いろは「どうして、わたしを選んだんですか?」
2020-11-04
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/14(土) 23:39:28.18 ID:9QqFPfO90
俺ガイルのいろはssです。短めです。
わたしは、今年、高校二年の夏、せんぱいに告白をしました。わたしも本物が欲しくなってしまったのです。
けれど、もう一つ理由があって、それは、その頃せんぱいが奉仕部と少し疎遠になっていたのです。
あわよくば、という思いで言ってみたものの、期待は全くしていなかったのです。本当ですよ?
けれど、せんぱいは私を受け入れてくれました。
きっと、あの2人のことを大切に思うが故の行動だったのだと思います。
やっぱり悔しかったけど、わたしはせんぱいといっしょになることができたのです。
そして時は流れ、12月。生徒会室でわたしたちは二人きりです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523716767
わたしは、今年、高校二年の夏、せんぱいに告白をしました。わたしも本物が欲しくなってしまったのです。
けれど、もう一つ理由があって、それは、その頃せんぱいが奉仕部と少し疎遠になっていたのです。
あわよくば、という思いで言ってみたものの、期待は全くしていなかったのです。本当ですよ?
けれど、せんぱいは私を受け入れてくれました。
きっと、あの2人のことを大切に思うが故の行動だったのだと思います。
やっぱり悔しかったけど、わたしはせんぱいといっしょになることができたのです。
そして時は流れ、12月。生徒会室でわたしたちは二人きりです。
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/14(土) 23:46:03.81 ID:9QqFPfO90
いろは「ねえ、せんぱい」
八幡「ん」
いろは「どうして、わたしを選んだんですか?」
八幡「また唐突だな」
いろは「かわいかった、以外の理由でお願いしますね、せんぱいがわたしをかわいがってることぐらいはお見通しなんですから」
八幡「あざといあざとい…、ていうかまず選んだも何もぼっちに選択肢なんてあるわけないだろ。むしろ選んでいただいて光栄だと思うまである」
いろは「今日ははぐらかされませんよ」
八幡「はぐらかしてるわけじゃあ…」
いろは「せんぱいだって、わかってましたよね?結衣先輩と雪ノ下先輩の気持ち」
八幡「ずいぶん、突っ込んだことを聞くんだな…」
いろは「ごめんなさい、けれど、もうそろそろ聞いてもいいと思うんです。」
八幡「…」
いろは「わたしたち、付き合ってもう半年、ですよ」
八幡「そう、だな」
八幡「…」
八幡「…雪ノ下は…おそらく違う」
いろは「…じゃあ、結衣先輩は?」
八幡 「どう、なんだろうな」
八幡「ん」
いろは「どうして、わたしを選んだんですか?」
八幡「また唐突だな」
いろは「かわいかった、以外の理由でお願いしますね、せんぱいがわたしをかわいがってることぐらいはお見通しなんですから」
八幡「あざといあざとい…、ていうかまず選んだも何もぼっちに選択肢なんてあるわけないだろ。むしろ選んでいただいて光栄だと思うまである」
いろは「今日ははぐらかされませんよ」
八幡「はぐらかしてるわけじゃあ…」
いろは「せんぱいだって、わかってましたよね?結衣先輩と雪ノ下先輩の気持ち」
八幡「ずいぶん、突っ込んだことを聞くんだな…」
いろは「ごめんなさい、けれど、もうそろそろ聞いてもいいと思うんです。」
八幡「…」
いろは「わたしたち、付き合ってもう半年、ですよ」
八幡「そう、だな」
八幡「…」
八幡「…雪ノ下は…おそらく違う」
いろは「…じゃあ、結衣先輩は?」
八幡 「どう、なんだろうな」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/14(土) 23:54:42.10 ID:9QqFPfO90
八幡 (俺の自意識過剰でなければ、恐らくあの、可愛くて優しい、彼女がどんなに否定しようとも優しい、けれど人間臭い、そんな魅力的な由比ヶ浜由衣という女の子はきっと俺の事を想っていてくれていたのだろう。)
八幡 (それはとても嬉しい、嬉しいことで、けれど、俺はどうしても由比ヶ浜が「ヒーロー」である俺を求めているんじゃないかと思ってしまった。彼女がどんなに否定しようと、俺と彼女の出会いはそういうモノだったから。)
八幡 (そんなのは当たり前、ヒーローになってこそ男だろうと、そういう人間もいるのかもしれないが、この比企谷八幡という人間は、醜くて汚い、それこそ人間臭い部分をありのまま、受け入れ、あわよくば愛してくれるような、ヒーローじゃない比企谷八幡を愛してくれるような人間を望むのだ。)
八幡(だから俺は、由比ヶ浜の想いに応えることはしなかったのだ。)
いろは「まあ、せんぱいの考えることも一理あるかもですけど」
八幡「俺何も言ってないよね、エスパーなの?」
いろは「先輩の考えることなんて五分五厘わかりますよ」
八幡「打率だったらとんでもない好成績だな」
いろは「ほんとはわかりませんけど、きっといろいろ考えあぐねた結果、由衣先輩を振ったんですよね」
いろは「でも、わたしも人間なんですから、心配になるんです」
八幡「心配?」
いろは「はあ、鈍いですね」
八幡 (それはとても嬉しい、嬉しいことで、けれど、俺はどうしても由比ヶ浜が「ヒーロー」である俺を求めているんじゃないかと思ってしまった。彼女がどんなに否定しようと、俺と彼女の出会いはそういうモノだったから。)
八幡 (そんなのは当たり前、ヒーローになってこそ男だろうと、そういう人間もいるのかもしれないが、この比企谷八幡という人間は、醜くて汚い、それこそ人間臭い部分をありのまま、受け入れ、あわよくば愛してくれるような、ヒーローじゃない比企谷八幡を愛してくれるような人間を望むのだ。)
八幡(だから俺は、由比ヶ浜の想いに応えることはしなかったのだ。)
いろは「まあ、せんぱいの考えることも一理あるかもですけど」
八幡「俺何も言ってないよね、エスパーなの?」
いろは「先輩の考えることなんて五分五厘わかりますよ」
八幡「打率だったらとんでもない好成績だな」
いろは「ほんとはわかりませんけど、きっといろいろ考えあぐねた結果、由衣先輩を振ったんですよね」
いろは「でも、わたしも人間なんですから、心配になるんです」
八幡「心配?」
いろは「はあ、鈍いですね」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/15(日) 00:03:41.40 ID:drzDKYlp0
いろは「あの、当たり前じゃないですか、内情はどうであれ、自分の好きな人に一定以上の感情を抱く人が2人もいて、しかもその2人はすごく綺麗な人で、そして部活まで一緒なんですよ。いくらせんぱいがいろいろ考えて私を選んでくれたとしてもちょっと不安になっちゃいますよ。」
八幡「…」
いろは「なんかいうことはないんですか」プンスカ
八幡「なんだか…」
いろは「なんですか」
八幡「今日はやけに素直だな」
いろは「…う」
八幡「…」
いろは「だって、せっかくせんぱいと一緒になれて、半年間も過ごしてるのに、何一つ、わたしとせんぱいの距離が変わることがないんですもん」
八幡「…ごめんな」
いろは「そうやって、せんぱいは謝って場をしのぎますけど、せんぱいはわたしとの距離、どう思ってるかなんて聞いたことがありませんよ」
八幡「どうって…」
いろは「今日という今日は、答えてもらいますよ」
八幡「…変わらなきゃ…駄目なのか」
いろは「…やっぱり」
いろは「あのですね、駄目というか、きっと、先輩は変わるのが怖いんですよね」
八幡「う…」
八幡「…」
いろは「なんかいうことはないんですか」プンスカ
八幡「なんだか…」
いろは「なんですか」
八幡「今日はやけに素直だな」
いろは「…う」
八幡「…」
いろは「だって、せっかくせんぱいと一緒になれて、半年間も過ごしてるのに、何一つ、わたしとせんぱいの距離が変わることがないんですもん」
八幡「…ごめんな」
いろは「そうやって、せんぱいは謝って場をしのぎますけど、せんぱいはわたしとの距離、どう思ってるかなんて聞いたことがありませんよ」
八幡「どうって…」
いろは「今日という今日は、答えてもらいますよ」
八幡「…変わらなきゃ…駄目なのか」
いろは「…やっぱり」
いろは「あのですね、駄目というか、きっと、先輩は変わるのが怖いんですよね」
八幡「う…」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/15(日) 00:06:12.83 ID:drzDKYlp0
明日続きかきます。草稿はできているので完結はします。
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/15(日) 22:43:16.16 ID:drzDKYlp0
いろは「例えば、わたしと付き合っていることを隠し通すとか、わたしをそれこそ体の関係だけにするとか」
八幡「そんなこと」
いろは「でも、できたんですよ。せんぱい」
いろは「わたしはたとえそういう関係でもいいと思ってせんぱいに告白したんですもん」
八幡「一色…」
いろは「ほんとうに、ばかですね。わたしもばか」
いろは「…ばか」
いろは「…だって、だって」
いろは「わたしを、えらばなければ、せんぱいは、ほんものを、てに」
ナデナデ
いろは「せんぱい…?」
八幡「そんなこと」
いろは「でも、できたんですよ。せんぱい」
いろは「わたしはたとえそういう関係でもいいと思ってせんぱいに告白したんですもん」
八幡「一色…」
いろは「ほんとうに、ばかですね。わたしもばか」
いろは「…ばか」
いろは「…だって、だって」
いろは「わたしを、えらばなければ、せんぱいは、ほんものを、てに」
ナデナデ
いろは「せんぱい…?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/15(日) 22:45:58.54 ID:drzDKYlp0
八幡「あのな一色」
八幡「今からお説教な」
いろは「普通逆じゃないですか?」
八幡「確かに俺はあの教室が、あの二人のことが恋愛的な意味、という点では違うような気がするが、好きだった。」
いろは「…はい」
八幡「…すまんな」
いろは「…いいです、続けてください」
八幡「おう、…あいつらとなら、本物が見えるかも、分かるかもしれないって。だから、壊したくなかった。そんなんで本物なんて見えないのかもしれないがな。」
いろは「…」
八幡「今からお説教な」
いろは「普通逆じゃないですか?」
八幡「確かに俺はあの教室が、あの二人のことが恋愛的な意味、という点では違うような気がするが、好きだった。」
いろは「…はい」
八幡「…すまんな」
いろは「…いいです、続けてください」
八幡「おう、…あいつらとなら、本物が見えるかも、分かるかもしれないって。だから、壊したくなかった。そんなんで本物なんて見えないのかもしれないがな。」
いろは「…」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/15(日) 22:47:32.92 ID:drzDKYlp0
八幡「あのな…今から似合わないことを言うけどな」
いろは「…はい」
八幡「その、気づいたらあの教室と同じくらいに俺はお前のことも大切で、守りたくなっていた自分がいたんだ。」
いろは「!…はい…」
八幡「だからな、お前が本物じゃないかなんてお前がが決めることじゃないんだ」
八幡「本物なんて、初めからあるかすら分からないんだ。けれどな、今の俺はお前と2人でそれを探していきたいって思ってるんだ」
いろは「…」
八幡「これで…いいか?」
いろは「…//」
いろは「全然ですまず奉仕部とわたしが同等ってどういうことですかあと普通頭撫でながらじゃなくて抱きしめながらとかですよね子供じゃないんですしやっぱりせんぱいはごみいちゃんですね」
八幡「小町かそんな単語教えたの。…結構頑張ったんだけどな」
いろは「知ってますよ、そんなの」
チュッ
八幡「!」
いろは「…はい」
八幡「その、気づいたらあの教室と同じくらいに俺はお前のことも大切で、守りたくなっていた自分がいたんだ。」
いろは「!…はい…」
八幡「だからな、お前が本物じゃないかなんてお前がが決めることじゃないんだ」
八幡「本物なんて、初めからあるかすら分からないんだ。けれどな、今の俺はお前と2人でそれを探していきたいって思ってるんだ」
いろは「…」
八幡「これで…いいか?」
いろは「…//」
いろは「全然ですまず奉仕部とわたしが同等ってどういうことですかあと普通頭撫でながらじゃなくて抱きしめながらとかですよね子供じゃないんですしやっぱりせんぱいはごみいちゃんですね」
八幡「小町かそんな単語教えたの。…結構頑張ったんだけどな」
いろは「知ってますよ、そんなの」
チュッ
八幡「!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/15(日) 22:55:12.89 ID:drzDKYlp0
いろは「だから、これは労いのチューです。わたしを少し安心させることが出来たせんぱいに対するご褒美です。」
八幡「少しって…そんなキャラだっけお前」
いろは「わたしはお砂糖だけじゃなくてスパイスとケミカルXもいっぱい詰まった、ただの寂しがりな女の子なんです」
八幡「…そうか」
ダキッ
八幡「こうすれば、もっと安心するのか?」
いろは「っ…せんぱいのくせに、なんでそんな余裕そうなんですか」
八幡「いや、実はめちゃくちゃ緊張してる」
いろは「ばかですね、ほんとにばか」
いろは「言っておきますけど、まだ全然納得してませんからね。あくまで、今日のところはわたしがまけてあげるってことですからね」
八幡「わかってるよ、一色」
いろは「いろは」
八幡「…マジ?」
いろは「当たり前じゃないですか、ほら、早く」
八幡「ほんとにやるの?」
いろは「はーやーくー」
八幡「…いろは」
ダキッ
いろは「…よくわかってますね、ただ名前を呼んだだけじゃ減点でしたよ?」
八幡「へいへい…」
いろは「もっと、強く抱きしめてください」
ギュッ
八幡「ああ、これで少しはお前の胸の支えがとれるならいくらでもしてやるぞ、バカになってやる」
いろは「……ふふ」
八幡「……はは」
いろは「えい」
八幡「少しって…そんなキャラだっけお前」
いろは「わたしはお砂糖だけじゃなくてスパイスとケミカルXもいっぱい詰まった、ただの寂しがりな女の子なんです」
八幡「…そうか」
ダキッ
八幡「こうすれば、もっと安心するのか?」
いろは「っ…せんぱいのくせに、なんでそんな余裕そうなんですか」
八幡「いや、実はめちゃくちゃ緊張してる」
いろは「ばかですね、ほんとにばか」
いろは「言っておきますけど、まだ全然納得してませんからね。あくまで、今日のところはわたしがまけてあげるってことですからね」
八幡「わかってるよ、一色」
いろは「いろは」
八幡「…マジ?」
いろは「当たり前じゃないですか、ほら、早く」
八幡「ほんとにやるの?」
いろは「はーやーくー」
八幡「…いろは」
ダキッ
いろは「…よくわかってますね、ただ名前を呼んだだけじゃ減点でしたよ?」
八幡「へいへい…」
いろは「もっと、強く抱きしめてください」
ギュッ
八幡「ああ、これで少しはお前の胸の支えがとれるならいくらでもしてやるぞ、バカになってやる」
いろは「……ふふ」
八幡「……はは」
いろは「えい」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/15(日) 22:57:03.75 ID:drzDKYlp0
チュッ
八幡「っ…お前また」
いろは「嫌なんですか?」
八幡「嫌じゃないが」
いろは「…じゃあこんどはせんぱいから」
八幡「…」
チュッ
八幡「こんなの…バカになるな」
いろは「そう…ですね」
いろは「ばかになったら先輩のせいなんですからね」
いろは「責任、取ってくださいね」
八幡「っ…お前また」
いろは「嫌なんですか?」
八幡「嫌じゃないが」
いろは「…じゃあこんどはせんぱいから」
八幡「…」
チュッ
八幡「こんなの…バカになるな」
いろは「そう…ですね」
いろは「ばかになったら先輩のせいなんですからね」
いろは「責任、取ってくださいね」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/15(日) 22:58:27.30 ID:drzDKYlp0
完結です。処女作でした。読んでくださった方がいるかはわかりませんが、またいろはssを書こうと思っているのでその時はよろしくお願いします~。
俺ガイル 好きの意味
2020-10-28
1: メイコウ 2018/04/10(火) 02:00:21.27 ID:ZGDFh4bL0
独自の解釈含みます
いろはすは皆に愛される良い子だと思います
初めて書いたので読みづらかったらごめんなさい
それでも良ければどうぞ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523293220
いろはすは皆に愛される良い子だと思います
初めて書いたので読みづらかったらごめんなさい
それでも良ければどうぞ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523293220
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2: メイコウ 2018/04/10(火) 02:01:36.42 ID:ZGDFh4bL0
「…………………」
「…………………」
「…………………」
どうも一色いろはです
さてさて気まずさMAXの奉仕部部室
机を挟んで向かい合う三人の美少女
雪ノ下 雪乃
由比ヶ浜 結衣
一色いろは
いや、この2人を前に美少女を名乗れるほどの自信はまあないですけど
この三人が見つめあってる…
というか私対2人という感じですが
それにはちょっとした理由がありまして……
「…………………」
「…………………」
どうも一色いろはです
さてさて気まずさMAXの奉仕部部室
机を挟んで向かい合う三人の美少女
雪ノ下 雪乃
由比ヶ浜 結衣
一色いろは
いや、この2人を前に美少女を名乗れるほどの自信はまあないですけど
この三人が見つめあってる…
というか私対2人という感じですが
それにはちょっとした理由がありまして……
3: メイコウ 2018/04/10(火) 02:07:11.68 ID:ZGDFh4bL0
「……いろはちゃん、もう一度言ってもらえるかな?」
「はい……私一色いろはは比企ヶ谷八幡先輩と正式にお付き合いすることになりました」
ガタッ
「!?……雪ノ下先輩……?」
「紅茶……入れるわね」
「あ、ありがとうございます…」
4: メイコウ 2018/04/10(火) 02:10:10.85 ID:ZGDFh4bL0
ビ、ビックリした~
いやいやいや、分かってたけど!
分かってはいたけれど!
やっぱりこの2人先輩のこと……
「好きだったよ…ヒッキーのこと……」
心を読まれた!?
「顔見てれば分かるわよ
まあそうよね、気を遣わせてるわよね…」
そう言って目の前に置かれる紅茶
気を使ってないといえばもちろん嘘になる
先輩と付き合えることになって本当に嬉しかった
多分1年前までの私ならそれくらいのことでと鼻で笑うかもしれない
でも今ならわかる
この人が私にとってのホンモノだったから
ホンモノの恋を初めてした
だから私はこれを初恋と呼んでいる
まあこれくらい惚気たくなるくらいには嬉しかったということだ
そんな中一気に不安も押し寄せてきた
そう、このお二人のことだ…
5: メイコウ 2018/04/10(火) 02:12:32.07 ID:ZGDFh4bL0
「私は先輩の事が好きです、でもお二人のことも大好きになってしまったから……」
「いろはちゃん……」
「だからわざわざ報告しに来た…そういうことね」
「はい……」
「……本当…叶わないわね」
「そうだね、私達はずっと止まっていた…何も壊したくなくて…
でもいろはちゃんは自分の足で歩き出した
壊れてしまう恐怖と戦いながら」
「そ、それは違います!
私はお二人と出会いも立場も違ったから、だから……」
「それは違うよ」
「結衣先輩……」
6: メイコウ 2018/04/10(火) 02:13:33.42 ID:ZGDFh4bL0
「いろはちゃんはきっと私達と同じ立場でもヒッキーに告白してると思う」
「そして私達は立場が違ったとしても何も出来ない…しなかったでしょうね」
「……でも、これで良かったんだよ
そりゃ私も最初はヒッキー…比企ヶ谷八幡という男の人が好きだった
それはもう新婚生活を妄想しちゃうくらいにはね」
「最初は…ってことは今はもう?」
「ううん、今も好きだよ、大好き…
でも多分途中から好きの意味が変わったんだと思う」
「…そうね、私に至っては初めから違ったのかもしれないわね」
「好きの意味…ですか?」
7: メイコウ 2018/04/10(火) 02:14:47.17 ID:ZGDFh4bL0
「えぇ、それこそ恋なんてしたことなかったから…
まあどうでも良い男の告白ならいくつかあったのだけれども」
「アハハ……ゆきのんらしいや」
「……じゃあお二人にとって先輩への好きの意味ってなんなんですか?」
「そうね……ペット……道具…使い慣れたペン?」
「人ですらなくなっちゃった……多分もっと簡単で良いんだよ…
親友……じゃないかな?」
「親友…ですか……」
8: メイコウ 2018/04/10(火) 02:16:40.60 ID:ZGDFh4bL0
「うん、多分私達は2人で1つの存在よりも
この奉仕部のメンバーで1つの存在になりたくなっちゃったんだよ」
「まあ……つまりはそういうことね」
「あれ?ゆきのんもしかして照れてる? 」
「おかしなこと言わないで頂戴、別に照れるようなこと何もないでしょう
……それに本当に由比ヶ浜さんの言う通りだと思うから
多分私達にとって今の関係こそホンモノ…なのかもしれないわね」
9: メイコウ 2018/04/10(火) 02:18:18.83 ID:ZGDFh4bL0
……ホンモノ……
彼はずっとそれを求めていた
そしてそれが欲しいとお二人に打ち明けた
きっと誰か1人にそれを打ち明けたのならば
それを告白と捉えられてもおかしくない
でもきっと彼もそうじゃないから2人に吐き出しただろう
そうじゃないけど一番の信頼をおいているから吐き出せた
そういう関係をこの1年で作り上げた
見つける事が出来たんだ
やっぱりこの2人には敵わない
恋人という私なりのホンモノになれた今でもそう思う
10: メイコウ 2018/04/10(火) 02:19:58.43 ID:ZGDFh4bL0
「こんなこと言うとさ……負け惜しみみたいになっちゃうけど
私はヒッキーの選んだ相手がいろはちゃんで良かったって思うんだ
いろはちゃんのおかげで私達は本当の意味でホンモノになれた
……親友になれたんだと思う」
「そうね……それにあの男は何故だか貴女の前だと真面目に働くから安心して任せられるわ」
「それ言えてるかも!お兄ちゃんスキルがオートで発動してるとか誤魔化してるけど絶対前から意識してたんだよ」
11: メイコウ 2018/04/10(火) 02:21:28.99 ID:ZGDFh4bL0
先輩が前から私のことを……
ヤバイ、それを考えただけで顔が熱くなる
2人ともニヤニヤしてこっち見てくるし
あー私こういうキャラじゃなかったのにな~
あれもこれも全部先輩が悪い
大体周りに美人美少女集めすぎなんですよ
それでいてぼっちを気取るなんて
ぼっちの風上にもおけないですね!
次自分のことぼっちとか言い出したら叱ってあげないと
こんな優しいお2人のような親友が居て
私という彼女…がいるんだから
ぼっちなんてもう言わせない…なんて
12: メイコウ 2018/04/10(火) 02:24:19.11 ID:ZGDFh4bL0
「ハハッいろはちゃん、本当幸せそうだね」
「あっ…す、すみません、お二人の前で…」
「気を使わないでちょうだい、それとも私達が別れてと言ったら別れてくれるのかしら?
あなたの手に入れたホンモノはその程度ってことになるけれども」
「それは……無理です!
私は先輩が大好き…愛してます
たとえお二人の頼みでも先輩は渡したくない…やっと手に入れたホンモノだから……だから、だから……」
「ふふっもう十分よ、さっきも言ったでしょう、もう私達の彼への好きの意味は変わってるのだから」
「えっ……あっ////」
「クスッいろはちゃん顔真っ赤」
「だって~……んんっ、今日は2人にお願いがあるんです」
「えっなになに?あっわかった、結婚式の友人代表スピーチでしょ!
あれやってみたかったんだよね~」
「由比ヶ浜さん、早とちりすぎよ
あれよね、子供の名前の相談よね?
とりあえず女の子なら名前の終わりに乃をつけると家庭環境が拗れるからやめときなさい」
「ゆきのんが自虐ボケを!?」
「雪ノ下先輩ってたまに反応に困るボケしますよね……じゃなくて!どっちも違います!!
そりゃいつかは結婚とか、、子供とかは、、/////」
「やっぱ名前は2人の名前合わせて色八?あっ色幡とかどう?」
「由比ヶ浜さんは将来旦那さんに名前は委ねた方が良さそうね」
「そうですね……じゃない!!
こっちは真剣なんですからちゃんと聞いてください」
「ごめんごめん、つい楽しくなっちゃって」
「そうね、きちんと話聞くわ」
14: メイコウ 2018/04/10(火) 08:41:51.47 ID:ZGDFh4bL0
「それじゃあ改めて………
私と……私とも……ホンモノになってください!!!」
「…………えっどういうこと?」
「まるで愛の告白ね、あの男へした告白の再現でも見せてくれてるのかしら?」
「違います!!でも、それよりも図々しい…というか失礼なことかもしれません
さっきも言いましたけど私…お二人が大好きなんです
だから不安だった……お二人と同じ人を好きになってしまったから
その人が……私を選んでくれたから……
けど私欲張りなんです
先輩だけじゃ足りない、お二人ともホンモノになりたい
先輩への好きの意味とお二人への好きの意味はもちろん違うけど
でもどちらも私にとってホンモノだから……」
「えっと…つまりヒッキーの恋人になって、さらに私達とも親友にこれからなりたい…そういうことかな?」
「はい……図々しいのは分かってます!
いくら好きの意味が変わったから気を使わないでと言ってくれたとはいえ、元々好きだった男を奪った女と親友なんて私だったら突き返します……
でも、それでも、私は……」
「ん~………それは無理かな~、、ねぇゆきのん?」
「そうね、難しい話ね」
「うっ……そ、そうですよね……」
15: メイコウ 2018/04/10(火) 08:47:44.51 ID:ZGDFh4bL0
「……だって私達もう……親友でしょ?」
「…………え!?」
「さっき言ったでしょ…奉仕部のメンバーで1つになりたくなったって」
「でも私は奉仕部じゃ……」
「何を今更言ってるのかしら、私が注意してもいつも入り浸ってたくせに」
「それは……でも……」
「あーもう!面倒くさい!いろはちゃんも私達が大好きって言ってくれたじゃん
私達もいろはちゃんが大好きなの!
相思相愛、他に問題ある!?」
「そうね、なんならあの男から私達が一色さんを奪っちゃいましょうか」
16: メイコウ 2018/04/10(火) 08:51:48.26 ID:ZGDFh4bL0
そう言って私に抱きついてくる結衣先輩
悪戯っ子のように笑う雪ノ下先輩
苦しい
苦しい
幸せに押しつぶされそう
なんでこの人達はこんなにも優しいんだろう
あ~ダメだ、もう止められない
でもこの涙はあの時の涙じゃない
あの自分にはホンモノが
何一つないと気付かされたあの時
偽物だったあの時とは……
17: メイコウ 2018/04/10(火) 09:00:20.73 ID:ZGDFh4bL0
「えっいろはちゃん、泣いてる!?
ごめん、苦しかった!?」
「違う…違うんです……嬉しくて…幸せだから……う……だって私なんかがこんな幸せになって…」
「ふふっ本当あなたあの男に似てきたわね
あんま自分を卑下するところは似て欲しくないのだけれど」
「クスッ確かにそこは似て欲しくないかも」
「そ、そうですよね、私が先輩をポジティブに変えてあげなきゃいけないですから!」
「そうそう、その意気だよ!
ヒッキー改革だね!」
「あの男がポジティブな姿はそれそれで気持ち悪くもあるのだけれど」
「アハハ…あの、先輩のことでもし困ったことがあったら相談しても良いですか?」
「もちろん!ヒッキーの扱いは1人じゃ大変だもんね」
「またあの男は馬鹿みたいな自己犠牲の美学を掲げてくるかもしれないからね」
「そうなんですよ!この前もデート行った時………」
18: メイコウ 2018/04/10(火) 09:01:55.52 ID:ZGDFh4bL0
好きの意味
その違いはまだ私にはわからない
お二人には分かってるのかもしれないし
私に気を使って言ってくれたのかもしれない
でもこれだけは分かる
私が先輩に対する大好きはホンモノだし
雪ノ下先輩と結衣先輩に対する大好きもホンモノだ
そこの違いは分からずともホンモノということだけは分かる
それだけ分かれば今の私には充分だ
こうして私はホンモノを手に入れた
ううん、違うね
もらったんだ
恋人も親友も
この目の腐った最愛の人から
19: メイコウ 2018/04/10(火) 09:03:02.40 ID:ZGDFh4bL0
「ですよね、先輩♪」
「………あの、こういう話は本人のいないとこでしてもらえませんかね?
浜ちゃんに苦労する佐々木課長並みに胃が痛くなるから……」
「あら、親友を1人除け者になんて出来るわけないじゃない」
「っていうか浜ちゃんとか佐々木課長って誰?親戚のおじさん?」
「釣りバカとか今時の子が分かるわけないじゃないですか……」
「じゃあ何故お前さんは分かるんですかね、、」
「それはもちろん
愛の力ですよ、八幡先輩♪」
完
20: メイコウ 2018/04/10(火) 09:04:32.81 ID:ZGDFh4bL0
「……それ言ってて恥ずかしくならねぇの?」
「先輩………減点です!!!」
本当に完
引用元: ・俺ガイル 好きの意味
雪乃「あら、比企谷くん。どこに行くの?」
2020-10-07
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:34:35.20 ID:k/TRLAcd0
八幡「部室だけど?」
雪乃「ちょっと待ちなさい。今日は活動は無しとあなたにも連絡をしてもらったはずよ」
八幡「誰にだ? って、由比ヶ浜しかいないか」
雪乃「ええ。あなたの家にファックスをするようにとちゃんと伝えたのだけれど」
八幡「ファックスでなんで俺に情報が届くと思ったんですかね……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1516718074
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:36:27.90 ID:k/TRLAcd0
雪乃「ごめんなさい、そこまで頭が回らなかったわ」
八幡「本気で言ってるならマジでやばいから病院行ったほうがいいぞ」
雪乃「イヤね、冗談に決まってるでしょう」
八幡「冗談が冗談に聞こえないんだよなぁ、ポーカーフェイスすぎて」
雪乃「これでも最近はだいぶ感情豊かになったほうよ?」
八幡「って言うわりには、お前の泣いてる所とか全く見たことないんだが」
雪乃「見せたことがないだけよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:38:00.74 ID:k/TRLAcd0
八幡「なんつーか、想像すらできん。血も涙も無い悪魔だしなお前」
雪乃「怒っていいのかしら」
八幡「プンプン丸? プンプン丸ですか雪ノ下さん?」
雪乃「……くだらない挑発をされると冷めるわね」
八幡「冷静なフリして内心激おこな雪乃なのであった」
雪乃「その呼び方はやめて」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:39:47.76 ID:k/TRLAcd0
八幡「頼んできたのはお前だろうが」
雪乃「う……… そうだけど、学校ではまだダメって言ったじゃない…」カァァ
八幡「ヴィークトリィィィ!! ヒャッハァ、雪乃ちゃんを照れさせてやったぜぇ!」
雪乃「私をあんまり馬鹿にすると姉さんが飛んでくるわよ?」
八幡「っ……お前それ、陽乃さん呼ぶのは卑怯じゃね?」
雪乃「呼ばなくても勝手にくるから忠告してるのよ……」
八幡「絶対あの人って人間超えてるよな…」
雪乃「………」
八幡「………」
雪乃「次は?」
八幡「数字で」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:41:10.26 ID:k/TRLAcd0
雪乃「いちいち私のすることに干渉してくるのよね、姉さんって」
八幡「憎んでたりするのか?」
雪乃「散々な目に遭わされているし、正直恨みが無いとは言い切れないわね」
八幡「仕方ないなあれは。ドンマイ陽乃さん」
雪乃「合格祈願と言って神社の本殿に私の肖像を飾られたこともあったわ」
八幡「ろくでもねぇなあの人マジで…」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:42:38.35 ID:k/TRLAcd0
雪乃「斜め横の柱にあなたの遺影も一緒にガムテープで貼り付けてあったわよ」
八幡「はちまん君の写真の扱いぞんざいすぎじゃない? つーかまだ生きてるんですが」
雪乃「急に倒れてなす術なく逝ってしまったけれど……彼はどこか満足そうな表情をしていたわ」
八幡「充実した人生だったんだろうな……っておい、だから勝手に人を殺すのやめようね?」
雪乃「………」
八幡「………」
雪乃「次は?」
八幡「ネタ切れ」
雪乃「そうね」
おわり
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:45:17.69 ID:k/TRLAcd0
おまけ
雪乃「よくもまぁ同類のネタを飽きずに続けたものね」
八幡「続けたっつってもたった3日だろ。三日坊主ここに極まれりだな」
雪乃「それでもすごいと思うわ」
八幡「ほーん…… 珍しいな、お前が褒めるなんざ」
雪乃「何を言っているのかしら?」
八幡「あ?」
雪乃「そんな無駄話作ってる暇があったらもっと建設的なことをすればいいのに(笑)」
雪乃「という意味よ」
八幡「なんか雪ノ下が(笑)とか使うと人一倍苛つくな」
雪乃「そうかしら(笑)」
八幡「………」イラッ
雪乃「比企谷(笑)八幡(笑)」
八幡「やべぇよやべぇよ……ぶん殴りてぇよこの笑顔……」
雪乃「………」
八幡「………」
雪乃「……はちまん」ニコ
八幡「やべぇよ……」(破壊力が)
おわり
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/23(火) 23:49:47.78 ID:k/TRLAcd0
読んでくれた方ありがとござます。
いろはすゆいゆいゆきのんでそれぞれ書けたので一本満足!
もう作文SSは書かない(しばらくは)
っていうかヒッキーが全員と付き合ってる感じなんですが何がどうなってるんですかね
バー
八幡「一人も友達いないんで、壁打ちしてていいですか」
2020-10-01
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 18:35:28.93 ID:nUjR5YXJo
体育教師「…………」
八幡「正直、誰かとペア組むとそいつが可哀想なので。俺みたいないやつとペア組まされるとか、罰ゲームみたいなもんですよ」
体育教師「ヒキタニ……お前……」
八幡「いや、俺の名前ヒキガヤですから」
体育教師「あ、すまない……。決して悪気があって間違えた訳じゃ……」
八幡「そういう何気ない一言が一番傷つくんですよね。いえ、別に俺の事じゃなくて一般論ですけど。俺は全く傷付いてないんで平気ですから」
体育教師「…………」
八幡「それで、先生。一人で壁打ちしてていいですか? 壁が友達なんで、俺」
体育教師「……わ、悪かった。お前の好きにしていい。何かすまなかった……」
八幡「うす。あざっす」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515231328
八幡「正直、誰かとペア組むとそいつが可哀想なので。俺みたいないやつとペア組まされるとか、罰ゲームみたいなもんですよ」
体育教師「ヒキタニ……お前……」
八幡「いや、俺の名前ヒキガヤですから」
体育教師「あ、すまない……。決して悪気があって間違えた訳じゃ……」
八幡「そういう何気ない一言が一番傷つくんですよね。いえ、別に俺の事じゃなくて一般論ですけど。俺は全く傷付いてないんで平気ですから」
体育教師「…………」
八幡「それで、先生。一人で壁打ちしてていいですか? 壁が友達なんで、俺」
体育教師「……わ、悪かった。お前の好きにしていい。何かすまなかった……」
八幡「うす。あざっす」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515231328
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 18:47:22.72 ID:nUjR5YXJo
戸部「今の球、マジでヤベーって!」
葉山「大袈裟だな、偶然スライスしただけだよ。悪い」
体育教師「」ハァ……
体育教師「友達が一人もいないか……。あいつらはあんなに楽しそうにテニスをしているというのに、その傍らで一人で壁打ちする生徒もいる……」
体育教師「おまけに名前まで間違えてしまった……。あいつ、傷付いただろうな、きっと……」ハァ……
戸部「マジ魔球だべ、今の! 隼人君パナいわあ!」
戸部「これ、俺もやるしかないでしょ!」
戸部「いきます! 魔球スラーーイス!!」パンッ‼
ヒューン……‼
葉山「あ……」
体育教師「やれやれ……。俺がこんなにも悩んでいるというのに、あいつらはお気楽にホームランかましやが……ん?」
葉山「大袈裟だな、偶然スライスしただけだよ。悪い」
体育教師「」ハァ……
体育教師「友達が一人もいないか……。あいつらはあんなに楽しそうにテニスをしているというのに、その傍らで一人で壁打ちする生徒もいる……」
体育教師「おまけに名前まで間違えてしまった……。あいつ、傷付いただろうな、きっと……」ハァ……
戸部「マジ魔球だべ、今の! 隼人君パナいわあ!」
戸部「これ、俺もやるしかないでしょ!」
戸部「いきます! 魔球スラーーイス!!」パンッ‼
ヒューン……‼
葉山「あ……」
体育教師「やれやれ……。俺がこんなにも悩んでいるというのに、あいつらはお気楽にホームランかましやが……ん?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 19:04:43.22 ID:nUjR5YXJo
八幡「ほらよ!」パンッ‼
結衣「せいっ!」パンッ‼
八幡「甘いな、由比ヶ浜! そのコースは読んでいた!」パンッ‼
結衣「あ、ちょっ、逆ふり!? しまっ」
パシンッ‼
ピッピー
雪乃「マッチポイント」
結衣「あー、もう、くやしー! ヒッキー何かテニス上手くない!?」
八幡「俺の数少ない特技だからな」
雪乃「いいから、二人とも早くしなさい。私の試合する時間がなくなってしま授業が終わってしまうわ」
結衣「あ、ごめんごめん、ゆきのん。ゆきのんもテニスしたいもんね。すぐ始めるから待ってて」
雪乃「いいえ、由比ヶ浜さん。それは大きな勘違いというもので、私は特にテニスを一緒にしたいとかそんな事は」
八幡「じゃ、サーブいくぞ、由比ヶ浜」スッ
結衣「オッケー、ヒッキー!」サッ
体育教師「おい、ちょっと待てお前ら……」
結衣「せいっ!」パンッ‼
八幡「甘いな、由比ヶ浜! そのコースは読んでいた!」パンッ‼
結衣「あ、ちょっ、逆ふり!? しまっ」
パシンッ‼
ピッピー
雪乃「マッチポイント」
結衣「あー、もう、くやしー! ヒッキー何かテニス上手くない!?」
八幡「俺の数少ない特技だからな」
雪乃「いいから、二人とも早くしなさい。私の試合する時間がなくなってしま授業が終わってしまうわ」
結衣「あ、ごめんごめん、ゆきのん。ゆきのんもテニスしたいもんね。すぐ始めるから待ってて」
雪乃「いいえ、由比ヶ浜さん。それは大きな勘違いというもので、私は特にテニスを一緒にしたいとかそんな事は」
八幡「じゃ、サーブいくぞ、由比ヶ浜」スッ
結衣「オッケー、ヒッキー!」サッ
体育教師「おい、ちょっと待てお前ら……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 19:37:29.70 ID:nUjR5YXJo
体育教師「比企谷! お前、何してる!!」
八幡「好きにしていいと言われたので、壁打ち(仮)を」
体育教師「壁(仮)じゃねーだろ! 真剣に悩んだ俺の時間を返せ!!」
雪乃「先生、誰の胸が壁ですか。セクハラもいい加減にして下さい」
体育教師「俺、そんな事言ったか!?」
結衣「今の内に、ていっ」ポーンッ
ピッピー
雪乃「デュース」
八幡「おい、由比ヶ浜。今のは卑怯だろ。やり直せよ」
体育教師「俺の話を聞けっ!! というか、お前ら授業はどうした!?」
結衣「私は体調が悪いってウソついて、ここに来ました!」
体育教師「由比ヶ浜!!!」
雪乃「私は姉さんが犬をかばって交通事故に遇ったので、ここに来ました」
体育教師「だったら病院に行けよ!!!」
八幡「好きにしていいと言われたので、壁打ち(仮)を」
体育教師「壁(仮)じゃねーだろ! 真剣に悩んだ俺の時間を返せ!!」
雪乃「先生、誰の胸が壁ですか。セクハラもいい加減にして下さい」
体育教師「俺、そんな事言ったか!?」
結衣「今の内に、ていっ」ポーンッ
ピッピー
雪乃「デュース」
八幡「おい、由比ヶ浜。今のは卑怯だろ。やり直せよ」
体育教師「俺の話を聞けっ!! というか、お前ら授業はどうした!?」
結衣「私は体調が悪いってウソついて、ここに来ました!」
体育教師「由比ヶ浜!!!」
雪乃「私は姉さんが犬をかばって交通事故に遇ったので、ここに来ました」
体育教師「だったら病院に行けよ!!!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 20:09:34.39 ID:nUjR5YXJo
ー 翌日、ベストプレイス ー
八幡「」アムッ、モグモグ
ヒュー、ザザザッ……
八幡(ベストプレイスで昼飯を食う安らぎ)モグモグ
雪乃(臨海部に位置するこの学校は、お昼を境に風向きが変わるわ)モキュモキュ
結衣(朝方は海から吹き付ける潮風が、まるで元にいた場所に帰るように陸側から吹くし)パクッ
八幡(この時間が俺は嫌いじゃ……何でこの二人いるの?)
八幡「」アムッ、モグモグ
ヒュー、ザザザッ……
八幡(ベストプレイスで昼飯を食う安らぎ)モグモグ
雪乃(臨海部に位置するこの学校は、お昼を境に風向きが変わるわ)モキュモキュ
結衣(朝方は海から吹き付ける潮風が、まるで元にいた場所に帰るように陸側から吹くし)パクッ
八幡(この時間が俺は嫌いじゃ……何でこの二人いるの?)
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 21:15:30.26 ID:nUjR5YXJo
結衣「にしても、ヒッキー。昨日のアレだけでトイレ掃除一週間とか酷くない? うちの学校、そういうところ厳しいよね」パクッ
八幡「……いや、むしろゆるゆるな方じゃねーのか。俺達はともかく、雪ノ下なんか授業完全にサボって遊んでた訳だし」
八幡「つうか、お前ら。何でここにい」
雪乃「比企谷君。この焼きそばパン、味がいまいちじゃないかしら。購買の物よりもコンビニで買ってきた方が美味しいと思うのだけれど」モキュモキュ
八幡「雪ノ下さん、それ、俺の焼きそばパンなんですが?」
結衣「あ、そういや、ゆきのん。罰ゲームとかしない? ジャンケンで負けた方が焼きそばパン買ってくるとか、どう?」
雪乃「いいえ、由比ヶ浜さん。自分の糧ぐらい自分で手に入れるわ。そんな行為でささやかな食欲を満たして何が嬉しいの」モキュモキュ
八幡「雪ノ下さん、それ俺の焼きそばパンなんですが? ていうか食い過ぎだろ、お前」
八幡「……いや、むしろゆるゆるな方じゃねーのか。俺達はともかく、雪ノ下なんか授業完全にサボって遊んでた訳だし」
八幡「つうか、お前ら。何でここにい」
雪乃「比企谷君。この焼きそばパン、味がいまいちじゃないかしら。購買の物よりもコンビニで買ってきた方が美味しいと思うのだけれど」モキュモキュ
八幡「雪ノ下さん、それ、俺の焼きそばパンなんですが?」
結衣「あ、そういや、ゆきのん。罰ゲームとかしない? ジャンケンで負けた方が焼きそばパン買ってくるとか、どう?」
雪乃「いいえ、由比ヶ浜さん。自分の糧ぐらい自分で手に入れるわ。そんな行為でささやかな食欲を満たして何が嬉しいの」モキュモキュ
八幡「雪ノ下さん、それ俺の焼きそばパンなんですが? ていうか食い過ぎだろ、お前」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 18:14:44.46 ID:63RIA3tno
雪乃「残念ね、比企谷君。生憎、私はいくら食べても太らない体質なの。だから私のこの体型が崩れるという事はないわ」モキュモキュ
八幡「俺、そんな事一言でも聞いたか? それよりも俺の焼きそばパン返せよ」
結衣「ヒッキー、知ってる? 昔、イエス・キリストは五つの焼きそばパンと二つのテリヤキバーガーを裂いて、それを一万人の人に分け与えてお腹一杯にしたんだからね」
八幡「お前の中のキリスト、糖尿病になってそうだな」
雪乃「そう、つまり由比ヶ浜さんが、この焼きそばパンを裂いて比企谷君に渡したらどうなると思うかしら?」
八幡「……普通に半分になるんじゃないのか?」
結衣「えいっ」ブチッ
雪乃「はい、比企谷君。これを食べなさい」スッ
八幡「おいおい、どっから出てきたの、この手作り弁当」
八幡「俺、そんな事一言でも聞いたか? それよりも俺の焼きそばパン返せよ」
結衣「ヒッキー、知ってる? 昔、イエス・キリストは五つの焼きそばパンと二つのテリヤキバーガーを裂いて、それを一万人の人に分け与えてお腹一杯にしたんだからね」
八幡「お前の中のキリスト、糖尿病になってそうだな」
雪乃「そう、つまり由比ヶ浜さんが、この焼きそばパンを裂いて比企谷君に渡したらどうなると思うかしら?」
八幡「……普通に半分になるんじゃないのか?」
結衣「えいっ」ブチッ
雪乃「はい、比企谷君。これを食べなさい」スッ
八幡「おいおい、どっから出てきたの、この手作り弁当」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 18:33:38.58 ID:63RIA3tno
雪乃「あら。鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして。私達のイリュージョンにそんなに驚いてしまったのかしら、比企谷君?」
結衣「やったね、ゆきのん。昨日、二人で練習した甲斐があったし」
八幡「まあ、実際、素直に驚いたけどな。ていうか……お前ら、さりげに仲良いよな」
結衣「えへへー。ね、ゆきのん。仲良いって」ニコッ
雪乃「や、やめて、由比ヶ浜さん。ちょっと家に呼んで一緒に映画を二本ぐらい見たぐらいで友達面しないで//」
八幡「もう大の仲良しじゃねーか……」
結衣「やったね、ゆきのん。昨日、二人で練習した甲斐があったし」
八幡「まあ、実際、素直に驚いたけどな。ていうか……お前ら、さりげに仲良いよな」
結衣「えへへー。ね、ゆきのん。仲良いって」ニコッ
雪乃「や、やめて、由比ヶ浜さん。ちょっと家に呼んで一緒に映画を二本ぐらい見たぐらいで友達面しないで//」
八幡「もう大の仲良しじゃねーか……」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 18:40:15.98 ID:63RIA3tno
八幡「にしてもだ……」
雪乃「?」結衣「?」
八幡「この弁当……本当に俺がもらっていいのか? 実は、何かの罰ゲームで俺に弁当を渡したとかそんな事は……」チラッ
雪乃「…………」
結衣「…………」
八幡「何で無言なんだよ……」
雪乃「?」結衣「?」
八幡「この弁当……本当に俺がもらっていいのか? 実は、何かの罰ゲームで俺に弁当を渡したとかそんな事は……」チラッ
雪乃「…………」
結衣「…………」
八幡「何で無言なんだよ……」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 19:03:59.46 ID:63RIA3tno
雪乃「冗談よ。少しあなたをからかってみただけよ」
八幡「それ……本当か?」
結衣「ホントだってば。ヒッキー、疑り深いし」
雪乃「ええ。単に捨てるのがもったいないからあなたにあげただけよ。それ以上の意味はないわ」
八幡(つまり、残飯処理班か……。という事は、これはまさか由比ヶ浜が作った弁当……?)
八幡(とりあえず、開けて中を確認してみるか……)パカッ
『肉 もやし ご飯』
八幡(……何だこれ。肉ともやしを炒めて焼肉のタレをかけただけの、なんつうか、男飯みたいな弁当なんだが……)
結衣「…………」
雪乃「…………」
八幡「それ……本当か?」
結衣「ホントだってば。ヒッキー、疑り深いし」
雪乃「ええ。単に捨てるのがもったいないからあなたにあげただけよ。それ以上の意味はないわ」
八幡(つまり、残飯処理班か……。という事は、これはまさか由比ヶ浜が作った弁当……?)
八幡(とりあえず、開けて中を確認してみるか……)パカッ
『肉 もやし ご飯』
八幡(……何だこれ。肉ともやしを炒めて焼肉のタレをかけただけの、なんつうか、男飯みたいな弁当なんだが……)
結衣「…………」
雪乃「…………」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 19:22:12.16 ID:63RIA3tno
ー 同時刻、部室 ー
静「雪ノ下っ!! 由比ヶ浜っっ!!!」ガラッ!!!
静「私の弁当を勝手に野菜サラダに取り替えたのはお前らかっ!!!」
静「何が女子力ゼロだから彼氏が出来てもすぐにフラれるんですよだっ!! 余計なお世話だっ!! 野菜で力が出るかぁぁぁぁ!!!」
静「私の弁当をどこへやったっっ!!!」
静「」フーッ、フーッ
静「いない……。あいつら、一体どこへ隠れ……ん?」
黒板『平塚先生のご結婚を心より願っています。奉仕部一同』
静「煽ってんのか、あいつらぁぁぁぁ!!!」
静「雪ノ下っ!! 由比ヶ浜っっ!!!」ガラッ!!!
静「私の弁当を勝手に野菜サラダに取り替えたのはお前らかっ!!!」
静「何が女子力ゼロだから彼氏が出来てもすぐにフラれるんですよだっ!! 余計なお世話だっ!! 野菜で力が出るかぁぁぁぁ!!!」
静「私の弁当をどこへやったっっ!!!」
静「」フーッ、フーッ
静「いない……。あいつら、一体どこへ隠れ……ん?」
黒板『平塚先生のご結婚を心より願っています。奉仕部一同』
静「煽ってんのか、あいつらぁぁぁぁ!!!」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/30(金) 23:33:25.00 ID:WvHpkyQj0
なんか壊れ方がちょっとサーガっぽいね。あいつもっとぶっ飛んでるけど
引用元: ・八幡「一人も友達いないんで、壁打ちしてていいですか」
八幡「青春を楽しむ愚か者ども、平塚先生に気を使え」
2020-09-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:09:31.04 ID:OeS8V6aQo
『青春を謳歌せし者達は、自分達のリアルが充実しているが故に
すぐ近くに存在しているにも関わらず、婚期を逃して男にことごとく逃げられている一人の女教師の事など、まるで目に見えていない
彼らは青春の二文字の前ならば、思いやりや気遣いという人間が普通に持つ優しい気持ちすらも忘却してしまう
彼らにかかれば、三十路も残念さも婚活失敗も全て自己責任となってしまうのだ。本人がどれだけ必死でどれだけ気にしていても、所詮は他人事でしかない
彼らには相手の立場になって物事を考えるという思考が欠落しているのである。そうでなければ彼女の前で青春ラブコメなど出来るはずがない
結論を言おう
青春を楽しむ愚か者ども
平塚先生に気を使え』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514891370
すぐ近くに存在しているにも関わらず、婚期を逃して男にことごとく逃げられている一人の女教師の事など、まるで目に見えていない
彼らは青春の二文字の前ならば、思いやりや気遣いという人間が普通に持つ優しい気持ちすらも忘却してしまう
彼らにかかれば、三十路も残念さも婚活失敗も全て自己責任となってしまうのだ。本人がどれだけ必死でどれだけ気にしていても、所詮は他人事でしかない
彼らには相手の立場になって物事を考えるという思考が欠落しているのである。そうでなければ彼女の前で青春ラブコメなど出来るはずがない
結論を言おう
青春を楽しむ愚か者ども
平塚先生に気を使え』
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514891370
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:28:34.08 ID:OeS8V6aQo
静「おい……比企谷。何だこの作文は……」ワナワナ
八幡「確か、愛は平塚先生を救う、というテーマの作文だったと思いますが」
静「合っているけどな! 間違ってるけど、合っているけどな!!」
八幡「とりあえず、婚活サイトに片っ端から先生の名前とアドレスを勝手に登録しておいたので許して下さい」
静「それでか! 一週間前から訳のわからんメールが大量に来てたのは!! ていうか、何で私のアドレスをお前が知っている!!」
八幡「ああ、平塚先生のスマホ返しますね。変なサイトにもアクセスしたせいで何かウイルスまみれになってますけど」スッ
静「比企谷ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
八幡「確か、愛は平塚先生を救う、というテーマの作文だったと思いますが」
静「合っているけどな! 間違ってるけど、合っているけどな!!」
八幡「とりあえず、婚活サイトに片っ端から先生の名前とアドレスを勝手に登録しておいたので許して下さい」
静「それでか! 一週間前から訳のわからんメールが大量に来てたのは!! ていうか、何で私のアドレスをお前が知っている!!」
八幡「ああ、平塚先生のスマホ返しますね。変なサイトにもアクセスしたせいで何かウイルスまみれになってますけど」スッ
静「比企谷ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:43:39.02 ID:OeS8V6aQo
静「ちょっとお前来い!! 奉仕部!! 掃き溜め!! 隔離所!!」グイッ、グイッ
八幡「平塚先生、本音が駄々漏れしてますけど」
静「いいから来たまえ!! 黙ってついて来い!!」グイッ、グイッ
八幡「流石、平塚先生。言い方が男らしくてカッコいいっすね。リードしてくれそうな姐さん女房タイプで」
静「ふんっ!!」ドゴオンッ!!!
八幡「げふっ!!」
静「さあ行くぞ。君は矯正が必要な問題児のようだからな」グイッ
八幡「」ズルズル……
八幡「平塚先生、本音が駄々漏れしてますけど」
静「いいから来たまえ!! 黙ってついて来い!!」グイッ、グイッ
八幡「流石、平塚先生。言い方が男らしくてカッコいいっすね。リードしてくれそうな姐さん女房タイプで」
静「ふんっ!!」ドゴオンッ!!!
八幡「げふっ!!」
静「さあ行くぞ。君は矯正が必要な問題児のようだからな」グイッ
八幡「」ズルズル……
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 20:54:58.70 ID:OeS8V6aQo
ー 奉仕部 ー
静「入るぞ、雪ノ下!」ガラッ
雪乃「平塚先生、入る時はリンボーダンスをしながらモッツァレラと叫んで下さいとお願いしたはずですが」
静「ノックをしても君は返事を……ちょっと待て、何だって?」
雪乃「入る時はリンボーダンスをしながらモッツァレラと叫んで下さいと何度も何度もお願いしたはずですが」
静「初めて聞いたぞ」
八幡「それで先生、そのぬぼーっとした人は?」
雪乃「それは私のセリフよ。何を言っているのかしら」
静「入るぞ、雪ノ下!」ガラッ
雪乃「平塚先生、入る時はリンボーダンスをしながらモッツァレラと叫んで下さいとお願いしたはずですが」
静「ノックをしても君は返事を……ちょっと待て、何だって?」
雪乃「入る時はリンボーダンスをしながらモッツァレラと叫んで下さいと何度も何度もお願いしたはずですが」
静「初めて聞いたぞ」
八幡「それで先生、そのぬぼーっとした人は?」
雪乃「それは私のセリフよ。何を言っているのかしら」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 21:21:25.85 ID:OeS8V6aQo
静「雪ノ下、この男は隔離希望者間違えた入部希望者だ」
八幡「二年F組、葉山隼人です。趣味は、可愛らしい幼稚園児に踏まれて変態と罵られる事です」
静「さらりと当たり前のように偽名を使って物凄い事を言うな。心底恐ろしい奴だな、君は」
八幡「それで雪ノ下。今回の奉仕部への依頼は平塚先生に素敵な彼氏が出来るよう何とかして欲しいって事だそうだ」
静「ちょっ、おいこら待て比企谷」
雪乃「お断りします。私には絶対に無理です」
静「ちょっ、おい待て雪ノ下!」
八幡「二年F組、葉山隼人です。趣味は、可愛らしい幼稚園児に踏まれて変態と罵られる事です」
静「さらりと当たり前のように偽名を使って物凄い事を言うな。心底恐ろしい奴だな、君は」
八幡「それで雪ノ下。今回の奉仕部への依頼は平塚先生に素敵な彼氏が出来るよう何とかして欲しいって事だそうだ」
静「ちょっ、おいこら待て比企谷」
雪乃「お断りします。私には絶対に無理です」
静「ちょっ、おい待て雪ノ下!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 21:46:21.35 ID:OeS8V6aQo
雪乃「そもそも先生。奉仕部は飢えた人に魚の釣り方を教えて自立を促すところであって、飢えた女に男の釣り方を教える場所ではないと何度も」
静「私はそんな事一回も言ってないだろうがぁぁぁぁぁ!!! 雪ノ下ぁぁぁぁぁ!!!」
八幡「ああ、そういえば平塚先生のスマホ貸してくれてありがとうな、雪ノ下」
雪乃「いいえ、お安いご用よ。また借りたければ何度でも私が手に入れてあ」
静「真犯人はお前かごらぁぁぁぁぁぁ!!!」
静「私はそんな事一回も言ってないだろうがぁぁぁぁぁ!!! 雪ノ下ぁぁぁぁぁ!!!」
八幡「ああ、そういえば平塚先生のスマホ貸してくれてありがとうな、雪ノ下」
雪乃「いいえ、お安いご用よ。また借りたければ何度でも私が手に入れてあ」
静「真犯人はお前かごらぁぁぁぁぁぁ!!!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/02(火) 22:06:47.15 ID:OeS8V6aQo
静「もういい!! 私はお家に帰る!! 帰って、しこたまやけ酒飲んでやるからなぁぁぁ!!」グスッ
八幡「…………」
雪乃「…………」
静「ていっ!!」
ガラピッシャン!!!
「いぎゃあああああ!! 指挟んだぁぁぁぁぁ!!!」ゴロゴロゴロゴロ
八幡「…………」
雪乃「…………」
八幡「…………」
雪乃「…………」
静「ていっ!!」
ガラピッシャン!!!
「いぎゃあああああ!! 指挟んだぁぁぁぁぁ!!!」ゴロゴロゴロゴロ
八幡「…………」
雪乃「…………」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 19:42:54.69 ID:wrNtmXN2o
雪乃「……ところで比企谷君。あなたって未だに一人ぼっちなのかしら? まだクラスで友達は出来ていないの」
八幡「……まあな。もう慣れたからどうでもいいけどな」
雪乃「話しかける相手が私一人しかいないなんて可哀想な男ね」
八幡「雪ノ下、ブーメランって言葉知ってるか?」
雪ノ下「それで、放課後も一人淋しく部室で読書? ますます悲しい男ね」クスッ
八幡「雪ノ下、ブーメランって言葉知ってるか?」
八幡「……まあな。もう慣れたからどうでもいいけどな」
雪乃「話しかける相手が私一人しかいないなんて可哀想な男ね」
八幡「雪ノ下、ブーメランって言葉知ってるか?」
雪ノ下「それで、放課後も一人淋しく部室で読書? ますます悲しい男ね」クスッ
八幡「雪ノ下、ブーメランって言葉知ってるか?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 20:05:23.87 ID:wrNtmXN2o
雪乃「それはそうと、比企谷君。さっきからずっと気になっていたのだけど、そこの机の上に置いてある物体は何かしら?」
八幡「オセロ盤だな。昨日、お前が無言で持ってきて、そこに置いただろ」
雪乃「そう。これがオセロ盤という物なの。……これはあなたが持ち込んだのかしら?」
八幡「雪ノ下さん? 人の話聞いてました?」
雪乃「おかしいわね……。私も比企谷君も持ってきていないのに、何故、そこにオセロ盤があるのかしら……」
八幡「本気で言ってるなら良い精神病院を紹介するぞ」
雪乃「ちなみに比企谷君。私は今とても退屈で、そこに文庫本があったら窓の外へと放り投げて世界記録を更新するぐらい暇なのだけど、その話を聞いて何か私に言う事はないかしら?」
八幡「……? ワールドクラスな雪ノ下さんパネえ、ぐらいしかないけどな?」
雪乃「せやっっ!!!」ビュンッ!!!
八幡「俺の文庫本!!」
八幡「オセロ盤だな。昨日、お前が無言で持ってきて、そこに置いただろ」
雪乃「そう。これがオセロ盤という物なの。……これはあなたが持ち込んだのかしら?」
八幡「雪ノ下さん? 人の話聞いてました?」
雪乃「おかしいわね……。私も比企谷君も持ってきていないのに、何故、そこにオセロ盤があるのかしら……」
八幡「本気で言ってるなら良い精神病院を紹介するぞ」
雪乃「ちなみに比企谷君。私は今とても退屈で、そこに文庫本があったら窓の外へと放り投げて世界記録を更新するぐらい暇なのだけど、その話を聞いて何か私に言う事はないかしら?」
八幡「……? ワールドクラスな雪ノ下さんパネえ、ぐらいしかないけどな?」
雪乃「せやっっ!!!」ビュンッ!!!
八幡「俺の文庫本!!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 20:26:06.90 ID:wrNtmXN2o
雪乃「あら、珍しいわね、比企谷君。あなた、今日は文庫本を持ってきていないのね」
八幡「泣かすぞこのアマ」
雪乃「ちなみに比企谷君。私は今とても退屈していて、そこにオセロ盤があったら仕方なく『二人でオセロでもしましょうか』と思わず有り得ない提案をしてしまうかもしれないぐらい暇なのだけど、その話を聞いて何か私に言う事はないかしら?」
八幡「……ひょっとしてオセロしたいのか、雪ノ下?」
雪乃「いいえ」コクッ
八幡「言葉と動きが矛盾してるんですが? 雪ノ下さん?」
雪乃「仕方ないわね……。頼まれた以上、責任は果たすわ。あなたとオセロをしてあげるから感謝なさい」
八幡「ふんっ!!」ビュンッ!!!
雪乃「オセロ盤がっっ!!」
八幡「泣かすぞこのアマ」
雪乃「ちなみに比企谷君。私は今とても退屈していて、そこにオセロ盤があったら仕方なく『二人でオセロでもしましょうか』と思わず有り得ない提案をしてしまうかもしれないぐらい暇なのだけど、その話を聞いて何か私に言う事はないかしら?」
八幡「……ひょっとしてオセロしたいのか、雪ノ下?」
雪乃「いいえ」コクッ
八幡「言葉と動きが矛盾してるんですが? 雪ノ下さん?」
雪乃「仕方ないわね……。頼まれた以上、責任は果たすわ。あなたとオセロをしてあげるから感謝なさい」
八幡「ふんっ!!」ビュンッ!!!
雪乃「オセロ盤がっっ!!」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 20:41:58.00 ID:wrNtmXN2o
ー 翌日 部室 ー
八幡「うーっす」ガラッ
雪乃「こんにちは」
八幡「……おう」
雪乃「…………」
八幡「…………」
雪乃「立ってないで座ったら?」
八幡「……そうだな」テクテク
八幡「」ガタッ、ストン
雪乃「…………」ペラッ
八幡「…………」
八幡「うーっす」ガラッ
雪乃「こんにちは」
八幡「……おう」
雪乃「…………」
八幡「…………」
雪乃「立ってないで座ったら?」
八幡「……そうだな」テクテク
八幡「」ガタッ、ストン
雪乃「…………」ペラッ
八幡「…………」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 20:56:49.40 ID:wrNtmXN2o
あー、やっぱ訂正。>>17取り消し。別のと差し替え
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 21:52:30.22 ID:wrNtmXN2o
ー 翌日 部室 ー
八幡「それにしても、昨日、雪ノ下が投げた文庫本、どこに消えたんだろうな。校庭のどこにも見つからなかったしな」パチッ、パタッ
雪乃「多分、世界の果てまで飛んでいったのでしょうね。自分の何でも出来る才能が時々怖くなるわ」パチッ、パタッ
八幡「いや、俺が投げたオセロ盤も結局見つかってないからな。代わりにこうして買ってきた訳だが」パチッ、パタッ
雪乃「比企谷君、あなたいつの間にワールドクラスになったのかしらね。きっとナイジェリア辺りまで飛んでいったに違いないわ」パチッ、パタッ
八幡「お前は時々、頭が良いのかただのバカなのか、わからなくなるよな」パチッ、パタッ
雪乃「そういえば、比企谷君。私が代わりに買ってきた文庫本、気に入ってくれたかしら」パチッ、パタッ
八幡「ああ。あれな。最高だったぞ。かなり面白かった。まだ1ページも見てないけどな」パチッ、パタッ
雪乃「あなた、予知能力まで持っていたの!?」パチッ、パタッ
八幡「どこまで本気なのか判別つかないレベルのバカなのか? 雪ノ下さん?」
八幡「それにしても、昨日、雪ノ下が投げた文庫本、どこに消えたんだろうな。校庭のどこにも見つからなかったしな」パチッ、パタッ
雪乃「多分、世界の果てまで飛んでいったのでしょうね。自分の何でも出来る才能が時々怖くなるわ」パチッ、パタッ
八幡「いや、俺が投げたオセロ盤も結局見つかってないからな。代わりにこうして買ってきた訳だが」パチッ、パタッ
雪乃「比企谷君、あなたいつの間にワールドクラスになったのかしらね。きっとナイジェリア辺りまで飛んでいったに違いないわ」パチッ、パタッ
八幡「お前は時々、頭が良いのかただのバカなのか、わからなくなるよな」パチッ、パタッ
雪乃「そういえば、比企谷君。私が代わりに買ってきた文庫本、気に入ってくれたかしら」パチッ、パタッ
八幡「ああ。あれな。最高だったぞ。かなり面白かった。まだ1ページも見てないけどな」パチッ、パタッ
雪乃「あなた、予知能力まで持っていたの!?」パチッ、パタッ
八幡「どこまで本気なのか判別つかないレベルのバカなのか? 雪ノ下さん?」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 22:25:56.34 ID:wrNtmXN2o
雪乃「もちろん単なる冗談よ。決まっているでしょう。さっきから人の事を馬鹿だの馬鹿だの可愛いだの相変わらず失礼な男ね」パチッ、パタッ
八幡「何か今、余分な単語が挟まったぞ」パチッ、パタッ
雪乃「それにしても、二人でオセロなんて何年ぶりかしらね。一人でなら昨日、やったばかりなのだけど」パチッ、パタッ
八幡「基本、オセロは一人でやるものだからな」パチッ、パタッ
雪乃「そうね。でも、昔は姉さんとよくやっていたのよ。……結局、一度も勝った事はなかったけれど」パチッ、パタッ
八幡「お前の姉ちゃん、スゲーな……。俺はまだ雪ノ下に一勝もしてないのに」パチッ、パタッ
雪乃「ええ、そうね。あの人は少し特別なのよ」パチッ、パタッ
雪乃「あまりにも私が負けるものだから仕方なく4隅をハンデとして貰ったのだけど、それでも姉さんに72連敗して、その後にドヤ顔で『雪乃ちゃんてホント雑魚だよねー(笑)幼稚園児の方がまだマシなんじゃない(爆笑)』って言われてからは流石に姉さんとはやらなくなったけれど」
八幡「お前の姉ちゃん、色々な意味でスゲーな……」パチッ、パタッ
雪乃「ええ、あれは人外の化物ね。私が一手打つ間に七手ぐらい平気で打っていたし。恐ろしいまでのスピードだったわ」パチッ、パタッ
八幡「おいちょっと待て雪ノ下さん?」
八幡「何か今、余分な単語が挟まったぞ」パチッ、パタッ
雪乃「それにしても、二人でオセロなんて何年ぶりかしらね。一人でなら昨日、やったばかりなのだけど」パチッ、パタッ
八幡「基本、オセロは一人でやるものだからな」パチッ、パタッ
雪乃「そうね。でも、昔は姉さんとよくやっていたのよ。……結局、一度も勝った事はなかったけれど」パチッ、パタッ
八幡「お前の姉ちゃん、スゲーな……。俺はまだ雪ノ下に一勝もしてないのに」パチッ、パタッ
雪乃「ええ、そうね。あの人は少し特別なのよ」パチッ、パタッ
雪乃「あまりにも私が負けるものだから仕方なく4隅をハンデとして貰ったのだけど、それでも姉さんに72連敗して、その後にドヤ顔で『雪乃ちゃんてホント雑魚だよねー(笑)幼稚園児の方がまだマシなんじゃない(爆笑)』って言われてからは流石に姉さんとはやらなくなったけれど」
八幡「お前の姉ちゃん、色々な意味でスゲーな……」パチッ、パタッ
雪乃「ええ、あれは人外の化物ね。私が一手打つ間に七手ぐらい平気で打っていたし。恐ろしいまでのスピードだったわ」パチッ、パタッ
八幡「おいちょっと待て雪ノ下さん?」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 23:03:23.68 ID:wrNtmXN2o
雪乃「そう……。オセロに限らず他の事でもそうだけど、思えば私は今まで一度も姉さんに勝った事がないのよね……」パチッ……
八幡「……雪ノ下?」
雪乃「もしかして姉さんは私にとって、前に立ち塞がっている壁であり、越えなければならない試練なのかもしれない、なんてそんな風に思う時もあるわね……。気にしなければいいだけの話なのに」パタッ、パタッ……
八幡「……雪ノ下」
雪乃「ごめんなさい。つい余計な話をしてしまったわね。……忘れてちょうだい」
八幡「いや……それは別にいいんだが……。けどな……」
雪乃「けど? 何かしら? もしかして私を慰めるような言葉を言おうと考えている訳じゃないでしょうね。だったらそれは余計な気遣いというものよ。私は特に落ち込んでなんかいな」
八幡「いや、そこに置くと、俺の勝ちが決まるってだけだ。ほらな」パチッ、パタッ、パタッ、パタッ、パタッ……
雪乃「…………」
八幡「これで逆転だろ。俺の勝ちが確定し」
雪乃「ていっ」ガシャン!!
八幡「おいコラ(怒)」
八幡「……雪ノ下?」
雪乃「もしかして姉さんは私にとって、前に立ち塞がっている壁であり、越えなければならない試練なのかもしれない、なんてそんな風に思う時もあるわね……。気にしなければいいだけの話なのに」パタッ、パタッ……
八幡「……雪ノ下」
雪乃「ごめんなさい。つい余計な話をしてしまったわね。……忘れてちょうだい」
八幡「いや……それは別にいいんだが……。けどな……」
雪乃「けど? 何かしら? もしかして私を慰めるような言葉を言おうと考えている訳じゃないでしょうね。だったらそれは余計な気遣いというものよ。私は特に落ち込んでなんかいな」
八幡「いや、そこに置くと、俺の勝ちが決まるってだけだ。ほらな」パチッ、パタッ、パタッ、パタッ、パタッ……
雪乃「…………」
八幡「これで逆転だろ。俺の勝ちが確定し」
雪乃「ていっ」ガシャン!!
八幡「おいコラ(怒)」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 23:15:34.01 ID:wrNtmXN2o
雪乃「ごめんなさい。後片付けは私がやるわ。勝者の私がね」
八幡「片付けは当然だ。ていうかナチュラルに自分が勝った事にするのか、お前は」
雪乃「百歩譲って引き分けにしてあげてもいいわよ。私はそれでも構わないから」ヒロイ、ヒロイ
八幡「反則負けしたくせに素晴らしい上から目線」
コンコンッ
八幡「ん?」
雪乃「誰か来たわね。何かしら?」
「……あの、失礼しまーす。平塚先生に言われて来たんですけど……」
雪乃「どうぞ。中に入って」
ガラッ……
結衣「モッツァレラ!!」ズンドコ、ズンドコ♪
八幡「……おい、お前の冗談を真に受けた奴が来たぞ……」
雪乃「……ちょっと、どうリアクションしたらいいのか困るわね……」
八幡「片付けは当然だ。ていうかナチュラルに自分が勝った事にするのか、お前は」
雪乃「百歩譲って引き分けにしてあげてもいいわよ。私はそれでも構わないから」ヒロイ、ヒロイ
八幡「反則負けしたくせに素晴らしい上から目線」
コンコンッ
八幡「ん?」
雪乃「誰か来たわね。何かしら?」
「……あの、失礼しまーす。平塚先生に言われて来たんですけど……」
雪乃「どうぞ。中に入って」
ガラッ……
結衣「モッツァレラ!!」ズンドコ、ズンドコ♪
八幡「……おい、お前の冗談を真に受けた奴が来たぞ……」
雪乃「……ちょっと、どうリアクションしたらいいのか困るわね……」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 11:03:42.20 ID:uEf1xHheo
雪乃「その……。二年F組の由比ヶ浜結衣さんよね」
結衣「あ、うん……。そうだ、雪ノ下さん、リンボーはあんな感じで良かった? 初めてだったから、上手く出来たか自信がなかったんだけど……」
雪乃「え、ええ……。あれで完璧だったわ。その……非の打ち所がない程の出来だったわよ。……そうよね、比企谷君?」
八幡「お、おう……。プロのリンボーダンサーかと思ったぐらいだしな」
結衣「ホントに? 良かったー。ちょっと心配だったんだよねー。ひょっとしたらやり直しをさせられるかもとか思ってたしさあ。でも上手く出来てたならこれで一安心だし、頑張って練習した甲斐があったかなあって」ニコッ
雪乃「……え、ええ」
八幡「……あの笑顔を見てると心が痛まないか、雪ノ下?」
雪乃「やめてちょうだい。追い討ちをかけるのは。もう十分にダメージを受けているのだから」
結衣「あ、うん……。そうだ、雪ノ下さん、リンボーはあんな感じで良かった? 初めてだったから、上手く出来たか自信がなかったんだけど……」
雪乃「え、ええ……。あれで完璧だったわ。その……非の打ち所がない程の出来だったわよ。……そうよね、比企谷君?」
八幡「お、おう……。プロのリンボーダンサーかと思ったぐらいだしな」
結衣「ホントに? 良かったー。ちょっと心配だったんだよねー。ひょっとしたらやり直しをさせられるかもとか思ってたしさあ。でも上手く出来てたならこれで一安心だし、頑張って練習した甲斐があったかなあって」ニコッ
雪乃「……え、ええ」
八幡「……あの笑顔を見てると心が痛まないか、雪ノ下?」
雪乃「やめてちょうだい。追い討ちをかけるのは。もう十分にダメージを受けているのだから」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 11:55:35.80 ID:uEf1xHheo
雪乃「それで……その、由比ヶ浜さん。一体、どんな用件でここに?」
結衣「あ、えっと、実は手作りクッキーを食べて欲しい人がい……」チラッ
八幡「……?」
結衣「ってヒッキーじゃん! 何でヒッキーがここにいるの!?」
八幡「いや、俺ここの部員だし……つうかイケメンて俺の事?」
雪乃「つまり、由比ヶ浜さんはクッキーの作り方を教わりにきたのね」
結衣「え? ちょっと待って、今ヒッキー」
雪乃「はい。これがクッキーのレシピよ、頑張ってね」ポイッ
結衣「何か雑過ぎじゃない!?」
八幡「そして、完成品がここに。受けとれ」ポイッ
結衣「何で二人とも放り投げるし!?」
結衣「あ、えっと、実は手作りクッキーを食べて欲しい人がい……」チラッ
八幡「……?」
結衣「ってヒッキーじゃん! 何でヒッキーがここにいるの!?」
八幡「いや、俺ここの部員だし……つうかイケメンて俺の事?」
雪乃「つまり、由比ヶ浜さんはクッキーの作り方を教わりにきたのね」
結衣「え? ちょっと待って、今ヒッキー」
雪乃「はい。これがクッキーのレシピよ、頑張ってね」ポイッ
結衣「何か雑過ぎじゃない!?」
八幡「そして、完成品がここに。受けとれ」ポイッ
結衣「何で二人とも放り投げるし!?」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 12:16:47.59 ID:uEf1xHheo
ー 家庭科室 ー
雪乃「クッキー作りに自信がないから、一緒に作って欲しいというのがあなたからの本当の依頼なのね。それならそうと早く言ってもらえれば良かったのに」
結衣「だって、言う暇与えてくれなかったじゃん!」
八幡「それで、俺は何をすれば?」
雪乃「壊したドアを直しておいてもらえるかしら?」
八幡「ぶち壊して入ったのか」
雪乃「当然でしょう、無断で入った上にドアには鍵がかかっていたのだから」
結衣「雪ノ下さん、何してるし!?」
雪乃「クッキー作りに自信がないから、一緒に作って欲しいというのがあなたからの本当の依頼なのね。それならそうと早く言ってもらえれば良かったのに」
結衣「だって、言う暇与えてくれなかったじゃん!」
八幡「それで、俺は何をすれば?」
雪乃「壊したドアを直しておいてもらえるかしら?」
八幡「ぶち壊して入ったのか」
雪乃「当然でしょう、無断で入った上にドアには鍵がかかっていたのだから」
結衣「雪ノ下さん、何してるし!?」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 16:41:51.66 ID:uEf1xHheo
雪乃「そんな事より由比ヶ浜さん、曲がっているわよ。あなた、エプロンもまともに着られないの」スッ
結衣「ごめん。……ありがと」
雪乃「そこの男なんか性根も曲がっているというのに」
八幡「思わぬところから流れ弾が来たぞ」トンテン、カンテン
結衣「ていうか、ヒッキー、その金槌と釘はどこから出したし」
雪乃「あら、ダメよ、由比ヶ浜さん、動かないで。今、ちゃんと締め直すから」キュッ
結衣「あ、うん」
雪乃「ふんっ!!!!」ギュギュギュギュギュギュギュ!!!
結衣「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」
結衣「ごめん。……ありがと」
雪乃「そこの男なんか性根も曲がっているというのに」
八幡「思わぬところから流れ弾が来たぞ」トンテン、カンテン
結衣「ていうか、ヒッキー、その金槌と釘はどこから出したし」
雪乃「あら、ダメよ、由比ヶ浜さん、動かないで。今、ちゃんと締め直すから」キュッ
結衣「あ、うん」
雪乃「ふんっ!!!!」ギュギュギュギュギュギュギュ!!!
結衣「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 17:07:37.20 ID:uEf1xHheo
結衣「雪ノ下さん、加減って言葉知らないの!? メッチャ痛かったし!!」プンスコ
雪乃「ご、ごめんなさい。まだ私、力のコントロールが上手く出来なくて……」
結衣「何でそんな強キャラ風だし!?」
八幡「何事も努力の成果だな」トンテン、カンテン
雪乃「ええ、最近ようやくビルを三分で破壊出来るようになったわ」
結衣「努力ってそんなスゴいの!?」
八幡「まあな……ん、これで良しと。ドア直ったし、取り付けるぞ」ガタッ、ガコッ
八幡「由比ヶ浜、試しにドアの前に立ってみてくれ」
結衣「え、あ、うん」チョコン
雪乃「うぃーん」ガラッ
結衣「て、自動で開いたし!!」
雪乃「あら、比企谷君。自動ドアにグレードアップさせるなんて、あなたも大したものね」
八幡「努力して、機械工学を徹夜で勉強した甲斐があったな」
結衣「努力ってそんなスゴいの!?」
雪乃「ご、ごめんなさい。まだ私、力のコントロールが上手く出来なくて……」
結衣「何でそんな強キャラ風だし!?」
八幡「何事も努力の成果だな」トンテン、カンテン
雪乃「ええ、最近ようやくビルを三分で破壊出来るようになったわ」
結衣「努力ってそんなスゴいの!?」
八幡「まあな……ん、これで良しと。ドア直ったし、取り付けるぞ」ガタッ、ガコッ
八幡「由比ヶ浜、試しにドアの前に立ってみてくれ」
結衣「え、あ、うん」チョコン
雪乃「うぃーん」ガラッ
結衣「て、自動で開いたし!!」
雪乃「あら、比企谷君。自動ドアにグレードアップさせるなんて、あなたも大したものね」
八幡「努力して、機械工学を徹夜で勉強した甲斐があったな」
結衣「努力ってそんなスゴいの!?」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 17:31:14.12 ID:uEf1xHheo
雪乃「そういう事だから由比ヶ浜さん、あなたも努力してクッキーを一人で作れるように頑張ってもらえるかしら」
結衣「うんっ!」
八幡「……正しいやり方、教えてやれよ」
ー しばらく後 ー
結衣「出来たし!」ジジャン
八幡「……とりあえず、見た目は美味そうだな」
雪乃「……??」
結衣「ね、ヒッキー! 味見してみて!」
八幡「どれ……」パクッ
八幡「ん……普通に美味いな。つうか、店で売ってるクッキーレベルだぞ、これ」モグモグ
結衣「ホント!? やったー!!」
雪乃「おかしいわ……。面倒くさかったから分量も焼き方も適当に教えたのに何故これほどの味が……?」モキュモキュ
八幡「何してんだ、お前」
結衣「うんっ!」
八幡「……正しいやり方、教えてやれよ」
ー しばらく後 ー
結衣「出来たし!」ジジャン
八幡「……とりあえず、見た目は美味そうだな」
雪乃「……??」
結衣「ね、ヒッキー! 味見してみて!」
八幡「どれ……」パクッ
八幡「ん……普通に美味いな。つうか、店で売ってるクッキーレベルだぞ、これ」モグモグ
結衣「ホント!? やったー!!」
雪乃「おかしいわ……。面倒くさかったから分量も焼き方も適当に教えたのに何故これほどの味が……?」モキュモキュ
八幡「何してんだ、お前」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 17:46:33.33 ID:uEf1xHheo
ー 翌日 部室 ー
雪乃「それにしても、本当に良かったのかしらね……」モキュモキュ
八幡「何がだ? つうか、いつまでクッキー食ってんだ。昨日、あの後三人でクッキーパーティーやって五年分ぐらいは食べただろ」
雪乃「クッキーの事なんかどうでもいいのよ。私が気にしているのは壊したドアの事よ。あれ、昨日はすっかり忘れて帰ってしまったけど、結局、壊れたままでしょう?」モキュモキュ
八幡「当たり前だろ。俺が五分そこらでドアなんか直せるか。とりあえず、動く程度に無理矢理はめ込んだだけだ」
雪乃「困ったわね……。あのドアには私の指紋がついているのよ。本格的に調べられたら私達が犯人にされてしまうわ」モキュモキュ
八幡「まとめて濡れ衣着せられたみたいな言い方してるけど、壊したの間違いなくお前だからな」
コンコン、ガラッ
結衣「モッツァレラ!!」ズンドコ、ズンドコ
雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」モキュモキュ
八幡「しまった。こっちも忘れてたぞ」
雪乃「それにしても、本当に良かったのかしらね……」モキュモキュ
八幡「何がだ? つうか、いつまでクッキー食ってんだ。昨日、あの後三人でクッキーパーティーやって五年分ぐらいは食べただろ」
雪乃「クッキーの事なんかどうでもいいのよ。私が気にしているのは壊したドアの事よ。あれ、昨日はすっかり忘れて帰ってしまったけど、結局、壊れたままでしょう?」モキュモキュ
八幡「当たり前だろ。俺が五分そこらでドアなんか直せるか。とりあえず、動く程度に無理矢理はめ込んだだけだ」
雪乃「困ったわね……。あのドアには私の指紋がついているのよ。本格的に調べられたら私達が犯人にされてしまうわ」モキュモキュ
八幡「まとめて濡れ衣着せられたみたいな言い方してるけど、壊したの間違いなくお前だからな」
コンコン、ガラッ
結衣「モッツァレラ!!」ズンドコ、ズンドコ
雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」モキュモキュ
八幡「しまった。こっちも忘れてたぞ」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 17:59:43.14 ID:uEf1xHheo
結衣「やっはろー! 雪ノ下さん、昨日はなんかとっても楽しかったねー」
雪乃「そうだったかしら? 私は正直ああいうのは苦手なのだけど。だから、早く帰りたかったのにあなた達が何度も何度も引き止めるものだから」モキュモキュ
八幡「一番はしゃいでいた奴が何言ってんだよ。飲み物買うために近くのコンビニまで俺が何往復したと思ってる」
雪乃「それで、由比ヶ浜さん、何か用かしらね?」モキュモキュ
八幡「おい雪ノ下さらりと流すな」
結衣「あ、うん。昨日のお礼にまたクッキー作ってきたから! これ、食べて!」サッ
雪乃「私、今、あまり食欲が……」モキュモキュ
八幡「どの口がそれを言う」
雪乃「そうだったかしら? 私は正直ああいうのは苦手なのだけど。だから、早く帰りたかったのにあなた達が何度も何度も引き止めるものだから」モキュモキュ
八幡「一番はしゃいでいた奴が何言ってんだよ。飲み物買うために近くのコンビニまで俺が何往復したと思ってる」
雪乃「それで、由比ヶ浜さん、何か用かしらね?」モキュモキュ
八幡「おい雪ノ下さらりと流すな」
結衣「あ、うん。昨日のお礼にまたクッキー作ってきたから! これ、食べて!」サッ
雪乃「私、今、あまり食欲が……」モキュモキュ
八幡「どの口がそれを言う」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 18:12:33.30 ID:uEf1xHheo
結衣「いやー、料理ってやってみると楽しいよねー。今度お弁当とか作っちゃおうかなあ」
雪乃「由比ヶ浜さん、それは切実にやめた方がい」
結衣「あ、でさあ、ゆきのん! 部室でお昼一緒に食べようよ」
雪乃「いえ、私は一人で食べるのが好きだからそういうのはちょっと」コクッ
雪乃「それからゆきのんって言い方は良いのだけど、その前に部室の入り方についてあなたに」
結衣「あ、それと私、放課後とか暇だし部活とか手伝うね。いやー、もう、なにー。これもお礼だから」
雪乃「話を聞いて由比ヶ浜さん」
八幡「…………」
八幡「」ガタッ
八幡「」テクテク……
雪乃「由比ヶ浜さん、それは切実にやめた方がい」
結衣「あ、でさあ、ゆきのん! 部室でお昼一緒に食べようよ」
雪乃「いえ、私は一人で食べるのが好きだからそういうのはちょっと」コクッ
雪乃「それからゆきのんって言い方は良いのだけど、その前に部室の入り方についてあなたに」
結衣「あ、それと私、放課後とか暇だし部活とか手伝うね。いやー、もう、なにー。これもお礼だから」
雪乃「話を聞いて由比ヶ浜さん」
八幡「…………」
八幡「」ガタッ
八幡「」テクテク……
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 18:23:41.90 ID:uEf1xHheo
ー 廊下 ー
八幡「」テクテク……
「ヒッキー!」
八幡「?」クルッ
結衣「はいっ」ポーイッ
八幡「な、っと、とと」キャッチ
結衣「一応、お礼の気持ち。ヒッキーも手伝ってくれたし//」
八幡「…………」
結衣「それ、ゆきのんにはあげてないから内緒だよ。……じゃあね」ニコッ
タタタッ
八幡「…………」
八幡「」テクテク……
「ヒッキー!」
八幡「?」クルッ
結衣「はいっ」ポーイッ
八幡「な、っと、とと」キャッチ
結衣「一応、お礼の気持ち。ヒッキーも手伝ってくれたし//」
八幡「…………」
結衣「それ、ゆきのんにはあげてないから内緒だよ。……じゃあね」ニコッ
タタタッ
八幡「…………」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 18:28:13.46 ID:uEf1xHheo
ー 校庭 ー
八幡「さて、やらなきゃいけない事はやったし……」
八幡「由比ヶ浜から貰ったやけにデカイ紙袋でも開けるか……。一体何が入って……」ガサガサッ
『文庫本、オセロ盤、クッキー』
八幡「…………」
八幡「校庭で拾ったの、あいつかよ……」
八幡「さて、やらなきゃいけない事はやったし……」
八幡「由比ヶ浜から貰ったやけにデカイ紙袋でも開けるか……。一体何が入って……」ガサガサッ
『文庫本、オセロ盤、クッキー』
八幡「…………」
八幡「校庭で拾ったの、あいつかよ……」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 18:58:23.89 ID:uEf1xHheo
ー 家庭科室前の廊下 ー
静「全く……あのアホどものせいで、ウイルスを駆除するだけでかなりの苦労を……」テクテク
静「由比ヶ浜は由比ヶ浜で、『愛される女になる為の50の秘訣』とかそんな関連の本を、勝手にAmazonで大量に注文しやがったしな……。今月の食費をどうしろと……」ハァ……
静「だが、これで問題児は全員隔離したし、もう何の心配も……。何だこれは」
壊れたドア『葉山隼人、参上!!』
静「葉山ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
完
静「全く……あのアホどものせいで、ウイルスを駆除するだけでかなりの苦労を……」テクテク
静「由比ヶ浜は由比ヶ浜で、『愛される女になる為の50の秘訣』とかそんな関連の本を、勝手にAmazonで大量に注文しやがったしな……。今月の食費をどうしろと……」ハァ……
静「だが、これで問題児は全員隔離したし、もう何の心配も……。何だこれは」
壊れたドア『葉山隼人、参上!!』
静「葉山ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
完
引用元: ・八幡「青春を楽しむ愚か者ども、平塚先生に気を使え」
八幡「あー暇だ、誰か来ねぇk」 いろは「いろはちゃんとうじょうでーすっ♪」
2020-09-18
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 14:27:46.25 ID:lWP1mR920
八幡「うわ、マジで来やがった……」
いろは「えー、なんですか先輩その反応。せっかくかわいい後輩がかわいくやってきてあげたのに」
八幡「お前のは作り物だから警戒してんだよ。迂闊に気を許して何かあってからじゃ遅いからな」
いろは「かわいいのは否定しないんですね」
八幡「基本的に嘘は吐かない性分なもんで」
いろは「……口説いてるんですか?」
八幡「結婚してください」
いろは「ごめんなさいガチで無理です」ペコ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511674065
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 14:29:56.38 ID:lWP1mR920
八幡「早速フラれちゃったよ…… いや、一応言っとくけど普通に冗談だから」
いろは「知ってますよー。先輩から本気のオーラ微塵も感じなかったですし」
八幡「すげぇなお前、オーラとか分かるタイプの人間なのか」
いろは「先輩はわからないんですか? そういうの」
八幡「そういうのってどういうのだよ…… なに? 人から炎みたいなの出ちゃってるの?」
いろは「たまーに出てるの見えますよ? えっと、例えばほら、こうやってじーっと見てると……」ジーー
八幡「…………近い近いやめろ近い」
いろは「つれないですねーもう」
八幡「てか普通に嘘だろ。いつからここは異能バトルが起こる日常系になったんだ」
いろは「……ときどき先輩って意味わかんないこと言い始めますよね。まぁいいですけどー」
八幡「なんで俺が先に変なこと言い出したみたいな空気になってるんですかね……」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 14:32:39.84 ID:lWP1mR920
いろは「にしても先輩、さっきから気になってたんですけど部屋にコタツ置いたんですね」
八幡「温もりが欲しくてな。こんなクソ寒い時期にエアコンぶっ壊れるし。あー暖かい」
いろは「ネコみたいに丸まってますねー。あ、ネコと言ってもノラですけど」
八幡「野良じゃ炬燵になんか入れんだろ。飼い猫だよ飼い猫」
いろは「はぁ。じゃあ先輩、誰かに飼われてるってことですか?」
八幡「ヒモになれるんなら本望だな」
いろは「ふーん……先輩はそんな人生でもいいと」
八幡「平凡な水準の暮らしが働かずにできるならそれ以上の幸せはないだろ」
いろは「ほんと甲斐性なしですねー」
八幡「まぁ、夢見るだけなら自由だし。別に見たこと自体に罪はない」
いろは「見れたなら、叶えられるかもしれないですよ?」
八幡「……無理だろ普通に考えて。んな理想を押し付けられる相手が画面の中以外のどこにいるんだって話ね」
いろは「………」
いろは「…………目の前に、とか」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 14:38:12.62 ID:lWP1mR920
八幡「………」
いろは「………」
八幡「もう一回いい?」
いろは「やです」
八幡「油断して聞いてなかった。あー、理想の結婚相手なら目の前に……がなんだって?」
いろは「余裕で聞いてるしばっちり解釈してるじゃないですか! なんですかそのやらしい目! つぶしますよ!」
八幡「らめぇ! そんなことしたらチャームポイントが……じゃなくて、さっきはガチで断られたのになんでだよ。理由でもあんのか?」
いろは「り、理由っていうか、さっきはその……まだルートが開放されてなかった的なやつでして」
八幡「ルートって…… なに、ゲームなの?」
いろは「恋愛もののだとよくあるから先輩に有効、って話を中二の先輩から聞きました」
八幡「ろくでもねぇ知識吹き込むバーローだなあいつ……」
いろは「………」
八幡「………」
いろは「……わたしじゃ、ダメですか?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 14:39:10.12 ID:lWP1mR920
八幡「………」
八幡「を はやっぱ無理じゃね?」
いろは「んっふっふ。またわたしの勝ちですね」
おわり
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 14:42:56.80 ID:lWP1mR920
二人は付き合ってて休みの日に家で暇つぶししてる設定
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 14:45:55.75 ID:lWP1mR920
時々作文SS書きたくなるので書きましたサーセン
引用元: ・八幡「あー暇だ、誰か来ねぇk」 いろは「いろはちゃんとうじょうでーすっ♪」
結衣「あのさ……あたし、髪のことで悩んでてね」八幡「髪?」
2020-09-18
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:50:58.94 ID:SCSVe7nm0
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:52:07.89 ID:SCSVe7nm0
結衣「何言ってんのヒッキー! 女子に向かっていきなり『ハゲたのか?』ってありえないし!」
雪乃「…………」
結衣「デリカシーなさすぎ! ヒッキー最低!」
八幡(えぇ……ここまで非難浴びるほど俺酷いこと言ったか?)
八幡「いや、髪のことっていうからよ……」
結衣「女子が髪のこと気にしてるっていったらもっと他にあるでしょ! ほら、髪型とか寝癖とか、くせ毛とか」
八幡「いや、それならそうとはっきり言ってくれれば分かる。妙にぼかすからだろ」
結衣「それにしたっていきなり『ハゲ』とか普通聞かないもん! ゆきのんもそう思うでしょ?」
雪乃「ええ、そうね。普通なら女性に対していきなり『ハゲ』発言などしないはずよ」
雪乃「…………」
結衣「デリカシーなさすぎ! ヒッキー最低!」
八幡(えぇ……ここまで非難浴びるほど俺酷いこと言ったか?)
八幡「いや、髪のことっていうからよ……」
結衣「女子が髪のこと気にしてるっていったらもっと他にあるでしょ! ほら、髪型とか寝癖とか、くせ毛とか」
八幡「いや、それならそうとはっきり言ってくれれば分かる。妙にぼかすからだろ」
結衣「それにしたっていきなり『ハゲ』とか普通聞かないもん! ゆきのんもそう思うでしょ?」
雪乃「ええ、そうね。普通なら女性に対していきなり『ハゲ』発言などしないはずよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:53:19.30 ID:SCSVe7nm0
結衣「だよねっ。ほんとヒッキー意味わかんない」
雪乃「髪という言葉に対してまっさきに『ハゲ』という言葉が口から出てきてしまった」
雪乃「これは比企谷くん、あなた自身の心の問題を反映しているのではないかしら」
結衣「え?」
八幡「は? どういうことだよ」
雪乃「……あなた、自分で気づいていないの?」
八幡「いや、気付くも何も。何の話をしているのかいまいち要領を得ないんだが」
結衣「あっ……(察し)」
八幡(え、何を察してるんですか由比ヶ浜さん……?)
雪乃「髪という言葉に対してまっさきに『ハゲ』という言葉が口から出てきてしまった」
雪乃「これは比企谷くん、あなた自身の心の問題を反映しているのではないかしら」
結衣「え?」
八幡「は? どういうことだよ」
雪乃「……あなた、自分で気づいていないの?」
八幡「いや、気付くも何も。何の話をしているのかいまいち要領を得ないんだが」
結衣「あっ……(察し)」
八幡(え、何を察してるんですか由比ヶ浜さん……?)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:53:59.75 ID:SCSVe7nm0
雪乃「そう……」
八幡(ちょっと、何でそんな悲しそうな目をするんだよ……。何なの? 俺を憐れんでるの? わけがわからないよ?)
雪乃「分からないのなら、教えてあげるわ。比企谷くん、あなた最近、頭皮の……いえ、生え際の後退が著しいわよ」
八幡「え……?」
雪乃「それだけではないわ。あなたの……その、後ろ頭」
八幡「後ろ頭がどうした……」
結衣「ヒッキー、後ろ頭の真ん中あたり、ちゃんと確認したほうがいいよ。毛がないとこがあるから。十円玉くらいの大きさの」
八幡「へ……?」
雪乃「おそらく、円形脱毛症でしょうね……」
八幡「う、嘘だろ……?」
八幡(ちょっと、何でそんな悲しそうな目をするんだよ……。何なの? 俺を憐れんでるの? わけがわからないよ?)
雪乃「分からないのなら、教えてあげるわ。比企谷くん、あなた最近、頭皮の……いえ、生え際の後退が著しいわよ」
八幡「え……?」
雪乃「それだけではないわ。あなたの……その、後ろ頭」
八幡「後ろ頭がどうした……」
結衣「ヒッキー、後ろ頭の真ん中あたり、ちゃんと確認したほうがいいよ。毛がないとこがあるから。十円玉くらいの大きさの」
八幡「へ……?」
雪乃「おそらく、円形脱毛症でしょうね……」
八幡「う、嘘だろ……?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:55:32.56 ID:SCSVe7nm0
雪乃「比企谷くん、私は……嘘はつかないのよ」
結衣「ヒッキー、気付いてなかったんだ……」
雪乃「気づいてても……誰も言ってくれなかったのかもしれないわね」
結衣「……可哀想」
八幡「いや、嘘だと言ってくれ……。俺、まだ高二だぞ? 高二なのに」
雪乃「比企谷くん、たとえ辛い現実だとしても……受け入れなければならないことはあるのよ」
八幡「受け入れる……? 受け入れろというのか、この現実を……」
雪乃「ええ、そうよ。あなたが『ハゲ』てしまったという現実を」
八幡「や、やめろ! 言うな……そのワードを口にするんじゃねぇ……」
結衣「だ、大丈夫! あたしはヒッキーが『ハゲ』てても全然大丈夫だから!」
八幡「俺の頭皮は大丈夫じゃねえだろうが!」
結衣「ヒッキー、気付いてなかったんだ……」
雪乃「気づいてても……誰も言ってくれなかったのかもしれないわね」
結衣「……可哀想」
八幡「いや、嘘だと言ってくれ……。俺、まだ高二だぞ? 高二なのに」
雪乃「比企谷くん、たとえ辛い現実だとしても……受け入れなければならないことはあるのよ」
八幡「受け入れる……? 受け入れろというのか、この現実を……」
雪乃「ええ、そうよ。あなたが『ハゲ』てしまったという現実を」
八幡「や、やめろ! 言うな……そのワードを口にするんじゃねぇ……」
結衣「だ、大丈夫! あたしはヒッキーが『ハゲ』てても全然大丈夫だから!」
八幡「俺の頭皮は大丈夫じゃねえだろうが!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:56:54.54 ID:SCSVe7nm0
雪乃「現実を受け入れない限り、あなたが前に進むことはできなくなるわ。比企谷ハゲ幡くん」
八幡「やめてくれよ……(絶望)」
八幡(確かに親父も、二十代後半くらいから徐々に髪が薄くなったらしくて、今や幕張の安打製造機みたいな髪型になっている)
八幡(だが、それにしても……いくらなんでも早すぎるだろ。こ、この年で……)
結衣「大丈夫だよヒッキー、ほら、最近のカツラって本物の髪そっくりらしいし。ちゃんと誤魔化せるって」
八幡「誤魔化すだと? ふざけるな!」
結衣「ヒッキー……」
雪乃「比企谷くん……」
八幡「カツラなんて……かぶらねぇ。俺はそんな、見かけだけの薄っぺらい欺瞞じみた方法は嫌いだ」
八幡「偽物なんていらねぇ(カツラ)」
八幡「やめてくれよ……(絶望)」
八幡(確かに親父も、二十代後半くらいから徐々に髪が薄くなったらしくて、今や幕張の安打製造機みたいな髪型になっている)
八幡(だが、それにしても……いくらなんでも早すぎるだろ。こ、この年で……)
結衣「大丈夫だよヒッキー、ほら、最近のカツラって本物の髪そっくりらしいし。ちゃんと誤魔化せるって」
八幡「誤魔化すだと? ふざけるな!」
結衣「ヒッキー……」
雪乃「比企谷くん……」
八幡「カツラなんて……かぶらねぇ。俺はそんな、見かけだけの薄っぺらい欺瞞じみた方法は嫌いだ」
八幡「偽物なんていらねぇ(カツラ)」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:57:41.01 ID:SCSVe7nm0
八幡「俺は、本物が欲しい(地毛)」
雪乃「…………」
結衣「…………」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:58:38.65 ID:SCSVe7nm0
雪乃「そう。それがあなたの答えなのね」
八幡「ああ」
結衣「ヒッキー、頑張って。あたしも応援するから」
雪乃「頭皮に関して悩みがあったら、何でも言ってちょうだい。私も、できる限りの助言はするつもりよ」
八幡「いや、いい。これは俺自身の問題なんだ。自分の問題は自分で解決するさ」
結衣「で、でも……」
雪乃「また一人で問題を抱え込むというの? 『ハゲ』への風当たりは厳しいわ……あなた一人で生きていけるの?」
八幡「俺はいつも一人だ。これまでも、これからも、一人で生きていく」
八幡「たとえこのまま『ハゲ』が進行しようとも、泥臭く這いつくばって戦ってみせる。それが俺のやり方だ」
雪乃「そう……なら、仕方がないわね」
八幡「ああ」
結衣「ヒッキー、頑張って。あたしも応援するから」
雪乃「頭皮に関して悩みがあったら、何でも言ってちょうだい。私も、できる限りの助言はするつもりよ」
八幡「いや、いい。これは俺自身の問題なんだ。自分の問題は自分で解決するさ」
結衣「で、でも……」
雪乃「また一人で問題を抱え込むというの? 『ハゲ』への風当たりは厳しいわ……あなた一人で生きていけるの?」
八幡「俺はいつも一人だ。これまでも、これからも、一人で生きていく」
八幡「たとえこのまま『ハゲ』が進行しようとも、泥臭く這いつくばって戦ってみせる。それが俺のやり方だ」
雪乃「そう……なら、仕方がないわね」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 00:59:48.55 ID:SCSVe7nm0
結衣「そんなの! そんなのまちがってる!」
八幡「由比ヶ浜……」
結衣「だってヒッキーは『ハゲ』なんだよ! 『ハゲ』たヒッキーが一人で生きていくなんて……そんなの……そんなの」
結衣「あだし……見でいられないよ……うぅっ……」
雪乃「由比ヶ浜さん……。そんな、あなた……卑怯よ。どうしてあなたが泣くの?」
雪乃「どうして……本当に泣きたいのは……ぐっ……」
八幡「何だよ……何なんだよ……っ」
八幡「何で……お前らが泣くんだよ……」
八幡「泣きたいのは……お……れ……の、う……うぁあ”あ”あ”っ……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 01:00:37.83 ID:SCSVe7nm0
堪えきれずに涙があふれ、みっともなく泣き声を上げた俺の両手が優しく握られた
八幡「お……お前ら……」
結衣「大丈夫だよ。ヒッキーには、あたしたちがついてるから」
八幡「由比ヶ浜……」
雪乃「私たち三人で解決策を探っていきましょう、比企谷くん」
雪乃「今度こそ……まちがえたりしないようにね」
八幡「雪ノ下……」
八幡「お……お前ら……」
結衣「大丈夫だよ。ヒッキーには、あたしたちがついてるから」
八幡「由比ヶ浜……」
雪乃「私たち三人で解決策を探っていきましょう、比企谷くん」
雪乃「今度こそ……まちがえたりしないようにね」
八幡「雪ノ下……」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/26(日) 01:01:54.01 ID:SCSVe7nm0
八幡「……ありがとう、二人とも」
この時、この瞬間に感じた、言葉では言い尽くせない感慨、共感、情念の発露
これこそが、俺が、俺たちがいくら求めても得られないと思っていた『本物』なのだと信じて、これからも生きてゆく
この、薄れゆく頭髪とともに――
(おしまい)
この時、この瞬間に感じた、言葉では言い尽くせない感慨、共感、情念の発露
これこそが、俺が、俺たちがいくら求めても得られないと思っていた『本物』なのだと信じて、これからも生きてゆく
この、薄れゆく頭髪とともに――
(おしまい)
引用元: ・結衣「あのさ……あたし、髪のことで悩んでてね」八幡「髪?」
結衣「ねえゆきのん、ゆきのんって大学どこに行くの?」
2020-09-15
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 12:59:22.54 ID:adCT3SL2O
雪乃「私は東京大学に行くつもりよ。そういう由比ヶ浜さんはどうするつもりなのから?」
結衣「わ、私はまだ決めてないかなー……あはは」
雪乃「笑い事ではないわよ由比ヶ浜さん。あなた仮にも高校三年生なのだし早く進路を決めないと後々後悔するわよ」
結衣「わ、わかってるよ。そうだヒッキーは大学どうするの?」
八幡「ん? 俺は大学に行く気はないぞ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510545562
結衣「わ、私はまだ決めてないかなー……あはは」
雪乃「笑い事ではないわよ由比ヶ浜さん。あなた仮にも高校三年生なのだし早く進路を決めないと後々後悔するわよ」
結衣「わ、わかってるよ。そうだヒッキーは大学どうするの?」
八幡「ん? 俺は大学に行く気はないぞ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510545562
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 13:00:05.67 ID:adCT3SL2O
結衣「え、ヒッキーほんとにヒッキーになっちゃうの?」
雪乃「引きこもり君、あなた目だけではなくついに心まで腐り始めたのね。大学に行かずに一日中家に引きこもってパソコンとにらめっこするつもりね。まるでこのssの作者みたいだわ。ヒキニート君今ならまだやり直せるわ、考え直しなさい」
八幡「人の話は最後まで聞けよ。俺は大学にはいかずに就職するつもりなんだよ」
結衣「ヒッキーが働くの!」
雪乃「まさかあなたが働くとは思いもしなかったわ。あれほど専業主婦になりたがっていたあなたが働きたいと思える職場があるとは思わなかったわ。で、一体どんなブラック企業で働くつもりなのかしら」
八幡「おい、雪ノ下何で俺が働くところがブラック企業ってきめつけてるんだよ」
雪乃「引きこもり君、あなた目だけではなくついに心まで腐り始めたのね。大学に行かずに一日中家に引きこもってパソコンとにらめっこするつもりね。まるでこのssの作者みたいだわ。ヒキニート君今ならまだやり直せるわ、考え直しなさい」
八幡「人の話は最後まで聞けよ。俺は大学にはいかずに就職するつもりなんだよ」
結衣「ヒッキーが働くの!」
雪乃「まさかあなたが働くとは思いもしなかったわ。あれほど専業主婦になりたがっていたあなたが働きたいと思える職場があるとは思わなかったわ。で、一体どんなブラック企業で働くつもりなのかしら」
八幡「おい、雪ノ下何で俺が働くところがブラック企業ってきめつけてるんだよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 13:00:56.40 ID:adCT3SL2O
雪乃「あら、だってあなたのように目の腐った男を雇うような会社がまともだとは思えないもの。それで比企谷君は一体どこの会社で働くのかしら」
八幡「聞いて驚くなよ? 陸上自衛隊に入隊するつもりなんだ。親戚のおじさんが自衛官で自衛隊を進めてきたんだよ。それで話を聞いてると自衛隊って結構いいところだと思ったから入隊してみることにしたんだ」
結衣「ヒッキーが自衛官になるの!? ヒッキーのくせにかっこいいじゃん」
雪乃「由比ヶ浜さん、自衛隊って中卒でもはいれるそうよ。これを聞いてもまだ比企谷君がかっこいいなんて思えるかしら?」
八幡「聞いて驚くなよ? 陸上自衛隊に入隊するつもりなんだ。親戚のおじさんが自衛官で自衛隊を進めてきたんだよ。それで話を聞いてると自衛隊って結構いいところだと思ったから入隊してみることにしたんだ」
結衣「ヒッキーが自衛官になるの!? ヒッキーのくせにかっこいいじゃん」
雪乃「由比ヶ浜さん、自衛隊って中卒でもはいれるそうよ。これを聞いてもまだ比企谷君がかっこいいなんて思えるかしら?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 13:02:59.71 ID:adCT3SL2O
八幡「おい雪ノ下、それは勘違いだぞ。民間企業に一般職と管理職ってあるように自衛隊にもいろいろあるんだ。自衛隊=中卒ってのは間違いだぞ」
雪乃「そう、じゃあ私たちに説明してくれるかしら。もちろん由比ヶ浜さんに理解できるように説明するのよ、比企谷君」
八幡「オッケー任せとけ。でもめんどくさいから陸上自衛隊の事だけでいいな?」
八幡「自衛官になるためには採用試験を受けなきゃならないんだが、この採用試験がいろいろとあるんだよ。おおまかにだが自衛官候補生、一般曹候補生、一般幹部候補生があるな。
ほかにも予備自衛官補や高等工科学校生徒、防衛大学校学生に防衛医科大学校学生、航空学生なんかもある。ここまではわかるか」
雪乃「ええ大丈夫よ。続けて頂戴」
アホの子「あわわわわ」
雪乃「そう、じゃあ私たちに説明してくれるかしら。もちろん由比ヶ浜さんに理解できるように説明するのよ、比企谷君」
八幡「オッケー任せとけ。でもめんどくさいから陸上自衛隊の事だけでいいな?」
八幡「自衛官になるためには採用試験を受けなきゃならないんだが、この採用試験がいろいろとあるんだよ。おおまかにだが自衛官候補生、一般曹候補生、一般幹部候補生があるな。
ほかにも予備自衛官補や高等工科学校生徒、防衛大学校学生に防衛医科大学校学生、航空学生なんかもある。ここまではわかるか」
雪乃「ええ大丈夫よ。続けて頂戴」
アホの子「あわわわわ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 13:03:45.06 ID:adCT3SL2O
八幡「自衛隊には階級があるのはわかるか? まあ階級は防衛省のホームページに載ってるからそれを見ながら話を聞いてくれ」
八幡「さっき雪ノ下が言ってたように中卒で自衛官になりたいってやつは自衛官候補生採用試験ってのを受けるんだ。自衛官候補生ってのは任期制で2士~士長として活躍する自衛官になる。一任期二年で基本1~3任期で退職する。自衛隊ってようは軍隊みたいなものだろ? だから若い人が必要なんだ。だからこうして十代二十代の人間を集めるんだ」
結衣「ふーん」
八幡「さっき雪ノ下が言ってたように中卒で自衛官になりたいってやつは自衛官候補生採用試験ってのを受けるんだ。自衛官候補生ってのは任期制で2士~士長として活躍する自衛官になる。一任期二年で基本1~3任期で退職する。自衛隊ってようは軍隊みたいなものだろ? だから若い人が必要なんだ。だからこうして十代二十代の人間を集めるんだ」
結衣「ふーん」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 13:04:31.64 ID:adCT3SL2O
八幡「次だが一般曹候補生ってのは、名前の通りなんだが曹になる自衛官の採用試験だな。これは高卒程度のレベルだ。3曹~曹長が曹だ。准尉は微妙な階級で曹と幹部の中間みたいなもんだ。ちなみに自衛官候補生の奴等でも試験さえ通れば、曹になれるそうだ。
曹は小部隊の指揮官なんて言われたりもするな。自衛官候補生とは違って基本的に定年まで自衛官として働ける。幹部のサポートをしたりする」
八幡「一般幹部候補生ってのは幹部になる自衛官の採用試験だ。大卒のやつが受けるな。
3尉以上の階級の自衛官が幹部だ。幹部は部隊を指揮したりするのがしごとだな。
ちなみに幹部はB幹U幹I幹ってあるんだ。B幹は防衛大学校のやつらでU幹は一般幹部候補生のやつらでI幹は部内幹部って言って曹のやつらが曹のやつらが試験を受けさせられて幹部になったりもする」
結衣「ふーん」
雪乃「今日の比企谷君はよくしゃべるわね」
曹は小部隊の指揮官なんて言われたりもするな。自衛官候補生とは違って基本的に定年まで自衛官として働ける。幹部のサポートをしたりする」
八幡「一般幹部候補生ってのは幹部になる自衛官の採用試験だ。大卒のやつが受けるな。
3尉以上の階級の自衛官が幹部だ。幹部は部隊を指揮したりするのがしごとだな。
ちなみに幹部はB幹U幹I幹ってあるんだ。B幹は防衛大学校のやつらでU幹は一般幹部候補生のやつらでI幹は部内幹部って言って曹のやつらが曹のやつらが試験を受けさせられて幹部になったりもする」
結衣「ふーん」
雪乃「今日の比企谷君はよくしゃべるわね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 13:05:26.36 ID:adCT3SL2O
八幡「防衛大学校は幹部になる自衛官を育てる学校だ。」
八幡「ほかにも高等工科学校生徒なんてのもあるぞ。この学校は技術的な識能を有し、知徳体を兼ね備えた伸縮性のある自衛官の育成をする学校だ。この学校は15歳か16歳にしか受験資格はないぞ。昔は海上自衛隊と航空自衛隊にも生徒隊はあったんだが今は陸上自衛隊にしかない。ちなみに作者は高校工の前身の少年工科学校の元生徒だそうだ」
八幡「自衛隊のことを詳しく知りたい奴は防衛省のホームページをみるか最寄りの地方協力本部に行ってくれ。地方協力本部のおじさんたちが親切に教えてくれるぞ」
雪乃「やっと説明が終わったのね。あなた現国の順位本当に学年三位なのかしら」
結衣「よくわからないけど自衛隊ってすごいんだね」
八幡「ほかにも高等工科学校生徒なんてのもあるぞ。この学校は技術的な識能を有し、知徳体を兼ね備えた伸縮性のある自衛官の育成をする学校だ。この学校は15歳か16歳にしか受験資格はないぞ。昔は海上自衛隊と航空自衛隊にも生徒隊はあったんだが今は陸上自衛隊にしかない。ちなみに作者は高校工の前身の少年工科学校の元生徒だそうだ」
八幡「自衛隊のことを詳しく知りたい奴は防衛省のホームページをみるか最寄りの地方協力本部に行ってくれ。地方協力本部のおじさんたちが親切に教えてくれるぞ」
雪乃「やっと説明が終わったのね。あなた現国の順位本当に学年三位なのかしら」
結衣「よくわからないけど自衛隊ってすごいんだね」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 13:06:10.35 ID:adCT3SL2O
それからいろいろあって卒業式の日
結衣「ヒッキー、もう会えないかもだから言うけど私ずっとヒッキーの事好きだったよ。サブレを助けてくれた時から気になって、奉仕部に入ってヒッキーといる時間が長くなって、自分を犠牲にするところは嫌いだけどほかの人のために一生懸命になれるヒッキーが私は大好き!」
雪乃「私もあなたのことが好きよ。たまには電話をかけてほしいのだけれどいいかしら? これが私の電話番号よ。めんどくさいから以下省略」
一色「わたしも先輩が(ry」
八幡「お前らがそんな風に思っていてくれたなんてな。でも俺はお前らの気持ちにこたえることはできない。これから俺は自衛官になるんだ。お前らの中の誰かと付き合ってもすぐに離れ離れになっちまう。そんなのお前らだって嫌だろ?」
結衣「そっか、やっぱりヒッキーはヒッキーだね」
雪乃「いいのよ比企谷君。私は気持ちをあなたに伝えられただけで満足よ」
一色(ry
結衣「ヒッキー、もう会えないかもだから言うけど私ずっとヒッキーの事好きだったよ。サブレを助けてくれた時から気になって、奉仕部に入ってヒッキーといる時間が長くなって、自分を犠牲にするところは嫌いだけどほかの人のために一生懸命になれるヒッキーが私は大好き!」
雪乃「私もあなたのことが好きよ。たまには電話をかけてほしいのだけれどいいかしら? これが私の電話番号よ。めんどくさいから以下省略」
一色「わたしも先輩が(ry」
八幡「お前らがそんな風に思っていてくれたなんてな。でも俺はお前らの気持ちにこたえることはできない。これから俺は自衛官になるんだ。お前らの中の誰かと付き合ってもすぐに離れ離れになっちまう。そんなのお前らだって嫌だろ?」
結衣「そっか、やっぱりヒッキーはヒッキーだね」
雪乃「いいのよ比企谷君。私は気持ちをあなたに伝えられただけで満足よ」
一色(ry
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 13:06:40.99 ID:adCT3SL2O
それから数週間後
八幡「申告します! 防衛大学校学生、比企谷八幡は、四月十八日付をもって、退校を承認されました」敬礼
八幡「もしもし、雪ノ下か? 俺だ比企谷だよ。卒業式の日俺のことが好きだって言ってたよな? 実はな俺も雪ノ下のことが好きだったんだ。今さらで悪いんだがやっぱり俺と付き合ってくれないか? そうか、ありがとう! ところで相談があるんだが、じつは俺防大やめることにしたんだよ」
数年後八幡は高校生の頃の夢がかない、雪乃の夫になって専業主夫をしていたそうです
八幡「申告します! 防衛大学校学生、比企谷八幡は、四月十八日付をもって、退校を承認されました」敬礼
八幡「もしもし、雪ノ下か? 俺だ比企谷だよ。卒業式の日俺のことが好きだって言ってたよな? 実はな俺も雪ノ下のことが好きだったんだ。今さらで悪いんだがやっぱり俺と付き合ってくれないか? そうか、ありがとう! ところで相談があるんだが、じつは俺防大やめることにしたんだよ」
数年後八幡は高校生の頃の夢がかない、雪乃の夫になって専業主夫をしていたそうです
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/13(月) 14:05:46.42 ID:eDeRXOwDO
実体験やろなあ
なお嫁はいない模様
なお嫁はいない模様
引用元: ・結衣「ねえゆきのん、ゆきのんって大学どこに行くの?」
雪乃「比企谷くん、実は私……あなたのことが好きなの」
2020-09-13
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:13:31.37 ID:A/FFFEME0
雪乃「…………」
雪乃「何を言っているのかしら、私は……」
雪乃「性格は捻くれていて、目も心も腐っているし、人の企みや特性を見抜く能力には秀でているのに肝心なところで人の気持ちを理解できない」
雪乃「あんな欠陥品のような人間のことを好きになる理由なんてあるはずがないというのに……」
雪乃「どうしてなのかしら……分からないわ」
雪乃「それでも私は……あなたのことを好きになってしまったの」
雪乃「どうしてくれるのよ……比企谷くん」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510452811
雪乃「何を言っているのかしら、私は……」
雪乃「性格は捻くれていて、目も心も腐っているし、人の企みや特性を見抜く能力には秀でているのに肝心なところで人の気持ちを理解できない」
雪乃「あんな欠陥品のような人間のことを好きになる理由なんてあるはずがないというのに……」
雪乃「どうしてなのかしら……分からないわ」
雪乃「それでも私は……あなたのことを好きになってしまったの」
雪乃「どうしてくれるのよ……比企谷くん」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510452811
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:13:59.92 ID:A/FFFEME0
雪乃「でも、彼の顔を見ると、つい本音を言って……いいえ、辛く当たってしまうのよね」
雪乃「あなたを傷つけるつもりはないのだけれど……。おそらく、嫌みなことばかり言ってしまう私のことを比企谷くんは嫌っているに違いないわ」
雪乃「それに、私よりも由比ヶ浜さんのほうが、あなたにとってはより身近な存在なのでしょうね。彼女は魅力的な人間。私が彼女に惹かれるように、比企谷くんも彼女に惹かれているはず」
雪乃「加えて、比企谷くんは重度のシスター・コンプレックスだから、もしかしたら本気で小町さんのことを愛しているのかもしれない」
雪乃「他にも、彼の周りには魅力的な女性が大勢いるわ。その中で、彼が私のことを選んでくれるなんてとても思えない。悔しい……。私が負けるなんて……そんなこと」
雪乃「もし万が一、比企谷くんが姉さんと結婚でもしたりしたら……」
雪乃「…………」
雪乃「殺す」
雪乃「あなたを傷つけるつもりはないのだけれど……。おそらく、嫌みなことばかり言ってしまう私のことを比企谷くんは嫌っているに違いないわ」
雪乃「それに、私よりも由比ヶ浜さんのほうが、あなたにとってはより身近な存在なのでしょうね。彼女は魅力的な人間。私が彼女に惹かれるように、比企谷くんも彼女に惹かれているはず」
雪乃「加えて、比企谷くんは重度のシスター・コンプレックスだから、もしかしたら本気で小町さんのことを愛しているのかもしれない」
雪乃「他にも、彼の周りには魅力的な女性が大勢いるわ。その中で、彼が私のことを選んでくれるなんてとても思えない。悔しい……。私が負けるなんて……そんなこと」
雪乃「もし万が一、比企谷くんが姉さんと結婚でもしたりしたら……」
雪乃「…………」
雪乃「殺す」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:14:28.30 ID:A/FFFEME0
雪乃「…………」
雪乃「いけないわ……部室の中でこんな独り言」
雪乃「もし比企谷くんに聞かれでもしたら」
結衣「…………」
八幡「…………」
雪乃「!?」
雪乃「いけないわ……部室の中でこんな独り言」
雪乃「もし比企谷くんに聞かれでもしたら」
結衣「…………」
八幡「…………」
雪乃「!?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:15:08.16 ID:A/FFFEME0
雪乃「ひ、き……がや……くん……?」
八幡「よ、よう」
雪乃「い、いつから……そこにいたの」
八幡「いや、最初からここにいたんだが……」
雪乃「ありえないわ……この狭い空間の中で……どこに身を潜めていたというの」
八幡「最初からずっといつもの席に座って本読みつつマッ缶飲んでたぞ……。
まあ、俺の気配遮断スキルはEXランクのアサシンクラスだからな。気づけなかったんじゃねぇの?」
雪乃「なるほどね……あなたの存在感の希薄さを考えれば、私が気づかなくても不思議ではないわね」
八幡「そこまであっさり納得されるとちょっと傷つくんだが……」
八幡「よ、よう」
雪乃「い、いつから……そこにいたの」
八幡「いや、最初からここにいたんだが……」
雪乃「ありえないわ……この狭い空間の中で……どこに身を潜めていたというの」
八幡「最初からずっといつもの席に座って本読みつつマッ缶飲んでたぞ……。
まあ、俺の気配遮断スキルはEXランクのアサシンクラスだからな。気づけなかったんじゃねぇの?」
雪乃「なるほどね……あなたの存在感の希薄さを考えれば、私が気づかなくても不思議ではないわね」
八幡「そこまであっさり納得されるとちょっと傷つくんだが……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:16:00.69 ID:A/FFFEME0
雪乃「そ、それで……」
八幡「あ、ああ……」
雪乃「どこから……聞いていたの?」
八幡「『お前のことが好きだったんだよ!』っていう大胆な告白あたりからだな……」
雪乃「始めから聞いていたのね……?」
八幡「いや、だから最初から居たんだって」
雪乃「忘れて」
八幡「俺も忘れたいのは山々なんだが」
八幡「あ、ああ……」
雪乃「どこから……聞いていたの?」
八幡「『お前のことが好きだったんだよ!』っていう大胆な告白あたりからだな……」
雪乃「始めから聞いていたのね……?」
八幡「いや、だから最初から居たんだって」
雪乃「忘れて」
八幡「俺も忘れたいのは山々なんだが」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:17:12.23 ID:A/FFFEME0
雪乃「頭部に強い衝撃を与えれば記憶を消去できるかも知れないわね。金属バットのようなものはないかしら」
八幡「ちょっ! 殺さないで!?」
雪乃「殺さないわ。忘れてもらうだけよ」
八幡「つか、さっきマジな顔で『殺す』とか言ってましたけど……」
雪乃「勘違いしないでもらえるかしら。あれは姉さんを殺すという意味だったのよ」
八幡「どっちにしろ怖いです……」
雪乃「あいにく金属バットは見当たらないわね。比企谷くん、ちょっとそこの壁に頭を打ちつけて記憶喪失になってもらえるかしら」
八幡「おいおい出血したらどうするんだよ。壁が汚れるじゃねぇか」
雪乃「自分の頭のことより壁の汚れを心配するのね。馬鹿なのかしら」
八幡「ちょっ! 殺さないで!?」
雪乃「殺さないわ。忘れてもらうだけよ」
八幡「つか、さっきマジな顔で『殺す』とか言ってましたけど……」
雪乃「勘違いしないでもらえるかしら。あれは姉さんを殺すという意味だったのよ」
八幡「どっちにしろ怖いです……」
雪乃「あいにく金属バットは見当たらないわね。比企谷くん、ちょっとそこの壁に頭を打ちつけて記憶喪失になってもらえるかしら」
八幡「おいおい出血したらどうするんだよ。壁が汚れるじゃねぇか」
雪乃「自分の頭のことより壁の汚れを心配するのね。馬鹿なのかしら」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:19:09.36 ID:A/FFFEME0
八幡「頭打ったら記憶が消えるとかいう安直な考え方のほうが馬鹿っぽいぞ、お前らしくもない。漫画やアニメじゃあるまいし。
そんなに簡単に嫌な記憶消せるなら俺がとっくに実践している。それで、胎児の頃の記憶だけ大切に残しておく」
雪乃「胎児時代の記憶にまで遡らないといけないなんて、あなたの人生はどれほどの黒歴史だったの? いえ、それは聞くまでもなかったわね……」
八幡「人間、この世に生れ出て他人と関わりだした瞬間から人間関係で悩み苦しむんだよ。胎児時代はいいぞ。母親の腹の中で誰とも関わらずひとりで安心して生きていける。
俺が河童の子供で『生まれてきたいか?』と聞かれてたら絶対拒否してたぞ」
雪乃「芥川龍之介の『河童』の話のようね。あなたの屁理屈な話の例えに出されるなんて、さぞ心外でしょうね。龍之介に謝りなさい」
八幡「いや向こうはもう死んでるし。作家にとっては自分の作品が後世になっても話の種に上るのは悪い気しないと思うがな。つか龍之介って呼ぶなよ。親しみ込めるな。何かムカつくだろ」
雪乃「別にいいじゃない。もう亡くなっている歴史上の人物なのよ。それになぜ私が龍之介と呼び捨てすることに対して、あなたが腹を立てることになるの? 理由が分からないわ」
そんなに簡単に嫌な記憶消せるなら俺がとっくに実践している。それで、胎児の頃の記憶だけ大切に残しておく」
雪乃「胎児時代の記憶にまで遡らないといけないなんて、あなたの人生はどれほどの黒歴史だったの? いえ、それは聞くまでもなかったわね……」
八幡「人間、この世に生れ出て他人と関わりだした瞬間から人間関係で悩み苦しむんだよ。胎児時代はいいぞ。母親の腹の中で誰とも関わらずひとりで安心して生きていける。
俺が河童の子供で『生まれてきたいか?』と聞かれてたら絶対拒否してたぞ」
雪乃「芥川龍之介の『河童』の話のようね。あなたの屁理屈な話の例えに出されるなんて、さぞ心外でしょうね。龍之介に謝りなさい」
八幡「いや向こうはもう死んでるし。作家にとっては自分の作品が後世になっても話の種に上るのは悪い気しないと思うがな。つか龍之介って呼ぶなよ。親しみ込めるな。何かムカつくだろ」
雪乃「別にいいじゃない。もう亡くなっている歴史上の人物なのよ。それになぜ私が龍之介と呼び捨てすることに対して、あなたが腹を立てることになるの? 理由が分からないわ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:19:57.69 ID:A/FFFEME0
八幡「それはだな」
雪乃「ええ、何?」
八幡「……俺も、お前のことが好きだからだ」
結衣「…………」
雪乃「………………え」
雪乃「ええ、何?」
八幡「……俺も、お前のことが好きだからだ」
結衣「…………」
雪乃「………………え」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:20:44.69 ID:A/FFFEME0
雪乃「な、な……何を……言って……」
八幡「何度でも言う。俺もお前のことが好きだ」
八幡「確かにお前は雪女のように冷たい目で俺を見下し、冷然とした棘のある言葉で俺の繊細なハートを打ち砕き、再起不能一歩手前の圧倒的なダメージを俺に与え続ける。
まともな人間ならとっくに精神に異常を来して登校拒否になっているレベルだ」
雪乃「そこまで言われるとさすがに少し申し訳ない気持ちにならなくもないわね……」
八幡「だが、俺はそんなお前が好きだ。
変に言葉を取り繕わず、うわべだけの言葉で場を凌ごうとはせず、いつも自分らしさを貫いている。自分に正直だ。王道を往く。
そんなお前に憧れもするし、恋い焦がれもする」
雪乃「比企谷くん……」
八幡「まあ、理由はいくらでも拵えられるが……とにかく俺は、お前と関わり合う中で、お前のことを知っていくうちに……どんどん惹かれていった。
もちろんお前の全てを俺が知っているわけじゃない。むしろ全てを理解するなんて到底不可能だ。
だが、できる限り理解したい。理解しようと努力する。お前のことを受け止めてやりたいと思っている。だから」
八幡「何度でも言う。俺もお前のことが好きだ」
八幡「確かにお前は雪女のように冷たい目で俺を見下し、冷然とした棘のある言葉で俺の繊細なハートを打ち砕き、再起不能一歩手前の圧倒的なダメージを俺に与え続ける。
まともな人間ならとっくに精神に異常を来して登校拒否になっているレベルだ」
雪乃「そこまで言われるとさすがに少し申し訳ない気持ちにならなくもないわね……」
八幡「だが、俺はそんなお前が好きだ。
変に言葉を取り繕わず、うわべだけの言葉で場を凌ごうとはせず、いつも自分らしさを貫いている。自分に正直だ。王道を往く。
そんなお前に憧れもするし、恋い焦がれもする」
雪乃「比企谷くん……」
八幡「まあ、理由はいくらでも拵えられるが……とにかく俺は、お前と関わり合う中で、お前のことを知っていくうちに……どんどん惹かれていった。
もちろんお前の全てを俺が知っているわけじゃない。むしろ全てを理解するなんて到底不可能だ。
だが、できる限り理解したい。理解しようと努力する。お前のことを受け止めてやりたいと思っている。だから」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:21:05.94 ID:A/FFFEME0
八幡「雪ノ下、俺はお前のことが好きだ。大好きだと言ってもいい」
雪乃「比企谷くん。私も好き……あなたのことが大好き」
八幡「結婚してくれ」
雪乃「……はい」
結衣「…………」
雪乃「比企谷くん。私も好き……あなたのことが大好き」
八幡「結婚してくれ」
雪乃「……はい」
結衣「…………」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:23:02.00 ID:A/FFFEME0
比企谷くんは静かに椅子から立ち上がると私の体を優しく引き寄せ、ぎゅっと包み込むように抱きしめた
服越しに伝わる彼の肌の熱と波打つ心音が私の体に共鳴し、静かに同化してゆく
雪乃「温かいわ。……あなたにも一応人間の血が流れていたのね」
八幡「当たり前だろうが……こういうときにそういうこと言うなよ。空気読め」
瞳を閉じて、唇と唇を重ね合わせる。彼の中にある熱いものが、私の口から流れ込み、全身を満たしていくような感覚を覚える
途中で誰かがノックもせずに部室に入ってきて、棒立ちしたのちに
「私も結婚したい……」とぽつりとつぶやいて足早に去っていった気がするけれど、それはおそらく気のせい
服越しに伝わる彼の肌の熱と波打つ心音が私の体に共鳴し、静かに同化してゆく
雪乃「温かいわ。……あなたにも一応人間の血が流れていたのね」
八幡「当たり前だろうが……こういうときにそういうこと言うなよ。空気読め」
瞳を閉じて、唇と唇を重ね合わせる。彼の中にある熱いものが、私の口から流れ込み、全身を満たしていくような感覚を覚える
途中で誰かがノックもせずに部室に入ってきて、棒立ちしたのちに
「私も結婚したい……」とぽつりとつぶやいて足早に去っていった気がするけれど、それはおそらく気のせい
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:24:16.31 ID:A/FFFEME0
永遠にも感じられたキスを終え、私たちは紅潮した顔でぼんやりと夢見心地に見つめ合った
八幡「キス、しちまったな」
雪乃「ええ、してしまったわね」
八幡「お互いの口内細菌が混じり合ったんだな」
雪乃「この状況でよくそんな最低な発言ができるわね。比企谷菌に感染してしまったわ。どうしてくれるの」
八幡「……お互い様だろ」
八幡「キス、しちまったな」
雪乃「ええ、してしまったわね」
八幡「お互いの口内細菌が混じり合ったんだな」
雪乃「この状況でよくそんな最低な発言ができるわね。比企谷菌に感染してしまったわ。どうしてくれるの」
八幡「……お互い様だろ」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:26:06.81 ID:A/FFFEME0
それから私たちは、何度も何度もキスをした
そして、お互いがお互いの気持ちを確かめ合うように、ゆっくりと時間をかけて、心と体を重ね合わせた
人の言葉には必ず裏があり、相手の本当の気持ちなんて誰にも分からないかもしれない
それでも、今二人が重なり合って感じているこのぬくもりだけは、まちがいなく本物であると――そう信じて
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/12(日) 11:27:12.14 ID:A/FFFEME0
結衣「かなーしみのーむこーにはー」
(おわり)
引用元: ・雪乃「比企谷くん、実は私……あなたのことが好きなの」
いろは「わたしと先輩って全然釣り合ってないじゃないですかぁ」八幡「あ?」
2020-08-31
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:02:54.81 ID:7KQMx8D50
八幡「急になんだ、喧嘩売ってんのか?」
いろは「わたしってかなり可愛いじゃないですかー」
八幡「容姿、ビジュアル、見た目、顔の作りという点ではそうだな」
いろは「……個人的には学校でもトップ3に入るくらいだとは思うんですよー。……雪ノ下先輩には勝てないですけど」
八幡「まぁあいつは顔の作りだけはいいからな。顔の作りだけは」
いろは「でも先輩ってよくて平々凡々じゃないですかぁ」
八幡「俺は目が腐っている点を除けばそれなりにイケメンだと自負しているぞ」
いろは「そこが大幅なマイナスポイントですけどね」
八幡「まぁそれは否定できん」
いろは「……まぁわたしは先輩の目嫌いじゃないですけど」ボソッ
八幡「なんか言ったか?」
いろは「なんでもないですよーだ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507273374
いろは「わたしってかなり可愛いじゃないですかー」
八幡「容姿、ビジュアル、見た目、顔の作りという点ではそうだな」
いろは「……個人的には学校でもトップ3に入るくらいだとは思うんですよー。……雪ノ下先輩には勝てないですけど」
八幡「まぁあいつは顔の作りだけはいいからな。顔の作りだけは」
いろは「でも先輩ってよくて平々凡々じゃないですかぁ」
八幡「俺は目が腐っている点を除けばそれなりにイケメンだと自負しているぞ」
いろは「そこが大幅なマイナスポイントですけどね」
八幡「まぁそれは否定できん」
いろは「……まぁわたしは先輩の目嫌いじゃないですけど」ボソッ
八幡「なんか言ったか?」
いろは「なんでもないですよーだ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507273374
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:08:28.57 ID:7KQMx8D50
いろは「それにスタイルもいいじゃないですかー」
八幡「そうだな」
いろは「あれ、ケチ付けないんですかぁ?」
八幡「事実は事実だし、何言っても負け惜しみでしかねぇだろ」
いろは「先輩にしては潔いですね……。まぁ、スタイルに関しても学校でもかなりいい方だと思うんですよ」
八幡「俺はまずスタイルの良い学校の女子とやらをほとんど知らないんだが」
いろは「まぁいろはチェックの限りでは、こっちでもわたしはトップ3には入ると思います!」
八幡「だから知らねぇっつの」
いろは「……アレは結衣先輩には勝てないですけど」グスッ
八幡「……まぁ、あれだ。まだ伸びしろはあるはずだ、たぶん」
いろは「ほ、細さなら勝ってますから! ……こっちは雪ノ下先輩に勝てないですけど」グスッ
八幡「いや、お前ら二人とも細すぎだから。もうちょっと太らないと心配になるぞ俺は」
いろは「女の子と男の子だと細いの基準が違いますからねー」
八幡「男の基準に合わせた方が絶対健康だと思うがな」
八幡「そうだな」
いろは「あれ、ケチ付けないんですかぁ?」
八幡「事実は事実だし、何言っても負け惜しみでしかねぇだろ」
いろは「先輩にしては潔いですね……。まぁ、スタイルに関しても学校でもかなりいい方だと思うんですよ」
八幡「俺はまずスタイルの良い学校の女子とやらをほとんど知らないんだが」
いろは「まぁいろはチェックの限りでは、こっちでもわたしはトップ3には入ると思います!」
八幡「だから知らねぇっつの」
いろは「……アレは結衣先輩には勝てないですけど」グスッ
八幡「……まぁ、あれだ。まだ伸びしろはあるはずだ、たぶん」
いろは「ほ、細さなら勝ってますから! ……こっちは雪ノ下先輩に勝てないですけど」グスッ
八幡「いや、お前ら二人とも細すぎだから。もうちょっと太らないと心配になるぞ俺は」
いろは「女の子と男の子だと細いの基準が違いますからねー」
八幡「男の基準に合わせた方が絶対健康だと思うがな」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:13:42.95 ID:7KQMx8D50
いろは「あれ? ということは先輩は総武高スタイルTOP3を侍らせてるってことじゃないですかぁ?」
八幡「知らねぇよ。というかさすがに他にもいるだろ」
いろは「先輩はもっと自分の置かれてる状況をありがたく思うべきじゃないですかねー?」
八幡「むしろ変わってくれるなら変わってほしいぐらいだわ。戸部あたりに譲るわ」
いろは「それだと多分わたしと結衣先輩は来なくなりますけどね」
八幡「もっと優しくしてやれよ……」
いろは「スタイル維持するためにいろいろ頑張ってるんですよー? おいしいもの我慢したり、ジョギングしたり……」
八幡「そうかそうか一色は頑張り屋さんだなー」
いろは「気持ちがこもってないです! もっと念入りに褒めてください!」
八幡「はいはいこれでいいか」ナデナデ
いろは「えへへー」フニャリ
いろは「じゃなくって!」
八幡「知らねぇよ。というかさすがに他にもいるだろ」
いろは「先輩はもっと自分の置かれてる状況をありがたく思うべきじゃないですかねー?」
八幡「むしろ変わってくれるなら変わってほしいぐらいだわ。戸部あたりに譲るわ」
いろは「それだと多分わたしと結衣先輩は来なくなりますけどね」
八幡「もっと優しくしてやれよ……」
いろは「スタイル維持するためにいろいろ頑張ってるんですよー? おいしいもの我慢したり、ジョギングしたり……」
八幡「そうかそうか一色は頑張り屋さんだなー」
いろは「気持ちがこもってないです! もっと念入りに褒めてください!」
八幡「はいはいこれでいいか」ナデナデ
いろは「えへへー」フニャリ
いろは「じゃなくって!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:18:13.17 ID:7KQMx8D50
いろは「それに対して先輩ってせいぜい中肉中背じゃないですかー」
八幡「いや、つっても俺175cmあるんだが」
いろは「えー絶対嘘ですよ。頭のそれ込みでしょ」
八幡「どこぞの錬金術師かよ……」
いろは「まぁ仮にあったとしても先輩って細マッチョって体型でもないですしー、隣歩くひとは180cm以上の人がいいですしー……」
八幡「体鍛えるのとかめんどくさい。動きたくない」
いろは「清々しいほどの自堕落さですね……」
八幡「モテるために体を鍛えるなんて言うのはな、ただの自己満足なんだよ。大抵体鍛えてるうちにモテることより体鍛えることの方が目的になったりするんだ」
いろは「やったことないくせに……」
八幡「そもそも俺は別にモテたくもないから体は鍛えない。はい終わり」
いろは「ダメ人間だぁ……」
いろは「まぁ先輩がモテたら困りますけど」ボソッ
八幡「いや、つっても俺175cmあるんだが」
いろは「えー絶対嘘ですよ。頭のそれ込みでしょ」
八幡「どこぞの錬金術師かよ……」
いろは「まぁ仮にあったとしても先輩って細マッチョって体型でもないですしー、隣歩くひとは180cm以上の人がいいですしー……」
八幡「体鍛えるのとかめんどくさい。動きたくない」
いろは「清々しいほどの自堕落さですね……」
八幡「モテるために体を鍛えるなんて言うのはな、ただの自己満足なんだよ。大抵体鍛えてるうちにモテることより体鍛えることの方が目的になったりするんだ」
いろは「やったことないくせに……」
八幡「そもそも俺は別にモテたくもないから体は鍛えない。はい終わり」
いろは「ダメ人間だぁ……」
いろは「まぁ先輩がモテたら困りますけど」ボソッ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:22:58.52 ID:7KQMx8D50
いろは「しかもわたしってなんだかんだ未経験じゃないですかー」
八幡「じゃないですかー、とか言われても知らねぇよ」
いろは「キスもしたことないんですよぉ?」
八幡「ですよぉ? とかあざとく言ってる時点で信頼度ゼロなんだが」
いろは「ほんとですってばー。わたしかなりガード固いですから」
八幡「でもお前ゆるふわビッチじゃん」
いろは「先輩はビッチビッチ言い過ぎですから! そもそも、女の子が簡単に身体を委ねたらそれこそビッチですよ。わたしそんなに安い女じゃないですからね?」
八幡「普段のお前の行動からは信じられんな……」
いろは「一線を越えないからこそみんな俺のものにしてやる! って具合で集ってくるんですよー」
八幡「お前にとっての取り巻きの男子はハエか何かか?」
いろは「やだなー、お友達ですよオ・ト・モ・ダ・チ」
八幡「哀れだ……」
八幡「じゃないですかー、とか言われても知らねぇよ」
いろは「キスもしたことないんですよぉ?」
八幡「ですよぉ? とかあざとく言ってる時点で信頼度ゼロなんだが」
いろは「ほんとですってばー。わたしかなりガード固いですから」
八幡「でもお前ゆるふわビッチじゃん」
いろは「先輩はビッチビッチ言い過ぎですから! そもそも、女の子が簡単に身体を委ねたらそれこそビッチですよ。わたしそんなに安い女じゃないですからね?」
八幡「普段のお前の行動からは信じられんな……」
いろは「一線を越えないからこそみんな俺のものにしてやる! って具合で集ってくるんですよー」
八幡「お前にとっての取り巻きの男子はハエか何かか?」
いろは「やだなー、お友達ですよオ・ト・モ・ダ・チ」
八幡「哀れだ……」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:30:27.67 ID:7KQMx8D50
いろは「しかもデートの知識とか豊富じゃないですかー」
八幡「まぁあれだけいろんなとこで貢がせてりゃ、そりゃあな」
いろは「おしゃれなお店とかもたくさん知ってますよ。今度教えてあげましょうかぁ?」
八幡「せいぜい小町としか一緒に行かんからいらん」
いろは「デートコースをたくさん知ってるのってやっぱりステータスだと思うんですよぉ」
八幡「男はお前みたいな軽そうな女は敬遠するもんじゃねぇの?」
いろは「それはコンプ拗らせすぎですって。ふつうは経験もステータスなんですよー? まぁデートコースは男の人に考えてほしいですけどね」
八幡「ほー。俺にはよくわからんがな」
いろは「それに対して先輩って全然デートの行き先とかわからないじゃないですかー」
八幡「ららぽ、サイゼ、ディスティニー。完璧じゃねぇか」
いろは「家族での買い物じゃないんですから……」
八幡「おしゃれな店って場所代で相当お金ボられるじゃん。やだよ」
いろは「そんなケチくささじゃ女の子は喜ばせられませんよー?」
八幡「小町はサイゼで大喜びだから大丈夫だ」
いろは「シスコンもマイナスポイントですよー……。まぁ、先輩と行ったデートもなんだかんだ楽しかったですけど」
八幡「まぁあれだけいろんなとこで貢がせてりゃ、そりゃあな」
いろは「おしゃれなお店とかもたくさん知ってますよ。今度教えてあげましょうかぁ?」
八幡「せいぜい小町としか一緒に行かんからいらん」
いろは「デートコースをたくさん知ってるのってやっぱりステータスだと思うんですよぉ」
八幡「男はお前みたいな軽そうな女は敬遠するもんじゃねぇの?」
いろは「それはコンプ拗らせすぎですって。ふつうは経験もステータスなんですよー? まぁデートコースは男の人に考えてほしいですけどね」
八幡「ほー。俺にはよくわからんがな」
いろは「それに対して先輩って全然デートの行き先とかわからないじゃないですかー」
八幡「ららぽ、サイゼ、ディスティニー。完璧じゃねぇか」
いろは「家族での買い物じゃないんですから……」
八幡「おしゃれな店って場所代で相当お金ボられるじゃん。やだよ」
いろは「そんなケチくささじゃ女の子は喜ばせられませんよー?」
八幡「小町はサイゼで大喜びだから大丈夫だ」
いろは「シスコンもマイナスポイントですよー……。まぁ、先輩と行ったデートもなんだかんだ楽しかったですけど」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:37:46.60 ID:7KQMx8D50
いろは「あと人脈もあるじゃないですかー」
八幡「お前のは人脈と言うのか?」
いろは「各部のエースとかエース候補とかの男の子たちはだいたい知り合いですよー?」
八幡「それはただの被害者軍団じゃないですかね……」
いろは「でもわたしの大抵のお願いは聞いてくれますしー、わたし校内では結構な影響力を持ってると思うんですよー」
八幡「お前は女王様にでもなるつもりか」
いろは「それに対して先輩はボッチじゃないですかー」
八幡「俺はボッチであることを誇りに思っているからセーフだな」
いろは「そんな可哀想なことで開き直らないでください……」
八幡「俺は戸塚と小町さえいればそれでいいんだよ」
いろは「わたしも必要でしょぉ?」
八幡「いらん。むしろ熨斗付けて送り返すまである」
いろは「なにおー!」プンスカ
八幡「お前はお前を必要とする奴のところに行ってやればいいんだよ」
いろは「……どうせわたしを本当の意味で必要としてる人なんていませんよ」ボソッ
八幡「あ?」
いろは「なんでもないですぅー」
八幡「お前のは人脈と言うのか?」
いろは「各部のエースとかエース候補とかの男の子たちはだいたい知り合いですよー?」
八幡「それはただの被害者軍団じゃないですかね……」
いろは「でもわたしの大抵のお願いは聞いてくれますしー、わたし校内では結構な影響力を持ってると思うんですよー」
八幡「お前は女王様にでもなるつもりか」
いろは「それに対して先輩はボッチじゃないですかー」
八幡「俺はボッチであることを誇りに思っているからセーフだな」
いろは「そんな可哀想なことで開き直らないでください……」
八幡「俺は戸塚と小町さえいればそれでいいんだよ」
いろは「わたしも必要でしょぉ?」
八幡「いらん。むしろ熨斗付けて送り返すまである」
いろは「なにおー!」プンスカ
八幡「お前はお前を必要とする奴のところに行ってやればいいんだよ」
いろは「……どうせわたしを本当の意味で必要としてる人なんていませんよ」ボソッ
八幡「あ?」
いろは「なんでもないですぅー」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:45:43.36 ID:7KQMx8D50
いろは「しかもわたしって結構一途じゃないですかー」
八幡「気に入った男子にはとりあえず手を出すとか聞いた思い出があるんですけど」
いろは「あれはお遊びですからー。本当の恋には一直線です!」
八幡「世間一般ではそれを浮気と言うと思うんですが……」
いろは「そもそも付き合ってないんだから浮気も何もないですよー。まぁ最近はしてませんけど」
八幡「まぁ確かに一時期は葉山に一直線だったな」
いろは「恋に恋する乙女だったんですよー」
八幡「お前のをそんな可愛らしい言葉で言い表したくないんだが……」
いろは「それに対して先輩って結構移り気じゃないですかー」
八幡「バカ野郎、俺は小町一筋だよ」
いろは「先輩が中学時代にいろんな人に目移りしてたのわたしちゃんと知ってますからね?」
八幡「うぐっ」
いろは「しかもさっきの理論で言っても戸塚先輩に目移りしてますしー」
八幡「うぐぐっ」
いろは「だから先輩は将来浮気とかしそうで怖いです」
八幡「俺は自分の身を弁えてるからそれだけはねぇよ」
いろは「向こうから寄ってくる可能性の方が高いんですけどね……」ボソッ
八幡「気に入った男子にはとりあえず手を出すとか聞いた思い出があるんですけど」
いろは「あれはお遊びですからー。本当の恋には一直線です!」
八幡「世間一般ではそれを浮気と言うと思うんですが……」
いろは「そもそも付き合ってないんだから浮気も何もないですよー。まぁ最近はしてませんけど」
八幡「まぁ確かに一時期は葉山に一直線だったな」
いろは「恋に恋する乙女だったんですよー」
八幡「お前のをそんな可愛らしい言葉で言い表したくないんだが……」
いろは「それに対して先輩って結構移り気じゃないですかー」
八幡「バカ野郎、俺は小町一筋だよ」
いろは「先輩が中学時代にいろんな人に目移りしてたのわたしちゃんと知ってますからね?」
八幡「うぐっ」
いろは「しかもさっきの理論で言っても戸塚先輩に目移りしてますしー」
八幡「うぐぐっ」
いろは「だから先輩は将来浮気とかしそうで怖いです」
八幡「俺は自分の身を弁えてるからそれだけはねぇよ」
いろは「向こうから寄ってくる可能性の方が高いんですけどね……」ボソッ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 16:54:34.24 ID:7KQMx8D50
いろは「ついでになんだかんだ真面目じゃないですかー」
八幡「まぁ、そうだな」
いろは「先輩がまともに認めたっ!?」
八幡「事実はちゃんと認めるっての。思ったより生徒会長もちゃんとやってたしな」
いろは「やり始めた仕事はちゃんとやり通すんですよー」
八幡「お前のそういうとこはすごいと思うぞ、普通に」
いろは「っっ。そういうとこ、ずるいです……」ボソボソ
八幡「は? 何がだよ」
いろは「うるさいです! それに対して先輩って不真面目じゃないですかー」
八幡「要領が良いと言え」
いろは「奉仕部に入れられた人が先輩以外に居なかったことからもわかりますよねー」
八幡「おい雪ノ下はどうなるんだ、雪ノ下は」
いろは「あの人は初めからいたのでセーフです」
八幡「その理論がよくわからんのだが……」
いろは「つまり先輩は学校一不真面目なんですよぉ」
八幡「つまり学校一要領が良いんだな、よし」
いろは「都合よく言葉を曲解しないでください!」
いろは「……まぁ大事な時には誰よりも頑張ってましたけど」ボソッ
八幡「まぁ、そうだな」
いろは「先輩がまともに認めたっ!?」
八幡「事実はちゃんと認めるっての。思ったより生徒会長もちゃんとやってたしな」
いろは「やり始めた仕事はちゃんとやり通すんですよー」
八幡「お前のそういうとこはすごいと思うぞ、普通に」
いろは「っっ。そういうとこ、ずるいです……」ボソボソ
八幡「は? 何がだよ」
いろは「うるさいです! それに対して先輩って不真面目じゃないですかー」
八幡「要領が良いと言え」
いろは「奉仕部に入れられた人が先輩以外に居なかったことからもわかりますよねー」
八幡「おい雪ノ下はどうなるんだ、雪ノ下は」
いろは「あの人は初めからいたのでセーフです」
八幡「その理論がよくわからんのだが……」
いろは「つまり先輩は学校一不真面目なんですよぉ」
八幡「つまり学校一要領が良いんだな、よし」
いろは「都合よく言葉を曲解しないでください!」
いろは「……まぁ大事な時には誰よりも頑張ってましたけど」ボソッ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 17:00:52.28 ID:7KQMx8D50
いろは「まぁさっきまでのことからわかるようにわたしと先輩って全然釣り合ってないと思うんですよー」
八幡「はいはいそうだね」
いろは「なんですかその態度はぁ!」
八幡「いやお前はそれを言ってどうしたいの? 俺をボロクソに打ちのめしたいの?」
いろは「いやー」
いろは「でもわたしって先輩のこと好きじゃないですかー」
いろは「なんででしょうね?」
八幡「……知らねぇよ」
いろは「先輩、顔真っ赤ですよー?」
八幡「お前も顔真っ赤じゃねーか」
いろは「えっ嘘っ」
八幡「ほれ見ろ、顔に出てないだけで動揺してる」
いろは「うぅー! ずるいです!///」
八幡「一色にやられっぱなしは悔しいからな」
いろは「むー!」プクー
八幡「いやあざといから」
いろは「じゃあ先輩は! それに対して先輩はどうなんですか?」
八幡「…………」
ギュッ
八幡「……わざわざ言わせんな」
いろは「……ほんとずるいです、先輩」
いろは「でもわたしって先輩のこと大好きじゃないですか―」
八幡「……二回も言わなくていいから」
いろは「だからこんなのじゃ満足できないです」
八幡「んなっ」
チュッ
いろは「はい、これで釣り合い取れましたねっ///」
八幡「…………バーカ」
終わり
八幡「はいはいそうだね」
いろは「なんですかその態度はぁ!」
八幡「いやお前はそれを言ってどうしたいの? 俺をボロクソに打ちのめしたいの?」
いろは「いやー」
いろは「でもわたしって先輩のこと好きじゃないですかー」
いろは「なんででしょうね?」
八幡「……知らねぇよ」
いろは「先輩、顔真っ赤ですよー?」
八幡「お前も顔真っ赤じゃねーか」
いろは「えっ嘘っ」
八幡「ほれ見ろ、顔に出てないだけで動揺してる」
いろは「うぅー! ずるいです!///」
八幡「一色にやられっぱなしは悔しいからな」
いろは「むー!」プクー
八幡「いやあざといから」
いろは「じゃあ先輩は! それに対して先輩はどうなんですか?」
八幡「…………」
ギュッ
八幡「……わざわざ言わせんな」
いろは「……ほんとずるいです、先輩」
いろは「でもわたしって先輩のこと大好きじゃないですか―」
八幡「……二回も言わなくていいから」
いろは「だからこんなのじゃ満足できないです」
八幡「んなっ」
チュッ
いろは「はい、これで釣り合い取れましたねっ///」
八幡「…………バーカ」
終わり
引用元: ・いろは「わたしと先輩って全然釣り合ってないじゃないですかぁ」八幡「あ?」