ「………うん、いいよ!」
終劇
ピンポーン
シンジ「アスカー、ミサトさーん、どっちか出てくださーい」
ミサト「zzzzzzzzzz」
アスカ「今いいところだから手放せなーい」ピコピコ
シンジ「全く…休日だからってだらけて……はーい」ガチャッ
???「……………」
シンジ「…………!?」ドタドタッ
ミサト「ん…なぁに~、何の音ぉ………?」ヨロヨロ
アスカ「どうしたのよシンジ、誰が来たって……!?」ドタドタッ
ミサト「どちら様ぁ~?」
ゲンドウ「………」
ミサト「い、いいいいいいい碇司令!?」
ゲンドウ「良い、今日は休日だ。ここにいるのは、1人の息子とその保護者、同級生、そして父親だけだ」
ミサト「は、はぁ……」
ゲンドウ「……シンジ」
シンジ「うん、何?父さん」
ゲンドウ「私に、料理を教えてくれないか」
シンジ「………うん、いいよ!」
終劇
37: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 12:59:26.69 ID:3K2uHWd20
果たして何人が見てくれるかわからないけど、自己満だからいいべ。
ほな。ノシ
ほな。ノシ
48: ◆tr.t4dJfuU 2020/05/24(日) 20:31:23.66 ID:3K2uHWd20
期待はしすぎないようにお願いします。
次はシンジくんが怒っちゃう話にしようと思います。
次はシンジくんが怒っちゃう話にしようと思います。
レイ「ハズレね」【エヴァ】
2020-06-01
1: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 12:29:12.60 ID:rlOJtJ5/0
シンジ「やっぱりかぁ…」シャクシャク
トウジ「やっぱな、そんな簡単には当たれへんわ」
ケンスケ「いいや、ここの駄菓子屋は当たりやすいんだ!俺の小学生の頃からの経験がそう言ってる!!」
トウジ「そうは言うてもさぁ、ワシはもう4本、センセは3本、綾波は6本食っとんのやぞ?」
レイ「私は問題ない」ケプッ
シンジ「あんまり食べすぎると…お腹壊すよ…って、もう遅いかな……」
ケンスケ「いいや、俺は諦めない!この目で、当たりアイスの棒を見るまでは諦められない!!」
ヒカリ「諦めも肝心よー」
シンジ「ねぇケンスケー、そろそろ別のところに行こうよー、そうじゃないと……」
アスカ「…………」ジーッ
シンジ「………炎天下の中、アスカ何し出すか分かんないよ…」ボソボソ
ケンスケ「ぐぐぅ……仕方がない、今日は出直すか…?」ボソボソ
アスカ「何か言った!?」
シンジ/ケンスケ「「いいえ何も!!」」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590722952
トウジ「やっぱな、そんな簡単には当たれへんわ」
ケンスケ「いいや、ここの駄菓子屋は当たりやすいんだ!俺の小学生の頃からの経験がそう言ってる!!」
トウジ「そうは言うてもさぁ、ワシはもう4本、センセは3本、綾波は6本食っとんのやぞ?」
レイ「私は問題ない」ケプッ
シンジ「あんまり食べすぎると…お腹壊すよ…って、もう遅いかな……」
ケンスケ「いいや、俺は諦めない!この目で、当たりアイスの棒を見るまでは諦められない!!」
ヒカリ「諦めも肝心よー」
シンジ「ねぇケンスケー、そろそろ別のところに行こうよー、そうじゃないと……」
アスカ「…………」ジーッ
シンジ「………炎天下の中、アスカ何し出すか分かんないよ…」ボソボソ
ケンスケ「ぐぐぅ……仕方がない、今日は出直すか…?」ボソボソ
アスカ「何か言った!?」
シンジ/ケンスケ「「いいえ何も!!」」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590722952
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 12:31:11.31 ID:rlOJtJ5/0
アスカ「全く…どうせならハーゲンダッツの蓋裏とかに当たり外れ作ればいいのに!」
シンジ「そんなの中学生には高すぎるよ…ハーゲンなんて…」
ケンスケ「そうそう。庶民は庶民らしく、ガリガリ君を食べてればいいんだよ」ムシャムシャ
トウジ「ガツンとみかんにも当たり外れありゃあなぁ」ムシャムシャ
シンジ「僕はジャンボかモナ王がいいなぁ」
ヒカリ「待って待って好きなアイス大会に話がズレてる」
シンジ「委員長は、何のアイス好きなの?」
ヒカリ「え、私は…パルムかなぁ」
アスカ「前、お徳用みたいなたくさん入ってる箱買ってたもんね」
ヒカリ「あ、アレは妹達も食べるから…!」
シンジ「そんなの中学生には高すぎるよ…ハーゲンなんて…」
ケンスケ「そうそう。庶民は庶民らしく、ガリガリ君を食べてればいいんだよ」ムシャムシャ
トウジ「ガツンとみかんにも当たり外れありゃあなぁ」ムシャムシャ
シンジ「僕はジャンボかモナ王がいいなぁ」
ヒカリ「待って待って好きなアイス大会に話がズレてる」
シンジ「委員長は、何のアイス好きなの?」
ヒカリ「え、私は…パルムかなぁ」
アスカ「前、お徳用みたいなたくさん入ってる箱買ってたもんね」
ヒカリ「あ、アレは妹達も食べるから…!」
3: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 12:31:45.55 ID:rlOJtJ5/0
ヒカリ「す、鈴原は何が好きなの?」
トウジ「ワシか?ワシは…棒ならやっぱガツンとみかんやなぁ」
トウジ「カップなら…しろくまとか好きやねん」
ケンスケ「アレって、80年近く昔に存在していた熊に見た目が似てるからそう名付けられたらしいよ」
シンジ「熊が…白いんだ…」
アスカ「想像つかないわねー」
トウジ「ケンスケは何が好きなんや?」
ケンスケ「僕はやっぱり、パピコだね」
アスカ「あー、アレ美味しいわよね。特にコーヒーのやつが好きね」
ケンスケ「いつか彼女とデートに行って、パピコを買って半分こするのが夢なんだぁ…」
シンジ「そういうことね……」
トウジ「ワシか?ワシは…棒ならやっぱガツンとみかんやなぁ」
トウジ「カップなら…しろくまとか好きやねん」
ケンスケ「アレって、80年近く昔に存在していた熊に見た目が似てるからそう名付けられたらしいよ」
シンジ「熊が…白いんだ…」
アスカ「想像つかないわねー」
トウジ「ケンスケは何が好きなんや?」
ケンスケ「僕はやっぱり、パピコだね」
アスカ「あー、アレ美味しいわよね。特にコーヒーのやつが好きね」
ケンスケ「いつか彼女とデートに行って、パピコを買って半分こするのが夢なんだぁ…」
シンジ「そういうことね……」
4: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 12:33:30.96 ID:rlOJtJ5/0
>>3
×ケンスケ「僕はやっぱり、パピコだね」
○ケンスケ「俺はやっぱり、パピコだね」
×ケンスケ「僕はやっぱり、パピコだね」
○ケンスケ「俺はやっぱり、パピコだね」
5: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 12:34:00.31 ID:rlOJtJ5/0
アスカ「シンジは何が好きなのよ」
シンジ「僕は…さっきも言ったけど、ジャンボとかモナ王とか、iceboxとかクーリッシュとか好きだよ」
ケンスケ「異端児だな…」
トウジ「異端児やな…」
アスカ「異端児ね…」
レイ「異端児よ」ムシャムシャ
ヒカリ「わ、私は好みって人それぞれだと思うの」
シンジ「何でここまでボロクソに言われなきゃいけないんだろ…」
アスカ「あの辺はアイスと言うより、最中だとか氷とか、特殊な部類じゃない」
シンジ「僕は…さっきも言ったけど、ジャンボとかモナ王とか、iceboxとかクーリッシュとか好きだよ」
ケンスケ「異端児だな…」
トウジ「異端児やな…」
アスカ「異端児ね…」
レイ「異端児よ」ムシャムシャ
ヒカリ「わ、私は好みって人それぞれだと思うの」
シンジ「何でここまでボロクソに言われなきゃいけないんだろ…」
アスカ「あの辺はアイスと言うより、最中だとか氷とか、特殊な部類じゃない」
6: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 12:34:36.32 ID:rlOJtJ5/0
シンジ「じゃあアスカは何が好きだって言うんだよ」
アスカ「ふふん!!ドイツ人はかのジェラート発祥の地イタリアにも引けを取らないほどにアイス好きなのよ!」
アスカ「ズバリ!モーベンピックね!!」
シンジ「もーべん…?何それ」
アスカ「立ち位置で言ったら…日本のハーゲンダッツね」
トウジ「なんや!金持ちのボンボンめ!!」
アスカ「オホホホホ。ドイツに来たら、スパゲティアイスとアイスカフェーも試してみることね。日本のアイスが可愛く思えてくるわ!」
シンジ「ははは……綾波は、何のアイスが好き?」
レイ「好き嫌いは…ない。ただ……」ムシャムシャ
シンジ「ただ…?」
レイ「ガリガリ君は、当分食べたくないわ」ケプッ
シンジ「ケンスケ……」
ケンスケ「結局全員合わせて15本。当たりなし…か」ズーン…
シンジ「今晩お腹壊したら、ケンスケ恨むからな……」
アスカ「ふふん!!ドイツ人はかのジェラート発祥の地イタリアにも引けを取らないほどにアイス好きなのよ!」
アスカ「ズバリ!モーベンピックね!!」
シンジ「もーべん…?何それ」
アスカ「立ち位置で言ったら…日本のハーゲンダッツね」
トウジ「なんや!金持ちのボンボンめ!!」
アスカ「オホホホホ。ドイツに来たら、スパゲティアイスとアイスカフェーも試してみることね。日本のアイスが可愛く思えてくるわ!」
シンジ「ははは……綾波は、何のアイスが好き?」
レイ「好き嫌いは…ない。ただ……」ムシャムシャ
シンジ「ただ…?」
レイ「ガリガリ君は、当分食べたくないわ」ケプッ
シンジ「ケンスケ……」
ケンスケ「結局全員合わせて15本。当たりなし…か」ズーン…
シンジ「今晩お腹壊したら、ケンスケ恨むからな……」
10: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:48:46.95 ID:rlOJtJ5/0
………in新箱根湯本駅前
ケンスケ「……ここも随分と賑やかになったよなぁ」
トウジ「なんや、おっさんくさいこと言いおって」
ケンスケ「セカンドインパクト前はこの辺は観光地として有名だったらしいけど」
ケンスケ「ここよりも旧小田原の方が全然発展してたんだってさ」
トウジ「はえー、想像つかんなぁ」
ヒカリ「観光地だった頃の第三新東京、どんな風だったんだろ」
アスカ「旧小田原って、小田原城があるんでしょ?」
ケンスケ「そうだけど…まさか、今から行くとか言うなよな?」
アスカ「え、ダメなの?」
シンジ「流石にそんな時間はないかなぁ…」
ケンスケ「……ここも随分と賑やかになったよなぁ」
トウジ「なんや、おっさんくさいこと言いおって」
ケンスケ「セカンドインパクト前はこの辺は観光地として有名だったらしいけど」
ケンスケ「ここよりも旧小田原の方が全然発展してたんだってさ」
トウジ「はえー、想像つかんなぁ」
ヒカリ「観光地だった頃の第三新東京、どんな風だったんだろ」
アスカ「旧小田原って、小田原城があるんでしょ?」
ケンスケ「そうだけど…まさか、今から行くとか言うなよな?」
アスカ「え、ダメなの?」
シンジ「流石にそんな時間はないかなぁ…」
11: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:49:19.30 ID:rlOJtJ5/0
レイ「………碇君」
シンジ「どうしたの、綾波」
レイ「あれ、飲みたい」
シンジ「……あれは」
ケンスケ「陽キャの聖地……」
トウジ「スターバのフラペティーノやないかい…」
レイ「いいえ、今日はフラペティーノじゃない」
シンジ「え?」
レイ「カフェモカが飲みたい…少し寒い…」ブルッ
シンジ「ああもう!アイス8本なんて食べるから!!」
シンジ「どうしたの、綾波」
レイ「あれ、飲みたい」
シンジ「……あれは」
ケンスケ「陽キャの聖地……」
トウジ「スターバのフラペティーノやないかい…」
レイ「いいえ、今日はフラペティーノじゃない」
シンジ「え?」
レイ「カフェモカが飲みたい…少し寒い…」ブルッ
シンジ「ああもう!アイス8本なんて食べるから!!」
12: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:49:58.78 ID:rlOJtJ5/0
………inスターバ
女性店員A「いらっしゃいませーこんにちはー!」
アスカ「こんなところにスターバあったのね」
シンジ「最近出来たんだよ。この辺、人多いしさ」
アスカ「ふーん。じゃあ私きーめた」
女性店員A「ご注文をお伺いしますー」
アスカ「トールチェンジホワイトモカエクストラソースアドチョコレートチップエクストラコーヒーエクストラホイップキャラメルフラペチーノ」
シンジ「!?」
ケンスケ「!?」
トウジ「!?」
ヒカリ「!?」
レイ「……」
女性店員A「いらっしゃいませーこんにちはー!」
アスカ「こんなところにスターバあったのね」
シンジ「最近出来たんだよ。この辺、人多いしさ」
アスカ「ふーん。じゃあ私きーめた」
女性店員A「ご注文をお伺いしますー」
アスカ「トールチェンジホワイトモカエクストラソースアドチョコレートチップエクストラコーヒーエクストラホイップキャラメルフラペチーノ」
シンジ「!?」
ケンスケ「!?」
トウジ「!?」
ヒカリ「!?」
レイ「……」
13: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:50:30.29 ID:rlOJtJ5/0
女性店員A「はい、トールチェンジホワイトモカエクストラソースアドチョコレートチップエクストラコーヒーエクストラホイップキャラメルフラペチーノですね」カキカキ
女性店員A「松本さーん、トールチェンジホワイトモカエクストラソースアドチョコレートチップエクストラコーヒーエクストラホイップキャラメルフラペチーノお願いしまーす」
男性店員松本「かしこまりましたー」ガサゴソ
シンジ「………今、何が起きたのかな…」
トウジ「………分からへん、何も分からへん……」
ケンスケ「…………呪文だ」
シンジ「じゅ、呪文?」
ケンスケ「あぁ……限られた陽キャにしか扱うことが許されない、ここスターバでのみ通用する我々の扱う言語とはまた別次元の言語…」
ケンスケ「通称『呪文』だ……」
ケンスケ「都市伝説だと思ってた……まさか使い手が存在するとは……」ガクブル
女性店員A「松本さーん、トールチェンジホワイトモカエクストラソースアドチョコレートチップエクストラコーヒーエクストラホイップキャラメルフラペチーノお願いしまーす」
男性店員松本「かしこまりましたー」ガサゴソ
シンジ「………今、何が起きたのかな…」
トウジ「………分からへん、何も分からへん……」
ケンスケ「…………呪文だ」
シンジ「じゅ、呪文?」
ケンスケ「あぁ……限られた陽キャにしか扱うことが許されない、ここスターバでのみ通用する我々の扱う言語とはまた別次元の言語…」
ケンスケ「通称『呪文』だ……」
ケンスケ「都市伝説だと思ってた……まさか使い手が存在するとは……」ガクブル
14: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:50:56.66 ID:rlOJtJ5/0
シンジ「呪文って………いったい何でアスカが……」
ヒカリ「アスカが…私の知らない世界に…」
アスカ「まあ、私クラスになるとこの程度の言語もお茶の子さいさいってことよ」フフン
アスカ(いつかここに来る日の為に今まで隠れて練習しておいて良かったぁ!)
レイ「……私も、決めた」
女性店員B「ご注文をお伺い…って、あれ、レイちゃん!!」
シンジ「!?」
トウジ「!?」
ケンスケ「!?」
ヒカリ「!?」
アスカ「!?」
レイ「……こんにちは」
ヒカリ「アスカが…私の知らない世界に…」
アスカ「まあ、私クラスになるとこの程度の言語もお茶の子さいさいってことよ」フフン
アスカ(いつかここに来る日の為に今まで隠れて練習しておいて良かったぁ!)
レイ「……私も、決めた」
女性店員B「ご注文をお伺い…って、あれ、レイちゃん!!」
シンジ「!?」
トウジ「!?」
ケンスケ「!?」
ヒカリ「!?」
アスカ「!?」
レイ「……こんにちは」
15: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:51:39.92 ID:rlOJtJ5/0
女性店員B「相変わらずクールビューティーねー!あれ、後ろの方々は、お友達?」
レイ「うん」
女性店員B「そっかー、じゃ、レイちゃんは今日もいつもの?」
シンジ「!?!?」
トウジ「!?!?」
ヒカリ「!?!?」
ケンスケ「!?!?」
アスカ「」
レイ「うん」
女性店員B「そっかー、じゃ、レイちゃんは今日もいつもの?」
シンジ「!?!?」
トウジ「!?!?」
ヒカリ「!?!?」
ケンスケ「!?!?」
アスカ「」
16: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:52:09.19 ID:rlOJtJ5/0
レイ「いいえ…今日は、リストレットトールヘーゼルナッツソイエクストラソースアドホイップモカを」
女性店員B「お、今日はカフェモカなんだね。ソイミルクもスッキリしていいよ!松本さーん、リストレットトールヘーゼルナッツソイエクストラソースアドホイップモカお願いしまーす」
男性店員松本「かしこまりましたー」ガサゴソ
シンジ「」
トウジ「」
ケンスケ「」
ヒカリ「」
アスカ「……まさか、レイが常連客…あのスターバの……?」
女性店員B「お、今日はカフェモカなんだね。ソイミルクもスッキリしていいよ!松本さーん、リストレットトールヘーゼルナッツソイエクストラソースアドホイップモカお願いしまーす」
男性店員松本「かしこまりましたー」ガサゴソ
シンジ「」
トウジ「」
ケンスケ「」
ヒカリ「」
アスカ「……まさか、レイが常連客…あのスターバの……?」
17: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:52:36.97 ID:rlOJtJ5/0
説明しよう!!
現代を生きる子供達において、何か他の人から秀でている事はステータス以外の何者でもない!!
そして子供達はそのステータスを日々求めている!!
その中でもポイントが高いステータスの一つが、『スターバで注文ができる』!!
しかし!!その高いステータスにもさらに上がある!!
それが『スターバで常連になり、いつもの、と頼んで通じる事』である!!
お洒落な建物、綺麗な店員、知的でクールなミュージック、大人の雰囲気の象徴であるコーヒー。
並の中学生なら、その場に佇むことさえままならない芸当を、お世辞にもコミュニケーションが上手いとは言えないレイが、なんと常連にまで成り上がっている!!!
その事実は、少年少女に深い衝撃を与えた!!!
現代を生きる子供達において、何か他の人から秀でている事はステータス以外の何者でもない!!
そして子供達はそのステータスを日々求めている!!
その中でもポイントが高いステータスの一つが、『スターバで注文ができる』!!
しかし!!その高いステータスにもさらに上がある!!
それが『スターバで常連になり、いつもの、と頼んで通じる事』である!!
お洒落な建物、綺麗な店員、知的でクールなミュージック、大人の雰囲気の象徴であるコーヒー。
並の中学生なら、その場に佇むことさえままならない芸当を、お世辞にもコミュニケーションが上手いとは言えないレイが、なんと常連にまで成り上がっている!!!
その事実は、少年少女に深い衝撃を与えた!!!
18: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:53:05.54 ID:rlOJtJ5/0
女性店員B「……はい、お釣りね。黄色のランプの下で渡すからねー。お次のお客様ー」
シンジ「え、ちょ、ま、誰が行く?」
トウジ「何言うとんのや!センセが先頭やろ!?」
シンジ「そんなこと言ったってぇ……」
ヒカリ「早く行かないと、迷惑になっちゃうよ!」
ケンスケ「……ここは、俺に任せて」スッ
シンジ「け、ケンスケ……」
トウジ「ケンスケ……オノレ、やるんやな…今ここで…」
ケンスケ「あぁ…勝負は今、ここで決める!!」
女性店員C「ご注文をお伺いしまーす!」キラキラ
ケンスケ「ぐぅぅぅっ!?」
シンジ「え、ちょ、ま、誰が行く?」
トウジ「何言うとんのや!センセが先頭やろ!?」
シンジ「そんなこと言ったってぇ……」
ヒカリ「早く行かないと、迷惑になっちゃうよ!」
ケンスケ「……ここは、俺に任せて」スッ
シンジ「け、ケンスケ……」
トウジ「ケンスケ……オノレ、やるんやな…今ここで…」
ケンスケ「あぁ…勝負は今、ここで決める!!」
女性店員C「ご注文をお伺いしまーす!」キラキラ
ケンスケ「ぐぅぅぅっ!?」
19: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:53:34.60 ID:rlOJtJ5/0
シンジ「まずい!!かなり可愛い顔立ちの店員だ!!あんなタイプの顔をケンスケが持っていた雑誌で見たことあるよ!!」
トウジ「最強の…小動物タイプっちゅうわけやな……」
ケンスケ(逃げちゃダメだ…)
ケンスケ(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!!)
ケンスケ「あ、アイスの…抹茶クリーム…フラペティーノを…と、トールで……チョコチップは…いいかな、うん」財布チラッ
女性店員C「クスッ、はーい。抹茶フラペティーノトール入りましたー」カキカキ
男性店員松本「か、かしこまりましたー」ガサゴソ
ケンスケ(や、やり切った……)チラッ
シンジ「……」プルプル
トウジ「………」プルプル
ヒカリ「……」メソラシ
トウジ「最強の…小動物タイプっちゅうわけやな……」
ケンスケ(逃げちゃダメだ…)
ケンスケ(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!!)
ケンスケ「あ、アイスの…抹茶クリーム…フラペティーノを…と、トールで……チョコチップは…いいかな、うん」財布チラッ
女性店員C「クスッ、はーい。抹茶フラペティーノトール入りましたー」カキカキ
男性店員松本「か、かしこまりましたー」ガサゴソ
ケンスケ(や、やり切った……)チラッ
シンジ「……」プルプル
トウジ「………」プルプル
ヒカリ「……」メソラシ
20: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/29(金) 16:54:04.01 ID:rlOJtJ5/0
アスカ「アンタばかぁ?フラペティーノは、ホットもアイスもないわよ」
ケンスケ「っ!!!」カァァァッ
女性店員C「はい、抹茶クリームフラペティーノトールですね。キンキンに冷やしておきましたよ!」
ケンスケ「あ…」
女性店員C「今日も暑いですもんねー!」
女性店員C「……特別に、チョコチップ入れときました。また、来てくださいね」コソコソ
ケンスケ「っ!!は、はい!!」
女性店員C「ありがとうございましたー、良い1日をー!」
ケンスケ「っ!!!」カァァァッ
女性店員C「はい、抹茶クリームフラペティーノトールですね。キンキンに冷やしておきましたよ!」
ケンスケ「あ…」
女性店員C「今日も暑いですもんねー!」
女性店員C「……特別に、チョコチップ入れときました。また、来てくださいね」コソコソ
ケンスケ「っ!!は、はい!!」
女性店員C「ありがとうございましたー、良い1日をー!」
26: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:43:45.57 ID:QOHSLmBj0
やあ。
投下してくよ。
投下してくよ。
27: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:44:49.03 ID:QOHSLmBj0
トウジ「つ、次はワシが行く」
シンジ「だ、大丈夫?足が生まれたての小鹿みたいだけど…」
トウジ「かめへん、いけるで」ガガガガ
ヒカリ「これは…速すぎて遅く見える現象…!?」
トウジ「す、すんまへん…」
男性店員A「はい、ご注文をお伺いします」
トウジ(お、女やない。かっこいいけど、男や。これなら緊張せえへん!)
トウジ「ど、ドリップの…ホット…トールで…しょ、ショット追加で…」
レイ「!?」
アスカ「…?レイ、どうしたのよ」
レイ「…今、鈴原君は凄いことをした」
アスカ「…何よ?」
シンジ「だ、大丈夫?足が生まれたての小鹿みたいだけど…」
トウジ「かめへん、いけるで」ガガガガ
ヒカリ「これは…速すぎて遅く見える現象…!?」
トウジ「す、すんまへん…」
男性店員A「はい、ご注文をお伺いします」
トウジ(お、女やない。かっこいいけど、男や。これなら緊張せえへん!)
トウジ「ど、ドリップの…ホット…トールで…しょ、ショット追加で…」
レイ「!?」
アスカ「…?レイ、どうしたのよ」
レイ「…今、鈴原君は凄いことをした」
アスカ「…何よ?」
28: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:45:29.54 ID:QOHSLmBj0
レイ「ただでさえ苦いドリップコーヒーに…ショット、要するにエスプレッソを追加…」
レイ「並の覚悟で飲んだら…味覚がバグるわ……」
アスカ「な、何ですってぇ!?」
トウジ「ま、まぁワシはもう大人やからな、この程度の苦味ならわけへんわ!」
レイ「そう言って…私はここで、何人もの中学生が…味覚をバグらせて出ていくのを見た…」
トウジ「……」ダラダラ
男性店員A「……鈴原君、と言ったね?」
トウジ「え、あ、はい」
男性店員A「コーヒーを飲む時、舌の端っこじゃなくて、中央にだけ乗せて、すするようにして飲んでみて。苦味が感じづらくなるから」
トウジ「あ、ありがとうございます…」
男性店員A「どうしてもダメだったら、この砂糖使ってみて。僕も高校生まで、ブラックは飲めなかったから。松本くーん、ドリップトールホットショットねー」ニコッ
男性店員松本「か…かしこ、まりました…」
トウジ「……かっこええ………」キラキラ
レイ「並の覚悟で飲んだら…味覚がバグるわ……」
アスカ「な、何ですってぇ!?」
トウジ「ま、まぁワシはもう大人やからな、この程度の苦味ならわけへんわ!」
レイ「そう言って…私はここで、何人もの中学生が…味覚をバグらせて出ていくのを見た…」
トウジ「……」ダラダラ
男性店員A「……鈴原君、と言ったね?」
トウジ「え、あ、はい」
男性店員A「コーヒーを飲む時、舌の端っこじゃなくて、中央にだけ乗せて、すするようにして飲んでみて。苦味が感じづらくなるから」
トウジ「あ、ありがとうございます…」
男性店員A「どうしてもダメだったら、この砂糖使ってみて。僕も高校生まで、ブラックは飲めなかったから。松本くーん、ドリップトールホットショットねー」ニコッ
男性店員松本「か…かしこ、まりました…」
トウジ「……かっこええ………」キラキラ
29: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:45:58.54 ID:QOHSLmBj0
ヒカリ「……あとは、私たちだけだね」
シンジ「……うん、どうしよう…みんなみたいに、色々言ってみたいけど…どうしたらいいかわかんないよ…」
ヒカリ「私も……」
レイ「大丈夫」コクコク
シンジ「綾波…」
レイ「誰しも、皆初めてを経験している」コクコク
レイ「まず最初は、無難にノーマルで頼んでみて」プハッ
レイ「カスタムするのは、その飲み物の特徴を知ってからでもいいわ」
レイ「カスタムしなくても、スターバの飲み物は美味しいもの」
シンジ「……綾波」
シンジ「ミルクの髭を作りながら言われても…説得力ないよ……」プッ
ヒカリ「……本当だ…可愛い…」ププッ
レイ「………?」コクコク
シンジ「……うん、どうしよう…みんなみたいに、色々言ってみたいけど…どうしたらいいかわかんないよ…」
ヒカリ「私も……」
レイ「大丈夫」コクコク
シンジ「綾波…」
レイ「誰しも、皆初めてを経験している」コクコク
レイ「まず最初は、無難にノーマルで頼んでみて」プハッ
レイ「カスタムするのは、その飲み物の特徴を知ってからでもいいわ」
レイ「カスタムしなくても、スターバの飲み物は美味しいもの」
シンジ「……綾波」
シンジ「ミルクの髭を作りながら言われても…説得力ないよ……」プッ
ヒカリ「……本当だ…可愛い…」ププッ
レイ「………?」コクコク
30: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:46:31.14 ID:QOHSLmBj0
ヒカリ「…じゃあ、決まったから行くね」
シンジ「うん、頑張って」
アスカ「何よ、大袈裟ねぇ」
ケンスケ「誰しも、初めての時は緊張するだろ」
ヒカリ「すみませーん」
女性店員D「はい、ご注文をお伺いします」
ヒカリ「えっと…キャラメルマキアートの…トールを」
女性店員D「はい、キャラメルマキアートのトールですね」カキカキ
ヒカリ「……意外と呆気なかったわ」
レイ「でしょう。そこまで気張る必要はないの」プハッ
ヒカリ「だから……ミルクの髭が……」ププッ
レイ「………?」
シンジ「うん、頑張って」
アスカ「何よ、大袈裟ねぇ」
ケンスケ「誰しも、初めての時は緊張するだろ」
ヒカリ「すみませーん」
女性店員D「はい、ご注文をお伺いします」
ヒカリ「えっと…キャラメルマキアートの…トールを」
女性店員D「はい、キャラメルマキアートのトールですね」カキカキ
ヒカリ「……意外と呆気なかったわ」
レイ「でしょう。そこまで気張る必要はないの」プハッ
ヒカリ「だから……ミルクの髭が……」ププッ
レイ「………?」
31: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:47:11.41 ID:QOHSLmBj0
シンジ「…あとは、僕だけか」
シンジ「………やってやる、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!」
アスカ「行きなさいシンジ…」
アスカ「誰かのためじゃない…あんた自身の願いのために」
女性店員C「ご注文をお伺いしまーす!」
シンジ「ぐぁぁっ!」
トウジ「ここでも…立ちはだかるっちゅうんか…」
レイ「最強の…小動物タイプ…」
シンジ「え、あ、その、あの…」
シンジ(まずい!衝撃でメニューが飛んだ!!)
女性店員C「……あのー?」
シンジ(考えろ…活路を見出すんだ…どこかに…抜け穴が……)
シンジ「………やってやる、逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!」
アスカ「行きなさいシンジ…」
アスカ「誰かのためじゃない…あんた自身の願いのために」
女性店員C「ご注文をお伺いしまーす!」
シンジ「ぐぁぁっ!」
トウジ「ここでも…立ちはだかるっちゅうんか…」
レイ「最強の…小動物タイプ…」
シンジ「え、あ、その、あの…」
シンジ(まずい!衝撃でメニューが飛んだ!!)
女性店員C「……あのー?」
シンジ(考えろ…活路を見出すんだ…どこかに…抜け穴が……)
32: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:47:42.41 ID:QOHSLmBj0
シンジ(……っは!そうだ!前にYout○beで見たあの技を!!)
シンジ「あの…店員さんの、1番のおすすめをお願いします」
トウジ「!?」
ケンスケ「!?」
ヒカリ「!?」
アスカ「!?」
レイ「!?」
女性店員C「……ふふっ、いいわよ。私の一押しのにしたげるね!」
女性店員C「松本さーん、トールホワイトモカアドリストレットショットエクストラソースキャラメルマキアート!」
男性店員松本「……か、かしこ……まり………」
トウジ「なんか…消えかかってへんか?」
女性店員B「ん、ああいいの。松本君、仕事増えてくるとああやって逃げ出そうとするから」
アスカ「消えて逃げるの!?」
シンジ「あの…店員さんの、1番のおすすめをお願いします」
トウジ「!?」
ケンスケ「!?」
ヒカリ「!?」
アスカ「!?」
レイ「!?」
女性店員C「……ふふっ、いいわよ。私の一押しのにしたげるね!」
女性店員C「松本さーん、トールホワイトモカアドリストレットショットエクストラソースキャラメルマキアート!」
男性店員松本「……か、かしこ……まり………」
トウジ「なんか…消えかかってへんか?」
女性店員B「ん、ああいいの。松本君、仕事増えてくるとああやって逃げ出そうとするから」
アスカ「消えて逃げるの!?」
33: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:48:24.99 ID:QOHSLmBj0
………in店外
シンジ「………暖かい」ゴクッ
レイ「……まさか、店員さんのおすすめを聞くとは思ってなかったわ」コクコク
アスカ「全くね。そんなテクニック、どこで身につけたのよ」チュー
トウジ「ホンマになぁ」ゴクゴク
ケンスケ「……意外とゴクゴク行くねぇ」チュー
トウジ「…想像ほど、苦くなかった」ゴクゴク
ヒカリ「鈴原が…大人になっちゃった……」コクコク
シンジ「ケンスケはよくあんなにアイス食べてまだフラペティーノ飲めるな…」
ケンスケ「自慢じゃないけど、俺腹は強いんだ」チュー
シンジ「次はどうする?門限まで全然時間あるけど」
シンジ「………暖かい」ゴクッ
レイ「……まさか、店員さんのおすすめを聞くとは思ってなかったわ」コクコク
アスカ「全くね。そんなテクニック、どこで身につけたのよ」チュー
トウジ「ホンマになぁ」ゴクゴク
ケンスケ「……意外とゴクゴク行くねぇ」チュー
トウジ「…想像ほど、苦くなかった」ゴクゴク
ヒカリ「鈴原が…大人になっちゃった……」コクコク
シンジ「ケンスケはよくあんなにアイス食べてまだフラペティーノ飲めるな…」
ケンスケ「自慢じゃないけど、俺腹は強いんだ」チュー
シンジ「次はどうする?門限まで全然時間あるけど」
34: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:48:51.63 ID:QOHSLmBj0
アスカ「ゲームしましょうよ!この前、某有名レースゲーム買ったのよ!」
トウジ「マニカーか!!」
ケンスケ「決まりだな、次はシンジの家に乗り込むぞー!」
ヒカリ「え、急にいいの?」
シンジ「まあミサトさんは今日も残業って言ってたし、問題ないよ」
トウジ(なんや、おらへんのか)
ヒカリ「……鈴原、今何かふしだらなこと考えたでしょ」
トウジ「い、いや、なーんも」
トウジ「マニカーか!!」
ケンスケ「決まりだな、次はシンジの家に乗り込むぞー!」
ヒカリ「え、急にいいの?」
シンジ「まあミサトさんは今日も残業って言ってたし、問題ないよ」
トウジ(なんや、おらへんのか)
ヒカリ「……鈴原、今何かふしだらなこと考えたでしょ」
トウジ「い、いや、なーんも」
35: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:49:37.78 ID:QOHSLmBj0
………in葛城宅
シンジ「どうする?コントローラー4つしかないけど」
アスカ「3人ずつ分かれて勝った2人で決勝やりましょ!」ガサゴソ
アスカ「そして!こんな事もあろうかと作っておいたクジがこちらよ!」バン
ヒカリ(準備いいわね…)
トウジ(準備ええなぁ…)
ケンスケ(準備いいなぁ…)
レイ(ゲームってやったことないわ…)
シンジ(昨日の夜中、何かゴソゴソしてると思ったらこれ作ってたのか…)
シンジ「どうする?コントローラー4つしかないけど」
アスカ「3人ずつ分かれて勝った2人で決勝やりましょ!」ガサゴソ
アスカ「そして!こんな事もあろうかと作っておいたクジがこちらよ!」バン
ヒカリ(準備いいわね…)
トウジ(準備ええなぁ…)
ケンスケ(準備いいなぁ…)
レイ(ゲームってやったことないわ…)
シンジ(昨日の夜中、何かゴソゴソしてると思ったらこれ作ってたのか…)
36: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:50:34.18 ID:QOHSLmBj0
………そして
アスカ「私と鈴原とヒカリ、シンジと相田とレイ…ね」
トウジ「惣流には絶対に負けへんからな!!」
ヒカリ「私だって、全力を尽くすわよ!」
シンジ「綾波、操作分かる?」
レイ「いいえ…分からないわ」
ケンスケ「これは、碇と俺の一騎討ちになりそうだな、こっちは」
アスカ「じゃあ私たちから行くわよ!!」
アスカ「私が使うのはもちろん滾る情熱の赤!マニオよ!!」ヤッフゥゥゥ!
トウジ「分かっとらんなぁ、惣流。このゲームの最強キャラは、ワリィージって決まっとんのや!!」ワリィィィジィ!
ヒカリ「私は……可愛いから、キノピコンで!」ハァーイ!
アスカ「私と鈴原とヒカリ、シンジと相田とレイ…ね」
トウジ「惣流には絶対に負けへんからな!!」
ヒカリ「私だって、全力を尽くすわよ!」
シンジ「綾波、操作分かる?」
レイ「いいえ…分からないわ」
ケンスケ「これは、碇と俺の一騎討ちになりそうだな、こっちは」
アスカ「じゃあ私たちから行くわよ!!」
アスカ「私が使うのはもちろん滾る情熱の赤!マニオよ!!」ヤッフゥゥゥ!
トウジ「分かっとらんなぁ、惣流。このゲームの最強キャラは、ワリィージって決まっとんのや!!」ワリィィィジィ!
ヒカリ「私は……可愛いから、キノピコンで!」ハァーイ!
37: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:51:05.87 ID:QOHSLmBj0
アスカ「コースは至ってシンプルマニオカートスタジアム!!私のホームグラウンドよ!!」
トウジ「ハン!ビジターやろうが関係ない!!」
ヒカリ「頑張るわよ!」
アスカ「3!!」
トウジ「2!!」
ヒカリ「1!!」
ケンスケ「スタートォォォ!!」
ケンスケ「さぁ各車一斉にスタートダッシュを決めて1コーナーへと曲がり込んでいく!!」
ケンスケ「実況私相田ケンスケ、そして解説席にはエヴァンゲリオン初号機パイロットである碇シンジさん、零号機パイロットである綾波レイさんをお招きしております」
ケンスケ「碇さん、綾波さん、本日はよろしくお願いします」
レイ「よろしくお願いします」
シンジ「え、何これ、急に何?」
トウジ「ハン!ビジターやろうが関係ない!!」
ヒカリ「頑張るわよ!」
アスカ「3!!」
トウジ「2!!」
ヒカリ「1!!」
ケンスケ「スタートォォォ!!」
ケンスケ「さぁ各車一斉にスタートダッシュを決めて1コーナーへと曲がり込んでいく!!」
ケンスケ「実況私相田ケンスケ、そして解説席にはエヴァンゲリオン初号機パイロットである碇シンジさん、零号機パイロットである綾波レイさんをお招きしております」
ケンスケ「碇さん、綾波さん、本日はよろしくお願いします」
レイ「よろしくお願いします」
シンジ「え、何これ、急に何?」
38: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:52:27.05 ID:QOHSLmBj0
ケンスケ「順位は現在首位が惣流、背後でスリップを狙うのがトウジ、少し遅れて三番手が委員長、順々にアイテムを回収していきます!」
アスカ「ちぃ!バナナか!」
トウジ「緑甲羅…でもここでは使えへん、バナナ持っとるしな」
ヒカリ「キノコ一個…どこで使おう…」
ケンスケ「さぁ集団はキツいRの第二コーナーへと差し掛かる!」
レイ「アスカのライン取りが良いですね。鈴原君はここで少し離されますね」
ケンスケ「流石は家事を碇さんに押しつけて磨いてきたドライビングテクニックといったところか!!」
シンジ「最近は色々と手伝ってくれるようになりました」
アスカ「ちぃ!バナナか!」
トウジ「緑甲羅…でもここでは使えへん、バナナ持っとるしな」
ヒカリ「キノコ一個…どこで使おう…」
ケンスケ「さぁ集団はキツいRの第二コーナーへと差し掛かる!」
レイ「アスカのライン取りが良いですね。鈴原君はここで少し離されますね」
ケンスケ「流石は家事を碇さんに押しつけて磨いてきたドライビングテクニックといったところか!!」
シンジ「最近は色々と手伝ってくれるようになりました」
39: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:53:26.51 ID:QOHSLmBj0
ヒカリ「ここよ!」ハァイ!
ケンスケ「第三コーナーで華麗にキノコを使ったショートカットで委員長が首位に躍り出る!!」
レイ「最終コーナーの土管エリアまで持ち込みたかったですが、序盤出遅れた借りを返しましたね」
シンジ「綾波……このゲーム、初めてだよね?」
レイ「ええ、そうよ」
ケンスケ「集団は団子状態のまま第四第五複合コーナー、通称ヘアピンカーブを抜けていきます!!」
アスカ「ほいっと」バナナポイー
トウジ「んなぁ!?」ヒュー
ケンスケ「おおっと!!惣流がジャンプ台前に置いたバナナにすぐ後ろを走っていたトウジが直撃!!トウジはコース外へ落下!!」
レイ「性格の悪さが滲み出ていますね」
シンジ「綾波……」
ケンスケ「第三コーナーで華麗にキノコを使ったショートカットで委員長が首位に躍り出る!!」
レイ「最終コーナーの土管エリアまで持ち込みたかったですが、序盤出遅れた借りを返しましたね」
シンジ「綾波……このゲーム、初めてだよね?」
レイ「ええ、そうよ」
ケンスケ「集団は団子状態のまま第四第五複合コーナー、通称ヘアピンカーブを抜けていきます!!」
アスカ「ほいっと」バナナポイー
トウジ「んなぁ!?」ヒュー
ケンスケ「おおっと!!惣流がジャンプ台前に置いたバナナにすぐ後ろを走っていたトウジが直撃!!トウジはコース外へ落下!!」
レイ「性格の悪さが滲み出ていますね」
シンジ「綾波……」
40: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:54:25.10 ID:QOHSLmBj0
ケンスケ「これでトウジは二人から大きく離されます!」
トウジ「まだ終わっとらへん!!」
ケンスケ「前二人は最終コーナーをクリア、2週目に入ります!!」
レイ「バランス型のマニオに対して、コーナリング型のキノピコン。ストレートが多いこのコースでは、委員長は少し不利ですね」
シンジ「もう何も言わないからね」
ケンスケ「さぁ逃げる惣流!!追う委員長!!均衡状態のままレースは半分を超えます!!」
ケンスケ「涙のチェッカーを最初に受けるのは誰か!!CM入ります!!」
シンジ「CM!?」
トウジ「まだ終わっとらへん!!」
ケンスケ「前二人は最終コーナーをクリア、2週目に入ります!!」
レイ「バランス型のマニオに対して、コーナリング型のキノピコン。ストレートが多いこのコースでは、委員長は少し不利ですね」
シンジ「もう何も言わないからね」
ケンスケ「さぁ逃げる惣流!!追う委員長!!均衡状態のままレースは半分を超えます!!」
ケンスケ「涙のチェッカーを最初に受けるのは誰か!!CM入ります!!」
シンジ「CM!?」
41: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:54:58.26 ID:QOHSLmBj0
~~~♪Fly me to the moon
ーー心の中にある、ここを守るためにーーー
ーもう誰も、失わないようにーーーー
ーーー私達は、世界を護りますーーーー
ーーどうか手を、貸してくれませんかーーーー
ミサト「私達は、あなたの助けを求めています」
ゲンドウ「………来い」
特務機関ネルフーー
ーースタッフ募集中
ゼーレは、この活動を支援しています。
ーー心の中にある、ここを守るためにーーー
ーもう誰も、失わないようにーーーー
ーーー私達は、世界を護りますーーーー
ーーどうか手を、貸してくれませんかーーーー
ミサト「私達は、あなたの助けを求めています」
ゲンドウ「………来い」
特務機関ネルフーー
ーースタッフ募集中
ゼーレは、この活動を支援しています。
42: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:56:00.39 ID:QOHSLmBj0
シンジ「………何今の」
ケンスケ「さぁレースは流れファイナルラップへ突入!!順位は入れ替わって首位委員長、二番手惣流、三番手のトウジはかなりの追い上げを見せています!!」
レイ「スター二枚引きがかなり効いていますね。このコースはショートカットポイントが多いですから」
シンジ「ねぇ無視?一応この家、僕の家なんだけど、何今の?」
ケンスケ「インを固く守る委員長!!アウトから攻める惣流!!しかしなかなかこじ開けられない!!」
ケンスケ「ファイナルラップ2度目のアイテムボックス!!ここは勝負が大きく分かれます!!」
アスカ(……来た!!赤甲羅!!)バシュッ
ヒカリ「!?」オゥ!?
ケンスケ「なんとここで引いたのは赤甲羅!!委員長に当て、惣流が首位に躍り出る!!」
ケンスケ「さぁレースは流れファイナルラップへ突入!!順位は入れ替わって首位委員長、二番手惣流、三番手のトウジはかなりの追い上げを見せています!!」
レイ「スター二枚引きがかなり効いていますね。このコースはショートカットポイントが多いですから」
シンジ「ねぇ無視?一応この家、僕の家なんだけど、何今の?」
ケンスケ「インを固く守る委員長!!アウトから攻める惣流!!しかしなかなかこじ開けられない!!」
ケンスケ「ファイナルラップ2度目のアイテムボックス!!ここは勝負が大きく分かれます!!」
アスカ(……来た!!赤甲羅!!)バシュッ
ヒカリ「!?」オゥ!?
ケンスケ「なんとここで引いたのは赤甲羅!!委員長に当て、惣流が首位に躍り出る!!」
43: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:56:57.98 ID:QOHSLmBj0
ケンスケ「もう彼女の邪魔をする人は、誰もいません!!」
アスカ「ハッハッハー!!大逆転!!正義は勝つのよ!!」
トウジ「そいつはどないやろ…?」ゴォォォォ
ケンスケ「っ!?こ、ここでトウジ、何と引き当てたのはキラー!!」
ケンスケ「グングン差が縮まる!!しかし惣流ここで最終コーナーをクリア!!ホームストレート勝負!!」
ケンスケ「並ぶ!並ぶ!並んだ!!ここでキラー切れる!!前にいるのは……」
ピュゥゥゥ!!
ケンスケ「……惣流だぁぁぁぁ!!!」
アスカ「いよっしゃぁぁぁぁ!!!」
トウジ「あの……バナナさえ……へんかったら……」ガクッ
アスカ「覚えておくことね…バナナは、最強アイテムよ」
ヒカリ「あー、楽しかった!アスカ、次も頑張ってね!」
アスカ「当然よ!!向こうで怖いのなんていないじゃない!」
アスカ「ハッハッハー!!大逆転!!正義は勝つのよ!!」
トウジ「そいつはどないやろ…?」ゴォォォォ
ケンスケ「っ!?こ、ここでトウジ、何と引き当てたのはキラー!!」
ケンスケ「グングン差が縮まる!!しかし惣流ここで最終コーナーをクリア!!ホームストレート勝負!!」
ケンスケ「並ぶ!並ぶ!並んだ!!ここでキラー切れる!!前にいるのは……」
ピュゥゥゥ!!
ケンスケ「……惣流だぁぁぁぁ!!!」
アスカ「いよっしゃぁぁぁぁ!!!」
トウジ「あの……バナナさえ……へんかったら……」ガクッ
アスカ「覚えておくことね…バナナは、最強アイテムよ」
ヒカリ「あー、楽しかった!アスカ、次も頑張ってね!」
アスカ「当然よ!!向こうで怖いのなんていないじゃない!」
44: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 14:57:48.68 ID:QOHSLmBj0
ケンスケ「……さて、次は俺らの番だな」
レイ「碇君……操作、どうするんだっけ……」
シンジ「…………」
ケンスケ「俺はルウィーズィにするぜ!」ルゥウィィィズィ!!
レイ「………このキャラ、可愛い」デッテイウ‼
シンジ「…僕はビビンバにするよ」グォォォ!!
シンジ(こうなりゃヤケだ…)
シンジ(日々アスカに付き合わされ、人並み以上には上手い自信があるんだ)
シンジ(世界TAランキングだって、他のコースでは200位に入ってるんだ…)
シンジ(ランカーとして、負けられない…!!)
ケンスケ「3!!」
レイ「…2」
シンジ「1!」
アスカ「スタートォォォ!!」
アスカ「さぁレイを除いて二人は元気にスタートダッシュ!!レイはスタートダッシュの概念を知らなかった模様!!」
シンジ「あんなに解説してたのに!?」
レイ「碇君……操作、どうするんだっけ……」
シンジ「…………」
ケンスケ「俺はルウィーズィにするぜ!」ルゥウィィィズィ!!
レイ「………このキャラ、可愛い」デッテイウ‼
シンジ「…僕はビビンバにするよ」グォォォ!!
シンジ(こうなりゃヤケだ…)
シンジ(日々アスカに付き合わされ、人並み以上には上手い自信があるんだ)
シンジ(世界TAランキングだって、他のコースでは200位に入ってるんだ…)
シンジ(ランカーとして、負けられない…!!)
ケンスケ「3!!」
レイ「…2」
シンジ「1!」
アスカ「スタートォォォ!!」
アスカ「さぁレイを除いて二人は元気にスタートダッシュ!!レイはスタートダッシュの概念を知らなかった模様!!」
シンジ「あんなに解説してたのに!?」
45: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:00:31.92 ID:QOHSLmBj0
アスカ「実況は私エヴァンゲリオン弍号機パイロット惣流・アスカ・ラングレーが担当します。解説席にはフォースチルドレンの鈴原トウジさん、その彼女の洞木ヒカリさんに来ていただいております」
アスカ「お二人とも、本日はよろしくお願いします」
トウジ「よろしゅうたのんます」
ヒカリ「よ、よろしくお願いします…///」
アスカ「現在先頭は優柔不断の具現体!!完全無敵の碇シンジ!」
シンジ「集中してる時に煽るのやめて!?」
アスカ「二番手は先日の人気投票で新劇場版で一度も出ていない時田シロウに負けた相田ケンスケ!!」
ケンスケ「誠に遺憾である」
アスカ「三番手は首位の座を先日私に奪還された綾波レイ!!」
レイ「………」
アスカ「お二人とも、本日はよろしくお願いします」
トウジ「よろしゅうたのんます」
ヒカリ「よ、よろしくお願いします…///」
アスカ「現在先頭は優柔不断の具現体!!完全無敵の碇シンジ!」
シンジ「集中してる時に煽るのやめて!?」
アスカ「二番手は先日の人気投票で新劇場版で一度も出ていない時田シロウに負けた相田ケンスケ!!」
ケンスケ「誠に遺憾である」
アスカ「三番手は首位の座を先日私に奪還された綾波レイ!!」
レイ「………」
46: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:01:53.06 ID:QOHSLmBj0
アスカ「さあ二人は第三コーナーのアイテムボックスを回収!!」
トウジ「ええドライビングやな。ミニターボのチャージが二人ともめっちゃ速い」
シンジ「くっ、コイン!」コイーン
ケンスケ「バナナか、シールドとして取っておこう」
アスカ「ここでレイが遅れてアイテムを取ります…サンダーです!!」
シンジ「!?」
ケンスケ「!?」
レイ「……どこを押したら良いか分からない」
アスカ「なんとレイ、サンダーを保持したままヌルヌルと前を追いかける!!」
トウジ「ええドライビングやな。ミニターボのチャージが二人ともめっちゃ速い」
シンジ「くっ、コイン!」コイーン
ケンスケ「バナナか、シールドとして取っておこう」
アスカ「ここでレイが遅れてアイテムを取ります…サンダーです!!」
シンジ「!?」
ケンスケ「!?」
レイ「……どこを押したら良いか分からない」
アスカ「なんとレイ、サンダーを保持したままヌルヌルと前を追いかける!!」
47: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:02:40.84 ID:QOHSLmBj0
シンジ(まずいな……このままだとケンスケと共倒れになってしまう…)
ケンスケ(そこを綾波に刺される事だけは避けなくては…)
ケンスケ(かくなる上は!)バナナポイー
レイ「どうやって避けたらいいのか…分からない…」クルクルー
アスカ「レイが落ちているバナナに引っかかってスピン!!」
トウジ「アイテムか何かと勘違いしたんとちゃうか?」
ヒカリ「何で誰も操作教えてあげないの…?ほら綾波さん。ここ押したらアイテムが出せるの」
レイ「……えい」ポチッ
シンジ「!?」ビシャァン!!
ケンスケ「!?」ビシャァン!!
アスカ「何というグッドタイミング!ジャンプ台に入り、仲良く大空を飛んでいた二人に襲い掛かる天の怒り!!」
トウジ「今のは…二人が飛び立つところを狙っとったね」
シンジ「操作もわからなかったのに!?」
ケンスケ(そこを綾波に刺される事だけは避けなくては…)
ケンスケ(かくなる上は!)バナナポイー
レイ「どうやって避けたらいいのか…分からない…」クルクルー
アスカ「レイが落ちているバナナに引っかかってスピン!!」
トウジ「アイテムか何かと勘違いしたんとちゃうか?」
ヒカリ「何で誰も操作教えてあげないの…?ほら綾波さん。ここ押したらアイテムが出せるの」
レイ「……えい」ポチッ
シンジ「!?」ビシャァン!!
ケンスケ「!?」ビシャァン!!
アスカ「何というグッドタイミング!ジャンプ台に入り、仲良く大空を飛んでいた二人に襲い掛かる天の怒り!!」
トウジ「今のは…二人が飛び立つところを狙っとったね」
シンジ「操作もわからなかったのに!?」
48: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:03:39.34 ID:QOHSLmBj0
アスカ「二人が救出されている間にレイがヌルヌルと単独首位に躍り出る!!」
レイ「操作は分かったわ」
アスカ「レースは2週目へ!」
ケンスケ「碇。このまま二人で潰し合っていたら、綾波に全部持っていかれる…ここは協力して…」
シンジ「少し卑怯だけど…仕方がない…!!」
アスカ「二人は2週目最初のアイテムボックスへ!先頭レイとはストレート一本分開いています!!」
ケンスケ「…来た!赤甲羅!碇!!」
シンジ「うん!!」ググッ
アスカ「あっとぉ!?シンジがここで急ブレーキ!!後ろの相田に順位を譲る!!」
レイ「操作は分かったわ」
アスカ「レースは2週目へ!」
ケンスケ「碇。このまま二人で潰し合っていたら、綾波に全部持っていかれる…ここは協力して…」
シンジ「少し卑怯だけど…仕方がない…!!」
アスカ「二人は2週目最初のアイテムボックスへ!先頭レイとはストレート一本分開いています!!」
ケンスケ「…来た!赤甲羅!碇!!」
シンジ「うん!!」ググッ
アスカ「あっとぉ!?シンジがここで急ブレーキ!!後ろの相田に順位を譲る!!」
49: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:04:20.84 ID:QOHSLmBj0
ケンスケ「いっけぇぇ!!」バシュッ
アスカ「2位に浮上した相田が即赤甲羅を発射!!狙われているのはレイです!!」
トウジ「確実に綾波を潰す、二人の連携プレーやね」
ヒカリ「卑怯よそんなの!」
ケンスケ「悪く思わないでくれよ綾波、これもゲームなんだ!!」
レイ「……」ポコッ
シンジ「えっ」
ケンスケ「えっ」
アスカ「あぁーっとレイ!ここで引いていたのは三連バナナ!!」
ケンスケ「何ぃぃぃ!?」
トウジ「首位で引く三連バナナ…一体どんな豪運の持ち主なんや…」
シンジ「こんなの勝てっこないよ!!」
アスカ「さぁバナナを二つ保持したままレースはファイナルラップへ!!アイテム神に微笑まれたレイを止めることはできるのか!?一体CMです!」
シンジ「また!?」
アスカ「2位に浮上した相田が即赤甲羅を発射!!狙われているのはレイです!!」
トウジ「確実に綾波を潰す、二人の連携プレーやね」
ヒカリ「卑怯よそんなの!」
ケンスケ「悪く思わないでくれよ綾波、これもゲームなんだ!!」
レイ「……」ポコッ
シンジ「えっ」
ケンスケ「えっ」
アスカ「あぁーっとレイ!ここで引いていたのは三連バナナ!!」
ケンスケ「何ぃぃぃ!?」
トウジ「首位で引く三連バナナ…一体どんな豪運の持ち主なんや…」
シンジ「こんなの勝てっこないよ!!」
アスカ「さぁバナナを二つ保持したままレースはファイナルラップへ!!アイテム神に微笑まれたレイを止めることはできるのか!?一体CMです!」
シンジ「また!?」
50: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:04:58.51 ID:QOHSLmBj0
>>49
×一体
○一旦
×一体
○一旦
51: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:05:54.06 ID:QOHSLmBj0
~~~♪Beautiful World
ーー日々進化を遂げる世界ーーー
ーここでは誰もが、主人公ーーーー
ーーーさぁ、貴方も歴史の一ページに名前をーー
冬月「私達は、君の助けが必要なのだ」
ゲンドウ「時計の針を、共に進めよう」
特務機関ネルフーー
ーースタッフ募集中
ゼーレはこの活動を支援しています。
ーー日々進化を遂げる世界ーーー
ーここでは誰もが、主人公ーーーー
ーーーさぁ、貴方も歴史の一ページに名前をーー
冬月「私達は、君の助けが必要なのだ」
ゲンドウ「時計の針を、共に進めよう」
特務機関ネルフーー
ーースタッフ募集中
ゼーレはこの活動を支援しています。
52: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:06:35.59 ID:QOHSLmBj0
アスカ「さぁ、レースはファイナルラップも半分を超え、依然として首位はレイ!次から次へと襲い掛かる後続の攻撃を全て無に返す女!!」
シンジ「なんなんだ今の…?ネルフのCMなんて、作って良いの…?ゼーレって…?父さんは何をしているの…?」
ケンスケ「碇ダメだ!レースに集中しろ!!くっ、これでもダメか!?」バシュッ
レイ「効かないわ」ポコッ
ケンスケ「もうダメだぁ………」
アスカ「圧倒的なアイテム運を見せつけ、最終コーナーを立ち上がるレイ!後方に敵影は確認できない!!」
アスカ「勝ったのは、綾波レイだぁぁぁぁ!!」
レイ「やったわ」
トウジ「ズバリ決め手は、CMによる精神汚染やね」
シンジ「なんなんだ今の…?ネルフのCMなんて、作って良いの…?ゼーレって…?父さんは何をしているの…?」
ケンスケ「碇ダメだ!レースに集中しろ!!くっ、これでもダメか!?」バシュッ
レイ「効かないわ」ポコッ
ケンスケ「もうダメだぁ………」
アスカ「圧倒的なアイテム運を見せつけ、最終コーナーを立ち上がるレイ!後方に敵影は確認できない!!」
アスカ「勝ったのは、綾波レイだぁぁぁぁ!!」
レイ「やったわ」
トウジ「ズバリ決め手は、CMによる精神汚染やね」
53: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:07:06.79 ID:QOHSLmBj0
シンジ「何だったんだよ…あの映像は…」
ヒカリ「アスカが仕掛けたんじゃないの?」
アスカ「誰があんな気持ち悪いものを作るのよ。雰囲気で言ってみたら流れ始めるし、キミ悪いわね」
ケンスケ「俺も、あのCMは無しだな。上に言っといてよ碇」
シンジ「僕も何が何だか…」
レイ「勝つって…嬉しい。ゲームって…楽しい」ムフー
……コソコソ
冬月「………」
ゲンドウ「………不評のようだな」
冬月「仕方があるまい。私もアレは反対だ。引き上げるぞ」
ゲンドウ「スタッフが…足りないのだ……」ズル…ズル…
ヒカリ「アスカが仕掛けたんじゃないの?」
アスカ「誰があんな気持ち悪いものを作るのよ。雰囲気で言ってみたら流れ始めるし、キミ悪いわね」
ケンスケ「俺も、あのCMは無しだな。上に言っといてよ碇」
シンジ「僕も何が何だか…」
レイ「勝つって…嬉しい。ゲームって…楽しい」ムフー
……コソコソ
冬月「………」
ゲンドウ「………不評のようだな」
冬月「仕方があるまい。私もアレは反対だ。引き上げるぞ」
ゲンドウ「スタッフが…足りないのだ……」ズル…ズル…
54: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:07:51.45 ID:QOHSLmBj0
アスカ「さーて、最後は私とレイの一騎討ちね!!」
レイ「……私、やめるわ」
アスカ「え、ちょ、どーいうことよ!?」
レイ「集中して…目がチカチカする…休ませて…」
シンジ「…ゲームの光は、多分初めてだもんね」
アスカ「しょーがないわねー、じゃあ次は大乱トゥーやりましょ!!」
トウジ「次は絶対負けへんからな!!」
ヒカリ「今度はこっち私がやった事ないんだよね…」
トウジ「お、教えたるわい。このボタンとこのボタンで攻撃してな…」
レイ「……私、やめるわ」
アスカ「え、ちょ、どーいうことよ!?」
レイ「集中して…目がチカチカする…休ませて…」
シンジ「…ゲームの光は、多分初めてだもんね」
アスカ「しょーがないわねー、じゃあ次は大乱トゥーやりましょ!!」
トウジ「次は絶対負けへんからな!!」
ヒカリ「今度はこっち私がやった事ないんだよね…」
トウジ「お、教えたるわい。このボタンとこのボタンで攻撃してな…」
55: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:08:31.31 ID:QOHSLmBj0
………数時間後
トウジ「いよっしゃぁぁぁぁ!!!見たか今の横スマぁ!!」
アスカ「きぃぃぃぃっ!!もう一回!!もう一回勝負よ!!」
ケンスケ「すっかりハマっちゃったなぁ…」
シンジ「トウジ上手いなぁ、僕には出来ないよ…」
ヒカリ「………」スヤスヤ
レイ「………」クゥクゥ
シンジ「ありゃ、委員長も寝ちゃったか…ってもうこんな時間。夕飯作らないと」
ケンスケ「そいじゃ、俺らはお暇するかな。委員長、綾波、起きて。トウジー、帰るよー」
トウジ「これで16対16やな…続きはまた明日や!!」
アスカ「シンジ!!今晩特訓よ!付き合って!!」
シンジ「特訓だかなんだか知らないけど、夕飯作るよ。手伝って」
アスカ「はーい」
トウジ「いよっしゃぁぁぁぁ!!!見たか今の横スマぁ!!」
アスカ「きぃぃぃぃっ!!もう一回!!もう一回勝負よ!!」
ケンスケ「すっかりハマっちゃったなぁ…」
シンジ「トウジ上手いなぁ、僕には出来ないよ…」
ヒカリ「………」スヤスヤ
レイ「………」クゥクゥ
シンジ「ありゃ、委員長も寝ちゃったか…ってもうこんな時間。夕飯作らないと」
ケンスケ「そいじゃ、俺らはお暇するかな。委員長、綾波、起きて。トウジー、帰るよー」
トウジ「これで16対16やな…続きはまた明日や!!」
アスカ「シンジ!!今晩特訓よ!付き合って!!」
シンジ「特訓だかなんだか知らないけど、夕飯作るよ。手伝って」
アスカ「はーい」
56: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:09:01.77 ID:QOHSLmBj0
トウジ「ほなセンセ、また明日や」
ヒカリ「おやすみ……」ムニャムニャ
ケンスケ「綾波と委員長は俺らで送るから、心配しないで夕飯作ってよ」
レイ「………ゲームは………楽しい……フフ」ムニャムニャ
アスカ「トウジ!!ヒカリに何かしたら許さないからね!!」
トウジ「何もせんわ!!」
ヒカリ「何もしないの……?」ムニャムニャ
トウジ「~~~~~っ!!帰るぞ!!ケンスケ!!」
ケンスケ「ほーい、じゃあ碇、惣流、また明日なー」
シンジ「おやすみー」
ヒカリ「おやすみ……」ムニャムニャ
ケンスケ「綾波と委員長は俺らで送るから、心配しないで夕飯作ってよ」
レイ「………ゲームは………楽しい……フフ」ムニャムニャ
アスカ「トウジ!!ヒカリに何かしたら許さないからね!!」
トウジ「何もせんわ!!」
ヒカリ「何もしないの……?」ムニャムニャ
トウジ「~~~~~っ!!帰るぞ!!ケンスケ!!」
ケンスケ「ほーい、じゃあ碇、惣流、また明日なー」
シンジ「おやすみー」
57: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:09:56.08 ID:QOHSLmBj0
シンジ「………さて、夕飯は何が残ってたかな」
アスカ「私今日はスパゲティがいい!」
シンジ「その心は?」
アスカ「スパゲティアイスで思い出した!」
シンジ「手伝ってね?」
アスカ「もちろんよ!」
シンジ「……まずは、パスタとその材料を用意します」
アスカ「パスタにナスに玉ねぎ、ベーコンに唐辛子、オリーブオイルに粉チーズ、トマト缶と調味料…あ、何作るか分かったわ!」
シンジ「オーケー、アスカが何を作るか分かったところで始めて行こう」
アスカ「私今日はスパゲティがいい!」
シンジ「その心は?」
アスカ「スパゲティアイスで思い出した!」
シンジ「手伝ってね?」
アスカ「もちろんよ!」
シンジ「……まずは、パスタとその材料を用意します」
アスカ「パスタにナスに玉ねぎ、ベーコンに唐辛子、オリーブオイルに粉チーズ、トマト缶と調味料…あ、何作るか分かったわ!」
シンジ「オーケー、アスカが何を作るか分かったところで始めて行こう」
58: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:10:38.80 ID:QOHSLmBj0
シンジ「まずナスは輪切りに、玉ねぎは薄切り、ベーコンは1センチ幅に、ニンニクはみじん切りにしよう」トントン
アスカ「………」スチャッ
シンジ「…何そのゴーグル」トントン
アスカ「玉ねぎしみ防止策よ」トントン
シンジ「古典的だけど…効果は期待出来そうだね」トントン
シンジ「……次にフライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火にかけるよ」カチッ
アスカ「オリーブオイル、少なくない?」
シンジ「そんな事ないと思うけど」
アスカ「前にYout○beで見た人はダバダバ入れてたわよ」
シンジ「……因みに誰?」
アスカ「MOC○'sキッチンだったかしら」
シンジ「アスカはオリーブオイルのパスタ添えを作りたいの?」
アスカ「………」スチャッ
シンジ「…何そのゴーグル」トントン
アスカ「玉ねぎしみ防止策よ」トントン
シンジ「古典的だけど…効果は期待出来そうだね」トントン
シンジ「……次にフライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火にかけるよ」カチッ
アスカ「オリーブオイル、少なくない?」
シンジ「そんな事ないと思うけど」
アスカ「前にYout○beで見た人はダバダバ入れてたわよ」
シンジ「……因みに誰?」
アスカ「MOC○'sキッチンだったかしら」
シンジ「アスカはオリーブオイルのパスタ添えを作りたいの?」
59: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:11:41.09 ID:QOHSLmBj0
シンジ「香りが出てきたら、ベーコン、ナス、玉ねぎの順に入れていくよ」ドポドポ
アスカ「トマトはまだ?」
シンジ「うん、まだだしいい加減にゴーグル外して良いよ」
アスカ「こういうの、ついついつけてるの忘れちゃうのよねー」カポッ
シンジ「言いたいことはわかるけど…」
シンジ「いい具合に火が通ってきたら唐辛子を一本ポイッとして、トマト缶、塩胡椒、醤油大さじ1/2を加えて煮込む…パスタ茹でなきゃ」
アスカ「パスタなら任せて!」
アスカ「トマトはまだ?」
シンジ「うん、まだだしいい加減にゴーグル外して良いよ」
アスカ「こういうの、ついついつけてるの忘れちゃうのよねー」カポッ
シンジ「言いたいことはわかるけど…」
シンジ「いい具合に火が通ってきたら唐辛子を一本ポイッとして、トマト缶、塩胡椒、醤油大さじ1/2を加えて煮込む…パスタ茹でなきゃ」
アスカ「パスタなら任せて!」
60: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:12:17.56 ID:QOHSLmBj0
アスカ「一人当たり80gを取って……塩はお湯に対して1%を入れる…と」ザパァ
シンジ「よく知ってるね」
アスカ「アレから多少は料理について勉強したのよ」フフン
アスカ「で、お湯が沸騰したらパスタを持ってツイストして…こう!」バッ
シンジ「おおーーーー…無駄にアクロバティックだね」パチパチ
アスカ「エースたるもの、魅せるプレーも心がけなきゃね」
アスカ「で、しんなりとしてきたら麺同士がくっつかないようにかき混ぜる…と」グルグル
アスカ「……規定時間の1分半前に上げて水切って、ソースの中にホォイ!」ザバァ
シンジ「よし、あとは絡めるだけだね」
シンジ「よく知ってるね」
アスカ「アレから多少は料理について勉強したのよ」フフン
アスカ「で、お湯が沸騰したらパスタを持ってツイストして…こう!」バッ
シンジ「おおーーーー…無駄にアクロバティックだね」パチパチ
アスカ「エースたるもの、魅せるプレーも心がけなきゃね」
アスカ「で、しんなりとしてきたら麺同士がくっつかないようにかき混ぜる…と」グルグル
アスカ「……規定時間の1分半前に上げて水切って、ソースの中にホォイ!」ザバァ
シンジ「よし、あとは絡めるだけだね」
61: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:13:16.01 ID:QOHSLmBj0
シンジ「で、さらに盛り付けて…完成!!」
アスカ「随分と早く終わったわね」
シンジ「アスカが手伝ってくれたからね。粉チーズでもかけて…と」サラサラ
シンジ「じゃあ早速、いただきます」アムッ
アスカ「いっただっきまーす!」ハムッ
シンジ「…ん!」モグモグ
アスカ「ふぉれふぁ…!(これは…!)」モグモグ
シンジ「麺は程よく硬く、しっかりと塩味も残っている…!」モグモグ
アスカ「トマトの酸味とナスとベーコンのジューシーさの中に一撃入れる唐辛子!」モグモグ
シンジ「ニンニクの香りもちょうどいい具合に残ってる!」モグモグ
アスカ「スタミナ抜群ね!」モグモグ
アスカ「随分と早く終わったわね」
シンジ「アスカが手伝ってくれたからね。粉チーズでもかけて…と」サラサラ
シンジ「じゃあ早速、いただきます」アムッ
アスカ「いっただっきまーす!」ハムッ
シンジ「…ん!」モグモグ
アスカ「ふぉれふぁ…!(これは…!)」モグモグ
シンジ「麺は程よく硬く、しっかりと塩味も残っている…!」モグモグ
アスカ「トマトの酸味とナスとベーコンのジューシーさの中に一撃入れる唐辛子!」モグモグ
シンジ「ニンニクの香りもちょうどいい具合に残ってる!」モグモグ
アスカ「スタミナ抜群ね!」モグモグ
62: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:13:44.64 ID:QOHSLmBj0
シンジ「ミサトさんの今日の酒のつまみはこれでいいかな」モグモグ
シンジ「……それにしても、アスカ本当に色々できるようになったんだね」モグモグ
アスカ「当然よ!私はやるって決めたらやり切るのよ!」モグモグ
シンジ「うん。アスカのそういうところ、いいと思う」モグモグ
アスカ「ありがと!」モグモグ
ウィーン
ミサト「たっだいまぁ~」
ミサト「さぁ家主のお帰りよ出迎えなさい子供たち~!」ガラッ
シンジ「あ、お帰りなさいミサトさん。夕飯すぐ茹でちゃいますね」
シンジ「……それにしても、アスカ本当に色々できるようになったんだね」モグモグ
アスカ「当然よ!私はやるって決めたらやり切るのよ!」モグモグ
シンジ「うん。アスカのそういうところ、いいと思う」モグモグ
アスカ「ありがと!」モグモグ
ウィーン
ミサト「たっだいまぁ~」
ミサト「さぁ家主のお帰りよ出迎えなさい子供たち~!」ガラッ
シンジ「あ、お帰りなさいミサトさん。夕飯すぐ茹でちゃいますね」
63: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:14:20.02 ID:QOHSLmBj0
アスカ「いいわよシンジ座ってて。私がやるから」
シンジ「そう?ありがとうアスカ」
アスカ「とーぜん!」
ミサト「あらー見せつけちゃってぇ」ニヤニヤ
アスカ「はいはい。今日はトマトソーススパゲティよ」カチッ
ミサト「あり、からかい甲斐ないじゃない」
アスカ「今の言葉、そのまま本部に通達するわよ」グツグツ
ミサト「申し訳ありませんもう降格は勘弁です許してください」
アスカ「分かればよろしい」グツグツ
アスカ「………っと、ソースもあったまったわね。じゃあまたポォイ!!」
シンジ「何でスパゲッティ移し替えるだけでそんなに騒げるの…?」
シンジ「そう?ありがとうアスカ」
アスカ「とーぜん!」
ミサト「あらー見せつけちゃってぇ」ニヤニヤ
アスカ「はいはい。今日はトマトソーススパゲティよ」カチッ
ミサト「あり、からかい甲斐ないじゃない」
アスカ「今の言葉、そのまま本部に通達するわよ」グツグツ
ミサト「申し訳ありませんもう降格は勘弁です許してください」
アスカ「分かればよろしい」グツグツ
アスカ「………っと、ソースもあったまったわね。じゃあまたポォイ!!」
シンジ「何でスパゲッティ移し替えるだけでそんなに騒げるの…?」
64: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:15:01.42 ID:QOHSLmBj0
アスカ「へいお待ちぃ!!」ドン!
ミサト「あらーいい香り!!ありがと二人とも!!いただきまーす!!」
ミサト「シンちゃん、私はビールなんて安っちぃ酒よりワインを開けるわ、グラスと栓抜き頂戴!」
シンジ「代わりに、今日は肴ないですからね。スパゲッティで飲んでください」ドン
ミサト「このスパゲッティならよゆーよゆー!」
シンジ「ご馳走様。じゃあ、僕は風呂洗ってくるんで」
アスカ「頼んだわよー」モグモグ
ミサト「あ、やば!!唐辛子噛んだ!!ぎゅ、牛乳ーー!!!」ドタバタ
アスカ「流石にそれは自分で出してください」モグモグ
ミサト「あらーいい香り!!ありがと二人とも!!いただきまーす!!」
ミサト「シンちゃん、私はビールなんて安っちぃ酒よりワインを開けるわ、グラスと栓抜き頂戴!」
シンジ「代わりに、今日は肴ないですからね。スパゲッティで飲んでください」ドン
ミサト「このスパゲッティならよゆーよゆー!」
シンジ「ご馳走様。じゃあ、僕は風呂洗ってくるんで」
アスカ「頼んだわよー」モグモグ
ミサト「あ、やば!!唐辛子噛んだ!!ぎゅ、牛乳ーー!!!」ドタバタ
アスカ「流石にそれは自分で出してください」モグモグ
65: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:16:36.77 ID:QOHSLmBj0
………十分後
シンジ「アスカー、風呂洗ったけど沸かす?あと10分で入れるけど」
アスカ「うん、沸かしといてー。じゃあこれがラストバトルね…」ピコピコ
シンジ「特訓?」
アスカ「そ。私が鈴原と互角の勝負をしちゃいけないのよ。仮にも戦闘経験は私の方が上なんだから!」ピコピコ
シンジ「ふーん…」
アスカ「………今っ!っああ!何でガード間に合うのっ!?...よし、落とした!」ピコピコ
シンジ(……そこ、復帰狙えるよ)
アスカ「っ……今度こそ」ガキィィィン!!
アスカ「やったー!あんな見え見えの復帰ルート使っちゃダメよねー!」
シンジ「おめでとう。風呂まで微妙に時間あるけど、何か飲む?」
シンジ「アスカー、風呂洗ったけど沸かす?あと10分で入れるけど」
アスカ「うん、沸かしといてー。じゃあこれがラストバトルね…」ピコピコ
シンジ「特訓?」
アスカ「そ。私が鈴原と互角の勝負をしちゃいけないのよ。仮にも戦闘経験は私の方が上なんだから!」ピコピコ
シンジ「ふーん…」
アスカ「………今っ!っああ!何でガード間に合うのっ!?...よし、落とした!」ピコピコ
シンジ(……そこ、復帰狙えるよ)
アスカ「っ……今度こそ」ガキィィィン!!
アスカ「やったー!あんな見え見えの復帰ルート使っちゃダメよねー!」
シンジ「おめでとう。風呂まで微妙に時間あるけど、何か飲む?」
66: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:17:03.76 ID:QOHSLmBj0
アスカ「私が取ってくるわよ。今日お風呂洗ってくれたじゃない」
シンジ「そう?じゃあお言葉に甘えて。コーラがいいかな」
アスカ「はいはーい」シュワワワワ
アスカ「お待たせ」コトッ
シンジ「どうも」ゴクッ
アスカ「それにしても、シンジお腹大丈夫?あんなにアイス食べて」
シンジ「忘れてればいけるかなって思ってたのに……何で思い出させるんだよ……」
シンジ「あ……思い出したら痛い…」グキュルルル
シンジ「ちょっとトイレ……コーラ飲みたかったら飲んでいいよ……」ヨロヨロ
アスカ「あっははははは!!」
シンジ「ケンスケ…本気で恨んでやる………」ヨロヨロ
シンジ「そう?じゃあお言葉に甘えて。コーラがいいかな」
アスカ「はいはーい」シュワワワワ
アスカ「お待たせ」コトッ
シンジ「どうも」ゴクッ
アスカ「それにしても、シンジお腹大丈夫?あんなにアイス食べて」
シンジ「忘れてればいけるかなって思ってたのに……何で思い出させるんだよ……」
シンジ「あ……思い出したら痛い…」グキュルルル
シンジ「ちょっとトイレ……コーラ飲みたかったら飲んでいいよ……」ヨロヨロ
アスカ「あっははははは!!」
シンジ「ケンスケ…本気で恨んでやる………」ヨロヨロ
67: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:17:41.13 ID:QOHSLmBj0
………30分後
シンジ「………ふぅ、本気で死ぬかと思った」
アスカ「お帰り。生きてるわね」
シンジ「何とか。あれ、ミサトさんは?」
アスカ「ワイン抱えてベランダ」
シンジ「放っといて問題ないね」
アスカ「私はもうお風呂入ったから、シンジ入ってきなさいよ」
シンジ「じゃあ、そうさせてもらうかな」ガラッ
ペンペン「クエェェェェッ!!」
シンジ「あ、ペンペン一緒に入る?」
ペンペン「クエっ!」
アスカ『あれー?ペンペンなら私と入ったわよー?』
シンジ「ペンペン………メス……だよね?」
ペンペン「クエ~?」
シンジ「………ふぅ、本気で死ぬかと思った」
アスカ「お帰り。生きてるわね」
シンジ「何とか。あれ、ミサトさんは?」
アスカ「ワイン抱えてベランダ」
シンジ「放っといて問題ないね」
アスカ「私はもうお風呂入ったから、シンジ入ってきなさいよ」
シンジ「じゃあ、そうさせてもらうかな」ガラッ
ペンペン「クエェェェェッ!!」
シンジ「あ、ペンペン一緒に入る?」
ペンペン「クエっ!」
アスカ『あれー?ペンペンなら私と入ったわよー?』
シンジ「ペンペン………メス……だよね?」
ペンペン「クエ~?」
68: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:18:21.04 ID:QOHSLmBj0
………十数分後
シンジ「ミサトさーん、お風呂空きましたよー」
シンジ「さて、皿をチャチャっと洗っちゃおう」
シンジ「……あれ、アスカはどこ行ったんだろ」ジャー
シンジ「部屋かなぁ」ジャー
シンジ「やっぱり一皿ドーンっていう料理は洗うのは楽だから助かるなぁ」ゴシゴシ
シンジ「オリーブオイルとかベーコンとかの油だけは面倒だけど」ゴシゴシ
シンジ「……ミサトさんはまだ飲んでるのかな?ミサトさーん?」スタスタ
ミサト「zzzzzzzzzzzzzz」
シンジ「……寝ちゃってる」
シンジ「ミサトさーん、お風呂空きましたよー」
シンジ「さて、皿をチャチャっと洗っちゃおう」
シンジ「……あれ、アスカはどこ行ったんだろ」ジャー
シンジ「部屋かなぁ」ジャー
シンジ「やっぱり一皿ドーンっていう料理は洗うのは楽だから助かるなぁ」ゴシゴシ
シンジ「オリーブオイルとかベーコンとかの油だけは面倒だけど」ゴシゴシ
シンジ「……ミサトさんはまだ飲んでるのかな?ミサトさーん?」スタスタ
ミサト「zzzzzzzzzzzzzz」
シンジ「……寝ちゃってる」
69: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:18:47.73 ID:QOHSLmBj0
シンジ「ミサトさん!?起きてください!いくら暑いからって、流石に風邪ひきますよ!!」グイグイ
ミサト「………んぅぅぅ~~?あれ、シンちゃ~ん」グイッ
シンジ「わ、ちょ、何するんですか!?」
ミサト「いいじゃないの~たまにはさ~」ギュウウウ
シンジ「この人酔っ払いだ!!アスカー!?助けてー!?」
アスカ「はいはい」ヒュッ
ミサト「うっ!?」ドサッ
アスカ「ミサトは私が運んどくわ。どうせミサトは明日休日らしいし、朝風呂入るわよ」
シンジ「………そっか。そうだね」
シンジ「それより、アスカどこ行ってたの?」
アスカ「部屋よ。ヒカリが勉強教えてくれって電話してきてね。待たせてるからサッサと運んでくるわ。ほらミサト!起きなさい!」
ミサト「ここは…どこ…?私は…四十路…?」ズルズル
アスカ「もうちょい幸せな夢見なさいよね…」
シンジ「……さて、あと少しだけやったら僕も宿題しなきゃ」
ミサト「………んぅぅぅ~~?あれ、シンちゃ~ん」グイッ
シンジ「わ、ちょ、何するんですか!?」
ミサト「いいじゃないの~たまにはさ~」ギュウウウ
シンジ「この人酔っ払いだ!!アスカー!?助けてー!?」
アスカ「はいはい」ヒュッ
ミサト「うっ!?」ドサッ
アスカ「ミサトは私が運んどくわ。どうせミサトは明日休日らしいし、朝風呂入るわよ」
シンジ「………そっか。そうだね」
シンジ「それより、アスカどこ行ってたの?」
アスカ「部屋よ。ヒカリが勉強教えてくれって電話してきてね。待たせてるからサッサと運んでくるわ。ほらミサト!起きなさい!」
ミサト「ここは…どこ…?私は…四十路…?」ズルズル
アスカ「もうちょい幸せな夢見なさいよね…」
シンジ「……さて、あと少しだけやったら僕も宿題しなきゃ」
70: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:19:21.83 ID:QOHSLmBj0
………十数分後
シンジ「……さて、今日の課題は英語と数学か…」
シンジ「えーっと……This window was broken by Tom.は…この窓は…トムによって…壊された…か」カリカリ
シンジ「……大学出てるアスカには簡単だろうなぁ……」カリカリ
シンジ「………この単語なんていう意味だっけ」
シンジ「………あ、これウォッシュね」
シンジ「………………」カリカリ
シンジ「えっと…….これは……この絵はピカソに描かれた絵ですかって問題だから……答えはいいえだ」カリカリ
シンジ「………………」カリカリ
シンジ「……さて、今日の課題は英語と数学か…」
シンジ「えーっと……This window was broken by Tom.は…この窓は…トムによって…壊された…か」カリカリ
シンジ「……大学出てるアスカには簡単だろうなぁ……」カリカリ
シンジ「………この単語なんていう意味だっけ」
シンジ「………あ、これウォッシュね」
シンジ「………………」カリカリ
シンジ「えっと…….これは……この絵はピカソに描かれた絵ですかって問題だから……答えはいいえだ」カリカリ
シンジ「………………」カリカリ
71: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:19:54.74 ID:QOHSLmBj0
………約一時間後
シンジ「……ふう、英語も数学も終わった。数学少なくて助かったよ」ピロン!
シンジ「……あれ、トウジからだ」
トウジ『センセ!今日の数学の宿題の範囲教えてくれ!!』
シンジ「トウジ……先生にあんなに釘刺されてたのに……」タプタプ
シンジ『p165の問7と8と9だよ』
シンジ「送信っと」
シンジ「さて、僕はもう寝るかな」
アスカ「シンジー?課題終わったー?」
シンジ「うん、終わったけどー」
アスカ「大乱とぅーやるわよ!!付き合って!!」
シンジ「覚えていたか……」
アスカ「ほら!部屋から出てきて!」グイグイ
シンジ「今晩寝れるかなぁ……」ズルズル
シンジ「……ふう、英語も数学も終わった。数学少なくて助かったよ」ピロン!
シンジ「……あれ、トウジからだ」
トウジ『センセ!今日の数学の宿題の範囲教えてくれ!!』
シンジ「トウジ……先生にあんなに釘刺されてたのに……」タプタプ
シンジ『p165の問7と8と9だよ』
シンジ「送信っと」
シンジ「さて、僕はもう寝るかな」
アスカ「シンジー?課題終わったー?」
シンジ「うん、終わったけどー」
アスカ「大乱とぅーやるわよ!!付き合って!!」
シンジ「覚えていたか……」
アスカ「ほら!部屋から出てきて!」グイグイ
シンジ「今晩寝れるかなぁ……」ズルズル
72: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:20:26.10 ID:QOHSLmBj0
………数時間後
シンジ「………勝った」
シンジ「もう何試合やったっけ……アスカ、何で急に攻撃しなく……」
アスカ「zzzz」スゥスゥ
シンジ「………目の前で対人やってて寝落ちする?」
シンジ「アスカ、起きて。ここで寝てたら身体痛くなるよ」ユサユサ
アスカ「zzzz」スヤスヤ
シンジ「……全く、しょうがないな」グイッ
シンジ「よっ…と、あれ、意外と軽い」
アスカ「zzzz」スヨスヨ
シンジ「…両手が塞がってると、ドア開けづらい……」スーッ
シンジ「よいしょ…っと」ドサッ
アスカ「zzzz」スヤスヤ
シンジ「全く………」
シンジ「………おやすみ、アスカ」スーッ
トン
シンジ「………勝った」
シンジ「もう何試合やったっけ……アスカ、何で急に攻撃しなく……」
アスカ「zzzz」スゥスゥ
シンジ「………目の前で対人やってて寝落ちする?」
シンジ「アスカ、起きて。ここで寝てたら身体痛くなるよ」ユサユサ
アスカ「zzzz」スヤスヤ
シンジ「……全く、しょうがないな」グイッ
シンジ「よっ…と、あれ、意外と軽い」
アスカ「zzzz」スヨスヨ
シンジ「…両手が塞がってると、ドア開けづらい……」スーッ
シンジ「よいしょ…っと」ドサッ
アスカ「zzzz」スヤスヤ
シンジ「全く………」
シンジ「………おやすみ、アスカ」スーッ
トン
73: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:20:52.14 ID:QOHSLmBj0
ケンスケ「……これは、その辺にいる中学生が過ごすような日常」カリカリ
ケンスケ「でも、彼らは決して味わうことのなかった日常」 カリカリ
ケンスケ「彼らは僕たちとは違う、運命を仕組まれた子供たち」カリカリ
ケンスケ「その身に、幸せになることなど許されない呪縛を纏う彼らに」カリカリ
ケンスケ「束の間の幸せを与えることは、悪いことなんかじゃない」カリカリ
ケンスケ「今まで、散々辛い目にあってきたんだ。少しくらい楽しい思いをしたっていいだろ」カリカリ
ケンスケ「そう、この話は現実じゃない」カリカリ
ケンスケ「誰かが描く、夢物語なんだから」カリカリ
終劇
ケンスケ「でも、彼らは決して味わうことのなかった日常」 カリカリ
ケンスケ「彼らは僕たちとは違う、運命を仕組まれた子供たち」カリカリ
ケンスケ「その身に、幸せになることなど許されない呪縛を纏う彼らに」カリカリ
ケンスケ「束の間の幸せを与えることは、悪いことなんかじゃない」カリカリ
ケンスケ「今まで、散々辛い目にあってきたんだ。少しくらい楽しい思いをしたっていいだろ」カリカリ
ケンスケ「そう、この話は現実じゃない」カリカリ
ケンスケ「誰かが描く、夢物語なんだから」カリカリ
終劇
74: おすしぴらふ ◆tr.t4dJfuU 2020/05/30(土) 15:25:02.72 ID:QOHSLmBj0
以上になります。
ただただ、みんなに普通の中学生の生活をして欲しかっただけです。
シンジ「流石にもう怒った」【エヴァ】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590475897/1-96
アスカ「シンジの察しが良すぎる」【エヴァ】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590287018/l50
こっちもよろしくね。
次は多分眼帯の話にします。
気長に待っててね。
ほな。ノシ
ただただ、みんなに普通の中学生の生活をして欲しかっただけです。
シンジ「流石にもう怒った」【エヴァ】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590475897/1-96
アスカ「シンジの察しが良すぎる」【エヴァ】
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1590287018/l50
こっちもよろしくね。
次は多分眼帯の話にします。
気長に待っててね。
ほな。ノシ
引用元: ・レイ「ハズレね」【エヴァ】
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
2020-05-31
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:21:14.78 ID:oEhniXS20
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「プリン食べる、アスカ?」っプリン
アスカ「もらうわ」
アスカ「」モグモグ
シンジ「…………」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423891274
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「プリン食べる、アスカ?」っプリン
アスカ「もらうわ」
アスカ「」モグモグ
シンジ「…………」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423891274
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:27:23.61 ID:oEhniXS20
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……プリンあげたのに嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「僕の分のプリンも食べる、アスカ?」っプリン
アスカ「もらうわ」
アスカ「」モグモグ
シンジ「…………」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……プリンあげたのに嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「僕の分のプリンも食べる、アスカ?」っプリン
アスカ「もらうわ」
アスカ「」モグモグ
シンジ「…………」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:29:23.97 ID:oEhniXS20
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……僕の分のプリンもあげたのに嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「ミサトさんの分のプリンも食べる、アスカ?」っプリン
アスカ「もらうわ」
アスカ「」モグモグ
シンジ「…………」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……僕の分のプリンもあげたのに嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「ミサトさんの分のプリンも食べる、アスカ?」っプリン
アスカ「もらうわ」
アスカ「」モグモグ
シンジ「…………」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:34:44.22 ID:oEhniXS20
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……ミサトさんの分のプリンもあげたのに嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「あんた、なよなよしてるし男らしくないから」
シンジ「……そうなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「ちょっとブルーワーカー買ってくるね」
アスカ「行ってらっしゃい」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……ミサトさんの分のプリンもあげたのに嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「あんた、なよなよしてるし男らしくないから」
シンジ「……そうなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「ちょっとブルーワーカー買ってくるね」
アスカ「行ってらっしゃい」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:37:54.82 ID:oEhniXS20
シンジ「ただいま」ガチャッ
アスカ「お帰り」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……ブルーワーカー買ってきたのにまだ嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「あんた、買ってきただけじゃない。たくましくなってないし」
シンジ「そっか」
アスカ「うん」
シンジ「ふんっ……! ふんっ……!」ガシッガシッ
アスカ「無理しても続かないわよ」
アスカ「お帰り」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……ブルーワーカー買ってきたのにまだ嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「あんた、買ってきただけじゃない。たくましくなってないし」
シンジ「そっか」
アスカ「うん」
シンジ「ふんっ……! ふんっ……!」ガシッガシッ
アスカ「無理しても続かないわよ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:43:28.65 ID:oEhniXS20
シンジ「ふうっ……」ポイッ
アスカ「お疲れ」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……ブルーワーカー使ったのにまだ嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「そういうたくましさとは違うから。体じゃなくて心の話だし」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「ちょっと『できる男になる50の方法』って本を買ってくるね」
アスカ「行ってらっしゃい」
アスカ「お疲れ」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……ブルーワーカー使ったのにまだ嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「そういうたくましさとは違うから。体じゃなくて心の話だし」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「ちょっと『できる男になる50の方法』って本を買ってくるね」
アスカ「行ってらっしゃい」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:47:13.27 ID:oEhniXS20
シンジ「ただいま」ガチャッ
アスカ「お帰り」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……本を買ってきたのにまだ嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「あんた、買ってきただけじゃない。男らしくなってないし」
シンジ「そっか」
アスカ「うん」
シンジ「ちょっと読んでくるから待ってて」
アスカ「うん」
アスカ「お帰り」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……本を買ってきたのにまだ嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「あんた、買ってきただけじゃない。男らしくなってないし」
シンジ「そっか」
アスカ「うん」
シンジ「ちょっと読んでくるから待ってて」
アスカ「うん」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:52:34.20 ID:oEhniXS20
シンジ「ふうっ……。読み終わったよ」
アスカ「お疲れ」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好きだよな?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……本を読み終わったのにまだ嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「そうやってアタシに聞いてくるところがすでに男らしくないし」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
アスカ「お疲れ」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「アスカは僕のこと、好きだよな?」
アスカ「嫌い」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「……本を読み終わったのにまだ嫌いなんだ」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「どうして僕のことが嫌いなの、アスカ?」
アスカ「そうやってアタシに聞いてくるところがすでに男らしくないし」
シンジ「……そっか」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 14:57:54.94 ID:oEhniXS20
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「僕、アスカのことが好きだよ」
アスカ「ふーん」
シンジ「だから、アスカにも好きになってもらいたいんだ」
アスカ「あ、そう」
シンジ「うん」
アスカ「…………」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「ちょっと顔がにやけてるけど……」
アスカ「き、気のせいよ! にやけてなんかないから」
シンジ「そっか。気のせいなんだ」
アスカ「うん」
アスカ「…………」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「僕、アスカのことが好きだよ」
アスカ「ふーん」
シンジ「だから、アスカにも好きになってもらいたいんだ」
アスカ「あ、そう」
シンジ「うん」
アスカ「…………」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「嫌い」
シンジ「ちょっと顔がにやけてるけど……」
アスカ「き、気のせいよ! にやけてなんかないから」
シンジ「そっか。気のせいなんだ」
アスカ「うん」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 15:04:02.52 ID:oEhniXS20
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「明日、映画見に行こっか」
アスカ「イヤ」
シンジ「……どんな映画がいい?」
アスカ「なんか……感動できるやつ」
シンジ「わかった。じゃあ調べとくね」
アスカ「うん」
シンジ「明日は、お昼ご飯食べ終わった後に家を出る感じでいい?」
アスカ「イヤ」
シンジ「じゃあ、お昼前からにするね」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「楽しみにしてるから」
アスカ「うん」
アスカ「…………」
シンジ「ねえ、アスカ」
アスカ「なに?」
シンジ「明日、映画見に行こっか」
アスカ「イヤ」
シンジ「……どんな映画がいい?」
アスカ「なんか……感動できるやつ」
シンジ「わかった。じゃあ調べとくね」
アスカ「うん」
シンジ「明日は、お昼ご飯食べ終わった後に家を出る感じでいい?」
アスカ「イヤ」
シンジ「じゃあ、お昼前からにするね」
アスカ「うん」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「楽しみにしてるから」
アスカ「うん」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 15:09:17.81 ID:oEhniXS20
アスカ「…………」
シンジ「…………」
アスカ「ねえ、シンジ」
シンジ「なに?」
アスカ「あんた、甘いもの好き?」
シンジ「そんなに好きじゃないと思う」
アスカ「……そう。……ふーん」
シンジ「うん」
アスカ「じゃあ、コレ捨てといて」スッ
シンジ「これって……チョコ?」
アスカ「……そうよ」
シンジ「今日、バレンタインデーだって知ってる、アスカ?」
アスカ「知らない」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「ありがとう」
アスカ「うん」
シンジ「大事に食べるね」
アスカ「うん」
END
シンジ「…………」
アスカ「ねえ、シンジ」
シンジ「なに?」
アスカ「あんた、甘いもの好き?」
シンジ「そんなに好きじゃないと思う」
アスカ「……そう。……ふーん」
シンジ「うん」
アスカ「じゃあ、コレ捨てといて」スッ
シンジ「これって……チョコ?」
アスカ「……そうよ」
シンジ「今日、バレンタインデーだって知ってる、アスカ?」
アスカ「知らない」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「ありがとう」
アスカ「うん」
シンジ「大事に食べるね」
アスカ「うん」
END
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 15:24:16.55 ID:9OGMqxnAO
とても良かった
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/14(土) 16:17:59.27 ID:sJeNAIk40
乙 ポカポカした
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/02/19(木) 22:07:13.15 ID:rWHREc4RO
癒された
引用元: シンジ「アスカは僕のこと、好き?」
アスカ「シンジの作ったジュース飲むとなんかすぐに眠くなるのよねぇ」
2020-05-30
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:11:32.833 ID:GdHzFiP60.net
アスカ「あんた結構料理上達したんじゃない?」
シンジ「全部食べてもらえるとうれしいよ」
アスカ「味の好みも私に合わせてくれるし、美味しいから食べたのよ」
シンジ「はい野菜ジュース」
アスカ「うーん、これ飲まないとだめ?」
シンジ「どうして?健康にいいよ」
アスカ「このジュース飲むとなんかすぐに眠くなるのよねぇ」
シンジ「カルシウムが豊富に入ってるからじゃないかな、牛乳とかヨーグルトとか」
アスカ「まぁ、せっかく作ってくれたから飲むわよ」ゴクゴク
シンジ「・・・」
シンジ「全部食べてもらえるとうれしいよ」
アスカ「味の好みも私に合わせてくれるし、美味しいから食べたのよ」
シンジ「はい野菜ジュース」
アスカ「うーん、これ飲まないとだめ?」
シンジ「どうして?健康にいいよ」
アスカ「このジュース飲むとなんかすぐに眠くなるのよねぇ」
シンジ「カルシウムが豊富に入ってるからじゃないかな、牛乳とかヨーグルトとか」
アスカ「まぁ、せっかく作ってくれたから飲むわよ」ゴクゴク
シンジ「・・・」
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:15:01.266 ID:GdHzFiP60.net
アスカ「んっ・・・もう朝か・・・ゲッなんで裸なの?」
アスカ「私寝てる間に脱いだのかな・・・」
アスカ「おはよう」
シンジ「おはよう!」
アスカ「ねぇ、昨日の夜になにかあった?」
シンジ「何かって?」
アスカ「・・・そうよね、何かあるわけないか」
シンジ「変なアスカ」
アスカ「じゃあ歯磨きしてくるわ」
シンジ「・・・」
アスカ「私寝てる間に脱いだのかな・・・」
アスカ「おはよう」
シンジ「おはよう!」
アスカ「ねぇ、昨日の夜になにかあった?」
シンジ「何かって?」
アスカ「・・・そうよね、何かあるわけないか」
シンジ「変なアスカ」
アスカ「じゃあ歯磨きしてくるわ」
シンジ「・・・」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:18:38.373 ID:GdHzFiP60.net
アスカ「ファーストあんた相変わらず辛気臭い顔してるわよねぇ」
レイ「そう」
アスカ「こっちまで気分が下がってくるわよ」
レイ「あなたを楽しませるためにいるわけじゃないから」
アスカ「はぁもういいわ、あんたの相手する気分じゃないし」
シンジ「綾波」
レイ「碇くんおはよう
シンジ「おはよう、ねぇ今日綾波の部屋に遊びにいっていい?」
レイ「かまわないわ」
アスカ「ちょっと、1人暮らしの女の子の家にいくとか何考えてるの?」
レイ「私はかまわない、碇くんを信じてるもの
シンジ「・・・」
レイ「そう」
アスカ「こっちまで気分が下がってくるわよ」
レイ「あなたを楽しませるためにいるわけじゃないから」
アスカ「はぁもういいわ、あんたの相手する気分じゃないし」
シンジ「綾波」
レイ「碇くんおはよう
シンジ「おはよう、ねぇ今日綾波の部屋に遊びにいっていい?」
レイ「かまわないわ」
アスカ「ちょっと、1人暮らしの女の子の家にいくとか何考えてるの?」
レイ「私はかまわない、碇くんを信じてるもの
シンジ「・・・」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:20:02.475 ID:GdHzFiP60.net
シンジ「相変わらず何も無い部屋だね」
レイ「これで満足しているわ」
シンジ「ごはんもちゃんと食べてるの?」
レイ「一応」
シンジ「あっミキサーあるんだ、野菜ジュース作ってあげようか」
レイ「野菜ジュース?」
シンジ「うん、さっき買ってきたこの材料でできるよ」
レイ「じゃあお願いするわ」
シンジ「・・・」
レイ「これで満足しているわ」
シンジ「ごはんもちゃんと食べてるの?」
レイ「一応」
シンジ「あっミキサーあるんだ、野菜ジュース作ってあげようか」
レイ「野菜ジュース?」
シンジ「うん、さっき買ってきたこの材料でできるよ」
レイ「じゃあお願いするわ」
シンジ「・・・」
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:22:06.783 ID:GdHzFiP60.net
ミサト「ただいまー、久しぶりの我が家だわ」
アスカ「おかえり、ねぇ出前頼まない?」
ミサト「どうしたのよ急に」
アスカ「シンジがまだ帰ってきてないのよ」
ミサト「ふぅん、どこいってるの?今日はシンクロテストも訓練も無かったってリツコにきいたけど」
アスカ「ファーストのところにいってるのよ」
ミサト「あら、シンちゃんも罪な男ねぇ」
アスカ「心配じゃないの?」
ミサト「シンちゃんとレイが?ないない」
アスカ「・・・どうなってもしらないからね」
アスカ「おかえり、ねぇ出前頼まない?」
ミサト「どうしたのよ急に」
アスカ「シンジがまだ帰ってきてないのよ」
ミサト「ふぅん、どこいってるの?今日はシンクロテストも訓練も無かったってリツコにきいたけど」
アスカ「ファーストのところにいってるのよ」
ミサト「あら、シンちゃんも罪な男ねぇ」
アスカ「心配じゃないの?」
ミサト「シンちゃんとレイが?ないない」
アスカ「・・・どうなってもしらないからね」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:24:03.966 ID:GdHzFiP60.net
シンジ「ただいま!ごめん、おそくなって」
アスカ「遅いわよ、いったいなにしてたの?」
シンジ「レイが急に寝ちゃって」
アスカ「・・・」
ミサト「レイも疲れてるのね、今日のご飯は出前頼む事にしたから」
シンジ「いえ、材料もかってきました今からスパゲティ作りますんで」
ミサト「あら、いいわね」
シンジ「そうだ、ミサトさんも野菜ジュース飲みませんか?」
ミサト「へぇ健康的ね、いただくわ」
アスカ「でもそれは・・・」
シンジ「それじゃ2人ともちょっと待っててすぐ作るから」
アスカ「うっうん・・・」
シンジ「・・・」
アスカ「遅いわよ、いったいなにしてたの?」
シンジ「レイが急に寝ちゃって」
アスカ「・・・」
ミサト「レイも疲れてるのね、今日のご飯は出前頼む事にしたから」
シンジ「いえ、材料もかってきました今からスパゲティ作りますんで」
ミサト「あら、いいわね」
シンジ「そうだ、ミサトさんも野菜ジュース飲みませんか?」
ミサト「へぇ健康的ね、いただくわ」
アスカ「でもそれは・・・」
シンジ「それじゃ2人ともちょっと待っててすぐ作るから」
アスカ「うっうん・・・」
シンジ「・・・」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:33:27.763 ID:GdHzFiP60.net
ミサト「ごちそうさま、いやー美味しかったわ」
シンジ「はい野菜ジュース」
ミサト「思ったよりおいしそうね」
シンジ「果物とかも入ってますよ、はいアスカの分」
アスカ「わっ私は・・・」
シンジ「せっかくつくったのに、いらないの?」
ミサト「おいしいわよアスカ、あんたもったいないから飲みなさい」
アスカ「うっうん・・・」
シンジ「・・・」
シンジ「はい野菜ジュース」
ミサト「思ったよりおいしそうね」
シンジ「果物とかも入ってますよ、はいアスカの分」
アスカ「わっ私は・・・」
シンジ「せっかくつくったのに、いらないの?」
ミサト「おいしいわよアスカ、あんたもったいないから飲みなさい」
アスカ「うっうん・・・」
シンジ「・・・」
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:36:40.537 ID:GdHzFiP60.net
アスカ「・・・はっ!大丈夫、服着てたわ」
アスカ「なんだシンジ疑ってた私バカみたいん」
アスカ「おはよう」
ミサト「う・・・うん、おはよう」
アスカ「ちょっとミサト、なんでパンツ穿いて無いの?」
ミサト「んっ、あっ・・・寝てる間に脱いじゃったみたいね」
アスカ「ちょっとそんなことあるの?」
ミサト「シンちゃんに見られなくてよかったわ、ちょっと穿いてくるわね」
アスカ「やっぱり・・・」
シンジ「どうしたの?」
アスカ「しっシンジ!
シンジ「?」
アスカ「何でもないわ、ほら早く学校行くわよ」
シンジ「うん」
アスカ(やっぱりあのジュースに何かあるのかしら」
アスカ「なんだシンジ疑ってた私バカみたいん」
アスカ「おはよう」
ミサト「う・・・うん、おはよう」
アスカ「ちょっとミサト、なんでパンツ穿いて無いの?」
ミサト「んっ、あっ・・・寝てる間に脱いじゃったみたいね」
アスカ「ちょっとそんなことあるの?」
ミサト「シンちゃんに見られなくてよかったわ、ちょっと穿いてくるわね」
アスカ「やっぱり・・・」
シンジ「どうしたの?」
アスカ「しっシンジ!
シンジ「?」
アスカ「何でもないわ、ほら早く学校行くわよ」
シンジ「うん」
アスカ(やっぱりあのジュースに何かあるのかしら」
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:38:17.636 ID:GdHzFiP60.net
アスカ「ねぇファースト」
レイ「何?」
アスカ「あの、昨日シンジが遊びに行ったわよね」
レイ「だから?」
アスカ「その・・・眠くなったりしなかった?」
レイ「眠く?」
アスカ「その・・・シンジの野菜ジュース飲んだあととか」
レイ「・・・言ってる意味がわからないわ」
アスカ「そう・・・ならいいけど」
レイ「確かに碇くんがいる間に私は寝てしまったの、碇くんに悪い事したからちゃんと謝らないと」
アスカ(やっぱり・・・)
レイ「何?」
アスカ「あの、昨日シンジが遊びに行ったわよね」
レイ「だから?」
アスカ「その・・・眠くなったりしなかった?」
レイ「眠く?」
アスカ「その・・・シンジの野菜ジュース飲んだあととか」
レイ「・・・言ってる意味がわからないわ」
アスカ「そう・・・ならいいけど」
レイ「確かに碇くんがいる間に私は寝てしまったの、碇くんに悪い事したからちゃんと謝らないと」
アスカ(やっぱり・・・)
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:41:35.015 ID:GdHzFiP60.net
アスカ「ねぇ、あんた私達にいったい何を飲ませたの?」
シンジ「何って、野菜ジュースだけど・・・」
アスカ「野菜ジュースに何入れたか聞いてるのよ!」
シンジ「昨日のは牛乳でしょ?バナナにトマトに・・・」
アスカ「薬よ薬!」
シンジ「薬?野菜ジュースに薬なんていれるわけないじゃないか」
アスカ「正直にいいなさい!何かれに入れてるんでしょ?」
レイ「いい加減にしなさい、碇君が困ってるでしょ」
アスカ「でも・・・こいつが私達に薬飲ませて眠ってる間に何かしたのよ!」
レイ「眠ってる間に何かしてないわ、碇くんはおきてる時に私に何かしたのよ」
アスカ「え?」
シンジ「本当に薬なんて入れてないよ・・・」
アスカ「そっそうだったの、ごめんなさい」
完
シンジ「何って、野菜ジュースだけど・・・」
アスカ「野菜ジュースに何入れたか聞いてるのよ!」
シンジ「昨日のは牛乳でしょ?バナナにトマトに・・・」
アスカ「薬よ薬!」
シンジ「薬?野菜ジュースに薬なんていれるわけないじゃないか」
アスカ「正直にいいなさい!何かれに入れてるんでしょ?」
レイ「いい加減にしなさい、碇君が困ってるでしょ」
アスカ「でも・・・こいつが私達に薬飲ませて眠ってる間に何かしたのよ!」
レイ「眠ってる間に何かしてないわ、碇くんはおきてる時に私に何かしたのよ」
アスカ「え?」
シンジ「本当に薬なんて入れてないよ・・・」
アスカ「そっそうだったの、ごめんなさい」
完
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:43:07.940 ID:xuLpVBJed.net
薬入れてないんなら仕方ないな
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:45:23.569 ID:w/XpyFCp0.net
意外過ぎるオチだが、まあいいと思う
アスカとミサトさんの件はどうなったんだよwww
アスカとミサトさんの件はどうなったんだよwww
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 08:46:46.742 ID:n+ia+Xgn0.net
その何かを書いてもらえんかのぉ…
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/19(土) 09:01:25.440 ID:RB6z4cju0.net
ぽかぽかして服を脱いじゃう野菜ジュースじゃなかったのか
引用元: アスカ「シンジの作ったジュース飲むとなんかすぐに眠くなるのよねぇ」
アスカ「キスしよっか」シンジ「は?」
2020-05-28
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:25:51.50 ID:QW9LsDZOO
アスカ「だから、キスしようかっての」
シンジ「いやいいです」
アスカ「は?」
シンジ「結構です」
アスカ「なんで」
シンジ「なんでって・・・とにかくNO Thank you」
アスカ「はあ!?わたしがキスしようかって言ってんのよ!?」
シンジ「NO Thank you」
アスカ「したり顔で英語使うのやめろ!」
シンジ「なんでアスカとキスなんかしなきゃいけないのさ。
そもそも自分が誘ったらノッてくると思ってるところが最高にあれだね。
ちょっとくらい顔が整ってるからって調子乗ってるんでしょ?何様なんだよ。
逆に聞くけどアスカはその辺のおっさんに「キスしよっか」とか言われたらどう思うの?
まさに今僕はそんな心境だよ」
アスカ「・・・うぅっ・・・えぐっ・・・」ポロポロ
シンジ「いやいいです」
アスカ「は?」
シンジ「結構です」
アスカ「なんで」
シンジ「なんでって・・・とにかくNO Thank you」
アスカ「はあ!?わたしがキスしようかって言ってんのよ!?」
シンジ「NO Thank you」
アスカ「したり顔で英語使うのやめろ!」
シンジ「なんでアスカとキスなんかしなきゃいけないのさ。
そもそも自分が誘ったらノッてくると思ってるところが最高にあれだね。
ちょっとくらい顔が整ってるからって調子乗ってるんでしょ?何様なんだよ。
逆に聞くけどアスカはその辺のおっさんに「キスしよっか」とか言われたらどう思うの?
まさに今僕はそんな心境だよ」
アスカ「・・・うぅっ・・・えぐっ・・・」ポロポロ
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:30:45.88 ID:QW9LsDZOO
ミサト「たっだいまー」
シンジ「おかえりなさい」
ミサト「今日のごはんはなーにかなっ!」
シンジ「今出来ますからちょっと待っててください」
ミサト「じゃあわたしはアスカを呼んで来る係りをしよーっと」
アスカの部屋
ミサト「アースカーご飯よー」コンコン
ミサト「アスカー?」
ミサト「入るわよー」ガラッ
ベッド「・・・」
ミサト「毛布にくるまってなにしてるの?体調悪いの?」
ベッド「・・・・・・べつに」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:34:07.45 ID:QW9LsDZOO
ミサト「アスカご飯いらないって」
シンジ「そうですか」
ミサト「毛布から顔出さないし、なにかあった?」
シンジ「特には・・・ちょっと見てきます。先に食べてて下さい」
ミサト「はーい。食べよっかぺんぺん」
ぺんぺん「くあっ」
アスカの部屋
シンジ「ご飯出来たよ」
シーン……
シンジ「・・・」ガラッ
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:37:57.45 ID:QW9LsDZOO
毛布「・・・」
シンジ「・・・さっきのこと気にしてるの?」
毛布「・・・」
シンジ「・・・ごめん」
毛布「・・・」
シンジ「驚いて・・・気が動転しちゃって、あんなこと言っちゃったんだ」
毛布「・・・」
シンジ「ほんとは・・・嬉しかったんだ。アスカには嫌われてると思ってたから」
毛布「・・・」
シンジ「・・・さっきのこと気にしてるの?」
毛布「・・・」
シンジ「・・・ごめん」
毛布「・・・」
シンジ「驚いて・・・気が動転しちゃって、あんなこと言っちゃったんだ」
毛布「・・・」
シンジ「ほんとは・・・嬉しかったんだ。アスカには嫌われてると思ってたから」
毛布「・・・」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:42:40.14 ID:QW9LsDZOO
シンジ「許しては・・・くれないよね」
毛布「・・・」
シンジ「ごめん・・・最低だ、俺って。こんなんじゃ嫌われても仕方ないや・・・ははっ」
毛布「・・・」
シンジ「・・・ご飯、テーブルの上に置いとくから。僕がいたんじゃ食べづらいだろうし、外で風にあたってくるよ」
毛布「・・・」
シンジ「・・・じゃあ」
毛布「・・・待って」スッ
シンジ「・・・なに?」
アスカ「・・・・・・ほんとに・・・嬉しかった?」
毛布「・・・」
シンジ「ごめん・・・最低だ、俺って。こんなんじゃ嫌われても仕方ないや・・・ははっ」
毛布「・・・」
シンジ「・・・ご飯、テーブルの上に置いとくから。僕がいたんじゃ食べづらいだろうし、外で風にあたってくるよ」
毛布「・・・」
シンジ「・・・じゃあ」
毛布「・・・待って」スッ
シンジ「・・・なに?」
アスカ「・・・・・・ほんとに・・・嬉しかった?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:46:51.45 ID:QW9LsDZOO
シンジ「アスカ・・・」
アスカ「・・・答えて」
シンジ「嘘に決まってるじゃん」
アスカ「・・・えっ?」
シンジ「なんでアスカにキスしようって言われて僕が喜ぶんだよ。どういう思考回路してるの?」
アスカ「・・・・・・」プルプル
シンジ「嘘を嘘と見抜けない人間はエヴァに乗っちゃいけないって父さん言ってたよ。アスカはほんと駄目だね」
シンジ「だからシンクロ率も低いんじゃない?」
アスカ「う・・・・・・うああああああああああああああああああああっ!!」ダダダッ
アスカ「・・・答えて」
シンジ「嘘に決まってるじゃん」
アスカ「・・・えっ?」
シンジ「なんでアスカにキスしようって言われて僕が喜ぶんだよ。どういう思考回路してるの?」
アスカ「・・・・・・」プルプル
シンジ「嘘を嘘と見抜けない人間はエヴァに乗っちゃいけないって父さん言ってたよ。アスカはほんと駄目だね」
シンジ「だからシンクロ率も低いんじゃない?」
アスカ「う・・・・・・うああああああああああああああああああああっ!!」ダダダッ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:50:06.69 ID:QW9LsDZOO
ミサト「・・・シンジくん?なんか今アスカが泣き叫びながら飛び出してった気がするんだけど」
シンジ「なんかダイエットしてるらしくて、確かにちょっと太ったよねって言ったら」
ミサト「あー・・・女の子に太ったなんて言っちゃ駄目よ?」
シンジ「すいません・・・」
ミサト「まあそのくらいならそのうち帰ってくるか。さてご飯の続き~」
翌日 教室
ヒカリ「碇くん」
シンジ「なに?」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:53:24.05 ID:QW9LsDZOO
ヒカリ「アスカが昨日の夜泣きながらうちに来たんだけど・・・どうしたの?アスカに聞いても教えてくれなくて」
シンジ「・・・アスカは今委員長の家にいるの?」
ヒカリ「うん」
シンジ「わかった・・・放課後いってもいいかな。アスカと話してみるよ」
ヒカリ「うん、お願いね」
放課後
シンジ「・・・」コンコン
アスカ「・・・・・・ヒカリ?」
ガチャッ
シンジ「僕です!碇シンジです!」
アスカ「っ!?」バサッ
シンジ「・・・アスカは今委員長の家にいるの?」
ヒカリ「うん」
シンジ「わかった・・・放課後いってもいいかな。アスカと話してみるよ」
ヒカリ「うん、お願いね」
放課後
シンジ「・・・」コンコン
アスカ「・・・・・・ヒカリ?」
ガチャッ
シンジ「僕です!碇シンジです!」
アスカ「っ!?」バサッ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 00:57:56.07 ID:QW9LsDZOO
布団「帰って!!あんたの顔なんか見たくない!!」
シンジ「僕はアスカと一緒じゃないと帰らない」
布団「うるさい!!帰れ!!」
シンジ「嫌だ!!」
布団「わたしのこと嫌いなんでしょ!?出てってよ!!!」
シンジ「嫌いだったらこんなとこまで迎えにくるわけないだろ!」
布団「っ・・・またどうせ嘘だって言うくせに!」
シンジ「あの時はアスカの泣き顔を見て・・・自分でもわけがわからなくなってあんなこと言っちゃったんだ・・・」
シンジ「僕はアスカと一緒じゃないと帰らない」
布団「うるさい!!帰れ!!」
シンジ「嫌だ!!」
布団「わたしのこと嫌いなんでしょ!?出てってよ!!!」
シンジ「嫌いだったらこんなとこまで迎えにくるわけないだろ!」
布団「っ・・・またどうせ嘘だって言うくせに!」
シンジ「あの時はアスカの泣き顔を見て・・・自分でもわけがわからなくなってあんなこと言っちゃったんだ・・・」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:02:00.47 ID:QW9LsDZOO
布団「嘘!!」
シンジ「信じてもらえなくても仕方ない・・・でもアスカと一緒じゃなきゃ帰らないっていうのはほんとだから」
布団「出てけ!!二度と来ないで!!!」
シンジ「ごめん・・・出てくよ」
シンジ「でも家には帰らない。ずっと待ってるから」
バタン
布団「・・・・・・」
シンジ「信じてもらえなくても仕方ない・・・でもアスカと一緒じゃなきゃ帰らないっていうのはほんとだから」
布団「出てけ!!二度と来ないで!!!」
シンジ「ごめん・・・出てくよ」
シンジ「でも家には帰らない。ずっと待ってるから」
バタン
布団「・・・・・・」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:04:26.56 ID:QW9LsDZOO
ヒカリ「アスカ、わたし。入っていい?」
ガチャッ
ヒカリ「ねえなにがあったの?」
アスカ「・・・」
ヒカリ「・・・碇くん、自分が情けないって泣いてたよ?」
アスカ「・・・」
ヒカリ「アスカが来てくれるまで外で待ってるって、ほらあそこ」ガラッ
シンジ「・・・」
アスカ「どうせ・・・また嘘よ」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:08:40.60 ID:QW9LsDZOO
深夜
ヒカリ「アスカ・・・」
アスカ「・・・」
ヒカリ「碇くんずっと待ってるよ?」
外
シンジ「・・・はぁー」サスサス
アスカ「・・・」
ヒカリ「行かなくていいの?」
アスカ「・・・」
外
シンジ「・・・はぁー」サスサス
ヒカリ(なんでこの熱帯夜に息が白いんだろ・・・)
ヒカリ「アスカ・・・」
アスカ「・・・」
ヒカリ「碇くんずっと待ってるよ?」
外
シンジ「・・・はぁー」サスサス
アスカ「・・・」
ヒカリ「行かなくていいの?」
アスカ「・・・」
外
シンジ「・・・はぁー」サスサス
ヒカリ(なんでこの熱帯夜に息が白いんだろ・・・)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:12:15.69 ID:QW9LsDZOO
明け方
ヒカリ「・・・くぅ・・・」zzz
アスカ「・・・」
外
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」ガチャッ
アスカ「・・・馬鹿シンジ」
シンジ「アスカっ!」
アスカ「・・・なにやってるの?」
シンジ「あ、アスカを待ってるんだ」
アスカ「・・・」
ヒカリ「・・・くぅ・・・」zzz
アスカ「・・・」
外
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」ガチャッ
アスカ「・・・馬鹿シンジ」
シンジ「アスカっ!」
アスカ「・・・なにやってるの?」
シンジ「あ、アスカを待ってるんだ」
アスカ「・・・」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:15:29.35 ID:QW9LsDZOO
アスカ「帰って」
シンジ「いやだ」
アスカ「なら勝手にすれば・・・わたしは帰らないから」
シンジ「勝手にする・・・一週間でも一年でも待ってるから」
アスカ「・・・馬鹿じゃないの・・・炎天下のなかこんなとこ何日も突っ立ってたら死んじゃうじゃない」
シンジ「そしたら幽霊になって待つよ」
アスカ「っ・・・」
シンジ「いやだ」
アスカ「なら勝手にすれば・・・わたしは帰らないから」
シンジ「勝手にする・・・一週間でも一年でも待ってるから」
アスカ「・・・馬鹿じゃないの・・・炎天下のなかこんなとこ何日も突っ立ってたら死んじゃうじゃない」
シンジ「そしたら幽霊になって待つよ」
アスカ「っ・・・」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:19:46.81 ID:QW9LsDZOO
シンジ「それに、アスカに辛い思いさせたんだ・・・これくらい・・・うっ」フラッ
アスカ「シンジ!?」ガシッ
シンジ「ごめん・・・アスカが心配で昨日眠れなくて・・・なにも喉通らなかったからアスカが心配で・・・」
シンジ「もう大丈夫・・・ありがとう」フラフラ
アスカ「・・・馬鹿じゃないの・・・」
シンジ「ははっ・・・」
アスカ「・・・わかったわよ」
シンジ「へ?」
アスカ「シンジ!?」ガシッ
シンジ「ごめん・・・アスカが心配で昨日眠れなくて・・・なにも喉通らなかったからアスカが心配で・・・」
シンジ「もう大丈夫・・・ありがとう」フラフラ
アスカ「・・・馬鹿じゃないの・・・」
シンジ「ははっ・・・」
アスカ「・・・わかったわよ」
シンジ「へ?」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:24:04.91 ID:QW9LsDZOO
アスカ「かっ・・・帰ればいいんでしょ」
シンジ「・・・いいの?」
アスカ「あんたを許したわけじゃないから。ただ、まあこんなところで死なれたら気分悪いし・・・」
シンジ「アスカ・・・ごめんっ!」ギュッ
アスカ「なあっ!?」カァァァッ
シンジ「もうあんなひどいこと二度と言わないよ!」ギュウッ
アスカ「あ、当たり前よ・・・今度あんなこと言ったら許さないから」
シンジ「・・・いいの?」
アスカ「あんたを許したわけじゃないから。ただ、まあこんなところで死なれたら気分悪いし・・・」
シンジ「アスカ・・・ごめんっ!」ギュッ
アスカ「なあっ!?」カァァァッ
シンジ「もうあんなひどいこと二度と言わないよ!」ギュウッ
アスカ「あ、当たり前よ・・・今度あんなこと言ったら許さないから」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:28:15.34 ID:QW9LsDZOO
アスカ「ねえ馬鹿シンジ。見たい映画があるから付き合って」
シンジ「は?なに彼女面してんのさ。何様?
なんで僕がわざわざ貴重な休日をアスカの為に潰さなきゃいけないのさ。
アスカと出かけるくらいならぺんぺんの毛繕いしてたほうがマシだよ」
アスカ「~~~~っ!!」
アスカ「ぐすっ・・・えぐっ・・・」
ヒカリ(・・・痴話喧嘩する度にうち来るのやめて欲しいなぁ)
終わり
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:29:10.49 ID:QW9LsDZOO
アスカは虐められてるほうが可愛い。じゃあの。
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 01:30:14.15 ID:nd1T+ad/0
上げて落とされたのはアスカじゃなくて俺らだった
引用元: アスカ「キスしよっか」シンジ「は?」