【少女終末旅行】チト「ロスタイム?」
2018-05-12
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:12:29.50 ID:bgM4PRyw0
ロス:タイム:ライフとのクロス
たぶんロスタイムライフ知らなくても読めるはずです
連続投下してきます
たぶんロスタイムライフ知らなくても読めるはずです
連続投下してきます
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:13:55.73 ID:bgM4PRyw0
ケッテンクラート「カタカタカタカタ」
チト「今日も平和だな」
ユーリ「平和だねぇ~」
チト「雪も解けてきてこうも暖かいと眠くなってくる」
チト「走っても走っても同じような景色だし」
ユーリ「居眠り運転はやめてねちーちゃん」
チト「ん~、努力はする」
ユーリ「じゃあ私が代わりに運転しようか、やってみたいし」
チト「それはむり」
ユーリ「なんで」
チト「ユーが運転すると色々壊しそうだから」
ユーリ「私そんなに信用ないn」
チト「ない」
ユーリ「…ちーちゃんひどい」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:15:10.56 ID:bgM4PRyw0
ケッテンクラート「カタカタカタカタ」
チト「ユー」
ユーリ「なに、ちーちゃん」
チト「食料どれくらい残ってたっけ」
ユーリ「ん~…この間ちーちゃんと作ったやつだけかな」
チト「何日くらい持ちそう?」
ユーリ「…ざっと4日かな」
チト「あそこに大きい建物あるし、燃料と食料そろそろ補充するか」
ユーリ「おーけー」
チト「…おーけーって何」
ユーリ「賛成って意味らしいよ、ちーちゃんが拾ってきた本に書いてあった」
チト「ユー、字読めないだろ」
ユーリ「ちーちゃんが運転してる間暇だから、ちょっとずつ勉強してたよ、これくらいならよめる」
チト「ふーん」
ユーリ「おーけーおーけーおーけー牧場」
チト「なんだそれ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:16:08.97 ID:bgM4PRyw0
ケッテンクラート「キキ---」
ユーリ「とうちゃーく」
チト「ユー、建物の中偵察してきて」
ユーリ「りょうかーい、ちーちゃんは何するの」
チト「こいつを整備しとく、いつもよりちょっと焦げ臭いし」
ケッテンクラート「シュュュ---」
ユーリ「おーけーおーけーおーけー牧場」
チト「気に入ったのかそれ」
ユーリ「ちょっとね」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:17:23.82 ID:bgM4PRyw0
チト「ん~、壊れる箇所が増えてきたな…」カチカチ
チト「でもこれがないと歩くしか移動手段ないし、動かなくなったら困るな」カチカチ
クラッ
チト「ん?」
カタカタ
ガタガタガタガタガタガタ
ドドドドドドゴゴゴゴゴゴ
チト「地震だ…」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:18:21.24 ID:bgM4PRyw0
ガッシャ-ンゴゴゴゴゴゴ
ダ-ンバリバリバリバリ
ガッシャ--ンバリバリ
チト「おい…」(上から機械がたくさん落ちてくる)
チト(あんな高いところからあんな数落ちてくるんだ、一つくらい私の頭に当たるだろう)
チト(暑いからって帽子外しとくんじゃなかったな…)
チト(人生ってこんなに突然あっけなく終わるものなんだな、涙も出る暇ない)
チト「…」
チト「ん…?」
チト(機械が落ちて来ず浮いてる)
チト「…助かったのか?」
シ---ン
チト「…」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:19:20.75 ID:bgM4PRyw0
ピピ---!!!
実況「さあ始まりました!今回ピッチに立つのは…終末の世界に残された少女、チト選手!」
実況「地震により上から落下してきた廃材の直撃を受けたのが死因のようです」
解説「誠に突然かつ気の毒な亡くなり方ですね~。まぁそんな選手の為に我々がいるのですが」
解説「あ、そういえば…昔、地震でもないのに突然上から看板が落ちてきて選手に選ばれた不運なプレイヤーがいたような気もしますね」
実況「え~、チト選手のロスタイムは…35分です!チト選手はこの35分でどんなプレーを見せてくれるのか!?」
解説「ロスタイムの少ない、あまり無駄のない人生だったようですね」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:20:30.58 ID:bgM4PRyw0
チト(なんだこの黄色い服きた男たち…しかも5人もいる、生存者か?)
主審「ビビビッ!!」
実況「主審がプレイを促しています、もう試合は始まっています」
解説「選手が自分の状況を飲みこめずプレーを開始できないのはもうお決まりのパターンですね」
解説「それに今回はサッカー自体知らないであろう終末の世界の選手。事態を飲み込むのは困難を極めるでしょうね」
チト(この服装…人数…この間小説で見たような…)
チト(確かサッカーだっけ…で、この数字が出てる板は確か選手交代とロスタイムに出てきたような…)
チト(ロスタイム…ロスタイムか、そういうことか)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:22:02.11 ID:bgM4PRyw0
主審「ピピピッッッ!!」
チト「ねぇ」
チト「私、死んだの?」
主審 「…」
主審 コクコク
チト「人生のロスタイム、ってこと?」
主審 コクコク
実況「あぁーっと!!なんと早くもチト選手、今の状況を把握したようです!」
解説「今まで見てきた中で一番把握が早かったかもしれないですね、お見それしました」
チト「そうか…じゃあ、あと34分ちょっと生きられるってことか」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:23:03.38 ID:bgM4PRyw0
主審 コクコク 「ピピピッ!」
実況「さて、再び主審がプレイ開始を促します…っと!チト選手、突然何かを手に駆け出しました!!」
実況「後を追って審判たちも駆けていきます」
解説「あれは食料とビールのようですね」
実況「ビールですか…ええっと、チト選手の年齢は確か…」
解説「ほぼ世界に二人だけですし、気にするだけ野暮ですよ」
実況「確かに」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:24:10.81 ID:bgM4PRyw0
チト「ユー!! ユー!!!」
解説「チト選手が向かったのは、サポーターのユーリ氏のもとですね」
実況「やはり残り少ないロスタイムですが、仲間のユーリ氏の安否が気になるようです!」
実況「ちなみにルールの確認ですが、選手が外部にロスタイム中であることを漏らすと、レッドカード一発退場となります」
解説「すなわちロスタイム終了ですね」
実況「あと、外部の人間には審判団は見えていません」
解説「なのであまり審判団と話しすぎると、空気と話すおかしな人認定されてしまいますね」
ユーリ「お~、ちーちゃん、ここここ。修理終わった?」
チト「ユー!!」
チト「無事か!?」
ユーリ「へ?」
ユーリ「何が?」
チト「ほら、地震、あっただろ」
ユーリ「へ?別に揺れなんて感じなかったけど」
実況「手元の資料によりますと、この建物は地震の揺れが来ると自動的に空気で建物全体が浮き」
実況「中の人に揺れを感じさせない構造になっているようです」
解説「今現在ではまだ数少ないタイプですが、この時代だと標準装備なのでしょうね」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:25:31.47 ID:bgM4PRyw0
チト「とにかくユーが無事で良かった。それよりも、私、地震で死…」
主審「ピピピピピッッ!!」
スッ イエローカード
実況「あぁっと!!イエローカードが出てしまった!!!2枚で来世生まれ変わりができなくなってしまいます!」
解説「ルール説明もないのにいきなりイエローも酷な気がしますけどね」
実況「まぁ...審判基本喋りませんからね、仕方ない」
解説「審判がしゃべらないのも審判側の都合でしょうし、やはり選手には非常に酷ですね」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:26:49.50 ID:bgM4PRyw0
チト「何そのカード?それより今ユーに大事な話してるから黙れ」
チト「でユー、私地震で死…」
主審「ピピピピピピピッッッッ!!!!」レッドカードチラツカセー
実況「あぁっと!!主審がレッドカードをちらつかせている!!!」
実況「副審が主審をなだめつつ、身振り手振りでチト選手に説明しています!!」
解説「最初から主審がそれをやれと。協会に意見書書かないといけませんね」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:28:05.94 ID:bgM4PRyw0
チト「そうなのか…ユーに伝えたらだめなのか…」
ユーリ「ちーちゃん、それよりおなかすいた」
チト「そうだな、ユーの無事確認したら私もすいてきた」
ユーリ「ちーちゃん食料持ってるじゃん。ぐっとたいみんぐ」
チト「じゃあここで食べるか」
ユーリ「あ、待って」
ユーリ「屋上に面白そうなものがあるらしいよ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:28:58.08 ID:bgM4PRyw0
屋上
チト「これは」
チト「扉に、おくじょうおんしつはなばたけってかいてあるな」
ユーリ「開けてみようよ」
扉 ギギギッ
チト「うぉぉ...」
ユーリ「おぉぉ...」
ユーリ「…きれいだね…」
チト「…うん...」
ユーリ「いいにおいもする」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:30:08.74 ID:bgM4PRyw0
実況「これは…」
実況「扉の向こうには一面の広大な花畑が!!」
解説「こんな華やかな花畑、3次元には存在しないと思っていましたが、実在したんですね…」
実況「華やかさのあまり、実況を30年続けている私でも、言葉があまり出てきません…」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:30:48.95 ID:bgM4PRyw0
ユーリ「ちーちゃんちーちゃん、ここで食べよ」
チト「う、うん」
ユーリ「ちーちゃん、その食料半分ちょうだい」
チト「ん」
ユーリ「その飲み物は?」
チト「入れるものないし、そのまま二人で飲むか」
ユーリ「おーけー」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:31:25.96 ID:bgM4PRyw0
グビッ
ユーリ「はぁぁ~」
チト「はぁぁ~」
ユーリ「平和だねぇ」
チト「…」
チト「うん...」
ユーリ「あったかいねぇ~」
チト「…」
チト「うん...」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:32:14.07 ID:bgM4PRyw0
チト(死ぬとか想像できないけど…ユーとももう会えなくなるんだな…)
チト(あと10分くらいで)
チト(嫌だな)
チト(嫌だ…)
チト(...)
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:33:02.61 ID:bgM4PRyw0
ユーリ「いいにおいだねe…」
チト「」バサッ
チト「…」
ユーリ「ちーちゃん」
ユーリ「なんで急に抱きついてるの」
チト「…」
ユーリ「なんで、泣いてるの」
チト「…」
チト「ヴヴッ...」
チト「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー」
…………
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:33:54.74 ID:bgM4PRyw0
ユーリ「ちーちゃん…?」
チト「ユー、しばらくこのままでいさせて…」
ユーリ「…」
ユーリ「わかった」
チト(別れないといけないのなら…少しでも…)
チト(ユーのぬくもりを)
チト(ユーの感触を)
チト(少しでも少しでも少しでも)
チト(忘れないでいたい)
チト(………)
チト(………)
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:34:39.82 ID:bgM4PRyw0
ピッピッピ
チト「…ん?」
チト(見上げるとそこにはもうユーも花畑もなかった)
チト(見えるのは無機質な屋上に立つ黄色い服の男たちと)
チト(5:00の表示からさらに減っていく板のみ)
チト「花畑...幻だったのか...」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:35:37.80 ID:bgM4PRyw0
ピッピッピ
主審 首フリフリ
主審 頭ユビサシ
チト「…ん?…」
チト(頭に何か乗ってる…)
チト(…)
チト(!?)
チト(…)
チト(本当、だったんだな)
実況「…チト選手が抱きつく間に、ユーリ氏が花飾りを作って頭にのせていたようです」
解説「いやぁ…サポーターとして、100点の行動だと思いますね」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:36:53.12 ID:bgM4PRyw0
ピッピッピ
主審 トケイユビサシ デグチユビサシ
チト「わかった、いくよ」
チト「先で待ってるよ、ユー」
チト「さよなら、ユー」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:37:48.29 ID:bgM4PRyw0
事故現場
主審 ピッピッピ
チト「この態勢でいいのか」
主審 コクコク
実況「最後の瞬間に水を差すようですが、選手は試合開始時の態勢で、終了の笛を聞かねばなりません」
解説「今回は35分という短い中、チト選手は素晴らしいプレーを見せたと思います」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/07(月) 04:40:53.64 ID:bgM4PRyw0
チト「あと30秒か…」
チト「……」
チト「……」
チト「綺麗だな…この花飾り…」
チト「……」
チト「ありがとう…ユー…」
チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチ
チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチ
カチッ
ピッッッピッッッピーーー
…
おしまい
引用元: 【少女終末旅行】チト「ロスタイム?」
ユーリ「なんだこの扉」 チト「ヨーショクのネコヤ?」
2018-01-09
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:32:23.10 ID:VJ16gs/y0
少女終末旅行×異世界食堂
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:33:57.27 ID:VJ16gs/y0
ユーリ「こんな所にポツンと扉があるね」
チト「いやおかしいでしょ」
ユーリ「何で?」
チト「普通扉ってのは向こう側に部屋があって成立するもんだ、でも・・・」
ユーリ「向こう側に何もないね~」
チト「いやおかしいでしょ」
ユーリ「何で?」
チト「普通扉ってのは向こう側に部屋があって成立するもんだ、でも・・・」
ユーリ「向こう側に何もないね~」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:37:46.50 ID:VJ16gs/y0
チト「つまりこれは・・・捨てられた扉か」
ユーリ「何で扉なんて捨てんの?」
チト「さぁ、わかんないよ」
ユーリ「でもさぁ・・・」スンスン
チト「ん?」
ユーリ「何かこの扉からいいにおいがするんだよね」
ユーリ「何で扉なんて捨てんの?」
チト「さぁ、わかんないよ」
ユーリ「でもさぁ・・・」スンスン
チト「ん?」
ユーリ「何かこの扉からいいにおいがするんだよね」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 00:42:23.42 ID:VJ16gs/y0
チト「・・・は?」
ユーリ「ほら、ちーちゃんもかいでみなよ」
チト「まさかそん・・・」スンスン
チト「・・・本当だ」
ユーリ「でしょー」
チト「何で・・・あ、扉に何か書いてある」
チト「えっと・・・ヨーショクのネコヤ、かな」
ユーリ「ほら、ちーちゃんもかいでみなよ」
チト「まさかそん・・・」スンスン
チト「・・・本当だ」
ユーリ「でしょー」
チト「何で・・・あ、扉に何か書いてある」
チト「えっと・・・ヨーショクのネコヤ、かな」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 08:22:53.59 ID:VJ16gs/y0
ユーリ「ヨーショク?って何?」
チト「そういえば本で読んだことがある・・・昔はご飯を作る店があって、そこに食べに行く人たちがいたって」
ユーリ「何でわざわざそんなことすんの?家で食べればいいじゃん」
チト「そんなのわかんないよ・・・素人には作れないもの・・・ってのがあるんじゃない?」
ユーリ「ふーん・・・それにしてもいいにおいだね」
ユーリ「ちょっとドア開けてみよっか」
チト「え?」
チト「そういえば本で読んだことがある・・・昔はご飯を作る店があって、そこに食べに行く人たちがいたって」
ユーリ「何でわざわざそんなことすんの?家で食べればいいじゃん」
チト「そんなのわかんないよ・・・素人には作れないもの・・・ってのがあるんじゃない?」
ユーリ「ふーん・・・それにしてもいいにおいだね」
ユーリ「ちょっとドア開けてみよっか」
チト「え?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 10:17:05.80 ID:VJ16gs/y0
ユーリ「いやなーんか気になるじゃん?」
チト「やめとけって、どーせ何もないから」
ユーリ「でもにおいはするじゃん」
チト「まぁ、確かに・・・」
ユーリ「じゃあ私銃構えてるからちーちゃん開けてね」チャキ
チト「私かよ!」
チト「やめとけって、どーせ何もないから」
ユーリ「でもにおいはするじゃん」
チト「まぁ、確かに・・・」
ユーリ「じゃあ私銃構えてるからちーちゃん開けてね」チャキ
チト「私かよ!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 12:21:00.26 ID:VJ16gs/y0
ユーリ「ほら早く早く」
チト「しょーがないなー、じゃあ開けるぞ」グッ
ガチャ・・チリン
チト「な・・・」
ユーリ「おおう・・・」
チト「何だこれ・・・こんな部屋さっきまでなかったぞ・・・」
チト「しょーがないなー、じゃあ開けるぞ」グッ
ガチャ・・チリン
チト「な・・・」
ユーリ「おおう・・・」
チト「何だこれ・・・こんな部屋さっきまでなかったぞ・・・」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 13:04:19.44 ID:VJ16gs/y0
チト「どうなってんだ一体・・・」
ユーリ「おおう・・・いいにおいが更に強く・・・」クンカクンカ
チト「おい少しは緊張感を・・・」
タタタ・・・
アレッタ「いらっしゃいませ!ようこそヨーショクのネコヤへ!」
チト「む!?」
ユーリ「何だお前?」チョキ
アレッタ「ふぇっ!?」ビク
ユーリ「おおう・・・いいにおいが更に強く・・・」クンカクンカ
チト「おい少しは緊張感を・・・」
タタタ・・・
アレッタ「いらっしゃいませ!ようこそヨーショクのネコヤへ!」
チト「む!?」
ユーリ「何だお前?」チョキ
アレッタ「ふぇっ!?」ビク
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 15:07:32.71 ID:VJ16gs/y0
アレッタ(何か筒みたいな武器向けられた・・・)
店主「いらっしゃい」
アレッタ「あ、マスター・・・」
ユーリ「もう1人・・・」
店主「そんな物騒なモノ下ろして、どうです?何か食べていきませんか?」
チト「食べる?やっぱりここは・・・」
店主「ええ、見ての通り、『料理屋』ですよ」
店主「いらっしゃい」
アレッタ「あ、マスター・・・」
ユーリ「もう1人・・・」
店主「そんな物騒なモノ下ろして、どうです?何か食べていきませんか?」
チト「食べる?やっぱりここは・・・」
店主「ええ、見ての通り、『料理屋』ですよ」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 16:15:24.48 ID:VJ16gs/y0
チト「料理屋・・・じゃあ本当にここで料理が食べられるの?」
店主「ええ」
チト「どうしてこんな所で・・・」
店主「お嬢ちゃん達がどの扉から来たかは知らないけど・・・」
店主「この店は、7日に1度、別の世界のいろんな場所に繋がるんだ」
チト「マジで・・・」
アレッタ「本当ですよ」
ユーリ「不思議なこともあるもんだね~」
店主「ええ」
チト「どうしてこんな所で・・・」
店主「お嬢ちゃん達がどの扉から来たかは知らないけど・・・」
店主「この店は、7日に1度、別の世界のいろんな場所に繋がるんだ」
チト「マジで・・・」
アレッタ「本当ですよ」
ユーリ「不思議なこともあるもんだね~」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 19:05:21.40 ID:VJ16gs/y0
チト「で、どうする?」ヒソヒソ
ユーリ「折角だから食べていこうよ、レーションも底を尽きかけてるし」ヒソヒソ
チト「そうだなぁ・・・」ヒソヒソ
グウウ・・・
ユーリ「ほら、ちーちゃんもお腹減ってるし」ヒソヒソ
チト「・・・///」
ユーリ「とゆうわけだから、食べてくよ」
店主「わかりました」
アレッタ「お好きな席にどうぞ」
ユーリ「折角だから食べていこうよ、レーションも底を尽きかけてるし」ヒソヒソ
チト「そうだなぁ・・・」ヒソヒソ
グウウ・・・
ユーリ「ほら、ちーちゃんもお腹減ってるし」ヒソヒソ
チト「・・・///」
ユーリ「とゆうわけだから、食べてくよ」
店主「わかりました」
アレッタ「お好きな席にどうぞ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 20:16:00.93 ID:VJ16gs/y0
アレッタ「こちらメニューになります、東大陸語は読めますか?」
ユーリ「字ならちーちゃんが読めるよ」
チト「おい」
アレッタ「わかりました、こちらのお冷はご自由にお飲みください」
ユーリ「おお!綺麗な水だ!」
ユーリ「字ならちーちゃんが読めるよ」
チト「おい」
アレッタ「わかりました、こちらのお冷はご自由にお飲みください」
ユーリ「おお!綺麗な水だ!」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 20:43:27.44 ID:VJ16gs/y0
アレッタ「それではご注文が決まりましたらお呼びください」
ユーリ「美味い!この水美味しいよちーちゃん!」ゴクゴクプハー
チト「うるせぇ黙ってろ」ムムム
ユーリ「どったの?」
チト「やっぱり読めないなぁ・・・絵は描いてあるけど」
ユーリ「ん~じゃあ美味しそうなのを適当に指させばいいじゃん、おーい!」
チト「いいのかそれで・・・」
ユーリ「美味い!この水美味しいよちーちゃん!」ゴクゴクプハー
チト「うるせぇ黙ってろ」ムムム
ユーリ「どったの?」
チト「やっぱり読めないなぁ・・・絵は描いてあるけど」
ユーリ「ん~じゃあ美味しそうなのを適当に指させばいいじゃん、おーい!」
チト「いいのかそれで・・・」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 20:54:28.27 ID:VJ16gs/y0
アレッタ「ご注文はお決まりですか?」タタタ・・・
ユーリ「えっと・・・私はこれで、ちーちゃんはこれ」
チト「あ、おい・・・」
アレッタ「かしこまりました、少々お待ちください」タタタ・・・
ユーリ「楽しみだね~」
チト「大丈夫かな・・・」
ユーリ「えっと・・・私はこれで、ちーちゃんはこれ」
チト「あ、おい・・・」
アレッタ「かしこまりました、少々お待ちください」タタタ・・・
ユーリ「楽しみだね~」
チト「大丈夫かな・・・」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 21:12:57.30 ID:VJ16gs/y0
アレッタ「お待たせしました、『チキンカレー』と『メンチカツ』です!」
ユーリ「おお来たね!」
チト「・・・・・」ゴクリ
アレッタ「それではごゆっくりどうぞ」
ユーリ「さーて食うぞ~!!!」
チト「う、うん・・・」
ユーリ「おお来たね!」
チト「・・・・・」ゴクリ
アレッタ「それではごゆっくりどうぞ」
ユーリ「さーて食うぞ~!!!」
チト「う、うん・・・」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 21:46:50.21 ID:VJ16gs/y0
チト「これって・・・肉やら芋やらをすり潰して高温の油で揚げる奴だよね、本で読んだな」
ユーリ「あれ?絵と違うな・・・もっとドロっとしてると思ったんだけど」
ユーリ「まぁいいや、いただきまーす」パク
モグモグ・・・
ユーリ「うまい!この白いのうまいよちーちゃん!」
チト「・・・・・」
ユーリ「あれ?絵と違うな・・・もっとドロっとしてると思ったんだけど」
ユーリ「まぁいいや、いただきまーす」パク
モグモグ・・・
ユーリ「うまい!この白いのうまいよちーちゃん!」
チト「・・・・・」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 22:18:01.43 ID:VJ16gs/y0
チト「・・・なぁユー、それって隣のやつかけるんじゃないのか?」
ユーリ「え?ああこれか、どれどれ・・・」トプトプ
ユーリ「おお!絵で見た通りになった!では・・・」パク
ユーリ「!!!!!!!!???????」ビクン
チト「ユー!?」
ユーリ「え?ああこれか、どれどれ・・・」トプトプ
ユーリ「おお!絵で見た通りになった!では・・・」パク
ユーリ「!!!!!!!!???????」ビクン
チト「ユー!?」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 22:32:41.47 ID:VJ16gs/y0
ユーリ「ひ、ひたが・・・舌が焼ける・・・水!!!」ゴクゴク
ユーリ「ハァハァ・・・」
チト「大丈夫?」
ユーリ「体が熱い・・・喉がヒリヒリする・・・」
ユーリ「でも・・・うまい!」
ユーリ「ハァハァ・・・」
チト「大丈夫?」
ユーリ「体が熱い・・・喉がヒリヒリする・・・」
ユーリ「でも・・・うまい!」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 23:05:02.42 ID:VJ16gs/y0
ユーリ「この刺激の後から来る美味さ!ヤバすぎる!」
ユーリ「いくらでも食べれそうだよ!」ムシャムシャ
チト「ああそう・・・」
ユーリ「この何かの肉も美味い!何の肉だろ?」
チト「チキン・・・確か鳥っていう空飛ぶ生き物じゃなかったっけ」
店主「・・・・・」フッ
ユーリ「いくらでも食べれそうだよ!」ムシャムシャ
チト「ああそう・・・」
ユーリ「この何かの肉も美味い!何の肉だろ?」
チト「チキン・・・確か鳥っていう空飛ぶ生き物じゃなかったっけ」
店主「・・・・・」フッ
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/06(土) 23:38:33.24 ID:VJ16gs/y0
チト「ハァ・・・私も食べよ」パク
チト「!」ビクン
チト(これは・・・噛めば噛むほど旨味を凝縮したような汁が口の中に広がって・・・)
チト「・・・!」ガッ
チト(一緒に出されたパンが無性に食べたくなるッ・・・!)モグモグ
ガチャ
アレッタ「あ、いらっしゃいませー」
ガヤガヤ・・・
チト「!」ビクン
チト(これは・・・噛めば噛むほど旨味を凝縮したような汁が口の中に広がって・・・)
チト「・・・!」ガッ
チト(一緒に出されたパンが無性に食べたくなるッ・・・!)モグモグ
ガチャ
アレッタ「あ、いらっしゃいませー」
ガヤガヤ・・・
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 00:22:34.44 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「ふぃ~食った食った」
チト「こんなのはじめてだよ・・・」
ユーリ「でも、な~んか物足りないよね」
チト「うん・・・」
ユーリ「どうすれば・・・お」チラ
ライオネル「カツ丼おかわりィ!!!」
チト「いつの間にか結構人が・・・」
ユーリ「おかわりか・・・」
チト「こんなのはじめてだよ・・・」
ユーリ「でも、な~んか物足りないよね」
チト「うん・・・」
ユーリ「どうすれば・・・お」チラ
ライオネル「カツ丼おかわりィ!!!」
チト「いつの間にか結構人が・・・」
ユーリ「おかわりか・・・」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 00:44:57.77 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「おーい!」フリフリ
黒『・・・はい、何か?』
ユーリ「ん?あれれ?」
チト(この人、口動かさずに喋ってる・・・)
ユーリ「・・・あの、チキンカレーとメンチカツのおかわりを」
黒『かしこまりました、少々お待ちください』
黒『・・・はい、何か?』
ユーリ「ん?あれれ?」
チト(この人、口動かさずに喋ってる・・・)
ユーリ「・・・あの、チキンカレーとメンチカツのおかわりを」
黒『かしこまりました、少々お待ちください』
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 08:15:34.30 ID:KA3u6Goq0
黒『・・・ねぇ』
ユーリ「ん~?」
黒『チキンカレー、美味しい?』
ユーリ「うん!」
黒『そう・・・』
黒『私も、そう思う』ニコ
ユーリ「ん~?」
黒『チキンカレー、美味しい?』
ユーリ「うん!」
黒『そう・・・』
黒『私も、そう思う』ニコ
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 10:25:51.00 ID:KA3u6Goq0
黒『お待たせしました、チキンカレーとメンチカツです』
ユーリ「おお来た来た!」ガツガツ
ユーリ「うんめー!!!」
チト「待てよ・・・このメンチカツをパンに挟んで・・・」パク
チト「おお!2つの味が同時に・・・」
アルフォンス「ほう、初めて見る顔だが、チキンカレーを食すとはわかっている」
サラ「ほら!あの子メンチカツ食べてるわよ!やっぱりこっちの方が美味しいのよ!」
ハインリヒ「偶然だ、やはりエビフライこそ至高!」
ユーリ「おお来た来た!」ガツガツ
ユーリ「うんめー!!!」
チト「待てよ・・・このメンチカツをパンに挟んで・・・」パク
チト「おお!2つの味が同時に・・・」
アルフォンス「ほう、初めて見る顔だが、チキンカレーを食すとはわかっている」
サラ「ほら!あの子メンチカツ食べてるわよ!やっぱりこっちの方が美味しいのよ!」
ハインリヒ「偶然だ、やはりエビフライこそ至高!」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 15:03:37.10 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「ふぅ・・・」ゲップ
チト「食いすぎだろ・・・何皿食ったんだ・・・」
ユーリ「ちーちゃんもでしょ」
チト「う~ん・・・でもな~んか足らないなぁ・・・」チラ
アーデルハイド「♪~」パクパク
ヴィクトリア「・・・・・」モグモグ
チト「食いすぎだろ・・・何皿食ったんだ・・・」
ユーリ「ちーちゃんもでしょ」
チト「う~ん・・・でもな~んか足らないなぁ・・・」チラ
アーデルハイド「♪~」パクパク
ヴィクトリア「・・・・・」モグモグ
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 16:03:57.97 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「あれだ!おーい!」
アレッタ「はい!ご注文ですか?」
ユーリ「えっと・・・これと・・・これ!」
アレッタ「かしこまりました、少々お待ちください」タタタ・・・
チト「そういえば本で読んだな・・・昔はスイーツっていう主に女子が愛した食べ物があるって」
ユーリ「ほほう・・・」
アレッタ「はい!ご注文ですか?」
ユーリ「えっと・・・これと・・・これ!」
アレッタ「かしこまりました、少々お待ちください」タタタ・・・
チト「そういえば本で読んだな・・・昔はスイーツっていう主に女子が愛した食べ物があるって」
ユーリ「ほほう・・・」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 18:20:33.92 ID:KA3u6Goq0
アレッタ「お待たせしました、『チョコレートパフェ』と『プリンアラモード』です」
チト「おお・・・」
ユーリ「こっちもうまそー!」
チト「それでは・・・」
ユーリ「いただきまーす!」
パクッ
チト「おお・・・」
ユーリ「こっちもうまそー!」
チト「それでは・・・」
ユーリ「いただきまーす!」
パクッ
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 19:04:12.24 ID:KA3u6Goq0
チト「ほおお・・・」パアア
ユーリ「あまーい!」
ユーリ「これってアレだよね!砂糖って奴が入ってるんだよねちーちゃん!」
チト「んんん~~~~パルフェ!!!」
ユーリ「はい?」
チト「ゴメン、ちょっと言いたくなった」
ユーリ「あまーい!」
ユーリ「これってアレだよね!砂糖って奴が入ってるんだよねちーちゃん!」
チト「んんん~~~~パルフェ!!!」
ユーリ「はい?」
チト「ゴメン、ちょっと言いたくなった」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 21:04:07.66 ID:KA3u6Goq0
チト「この雲みたいなフワフワした白いの最高~」
ユーリ「こっちの黄色くてプルンとしたのもいいよ!」
ユーリ「ふぅ・・・お?」
アルトリウス「・・・・・」グビグビ
ユーリ「あれは・・・おーい!
アレッタ「はい、ご注文ですか?」
ユーリ「こっちの黄色くてプルンとしたのもいいよ!」
ユーリ「ふぅ・・・お?」
アルトリウス「・・・・・」グビグビ
ユーリ「あれは・・・おーい!
アレッタ「はい、ご注文ですか?」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 21:20:40.58 ID:KA3u6Goq0
アレッタ「お待たせしました、『ビール』と『コーヒー』です」
ユーリ「待ってましたー!!!」
チト「おま・・・それ『びう』じゃん!」
ユーリ「うん、あっちのじいさんが飲んでるの見えたからね、ちーちゃんはいいの?」
チト「あれはちょっと・・・」
ユーリ「あっそ」グビグビ
ユーリ「待ってましたー!!!」
チト「おま・・・それ『びう』じゃん!」
ユーリ「うん、あっちのじいさんが飲んでるの見えたからね、ちーちゃんはいいの?」
チト「あれはちょっと・・・」
ユーリ「あっそ」グビグビ
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 21:30:03.24 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「うめー!!!」プハー
チト「・・・・・」ゴクゴク
チト「う・・・ちょっと濃いかも・・・」
チト「これ・・・砂糖かな?ちょっと足そう・・・」サラサラ
チト「あ、飲みやすくなった」ゴクゴク
チト「・・・・・」ゴクゴク
チト「う・・・ちょっと濃いかも・・・」
チト「これ・・・砂糖かな?ちょっと足そう・・・」サラサラ
チト「あ、飲みやすくなった」ゴクゴク
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 21:43:04.16 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「うぃ~」グデー
チト「流石にもう一杯かな・・・そろそろ戻ろう」
ユーリ「ん~」
ガガンボ「カエル、コレ、イツモノ」ジャラ
店主「確かに、ありがとうございました」
チト「・・・・・」
チト「流石にもう一杯かな・・・そろそろ戻ろう」
ユーリ「ん~」
ガガンボ「カエル、コレ、イツモノ」ジャラ
店主「確かに、ありがとうございました」
チト「・・・・・」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 21:58:55.05 ID:KA3u6Goq0
チト「なぁ、ユー」
ユーリ「ん~?」
チト「そういえばこういう所って飯食う代わりに何かしら代価をもらうって本で読んだことがあるんだが・・・」
ユーリ「え~でも何も持って・・・あ」ゴソゴソ
ユーリ「これでどうにかなるかな?」
ユーリ「ん~?」
チト「そういえばこういう所って飯食う代わりに何かしら代価をもらうって本で読んだことがあるんだが・・・」
ユーリ「え~でも何も持って・・・あ」ゴソゴソ
ユーリ「これでどうにかなるかな?」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 22:09:49.92 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「おーい!もう帰るんだけどー!」
アレッタ「あ、はいー!」
店主「ありがとうございました、それで、お勘定は・・・」
ユーリ「これでどうにかなんない?」ゴト
店主「!」
アレッタ「これって・・・」
黒『?』
店主(金の・・・延べ棒・・・?)
アレッタ「あ、はいー!」
店主「ありがとうございました、それで、お勘定は・・・」
ユーリ「これでどうにかなんない?」ゴト
店主「!」
アレッタ「これって・・・」
黒『?』
店主(金の・・・延べ棒・・・?)
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 22:24:11.30 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「この間ガラクタ漁ってたら見つけたんだけどさ、結構食べちゃったしたりないかな~?」
店主「あ、いえ・・・十分です」
ユーリ「そっか、よかった、じゃあね~」
チト「ごちそうさまでした」
バタン
アレッタ「またのお越しをお待ちしておりま~す」
店主「あ、チキンカレー残りが少ないな・・・」
黒『え・・・』
店主「あ、いえ・・・十分です」
ユーリ「そっか、よかった、じゃあね~」
チト「ごちそうさまでした」
バタン
アレッタ「またのお越しをお待ちしておりま~す」
店主「あ、チキンカレー残りが少ないな・・・」
黒『え・・・』
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 22:32:16.63 ID:KA3u6Goq0
チト「お、元の場所に戻ってきたな」
ユーリ「また行きたいね~」
チト「いや、いつまでもここにいるわけには・・・」
ユーリ「あ!」
チト「どうした?」
ユーリ「あの店に銃忘れてきた・・・」
ユーリ「また行きたいね~」
チト「いや、いつまでもここにいるわけには・・・」
ユーリ「あ!」
チト「どうした?」
ユーリ「あの店に銃忘れてきた・・・」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 22:43:43.69 ID:KA3u6Goq0
チト「おいおい・・・」
ユーリ「取りに戻らなきゃ・・・って!?」
チト「扉が・・・ない!?」
ユーリ「そんな~」ガク
チト「まぁいいじゃん銃なんて」
ユーリ「うう~」
ユーリ「取りに戻らなきゃ・・・って!?」
チト「扉が・・・ない!?」
ユーリ「そんな~」ガク
チト「まぁいいじゃん銃なんて」
ユーリ「うう~」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 22:48:36.36 ID:KA3u6Goq0
~それから7日後~
ユーリ「ええ・・・」
チト「嘘だろ・・・何で・・・」
ユーリ「あの時の扉だ!」
チト「何でこんな所に・・・いやでもあの店主7日に1度がどうとか言ってたな・・・」
ユーリ「ええ・・・」
チト「嘘だろ・・・何で・・・」
ユーリ「あの時の扉だ!」
チト「何でこんな所に・・・いやでもあの店主7日に1度がどうとか言ってたな・・・」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 22:55:38.37 ID:KA3u6Goq0
ユーリ「どゆこと?」
チト「つまり、私たちのいるこことは別の世界があって・・・あの店はそこにあるんだよ」
チト「そことここは7日に1度だけあの扉を通じて繋がるってことじゃないのかな」
ユーリ「ふ~ん、よくわかんない」
チト「まぁ私もそういう可能性があるって前本で読んだだけだし・・・」
チト「つまり、私たちのいるこことは別の世界があって・・・あの店はそこにあるんだよ」
チト「そことここは7日に1度だけあの扉を通じて繋がるってことじゃないのかな」
ユーリ「ふ~ん、よくわかんない」
チト「まぁ私もそういう可能性があるって前本で読んだだけだし・・・」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 22:58:08.25 ID:KA3u6Goq0
チト「で、どうする?」
ユーリ「行くに決まってんじゃん!銃取り返さなくちゃいけないし、またあそこの飯食べたいしね」
チト「実は私も・・・また食べたかったんだ」
ユーリ「決まりだね、それじゃ・・・」
ガチャ
ユーリ「行くに決まってんじゃん!銃取り返さなくちゃいけないし、またあそこの飯食べたいしね」
チト「実は私も・・・また食べたかったんだ」
ユーリ「決まりだね、それじゃ・・・」
ガチャ
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 22:59:55.77 ID:KA3u6Goq0
店主「お?」
黒『あ・・・』
ユーリ「よーっす!!!」
チト「また来たよ」
アレッタ「いやっしゃいませ!」
アレッタ「ようこそ、ヨーショクのネコヤへ!」
~おしまい~
黒『あ・・・』
ユーリ「よーっす!!!」
チト「また来たよ」
アレッタ「いやっしゃいませ!」
アレッタ「ようこそ、ヨーショクのネコヤへ!」
~おしまい~
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:00:48.74 ID:KA3u6Goq0
以上です、読んでくださった方々、ありがとうございました
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 23:02:15.69 ID:bsJ4BrQ+O
乙です
こういう手できたか
金の延べ棒って何百回分の食事代になるんだろう?
こういう手できたか
金の延べ棒って何百回分の食事代になるんだろう?
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 00:05:57.19 ID:ARmVviW90
乙でした
終末世界だと金の延べ棒と洋食屋の料理のレートは意外と釣り合っているのかもしれない…
終末世界だと金の延べ棒と洋食屋の料理のレートは意外と釣り合っているのかもしれない…
引用元: ユーリ「なんだこの扉」 チト「ヨーショクのネコヤ?」
チト「起きろよ、ユー。もう3日も寝てる」
2017-12-15
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:32:46.851 ID:Gn3LgmuN0
チト「おい、ユー!そろそろ起きろよ」
ユーリ「……」
チト「そろそろ食料もなくなってきたし。移動するぞ」
ユーリ「……」
チト「ユーってば!!!」ゴツン!
ゴロゴロゴロゴロゴローーー、ガシャーーーン
ユーリ「……」
ユーリ「……」
チト「そろそろ食料もなくなってきたし。移動するぞ」
ユーリ「……」
チト「ユーってば!!!」ゴツン!
ゴロゴロゴロゴロゴローーー、ガシャーーーン
ユーリ「……」
2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:33:21.041 ID:RbWR7NP90
あかん
5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:35:19.806 ID:Gn3LgmuN0
チト「まったく、ユーは仕方がないなぁ」
オンブー
ニダイノセ
チト「ほら、いくぞ」
ユーリ「……」
ブロロロロロロロ
オンブー
ニダイノセ
チト「ほら、いくぞ」
ユーリ「……」
ブロロロロロロロ
6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:39:32.276 ID:Gn3LgmuN0
チト「おい、ユー! 魚だ! 魚がいる!!」
ユーリ「……」
チト「一緒に食べよう」
チト「しょうがない、とってきてやるよ」
ユーリ「……」
チト「うわ、ヌメヌメする……」
サカナツカミー
ユーリ「……」
チト「一緒に食べよう」
チト「しょうがない、とってきてやるよ」
ユーリ「……」
チト「うわ、ヌメヌメする……」
サカナツカミー
9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:41:47.180 ID:Gn3LgmuN0
サカナヤキー
チト「ほら、魚焼けたぞ、ユー」
ユーリ「……」
チト「私が全部食べちゃうからな。いいんだな?」
チト「おいしぃー」
モグモグ
ユーリ「……」
チト「ほら、魚焼けたぞ、ユー」
ユーリ「……」
チト「私が全部食べちゃうからな。いいんだな?」
チト「おいしぃー」
モグモグ
ユーリ「……」
11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:45:46.681 ID:Gn3LgmuN0
数日後
チト「おい、ユー。そろそろお風呂入らないと。うん、洗濯もしたい」
ユーリ「……」
チト「そうだな、あの川で洗ってこう」
ユーリ「……」
チト「ほら、自分で服脱いで。自分で洗濯しろ」
ユーリ「……」
チト「もう、しょうがないなぁ。今度のご飯の時には一本多くもらうからな」
チト「おい、ユー。そろそろお風呂入らないと。うん、洗濯もしたい」
ユーリ「……」
チト「そうだな、あの川で洗ってこう」
ユーリ「……」
チト「ほら、自分で服脱いで。自分で洗濯しろ」
ユーリ「……」
チト「もう、しょうがないなぁ。今度のご飯の時には一本多くもらうからな」
12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:49:25.570 ID:Gn3LgmuN0
ヌギヌギ
チト「誰も見てないとはいえ、裸になるのはなんか抵抗があるな」
ユーリ「……」
チト「ほら、ユーの服も洗ってやるから」
ジャブジャブ
チト「ほら、綺麗になった。ユー、お風呂一緒に入ろうか」
ユーリ「……」
チト「よっいっしょ」
ゴロン……
チト「誰も見てないとはいえ、裸になるのはなんか抵抗があるな」
ユーリ「……」
チト「ほら、ユーの服も洗ってやるから」
ジャブジャブ
チト「ほら、綺麗になった。ユー、お風呂一緒に入ろうか」
ユーリ「……」
チト「よっいっしょ」
ゴロン……
13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:53:17.490 ID:Gn3LgmuN0
ザブーン
チト「おい、ユー、魚じゃないんだから水の中に潜ってたら息できないだろ」
ユーリ「……」
チト「まったくしょうがないやつだ」
ボロボロ
チト「気持ちいいな、ユー」
ユーリ「……」
チト「そうだなー、毎日入れるといいだろうな。でも、食料を探して移動しないと」
ユーリ「……」
チト「そんなの私にもわからないよ」
ナデナデ
チト「おい、ユー、魚じゃないんだから水の中に潜ってたら息できないだろ」
ユーリ「……」
チト「まったくしょうがないやつだ」
ボロボロ
チト「気持ちいいな、ユー」
ユーリ「……」
チト「そうだなー、毎日入れるといいだろうな。でも、食料を探して移動しないと」
ユーリ「……」
チト「そんなの私にもわからないよ」
ナデナデ
14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:54:42.988 ID:Gn3LgmuN0
数週間後
ユーリ「……」
チト「……」
ユーリ「……」
チト「ユー、お前……」
ユーリ「……」
ユーリ「……」
チト「……」
ユーリ「……」
チト「ユー、お前……」
ユーリ「……」
16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 02:57:56.592 ID:Gn3LgmuN0
ユーリ「……」
ボロッ……
チト「あーあ、ユー、顔と身体が離れちゃったらダメじゃないか。まったくだらしがないやつだな」
写真パシャー
チト「せっかくだから、記念にとっといた」
ユーリ「……」
チト「くっつかないし…」
チト「……ユー、ユー、ユー、ユーリ!!!」
チト「……ユー??? ユーリ??」
ボロッ……
チト「あーあ、ユー、顔と身体が離れちゃったらダメじゃないか。まったくだらしがないやつだな」
写真パシャー
チト「せっかくだから、記念にとっといた」
ユーリ「……」
チト「くっつかないし…」
チト「……ユー、ユー、ユー、ユーリ!!!」
チト「……ユー??? ユーリ??」
17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:00:18.891 ID:Gn3LgmuN0
チト「ユー……」
チト「ユー、どこいったんだ、ユー?」
チト「まったくしかたがないやつだ」
チト「ユーーーーーーーー!!!」
ユーーーーーーーー!!!
ユーーーー
ユー
…
チト「ユー、どこいったんだ、ユー?」
チト「まったくしかたがないやつだ」
チト「ユーーーーーーーー!!!」
ユーーーーーーーー!!!
ユーーーー
ユー
…
18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:02:02.904 ID:Gn3LgmuN0
ザァァァァアアアアアアアアアア
チト「そういえば、ずいぶん前に雨宿りしては2人で歌歌ったっけ」
チト「あれは楽しかったな。なぁ、ユー」
チト「ユーどこいったのかなぁ」
チト「おなかすいた」
チト「そういえば、ずいぶん前に雨宿りしては2人で歌歌ったっけ」
チト「あれは楽しかったな。なぁ、ユー」
チト「ユーどこいったのかなぁ」
チト「おなかすいた」
19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:05:08.589 ID:Gn3LgmuN0
ハレー!
チト「ようやく雨があがったぁ!」
チト「お、水たまりじゃん! あれ? チーちゃん?」
ウツリー
チト「チーちゃん! なにしてんのー? 水の中に入れるのー?」
チト「チーちゃんすごーい! 泳げないのにね」
チト「ようやく雨があがったぁ!」
チト「お、水たまりじゃん! あれ? チーちゃん?」
ウツリー
チト「チーちゃん! なにしてんのー? 水の中に入れるのー?」
チト「チーちゃんすごーい! 泳げないのにね」
21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:07:14.931 ID:Gn3LgmuN0
チト「おい、ユー、そろそろいくぞ」
チト「わかったよ、チーちゃん!」
チト「私たちどこにいくんだろうねー」
チト「どこだろうねー」
チト「生きてるったなんなんだろうね」
チト「んー、きっと終わりがあるってことなんだよ」
チト「終わりねぇ」
チト「そう、終わり」
チト「わかったよ、チーちゃん!」
チト「私たちどこにいくんだろうねー」
チト「どこだろうねー」
チト「生きてるったなんなんだろうね」
チト「んー、きっと終わりがあるってことなんだよ」
チト「終わりねぇ」
チト「そう、終わり」
22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:10:16.559 ID:Gn3LgmuN0
チト「ねぇ、チーちゃん」
チト「なに、ユー」
チト「明日はたくさん食料見つかるといいね」
チト「お前は食べ物のことばっかりだな」
チト「えっへへへー」
チト「よし、じゃ行くか」
チト「終わりがない旅にしゅっぱーつ」
チト「いや、終わりはあってほしいけどな。食料という限りもあるし」
チト「なに、ユー」
チト「明日はたくさん食料見つかるといいね」
チト「お前は食べ物のことばっかりだな」
チト「えっへへへー」
チト「よし、じゃ行くか」
チト「終わりがない旅にしゅっぱーつ」
チト「いや、終わりはあってほしいけどな。食料という限りもあるし」
23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:12:31.416 ID:Gn3LgmuN0
チト「ねぇ、ユー。あそこにあるの何かな?」
チト「んー、たぶん、人だ。生き絶えたんだろ」
チト「なんかさ、わたしに似てない?」
チト「ユーに? そうかな?」
チト「そうだよー。似てるy……」
チト「あああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ
ユーリだったもの「……」
チト「んー、たぶん、人だ。生き絶えたんだろ」
チト「なんかさ、わたしに似てない?」
チト「ユーに? そうかな?」
チト「そうだよー。似てるy……」
チト「あああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああ
ユーリだったもの「……」
24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:13:58.971 ID:Gn3LgmuN0
チト「いやあぁぁぁぁあああああああユー!!!ユー!!!」
オロロロロロロロロロ! イエキー
ユーリだったもの「……」
オロロロロロロロロロ! イエキー
ユーリだったもの「……」
25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:17:55.360 ID:Gn3LgmuN0
数日後
チトの日記
「ユーリが死んだ。旅に出てからどれくらい経ったかわからないけど、ずっと一緒だった。
人類以外はいなくなった世界。人類もいなくなった世界。
ユーリもいなくなった。
わたしはユーリがいたから旅をしてたんだと思う。
こうして日記を書いてても、きっと誰も読まないだろう。
でも、ユーリと一緒にいたことは、なぜか残しておきたい。
ユーリとの旅はまだ終わらせない。
終わるまでは終わらないよ」
チトの日記
「ユーリが死んだ。旅に出てからどれくらい経ったかわからないけど、ずっと一緒だった。
人類以外はいなくなった世界。人類もいなくなった世界。
ユーリもいなくなった。
わたしはユーリがいたから旅をしてたんだと思う。
こうして日記を書いてても、きっと誰も読まないだろう。
でも、ユーリと一緒にいたことは、なぜか残しておきたい。
ユーリとの旅はまだ終わらせない。
終わるまでは終わらないよ」
27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:21:54.311 ID:Gn3LgmuN0
どこか遠い世界線
チト「ユー、この魚美味しいな」
ユーリ「美味しいね、チーちゃん!」
モグモグ
チト「焼いても、生でも食べられるなんて!」
モグモグ
ユーリ「お腹いっぱいだね」
チト「うん、お腹いっぱい。もうおしまいだ」
ユーリ「幸せだねー」
チト「そうだなー」
おしまい
チト「ユー、この魚美味しいな」
ユーリ「美味しいね、チーちゃん!」
モグモグ
チト「焼いても、生でも食べられるなんて!」
モグモグ
ユーリ「お腹いっぱいだね」
チト「うん、お腹いっぱい。もうおしまいだ」
ユーリ「幸せだねー」
チト「そうだなー」
おしまい
28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:24:18.087 ID:Gn3LgmuN0
思いつきでやったら明日も仕事なのにこんな時間に…
ユーが顔だけになるけど、チーちゃんが甲斐甲斐しくまだ生きてると思ってせっせとお世話せるの誰か書いてください
ユーが顔だけになるけど、チーちゃんが甲斐甲斐しくまだ生きてると思ってせっせとお世話せるの誰か書いてください
30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:25:45.928 ID:Ihwmie1L0
逆パターンも見たいね
31: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2017/12/15(金) 03:26:28.073 ID:RbWR7NP90
鬱になった
引用元: チト「起きろよ、ユー。もう3日も寝てる」
【少女終末旅行SS】チト「なんでもできるユーと」ユーリ「弱気なちーちゃん」
2017-12-14
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:13:48.35 ID:OZn9YOLL0
重い感じのユーリが書きたかっただけ
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:14:17.94 ID:OZn9YOLL0
トトトトト…
チト「ユー」
ユーリ「なに?」
チト「今日やたらと暑くないか?」
ユーリ「え、何それ」
ユーリ「暑いわけないじゃん、雪まで降ってるのに」
チト「そうか」
ユーリ「うん」
チト「いや、暑いね」
ユーリ「は?」
チト「脱ぐ」ヌギッ
チト「ユー」
ユーリ「なに?」
チト「今日やたらと暑くないか?」
ユーリ「え、何それ」
ユーリ「暑いわけないじゃん、雪まで降ってるのに」
チト「そうか」
ユーリ「うん」
チト「いや、暑いね」
ユーリ「は?」
チト「脱ぐ」ヌギッ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:14:46.02 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「ちょっ、運転中に何してんの!?」バッ
チト「放せ!脱ぐんだー!!ジタバタ
ユーリ「危ないって!」
ユーリ「ほらハンドルが!!」グイッ
ドスン!
ユーリ「わーっ!」ベシャ
ユーリ「いたたたた…」
チト「うう…」
ユーリ「まったく、ちゃんと前見て運転しないから…」
ユーリ「いきなりどうしたのさ?ちーちゃんがご乱心だなんて珍しい」
チト「…」
ユーリ「ちーちゃん?」
チト「放せ!脱ぐんだー!!ジタバタ
ユーリ「危ないって!」
ユーリ「ほらハンドルが!!」グイッ
ドスン!
ユーリ「わーっ!」ベシャ
ユーリ「いたたたた…」
チト「うう…」
ユーリ「まったく、ちゃんと前見て運転しないから…」
ユーリ「いきなりどうしたのさ?ちーちゃんがご乱心だなんて珍しい」
チト「…」
ユーリ「ちーちゃん?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:15:19.41 ID:OZn9YOLL0
チト「ユー…」ハァハァ
ユーリ「だ、大丈夫?」ジュッ
ユーリ「うわっ、すごい熱!?」
チト「ごめん」
チト「私はもう、ダメみたいだ…」
ユーリ「何言ってるのちーちゃん!?」
チト「」ガクッ
ユーリ「ちーちゃん!?」
ユーリ「ちーちゃーん!!」
ユーリ「だ、大丈夫?」ジュッ
ユーリ「うわっ、すごい熱!?」
チト「ごめん」
チト「私はもう、ダメみたいだ…」
ユーリ「何言ってるのちーちゃん!?」
チト「」ガクッ
ユーリ「ちーちゃん!?」
ユーリ「ちーちゃーん!!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:15:49.75 ID:OZn9YOLL0
…
チト「ん…」ムクッ
ユーリ「あっ、起きた?」
チト「ここは…?」
ユーリ「たぶん倉庫か何かの跡じゃないかな」
チト「ユーがここまで運転したのか?」
ユーリ「うん、まあ…屋根があるとこ探してさー」
ユーリ「前にちーちゃんがケガした時以来になるのかな?」
ユーリ「けっこう距離があったけど何とかできたよ」フフン
チト「そうか…」
チト「ん…」ムクッ
ユーリ「あっ、起きた?」
チト「ここは…?」
ユーリ「たぶん倉庫か何かの跡じゃないかな」
チト「ユーがここまで運転したのか?」
ユーリ「うん、まあ…屋根があるとこ探してさー」
ユーリ「前にちーちゃんがケガした時以来になるのかな?」
ユーリ「けっこう距離があったけど何とかできたよ」フフン
チト「そうか…」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:16:22.81 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「熱は下がった?」
チト「うーん…」
ユーリ「汗がすごかったから拭いて、それから救急箱にあった解熱剤を飲ませたんだけど、どうかな?」
チト「だいぶ楽になった…、とは思う」
チト「まだ体は重いし関節は痛いけどね」
ユーリ「そうなんだ、食欲は?」
チト「正直あまり…」
ユーリ「ダメだよ?食べなきゃ!」グイッ
チト「お、おい…」
チト「うーん…」
ユーリ「汗がすごかったから拭いて、それから救急箱にあった解熱剤を飲ませたんだけど、どうかな?」
チト「だいぶ楽になった…、とは思う」
チト「まだ体は重いし関節は痛いけどね」
ユーリ「そうなんだ、食欲は?」
チト「正直あまり…」
ユーリ「ダメだよ?食べなきゃ!」グイッ
チト「お、おい…」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:16:48.23 ID:OZn9YOLL0
チト「何だこれは?」
ユーリ「ふっふっふっ…」
ユーリ「ユーリ様特製”おかゆ”です」
チト「おかゆ?」
ユーリ「変なものじゃないよ、この本の通りに作ったから」
ユーリ「と言っても、材料がそろわないからレーションで代用したんだけどね」
ユーリ「レーションを砕いてから、お湯に溶かして塩を入れたんだ」
チト「ちょっと待て」
ユーリ「ふっふっふっ…」
ユーリ「ユーリ様特製”おかゆ”です」
チト「おかゆ?」
ユーリ「変なものじゃないよ、この本の通りに作ったから」
ユーリ「と言っても、材料がそろわないからレーションで代用したんだけどね」
ユーリ「レーションを砕いてから、お湯に溶かして塩を入れたんだ」
チト「ちょっと待て」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:17:21.89 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「あ、燃料使ったのバレちゃった?」
チト「そうじゃなくて」
チト「さっき本の通りって言ったけどお前、字は読めないだろ?」
ユーリ「あー、それね」
ユーリ「なんでいまだに勘違いされてるのかよくわかんないんだけど…」
ユーリ「まあ私もあえて否定しなかったし?」
ユーリ「面白がってわざと読めないフリをしてたってところもあるからなー」ウンウン
チト「おい、何の話だ?」
ユーリ「ちーちゃん、本当に覚えてないの?」
チト「?」
ユーリ「2人でいっしょにおじいさんに読み書き教わったこと」
チト「…」
チト「そうじゃなくて」
チト「さっき本の通りって言ったけどお前、字は読めないだろ?」
ユーリ「あー、それね」
ユーリ「なんでいまだに勘違いされてるのかよくわかんないんだけど…」
ユーリ「まあ私もあえて否定しなかったし?」
ユーリ「面白がってわざと読めないフリをしてたってところもあるからなー」ウンウン
チト「おい、何の話だ?」
ユーリ「ちーちゃん、本当に覚えてないの?」
チト「?」
ユーリ「2人でいっしょにおじいさんに読み書き教わったこと」
チト「…」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:17:50.88 ID:OZn9YOLL0
チト「…あ!」
ユーリ「思い出した?」
ユーリ「それからだよね、ちーちゃんが本にハマったの」
ユーリ「私は本に全然興味なかったから読まなくて、それで勘違いしちゃったのかもね」
チト「そう、なのか…?」
ユーリ「もしかしてちーちゃんって…」
チト「ん?」
ユーリ「記憶力悪い?」
チト「お前にだけは言われたくない」
チト「でも、そうか」
チト「ユー、字が読めたのか…」
ユーリ「思い出した?」
ユーリ「それからだよね、ちーちゃんが本にハマったの」
ユーリ「私は本に全然興味なかったから読まなくて、それで勘違いしちゃったのかもね」
チト「そう、なのか…?」
ユーリ「もしかしてちーちゃんって…」
チト「ん?」
ユーリ「記憶力悪い?」
チト「お前にだけは言われたくない」
チト「でも、そうか」
チト「ユー、字が読めたのか…」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:18:27.29 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「じゃなくて!」バン!
ユーリ「今そんなことどうでもよくない!?」
ユーリ「ほら、おかゆが冷めちゃう!」グイッ
チト「い、いいよ…」
ユーリ「だーめ」
ユーリ「あーんして、あーん」
チト「やめろよ、恥ずかしいだろ…」カアア
ユーリ「私たちしかいないのに恥ずかしいも何もないじゃん」
ユーリ「ほら、あーん」
チト「わ、わかったよ…」
チト「食べればいいんだろ!?」パクッ
ユーリ「お、いい食いつき」
チト「///」
ユーリ「今そんなことどうでもよくない!?」
ユーリ「ほら、おかゆが冷めちゃう!」グイッ
チト「い、いいよ…」
ユーリ「だーめ」
ユーリ「あーんして、あーん」
チト「やめろよ、恥ずかしいだろ…」カアア
ユーリ「私たちしかいないのに恥ずかしいも何もないじゃん」
ユーリ「ほら、あーん」
チト「わ、わかったよ…」
チト「食べればいいんだろ!?」パクッ
ユーリ「お、いい食いつき」
チト「///」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:19:06.11 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「どう?」
チト「う、美味い…」
チト「塩加減が絶妙だ」
ユーリ「でしょー」ニコニコ
ユーリ「やっぱり私ってこういう才能があるっていうかー」
ユーリ「ちーちゃんもそう思わない?」
チト「うっ…」ポロポロ
ユーリ「えっ何…ど、どうしたの!?」
ユーリ「どこか痛いとか?」オロオロ
チト「う、美味い…」
チト「塩加減が絶妙だ」
ユーリ「でしょー」ニコニコ
ユーリ「やっぱり私ってこういう才能があるっていうかー」
ユーリ「ちーちゃんもそう思わない?」
チト「うっ…」ポロポロ
ユーリ「えっ何…ど、どうしたの!?」
ユーリ「どこか痛いとか?」オロオロ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:19:35.02 ID:OZn9YOLL0
チト「いや…」
チト「ユー、ちゃんと運転できるし、字も読めるし…」
チト「美味しいおかゆも作れるし、病人の介護もできるんだな」
チト「ホントに才能あるよ…」
ユーリ「ご、ごめん…ちょっと調子乗りすぎちゃったかな!?」
ユーリ「そんなことちーちゃんはいつもやってることだよね…」
ユーリ「運転とかもっと代わってあげればよかったし…」
ユーリ「何て言うか、今までちーちゃんに甘えることに慣れ過ぎちゃってたからさー」
ユーリ「って、言い訳になってないなこれ…」
チト「違う、そうじゃないんだ」
ユーリ「え?」
チト「ユー、ちゃんと運転できるし、字も読めるし…」
チト「美味しいおかゆも作れるし、病人の介護もできるんだな」
チト「ホントに才能あるよ…」
ユーリ「ご、ごめん…ちょっと調子乗りすぎちゃったかな!?」
ユーリ「そんなことちーちゃんはいつもやってることだよね…」
ユーリ「運転とかもっと代わってあげればよかったし…」
ユーリ「何て言うか、今までちーちゃんに甘えることに慣れ過ぎちゃってたからさー」
ユーリ「って、言い訳になってないなこれ…」
チト「違う、そうじゃないんだ」
ユーリ「え?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:20:17.23 ID:OZn9YOLL0
チト「私は…、ユーにもっと頼ってもらいたいんだ」
チト「ユーに頼られることが私の生きがいだと思ったから…」
チト「だから今まで、ユーの事を何にもできないダメダメな奴だと思い込んでた」
チト「日記にもユーの事ボロクソに書いたし…」
ユーリ「ちょっと!?」
チト「でも今回、はっきりわかったよ」
チト「私が迷惑かけて、熱出して何にもできない時でも、ユーはちゃんと対応できた」
チト「別に私の助けなんて必要なかったんだな…」
ユーリ「そんな…」
チト「ユーに頼られることが私の生きがいだと思ったから…」
チト「だから今まで、ユーの事を何にもできないダメダメな奴だと思い込んでた」
チト「日記にもユーの事ボロクソに書いたし…」
ユーリ「ちょっと!?」
チト「でも今回、はっきりわかったよ」
チト「私が迷惑かけて、熱出して何にもできない時でも、ユーはちゃんと対応できた」
チト「別に私の助けなんて必要なかったんだな…」
ユーリ「そんな…」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:21:01.29 ID:OZn9YOLL0
チト「なあユー」
チト「ユーが何でもできるなら、私の存在意義はいったい何なんだ?」
ユーリ「何を言って…」
チト「いや、そんなことどうでもいいか…」
チト「ユーが一人でも大丈夫だってことがわかったんだし、むしろ喜ぶべきなんだよな」
チト「この分ならユーは私が死んでも大丈夫そうだ」
ユーリ「ちーちゃん…?」
チト「ユー、もしも私がこのまま死んだら…」
チト「今じゃないかもしれないけど、明日、この先…その時が来たら」
チト「その時はせめて…、私の分まで生きてほしい」
チト「ユーが何でもできるなら、私の存在意義はいったい何なんだ?」
ユーリ「何を言って…」
チト「いや、そんなことどうでもいいか…」
チト「ユーが一人でも大丈夫だってことがわかったんだし、むしろ喜ぶべきなんだよな」
チト「この分ならユーは私が死んでも大丈夫そうだ」
ユーリ「ちーちゃん…?」
チト「ユー、もしも私がこのまま死んだら…」
チト「今じゃないかもしれないけど、明日、この先…その時が来たら」
チト「その時はせめて…、私の分まで生きてほしい」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:21:33.58 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「あのさぁ…」ハァ
ユーリ「ちーちゃんはまーた勘違いしてる」
チト「ユー?」グスッ
ユーリ「ちーちゃん、私たちが出会ったのっていつだっけ?」
チト「いつ…?」
ユーリ「気付いたら一緒にいた、そんな感じしない?」
チト「…」
ユーリ「ずっと昔から私たちはふたりで旅してきて、今があって…」
ユーリ「そしてこれからもずっと、ずーっと続けていくんだと思う」
チト「…?」
ユーリ「…つまりさ、私たちはふたりでひとつなのであるわけでして」
ユーリ「なんていうか、お互いがお互いにとっての存在意義というか…」
ユーリ「ちーちゃんはまーた勘違いしてる」
チト「ユー?」グスッ
ユーリ「ちーちゃん、私たちが出会ったのっていつだっけ?」
チト「いつ…?」
ユーリ「気付いたら一緒にいた、そんな感じしない?」
チト「…」
ユーリ「ずっと昔から私たちはふたりで旅してきて、今があって…」
ユーリ「そしてこれからもずっと、ずーっと続けていくんだと思う」
チト「…?」
ユーリ「…つまりさ、私たちはふたりでひとつなのであるわけでして」
ユーリ「なんていうか、お互いがお互いにとっての存在意義というか…」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:22:06.45 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「あーもう、何でわかんないかなあ!?」
チト「!?」ビクッ
ユーリ「ちーちゃんが私と一緒にいてくれること!それがちーちゃんの存在意義なの!!」
チト「なっ…///」
ユーリ「ちーちゃんがいないと私、生きていけないもん…」
ユーリ「私にとってのちーちゃんはそんな存在」
ユーリ「…ちーちゃんにとって、私はそうじゃないの?」
チト「そ、そんなことは…」
チト「そんなことは、ない…」
ユーリ「よかった」ニコッ
チト「!?」ビクッ
ユーリ「ちーちゃんが私と一緒にいてくれること!それがちーちゃんの存在意義なの!!」
チト「なっ…///」
ユーリ「ちーちゃんがいないと私、生きていけないもん…」
ユーリ「私にとってのちーちゃんはそんな存在」
ユーリ「…ちーちゃんにとって、私はそうじゃないの?」
チト「そ、そんなことは…」
チト「そんなことは、ない…」
ユーリ「よかった」ニコッ
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:22:39.34 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「だったら…」
チト「?」
ユーリ「めっ」デコピン
チト「いたっ」
ユーリ「ただの熱でしょ?」
ユーリ「そんなことで死ぬなんて冗談でも言わないでね?」キッ
チト「ごめん…」ヒリヒリ
ユーリ「もしちーちゃんが死んだら、私もすぐ死ぬから」
チト「えっ」
ユーリ「ちーちゃんがいない世界なんて生きる価値ないよ」
チト「ユー…」
ユーリ「だから、私のために生きてね?」
チト「…わかった」
チト「?」
ユーリ「めっ」デコピン
チト「いたっ」
ユーリ「ただの熱でしょ?」
ユーリ「そんなことで死ぬなんて冗談でも言わないでね?」キッ
チト「ごめん…」ヒリヒリ
ユーリ「もしちーちゃんが死んだら、私もすぐ死ぬから」
チト「えっ」
ユーリ「ちーちゃんがいない世界なんて生きる価値ないよ」
チト「ユー…」
ユーリ「だから、私のために生きてね?」
チト「…わかった」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:23:12.56 ID:OZn9YOLL0
ユーリ「さてと、今日はもう寝て」
ユーリ「明日は元通り元気なちーちゃんを見せてよね」
チト「うん…」
チト「あ」
ユーリ「?」
チト「お礼、まだ言ってなかったよな?」
チト「ありがとう、いろいろ…」
ユーリ「どういたしまして」
チト「おやすみ」
ユーリ「おやすみ」
ユーリ「明日は元通り元気なちーちゃんを見せてよね」
チト「うん…」
チト「あ」
ユーリ「?」
チト「お礼、まだ言ってなかったよな?」
チト「ありがとう、いろいろ…」
ユーリ「どういたしまして」
チト「おやすみ」
ユーリ「おやすみ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:23:43.45 ID:OZn9YOLL0
…
トトトトト…
ユーリ「今日は昨日とうってかわって、いい天気だねぇ…」
ユーリ「絶好の旅日和だ」
チト「そうだな」
ユーリ「本当に体調は大丈夫なの?」
チト「まあな、おかげさまで」
チト「ユーこそ大丈夫なのか?運転」
ユーリ「もっちろん、まかせて!」
ユーリ「ちーちゃんは寝てていいよ」
チト「そうか、悪いな」
ユーリ「これからはどんどん私を頼りにしていいから!」
トトトトト…
ユーリ「今日は昨日とうってかわって、いい天気だねぇ…」
ユーリ「絶好の旅日和だ」
チト「そうだな」
ユーリ「本当に体調は大丈夫なの?」
チト「まあな、おかげさまで」
チト「ユーこそ大丈夫なのか?運転」
ユーリ「もっちろん、まかせて!」
ユーリ「ちーちゃんは寝てていいよ」
チト「そうか、悪いな」
ユーリ「これからはどんどん私を頼りにしていいから!」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:24:17.01 ID:OZn9YOLL0
チト「…って言ったよな?」
ユーリ「あはは…」
チト「それなのに、なんで…」
チト「なんで!溝に!ハマるかな!?」
ユーリ「いやー、これは仕方ない」
ユーリ「誰だって気付かないよ」
チト「それ以前の問題だろ?」
チト「まっすぐ運転できましたか?」ゴゴゴ
ユーリ「できませんでした…」
チト「だよな?」
ユーリ「ハイ」
ユーリ「あはは…」
チト「それなのに、なんで…」
チト「なんで!溝に!ハマるかな!?」
ユーリ「いやー、これは仕方ない」
ユーリ「誰だって気付かないよ」
チト「それ以前の問題だろ?」
チト「まっすぐ運転できましたか?」ゴゴゴ
ユーリ「できませんでした…」
チト「だよな?」
ユーリ「ハイ」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:24:49.34 ID:OZn9YOLL0
チト「あーあ、どうしよう…」ハァ
ユーリ「でもさ、考えようによっては良かったんじゃない?」
チト「何が?」イラッ
ユーリ「ちーちゃんの生きがいを取り戻せたじゃん」
チト「調子に乗るな」ゴン
ユーリ「ぐえっ」
ユーリ「いたい…」ヒリヒリ
ユーリ「でもさ、考えようによっては良かったんじゃない?」
チト「何が?」イラッ
ユーリ「ちーちゃんの生きがいを取り戻せたじゃん」
チト「調子に乗るな」ゴン
ユーリ「ぐえっ」
ユーリ「いたい…」ヒリヒリ
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:25:25.45 ID:OZn9YOLL0
チト「まあでも?」
チト「やっぱりユーは、私がいないとダメみたいだな」
ユーリ「うん、そうだよ」
チト「…」フーッ
チト「まったく…しょうがないなあユーは」
ユーリ「えへへ…」
チト「…引き上げるから、何か挟めるもの持ってきて」
ユーリ「りょーかい!」
チト「やっぱりユーは、私がいないとダメみたいだな」
ユーリ「うん、そうだよ」
チト「…」フーッ
チト「まったく…しょうがないなあユーは」
ユーリ「えへへ…」
チト「…引き上げるから、何か挟めるもの持ってきて」
ユーリ「りょーかい!」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 23:25:59.23 ID:OZn9YOLL0
おわりです。
お読みいただきありがとうございました。
お読みいただきありがとうございました。
引用元: 【少女終末旅行SS】チト「なんでもできるユーと」ユーリ「弱気なちーちゃん」
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