【ゆるゆり】結衣「京子ってさ、こち亀の両さんに似てるよね」
2018-03-01
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:41:41.26 ID:+ViB72/T0
(ごらく部部室)
京子「へ?」
結衣「ワガママな所とかね」
ちなつ「あー、そうかも知れませんねー」
あかり「え?京子ちゃんが?女の子なのに」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:42:07.38 ID:+ViB72/T0
京子「私が?似てる?こち亀の両さんに?」
結衣「そうだよ。普段の行動がお前は両さんだ」
京子「何でよ!?」
あかり「どんな所が両さんなの?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:43:01.21 ID:+ViB72/T0
結衣「例えばね。唐突な行動でみんなを引っぱり回したりとか」
結衣「高速バスでいきなりみんなをコムケ会場に連れてったりね」
ちなつ「あー、ありましたねー」
あかり「うん、確かに・・・」
京子「ちょ、ちょっと待ってよ?みんなも楽しんでたじゃんか」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:44:50.66 ID:+ViB72/T0
結衣「それに、何かやらかした時に変ないいわけをする」
ちなつ「あー、そうですねー」
あかり「そうだね・・・」
京子「そんな事ないって!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:45:19.01 ID:+ViB72/T0
結衣「あと、金に汚い」
京子「どこがよ!?」
結衣「だって、この前ビットコインって儲かるらしいからみんなでやろうって」
ちなつ「あ、言ってましたね」
あかり「そうそう、言ってたー」
京子「た、ただの何気ない会話じゃんかそんなのー」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:46:04.06 ID:+ViB72/T0
結衣「そういうわけで京子。お前は両さんだ。今日から両子と呼ぼう」
京子「何だよ両子って・・・」
ちなつ「眉毛つなげないといけませんね、黒マジックで」
あかり「あと、自分のことわしって言わなきゃね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:47:52.66 ID:+ViB72/T0
京子「・・・じゃあ、結衣は大原部長だ」
結衣「え?私が?何で?」
京子「だって、すーぐ怒って私の頭叩いたりするしさー」
結衣「だ、だからそれはお前が・・・」
ちなつ「何言ってるんですか。結衣センパイが大原部長なんて、全然イメージと違いますよ」
あかり「結衣ちゃんはそんなに怒らないよー」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:49:07.56 ID:+ViB72/T0
京子「そんで、ちなちゅは麗子!」
結衣「あからさまにえこひいきだな・・・」
ちなつ「ちなちゅ言わないで下さい」
あかり「あ、けど結構イメージあるかもー」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:49:36.16 ID:+ViB72/T0
京子「そんで、あかりは・・・」
あかり「わぁ、誰誰?」
京子「ほら、誰だっけあのほら・・・。うーん、名前が出てこないけどその人」
あかり「せめて名前を思い出せる人にしようよ!?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:50:07.34 ID:+ViB72/T0
京子「これなら、私達でこち亀ごっこできるかもねー。私が両さんってのは納得できないけどさ」
結衣「私は大原部長役なんてやだぞ」
ちなつ「そうですよ。結衣センパイなら中川役ですよ」
あかり「ね、ねぇ、あかりは誰役なの?」
京子「おい麗子!お茶を持って来い!」
ちなつ「自分でいれてください」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:50:37.51 ID:+ViB72/T0
京子「ちぇーっ、いいじゃんかお茶くらいいれてくれたっ・・・」
部長「そうだぞ両津。自分で飲むお茶ぐらい自分でいれんか」
京子「・・・は?」
麗子「そうよ両ちゃん。私は両ちゃんのお茶汲み係じゃないんだから」
京子「えっ・・・」
中川「そうですよ先輩。麗子さんはいま書類作成で忙しいんですから」
京子「ちょっ・・・」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:51:07.23 ID:+ViB72/T0
京子「ちょ、ちょっと待って、何これどうなってるの?」
部長「どうしたんだ両津?」
麗子「様子が変よ?」
中川「何か悪い物でも食べたんですか?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:53:34.87 ID:+ViB72/T0
京子「わ、私は両津じゃなくて!あれ?ここどこ?部室にいたと思ったのに・・・」
部長「どうやら、このバカはついに自分が誰だかわからなくなったらしいな」
麗子「両ちゃん、大丈夫?」
中川「先輩、どこか具合でも悪いんですか?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:56:15.87 ID:+ViB72/T0
京子「えー・・・一体どうなってんの・・・?」
部長「ほらいつまでもふざけとらんで。巡回に行く時間だぞ両津」
麗子「ええそうよ、両ちゃん」
中川「体調が悪いなら交代しましょうか?」
京子「いや大丈夫だけどさ、えー・・・私が、両さん・・・?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:57:00.60 ID:+ViB72/T0
部長「ま、どうせお前の事だからサボッてパチ〇コにでも行くんだろうが」
麗子「両ちゃん、絶対にパチ〇コに行っちゃ駄目よ?」
中川「そうですよ先輩。絶対に絶対ですからね?」
京子「それは、パチ〇コに行けって言ってるようにしか聞こえませんが・・・」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 23:57:28.82 ID:+ViB72/T0
京子「ま、まぁとにかく、巡回に行きゃいいんですね?じゃ、行ってきます・・・」
部長「サボッたら減給だからな、両津」
麗子「気をつけてね、両ちゃん」
中川「行ってらっしゃい、先輩」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 00:07:30.67 ID:FmUmFOFP0
(路上)
京子「えー・・・これって、どういう事・・・?」
京子「私、さっきまでみんなと一緒に部室に居たよな・・・?」
京子「気がついたら、どっかで見た派出所にいて、みんな私を両津とか両ちゃんって」
京子「私のこと、こち亀の両さん扱いしてくる・・・。こういう事って、あるもんなの?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 00:11:24.39 ID:FmUmFOFP0
京子「・・・いや、深く考えるのはよそう!よくある事なんだ、きっと!」
京子「結衣が変な話したせいだな!うん!」
京子「・・・それにしても、巡回って退屈なもんだなー。ただ歩いてるだけだし」
京子「事件なんて、そうそう起こるもんでもないし・・・。ん?」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 00:23:47.92 ID:FmUmFOFP0
京子「あんな所に、パチ〇コ屋が・・・」
京子「どうする?行っちゃう?行ったことないし。それにみんな前フリしてたし」
京子「そうだな!折角だから行ってみよう!今の私は両さんだから!」
京子「両さんは、いつもサボッてパチ〇コするからね!」
ガー…
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 12:05:39.16 ID:FmUmFOFP0
(パチ〇コ・ビット店内)
京子「へー、パチ〇コ屋ってこんななんだー・・・」
客「おっ、両さん。仕事サボッてパチ〇コかい?」
京子「へ?い、いや、ちょっと覗きに来ただけっていうか・・・」
客「ここの隣の台、出そうだよ」
京子「マジで?じゃ、やってみる!」
京子「・・・所でこれ、どうやって遊ぶの?」
客「何だ、やり方忘れちまったのか?仕方ないな。ほらここにお金を入れて・・・」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 12:06:36.26 ID:FmUmFOFP0
(30分後)
京子「うお、ねぇこれ当たり?当たり?」チーンジャラジャラ…
客「ああ、大当たりだよ。今日はツイてるね両さん」
京子「いやー、パチ〇コって楽しいな!両さんもハマるわけだわ!」
客「両さんはアンタじゃないか・・・」
京子「おっと、いけね」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 12:07:19.87 ID:FmUmFOFP0
(2時間後)
京子「いやー、大漁大漁!景品いっぱい貰っちゃった!」
客「良かったね、両さん」
京子「・・・所で、表にBって彫ってあるコインも貰ったんだけど。これははなに?」
客「ああ、それは(パチ〇コ)ビット(の景品交換用)コインだよ」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 12:08:12.54 ID:FmUmFOFP0
京子「え!?ビットコイン!?これが!?」
客「そうだよ」
京子「もしかして、これお金になんの!?」
客「あたり前じゃないか」
客「ただし、人に売ったりしたら法律違反・・・って、両さんならわかってるか」
京子「大もうけのチャンスだ、こうしちゃいられねぇ!」ダッ
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 12:19:11.00 ID:FmUmFOFP0
(路上)
京子「さーさー皆さん、今話題のビットコイン!ビットコインですよ、そこのあなた、お一ついかが?」
通行人1「え、び、ビットコインだって?」
通行人2「これが、噂のビットコインか・・・」
通行人3「実物を見るのは、初めてだ・・・」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 13:47:35.88 ID:FmUmFOFP0
通行人1「ちなみに、一ついくら?」
京子「え?えーと・・・。1つ1000円でいいや」
通行人2「えっ?そ、そんな安く買えるの?ビットコインって、確か100万円くらいするんじゃ・・・」
通行人3「これは、とんでもなくお買い得だ!」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 13:49:54.30 ID:FmUmFOFP0
通行人1「よし買った、3つくれ!」
通行人2「俺にもくれ!」
通行人3「俺は5つ買おう!」
京子「毎度ありー!いやー、さすがはビットコイン!大もうけだ!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 14:22:02.17 ID:FmUmFOFP0
京子「こんなちゃちいコインが、1000円で飛ぶように売れるなんて・・・」
京子「そうだ、こんなの材料さえあればいくらでも自作できんだろ!」
京子「よーし、稼いだお金で材料を買って、それをまた売れば大もうけ・・・」ニシシ
「両津」
京子「あ、はいまいど!今話題のビットコイン、1つ1500円で・・・」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/25(日) 14:22:49.75 ID:FmUmFOFP0
部長「いつまでたっても帰ってこんと思ったら、一体ここで何をしておるんだ・・・?」ピクピク
京子「げっ!?大原部長!?」
麗子「みんなに何を売ってるの?」
中川「パチ〇コ屋の景品交換用コインに見えますが・・・」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 18:28:27.99 ID:ocuKza760
部長「両津!路上で勝手にものを売ったらいかんのだぞ、このバカモンが!しかもパチ〇コ屋のコインを!」
京子「へ?い、いやこれはその・・・」
京子「道端にコインを並べてたら、みんなが勝手にお金と引き換えに持ってっちゃって」
京子「ひどいですよね?こらみんな!返せ私のコインを!」
部長「ぐぬぬ・・・」ピクピク
中川「下手な言い訳を・・・」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 18:29:25.52 ID:ocuKza760
部長「この大ばかもの!警察官が仕事中にパチ〇コのコインを路上で売りさばくなぞ、言語道断!」
部長「その根性を、今からわしが剣道場で叩き直してやる!さあ来い!」グイ
京子「うえぇーーっ!?ちょ、ちょっと待って、勘弁してよ!?」
中川「これは、みっちりしごかれるね・・・」
麗子「まさに自業自得ね!」
「・・・京子、京子!」
「京子センパイ!」
「京子ちゃん!」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 19:52:21.18 ID:ocuKza760
(公園)
京子「う、うーん、ちょっと待って、勘弁してってば・・・はっ!?」
結衣「京子!ふぅ、良かった、気がついた・・・」
ちなつ「何だかうなされてましたけど。大丈夫ですか?」
あかり「京子ちゃん、大丈夫?どっか痛くない?」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 19:53:05.25 ID:ocuKza760
京子「あ、あれ?ここどこ?私、さっきまで確か・・・」
結衣「車に轢かれそうになったんだよ。コムケの会場に向かう途中に」
ちなつ「京子センパイ、左右の確認もしないで道路渡ろうとするんですから」
あかり「危ない所だったよねー」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 19:54:42.60 ID:ocuKza760
結衣「それで、とっさにお巡りさんが飛び出して京子の事助けてくれて・・・」
京子「へ?そ、そうだったんだ」
ちなつ「意識を失ってましたけど。軽く頭を打っただけみたいだからしばらく様子を見なさいって」
あかり「だから、近くの公園のベンチに寝かせてたんだよー」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 19:56:06.62 ID:ocuKza760
京子「そうなんだ・・・。そんで、そのお巡りさんは?」
結衣「え?ああ、名乗るほどの者じゃないって言って、そのまま行っちゃったよ」
ちなつ「その人に感謝しないといけませんよ?」
あかり「そうだよ京子ちゃん。本当に危ない所だったんだから」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 20:03:49.32 ID:ocuKza760
京子「えー?でも名前もわかんないんじゃ感謝のしようがないじゃん」
結衣「だから、お前は自分の行為を反省してちょっとはそのお巡りさんに感謝の気持ちを・・・」
ちなつ「そうですよ、京子センパイ」
あかり「お巡りさんの名前、聞いておけば良かったねー」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 20:07:03.62 ID:ocuKza760
京子「・・・よーし、じゃ、こうしよっか」
結衣「ん?どうするんだ京子?」
ちなつ「何をする気ですか?」
あかり「何かいい考えでもあるの?」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 20:10:36.89 ID:ocuKza760
(亀有公園前派出所)
両津「おー、イテテ・・・」
麗子「どうしたの両ちゃん?腕にすり傷なんか作って」
中川「何かあったんですか?」
両津「ああ、巡回中に中学生くらいの女の子が車に轢かれそうになってな!」
両津「とっさに飛び出してかばったんだが・・・。その時にすりむいたんだ」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 20:11:35.75 ID:ocuKza760
麗子「え?両ちゃんが?女の子にチカンしようとして引っかかれたんじゃなくて?」
中川「先輩、いくらモテないからって、まさか女子中学生に手を・・・」
両津「こ、こら!人を変質者みたく言うな!」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 20:23:53.45 ID:ocuKza760
麗子「両ちゃん、くれぐれも新聞には載らないようにね?」
中川「ええ。最近はちょっとした不祥事もすぐ新聞に載ったりしますから」
両津「う、うーむ本当に女の子を助けたのに・・・」
部長「みんな、ちょっとテレビを見てみろ」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 20:25:22.48 ID:ocuKza760
中川「あ、部長」
麗子「どうかしたんですか?」
部長「今からローカルニュースをやるからな、とくに両津!お前はしっかり見るように!」
両津「何なんですか一体・・・」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 20:56:37.07 ID:ocuKza760
テレビ「・・・えー、今日の午後1時ごろ、路上で車に轢かれそうになっていた女子中学生を」
テレビ「通りがかった警察官が、危険もかえりみず車の前に飛び出して救けたとのニュースが入りました」
テレビ「その警察官は名前も告げずに去ったそうで、感謝のメッセージが警視庁に届けられ・・・」
麗子「すごいわね、車の前に飛び出して助けたの?」
中川「中々できる事じゃありませんね・・・」
部長「ああ、見上げたものだ。署のイメージアップになると署長も喜んでたぞ」
両津「おお!これはさっきの・・・」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 20:57:49.36 ID:ocuKza760
両津「あの子、気がついたんだな?いやー、良かった・・・」
部長「体を張って人を助け、かといって恩を着せるでもなく名も告げずに謙虚に去っていく・・・」
部長「うーん、まさに警察官の鑑だ。わしらも見習わんとな」
麗子「ええ、そうですね」
中川「本当に立派な方ですね」
両津「え?い、いやぁ、それほどでも・・・」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 21:31:30.26 ID:ocuKza760
両津「ね、ねぇ部長!その中学生の女の子助けたの、実はわしなんですよ!」
部長「そんなわけないだろうが・・・」
麗子「そうよ両ちゃん。人の手柄を横取りしようなんて」
部長「同じ警察官とは思えんな!」
両津「本当なんですよ!?」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 21:32:56.78 ID:ocuKza760
部長「それに大体な両津、お前が人助けなんかしようものならさんざん恩に着せるだろうに」
麗子「両ちゃんならお金を請求しそうね」
中川「ええ、全く」
両津「ほ、本当なんですって!うーむ参ったな、誰も信じてくれん・・・」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 22:31:27.59 ID:ocuKza760
(数日後、ごらく部の部室)
京子「やー、結局私を助けてくれたお巡りさんの正体はわかんなかったねー」
結衣「ああ、きっと謙虚な人なんだよ」
ちなつ「周りから尊敬されてる、立派なお巡りさんかも知れませんね」
あかり「けどメッセージは届いたよね、きっと」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 23:01:43.04 ID:ocuKza760
京子「それより!見てよコレ」ジャラジャラ
結衣「ん?何だそのコイン」
京子「私が材料買ってきて、自分で作ったんだー。その名も京子コイン!」
ちなつ「何するんですか、そんなもの?」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 23:05:30.64 ID:ocuKza760
京子「これを、インターネットとかで売る!」
結衣「売れるのかよ、そんなもん」
京子「うんたぶん。何とかコインとか流行ってるし」
あかり「適当すぎない!?」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 23:08:10.60 ID:ocuKza760
京子「みんなもどう?1枚1000円!」
結衣「金に、汚い・・・。やっぱり京子って」
ちなつ「こち亀の、両さんに似てますね・・・」
あかり「そうだね・・・」
終わり
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 23:09:05.00 ID:ocuKza760
以上でした
読んでくれた方ありがとうございました
読んでくれた方ありがとうございました
引用元: 【ゆるゆり】結衣「京子ってさ、こち亀の両さんに似てるよね」
[ゆるゆり]結衣「3月31日」
2018-02-12
2: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 22:22:05.09 ID:WJAax+U/0
結衣の部屋
結衣「暇だなぁ」
結衣「しかし、京子もあかりもちなつちゃんも電話にでないなんて珍しいな」
結衣「このゲームも全面クリアしたし、この本も読み飽きたし、何しよう」
結衣「暇だなぁ」
結衣「しかし、京子もあかりもちなつちゃんも電話にでないなんて珍しいな」
結衣「このゲームも全面クリアしたし、この本も読み飽きたし、何しよう」
3: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 22:27:38.47 ID:WJAax+U/0
結衣「部屋の掃除でもするか」
1時間後
結衣「終わっちゃったよ……」
結衣「本当に暇だな」
結衣「相変わらず誰も電話にでないし」
結衣「なんか眠いな……昨日遅くまで京子と電話してたからかな」
結衣「昼寝でもしよう」
1時間後
結衣「終わっちゃったよ……」
結衣「本当に暇だな」
結衣「相変わらず誰も電話にでないし」
結衣「なんか眠いな……昨日遅くまで京子と電話してたからかな」
結衣「昼寝でもしよう」
4: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 22:33:44.43 ID:WJAax+U/0
結衣「zzz……」
結衣 パチッ「うぐぐ……よく寝た……」
結衣「あれ、もう外が真っ暗だ……カーテン閉めないと」
結衣「って、ん?」
結衣「何で床がコンクリートなんだ?」
結衣 パチッ「うぐぐ……よく寝た……」
結衣「あれ、もう外が真っ暗だ……カーテン閉めないと」
結衣「って、ん?」
結衣「何で床がコンクリートなんだ?」
5: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 22:38:03.85 ID:WJAax+U/0
結衣「布団もない……ベッドもない……」
結衣「なんなんだこれは……」
パチッ
結衣「あ……電気がついた」
結衣「え…京子?」
結衣「なんなんだこれは……」
パチッ
結衣「あ……電気がついた」
結衣「え…京子?」
6: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 22:45:23.60 ID:WJAax+U/0
結衣「あかりも、ちなつちゃんもいる…!」
そこにはぐったりした様子の京子とあかり、ちなつがいた
結衣「おい京子!大丈夫か!?」ユサユサ
京子「」
結衣「京子!京子!」
京子「ムニャムニャ……ラムレーズン……」
結衣「」
そこにはぐったりした様子の京子とあかり、ちなつがいた
結衣「おい京子!大丈夫か!?」ユサユサ
京子「」
結衣「京子!京子!」
京子「ムニャムニャ……ラムレーズン……」
結衣「」
7: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 22:52:08.88 ID:WJAax+U/0
ちなつ「…結衣…先輩?」
結衣「ちなつちゃん!大丈夫!?」
ちなつ「ここは……どこですか?」
結衣「分からない……部屋で昼寝をしていて、気づいたらここにいたんだ。もしかして、ちなつちゃんも同じ?」
ちなつ「はい、寝ていたら突然……」
ちなつ「京子先輩に、あかりちゃんもいますね…」
結衣「これはなんなんだろう……」
結衣「ちなつちゃん!大丈夫!?」
ちなつ「ここは……どこですか?」
結衣「分からない……部屋で昼寝をしていて、気づいたらここにいたんだ。もしかして、ちなつちゃんも同じ?」
ちなつ「はい、寝ていたら突然……」
ちなつ「京子先輩に、あかりちゃんもいますね…」
結衣「これはなんなんだろう……」
8: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 23:00:57.14 ID:WJAax+U/0
あかり パチッ「フワァ~、おはよー」
結衣「あかり!」
あかり「どしたのy…結衣ちゃん!?ちなつちゃんも!?」
結衣「京子もいるぞ」
ちなつ「あかりちゃん、何か知らない?」
あかり「知らないって、何を?」
ちなつ「いや、だからここについて」
あかり「え、こk………ちょっと待って!ここあかりの部屋と違う!?」
結衣・ちなつ(今気づいたか……)
結衣「あかり!」
あかり「どしたのy…結衣ちゃん!?ちなつちゃんも!?」
結衣「京子もいるぞ」
ちなつ「あかりちゃん、何か知らない?」
あかり「知らないって、何を?」
ちなつ「いや、だからここについて」
あかり「え、こk………ちょっと待って!ここあかりの部屋と違う!?」
結衣・ちなつ(今気づいたか……)
9: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 23:06:03.74 ID:WJAax+U/0
あかり「あかり何も知らないよぉ」
結衣「そうか……」
ちなつ「とりあえず京子先輩を起こしましょう」
結衣「そうだな」
あかり「そうだね」
結衣・ちなつ・あかり「起きろ京子(先輩)~!」
京子「」
結衣「起きない……」
京子「………何ぃ~」
結衣「そうか……」
ちなつ「とりあえず京子先輩を起こしましょう」
結衣「そうだな」
あかり「そうだね」
結衣・ちなつ・あかり「起きろ京子(先輩)~!」
京子「」
結衣「起きない……」
京子「………何ぃ~」
10: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 23:17:58.81 ID:WJAax+U/0
京子「ん……ん?なんだこれ?どういう状況?」
結衣「わたしたちも分からない……」
京子「みんな分からないのか……」
結衣「わたしたちも分からない……」
京子「みんな分からないのか……」
11: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 23:25:56.19 ID:WJAax+U/0
結衣「部屋にはドアが二つ……」
ちなつ「金庫みたいで、頑丈そうですね」コンコン
あかり「あかりたち、出られないのかな……?」
京子「部屋がコンクリート打ちっぱなしだから寒い」
ガチャガチャ
結衣「やっぱり開かない……」
京子「こっちも開かない」
ちなつ「本当にもうここから出られないのかな……」
ちなつ「金庫みたいで、頑丈そうですね」コンコン
あかり「あかりたち、出られないのかな……?」
京子「部屋がコンクリート打ちっぱなしだから寒い」
ガチャガチャ
結衣「やっぱり開かない……」
京子「こっちも開かない」
ちなつ「本当にもうここから出られないのかな……」
12: ◆ossIyKFqYI 2018/02/10(土) 23:56:13.24 ID:WJAax+U/0
ギィ……
あかり「ドアが開いた!?」
ガシャン!
あかり「部屋のドアが開いたよ!」
ちなつ「これで帰れるかな……」
京子「やっとか……」
結衣「まずは部屋から出てみよう!」
あかり「ドアが開いた!?」
ガシャン!
あかり「部屋のドアが開いたよ!」
ちなつ「これで帰れるかな……」
京子「やっとか……」
結衣「まずは部屋から出てみよう!」
13: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 00:01:10.36 ID:DfyRpcLJ0
ちなつ「部屋の外、暗い……」
あかり「あかり怖いよぉ」
結衣「大丈夫だよ。4人でいれば」
京子「とりあえず行ってみよう」
廊下
結衣「部屋じゃなくて廊下なのか」
あかり「あかり怖いよぉ」
結衣「大丈夫だよ。4人でいれば」
京子「とりあえず行ってみよう」
廊下
結衣「部屋じゃなくて廊下なのか」
14: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 00:06:58.28 ID:DfyRpcLJ0
京子「お、窓だ」
ちなつ「見てみましょう」
ジーッ
京子・ちなつ「」
結衣「あれ、どうした2人共……っておお、窓だ」
あかり「2人共食い入るように見ているけど、何があるんだろう…?」
結衣・あかり「これは……」
結衣「昔の私達?」
ちなつ「見てみましょう」
ジーッ
京子・ちなつ「」
結衣「あれ、どうした2人共……っておお、窓だ」
あかり「2人共食い入るように見ているけど、何があるんだろう…?」
結衣・あかり「これは……」
結衣「昔の私達?」
15: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 00:17:58.46 ID:DfyRpcLJ0
窓の外には、小学校の頃の結衣、京子、あかりにちなつ、さらには綾乃や千歳、松本会長の姿まで見える。さらに奥には幼稚園に通っていた頃や、小学校低学年の頃のゆるゆりメンバーもいて、結衣だけで少なくとも5人はいそうだ。
結衣「なんだこれは……」
京子「怖い……」
あかり・ちなつ「」
結衣「とっ……とりあえず先へ行こう」
結衣「なんだこれは……」
京子「怖い……」
あかり・ちなつ「」
結衣「とっ……とりあえず先へ行こう」
16: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 00:25:44.45 ID:DfyRpcLJ0
結衣「うぅ……足が震える」
結衣「本当にさっきの光景はなんだったんだ?」
京子・あかり・ちなつ「」スタスタ
結衣「またドアがあるぞ」
ちなつ「ここに入るしか無さそうですね。」
京子「また部屋か?」
あかり「あ、あかり怖いよぉ……」
京子「私達がついてるから、あかり。大丈夫」
結衣「開けるよ……」
ガシャン
結衣「本当にさっきの光景はなんだったんだ?」
京子・あかり・ちなつ「」スタスタ
結衣「またドアがあるぞ」
ちなつ「ここに入るしか無さそうですね。」
京子「また部屋か?」
あかり「あ、あかり怖いよぉ……」
京子「私達がついてるから、あかり。大丈夫」
結衣「開けるよ……」
ガシャン
17: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 00:31:34.52 ID:DfyRpcLJ0
キィーーーー
結衣「やっぱり真っ暗だな」
結衣「声がよく響くなあ。さっきの部屋より広そう」
京子「私達も入るよ」
あかり・ちなつ「」ソローリ
京子「なんか臭うなあ…」
キィーーーーバタン
あかり「ド、ドアが閉まった……」
結衣「やっぱり真っ暗だな」
結衣「声がよく響くなあ。さっきの部屋より広そう」
京子「私達も入るよ」
あかり・ちなつ「」ソローリ
京子「なんか臭うなあ…」
キィーーーーバタン
あかり「ド、ドアが閉まった……」
18: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 00:40:56.11 ID:DfyRpcLJ0
パチッ
結衣「お、電気がついた」
あかり「ぁ…あれは……」
結衣・京子・ちなつ「へっ?」
結衣・京子・あかり・ちなつ「……」振り返る
結衣・京子・あかり・ちなつ「ヒッ……」
結衣・京子・あかり・ちなつ「ギヤァァァァァァァァァァァァァァ」
ちなつ「いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ」ドアガチャガチャ
あかり「」チーン
結衣「うああああ、あああ、助けて助けて助けて助けて」ジタバタ
京子「嘘だ………………ぁぁ、あはは」
結衣「お、電気がついた」
あかり「ぁ…あれは……」
結衣・京子・ちなつ「へっ?」
結衣・京子・あかり・ちなつ「……」振り返る
結衣・京子・あかり・ちなつ「ヒッ……」
結衣・京子・あかり・ちなつ「ギヤァァァァァァァァァァァァァァ」
ちなつ「いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ」ドアガチャガチャ
あかり「」チーン
結衣「うああああ、あああ、助けて助けて助けて助けて」ジタバタ
京子「嘘だ………………ぁぁ、あはは」
19: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 00:52:20.21 ID:DfyRpcLJ0
彼女らの前にあったもの、それは屍の山であった。高く無造作に積み上げられた屍は、綾乃や千歳、櫻子、向日葵、果ては楓やあかねまで、ゆるゆりのごらく部メンバー以外の登場人物全員のものであった。
結衣「はぁ、はぁ、はぁ」
京子「」グスッ
ツーーーー
ガチャ
??「やあ、ごらく部のみなさん。」
結衣「どこに……?」
??「放送だよ放送」
結衣「誰……?」
??「ん、私かい?」
??「まあ……強いて言うならこの世界の支配者ってとこだな」
結衣「はぁ、はぁ、はぁ」
京子「」グスッ
ツーーーー
ガチャ
??「やあ、ごらく部のみなさん。」
結衣「どこに……?」
??「放送だよ放送」
結衣「誰……?」
??「ん、私かい?」
??「まあ……強いて言うならこの世界の支配者ってとこだな」
20: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 01:01:50.84 ID:DfyRpcLJ0
??「ほら、みんなもこの世界が漫画『ゆるゆり』の世界で、サ●エさん方式だってことは知ってるだろ?」
??「そこんとこの管理をしてるんだよ」
京子「これは…みんな……」
??「ん?あ、これは全部僕がやったよ。いやごめんね。他に置場所無くてさ」
結衣「…………許さない」
??「まあまあ落ち着いて。あかりちゃん白目剥いたままだよ?」
あかり「」チーン
京子「あ、あかり…大丈夫か?」
??「ちょっとヤバそうだけど、話続けるねー」
??「そこんとこの管理をしてるんだよ」
京子「これは…みんな……」
??「ん?あ、これは全部僕がやったよ。いやごめんね。他に置場所無くてさ」
結衣「…………許さない」
??「まあまあ落ち着いて。あかりちゃん白目剥いたままだよ?」
あかり「」チーン
京子「あ、あかり…大丈夫か?」
??「ちょっとヤバそうだけど、話続けるねー」
21: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 01:09:20.17 ID:DfyRpcLJ0
??「まあ流石に分かってると思うんだけど、」
ちなつ「もしかして私達も……」
??「お、大正解!鋭いねぇー」
結衣「嘘だろ………」
??「はい、あなたたちにもこの屍の山に加わってもらいまーす」
あかり「い……やめて……」
??「お、あかりちゃん復活してる」
京子「」ソウハク
??「京子ちゃんの絶望顔はレアだね~まあ毎年見てるけど」
結衣「毎年……?」
??「あ、これ毎年やってんのよ」
ちなつ「もしかして私達も……」
??「お、大正解!鋭いねぇー」
結衣「嘘だろ………」
??「はい、あなたたちにもこの屍の山に加わってもらいまーす」
あかり「い……やめて……」
??「お、あかりちゃん復活してる」
京子「」ソウハク
??「京子ちゃんの絶望顔はレアだね~まあ毎年見てるけど」
結衣「毎年……?」
??「あ、これ毎年やってんのよ」
22: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 01:20:53.66 ID:DfyRpcLJ0
??「さっきも言いかけたんだけどさ、ゆるゆりってサ●エさん方式じゃん?あれ高校入ったら百合がゆるくなくなるかららしいけど」
??「で、これ実は登場人物には毎年交代してもらってるんだよね」
結衣・京子・あかり・ちなつ「」ポカーン
??「廊下から見えたでしょ?クローン工場」
結衣「あれが……」
??「まあ君たちもあそこの出身なわけだけど。あれ一から育てるの結構手間なんだぜ?」
ちなつ「でも私達には昔の記憶がありますが……」
??「ああ、それは毎年バックアップとってるからな。さすがに毎年記憶までリセットしてたら話にならねえし。」
??「で、これ実は登場人物には毎年交代してもらってるんだよね」
結衣・京子・あかり・ちなつ「」ポカーン
??「廊下から見えたでしょ?クローン工場」
結衣「あれが……」
??「まあ君たちもあそこの出身なわけだけど。あれ一から育てるの結構手間なんだぜ?」
ちなつ「でも私達には昔の記憶がありますが……」
??「ああ、それは毎年バックアップとってるからな。さすがに毎年記憶までリセットしてたら話にならねえし。」
23: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 01:34:41.45 ID:DfyRpcLJ0
??「まあそんなわけでみんなに屍になってもらうのは既定事項だから」
??「夜中の0時ジャストに毒ガス噴射するから、それまでの時間楽しんでね。」
??「あ、みんなの家にはもう今年度の分送ってあるから大丈夫だよー」
結衣「京子………」
ちなつ「あと1時間……」
あかり「やだよぅ………」
京子「」バッ
京子「最期も、笑っていこうよ」
京子「ほら、結衣笑え」グニュ
結衣「ふふっ」
京子「チナチュも」グニョーン
ちなつ「や…やめてくださいっ」
京子「最後ぐらいやらせてくれよ~」グニョリーン
京子「じゃあみんなで~」
あかり「最後ぐらい忘れないでぇぇ」
??「夜中の0時ジャストに毒ガス噴射するから、それまでの時間楽しんでね。」
??「あ、みんなの家にはもう今年度の分送ってあるから大丈夫だよー」
結衣「京子………」
ちなつ「あと1時間……」
あかり「やだよぅ………」
京子「」バッ
京子「最期も、笑っていこうよ」
京子「ほら、結衣笑え」グニュ
結衣「ふふっ」
京子「チナチュも」グニョーン
ちなつ「や…やめてくださいっ」
京子「最後ぐらいやらせてくれよ~」グニョリーン
京子「じゃあみんなで~」
あかり「最後ぐらい忘れないでぇぇ」
24: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 01:42:15.07 ID:DfyRpcLJ0
京子「チナチュ~」グニョーン
ちなつ「やめてくださいっ」
京子「最後ぐらいいいじゃーん」グニョリーン
京子「よし!じゃあみんなで~」
あかり「最後ぐらい忘れないでぇぇ」
ーーーー
結衣「もうあと2分だな」
京子「諸君!たとえ我々が地獄の果てへ落ちようとも、ごらく部は永遠に不滅である!」
ちなつ「私地獄へ落ちるようなことしてないです」
ちなつ「やめてくださいっ」
京子「最後ぐらいいいじゃーん」グニョリーン
京子「よし!じゃあみんなで~」
あかり「最後ぐらい忘れないでぇぇ」
ーーーー
結衣「もうあと2分だな」
京子「諸君!たとえ我々が地獄の果てへ落ちようとも、ごらく部は永遠に不滅である!」
ちなつ「私地獄へ落ちるようなことしてないです」
25: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 01:49:27.95 ID:DfyRpcLJ0
京子「いや、私の愛情に対しての裏切り行為が複数回」
ちなつ「あれはセクハラですよ!」
結衣「」ツーーーーッ
あかり「結衣ちゃん泣いてる……」
結衣「ご、ごめん!なんか……」
京子「」ユイダキッ
結衣「!?」
京子「無理しないでよ」ツーーーーッ
結衣「それは京子だろ」グスッ
ちなつ「私の結衣先輩が……」グスン
あかり「ちなつちゃんも泣いてる」グシッ
結衣「ああ、もう時間だ」
ちなつ「あれはセクハラですよ!」
結衣「」ツーーーーッ
あかり「結衣ちゃん泣いてる……」
結衣「ご、ごめん!なんか……」
京子「」ユイダキッ
結衣「!?」
京子「無理しないでよ」ツーーーーッ
結衣「それは京子だろ」グスッ
ちなつ「私の結衣先輩が……」グスン
あかり「ちなつちゃんも泣いてる」グシッ
結衣「ああ、もう時間だ」
26: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 01:55:59.15 ID:DfyRpcLJ0
京子「じゃあみんな」
京子・結衣・あかり・ちなつ「また明日!」
プシューーーーーーー
京子「ゲホゲホ」
ちなつ「ウゲッ」バタン
あかり「う…ウググ……」バタ
結衣「………」ガクン
京子(結衣………)「ゲゴゲゴ、ヒュゥゥ」
京子「s…………グゲッ」バタ
プシューーーーーーー……………
ーーーー
京子・結衣・あかり・ちなつ「また明日!」
プシューーーーーーー
京子「ゲホゲホ」
ちなつ「ウゲッ」バタン
あかり「う…ウググ……」バタ
結衣「………」ガクン
京子(結衣………)「ゲゴゲゴ、ヒュゥゥ」
京子「s…………グゲッ」バタ
プシューーーーーーー……………
ーーーー
27: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 02:01:07.50 ID:DfyRpcLJ0
ーー4月1日、午前10時30分ーー
結衣「今日から新年度かぁ……」
結衣「実感湧かないなぁ」ピンポーン
結衣「どうせ京子だろ」
結衣 ピッ「山」
京子「川」
ガチャ
京子・あかり・ちなつ
「おはよう(ございます)!!」
ーー完ーー
結衣「今日から新年度かぁ……」
結衣「実感湧かないなぁ」ピンポーン
結衣「どうせ京子だろ」
結衣 ピッ「山」
京子「川」
ガチャ
京子・あかり・ちなつ
「おはよう(ございます)!!」
ーー完ーー
28: ◆ossIyKFqYI 2018/02/11(日) 02:02:59.89 ID:DfyRpcLJ0
これにて完結です。読んでくれた方(居たのかな……)ありがとうございました!ゆるゆり最高。
引用元: [ゆるゆり]結衣「3月31日」
向日葵「杉浦先輩!櫻子の事で相談があります!」綾乃「短篇集よ!」
2018-02-11
1: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:26:55.39 ID:rfHcYEGi0
①向日葵「櫻子がバレンタインでチョコを……」綾乃「……そう」
向日葵「その相談があるのですが……、今お時間の方よろしいでしょうか?」
綾乃「え? 大丈夫だけど、どうかしたの?」
向日葵「実は櫻子が……その……」
綾乃「大室さんが?」
向日葵「櫻子がチョコレートを作っているみたいで!」
綾乃「大室さんがチョコを?」
向日葵「はい、今朝撫子さんが 「櫻子がチョコレートを作ってるんだ。何度も失敗してさ。まったく頑張っちゃって……。一体誰の為に頑張ってるんだろうね」ニヤッ と」
綾乃「へぇー。それはバレンタインが楽しみね」
向日葵「……」
綾乃「ん? 古谷さん? どうかしたの? 私の顔をジーっと……怖い顔をして……」
向日葵「……ま、まさか、櫻子がチョコをプレゼントするのは杉浦先輩!??!?」
綾乃「へ? い、いやいや。どう考えても私じゃないでしょ!」
向日葵「その相談があるのですが……、今お時間の方よろしいでしょうか?」
綾乃「え? 大丈夫だけど、どうかしたの?」
向日葵「実は櫻子が……その……」
綾乃「大室さんが?」
向日葵「櫻子がチョコレートを作っているみたいで!」
綾乃「大室さんがチョコを?」
向日葵「はい、今朝撫子さんが 「櫻子がチョコレートを作ってるんだ。何度も失敗してさ。まったく頑張っちゃって……。一体誰の為に頑張ってるんだろうね」ニヤッ と」
綾乃「へぇー。それはバレンタインが楽しみね」
向日葵「……」
綾乃「ん? 古谷さん? どうかしたの? 私の顔をジーっと……怖い顔をして……」
向日葵「……ま、まさか、櫻子がチョコをプレゼントするのは杉浦先輩!??!?」
綾乃「へ? い、いやいや。どう考えても私じゃないでしょ!」
2: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:29:29.03 ID:rfHcYEGi0
向日葵「じゃあ、誰なんですの!? 櫻子がチョコをプレゼントする相手なんて他に……ま、まさか吉川さんに!? そういえば単行本最新刊で二人っきりでデートに!」
綾乃「はぁ……違うと思うわ。……うーん、そうね。古谷さんよく考えてみて」
向日葵「え?」
綾乃「大室さんだったら、失敗が続いたらすぐに古谷さんを頼ると思うの。でも、今回のチョコ作りは古谷さんに頼らずに作ってるんでしょ? それはなぜかしら?」
向日葵「そ、そういわれると。撫子さんは『何度も失敗して』と言ってましたわ。そういう時はいつも私を頼ってくれるのに……」
綾乃「うん、そうそう。そういう事…………って、古谷さん!? なんで泣いているの!?」
向日葵「うっ……うぅ……櫻子に頼ってもらえないなんて……私嫌われちゃったんですのね……」
綾乃「違うでしょ! 古谷さんにプレゼントしたいからでしょ!」
向日葵「------へ?」
綾乃「古谷さんにプレゼントしたいから、びっくりさせたいから、喜んで欲しいから古谷さんに頼れないんだと思うわ」
向日葵「な、なるほど……確かに。なるほど」
綾乃「ふふっ。よかったわね。楽しいバレンタインになりそうね」
向日葵「櫻子は私にバレンタインチョコをプレゼントしたい……と」
向日葵「まったく櫻子は仕方ありませんわね。バレンタインに気合いを入れた手作りなんて、まるで特別なチョコみたいですわ」
綾乃(古谷さん、すっごくうれしそう……チョコが熱で溶けたみたいに、古谷さんの表情がとろけてるわ)
向日葵「まぁ、仕方ありませんから、櫻子のチョコを受け取ってあげますわ。ええ、せっかく手作りなのを受け取らないなんてできませんし」
綾乃「相思相愛でよかったわね」
向日葵「っ~~~~~~//」カァー
綾乃「はぁ……違うと思うわ。……うーん、そうね。古谷さんよく考えてみて」
向日葵「え?」
綾乃「大室さんだったら、失敗が続いたらすぐに古谷さんを頼ると思うの。でも、今回のチョコ作りは古谷さんに頼らずに作ってるんでしょ? それはなぜかしら?」
向日葵「そ、そういわれると。撫子さんは『何度も失敗して』と言ってましたわ。そういう時はいつも私を頼ってくれるのに……」
綾乃「うん、そうそう。そういう事…………って、古谷さん!? なんで泣いているの!?」
向日葵「うっ……うぅ……櫻子に頼ってもらえないなんて……私嫌われちゃったんですのね……」
綾乃「違うでしょ! 古谷さんにプレゼントしたいからでしょ!」
向日葵「------へ?」
綾乃「古谷さんにプレゼントしたいから、びっくりさせたいから、喜んで欲しいから古谷さんに頼れないんだと思うわ」
向日葵「な、なるほど……確かに。なるほど」
綾乃「ふふっ。よかったわね。楽しいバレンタインになりそうね」
向日葵「櫻子は私にバレンタインチョコをプレゼントしたい……と」
向日葵「まったく櫻子は仕方ありませんわね。バレンタインに気合いを入れた手作りなんて、まるで特別なチョコみたいですわ」
綾乃(古谷さん、すっごくうれしそう……チョコが熱で溶けたみたいに、古谷さんの表情がとろけてるわ)
向日葵「まぁ、仕方ありませんから、櫻子のチョコを受け取ってあげますわ。ええ、せっかく手作りなのを受け取らないなんてできませんし」
綾乃「相思相愛でよかったわね」
向日葵「っ~~~~~~//」カァー
3: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:32:29.64 ID:rfHcYEGi0
綾乃(ふふっ。りんごみたいに真っ赤になって可愛いわね)
向日葵「違います! 私は別に櫻子が好きとかじゃありませんから!」
綾乃「えっ」
向日葵「勘違いされては困ります! まったく! なぜ私が櫻子のチョコで喜んだり……」
綾乃「じゃあ、いらないの?」
向日葵「いるに決まってるじゃないですか! すっごく嬉しいに決まってるじゃないですか!」
綾乃「そ、そうなの。あっ、もしかして相手が誰であれ、チョコを貰うという行為が嬉しいって事ね?」
向日葵「違います! 櫻子からのプレゼントなんて嬉しいに決まってますわ!」
綾乃「そ、そうよね」
綾乃(え、えーと、「貰って良かったわね」と言っても「じゃあ、欲しくないの?」と言っても全否定。私どうすればいいのかしら……)
向日葵「違います! 私は別に櫻子が好きとかじゃありませんから!」
綾乃「えっ」
向日葵「勘違いされては困ります! まったく! なぜ私が櫻子のチョコで喜んだり……」
綾乃「じゃあ、いらないの?」
向日葵「いるに決まってるじゃないですか! すっごく嬉しいに決まってるじゃないですか!」
綾乃「そ、そうなの。あっ、もしかして相手が誰であれ、チョコを貰うという行為が嬉しいって事ね?」
向日葵「違います! 櫻子からのプレゼントなんて嬉しいに決まってますわ!」
綾乃「そ、そうよね」
綾乃(え、えーと、「貰って良かったわね」と言っても「じゃあ、欲しくないの?」と言っても全否定。私どうすればいいのかしら……)
4: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:33:55.28 ID:rfHcYEGi0
向日葵「それにしても櫻子が手作りチョコなんて……。ふふっ楽しみですわ」
綾乃「……」
綾乃(ま、まぁ、嬉しそうだし、古谷さんが落ち着くまで話に付き合ってあげましょう)
綾乃「ねぇ、古谷さん?」
向日葵「はい?」
ガラララッ
櫻子「こんにちはーーー」
向日葵「あっ、櫻子」
綾乃「大室さん、こんにちは」
櫻子「チョコの話が聞こえました! もしかして、ここにチョコがあるんですか! 食べたいです!」
向日葵「あ、あなた……どういう聴覚しているのよ……」
綾乃「チョコ? 今日はお菓子はないと思うわ。何かの聞き間違いじゃないかしら?」
櫻子「そうですか……」シューン
綾乃「ごめんなさいね」
向日葵(シュンってしてる櫻子可愛い//)キュンキュン
綾乃「……」
綾乃(ま、まぁ、嬉しそうだし、古谷さんが落ち着くまで話に付き合ってあげましょう)
綾乃「ねぇ、古谷さん?」
向日葵「はい?」
ガラララッ
櫻子「こんにちはーーー」
向日葵「あっ、櫻子」
綾乃「大室さん、こんにちは」
櫻子「チョコの話が聞こえました! もしかして、ここにチョコがあるんですか! 食べたいです!」
向日葵「あ、あなた……どういう聴覚しているのよ……」
綾乃「チョコ? 今日はお菓子はないと思うわ。何かの聞き間違いじゃないかしら?」
櫻子「そうですか……」シューン
綾乃「ごめんなさいね」
向日葵(シュンってしてる櫻子可愛い//)キュンキュン
5: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:35:39.99 ID:rfHcYEGi0
櫻子「まっいっか。どうせ家に沢山チョコレートあるし」
綾乃「え?」
櫻子「ふふふふ、実はチョコのウエディングケーキ作ろうと頑張ってるんです!」
向日葵「!」
櫻子「そして、今流行のYURITUBEに動画投稿しようと思いまして!」
綾乃「そ、そうなの……」
櫻子「そうだ! 材料が足りないから買いに行くんでした! じゃあ、帰ります。お疲れ様でしたー」
綾乃「お、お疲れ様ー……」
綾乃「え?」
櫻子「ふふふふ、実はチョコのウエディングケーキ作ろうと頑張ってるんです!」
向日葵「!」
櫻子「そして、今流行のYURITUBEに動画投稿しようと思いまして!」
綾乃「そ、そうなの……」
櫻子「そうだ! 材料が足りないから買いに行くんでした! じゃあ、帰ります。お疲れ様でしたー」
綾乃「お、お疲れ様ー……」
6: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:36:22.46 ID:rfHcYEGi0
綾乃「え、えーと、古谷さん?」
向日葵「櫻子ったら……結婚まで考えて。もうっ、私達まだ恋人繋ぎもやっていないのに……」
向日葵「まったく常識知らずにもほどがありますわ! ここは妻がビシッと常識を!」
向日葵「って誰が妻なんですのよ!」キャー
綾乃「∵」
向日葵「それでは、さくひま、ひまさく短篇集、始まりますわー」
あかり「それあかりのセリフだよ!?」
① 終わり
向日葵「櫻子ったら……結婚まで考えて。もうっ、私達まだ恋人繋ぎもやっていないのに……」
向日葵「まったく常識知らずにもほどがありますわ! ここは妻がビシッと常識を!」
向日葵「って誰が妻なんですのよ!」キャー
綾乃「∵」
向日葵「それでは、さくひま、ひまさく短篇集、始まりますわー」
あかり「それあかりのセリフだよ!?」
① 終わり
7: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:37:18.33 ID:rfHcYEGi0
②:向日葵「そんな……人生終わり……」綾乃「古谷さん!?」
綾乃「古谷さん!? どうかしたの!? 人生が終わったみたいな顔をして!」
向日葵「もういいんですの。私なんて生きる価値もないような人間で……」
綾乃「何を言っているの! 価値がないなんて言わないで。あなたが生徒会で頑張ってくれているお陰で、どれだけ私が助かっているか」
向日葵「杉浦先輩……」
綾乃「悩みがあるならいつでも相談していいのよ。可愛い後輩からの相談、生徒会副会長 杉浦綾乃は逃げも隠れもしないわよ」
向日葵「……先輩」
綾乃「ほら、言ってごらんなさい」
向日葵「実は……実は!」
向日葵「櫻子が赤座さんのジュースを飲んだのですわ!」
綾乃「……………………………………へ?」
向日葵「赤座さんが口を付けたコップに……櫻子が!」
綾乃「え、えーと?」
向日葵「関節キス……いいえ、これは唾液の交換みたいなものですわ! なんて嫌らしい! きっと赤座さんが櫻子に自分の唾液を飲ませるために!」
向日葵「って、杉浦先輩?」
綾乃「∵」
② 終わり
綾乃「古谷さん!? どうかしたの!? 人生が終わったみたいな顔をして!」
向日葵「もういいんですの。私なんて生きる価値もないような人間で……」
綾乃「何を言っているの! 価値がないなんて言わないで。あなたが生徒会で頑張ってくれているお陰で、どれだけ私が助かっているか」
向日葵「杉浦先輩……」
綾乃「悩みがあるならいつでも相談していいのよ。可愛い後輩からの相談、生徒会副会長 杉浦綾乃は逃げも隠れもしないわよ」
向日葵「……先輩」
綾乃「ほら、言ってごらんなさい」
向日葵「実は……実は!」
向日葵「櫻子が赤座さんのジュースを飲んだのですわ!」
綾乃「……………………………………へ?」
向日葵「赤座さんが口を付けたコップに……櫻子が!」
綾乃「え、えーと?」
向日葵「関節キス……いいえ、これは唾液の交換みたいなものですわ! なんて嫌らしい! きっと赤座さんが櫻子に自分の唾液を飲ませるために!」
向日葵「って、杉浦先輩?」
綾乃「∵」
② 終わり
8: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:39:08.33 ID:rfHcYEGi0
③:向日葵「櫻子が浮気しないようにするには……」綾乃「へ?」
向日葵「まったく櫻子は! 誰にでも犬みたいに懐いて! だから友達が多すぎるんですわ! これでは心配で夜も眠れません! まぁ、そこが櫻子の良い所でもあるんですけど!」
綾乃「……」
向日葵「杉浦先輩! 櫻子が浮気しない為にはどうすれば良いと思いますか!?」
綾乃「え、えーと、まだ古谷さんと大室さんは付き合ってないのよね?」
向日葵「当り前ですわ。櫻子と結婚するなんて……考えただけで、頭が熱くなるくらい大変な事です」
綾乃「そ、そう……。じゃあ、浮気の心配とかする必要は……ないわよね? ほら、そもそも浮気って恋人関係とかになった後の事でしょ?」
向日葵「……?」
綾乃「いや、キョトンと不思議そうな顔をされても……わかったわ! 浮気をしない方法を考えましょう」
向日葵「はい!」
向日葵「まったく櫻子は! 誰にでも犬みたいに懐いて! だから友達が多すぎるんですわ! これでは心配で夜も眠れません! まぁ、そこが櫻子の良い所でもあるんですけど!」
綾乃「……」
向日葵「杉浦先輩! 櫻子が浮気しない為にはどうすれば良いと思いますか!?」
綾乃「え、えーと、まだ古谷さんと大室さんは付き合ってないのよね?」
向日葵「当り前ですわ。櫻子と結婚するなんて……考えただけで、頭が熱くなるくらい大変な事です」
綾乃「そ、そう……。じゃあ、浮気の心配とかする必要は……ないわよね? ほら、そもそも浮気って恋人関係とかになった後の事でしょ?」
向日葵「……?」
綾乃「いや、キョトンと不思議そうな顔をされても……わかったわ! 浮気をしない方法を考えましょう」
向日葵「はい!」
9: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:40:02.58 ID:rfHcYEGi0
* * *
■1.GPS
綾乃「ネットで調べてみましょう」
向日葵「えーと、浮気防止っと……」
YURIGLE先生「恋人の場所を常にGPSで確認しよう」
綾乃「えぇ!? GPS!? 常識的に考えてこれはおかしいわ!」
向日葵「そうですわよね。常識的に考えて、GPSを埋め込むのは既にやっていますわ。常識的に考えてやらないなんておかしいですわ。常識的に考えて」
綾乃「…………ぇ」ガクブル
■1.GPS
綾乃「ネットで調べてみましょう」
向日葵「えーと、浮気防止っと……」
YURIGLE先生「恋人の場所を常にGPSで確認しよう」
綾乃「えぇ!? GPS!? 常識的に考えてこれはおかしいわ!」
向日葵「そうですわよね。常識的に考えて、GPSを埋め込むのは既にやっていますわ。常識的に考えてやらないなんておかしいですわ。常識的に考えて」
綾乃「…………ぇ」ガクブル
10: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:41:02.56 ID:rfHcYEGi0
■2.おいしい料理を作る
綾乃「まぁ、これは問題ないわよね」
向日葵「ええ、朝食~夕食、夜食、おやつまで最近は全部作ってますわ! ……でも、櫻子に渡すのが恥ずかしくて……作ってるだけで……//」カァー
綾乃(怖っ)
綾乃「まぁ、これは問題ないわよね」
向日葵「ええ、朝食~夕食、夜食、おやつまで最近は全部作ってますわ! ……でも、櫻子に渡すのが恥ずかしくて……作ってるだけで……//」カァー
綾乃(怖っ)
11: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:42:02.93 ID:rfHcYEGi0
■3.束縛をあまりしない
向日葵「当り前ですわ。度が過ぎる束縛は嫌われます。常識的に考えて」
綾乃(でも、GPSは埋め込むのね……)
向日葵「当り前ですわ。度が過ぎる束縛は嫌われます。常識的に考えて」
綾乃(でも、GPSは埋め込むのね……)
12: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:42:54.75 ID:rfHcYEGi0
■4.本命の存在をアピールする
向日葵「これは問題ありませんわ。櫻子の本命は、わ・た・く・しです」
綾乃(うざっ)
向日葵「それ以外ありえませんわね」
綾乃「告白もしてないから、本当に本命かわからないのよねー」ボソッ
向日葵「え?」
綾乃「ううん、なんでもないの」
向日葵「でも確かに櫻子が告白をしないから、いまいちおかしな関係になっているのは事実ですわ」
綾乃(あっ、聞こえちゃってたわね)
向日葵「ぐぐぐぐ。これもあれも告白しない櫻子のせいですわ!」
向日葵「これは問題ありませんわ。櫻子の本命は、わ・た・く・しです」
綾乃(うざっ)
向日葵「それ以外ありえませんわね」
綾乃「告白もしてないから、本当に本命かわからないのよねー」ボソッ
向日葵「え?」
綾乃「ううん、なんでもないの」
向日葵「でも確かに櫻子が告白をしないから、いまいちおかしな関係になっているのは事実ですわ」
綾乃(あっ、聞こえちゃってたわね)
向日葵「ぐぐぐぐ。これもあれも告白しない櫻子のせいですわ!」
13: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:43:58.29 ID:rfHcYEGi0
綾乃「じゃあ、古谷さんから告白してみたら?」
向日葵「なっ! 私が告白!? そんな事をしたらまるで私が櫻子を好きみたいじゃないですか!」
綾乃「え? 好きじゃないの?」
向日葵「好きなんかじゃありません! 幼馴染だから仕方なく一緒にいてあげてるだけでして」
綾乃「じゃあ、私が大室さんに告白しちゃおうかなー……なんて」
向日葵「……ぇ」
綾乃「冗談! 冗談だから泣かないで! ごめんなさい! 謝るから!」
向日葵「ほ、本当に冗談ですの?」
綾乃「冗談よ。そもそも大室さんは可愛い後輩というか妹みたいな感じで……。そうよ、おこちゃまだから恋愛対象じゃないの!」
向日葵「……」
綾乃「え? どうしたの? 憐れんだような眼をして……?」
向日葵「はぁ……。櫻子の魅力がわからないなんて杉浦先輩もまだまだですわね」
綾乃「ねぇ、私そろそろ怒っていいかしら?」ゴゴゴゴゴ
向日葵「すみません、調子に乗りました。でも、櫻子の事は好きとかじゃないんです。わかってください」
向日葵「なっ! 私が告白!? そんな事をしたらまるで私が櫻子を好きみたいじゃないですか!」
綾乃「え? 好きじゃないの?」
向日葵「好きなんかじゃありません! 幼馴染だから仕方なく一緒にいてあげてるだけでして」
綾乃「じゃあ、私が大室さんに告白しちゃおうかなー……なんて」
向日葵「……ぇ」
綾乃「冗談! 冗談だから泣かないで! ごめんなさい! 謝るから!」
向日葵「ほ、本当に冗談ですの?」
綾乃「冗談よ。そもそも大室さんは可愛い後輩というか妹みたいな感じで……。そうよ、おこちゃまだから恋愛対象じゃないの!」
向日葵「……」
綾乃「え? どうしたの? 憐れんだような眼をして……?」
向日葵「はぁ……。櫻子の魅力がわからないなんて杉浦先輩もまだまだですわね」
綾乃「ねぇ、私そろそろ怒っていいかしら?」ゴゴゴゴゴ
向日葵「すみません、調子に乗りました。でも、櫻子の事は好きとかじゃないんです。わかってください」
14: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:45:44.24 ID:rfHcYEGi0
綾乃「ふぅ……で、なんの話だったかしら?」
向日葵「どうやったら櫻子が告白するかという話ですわ」
綾乃「そ、そんな話だったかしら?」
向日葵「というわけで次回に続きますわ」
綾乃「続かないからね!」
③ 終わり
向日葵「どうやったら櫻子が告白するかという話ですわ」
綾乃「そ、そんな話だったかしら?」
向日葵「というわけで次回に続きますわ」
綾乃「続かないからね!」
③ 終わり
15: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:47:16.29 ID:rfHcYEGi0
④:向日葵「櫻子が……櫻子が……」綾乃「はいはい」
向日葵「杉浦先輩……ご相談が……」
綾乃「暗い顔をしてどうかしたの?」
■回想シーン------------------------
向日葵「あら? 髪にゴミがついてますわよ」
櫻子「ひゃっ//」
向日葵「え?」
櫻子「か、勝手に触るなし!」
向日葵「顔真っ赤にして怒ってるのよ。ちょっとゴミを取っただけじゃない」
櫻子「っ//」
バーカ! バーカ! 真っ赤になんてなってねーし!!!!
■回想終了--------------------------
向日葵「その後、話しかけても……顔を真っ赤にさせて怒ってきて。杉浦先輩……私どうしたら?」
綾乃「∵」
④ 終わり
向日葵「杉浦先輩……ご相談が……」
綾乃「暗い顔をしてどうかしたの?」
■回想シーン------------------------
向日葵「あら? 髪にゴミがついてますわよ」
櫻子「ひゃっ//」
向日葵「え?」
櫻子「か、勝手に触るなし!」
向日葵「顔真っ赤にして怒ってるのよ。ちょっとゴミを取っただけじゃない」
櫻子「っ//」
バーカ! バーカ! 真っ赤になんてなってねーし!!!!
■回想終了--------------------------
向日葵「その後、話しかけても……顔を真っ赤にさせて怒ってきて。杉浦先輩……私どうしたら?」
綾乃「∵」
④ 終わり
16: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:48:45.26 ID:rfHcYEGi0
⑤:向日葵「私、そろそろ死ぬかもしれませんわ」綾乃「え!?」
ガララッ
綾乃「ど、どうしたの? 生徒会室の扉を勢いよく開けて……」
向日葵「杉浦先輩! 聞いてください!!」
綾乃「え? 相談なの? ちょっと待って今は……」
向日葵「昨日、櫻子がこたつの中で猫みたいに丸くなってましたの!」
向日葵「なんですのこれ! 可愛すぎるんですけど!!」
向日葵「可愛すぎて心拍数がすっごい事になってしまいましたわ!」
向日葵「私、死ぬ所だったんですのよ!」
綾乃「え?あっ……はい」
⑤ 終わり
向日葵「え!? 終わりなんですの!?」
綾乃「いや、実は……その……私、ちょっと今は……」
ガララッ
綾乃「ど、どうしたの? 生徒会室の扉を勢いよく開けて……」
向日葵「杉浦先輩! 聞いてください!!」
綾乃「え? 相談なの? ちょっと待って今は……」
向日葵「昨日、櫻子がこたつの中で猫みたいに丸くなってましたの!」
向日葵「なんですのこれ! 可愛すぎるんですけど!!」
向日葵「可愛すぎて心拍数がすっごい事になってしまいましたわ!」
向日葵「私、死ぬ所だったんですのよ!」
綾乃「え?あっ……はい」
⑤ 終わり
向日葵「え!? 終わりなんですの!?」
綾乃「いや、実は……その……私、ちょっと今は……」
17: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:49:48.65 ID:rfHcYEGi0
向日葵「杉浦先輩! ちゃんと聞いてください! 私は真面目なんです!」
綾乃「ふ、古谷さん落ち着いて」
向日葵「これが落ち着いていられますか! だって、櫻子が櫻子が可愛すぎるんです!」
綾乃「そ、そうなの?」
■回想シーン------------------------
櫻子「じゃじゃーん。新しいマフラー櫻子様ー」
向日葵「手を広げてクルクル回ったら危ないわよ」
櫻子「ふふーん。この櫻子様の可愛さがわからないなんて、向日葵もまだまだだね」
■回想終了--------------------------
向日葵「可愛すぎですわよ!! バッカじゃないの!!! 妖精みたいにクルクル回って!! 可愛すぎなんですけど! バッカじゃないの! 天使なんですけど!」バンバン
綾乃「あっ、うん。わかったから。机をたたかないでね? えーと、落ち着いて聞いて欲しい事があるんだけど……」
向日葵「ちょっと待ってください! 実はもっと聞いて欲しい事が!」
綾乃「へ?」
綾乃「ふ、古谷さん落ち着いて」
向日葵「これが落ち着いていられますか! だって、櫻子が櫻子が可愛すぎるんです!」
綾乃「そ、そうなの?」
■回想シーン------------------------
櫻子「じゃじゃーん。新しいマフラー櫻子様ー」
向日葵「手を広げてクルクル回ったら危ないわよ」
櫻子「ふふーん。この櫻子様の可愛さがわからないなんて、向日葵もまだまだだね」
■回想終了--------------------------
向日葵「可愛すぎですわよ!! バッカじゃないの!!! 妖精みたいにクルクル回って!! 可愛すぎなんですけど! バッカじゃないの! 天使なんですけど!」バンバン
綾乃「あっ、うん。わかったから。机をたたかないでね? えーと、落ち着いて聞いて欲しい事があるんだけど……」
向日葵「ちょっと待ってください! 実はもっと聞いて欲しい事が!」
綾乃「へ?」
18: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:50:42.74 ID:rfHcYEGi0
■回想シーン------------------------
櫻子「ケーキを作りすぎちゃってさ……」
向日葵「ケーキ? ああ、この前のチョコのウェディングケーキの事かしら?」
櫻子「うん」
向日葵「はぁ……。あんな大きいケーキを作って一体どうしますの? 食べるにしても一人だと体に悪いんですのよ。普段栄養に気を遣えとあれほど----」
櫻子「だ、だから、向日葵も食べろ! 一緒に!」
向日葵「へ?」
櫻子「今度の水曜日にうちに来いよ! わかったな! バーカ!」
■回想終了--------------------------
向日葵「水曜日って2月14日じゃないですのーーーー!!!!!!!」
向日葵「バレンタインにチョコのウェディングケーキとか愛が重すぎなんですけどーーーー!!!」
綾乃「で、でも、嬉しそうにみえるわよ?」
向日葵「嬉しいに決まってるじゃないですかーーーー!!!」
向日葵「もうっ! 櫻子ったら『2月14日にうちに来い』と言わない辺り、サプライズのつもりなんでしょうか? ふふっ。まぁ、櫻子が考える程度のサプライズ、驚きもしませんがね」
櫻子「ケーキを作りすぎちゃってさ……」
向日葵「ケーキ? ああ、この前のチョコのウェディングケーキの事かしら?」
櫻子「うん」
向日葵「はぁ……。あんな大きいケーキを作って一体どうしますの? 食べるにしても一人だと体に悪いんですのよ。普段栄養に気を遣えとあれほど----」
櫻子「だ、だから、向日葵も食べろ! 一緒に!」
向日葵「へ?」
櫻子「今度の水曜日にうちに来いよ! わかったな! バーカ!」
■回想終了--------------------------
向日葵「水曜日って2月14日じゃないですのーーーー!!!!!!!」
向日葵「バレンタインにチョコのウェディングケーキとか愛が重すぎなんですけどーーーー!!!」
綾乃「で、でも、嬉しそうにみえるわよ?」
向日葵「嬉しいに決まってるじゃないですかーーーー!!!」
向日葵「もうっ! 櫻子ったら『2月14日にうちに来い』と言わない辺り、サプライズのつもりなんでしょうか? ふふっ。まぁ、櫻子が考える程度のサプライズ、驚きもしませんがね」
19: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:51:54.16 ID:rfHcYEGi0
綾乃「えーと、その……実は私からもサプライズがあるんだけど……」
向日葵「え?」
綾乃「じゃ、じゃじゃーん。実はここに大室さんが隠れています」
向日葵「……………………………………………………………………………………………………………へ?」
櫻子「……」
向日葵「…………」
櫻子「…………」
向日葵「……………………いや、これはその……」
櫻子「……向日葵のバカ」ボソッ
向日葵「え?」
櫻子「向日葵のバーーーーーーーーカーーーーーーー!!!!!!!!」
向日葵「櫻子!? 全速力でどこに行きますの!? ちょっと待ってーーーーー!!!!」
向日葵「杉浦先輩! どうしましょう!? 私櫻子を怒らせて!」
向日葵「え?」
綾乃「じゃ、じゃじゃーん。実はここに大室さんが隠れています」
向日葵「……………………………………………………………………………………………………………へ?」
櫻子「……」
向日葵「…………」
櫻子「…………」
向日葵「……………………いや、これはその……」
櫻子「……向日葵のバカ」ボソッ
向日葵「え?」
櫻子「向日葵のバーーーーーーーーカーーーーーーー!!!!!!!!」
向日葵「櫻子!? 全速力でどこに行きますの!? ちょっと待ってーーーーー!!!!」
向日葵「杉浦先輩! どうしましょう!? 私櫻子を怒らせて!」
20: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:53:38.64 ID:rfHcYEGi0
向日葵「…………あれ? でもあの子なんで怒っているのかしら?」
綾乃「ほら、いいから追いかけなさい。追いかけて自分の気持ちを伝えれば大室さんも許してくれるわ」
向日葵「え? 気持ち? な、なんて言えば……」
綾乃「じゃあ、逆の立場だったらなんて言って貰えたら嬉しいのか考えなさい。追いかけながら考えれば、古谷さんなら答えを見つける事ができると思うわ」
向日葵「……逆の立場で……わかりました。頑張ってみます」
綾乃「ええ、またね」
ダダダダダダ
綾乃「行ったわね」
綾乃「……」
綾乃「ふふ」クスッ
綾乃(大室さん、顔真っ赤にしてニヤけながら走っていったわ。きっと嬉しくて嬉しくて。でも古谷さんにそんな顔を見られたくないから逃げ出したのね)
綾乃「まったく素直じゃないんだから……私はああならないように頑張らなきゃね」
綾乃「……」
綾乃「頑張ってね。古谷さん。それに大室さんも」
綾乃「ほら、いいから追いかけなさい。追いかけて自分の気持ちを伝えれば大室さんも許してくれるわ」
向日葵「え? 気持ち? な、なんて言えば……」
綾乃「じゃあ、逆の立場だったらなんて言って貰えたら嬉しいのか考えなさい。追いかけながら考えれば、古谷さんなら答えを見つける事ができると思うわ」
向日葵「……逆の立場で……わかりました。頑張ってみます」
綾乃「ええ、またね」
ダダダダダダ
綾乃「行ったわね」
綾乃「……」
綾乃「ふふ」クスッ
綾乃(大室さん、顔真っ赤にしてニヤけながら走っていったわ。きっと嬉しくて嬉しくて。でも古谷さんにそんな顔を見られたくないから逃げ出したのね)
綾乃「まったく素直じゃないんだから……私はああならないように頑張らなきゃね」
綾乃「……」
綾乃「頑張ってね。古谷さん。それに大室さんも」
21: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:54:20.79 ID:rfHcYEGi0
* * *
綾乃「で? なんで大室さんは古谷さんのパンツを被っているのかしら?」
櫻子「幸せな香りがするからです!」キリッ
向日葵「もうっ。櫻子ったら//」キャー
綾乃「極端すぎなのよーーーーー!!! あなたたちはーーーーー!!!!」
終わり
綾乃「で? なんで大室さんは古谷さんのパンツを被っているのかしら?」
櫻子「幸せな香りがするからです!」キリッ
向日葵「もうっ。櫻子ったら//」キャー
綾乃「極端すぎなのよーーーーー!!! あなたたちはーーーーー!!!!」
終わり
22: ◆xW69XHZIXl2A 2018/02/10(土) 23:54:59.94 ID:rfHcYEGi0
これにて終わりになります。
読んでくださった方ありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
読んでくださった方ありがとうございました!
また機会があればよろしくお願いします!
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/11(日) 07:12:39.50 ID:oZc4L0SA0
いつ以来の短編集だろう。
かなり久々のような。
おつ
かなり久々のような。
おつ
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/11(日) 11:36:29.58 ID:5DJrf9zao
乙
引用元: 向日葵「杉浦先輩!櫻子の事で相談があります!」綾乃「短篇集よ!」
【ゆるゆり】あかり「キスッて、挨拶みたいなものなの・・・?」
2018-02-06
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:43:57.69 ID:QHLc3B/s0
ちなつ「おはよー、あかりちゃん」
あかり「あ、おはよーちなつちゃん」
ちなつ「チュ」
あかり「んんっ!?」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:44:31.65 ID:QHLc3B/s0
ちなつ「・・・それでね、昨日テレビで」
あかり「あ、あのちなつちゃん」
ちなつ「ん?どうしたのあかりちゃん」
あかり「その、毎朝毎朝会うたびにキスしてくるの、ちょっと・・・」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:45:14.12 ID:QHLc3B/s0
ちなつ「え?なんで?」
あかり「な、なんでって、恥ずかしいっていうか、何ていうか・・・」
ちなつ「え・・・?だって、キスッて挨拶みたいなものでしょ?」
あかり「そ、そうなの?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:45:52.66 ID:QHLc3B/s0
ちなつ「そうよ。欧米だと普通じゃない」
あかり「ここ、日本だよねぇ?」
結衣「おはよー、二人とも」
京子「おーっす、あかりにちなつちゃん」
ちなつ「あ、おはようございます」
あかり「あ、お、おはよう」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:46:31.70 ID:QHLc3B/s0
結衣「チュ」
あかり「んん!?」
京子「チュッ、と」
あかり「んーっ!?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:47:00.22 ID:QHLc3B/s0
京子「そんでさー。昨日見たー?あの番組」
結衣「あー見た見た。信じられないよな、秩父山中に原始人の生き残りがって」
ちなつ「チチブピテクスって番組じゃ呼んでましたけど。ホントですかね」
あかり「あ、あの、結衣ちゃんに京子ちゃん」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:48:13.56 ID:QHLc3B/s0
結衣「ん?」
京子「どうしたのあかり?」
あかり「い、今、そのね、結衣ちゃんと京子ちゃん、あかりに・・・」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:48:44.26 ID:QHLc3B/s0
結衣「うん、キスしたけどどうかしたの?」
京子「挨拶みたいなもんでしょ?」
あかり「う、うん、そのね、それって何か変じゃないかなって・・・」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:49:23.68 ID:QHLc3B/s0
結衣「変・・・?えっ、どこが?」
京子「挨拶しただけでしょー?あかりこそ変なやつー」
ちなつ「あかりちゃん、今日は朝からずっとこんな感じなんですよ」
あかり「う、うんあのね、変なのはたぶんみんなの方だとあかり思うんだ・・・」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:50:01.09 ID:QHLc3B/s0
京子「・・・何、もしかして、あかり」
あかり「ん?」
京子「変に意識しちゃってんの!?うわっ、キモッ!」
結衣「わ、私にそんな気はないからな?」
ちなつ「あ、あかりちゃん、近づかないで」
あかり「ちょ、ちょっとぉ!?ちなつちゃんがそれ言うーっ!?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:50:56.39 ID:QHLc3B/s0
あかり「・・・じゃあ」
京子「ん?」
あかり「どうしてあかりだけなの?挨拶なんだよね?じゃあ、結衣ちゃんと京子ちゃんも・・・」
結衣「え・・・」
京子「そ、そりゃあ・・・ねぇ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:52:08.10 ID:QHLc3B/s0
京子「あ、と、所でさ、ホントに居ると思うー?秩父山中の原始人」
結衣「あ、ああ、居ると思うよ?それっぽいの映ってたし」
ちなつ「ろ、ロマンのある話ですよねー」
あかり「もーっ、何でなのーっ!?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:54:01.03 ID:QHLc3B/s0
あかり(この前、ちなつちゃんに追いかけ回されてキスされちゃった所を)
あかり(結衣ちゃんと京子ちゃんに見られて・・・)
あかり(そしてちなつちゃんが、これは挨拶してただけって必死に言い訳したお陰で)
あかり(キスって、挨拶みたいなものって事になっちゃった)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/28(日) 10:55:10.20 ID:QHLc3B/s0
あかり(それ以来、毎朝毎朝・・・)
あかり(おはようの挨拶みたいに、みんなあかりにチュッチュチュッチュって)
あかり(それに、結衣ちゃんと京子ちゃん、ちなつちゃんだけじゃなくて)
あかり(教室に行けば、今度は・・・)
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:54:04.06 ID:vChxSuC40
(教室)
ガラ
ちなつ「おはよー」
あかり「おはよう・・・」
櫻子「おっ、あかりちゃん」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:54:40.66 ID:vChxSuC40
櫻子「んチュ」
あかり「んんっ!?」
櫻子「ふぅ、おっはよー」
あかり「櫻子ちゃん、順序が逆だよ逆!?」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:55:16.47 ID:vChxSuC40
向日葵「櫻子。何ですかお行儀の悪い」
櫻子「何だよ、うるさいな向日葵は」
あかり「そうだよ櫻子ちゃん、前は挨拶してからだったけど最近・・・」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:55:43.55 ID:vChxSuC40
向日葵「チュッ」
あかり「んっ!?」
向日葵「ふぅ、おはようございます。こうやって挨拶は丁寧に・・・」
櫻子「ちぇーっ、いい子ぶりやがって」
あかり「そっちなの向日葵ちゃん!?」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:56:44.33 ID:vChxSuC40
(放課後、ごらく部)
京子「いやー、今日クラスも秩父原人の話で持ちきりだったなー」
結衣「ああ、いる派といない派で真っ二つだったよな」
ちなつ「どっちなんでしょうかねー」
あかり「ふぅ・・・」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:57:12.35 ID:vChxSuC40
京子「もしかして、捕まえたら賞金とか貰えるんじゃないの?」
結衣「いや、どうやって捕まえるんだよ」
ちなつ「バナナとかでおびき寄せられませんかね?」
あかり「そんな、チンパンジーみたいに・・・」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:58:13.28 ID:vChxSuC40
ガラ
綾乃「としのーきょーこー!」
千歳「お邪魔しますー」
京子「おー、綾乃。どうしたの?」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:58:42.46 ID:vChxSuC40
綾乃「こんにちは」ペコリ
京子「あ?ああ今日は」
あかり「ん?」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 14:59:13.67 ID:vChxSuC40
綾乃「船見さーん!」
結衣「は?はい」
綾乃「こんにちは」ペコリ
結衣「はい今日は・・・」
あかり「・・・」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:00:02.20 ID:vChxSuC40
綾乃「吉川さーん!」
ちなつ「はい?」
綾乃「こんにちは」ペコリ
ちなつ「こ、今日は」
あかり「つ、次はあかりの番?」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:01:53.06 ID:vChxSuC40
綾乃「赤座さーん!」
あかり「はい、こんにち・・・」
綾乃「ン」
あかり「な、何ですか!?杉浦先輩、自分の唇を指差して・・・」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:02:52.35 ID:vChxSuC40
綾乃「何って。挨拶よ挨拶。ほらここに」
綾乃「ン」
あかり「それ挨拶じゃないですよね!?」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:04:00.45 ID:vChxSuC40
綾乃「うーん、上級生に挨拶もできない子なら停学…いえ退校…」
あかり「ここ、そんな厳しい学校でしたっけ!?」
綾乃「そして、ごらく部も廃部・・・」
あかり「みんなは関係あるんですか!?」
京子「あー、ほらちゃんと挨拶しなってばあかりー」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:05:13.84 ID:vChxSuC40
あかり「も、もう、仕方ないなー・・・チュ」
綾乃「んっ。そうそう、やれば出来るじゃないの」
千歳「あらあら綾乃ちゃん、あかんで?」
綾乃「え?何がよ」
千歳「挨拶はなぁ」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:05:52.16 ID:vChxSuC40
千歳「チュウ」
あかり「ん!?」
千歳「・・・こうやって、自分からするもんや」
あかり「い、池田先輩、だからそれ挨拶じゃ・・・」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:06:27.79 ID:vChxSuC40
綾乃「うーん、千歳のいう事も最もね。ごめんなさいね赤座さん。じゃ今度は私から」
あかり「い、いえ大丈夫です、杉浦先輩、挨拶しなくても大丈夫ですから!」
千歳「そんな、遠慮せんでええんよ?」
京子「やれやれ、あかりは挨拶の仕方がなってないからな」
結衣「ああ確かに」
ちなつ「小学生みたいですね」
ガラ
西垣「やーやー諸君」
松本「・・・・・・・・・」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:07:06.99 ID:vChxSuC40
あかり「え!?西垣先生に松本先輩?な、何ですかまた変な発明品を・・・」
西垣「チュッ」
あかり「ん!?」
松本「・・・・・・・・・」チュ
あかり「んん!?」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:08:18.15 ID:vChxSuC40
西垣「いやー、ちょっと赤座に挨拶したくなってな。な?松本」
松本「・・・・・・・・・」
あかり「どういう事ですか!?挨拶したくなったっておかしくないですか!?」
西垣「何だ、私の発明品を期待してたのか?じゃ今持ってくるから」
あかり「いえいいです、持ってこなくていいですから!」
ガラ
千鶴「お邪魔する」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:09:07.02 ID:vChxSuC40
あかり「え?千鶴先輩?珍し・・・」
千鶴「チュ」
あかり「んっ!?」
千鶴「・・・ふぅ」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:09:39.21 ID:vChxSuC40
千鶴「それじゃ」
ガラ
あかり「もう帰った!?今の一体何なの!?」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:10:50.90 ID:vChxSuC40
京子「あかり、みんなが挨拶に来るなんて人気者だなー」
結衣「本当だよね」
ちなつ「影は薄いけどね」
綾乃「廊下ですれ違った時もきちんと挨拶するのよ?」
千歳「せやねぇ、挨拶は基本やからなぁ」
西垣「今度また挨拶に来ような?松本」
松本「・・・・・・・・・」
あかり「ねぇこれって挨拶じゃないよね!?」
あかり「そしてちなつちゃん、今ひどい事言ったよね!?」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:11:42.81 ID:vChxSuC40
(あかりの家)
あかり「ただいま・・・」
あかね「あらお帰りあかり、お姉ちゃんにただいまのチューは?」
あかね「なーんて、冗談・・・」
あかり「・・・」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:12:13.94 ID:vChxSuC40
あかり「・・・」トントン…
あかね「・・・」
あかね「見下げ果てた目で見られた・・・」ドヨーン…
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 15:14:40.65 ID:vChxSuC40
(あかりの部屋)
あかり「もう、みんな挨拶挨拶って!」
あかり「あかり、恥ずかしくって仕方ないよ・・・」
あかり「・・・ん?恥ずかしい?」
あかり「じゃあ、逆にみんなを恥ずかしがらせてやれば・・・?」
あかり「・・・よーし、明日さっそく試してみよっと!」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:30:09.71 ID:Zmbz07me0
(次の日)
あかり「おはよー、ちなつちゃん」
ちなつ「あ、おはようあかり・・・」
あかり「チュウーッ!」
ちなつ「ンーっ!?」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:32:08.56 ID:Zmbz07me0
ちなつ「な、な、何を急にあかりちゃ・・・」
あかり「・・・ふぅ、ちなつちゃん。ちなつちゃんが、あまりにも魅力的過ぎて」
ちなつ「え?」
あかり「悪いのはちなつちゃんだよ。ちなつちゃんがあまりに可愛すぎるから・・・」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:32:37.76 ID:Zmbz07me0
ちなつ「な、何を言って・・・」
あかり「ちなつちゃん。これから、毎朝してもいいかな?」
ちなつ「え?」ドキ
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:33:46.80 ID:Zmbz07me0
ちなつ「や、やだもー、そんな恥ずかしい、あかりちゃんってば」カァ
あかり「よーし、ちなつちゃんいい感じで恥ずかしがってるよ!」
結衣「おはよー、あかりにちなつちゃん」
京子「おーっす、二人とも」
あかり「あっ、結衣ちゃんに京子ちゃん!」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:34:44.26 ID:Zmbz07me0
あかり「チューッ!」
結衣「んんーっ!?」
結衣「な、な、何をするんだあかり・・・?」
あかり「・・・結衣ちゃん。結衣ちゃんと、前からこうしてみたかったんだ」
結衣「・・・え?」
あかり「だって、結衣ちゃんってすっごくかっこ良くって」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:36:15.57 ID:Zmbz07me0
結衣「ちょ、ちょっと待ってあかり、わ、私はそんな・・・」
あかり「昔から、かっこいい結衣ちゃんに憧れてたんだ。これから毎朝しよう?」
結衣「え?」ドキ
結衣「い、いやちょっと、こういうのはマズいっていうか、その・・・」カァ
あかり「よーし、結衣ちゃんも効いてるよ!」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:36:51.22 ID:Zmbz07me0
あかり「・・・京子ちゃん。京子ちゃんも」
京子「へ?わ、私・・・?い、いや、いいっていいって!」
あかり「チュウーッ!」
京子「ンーッ!」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:37:36.18 ID:Zmbz07me0
あかり「・・・ふぅ、京子ちゃん。あかり、京子ちゃんが可愛くって」
京子「はへぇ・・・」
あかり「つい、しちゃった。京子ちゃん、これから毎朝しようね?」
京子「へ?」ドキ
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:38:13.38 ID:Zmbz07me0
京子「い、いや何ていうかさ、こーゆうのはちょっとその・・・」ドギマギ
結衣「あ、あのさほら、いくら私達仲いい幼馴染だからって・・・」ドギマギ
ちなつ「そ、そのね、人のいる道のど真ん中でチューとか・・・」ドギマギ
あかり「よーし、この調子でどんどん行くよ!」
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:39:22.81 ID:Zmbz07me0
(教室)
ガラ
あかり「おはよーっ!」
ちなつ「お、おはよう・・・」
櫻子「あっ、あかりちゃ」
あかり「チューッ!」
櫻子「ンムーッ!?」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:40:05.68 ID:Zmbz07me0
櫻子「あ、あかりちゃん、な、何をいきなり・・・?」
あかり「・・・ふぅ。可愛くって、いつも元気な櫻子ちゃん」
あかり「あかり、そんな櫻子ちゃんの事大好きだよ?」
櫻子「へ?」ドキ
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:40:51.41 ID:Zmbz07me0
あかり「だから、ついしちゃった。今日から毎朝しようね?」
櫻子「そ、そんなあかりちゃん、いきなり・・・」
向日葵「赤座さん、あなた櫻子に一体何を・・・!」
あかり「あ、向日葵ちゃん」
あかり「チュウーッ!」
向日葵「ンンーッ!?」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:41:28.74 ID:Zmbz07me0
向日葵「あ、赤座さん、な、何を・・・?」
あかり「・・・ふぅ、おしとやかで、とっても優しい向日葵ちゃん」
あかり「あかり、向日葵ちゃんとこうしたくって」
向日葵「えっ?」ドキ
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:42:20.57 ID:Zmbz07me0
あかり「これから毎朝しようね、向日葵ちゃん」
向日葵「赤座さんそんな、いけませんわこんな事・・・」ドギマギ
櫻子「あ、あかりちゃん、大胆すぎだって・・・」ドギマギ
あかり「さーて、まだまだ行くよ!」
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:42:50.97 ID:Zmbz07me0
(二年教室)
ガラ
あかり「杉浦先輩ーっ!」
綾乃「あら、赤座さん?珍しいわね、一体・・・」
あかり「チューッ!」
綾乃「ンンーッ!?」
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:43:27.15 ID:Zmbz07me0
綾乃「な、な、赤座さん、あなたいきなり何を・・・?」
あかり「・・・杉浦先輩。先輩は生徒会副会長で、いつもビシッとしてて」
あかり「あかり、そんな先輩に憧れてつい・・・」
綾乃「え?」ドキ
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:44:00.06 ID:Zmbz07me0
あかり「杉浦先輩、これから毎朝しましょうね?」
綾乃「や、やだそんな、赤座さんったらダメよこんな・・・」
千歳「あらあら、赤座さんもやるもんやなー」
あかり「あ、池田先輩」
あかり「チューッ!」
千歳「んー!?」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:44:40.71 ID:Zmbz07me0
千歳「あ、赤座さん、そんないきなり何を・・・?」
あかり「・・・池田先輩、優しくって、一緒に居ると何だかほんわかして」
あかり「だからあかり、池田先輩とこうしたくって・・・」
千歳「へ?」ドキ
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:45:26.95 ID:Zmbz07me0
あかり「今日から、毎朝しましょうね?」
千歳「い、いや、そんな急に言われても・・・」ドギマギ
綾乃「も、もう赤座さんたら・・・」ドギマギ
あかり「さーて、次だよ!」
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:46:05.23 ID:Zmbz07me0
(理科室)
ガラ
あかり「西垣先生ーっ!」
西垣「ん?おお赤座か。どうした?」
あかり「チューッ!」
西垣「んっ!?」
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:46:32.69 ID:Zmbz07me0
西垣「な、ど、どうしたんだ赤座?こんな、いきなり・・・」
あかり「西垣先生。先生って色んな発明出来てすごいです。爆発しますけど・・・」
あかり「けど、あかりそんな先生に憧れて・・・」
西垣「な、なに?」ドキ
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:47:01.46 ID:Zmbz07me0
あかり「先生。これから毎朝しましょうね?」
西垣「い、いや生徒と教師がこんな事しちゃマズいっていうか、何ていうか・・・」
松本「・・・・・・・・・」
あかり「あ、松本先輩!」
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:47:51.04 ID:Zmbz07me0
あかり「チューッ!」
松本「・・・・・・・・・!」
あかり「・・・ふぅ、松本先輩。先輩がお人形さんみたいに可愛らしくって」
あかり「ごめんなさい。だからあかり、ついこんな事を・・・」
松本「・・・・・・・・・」ドキ
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:48:35.43 ID:Zmbz07me0
あかり「松本先輩、これから毎朝しましょうね?」
松本「・・・・・・・・・」ドギマギ
西垣「あ、赤座、こういう事は段階を踏んでからな、まず爆友からとか・・・」ドギマギ
あかり「さーて、次は・・・」
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:49:18.16 ID:Zmbz07me0
(図書室)
ガラ
あかり「千鶴先輩ーっ!」
千鶴「ん?」
あかり「チュゥーッ!」
千鶴「ンンーッ!?」
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:49:51.88 ID:Zmbz07me0
千鶴「何だ!?何をいきなり・・・」
あかり「千鶴先輩。・・・え、えーと普段全く絡みがないから、あの、その・・・」
あかり「と、とにかくあかり、先輩とこうしたくって・・・」
千鶴「な、なに?」ドキ
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 11:50:22.45 ID:Zmbz07me0
あかり「これから毎朝しましょうね?千鶴先輩」
千鶴「い、いやその、いきなりそんな事言われても・・・」ドギマギ
あかり「・・・ふぅ、これで全員終了だよ!」
あかり「これでもう、キスって恥ずかしい事ってみんなわかったよね?」
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 12:25:06.75 ID:Zmbz07me0
(放課後、ごらく部)
あかり「ちょっとー、何なのこれーっ?」
ちなつ「あかりちゃん・・・」
結衣「あかり・・・」
京子「あかりぃー・・・」
櫻子「あかりちゃーん・・・」
向日葵「赤座さん・・・」
綾乃「あ、赤座さん・・・」
千歳「赤座さぁーん・・・」
西垣「・・・赤座」
松本「・・・・・・・・・」
千鶴「赤座・・・」
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 12:25:43.53 ID:Zmbz07me0
あかり「もーっ、みんなまとわりつかないでよーっ!」
ちなつ「えー?だって、ねー」
結衣「あかり、あんな大胆に告白するんだもの」
京子「いやー、あかりそんな私の事好きだったんだなー」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 12:26:50.35 ID:Zmbz07me0
あかり「だ、だからそういうのじゃなくって」
あかり「キスって恥ずかしい事って、みんなに教えるために・・・」
ちなつ「きゃ、や、やだあかりちゃん、朝からあんな大胆に」
結衣「あ、ああ驚いたよな、キスしながら告白してきて・・・。な?」
京子「うん、あかりもやる時はやるもんだねー」
櫻子「そ、そりゃちょっと恥ずかしかったけどさ・・・」
向日葵「赤座さん、私としたかったなんて・・・」
綾乃「あ、赤座さんが私の事そんな風に思ってたなんて・・・」
千歳「はぁ、ハートを掴まれてもうたわぁ」ハナジ
西垣「赤座。いきなりでびっくりしたぞ?ふふ・・・」
松本「・・・・・・・・・」
千鶴「ほとんど話した事ない私の事を、そんなに・・・」
あかり「だから、違うんだってばーっ!」
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 12:29:10.83 ID:Zmbz07me0
ちなつ「別に、朝だけじゃなくってもいいのよ?あかりちゃん」
結衣「あ、ああ、そうだよあかり」
京子「今ここでとかでもなー?」
櫻子「あ、いいですね!じゃ、私から!」
向日葵「櫻子、何ですのはしたない」
綾乃「あ、赤座さん、あとで校舎の裏で・・・」
千歳「はぁ、誰も居ない教室で・・・うふふ」ハナジ
西垣「しながら爆発・・・。ふふ・・・」
松本「・・・・・・・・・」
千鶴「人前だと恥ずかしいけど、な」ダバー
あかり「しないからーっ!」
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 12:30:08.09 ID:Zmbz07me0
ちなつ「じゃ、あかりちゃん、んー・・・」
結衣「わ、私も、んー・・・」
京子「ほらあかり、ん・・・」
櫻子「あかりちゃん、ん!」
向日葵「はい赤座さん、ん」
綾乃「あ、赤座さん、ん・・・」
千歳「赤座さん、んー・・・」
西垣「赤座・・・。ん・・・」
松本「・・・・・・・・・」
千鶴「ん・・・」
あかり「だから、しないってばー!?」
あかり「もーっ、全部ちなつちゃんのせいだーっ!」
終わり
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 12:31:02.25 ID:Zmbz07me0
以上になります
読んでくれた方ありがとうございました
読んでくれた方ありがとうございました
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 12:58:30.70 ID:6XcfO0/ko
おつおつ
あかりちゃん大勝利
あかりちゃん大勝利
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 15:32:57.31 ID:0rCSCEmA0
おつ
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 10:39:13.25 ID:iUWYyFVfO
お姉ちゃん激おこw
引用元: 【ゆるゆり】あかり「キスッて、挨拶みたいなものなの・・・?」
【ゆるゆり】結衣「いや、じゃさ、こう考えてみ?」
2017-12-27
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:37:44.03 ID:qukFNHfG0
結衣「例えば、例えばだよ?」
結衣「京子の目の前に、自分のパンツを頭にかぶった人物が居たとして」
結衣「そしたら京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「うん・・・。こんな事してましたって・・・。親に連絡を・・・」
結衣「いや、まーまー、普通はそうだよね。うん、わかるわかる。すっごくわかるからそれ」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:38:37.96 ID:qukFNHfG0
結衣「けどね、例えばだよ?」
結衣「京子のパンツかぶってる人物が、昔からよく知るとても仲のいい幼馴染だったとして」
結衣「そしたら京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「うん・・・。みんなにも連絡して・・・。注意を呼びかけて・・・」
結衣「ああ、わかるわかる。わかるよ。被害が広がらないように周りにね。うん、わかる」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:39:20.74 ID:qukFNHfG0
結衣「じゃあ、例えばだよ?」
結衣「それには、何か深-い理由があったとしたら」
結衣「京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「学校とか警察にも相談を・・・」
結衣「いやまーま、わかるわかる。わかるなーそれ。身の危険感じるよね?パンツかぶる人が身近にいたらね」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:39:58.86 ID:qukFNHfG0
結衣「それが、例えば、例えばだよ?」
結衣「その理由が、京子のパンツかぶらなければ私は死んでしまうー、とかだったら」
結衣「京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「いや、まーまー、待って。一旦受話器置こっか。私の話全部聞いてからにしよっか、ね?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:40:44.77 ID:qukFNHfG0
結衣「いや違うんだって。いや、じゃさ、こう考えてみ?」
結衣「幼馴染のパンツが目の前に、こうポンと無造作に置かれてたとする」
結衣「そしたら京子、どうする?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「いや、まーまー、わかる、わかるって。かぶらないよね、普通はね。
幼馴染が自分のパンツかぶってたら、そんな目になるよね。わかる」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:41:43.20 ID:qukFNHfG0
結衣「いや、じゃ、仮にこうは考えれない?」
結衣「もし、例え自分のパンツを幼馴染が頭にかぶってたとしても」
結衣「それが、どうしたの?って」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「いや、わかるわかる。わかるよ。こんな事言われたら悲しいよね腹立つより。
よりにもよって一番身近な幼馴染がね。京子の気持ちわかる。わかるから」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:42:29.14 ID:qukFNHfG0
結衣「あ、じゃさ、こう考えてみ?」
結衣「これは、故意じゃなくて偶然で」
結衣「偶然、私の頭に京子のパンツがー・・・って」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「うん、わかるわかる、ありえないよね。どう考えても故意だよね。
自分でもありえないって思ったから。ちゃんとわかってる。わかってるから」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:43:51.60 ID:qukFNHfG0
結衣「あ、じゃさ、仮にこういう風に考えてみ?」
結衣「これは今現在、確かに変態的行為かも知れない」
結衣「けど、これは未来では当たり前の事になってるんじゃないか?って」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あ、わかる。わかるよ。何言ってんだって話だね。今未来でも何でもないしね。
これただの変態行為だよね。そんな未来になったら嫌だよね、わかる」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:44:23.97 ID:qukFNHfG0
結衣「うん、じゃさ、こう考えてみ?」
結衣「仮にね、京子。今、中学生のお小遣いの範囲で何でも手に入るとして」
結衣「そしたら、何が欲しい?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あ、いや違うくてそういう意味じゃなくて。例えばの話しだって例えばの。
勘違いしたんだね、うんわかる。うん、そういう積りで言ったんじゃないからさ」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:45:34.90 ID:qukFNHfG0
結衣「あ、じゃさ、こういう風に考えてみ?」
結衣「幼馴染のパンツ被るなんて、普通ならありえないよね」
結衣「けどそれだけ、京子のパンツに魅力があったって」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「うん、わかるわかる。わかるよ。今一番言われたくないよねこういう事。
私の身に置き換えてみたら気持ちわかった。うん。許せないよねこんな奴」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:46:29.70 ID:qukFNHfG0
結衣「あ、じゃ、こういうのはどう?」
結衣「京子のパンツ、私がかぶったんだから」
結衣「私のパンツ、京子もかぶってこれでおあいこだね?って事で」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「うんいや、わかるわかる。何がおあいこなんだろうね本当に。
京子にとってマイナスしかないよねそれ。うん。わかる。わかるよ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:47:17.99 ID:qukFNHfG0
結衣「あ、それならこうは考えれない?」
結衣「ちょろっとパンツかぶっただけで京子、そんな怒るなら」
結衣「もしかして私、ショックで京子の前から姿を消してしまうかも・・・って」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あ、いや何開き直ってるんだって話だね。わかる。すっごいわかるからそれ。
開き直りもはなはだしいよね。そりゃ消えれば?って顔するよね京子も」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:48:10.57 ID:qukFNHfG0
結衣「あ、それならこういうのは?」
結衣「パンツかぶられるより、もっと別の刺激があればたぶん上書きされるから」
結衣「じゃ、どう?キスとかしてみない?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あ、いやうん、わかる、わかるよ。言った瞬間何言ってんのって自分でなったからね。
最低の発言したって自分が1番わかってるから。うん。わかってる。わかってるから」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:48:57.37 ID:qukFNHfG0
結衣「あ、じゃさ、こういう風に考えてみ?」
結衣「今さ、風邪とか流行ってるじゃない。寒いから。だから冷えないように」
結衣「帽子と間違えて、うっかりかぶっちゃったんじゃないかなーって」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「うん、いやわかるわかる。間違うわけないよね。帽子とパンツをね。
もし間違えたなら病院行った方がいいよねそいつ。うん。わかる」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:49:40.10 ID:qukFNHfG0
結衣「あ、それならこう考えるのは?」
結衣「今って、世界中物騒じゃない。戦争とかあってさ」
結衣「そん中で、パンツかぶられたなんて小さな問題じゃない?」
京子「・・・」
京子「・・・」
結衣「あいや、わかる、わかるってば。うん。決して小さな問題じゃないよね。
大問題だよね。私たちにとってはね。うん、わかる。わかるそれ」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:50:38.19 ID:qukFNHfG0
結衣「それでね、あとは・・・」
京子「・・・」
結衣「・・・」
京子「・・・」
結衣「・・・うん。京子」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/27(水) 19:51:07.69 ID:qukFNHfG0
結衣「ゴメンナサイ」ドゲゾ
京子「・・・」
終わり
【ゆるゆり】京子「あかりは、天然ジゴロだ!」
2017-12-22
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:04:49.89 ID:HhWQEoLA0
京子「・・・」
結衣「・・・」
ちなつ「・・・」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:05:30.22 ID:HhWQEoLA0
京子「・・・」
結衣「・・・は?」
ちなつ「・・・」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:06:05.78 ID:HhWQEoLA0
京子「だから、あかりは天然ジゴロだ!」
結衣「・・・」
ちなつ「・・・」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:07:31.42 ID:HhWQEoLA0
京子「・・・」
結衣「・・・で?」
ちなつ「・・・」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:08:02.82 ID:HhWQEoLA0
京子「だから、あかりは天然ジゴロ」
結衣「それはもういいから」
ちなつ「天然ジゴロが何なのか説明して下さいよ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:09:25.99 ID:HhWQEoLA0
京子「私、観察してて気付いたんだけどさー」
京子「あかりって、無意識に周囲の人間をオトしまくってるっていうか」
結衣「あかりが?」
ちなつ「何をわけのわかんない事言ってるんですか」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:10:40.96 ID:HhWQEoLA0
京子「だってさー、お前らあかりにメロメロだろ?気付いてないかもだけどさー」
結衣「私たちが?あかりに?」
ちなつ「何言ってるんですか京子センパイ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:12:09.03 ID:HhWQEoLA0
京子「だって、実際そうじゃん。大体・・・」
ガラ
あかり「今日はー。お掃除当番で遅くなっちゃった」
京子「おっ、噂をすれば・・・」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:13:24.87 ID:HhWQEoLA0
結衣「やぁあかり」
ちなつ「お掃除お疲れ様だねあかりちゃん」
あかり「うん、今日のお掃除大変でー」
京子「一見、何気ない会話のようだけどもうあかりのジゴロっぷりはスタートしている・・・」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:14:54.74 ID:HhWQEoLA0
あかり「櫻子ちゃんが水の入ったバケツひっくり返しちゃって」
ちなつ「あらま、それは大変だったね」
あかり「それで、みんなで後始末しててね」
ちなつ「櫻子ちゃんもおっちょこちょいねー」
結衣「・・・」
京子「あかりとちなつちゃんは同じクラスだから会話が弾みやすい・・・」
京子「けど、結衣が蚊帳の外だ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:15:58.44 ID:HhWQEoLA0
あかり「それで、やっと後片付けが終わったよーって時に」
ちなつ「ん?何かあったの?」
あかり「お詫びにってバケツに水を汲んできた櫻子ちゃんがまたひっくり返しちゃって」
ちなつ「に、2回も?フフッ・・・」
結衣「・・・」ペラ…
京子「仕方なく、結衣が雑誌を読み始めた・・・」
京子「けど内心、あかり、ちなつちゃんと仲いいよな・・・なんて思ってるに違いない」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:18:11.97 ID:HhWQEoLA0
あかり「もう、櫻子ちゃん大パニックで」
ちなつ「フフッ・・・。それもそうよね」
あかり「私のせいだー、だから私がもう1回水汲んでくるーってダッシュで教室出てこうとして」
ちなつ「あっはっは・・・。次もどうなるか想像つくね」
結衣「・・・」
京子「結衣の考えてる事がわかるぞ?」
京子「私とあかりは幼馴染なのに何でちなつちゃんとこんなに仲いいんだろ・・・なんて考えてるな?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:21:22.50 ID:HhWQEoLA0
あかり「もう、みんな必死に櫻子ちゃん、いいから大丈夫だからーって止めて」
ちなつ「フフッ・・・。櫻子ちゃんに悪気はないんだろうけどね」
あかり「それで、今日けっこう遅くなっちゃって」
ちなつ「それじゃあしょうがないよ、フフッ、櫻子ちゃん・・・」
結衣「・・・」
京子「あかりって、昔あんな私と京子にどこでもくっついて来たのになー・・・」
京子「なんて色々懐かしい思い出が結衣の頭を駆け巡る。けど、今は・・・」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:22:57.72 ID:HhWQEoLA0
あかり「もう、櫻子ちゃんにも困ったものだよー」
ちなつ「フフッ・・・。本当、櫻子ちゃんおっちょこちょいね」
あかり「まぁ、そこが櫻子ちゃんらしいんだけどね」
ちなつ「そうだよねー」
結衣「・・・」ウウ…グスッ…
京子「ほらほら、結衣が目に涙を浮かべ始めたぞー?」
京子「あかり、今は私よりちなつちゃんと話してる方が楽しいんだ・・・って結衣の心の声が聞こえるようだ」
京子「けど、まるで測ったかのようにこのタイミングで」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:24:12.42 ID:HhWQEoLA0
あかり「結衣ちゃん。結衣ちゃんはお掃除してる時に何か困った事とかはない?」
結衣「え?な、なになに?私?」パッ
あかり「うん」
京子「おーおー結衣、あんなに嬉しそうな顔しちゃって」
京子「ほっとかれてた分、余計嬉しいよな?良かったな結衣」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:26:35.69 ID:HhWQEoLA0
結衣「う、うん、掃除ね・・・。うん、私って一人暮らしだからさ」
結衣「部屋の掃除、どこでも自分でやらなくちゃいけなくて大変でさ・・・」
あかり「あー。うん、そうだよねー」
ちなつ「・・・」
京子「結衣とあかりが話しを始めた」
京子「けど結果、今度はちなつちゃんが蚊帳の外だ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:28:49.29 ID:HhWQEoLA0
結衣「だから、お風呂場とか台所とかも自分でやんなくちゃいけなくて」
結衣「これが、普通の掃除と勝手が違ってね・・・」
あかり「あー、あかり台所のお掃除なんてした事ないなー」
ちなつ「・・・」イジ…イジ…
京子「ちなつちゃんが、髪をいじり始めた・・・」
京子「あれって、確か構って欲しいのサインとかって聞いたことがあるぞ?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 12:33:51.13 ID:HhWQEoLA0
結衣「油汚れとか、なかなか落ちないんだよねー」
結衣「何か、細かい隙間にも溜まっていってこびりついちゃって」
あかり「あ、それ何となくわかるかもー」
ちなつ「・・・」チラ…チラ…
京子「ちなつちゃんがチラチラとあかりの方を見始めた」
京子「そりゃあ、結衣とあかりは幼馴染だから仲いいよね・・・って思ってるな?」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 20:58:54.35 ID:b7qM0lmO0
素晴らしい
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 03:41:35.21 ID:1yiYpMRv0
素晴らし過ぎィ!
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:28:17.91 ID:eMSPbAEA0
結衣「だから、たまに意地になって」
結衣「絶対全部汚れ取ってやるぞー!って2時間ぐらい掃除してる事あるなー」
あかり「に、二時間も?そんなに?」
結衣「うん。それで気がついたら夕御飯の時間で、また油汚れが・・・って思いながらご飯作ったりね」
あかり「フフッ・・・」
ちなつ「・・・」
京子「結衣、あかりと話してばっかで私の事ほっといて・・・って思ってるな?」
京子「けどその気持ち、本当に結衣にほっとかれたからか?実は違うんじゃないか?」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:35:17.72 ID:eMSPbAEA0
あかり「それじゃあ、あかり今度結衣ちゃんちにお掃除手伝いに行くよー」
結衣「え?本当に?いやー、悪いよ」
あかり「ううん、あかりもお掃除の練習になるし」
結衣「あー、そうかもね。じゃあ、台所一緒に掃除しようか」
あかり「うん!」
ちなつ「・・・」ウルウル…プーッ
京子「ちなつちゃん、目に涙浮かべてほっぺまで膨らまして・・・」
京子「あかりちゃんのバカ!とか思ってるなあれ絶対。それ結衣を独占されたからじゃないよ多分」
京子「・・・けど、またもやこのタイミングで」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:36:26.16 ID:eMSPbAEA0
あかり「ちなつちゃん、ちなつちゃんも一緒に行かない?」
ちなつ「え?わ、私も?」パッ
あかり「うん!結衣ちゃん家のお掃除のお手伝いに」
ちなつ「う、うん、いいんですか結衣センパイ?」
結衣「うん。もちろんだよ」
ちなつ「じゃ、じゃあお邪魔すますね?ねーあかりちゃん?」
あかり「うん!」
京子「あーあ、ちなつちゃんあんなに嬉しそうにしちゃって」
京子「さっきまで目に涙溜めてたのが嘘のようだ」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:38:02.87 ID:eMSPbAEA0
結衣「じゃ、ついでにみんなで一緒にホットケーキでも作ろっか」
あかり「あー、賛成ー」
ちなつ「きゃー、楽しみですねー」
京子「最初はちなつちゃん、次は結衣と個別に話しを振り、それぞれの不安を煽る・・・」
京子「けど結局、こうやってみんなで和気藹々と遊ぶ話をまとめてしまった」
京子「自身はどっちにも傾きすぎない。天性のバランス感覚・・・。やはり、あかりは天然ジゴロ・・・」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:39:37.97 ID:eMSPbAEA0
結衣「京子、さっきから何一人でブツブツ呟いてるんだ」
ちなつ「そうですよ」
あかり「一緒にお話しようよ?」
京子「ん?あいや、お前らの様子を観察してるだけでそれで十分楽しいっていうか・・・」
ガラ
綾乃「としのーきょーこー!」
千歳「お邪魔しますー」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:41:13.33 ID:eMSPbAEA0
京子「ん?おお、綾乃。どうしたの?」
綾乃「どうしたの?じゃないわよ歳納京子」
綾乃「すっかりなかった事になっちゃってるけど」
綾乃「部室の無断使用は、バッキンバッキンガムよ!」
綾乃「今日という今日こそは、出てってもらうわよー!」
京子「綾乃って、時々思い出したように言い出すよなそれ」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:42:18.64 ID:eMSPbAEA0
京子「ま、まぁさ、もうこんな馴染んじゃってるからさ、今さら出てけって言われても・・・」
綾乃「馴染むとか馴染まないとかの問題じゃなくて」
綾乃「あなた達に好き勝手されたら、他の生徒たちに示しがつかないのよ」
結衣「杉浦さん、私からもお願いするからさ・・・。見逃してもらえない?」
綾乃「いくら船見さんのお願いだからって、ちょっとそれは聞けないわね」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:43:28.67 ID:eMSPbAEA0
ちなつ「杉浦センパイ、私たち出てかなくちゃいけないんですか?」
綾乃「ええ。可愛そうだとは思うけど規則は規則だから」
あかり「そんな・・・。ごらく部がなくなっちゃったら、あかり、悲しいです・・・」
綾乃「・・・うーん」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:44:12.16 ID:eMSPbAEA0
綾乃「まぁ、じゃ仕方ないわね・・・。別に出てかなくていいわよ」
あかり「本当ですか?杉浦先輩、ありがとうございます!」
ちなつ「さすが杉浦センパイ。優しいんですね」
結衣「杉浦さんも話がわかるね」
京子「今、あかりに対してだけ明らかに態度が違ったよな?」
京子「私が言うのも何だけど、そんなにあっさり認めていいのか?他の生徒への示しは?」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:45:26.25 ID:eMSPbAEA0
千歳「みんな、ごめんな?」
千歳「ウチらも生徒会やから、一応言わなあかん立場なんやけど」
千歳「本当は、綾乃ちゃんごらく部無くなって欲しいなんて、これっぽっちも・・・」
綾乃「ちょ、ちょっと千歳ー!?」
結衣「ふふっ・・・」
ちなつ「杉浦センパイ、素直じゃないんですから」
あかり「あかり、それを聞いて安心しました」
京子「まぁな?恐らく綾乃的にもあかりと接する機会なくなっちゃうからな?」
京子「綾乃、何だかんだであかりに会いに来てるフシがあるし」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:46:38.86 ID:eMSPbAEA0
あかり「あ、池田先輩!」
千歳「ん?どうしたん赤座さん?」
京子「お?」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:47:50.82 ID:eMSPbAEA0
あかり「この前、漬物の事色々と教えてくれてありがとうございました」
あかり「漬物って奥が深いんですね。それで、あかりもちょっと興味が出てきて・・・」
千歳「ああ、それはええ事やねぇ」
京子「相手の趣味を褒め、自分もそれに感化された事を示す・・・」
京子「うん、王道中の王道だ。意識してやってるかどうかはわからんけど」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:48:32.46 ID:eMSPbAEA0
あかり「だから、あかりも今漬物作ってる最中なんです」
千歳「え?赤座さんが?いやぁ、それはええ事やなぁ」
綾乃「・・・」
結衣「・・・」
ちなつ「・・・」゙
京子「あかりが千歳と漬物の話で盛り上がる中、他は退屈そうだ・・・」
京子「別にお前らはお前らで喋ってていいんだぞ?」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:49:36.70 ID:eMSPbAEA0
あかり「出来上がったら、食べてもらってもいいですか?」
千歳「まぁ、それは嬉しいなぁ」ドバァ
京子「自分の趣味を認めてもらって、さらに仲間が増えるのは確かに嬉しい」
京子「そして、何で鼻血が出るんだ千歳?」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:50:57.21 ID:eMSPbAEA0
あかり「あ、みんなも漬物出来たら持って来るね?」
結衣「本当?あかりが作った漬物くれるの?私、漬物大好物なんだ」
ちなつ「嬉しいー、私、漬物がないとご飯が進まない体質で」
千歳「漬物の道は奥が深いでー」ドバドバ
綾乃「ち、千歳。私にも漬物の作り方教えなさいよ」
京子「一瞬にして、漬物が大ブームだ・・・」
京子「お前らって、そんな漬物好きだったっけ?」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:52:08.92 ID:eMSPbAEA0
ガラ
櫻子「絶対、向日葵には負けないからな!」
向日葵「私こそ、櫻子には負けませんわ!」
京子「ん?ひまっちゃんにさくっちゃん?」
京子「どうしたの?そんなケンカしながら入ってきて」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:53:02.08 ID:eMSPbAEA0
櫻子「お前みたいなおっぱいお化けに負けてたまるか!」
向日葵「おっぱいお化けって誰の事なんですの!」
櫻子「お前だー、このおっぱいが本体!あとはオマケ!」
向日葵「ぐぬぬ、言わせておけば・・・」
京子「ま、まぁまぁ二人とも・・・」
京子「ま、ケンカするほど仲がいいって言うし」
京子「この二人はお互いがいるから、さすがにあかりのジゴロっぷりが入り込む余地は・・・」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:53:55.88 ID:eMSPbAEA0
櫻子「ぜーったいに、あかりちゃん私の方が好きだもんね!」
向日葵「そんな事ありませんわよ。私の方に決まってますわ。そうですわね赤座さん?」
あかり「えっ、えっ?」
京子「あかりのジゴロっぷり自体がケンカの原因だった・・・」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:54:58.32 ID:eMSPbAEA0
櫻子「だから、あかりちゃんに今日は私と向日葵のどっちが好きか決めてもらう!」
向日葵「そうですわ。赤座さん、私の方が好きですよね?」
あかり「えっ、えっ、そ、そんな・・・」
京子「まぁ、これはあかりとしても困るわな」
京子「どっちか片方選べばもう片方が立たない」
京子「でもどっちも好きー、じゃお互い納得しそうにないなこりゃ」
京子「さー、どうするあかり?」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:56:03.84 ID:eMSPbAEA0
あかり「・・うーん、櫻子ちゃん」
櫻子「やっ・・・!」
あかり「・・・は、とっても明るくて元気で、一緒に居ると楽しいよね」
櫻子「そうでしょ?そうでしょ?私の方が好きだよねあかりちゃん?」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:56:57.48 ID:eMSPbAEA0
あかり「それで、向日葵ちゃん・・・」
向日葵「やっ・・・!」
あかり「・・・は、優しくって、一緒にいると何だか安心しちゃうんだ」
向日葵「ですよね?ですよね?私の方が好きに決まってますよね赤座さん?」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:57:28.65 ID:eMSPbAEA0
櫻子「どっち?どっち?どっちが好き?」
向日葵「私、私ですわよね?」
あかり「うーん・・・」
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:58:17.32 ID:eMSPbAEA0
あかり「やっぱり、決められないよー」
あかり「あかり、櫻子ちゃんも向日葵ちゃんもどっちも好き!」
櫻子「・・・」
向日葵「・・・」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 15:59:38.43 ID:eMSPbAEA0
櫻子「く・・・」
向日葵「くく・・・」
櫻子「くのーっ、あかりちゃんってばーっ!」ダキ
向日葵「本っ当に、可愛らしいですわね!」ダキ
あかり「きゃあ!ちょ、ちょっと櫻子ちゃんに向日葵ちゃん苦し・・・」
京子「最初にお互いの長所をそれぞれ褒める事で」
京子「本来なら成立しないはずの「どっちも好き」を成立させた・・・」
京子「見事な手腕だ。・・・けど、ここまでは並のジゴロ。あかりの本領は・・・」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 16:11:42.99 ID:eMSPbAEA0
あかり「じゃあね櫻子ちゃんに向日葵ちゃん、仲直りの握手しようよ?」
櫻子「う、うん・・・仕方ないな。仲直りしてやる向日葵」ギュ
向日葵「恩着せがましいですわね・・・まぁ仕方ありませんわ」ギュ
櫻子「今日の勝負は引き分けだけど、次は私が勝つからな!」
向日葵「それはこっちのセリフですわ」
京子「自分のせいでこじれた二人の関係を修復しにかかる・・・」
京子「あくまで自身は和を取り持つ存在として動き、けっして出しゃばらない」
京子「引き際が鮮やかだ。それがあかりの天然ジゴロぶりをますます加速させる・・・そして」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 16:13:23.09 ID:eMSPbAEA0
綾乃「・・・」
千歳「・・・」
結衣「・・・」
ちなつ「・・・」チッ
京子「みんな何だか、ものすごくつまらない映画でも見させられたような顔してるぞ?」
京子「ちなつちゃん、今舌打ちしなかった?」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 16:25:46.25 ID:eMSPbAEA0
あかり「もう、櫻子ちゃんも向日葵ちゃんも、どっちが好きかなんて困るよー」
櫻子「けどさ、あえて言うとどっち?どっち?」
向日葵「私?私ですわよね?」
あかり「えー、だって」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 16:31:41.12 ID:eMSPbAEA0
あかり「あかり、みんなの事好きだもーん」
櫻子「けど、向日葵より私の方が好きだよね?」
向日葵「そんな事ありませんわよね?私ですわよね?」
綾乃「・・・」テレッ
千歳「・・・」ドバ
結衣「・・・」サッ
ちなつ「・・・」ニィッ
京子「これだ。この一言だ。ひまっちゃんとさくっちゃんに傾きすぎたバランスを」
京子「一瞬にしてニュートラルに戻すこの一言。意識してやってはいないんだろうけど」
京子「天性のバランス感覚・・・。これがあるかないかが並みのジゴロとあかりの違いだろう」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:03:20.61 ID:eMSPbAEA0
ガラ
西垣「やーやー、みんな」
松本「・・・・・・・・・」
京子「ん?西垣ちゃんに会長?どうしたんですか?」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:03:59.88 ID:eMSPbAEA0
西垣「面白い発明品が出来たから、赤座で試そうと思ってな」
松本「・・・・・・・・・」
京子「そんで、どうせ爆発しますよねそれ?」
京子「この人も、何だかんだ言ってあかりを爆発に巻き込みたがるよな」
京子「これも、一種の歪んだ愛情表現なのかも知れない・・・」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:05:31.62 ID:eMSPbAEA0
松本「・・・・・・・・・」
西垣「はっはっは、松本ダメじゃないか赤座に向かってそんな卑猥な事言っちゃ」
西垣「どこでそんな言葉覚えたんだ?ゆるゆりじゃなくなってしまうじゃないか」
京子「そんで会長は会長であかりに向かって淫語を連発してるのか?」
京子「どうやら相当な事を言ってるようだ」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:23:42.48 ID:eMSPbAEA0
あかり「えっ、えっ、発明品ですか?あかりで試すんですか?」
ちなつ「西垣先生、また変な発明品持ってきたんですか?」
結衣「そうですよ。いつも最後に爆発ばっかして」
綾乃「赤座さんが怯えちゃってるじゃないですか」
千歳「そんな危ないもの、赤座さんで試したらあきまへんて」
櫻子「そうですよ!試すなら自分でやって下さい!」
向日葵「あら珍しいですわね櫻子、私と意見が一致するなんて」
京子「まぁ、そうなるわな」
京子「こんだけあかりのガードがいるなら、流石に西垣ちゃんも無理やりには・・・」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:24:47.88 ID:eMSPbAEA0
西垣「おや、残念だな」
西垣「折角、何を考えてるかわかるぞヘルメットを発明したというのに」
ちなつ「え・・・?」
結衣「何を考えてるのかわかるぞヘルメット?」
京子「・・・何だか嫌な予感がして来たぞー?」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 17:26:29.46 ID:eMSPbAEA0
西垣「ああそうだ。これを被せれば、何を考えてるのかが空中に表示される」
西垣「だから、赤座に被せれば赤座が何を考えてるのかがわかる」
西垣「それで、私の事が1番好き・・・とか・・・フフ、よせ照れるじゃないか赤座・・・」
松本「・・・・・・・・・」
ちなつ「・・・」
結衣「・・・」
綾乃「・・・」
千歳「・・・」
櫻子「・・・」
向日葵「・・・」
あかり「えっ、えっ?」
京子「みんなの目の色が変わったぞー?」
京子「本当にいいのかお前ら?それあかりに被せても。それ結局最後に爆発するんだぞー?」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 18:13:18.01 ID:eMSPbAEA0
ちなつ「・・・」ジリ…
結衣「・・・」
綾乃「・・・」
千歳「・・・」
櫻子「・・・」
向日葵「・・・」
あかり「えっえっ、み、みんな?どうしたの?」
京子「もはや、みんな自分の事しか頭にない様子だ」
京子「これも、あかりの天然ジゴロっぷりが自ら招いた災厄なのかも知れない・・・」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 18:13:57.77 ID:eMSPbAEA0
ちなつ「ね?ね?ちょっとだけ被ってみよ?ね?あかりちゃん」
結衣「あ、ああ!別に何ってわけじゃないけど!」
綾乃「そ、そうよね?先生の実験に協力しなきゃだからね?」
千歳「そうや?いつもお世話になってるからな?」
櫻子「私が1番好きだよね?」
向日葵「私ですわよね?」
あかり「きゃあーっ!?ちょ、ちょっとみんなーっ!?」
ドタンバタン
西垣「よーし、いいぞ。そのまま押さえていてくれ」
松本「・・・・・・・・・」
京子「まさに、地獄絵図だなこりゃ」
京子「欲は、人をここまであさましくするのか・・・」
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 18:15:24.28 ID:eMSPbAEA0
西垣「さーて、これで準備完了だ。それじゃスイッチ入れるぞー」
あかり「いやーっ!?み、みんな何でーっ!?」
ちなつ「ちょっとだけ、ちょっとだけだってば!」
結衣「あ、ああ、すぐ済むって!」
綾乃「せ、先生の実験のためなんだから!」
千歳「ああ、そうや?別に何でもないからな?」
櫻子「あかりちゃん、絶対私の方が好きだからなー!」
向日葵「いいえ私ですわ!」
松本「・・・・・・・・・」
京子「本当に、先生まで混じって何やってんだか・・・」
京子「でもなー、こんな状況で考える事と言ったら」
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 18:17:12.71 ID:eMSPbAEA0
『みんな、ひどい!』パッ
あかり「もうっ・・・」
ちなつ「あ・・・」
結衣「あかり・・・」
綾乃「赤座さん・・・」
シーン…
京子「まー、そうなるわな」
京子「寄ってたかってしまいにゃ爆発するヘルメット被せられちゃ」
京子「誰だってこうなるわな」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:20:59.67 ID:eMSPbAEA0
ちなつ「・・・ごめんね、あかりちゃん」
結衣「私、ちょっとどうかしてたよ」
あかり「ちなつちゃん・・・結衣ちゃん・・・」
綾乃「わ、悪かったわ赤座さん。無理やり変なヘルメット被せちゃって・・・」
千歳「堪忍してな・・・?」
あかり「杉浦先輩・・・池田先輩・・・」
京子「流石に、みんな冷静さを取り戻したようだ」
京子「あかりに嫌がられたのがよほどこたえたようだな」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:21:49.74 ID:eMSPbAEA0
櫻子「あかりちゃん、ごめん!」
向日葵「許して下さいます・・・?」
あかり「櫻子ちゃん・・・向日葵ちゃん・・・」
西垣「そ、その何だ、別に赤座が憎くてやったわけじゃなくてな・・・」
松本「・・・・・・・・・」
あかり「西垣先生・・・会長・・・」
京子「みんな、自らの行いを反省しあかりに許しを求めている」
京子「感動的な場面だ。・・・けどな。それをやっちゃうとな」
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:22:38.13 ID:eMSPbAEA0
『みんな、大好きだよ』パッ
あかり「えへへ・・・」
ちなつ「!?」ドキーン
結衣「!?」ドキーン
綾乃「!?」ドキーン
千歳「!?」ドキーン、ブッ
櫻子「!?」ドキーン
向日葵「!?」ドキーン
西垣「!?」ドキーン
松本「・・・・・・・・・!?」ドキーン
京子「ほらなー、こうなるんだよなー」
京子「全員の心臓が打ち抜かれた音が聞こえたような気がしたよ、今」
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:23:59.89 ID:eMSPbAEA0
ちなつ「・・・もーっ、あかりちゃんってば!」ダキッ
結衣「あかりーっ!」ダキッ
綾乃「赤座さんったら、もう!」ダキッ
千歳「もう、赤座さん!」ダキッ
あかり「きゃあーっ!?ちょ、ちょっとなにー!?」ダキッ
櫻子「あかりちゃーん!」ダキッ
向日葵「赤座さんっ!」ダキッ
西垣「赤座!」ダキッ
松本「・・・・・・・・・!」ダキッ
京子「はいはい、そんで全員まとめてドカーンね」
京子「わかりやすいったらありゃしないよ、全く」
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:26:41.53 ID:eMSPbAEA0
結衣「京子、ほらお前も来いよ!」
京子「え、えー?私もー・・・?」
京子「そんな記念撮影みたいなノリで誘われても・・・」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:28:11.78 ID:eMSPbAEA0
京子「・・・まぁ、しょうがないか。じゃあ」ピト
ちなつ「いい?じゃ、みんなでせーの!」
あかり「ちょ、ちょっとー!?煙出てる!煙出てるよこのヘルメット!?」シューシュー…
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:29:11.33 ID:eMSPbAEA0
全員「「「「私たちも!」」」」
全員「「「だーい好き!」」」
ピカッ
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:29:58.12 ID:eMSPbAEA0
ドッゴーーーーー…ン…
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:33:39.78 ID:eMSPbAEA0
西垣「いやー、なかなかいい爆発だったな松本」
松本「・・・・・・」
西垣「ん?何で赤座があんなにモテるのかって?さあな・・・」
西垣「・・・けどな。赤座を見てると思い出すな。昔よく似た生徒がいたんだ」
松本「・・・・・・」
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:34:37.07 ID:eMSPbAEA0
西垣「どんな生徒かって?ああ、赤座とはタイプが違って・・・」
西垣「クールで、人を寄せ付けない雰囲気だったがな」
松本「・・・・・・」
西垣「ああ。それでみんな遠巻きに眺めながら憧れる感じで」
西垣「そいつが校内を移動するたびに、ゾロゾロと集団がついていくって有様だったな」
松本「・・・・・・」
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:35:59.94 ID:eMSPbAEA0
西垣「名前?ああ、ちょっとド忘れしたな・・・確か、あか・・・あか・・・ね?だったかな確か」
西垣「赤座とどっちがモテたかって?さぁ、それは何とも言えんな・・・」
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:38:38.21 ID:eMSPbAEA0
(京子の家)
京子「いやー、それにしても参ったな、あかりの天然ジゴロっぷりには」
京子「みんな、あんなにあかりにメロメロでさ・・・・・」
京子「・・・まぁ、そういう私も」
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:39:53.73 ID:eMSPbAEA0
京子「こんなにあかりの事ばっか考えちゃってるんだから」
京子「もしかして、私もあかりの天然ジゴロっぷりにやられちゃってるのかもね・・・」タハハ…
京子「・・・まぁ、それにしても」
京子「一番、あかりのジゴロっぷりにやられちゃってるのは」
京子「あの人かも知れないなぁ・・・」
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:42:01.89 ID:eMSPbAEA0
(あかねの部屋)
あかね「へっくし!」
あかね「うう、風邪かしら?」
あかね「うー、寒い季節だし・・・。冷えないように・・・」
あかね「あかりのパンツ、重ね被りして暖かくしなきゃね♪」
終わり
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/17(日) 20:43:22.17 ID:eMSPbAEA0
以上になります
呼んでくれた方、コメくれた方ありがとうございました
呼んでくれた方、コメくれた方ありがとうございました
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/18(月) 14:25:02.18 ID:/qUlQ5UCO
素晴らしいから大室家編もあってもええんやで?
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/19(火) 22:38:59.91 ID:vWSS5M080
大室家ならどうなるスかね
花子「櫻子は天然ジゴロだし!」
櫻子「花子は天然ジゴロだ!」
櫻子「ねーちゃんは天然ジゴロだ!」
花子「櫻子は天然ジゴロだし!」
櫻子「花子は天然ジゴロだ!」
櫻子「ねーちゃんは天然ジゴロだ!」
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/21(木) 17:13:54.78 ID:uK+LZ8TQO
いやいやあかりがジゴロで大室家編な?
櫻子は当然、花子様とも接点出来てるし
櫻子は当然、花子様とも接点出来てるし
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