【ガルパン】もしもガルパンの制作が昔の角川映画だったら
2020-12-18
1: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 11:25:55.21 ID:jmBTgqMJ0
みほ「毎度おなじみもしものコーナー!『もしもガルパンの制作が昔の角川映画だったら』!」
沙織「はじまりはじまりー♪」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1582165554
沙織「はじまりはじまりー♪」
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関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
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2: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 11:28:51.04 ID:jmBTgqMJ0
みほ「お母さん…怖いよ…。大勢でお母さんを殺しに来るよ…」
みほの死体を背負って拳銃一丁で戦車に立ち向かうしほ。
BGM・戦士の休息
みほの死体を背負って拳銃一丁で戦車に立ち向かうしほ。
BGM・戦士の休息
3: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 11:31:44.92 ID:jmBTgqMJ0
あや「もっと速く走ってー!」
桂利奈「もう燃料がないよー!」
桂利奈「もう燃料がないよー!」
4: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 11:35:49.14 ID:jmBTgqMJ0
カエサル「私、行くよ」
おりょう「行くって、どこへ?」
カエサル「大洗駅、ひなちゃんと待ち合わせてるんだ」
おりょう「行くって、どこへ?」
カエサル「大洗駅、ひなちゃんと待ち合わせてるんだ」
5: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 11:47:15.35 ID:jmBTgqMJ0
エリカにナイフで刺殺されるパゾ美。
みほ「何故です…」
エリカ「あのトラックの中に火を放り込んだら、私たち全員が吹っ飛んでしまうわ」
そど子「同じ戦車道選手よ!」
エリカ「このバカに殺されてもよかったの?あんた」
みほ「なぜ足を狙わないんですか?」
エリカ「『目的は確実に果たせ』それを教えてくれたのはあんたよ」
みほ「…」
みほ「何故です…」
エリカ「あのトラックの中に火を放り込んだら、私たち全員が吹っ飛んでしまうわ」
そど子「同じ戦車道選手よ!」
エリカ「このバカに殺されてもよかったの?あんた」
みほ「なぜ足を狙わないんですか?」
エリカ「『目的は確実に果たせ』それを教えてくれたのはあんたよ」
みほ「…」
6: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 12:14:50.84 ID:jmBTgqMJ0
おりょう「走れー!先に行けー!お前にはひなちゃんが待ってるぜよ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エリカ「こちら逸見。用があるなら早く言いなさいよ」
妙子「出ました!」
みほ「位置を確認してください」
みほ「みほです。戻ってきてください、エリカさん。いま降伏すれば処置は考えてあげます」
エリカ「昔も聞いたわね、同じことを。いい?私たちはこれから片っ端から村を襲うわ。
美少女とハンバーグを積み替えるためにね。文句があったらかかってきなさい!」
みほ「もう一度言います、エリカさん戻ってきてください」
エリカ「私はあんたみたいな裏切り者じゃないのよ。文句があったらかかってきなさい!」
みほ「そんなにやりたければ相手になってあげます。美少女を降ろしてください」
妙子「いました!2時の方向です!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エリカ「こちら逸見。用があるなら早く言いなさいよ」
妙子「出ました!」
みほ「位置を確認してください」
みほ「みほです。戻ってきてください、エリカさん。いま降伏すれば処置は考えてあげます」
エリカ「昔も聞いたわね、同じことを。いい?私たちはこれから片っ端から村を襲うわ。
美少女とハンバーグを積み替えるためにね。文句があったらかかってきなさい!」
みほ「もう一度言います、エリカさん戻ってきてください」
エリカ「私はあんたみたいな裏切り者じゃないのよ。文句があったらかかってきなさい!」
みほ「そんなにやりたければ相手になってあげます。美少女を降ろしてください」
妙子「いました!2時の方向です!」
7: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 12:20:36.77 ID:jmBTgqMJ0
みほ「私が囮になります、その隙を狙ってください」
優花里「大洗随一の狙撃手ですからね、五十鈴殿は」
みほ「華さん、チャンスは一回切りです、いいですね?」
華「…はい!」
優花里「大洗随一の狙撃手ですからね、五十鈴殿は」
みほ「華さん、チャンスは一回切りです、いいですね?」
華「…はい!」
8: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 13:02:11.10 ID:jmBTgqMJ0
エリカたちの死体を乗せたまま炎上するボート。
みほ「…これからは私の本心のままに生きます。お姉ちゃんと天下を取ります」
優花里「私も行きます、令和の時代に帰れる方に、私は賭けてみますよ」
梓「西住隊長、久しぶりに戦車を走らせることができますね!」
優季「みんなが行くなら私も行きますぅ」
ねこにゃー「悪いけど、ボクは残ります。ボク、あいつらのお姉ちゃんになるって約束したんだよなあ」
みほ「…これからは私の本心のままに生きます。お姉ちゃんと天下を取ります」
優花里「私も行きます、令和の時代に帰れる方に、私は賭けてみますよ」
梓「西住隊長、久しぶりに戦車を走らせることができますね!」
優季「みんなが行くなら私も行きますぅ」
ねこにゃー「悪いけど、ボクは残ります。ボク、あいつらのお姉ちゃんになるって約束したんだよなあ」
10: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 13:14:23.05 ID:jmBTgqMJ0
カエサル(瞳のハイライト消失)「ひなちゃんが待ってるんだ…」
マリー「まほさん、あなた私のことをたわけだって言ったそうねぇ?」
まほ「いかにも。聖グロとサンダースの陰に隠れて漁夫の利を狙う卑怯者、おおたわけだと言いました」
マリー「まほさん、あなた命を捨てに来たのかしらぁ?」
まほ「命を捨てに来たのではない、命を獲りに来た!」
マリー「!」
安藤「!」
※押田は岸田森のポジションなので既に死んでます。
マリー「まほさん、あなた私のことをたわけだって言ったそうねぇ?」
まほ「いかにも。聖グロとサンダースの陰に隠れて漁夫の利を狙う卑怯者、おおたわけだと言いました」
マリー「まほさん、あなた命を捨てに来たのかしらぁ?」
まほ「命を捨てに来たのではない、命を獲りに来た!」
マリー「!」
安藤「!」
※押田は岸田森のポジションなので既に死んでます。
12: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 13:27:24.44 ID:jmBTgqMJ0
柚子「まだ…子どもじゃない…」
カチューシャに槍で刺殺される柚子。
梓「銃ちょうだい銃!なんでもいいから!」
カチューシャに槍で刺殺される柚子。
梓「銃ちょうだい銃!なんでもいいから!」
13: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 13:48:58.65 ID:jmBTgqMJ0
まほ「私はみほと天下を獲ると約束したのです」
ダージリン「ただ一つの約束のためにみすみす天下を取り逃がすおつもり?」
アッサム「どうなさいました?」
ダージリン「西住みほ、プラウダとの戦で全ての戦力を失い、やっとの思いで大洗磯前神社まで
たどり着いたとのことですわ」
まほ「…」
アッサム「時の流れに逆らう者、西住みほに味方するならば、貴方はこの世にありません」
まほ「…」
ダージリン「ただ一つの約束のためにみすみす天下を取り逃がすおつもり?」
アッサム「どうなさいました?」
ダージリン「西住みほ、プラウダとの戦で全ての戦力を失い、やっとの思いで大洗磯前神社まで
たどり着いたとのことですわ」
まほ「…」
アッサム「時の流れに逆らう者、西住みほに味方するならば、貴方はこの世にありません」
まほ「…」
14: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 13:53:55.38 ID:jmBTgqMJ0
沙織に拳銃を渡す華。
華「1発だけ残ってます。どこの誰ともわからない人に殺されるくらいなら、
せめて沙織さんの手にかかって死にたいです…」
沙織「…」
華「1発だけ残ってます。どこの誰ともわからない人に殺されるくらいなら、
せめて沙織さんの手にかかって死にたいです…」
沙織「…」
15: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 14:00:01.07 ID:jmBTgqMJ0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
優花里「てな感じなんですが…」
みほ「いや、これはどうかなあ…」
麻子「猫田さん以外全員死亡オチじゃないか」
沙織「それよりなんで私と華がそういう仲なの?」
華「そんな…!やっぱり私よりも麻子さんのほうが…」
沙織「いやいや、そうじゃなくて」
麻子「うひゃあ…」
16: ◆e6ps/CejpA 2020/02/20(木) 14:16:06.92 ID:jmBTgqMJ0
エルヴィン「私は悪くないと思うがなあ」
カエサル「うん、こういうのもアリだと思う」
おりょう「うんうん」
左衛門佐「いや、むしろこれで行くべきだろう!」
カバさんチーム一同「それだ!」
みほ「あ…まあカバさんチームのみなさんならそう言うと思ってました…」
優花里「他にも、レオポンさんチームのみんなが金持ちのパトロンに資金を貢がせてレースで活躍する話とか、
角谷先輩が昼間は善良な生徒会長を演じつつ、夜は学園艦乗っ取りの野望に燃えて悪の限りを尽くす話とか…」
杏「おっ、それいいねえ」
みほ「それもどうかなあ…」
優花里「最後はさんざん利用した河嶋先輩に刺されて飛行機の中で息絶えるオチなんですが…」
杏「動く標的~♪狙いを~定め~♪」
終
カエサル「うん、こういうのもアリだと思う」
おりょう「うんうん」
左衛門佐「いや、むしろこれで行くべきだろう!」
カバさんチーム一同「それだ!」
みほ「あ…まあカバさんチームのみなさんならそう言うと思ってました…」
優花里「他にも、レオポンさんチームのみんなが金持ちのパトロンに資金を貢がせてレースで活躍する話とか、
角谷先輩が昼間は善良な生徒会長を演じつつ、夜は学園艦乗っ取りの野望に燃えて悪の限りを尽くす話とか…」
杏「おっ、それいいねえ」
みほ「それもどうかなあ…」
優花里「最後はさんざん利用した河嶋先輩に刺されて飛行機の中で息絶えるオチなんですが…」
杏「動く標的~♪狙いを~定め~♪」
終
引用元: ・【ガルパン】もしもガルパンの制作が昔の角川映画だったら
【ガルパン】親から子へ、子から孫へ、そしてまたともに紡ぐ心
2020-12-13
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/13(月) 16:27:50.44 ID:7jXXehvgO
ぷりっ……
麻子「あ、ごめん西住さん、オナラをしてしまった」
みほ「う、うん」
麻子「それでだ……この問題はさっき言ったみたいにこの公式を使って──」
みほ「え、あ、う、うん……」
麻子「……? あ……ごめんね、もっとちゃんと謝ったほうがよかったかな」
みほ「あ、ううん! そうじゃないの、ただ……」
麻子「ただ……?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534145270
関連
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/13(月) 16:29:04.46 ID:7jXXehvgO
みほ「ぜ、全然恥ずかしがったりしないんだもん……麻子さん、すごいなって」
麻子「あ~……普段おばあと一緒にいるからかなのかもしれない……」
みほ「ふぇ……?」
麻子「おばあってば『屁ぐらい当たり前にでるもんだろ』って、どこでもブーブーするから……」
みほ「そ、そうなんだ」
麻子「いつのまにか私も『出て当たり前』っていう認識になってたかも……もちろん、往来でとか男子の前ではしたりしない。でも西住さんはお友達だし……」
麻子「でも、ごめん、失礼だよね、改めないと──」
みほ「──そ、そんなことない!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/13(月) 16:29:56.36 ID:7jXXehvgO
麻子「え?」
みほ「むしろ、気にしないでいてもらえて、……リラックスしてくれてるんだなって、そう思うと、私、うれしい」
麻子「……ほんと? 気を使ってない?」
みほ「う、うん!」
麻子「……ふふ、ありがとう、西住さん」
みほ「こ、こちらこそ……///」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/13(月) 16:31:48.84 ID:7jXXehvgO
────────────────────────
麻子「さっきの話なんだけど……」
みほ「さっき?」
麻子「オナラの話」
みほ「う、うん///」
麻子「オナラってその人の生きてる環境──家族とか──かいま見えるのかもしれない」
みほ「……? 麻子さんの考えること、難しくてよくわからない……」
麻子「例えばね、沙織の場合なんだけど」
みほ「沙織さん……?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/13(月) 16:32:31.12 ID:7jXXehvgO
~~~~~ぽわわわわわーーーーーーーーーん~~~~~~~~
<ぶぼっ
沙織『ひゃあっ! あー、やだも~~~、オナラしちゃったー、もー恥ずかしー! あっはははっ!』
麻子『えっ、なんでそんなにテンションがあがってるんだ、ちょっと怖い……』
沙織『だって、うちのお父さんとお母さんってね、いつも二人でオナラをぶーぶーやりあってるの。『あ、オナラがでるよママ!』って! 変だよねぇ、でもなんかすっごく楽しそうで、それを思い出しちゃって! あははは!』
麻子『明るい家庭だなぁ……』
・・・・・・・・・・・・・・・・。
<ぶぼっ
沙織『ひゃあっ! あー、やだも~~~、オナラしちゃったー、もー恥ずかしー! あっはははっ!』
麻子『えっ、なんでそんなにテンションがあがってるんだ、ちょっと怖い……』
沙織『だって、うちのお父さんとお母さんってね、いつも二人でオナラをぶーぶーやりあってるの。『あ、オナラがでるよママ!』って! 変だよねぇ、でもなんかすっごく楽しそうで、それを思い出しちゃって! あははは!』
麻子『明るい家庭だなぁ……』
・・・・・・・・・・・・・・・・。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/13(月) 16:33:54.18 ID:7jXXehvgO
みほ「ふふふ、沙織さんらしい。あ、でも、そういえば以前、優花里さんが……」
麻子「ほうほう」
・・・・・・・・・・・・・・・。
<ぷぴーっ!
優花里『あひぃ!? す、すみません! つい力んでしまって……』
みほ『あはは、しかたないよね』
優花里『はうぅぅ、お恥ずかしい……うぅ、私としたことが、西住殿の隣で何てことを……』
みほ『気にしないで。……ふふ、優花里さんもやっぱり女の子っぽいところがあるんだね』
優花里『その言い方はひどいですよぉ。……ただやっぱり、オナラはあんまりしちゃだめっていう意識があるじゃないですか』
みほ『うーん……駄目なことはないと思うけど……?』
優花里『でも、お父さんがオナラをすると、お母さん、すっごく怒るんですよねぇ~』
みほ『そうなんだぁ』
・・・・・・・・・・・・・・・・。
麻子「ほうほう」
・・・・・・・・・・・・・・・。
<ぷぴーっ!
優花里『あひぃ!? す、すみません! つい力んでしまって……』
みほ『あはは、しかたないよね』
優花里『はうぅぅ、お恥ずかしい……うぅ、私としたことが、西住殿の隣で何てことを……』
みほ『気にしないで。……ふふ、優花里さんもやっぱり女の子っぽいところがあるんだね』
優花里『その言い方はひどいですよぉ。……ただやっぱり、オナラはあんまりしちゃだめっていう意識があるじゃないですか』
みほ『うーん……駄目なことはないと思うけど……?』
優花里『でも、お父さんがオナラをすると、お母さん、すっごく怒るんですよねぇ~』
みほ『そうなんだぁ』
・・・・・・・・・・・・・・・・。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/13(月) 16:35:20.70 ID:7jXXehvgO
麻子「なるほど……一番まっとうな感じがする」
みほ「うん、私も」
麻子「逆に、華さんはすごかった」
みほ「え……?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 14:56:59.28 ID:Hk2VSyqDO
~回想~
< パ ァ ン !!
麻子「わ!?」
華「あっ」
麻子「な、何だ、今の音!? 爆竹!?」
華「あ、あのう麻子さん」
麻子「?」
華「今の…………わたくしです」
麻子「へ? 華さん?」
華「はい、わたくしのおしりです……///」
麻子「え、あ」
麻子「……」
麻子「……フ、ファイアフライみたいだった」
華「///」
麻子「おしり、大丈夫?」
華「鍛えてありますので」
麻子「そ、そうなんだ」
華「とにかく、申し訳ありません……///」
麻子「き、気にしないで」
~回想終わり~
-----------------------------------------------
みほ「あはは、すごいって、そういう意味かぁ」
< パ ァ ン !!
麻子「わ!?」
華「あっ」
麻子「な、何だ、今の音!? 爆竹!?」
華「あ、あのう麻子さん」
麻子「?」
華「今の…………わたくしです」
麻子「へ? 華さん?」
華「はい、わたくしのおしりです……///」
麻子「え、あ」
麻子「……」
麻子「……フ、ファイアフライみたいだった」
華「///」
麻子「おしり、大丈夫?」
華「鍛えてありますので」
麻子「そ、そうなんだ」
華「とにかく、申し訳ありません……///」
麻子「き、気にしないで」
~回想終わり~
-----------------------------------------------
みほ「あはは、すごいって、そういう意味かぁ」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 14:58:24.14 ID:Hk2VSyqDO
麻子「痔になってしまうと長時間の正座が難しくなる。そしたら華道にも支障がでる。だから、子どもの時から鍛えられていたそうだ」
みほ「そうなんだぁ」
麻子「どうやって鍛えるのかは、教えてくれなかった」
みほ「………………おしり……生け花……」
麻子「……。西住さん、今、すごいこと考えてないか」
みほ「っ、べ、べつに……ただ、……黒森峰にいたころ、お友達が貸してくれたちょっとエッチな漫画に、男の人がすごい事してるお話しがあって……」
麻子「……西住さんて、意外と……」
みほ「ふぇぇぇ、やめてよぉ」
麻子「ふふふ」
みほ「うぅ……。」
麻子「とはいえ、私も西住さんの事、笑えない。私も、変なこと、考えてる」
みほ「え……?」
麻子「……。……そど子……」
みほ「?? そど子さんが、どうかしたの?」
麻子「うん。私の目の前で、そど子におならをさせて、そうして、すっごくバカにしてやりたい」
みほ「えぇ……?」
麻子「……。」
みほ「……麻子さんて……そど子さんの事、好き?」
麻子「!? な、なんでそうなるんだっ///」
みほ「ご、ごめんなさい、でも、なんとなく……」
麻子「もぅっ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 15:00:46.88 ID:Hk2VSyqDO
みほ「でも、真面目な人のおならって、ちょっぴりギャップがあって可愛いですよね」
麻子「うん、私もそう思う」
みほ「……。」
麻子「……。」
みほ「……ふふ、ミカさんとか……」
麻子「あぁ。カンテレで、ごまかしてそうだけど」
みほ「ふふふ。アキさんは気にせずぷーぷーしそうです。ミッコさんは、あまり人前ではしなさそう」
麻子「そうかもしれない。じゃあ、例えば、安藤さんと押田さんは……お互いに吹きかけ合っていそうだ」
みほ「わかります。でも、マリーさんは絶対に人前ではしなさそう」
麻子「そうとは限らないかも」
みほ「どうして?」
麻子「中世の時代って、実は今とは衛生観念がすごく異なってるんだ」
みほ「へぇ~」
麻子「特に貴族は、寝室におトイレをするツボがあったりして、しかもその処理は、召使にさせるんだ」
みほ「ええええ!?」
麻子「ある意味、下々に下の世話をさせることは貴族の特権であったのかもしれない」
みほ「ふぇぇ……」
麻子「けど、まぁ……マリーさんの事は、あまり深く考えることはしないでおこう」
みほ「う、うん……。」
麻子「……。」
みほ「あの……じゃあ、ダージリンさんは?」
麻子「絶対に人前ではしないと思う」
みほ「ですよね」
麻子「だけど、あの人はちょっぴり三枚目なところがあるから、ついウッカリ──」
みほ「あはは」
麻子「ね、一度くらいは絶対してる」
みほ「うん、ふふ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 15:03:01.98 ID:Hk2VSyqDO
麻子「ローズヒップさんは──まったく気にしなさそう」
みほ「でも、実は意外と慎み深かったり……?」
麻子「たしかに、あの学園の人たちは結構ギャップが激しいから……あるいは……」
みほ「ですよね」
麻子「うん、うん、わかる」
みほ「えへへ」
麻子「ふふふ」
みほ「……ケイさんは……?」
麻子「あぁー、あの人は、率直に音を掻き立ててると思う……笑いながら」
みほ「ケイさんの笑顔、私、とっても大好きです」
麻子「そうだな、あの人の笑顔は、私も気持ちがいい。おならだって、きっと許してしまうと思う」
みほ「ね、私もそう思います」
麻子「うん。……あっ、そういえば」
みほ「?」
麻子「カチューシャ」
みほ「? カチューシャさん?」
麻子「うん。……いや、もしも肩車された状態で……したら、どうなるんだろうって」
みほ「……ぷっ……」
麻子「あ、西住さん、笑った」
みほ「だって、麻子さん、ひどいです。カチューシャさんはそんな事しないですよ」
麻子「でも、出るものはしかたがないしなぁ」
みほ「っ、ふふっ……『地吹雪の』……」
麻子「っ! ふふ……!」
みほ「あ、麻子さんも笑ったぁ」
麻子「もうっ、西住さん」
みほ「あはは」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 16:30:30.68 ID:3DZsAq8IO
みほ「あはは」
麻子「もー……ところで、この話題、いつまで続くかな? もう止めたい?」
みほ「ううん、そんな事ないです。えっと、あとは……アンチョビさん達に、西さん達、ありすちゃんや、大学選抜の方たちと……それに、……黒森峰の……」
麻子「まだまだ時間がかかりそうだ」
みほ「ほんとだね」
麻子「アイス食べたい」
みほ「じゃあ、食べながらおしゃべりしましょうか、お店に行って」
麻子「うん、そうしよう、お茶しよう」
みほ「はい! …………ハァ……」
麻子「あ……もしかしてこの話題はやっぱり嫌だった? ごめん……何か違う話を」
みほ「! 違います!!」
麻子「本当?」
みほ「むしろ、全然その逆で……私、嬉しくって……」
麻子「オナラの話が?」
みほ「だって、こんなに、たくさんの人たちの事を、想い浮かべられるだなって。みんなどんなオナラをするのかなって、私、いろいろな人達と、お友達になれたんだなって」
麻子「……それは、私も同じだ。私もおならなんて、おばあのオナラしか、知らなかった」
みほ「麻子さん」
麻子「みんなと出会えてよかった。戦車道……やっててよかった、西住さん、私を誘ってくれて、ありがとう。みんなにも、感謝しなきゃ」
みほ「っ、こちらこそ、麻子さんが、皆と、私と一緒に戦車道を続けてくれて、本当に!」
麻子「えへへ」
みほ「ふふ」
麻子「……。」
みほ「……。」
麻子「……。そうだ、西住さん、もう一人、オナラの話を聞いてみたい人の事、忘れてる」
みほ「え? ……あ、蝶野さん?」
麻子「あー……まぁあの人はところかまわずブーブーやってそうだ。でも、蝶野さんでもなくて」
みほ「?? ……うーん……?」
麻子「……………………西住さん、だよ」
みほ「え──」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 16:31:21.17 ID:3DZsAq8IO
みほ「私、の……で、でも……私なんかの話……つまらないと思います……」
麻子「そんなことない」
みほ「……。」
麻子「ほかの誰の事よりも、一番、聞きたい。……知りたい」
みほ「……。麻子さん……」
麻子「今すぐ、お話ししたい、しよう」
みほ「……嬉しいです」
麻子「ふふふ」
みほ「えへへ」
麻子「でも、やっぱり──厳しそうだね、西住さんのお家は」
みほ「たしかに、はい、お母さん、厳しかったです」
麻子「人前では絶対にしちゃいけなさそう」
みほ「うん。外でするとすっごく怒られました」
麻子「やっぱり」
みほ「……だけどそれはあくまで『他人』の前でのお話しで……」
麻子「?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/21(水) 14:30:26.48 ID:SW1+PzUYO
~~~~~~~~~~~~~
<ぶっ
しほ「おっと」
菊代「まぁ、しほさんったら」
しほ「ふふ」
菊代「負けませんよ──えい」
<ぷっ、ぷっ
しほ「まっ」
菊代「速射砲です」
しほ「生意気ですよ──ん」
<ばぉっー
菊代「ふふ、母音持続型の素晴らしい音ですね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
麻子「……信じられない」
みほ「チームは家族です。同じ戦車の中で長い時間を一緒にすごすんです」
麻子「……。」
<ぶっ
しほ「おっと」
菊代「まぁ、しほさんったら」
しほ「ふふ」
菊代「負けませんよ──えい」
<ぷっ、ぷっ
しほ「まっ」
菊代「速射砲です」
しほ「生意気ですよ──ん」
<ばぉっー
菊代「ふふ、母音持続型の素晴らしい音ですね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
麻子「……信じられない」
みほ「チームは家族です。同じ戦車の中で長い時間を一緒にすごすんです」
麻子「……。」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/21(水) 14:48:56.65 ID:SW1+PzUYO
みほ「狭い空間でずっと一緒に、一緒に勝利を祝って、一緒に悔しさを慰め合って、いつでも一緒に、おならだって、げっぷだって──」
麻子「……!」
みほ(麻子さんが、ハッとする。私の瞳の奥の熱に、私の視線の絡みつくような揺らめきに、気が付いてくれたんです)
麻子「西住さん……」
みほ「私、麻子さんのおなら、嬉しかったんです」
麻子「……」
──みほ、留意なさい。ディフトング(ぼ音持続)型のおならは音楽的だという事。ほかのおならはどうか。答えはノン(否)。
ディフトング型のおならの音楽は声楽とも違うし、バイオリンやギターのような響く音とも異なる。あなたも西住流なら──
みほ(お母さん)
麻子「……テープレコーダーを用意しておけばよかった」
みほ「──!」
みほ(瞬間、私のお腹の一連の筋肉が、大いなる胎動を始めます。その胎動が、終端に位置する括約筋を目指して、少しづつ、下降してゆきます)
みほ「また今度、テープレコーダーを持ってきてくれますか?」
麻子「わかった」
みほ「でも、もう、今は、我慢できません」
麻子「うん」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/21(水) 15:00:31.56 ID:SW1+PzUYO
みほ(──エリカさん)
──かすかな一瞬、懐かしいしかめっ面が私の脳裏に瞬いて──
──ギャラホルンの悲しい音が、脳裏の彼女を吹き消してしまった──
みほ(あぁ……)
────────────。
麻子「ふふふ」
みほ「えへへ」
みほ(頬を赤らめる私を見つめているのは──もう、彼女の鋭い瞳ではなく──)
みほ「──さようなら」
麻子「え?」
みほ「ううん、なんでもないの」
麻子「そう」
ぷっ
みほ「あ、……えへへ、少し残ってたみたい」
麻子「もー」
みほ(その音色は、もう、とても軽やかなものでした。)
おしまい。
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/21(水) 15:01:38.74 ID:SW1+PzUYO
最後までありがとうございました。
青春のける離別の哀しみをテーマに書き上げたつもりです。
青春のける離別の哀しみをテーマに書き上げたつもりです。
引用元: ・【ガルパン】親から子へ、子から孫へ、そしてまたともに紡ぐ心
【ガルパン】アンチョビ「人生は航海」
2020-12-06
1: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:19:46.88 ID:6u5KrSr+0
初投稿
処女作なので投稿やキャラ設定、物語の構成等おかしな点が多々あると思います。至らぬ点があればお叱りください。
書き溜めありますが、PCのスペックが低いので投稿に滞りが生じる可能性があります。
お許しください。
この物語はある曲をモチーフにしているので、よろしければ当ててみてください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532708386
処女作なので投稿やキャラ設定、物語の構成等おかしな点が多々あると思います。至らぬ点があればお叱りください。
書き溜めありますが、PCのスペックが低いので投稿に滞りが生じる可能性があります。
お許しください。
この物語はある曲をモチーフにしているので、よろしければ当ててみてください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532708386
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2: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:21:26.10 ID:6u5KrSr+0
最近読み始めた本に書かれていたこの言葉は、学園艦に乗り込み、水上で生活していた私にとって相応しい言葉であり、とても気に入っている。
総帥として活躍したアンツィオを卒業し、戦車道特待生として大学という新たな海原へと帆を立てた。
総帥として活躍したアンツィオを卒業し、戦車道特待生として大学という新たな海原へと帆を立てた。
3: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:23:54.13 ID:6u5KrSr+0
大学での戦車道では、かつて争いあった西住姉と共に1回生のホープとして注目されている。つまり、明日から始まる新人戦での優勝だ!教官や先輩達にアピールする絶好の機会!!
そのために寝ないとならないのだが、頭が冴えてよく眠れない…
そんな時には目をつぶり、アンツィオ高校のことを考える。
ちゃんとお金を貯めているか?
キチンと練習出来ているか?
食事…はまぁ大丈夫か…
なんて事を考える内、眠りに落ちていく…。
そのために寝ないとならないのだが、頭が冴えてよく眠れない…
そんな時には目をつぶり、アンツィオ高校のことを考える。
ちゃんとお金を貯めているか?
キチンと練習出来ているか?
食事…はまぁ大丈夫か…
なんて事を考える内、眠りに落ちていく…。
4: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:24:51.71 ID:6u5KrSr+0
まほ「・・・ざい!・・・安斎!!」
朝日と共に西住姉が起床の言葉をかけ、こちらを覗きむ。
アンチョビ「・・・ぅん?寝坊!!??・・・ってまだ朝の6時じゃないか…」
まほ「いやなに、作戦の練度を高めようとミーティングを1時間ほど早めてゆっくり会わせてやろうと思って。」
アンチョビ「おぉ!西住ぃ!!素晴らしい心がけじゃないか…!!って、それなら昨日の夜に言え!!昨日の夜に!!」
まほ「先ほど思いついたのだ。」
アンチョビ「それで?西住は何か名案でも思いついたのか?」
まほ「いや、昨日話した通り安斎率いる小隊が敵を引き付け、分断をして1輌ずつ撃破でいこうと思う。」
朝日と共に西住姉が起床の言葉をかけ、こちらを覗きむ。
アンチョビ「・・・ぅん?寝坊!!??・・・ってまだ朝の6時じゃないか…」
まほ「いやなに、作戦の練度を高めようとミーティングを1時間ほど早めてゆっくり会わせてやろうと思って。」
アンチョビ「おぉ!西住ぃ!!素晴らしい心がけじゃないか…!!って、それなら昨日の夜に言え!!昨日の夜に!!」
まほ「先ほど思いついたのだ。」
アンチョビ「それで?西住は何か名案でも思いついたのか?」
まほ「いや、昨日話した通り安斎率いる小隊が敵を引き付け、分断をして1輌ずつ撃破でいこうと思う。」
5: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:26:28.53 ID:6u5KrSr+0
アンチョビ「まぁそれで良いんじゃないか?後はノリと勢いでどうとでもなるしな!」
まほ「一応私が暫定的に隊長を務めるが、私が撃破されたときや分断に成功した時には安斎が指揮を採ってくれ。」
アンチョビ「ん、わかった。」
アンチョビ「もし私が先にやられたらうちの子達を頼む!みんな仲間の為に走り回れる良い子達なんだ!」
まほ「承知した。」
まほ「初戦は圧倒してその先の試合で相手の積極性を削ぐことを目的にする。良いな?」
アンチョビ「あぁ問題ない。」
まほ「ではこれでミーティングを終える。また後で会おう。」
まほ「一応私が暫定的に隊長を務めるが、私が撃破されたときや分断に成功した時には安斎が指揮を採ってくれ。」
アンチョビ「ん、わかった。」
アンチョビ「もし私が先にやられたらうちの子達を頼む!みんな仲間の為に走り回れる良い子達なんだ!」
まほ「承知した。」
まほ「初戦は圧倒してその先の試合で相手の積極性を削ぐことを目的にする。良いな?」
アンチョビ「あぁ問題ない。」
まほ「ではこれでミーティングを終える。また後で会おう。」
6: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:27:54.54 ID:6u5KrSr+0
それでは、これより戦車道全国大会新人戦を始める!!
選手宣誓黒森峰大学隊長西住まほ!!
まほ「我々選手一同は戦車道の精神に則り、正々堂々と戦うことを誓います。黒森峰大学隊長西住まほ」
西住姉の宣誓が終わり、いよいよ始まる。
2つのグループに別れてリーグ戦を行い上位2校がトーナメントに進める方式だそうだ!!さぁ!帆を立て旅に出よう!!
------------------------------------------------------------------------
それでは戦車道新人戦第一試合を始める!!
まほ「昨日のミーティングの通り私と安斎の小隊に別れる。王者のプライドを見せつけるぞ。」
まほ「パンツァー・フォー」
選手宣誓黒森峰大学隊長西住まほ!!
まほ「我々選手一同は戦車道の精神に則り、正々堂々と戦うことを誓います。黒森峰大学隊長西住まほ」
西住姉の宣誓が終わり、いよいよ始まる。
2つのグループに別れてリーグ戦を行い上位2校がトーナメントに進める方式だそうだ!!さぁ!帆を立て旅に出よう!!
------------------------------------------------------------------------
それでは戦車道新人戦第一試合を始める!!
まほ「昨日のミーティングの通り私と安斎の小隊に別れる。王者のプライドを見せつけるぞ。」
まほ「パンツァー・フォー」
7: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:29:10.09 ID:6u5KrSr+0
まさに圧倒的だった。作戦はこの上なくうまく行き、こちらの撃破された数はたったの3輌。30輌の中でだぞ!?
これでは次に当たる相手もかなり戦意を削がれているだろう!絶対王者今年も健在だとマスコミも騒いでいる!次の試合も行けるぞ!これは!
これでは次に当たる相手もかなり戦意を削がれているだろう!絶対王者今年も健在だとマスコミも騒いでいる!次の試合も行けるぞ!これは!
8: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:30:22.19 ID:6u5KrSr+0
アンチョビ「あづい~~!!!」
まほ「常夏の場所での開催地を引いてしまったんだ仕方ないこれも戦車道だ。」
アンチョビ「それにしたって常夏の場でやることないじゃないか~~…」
まほ「折角ここまで来たんだ。次の試合が終えればみんなでバカンスでも取ろうじゃないか。」
アンチョビ「ほんとか!?よーし!次も勝っていっぱい遊ぶぞ!!」
このまま勝ちを目指して歩み続けるぞ!!
いや、私たちは、歩き続けなければならないのかな…
まほ「常夏の場所での開催地を引いてしまったんだ仕方ないこれも戦車道だ。」
アンチョビ「それにしたって常夏の場でやることないじゃないか~~…」
まほ「折角ここまで来たんだ。次の試合が終えればみんなでバカンスでも取ろうじゃないか。」
アンチョビ「ほんとか!?よーし!次も勝っていっぱい遊ぶぞ!!」
このまま勝ちを目指して歩み続けるぞ!!
いや、私たちは、歩き続けなければならないのかな…
9: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:31:23.55 ID:6u5KrSr+0
まほ「では、今回も前回同様二部隊に別れて殲滅を目指す。パンツァー・フォー」
今回も圧勝できる!!
…と思っていたが流石大学生現実はそう甘くないようだ。私の部隊も西住の部隊も地の利を取られて苦戦している。
優秀な指揮官がいるのか?こちらの挑発にも応じず待ちの一手を決めている。我々の小隊の特徴は機動力を活かした戦いだ。このままジリジリと睨み合いを続けていても仕方がない。
腹は決まった。
今回も圧勝できる!!
…と思っていたが流石大学生現実はそう甘くないようだ。私の部隊も西住の部隊も地の利を取られて苦戦している。
優秀な指揮官がいるのか?こちらの挑発にも応じず待ちの一手を決めている。我々の小隊の特徴は機動力を活かした戦いだ。このままジリジリと睨み合いを続けていても仕方がない。
腹は決まった。
10: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:33:24.28 ID:6u5KrSr+0
アンチョビ「お前ら!全員で外を包囲するぞ!アヴァンティ!!」
痺れを切らせた我々の策だったが、うちの子達の頑張りにより戦局は動いた。
私の戦車と相手の戦車の一騎討ちだ!西住の部隊の方も残り1輌ずつだそうだ。
数の有利を取った方が勝つ!その為に…
アンチョビ「操縦手!あの丘に向かって走れ!我々の機動力ならば追い付けないハズだ!!」
アンチョビ「下りに入ってすぐに停車!そのまま突っ込んできた敵の後ろを取るぞ!!」
作戦を言い渡すとすぐにエンジンが唸りを上げる。
------------------------------------------------------------------------
丘を乗り越えた!!今だ!!
アンチョビ「戦車停止!!」
するとすぐに、敵車両が我々の戦車の頭上を越える!!
アンチョビ「後ろに着けろ!」
アンチョビ「撃て!!」
ズドォン!!!!
聞きなれた白旗を出す音が聞こえた!!
アンチョビ「よし!隊長車を援護しに行くぞ!!」
アンチョビ「アヴァンティ!!!」
痺れを切らせた我々の策だったが、うちの子達の頑張りにより戦局は動いた。
私の戦車と相手の戦車の一騎討ちだ!西住の部隊の方も残り1輌ずつだそうだ。
数の有利を取った方が勝つ!その為に…
アンチョビ「操縦手!あの丘に向かって走れ!我々の機動力ならば追い付けないハズだ!!」
アンチョビ「下りに入ってすぐに停車!そのまま突っ込んできた敵の後ろを取るぞ!!」
作戦を言い渡すとすぐにエンジンが唸りを上げる。
------------------------------------------------------------------------
丘を乗り越えた!!今だ!!
アンチョビ「戦車停止!!」
するとすぐに、敵車両が我々の戦車の頭上を越える!!
アンチョビ「後ろに着けろ!」
アンチョビ「撃て!!」
ズドォン!!!!
聞きなれた白旗を出す音が聞こえた!!
アンチョビ「よし!隊長車を援護しに行くぞ!!」
アンチョビ「アヴァンティ!!!」
11: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:39:13.26 ID:6u5KrSr+0
……って、あれ??
戦車が一向に進まない。体を外に乗り上げているから聞こえ無かったかな?
アンチョビ「おぉ~い。援護しに行くぞ~?」
ハッチの中を覗くと操縦手がぐったりとし、砲手が呆然としていた。
アンチョビ「っておい!どうした!?」
アンチョビ「腕の痙攣…体温も高い…おまけに、こんなに熱い全く汗をかいてないじゃないか!!」
アンチョビ「熱中症あるいは熱射病か…」
アンチョビ「砲手!手を貸せ!あそこの日陰に操縦手を運ぶぞ!!」
戦車が一向に進まない。体を外に乗り上げているから聞こえ無かったかな?
アンチョビ「おぉ~い。援護しに行くぞ~?」
ハッチの中を覗くと操縦手がぐったりとし、砲手が呆然としていた。
アンチョビ「っておい!どうした!?」
アンチョビ「腕の痙攣…体温も高い…おまけに、こんなに熱い全く汗をかいてないじゃないか!!」
アンチョビ「熱中症あるいは熱射病か…」
アンチョビ「砲手!手を貸せ!あそこの日陰に操縦手を運ぶぞ!!」
12: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:40:16.14 ID:6u5KrSr+0
すると、こだまする。
黒森峰大学!全車行動不能!!よって○○大学の勝利!!
…….えっ??いや待て!それより救護班を…!!
……
…………
………………
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
うちの子を外に運び出している間に、どうやら西住がやられてしまい、戦車内を空にしてしまったことで戦車道規定により行動不能と判断され、敗北してしまったらしい。
お陰様と言っては何だが重度の熱中症には至らず、あの子も次の試合では復帰できるそうだ!良かった!
黒森峰大学!全車行動不能!!よって○○大学の勝利!!
…….えっ??いや待て!それより救護班を…!!
……
…………
………………
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
うちの子を外に運び出している間に、どうやら西住がやられてしまい、戦車内を空にしてしまったことで戦車道規定により行動不能と判断され、敗北してしまったらしい。
お陰様と言っては何だが重度の熱中症には至らず、あの子も次の試合では復帰できるそうだ!良かった!
13: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:41:26.98 ID:6u5KrSr+0
翌日
「あなたが最後に投了をした副隊長ですか!?」
「黒森峰大学始まって以来最も恥ずべき敗けかたをしたことについて、コメント頂けますか!?」
「高校時代は弱小校だったそうですが、副隊長の荷は重すぎたんじゃないんですか!?」
大学の正門で複数のメディアが多量の質問とフラッシュが焚かれて思わずあたふたする。
アンチョビ「え?…いや 、ちょっ…」
まほ「昨日の試合の件は後日改めて会見を開かせて頂きます。」
西住が横から出て来て私の手を引く。
まほ「安斎、こちらへ。」
「あなたが最後に投了をした副隊長ですか!?」
「黒森峰大学始まって以来最も恥ずべき敗けかたをしたことについて、コメント頂けますか!?」
「高校時代は弱小校だったそうですが、副隊長の荷は重すぎたんじゃないんですか!?」
大学の正門で複数のメディアが多量の質問とフラッシュが焚かれて思わずあたふたする。
アンチョビ「え?…いや 、ちょっ…」
まほ「昨日の試合の件は後日改めて会見を開かせて頂きます。」
西住が横から出て来て私の手を引く。
まほ「安斎、こちらへ。」
14: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:42:18.41 ID:6u5KrSr+0
アンチョビ「いったいどうなってるんだ!?何だ?あのマスコミは!?」
まほ「昨日の試合の件で押し寄せたのだ。」
アンチョビ「それは知ってる!!私が聞きたいのは何であんなに騒がれているかだ!!」
まほ「敗けかた、だな。」
アンチョビ「敗けかた?」
まほ「知っての通り我が大学は常勝無敗を誇りにしている。敗けただけでも十分記事に出来る程だ。」
アンチョビ「まぁ、それはその通りだが…」
まほ「しかし昨日の試合は時系列で言えば私がやられた後に安斎が降りてしまった。そこを格好の的にされたのだろう。」
アンチョビ「いや、でも、それは…」
まほ「分かっている。だから一度立て直して改めて会見を開こう。今から教官に直談判しに行くつもりだ。」
アンチョビ「わかった!一緒に連れていってくれ!」
まほ「うむ、では行こう。」
まほ「昨日の試合の件で押し寄せたのだ。」
アンチョビ「それは知ってる!!私が聞きたいのは何であんなに騒がれているかだ!!」
まほ「敗けかた、だな。」
アンチョビ「敗けかた?」
まほ「知っての通り我が大学は常勝無敗を誇りにしている。敗けただけでも十分記事に出来る程だ。」
アンチョビ「まぁ、それはその通りだが…」
まほ「しかし昨日の試合は時系列で言えば私がやられた後に安斎が降りてしまった。そこを格好の的にされたのだろう。」
アンチョビ「いや、でも、それは…」
まほ「分かっている。だから一度立て直して改めて会見を開こう。今から教官に直談判しに行くつもりだ。」
アンチョビ「わかった!一緒に連れていってくれ!」
まほ「うむ、では行こう。」
15: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:45:49.96 ID:6u5KrSr+0
コンコンコン
まほ「失礼します。」
教官「ここに来た理由は分かっているわ。昨日の試合の経緯を仔細説明してちょうだい。」
ここで、私と西住は事細かに説明をした。相手の戦車に力負けしたこと。暑さの為に、操縦手が熱中症になってしまい直ちに避暑させたこと…
今朝の騒ぎの顛末をこと細かに伝えた。
教官「大体の流れは分かったわ。でもね、安斎さん、車長として乗組員の管理を怠った部分があるんじゃない?」
アンチョビ「それは!!その…うぅ…」
まほ「安斎一人に責任を押し付けるのは止めて下さい。責任でいうなら敵に力負けしてしまった私にも非があります。」
教官「西住さん、あなたの言うことも一理あるわ。でもね、マスコミに会見を開くと宣言した時点でもうダメなのよ。」
まほ「失礼します。」
教官「ここに来た理由は分かっているわ。昨日の試合の経緯を仔細説明してちょうだい。」
ここで、私と西住は事細かに説明をした。相手の戦車に力負けしたこと。暑さの為に、操縦手が熱中症になってしまい直ちに避暑させたこと…
今朝の騒ぎの顛末をこと細かに伝えた。
教官「大体の流れは分かったわ。でもね、安斎さん、車長として乗組員の管理を怠った部分があるんじゃない?」
アンチョビ「それは!!その…うぅ…」
まほ「安斎一人に責任を押し付けるのは止めて下さい。責任でいうなら敵に力負けしてしまった私にも非があります。」
教官「西住さん、あなたの言うことも一理あるわ。でもね、マスコミに会見を開くと宣言した時点でもうダメなのよ。」
16: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:48:50.27 ID:6u5KrSr+0
まほ「ダメ…とは、どういった意味ですか?」
教官「会見を開くということは記事になるの、ましてや黒森峰大学の敗北会見だもの、1面に乗ることすら覚悟をしておかなければならない。」
教官「そんな場で自分たち全員悪かったです。だなんて通用すると思う?」
教官「記者が求めているのは書けるネタ、なのよ。悲しいことにね。」
教官「だから我々も出来る限りは尽くしたいけれども、恐らくそれは厳しい。」
教官「だから一人、ハッキリとした戦犯を差し出す。これは大人の事情よ。大学はその方針で行くことにおおよその道筋を立てるはず。」
教官「今朝の騒ぎが大学側にも伝わったみたい。今から今後どの様な対応を取るかの緊急会議が開かれると連絡があったわ。会議前にあなた達の話を聞けて良かった。なるべく頑張ってみせるわね。」
一方的にそう言い残し教官は立ち去っていった。
教官「会見を開くということは記事になるの、ましてや黒森峰大学の敗北会見だもの、1面に乗ることすら覚悟をしておかなければならない。」
教官「そんな場で自分たち全員悪かったです。だなんて通用すると思う?」
教官「記者が求めているのは書けるネタ、なのよ。悲しいことにね。」
教官「だから我々も出来る限りは尽くしたいけれども、恐らくそれは厳しい。」
教官「だから一人、ハッキリとした戦犯を差し出す。これは大人の事情よ。大学はその方針で行くことにおおよその道筋を立てるはず。」
教官「今朝の騒ぎが大学側にも伝わったみたい。今から今後どの様な対応を取るかの緊急会議が開かれると連絡があったわ。会議前にあなた達の話を聞けて良かった。なるべく頑張ってみせるわね。」
一方的にそう言い残し教官は立ち去っていった。
17: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:51:32.34 ID:6u5KrSr+0
まほ「すまない。安斎。私が咄嗟にあんなことを言ってしまったために…」
アンチョビ「いや、気にするな!あの場でああ言ってくれなかったらきっと今頃慌てたまま変なこと言いそうだったし…」
アンチョビ「もし私が…」
まほ「どうした?」
アンチョビ「いや、何でもない。」
もし私がどうなろうと西住は歩き続けていけよと、なぜ言えないのだろう。
そこから数日はよく眠れなかった。戦車道始まって以来初めて大きな波に打ちのめされたような気分だ。言葉にならない悲しみが溢れてくる。
明日は会見。来なくても良いと言われたが…
アンチョビ「いや、気にするな!あの場でああ言ってくれなかったらきっと今頃慌てたまま変なこと言いそうだったし…」
アンチョビ「もし私が…」
まほ「どうした?」
アンチョビ「いや、何でもない。」
もし私がどうなろうと西住は歩き続けていけよと、なぜ言えないのだろう。
そこから数日はよく眠れなかった。戦車道始まって以来初めて大きな波に打ちのめされたような気分だ。言葉にならない悲しみが溢れてくる。
明日は会見。来なくても良いと言われたが…
18: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:52:17.83 ID:6u5KrSr+0
一人きり月に照らされ、大きな決意を胸に背負いこむ。
19: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:53:30.21 ID:6u5KrSr+0
教官「以上で前回の試合の説明を終えます。質問がある方はどうぞ、挙手をして下さい。」
記者「大学側は今回の一連の事件をどう捉えていますか?」
教官「勝ち負けに対しては色々な因子で変わるので責めるつもりはありません。」
記者「では、敗け方に関してはどう捉えているでしょうか?」
教官「敗けは敗けです。それ以上でもそれ以下でもありません。」
記者「そちらの副隊長に話は聞けないのですか?」
教官「魔女狩りの場にする気はございま…」
記者「大学側は今回の一連の事件をどう捉えていますか?」
教官「勝ち負けに対しては色々な因子で変わるので責めるつもりはありません。」
記者「では、敗け方に関してはどう捉えているでしょうか?」
教官「敗けは敗けです。それ以上でもそれ以下でもありません。」
記者「そちらの副隊長に話は聞けないのですか?」
教官「魔女狩りの場にする気はございま…」
20: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:57:07.36 ID:6u5KrSr+0
アンチョビ「ちょっと待ったー!!」
教官「!?」
記者「おい、あれ!!」ザワザワ
アンチョビ「私が副隊長を務めた者だ!質問があるなら直接してくれ!」
教官「ちょっと!安斎さん!」
アンチョビ「…すみません、ご迷惑をおかけします。」
記者「単刀直入に聞きます。前の敗戦の責任はあなたですね?」
アンチョビ「あぁ!その通りだ!私の管理能力の無さが原因だ!!」
記者「開き直りか?もう少ししおらしくしたらどうだ!!本当に責任を感じているのか!?」
アンチョビ「責任だなんて勿論のこと!誰が悪いかを決める会見だなんてどうでもいい!ここに退学届けを持ってきた!!」
アンチョビ「さぁ帰れ!記事にしろ!!私の新しい船出に相応しい記事を!!!」
教官「!?」
記者「おい、あれ!!」ザワザワ
アンチョビ「私が副隊長を務めた者だ!質問があるなら直接してくれ!」
教官「ちょっと!安斎さん!」
アンチョビ「…すみません、ご迷惑をおかけします。」
記者「単刀直入に聞きます。前の敗戦の責任はあなたですね?」
アンチョビ「あぁ!その通りだ!私の管理能力の無さが原因だ!!」
記者「開き直りか?もう少ししおらしくしたらどうだ!!本当に責任を感じているのか!?」
アンチョビ「責任だなんて勿論のこと!誰が悪いかを決める会見だなんてどうでもいい!ここに退学届けを持ってきた!!」
アンチョビ「さぁ帰れ!記事にしろ!!私の新しい船出に相応しい記事を!!!」
21: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 01:59:08.62 ID:6u5KrSr+0
教官「安斎さん…アレで良かったの?」
アンチョビ「特待生が責任を取るんです。あれくらいヒールになりきった方があの子達の罪悪感が和らぐと思って…」
教官「あなたは間違いなく人の上に立てる器よ。私が保証する。」
アンチョビ「そう言って頂けて光栄です。明日には貨物船に乗り込んで学園艦を去ります。」
教官「みんなが居ない日を狙ってのこと?」
アンチョビ「……失礼します。」
アンチョビ「特待生が責任を取るんです。あれくらいヒールになりきった方があの子達の罪悪感が和らぐと思って…」
教官「あなたは間違いなく人の上に立てる器よ。私が保証する。」
アンチョビ「そう言って頂けて光栄です。明日には貨物船に乗り込んで学園艦を去ります。」
教官「みんなが居ない日を狙ってのこと?」
アンチョビ「……失礼します。」
22: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 02:00:21.48 ID:6u5KrSr+0
ここからは連れていけない。だから一人で旅立つ。学生生活も、西住と共に戦車道を出来たのも悪くなかった!ここで私の学生生活が終わる!が!新しい海原へ帆を立てよう!
23: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 02:05:25.78 ID:6u5KrSr+0
数ヶ月後….
黒森峰大学はあれからの試合全てを圧倒して勝ち進み、遂には優勝を成し遂げた。
優勝校の隊長インタビューでは『我々の私的な鎮魂である。』と言っていた。
涙とともに勝手に離れたという罪の意識が流れて落ちた。
そうだな、そろそろ西住に返事でもくれてやろうと筆を走らせる。
黒森峰大学はあれからの試合全てを圧倒して勝ち進み、遂には優勝を成し遂げた。
優勝校の隊長インタビューでは『我々の私的な鎮魂である。』と言っていた。
涙とともに勝手に離れたという罪の意識が流れて落ちた。
そうだな、そろそろ西住に返事でもくれてやろうと筆を走らせる。
24: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 02:08:02.06 ID:6u5KrSr+0
まほ「ん?手紙か…」
西住へ
新人戦優勝おめでとう!元ではあるが、優勝チームに要れたことを誇りに思うぞ!
さて、私の近況を報告しておこうと思う。私はいま、アンツィオの学園艦でイタリア料理屋を開いているのだ!どうだ?驚いたろう?こちらの方がこの子達の心配をすること無いしな!
あの会見の後ペパロニから連絡があってイタリア料理屋店長兼アンツィオ高校の相談役をしている!戦車道からは身を引く予定だったが、まだ関われていることを幸運に思う!
そちらはどうだ?みんな元気にしているか?本当は今すぐにでも行ってやりたいのだが、なんせあの件からまだ日が浅いのでまた改めて行こうと考えている!その時には盛大に宴でも開いてくれ!!
最後に、隊長でありながら一つも責任を取らせなかったことには私も少しばかり胸につかえるものがあったが、もう大丈夫か?今日も料理をしながら気長に返事を待つとするよ!
P.S最近自家栽培で育てた花をおくったぞ!!葉の部分はハーブティーとして紅茶にでも使ってくれ!
西住へ
新人戦優勝おめでとう!元ではあるが、優勝チームに要れたことを誇りに思うぞ!
さて、私の近況を報告しておこうと思う。私はいま、アンツィオの学園艦でイタリア料理屋を開いているのだ!どうだ?驚いたろう?こちらの方がこの子達の心配をすること無いしな!
あの会見の後ペパロニから連絡があってイタリア料理屋店長兼アンツィオ高校の相談役をしている!戦車道からは身を引く予定だったが、まだ関われていることを幸運に思う!
そちらはどうだ?みんな元気にしているか?本当は今すぐにでも行ってやりたいのだが、なんせあの件からまだ日が浅いのでまた改めて行こうと考えている!その時には盛大に宴でも開いてくれ!!
最後に、隊長でありながら一つも責任を取らせなかったことには私も少しばかり胸につかえるものがあったが、もう大丈夫か?今日も料理をしながら気長に返事を待つとするよ!
P.S最近自家栽培で育てた花をおくったぞ!!葉の部分はハーブティーとして紅茶にでも使ってくれ!
25: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 02:09:02.94 ID:6u5KrSr+0
ピンポーン
「宅配便でーす!!」
ちょうど今来たらしい。
荷物を受けとるとそこには淡い青色の星形の花弁が頭を下げて咲いている。
これは確か…
おもむろに花図鑑を取り出し調べる。
そうだ、ボリジだ、ボリジの花言葉は…
成る程…中々粋なことを…
一筋の涙が頬を伝う
……ありがとう、安斎。
「宅配便でーす!!」
ちょうど今来たらしい。
荷物を受けとるとそこには淡い青色の星形の花弁が頭を下げて咲いている。
これは確か…
おもむろに花図鑑を取り出し調べる。
そうだ、ボリジだ、ボリジの花言葉は…
成る程…中々粋なことを…
一筋の涙が頬を伝う
……ありがとう、安斎。
26: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 02:09:37.06 ID:6u5KrSr+0
人生は航海。また新たな海原へと旅に出よう。
Fine
Fine
27: ◆7/GvjliWi6 2018/07/28(土) 02:13:27.19 ID:6u5KrSr+0
一応完結しましたが、見てくれた方は居ましたでしょうか?
なにぶん書き上げ~校閲、投稿に至るまで一人でしたので、気になる点等がありましたらご指摘ください。
なにぶん書き上げ~校閲、投稿に至るまで一人でしたので、気になる点等がありましたらご指摘ください。
引用元: ・【ガルパン】アンチョビ「人生は航海」
武部沙織「ねぇ?なんで他の女の子と話したの?」
2020-12-05
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 02:35:03.68 ID:6XMLigGJ0
沙織「やめてって言ったよね?」
男「いや軽く挨拶しただけだって」
沙織「嘘だよ!!私といる時より楽しそうな顔してたもん!」
沙織「また浮気する気でしょ!」
男「またってあの時は普通にご飯行っただけだし」
沙織「普通彼女がいるのに女の子とご飯なんかいかないよね?」
沙織「私間違ってる?」
男「それは謝っただろ?」
沙織「謝ったら浮気していいの?」
男「だから浮気なんてしてないって!」
沙織「そうやってすぐ怒鳴る!」
男「お前がそうさせてんだろ!!」
沙織「もういいよ!私もう帰る!」
男「帰れ!帰れ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532453703
男「いや軽く挨拶しただけだって」
沙織「嘘だよ!!私といる時より楽しそうな顔してたもん!」
沙織「また浮気する気でしょ!」
男「またってあの時は普通にご飯行っただけだし」
沙織「普通彼女がいるのに女の子とご飯なんかいかないよね?」
沙織「私間違ってる?」
男「それは謝っただろ?」
沙織「謝ったら浮気していいの?」
男「だから浮気なんてしてないって!」
沙織「そうやってすぐ怒鳴る!」
男「お前がそうさせてんだろ!!」
沙織「もういいよ!私もう帰る!」
男「帰れ!帰れ!」
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 02:51:48.90 ID:6XMLigGJ0
コンビニ
男「いらっしゃーせ」
忍「先輩いつになくイライラしてません?」
男「別に」
忍「じゃあ貧乏ゆすりやめてください」
忍「彼女と喧嘩でもしたんですか?」
男「なんでわかんだよ...」
忍「伊達に先輩と一年このバイトしてませんよ」
忍「先輩が機嫌悪い時は彼女と喧嘩かTSUTAYAにDVD返し忘れたかの二択ですから」
男「俺そんなに単純?」
忍「それが先輩のいいところですから」
忍「それで?何があったんですか?」
男「カクカクシカジカでさ」
忍「あー最悪ですねそれ別れた方がいいですよ」
男「でもさぁ やっぱいいとこもあるし」
男「いらっしゃーせ」
忍「先輩いつになくイライラしてません?」
男「別に」
忍「じゃあ貧乏ゆすりやめてください」
忍「彼女と喧嘩でもしたんですか?」
男「なんでわかんだよ...」
忍「伊達に先輩と一年このバイトしてませんよ」
忍「先輩が機嫌悪い時は彼女と喧嘩かTSUTAYAにDVD返し忘れたかの二択ですから」
男「俺そんなに単純?」
忍「それが先輩のいいところですから」
忍「それで?何があったんですか?」
男「カクカクシカジカでさ」
忍「あー最悪ですねそれ別れた方がいいですよ」
男「でもさぁ やっぱいいとこもあるし」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 03:04:39.26 ID:6XMLigGJ0
忍「でも女の子と話しただけで浮気なんておかしいですよ」
男「だよなー」
忍「私なら先輩をそんな風に拘束しないのに.....」
男「あっ客だ いらっしゃーせ」
男「なんか言った?」
忍「なんでもないです」
休憩中
忍「今日の角谷先輩の送別会は来ます?」
男「杏さんにはレジ打ちから納品まで教わった恩があるから行きたいけど沙織うるさいしなぁ」
忍「いいじゃないですか 喧嘩してるんですし ね?」
男「うーん じゃあ行こうかな」
男「だよなー」
忍「私なら先輩をそんな風に拘束しないのに.....」
男「あっ客だ いらっしゃーせ」
男「なんか言った?」
忍「なんでもないです」
休憩中
忍「今日の角谷先輩の送別会は来ます?」
男「杏さんにはレジ打ちから納品まで教わった恩があるから行きたいけど沙織うるさいしなぁ」
忍「いいじゃないですか 喧嘩してるんですし ね?」
男「うーん じゃあ行こうかな」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 03:22:01.49 ID:6XMLigGJ0
忍「せーんぱーい」抱き
男「飲み過ぎだってどうすんだよ 終電もないし」
忍「先輩の家に泊まるー」
男「そうするしかないよな」
家
男「ほら適当に座れ」
忍「うーん」ベットにゴロン
男「たくっ」
忍「せーんぱーい」抱き
忍「しましょ?」
男「ダメだって...」
忍「私なら先輩をそんなに拘束しないですよ」
男「河西!!」押し倒し
忍「忍って呼んで...//」
男「飲み過ぎだってどうすんだよ 終電もないし」
忍「先輩の家に泊まるー」
男「そうするしかないよな」
家
男「ほら適当に座れ」
忍「うーん」ベットにゴロン
男「たくっ」
忍「せーんぱーい」抱き
忍「しましょ?」
男「ダメだって...」
忍「私なら先輩をそんなに拘束しないですよ」
男「河西!!」押し倒し
忍「忍って呼んで...//」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 03:31:53.88 ID:6XMLigGJ0
数ヶ月後
忍「先輩...いつになったら彼女と別れて付き合ってくれるんですか?」
男「ちょっと待てよ...ほらタイミングとかあるじゃん」
忍「もう一ヶ月も待ってるんですよ!」
男「あーはいはい」
忍「真面目に聞いてくださいよ!」
ピーンポーン
男「やべっ沙織だ!早く靴持ってベランダから帰って!ここ3階だけど」
忍「はい....」
沙織「こんばんは~」
男「ああ」
沙織「すぐご飯作るね」
・・・・・・・
沙織「ねぇ最近ここに私以外の人来てる?」
男「友達といただきストリートしたぐらいかなー」
沙織「目が泳いでる嘘でしょ」
忍「先輩...いつになったら彼女と別れて付き合ってくれるんですか?」
男「ちょっと待てよ...ほらタイミングとかあるじゃん」
忍「もう一ヶ月も待ってるんですよ!」
男「あーはいはい」
忍「真面目に聞いてくださいよ!」
ピーンポーン
男「やべっ沙織だ!早く靴持ってベランダから帰って!ここ3階だけど」
忍「はい....」
沙織「こんばんは~」
男「ああ」
沙織「すぐご飯作るね」
・・・・・・・
沙織「ねぇ最近ここに私以外の人来てる?」
男「友達といただきストリートしたぐらいかなー」
沙織「目が泳いでる嘘でしょ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 03:47:35.32 ID:6XMLigGJ0
男「嘘じゃないって」
沙織「ケータイ出して」
男「いやそれは...」
沙織「出して!」
男「ちょっと!返せって!」
沙織「えーと 忍って子からLINE来てるね」
沙織「なになに 先輩今日は帰りますね また明日来ますか」
沙織「彼女は帰ったから戻ってきていいよ 沢山イチャイチャしようねと」
男「ちょっ!!」
沙織「あっ返信きた はいっ!先輩いつになく積極的ですね」
・・・・・・・・
忍「先輩!」ガチャ
沙織「いらっしゃい」
沙織「ケータイ出して」
男「いやそれは...」
沙織「出して!」
男「ちょっと!返せって!」
沙織「えーと 忍って子からLINE来てるね」
沙織「なになに 先輩今日は帰りますね また明日来ますか」
沙織「彼女は帰ったから戻ってきていいよ 沢山イチャイチャしようねと」
男「ちょっ!!」
沙織「あっ返信きた はいっ!先輩いつになく積極的ですね」
・・・・・・・・
忍「先輩!」ガチャ
沙織「いらっしゃい」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 04:02:11.17 ID:6XMLigGJ0
沙織「さてこれはまさしく浮気だよね」
忍「あんたがそんなんだから先輩が浮気するんでしょ...」
沙織「私のせい?あんたがいやらしく迫ったんでしょ?」
忍「迫ってない 先輩が可愛そうだから慰めてあげただけ」
沙織「自分の身体で?とんだ尻軽ね」
忍「そもそもあんたが先輩にちょっとしたことで浮気だ 浮気だって言って先輩がどれだけ傷ついたかわかる?」
忍「わかるわけないか」
沙織「だって私たちは恋人同士だし...」
忍「恋人同士だったらなにを言ってもいいんですか?」
沙織「それは....」
忍「先輩と別れてくださいよ」
沙織「それは嫌!あんたこそ男君に近づくな!」
男「二人とも落ち着けよ」
忍「大体先輩がはっきりしないからいけないんですよ!!」
男「じゃあはっきり言うね」
忍「あんたがそんなんだから先輩が浮気するんでしょ...」
沙織「私のせい?あんたがいやらしく迫ったんでしょ?」
忍「迫ってない 先輩が可愛そうだから慰めてあげただけ」
沙織「自分の身体で?とんだ尻軽ね」
忍「そもそもあんたが先輩にちょっとしたことで浮気だ 浮気だって言って先輩がどれだけ傷ついたかわかる?」
忍「わかるわけないか」
沙織「だって私たちは恋人同士だし...」
忍「恋人同士だったらなにを言ってもいいんですか?」
沙織「それは....」
忍「先輩と別れてくださいよ」
沙織「それは嫌!あんたこそ男君に近づくな!」
男「二人とも落ち着けよ」
忍「大体先輩がはっきりしないからいけないんですよ!!」
男「じゃあはっきり言うね」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 04:11:37.27 ID:6XMLigGJ0
男「二人とも終わりにしよ」
沙織「え?どういう意味」
男「だから沙織とも別れるし忍とももう会わない」
忍「え??」
沙織「どういうこと??」
男「だから他に好きな人が出来た」
沙織「は?どこの誰!?」
男「麻子」
沙織「え?麻子....?」
忍「だ、誰ですか!?」
沙織「私の幼馴染....」
沙織「え?どういう意味」
男「だから沙織とも別れるし忍とももう会わない」
忍「え??」
沙織「どういうこと??」
男「だから他に好きな人が出来た」
沙織「は?どこの誰!?」
男「麻子」
沙織「え?麻子....?」
忍「だ、誰ですか!?」
沙織「私の幼馴染....」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 04:22:13.28 ID:6XMLigGJ0
男「うん 沙織とのこと相談してるうちにね」
沙織「なにそれ....」
男「実はクリスマスとかも一緒に過ごしてたり..」
沙織「はぁ!バイトだから会えないって私に言ったじゃん!麻子に会ってたの!?」
忍「彼女と過ごすって言ってバイト休んでましたもんね」
男「実はもうすでに結構深い仲なんで...君たちは俺じゃない別の男の人を探してください」
沙織「許さない....」
忍「同感です」
・・・・・・・
忍「目玉は私が貰いますね」
沙織「じゃあ私は両腕」ギコギコギコギコ
忍「私は両足で」ギコギコギコギコ
沙織「脳みそは私~」
忍「この男の象徴はどうしますか?」
沙織「真っ二つにして半分こする?」ギコギコギコギコ
忍「ですね」ギコギコギコギコ
沙織「ちゃんと半分こにしないとね 分ける合う心って大事だね」
沙織「なにそれ....」
男「実はクリスマスとかも一緒に過ごしてたり..」
沙織「はぁ!バイトだから会えないって私に言ったじゃん!麻子に会ってたの!?」
忍「彼女と過ごすって言ってバイト休んでましたもんね」
男「実はもうすでに結構深い仲なんで...君たちは俺じゃない別の男の人を探してください」
沙織「許さない....」
忍「同感です」
・・・・・・・
忍「目玉は私が貰いますね」
沙織「じゃあ私は両腕」ギコギコギコギコ
忍「私は両足で」ギコギコギコギコ
沙織「脳みそは私~」
忍「この男の象徴はどうしますか?」
沙織「真っ二つにして半分こする?」ギコギコギコギコ
忍「ですね」ギコギコギコギコ
沙織「ちゃんと半分こにしないとね 分ける合う心って大事だね」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 04:25:47.57 ID:6XMLigGJ0
沙織「麻子にもちょっと分けてあげようか」
忍「それはいいですね 心臓はどうです?」
沙織「そうだね ちょっといいところあげようか」
忍「優しいですね」ギコギコギコギコ
沙織「浮気浮気言ってたのが馬鹿みたいだよ みんなで分け合わないと」ギコギコギコギコ
忍「分け合う心が大事ですね」
完
忍「それはいいですね 心臓はどうです?」
沙織「そうだね ちょっといいところあげようか」
忍「優しいですね」ギコギコギコギコ
沙織「浮気浮気言ってたのが馬鹿みたいだよ みんなで分け合わないと」ギコギコギコギコ
忍「分け合う心が大事ですね」
完
【ガルパン】カチューシャ「ミホーシャって舐められすぎじゃない?」
2020-11-28
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:05:33.31 ID:d/2ohf4Q0
カチューシャ「ミホーシャって舐められすぎじゃない?」
みほ「え?」
カチューシャ「隊長なのは勿論、廃校の危機を救った英雄なわけでしょ?その割には自由な部下ばかりよね?」
みほ「あ、あはは。皆さんとても優しいですし、仲良くしてくれてありがたく思ってますよ」
カチューシャ「はあ……。ミホーシャは甘いのね」
カチューシャ「噂では『転校しろ』とバカにされたって聞いたわよ?」
みほ「え、えーと……それはですね……」
カチューシャ「まっ、私に任せてくれればそんな謀反者は追放してあげるわ」ドヤッ
みほ「いえ、その……」
カチューシャ「よし決まり!それじゃ今度の週末に大洗に行かせてもらうわ!」ニッ
みほ「え、ええ……?」
※短め
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530705932
みほ「え?」
カチューシャ「隊長なのは勿論、廃校の危機を救った英雄なわけでしょ?その割には自由な部下ばかりよね?」
みほ「あ、あはは。皆さんとても優しいですし、仲良くしてくれてありがたく思ってますよ」
カチューシャ「はあ……。ミホーシャは甘いのね」
カチューシャ「噂では『転校しろ』とバカにされたって聞いたわよ?」
みほ「え、えーと……それはですね……」
カチューシャ「まっ、私に任せてくれればそんな謀反者は追放してあげるわ」ドヤッ
みほ「いえ、その……」
カチューシャ「よし決まり!それじゃ今度の週末に大洗に行かせてもらうわ!」ニッ
みほ「え、ええ……?」
※短め
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1530705932
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:07:09.60 ID:d/2ohf4Q0
数日後
優季「あ~、救世主様だぁ~」
あゆみ「きゃー、救世主様ぁー!」
梓「救世主様、お荷物をお運びします」スッ
みほ「…………はい?」
優季「あ~、救世主様だぁ~」
あゆみ「きゃー、救世主様ぁー!」
梓「救世主様、お荷物をお運びします」スッ
みほ「…………はい?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:08:13.09 ID:d/2ohf4Q0
カチューシャさんに押し切られ、大洗の"教育"をお願いした結果
私は救世主になっていた
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:12:19.45 ID:d/2ohf4Q0
みほ「……えっと、今日の練習ですが」
柚子「救世主様、どうぞイスをお使いください」
みほ「あ、ありがとうございます」
みほ「?」
みほ「え、えっと?イスはどこにあるんですか?」
柚子「こちらです」
杏←四つんばい
杏「どうぞ」
みほ「…………」ヒクヒク
みほ「こ、これはちょっと……」
柚子「お、お気に召しませんでしたか……?」ウルウル
杏「…………」ガックリ
みほ「え、ええと。……心づかいは嬉しいですけど」
みほ「これは……」
杏「い、嫌でないのでしたら、ぜひ!」
みほ「う、うん」スッ
杏「…………!」パァ
柚子「お時間とって申し訳ありませんでした。では、救世主様、お話をお聞かせ下さいませ」ニッコニコ
みほ「…………」
みほ「えっと、今日の練習は実戦形式でやろうと思います」
杏「…………」プルプル
みほ「それで、――大丈夫ですか?」チラッ
杏「はいっ……!」ニコッ
みほ「それで、チーム分けをしようと思うのですが、あえて戦力の調整はせず、グーパーで車輌数自体もランダムで
決定したいと思います」
みほ「場合によっては1vs7なんて振り切った試合になってしまいますが、それも良い練習になるでしょう」
みほ「車長のみなさんは、自身の戦車の特性をよく理解して、それに見合った戦況に誘導できるよう頑張ってみてください」
みほ「それから……」チラッ
杏「あ、あぅ……」プルプル
みほ「いえ…………それじゃあ、そろそろ始めましょう。各チームの車長は私のところに来てグーパーしてください」
「はい!」
みほ「おつかれさまでした会長」ボソッ
杏「あ、ありがとうございます救世主様」ニコッ
柚子「救世主様、どうぞイスをお使いください」
みほ「あ、ありがとうございます」
みほ「?」
みほ「え、えっと?イスはどこにあるんですか?」
柚子「こちらです」
杏←四つんばい
杏「どうぞ」
みほ「…………」ヒクヒク
みほ「こ、これはちょっと……」
柚子「お、お気に召しませんでしたか……?」ウルウル
杏「…………」ガックリ
みほ「え、ええと。……心づかいは嬉しいですけど」
みほ「これは……」
杏「い、嫌でないのでしたら、ぜひ!」
みほ「う、うん」スッ
杏「…………!」パァ
柚子「お時間とって申し訳ありませんでした。では、救世主様、お話をお聞かせ下さいませ」ニッコニコ
みほ「…………」
みほ「えっと、今日の練習は実戦形式でやろうと思います」
杏「…………」プルプル
みほ「それで、――大丈夫ですか?」チラッ
杏「はいっ……!」ニコッ
みほ「それで、チーム分けをしようと思うのですが、あえて戦力の調整はせず、グーパーで車輌数自体もランダムで
決定したいと思います」
みほ「場合によっては1vs7なんて振り切った試合になってしまいますが、それも良い練習になるでしょう」
みほ「車長のみなさんは、自身の戦車の特性をよく理解して、それに見合った戦況に誘導できるよう頑張ってみてください」
みほ「それから……」チラッ
杏「あ、あぅ……」プルプル
みほ「いえ…………それじゃあ、そろそろ始めましょう。各チームの車長は私のところに来てグーパーしてください」
「はい!」
みほ「おつかれさまでした会長」ボソッ
杏「あ、ありがとうございます救世主様」ニコッ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:15:17.70 ID:d/2ohf4Q0
優花里「救世主殿!お弁当を買ってまいりました!」ハァハァ
みほ「う、うん。ありがとね」
『おろしチキンカツ弁当』
優花里「たしか救世主殿はファミマのこれが一番好きでしたよね?」
みほ「あ、うん。だけどファミマって、たしか一番近い所でも10kmは……」
優花里「頑張りました!」
みほ「そ、そっか。うん。ありがとう」
優花里「はいっ!」パァッ
………
…
沙織「救世主さま~!今日はお弁当作ってきたよっ!」
みほ「え?」モグモグ
沙織「コンビニ弁当……そんなの健康に悪いよ?」
みほ「でも、せっかく優花里さんが買って来てくれたし、私これ好きだから……」
沙織「だからって毎日食べることないでしょ!?」
華「沙織さん?」
沙織「あ、う……ごめんなさい。救世主さまの批判がしたいわけではなくって……」
みほ「うん。大丈夫だよ。もし、沙織さんさえ良ければ夕ご飯用にそのお弁当貰えないかな?」
沙織「よ、よろこんでっ!」パァッ
みほ「ありがとう」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:16:11.31 ID:d/2ohf4Q0
ナカジマ「1日おつかれ、救世主様」
みほ「あ、お疲れ様です」
ナカジマ「んじゃ、最速でアパートまで送ってあげるねー」
みほ「うっ、いや、その」
ナカジマ「ん?」
みほ「(正直、ドリフトのあの腰が浮く感じ苦手なんだよね……)」
みほ「たまには歩いて帰りたいので」
ナカジマ「ああ、そっか。そういう時ってあるよねえ」
ナカジマ「じゃあ、行こっか」
みほ「え?」
ナカジマ「歩いて帰るんでしょ?」
みほ「はい。でもナカジマさんは方向違うんじゃ……?」
ナカジマ「あはは、大して違わないって。一度は送るって言った手前、格好つけさせてよ」
みほ「……ありがとうございます」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:17:04.43 ID:d/2ohf4Q0
ねこにゃー「きゅ、救世主様……肩車いたします」
みほ「はい?」
ねこにゃー「こ、校舎を歩く際には、誰よりも高い位置に居るべきだとお聞きしていますので」
ねこにゃー「ボク、これでも力には自信があります。ぜったいに、危険な目にはあわせないので、ぜひ」
みほ「で、でも……」
ねこにゃー「お、お願いします」
みほ「は、はい」
みほonねこにゃー「うわわっ!?た、高い……」
ねこにゃー「救世主様、どこに向かいますか?」
みほ「あ、じゃあ教室に」
ねこにゃー「はい」ニコー
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:17:35.23 ID:d/2ohf4Q0
AM6:00 みほのアパート
麻子「救世主様、救世主様」ユスユス
みほ「あ、う…ん?」ネムネム
麻子「おはよう」
みほ「お、おはよ?」ウトウト
みほ「…………」
みほ「えっ!?」
麻子「ん?」
みほ「なんで麻子さんが!?」
麻子「なんでって、救世主様を起こしに来たんだが……」
麻子「朝起きる辛さは、誰より理解しているつもりだからな」
みほ「そ、そっか」
麻子「それと、いくら学園艦だからって、鍵を閉めないのは無用心だと思うぞ?」
みほ「あ、うん」
麻子「まあ、護衛役が居るから問題ないが」ボソッ
みほ「え?」
麻子「いいから、用意しないと遅れるぞ。ちなみに朝飯は沙織から受け取ってる。ほら」
みほ「あ、ありがとう」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:23:48.19 ID:d/2ohf4Q0
典子「救世主様、こちら先ほどの授業のノートになります!」
みほ「う、うん?私もノートとってるから別に……」
典子「えっ……」
みほ「わ、わあ!マーカーとかで色づけされててすっごく見やすいなあ!」
みほ「う、嬉しいな!」
典子「はいっ!そういって貰えるとありがたいです!」
みほ「でも、典子さんも使うでしょ?だから……」
典子「いえ、ノートは毎授業2冊とっているので平気です!」
みほ「こ、この分量を2冊分!?」
典子「はい!根性で頑張りました!」
みほ「そ、そっか、ありがとう。使わせてもらうね」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:24:15.91 ID:d/2ohf4Q0
華「救世主様?お花を生けたのですが受け取ってくださいますか?」
みほ「わあ、綺麗な白バラ!」
華「この花は救世主様にこそふさわしいと思いまして。ふふ、お気に召したのであれば良かったです」
みほ「うん、ありがとう!」
………
…
別の日
華「救世主様、今日はガーベラを」
………
…
また別の日
華「救世主様、ダリアです」
………
…
華「救世主様、今回は……」
沙織「あのさあ、華。流石に持って来すぎじゃない?」
みほ「あはは……」
華「そうでしょうか?」
沙織「だってもう教室も戦車の中も、救世主さまのアパートの中もお花畑状態じゃん!?」
華「で、ですが、救世主様にお送りしたいお花はまだまだ……」
沙織「気持ちは分かるけど……」
華「では、救世主様。とりあえず、これで最後にいたしますね」スッ
『キキョウ』
みほ「う、うん」
華「誠実さと従順さ、そして永遠の愛を救世主様に」
みほ「そ、そっか。ありがとね」
華「はい」ニッコリ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:24:43.48 ID:d/2ohf4Q0
みほ「(みんなが私を救世主と言って敬ってくれる。それはきっと、とてもありがたいことなんだろうけど。私には
それがどうしても辛かった)」
みほ「(私が望んでいたのは友達と仲良く過ごす平和な日常だったのだから)」
みほ「(……流石にこの"救世主"生活を終わりにしたい)」
みほ「(それを伝えるために、皆を校庭に集めた)」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:26:30.55 ID:d/2ohf4Q0
校庭
ガヤガヤ ギャーギャー
みほ「ん?なんだか騒がしい気が……」スタスタ
「救世主おんど、いくぞー!!!」
「おおっ!!!!!」
沙織「救世主っ!」
華「救世主っ!」
優花里「あそれっ、救世主!」
麻子「救世主!」
杏「救世主ったら、救世主っ!」
柚子「救世主ーーー!」
典子「救世主っ!」
妙子「救世主っ!」
忍「そーれっ!救世主!」
あけび「救世主~」パチパチ
カエサル「救世主!」
エルヴィン「救世主っ!」
左衛門佐「救世主は~救世主っ!」
おりょう「救世主ーーーっ!」
梓「救世主!」
あゆみ「救世主!」
紗希「救世主」
桂利奈「救世主!」
優季「そーれそれそれ、救世主~!」
あや「救世主!」
そど子「KYU・SEI・SHU!」
ごも代「救世主ー!」
パゾ美「救世主っ!」
ナカジマ「救!」
スズキ「世!」
ホシノ「主!」
ユチヤ「救世主!」
ねこにゃー「救世主っ!」
ももがー「救世主っ!」
ぴよたん「おおー!救世主!」
「救 世 主 バンザーイ! バンザーイ!」
みほ「」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:28:03.39 ID:d/2ohf4Q0
みほ「っ!?」ガバッ
みほ「な、なんだ夢か……」
みほ「あ、あはは……変な夢見ちゃったなあ」
みほ「はあ、なんかやけに汗かいてノド渇いちゃった」
みほ「麦茶でも飲も……」
沙織「おはよ、救世主さま。ご飯できてるよ?」
みほ「…………」
完
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 21:29:28.49 ID:d/2ohf4Q0
ちなみに桃ちゃんが居なくなっているという地味なオチでした。
当初の予定ではカチューシャ中心で、みぽりんに対する忠誠心を試させる(パシらせたり、あ…足を舐めさせたり?)SSの予定でしたが、ずいぶんと遠い所に来ました・・・。
それはそれで、別のタイミングで書きたい。
当初の予定ではカチューシャ中心で、みぽりんに対する忠誠心を試させる(パシらせたり、あ…足を舐めさせたり?)SSの予定でしたが、ずいぶんと遠い所に来ました・・・。
それはそれで、別のタイミングで書きたい。
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/04(水) 23:06:36.41 ID:QbiCn9axO
もも……誰かな?そんな生徒大洗には居なかったよね?
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/05(木) 21:28:27.39 ID:pt/aJkOyO
みぽりんの足て御褒美やん
引用元: ・【ガルパン】カチューシャ「ミホーシャって舐められすぎじゃない?」
【ガルパン】エリカ「鉄人定食ふたつ!」
2020-11-25
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:16:34.46 ID:k/JsrOdA0
黒森峰(みほ転校前)にて
エリカ「ばっかじゃないの!?」
みほ「でも……」
エリカ「でもじゃないわよ!何が"犬が居たから"よ。そんなふざけた理由で負けるなんて」
みほ「…………」
エリカ「練習試合だからって舐めてるわけ!?」
みほ「ち、違う!私は真剣に勝とうと……でも、あそこで止まらなきゃ……」
エリカ「もういい!"でも"、"でも"って言い訳ばっか!聞きたくない!」ガタッ
みほ「い、逸見さ……」
エリカ「ふん」スタスタ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529770594
エリカ「ばっかじゃないの!?」
みほ「でも……」
エリカ「でもじゃないわよ!何が"犬が居たから"よ。そんなふざけた理由で負けるなんて」
みほ「…………」
エリカ「練習試合だからって舐めてるわけ!?」
みほ「ち、違う!私は真剣に勝とうと……でも、あそこで止まらなきゃ……」
エリカ「もういい!"でも"、"でも"って言い訳ばっか!聞きたくない!」ガタッ
みほ「い、逸見さ……」
エリカ「ふん」スタスタ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529770594
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:18:04.55 ID:k/JsrOdA0
エリカ「(ああ、もう!何か甘いものでも食べて全部忘れよう)」スタスタ
みほ「…………」テクテク
エリカ「(ちょっと高いけど駅前の喫茶店でパフェが良いかしら)」スタスタ
みほ「…………」テクテク
エリカ「よし決定!」
みほ「っ」ビクッ
エリカ「!?」
エリカ「なんで着いて来てんの!?」
みほ「だ、だってまだ、話終わってない…から……」
エリカ「うるさいうるさい!あっちいけ!」
みほ「…………」
エリカ「(それでも、ずっと無言で西住みほは着いて来た。本当に鬱陶しくって、ウザくて、ムカつく)」
みほ「…………」テクテク
エリカ「(ちょっと高いけど駅前の喫茶店でパフェが良いかしら)」スタスタ
みほ「…………」テクテク
エリカ「よし決定!」
みほ「っ」ビクッ
エリカ「!?」
エリカ「なんで着いて来てんの!?」
みほ「だ、だってまだ、話終わってない…から……」
エリカ「うるさいうるさい!あっちいけ!」
みほ「…………」
エリカ「(それでも、ずっと無言で西住みほは着いて来た。本当に鬱陶しくって、ウザくて、ムカつく)」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:19:16.15 ID:k/JsrOdA0
喫茶店
カランカラーン
「いらっしゃいませー」
エリカ「ふぅ」ドスッ
みほ「……あ、あのね?」
エリカ「すみません。アイスコーヒーと季節のパフェ」
「はい。アイスコーヒーと季節のパフェですね。えーっと、そちらのお客様は、お決まりで?」
みほ「あ、え、えっと、同じのでお願いしますっ」
「はい、かしこまりました。少々お待ちください」
カランカラーン
「いらっしゃいませー」
エリカ「ふぅ」ドスッ
みほ「……あ、あのね?」
エリカ「すみません。アイスコーヒーと季節のパフェ」
「はい。アイスコーヒーと季節のパフェですね。えーっと、そちらのお客様は、お決まりで?」
みほ「あ、え、えっと、同じのでお願いしますっ」
「はい、かしこまりました。少々お待ちください」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:20:29.99 ID:k/JsrOdA0
………………
………
…
みほ「あの時に、敵車輌が来てたのも分かってたけど、野犬が飛び出してきたのが見えて」
エリカ「…………」
みほ「だから、咄嗟に「止まって」って言っちゃって……」
エリカ「…………」
みほ「わざと負けたとか、やる気がないってことは全然無くって。ホントにアクシデントで……」
エリカ「…………」
みほ「い、逸見さん?」
エリカ「…………」
「アイスコーヒーと季節のパフェになります」
エリカ「ありがとうございます」
「ごゆっくりどうぞ」
エリカ「…………」パクパク
みほ「…………」
みほ「…………」パクパク
エリカ「(こいつが居なければ、最高のひと時だったのに……)」ジロリ
みほ「…………」パクパク
エリカ「(落ち込んでるフリなのか何なのか知らないけど陰気臭いったらありゃしない。一定のリズムでロボットみたいに食べて!)」
………
…
みほ「あの時に、敵車輌が来てたのも分かってたけど、野犬が飛び出してきたのが見えて」
エリカ「…………」
みほ「だから、咄嗟に「止まって」って言っちゃって……」
エリカ「…………」
みほ「わざと負けたとか、やる気がないってことは全然無くって。ホントにアクシデントで……」
エリカ「…………」
みほ「い、逸見さん?」
エリカ「…………」
「アイスコーヒーと季節のパフェになります」
エリカ「ありがとうございます」
「ごゆっくりどうぞ」
エリカ「…………」パクパク
みほ「…………」
みほ「…………」パクパク
エリカ「(こいつが居なければ、最高のひと時だったのに……)」ジロリ
みほ「…………」パクパク
エリカ「(落ち込んでるフリなのか何なのか知らないけど陰気臭いったらありゃしない。一定のリズムでロボットみたいに食べて!)」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:21:11.41 ID:k/JsrOdA0
………………
………
…
エリカ「ふぅ、ご馳走様」
みほ「ご馳走様でした」
カランカラーン
「ありがとうございましたー」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:21:59.55 ID:k/JsrOdA0
エリカ「(何だか全然食べた気にならなかった……。せっかく街に来たし、他にも食べてこうかしら……)」スタスタ
みほ「…………」テクテク
エリカ「(まだ着いて来るし……)」
………………
………
…
カフェ
エリカ「(もう、隣のは無視することにしよう)」
エリカ「カニクリームパスタひとつ」
みほ「私も同じのお願いします」
「はーい」
………
…
エリカ「(むっ、この店良いわね!量もあって味も良い、それでいて高くない)」モグモグ
みほ「敵の砲撃の音で犬は逃げちゃっただけで、嘘ってわけじゃなくて」
エリカ「(ここはまた来よっと)」モグモグ
みほ「…………」
みほ「…………」モグモグ
エリカ「(また出たロボット食い。もっと美味しそう食べりゃ良いのに)」ジロリ
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:23:30.03 ID:k/JsrOdA0
………………
………
…
「ありがとうございました!」
エリカ「(さてと、まだ自由時間はあるし、どうしようかしら)」
みほ「そのね、練習試合が大切じゃないってわけじゃないけど、どうしてもその犬のことが……」
エリカ「…………」イライラ
みほ「そんな状況だったら、誰だって止めるでしょ……?」
エリカ「いい加減にしなさいよっ!」
みほ「っ!」ビクッ
エリカ「さっきから延々とぐちぐちぐちぐち!ウザいのよ!」
みほ「で、でも……」
エリカ「私は許さないし、言い訳を聞く気もない!」
みほ「…………」
エリカ「それなのに美味しいもの食べてる時まで延々と!しかも、あんたは陰気臭い食べ方してるし!」
エリカ「イライラすんのよ!美味しいとも言わずにロボットみたいに食べて!!私への当てつけ!?」
みほ「あ、え?」
エリカ「もう怒った。とことんまで行くわよっ!!」
エリカ「着いてこいッ!!!」
みほ「え?え……?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:24:10.49 ID:k/JsrOdA0
………………
………
…
定食屋
「っしゃいぃーーー!!!」
みほ「っ!?」
「ご注文は?」
エリカ「鉄人定食ふたつ!!」
「は……?」
「い、いや、あのさ、鉄人定食ってのは」
エリカ「鉄人定食ふたつっ!!!」
ザワザワザワザワ
「あーもう、俺は知らねえぞ」
「鉄定二丁入りましたあーーーー!!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:27:58.82 ID:k/JsrOdA0
ーーーーーー
ーーー
ー
みほ「(なんで私は……)」
みほ「(エリカさんに、私は練習試合で間違ったことしてないって言いたくて……)」
みほ「(それで、なぜだかパフェを食べて……パスタを食べて……それから……)」
エリカ「はっ、はあっ」ズルズルッ
エリカ「…………」ギロリ
みほ「(こんな恐ろしくデカいラーメンを食べているんだろう……)」モグモグモグ
ーー無銭飲食列伝ーー
鉄人定食……¥4000
(鉄人ラーメン+鉄人餃子+鉄人中華丼)
完食されたらお代はいただきません。
途中で席を立った場合、周囲を見苦しく汚した場合は失格になります。
ーーーーーーーーーーーー
ーーー
ー
みほ「(なんで私は……)」
みほ「(エリカさんに、私は練習試合で間違ったことしてないって言いたくて……)」
みほ「(それで、なぜだかパフェを食べて……パスタを食べて……それから……)」
エリカ「はっ、はあっ」ズルズルッ
エリカ「…………」ギロリ
みほ「(こんな恐ろしくデカいラーメンを食べているんだろう……)」モグモグモグ
ーー無銭飲食列伝ーー
鉄人定食……¥4000
(鉄人ラーメン+鉄人餃子+鉄人中華丼)
完食されたらお代はいただきません。
途中で席を立った場合、周囲を見苦しく汚した場合は失格になります。
ーーーーーーーーーーーー
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:30:46.03 ID:k/JsrOdA0
エリカ「ほら!食べなさいよ!ロボットみたく!」ズルズルッ
みほ「…………」ズッ
エリカ「根性なし!逃げるんならとっとと逃げなさいよ!」ズルズルッ
みほ「……っ!」
みほ「(そうか、この大食いメニューを食べさせて、諦めさせることで、逸見さんは私のことをすぐ逃げる、臆病者って言いたいんだ!)」
みほ「(確かに私の行動でチームが負けてしまった……反省はしてるし、後悔もしてる。だけど間違ったことはしてない!!)」
みほ「私だって……意地はあります!」ズルズルッ
エリカ「(食べきれるかは問題じゃない!こいつだけには絶対負けない!!)」」
エリカ「意地?あんたはいつだって逃げてばっかの卑怯ものよ!」ギロリ
みほ・エリカ「(まいったなんて絶対言わない!)」
みほ「…………」ズッ
エリカ「根性なし!逃げるんならとっとと逃げなさいよ!」ズルズルッ
みほ「……っ!」
みほ「(そうか、この大食いメニューを食べさせて、諦めさせることで、逸見さんは私のことをすぐ逃げる、臆病者って言いたいんだ!)」
みほ「(確かに私の行動でチームが負けてしまった……反省はしてるし、後悔もしてる。だけど間違ったことはしてない!!)」
みほ「私だって……意地はあります!」ズルズルッ
エリカ「(食べきれるかは問題じゃない!こいつだけには絶対負けない!!)」」
エリカ「意地?あんたはいつだって逃げてばっかの卑怯ものよ!」ギロリ
みほ・エリカ「(まいったなんて絶対言わない!)」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:32:11.36 ID:k/JsrOdA0
………
…
エリカ「…………」ドカッ
みほ「ご馳走様でした」ドカッ
「う、嘘だろ……?あいつらあのラーメン食っちまいやがった……」ザワザワザワザワ
エリカ「…………」ギロリ
みほ「(な、なんとか食べれた……)」
みほ「はぁ……はぁ……」ウプッ
エリカ「ふん」ニヤリ
みほ「(ラーメンを食べ終わってから餃子を作り始めるんだ……。ううっ、この強制的な休憩が逆にキツい!)」
エリカ「(ふん、食べ終わった後も血糖値は上がり続けて、満腹中枢を刺激する!休憩と見せかけた地獄!あんたに耐えきれるかしら?!)」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:33:53.29 ID:k/JsrOdA0
「鉄人餃子お待ちぃーーーーー!!!」
みほ「…………」
エリカ「(餃子はたったの5個だった)」
みほ「(たった5個というのが意味するのは……)」
みほ・エリカ「(とてつもない巨大餃子!!)」
エリカ「うおおっ」バクッ
みほ「(手づかみで!?)」
みほ「えいっ!」バクバクッ
エリカ「(こいつ……!)」
みほ「(めちゃくちゃ熱くて口の中の感覚は殆どない。餃子の濃いめの味付けが気つけ剤のように働いて、なんとか口を動かす)」
エリカ「(負けない負けない!犬副隊長なんかに絶対負けない!)」バクバクッ
みほ「(負けたくない!私の全部が間違ってたなんて絶対に言わせない!)」バクバクッ
みほ・エリカ「…………」ギロリ
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:34:49.21 ID:k/JsrOdA0
……………
………
…
みほ「ご、ごちそ…さ…です」グッタリ
エリカ「…………」グッタリ
みほ「(は、吐きそ……)」
エリカ「(もう、無理)」
「鉄人中華丼です!!!どうぞぉっ!!!!!」
みほ「(その中華丼は心を折るには十分な見た目をしていた)」
エリカ「(うずらでなく鶏の卵がゴロゴロ入った餡)」
みほ「(洗面器のような器に思わず頬がヒクつく)」
エリカ「(けれど……)」
みほ「(だけど……)」
みほ・エリカ「(まいったとは絶対に言わない!!)」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:36:08.92 ID:k/JsrOdA0
……………
………
…
みほ「あぅぇっ……」バタン
エリカ「!?」
エリカ「(西住みほが中華丼に顔から突っ伏した。勝った……そう思った瞬間に胃からあらゆるものが逆流しかける)」
エリカ「あっ、あぅっ……」ゴキュリ
エリカ「(ぎ、ギリギリの所で飲み込む。私もとうに限界は超えていた)」
みほ「ま、負けない……」ムクリ
エリカ「え……?」
エリカ「(西住みほは顔面に、もやしやナルトを付けて起き上がった。根性なしで、いつだって臆病で、おどおどしている副隊長の面影はすでに無かった)」
エリカ「(小学生のような負けず嫌いの子供の顔だった)」
みほ「…………!」バクバクッ
エリカ「っ……!」
エリカ「上等っ!!」バクバクッ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:40:04.78 ID:k/JsrOdA0
………………
………
…
空の食器が6つあった。
食器というにはあまりに巨大で、あまりに深いが、それでも野菜の一片すら残っていなかった。
エリカ「や、やるじゃない」
みほ「い、逸見さんも……」
みほ・エリカ「あうっ」バタリ
最後まで意地っ張りな2人の少女は倒れた。
この食事に大きな意味はない。
2人は仲良しになることはないし、練習試合のことを理解し合うこともない。
けれど、空っぽの器のように、2人は清々しい気持ちだったという。
みほ「…………」
エリカ「…………」
完
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:41:13.88 ID:k/JsrOdA0
2018年なのにイリヤの空ネタ……?
おっくれってるぅーーーー!!
というわけでイリヤの空、ufoの夏ネタでした。
以下おまけ
ミカ「無銭飲食烈伝」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:42:28.02 ID:k/JsrOdA0
所持金は220円
牛丼すらも買えない
ミカ「…………」
ぐぅうーっとお腹が1鳴きする
この絶望的状況においてもミカは微笑していた
その理由は無銭飲食にある
そう、無銭飲食をすれば良いのである
勘違いしないで貰いたいが、万引き・食い逃げなどのことではない
いわゆる"チャレンジメニュー"を食べることでお代をただにするのことを指す
ミカはこれまでも何度もこの手で無銭飲食を繰り返している
主に激辛メニューを主体のスタイルで、敗北は未だゼロ
大食いメニューにも自信はある
ミカは意気揚々と、ある定食屋の戸を叩いた
牛丼すらも買えない
ミカ「…………」
ぐぅうーっとお腹が1鳴きする
この絶望的状況においてもミカは微笑していた
その理由は無銭飲食にある
そう、無銭飲食をすれば良いのである
勘違いしないで貰いたいが、万引き・食い逃げなどのことではない
いわゆる"チャレンジメニュー"を食べることでお代をただにするのことを指す
ミカはこれまでも何度もこの手で無銭飲食を繰り返している
主に激辛メニューを主体のスタイルで、敗北は未だゼロ
大食いメニューにも自信はある
ミカは意気揚々と、ある定食屋の戸を叩いた
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:43:39.09 ID:k/JsrOdA0
「っしゃいぃーーーー!!!」
腹から叫ぶような店員の声
男性客ばかりの店内
咽せ返りそうになるほどの強烈な中華の匂い
ジャッジャッと絶え間なく振られる中華鍋の音
ミカは思わず口を緩ませる
美味い店の大食いメニューほど楽なものはないからだ
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:44:17.73 ID:k/JsrOdA0
ーー無銭飲食列伝ーー
鉄人定食……¥4000
(鉄人ラーメン+鉄人餃子+鉄人中華丼)
完食されたらお代はいただきません。
途中で席を立った場合、周囲を見苦しく汚した場合は失格になります。
ーーーーーーーーーーーー
ミカ「あれをひとつ」
ミカはひと際目を引く広告を指差し、そう言った
その瞬間に店員の顔に緊張が走る
「て、鉄人定食ですか?」
ミカ「うん」
店員は頬を一度二度ヒクヒクとさせてから
「鉄人定食一丁ぉおおおーーー!!!」
とヤケクソのように叫んだのだった
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:44:53.67 ID:k/JsrOdA0
ミカは食事を待ちながらポケットを探る
100円が2枚に10円が2枚
間違いなく220円しか持っていない
背水の陣というにはあまりにも情けない戦いが始まろうとしていた
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:45:53.29 ID:k/JsrOdA0
「鉄人ラーメンお待ちぃっ!!!」
店員の叫び声とともに、洗面器のような丼が置かれる
レンゲすらバカでかいせいで、箸がとてつもなく小さく感じる
割り箸をパキッと割り、開戦のゴングを鳴らす
ミカ「いただきます」
スっと大量の野菜を分け入って、麺を掴む
そしてグイっと強引に野菜と麺の位置を反転させる
そして麺をひたすらに口に放り込む
ミカ「うん。美味しい」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:46:58.02 ID:k/JsrOdA0
5分も経つと、ラーメンは2/3ほどになっていた
ミカ「ふふ、余裕だね」
そしてスープを啜った瞬間、突如として満腹感がこみ上げた
ミカ「っ!」
やばい
ミカは冷や汗を流す
思えば大食いメニューに挑戦したのはアキやミッコと3人で一緒に食べれるメニューだけ
実はミカ自身はそこまで大食いで無かったのだ
ミカ「ふふ、余裕だね」
そしてスープを啜った瞬間、突如として満腹感がこみ上げた
ミカ「っ!」
やばい
ミカは冷や汗を流す
思えば大食いメニューに挑戦したのはアキやミッコと3人で一緒に食べれるメニューだけ
実はミカ自身はそこまで大食いで無かったのだ
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:47:28.67 ID:k/JsrOdA0
ミカ「あっ、あう」
もはや涙目である
ラーメンと一緒に鼻水をすする
所持金は220円
鉄人定食は4000円
ミカは人生の意味について考え始めた
人間が生きる意味ってなんだろう
ラーメンは減らない
私のこれまでの十数年に何の意味があるんだろうか
麺が汁を吸ってラーメンはむしろ増える
ああ、なんで私は産まれてきたんだろう
もはや涙目である
ラーメンと一緒に鼻水をすする
所持金は220円
鉄人定食は4000円
ミカは人生の意味について考え始めた
人間が生きる意味ってなんだろう
ラーメンは減らない
私のこれまでの十数年に何の意味があるんだろうか
麺が汁を吸ってラーメンはむしろ増える
ああ、なんで私は産まれてきたんだろう
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:48:23.65 ID:k/JsrOdA0
店員に言って、店長を呼んでもらう
ミカは涙で濡れた目を、一度だけ拭うと決意のこもった眼差しで店長を見た
ミカ「お皿を洗わせてくれないかな?」
完
引用元: ・【ガルパン】エリカ「鉄人定食ふたつ!」
西住みほ「貴様はどこの出身だ!?」沙織「え?」華「え?」
2020-11-25
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:54:14.37 ID:jLiBXDroo
沙織「えっと……茨城県出身の、武部沙織だけど……」
みほ「違う! 貴様はお花畑出身のバッタ以下だ!!」
沙織「」
華「あ、あの……西住さん?」
みほ「貴様はどこの出身だ!!」
華「わ、私は茨城県出身の、五十鈴華と申しますが……」
みほ「違う! 貴様は荒れ地出身のイナゴ以下だ!!」
華「」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529772854
みほ「違う! 貴様はお花畑出身のバッタ以下だ!!」
沙織「」
華「あ、あの……西住さん?」
みほ「貴様はどこの出身だ!!」
華「わ、私は茨城県出身の、五十鈴華と申しますが……」
みほ「違う! 貴様は荒れ地出身のイナゴ以下だ!!」
華「」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529772854
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:55:14.11 ID:jLiBXDroo
沙織「あ、あのね、西住さん。私達はバッタとかじゃな」
みほ「上官に口答えをするなっ!!」
バシンッ!!
沙織「ひぎいっ!!」ドサッ
華「!!」
みほ「次は貴様だ! 貴様はどこの出身だ!!」
華「」ビクッ
華「わ、私は、荒れ地出身のイナゴ以下です!」
みほ「声が小さいっ!!」
バシンッ!!
華「きゃうんっ!!」ドサッ
沙織「!!」
みほ「上官に口答えをするなっ!!」
バシンッ!!
沙織「ひぎいっ!!」ドサッ
華「!!」
みほ「次は貴様だ! 貴様はどこの出身だ!!」
華「」ビクッ
華「わ、私は、荒れ地出身のイナゴ以下です!」
みほ「声が小さいっ!!」
バシンッ!!
華「きゃうんっ!!」ドサッ
沙織「!!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:56:29.40 ID:jLiBXDroo
みほ「さあ、答えろ! 貴様らはどこの出身だ!!」
沙織「わ、私はお花畑出身のバッタ以下です!」
華「私は荒れ地出身のイナゴ以下です!」
みほ「姿勢が悪いっ!! 服が乱れてる!!」
バシンッ!! バシンッ!!
沙織「ふぎゅうっ!!」ドサッ
華「ひやぁっ!!」ドサッ
みほ「いいか、貴様らは戦車に乗る為だけに生まれてきた存在だ! 戦車に乗らない女は全員カス以下だという事をよく覚えておけっ!!」
沙織「は、はい!」
華「わかりました!」
みほ「返事が違うっ!!」
バシンッ!! バシンッ!!
沙織「あぎゅっ!!」ドサッ
華「はうんっ!!」ドサッ
みほ「返事は全て、『ヤヴォール、マインヘル』! 手は敬礼だ!!」
みほ「さあ、早く立って復唱しろ!!」
沙織「ヤヴォール、マインヘル!!」ビシッ
華「ヤヴォール、マインヘル!!」ビシッ
みほ「二人とも、私に忠誠を誓うか!」
沙織「ヤヴォール! 西住みほに忠誠を誓います!」ビシッ
華「ヤヴォール! 西住みほさんに忠誠を誓います!」ビシッ
みほ「よしっ! 二人とも、ついて来なさい! 食堂でご飯を奢ってあげる!」
沙織「ありがとうございます!!」鼻血ダラダラ
華「光栄ですわ!」鼻血ダラダラ
沙織「わ、私はお花畑出身のバッタ以下です!」
華「私は荒れ地出身のイナゴ以下です!」
みほ「姿勢が悪いっ!! 服が乱れてる!!」
バシンッ!! バシンッ!!
沙織「ふぎゅうっ!!」ドサッ
華「ひやぁっ!!」ドサッ
みほ「いいか、貴様らは戦車に乗る為だけに生まれてきた存在だ! 戦車に乗らない女は全員カス以下だという事をよく覚えておけっ!!」
沙織「は、はい!」
華「わかりました!」
みほ「返事が違うっ!!」
バシンッ!! バシンッ!!
沙織「あぎゅっ!!」ドサッ
華「はうんっ!!」ドサッ
みほ「返事は全て、『ヤヴォール、マインヘル』! 手は敬礼だ!!」
みほ「さあ、早く立って復唱しろ!!」
沙織「ヤヴォール、マインヘル!!」ビシッ
華「ヤヴォール、マインヘル!!」ビシッ
みほ「二人とも、私に忠誠を誓うか!」
沙織「ヤヴォール! 西住みほに忠誠を誓います!」ビシッ
華「ヤヴォール! 西住みほさんに忠誠を誓います!」ビシッ
みほ「よしっ! 二人とも、ついて来なさい! 食堂でご飯を奢ってあげる!」
沙織「ありがとうございます!!」鼻血ダラダラ
華「光栄ですわ!」鼻血ダラダラ
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:57:07.22 ID:jLiBXDroo
【食堂】
ワイワイ、ガヤガヤ
沙織「そういえば、西住さんってどうして大洗に転校してきたの?」
華「御両親の仕事の都合とかでしょうか?」
みほ「あ、ううん……。私、親から家を追い出されちゃって……それで」
沙織「追い出されたって……一体、何をしたの?」
華「何か余程の事をしでかしたのでしょうか……。言いたくなければ、私は聞きませんが……」
みほ「うん……。ちょっとね……。戦車道の事でさ」
沙織「……戦車道」
華「……ですか」
みほ「でも、いいんだ。またこの学校で戦車道を始めればいいんだし。私、戦車道が大好きだから、それさえあれば大丈夫なの。だから、気にしないで」ニコッ
沙織「……うーん、でも」
華「そうですわね……。戦車道は……」
みほ「……? 二人とも、どうしたの?」
沙織「あのね、西住さん。ちょっと言いにくいんだけど……」
華「戦車道は、大洗にはありませんの。あったのは確か、かなり昔の話で……」
みほ「何だと!?」
ワイワイ、ガヤガヤ
沙織「そういえば、西住さんってどうして大洗に転校してきたの?」
華「御両親の仕事の都合とかでしょうか?」
みほ「あ、ううん……。私、親から家を追い出されちゃって……それで」
沙織「追い出されたって……一体、何をしたの?」
華「何か余程の事をしでかしたのでしょうか……。言いたくなければ、私は聞きませんが……」
みほ「うん……。ちょっとね……。戦車道の事でさ」
沙織「……戦車道」
華「……ですか」
みほ「でも、いいんだ。またこの学校で戦車道を始めればいいんだし。私、戦車道が大好きだから、それさえあれば大丈夫なの。だから、気にしないで」ニコッ
沙織「……うーん、でも」
華「そうですわね……。戦車道は……」
みほ「……? 二人とも、どうしたの?」
沙織「あのね、西住さん。ちょっと言いにくいんだけど……」
華「戦車道は、大洗にはありませんの。あったのは確か、かなり昔の話で……」
みほ「何だと!?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 01:57:59.76 ID:jLiBXDroo
【生徒会室】
杏「だからさ、うちの廃校を避ける為には、やっぱ、西住ちゃんを勧誘するしかないでしょ」
桃「確かに」
柚子「でも、西住さんが承諾してくれるでしょうか?」
杏「そこはまあ、私が何とかするからさ。二人とも、とりあえず今から西住ちゃんのいるクラスに」
「ここが生徒会室か!!!」
ドガンッ!!
杏「!?」
桃「ドアがっ!!」
沙織「全員、両手を上げて後ろを向きなさい!」ジャキッ
柚子「機関銃!?」ビクッ
華「抵抗すれば即座に射殺しますわ! 大人しくなさっていて下さい!」ジャキッ
桃「ひいいいっ!!」ビクッ
みほ「貴様がここの生徒会長か!!」ジャキッ
杏「なっ、何!?」ビクッ
杏「だからさ、うちの廃校を避ける為には、やっぱ、西住ちゃんを勧誘するしかないでしょ」
桃「確かに」
柚子「でも、西住さんが承諾してくれるでしょうか?」
杏「そこはまあ、私が何とかするからさ。二人とも、とりあえず今から西住ちゃんのいるクラスに」
「ここが生徒会室か!!!」
ドガンッ!!
杏「!?」
桃「ドアがっ!!」
沙織「全員、両手を上げて後ろを向きなさい!」ジャキッ
柚子「機関銃!?」ビクッ
華「抵抗すれば即座に射殺しますわ! 大人しくなさっていて下さい!」ジャキッ
桃「ひいいいっ!!」ビクッ
みほ「貴様がここの生徒会長か!!」ジャキッ
杏「なっ、何!?」ビクッ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:17:18.80 ID:jLiBXDroo
みほ「貴様に聞きたい事がある! この学校に戦車道がないとはどういう事だ!」ジャキッ
杏「だから、何で銃口を向けるのさ!?」ビクッ
沙織「黙りなさい! あんたは西住様の問いに正直に答えればいいのよ!!」ジャキッ
杏「ちょ、ちょっと!」
華「さあ、答えてもらいましょうか! 返答次第ではその小さな頭部が吹き飛びますわよ!」グリグリ
杏「あ、ある! あるから! 今年から戦車道を復活させるのが決まってるから!」
みほ「え」
沙織「あ、そうなんだ……」
華「あら……」
みほ「なあんだ、心配して損しちゃった。あるんだね」
沙織「そうみたいだね。でも、良かったね、みぽりん」
華「全くですわ。なければ無理矢理にでも作らせるところでしたけど、あるのなら……」ニコッ
みほ「うん! これで私、また戦車道が出来る!」ニコッ
沙織「じゃあ、戻ろっか。授業もうすぐ始まっちゃうし」スタスタ
華「そうですわね、行きましょうか」スタスタ
みほ「うん。……あ、皆さんどうもお騒がせしました。それではこれで失礼しますね」ペコッ
杏「え」
桃「お、おい……」
柚子「あの……」
スタスタ、スタスタ……
柚子「な、何だったんですかね、あれ……」
杏「さあ……。でもまあ、これで西住ちゃんを勧誘する必要だけはなくなったみたいだけど……」
桃「ですが、会長。あんな無茶苦茶な連中にこの学校の命運を託してしまって良いんですか」
杏「いやあ、わかんない。でも、今はこれしか方法ないしさあ」
桃「それはそうですが……」チラッ
壊れたドア「いや、マジ勘弁なんすけど」
杏「川嶋ー、そこのドア直しといてね」
桃「私がですか!?」
杏「あと、戦車道の勧誘の準備もよろしくー」
桃「私ばっかりじゃないですか!?」
杏「だから、何で銃口を向けるのさ!?」ビクッ
沙織「黙りなさい! あんたは西住様の問いに正直に答えればいいのよ!!」ジャキッ
杏「ちょ、ちょっと!」
華「さあ、答えてもらいましょうか! 返答次第ではその小さな頭部が吹き飛びますわよ!」グリグリ
杏「あ、ある! あるから! 今年から戦車道を復活させるのが決まってるから!」
みほ「え」
沙織「あ、そうなんだ……」
華「あら……」
みほ「なあんだ、心配して損しちゃった。あるんだね」
沙織「そうみたいだね。でも、良かったね、みぽりん」
華「全くですわ。なければ無理矢理にでも作らせるところでしたけど、あるのなら……」ニコッ
みほ「うん! これで私、また戦車道が出来る!」ニコッ
沙織「じゃあ、戻ろっか。授業もうすぐ始まっちゃうし」スタスタ
華「そうですわね、行きましょうか」スタスタ
みほ「うん。……あ、皆さんどうもお騒がせしました。それではこれで失礼しますね」ペコッ
杏「え」
桃「お、おい……」
柚子「あの……」
スタスタ、スタスタ……
柚子「な、何だったんですかね、あれ……」
杏「さあ……。でもまあ、これで西住ちゃんを勧誘する必要だけはなくなったみたいだけど……」
桃「ですが、会長。あんな無茶苦茶な連中にこの学校の命運を託してしまって良いんですか」
杏「いやあ、わかんない。でも、今はこれしか方法ないしさあ」
桃「それはそうですが……」チラッ
壊れたドア「いや、マジ勘弁なんすけど」
杏「川嶋ー、そこのドア直しといてね」
桃「私がですか!?」
杏「あと、戦車道の勧誘の準備もよろしくー」
桃「私ばっかりじゃないですか!?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:17:49.28 ID:jLiBXDroo
【体育館】
アナウンス「戦車道。それは伝統的な文化であり、世界中で女子の嗜みとして受け継がれてきました」
アナウンス「礼節のある、淑やかで慎ましく、そして凛々しい婦女子を育成する事を目指した武芸でもあります」
アナウンス「戦車道を学ぶ事は、女子としての道を極める事でもあります」
アナウンス「鉄の様に、熱く、強く。無限機動の様に、カタカタと愛らしい。そして、大砲の様に情熱的で必殺命中」
アナウンス「戦車道を学べば、必ずや良き妻、良き母、良き職業婦人になれる事でしょう」
アナウンス「健康的で、優しく、たくましい貴女は、多くの男性に好意をもって受け入れられるはずです」
アナウンス「さあ、皆さんも是非、戦車道を学び、心身共に健やかで美しい女性になりましょう」
『来たれ、乙女達!』
みほ「ハイルッ、パンツァー!!」
沙織「ハイルッ、みほ!」ビシッ
華「ハイルッ、みほ!」ビシッ
優花里「ハイルッ、パンツァー!!」キラキラ
柚子「…………」
桃「…………」
杏「……あー、えっと、戦車道選択した人には色々と特典つけるから、宜しくねー」
ザワザワ、ザワザワ……
アナウンス「戦車道。それは伝統的な文化であり、世界中で女子の嗜みとして受け継がれてきました」
アナウンス「礼節のある、淑やかで慎ましく、そして凛々しい婦女子を育成する事を目指した武芸でもあります」
アナウンス「戦車道を学ぶ事は、女子としての道を極める事でもあります」
アナウンス「鉄の様に、熱く、強く。無限機動の様に、カタカタと愛らしい。そして、大砲の様に情熱的で必殺命中」
アナウンス「戦車道を学べば、必ずや良き妻、良き母、良き職業婦人になれる事でしょう」
アナウンス「健康的で、優しく、たくましい貴女は、多くの男性に好意をもって受け入れられるはずです」
アナウンス「さあ、皆さんも是非、戦車道を学び、心身共に健やかで美しい女性になりましょう」
『来たれ、乙女達!』
みほ「ハイルッ、パンツァー!!」
沙織「ハイルッ、みほ!」ビシッ
華「ハイルッ、みほ!」ビシッ
優花里「ハイルッ、パンツァー!!」キラキラ
柚子「…………」
桃「…………」
杏「……あー、えっと、戦車道選択した人には色々と特典つけるから、宜しくねー」
ザワザワ、ザワザワ……
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:18:19.06 ID:jLiBXDroo
【翌日】
ワイワイ、ガヤガヤ
桃「思ったより、集まりませんでしたね。あれだけ特典も付けたというのに」
柚子「西住さん達が変な敬礼してましたし……その影響かも……。ええと、全部で18人ですね、私達も入れて21人です」
杏「まあ、これだけいれば何とかなるでしょ。結果オーラ…………」
みほ「貴様らはどこの出身だ!?」
一年生チーム「わ、私達は大洗女子学園出身の一年生です!」
みほ「違う! 貴様らは豚小屋出身の家畜以下だ!!」
一年生チーム「ち、違います! 私達は人間です!」
沙織「上官の命令は絶対よ! 黙りなさいっ!!」
バシンッ!! バシンッ!! バシンッ!!
「ひぎいっ!!!」ドサッ
華「全員、歯を食い縛りなさい! 修正して差し上げますわ!!」
バシンッ!! バシンッ!! バシンッ!!
「ぴぎゅうっ!!」ドサッ
桃「」
柚子「」
杏「ちょ、西住ちゃん、ちょっと……」
ワイワイ、ガヤガヤ
桃「思ったより、集まりませんでしたね。あれだけ特典も付けたというのに」
柚子「西住さん達が変な敬礼してましたし……その影響かも……。ええと、全部で18人ですね、私達も入れて21人です」
杏「まあ、これだけいれば何とかなるでしょ。結果オーラ…………」
みほ「貴様らはどこの出身だ!?」
一年生チーム「わ、私達は大洗女子学園出身の一年生です!」
みほ「違う! 貴様らは豚小屋出身の家畜以下だ!!」
一年生チーム「ち、違います! 私達は人間です!」
沙織「上官の命令は絶対よ! 黙りなさいっ!!」
バシンッ!! バシンッ!! バシンッ!!
「ひぎいっ!!!」ドサッ
華「全員、歯を食い縛りなさい! 修正して差し上げますわ!!」
バシンッ!! バシンッ!! バシンッ!!
「ぴぎゅうっ!!」ドサッ
桃「」
柚子「」
杏「ちょ、西住ちゃん、ちょっと……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:18:51.10 ID:jLiBXDroo
みほ「何だ!? そこの小学校出身、干し芋以下!!」
杏「」
桃「こ、こら、西住っ! 会長を干し芋以下呼ばわりとはどういうつもりだ!!」
沙織「黙ってなさい! このピーチ姫がっ!!」
バシンッ!!
桃「ひぎゅうっ!!」ドサッ
華「みほ閣下に楯突く愚か者は、全員修正して差し上げますっ!!」
バシンッ!!
柚子「ひぎいっ!!」ドサッ
全員「!!!!」
杏「」
桃「こ、こら、西住っ! 会長を干し芋以下呼ばわりとはどういうつもりだ!!」
沙織「黙ってなさい! このピーチ姫がっ!!」
バシンッ!!
桃「ひぎゅうっ!!」ドサッ
華「みほ閣下に楯突く愚か者は、全員修正して差し上げますっ!!」
バシンッ!!
柚子「ひぎいっ!!」ドサッ
全員「!!!!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:19:23.76 ID:jLiBXDroo
みほ「それで、何の用だ! そこの干し芋以下!!」
杏「あ、あの、西住ちゃん……。校内暴力は流石にまずいって言うか……」
みほ「校内暴力!? 私達はそんな事は一回もしていないぞっ!!」
杏「え、いや、でも……。今、河嶋達にビンタを……」
みほ「沙織二等兵!」
沙織「はいっ!」ビシッ
みほ「試みに尋ねるが、今、沙織二等兵と華二等兵がした事は暴力か!?」
沙織「いえ、これは教育的指導です!」
杏「」
華「私達は一回も暴力など振るってはいませんわ! そうですわね、あなた達!」キッ
一年生チーム「は、はいっ! 私達は指導を受けただけですっ!」鼻血ダラダラ
杏「」
みほ「聞いたか、干し芋以下! それでも私達のしてる事に文句を挟むか!!」
杏「だ、だけどさ、西住ちゃ」
沙織「みほ閣下にタメ口をきくんじゃないわよ!!」
バシンッ!!
杏「うぎゃうっ!!」ドサッ
桃「か、会長っ!!」
柚子「会長っ!!」
華「生徒会長より、戦車道の隊長の方が偉いという事を、その体でよく覚えておくといいですわ!!」
バシンッ!!
杏「みぎゅうぅ!!」ドサッ
桃「会長ぉぉぉぉぉっ!!」
柚子「そんなっ、そんなっ……!!」
全員「!!!!」
みほ「見たか、貴様ら! 戦車道において規律は絶対だっ!! 規律に違反した者はこのように容赦なく指導するから、そのつもりでいろっ!!」
沙織「わかったわね、あなた達!!」
華「返事はどうしましたっ!?」
全員「は、はいっ!!」ビシッ
杏「あ、あの、西住ちゃん……。校内暴力は流石にまずいって言うか……」
みほ「校内暴力!? 私達はそんな事は一回もしていないぞっ!!」
杏「え、いや、でも……。今、河嶋達にビンタを……」
みほ「沙織二等兵!」
沙織「はいっ!」ビシッ
みほ「試みに尋ねるが、今、沙織二等兵と華二等兵がした事は暴力か!?」
沙織「いえ、これは教育的指導です!」
杏「」
華「私達は一回も暴力など振るってはいませんわ! そうですわね、あなた達!」キッ
一年生チーム「は、はいっ! 私達は指導を受けただけですっ!」鼻血ダラダラ
杏「」
みほ「聞いたか、干し芋以下! それでも私達のしてる事に文句を挟むか!!」
杏「だ、だけどさ、西住ちゃ」
沙織「みほ閣下にタメ口をきくんじゃないわよ!!」
バシンッ!!
杏「うぎゃうっ!!」ドサッ
桃「か、会長っ!!」
柚子「会長っ!!」
華「生徒会長より、戦車道の隊長の方が偉いという事を、その体でよく覚えておくといいですわ!!」
バシンッ!!
杏「みぎゅうぅ!!」ドサッ
桃「会長ぉぉぉぉぉっ!!」
柚子「そんなっ、そんなっ……!!」
全員「!!!!」
みほ「見たか、貴様ら! 戦車道において規律は絶対だっ!! 規律に違反した者はこのように容赦なく指導するから、そのつもりでいろっ!!」
沙織「わかったわね、あなた達!!」
華「返事はどうしましたっ!?」
全員「は、はいっ!!」ビシッ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:20:15.48 ID:jLiBXDroo
【西住家】
ガラッ
まほ「お母様、一体どういう事ですか?」
しほ「どういう事、とは?」
まほ「先程、聞いたのです。みほを家から追い出して、しかも戦車道がない大洗に転校させたとか。それは本当ですか」
しほ「ええ、そうよ。それが何か?」
まほ「お母様!」
しほ「…………」
まほ「いくら何でも酷くはないですか。……確かにみほは許されざる事をしたかもしれません。ですが、ここまでする必要はなかったはずです」
しほ「……まほ」
まほ「何ですか、お母様」
しほ「みほの事なら心配はいりません。それよりもあなたは自分の心配をしなさい」
まほ「私の心配?」
しほ「ええ、そうよ。次の大会でみほに大恥をかかされないようにね」
まほ「大恥……?」
ガラッ
まほ「お母様、一体どういう事ですか?」
しほ「どういう事、とは?」
まほ「先程、聞いたのです。みほを家から追い出して、しかも戦車道がない大洗に転校させたとか。それは本当ですか」
しほ「ええ、そうよ。それが何か?」
まほ「お母様!」
しほ「…………」
まほ「いくら何でも酷くはないですか。……確かにみほは許されざる事をしたかもしれません。ですが、ここまでする必要はなかったはずです」
しほ「……まほ」
まほ「何ですか、お母様」
しほ「みほの事なら心配はいりません。それよりもあなたは自分の心配をしなさい」
まほ「私の心配?」
しほ「ええ、そうよ。次の大会でみほに大恥をかかされないようにね」
まほ「大恥……?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:20:47.09 ID:jLiBXDroo
まほ「大恥とはどういう事ですか?」
しほ「まほ……あなたはみほの事を過小評価し過ぎのようね」
まほ「過小評価?」
しほ「ええ、そうよ。まさか、あなたはみほがこのまま戦車道をやめるとでも? あのみほが? 誰よりも戦車道が好きで、戦車道をする為だけに生まれてきたようなあの子が?」
まほ「それは……。ですが、大洗には戦車道がありません。だから」
しほ「なければ、自分で作る子よ。あの子はそういう子です」
まほ「…………」
しほ「だから、私はわざわざ戦車道のない大洗にみほを転校させたわ」
しほ「あの子は何があろうとも絶対に戦車道を一から始める。生徒会にかけあい、人員を集め、規律を正して、乗り方を教え込んで……」
しほ「そうやって何もかも最初から始める事によって、みほは更に飛躍的な成長を遂げるはずです」
しほ「何もかもが揃っていて、何もかもが一流の黒森峰では決して体験出来ない、苦労、工夫、努力、そういった貴重な経験を沢山積んで」
しほ「必ず、あなたの前に立ち塞がる事になるわ、まほ」
しほ「少ない戦車と、初心者の集まりを引き連れてね」
しほ「最強の黒森峰を倒しに、必ず来る」
まほ「…………」
しほ「まほ……あなたはみほの事を過小評価し過ぎのようね」
まほ「過小評価?」
しほ「ええ、そうよ。まさか、あなたはみほがこのまま戦車道をやめるとでも? あのみほが? 誰よりも戦車道が好きで、戦車道をする為だけに生まれてきたようなあの子が?」
まほ「それは……。ですが、大洗には戦車道がありません。だから」
しほ「なければ、自分で作る子よ。あの子はそういう子です」
まほ「…………」
しほ「だから、私はわざわざ戦車道のない大洗にみほを転校させたわ」
しほ「あの子は何があろうとも絶対に戦車道を一から始める。生徒会にかけあい、人員を集め、規律を正して、乗り方を教え込んで……」
しほ「そうやって何もかも最初から始める事によって、みほは更に飛躍的な成長を遂げるはずです」
しほ「何もかもが揃っていて、何もかもが一流の黒森峰では決して体験出来ない、苦労、工夫、努力、そういった貴重な経験を沢山積んで」
しほ「必ず、あなたの前に立ち塞がる事になるわ、まほ」
しほ「少ない戦車と、初心者の集まりを引き連れてね」
しほ「最強の黒森峰を倒しに、必ず来る」
まほ「…………」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:21:58.02 ID:jLiBXDroo
まほ「では……お母様は、わざとみほにこのような仕打ちをしたと……?」
しほ「まほ。試練とは何の為に与えられるものかをあなたは知らないの? 乗り越えて更に強くなる為にでしょう」
まほ「…………」
しほ「あの子はこれで必ず強くなる。そして私は、みほが強くなる為なら、どのような犠牲であろうと払います。それが西住流の為、ひいては戦車道全体の為なのだから」
まほ「い、一体、お母様は……」
まほ「お母様は……みほの事をどれだけ高く評価しているのですか……?」
しほ「評価? もちろん決まっているわ」
しほ「あの子は西住家の最高傑作よ」
まほ「…………」
しほ「何よりも強き事、何よりも勝つ事を尊ぶ西住流を最も体現したのがあの子」
しほ「加えて、天性のカリスマ性、高い統率力、勝利への執念を持っている」
しほ「あの子は天才よ」
しほ「まほ、あなたのような出来損ないとは格が違うの」
まほ「お、お母様……」
しほ「私にそう言われたくなかったら、あなたはいい加減甘えた考えを捨てなさい」
しほ「戦車道において最も大切な事は、諦めない事でも逃げ出さない事でもない」
しほ「勝つ事よ」
まほ「…………」
しほ「みほを見習って、あなたも強く凛々しく、戦車道の乙女らしく生きなさい」
しほ「いいわね、まほ」
まほ「……お母様…………」
しほ「まほ。試練とは何の為に与えられるものかをあなたは知らないの? 乗り越えて更に強くなる為にでしょう」
まほ「…………」
しほ「あの子はこれで必ず強くなる。そして私は、みほが強くなる為なら、どのような犠牲であろうと払います。それが西住流の為、ひいては戦車道全体の為なのだから」
まほ「い、一体、お母様は……」
まほ「お母様は……みほの事をどれだけ高く評価しているのですか……?」
しほ「評価? もちろん決まっているわ」
しほ「あの子は西住家の最高傑作よ」
まほ「…………」
しほ「何よりも強き事、何よりも勝つ事を尊ぶ西住流を最も体現したのがあの子」
しほ「加えて、天性のカリスマ性、高い統率力、勝利への執念を持っている」
しほ「あの子は天才よ」
しほ「まほ、あなたのような出来損ないとは格が違うの」
まほ「お、お母様……」
しほ「私にそう言われたくなかったら、あなたはいい加減甘えた考えを捨てなさい」
しほ「戦車道において最も大切な事は、諦めない事でも逃げ出さない事でもない」
しほ「勝つ事よ」
まほ「…………」
しほ「みほを見習って、あなたも強く凛々しく、戦車道の乙女らしく生きなさい」
しほ「いいわね、まほ」
まほ「……お母様…………」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 02:22:56.13 ID:jLiBXDroo
【同時刻 大洗学園】
沙織「全員、整列っ!!」
全員「ヤヴォール、マインヘル!!」ビシッ
華「貴女方の出身はどこですの!」
全員「私達は豚小屋出身、家畜以下ですっ!」ビシッ
みほ「そうだ! 貴様らは全員、家畜以下のゴミクズだ! 戦車に乗って初めて人間扱いされるという事をよく覚えておけ!!」
全員「ヤヴォール、マインヘル!!」ビシッ
みほ「全員! 戦車道に命を捧げよ!」
全員「戦車道に命を捧げます!!」ビシッ
みほ「私が責任をもって、貴様らを家畜以下から、立派な兵士へと育て上げてやる!」
みほ「私、西住みほに心臓を捧げよ!!」
全員「みほ閣下に心臓を捧げます!」
優花里「ハイルッ、西住殿っ!!」
全員「ハイルッ、みほっ!!!」ビシッ
みほ「宜しいっ! これより我々の戦車道を開始するっ!」
全員「はいっ!!」ビシッ
みほ「パンツァー、フォー!!」
全員「パンツァー、フォー!!」ビシッ
第一部 『西住流戦車道、始めます!』
完!
沙織「全員、整列っ!!」
全員「ヤヴォール、マインヘル!!」ビシッ
華「貴女方の出身はどこですの!」
全員「私達は豚小屋出身、家畜以下ですっ!」ビシッ
みほ「そうだ! 貴様らは全員、家畜以下のゴミクズだ! 戦車に乗って初めて人間扱いされるという事をよく覚えておけ!!」
全員「ヤヴォール、マインヘル!!」ビシッ
みほ「全員! 戦車道に命を捧げよ!」
全員「戦車道に命を捧げます!!」ビシッ
みほ「私が責任をもって、貴様らを家畜以下から、立派な兵士へと育て上げてやる!」
みほ「私、西住みほに心臓を捧げよ!!」
全員「みほ閣下に心臓を捧げます!」
優花里「ハイルッ、西住殿っ!!」
全員「ハイルッ、みほっ!!!」ビシッ
みほ「宜しいっ! これより我々の戦車道を開始するっ!」
全員「はいっ!!」ビシッ
みほ「パンツァー、フォー!!」
全員「パンツァー、フォー!!」ビシッ
第一部 『西住流戦車道、始めます!』
完!
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 04:02:49.47 ID:91ZjkEvA0
スパルタ教育って短期間での強化には有効だろうけど
最後にガス欠になりそうだ
最後にガス欠になりそうだ
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/24(日) 12:10:07.15 ID:SIL+vNyHo
お母さん大好きな僕は西住家の部分も好きです(全ギレ)
引用元: ・西住みほ「貴様はどこの出身だ!?」沙織「え?」華「え?」
【ガルパン】沙織「実際スゴイ・シツレイだよね」
2020-11-21
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:40:55.80 ID:tmyFMPJ00
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:42:34.75 ID:tmyFMPJ00
秋山「試合前の挨拶がですか?」
沙織「そうそう、やれ貧弱な戦車だ、とかその程度の学校が、とか」
麻子「公式戦の相手に言う台詞じゃないな」
秋山「まぁ、そう深くとらえないでいいんですよ」
みほ「そうそう」
みほ「戦意高揚の為に試合前のアオリ・アイサツは一度までなら許されてるからね」
沙織「ええ……何それ」
秋山「古くは聖グロリアーナ発祥と言われ」
秋山「折しもプロレスブームのマイクパフォーマンスにあやかって戦車道女子の間で定着したんです」
沙織「えぇー……いいの? 戦車道って礼に始まり礼に終わる、んでしょ?」
みほ「それが理想なんだけど、やっぱり結構荒っぽい勝負事ではあるから」
みほ「勝った時も負けた時も一切態度には出さずっていうのは難しくて」
みほ「むしろお腹に貯まって慇懃無礼になっちゃったりして」
秋山「そういうのを解消するために、試合前はビッグマウスで、試合後には互いの健闘をたたえ合う」
秋山「そういう暗黙のルールみたいなものがあるんですよ」
みほ「勿論公式じゃないけどね」
麻子「西住さんもやったのか」
みほ「私は……一二度やって、向いてないって言われちゃって」
みほ「殆どエリカさんが引き受けてくれてたよ」
沙織「お姉さんは?」
みほ「お姉ちゃんは必要最低限のことしか言わないから……結局隊長副隊長が揃って嫌な事を押し付けちゃうことに」
麻子「普段の態度から見るに適任と言う気もするが」
華「というか、聖グロリアーナが発祥なんですか?」
秋山「と、言われています。聖グロの図書館には格言集の横に煽り文句大全が並んでいるとかいないとか」
秋山「実際うちとの練習試合でもまず大洗の戦車を一笑に伏してからのサンダースやプラウダを引き合いに出して他校まで煽っていくストロングスタイルを披露していたでしょう?」
みほ「あれは見事だったね。強く煽れば煽るほど試合後には折れて一歩引かなきゃいけないのに」
みほ「ああやって高い頭をあっさり下げることができるあたりやっぱり聖グロリアーナは淑女の学校って気がするよ」
秋山「聖グロは開き直ってくるからたちが悪い、とも往々に言われますがね」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:43:55.99 ID:tmyFMPJ00
沙織「サンダースの人も結構煽ってきたよね」
みほ「というか、アリサさんが、ね」
華「やはり時期隊長候補を見越して練習させたりするんでしょうか」
麻子「元々の性格って気もするが」
秋山「その辺どうなんでしょう、本人たちに聞いてみましょうか」
みほ「そういえば学園交流会の真っ最中だったね」
沙織「色んな学校に斬り込んでいく話題ゲットだよ」
麻子「相応しい話題ではないと思うが」
アリサ「あぁ、煽りね……まぁ意識的に私が引き受けてるところはあるかもね」
ナオミ「そうだな。やっぱりマムにはいまいち似合わないからな」
アリサ「ただ私だとあんまり迫力がないからナオミに頼むことは多いわね」
ナオミ「ま、初見のインパクトって言うのも大事だしね」
沙織「んー、でも意外だよ。ケイさんってそういう汚れ仕事を部下に押し付けるイメージなかったけど」
アリサ「あー、いや隊長は、ねぇ」
ナオミ「私だってできるって言うんだけど」
華「やっぱり厳しく言えないんですか?」
アリサ「いや……タイプは違えど、あんたんとこの隊長と同じだと思うんだけど」
ナオミ「あの手の悪口言いなれない人の煽りってたまに本当に後に禍根を残すレベルで刺さるから」
秋山「あー……」
沙織「向いてないってそういう……」
アリサ「どうしてもやるって言う時はわざわざ原稿作ってやるんだけどそれも馬鹿々々しいし」
ナオミ「まぁウチはいざとなればみんなで中指おったてて四文字言えばいいからさ」
秋山「ああ、万能ですよね」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:44:42.65 ID:tmyFMPJ00
知波単の対戦校「果たし状が文語体で読めない」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:46:08.07 ID:tmyFMPJ00
沙織「そういえばアンツィオの人たちは煽ってこなかったね?」
秋山「まぁ、あそこは人柄が……」
麻子「こう言っちゃ悪いが戦力が整っていないところが大口をたたいても煽りにはなりにくいかもな」
麻子「うちもそうだが」
アンチョビ「アンツィオはまだ外に向かって噛みつく段階に無いからなぁ」
みほ「わ! アンチョビさん!?」
アンチョビ「仮想敵を見立てて内側から煽りはするが」
アンチョビ「まだまだ対戦相手にどかんとぶつかっていけるほどの自負はできてないというか」
アンチョビ「あの子たちは強い、強いんだが……公式戦で一勝しただけだからな」
アンチョビ「もっとちゃんと自信をつけていかないと……ま、それはおいおいやるとして」
アンチョビ「大洗の諸君。ノリと勢いとパスタの国からアンツィオ屋台群をひっさげドゥーチェ出張だ!」
アンチョビ「大いに食べてってくれ!」
華「結局屋台の宣伝に来ただけなんですね」
麻子「まぁ結果的に全ての高校を回っていくから効率的かもしれんな」
みほ「ふぅ……食べすぎちゃった。どれも美味しすぎるよぉ」
麻子「露骨に他校需要を狙ったメニュー目白押しだったな」
華「鮟鱇パスタブルストカレー巨大ハンバーガー、どれも絶品でした」
秋山「個人的には鰻のゼリー寄せが普通に美味しい料理に昇華されてたのが……」
秋山「あれは別に聖グロに喧嘩を売ってるわけではないんですよね……?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:46:40.41 ID:tmyFMPJ00
ミカ「煽り、それは戦車道にとって大切なものかな?」(ポロロン)
ミッコ「うちはミカに一任してるから」
アキ「うん」
ミカ「え……?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:47:32.60 ID:tmyFMPJ00
沙織「一服したところで……他の高校はどうなんだろう、私、気になります」
麻子「くどいが学園艦交流会の話題だろうかこれ」
華「あ、あちらにいらっしゃるのはプラウダ高校の皆さんですね」
カチューシャ「煽り文句は誰が考えてるのかって? 晴れの日の話題かしらそれ」
秋山「まぁまぁ、遺恨が残らぬからこその無邪気な興味ですよ。プラウダ高校ではどうなんですか?」
カチューシャ「基本はカチューシャが考えて言うわね。敵に憎まれるのは隊長の仕事だもの」
カチューシャ「ただ、どうしても面倒くさい時はノンナかクラーラに適当なロシア語を捲し立ててもらうわ」
秋山「それは怖いwww」
カチューシャ「ノンナ、ちょっとやってみなさい」
ノンナ「Да」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:49:46.88 ID:tmyFMPJ00
Нонна「Катюша!Катюша!Катюша!КатюшаUuuu вау! Ох Ох Ох Ох Ох Ох Ох Ох Ох Ох AW да!Ох Ох Ох... Ох... ATAT?! Ох Ох Ох Ох!КатюшаКатюшаКатюшаUUUA я я АчОх!ОхНюхатьНюхать!НюхатьНюхать!ДыханиеДыхание!ДыханиеДыхание!Он пахнет хорошо…НюхатьНюхатьХа-ха!низовая метельКатюшаЯ хочу обнюхивать светлые волосы!НюхатьНюхать!Aa!!Сделал ошибку!Я хочу мохумовmohmohmohmohволосыmohmoh!calicalimohmoh…Kyung Cun Cui!!Милый фильм Катюша!!Wow Oh. Ох Ох Ох... Ох Ох Ох Ох! АВС Oh фасоли меня!!!Я начала заключительной главе Катюша!Ох Ох Ох Ох!Мило!Катюша!Мило!Oh Oh я Ох!Я рад, что правовые девушка…Да... Ох Ох Ох!!!Мяу-Мяу!!Аун Ньян Ай Ай Ай Ай!!Чтобы избежать Ah Ah Ah Ah Ah Ah!!!17-летний не является законным?!!!!Ох... Учащиеся средней школы могут думать об этом.Катюша не является законным?Мяу-Мяу!!Wow Ох Ох Ох Ох Ох!!Так эй Ох Ох Ох!!Ох fuwaaaa Ох Ох Ох Ох Ох!!Был я Oh я!! Правда!!Это!Ёлки-палки!Вы хотите, чтобы остановить!!ПравдаОстовить!?Глядя на?Катюша передняя крышка, глядя на меня?Катюша передняя крышка, глядя на меня!Я смотрел на меня Катюша!Катюша я глядя на меня!!!Давай поговорим мне Катюша!!!Это был хороший…Еще есть хорошие вещи!Ураааааа!!!У меня есть Катюша!!Я сделал Нина!!Это само по себе может быть!!!АнтологияКатюша!!Ураааааа!!!!Oh слишком Oh I Oh I OhАки!!Фукуда!!Анна!!!Алиса!!Uhhh я uuuu!!Я люблю Катюша хочу!!Отправить Катюша средней школы Правда!!」
※エキサイト翻訳につき雰囲気のみです。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:50:45.89 ID:tmyFMPJ00
沙織「怖い! 怖いよ! すごい真顔でこんなに分かんない言葉で捲し立てられたら泣いちゃうよ私!」
秋山「めっちゃカチューシャカチューシャ言ってるんですがそれは」
華「偉大なるカチューシャの足元にも及ばない、とかそういう内容かもしれませんし」
カチューシャ「相手が本気で落ち込んだり怒ったりしたら試合後にあれは別に悪口じゃなかったんですよってフォローできるのも強みね」
麻子「意外とクレバーな手口だな……」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:51:48.67 ID:tmyFMPJ00
BC自由学園対戦相手「煽り文句の内容を巡って勝手に殴り合い始めた」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:53:47.33 ID:tmyFMPJ00
みほ「あ、もう交流試合の時間だ」
秋山「今日は聖グロと黒森峰の3対3の変則殲滅戦ですね!」
麻子「なかなかの好カードだな」
華「それこそ煽りの現場が見れるかもしれませんよ沙織さん」
沙織「挨拶してるのはダージリンさんとみぽりんのお姉さんだね」
みほ「え? お姉ちゃんが? 大丈夫かなぁ……」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:54:55.18 ID:tmyFMPJ00
ダージリン「こんな言葉を知っている? 私さぁ、貴方の妹さんと愛し合いましたの」
オレンジペコ「ジョナサン・グレーンのもじりですね」
まほ「私の知ったことか!」
ダージリン「アプローチしたらすぐに寄ってきましたのよ」
まほ「戦車道女子のやること、珍しくもない!」
ダージリン「西住流家元、しほさんもなの」
まほ「…何を言ってるんだ?」
ダージリン「いえ、出涸らしなんて侮ってましたの。けれど、いやぁ味わい深かったって感動しましたわ」
まほ「嘘だっ! 聖グロ流の強がりだ!」
ダージリン「ならお母様に聞いてごらんなさい。情熱を秘めた肉体…」
まほ「貴様ぁあっ!!!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:55:47.02 ID:tmyFMPJ00
沙織「これが聖グロ流……」
華「お姉さん涙目です」
麻子「しかし完全に裏目っているぞ……すごい士気だ。あっという間に一両撃破」
秋山「に、西住殿ぉ……ダージリン殿の言っていたことは……」
みほ「そんな事実ないです! もう、ダージリンさんってば……」
麻子「まぁ元ネタ的にも妹(姉)の方はブラフだからな」
みほ「……えっ?」
「聖グロリアーナ、残存車両0、黒森峰女学院、残存車両2、よって、黒森峰女学院の勝利!」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:57:07.51 ID:tmyFMPJ00
沙織「いやぁ、今日一日で色々な学校の煽り事情を聞いたけど」
沙織「みんな割り切ってさばさばしてたね」
『ほ゛っ゛どい゛でぐでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛っ゛!!』
麻子「西住さんのお姉さんまだ泣いてるぞ」
秋山「火種を煽って燃え上がらせて、試合の中で完全燃焼。それが目的ですからね」
沙織「うん、なんか気持ちいいねそういうの」
みほ「そうだね。私も黒森峰に居た頃はまだそんな余裕なかったけど」
みほ「楽しむための戦車道を、みんなでする戦車道を知ってから」
みほ「気持ち、っていうものが戦車道にどんなに大事か分かった気がするよ」
沙織「よーし、そんな皆の結束を確認するためにも」
沙織「今日はみぽりんちでご飯会しようか」
みほ「わぁ、嬉しい! また沙織さんのご飯が食べられるんだ!」
麻子「今日は中華の気分だぞ沙織」
華「お昼はがっつりイタ飯でしたし、魚屋さんによってお刺身でも」
沙織「……たまには私以外が作ってもいいんだよ?」
沙織「いや、この子たちを一から仕込む方が面倒くさいか」
秋山「あ、じゃあじゃあ私いったん家に帰って秘蔵のDVD持ってきます!」
みほ「秘蔵……?」
秋山「ふっふっふ、それは見てのお楽しみです!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 16:59:11.51 ID:tmyFMPJ00
愛里寿「ありがとう、私までご馳走になっちゃって」
沙織「えへへ、ナンパしちゃった」
華「たまたま通りがかって良かったです」
愛里寿「学園艦交流会と聞いて、転入候補先の学校もたくさん集まっていたから」
麻子「まだ転入先決めてないんだな」
みほ「はい、愛里寿ちゃん。代えの干し芋」
愛里寿「ありがとう……(ぺたり)」
華「はい(もぐり)」
みほ「流れるように食べたね華さん」
秋山「それでは、そろそろ秘蔵のDVD鑑賞といきましょう」
沙織「あ、結局なんのDVDなの?」
秋山「二年前の西住流と島田流両家元……ではこの時点ではないんですけど」
秋山「の特別親善試合の観覧者による録画分です」
みほ「ああ、あれ。すごい試合だったよね」
みほ「黒森峰でも公式放送をみんなで見てたよ」
秋山「ふふふ、これは公式でカットされた未公開シーン収録なのです」
秋山「内容は何と! 試合前の両流派煽り対決!」
みほ「え」
愛里寿「え」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 17:00:18.07 ID:tmyFMPJ00
秋山「暗黙、お遊び、であるところの煽り対決を両流派が非公式ながら実践してくれた。大変貴重な映像なのです」
秋山「各々十分の持ち時間をフルに使ったド迫力のマイクパフォーマンスは今でも語り草です!」
秋山「互いの流派のあげつらえから始まり個人の人格、体格攻撃に果ては互いの夫の悪口まで」
みほ「……」
愛里寿「……」
秋山「高い知性と教養に裏付けされた流暢な、糞くだらない罵詈雑言の嵐!」
秋山「どうしてあの宣誓の後の試合で人死にが出なかったんだと言わしめた伝説の二十分!」
秋山「正しく今日の締めくくりに相応しい秘蔵の映像です!」
秋山「それではどうぞ!」
みほ「」
愛里寿「」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 17:00:52.33 ID:tmyFMPJ00
みほ愛里寿「「 」」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 17:02:28.88 ID:tmyFMPJ00
以上です。お目汚し失礼しました。
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/18(月) 21:03:43.11 ID:887ybC0Fo
秋山殿のコミュ障が露呈してしまいましたね…
24: ◆609q18GRLkfc 2018/06/19(火) 10:53:10.53 ID:CFOCe7ASO
翻訳しなくてもカチューシャが大量ということだけで元ネタわかった
【ガルパン】みほ「エリカさんをボコボコにします!」
2020-11-20
1: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:12:17.99 ID:4ErbA/3U0
エリカ「あんた、さっきのなに!?バカじゃないの!?それともバカにしてんの!?」
大洗のミーティングルームにエリカの怒声が響く。
大洗と黒森峰の合同練習、そこでみほがエリカの逆鱗に触れたのだ。
沙織「ちょ、そこまで言わなくても……。」
エリカ「私はみほと話をしてるの。引っ込んでなさい!」
沙織が止めに入るがそれでもエリカは止まらない。
沙織が無理ならば他の誰でも無理だろう。室内に嫌な空気が流れはじめた。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527509537
大洗のミーティングルームにエリカの怒声が響く。
大洗と黒森峰の合同練習、そこでみほがエリカの逆鱗に触れたのだ。
沙織「ちょ、そこまで言わなくても……。」
エリカ「私はみほと話をしてるの。引っ込んでなさい!」
沙織が止めに入るがそれでもエリカは止まらない。
沙織が無理ならば他の誰でも無理だろう。室内に嫌な空気が流れはじめた。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527509537
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:12:42.47 ID:4ErbA/3U0
みほ「ごめんね、沙織さん、みんな。これからエリカさんと反省会するから、みんなは先に帰って?」
沙織「でもみぽりん……。」
みほ「大丈夫だよ。ほら、遅くなっちゃうから。」
みほが困ったような笑顔で促すと、沙織を始め他のメンバーもしぶしぶながら帰宅する。
そしてついに2人きりになると、みほがその口を開いた。
沙織「でもみぽりん……。」
みほ「大丈夫だよ。ほら、遅くなっちゃうから。」
みほが困ったような笑顔で促すと、沙織を始め他のメンバーもしぶしぶながら帰宅する。
そしてついに2人きりになると、みほがその口を開いた。
3: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:13:10.13 ID:4ErbA/3U0
みほ「エリカさん、さっきの罵倒は合図だよね?また殴ってもいいんだよって教えてくれたんだよね?」
みほはいつもと変わらない優しい笑顔でエリカに問いかける。
そしてエリカがそれに答える前に彼女に命令した。
みほ「服、脱いで?血がついちゃうといけないし、傷がどうなったかも見たいから。」
エリカ「……。」
エリカが無表情に服を脱ぎ始めると、みほは対照的とも言える満面の笑みを浮かべながら服を脱いだ。
下着姿となり、その白い肌を晒したエリカを見てみほは歓喜の声を上げる。
みほはいつもと変わらない優しい笑顔でエリカに問いかける。
そしてエリカがそれに答える前に彼女に命令した。
みほ「服、脱いで?血がついちゃうといけないし、傷がどうなったかも見たいから。」
エリカ「……。」
エリカが無表情に服を脱ぎ始めると、みほは対照的とも言える満面の笑みを浮かべながら服を脱いだ。
下着姿となり、その白い肌を晒したエリカを見てみほは歓喜の声を上げる。
4: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:13:43.13 ID:4ErbA/3U0
みほ「わ♥️綺麗に治ったね♥️キスマークはすぐ消えると思ってたけど、お腹の痣も腕の切り傷もすっかりなくなってる♥️」
エリカ「……ずいぶん嬉しそうじゃない。」
みほ「それはそうだよ。だってまた傷つけられるんだもん♥️あ、でもエリカさんは消えない傷の方が良かったかな?」
エリカ「バカじゃないの?」
エリカがみほを睨み付ける。
その瞬間、みほは全身を愛撫されたかのような感覚を味わい、身を震わせた。
エリカ「……ずいぶん嬉しそうじゃない。」
みほ「それはそうだよ。だってまた傷つけられるんだもん♥️あ、でもエリカさんは消えない傷の方が良かったかな?」
エリカ「バカじゃないの?」
エリカがみほを睨み付ける。
その瞬間、みほは全身を愛撫されたかのような感覚を味わい、身を震わせた。
5: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:14:23.64 ID:4ErbA/3U0
みほ「エリカさん、その目いい♥️ずっとその目でいてね♥️」
みほはそう言いながら近づいていき、そして頬を目掛けて思い切り平手打ちをした。
エリカの目は変わらない。
みほ「エリカさん、素敵♥️」
エリカ「変態。」
言い終わるのと同時だろうか、今度は拳がボディに入る。
エリカはそれに辛うじて堪えたが、みほの暴力は終わらない。
太ももに蹴りを入れ、一瞬体勢を立て直すと今度は脇腹を蹴った。それでもエリカが堪えていると、先ほどとは逆の頬をビンタする。
みほはそう言いながら近づいていき、そして頬を目掛けて思い切り平手打ちをした。
エリカの目は変わらない。
みほ「エリカさん、素敵♥️」
エリカ「変態。」
言い終わるのと同時だろうか、今度は拳がボディに入る。
エリカはそれに辛うじて堪えたが、みほの暴力は終わらない。
太ももに蹴りを入れ、一瞬体勢を立て直すと今度は脇腹を蹴った。それでもエリカが堪えていると、先ほどとは逆の頬をビンタする。
6: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:15:06.47 ID:4ErbA/3U0
みほ「どう?エリカさん。痛い?」
エリカ「全然効かないわね。私が殴りかた、教えてあげましょうか?」
エリカがファイティングポーズを取る。
その拳の裏にある眼光に、みほは頬を赤らめた。
みほ「カッコいい!でも、そんなことエリカさんにできるの?」
エリカ「もう昔の関係じゃあない。だったらやり返しても文句ないでしょ?」
エリカ「全然効かないわね。私が殴りかた、教えてあげましょうか?」
エリカがファイティングポーズを取る。
その拳の裏にある眼光に、みほは頬を赤らめた。
みほ「カッコいい!でも、そんなことエリカさんにできるの?」
エリカ「もう昔の関係じゃあない。だったらやり返しても文句ないでしょ?」
7: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:15:41.96 ID:4ErbA/3U0
エリカはみほの答えを待たずに距離を詰める。
まず右の一振り、かわされる。足を止めて左のジャブ、こちらもいなされ有効打にはならない。
そして隙を見て放った右フック、みほはこれを完全に読んでいた。パンチに合わせて懐に潜りこみ、ボディに1発、2発、拳を叩きこむ。
カウンターのような形で入った攻撃に、エリカは堪らず腹を抱えて苦しみ、よろめいた。
みほはそんなエリカの頬を両手で包むように優しく触れ、顔を覗きこむ。その目がまだ反抗的であることを確認すると、恍惚とした表情でキスをした。
みほ「エリカさん、可愛い♥️まだできるよね?」
まず右の一振り、かわされる。足を止めて左のジャブ、こちらもいなされ有効打にはならない。
そして隙を見て放った右フック、みほはこれを完全に読んでいた。パンチに合わせて懐に潜りこみ、ボディに1発、2発、拳を叩きこむ。
カウンターのような形で入った攻撃に、エリカは堪らず腹を抱えて苦しみ、よろめいた。
みほはそんなエリカの頬を両手で包むように優しく触れ、顔を覗きこむ。その目がまだ反抗的であることを確認すると、恍惚とした表情でキスをした。
みほ「エリカさん、可愛い♥️まだできるよね?」
8: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:16:10.26 ID:4ErbA/3U0
エリカは声を上げてみほの手を払いのけると、大振りのパンチを連続で繰り出した。当然当たることはない。
みほはエリカが拳を振りかぶる瞬間に再度タイミングを合わせて潜りこむ。が、今度はエリカがこれを読んでいた。
振りかぶるようなモーションを止めて素早く拳を振り下ろすと、みほの肩にチョップのような形で直撃する。
不意を突かれたみほは予想外の衝撃にバランスを崩し、タックルするようにエリカの腰にしがみついた。
好機と見たエリカはすかさず目の前にある背中目掛けて拳を振り下ろす。
何発か殴り、疲れが出始めたエリカは腹部に暖かいなにかを感じてそちらに目を移す。
そこには先ほど殴ったエリカの腹を愛しそうに舐めるみほがいた。
みほはあえてダメージの少ない背中への攻撃を受け、エリカが疲れるのを待っていたのだ。
みほはエリカが拳を振りかぶる瞬間に再度タイミングを合わせて潜りこむ。が、今度はエリカがこれを読んでいた。
振りかぶるようなモーションを止めて素早く拳を振り下ろすと、みほの肩にチョップのような形で直撃する。
不意を突かれたみほは予想外の衝撃にバランスを崩し、タックルするようにエリカの腰にしがみついた。
好機と見たエリカはすかさず目の前にある背中目掛けて拳を振り下ろす。
何発か殴り、疲れが出始めたエリカは腹部に暖かいなにかを感じてそちらに目を移す。
そこには先ほど殴ったエリカの腹を愛しそうに舐めるみほがいた。
みほはあえてダメージの少ない背中への攻撃を受け、エリカが疲れるのを待っていたのだ。
9: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:16:40.38 ID:4ErbA/3U0
エリカ「気持ち悪い!離しなさい!」
エリカがみほの頭を殴るとその拘束は解け、膝をつくように倒れる。
その隙にエリカは後退り距離を取った。
みほ「その目……♥️好き♥️エリカさんだけだよ、私にそんな目をするのは。」
エリカ「あんたがいいこちゃんぶるからでしょ。本当は逆らう人を殴って喜ぶようなクズなのにね。」
エリカがみほの頭を殴るとその拘束は解け、膝をつくように倒れる。
その隙にエリカは後退り距離を取った。
みほ「その目……♥️好き♥️エリカさんだけだよ、私にそんな目をするのは。」
エリカ「あんたがいいこちゃんぶるからでしょ。本当は逆らう人を殴って喜ぶようなクズなのにね。」
10: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:17:18.05 ID:4ErbA/3U0
みほ「あ♥️それ凄くいい……♥️」
エリカの冷たい眼差しにみほは再度体を震わせた。
エリカ「それを止めなさい!」
怒りを露にして剣道のように一気に踏み込むと、勢いはそのままに歩幅を合わせてみほの膝を踏み台にする。そして顔面に向かって膝蹴りを仕掛けた。シャイニングウィザードだ。
みほはなんとか腕を犠牲に威力を軽減させることに成功したが、それでも床に倒れこむほどの衝撃を受けた。
エリカの冷たい眼差しにみほは再度体を震わせた。
エリカ「それを止めなさい!」
怒りを露にして剣道のように一気に踏み込むと、勢いはそのままに歩幅を合わせてみほの膝を踏み台にする。そして顔面に向かって膝蹴りを仕掛けた。シャイニングウィザードだ。
みほはなんとか腕を犠牲に威力を軽減させることに成功したが、それでも床に倒れこむほどの衝撃を受けた。
11: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:17:47.78 ID:4ErbA/3U0
エリカは素早く立ち上がるとみほの右足を掴んだ。関節技を極めて戦意を喪失させる作戦だ。
それを察したみほは馬のように左足でエリカを蹴り、難を逃れる。
そしてまるでブレイクダンスを踊るかのように足を振ってエリカを牽制すると、そのまま遠心力を利用して回るように立ち上がった。
一瞬の間があり、両者距離を詰める。ゼロ距離とも言える状態でお互いに打撃を仕掛けては受け、仕掛け、いなし、また仕掛ける。さながらカンフー映画のようだ。
それを破ったのはエリカだ。みほの打撃を勢い良く弾くと、爆発呼吸、吐く息と共に両手を突き出す。
それはみほの胸を捕らえ、その発剄は彼女を後方に吹き飛ばした。
なんとか踏ん張ったみほはその場で咳ごむとにっこりと笑った。
エリカは再度ファイティングポーズをとる。
それを察したみほは馬のように左足でエリカを蹴り、難を逃れる。
そしてまるでブレイクダンスを踊るかのように足を振ってエリカを牽制すると、そのまま遠心力を利用して回るように立ち上がった。
一瞬の間があり、両者距離を詰める。ゼロ距離とも言える状態でお互いに打撃を仕掛けては受け、仕掛け、いなし、また仕掛ける。さながらカンフー映画のようだ。
それを破ったのはエリカだ。みほの打撃を勢い良く弾くと、爆発呼吸、吐く息と共に両手を突き出す。
それはみほの胸を捕らえ、その発剄は彼女を後方に吹き飛ばした。
なんとか踏ん張ったみほはその場で咳ごむとにっこりと笑った。
エリカは再度ファイティングポーズをとる。
12: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:18:14.10 ID:4ErbA/3U0
みほ「エリカさん、楽しいね。」
エリカ「あんたと一緒にしないで。こっちはさっさと終わらせて帰りたいのよ。」
みほ「そっか。じゃあそろそろ本気でいくね。」
みほは一瞬で距離を詰め、右手を振りかぶる。エリカはそれを防御しようと腕を上げたが衝撃は来ない。その代わりに腹部に衝撃が走る。右手はフェイント、本命は勢いをつけた蹴りだったのだ。
なにが起きたのか判断ができていないエリカにみほは拳を浴びせる。肩、胸、腹、そしてなんとか頭を守ろうとしていた腕にまでだ。みほはダメージを与えるためでなく、なるべく多くの傷を残すことだけを考えて体を動かした。
やがてエリカの体が白よりも赤、あるいは紫の割合が多くなったころ、みほは止めをさした。ガードの隙間、顎を狙った渾身のアッパーカット。
エリカは糸が切れた人形のように倒れこんだ。
エリカ「あんたと一緒にしないで。こっちはさっさと終わらせて帰りたいのよ。」
みほ「そっか。じゃあそろそろ本気でいくね。」
みほは一瞬で距離を詰め、右手を振りかぶる。エリカはそれを防御しようと腕を上げたが衝撃は来ない。その代わりに腹部に衝撃が走る。右手はフェイント、本命は勢いをつけた蹴りだったのだ。
なにが起きたのか判断ができていないエリカにみほは拳を浴びせる。肩、胸、腹、そしてなんとか頭を守ろうとしていた腕にまでだ。みほはダメージを与えるためでなく、なるべく多くの傷を残すことだけを考えて体を動かした。
やがてエリカの体が白よりも赤、あるいは紫の割合が多くなったころ、みほは止めをさした。ガードの隙間、顎を狙った渾身のアッパーカット。
エリカは糸が切れた人形のように倒れこんだ。
13: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:19:06.02 ID:4ErbA/3U0
良い匂いがする。
エリカはそう思った。
目を開けると知らない天井、電気がまぶしい。
目を守ろうと腕を上げると痛みが走り、それがエリカを覚醒させた。
エリカ「ぐぅ、痛……。」
痛みを堪えて無理やり体を起こすと目の前には料理をしているみほの姿。
どうやらここはみほの部屋のようだ。
エリカはそう思った。
目を開けると知らない天井、電気がまぶしい。
目を守ろうと腕を上げると痛みが走り、それがエリカを覚醒させた。
エリカ「ぐぅ、痛……。」
痛みを堪えて無理やり体を起こすと目の前には料理をしているみほの姿。
どうやらここはみほの部屋のようだ。
14: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:19:41.21 ID:4ErbA/3U0
みほ「あ、目が覚めた?今エリカさんが大好きなハンバーグ作ってるから、ちょっと待っててね。」
一目こちらを見てキッチンに目を戻すみほ。そこには先ほどまでの暴力的な彼女の姿はなかった。
みほの態度に安心感を覚えたエリカはやっと自分の状態を整理する余裕ができた。
着ている服、ピンクのパジャマは間違いなくみほのものだろう。そして下着を着けていないことがわかった。
胸元を広げて体を見ると、殴られた痕の他に無数のキスマークがつけられていた。
一目こちらを見てキッチンに目を戻すみほ。そこには先ほどまでの暴力的な彼女の姿はなかった。
みほの態度に安心感を覚えたエリカはやっと自分の状態を整理する余裕ができた。
着ている服、ピンクのパジャマは間違いなくみほのものだろう。そして下着を着けていないことがわかった。
胸元を広げて体を見ると、殴られた痕の他に無数のキスマークがつけられていた。
15: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:20:07.19 ID:4ErbA/3U0
エリカ「ずいぶん好き勝手してくれたみたいね。」
みほ「えへへ、エリカさんが可愛いから我慢できなくて。」
可愛らしく言い訳をするみほは、端から見れば子どものいたずらがバレた程度のものだと思われるだろう。
しかし実際に行われたのはいたずらでは済まない、それこそ大人の行為である。
しかしそれを咎めたところでどうにもならないだろう。エリカはため息をついた。
みほ「えへへ、エリカさんが可愛いから我慢できなくて。」
可愛らしく言い訳をするみほは、端から見れば子どものいたずらがバレた程度のものだと思われるだろう。
しかし実際に行われたのはいたずらでは済まない、それこそ大人の行為である。
しかしそれを咎めたところでどうにもならないだろう。エリカはため息をついた。
16: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:21:01.34 ID:4ErbA/3U0
みほ「できたよ。こっちに座って。」
みほはそう言ってテーブルに1つハンバーグを置く。
痛みを我慢しながらその前にエリカが座ると、ちょうどみほが自分の分を運んでくるところだった。
そして手に持った皿を置くと、エリカの横に座った。
みほはそう言ってテーブルに1つハンバーグを置く。
痛みを我慢しながらその前にエリカが座ると、ちょうどみほが自分の分を運んでくるところだった。
そして手に持った皿を置くと、エリカの横に座った。
17: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:21:31.79 ID:4ErbA/3U0
エリカ「なんで横に座るのよ。」
みほ「エリカさんそのケガだと食べられないでしょ?私が食べさせてあげる。」
エリカ「な、いいわよ!自分でできるから!」
みほ「そんなこと言って、嬉しいくせに。」
みほはナイフとフォークでエリカのハンバーグを一口サイズに切ると、自分の口元にそれを運び息をふーふーと吹きかける。
そして熱がある程度なくなったところで今度はエリカの口元までそれを運んだのだった。
みほ「エリカさんそのケガだと食べられないでしょ?私が食べさせてあげる。」
エリカ「な、いいわよ!自分でできるから!」
みほ「そんなこと言って、嬉しいくせに。」
みほはナイフとフォークでエリカのハンバーグを一口サイズに切ると、自分の口元にそれを運び息をふーふーと吹きかける。
そして熱がある程度なくなったところで今度はエリカの口元までそれを運んだのだった。
18: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:22:00.97 ID:4ErbA/3U0
みほ「はい、エリカさん。あーん。」
エリカ「……あーん。」
満更でもない表情をしたエリカの口にハンバーグが入る。
その瞬間、エリカの顔は綻び、みほに料理が成功したことを知らせた。
エリカ「なかなかやるじゃない。」
みほ「エリカさんの口に合って良かった。はい、あーん。」
エリカ「……あーん。」
満更でもない表情をしたエリカの口にハンバーグが入る。
その瞬間、エリカの顔は綻び、みほに料理が成功したことを知らせた。
エリカ「なかなかやるじゃない。」
みほ「エリカさんの口に合って良かった。はい、あーん。」
19: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:22:51.78 ID:4ErbA/3U0
まるで恋人のように食事をし、シャワーを済ませ、そして同じ布団に入る。
先ほどまでの2人とは別人なのではないかと勘違いしてしまうほどの甘い時間だ。
そんな中、みほはエリカにキスをした。大人のキスだ。
唇が離れ、繋いでいた糸が切れるとエリカが微笑む。
エリカ「舌を噛まれるかと思った。」
みほ「痛いのはさっきやったから、今度は普通のにしようと思って。エリカさんはこっちのほうがいいでしょ?」
先ほどまでの2人とは別人なのではないかと勘違いしてしまうほどの甘い時間だ。
そんな中、みほはエリカにキスをした。大人のキスだ。
唇が離れ、繋いでいた糸が切れるとエリカが微笑む。
エリカ「舌を噛まれるかと思った。」
みほ「痛いのはさっきやったから、今度は普通のにしようと思って。エリカさんはこっちのほうがいいでしょ?」
20: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:23:23.93 ID:4ErbA/3U0
エリカ「まぁね。あんたみたいな変な趣味もないし。」
みほ「私ね、私が異常なのを異常だって言ってくれて、それでも付き合ってくれるエリカさんが大好き。だからエリカさんにお返ししたいの。」
エリカ「大洗のやつらだってあんたのそれ受け入れるんじゃない?」
みほ「受け入れられるのもちょっと……。これが普通になっちゃうの怖いし。」
みほ「私ね、私が異常なのを異常だって言ってくれて、それでも付き合ってくれるエリカさんが大好き。だからエリカさんにお返ししたいの。」
エリカ「大洗のやつらだってあんたのそれ受け入れるんじゃない?」
みほ「受け入れられるのもちょっと……。これが普通になっちゃうの怖いし。」
21: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:24:07.68 ID:4ErbA/3U0
エリカ「ふーん、まぁあんたが異常なのを意識して他のやつに手を出さないなら、その方がいいわね。」
みほ「安心してエリカさん。殴らせてほしい、なんてお姉ちゃんにだって言えないよ。」
エリカ「そんなことしたら私があんたをぶっ飛ばすわ。」
みほ「それはそれで……。」
エリカ「あんたふざけんじゃないわよ!」
みほ「安心してエリカさん。殴らせてほしい、なんてお姉ちゃんにだって言えないよ。」
エリカ「そんなことしたら私があんたをぶっ飛ばすわ。」
みほ「それはそれで……。」
エリカ「あんたふざけんじゃないわよ!」
22: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:24:43.39 ID:4ErbA/3U0
みほ「冗談だよ。……エリカさん、好き。」
エリカ「私は嫌い!でも、私を異常にさせた責任は取ってよね。」
2人の熱い夜は日付が変わっても終わることはなかった。
そしてその日の練習後、大洗のミーティングルームにまたエリカの怒声が響いた。
エリカ「私は嫌い!でも、私を異常にさせた責任は取ってよね。」
2人の熱い夜は日付が変わっても終わることはなかった。
そしてその日の練習後、大洗のミーティングルームにまたエリカの怒声が響いた。
23: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/28(月) 21:26:13.37 ID:4ErbA/3U0
以上です。
みほにボコボコにされるエリカを想像したら興奮したので書きました。
なんかバトルものっぽくなってしまった。
次回はガールズアンドキャンパー略してがるキャン△になるかと思います。
並行して3作書いてるので本当にそうかはわかりませんが。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
みほにボコボコにされるエリカを想像したら興奮したので書きました。
なんかバトルものっぽくなってしまった。
次回はガールズアンドキャンパー略してがるキャン△になるかと思います。
並行して3作書いてるので本当にそうかはわかりませんが。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/28(月) 22:13:32.53 ID:Dp/kcFnno
乙
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/28(月) 22:21:46.07 ID:mjx7hLQO0
関係性の薄さは似たようなもんだからセーフ
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/28(月) 22:24:24.07 ID:di0CaQpIo
乙
西住の闇は深い
西住の闇は深い
引用元: ・【ガルパン】みほ「エリカさんをボコボコにします!」
【ガルパン】しほ「娘の話をしましょう」
2020-11-18
1: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:12:48.96 ID:dPfy7ZWI0
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2: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:13:19.88 ID:dPfy7ZWI0
ある日、戦車道の名門、西住流の家元である西住しほを訪ねてある人物が戸を叩いた。
その人物とはしほの後輩であり、黒森峰女学園の現隊長、逸見エリカの母である逸見アンナだ。
客間に通されたアンナは、しほと顔を合わせると深々とお辞儀をした。
その人物とはしほの後輩であり、黒森峰女学園の現隊長、逸見エリカの母である逸見アンナだ。
客間に通されたアンナは、しほと顔を合わせると深々とお辞儀をした。
3: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:13:54.94 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「ご無沙汰しております、隊長。」
しほ「久しぶりね。今日はどうしたの?」
アンナ「たまたま近くまで来たので会いたくなってしまって……すみません、お忙しいのに。」
しほ「大丈夫よ。ちょうど休憩しようと思ってたところだったから。」
しほ「久しぶりね。今日はどうしたの?」
アンナ「たまたま近くまで来たので会いたくなってしまって……すみません、お忙しいのに。」
しほ「大丈夫よ。ちょうど休憩しようと思ってたところだったから。」
4: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:21:31.05 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「相変わらずお優しいですね、隊長。」
しほ「そんなこと言うの、あなたくらいよ?それにしても、あなたまだその呼び方が抜けないのね。」
アンナ「今更変えられませんよ。もう染み付いてしまってますから。」
しほ「まぁいいけど。でも娘の前ではやめてちょうだい。」
しほ「そんなこと言うの、あなたくらいよ?それにしても、あなたまだその呼び方が抜けないのね。」
アンナ「今更変えられませんよ。もう染み付いてしまってますから。」
しほ「まぁいいけど。でも娘の前ではやめてちょうだい。」
5: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:22:43.45 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「恥ずかしがりですね。昔のビデオも見せてないんでしょう?隊長の凛々しいお姿を見せてあげればいいのに。」
しほ「あんな未熟な姿を見せたらまほに笑われてしまうわ。」
アンナ「えー、そんなことないですよ。ウチの子なんて私じゃなくて隊長を見て戦車を始めたんですよ?本格的にやりだしたのはまほさんの影響ですけど。」
少しむくれた顔をしたアンナの言葉がなんだか自慢しているようにも聞こえ、しほは思わず微笑んだ。
しほ「あんな未熟な姿を見せたらまほに笑われてしまうわ。」
アンナ「えー、そんなことないですよ。ウチの子なんて私じゃなくて隊長を見て戦車を始めたんですよ?本格的にやりだしたのはまほさんの影響ですけど。」
少しむくれた顔をしたアンナの言葉がなんだか自慢しているようにも聞こえ、しほは思わず微笑んだ。
6: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:24:04.54 ID:dPfy7ZWI0
しほ「あなたたちは西住流に惚れる家系なのね。」
アンナ「そうですね。みほさんが男だったらエリカを嫁入りさせてたと思うくらい惚れてます。」
しほ「そこはまほじゃないの?」
アンナ「そしたらエリカは戦車にハマらないですからね。それにエリカはみほさんと相性いいみたいですし。」
しほ「まぁ、中学の頃は上手くやれていたみたいだけれど。」
アンナ「そうですね。みほさんが男だったらエリカを嫁入りさせてたと思うくらい惚れてます。」
しほ「そこはまほじゃないの?」
アンナ「そしたらエリカは戦車にハマらないですからね。それにエリカはみほさんと相性いいみたいですし。」
しほ「まぁ、中学の頃は上手くやれていたみたいだけれど。」
7: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:24:51.92 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「あの子ったら帰ってくるたびに話すんですよ?みほがみほがって。みほさんのことが気になってしょうがないみたい。」
しほ「羨ましいわね。まほもみほも、学校での話なんてめったにしてくれないわ。」
アンナ「隊長、厳しいですからね。もちろん優しいところもありますけど、子どもにはなかなかわかることじゃないですから。」
しほ「……自覚はしているわ。」
しほ「羨ましいわね。まほもみほも、学校での話なんてめったにしてくれないわ。」
アンナ「隊長、厳しいですからね。もちろん優しいところもありますけど、子どもにはなかなかわかることじゃないですから。」
しほ「……自覚はしているわ。」
8: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:26:17.20 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「まぁ成長していくにつれてわかってもらえますよ。エリカも反抗期のころは凄かったですから。昔はあんなに可愛かったのに。」
しほ「エリカさんも昔はよくウチに戦車を習いに来てたわね。みほとよくケンカしてたのを覚えてるわ。あの子たちは覚えてないでしょうけど。」
アンナ「もう10年以上も前の話ですからね。」
しほ「今ではあの子が黒森峰の隊長なんだから、不思議ね。素質があるのはわかっていたけれど。」
しほ「エリカさんも昔はよくウチに戦車を習いに来てたわね。みほとよくケンカしてたのを覚えてるわ。あの子たちは覚えてないでしょうけど。」
アンナ「もう10年以上も前の話ですからね。」
しほ「今ではあの子が黒森峰の隊長なんだから、不思議ね。素質があるのはわかっていたけれど。」
9: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:27:15.24 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「私たちは副隊長の血筋だと思ってたんですけどね。みほさんの件はなんと言っていいか……。」
しほ「気を使わなくていいわ。あの子はあの子で楽しくやっているみたいだから。」
アンナ「なら良かったです。転校した直後は凄く落ち込んでたって聞きましたよ?」
しほ「そんな噂を信じているの?まったくのでたらめよ。」
しほ「気を使わなくていいわ。あの子はあの子で楽しくやっているみたいだから。」
アンナ「なら良かったです。転校した直後は凄く落ち込んでたって聞きましたよ?」
しほ「そんな噂を信じているの?まったくのでたらめよ。」
10: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:28:15.34 ID:dPfy7ZWI0
アンナ「隊長、私にそんな嘘が通じると思ってるんですか?2年間常にあなたの隣にいたこの私に。」
ふふふ、と悪い顔をして笑うアンナにしほはため息をつく。
しほ「あなたも大概ね。」
アンナ「お褒めにあずかり光栄です。」
ふふふ、と悪い顔をして笑うアンナにしほはため息をつく。
しほ「あなたも大概ね。」
アンナ「お褒めにあずかり光栄です。」
11: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:29:05.60 ID:dPfy7ZWI0
なぜか自慢気なアンナは言葉を続ける。
アンナ「でもなんだか熱い展開ですね!私たちの娘同士が戦うなんて!」
しほ「私としては嫌な展開だけどね。黒森峰を応援するにも大洗を応援するにも複雑な気持ちよ。」
興奮するアンナとは対照的に、しほは片手を額に当て、悩むような素振りを見せた。
アンナ「私は断然大洗派ですよ!みほさんの頑張る姿は昔の隊長を思い出しますから!」
しほ「黒森峰OGとしてそれもどうかと思うけれど……。」
アンナ「でもなんだか熱い展開ですね!私たちの娘同士が戦うなんて!」
しほ「私としては嫌な展開だけどね。黒森峰を応援するにも大洗を応援するにも複雑な気持ちよ。」
興奮するアンナとは対照的に、しほは片手を額に当て、悩むような素振りを見せた。
アンナ「私は断然大洗派ですよ!みほさんの頑張る姿は昔の隊長を思い出しますから!」
しほ「黒森峰OGとしてそれもどうかと思うけれど……。」
12: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:30:15.45 ID:dPfy7ZWI0
しほは「自分の娘を応援しなさい。」と喉元まで出かかったが、自分が言える立場ではないと気がつきその言葉を飲み込んだ。
それを知ってか知らずかアンナは更に語る。
アンナ「私は隊長に憧れて黒森峰に入っただけですから!それにエリカのことは愛してますが、それとこれとは別です!」
しほ「でもみほは私じゃないわ。」
アンナ「それはもちろんわかってますよ。どちらかと言うとまほさんの方が似てますし。でもやっぱりみほさんにも重なるんです。昔の優しい隊長の姿が。」
それを知ってか知らずかアンナは更に語る。
アンナ「私は隊長に憧れて黒森峰に入っただけですから!それにエリカのことは愛してますが、それとこれとは別です!」
しほ「でもみほは私じゃないわ。」
アンナ「それはもちろんわかってますよ。どちらかと言うとまほさんの方が似てますし。でもやっぱりみほさんにも重なるんです。昔の優しい隊長の姿が。」
13: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:31:08.36 ID:dPfy7ZWI0
しほ「まぁ、あなたがどう感じるかは自由だから、なんでもいいけど。」
アンナ「隊長、今嬉しいのをごまかしましたね?」
アンナが指摘すると、しほはふいと顔を背けた。
しほ「そんなわけないでしょ。そろそろ仕事に戻るわ。」
アンナ「ではそういうことにしておきます。また来ますね。」
アンナ「隊長、今嬉しいのをごまかしましたね?」
アンナが指摘すると、しほはふいと顔を背けた。
しほ「そんなわけないでしょ。そろそろ仕事に戻るわ。」
アンナ「ではそういうことにしておきます。また来ますね。」
14: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 00:31:43.07 ID:dPfy7ZWI0
しほ「ええ、またね。……エリカさんにもまた遊びにくるよう伝えて。」
アンナ「ええ、みほさんを連れてご両親に挨拶をするようにと伝えておきますね。」
しほ「ちょっと!アンナ!」
アンナ「失礼しまーす!」
冗談まじりの挨拶をして逃げるように部屋を出たアンナの姿を見送り、しほはため息を吐いた。
その表情は柔らかく、優しいものだった。
アンナ「ええ、みほさんを連れてご両親に挨拶をするようにと伝えておきますね。」
しほ「ちょっと!アンナ!」
アンナ「失礼しまーす!」
冗談まじりの挨拶をして逃げるように部屋を出たアンナの姿を見送り、しほはため息を吐いた。
その表情は柔らかく、優しいものだった。
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/05(土) 04:53:41.04 ID:FLAKb8nH0
乙
18: ◆saI1ZNzQKuJn 2018/05/05(土) 15:53:45.54 ID:dPfy7ZWI0
乙ありです!
引用元: ・【ガルパン】しほ「娘の話をしましょう」