うまる「ニューゲーム…?」
2020-12-09
1: うmr 2018/03/14(水) 18:34:49.84 ID:kpxjIxsk0
うまる「こんにちは!私土間うまるです。高校を卒業して今日からゲーム会社の社員になります」
うまる「卒業式では海老名ちゃんやきりえちゃん達との別れもあったけど」
うまる「私達はずっと友達だよ♪って約束したんだ!」
うまる「皆それぞれ頑張ってるんだから私も頑張らなくちゃ」
うまる「さぁ、会社へ出発!」
タイヘイ「うまる。頑張るんだぞ」
うまる「ありがとう。お兄ちゃんもね」
タイヘイ(うまるももう18歳か…なんだか頼もしくなったな…)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521020089
うまる「卒業式では海老名ちゃんやきりえちゃん達との別れもあったけど」
うまる「私達はずっと友達だよ♪って約束したんだ!」
うまる「皆それぞれ頑張ってるんだから私も頑張らなくちゃ」
うまる「さぁ、会社へ出発!」
タイヘイ「うまる。頑張るんだぞ」
うまる「ありがとう。お兄ちゃんもね」
タイヘイ(うまるももう18歳か…なんだか頼もしくなったな…)
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関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: うmr 2018/03/14(水) 18:35:15.18 ID:kpxjIxsk0
イーグルジャンプ
青葉「えっ!今日うちの班に新入りが!?」
コウ「あぁ、高卒での入社だから青葉の一歳下だな」
青葉(私にもついに後輩が…!)キラキラ
はじめ「そっか青葉ちゃんが来てからもう一年かぁ…」
ゆん「青葉ちゃんも先輩やな~」
青葉「はい!」
ひふみ「…」
青葉(頑張るぞい!)
青葉「えっ!今日うちの班に新入りが!?」
コウ「あぁ、高卒での入社だから青葉の一歳下だな」
青葉(私にもついに後輩が…!)キラキラ
はじめ「そっか青葉ちゃんが来てからもう一年かぁ…」
ゆん「青葉ちゃんも先輩やな~」
青葉「はい!」
ひふみ「…」
青葉(頑張るぞい!)
3: うmr 2018/03/14(水) 18:36:01.86 ID:kpxjIxsk0
うまる「こんにちはー」
りん「あっ、もしかしてあなたが新入社員さん?」
うまる「はい、土間うまるといいます!」
りん「まぁ、元気で良い子ね♪じゃあ職場へ案内するわね」
うまる「よろしくお願いします」
うまる(うぅ…コーラ飲みたい…)
エレベーターウィーンウィーン
りん「コウちゃん、新入社員さんが来たわよ」
コウ「おっ、来たな」
りん「あっ、もしかしてあなたが新入社員さん?」
うまる「はい、土間うまるといいます!」
りん「まぁ、元気で良い子ね♪じゃあ職場へ案内するわね」
うまる「よろしくお願いします」
うまる(うぅ…コーラ飲みたい…)
エレベーターウィーンウィーン
りん「コウちゃん、新入社員さんが来たわよ」
コウ「おっ、来たな」
4: うmr 2018/03/14(水) 18:36:32.05 ID:kpxjIxsk0
うまる「皆さんこんにちは。今日からここで働く土間うまるです。よろしくお願いします」ウマルーン
うまる「~♪」ニコー
コウ(なんだこの美人!?)
ゆん(モデルさんみたいやな!?)
青葉(本当に年下なの!?)
コウ「うむ、よろしくな」
コウ「私は八神コウ、君の上司だ。いくつに見える?」
うまる「えっ!?」
うまる(え~と…何て言えば…)
うまる「27?」
コウ「25だよ!私も高卒でここに入ったんだよ」
りん「じゃあ私はいくつに見えるかな?」
うまる「え~と…23?」
コウ「私と同い年だよ!」
りん「うまるちゃんは良い子ね~♪」
コウ「まぁ根は真面目そうだな」
うまる「~♪」ニコー
コウ(なんだこの美人!?)
ゆん(モデルさんみたいやな!?)
青葉(本当に年下なの!?)
コウ「うむ、よろしくな」
コウ「私は八神コウ、君の上司だ。いくつに見える?」
うまる「えっ!?」
うまる(え~と…何て言えば…)
うまる「27?」
コウ「25だよ!私も高卒でここに入ったんだよ」
りん「じゃあ私はいくつに見えるかな?」
うまる「え~と…23?」
コウ「私と同い年だよ!」
りん「うまるちゃんは良い子ね~♪」
コウ「まぁ根は真面目そうだな」
5: うmr 2018/03/14(水) 18:37:24.76 ID:kpxjIxsk0
コウ「じゃあ皆も自己紹介してくれ」
青葉「はい!涼風青葉19歳です!一応一年先輩です」アセアセ
うまる(中学生みたいにちっちゃいな…w)
はじめ「私は篠田はじめ!気軽にはじめって呼んでいいよ」
うまる(胸大きいなぁ…海老名ちゃんとどっちが大きいかな…)
ひふみ「滝本ひふみ…よろしくね…」モジモジ
はじめ「ひふみんは直接話すの苦手らしいから社内メッセで話しかけてあげて」
うまる(コミュ障か…wwww)
ゆん「ウチは飯島ゆん。わからない事は何でも聞いてな」
うまる「皆さん!改めてよろしくお願いします!」
一同「こちらこそ!」
うまる(コーラ飲みたい…)
青葉「はい!涼風青葉19歳です!一応一年先輩です」アセアセ
うまる(中学生みたいにちっちゃいな…w)
はじめ「私は篠田はじめ!気軽にはじめって呼んでいいよ」
うまる(胸大きいなぁ…海老名ちゃんとどっちが大きいかな…)
ひふみ「滝本ひふみ…よろしくね…」モジモジ
はじめ「ひふみんは直接話すの苦手らしいから社内メッセで話しかけてあげて」
うまる(コミュ障か…wwww)
ゆん「ウチは飯島ゆん。わからない事は何でも聞いてな」
うまる「皆さん!改めてよろしくお願いします!」
一同「こちらこそ!」
うまる(コーラ飲みたい…)
6: うmr 2018/03/14(水) 18:37:55.40 ID:kpxjIxsk0
一方その頃
ねね「…」ジーッ
海老名「…」アセアセ
ねね「…」ジーッ
海老名「…」アセアセ
ねね「おぱいおっきいね~☆」
海老名「ひゃうっ!?」ドキッ
ねね「…」ジーッ
海老名「…」アセアセ
ねね「…」ジーッ
海老名「…」アセアセ
ねね「おぱいおっきいね~☆」
海老名「ひゃうっ!?」ドキッ
7: うmr 2018/03/14(水) 18:38:22.39 ID:kpxjIxsk0
コウ「青葉、うまるに社内メッセの使い方を指導してくれ」
青葉「はい!頑張るぞい!」
コウ(ぞい?)
うまる「ご指導よろしくお願いします♪」
青葉「あ…はい」
ゆん「青葉ちゃんちょっと硬いでw」
10分後
うまる「ありがとうございます!よくわかりました!」スイスイ
青葉「覚えはやっ…」
うまる「ありがとうございます!涼風先輩!」
青葉(涼風…先輩…!!)キラキラ
青葉「青葉でいいよ…また何でも聞いてね」
うまる「はい!青葉さん!」
はじめ(しかしこの二人ぱっと見青葉ちゃんが後輩だなw)
うまる(コーラ飲みたい…)
青葉「はい!頑張るぞい!」
コウ(ぞい?)
うまる「ご指導よろしくお願いします♪」
青葉「あ…はい」
ゆん「青葉ちゃんちょっと硬いでw」
10分後
うまる「ありがとうございます!よくわかりました!」スイスイ
青葉「覚えはやっ…」
うまる「ありがとうございます!涼風先輩!」
青葉(涼風…先輩…!!)キラキラ
青葉「青葉でいいよ…また何でも聞いてね」
うまる「はい!青葉さん!」
はじめ(しかしこの二人ぱっと見青葉ちゃんが後輩だなw)
うまる(コーラ飲みたい…)
8: うmr 2018/03/14(水) 18:39:00.93 ID:kpxjIxsk0
お昼休み
うまる「それじゃ一旦失礼します」タッタッ
ゆん「あ…うん…」
ゆん(お昼に誘おうと思ったのに…残念やな)
トイレ
うまる「あぁ、もう我慢できない!」
うまる「コーラー!!」
うまる「っ~!!」グビグヒ
うまる「くはぁ!」
うまる「あぁ生き返る!」
うまる「しかしこの姿を見られないように気をつけなきゃ」
うまる「さぁ宴宴!」ヌハハハ
はじめ(うっそぉ…)
うまる「それじゃ一旦失礼します」タッタッ
ゆん「あ…うん…」
ゆん(お昼に誘おうと思ったのに…残念やな)
トイレ
うまる「あぁ、もう我慢できない!」
うまる「コーラー!!」
うまる「っ~!!」グビグヒ
うまる「くはぁ!」
うまる「あぁ生き返る!」
うまる「しかしこの姿を見られないように気をつけなきゃ」
うまる「さぁ宴宴!」ヌハハハ
はじめ(うっそぉ…)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/14(水) 23:23:25.16 ID:1nDJ+U+ZO
乙
引用元: ・うまる「ニューゲーム…?」
【NEW_GAME!SS】「社員旅行の小さな思い出」
2020-09-24
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 23:45:06.18 ID:mu3zkFgW0
※これは「NEW_GAME!」の社員旅行編でのちょっとしたSSになります。
~就寝前 社員旅行先のとある旅館~
りん「あらっ、もう私たち人数分の布団が敷いてあるのね!」
コウ「誰がどの布団で寝るかは早いもん勝ちだぁーー!! ちなみに私はここーー!」
はじめ「あっ、八神さん、ずるいっ!? じゃあ、私はここにしよっと!」
ゆん「ちょっ、子供か、はじめも八神さんもっ!?」
ひふみ「なん…だか…修学…旅行……みたい」
青葉「あっ、確かにそうですね!!」
りん「そうね♪ 大勢の人たちと一緒に寝る所がまた修学旅行と同じイメージだものね。」
コウ「修学旅行かぁー…懐かしいな! 学生時代を思い出すよ!」
はじめ「今思えば、私が一番輝いていたのはあの頃だったかな。」
ゆん「あの頃って学生時代のいつの時やっ!?」
ひふみ「…学生…時代……」
青葉「ひふみ先輩?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512917105
~就寝前 社員旅行先のとある旅館~
りん「あらっ、もう私たち人数分の布団が敷いてあるのね!」
コウ「誰がどの布団で寝るかは早いもん勝ちだぁーー!! ちなみに私はここーー!」
はじめ「あっ、八神さん、ずるいっ!? じゃあ、私はここにしよっと!」
ゆん「ちょっ、子供か、はじめも八神さんもっ!?」
ひふみ「なん…だか…修学…旅行……みたい」
青葉「あっ、確かにそうですね!!」
りん「そうね♪ 大勢の人たちと一緒に寝る所がまた修学旅行と同じイメージだものね。」
コウ「修学旅行かぁー…懐かしいな! 学生時代を思い出すよ!」
はじめ「今思えば、私が一番輝いていたのはあの頃だったかな。」
ゆん「あの頃って学生時代のいつの時やっ!?」
ひふみ「…学生…時代……」
青葉「ひふみ先輩?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512917105
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 23:56:51.82 ID:mu3zkFgW0
はじめ「そうだ!? せっかく修学旅行の話題が出たからたまには私たちも社員旅行を修学旅行の勢いで楽しみましょう!! なので、これから皆で語り合いませんか?」
コウ「おっ、いいね♪」
青葉「なんだか、楽しそうですね!!」
ゆん「はぁっ、なんやそれっ!?」
りん「語り合うって、一体何を語り合うのかしら?」
ひふみ「わ、話題が……ない…」
コウ「話題が無いなら私が出すよ! ズバリ、恋バナなんてどうだ?」
ゆんひふみりん「「「っ!?///」」」
青葉「こ、恋バナですかっ!?///」
はじめ「成る程! では最初は言いだしっぺの八神さんからお願いします。」
コウ「おっ、いいね♪」
青葉「なんだか、楽しそうですね!!」
ゆん「はぁっ、なんやそれっ!?」
りん「語り合うって、一体何を語り合うのかしら?」
ひふみ「わ、話題が……ない…」
コウ「話題が無いなら私が出すよ! ズバリ、恋バナなんてどうだ?」
ゆんひふみりん「「「っ!?///」」」
青葉「こ、恋バナですかっ!?///」
はじめ「成る程! では最初は言いだしっぺの八神さんからお願いします。」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 00:23:01.41 ID:PmITufSq0
コウ「わ、私がっ!?」
りん「っ!?」
ひふみ(あっ……)
青葉「おぉっ、八神さんですかっ!」
はじめ「そりゃあもちろんですよ! それで八神さん、彼氏とか、もしくは今好きな人とかいるんですか?」
コウ「えぇと……ゴッホン!!」
青葉「///」ドキドキ
ゆん「………」
りん「……………」グイグイ←コウの方に耳を傾けている
ひふみ(ひふみは…知って…いる。りんちゃんは……こういう話に…なると…コウちゃんの…方にのみ…100%意識を……集中させる…事を……。)
コウ「もちろん。いないに決まってるだろ! 私は仕事に命はかけてるけど、恋愛に命はかけてないんだよ!!」
りん「……ホッ」
ゆん「遠山さん、どないしはったんですか?」
りん「えっ?」
コウ「なになに、どうしたの、りん?」
りん「あっ、うぅん、なんでもないわっ!?///」
コウ「そうか?」
ひふみ(……ひとまず…これで…良かった……かな)
りん「っ!?」
ひふみ(あっ……)
青葉「おぉっ、八神さんですかっ!」
はじめ「そりゃあもちろんですよ! それで八神さん、彼氏とか、もしくは今好きな人とかいるんですか?」
コウ「えぇと……ゴッホン!!」
青葉「///」ドキドキ
ゆん「………」
りん「……………」グイグイ←コウの方に耳を傾けている
ひふみ(ひふみは…知って…いる。りんちゃんは……こういう話に…なると…コウちゃんの…方にのみ…100%意識を……集中させる…事を……。)
コウ「もちろん。いないに決まってるだろ! 私は仕事に命はかけてるけど、恋愛に命はかけてないんだよ!!」
りん「……ホッ」
ゆん「遠山さん、どないしはったんですか?」
りん「えっ?」
コウ「なになに、どうしたの、りん?」
りん「あっ、うぅん、なんでもないわっ!?///」
コウ「そうか?」
ひふみ(……ひとまず…これで…良かった……かな)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 00:40:18.00 ID:PmITufSq0
コウ「そうそう。最初に私に聞いたけど、はじめ…お前はどうなんだよ?」
はじめ「わ、私ですかっ!?」
コウ「言えないのは無しだからな!」
はじめ「もちろん、私もいませんよ!!」
コウ「チェッ、なんだー、つまんねぇの。」
コウ「じゃあ、残りゆんと青葉、りんとひふみんはどう?」
ゆん「う、ウチですか!? ウチはおらんですよ!」
青葉「私です」
りん「こ…じゃなくて、私もいないわ」
ひふみ「私も…」
コウ「チェッーー、皆いないのか。それだったら恋バナした意味が無いよな!!」
はじめ「わ、私ですかっ!?」
コウ「言えないのは無しだからな!」
はじめ「もちろん、私もいませんよ!!」
コウ「チェッ、なんだー、つまんねぇの。」
コウ「じゃあ、残りゆんと青葉、りんとひふみんはどう?」
ゆん「う、ウチですか!? ウチはおらんですよ!」
青葉「私です」
りん「こ…じゃなくて、私もいないわ」
ひふみ「私も…」
コウ「チェッーー、皆いないのか。それだったら恋バナした意味が無いよな!!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 00:51:51.67 ID:PmITufSq0
りん「それじゃあ、もう寝ようかしら?」
ゆん「そうですね」
はじめ「えぇっ、まだ語り合いは恋バナしかしてませんよ!?」
コウ「まぁ、その話は意味が無く、終わったけどな!」
はじめ「それにまだ時間が早いですよっ!?」
ゆん「早くても寝なあかんやろ、そこは!」
りん「ゆんちゃんの言う通り。就寝が遅い程、朝起きられなくなったり、体にも悪いのよ?」
青葉「すみません。実は私も、まだ眠気がこなくて今すぐには寝られません…」
ひふみ「それだったら…すぐに…でも…横になると良い…よ。いつの間にか…眠く…なって…眠れる……かも」
青葉「あぁー、成る程! 確かにそうですね。眠くなるまで起きているのではなく、横になっていれば自然と睡魔に襲われる、という訳ですね!!」
はじめ「ちょっと青葉ちゃんっ!?」
コウ「ふわぁ~、睡魔とか眠るって話、聞いてたら私もなんだか眠くなってきた…」
はじめ「八神さんまでぇ~!?」
はじめ「あっ、そうだ! 今度は枕投げしませんかっ?
ゆん「そうですね」
はじめ「えぇっ、まだ語り合いは恋バナしかしてませんよ!?」
コウ「まぁ、その話は意味が無く、終わったけどな!」
はじめ「それにまだ時間が早いですよっ!?」
ゆん「早くても寝なあかんやろ、そこは!」
りん「ゆんちゃんの言う通り。就寝が遅い程、朝起きられなくなったり、体にも悪いのよ?」
青葉「すみません。実は私も、まだ眠気がこなくて今すぐには寝られません…」
ひふみ「それだったら…すぐに…でも…横になると良い…よ。いつの間にか…眠く…なって…眠れる……かも」
青葉「あぁー、成る程! 確かにそうですね。眠くなるまで起きているのではなく、横になっていれば自然と睡魔に襲われる、という訳ですね!!」
はじめ「ちょっと青葉ちゃんっ!?」
コウ「ふわぁ~、睡魔とか眠るって話、聞いてたら私もなんだか眠くなってきた…」
はじめ「八神さんまでぇ~!?」
はじめ「あっ、そうだ! 今度は枕投げしませんかっ?
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 01:26:09.20 ID:PmITufSq0
りん「枕投げ?」
はじめ「そうです。これだったら眠気も覚めると思いますよ!」
ゆん「成る程なぁ~…ってやるかぁ、あほ!!」
ひふみ「危ない……よ」
はじめ「大丈夫ですよ。普通に枕投げで怪我をしたって事例はありませんし、それに枕はそんなに固くはないですから当たっても平気ですよ!」
はじめ「という訳ではい、青葉ちゃん投げるよー!」ブンッ
青葉「わぁっ、いきなり私にですかっ!?」
ビューン!
青葉「きゃあっ!?」ヒョイ
ゆん「ちょっ……イタッ!?」バシッ
コウ「あぁ~あ、青葉に当てるつもりが避けちゃったから、代わりにゆんに当たったな!」
青葉「あっ、ゆんさん!? すみません!」
りん「ゆんちゃん、大丈夫?」
ゆん「…………」ムクッ
ひふみ「あっ、起きた……」
ゆん「……は~じ~め~ぇ~」ゴゴゴゴゴゴ
はじめ「ゆ、ゆんっ………!?」ビクビク
ゆん「よくもぶつけてくれたなぁーー!!! お返しや!」ブンッ
はじめ「そうです。これだったら眠気も覚めると思いますよ!」
ゆん「成る程なぁ~…ってやるかぁ、あほ!!」
ひふみ「危ない……よ」
はじめ「大丈夫ですよ。普通に枕投げで怪我をしたって事例はありませんし、それに枕はそんなに固くはないですから当たっても平気ですよ!」
はじめ「という訳ではい、青葉ちゃん投げるよー!」ブンッ
青葉「わぁっ、いきなり私にですかっ!?」
ビューン!
青葉「きゃあっ!?」ヒョイ
ゆん「ちょっ……イタッ!?」バシッ
コウ「あぁ~あ、青葉に当てるつもりが避けちゃったから、代わりにゆんに当たったな!」
青葉「あっ、ゆんさん!? すみません!」
りん「ゆんちゃん、大丈夫?」
ゆん「…………」ムクッ
ひふみ「あっ、起きた……」
ゆん「……は~じ~め~ぇ~」ゴゴゴゴゴゴ
はじめ「ゆ、ゆんっ………!?」ビクビク
ゆん「よくもぶつけてくれたなぁーー!!! お返しや!」ブンッ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 01:33:40.71 ID:PmITufSq0
ビューン!
はじめ「おっと!?」ヒョイ
コウ「っておい……ごわっ!?」バシッ
りん「あっ、コウちゃん!?」
ひふみ「!?」
青葉「八神さん、大丈夫ですか!?」
コウ「………」ムクッ
はじめ「起きた。大丈夫なようだね…」
ゆん「や、八神さんっ!? す、すみmコウ「ゆ~ん~」ゴゴゴゴゴゴ
ゆん「は、はいぃっ!?」
コウ「私に当てたこと、後悔させてやる~! くらえーー!!」ブンッ
ビューン!
ゆん「わぁっ!?」ヒョイ
りん「あっ………きゃああっ!?」バシッ
はじめ「おっと!?」ヒョイ
コウ「っておい……ごわっ!?」バシッ
りん「あっ、コウちゃん!?」
ひふみ「!?」
青葉「八神さん、大丈夫ですか!?」
コウ「………」ムクッ
はじめ「起きた。大丈夫なようだね…」
ゆん「や、八神さんっ!? す、すみmコウ「ゆ~ん~」ゴゴゴゴゴゴ
ゆん「は、はいぃっ!?」
コウ「私に当てたこと、後悔させてやる~! くらえーー!!」ブンッ
ビューン!
ゆん「わぁっ!?」ヒョイ
りん「あっ………きゃああっ!?」バシッ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 01:47:25.53 ID:PmITufSq0
コウ「あっ、やべぇっ!?」
ひふみ「りんちゃんっ!?」
青葉「遠山さんっ!?」
ゆん「ど、どないしよっ、ウチが避けたばかりに……!!」
りん「………」ムクッ
はじめ「あっ、遠山さんが起きました!」
コウ「ごめん、りんっ!? ゆんに当てるつもrりん「コ~ウ~ち~ゃ~ん」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ひぇぇっ!?」ビクビク
りん「どうして私に当てたのかしら~?」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ち、違う!! これはゆんが避けたせいでっ!?」ビクビク
りん「ゆんちゃんが避けた事もだけど、一番悪いのはコウちゃん!! 貴方が…私がいる事も考えずに枕を投げるからでしょーーーー!!!」ブンッ
ビューン!
コウ「うわぁっ!?」ヒョイ
ひふみ「えっ………っ!?」バシッ
ひふみ「りんちゃんっ!?」
青葉「遠山さんっ!?」
ゆん「ど、どないしよっ、ウチが避けたばかりに……!!」
りん「………」ムクッ
はじめ「あっ、遠山さんが起きました!」
コウ「ごめん、りんっ!? ゆんに当てるつもrりん「コ~ウ~ち~ゃ~ん」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ひぇぇっ!?」ビクビク
りん「どうして私に当てたのかしら~?」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ち、違う!! これはゆんが避けたせいでっ!?」ビクビク
りん「ゆんちゃんが避けた事もだけど、一番悪いのはコウちゃん!! 貴方が…私がいる事も考えずに枕を投げるからでしょーーーー!!!」ブンッ
ビューン!
コウ「うわぁっ!?」ヒョイ
ひふみ「えっ………っ!?」バシッ
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 02:16:22.56 ID:PmITufSq0
りん「大変っ、ひふみちゃんにっ!?」
青葉ゆんはじめ「「「ひふみ先輩!?」」」
コウ「ひふみん! 大丈夫?」
ひふみ「………」ムクッ
コウ「ひふみん?」
ひふみ「…むぅ~///」プクゥ
りん「ひ、ひふみ、ちゃん…?」
ひふみ「りんちゃん……ひどいっ」
りん「うぅっ、ごめんなさい。私がコウちゃんに向けて投げたつもりが誤って…」
ひふみ「………むぅ~~」ブンッ
ビューン!
ひふみ「きゃあっ!?」ヒョイ
青葉「あっ………きゃああっ!?」バシッ
青葉ゆんはじめ「「「ひふみ先輩!?」」」
コウ「ひふみん! 大丈夫?」
ひふみ「………」ムクッ
コウ「ひふみん?」
ひふみ「…むぅ~///」プクゥ
りん「ひ、ひふみ、ちゃん…?」
ひふみ「りんちゃん……ひどいっ」
りん「うぅっ、ごめんなさい。私がコウちゃんに向けて投げたつもりが誤って…」
ひふみ「………むぅ~~」ブンッ
ビューン!
ひふみ「きゃあっ!?」ヒョイ
青葉「あっ………きゃああっ!?」バシッ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 02:26:30.46 ID:PmITufSq0
ひふみ「あっ、あ、青葉ちゃん…に……!?」
りん「青葉ちゃん!?」
コウ「おい、大丈夫か?」
青葉「………いてて」ムクッ
はじめ「あっ、起きた!」
ゆん「大丈夫、青葉ちゃん?」
青葉「はい。なんとか!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん……」
青葉「ひふみ先輩?」
ひふみ「ごめんなさいっ!!!」
青葉「えっ?」
ひふみ「わ、私が…青葉ちゃんに…枕を……当てて…。ごめんね、青葉…ちゃん!!お願い…だから…嫌いに…ならないで…ね……」
青葉「そ、そんなぁっ!?そこまで落ち込まなくても大丈夫ですよ、ひふみ先輩!?」
りん「青葉ちゃん、ひふみちゃんごめんなさい! 私がコウちゃんに向かって投げた枕をひふみちゃんに当てなければ、ひふみちゃんも枕を投げて青葉ちゃんに当てることもなかったのに…」
青葉「と、遠山さんっ、別に私は気にしていませんので、本当に大丈夫ですよっ!?」
りん「青葉ちゃん!?」
コウ「おい、大丈夫か?」
青葉「………いてて」ムクッ
はじめ「あっ、起きた!」
ゆん「大丈夫、青葉ちゃん?」
青葉「はい。なんとか!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん……」
青葉「ひふみ先輩?」
ひふみ「ごめんなさいっ!!!」
青葉「えっ?」
ひふみ「わ、私が…青葉ちゃんに…枕を……当てて…。ごめんね、青葉…ちゃん!!お願い…だから…嫌いに…ならないで…ね……」
青葉「そ、そんなぁっ!?そこまで落ち込まなくても大丈夫ですよ、ひふみ先輩!?」
りん「青葉ちゃん、ひふみちゃんごめんなさい! 私がコウちゃんに向かって投げた枕をひふみちゃんに当てなければ、ひふみちゃんも枕を投げて青葉ちゃんに当てることもなかったのに…」
青葉「と、遠山さんっ、別に私は気にしていませんので、本当に大丈夫ですよっ!?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 13:25:34.51 ID:PmITufSq0
青葉「でも、枕投げの原因を作ったはじめさんに…」スッ
はじめ「えっ?」
青葉「枕投げ返しです!」ブンッ
はじめ「イタッ!?」バシッ
ゆん「なっ!?」
はじめ「イタタッ。青葉ちゃん、何するのさ!?」
青葉「仕返しです。はじめさんが枕投げをしなければ順番に枕投げをしなくて済んだのですから!」
ゆん「あぁ…」
りん「そういう事ね」
コウ「ってか、青葉も意外にやる時はやるんだな……」
ひふみ「青葉ちゃん…意地悪…になる時は……なるの…かな」
はじめ「えっ?」
青葉「枕投げ返しです!」ブンッ
はじめ「イタッ!?」バシッ
ゆん「なっ!?」
はじめ「イタタッ。青葉ちゃん、何するのさ!?」
青葉「仕返しです。はじめさんが枕投げをしなければ順番に枕投げをしなくて済んだのですから!」
ゆん「あぁ…」
りん「そういう事ね」
コウ「ってか、青葉も意外にやる時はやるんだな……」
ひふみ「青葉ちゃん…意地悪…になる時は……なるの…かな」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 16:07:59.85 ID:PmITufSq0
~就寝~
りん「それじゃあ、電気消すわよ」
青葉たち「は~い。」
りん「おやすみなさい」
青葉たち「おやすみなさ~い」
~しばらくして~
青葉(どうしよう…なんだか眠れなくなって…。あっ!?)ムズムズ
青葉(ヤバい、くしゃみが……ハッ、ハッ……お、抑えないとっ!? ムググッ!!!)ムズムズ
ぷぅっ~
青葉(あっ////)カァァ///
コウりんひふみはじめゆん「「「「「っ!?」」」」」ガバッ
りん「な、何いまのっ!?///」パチッ←部屋の電気を付ける
ひふみ「っ///」
ゆん「は、恥ずい音がっ!///」
はじめ「屁の音っ!?」
コウ「今のは私じゃないぞっ!? はじめか?」
はじめ「私じゃないですよっ!?/// あっ、もしかして、ゆん?」
ゆん「ウチがするわけないやろっ!?/// もしや、ひふみ先輩か、遠山さんがっ?」
ひふみ「ち、違う…よっ///」
りん「私も違うわよっ!?///」
コウ「じゃあ、一体……あっ!?」
青葉(……っ///)←布団に潜ったまま
りん「それじゃあ、電気消すわよ」
青葉たち「は~い。」
りん「おやすみなさい」
青葉たち「おやすみなさ~い」
~しばらくして~
青葉(どうしよう…なんだか眠れなくなって…。あっ!?)ムズムズ
青葉(ヤバい、くしゃみが……ハッ、ハッ……お、抑えないとっ!? ムググッ!!!)ムズムズ
ぷぅっ~
青葉(あっ////)カァァ///
コウりんひふみはじめゆん「「「「「っ!?」」」」」ガバッ
りん「な、何いまのっ!?///」パチッ←部屋の電気を付ける
ひふみ「っ///」
ゆん「は、恥ずい音がっ!///」
はじめ「屁の音っ!?」
コウ「今のは私じゃないぞっ!? はじめか?」
はじめ「私じゃないですよっ!?/// あっ、もしかして、ゆん?」
ゆん「ウチがするわけないやろっ!?/// もしや、ひふみ先輩か、遠山さんがっ?」
ひふみ「ち、違う…よっ///」
りん「私も違うわよっ!?///」
コウ「じゃあ、一体……あっ!?」
青葉(……っ///)←布団に潜ったまま
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 16:16:49.07 ID:PmITufSq0
りん「もしかして、今の青葉ちゃんが…///」
青葉(………///)
コウ「おーい、青葉ー! 布団から顔を出して、正直に答えろ?」
青葉「………」スッ
青葉「……はい///」
はじめ「マジでっ!?」
青葉「そ、その……くしゃみが出そうだったのでそれを抑えていたら、つい力が入っちゃったもので……///」
ゆん「なんや、そういう事かいな!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん…人間…誰に…だって…過ち…という…ものは…あるから……///」
青葉「うぅ……本当にすみません、でした///」
りん「うぅん。ひふみちゃんの言った通り。さっきの事は誰にだってあるもの、気にしてないわよ♪」ニコッ
青葉「////」カァァ///
コウ「んじゃあ、分かった所で皆、さっさと寝るぞー!!」
青葉(………///)
コウ「おーい、青葉ー! 布団から顔を出して、正直に答えろ?」
青葉「………」スッ
青葉「……はい///」
はじめ「マジでっ!?」
青葉「そ、その……くしゃみが出そうだったのでそれを抑えていたら、つい力が入っちゃったもので……///」
ゆん「なんや、そういう事かいな!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん…人間…誰に…だって…過ち…という…ものは…あるから……///」
青葉「うぅ……本当にすみません、でした///」
りん「うぅん。ひふみちゃんの言った通り。さっきの事は誰にだってあるもの、気にしてないわよ♪」ニコッ
青葉「////」カァァ///
コウ「んじゃあ、分かった所で皆、さっさと寝るぞー!!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 16:52:38.05 ID:PmITufSq0
~再びしばらくして~
青葉「う~ん、急にトイレに行きたくなって……」
コウ「ZZ」
りん「すぅーZZ」
ゆん「ムニャムニャ~ZZ」
はじめ「くぅ~ZZ」
ひふみ「ZZZ」
青葉(皆さん、寝てますので、静かに部屋を出ましょう……)
コウ「う~んZZZ」ゴロン
青葉(わぁっ!? や、八神さんの手に私の足が引っ掛かって……お、とととっ!!??)グラッ
青葉「おっと!?」ピョン
はじめ「うぐっ!?」トンッ
青葉「あっと!?」ピョン
ゆん「うぅんっ!?」トンッ
青葉「さっと!?」ピョン
コウ「おわぁっ!?」トンッ
青葉「ヤバい、はじめさんとゆんさん、八神さんの顔をっ!?」ガバッ←慌てて自分の布団に潜る
はじめ「何だ? 今、私の顔に何か当たったぞ!?」ガバッ
ゆん「ウチもや!?」ガバッ
コウ「誰だ!?」ガバッ
青葉(……すみませんっ///)←布団に潜っている
ひふみ「ZZZ」
りん「すぅーZZ」
青葉「う~ん、急にトイレに行きたくなって……」
コウ「ZZ」
りん「すぅーZZ」
ゆん「ムニャムニャ~ZZ」
はじめ「くぅ~ZZ」
ひふみ「ZZZ」
青葉(皆さん、寝てますので、静かに部屋を出ましょう……)
コウ「う~んZZZ」ゴロン
青葉(わぁっ!? や、八神さんの手に私の足が引っ掛かって……お、とととっ!!??)グラッ
青葉「おっと!?」ピョン
はじめ「うぐっ!?」トンッ
青葉「あっと!?」ピョン
ゆん「うぅんっ!?」トンッ
青葉「さっと!?」ピョン
コウ「おわぁっ!?」トンッ
青葉「ヤバい、はじめさんとゆんさん、八神さんの顔をっ!?」ガバッ←慌てて自分の布団に潜る
はじめ「何だ? 今、私の顔に何か当たったぞ!?」ガバッ
ゆん「ウチもや!?」ガバッ
コウ「誰だ!?」ガバッ
青葉(……すみませんっ///)←布団に潜っている
ひふみ「ZZZ」
りん「すぅーZZ」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 17:04:24.59 ID:PmITufSq0
~しばらくして~
青葉「ZZZ」
コウ「ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イテッ!?」ドサッ
コウ「青葉か…。しょうがない奴だな!」スッ←元の位置に正す
青葉「ZZ」
コウ「これでよしっと……ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イタッ!?」ドサッ
コウ「ったく、青葉のヤツ、なんでこんなに寝相が悪いんだよ…」ガバッ
青葉「ZZZ…」
青葉「ZZZ」
コウ「ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イテッ!?」ドサッ
コウ「青葉か…。しょうがない奴だな!」スッ←元の位置に正す
青葉「ZZ」
コウ「これでよしっと……ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イタッ!?」ドサッ
コウ「ったく、青葉のヤツ、なんでこんなに寝相が悪いんだよ…」ガバッ
青葉「ZZZ…」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 17:13:11.78 ID:PmITufSq0
コウ「う~ん。トイレ……んっ?」ガバッ
青葉「ZZZ」
コウ「うわああぁぁっー!?」
りんひふみはじめゆん「「「「!?」」」」ガバッ
りん「う~ん。コウちゃん、どうしたの~?」
コウ「あっ、りん。それにひふみん、ゆんにはじめも起きたか!?」
はじめ「そりゃあ、部屋に響くぐらいの悲鳴聞いたら起きますよ…?」
ひふみ「眠い……」
ゆん「なんなんですかっ…?」
コウ「青葉が下着のまま寝てるんだよっ!!!」
(下着姿の)青葉「ZZZ」
ひふみ「あっ!?///」
りん「あらっ、ほんとだわっ!?///」
はじめ「寝相が悪くて布団から転がり出るうちに浴衣の帯が外れてこうなったんですかね?」
ゆん「それやったら、なんちゅう寝相の悪さやっ!?」
青葉「ZZZ」
コウ「うわああぁぁっー!?」
りんひふみはじめゆん「「「「!?」」」」ガバッ
りん「う~ん。コウちゃん、どうしたの~?」
コウ「あっ、りん。それにひふみん、ゆんにはじめも起きたか!?」
はじめ「そりゃあ、部屋に響くぐらいの悲鳴聞いたら起きますよ…?」
ひふみ「眠い……」
ゆん「なんなんですかっ…?」
コウ「青葉が下着のまま寝てるんだよっ!!!」
(下着姿の)青葉「ZZZ」
ひふみ「あっ!?///」
りん「あらっ、ほんとだわっ!?///」
はじめ「寝相が悪くて布団から転がり出るうちに浴衣の帯が外れてこうなったんですかね?」
ゆん「それやったら、なんちゅう寝相の悪さやっ!?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 17:25:40.66 ID:PmITufSq0
~翌朝~
青葉「ふわぁ~!!! 良い目覚めですね♪」
コウ「ふわぁ~、ねみぃ~……」
りん「あまり寝た気がしないわね……」
ひふみ「………」
はじめ「う~ん…」
ゆん「あかん、まだ眠いわ…」
青葉「あれっ、皆さん、どうしたんですかっ!? 眠そうですし、それに目にクマがっ!?」
りん「あっ、大丈夫よ……。気にしてないで……」
青葉「そうですか?」
ゆん「昨日…寝てる青葉ちゃんに浴衣を着せて何とか布団に戻した所まではええけど…」ボソボソ
はじめ「それからずっと、青葉ちゃんの下着の事とかが妙に記憶に残っちゃって…」ボソボソ
ひふみ(眠れなかった……///)
コウ「結局、青葉に振り回されてしまった……」ボソ
青葉「ふわぁ~!!! 良い目覚めですね♪」
コウ「ふわぁ~、ねみぃ~……」
りん「あまり寝た気がしないわね……」
ひふみ「………」
はじめ「う~ん…」
ゆん「あかん、まだ眠いわ…」
青葉「あれっ、皆さん、どうしたんですかっ!? 眠そうですし、それに目にクマがっ!?」
りん「あっ、大丈夫よ……。気にしてないで……」
青葉「そうですか?」
ゆん「昨日…寝てる青葉ちゃんに浴衣を着せて何とか布団に戻した所まではええけど…」ボソボソ
はじめ「それからずっと、青葉ちゃんの下着の事とかが妙に記憶に残っちゃって…」ボソボソ
ひふみ(眠れなかった……///)
コウ「結局、青葉に振り回されてしまった……」ボソ
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 17:43:21.42 ID:PmITufSq0
~食堂~
青葉「♪」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「………」」」」」
うみこ「おや、涼風さん以外はやけにテンションが低め、ですね?」
コウ「おっ、うみごん……イタッ!?」
うみこ「うみこです! 何ですか、うみごんって!!」
りん「青葉ちゃん以外、私含めて皆睡眠不足なの。それで元気がないのよ……」
うみこ「りんさんまで珍しいですね? 昨日の夜、何かありましたか?」
ゆん「べ、別に大したことは……」
うみこ「そうですか。」
はじめ「あれっ、そういえば、葉月さんがいないですね?」
うみこ「………」
コウ「おっ、そういえば、そうだな?」
うみこ「………」
りん「うみこちゃん、何か知ってるの?」
うみこ「はぁ……実は、昨日寝る前にウィスキーを飲み過ぎたようでして……」
ひふみ(成る程……)
~葉月が泊まっている部屋~
葉月「うぅ~、頭がぁ~……」
もずく「うにゃああー」
~食堂~
青葉「それは大変ですねっ!?」
うみこ「まったくです。こんな時でも迷惑を掛けるとは、これは帰ったら少々お灸を据えないといけないですね。」
青葉「♪」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「………」」」」」
うみこ「おや、涼風さん以外はやけにテンションが低め、ですね?」
コウ「おっ、うみごん……イタッ!?」
うみこ「うみこです! 何ですか、うみごんって!!」
りん「青葉ちゃん以外、私含めて皆睡眠不足なの。それで元気がないのよ……」
うみこ「りんさんまで珍しいですね? 昨日の夜、何かありましたか?」
ゆん「べ、別に大したことは……」
うみこ「そうですか。」
はじめ「あれっ、そういえば、葉月さんがいないですね?」
うみこ「………」
コウ「おっ、そういえば、そうだな?」
うみこ「………」
りん「うみこちゃん、何か知ってるの?」
うみこ「はぁ……実は、昨日寝る前にウィスキーを飲み過ぎたようでして……」
ひふみ(成る程……)
~葉月が泊まっている部屋~
葉月「うぅ~、頭がぁ~……」
もずく「うにゃああー」
~食堂~
青葉「それは大変ですねっ!?」
うみこ「まったくです。こんな時でも迷惑を掛けるとは、これは帰ったら少々お灸を据えないといけないですね。」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 18:06:54.74 ID:PmITufSq0
~その日の就寝前~
青葉「いよいよ社員旅行の夜も今日で最後。明日には東京に帰るとなると寂しいですね…」
ひふみ「うん……」
ゆん「あっという間やったなぁ~」
りん「そうね。でも、帰るまでが社員旅行だから、最後まで楽しみましょう♪」
コウ「それにしても睡眠不足に加えて今日の疲れがたまってもう眠いよ…ふわぁ~」
はじめ「ひふみ先輩、ゆん、遠山さん、八神さん!」
ひふみ「?」
ゆん「なんや?」
コウ「んっ?」
りん「なにかしら?」
はじめ「寝酒なんていかがですか?」スッ←「片手に洋酒のボトル」と「もう片手に日本酒」
コウ「おっ、いいねぇ♪」
ひふみ「日本酒……///」
ゆん「ちょうど飲みとう思うとった所や!」
りん「でも、寝酒って体に悪いんじゃ?」
コウ「そんな事を気にしてる場合か、っての! いいから飲むぞーー!」
りん「もぅ…」
青葉「いよいよ社員旅行の夜も今日で最後。明日には東京に帰るとなると寂しいですね…」
ひふみ「うん……」
ゆん「あっという間やったなぁ~」
りん「そうね。でも、帰るまでが社員旅行だから、最後まで楽しみましょう♪」
コウ「それにしても睡眠不足に加えて今日の疲れがたまってもう眠いよ…ふわぁ~」
はじめ「ひふみ先輩、ゆん、遠山さん、八神さん!」
ひふみ「?」
ゆん「なんや?」
コウ「んっ?」
りん「なにかしら?」
はじめ「寝酒なんていかがですか?」スッ←「片手に洋酒のボトル」と「もう片手に日本酒」
コウ「おっ、いいねぇ♪」
ひふみ「日本酒……///」
ゆん「ちょうど飲みとう思うとった所や!」
りん「でも、寝酒って体に悪いんじゃ?」
コウ「そんな事を気にしてる場合か、っての! いいから飲むぞーー!」
りん「もぅ…」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 18:56:22.00 ID:PmITufSq0
青葉「あぁー、皆さんだけずるいですよっ!?」
コウ「そんな事言ったって、青葉はまだ未成年だから飲めないだろ?」
ゆん「青葉ちゃん、お酒は20歳になってからや?」
青葉「むぅ~//」プクゥー
はじめ「青葉ちゃんも20歳になったら誘ってあげるから、それまで我慢してて!」
ひふみ「ご、ごめん……ね///」
りん「なんだか、申し訳ないわね」
青葉「いいえ。では、私はもう寝ますので、おやすみなさい!」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「おやすみなさい!!!!!」」」」」
コウ「そんな事言ったって、青葉はまだ未成年だから飲めないだろ?」
ゆん「青葉ちゃん、お酒は20歳になってからや?」
青葉「むぅ~//」プクゥー
はじめ「青葉ちゃんも20歳になったら誘ってあげるから、それまで我慢してて!」
ひふみ「ご、ごめん……ね///」
りん「なんだか、申し訳ないわね」
青葉「いいえ。では、私はもう寝ますので、おやすみなさい!」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「おやすみなさい!!!!!」」」」」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 19:07:25.16 ID:PmITufSq0
~翌朝~
青葉「ふわぁ~。皆さん、昨日はどんな風に寝酒したんでしょうか?」
コウ「ぐぅ~ZZZ」
りん「すぅーZZ」
はじめ「ZZZ」
ゆん「ZZZ」
ひふみ「すぅ~ZZ」
青葉「わぁっ、浴衣が中途半端にはだけてますし、布団じゃなくてバラバラになって熟睡してますね!」
青葉「酒も空にしたみたいですけど、うっ、酒臭いっ!?」
こうして、社員旅行は終わった。強いて言えば、小さな思い出というのは就寝中の出来事である。また、その日、八神さんとはじめさんが二日酔いとなり、無理言って帰りが翌日に延びた事は言うまでもありません!
おしまい
青葉「ふわぁ~。皆さん、昨日はどんな風に寝酒したんでしょうか?」
コウ「ぐぅ~ZZZ」
りん「すぅーZZ」
はじめ「ZZZ」
ゆん「ZZZ」
ひふみ「すぅ~ZZ」
青葉「わぁっ、浴衣が中途半端にはだけてますし、布団じゃなくてバラバラになって熟睡してますね!」
青葉「酒も空にしたみたいですけど、うっ、酒臭いっ!?」
こうして、社員旅行は終わった。強いて言えば、小さな思い出というのは就寝中の出来事である。また、その日、八神さんとはじめさんが二日酔いとなり、無理言って帰りが翌日に延びた事は言うまでもありません!
おしまい
引用元: ・【NEW_GAME!SS】「社員旅行の小さな思い出」
しくじり先生~八神コウ先生の失敗から人生を学ぶ~
2020-09-12
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 18:28:00.76 ID:weU7jkGc0
~注意~
これは「NEW GAME!」の八神コウがもし「しくじり先生」に出演したらを想像したSSになります!
その他の方はほぼ「芸能人」と表記します!
一部省略もありますのでご了承ください!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510219680
これは「NEW GAME!」の八神コウがもし「しくじり先生」に出演したらを想像したSSになります!
その他の方はほぼ「芸能人」と表記します!
一部省略もありますのでご了承ください!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510219680
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 20:13:48.42 ID:weU7jkGc0
1時限目 失敗から人生を学ぼう
~苦労と苦悩の日々を耐え抜いた~
八神コウ先生
コウ「はじめまして! 八神コウです」
生徒達『はじめまして』
芸能人「マジで、本物の八神コウだよ!」
芸能人「あのフェアリーズストーリーのメインキャラデザイナーだよね?」
芸能人「雑誌で見た時と比べてなんだか雰囲気が違うな」
~苦労と苦悩の日々を耐え抜いた~
八神コウ先生
コウ「はじめまして! 八神コウです」
生徒達『はじめまして』
芸能人「マジで、本物の八神コウだよ!」
芸能人「あのフェアリーズストーリーのメインキャラデザイナーだよね?」
芸能人「雑誌で見た時と比べてなんだか雰囲気が違うな」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 21:03:02.61 ID:weU7jkGc0
コウ「改めて・・本日みなさんに「しくじり」の講義をする『八神コウ」といいます。ここから先はページをめくってもらって構わないよ」ペラッ
生徒達『はい』ペラッ
第一章
はじまりは人間関係から
芸能人「出た。入社して最初に悩むこと」
芸能人「コミュニケーション能力高い人ならまだしも逆に良くない人って苦労するよな」
コウ「今と違って入社当時、私は人間関係が苦手で、いつも先輩たちや同僚たちが楽しく会話している中でもずっと一人で仕事に打ち込む日々でした」
芸能人「あるある!」
芸能人「誰かと会話できない人って大抵は自分の世界だよね」
コウ「そんなある日、私にある転機が訪れました。次のページ!」ペラッ
生徒達『なになに?』ペラッ
生徒達『はい』ペラッ
第一章
はじまりは人間関係から
芸能人「出た。入社して最初に悩むこと」
芸能人「コミュニケーション能力高い人ならまだしも逆に良くない人って苦労するよな」
コウ「今と違って入社当時、私は人間関係が苦手で、いつも先輩たちや同僚たちが楽しく会話している中でもずっと一人で仕事に打ち込む日々でした」
芸能人「あるある!」
芸能人「誰かと会話できない人って大抵は自分の世界だよね」
コウ「そんなある日、私にある転機が訪れました。次のページ!」ペラッ
生徒達『なになに?』ペラッ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 21:24:37.61 ID:weU7jkGc0
【フェアリーズストーリーのメインキャラデザイナーに抜擢】
生徒達『おぉっーー!!!』
芸能人「しかも若くしてですよね? 実力はあったんですね!」
芸能人「まぁ、最終的には実力が伴わないとね・・」
コウ「フェアリーズストーリーの企画でメインを決めるキャラコンペがあり、それに参加する為にがむしゃらに描きました。それは来る日も来る日も」
芸能人「何枚も描かないといけないよね、そりゃあ」
コウ「そしてキャラコンペの当日、なんと参加した私のデザインが当時からディレクターをしている葉月しずくさんの目に止まり・・」
芸能人「葉月しずくって、フェアリーズストーリーのディレクターの?」
芸能人「凄い人の目に止まったんだね!!」
生徒達『おぉっーー!!!』
芸能人「しかも若くしてですよね? 実力はあったんですね!」
芸能人「まぁ、最終的には実力が伴わないとね・・」
コウ「フェアリーズストーリーの企画でメインを決めるキャラコンペがあり、それに参加する為にがむしゃらに描きました。それは来る日も来る日も」
芸能人「何枚も描かないといけないよね、そりゃあ」
コウ「そしてキャラコンペの当日、なんと参加した私のデザインが当時からディレクターをしている葉月しずくさんの目に止まり・・」
芸能人「葉月しずくって、フェアリーズストーリーのディレクターの?」
芸能人「凄い人の目に止まったんだね!!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 21:45:28.60 ID:weU7jkGc0
コウ「見事メインキャラデザイナーを勝ち取ることが出来た、という訳です!」
芸能人「でも、いきなりメインに抜擢だと周囲は良く思わないんじゃないですか?」
コウ「もちろん。ここからしくじりになります」ペラッ
【新人にメインを持っていかれて面白くないと思った先輩たちに目を付けられていびられる】
芸能人「やっぱそう来るかぁー!?」
コウ「当時、高卒でイーグルジャンプに入社したばかりの新人であることに加えて実力があったことも要因だと考えています」
芸能人「当時を振り返って・・今、良く思う事ってありますか?」
コウ「あの時は私も生意気だったと思うね」
芸能人「その先輩の気持ちになれば・・・俺だったら後輩に先を越されたら悔しいってなるね!」
芸能人「いびられたとなるとストレスも溜まるし、愚痴も言いたくなるけど・・その辺はどうだったんですか?」
コウ「それも次のページ!」ペラッ
芸能人「でも、いきなりメインに抜擢だと周囲は良く思わないんじゃないですか?」
コウ「もちろん。ここからしくじりになります」ペラッ
【新人にメインを持っていかれて面白くないと思った先輩たちに目を付けられていびられる】
芸能人「やっぱそう来るかぁー!?」
コウ「当時、高卒でイーグルジャンプに入社したばかりの新人であることに加えて実力があったことも要因だと考えています」
芸能人「当時を振り返って・・今、良く思う事ってありますか?」
コウ「あの時は私も生意気だったと思うね」
芸能人「その先輩の気持ちになれば・・・俺だったら後輩に先を越されたら悔しいってなるね!」
芸能人「いびられたとなるとストレスも溜まるし、愚痴も言いたくなるけど・・その辺はどうだったんですか?」
コウ「それも次のページ!」ペラッ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 22:10:44.77 ID:weU7jkGc0
【でも、実は理解者がいたから少しは大丈夫だった】
芸能人「なんとっ!?」
芸能人「うんうん、理解者の存在って結構重要だよ! 俺ら芸能人にもそういうのがいないとやってられないしさ!」
コウ「名前までは明かせませんが、その人は私と同期であり、最大の理解者と言っても過言ではありません。当時、私は毎日毎日その人に愚痴を聞いてもらってました」
芸能人「理解者の方も大変だったんだね」
芸能人「でも、それも良い思い出って感じるし、別に今は大変って訳じゃないだろ!」
コウ「こうして、メインに抜擢されるという転機があった反面、入社から長い事馴染めず人間関係に苦しみ、先輩たちに目を付けられていびられるといったしくじりばかりが続いていた訳です」
芸能人「有名なキャラクターデザイナーもしょっぱなから辛酸をなめていたんですね」
芸能人「むしろ辛酸をなめてなきゃおかしくないだろ? 苦しい時を乗り越えて初めて一人前になるって人もいるし、現に俺達も同じ立場だろ!」
芸能人「なんとっ!?」
芸能人「うんうん、理解者の存在って結構重要だよ! 俺ら芸能人にもそういうのがいないとやってられないしさ!」
コウ「名前までは明かせませんが、その人は私と同期であり、最大の理解者と言っても過言ではありません。当時、私は毎日毎日その人に愚痴を聞いてもらってました」
芸能人「理解者の方も大変だったんだね」
芸能人「でも、それも良い思い出って感じるし、別に今は大変って訳じゃないだろ!」
コウ「こうして、メインに抜擢されるという転機があった反面、入社から長い事馴染めず人間関係に苦しみ、先輩たちに目を付けられていびられるといったしくじりばかりが続いていた訳です」
芸能人「有名なキャラクターデザイナーもしょっぱなから辛酸をなめていたんですね」
芸能人「むしろ辛酸をなめてなきゃおかしくないだろ? 苦しい時を乗り越えて初めて一人前になるって人もいるし、現に俺達も同じ立場だろ!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 22:18:03.50 ID:weU7jkGc0
コウ「次は私が最もつらかったことをお話ししたいと思います。」ペラッ
第二章
自己嫌悪に陥った自分
芸能人「急に話が暗いっ!?」
芸能人「最もつらいことって八神さんが言ったばかりだろ!」
コウ「これは・・本当に私の口から語る事はおろか思い出すことさえつらい話になります」
芸能人「つらいと言いつつも普通に話そうとする所がすごいですね・・」
コウ「詳しい事は次のページ!」ペラッ
第二章
自己嫌悪に陥った自分
芸能人「急に話が暗いっ!?」
芸能人「最もつらいことって八神さんが言ったばかりだろ!」
コウ「これは・・本当に私の口から語る事はおろか思い出すことさえつらい話になります」
芸能人「つらいと言いつつも普通に話そうとする所がすごいですね・・」
コウ「詳しい事は次のページ!」ペラッ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 23:28:03.95 ID:weU7jkGc0
【続編のフェアリーズストーリー2にてアートディレクターに任命される】
生徒達『へっ?』
芸能人「これのどこが最もつらい話になるんですか?」
芸能人「そうですよね。むしろ良い話にしか聞こえないようですけど・・」
コウ「では問いますが、私はアートディレクターを立派に務めあげる事が出来たと思いますか?」
芸能人「思いますね。八神さんなら絶対に成し遂げたでしょうね!」
芸能人「同意です!」
コウ「ブッブー! 不正解だよ。」
芸能人「何が不正解なんですかっ?」
コウ「当時はアートディレクターには向いてはいなかったからです!」
芸能人「向いていない?」
コウ「ここからが本当につらい話であり、私のしくじりになります!」ペラッ
生徒達『へっ?』
芸能人「これのどこが最もつらい話になるんですか?」
芸能人「そうですよね。むしろ良い話にしか聞こえないようですけど・・」
コウ「では問いますが、私はアートディレクターを立派に務めあげる事が出来たと思いますか?」
芸能人「思いますね。八神さんなら絶対に成し遂げたでしょうね!」
芸能人「同意です!」
コウ「ブッブー! 不正解だよ。」
芸能人「何が不正解なんですかっ?」
コウ「当時はアートディレクターには向いてはいなかったからです!」
芸能人「向いていない?」
コウ「ここからが本当につらい話であり、私のしくじりになります!」ペラッ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/10(金) 00:38:41.20 ID:lWSoysO40
○しくじり
【周囲に厳しく当たり過ぎてしまい、当時入社して半年近く働いていた後輩を潰してしまった】
生徒達『・・・・・・!?』
コウ「当時、アートディレクターになった私は頑張ろうと一生懸命になりましたが、その反動からか、空回りした上に要職を任されたといった重圧や人間関係が上手くいってなかった事による他者への配慮が足りず、作業が中々捗らないといつも後輩らに厳しく当たっていました・・」
芸能人「要職にもそれなりの苦労はつきものですからね」
コウ「そして・・それが幾度となく続いた末・・・」
【「もうついていけない」と言う社員が増え、結果誰も付いて来れなくなった】
芸能人「うわぁ・・流石にこれはつらい・・・」
芸能人「こんな事があったのなら本来は触れてはいけないタブーになりますね!」
コウ「更に追い打ちを掛けるかのように・・・」
【「辞めさせてほしい」と後輩が退職を願い出る】
芸能人「芸能界並につらすぎる!」
芸能人「どこも一緒だとは思ったけど、ゲーム業界が一番侮れないっ!?」
コウ「後輩が辞めた後、私は目一杯落ち込みました・・。落ち込んだ末に自己嫌悪にも陥りました!」
【周囲に厳しく当たり過ぎてしまい、当時入社して半年近く働いていた後輩を潰してしまった】
生徒達『・・・・・・!?』
コウ「当時、アートディレクターになった私は頑張ろうと一生懸命になりましたが、その反動からか、空回りした上に要職を任されたといった重圧や人間関係が上手くいってなかった事による他者への配慮が足りず、作業が中々捗らないといつも後輩らに厳しく当たっていました・・」
芸能人「要職にもそれなりの苦労はつきものですからね」
コウ「そして・・それが幾度となく続いた末・・・」
【「もうついていけない」と言う社員が増え、結果誰も付いて来れなくなった】
芸能人「うわぁ・・流石にこれはつらい・・・」
芸能人「こんな事があったのなら本来は触れてはいけないタブーになりますね!」
コウ「更に追い打ちを掛けるかのように・・・」
【「辞めさせてほしい」と後輩が退職を願い出る】
芸能人「芸能界並につらすぎる!」
芸能人「どこも一緒だとは思ったけど、ゲーム業界が一番侮れないっ!?」
コウ「後輩が辞めた後、私は目一杯落ち込みました・・。落ち込んだ末に自己嫌悪にも陥りました!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/10(金) 01:15:36.78 ID:lWSoysO40
コウ「ですが・・・それでも私を必死に励まし、元気付けようとしてくれた人がいました・・」ペラッ
【名前は明かせませんが、同期です】
芸能人「出たー! 八神さん最大の理解者さん、ここで登場だね!!」
芸能人「というか、名前は明かせませんって補足は余計なんじゃ・・」
コウ「その人は私と違って何の問題も抱えていない清廉潔白と呼べるべき人物で、私の事も入社した後から気に掛けていて、一人だった私に声を掛けてくれることがしばしばありました・・」
芸能人「確かに! いい人って大抵は一人か二人はその業界にいるよね!」
コウ「そして、私はその人のおかげで元気を取り戻し・・後輩を辞めさせてしまった責任としてアートディレクターを降りてその人に譲り、私はまだまだ未熟な自分を鍛え上げる為に再びキャラクターデザイナーに就きました!」
芸能人「成る程。では理解者さんは今、アートディレクターという訳ですね!」
コウ「そうなりますね」
コウ「ちなみに補足として聞いて欲しい事があります!」
生徒達『なんでしょうか?』
コウ「私がここまで話せるようになったのは今のアートディレクターだけでなく、私よりも後から入社したもう一人のおかげでもあります」
芸能人「ここで新しい人、登場っ!?」
コウ「と、言っても都合もありまして簡単にまとめて見ましたので、どうぞ!」
【もう一人は気が弱く、本人はコミュ症と語っている】
【でも優しく、私が話し相手の練習をしたいと言うと必ず協力してくれる】
【会話を繰り返すうちに仲良くなり、今は先輩後輩と関係なく仲は良好である】
芸能人「凄いですね。こんな貴重なエピソードがあったとは、驚きです!」
芸能人「コミュ症って事は当時の八神さんとその人は同じ感じだから、意気投合出来たのかもしれない・・」
【名前は明かせませんが、同期です】
芸能人「出たー! 八神さん最大の理解者さん、ここで登場だね!!」
芸能人「というか、名前は明かせませんって補足は余計なんじゃ・・」
コウ「その人は私と違って何の問題も抱えていない清廉潔白と呼べるべき人物で、私の事も入社した後から気に掛けていて、一人だった私に声を掛けてくれることがしばしばありました・・」
芸能人「確かに! いい人って大抵は一人か二人はその業界にいるよね!」
コウ「そして、私はその人のおかげで元気を取り戻し・・後輩を辞めさせてしまった責任としてアートディレクターを降りてその人に譲り、私はまだまだ未熟な自分を鍛え上げる為に再びキャラクターデザイナーに就きました!」
芸能人「成る程。では理解者さんは今、アートディレクターという訳ですね!」
コウ「そうなりますね」
コウ「ちなみに補足として聞いて欲しい事があります!」
生徒達『なんでしょうか?』
コウ「私がここまで話せるようになったのは今のアートディレクターだけでなく、私よりも後から入社したもう一人のおかげでもあります」
芸能人「ここで新しい人、登場っ!?」
コウ「と、言っても都合もありまして簡単にまとめて見ましたので、どうぞ!」
【もう一人は気が弱く、本人はコミュ症と語っている】
【でも優しく、私が話し相手の練習をしたいと言うと必ず協力してくれる】
【会話を繰り返すうちに仲良くなり、今は先輩後輩と関係なく仲は良好である】
芸能人「凄いですね。こんな貴重なエピソードがあったとは、驚きです!」
芸能人「コミュ症って事は当時の八神さんとその人は同じ感じだから、意気投合出来たのかもしれない・・」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/10(金) 01:42:21.63 ID:lWSoysO40
コウ「さて、ここからは私がトラウマというしくじりを乗り越えるきっかけとなった話をしたいと思います。次にページ!」ペラッ
第三章
期待の後輩
生徒達『期待の後輩?」
芸能人「はぁーい! それって、どんな人なんですか?」
コウ「おっちょこちょいだけど、コミュニケーション能力や仕事に対するモチベーションが高く、前向きで、私を含めた上司からも「将来を期待されている」と言っても過言ではない程の後輩だよ」
芸能人「滅茶苦茶褒めますねっ!?」
コウ「ただし、まだ甘い所もあるからまだまだかな!」
芸能人「甘くしないで、厳しいのも流石ですね」
コウ「まぁ、私は仕事に対しては一切妥協を許しませんから。けど、その後輩にはそれ以上に目を掛けてもいますね」
芸能人「なぜ、なんですか?」
コウ「理由はこれです」ペラッ
【私・・八神コウに憧れて入社したから】
芸能人「えっ? 後輩さんが貴方に憧れてるってだけで可愛がっているんですか?」
コウ「いいえ。むしろそうではなく憧れてから、私と同じキャラクターデザイナーを志し、学生の時から一生懸命勉強と努力を重ねてきた彼女を内心で認めているからこそですよ! ただ憧れたってだけで入社したなら、それはただのおっかけになります。だけど、少しでも私を目標に近付こうと頑張る為に入社した事は別です・・そして後輩にはそれが感じられました!」
芸能人「つまりは将来絶対に伸びる存在、または逸材という事ですか?」
コウ「これから先は分かりませんが、可能性はあります!」
芸能人「成る程。でも、その後輩さんが八神さんのしくじりを乗り越えるきっかけにはいつなったんですか?」
第三章
期待の後輩
生徒達『期待の後輩?」
芸能人「はぁーい! それって、どんな人なんですか?」
コウ「おっちょこちょいだけど、コミュニケーション能力や仕事に対するモチベーションが高く、前向きで、私を含めた上司からも「将来を期待されている」と言っても過言ではない程の後輩だよ」
芸能人「滅茶苦茶褒めますねっ!?」
コウ「ただし、まだ甘い所もあるからまだまだかな!」
芸能人「甘くしないで、厳しいのも流石ですね」
コウ「まぁ、私は仕事に対しては一切妥協を許しませんから。けど、その後輩にはそれ以上に目を掛けてもいますね」
芸能人「なぜ、なんですか?」
コウ「理由はこれです」ペラッ
【私・・八神コウに憧れて入社したから】
芸能人「えっ? 後輩さんが貴方に憧れてるってだけで可愛がっているんですか?」
コウ「いいえ。むしろそうではなく憧れてから、私と同じキャラクターデザイナーを志し、学生の時から一生懸命勉強と努力を重ねてきた彼女を内心で認めているからこそですよ! ただ憧れたってだけで入社したなら、それはただのおっかけになります。だけど、少しでも私を目標に近付こうと頑張る為に入社した事は別です・・そして後輩にはそれが感じられました!」
芸能人「つまりは将来絶対に伸びる存在、または逸材という事ですか?」
コウ「これから先は分かりませんが、可能性はあります!」
芸能人「成る程。でも、その後輩さんが八神さんのしくじりを乗り越えるきっかけにはいつなったんですか?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/10(金) 02:16:49.55 ID:lWSoysO40
コウ「きっかけはフェアリーズストーリー3が完成した後、私が葉月さんから直々にまたアートディレクターの話を振られた時です・・」
芸能人「トラウマが再来っ!?」
コウ「ですが、私ははっきりとした返事はせず、むしろ嫌がる素振りのままその場を去りました。」
芸能人「その場を去る、なんてどこかの会場にでもいたんですか?」
コウ「一応完成パーティーの会場でしたし、人ごみもまだ苦手だったので・・ひっそりと。ですが、一人になった私の前に後輩が現れました。その後輩は私にサインを求め、サインをしてあげた後は嬉しそうな顔を見せてました。そして・・・昔をふっと思い出して少しだけ落ち込んでいた私に・・こう言ってくれました!」ペラッ
【昔の八神さんがどんな人だったか私は知りません。でも・・・少なくとも・・・少なくとも今の八神さんは私の尊敬できる上司です!だから八神さんがアートディレクターになっても私は付いて行きますから!】
生徒達『おぉっ~~~!!!』
芸能人「八神さん、本当に尊敬されているんですね!」
芸能人「尊敬してくれる後輩がいるからこそ、頑張るぞって気持ちが湧くもんだからね」
コウ「この言葉が私の心に残った嫌な気持ちを・・トラウマを一瞬で取り除いてくれました!!」
コウ「そして、私は少しだけ自信を付いてきました! そこから後輩の気持ちに応える為にまたアートディレクターをやってみよう・・かなとふっと考えるようにもなりました・・」
芸能人「つまりはその後輩さんの言葉に心を動かされたんですね!」
芸能人「トラウマが再来っ!?」
コウ「ですが、私ははっきりとした返事はせず、むしろ嫌がる素振りのままその場を去りました。」
芸能人「その場を去る、なんてどこかの会場にでもいたんですか?」
コウ「一応完成パーティーの会場でしたし、人ごみもまだ苦手だったので・・ひっそりと。ですが、一人になった私の前に後輩が現れました。その後輩は私にサインを求め、サインをしてあげた後は嬉しそうな顔を見せてました。そして・・・昔をふっと思い出して少しだけ落ち込んでいた私に・・こう言ってくれました!」ペラッ
【昔の八神さんがどんな人だったか私は知りません。でも・・・少なくとも・・・少なくとも今の八神さんは私の尊敬できる上司です!だから八神さんがアートディレクターになっても私は付いて行きますから!】
生徒達『おぉっ~~~!!!』
芸能人「八神さん、本当に尊敬されているんですね!」
芸能人「尊敬してくれる後輩がいるからこそ、頑張るぞって気持ちが湧くもんだからね」
コウ「この言葉が私の心に残った嫌な気持ちを・・トラウマを一瞬で取り除いてくれました!!」
コウ「そして、私は少しだけ自信を付いてきました! そこから後輩の気持ちに応える為にまたアートディレクターをやってみよう・・かなとふっと考えるようにもなりました・・」
芸能人「つまりはその後輩さんの言葉に心を動かされたんですね!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/10(金) 02:23:22.41 ID:lWSoysO40
芸能人「それにしてもまさか、あの八神コウさんにこんなしくじりや良きエピソードがあったんですね!」
芸能人「芸能業界以外での別の業界の話も中々でしたねー!」
コウ「そろそろ時間になりますので、まとめに入りましょう!」
芸能人「芸能業界以外での別の業界の話も中々でしたねー!」
コウ「そろそろ時間になりますので、まとめに入りましょう!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/10(金) 02:49:24.83 ID:lWSoysO40
『苦手があっても少しずつ努力して直していけば良い。
自分を追い詰める事はせずに理解者を見つけて頼ってみること。
過去は引きずらないで今を考えて前向きに生きる事が大事』by八神コウ
芸能人「お疲れ様です! やっぱ、苦手は頑張り次第で克服できるものなんだね!」
芸能人「頼るのもまた手か!お疲れ様です」
芸能人「過去ばっかり考えるのはヤメだー! 大事なのは今だ、今! お疲れ様」
自分を追い詰める事はせずに理解者を見つけて頼ってみること。
過去は引きずらないで今を考えて前向きに生きる事が大事』by八神コウ
芸能人「お疲れ様です! やっぱ、苦手は頑張り次第で克服できるものなんだね!」
芸能人「頼るのもまた手か!お疲れ様です」
芸能人「過去ばっかり考えるのはヤメだー! 大事なのは今だ、今! お疲れ様」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/10(金) 03:00:14.82 ID:lWSoysO40
――八神コウ先生のしくじり――
『苦手で苦労するのは最初だけ、他の人に頼りつつも自分の努力で直していけば
きっといつかは前向きに乗り越えていけるはず』
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/10(金) 03:00:52.79 ID:lWSoysO40
おしまい!
引用元: ・しくじり先生~八神コウ先生の失敗から人生を学ぶ~
涼風青葉「かいしゃぐらし!」
2020-08-16
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 22:53:08.48 ID:zlykvsp40
【涼風宅】
「青葉ー、そろそろ出ないと会社遅刻するでしょう」
青葉「分かってるって。せかさないでよ、お母さんー」
「定期ちゃんと持ったー?」
青葉「もうー子供扱いしないでっ」
青葉「行ってきまーすっ!」
私の名前は涼風青葉
ゲーム制作会社「イーグルジャンプ」に入社して、社会人2年目の19歳
周りからはまだまだ子供扱いされるけど、だんだん大人としての自覚が出てきた気がします
今日は月曜日、また新しい一週間が始まりました
今日も一日、お仕事頑張るぞ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1504533188
「青葉ー、そろそろ出ないと会社遅刻するでしょう」
青葉「分かってるって。せかさないでよ、お母さんー」
「定期ちゃんと持ったー?」
青葉「もうー子供扱いしないでっ」
青葉「行ってきまーすっ!」
私の名前は涼風青葉
ゲーム制作会社「イーグルジャンプ」に入社して、社会人2年目の19歳
周りからはまだまだ子供扱いされるけど、だんだん大人としての自覚が出てきた気がします
今日は月曜日、また新しい一週間が始まりました
今日も一日、お仕事頑張るぞ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1504533188
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 22:54:22.93 ID:zlykvsp40
【電車内】
青葉「ふー、間に合ってよかった。1年も働いてて遅刻なんてしたらさすがに言い訳できないし」
ゆん「あ、青葉ちゃん」
青葉「あ、ゆんさん。おはようございます。ゆんさんもこの時間の電車ってことは」
ゆん「せやせや。ちょっと寝過してしもて。この電車に乗れなかったら遅刻確定やもん」
青葉「私、駅までちょっと走ったんですよ~。もう朝からへとへとで」
ゆん「うちもや~」
青葉「少しは運動もしなきゃって思ってるんですけど。平日は仕事だし、休みの日は家でゆっくりしたいしで、なかなかできないんですよね」
青葉「ふー、間に合ってよかった。1年も働いてて遅刻なんてしたらさすがに言い訳できないし」
ゆん「あ、青葉ちゃん」
青葉「あ、ゆんさん。おはようございます。ゆんさんもこの時間の電車ってことは」
ゆん「せやせや。ちょっと寝過してしもて。この電車に乗れなかったら遅刻確定やもん」
青葉「私、駅までちょっと走ったんですよ~。もう朝からへとへとで」
ゆん「うちもや~」
青葉「少しは運動もしなきゃって思ってるんですけど。平日は仕事だし、休みの日は家でゆっくりしたいしで、なかなかできないんですよね」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 22:55:03.98 ID:zlykvsp40
ゆん「わかるわかる。うちも忙しゅうて運動する時間なんてあらへんわ。そもそも好きやないし」
青葉「ですよねー。仕事はほとんど体使わないでいいから助かりますけど」
ゆん「せやな。少々運動できんでもそんなに困らへんもん。だったらまあ、無理にやらんでもええかなーって」
青葉「そうですよね」
何のことはない、ありふれた通勤風景
私の日常の一こま
そんな日常がずっと続くものだと、このときの私は信じて疑いませんでした
「やつら」が現れるまでは……
青葉「ですよねー。仕事はほとんど体使わないでいいから助かりますけど」
ゆん「せやな。少々運動できんでもそんなに困らへんもん。だったらまあ、無理にやらんでもええかなーって」
青葉「そうですよね」
何のことはない、ありふれた通勤風景
私の日常の一こま
そんな日常がずっと続くものだと、このときの私は信じて疑いませんでした
「やつら」が現れるまでは……
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 22:55:58.51 ID:zlykvsp40
【最寄駅前】
ゆん「まだ時間に余裕はあるけど、ちょっと早足でいこか」
青葉「そうですね」
ざわ・・ ざわ・・
ゆん「ん、何やろ。向こうに人だかりができとるで」
青葉「事故でも起きたんでしょうか? それとも有名人とか? 私ちょっと見てきます!」
ゆん「あ、待ってーや。うちも行くわ!」
「おい、何だよあれ? 特殊メイク?」
「映画の撮影じゃね?」
「写真撮ってツイッターに上げようぜ」
「交差点の方に歩いて行くぞ」
ゆん「まだ時間に余裕はあるけど、ちょっと早足でいこか」
青葉「そうですね」
ざわ・・ ざわ・・
ゆん「ん、何やろ。向こうに人だかりができとるで」
青葉「事故でも起きたんでしょうか? それとも有名人とか? 私ちょっと見てきます!」
ゆん「あ、待ってーや。うちも行くわ!」
「おい、何だよあれ? 特殊メイク?」
「映画の撮影じゃね?」
「写真撮ってツイッターに上げようぜ」
「交差点の方に歩いて行くぞ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 22:57:17.64 ID:zlykvsp40
青葉「……ゆんさん。あの男の人、肌が土気色をしていて……何だか動きがおかしいですよ。目も……ぎょろっとして焦点が合っていないというか」
ゆん「……確かに。何なんやろ。特撮やろか。けどどこにもスタッフとかおらへんし……」
キキィィィィィィ!
グシャッ!!
青葉「あっ」
ゆん「ひゃっ」
ふらふらとした足取りで車道に飛び出して行った男の人が、目の間で車に轢かれました
私が思わず顔を手で覆っていると、誰かが男の人のもとに駆け寄ったようです
ゆん「……確かに。何なんやろ。特撮やろか。けどどこにもスタッフとかおらへんし……」
キキィィィィィィ!
グシャッ!!
青葉「あっ」
ゆん「ひゃっ」
ふらふらとした足取りで車道に飛び出して行った男の人が、目の間で車に轢かれました
私が思わず顔を手で覆っていると、誰かが男の人のもとに駆け寄ったようです
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 22:58:23.34 ID:zlykvsp40
「おい、あんた、大丈夫か? ん?」
ガブリッ
「ん、ぐっ……あっ……あああああっ」
「え、なにコイツ……轢かれたのに生きてっぞ」
「リーマンが噛まれたッ!」
「おい、あれってまさかっ!」
「えっマジ? マジこれやべぇよ!」
「おいケーサツ呼べよ!」
ゆん「あ、青葉ちゃん……」
青葉「あ、な、何ですか? 私、よく見てなくて」
ゆん「あれ……」
青葉「え……」
ガブリッ
「ん、ぐっ……あっ……あああああっ」
「え、なにコイツ……轢かれたのに生きてっぞ」
「リーマンが噛まれたッ!」
「おい、あれってまさかっ!」
「えっマジ? マジこれやべぇよ!」
「おいケーサツ呼べよ!」
ゆん「あ、青葉ちゃん……」
青葉「あ、な、何ですか? 私、よく見てなくて」
ゆん「あれ……」
青葉「え……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 22:59:07.06 ID:zlykvsp40
ようやく直視した私の眼に映ったのは、信じられない光景
車に轢かれたはずの男の人が、サラリーマン風の男性にかみついて
だらだらと血を流したサラリーマンの肌が、みるみる土気色に変わって行きました
そして、サラリーマンから口を放した男の人は、今度は慌てて車から降りてきた男性に飛びかかって……
青葉「ゆんさん……これ……夢ですか? 私、まだ寝ぼけっちゃってるんですか?」
ゆん「わからんわ……そんなん、私に聞かれても」
噛まれて倒れていたサラリーマンがむくりと立ち上がって
獣のようなうなり声を上げながら、一歩、また一歩とこちらに向かってきました
車に轢かれたはずの男の人が、サラリーマン風の男性にかみついて
だらだらと血を流したサラリーマンの肌が、みるみる土気色に変わって行きました
そして、サラリーマンから口を放した男の人は、今度は慌てて車から降りてきた男性に飛びかかって……
青葉「ゆんさん……これ……夢ですか? 私、まだ寝ぼけっちゃってるんですか?」
ゆん「わからんわ……そんなん、私に聞かれても」
噛まれて倒れていたサラリーマンがむくりと立ち上がって
獣のようなうなり声を上げながら、一歩、また一歩とこちらに向かってきました
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:00:17.56 ID:zlykvsp40
「に、逃げろッ!」
誰かが発したそのひと声を待っていたかのように、周りに集まっていた人達が一斉に駆けだします
私は目の前で起きた衝撃的な出来事に圧倒され、足ががくがくと震えて一歩も動けません
ゆん「青葉ちゃん!」
ゆんさんが張り上げた声が、私の心を現実に引き戻しました
青葉「ゆ、ゆんさん」
ゆん「逃げるで! とにかく逃げるんや!」
青葉「……は、はいっ!」
誰かが発したそのひと声を待っていたかのように、周りに集まっていた人達が一斉に駆けだします
私は目の前で起きた衝撃的な出来事に圧倒され、足ががくがくと震えて一歩も動けません
ゆん「青葉ちゃん!」
ゆんさんが張り上げた声が、私の心を現実に引き戻しました
青葉「ゆ、ゆんさん」
ゆん「逃げるで! とにかく逃げるんや!」
青葉「……は、はいっ!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:01:06.93 ID:zlykvsp40
【街中】
ゆん「はぁ……はぁ……はぁはぁ」
青葉「はあ……はぁ……はぁ」
ゆん「とりあえず、ここまで来たら大丈夫やろ……」
青葉「そう……ですね。ならいいんですけど」
ゆん「あ、もう出勤時間過ぎとるで……私ら完全に遅刻やな」
青葉「あ、本当だ……。遅刻の理由……何て書けばいいんでしょうか」
ゆん「駅前で……『ゾンビ』見たってことでええんとちゃう?」
青葉「八神さんに笑われちゃいますね。いや、怒られるかも」
ゆん「はじめは爆笑するやろなあ」
青葉「……。あれ、……やっぱり『ゾンビ』だったんでしょうか?」
ゆん「はぁ……はぁ……はぁはぁ」
青葉「はあ……はぁ……はぁ」
ゆん「とりあえず、ここまで来たら大丈夫やろ……」
青葉「そう……ですね。ならいいんですけど」
ゆん「あ、もう出勤時間過ぎとるで……私ら完全に遅刻やな」
青葉「あ、本当だ……。遅刻の理由……何て書けばいいんでしょうか」
ゆん「駅前で……『ゾンビ』見たってことでええんとちゃう?」
青葉「八神さんに笑われちゃいますね。いや、怒られるかも」
ゆん「はじめは爆笑するやろなあ」
青葉「……。あれ、……やっぱり『ゾンビ』だったんでしょうか?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:03:04.76 ID:zlykvsp40
ゆん「わからへんけど。でも、めっちゃそれっぽかったやん」
青葉「はい、それっぽかったですね……」
ゆん「ま、まあ。ひょっとしたら何かの番組のドッキリ企画かも知れんし。外国とかだと結構エゲつないドッキリ番組とかあるやん」
青葉「あー、ありそうですね。あれは着ぐるみで、サラリーマンも車の運転手もみんなグルで」
ゆん「今戻ったら、もう何事もなかったように普通に戻ってるかも知れんし」
青葉「あー、かもしれないです。ていうか、絶対そうですよ」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
聞き覚えのある声がしました。さっき駅前で聞いた声
背筋が凍る思いっていうのはこういう時に使う言葉なのかも
青葉「はい、それっぽかったですね……」
ゆん「ま、まあ。ひょっとしたら何かの番組のドッキリ企画かも知れんし。外国とかだと結構エゲつないドッキリ番組とかあるやん」
青葉「あー、ありそうですね。あれは着ぐるみで、サラリーマンも車の運転手もみんなグルで」
ゆん「今戻ったら、もう何事もなかったように普通に戻ってるかも知れんし」
青葉「あー、かもしれないです。ていうか、絶対そうですよ」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
聞き覚えのある声がしました。さっき駅前で聞いた声
背筋が凍る思いっていうのはこういう時に使う言葉なのかも
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:06:30.27 ID:zlykvsp40
ゆん「嘘やん……」
青葉「駅から……こっち反対側ですよね」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
青葉「あ、あっちからも……向こうからも!」
ゆん「あかん……もうあかん」
青葉「ゆ、ゆんさん……」
ゆん「私、さっきの全力疾走でもうへとへとなんや……足が動けへん。ちょっとぐねってしもて、とても走れんわ。青葉ちゃんだけでも、はよ逃げるんや」
青葉「む……無理ですよ。私だって足が痛くて……これ以上走れません……それに」
青葉「ゆんさんを置いて一人だけ逃げるなんて……そんなことできません!!」
青葉「駅から……こっち反対側ですよね」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
青葉「あ、あっちからも……向こうからも!」
ゆん「あかん……もうあかん」
青葉「ゆ、ゆんさん……」
ゆん「私、さっきの全力疾走でもうへとへとなんや……足が動けへん。ちょっとぐねってしもて、とても走れんわ。青葉ちゃんだけでも、はよ逃げるんや」
青葉「む……無理ですよ。私だって足が痛くて……これ以上走れません……それに」
青葉「ゆんさんを置いて一人だけ逃げるなんて……そんなことできません!!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:08:00.72 ID:zlykvsp40
青葉「う……うぅぅ……っ」
ゆん「そ、そんな泣かんといてーや青葉ちゃん……青葉ちゃん見てたらうちも泣きそう……なるやんっ……うっ」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
青葉「こんなことなら……もっと日頃から運動しとけばよかった」
ゆん「ほんまそれ。でもしゃーないやん。いきなりこんなことなるなんて……誰も想像つかへんよ」
青葉「まるで……ゲームや漫画の世界みたいですね。いきなりゾンビに襲われるなんて」
ゆん「ゲームの世界やったら、何か使えそうな武器とか装備できるのにな。何もあらへんわ」
青葉「漫画やアニメだったら……こんなとき、誰かが助けに来てくれたりしますよね」
ゆん「あーあるある。ありがちな展開やなあ」
ゆん「そ、そんな泣かんといてーや青葉ちゃん……青葉ちゃん見てたらうちも泣きそう……なるやんっ……うっ」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
青葉「こんなことなら……もっと日頃から運動しとけばよかった」
ゆん「ほんまそれ。でもしゃーないやん。いきなりこんなことなるなんて……誰も想像つかへんよ」
青葉「まるで……ゲームや漫画の世界みたいですね。いきなりゾンビに襲われるなんて」
ゆん「ゲームの世界やったら、何か使えそうな武器とか装備できるのにな。何もあらへんわ」
青葉「漫画やアニメだったら……こんなとき、誰かが助けに来てくれたりしますよね」
ゆん「あーあるある。ありがちな展開やなあ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:08:56.54 ID:zlykvsp40
青葉「誰か……助けに来てくれませんかね」
ゆん「来てくれたらヒーローやわ。惚れてまうわ」
青葉・ゆん((誰か……助けてっ……!))
キキィィィィィ!
「ゆん! 青葉ちゃん」
ゆん「来てくれたらヒーローやわ。惚れてまうわ」
青葉・ゆん((誰か……助けてっ……!))
キキィィィィィ!
「ゆん! 青葉ちゃん」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:10:17.27 ID:zlykvsp40
はじめ「大丈夫!?」
青葉「は……」
ゆん「はじめ……」
ブレーキ音を聞いて振り向くと、自転車に乗ったはじめさんがそこにいました
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
その間にも、徐々に周りのゾンビが私たちのもとに近づいてきます
さっきよりもさらに数が増えているような
青葉「は……」
ゆん「はじめ……」
ブレーキ音を聞いて振り向くと、自転車に乗ったはじめさんがそこにいました
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
その間にも、徐々に周りのゾンビが私たちのもとに近づいてきます
さっきよりもさらに数が増えているような
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:12:51.74 ID:zlykvsp40
青葉「は、はじめさん……」
ゆん「助けに来てくれたん……?」
はじめ「話は後で! いいから乗って!」
青葉「乗るって言っても」
ゆん「自転車に3人は乗れへんよ! それにその自転車荷台ないし」
はじめ「しっかり掴まってればたぶん大丈夫! ゆんは後ろに乗って! 青葉ちゃんはー!」
はじめ「私が肩車するから!!」
青葉「ええええっ!?」
ゆん「助けに来てくれたん……?」
はじめ「話は後で! いいから乗って!」
青葉「乗るって言っても」
ゆん「自転車に3人は乗れへんよ! それにその自転車荷台ないし」
はじめ「しっかり掴まってればたぶん大丈夫! ゆんは後ろに乗って! 青葉ちゃんはー!」
はじめ「私が肩車するから!!」
青葉「ええええっ!?」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:14:22.53 ID:zlykvsp40
【路上】
シャァ――――!
はじめ「うおおおおおおおおッ!!」
ゆん「凄いわ! やるやんはじめ!!」
はじめ「何てゆーか……火事場の馬鹿力みたいな? とにかく二人を見つけた時に何とかしなきゃって思って! 私も遅刻してて良かったよ」
ゆん「さすがや! はじめが馬鹿でほんま良かった!」
はじめ「えーそれ褒めてるー?」
青葉「は、はじめさん。それだけの力があったら私たち二人が自転車に乗って、はじめさんは走った方がよかったんじゃ!」
はじめ「あ、なるほど! その手があったか……おっーとっ!」
ゆん「ひゃっ」
青葉「わわわわっ!!」
シャァ――――!
はじめ「うおおおおおおおおッ!!」
ゆん「凄いわ! やるやんはじめ!!」
はじめ「何てゆーか……火事場の馬鹿力みたいな? とにかく二人を見つけた時に何とかしなきゃって思って! 私も遅刻してて良かったよ」
ゆん「さすがや! はじめが馬鹿でほんま良かった!」
はじめ「えーそれ褒めてるー?」
青葉「は、はじめさん。それだけの力があったら私たち二人が自転車に乗って、はじめさんは走った方がよかったんじゃ!」
はじめ「あ、なるほど! その手があったか……おっーとっ!」
ゆん「ひゃっ」
青葉「わわわわっ!!」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:15:51.46 ID:zlykvsp40
はじめ「ごめん、石にぶつかりそうになって!」
青葉「だ、大丈夫です!」
青葉(それにしても……高いなあ。これ、もし落ちたら大けがするよね? せめて目……つむりたいけど)
はじめ「青葉ちゃん、向こうのほうはゾンビいない?」
青葉「はい、いないです! この先は全然見当たらないです!」
はじめ「ま、何体かいてもあっちは動きが鈍いから、自転車なら逃げれるけどね」
ゆん「どこに向かっとるん? あっちにもこっちにもゾンビがうろついてて……安全なとこなんてないんとちゃうん?」
はじめ「とりあえず会社行こう! 他のみんなのことも心配だし」
青葉「だ、大丈夫です!」
青葉(それにしても……高いなあ。これ、もし落ちたら大けがするよね? せめて目……つむりたいけど)
はじめ「青葉ちゃん、向こうのほうはゾンビいない?」
青葉「はい、いないです! この先は全然見当たらないです!」
はじめ「ま、何体かいてもあっちは動きが鈍いから、自転車なら逃げれるけどね」
ゆん「どこに向かっとるん? あっちにもこっちにもゾンビがうろついてて……安全なとこなんてないんとちゃうん?」
はじめ「とりあえず会社行こう! 他のみんなのことも心配だし」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:16:33.97 ID:zlykvsp40
青葉「そ、そうですね! 会社になら備蓄品とかいろいろあるし、食糧の蓄えとかもあるかも知れないですし」
ゆん「せやな! 知らん建物に隠れても勝手が分からんかったらかえって危ないわ。外にいたらそのうち囲まれて詰むやろうし」
青葉「頑張ってください! はじめさん!」
ゆん「あともうひと息や! 突っ走れ!」
はじめ(私、凄い頼られてる……! 何か私カッコよくない?)
はじめ「しっかり摑まってて! いくよおおおおっ!!」
シャァァァ――――――!
ゆん「せやな! 知らん建物に隠れても勝手が分からんかったらかえって危ないわ。外にいたらそのうち囲まれて詰むやろうし」
青葉「頑張ってください! はじめさん!」
ゆん「あともうひと息や! 突っ走れ!」
はじめ(私、凄い頼られてる……! 何か私カッコよくない?)
はじめ「しっかり摑まってて! いくよおおおおっ!!」
シャァァァ――――――!
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:17:47.61 ID:zlykvsp40
【イーグルジャンプ前】
キキィィィィ!!
はじめ「はぁー……はぁー……ぜぇー……さ、さすがにきついわ……」
青葉「す、すみませんっ」
はじめ「いや……あやまんなくて……いいがら……」
ゆん「大丈夫や。会社の近くにはゾンビは見当たらへん!」
青葉「急いで中に入りましょう!」
キキィィィィ!!
はじめ「はぁー……はぁー……ぜぇー……さ、さすがにきついわ……」
青葉「す、すみませんっ」
はじめ「いや……あやまんなくて……いいがら……」
ゆん「大丈夫や。会社の近くにはゾンビは見当たらへん!」
青葉「急いで中に入りましょう!」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:19:01.60 ID:zlykvsp40
【エレベーター前】
ゆん「はよう! はよ降りてきてーな!」
はじめ「落ち着いて、ゆん! 今はゾンビは近くにいないし」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
青葉「! ゾンビの声が! 外からですよ!」
はじめ「やば! 近づいてきているみたいだ」
ゆん「お、やっと1階に来たで!」
ガラッ
ゾンビ「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
青葉「へ……?」
はじめ「あ……」
ゆん「はよう! はよ降りてきてーな!」
はじめ「落ち着いて、ゆん! 今はゾンビは近くにいないし」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
青葉「! ゾンビの声が! 外からですよ!」
はじめ「やば! 近づいてきているみたいだ」
ゆん「お、やっと1階に来たで!」
ガラッ
ゾンビ「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
青葉「へ……?」
はじめ「あ……」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:22:08.56 ID:zlykvsp40
ゾンビ「 く わ っ 」
ゆん「う……そ」
青葉「ゆんさん!!」
はじめ「ゆんー!!」
「全員耳をふさいで伏せてください!」
青葉「!!」
BANGBANGBANG!!
ゆん「う……そ」
青葉「ゆんさん!!」
はじめ「ゆんー!!」
「全員耳をふさいで伏せてください!」
青葉「!!」
BANGBANGBANG!!
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:22:43.29 ID:zlykvsp40
エレベーターの中から出てきたゾンビが、一番手前にいたゆんさんにかぶりつこうとしたその瞬間
目の前で凄まじい轟音が響いたかと思ったら、ゾンビの頭が弾けて倒れ込み、完全に動きが止まってしまいました
ゆん「……あ、あ」
青葉「い、今」
はじめ「何が」
「危ないところでしたね」カシャリ
目の前で凄まじい轟音が響いたかと思ったら、ゾンビの頭が弾けて倒れ込み、完全に動きが止まってしまいました
ゆん「……あ、あ」
青葉「い、今」
はじめ「何が」
「危ないところでしたね」カシャリ
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:24:22.85 ID:zlykvsp40
青葉「う、うみこ……さん」
うみこ「窓から外を偵察していたらあなたたちの姿が見えましてね。何とか間に合いました」
はじめ「え、あの……うみこさん。それ、今、撃ちましたよね……まさか」
うみこ「M16アサルトライフルです。本物ですよ。とあるルートから最近偶然に入手しましてね」
うみこ「やはり至近距離での貫通力の高さは素晴らしい。惚れ惚れします。実射は初めてですが。こんなこともあろうかと、レプリカに紛らせて会社に飾っていたんですよ」
はじめ「ひえええっ!」
青葉「ちょ! それ犯罪ですよね!?」
うみこ「窓から外を偵察していたらあなたたちの姿が見えましてね。何とか間に合いました」
はじめ「え、あの……うみこさん。それ、今、撃ちましたよね……まさか」
うみこ「M16アサルトライフルです。本物ですよ。とあるルートから最近偶然に入手しましてね」
うみこ「やはり至近距離での貫通力の高さは素晴らしい。惚れ惚れします。実射は初めてですが。こんなこともあろうかと、レプリカに紛らせて会社に飾っていたんですよ」
はじめ「ひえええっ!」
青葉「ちょ! それ犯罪ですよね!?」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:25:37.79 ID:zlykvsp40
うみこ「とにかく、今は避難するのが先決です。銃声に反応して近くのゾンビが集まって来るでしょう。ついて来て下さい。非常階段の方がまだ安全ですから」
青葉「……は、はい。わかりました」
はじめ「ラ、ラジャーです! 大佐!」
ゆん「あ……あの……助けてくれて本当にありがとうございます」
うみこ「……どういたしまして」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
うみこ「来ましたね。行きますよ。なるべく音をたてないように、腰を低くして素早く行動するように」
青葉・はじめ・ゆん「はいっ!!!」
青葉「……は、はい。わかりました」
はじめ「ラ、ラジャーです! 大佐!」
ゆん「あ……あの……助けてくれて本当にありがとうございます」
うみこ「……どういたしまして」
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
うみこ「来ましたね。行きますよ。なるべく音をたてないように、腰を低くして素早く行動するように」
青葉・はじめ・ゆん「はいっ!!!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:26:42.49 ID:zlykvsp40
【非常階段】
うみこ「ここまで来ればもう安心でしょう。この領域にはまだゾンビが侵入していないので」
青葉「この領域には……ってことは、ほかの所にはゾンビが侵入してたってことですか?」
はじめ「さっきのエレベーターのゾンビ、名前は知らないけど確か背景班の人だと思う」
ゆん「てことは、会社の中にもゾンビが紛れてたってこと……?」
うみこ「そのようです。誰が最初かは今となっては分かりませんが、次々に襲われてゾンビが急速に増えました」
うみこ「各ブースが区切られていて死角が多かったのが災いして、異変に気づいたころにはもう手に負えない状態になっていまして。まるで戦場でしたよ」
青葉「え、それじゃあ……会社の中に入るのはかえって危険なんじゃ?」
うみこ「それは大丈夫です。急ごしらえですがバリケードを張って、ゾンビ達を下層に隔離しましたから。上層階はとりあえずは安全です」
うみこ「ここまで来ればもう安心でしょう。この領域にはまだゾンビが侵入していないので」
青葉「この領域には……ってことは、ほかの所にはゾンビが侵入してたってことですか?」
はじめ「さっきのエレベーターのゾンビ、名前は知らないけど確か背景班の人だと思う」
ゆん「てことは、会社の中にもゾンビが紛れてたってこと……?」
うみこ「そのようです。誰が最初かは今となっては分かりませんが、次々に襲われてゾンビが急速に増えました」
うみこ「各ブースが区切られていて死角が多かったのが災いして、異変に気づいたころにはもう手に負えない状態になっていまして。まるで戦場でしたよ」
青葉「え、それじゃあ……会社の中に入るのはかえって危険なんじゃ?」
うみこ「それは大丈夫です。急ごしらえですがバリケードを張って、ゾンビ達を下層に隔離しましたから。上層階はとりあえずは安全です」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:28:48.45 ID:zlykvsp40
【上層階】
コウ「青葉! はじめ! ゆんも! ……よかった、みんな無事だったんだな!!」
青葉「八神さん! 八神さんも無事だったんですねっ!」
はじめ「八神さん、その腕のケガは……?」
ゆん「か、噛まれたんですか?」
コウ「いや、大丈夫。かすり傷だよ、これくらい。てか、噛まれてたらとっくにお陀仏だって」
青葉「よ、よかったぁ……」
ひふみ「コウちゃん、タオルと包帯持ってき……。……青葉、ちゃん!」
青葉「ひふみ先輩!」
ひふみ「よかった……青葉ちゃんも……無事だったんだね。皆も」
はじめ「はい! 何とか生還しました!」
ゆん「私も……。みんなに助けられてばっかでしたけど……何とか」
コウ「青葉! はじめ! ゆんも! ……よかった、みんな無事だったんだな!!」
青葉「八神さん! 八神さんも無事だったんですねっ!」
はじめ「八神さん、その腕のケガは……?」
ゆん「か、噛まれたんですか?」
コウ「いや、大丈夫。かすり傷だよ、これくらい。てか、噛まれてたらとっくにお陀仏だって」
青葉「よ、よかったぁ……」
ひふみ「コウちゃん、タオルと包帯持ってき……。……青葉、ちゃん!」
青葉「ひふみ先輩!」
ひふみ「よかった……青葉ちゃんも……無事だったんだね。皆も」
はじめ「はい! 何とか生還しました!」
ゆん「私も……。みんなに助けられてばっかでしたけど……何とか」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:29:27.06 ID:zlykvsp40
コウ「はじめのおもちゃの剣、勝手に使っちゃったから。……しかも折っちゃったよ、悪いね」
はじめ「いえ、そんなことどーでもいいですよ! こんな状況ですし」
青葉「あ、あの……八神さん」
コウ「ん、なに?」
青葉「他の皆さんは……? 遠山さんや葉月さんたちは…」
コウ「……」
うみこ「……」
はじめ「八神さん……」
ゆん「……」
ひふみ「ご……ごめん……ね……」
青葉「ひふみ先輩?」
はじめ「いえ、そんなことどーでもいいですよ! こんな状況ですし」
青葉「あ、あの……八神さん」
コウ「ん、なに?」
青葉「他の皆さんは……? 遠山さんや葉月さんたちは…」
コウ「……」
うみこ「……」
はじめ「八神さん……」
ゆん「……」
ひふみ「ご……ごめん……ね……」
青葉「ひふみ先輩?」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:30:33.67 ID:zlykvsp40
ひふみ「私のせいで……りんちゃんが……」
ひふみ「ごめんね……うっ……ひっく……ごめんね……コウちゃん」
コウ「ひふみんのせいじゃないよ。だから泣かないで」
ひふみ「……コウちゃぁん……」
コウ「誰のせいでもないんだ」
コウ「もし、これが……誰かのせいだったとしたら。私はそいつを絶対に許さない。絶対に許さないから」
青葉「八神さん……」
ひふみ「ごめんね……うっ……ひっく……ごめんね……コウちゃん」
コウ「ひふみんのせいじゃないよ。だから泣かないで」
ひふみ「……コウちゃぁん……」
コウ「誰のせいでもないんだ」
コウ「もし、これが……誰かのせいだったとしたら。私はそいつを絶対に許さない。絶対に許さないから」
青葉「八神さん……」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:31:18.45 ID:zlykvsp40
いつも見ていた、私の知っている八神さん
真剣な表情で仕事に取り組んでいるとき
おどけて笑って見せるとき
どんなときにも見せたことのない八神さんの冷徹な目に、私は言葉にならない怖さと悔しさを感じました
私たちは何にも悪いことをしていないのに
どうしてこんな目に遭わなければいけないのか
どうしてこんな悲しい思いをしなければならないのか
そして、これから私たちはどうやって生きていけばいいのか
真剣な表情で仕事に取り組んでいるとき
おどけて笑って見せるとき
どんなときにも見せたことのない八神さんの冷徹な目に、私は言葉にならない怖さと悔しさを感じました
私たちは何にも悪いことをしていないのに
どうしてこんな目に遭わなければいけないのか
どうしてこんな悲しい思いをしなければならないのか
そして、これから私たちはどうやって生きていけばいいのか
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/04(月) 23:32:17.71 ID:zlykvsp40
うみこ「ここに立てこもっていれば、とりあえずは安全を確保できるでしょう。食糧や武器の調達、外部との連絡手段の確保に情報収集と、課題は山積みですが」
はじめ「それって、つまり……」
ゆん「私ら……ここで暮らすってこと?」
うみこ「そういうことになります。さしずめ『かいしゃぐらし』と言ったところでしょうか」
青葉「かいしゃぐらし……」
こうして私たちの命懸けの籠城生活
『かいしゃぐらし!』が始まったのです――
(未完)
はじめ「それって、つまり……」
ゆん「私ら……ここで暮らすってこと?」
うみこ「そういうことになります。さしずめ『かいしゃぐらし』と言ったところでしょうか」
青葉「かいしゃぐらし……」
こうして私たちの命懸けの籠城生活
『かいしゃぐらし!』が始まったのです――
(未完)
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:06:04.37 ID:72nMjs0f0
目を覚ますと、そこは私の知っている家の部屋の天井ではありませんでした
けれども、まったく知らない天井というわけでもない
ここは、私の会社の天井
青葉「あれ……私、何で会社で寝てるんだろう」
青葉「あ、そうか! 納期ギリギリで仕事が終わらないから皆で会社に泊まって徹夜で仕事をしてたんだった」
青葉「まったく~。そんな大事なこと忘れちゃうなんて、だめじゃないか~涼風青葉!」
青葉「最近ちょっとたるんでるんじゃないかね? くまったくまった!」
けれども、まったく知らない天井というわけでもない
ここは、私の会社の天井
青葉「あれ……私、何で会社で寝てるんだろう」
青葉「あ、そうか! 納期ギリギリで仕事が終わらないから皆で会社に泊まって徹夜で仕事をしてたんだった」
青葉「まったく~。そんな大事なこと忘れちゃうなんて、だめじゃないか~涼風青葉!」
青葉「最近ちょっとたるんでるんじゃないかね? くまったくまった!」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:06:53.65 ID:72nMjs0f0
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
階下から、あの忌々しい声が聞こえてきます
今日も同じ声で
青葉「……やっぱり、夢じゃないんだね」
コウ「おはよ、青葉。今起きた?」
青葉「八神さん……」
コウ「いやー、今日が天気が良くて気持ちいいな。絶好の仕事日和だ」
青葉「……」
コウ「……青葉、そんな暗い顔するなって」
青葉「……すみません、八神さん」
コウ「いやいや、謝んなくていいし」
青葉「でも……」ぐーきゅるるるるぅ~
コウ「……」
青葉「あ……」//////
コウ「ぷっ……あははっ。お腹減っててそんな暗い顔してたのかっ」
階下から、あの忌々しい声が聞こえてきます
今日も同じ声で
青葉「……やっぱり、夢じゃないんだね」
コウ「おはよ、青葉。今起きた?」
青葉「八神さん……」
コウ「いやー、今日が天気が良くて気持ちいいな。絶好の仕事日和だ」
青葉「……」
コウ「……青葉、そんな暗い顔するなって」
青葉「……すみません、八神さん」
コウ「いやいや、謝んなくていいし」
青葉「でも……」ぐーきゅるるるるぅ~
コウ「……」
青葉「あ……」//////
コウ「ぷっ……あははっ。お腹減っててそんな暗い顔してたのかっ」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:07:21.94 ID:72nMjs0f0
青葉「ち、違いますよ~っ! も~、八神さんったら! からかわないでください! こんなときに!」
コウ「……こんなときだからこそ」
青葉「……」
コウ「こんなときだからこそ、冗談でもいいから笑った方がいいと思うよ」
青葉「そんなの……でも……。笑うって……いっても……ひっく」
青葉「たくさんの人が……死んじゃって……。家族も……ねねっちやほたるんも安否さえ分からない……こんな、こんな状況で」
コウ「……」
青葉「あ、すみません……八神さん。それは八神さんだって同じですよね。会社がたいへんなことになって……八神さんも辛い思いをしてるのに」
青葉「私ったら……自分の事ばっかり」
コウ「……こんなときだからこそ」
青葉「……」
コウ「こんなときだからこそ、冗談でもいいから笑った方がいいと思うよ」
青葉「そんなの……でも……。笑うって……いっても……ひっく」
青葉「たくさんの人が……死んじゃって……。家族も……ねねっちやほたるんも安否さえ分からない……こんな、こんな状況で」
コウ「……」
青葉「あ、すみません……八神さん。それは八神さんだって同じですよね。会社がたいへんなことになって……八神さんも辛い思いをしてるのに」
青葉「私ったら……自分の事ばっかり」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:07:54.33 ID:72nMjs0f0
コウ「あんまりうまいことは言えないけど、とにかく青葉は生き残ったんだ。死んだみんなの分まで頑張らないといけないと思う」
コウ「どんなに苦してても、生きてる限りは、さ。だから青葉、あんまり泣くなって」
青葉「八神さん……」
私は流れ落ちる涙を払いのけて、両こぶしを固く握りしめました
青葉「はい!」
青葉「八神さん。私もう泣きません!」
コウ「よっしゃ、その意気だぞ青葉!」
コウ「どんなに苦してても、生きてる限りは、さ。だから青葉、あんまり泣くなって」
青葉「八神さん……」
私は流れ落ちる涙を払いのけて、両こぶしを固く握りしめました
青葉「はい!」
青葉「八神さん。私もう泣きません!」
コウ「よっしゃ、その意気だぞ青葉!」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:08:32.66 ID:72nMjs0f0
青葉「えっと、ほかの皆さんはどこに?」
コウ「屋上でゾンビを撃退するための訓練中。アハゴンが指導してる」
青葉「うみこさん、屋上にサバイバルゲームの訓練場を作ってましたもんね。まさかこんなふうに役に立つ日が来るなんて」
コウ「だね。何だかんだでそれなりに使える道具はあるし。青葉も護身術とかしっかり教わっときなよ」
青葉「はい。……うみこさんは凄いですよね。こんなことになって、私なんて前向きな気持ちになれなくて泣いちゃったりしてるのに」
コウ「まあ、本人は本人で、当然つらい気持ちもあるだろうけどさ」
青葉「……」
コウ「とりあえず、アハゴンの言うこと聞いてたら何とかなるだろうし。私はお役御免って感じかな。これからも頑張りなよ、青葉」
青葉「そんな、私の上司はいつだって八神さんですよ。そんな、お役御免だなんて」
コウ「私は絵は描けてもサバイバルなんて素人だし。たいして役に立たないよ。それに……」
青葉「それに?」
コウ「屋上でゾンビを撃退するための訓練中。アハゴンが指導してる」
青葉「うみこさん、屋上にサバイバルゲームの訓練場を作ってましたもんね。まさかこんなふうに役に立つ日が来るなんて」
コウ「だね。何だかんだでそれなりに使える道具はあるし。青葉も護身術とかしっかり教わっときなよ」
青葉「はい。……うみこさんは凄いですよね。こんなことになって、私なんて前向きな気持ちになれなくて泣いちゃったりしてるのに」
コウ「まあ、本人は本人で、当然つらい気持ちもあるだろうけどさ」
青葉「……」
コウ「とりあえず、アハゴンの言うこと聞いてたら何とかなるだろうし。私はお役御免って感じかな。これからも頑張りなよ、青葉」
青葉「そんな、私の上司はいつだって八神さんですよ。そんな、お役御免だなんて」
コウ「私は絵は描けてもサバイバルなんて素人だし。たいして役に立たないよ。それに……」
青葉「それに?」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:09:04.76 ID:72nMjs0f0
コウ「いや、何でも。とりあえず青葉も屋上に行ってきな。それと、ほい、朝食」
青葉「あ、ありがとうございます……」
もう湿気てしまったクッキーひとかけらと飴玉一つ
籠城生活3日目の朝、食糧の備蓄は限界を迎えていました
青葉「それじゃ、屋上行ってきますね。八神さんは、いかないんですか?」
コウ「ああ、私は……うぐっ……」
青葉「八神さん!?」
八神さんがゾンビとの戦闘で負傷した腕
ゆんさんとひふみ先輩が応急処置をほどこして、しっかり包帯を巻いているけれど、時々かなり痛むようです
青葉「あ、ありがとうございます……」
もう湿気てしまったクッキーひとかけらと飴玉一つ
籠城生活3日目の朝、食糧の備蓄は限界を迎えていました
青葉「それじゃ、屋上行ってきますね。八神さんは、いかないんですか?」
コウ「ああ、私は……うぐっ……」
青葉「八神さん!?」
八神さんがゾンビとの戦闘で負傷した腕
ゆんさんとひふみ先輩が応急処置をほどこして、しっかり包帯を巻いているけれど、時々かなり痛むようです
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:09:32.72 ID:72nMjs0f0
青葉「八神さん、大丈夫ですか?」
コウ「大丈夫大丈夫、たいしたことじゃないからさ。私はちょっと休んでるよ。昨日は徹夜で見張りしてたから眠いし」
青葉「そうですか。分かりました。それでは、行ってきます」
コウ「行ってらっしゃい」
コウ(そろそろ……限界かも知れないな)
コウ「ごめん、青葉」
コウ「大丈夫大丈夫、たいしたことじゃないからさ。私はちょっと休んでるよ。昨日は徹夜で見張りしてたから眠いし」
青葉「そうですか。分かりました。それでは、行ってきます」
コウ「行ってらっしゃい」
コウ(そろそろ……限界かも知れないな)
コウ「ごめん、青葉」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:09:59.58 ID:72nMjs0f0
【下層階】
正直、傷を負った時点で覚悟はしていた
噛まれてはなくても、ゾンビの爪でひっかかれてできた傷だ
噛まれたら即ゾンビ化するみたいだけれどそうはならなかった
だから安心かと思いきや、病気には潜伏期間というものがあるらしい
もし、ゾンビ化の原因がゾンビ特有のウイルスによるものならば
ゾンビに接触した時点でウイルス感染し、潜伏期間を経て発症、つまり完全ゾンビ化する可能性が高い
阿波根はそう推測した
どうやらその通りだったらしい。噛まれても、噛まれなくてもゾンビに接触した時点で感染してしまったのだ
もうどうしようもない
私の傷は大きく膨らんで化膿し、ゾンビの肌のように土気色に変化していた
このまま全身に広がって、無抵抗なままゾンビになってしまうくらいなら
いっそ最期に死にもの狂いで他のゾンビを叩き潰して、少しでも青葉たちのために貢献しよう
そう思って、バリケードを張った階段の前に下りてきた
正直、傷を負った時点で覚悟はしていた
噛まれてはなくても、ゾンビの爪でひっかかれてできた傷だ
噛まれたら即ゾンビ化するみたいだけれどそうはならなかった
だから安心かと思いきや、病気には潜伏期間というものがあるらしい
もし、ゾンビ化の原因がゾンビ特有のウイルスによるものならば
ゾンビに接触した時点でウイルス感染し、潜伏期間を経て発症、つまり完全ゾンビ化する可能性が高い
阿波根はそう推測した
どうやらその通りだったらしい。噛まれても、噛まれなくてもゾンビに接触した時点で感染してしまったのだ
もうどうしようもない
私の傷は大きく膨らんで化膿し、ゾンビの肌のように土気色に変化していた
このまま全身に広がって、無抵抗なままゾンビになってしまうくらいなら
いっそ最期に死にもの狂いで他のゾンビを叩き潰して、少しでも青葉たちのために貢献しよう
そう思って、バリケードを張った階段の前に下りてきた
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:10:28.67 ID:72nMjs0f0
「お……おおお……おぉぉぉぉお……」ガリガリ
コウ「!……バリケードのすぐ先に1匹いるみたいだ」
コウ「よし、手始めにまずアイツを……!」
倉庫の工具箱から取ってきたバールのようなものを握りしめ、音をたてないようにバリケードの前に近づいていく
そして、そのゾンビを認識できる距離にまで近づいたところで
私は体が固まってしまった
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
りんだった
私はバールのようなものを取り落としてしまった
コウ「!……バリケードのすぐ先に1匹いるみたいだ」
コウ「よし、手始めにまずアイツを……!」
倉庫の工具箱から取ってきたバールのようなものを握りしめ、音をたてないようにバリケードの前に近づいていく
そして、そのゾンビを認識できる距離にまで近づいたところで
私は体が固まってしまった
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
りんだった
私はバールのようなものを取り落としてしまった
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:10:56.32 ID:72nMjs0f0
コウ「りん……」
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
バリケードごしに対峙する、りんの変わり果てた姿
逃げ遅れたひふみんを助けようと必死になっていた私をかばって
ゾンビに噛まれてしまったりん
私はりんを助けたいと思ったけれども、みるみる姿が変化していくりんに恐怖を覚え、結局、諦めてしまった
りんはきっと見捨てた私のことを恨んで、ここまで這い上がってきたんだと思う
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
バリケードごしに対峙する、りんの変わり果てた姿
逃げ遅れたひふみんを助けようと必死になっていた私をかばって
ゾンビに噛まれてしまったりん
私はりんを助けたいと思ったけれども、みるみる姿が変化していくりんに恐怖を覚え、結局、諦めてしまった
りんはきっと見捨てた私のことを恨んで、ここまで這い上がってきたんだと思う
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:11:28.85 ID:72nMjs0f0
コウ「ごめんね……りん。私……りんのこと、助けられなかったや」
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
コウ「何? 私が来るの待ってたって? 一人で寂しかった?」
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
コウ「そっかそっか。分かったよ、ちゃんと朝早く起きて、ごはんも食べて、会議も出席するし」
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
コウ「もう、りんをひとりぼっちにはしないから」
今、そっちにいくよ。りん
もう、りんをひとりぼっちにはしないから
ガブリッ
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
コウ「何? 私が来るの待ってたって? 一人で寂しかった?」
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
コウ「そっかそっか。分かったよ、ちゃんと朝早く起きて、ごはんも食べて、会議も出席するし」
りん「お……おおお……おぉぉぉぉお……」
コウ「もう、りんをひとりぼっちにはしないから」
今、そっちにいくよ。りん
もう、りんをひとりぼっちにはしないから
ガブリッ
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:11:54.47 ID:72nMjs0f0
三日目の夜
私はまた泣きました
もう泣かないって、心に決めたばかりなのに
私は本当に弱い子です
でもひどいじゃないですか、八神さん
さよならもいわずにいなくなってしまうなんて
八神さんなしで私は
私はどうやって生きていけばいいんですか
ねえ、教えてくださいよ
八神さん――
私はまた泣きました
もう泣かないって、心に決めたばかりなのに
私は本当に弱い子です
でもひどいじゃないですか、八神さん
さよならもいわずにいなくなってしまうなんて
八神さんなしで私は
私はどうやって生きていけばいいんですか
ねえ、教えてくださいよ
八神さん――
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:13:48.40 ID:72nMjs0f0
【喫茶店】
ねね「ていう夢を見たんだー」
うみこ「ここまで大風呂敷を広げておいて夢落ちですか。最低ですね」
ねね「だって~。昨日の夜、うみこさんから借りたゾンビ撃つゲームやってたからそのせいかも。あむっ、あ~、このパフェおいしい~」
うみこ「ああ、やってくれたんですか。どうです、ハマってきたでしょう? 次はサバゲーでも」
ねね「えー、でもすぐ飽きちゃったし。あ、うみこさんのも一口食べたいなあー」
うみこ「しょうがないですね。一口だけですよ」
ねね「あ~~~ん♪ んん~あまーい!」
ねね「ていう夢を見たんだー」
うみこ「ここまで大風呂敷を広げておいて夢落ちですか。最低ですね」
ねね「だって~。昨日の夜、うみこさんから借りたゾンビ撃つゲームやってたからそのせいかも。あむっ、あ~、このパフェおいしい~」
うみこ「ああ、やってくれたんですか。どうです、ハマってきたでしょう? 次はサバゲーでも」
ねね「えー、でもすぐ飽きちゃったし。あ、うみこさんのも一口食べたいなあー」
うみこ「しょうがないですね。一口だけですよ」
ねね「あ~~~ん♪ んん~あまーい!」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:14:28.06 ID:72nMjs0f0
うみこ「それにしても、その夢の中では桜さん自身は出てこなかったんですね。FPSのような臨場感が味わえなくて残念だったんじゃないですか?」
ねね「そんなことないよ~。むしろ私が出てこなくてよかったよ」
うみこ「どうしてです?」
ねね「だって第三者目線なのに、あおっちや八神さんの心の声が聞こえてきて、すっごい怖かったり泣きそうになったりしたし」
ねね「私がいたら絶対みんなの足引っ張って、たぶんゾンビになっちゃって、あおっちをもっと泣かせてたと思うし……だから」
うみこ「……そうですか」
ねね「もし本当にゾンビパニックが起きたら~って思うと、もうすんごく怖いよー」
うみこ「安心してください、もし現実にゾンビパニックが起こったりしら」
ねね「……したら?」
ねね「そんなことないよ~。むしろ私が出てこなくてよかったよ」
うみこ「どうしてです?」
ねね「だって第三者目線なのに、あおっちや八神さんの心の声が聞こえてきて、すっごい怖かったり泣きそうになったりしたし」
ねね「私がいたら絶対みんなの足引っ張って、たぶんゾンビになっちゃって、あおっちをもっと泣かせてたと思うし……だから」
うみこ「……そうですか」
ねね「もし本当にゾンビパニックが起きたら~って思うと、もうすんごく怖いよー」
うみこ「安心してください、もし現実にゾンビパニックが起こったりしら」
ねね「……したら?」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 02:15:35.15 ID:72nMjs0f0
うみこ「私が桜さんを守ってあげますよ」ボソリ
ねね「え、今何て?」
うみこ「さて、雑談はこれくらいにしておきましょう。休憩時間も終わりです。仕事に戻りますよ」
ねね「あ、ちょっと待ってー! 今何て言ったの~!」
うみこ「さあ」
ねね「うみこさん~!」
(完)
ねね「え、今何て?」
うみこ「さて、雑談はこれくらいにしておきましょう。休憩時間も終わりです。仕事に戻りますよ」
ねね「あ、ちょっと待ってー! 今何て言ったの~!」
うみこ「さあ」
ねね「うみこさん~!」
(完)
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 08:33:37.94 ID:Mj5Ca3sOO
え、もう終わりかい
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/09/08(金) 12:34:59.34 ID:5xzspdPxO
夢オチかよw
引用元: ・涼風青葉「かいしゃぐらし!」
【NEWGAME!】うみこ「言わせないでください、恥ずかしい…」
2018-12-10
1: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 22:58:06.53 ID:O06D4IG/0
* ゆるゆり注意
* ねねごんが書きたかった
2: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 22:58:34.49 ID:O06D4IG/0
カタカタ…
うみこ「ですから、ここをこうして…」
ねね「…あ、そっか!これが…」
青葉「♪~」トコトコ
青葉「…ねねっちー。お昼どうするー?」
ねね「あ、あおっち!」
うみこ「おや、涼風さん」
青葉「…あ、ごめんなさい。忙しそうですか?」
3: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 22:59:23.82 ID:O06D4IG/0
うみこ「いえ、構いませんよ。もうお昼休みの時間ですし…桜さんのプライベートのことですから」
ねね「あ、そうだ!あおっちも見てよこれ!」
青葉「どれどれ?」チラッ
青葉「…何これ、ネネクエスト2?」
ねね「この前あおっちにプレイしてもらったゲームあったでしょ?あれをバージョンアップしたんだー」
青葉「あ、それでうみこさんに見てもらってたんだ」
うみこ「ええ。申し訳ありませんが、桜さんと私は、先ほどここで昼食を済ませてしまったので…」
青葉「あ、いえ。じゃあ、私は社食でも行ってきます。ねねっち、頑張ってね」トコトコ
4: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:00:07.69 ID:O06D4IG/0
ねね「ごめんなさいうみこさん。昼休みまで付き合ってもらって…」
うみこ「構いませんよ。スキルアップにもなりますし、そもそも休日も見ていますしね」
うみこ「…でも、桜さんのコーディングも上達していますよ。最初に見た時より、効率的でわかりやすいコードが書けています」
ねね「えっ、ホントですか!?」
うみこ「本当ですよ。…最初に見た時は、ひどいスパゲッティコードでしたが」
ねね「? スパゲッティ?なんですか?」
うみこ「醜く煩雑な欠陥コードのことです」
ねね「ひどっ!?」
うみこ「冗談ですよ」
ねね「…うみこさんの冗談って、時々わかりづらいんですけど…」
5: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:00:39.28 ID:O06D4IG/0
ねね「でも、私のプログラムがちょっとでも良くなってるなら、それはうみこさんのおかげですよ」
うみこ「そうですか?」
ねね「ちょっとコワいけど、分かるまでずっと見てくれるし…」
うみこ「(一言余計な気がしますが、まぁいいでしょう…)」
ねね「だから、大学の講義なんかより、うみこさんとこうしてる方が好きなんです!」
うみこ「…っ」
ねね「うみこさん?」
うみこ「……そう、ですか」
ねね「…あれ、うみこさん?照れてるんですかぁ?」
うみこ「て、照れてませんよ…ほら、そこのバグさっさと治してください」
6: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:01:25.96 ID:O06D4IG/0
●べつのひ
青葉「…」カタカタ…
しずく「…涼風くん、いるかな?」
青葉「あっ、葉月さん。お疲れ様です」
しずく「ちょっと話があるんだけど、向こうの会議室まで来てくれるかい?」
青葉「え…わ、私だけですか?」
しずく「キャラ班は涼風くんだけいればいいかな」
青葉「…?」
しずく「あぁ、とりあえず先に行ってて」
青葉「は、はい」
7: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:01:55.96 ID:O06D4IG/0
青葉「…」
青葉「(葉月さん、私だけって何だろう…)」
ガチャ
しずく「お待たせ、涼風くん」
ねね「…あ、あれ?あおっち?」
青葉「え?ねねっち?」
うみこ「…おや、涼風さんまで…」
青葉「えっと…葉月さん。これ、どういう集まりなんですか…?なんで、キャラ班で私だけ…」
しずく「うん…涼風くんは、聞いておくべきかと思ってね」
しずく「桜くんのことさ」
ねね「え?私ですか?」
8: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:02:29.32 ID:O06D4IG/0
しずく「KO●NMIという、大阪のゲーム会社は知っているかな?」
ねね「は、はい。知ってます」
青葉「KOA●MIって、野球のゲームとか出してる大手の会社ですよね?」
しずく「…桜くん」
しずく「そこで、プログラマーとして働いてみる気はないかな?」
ねね「え゛」
ねね「……わ、私?」
しずく「そう、君」
ねね「……え」
ねね「えぇーっ!?」
9: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:02:59.56 ID:O06D4IG/0
ねね「ど、どういうことですか!?」
しずく「あの会社には、私の古くからの友人がいてさ」
しずく「先週食事をしたときに、話の流れで桜くんの話題になってね」
しずく「話をしたらえらく気に入られてしまって、是非一度会いたいと」
青葉「凄いじゃんねねっち!」
ねね「え…わ、私なんかでいいんですか…?」
しずく「新しいプロジェクトを立ち上げるみたいなんだけど、技術力のある即戦力より、桜くんのようなやる気のある新人を探してるんだ」
しずく「元気も良いし、うみこくんの下で成長してるようだし、覚えも速い。桜くんなら申し分ないよ」
ねね「うーん…でも、大阪かぁ…何時に出れば間に合うんだろう…」
しずく「こ、ここから通う気かい…?」
10: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:03:36.38 ID:O06D4IG/0
ねね「え?違うんですか?」
うみこ「流石に関東から大阪は無理があるでしょう…」
しずく「行くとなれば、近くに転居してもらう形になるね。大学は休学扱いになる。」
しずく「イーグルジャンプからの派遣という形になるから、諸々の手当とかは出るけど…まぁ、この辺りはもう少し話が進んだら話そうか」
ねね「大阪…」
青葉「ねねっち?」
しずく「…当然、涼風くんやうみこくんとは離れることになる」
ねね「そう、ですよね…」
11: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:04:06.67 ID:O06D4IG/0
しずく「まぁ、ダメもとで聞いているけどね。やっぱり、桜くんはここで続けたいかな」
ねね「…」
うみこ「桜さん?」
ねね「わ、私も…ねねっちやうみこさんとは、離れたくないですけど…」
ねね「でも、うみこさんとプログラムをやってるうちに、もっと上手くなりたいって言うか…新しい環境で働きたいって気持ちもあって…」
ねね「…う゛ぅー…」
青葉「ちょ、ねねっち!?頭から湯気出てるよ!?」
しずく「…そっか。涼風くんとうみこくんはどうかな?」
青葉「…私も、ねねっちと離れ離れになるのはちょっと辛いですけど…」
青葉「でも、ねねっちが行きたいなら、私は応援したいです」
12: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:04:50.89 ID:O06D4IG/0
しずく「うみこくんはどうかな?」
うみこ「…」
しずく「…うみこくん?」
うみこ「あ、あぁ、はい」
ねね「?」
うみこ「そうですね…桜さん以外の新人も育っていますし…来月には経験のある中途入社の方も入ってくる予定です」
うみこ「プログラマー班の人員としては、桜さんが転勤となっても特に問題はないかと…」
しずく「…そうか」
しずく「まぁ、すぐに答えは出さなくてもいいさ。そうだね…この日に回答することになっているから、それまでに頼むよ」
ねね「は、はい」
青葉「じゃあ、失礼します」
しずく「あぁ。お仕事頑張って」
バタン
しずく「…」
しずく「(プログラマー班として問題ない、か…)」
しずく「(私が聞きたかったのは、うみこくんの気持ちなんだけどな…)」
13: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:05:42.93 ID:O06D4IG/0
~~~
●べつのひのおひるやすみ
うみこ「…」カタカタ
青葉「…ねねっち、いる?」
うみこ「涼風さん。桜さんなら、お昼休みが始まってすぐにどこかに行ってしまいましたが…一緒じゃなかったんですね」
青葉「あ、あれ?私の所にもきてないので、てっきりここかと…」
うみこ「そうでしたか。となると、おそらく食堂でしょう。涼風さんにも声を掛けていないのであれば、一人になりたいんじゃないでしょうか」
青葉「…」
うみこ「…涼風さん?」
青葉「あ、いえ。なんでもないです」
青葉「(ねねっちのこと、よく知ってるなぁ…)」
14: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:06:14.73 ID:O06D4IG/0
うみこ「何か用事でしたか?」
青葉「あ、いえ。いるならお昼一緒にと思ってたんですけど」
うみこ「そうですか」カタカタ
青葉「…あ、あの!」
うみこ「はい?」
青葉「ねねっちから、何か聞いてませんか?」
うみこ「…?」
うみこ「…ああ、転勤の話ですか…あの会議からは、特に話していませんね」
青葉「そうですか…」
うみこ「涼風さんこそ、何か話していませんか?」
15: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:06:48.71 ID:O06D4IG/0
青葉「…私も、どうしたらいいのかよくわからなくて…」
青葉「ねねっちとは一緒に居たいけど、ねねっちが行きたいなら、応援したいとも思ってます」
青葉「でも、私が何か言うと、ねねっちの気持ちが揺れちゃいそうで…」
うみこ「…桜さんは、涼風さんに相談したいんじゃないでしょうか」
青葉「うーん…そうですかね…?」
うみこ「えぇ。私よりも、古くからの友人と話すべきでしょう」
青葉「…」
うみこ「涼風さん?」
青葉「あの…うみこさんは、それでいいんですか?」
うみこ「…」
青葉「あ、ご、ごめんなさい!変な事言って…」
青葉「私、コンビニでお昼買ってきますね!」タタタ…
うみこ「…」
16: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:07:46.82 ID:O06D4IG/0
うみこ「(…私の気持ち、ですか…)」
うみこ「(本当は…私も…)」
うみこ「(…いえ、そんなことを言っても、桜さんの邪魔になるだけでしょう)」
うみこ「(私は…)」
うみこ「…はぁ…」カタカタ
17: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:08:20.87 ID:O06D4IG/0
~~~
ねね「…はぁ…」モグモグ
コウ「…あれ、ねねちゃん一人?」
ねね「うえっ!?八神さっ…ごほっごほっ!」
コウ「あぁ、ごめんね、驚かせて…ここいい?」ガタッ
ねね「あ、はい」
コウ「ふぅー…」
ねね「八神さん、お弁当ですか?」
コウ「あぁ、りんが作ってくれてさぁ」
ねね「遠山さんが…」
コウ「ったく、私ももう子どもじゃないし、昼飯くらい自分で用意できるってのに…」
18: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:08:52.92 ID:O06D4IG/0
ねね「…」モグモグ
コウ「元気ないね。どうかした?」
ねね「いや、その…」
コウ「…あ、転勤のこと?」
ねね「うえっ、知ってるんですか?」
コウ「まぁ、大体ね」
ねね「…あの…」
コウ「ん?」
ねね「八神さんだったら…どうしますか?」
コウ「…うーん…そうだなぁ…」
19: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:09:38.74 ID:O06D4IG/0
コウ「まぁ、確かに私とりんの関係って、ねねちゃんと青葉に似てるとも言えるよね」
コウ「こうしてお弁当まで作ってもらってるし、休日はいろいろ世話焼いてもらってるし…」
ねね「(遠山さん、そこまで行くともうお嫁さんなんじゃ…)」
コウ「実際、私に話が来たら…そうだなぁ…」
コウ「…私なら、行くかな」
ねね「そうですか…」
コウ「イーグルジャンプのことも大事だけどさ、私、まだまだ上手くなりたいって気持ちもあるし」
コウ「新しいところで新しいものに触れるって、デザイナーとしては凄い刺激になるよ」
コウ「…まぁ、プログラマーのことはあんまりわからないんだけどさ…」
ねね「…」
コウ「そんなに落ち込むなって。これはあくまで私の思いだから、ねねちゃんは自分の思う通りにすればいいんだよ」
ねね「…私が」
20: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:10:15.08 ID:O06D4IG/0
コウ「…気になるなら、あはごんにも聞いてみればいいんじゃないかな」
ねね「んぐっ…」
コウ「やっぱ、ちょっと聞きにくい?」
ねね「それは…」
コウ「あ、それで今日ここで一人で食べてるんだ」
ねね「だって、うみこさんの横だと、いろいろ余計な事考えちゃって…考えがまとまらなくて…」
コウ「…だったらなおさら、あはごんとはしっかり話した方が良いよ」
コウ「ねねちゃんが行くにしろいかないにしろ、しっかり自分の気持ちは伝えるべきだし…」
コウ「それに、あはごんの気持ちも確かめた方がいいって」
ねね「…!」
ねね「あ、あのっ!八神さんっ!」
ねね「…何か、その…あ、ありがとうございます!頑張ります!」
コウ「うん、頑張って」
ねね「し、失礼します!」タタタ…
21: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:10:48.21 ID:O06D4IG/0
●べつのひ
うみこ「…」カタカタ…
しずく「…おや、うみこくんだけか」
うみこ「ええ。丁度お昼休みですし、皆さん昼食に出ていますよ」
しずく「うみこくんはいいのかな?」
うみこ「私はここで済ませていますから」
しずく「そっか」
うみこ「それで、何ですか?また仕様変更ならデコピンですよ」
しずく「…」
うみこ「…?」
しずく「…いいのかい、桜くんのことは」
うみこ「…」
22: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:11:32.95 ID:O06D4IG/0
しずく「明日までに結論をくれるように言ってあるからね」
うみこ「…何故その話を私に?本人に念押ししておくべきでしょう」
しずく「やっぱり素直じゃないね、うみこくんは」
うみこ「は?どういう意味です?」
しずく「桜くんじゃなくて、君のことだよ」
うみこ「私の…ですか?」
しずく「ああ。まだ聞いていなかったからね」
うみこ「それは…もう話したでしょう。プログラマー班の仕事が回らなくなることはありませんよ」
しずく「そういうことじゃないよ。君自身の気持ちの話さ」
うみこ「どういう意味です?」
23: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:12:05.82 ID:O06D4IG/0
しずく「プログラマー班の仕事がどうだとか、そんな話はどうでもいいんだ」
しずく「君の、君個人の気持ちは、まだ聞いていないよ」
うみこ「…」
しずく「まだ、彼女自身も迷っているんじゃないかな」
うみこ「…それでしたら、尚更私がどうこう言う話ではないでしょう」
うみこ「桜さんが行きたいなら行けばいい。私が口を出す話ではありません」
しずく「本当に…本当に素直じゃないね、君は」
しずく「それで後悔しないのかい?最後まで、そうやって意地を張って…何も伝えないつもりかな?」
うみこ「…」
24: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:12:45.16 ID:O06D4IG/0
しずく「…全く、仕方のない部下だな…」ピッ
プルルルル…
うみこ「…?」
しずく「…ああ、もしもし。桜くんかい?お昼休み中にすまないね」
しずく「うみこくんが話があるようだから、サバゲの訓練場まで来てくれないかな」
しずく「ああ、よろしく頼むよ」ピッ
うみこ「…! ちょっと、葉月さん。 また勝手に…」
しずく「こうでもしないと、本当に最後まで意地っ張りなままになりそうだからね、君は」
しずく「話が終わったら、デコピンでもなんでもすればいいさ」
うみこ「…全く…仕方ないですね…」ガタッ
25: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:13:37.54 ID:O06D4IG/0
~~~
ガチャ
ねね「…うみこさん?いますか?」
・・・
ねね「…あ、あれ?うみこさ…」
うみこ「…バン!こっちですよ」
ねね「もおお!また!」
うみこ「すみません、お昼休み中に呼び出したりして」
ねね「い、いえ!もうお昼ご飯はすんでますから」
うみこ「そうでしたか」
26: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:14:20.99 ID:O06D4IG/0
ねね「それで、お話ってなんですか?」
うみこ「…」
ねね「…うみこさん?」
うみこ「…」
ねね「?」
うみこ「あ、明日までですよね…例の件」
ねね「…はい」
うみこ「その…」
ねね「どーしたんですか?うみこさんにしては、歯切れが悪くないですか?」
うみこ「…はぁ…貴女はそうやって、いつも…」
ねね「?」
27: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:15:02.41 ID:O06D4IG/0
うみこ「どうするか、決めているんですか?」
ねね「…いや…実は、まだちょっと悩んでて…」
ねね「ここにいたい気もするし、別の仕事をしてみたい気もするし…」
ねね「ちょっと、まだ決めきれてないんです」
うみこ「そうでしたか…」
ねね「…うみこさんは」
うみこ「?」
ねね「…うみこさんは、どう思いますか?」
うみこ「…私ですか?」
28: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:15:44.57 ID:O06D4IG/0
うみこ「前にも言った通りですよ。ここの仕事のことなら問題ありません。桜さんのしたいように…」
ねね「じゃなくて!」
ねね「…うみこさんは、私を…その、私のことをどう思ってるんですか!?」
うみこ「…それは」
ねね「私は…私は、プログラマー班がどうとかじゃなくて、うみこさんとも離れたくありません!」
ねね「もちろん、あおっちや他のみんなもそうですけど…うみこさんは、ただの仕事の上司じゃなくて…」
ねね「うーん…よくわからないけど…とにかく、私は、うみこさんと離れるのもイヤです!」
うみこ「…」
ねね「でも…でも、それとは別に、もっと新しい仕事もしたい気持ちもあって…それで…」
ねね「うぅー…!」
うみこ「…桜さん」
うみこ「(本当に…葉月さんの言う通り、いつまでも素直じゃないですね、私は)」
29: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:16:35.75 ID:O06D4IG/0
うみこ「…ごめんなさい」
ねね「ふぇ?」
うみこ「そこまで言わせてしまって…私ばかり、ずっと意地を張ってしまいましたね」
うみこ「桜さん」
うみこ「私にとっても、貴女は…貴女は、ただの部下の一人ではありませんよ」
ねね「…」
うみこ「その…私も、桜さんと同じ気持ちで…」
ねね「…?」
うみこ「…この辺で察してくださいよ、もう…」
ねね「うみこさん?」
うみこ「…わ…私も…」
うみこ「桜さんと…桜さんと、離れたくありません…!」
ねね「…うみこさん」
うみこ「…最後まで言わせないでください、恥ずかしい…」
30: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:17:28.48 ID:O06D4IG/0
ねね「…うみこさん」ぎゅっ
うみこ「ちょっ、急になんですか。暑苦しいですね…」
ねね「えへへ、うみこさん、顔真っ赤ですよ?」
うみこ「ぐっ…誰のせいだと…」
ねね「ありがとうございます」
ねね「…決心、つきました」
うみこ「…そうですか」
ねね「うみこさん」
うみこ「なんですか?」
ねね「…えへへ、なんでもないですっ!」
31: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:17:57.80 ID:O06D4IG/0
~~~
●後日
ねね「…おはようございまーす!」
青葉「あ、おはようねねっち」
ねね「あおっち、今日も早いねー」
青葉「私が先輩より遅く来るわけにもいかないでしょー?」
青葉「あ、コーヒー淹れたけど飲む?」
ねね「ちょうだい!ついでにうみこさんの分も!」
青葉「はいはい」カチャカチャ
32: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:18:27.04 ID:O06D4IG/0
青葉「結局、ねねっちはここに残ることにしたんだね」
ねね「うん。葉月さんは、そういうと思ったって言ってたけど…」
ねね「やっぱり、あおっちやうみこさんと一緒に仕事したいから」
青葉「そっか…じゃあ、これからもっと頑張らないとね」
ねね「うん!」
青葉「はい、コーヒー二つ」
ねね「ありがと、あおっち!」
33: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:18:58.28 ID:O06D4IG/0
青葉「…あ、そこ、足元気を付けてね」
ねね「大丈夫大丈夫!あおっちじゃないんだから、そんな…」
段差先輩「今です!」
ガッ
ねね「えっ」
青葉「あっ」
ウィーン(エレベーター)
うみこ「おはようございま――」
ねね「うわああああ!!うみこさぁぁぁん!!」
ドテーッ
ビシャーッ
34: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:19:37.64 ID:O06D4IG/0
ねね「いたた……ハッ、う、うみこさん!?だいじょ…」
うみこ「…」←コーヒーまみれ
ねね「ヒエッ」
うみこ「…おはようございます、桜さん」
ねね「お…おはようございましゅ…」
うみこ「とりあえず、あっちで二人で話しましょうか。二人っきりで」ズルズル
ねね「ご、ごめんなさぁい!引き摺らないでぇ!あーーー!!」
青葉「(こうして、イーグルジャンプに残留したねねっちでしたが…)」
青葉「(この後、うみこさんにたっぷり可愛がられたのでした)」
青葉「(めでたし、めでたし♪)」
ねね「めでたくなぁい!!」
- おしまい -
35: ◆o8JgrxS0gg 2018/12/05(水) 23:21:08.69 ID:O06D4IG/0
アニメ2期1話のねねごんが可愛いぞい
青ひふとかゆんはじとかも書きたいぞい
青ひふとかゆんはじとかも書きたいぞい
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/12/05(水) 23:28:34.81 ID:De1kJvAyO
おつんこやで!
引用元: 【NEWGAME!】うみこ「言わせないでください、恥ずかしい…」
八神コウ「今日の帰り、このメンバーで飲みに行こうか!!」
2018-01-06
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 00:28:14.61 ID:XBNJcvrd0
青葉「えっ?」
はじめ「随分、急ですね?」
コウ「今日はこのキャラ班で飲みに行きたい気分なんだよっ!!」
ゆん「それは珍しい、ですね」
コウ「私だってたまにはそういう時だってあるんだよ!」
ひふみ「コウ…ちゃん…の唐突は……今…に…始まった…こと…じゃない……から…慣れ…てる…よ…」
りん「ひふみちゃんの言う通り、コウちゃんは突拍子はたまにあるのよ。」
コウ「はははっ、ひふみんとりんに言われちゃったなぁ!!」
はじめ「随分、急ですね?」
コウ「今日はこのキャラ班で飲みに行きたい気分なんだよっ!!」
ゆん「それは珍しい、ですね」
コウ「私だってたまにはそういう時だってあるんだよ!」
ひふみ「コウ…ちゃん…の唐突は……今…に…始まった…こと…じゃない……から…慣れ…てる…よ…」
りん「ひふみちゃんの言う通り、コウちゃんは突拍子はたまにあるのよ。」
コウ「はははっ、ひふみんとりんに言われちゃったなぁ!!」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 00:43:41.82 ID:XBNJcvrd0
コウ「それで、どうだ? 飲みには行けるよね、それぞれ?」
はじめ「私は別に構いませんけど?」
ゆん「ウチも少しだけなら……」
青葉「は~い。お酒は飲めませんけど、八神さんの提案でしたらぜひ行かせて頂きます!!」
コウ「はははっ、青葉は相変わらずだな…。まぁ、青葉とはじめ、ゆんは分かったけど、後…りんとひふみんは?」
ひふみ「…………」
コウ「……………今日行く居酒屋、新しく新潟の銘酒(日本酒)が入ったんだよねぇー……」ボソッ
ひふみ「っ!?///// い、行くっ!!!/////」
ゆん「ひふみ先輩……」
はじめ「日本酒につられてましたか…」
コウ「りんは?」
りん「皆(コウちゃん含めて)が行くなら、私も少しだけ」
コウ「はい! 決定!! 楽しみだなぁ~♪」
青葉(もう、飲む口になってます……)
はじめ「私は別に構いませんけど?」
ゆん「ウチも少しだけなら……」
青葉「は~い。お酒は飲めませんけど、八神さんの提案でしたらぜひ行かせて頂きます!!」
コウ「はははっ、青葉は相変わらずだな…。まぁ、青葉とはじめ、ゆんは分かったけど、後…りんとひふみんは?」
ひふみ「…………」
コウ「……………今日行く居酒屋、新しく新潟の銘酒(日本酒)が入ったんだよねぇー……」ボソッ
ひふみ「っ!?///// い、行くっ!!!/////」
ゆん「ひふみ先輩……」
はじめ「日本酒につられてましたか…」
コウ「りんは?」
りん「皆(コウちゃん含めて)が行くなら、私も少しだけ」
コウ「はい! 決定!! 楽しみだなぁ~♪」
青葉(もう、飲む口になってます……)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/26(火) 01:00:46.62 ID:XBNJcvrd0
~その夜~
コウ「はい! 乾杯~~~!!!」
はじめゆん青葉りん「「「「カンパーーーイ♪♪」」」」
ひふみ「か…かん…ぱいっ///」
コウはじめゆん青葉りん「「「「「」」」」」ゴクゴクゴクゴクゴクッ♩♩♩
ひふみ「………///」チビチビ
コウ「ぷはぁっーーーー!!!」
はじめ「美味いっ!!!」
りん「そうね♪」
ゆん「っ/////」
青葉「わぁっ、ゆんさん…相変わらず酔うのが早いですねっ!?」
ひふみ「っ!?(美味しい……/// 流石…は…新潟の…銘酒……///)」
コウ「はい! 乾杯~~~!!!」
はじめゆん青葉りん「「「「カンパーーーイ♪♪」」」」
ひふみ「か…かん…ぱいっ///」
コウはじめゆん青葉りん「「「「「」」」」」ゴクゴクゴクゴクゴクッ♩♩♩
ひふみ「………///」チビチビ
コウ「ぷはぁっーーーー!!!」
はじめ「美味いっ!!!」
りん「そうね♪」
ゆん「っ/////」
青葉「わぁっ、ゆんさん…相変わらず酔うのが早いですねっ!?」
ひふみ「っ!?(美味しい……/// 流石…は…新潟の…銘酒……///)」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 21:33:00.60 ID:2/N5M/9A0
~しばらくして~
コウ「ウィ~/// もう酔いが回ってきたっ///」
りん「コウちゃ~ん/// 早いーー!!!/////」
ゆん「っ?/////」
はじめ「八神さん、遠山さん、飲み過ぎですってぇ~////」
ひふみ「……///」
青葉「あっという間に酔っぱらった大人だらけにっ!?」
コウ「ウィ~/// もう酔いが回ってきたっ///」
りん「コウちゃ~ん/// 早いーー!!!/////」
ゆん「っ?/////」
はじめ「八神さん、遠山さん、飲み過ぎですってぇ~////」
ひふみ「……///」
青葉「あっという間に酔っぱらった大人だらけにっ!?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/03(水) 21:41:18.77 ID:2/N5M/9A0
コウ「おっ、青葉~///」
青葉「あっ、な、なんですかっ?!」
コウ「お前って良く見たらイイ身体してるじゃんかよぉ~/////」ギラッ
青葉「えっ!?///」ビクッ
コウ「そうだ!! ちょっとヤらせろよぉ~~♪/////」ズイズイ
青葉「えっ、ヤらせろって…八神さんっ!? う、嘘ですよねっ/////!!??」ササッ
コウ「嘘なんか言うもんかよっ!! でも、驚いてる所もグッと来るなぁ……ますますヤりたくなってきた~~//// へっへっへ♪♪」ズイズイズイズイ
青葉「や、八神さん……目が、怖いですよっ!?」ササササッ
青葉「あっ、な、なんですかっ?!」
コウ「お前って良く見たらイイ身体してるじゃんかよぉ~/////」ギラッ
青葉「えっ!?///」ビクッ
コウ「そうだ!! ちょっとヤらせろよぉ~~♪/////」ズイズイ
青葉「えっ、ヤらせろって…八神さんっ!? う、嘘ですよねっ/////!!??」ササッ
コウ「嘘なんか言うもんかよっ!! でも、驚いてる所もグッと来るなぁ……ますますヤりたくなってきた~~//// へっへっへ♪♪」ズイズイズイズイ
青葉「や、八神さん……目が、怖いですよっ!?」ササササッ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 01:34:36.28 ID:Osw68W7o0
コウ「おいおい、逃げるなっての!!」ズイズイ
青葉「そんなに迫ってきたら誰だって普通は逃げますよっ!?」ササッ
コウ「しょうがないな…おい、はじめ~、ゆん~!!」
はじめ「なんですか?///」
ゆん「んっ~?/////」
コウ「青葉の手足を押さえてくれ~。ちょろちょろして困るからさ!」
青葉「や、止めてくださいっ、八神さん!? はじめさんとゆんさんを巻き込ませないで下さいよっ!?」
はじめ「アイアイサァ~~!!/////」
ゆん「う~んっ///」
青葉「そんなに迫ってきたら誰だって普通は逃げますよっ!?」ササッ
コウ「しょうがないな…おい、はじめ~、ゆん~!!」
はじめ「なんですか?///」
ゆん「んっ~?/////」
コウ「青葉の手足を押さえてくれ~。ちょろちょろして困るからさ!」
青葉「や、止めてくださいっ、八神さん!? はじめさんとゆんさんを巻き込ませないで下さいよっ!?」
はじめ「アイアイサァ~~!!/////」
ゆん「う~んっ///」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 01:44:29.49 ID:Osw68W7o0
はじめ「よいしょっと/////」ガシッ
ゆん「/////」ガシッ
青葉「なっ、何するんですかっ!? どうして押さえつけるんですか!?」
ゆん「なにってぇ~、八神さんの命令で青葉ちゃんを押さえとるんやっ/////」
はじめ「押さえつけるのも仕方ないよ~/// 八神さんの命令だもんっ♪///」
青葉「いくら何でもそのような命令を簡単に聞くなんて……ハッ、まさか八神さんに触発されて!!??」
ゆん「さぁ~、ウチは分からんわ~っ♪/////」ニヤニヤ
はじめ「私も///」ニヤリ
青葉「絶対に触発されてますよねっ!? 顔がニヤけてますよっ!!??」
ゆん「/////」ガシッ
青葉「なっ、何するんですかっ!? どうして押さえつけるんですか!?」
ゆん「なにってぇ~、八神さんの命令で青葉ちゃんを押さえとるんやっ/////」
はじめ「押さえつけるのも仕方ないよ~/// 八神さんの命令だもんっ♪///」
青葉「いくら何でもそのような命令を簡単に聞くなんて……ハッ、まさか八神さんに触発されて!!??」
ゆん「さぁ~、ウチは分からんわ~っ♪/////」ニヤニヤ
はじめ「私も///」ニヤリ
青葉「絶対に触発されてますよねっ!? 顔がニヤけてますよっ!!??」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 02:01:40.41 ID:Osw68W7o0
コウ「良くやった、二人とも/// へへへっ、これでようやく♪/////」ジリジリジリジリ
青葉「ひぇぇーーっ!?」ゾゾゾゾゾゾ
りん「コウちゃんっ!!!/////」
コウ「なんだよ、りん? これからって時に?」クルッ
青葉(遠山さん、もしかして助けてくれてっ!?)
りん「コウちゃんたちばかりずるいっ!!/// 私も混ぜなさいな~~っ!!!/////」
青葉(えええぇぇぇっっっーーーー!!??)
コウ「なんだ、りんも青葉とヤリたいのかっ?」
りん「ウィ~~//// 酒の席での楽しみの一環よ/// 皆で楽しむぞ~/////」
青葉「遠山さんまで何を言っているんですかっ///!?(酒が入るともろ性格が変わる事は知っていたけれど、ここまで大胆になるのは初めて……)」
コウ「おっ、りんもやる気なら一緒にやろうぜ~/////」
りん「おぉぉっーーー♪/////」
はじめ「私らも///」
ゆん「っ///」
青葉(本当にヤバいっ!!?? こ、こうなったら……)クルッ
青葉「ひぇぇーーっ!?」ゾゾゾゾゾゾ
りん「コウちゃんっ!!!/////」
コウ「なんだよ、りん? これからって時に?」クルッ
青葉(遠山さん、もしかして助けてくれてっ!?)
りん「コウちゃんたちばかりずるいっ!!/// 私も混ぜなさいな~~っ!!!/////」
青葉(えええぇぇぇっっっーーーー!!??)
コウ「なんだ、りんも青葉とヤリたいのかっ?」
りん「ウィ~~//// 酒の席での楽しみの一環よ/// 皆で楽しむぞ~/////」
青葉「遠山さんまで何を言っているんですかっ///!?(酒が入るともろ性格が変わる事は知っていたけれど、ここまで大胆になるのは初めて……)」
コウ「おっ、りんもやる気なら一緒にやろうぜ~/////」
りん「おぉぉっーーー♪/////」
はじめ「私らも///」
ゆん「っ///」
青葉(本当にヤバいっ!!?? こ、こうなったら……)クルッ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 02:12:36.24 ID:Osw68W7o0
青葉(ひふみ先輩……お願いします!!)←目で合図を送っている
ひふみ「っ!?///」
ひふみ(こ、これは……青葉ちゃん…が助け…を…求めて…いる……!?)
ひふみ「た、助けるべきかな……? いや、助け…たい……でも…)チラッ
コウ「へっへっへ///」
りん「///////」
ひふみ(今の…コウちゃん…たち……に巻き込ま…れる…のも……なんだか…っ///)
ひふみ(でも……)チラッ
青葉「うぅ……」ウルウル
ひふみ(っ!?///// あ、青葉ちゃんの目……が…小動物…の…ような……困った…目付きにっ/////)キューン
ひふみ(うぅっ、本当に…困ってる……だから…助けて…あげない……と。 ………よしっ!!)スッ
ひふみ「っ!?///」
ひふみ(こ、これは……青葉ちゃん…が助け…を…求めて…いる……!?)
ひふみ「た、助けるべきかな……? いや、助け…たい……でも…)チラッ
コウ「へっへっへ///」
りん「///////」
ひふみ(今の…コウちゃん…たち……に巻き込ま…れる…のも……なんだか…っ///)
ひふみ(でも……)チラッ
青葉「うぅ……」ウルウル
ひふみ(っ!?///// あ、青葉ちゃんの目……が…小動物…の…ような……困った…目付きにっ/////)キューン
ひふみ(うぅっ、本当に…困ってる……だから…助けて…あげない……と。 ………よしっ!!)スッ
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 02:25:50.78 ID:Osw68W7o0
ひふみ「こ、コウちゃん……」
コウ「あれっ、どうしたの、ひふみ~ん///? もしかして、ひふみも青葉とヤりたくなった~?」
ひふみ「えっ!? 青葉ちゃんとっ!!??/////」
青葉「あれっ、ひふみせんぱーい!?」
ひふみ「あっ、ち、違うよ……///」
コウ「じゃあ、何?」
ひふみ「その…青葉ちゃん……困って…る…し、もう…その辺で……止めて……あげ…て?」
コウ「えぇ~、それはもったいないよ~、ひふみ~~ん/////」
ひふみ「えぇっ///!?」
コウ「いい? 今は青葉とヤれるまたとないチャンスなんだよ~? もし、このチャンスを逃せば一生後悔する事になるよ?」
青葉「なりませんっ、いい加減な事言わないでくださいよっ!?」
ひふみ「………」
青葉「あれっ、ひふみ先輩?」
ひふみ(青葉ちゃんと出来る…青葉ちゃんと出来る……青葉ちゃんと////)
コウ「さぁ、ひふみん! 一緒に青葉を…なっ///?」ニヤニヤ
青葉「ダ、ダメですっ!? 八神さんに乗せられちゃあっ!!」
ひふみ「う……うん♪///」コクンッ
青葉「ひ、ひふみせんぱーーーいっ!!??」ガーン
コウ「あれっ、どうしたの、ひふみ~ん///? もしかして、ひふみも青葉とヤりたくなった~?」
ひふみ「えっ!? 青葉ちゃんとっ!!??/////」
青葉「あれっ、ひふみせんぱーい!?」
ひふみ「あっ、ち、違うよ……///」
コウ「じゃあ、何?」
ひふみ「その…青葉ちゃん……困って…る…し、もう…その辺で……止めて……あげ…て?」
コウ「えぇ~、それはもったいないよ~、ひふみ~~ん/////」
ひふみ「えぇっ///!?」
コウ「いい? 今は青葉とヤれるまたとないチャンスなんだよ~? もし、このチャンスを逃せば一生後悔する事になるよ?」
青葉「なりませんっ、いい加減な事言わないでくださいよっ!?」
ひふみ「………」
青葉「あれっ、ひふみ先輩?」
ひふみ(青葉ちゃんと出来る…青葉ちゃんと出来る……青葉ちゃんと////)
コウ「さぁ、ひふみん! 一緒に青葉を…なっ///?」ニヤニヤ
青葉「ダ、ダメですっ!? 八神さんに乗せられちゃあっ!!」
ひふみ「う……うん♪///」コクンッ
青葉「ひ、ひふみせんぱーーーいっ!!??」ガーン
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 21:46:45.83 ID:Osw68W7o0
~という訳で居酒屋からひふみの家へと移動し……~
コウ「ヒッヒッヒ、ここだったら何をしても大丈夫だろう♪ さぁ、青葉~、いくぞぉ~///」ニヤニヤ
りん「覚悟しろぃーーーっ////!!!」
ひふみ「ごめん…ね、青葉ちゃん///」
青葉「う、嘘ですよねっ!?/// ま、待ってくださいよっ!!??」
ゆん「青葉ちゃ~ん、諦めた方が…ええよっ///?」ガシッ
はじめ「私とゆんがしっかりと手足を押さえ付けたから逃げられないよっ?///」ガシッ
青葉「あわわわっ/////!!!???」
コウ「ヒッヒッヒ、ここだったら何をしても大丈夫だろう♪ さぁ、青葉~、いくぞぉ~///」ニヤニヤ
りん「覚悟しろぃーーーっ////!!!」
ひふみ「ごめん…ね、青葉ちゃん///」
青葉「う、嘘ですよねっ!?/// ま、待ってくださいよっ!!??」
ゆん「青葉ちゃ~ん、諦めた方が…ええよっ///?」ガシッ
はじめ「私とゆんがしっかりと手足を押さえ付けたから逃げられないよっ?///」ガシッ
青葉「あわわわっ/////!!!???」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/04(木) 22:10:35.42 ID:Osw68W7o0
コウ「青葉~、しっかりと楽しませてもらうぞ~///」ジリジリ
りん「しっかりと腹を括りなさい、青葉ちゃんっ///!!!」ジリジリ
ひふみ「青葉ちゃん…青葉ちゃん…青葉ちゃんっ///」ジリジリ
ゆん「青葉ちゃん…ウチも楽しませんとアカンで~?///」ジリジリ
はじめ「私もだよ。青葉ちゃん、覚悟~~!!///」ジリジリ
青葉「ちょ、ちょっと待って……きゃあああああああああああああああああっ///////!!!???」
~同時期 イーグルジャンプにて~
葉月「ハッ、今、涼風くんの悲鳴が聞こえたぞっ!!?? おやおや、一体どこからかな~っ♪///!?」ハァハァ
おしまい
りん「しっかりと腹を括りなさい、青葉ちゃんっ///!!!」ジリジリ
ひふみ「青葉ちゃん…青葉ちゃん…青葉ちゃんっ///」ジリジリ
ゆん「青葉ちゃん…ウチも楽しませんとアカンで~?///」ジリジリ
はじめ「私もだよ。青葉ちゃん、覚悟~~!!///」ジリジリ
青葉「ちょ、ちょっと待って……きゃあああああああああああああああああっ///////!!!???」
~同時期 イーグルジャンプにて~
葉月「ハッ、今、涼風くんの悲鳴が聞こえたぞっ!!?? おやおや、一体どこからかな~っ♪///!?」ハァハァ
おしまい
引用元: 八神コウ「今日の帰り、このメンバーで飲みに行こうか!!」
青葉「ひふみ先輩って好きな人いるんですか?」ひふみ「…うん」
2018-01-05
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/01/03(水) 04:32:22 ID:uWYumulU
青葉「!?……そ、そうですか…」
青葉「…あはは、すみませんこんな事言って…」
ひふみ「ううん、謝ることないよ…」
青葉「あ、あの、その人ってどんな人ですか?」
青葉「…あはは、すみませんこんな事言って…」
ひふみ「ううん、謝ることないよ…」
青葉「あ、あの、その人ってどんな人ですか?」
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/01/03(水) 04:51:58 ID:uWYumulU
ひふみ「その子は…私より年下だよ」
青葉「(年下…そっか、ひふみ先輩いろんな人にモテそうだから…)」
ひふみ「…青葉ちゃん…?」
青葉「あ……ごめんなさい…その人とはいつ出会ったんですか?」
ひふみ「……一年前、だよ」
青葉「(一年前…私がイーグルジャンプに来たときぐらいだ…)」
ひふみ「でも…その子を意識しちゃうようになったのは2ヶ月くらい前で…」
青葉「(そっか…あの時からひふみ先輩は…)」
ひふみ「その子の事を好きだって気が付いたのは、つい最近で…」
青葉「………」ギリッ
ひふみ「あ、青葉ちゃん…どうしたの?」
青葉「あ…ご、ごめんなさい…」
青葉「(年下…そっか、ひふみ先輩いろんな人にモテそうだから…)」
ひふみ「…青葉ちゃん…?」
青葉「あ……ごめんなさい…その人とはいつ出会ったんですか?」
ひふみ「……一年前、だよ」
青葉「(一年前…私がイーグルジャンプに来たときぐらいだ…)」
ひふみ「でも…その子を意識しちゃうようになったのは2ヶ月くらい前で…」
青葉「(そっか…あの時からひふみ先輩は…)」
ひふみ「その子の事を好きだって気が付いたのは、つい最近で…」
青葉「………」ギリッ
ひふみ「あ、青葉ちゃん…どうしたの?」
青葉「あ…ご、ごめんなさい…」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/01/03(水) 05:02:18 ID:uWYumulU
ひふみ「この話、もうやめる…?」
青葉「い、いえ!もっと聞きたいです!」
ひふみ「…わかった」
ひふみ「その子はすごく明るくて、頑張りやさんで…一緒にいると…すごく楽しい」
青葉「(明るい……ひふみ先輩、そういう人がタイプなんだ…)」
ひふみ「すごく可愛くて…人に気遣いもできて優しくて…」
青葉「……え」
ひふみ「でも、普段と違う…いじわるな表情も可愛くて…//」
青葉「ひふみ先輩…可愛いって…?」
ひふみ「…うん…女の子だよ…その子」
青葉「……!」
青葉「い、いえ!もっと聞きたいです!」
ひふみ「…わかった」
ひふみ「その子はすごく明るくて、頑張りやさんで…一緒にいると…すごく楽しい」
青葉「(明るい……ひふみ先輩、そういう人がタイプなんだ…)」
ひふみ「すごく可愛くて…人に気遣いもできて優しくて…」
青葉「……え」
ひふみ「でも、普段と違う…いじわるな表情も可愛くて…//」
青葉「ひふみ先輩…可愛いって…?」
ひふみ「…うん…女の子だよ…その子」
青葉「……!」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/01/03(水) 05:10:13 ID:uWYumulU
ひふみ「やっぱり…変、かな…?」
青葉「いいえ…そんなことないですよ」
ひふみ「青葉ちゃんは、どう思う…?」
青葉「わたしは…」
青葉「…恋愛に、性別は関係ないと思います」
ひふみ「……!」
青葉「そのくらいその人の事を想っているってことだし」
青葉「すごく素敵な事だと思います」
ひふみ「青葉ちゃん…//」
青葉「それで、きっかけは何だったんですか?」
ひふみ「きっかけ…その子はいつも私に優しく話かけてくれて…」
ひふみ「仲良くなれたのも、その子が積極的に話かけてくれたから…」
青葉「いいえ…そんなことないですよ」
ひふみ「青葉ちゃんは、どう思う…?」
青葉「わたしは…」
青葉「…恋愛に、性別は関係ないと思います」
ひふみ「……!」
青葉「そのくらいその人の事を想っているってことだし」
青葉「すごく素敵な事だと思います」
ひふみ「青葉ちゃん…//」
青葉「それで、きっかけは何だったんですか?」
ひふみ「きっかけ…その子はいつも私に優しく話かけてくれて…」
ひふみ「仲良くなれたのも、その子が積極的に話かけてくれたから…」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/01/03(水) 05:22:23 ID:uWYumulU
ひふみ「コミュ障な私でも…その子とは気軽に話せて…あとは自然とその子を意識したりして…」
ひふみ「子供っぽい所も…すごく、可愛い…//」
ひふみ「そうじろうにも似てて…すごく撫でたくなる//」
青葉「……そっか…」
ひふみ「…?」
青葉「ひふみ先輩、好きなんですね、その子の事…」
ひふみ「うん…大好きだよ」
青葉「……っ」
青葉「他にはどんな感じなんですか?」
ひふみ「えっとね…」
ひふみ「子供っぽい所も…すごく、可愛い…//」
ひふみ「そうじろうにも似てて…すごく撫でたくなる//」
青葉「……そっか…」
ひふみ「…?」
青葉「ひふみ先輩、好きなんですね、その子の事…」
ひふみ「うん…大好きだよ」
青葉「……っ」
青葉「他にはどんな感じなんですか?」
ひふみ「えっとね…」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/01/03(水) 05:32:28 ID:uWYumulU
ひふみ「失敗しても、何度もチャンレンジしたり…」
ひふみ「時々…物と会話したりしてる…」
青葉「ふふっ、なんだかイメージと違いますね」
ひふみ「でもそんな所も可愛くて…あっそうだ…青葉ちゃん」
青葉「?、どうしました?」
ひふみ「お昼休みになったら…青葉ちゃんの好きなハンバーグ…一緒に食べに、行こ…?」
青葉「はい!ぜひお供させていただきます!」ニコッ
ひふみ「そして…笑顔がとっても可愛い…」
ひふみ「時々…物と会話したりしてる…」
青葉「ふふっ、なんだかイメージと違いますね」
ひふみ「でもそんな所も可愛くて…あっそうだ…青葉ちゃん」
青葉「?、どうしました?」
ひふみ「お昼休みになったら…青葉ちゃんの好きなハンバーグ…一緒に食べに、行こ…?」
青葉「はい!ぜひお供させていただきます!」ニコッ
ひふみ「そして…笑顔がとっても可愛い…」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/01/03(水) 05:44:40 ID:uWYumulU
青葉「その子、すごく魅力的な子ですね…それにしてもひふみ先輩にそんなに仲がいい人がいたなんて知りませんでした…」
青葉「もしかして、会社も同じですか?」
ひふみ「…うん」
青葉「ええっ!?…うーん、でも全くわからない…」
ひふみ「(青葉ちゃん…意外と鈍感…)」
青葉「その子とは付き合ってるんですか?」
ひふみ「ううん、まだだよ…でも…勇気を出して告白しようと思う…!」
青葉「もしかして、会社も同じですか?」
ひふみ「…うん」
青葉「ええっ!?…うーん、でも全くわからない…」
ひふみ「(青葉ちゃん…意外と鈍感…)」
青葉「その子とは付き合ってるんですか?」
ひふみ「ううん、まだだよ…でも…勇気を出して告白しようと思う…!」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2018/01/03(水) 05:51:30 ID:uWYumulU
青葉「私、ひふみ先輩の事応援してますから…ずっと…幸せになれるように…」
ひふみ「うん、頑張ってみる…」
ひふみ「あのね、青葉ちゃん…」
青葉「はい?」
ひふみ「今日…仕事が終わったら」
ひふみ「私の家に…来て…くれる?」
おわり
きららファンタジアでの星5ひふみん参戦待ってます
ひふみ「うん、頑張ってみる…」
ひふみ「あのね、青葉ちゃん…」
青葉「はい?」
ひふみ「今日…仕事が終わったら」
ひふみ「私の家に…来て…くれる?」
おわり
きららファンタジアでの星5ひふみん参戦待ってます
引用元: 青葉「ひふみ先輩って好きな人いるんですか?」ひふみ「…うん」
葉月しずく「私ともずくの出会い」
2017-12-15
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 17:33:57.87 ID:eVHf7LYb0
~注意~
※このSSはNEWGAME!になりますが、原作には無い想像の設定になっておりますので、ご了承下さい。
~イーグルジャンプ~
もずく「にゃあ~」
青葉「もずく~、君はいつも癒しになってくれるから助かっているんだよ♪」
もずく『じゃあ、私の方も癒してくれるかニャ~?』
青葉「えっ!?」
しずく「はははっ、なんてね…冗談だよ!」スッ
青葉「葉月さんっ!?」
しずく「どうだい、私の腹話術は?」ドヤッ
もずく「にゃ~」
青葉「ややこしい事しないでくださいよっ!?」
※このSSはNEWGAME!になりますが、原作には無い想像の設定になっておりますので、ご了承下さい。
~イーグルジャンプ~
もずく「にゃあ~」
青葉「もずく~、君はいつも癒しになってくれるから助かっているんだよ♪」
もずく『じゃあ、私の方も癒してくれるかニャ~?』
青葉「えっ!?」
しずく「はははっ、なんてね…冗談だよ!」スッ
青葉「葉月さんっ!?」
しずく「どうだい、私の腹話術は?」ドヤッ
もずく「にゃ~」
青葉「ややこしい事しないでくださいよっ!?」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 17:52:38.87 ID:eVHf7LYb0
しずく「はははっ、ごめんごめん♪」
青葉「もぅ~……」
…………………………………………………
青葉「そういえば、葉月さんはもずくとどのようにして出会ったんですか?」
もずく「にゃあ~~」
しずく「んっ、なんだい…急に?」
青葉「いいえ。最近ですが、葉月さんがもずくを会社に連れて来るようになったのは八神さんと遠山さんが入社する前からって聞きましたので、少し気になった次第で……」
しずく「そうか…うん、分かった! じゃあ、涼風くんには特別に私ともずくとの出会い話を聞かせてあげようじゃないか♪」ニコ
青葉「ほんとですか!? あれっ、でも特別というのは?」
しずく「あぁ。実はというと、もずくとの出会い話はまだ八神たちにもしてなくてね……。今回話をするなら、涼風くんが初めてという事になるんだよ?」
青葉「えええぇぇっっっーー!?」
しずく「おやおや、そんなに驚く事かい?」
青葉「当たり前じゃないですかっ!? 私はてっきし、八神さんたちにも話していたとばかり!!」
しずく「私は聞かれた事には答えられる範囲で答えるつもりだからね。今まで八神たちから「もずくとの出会い話を聞かせてくれ」なんて一言も言われなかったから、敢えて話してないだけさ……ふふっ♪」クスクス
青葉(葉月さん、ある意味侮れないのかもしれません……)
青葉「もぅ~……」
…………………………………………………
青葉「そういえば、葉月さんはもずくとどのようにして出会ったんですか?」
もずく「にゃあ~~」
しずく「んっ、なんだい…急に?」
青葉「いいえ。最近ですが、葉月さんがもずくを会社に連れて来るようになったのは八神さんと遠山さんが入社する前からって聞きましたので、少し気になった次第で……」
しずく「そうか…うん、分かった! じゃあ、涼風くんには特別に私ともずくとの出会い話を聞かせてあげようじゃないか♪」ニコ
青葉「ほんとですか!? あれっ、でも特別というのは?」
しずく「あぁ。実はというと、もずくとの出会い話はまだ八神たちにもしてなくてね……。今回話をするなら、涼風くんが初めてという事になるんだよ?」
青葉「えええぇぇっっっーー!?」
しずく「おやおや、そんなに驚く事かい?」
青葉「当たり前じゃないですかっ!? 私はてっきし、八神さんたちにも話していたとばかり!!」
しずく「私は聞かれた事には答えられる範囲で答えるつもりだからね。今まで八神たちから「もずくとの出会い話を聞かせてくれ」なんて一言も言われなかったから、敢えて話してないだけさ……ふふっ♪」クスクス
青葉(葉月さん、ある意味侮れないのかもしれません……)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 18:05:59.02 ID:eVHf7LYb0
しずく「ゴホン! では、改めて話そうか……あれは八神や遠山くんが入社してくる前の話だ…………」
~回想~
ザァーザァーザァー!!!
しずく「はぁはぁ。用事で外回りに出た所までは良いが、うっかり傘を持たずに会社を出るとは災難だよ…」
ザァーザァー!!
しずく「仕方ない…。まだ約束まで時間はあるし、少し止むまでここで雨宿りだな」
(ダンボールの)猫「にゃああ~」
しずく「んっ?」
猫「にゃあ~」
しずく「おやっ、捨て猫じゃないか? どうしてこんな所に?」
猫「にゃああ~」
しずく「お~、よしよし…可哀想に。誰なんだい、こんな所に猫を捨てていくのは…」ナデナデ
猫「にゃ~♪」
~回想~
ザァーザァーザァー!!!
しずく「はぁはぁ。用事で外回りに出た所までは良いが、うっかり傘を持たずに会社を出るとは災難だよ…」
ザァーザァー!!
しずく「仕方ない…。まだ約束まで時間はあるし、少し止むまでここで雨宿りだな」
(ダンボールの)猫「にゃああ~」
しずく「んっ?」
猫「にゃあ~」
しずく「おやっ、捨て猫じゃないか? どうしてこんな所に?」
猫「にゃああ~」
しずく「お~、よしよし…可哀想に。誰なんだい、こんな所に猫を捨てていくのは…」ナデナデ
猫「にゃ~♪」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 18:16:41.78 ID:eVHf7LYb0
しずく「お腹がすいてるだろ? ほ~ら、にぼしだ!! 今日のお昼の残りだが、勘弁してくれよ?」
猫「にゃあ~♪」
……………………
しずく「おや、雨が止んだようだねぇ~! そろそろ行かなければ……」
猫「にゃあ?」
しずく「ごめんね~。私はもう行くから、いい人に拾われるんだぞ?」
猫「にゃあ?」
……………………
しずく「よし、ここだな!」
猫「にゃあああ~♪」
しずく「って、わぁっ!?」
猫「にゃああ?」
しずく「つ、ついてきたの、かい?」
猫「にゃあ♪」
しずく「ダ、ダメだ…ついてきちゃあっ!? いいかい、きみはここから離れるんだ?」
猫「にゃあ?」
しずく「いいから離れなさい!」
猫「」スタスタ
しずく「ふぅ~、向こうにいってくれたかぁー。」
猫「にゃあ~♪」
……………………
しずく「おや、雨が止んだようだねぇ~! そろそろ行かなければ……」
猫「にゃあ?」
しずく「ごめんね~。私はもう行くから、いい人に拾われるんだぞ?」
猫「にゃあ?」
……………………
しずく「よし、ここだな!」
猫「にゃあああ~♪」
しずく「って、わぁっ!?」
猫「にゃああ?」
しずく「つ、ついてきたの、かい?」
猫「にゃあ♪」
しずく「ダ、ダメだ…ついてきちゃあっ!? いいかい、きみはここから離れるんだ?」
猫「にゃあ?」
しずく「いいから離れなさい!」
猫「」スタスタ
しずく「ふぅ~、向こうにいってくれたかぁー。」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 18:31:46.41 ID:eVHf7LYb0
~帰り~
しずく「今日はいつもより早く帰れそうだ…」
猫「にゃあ~」
しずく「っ!?」
猫「にゃああ~」
しずく「また君かいっ!?」
猫「にゃあ~」
しずく「まったく困ったものだねぇ………」
~自宅前~
猫「にゃあ~」
しずく「まだついてくる気かい? ここは私の家だから、もう君は中に入れないんだよ…分かったかい?」
猫「にゃ?」
しずく「なんて分かる訳ないか……。とりあえず、ここから離れnザァァァァッッッッッーーーーー!!!!!
しずく「おや、雨か。早く家に入らなければ……」チラッ
猫「」
しずく「はぁー、このまま外に出たら雨に濡れるだけだ……仕方がない、入りなさい?」
猫「にゃあ~♪」
しずく「今日はいつもより早く帰れそうだ…」
猫「にゃあ~」
しずく「っ!?」
猫「にゃああ~」
しずく「また君かいっ!?」
猫「にゃあ~」
しずく「まったく困ったものだねぇ………」
~自宅前~
猫「にゃあ~」
しずく「まだついてくる気かい? ここは私の家だから、もう君は中に入れないんだよ…分かったかい?」
猫「にゃ?」
しずく「なんて分かる訳ないか……。とりあえず、ここから離れnザァァァァッッッッッーーーーー!!!!!
しずく「おや、雨か。早く家に入らなければ……」チラッ
猫「」
しずく「はぁー、このまま外に出たら雨に濡れるだけだ……仕方がない、入りなさい?」
猫「にゃあ~♪」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 18:46:53.98 ID:eVHf7LYb0
ザァァァァッッッッッーーーーー!!
猫「」
しずく「やれやれ…。降ってるうちだぞ、雨がやんだらおとなしくここを離れるんだぞ?」
猫「にゃあ?」
しずく「それにしても、今日は随分と雨が降るねぇ~。」
……………………………………………
ザァァァァッッッッッーーーーー!
しずく「まだ降ってるねぇ……。」チラッ
猫「にゃあ~」
しずく「私もそろそろ寝ないといけないのだけどなぁ……。はぁ~、しょうがない! 一晩だけだぞ、家にいていいのは!! 明日になったら元の場所に戻るんだぞ?」
猫「にゃあ~」
~深夜~
しずく「~ZZZ」
猫「にゃあ~」ピョン
しずく「っ!?」
猫「にゃあ」
しずく「ど、どうしたんだい!? 私のベッドなんかに来て?」
猫「にゃああ~」ゴロン
しずく「一緒に寝たいのか……まったく、しょうがないなぁ。」
猫「」ZZZ
しずく「…………」
猫「」ZZZ
しずく「………ふふっ、なんだかんだで良く見たら、うちの会社の女の子並に可愛いじゃないか、君も♪」ニコニコ
猫「」
しずく「やれやれ…。降ってるうちだぞ、雨がやんだらおとなしくここを離れるんだぞ?」
猫「にゃあ?」
しずく「それにしても、今日は随分と雨が降るねぇ~。」
……………………………………………
ザァァァァッッッッッーーーーー!
しずく「まだ降ってるねぇ……。」チラッ
猫「にゃあ~」
しずく「私もそろそろ寝ないといけないのだけどなぁ……。はぁ~、しょうがない! 一晩だけだぞ、家にいていいのは!! 明日になったら元の場所に戻るんだぞ?」
猫「にゃあ~」
~深夜~
しずく「~ZZZ」
猫「にゃあ~」ピョン
しずく「っ!?」
猫「にゃあ」
しずく「ど、どうしたんだい!? 私のベッドなんかに来て?」
猫「にゃああ~」ゴロン
しずく「一緒に寝たいのか……まったく、しょうがないなぁ。」
猫「」ZZZ
しずく「…………」
猫「」ZZZ
しずく「………ふふっ、なんだかんだで良く見たら、うちの会社の女の子並に可愛いじゃないか、君も♪」ニコニコ
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 20:29:24.80 ID:eVHf7LYb0
~一旦回想終了~
青葉「へぇ~、もずくって元は捨て猫だったんですか!」
しずく「そうだとも…なぁ、もずく~?♪」
もずく「にゃお~」
青葉「それにしても餌をあげたらついてくるなんて、当時からもずくは可愛いですね~!!」
しずく「あぁ。おかげで一晩泊めただけで、まさか私に情が移るとは思わなかったけどね…」
青葉「それで、その後どうなったんですか?」
しずく「それはだな……」
~回想~
しずく「ふわぁ~、そろそろ起きないとな!」
猫「にゃお~」
しずく「あぁ、おはよう。」
…………………………………
しずく「ほらっ、君の餌だ! 食べなさい!!」コトッ
猫「にゃおお~♪」
猫「」モグモグ
しずく「ふふふっ、本当に可愛いなぁ~♪」
青葉「へぇ~、もずくって元は捨て猫だったんですか!」
しずく「そうだとも…なぁ、もずく~?♪」
もずく「にゃお~」
青葉「それにしても餌をあげたらついてくるなんて、当時からもずくは可愛いですね~!!」
しずく「あぁ。おかげで一晩泊めただけで、まさか私に情が移るとは思わなかったけどね…」
青葉「それで、その後どうなったんですか?」
しずく「それはだな……」
~回想~
しずく「ふわぁ~、そろそろ起きないとな!」
猫「にゃお~」
しずく「あぁ、おはよう。」
…………………………………
しずく「ほらっ、君の餌だ! 食べなさい!!」コトッ
猫「にゃおお~♪」
猫「」モグモグ
しずく「ふふふっ、本当に可愛いなぁ~♪」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 21:00:44.53 ID:eVHf7LYb0
猫「」モグモグ
しずく「……………」ジィィィィィィ
猫「」モグモグ
しずく「………そういえば」ジィィィィィィ
しずく(昨日この猫と一晩、一緒に寝ただけなのに心地が良いような感じがしたねぇ…。いつもだったらあまり良い気分じゃないはずなのに……)ジィィィィィィ
猫「」モグモグ
しずく(それに一人暮らしを始めてから、ずっと働き詰めで…ずっと仕事のことばかりを考え、休みでは唯一趣味としている好きな女の子を観察して過ごしてきたが、なぜか心が満たされず…夜は特に寂しかった……。なぜだろうって疑問に思った事もあったが…)
しずく(フッ、昨日猫と一緒に寝て…分かったよ……。)
しずく(家族か……。仕事一筋として考えていた…私は恋とか結婚とか、また家庭とかそんな事を考えた事がなかった……だからこそ、どこかで寂しいと思っていたのだろう……)
しずく(今までは寂しさで心が満たされてなかった…。だけど、猫と一緒に一晩を過ごした事で満たされつつあった…だから心が良かったのだろう! もしも、猫がいなくなったら私は、また……。………今のまま寂しいと、良い気分じゃないと私自身がそう感じるなら…家族が少しでも欲しいと思うのなら……)
猫「」モグモグ
しずく「よぉし、少しでも心を満たそうじゃないか!!」ヒョイ
猫「にゃお?」
しずく「きみ、今日から私と一緒に暮らそう!」
猫「にゃあー」
しずく「そうだ! 今日からきみの新しい飼い主は私だ♪」ニコ
しずく「……………」ジィィィィィィ
猫「」モグモグ
しずく「………そういえば」ジィィィィィィ
しずく(昨日この猫と一晩、一緒に寝ただけなのに心地が良いような感じがしたねぇ…。いつもだったらあまり良い気分じゃないはずなのに……)ジィィィィィィ
猫「」モグモグ
しずく(それに一人暮らしを始めてから、ずっと働き詰めで…ずっと仕事のことばかりを考え、休みでは唯一趣味としている好きな女の子を観察して過ごしてきたが、なぜか心が満たされず…夜は特に寂しかった……。なぜだろうって疑問に思った事もあったが…)
しずく(フッ、昨日猫と一緒に寝て…分かったよ……。)
しずく(家族か……。仕事一筋として考えていた…私は恋とか結婚とか、また家庭とかそんな事を考えた事がなかった……だからこそ、どこかで寂しいと思っていたのだろう……)
しずく(今までは寂しさで心が満たされてなかった…。だけど、猫と一緒に一晩を過ごした事で満たされつつあった…だから心が良かったのだろう! もしも、猫がいなくなったら私は、また……。………今のまま寂しいと、良い気分じゃないと私自身がそう感じるなら…家族が少しでも欲しいと思うのなら……)
猫「」モグモグ
しずく「よぉし、少しでも心を満たそうじゃないか!!」ヒョイ
猫「にゃお?」
しずく「きみ、今日から私と一緒に暮らそう!」
猫「にゃあー」
しずく「そうだ! 今日からきみの新しい飼い主は私だ♪」ニコ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 21:20:14.91 ID:eVHf7LYb0
~一旦回想終了~
青葉「それがもずくを飼うきっかけだったんですか?」
しずく「あぁ。情が移り、同時に私の中にあったある疑問が一気に解消された……全てはもずくと一晩一緒に過ごしたお蔭だったんだ!!」
しずく「そして…そこからもずくは私の家族となった!」
青葉「いいですね! 流石はもずくちゃん、いいこいいこ♪」ナデナデ
もずく「にゃおお~」
青葉「それで葉月さんは「もずく」と名付けたり、会社に連れてくるようになったんですね?」
しずく「いや、最初は会社には連れて来ないで家で過ごしていたんだよ、もずくは。それに名前もまだ付けずに「猫ちゃん」と呼んでいたんだ!」
青葉「えっ?」
しずく「当時、私はかなり多忙だったものでねぇ……もずくの名前すらも決めてあげる程の時間は取れなかったのだよ!」
青葉「それじゃあ、いつぐらいに名前を付けたり、会社に連れてくるようになったんですか?」
しずく「それはこれから話そう…。あれは、もずくを飼い始めて一ヶ月が経った頃だ………」
青葉「それがもずくを飼うきっかけだったんですか?」
しずく「あぁ。情が移り、同時に私の中にあったある疑問が一気に解消された……全てはもずくと一晩一緒に過ごしたお蔭だったんだ!!」
しずく「そして…そこからもずくは私の家族となった!」
青葉「いいですね! 流石はもずくちゃん、いいこいいこ♪」ナデナデ
もずく「にゃおお~」
青葉「それで葉月さんは「もずく」と名付けたり、会社に連れてくるようになったんですね?」
しずく「いや、最初は会社には連れて来ないで家で過ごしていたんだよ、もずくは。それに名前もまだ付けずに「猫ちゃん」と呼んでいたんだ!」
青葉「えっ?」
しずく「当時、私はかなり多忙だったものでねぇ……もずくの名前すらも決めてあげる程の時間は取れなかったのだよ!」
青葉「それじゃあ、いつぐらいに名前を付けたり、会社に連れてくるようになったんですか?」
しずく「それはこれから話そう…。あれは、もずくを飼い始めて一ヶ月が経った頃だ………」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 21:28:15.97 ID:eVHf7LYb0
~回想~
しずく「さて、今日も頑張ろうか!」
猫「にゃおお~」
しずく「猫ちゃん、最近少し太ったんじゃないか?」
猫「にゃお?」
しずく「まぁ、いいか。とりあえず、行ってくるから、しっかりと留守番しているんだよ?」
猫「にゃおお~」
しずく「おいおい、ついてこなくていいんだよ?」
猫「にゃお」
しずく「そうそう……」
ガチャッ♪
~外~
しずく「さてと…」
猫「にゃお~」
しずく「わぁっ!?」
しずく「い、いつの間にっ!?」
猫「にゃおお」
しずく「体型が少々太目なのに、意外にすばしっこいなきみは……」
猫「にゃお?」
しずく「仕方ない。家に戻していても時間が掛かるだろうし、ひとまず会社に連れていこうとしますか…。」
しずく「さて、今日も頑張ろうか!」
猫「にゃおお~」
しずく「猫ちゃん、最近少し太ったんじゃないか?」
猫「にゃお?」
しずく「まぁ、いいか。とりあえず、行ってくるから、しっかりと留守番しているんだよ?」
猫「にゃおお~」
しずく「おいおい、ついてこなくていいんだよ?」
猫「にゃお」
しずく「そうそう……」
ガチャッ♪
~外~
しずく「さてと…」
猫「にゃお~」
しずく「わぁっ!?」
しずく「い、いつの間にっ!?」
猫「にゃおお」
しずく「体型が少々太目なのに、意外にすばしっこいなきみは……」
猫「にゃお?」
しずく「仕方ない。家に戻していても時間が掛かるだろうし、ひとまず会社に連れていこうとしますか…。」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/13(水) 21:40:20.70 ID:eVHf7LYb0
~イーグルジャンプ~
猫「にゃお~」
女性社員A「わぁ~、可愛い♪」
女性社員B「本当に可愛いですね~。まさか、葉月さんが猫を飼っていたなんて知りませんでしたよ?」
しずく「まぁ、ずっと家でお留守番をさせていたんだが、今日に限って私についていこうと外に出ていたから止むを得ずに連れて来たのだよ! 他に預ける場所も無かったものでねぇ…迷惑を掛けると思うが、私が仕事で忙しい間は少し相手を頼むよ?」
女性社員たち「はい♪」
~別の部屋~
しずく「まったく、猫ちゃんの気まぐれにも困ったものだよ…」カキカキ
トントン♪
しずく「はい?」
ガチャッ♪
女性社員C「失礼いたします! 葉月さん、取引先の社長様がみえられておりますが、どういたしましょう?」
しずく「なにっ!? 分かった、私が直接お話を伺うとそう話を通しておいてくれないか?」
女性社員C「分かりました!」
しずく(一体、何があったんだ!?)
猫「にゃお~」
女性社員A「わぁ~、可愛い♪」
女性社員B「本当に可愛いですね~。まさか、葉月さんが猫を飼っていたなんて知りませんでしたよ?」
しずく「まぁ、ずっと家でお留守番をさせていたんだが、今日に限って私についていこうと外に出ていたから止むを得ずに連れて来たのだよ! 他に預ける場所も無かったものでねぇ…迷惑を掛けると思うが、私が仕事で忙しい間は少し相手を頼むよ?」
女性社員たち「はい♪」
~別の部屋~
しずく「まったく、猫ちゃんの気まぐれにも困ったものだよ…」カキカキ
トントン♪
しずく「はい?」
ガチャッ♪
女性社員C「失礼いたします! 葉月さん、取引先の社長様がみえられておりますが、どういたしましょう?」
しずく「なにっ!? 分かった、私が直接お話を伺うとそう話を通しておいてくれないか?」
女性社員C「分かりました!」
しずく(一体、何があったんだ!?)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 02:14:32.29 ID:ZGg5W7tk0
~談話室~
社長(女性)「葉月さん、お久しぶりですね♪」
葉月「これはこれは社長さん、ここイーグルジャンプに一体どのような御用で?」
社長「そうですね。単刀直入に申しますと、取引停止のお話に来まして…」
葉月「なんだってぇ~っ!?」
社長「イーグルジャンプさんの制作したゲームを販売したところ、一部は人気が無く、ゲームの売れ残りが見られました……。これはいずれ、我が社の経営不振に繋がり兼ねない事態だと判断し、いつまた売れ残りが続出するのかという考えを考慮した結果、イーグルジャンプとの取引停止が妥当だと判断いたしましたので、ご了承を願います!!」
葉月「ま、待ってくれぇ~!」
社長「なんですか?」
葉月「次だ、次に賭けてほしいのだが?」
社長「次と申しますと……次の新作ゲームのことですか?」
葉月「そうだ! 来年にコンペを開催する予定で、それに新入社員も来る予定だから何としてもゲーム制作を続ける為に取引停止はどうしてもマズイことだ。だからこそ、何とかならないのかね?」
社長「そう申されましてもねぇ……私は以前からそちらの社長さんや大和さんと親しくて、その縁で取引を了承したが、はっきり言ってディレクターである葉月さんの頼みでは難しいですねぇ…。それに売れるかも分からないし、もし無理だったら時間の無駄に終わりますから、何かしらの保証を無い限りは…」
葉月「くっ……」
……………………………
猫「にゃおお~♪」
葉月「!?」
社長「えっ!?」
社長(女性)「葉月さん、お久しぶりですね♪」
葉月「これはこれは社長さん、ここイーグルジャンプに一体どのような御用で?」
社長「そうですね。単刀直入に申しますと、取引停止のお話に来まして…」
葉月「なんだってぇ~っ!?」
社長「イーグルジャンプさんの制作したゲームを販売したところ、一部は人気が無く、ゲームの売れ残りが見られました……。これはいずれ、我が社の経営不振に繋がり兼ねない事態だと判断し、いつまた売れ残りが続出するのかという考えを考慮した結果、イーグルジャンプとの取引停止が妥当だと判断いたしましたので、ご了承を願います!!」
葉月「ま、待ってくれぇ~!」
社長「なんですか?」
葉月「次だ、次に賭けてほしいのだが?」
社長「次と申しますと……次の新作ゲームのことですか?」
葉月「そうだ! 来年にコンペを開催する予定で、それに新入社員も来る予定だから何としてもゲーム制作を続ける為に取引停止はどうしてもマズイことだ。だからこそ、何とかならないのかね?」
社長「そう申されましてもねぇ……私は以前からそちらの社長さんや大和さんと親しくて、その縁で取引を了承したが、はっきり言ってディレクターである葉月さんの頼みでは難しいですねぇ…。それに売れるかも分からないし、もし無理だったら時間の無駄に終わりますから、何かしらの保証を無い限りは…」
葉月「くっ……」
……………………………
猫「にゃおお~♪」
葉月「!?」
社長「えっ!?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 02:22:23.35 ID:ZGg5W7tk0
猫「にゃ~お」
葉月「あっ、やっぱり猫ちゃんか!?」
猫「にゃ?」
社長「………」
葉月「いつの間にこんなところに迷い込んだんだ?!」
猫「にゃ~」
社長「………」
葉月「ほらほら、私はまだ仕事中なんだ? 相手は私の可愛い部下でしてくれるから、そっちに行きなさい!」
猫「にゃ?」
社長「………」
葉月「あっ、社長さん、これは大変失礼なことww社長「可愛いっ~~/////」
葉月「えっ?」
社長「可愛いじゃないですかっ、この猫ちゃん!?///// 少々太目なところがまた最高で、触り心地も良さそうですねぇ♪///」
葉月「………」
社長「おっと、失礼! 実は私、猫に目がなくてねぇ……つい語り出してしまって///」
葉月「そうですか…」
葉月「あっ、やっぱり猫ちゃんか!?」
猫「にゃ?」
社長「………」
葉月「いつの間にこんなところに迷い込んだんだ?!」
猫「にゃ~」
社長「………」
葉月「ほらほら、私はまだ仕事中なんだ? 相手は私の可愛い部下でしてくれるから、そっちに行きなさい!」
猫「にゃ?」
社長「………」
葉月「あっ、社長さん、これは大変失礼なことww社長「可愛いっ~~/////」
葉月「えっ?」
社長「可愛いじゃないですかっ、この猫ちゃん!?///// 少々太目なところがまた最高で、触り心地も良さそうですねぇ♪///」
葉月「………」
社長「おっと、失礼! 実は私、猫に目がなくてねぇ……つい語り出してしまって///」
葉月「そうですか…」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 02:30:30.83 ID:ZGg5W7tk0
猫「にゃお~~」
社長「可愛いっーーーー♪/// そうだ、写真とか撮ってよろしいですかね?」
葉月「はぁ…どうぞ。」
社長「♪」
~しばらくして~
社長「いやあ、夢中になってごめんなさいね!」
社長「そうだ。後、その猫ちゃん、名前はなんと言うのですか?」
葉月「えっ?!(ヤバい、名前なんて考えてなかったから…答えられん!!)」
社長「葉月さん?」
葉月「ムムムッ……」
猫「……にゃお~♪」
葉月「んっ…………」
葉月「ハッ!? そうだ……「もずく」だ!! もずくにしよう……この猫の名前はもずくですよ!」
社長「もずく、ですか? 変わったお名前ですけど、でもいいですねぇ~/////」
葉月(咄嗟に猫ちゃん…いや、もずくを鳴き声を聞いたら…急に頭の中に「もずく」ってキーワードが浮かんで来て咄嗟に言っただけなんだけどなぁ……)
社長「可愛いっーーーー♪/// そうだ、写真とか撮ってよろしいですかね?」
葉月「はぁ…どうぞ。」
社長「♪」
~しばらくして~
社長「いやあ、夢中になってごめんなさいね!」
社長「そうだ。後、その猫ちゃん、名前はなんと言うのですか?」
葉月「えっ?!(ヤバい、名前なんて考えてなかったから…答えられん!!)」
社長「葉月さん?」
葉月「ムムムッ……」
猫「……にゃお~♪」
葉月「んっ…………」
葉月「ハッ!? そうだ……「もずく」だ!! もずくにしよう……この猫の名前はもずくですよ!」
社長「もずく、ですか? 変わったお名前ですけど、でもいいですねぇ~/////」
葉月(咄嗟に猫ちゃん…いや、もずくを鳴き声を聞いたら…急に頭の中に「もずく」ってキーワードが浮かんで来て咄嗟に言っただけなんだけどなぁ……)
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 17:06:53.34 ID:ZGg5W7tk0
社長「葉月さん!」
葉月「はい?」
社長「今回の件なのですが、取引停止は一旦無かったことにしましょう!」
葉月「えっ?」
社長「このもずくちゃんを見ていたら何だか貴方の先ほどのお言葉を信用してもいいかなって気持ちが湧いてきまして…」
葉月「そうですか!? いやあ、あはは…ありがとうございます!!」
社長「いいえ。お礼だったら私じゃなくて、もずくちゃんにしてください♪」
葉月「えっ?」
社長「なにせこの子が私の気持ちを変えてくれたんですから……ねぇ、もずくちゃん♪?」
もずく「にゃおお~」
葉月「はい?」
社長「今回の件なのですが、取引停止は一旦無かったことにしましょう!」
葉月「えっ?」
社長「このもずくちゃんを見ていたら何だか貴方の先ほどのお言葉を信用してもいいかなって気持ちが湧いてきまして…」
葉月「そうですか!? いやあ、あはは…ありがとうございます!!」
社長「いいえ。お礼だったら私じゃなくて、もずくちゃんにしてください♪」
葉月「えっ?」
社長「なにせこの子が私の気持ちを変えてくれたんですから……ねぇ、もずくちゃん♪?」
もずく「にゃおお~」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 17:20:09.33 ID:ZGg5W7tk0
~その後~
葉月「もずく~、お前のおかげで何とか助かったよ~♪ そうだ、今日は少し高めのキャットフードをあげよう!」
もずく「にゃお~」
葉月「………それと決めたぞ!」
もずく「にゃ?」
葉月「もずく、お前は今日から毎日、うちの会社に連れてこよう! 家にいても退屈だろうし、それに今日のを見て分かったが、お前が会社に来ただけで何だか雰囲気が変わったようだし、取引先の人も大喜びだった……もしかしたら、お前は幸せを運ぶ猫になるかもしれないしな!!」
もずく「にゃお~♪」
~回想終了~
葉月「もずく~、お前のおかげで何とか助かったよ~♪ そうだ、今日は少し高めのキャットフードをあげよう!」
もずく「にゃお~」
葉月「………それと決めたぞ!」
もずく「にゃ?」
葉月「もずく、お前は今日から毎日、うちの会社に連れてこよう! 家にいても退屈だろうし、それに今日のを見て分かったが、お前が会社に来ただけで何だか雰囲気が変わったようだし、取引先の人も大喜びだった……もしかしたら、お前は幸せを運ぶ猫になるかもしれないしな!!」
もずく「にゃお~♪」
~回想終了~
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 17:29:11.93 ID:ZGg5W7tk0
青葉「成る程~!! それで「もずく」という名前が付いて、会社へ連れて来るようになったんですね!!!」
葉月「そういう事さ! 今や、私の読み通り…もずくは私も含めて今までたくさんの社員の幸せを運び、また癒しになってくれたよ!」
もずく「にゃおお~」
青葉「まぁ、そうですよね。これだけ可愛ければ、幸せも癒しも運んでくれますよ!」
葉月「そうだろう! しかも猫と戯れる社員がまたたまらなく可愛いのだよ~♪/////」
青葉「って、そこですか!?」
葉月「まぁ、それはさておいて…。話は以上になるよ。」
青葉「いや~、でも出会い話……中々良かったですよ」
葉月「うむ。そう言ってもらえて光栄だよ♪」
葉月「そういう事さ! 今や、私の読み通り…もずくは私も含めて今までたくさんの社員の幸せを運び、また癒しになってくれたよ!」
もずく「にゃおお~」
青葉「まぁ、そうですよね。これだけ可愛ければ、幸せも癒しも運んでくれますよ!」
葉月「そうだろう! しかも猫と戯れる社員がまたたまらなく可愛いのだよ~♪/////」
青葉「って、そこですか!?」
葉月「まぁ、それはさておいて…。話は以上になるよ。」
青葉「いや~、でも出会い話……中々良かったですよ」
葉月「うむ。そう言ってもらえて光栄だよ♪」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/14(木) 17:34:36.14 ID:ZGg5W7tk0
青葉「あっ、休憩時間がもう終わります!? 急いで戻らないと! では、葉月さん、これで失礼いたします!」
葉月「あぁ。午後も頑張ってくれたまえ、涼風くん♪」
……………………………
葉月「さて、私も仕事に戻るとするか!」
もずく「にゃお~」
葉月「そうだ! もずく~、今日は高めのキャットフードを帰りに買って帰ろうか?」
もずく「にゃお~♪」
葉月「そうかそうか。では、戻ろうか、もずく!」
もずく「にゃおお~」
おしまい
葉月「あぁ。午後も頑張ってくれたまえ、涼風くん♪」
……………………………
葉月「さて、私も仕事に戻るとするか!」
もずく「にゃお~」
葉月「そうだ! もずく~、今日は高めのキャットフードを帰りに買って帰ろうか?」
もずく「にゃお~♪」
葉月「そうかそうか。では、戻ろうか、もずく!」
もずく「にゃおお~」
おしまい
引用元: 葉月しずく「私ともずくの出会い」
【NEW_GAME!SS】「社員旅行の小さな思い出」
2017-12-11
1 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 23:45:06.18 ID:mu3zkFgW0
※これは「NEW_GAME!」の社員旅行編でのちょっとしたSSになります。
~就寝前 社員旅行先のとある旅館~
りん「あらっ、もう私たち人数分の布団が敷いてあるのね!」
コウ「誰がどの布団で寝るかは早いもん勝ちだぁーー!! ちなみに私はここーー!」
はじめ「あっ、八神さん、ずるいっ!? じゃあ、私はここにしよっと!」
ゆん「ちょっ、子供か、はじめも八神さんもっ!?」
ひふみ「なん…だか…修学…旅行……みたい」
青葉「あっ、確かにそうですね!!」
りん「そうね♪ 大勢の人たちと一緒に寝る所がまた修学旅行と同じイメージだものね。」
コウ「修学旅行かぁー…懐かしいな! 学生時代を思い出すよ!」
はじめ「今思えば、私が一番輝いていたのはあの頃だったかな。」
ゆん「あの頃って学生時代のいつの時やっ!?」
ひふみ「…学生…時代……」
青葉「ひふみ先輩?」
~就寝前 社員旅行先のとある旅館~
りん「あらっ、もう私たち人数分の布団が敷いてあるのね!」
コウ「誰がどの布団で寝るかは早いもん勝ちだぁーー!! ちなみに私はここーー!」
はじめ「あっ、八神さん、ずるいっ!? じゃあ、私はここにしよっと!」
ゆん「ちょっ、子供か、はじめも八神さんもっ!?」
ひふみ「なん…だか…修学…旅行……みたい」
青葉「あっ、確かにそうですね!!」
りん「そうね♪ 大勢の人たちと一緒に寝る所がまた修学旅行と同じイメージだものね。」
コウ「修学旅行かぁー…懐かしいな! 学生時代を思い出すよ!」
はじめ「今思えば、私が一番輝いていたのはあの頃だったかな。」
ゆん「あの頃って学生時代のいつの時やっ!?」
ひふみ「…学生…時代……」
青葉「ひふみ先輩?」
2 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/10(日) 23:56:51.82 ID:mu3zkFgW0
はじめ「そうだ!? せっかく修学旅行の話題が出たからたまには私たちも社員旅行を修学旅行の勢いで楽しみましょう!! なので、これから皆で語り合いませんか?」
コウ「おっ、いいね♪」
青葉「なんだか、楽しそうですね!!」
ゆん「はぁっ、なんやそれっ!?」
りん「語り合うって、一体何を語り合うのかしら?」
ひふみ「わ、話題が……ない…」
コウ「話題が無いなら私が出すよ! ズバリ、恋バナなんてどうだ?」
ゆんひふみりん「「「っ!?///」」」
青葉「こ、恋バナですかっ!?///」
はじめ「成る程! では最初は言いだしっぺの八神さんからお願いします。」
コウ「おっ、いいね♪」
青葉「なんだか、楽しそうですね!!」
ゆん「はぁっ、なんやそれっ!?」
りん「語り合うって、一体何を語り合うのかしら?」
ひふみ「わ、話題が……ない…」
コウ「話題が無いなら私が出すよ! ズバリ、恋バナなんてどうだ?」
ゆんひふみりん「「「っ!?///」」」
青葉「こ、恋バナですかっ!?///」
はじめ「成る程! では最初は言いだしっぺの八神さんからお願いします。」
3 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 00:23:01.41 ID:PmITufSq0
コウ「わ、私がっ!?」
りん「っ!?」
ひふみ(あっ……)
青葉「おぉっ、八神さんですかっ!」
はじめ「そりゃあもちろんですよ! それで八神さん、彼氏とか、もしくは今好きな人とかいるんですか?」
コウ「えぇと……ゴッホン!!」
青葉「///」ドキドキ
ゆん「………」
りん「……………」グイグイ←コウの方に耳を傾けている
ひふみ(ひふみは…知って…いる。りんちゃんは……こういう話に…なると…コウちゃんの…方にのみ…100%意識を……集中させる…事を……。)
コウ「もちろん。いないに決まってるだろ! 私は仕事に命はかけてるけど、恋愛に命はかけてないんだよ!!」
りん「……ホッ」
ゆん「遠山さん、どないしはったんですか?」
りん「えっ?」
コウ「なになに、どうしたの、りん?」
りん「あっ、うぅん、なんでもないわっ!?///」
コウ「そうか?」
ひふみ(……ひとまず…これで…良かった……かな)
りん「っ!?」
ひふみ(あっ……)
青葉「おぉっ、八神さんですかっ!」
はじめ「そりゃあもちろんですよ! それで八神さん、彼氏とか、もしくは今好きな人とかいるんですか?」
コウ「えぇと……ゴッホン!!」
青葉「///」ドキドキ
ゆん「………」
りん「……………」グイグイ←コウの方に耳を傾けている
ひふみ(ひふみは…知って…いる。りんちゃんは……こういう話に…なると…コウちゃんの…方にのみ…100%意識を……集中させる…事を……。)
コウ「もちろん。いないに決まってるだろ! 私は仕事に命はかけてるけど、恋愛に命はかけてないんだよ!!」
りん「……ホッ」
ゆん「遠山さん、どないしはったんですか?」
りん「えっ?」
コウ「なになに、どうしたの、りん?」
りん「あっ、うぅん、なんでもないわっ!?///」
コウ「そうか?」
ひふみ(……ひとまず…これで…良かった……かな)
4 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 00:40:18.00 ID:PmITufSq0
コウ「そうそう。最初に私に聞いたけど、はじめ…お前はどうなんだよ?」
はじめ「わ、私ですかっ!?」
コウ「言えないのは無しだからな!」
はじめ「もちろん、私もいませんよ!!」
コウ「チェッ、なんだー、つまんねぇの。」
コウ「じゃあ、残りゆんと青葉、りんとひふみんはどう?」
ゆん「う、ウチですか!? ウチはおらんですよ!」
青葉「私です」
りん「こ…じゃなくて、私もいないわ」
ひふみ「私も…」
コウ「チェッーー、皆いないのか。それだったら恋バナした意味が無いよな!!」
はじめ「わ、私ですかっ!?」
コウ「言えないのは無しだからな!」
はじめ「もちろん、私もいませんよ!!」
コウ「チェッ、なんだー、つまんねぇの。」
コウ「じゃあ、残りゆんと青葉、りんとひふみんはどう?」
ゆん「う、ウチですか!? ウチはおらんですよ!」
青葉「私です」
りん「こ…じゃなくて、私もいないわ」
ひふみ「私も…」
コウ「チェッーー、皆いないのか。それだったら恋バナした意味が無いよな!!」
6 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 00:51:51.67 ID:PmITufSq0
りん「それじゃあ、もう寝ようかしら?」
ゆん「そうですね」
はじめ「えぇっ、まだ語り合いは恋バナしかしてませんよ!?」
コウ「まぁ、その話は意味が無く、終わったけどな!」
はじめ「それにまだ時間が早いですよっ!?」
ゆん「早くても寝なあかんやろ、そこは!」
りん「ゆんちゃんの言う通り。就寝が遅い程、朝起きられなくなったり、体にも悪いのよ?」
青葉「すみません。実は私も、まだ眠気がこなくて今すぐには寝られません…」
ひふみ「それだったら…すぐに…でも…横になると良い…よ。いつの間にか…眠く…なって…眠れる……かも」
青葉「あぁー、成る程! 確かにそうですね。眠くなるまで起きているのではなく、横になっていれば自然と睡魔に襲われる、という訳ですね!!」
はじめ「ちょっと青葉ちゃんっ!?」
コウ「ふわぁ~、睡魔とか眠るって話、聞いてたら私もなんだか眠くなってきた…」
はじめ「八神さんまでぇ~!?」
はじめ「あっ、そうだ! 今度は枕投げしませんかっ?
ゆん「そうですね」
はじめ「えぇっ、まだ語り合いは恋バナしかしてませんよ!?」
コウ「まぁ、その話は意味が無く、終わったけどな!」
はじめ「それにまだ時間が早いですよっ!?」
ゆん「早くても寝なあかんやろ、そこは!」
りん「ゆんちゃんの言う通り。就寝が遅い程、朝起きられなくなったり、体にも悪いのよ?」
青葉「すみません。実は私も、まだ眠気がこなくて今すぐには寝られません…」
ひふみ「それだったら…すぐに…でも…横になると良い…よ。いつの間にか…眠く…なって…眠れる……かも」
青葉「あぁー、成る程! 確かにそうですね。眠くなるまで起きているのではなく、横になっていれば自然と睡魔に襲われる、という訳ですね!!」
はじめ「ちょっと青葉ちゃんっ!?」
コウ「ふわぁ~、睡魔とか眠るって話、聞いてたら私もなんだか眠くなってきた…」
はじめ「八神さんまでぇ~!?」
はじめ「あっ、そうだ! 今度は枕投げしませんかっ?
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 01:26:09.20 ID:PmITufSq0
りん「枕投げ?」
はじめ「そうです。これだったら眠気も覚めると思いますよ!」
ゆん「成る程なぁ~…ってやるかぁ、あほ!!」
ひふみ「危ない……よ」
はじめ「大丈夫ですよ。普通に枕投げで怪我をしたって事例はありませんし、それに枕はそんなに固くはないですから当たっても平気ですよ!」
はじめ「という訳ではい、青葉ちゃん投げるよー!」ブンッ
青葉「わぁっ、いきなり私にですかっ!?」
ビューン!
青葉「きゃあっ!?」ヒョイ
ゆん「ちょっ……イタッ!?」バシッ
コウ「あぁ~あ、青葉に当てるつもりが避けちゃったから、代わりにゆんに当たったな!」
青葉「あっ、ゆんさん!? すみません!」
りん「ゆんちゃん、大丈夫?」
ゆん「…………」ムクッ
ひふみ「あっ、起きた……」
ゆん「……は~じ~め~ぇ~」ゴゴゴゴゴゴ
はじめ「ゆ、ゆんっ………!?」ビクビク
ゆん「よくもぶつけてくれたなぁーー!!! お返しや!」ブンッ
はじめ「そうです。これだったら眠気も覚めると思いますよ!」
ゆん「成る程なぁ~…ってやるかぁ、あほ!!」
ひふみ「危ない……よ」
はじめ「大丈夫ですよ。普通に枕投げで怪我をしたって事例はありませんし、それに枕はそんなに固くはないですから当たっても平気ですよ!」
はじめ「という訳ではい、青葉ちゃん投げるよー!」ブンッ
青葉「わぁっ、いきなり私にですかっ!?」
ビューン!
青葉「きゃあっ!?」ヒョイ
ゆん「ちょっ……イタッ!?」バシッ
コウ「あぁ~あ、青葉に当てるつもりが避けちゃったから、代わりにゆんに当たったな!」
青葉「あっ、ゆんさん!? すみません!」
りん「ゆんちゃん、大丈夫?」
ゆん「…………」ムクッ
ひふみ「あっ、起きた……」
ゆん「……は~じ~め~ぇ~」ゴゴゴゴゴゴ
はじめ「ゆ、ゆんっ………!?」ビクビク
ゆん「よくもぶつけてくれたなぁーー!!! お返しや!」ブンッ
8 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 01:33:40.71 ID:PmITufSq0
ビューン!
はじめ「おっと!?」ヒョイ
コウ「っておい……ごわっ!?」バシッ
りん「あっ、コウちゃん!?」
ひふみ「!?」
青葉「八神さん、大丈夫ですか!?」
コウ「………」ムクッ
はじめ「起きた。大丈夫なようだね…」
ゆん「や、八神さんっ!? す、すみmコウ「ゆ~ん~」ゴゴゴゴゴゴ
ゆん「は、はいぃっ!?」
コウ「私に当てたこと、後悔させてやる~! くらえーー!!」ブンッ
ビューン!
ゆん「わぁっ!?」ヒョイ
りん「あっ………きゃああっ!?」バシッ
はじめ「おっと!?」ヒョイ
コウ「っておい……ごわっ!?」バシッ
りん「あっ、コウちゃん!?」
ひふみ「!?」
青葉「八神さん、大丈夫ですか!?」
コウ「………」ムクッ
はじめ「起きた。大丈夫なようだね…」
ゆん「や、八神さんっ!? す、すみmコウ「ゆ~ん~」ゴゴゴゴゴゴ
ゆん「は、はいぃっ!?」
コウ「私に当てたこと、後悔させてやる~! くらえーー!!」ブンッ
ビューン!
ゆん「わぁっ!?」ヒョイ
りん「あっ………きゃああっ!?」バシッ
9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 01:47:25.53 ID:PmITufSq0
コウ「あっ、やべぇっ!?」
ひふみ「りんちゃんっ!?」
青葉「遠山さんっ!?」
ゆん「ど、どないしよっ、ウチが避けたばかりに……!!」
りん「………」ムクッ
はじめ「あっ、遠山さんが起きました!」
コウ「ごめん、りんっ!? ゆんに当てるつもrりん「コ~ウ~ち~ゃ~ん」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ひぇぇっ!?」ビクビク
りん「どうして私に当てたのかしら~?」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ち、違う!! これはゆんが避けたせいでっ!?」ビクビク
りん「ゆんちゃんが避けた事もだけど、一番悪いのはコウちゃん!! 貴方が…私がいる事も考えずに枕を投げるからでしょーーーー!!!」ブンッ
ビューン!
コウ「うわぁっ!?」ヒョイ
ひふみ「えっ………っ!?」バシッ
ひふみ「りんちゃんっ!?」
青葉「遠山さんっ!?」
ゆん「ど、どないしよっ、ウチが避けたばかりに……!!」
りん「………」ムクッ
はじめ「あっ、遠山さんが起きました!」
コウ「ごめん、りんっ!? ゆんに当てるつもrりん「コ~ウ~ち~ゃ~ん」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ひぇぇっ!?」ビクビク
りん「どうして私に当てたのかしら~?」ゴゴゴゴゴゴ
コウ「ち、違う!! これはゆんが避けたせいでっ!?」ビクビク
りん「ゆんちゃんが避けた事もだけど、一番悪いのはコウちゃん!! 貴方が…私がいる事も考えずに枕を投げるからでしょーーーー!!!」ブンッ
ビューン!
コウ「うわぁっ!?」ヒョイ
ひふみ「えっ………っ!?」バシッ
10 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 02:16:22.56 ID:PmITufSq0
りん「大変っ、ひふみちゃんにっ!?」
青葉ゆんはじめ「「「ひふみ先輩!?」」」
コウ「ひふみん! 大丈夫?」
ひふみ「………」ムクッ
コウ「ひふみん?」
ひふみ「…むぅ~///」プクゥ
りん「ひ、ひふみ、ちゃん…?」
ひふみ「りんちゃん……ひどいっ」
りん「うぅっ、ごめんなさい。私がコウちゃんに向けて投げたつもりが誤って…」
ひふみ「………むぅ~~」ブンッ
ビューン!
ひふみ「きゃあっ!?」ヒョイ
青葉「あっ………きゃああっ!?」バシッ
青葉ゆんはじめ「「「ひふみ先輩!?」」」
コウ「ひふみん! 大丈夫?」
ひふみ「………」ムクッ
コウ「ひふみん?」
ひふみ「…むぅ~///」プクゥ
りん「ひ、ひふみ、ちゃん…?」
ひふみ「りんちゃん……ひどいっ」
りん「うぅっ、ごめんなさい。私がコウちゃんに向けて投げたつもりが誤って…」
ひふみ「………むぅ~~」ブンッ
ビューン!
ひふみ「きゃあっ!?」ヒョイ
青葉「あっ………きゃああっ!?」バシッ
11 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 02:26:30.46 ID:PmITufSq0
ひふみ「あっ、あ、青葉ちゃん…に……!?」
りん「青葉ちゃん!?」
コウ「おい、大丈夫か?」
青葉「………いてて」ムクッ
はじめ「あっ、起きた!」
ゆん「大丈夫、青葉ちゃん?」
青葉「はい。なんとか!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん……」
青葉「ひふみ先輩?」
ひふみ「ごめんなさいっ!!!」
青葉「えっ?」
ひふみ「わ、私が…青葉ちゃんに…枕を……当てて…。ごめんね、青葉…ちゃん!!お願い…だから…嫌いに…ならないで…ね……」
青葉「そ、そんなぁっ!?そこまで落ち込まなくても大丈夫ですよ、ひふみ先輩!?」
りん「青葉ちゃん、ひふみちゃんごめんなさい! 私がコウちゃんに向かって投げた枕をひふみちゃんに当てなければ、ひふみちゃんも枕を投げて青葉ちゃんに当てることもなかったのに…」
青葉「と、遠山さんっ、別に私は気にしていませんので、本当に大丈夫ですよっ!?」
りん「青葉ちゃん!?」
コウ「おい、大丈夫か?」
青葉「………いてて」ムクッ
はじめ「あっ、起きた!」
ゆん「大丈夫、青葉ちゃん?」
青葉「はい。なんとか!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん……」
青葉「ひふみ先輩?」
ひふみ「ごめんなさいっ!!!」
青葉「えっ?」
ひふみ「わ、私が…青葉ちゃんに…枕を……当てて…。ごめんね、青葉…ちゃん!!お願い…だから…嫌いに…ならないで…ね……」
青葉「そ、そんなぁっ!?そこまで落ち込まなくても大丈夫ですよ、ひふみ先輩!?」
りん「青葉ちゃん、ひふみちゃんごめんなさい! 私がコウちゃんに向かって投げた枕をひふみちゃんに当てなければ、ひふみちゃんも枕を投げて青葉ちゃんに当てることもなかったのに…」
青葉「と、遠山さんっ、別に私は気にしていませんので、本当に大丈夫ですよっ!?」
12 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 13:25:34.51 ID:PmITufSq0
青葉「でも、枕投げの原因を作ったはじめさんに…」スッ
はじめ「えっ?」
青葉「枕投げ返しです!」ブンッ
はじめ「イタッ!?」バシッ
ゆん「なっ!?」
はじめ「イタタッ。青葉ちゃん、何するのさ!?」
青葉「仕返しです。はじめさんが枕投げをしなければ順番に枕投げをしなくて済んだのですから!」
ゆん「あぁ…」
りん「そういう事ね」
コウ「ってか、青葉も意外にやる時はやるんだな……」
ひふみ「青葉ちゃん…意地悪…になる時は……なるの…かな」
はじめ「えっ?」
青葉「枕投げ返しです!」ブンッ
はじめ「イタッ!?」バシッ
ゆん「なっ!?」
はじめ「イタタッ。青葉ちゃん、何するのさ!?」
青葉「仕返しです。はじめさんが枕投げをしなければ順番に枕投げをしなくて済んだのですから!」
ゆん「あぁ…」
りん「そういう事ね」
コウ「ってか、青葉も意外にやる時はやるんだな……」
ひふみ「青葉ちゃん…意地悪…になる時は……なるの…かな」
13 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 16:07:59.85 ID:PmITufSq0
~就寝~
りん「それじゃあ、電気消すわよ」
青葉たち「は~い。」
りん「おやすみなさい」
青葉たち「おやすみなさ~い」
~しばらくして~
青葉(どうしよう…なんだか眠れなくなって…。あっ!?)ムズムズ
青葉(ヤバい、くしゃみが……ハッ、ハッ……お、抑えないとっ!? ムググッ!!!)ムズムズ
ぷぅっ~
青葉(あっ////)カァァ///
コウりんひふみはじめゆん「「「「「っ!?」」」」」ガバッ
りん「な、何いまのっ!?///」パチッ←部屋の電気を付ける
ひふみ「っ///」
ゆん「は、恥ずい音がっ!///」
はじめ「屁の音っ!?」
コウ「今のは私じゃないぞっ!? はじめか?」
はじめ「私じゃないですよっ!?/// あっ、もしかして、ゆん?」
ゆん「ウチがするわけないやろっ!?/// もしや、ひふみ先輩か、遠山さんがっ?」
ひふみ「ち、違う…よっ///」
りん「私も違うわよっ!?///」
コウ「じゃあ、一体……あっ!?」
青葉(……っ///)←布団に潜ったまま
りん「それじゃあ、電気消すわよ」
青葉たち「は~い。」
りん「おやすみなさい」
青葉たち「おやすみなさ~い」
~しばらくして~
青葉(どうしよう…なんだか眠れなくなって…。あっ!?)ムズムズ
青葉(ヤバい、くしゃみが……ハッ、ハッ……お、抑えないとっ!? ムググッ!!!)ムズムズ
ぷぅっ~
青葉(あっ////)カァァ///
コウりんひふみはじめゆん「「「「「っ!?」」」」」ガバッ
りん「な、何いまのっ!?///」パチッ←部屋の電気を付ける
ひふみ「っ///」
ゆん「は、恥ずい音がっ!///」
はじめ「屁の音っ!?」
コウ「今のは私じゃないぞっ!? はじめか?」
はじめ「私じゃないですよっ!?/// あっ、もしかして、ゆん?」
ゆん「ウチがするわけないやろっ!?/// もしや、ひふみ先輩か、遠山さんがっ?」
ひふみ「ち、違う…よっ///」
りん「私も違うわよっ!?///」
コウ「じゃあ、一体……あっ!?」
青葉(……っ///)←布団に潜ったまま
14 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 16:16:49.07 ID:PmITufSq0
りん「もしかして、今の青葉ちゃんが…///」
青葉(………///)
コウ「おーい、青葉ー! 布団から顔を出して、正直に答えろ?」
青葉「………」スッ
青葉「……はい///」
はじめ「マジでっ!?」
青葉「そ、その……くしゃみが出そうだったのでそれを抑えていたら、つい力が入っちゃったもので……///」
ゆん「なんや、そういう事かいな!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん…人間…誰に…だって…過ち…という…ものは…あるから……///」
青葉「うぅ……本当にすみません、でした///」
りん「うぅん。ひふみちゃんの言った通り。さっきの事は誰にだってあるもの、気にしてないわよ♪」ニコッ
青葉「////」カァァ///
コウ「んじゃあ、分かった所で皆、さっさと寝るぞー!!」
青葉(………///)
コウ「おーい、青葉ー! 布団から顔を出して、正直に答えろ?」
青葉「………」スッ
青葉「……はい///」
はじめ「マジでっ!?」
青葉「そ、その……くしゃみが出そうだったのでそれを抑えていたら、つい力が入っちゃったもので……///」
ゆん「なんや、そういう事かいな!」
ひふみ「あ、青葉ちゃん…人間…誰に…だって…過ち…という…ものは…あるから……///」
青葉「うぅ……本当にすみません、でした///」
りん「うぅん。ひふみちゃんの言った通り。さっきの事は誰にだってあるもの、気にしてないわよ♪」ニコッ
青葉「////」カァァ///
コウ「んじゃあ、分かった所で皆、さっさと寝るぞー!!」
15 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 16:52:38.05 ID:PmITufSq0
~再びしばらくして~
青葉「う~ん、急にトイレに行きたくなって……」
コウ「ZZ」
りん「すぅーZZ」
ゆん「ムニャムニャ~ZZ」
はじめ「くぅ~ZZ」
ひふみ「ZZZ」
青葉(皆さん、寝てますので、静かに部屋を出ましょう……)
コウ「う~んZZZ」ゴロン
青葉(わぁっ!? や、八神さんの手に私の足が引っ掛かって……お、とととっ!!??)グラッ
青葉「おっと!?」ピョン
はじめ「うぐっ!?」トンッ
青葉「あっと!?」ピョン
ゆん「うぅんっ!?」トンッ
青葉「さっと!?」ピョン
コウ「おわぁっ!?」トンッ
青葉「ヤバい、はじめさんとゆんさん、八神さんの顔をっ!?」ガバッ←慌てて自分の布団に潜る
はじめ「何だ? 今、私の顔に何か当たったぞ!?」ガバッ
ゆん「ウチもや!?」ガバッ
コウ「誰だ!?」ガバッ
青葉(……すみませんっ///)←布団に潜っている
ひふみ「ZZZ」
りん「すぅーZZ」
青葉「う~ん、急にトイレに行きたくなって……」
コウ「ZZ」
りん「すぅーZZ」
ゆん「ムニャムニャ~ZZ」
はじめ「くぅ~ZZ」
ひふみ「ZZZ」
青葉(皆さん、寝てますので、静かに部屋を出ましょう……)
コウ「う~んZZZ」ゴロン
青葉(わぁっ!? や、八神さんの手に私の足が引っ掛かって……お、とととっ!!??)グラッ
青葉「おっと!?」ピョン
はじめ「うぐっ!?」トンッ
青葉「あっと!?」ピョン
ゆん「うぅんっ!?」トンッ
青葉「さっと!?」ピョン
コウ「おわぁっ!?」トンッ
青葉「ヤバい、はじめさんとゆんさん、八神さんの顔をっ!?」ガバッ←慌てて自分の布団に潜る
はじめ「何だ? 今、私の顔に何か当たったぞ!?」ガバッ
ゆん「ウチもや!?」ガバッ
コウ「誰だ!?」ガバッ
青葉(……すみませんっ///)←布団に潜っている
ひふみ「ZZZ」
りん「すぅーZZ」
16 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 17:04:24.59 ID:PmITufSq0
~しばらくして~
青葉「ZZZ」
コウ「ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イテッ!?」ドサッ
コウ「青葉か…。しょうがない奴だな!」スッ←元の位置に正す
青葉「ZZ」
コウ「これでよしっと……ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イタッ!?」ドサッ
コウ「ったく、青葉のヤツ、なんでこんなに寝相が悪いんだよ…」ガバッ
青葉「ZZZ…」
青葉「ZZZ」
コウ「ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イテッ!?」ドサッ
コウ「青葉か…。しょうがない奴だな!」スッ←元の位置に正す
青葉「ZZ」
コウ「これでよしっと……ZZ」
青葉「う~ん…ZZ」ゴロン
コウ「イタッ!?」ドサッ
コウ「ったく、青葉のヤツ、なんでこんなに寝相が悪いんだよ…」ガバッ
青葉「ZZZ…」
17 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 17:13:11.78 ID:PmITufSq0
コウ「う~ん。トイレ……んっ?」ガバッ
青葉「ZZZ」
コウ「うわああぁぁっー!?」
りんひふみはじめゆん「「「「!?」」」」ガバッ
りん「う~ん。コウちゃん、どうしたの~?」
コウ「あっ、りん。それにひふみん、ゆんにはじめも起きたか!?」
はじめ「そりゃあ、部屋に響くぐらいの悲鳴聞いたら起きますよ…?」
ひふみ「眠い……」
ゆん「なんなんですかっ…?」
コウ「青葉が下着のまま寝てるんだよっ!!!」
(下着姿の)青葉「ZZZ」
ひふみ「あっ!?///」
りん「あらっ、ほんとだわっ!?///」
はじめ「寝相が悪くて布団から転がり出るうちに浴衣の帯が外れてこうなったんですかね?」
ゆん「それやったら、なんちゅう寝相の悪さやっ!?」
青葉「ZZZ」
コウ「うわああぁぁっー!?」
りんひふみはじめゆん「「「「!?」」」」ガバッ
りん「う~ん。コウちゃん、どうしたの~?」
コウ「あっ、りん。それにひふみん、ゆんにはじめも起きたか!?」
はじめ「そりゃあ、部屋に響くぐらいの悲鳴聞いたら起きますよ…?」
ひふみ「眠い……」
ゆん「なんなんですかっ…?」
コウ「青葉が下着のまま寝てるんだよっ!!!」
(下着姿の)青葉「ZZZ」
ひふみ「あっ!?///」
りん「あらっ、ほんとだわっ!?///」
はじめ「寝相が悪くて布団から転がり出るうちに浴衣の帯が外れてこうなったんですかね?」
ゆん「それやったら、なんちゅう寝相の悪さやっ!?」
18 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 17:25:40.66 ID:PmITufSq0
~翌朝~
青葉「ふわぁ~!!! 良い目覚めですね♪」
コウ「ふわぁ~、ねみぃ~……」
りん「あまり寝た気がしないわね……」
ひふみ「………」
はじめ「う~ん…」
ゆん「あかん、まだ眠いわ…」
青葉「あれっ、皆さん、どうしたんですかっ!? 眠そうですし、それに目にクマがっ!?」
りん「あっ、大丈夫よ……。気にしてないで……」
青葉「そうですか?」
ゆん「昨日…寝てる青葉ちゃんに浴衣を着せて何とか布団に戻した所まではええけど…」ボソボソ
はじめ「それからずっと、青葉ちゃんの下着の事とかが妙に記憶に残っちゃって…」ボソボソ
ひふみ(眠れなかった……///)
コウ「結局、青葉に振り回されてしまった……」ボソ
青葉「ふわぁ~!!! 良い目覚めですね♪」
コウ「ふわぁ~、ねみぃ~……」
りん「あまり寝た気がしないわね……」
ひふみ「………」
はじめ「う~ん…」
ゆん「あかん、まだ眠いわ…」
青葉「あれっ、皆さん、どうしたんですかっ!? 眠そうですし、それに目にクマがっ!?」
りん「あっ、大丈夫よ……。気にしてないで……」
青葉「そうですか?」
ゆん「昨日…寝てる青葉ちゃんに浴衣を着せて何とか布団に戻した所まではええけど…」ボソボソ
はじめ「それからずっと、青葉ちゃんの下着の事とかが妙に記憶に残っちゃって…」ボソボソ
ひふみ(眠れなかった……///)
コウ「結局、青葉に振り回されてしまった……」ボソ
19 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 17:43:21.42 ID:PmITufSq0
~食堂~
青葉「♪」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「………」」」」」
うみこ「おや、涼風さん以外はやけにテンションが低め、ですね?」
コウ「おっ、うみごん……イタッ!?」
うみこ「うみこです! 何ですか、うみごんって!!」
りん「青葉ちゃん以外、私含めて皆睡眠不足なの。それで元気がないのよ……」
うみこ「りんさんまで珍しいですね? 昨日の夜、何かありましたか?」
ゆん「べ、別に大したことは……」
うみこ「そうですか。」
はじめ「あれっ、そういえば、葉月さんがいないですね?」
うみこ「………」
コウ「おっ、そういえば、そうだな?」
うみこ「………」
りん「うみこちゃん、何か知ってるの?」
うみこ「はぁ……実は、昨日寝る前にウィスキーを飲み過ぎたようでして……」
ひふみ(成る程……)
~葉月が泊まっている部屋~
葉月「うぅ~、頭がぁ~……」
もずく「うにゃああー」
~食堂~
青葉「それは大変ですねっ!?」
うみこ「まったくです。こんな時でも迷惑を掛けるとは、これは帰ったら少々お灸を据えないといけないですね。」
青葉「♪」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「………」」」」」
うみこ「おや、涼風さん以外はやけにテンションが低め、ですね?」
コウ「おっ、うみごん……イタッ!?」
うみこ「うみこです! 何ですか、うみごんって!!」
りん「青葉ちゃん以外、私含めて皆睡眠不足なの。それで元気がないのよ……」
うみこ「りんさんまで珍しいですね? 昨日の夜、何かありましたか?」
ゆん「べ、別に大したことは……」
うみこ「そうですか。」
はじめ「あれっ、そういえば、葉月さんがいないですね?」
うみこ「………」
コウ「おっ、そういえば、そうだな?」
うみこ「………」
りん「うみこちゃん、何か知ってるの?」
うみこ「はぁ……実は、昨日寝る前にウィスキーを飲み過ぎたようでして……」
ひふみ(成る程……)
~葉月が泊まっている部屋~
葉月「うぅ~、頭がぁ~……」
もずく「うにゃああー」
~食堂~
青葉「それは大変ですねっ!?」
うみこ「まったくです。こんな時でも迷惑を掛けるとは、これは帰ったら少々お灸を据えないといけないですね。」
20 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 18:06:54.74 ID:PmITufSq0
~その日の就寝前~
青葉「いよいよ社員旅行の夜も今日で最後。明日には東京に帰るとなると寂しいですね…」
ひふみ「うん……」
ゆん「あっという間やったなぁ~」
りん「そうね。でも、帰るまでが社員旅行だから、最後まで楽しみましょう♪」
コウ「それにしても睡眠不足に加えて今日の疲れがたまってもう眠いよ…ふわぁ~」
はじめ「ひふみ先輩、ゆん、遠山さん、八神さん!」
ひふみ「?」
ゆん「なんや?」
コウ「んっ?」
りん「なにかしら?」
はじめ「寝酒なんていかがですか?」スッ←「片手に洋酒のボトル」と「もう片手に日本酒」
コウ「おっ、いいねぇ♪」
ひふみ「日本酒……///」
ゆん「ちょうど飲みとう思うとった所や!」
りん「でも、寝酒って体に悪いんじゃ?」
コウ「そんな事を気にしてる場合か、っての! いいから飲むぞーー!」
りん「もぅ…」
青葉「いよいよ社員旅行の夜も今日で最後。明日には東京に帰るとなると寂しいですね…」
ひふみ「うん……」
ゆん「あっという間やったなぁ~」
りん「そうね。でも、帰るまでが社員旅行だから、最後まで楽しみましょう♪」
コウ「それにしても睡眠不足に加えて今日の疲れがたまってもう眠いよ…ふわぁ~」
はじめ「ひふみ先輩、ゆん、遠山さん、八神さん!」
ひふみ「?」
ゆん「なんや?」
コウ「んっ?」
りん「なにかしら?」
はじめ「寝酒なんていかがですか?」スッ←「片手に洋酒のボトル」と「もう片手に日本酒」
コウ「おっ、いいねぇ♪」
ひふみ「日本酒……///」
ゆん「ちょうど飲みとう思うとった所や!」
りん「でも、寝酒って体に悪いんじゃ?」
コウ「そんな事を気にしてる場合か、っての! いいから飲むぞーー!」
りん「もぅ…」
21 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 18:56:22.00 ID:PmITufSq0
青葉「あぁー、皆さんだけずるいですよっ!?」
コウ「そんな事言ったって、青葉はまだ未成年だから飲めないだろ?」
ゆん「青葉ちゃん、お酒は20歳になってからや?」
青葉「むぅ~//」プクゥー
はじめ「青葉ちゃんも20歳になったら誘ってあげるから、それまで我慢してて!」
ひふみ「ご、ごめん……ね///」
りん「なんだか、申し訳ないわね」
青葉「いいえ。では、私はもう寝ますので、おやすみなさい!」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「おやすみなさい!!!!!」」」」」
コウ「そんな事言ったって、青葉はまだ未成年だから飲めないだろ?」
ゆん「青葉ちゃん、お酒は20歳になってからや?」
青葉「むぅ~//」プクゥー
はじめ「青葉ちゃんも20歳になったら誘ってあげるから、それまで我慢してて!」
ひふみ「ご、ごめん……ね///」
りん「なんだか、申し訳ないわね」
青葉「いいえ。では、私はもう寝ますので、おやすみなさい!」
コウりんひふみはじめゆん「「「「「おやすみなさい!!!!!」」」」」
22 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/11(月) 19:07:25.16 ID:PmITufSq0
~翌朝~
青葉「ふわぁ~。皆さん、昨日はどんな風に寝酒したんでしょうか?」
コウ「ぐぅ~ZZZ」
りん「すぅーZZ」
はじめ「ZZZ」
ゆん「ZZZ」
ひふみ「すぅ~ZZ」
青葉「わぁっ、浴衣が中途半端にはだけてますし、布団じゃなくてバラバラになって熟睡してますね!」
青葉「酒も空にしたみたいですけど、うっ、酒臭いっ!?」
こうして、社員旅行は終わった。強いて言えば、小さな思い出というのは就寝中の出来事である。また、その日、八神さんとはじめさんが二日酔いとなり、無理言って帰りが翌日に延びた事は言うまでもありません!
おしまい
青葉「ふわぁ~。皆さん、昨日はどんな風に寝酒したんでしょうか?」
コウ「ぐぅ~ZZZ」
りん「すぅーZZ」
はじめ「ZZZ」
ゆん「ZZZ」
ひふみ「すぅ~ZZ」
青葉「わぁっ、浴衣が中途半端にはだけてますし、布団じゃなくてバラバラになって熟睡してますね!」
青葉「酒も空にしたみたいですけど、うっ、酒臭いっ!?」
こうして、社員旅行は終わった。強いて言えば、小さな思い出というのは就寝中の出来事である。また、その日、八神さんとはじめさんが二日酔いとなり、無理言って帰りが翌日に延びた事は言うまでもありません!
おしまい
引用元: 【NEW_GAME!SS】「社員旅行の小さな思い出」
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