銀時「魔法少女まどか☆マギカ?」
2019-11-21
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 22:44:30.47 ID:PFvyI+3h0
銀時「何それ、読みにくくてしょうがねーんだけど」
新八「お通ちゃん親衛隊の中でものすごく流行っているアニメなんです」
新八「影響がちょっと強すぎるみたいなんで没収してきました」
銀時「その前に何この☆、つのだ☆ひろのパクリ?」
神楽「銀ちゃん、どっちかっていうとこれプリキュアっぽいアル」
銀時「やめろその名前を出すな、ババア達がやらかしてそこから怒られてんだから」
神楽「今となってはいい思い出ネ、サンライズの土下座根性は伊達じゃないアル」
新八「いやそれ自慢できることじゃないよね!?結局はそれただの平謝りだよね!?」
新八「お通ちゃん親衛隊の中でものすごく流行っているアニメなんです」
新八「影響がちょっと強すぎるみたいなんで没収してきました」
銀時「その前に何この☆、つのだ☆ひろのパクリ?」
神楽「銀ちゃん、どっちかっていうとこれプリキュアっぽいアル」
銀時「やめろその名前を出すな、ババア達がやらかしてそこから怒られてんだから」
神楽「今となってはいい思い出ネ、サンライズの土下座根性は伊達じゃないアル」
新八「いやそれ自慢できることじゃないよね!?結局はそれただの平謝りだよね!?」
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 22:48:52.31 ID:PFvyI+3h0
銀時「で、どうすんだこれ」
新八「さすがに処分するのはかわいそうなんで…しばらくしたら返そうかと思ってます」
神楽「変わったアルな新八、前ならすぐに処分しようとしてたのに」
銀時「やっぱアレなんだな、一時期でも二次元に取り込まれると丸くなるもんだな」
新八「ら、ラブチョリスのことはもういいじゃないですか!一時の気の迷いですよ!」
神楽「マジキモいアル、お前はおはようからおやすみまで一生ゲームに話しかけてろヨ」
銀時「誰だっけ新八くんの彼女の名前…えーと…忘れたからもう一回教えてくんね?」
新八「ぎ、銀さんだってピン子に入れ込んでたじゃないですか!!」
銀時「誰のせいだと思ってんだテメー!!」
新八「さすがに処分するのはかわいそうなんで…しばらくしたら返そうかと思ってます」
神楽「変わったアルな新八、前ならすぐに処分しようとしてたのに」
銀時「やっぱアレなんだな、一時期でも二次元に取り込まれると丸くなるもんだな」
新八「ら、ラブチョリスのことはもういいじゃないですか!一時の気の迷いですよ!」
神楽「マジキモいアル、お前はおはようからおやすみまで一生ゲームに話しかけてろヨ」
銀時「誰だっけ新八くんの彼女の名前…えーと…忘れたからもう一回教えてくんね?」
新八「ぎ、銀さんだってピン子に入れ込んでたじゃないですか!!」
銀時「誰のせいだと思ってんだテメー!!」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 22:55:38.76 ID:PFvyI+3h0
---
深夜
銀時「さて…と、もう夜も更けてることだし寝るとするか」
銀時「…………」
銀時(あれ?なんか寝たら負けな気がすんだけど、何この嫌な予感?)
銀時「大丈夫だよな…うん、何も起こるはずがないからね、何のフラグもないからね」
銀時「…………」
銀時「クカー…クカー……」
深夜
銀時「さて…と、もう夜も更けてることだし寝るとするか」
銀時「…………」
銀時(あれ?なんか寝たら負けな気がすんだけど、何この嫌な予感?)
銀時「大丈夫だよな…うん、何も起こるはずがないからね、何のフラグもないからね」
銀時「…………」
銀時「クカー…クカー……」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 22:59:59.69 ID:PFvyI+3h0
---
翌朝
銀時「クカー…クカー…」
早乙女「先生!坂田先生!何を寝ているんですか!?」
銀時「あん?先生だ?なーに寝ぼけたこと言って……」
銀時「…………」
銀時(あれ、知らない天井?)
翌朝
銀時「クカー…クカー…」
早乙女「先生!坂田先生!何を寝ているんですか!?」
銀時「あん?先生だ?なーに寝ぼけたこと言って……」
銀時「…………」
銀時(あれ、知らない天井?)
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:04:48.69 ID:PFvyI+3h0
早乙女「赴任初日から寝るとはどういうことですか!しっかりしてください!」
銀時「あ、これ夢か?なんだ夢か、きっと夢だ、夢に違いないね、うん」
早乙女「何をさっきから…まぎれもない現実ですよ、夢なんかじゃありませんから!」
銀時「さっきからいちいち声でけーな、ヒステリーな女に男はよってこねーぞ」
バキッ
早乙女「私は悪くない!卵の焼き加減くらいで女の価値は決まるはずないわ!」
銀時「いきなり人の鼻っ柱殴る女の価値なんざたかが知れてるよね」ダラダラ
バキッ!
早乙女「いい加減にしないとしばき倒しますよ」
銀時「もうすでにしばき倒してるけどね」バタッ
銀時「あ、これ夢か?なんだ夢か、きっと夢だ、夢に違いないね、うん」
早乙女「何をさっきから…まぎれもない現実ですよ、夢なんかじゃありませんから!」
銀時「さっきからいちいち声でけーな、ヒステリーな女に男はよってこねーぞ」
バキッ
早乙女「私は悪くない!卵の焼き加減くらいで女の価値は決まるはずないわ!」
銀時「いきなり人の鼻っ柱殴る女の価値なんざたかが知れてるよね」ダラダラ
バキッ!
早乙女「いい加減にしないとしばき倒しますよ」
銀時「もうすでにしばき倒してるけどね」バタッ
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:11:43.95 ID:PFvyI+3h0
---
教室前、廊下
銀時(つーかちょっと待てよオイ、どうなってんだこの状況?何が起こってんだコレ?)
銀時「マジで夢じゃねーのかコレ、夢の国から使者とか来るんじゃねーの?」
ほむら「…………」
銀時「ほわああああぁっ!?」
銀時(こ、コイツいつからいやがった!?まさか夢の……なわけねーか)
銀時「……よう、テメーも廊下で待たされてるクチか?」
ほむら「…………」
銀時「…………」
銀時(なんか喋れやお前、何で話し掛けた俺が浮いた感じになってんだ)
教室前、廊下
銀時(つーかちょっと待てよオイ、どうなってんだこの状況?何が起こってんだコレ?)
銀時「マジで夢じゃねーのかコレ、夢の国から使者とか来るんじゃねーの?」
ほむら「…………」
銀時「ほわああああぁっ!?」
銀時(こ、コイツいつからいやがった!?まさか夢の……なわけねーか)
銀時「……よう、テメーも廊下で待たされてるクチか?」
ほむら「…………」
銀時「…………」
銀時(なんか喋れやお前、何で話し掛けた俺が浮いた感じになってんだ)
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:17:48.29 ID:PFvyI+3h0
---
教室
早乙女「つまりですね!卵の焼き加減ごときで女の価値は……」
さやか「あー、あれは振られちゃったんだな…まあやっぱりって感じだけど」
まどか「あはは、みたいだね」
早乙女「さて…最後に一つお知らせとして、今日は転校生と新任の先生を紹介します」
さやか「なんでそういう重要なことを最後に持ってくるかな……」ボソッ
早乙女「じゃあ暁美さん、坂田先生、入ってきてください」
ほむら「………」スタスタ
さやか「うわー…すげー美人」
まどか「!」
まどか(嘘…あの子…前に夢で見た……!)
教室
早乙女「つまりですね!卵の焼き加減ごときで女の価値は……」
さやか「あー、あれは振られちゃったんだな…まあやっぱりって感じだけど」
まどか「あはは、みたいだね」
早乙女「さて…最後に一つお知らせとして、今日は転校生と新任の先生を紹介します」
さやか「なんでそういう重要なことを最後に持ってくるかな……」ボソッ
早乙女「じゃあ暁美さん、坂田先生、入ってきてください」
ほむら「………」スタスタ
さやか「うわー…すげー美人」
まどか「!」
まどか(嘘…あの子…前に夢で見た……!)
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:28:21.86 ID:PFvyI+3h0
早乙女「じゃあ二人とも、自己紹介を」
ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」
銀時「どーも…なんか教師に仕立て上げられてた坂田銀八でーす」
さやか「対してあの教師は…なんともやる気がなさそうな……」
まどか「…………」
さやか「まどか?」
まどか「あっ、ううん…何でもないよ……」
銀時(帰りてェェ!こんなワケ分からねーところでいきなり教師なんざできるわけがねェェェ!)
ほむら「……」
ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」
銀時「どーも…なんか教師に仕立て上げられてた坂田銀八でーす」
さやか「対してあの教師は…なんともやる気がなさそうな……」
まどか「…………」
さやか「まどか?」
まどか「あっ、ううん…何でもないよ……」
銀時(帰りてェェ!こんなワケ分からねーところでいきなり教師なんざできるわけがねェェェ!)
ほむら「……」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:39:53.34 ID:PFvyI+3h0
---
休み時間
ほむら「……ごめんなさい、気分が悪いから保健室へ行かせてもらえるかしら?」
クラスメイト「あ、だったら私たちが案内しようか?」
ほむら「いいえ、保健委員の人にお願いするわ…鹿目まどかさん」
まどか「えっ…あ、うん……」
まどか(どうして…私が保健委員だって……?)
ほむら「それと…念のために先生も付き添いで付いてきてもらえないかしら?」
銀時「いや、俺ァ保健室とか知らねーぞ?」
ほむら「それでも…念のために」
銀時「……?」
休み時間
ほむら「……ごめんなさい、気分が悪いから保健室へ行かせてもらえるかしら?」
クラスメイト「あ、だったら私たちが案内しようか?」
ほむら「いいえ、保健委員の人にお願いするわ…鹿目まどかさん」
まどか「えっ…あ、うん……」
まどか(どうして…私が保健委員だって……?)
ほむら「それと…念のために先生も付き添いで付いてきてもらえないかしら?」
銀時「いや、俺ァ保健室とか知らねーぞ?」
ほむら「それでも…念のために」
銀時「……?」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:43:31.98 ID:PFvyI+3h0
---
廊下
ほむら「…………」
まどか「……あの、何で私が保健委員だって知ってたのかな?」
ほむら「早乙女先生から聞いたの」
まどか「あ、そ…そうなんだ……」
ほむら「…………」
まどか「…………」
銀時(何この気まずい空気、何これ俺が悪いの?胃が痛くて仕方ないんだけど?)
廊下
ほむら「…………」
まどか「……あの、何で私が保健委員だって知ってたのかな?」
ほむら「早乙女先生から聞いたの」
まどか「あ、そ…そうなんだ……」
ほむら「…………」
まどか「…………」
銀時(何この気まずい空気、何これ俺が悪いの?胃が痛くて仕方ないんだけど?)
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:49:26.53 ID:PFvyI+3h0
銀時「あの…うん、何か俺ァ邪魔みてーだからこの辺でフェードアウトし……」
ほむら「しなくていいわ」
銀時「いや…アレだ、胃が痛くなってて?保健室に行かなきゃいけねーから?」
ほむら「保健室に行くなら私たちと一緒に来る必要があるはずよ」
銀時(しまったァァァ!今まさに保健室に向かってたァァァァァ!!)
ほむら「しなくていいわ」
銀時「いや…アレだ、胃が痛くなってて?保健室に行かなきゃいけねーから?」
ほむら「保健室に行くなら私たちと一緒に来る必要があるはずよ」
銀時(しまったァァァ!今まさに保健室に向かってたァァァァァ!!)
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:53:27.06 ID:PFvyI+3h0
まどか「……あの、暁美さん?」
ほむら「っ……ほむらでいいわ」
まどか「ほ、ほむらちゃん…ほむらちゃんって…あの……いい名前だよね!」
ほむら「…………」
まどか「あの…なんていうか…珍しい名前だし……その………」
ほむら「…………っ」
銀時(三点リーダー多すぎね?お前らもうちょっと頑張れよ)
ほむら「っ……ほむらでいいわ」
まどか「ほ、ほむらちゃん…ほむらちゃんって…あの……いい名前だよね!」
ほむら「…………」
まどか「あの…なんていうか…珍しい名前だし……その………」
ほむら「…………っ」
銀時(三点リーダー多すぎね?お前らもうちょっと頑張れよ)
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:54:45.26 ID:PFvyI+3h0
ほむら「鹿目まどか、あなたは自分の人生が尊いと思う?家族や友達を大切にしてる?」
まどか「え…う、うん……大切だよ?家族も…友達のみんなも?」
ほむら「嘘じゃないわね…?」
まどか「嘘な訳ないよ!私は…本当にみんなのことが大好きだから!」
ほむら「なら…今の自分を大切にしなさい、今と違う自分になろうだなんて思わないで」
ほむら「さもなければ…すべてを失うことになるわ」
まどか「…………??」
銀時(いや頑張れってそっちの意味じゃないからね、何で中二病を頑張ってんの?)
まどか「え…う、うん……大切だよ?家族も…友達のみんなも?」
ほむら「嘘じゃないわね…?」
まどか「嘘な訳ないよ!私は…本当にみんなのことが大好きだから!」
ほむら「なら…今の自分を大切にしなさい、今と違う自分になろうだなんて思わないで」
ほむら「さもなければ…すべてを失うことになるわ」
まどか「…………??」
銀時(いや頑張れってそっちの意味じゃないからね、何で中二病を頑張ってんの?)
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/08(日) 23:58:00.32 ID:PFvyI+3h0
---
放課後、CD屋
さやか「ごめんねまどか、いつも付き合わせちゃって」
まどか「ううん、気にしないで?私も音楽好きだから」
まどか(ほむらちゃん…いったいどうして私にあんなことを……?)
『助けて……』
まどか「!」
『助けて…まどか……!』
まどか(何…?誰かが私を呼んで……?)
さやか「どうしたの、まどか?」
まどか「呼ばれたの!」
さやか「は、はぁ!?」
放課後、CD屋
さやか「ごめんねまどか、いつも付き合わせちゃって」
まどか「ううん、気にしないで?私も音楽好きだから」
まどか(ほむらちゃん…いったいどうして私にあんなことを……?)
『助けて……』
まどか「!」
『助けて…まどか……!』
まどか(何…?誰かが私を呼んで……?)
さやか「どうしたの、まどか?」
まどか「呼ばれたの!」
さやか「は、はぁ!?」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:03:54.64 ID:u4jzHHIV0
同時刻
CD『大人の階段昇るー♪君はまだシンデレラさー♪』
銀時「あー、サビでやっと思い出したわこの曲、どっかで聞いたことあったんだよな」
銀時「何かのアニメのエンディングだったっけ?思い出せねーな……」
さやか「ちょっとまどか!」
銀時「……ん?」
銀時(アイツら…何やってんだ?)
CD『大人の階段昇るー♪君はまだシンデレラさー♪』
銀時「あー、サビでやっと思い出したわこの曲、どっかで聞いたことあったんだよな」
銀時「何かのアニメのエンディングだったっけ?思い出せねーな……」
さやか「ちょっとまどか!」
銀時「……ん?」
銀時(アイツら…何やってんだ?)
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:07:18.62 ID:u4jzHHIV0
---
某所
まどか「どこなの?誰が私を呼んだの…?」
キュゥべぇ「ハァ…ハァ……」
まどか「だ、大丈夫!?あなたが私のことを呼んだの!?」
まどか(見たことない生き物だけど…ひどい傷…お、お医者さんに連れて行かなきゃ……)
さやか「な、何なのその生き物!」
まどか「分からない、でも怪我してる!早く手当してあげないと……」
さやか「それは…そうだね、じゃあ早く……!?」
二人が走り出そうとした瞬間、少女たちを取り巻く空間に異変が生じた。
不可思議、異常、そうとしか表現できない世界が辺りに広がる。
さやか「な、何なのよこれ!道がなくなって…いったい何が……!!」
銀時「何がどうなってんだァァァァ!?」
まどか「」
さやか「」
某所
まどか「どこなの?誰が私を呼んだの…?」
キュゥべぇ「ハァ…ハァ……」
まどか「だ、大丈夫!?あなたが私のことを呼んだの!?」
まどか(見たことない生き物だけど…ひどい傷…お、お医者さんに連れて行かなきゃ……)
さやか「な、何なのその生き物!」
まどか「分からない、でも怪我してる!早く手当してあげないと……」
さやか「それは…そうだね、じゃあ早く……!?」
二人が走り出そうとした瞬間、少女たちを取り巻く空間に異変が生じた。
不可思議、異常、そうとしか表現できない世界が辺りに広がる。
さやか「な、何なのよこれ!道がなくなって…いったい何が……!!」
銀時「何がどうなってんだァァァァ!?」
まどか「」
さやか「」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:11:32.56 ID:u4jzHHIV0
さやか「ぎ、銀時先生!?」
銀時「オイどうなってんだ!?今にも宇宙人とか神人とか出てきそうな空気だぞコレ!」
さやか「いや知らないよ!ていうか何で先生がここにいるのさ!?」
銀時「お前ら二人がTSUTAYAでうろちょろしてんのたまたま見かけてな」
銀時「気になったから後を付けてみたらこの状況だコノヤロー」
さやか「付けてきたって…それ半分は自分のせいなんじゃ……」
銀時「オイどうなってんだ!?今にも宇宙人とか神人とか出てきそうな空気だぞコレ!」
さやか「いや知らないよ!ていうか何で先生がここにいるのさ!?」
銀時「お前ら二人がTSUTAYAでうろちょろしてんのたまたま見かけてな」
銀時「気になったから後を付けてみたらこの状況だコノヤロー」
さやか「付けてきたって…それ半分は自分のせいなんじゃ……」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:18:02.46 ID:u4jzHHIV0
まどか「二人とも!のんきなこと言ってる場合じゃないよ!」
銀時「?」
まどか「何かが…今、何か動いた……!」
さやか「何かって…せ、先生見てきてよ!」
銀時「いや無理だろ、丸投げとかホント止めてくんない?」
さやか「男だったら女の子の前に立っていいところ見せてよ!」
銀時「レディーファーストって言葉があんだろうが!お前が先陣切っていけよ!」
銀時・さやか「何だコルァァァ!!このビビリがァァァァァァ!!」
マミ「…………」
マミ(どうしよう、出ていくタイミングがわからない……)
銀時「?」
まどか「何かが…今、何か動いた……!」
さやか「何かって…せ、先生見てきてよ!」
銀時「いや無理だろ、丸投げとかホント止めてくんない?」
さやか「男だったら女の子の前に立っていいところ見せてよ!」
銀時「レディーファーストって言葉があんだろうが!お前が先陣切っていけよ!」
銀時・さやか「何だコルァァァ!!このビビリがァァァァァァ!!」
マミ「…………」
マミ(どうしよう、出ていくタイミングがわからない……)
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:26:48.66 ID:u4jzHHIV0
マミ「あの……ちょっといいかしら?」
銀時「馬鹿かお前!GCの最高傑作はソニックアドベンチャー2バトルに決まってんだろうが!」
さやか「何言ってんの、カービィのエアライドしかありえないでしょ!!」
マミ「あの…助けに……」
さやか「うるさい!!」
銀時「今取り込み中だから後にしろコノヤロー!」
マミ「ご、ごめんなさい……」グスッ
まどか「…………」
まどか(どこをどう突っ込めばいいのか全然わからないよ……)
銀時「馬鹿かお前!GCの最高傑作はソニックアドベンチャー2バトルに決まってんだろうが!」
さやか「何言ってんの、カービィのエアライドしかありえないでしょ!!」
マミ「あの…助けに……」
さやか「うるさい!!」
銀時「今取り込み中だから後にしろコノヤロー!」
マミ「ご、ごめんなさい……」グスッ
まどか「…………」
まどか(どこをどう突っ込めばいいのか全然わからないよ……)
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:39:53.66 ID:u4jzHHIV0
まどか「あの…助けに来てくれたんですか?」
マミ「そうなんだけど…何だかちょっとやりにくくてね」
まどか「こ、ここは一体どこなんですか?なんで私たちがこんな……」
マミ「説明する前に、ちょっと一仕事してもいいかしら?」
マミ「この世界から抜け出すには…ここに潜んでる魔女を倒さなきゃいけないの」
まどか(いつの間にか銃を持ってる…ま、魔法みたい……!)
銀時「ジャンプが最強だろうが!こればっかは譲れねェぞ!」
さやか「誰が何と言おうが私はマガジン派なの!こっちだって引き下がる気はないから!」
まどか(そしてあの二人はいつまでやってるんだろう……)
マミ「そうなんだけど…何だかちょっとやりにくくてね」
まどか「こ、ここは一体どこなんですか?なんで私たちがこんな……」
マミ「説明する前に、ちょっと一仕事してもいいかしら?」
マミ「この世界から抜け出すには…ここに潜んでる魔女を倒さなきゃいけないの」
まどか(いつの間にか銃を持ってる…ま、魔法みたい……!)
銀時「ジャンプが最強だろうが!こればっかは譲れねェぞ!」
さやか「誰が何と言おうが私はマガジン派なの!こっちだって引き下がる気はないから!」
まどか(そしてあの二人はいつまでやってるんだろう……)
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:45:30.56 ID:u4jzHHIV0
---
マミ「何やかんやで全員無事で助かったわね」
銀時「いや何やかんやって何?適当すぎんだろそれ」
まどか「それは酷いよ先生、マミさんが戦ってる間もずっと口喧嘩してたのに……」
さやか「あはは…あの、助けてくれてありがとうございました」
マミ「気にしなくていいわ、これが私の仕事だもの」
まどか「それで…さっきのは一体なんだったんですか?」
マミ「それを説明する前に…まずはキュゥべぇを……」
ほむら「…………」
まどか「ほ、ほむらちゃん!?」
マミ「何やかんやで全員無事で助かったわね」
銀時「いや何やかんやって何?適当すぎんだろそれ」
まどか「それは酷いよ先生、マミさんが戦ってる間もずっと口喧嘩してたのに……」
さやか「あはは…あの、助けてくれてありがとうございました」
マミ「気にしなくていいわ、これが私の仕事だもの」
まどか「それで…さっきのは一体なんだったんですか?」
マミ「それを説明する前に…まずはキュゥべぇを……」
ほむら「…………」
まどか「ほ、ほむらちゃん!?」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:52:45.84 ID:u4jzHHIV0
ほむら「そいつから離れて」
まどか「で、でも…今からこの子の手当てを……」
マミ「なるほど…キュゥべぇに怪我をさせたのはあなたね?」
さやか「なっ……!」
マミ「今は退きなさい、お互いに無駄な戦闘はしたくないでしょう?」
ほむら「…………」
銀時「まままま、ちょっと落ち着けテメーら」
ほむら「?」
銀時「こちとらいきなりのことでわけがわからねェんだ、詳しく話を聞かせてもらうぜ」
マミ「……この子の怪我を治してから、ね」
ほむら「…………」
まどか「で、でも…今からこの子の手当てを……」
マミ「なるほど…キュゥべぇに怪我をさせたのはあなたね?」
さやか「なっ……!」
マミ「今は退きなさい、お互いに無駄な戦闘はしたくないでしょう?」
ほむら「…………」
銀時「まままま、ちょっと落ち着けテメーら」
ほむら「?」
銀時「こちとらいきなりのことでわけがわからねェんだ、詳しく話を聞かせてもらうぜ」
マミ「……この子の怪我を治してから、ね」
ほむら「…………」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 00:59:00.08 ID:u4jzHHIV0
---
キュゥべぇ「ありがとう!君たちのおかげで助かったよ!」
マミ「良かったわね、キュゥべぇ」
銀時「じゃーもう一度聞くけどよ、テメーら一体何なんだ?」
マミ「私たちは魔法少女、一言でいえば魔女と戦う存在…とでも言うべきかしら」
銀時「魔女?ああ、ツインローバか」
さやか「ゼル伝かー、懐かしいなー」
マミ(ぜるでん……って何かしら?)
キュゥべぇ「ありがとう!君たちのおかげで助かったよ!」
マミ「良かったわね、キュゥべぇ」
銀時「じゃーもう一度聞くけどよ、テメーら一体何なんだ?」
マミ「私たちは魔法少女、一言でいえば魔女と戦う存在…とでも言うべきかしら」
銀時「魔女?ああ、ツインローバか」
さやか「ゼル伝かー、懐かしいなー」
マミ(ぜるでん……って何かしら?)
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 01:02:21.73 ID:u4jzHHIV0
まどか「あの…とりあえずマミさんたちは魔女をやっつけるのが仕事なんですよね?」
マミ「え、ええ」
まどか「じゃあなんでほむらちゃんは…そのキュゥべぇって子を襲ったり……?」
ほむら「…………」
マミ「…鹿目まどかさんだったわね、あなたにはキュゥべぇの助けを求める声が聞こえたんでしょう?」
まどか「は、はい…聞こえましたけど……」
マミ「……いずれわかることだろうから今、ここで言っておくわ」
マミ「鹿目まどかさん、あなたには魔法少女になるだけの資質がある」
まどか「!」
マミ「え、ええ」
まどか「じゃあなんでほむらちゃんは…そのキュゥべぇって子を襲ったり……?」
ほむら「…………」
マミ「…鹿目まどかさんだったわね、あなたにはキュゥべぇの助けを求める声が聞こえたんでしょう?」
まどか「は、はい…聞こえましたけど……」
マミ「……いずれわかることだろうから今、ここで言っておくわ」
マミ「鹿目まどかさん、あなたには魔法少女になるだけの資質がある」
まどか「!」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 01:09:47.32 ID:u4jzHHIV0
まどか「私が…魔法少女に……?」
さやか「でも…それと何の関係が……」
マミ「魔法少女になるにはこのキュゥべぇと契約をする必要があるの」
マミ「逆を言えば…キュゥべぇがいなければ魔法少女になる契約をすることはできない」
マミ「つまりはそういうことでしょう、あなたがキュゥべぇを狙った理由は?」
ほむら「…………」
まどか「言ってる意味がよくわからないんですけど…」
マミ「彼女は新しい魔法少女が増えることを避けたいのよ、何としてもね」
さやか「なんで?仲間が増えるんだったらいいことじゃないの?」
マミ「それがそうとも限らないの…魔女を倒した時のメリットが減ってしまうから」
まどか「………?」
マミ「倒された魔女はグリーフシードという卵を落とすことがあってね」
マミ「これは魔法少女にとっては必要不可欠なものなの」
銀時(……めんどくせー話になってきたな)
さやか「でも…それと何の関係が……」
マミ「魔法少女になるにはこのキュゥべぇと契約をする必要があるの」
マミ「逆を言えば…キュゥべぇがいなければ魔法少女になる契約をすることはできない」
マミ「つまりはそういうことでしょう、あなたがキュゥべぇを狙った理由は?」
ほむら「…………」
まどか「言ってる意味がよくわからないんですけど…」
マミ「彼女は新しい魔法少女が増えることを避けたいのよ、何としてもね」
さやか「なんで?仲間が増えるんだったらいいことじゃないの?」
マミ「それがそうとも限らないの…魔女を倒した時のメリットが減ってしまうから」
まどか「………?」
マミ「倒された魔女はグリーフシードという卵を落とすことがあってね」
マミ「これは魔法少女にとっては必要不可欠なものなの」
銀時(……めんどくせー話になってきたな)
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 01:15:10.57 ID:u4jzHHIV0
まどか「魔女の卵なんか…どうしてほしがるんですか?」
マミ「私が持ってる宝石…ソウルジェムが私たち魔法少女の力の源なの」
さやか「わぁ、綺麗ですね…すごく……」
マミ「でもこの宝石はほんの少し汚れているの、さっき魔法を使ったからね」
まどか「魔法を使ったから?」
マミ「そう、私たちが魔法を使うとソウルジェムは少しずつ汚れていく…」
マミ「そしてソウルジェムの汚れがひどくなると私たちは魔法が使えなくなってしまうの」
銀時「………」
マミ「私が持ってる宝石…ソウルジェムが私たち魔法少女の力の源なの」
さやか「わぁ、綺麗ですね…すごく……」
マミ「でもこの宝石はほんの少し汚れているの、さっき魔法を使ったからね」
まどか「魔法を使ったから?」
マミ「そう、私たちが魔法を使うとソウルジェムは少しずつ汚れていく…」
マミ「そしてソウルジェムの汚れがひどくなると私たちは魔法が使えなくなってしまうの」
銀時「………」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 01:22:37.75 ID:u4jzHHIV0
マミ「魔女の落とすグリーフシードにはその汚れを浄化するはたらきがある…つまり」
さやか「魔法少女が増えちゃうと、それを取れる機会が少なくなっちゃうってこと…?」
マミ「そういうことね…あなたはそれが困るからキュゥべぇを狙うんでしょう?」
ほむら「……仮に違うといってもあなたは信じてくれないでしょうね」
マミ「信じるかどうかはあなたの話の内容にもよるわね」
ほむら「…………」
さやか「魔法少女が増えちゃうと、それを取れる機会が少なくなっちゃうってこと…?」
マミ「そういうことね…あなたはそれが困るからキュゥべぇを狙うんでしょう?」
ほむら「……仮に違うといってもあなたは信じてくれないでしょうね」
マミ「信じるかどうかはあなたの話の内容にもよるわね」
ほむら「…………」
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 01:26:32.82 ID:u4jzHHIV0
銀時「すいまっせーん、ちょっと聞きてーことがあんだけど」
マミ「?」
銀時「何でテメーら魔法少女さんは仲間の魔女を倒してんだ?」
キュゥべぇ「!」
マミ「な、仲間じゃないわ!魔法少女と魔女は全く別物よ!」
銀時「え?だって魔法少女が大人の階段昇ると魔女になんじゃねーの?」
ほむら「!」
マミ「?」
銀時「何でテメーら魔法少女さんは仲間の魔女を倒してんだ?」
キュゥべぇ「!」
マミ「な、仲間じゃないわ!魔法少女と魔女は全く別物よ!」
銀時「え?だって魔法少女が大人の階段昇ると魔女になんじゃねーの?」
ほむら「!」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 01:32:59.94 ID:u4jzHHIV0
マミ「お、大人の階段って…」
銀時「いや今はいいよ?お前らまだ学生だしね、まだ少女でも問題ないけどね」
銀時「で、時がたって十年後、いまだにお前らは少女ですか?永遠の十代でいられますか?」
銀時「いい年こいても幸せは誰かが運んでくれると信じてんの?」
マミ「いや、それは……」
銀時「シンデレラも大人の階段昇る時が来るんだよ、そん時少女は大人の女になんの」
銀時「つまり魔法少女もいずれは魔女になるってことだな、うん」
銀時「まあそこからさらにワンステップ進むと魔法熟女という新世界に達するけどね」
マミ「…………」
ほむら(な、何者なの…坂田銀時……!)
銀時「いや今はいいよ?お前らまだ学生だしね、まだ少女でも問題ないけどね」
銀時「で、時がたって十年後、いまだにお前らは少女ですか?永遠の十代でいられますか?」
銀時「いい年こいても幸せは誰かが運んでくれると信じてんの?」
マミ「いや、それは……」
銀時「シンデレラも大人の階段昇る時が来るんだよ、そん時少女は大人の女になんの」
銀時「つまり魔法少女もいずれは魔女になるってことだな、うん」
銀時「まあそこからさらにワンステップ進むと魔法熟女という新世界に達するけどね」
マミ「…………」
ほむら(な、何者なの…坂田銀時……!)
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 22:48:27.87 ID:u4jzHHIV0
マミ「キュ…キュゥべえ……」
キュゥべえ「何を聞きたいかはわかっているよ、マミ」
マミ「まさかとは思うけど……その……」
キュゥべえ「逆に聞くけれど、君は自分があんな魔女になると思っているのかい?」
キュゥべえ「人に災いをもたらすだけのおぞましい存在になると、本当に思うのかい?」
マミ「そんな…そんなことは絶対にないと思ってるけど……」
キュゥべえ「だったら何も心配はいらないじゃないか、マミが何を不安になっているのかわからないよ」
マミ「そ、そうね……」
銀時「………」
銀時(あれ、何か話の方向変わってね?)
キュゥべえ「何を聞きたいかはわかっているよ、マミ」
マミ「まさかとは思うけど……その……」
キュゥべえ「逆に聞くけれど、君は自分があんな魔女になると思っているのかい?」
キュゥべえ「人に災いをもたらすだけのおぞましい存在になると、本当に思うのかい?」
マミ「そんな…そんなことは絶対にないと思ってるけど……」
キュゥべえ「だったら何も心配はいらないじゃないか、マミが何を不安になっているのかわからないよ」
マミ「そ、そうね……」
銀時「………」
銀時(あれ、何か話の方向変わってね?)
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 22:53:17.16 ID:u4jzHHIV0
キュゥべぇ「とりあえず…もう一度お礼を言っておくね、助けてくれてありがとう!」
まどか「そんな…お礼なんか言わなくても……」
銀時「あれ、スルー?ちょ、年増になったら魔女になるってのはスルーすんの?ねえ」
キュゥべぇ「僕が君たちに助けを求めたのはちゃんと理由があるんだ」
まどか「理由……?」
銀時「オイ聞いてんのかネコウサギ」
キュゥべえ「マミも言っていたけど、君たちには魔法少女になれるだけの才能がある」
キュゥべえ「だから、僕と契約して魔法少女になってほしいんだ!」
まどか「魔法少女に…私が……?」
銀時「何なのコイツ、人の話全然聞いてねーんだけど」
まどか「そんな…お礼なんか言わなくても……」
銀時「あれ、スルー?ちょ、年増になったら魔女になるってのはスルーすんの?ねえ」
キュゥべぇ「僕が君たちに助けを求めたのはちゃんと理由があるんだ」
まどか「理由……?」
銀時「オイ聞いてんのかネコウサギ」
キュゥべえ「マミも言っていたけど、君たちには魔法少女になれるだけの才能がある」
キュゥべえ「だから、僕と契約して魔法少女になってほしいんだ!」
まどか「魔法少女に…私が……?」
銀時「何なのコイツ、人の話全然聞いてねーんだけど」
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 23:06:03.93 ID:u4jzHHIV0
さやか「魔法少女って…そんなことを急に言われても……」
ほむら「ダメよ、そんなことをしてもあなたたちの得になることなんて一つもないわ」
さやか「た、確かに…いきなり魔女と戦えって言われてもな……」
キュゥべえ「もちろんただでなってくれとは言わない、それに見合う代価は払うつもりさ」
まどか「?」
キュゥべえ「魔法少女になってくれたら、どんな願いでも一つだけ何でも叶えてあげるよ」
銀時「マジで?じゃあ叶えれる願いを百個にしろ」
キュゥべえ「いや…あの…それはちょっと……」
銀時「何お前、どんな願いでもって言ったよね?嘘つきか、イッツオールフィクションか」
銀時「みなさん詐欺師です、ここに悪徳業者がいるから気をつけるようにー」
キュゥべえ「…………」
ほむら「ダメよ、そんなことをしてもあなたたちの得になることなんて一つもないわ」
さやか「た、確かに…いきなり魔女と戦えって言われてもな……」
キュゥべえ「もちろんただでなってくれとは言わない、それに見合う代価は払うつもりさ」
まどか「?」
キュゥべえ「魔法少女になってくれたら、どんな願いでも一つだけ何でも叶えてあげるよ」
銀時「マジで?じゃあ叶えれる願いを百個にしろ」
キュゥべえ「いや…あの…それはちょっと……」
銀時「何お前、どんな願いでもって言ったよね?嘘つきか、イッツオールフィクションか」
銀時「みなさん詐欺師です、ここに悪徳業者がいるから気をつけるようにー」
キュゥべえ「…………」
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 23:13:48.02 ID:u4jzHHIV0
銀時「つーか何そのドラゴンボールみたいな設定、もうちょっと何とかならなか……」
銀時「……ドラゴンボール?」
その時、坂田銀時に電流走る
銀時(あれ、もしかして『元の世界に帰らせろ』って言えば帰れるんじゃねーか?)
銀時(魔女だかなんだかはかぶき町にゃ存在しねーし…すべて解決じゃね?)
まどか「願い事って言われても…そんな……」
さやか「思いつかないよね、急には」
キュゥべえ「どんな願い事だっていいよ、『願いを増やせ』以外だったらね」
銀時「……ドラゴンボール?」
その時、坂田銀時に電流走る
銀時(あれ、もしかして『元の世界に帰らせろ』って言えば帰れるんじゃねーか?)
銀時(魔女だかなんだかはかぶき町にゃ存在しねーし…すべて解決じゃね?)
まどか「願い事って言われても…そんな……」
さやか「思いつかないよね、急には」
キュゥべえ「どんな願い事だっていいよ、『願いを増やせ』以外だったらね」
92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 23:18:55.42 ID:u4jzHHIV0
銀時「しょうがねェな、だったら俺がその魔法少女ってのに……」
キュゥべえ「先に言っておくけれど、君じゃ魔法少女になるのは無理だよ」
銀時「何だとこのウサギもどき」
キュゥべえ「魔法少女になる資質があるのは思春期の女の子だけなんだ」
銀時「何そのピンポイントな条件、明らかに如何わしいこと企んでるよね」
ほむら「…………」
ほむら(わからない…彼は私の味方なの……?)
キュゥべえ「先に言っておくけれど、君じゃ魔法少女になるのは無理だよ」
銀時「何だとこのウサギもどき」
キュゥべえ「魔法少女になる資質があるのは思春期の女の子だけなんだ」
銀時「何そのピンポイントな条件、明らかに如何わしいこと企んでるよね」
ほむら「…………」
ほむら(わからない…彼は私の味方なの……?)
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 23:24:37.97 ID:u4jzHHIV0
マミ「とりあえず…ここを出ましょうか、暗くて少しジメジメしてるしね」
キュゥべえ「そうだね、いきなりここで決めろというのも酷だからね」
キュゥべえ「少し考えてみてから返事を聞かせてくれないかな?」
まどか「うん、分かった」
マミ「じゃあ…今度、私と一緒に魔女退治についてきてみる?」
マミ「そういうのって一度、ちゃんと見てから決めたほうがいいと思うの」
さやか「い、一緒に行って邪魔にならないんですか?」
マミ「もちろん来たくないなら無理に来なくてもいいわ、危険も伴うしね」
マミ「でも…可愛い後輩が大きな決断をしようとしてるんだもの、少しくらい手伝わせて」
まどか「マミさん…ありがとうございます!」
キュゥべえ「そうだね、いきなりここで決めろというのも酷だからね」
キュゥべえ「少し考えてみてから返事を聞かせてくれないかな?」
まどか「うん、分かった」
マミ「じゃあ…今度、私と一緒に魔女退治についてきてみる?」
マミ「そういうのって一度、ちゃんと見てから決めたほうがいいと思うの」
さやか「い、一緒に行って邪魔にならないんですか?」
マミ「もちろん来たくないなら無理に来なくてもいいわ、危険も伴うしね」
マミ「でも…可愛い後輩が大きな決断をしようとしてるんだもの、少しくらい手伝わせて」
まどか「マミさん…ありがとうございます!」
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 23:27:24.49 ID:u4jzHHIV0
ほむら「巴マミ、あなた…自分が何を言っているかわかっているの?」
マミ「私はこの子たちが自分で決断できるよう手伝うだけ、ただそれだけよ」
ほむら「危険な命懸けの戦いに…一般人を巻き込むというの?」
マミ「キュゥべえに選ばれた時点ですでに一般人とは言い切れないわ」
ほむら「あなたは……」
マミ「……今日のところは退きなさい、暁美ほむらさん」
ほむら「…………」
マミ「私はこの子たちが自分で決断できるよう手伝うだけ、ただそれだけよ」
ほむら「危険な命懸けの戦いに…一般人を巻き込むというの?」
マミ「キュゥべえに選ばれた時点ですでに一般人とは言い切れないわ」
ほむら「あなたは……」
マミ「……今日のところは退きなさい、暁美ほむらさん」
ほむら「…………」
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 23:31:55.77 ID:u4jzHHIV0
銀時「よくわからねーが…とりあえず今日のとこはこれで解散っつーことで……」
そう言いかけた銀時が何気なしに自分の腕を見ると、そこにはヤツがいた。
毛でおおわれた体を八本足で支え、口からは獲物をからめ捕る糸を吐き出すスナイパー。
銀時「うほわあああぁぁぁ!蜘蛛だぁぁぁぁ!!」ダダッ
マミ「ちょ、暗いのにそんなに走り回ったら危な……」
キュゥべぇ「え?」
銀時「あ」
プチッ
銀時「」
まどか「」
さやか「」
ほむら「」
マミ「」
銀時(ね、ネコ踏んじゃった!ネコ踏んじゃったァァァァァ!?)
そう言いかけた銀時が何気なしに自分の腕を見ると、そこにはヤツがいた。
毛でおおわれた体を八本足で支え、口からは獲物をからめ捕る糸を吐き出すスナイパー。
銀時「うほわあああぁぁぁ!蜘蛛だぁぁぁぁ!!」ダダッ
マミ「ちょ、暗いのにそんなに走り回ったら危な……」
キュゥべぇ「え?」
銀時「あ」
プチッ
銀時「」
まどか「」
さやか「」
ほむら「」
マミ「」
銀時(ね、ネコ踏んじゃった!ネコ踏んじゃったァァァァァ!?)
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 23:40:36.33 ID:u4jzHHIV0
マミ「キュ…キュゥべえぇぇぇぇぇぇ!?」
まどか「」
さやか「ちょ、アンタなんてことしてんのよ!?まさかあんたも敵!?」
銀時「事故だろ今の!違う!違うからね!断じてわざとじゃないからね!?」
銀時「どうしたらいいんだコレ!誰に謝ればいいの!?ねえ!!」
その時、絶望する彼の肩を叩くものが一人
ほむら「……」
銀時「…………?」
ほむら「グッジョブ」グッ
銀時「何で『よくやった』みてーな顔で語りかけてんだァァァ!何その親指!?」
まどか「」
さやか「ちょ、アンタなんてことしてんのよ!?まさかあんたも敵!?」
銀時「事故だろ今の!違う!違うからね!断じてわざとじゃないからね!?」
銀時「どうしたらいいんだコレ!誰に謝ればいいの!?ねえ!!」
その時、絶望する彼の肩を叩くものが一人
ほむら「……」
銀時「…………?」
ほむら「グッジョブ」グッ
銀時「何で『よくやった』みてーな顔で語りかけてんだァァァ!何その親指!?」
110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/09(月) 23:52:16.72 ID:u4jzHHIV0
銀時「やべーよこれ、亡霊とかになって化けて出てくんじゃねーだろうな!?」
キュゥべえ「ビックリしたじゃないか、全くなんてことするんだい」
銀時「だからわざとじゃねーて言って……あれ?」
キュゥべえ「どうしたんだい?」
銀時「………」
銀時(ば、化けて出たァァァァァ!?)
マミ「キュ、キュゥべえ…?え、でも……なんで?」
キュゥべえ「やれやれ、まさかこんな形で潰されちゃうとは思わなかったよ」
まどか「キュ、キュゥべえがもう一匹……?」
キュゥべえ「代わりはあるけどむやみに壊されても困るんだ、もったいないじゃないか」
マミ「代わりってあなた……」
キュゥべえ「心配させてごめんよ、でも…僕は君たちを魔法少女にする存在なんだ」
キュゥべえ「それくらいの力があるのに、簡単に死ぬはずがないだろう?」
さやか「そ、そうなんだ……」
キュゥべえ「ビックリしたじゃないか、全くなんてことするんだい」
銀時「だからわざとじゃねーて言って……あれ?」
キュゥべえ「どうしたんだい?」
銀時「………」
銀時(ば、化けて出たァァァァァ!?)
マミ「キュ、キュゥべえ…?え、でも……なんで?」
キュゥべえ「やれやれ、まさかこんな形で潰されちゃうとは思わなかったよ」
まどか「キュ、キュゥべえがもう一匹……?」
キュゥべえ「代わりはあるけどむやみに壊されても困るんだ、もったいないじゃないか」
マミ「代わりってあなた……」
キュゥべえ「心配させてごめんよ、でも…僕は君たちを魔法少女にする存在なんだ」
キュゥべえ「それくらいの力があるのに、簡単に死ぬはずがないだろう?」
さやか「そ、そうなんだ……」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:00:42.85 ID:Qy+r/4Pe0
銀時「何なのお前、無限残機?焦って損したんだけど?」
キュゥべえ「元はといえば君の不注意のせいなんだよ、少しは反省してくれると嬉しいんだけど」
銀時「はいはい、すんませんっしたー」
銀時「………あれ?」
銀時(つーか無限残機なら別に殺されるとか関係なくね?助けとか必要なくね?)
銀時(だったらコイツ、何で助けなんか呼んだんだ?)
キュゥべえ「元はといえば君の不注意のせいなんだよ、少しは反省してくれると嬉しいんだけど」
銀時「はいはい、すんませんっしたー」
銀時「………あれ?」
銀時(つーか無限残機なら別に殺されるとか関係なくね?助けとか必要なくね?)
銀時(だったらコイツ、何で助けなんか呼んだんだ?)
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:09:04.61 ID:Qy+r/4Pe0
---
翌日、昼休み…屋上
まどか「さやかちゃん…願い事決まった?」
さやか「ううん…全然決まらない、急なことだったからね」
まどか「そうだよね…私もほしいものって言われても思いつかないんだ」
さやか「……恵まれているんだね、私たちって」
まどか「?」
さやか「私は魔女っていうのがどれくらい怖いのか…実はよくわかってないんだよね」
まどか(先生とずっと口喧嘩してたからだよね、それ)
翌日、昼休み…屋上
まどか「さやかちゃん…願い事決まった?」
さやか「ううん…全然決まらない、急なことだったからね」
まどか「そうだよね…私もほしいものって言われても思いつかないんだ」
さやか「……恵まれているんだね、私たちって」
まどか「?」
さやか「私は魔女っていうのがどれくらい怖いのか…実はよくわかってないんだよね」
まどか(先生とずっと口喧嘩してたからだよね、それ)
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:13:32.83 ID:Qy+r/4Pe0
さやか「でも…すごく大変なことだっていうのは分かる、命懸けの戦いなんだってことも」
まどか「あはは…命懸けって言われちゃったらちょっと怖いよね」
さやか「そう、そう思えるから私たちってすごく恵まれてるんだよ」
まどか「……?」
さやか「世界には、命懸けの人生を送ることになっても叶えたい願いを持ってる人はたくさんいると思う」
さやか「何で…私たちなのかな、何でこういうチャンスが他の人に回らないのかな?」
まどか「さやかちゃん……」
まどか「あはは…命懸けって言われちゃったらちょっと怖いよね」
さやか「そう、そう思えるから私たちってすごく恵まれてるんだよ」
まどか「……?」
さやか「世界には、命懸けの人生を送ることになっても叶えたい願いを持ってる人はたくさんいると思う」
さやか「何で…私たちなのかな、何でこういうチャンスが他の人に回らないのかな?」
まどか「さやかちゃん……」
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:22:08.93 ID:Qy+r/4Pe0
---
放課後
マミ「ティロ・フィナーレ!」
魔女「グギャアアアァァァ……」
さやか「すごい…さっすがマミさんだ」
マミ「もう…見世物じゃないのよ、ちゃんと今後の進退の参考にしてくれてる?」
さやか「ま、まあ一応は」
マミ「ふう…困った後輩ね」
まどか「でも…やっぱり迷っちゃいますよね、願いって言われても思いつかないし……」
マミ「それは仕方ないわね、今まで考えたこともないだろうし」
放課後
マミ「ティロ・フィナーレ!」
魔女「グギャアアアァァァ……」
さやか「すごい…さっすがマミさんだ」
マミ「もう…見世物じゃないのよ、ちゃんと今後の進退の参考にしてくれてる?」
さやか「ま、まあ一応は」
マミ「ふう…困った後輩ね」
まどか「でも…やっぱり迷っちゃいますよね、願いって言われても思いつかないし……」
マミ「それは仕方ないわね、今まで考えたこともないだろうし」
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:31:43.35 ID:Qy+r/4Pe0
まどか「マミさんは…その、どんな願いをして魔法少女になったんですか?」
マミ「…………」
まどか「あ…あの、言いたくないんだったら別に……」
マミ「私の場合は…こうして生きるためには選択肢が一つしか与えられなかったの」
さやか「え……?」
マミ「強いて言えば…自分の命を助けて、が願い事だったかしら」
まどか「ま、マミさん……」
マミ「でも…あなたたちには私と違って選択肢がある、選択を間違えないようにね」
さやか「……マミさん、その願いを他人のために使うっていうのはどうなんですか?」
マミ「あまり関心はしないわね…あなたには他人のために自分の命を懸けられるの?」
さやか「私は……」
マミ「……願いを決めるのはあなたたち自身、私からはこれ以上なにも言わないわ」
マミ「…………」
まどか「あ…あの、言いたくないんだったら別に……」
マミ「私の場合は…こうして生きるためには選択肢が一つしか与えられなかったの」
さやか「え……?」
マミ「強いて言えば…自分の命を助けて、が願い事だったかしら」
まどか「ま、マミさん……」
マミ「でも…あなたたちには私と違って選択肢がある、選択を間違えないようにね」
さやか「……マミさん、その願いを他人のために使うっていうのはどうなんですか?」
マミ「あまり関心はしないわね…あなたには他人のために自分の命を懸けられるの?」
さやか「私は……」
マミ「……願いを決めるのはあなたたち自身、私からはこれ以上なにも言わないわ」
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:33:53.61 ID:Qy+r/4Pe0
---
翌日、放課後…病院
さやか「恭介、来たよ!」
上条「やあ、さやか!来てくれてうれしいよ」
さやか「これ、借りてきたCDね」
上条「いつもありがとう、わざわざ借りてきてくれて」
さやか「ううん、気にしないで…少しでも恭介が元気になってくれればそれでいいから」
上条「うん、そうだね……」
さやか「退院できる日が来るの、待ってるから……」
翌日、放課後…病院
さやか「恭介、来たよ!」
上条「やあ、さやか!来てくれてうれしいよ」
さやか「これ、借りてきたCDね」
上条「いつもありがとう、わざわざ借りてきてくれて」
さやか「ううん、気にしないで…少しでも恭介が元気になってくれればそれでいいから」
上条「うん、そうだね……」
さやか「退院できる日が来るの、待ってるから……」
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:41:10.29 ID:Qy+r/4Pe0
---
病院、廊下
さやか「…………」
銀時「よう、奇遇じゃねーか」
さやか「……何で先生がここにいるの?」
銀時「なるほどな、あん時TSUTAYAにいたのはこういう理由だったってこった」
さやか「……あんまり人に言わないでね」
銀時「心配すんな、俺ァそこまで意地は悪かねーよ」
さやか「約束だからね」
銀時「わーってるよ、誰もお前が好きな男に尽くす健気な女だなんて言わねーから」
さやか「ちょっとでも口滑らせたらマジで屋上から突き落とすから」
病院、廊下
さやか「…………」
銀時「よう、奇遇じゃねーか」
さやか「……何で先生がここにいるの?」
銀時「なるほどな、あん時TSUTAYAにいたのはこういう理由だったってこった」
さやか「……あんまり人に言わないでね」
銀時「心配すんな、俺ァそこまで意地は悪かねーよ」
さやか「約束だからね」
銀時「わーってるよ、誰もお前が好きな男に尽くす健気な女だなんて言わねーから」
さやか「ちょっとでも口滑らせたらマジで屋上から突き落とすから」
122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:50:50.99 ID:Qy+r/4Pe0
---
病院、外
さやか「さて…と」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「まどか…それにキュゥべえも!」
まどか「さやかちゃん…上条君のお見舞い?」
さやか「ん、まあね……」
キュゥべえ「二人ともまだ色々と迷っているみたいだね」
まどか「うん、ごめんね?待たせちゃって」
キュゥべえ「気にすることはないさ、契約を強要するつもりなんて僕にはないしね」
銀時(うさんくせー、何この胡散臭さ?アグ○スの霊感商法並みの胡散臭さなんだけど)
さやか「…………何でも願いがかなう、か」ボソッ
病院、外
さやか「さて…と」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「まどか…それにキュゥべえも!」
まどか「さやかちゃん…上条君のお見舞い?」
さやか「ん、まあね……」
キュゥべえ「二人ともまだ色々と迷っているみたいだね」
まどか「うん、ごめんね?待たせちゃって」
キュゥべえ「気にすることはないさ、契約を強要するつもりなんて僕にはないしね」
銀時(うさんくせー、何この胡散臭さ?アグ○スの霊感商法並みの胡散臭さなんだけど)
さやか「…………何でも願いがかなう、か」ボソッ
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 00:58:30.91 ID:Qy+r/4Pe0
まどか「さやかちゃん、何か言った?」
さやか「え、あ、ううん!何でもない!さあ帰ろ!まど……!」
まどか「ど、どうしたの?」
さやか「あの壁にくっ付いてるのって…魔女が出てくる卵じゃ!」
まどか「えっ!?」
銀時「!」
まどか「た、大変だ!マミさんに知らせないと……!」
さやか「まどか!マミさんの携帯番号とかわかる!?」
まどか「分からない、聞くのすっかり忘れちゃってた!」
さやか「先生は!?」
銀時「携帯なんざ持てるわけねーだろ、基本料金どんだけかかると思ってんだ」
さやか「え、あ、ううん!何でもない!さあ帰ろ!まど……!」
まどか「ど、どうしたの?」
さやか「あの壁にくっ付いてるのって…魔女が出てくる卵じゃ!」
まどか「えっ!?」
銀時「!」
まどか「た、大変だ!マミさんに知らせないと……!」
さやか「まどか!マミさんの携帯番号とかわかる!?」
まどか「分からない、聞くのすっかり忘れちゃってた!」
さやか「先生は!?」
銀時「携帯なんざ持てるわけねーだろ、基本料金どんだけかかると思ってんだ」
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 01:02:37.89 ID:Qy+r/4Pe0
さやか「……まどか、マミさんを呼んできて!私はここでこの卵を見張ってる!」
まどか「そんな!」
キュゥべえ「無茶だ!魔法少女でもない君じゃ万が一があったときにどうしようもない!」
さやか「魔女ってのは生まれたら周辺にいる人に災いをもたらすんでしょ?」
さやか「こんな病院の近くでそんなことになったら大変なことになっちゃうよ!」
まどか「さ、さやかちゃん!」
さやか「急いで、まどか!」
まどか「う、うん……!」
キュゥべえ「それなら、僕もここに残るよ!」
さやか「キュゥべえも…?」
キュゥべえ「僕がここにいれば、最悪の事態になった時も君を魔法少女にしてあげられる」
キュゥべえ「そうすれば魔女と戦うことだって出来るからね」
さやか「できれば…そうならないことを祈るしかないね」
まどか「そんな!」
キュゥべえ「無茶だ!魔法少女でもない君じゃ万が一があったときにどうしようもない!」
さやか「魔女ってのは生まれたら周辺にいる人に災いをもたらすんでしょ?」
さやか「こんな病院の近くでそんなことになったら大変なことになっちゃうよ!」
まどか「さ、さやかちゃん!」
さやか「急いで、まどか!」
まどか「う、うん……!」
キュゥべえ「それなら、僕もここに残るよ!」
さやか「キュゥべえも…?」
キュゥべえ「僕がここにいれば、最悪の事態になった時も君を魔法少女にしてあげられる」
キュゥべえ「そうすれば魔女と戦うことだって出来るからね」
さやか「できれば…そうならないことを祈るしかないね」
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 01:08:22.09 ID:Qy+r/4Pe0
銀時「………」
銀時「めんどくせーが俺も残るしかねーな、この流れだと」
さやか「先生…!」
銀時「俺ァマミってやつの家も知らねーし、生徒をほっとくわけにもいかねーしな」
さやか「……ありがと、先生」
銀時(つーか無限残機のコイツが見張ってればよくね?俺たちいなくてもいくね?)
銀時「めんどくせーが俺も残るしかねーな、この流れだと」
さやか「先生…!」
銀時「俺ァマミってやつの家も知らねーし、生徒をほっとくわけにもいかねーしな」
さやか「……ありがと、先生」
銀時(つーか無限残機のコイツが見張ってればよくね?俺たちいなくてもいくね?)
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 01:09:17.11 ID:Qy+r/4Pe0
---
数分後
マミ「ここね…確かに魔女の気配がするわ」
まどか「さやかちゃんたち…大丈夫かな……」
マミ『キュゥべえ聞こえる?そっちの状況は?』
キュゥべえ『まだ卵が孵化する様子はないよ、でも刺激しすぎるのもマズイね』
キュゥべえ『魔力は極力抑えてこっちまで向かってきてくれないかな?』
マミ『了解、ありがとう』
マミ「さて…じゃあ行きましょうか」
数分後
マミ「ここね…確かに魔女の気配がするわ」
まどか「さやかちゃんたち…大丈夫かな……」
マミ『キュゥべえ聞こえる?そっちの状況は?』
キュゥべえ『まだ卵が孵化する様子はないよ、でも刺激しすぎるのもマズイね』
キュゥべえ『魔力は極力抑えてこっちまで向かってきてくれないかな?』
マミ『了解、ありがとう』
マミ「さて…じゃあ行きましょうか」
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 01:11:41.07 ID:Qy+r/4Pe0
異空間
まどか「う……」
マミ「やっぱり慣れないわよね、こんな場所」
まどか「ご、ごめんなさい…マミさんを信頼してないわけじゃないんですけど……」
マミ「怖くて当然よ、何も引け目を感じることはないわ…さあ、先に進みましょう」
ほむら「待って」
まどか「ほ、ほむらちゃん!?」
マミ「……何のようかしら?」
まどか「う……」
マミ「やっぱり慣れないわよね、こんな場所」
まどか「ご、ごめんなさい…マミさんを信頼してないわけじゃないんですけど……」
マミ「怖くて当然よ、何も引け目を感じることはないわ…さあ、先に進みましょう」
ほむら「待って」
まどか「ほ、ほむらちゃん!?」
マミ「……何のようかしら?」
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 01:15:03.01 ID:Qy+r/4Pe0
ほむら「今回の魔女は私が仕留める、あなたたちは下がっていて」
マミ「後輩が待っているの、そうもいかないわ」
ほむら「彼女たちの安全は私が保証する」
マミ「信用すると思っているのかしら?」
ほむら「!」
一瞬、瞬きをするか否かの間にほむらの体はマミの繰り出した拘束魔法で縛り上げられていた。
ほむら「何を…こんなことをしている場合じゃ……!」
マミ「心配しないで、魔女を倒したらちゃんとその拘束は解いてあげるから」
マミ「行きましょう、鹿目さん」
まどか「は、はい……」
ほむら「待って…くっ……!」
マミ「後輩が待っているの、そうもいかないわ」
ほむら「彼女たちの安全は私が保証する」
マミ「信用すると思っているのかしら?」
ほむら「!」
一瞬、瞬きをするか否かの間にほむらの体はマミの繰り出した拘束魔法で縛り上げられていた。
ほむら「何を…こんなことをしている場合じゃ……!」
マミ「心配しないで、魔女を倒したらちゃんとその拘束は解いてあげるから」
マミ「行きましょう、鹿目さん」
まどか「は、はい……」
ほむら「待って…くっ……!」
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 01:17:59.45 ID:Qy+r/4Pe0
まどか「ほむらちゃん…私たちを心配してくれていたんじゃ……」
マミ「そうかもしれないわね、でも…まだ彼女は完全に信用できるわけじゃない」
マミ「万が一のことを考えたらああするしか方法はなかったの」
まどか「でも…ここにいる魔女は強いって……」
マミ「…鹿目さん、あなたには今までの私の戦いがどう見えていた?」
まどか「え……?」
マミ「簡単に勝てた魔女なんて極僅か…私はいつも怯えながら戦っていたことに気が付いた?」
まどか「そ、そんな…」
マミ「強い魔女なんてたくさんいる…でも、私は戦わなきゃいけないの」
マミ「自分のためにも…あなたたち後輩のためにも…この町に住む人ためにもね」
マミ「そうかもしれないわね、でも…まだ彼女は完全に信用できるわけじゃない」
マミ「万が一のことを考えたらああするしか方法はなかったの」
まどか「でも…ここにいる魔女は強いって……」
マミ「…鹿目さん、あなたには今までの私の戦いがどう見えていた?」
まどか「え……?」
マミ「簡単に勝てた魔女なんて極僅か…私はいつも怯えながら戦っていたことに気が付いた?」
まどか「そ、そんな…」
マミ「強い魔女なんてたくさんいる…でも、私は戦わなきゃいけないの」
マミ「自分のためにも…あなたたち後輩のためにも…この町に住む人ためにもね」
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 01:24:32.63 ID:Qy+r/4Pe0
銀八「キリが悪いんですが今日はこの辺で勘弁してください、眠いんす、マジで」
銀八「あ…出来れば展開予想もほどほどに頼むわ、当てられたらストーリー変えなきゃいけないんで」
銀八「つーわけで、最近あったかくなってきたけど腹とか出して寝るんじゃねーぞ」
銀八「あ…出来れば展開予想もほどほどに頼むわ、当てられたらストーリー変えなきゃいけないんで」
銀八「つーわけで、最近あったかくなってきたけど腹とか出して寝るんじゃねーぞ」
145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 23:06:32.56 ID:Qy+r/4Pe0
まどか「……怖いのに戦えるマミさんは強いんですね」
マミ「そんなことないわ、私なんてちっとも強くなんかない」
まどか「私が…私が魔法少女になれば…マミさんの怖さも半分に出来るんですか?」
マミ「か…鹿目さん……?」
まどか「私にもしもみんなを守れるだけの力があるなら…私は戦いたいです、マミさんと一緒に!」
マミ「簡単なことじゃないの、これは…本当に怖い戦いで……」
まどか「それでも…私に出来ることがあるんだったら」
マミ「!」
マミ(この子…本当に私のために力になろうとしてくれてるの……?)
マミ(一人で戦っていた私のために…自分も戦ってくれると言っているの?)
マミ(……優しい子なのね)
マミ「そんなことないわ、私なんてちっとも強くなんかない」
まどか「私が…私が魔法少女になれば…マミさんの怖さも半分に出来るんですか?」
マミ「か…鹿目さん……?」
まどか「私にもしもみんなを守れるだけの力があるなら…私は戦いたいです、マミさんと一緒に!」
マミ「簡単なことじゃないの、これは…本当に怖い戦いで……」
まどか「それでも…私に出来ることがあるんだったら」
マミ「!」
マミ(この子…本当に私のために力になろうとしてくれてるの……?)
マミ(一人で戦っていた私のために…自分も戦ってくれると言っているの?)
マミ(……優しい子なのね)
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 23:11:52.62 ID:Qy+r/4Pe0
マミ「ありがとう、なんだかすごく元気をもらったわ」
まどか「あ…ありがとうなんて言わないでください、私なんて……」
マミ「自分を過小評価しないの、あなたは本当に強い人間なんだから」
まどか「そ、そんなことないですよ!からかわないでください!」
マミ「フフ…鹿目さんがそばにいてくれるだけで力が湧いてくるみたいよ」
マミ「さあ、このまま魔女まで一気に行きましょう!」
まどか「はい!」
マミ(体が軽い…こんな気持ちで戦ったこと、今までに一度もなかった……!)
マミ(私…もう何も怖くない!)
まどか「あ…ありがとうなんて言わないでください、私なんて……」
マミ「自分を過小評価しないの、あなたは本当に強い人間なんだから」
まどか「そ、そんなことないですよ!からかわないでください!」
マミ「フフ…鹿目さんがそばにいてくれるだけで力が湧いてくるみたいよ」
マミ「さあ、このまま魔女まで一気に行きましょう!」
まどか「はい!」
マミ(体が軽い…こんな気持ちで戦ったこと、今までに一度もなかった……!)
マミ(私…もう何も怖くない!)
148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 23:21:12.16 ID:Qy+r/4Pe0
---
マミ「お待たせ、美樹さん、坂田先生」
まどか「みんな、大丈夫だった!?」
さやか「平気平気、魔女の卵に変化もなかったからね」
銀時「ぱっつぁんの人気投票の順位並みに変化がなかったな、マジで」
銀時「ぱっつぁんいつになったら新一になれんだろうな、コナン君になれる日は来んのか?」
キュゥべえ「わけがわからないよ」
マミ「でも…そろそろ出て来るわね」
銀時「コナン君が?」
マミ「そっちじゃなくて魔女が」
マミ「お待たせ、美樹さん、坂田先生」
まどか「みんな、大丈夫だった!?」
さやか「平気平気、魔女の卵に変化もなかったからね」
銀時「ぱっつぁんの人気投票の順位並みに変化がなかったな、マジで」
銀時「ぱっつぁんいつになったら新一になれんだろうな、コナン君になれる日は来んのか?」
キュゥべえ「わけがわからないよ」
マミ「でも…そろそろ出て来るわね」
銀時「コナン君が?」
マミ「そっちじゃなくて魔女が」
149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 23:30:56.57 ID:Qy+r/4Pe0
キュゥべえ「来るよ!」
シャルロッテ(魔女)「………」
銀時(なんだ…人形?)
マミ「せっかく出てきたところ悪いけれど…一気に決めさせてもらうわよ」
具現化されたマミの魔法銃が人形のような魔女を打ち抜いた、倒れた魔女を魔力の込められた特性のリボンで拘束する。
さやか「やった!」
憧れの先輩の勝利を確信したさやかが歓喜の声を上げるとマミは笑顔で応え、最後の一撃を魔女に放った。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
マミの最大の一撃が拘束された魔女の中心を貫く、これですべてが終わるはずだった。
その場にいた誰もが巴マミの勝利を確信していた。
―――ただ一人、歴戦の侍を除いては。
シャルロッテ(魔女)「………」
銀時(なんだ…人形?)
マミ「せっかく出てきたところ悪いけれど…一気に決めさせてもらうわよ」
具現化されたマミの魔法銃が人形のような魔女を打ち抜いた、倒れた魔女を魔力の込められた特性のリボンで拘束する。
さやか「やった!」
憧れの先輩の勝利を確信したさやかが歓喜の声を上げるとマミは笑顔で応え、最後の一撃を魔女に放った。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
マミの最大の一撃が拘束された魔女の中心を貫く、これですべてが終わるはずだった。
その場にいた誰もが巴マミの勝利を確信していた。
―――ただ一人、歴戦の侍を除いては。
150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 23:44:48.42 ID:Qy+r/4Pe0
銀時「目ェ逸らすな!まだ終わってねーぞ!」
マミ「えっ……?」
何故そんなことを言ったのかはわからない、だが彼にはある種の確信があった。
死地を切り抜けてきた者が持つ研ぎ澄まされた第六感が警鐘を鳴らしている。
而して…その悪い予感は的中した。
マミ「えっ……?」
何故そんなことを言ったのかはわからない、だが彼にはある種の確信があった。
死地を切り抜けてきた者が持つ研ぎ澄まされた第六感が警鐘を鳴らしている。
而して…その悪い予感は的中した。
151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 23:49:48.59 ID:Qy+r/4Pe0
シャルロッテ「―――――!」
マミ「!?」
倒したはずの子供の人形のごとき魔女、その口から何かが飛び出てきた。
ピエロの顔がついた芋虫としか形容の出来ないそれは一瞬で巴マミの間合いに入り…
牙を剥き出しに―――――首を食いちぎった。
マミ「!?」
倒したはずの子供の人形のごとき魔女、その口から何かが飛び出てきた。
ピエロの顔がついた芋虫としか形容の出来ないそれは一瞬で巴マミの間合いに入り…
牙を剥き出しに―――――首を食いちぎった。
156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/10(火) 23:56:24.81 ID:Qy+r/4Pe0
マミ「……?」
キュゥべえ「」
マミ「え?え?」
銀時「惚けてねーでとっとと逃げろ!そいつが食われてる間に!!」
マミ「!」ダッ
マミ(な、何が起こったの……?)
キュゥべえ「」
マミ「え?え?」
銀時「惚けてねーでとっとと逃げろ!そいつが食われてる間に!!」
マミ「!」ダッ
マミ(な、何が起こったの……?)
164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/11(水) 00:01:31.53 ID:+exptnOk0
数秒前
銀時(くそっ、案の定やられちゃいねェじゃねーか!)
マミ「……!」
銀時(やべェ!あれは自力じゃ逃げ切れねーぞ!何かねーか!?何か……あ)
銀時「お前…無限残機だったよな?」
キュゥべえ「え?」
コナンテーマ『うつむーくー♪その背中に痛い雨がつき刺ーさる♪』
銀時「サクリファイス・エスケープ・シュートォォォォォォォ!!」バキッ
キュゥべえ「ええええええ!?」
パクッ
キュゥべえ、銀時によって二度目の死を迎える。
銀時が魔女を確認してからキュゥべえを蹴り飛ばすまで
―――その間、実に二秒ッッッ!!
銀時(くそっ、案の定やられちゃいねェじゃねーか!)
マミ「……!」
銀時(やべェ!あれは自力じゃ逃げ切れねーぞ!何かねーか!?何か……あ)
銀時「お前…無限残機だったよな?」
キュゥべえ「え?」
コナンテーマ『うつむーくー♪その背中に痛い雨がつき刺ーさる♪』
銀時「サクリファイス・エスケープ・シュートォォォォォォォ!!」バキッ
キュゥべえ「ええええええ!?」
パクッ
キュゥべえ、銀時によって二度目の死を迎える。
銀時が魔女を確認してからキュゥべえを蹴り飛ばすまで
―――その間、実に二秒ッッッ!!
172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/11(水) 00:13:05.92 ID:+exptnOk0
銀時「よう、無事で何よりだったな」
マミ「で、でもキュゥべえが…あの子が……!」
銀時「いやアレ無限残機だったろ、お前もみてたじゃねーか」
マミ「それでもなんというか…あの…罪悪感が……」
銀時「ありがとうキュゥべえ君…俺、君のことは忘れるまで忘れないからァ!」グスッ
銀時「……はい、反省終了っと…じゃー次はとっととこの変な芋虫を何とかしねーとな」
マミ「…………」
マミ(これでいいの?何だか釈然としないんだけど……)
マミ「で、でもキュゥべえが…あの子が……!」
銀時「いやアレ無限残機だったろ、お前もみてたじゃねーか」
マミ「それでもなんというか…あの…罪悪感が……」
銀時「ありがとうキュゥべえ君…俺、君のことは忘れるまで忘れないからァ!」グスッ
銀時「……はい、反省終了っと…じゃー次はとっととこの変な芋虫を何とかしねーとな」
マミ「…………」
マミ(これでいいの?何だか釈然としないんだけど……)
177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/11(水) 00:22:35.58 ID:+exptnOk0
銀時「ったく、甘いモンで埋め尽くされた天国みてーな場所だってのになんで芋虫の相手しなきゃならねーんだ」
マミ「あ、あなた…まさか戦うつもりなの!?なんの力もないのに!」
銀時「やるしかねーだろ、今のテメーじゃ荷が重いんじゃねーか?」
マミ「そんなこと……っ!」
マミ(どうして…足が…震えてる……?)
銀時「……今は下がっとけ、ついでにほむらのヤローもここへ連れてこい」
マミ「あ、あなた…まさか戦うつもりなの!?なんの力もないのに!」
銀時「やるしかねーだろ、今のテメーじゃ荷が重いんじゃねーか?」
マミ「そんなこと……っ!」
マミ(どうして…足が…震えてる……?)
銀時「……今は下がっとけ、ついでにほむらのヤローもここへ連れてこい」
182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/11(水) 00:35:22.55 ID:+exptnOk0
マミ(さっき私…本当に死ぬところだったんだ……だから体がこんなに……!)
まどか「マミさん!大丈夫ですか!?」
さやか「か、間一髪でしたけど…怪我とかもしてないですか!?」
マミ「え、ええ…平気……それよりもあの先生が……!」
銀髪の侍は既に魔女との戦闘に移っていた。
誰かが思った、勝てるわけがないと…もう逃げるしか道は残されていないと
不意を突かれたとはいえ、敵は戦闘経験が豊富なマミが殺されかけたほどの強さを持っている。
ましてや彼に魔力などありはしない、武器にしても木刀一本しか持っていない。
まともに考えれば勝機などあるはずがなかった。
だが三人は知らなかった、魔女と相対している彼のことを、自分たちの教師をしている男のことを
銀時「ウオオオオオオオッ!!」
―――天人という人外の敵との戦争を戦い抜き、白夜叉と呼ばれた侍のことを
まどか「マミさん!大丈夫ですか!?」
さやか「か、間一髪でしたけど…怪我とかもしてないですか!?」
マミ「え、ええ…平気……それよりもあの先生が……!」
銀髪の侍は既に魔女との戦闘に移っていた。
誰かが思った、勝てるわけがないと…もう逃げるしか道は残されていないと
不意を突かれたとはいえ、敵は戦闘経験が豊富なマミが殺されかけたほどの強さを持っている。
ましてや彼に魔力などありはしない、武器にしても木刀一本しか持っていない。
まともに考えれば勝機などあるはずがなかった。
だが三人は知らなかった、魔女と相対している彼のことを、自分たちの教師をしている男のことを
銀時「ウオオオオオオオッ!!」
―――天人という人外の敵との戦争を戦い抜き、白夜叉と呼ばれた侍のことを
228: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 23:03:22.08 ID:/AbCdSwp0
銀時「ずあっ!」バキッ
シャルロッテ「!」
銀時の選んだ作戦は至って単純、魔女の攻撃を回避しつつ小回りのきく木刀で反撃をする、ただそれだけだった。
だが、行うのは簡単ではない。敵が大柄で素早いだけではない、一度でも攻撃を食らえば致命傷になるのだ。
加えて、リーチの短い木刀で反撃することも考えれば大きく距離をとって躱すことも不可能である。
つまるところ、銀時の策では致命の攻撃を紙一重で回避しつづけなければならない。
―――それだけリスクの高い策でも彼は一歩も退かなかった。
―――一僅かの怯えも見せることなく、木刀を片手に鬼神のごとく戦い続けた。
シャルロッテ「!」
銀時の選んだ作戦は至って単純、魔女の攻撃を回避しつつ小回りのきく木刀で反撃をする、ただそれだけだった。
だが、行うのは簡単ではない。敵が大柄で素早いだけではない、一度でも攻撃を食らえば致命傷になるのだ。
加えて、リーチの短い木刀で反撃することも考えれば大きく距離をとって躱すことも不可能である。
つまるところ、銀時の策では致命の攻撃を紙一重で回避しつづけなければならない。
―――それだけリスクの高い策でも彼は一歩も退かなかった。
―――一僅かの怯えも見せることなく、木刀を片手に鬼神のごとく戦い続けた。
229: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 23:16:38.35 ID:/AbCdSwp0
「………」
少女たちは立ち尽くしていた、木刀一本で魔女を圧倒する侍を前に言葉一つ発せられなかった。
まどか(あれが…銀時先生……?)
さやか(す、すごい…あの先生…あんなに強かったの?)
マミ(どうして…あんな無茶な戦い方を恐れずに実行できるの……!)
銀時の戦いに目を奪われているのは三人だけではなかった。
ほむら「どうなっているの…これは……?」
まどか「ほむらちゃん!」
マミ「来て…くれたのね、暁美さん」
ほむら「教えて…なぜ彼が戦っているの……?」
少女たちは立ち尽くしていた、木刀一本で魔女を圧倒する侍を前に言葉一つ発せられなかった。
まどか(あれが…銀時先生……?)
さやか(す、すごい…あの先生…あんなに強かったの?)
マミ(どうして…あんな無茶な戦い方を恐れずに実行できるの……!)
銀時の戦いに目を奪われているのは三人だけではなかった。
ほむら「どうなっているの…これは……?」
まどか「ほむらちゃん!」
マミ「来て…くれたのね、暁美さん」
ほむら「教えて…なぜ彼が戦っているの……?」
231: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 23:20:37.50 ID:/AbCdSwp0
---
ほむら「そう、事情は大体わかったわ……命があって良かったわね、巴マミ」
まどか「ほ、ほむらちゃん…その言い方は……」
マミ「……ごめんなさい、あなたの忠告を聞いておくべきだったわ」
ほむら「謝罪なんて求めていないわ、ただしきちんと自覚することね」
ほむら「あなたは自分のせいで一般人を巻き添えにして命の危険にさらしたことを」
ほむら「そう、事情は大体わかったわ……命があって良かったわね、巴マミ」
まどか「ほ、ほむらちゃん…その言い方は……」
マミ「……ごめんなさい、あなたの忠告を聞いておくべきだったわ」
ほむら「謝罪なんて求めていないわ、ただしきちんと自覚することね」
ほむら「あなたは自分のせいで一般人を巻き添えにして命の危険にさらしたことを」
232: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 23:25:20.09 ID:/AbCdSwp0
さやか「巻き添えって…そもそも原因は私が……」
マミ「……暁美さんの言ってる通りよ、すべて私の責任だわ」
ほむら「……とりあえず、今は魔女を倒すことを考え………!?」
シャルロッテ「―――――――――」
ほむらが見たもの、それは体の中心から一刀両断にされた魔女の亡骸
そして、息を切らしつつもこちらへ歩いてくる銀時の姿だった。
マミ「……暁美さんの言ってる通りよ、すべて私の責任だわ」
ほむら「……とりあえず、今は魔女を倒すことを考え………!?」
シャルロッテ「―――――――――」
ほむらが見たもの、それは体の中心から一刀両断にされた魔女の亡骸
そして、息を切らしつつもこちらへ歩いてくる銀時の姿だった。
233: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 23:37:35.22 ID:/AbCdSwp0
ほむら「え……?」
銀時「よう…お前来るのおせーぞ、もうちっと早く来いや」
ほむら「あなた…まさか一人で魔女を倒したの?」
銀時「……いや、何か勝手に爆発した」
さやか「爆発って…あの死骸…明らかに斬られたっぽい形跡があるんだけど」
銀時「あの…何か真ん中がきれいに真っ二つになるように爆発した」
さやか「どんだけピンポイントな爆発!?そんなのあり得なくない?」
銀時「ありえないなんて事はありえない」
さやか「どこの鋼の錬金術師!?ジャンプ派だって言ってなかった!?」
銀時「よう…お前来るのおせーぞ、もうちっと早く来いや」
ほむら「あなた…まさか一人で魔女を倒したの?」
銀時「……いや、何か勝手に爆発した」
さやか「爆発って…あの死骸…明らかに斬られたっぽい形跡があるんだけど」
銀時「あの…何か真ん中がきれいに真っ二つになるように爆発した」
さやか「どんだけピンポイントな爆発!?そんなのあり得なくない?」
銀時「ありえないなんて事はありえない」
さやか「どこの鋼の錬金術師!?ジャンプ派だって言ってなかった!?」
240: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 23:46:26.46 ID:/AbCdSwp0
銀時「あーあー、ゴチャゴチャ言うなめんどくせーな…全員無事でめでたしめでたしだろ」
まどか「それは…そうかもしれないですけど……」
ほむら「…………」
ほむら(どうなってるの…魔法少女でもないのに魔女を倒すなんて!)
ほむら(彼は…彼は一体……!)
銀時「ところで…一個気になってることがあってな」
ほむら「な、何かしら……」
銀時「ここにある甘いモンってテイクアウト出来んのか?」
ほむら「…………」
まどか「それは…そうかもしれないですけど……」
ほむら「…………」
ほむら(どうなってるの…魔法少女でもないのに魔女を倒すなんて!)
ほむら(彼は…彼は一体……!)
銀時「ところで…一個気になってることがあってな」
ほむら「な、何かしら……」
銀時「ここにある甘いモンってテイクアウト出来んのか?」
ほむら「…………」
245: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 23:54:35.90 ID:/AbCdSwp0
---
翌日、学校
銀時「はーい、授業始めんぞー、教科書出せー」
まどか(先生…昨日あんなことがあったのにもう普通に授業してる……)
銀時「じゃあ今日は抜き打ちテストやっから教科書しまえー」
まどか「先生、最初に教科書出せって言ってませんでした?」
銀時「人ってのは過去を振り返ってたら前に進めねーぞ」
さやか「ていうか抜き打ちテスト!?聞いてないですよそんなの!!」
銀時「はいお前は馬鹿ですか、先にテストやるって教えたら抜き打ちにならねーだろ」
さやか「…………」
さやか(あー…これは終わったな…補修とかなきゃいいけど……)
翌日、学校
銀時「はーい、授業始めんぞー、教科書出せー」
まどか(先生…昨日あんなことがあったのにもう普通に授業してる……)
銀時「じゃあ今日は抜き打ちテストやっから教科書しまえー」
まどか「先生、最初に教科書出せって言ってませんでした?」
銀時「人ってのは過去を振り返ってたら前に進めねーぞ」
さやか「ていうか抜き打ちテスト!?聞いてないですよそんなの!!」
銀時「はいお前は馬鹿ですか、先にテストやるって教えたら抜き打ちにならねーだろ」
さやか「…………」
さやか(あー…これは終わったな…補修とかなきゃいいけど……)
247: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 00:03:14.93 ID:DZSIa9n70
さやか(えーっと…問題は…っと……)
問一
ゼルダの伝説、時のオカリナで最もよくやることを次のうちから選びなさい
1…空き瓶でガノンドロフと戦う
2…釣り場で親父の帽子を釣る
3…リーデット怖いから常に太陽の歌を使う
4…ルト姫を投げて敵を倒す
まどか「…………」
まどか(選択肢からもう全然わからないよ)
さやか(選択肢の意味は分かるけどこんなの選びようがないんだけど……)
さやか(………1にしよう)
ほむら「…………」
ほむら(これはどう考えても…3)
問一
ゼルダの伝説、時のオカリナで最もよくやることを次のうちから選びなさい
1…空き瓶でガノンドロフと戦う
2…釣り場で親父の帽子を釣る
3…リーデット怖いから常に太陽の歌を使う
4…ルト姫を投げて敵を倒す
まどか「…………」
まどか(選択肢からもう全然わからないよ)
さやか(選択肢の意味は分かるけどこんなの選びようがないんだけど……)
さやか(………1にしよう)
ほむら「…………」
ほむら(これはどう考えても…3)
257: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 00:09:15.88 ID:DZSIa9n70
---
放課後
さやか「疲れた…何なのよあのテスト、ワケ分からない問題ばっかりだったよね?」
まどか「どうしよう、私…このままじゃ補修かもしれないよ」
さやか「私も……って落ち込んでる場合じゃないや、今日は早く帰らないと」
まどか「何か用事?」
さやか「うん、ちょっとね」
ほむら「………」
放課後
さやか「疲れた…何なのよあのテスト、ワケ分からない問題ばっかりだったよね?」
まどか「どうしよう、私…このままじゃ補修かもしれないよ」
さやか「私も……って落ち込んでる場合じゃないや、今日は早く帰らないと」
まどか「何か用事?」
さやか「うん、ちょっとね」
ほむら「………」
262: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 00:13:53.60 ID:DZSIa9n70
---
病院
恭介「………」
さやか「恭介…借りてきたCD、ここに置いておくね」
恭介「………」
さやか「あの、恭介……」
恭介「さやか…さやかは僕をいじめているのかい?」
さやか「え……?」
恭介「何で…何で指が動かなくなって音楽が出来ない僕にこんなものを聞かせるんだ!」
病院
恭介「………」
さやか「恭介…借りてきたCD、ここに置いておくね」
恭介「………」
さやか「あの、恭介……」
恭介「さやか…さやかは僕をいじめているのかい?」
さやか「え……?」
恭介「何で…何で指が動かなくなって音楽が出来ない僕にこんなものを聞かせるんだ!」
266: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 00:22:52.82 ID:DZSIa9n70
さやか「だ、大丈夫だよ!頑張ってリハビリすれば必ず……」
恭介「治らないって言われたんだ、バイオリンはもう諦めろって……」
さやか「!」
恭介「もう…魔法とか奇跡でもない限り、僕は……!」
さやか「…………」
さやか「あるよ」
さやか「魔法も奇跡も…あるんだよ!」
恭介「……?」
恭介「治らないって言われたんだ、バイオリンはもう諦めろって……」
さやか「!」
恭介「もう…魔法とか奇跡でもない限り、僕は……!」
さやか「…………」
さやか「あるよ」
さやか「魔法も奇跡も…あるんだよ!」
恭介「……?」
271: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 00:28:46.71 ID:DZSIa9n70
---
某所
さやか「…………」
さやか(私が…恭介の腕を治してあげられるんだったら……そのためなら……)
銀時「自分が命懸けの戦いを背負っても構わねェってか」
さやか「!」
銀時「あっちこっちフラフラしやがって…探したぞコノヤロー」
さやか「……何で」
銀時「今のお前の顔見りゃ大体の想像はつくわ、こちとら事情も知ってるしな」
さやか「……はぁ、分かってるんじゃ嘘ついたって仕方ないよね」
さやか「多分、先生の予想は間違えてないよ…私は先生の想像通りのことをしようとしてる」
銀時「…………」
某所
さやか「…………」
さやか(私が…恭介の腕を治してあげられるんだったら……そのためなら……)
銀時「自分が命懸けの戦いを背負っても構わねェってか」
さやか「!」
銀時「あっちこっちフラフラしやがって…探したぞコノヤロー」
さやか「……何で」
銀時「今のお前の顔見りゃ大体の想像はつくわ、こちとら事情も知ってるしな」
さやか「……はぁ、分かってるんじゃ嘘ついたって仕方ないよね」
さやか「多分、先生の予想は間違えてないよ…私は先生の想像通りのことをしようとしてる」
銀時「…………」
276: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 00:38:12.27 ID:DZSIa9n70
さやか「色々考えてみたんだけど…これが私にとってのベストな選択だと思うんだよね」
さやか「魔法少女になって魔女と戦うってちょっとカッコいいし…この町の人を守れるしね」
さやか「それに…自分の運命に絶望している人も一人、救うことができる」
銀時「…………」
さやか「何か間違ってる?私の選択」
銀時「……間違ってはいねェんじゃねーか?」
さやか「魔法少女になって魔女と戦うってちょっとカッコいいし…この町の人を守れるしね」
さやか「それに…自分の運命に絶望している人も一人、救うことができる」
銀時「…………」
さやか「何か間違ってる?私の選択」
銀時「……間違ってはいねェんじゃねーか?」
277: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 00:52:39.79 ID:DZSIa9n70
さやか「そうだよね…やっぱり……」
銀時「ただ…俺ァ気にくわねェな」
さやか「……どうして?」
銀時「確かにテメーの言う通りにすりゃ周りの連中は助かるだろうよ、そこは否定するつもりはねェ」
銀時「ただ…それじゃ結局『テメー自身』は救われねェじゃねーか」
さやか「!」
銀時「お前の願いが叶ってダチ公の腕が治ったとして…その後はどうなるよ」
さやか「…………」
銀時「テメーは生きるか死ぬかの戦いを一生続けなきゃならねーんだぞ?」
銀時「ダチ公助けてェ気持ちはわからなくはねーが…ちっとばっか考えがずれてんだろうが」
さやか「…………」
銀時「ただ…俺ァ気にくわねェな」
さやか「……どうして?」
銀時「確かにテメーの言う通りにすりゃ周りの連中は助かるだろうよ、そこは否定するつもりはねェ」
銀時「ただ…それじゃ結局『テメー自身』は救われねェじゃねーか」
さやか「!」
銀時「お前の願いが叶ってダチ公の腕が治ったとして…その後はどうなるよ」
さやか「…………」
銀時「テメーは生きるか死ぬかの戦いを一生続けなきゃならねーんだぞ?」
銀時「ダチ公助けてェ気持ちはわからなくはねーが…ちっとばっか考えがずれてんだろうが」
さやか「…………」
278: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 00:58:18.43 ID:DZSIa9n70
さやか「…………」
さやか「……もう少しだけ考えてみる、けれど…最後に決めるのは私だから」
銀時「そうかい…ま、後悔だけはしねーように気を付けろよ」
銀時「……間違っても俺みてーな後悔しか残らねェ道は選ぶんじゃねーぞ」
さやか「……?」
さやか「……もう少しだけ考えてみる、けれど…最後に決めるのは私だから」
銀時「そうかい…ま、後悔だけはしねーように気を付けろよ」
銀時「……間違っても俺みてーな後悔しか残らねェ道は選ぶんじゃねーぞ」
さやか「……?」
279: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:05:11.79 ID:DZSIa9n70
---
同日、夜
まどか(さやかちゃん…今日の用事ってなんだったのかな)
まどか「……あれ?あそこにいるのって…仁美ちゃん?」
まどか「仁美ちゃーん!こんな時間にどうしたのー?何か習い事……!」
仁美の首筋に何かが見えた気がした、決して見えてはならないはずの何かが。
―――魔女の口づけ、それを受けた人間は原因不明の自殺や殺人を犯すとマミから説明を受けた。
さやかと一緒にマミの魔女討伐に付き添った際、口づけを受けて自殺しようとした女性を助けたことがあったが…
その女性につけられた口づけの跡と同じものが友人である志筑仁美にはっきりと見て取れた。
同日、夜
まどか(さやかちゃん…今日の用事ってなんだったのかな)
まどか「……あれ?あそこにいるのって…仁美ちゃん?」
まどか「仁美ちゃーん!こんな時間にどうしたのー?何か習い事……!」
仁美の首筋に何かが見えた気がした、決して見えてはならないはずの何かが。
―――魔女の口づけ、それを受けた人間は原因不明の自殺や殺人を犯すとマミから説明を受けた。
さやかと一緒にマミの魔女討伐に付き添った際、口づけを受けて自殺しようとした女性を助けたことがあったが…
その女性につけられた口づけの跡と同じものが友人である志筑仁美にはっきりと見て取れた。
280: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:19:29.58 ID:DZSIa9n70
仁美「…………」
まどか(ひ、仁美ちゃん……まさか!)
まどか「仁美ちゃん!何やってるの!」
仁美「あら…鹿目さん、ごきげんよう…どうかなさいました?」
まどか「ひ、仁美ちゃん…どこに行こうとしてたの?」
仁美「どこって…フフ、とっても素晴らしいところへ……」
まどか「素晴らしい……?」
仁美「そうだ!鹿目さんも一緒に行きましょう…そうですわ!それがいいですわ!」
まどか「や、やめて…私の声を聴いて!仁美ちゃん!」
まどか(ひ、仁美ちゃん……まさか!)
まどか「仁美ちゃん!何やってるの!」
仁美「あら…鹿目さん、ごきげんよう…どうかなさいました?」
まどか「ひ、仁美ちゃん…どこに行こうとしてたの?」
仁美「どこって…フフ、とっても素晴らしいところへ……」
まどか「素晴らしい……?」
仁美「そうだ!鹿目さんも一緒に行きましょう…そうですわ!それがいいですわ!」
まどか「や、やめて…私の声を聴いて!仁美ちゃん!」
281: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:21:54.32 ID:DZSIa9n70
---
同時刻、某所
ほむら「………」
銀時「こんな時間に何の用ですかいお嬢さん、パフェでも奢ってくれんのか?」
ほむら「私が頼んだこと…やってくれたかしら?」
銀時「とりあえずはな…ただ、あれはどう転ぶかわからねーな」
ほむら「……そう」
銀時「で…お前は何でさやかの奴がダチ公のために契約しようとしてるなんて知ってたんだ?」
ほむら「過去の経験から推測した…ただそれだけよ」
銀時「経験……?」
同時刻、某所
ほむら「………」
銀時「こんな時間に何の用ですかいお嬢さん、パフェでも奢ってくれんのか?」
ほむら「私が頼んだこと…やってくれたかしら?」
銀時「とりあえずはな…ただ、あれはどう転ぶかわからねーな」
ほむら「……そう」
銀時「で…お前は何でさやかの奴がダチ公のために契約しようとしてるなんて知ってたんだ?」
ほむら「過去の経験から推測した…ただそれだけよ」
銀時「経験……?」
282: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:28:39.43 ID:DZSIa9n70
ほむら「それより…私からあなたに聞きたいことがあるの」
銀時「聞きてェことがあるのはお互い同じらしいな、腹据えて話すとしようじゃねーか」
ほむら「一番根本から聞かせてもらうわ……あなた、いったい何者なの?」
銀時「甘いモンが好きな遊び人とでも答えりゃいいのか?」
ほむら「……質問の仕方を変えるわ、あなたは『この世界』の人間なのかしら?」
銀時「…………」
銀時「仮に俺が『いやー実は異世界から来ちゃいましてー』って言えばお前は信じるのか?」
ほむら「……信じるわ、あなたはここに現れるはずのない人間だもの」
銀時「……?」
銀時「聞きてェことがあるのはお互い同じらしいな、腹据えて話すとしようじゃねーか」
ほむら「一番根本から聞かせてもらうわ……あなた、いったい何者なの?」
銀時「甘いモンが好きな遊び人とでも答えりゃいいのか?」
ほむら「……質問の仕方を変えるわ、あなたは『この世界』の人間なのかしら?」
銀時「…………」
銀時「仮に俺が『いやー実は異世界から来ちゃいましてー』って言えばお前は信じるのか?」
ほむら「……信じるわ、あなたはここに現れるはずのない人間だもの」
銀時「……?」
283: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:33:03.68 ID:DZSIa9n70
銀時「オイ、そいつはどういう……」
ほむら「待って……魔女が現れたわ」
銀時「その前に俺の質問にだな…」
ほむら「ここからかなり近いみたいね、それもかなりの人が巻き込まれてる」
銀時「いや二十秒、二十秒だけでいいから答えろって、こっちはわからねェことだらけなんだよ」
ほむら「行きましょう、早くしないと犠牲者が出かねないわ」
銀時「とりあえずお前のスルー力が半端じゃねェことは分かったわ」
ほむら「待って……魔女が現れたわ」
銀時「その前に俺の質問にだな…」
ほむら「ここからかなり近いみたいね、それもかなりの人が巻き込まれてる」
銀時「いや二十秒、二十秒だけでいいから答えろって、こっちはわからねェことだらけなんだよ」
ほむら「行きましょう、早くしないと犠牲者が出かねないわ」
銀時「とりあえずお前のスルー力が半端じゃねェことは分かったわ」
284: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:35:23.96 ID:DZSIa9n70
---
某工場
工場長「ダメだ…こんな小さな工場ひとつ切り盛りできないようじゃ……」
工場長「一番の見せ場でミスをするような俺なんか…死ぬしかないんだ……」
まどか「………!?」
仁美に連れてこられたまどかは目を疑う、寂れた工場には多くの人が集まっていた。
その全員が虚ろな目をして怨念のように何かを小さく呟いている。
まどか(な、何なのここ…?どうしてこんなに人が…全員が魔女の口づけを……!?)
某工場
工場長「ダメだ…こんな小さな工場ひとつ切り盛りできないようじゃ……」
工場長「一番の見せ場でミスをするような俺なんか…死ぬしかないんだ……」
まどか「………!?」
仁美に連れてこられたまどかは目を疑う、寂れた工場には多くの人が集まっていた。
その全員が虚ろな目をして怨念のように何かを小さく呟いている。
まどか(な、何なのここ…?どうしてこんなに人が…全員が魔女の口づけを……!?)
286: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:42:02.41 ID:DZSIa9n70
おもむろに一人の女性がバケツに二種類の洗剤を入れ始める。
犯してはならないタブーを見たまどかは慌てて止めに入ろうとしたが、薄ら笑いを浮かべる仁美に道を阻まれた。
仁美「どうしたんですか、鹿目さん」
まどか「な、何やって…あれ止めないと!!」
仁美「あれは神聖な儀式です、素晴らしいところへ旅立つために肉体から離れる儀式ですわ」
まどか「!」
まどか(ダメだ…話も聞いてくれない…無理やりにでも止めなくちゃ!)
そう決心したまどかは友人の手を振り払って危険物と化したバケツを奪い取り、それを外に向かって放り投げた。
犯してはならないタブーを見たまどかは慌てて止めに入ろうとしたが、薄ら笑いを浮かべる仁美に道を阻まれた。
仁美「どうしたんですか、鹿目さん」
まどか「な、何やって…あれ止めないと!!」
仁美「あれは神聖な儀式です、素晴らしいところへ旅立つために肉体から離れる儀式ですわ」
まどか「!」
まどか(ダメだ…話も聞いてくれない…無理やりにでも止めなくちゃ!)
そう決心したまどかは友人の手を振り払って危険物と化したバケツを奪い取り、それを外に向かって放り投げた。
287: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:43:15.28 ID:DZSIa9n70
まどか「よ…よかった……!」
ひとまずの危機は去った、そう安堵した瞬間…工場に集まっていた人間が一斉にまどかへ襲いかかる。
その眼には明らかな怒り、憎しみ、そして殺意が見て取れた。
まどか「ひっ…!」
慌てて工場内の一室に逃げ込み内側から鍵をかけるが、外から扉を打ち破ろうと叩く音が響いてくる。
まどか(怖い…なんで…こんなことになって……!)
恐怖心が少女の心を埋め尽くした時、彼女を取り巻く空間に異変が起こった。
それは過去に何度か見たことがある光景で…ここに何かがいることも容易に想像がついた。
ひとまずの危機は去った、そう安堵した瞬間…工場に集まっていた人間が一斉にまどかへ襲いかかる。
その眼には明らかな怒り、憎しみ、そして殺意が見て取れた。
まどか「ひっ…!」
慌てて工場内の一室に逃げ込み内側から鍵をかけるが、外から扉を打ち破ろうと叩く音が響いてくる。
まどか(怖い…なんで…こんなことになって……!)
恐怖心が少女の心を埋め尽くした時、彼女を取り巻く空間に異変が起こった。
それは過去に何度か見たことがある光景で…ここに何かがいることも容易に想像がついた。
289: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:47:12.86 ID:DZSIa9n70
まどか「……私への罰なのかな」
魔法少女としての能力があるにも関わらず、命懸けの戦いを恐れている自分への罰。
自分に魔法少女の力があれば友人の仁美はもちろん、先の人々も全員救えるのに…
魔女の結界に引きずり込まれたまどかの心は自責の念で縛られていた。
魔法少女としての能力があるにも関わらず、命懸けの戦いを恐れている自分への罰。
自分に魔法少女の力があれば友人の仁美はもちろん、先の人々も全員救えるのに…
魔女の結界に引きずり込まれたまどかの心は自責の念で縛られていた。
290: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/13(金) 01:51:44.56 ID:DZSIa9n70
どこからか声が聞こえた気がする。
『みんなを救いたいかい?今からでもいい、力を付けてみんなを守りたいかい?』
声の主の姿は見えない、だが頭の中には確かに声が響いている。
『君だったらこの状況でも必ず何とかできる、友人はもちろん多くの人を救うことができる』
『まどか、君が勇気を出せば…君を含めた多くの人が救われるんだ』
そうだ…この状況を招いたのが自分が臆病だったせいなら…魔法少女になれば……
今からでも私にできることがあるなら…勇気を出して変わることができるなら……
『まどか…今こそ僕と契約して魔法少女になる時が来たんじゃないかな?』
まどか「私…魔法少女に……」
―――そう言いかけた瞬間
―――目の前を青い閃光が走り、結界に潜む魔女を斬り付けた。
『みんなを救いたいかい?今からでもいい、力を付けてみんなを守りたいかい?』
声の主の姿は見えない、だが頭の中には確かに声が響いている。
『君だったらこの状況でも必ず何とかできる、友人はもちろん多くの人を救うことができる』
『まどか、君が勇気を出せば…君を含めた多くの人が救われるんだ』
そうだ…この状況を招いたのが自分が臆病だったせいなら…魔法少女になれば……
今からでも私にできることがあるなら…勇気を出して変わることができるなら……
『まどか…今こそ僕と契約して魔法少女になる時が来たんじゃないかな?』
まどか「私…魔法少女に……」
―――そう言いかけた瞬間
―――目の前を青い閃光が走り、結界に潜む魔女を斬り付けた。
314: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 00:07:43.07 ID:hdNS5mO20
まどか「え……?」
目を疑った、自分を助けに来てくれたのは先輩のマミではなく…同級生の暁美ほむらでもなく…
さやか「…………」
自分と同じく魔法少女になることを悩み続けていた親友だった。
まどか「さ、さやかちゃん!?」
さやか「…………」
青い髪の少女は何も言わずに微笑みで返事をする、自分なら大丈夫だと。
新しい魔法少女と魔女の戦いが決着するまでに長い時間はかからなかった。
目を疑った、自分を助けに来てくれたのは先輩のマミではなく…同級生の暁美ほむらでもなく…
さやか「…………」
自分と同じく魔法少女になることを悩み続けていた親友だった。
まどか「さ、さやかちゃん!?」
さやか「…………」
青い髪の少女は何も言わずに微笑みで返事をする、自分なら大丈夫だと。
新しい魔法少女と魔女の戦いが決着するまでに長い時間はかからなかった。
315: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 00:23:32.58 ID:hdNS5mO20
---
さやか「あははは、いやー間一髪だったね」
まどか「さ、さやかちゃん…それって……」
さやか「ん…どう、似合ってる?……なんてね」
まどか「契約…しちゃったの……?」
さやか「うん…すっごく悩んで…それでも最後は自分で決めたの」
まどか「………」
さやか「あははは、いやー間一髪だったね」
まどか「さ、さやかちゃん…それって……」
さやか「ん…どう、似合ってる?……なんてね」
まどか「契約…しちゃったの……?」
さやか「うん…すっごく悩んで…それでも最後は自分で決めたの」
まどか「………」
316: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 00:24:08.19 ID:hdNS5mO20
さやか「なーにさ、そんな顔しないでよ!初めてにしちゃさっきだってうまく戦えてたでしょ?」
まどか「でも…でも私……!」
さやか「いいんだって、これは私が勝手に決めたことなんだからさ」
さやか「ていうかキュゥべえ!何で私が助けに向かってたのにまどかを契約させようとしたのさ!」
キュゥべえ「さやかが間に合うとは限らなかったし、あの状況では一刻を争ったからね」
キュゥべえ「念のためと思っての行動だったんだ、悪意があったわけじゃないよ」
さやか「それならいいけどさ……」
まどか「でも…でも私……!」
さやか「いいんだって、これは私が勝手に決めたことなんだからさ」
さやか「ていうかキュゥべえ!何で私が助けに向かってたのにまどかを契約させようとしたのさ!」
キュゥべえ「さやかが間に合うとは限らなかったし、あの状況では一刻を争ったからね」
キュゥべえ「念のためと思っての行動だったんだ、悪意があったわけじゃないよ」
さやか「それならいいけどさ……」
318: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 00:31:06.90 ID:hdNS5mO20
ほむら「…………」
さやか「今来たんだ…遅かったじゃない、転校生」
ほむら「美樹さやか…あなた……!」
銀時「…………」
さやか(……先生も来てたんだ)
銀時「……やっちまったのか、お前」
さやか「ごめん…でも、私なりにちゃんと考えた結果だから」
さやか「後悔なんてしない、するはずがないよ…絶対にね」
銀時「…………」
---
同時刻、病院
上条「……!」
上条(指が…動く……!!)
さやか「今来たんだ…遅かったじゃない、転校生」
ほむら「美樹さやか…あなた……!」
銀時「…………」
さやか(……先生も来てたんだ)
銀時「……やっちまったのか、お前」
さやか「ごめん…でも、私なりにちゃんと考えた結果だから」
さやか「後悔なんてしない、するはずがないよ…絶対にね」
銀時「…………」
---
同時刻、病院
上条「……!」
上条(指が…動く……!!)
319: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 00:46:39.68 ID:hdNS5mO20
---
さやかが魔女を倒してから数時間後、某所
杏子「何よアレ、あんなのがいるなんて聞いてないんだけど」
キュゥべえ「ついさっき魔法少女になったばかりだからね、知らなくて当然さ」
杏子「はぁ…巴マミの調子が悪いって聞いたから来たってのに……うざいな、あいつ」
杏子「こんないい狩場をあんな新人に渡すのも癪だよね……」
キュゥべえ「どうするつもりだい?」
杏子「邪魔なやつがいるなら…そいつに消えてもらえばいいだけでしょ?」
さやかが魔女を倒してから数時間後、某所
杏子「何よアレ、あんなのがいるなんて聞いてないんだけど」
キュゥべえ「ついさっき魔法少女になったばかりだからね、知らなくて当然さ」
杏子「はぁ…巴マミの調子が悪いって聞いたから来たってのに……うざいな、あいつ」
杏子「こんないい狩場をあんな新人に渡すのも癪だよね……」
キュゥべえ「どうするつもりだい?」
杏子「邪魔なやつがいるなら…そいつに消えてもらえばいいだけでしょ?」
322: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 00:54:06.17 ID:hdNS5mO20
キュゥべえ「そううまくいくかな?」
杏子「何だよ、私があんな弱そうなヤツに負けるとでも思ってんのか?」
キュゥべえ「確かに君は美樹さやかよりは経験も豊富だし、実力では上回ってるよ」
杏子「……美樹さやかよりは?」
キュゥべえ「美樹さやかの他にも、君の障害になりそうなイレギュラーが存在しているのさ」
杏子「イレギュラー……?」
キュゥべえ「暁美ほむらさ」
杏子「何だよ、私があんな弱そうなヤツに負けるとでも思ってんのか?」
キュゥべえ「確かに君は美樹さやかよりは経験も豊富だし、実力では上回ってるよ」
杏子「……美樹さやかよりは?」
キュゥべえ「美樹さやかの他にも、君の障害になりそうなイレギュラーが存在しているのさ」
杏子「イレギュラー……?」
キュゥべえ「暁美ほむらさ」
324: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 01:05:33.44 ID:hdNS5mO20
杏子「……知らねーな、それも魔法少女なんだよな?」
キュゥべえ「おそらくね」
杏子「おそらくって何だよ、ソイツもお前と契約したんだろ?」
キュゥべえ「そうとも言えるし…そうでないとも言えるね」
杏子「良くわからない答えかたしやがって……」
キュゥべえ「そしてもう一人…君にとっての障害がこの町にはいるよ」
杏子「?」
キュゥべえ「坂田銀時という人間だね」
キュゥべえ「おそらくね」
杏子「おそらくって何だよ、ソイツもお前と契約したんだろ?」
キュゥべえ「そうとも言えるし…そうでないとも言えるね」
杏子「良くわからない答えかたしやがって……」
キュゥべえ「そしてもう一人…君にとっての障害がこの町にはいるよ」
杏子「?」
キュゥべえ「坂田銀時という人間だね」
325: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 01:12:37.61 ID:hdNS5mO20
杏子「誰だよそれ、男か?」
キュゥべえ「彼については僕もまるで分からない、唯一わかるのは…僕と契約していないということだけだね」
杏子「何で契約もしてないような奴が私の邪魔になるってんだ?」
キュゥべえ「そんな予感がするだけさ、詳しいことはその時が来なければわからないよ」
キュゥべえ「ただ…本当にこの町を君の思うようにしたいのなら…その二人の存在は邪魔になるだろうね」
杏子「はーん、つまり…邪魔者は全員消しちゃえばいいんだろ?」
キュゥべえ「君にとってはそれが最善の策かもしれないね」
キュゥべえ「彼については僕もまるで分からない、唯一わかるのは…僕と契約していないということだけだね」
杏子「何で契約もしてないような奴が私の邪魔になるってんだ?」
キュゥべえ「そんな予感がするだけさ、詳しいことはその時が来なければわからないよ」
キュゥべえ「ただ…本当にこの町を君の思うようにしたいのなら…その二人の存在は邪魔になるだろうね」
杏子「はーん、つまり…邪魔者は全員消しちゃえばいいんだろ?」
キュゥべえ「君にとってはそれが最善の策かもしれないね」
326: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 01:19:18.81 ID:hdNS5mO20
---
某所
銀時「……ワリーな、アイツのこと止められなくてよ」
ほむら「あなたが謝ることじゃないわ、私が美樹さやかへ注意を向けておくのを怠ったからよ」
銀時「……聞かせな、テメーは一体何を目的に動いてやがる?」
ほむら「……あなたには、言っておくべきかもしれないわね」
ほむら「私のことも…目的も…そしてこの世界のことも……」
銀時「……?」
某所
銀時「……ワリーな、アイツのこと止められなくてよ」
ほむら「あなたが謝ることじゃないわ、私が美樹さやかへ注意を向けておくのを怠ったからよ」
銀時「……聞かせな、テメーは一体何を目的に動いてやがる?」
ほむら「……あなたには、言っておくべきかもしれないわね」
ほむら「私のことも…目的も…そしてこの世界のことも……」
銀時「……?」
327: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 01:23:31.78 ID:hdNS5mO20
---
ほむら「……理解できたかしら?」
銀時「……つまり、お前は『まどかちゃん親衛隊隊長』ってことでファイナルアンサー?」
バキッ
ほむら「真面目に答えて」
銀時「いや、あの、うん…なんかとりあえず頑張ってることは分かったわ」ダラダラ
ほむら「…………」
ほむら「もうすぐこの町にはワルプルギスの夜がやってくる、具現化すれば何千人もの犠牲者が出るわ」
ほむら「私は何としてもそれを止めなきゃならない…そして、あの子のことも守らないと……!」
ほむら「……理解できたかしら?」
銀時「……つまり、お前は『まどかちゃん親衛隊隊長』ってことでファイナルアンサー?」
バキッ
ほむら「真面目に答えて」
銀時「いや、あの、うん…なんかとりあえず頑張ってることは分かったわ」ダラダラ
ほむら「…………」
ほむら「もうすぐこの町にはワルプルギスの夜がやってくる、具現化すれば何千人もの犠牲者が出るわ」
ほむら「私は何としてもそれを止めなきゃならない…そして、あの子のことも守らないと……!」
328: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 01:29:20.84 ID:hdNS5mO20
銀時「そのバケモンと正面からかち合って勝てんのか?」
ほむら「…………」
銀時「……ま、簡単に勝てりゃ苦労してねェだろうな」
ほむら「勝つわ…一人でも戦って次こそ……!」
銀時「一人じゃねーよ」
ほむら「え……?」
銀時「安心しな、テメーは一人でそのバケモンと戦うなんてことはねーよ」
銀時「女に背中預けて逃げるよか、一緒に戦ったほうがずっとマシってモンだしな」
ほむら「……」
ほむら「気持ちは受け取っておくわ…」
ほむら「…………」
銀時「……ま、簡単に勝てりゃ苦労してねェだろうな」
ほむら「勝つわ…一人でも戦って次こそ……!」
銀時「一人じゃねーよ」
ほむら「え……?」
銀時「安心しな、テメーは一人でそのバケモンと戦うなんてことはねーよ」
銀時「女に背中預けて逃げるよか、一緒に戦ったほうがずっとマシってモンだしな」
ほむら「……」
ほむら「気持ちは受け取っておくわ…」
335: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:05:12.73 ID:hdNS5mO20
---
翌日、さやか宅
さやか「よし…じゃあ、行きますか」
キュゥべえ「怖いかい?」
さやか「そりゃちょっとはね…でも、そんなことも言ってられないよ」
さやか「私が戦わなきゃ犠牲になっちゃうかもしれない人がいるんだからね」
キュゥべえ「すごいねさやか、まるでテレビに出てくる正義の味方みたいだよ」
翌日、さやか宅
さやか「よし…じゃあ、行きますか」
キュゥべえ「怖いかい?」
さやか「そりゃちょっとはね…でも、そんなことも言ってられないよ」
さやか「私が戦わなきゃ犠牲になっちゃうかもしれない人がいるんだからね」
キュゥべえ「すごいねさやか、まるでテレビに出てくる正義の味方みたいだよ」
336: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:11:14.07 ID:hdNS5mO20
さやか宅、玄関前
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどか…アンタどうしてここに?」
まどか「付いて行っていいかな…邪魔になっちゃうかもしれないけれど……」
まどか「せめてさやかちゃんのそばにいられたらって…私…何もできないから……」
さやか「……ありがと、まどかが近くにいてくれるだけで心強いよ」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどか…アンタどうしてここに?」
まどか「付いて行っていいかな…邪魔になっちゃうかもしれないけれど……」
まどか「せめてさやかちゃんのそばにいられたらって…私…何もできないから……」
さやか「……ありがと、まどかが近くにいてくれるだけで心強いよ」
337: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:15:59.23 ID:hdNS5mO20
---
某所
さやか「ここだ…行くよ、まどか」
二人が魔女の作り出した結界に入ろうとした瞬間、二人の足元に何かが突き刺さった。
剣、いや…槍にカテゴライズされる武器だろうか?
それもただの槍ではない、多くの節があるその形式はまるでヌンチャクのようにも見えた。
さやか「なっ…!」
杏子「馬鹿じゃねーの?あれ、使い魔だから、グリーフシードは持ってないよ」
二人の行く手を阻んだのは魔女ではなく、さやかと同じ魔法少女だった。
某所
さやか「ここだ…行くよ、まどか」
二人が魔女の作り出した結界に入ろうとした瞬間、二人の足元に何かが突き刺さった。
剣、いや…槍にカテゴライズされる武器だろうか?
それもただの槍ではない、多くの節があるその形式はまるでヌンチャクのようにも見えた。
さやか「なっ…!」
杏子「馬鹿じゃねーの?あれ、使い魔だから、グリーフシードは持ってないよ」
二人の行く手を阻んだのは魔女ではなく、さやかと同じ魔法少女だった。
338: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:24:57.45 ID:hdNS5mO20
さやか「アンタ…何をやってるのよ……」
杏子「それはこっちのセリフだ馬鹿、テメェこそ何のつもりだ?」
さやか「魔女の使い魔がいるんだから倒さないとダメじゃない!」
杏子「だーかーらー、まだ倒す必要はないって言ってんだろ」
さやか「倒さなきゃダメに決まってるでしょ!使い魔でも人間に害を及ぼすんだから!」
杏子「そう、何人か喰って魔女になってから倒したほうが効率がいいだろ?」
さやか「……!」
さやかは悟った、コイツは話してわかる相手じゃない…魔女に対する考えの根本が自分とは違っているのだと
見たところ自分と同じ魔法少女であるらしい、それがさらに気に食わなかった。
他人を守る気のないこんな奴と一緒の立場にいることが許せなかった。
杏子「それはこっちのセリフだ馬鹿、テメェこそ何のつもりだ?」
さやか「魔女の使い魔がいるんだから倒さないとダメじゃない!」
杏子「だーかーらー、まだ倒す必要はないって言ってんだろ」
さやか「倒さなきゃダメに決まってるでしょ!使い魔でも人間に害を及ぼすんだから!」
杏子「そう、何人か喰って魔女になってから倒したほうが効率がいいだろ?」
さやか「……!」
さやかは悟った、コイツは話してわかる相手じゃない…魔女に対する考えの根本が自分とは違っているのだと
見たところ自分と同じ魔法少女であるらしい、それがさらに気に食わなかった。
他人を守る気のないこんな奴と一緒の立場にいることが許せなかった。
339: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:32:51.99 ID:hdNS5mO20
さやか「どいて…今から追えばあの使い魔を仕留められる」
杏子「本気で頭悪いのかお前、あれを倒しても何のメリットもないって言ってんだろ」
さやか「どかないなら…無理やりにでも押し通るけど?」
杏子「通れるとでも思ってんのかよ、ていうか…先輩に対する口のきき方がなってないんじゃない?」
さやか「黙れ!!」
激高したさやかは剣を抜くと同時に杏子に斬りかかった。
が、以前に魔女の使い魔を倒した一閃も杏子には届かない。
さやかの一撃は片手で槍を持つ杏子にあっさりと受け止められていた。
杏子「……はあ、遊び半分で首突っ込まれるのってホントにむかつくんだ」
杏子「本気で頭悪いのかお前、あれを倒しても何のメリットもないって言ってんだろ」
さやか「どかないなら…無理やりにでも押し通るけど?」
杏子「通れるとでも思ってんのかよ、ていうか…先輩に対する口のきき方がなってないんじゃない?」
さやか「黙れ!!」
激高したさやかは剣を抜くと同時に杏子に斬りかかった。
が、以前に魔女の使い魔を倒した一閃も杏子には届かない。
さやかの一撃は片手で槍を持つ杏子にあっさりと受け止められていた。
杏子「……はあ、遊び半分で首突っ込まれるのってホントにむかつくんだ」
341: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:43:01.96 ID:hdNS5mO20
さやか「!」
経験したことのない衝撃がさやかに襲いかかり、抵抗を許さずに体を吹き飛ばす。
敵の魔法少女の力量がうかがえる一撃だった。
杏子「ひよっこのくせに粋がるからそうなるんだよ」
さやか「ハァ…ハァ……」
息切れしつつも立ち上がるさやかを見た杏子は不快感をあらわにして
杏子「……おかしいなぁ、全治三か月くらいの怪我のはずなのに何で立てるんだろうなぁ?」
経験したことのない衝撃がさやかに襲いかかり、抵抗を許さずに体を吹き飛ばす。
敵の魔法少女の力量がうかがえる一撃だった。
杏子「ひよっこのくせに粋がるからそうなるんだよ」
さやか「ハァ…ハァ……」
息切れしつつも立ち上がるさやかを見た杏子は不快感をあらわにして
杏子「……おかしいなぁ、全治三か月くらいの怪我のはずなのに何で立てるんだろうなぁ?」
342: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:50:16.03 ID:hdNS5mO20
まどか「さ、さやかちゃん!」
キュゥべえ「彼女は癒しの祈りで僕と契約しているからね、怪我には耐性があるんだ」
さやか「私…アンタにだけは絶対に負けない!!」
杏子「うぜぇ…超うぜぇ!!」
この瞬間、二人の小競り合いはまぎれもない『殺し合い』に変貌した。
キュゥべえ「彼女は癒しの祈りで僕と契約しているからね、怪我には耐性があるんだ」
さやか「私…アンタにだけは絶対に負けない!!」
杏子「うぜぇ…超うぜぇ!!」
この瞬間、二人の小競り合いはまぎれもない『殺し合い』に変貌した。
343: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:55:13.43 ID:hdNS5mO20
杏子「ほらほらぁ!これくらいの攻撃でフラフラしてんじゃねーよ!」
さやか「くっ!」
形成は明らかだった、誰が見てもさやかが追い込まれている。
力と速さに任せて剣を振るだけのさやかと異なり、杏子は自分の武器を自在に操っている。
実戦経験、戦闘能力、そのどちらをとってもさやかは杏子にとても及ばないだろう。
むしろ、ここまで粘っている彼女を褒め称えるべきなのかもしれない。
だが、それも長くは続かなかった。
さやか「くっ!」
形成は明らかだった、誰が見てもさやかが追い込まれている。
力と速さに任せて剣を振るだけのさやかと異なり、杏子は自分の武器を自在に操っている。
実戦経験、戦闘能力、そのどちらをとってもさやかは杏子にとても及ばないだろう。
むしろ、ここまで粘っている彼女を褒め称えるべきなのかもしれない。
だが、それも長くは続かなかった。
344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 02:58:54.35 ID:hdNS5mO20
さやか「しまっ……!」
変形する杏子の武器に足を取られ体勢を崩される。
杏子はさやかが足に注意を向けた一瞬を狙い、さやかの武器を弾き飛ばした。
さやか「くっ……」
杏子「終わりだよ」
丸腰となったさやかに対しても杏子は容赦することなく攻撃を仕掛けようとしている。
いくら治癒力が高いとはいえ、あの一撃を食らえばただではすまないのは明らかだった。
変形する杏子の武器に足を取られ体勢を崩される。
杏子はさやかが足に注意を向けた一瞬を狙い、さやかの武器を弾き飛ばした。
さやか「くっ……」
杏子「終わりだよ」
丸腰となったさやかに対しても杏子は容赦することなく攻撃を仕掛けようとしている。
いくら治癒力が高いとはいえ、あの一撃を食らえばただではすまないのは明らかだった。
345: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 03:04:32.74 ID:hdNS5mO20
まどか「キュゥべえ!あの二人を止めてよ!!こんなのってないよ!!」
キュゥべえ「無理だよ、あの二人は自分の信念がまるで違うんだ」
キュゥべえ「生き物っていうのは自分の領域を侵すものを許したりはしないよ」
まどか「そんな……!」
キュゥべえ「でも…あの二人を止める方法がないわけじゃない」
まどか「!」
キュゥべえ「魔法少女の戦いに介入できるのは魔法少女だけだ…つまり」
キュゥべえ「君が魔法少女になればあの二人を止めることだって不可能じゃない」
まどか「私が…魔法少女になれば……?」
ほむら「それには及ばないわ」
キュゥべえ「無理だよ、あの二人は自分の信念がまるで違うんだ」
キュゥべえ「生き物っていうのは自分の領域を侵すものを許したりはしないよ」
まどか「そんな……!」
キュゥべえ「でも…あの二人を止める方法がないわけじゃない」
まどか「!」
キュゥべえ「魔法少女の戦いに介入できるのは魔法少女だけだ…つまり」
キュゥべえ「君が魔法少女になればあの二人を止めることだって不可能じゃない」
まどか「私が…魔法少女になれば……?」
ほむら「それには及ばないわ」
346: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 03:10:18.22 ID:hdNS5mO20
佐倉杏子は困惑した、一体…何が起こったというのだろうか?
自分は確かに美樹さやかを串刺しにすべく槍を構え、そして攻撃を仕掛けたはずだ。
躱すことのできない一撃だったはずだ、なのに…何故自分の攻撃は空を切った?
杏子「……!?」
混乱していたのは美樹さやかも同じだった、武器をはじかれ体勢を崩された絶望的状態。
自分に出来たのはせめて急所は守ろうと身をかがめることだけ。
なのに…何故自分に傷一つ付いていないのだろうか?
さやか「何が……!」
ただ、二人が共通して分かったこと…それは
ほむら「……」
この暁美ほむらが何かを仕掛けたという事実だけだった。
自分は確かに美樹さやかを串刺しにすべく槍を構え、そして攻撃を仕掛けたはずだ。
躱すことのできない一撃だったはずだ、なのに…何故自分の攻撃は空を切った?
杏子「……!?」
混乱していたのは美樹さやかも同じだった、武器をはじかれ体勢を崩された絶望的状態。
自分に出来たのはせめて急所は守ろうと身をかがめることだけ。
なのに…何故自分に傷一つ付いていないのだろうか?
さやか「何が……!」
ただ、二人が共通して分かったこと…それは
ほむら「……」
この暁美ほむらが何かを仕掛けたという事実だけだった。
347: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 03:14:01.01 ID:hdNS5mO20
杏子「テメー…いったい何を……!」
この女の得体は知れないが、何かの力を持っていることは間違いないだろう。
杏子はそう思いつつ槍を構え、最速で攻撃の態勢を作り上げる。
だが…その矛先にほむらの姿はない。
それどころか、気が付けば自分の背後をとられていた。
杏子「なっ!?」
消えた、そうとしか表現できない現象が起こっている。
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなものでは断じてない、もっと恐ろしいものの片鱗を杏子は味わっっていた。
この女の得体は知れないが、何かの力を持っていることは間違いないだろう。
杏子はそう思いつつ槍を構え、最速で攻撃の態勢を作り上げる。
だが…その矛先にほむらの姿はない。
それどころか、気が付けば自分の背後をとられていた。
杏子「なっ!?」
消えた、そうとしか表現できない現象が起こっている。
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなものでは断じてない、もっと恐ろしいものの片鱗を杏子は味わっっていた。
348: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/14(土) 03:20:44.02 ID:hdNS5mO20
戦いを中断されて怒りをあらわにしているのは杏子だけではなかった。
さやか「邪魔しないで!」
ほむらへの敵意をむき出しにそう叫ぶ、何だったらこの転校生も一緒に打ち倒してやろうか…
……そんな考えが頭をよぎった時、一人の人物がさやかの手を優しく握りしめた。
マミ「美樹さん、もう止めなさい」
さやか「え……!」
それは最初に自分が魔法少女としての生き方に憧れを抱いた先輩であった。
さやか「邪魔しないで!」
ほむらへの敵意をむき出しにそう叫ぶ、何だったらこの転校生も一緒に打ち倒してやろうか…
……そんな考えが頭をよぎった時、一人の人物がさやかの手を優しく握りしめた。
マミ「美樹さん、もう止めなさい」
さやか「え……!」
それは最初に自分が魔法少女としての生き方に憧れを抱いた先輩であった。
390: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 22:52:17.05 ID:mnayrm8S0
さやか「マ、マミさん…?」
マミ「落ち着いて、私たちのすべきことはこんなことじゃないでしょう?」
さやか「でも…アイツは!」
杏子「はっ、今さら何しに来たんだよマミ…そのひよっこのお守りか?」
マミ「あなたたちを止めに来た、ただそれだけよ」
杏子「聞いた話じゃ…アンタ、最近は全然魔女と戦っていないらしいじゃないか」
杏子「魔女に殺されかけて戦うことが怖くなったんじゃないのかよ?」
マミ「………」
マミ「落ち着いて、私たちのすべきことはこんなことじゃないでしょう?」
さやか「でも…アイツは!」
杏子「はっ、今さら何しに来たんだよマミ…そのひよっこのお守りか?」
マミ「あなたたちを止めに来た、ただそれだけよ」
杏子「聞いた話じゃ…アンタ、最近は全然魔女と戦っていないらしいじゃないか」
杏子「魔女に殺されかけて戦うことが怖くなったんじゃないのかよ?」
マミ「………」
391: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 22:57:50.78 ID:mnayrm8S0
さやか「アンタいい加減に……」
マミ「間違ってはいないわ、その子の言う通りよ」
さやか「!」
マミ「後輩にカッコ悪いところなんか見せたくないけれど…これは事実なの」
マミ「最後にあなたたちと戦った時から…私、魔女と戦うたびに足が震えちゃってるの」
マミ「今…私がこうして生きていられるのはたまたま運が良かったから、味方がいたからでしょう?」
マミ「一人であの魔女と戦っていたら…間違いなくあそこで殺されていたでしょうね」
マミ「それからは…一人で魔女を倒そうとするたびに……足が震えちゃってるの……!」
さやか「そんな……!」
マミ「間違ってはいないわ、その子の言う通りよ」
さやか「!」
マミ「後輩にカッコ悪いところなんか見せたくないけれど…これは事実なの」
マミ「最後にあなたたちと戦った時から…私、魔女と戦うたびに足が震えちゃってるの」
マミ「今…私がこうして生きていられるのはたまたま運が良かったから、味方がいたからでしょう?」
マミ「一人であの魔女と戦っていたら…間違いなくあそこで殺されていたでしょうね」
マミ「それからは…一人で魔女を倒そうとするたびに……足が震えちゃってるの……!」
さやか「そんな……!」
392: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 23:05:14.35 ID:mnayrm8S0
杏子「正直さ、魔女に怯えてる今のアンタに横から口を出されたくないんだよね」
マミ「……その言い方には少し語弊があるわね」
杏子「何……?」
マミ「私、魔女が怖くなかったことなんて一度もない……でもね」
杏子「?」
マミ「私が戦うことで誰かが救われるなら…そんなに素晴らしいことってないでしょう?」
マミ「だったら私は戦うわ、足が震えようと…涙を流そうと…最後までね」
杏子「…………」
マミ「……その言い方には少し語弊があるわね」
杏子「何……?」
マミ「私、魔女が怖くなかったことなんて一度もない……でもね」
杏子「?」
マミ「私が戦うことで誰かが救われるなら…そんなに素晴らしいことってないでしょう?」
マミ「だったら私は戦うわ、足が震えようと…涙を流そうと…最後までね」
杏子「…………」
394: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 23:13:37.26 ID:mnayrm8S0
ほむら「それで…あなたはどうするの、佐倉杏子」
杏子「テメー…何で私の名前を……どこかで会ったか?」
ほむら「さあ…どうかしらね」
杏子「…………」
杏子「……やめた、手札がまるで見えないんじゃね…マミの奴もいるしな」
杏子「でも分かったよ…アンタは確かにイレギュラーな存在らしいね」
杏子「今日は降りさせてもらうよ」
ほむら「…………」
杏子「テメー…何で私の名前を……どこかで会ったか?」
ほむら「さあ…どうかしらね」
杏子「…………」
杏子「……やめた、手札がまるで見えないんじゃね…マミの奴もいるしな」
杏子「でも分かったよ…アンタは確かにイレギュラーな存在らしいね」
杏子「今日は降りさせてもらうよ」
ほむら「…………」
395: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 23:19:56.29 ID:mnayrm8S0
さやか「あの…マミさん……」
マミ「失望したかしら…美樹さん」
さやか「そんな…そんなことないです……!」
マミ「……あなたが魔法少女になったことについては私からは何も言わない」
マミ「あなたが自分で考えて…自分で決めたことなんだからね」
マミ「……でも、一つだけ覚えておいて」
さやか「?」
マミ「あなたの選んだ道は決して平らじゃない…いばらの道だということをね」
マミ「その道を歩む途中で…決して折れたりしちゃダメよ」
さやか「……はい」
マミ「失望したかしら…美樹さん」
さやか「そんな…そんなことないです……!」
マミ「……あなたが魔法少女になったことについては私からは何も言わない」
マミ「あなたが自分で考えて…自分で決めたことなんだからね」
マミ「……でも、一つだけ覚えておいて」
さやか「?」
マミ「あなたの選んだ道は決して平らじゃない…いばらの道だということをね」
マミ「その道を歩む途中で…決して折れたりしちゃダメよ」
さやか「……はい」
398: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 23:31:35.87 ID:mnayrm8S0
---
某所
杏子「何なんだよアイツ…まるで能力がわからないじゃねぇかよ……!」
暁美ほむら、仮にアイツと戦うことになったら自分は勝てるのだろうか?
しかも…どういうわけか、既にこっちの情報もある程度は調べてあるらしい。
杏子「くそっ……」
イラつく…何故こんなにも気分が悪いのだろうか、ひよっことの戦いに水を差されたからか?
……違う
マミ『私が戦うことで誰かが救われるなら…そんなに素晴らしいことってないでしょう?』
マミが口にしたその言葉は常に自分のためだけに戦ってきた杏子の心を大きく揺るがしていた。
杏子(甘いんだよ…どいつもこいつも……!!)
憂さ晴らしにすらならないとは分かっていつつも、あまりのイラつきに地面の石を思い切り蹴り飛ばす。
その石は……
杏子「あ」
銀時「ん?」
景気のいい音を立てて、前を歩いていた白髪の天然パーマの頭に直撃した。
某所
杏子「何なんだよアイツ…まるで能力がわからないじゃねぇかよ……!」
暁美ほむら、仮にアイツと戦うことになったら自分は勝てるのだろうか?
しかも…どういうわけか、既にこっちの情報もある程度は調べてあるらしい。
杏子「くそっ……」
イラつく…何故こんなにも気分が悪いのだろうか、ひよっことの戦いに水を差されたからか?
……違う
マミ『私が戦うことで誰かが救われるなら…そんなに素晴らしいことってないでしょう?』
マミが口にしたその言葉は常に自分のためだけに戦ってきた杏子の心を大きく揺るがしていた。
杏子(甘いんだよ…どいつもこいつも……!!)
憂さ晴らしにすらならないとは分かっていつつも、あまりのイラつきに地面の石を思い切り蹴り飛ばす。
その石は……
杏子「あ」
銀時「ん?」
景気のいい音を立てて、前を歩いていた白髪の天然パーマの頭に直撃した。
403: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 23:44:53.92 ID:mnayrm8S0
銀時「いってーなオイ、何しやがるコノヤロー!」
杏子「ち、違う!絶対にわざとじゃないからな!」
銀時「言い訳する前にごめんなさいの一言はねーのかテメー!わざととかんなことどうでもいいんだよ!」
銀時「まあ仮にわざと当てたってんなら許さないけどね、後ろから当てていいのは女の子の胸だけだからね」
銀時「当ててんのよ、とかって言われたらもうその瞬間に気分はもうフライアウェイだからね」
杏子「……??」
何を言っているのかはよくわからなかったが、とりあえず断片的に聞き取れたことを実践する。
面倒事を起こすのは嫌だったし、石をぶつけた非はこちらにあるのだ。
杏子「さ、さっきの石ならわざと当てたんだっての!」
銀時「よしお前こっち来い、警察だ」
杏子「何で!?当ててるって言えば上機嫌になるんじゃないのかよ!?」
銀時「誰がわざと石ぶつけられて上機嫌になるっつったよ」
杏子「ち、違う!絶対にわざとじゃないからな!」
銀時「言い訳する前にごめんなさいの一言はねーのかテメー!わざととかんなことどうでもいいんだよ!」
銀時「まあ仮にわざと当てたってんなら許さないけどね、後ろから当てていいのは女の子の胸だけだからね」
銀時「当ててんのよ、とかって言われたらもうその瞬間に気分はもうフライアウェイだからね」
杏子「……??」
何を言っているのかはよくわからなかったが、とりあえず断片的に聞き取れたことを実践する。
面倒事を起こすのは嫌だったし、石をぶつけた非はこちらにあるのだ。
杏子「さ、さっきの石ならわざと当てたんだっての!」
銀時「よしお前こっち来い、警察だ」
杏子「何で!?当ててるって言えば上機嫌になるんじゃないのかよ!?」
銀時「誰がわざと石ぶつけられて上機嫌になるっつったよ」
407: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 23:53:34.93 ID:mnayrm8S0
杏子「アンタ…名前は?」
銀時「坂田…銀時、金じゃなくて銀だからな」
杏子「坂田銀時……?」
杏子(ま、まさか…コイツがキュゥべえの言っていたもう一人のイレギュラー!?)
銀時「で、テメーはどこの悪ガキだ?」
杏子「…………」
この男は暁美ほむらと異なり、こちらの情報は持っていないのだろうか?
仮にこの男が自分の障害となるのならば、むやみにこちらの情報を教えるのは得策ではない。
だが……
杏子「……佐倉杏子」
この男が自分の敵だとはどうしても思えなかった。
銀時「坂田…銀時、金じゃなくて銀だからな」
杏子「坂田銀時……?」
杏子(ま、まさか…コイツがキュゥべえの言っていたもう一人のイレギュラー!?)
銀時「で、テメーはどこの悪ガキだ?」
杏子「…………」
この男は暁美ほむらと異なり、こちらの情報は持っていないのだろうか?
仮にこの男が自分の障害となるのならば、むやみにこちらの情報を教えるのは得策ではない。
だが……
杏子「……佐倉杏子」
この男が自分の敵だとはどうしても思えなかった。
413: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/15(日) 23:59:03.55 ID:mnayrm8S0
杏子「ねえ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
銀時「あん?」
杏子「美樹さやかって…知ってる?」
銀時「……知らなくはねーけどよ、それが何だってんだ?」
杏子(知ってるってことは…魔法少女に関係のある奴だってことは間違いないな)
杏子「私もソイツと同じ…魔法少女なんだよな」
銀時「!」
杏子「ほら、コイツが私のソウルジェム」
少女の見せた赤い宝石、それは以前に巴マミが見せたものに酷似していた。
銀時はあからさまに嫌そうな顔をしてため息をつき
銀時「……まーためんどくせーことになりやがったな」
銀時「あん?」
杏子「美樹さやかって…知ってる?」
銀時「……知らなくはねーけどよ、それが何だってんだ?」
杏子(知ってるってことは…魔法少女に関係のある奴だってことは間違いないな)
杏子「私もソイツと同じ…魔法少女なんだよな」
銀時「!」
杏子「ほら、コイツが私のソウルジェム」
少女の見せた赤い宝石、それは以前に巴マミが見せたものに酷似していた。
銀時はあからさまに嫌そうな顔をしてため息をつき
銀時「……まーためんどくせーことになりやがったな」
414: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:05:59.38 ID:JmW5Kesw0
杏子「私は回りくどいことが嫌いなんだ、だから一番最初に直球で聞くけどさ」
杏子「アンタ…魔法少女についてどこまで知ってるんだい?」
銀時「詳しくは知らねーよ、魔女と戦ってるとかそんぐれーだな」
杏子「キュゥべえのことは?」
銀時「ああ、ウサギみてェな無限残機だろ?」
杏子(無限残機ってのはよくわからねぇけど…とりあえずキュゥべえは見えてるんだな)
杏子「アンタ…魔法少女についてどこまで知ってるんだい?」
銀時「詳しくは知らねーよ、魔女と戦ってるとかそんぐれーだな」
杏子「キュゥべえのことは?」
銀時「ああ、ウサギみてェな無限残機だろ?」
杏子(無限残機ってのはよくわからねぇけど…とりあえずキュゥべえは見えてるんだな)
415: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:11:36.71 ID:JmW5Kesw0
杏子「……そうだ、ちょっと聞きたいことがあってさ」
銀時「?」
この男が仮に暁美ほむらたちとつながっているのならば聞きたいことは山ほどあった。
アイツの能力について何か聞き出せればそれだけで十分な収穫になる。
それが最も聞くべきことであるはずなのはわかっている、だが彼女の口から出た問いは
杏子「美樹さやかってやつが何を願って魔法少女になったか…知ってるかい?」
銀時「?」
この男が仮に暁美ほむらたちとつながっているのならば聞きたいことは山ほどあった。
アイツの能力について何か聞き出せればそれだけで十分な収穫になる。
それが最も聞くべきことであるはずなのはわかっている、だが彼女の口から出た問いは
杏子「美樹さやかってやつが何を願って魔法少女になったか…知ってるかい?」
416: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:21:54.74 ID:JmW5Kesw0
---
数日後、病院
看護婦「あら、上条君のお見舞い?」
さやか「は、はい」
看護婦「ごめんなさい、実は上条君…少し早めに退院してるの」
さやか「え……?」
看護婦「症状の回復が異常に早かったから特例でね…連絡できなくてごめんなさい」
さやか「いえ…ありがとうございました」
さやか(退院…良かった、ちゃんと恭介の腕…治ったんだ…!)
数日後、病院
看護婦「あら、上条君のお見舞い?」
さやか「は、はい」
看護婦「ごめんなさい、実は上条君…少し早めに退院してるの」
さやか「え……?」
看護婦「症状の回復が異常に早かったから特例でね…連絡できなくてごめんなさい」
さやか「いえ…ありがとうございました」
さやか(退院…良かった、ちゃんと恭介の腕…治ったんだ…!)
417: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:28:04.00 ID:JmW5Kesw0
---
恭介宅前
さやか「………」
幼馴染の家の玄関先でさやかは立ち尽くしていた、家の中からはバイオリンと思しき楽器の音色が聞こえてくる。
演奏しているのは誰か、それは考えるまでもないだろう。
本心では恭介と話がしたかった、だが…今、彼は諦めていたバイオリンとの対話をしているのだ。
それを中断させてまで家に上がりこむのは幼馴染でもさすがに気が引ける。
いや、気心の知れた幼馴染だからこそ遠慮したのかもしれない。
さやか「……フフッ」
ほんの少し微笑みを浮かべて上条の家を後にしようとするさやかの前に
杏子「会いもしないで帰るのかい?今日一日追い掛け回してたくせに」
さやか「!」
彼女にとっては最も会いたくない相手が現れてしまった。
恭介宅前
さやか「………」
幼馴染の家の玄関先でさやかは立ち尽くしていた、家の中からはバイオリンと思しき楽器の音色が聞こえてくる。
演奏しているのは誰か、それは考えるまでもないだろう。
本心では恭介と話がしたかった、だが…今、彼は諦めていたバイオリンとの対話をしているのだ。
それを中断させてまで家に上がりこむのは幼馴染でもさすがに気が引ける。
いや、気心の知れた幼馴染だからこそ遠慮したのかもしれない。
さやか「……フフッ」
ほんの少し微笑みを浮かべて上条の家を後にしようとするさやかの前に
杏子「会いもしないで帰るのかい?今日一日追い掛け回してたくせに」
さやか「!」
彼女にとっては最も会いたくない相手が現れてしまった。
418: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:45:58.56 ID:JmW5Kesw0
さやか「お前は…」
杏子「知ってるよ、この家の坊やなんだろ?アンタが契約した理由って」
杏子は心の底から呆れたような表情を浮かべていた、溜め息まじりに言葉を続ける。
杏子「まったく…たった一度の奇跡のチャンスををくっだらねぇことに使い潰しやがって」
あからさまな挑発、だがその挑発に耐えられるほどさやかは大人ではなかった。
何より挑発だろうと今の杏子の言葉はさやかにとっては許しがたいものだった。
さやか「お前なんかに何が!」
杏子「…………」
言い返すさやかの姿を見て一瞬、数日前の記憶が蘇る。あの天然パーマからさやかの願いを聞いた時の記憶を。
杏子「知ってるよ、この家の坊やなんだろ?アンタが契約した理由って」
杏子は心の底から呆れたような表情を浮かべていた、溜め息まじりに言葉を続ける。
杏子「まったく…たった一度の奇跡のチャンスををくっだらねぇことに使い潰しやがって」
あからさまな挑発、だがその挑発に耐えられるほどさやかは大人ではなかった。
何より挑発だろうと今の杏子の言葉はさやかにとっては許しがたいものだった。
さやか「お前なんかに何が!」
杏子「…………」
言い返すさやかの姿を見て一瞬、数日前の記憶が蘇る。あの天然パーマからさやかの願いを聞いた時の記憶を。
419: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:52:43.75 ID:JmW5Kesw0
---
数日前
杏子「美樹さやかは…そんなことのために願いを使っちまったってのか……!」
他人のために魔法を使う、それがどれだけ誤った行為であるか杏子はすでに知っていた。
自分がそれで取り返しのつかない失敗を犯している経験があるだけに、さやかがこの上なく愚かに思えてしまう。
銀時「俺ァ一応止めたんだけどな…アイツがてめーで決めたことだ、これ以上とやかく言うことは出来ねーよ」
杏子「どんだけアイツは頭が悪くて…馬鹿なんだ!」
銀時「…………」
数日前
杏子「美樹さやかは…そんなことのために願いを使っちまったってのか……!」
他人のために魔法を使う、それがどれだけ誤った行為であるか杏子はすでに知っていた。
自分がそれで取り返しのつかない失敗を犯している経験があるだけに、さやかがこの上なく愚かに思えてしまう。
銀時「俺ァ一応止めたんだけどな…アイツがてめーで決めたことだ、これ以上とやかく言うことは出来ねーよ」
杏子「どんだけアイツは頭が悪くて…馬鹿なんだ!」
銀時「…………」
420: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:54:31.19 ID:JmW5Kesw0
銀時「アイツの選択を正しいと思え…とは言わねェ、ただ…分かってくれや」
杏子「……?」
銀時「自分の身を犠牲にしてまで他人を助けるのが素晴らしいとは言わねーが…」
銀時「今のアイツにとっちゃ、そんだけ譲れねェモンがあったってことだ」
杏子「…………」
銀時「ま、その辺はテメーに任せるとするぜ」
杏子「な、何で私がアイツのことを!」
銀時「テメーならアイツの力になってやれんだろ、ダチ公」
杏子「ダチ…公?」
杏子「……?」
銀時「自分の身を犠牲にしてまで他人を助けるのが素晴らしいとは言わねーが…」
銀時「今のアイツにとっちゃ、そんだけ譲れねェモンがあったってことだ」
杏子「…………」
銀時「ま、その辺はテメーに任せるとするぜ」
杏子「な、何で私がアイツのことを!」
銀時「テメーならアイツの力になってやれんだろ、ダチ公」
杏子「ダチ…公?」
421: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:58:00.11 ID:JmW5Kesw0
---
友達、自分と同じ始まりをしたアイツのなら…もしかしたら……
確かにそう思っていた…だが、やはり今のコイツを見ているとどうしてもイラつくのだ、まるで過去の自分を見ているようで……
知らず知らずのうちに感情的になり、口調も厳しいものになっていく。
杏子「分かってねぇのはそっちだ馬鹿、魔法ってのは徹頭徹尾、自分だけの願いをかなえるためのモンなんだよ」
杏子「他人のために使ったからってろくなことにはならないのさ」
つい挑発的な言葉になってしまう、本当はこんな口調で語りかけるつもりではなかったのに。
だがやはり先日に激しく刀を交えていることもあり、思うように言葉を紡ぐことができなかった。
何より、今までずっと一人で生きてきた自分が急に素直になるなんて……できっこなかった。
友達、自分と同じ始まりをしたアイツのなら…もしかしたら……
確かにそう思っていた…だが、やはり今のコイツを見ているとどうしてもイラつくのだ、まるで過去の自分を見ているようで……
知らず知らずのうちに感情的になり、口調も厳しいものになっていく。
杏子「分かってねぇのはそっちだ馬鹿、魔法ってのは徹頭徹尾、自分だけの願いをかなえるためのモンなんだよ」
杏子「他人のために使ったからってろくなことにはならないのさ」
つい挑発的な言葉になってしまう、本当はこんな口調で語りかけるつもりではなかったのに。
だがやはり先日に激しく刀を交えていることもあり、思うように言葉を紡ぐことができなかった。
何より、今までずっと一人で生きてきた自分が急に素直になるなんて……できっこなかった。
422: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 01:07:09.99 ID:JmW5Kesw0
だが、さやかはそんな杏子の心まで読み取ることは出来ない。杏子の発した言葉をそのまま挑発として受け取ってしまう。
さやか「アンタだけは……絶対に……!」
杏子「………」
その反応に杏子もさらに気分が悪くなる。
何だよその目は…自分がどれだけ間違ってずれたことをしてるのか本当に気づいてないのかよ。だったら…
杏子「場所変えようか…ここじゃ人目につきそうだ」
言って分からないなら…ぶん殴ってでもわからせてやるしかない。
さやか「アンタだけは……絶対に……!」
杏子「………」
その反応に杏子もさらに気分が悪くなる。
何だよその目は…自分がどれだけ間違ってずれたことをしてるのか本当に気づいてないのかよ。だったら…
杏子「場所変えようか…ここじゃ人目につきそうだ」
言って分からないなら…ぶん殴ってでもわからせてやるしかない。
423: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 01:10:28.74 ID:JmW5Kesw0
---
鉄橋の上
杏子「ここなら遠慮なくやれるよね、いっちょ派手にいこうじゃない?」
杏子のソウルジェムが赤く輝くと、以前に見た多節槍を使う魔法少女の姿になった。
さやか「!」
対抗してさやかも魔法少女に変身しようとソウルジェムを取り出す、その時
まどか「さやかちゃん!」
自分の名を呼ぶ友人の声が聞こえてきた。
鉄橋の上
杏子「ここなら遠慮なくやれるよね、いっちょ派手にいこうじゃない?」
杏子のソウルジェムが赤く輝くと、以前に見た多節槍を使う魔法少女の姿になった。
さやか「!」
対抗してさやかも魔法少女に変身しようとソウルジェムを取り出す、その時
まどか「さやかちゃん!」
自分の名を呼ぶ友人の声が聞こえてきた。
441: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 00:41:10.08 ID:psY02mFG0
さやか「まどか…どうして……?」
まどか「キュゥべえにさやかちゃんが危ないって言われて……」
さやか「……邪魔しないで、これはまどかには関係ない!」
あれはさやかの友人だろうか、考えてみれば前にも一緒にいた気がする。
魔法少女ではないようだが…それでも、さやかとはある程度の信頼関係はあるのだろう。
杏子「はっ……ウザいやつにはウザい仲間がいるモンだねぇ」
もう剣を抜いてしまったからには退くわけにはいかない…そう自分に言い聞かせ、攻撃を仕掛けようとしたとき
ほむら「じゃああなたの仲間はどうなのかしら?」
杏子「!」
銀時「なんでテメーらこんなところでちちくり合ってんだ」
背後から聞き覚えのある声が二つ聞こえてきた。
まどか「キュゥべえにさやかちゃんが危ないって言われて……」
さやか「……邪魔しないで、これはまどかには関係ない!」
あれはさやかの友人だろうか、考えてみれば前にも一緒にいた気がする。
魔法少女ではないようだが…それでも、さやかとはある程度の信頼関係はあるのだろう。
杏子「はっ……ウザいやつにはウザい仲間がいるモンだねぇ」
もう剣を抜いてしまったからには退くわけにはいかない…そう自分に言い聞かせ、攻撃を仕掛けようとしたとき
ほむら「じゃああなたの仲間はどうなのかしら?」
杏子「!」
銀時「なんでテメーらこんなところでちちくり合ってんだ」
背後から聞き覚えのある声が二つ聞こえてきた。
442: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 00:46:55.86 ID:psY02mFG0
銀時「ほむらのヤツに呼ばれたから来てみりゃ…何やってんだお前ら」
銀時「つーか女二人が鉄橋の上で決闘ってどんな構図?何これバトル漫画だったっけ?」
杏子「何しにきやがったお前ら、コイツは私たちの問題だ」
さやか「そうよ…横から余計なことしないで!」
まどか「………!」
『正しすぎるその子の分まで、誰かが間違えてあげればいい』
以前聞いた母の言葉がまどかの頭に響いてくる、もう親友を止めるには自分が間違えるしかない。
嫌われようと罵声を浴びせられようと、親友には怪我をしてほしくない。まどかは意を決すると
まどか「さやかちゃん…ごめん!」
さやかの手からソウルジェムを掴みとると鉄橋から道路へ投げ捨てた。
銀時「つーか女二人が鉄橋の上で決闘ってどんな構図?何これバトル漫画だったっけ?」
杏子「何しにきやがったお前ら、コイツは私たちの問題だ」
さやか「そうよ…横から余計なことしないで!」
まどか「………!」
『正しすぎるその子の分まで、誰かが間違えてあげればいい』
以前聞いた母の言葉がまどかの頭に響いてくる、もう親友を止めるには自分が間違えるしかない。
嫌われようと罵声を浴びせられようと、親友には怪我をしてほしくない。まどかは意を決すると
まどか「さやかちゃん…ごめん!」
さやかの手からソウルジェムを掴みとると鉄橋から道路へ投げ捨てた。
443: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 00:51:40.12 ID:psY02mFG0
ほむら「!」
それを見たほむらが一瞬驚愕の表情を浮かべた、直後に忽然として姿を消す。
何らかの能力で姿を消したのだろうか、だが今のさやかにとってはそんなことはどうでもいいことだった。
さやか「まどか…アンタなんてことを!」
戦う術を奪い取ったまどかに食って掛かる、さらに何かを言いかけた瞬間のこと
さやか「…………」
ひもの切れた操り人形の如くさやかの体から力が抜け、まどかの胸へと倒れこんだ。
それを見たほむらが一瞬驚愕の表情を浮かべた、直後に忽然として姿を消す。
何らかの能力で姿を消したのだろうか、だが今のさやかにとってはそんなことはどうでもいいことだった。
さやか「まどか…アンタなんてことを!」
戦う術を奪い取ったまどかに食って掛かる、さらに何かを言いかけた瞬間のこと
さやか「…………」
ひもの切れた操り人形の如くさやかの体から力が抜け、まどかの胸へと倒れこんだ。
444: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 00:57:14.40 ID:psY02mFG0
まどか「さ、さやかちゃん…?」
何が起こったのかわからず名前を呼びかけるも反応は全くない、混乱するまどかにキュゥべえは
キュゥべえ「今のはまずかったよ、まどか…友達を放り投げるなんてどうかしてるよ!」
まどか「そ…それって一体……」
事態を見ていた杏子はさやかの首を掴みあげる、それと同時にそこから伝わる感覚に愕然とした。
杏子「どういうことだオイ…コイツ死んでるじゃねぇか!」
銀時「!」
まどか「え……!?」
言葉では言い表せない絶望が辺りの空気を覆い尽くした。
何が起こったのかわからず名前を呼びかけるも反応は全くない、混乱するまどかにキュゥべえは
キュゥべえ「今のはまずかったよ、まどか…友達を放り投げるなんてどうかしてるよ!」
まどか「そ…それって一体……」
事態を見ていた杏子はさやかの首を掴みあげる、それと同時にそこから伝わる感覚に愕然とした。
杏子「どういうことだオイ…コイツ死んでるじゃねぇか!」
銀時「!」
まどか「え……!?」
言葉では言い表せない絶望が辺りの空気を覆い尽くした。
445: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 01:02:07.15 ID:psY02mFG0
まどか「さやかちゃん…どうしたの…ねえってば……」
杏子「何がどうなってやがんだ……オイ!」
説明しろと言わんばかりにキュゥべえを怒りの目で睨みつけた。
だが、当の本人は何に腹を立てているのかわからないといった様子で事態の説明を始める。
キュゥべえ「君たち魔法少女が肉体をコントロールできるのはせいぜい百メートルが限度だからね」
杏子「百メートル…どういう意味だ!」
キュゥべえ「こういう事態はめったに起こることじゃないんだけど……」
まどか「何言ってるのキュゥべえ…さやかちゃんを死なせないで!」
キュゥべえは倒れたさやかにしがみ付いて懇願するまどかを一瞥すると、呆れてため息を交えながら言い放った。
キュゥべえ「まどか…そっちはさやかじゃなくて、ただの抜け殻なんだってば…さやかは君が投げて捨てちゃったじゃないか」
杏子「何がどうなってやがんだ……オイ!」
説明しろと言わんばかりにキュゥべえを怒りの目で睨みつけた。
だが、当の本人は何に腹を立てているのかわからないといった様子で事態の説明を始める。
キュゥべえ「君たち魔法少女が肉体をコントロールできるのはせいぜい百メートルが限度だからね」
杏子「百メートル…どういう意味だ!」
キュゥべえ「こういう事態はめったに起こることじゃないんだけど……」
まどか「何言ってるのキュゥべえ…さやかちゃんを死なせないで!」
キュゥべえは倒れたさやかにしがみ付いて懇願するまどかを一瞥すると、呆れてため息を交えながら言い放った。
キュゥべえ「まどか…そっちはさやかじゃなくて、ただの抜け殻なんだってば…さやかは君が投げて捨てちゃったじゃないか」
446: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 01:05:28.07 ID:psY02mFG0
銀時「どういうことだテメー…」
キュゥべえ「ただの弱い肉体で魔女と戦えなんてとてもお願いできないよ」
キュゥべえ「今の君たちにとって肉体は外付けのハードディスクでしかない」
キュゥべえ「だから君たちの本体としての魂には魔力を効率的に運用できるコンパクトで安全な姿が与えられているんだ」
そういうと一呼吸を置き、すべての確信となる部分を口にする。いつもと変わらぬ、無表情のままで。
キュゥべえ「魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目は……」
キュゥべえ「君たちの魂を抜き取ってソウルジェムに変えることなんだ」
キュゥべえ「ただの弱い肉体で魔女と戦えなんてとてもお願いできないよ」
キュゥべえ「今の君たちにとって肉体は外付けのハードディスクでしかない」
キュゥべえ「だから君たちの本体としての魂には魔力を効率的に運用できるコンパクトで安全な姿が与えられているんだ」
そういうと一呼吸を置き、すべての確信となる部分を口にする。いつもと変わらぬ、無表情のままで。
キュゥべえ「魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目は……」
キュゥべえ「君たちの魂を抜き取ってソウルジェムに変えることなんだ」
447: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 01:11:29.40 ID:psY02mFG0
杏子「ふざけんじゃねぇよ!それじゃ私たち、ゾンビにされたようなモンじゃないか!」
怒りを爆発させてキュゥべえを掴みあげる、キュゥべえはそれでも全く動じることなく言葉を続けていた。
キュゥべえ「君たちにとっても便利じゃないか、ソウルジェムさえ壊れなければ君たちは無敵なんだよ?」
キュゥべえ「たとえ心臓が破れても、どれだけ骨を砕かれようとね」
機械のような声だった。いや、機械というのは少々誤りであるかもしれない。
だが…機械を思わせるほど、感情のかけらも感じ取れない無機質な声であったのは間違いないだろう。
まどか「そんなのひどいよ…こんなのってないよ!」
指一本動かないさやかにすがりついてむせび泣く、絶望の涙がさやかの制服を濡らしていった。
キュゥべえ「君たち人間はいつもそうだ、事実を伝えるといつもきまって同じ反応をする」
キュゥべえ「わけがわからないよ」
怒りを爆発させてキュゥべえを掴みあげる、キュゥべえはそれでも全く動じることなく言葉を続けていた。
キュゥべえ「君たちにとっても便利じゃないか、ソウルジェムさえ壊れなければ君たちは無敵なんだよ?」
キュゥべえ「たとえ心臓が破れても、どれだけ骨を砕かれようとね」
機械のような声だった。いや、機械というのは少々誤りであるかもしれない。
だが…機械を思わせるほど、感情のかけらも感じ取れない無機質な声であったのは間違いないだろう。
まどか「そんなのひどいよ…こんなのってないよ!」
指一本動かないさやかにすがりついてむせび泣く、絶望の涙がさやかの制服を濡らしていった。
キュゥべえ「君たち人間はいつもそうだ、事実を伝えるといつもきまって同じ反応をする」
キュゥべえ「わけがわからないよ」
449: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 01:18:26.27 ID:psY02mFG0
その時、絶望で覆い尽くされた空気を打ち破る声を出すものが一人。
銀時(裏声)「四番、バッター…坂田銀時」
キュゥべえ「え?」
銀時「言いてェことは腐るほどあるけどな…とりあえず、今は……」
銀時は大きく息を吸い込んで振りかぶった木刀を力いっぱい握りしめ
銀時「そんなクソ大事なこと説明してなかった責任とってソウル何とかはテメーで取ってこいやァァァァァァ!」
キュゥべえ「きゅっぷい!?」
そのままフルスイングした。
―――キュゥべえ(三号)、輝く夜空の星になる。
銀時(裏声)「四番、バッター…坂田銀時」
キュゥべえ「え?」
銀時「言いてェことは腐るほどあるけどな…とりあえず、今は……」
銀時は大きく息を吸い込んで振りかぶった木刀を力いっぱい握りしめ
銀時「そんなクソ大事なこと説明してなかった責任とってソウル何とかはテメーで取ってこいやァァァァァァ!」
キュゥべえ「きゅっぷい!?」
そのままフルスイングした。
―――キュゥべえ(三号)、輝く夜空の星になる。
452: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 01:26:27.06 ID:psY02mFG0
ほむら「ハァ……ハァ……」
キュゥべえが殴り飛ばされたのと同時、消失していた暁美ほむらが再び姿を現した。
肩で息をしてはいるものの、その手にはさやかのソウルジェムが握られているのが見て取れる。
銀時「お前…そいつは……!」
ほむら「…………」
ほむらは何も言わずにソウルジェムをさやかの手に握らせた。
さやか「……っ!」
さやか「………あれ?」
意識を取り戻したさやかは周りの状況が理解できなかった。
キュゥべえが殴り飛ばされたのと同時、消失していた暁美ほむらが再び姿を現した。
肩で息をしてはいるものの、その手にはさやかのソウルジェムが握られているのが見て取れる。
銀時「お前…そいつは……!」
ほむら「…………」
ほむらは何も言わずにソウルジェムをさやかの手に握らせた。
さやか「……っ!」
さやか「………あれ?」
意識を取り戻したさやかは周りの状況が理解できなかった。
453: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/17(火) 01:36:18.26 ID:psY02mFG0
---
さやか宅
さやか「……だましてたのね」
キュゥべえ「だましてなんかいないよ、僕は事前に与えられるだけの情報は与えたじゃないか」
さやか「じゃあなんでソウルジェムの件を説明しなかったのよ!」
キュゥべえ「聞かれなかったからさ、自分の状況判断能力を他者に押し付けるのはよくないよ」
さやか「……最低ね、アンタ」
キュゥべえ「それは僕を殴り飛ばした彼に対する言葉じゃないのかい?」
キュゥべえ「こっちはいきなり山奥まで殴り飛ばされてここまで帰ってくるのに苦労したって言うのに……」
キュゥべえ「途中で山狩りしてた猟師の流れ弾に当たりかけるし、車には引かれかけるし…わけがわからないよ」
さやか「こんなの…絶対ひどいよ……」
キュゥべえ「もはやだれも僕の話は聞いてくれないんだね」
さやか宅
さやか「……だましてたのね」
キュゥべえ「だましてなんかいないよ、僕は事前に与えられるだけの情報は与えたじゃないか」
さやか「じゃあなんでソウルジェムの件を説明しなかったのよ!」
キュゥべえ「聞かれなかったからさ、自分の状況判断能力を他者に押し付けるのはよくないよ」
さやか「……最低ね、アンタ」
キュゥべえ「それは僕を殴り飛ばした彼に対する言葉じゃないのかい?」
キュゥべえ「こっちはいきなり山奥まで殴り飛ばされてここまで帰ってくるのに苦労したって言うのに……」
キュゥべえ「途中で山狩りしてた猟師の流れ弾に当たりかけるし、車には引かれかけるし…わけがわからないよ」
さやか「こんなの…絶対ひどいよ……」
キュゥべえ「もはやだれも僕の話は聞いてくれないんだね」
479: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 19:54:20.56 ID:bH2UZX0L0
翌日、さやか宅
さやか「………」
登校時間はとっくに過ぎている、それは分かっていてもさやかは布団から抜け出すことができなかった。
昨日の夜の出来事が未だに頭の中で渦巻いている。
ソウルジェム、今の自分の存在はこんなちっぽけな石ころでしかないのだ……
腕も、足も、体を流れる血も…もはやすべてが作り物と同然となってしまった現実。
さやか「私…こんな体になっちゃって…どんな顔して恭介に会えばいいのかな?」
何もする気が起きなかった、永遠にこの布団の中にいたい…そう思っていた時
『いつまでもしょぼくれてんじゃねぇぞ、ボンクラ』
耳から聞こえる声ではない、頭の中に直接語りかけるような声が響き渡った。
布団から這い出し窓の外を見る、そこにはりんごをかじりながら玄関先でこちらを見つめる杏子の姿があった。
杏子「ちょいと面かしな」
さやか「………」
登校時間はとっくに過ぎている、それは分かっていてもさやかは布団から抜け出すことができなかった。
昨日の夜の出来事が未だに頭の中で渦巻いている。
ソウルジェム、今の自分の存在はこんなちっぽけな石ころでしかないのだ……
腕も、足も、体を流れる血も…もはやすべてが作り物と同然となってしまった現実。
さやか「私…こんな体になっちゃって…どんな顔して恭介に会えばいいのかな?」
何もする気が起きなかった、永遠にこの布団の中にいたい…そう思っていた時
『いつまでもしょぼくれてんじゃねぇぞ、ボンクラ』
耳から聞こえる声ではない、頭の中に直接語りかけるような声が響き渡った。
布団から這い出し窓の外を見る、そこにはりんごをかじりながら玄関先でこちらを見つめる杏子の姿があった。
杏子「ちょいと面かしな」
480: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 19:57:03.58 ID:bH2UZX0L0
---
某所
左右に木々の生い茂った道を二人の少女が歩いていく。
万物を明るく照らす太陽の光も今日はどことなく物悲しげに感じられた。
杏子「アンタさぁ、やっぱり後悔してるの?こんな体にされちゃったこと」
さやか「…………」
杏子「私はさぁ…まあいっかなって思ってる、この力のおかげで何だかんだで好き勝手出来たわけだし」
さやか「アンタは自業自得なだけでしょ」
杏子「そうだよ自業自得なのさ、誰のせいでもない自分のせい」
杏子「そう割り切れれば誰を恨むこともないし、後悔なんてあるわけがない」
杏子「そう思えば大抵のことは背負えるもんさ」
某所
左右に木々の生い茂った道を二人の少女が歩いていく。
万物を明るく照らす太陽の光も今日はどことなく物悲しげに感じられた。
杏子「アンタさぁ、やっぱり後悔してるの?こんな体にされちゃったこと」
さやか「…………」
杏子「私はさぁ…まあいっかなって思ってる、この力のおかげで何だかんだで好き勝手出来たわけだし」
さやか「アンタは自業自得なだけでしょ」
杏子「そうだよ自業自得なのさ、誰のせいでもない自分のせい」
杏子「そう割り切れれば誰を恨むこともないし、後悔なんてあるわけがない」
杏子「そう思えば大抵のことは背負えるもんさ」
481: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:00:02.16 ID:bH2UZX0L0
さやか「…………」
さやかは杏子の真意を推し量っていた、いったい何が言いたいのだろうか。
一つ分かるのは…佐倉杏子は自分が思っていた以上に過酷な日々を送ってきたという事実だった。
教会跡
さやか「……こんなところまで連れてきていったい何のつもり?」
杏子「ちょっとばかり長い話になる……」
そういうと杏子は手に持っていた紙袋に入っているりんごをさやかに投げ渡した。
杏子「食うかい?」
さやかは杏子の真意を推し量っていた、いったい何が言いたいのだろうか。
一つ分かるのは…佐倉杏子は自分が思っていた以上に過酷な日々を送ってきたという事実だった。
教会跡
さやか「……こんなところまで連れてきていったい何のつもり?」
杏子「ちょっとばかり長い話になる……」
そういうと杏子は手に持っていた紙袋に入っているりんごをさやかに投げ渡した。
杏子「食うかい?」
482: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:06:05.22 ID:bH2UZX0L0
---
杏子「まあ…そんなわけさ、だからどうだって話でもないけれどね」
さやか「………」
驚いた、まさか自分がこの上なく憎たらしいと思っていたこの少女の背負った過去に。
父のこと、家族のこと、魔法少女になった理由、そして魔法を自分のためだけに使うという誓い。
どうやら自分は佐倉杏子という人間の評価を誤っていたらしい。彼女は強く、孤高であり
杏子「アンタも私と同じ間違いから始まった、そして今も苦しみ続けてる…見てられないんだよ、そんなの」
そして、他人を思いやることのできる優しい少女だったのだ。
杏子「まあ…そんなわけさ、だからどうだって話でもないけれどね」
さやか「………」
驚いた、まさか自分がこの上なく憎たらしいと思っていたこの少女の背負った過去に。
父のこと、家族のこと、魔法少女になった理由、そして魔法を自分のためだけに使うという誓い。
どうやら自分は佐倉杏子という人間の評価を誤っていたらしい。彼女は強く、孤高であり
杏子「アンタも私と同じ間違いから始まった、そして今も苦しみ続けてる…見てられないんだよ、そんなの」
そして、他人を思いやることのできる優しい少女だったのだ。
483: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:13:01.18 ID:bH2UZX0L0
さやか「アンタのこと、色々と誤解してた…それは謝るよ、ごめん……でも」
さやか「私は自分の願いに後悔なんてしないよ、絶対に…これからもね」
杏子「……それ、本気で言ってるのかよ」
さやか「うん、私が気に入らないなら…そのときはまた殺しに来ればいい…私は逃げないし恨んだりもしないよ」
杏子の気遣いは素直にうれしかった、だがさやかも生半可な思いで契約をしたわけではない。
ここで自分のために魔法を使うことを認めては、他社のために魔法を使うというあの時の誓いを裏切ることになってしまう。
それだけは出来なかった。
銀時「…………」
外から二人の様子を窺っていた侍、その胸中は一体如何なるものだったのか。
―――だが、運命の歯車は少女たちに休息のひまを与えることはなかった。
さやか「私は自分の願いに後悔なんてしないよ、絶対に…これからもね」
杏子「……それ、本気で言ってるのかよ」
さやか「うん、私が気に入らないなら…そのときはまた殺しに来ればいい…私は逃げないし恨んだりもしないよ」
杏子の気遣いは素直にうれしかった、だがさやかも生半可な思いで契約をしたわけではない。
ここで自分のために魔法を使うことを認めては、他社のために魔法を使うというあの時の誓いを裏切ることになってしまう。
それだけは出来なかった。
銀時「…………」
外から二人の様子を窺っていた侍、その胸中は一体如何なるものだったのか。
―――だが、運命の歯車は少女たちに休息のひまを与えることはなかった。
484: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:16:54.14 ID:bH2UZX0L0
---
翌日、学校、放課後
さやか「今…なんて……?」
仁美「ですから私、上条恭介くんをずっとお慕いしていました」
さやか「!」
仁美「でも…幼馴染の美樹さんの気持ちを無視するわけにはいきません」
仁美「明日の時間を美樹さんにお譲りします、彼を男性としてみているのなら…どうかその時に告白なさってください」
仁美「そしてもし、明日までに何かのアクションを起こさなければ…私が彼に告白します」
さやか「…………」
翌日、学校、放課後
さやか「今…なんて……?」
仁美「ですから私、上条恭介くんをずっとお慕いしていました」
さやか「!」
仁美「でも…幼馴染の美樹さんの気持ちを無視するわけにはいきません」
仁美「明日の時間を美樹さんにお譲りします、彼を男性としてみているのなら…どうかその時に告白なさってください」
仁美「そしてもし、明日までに何かのアクションを起こさなければ…私が彼に告白します」
さやか「…………」
485: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:25:07.92 ID:bH2UZX0L0
---
翌日
まどか「………」
まどか(さやかちゃん…また学校を休んでる……まさか…また無茶をして怪我をしたんじゃ…!)
仁美「…………」
---
放課後、さやか宅、玄関前
まどか「さやかちゃん!」
さやか「………まどか」
玄関先で待っていたまどかに声を掛けられたさやかが力なく返答をする、誰が見ても明らかにやつれていた。
銀時「オイオイ、休むんだったら休むって連絡いれろお前」
まどか「!」
さやか「先生も…来てたんだ、心配かけてごめんね…明日は学校に行くから……」
翌日
まどか「………」
まどか(さやかちゃん…また学校を休んでる……まさか…また無茶をして怪我をしたんじゃ…!)
仁美「…………」
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放課後、さやか宅、玄関前
まどか「さやかちゃん!」
さやか「………まどか」
玄関先で待っていたまどかに声を掛けられたさやかが力なく返答をする、誰が見ても明らかにやつれていた。
銀時「オイオイ、休むんだったら休むって連絡いれろお前」
まどか「!」
さやか「先生も…来てたんだ、心配かけてごめんね…明日は学校に行くから……」
486: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:28:51.63 ID:bH2UZX0L0
銀時「……で、テメーは今からどこに行こうとしてんだ?」
さやか「魔女を…倒しに……」
まどか「ダメだよさやかちゃん…こんなに疲れてるのに戦うなんて……」
さやか「……戦うしかないよ、だって」
さやか「魔女と戦わない私に…存在価値なんてないんだから」
銀時「何があったお前…冗談にもならねェこと言うんじゃねーよ」
さやか「だって……だって……私、最低なんだもん……!」
さやか「魔女を…倒しに……」
まどか「ダメだよさやかちゃん…こんなに疲れてるのに戦うなんて……」
さやか「……戦うしかないよ、だって」
さやか「魔女と戦わない私に…存在価値なんてないんだから」
銀時「何があったお前…冗談にもならねェこと言うんじゃねーよ」
さやか「だって……だって……私、最低なんだもん……!」
487: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:38:28.19 ID:bH2UZX0L0
気丈に振る舞い続けていたさやかの仮面が外れる、同時に大粒の涙がこぼれおちた。
さやか「どうしよう…このままだと仁美に恭介を取られちゃうよぉ……」
さやか「しかも私…前に仁美を助けたことを後悔するなんて……!」
まどか「さ、さやかちゃん…さやかちゃんならきっと大丈……」
さやか「大丈夫じゃないよ!……こんな体で恭介に触ることなんてできない」
さやか「こんな口で恭介に好きだなんて言えない!」
銀時「…………」
銀時「他人の惚れた晴れたに口出しすんのもお門違いだけどよ、これだけははっきり言ってやる」
さやか「………?」
銀時「今のテメーは誰かに惚れる権利も、惚れた相手に思いを伝える権利も持ってらァ」
銀時「そんなにてめーを卑下するもんじゃねーよ」
さやか「……嘘でもそういってくれると嬉しいよ、でも…今は魔女を倒しに行かなきゃね」
さやか「どうしよう…このままだと仁美に恭介を取られちゃうよぉ……」
さやか「しかも私…前に仁美を助けたことを後悔するなんて……!」
まどか「さ、さやかちゃん…さやかちゃんならきっと大丈……」
さやか「大丈夫じゃないよ!……こんな体で恭介に触ることなんてできない」
さやか「こんな口で恭介に好きだなんて言えない!」
銀時「…………」
銀時「他人の惚れた晴れたに口出しすんのもお門違いだけどよ、これだけははっきり言ってやる」
さやか「………?」
銀時「今のテメーは誰かに惚れる権利も、惚れた相手に思いを伝える権利も持ってらァ」
銀時「そんなにてめーを卑下するもんじゃねーよ」
さやか「……嘘でもそういってくれると嬉しいよ、でも…今は魔女を倒しに行かなきゃね」
488: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:45:01.18 ID:bH2UZX0L0
---
某所
杏子「…………」
魔女の作り出した結界が見える、そのすぐそばで佐倉杏子は中の様子を窺っていた。
ほむら「……らしくないわね、あなたがただ見ているだけなんて」
杏子「あの魔女はアイツの獲物だ、手出しなんか必要ないだろ」
ほむら「そんな理由でみすみすあなたがグリーフシードを得られる機会を譲るのかしら?」
杏子「…………」
某所
杏子「…………」
魔女の作り出した結界が見える、そのすぐそばで佐倉杏子は中の様子を窺っていた。
ほむら「……らしくないわね、あなたがただ見ているだけなんて」
杏子「あの魔女はアイツの獲物だ、手出しなんか必要ないだろ」
ほむら「そんな理由でみすみすあなたがグリーフシードを得られる機会を譲るのかしら?」
杏子「…………」
489: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:48:36.08 ID:bH2UZX0L0
---
結界内
結界内ではさやかが剣を振るい魔女と交戦している最中だった、お互いに致命打を与えられない緊迫した戦闘が続く。
銀時は魔女の生み出す使い魔と木刀で打ち倒すも魔女の本体には手を出さない。
銀時「チッ…次から次へと湧いてきやがって……!」
本来ならば使い魔など気にせずに魔女本体を叩くのが定石であるし、銀時もそうするつもりだった。
だが、出てくる使い魔を放置してしまっては一緒にいるまどかの身が危険にさらされる。
そしてさやか自身も、銀時に手を貸してほしくなかったのだ。
結界内
結界内ではさやかが剣を振るい魔女と交戦している最中だった、お互いに致命打を与えられない緊迫した戦闘が続く。
銀時は魔女の生み出す使い魔と木刀で打ち倒すも魔女の本体には手を出さない。
銀時「チッ…次から次へと湧いてきやがって……!」
本来ならば使い魔など気にせずに魔女本体を叩くのが定石であるし、銀時もそうするつもりだった。
だが、出てくる使い魔を放置してしまっては一緒にいるまどかの身が危険にさらされる。
そしてさやか自身も、銀時に手を貸してほしくなかったのだ。
490: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 20:56:41.31 ID:bH2UZX0L0
杏子「いつまでちんたらやってんだ馬鹿」
一閃、ただそれだけでさやかを苦しめていた魔女の体の一部が切断される。
杏子「ったく、見てらんねぇな…見てな、手本ってのを見せてやるからさ」
それは不器用な彼女なりの握手の申し出だった。自分も手伝う、仲間として戦おうという彼女なりの優しさ。
さやか「……邪魔しないで」
だが…今のさやかは差し出された言葉を乱暴に払いのけた。
一閃、ただそれだけでさやかを苦しめていた魔女の体の一部が切断される。
杏子「ったく、見てらんねぇな…見てな、手本ってのを見せてやるからさ」
それは不器用な彼女なりの握手の申し出だった。自分も手伝う、仲間として戦おうという彼女なりの優しさ。
さやか「……邪魔しないで」
だが…今のさやかは差し出された言葉を乱暴に払いのけた。
491: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 21:08:25.70 ID:bH2UZX0L0
魔女に向かって単騎で突撃を仕掛ける、あまりに直線的で単純な攻撃。
当然のごとく魔女の反撃をその身に受けた。
銀時「あの馬鹿!」
銀時が助けに入ろうとするも、さやかは止まることなく魔女を斬り付ける。
本来ならば動けるはずのないダメージを負っているはずだった、なのになぜ……
さやか「なるほどね…慣れれば簡単なんじゃない、痛みを消すことなんてさぁ」
さやかは笑っていた、体から、頭から、いたるところから血を流しても笑い続けた。
……さやかの浮かべている笑みは少女のそれと言うにはあまりにも邪悪だった。
当然のごとく魔女の反撃をその身に受けた。
銀時「あの馬鹿!」
銀時が助けに入ろうとするも、さやかは止まることなく魔女を斬り付ける。
本来ならば動けるはずのないダメージを負っているはずだった、なのになぜ……
さやか「なるほどね…慣れれば簡単なんじゃない、痛みを消すことなんてさぁ」
さやかは笑っていた、体から、頭から、いたるところから血を流しても笑い続けた。
……さやかの浮かべている笑みは少女のそれと言うにはあまりにも邪悪だった。
492: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 21:11:40.00 ID:bH2UZX0L0
さやか「あはははははははははははは!!」
狂ったように笑いながら動かなくなった魔女を斬り続けた。何度も、何度も。
銀時「………」
銀時はそんなさやかの腕を掴みあげて
銀時「もう止めろ…このままじゃテメー、本当に戻れなくなっちまうぞ」
さやか「………」
さやか「戻る場所なんて私にはもうないよ……」
狂ったように笑いながら動かなくなった魔女を斬り続けた。何度も、何度も。
銀時「………」
銀時はそんなさやかの腕を掴みあげて
銀時「もう止めろ…このままじゃテメー、本当に戻れなくなっちまうぞ」
さやか「………」
さやか「戻る場所なんて私にはもうないよ……」
493: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 21:19:57.85 ID:bH2UZX0L0
魔女が倒されたことで結界が崩壊する、あたりの景色が日常の物へと戻っていった。
魔女の落としたグリーフシードを蛍光灯が明るく照らしている、さやかはそれを拾い上げると杏子に投げ渡した。
さやか「あげるよ、ソイツが目当てなんでしょ?」
杏子「オイ……」
さやか「さあ…帰ろう、まどか、先生……」
言葉を言い終わらないうちにさやかはその場に倒れこんだ。
銀時「…………」
そして、白髪の侍はこの場にいる誰よりも事態を重く受け止めていた。
予感があった、このままでは取り返しのつかない事態が起こりかねないと。
魔女の落としたグリーフシードを蛍光灯が明るく照らしている、さやかはそれを拾い上げると杏子に投げ渡した。
さやか「あげるよ、ソイツが目当てなんでしょ?」
杏子「オイ……」
さやか「さあ…帰ろう、まどか、先生……」
言葉を言い終わらないうちにさやかはその場に倒れこんだ。
銀時「…………」
そして、白髪の侍はこの場にいる誰よりも事態を重く受け止めていた。
予感があった、このままでは取り返しのつかない事態が起こりかねないと。
494: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 21:25:13.13 ID:bH2UZX0L0
---
ほむら宅
ほむら「そう…そんなことがね」
銀時「お前…わかってたんじゃねーか?めんどくせーことになるってよ」
銀時「その前に…あの無限残機が言ってたソウル何たらの件も俺ァ聞いてねーぞ」
ほむら「……あの時は言うべきではなかったの、言っても仕方のないことだったわ」
銀時「……どうやら嘘でもなんでもねーらしいな、魂を抜き取るってのは」
ほむら「ええ、事実よ…だから私は美樹さやかが契約した時点でもうある程度の諦めはしていたわ」
ほむら「契約した人間を救うことなんて…絶対に出来るはずがないんだから」
銀時「…………」
ほむら宅
ほむら「そう…そんなことがね」
銀時「お前…わかってたんじゃねーか?めんどくせーことになるってよ」
銀時「その前に…あの無限残機が言ってたソウル何たらの件も俺ァ聞いてねーぞ」
ほむら「……あの時は言うべきではなかったの、言っても仕方のないことだったわ」
銀時「……どうやら嘘でもなんでもねーらしいな、魂を抜き取るってのは」
ほむら「ええ、事実よ…だから私は美樹さやかが契約した時点でもうある程度の諦めはしていたわ」
ほむら「契約した人間を救うことなんて…絶対に出来るはずがないんだから」
銀時「…………」
495: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 21:32:43.69 ID:bH2UZX0L0
銀時「二人なら持ち上げられる石でも、一人が手抜いたんじゃ持ち上げられるわけがねェ…」
ほむら「?」
銀時「テメーが何度この世界をやり直してきたかは知らねーが…それで全部を諦めんのは早いんじゃねーか?」
ほむら「!」
銀時「契約した人間だろうがなんだろうが…目の前にあるモンなら掬い取ってやる、まだ間に合うんならな」
ほむら「………」
銀時「俺ァ見捨てるつもりはねーよ、アイツも…テメーもな」
ほむら「…………」
ほむら「……あなたは面白いわね、本当に」
ほむら「?」
銀時「テメーが何度この世界をやり直してきたかは知らねーが…それで全部を諦めんのは早いんじゃねーか?」
ほむら「!」
銀時「契約した人間だろうがなんだろうが…目の前にあるモンなら掬い取ってやる、まだ間に合うんならな」
ほむら「………」
銀時「俺ァ見捨てるつもりはねーよ、アイツも…テメーもな」
ほむら「…………」
ほむら「……あなたは面白いわね、本当に」
496: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 21:44:48.18 ID:bH2UZX0L0
翌日、放課後
志村仁美が上条恭介に思いを告げると宣言したその日、美樹さやかの姿は学校にはなかった。
仁美「退院できてよかったですわね、上条さん」
上条「ありがとう、でもまだ色々と検査はしなくちゃいけないらしいんだ」
仁美「……上条さん、今日ここでお伝えしたいことがあります」
上条「?」
さやか「………」
……楽しそうに笑いあう男女を木陰から見つめる少女が一人。
志村仁美が上条恭介に思いを告げると宣言したその日、美樹さやかの姿は学校にはなかった。
仁美「退院できてよかったですわね、上条さん」
上条「ありがとう、でもまだ色々と検査はしなくちゃいけないらしいんだ」
仁美「……上条さん、今日ここでお伝えしたいことがあります」
上条「?」
さやか「………」
……楽しそうに笑いあう男女を木陰から見つめる少女が一人。
498: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 21:54:53.80 ID:bH2UZX0L0
---
さやか「…………」
まどか「さやかちゃん…今日も私……」
さやか「来ないで」
まどか「え……!」
初めての拒絶の言葉にまどかは驚きの表情を浮かべる、それでもさやかは冷たく
さやか「戦いもしないアンタが付いてきたって…何にもならないでしょ」
まどか「でも…でも私……!」
さやか「何…私のことを思ってくれてるつもり?私と同じ立場でもないくせに」
まどか「そんな…さやかちゃん……」
冷たい感情が心に染みわたっていく、人の心とはこれほどまで冷徹になれるのだろうか?
さやか「本当に私のことを思ってくれてるんなら…私と同じ体になってみせてよ」
……いや、自分はもはや人間ではなかった。
さやか「…………」
まどか「さやかちゃん…今日も私……」
さやか「来ないで」
まどか「え……!」
初めての拒絶の言葉にまどかは驚きの表情を浮かべる、それでもさやかは冷たく
さやか「戦いもしないアンタが付いてきたって…何にもならないでしょ」
まどか「でも…でも私……!」
さやか「何…私のことを思ってくれてるつもり?私と同じ立場でもないくせに」
まどか「そんな…さやかちゃん……」
冷たい感情が心に染みわたっていく、人の心とはこれほどまで冷徹になれるのだろうか?
さやか「本当に私のことを思ってくれてるんなら…私と同じ体になってみせてよ」
……いや、自分はもはや人間ではなかった。
499: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 21:58:29.65 ID:bH2UZX0L0
さやか「出来るわけないわよね、同情なんかでそこまでのこと」
まどか「ど、同情なんかじゃ……!」
さやか「だったらアンタが戦ってよ」
恐ろしいほどの冷たい視線で睨みつけられる、思いを伝えようとしても口が動いてくれない。
さやか「……そういうわけだから」
まどか「……!!」
結局…まどかはさやかを引き留めることは出来なかった。
---
さやか「馬鹿…馬鹿…なんてこと言ってんのよ、私は!」
まどか「ど、同情なんかじゃ……!」
さやか「だったらアンタが戦ってよ」
恐ろしいほどの冷たい視線で睨みつけられる、思いを伝えようとしても口が動いてくれない。
さやか「……そういうわけだから」
まどか「……!!」
結局…まどかはさやかを引き留めることは出来なかった。
---
さやか「馬鹿…馬鹿…なんてこと言ってんのよ、私は!」
500: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:07:20.27 ID:bH2UZX0L0
夜
まどか「さやかちゃんが…帰ってない!?」
さやかの両親によれば、先日休んでいたさやかが外出してから、家に帰っていないらしい。
つまり、銀時や杏子と魔女を倒した日から一度も家に帰っていないことになる。
まどか「……!」
さっき、自分は追いかけなければいけなかったのだ…助けを求める親友を一人きりにしてしまった。
何かを考える前にまどかは走り出していた、親友を探し出すために。
まどか「さやかちゃんが…帰ってない!?」
さやかの両親によれば、先日休んでいたさやかが外出してから、家に帰っていないらしい。
つまり、銀時や杏子と魔女を倒した日から一度も家に帰っていないことになる。
まどか「……!」
さっき、自分は追いかけなければいけなかったのだ…助けを求める親友を一人きりにしてしまった。
何かを考える前にまどかは走り出していた、親友を探し出すために。
501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:14:37.59 ID:bH2UZX0L0
---
某所
さやか「…………」
杏子「やっと見つけた……手間かけさせんなよ」
失踪したさやかを最も早く見つけたのは杏子だった、あちこち走り回ってきたのか若干息を切らしている。
さやか「悪いね…手間かけさせちゃって」
杏子「……なんだよ、そんなこと言うなんてらしくないじゃん」
さやか「もう…どうでもよくなっちゃったからね」
自らのポケットに手を伸ばすとソウルジェムを取り出した、さやかのそれは
杏子「……っ!!」
石の持っていた輝きはまるで失せ、黒い濁りが溜め込まれていた。
某所
さやか「…………」
杏子「やっと見つけた……手間かけさせんなよ」
失踪したさやかを最も早く見つけたのは杏子だった、あちこち走り回ってきたのか若干息を切らしている。
さやか「悪いね…手間かけさせちゃって」
杏子「……なんだよ、そんなこと言うなんてらしくないじゃん」
さやか「もう…どうでもよくなっちゃったからね」
自らのポケットに手を伸ばすとソウルジェムを取り出した、さやかのそれは
杏子「……っ!!」
石の持っていた輝きはまるで失せ、黒い濁りが溜め込まれていた。
502: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:20:59.34 ID:bH2UZX0L0
さやか「何やってるんだろうね、私は……」
さやか「憧れてた先輩の信念を真似することもできなくて…親友を傷つけて…」
さやか「先生の忠告も聞かないで…差し出されていた手を振り払って…」
杏子「お前…まさか……!」
さやか「私って…ホント馬鹿」
悲しみと後悔の涙がソウルジェムに零れ落ちると同時
―――さやかのソウルジェムが黒く染まりきり、粉々に砕け散った。
杏子「さやかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
---
某所
キュゥべえ「この国では成長途中の女性のことを少女って言うんだろう?」
キュゥべえ「だったらいずれ魔女になる君たちのことは、魔法少女って呼ぶべきだよね」
さやか「憧れてた先輩の信念を真似することもできなくて…親友を傷つけて…」
さやか「先生の忠告も聞かないで…差し出されていた手を振り払って…」
杏子「お前…まさか……!」
さやか「私って…ホント馬鹿」
悲しみと後悔の涙がソウルジェムに零れ落ちると同時
―――さやかのソウルジェムが黒く染まりきり、粉々に砕け散った。
杏子「さやかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
---
某所
キュゥべえ「この国では成長途中の女性のことを少女って言うんだろう?」
キュゥべえ「だったらいずれ魔女になる君たちのことは、魔法少女って呼ぶべきだよね」
503: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:27:46.30 ID:bH2UZX0L0
刹那、魔女の結界が杏子を包み込んだ。
杏子「な、なんだよこれ…どうやってやがる!」
瞬時にソウルジェムを使って魔法少女に変身する。
魔女も気を付けなければならないが、まずは倒れたさやかを助けなければならない。
杏子「テメー一体なんなんだ、さやかに何をした!」
答えが返ってこないと知りつつも、突如その場に現れた魔女に対して叫んだ。
ほむら「下がって」
響き渡る声とともに魔女の付近で爆発が起こる、その一撃で魔女も怯んだらしく攻撃を仕掛けてこようとはしない。
銀時「今のうちに退くぞ、さやかの奴はしっかり背負っとけ!」
杏子「お前ら……!」
杏子「な、なんだよこれ…どうやってやがる!」
瞬時にソウルジェムを使って魔法少女に変身する。
魔女も気を付けなければならないが、まずは倒れたさやかを助けなければならない。
杏子「テメー一体なんなんだ、さやかに何をした!」
答えが返ってこないと知りつつも、突如その場に現れた魔女に対して叫んだ。
ほむら「下がって」
響き渡る声とともに魔女の付近で爆発が起こる、その一撃で魔女も怯んだらしく攻撃を仕掛けてこようとはしない。
銀時「今のうちに退くぞ、さやかの奴はしっかり背負っとけ!」
杏子「お前ら……!」
504: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:38:25.20 ID:bH2UZX0L0
ほむら「捕まって、早く」
言われるがままにほむらの手を取る、すると時計の針が止まったかのように周りの物が動かなくなった。
ほむら「気を付けて、私の手を放したらあなたたちの時間も止まってしまう」
杏子「時間操作系の魔法かよ…いや、今はそんなことどうでもいい!アイツはいったいなんなんだよ!」
ほむら「かつて美樹さやかだったもの、あなたも見届けたんでしょう?」
ほむら「…………間に合わなかったのね」
歯を食いしばる音が聞こえた気がする、冷静に見えるほむらも何か思うところはあるのだろう。
言われるがままにほむらの手を取る、すると時計の針が止まったかのように周りの物が動かなくなった。
ほむら「気を付けて、私の手を放したらあなたたちの時間も止まってしまう」
杏子「時間操作系の魔法かよ…いや、今はそんなことどうでもいい!アイツはいったいなんなんだよ!」
ほむら「かつて美樹さやかだったもの、あなたも見届けたんでしょう?」
ほむら「…………間に合わなかったのね」
歯を食いしばる音が聞こえた気がする、冷静に見えるほむらも何か思うところはあるのだろう。
505: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:43:57.95 ID:bH2UZX0L0
杏子「逃げるのか…?」
ほむら「戦うならあの魔女を殺すことになる、その荷物を捨ててね」
杏子「捨てる?ふざけんな!」
ほむら「……今は逃げることだけを考えなさい」
銀時「…………」
止まることなく走り続け結界を抜ける、その先に待っていたのは
まどか「何なのこれ…さやかちゃんはどうしたの!?」
マミ「せ、説明してくれるかしら…いったい何があったのか……」
ほむら「戦うならあの魔女を殺すことになる、その荷物を捨ててね」
杏子「捨てる?ふざけんな!」
ほむら「……今は逃げることだけを考えなさい」
銀時「…………」
止まることなく走り続け結界を抜ける、その先に待っていたのは
まどか「何なのこれ…さやかちゃんはどうしたの!?」
マミ「せ、説明してくれるかしら…いったい何があったのか……」
506: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:47:35.86 ID:bH2UZX0L0
ほむら「…………」
説明するのが躊躇われる、巴マミが過去の世界で何をやったか忘れたわけではない。
彼女は魔法少女が魔女になるとの事実を知った時、錯乱して他の魔法少女を撃ち殺している。
だが…ここで嘘をついてもいずれは分かることだった。
ほむら「美樹さやかのソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を生み出して砕け散ったわ」
まどか「!」
マミ「え……!」
説明するのが躊躇われる、巴マミが過去の世界で何をやったか忘れたわけではない。
彼女は魔法少女が魔女になるとの事実を知った時、錯乱して他の魔法少女を撃ち殺している。
だが…ここで嘘をついてもいずれは分かることだった。
ほむら「美樹さやかのソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を生み出して砕け散ったわ」
まどか「!」
マミ「え……!」
509: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:50:57.95 ID:bH2UZX0L0
まどか「嘘…だよね?」
杏子「………」
まどかの目を見ていられず、思わず顔をそむけた。逆にそれが今の話を疑いのない真実だと決定づける根拠となる。
まどか「そんな…さやかちゃん…誰かを救いたいって…そのために戦いたいって言ってたのに……!」
マミ「ちょっと待って…美樹さんのソウルジェムが魔女を生み出したって……」
マミ「それって…つまり美樹さんが…魔女になったって……!!」
マミ「いいえ、美樹さんだけじゃない…つまり私たちも……!」
ほむら「ええ、ソウルジェムに穢れが溜まり切ってしまえば…私たちも魔女になる」
ほむら「それが私魔法少女について隠された最後の秘密よ」
マミ「!」
杏子「………」
まどかの目を見ていられず、思わず顔をそむけた。逆にそれが今の話を疑いのない真実だと決定づける根拠となる。
まどか「そんな…さやかちゃん…誰かを救いたいって…そのために戦いたいって言ってたのに……!」
マミ「ちょっと待って…美樹さんのソウルジェムが魔女を生み出したって……」
マミ「それって…つまり美樹さんが…魔女になったって……!!」
マミ「いいえ、美樹さんだけじゃない…つまり私たちも……!」
ほむら「ええ、ソウルジェムに穢れが溜まり切ってしまえば…私たちも魔女になる」
ほむら「それが私魔法少女について隠された最後の秘密よ」
マミ「!」
512: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 22:58:26.81 ID:bH2UZX0L0
キュゥべえ『逆に聞くけれど、君は自分があんな魔女になると思っているのかい?』
キュゥべえ『人に災いをもたらすだけのおぞましい存在になると、本当に思うのかい?』
いつだったか、キュゥべえが自分に向かって言っていた言葉を思い出す。
そうだ…つまり、あの問いの答えはそういうことだったのだ。ならば
マミ「魔法少女が魔女になるのなら…私たちがみんな死ぬしか…それしかないじゃない!」
ほむら「!」
キュゥべえ『人に災いをもたらすだけのおぞましい存在になると、本当に思うのかい?』
いつだったか、キュゥべえが自分に向かって言っていた言葉を思い出す。
そうだ…つまり、あの問いの答えはそういうことだったのだ。ならば
マミ「魔法少女が魔女になるのなら…私たちがみんな死ぬしか…それしかないじゃない!」
ほむら「!」
515: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 23:01:59.48 ID:bH2UZX0L0
衝撃の事実にマミが混乱することを予期していたほむらは時を止める準備をする。
万が一を避けるために、マミが魔法銃を出そうとした瞬間に動きを止めて拘束しなければならない。
だが、この場でマミを止めたのはほむらではなく
銀時「落ち着けや黄色の縦ロール、もっと適当に考えろ」
銀時「選択肢ならあるじゃねーか…誰も死ぬ必要のねェ簡単な選択肢がもう一つ」
銀時「さやかの奴を助けるって選択肢がよ」
白髪の天然パーマが発した言葉だった。
万が一を避けるために、マミが魔法銃を出そうとした瞬間に動きを止めて拘束しなければならない。
だが、この場でマミを止めたのはほむらではなく
銀時「落ち着けや黄色の縦ロール、もっと適当に考えろ」
銀時「選択肢ならあるじゃねーか…誰も死ぬ必要のねェ簡単な選択肢がもう一つ」
銀時「さやかの奴を助けるって選択肢がよ」
白髪の天然パーマが発した言葉だった。
517: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 23:05:46.42 ID:bH2UZX0L0
マミ「た、助けるって……!」
杏子「そんなことできるのかよ…何かあてでもあるのか?」
銀時「んなもんねーよ」
マミ「方法もわからないのに無責任なこと……」
銀時「だから落ち着けってキイロール」
マミ「いやキイロールって何?」
杏子「そんなことできるのかよ…何かあてでもあるのか?」
銀時「んなもんねーよ」
マミ「方法もわからないのに無責任なこと……」
銀時「だから落ち着けってキイロール」
マミ「いやキイロールって何?」
519: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 23:11:12.48 ID:bH2UZX0L0
ほむら「本気なの…どう考えても絶望的よ?」
杏子「いや…希望を捨てるのはまだ早いってのは私も同意だ、やれることはやらねぇと後悔する」
杏子「今のアイツは魔女化して間もない、こっちから呼びかければ人間だったときのことを思い出すかもしれない!」
銀時「だったら…いるじゃねーか、とっておきの適任者がよ」
まどか「わ、私……?」
杏子「アンタだけだ、アイツを助けられる可能性があるとすれば」
マミ「でも…呼びかけるなんて方法で……」
銀時「うだうだ言ってねーでテメーも手伝うんだよキンチョール」
マミ「それもう殺虫剤になってるわよね!?もはや黄色ですらなくなってるわよね!?」
杏子「いや…希望を捨てるのはまだ早いってのは私も同意だ、やれることはやらねぇと後悔する」
杏子「今のアイツは魔女化して間もない、こっちから呼びかければ人間だったときのことを思い出すかもしれない!」
銀時「だったら…いるじゃねーか、とっておきの適任者がよ」
まどか「わ、私……?」
杏子「アンタだけだ、アイツを助けられる可能性があるとすれば」
マミ「でも…呼びかけるなんて方法で……」
銀時「うだうだ言ってねーでテメーも手伝うんだよキンチョール」
マミ「それもう殺虫剤になってるわよね!?もはや黄色ですらなくなってるわよね!?」
521: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 23:19:03.80 ID:bH2UZX0L0
ほむら「…………」
どうせ自分が止めたところで佐倉杏子は美樹さやかを助けようと動くだろう。
そして親友であるまどかも動かないはずがない、どちらにしろ同じことだ。
それに今は巴マミもいる、若干の混乱があるとはいえ彼女もかなりの実力者だ。
そして…この世界の常識を破るために存在しているかのごときイレギュラーの坂田銀時の存在。
……賭けてみる価値はあるのではないだろうか?
ほむら「……やるのね」
銀時「アイツにこれ以上欠席されて給料引かれても困るんでな、明日にゃ笑って学校へ来てもらうとしようじゃねーか」
どうせ自分が止めたところで佐倉杏子は美樹さやかを助けようと動くだろう。
そして親友であるまどかも動かないはずがない、どちらにしろ同じことだ。
それに今は巴マミもいる、若干の混乱があるとはいえ彼女もかなりの実力者だ。
そして…この世界の常識を破るために存在しているかのごときイレギュラーの坂田銀時の存在。
……賭けてみる価値はあるのではないだろうか?
ほむら「……やるのね」
銀時「アイツにこれ以上欠席されて給料引かれても困るんでな、明日にゃ笑って学校へ来てもらうとしようじゃねーか」
522: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 23:24:33.92 ID:bH2UZX0L0
---
結界内
オクタヴィア(魔女)「グギャアアアアアアアア!!」
マミ「これが…これが美樹さん……?」
杏子「……行くぞ、作戦通りにな…みんな!」
銀時「大丈夫、問題ない」
ほむら「勝ち取りましょう…美樹さやかを取り戻すという勝利をね」
まどか「さやかちゃん……!」
結界内
オクタヴィア(魔女)「グギャアアアアアアアア!!」
マミ「これが…これが美樹さん……?」
杏子「……行くぞ、作戦通りにな…みんな!」
銀時「大丈夫、問題ない」
ほむら「勝ち取りましょう…美樹さやかを取り戻すという勝利をね」
まどか「さやかちゃん……!」
528: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 23:38:24.83 ID:bH2UZX0L0
今回の魔女が作り出した結界は言うなればコンサートホールのようなものだった。
多くの観客席、悲劇的な曲を奏でるバイオリニスト、それらをまとめ上げる指揮者。
まさに美樹さやかの根底にあった思いが反映されているというべき空間だった。
まどか「さやかちゃん…私だよ、まどかだよ!私の声がわかる?」
親友を救いたいと願いを込められた呼びかけが響き渡る。
だが、魔女は聞く耳を持たないかのごとく、演奏を声で遮るまどかに対して攻撃を仕掛けた。
多くの観客席、悲劇的な曲を奏でるバイオリニスト、それらをまとめ上げる指揮者。
まさに美樹さやかの根底にあった思いが反映されているというべき空間だった。
まどか「さやかちゃん…私だよ、まどかだよ!私の声がわかる?」
親友を救いたいと願いを込められた呼びかけが響き渡る。
だが、魔女は聞く耳を持たないかのごとく、演奏を声で遮るまどかに対して攻撃を仕掛けた。
530: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/18(水) 23:52:32.90 ID:bH2UZX0L0
まどか「!」
杏子「怯むな!アンタは呼び続けろ!!」
銀時「安心しな、テメーにゃ指一本触れさせやしねェ」
攻撃を迎撃された魔女はさらに数を増やして攻撃を仕掛ける、二人はそれを懸命にうけ切っていた。
マミ「…………」
ほむら「何をしているの、巴マミ…戦いが始まっていることがわからないの?」
マミ「わ、私は……」
ほむら「まだ迷っているのね、本当に美樹さやかを助けられるのかどうか…」
マミ「………」
ほむら「戦う気がないのならば今すぐここから逃げるべきよ、足手まといになるだけだわ」
杏子「怯むな!アンタは呼び続けろ!!」
銀時「安心しな、テメーにゃ指一本触れさせやしねェ」
攻撃を迎撃された魔女はさらに数を増やして攻撃を仕掛ける、二人はそれを懸命にうけ切っていた。
マミ「…………」
ほむら「何をしているの、巴マミ…戦いが始まっていることがわからないの?」
マミ「わ、私は……」
ほむら「まだ迷っているのね、本当に美樹さやかを助けられるのかどうか…」
マミ「………」
ほむら「戦う気がないのならば今すぐここから逃げるべきよ、足手まといになるだけだわ」
532: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/19(木) 00:04:16.82 ID:TR1mXgBQ0
杏子「ぐっ!」
銀時「立ち止まるな!一発でも通したらやべェぞ!」
戦い慣れた二人が目に見えて苦戦していた、その要因は魔女の攻撃はまどかに集中していること。
攻撃自体は木でできた車輪のようなものを作り出し投げつけるという単純なものだった。
だがまどかはなんの力もない、ただの一般人だ。一撃でも攻撃を食らえばひとたまりもない。
ゆえに二人は魔女の攻撃を『回避』せずにすべて撃ち落とさなければならないのだ。
さらにあの魔女が美樹さやかである以上、下手な攻撃を仕掛けることもできない。
どちらが有利かはだれの目にも明らかだった。
銀時「立ち止まるな!一発でも通したらやべェぞ!」
戦い慣れた二人が目に見えて苦戦していた、その要因は魔女の攻撃はまどかに集中していること。
攻撃自体は木でできた車輪のようなものを作り出し投げつけるという単純なものだった。
だがまどかはなんの力もない、ただの一般人だ。一撃でも攻撃を食らえばひとたまりもない。
ゆえに二人は魔女の攻撃を『回避』せずにすべて撃ち落とさなければならないのだ。
さらにあの魔女が美樹さやかである以上、下手な攻撃を仕掛けることもできない。
どちらが有利かはだれの目にも明らかだった。
533: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/19(木) 00:11:21.43 ID:TR1mXgBQ0
ほむら「下がって」
不意に爆発が起こり、敵の車輪がすべて撃ち落とされる。
銀時「すげーなオイ、どんなチート攻撃だ?」
ほむら「いいえ…私の攻撃には限度がある、このままのペースで撃ちつづけたら十分も持たないわ」
杏子「だったらアンタはまだ下がってろ…今は私たちで何とかする」
銀時「本当にヤバくなるまで温存しとけ、いざって時がいつ来るかわからねーぞ」
ほむらは二人に頷くと前線から一歩下がり、まどかの傍に寄り添った。
ほむら「呼び続けて、あなたの言葉が私たちの希望よ」
まどか「う、うん……!」
不意に爆発が起こり、敵の車輪がすべて撃ち落とされる。
銀時「すげーなオイ、どんなチート攻撃だ?」
ほむら「いいえ…私の攻撃には限度がある、このままのペースで撃ちつづけたら十分も持たないわ」
杏子「だったらアンタはまだ下がってろ…今は私たちで何とかする」
銀時「本当にヤバくなるまで温存しとけ、いざって時がいつ来るかわからねーぞ」
ほむらは二人に頷くと前線から一歩下がり、まどかの傍に寄り添った。
ほむら「呼び続けて、あなたの言葉が私たちの希望よ」
まどか「う、うん……!」
535: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/19(木) 00:18:40.30 ID:TR1mXgBQ0
杏子「くそっ!いい加減しんどくなってきたな……!」
銀時「動き続けろ!二秒で切り返せ!」
杏子「んなことできるわけないだろ!大体なんだよ、二秒って!」
銀時「うっせーな!俺ァあれが好きだったんだよ、途中から普通に面白くなってたのに勿体ねーよ!」
銀時「多分シアンを出すのがもうちょい早けりゃ生き残ったと俺は思うね!」
杏子「こんな時までわけわかんねぇこと言ってんなよ馬鹿!」
銀時「動き続けろ!二秒で切り返せ!」
杏子「んなことできるわけないだろ!大体なんだよ、二秒って!」
銀時「うっせーな!俺ァあれが好きだったんだよ、途中から普通に面白くなってたのに勿体ねーよ!」
銀時「多分シアンを出すのがもうちょい早けりゃ生き残ったと俺は思うね!」
杏子「こんな時までわけわかんねぇこと言ってんなよ馬鹿!」
539: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/19(木) 00:23:54.09 ID:TR1mXgBQ0
まどか「もう止めてさやかちゃん!こんなのさやかちゃんが望んだことじゃないよ!」
声がかれるほど叫んだ、数えきれないほど叫び続けた。親友に届けと思いを込めて。
それでも魔女は一向に攻撃の手を休めようとはしない、むしろ攻撃は激しさを増しているようにさえ思える。
杏子「うあっ!」
銀時「ぐっ!」
さすがの二人でも追い詰められつつあった、受けきれなかった攻撃がダメージとして蓄積されていく。
そして疲労が溜まればその分動きも衰え、さらに多くの攻撃を受けてしまう…最悪の悪循環だった。
声がかれるほど叫んだ、数えきれないほど叫び続けた。親友に届けと思いを込めて。
それでも魔女は一向に攻撃の手を休めようとはしない、むしろ攻撃は激しさを増しているようにさえ思える。
杏子「うあっ!」
銀時「ぐっ!」
さすがの二人でも追い詰められつつあった、受けきれなかった攻撃がダメージとして蓄積されていく。
そして疲労が溜まればその分動きも衰え、さらに多くの攻撃を受けてしまう…最悪の悪循環だった。
541: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/19(木) 00:32:30.30 ID:TR1mXgBQ0
ほむら「……!」
ほむらは最終手段も考慮に入れ始める、魔女を爆殺するという最終手段…それは美樹さやかを見捨てることを意味していた。
ほむら(でも…ここで全滅するくらいなら……!)
その思った瞬間だった。
銀時「どうしたよ、こんなモンじゃ俺ァ止められねェぞ……!」
ほむらは最終手段も考慮に入れ始める、魔女を爆殺するという最終手段…それは美樹さやかを見捨てることを意味していた。
ほむら(でも…ここで全滅するくらいなら……!)
その思った瞬間だった。
銀時「どうしたよ、こんなモンじゃ俺ァ止められねェぞ……!」
543: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/19(木) 00:52:33.73 ID:TR1mXgBQ0
今の銀時はまどかだけではない、動きの鈍った杏子への攻撃もその身を挺して防いでいる。
常人ならとっくに倒れていてもおかしくはない状態、それでも立ち続ける男にその場にいた全員が驚愕していた。
マミ「なぜ…立っていられるの……どうしてそんな傷で……!」
マミから投げかけられた問いに銀時は即答する。
銀時「気に食わねェんだよ…ダチ公の魂を弄んで食い物にしやがったあの野郎がな」
かつて白夜叉と呼ばれた男の怒り、それは自分にとって大切な者の最も大切な物を穢されたことに対するもの。
許せなかったのだ、あの明るかった少女の運命がこんな形で掻き回されていることが。
戦いの日々しかなかった自分とは違う、正しい道を歩んでいた少女の日常が壊されたことが。
銀時「どっかで見てんだろ無限残機、俺たちが無駄な努力をしてるとでも思ってんだろうがな…一つ言っとくぜ」
侍は一呼吸おいて真っ直ぐに刀を構え直し、流れる血を拭いもせずに言い放った。
銀時「人間の魂を甘く見るんじゃねーぞコノヤロー」
常人ならとっくに倒れていてもおかしくはない状態、それでも立ち続ける男にその場にいた全員が驚愕していた。
マミ「なぜ…立っていられるの……どうしてそんな傷で……!」
マミから投げかけられた問いに銀時は即答する。
銀時「気に食わねェんだよ…ダチ公の魂を弄んで食い物にしやがったあの野郎がな」
かつて白夜叉と呼ばれた男の怒り、それは自分にとって大切な者の最も大切な物を穢されたことに対するもの。
許せなかったのだ、あの明るかった少女の運命がこんな形で掻き回されていることが。
戦いの日々しかなかった自分とは違う、正しい道を歩んでいた少女の日常が壊されたことが。
銀時「どっかで見てんだろ無限残機、俺たちが無駄な努力をしてるとでも思ってんだろうがな…一つ言っとくぜ」
侍は一呼吸おいて真っ直ぐに刀を構え直し、流れる血を拭いもせずに言い放った。
銀時「人間の魂を甘く見るんじゃねーぞコノヤロー」
578: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/19(木) 23:52:59.63 ID:TR1mXgBQ0
マミ「…………」
自分はいったい何をしているのだろうか?魔法少女でもない彼があれほどまで戦っているというのに。
自分は何が出来たのだろうか?絶望を抱え込んで魔女になってしまった美樹さやかを救うために。
少なくともそれは怯えたり、最初から諦めて勝負を放棄することじゃない。
ましてや自分を含めた魔法少女全員を道連れに死ぬことなどでは決してない。
心は決まった。
自分はいったい何をしているのだろうか?魔法少女でもない彼があれほどまで戦っているというのに。
自分は何が出来たのだろうか?絶望を抱え込んで魔女になってしまった美樹さやかを救うために。
少なくともそれは怯えたり、最初から諦めて勝負を放棄することじゃない。
ましてや自分を含めた魔法少女全員を道連れに死ぬことなどでは決してない。
心は決まった。
579: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/19(木) 23:57:58.06 ID:TR1mXgBQ0
マミ「……私も戦うわ」
ほむら「!」
銀時「へっ…ようやく重い腰を上げやがったか重鎮さん」
マミ「ごめんなさい…もう大丈夫よ、私も最後まで希望を捨てたりはしないわ…それに」
ようやく分かったのだ、今の自分に出来ること…自分がすべきことが。
マミ「後輩を助けてあげるのは…先輩の役目だもの!」
今度こそ言える、浮かれた気分から発する言葉ではなく、本当の意味で…
―――もう何も怖くない。
ほむら「!」
銀時「へっ…ようやく重い腰を上げやがったか重鎮さん」
マミ「ごめんなさい…もう大丈夫よ、私も最後まで希望を捨てたりはしないわ…それに」
ようやく分かったのだ、今の自分に出来ること…自分がすべきことが。
マミ「後輩を助けてあげるのは…先輩の役目だもの!」
今度こそ言える、浮かれた気分から発する言葉ではなく、本当の意味で…
―――もう何も怖くない。
580: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 00:04:32.88 ID:wtUi02UL0
マミが前線に加わってからは戦況は大きく変わった。
彼女は得意の魔法銃を使った遠距離からの連射銃撃で魔女の攻撃をすべて撃ち落とせる。
加えて、魔法銃も魔力が続く限りは弾切れすることなく無限に具現化することも可能だ。
魔女の仕掛ける車輪での攻撃を捌くのに、これほど適した存在は他にいないだろう。
オクタヴィア(魔女)「グギャアアアアアアアアァァァァ!!」
魔女も遠距離からの攻撃を完全に無効化されていると悟ったらしく、今度は手にしている巨大な剣で斬りかかってきた。
マミ「!」
マミに対して振り下ろされた剣を二つの影が受け止める。
杏子「……残念だったな」
銀時「得物を使って俺たちと戦おうなんざ百年早ェぞ」
マミ「二人とも……!」
銀時「やるじゃねーかキンチョール、やれば出来る子じゃねーか」
マミ「フフ……これでも戦いの経験はそこそこあるの、あとキンチョールは止めて」
彼女は得意の魔法銃を使った遠距離からの連射銃撃で魔女の攻撃をすべて撃ち落とせる。
加えて、魔法銃も魔力が続く限りは弾切れすることなく無限に具現化することも可能だ。
魔女の仕掛ける車輪での攻撃を捌くのに、これほど適した存在は他にいないだろう。
オクタヴィア(魔女)「グギャアアアアアアアアァァァァ!!」
魔女も遠距離からの攻撃を完全に無効化されていると悟ったらしく、今度は手にしている巨大な剣で斬りかかってきた。
マミ「!」
マミに対して振り下ろされた剣を二つの影が受け止める。
杏子「……残念だったな」
銀時「得物を使って俺たちと戦おうなんざ百年早ェぞ」
マミ「二人とも……!」
銀時「やるじゃねーかキンチョール、やれば出来る子じゃねーか」
マミ「フフ……これでも戦いの経験はそこそこあるの、あとキンチョールは止めて」
582: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 00:15:33.40 ID:wtUi02UL0
魔女との戦いが始まってからすでにかなりの時間がたっていた。だが一向に魔女の様子に変化はない。
まどか「さ、さやかちゃ…ケホッ……!」
何度も叫んでいたせいでまどかの喉は潰れかけていた、それでもさやかの名前を呼び続ける。
魔女になった今でもまどかは親友である美樹さやかのことを心から信頼していた。
必ず自分たちに気が付いてくれるはずだと。
杏子「聞き分けがないにもほどがあるぜ…さやか!お前言ってたじゃないかよ!自分の選んだ道に後悔なんかしないって!」
マミ「美樹さん!私たちの声が聞こえないの!?」
ほむら「美樹さやか、あなたの願いはなんだったか…忘れたわけではないでしょう!」
まどかだけではない、今となってはその場にいる全員が声を張り上げて呼びかけている。
それでも…魔女の攻撃が止む気配はない。
杏子「頼むよ神様…こんな人生だったんだ、せめて一度くらい…幸せな夢を……」
佐倉杏子のつぶやいたそれは、過酷な運命と背負った彼女にしてはあまりにも些細な願いだった。
まどか「さ、さやかちゃ…ケホッ……!」
何度も叫んでいたせいでまどかの喉は潰れかけていた、それでもさやかの名前を呼び続ける。
魔女になった今でもまどかは親友である美樹さやかのことを心から信頼していた。
必ず自分たちに気が付いてくれるはずだと。
杏子「聞き分けがないにもほどがあるぜ…さやか!お前言ってたじゃないかよ!自分の選んだ道に後悔なんかしないって!」
マミ「美樹さん!私たちの声が聞こえないの!?」
ほむら「美樹さやか、あなたの願いはなんだったか…忘れたわけではないでしょう!」
まどかだけではない、今となってはその場にいる全員が声を張り上げて呼びかけている。
それでも…魔女の攻撃が止む気配はない。
杏子「頼むよ神様…こんな人生だったんだ、せめて一度くらい…幸せな夢を……」
佐倉杏子のつぶやいたそれは、過酷な運命と背負った彼女にしてはあまりにも些細な願いだった。
583: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 00:28:25.99 ID:wtUi02UL0
銀時「……分かってんだよ、テメーがそう簡単に戻ってきやしねェことなんざ」
息を切らしつつ言葉を紡ぐ銀時を全員が見つめる、一体何を言っているのだろうか?
銀時「テメーは前におかしなこと抜かしてやがったからな、自分にはもう戻る場所がねェだのなんだのと」
銀時「だから俺たちがどんだけテメーの名前を叫ぼうが聞く耳も持たねェってわけだ…」
銀時は笑った、ただ可笑しかったのだ、単純なことに気が付いていなかったさやかのことが。
銀時「さやか、テメーが何を勘違いしてるかは知らねーが…戻る場所ならあるじゃねーか」
銀時「笑っちまうほど近くに、手を伸ばせば簡単に届く距離によ……」
それが銀時なりの答え、後悔と悲しみで行き場を失ったさやかを救うための答えだった。
銀時「今は俺たちがテメーの居場所だ…戻ってきやがれ!さやかァァァァァァァァ!!」
息を切らしつつ言葉を紡ぐ銀時を全員が見つめる、一体何を言っているのだろうか?
銀時「テメーは前におかしなこと抜かしてやがったからな、自分にはもう戻る場所がねェだのなんだのと」
銀時「だから俺たちがどんだけテメーの名前を叫ぼうが聞く耳も持たねェってわけだ…」
銀時は笑った、ただ可笑しかったのだ、単純なことに気が付いていなかったさやかのことが。
銀時「さやか、テメーが何を勘違いしてるかは知らねーが…戻る場所ならあるじゃねーか」
銀時「笑っちまうほど近くに、手を伸ばせば簡単に届く距離によ……」
それが銀時なりの答え、後悔と悲しみで行き場を失ったさやかを救うための答えだった。
銀時「今は俺たちがテメーの居場所だ…戻ってきやがれ!さやかァァァァァァァァ!!」
584: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 00:33:03.47 ID:wtUi02UL0
---
ここはどこだろう、私は何をやっているんだろう?
暗い、何も見えない、何も聞こえない、何も感じない。
声が聞こえた気がする、暗闇を照らす明るい光を秘めた声が。
『さやかちゃん!』
最初に聞こえたのは……親友の声だった。
ここはどこだろう、私は何をやっているんだろう?
暗い、何も見えない、何も聞こえない、何も感じない。
声が聞こえた気がする、暗闇を照らす明るい光を秘めた声が。
『さやかちゃん!』
最初に聞こえたのは……親友の声だった。
585: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 00:38:41.11 ID:wtUi02UL0
『あなたの願いはなんだったか…忘れたわけではないでしょう!』
次に聞こえたのは…あの転校生の声かな?
『美樹さん!私たちの声が聞こえないの!?』
今のは…私が憧れた先輩の声……
『お前言ってたじゃないかよ!自分の選んだ道に後悔なんかしないって!』
これは…最初は私といがみ合ってたあの子だよね。
……そっか、みんな来てくれたんだね。ありがとう。
でも…ごめん、私…もう戻れないよ……あんなに迷惑かけて…自分勝手で…もう私に居場所なんて……
『今は俺たちがテメーの居場所だ』
――――――っ!
――――――今の声は……
『戻ってきやがれ!さやかァァァァァァァァァ!!』
――――――先生
次に聞こえたのは…あの転校生の声かな?
『美樹さん!私たちの声が聞こえないの!?』
今のは…私が憧れた先輩の声……
『お前言ってたじゃないかよ!自分の選んだ道に後悔なんかしないって!』
これは…最初は私といがみ合ってたあの子だよね。
……そっか、みんな来てくれたんだね。ありがとう。
でも…ごめん、私…もう戻れないよ……あんなに迷惑かけて…自分勝手で…もう私に居場所なんて……
『今は俺たちがテメーの居場所だ』
――――――っ!
――――――今の声は……
『戻ってきやがれ!さやかァァァァァァァァァ!!』
――――――先生
586: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 00:46:20.21 ID:wtUi02UL0
刹那、美樹さやかだったころの思い、それが次第に広がって、過ぎ去りし日々が記憶の紐で貫かれていく。
まどか『せめてさやかちゃんのそばにいられたらって…私…何もできないから……』
ほむら『そんなことをしてもあなたたちの得になることなんて一つもないわ』
杏子『アンタも私と同じ間違いから始まった、そして今も苦しみ続けてる…見てられないんだよ、そんなの』
マミ『その道を歩む途中で…決して折れたりしちゃダメよ』
銀時『そんなにてめーを卑下するもんじゃねーよ』
どうして今まで気が付かなかったんだろう、今まで私は……
みんなからずっと守られてたことに。
まどか『せめてさやかちゃんのそばにいられたらって…私…何もできないから……』
ほむら『そんなことをしてもあなたたちの得になることなんて一つもないわ』
杏子『アンタも私と同じ間違いから始まった、そして今も苦しみ続けてる…見てられないんだよ、そんなの』
マミ『その道を歩む途中で…決して折れたりしちゃダメよ』
銀時『そんなにてめーを卑下するもんじゃねーよ』
どうして今まで気が付かなかったんだろう、今まで私は……
みんなからずっと守られてたことに。
589: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 00:53:34.31 ID:wtUi02UL0
オクタヴィア「…………」
ふと、あれだけ激しかった魔女の攻撃が止まった。突然のことに全員があっけにとられる。
銀時「何だアイツ…腹でも壊しやがったか?ん?」
『撃って……!』
頭の中に声が響いた、それは聞き覚えのある少女の声。
まどか「さやかちゃん!」
『これ以上みんなを傷つけるなんて私にはできない、だから……!』
杏子「ふざけんな!そんなことしたらアンタがどうなるかわかってんのかよ!」
『危ないのは分かってる…でも、最後はみんなに賭けてみたいの』
本当に自分はただの魔女となってしまったのか…その答えを知るために。
『散々迷惑かけちゃったけど、あと一度だけ…私のわがままを聞いてくれないかな?』
銀時「…………」
ふと、あれだけ激しかった魔女の攻撃が止まった。突然のことに全員があっけにとられる。
銀時「何だアイツ…腹でも壊しやがったか?ん?」
『撃って……!』
頭の中に声が響いた、それは聞き覚えのある少女の声。
まどか「さやかちゃん!」
『これ以上みんなを傷つけるなんて私にはできない、だから……!』
杏子「ふざけんな!そんなことしたらアンタがどうなるかわかってんのかよ!」
『危ないのは分かってる…でも、最後はみんなに賭けてみたいの』
本当に自分はただの魔女となってしまったのか…その答えを知るために。
『散々迷惑かけちゃったけど、あと一度だけ…私のわがままを聞いてくれないかな?』
銀時「…………」
590: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 01:03:24.06 ID:wtUi02UL0
銀時「一つだけ確認するぜ」
銀時「明日学校休みやがったら今学期の評定は全部2だからな」
『……約束する、必ず…学校に行くから!』
これでどうなるかは想像もできなかった。だが、少なくともその力強い言葉から少女の決意を感じ取れる。
銀時「上等じゃねーか……俺もテメーの魂に賭けるぜ」
次の瞬間、銀時は木刀を片手に魔女へと飛び掛かり、光のごとき一閃を魔女の顔面に食らわせた。
銀時「明日学校休みやがったら今学期の評定は全部2だからな」
『……約束する、必ず…学校に行くから!』
これでどうなるかは想像もできなかった。だが、少なくともその力強い言葉から少女の決意を感じ取れる。
銀時「上等じゃねーか……俺もテメーの魂に賭けるぜ」
次の瞬間、銀時は木刀を片手に魔女へと飛び掛かり、光のごとき一閃を魔女の顔面に食らわせた。
592: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 01:10:57.13 ID:wtUi02UL0
魔女「アアアアアアアアアアァァァァァァァ…………!」
断末魔の叫びを上げて魔女は倒れこんだ、それと同時に周りを構成する結界も崩壊を始める。
ほむら「結界が消えるということは…魔女は……!」
まどか「さ、さやかちゃんは…さやかちゃんはどうなったの!?」
杏子「わからねぇ…けど、今の私たちには信じるしかないだろ」
マミ「美樹さん……!」
銀時「………………」
魔女の体からグリーフシードが放出される、結界が完全に消え去ったのはそれと同時だった。
断末魔の叫びを上げて魔女は倒れこんだ、それと同時に周りを構成する結界も崩壊を始める。
ほむら「結界が消えるということは…魔女は……!」
まどか「さ、さやかちゃんは…さやかちゃんはどうなったの!?」
杏子「わからねぇ…けど、今の私たちには信じるしかないだろ」
マミ「美樹さん……!」
銀時「………………」
魔女の体からグリーフシードが放出される、結界が完全に消え去ったのはそれと同時だった。
593: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 01:19:27.67 ID:wtUi02UL0
ほむら「グリーフ…シード……!」
期待していた、心を取り戻したさやかの魂が再びソウルジェムとなって現れるのではないかと。
だが、現実に現れたのはなんの変哲もない…ただ一つのグリーフシード。
杏子「嘘だろ…こんなのって……!」
すべての望みが絶たれる…まさに絶望の空気が辺りに満ちた瞬間
―――魔女の落としたグリーフシードが蒼く輝いた。
期待していた、心を取り戻したさやかの魂が再びソウルジェムとなって現れるのではないかと。
だが、現実に現れたのはなんの変哲もない…ただ一つのグリーフシード。
杏子「嘘だろ…こんなのって……!」
すべての望みが絶たれる…まさに絶望の空気が辺りに満ちた瞬間
―――魔女の落としたグリーフシードが蒼く輝いた。
595: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 01:25:18.68 ID:wtUi02UL0
ほむら「!?」
マミ「こ、これは……!」
グリーフシードが光を放つなど、数多の経験がある彼女たちでも初めてみる光景だった。
徐々に強さを増していく光、目もあけていられないほどの閃光が走り全員が一瞬目をそらす。
再び目を開けたその時、
グリーフシードは、粉々に砕け散ったはずのソウルジェムへと変化していた。
マミ「こ、これは……!」
グリーフシードが光を放つなど、数多の経験がある彼女たちでも初めてみる光景だった。
徐々に強さを増していく光、目もあけていられないほどの閃光が走り全員が一瞬目をそらす。
再び目を開けたその時、
グリーフシードは、粉々に砕け散ったはずのソウルジェムへと変化していた。
596: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 01:29:23.49 ID:wtUi02UL0
---
某所
まどか「これを持たせれば…いいんだよね、ほむらちゃん」
ほむら「通常ならね…でも、今回ばかりは分からないわ」
杏子「な、何でだよ…鉄橋の時はちゃんと意識を取り戻したじゃないか!」
ほむら「あれは肉体的に彼女が死んで間もなかったから…でも今回は少し時間がたっているでしょう?」
マミ「…………」
まどか「さやかちゃん……!」
目を覚ましてと願いを込め、まどかはソウルジェムをさやかの手に握らせた。
某所
まどか「これを持たせれば…いいんだよね、ほむらちゃん」
ほむら「通常ならね…でも、今回ばかりは分からないわ」
杏子「な、何でだよ…鉄橋の時はちゃんと意識を取り戻したじゃないか!」
ほむら「あれは肉体的に彼女が死んで間もなかったから…でも今回は少し時間がたっているでしょう?」
マミ「…………」
まどか「さやかちゃん……!」
目を覚ましてと願いを込め、まどかはソウルジェムをさやかの手に握らせた。
597: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 01:39:01.46 ID:wtUi02UL0
さやか「………………」
さやか「…………んっ」
ピクリと指が動き、重く閉じられていた瞼が徐々にあけられていく。
まどか「あ……あ……!」
さやか「……まどか」
まどか「さやかちゃん!!」
それは短かったようで果てしなく長い道のりだった、少女たちの再会。
さやか「…………んっ」
ピクリと指が動き、重く閉じられていた瞼が徐々にあけられていく。
まどか「あ……あ……!」
さやか「……まどか」
まどか「さやかちゃん!!」
それは短かったようで果てしなく長い道のりだった、少女たちの再会。
599: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 01:47:07.07 ID:wtUi02UL0
銀時「今の今まで眠りこけてやがったのかオイ、どんだけ爆睡してんだテメーは」
さやか「……先生」
杏子「よう、無事で何よりじゃないか」
マミ「美樹さん…あなたが無事で…本当に良かった!」
ほむら「ええ、私も二人と同じ気持ちよ」
さやか「…………」
何と言えばいいのか分からなかった、自分のせいであれだけ迷惑をかけ続けたのだ。
命の恩人と呼んでも差し支えない、それだけ大きな貸しを作ってしまった。
さやか「………みんな、その……ごめ…」
……とりあえず謝ろう、そう思い謝罪の言葉を口にしようとした瞬間
銀時「さーて、さやかの奴が休んでた理由も分かったことだし…けーるぞ、お前ら」
さやか「!」
さやか「……先生」
杏子「よう、無事で何よりじゃないか」
マミ「美樹さん…あなたが無事で…本当に良かった!」
ほむら「ええ、私も二人と同じ気持ちよ」
さやか「…………」
何と言えばいいのか分からなかった、自分のせいであれだけ迷惑をかけ続けたのだ。
命の恩人と呼んでも差し支えない、それだけ大きな貸しを作ってしまった。
さやか「………みんな、その……ごめ…」
……とりあえず謝ろう、そう思い謝罪の言葉を口にしようとした瞬間
銀時「さーて、さやかの奴が休んでた理由も分かったことだし…けーるぞ、お前ら」
さやか「!」
602: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 01:59:30.03 ID:wtUi02UL0
銀時「何言ってんだ、テメーは少し疲れてたせいで今の今まで寝過ごしてた……」
銀時「それを俺たち全員で叩き起こしに来た、ただそんだけだろうが」
ほむら「……そうね、ただそれだけのこと…迷惑なんてかけられてないわ」
マミ「フフ…そうですね」
まどか「でも良かった、これでさやかちゃんも明日からは学校に来れるね!」
さやか「…………」
さやかは何も言うことが出来なかった。
この仲間たちは私を助けるために必死で戦っただけじゃなく、私を助けた後でさえ気を使ってくれている。
今感じている感謝の意を伝えるにふさわしい日本語をさやかは知らなかった。
銀時「それを俺たち全員で叩き起こしに来た、ただそんだけだろうが」
ほむら「……そうね、ただそれだけのこと…迷惑なんてかけられてないわ」
マミ「フフ…そうですね」
まどか「でも良かった、これでさやかちゃんも明日からは学校に来れるね!」
さやか「…………」
さやかは何も言うことが出来なかった。
この仲間たちは私を助けるために必死で戦っただけじゃなく、私を助けた後でさえ気を使ってくれている。
今感じている感謝の意を伝えるにふさわしい日本語をさやかは知らなかった。
603: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 02:02:29.83 ID:wtUi02UL0
杏子「…………」
さやか「?」
気が付けば杏子がすぐそばに立っていた、何か自分に言い含めるつもりだろうか?
さやかはそんな想像をしていたが、杏子の口から出てきた言葉は
杏子「そういえば…私、アンタにちゃんと自己紹介ってしてなかったよな?」
さやか「?」
気が付けば杏子がすぐそばに立っていた、何か自分に言い含めるつもりだろうか?
さやかはそんな想像をしていたが、杏子の口から出てきた言葉は
杏子「そういえば…私、アンタにちゃんと自己紹介ってしてなかったよな?」
604: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/20(金) 02:10:04.26 ID:wtUi02UL0
杏子「私は佐倉杏子、よろしくね」
一度は共闘することを拒否した、考えの違いから刀を交えたこともあった。
さやか「私は…み…美樹さやか……!」
今では一人が笑いながら照れくさそうに、もう一人は泣きながら感謝の意を込めて
お互いの手を取り合った。
銀時「……ひとまずは、めでたしめでたしってか…」
その様子を見ると侍は、口元で笑みを浮かべながらその場を後にした。
―――本当に神様がいるのなら、変わり続けるのが運命なら
―――信じることで憎しみを消してほしい
―――当たり前にある幸せなんて一つもないよ、僕や君の願いが永遠でありますように
挿入歌…『I、愛、会い』(ghost note)
一度は共闘することを拒否した、考えの違いから刀を交えたこともあった。
さやか「私は…み…美樹さやか……!」
今では一人が笑いながら照れくさそうに、もう一人は泣きながら感謝の意を込めて
お互いの手を取り合った。
銀時「……ひとまずは、めでたしめでたしってか…」
その様子を見ると侍は、口元で笑みを浮かべながらその場を後にした。
―――本当に神様がいるのなら、変わり続けるのが運命なら
―――信じることで憎しみを消してほしい
―――当たり前にある幸せなんて一つもないよ、僕や君の願いが永遠でありますように
挿入歌…『I、愛、会い』(ghost note)
634: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 21:33:00.04 ID:s44FeMKO0
---
翌日、学校
銀時「うーし、じゃあ出席取るぞー………」
銀時「……次ィ、美樹さやかー」
さやか「Zzzzz…Zzzzz……」
まどか「お、起きてさやかちゃん!」
銀時「あー、寝かせとけ寝かせとけ」
さやか「Zzzzz…Zzzzz……」
銀時「えー…美樹さやかは感心・意欲・態度が非常に悪いため落第…っと」
さやか「嘘です、寝てませんでした起きてます!」
銀時「いやいいよ寝てろって、そのままもう一年この教室で寝てていいから」
さやか「それだけは勘弁して!やる気その気大好きだから!意欲だけは誰にも負けませんから!」
さやか必死の弁明と銀時の掛け合い、クラスが朝から暖かい笑いに包まれた。
翌日、学校
銀時「うーし、じゃあ出席取るぞー………」
銀時「……次ィ、美樹さやかー」
さやか「Zzzzz…Zzzzz……」
まどか「お、起きてさやかちゃん!」
銀時「あー、寝かせとけ寝かせとけ」
さやか「Zzzzz…Zzzzz……」
銀時「えー…美樹さやかは感心・意欲・態度が非常に悪いため落第…っと」
さやか「嘘です、寝てませんでした起きてます!」
銀時「いやいいよ寝てろって、そのままもう一年この教室で寝てていいから」
さやか「それだけは勘弁して!やる気その気大好きだから!意欲だけは誰にも負けませんから!」
さやか必死の弁明と銀時の掛け合い、クラスが朝から暖かい笑いに包まれた。
636: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 21:38:45.64 ID:s44FeMKO0
銀時「とりあえずアレだ、この前の抜き打ちテストの答案返すからな」
さやか(テストってかあれ…ほとんどアンケートだったじゃん、正解なんかあるわけないって……)
まどか「どうしよう…私、54点だった……」
さやか「私は72点…だけど、何か納得いかない……」
ほむら「…………」
さやか「あ、そういえばアンタは?せっかくだし見せてよ」
ほむら「私はいい、見せる必要もないわ」
銀時「いたよクラスにこういうことするヤツ、点数の書いてある部分を折り曲げて何点か分からないようにするの」
さやか(テストってかあれ…ほとんどアンケートだったじゃん、正解なんかあるわけないって……)
まどか「どうしよう…私、54点だった……」
さやか「私は72点…だけど、何か納得いかない……」
ほむら「…………」
さやか「あ、そういえばアンタは?せっかくだし見せてよ」
ほむら「私はいい、見せる必要もないわ」
銀時「いたよクラスにこういうことするヤツ、点数の書いてある部分を折り曲げて何点か分からないようにするの」
637: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 21:45:26.89 ID:s44FeMKO0
さやか「いいじゃん、みんなひどい点数取って落ち込んでるんだから!一蓮托生だって!」
ほむら「あっ…ちょっと……!」
半ば強引にほむらの答案を手に取る、そこに書かれていた点数は
さやか「96点……だと……!」
ほむらの間違えた問題
ゼルダの伝説、時のオカリナにおいて最も難しいと思われるダンジョン名を一つ書け
ほむらの答え…闇の神殿
模範解答…水の神殿
さやか「これは…うん、間違えても仕方ないって…こんなの分かるワケないから」
ほむら「私の場合、闇の神殿は水の神殿よりクリアするのに十倍は時間がかかったわ」
さやか「どんだけ苦戦したのよ、ていうかそんなに難しかった?確かに暗くて怖い感じのステージだったけど……」
ほむら「……あの雰囲気が受け付けなかった、とでも言うべきね」
ほむら「あっ…ちょっと……!」
半ば強引にほむらの答案を手に取る、そこに書かれていた点数は
さやか「96点……だと……!」
ほむらの間違えた問題
ゼルダの伝説、時のオカリナにおいて最も難しいと思われるダンジョン名を一つ書け
ほむらの答え…闇の神殿
模範解答…水の神殿
さやか「これは…うん、間違えても仕方ないって…こんなの分かるワケないから」
ほむら「私の場合、闇の神殿は水の神殿よりクリアするのに十倍は時間がかかったわ」
さやか「どんだけ苦戦したのよ、ていうかそんなに難しかった?確かに暗くて怖い感じのステージだったけど……」
ほむら「……あの雰囲気が受け付けなかった、とでも言うべきね」
639: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 21:52:38.74 ID:s44FeMKO0
---
放課後
銀時「次のテストはどうすっかな…手堅くスターフォックス辺りで……」
ほむら「…………」
銀時「…いたのかお前か、何かようか?」
ほむら「確認したいことがあるわ…あなたはなぜ私が幾度も時を戻して戦い続けていたか覚えてる?」
銀時「まどかちゃん親衛隊隊長だから」
ほむらの鉄拳が一発。
ほむら「そんなことはどうでもいい」
銀時「あ、別に否定はしねーのか」ダラダラ
ほむらの鉄拳が二発。
ほむら「…………」
銀時「何かデカい魔女が来てそいつをまどかの力を借りずに倒すためでした」ドクドク
放課後
銀時「次のテストはどうすっかな…手堅くスターフォックス辺りで……」
ほむら「…………」
銀時「…いたのかお前か、何かようか?」
ほむら「確認したいことがあるわ…あなたはなぜ私が幾度も時を戻して戦い続けていたか覚えてる?」
銀時「まどかちゃん親衛隊隊長だから」
ほむらの鉄拳が一発。
ほむら「そんなことはどうでもいい」
銀時「あ、別に否定はしねーのか」ダラダラ
ほむらの鉄拳が二発。
ほむら「…………」
銀時「何かデカい魔女が来てそいつをまどかの力を借りずに倒すためでした」ドクドク
641: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 21:58:16.28 ID:s44FeMKO0
ほむら「……ワルプルギスの夜が現れる日は近い、それは覚えておいて」
銀時「……ここが最後の山場ってわけか」
ほむら「そう、これで最後…これですべてが決まるといっても過言ではないわ」
銀時「だったら一発、やっとくしかねーな」
ほむら「?」
銀時「……ここが最後の山場ってわけか」
ほむら「そう、これで最後…これですべてが決まるといっても過言ではないわ」
銀時「だったら一発、やっとくしかねーな」
ほむら「?」
644: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:04:14.66 ID:s44FeMKO0
---
ほむら宅
銀時「第一回、何かデカい感じの魔女&無限残機を頑張って何とかしましょうね会議ー」
杏子「何だよその適当な感じ、全然やる気出ねぇぞ」
さやか「まあ…いつものことだし気にしたら負けじゃない?」
銀時「いーんだよこのぐらい適当なほうが、背伸びして無理してても途中で足攣っちまうだろ」
ほむら「………」
マミ「これは…一体なんの集まりなのかしら?」
ほむら「もう間もなくワルプルギスの夜がこの町に現れる、それに対する対策会…とでも言うべきかしら」
マミ「!」
ほむら宅
銀時「第一回、何かデカい感じの魔女&無限残機を頑張って何とかしましょうね会議ー」
杏子「何だよその適当な感じ、全然やる気出ねぇぞ」
さやか「まあ…いつものことだし気にしたら負けじゃない?」
銀時「いーんだよこのぐらい適当なほうが、背伸びして無理してても途中で足攣っちまうだろ」
ほむら「………」
マミ「これは…一体なんの集まりなのかしら?」
ほむら「もう間もなくワルプルギスの夜がこの町に現れる、それに対する対策会…とでも言うべきかしら」
マミ「!」
645: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:06:22.93 ID:s44FeMKO0
杏子「……確かなのか、それ?」
ほむら「ええ、まず間違いないわ」
さやか「ワルプルギス…って?」
杏子「簡単に言っちまえば…超弩級の大型魔女だ、普通の魔女とは比べものにならねぇ」
ほむら「そして一度具現化すれば、それだけで何千人もの人が犠牲になる」
さやか「そんな…めちゃくちゃヤバい奴じゃない!」
マミ「何とかしないと……!」
ほむら「そして…問題はもう一つあるわ」
杏子「もう一つ……?」
ほむら「契約を迫るキュゥべえからまどかを何としても守らなきゃ…すべてが終わりになるわ」
さやか「まどかを守るって…よく意味が分からないんだけど……」
ほむら「……なぜキュゥべえは私たちを魔法少女にさせたがるのか…その理由から説明したほうがよさそうね」
ほむら「ええ、まず間違いないわ」
さやか「ワルプルギス…って?」
杏子「簡単に言っちまえば…超弩級の大型魔女だ、普通の魔女とは比べものにならねぇ」
ほむら「そして一度具現化すれば、それだけで何千人もの人が犠牲になる」
さやか「そんな…めちゃくちゃヤバい奴じゃない!」
マミ「何とかしないと……!」
ほむら「そして…問題はもう一つあるわ」
杏子「もう一つ……?」
ほむら「契約を迫るキュゥべえからまどかを何としても守らなきゃ…すべてが終わりになるわ」
さやか「まどかを守るって…よく意味が分からないんだけど……」
ほむら「……なぜキュゥべえは私たちを魔法少女にさせたがるのか…その理由から説明したほうがよさそうね」
646: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:20:24.02 ID:s44FeMKO0
---
ほむら「……理解できたかしら」
さやか「良くわからない部分もあったけど…アイツの狙いって……」
マミ「魔法少女が魔女になるときに発生するエネルギーの回収して宇宙の寿命を延ばす、そういうことなのね」
ほむら「その通り、そして…まどかは魔法少女としては信じられないほどの素質を秘めている」
杏子「つまり…それだけの力があるんなら、回収できるエネルギーも大きいってわけか……」
ほむら「…………」
杏子「ふっざけんなよ…私たちをただの便利な『物』みたいに扱いやがって……!」
ほむら「……理解できたかしら」
さやか「良くわからない部分もあったけど…アイツの狙いって……」
マミ「魔法少女が魔女になるときに発生するエネルギーの回収して宇宙の寿命を延ばす、そういうことなのね」
ほむら「その通り、そして…まどかは魔法少女としては信じられないほどの素質を秘めている」
杏子「つまり…それだけの力があるんなら、回収できるエネルギーも大きいってわけか……」
ほむら「…………」
杏子「ふっざけんなよ…私たちをただの便利な『物』みたいに扱いやがって……!」
647: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:23:40.81 ID:s44FeMKO0
さやか「でも…今のまどかだったらそう簡単には契約なんかしないんじゃない?」
マミ「……そうね、どんな願いが叶うといっても今まで何があったかをみてきているわけだから」
ほむら「……あの子は優しすぎる、私たちが目の前で傷つくのを黙ってみていることができない」
杏子「私たちの誰かがやられそうになったら…なりふり構わずそいつを助けようとするってことか」
銀時「……つーわけで、その辺を何とか出来る良い案を思いついた奴はいねーか?」
銀時「(会議を)一発やるって意味を如何わしい意味に捉えた野郎は、後でほむらのビンタが炸裂するから覚えとけ」
ほむら「何で私?」
マミ「……そうね、どんな願いが叶うといっても今まで何があったかをみてきているわけだから」
ほむら「……あの子は優しすぎる、私たちが目の前で傷つくのを黙ってみていることができない」
杏子「私たちの誰かがやられそうになったら…なりふり構わずそいつを助けようとするってことか」
銀時「……つーわけで、その辺を何とか出来る良い案を思いついた奴はいねーか?」
銀時「(会議を)一発やるって意味を如何わしい意味に捉えた野郎は、後でほむらのビンタが炸裂するから覚えとけ」
ほむら「何で私?」
650: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:31:29.93 ID:s44FeMKO0
杏子「はい」
銀時「はーい、佐倉杏子ー」
杏子「あのキュゥべえの野郎を残機がなくなるまで叩き潰す!」
銀時「いやーアイツの残機がいくつあるか分からねェからそいつァ微妙だな」
さやか「はい」
銀時「はい、美樹さやかー」
さやか「逆にまどかを何とかしてみるってのはどうかな?」
銀時「はーい、佐倉杏子ー」
杏子「あのキュゥべえの野郎を残機がなくなるまで叩き潰す!」
銀時「いやーアイツの残機がいくつあるか分からねェからそいつァ微妙だな」
さやか「はい」
銀時「はい、美樹さやかー」
さやか「逆にまどかを何とかしてみるってのはどうかな?」
652: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:35:47.56 ID:s44FeMKO0
銀時「例えば?」
さやか「うーん…すっごい強引だけど、どっかに閉じ込めておくとか……」
ほむら「あなた…まどかを監禁するつもり?」
さやか「いや、だからたとえばの話で……」
ほむら「例えばでも……ダメ、絶対」
さやか「ですよねー」
銀時「じゃあ最後、アースジェットくん」
マミ「いや、どうして最後は私で落とそうとするの!?せめてキイロールにしてくれないの!?」
さやか「うーん…すっごい強引だけど、どっかに閉じ込めておくとか……」
ほむら「あなた…まどかを監禁するつもり?」
さやか「いや、だからたとえばの話で……」
ほむら「例えばでも……ダメ、絶対」
さやか「ですよねー」
銀時「じゃあ最後、アースジェットくん」
マミ「いや、どうして最後は私で落とそうとするの!?せめてキイロールにしてくれないの!?」
654: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:37:13.18 ID:s44FeMKO0
銀時「グダグダ言ってねーで何かあんなら言えよ面倒くせーな」
マミ「ワルプルギスの夜を圧倒して倒せれば…鹿目さんが契約することもない、そうね?」
ほむら「……何が言いたいのかしら?」
マミ「ワルプルギスの夜の強さは聞いてるわ…でも、今はこれだけ戦える魔法少女が揃ってる」
マミ「みんなで力を合わせればきっと何とか……」
ほむら「無理よ」
マミの言葉を途中で切ると、おもむろに杏子とマミの肩を軽く叩いた。
マミ「痛っ!!」
杏子「ぐっ!?」
叩くというより触れるに近い行動、ただそれだけの行動で杏子とマミは肩に走るような激痛を覚えた。
マミ「ワルプルギスの夜を圧倒して倒せれば…鹿目さんが契約することもない、そうね?」
ほむら「……何が言いたいのかしら?」
マミ「ワルプルギスの夜の強さは聞いてるわ…でも、今はこれだけ戦える魔法少女が揃ってる」
マミ「みんなで力を合わせればきっと何とか……」
ほむら「無理よ」
マミの言葉を途中で切ると、おもむろに杏子とマミの肩を軽く叩いた。
マミ「痛っ!!」
杏子「ぐっ!?」
叩くというより触れるに近い行動、ただそれだけの行動で杏子とマミは肩に走るような激痛を覚えた。
655: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:42:22.51 ID:s44FeMKO0
ほむら「先日の戦いであなたたちの体はボロボロでしょう…特に杏子、あなたはね」
杏子「けど、戦えないわけじゃない…私は……!」
ほむら「そんな傷だらけの体で戦うあなたたちを見て…まどかは何を思うかしら?」
杏子「!」
さやか「ごめん…こんなところでも足引っ張っちゃって……」
ほむら「あなたもよ、今のあなたじゃ…おそらく戦うことは不可能だわ」
さやか「えっ…な、何でよ?」
ほむら「奇跡的に蘇ることができたとはいえ…あなたの肉体はしばらく死んでいたのよ?」
ほむら「そんな状態で魔法少女になってワルプルギスと戦えるとは思えないわ」
さやか「まさか…今日は朝から眠くて仕方なかったのは……!」
銀時「それは関係ねーだろ馬鹿」
さやか「あはは、バレたかー……」
杏子「けど、戦えないわけじゃない…私は……!」
ほむら「そんな傷だらけの体で戦うあなたたちを見て…まどかは何を思うかしら?」
杏子「!」
さやか「ごめん…こんなところでも足引っ張っちゃって……」
ほむら「あなたもよ、今のあなたじゃ…おそらく戦うことは不可能だわ」
さやか「えっ…な、何でよ?」
ほむら「奇跡的に蘇ることができたとはいえ…あなたの肉体はしばらく死んでいたのよ?」
ほむら「そんな状態で魔法少女になってワルプルギスと戦えるとは思えないわ」
さやか「まさか…今日は朝から眠くて仕方なかったのは……!」
銀時「それは関係ねーだろ馬鹿」
さやか「あはは、バレたかー……」
656: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:45:23.32 ID:s44FeMKO0
ほむら「そして…あなたも」
銀時「俺ァ別に何とも……」
ほむら「…………」
マミや杏子にやったのと同じく銀時の体に触れる、平気な顔をしてはいるが、彼も無理をしているに違いないのだ。
銀時「…………」
ほむら「……?」
おかしい、まるで痛がるそぶりを見せない。あれだけ死力を尽くして戦ったのに無傷なんてことはあり得な……
銀時「痛っ……たくねー、うわー全然痛くねーわ、うん、でもなんか頭が天パーだから病院行ってくるわ」
ほむら「…………」
やはりあり得なかった。
銀時「俺ァ別に何とも……」
ほむら「…………」
マミや杏子にやったのと同じく銀時の体に触れる、平気な顔をしてはいるが、彼も無理をしているに違いないのだ。
銀時「…………」
ほむら「……?」
おかしい、まるで痛がるそぶりを見せない。あれだけ死力を尽くして戦ったのに無傷なんてことはあり得な……
銀時「痛っ……たくねー、うわー全然痛くねーわ、うん、でもなんか頭が天パーだから病院行ってくるわ」
ほむら「…………」
やはりあり得なかった。
660: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:52:52.49 ID:s44FeMKO0
さやか「つまり…どういうこと?」
杏子「まともに使い物になるのは結局ほむら…しかいないってことだ……ちきしょう…!」
ほむら「あなたたちが気に病むことじゃないわ…大丈夫、必ず勝ってみせるから」
勝てる保証があるわけではない、それでもみんなを心配させるわけにはいかなかった。
ほむらがその場にいる者を安心させようと言葉を発した瞬間
キュゥべえ「これは一体なんの集まりだい?」
ほむら「!」
杏子「まともに使い物になるのは結局ほむら…しかいないってことだ……ちきしょう…!」
ほむら「あなたたちが気に病むことじゃないわ…大丈夫、必ず勝ってみせるから」
勝てる保証があるわけではない、それでもみんなを心配させるわけにはいかなかった。
ほむらがその場にいる者を安心させようと言葉を発した瞬間
キュゥべえ「これは一体なんの集まりだい?」
ほむら「!」
663: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:56:02.89 ID:s44FeMKO0
杏子「今さらどの面下げてのこのこ現れやがった、テメー」
キュゥべえ「たった今、やるべきことがすんで外に出てきてみれば…」
キュゥべえ「何やら魔法少女が一か所に集まっているのを感じたから顔を出してみた、というわけさ」
銀時「やるべきこと?…テメー、今までどこにいってやがった?」
キュゥべえ「まどかの家さ」
ほむら「!?」
迂闊だった、当事者のまどかにこの話は聞かせるべきではないとこの場に呼ばなかったのが裏目に出てしまった。
さやか「まどかの家って…まさか……!」
キュゥべえ「安心しなよさやか、君が今心配しているような事態にはなっていないからね」
キュゥべえ「ほんの少し話をしただけさ、共存関係の話や…過去の魔法少女のことをね」
ほむら「……!」
どんなことを話したかは分からない、だがそれがほむらたちにとって良い話でないことは明らかだった。
キュゥべえ「たった今、やるべきことがすんで外に出てきてみれば…」
キュゥべえ「何やら魔法少女が一か所に集まっているのを感じたから顔を出してみた、というわけさ」
銀時「やるべきこと?…テメー、今までどこにいってやがった?」
キュゥべえ「まどかの家さ」
ほむら「!?」
迂闊だった、当事者のまどかにこの話は聞かせるべきではないとこの場に呼ばなかったのが裏目に出てしまった。
さやか「まどかの家って…まさか……!」
キュゥべえ「安心しなよさやか、君が今心配しているような事態にはなっていないからね」
キュゥべえ「ほんの少し話をしただけさ、共存関係の話や…過去の魔法少女のことをね」
ほむら「……!」
どんなことを話したかは分からない、だがそれがほむらたちにとって良い話でないことは明らかだった。
664: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 22:58:57.35 ID:s44FeMKO0
キュゥべえ「そうそう、君たちに言っておこうと思っていたことがあったんだ」
キュゥべえ「美樹さやかの件ではなかなか面白いものを見させてもらったよ、実に興味深い現象だった」
それはまるで他人事のような口ぶり、面白そうなおもちゃを手に入れた子供の声を彷彿とさせた。
キュゥべえ「君たちはもう気が付いているんだろう?僕の目的も…この後に何が起こるのかも」
さやか「だったら何だっていうのよ……」
キュゥべえ「君たちにお願いをしようと思ってね」
杏子「お願い……?」
様々な少女たちの願いを叶えてきたキュゥべえの願い、それは
キュゥべえ「鹿目まどかが魔女になったら何とかもとに戻してあげてほしいんだ」
キュゥべえ「美樹さやかの件ではなかなか面白いものを見させてもらったよ、実に興味深い現象だった」
それはまるで他人事のような口ぶり、面白そうなおもちゃを手に入れた子供の声を彷彿とさせた。
キュゥべえ「君たちはもう気が付いているんだろう?僕の目的も…この後に何が起こるのかも」
さやか「だったら何だっていうのよ……」
キュゥべえ「君たちにお願いをしようと思ってね」
杏子「お願い……?」
様々な少女たちの願いを叶えてきたキュゥべえの願い、それは
キュゥべえ「鹿目まどかが魔女になったら何とかもとに戻してあげてほしいんだ」
665: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:03:21.63 ID:s44FeMKO0
ほむら「……!?」
全員が予想だにしなかった、いったい何を言っているのだろうか?
杏子「どういうつもりだ…お前の目的はアイツを魔女にしてエネルギーを……」
キュゥべえ「そう、でも…もしそうなれば彼女は一生を魔女として過ごすことになる」
キュゥべえ「感情のない僕には分からないけれど…君たち人間を基準にすれば、それは『可哀想』と形容される部類になるだろう?」
キュゥべえ「だから…彼女がもしも魔女になったら、美樹さやかのように助けてあげてよ」
さやか「アンタ……一体何を考えて……!」
キュゥべえ「これは僕の本心だ、まどかが魔女になったら魔法少女に戻してあげてほしい、嘘じゃないと誓っていえるよ」
ほむら「……」
明らかに何か裏があるはずだ、だが今回はそれが見えてこない…
銀時「外道の考えは…外道にしか理解出来ねェらしいな」
看破していたのは、やはりこの男一人だった。
全員が予想だにしなかった、いったい何を言っているのだろうか?
杏子「どういうつもりだ…お前の目的はアイツを魔女にしてエネルギーを……」
キュゥべえ「そう、でも…もしそうなれば彼女は一生を魔女として過ごすことになる」
キュゥべえ「感情のない僕には分からないけれど…君たち人間を基準にすれば、それは『可哀想』と形容される部類になるだろう?」
キュゥべえ「だから…彼女がもしも魔女になったら、美樹さやかのように助けてあげてよ」
さやか「アンタ……一体何を考えて……!」
キュゥべえ「これは僕の本心だ、まどかが魔女になったら魔法少女に戻してあげてほしい、嘘じゃないと誓っていえるよ」
ほむら「……」
明らかに何か裏があるはずだ、だが今回はそれが見えてこない…
銀時「外道の考えは…外道にしか理解出来ねェらしいな」
看破していたのは、やはりこの男一人だった。
666: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:08:30.26 ID:s44FeMKO0
杏子「どういうことだ…何かわかったのかよ?」
銀時「茶番は終わりにしようや無限残機…回りくどいこと言ってんじゃねーぞ」
キュゥべえ「……」
さやか「今回はどこに嘘が……」
銀時「いや、コイツは嘘なんか言っちゃいねーよ」
さやか「え…ま、まさか本当にまどかを助けたいって……?」
銀時「……テメーの目的はエネルギー回収とか言ってやがったな、無限残機」
銀時「で、そのエネルギーってのは『魔法少女から魔女になるとき』に出るんだったか?」
ほむら「それが一体………!!」
ほむらの背中に嫌な汗がにじんでくる、まさかキュゥべえの狙いとは……
銀時「平たく言えば…リサイクルしてーんだろ、まどかの奴をエネルギー源として」
銀時「茶番は終わりにしようや無限残機…回りくどいこと言ってんじゃねーぞ」
キュゥべえ「……」
さやか「今回はどこに嘘が……」
銀時「いや、コイツは嘘なんか言っちゃいねーよ」
さやか「え…ま、まさか本当にまどかを助けたいって……?」
銀時「……テメーの目的はエネルギー回収とか言ってやがったな、無限残機」
銀時「で、そのエネルギーってのは『魔法少女から魔女になるとき』に出るんだったか?」
ほむら「それが一体………!!」
ほむらの背中に嫌な汗がにじんでくる、まさかキュゥべえの狙いとは……
銀時「平たく言えば…リサイクルしてーんだろ、まどかの奴をエネルギー源として」
667: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:13:03.22 ID:s44FeMKO0
銀時「我が社は環境に優しいリサイクル運動を推進していますってか…笑えねェな」
キュゥべえ「やれやれ、これは君たちにとっても素晴らしい取引だと思うんだけれど…」
キュゥべえが返答の中に、銀時の発言に対する否定の言葉はなかった。
ほむら「あなたは…そこまでして……!」
キュゥべえ「それだけ鹿目まどかの持っている力は魅力的なのさ」
キュゥべえ「エネルギー回収を鹿目まどか一人で賄えるならこれ以上魔法少女が増えることもない」
キュゥべえ「回収した莫大なエネルギーを使って宇宙の寿命を効率よく伸ばすこともできる」
キュゥべえ「そう、たった一人の犠牲だけでこの宇宙全体に対して多大な利益が出るんだ」
キュゥべえ「こんなに素晴らしいことは他にない…君だってそう思うだろう、坂田銀時」
銀時「…………」
キュゥべえ「やれやれ、これは君たちにとっても素晴らしい取引だと思うんだけれど…」
キュゥべえが返答の中に、銀時の発言に対する否定の言葉はなかった。
ほむら「あなたは…そこまでして……!」
キュゥべえ「それだけ鹿目まどかの持っている力は魅力的なのさ」
キュゥべえ「エネルギー回収を鹿目まどか一人で賄えるならこれ以上魔法少女が増えることもない」
キュゥべえ「回収した莫大なエネルギーを使って宇宙の寿命を効率よく伸ばすこともできる」
キュゥべえ「そう、たった一人の犠牲だけでこの宇宙全体に対して多大な利益が出るんだ」
キュゥべえ「こんなに素晴らしいことは他にない…君だってそう思うだろう、坂田銀時」
銀時「…………」
668: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:17:35.33 ID:s44FeMKO0
キュゥべえ「君には感謝しなきゃね、君が美樹さやかを救い出したことによってエネルギー回収に新しい道が開かれた」
キュゥべえ「無理に魔法少女を増やすことなく…エネルギー回収を出来る道の可能性がね」
全力を尽くして魔女化した美樹さやかを救い出した…普通ではありえないはずの奇跡。
その奇跡でさえキュゥべえは自分の目的のために利用価値を見出していた。
杏子「テメーは…何てことを……!!」
怒りに我を忘れてキュゥべえに掴みかかろうとする杏子を銀時は制止する、コイツを叩き潰しても意味はない。
キュゥべえ「無理に魔法少女を増やすことなく…エネルギー回収を出来る道の可能性がね」
全力を尽くして魔女化した美樹さやかを救い出した…普通ではありえないはずの奇跡。
その奇跡でさえキュゥべえは自分の目的のために利用価値を見出していた。
杏子「テメーは…何てことを……!!」
怒りに我を忘れてキュゥべえに掴みかかろうとする杏子を銀時は制止する、コイツを叩き潰しても意味はない。
670: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:26:22.47 ID:s44FeMKO0
杏子「放せよ!コイツはもう百回ぶっ飛ばしたぐらいじゃ気がすまねぇ!」
銀時「いったん落ち着け、もう少し冷静に考えろ」
銀時「コイツを潰してもすぐに第二第三のキュゥべえが現れちまう、そうなったら何の意味もねェ」
銀時「だったら……」
キュゥべえ「?」
---
キュゥべえ「…!…!」
銀時「これでよし」
数分後…キュゥべえは、ふん縛られて簀巻きにされて吊るされて蝋燭で炙られていた。
さやか(ドSだ…この先生……)
ほむら(その手があったか……)
銀時「いったん落ち着け、もう少し冷静に考えろ」
銀時「コイツを潰してもすぐに第二第三のキュゥべえが現れちまう、そうなったら何の意味もねェ」
銀時「だったら……」
キュゥべえ「?」
---
キュゥべえ「…!…!」
銀時「これでよし」
数分後…キュゥべえは、ふん縛られて簀巻きにされて吊るされて蝋燭で炙られていた。
さやか(ドSだ…この先生……)
ほむら(その手があったか……)
675: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:33:20.76 ID:s44FeMKO0
---
銀時たちが帰った後、ほむらは一人で今後の対策を考えていた。
結局、今回も戦うのは一人きりになりそうではある…それでも収穫自体はあった。
魔女化した人間でも魔法少女に戻ることが出来る事実、これは大きかった。
仮に今回ワルプルギスの夜に敗北したとしても、この情報は次に役立つはず……
ほむら「……馬鹿ね、私は」
次があるなどと考えていては勝てるはずもない、終わらせるのだ…この世界で、何としても
『そう簡単にいくかな?』
銀時たちが帰った後、ほむらは一人で今後の対策を考えていた。
結局、今回も戦うのは一人きりになりそうではある…それでも収穫自体はあった。
魔女化した人間でも魔法少女に戻ることが出来る事実、これは大きかった。
仮に今回ワルプルギスの夜に敗北したとしても、この情報は次に役立つはず……
ほむら「……馬鹿ね、私は」
次があるなどと考えていては勝てるはずもない、終わらせるのだ…この世界で、何としても
『そう簡単にいくかな?』
676: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:37:14.32 ID:s44FeMKO0
不意に頭の中に声が響いてくる、それは聞きなれた声だった。
ほむら「……なるほど、縛られて口を開けないから頭に直接呼びかけているのね」
『少しでも僕を不憫に思うならこの拘束を解いてはくれないかい?』
ほむら「その選択肢はあり得ないわね…それで、わざわざ何か話すことがあるのかしら?」
『時間遡行者、暁美ほむら…君はその時を操る力を使って幾度も世界をやり直してきたんだね』
『友達である鹿目まどかを救い出し、ワルプルギスの夜を倒すために……』
ほむら「…………」
『やっぱりね、でも…これでまどかがなぜあんなに途方もない力を秘めているのか納得がいったよ』
ほむら「……なるほど、縛られて口を開けないから頭に直接呼びかけているのね」
『少しでも僕を不憫に思うならこの拘束を解いてはくれないかい?』
ほむら「その選択肢はあり得ないわね…それで、わざわざ何か話すことがあるのかしら?」
『時間遡行者、暁美ほむら…君はその時を操る力を使って幾度も世界をやり直してきたんだね』
『友達である鹿目まどかを救い出し、ワルプルギスの夜を倒すために……』
ほむら「…………」
『やっぱりね、でも…これでまどかがなぜあんなに途方もない力を秘めているのか納得がいったよ』
680: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:45:40.40 ID:s44FeMKO0
ほむら「どういうことかしら…」
『君のせいだよ、暁美ほむら…君が何度もまどかを救うために世界をやり直してきたからさ』
ほむら「!」
『君が繰り返してきた時間、その中で循環した因果の係数が巡りめぐって鹿目まどかに繋がってしまったんだ』
『魔法少女の素質は背負った因果の量で決まってくる…僕の言っている意味が分かるかい?』
そんな…つまり、まどかを救おうと私が今まで世界をやり直してきたことが……
まどかが強力な魔女になってしまうことに繋がっていたというの……?
これ以上時を戻せば、次の世界ではまどかがさらに強力な魔女となってしまう。
この瞬間、暁美ほむらは是が非でもワルプルギスの夜を倒さなければならなくなった。
『君のせいだよ、暁美ほむら…君が何度もまどかを救うために世界をやり直してきたからさ』
ほむら「!」
『君が繰り返してきた時間、その中で循環した因果の係数が巡りめぐって鹿目まどかに繋がってしまったんだ』
『魔法少女の素質は背負った因果の量で決まってくる…僕の言っている意味が分かるかい?』
そんな…つまり、まどかを救おうと私が今まで世界をやり直してきたことが……
まどかが強力な魔女になってしまうことに繋がっていたというの……?
これ以上時を戻せば、次の世界ではまどかがさらに強力な魔女となってしまう。
この瞬間、暁美ほむらは是が非でもワルプルギスの夜を倒さなければならなくなった。
681: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:49:29.57 ID:s44FeMKO0
---
夜、ほむら宅
まどか「入っていいかな?」
ほむら「……!」
その日の夜、ほむらの家には鹿目まどかが訪れていた。それはキュゥべえも誰もいない、二人だけの空間。
まどか「聞いたよ…もうすぐにワルプルギスの夜っていうとてつもない魔女が来るんだよね?」
ほむら「……ええ、具現化するだけで何千人もの被害者が出るわね」
まどか「じゃあ絶対に倒さなきゃね…でも、現状で戦えそうなのはほむらちゃんだけなんでしょ…だったら……」
ほむら「一人で十分よ」
まどか「!」
夜、ほむら宅
まどか「入っていいかな?」
ほむら「……!」
その日の夜、ほむらの家には鹿目まどかが訪れていた。それはキュゥべえも誰もいない、二人だけの空間。
まどか「聞いたよ…もうすぐにワルプルギスの夜っていうとてつもない魔女が来るんだよね?」
ほむら「……ええ、具現化するだけで何千人もの被害者が出るわね」
まどか「じゃあ絶対に倒さなきゃね…でも、現状で戦えそうなのはほむらちゃんだけなんでしょ…だったら……」
ほむら「一人で十分よ」
まどか「!」
682: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:51:24.43 ID:s44FeMKO0
ほむら「強いといっても私はそれなりに準備はしてきたわ、私一人でも十分に撃退できるわ」
まどか「…………」
ほむらは言い切った、自分一人で勝てると。友を信じているならばそれで安心しなければいけないはずなのに
まどか「……何でだろう、私ほむらちゃんを信じたいのに…全然大丈夫だなんて思えない……!」
ほむらの言葉を信じきれない自分が嫌だった、その思いは涙となってまどかの目から零れ落ちる。
ほむら「……っ!」
その涙とまどかの言葉はほむらを突き動かす。気が付けば、ほむらはまどかを抱きしめていた。
まどか「ほ、ほむら…ちゃん?」
ほむら「本当のことなんて話せるわけがないのよ…私はあなたとは違う時間を生きているんだもの……」
まどかと同じくほむらも泣いていた、冷静なはずの彼女には似合わない涙。
……それは語弊があるかもしれない。魔法少女であるとはいえ、幾何の時を乗り越えているとはいえ
彼女は本来、感情豊かな普通の女子高生なのだから。
まどか「…………」
ほむらは言い切った、自分一人で勝てると。友を信じているならばそれで安心しなければいけないはずなのに
まどか「……何でだろう、私ほむらちゃんを信じたいのに…全然大丈夫だなんて思えない……!」
ほむらの言葉を信じきれない自分が嫌だった、その思いは涙となってまどかの目から零れ落ちる。
ほむら「……っ!」
その涙とまどかの言葉はほむらを突き動かす。気が付けば、ほむらはまどかを抱きしめていた。
まどか「ほ、ほむら…ちゃん?」
ほむら「本当のことなんて話せるわけがないのよ…私はあなたとは違う時間を生きているんだもの……」
まどかと同じくほむらも泣いていた、冷静なはずの彼女には似合わない涙。
……それは語弊があるかもしれない。魔法少女であるとはいえ、幾何の時を乗り越えているとはいえ
彼女は本来、感情豊かな普通の女子高生なのだから。
683: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:52:17.41 ID:s44FeMKO0
ほむら「あなたを救いたい一心で…私は今までの時を繰り返してきた」
ほむら「そのたびにあなたが死ぬところも…同じだけ見てきたのよ」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「ごめんね、何を言ってるのか全然わからないよね……でも、それでも……!」
少女は、今この瞬間まで伝えられなかった思いを震える声で紡ぎだす。
ほむら「お願いだから…最後まで…あなたを私に守らせて……!」
まどか「…………」
ほむらの決意と思いの強さにまどかは何も言うことが出来なかった。
ほむら「そのたびにあなたが死ぬところも…同じだけ見てきたのよ」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「ごめんね、何を言ってるのか全然わからないよね……でも、それでも……!」
少女は、今この瞬間まで伝えられなかった思いを震える声で紡ぎだす。
ほむら「お願いだから…最後まで…あなたを私に守らせて……!」
まどか「…………」
ほむらの決意と思いの強さにまどかは何も言うことが出来なかった。
684: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/22(日) 23:53:31.31 ID:s44FeMKO0
――――――そして、決戦の時が訪れる。
711: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 00:43:17.06 ID:Nwm2Osat0
---
某所
観測員「雷雲がとんでもない勢いで分裂と回転を起こしています!明らかにスーパーセルの前兆です!」
観測員「ただちに避難指示の発令を!!」
突如として現れたスーパーセル、それが強力な魔女によって引き起こされたものであることを知る者は少ない。
ほむら「来る……!」
人々が安全な場所へと非難する中、雷鳴の響く無人の街に一人降り立つ少女。
今、暁美ほむらにとっての最終決戦が始まろうとしていた。
某所
観測員「雷雲がとんでもない勢いで分裂と回転を起こしています!明らかにスーパーセルの前兆です!」
観測員「ただちに避難指示の発令を!!」
突如として現れたスーパーセル、それが強力な魔女によって引き起こされたものであることを知る者は少ない。
ほむら「来る……!」
人々が安全な場所へと非難する中、雷鳴の響く無人の街に一人降り立つ少女。
今、暁美ほむらにとっての最終決戦が始まろうとしていた。
712: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 00:50:29.73 ID:Nwm2Osat0
それは突如現れた、一言では形容のしがたい…今までの魔女とは明らかに異なるものだった。
宙を浮かぶそれに生物らしさはあまり見受けられず機械的であり、何よりも強大な力を感じさせる。
ただの人間がまともに戦って勝ち目があるとは到底思えない相手だった。
ほむら「今度こそ…決着をつける!」
暁美ほむらの戦いは通常の魔法少女のそれとは大きくことなっている。
魔法を使った攻撃手段が一切ないのだ、ゆえに攻撃には近代化学兵器を使用している。
自らの能力で時を止め、その間に重火器で攻撃を仕掛ける。それが彼女の戦い方だった。
この戦いのために膨大な量の武器を蓄えてきた、そのすべてをぶつけなければアレを倒すことは不可能だろう。
数えきれないほどのバズーカ砲撃、自らの能力を応用して大型車両を操っての打撃攻撃、
大量の迫撃砲による連続爆撃…
それはまともに食らえば一個の軍隊が壊滅するほどの攻撃。
そしてほむらはそれらすべてを的確に魔女に命中させた。
それでも、ワルプルギスの夜を止めることは出来なかった。
宙を浮かぶそれに生物らしさはあまり見受けられず機械的であり、何よりも強大な力を感じさせる。
ただの人間がまともに戦って勝ち目があるとは到底思えない相手だった。
ほむら「今度こそ…決着をつける!」
暁美ほむらの戦いは通常の魔法少女のそれとは大きくことなっている。
魔法を使った攻撃手段が一切ないのだ、ゆえに攻撃には近代化学兵器を使用している。
自らの能力で時を止め、その間に重火器で攻撃を仕掛ける。それが彼女の戦い方だった。
この戦いのために膨大な量の武器を蓄えてきた、そのすべてをぶつけなければアレを倒すことは不可能だろう。
数えきれないほどのバズーカ砲撃、自らの能力を応用して大型車両を操っての打撃攻撃、
大量の迫撃砲による連続爆撃…
それはまともに食らえば一個の軍隊が壊滅するほどの攻撃。
そしてほむらはそれらすべてを的確に魔女に命中させた。
それでも、ワルプルギスの夜を止めることは出来なかった。
713: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 00:57:21.23 ID:Nwm2Osat0
---
某避難所
まどか「……ほむらちゃん」
避難指示によってまどかは家族とともに体育館の中に避難していた。
窓を叩く強風が、徐々にスーパーセルが接近していることを知らせている。
まどか「…………」
ほぼ間違いなく、このスーパーセルは魔女によって発生した天災だろう。
それが止まることなく近づいているということは、戦っているほむらが劣勢であることを意味している。
まどか(行かなきゃ……!)
優しすぎる鹿目まどかが何もしないで待っていることなど出来るはずがなかった。
某避難所
まどか「……ほむらちゃん」
避難指示によってまどかは家族とともに体育館の中に避難していた。
窓を叩く強風が、徐々にスーパーセルが接近していることを知らせている。
まどか「…………」
ほぼ間違いなく、このスーパーセルは魔女によって発生した天災だろう。
それが止まることなく近づいているということは、戦っているほむらが劣勢であることを意味している。
まどか(行かなきゃ……!)
優しすぎる鹿目まどかが何もしないで待っていることなど出来るはずがなかった。
714: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 01:01:15.65 ID:Nwm2Osat0
---
ほむら「くっ……」
あれだけの攻撃を仕掛けたにもかかわらず魔女には傷一つ付いていなかった。
それどころか、ほむら決死の攻撃をあざ笑っているかのような声さえ聞こえてくる。
ほむら「これ以上…先へ進ませるわけには……!」
魔女「キャハハハハハハ!ククキャハハハハハハハ!」
子供の笑いにも似た声を上げながらワルプルギスの夜は反撃を仕掛ける。
魔女の周囲にあるビルが地響きを立てながら浮かび上がり…一直線に暁美ほむらへと向かってきた。
ほむら「くっ……」
あれだけの攻撃を仕掛けたにもかかわらず魔女には傷一つ付いていなかった。
それどころか、ほむら決死の攻撃をあざ笑っているかのような声さえ聞こえてくる。
ほむら「これ以上…先へ進ませるわけには……!」
魔女「キャハハハハハハ!ククキャハハハハハハハ!」
子供の笑いにも似た声を上げながらワルプルギスの夜は反撃を仕掛ける。
魔女の周囲にあるビルが地響きを立てながら浮かび上がり…一直線に暁美ほむらへと向かってきた。
715: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 01:04:27.62 ID:Nwm2Osat0
ほむら「!」
とっさに時間を停止して攻撃を回避しようとする、魔力で肉体が強化されているとはいえあれを受けてはひとたまりもない。
だが、時間停止魔法は発動しなかった。
ほむら(そ、そんな……!)
一度の戦闘で使える魔力の限界、それが最悪のタイミングで訪れてしまったらしい。
操られたビルは勢いを弱めることなく、無防備な暁美ほむらの体に直撃した。
とっさに時間を停止して攻撃を回避しようとする、魔力で肉体が強化されているとはいえあれを受けてはひとたまりもない。
だが、時間停止魔法は発動しなかった。
ほむら(そ、そんな……!)
一度の戦闘で使える魔力の限界、それが最悪のタイミングで訪れてしまったらしい。
操られたビルは勢いを弱めることなく、無防備な暁美ほむらの体に直撃した。
718: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 01:12:03.86 ID:Nwm2Osat0
ほむら「ぐっ……うぅ……!」
先の一撃を受けても暁美ほむらは死んでいなかった。
魔力によって強化された肉体によって即死は免れ、意識もはっきりとしている。
だが、ダメージまでゼロにすることは当然不可能である。
ほむら(足が……!)
激痛を感じ足元を見る、すると衝撃で砕けたビルの瓦礫に足が挟まれていた。
……これでは動くこともままならない。
先の一撃を受けても暁美ほむらは死んでいなかった。
魔力によって強化された肉体によって即死は免れ、意識もはっきりとしている。
だが、ダメージまでゼロにすることは当然不可能である。
ほむら(足が……!)
激痛を感じ足元を見る、すると衝撃で砕けたビルの瓦礫に足が挟まれていた。
……これでは動くこともままならない。
719: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 01:14:12.73 ID:Nwm2Osat0
ほむら「…………」
最後に残しておいた魔力、再び世界をやり直すためにとっておいた最後の手段。
今までならば、勝ち目のなくなった瞬間にそれを発動させていた。だが
ほむら(もし時間を戻してしまったら…またまどかの因果が増えて……)
今回…彼女にそれは出来なかった、するわけにはいかなかった。
ほむら(どうして…どうして…何度やっても…アイツに勝てない……!)
絶望の涙がほむらの頬を流れていた。
ほむら(結局…今まで私がやってきたことは…全部……!)
足掻くだけ足掻いた、最後まで全力で戦い抜いた、努力もした、準備もしてきた、ましてや慢心などあるはずがなかった。
それでも…訪れる最後の魔女を止めることができない。
負の思いに捕われたほむらの心を反映するかの如く、彼女のソウルジェムを黒い濁りが支配していく。
希望などあるはずがなかった。
最後に残しておいた魔力、再び世界をやり直すためにとっておいた最後の手段。
今までならば、勝ち目のなくなった瞬間にそれを発動させていた。だが
ほむら(もし時間を戻してしまったら…またまどかの因果が増えて……)
今回…彼女にそれは出来なかった、するわけにはいかなかった。
ほむら(どうして…どうして…何度やっても…アイツに勝てない……!)
絶望の涙がほむらの頬を流れていた。
ほむら(結局…今まで私がやってきたことは…全部……!)
足掻くだけ足掻いた、最後まで全力で戦い抜いた、努力もした、準備もしてきた、ましてや慢心などあるはずがなかった。
それでも…訪れる最後の魔女を止めることができない。
負の思いに捕われたほむらの心を反映するかの如く、彼女のソウルジェムを黒い濁りが支配していく。
希望などあるはずがなかった。
720: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 01:22:25.65 ID:Nwm2Osat0
「下向いてんじゃねーよ…前を向きな」
ほむら「!」
―――それは聞こえてくるはずのない声。
銀時「テメーの魂はこんぐらいじゃ染められやしねェだろうが」
―――信じられない思いで声の聞こえるほうに目を向ける。そこにあったのは
―――共に戦いを切り抜けてきた、自分を助けると言ってくれた
―――白髪の侍の姿だった。
ほむら「!」
―――それは聞こえてくるはずのない声。
銀時「テメーの魂はこんぐらいじゃ染められやしねェだろうが」
―――信じられない思いで声の聞こえるほうに目を向ける。そこにあったのは
―――共に戦いを切り抜けてきた、自分を助けると言ってくれた
―――白髪の侍の姿だった。
721: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 01:34:11.07 ID:Nwm2Osat0
ほむら「……何故来てしまったの」
逃げろと言ったはずだった、そのまま戦えば間違いなく死ぬ。だから逃げろと言っておいたはずだった。
それでも男はここに来た。
銀時「こっちだってとっとと逃げ出してーよ、俺ァ何でこんなところに来ちまったかね」
ほむらの言いたいことは分かっているとでも言いたげに銀時は言葉を返す。
「ま…こういうのを女に全部丸投げするわけにもいかねーしよ、男ってのは見え張って生きてくモンだしな」
お気楽な口調の裏にある覚悟、それをほむらは感じ取っていた。
逃げろと言ったはずだった、そのまま戦えば間違いなく死ぬ。だから逃げろと言っておいたはずだった。
それでも男はここに来た。
銀時「こっちだってとっとと逃げ出してーよ、俺ァ何でこんなところに来ちまったかね」
ほむらの言いたいことは分かっているとでも言いたげに銀時は言葉を返す。
「ま…こういうのを女に全部丸投げするわけにもいかねーしよ、男ってのは見え張って生きてくモンだしな」
お気楽な口調の裏にある覚悟、それをほむらは感じ取っていた。
722: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 01:40:53.16 ID:Nwm2Osat0
ほむら「あなた…そのまま戦ったらどんなことになるか分かってるの……?」
暁美ほむらの呟きに銀時は
銀時「どうなるか?んなモン、最初から分かってるに決まってんだろ」
何の恐れもないかのごとく、少女の不安を根こそぎ吹き飛ばすかの如く
銀時「てめー自身の手でコイツをぶっ倒す未来を創るんだからよ」
ほむら「!」
暁美ほむらの呟きに銀時は
銀時「どうなるか?んなモン、最初から分かってるに決まってんだろ」
何の恐れもないかのごとく、少女の不安を根こそぎ吹き飛ばすかの如く
銀時「てめー自身の手でコイツをぶっ倒す未来を創るんだからよ」
ほむら「!」
723: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 01:53:48.83 ID:Nwm2Osat0
ほむら「……どうして」
他人の前では決して涙を見せまいという少女の誓いが破られる。
ほむら「どうしてあなたはそうやって…魔女と戦う能力なんか持ってないくせに……」
ほむら「最初に魔女と戦った時も…美樹さやかを助けた時も…そして今でさえ……!」
ほむら「私は…ワルプルギスを倒すために命を捨てる覚悟があったのに…!」
銀時「命を捨てる覚悟なんざ邪魔なだけだ、不燃ごみと一緒にその辺に出しとけ」
銀時「代わりに、どんなことがあっても必ず生き抜く覚悟を持ってろ」
他人の前では決して涙を見せまいという少女の誓いが破られる。
ほむら「どうしてあなたはそうやって…魔女と戦う能力なんか持ってないくせに……」
ほむら「最初に魔女と戦った時も…美樹さやかを助けた時も…そして今でさえ……!」
ほむら「私は…ワルプルギスを倒すために命を捨てる覚悟があったのに…!」
銀時「命を捨てる覚悟なんざ邪魔なだけだ、不燃ごみと一緒にその辺に出しとけ」
銀時「代わりに、どんなことがあっても必ず生き抜く覚悟を持ってろ」
725: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/24(火) 02:03:41.22 ID:Nwm2Osat0
ほむら「…………」
そうだ…片足は動かなくなったがまだ戦えないわけじゃない、諦めるにはまだ早すぎるだろう。
思えば、美樹さやかのときもそうだった。あの時、諦めずに戦い続けることの意義を知ったはずだ。
ほむら「私は死なないわ…そしてあなたも死なせない…その覚悟があればいいのかしら?」
その表情は決して自暴自棄になった者のそれではない、最後まで戦い抜く決意に満ちていた。
それを見た銀時は半笑いを浮かべ
銀時「……行くぜ、こっから仕切り直しといこうじゃねーか」
そうだ…片足は動かなくなったがまだ戦えないわけじゃない、諦めるにはまだ早すぎるだろう。
思えば、美樹さやかのときもそうだった。あの時、諦めずに戦い続けることの意義を知ったはずだ。
ほむら「私は死なないわ…そしてあなたも死なせない…その覚悟があればいいのかしら?」
その表情は決して自暴自棄になった者のそれではない、最後まで戦い抜く決意に満ちていた。
それを見た銀時は半笑いを浮かべ
銀時「……行くぜ、こっから仕切り直しといこうじゃねーか」
763: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 22:43:21.64 ID:GyMozvsW0
銀時の参戦、それによって今の状況に変化が現れるかと思われた。
だが、以前として不利な状況は変わっていない。
ほむら「くっ……」
空中で一人奮闘するほむらだったがその傍らに銀時の姿はない、何やら地上で立ち往生をしているようだった。
見かねたほむらは一時戦闘を中断し、立ち尽くす銀時に詰め寄った。
ほむら「あなた…私を助けに来てくれたのよね?」
銀時「ああ…そうだな……」
ほむら「あれだけかっこよく登場したんだからもう少し真面目に戦っ……」
銀時「…………」
銀時「飛べねェんだよ…俺ァ……」
ほむら「…………」
ほむら「ど、どうも……」
だが、以前として不利な状況は変わっていない。
ほむら「くっ……」
空中で一人奮闘するほむらだったがその傍らに銀時の姿はない、何やら地上で立ち往生をしているようだった。
見かねたほむらは一時戦闘を中断し、立ち尽くす銀時に詰め寄った。
ほむら「あなた…私を助けに来てくれたのよね?」
銀時「ああ…そうだな……」
ほむら「あれだけかっこよく登場したんだからもう少し真面目に戦っ……」
銀時「…………」
銀時「飛べねェんだよ…俺ァ……」
ほむら「…………」
ほむら「ど、どうも……」
764: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 22:52:57.03 ID:GyMozvsW0
銀時「飛ぶってのはあんまりいい気分じゃねーな、何この浮遊感、気持ち悪っ!」
ほむらは自らの能力の応用でトラックを操ったことを応用し、銀時の体を浮かせていた。
能動的に飛行しているわけではない銀時にとってそれは大きな違和感を感じさせるものだったらしい。
ほむら「我慢して…来るわ」
ワルプルギスの夜(魔女)「キャハハハハハハ!キイャハハハハハハハハ!」
奇妙な笑い声をあげたかと思ったとき、魔女の力によって使い魔が現れた。
召喚された使い魔たちは真っ直ぐに銀時たちに向かって攻撃を仕掛けてくる。
強大な魔女の使い魔だけあって動きも早い、これを相手にしつつ攻撃を仕掛けるのは厄介だろう。
ほむらは自らの能力の応用でトラックを操ったことを応用し、銀時の体を浮かせていた。
能動的に飛行しているわけではない銀時にとってそれは大きな違和感を感じさせるものだったらしい。
ほむら「我慢して…来るわ」
ワルプルギスの夜(魔女)「キャハハハハハハ!キイャハハハハハハハハ!」
奇妙な笑い声をあげたかと思ったとき、魔女の力によって使い魔が現れた。
召喚された使い魔たちは真っ直ぐに銀時たちに向かって攻撃を仕掛けてくる。
強大な魔女の使い魔だけあって動きも早い、これを相手にしつつ攻撃を仕掛けるのは厄介だろう。
765: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 22:57:46.61 ID:GyMozvsW0
銀時「コイツらの相手は俺がしてやらァ…テメーは本元をぶっ叩け!」
ほむら「ええ、使い魔は任せるわ……!」
ほむらの用意した攻撃はすべて使い尽くされてはいない、まだ十分な量の武器が手元には残されている。
使い魔は銀時が押さえ込んでいる今ならば邪魔をされずに攻撃を仕掛けることも可能だ。
ほむら「でも…ただ闇雲に撃ってもアイツには……!」
単純な攻撃ならば先に嫌というほど試していた、それも計算されつくした連続爆撃によって。
それでも最強の魔女を止めるどころか怯ませることさえ叶わなかった。
ほむら「ええ、使い魔は任せるわ……!」
ほむらの用意した攻撃はすべて使い尽くされてはいない、まだ十分な量の武器が手元には残されている。
使い魔は銀時が押さえ込んでいる今ならば邪魔をされずに攻撃を仕掛けることも可能だ。
ほむら「でも…ただ闇雲に撃ってもアイツには……!」
単純な攻撃ならば先に嫌というほど試していた、それも計算されつくした連続爆撃によって。
それでも最強の魔女を止めるどころか怯ませることさえ叶わなかった。
766: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:04:35.59 ID:GyMozvsW0
ほむら「…………!」
何か策を考えなければならない、ワルプルギスを倒せるだけの破壊力を秘めた一撃を生み出す策を。
そうして考えている間にも使い魔と戦闘を繰り広げる銀時には大きな負担がかかってします。
最初は一匹だけでしかなかった使い魔も今では五匹に増えていた。
銀時「ぐっ……!」
ほむら「!」
使い魔の攻撃が銀時を掠める、やはり体の怪我は未だに治ってはいないらしい。
その状態で五匹もの強力な使い魔の攻撃を捌いているのはさすがというべきだろう。
だが、このままでは体力の低下とともに追い詰められるであろうことも明らかだった。
何か策を考えなければならない、ワルプルギスを倒せるだけの破壊力を秘めた一撃を生み出す策を。
そうして考えている間にも使い魔と戦闘を繰り広げる銀時には大きな負担がかかってします。
最初は一匹だけでしかなかった使い魔も今では五匹に増えていた。
銀時「ぐっ……!」
ほむら「!」
使い魔の攻撃が銀時を掠める、やはり体の怪我は未だに治ってはいないらしい。
その状態で五匹もの強力な使い魔の攻撃を捌いているのはさすがというべきだろう。
だが、このままでは体力の低下とともに追い詰められるであろうことも明らかだった。
767: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:09:32.96 ID:GyMozvsW0
ほむら「…………!」
マズイ……自分が何とかしなければ銀時の身が……。そうして焦れば焦るほど頭からは冷静さが失われていく。
ほむら(どうすればいいの…どうすれば……!)
焦燥にかられ正常な思考力を失っている最中のこと
??「間に合ったみたいね、良かったわ」
???「待たせちゃってごめん!二人とも!」
??「なーに遊んでんだよ、とっとと本気だしやがれ!」
マズイ……自分が何とかしなければ銀時の身が……。そうして焦れば焦るほど頭からは冷静さが失われていく。
ほむら(どうすればいいの…どうすれば……!)
焦燥にかられ正常な思考力を失っている最中のこと
??「間に合ったみたいね、良かったわ」
???「待たせちゃってごめん!二人とも!」
??「なーに遊んでんだよ、とっとと本気だしやがれ!」
770: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:14:30.81 ID:GyMozvsW0
ほむら「あ、あなたたち……!」
マミ「ごめんなさいね、来るのが遅れて…」
さやか「とりあえず私、先生の手伝いに行ってくる!」
杏子「カッコつけんなよ馬鹿、肝心要のお前が行ったらダメに決まってるだろ」
さやか「うっ…確かに」
銀時に続く援軍として現れた三人にほむらは戸惑っていた、一体なぜ
ほむら「どうしてあなたたち三人が…戦える状態じゃなかったはずなのに……!」
マミ「フフ…簡単な治癒魔法くらいだったら私だって出来るのよ?」
マミ「ごめんなさいね、来るのが遅れて…」
さやか「とりあえず私、先生の手伝いに行ってくる!」
杏子「カッコつけんなよ馬鹿、肝心要のお前が行ったらダメに決まってるだろ」
さやか「うっ…確かに」
銀時に続く援軍として現れた三人にほむらは戸惑っていた、一体なぜ
ほむら「どうしてあなたたち三人が…戦える状態じゃなかったはずなのに……!」
マミ「フフ…簡単な治癒魔法くらいだったら私だって出来るのよ?」
771: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:20:55.50 ID:GyMozvsW0
ほむら「…………」
それにしてもおかしい、簡易な治癒魔法で完治するような怪我ではなかったはずだが……
さやか「知ってるかもしれないけど、私は魔法少女になるときに癒しの祈りで契約してるんだよね」
杏子「早い話がそいつをマミの治癒魔法と組み合わせたってことさ」
ほむら「!」
魔法少女と魔法少女の力を組み合わせる…?幾度もの世界の中でも経験していないことだった。
巴マミがワルプルギスの夜と戦って命を落とした世界でも、美樹さやかが魔女と化してしまった世界でも。
そんなことを試みた者は誰一人としていなかった。
それは、巴マミが錯乱せずに生存しており、美樹さやかが健在であり、杏子が他の魔法少女と協力しあったからこその結果。
魔女となった美樹さやかを全員で救い出すという奇跡が達成できたからこそ実現したことだった。
それにしてもおかしい、簡易な治癒魔法で完治するような怪我ではなかったはずだが……
さやか「知ってるかもしれないけど、私は魔法少女になるときに癒しの祈りで契約してるんだよね」
杏子「早い話がそいつをマミの治癒魔法と組み合わせたってことさ」
ほむら「!」
魔法少女と魔法少女の力を組み合わせる…?幾度もの世界の中でも経験していないことだった。
巴マミがワルプルギスの夜と戦って命を落とした世界でも、美樹さやかが魔女と化してしまった世界でも。
そんなことを試みた者は誰一人としていなかった。
それは、巴マミが錯乱せずに生存しており、美樹さやかが健在であり、杏子が他の魔法少女と協力しあったからこその結果。
魔女となった美樹さやかを全員で救い出すという奇跡が達成できたからこそ実現したことだった。
773: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:31:11.68 ID:GyMozvsW0
銀時「来てやがったのかテメーら…」
杏子「ボロボロのアンタは一旦下がってろ、ここは私が食い止める…その間に傷を治してきな!」
銀時「やれんのか、アイツら相当厄介だぞ?」
杏子「見くびるんじゃねぇよ馬鹿、私を誰だと思ってんのさ」
銀時「……死ぬなよ、ベジータ」
杏子「フン、大きなお世話……ていうか誰がベジータ?」
杏子「ボロボロのアンタは一旦下がってろ、ここは私が食い止める…その間に傷を治してきな!」
銀時「やれんのか、アイツら相当厄介だぞ?」
杏子「見くびるんじゃねぇよ馬鹿、私を誰だと思ってんのさ」
銀時「……死ぬなよ、ベジータ」
杏子「フン、大きなお世話……ていうか誰がベジータ?」
774: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:36:36.48 ID:GyMozvsW0
マミ「………よし、これでさしあたっては大丈夫かしら」
銀時「やるじゃねーかアースジェット、やっぱパーティに回復キャラは一人は必要だわ」
マミ「だ、だからアースジェットは……」
銀時「わーったよ、じゃあ巴マミとアースジェットの間を取ってノーマットで」
マミ「何で中間を取ってノーマット!?何なのそのスイッチ一つで蚊を落としそうな呼び方!」
銀時「蚊と同じ感じでワルプルギスの夜も撃ち落としてほしいという願いを込めました、マル」
マミ「いや作文じゃないんだから……」
ほむら「今は気にしている場合じゃないわノーマット、ワルプルギス打倒に全力を尽くしましょう」
マミ「ちょっと待って、さらっとあなたまでノーマットって言った?」
銀時「やるじゃねーかアースジェット、やっぱパーティに回復キャラは一人は必要だわ」
マミ「だ、だからアースジェットは……」
銀時「わーったよ、じゃあ巴マミとアースジェットの間を取ってノーマットで」
マミ「何で中間を取ってノーマット!?何なのそのスイッチ一つで蚊を落としそうな呼び方!」
銀時「蚊と同じ感じでワルプルギスの夜も撃ち落としてほしいという願いを込めました、マル」
マミ「いや作文じゃないんだから……」
ほむら「今は気にしている場合じゃないわノーマット、ワルプルギス打倒に全力を尽くしましょう」
マミ「ちょっと待って、さらっとあなたまでノーマットって言った?」
777: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:43:34.99 ID:GyMozvsW0
魔法少女三人の奇跡的な参戦、だがそれも大きく戦況を変えるには至らなかった。
杏子「チッ…コイツ、頑丈にもほどがあるぜ……!」
さやか「頑丈ってレベルじゃないでしょコレ…明らかにチートじゃない……」
さやか全力の斬撃も、杏子の槍撃も敵を止めるには至らなかった。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
出し惜しみなどしてはいられない、序盤から自らの持つ最大の技をマミは撃ち放つ。
マミ「……!」
その一撃すらもまるで効果が見られない。
杏子「チッ…コイツ、頑丈にもほどがあるぜ……!」
さやか「頑丈ってレベルじゃないでしょコレ…明らかにチートじゃない……」
さやか全力の斬撃も、杏子の槍撃も敵を止めるには至らなかった。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
出し惜しみなどしてはいられない、序盤から自らの持つ最大の技をマミは撃ち放つ。
マミ「……!」
その一撃すらもまるで効果が見られない。
778: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:48:40.80 ID:GyMozvsW0
ほむら「これだけ頭数がそろっていても…まるで歯が立たないなんて……」
銀時「……!」
その時、坂田銀時に電流走る。
銀時「だったら、あれをやるしかねーな……」
ほむら「…………あれ?」
銀時「……!」
その時、坂田銀時に電流走る。
銀時「だったら、あれをやるしかねーな……」
ほむら「…………あれ?」
781: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/26(木) 23:56:01.10 ID:GyMozvsW0
銀時「まず二人がある程度の距離を置いて立つ…腕の角度に気を付けろ」
ほむら「……え?」
銀時「フュー……腕を反対にしながら二人が近づく、このとき動かす足は三歩分だ」
さやか「…………」
銀時「ジョン、手はグーに変える!やはり足の角度に気を付けろ!」
杏子「…………」
銀時「はっ!こうして二人の指を合わせ……」
全てを言い終わる前にほむらの鉄拳が炸裂した。
ほむら「……え?」
銀時「フュー……腕を反対にしながら二人が近づく、このとき動かす足は三歩分だ」
さやか「…………」
銀時「ジョン、手はグーに変える!やはり足の角度に気を付けろ!」
杏子「…………」
銀時「はっ!こうして二人の指を合わせ……」
全てを言い終わる前にほむらの鉄拳が炸裂した。
783: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/27(金) 00:06:07.84 ID:fpw9XQQh0
ほむら「こんな時くらいは真面目になったらどうかしら……」
銀時「ブウを倒すにはこれしかねーぞお前、もうホムラマミとキョウコヤカになるしかねーよ」
さやか「ブウって何!?いつからそんなのが目標になってたの!?」
さやか「ていうかホムラマミとキョウコヤカって何なの!?ただくっつけただけじゃない!」
杏子「…………」
マミ「佐倉さん…あなた、どうして腕を伸ばして立っているの?」
銀時「ブウを倒すにはこれしかねーぞお前、もうホムラマミとキョウコヤカになるしかねーよ」
さやか「ブウって何!?いつからそんなのが目標になってたの!?」
さやか「ていうかホムラマミとキョウコヤカって何なの!?ただくっつけただけじゃない!」
杏子「…………」
マミ「佐倉さん…あなた、どうして腕を伸ばして立っているの?」
789: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/27(金) 00:23:55.21 ID:fpw9XQQh0
銀時「ま…冗談は置いといてだ、あのラピュタ撃ち落とすのは簡単じゃねェ」
銀時「さすがに俺もあんなデカい戦艦みてーな野郎と戦ったこともねーしな」
ほむら「……何か考えがあるの?」
銀時「とりあえず、あの化け物をこれ以上先へ進ませるわけにゃいかねェだろ」
銀時「上手くすりゃ怯ませるくらいのこたァできるかもしれねェ」
銀時「さすがに俺もあんなデカい戦艦みてーな野郎と戦ったこともねーしな」
ほむら「……何か考えがあるの?」
銀時「とりあえず、あの化け物をこれ以上先へ進ませるわけにゃいかねェだろ」
銀時「上手くすりゃ怯ませるくらいのこたァできるかもしれねェ」
790: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/27(金) 00:35:06.03 ID:fpw9XQQh0
作戦自体は単純明快だった、それは最大限の火力攻撃を休むことなく浴びせ続けること。
ほむら「巴マミ、準備は出来ているかしら?」
マミ「ええ…いつでも問題ないわ」
その言葉を受けたほむらが時間を止める、今までと異なるのはほむらの体が触れているマミも動けることだった。
マミ「やれるだけやるしかないわね……行くわよ!」
具現化された大量の魔法銃をワルプルギスに向かって撃ち放っていく。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
加減した一撃ではない、全力の一撃が時を止められている間に蓄積されていく。
すでに十発を優に超える魔法攻撃が溜められていた。
ほむら「巴マミ、準備は出来ているかしら?」
マミ「ええ…いつでも問題ないわ」
その言葉を受けたほむらが時間を止める、今までと異なるのはほむらの体が触れているマミも動けることだった。
マミ「やれるだけやるしかないわね……行くわよ!」
具現化された大量の魔法銃をワルプルギスに向かって撃ち放っていく。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
加減した一撃ではない、全力の一撃が時を止められている間に蓄積されていく。
すでに十発を優に超える魔法攻撃が溜められていた。
791: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/27(金) 00:57:41.99 ID:fpw9XQQh0
ほむら「……そろそろ時が動き出すわ」
マミ「ここからはあの三人ね……!」
ほむらの魔法具がカチリと音を立てると同時、止められていた時が動き出した。
溜められていたマミの魔法攻撃が一気に魔女へと炸裂する。
さやか「よしっ!マミさんたちは成功したみたいだね!」
杏子「次は私らの番だよ、ここで一気に片付けちまおうぜ」
銀時「行くぜテメーら…!!」
魔法攻撃による攻撃が終わると同時、接近戦を得意とする三人が追撃を仕掛けて畳み掛ける。
共闘するのは初めてであったにも関わらず、互いが互いの邪魔をすることはなかった。
作戦の直前、銀時が二人に言い含めておいたこと。それは
決して止まるな、攻撃の手を休めるな、呼吸を乱すな
この三つだった。
マミ「ここからはあの三人ね……!」
ほむらの魔法具がカチリと音を立てると同時、止められていた時が動き出した。
溜められていたマミの魔法攻撃が一気に魔女へと炸裂する。
さやか「よしっ!マミさんたちは成功したみたいだね!」
杏子「次は私らの番だよ、ここで一気に片付けちまおうぜ」
銀時「行くぜテメーら…!!」
魔法攻撃による攻撃が終わると同時、接近戦を得意とする三人が追撃を仕掛けて畳み掛ける。
共闘するのは初めてであったにも関わらず、互いが互いの邪魔をすることはなかった。
作戦の直前、銀時が二人に言い含めておいたこと。それは
決して止まるな、攻撃の手を休めるな、呼吸を乱すな
この三つだった。
792: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/27(金) 01:07:25.09 ID:fpw9XQQh0
ほむら「十分よ!もう一度時を止められるわ!」
銀時「離れろテメーら!」
三人が少し距離を置く、そして時が止められる。
マミ「時を止める間に私たちが遠距離から火力の高い攻撃を仕掛けて…」
マミ「暁美さんの時間停止が解けたら、次にそれが発動できるまで三人が追撃をする…か」
マミ「単純だけれど思いのほか上手くいくものね」
ほむら「…………」
たしかに単純と言ってしまえばそれまでだった。だが、単純ゆえに効率よく動いている策でもある。
ほむらやマミの攻撃は火力が高く遠距離攻撃であるため、接近戦を得意とする三人を巻き添えにする可能性もあった。
だがここまで極端に役割分担すれば、ほむらたちの攻撃が三人を巻き添えにすることもない。
そして、巻き添えになる危険がなければ三人も周りを気にせずに全力で魔女を叩くことができる。
現状の五人にとっては最も効率が良いと思われる戦い方だった。
銀時「離れろテメーら!」
三人が少し距離を置く、そして時が止められる。
マミ「時を止める間に私たちが遠距離から火力の高い攻撃を仕掛けて…」
マミ「暁美さんの時間停止が解けたら、次にそれが発動できるまで三人が追撃をする…か」
マミ「単純だけれど思いのほか上手くいくものね」
ほむら「…………」
たしかに単純と言ってしまえばそれまでだった。だが、単純ゆえに効率よく動いている策でもある。
ほむらやマミの攻撃は火力が高く遠距離攻撃であるため、接近戦を得意とする三人を巻き添えにする可能性もあった。
だがここまで極端に役割分担すれば、ほむらたちの攻撃が三人を巻き添えにすることもない。
そして、巻き添えになる危険がなければ三人も周りを気にせずに全力で魔女を叩くことができる。
現状の五人にとっては最も効率が良いと思われる戦い方だった。
793: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/27(金) 01:08:29.65 ID:fpw9XQQh0
遠距離、近距離の攻撃を何度繰り返したかは分からない。どれほどダメージが通っているのかも分からない。
だが、一つはっきりとした変化として
ワルプルギスの夜(魔女)「………………」
魔女が奇妙な笑い声をあげることがなくなり、そしてその進行自体が止まっていた。
ほむら(魔女が先に進めていない……!)
過去の世界では足止めすら出来ていなかった、時を戻す直前にはあの笑い声を嫌というほど聞いていた。
だが、今回は今までとは明らかに違う変化が表れている。ほむらにとっては良い意味で信じがたいことだった。
……だが
銀時(コイツの動きを止められようが…コイツを完全にぶっ壊せなきゃ意味がねェ!)
この策も、『ワルプルギスの夜を倒す』という根幹の目的を達成するには至らなかった。
だが、一つはっきりとした変化として
ワルプルギスの夜(魔女)「………………」
魔女が奇妙な笑い声をあげることがなくなり、そしてその進行自体が止まっていた。
ほむら(魔女が先に進めていない……!)
過去の世界では足止めすら出来ていなかった、時を戻す直前にはあの笑い声を嫌というほど聞いていた。
だが、今回は今までとは明らかに違う変化が表れている。ほむらにとっては良い意味で信じがたいことだった。
……だが
銀時(コイツの動きを止められようが…コイツを完全にぶっ壊せなきゃ意味がねェ!)
この策も、『ワルプルギスの夜を倒す』という根幹の目的を達成するには至らなかった。
814: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:27:15.63 ID:QoVCu5QL0
まどか「何…これ……!」
壮絶な戦いを繰り広げる五人から少し離れた場に鹿目まどかは立っていた。
自分に何が出来るかは分からない、それでも何もせずにじっとしていることは出来なかった。
まどか「あれが…ワルプルギスの夜……!」
宙を浮かぶ巨大な魔女、戦いの経験がなくとも一目でその強さが伝わってくた。
五人は善戦しているようではあったが、苦しい戦いを強いられているのが見て取れる。
まどか「こんな…こんなのって……!」
そのまどかの声に反応したかのようにその場へ現れたのは
キュゥべえ「このままだと彼らは勝てないね」
壮絶な戦いを繰り広げる五人から少し離れた場に鹿目まどかは立っていた。
自分に何が出来るかは分からない、それでも何もせずにじっとしていることは出来なかった。
まどか「あれが…ワルプルギスの夜……!」
宙を浮かぶ巨大な魔女、戦いの経験がなくとも一目でその強さが伝わってくた。
五人は善戦しているようではあったが、苦しい戦いを強いられているのが見て取れる。
まどか「こんな…こんなのって……!」
そのまどかの声に反応したかのようにその場へ現れたのは
キュゥべえ「このままだと彼らは勝てないね」
815: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:32:34.86 ID:QoVCu5QL0
まどか「キュゥべえ……?」
キュゥべえ「彼らなりに工夫して戦ってはいるみたいだけれど、それでも相手は舞台装置の魔女…現時点では最強の魔女だ」
キュゥべえ「このままジリ貧状態に陥ればまず間違いなく全滅するだろうね」
まどか「!」
キュゥべえの言葉は簡単に信じるべきではないことはこれまでの経験からも十分に理解している。
だが…今回ばかりはキュゥべえの言葉には一寸のまやかしもないように思える。
まどか「どうすれば…どうすればいいの…?」
キュゥべえ「どうしようもないさ、逃げろと言ったところで彼らが聞く耳を持つはずがないしね」
キュゥべえ「かといってこのまま戦いを続ければ彼らの敗北は目に見えている」
キュゥべえ「彼らなりに工夫して戦ってはいるみたいだけれど、それでも相手は舞台装置の魔女…現時点では最強の魔女だ」
キュゥべえ「このままジリ貧状態に陥ればまず間違いなく全滅するだろうね」
まどか「!」
キュゥべえの言葉は簡単に信じるべきではないことはこれまでの経験からも十分に理解している。
だが…今回ばかりはキュゥべえの言葉には一寸のまやかしもないように思える。
まどか「どうすれば…どうすればいいの…?」
キュゥべえ「どうしようもないさ、逃げろと言ったところで彼らが聞く耳を持つはずがないしね」
キュゥべえ「かといってこのまま戦いを続ければ彼らの敗北は目に見えている」
816: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:33:29.01 ID:QoVCu5QL0
まどか「……!」
その時、まどかが返す言葉に詰まったのを見逃すはずもなかった。
キュゥべえ「でも…この最悪な状況でも手は残されているよ、まどか」
キュゥべえ「君の力さえあれば彼ら全員を助けることが出来る、ワルプルギスから人々を救うことができる」
キュゥべえ「君に秘められている力はそれだけとてつもないものなんだ!だから……」
キュゥべえ「僕と契約して魔法少女になってよ!」
その時、まどかが返す言葉に詰まったのを見逃すはずもなかった。
キュゥべえ「でも…この最悪な状況でも手は残されているよ、まどか」
キュゥべえ「君の力さえあれば彼ら全員を助けることが出来る、ワルプルギスから人々を救うことができる」
キュゥべえ「君に秘められている力はそれだけとてつもないものなんだ!だから……」
キュゥべえ「僕と契約して魔法少女になってよ!」
817: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:34:32.44 ID:QoVCu5QL0
まどか「…………!」
卑怯な誘い掛けだった、あたかも自らの勧める提案が最善の策であるかのように見せかける物言い。
五人が追い詰められて選択肢が狭まったこの状況を見計らっての言葉。
まどか「……そうやって私を契約しなきゃならない状況に追い込むつもりなんだね」
キュゥべえ「ひどい言い方をするね、これでも君にとっては最も良い選択肢だと思って提言してあげたんだよ?」
まどか「…………」
まどか「分かった…私、魔法少女になる……」
まどか「でも、その前に少しだけ……!」
卑怯な誘い掛けだった、あたかも自らの勧める提案が最善の策であるかのように見せかける物言い。
五人が追い詰められて選択肢が狭まったこの状況を見計らっての言葉。
まどか「……そうやって私を契約しなきゃならない状況に追い込むつもりなんだね」
キュゥべえ「ひどい言い方をするね、これでも君にとっては最も良い選択肢だと思って提言してあげたんだよ?」
まどか「…………」
まどか「分かった…私、魔法少女になる……」
まどか「でも、その前に少しだけ……!」
818: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:37:01.07 ID:QoVCu5QL0
‐‐‐
マミ「これだけ撃っても倒せないなんて……!」
ほむら「諦めるにはまだ早すぎるわ、進行を止めることは出来ているのよ」
さやか「けど…このままジリ貧状態が続いたら……!」
杏子「…………!」
さやかの力を借りたマミの回復魔法も完璧ではない、怪我は治せても消費した魔力まで完全に戻すことは不可能だ。
そして何より
魔力を消費すればするほど彼女たちのグリーフシードには穢れが溜まっていく。
これ以上の持久戦など出来るはずもなかった。
マミ「これだけ撃っても倒せないなんて……!」
ほむら「諦めるにはまだ早すぎるわ、進行を止めることは出来ているのよ」
さやか「けど…このままジリ貧状態が続いたら……!」
杏子「…………!」
さやかの力を借りたマミの回復魔法も完璧ではない、怪我は治せても消費した魔力まで完全に戻すことは不可能だ。
そして何より
魔力を消費すればするほど彼女たちのグリーフシードには穢れが溜まっていく。
これ以上の持久戦など出来るはずもなかった。
819: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:39:25.17 ID:QoVCu5QL0
まどか『みんな、聞こえる?』
ほむら「!」
聞こえてきたのは守るべき大切な者の声だった。
さやか「まどか…まさか、アンタどこかにいるの!?」
まどか『うん…みんなの戦い、ずっと見てたよ』
ほむら「早くここから離れて!でないと……」
まどか『……ありがとうほむらちゃん、そしてごめんね』
まどかの伝えたかったこと、それは今まで自分のために戦ってくれていたほむらへの心からの感謝。
そして、これから自分がとる行動に対しての謝罪の言葉だった。
まどか『私…魔法少女になる』
ほむら「!?」
ほむら「!」
聞こえてきたのは守るべき大切な者の声だった。
さやか「まどか…まさか、アンタどこかにいるの!?」
まどか『うん…みんなの戦い、ずっと見てたよ』
ほむら「早くここから離れて!でないと……」
まどか『……ありがとうほむらちゃん、そしてごめんね』
まどかの伝えたかったこと、それは今まで自分のために戦ってくれていたほむらへの心からの感謝。
そして、これから自分がとる行動に対しての謝罪の言葉だった。
まどか『私…魔法少女になる』
ほむら「!?」
820: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:41:37.89 ID:QoVCu5QL0
杏子「ば、馬鹿か!お前がそれをやっちまったら元も子もないんだよ!」
ほむら「止めてまどか!あなた、キュゥべえに騙されて……」
まどか『ううん、これは私が自分で考えて決めたこと……』
さやか「まどか…アンタ一体何を考えて……!」
まどか『……お願いみんな、私を信じて…必ずみんなを救って見せるから!』
銀時「…………」
決断しなければならなかった、無理にでも契約をやめさせるか…はたまたは……
ほむら「止めてまどか!あなた、キュゥべえに騙されて……」
まどか『ううん、これは私が自分で考えて決めたこと……』
さやか「まどか…アンタ一体何を考えて……!」
まどか『……お願いみんな、私を信じて…必ずみんなを救って見せるから!』
銀時「…………」
決断しなければならなかった、無理にでも契約をやめさせるか…はたまたは……
821: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:45:28.61 ID:QoVCu5QL0
ほむら「や、やめてまどか!お願いだから…魔法少女にだけはならないで!」
ほむら「約束したの!『キュゥべえに騙されたあなたを助ける』って!」
銀時「……今のアイツはキュゥべえに騙されてるわけじゃねェ、てめーの頭で考えて悩み抜いて答えを捻りだしたんだ」
ほむら「!」
マミ「暁美さん……」
杏子「ここまで来たら…私らにはアイツを信じてやることしかできないのかもな」
さやか「私は信じるよ…魔女になった私を最後まで信じてくれたまどかだったら!」
ほむら「…………」
それが彼女たちの出した結論だった。
ほむら「約束したの!『キュゥべえに騙されたあなたを助ける』って!」
銀時「……今のアイツはキュゥべえに騙されてるわけじゃねェ、てめーの頭で考えて悩み抜いて答えを捻りだしたんだ」
ほむら「!」
マミ「暁美さん……」
杏子「ここまで来たら…私らにはアイツを信じてやることしかできないのかもな」
さやか「私は信じるよ…魔女になった私を最後まで信じてくれたまどかだったら!」
ほむら「…………」
それが彼女たちの出した結論だった。
822: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:49:48.74 ID:QoVCu5QL0
まどか「ありがとうみんな、私を信じてくれて……」
キュゥべえ「もう心は決まったようだね、じゃあ改めて聞くよ…君の願いは何だい?」
ここで願いを言えばもう引き返すことは出来ない、戦いから逃げ出すことは出来なくなる。
だが、不思議とまどかに恐怖はなかった。そして、必死に考えて出した自らの結論を言葉にする。
まどか「私の願いは…………!」
『全宇宙の過去から未来において…魔法少女を含めた全部の人が過ごすはずだった、一つの平和な日々をあの魔女の倒して取り戻すこと』
キュゥべえ「もう心は決まったようだね、じゃあ改めて聞くよ…君の願いは何だい?」
ここで願いを言えばもう引き返すことは出来ない、戦いから逃げ出すことは出来なくなる。
だが、不思議とまどかに恐怖はなかった。そして、必死に考えて出した自らの結論を言葉にする。
まどか「私の願いは…………!」
『全宇宙の過去から未来において…魔法少女を含めた全部の人が過ごすはずだった、一つの平和な日々をあの魔女の倒して取り戻すこと』
823: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:53:01.28 ID:QoVCu5QL0
キュゥべえ「そ、その願いは……まさか君はそこまでの……!」
それはあり得ない願いだった。
過去に凄惨な戦いを繰り広げていた魔法少女が平和な日々を手にするということ。
彼女が戦いのない日々を送るには魔女、もしくはそれに類するものの存在があってはならない。
つまり、本来あるはずだった魔女という存在を無に帰すということだ。
すべての時間軸と場所の概念を超越する神のごとき願い。
願いにこたえるかのように輝くソウルジェムが具現化され、光とともにまどかの体は魔法少女の姿となる。
それはまさに鹿目まどかが魔法少女となった証明であり、彼女の願いが叶えられたことを意味していた。
それはあり得ない願いだった。
過去に凄惨な戦いを繰り広げていた魔法少女が平和な日々を手にするということ。
彼女が戦いのない日々を送るには魔女、もしくはそれに類するものの存在があってはならない。
つまり、本来あるはずだった魔女という存在を無に帰すということだ。
すべての時間軸と場所の概念を超越する神のごとき願い。
願いにこたえるかのように輝くソウルジェムが具現化され、光とともにまどかの体は魔法少女の姿となる。
それはまさに鹿目まどかが魔法少女となった証明であり、彼女の願いが叶えられたことを意味していた。
824: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 21:57:59.20 ID:QoVCu5QL0
ほむら「ま、まどか……!」
まどか「そんな顔しないで…ほむらちゃん、私なら大丈夫だから」
杏子「考えるのはあとからだ…今はアイツを倒すことだけを考えろ」
---
キュゥべえ「やれやれ、まさかこの宇宙の因果そのものをひっくり返すような願いをするとはね……」
離れたところからキュゥべえは事の成り行きを興味深そうに窺っていた、もはやどちらが勝とうが問題ではないらしい。
魔法少女のエネルギーを利用して宇宙の延命をすること…それが彼の役割だった。
だが、まどかの願いで魔女という存在自体が否定されてしまえば一体どうなるのだろうか?
それは考えても分かることではない、ならば今は目の前の戦いを観察しているほうが有意義と言える。
キュゥべえ「でもねまどか…君は一つ失敗してしまったようだ、君の願いが本当に叶うとは限らないよ」
キュゥべえ「ワルプルギスの夜の本当の力を君たちはまるで分かっていない」
まどか「そんな顔しないで…ほむらちゃん、私なら大丈夫だから」
杏子「考えるのはあとからだ…今はアイツを倒すことだけを考えろ」
---
キュゥべえ「やれやれ、まさかこの宇宙の因果そのものをひっくり返すような願いをするとはね……」
離れたところからキュゥべえは事の成り行きを興味深そうに窺っていた、もはやどちらが勝とうが問題ではないらしい。
魔法少女のエネルギーを利用して宇宙の延命をすること…それが彼の役割だった。
だが、まどかの願いで魔女という存在自体が否定されてしまえば一体どうなるのだろうか?
それは考えても分かることではない、ならば今は目の前の戦いを観察しているほうが有意義と言える。
キュゥべえ「でもねまどか…君は一つ失敗してしまったようだ、君の願いが本当に叶うとは限らないよ」
キュゥべえ「ワルプルギスの夜の本当の力を君たちはまるで分かっていない」
825: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:03:11.46 ID:QoVCu5QL0
---
この戦いを終わらせてみんなを救う、その思いを胸にまどかは魔力によって生み出された自身の弓を構えた。
そこから繰り出される絶大な威力を持った一撃によって悪夢に終止符を打つ、その思いを胸に。
銀時「……!?」
異変に気が付いたのは銀時だった、敵である魔女が先ほどとは若干変わっているように思える。
それは『姿』が変わっているわけではない…『体勢』が変化しているのだ。
そう…先ほどから奇妙な感覚はあった、敵対している魔女は明らかに不格好というべきだった。
まるで『本来あるべき頭が下に来ている』かのような外観…それが今、元に戻ろうとしているかのような……
この戦いを終わらせてみんなを救う、その思いを胸にまどかは魔力によって生み出された自身の弓を構えた。
そこから繰り出される絶大な威力を持った一撃によって悪夢に終止符を打つ、その思いを胸に。
銀時「……!?」
異変に気が付いたのは銀時だった、敵である魔女が先ほどとは若干変わっているように思える。
それは『姿』が変わっているわけではない…『体勢』が変化しているのだ。
そう…先ほどから奇妙な感覚はあった、敵対している魔女は明らかに不格好というべきだった。
まるで『本来あるべき頭が下に来ている』かのような外観…それが今、元に戻ろうとしているかのような……
826: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:08:57.77 ID:QoVCu5QL0
銀時「ちょっと待てオイ…まさか……!」
まさか…あの野郎は今まで『逆さ』になった状態で俺たちと戦ってやがったのか?
それはあの魔女にとってはまるで子供の遊び、そう考えればあの笑い声をあげていたことも得心がいく。
だが…銀時たちによる決死の攻撃によってあの魔女の何かを刺激してしまった。
そしてその頭が本来の位置に戻った時……
魔女にとってのお遊びは終わりを告げる。
銀時「離れろテメーらァァァァ!!」
まどか「…………!」
本能的に危機を感じたまどかが反射的に弓を放ったのと魔女が動きを見せたのはほぼ同時。
その瞬間、暴風が吹きすさびその場にいるもの全員を吹き飛ばした。
まさか…あの野郎は今まで『逆さ』になった状態で俺たちと戦ってやがったのか?
それはあの魔女にとってはまるで子供の遊び、そう考えればあの笑い声をあげていたことも得心がいく。
だが…銀時たちによる決死の攻撃によってあの魔女の何かを刺激してしまった。
そしてその頭が本来の位置に戻った時……
魔女にとってのお遊びは終わりを告げる。
銀時「離れろテメーらァァァァ!!」
まどか「…………!」
本能的に危機を感じたまどかが反射的に弓を放ったのと魔女が動きを見せたのはほぼ同時。
その瞬間、暴風が吹きすさびその場にいるもの全員を吹き飛ばした。
827: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:19:18.16 ID:QoVCu5QL0
さやか「み、みんな……?」
風によって巻き上げられた粉塵は完全に視界を遮り、状況を確認するのは困難だった。
今は聴覚でしか互いの居場所を知ることができない。
マミ「わ、分からないわ…でも……私たちは無事みたいね」
杏子「くそっ…何がどうなったってんだ!」
時がたつにつれ徐々に視界が回復してくる、そしてその時見えた光景は
まどか「うっ……!」
仲間をかばって傷ついた鹿目まどか、そして無傷のまま空を浮かぶワルプルギスの夜だった。
風によって巻き上げられた粉塵は完全に視界を遮り、状況を確認するのは困難だった。
今は聴覚でしか互いの居場所を知ることができない。
マミ「わ、分からないわ…でも……私たちは無事みたいね」
杏子「くそっ…何がどうなったってんだ!」
時がたつにつれ徐々に視界が回復してくる、そしてその時見えた光景は
まどか「うっ……!」
仲間をかばって傷ついた鹿目まどか、そして無傷のまま空を浮かぶワルプルギスの夜だった。
828: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:23:05.49 ID:QoVCu5QL0
ほむら「ま、まどか!!」
不思議ではあった、なぜ町を吹き飛ばさんほどの衝撃があったにも関わらず自分たちが無傷だったのかが。
まどか「大丈夫…みんな……?」
それはすべてまどかがその身と魔力を犠牲にして仲間を守ったからに他ならない。
だが、仲間を守った代償も大きかった。
ほむら「まどか…その腕……!」
血にまみれたまどかの両腕はだらりと垂れさがり既に全く力が入っていない、戦闘においては致命的だった。
不思議ではあった、なぜ町を吹き飛ばさんほどの衝撃があったにも関わらず自分たちが無傷だったのかが。
まどか「大丈夫…みんな……?」
それはすべてまどかがその身と魔力を犠牲にして仲間を守ったからに他ならない。
だが、仲間を守った代償も大きかった。
ほむら「まどか…その腕……!」
血にまみれたまどかの両腕はだらりと垂れさがり既に全く力が入っていない、戦闘においては致命的だった。
830: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:26:32.58 ID:QoVCu5QL0
さやか「ま、マミさん!早くまどかの腕を治してあげて!!」
必死に叫ぶさやかに応えたマミはまどかに駆け寄り治癒を始めようとしたが
まどか「…ダメだよさやかちゃん、今の私を治す魔力があるんだったら……それは残しておかないと……」
マミ「何言ってるの鹿目さん!そんなこと言ってる場合じゃ……」
まどか「今の私は…あの魔女を一撃で倒せるだけの魔力が残ってないんです」
そう、彼女は地球の文明すべてをひっくり返すような魔女の攻撃をその身一つで押さえ込んだのだ。
それも防御魔法などではない、ただ己の膨大な魔力をとっさに利用して無理やりに押さえ込んだのだ。
そんな無茶をしたまどかにワルプルギスの夜を仕留められるだけの力が残っているはずもなかった。
必死に叫ぶさやかに応えたマミはまどかに駆け寄り治癒を始めようとしたが
まどか「…ダメだよさやかちゃん、今の私を治す魔力があるんだったら……それは残しておかないと……」
マミ「何言ってるの鹿目さん!そんなこと言ってる場合じゃ……」
まどか「今の私は…あの魔女を一撃で倒せるだけの魔力が残ってないんです」
そう、彼女は地球の文明すべてをひっくり返すような魔女の攻撃をその身一つで押さえ込んだのだ。
それも防御魔法などではない、ただ己の膨大な魔力をとっさに利用して無理やりに押さえ込んだのだ。
そんな無茶をしたまどかにワルプルギスの夜を仕留められるだけの力が残っているはずもなかった。
831: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:30:56.53 ID:QoVCu5QL0
杏子「嘘だろ…それじゃ……!」
最悪のイメージが頭に浮かぶ、だがまどかの目からは未だに希望の光は失われていない。
まだ手は残されていた。
まどか「私ね…過去や未来、全宇宙の法則を越えて一つの平和を取り戻すっていう願いをしたの……」
美樹さやかは癒しの祈りで契約をしたことで、圧倒的な回復力を手に入れた。そして鹿目まどかは
まどか「……私の魔力の本質は分裂している多くの力を一つにすること」
バラバラになっていた運命を一つにまとめ上げる、結束の力を手にしていた。
最悪のイメージが頭に浮かぶ、だがまどかの目からは未だに希望の光は失われていない。
まだ手は残されていた。
まどか「私ね…過去や未来、全宇宙の法則を越えて一つの平和を取り戻すっていう願いをしたの……」
美樹さやかは癒しの祈りで契約をしたことで、圧倒的な回復力を手に入れた。そして鹿目まどかは
まどか「……私の魔力の本質は分裂している多くの力を一つにすること」
バラバラになっていた運命を一つにまとめ上げる、結束の力を手にしていた。
832: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:34:33.21 ID:QoVCu5QL0
ほむら「……!」
杏子「つまり…私ら全員の力を文字通り一つにすれば…アイツに勝てるってことか?」
まどか「それが多分…私たちに残された最後の望みだと思う」
銀時「ここまで来たらやるしかねェ…足掻くだけ足掻いてみようじゃねーか」
まどか「でも…あの魔女を倒すにはみんなの力を限界まで借りなきゃいけない、そうなったら……」
ほむら「魔力を使い果たした私たちは動くことが出来なくなる…そういうことね」
さやか「じゃ、じゃあ誰が攻撃を……!」
銀時「…………」
銀時「……俺がやるしかねーな」
杏子「つまり…私ら全員の力を文字通り一つにすれば…アイツに勝てるってことか?」
まどか「それが多分…私たちに残された最後の望みだと思う」
銀時「ここまで来たらやるしかねェ…足掻くだけ足掻いてみようじゃねーか」
まどか「でも…あの魔女を倒すにはみんなの力を限界まで借りなきゃいけない、そうなったら……」
ほむら「魔力を使い果たした私たちは動くことが出来なくなる…そういうことね」
さやか「じゃ、じゃあ誰が攻撃を……!」
銀時「…………」
銀時「……俺がやるしかねーな」
833: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:43:40.05 ID:QoVCu5QL0
杏子「死ぬかもしれねぇぞ…アンタ……!」
もともと魔法少女としての契約を交わしていない銀時は魔力自体を使えるような存在ではない。
ましてや複数の魔法少女の力を一つにした魔力を扱えばその身がどうなるかの保証もできないだろう。
だが銀時は
銀時「生憎と俺ァしぶといのが取柄でな、そう簡単にくたばりはしねーよ」
それは己の覚悟と信念を強く心に抱いているからこそ発せられる言葉だった。
もともと魔法少女としての契約を交わしていない銀時は魔力自体を使えるような存在ではない。
ましてや複数の魔法少女の力を一つにした魔力を扱えばその身がどうなるかの保証もできないだろう。
だが銀時は
銀時「生憎と俺ァしぶといのが取柄でな、そう簡単にくたばりはしねーよ」
それは己の覚悟と信念を強く心に抱いているからこそ発せられる言葉だった。
834: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:47:12.48 ID:QoVCu5QL0
杏子「……フン、面白いじゃねぇか」
そういうと杏子は髪をほどき、立膝になって手を組み、祈りを捧げるかのような姿勢を取った。
杏子「そうだったよな…アンタはさやかのときも最後まで諦めなかったもんな……」
杏子「いいよ、私はアンタだったら望みを託せるよ…坂田銀時……」
さやか「私も一回は先生に助けられた命だからね……信じてるから、先生のこと」
マミ「……私もあなたには感謝してる、美樹さんの時…本当に弱い自分から立ち直らせてくれたからね」
他の二人も杏子と同じく手を組んだ、恐怖の焼きついた表情ではなく穏やかな笑顔を浮かべながら。
まどか「……最後の最後で先生に任せちゃってごめんね…でも、先生なら安心して私たちの未来を預けられるよ」
そういうと杏子は髪をほどき、立膝になって手を組み、祈りを捧げるかのような姿勢を取った。
杏子「そうだったよな…アンタはさやかのときも最後まで諦めなかったもんな……」
杏子「いいよ、私はアンタだったら望みを託せるよ…坂田銀時……」
さやか「私も一回は先生に助けられた命だからね……信じてるから、先生のこと」
マミ「……私もあなたには感謝してる、美樹さんの時…本当に弱い自分から立ち直らせてくれたからね」
他の二人も杏子と同じく手を組んだ、恐怖の焼きついた表情ではなく穏やかな笑顔を浮かべながら。
まどか「……最後の最後で先生に任せちゃってごめんね…でも、先生なら安心して私たちの未来を預けられるよ」
838: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:52:09.89 ID:QoVCu5QL0
ほむら「…………」
ほむらに残されている魔力、それは時間遡行のために温存しておいた最後の魔力。
それを銀時に受け渡すことは…『過去』へ戻る扉を自らの手で閉ざすことを意味していた。
ほむら「……不思議ね、どうしてこんな気持ちになっているのかしら」
少女は決心した、『過去』へ戻る扉にはもう未練はない。自分が進まなければならないのは
ほむら「私たちの『未来』はあなたに託すわ……銀時」
希望に満ち溢れた『未来』でなければならないのだから。
ほむらに残されている魔力、それは時間遡行のために温存しておいた最後の魔力。
それを銀時に受け渡すことは…『過去』へ戻る扉を自らの手で閉ざすことを意味していた。
ほむら「……不思議ね、どうしてこんな気持ちになっているのかしら」
少女は決心した、『過去』へ戻る扉にはもう未練はない。自分が進まなければならないのは
ほむら「私たちの『未来』はあなたに託すわ……銀時」
希望に満ち溢れた『未来』でなければならないのだから。
841: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 22:55:22.56 ID:QoVCu5QL0
五人の魔力は銀時の持つ木刀に集中して一つになると巨大な光の刀身となった。
それはまるでいつぞやの陰陽師家で銀時が振るった刀を彷彿とさせる。
銀時「テメーらの魂…確かに預かったぜ……!」
銀時は宙を浮かびこちらの様子を窺っているかのような魔女を真っ直ぐに見据えた。
そして
銀時「舞台装置の魔女っつったか…テメーの作った下らねェ脚本の舞台なんざで俺たちは踊るつもりはねーよ」
かつて、自らの師が教えてくれた言葉を頭に思い浮かべ
銀時「明けねェ夜なんざ存在しねーんだ…そろそろお天道さんの顔を拝ませてもらうとしようじゃねーか」
―――敵を斬るためではない弱き己を斬るために
―――己を護るのではない己の魂を護るために
―――そして、己の大切な者の魂を護るために
銀時「ウオオオオオオォォォォォォォォォォォォ!!」
持てる力のすべてを使い、最後の斬撃を放った。
それはまるでいつぞやの陰陽師家で銀時が振るった刀を彷彿とさせる。
銀時「テメーらの魂…確かに預かったぜ……!」
銀時は宙を浮かびこちらの様子を窺っているかのような魔女を真っ直ぐに見据えた。
そして
銀時「舞台装置の魔女っつったか…テメーの作った下らねェ脚本の舞台なんざで俺たちは踊るつもりはねーよ」
かつて、自らの師が教えてくれた言葉を頭に思い浮かべ
銀時「明けねェ夜なんざ存在しねーんだ…そろそろお天道さんの顔を拝ませてもらうとしようじゃねーか」
―――敵を斬るためではない弱き己を斬るために
―――己を護るのではない己の魂を護るために
―――そして、己の大切な者の魂を護るために
銀時「ウオオオオオオォォォォォォォォォォォォ!!」
持てる力のすべてを使い、最後の斬撃を放った。
842: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:02:08.06 ID:QoVCu5QL0
その途方もない力を秘めた一撃によって空を覆っていた厚い雲が斬り払われれ、隙間から太陽の光がこぼれ出す。
銀時「これで…シメーだァァァァァァァァァァァァァ!!」
六人が結束して生み出した一撃を魔女は躱すことなくその身に受けた。
あの笑い声すらあげる暇もなかったらしい。
宙を浮かぶ魔女の体は真っ二つに二分され地上に着く前に灰となって消え去った。
銀時「これで…シメーだァァァァァァァァァァァァァ!!」
六人が結束して生み出した一撃を魔女は躱すことなくその身に受けた。
あの笑い声すらあげる暇もなかったらしい。
宙を浮かぶ魔女の体は真っ二つに二分され地上に着く前に灰となって消え去った。
845: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:04:55.86 ID:QoVCu5QL0
―――今、この瞬間を持って
―――決戦は終わったのだ。
―――決戦は終わったのだ。
851: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:08:13.71 ID:QoVCu5QL0
銀時「…………」
キュゥべえ「まさかそんな方法でワルプルギスの夜を倒せるとは思わなかったよ」
キュゥべえ「個人的にはワルプルギスを倒せずにまどかたち全員が絶望して魔女化してくれたほうが良かったんだけれど…」
銀時「失せろコノヤロー…テメーの面なんざ見たかねーよ」
キュゥべえ「……じゃあ、君の望み通り僕はこの場から立ち去ることにするよ…でもね、一つだけ言っておくよ」
銀時「……?」
キュゥべえ「確かに君たちはワルプルギスの夜を倒してこの世界を救った、魔女という存在自体を消滅させた」
キュゥべえ「それによって過去と未来の魔法少女たちの運命も変えられたわけだけれど…」
キュゥべえ「君たちの行った改変がすべて正しかったと思うのは大きな間違いだ」
銀時「…………」
それだけ言うとキュゥべえはどこへともなく立ち去って行く、言葉の意味するところを問いただしてもよかったがそれはしなかった。
訊かずとも大体の意味は分かっていたからだ。
キュゥべえ「まさかそんな方法でワルプルギスの夜を倒せるとは思わなかったよ」
キュゥべえ「個人的にはワルプルギスを倒せずにまどかたち全員が絶望して魔女化してくれたほうが良かったんだけれど…」
銀時「失せろコノヤロー…テメーの面なんざ見たかねーよ」
キュゥべえ「……じゃあ、君の望み通り僕はこの場から立ち去ることにするよ…でもね、一つだけ言っておくよ」
銀時「……?」
キュゥべえ「確かに君たちはワルプルギスの夜を倒してこの世界を救った、魔女という存在自体を消滅させた」
キュゥべえ「それによって過去と未来の魔法少女たちの運命も変えられたわけだけれど…」
キュゥべえ「君たちの行った改変がすべて正しかったと思うのは大きな間違いだ」
銀時「…………」
それだけ言うとキュゥべえはどこへともなく立ち去って行く、言葉の意味するところを問いただしてもよかったがそれはしなかった。
訊かずとも大体の意味は分かっていたからだ。
853: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:18:06.00 ID:QoVCu5QL0
まどか「せ、先生……?」
銀時「よう、気が付いたか」
さやか「あれ…私たち……?」
マミ「魔力を使いすぎて…意識を失っていたみたいね……」
杏子「そんなことよりあの魔女は……!」
銀時「ああ、何とかなったわ、うん」
杏子「いや…あれだけ苦労させられて何とかなったわ、の一言かよ……」
銀時「つーかこれ銀さん英雄だよホント、王様から表彰とかされたりしねーの?」
まどか「あはは、それはないんじゃないかな……」
杏子「ていうか全部自分の手柄みたいに言ってんなよ!」
さやか「ま、まあまあ……」
銀時「よう、気が付いたか」
さやか「あれ…私たち……?」
マミ「魔力を使いすぎて…意識を失っていたみたいね……」
杏子「そんなことよりあの魔女は……!」
銀時「ああ、何とかなったわ、うん」
杏子「いや…あれだけ苦労させられて何とかなったわ、の一言かよ……」
銀時「つーかこれ銀さん英雄だよホント、王様から表彰とかされたりしねーの?」
まどか「あはは、それはないんじゃないかな……」
杏子「ていうか全部自分の手柄みたいに言ってんなよ!」
さやか「ま、まあまあ……」
854: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:23:51.47 ID:QoVCu5QL0
ほむら「…………」
何でもないような言い合い、くだらないことで笑いあう仲間たち。
それはとても代えがたく尊いもので…戦いの日々が終わりを迎えたことを意味していた。
ほむら「うっ…うう……」
少女の目から零れ落ちた涙、それは決して悲しみのものでも絶望のものでもなく
まぎれもない、喜びの涙だった。
杏子「ったく…ポロポロ泣いてんじゃねーぞ」
ほむら「私…私はやっと……!」
杏子「だから…泣くなって言ってんだろ…馬鹿……」
銀時「…………」
何でもないような言い合い、くだらないことで笑いあう仲間たち。
それはとても代えがたく尊いもので…戦いの日々が終わりを迎えたことを意味していた。
ほむら「うっ…うう……」
少女の目から零れ落ちた涙、それは決して悲しみのものでも絶望のものでもなく
まぎれもない、喜びの涙だった。
杏子「ったく…ポロポロ泣いてんじゃねーぞ」
ほむら「私…私はやっと……!」
杏子「だから…泣くなって言ってんだろ…馬鹿……」
銀時「…………」
855: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:32:24.27 ID:QoVCu5QL0
銀時「ま、とりあえず世界の危機ってのも終わったみてーだし、ひとまずはよかったじゃねーか」
まどか「うん…みんなと先生のおかげだよね」
さやか「うえっ…もしかして明日からまたテストとかあるんじゃ……!」
銀時「心配すんな、あんなモンもう二度とやらねーよ」
さやか「えっ。そうなの?よかった…あんなんで成績つけられたらたまったモンじゃないからさ」
銀時「ああ…そうだな……」
あんなテストはもうない、その言葉の意味するところをその場にいる全員が理解していなかった。
まどか「うん…みんなと先生のおかげだよね」
さやか「うえっ…もしかして明日からまたテストとかあるんじゃ……!」
銀時「心配すんな、あんなモンもう二度とやらねーよ」
さやか「えっ。そうなの?よかった…あんなんで成績つけられたらたまったモンじゃないからさ」
銀時「ああ…そうだな……」
あんなテストはもうない、その言葉の意味するところをその場にいる全員が理解していなかった。
856: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:41:59.96 ID:QoVCu5QL0
銀時「じゃあなテメーら」
さやか「……え?」
耳を疑った、今一体彼は何と言った?
ほむら「な…何を言ってるの……?」
銀時「何って…言葉そのままの意味に決まってんだろ」
銀時「俺とお前らはここでお別れだ」
杏子「お、オイ…それってどういう……!」
銀時「……説明してる時間もほとんどねェらしいな」
まどか「せ、先生!?」
目を疑う光景だった、目の前にいる人間が足の先から光のようになって消えていっている。
少女たちには何が起きているのか理解できなかった。
さやか「……え?」
耳を疑った、今一体彼は何と言った?
ほむら「な…何を言ってるの……?」
銀時「何って…言葉そのままの意味に決まってんだろ」
銀時「俺とお前らはここでお別れだ」
杏子「お、オイ…それってどういう……!」
銀時「……説明してる時間もほとんどねェらしいな」
まどか「せ、先生!?」
目を疑う光景だった、目の前にいる人間が足の先から光のようになって消えていっている。
少女たちには何が起きているのか理解できなかった。
857: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:48:18.31 ID:QoVCu5QL0
ほむら「ぎ、銀時!これはいったいどういうこと!?」
叫ぶかのような大声を出してほむらが銀時に問いかける、対する銀時は至って冷静だった。
銀時「まどかの奴が言ったのは…『全員が過ごすはずだった平和な日々を取り戻す』ってことだったろ?」
銀時「まあアレだよ…元々テメーらが過ごすはずだった世界には俺は存在してねェってわけだ」
ほむら「!」
忘れていた、彼は前に自分で言っていた…異世界から来た人間であると。
銀時「まどかの願いが叶って魔女がいなくなったってんなら…俺もこっからは消えることになるんだろうよ」
ほむら「そ…そんな……!」
叫ぶかのような大声を出してほむらが銀時に問いかける、対する銀時は至って冷静だった。
銀時「まどかの奴が言ったのは…『全員が過ごすはずだった平和な日々を取り戻す』ってことだったろ?」
銀時「まあアレだよ…元々テメーらが過ごすはずだった世界には俺は存在してねェってわけだ」
ほむら「!」
忘れていた、彼は前に自分で言っていた…異世界から来た人間であると。
銀時「まどかの願いが叶って魔女がいなくなったってんなら…俺もこっからは消えることになるんだろうよ」
ほむら「そ…そんな……!」
858: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/29(日) 23:55:09.27 ID:QoVCu5QL0
杏子「ちょっと待てよ…それじゃアンタが消えちまうだけじゃない……!」
杏子「アンタの存在自体がこの世界じゃあり得なかったことになる…ってことは」
杏子「私たちがこうして出会ったことも…全部なかったことになるじゃねぇか!」
まどか「そ、それって……!」
さやか「先生のことも…私たちは忘れちゃうってこと…!?」
銀時「…………」
キュゥべえの言っていた言葉…それはつまり、こういうことだったのだ。
さやかを救うため共に戦ったことも、馬鹿をやって騒いだことも、魂を預けて魔女と戦った記憶も
すべてがなかったことになる。
杏子「アンタの存在自体がこの世界じゃあり得なかったことになる…ってことは」
杏子「私たちがこうして出会ったことも…全部なかったことになるじゃねぇか!」
まどか「そ、それって……!」
さやか「先生のことも…私たちは忘れちゃうってこと…!?」
銀時「…………」
キュゥべえの言っていた言葉…それはつまり、こういうことだったのだ。
さやかを救うため共に戦ったことも、馬鹿をやって騒いだことも、魂を預けて魔女と戦った記憶も
すべてがなかったことになる。
860: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 00:02:35.32 ID:DIJrHeOr0
銀時「ま、大したことじゃねェだろ。テメーらが気にすることじゃねェ」
ほむら「でも…でもあなたは!私たちのために命を懸けて戦って!何度も何度も死にそうな目にあって!」
ほむら「それなのに…この世界の誰からも忘れ去られて…あなたが世界を救ったこともなかったことにされて…!」
それは、幾度にもわたって時をさかのぼってきた暁美ほむらだからこそわかる痛み。
誰かから忘れ去られる痛みを誰よりも知っている彼女だからこそ分かる痛みだった。
銀時「…………」
銀時「俺ァ誰かの記憶に残りたくてこんな面倒くせーことやってたわけじゃねェ…」
自らの体が光となって消え行く中、銀時は目を閉じて口元で静かに笑っていた。
銀時「今回は目の前の大切なモンをこぼさずに掬い取れた…俺ァそれだけで十分だ」
ほむら「銀時……!」
ほむら「でも…でもあなたは!私たちのために命を懸けて戦って!何度も何度も死にそうな目にあって!」
ほむら「それなのに…この世界の誰からも忘れ去られて…あなたが世界を救ったこともなかったことにされて…!」
それは、幾度にもわたって時をさかのぼってきた暁美ほむらだからこそわかる痛み。
誰かから忘れ去られる痛みを誰よりも知っている彼女だからこそ分かる痛みだった。
銀時「…………」
銀時「俺ァ誰かの記憶に残りたくてこんな面倒くせーことやってたわけじゃねェ…」
自らの体が光となって消え行く中、銀時は目を閉じて口元で静かに笑っていた。
銀時「今回は目の前の大切なモンをこぼさずに掬い取れた…俺ァそれだけで十分だ」
ほむら「銀時……!」
861: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 00:06:45.36 ID:DIJrHeOr0
さやか「でも…こんな終わり方なんて…こんな別れ方なんて……!」
銀時「止めろ馬鹿、俺ァ湿っぽいのは好きじゃねェ…なら、もうやるしかねーな」
銀時「全員並べェ!出席を取るぞォォォォォ!」
まどか「!」
杏子「は…はぁ……?」
マミ「しゅ、出席……?」
銀時「止めろ馬鹿、俺ァ湿っぽいのは好きじゃねェ…なら、もうやるしかねーな」
銀時「全員並べェ!出席を取るぞォォォォォ!」
まどか「!」
杏子「は…はぁ……?」
マミ「しゅ、出席……?」
867: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 00:15:23.10 ID:DIJrHeOr0
銀時「アレだよ、こっちじゃ一応教師ってことになってるし?やることはやっとかねーとな」
銀時「めんどくせーからアイウエオ順な、じゃあ最初…暁美ほむらー!」
ほむら「は、はい……?」
銀時「……今までよくやったじゃねーか、中学のガキとは思えねーよ」
銀時「ただ…これからはてめーを作らねェで正直に生きな、泣きてェ時には泣いて笑いたきゃ笑え、いいな」
ほむら「……そうね、検討してみ…」
銀時「それだそれ、もうそういう冷静キャラみてェなの作らなくていいだろ?」
ほむら「……フフ、確かにね」
ほむら「……ありがとう、銀時先生」
銀時「めんどくせーからアイウエオ順な、じゃあ最初…暁美ほむらー!」
ほむら「は、はい……?」
銀時「……今までよくやったじゃねーか、中学のガキとは思えねーよ」
銀時「ただ…これからはてめーを作らねェで正直に生きな、泣きてェ時には泣いて笑いたきゃ笑え、いいな」
ほむら「……そうね、検討してみ…」
銀時「それだそれ、もうそういう冷静キャラみてェなの作らなくていいだろ?」
ほむら「……フフ、確かにね」
ほむら「……ありがとう、銀時先生」
868: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 00:33:18.24 ID:DIJrHeOr0
銀時「じゃあ次は…鹿目まどかー」
まどか「は、はい」
銀時「悪かったな、最後の最後に契約させちまってよ」
まどか「ううん…あれは私が自分で考えて決めたことだから……!」
銀時「お前に言いてェのはアレだな…もう少し適当になれってことだな」
まどか「て、適当……?」
銀時「何でもかんでも真面目に一人で背負いこみすぎなんだよお前は、たまには他人に迷惑かけてもいいじゃねーか」
銀時「お前には迷惑かけられるダチ公がたくさんいるんだろ?」
まどか「……そうだね、私…もっと気楽に生活してみるよ!」
まどか「ありがとうね、先生…!」
まどか「は、はい」
銀時「悪かったな、最後の最後に契約させちまってよ」
まどか「ううん…あれは私が自分で考えて決めたことだから……!」
銀時「お前に言いてェのはアレだな…もう少し適当になれってことだな」
まどか「て、適当……?」
銀時「何でもかんでも真面目に一人で背負いこみすぎなんだよお前は、たまには他人に迷惑かけてもいいじゃねーか」
銀時「お前には迷惑かけられるダチ公がたくさんいるんだろ?」
まどか「……そうだね、私…もっと気楽に生活してみるよ!」
まどか「ありがとうね、先生…!」
869: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 00:39:23.72 ID:DIJrHeOr0
銀時「じゃあ次…佐倉杏子ー」
杏子「わ、私は別にアンタの教え子ってわけじゃ……」
銀時「とある母ちゃんが言ってたぞ、田舎じゃ誰かの家の母ちゃんはみんなの母ちゃんだ、みてーな?」
杏子「……??」
銀時「まあ細かいことは置いといてだ…最初はよくも石ぶつけてくれやがったなコノヤロー」
杏子「お、覚えてたのかよ…あれはわざとじゃないって……」
銀時「ま…あれがなけりゃこうして顔合わせてることもなかったわけだしな……」
杏子「…………」
銀時「何はともあれお疲れさんだったな…さやかを元に戻せたのもお前が必死こいて戦ったからだしよ」
杏子「……別に感謝されるようなことしてねェよ馬鹿、調子狂うんだよ」
杏子「……ありがとな、色々と」
銀時「……あ、言い忘れてたわ…お前間違ってもチンピラになるんじゃねーぞ、椿平子とかそんな感じの」
杏子「…………???」
杏子「わ、私は別にアンタの教え子ってわけじゃ……」
銀時「とある母ちゃんが言ってたぞ、田舎じゃ誰かの家の母ちゃんはみんなの母ちゃんだ、みてーな?」
杏子「……??」
銀時「まあ細かいことは置いといてだ…最初はよくも石ぶつけてくれやがったなコノヤロー」
杏子「お、覚えてたのかよ…あれはわざとじゃないって……」
銀時「ま…あれがなけりゃこうして顔合わせてることもなかったわけだしな……」
杏子「…………」
銀時「何はともあれお疲れさんだったな…さやかを元に戻せたのもお前が必死こいて戦ったからだしよ」
杏子「……別に感謝されるようなことしてねェよ馬鹿、調子狂うんだよ」
杏子「……ありがとな、色々と」
銀時「……あ、言い忘れてたわ…お前間違ってもチンピラになるんじゃねーぞ、椿平子とかそんな感じの」
杏子「…………???」
872: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 00:44:27.36 ID:DIJrHeOr0
銀時「えー次は…巴マミ(ノーマット)ー」
マミ「どうしてあなたは巴マミと書いてノーマットと読むの……?」
銀時「本気と書いてマジと読むのと同じ理屈です、ありがとうございました、はいじゃあ次ー」
マミ「終わり!?私、まだ何の言葉も受け取ってないんだけれど!?」
銀時「心配すんな、一割冗談だから」
マミ「九割は本気ってことよね、それ」
銀時「冗談は置いといてだ……えー……」
マミ「…………?」
銀時「……特にないんでパス」
マミ「何で私だけそんな感じ!?」
マミ「どうしてあなたは巴マミと書いてノーマットと読むの……?」
銀時「本気と書いてマジと読むのと同じ理屈です、ありがとうございました、はいじゃあ次ー」
マミ「終わり!?私、まだ何の言葉も受け取ってないんだけれど!?」
銀時「心配すんな、一割冗談だから」
マミ「九割は本気ってことよね、それ」
銀時「冗談は置いといてだ……えー……」
マミ「…………?」
銀時「……特にないんでパス」
マミ「何で私だけそんな感じ!?」
877: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 00:51:39.59 ID:DIJrHeOr0
銀時「まあアレだ、お前の場合はもう少し汚れてもいいんじゃねーか?」
マミ「よ、汚れて……?」
銀時「綺麗なやり方ばっかじゃ見えてこねぇこともあんだろ、泥臭ェやり方でもいいじゃねーか」
銀時「どんなことでも最後までやり抜いてみな、そうすりゃ新しい道だって見えてくんだろ」
マミ「諦めない心…ね、先生…ありがとう」
マミ「よ、汚れて……?」
銀時「綺麗なやり方ばっかじゃ見えてこねぇこともあんだろ、泥臭ェやり方でもいいじゃねーか」
銀時「どんなことでも最後までやり抜いてみな、そうすりゃ新しい道だって見えてくんだろ」
マミ「諦めない心…ね、先生…ありがとう」
879: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 00:57:23.01 ID:DIJrHeOr0
銀時「最後…美樹さやかー」
さやか「はい!」
銀時「お前はいろいろ引っ掻き回してくれやがって…こっちの身にもなれってんだ」
さやか「ご、ごめん……あの時の私、どうかしてて……」
銀時「あんだけのことがあったんだ、もう進んでく方向を間違えはしねェだろ」
さやか「え…うん、多分」
銀時「心配いらねェよ、テメーはもう大切なモンを持ってる…俺が保証してやらァ」
さやか「ありがと…先生」
さやか「はい!」
銀時「お前はいろいろ引っ掻き回してくれやがって…こっちの身にもなれってんだ」
さやか「ご、ごめん……あの時の私、どうかしてて……」
銀時「あんだけのことがあったんだ、もう進んでく方向を間違えはしねェだろ」
さやか「え…うん、多分」
銀時「心配いらねェよ、テメーはもう大切なモンを持ってる…俺が保証してやらァ」
さやか「ありがと…先生」
881: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 01:07:01.74 ID:DIJrHeOr0
銀時「さて…と、もういよいよ時間がねーな……」
さやか「……行かないでよ、先生」
銀時「そればっかは無理だな、俺にもどうにもならねーしよ」
杏子「…………」
銀時「テメーらが俺を忘れようがそれでつながりが切れるわけじゃねェ…」
銀時「魂がつながってるなら…俺とテメーらはずっとダチ公なんだからよ」
さやか「……私、絶対忘れないから!先生のこと、全体に!」
杏子「私も…絶対に!」
マミ「また…いつか必ず!」
まどか「必ずまた一緒に……先生!」
ほむら「……これが永遠の別れだなんて言わせない、また会う日を楽しみに待ってるわ」
銀時「……ああ、いつか…な」
―――そして、次の瞬間
―――坂田銀時という名の存在はまどかたちの世界から完全に消え失せた。
さやか「……行かないでよ、先生」
銀時「そればっかは無理だな、俺にもどうにもならねーしよ」
杏子「…………」
銀時「テメーらが俺を忘れようがそれでつながりが切れるわけじゃねェ…」
銀時「魂がつながってるなら…俺とテメーらはずっとダチ公なんだからよ」
さやか「……私、絶対忘れないから!先生のこと、全体に!」
杏子「私も…絶対に!」
マミ「また…いつか必ず!」
まどか「必ずまた一緒に……先生!」
ほむら「……これが永遠の別れだなんて言わせない、また会う日を楽しみに待ってるわ」
銀時「……ああ、いつか…な」
―――そして、次の瞬間
―――坂田銀時という名の存在はまどかたちの世界から完全に消え失せた。
883: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 01:18:29.06 ID:DIJrHeOr0
---
銀時「…………」
新八「銀さん、何でトイレの前で寝っころがってんですか…風邪ひきますよ?」
銀時「なあぱっつぁん、もしお前魔法が使えたらどうするよ?」
新八「何ですか急に魔法って…でも…そうだな、多分最初はありきたりなことからやると思いますよ?空を飛んだりとか」
銀時「だったらアレだ、あと二十年間彼女作らねェでムラムラしながら過ごせば魔法使いになれるから、頑張れよ」
新八「しばき倒しますよアンタ」
銀時「…………」
新八「銀さん、何でトイレの前で寝っころがってんですか…風邪ひきますよ?」
銀時「なあぱっつぁん、もしお前魔法が使えたらどうするよ?」
新八「何ですか急に魔法って…でも…そうだな、多分最初はありきたりなことからやると思いますよ?空を飛んだりとか」
銀時「だったらアレだ、あと二十年間彼女作らねェでムラムラしながら過ごせば魔法使いになれるから、頑張れよ」
新八「しばき倒しますよアンタ」
886: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 01:24:20.38 ID:DIJrHeOr0
---
まどか「ほむらちゃん!おはよう!」
ほむら「まどか!おはよう!」
あの日以降、私の持っていたソウルジェムは跡形もなく消え去っていて、魔女の姿もキュゥべえも見ることはなくなった。
それはまどかたちも同じなようで今の私たちは平和な日々を過ごしている。
……ただ、私を除く全員は魔女の存在を覚えていない。
魔女がきっかけとなった杏子とさやかの出会いも私が知っているものとは食い違いが発生している。
二人はゲームセンターでダンスゲームを一緒に対戦したことがきっかけで知り合いになったことになっているらしい。
何故私だけが魔女の記憶を持っているのかは分からない…時間遡行の能力を持っていたことが関係しているのだろうか?
……もっとも、今はそんなことはどうでもいい。
まどか「ほむらちゃん!おはよう!」
ほむら「まどか!おはよう!」
あの日以降、私の持っていたソウルジェムは跡形もなく消え去っていて、魔女の姿もキュゥべえも見ることはなくなった。
それはまどかたちも同じなようで今の私たちは平和な日々を過ごしている。
……ただ、私を除く全員は魔女の存在を覚えていない。
魔女がきっかけとなった杏子とさやかの出会いも私が知っているものとは食い違いが発生している。
二人はゲームセンターでダンスゲームを一緒に対戦したことがきっかけで知り合いになったことになっているらしい。
何故私だけが魔女の記憶を持っているのかは分からない…時間遡行の能力を持っていたことが関係しているのだろうか?
……もっとも、今はそんなことはどうでもいい。
887: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 01:27:09.82 ID:DIJrHeOr0
そう、魔女の存在を忘れているということは…一緒に戦ったあの人のことも忘れているのだ。
仕方のないことだとは思ってもやはり心のどこかでは割り切ることができない。
まどか「あっ、さやかちゃんたちだ!」
さやか「よっ!まどかとほむらじゃん!今日も仲がよさそうで…妬けちゃうなー」
マミ「おはよう、二人とも」
杏子「しっかしいい天気だなー、あの白い雲とかのんびり浮かんでてさぞかしいい気分だろうな」
ほむら「…………」
ふと、彼のことが頭をよぎった…彼は今も元気でやっているのだろうか……
仕方のないことだとは思ってもやはり心のどこかでは割り切ることができない。
まどか「あっ、さやかちゃんたちだ!」
さやか「よっ!まどかとほむらじゃん!今日も仲がよさそうで…妬けちゃうなー」
マミ「おはよう、二人とも」
杏子「しっかしいい天気だなー、あの白い雲とかのんびり浮かんでてさぞかしいい気分だろうな」
ほむら「…………」
ふと、彼のことが頭をよぎった…彼は今も元気でやっているのだろうか……
890: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 01:33:47.10 ID:DIJrHeOr0
杏子「私さ、ああいう雲見てると…思い出しちゃうんだよな」
ほむら「!」
マミ「そうね、元気でやっているといいんだけれど……」
さやか「大丈夫だって!またいつかひょこっと顔だしたりするんじゃない?」
ほむら「……!?」
まさか…覚えている……?魔女たちのことは完全に忘れているのに……?
ほむら「みんな…もしかして……」
まどか「ほむらちゃん、それ以上は……ね?」
見ればまどかは笑いながら口元に指を当てて、それ以上の言葉は言うべきでないとのしぐさをした。
ほむら「ま…まどか……?」
まどか「……さあ、学校に行こう!みんなも遅刻しちゃうよ!」
ほむら「…………」
ほむら「フフ……」
そうか…つまりは、そういうことだったのだ。
ほむら「!」
マミ「そうね、元気でやっているといいんだけれど……」
さやか「大丈夫だって!またいつかひょこっと顔だしたりするんじゃない?」
ほむら「……!?」
まさか…覚えている……?魔女たちのことは完全に忘れているのに……?
ほむら「みんな…もしかして……」
まどか「ほむらちゃん、それ以上は……ね?」
見ればまどかは笑いながら口元に指を当てて、それ以上の言葉は言うべきでないとのしぐさをした。
ほむら「ま…まどか……?」
まどか「……さあ、学校に行こう!みんなも遅刻しちゃうよ!」
ほむら「…………」
ほむら「フフ……」
そうか…つまりは、そういうことだったのだ。
892: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/30(月) 01:37:50.29 ID:DIJrHeOr0
銀時
私たちは忘れないわ
いつでも、どこででも、私たちのために戦ってくれていたあなたがいたことを
私たちが生きている限り、私たちとあなたの繋がりは…永遠に途切れたりしないわ
あなたのおかげで…私は…私たちは……
だから、もう一度だけ言わせて?
―――ありがとう
fin
ED『SIGNAL』(KELUN)
私たちは忘れないわ
いつでも、どこででも、私たちのために戦ってくれていたあなたがいたことを
私たちが生きている限り、私たちとあなたの繋がりは…永遠に途切れたりしないわ
あなたのおかげで…私は…私たちは……
だから、もう一度だけ言わせて?
―――ありがとう
fin
ED『SIGNAL』(KELUN)
955: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 22:31:09.82 ID:tfqbwoMF0
番外編的なアレ
956: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 22:32:04.14 ID:tfqbwoMF0
職員室
さやか「喧嘩…しちゃった……ほむらと」
銀時「ふーん…そうなんだ、頑張ってね」
さやか「…………」
さやか「いや…教え子が相談に来てるんだからちょっとくらい話聞いてよ」
銀時「いいよそういうのめんどくせー、どうせロクでもねェ理由だろ」
さやか「……きっかけは映画ドラえもんの最高傑作は何かって話だったかな」
銀時「どうすんだコレ、想像以上にロクでもねーぞ」
さやか「喧嘩…しちゃった……ほむらと」
銀時「ふーん…そうなんだ、頑張ってね」
さやか「…………」
さやか「いや…教え子が相談に来てるんだからちょっとくらい話聞いてよ」
銀時「いいよそういうのめんどくせー、どうせロクでもねェ理由だろ」
さやか「……きっかけは映画ドラえもんの最高傑作は何かって話だったかな」
銀時「どうすんだコレ、想像以上にロクでもねーぞ」
957: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 22:39:21.24 ID:tfqbwoMF0
さやか「『のび太の恐竜』か『ワンニャン時空伝』かで……」
銀時「ワリーな、俺ァ『鉄人兵団』派だから」
さやか「何だっけそれ…最近リメイクされた奴だったっけ?」
銀時「何お前、鉄人兵団知らねーとか人生の七割無駄にしてんぞ」
銀時「リルルの可愛さ半端ねーよ、旧作では治療されるときに全裸で胸まで見せてたからね」
銀時「クライマックスの自分を犠牲にして人間を救うシーンとか泣けたわホント」
銀時「そんで最後に笑いながら再登場した時の感動は言葉に出来ないからね、小田和正だからね」
さやか「ごめん銀さん、話がそれてるから元に戻したいんだけど」
銀時「ワリーな、俺ァ『鉄人兵団』派だから」
さやか「何だっけそれ…最近リメイクされた奴だったっけ?」
銀時「何お前、鉄人兵団知らねーとか人生の七割無駄にしてんぞ」
銀時「リルルの可愛さ半端ねーよ、旧作では治療されるときに全裸で胸まで見せてたからね」
銀時「クライマックスの自分を犠牲にして人間を救うシーンとか泣けたわホント」
銀時「そんで最後に笑いながら再登場した時の感動は言葉に出来ないからね、小田和正だからね」
さやか「ごめん銀さん、話がそれてるから元に戻したいんだけど」
960: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 22:43:41.20 ID:tfqbwoMF0
銀時「で、結局何をしろってんだ?」
さやか「……仲直りするの手伝ってくれない?」
銀時「謝っちまえばいいだろ、馬鹿かお前は」
さやか「なんていうか…こう…自然と仲直りしたいみたいな……?」
銀時「おーおー、めんどくせェことを好き勝手言いなさる」
さやか「何とかならない……?」
銀時「…………」
さやか「……仲直りするの手伝ってくれない?」
銀時「謝っちまえばいいだろ、馬鹿かお前は」
さやか「なんていうか…こう…自然と仲直りしたいみたいな……?」
銀時「おーおー、めんどくせェことを好き勝手言いなさる」
さやか「何とかならない……?」
銀時「…………」
961: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 22:44:54.05 ID:tfqbwoMF0
銀時「つーわけだ、お前らも協力しろよ」
杏子「くっだらねぇ、何でそんなことの手伝いしなきゃならねぇんだよ」
まどか「ま、まあまあ…さやかちゃんも真剣に悩んでるんだから協力してあげようよ」
マミ「そうね…何かしてあげられることがあるなら喜んで手伝うけれど……」
さやか「銀さん…何かいい案があるの?」
銀時「大丈夫だって、ドラマチックな感じで自然とくっつけてやるから」
まどか(嫌な予感しかしないよ)
杏子「くっだらねぇ、何でそんなことの手伝いしなきゃならねぇんだよ」
まどか「ま、まあまあ…さやかちゃんも真剣に悩んでるんだから協力してあげようよ」
マミ「そうね…何かしてあげられることがあるなら喜んで手伝うけれど……」
さやか「銀さん…何かいい案があるの?」
銀時「大丈夫だって、ドラマチックな感じで自然とくっつけてやるから」
まどか(嫌な予感しかしないよ)
964: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 22:51:40.57 ID:tfqbwoMF0
某所
ほむら「…………」
ほむら(さっきは言い過ぎたかしら…もう先に謝ったほうが……)
BGM『アーアーアーアー♪』
ほむら「な、何…この音楽……?」
銀時「何だ、またステファニーとの揉め事を起こったのか…オーケー、パパに任せるんだ」
ほむら「え?」
銀時「おいでー、ミシェール」
ほむら「誰そのミシェルって!?どこのフルハウス!?」
BGM(杏子)『エッビウェイユロ~、えっびうぇ~ふんふぁ~♪』
ほむら「しかも歌詞うろ覚え!?どこで歌ってるの!?」
ほむら「…………」
ほむら(さっきは言い過ぎたかしら…もう先に謝ったほうが……)
BGM『アーアーアーアー♪』
ほむら「な、何…この音楽……?」
銀時「何だ、またステファニーとの揉め事を起こったのか…オーケー、パパに任せるんだ」
ほむら「え?」
銀時「おいでー、ミシェール」
ほむら「誰そのミシェルって!?どこのフルハウス!?」
BGM(杏子)『エッビウェイユロ~、えっびうぇ~ふんふぁ~♪』
ほむら「しかも歌詞うろ覚え!?どこで歌ってるの!?」
965: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 22:57:53.64 ID:tfqbwoMF0
---
さやか「めちゃめちゃ怒ってたんだけど、『あなた私を馬鹿にしてるの!?』って」
銀時「やっちまったなー、配役はやっぱDJで行くべきだったか」
杏子「やっちまってるのはアンタの頭の中だろ」
マミ「何か別な手段を考えないとね……」
まどか(絶対に謝っちゃうのが一番早いと思うんだけどなぁ……)
杏子「よし、じゃあ次は私の作戦だな」
さやか「何?どんな作戦?」
杏子「まず、このリンゴで……」
さやか「ごめん、やっぱりいい、オチが見えた」
杏子「何だよ!私のリンゴが食べられないってのかよ!」
銀時「何これ、どこの飲み会?」
さやか「めちゃめちゃ怒ってたんだけど、『あなた私を馬鹿にしてるの!?』って」
銀時「やっちまったなー、配役はやっぱDJで行くべきだったか」
杏子「やっちまってるのはアンタの頭の中だろ」
マミ「何か別な手段を考えないとね……」
まどか(絶対に謝っちゃうのが一番早いと思うんだけどなぁ……)
杏子「よし、じゃあ次は私の作戦だな」
さやか「何?どんな作戦?」
杏子「まず、このリンゴで……」
さやか「ごめん、やっぱりいい、オチが見えた」
杏子「何だよ!私のリンゴが食べられないってのかよ!」
銀時「何これ、どこの飲み会?」
967: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 23:03:15.24 ID:tfqbwoMF0
マミ「じゃあ…こんなのはどうかしら?」
まどか「マミさん?」
マミ「暁美さんが好きなその映画を褒めてみるっていうのは……」
さやか「何か露骨に媚売ってるみたいで…大丈夫ですか?」
マミ「……言われてみればそうかもしれないわね」
銀時「心配すんだ、誰も期待してなかったから」
マミ「どうしよう、美樹さんを助ける前に私を助けてほしいんだけれど」
まどか「マミさん?」
マミ「暁美さんが好きなその映画を褒めてみるっていうのは……」
さやか「何か露骨に媚売ってるみたいで…大丈夫ですか?」
マミ「……言われてみればそうかもしれないわね」
銀時「心配すんだ、誰も期待してなかったから」
マミ「どうしよう、美樹さんを助ける前に私を助けてほしいんだけれど」
968: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 23:05:42.44 ID:tfqbwoMF0
銀時「ったくやってらんねーよ、俺ァ先に帰らせてもらうぜ」
さやか「ちょ、ちょっと先生!そりゃないって!」
銀時「大丈夫だって、ガキの時の喧嘩なんざ二、三日すりゃ勝手に収まってるモンだ」
さやか「そ…そうかもしれないけれど……」
まどか「せ、先生…ホントに帰っちゃうの?」
銀時「もうあれだ、最終手段のあたしンちAC作戦でいく」
まどか「え、AC作戦……?」
さやか「ちょ、ちょっと先生!そりゃないって!」
銀時「大丈夫だって、ガキの時の喧嘩なんざ二、三日すりゃ勝手に収まってるモンだ」
さやか「そ…そうかもしれないけれど……」
まどか「せ、先生…ホントに帰っちゃうの?」
銀時「もうあれだ、最終手段のあたしンちAC作戦でいく」
まどか「え、AC作戦……?」
969: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 23:10:18.59 ID:tfqbwoMF0
‐‐‐
ほむら(……もう今日は帰るべきね)
銀時「よう、今日は一人か?」
ほむら「何かしら…あなたには悪いけれど、今の私はあまり機嫌がよくないの」
銀時「そうかい、だったらさやかから預かったコイツァ渡さねェほうがよさそうだな」
ほむら「さやかから……?」
‐‐‐
ほむら(これ…CD?なんで今さらこんな……)
ほむら「……とりあえず…再生」
CD『こんにちはー、ありがとうー、さよならー、また会いましょう♪』
ほむら「…………」
ほむら(何がしたいの…こんなCDなんかで……)
ほむら(……もう今日は帰るべきね)
銀時「よう、今日は一人か?」
ほむら「何かしら…あなたには悪いけれど、今の私はあまり機嫌がよくないの」
銀時「そうかい、だったらさやかから預かったコイツァ渡さねェほうがよさそうだな」
ほむら「さやかから……?」
‐‐‐
ほむら(これ…CD?なんで今さらこんな……)
ほむら「……とりあえず…再生」
CD『こんにちはー、ありがとうー、さよならー、また会いましょう♪』
ほむら「…………」
ほむら(何がしたいの…こんなCDなんかで……)
972: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 23:15:22.13 ID:tfqbwoMF0
CD『仲直りのー(なかなおりのー)、言葉は見つからないけど』
ほむら「!」
CD『帰ろうよ、帰ろう、帰ーろーうよー、仲直りでー♪』
ほむら「…………」
‐‐‐
さやか「どうしよう…結局謝れなかったなぁ……」
ほむら「……さやか」
さやか「あっ…ほ、ほむ……!」
ほむら「……一緒に帰りましょう」
さやか「……え?」
ほむら「あんなに気を使ったことをさせてごめんなさいね…むきになった私が悪かったのに」
さやか「あ…うん、べ…別にいいよ!それに私だって悪かったんだし……」
さやか(気を使ったって……何のことだろ?)
ほむら「!」
CD『帰ろうよ、帰ろう、帰ーろーうよー、仲直りでー♪』
ほむら「…………」
‐‐‐
さやか「どうしよう…結局謝れなかったなぁ……」
ほむら「……さやか」
さやか「あっ…ほ、ほむ……!」
ほむら「……一緒に帰りましょう」
さやか「……え?」
ほむら「あんなに気を使ったことをさせてごめんなさいね…むきになった私が悪かったのに」
さやか「あ…うん、べ…別にいいよ!それに私だって悪かったんだし……」
さやか(気を使ったって……何のことだろ?)
973: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 23:22:38.62 ID:tfqbwoMF0
‐‐‐
銀時「ったく、とんだ出費させやがって……しかもあのCD探すの無駄に大変だったぞ」
杏子「アンタも素直じゃねぇな、あんな回りくどいことするなんて」
マミ「でも…よかったわね、仲直りできて」
銀時「よかねーよ、財布が軽すぎてもうパチソコにもいけねーぞ、これから暑くなる時期だってのに財布にゃ寒波が襲来してんだけど」
まどか「しょ、正直千円でそこまで変わるとは思えないけど……」
銀時「ったく、とんだ出費させやがって……しかもあのCD探すの無駄に大変だったぞ」
杏子「アンタも素直じゃねぇな、あんな回りくどいことするなんて」
マミ「でも…よかったわね、仲直りできて」
銀時「よかねーよ、財布が軽すぎてもうパチソコにもいけねーぞ、これから暑くなる時期だってのに財布にゃ寒波が襲来してんだけど」
まどか「しょ、正直千円でそこまで変わるとは思えないけど……」
974: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 23:30:19.62 ID:tfqbwoMF0
キュゥべえ「話は聞いたよ!美樹さやかと暁美ほむらを仲直りさせることが君たちの願いだね!」
キュゥべえ「その程度のことなら僕と契約すれば簡単に……」
ガシッ
キュゥべえ「え?」
銀時「フォーク投げんぞ、準備しとけ」
杏子「いつでもいいぞ、どっからでもこい」
キュゥべえ「え?え?」
銀時・杏子「いっつもウロチョロしやがって鬱陶しいんだよコノヤロー!」カキーン!
キュゥべえ「へばぁ!?」
‐‐‐
ほむら「見て…流れ星よ」
さやか「ホントだ、きれいだなー」
―――キュゥべえ、ほむらとさやかの仲直りを祝福する星となる。
キュゥべえ「その程度のことなら僕と契約すれば簡単に……」
ガシッ
キュゥべえ「え?」
銀時「フォーク投げんぞ、準備しとけ」
杏子「いつでもいいぞ、どっからでもこい」
キュゥべえ「え?え?」
銀時・杏子「いっつもウロチョロしやがって鬱陶しいんだよコノヤロー!」カキーン!
キュゥべえ「へばぁ!?」
‐‐‐
ほむら「見て…流れ星よ」
さやか「ホントだ、きれいだなー」
―――キュゥべえ、ほむらとさやかの仲直りを祝福する星となる。
975: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/31(火) 23:31:02.13 ID:tfqbwoMF0
HAPPY END?
979: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) 2011/05/31(火) 23:47:19.73 ID:eFI5N9qv0
超乙
今まで楽しませてもらったありがとうお疲れ様
今まで楽しませてもらったありがとうお疲れ様
980: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2011/05/31(火) 23:53:59.82 ID:nClmJLrCo
乙!面白かったぜ!
982: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) 2011/06/01(水) 00:05:04.44 ID:VSif2AGyo
乙
QBもたまには良いとこあるじゃないかwwwwwwww
QBもたまには良いとこあるじゃないかwwwwwwww
引用元: 銀時「魔法少女まどか☆マギカ?」
銀時「神楽を無視し続けたらどうなるか」
2019-08-01
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:12:01.22 ID:rbmr9Np40
神楽「おはよう銀ちゃん!今日は依頼来るといいアルな」
銀時「…………」
神楽「どうしたネ?まだ寝ぼけてるアルか?」
銀時「…………」
神楽「そんなに眠いんならぶん殴ってあげるヨ?」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃ~ん・・・なんで返事しないアルか・・・?」
銀時「…………」
銀時「…………」
神楽「どうしたネ?まだ寝ぼけてるアルか?」
銀時「…………」
神楽「そんなに眠いんならぶん殴ってあげるヨ?」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃ~ん・・・なんで返事しないアルか・・・?」
銀時「…………」
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:14:58.15 ID:rbmr9Np40
新八「おはようございます、銀さん」
銀時「おーう新八、おはようさん」
神楽「!?」
銀時「朝一からさえねーダメガネだなオイ」
新八「なんですかそれ!いきなり罵倒ですか!」
神楽「銀ちゃん・・・」
銀時「おーう新八、おはようさん」
神楽「!?」
銀時「朝一からさえねーダメガネだなオイ」
新八「なんですかそれ!いきなり罵倒ですか!」
神楽「銀ちゃん・・・」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:18:14.70 ID:rbmr9Np40
~昼~
新八「僕ちょっと用事があるので行ってきますね」
神楽「はーい。行ってらっしゃいヨ~」
銀時「いってら」
神楽「銀ちゃん、私定春と散歩行ってくるアル」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん・・・」
神楽「・・・いくアルよ、定春」
定春「ク~ン?」
新八「僕ちょっと用事があるので行ってきますね」
神楽「はーい。行ってらっしゃいヨ~」
銀時「いってら」
神楽「銀ちゃん、私定春と散歩行ってくるアル」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん・・・」
神楽「・・・いくアルよ、定春」
定春「ク~ン?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:22:38.52 ID:rbmr9Np40
~外~
神楽「定春ぅ、銀ちゃんがシカト決め込んでくるネ・・・」
定春「ワン?」
神楽「オタクダメガネには普通だったヨ。私なんか銀ちゃん怒らせたアルか?」
定春「ク~ン・・・」
神楽「・・・駄菓子屋いくついでに、銀ちゃんにいちご牛乳でも買えば話してくれるアルか?」
定春「ワンワン!」
神楽「定春もそう思うんなら買うネ!待ってろよあの天パ!」
神楽「定春ぅ、銀ちゃんがシカト決め込んでくるネ・・・」
定春「ワン?」
神楽「オタクダメガネには普通だったヨ。私なんか銀ちゃん怒らせたアルか?」
定春「ク~ン・・・」
神楽「・・・駄菓子屋いくついでに、銀ちゃんにいちご牛乳でも買えば話してくれるアルか?」
定春「ワンワン!」
神楽「定春もそう思うんなら買うネ!待ってろよあの天パ!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:26:52.38 ID:rbmr9Np40
~夕方~
神楽「ただいまヨ~」
定春「ワンワン!」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん、いちご牛乳買ってきてやったネ。高かったんだぞ」
銀時「…………」
神楽「・・・銀ちゃん、なんでシカトするアルか?」
銀時「…………」
神楽「私、銀ちゃんに何かしたアルか?教えて欲しいヨ・・・」
銀時「…………」
神楽「いちご牛乳、飲んじまうぞこの天パ!」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん・・・」
神楽「ただいまヨ~」
定春「ワンワン!」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん、いちご牛乳買ってきてやったネ。高かったんだぞ」
銀時「…………」
神楽「・・・銀ちゃん、なんでシカトするアルか?」
銀時「…………」
神楽「私、銀ちゃんに何かしたアルか?教えて欲しいヨ・・・」
銀時「…………」
神楽「いちご牛乳、飲んじまうぞこの天パ!」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん・・・」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:31:39.77 ID:rbmr9Np40
神楽「銀ちゃん・・・ごめんアル・・・」
銀時「…………」
神楽「私、いっぱい食べるから万事屋はビンボーネ。それで怒ってるアルか・・・?」
銀時「…………」
神楽「・・・それとも、いっつも銀ちゃんを叩いたりするからアルか?」
銀時「…………」
神楽「うぅ・・・ごめんヨ・・・銀ちゃん・・・返事して欲しいアル・・・」
銀時「…………」
神楽「私、いっぱい食べるから万事屋はビンボーネ。それで怒ってるアルか・・・?」
銀時「…………」
神楽「・・・それとも、いっつも銀ちゃんを叩いたりするからアルか?」
銀時「…………」
神楽「うぅ・・・ごめんヨ・・・銀ちゃん・・・返事して欲しいアル・・・」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:39:28.02 ID:rbmr9Np40
銀時「…………」
神楽「うわぁ~ん!!銀ちゃぁ~ん!!」
銀時「…………」
神楽「グスッ・・・銀ちゃん・・・私、地球でひとりぼっちだったネ。
拾ってくれたのは夜兎の力しか必要としてない奴らだったアル・・・」
銀時「…………」
神楽「でも・・・銀ちゃんが万事屋に入れてくれてから、私楽しかったアル・・・」
銀時「…………」
神楽「新八はダメガネヨ。でも、優しいアル。定春は唯一私と渡り合えるごっさ可愛い犬アル」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃんだって・・・万年金欠でちゃらんぽらんだけど、銀ちゃん、あったかいネ」
神楽「うわぁ~ん!!銀ちゃぁ~ん!!」
銀時「…………」
神楽「グスッ・・・銀ちゃん・・・私、地球でひとりぼっちだったネ。
拾ってくれたのは夜兎の力しか必要としてない奴らだったアル・・・」
銀時「…………」
神楽「でも・・・銀ちゃんが万事屋に入れてくれてから、私楽しかったアル・・・」
銀時「…………」
神楽「新八はダメガネヨ。でも、優しいアル。定春は唯一私と渡り合えるごっさ可愛い犬アル」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃんだって・・・万年金欠でちゃらんぽらんだけど、銀ちゃん、あったかいネ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:44:35.14 ID:rbmr9Np40
神楽「うぅ・・・体ももちろん、心がアル。いろんな奴から守ってくれて、私に優しくしてくれたネ・・・」
銀時「…………」
神楽「なのに・・・銀ちゃん・・・なんで冷たくなっちゃったアルか・・・?」
銀時「…………」
神楽「新八も定春もアネゴもヅラも大好きアル。」
神楽「ゴリラもマヨもサドも地味も、なんだかんだで結構好きアル・・・」
銀時「…………」
神楽「でも・・・銀ちゃんだけは特別な存在ヨ。銀ちゃんが話しかけてくれなかったら、私・・・」
銀時「…………」
神楽「なのに・・・銀ちゃん・・・なんで冷たくなっちゃったアルか・・・?」
銀時「…………」
神楽「新八も定春もアネゴもヅラも大好きアル。」
神楽「ゴリラもマヨもサドも地味も、なんだかんだで結構好きアル・・・」
銀時「…………」
神楽「でも・・・銀ちゃんだけは特別な存在ヨ。銀ちゃんが話しかけてくれなかったら、私・・・」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:52:18.20 ID:rbmr9Np40
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん・・・銀ちゃん・・・うぅ・・・」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃんと喋れないと、いつもみたいに銀ちゃんとケンカできないと嫌アル・・・」
銀時「…………」
神楽「あぁぁぁ!!もういいネェェェェ!!!銀ちゃんのいちご牛乳飲んじゃうアルよ!」
ごくごくごくごく
神楽「フフン、怒る気になったアルか?」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん・・・どうして・・・」
神楽「銀ちゃん・・・銀ちゃん・・・うぅ・・・」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃんと喋れないと、いつもみたいに銀ちゃんとケンカできないと嫌アル・・・」
銀時「…………」
神楽「あぁぁぁ!!もういいネェェェェ!!!銀ちゃんのいちご牛乳飲んじゃうアルよ!」
ごくごくごくごく
神楽「フフン、怒る気になったアルか?」
銀時「…………」
神楽「銀ちゃん・・・どうして・・・」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 16:58:40.15 ID:rbmr9Np40
銀時「…………」
神楽「もういいヨ!さっき言ったこと取り消すアル!銀ちゃんなんか大大大嫌いネ!!
絶対この部屋開けるんじゃないアルよ!!!」
バタン!!
銀時「…………」
神楽(うぅ・・・銀ちゃんのバカ・・・腐れ天パ・・・)
ガラガラ
新八「ただいまー。今日はここに泊まっていいですか?姉上が仕事長引くみたいで」
神楽「もういいヨ!さっき言ったこと取り消すアル!銀ちゃんなんか大大大嫌いネ!!
絶対この部屋開けるんじゃないアルよ!!!」
バタン!!
銀時「…………」
神楽(うぅ・・・銀ちゃんのバカ・・・腐れ天パ・・・)
ガラガラ
新八「ただいまー。今日はここに泊まっていいですか?姉上が仕事長引くみたいで」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:04:23.61 ID:rbmr9Np40
銀時「おー、新八か。おかえり」
新八「あれ?神楽ちゃんは?居ないんですか?」
銀時「いるぜ、その部屋に、開けるなっつってたぞ」
新八「えっ!?・・・何かあったんですか?」
銀時「まぁちっとな、てめーにゃ関係ねェよ」
新八「何ですかそれ、ちゃんと教えてくださいよ」
銀時「うるせーよ、メガネ割るぞ」
新八「何なんですかアンタは!神楽ちゃん悲しませたら僕が許しませんよ!」
新八「あれ?神楽ちゃんは?居ないんですか?」
銀時「いるぜ、その部屋に、開けるなっつってたぞ」
新八「えっ!?・・・何かあったんですか?」
銀時「まぁちっとな、てめーにゃ関係ねェよ」
新八「何ですかそれ、ちゃんと教えてくださいよ」
銀時「うるせーよ、メガネ割るぞ」
新八「何なんですかアンタは!神楽ちゃん悲しませたら僕が許しませんよ!」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:07:23.14 ID:rbmr9Np40
銀時「仕方ねーな、教えてやるよ。耳貸せ」
ごにょごにょごにょ・・・
新八「そういうことですか・・・またあの人は」
銀時「付き合わされるこっちの身にもなって欲しいぜ」
新八「でもさすがにやりすぎじゃ・・・神楽ちゃんかわいそうですよ」
銀時「知らねーよ、文句ならアイツに言え」
新八「僕も話しかけちゃだめなんですか?」
銀時「多分な。」
ごにょごにょごにょ・・・
新八「そういうことですか・・・またあの人は」
銀時「付き合わされるこっちの身にもなって欲しいぜ」
新八「でもさすがにやりすぎじゃ・・・神楽ちゃんかわいそうですよ」
銀時「知らねーよ、文句ならアイツに言え」
新八「僕も話しかけちゃだめなんですか?」
銀時「多分な。」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:12:18.20 ID:rbmr9Np40
新八「でもそんなことして何が楽しいんだか・・・」
銀時「だからアイツに言ってこいって」
新八「まぁそうですね。明日詳しい話を聞いてみます。」
神楽(何か話してるネ・・・楽しそうアルな・・・)
神楽(いやダメヨ!こっちから出てきちゃ!)
神楽(ずっとこの部屋にいてあの天パに私の大切さを思い知らせてやるアル!)
銀時「だからアイツに言ってこいって」
新八「まぁそうですね。明日詳しい話を聞いてみます。」
神楽(何か話してるネ・・・楽しそうアルな・・・)
神楽(いやダメヨ!こっちから出てきちゃ!)
神楽(ずっとこの部屋にいてあの天パに私の大切さを思い知らせてやるアル!)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:16:40.64 ID:rbmr9Np40
~次の日~
新八「おはようございます、銀さん。神楽ちゃんは?」
銀時「相変わらず部屋の中だよ。風呂とかの時は出てきてたみてーだけど、
ひとっことも喋ってなかったな」
新八「そうですか・・・とりあえず朝ごはん置いてきますね」
銀時「おぅ」
~神楽の部屋~
神楽(おはようって言えないの、寂しいアルな・・・)
神楽(ダメダメ!どうせ無視されるだけアル)
新八「おはようございます、銀さん。神楽ちゃんは?」
銀時「相変わらず部屋の中だよ。風呂とかの時は出てきてたみてーだけど、
ひとっことも喋ってなかったな」
新八「そうですか・・・とりあえず朝ごはん置いてきますね」
銀時「おぅ」
~神楽の部屋~
神楽(おはようって言えないの、寂しいアルな・・・)
神楽(ダメダメ!どうせ無視されるだけアル)
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:20:38.32 ID:rbmr9Np40
コンコン
新八「・・・朝ごはん置いておくね」
神楽「…………」
ガチャ・・・
神楽(・・・私の好きな鮭茶漬けアル)
神楽(もしかして、少しだけ優しくなってくれたアルか?・・・銀ちゃん)
~昼~
新八「じゃ、僕詳しく話聞いてきます。僕は神楽ちゃん無視するなんて嫌だし」
銀時「待て、俺も行く。報告もしてーしな」
新八「・・・朝ごはん置いておくね」
神楽「…………」
ガチャ・・・
神楽(・・・私の好きな鮭茶漬けアル)
神楽(もしかして、少しだけ優しくなってくれたアルか?・・・銀ちゃん)
~昼~
新八「じゃ、僕詳しく話聞いてきます。僕は神楽ちゃん無視するなんて嫌だし」
銀時「待て、俺も行く。報告もしてーしな」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:25:26.68 ID:rbmr9Np40
~昼~
新八「じゃ、僕詳しく話聞いてきます。僕は神楽ちゃん無視するなんて嫌だし」
銀時「待て、俺も行く。報告もしてーしな」
?「おー、旦那ですかィ。どうですか、首尾の方は」
銀時「泣いてたよ。うちの子にひでーことさせるじゃねーの、沖田君」
沖田「すいやせんね、旦那。パフェ奢るんでもうちっと頑張ってくだせェ」
銀時「頑張るも何も、ちょっと楽しいしな。アイツ必死だったぞ」
沖田「・・・堪りやせんねェ。映像チェックが楽しみでさァ」
新八「あの・・・なんですかこれ・・・全く話見えないんですけど・・・
あんたたちドSコンビはなにやってるんですか」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:32:15.08 ID:rbmr9Np40
沖田「あぁ、すいやせんね説明が遅れて」
沖田「今俺が実行中の『チャイナをいじめてみよう大作戦』なんだがねィ」
新八「名前ダサッ!」
沖田「クソ生意気なチャイナの悲しむ顔が見たくてねィ」
沖田「旦那に徹底的に無視してもらって、それを万事屋に設置してある
隠しカメラにおさめようって作戦でさァ」
新八「最低だよこの人!自分の趣味のために人の家に隠しカメラ設置するとか!!」
銀時「本当だよ。しかも2~3個してあるからねこの子は。末恐ろしいガキだよ」
沖田「今俺が実行中の『チャイナをいじめてみよう大作戦』なんだがねィ」
新八「名前ダサッ!」
沖田「クソ生意気なチャイナの悲しむ顔が見たくてねィ」
沖田「旦那に徹底的に無視してもらって、それを万事屋に設置してある
隠しカメラにおさめようって作戦でさァ」
新八「最低だよこの人!自分の趣味のために人の家に隠しカメラ設置するとか!!」
銀時「本当だよ。しかも2~3個してあるからねこの子は。末恐ろしいガキだよ」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:39:40.39 ID:rbmr9Np40
沖田「リビング、チャイナの部屋、風呂場のみっつでさァ。」
新八「風呂場!?」
沖田「チャイナのとこだけ編集して、モテねー隊士どもに売ろうと思ってねェ」
銀時「オイオイ沖田君よォ、それはさすがに認めらんねーぜ。」
沖田「なんでですかィ?」
銀時「あのマヨラーにだけは売るなよ。うちの神楽ちゃんが汚れちまう」
新八「いやそこじゃねーだろ!土方さんじゃなくても汚れるわ!!」
沖田「もちろん土方さんには売りやせんぜィ。安心しな」
銀時「ならいいけどあんなガキの体で抜けんのか?」
沖田「それが結構抜けるんでさァ。あいつ胸はねーがスラッとしてますしねィ」
新八「最低だ・・・最低だよこの人たち・・・」
新八「風呂場!?」
沖田「チャイナのとこだけ編集して、モテねー隊士どもに売ろうと思ってねェ」
銀時「オイオイ沖田君よォ、それはさすがに認めらんねーぜ。」
沖田「なんでですかィ?」
銀時「あのマヨラーにだけは売るなよ。うちの神楽ちゃんが汚れちまう」
新八「いやそこじゃねーだろ!土方さんじゃなくても汚れるわ!!」
沖田「もちろん土方さんには売りやせんぜィ。安心しな」
銀時「ならいいけどあんなガキの体で抜けんのか?」
沖田「それが結構抜けるんでさァ。あいつ胸はねーがスラッとしてますしねィ」
新八「最低だ・・・最低だよこの人たち・・・」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:45:18.05 ID:rbmr9Np40
沖田「ま、詰まる話はこんくらいで。おいメガネ、お前は今日だけ優しくしていいぜ」
新八「え、僕?なんでですか?」
沖田「ただし、明日からは無視でさァ。そのほうがダメージでかいからねィ」(暗黒微笑)
銀時「オイオイ、暗黒微笑って・・・沖田君厨二病?」
沖田「一回やってみたかっただけでさァ。ま、よろしく頼みまさァ」
新八「え、僕?なんでですか?」
沖田「ただし、明日からは無視でさァ。そのほうがダメージでかいからねィ」(暗黒微笑)
銀時「オイオイ、暗黒微笑って・・・沖田君厨二病?」
沖田「一回やってみたかっただけでさァ。ま、よろしく頼みまさァ」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:51:19.31 ID:rbmr9Np40
新八「いや頼まれるかァァァァ!そんなの出来るわけないでしょ!?」
銀時「新八ィ、いまごろ止めんのかよ」
沖田「もう昨日の時点でカメラはまわってますぜィ」
新八「それはそうですけど・・・これ以上はかわいそうですよ。
いくらドSコンビだからって、そんなことさせられませ・・・」
沖田「寺門通の限定ブロマイド、5枚でどうだィ?」
新八「やりましょう。」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 17:55:58.91 ID:rbmr9Np40
銀時「・・・言ったな?」
沖田「・・・言いやしたねェ。」
新八「ちっ違・・・今のはそのうっかり・・・」
銀時「男に二言はねぇ、って言うだろ?諦めろや。」
新八「でもやっぱりお風呂はだめですよ!それさえ使わなければまぁ・・・いんじゃないですか?」
沖田「・・・言いやしたねェ。」
新八「ちっ違・・・今のはそのうっかり・・・」
銀時「男に二言はねぇ、って言うだろ?諦めろや。」
新八「でもやっぱりお風呂はだめですよ!それさえ使わなければまぁ・・・いんじゃないですか?」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:01:05.67 ID:rbmr9Np40
沖田「まぁ仕方ねェ、風呂は諦めまさァ。でも泣き顔見るくらいはいいだろィ?」
新八「でもあんまりかわいそうなことしたらダメですからね!」
沖田「ハイハイ、分かってまさァ。じゃ、お願いしますよ旦那~。」ノシ
銀時「ちゃんとパフェ奢れよ~。」ノシ
新八「ハァ・・・なんて人たちなんだ」
新八「近くにいる、まともな人・・・」
新八「そうだ、土方さんがいた!土方さんに相談しよう!」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:07:08.06 ID:rbmr9Np40
~屯所~
新八「すいませーん!土方さんいますかー?」
土方「・・・万事屋んとこのメガネか。何か用か?」
新八「おたくの沖田さんが、銀さんに神楽ちゃん無視させて楽しんでるんですよ。
なんとか止めてください!」
土方「あー・・・その話俺も聞いたな・・・」
新八「だったらなんで止めないんですか!?」
土方「いや、止めたが聞きやしねェんだよアイツは・・・」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:13:47.63 ID:rbmr9Np40
土方「「土方さんには関係ないでしょ。映像売ってあげませんぜィ」とかなんとか言ってな。
ガキの裸になんか興味ねーっつーのに・・・」
新八「今はそんなこと言ってる場合じゃないですよ!なんとか止めに行きましょう!」
土方「まぁそうだな。総悟にはちょっと反省させなきゃなんねーし」
新八「・・・なにがあったんですか?」
土方「・・・俺のマヨネーズに砂利入れやがったんだ・・・」
新八「それは・・・悲惨ですね・・・」
ガキの裸になんか興味ねーっつーのに・・・」
新八「今はそんなこと言ってる場合じゃないですよ!なんとか止めに行きましょう!」
土方「まぁそうだな。総悟にはちょっと反省させなきゃなんねーし」
新八「・・・なにがあったんですか?」
土方「・・・俺のマヨネーズに砂利入れやがったんだ・・・」
新八「それは・・・悲惨ですね・・・」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:19:25.44 ID:rbmr9Np40
~そのころ万事屋では~
神楽(銀ちゃんも新八もどっか行っちゃったネ・・・)
神楽(定春の散歩・・・行かなきゃアル・・。)
神楽(別に銀ちゃんを探しに行くわけじゃないネ!散歩ヨ散歩!)
神楽「定春!散歩いくアルヨ!」
定春「ワン!」
神楽「・・・私の味方は定春だけネ・・・」
神楽(銀ちゃんも新八もどっか行っちゃったネ・・・)
神楽(定春の散歩・・・行かなきゃアル・・。)
神楽(別に銀ちゃんを探しに行くわけじゃないネ!散歩ヨ散歩!)
神楽「定春!散歩いくアルヨ!」
定春「ワン!」
神楽「・・・私の味方は定春だけネ・・・」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:26:16.03 ID:rbmr9Np40
~外~
銀時「あ~暇だな・・・パチソコでも行くか」
神楽「あっ!・・・銀ちゃん」
銀時「…………」(あっぶね・・・返事しそうだった・・・)
神楽「・・・やっぱり何も答えてくれないアルな・・・」
銀時「…………」(何かかわいそうだな・・・今カメラねーしいいんじゃねーか?)
銀時(どうするか……)
1 話しかけてあげる
2 無視を続ける
>>98
銀時「あ~暇だな・・・パチソコでも行くか」
神楽「あっ!・・・銀ちゃん」
銀時「…………」(あっぶね・・・返事しそうだった・・・)
神楽「・・・やっぱり何も答えてくれないアルな・・・」
銀時「…………」(何かかわいそうだな・・・今カメラねーしいいんじゃねーか?)
銀時(どうするか……)
1 話しかけてあげる
2 無視を続ける
>>98
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:27:01.48 ID:rbmr9Np40
銀時「すまねェ最安価」
>>104
>>104
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:28:14.37 ID:V8HOr7330
222222222222
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:30:48.25 ID:rbmr9Np40
神楽「銀ちゃん・・・」
銀時「…………」
神楽「定春・・・帰るアルヨ・・・」
定春「くぅ~ん・・・」
銀時(さっきの悲しそうな顔、沖田君見たら喜ぶだろうなァ・・・)
銀時「…………」
神楽「定春・・・帰るアルヨ・・・」
定春「くぅ~ん・・・」
銀時(さっきの悲しそうな顔、沖田君見たら喜ぶだろうなァ・・・)
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:42:39.67 ID:rbmr9Np40
~河原~
沖田(いい天気だねィ・・・寝るか)
土方「あぁ・・・こんなところにいやがった」
沖田「なんでさァ土方コノヤロー」
新八「沖田さんを止めに来たんです!やっぱり神楽ちゃんがかわいそうですよ!」
土方「あのなぁ・・・総悟・・・」
1 警察がそんなことしていいと思ってんのか
2 いいぞもっとやれ
>>114
沖田(いい天気だねィ・・・寝るか)
土方「あぁ・・・こんなところにいやがった」
沖田「なんでさァ土方コノヤロー」
新八「沖田さんを止めに来たんです!やっぱり神楽ちゃんがかわいそうですよ!」
土方「あのなぁ・・・総悟・・・」
1 警察がそんなことしていいと思ってんのか
2 いいぞもっとやれ
>>114
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:43:52.24 ID:ORnpEWzU0
2
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 18:57:23.69 ID:rbmr9Np40
土方「いいぞもっとやれ」
新八「はァァァァ!?」
土方「最高じゃねーか。協力してやるから俺にも売ってくれよ」
沖田「うわぁ・・・土方さんってヘソタイだったんですねィ。正直引きまさァ」
土方「てめーに言われたくねーんだよ!」
新八「てゆーか土方さん、止めてくれるんじゃなかったんですか!?」
土方「ちょっと興味出てきちまってな。」
新八「・・・やっぱり僕の周りにまともな人なんていなかったんだ・・・」
沖田「じゃあ優しくして次の日に突き放す役は土方さんに頼みまさァ。」
土方「おう。任せろ」
新八「ドSコンビならぬドSトリオの完成か・・・」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 19:02:00.33 ID:rbmr9Np40
土方「じゃ、万事屋行ってくる。あいつ多分家にいるだろ」
沖田「今日はめいっぱい優しくするんですよ~」
新八「どうやったら阻止出来るんだろう・・・」
沖田「メガネ、まだいたんですかィ。もう諦めな。」
新八「なんかもう疲れました・・・」
沖田「だろィ?もう家に帰んなァ。」
沖田「あ、家はダメか、土方さんがいる。」
沖田「まぁ俺と話しましょうや。」
沖田「今日はめいっぱい優しくするんですよ~」
新八「どうやったら阻止出来るんだろう・・・」
沖田「メガネ、まだいたんですかィ。もう諦めな。」
新八「なんかもう疲れました・・・」
沖田「だろィ?もう家に帰んなァ。」
沖田「あ、家はダメか、土方さんがいる。」
沖田「まぁ俺と話しましょうや。」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 19:06:12.33 ID:rbmr9Np40
~万事屋~
神楽(何で銀ちゃん無視するネ・・・原因さえ分かんないアル・・・)
ガララ
土方「オイ、チャイナいるか」
神楽(げっ、マヨが来たアル。居留守使うネ)
土方「いるんだろ?・・・酢昆布食っちまうぞ」
神楽「ダメアルゥゥゥゥゥゥ!!!」
スパーン
土方「やっぱいんじゃねェか。居留守なんか使いやがって」
神楽「あ・・・話しかけてくれるネ・・・」
土方「今気づいたのかよ・・・」
神楽(何で銀ちゃん無視するネ・・・原因さえ分かんないアル・・・)
ガララ
土方「オイ、チャイナいるか」
神楽(げっ、マヨが来たアル。居留守使うネ)
土方「いるんだろ?・・・酢昆布食っちまうぞ」
神楽「ダメアルゥゥゥゥゥゥ!!!」
スパーン
土方「やっぱいんじゃねェか。居留守なんか使いやがって」
神楽「あ・・・話しかけてくれるネ・・・」
土方「今気づいたのかよ・・・」
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 19:41:27.30 ID:rbmr9Np40
神楽「てゆーかなんで銀ちゃんに無視されてること知ってるんだヨ!」
土方「あー・・・万事屋からきいたんだよ」
神楽「嘘アル!マヨと銀ちゃん仲悪いネ。」
土方(くそ・・・無駄に察しがいいな・・・)
土方「そんなことよりせっかく遊びにきてやったんだ。どっか行くか?」
神楽「・・・いいアル。ここでヨロシ」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 19:46:03.74 ID:rbmr9Np40
土方「なんだ、寂しかったのか?万事屋からシカトされて」ナデナデ
神楽「うるさいアルっ!優しくすんじゃねーヨ・・・ぐすっ・・・」
土方「泣くのか?やっぱガキだなwww」
神楽「黙れよニコチソコ・・・ぐすっ・・・」
ごめん神楽は土方のことニコチソコって呼んでたの思い出した
今までの神楽の「マヨ」はニコチソコに変換してください
神楽「うるさいアルっ!優しくすんじゃねーヨ・・・ぐすっ・・・」
土方「泣くのか?やっぱガキだなwww」
神楽「黙れよニコチソコ・・・ぐすっ・・・」
ごめん神楽は土方のことニコチソコって呼んでたの思い出した
今までの神楽の「マヨ」はニコチソコに変換してください
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 19:50:08.40 ID:rbmr9Np40
土方「女の子がチソコとか言うんじゃねェよ」
神楽「ニコチソコはニコチソコだろ。この口リコン警官」
土方「急に罵倒し始めたな・・・まぁ元気になってよかったぜ」
土方「明日屯所来いよ。また相手してやっから」
神楽「・・・分かったアル。行ってやるネ」
土方「俺仕事あるから、じゃあな」
神楽「・・・バイバイアル」
神楽「ニコチソコはニコチソコだろ。この口リコン警官」
土方「急に罵倒し始めたな・・・まぁ元気になってよかったぜ」
土方「明日屯所来いよ。また相手してやっから」
神楽「・・・分かったアル。行ってやるネ」
土方「俺仕事あるから、じゃあな」
神楽「・・・バイバイアル」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 19:55:14.15 ID:rbmr9Np40
ガララ
神楽(ニコチソコ・・・意外に優しいアルな・・・)
神楽(はっ!私何考えてるアルか!)
土方(アイツ案外可愛いじゃねーか・・・泣いたりして)
土方(さて、明日が楽しみだな・・・)
神楽(ニコチソコ・・・意外に優しいアルな・・・)
神楽(はっ!私何考えてるアルか!)
土方(アイツ案外可愛いじゃねーか・・・泣いたりして)
土方(さて、明日が楽しみだな・・・)
161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 19:58:41.49 ID:rbmr9Np40
~夜(万事屋)~
銀時「ただいまー、帰ったぞー」
新八「おかえりなさい、銀さん。」
神楽「・・・おかえりヨ、銀ちゃん。」
銀時「…………」
神楽「うぅ・・・銀ちゃん・・・」
銀時「新八ィ、ちょっと来い。」
新八「なんなんですか?」
銀時「ただいまー、帰ったぞー」
新八「おかえりなさい、銀さん。」
神楽「・・・おかえりヨ、銀ちゃん。」
銀時「…………」
神楽「うぅ・・・銀ちゃん・・・」
銀時「新八ィ、ちょっと来い。」
新八「なんなんですか?」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 20:02:52.37 ID:rbmr9Np40
銀時「部屋から出てきてんじゃねーか。何があった?」ボソボソ
新八「僕もわからないです。でもすごく嬉しそうでしたよ」ボソボソ
銀時「なんでだかねェ・・・あとなんか煙草くせぇな」ボソボソ
新八「まさか、土方さんが・・・?」ボソボソ
銀時「土方君?アイツは無関係なんじゃねーの?」ボソボソ
新八「いやそれが、僕が作戦加入を断ったから、今日優しくして
明日冷たくする役が土方さんに変わったんです」ボソボソ
銀時「・・・へぇ」プツン
新八「僕もわからないです。でもすごく嬉しそうでしたよ」ボソボソ
銀時「なんでだかねェ・・・あとなんか煙草くせぇな」ボソボソ
新八「まさか、土方さんが・・・?」ボソボソ
銀時「土方君?アイツは無関係なんじゃねーの?」ボソボソ
新八「いやそれが、僕が作戦加入を断ったから、今日優しくして
明日冷たくする役が土方さんに変わったんです」ボソボソ
銀時「・・・へぇ」プツン
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 20:09:17.49 ID:rbmr9Np40
新八「あれ?銀さんどうしたんですか青筋立てて」ボソボソ
銀時「いや、あのヤローが絡んでるとなるとちょっと腹立ってな。」ボソボソ
新八「ホント仲悪いですねアンタらは・・・でも明日裏切られちゃうんですよ・・・」ボソボソ
銀時「沖田君はホント鬼畜だねェ」ボソボソ
銀時「いや、あのヤローが絡んでるとなるとちょっと腹立ってな。」ボソボソ
新八「ホント仲悪いですねアンタらは・・・でも明日裏切られちゃうんですよ・・・」ボソボソ
銀時「沖田君はホント鬼畜だねェ」ボソボソ
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 20:15:49.63 ID:rbmr9Np40
~夜(屯所)~
沖田「どうですかィ?チャイナのとこいきましたか?」
土方「あぁ。撫でてやったら泣いてたぜ」
沖田「・・・どさくさにまぎれて何やりやがってるんですかィ口リコン土方」
土方「なんだよ、仕方ねーだろ?嫉妬か?」
沖田「うるせーよ死ね土方コノヤロォォォォォ!!!」
ドガァァァァン(バズーカ音)
土方「てめっ!何しやがんだ!」
沖田「勝手に手出しやがるからでさァ。チャイナの好感度上がっちまったよコノヤロー」
沖田「どうですかィ?チャイナのとこいきましたか?」
土方「あぁ。撫でてやったら泣いてたぜ」
沖田「・・・どさくさにまぎれて何やりやがってるんですかィ口リコン土方」
土方「なんだよ、仕方ねーだろ?嫉妬か?」
沖田「うるせーよ死ね土方コノヤロォォォォォ!!!」
ドガァァァァン(バズーカ音)
土方「てめっ!何しやがんだ!」
沖田「勝手に手出しやがるからでさァ。チャイナの好感度上がっちまったよコノヤロー」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 20:20:33.27 ID:rbmr9Np40
土方「明日下がるんだろーがどうせ。反応が楽しみだぜ」
沖田「ちゃんとカメラがあるところでやれよ」
土方「屯所来いっつっておいた。多分集会部屋(?)にくるだろうからカメラ仕掛けとけ。」
沖田「へーい。」
沖田「ちゃんとカメラがあるところでやれよ」
土方「屯所来いっつっておいた。多分集会部屋(?)にくるだろうからカメラ仕掛けとけ。」
沖田「へーい。」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 20:25:49.09 ID:rbmr9Np40
~深夜~
銀時「・・・神楽。」
神楽「銀ちゃん!?やっと・・・話してくれたアルね・・・」
銀時「今まで、ごめんな。無視したりして。」ギュッ
神楽「銀ちゃん・・・うぅ・・・!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神楽「はっ!夢・・・アルか・・・?」
神楽「銀ちゃん・・・」
神楽「・・・これが正夢になればいいのに・・・」
神楽「・・・明日はニコチソコのところに行ってワガママいってやるアル」
銀時「・・・神楽。」
神楽「銀ちゃん!?やっと・・・話してくれたアルね・・・」
銀時「今まで、ごめんな。無視したりして。」ギュッ
神楽「銀ちゃん・・・うぅ・・・!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神楽「はっ!夢・・・アルか・・・?」
神楽「銀ちゃん・・・」
神楽「・・・これが正夢になればいいのに・・・」
神楽「・・・明日はニコチソコのところに行ってワガママいってやるアル」
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 20:40:26.78 ID:rbmr9Np40
~朝~
新八「おはようございます」
銀時「おはようさん」
新八「・・・神楽ちゃんは?」
銀時「なんか張り切ってるよ。土方君のとこ行くんだってさ。
・・・裏切られるとも知らねぇで」
新八「おはようございます」
銀時「おはようさん」
新八「・・・神楽ちゃんは?」
銀時「なんか張り切ってるよ。土方君のとこ行くんだってさ。
・・・裏切られるとも知らねぇで」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 20:46:39.92 ID:rbmr9Np40
~昼~
神楽「ゴメンネ定春。散歩は夕方まで待って欲しいアル」
定春「ワンワン!」
神楽「それじゃ、行ってくるヨ~」
~屯所正門前~
神楽「ニコチソコ~、いるアルか~?」
~屯所内~
土方「オイ、来たぞ。冷たく接すればいいんだよな?」
沖田「ちゃんと集会部屋に誘導してくだせェよ。」
神楽「ゴメンネ定春。散歩は夕方まで待って欲しいアル」
定春「ワンワン!」
神楽「それじゃ、行ってくるヨ~」
~屯所正門前~
神楽「ニコチソコ~、いるアルか~?」
~屯所内~
土方「オイ、来たぞ。冷たく接すればいいんだよな?」
沖田「ちゃんと集会部屋に誘導してくだせェよ。」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 20:52:34.49 ID:rbmr9Np40
~屯所正門前~
神楽「あっ!ニコチソコ!来てやったヨ。どうせ暇だしナ。」
土方「・・・そうか。まぁ入れ」
~集会部屋~
神楽「なんでこんなとこに来るアルか?」
土方「何だっていいだろ?うるせーな」
神楽「何アルかその態度!なんか冷たいアル!」
土方「つーかよォ、マジで来たんだな。」
神楽「・・・どういう意味アルか?それ・・・」
神楽「あっ!ニコチソコ!来てやったヨ。どうせ暇だしナ。」
土方「・・・そうか。まぁ入れ」
~集会部屋~
神楽「なんでこんなとこに来るアルか?」
土方「何だっていいだろ?うるせーな」
神楽「何アルかその態度!なんか冷たいアル!」
土方「つーかよォ、マジで来たんだな。」
神楽「・・・どういう意味アルか?それ・・・」
196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:00:08.56 ID:rbmr9Np40
土方「嘘だったんだよ。昨日の。あっさり信じ込んじまってバカじゃねーの。」
神楽「な・・・何で・・・アルか・・・?」
土方「気まぐれでちょっと優しくしてやったら懐きやがって。」
神楽「そんな・・・嘘・・・アル・・・うぅ・・・」
土方「泣いてんじゃねーよ、迷惑だな。」
神楽「ひっく・・・うぅ・・・ぐす・・・」
神楽「な・・・何で・・・アルか・・・?」
土方「気まぐれでちょっと優しくしてやったら懐きやがって。」
神楽「そんな・・・嘘・・・アル・・・うぅ・・・」
土方「泣いてんじゃねーよ、迷惑だな。」
神楽「ひっく・・・うぅ・・・ぐす・・・」
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:07:20.85 ID:rbmr9Np40
神楽「もう・・・帰るアル・・・ニコチソコのバカァ・・・」
神楽「優しくしてくれたの・・・嬉しかった・・・のに・・・ふぇっ・・・ぐすっ・・・」
土方「あぁ帰れよ。」
神楽「うぅ・・・っ!もういいアル・・・っ!」
ドタドタドタ
神楽「優しくしてくれたの・・・嬉しかった・・・のに・・・ふぇっ・・・ぐすっ・・・」
土方「あぁ帰れよ。」
神楽「うぅ・・・っ!もういいアル・・・っ!」
ドタドタドタ
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:13:04.51 ID:rbmr9Np40
沖田「いやァ最高でしたよ。声しか聞こえませんでしたけどねィ」
土方「盗み聞きしてやがったのか」
沖田「土方さんも結構ドSですねィ。言葉責めの才能がありまさァ」
土方「だろ?たまんなかったぜ絶望する表情」
沖田「じゃあさっさとDVDにしましょうかねィ」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:20:20.56 ID:rbmr9Np40
~夕方(屯所)~
銀時「うーっす。沖田君いるー?」
沖田「あ、旦那。いますぜィ。何か用ですかィ?」
銀時「あの件だけどさ、もう終わりにしていいか?」
沖田「う~ん・・・もう少し遊んでみたかった気もしますが
十分映像は撮れたので、もういいですぜィ」
銀時「そうか、良かった。神楽ちゃん、本気で凹んでるみたいなんだよね」
銀時「うーっす。沖田君いるー?」
沖田「あ、旦那。いますぜィ。何か用ですかィ?」
銀時「あの件だけどさ、もう終わりにしていいか?」
沖田「う~ん・・・もう少し遊んでみたかった気もしますが
十分映像は撮れたので、もういいですぜィ」
銀時「そうか、良かった。神楽ちゃん、本気で凹んでるみたいなんだよね」
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:23:34.74 ID:rbmr9Np40
沖田「そうですか。なら全員でネタばらしにいきましょうか」
土方「待て、俺も行く」
沖田「どっから湧いて出たんでさァ土方コノヤロー」
土方「ここは屯所なんだぞ?俺がいて当然だろうが沖田コノヤロー」
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:28:57.69 ID:rbmr9Np40
銀時「てかどうやってばらすんだ?ドッキリだいせーこーうとか?」
土方「ベタすぎんだろ。まずお前が声かけてやれ。
それでチャイナが感動してる時に俺らがぞろぞろ入って状況説明すればいいんじゃね?」
沖田「それなら嬉し涙も見れるしキョトン顔も見れますねィ。
土方にしてはいい意見じゃねェかィ」
土方「一回死んどくか?」
土方「ベタすぎんだろ。まずお前が声かけてやれ。
それでチャイナが感動してる時に俺らがぞろぞろ入って状況説明すればいいんじゃね?」
沖田「それなら嬉し涙も見れるしキョトン顔も見れますねィ。
土方にしてはいい意見じゃねェかィ」
土方「一回死んどくか?」
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:37:23.10 ID:rbmr9Np40
~万事屋~
神楽「うぅっ・・・ぐすっ・・・ひっく・・・ひっく・・・」
神楽「銀ちゃん・・・新八ィ・・・ニコチソコォ・・・うぇっ・・・ひっく・・・」
神楽「前みたいに・・・戻りたいアル・・・っ」
ガララ
神楽(銀ちゃん・・・帰ってきたアル・・・)
スタスタ
ガラッ
神楽「うぅっ・・・ぐすっ・・・ひっく・・・ひっく・・・」
神楽「銀ちゃん・・・新八ィ・・・ニコチソコォ・・・うぇっ・・・ひっく・・・」
神楽「前みたいに・・・戻りたいアル・・・っ」
ガララ
神楽(銀ちゃん・・・帰ってきたアル・・・)
スタスタ
ガラッ
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:38:07.73 ID:rbmr9Np40
銀時「・・・神楽。」
神楽「銀・・・ちゃん・・・?今・・・」
銀時「神楽。・・・悪かったな。」
神楽「銀ちゃん・・・」
銀時「神楽。」ギュッ
神楽「う・・・え・・・・うああああーーーーーん!!!銀ちゃあああああああああん!!!!」
神楽「何で!何でヨ!ずっとシカトして!ぐすっ・・・銀ちゃん・・・銀ちゃん・・・
私・・・寂しかったアル・・・ずっとずっと・・・」
神楽「銀・・・ちゃん・・・?今・・・」
銀時「神楽。・・・悪かったな。」
神楽「銀ちゃん・・・」
銀時「神楽。」ギュッ
神楽「う・・・え・・・・うああああーーーーーん!!!銀ちゃあああああああああん!!!!」
神楽「何で!何でヨ!ずっとシカトして!ぐすっ・・・銀ちゃん・・・銀ちゃん・・・
私・・・寂しかったアル・・・ずっとずっと・・・」
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:42:24.84 ID:rbmr9Np40
神楽「ニコチソコにも裏切られて・・・ひとりぼっちで・・・消えてなくなってしまいたかったアル・・・
責任取れヨ天パ!!うああああーーーーん!!!」
銀時「ごめんな神楽。」ナデナデ
神楽「ふぇっ・・・ぐす・・・何でこんなことしたか教えて欲しいヨ。
教えてくれないと許さないアル。」
銀時「そうだな。オイ、入ってきていいぞ」
神楽「?」
責任取れヨ天パ!!うああああーーーーん!!!」
銀時「ごめんな神楽。」ナデナデ
神楽「ふぇっ・・・ぐす・・・何でこんなことしたか教えて欲しいヨ。
教えてくれないと許さないアル。」
銀時「そうだな。オイ、入ってきていいぞ」
神楽「?」
222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:48:03.59 ID:rbmr9Np40
沖田「悪かったねィ、チャイナ。」
土方「俺からも悪かった。」
神楽「なんでサドとニコチソコがいるアルか!?
ニコチソコはともかく、サドにはなんもされてないヨ?」
銀時「いや、こいつが黒幕なんだよ。」
神楽「へ?」
土方「俺からも悪かった。」
神楽「なんでサドとニコチソコがいるアルか!?
ニコチソコはともかく、サドにはなんもされてないヨ?」
銀時「いや、こいつが黒幕なんだよ。」
神楽「へ?」
224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:52:08.40 ID:rbmr9Np40
沖田「すいやせん。チャイナの泣き顔が見たかったんでさァ。」
土方「俺らの指揮とってたの、全部コイツだったんだよ。」
神楽「え・・・?じゃあ、銀ちゃんを無視するようにしたのは・・・?」
銀時「コイツ。」
神楽「ニコチソコを裏切らせたのも・・・?」
土方「コイツ。」
沖田「泣き顔はカメラでバッチリ録画済みですぜィ。」
土方「俺らの指揮とってたの、全部コイツだったんだよ。」
神楽「え・・・?じゃあ、銀ちゃんを無視するようにしたのは・・・?」
銀時「コイツ。」
神楽「ニコチソコを裏切らせたのも・・・?」
土方「コイツ。」
沖田「泣き顔はカメラでバッチリ録画済みですぜィ。」
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 21:56:37.03 ID:rbmr9Np40
神楽「・・・(ブチッ)」
神楽「こんのクソサドがァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
ドゲシッ(キック)
沖田「あべしっ!」
神楽「何が「泣き顔が見たかった」アルかァァァァ!!
どんだけ辛かったと思ってんだクソヤロー!!!」
ドガッバキッドゴッ
沖田「あだっ!いでぇ!ちょっタンマ!」
土方「ま、自業自得だな。」
銀時「まぁそうだねー」
沖田「だ・・・旦那・・・土方さん・・・助けてくだせ・・・」
神楽「テメーだけは許さないアル。一週間パシリになれよコルァ」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:03:49.38 ID:rbmr9Np40
沖田「まってくだせェ・・・旦那と土方さんも共犯ですぜ・・・
ノリノリでしたよひでぶっ」
ドガッ
神楽「銀ちゃんたちにもちょっと許せないアル。でも黒幕はテメーだろうがァァァァ!!」
土方「おいチャイナ、もうそのへんにしとけ、総悟が死んじま・・・」
バキッ
神楽「テメーもだァァァァ!!散々罵倒してくれたアルなニコチソコォォォォ!!!」
~しばらくお待ちください~
ノリノリでしたよひでぶっ」
ドガッ
神楽「銀ちゃんたちにもちょっと許せないアル。でも黒幕はテメーだろうがァァァァ!!」
土方「おいチャイナ、もうそのへんにしとけ、総悟が死んじま・・・」
バキッ
神楽「テメーもだァァァァ!!散々罵倒してくれたアルなニコチソコォォォォ!!!」
~しばらくお待ちください~
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:12:29.65 ID:rbmr9Np40
銀時「・・・落ち着いたか?」
神楽「・・・まぁ落ち着いたアル。」
銀時土方沖田「「「オレらもうフルボッコだぜ(ですぜィ)?」」」
神楽「・・・悪かったアル。」
神楽「でも銀ちゃんたちが本気じゃなくて良かったアル・・・」
神楽「本当だったら、私生きていけなかったヨ。」
神楽「銀ちゃんも新八も姉御もヅラもゴリラもニコチソコも地味も、」
神楽「みんなみーんな、大好きアル!」
神楽「・・・サドは別だけどな」
沖田「」
END
241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:15:23.07 ID:bT7scxqF0
乙乙!
東条さんが九ちゃんを無視する話も書いてほしいなーって
東条さんが九ちゃんを無視する話も書いてほしいなーって
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:19:59.89 ID:sC13u0uB0
乙
面白かった
もう少し展開に捻りがあればもっと面白かった
面白かった
もう少し展開に捻りがあればもっと面白かった
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:21:32.15 ID:P94ODeZZ0
乙
無視シリーズを知らない新参は損してる
無視シリーズを知らない新参は損してる
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:23:34.84 ID:tzH9hcgAI
乙!
はらはらした
はらはらした
247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:21:35.87 ID:39B6EpQE0
よかったよかった
251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:27:31.45 ID:FWbjf2Iy0
乙!
神楽はかわいい
神楽はかわいい
252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/11(水) 22:32:18.87 ID:NbYGJMmG0
乙!(´;ω;`)良かった良かった
引用元: 銀時「神楽を無視し続けたらどうなるか」
神楽「銀ちゃん…くすぐったいアル…」
2019-07-20
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:04:06.04 ID:hPOhF9U+0
神楽「そんなこと言ったって、1人でやるのは何か怖いアル」
銀時「ったく、こんなことにビビってんじゃねーよ、ガキが」
神楽「ガキガキ言うなぁ! 私だって毎日成長してるアル!」
銀時「あーっ! こら、動くな! 奥まで入れられねーだろーが!」
新八(えっ!? 何!? 何これ!? どうなってんの!?)
新八(ヤっちゃってんの!? あの二人が!? ええっ!?)
銀時「ったく、こんなことにビビってんじゃねーよ、ガキが」
神楽「ガキガキ言うなぁ! 私だって毎日成長してるアル!」
銀時「あーっ! こら、動くな! 奥まで入れられねーだろーが!」
新八(えっ!? 何!? 何これ!? どうなってんの!?)
新八(ヤっちゃってんの!? あの二人が!? ええっ!?)
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10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:06:57.11 ID:hPOhF9U+0
神楽「あ……銀ちゃん、そこ……気持ちいいアル」
銀時「おー、そうかいそうかい。そんじゃまー、しばらくじっとしてろ。もうちょい奥にだな、スゲーのがあるから」
神楽「マジあるか!? 私の中にスゲーのがあるアルか!?」
銀時「ああ、にしてもお前随分溜まってたんだなー」
新八(えええええええええええー!?)
新八(ちょっ、まずいでしょ銀さん!? 年齢的に!)
新八(ちょっ……どうすんの!? どうすりゃいいのこれ!?)
銀時「おー、そうかいそうかい。そんじゃまー、しばらくじっとしてろ。もうちょい奥にだな、スゲーのがあるから」
神楽「マジあるか!? 私の中にスゲーのがあるアルか!?」
銀時「ああ、にしてもお前随分溜まってたんだなー」
新八(えええええええええええー!?)
新八(ちょっ、まずいでしょ銀さん!? 年齢的に!)
新八(ちょっ……どうすんの!? どうすりゃいいのこれ!?)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:11:02.82 ID:hPOhF9U+0
銀時「……くそっ、うまく動かせねーな……」
神楽「難しいアルか? 銀ちゃん」
銀時「お前やっぱガキだからよー、ここの穴も大人より小せーからなー……」
神楽「あー! またガキって言ったアルな!?」
銀時「だからじっとしてろってーの!」
新八(うわああああああああああああああああああ!!)
新八(この扉の向こうで! この扉の向こうで!)
新八(何かすごいことになってるうううううう!?)
神楽「難しいアルか? 銀ちゃん」
銀時「お前やっぱガキだからよー、ここの穴も大人より小せーからなー……」
神楽「あー! またガキって言ったアルな!?」
銀時「だからじっとしてろってーの!」
新八(うわああああああああああああああああああ!!)
新八(この扉の向こうで! この扉の向こうで!)
新八(何かすごいことになってるうううううう!?)
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:12:44.34 ID:hPOhF9U+0
銀時「……ダメだ、一回別の使おう」
神楽「別の?」
銀時「おうよ、こいつ(耳かき)よりもすげー道具があるんだ」
新八(道具ぅぅぅうううう!? 銀さんアンタ何使ってんのぉぉぉおお!!)
新八(いや、下半身の方使うのはもっとまずいけど、ちょっとぉぉぉぉおおお!)
神楽「別の?」
銀時「おうよ、こいつ(耳かき)よりもすげー道具があるんだ」
新八(道具ぅぅぅうううう!? 銀さんアンタ何使ってんのぉぉぉおお!!)
新八(いや、下半身の方使うのはもっとまずいけど、ちょっとぉぉぉぉおおお!)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:15:16.55 ID:hPOhF9U+0
銀時「ほれ、こいつだ(ピンセット)」
神楽「おお、何かさっきより凄そうアル!」
銀時「まあ見てな。こいつさえあればすぐに行けるからよ」
新八(ちょっとぉぉぉおおお! 何!? 何を繰り出したんだアンタはぁぁぁあああ!!)
神楽「おお、何かさっきより凄そうアル!」
銀時「まあ見てな。こいつさえあればすぐに行けるからよ」
新八(ちょっとぉぉぉおおお! 何!? 何を繰り出したんだアンタはぁぁぁあああ!!)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:17:56.40 ID:hPOhF9U+0
銀時「こーして奥のをだな……」
神楽「な、何かさっきと感覚が違うから、またさっきとは別の恐怖が来るアル……」
銀時「あー、痛かったら言えよ? (耳の)毛とか引っ張っちまうかもしれねーから」
新八(毛ぇぇぇえええええ!? 神楽ちゃん生えてんのぉぉおおお!?)
新八(ってか、引っ張っちまうかもしれねーって、ちょっとアンタ、どんなプレイしてんだよぉおおおお!?)
神楽「な、何かさっきと感覚が違うから、またさっきとは別の恐怖が来るアル……」
銀時「あー、痛かったら言えよ? (耳の)毛とか引っ張っちまうかもしれねーから」
新八(毛ぇぇぇえええええ!? 神楽ちゃん生えてんのぉぉおおお!?)
新八(ってか、引っ張っちまうかもしれねーって、ちょっとアンタ、どんなプレイしてんだよぉおおおお!?)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:20:04.75 ID:hPOhF9U+0
銀時「……っと」
神楽「っぉ……なんとか行けたアルか?」
銀時「おう。バッチリだ。つーかおい、ちょっとこれ見ろ」
神楽「おお! 滅茶苦茶でっかいアル!」
新八(軽いノリでイかせて、軽いノリで膨張した下半身見せてんじゃねーよ!)
神楽「っぉ……なんとか行けたアルか?」
銀時「おう。バッチリだ。つーかおい、ちょっとこれ見ろ」
神楽「おお! 滅茶苦茶でっかいアル!」
新八(軽いノリでイかせて、軽いノリで膨張した下半身見せてんじゃねーよ!)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:21:28.29 ID:hPOhF9U+0
神楽「新八もこんぐらいの出てくるアルか!?」
銀時「いやー、あいつはそんなでもねーんじゃねーかな」
新八(おいてめぇええええええええええええええ!!)
銀時「いやー、あいつはそんなでもねーんじゃねーかな」
新八(おいてめぇええええええええええええええ!!)
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:23:48.49 ID:hPOhF9U+0
神楽「何でそんなこと言えるアルか?」
銀時「いやー、俺の予想だとな、多分あいつ、月に1回……ヘタすりゃ週1ぐらいで自分でしてるだろうからなぁ(耳掃除を)」
新八(え!? 何!? どういうこと!?)
新八(自分ですると大きくならねーの!? そうなの!? そんな裏情報初めて聞いたんだけど!?)
銀時「いやー、俺の予想だとな、多分あいつ、月に1回……ヘタすりゃ週1ぐらいで自分でしてるだろうからなぁ(耳掃除を)」
新八(え!? 何!? どういうこと!?)
新八(自分ですると大きくならねーの!? そうなの!? そんな裏情報初めて聞いたんだけど!?)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:25:18.33 ID:hPOhF9U+0
神楽「あー、なんかそんなイメージが浮かぶアル」
銀時「顔からそんなイメージ湧くだろ?(まめに耳掃除しそうなイメージが)」
新八(おいいいいいいいい!)
新八(アンタらの僕のイメージって何なんだよぉおおおおおおおお!?)
銀時「顔からそんなイメージ湧くだろ?(まめに耳掃除しそうなイメージが)」
新八(おいいいいいいいい!)
新八(アンタらの僕のイメージって何なんだよぉおおおおおおおお!?)
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:26:43.88 ID:hPOhF9U+0
神楽「あ! 銀ちゃん!」
銀時「ん? あんだよ」
神楽「もう一方の穴もして欲しいアル!」
新八(どこでそっちも使えるって知識を覚えたぁぁぁあああああああ!?)
銀時「ん? あんだよ」
神楽「もう一方の穴もして欲しいアル!」
新八(どこでそっちも使えるって知識を覚えたぁぁぁあああああああ!?)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:29:54.58 ID:hPOhF9U+0
銀時「ったく、しゃーねーな……よっこいせっと……うわっ、汚っ」
神楽「ちょっと銀ちゃん! 女の子の体にそのリアクションはどうかと思うアルよ!」
銀時「っつってもよー、これお前もーちょい自分でどーにかしろよ……指でほじるとか」
新八(いやいやいやいや! 何言ってんだアンタはぁぁああああああああああああ!)
神楽「ちょっと銀ちゃん! 女の子の体にそのリアクションはどうかと思うアルよ!」
銀時「っつってもよー、これお前もーちょい自分でどーにかしろよ……指でほじるとか」
新八(いやいやいやいや! 何言ってんだアンタはぁぁああああああああああああ!)
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:31:37.50 ID:hPOhF9U+0
銀時「うーわ、こりゃすげーな。ボロボロ出てくるぞ。(耳)クソが」
新八(やめてぇえええええええええ! 普段そこで生活してんじゃん!)
新八(そんなところでスカト口プレイとかやめてぇええええええええええ!)
新八(やめてぇえええええええええ! 普段そこで生活してんじゃん!)
新八(そんなところでスカト口プレイとかやめてぇええええええええええ!)
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:33:15.72 ID:hPOhF9U+0
神楽「んっ……くぁっ……」
神楽「……はふー……気持ちいいアル……」
銀時「よーし! スッキリしたんじゃねーか?」
神楽「うん! 銀ちゃんのおかげで気分爽快アル!」
新八(神楽ちゃんイった直後の回復はぇえええええええええええええ!?)
神楽「……はふー……気持ちいいアル……」
銀時「よーし! スッキリしたんじゃねーか?」
神楽「うん! 銀ちゃんのおかげで気分爽快アル!」
新八(神楽ちゃんイった直後の回復はぇえええええええええええええ!?)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:35:03.42 ID:hPOhF9U+0
銀時「さーて、そんじゃ出たゴミは片付けてと……」
神楽「あ! 銀ちゃん! 私も銀ちゃんにしてみたいアル!」
銀時「ああ? 俺はいいよ別に……」
新八(いやいやいや何で!? 何でここで引いてんだ!?)
新八(今更すぎるだろ! アンタ散々ヤってただろ!)
神楽「あ! 銀ちゃん! 私も銀ちゃんにしてみたいアル!」
銀時「ああ? 俺はいいよ別に……」
新八(いやいやいや何で!? 何でここで引いてんだ!?)
新八(今更すぎるだろ! アンタ散々ヤってただろ!)
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:36:17.41 ID:hPOhF9U+0
銀時「つか、オメーにこんなことされたら命の危険が伴う気がするんだが……」
新八(えええええええええ!? どんだけ危険なプレイしてたんだよ!?)
新八(えええええええええ!? どんだけ危険なプレイしてたんだよ!?)
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:37:39.34 ID:hPOhF9U+0
神楽「大丈夫アル! 銀ちゃんのマネすればいいだけネ!」
銀時「つーか、お前にされるぐらいだったら、もっとキレーなお姉さんにしてもらった方がいいっつーの」
新八(最低だ! この人最低だ! 散々少女の体弄んでその言い方は最低だ!)
銀時「つーか、お前にされるぐらいだったら、もっとキレーなお姉さんにしてもらった方がいいっつーの」
新八(最低だ! この人最低だ! 散々少女の体弄んでその言い方は最低だ!)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:39:50.10 ID:hPOhF9U+0
神楽「でも、私一人でできるようになるには、やっぱり人のに慣れておくのも必要だと思うアル!」
銀時「いや、多分全然感覚ちげーと思うぞ」
銀時「ま、どーしてもやりたいってんなら、そーだな……」
銀時「……よし、新八とやれ」
新八(はぁぁぁぁああああああああああああああ!?)
銀時「いや、多分全然感覚ちげーと思うぞ」
銀時「ま、どーしてもやりたいってんなら、そーだな……」
銀時「……よし、新八とやれ」
新八(はぁぁぁぁああああああああああああああ!?)
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:41:46.41 ID:hPOhF9U+0
神楽「新八なら命の危険は伴わないアルか?」
銀時「ああ。意外とあいつは頑丈だ」
銀時「テメーが穴に(耳かきを)突っ込んだぐれーじゃ死なねえだろ。多分」
新八(いや、僕が入れられる方かよ!)
新八(つーか、何を入れるつもりだよ!)
銀時「ああ。意外とあいつは頑丈だ」
銀時「テメーが穴に(耳かきを)突っ込んだぐれーじゃ死なねえだろ。多分」
新八(いや、僕が入れられる方かよ!)
新八(つーか、何を入れるつもりだよ!)
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:44:44.94 ID:hPOhF9U+0
神楽「そうと決まれば、早速新八を連れてくるアル!」
ガラッ
新八「うわぁ!?」
神楽「あ、丁度来たところみたいネ!」
銀時「そーかそーか、じゃあ丁度良かった」
新八「ちょっ……ま、待ってぇぇぇぇぇええええええええ!!」
銀時「おい、何ビビってんだよ、耳かきぐれーで」
新八「いや、だって、耳か――耳かきかよぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ガラッ
新八「うわぁ!?」
神楽「あ、丁度来たところみたいネ!」
銀時「そーかそーか、じゃあ丁度良かった」
新八「ちょっ……ま、待ってぇぇぇぇぇええええええええ!!」
銀時「おい、何ビビってんだよ、耳かきぐれーで」
新八「いや、だって、耳か――耳かきかよぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:48:21.02 ID:hPOhF9U+0
新八「紛らわしいわ! 何でそんな紛らわしいんだアンタらの会話は!」
神楽「銀ちゃん、何でこのダメガネ、キレてるアルか?」
銀時「アレだろ。カルシウム足りてねーんだろ。最近の若者にありがちな」
新八「っせーよ! こちとら警察呼ぶべきか否か真剣に悩んでたんだよ!」
銀時「はぁ? 何言ってんだオメー?」
神楽「それより新八! ちょっと耳貸せ! 耳掃除してやるネ!」
新八「え? いいよ僕は……昨日したし」
神楽「いいからさっさと耳見せるアル!」
新八「ちょっ、待ってって、神楽ちゃん、それ、構えがどう考えても危な――」
ドシュッ
新八「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
おわり
神楽「銀ちゃん、何でこのダメガネ、キレてるアルか?」
銀時「アレだろ。カルシウム足りてねーんだろ。最近の若者にありがちな」
新八「っせーよ! こちとら警察呼ぶべきか否か真剣に悩んでたんだよ!」
銀時「はぁ? 何言ってんだオメー?」
神楽「それより新八! ちょっと耳貸せ! 耳掃除してやるネ!」
新八「え? いいよ僕は……昨日したし」
神楽「いいからさっさと耳見せるアル!」
新八「ちょっ、待ってって、神楽ちゃん、それ、構えがどう考えても危な――」
ドシュッ
新八「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
おわり
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:48:56.96 ID:FNsiW5WVO
素晴らしいよ空知先生、さすがのセンスやで
本人だろうけどまとめて本人に送ってやれ、使ってくれるかもしれないよ
本人だろうけどまとめて本人に送ってやれ、使ってくれるかもしれないよ
70: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 2012/02/06(月) 01:49:14.07 ID:wCQRnlSY0
新八くそふいた
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:50:22.12 ID:iB2RKtp70
新八www
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:49:16.46 ID:dcQkcZcjI
おい
仕事しろ
仕事しろ
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:50:28.80 ID:gYh+FN050
素晴らしかった
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:51:28.42 ID:FNsiW5WVO
乙
非常によかった
非常によかった
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:55:02.22 ID:tvOxzAZJ0
おもしろかったwwww
先生何やってはるんですか
先生何やってはるんですか
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:56:03.79 ID:pQubLR/p0
乙
ん?本人だよね?
ん?本人だよね?
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:57:45.81 ID:PKb5BkZj0
空知先生何してんすか
引用元: 神楽「銀ちゃん…くすぐったいアル…」
銀時「ひぐらしのなく頃に?」
2019-07-15
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 15:46:14.94 ID:ApnhEei1O
新八「ええ、すごく流行ったゲームでアニメもやったらしいですよ」
新八「なんだかんだで結構面白そうなんで借りて来ちゃいました」
銀時「あのね新八くん…銀さんも悪かったよ?ろくに給料払ってないしさ」
銀時「ここじゃ女っ気もぜーんぜんないしね」
神楽「私がいるアルよ、私がいれば画面が華やかさで満ちあふれるネ!」
銀時「魅力的な女の子がいない状況じゃね…まあ気持ちは分からないでもないよ?」
神楽「だから魅力的な女ならここにいるアル!」
新八「なんだかんだで結構面白そうなんで借りて来ちゃいました」
銀時「あのね新八くん…銀さんも悪かったよ?ろくに給料払ってないしさ」
銀時「ここじゃ女っ気もぜーんぜんないしね」
神楽「私がいるアルよ、私がいれば画面が華やかさで満ちあふれるネ!」
銀時「魅力的な女の子がいない状況じゃね…まあ気持ちは分からないでもないよ?」
神楽「だから魅力的な女ならここにいるアル!」
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4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 15:54:42.98 ID:ApnhEei1O
銀時「かと言って現実を離れて架空の世界で生きるのって本当の幸せなのかなー?」
神楽「オイ無視すんなよ、泣くぞ?」
新八「いや別にやりたいとかそういうことを言ってるわけじゃないですって…」
銀時「ああ…自覚症状もねーのか、さらば新八…お前は現実世界を旅立って行くんだな…」
新八「いやだから誰もそんなこと言ってねーし!ちょっと話に出しただけでしょうが!」
神楽「オイ無視すんなよ、泣くぞ?」
新八「いや別にやりたいとかそういうことを言ってるわけじゃないですって…」
銀時「ああ…自覚症状もねーのか、さらば新八…お前は現実世界を旅立って行くんだな…」
新八「いやだから誰もそんなこと言ってねーし!ちょっと話に出しただけでしょうが!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 16:01:15.54 ID:ApnhEei1O
銀時「そういうのが危ねーんだ、誰もが最初は友達が見てたから…的なノリなんだよ」
銀時「で…面白半分で一回足を踏み入れる、そこからはもう蟻地獄だよ?」
銀時「ネットで動画を見る→主題歌がいい感じだから買う→下敷きとか買っちゃう」
銀時「そして最後はバカ高いDVDに行き着いちまうんだな…いやーコエーよ」
銀時「夜神月くんもびっくりの恐ろしい罠だよな…、うん」
新八「いやアンタさっきから何言ってんですか」
銀時「で…面白半分で一回足を踏み入れる、そこからはもう蟻地獄だよ?」
銀時「ネットで動画を見る→主題歌がいい感じだから買う→下敷きとか買っちゃう」
銀時「そして最後はバカ高いDVDに行き着いちまうんだな…いやーコエーよ」
銀時「夜神月くんもびっくりの恐ろしい罠だよな…、うん」
新八「いやアンタさっきから何言ってんですか」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 16:09:12.57 ID:ApnhEei1O
新八「じゃあいいですよ、正直そんな興味ありませんでしたし」
銀時「誰からもらったか知らねーけど明日ちゃんと返して来いよ」
神楽「私はそんなにいらない子アルか、もはや空気アルか」
その夜
銀時「便所便所っと……ん?新八の奴、机の上にゲーム置きっぱなしじゃねーか」
銀時「流行ったっつっても…ドラクエに並ぶゲームは存在しねーだろ」
『では…試してみますか?』
銀時「誰からもらったか知らねーけど明日ちゃんと返して来いよ」
神楽「私はそんなにいらない子アルか、もはや空気アルか」
その夜
銀時「便所便所っと……ん?新八の奴、机の上にゲーム置きっぱなしじゃねーか」
銀時「流行ったっつっても…ドラクエに並ぶゲームは存在しねーだろ」
『では…試してみますか?』
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 16:19:45.52 ID:ApnhEei1O
銀時「……え?なに今の?意味分からない?誰か喋った?」
『あなたも…一度この世界に入ってみてください、そして…惨劇を回避してください』
銀時「…もう何だよ、どちら様?ラフメイカー?」
『準備はいいですね…行きますよ』
銀時「待って!タンマ!うん、一回落ち着こう?どこに行くって?てかあんた誰!?」
銀時「ゲーム?ゲーム喋りだしちゃった系!?つーか何で俺!?」
『あなたなら…きっと惨劇を止められます』
銀時「オイィィィ!会話のキャッチボールしろよ!一球くらい投げ返せェェェェ!」
『さあ…始まりです』
銀時「スルーすんなァァァァ!!」
銀時『な、何かゲームがめっちゃ光りだした…何この光!?』
『あなたも…一度この世界に入ってみてください、そして…惨劇を回避してください』
銀時「…もう何だよ、どちら様?ラフメイカー?」
『準備はいいですね…行きますよ』
銀時「待って!タンマ!うん、一回落ち着こう?どこに行くって?てかあんた誰!?」
銀時「ゲーム?ゲーム喋りだしちゃった系!?つーか何で俺!?」
『あなたなら…きっと惨劇を止められます』
銀時「オイィィィ!会話のキャッチボールしろよ!一球くらい投げ返せェェェェ!」
『さあ…始まりです』
銀時「スルーすんなァァァァ!!」
銀時『な、何かゲームがめっちゃ光りだした…何この光!?』
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 16:24:31.77 ID:ApnhEei1O
---
銀時「……」
知恵「先生…起きてください、先生!」
銀時「……ん?何だ夢か、変な夢見ちまった…」
知恵「やっと起きましたか…初日から、しかも生徒と会う前から眠ってちゃダメですよ」
銀時「……」
銀時『あ…あんた一体誰だァァァァ!?』
知恵「じゃあ生徒に挨拶しに行きますよ、しっかりしてくださいね」
銀時『何生徒って!?先生?俺って今先生なの?』
銀時「……」
知恵「先生…起きてください、先生!」
銀時「……ん?何だ夢か、変な夢見ちまった…」
知恵「やっと起きましたか…初日から、しかも生徒と会う前から眠ってちゃダメですよ」
銀時「……」
銀時『あ…あんた一体誰だァァァァ!?』
知恵「じゃあ生徒に挨拶しに行きますよ、しっかりしてくださいね」
銀時『何生徒って!?先生?俺って今先生なの?』
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 16:31:24.30 ID:ApnhEei1O
知恵「苦労することもあるでしょうが…分からないことはいつでも聞いてくださいね」
銀時「……」
知恵「…どうかしましたか?」
銀時「あの…あなたのお名前ってまさか柳生さんとかじゃありません?」
知恵「は…?」
銀時「いや…違うならいいです」
銀時『何でだァァァァ!何でこんな訳わからねぇ世界に来ちまったんだァァァァ!?』
銀時『いや落ち着け…教師だったらやったことがある、問題はねえ…多分』
銀時「……」
知恵「…どうかしましたか?」
銀時「あの…あなたのお名前ってまさか柳生さんとかじゃありません?」
知恵「は…?」
銀時「いや…違うならいいです」
銀時『何でだァァァァ!何でこんな訳わからねぇ世界に来ちまったんだァァァァ!?』
銀時『いや落ち着け…教師だったらやったことがある、問題はねえ…多分』
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 16:40:05.02 ID:ApnhEei1O
圭一「魅音、新しい先生が来るって本当か?」
魅音「うん、知恵先生をサポートするみたいな感じで…と、噂をすれば来たみたいだね」
知恵「委員長、号令を」
魅音「きりーつ、きょーつけ、礼!ちゃくせーき」
知恵先生「皆さん、突然ですが今日は新しい先生を紹介します…坂田先生」
銀時『…とりあえずはいつも通りのノリでやりゃ大丈夫だろ』
銀時「坂田銀八です、どーぞよろしく」
魅音「うん、知恵先生をサポートするみたいな感じで…と、噂をすれば来たみたいだね」
知恵「委員長、号令を」
魅音「きりーつ、きょーつけ、礼!ちゃくせーき」
知恵先生「皆さん、突然ですが今日は新しい先生を紹介します…坂田先生」
銀時『…とりあえずはいつも通りのノリでやりゃ大丈夫だろ』
銀時「坂田銀八です、どーぞよろしく」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 16:47:41.57 ID:ApnhEei1O
知恵先生「あ…あの、坂田銀時さんと伺ってるんですけれど」
銀時「あ、俺はたまに名前変わるんです、コナン君の町で事件が起こるくらいの頻度で」
知恵先生「それ、結構頻繁に変わるんじゃ…じゃなかった、皆さんから何か質問は?」
魅音「何で先生は若いのに白髪なんですか、珍しいですよね?」
銀時「いや…緑色の髪してる奴のほうが大分珍しくね?」
魅音「う…まあ確かに」
銀時「あ、俺はたまに名前変わるんです、コナン君の町で事件が起こるくらいの頻度で」
知恵先生「それ、結構頻繁に変わるんじゃ…じゃなかった、皆さんから何か質問は?」
魅音「何で先生は若いのに白髪なんですか、珍しいですよね?」
銀時「いや…緑色の髪してる奴のほうが大分珍しくね?」
魅音「う…まあ確かに」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 16:54:52.66 ID:ApnhEei1O
圭一「先生、何で木刀なんか腰に下げてるんですか?」
銀時「そういうキャラだからです」
圭一「いや…よく分からないんですけど」
銀時「例えば…某漫画では、テニスをやってるのに骨折をしたり血が流れることがざらだ」
銀時「なのに奴らは何一つとして騒がない、つまりはそういうことだ」
圭一「…はい、なんとなく分かりました」
沙都子「これはまた…よく分からない方が来ましたわね」
梨花「みー、悪い人ではなさそうですが…」
梨花『でもなんなの…この教師、捕らえ所がないわ…』
銀時「そういうキャラだからです」
圭一「いや…よく分からないんですけど」
銀時「例えば…某漫画では、テニスをやってるのに骨折をしたり血が流れることがざらだ」
銀時「なのに奴らは何一つとして騒がない、つまりはそういうことだ」
圭一「…はい、なんとなく分かりました」
沙都子「これはまた…よく分からない方が来ましたわね」
梨花「みー、悪い人ではなさそうですが…」
梨花『でもなんなの…この教師、捕らえ所がないわ…』
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 17:05:44.37 ID:ApnhEei1O
放課後
銀時『乗り切った…さて、まずどうやったら帰れるのか考え…』
魅音「あ、銀時先生!せっかくだからちょっと遊んでこうよ」
銀時「ワリーな、俺は夕方からドラマの再放送見たいから…」
魅音「じゃあ最初だしババ抜きでもしよっか」
銀時「ねえ聞いてる?耳聞こえてるよね?」
圭一「まあまあ…良いじゃないですか先生、子供と触れ合うのも教師の勤めでしょ」
銀時「しょうがねえ…ワンセグ録画で我慢するか」
圭一「先生、この時代にワンセグとかありません」
銀時『乗り切った…さて、まずどうやったら帰れるのか考え…』
魅音「あ、銀時先生!せっかくだからちょっと遊んでこうよ」
銀時「ワリーな、俺は夕方からドラマの再放送見たいから…」
魅音「じゃあ最初だしババ抜きでもしよっか」
銀時「ねえ聞いてる?耳聞こえてるよね?」
圭一「まあまあ…良いじゃないですか先生、子供と触れ合うのも教師の勤めでしょ」
銀時「しょうがねえ…ワンセグ録画で我慢するか」
圭一「先生、この時代にワンセグとかありません」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 17:19:02.70 ID:ApnhEei1O
沙都子「二人ともさっきから何をおっしゃっているんですの?」
梨花「気にしちゃだめなのですよ☆にぱー」
梨花(それにしても新しい教師が来て私たちと関わりを持つなんて、今まで一度も…)
銀時「俺が勝ったらテメーら全員にシュークリームを奢らせるからな」
魅音「言うねぇ…じゃあみんな、始めるよ!」
十分後
レナ「えっと先生、これがスペードのエースだよね…あっがりー!」
魅音「はーい、銀時先生の負けー!」
銀時「……」
梨花「気にしちゃだめなのですよ☆にぱー」
梨花(それにしても新しい教師が来て私たちと関わりを持つなんて、今まで一度も…)
銀時「俺が勝ったらテメーら全員にシュークリームを奢らせるからな」
魅音「言うねぇ…じゃあみんな、始めるよ!」
十分後
レナ「えっと先生、これがスペードのエースだよね…あっがりー!」
魅音「はーい、銀時先生の負けー!」
銀時「……」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 17:33:18.73 ID:ApnhEei1O
銀時「ねえお前らさ…フェアプレーって言葉知ってる?」
魅音「うん、知ってるよ?」
銀時「こんな卑怯な勝ち方で新米教師虐めて楽しいのかテメーらァァァ!」
沙都子「あらあら、敗者の言い訳は見苦しいですわねー」
レナ「ご、ごめんなさい先生…手加減しちゃ逆に失礼かなと思って…」
銀時「生徒に気を使われるとは…教師生活数十年、こんなに嬉しいことはねえな」
圭一「先生、さっき自分で新米教師って言ってませんでした?」
銀時「いや感動だね、本当に」
圭一「無視ですか」
魅音「うん、知ってるよ?」
銀時「こんな卑怯な勝ち方で新米教師虐めて楽しいのかテメーらァァァ!」
沙都子「あらあら、敗者の言い訳は見苦しいですわねー」
レナ「ご、ごめんなさい先生…手加減しちゃ逆に失礼かなと思って…」
銀時「生徒に気を使われるとは…教師生活数十年、こんなに嬉しいことはねえな」
圭一「先生、さっき自分で新米教師って言ってませんでした?」
銀時「いや感動だね、本当に」
圭一「無視ですか」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 17:39:58.39 ID:ApnhEei1O
魅音「そうそう、レナの言うとおり!あたし達は先生を思って全力を出したんですよ~」
沙都子「まったく、生徒に気を使わせないでくださいませ」
銀時「白々しい嘘ついてねーでテメーらもこの優しさを少しは見習え馬鹿」
魅音「む…ずいぶん言ってくれるね……(沙都子、上手くやってよ)」
沙都子「(分かりましたわ)…うわぁーんレナさん、銀時先生が虐めますの~!」
銀時「だから馬鹿って言われんだ、今時そんな泣き落としにかかる奴なんざいや…」
レナ「さ、沙都子ちゃん…か、かぁいい!」
銀時「……あれ?」
沙都子「まったく、生徒に気を使わせないでくださいませ」
銀時「白々しい嘘ついてねーでテメーらもこの優しさを少しは見習え馬鹿」
魅音「む…ずいぶん言ってくれるね……(沙都子、上手くやってよ)」
沙都子「(分かりましたわ)…うわぁーんレナさん、銀時先生が虐めますの~!」
銀時「だから馬鹿って言われんだ、今時そんな泣き落としにかかる奴なんざいや…」
レナ「さ、沙都子ちゃん…か、かぁいい!」
銀時「……あれ?」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 17:50:14.13 ID:ApnhEei1O
銀時「…やべえ、何か一発出そうな気がする」
レナ「だ、だだだだ大丈夫だよっ!すぐにレナが悪い先生をやっつけてあげるからね!」
銀時「ヤベぇよ…か、確変…激アツ…!」
ヒュヒュッ!
銀時「あ、あべしっ!」グサッ
圭一「み、見えなかった…この俺が…とんでもないスピードだ」
魅音「何か…今妙な音しなかった?」
銀時「うごろおおォォ!腕にカッター刺さったァァ!!医者ァァァァ!!」
レナ「だ、だだだだ大丈夫だよっ!すぐにレナが悪い先生をやっつけてあげるからね!」
銀時「ヤベぇよ…か、確変…激アツ…!」
ヒュヒュッ!
銀時「あ、あべしっ!」グサッ
圭一「み、見えなかった…この俺が…とんでもないスピードだ」
魅音「何か…今妙な音しなかった?」
銀時「うごろおおォォ!腕にカッター刺さったァァ!!医者ァァァァ!!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 17:59:20.49 ID:ApnhEei1O
入江診療所
銀時「手刀が四発…それに蹴りが二発入ってた」
銀時「加えて…何で都合よくカッターが刃剥き出しの状態で落ちてやがるんだ」
魅音「…それあたしかもしれない、昨日カッター使ってたし」
銀時「お前そのカッター装備してバラモス倒しにいってこい、アリアハンから」
レナ「ご、ごめんなさい先生…つい手加減できなくて…」
魅音「あははっ、でもあれを食らってピンピンしてる先生もなかなかだよ、自信持って!」
銀時「何の自信を持てってんだ!言っとくが俺はMっ気なんざ全くねえからな!」
入江「あの…治療中ですからあまり動かないでください」
銀時「…すみません」
銀時「手刀が四発…それに蹴りが二発入ってた」
銀時「加えて…何で都合よくカッターが刃剥き出しの状態で落ちてやがるんだ」
魅音「…それあたしかもしれない、昨日カッター使ってたし」
銀時「お前そのカッター装備してバラモス倒しにいってこい、アリアハンから」
レナ「ご、ごめんなさい先生…つい手加減できなくて…」
魅音「あははっ、でもあれを食らってピンピンしてる先生もなかなかだよ、自信持って!」
銀時「何の自信を持てってんだ!言っとくが俺はMっ気なんざ全くねえからな!」
入江「あの…治療中ですからあまり動かないでください」
銀時「…すみません」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 18:11:13.83 ID:ApnhEei1O
入江「にしても大変ですね、賑やかな彼らに見つかってしまうとは」
銀時「ええまったく…ベホマをちゃんと習得しておくべきでした、俺はザオリク派なんで」
入江「いやよくわかりませんけど…あっ、すみません、少し待ってていただけますか?」
入江「大した用事ではないのですが…片付けなければならないものがありまして」
銀時「どーぞどーぞ」
入江「…じ、じゃあおとなしくして待っててくださいね」
銀時「……にしてもさすがは病院、見たことねえ薬ばっかだな」
銀時「意外にこの中に麻薬なんかあったりすんじゃねーの?」
梨花「みー、それは考え過ぎなのです」
銀時「ええまったく…ベホマをちゃんと習得しておくべきでした、俺はザオリク派なんで」
入江「いやよくわかりませんけど…あっ、すみません、少し待ってていただけますか?」
入江「大した用事ではないのですが…片付けなければならないものがありまして」
銀時「どーぞどーぞ」
入江「…じ、じゃあおとなしくして待っててくださいね」
銀時「……にしてもさすがは病院、見たことねえ薬ばっかだな」
銀時「意外にこの中に麻薬なんかあったりすんじゃねーの?」
梨花「みー、それは考え過ぎなのです」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 18:24:14.33 ID:ApnhEei1O
銀時「いや…奥の方にあったこのビンなんか怪しいだろ、実は俺麻薬ですよオーラ出てるし」
圭一「何ですかその分かりやすいオーラ」
銀時「『H173』…工ッチいちなみ…工ッチい千奈美…千奈美ちゃんは工ッチなのか」
レナ「は、はうぅ…そんな発想する先生のほうが工ッチだよ」
銀時「いやだってそうだろ…ってヤベッ、手がすべっ」
ガシャーン
銀時「あ」
圭一「何ですかその分かりやすいオーラ」
銀時「『H173』…工ッチいちなみ…工ッチい千奈美…千奈美ちゃんは工ッチなのか」
レナ「は、はうぅ…そんな発想する先生のほうが工ッチだよ」
銀時「いやだってそうだろ…ってヤベッ、手がすべっ」
ガシャーン
銀時「あ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 18:41:21.29 ID:ApnhEei1O
銀時「ち、千奈美ちゃんがァァ!!」
圭一「せ、先生!ちょっとコレェェ!!何やってるんですかァァァ!」
銀時「…圭一君、先生が割ったみたいな言い方はよくないなー」
圭一「いや無理ですよ、明らかに割ったの先生じゃないですか」
レナ「うん、レナも正直に謝ったほうがいいと思うな……」
圭一「せ、先生!ちょっとコレェェ!!何やってるんですかァァァ!」
銀時「…圭一君、先生が割ったみたいな言い方はよくないなー」
圭一「いや無理ですよ、明らかに割ったの先生じゃないですか」
レナ「うん、レナも正直に謝ったほうがいいと思うな……」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 18:50:20.68 ID:ApnhEei1O
銀時「…いいか、落ち着いて目をつぶれ、しばらくすると無の空間に一筋の光が射す」
銀時「俺達はその光を目掛けてただ羽ばたいていけばいい…」
圭一「現実逃避してる場合じゃないでしょ!一体何の夢見てんですか!」
圭一「無限大な夢のあとのやるせない世の中じゃ愛しい想いも負けそうになりますよ!」
銀時「黙れこの野郎!ぎこちない翼しか持ってない俺でもきっと飛べんだよ!」
圭一「あんたにホーリーエンジェモンみたいな翼はないわァァァァ!」
レナ「はうー…、二人ともちょっと楽しそうだけどレナちっとも話についていけない…」
魅音「ついて行かなくていい、ついて行かなくて」
銀時「俺達はその光を目掛けてただ羽ばたいていけばいい…」
圭一「現実逃避してる場合じゃないでしょ!一体何の夢見てんですか!」
圭一「無限大な夢のあとのやるせない世の中じゃ愛しい想いも負けそうになりますよ!」
銀時「黙れこの野郎!ぎこちない翼しか持ってない俺でもきっと飛べんだよ!」
圭一「あんたにホーリーエンジェモンみたいな翼はないわァァァァ!」
レナ「はうー…、二人ともちょっと楽しそうだけどレナちっとも話についていけない…」
魅音「ついて行かなくていい、ついて行かなくて」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 18:59:43.81 ID:ApnhEei1O
圭一「で…結局どうするんですか、コレ結構大切な薬かもしれませんよ?」
銀時「…圭一、お前雑巾と箒持って来い!魅音は手頃なビン、レナはマジックペンだ」
銀時「沙都子はダッシュでポカリスエット買ってこい!金は渡すから」
沙都子「は…はい?」
魅音「ちょ…先生、一体何するつもり?」
銀時「決まってんだろ…死ぬ気で誤魔化すんだよ」
銀時「…圭一、お前雑巾と箒持って来い!魅音は手頃なビン、レナはマジックペンだ」
銀時「沙都子はダッシュでポカリスエット買ってこい!金は渡すから」
沙都子「は…はい?」
魅音「ちょ…先生、一体何するつもり?」
銀時「決まってんだろ…死ぬ気で誤魔化すんだよ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 19:05:57.90 ID:ApnhEei1O
魅音「は、はぁ?それが教え子の前で教師のすること!?あたしは嫌だからね」
銀時「これが成功したらテメーら全員にチョコレートパフェ奢ってやる」
魅音「圭ちゃん!レナ!とっとと動いて!早くこれ隠すよ!」
圭一「懐柔早ーなオイ」
銀時「梨花、お前も動け!」
梨花「み、みぃ…?」
銀時「いいか…入江の動きを止めるんだ、最低五分は欲しい」
梨花「ど、どうやって…ですか?」
銀時「テキトーに」
梨花「(…早いうちに真実の私を見せつけておくべきかしら)」
銀時「これが成功したらテメーら全員にチョコレートパフェ奢ってやる」
魅音「圭ちゃん!レナ!とっとと動いて!早くこれ隠すよ!」
圭一「懐柔早ーなオイ」
銀時「梨花、お前も動け!」
梨花「み、みぃ…?」
銀時「いいか…入江の動きを止めるんだ、最低五分は欲しい」
梨花「ど、どうやって…ですか?」
銀時「テキトーに」
梨花「(…早いうちに真実の私を見せつけておくべきかしら)」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 19:20:43.78 ID:ApnhEei1O
五分後
銀時「こぼれた薬は拭き取った…ビンの破片は片付け、手頃なダミーのビンも見つかった」
銀時「ダミーには『H173』って字体を似せてマジックで書いた……完璧だ」
圭一「…先生、ビンが空になってちゃさすがにバレると思います」
銀時「そのためのポカリに決まってんだろ?」
魅音「…は?」
銀時「薬なんて液体がちょっと濁ってればどれがどれかなんて分かりゃ」
圭一「そういう問題じゃないでしょォォォ!ポカリが何の薬になるって言うんですか!!」
銀時「ポカリ舐めんなお前、アクエリアスに押さちゃいるが水分補給に最適なんだぞ!」
銀時「こぼれた薬は拭き取った…ビンの破片は片付け、手頃なダミーのビンも見つかった」
銀時「ダミーには『H173』って字体を似せてマジックで書いた……完璧だ」
圭一「…先生、ビンが空になってちゃさすがにバレると思います」
銀時「そのためのポカリに決まってんだろ?」
魅音「…は?」
銀時「薬なんて液体がちょっと濁ってればどれがどれかなんて分かりゃ」
圭一「そういう問題じゃないでしょォォォ!ポカリが何の薬になるって言うんですか!!」
銀時「ポカリ舐めんなお前、アクエリアスに押さちゃいるが水分補給に最適なんだぞ!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 19:33:52.54 ID:ApnhEei1O
銀時「……これで完璧だ、多分Lだって見抜けやしねえだろ」
入江「どうも遅くなりました」
銀時「いえいえ、もっとゆっくりでも良かったくらいで」
銀時「梨花…ナイスだ」ボソッ
梨花「みー、話をつなげるのに苦労したのですよ」ボソッ
入江「…何かさっき割れる音がしましたけど」
銀時「」
銀時『な、何でバレたんだァァァ!?お前空気読めよォォォォォ!』
圭一『まあ…当たり前だよな』
魅音『うん、派手にガチャーンって音してたしね…』
レナ『せ、先生…本気で誤魔化してるつもりだったのかな?かな?』
沙都子『もう…何も言えませんわ』
梨花『私の苦労は何だったの…』
入江「どうも遅くなりました」
銀時「いえいえ、もっとゆっくりでも良かったくらいで」
銀時「梨花…ナイスだ」ボソッ
梨花「みー、話をつなげるのに苦労したのですよ」ボソッ
入江「…何かさっき割れる音がしましたけど」
銀時「」
銀時『な、何でバレたんだァァァ!?お前空気読めよォォォォォ!』
圭一『まあ…当たり前だよな』
魅音『うん、派手にガチャーンって音してたしね…』
レナ『せ、先生…本気で誤魔化してるつもりだったのかな?かな?』
沙都子『もう…何も言えませんわ』
梨花『私の苦労は何だったの…』
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 19:44:13.06 ID:ApnhEei1O
銀時「…えっ、何か聞こえた?俺にはぜーんぜん何も聞こえなかったっすけど」
入江「いや、瓶か何かが割れるような音が確かに」
銀時「いや、割ってないですよ?断じて割ってませんからね?」
入江「……あの、別に怒りませんから、何か割りました?」
銀時「いや、だから割ってませんよ…」
入江「でも絶対…」
銀時「割ってねーって言ってんだろ!そんなにあんたは俺を割りたいか!」
銀時「じゃあいいよ!割ったってことで!本当は全然割ってなんかないけどね!」
入江「いや…日本語おかしくなってますけど」
銀時「割った本人が割ってないって言ってんだから割ってないことでいいじゃねーか!」
入江「……」
入江「いや、瓶か何かが割れるような音が確かに」
銀時「いや、割ってないですよ?断じて割ってませんからね?」
入江「……あの、別に怒りませんから、何か割りました?」
銀時「いや、だから割ってませんよ…」
入江「でも絶対…」
銀時「割ってねーって言ってんだろ!そんなにあんたは俺を割りたいか!」
銀時「じゃあいいよ!割ったってことで!本当は全然割ってなんかないけどね!」
入江「いや…日本語おかしくなってますけど」
銀時「割った本人が割ってないって言ってんだから割ってないことでいいじゃねーか!」
入江「……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 19:51:51.91 ID:ApnhEei1O
魅音「自分で言っちゃったよ」
梨花「果てしない自爆なのです」
入江「で…結局割ったんですね?」
銀時「ええ…すみません、うちの前原が…」
圭一「俺!?何でサラッと責任押しつけてんですか!」
入江「あのちなみに…何を割っちゃいました?」
銀時「千奈美ちゃんですね」
入江「…はい?」
沙都子「梨花…この方一度入江先生に診ていただいたほうがよろしいのでは?」
梨花「同感ですが…馬鹿は死なないと治らないのですよ」
梨花「果てしない自爆なのです」
入江「で…結局割ったんですね?」
銀時「ええ…すみません、うちの前原が…」
圭一「俺!?何でサラッと責任押しつけてんですか!」
入江「あのちなみに…何を割っちゃいました?」
銀時「千奈美ちゃんですね」
入江「…はい?」
沙都子「梨花…この方一度入江先生に診ていただいたほうがよろしいのでは?」
梨花「同感ですが…馬鹿は死なないと治らないのですよ」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 20:06:17.87 ID:ApnhEei1O
銀時「どーも世話になりましたー、また来るんでそん時はよろしく頼みますよー」
入江「出来れば来ないでください」
帰り道
銀時「やれやれ…ひどい目にあったぜ」
魅音「あっはは、銀時先生は面白いね!圭ちゃんと良い勝負だよ」
圭一「…俺ってこんなにぶっ飛んでる?」
レナ「あっ、せっかくだしみんなで宝探しに行きたいな!」
圭一「宝探しか…ああ、いいぞ」
銀時「宝…だと?」
銀時『失われし財宝…まさか…こんな所にDの意志が受け継がれてたのか…』
入江「出来れば来ないでください」
帰り道
銀時「やれやれ…ひどい目にあったぜ」
魅音「あっはは、銀時先生は面白いね!圭ちゃんと良い勝負だよ」
圭一「…俺ってこんなにぶっ飛んでる?」
レナ「あっ、せっかくだしみんなで宝探しに行きたいな!」
圭一「宝探しか…ああ、いいぞ」
銀時「宝…だと?」
銀時『失われし財宝…まさか…こんな所にDの意志が受け継がれてたのか…』
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 20:16:54.86 ID:ApnhEei1O
魅音「ごめん、あたしは行けないんだ!ちょっと用事があってね」
銀時「帰んのか、宝の取り分はやんねえぞ?」
魅音「あたしはいいよ、宝島から何を取ってきたのか後で見せてねー!」
数分後
銀時「……」
レナ「何があるかな~、かぁいいのがあるといいけどなぁ!」
銀時「ねえ前原君…銀さん一個聞きたいんだ」
圭一「何ですか?」
銀時「これのどこが宝探しだァァ!ゴミあさりの間違いだろォォォォ!!」
銀時「宝島どころかまるっきり夢の島じゃねえかァァァァ!!」
圭一「いや何を期待してたんですか…」
銀時「帰んのか、宝の取り分はやんねえぞ?」
魅音「あたしはいいよ、宝島から何を取ってきたのか後で見せてねー!」
数分後
銀時「……」
レナ「何があるかな~、かぁいいのがあるといいけどなぁ!」
銀時「ねえ前原君…銀さん一個聞きたいんだ」
圭一「何ですか?」
銀時「これのどこが宝探しだァァ!ゴミあさりの間違いだろォォォォ!!」
銀時「宝島どころかまるっきり夢の島じゃねえかァァァァ!!」
圭一「いや何を期待してたんですか…」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 20:26:24.32 ID:ApnhEei1O
富竹「…あれ、圭一君じゃないか」
圭一「富竹さん!」
富竹「そちらの方は?」
圭一「学校に新しく来た坂田銀時先生です」
銀時「どーも、初めまして富岡さん」
富竹「富竹です、いやー教え子さんは宝探しに精を出してますねー」
銀時「宝探し?あれじゃガラクタ探しだろ、オイ!死体とか掘り当てんじゃねーぞ!」
富竹「…嫌な事件でしたね、まだ見つかっていないんでしょう?」
銀時「……?」
圭一「富竹さん!」
富竹「そちらの方は?」
圭一「学校に新しく来た坂田銀時先生です」
銀時「どーも、初めまして富岡さん」
富竹「富竹です、いやー教え子さんは宝探しに精を出してますねー」
銀時「宝探し?あれじゃガラクタ探しだろ、オイ!死体とか掘り当てんじゃねーぞ!」
富竹「…嫌な事件でしたね、まだ見つかっていないんでしょう?」
銀時「……?」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 20:35:55.60 ID:ApnhEei1O
銀時『え?何が見つかってないって?死体なわけねーし…適当に話をあわせとくか』
銀時「そ…そうそう!アレまだ見つかってないんですよねー、富田さん」
富竹「富竹です、ええ…せめて遺体だけでも見つかればいいのですが」
銀時「」
銀時『え?ちょ、エエェェェェ!?マジで殺人事件だったのかァァァァァ!?』
銀時「そ…そうそう!アレまだ見つかってないんですよねー、富田さん」
富竹「富竹です、ええ…せめて遺体だけでも見つかればいいのですが」
銀時「」
銀時『え?ちょ、エエェェェェ!?マジで殺人事件だったのかァァァァァ!?』
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 20:43:15.22 ID:ApnhEei1O
銀時「……」
富竹「あの…すみません、まさか知りませんでした?」
銀時「い…いや?ししし知ってましたよ…何言ってやがるんですか」
富竹「そうですか…それは良かった」
銀時「はは…じゃあまた機会があったらお話しましょうか、冨樫さん」
富竹「富竹で…いや、もう何でもいいです」
富竹「あの…すみません、まさか知りませんでした?」
銀時「い…いや?ししし知ってましたよ…何言ってやがるんですか」
富竹「そうですか…それは良かった」
銀時「はは…じゃあまた機会があったらお話しましょうか、冨樫さん」
富竹「富竹で…いや、もう何でもいいです」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 20:53:54.14 ID:ApnhEei1O
帰り道
レナ「かぁいいお人形さん~、お持ち帰りぃ~!」
圭一「掘り出すのに苦労したよ…本当に」
銀時「じゃあなテメーら、気をつけて帰れよ!」
レナ「うん、また明日ね!」
圭一「先生こそフラフラして事故にあわないようにしてくださいよ」
銀時「……」
銀時『殺人事件ねえ…そんなモンがあったようには思えねーな』
銀時『面倒くせーが元の世界に戻るためだ、やるしかねえ…少し調べてみるか』
銀時『てか、いい加減夢じゃねーなコレ…ミッキー、出て来るなら今のうちだぞ?』
レナ「かぁいいお人形さん~、お持ち帰りぃ~!」
圭一「掘り出すのに苦労したよ…本当に」
銀時「じゃあなテメーら、気をつけて帰れよ!」
レナ「うん、また明日ね!」
圭一「先生こそフラフラして事故にあわないようにしてくださいよ」
銀時「……」
銀時『殺人事件ねえ…そんなモンがあったようには思えねーな』
銀時『面倒くせーが元の世界に戻るためだ、やるしかねえ…少し調べてみるか』
銀時『てか、いい加減夢じゃねーなコレ…ミッキー、出て来るなら今のうちだぞ?』
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 21:00:34.13 ID:ApnhEei1O
興宮
銀時「調べるってもな…何を調べりゃいいんだ、オイ」
銀時「腹も減ったし…何か食うかな」
エンジェルモート
銀時「こ…この店のメニュー半端ねぇ、ここ天国?甘党の甘党による甘党のための天国?」
詩音「ご注文はおきまりですか?」
銀時「このスーパーデラックス苺チョコパフェってヤツを一つ……」
詩音「それを頼むなんてお客さん、見る目ありますねー」
銀時「……何やってんの、お前?」
詩音「?」
銀時「調べるってもな…何を調べりゃいいんだ、オイ」
銀時「腹も減ったし…何か食うかな」
エンジェルモート
銀時「こ…この店のメニュー半端ねぇ、ここ天国?甘党の甘党による甘党のための天国?」
詩音「ご注文はおきまりですか?」
銀時「このスーパーデラックス苺チョコパフェってヤツを一つ……」
詩音「それを頼むなんてお客さん、見る目ありますねー」
銀時「……何やってんの、お前?」
詩音「?」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 21:09:59.30 ID:ApnhEei1O
銀時「いや『?』じゃなくて、お前用事があったってアルバイトだったのか?」
詩音「え…あ、ああ!お姉と間違えてるんですね」
銀時「お姉……あれ、お前妹?」
詩音「初めまして、園崎詩音です」
銀時「へー、ふたごのいもうとなんだー、ふーん」
詩音「何ですかその棒読み、信じてませんね?」
銀時「いいよ、もうどっちでも…それよか早くパフェよこせ」
詩音「はいはい、ただいまお持ちいたします」
詩音「え…あ、ああ!お姉と間違えてるんですね」
銀時「お姉……あれ、お前妹?」
詩音「初めまして、園崎詩音です」
銀時「へー、ふたごのいもうとなんだー、ふーん」
詩音「何ですかその棒読み、信じてませんね?」
銀時「いいよ、もうどっちでも…それよか早くパフェよこせ」
詩音「はいはい、ただいまお持ちいたします」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 21:17:49.39 ID:ApnhEei1O
詩音「お待たせいたしました、ご注文の品です」
銀時「どーも…何でお前も座るんだ」
詩音「良いじゃないですか、お客さんも今はいないし暇なんですよ」
詩音「…この辺じゃ見ない顔ですけど、あなた一体誰なんですか?」
銀時「雛見沢の学校に来た新任教師…らしい」
詩音「らしいって…はっきりしない人ですね、それに名前くらい教えてくださいよ」
銀時「坂田銀時だ、いいか、『銀』だからな?ゴールドじゃねーぞ?」
詩音「銀時さんは…鬼隠しって知ってますか?」
銀時「…鬼隠し?あ、面倒だから銀時さんじゃなくて銀さんでいいわ」
銀時「どーも…何でお前も座るんだ」
詩音「良いじゃないですか、お客さんも今はいないし暇なんですよ」
詩音「…この辺じゃ見ない顔ですけど、あなた一体誰なんですか?」
銀時「雛見沢の学校に来た新任教師…らしい」
詩音「らしいって…はっきりしない人ですね、それに名前くらい教えてくださいよ」
銀時「坂田銀時だ、いいか、『銀』だからな?ゴールドじゃねーぞ?」
詩音「銀時さんは…鬼隠しって知ってますか?」
銀時「…鬼隠し?あ、面倒だから銀時さんじゃなくて銀さんでいいわ」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 21:41:38.79 ID:ApnhEei1O
---
詩音「と言う訳なんです、だから今年も何か起こるんじゃないかって…」
銀時「………」
詩音「…銀さん?」
銀時「いやいやいやいや…そんなのねえ、ある訳ないでしょう的な?みたいな?」
詩音「…え?」
銀時「そのー何?オヤシロ様?いないいないそんなの!」
詩音「銀さん…ひょっとして、そういうの怖いんですか?」
銀時「怖い?え、何が?意味が分からない、何か怖いことなんてあったっけ?」
詩音「……」
詩音「と言う訳なんです、だから今年も何か起こるんじゃないかって…」
銀時「………」
詩音「…銀さん?」
銀時「いやいやいやいや…そんなのねえ、ある訳ないでしょう的な?みたいな?」
詩音「…え?」
銀時「そのー何?オヤシロ様?いないいないそんなの!」
詩音「銀さん…ひょっとして、そういうの怖いんですか?」
銀時「怖い?え、何が?意味が分からない、何か怖いことなんてあったっけ?」
詩音「……」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 21:51:14.42 ID:ApnhEei1O
銀時「で…さっき言ってた綿流し、そいつは何時あるんだ?」
詩音「今日からちょうど一週間後ですね」
銀時「一週間か……」
銀時『時間があるのかねーのか微妙だなオイ、鬼隠しって…マジで幽霊じゃねーよな』
詩音「…何かするんですか?」
銀時「…俺ァ面倒事は嫌いでね、しかも危険だってんなら首は突っ込みたかねーよ」
銀時「ただ…止めなきゃなんないんだろ、この流れで行くと」
銀時『多分止めなきゃ元の世界に帰れねーし…でも幽霊こえーし…』
詩音「今日からちょうど一週間後ですね」
銀時「一週間か……」
銀時『時間があるのかねーのか微妙だなオイ、鬼隠しって…マジで幽霊じゃねーよな』
詩音「…何かするんですか?」
銀時「…俺ァ面倒事は嫌いでね、しかも危険だってんなら首は突っ込みたかねーよ」
銀時「ただ…止めなきゃなんないんだろ、この流れで行くと」
銀時『多分止めなきゃ元の世界に帰れねーし…でも幽霊こえーし…』
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 22:07:46.48 ID:ApnhEei1O
詩音「と、止めるって…鬼隠しをですか?」
銀時「俺だってやりたかねーが、人が死ぬかもしれねーのに黙って見てんのもな」
詩音「…なら私も」
銀時「止めとけって…まだ何か起こるとは決まってねーんだ」
詩音「お願い!悟史くんのためにも……」
銀時『悟史くん…?つかヤバい、今更ながら金がねえことに気がついた!』
銀時『どうしよう、これ結構ヤバ……あ、そうだ』
銀時「…じゃー分かった、何かあったら連絡する」
詩音「…銀さん、その…ありがとう」
銀時「代わりにこのパフェ、奢りにしてくれ」
詩音「へ?…ま、まあそれくらいなら…」
銀時『ヤバい…俺、なんつー天才なんだ』
銀時「俺だってやりたかねーが、人が死ぬかもしれねーのに黙って見てんのもな」
詩音「…なら私も」
銀時「止めとけって…まだ何か起こるとは決まってねーんだ」
詩音「お願い!悟史くんのためにも……」
銀時『悟史くん…?つかヤバい、今更ながら金がねえことに気がついた!』
銀時『どうしよう、これ結構ヤバ……あ、そうだ』
銀時「…じゃー分かった、何かあったら連絡する」
詩音「…銀さん、その…ありがとう」
銀時「代わりにこのパフェ、奢りにしてくれ」
詩音「へ?…ま、まあそれくらいなら…」
銀時『ヤバい…俺、なんつー天才なんだ』
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 22:19:13.38 ID:ApnhEei1O
帰り道
銀時「さーて、とりあえずはさっさと帰らねーと……帰らねーと?」
銀時『帰るって……家どこにあんのォォォ!?ヤバいよ、野宿?下手したら野宿?』
銀時「やべーよコレ、元の世界に戻る以前の問題だよ?何か手は……あ」
魅音宅-玄関前
銀時「あのォーもしもしィー!園崎魅音さんのお宅はこちらですかァー?」
魅音「…はいはーい、何か用事で…って先生、どったの?」
銀時「はい、突撃!隣の晩ご飯、今日は園崎さんのお宅にお邪魔することになりまーす」
魅音「取材はお断りしてるので…失礼しまー…」
銀時「待ってェェェ!嘘、冗談!これジョーク!ヨネスケティックジョーク!」
銀時「さーて、とりあえずはさっさと帰らねーと……帰らねーと?」
銀時『帰るって……家どこにあんのォォォ!?ヤバいよ、野宿?下手したら野宿?』
銀時「やべーよコレ、元の世界に戻る以前の問題だよ?何か手は……あ」
魅音宅-玄関前
銀時「あのォーもしもしィー!園崎魅音さんのお宅はこちらですかァー?」
魅音「…はいはーい、何か用事で…って先生、どったの?」
銀時「はい、突撃!隣の晩ご飯、今日は園崎さんのお宅にお邪魔することになりまーす」
魅音「取材はお断りしてるので…失礼しまー…」
銀時「待ってェェェ!嘘、冗談!これジョーク!ヨネスケティックジョーク!」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 22:28:43.57 ID:ApnhEei1O
魅音「あっはは、分かってるって!で、本当のところはなんなのさ?」
銀時『さて、いきなり泊めてくれとは言えねーしな…』
銀時「…晩飯、食わせてくれないか」
魅音「…は?」
魅音宅-屋内
魅音「今ご飯作ってくるからちょっと待っててね」
銀時「お、お前が作るのか?」
魅音「そうだけど…何で?」
銀時『……大丈夫かオイ、ダークマターとか出て来ねーだろうな』
銀時『さて、いきなり泊めてくれとは言えねーしな…』
銀時「…晩飯、食わせてくれないか」
魅音「…は?」
魅音宅-屋内
魅音「今ご飯作ってくるからちょっと待っててね」
銀時「お、お前が作るのか?」
魅音「そうだけど…何で?」
銀時『……大丈夫かオイ、ダークマターとか出て来ねーだろうな』
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 22:38:19.99 ID:ApnhEei1O
魅音「はい、時間なかったから簡単なものだけど遠慮しないでよ」
銀時「ふ、普通だ…普通の料理だ……」
魅音「な、何が?」
銀時「ダークマターじゃ…真っ黒焦げな暗黒物質じゃなかった…何だ、この感動…」
魅音「ちょ…先生、どうかしたの?」
銀時「銀さん誤解してたよ…君はあのゴリラ女と違ってた、すごくまともだったよ…」
魅音「………?」
---
志村妙「!……今どこかで私を馬鹿にしたヤツがいる」
銀時「ふ、普通だ…普通の料理だ……」
魅音「な、何が?」
銀時「ダークマターじゃ…真っ黒焦げな暗黒物質じゃなかった…何だ、この感動…」
魅音「ちょ…先生、どうかしたの?」
銀時「銀さん誤解してたよ…君はあのゴリラ女と違ってた、すごくまともだったよ…」
魅音「………?」
---
志村妙「!……今どこかで私を馬鹿にしたヤツがいる」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 22:47:32.91 ID:ApnhEei1O
銀時『…って、俺さっきデラックスパフェ食ったばっかだった』
銀時『宿借りるのに飯おごってもらってどうすんの!?』
魅音「食べ終わったら…あー、もう遅いねぇ…じゃあ今日は空き部屋に泊ま…」
銀時「そんな!泊めていただくなんて…でも確かにもう真っ暗だなー」
銀時「この村は来たばっかりで道とかよく分からないからこれはちょっと帰れないなー」
魅音「…だから泊まっていっていいってば」
銀時『寝床の確保は出来た…計画通り』
銀時『宿借りるのに飯おごってもらってどうすんの!?』
魅音「食べ終わったら…あー、もう遅いねぇ…じゃあ今日は空き部屋に泊ま…」
銀時「そんな!泊めていただくなんて…でも確かにもう真っ暗だなー」
銀時「この村は来たばっかりで道とかよく分からないからこれはちょっと帰れないなー」
魅音「…だから泊まっていっていいってば」
銀時『寝床の確保は出来た…計画通り』
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 22:59:29.43 ID:ApnhEei1O
銀時「ところで聞くが…お前って弟いたりする?」
銀時『新八みてーな弟がいたら一発ぶん殴ってやらなきゃ気が済まねえ…』
銀時『こんな面倒くせーことになってんのも元はと言えばあのダメガネのせいだ』
魅音「い、いや…おじさんに弟はいないかな」
銀時「ああ、妹がいるんだったか?」
銀時『そういう設定になってんだろ?』
魅音「う…うん」
銀時「…?」
銀時『何だ、今の間は…』
銀時『新八みてーな弟がいたら一発ぶん殴ってやらなきゃ気が済まねえ…』
銀時『こんな面倒くせーことになってんのも元はと言えばあのダメガネのせいだ』
魅音「い、いや…おじさんに弟はいないかな」
銀時「ああ、妹がいるんだったか?」
銀時『そういう設定になってんだろ?』
魅音「う…うん」
銀時「…?」
銀時『何だ、今の間は…』
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 23:05:39.26 ID:ApnhEei1O
銀時「まあいいや…ついでだ、何かこの辺の道も知りたいから明日案内してくれよ」
魅音「そだね、明日は休みだし…いいよ!部活メンバー総出でバックアップするから!」
銀時「そーかい、そりゃどーも」
夜
魅音「じゃあこの部屋、使っていいからゆっくり休んでよ」
銀時「ありがとよ、んじゃ遠慮なく寝かせてもらうぜ」
---
銀時「くっそ…一つも眠れやしねえ」
銀時『大体な、俺にゃこういう謎解き的なのは似合わねーよ?』
銀時『それこそ大泉洋と堀北真希の二人にやらせりゃいいじゃねーかよ!』
魅音「そだね、明日は休みだし…いいよ!部活メンバー総出でバックアップするから!」
銀時「そーかい、そりゃどーも」
夜
魅音「じゃあこの部屋、使っていいからゆっくり休んでよ」
銀時「ありがとよ、んじゃ遠慮なく寝かせてもらうぜ」
---
銀時「くっそ…一つも眠れやしねえ」
銀時『大体な、俺にゃこういう謎解き的なのは似合わねーよ?』
銀時『それこそ大泉洋と堀北真希の二人にやらせりゃいいじゃねーかよ!』
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 23:13:16.23 ID:ApnhEei1O
魅音「……」スタスタ
銀時「…ん?アイツこんな時間にどこ行くんだ、便所か?」
銀時「ついでだ、俺も行っとくか…トイレの場所わかんねーし」
---
銀時『…あれ、トイレじゃねーのかよ』
魅音「……で……した」
銀時『…誰と話してんだ?』
魅音「ええ…詩音から何か聞いたかもしれませんが…深い情報は知らないかと…」
婆「そうかい…まぁ、荒立てないに越したことはない…ただ一応目は光らせときな」
魅音「はい…」
魅音『銀さん、悪い人じゃないんだけどな…婆っちゃが言うなら仕方ないね…』
銀時「……」
銀時『こ、これは…聞いちゃいけねえモンを聞いちまったんじゃねーかァァァァ!?』
銀時「…ん?アイツこんな時間にどこ行くんだ、便所か?」
銀時「ついでだ、俺も行っとくか…トイレの場所わかんねーし」
---
銀時『…あれ、トイレじゃねーのかよ』
魅音「……で……した」
銀時『…誰と話してんだ?』
魅音「ええ…詩音から何か聞いたかもしれませんが…深い情報は知らないかと…」
婆「そうかい…まぁ、荒立てないに越したことはない…ただ一応目は光らせときな」
魅音「はい…」
魅音『銀さん、悪い人じゃないんだけどな…婆っちゃが言うなら仕方ないね…』
銀時「……」
銀時『こ、これは…聞いちゃいけねえモンを聞いちまったんじゃねーかァァァァ!?』
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 23:18:14.62 ID:ApnhEei1O
翌日
魅音「…とまあ、そういうわけでみんなに集まってもらったわけさ」
沙都子「要は…銀時先生の道案内を手伝えばいいのですわね?」
レナ「はぅ~、お弁当いっぱい持ってきたからお昼は心配ないからね!」
圭一「おっ、さすがはレナだな!先生ラッキーだな、レナの手料理は最高ですよ」
梨花「それでは…しゅっぱつしんこーなのです☆」
銀時「きゅうりのぬか漬けー」
魅音「…とまあ、そういうわけでみんなに集まってもらったわけさ」
沙都子「要は…銀時先生の道案内を手伝えばいいのですわね?」
レナ「はぅ~、お弁当いっぱい持ってきたからお昼は心配ないからね!」
圭一「おっ、さすがはレナだな!先生ラッキーだな、レナの手料理は最高ですよ」
梨花「それでは…しゅっぱつしんこーなのです☆」
銀時「きゅうりのぬか漬けー」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 23:27:16.08 ID:ApnhEei1O
昼
魅音「よし、そろそろお昼にしようか」
梨花「ここはボクの庭なのですよ、景色も良くてお気に入りなのです」
銀時「…こいつが危うくダムに沈められちまうとこだったのか」
魅音「!」
レナ「せ、先生…知ってたの?」
銀時「いや……だってファミレスで魅音が教え」
詩音「私が教えたんですよ」
魅音「し、詩音!」
レナ「詩ぃちゃん!いつの間に?」
銀時「」
魅音「よし、そろそろお昼にしようか」
梨花「ここはボクの庭なのですよ、景色も良くてお気に入りなのです」
銀時「…こいつが危うくダムに沈められちまうとこだったのか」
魅音「!」
レナ「せ、先生…知ってたの?」
銀時「いや……だってファミレスで魅音が教え」
詩音「私が教えたんですよ」
魅音「し、詩音!」
レナ「詩ぃちゃん!いつの間に?」
銀時「」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 23:35:07.13 ID:ApnhEei1O
魅音「や、やっぱり喋っちゃったんだね…」
詩音「…銀さんはこれからここで暮らしていくんですよ、いずれは分かることです」
魅音「それはそうだけどさ…」
沙都子「詩音さん…にーにーのこともお話に…?」
詩音「安心して沙都子、余計なことは話していないから」
圭一「せ、先生……昨日詩音と何かあったんですか?」
銀時「もしもし?…ええ、大発見です…はい、影分身を出来る人間をですね…」
圭一「だから何やってんですかあんたァァァァ!」
詩音「…銀さんはこれからここで暮らしていくんですよ、いずれは分かることです」
魅音「それはそうだけどさ…」
沙都子「詩音さん…にーにーのこともお話に…?」
詩音「安心して沙都子、余計なことは話していないから」
圭一「せ、先生……昨日詩音と何かあったんですか?」
銀時「もしもし?…ええ、大発見です…はい、影分身を出来る人間をですね…」
圭一「だから何やってんですかあんたァァァァ!」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 23:45:18.84 ID:ApnhEei1O
魅音「で…結局、どうなったのさ」
銀時「この村の経緯と鬼隠しとか…まあ聞いたのはその辺だな」
レナ「ご、ごめんなさい先生…隠してたわけじゃないんだけど」
圭一「本当!悪気があった訳じゃないんだ!」
銀時「いやいいよ、別に大したことじゃねーし」
魅音「綿流しのお祭りも近いから…不安になっちゃうと思ってね」
銀時「いや…願ったり叶ったりだ、向こうから来てくれるんならな」
銀時『その犯人を一発ぶっ叩いて警察に突き出しゃゲームクリアだし』
銀時『そしたらエンディングでローラ姫抱えるグラフィックが流れて終わるだろ』
銀時「この村の経緯と鬼隠しとか…まあ聞いたのはその辺だな」
レナ「ご、ごめんなさい先生…隠してたわけじゃないんだけど」
圭一「本当!悪気があった訳じゃないんだ!」
銀時「いやいいよ、別に大したことじゃねーし」
魅音「綿流しのお祭りも近いから…不安になっちゃうと思ってね」
銀時「いや…願ったり叶ったりだ、向こうから来てくれるんならな」
銀時『その犯人を一発ぶっ叩いて警察に突き出しゃゲームクリアだし』
銀時『そしたらエンディングでローラ姫抱えるグラフィックが流れて終わるだろ』
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/23(水) 23:53:36.82 ID:ApnhEei1O
魅音「願ったりって…銀さんまさか捕まえる気なの?警察だって捕まえられないのに…」
銀時「向こうから来たらな、ま…オヤシロ様なんざいねーんだ、人間相手ならいけるだろ」
レナ「いるよ」
銀時「何が?」
レナ「いる…オヤシロ様はいるんだよ?先生…」
銀時「やーねー、レナちゃんたら…オヤシロ様ってのはね、お伽話的な」
レナ「いるんだよ…オヤシロ様はいる…オヤシロ様は」
銀時「だから迷信だって…ほら、」
レナ「オヤシロ様はね…村を裏切った人間を許さない…ずっと後を付いて来るの…ずっと」
銀時「……」
銀時「向こうから来たらな、ま…オヤシロ様なんざいねーんだ、人間相手ならいけるだろ」
レナ「いるよ」
銀時「何が?」
レナ「いる…オヤシロ様はいるんだよ?先生…」
銀時「やーねー、レナちゃんたら…オヤシロ様ってのはね、お伽話的な」
レナ「いるんだよ…オヤシロ様はいる…オヤシロ様は」
銀時「だから迷信だって…ほら、」
レナ「オヤシロ様はね…村を裏切った人間を許さない…ずっと後を付いて来るの…ずっと」
銀時「……」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 00:01:10.56 ID:Mpck3jHfO
銀時「……で、ですよねー!オヤシロ様いますよねー!前原君、信じないとダメでしょ」
圭一「いや、何で俺に振るんですか!」
レナ「圭一君も信じるよね…?オヤシロ様」
圭一「お、おう!もちろんさ…」
銀時『え、何あの子!?二重人格?二重人格なの?千年パズル組み立てちゃった?』
魅音『レナはオヤシロ様の話になるとね…いつもこんな感じでさ』
銀時『つーか何だよ!オヤシロ様よりあっちの方が百倍怖いだろォォォォ!』
圭一「いや、何で俺に振るんですか!」
レナ「圭一君も信じるよね…?オヤシロ様」
圭一「お、おう!もちろんさ…」
銀時『え、何あの子!?二重人格?二重人格なの?千年パズル組み立てちゃった?』
魅音『レナはオヤシロ様の話になるとね…いつもこんな感じでさ』
銀時『つーか何だよ!オヤシロ様よりあっちの方が百倍怖いだろォォォォ!』
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 00:11:29.20 ID:Mpck3jHfO
詩音「とにかく…私は銀さんに協力します、犯人は絶対に捕まえますから」
魅音「詩音……うん、分かってるよ」
圭一「そうだよな…楽しい祭りを邪魔されたらたまったもんじゃねえ!」
梨花「……」
梨花『何なの…この世界、鬼隠しを解決するほうに部活メンバーの意識が…?』
羽入『…こんなことは初めてなのです』
梨花『全てのきっかけはこの男、坂田銀時…一体何者なのかしら』
魅音「詩音……うん、分かってるよ」
圭一「そうだよな…楽しい祭りを邪魔されたらたまったもんじゃねえ!」
梨花「……」
梨花『何なの…この世界、鬼隠しを解決するほうに部活メンバーの意識が…?』
羽入『…こんなことは初めてなのです』
梨花『全てのきっかけはこの男、坂田銀時…一体何者なのかしら』
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 00:21:20.74 ID:Mpck3jHfO
夕方
魅音「じゃあ今日はこんな感じでいいかな!銀さんも雛見沢の土地勘、ちゃんと掴めた?」
銀時「まー…程々には」
銀時『むしろ二重人格のインパクトが強すぎてね…色々吹き飛んだわ、頭から』
魅音「それとさ…みんなに提案があるんだけどどうかな?」
レナ「何?魅ぃちゃん」
魅音「銀さんを…本格的に部活メンバーに入れないかな?名誉顧問みたいな感じでさ」
レナ「うん、レナは賛成!」
圭一「俺も」
沙都子「私も異議はございませんわ、トラップの標的が増えるのは大歓迎ですわ」
梨花「僕も賛成なのですよ」
詩音「フフ…決まりですね、銀さん」
銀時「…もう何でもいいわ、テメーらの好きにしてくれ」
魅音「じゃあ今日はこんな感じでいいかな!銀さんも雛見沢の土地勘、ちゃんと掴めた?」
銀時「まー…程々には」
銀時『むしろ二重人格のインパクトが強すぎてね…色々吹き飛んだわ、頭から』
魅音「それとさ…みんなに提案があるんだけどどうかな?」
レナ「何?魅ぃちゃん」
魅音「銀さんを…本格的に部活メンバーに入れないかな?名誉顧問みたいな感じでさ」
レナ「うん、レナは賛成!」
圭一「俺も」
沙都子「私も異議はございませんわ、トラップの標的が増えるのは大歓迎ですわ」
梨花「僕も賛成なのですよ」
詩音「フフ…決まりですね、銀さん」
銀時「…もう何でもいいわ、テメーらの好きにしてくれ」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 00:29:52.65 ID:Mpck3jHfO
魅音「じゃあ…みんな、今年は鬼隠しなんて絶対に起こさないようにするよ!」
一同「オー!」
銀時『仲間が増えたのはいいけどよ…こんな和気藹々とした感じで大丈夫なのか?』
梨花「ところで先生、少しお話があるのです…来てはもらえませんか」
銀時「ん?ああ、魅音!先帰っててくれ」
魅音「え…ていうか、先生!今日もウチに来るつもりだったの!?」
一同「オー!」
銀時『仲間が増えたのはいいけどよ…こんな和気藹々とした感じで大丈夫なのか?』
梨花「ところで先生、少しお話があるのです…来てはもらえませんか」
銀時「ん?ああ、魅音!先帰っててくれ」
魅音「え…ていうか、先生!今日もウチに来るつもりだったの!?」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 13:26:07.22 ID:Mpck3jHfO
詩音「あら、銀さんはお姉の所に泊まったんですか?じゃあ私もお邪魔しちゃおうかなー」
魅音「え、うええェェェェッ!?詩音!あんたも来るの!?」
詩音「冗談ですってば、お姉ったら可愛い♪」
レナ「焦ってる魅ぃちゃんかぁいいよ!」
銀時「オイ…本当に俺のパーティ、アレでいいのか…?」
銀時『ドラクエでいうクリフト、ブライ、トルネコでパーティ組んじゃった?』
魅音「え、うええェェェェッ!?詩音!あんたも来るの!?」
詩音「冗談ですってば、お姉ったら可愛い♪」
レナ「焦ってる魅ぃちゃんかぁいいよ!」
銀時「オイ…本当に俺のパーティ、アレでいいのか…?」
銀時『ドラクエでいうクリフト、ブライ、トルネコでパーティ組んじゃった?』
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 14:54:04.57 ID:Mpck3jHfO
数分後
銀時「…で、話ってのは何なんだ?」
梨花「…銀時はオヤシロ様を信じますか?」
銀時「その話しか…どっちかと言えば信じちゃいねーよ」
銀時『そんなもんいたらこえーし…でもレナもこえーしな…』
梨花「では鬼隠しは…」
銀時「神様じゃねーなら人がやってるんだろうよ…ただな」
梨花「ただ…?」
銀時「その鬼隠しってやつ、変な感じがしてよ」
梨花「変…ですか?」
銀時「…で、話ってのは何なんだ?」
梨花「…銀時はオヤシロ様を信じますか?」
銀時「その話しか…どっちかと言えば信じちゃいねーよ」
銀時『そんなもんいたらこえーし…でもレナもこえーしな…』
梨花「では鬼隠しは…」
銀時「神様じゃねーなら人がやってるんだろうよ…ただな」
梨花「ただ…?」
銀時「その鬼隠しってやつ、変な感じがしてよ」
梨花「変…ですか?」
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 15:02:01.29 ID:Mpck3jHfO
銀時「殺しってのは…殺す対象が消えることで特定の人間に利益が出るもんだ」
銀時「そいつは昔から変わっちゃいない…まあルールみてーなもんだ」
梨花「……」
銀時「けど、この鬼隠しの事件からはその利益が見えてこねーんだよ」
梨花「村にとって邪魔な人間を始末しているのだと考えれば…」
銀時「変わんねーよ、第一そんな奴がいたからって特に問題が起こるわけじゃねえ」
銀時「むしろ…偶然の事故が毎年重なっちまったんじゃねーのか?」
銀時『今の俺、絶対にコナン君を越えたね…新番組、名探偵銀さんが始まる日も近いな…』
銀時「そいつは昔から変わっちゃいない…まあルールみてーなもんだ」
梨花「……」
銀時「けど、この鬼隠しの事件からはその利益が見えてこねーんだよ」
梨花「村にとって邪魔な人間を始末しているのだと考えれば…」
銀時「変わんねーよ、第一そんな奴がいたからって特に問題が起こるわけじゃねえ」
銀時「むしろ…偶然の事故が毎年重なっちまったんじゃねーのか?」
銀時『今の俺、絶対にコナン君を越えたね…新番組、名探偵銀さんが始まる日も近いな…』
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 15:09:16.99 ID:Mpck3jHfO
梨花「何者なの…あなたは?」
銀時「…俺?」
梨花「今までの世界であなたが現れたことなんて一度たりとてなかった…」
梨花「なのに…あなたが現れた途端、全てが良い方向に向かっている」
銀時「…え?何が?言ってる意味が分からないんだけど、つか話し方変わってね?」
銀時「あー、あれか?小さい頃はよくやる…そのなんて言うの?格好いい大人みたいな?」
銀時「銀さんみたいにダンディでアダルト的な雰囲気を出そうとしてるみたいな感じ?」
梨花「……どうせ信じないでしょうけど、一応話しておくわ」
銀時「…俺?」
梨花「今までの世界であなたが現れたことなんて一度たりとてなかった…」
梨花「なのに…あなたが現れた途端、全てが良い方向に向かっている」
銀時「…え?何が?言ってる意味が分からないんだけど、つか話し方変わってね?」
銀時「あー、あれか?小さい頃はよくやる…そのなんて言うの?格好いい大人みたいな?」
銀時「銀さんみたいにダンディでアダルト的な雰囲気を出そうとしてるみたいな感じ?」
梨花「……どうせ信じないでしょうけど、一応話しておくわ」
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 15:33:20.47 ID:Mpck3jHfO
---
梨花「…と言うわけよ」
銀時「…つまりアレ?何回も同じ日を繰り返してるネバーエンディングストーリー?」
梨花「まあ…一言で言えばそうなるわね」
銀時「オバハン…今何歳だ?」
梨花「だれがオバサンよ!肉体的な年齢はちゃんとリセットされてるんだから!」バキッ
銀時「バギマッ!」
梨花「それ以前に…あなた信じるの?こんな話…」
銀時「まあ…俺もテメーと似たようなモンだしな、何を言われようが驚きはしねーよ」
梨花「え…?」
梨花「…と言うわけよ」
銀時「…つまりアレ?何回も同じ日を繰り返してるネバーエンディングストーリー?」
梨花「まあ…一言で言えばそうなるわね」
銀時「オバハン…今何歳だ?」
梨花「だれがオバサンよ!肉体的な年齢はちゃんとリセットされてるんだから!」バキッ
銀時「バギマッ!」
梨花「それ以前に…あなた信じるの?こんな話…」
銀時「まあ…俺もテメーと似たようなモンだしな、何を言われようが驚きはしねーよ」
梨花「え…?」
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 15:42:10.93 ID:Mpck3jHfO
梨花「私と似てるって…一体どういうこと…?」
銀時「今…お前に言っても仕方ねーよ」
梨花「あら、今は教えてくれないのね…じゃあ何時になったら教えてくれるのかしら?」
銀時「…色々なゴタゴタが終わってからだな」
梨花「…そう、じゃあ必ず鬼隠しは止めなきゃね」
銀時「……」
梨花「…どうしたの?」
銀時「…今の反応を見て思ったんだけどな」
銀時「世界を変えられなかった原因…それ、実はお前なんじゃねーのか?」
梨花「…?」
銀時「今…お前に言っても仕方ねーよ」
梨花「あら、今は教えてくれないのね…じゃあ何時になったら教えてくれるのかしら?」
銀時「…色々なゴタゴタが終わってからだな」
梨花「…そう、じゃあ必ず鬼隠しは止めなきゃね」
銀時「……」
梨花「…どうしたの?」
銀時「…今の反応を見て思ったんだけどな」
銀時「世界を変えられなかった原因…それ、実はお前なんじゃねーのか?」
梨花「…?」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 15:49:32.61 ID:Mpck3jHfO
銀時「お前の言う前の世界ってのがどんなモンなのかは知らねーよ、ただな…」
銀時「あったんじゃねえのか、その世界にも運命を打ち破れる可能性ってのが」
梨花「…言ってくれるわね、私が今まで何度この世界を繰り返してきたのかも知らずに…」
梨花「色々とやったわ、私に出来ることは全て…でも未来は変わらなかった…だから」
銀時「絶望して運命を変えようって努力もしなくなっちまった…違うか?」
梨花「そ、それは…」
銀時「あったんじゃねえのか、その世界にも運命を打ち破れる可能性ってのが」
梨花「…言ってくれるわね、私が今まで何度この世界を繰り返してきたのかも知らずに…」
梨花「色々とやったわ、私に出来ることは全て…でも未来は変わらなかった…だから」
銀時「絶望して運命を変えようって努力もしなくなっちまった…違うか?」
梨花「そ、それは…」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 15:59:16.53 ID:Mpck3jHfO
銀時「…この世に決まった運命なんざありゃしねえ、少なくとも俺ァはそう思ってる」
銀時「腹くくったヤツの魂はそんなモンに縛られねえ…運命なんざには折られねえ」
銀時「魂が身体を突き抜けてりゃ…人はちゃんと立ってられる、前を向いてられんだよ」
銀時「それでも挫けそうになったら仕方ねえ」
銀時「お前の仲間…何だったら俺からでもいい、あいつらの魂を分けてもらえ」
銀時「あいつらだったらいつでも…手ェ貸してくれんだろ」
梨花「…フフ、アハハ!きれい事ね…でも嫌いじゃないわ、そういうの」
銀時「腹くくったヤツの魂はそんなモンに縛られねえ…運命なんざには折られねえ」
銀時「魂が身体を突き抜けてりゃ…人はちゃんと立ってられる、前を向いてられんだよ」
銀時「それでも挫けそうになったら仕方ねえ」
銀時「お前の仲間…何だったら俺からでもいい、あいつらの魂を分けてもらえ」
銀時「あいつらだったらいつでも…手ェ貸してくれんだろ」
梨花「…フフ、アハハ!きれい事ね…でも嫌いじゃないわ、そういうの」
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 16:03:36.33 ID:Mpck3jHfO
梨花『魂…か、確かにそうかもね』
梨花「みんなに話してみるわ…私が殺されることも…力を貸してほしいということも」
銀時「ああ…そうしろ」
梨花「銀時、私も出来ることがあれば何でも協力するわ」
銀時「マジで?じゃあ少し金貸してくれない?」
梨花「それはダメ」
銀時「チッ」
梨花「みんなに話してみるわ…私が殺されることも…力を貸してほしいということも」
銀時「ああ…そうしろ」
梨花「銀時、私も出来ることがあれば何でも協力するわ」
銀時「マジで?じゃあ少し金貸してくれない?」
梨花「それはダメ」
銀時「チッ」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 16:13:06.30 ID:Mpck3jHfO
帰り道
銀時「やれやれ…コイツは少し難儀なことになりそうだな」
大石「んっふっふ、何やら大変そうですね」
銀時「…えーと、お宅誰?どちら様?フェミニスト?」
大石「どーもこんにちは、私は大石って警察官でね…」
銀時「あー、警察の方ね…何のようですか目暮警部殿」
大石「大石です、いやね…あなたに少しお話しておきたいことがありましてね…」
銀時「やれやれ…コイツは少し難儀なことになりそうだな」
大石「んっふっふ、何やら大変そうですね」
銀時「…えーと、お宅誰?どちら様?フェミニスト?」
大石「どーもこんにちは、私は大石って警察官でね…」
銀時「あー、警察の方ね…何のようですか目暮警部殿」
大石「大石です、いやね…あなたに少しお話しておきたいことがありましてね…」
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 16:23:15.17 ID:Mpck3jHfO
大石「…ということなんです、私は園崎が一番怪しいと踏んでるんですよ」
銀時「へー…」
大石「そして…今年の綿流しで狙われるのは、あなたなのかもしれません」
銀時「マジすか」
大石「あまり…驚いてませんね」
銀時「いや、似たような話をもう聞いてたんで」
大石「なるほどね…で、あなたはどうするおつもりで?」
銀時「ま…俺の所に来やがったら即とっ捕まえてあんたらに引き渡してやるよ」
大石「おやおや頼もしいですねー」
銀時「へー…」
大石「そして…今年の綿流しで狙われるのは、あなたなのかもしれません」
銀時「マジすか」
大石「あまり…驚いてませんね」
銀時「いや、似たような話をもう聞いてたんで」
大石「なるほどね…で、あなたはどうするおつもりで?」
銀時「ま…俺の所に来やがったら即とっ捕まえてあんたらに引き渡してやるよ」
大石「おやおや頼もしいですねー」
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 16:34:43.06 ID:Mpck3jHfO
銀時「後…俺ァ個人的に園崎は白だと思うけどね」
大石「…根拠を聞きましょうか?」
銀時「根拠か…そいつは…」
銀時『根拠?いや…んなもんねーよ!』
大石「んっふっふ、根拠もなしに感情にまかせて行動すると失敗の元ですよ?」
大石「正直あなた…いっつもお金がなくて困ってるタイプでしょ?」
銀時「何だとテメー!言いたいこと言いやがってコノヤロー!」
銀時「よーし分かった!明後日に園崎の秘密大公開パーティー開いてやるよォ!」
大石「ほ、本当ですか!?」
銀時「園崎の本家でテメーとサシで決着つけてやらァァァ!」
大石「…根拠を聞きましょうか?」
銀時「根拠か…そいつは…」
銀時『根拠?いや…んなもんねーよ!』
大石「んっふっふ、根拠もなしに感情にまかせて行動すると失敗の元ですよ?」
大石「正直あなた…いっつもお金がなくて困ってるタイプでしょ?」
銀時「何だとテメー!言いたいこと言いやがってコノヤロー!」
銀時「よーし分かった!明後日に園崎の秘密大公開パーティー開いてやるよォ!」
大石「ほ、本当ですか!?」
銀時「園崎の本家でテメーとサシで決着つけてやらァァァ!」
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 16:48:27.57 ID:Mpck3jHfO
魅音宅
魅音「………」
銀時「…つーわけだ、そういうわけで明後日にここでパーティーが……」
魅音「で、出来る訳ないじゃんそんなの!」
銀時「大丈夫だって…ちょっと家の中探させりゃすぐに帰るだろうし」
魅音「そんなのがもし婆っちゃの耳に入ったら…銀さんただじゃすまないよ!?」
銀時「いやでも銀さん、一回やるって約束しちゃったから…約束守る人だからさ」
銀時「今更やっぱ無理ですなんてカッコつかねーし…とか全然思ってないからね?」
魅音「……もう、どうなっても知らないよ…?」
魅音「………」
銀時「…つーわけだ、そういうわけで明後日にここでパーティーが……」
魅音「で、出来る訳ないじゃんそんなの!」
銀時「大丈夫だって…ちょっと家の中探させりゃすぐに帰るだろうし」
魅音「そんなのがもし婆っちゃの耳に入ったら…銀さんただじゃすまないよ!?」
銀時「いやでも銀さん、一回やるって約束しちゃったから…約束守る人だからさ」
銀時「今更やっぱ無理ですなんてカッコつかねーし…とか全然思ってないからね?」
魅音「……もう、どうなっても知らないよ…?」
244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 16:58:42.18 ID:Mpck3jHfO
翌日-圭一宅
圭一「……」
銀時「…というわけで圭一、園崎の奴ら説得するの手伝え」
圭一「…なんで大公開パーティーなんて言っちゃったんですか」
銀時「ノリで」
圭一「ノリとかそういうので俺を巻き込まないでくださいよ…」
銀時「だってもうお前が筋の通った説明をバシッとしてくれるって言っちゃったし」
圭一「何で俺!?つか先生、何勝手なことやってるんですかァァァ!」
銀時「世の中の八割は行き当たりばったりとアンラッキーで満ち溢れてんだよ」
圭一「……」
銀時「…というわけで圭一、園崎の奴ら説得するの手伝え」
圭一「…なんで大公開パーティーなんて言っちゃったんですか」
銀時「ノリで」
圭一「ノリとかそういうので俺を巻き込まないでくださいよ…」
銀時「だってもうお前が筋の通った説明をバシッとしてくれるって言っちゃったし」
圭一「何で俺!?つか先生、何勝手なことやってるんですかァァァ!」
銀時「世の中の八割は行き当たりばったりとアンラッキーで満ち溢れてんだよ」
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 17:11:24.28 ID:Mpck3jHfO
同日-古手家
銀時「…つーわけだ、頼むわ」
梨花「ボクが…その話し合いに参加する意味はあるのですか?」
銀時「マスコット的な?空気が中和されんじゃね?みたいな感じで」
梨花「……」
圭一「梨花ちゃん…何とかならないかな?」
銀時「良い機会だしよ…圭一に昨日の話、相談してみたらどうだ?」
梨花「今ですか…?」
圭一「昨日の話…?」
銀時「…つーわけだ、頼むわ」
梨花「ボクが…その話し合いに参加する意味はあるのですか?」
銀時「マスコット的な?空気が中和されんじゃね?みたいな感じで」
梨花「……」
圭一「梨花ちゃん…何とかならないかな?」
銀時「良い機会だしよ…圭一に昨日の話、相談してみたらどうだ?」
梨花「今ですか…?」
圭一「昨日の話…?」
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 17:21:22.88 ID:Mpck3jHfO
梨花「…ということなのです」
圭一「…ごめん梨花ちゃん、何を言ってるのか正直半分も分からなかった」
圭一「でも…梨花ちゃんが本気だってことはよく分かったよ」
梨花「圭一…!」
圭一「分かった、俺も梨花ちゃんを助けるよ!必ず守ってみせる!」
梨花「ありがとうなのです…本当に…本当に…」
銀時「で、ここで本題に戻らせてもらうぞ…明日、死ぬ気で園崎と警察を協力関係にする」
圭一「…は?」
圭一「…ごめん梨花ちゃん、何を言ってるのか正直半分も分からなかった」
圭一「でも…梨花ちゃんが本気だってことはよく分かったよ」
梨花「圭一…!」
圭一「分かった、俺も梨花ちゃんを助けるよ!必ず守ってみせる!」
梨花「ありがとうなのです…本当に…本当に…」
銀時「で、ここで本題に戻らせてもらうぞ…明日、死ぬ気で園崎と警察を協力関係にする」
圭一「…は?」
257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 17:31:51.70 ID:Mpck3jHfO
銀時「あの大石って警察官、相当鬼隠し事件が大好きだ…上手くすりゃいい味方になる」
銀時「ああいうのが味方にいりゃ色々と動きやすいだろ」
圭一「た、たしかに…」
銀時「そのためには…まず園崎の誤解を解かなきゃならねーだろ」
銀時「あいつら極道っぽいけど鬼隠しには関わっちゃいねーだろ、多分」
銀時「明日、あの警察官が間違いに気付きゃ…ハッピーエンドまっしぐらだろ」
圭一「まさか…銀さん、それを全部見越して!」
銀時「当たりめーよ、銀さん馬鹿にしちゃ困るな」
梨花『本当に全部分かってたのかしら…』
銀時『行き当たりばったりでもいけるもんだ…うんうん』
銀時「ああいうのが味方にいりゃ色々と動きやすいだろ」
圭一「た、たしかに…」
銀時「そのためには…まず園崎の誤解を解かなきゃならねーだろ」
銀時「あいつら極道っぽいけど鬼隠しには関わっちゃいねーだろ、多分」
銀時「明日、あの警察官が間違いに気付きゃ…ハッピーエンドまっしぐらだろ」
圭一「まさか…銀さん、それを全部見越して!」
銀時「当たりめーよ、銀さん馬鹿にしちゃ困るな」
梨花『本当に全部分かってたのかしら…』
銀時『行き当たりばったりでもいけるもんだ…うんうん』
260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 17:45:15.55 ID:Mpck3jHfO
同日、午後-園崎宅
銀時「……」
圭一「……」
魅音「お集まりの皆様、今日はよくお越しくださいました…」
圭一『ぎ、銀さん…俺、結構フレンドリーな話し合いを想像してたんですけど』
圭一『何でヤクザっぽい人達が両端にズラッと並んでるんですか?』
銀時『いや銀さんも予想外の展開だわ、いやーまさかこうなっちゃうとはねー』
圭一『あーならしょうがないですねー!』
銀時『そうそう、事故だねコレは…ハハハ』
圭一・銀時『……か、帰りてェェェェ!これ下手したら絶対死ぬゥゥゥゥ!!』
梨花『この二人…大丈夫かしら』
銀時「……」
圭一「……」
魅音「お集まりの皆様、今日はよくお越しくださいました…」
圭一『ぎ、銀さん…俺、結構フレンドリーな話し合いを想像してたんですけど』
圭一『何でヤクザっぽい人達が両端にズラッと並んでるんですか?』
銀時『いや銀さんも予想外の展開だわ、いやーまさかこうなっちゃうとはねー』
圭一『あーならしょうがないですねー!』
銀時『そうそう、事故だねコレは…ハハハ』
圭一・銀時『……か、帰りてェェェェ!これ下手したら絶対死ぬゥゥゥゥ!!』
梨花『この二人…大丈夫かしら』
263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 17:51:43.63 ID:Mpck3jHfO
魅音「……というわけです、ではお二人…納得の行く説明を」
銀時「出番だ…圭一」
圭一「お、俺からですか!?」
銀時「先生はアレだ、生徒を優先させる心優しい人格者目指してんの」
魅音「では前原圭一、前へ…」
圭一『落ち着け…考えろ、クールになれ…どうやったらこのバカをクビに出来るか…』
圭一『じゃない、どうやって警察をこの家に招くことを納得させるかだ…』
銀時「出番だ…圭一」
圭一「お、俺からですか!?」
銀時「先生はアレだ、生徒を優先させる心優しい人格者目指してんの」
魅音「では前原圭一、前へ…」
圭一『落ち着け…考えろ、クールになれ…どうやったらこのバカをクビに出来るか…』
圭一『じゃない、どうやって警察をこの家に招くことを納得させるかだ…』
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 19:26:56.17 ID:Mpck3jHfO
圭一「ま、前原圭一です…皆さん、今日はわざわざ集まっていただきありがとうこざいます」
圭一「まず…今日に至って、園崎と警察の間には大きな確執が存在しています」
圭一「雛見沢の未来のためにもこの確執は何としても取り除かなければなりません」
銀時「そーだそーだ!」
ヤクザA「じゃあ何かい、あんたらは雛見沢の未来を心配してるって言いたいのかい」
圭一「はい…今は余計なわだかまりは捨てるべきだと思います、村のためにも」
銀時「そーだそーだ!圭一ィ、もっと言ってやれェ!」
圭一『あの人…俺の苦労分かってるのか?』
圭一「まず…今日に至って、園崎と警察の間には大きな確執が存在しています」
圭一「雛見沢の未来のためにもこの確執は何としても取り除かなければなりません」
銀時「そーだそーだ!」
ヤクザA「じゃあ何かい、あんたらは雛見沢の未来を心配してるって言いたいのかい」
圭一「はい…今は余計なわだかまりは捨てるべきだと思います、村のためにも」
銀時「そーだそーだ!圭一ィ、もっと言ってやれェ!」
圭一『あの人…俺の苦労分かってるのか?』
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 19:41:19.00 ID:Mpck3jHfO
ヤクザB「ワシらと警察はどこまで行っても相容れん…ワシらの仕事、知らんのか?」
ヤクザC「それにただの話し合いで、何故ワシらの家に踏み込まれにゃならんのか?」
銀時「さっきから聞いてりゃ…バカかテメーら」
ヤクザC「な、何じゃと!?」
銀時「揃いもそろって、相手の警察署でお話し合いしたいんですか?コノヤロー」
銀時「それに乗り込んでくる刑事は少数、いざとなったら口塞いだらいいじゃねーか」
圭一「それに…今回話し合う鬼隠しの件、これは皆さんがしたことではないはずです」
銀時「やってねーことで警察にコソコソ嗅ぎ回れんのはテメーらだって鬱陶しいだろ」
ヤクザB「……」
ヤクザC「それにただの話し合いで、何故ワシらの家に踏み込まれにゃならんのか?」
銀時「さっきから聞いてりゃ…バカかテメーら」
ヤクザC「な、何じゃと!?」
銀時「揃いもそろって、相手の警察署でお話し合いしたいんですか?コノヤロー」
銀時「それに乗り込んでくる刑事は少数、いざとなったら口塞いだらいいじゃねーか」
圭一「それに…今回話し合う鬼隠しの件、これは皆さんがしたことではないはずです」
銀時「やってねーことで警察にコソコソ嗅ぎ回れんのはテメーらだって鬱陶しいだろ」
ヤクザB「……」
298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 19:49:39.80 ID:Mpck3jHfO
茜「言うじゃないか…ただね、あたしたちにも意地ってモンがある」
茜「何ともなしに警察に園崎家の敷居またがれちゃ困るんだよ」
圭一『意地と来たか…精神論で来られちゃやりにくいな』
茜「あんたたちの心構えは立派さ…これだけの極道を前にしても退かない精神もね」
銀時『ぶっちゃけめっさ怖いんですけど』
茜「だが心だけじゃどうにもならないこともあると知るべきさね!」
圭一「…!」
銀時『やりづれーなこのオバチャン』
茜「…」
バキッ
銀時「イオラッ!」
茜「もう一度同じことを考えたら首から下がなくなると思いな…」
茜「何ともなしに警察に園崎家の敷居またがれちゃ困るんだよ」
圭一『意地と来たか…精神論で来られちゃやりにくいな』
茜「あんたたちの心構えは立派さ…これだけの極道を前にしても退かない精神もね」
銀時『ぶっちゃけめっさ怖いんですけど』
茜「だが心だけじゃどうにもならないこともあると知るべきさね!」
圭一「…!」
銀時『やりづれーなこのオバチャン』
茜「…」
バキッ
銀時「イオラッ!」
茜「もう一度同じことを考えたら首から下がなくなると思いな…」
303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 20:02:08.25 ID:Mpck3jHfO
銀時『ま、マインドスキャン出来んのかこのオバ…』
茜「……」
銀時『この麗しきご婦人は』
茜「よろしい」
銀時『何でだァァァ!?何、その訳の分からない特殊能力!?』
梨花『…銀時はここに来ないほうが良かったんじゃないかしら』
魅音『銀さん…お母さんの機嫌が悪かったらもう惨劇が起こってたよ』
茜「……」
銀時『この麗しきご婦人は』
茜「よろしい」
銀時『何でだァァァ!?何、その訳の分からない特殊能力!?』
梨花『…銀時はここに来ないほうが良かったんじゃないかしら』
魅音『銀さん…お母さんの機嫌が悪かったらもう惨劇が起こってたよ』
304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 20:09:20.34 ID:Mpck3jHfO
茜「話を戻そうか…正直ね、警察が園崎を嗅ぎ回ってるって言っても少数なのさ」
茜「あたしの旦那がちょいとした権力者でね…奴らも気安く手は出せないんだよ」
茜「今更そんなのを気にしたって…ねえ?」
銀時「馬鹿か、そんな大ざっぱなやり方でこれからやっていけるわけねーだろ」
銀時「テメーらみたいなのがはかいこうせんだいもんじみてーな大技ばっか覚えさせ」
銀時「通信対戦で初めてかげぶんしんとかの補助技の強さを知って泣く羽目になんだよ」
銀時「ここは…安全策を取ってバランスの良いかえんほうしゃでいこう」
圭一「銀さん、黙っててください、黙らないと本当に俺たち殺されますよ」
茜「あたしの旦那がちょいとした権力者でね…奴らも気安く手は出せないんだよ」
茜「今更そんなのを気にしたって…ねえ?」
銀時「馬鹿か、そんな大ざっぱなやり方でこれからやっていけるわけねーだろ」
銀時「テメーらみたいなのがはかいこうせんだいもんじみてーな大技ばっか覚えさせ」
銀時「通信対戦で初めてかげぶんしんとかの補助技の強さを知って泣く羽目になんだよ」
銀時「ここは…安全策を取ってバランスの良いかえんほうしゃでいこう」
圭一「銀さん、黙っててください、黙らないと本当に俺たち殺されますよ」
308: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 20:20:34.53 ID:Mpck3jHfO
茜「まったく…どうしたもんかね、お母さん」
婆「……」
銀時『返事がない、ただのしかばねのようだ』
圭一『銀さん、聞こえてたら冗談抜きで俺たち殺されますよ』
婆「……礼儀の知らんガキ共に話すことなんかあるかい」
圭一『き、聞こえてたのか!?』
婆「大体なんね…いきなり家に乗り込んできたかと思えば大騒ぎして…」
梨花「お魎…どうか怒らないで二人の話を聞いてほしいのです」
婆「……」
銀時『返事がない、ただのしかばねのようだ』
圭一『銀さん、聞こえてたら冗談抜きで俺たち殺されますよ』
婆「……礼儀の知らんガキ共に話すことなんかあるかい」
圭一『き、聞こえてたのか!?』
婆「大体なんね…いきなり家に乗り込んできたかと思えば大騒ぎして…」
梨花「お魎…どうか怒らないで二人の話を聞いてほしいのです」
314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 20:31:56.45 ID:Mpck3jHfO
婆「梨花ちゃま…こんなのと一緒にいてはおかしくなる…こんな馬鹿たちでは」
銀時「誰が馬鹿だテメー!確かに俺は馬鹿かもしれない!」
銀時「だが馬鹿と天才は紙一重だからね!?神一枚めくればもう天才だからね!」
銀時「ただの馬鹿じゃないからね!無限の可能性を秘めた馬鹿だからね!」
婆「…あぁーもう本当にイライラするん、あんじょうすったらん!!」
銀時「何がアンジョンファンだ!テメー、ちょっとくれー仲良しこよし出来ねーのか!」
魅音『せ、先生!もう止めといたほうがいいってば!』
銀時「誰が馬鹿だテメー!確かに俺は馬鹿かもしれない!」
銀時「だが馬鹿と天才は紙一重だからね!?神一枚めくればもう天才だからね!」
銀時「ただの馬鹿じゃないからね!無限の可能性を秘めた馬鹿だからね!」
婆「…あぁーもう本当にイライラするん、あんじょうすったらん!!」
銀時「何がアンジョンファンだ!テメー、ちょっとくれー仲良しこよし出来ねーのか!」
魅音『せ、先生!もう止めといたほうがいいってば!』
318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 20:44:09.87 ID:Mpck3jHfO
圭一『ここまで来たんだ…このまま突っ切るしかない!』
圭一「頼みます、銀時先生の気持ちを汲んでください!この通りです」
銀時「見ろ!土下座までしてんだぞこっちは!」
圭一『いや銀さんはやらないんですか!?』
銀時「コイツの土下座だけで足らねえなら俺も頭下げる、永遠に仲良くしろとは言わねえ!」
銀時「だが今だけは!今年だけは警察と事を荒立てないでくれ…頼む」
魅音「!」
魅音『銀時先生も土下座を…』
圭一「頼みます、銀時先生の気持ちを汲んでください!この通りです」
銀時「見ろ!土下座までしてんだぞこっちは!」
圭一『いや銀さんはやらないんですか!?』
銀時「コイツの土下座だけで足らねえなら俺も頭下げる、永遠に仲良くしろとは言わねえ!」
銀時「だが今だけは!今年だけは警察と事を荒立てないでくれ…頼む」
魅音「!」
魅音『銀時先生も土下座を…』
322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 20:56:15.14 ID:Mpck3jHfO
茜「あんた…警察とあたしらの仲を取り持って何を企んでるんだい?」
茜「しかも今年だけでいいなんて…訳を聞かせてもらおうじゃないか」
銀時「…詳しくは話せねえ」
茜「困った男だね…、要求をするだけしておいて自分は何も教えない気かい?」
銀時「道理が通らねえのは百も承知だ、ただ…命が…掛かってんだよ」
梨花『銀時…』
圭一『銀さん…遊んでるように見えて、やっぱり占めるところはちゃんと…』
茜「しかも今年だけでいいなんて…訳を聞かせてもらおうじゃないか」
銀時「…詳しくは話せねえ」
茜「困った男だね…、要求をするだけしておいて自分は何も教えない気かい?」
銀時「道理が通らねえのは百も承知だ、ただ…命が…掛かってんだよ」
梨花『銀時…』
圭一『銀さん…遊んでるように見えて、やっぱり占めるところはちゃんと…』
327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 21:08:32.65 ID:Mpck3jHfO
茜「…どうします、お母さん?」
婆「どうもあるかい!あんじょうすったらん…ほんますらっしゃ、たったらん!」
銀時「何つってるかは分からねーが、言いてえことは分かった…ああそうかい…」
銀時「どうしても首を縦に振らねえならこっちも考えがあらァァァ!」
梨花「ぎ、銀時!何をするつもりなのですか!」
ヤクザ一同「!」
銀時『くっそ…木刀に手をかけただけでホイホイ懐に手を入れやがって…』
銀時『完全に武装してんじゃねーかコイツら!』
婆「どうもあるかい!あんじょうすったらん…ほんますらっしゃ、たったらん!」
銀時「何つってるかは分からねーが、言いてえことは分かった…ああそうかい…」
銀時「どうしても首を縦に振らねえならこっちも考えがあらァァァ!」
梨花「ぎ、銀時!何をするつもりなのですか!」
ヤクザ一同「!」
銀時『くっそ…木刀に手をかけただけでホイホイ懐に手を入れやがって…』
銀時『完全に武装してんじゃねーかコイツら!』
336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 21:22:23.13 ID:Mpck3jHfO
婆「…もう話しをすることはなぁね、こん男どもと話をすっと血管に悪い」
茜「…残念だけどお開きだね、三人とも…今日のところは帰んな」
銀時「待てよ、まだ俺たちは納得しちゃいねーぞ」
茜「しつこい男だね…もう充分だろう、あんたたちの都合は知ったことじゃない!」
茜「こっちの方じゃもう話は付いたのさ!」
魅音「ぎ、銀時先生!お願い、もう今日のところは帰って!」
魅音「これ以上はホントにマズいよ…お母さん、爆発する一歩手前だから」ボソッ
銀時「……」
茜「…残念だけどお開きだね、三人とも…今日のところは帰んな」
銀時「待てよ、まだ俺たちは納得しちゃいねーぞ」
茜「しつこい男だね…もう充分だろう、あんたたちの都合は知ったことじゃない!」
茜「こっちの方じゃもう話は付いたのさ!」
魅音「ぎ、銀時先生!お願い、もう今日のところは帰って!」
魅音「これ以上はホントにマズいよ…お母さん、爆発する一歩手前だから」ボソッ
銀時「……」
343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 21:34:19.23 ID:Mpck3jHfO
同日、夕方-園崎家、玄関前
銀時「…ワリィな、今回ばっかりは俺のミスだ」
圭一「いや…俺が説き伏せられなかったからです、先生のせいじゃありません」
梨花「…誰のせいでもないのです、二人の気持ちが分かって嬉しかったのですよ」
魅音「三人共…その…お疲れ様…」
圭一「魅音…」
銀時「よう、ババアの怒りはどうだったよ?ボルケーノレベルくらいにゃ収まったか?」
魅音「下手したらビッグバンが起こるかな…もう銀さん達はウチへの出入り禁止かも…」
銀時「…そうか」
銀時「…ワリィな、今回ばっかりは俺のミスだ」
圭一「いや…俺が説き伏せられなかったからです、先生のせいじゃありません」
梨花「…誰のせいでもないのです、二人の気持ちが分かって嬉しかったのですよ」
魅音「三人共…その…お疲れ様…」
圭一「魅音…」
銀時「よう、ババアの怒りはどうだったよ?ボルケーノレベルくらいにゃ収まったか?」
魅音「下手したらビッグバンが起こるかな…もう銀さん達はウチへの出入り禁止かも…」
銀時「…そうか」
346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 21:47:01.66 ID:Mpck3jHfO
茜「ここにいたのかい……」
魅音「お、お母さん……!」
銀時「……」
茜「何だい、黙りこくっちまって…せっかく朗報を持ってきてやったのに」
圭一「え?」
茜「明日の警察との対談…許しが出たよ」
銀時「……は?」
魅音「へ…?な、何で…婆っちゃはさっきあんなに怒ってたのに…」
茜「フフ…あんた、怒ってるように見えたのかい?お母さん、嬉しそうだったじゃないか」
銀時・圭一・梨花『そうだったんだ…』
魅音「お、お母さん……!」
銀時「……」
茜「何だい、黙りこくっちまって…せっかく朗報を持ってきてやったのに」
圭一「え?」
茜「明日の警察との対談…許しが出たよ」
銀時「……は?」
魅音「へ…?な、何で…婆っちゃはさっきあんなに怒ってたのに…」
茜「フフ…あんた、怒ってるように見えたのかい?お母さん、嬉しそうだったじゃないか」
銀時・圭一・梨花『そうだったんだ…』
351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 21:57:55.80 ID:Mpck3jHfO
茜「お母さんの感情も読みとれないんじゃ…あんたもまだまだだね、魅音」
魅音「う……でも、どうして?」
茜「…口には出さないけど、あんた達男二人の覚悟に絆されたのさ」
銀時「……見たかお前ら、全ては俺の狙い通りだ!!」
圭一「…嘘ですよね」
茜「あっはは、面白い男達だよアンタらは!片や口で極道を丸め込もうとして…」
茜「片や得物を持った集団と木刀で戦おうとするんだからね!」
圭一「はは…」
魅音「う……でも、どうして?」
茜「…口には出さないけど、あんた達男二人の覚悟に絆されたのさ」
銀時「……見たかお前ら、全ては俺の狙い通りだ!!」
圭一「…嘘ですよね」
茜「あっはは、面白い男達だよアンタらは!片や口で極道を丸め込もうとして…」
茜「片や得物を持った集団と木刀で戦おうとするんだからね!」
圭一「はは…」
355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 22:05:27.18 ID:Mpck3jHfO
茜「ところでさ、白髪の…あんた銀時って言ったかい?」
銀時「ん?」
茜「あんたが木刀に手をかけた時…お魎はすぐに場を納めたね、何故か分かるかい?」
銀時「さあ…持病の肩こり腰痛神経痛でも悪化したからじゃねーの?」
茜「…もし、あのまま乱闘になったらあたし達が負けるかもしれなかったからさ」
圭一「え…?」
魅音「ま、負けるかもって……」
梨花「……」
銀時「ん?」
茜「あんたが木刀に手をかけた時…お魎はすぐに場を納めたね、何故か分かるかい?」
銀時「さあ…持病の肩こり腰痛神経痛でも悪化したからじゃねーの?」
茜「…もし、あのまま乱闘になったらあたし達が負けるかもしれなかったからさ」
圭一「え…?」
魅音「ま、負けるかもって……」
梨花「……」
367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 22:23:39.80 ID:Mpck3jHfO
銀時「んなわけあるか、ありゃどうみても俺が不利だったろ」
茜「…あたしだって修羅場くぐり抜けてきたんだ、見くびってもらっちゃ困るよ」
茜「あんたが木刀に手をかけた時…あたしも感じたさ、本物の圧力ってヤツをね」
茜「お母さんは経験があたしよりもある分、余計にあんたの力を感じ取ってたのさ」
銀時「……」
茜「正直、あたしはあんたが何を企んでるかなんてもうどうでもいいね…それより…」
茜「あんたが何者でどんな人生を歩んできたのか…後でゆっくり教えとくれよ」
茜「…あたしだって修羅場くぐり抜けてきたんだ、見くびってもらっちゃ困るよ」
茜「あんたが木刀に手をかけた時…あたしも感じたさ、本物の圧力ってヤツをね」
茜「お母さんは経験があたしよりもある分、余計にあんたの力を感じ取ってたのさ」
銀時「……」
茜「正直、あたしはあんたが何を企んでるかなんてもうどうでもいいね…それより…」
茜「あんたが何者でどんな人生を歩んできたのか…後でゆっくり教えとくれよ」
374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 22:35:47.18 ID:Mpck3jHfO
茜「そうそう、あしたの対談…あんた達も参加するんだよ、これは絶対だからね」
茜「じゃあ…後は若い連中だけでやっとくれよ」
魅音「……あ、あの…銀さん?」
銀時「良かったなテメーら、これで何とか望みは繋がったな」
梨花「銀時…あなたは……」
圭一「梨花ちゃん…今はそれを聞くときじゃない」
銀時「…後で必ず話してやる、それよか魅音…俺たちの目的だがな」
魅音「…梨花ちゃんに何か関係があるんじゃないの?」
茜「じゃあ…後は若い連中だけでやっとくれよ」
魅音「……あ、あの…銀さん?」
銀時「良かったなテメーら、これで何とか望みは繋がったな」
梨花「銀時…あなたは……」
圭一「梨花ちゃん…今はそれを聞くときじゃない」
銀時「…後で必ず話してやる、それよか魅音…俺たちの目的だがな」
魅音「…梨花ちゃんに何か関係があるんじゃないの?」
378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 22:43:16.61 ID:Mpck3jHfO
圭一「し、知ってたのか?」
魅音「あっはは…圭ちゃん、普段どれだけ部活で心の読み合いしてると思ってるのさ?」
魅音「あたしにだって分かったよ、二人が梨花ちゃんのために頑張ってたんだって…」
魅音「でも…あたしはさっき何も出来なかった…二人の力に…なれなかった…!」
圭一「み、魅音…お前は園崎としての立場があったから…」
魅音「ううん…あたしだって婆っちゃに何か言うくらいは出来た、なのに何も…」
銀時「…そんだけの気持ちがありゃ上出来だ、いちいち後ろ向いてんじゃねーよ」
魅音「銀さん…圭ちゃん…梨花ちゃんも…ごめん、本当に…」
魅音「あっはは…圭ちゃん、普段どれだけ部活で心の読み合いしてると思ってるのさ?」
魅音「あたしにだって分かったよ、二人が梨花ちゃんのために頑張ってたんだって…」
魅音「でも…あたしはさっき何も出来なかった…二人の力に…なれなかった…!」
圭一「み、魅音…お前は園崎としての立場があったから…」
魅音「ううん…あたしだって婆っちゃに何か言うくらいは出来た、なのに何も…」
銀時「…そんだけの気持ちがありゃ上出来だ、いちいち後ろ向いてんじゃねーよ」
魅音「銀さん…圭ちゃん…梨花ちゃんも…ごめん、本当に…」
384: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 22:53:52.20 ID:Mpck3jHfO
梨花「魅ぃは……ボクの話を聞いてくれますですか?」
魅音「うん…うん…聞くよ」
---
梨花「…信じてくれますですか?」
魅音「…本当かどうか何て問題じゃないよ、梨花ちゃん」
梨花「み、みぃ?」
魅音「仲間が助けを求めてる…あたしが動くにはそれだけで充分すぎるよ」
圭一「魅音!」
魅音「あたしも…協力するよ、梨花ちゃんを…必ず助け出してみせるからさ!」
魅音「うん…うん…聞くよ」
---
梨花「…信じてくれますですか?」
魅音「…本当かどうか何て問題じゃないよ、梨花ちゃん」
梨花「み、みぃ?」
魅音「仲間が助けを求めてる…あたしが動くにはそれだけで充分すぎるよ」
圭一「魅音!」
魅音「あたしも…協力するよ、梨花ちゃんを…必ず助け出してみせるからさ!」
390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 23:02:41.07 ID:Mpck3jHfO
帰り道
梨花「……不思議な人なのです、銀時は」
銀時「いやあのババアのがよっぽど不思議だったわ、あれ何語?ババアッティーヌ語?」
梨花「最初はドタバタしていても…最後には必ず味方が増えていくのです」
梨花『この世界なら…この世界ならもしかして…』
羽入『あ、あぅあぅ…梨花、喜ぶのはまだ早いのですよ』
梨花『羽入…私は約束したのよ、諦めない魂を持ち続けるってね』
梨花「……不思議な人なのです、銀時は」
銀時「いやあのババアのがよっぽど不思議だったわ、あれ何語?ババアッティーヌ語?」
梨花「最初はドタバタしていても…最後には必ず味方が増えていくのです」
梨花『この世界なら…この世界ならもしかして…』
羽入『あ、あぅあぅ…梨花、喜ぶのはまだ早いのですよ』
梨花『羽入…私は約束したのよ、諦めない魂を持ち続けるってね』
397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 23:13:16.98 ID:Mpck3jHfO
銀時「…ん?」
梨花「どうしたのですか?」
銀時「あそこで話してるの…魅音、いや詩音のヤツか?」
梨花「え…?」
詩音「…あら、銀さんじゃありませんか?」
鷹野「初めて見る顔ね…こんばんは、それに梨花ちゃん」
銀時『…誰だ?まさか人造人間18号か?』
梨花「鷹野、こんばんはなのです」
鷹野「こんばんは、梨花ちゃん…今日はデートかしら?」
梨花「みー、デートだったらもっとマシな人格者とするのです」
銀時「ねえ、それ侮辱してるよね?お前こそもう少し上手に侮辱してくれない?」
梨花「どうしたのですか?」
銀時「あそこで話してるの…魅音、いや詩音のヤツか?」
梨花「え…?」
詩音「…あら、銀さんじゃありませんか?」
鷹野「初めて見る顔ね…こんばんは、それに梨花ちゃん」
銀時『…誰だ?まさか人造人間18号か?』
梨花「鷹野、こんばんはなのです」
鷹野「こんばんは、梨花ちゃん…今日はデートかしら?」
梨花「みー、デートだったらもっとマシな人格者とするのです」
銀時「ねえ、それ侮辱してるよね?お前こそもう少し上手に侮辱してくれない?」
404: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 23:21:11.26 ID:Mpck3jHfO
鷹野「フフ…面白い人ね、時間があればもっとお話したかったのに…」
詩音「もう行くんですか?」
鷹野「ええ…少し忙しくてね、それじゃあ三人共…また会いましょう」
詩音「さようなら、鷹野さん」
梨花「みー、詩ぃは何を話してたのですか?」
詩音「ああ、雛見沢のオヤシロ様伝説についての資料を貰ったんですよ」
銀時「オヤシロなーんてなーいさ、オヤシロなーんてうーそさ!」
梨花「銀時、それは何の歌ですか?」
銀時「…何でもねえ」
詩音「もう行くんですか?」
鷹野「ええ…少し忙しくてね、それじゃあ三人共…また会いましょう」
詩音「さようなら、鷹野さん」
梨花「みー、詩ぃは何を話してたのですか?」
詩音「ああ、雛見沢のオヤシロ様伝説についての資料を貰ったんですよ」
銀時「オヤシロなーんてなーいさ、オヤシロなーんてうーそさ!」
梨花「銀時、それは何の歌ですか?」
銀時「…何でもねえ」
407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 23:31:40.67 ID:Mpck3jHfO
銀時「話を戻すぞ、その資料ってのは?」
詩音「そんなに慌てなくても見せますよ、銀さんとは協力するって約束ですから」
銀時「コイツは…スクラップ帳か」
梨花「銀時、早く開いてみるのですよ」
銀時「へいへい」ペラッ
『雛見沢におけるオヤシロ様の存在についての考察…』
---
銀時「………」
詩音「………」
梨花「………」
銀時「読み終わったけどさ…ねえ、詩音さん?銀さん聞きたいことあるんだけど?」
詩音「何ですか…多分私も同じこと考えてますけどね」
銀時「これのどこが資料だァァァ!?これもうただの妄想癖全開な日記帳だろォォォォ!」
詩音「そんなに慌てなくても見せますよ、銀さんとは協力するって約束ですから」
銀時「コイツは…スクラップ帳か」
梨花「銀時、早く開いてみるのですよ」
銀時「へいへい」ペラッ
『雛見沢におけるオヤシロ様の存在についての考察…』
---
銀時「………」
詩音「………」
梨花「………」
銀時「読み終わったけどさ…ねえ、詩音さん?銀さん聞きたいことあるんだけど?」
詩音「何ですか…多分私も同じこと考えてますけどね」
銀時「これのどこが資料だァァァ!?これもうただの妄想癖全開な日記帳だろォォォォ!」
412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 23:40:31.48 ID:Mpck3jHfO
詩音「し、知りませんよ!私だってまさかこんな内容だとは思わなかったんですから!」
銀時「何だあの18号!パワー強すぎたせいで思考回路いかれてるんじゃねーか?」
銀時「旧タイプのエネルギー吸収型にしときゃ良かったのにゲロのヤツもバカだな!」
詩音「あの…何言ってるんですかさっきから」
梨花『このスクラップ帳…まさか……』
銀時「何だあの18号!パワー強すぎたせいで思考回路いかれてるんじゃねーか?」
銀時「旧タイプのエネルギー吸収型にしときゃ良かったのにゲロのヤツもバカだな!」
詩音「あの…何言ってるんですかさっきから」
梨花『このスクラップ帳…まさか……』
419: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/24(木) 23:51:59.25 ID:Mpck3jHfO
梨花「銀時…そのスクラップ帳、もう一度見せてくれませんか?」
銀時「ほら…個人的にゃオッシーが面白かったな」
詩音「私はオヤシロ様ヴォルデモート卿説が面白かったですけど」
梨花「…やっぱり」
銀時「梨花、お前は何が面白かった?やっぱオッシーか?」
梨花「銀時…これ、実は凄く大切なものなのかもしれないのです」
詩音「え…?」
銀時「あれ…意外と…え?あの…信じちゃった?」
銀時「ほら…個人的にゃオッシーが面白かったな」
詩音「私はオヤシロ様ヴォルデモート卿説が面白かったですけど」
梨花「…やっぱり」
銀時「梨花、お前は何が面白かった?やっぱオッシーか?」
梨花「銀時…これ、実は凄く大切なものなのかもしれないのです」
詩音「え…?」
銀時「あれ…意外と…え?あの…信じちゃった?」
510: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 07:58:01.50 ID:o/0mBV14O
梨花「そうじゃないのですよ!これは…読む人によっては恐ろしい誘導体になるのです」
銀時「何、そのゆーどーたいって」
梨花「詩ぃは…このスクラップ帳を全く信じませんでしたね」
詩音「当たり前じゃないですか、梨花ちゃまも信じちゃダメですよ?」
梨花「では…これを一人で読んでいたとしても同じような反応が出来ましたですか?」
詩音「…?」
梨花「…オヤシロ様の正体に疑問がある人がこれを読めば…信じてしまうかもしれません」
銀時『え?オッシー信じるヤツなんてこの世にいるの?のび太くんでも信じなくない?』
銀時「何、そのゆーどーたいって」
梨花「詩ぃは…このスクラップ帳を全く信じませんでしたね」
詩音「当たり前じゃないですか、梨花ちゃまも信じちゃダメですよ?」
梨花「では…これを一人で読んでいたとしても同じような反応が出来ましたですか?」
詩音「…?」
梨花「…オヤシロ様の正体に疑問がある人がこれを読めば…信じてしまうかもしれません」
銀時『え?オッシー信じるヤツなんてこの世にいるの?のび太くんでも信じなくない?』
520: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 08:19:33.81 ID:o/0mBV14O
梨花「これは…ボクが預かっておくのです、良いですか?詩ぃ」
詩音「ふえ?べ、別に良いですけど…」
梨花『これは…まさかと思うけど私を狙っているのは……』
銀時「そうだ、詩音…テメーも明日の会談出ろ」
詩音「…か、会談?」
---
詩音「へえー圭ちゃんと三人でお母さんたちとやりあったんですかー」
銀時「いや結構笑い事じゃなかったんだけど!リアルに死ぬとこだったよ!?」
詩音「ふえ?べ、別に良いですけど…」
梨花『これは…まさかと思うけど私を狙っているのは……』
銀時「そうだ、詩音…テメーも明日の会談出ろ」
詩音「…か、会談?」
---
詩音「へえー圭ちゃんと三人でお母さんたちとやりあったんですかー」
銀時「いや結構笑い事じゃなかったんだけど!リアルに死ぬとこだったよ!?」
522: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 08:27:32.06 ID:o/0mBV14O
詩音「フフ…でもさすがは銀さんですね、あの園崎お魎を説き伏せるなんて…」
銀時「いや説き伏せたとかそういうわけじゃねーんだけどな」
詩音「いいですよ、そういうことなら来るなって言われたってついて行きます」
梨花「銀時…部活メンバーをもう全員集めてはどうですか?」
銀時「ま…レナや沙都子もいたほうがいいだろうな、あいつらだけ除け者にすんのもよ…」
銀時『もう十分に除け者にしてた感があるけどね、大分放置してた感あるけどね』
銀時「いや説き伏せたとかそういうわけじゃねーんだけどな」
詩音「いいですよ、そういうことなら来るなって言われたってついて行きます」
梨花「銀時…部活メンバーをもう全員集めてはどうですか?」
銀時「ま…レナや沙都子もいたほうがいいだろうな、あいつらだけ除け者にすんのもよ…」
銀時『もう十分に除け者にしてた感があるけどね、大分放置してた感あるけどね』
525: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 08:38:19.10 ID:o/0mBV14O
数分後
沙都子「……」
銀時「つーわけで、明日はよろしく頼むわ」
沙都子「……」
梨花「…沙都子?」
銀時「ひょっとしてアレ…?誘うのが遅かったから拗ねた?」
沙都子「…もう少し早くお声をかけてはいただきたかったですわ」
詩音「沙都子…分かってあげて、銀さんって結構抜けてるから」
梨花「そうなのです、銀時に常識を求めるのは間違いなのですよ」
銀時「お前らフォローの仕方間違えてない?銀さんのガラスのハート粉々なんだけど」
沙都子「……」
銀時「つーわけで、明日はよろしく頼むわ」
沙都子「……」
梨花「…沙都子?」
銀時「ひょっとしてアレ…?誘うのが遅かったから拗ねた?」
沙都子「…もう少し早くお声をかけてはいただきたかったですわ」
詩音「沙都子…分かってあげて、銀さんって結構抜けてるから」
梨花「そうなのです、銀時に常識を求めるのは間違いなのですよ」
銀時「お前らフォローの仕方間違えてない?銀さんのガラスのハート粉々なんだけど」
528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 08:51:16.87 ID:o/0mBV14O
沙都子「でも…分かりましたわ、梨花が困っているなら…喜んで力をお貸ししますわ」
梨花「沙都子…ありがとうなのです」
沙都子「お、お礼はいりませんわ!仲間として当然ですもの…それより早くレナさんに!」
銀時「レナか…長年の主人公経験からして嫌な予感が…」
同日、夜-レナ宅
レナ「……」
銀時「あのー…まあそういうわけで…手伝っていただきたいなと存じてる所存でして…」
銀時「あと…出来ればその手に持ってる鉈をどっかにポイしていただけたら…」
梨花「沙都子…ありがとうなのです」
沙都子「お、お礼はいりませんわ!仲間として当然ですもの…それより早くレナさんに!」
銀時「レナか…長年の主人公経験からして嫌な予感が…」
同日、夜-レナ宅
レナ「……」
銀時「あのー…まあそういうわけで…手伝っていただきたいなと存じてる所存でして…」
銀時「あと…出来ればその手に持ってる鉈をどっかにポイしていただけたら…」
538: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 09:42:12.77 ID:o/0mBV14O
レナ「ねえ先生」
銀時「ひゃい!」
レナ「詩ぃちゃんや沙都子ちゃんがそこにいるってことは…レナがビリなのかな?かな?」
銀時「いや競ってるわけじゃなくてですね…ビリとかそういうのは…」
レナ「ビリだよね…レナってそんなに頼りにならないかな?」
銀時「いえいえ滅相もございませんよ旦那…」
レナ「……」
銀時『オイィィィ!拗ね過ぎだろコレ!この子どんだけ怒ってんのォォォォ!』
銀時「ひゃい!」
レナ「詩ぃちゃんや沙都子ちゃんがそこにいるってことは…レナがビリなのかな?かな?」
銀時「いや競ってるわけじゃなくてですね…ビリとかそういうのは…」
レナ「ビリだよね…レナってそんなに頼りにならないかな?」
銀時「いえいえ滅相もございませんよ旦那…」
レナ「……」
銀時『オイィィィ!拗ね過ぎだろコレ!この子どんだけ怒ってんのォォォォ!』
544: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 10:01:34.71 ID:o/0mBV14O
銀時「あの…別に好きで放置プレーしてたわけじゃなくてですね」
レナ「ふーん、先生…放置してたって自覚はあるんだね…」
銀時『し、しまったァ!油かけちまったァァァァ!』
梨花「レナ…ボクからもお願いなのです、手伝ってはもらえないですか?」
レナ「もっちろん!梨花ちゃんのためならね!」
銀時「ずいぶんあっさりいったな…あーアレか、俗言うツンデレ…」
レナ「銀時先生はまだちゃんと許したわけじゃ…ないからね?」
銀時「ですよねー」
レナ「ふーん、先生…放置してたって自覚はあるんだね…」
銀時『し、しまったァ!油かけちまったァァァァ!』
梨花「レナ…ボクからもお願いなのです、手伝ってはもらえないですか?」
レナ「もっちろん!梨花ちゃんのためならね!」
銀時「ずいぶんあっさりいったな…あーアレか、俗言うツンデレ…」
レナ「銀時先生はまだちゃんと許したわけじゃ…ないからね?」
銀時「ですよねー」
615: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 15:14:04.47 ID:o/0mBV14O
銀時「つーわけでテメーらァァ!明日は重大な分け目になるから気合いいれてけ!」
銀時「明日はドラえもんでいうスネ吉兄さんくらい重要な日だからな!」
詩音「……正直、いなくてもいいんじゃないですか?」
銀時「スネ吉兄さん舐めんなお前、毎回馬鹿たけえスポーツカーに乗って現れんだぞ」
銀時「奴はドライブに誘うんだが…のび太だけは定員オーバーとかで乗せねーんだな」
圭一「……あの、重要なんですよね?明日…」
梨花『明日…もしも大石が味方になってくれたなら……』
銀時「明日はドラえもんでいうスネ吉兄さんくらい重要な日だからな!」
詩音「……正直、いなくてもいいんじゃないですか?」
銀時「スネ吉兄さん舐めんなお前、毎回馬鹿たけえスポーツカーに乗って現れんだぞ」
銀時「奴はドライブに誘うんだが…のび太だけは定員オーバーとかで乗せねーんだな」
圭一「……あの、重要なんですよね?明日…」
梨花『明日…もしも大石が味方になってくれたなら……』
621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 15:25:55.39 ID:o/0mBV14O
翌日-園崎本家
大石「んっふっふ、どーも皆さん…今日はお招きいただいて感謝しますよ」
大石「率直に聞かせてもらいますがね、あんたら…今年は一体誰を殺すつもり?」
茜「…刑事さん、今日みたいな話し合いの場でそう言った発言はいかがなものかねえ」
大石「おや、こいつは失礼…」
茜「何度も申し上げてきました通り…私らは鬼隠しにゃ何の関わりもないさね」
大石「んっふっふ、どーも皆さん…今日はお招きいただいて感謝しますよ」
大石「率直に聞かせてもらいますがね、あんたら…今年は一体誰を殺すつもり?」
茜「…刑事さん、今日みたいな話し合いの場でそう言った発言はいかがなものかねえ」
大石「おや、こいつは失礼…」
茜「何度も申し上げてきました通り…私らは鬼隠しにゃ何の関わりもないさね」
625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 15:34:30.32 ID:o/0mBV14O
大石「ほー、毎年決まった日に人が死んでる…だが、これは事件じゃないってのかい」
茜「仮に事件だとしてもさ、何故あたしたちを疑うんだい?」
大石「当然でしょう、お宅ら…自分の職業分かってんの?」
銀時『頑固そうだな、あの目暮警部…しゃあねえ』
銀時「はーい!はーい!意見したいでーす!」
茜「…何だい?」
茜「仮に事件だとしてもさ、何故あたしたちを疑うんだい?」
大石「当然でしょう、お宅ら…自分の職業分かってんの?」
銀時『頑固そうだな、あの目暮警部…しゃあねえ』
銀時「はーい!はーい!意見したいでーす!」
茜「…何だい?」
628: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 15:48:02.29 ID:o/0mBV14O
銀時「…仮に、ザッキーが毎年殺しをやってたとしようじゃねーか」
魅音『ザッキーって…園崎のことだよね?』
銀時「人殺しってのは…まあデカい事件だろ?」
大石「そう…どんな理由があれど人は殺しちゃならないでしょう」
大石「人を殺すのは…命の重みを知らない馬鹿か単なる殺戮者だけですよ、坂田さん」
銀時「……」
銀時『命の重み…俺ァそいつの大事さを程ほどにゃ分かってるつもりだったけどな…』
魅音『ザッキーって…園崎のことだよね?』
銀時「人殺しってのは…まあデカい事件だろ?」
大石「そう…どんな理由があれど人は殺しちゃならないでしょう」
大石「人を殺すのは…命の重みを知らない馬鹿か単なる殺戮者だけですよ、坂田さん」
銀時「……」
銀時『命の重み…俺ァそいつの大事さを程ほどにゃ分かってるつもりだったけどな…』
646: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 16:59:12.80 ID:o/0mBV14O
銀時「…毎年、同じ日に殺しなんてやってて…何も証拠が出ねーわけがないだろう」
大石「……!」
銀時『もうゲームだろうが構いやしねえ…守ってやる、大切なもんは何だろうと…』
銀時「夜神月くんじゃあるまいし…何の証拠も出さずに人殺しなんて無理だろうよ」
大石「…証拠が出ないからこそ、客観的に一番疑わしいあんた達を調べてんですよ」
茜「おや…そいつは横暴ってモンだね、今回の件に関しては…あたしらは本当に知らない」
茜「誰であれ村の人間が消えるのは気分が悪いものさ、例え誰であってもね…」
詩音「お母さん…」
大石「……!」
銀時『もうゲームだろうが構いやしねえ…守ってやる、大切なもんは何だろうと…』
銀時「夜神月くんじゃあるまいし…何の証拠も出さずに人殺しなんて無理だろうよ」
大石「…証拠が出ないからこそ、客観的に一番疑わしいあんた達を調べてんですよ」
茜「おや…そいつは横暴ってモンだね、今回の件に関しては…あたしらは本当に知らない」
茜「誰であれ村の人間が消えるのは気分が悪いものさ、例え誰であってもね…」
詩音「お母さん…」
650: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 17:10:17.55 ID:o/0mBV14O
魅音「大石さん、園崎次期頭首として発言します」
大石「……」
魅音「我々は一切、一連の鬼隠しには関わっていない…これは事実です、信じてください…」
茜「…魅音、あんた!」
圭一「魅音!お前、次期頭首って立場で土下座なんかしたら…!」
梨花「ボクからもお願いなのです、大石…真犯人を探すために力を貸してほしいのです」
沙都子「…私からもお願いいたしますわ!どうか魅音さんを信じてくださいませ!」
レナ「大石さん…お願いです!信じてください!」
圭一「レナ…沙都子も……大石さん、俺からも頼みます!」
大石「……」
大石「……」
魅音「我々は一切、一連の鬼隠しには関わっていない…これは事実です、信じてください…」
茜「…魅音、あんた!」
圭一「魅音!お前、次期頭首って立場で土下座なんかしたら…!」
梨花「ボクからもお願いなのです、大石…真犯人を探すために力を貸してほしいのです」
沙都子「…私からもお願いいたしますわ!どうか魅音さんを信じてくださいませ!」
レナ「大石さん…お願いです!信じてください!」
圭一「レナ…沙都子も……大石さん、俺からも頼みます!」
大石「……」
652: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 17:19:18.80 ID:o/0mBV14O
銀時「…これだけの奴らが仲間を思って頭下げてんだ、あんたなら…分かるだろ」
大石「…少し、時間をいただけますか?風に当たりたいんです」
茜「…そうするといい、一時間の休憩をはさむとしようか…」
雛見沢-某所、墓前
大石「…おやっさん、私は今までずっと園崎を鬼隠しの犯人だと疑ってきました」
大石「もちろん…今だって疑ってはいるんです、ただね…」
大石「あの子たちの真剣な…仲間を助けようと必死な姿が…何だか自分みたいでね」
大石「ねえ、オヤッサン…私ゃ…一体何を信じたらいいんですかね……」
大石「…少し、時間をいただけますか?風に当たりたいんです」
茜「…そうするといい、一時間の休憩をはさむとしようか…」
雛見沢-某所、墓前
大石「…おやっさん、私は今までずっと園崎を鬼隠しの犯人だと疑ってきました」
大石「もちろん…今だって疑ってはいるんです、ただね…」
大石「あの子たちの真剣な…仲間を助けようと必死な姿が…何だか自分みたいでね」
大石「ねえ、オヤッサン…私ゃ…一体何を信じたらいいんですかね……」
653: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 17:26:29.47 ID:o/0mBV14O
茜「何だい…あたしも風に当たりに来たってのに、場所はあんたと一緒なのかい?」
大石「その花…まさかおやっさんに?」
茜「おや、あたしだって故人を弔うくらいのことはするさね」
大石「…あんただったのか、いつもその花をおやっさんに供えてたのは」
茜「死んじまってからは敵も味方もないからね…いざいなくなっちまえば寂しいものさ」
大石「……」
茜「にしても、若いってのはいいね…あの子達を見てるとつくづくそう感じるよ」
大石「…ええ、まったくです」
大石「その花…まさかおやっさんに?」
茜「おや、あたしだって故人を弔うくらいのことはするさね」
大石「…あんただったのか、いつもその花をおやっさんに供えてたのは」
茜「死んじまってからは敵も味方もないからね…いざいなくなっちまえば寂しいものさ」
大石「……」
茜「にしても、若いってのはいいね…あの子達を見てるとつくづくそう感じるよ」
大石「…ええ、まったくです」
655: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 17:36:06.82 ID:o/0mBV14O
茜「…大石って言ったね、あんたの目にあの子らはどう映ってるんだい?」
大石「……おやっさんの敵を討つために走り回ってる…自分のように見えますかね」
茜「そうかい…あたしだってあんたと似たようなものさ」
茜「あんな良い子達を騙してまで…鬼隠しだなんてふざけたことはやらないよ」
大石「私ゃ…あんた達とは昔からよくやりあってきた、深手を負ったことだってある」
茜「それはこっちもさ…あんたは人一倍血の気が多かったからね」
茜「ただ…あの子たちを見ていると、そういう過去のしがらみなんて…ね」
大石「ええ…私達は少しばかり長く争いすぎたのかもしれませんな」
大石「……おやっさんの敵を討つために走り回ってる…自分のように見えますかね」
茜「そうかい…あたしだってあんたと似たようなものさ」
茜「あんな良い子達を騙してまで…鬼隠しだなんてふざけたことはやらないよ」
大石「私ゃ…あんた達とは昔からよくやりあってきた、深手を負ったことだってある」
茜「それはこっちもさ…あんたは人一倍血の気が多かったからね」
茜「ただ…あの子たちを見ていると、そういう過去のしがらみなんて…ね」
大石「ええ…私達は少しばかり長く争いすぎたのかもしれませんな」
657: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 17:47:14.73 ID:o/0mBV14O
茜「フフ…何よりも不思議なのはあの男だよ」
大石「坂田銀時さん…でしたか」
茜「あたしらの仲を取り持つきっかけを作って…子供たちを一つにまとめ上げて…」
茜「その上、終いには鬼隠しまで止めようってんだからね」
大石「彼は…何者なんですかね、きっと…何か一発デカいことをしでかしますよ」
茜「ああ…飄々として見えるけど、実は人情味に溢れて芯の一本通った男だよ」
大石「坂田銀時さん…でしたか」
茜「あたしらの仲を取り持つきっかけを作って…子供たちを一つにまとめ上げて…」
茜「その上、終いには鬼隠しまで止めようってんだからね」
大石「彼は…何者なんですかね、きっと…何か一発デカいことをしでかしますよ」
茜「ああ…飄々として見えるけど、実は人情味に溢れて芯の一本通った男だよ」
663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 18:03:24.75 ID:o/0mBV14O
---
梨花「……大石、今なんと言いましたですか?」
大石「聞こえませんでしたか?私は以後…園崎近辺の捜査を自粛させてもらいます」
銀時『あ、あのオバチャン…さっきの休憩中に何しでかしやがったんだ!?』
茜「……」
バキッ!ドカッ!!
銀時「ジゴッ!スパークッ!」
茜「…次、同じことを考えたら本当に首から下がなくなると思いな」
銀時「……はい」
銀時『まさか…ブ、ブレインコントロールか!800ライフ払ったのか!?』
梨花「……大石、今なんと言いましたですか?」
大石「聞こえませんでしたか?私は以後…園崎近辺の捜査を自粛させてもらいます」
銀時『あ、あのオバチャン…さっきの休憩中に何しでかしやがったんだ!?』
茜「……」
バキッ!ドカッ!!
銀時「ジゴッ!スパークッ!」
茜「…次、同じことを考えたら本当に首から下がなくなると思いな」
銀時「……はい」
銀時『まさか…ブ、ブレインコントロールか!800ライフ払ったのか!?』
670: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 18:17:03.85 ID:o/0mBV14O
魅音「で…でも、これで!」
茜「ああ…いざこざはもう解決さ、あたしらが鬼隠しでいがみ合うことはもうないよ」
大石「言っときますけど、それ以外の罪は見逃しませんからねぇ」
魅音「…や、やったよ梨花ちゃん!分かってもらえたよ!」
梨花「ありがとなのです…圭一も…沙都子も…詩ぃと魅ぃも…レナも…あと銀時も」
銀時『オイィィィ!何で俺だけついでみてーな感謝なんだァァァァァ!?』
大石「坂田さん…喜んでるところすみませんね、あなた達の知る鬼隠しの情報ですが…」
銀時「いやあんま喜んでねーけど…」
銀時『梨花の転生うんぬんの件は端折ったほうが良さそうだな…』
茜「ああ…いざこざはもう解決さ、あたしらが鬼隠しでいがみ合うことはもうないよ」
大石「言っときますけど、それ以外の罪は見逃しませんからねぇ」
魅音「…や、やったよ梨花ちゃん!分かってもらえたよ!」
梨花「ありがとなのです…圭一も…沙都子も…詩ぃと魅ぃも…レナも…あと銀時も」
銀時『オイィィィ!何で俺だけついでみてーな感謝なんだァァァァァ!?』
大石「坂田さん…喜んでるところすみませんね、あなた達の知る鬼隠しの情報ですが…」
銀時「いやあんま喜んでねーけど…」
銀時『梨花の転生うんぬんの件は端折ったほうが良さそうだな…』
671: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 18:25:42.96 ID:o/0mBV14O
大石「…それは本当なんですか?まさか今年の標的が古手家のあの子とは……」
銀時「ああ…祭りの時にはあいつの周辺、張っておいちゃくれねーか」
大石「分かりました…こちら側で手配しておきましょう」
銀時「それと…手が空いてたらで構わねーんだがな…」
大石「……?」
銀時「ああ…祭りの時にはあいつの周辺、張っておいちゃくれねーか」
大石「分かりました…こちら側で手配しておきましょう」
銀時「それと…手が空いてたらで構わねーんだがな…」
大石「……?」
673: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 18:34:47.95 ID:o/0mBV14O
---
同日、夜-園崎家
魅音「はは…お母さんに大分怒られちゃったよ、頭首たるもの気安く頭を下げるな!って…」
梨花「魅ぃ…ありがとうなのです、本当に…」
沙都子「何にいたしましても…これで梨花はもう安全なのではございません?」
詩音「そうですね…警察が味方になって梨花ちゃまを守ってくれるなら…」
銀時「………」
同日、夜-園崎家
魅音「はは…お母さんに大分怒られちゃったよ、頭首たるもの気安く頭を下げるな!って…」
梨花「魅ぃ…ありがとうなのです、本当に…」
沙都子「何にいたしましても…これで梨花はもう安全なのではございません?」
詩音「そうですね…警察が味方になって梨花ちゃまを守ってくれるなら…」
銀時「………」
676: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 18:43:06.06 ID:o/0mBV14O
圭一「…先生?」
銀時「まだ…安心すんのは早すぎんぞ生徒諸君」
魅音「…?」
銀時「…テメーら、祭りの時は俺が今から言うヤツらに用心しろ」
レナ「まさか…先生、梨花ちゃんを狙ってる人に心当たりがあるのかな?かな?」
銀時「根拠はねーが…まあ一応な」
梨花「それは…誰なのですか?」
銀時「人造人間18号、富田…いや冨樫か、あとは病院にいたイルカ先生」
一同「……」
銀時「まだ…安心すんのは早すぎんぞ生徒諸君」
魅音「…?」
銀時「…テメーら、祭りの時は俺が今から言うヤツらに用心しろ」
レナ「まさか…先生、梨花ちゃんを狙ってる人に心当たりがあるのかな?かな?」
銀時「根拠はねーが…まあ一応な」
梨花「それは…誰なのですか?」
銀時「人造人間18号、富田…いや冨樫か、あとは病院にいたイルカ先生」
一同「……」
681: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 18:58:46.82 ID:o/0mBV14O
梨花「つまりは…富竹、鷹野、そして入江の三人ですね?」
銀時「まー…そうとも言うな」
圭一「先生、そうとしか言いません」
沙都子「イルカ先生とは一体どういう意味なのでございましょう…」ボソッ
レナ「沙都子ちゃん…それは気にしちゃいけないんだよ」ボソッ
圭一「けど何でその三人なんだ!?先生、理由を教えてくれ!」
銀時「教えてくれ…?前原君、それが人に物を頼むときの態度かな?」
圭一「お…お願いします、教えてください先生」
銀時「人に物頼むときは額を地面にこすりつけんのが常識…」
レナ「…先生、教えてくれるよね?」
銀時「分かったっての…その振り上げた鉈をゆっくり下ろせ…つかどっからだした」
銀時「まー…そうとも言うな」
圭一「先生、そうとしか言いません」
沙都子「イルカ先生とは一体どういう意味なのでございましょう…」ボソッ
レナ「沙都子ちゃん…それは気にしちゃいけないんだよ」ボソッ
圭一「けど何でその三人なんだ!?先生、理由を教えてくれ!」
銀時「教えてくれ…?前原君、それが人に物を頼むときの態度かな?」
圭一「お…お願いします、教えてください先生」
銀時「人に物頼むときは額を地面にこすりつけんのが常識…」
レナ「…先生、教えてくれるよね?」
銀時「分かったっての…その振り上げた鉈をゆっくり下ろせ…つかどっからだした」
685: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 19:21:41.64 ID:o/0mBV14O
銀時「少し考えたんだがな…梨花を殺す理由のある連中がこの村にいねーんだわ」
魅音「い、いないって…?」
銀時「まあ、正直最初は沙都子の犯行かと疑ってたけどね」
沙都子「わ、私ですか!?私こそ梨花に危害を加える理由などございませんわ!」
銀時「自分より可愛げがある梨花を消してこの村のマスコットポジションを独占…」
銀時「それによってこの村の爺婆を手込めにして新世界の神になろうとしてるのかと…」
レナ「先生」
銀時「とまあ冗談はここまでだ、だからその鉈は下ろそう?危ないから下ろそう?」
魅音「い、いないって…?」
銀時「まあ、正直最初は沙都子の犯行かと疑ってたけどね」
沙都子「わ、私ですか!?私こそ梨花に危害を加える理由などございませんわ!」
銀時「自分より可愛げがある梨花を消してこの村のマスコットポジションを独占…」
銀時「それによってこの村の爺婆を手込めにして新世界の神になろうとしてるのかと…」
レナ「先生」
銀時「とまあ冗談はここまでだ、だからその鉈は下ろそう?危ないから下ろそう?」
692: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 19:38:15.53 ID:o/0mBV14O
銀時「この村の中に犯人がいねーってんなら…外部から来た連中が怪しいだろ」
圭一「それは…たしかにそうですけど…」
詩音「あの三人に梨花ちゃまを殺す動機があるとは思えませんけどね…」
沙都子「い、入江先生と鷹野さんは良い人でしてよ!梨花を殺そうだなんて…」
銀時「…梨花、お前はどう思う?」
梨花「……銀時の言うことにも一理あるのです」
沙都子「そんな…」
魅音「じゃあ梨花ちゃん…あの三人の内の誰かに殺される理由に心当たりは?」
梨花「それはないのですが…これを見てほしいのです」
圭一「何だコレ…スクラップ帳?」
圭一「それは…たしかにそうですけど…」
詩音「あの三人に梨花ちゃまを殺す動機があるとは思えませんけどね…」
沙都子「い、入江先生と鷹野さんは良い人でしてよ!梨花を殺そうだなんて…」
銀時「…梨花、お前はどう思う?」
梨花「……銀時の言うことにも一理あるのです」
沙都子「そんな…」
魅音「じゃあ梨花ちゃん…あの三人の内の誰かに殺される理由に心当たりは?」
梨花「それはないのですが…これを見てほしいのです」
圭一「何だコレ…スクラップ帳?」
698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 19:54:04.21 ID:o/0mBV14O
詩音「あ…それ、私が鷹野さんからもらったものです」
銀時「そう…そいつだ、俺も最初は18号が暴走したと思ったんだけどな」
詩音「そういえば梨花ちゃまが言ってましたね…このスクラップ帳のこと」
銀時「まあ…テメーら一回読んでみろって」
圭一「は、はあ…」
---
圭一「………」
魅音「………」
沙都子「………」
銀時「どうよ、面白かったか?やっぱオッシーが最高だったか?」
詩音「オヤシロ様ヴォルデモート説が一番ですよね?」
レナ「ねえ先生…このスクラップ帳に何か意味があるのかな?かな?」
銀時「そう…そいつだ、俺も最初は18号が暴走したと思ったんだけどな」
詩音「そういえば梨花ちゃまが言ってましたね…このスクラップ帳のこと」
銀時「まあ…テメーら一回読んでみろって」
圭一「は、はあ…」
---
圭一「………」
魅音「………」
沙都子「………」
銀時「どうよ、面白かったか?やっぱオッシーが最高だったか?」
詩音「オヤシロ様ヴォルデモート説が一番ですよね?」
レナ「ねえ先生…このスクラップ帳に何か意味があるのかな?かな?」
700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 20:05:23.45 ID:o/0mBV14O
銀時「まあつまりな…アレだ、例えば今日がクリスマスだとしよう」
沙都子「…はい?」
銀時「クリスマスは世界の人間を真っ二つに分ける、彼女がいるやつといないやつだ」
圭一「あの…先生、何か急に話があさっての方向に言ってませんか?」
銀時「彼女がいる奴にとっちゃロマンティックが止まらないまさにシャイニングな日だ」
銀時「その分、彼女がいねーやつの落ち込み具合は半端ねえもんがあるわけよ」
銀時「その落ち込んでるときに目の前で路上キスしてるカップルがいたらどうなる?」
沙都子「…はい?」
銀時「クリスマスは世界の人間を真っ二つに分ける、彼女がいるやつといないやつだ」
圭一「あの…先生、何か急に話があさっての方向に言ってませんか?」
銀時「彼女がいる奴にとっちゃロマンティックが止まらないまさにシャイニングな日だ」
銀時「その分、彼女がいねーやつの落ち込み具合は半端ねえもんがあるわけよ」
銀時「その落ち込んでるときに目の前で路上キスしてるカップルがいたらどうなる?」
709: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 20:13:07.39 ID:o/0mBV14O
銀時「いつもの反応なら『へっ、ああいうのはすぐに別れんだよ、ザマーミロ』だ」
銀時「だがその日に限っては『お前俺と代われ、五百回死ね』などと過激な思想になる」
銀時「まあ何が言いてえかっつーと…心理状態とその場のノリってこえーよな、うんうん」
魅音「わ…分かるような分からないような……」
梨花「…ボクがちゃんと説明しますのです」
レナ「あ…梨花ちゃん、ちょっと待っててね…先生、ちょっと」
銀時「ん?」
バキッ!ドカッ!ゴバキッ!
銀時「ヒャド!マヒャド!バギクロスゥゥゥゥ!!」
銀時「だがその日に限っては『お前俺と代われ、五百回死ね』などと過激な思想になる」
銀時「まあ何が言いてえかっつーと…心理状態とその場のノリってこえーよな、うんうん」
魅音「わ…分かるような分からないような……」
梨花「…ボクがちゃんと説明しますのです」
レナ「あ…梨花ちゃん、ちょっと待っててね…先生、ちょっと」
銀時「ん?」
バキッ!ドカッ!ゴバキッ!
銀時「ヒャド!マヒャド!バギクロスゥゥゥゥ!!」
714: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 20:27:34.56 ID:o/0mBV14O
梨花「…というわけなのです」
魅音「人によってはこの記事を事実として受け取りかねない…か」
沙都子「オッシーはさすがにやりすぎだと思いましたが…」
レナ「うん、所どころに『そうかも』って思う箇所を上手く織り交ぜてるね…」
圭一「先生の言ってることもあながち間違いじゃないのかも…先生?」
銀時「………」チーン
沙都子「完全にノックアウトされてますわね…」
魅音「レナ…ちょっとやりすぎたんじゃないの?」
レナ「…さすがに北斗百烈拳はやりすぎたかな?かな?」
圭一『レナ…もうお前一人で敵とか全部倒せるんじゃないか?』
魅音「人によってはこの記事を事実として受け取りかねない…か」
沙都子「オッシーはさすがにやりすぎだと思いましたが…」
レナ「うん、所どころに『そうかも』って思う箇所を上手く織り交ぜてるね…」
圭一「先生の言ってることもあながち間違いじゃないのかも…先生?」
銀時「………」チーン
沙都子「完全にノックアウトされてますわね…」
魅音「レナ…ちょっとやりすぎたんじゃないの?」
レナ「…さすがに北斗百烈拳はやりすぎたかな?かな?」
圭一『レナ…もうお前一人で敵とか全部倒せるんじゃないか?』
720: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 20:43:24.88 ID:o/0mBV14O
魅音「なるほど…確かにこのスクラップ帳はちょいと怪しいねぇ」
レナ「でも鷹野さん…オヤシロ様に関する記事を面白がって集めてただけじゃないかな?」
沙都子「そうですわね…これだけで鷹野さんを犯人だとするのはおかしいですわ」
梨花「…これだけでは信憑性に欠けますが、疑わしいのも事実なのです」
銀時「まーそーゆーかんじだ、うん」ボタボタ
魅音「ちょ…銀さん…血だらけだけど大丈夫?」
銀時「こういうのはな、場数をこなしてりゃ慣れんだよ」
レナ「ご、ごめんなさい先生…さすがにやりすぎたかも」
レナ「でも鷹野さん…オヤシロ様に関する記事を面白がって集めてただけじゃないかな?」
沙都子「そうですわね…これだけで鷹野さんを犯人だとするのはおかしいですわ」
梨花「…これだけでは信憑性に欠けますが、疑わしいのも事実なのです」
銀時「まーそーゆーかんじだ、うん」ボタボタ
魅音「ちょ…銀さん…血だらけだけど大丈夫?」
銀時「こういうのはな、場数をこなしてりゃ慣れんだよ」
レナ「ご、ごめんなさい先生…さすがにやりすぎたかも」
724: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 20:57:06.56 ID:o/0mBV14O
梨花「ただ…綿流しの日に富竹と鷹野は殺され…死体も見つかっているのですよ?」
銀時「……あ」
梨花「これが事実なら…銀時の推理がすべて破綻してしまうかもしれないのです」
銀時「いやいや、それはないから!ちゃんとそのトリックも考えてあるから!」
梨花「ほ、本当ですか!?」
銀時「名探偵銀さんは嘘つかないからね?」
銀時『そ、そんなのすっかり忘れてたァァァァ!トリックなんざ知るかァァァァ!』
銀時「……あ」
梨花「これが事実なら…銀時の推理がすべて破綻してしまうかもしれないのです」
銀時「いやいや、それはないから!ちゃんとそのトリックも考えてあるから!」
梨花「ほ、本当ですか!?」
銀時「名探偵銀さんは嘘つかないからね?」
銀時『そ、そんなのすっかり忘れてたァァァァ!トリックなんざ知るかァァァァ!』
731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 21:13:45.48 ID:o/0mBV14O
詩音「気になりますね…たしかに鷹野さん達が犯人なら…死体はどうしたんですか?」
銀時「それは…アレだよ、最近は食品偽装とか流行ってるからそんな感じで…」
圭一「…先生、食品偽装と死体偽装って大分手間が違うと思うんですけど」
魅音「多分…死体偽装なんて園崎でも出来ないよ」
銀時「……」
レナ「じゃ、じゃあ…先生の推理は……」
銀時「よーし分かった、じゃあお前らが納得するこの謎の解答を見せてやる!」
銀時『無理だァァ!ここまで来て今更退けるかってんだバッキャロォォォォ!!』
銀時「それは…アレだよ、最近は食品偽装とか流行ってるからそんな感じで…」
圭一「…先生、食品偽装と死体偽装って大分手間が違うと思うんですけど」
魅音「多分…死体偽装なんて園崎でも出来ないよ」
銀時「……」
レナ「じゃ、じゃあ…先生の推理は……」
銀時「よーし分かった、じゃあお前らが納得するこの謎の解答を見せてやる!」
銀時『無理だァァ!ここまで来て今更退けるかってんだバッキャロォォォォ!!』
740: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 21:30:12.61 ID:o/0mBV14O
銀時「魅音…マジで園崎でもそういうの無理なの?頑張ればいけるだろ?」
魅音「いや…無理だってば」
銀時「詩音、イケるよな?」
詩音「…無理だと思いますよ」
レナ「魅ぃちゃんたちでも出来ないのに…そんなこと出来る人がいるのかな?かな?」
銀時「……園崎で出来ないってことはだな」
沙都子「で…出来ないということは?」
銀時「そ…園崎家以上にデカい組織なら余裕で出来るってことだろ!」
銀時「つまり敵は自衛隊だとかマフィアとか真選組とかその辺りってわけだァァァァ!」
梨花「!」
銀時『何この頭悪い答え!?もはや屁理屈にもなってねェェェェ!』
魅音「いや…無理だってば」
銀時「詩音、イケるよな?」
詩音「…無理だと思いますよ」
レナ「魅ぃちゃんたちでも出来ないのに…そんなこと出来る人がいるのかな?かな?」
銀時「……園崎で出来ないってことはだな」
沙都子「で…出来ないということは?」
銀時「そ…園崎家以上にデカい組織なら余裕で出来るってことだろ!」
銀時「つまり敵は自衛隊だとかマフィアとか真選組とかその辺りってわけだァァァァ!」
梨花「!」
銀時『何この頭悪い答え!?もはや屁理屈にもなってねェェェェ!』
749: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 21:54:57.58 ID:o/0mBV14O
梨花「やはり…そうなのですか」
銀時「テメーらは知らないだろうが現実ってのは意外にアッサリしてるもんなの!」
銀時「フリーザ様の最終形態見た時みたいな衝撃が意外にあんの!」
銀時「だから……え、やっぱり?」
梨花「銀時の推理はさすがなのです…鷹野が…本当に犯人なのかもしれないのです」
銀時「……」
銀時『何この冴え渡る勘?…死亡フラグ?ねえこれ死亡フラグなの?』
銀時「テメーらは知らないだろうが現実ってのは意外にアッサリしてるもんなの!」
銀時「フリーザ様の最終形態見た時みたいな衝撃が意外にあんの!」
銀時「だから……え、やっぱり?」
梨花「銀時の推理はさすがなのです…鷹野が…本当に犯人なのかもしれないのです」
銀時「……」
銀時『何この冴え渡る勘?…死亡フラグ?ねえこれ死亡フラグなの?』
753: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 22:14:04.95 ID:o/0mBV14O
梨花「その組織について話せば長くなるのですが…鷹野が怪しいことは間違いないのです」
沙都子「そんな…鷹野さんが…信じられませんわ」
魅音「何にしても…用心するに越したことはないね…」
詩音「入江先生に何か聞いてみたらどうでしょうか、私から聞いてもいいですけど」
銀時「止めとけ、もしイルカ先生が敵ならお前がその日に鬼隠しにあっちまうだろ」
梨花「下手に動いては…逆に危険なのかもしれないのです」
銀時「……あ、やべえ」
圭一「どうしたんですか?」
銀時「敵を騙くらかす悪いこと思い付いちまったぜ…お前ら耳貸せ」
梨花「?」
沙都子「そんな…鷹野さんが…信じられませんわ」
魅音「何にしても…用心するに越したことはないね…」
詩音「入江先生に何か聞いてみたらどうでしょうか、私から聞いてもいいですけど」
銀時「止めとけ、もしイルカ先生が敵ならお前がその日に鬼隠しにあっちまうだろ」
梨花「下手に動いては…逆に危険なのかもしれないのです」
銀時「……あ、やべえ」
圭一「どうしたんですか?」
銀時「敵を騙くらかす悪いこと思い付いちまったぜ…お前ら耳貸せ」
梨花「?」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 23:19:31.84 ID:o/0mBV14O
---
銀時「…ってのはどうよ?」
梨花「ほ、本気なのですか?」
銀時「こいつは園崎…魅音と詩音にデカい負担が掛かる、やれるか?」
魅音「心配ないよ、仲間のためだったらね…おじさんは容赦しないから」
詩音「私もお姉と同じ意見です…梨花ちゃんは必ず守りますから」
銀時「よし…圭一、沙都子…テメーらも腹くくっとけよ」
圭一「言われるまでもないです、なあ沙都子!」
沙都子「私はとうの昔に覚悟は決まっていましてよ!」
梨花「みんな……」
銀時「…やるぞ、テメーらァ!」
一同「おー!」
銀時「…ってのはどうよ?」
梨花「ほ、本気なのですか?」
銀時「こいつは園崎…魅音と詩音にデカい負担が掛かる、やれるか?」
魅音「心配ないよ、仲間のためだったらね…おじさんは容赦しないから」
詩音「私もお姉と同じ意見です…梨花ちゃんは必ず守りますから」
銀時「よし…圭一、沙都子…テメーらも腹くくっとけよ」
圭一「言われるまでもないです、なあ沙都子!」
沙都子「私はとうの昔に覚悟は決まっていましてよ!」
梨花「みんな……」
銀時「…やるぞ、テメーらァ!」
一同「おー!」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 23:38:13.92 ID:o/0mBV14O
梨花『ねえ羽入…どうなると思う?』
羽入『あうあう…こ、今回だけは本当に予想がつかないのですよ……』
梨花『そう…つまり、可能性はあるってことなのね』
羽入『梨花…あまり期待を持ちすぎては……』
梨花『あんたも少しは信じなさい……あんたにだって魂はあるんでしょ?』
羽入『でも……』
梨花『…何?』
羽入『梨花の考えている最も良い結末になるとは…ボクには思えないのです』
梨花『え…は、羽入…!それはどういう意味なの?』
羽入『……』
羽入『あうあう…こ、今回だけは本当に予想がつかないのですよ……』
梨花『そう…つまり、可能性はあるってことなのね』
羽入『梨花…あまり期待を持ちすぎては……』
梨花『あんたも少しは信じなさい……あんたにだって魂はあるんでしょ?』
羽入『でも……』
梨花『…何?』
羽入『梨花の考えている最も良い結末になるとは…ボクには思えないのです』
梨花『え…は、羽入…!それはどういう意味なの?』
羽入『……』
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/25(金) 23:53:34.90 ID:o/0mBV14O
同日、夜
銀時「…じゃあなテメーら、気をつけて帰りやがれよ」
魅音「うん、先生もねー!」
レナ「じゃあ先生、またね!」
銀時「……さて、俺はもう一つ行くとするか」
詩音『銀さん……?』
同日-入江診療所
銀時「わんばんこー!あのーイルカ先生いらっしゃいますかァー?」
入江「はい…あ、あなたですか…どうかなさいましたか?」
銀時「イルカ先生、今お一人様?」
入江「イルカ先生…わ、私しか今はいませんが…」
銀時「…じゃあなテメーら、気をつけて帰りやがれよ」
魅音「うん、先生もねー!」
レナ「じゃあ先生、またね!」
銀時「……さて、俺はもう一つ行くとするか」
詩音『銀さん……?』
同日-入江診療所
銀時「わんばんこー!あのーイルカ先生いらっしゃいますかァー?」
入江「はい…あ、あなたですか…どうかなさいましたか?」
銀時「イルカ先生、今お一人様?」
入江「イルカ先生…わ、私しか今はいませんが…」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 00:04:40.65 ID:UTtFgcK5O
銀時「そうか…そいつはラッキーだった」
ヒュン!
入江「な、何を…」
銀時「木刀突き付けて脅すなんてやりたかねーが…少し話聞かせてくれるか?」
入江「…?」
銀時「あんた…一体何者なんだ?」
入江「わ、私はこの診療所を…」
銀時「言い方を変えてやろうか…テメーの後ろにはどんな組織が隠れてやがるんだ?」
入江「!…な、何のことを言っているかさっぱり」
銀時「古手梨花、山狗…ここまで言えば何を聞きてーかは分かるな?」
入江「ど…どうしてそれを…?」
ヒュン!
入江「な、何を…」
銀時「木刀突き付けて脅すなんてやりたかねーが…少し話聞かせてくれるか?」
入江「…?」
銀時「あんた…一体何者なんだ?」
入江「わ、私はこの診療所を…」
銀時「言い方を変えてやろうか…テメーの後ろにはどんな組織が隠れてやがるんだ?」
入江「!…な、何のことを言っているかさっぱり」
銀時「古手梨花、山狗…ここまで言えば何を聞きてーかは分かるな?」
入江「ど…どうしてそれを…?」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 00:14:33.49 ID:UTtFgcK5O
銀時「話せ…こっちは命が掛かってんだよ」
入江「い、命…?」
詩音「……」
詩音『こ、こっそり後を付けてみたら銀さん…私には危険だから行くなって言ったのに…』
詩音『それとも…私や他のみんなじゃ危ないからワザと一人で…?』
銀時「テメーが洗いざらい吐いたらこっちも目的を教えてやる…」
入江「わ、分かりました…長くなりますが聞いてください」
入江「い、命…?」
詩音「……」
詩音『こ、こっそり後を付けてみたら銀さん…私には危険だから行くなって言ったのに…』
詩音『それとも…私や他のみんなじゃ危ないからワザと一人で…?』
銀時「テメーが洗いざらい吐いたらこっちも目的を教えてやる…」
入江「わ、分かりました…長くなりますが聞いてください」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 00:32:26.57 ID:UTtFgcK5O
入江「…と言うわけです、ご理解いただけましたか?」
銀時「雛見沢症候群…適当なデマ吹いてんじゃねーだろうな?」
銀時「難しい単語織り交ぜときゃコイツ馬鹿だし簡単に騙せるアルとか?」
入江「お、思ってないですよ!雛見沢症候群はれっきとした病気なんです」
銀時「…テメーらはそれをあっちゃこっちゃ研究してんのか」
入江「ええ…何とか末期の患者も治療出来ないかと…悟史くんのような」
銀時「悟史くん…どっかで聞いたな」
詩音「さ、悟史くんがここにいるの!?」
入江「し、詩音さん!」
銀時「……」
銀時『お、お前どっから湧いて出た!?来んなって言ったろうがァァァァ!』
銀時「雛見沢症候群…適当なデマ吹いてんじゃねーだろうな?」
銀時「難しい単語織り交ぜときゃコイツ馬鹿だし簡単に騙せるアルとか?」
入江「お、思ってないですよ!雛見沢症候群はれっきとした病気なんです」
銀時「…テメーらはそれをあっちゃこっちゃ研究してんのか」
入江「ええ…何とか末期の患者も治療出来ないかと…悟史くんのような」
銀時「悟史くん…どっかで聞いたな」
詩音「さ、悟史くんがここにいるの!?」
入江「し、詩音さん!」
銀時「……」
銀時『お、お前どっから湧いて出た!?来んなって言ったろうがァァァァ!』
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 00:43:14.83 ID:UTtFgcK5O
入江「詩音さん!き…聞いていたんですか。!?」
銀時「し、詩音!お前危ねーから来んなって言っただろ!?」
詩音「ごめん…でも、私だって事件の謎が知りたいの……」
詩音「私…銀さんが来るずっと…ずっと前からこの事件を調べてきてたんだよ?」
銀時「……」
入江「…ええ、悟史くんはいます」
詩音「じゃあ今すぐに会わせて!監督お願い!!」
入江「ダメなんです…ダメなんです!どうか抑えてください!」
詩音「何でですか!悟史くんはすぐそこにいる…ここにいるんでしょう!?」
銀時「し、詩音!お前危ねーから来んなって言っただろ!?」
詩音「ごめん…でも、私だって事件の謎が知りたいの……」
詩音「私…銀さんが来るずっと…ずっと前からこの事件を調べてきてたんだよ?」
銀時「……」
入江「…ええ、悟史くんはいます」
詩音「じゃあ今すぐに会わせて!監督お願い!!」
入江「ダメなんです…ダメなんです!どうか抑えてください!」
詩音「何でですか!悟史くんはすぐそこにいる…ここにいるんでしょう!?」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 00:54:24.15 ID:UTtFgcK5O
入江「悟史くんの状態は…もう末期なんです!」
詩音「末期って…そんな…そんなのって…!」
入江「今の彼は幻覚が見え…目に映る人全てが敵だと思っています」
入江「今の彼に会うことは危険です…!」
詩音「そんな…悟史くんは…もう治らないの?…もう私の頭を撫でてくれないの?」
詩音「ずっと探してたのに…やっと見つかったのに…こんなのって!」
銀時「……」
詩音「末期って…そんな…そんなのって…!」
入江「今の彼は幻覚が見え…目に映る人全てが敵だと思っています」
入江「今の彼に会うことは危険です…!」
詩音「そんな…悟史くんは…もう治らないの?…もう私の頭を撫でてくれないの?」
詩音「ずっと探してたのに…やっと見つかったのに…こんなのって!」
銀時「……」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 01:04:58.33 ID:UTtFgcK5O
銀時「…会わせてやっちゃくれねーか、その悟史くんとやらに」
詩音「ぎ、銀さん…」
入江「き、聞いていたでしょう!今の悟史くんはもう前とは違うんです」
銀時「…人ってのは、どんなときでも他人と繋がっていたいと思うもんだ」
銀時「…病気で幻覚見えようが精神がいかれてようがそいつは変わらねえはずだ」
銀時「何より…こいつの、詩音の気持ちは真っ直ぐしてる…半端な気持ちじゃねーんだ」
入江「…分かりました、ただし治療室の中には入らない…これは約束してください」
詩音「ぎ、銀さん…」
入江「き、聞いていたでしょう!今の悟史くんはもう前とは違うんです」
銀時「…人ってのは、どんなときでも他人と繋がっていたいと思うもんだ」
銀時「…病気で幻覚見えようが精神がいかれてようがそいつは変わらねえはずだ」
銀時「何より…こいつの、詩音の気持ちは真っ直ぐしてる…半端な気持ちじゃねーんだ」
入江「…分かりました、ただし治療室の中には入らない…これは約束してください」
317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 16:02:28.25 ID:UTtFgcK5O
詩音「分かりました…絶対に中へは入りません」
入江「ではこちらへ…地下に降ります」
銀時「無理言って悪かったな…」
入江「いえ…これが私に出来るせめてもの罪滅ぼしです」
銀時『コイツが鬼隠し事件の黒幕じゃねーとすると…ほぼ決まりだな』
同日-診療所地下
入江「ここです…ここから中の様子が見えます」
詩音「さ、悟史くん…悟史くん!」
銀時「……」
銀時『こいつが沙都子の兄貴で…詩音がずっと探し続けてた奴か…』
入江「ではこちらへ…地下に降ります」
銀時「無理言って悪かったな…」
入江「いえ…これが私に出来るせめてもの罪滅ぼしです」
銀時『コイツが鬼隠し事件の黒幕じゃねーとすると…ほぼ決まりだな』
同日-診療所地下
入江「ここです…ここから中の様子が見えます」
詩音「さ、悟史くん…悟史くん!」
銀時「……」
銀時『こいつが沙都子の兄貴で…詩音がずっと探し続けてた奴か…』
319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 16:11:56.00 ID:UTtFgcK5O
詩音「ねえ悟史くん…聞こえてる?私…ちゃんと待ってるよ、ずっと…ずっと」
詩音「沙都子の世話もちゃんとしてるから…あの時の約束、ちゃんと守ってるよ?」
詩音「悟史くんがいつ帰ってきてもいいように…私、私……!」
悟史「…………」
入江「もう…いいでしょう、こうして他人の声を聞かせるのもよくないんです」
銀時「…本当にそう思うか?」
入江「え…?」
悟史「………っ」
銀時「じゃああいつの頬流れてんのは…天井の雨漏りの水か?」
入江「そ、そんな…あり得ない…あり得ません……こんなことが…!」
詩音「沙都子の世話もちゃんとしてるから…あの時の約束、ちゃんと守ってるよ?」
詩音「悟史くんがいつ帰ってきてもいいように…私、私……!」
悟史「…………」
入江「もう…いいでしょう、こうして他人の声を聞かせるのもよくないんです」
銀時「…本当にそう思うか?」
入江「え…?」
悟史「………っ」
銀時「じゃああいつの頬流れてんのは…天井の雨漏りの水か?」
入江「そ、そんな…あり得ない…あり得ません……こんなことが…!」
323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 16:25:36.78 ID:UTtFgcK5O
詩音「…さ、悟史くん!!」
銀時「見ろ…透き通った綺麗な涙じゃねーか」
入江「…奇跡です、こんなことが本当に……」
銀時「あいつらは分かってんだ…涙一つだけでも互いのことがちゃんと理解できんだよ」
詩音「悟史くん…私も応援する……いつか必ず帰ってきて…?沙都子も待ってるから…」
入江「……」
同日-入江診療所、玄関前
入江「今日は…色々とすみませんでした」
銀時「いや…おかげさんで色々と分かった、感謝するわ」
入江「私に出来ることがあればいつでも力になりますから…」
銀時「そうかい…ありがとよ」
銀時「見ろ…透き通った綺麗な涙じゃねーか」
入江「…奇跡です、こんなことが本当に……」
銀時「あいつらは分かってんだ…涙一つだけでも互いのことがちゃんと理解できんだよ」
詩音「悟史くん…私も応援する……いつか必ず帰ってきて…?沙都子も待ってるから…」
入江「……」
同日-入江診療所、玄関前
入江「今日は…色々とすみませんでした」
銀時「いや…おかげさんで色々と分かった、感謝するわ」
入江「私に出来ることがあればいつでも力になりますから…」
銀時「そうかい…ありがとよ」
325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 16:33:14.21 ID:UTtFgcK5O
同日-帰り道
銀時「……」
詩音「……」
銀時『き、気まずい…どうすりゃいいんだオイ!何て話しかけりゃいい!?』
銀時『軽いノリで行ったらいいのか?それとも…』
詩音「銀さん」
銀時「…ピ、ピカチュウ!」
銀時『ピカチュウって何!?自分でも全然意味が分からないんだけどォォォォ!?』
銀時「……」
詩音「……」
銀時『き、気まずい…どうすりゃいいんだオイ!何て話しかけりゃいい!?』
銀時『軽いノリで行ったらいいのか?それとも…』
詩音「銀さん」
銀時「…ピ、ピカチュウ!」
銀時『ピカチュウって何!?自分でも全然意味が分からないんだけどォォォォ!?』
329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 16:42:49.33 ID:UTtFgcK5O
詩音「何ですかピカチュウって…それより、さっきはごめんなさい」
銀時「……謝るこたねーよ」
詩音「どんな形でも…悟史くんにちゃんと会えた、まだ…無事だって分かった」
詩音「本当に…嬉しかった」
銀時「…信じてやれ、あいつは必ず治ってくる」
詩音「…?」
銀時「あいつは今まで一人で病気と戦ってた…お前が信じてやれば二人で戦えんだろ」
銀時「それでもまだ足りねーなら…俺の魂だって分けてやる」
詩音「銀さん…あ、ありがとう…」
銀時「……謝るこたねーよ」
詩音「どんな形でも…悟史くんにちゃんと会えた、まだ…無事だって分かった」
詩音「本当に…嬉しかった」
銀時「…信じてやれ、あいつは必ず治ってくる」
詩音「…?」
銀時「あいつは今まで一人で病気と戦ってた…お前が信じてやれば二人で戦えんだろ」
銀時「それでもまだ足りねーなら…俺の魂だって分けてやる」
詩音「銀さん…あ、ありがとう…」
335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 16:54:06.51 ID:UTtFgcK5O
銀時「ただ…梨花を助けることも忘れんじゃねーぞ?」
詩音「うん…梨花ちゃんも銀さんも私の大切な仲間ですからね!」
銀時「……ああ、園崎家を説得すんのはお前と魅音に任せるからな」
詩音「ええ、任せてください!」
銀時『俺が仲間…か』
同日-園崎家
詩音「…というわけなんです、協力してくれませんか?」
魅音「お母さん…お願い!梨花ちゃんを助けるためにも…」
茜「その敵ってのは…そこまでしなきゃならないくらい大きな組織なのかい?」
詩音「うん…梨花ちゃんも銀さんも私の大切な仲間ですからね!」
銀時「……ああ、園崎家を説得すんのはお前と魅音に任せるからな」
詩音「ええ、任せてください!」
銀時『俺が仲間…か』
同日-園崎家
詩音「…というわけなんです、協力してくれませんか?」
魅音「お母さん…お願い!梨花ちゃんを助けるためにも…」
茜「その敵ってのは…そこまでしなきゃならないくらい大きな組織なのかい?」
336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 17:04:09.81 ID:UTtFgcK5O
魅音「うん…思った以上に敵も強いみたい、簡単に勝てる相手じゃないね」
茜「なら軽々しく賛成は出来ないね、園崎だけでそんな奴らを相手にしろってのかい?」
詩音「園崎に丸投げするようなことはしません、私たちも戦います」
魅音「一応…あたし達にも策があるんだけど聞いてもらえないかな?」
茜「へえ…面白いね、聞こうじゃないか」
茜「なら軽々しく賛成は出来ないね、園崎だけでそんな奴らを相手にしろってのかい?」
詩音「園崎に丸投げするようなことはしません、私たちも戦います」
魅音「一応…あたし達にも策があるんだけど聞いてもらえないかな?」
茜「へえ…面白いね、聞こうじゃないか」
338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 17:15:11.17 ID:UTtFgcK5O
---
茜「………」
詩音「どうですか…お母さん」
茜「まさか…この策を考えたのもあの男かい?」
魅音「うん、結構危険な策だけれど…」
茜「確かに園崎の負担は軽くなるね…ただその分、あんた達は危険だよ?」
詩音「少しくらいの危険は覚悟してます…それに」
茜「それに…?」
魅音「銀さんが…『テメーらは絶対に俺が守ってやる』って約束してくれたしね」
茜「フフ…本当に面白い男だよ…いいさ、そこまで言われちゃあたしも退けないさね!」
魅音「お母さん!」
茜「ただし、魅音…詩音も…絶対に怪我すんじゃないよ」
茜「………」
詩音「どうですか…お母さん」
茜「まさか…この策を考えたのもあの男かい?」
魅音「うん、結構危険な策だけれど…」
茜「確かに園崎の負担は軽くなるね…ただその分、あんた達は危険だよ?」
詩音「少しくらいの危険は覚悟してます…それに」
茜「それに…?」
魅音「銀さんが…『テメーらは絶対に俺が守ってやる』って約束してくれたしね」
茜「フフ…本当に面白い男だよ…いいさ、そこまで言われちゃあたしも退けないさね!」
魅音「お母さん!」
茜「ただし、魅音…詩音も…絶対に怪我すんじゃないよ」
340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 17:29:56.86 ID:UTtFgcK5O
同日、夜-園崎家
銀時「そうか…これで一応の目処は立ったな」
沙都子「私も準備は出来ていますわ」
レナ「銀さんが言ってたフードの付いてるカッパ二つ、買っておいたよ!」
詩音「私たちも園崎を何とか説得出来ましたからね…」
圭一「これでほとんどの準備は出来たな…」
魅音「みんな…必ず成功させるよ!」
梨花『そう…必ず…必ず成功させてみせるわ』
銀時「そうか…これで一応の目処は立ったな」
沙都子「私も準備は出来ていますわ」
レナ「銀さんが言ってたフードの付いてるカッパ二つ、買っておいたよ!」
詩音「私たちも園崎を何とか説得出来ましたからね…」
圭一「これでほとんどの準備は出来たな…」
魅音「みんな…必ず成功させるよ!」
梨花『そう…必ず…必ず成功させてみせるわ』
341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 17:42:35.39 ID:UTtFgcK5O
同日-某所
鷹野「そう…やはり彼がね」
小此木「どうやら我々のことを嗅ぎ回っているようです…早いうちに始末しますか?」
鷹野「私も今日会ってきたわ…そこまで頭がキレるようには思えなかったけど…」
小此木「仲間を集い、不穏な動きを見せています…我々の目的に勘図いている可能性も」
鷹野「…今はまだ生かしておきなさい、騒ぎが起こればやりにくくなるわ」
小此木「綿流しまで待て…ですか、了解しました」
鷹野「それに…何が起こるか分かっていたところで防ぐことが出来るわけでもないわ…」
鷹野「そう…やはり彼がね」
小此木「どうやら我々のことを嗅ぎ回っているようです…早いうちに始末しますか?」
鷹野「私も今日会ってきたわ…そこまで頭がキレるようには思えなかったけど…」
小此木「仲間を集い、不穏な動きを見せています…我々の目的に勘図いている可能性も」
鷹野「…今はまだ生かしておきなさい、騒ぎが起こればやりにくくなるわ」
小此木「綿流しまで待て…ですか、了解しました」
鷹野「それに…何が起こるか分かっていたところで防ぐことが出来るわけでもないわ…」
347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 17:56:04.90 ID:UTtFgcK5O
---
綿流し前日、夜-園崎宅にて
銀時『さあ…ヤロー共との騙し合いはこっからが勝負だ』
ピリリリリ ピリリリリ
梨花『もしもし…』
銀時「よう、梨花か?」
梨花『はい…何かありましたですか?』
銀時「ヤベェぞ…敵も俺たちの動きに気付き始めたみてーだ」
梨花『そ、そんな!ボクはどうすれば…』
銀時「明日は綿流し当日だ…いいか、朝になって日が昇ったらすぐに家を出ろ」
銀時「例の場所で魅音が待ってるからそこで一緒に車に乗れ」
梨花「わ、分かりましたのです…!」
銀時「じゃあ…あとは頼んだぞ」
梨花「はいなのです!」
銀時『さて…こっからだな』
綿流し前日、夜-園崎宅にて
銀時『さあ…ヤロー共との騙し合いはこっからが勝負だ』
ピリリリリ ピリリリリ
梨花『もしもし…』
銀時「よう、梨花か?」
梨花『はい…何かありましたですか?』
銀時「ヤベェぞ…敵も俺たちの動きに気付き始めたみてーだ」
梨花『そ、そんな!ボクはどうすれば…』
銀時「明日は綿流し当日だ…いいか、朝になって日が昇ったらすぐに家を出ろ」
銀時「例の場所で魅音が待ってるからそこで一緒に車に乗れ」
梨花「わ、分かりましたのです…!」
銀時「じゃあ…あとは頼んだぞ」
梨花「はいなのです!」
銀時『さて…こっからだな』
353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 18:10:21.17 ID:UTtFgcK5O
---
小此木「鷹野三佐…古手家の電話通信を盗聴した結果、ある情報を入手しました」
鷹野「何かしら?」
小此木「明日の朝、古手梨花を逃走させる計画があるようです」
鷹野「逃走…?」
小此木「園崎魅音ととある場所で待ち合わせ、そこから車で逃げるとのことで…」
鷹野「浅い計画…心配をするほどのこともなさそうね」
鷹野「でも…そうね、用心に越したことはないわ」
小此木「と、言いますと?」
鷹野「明日の朝、古手梨花が逃走を図って家から脱出した所を確保」
鷹野「そして…園崎魅音にも目を光らせておきなさい」
小此木「了解しました」
小此木「鷹野三佐…古手家の電話通信を盗聴した結果、ある情報を入手しました」
鷹野「何かしら?」
小此木「明日の朝、古手梨花を逃走させる計画があるようです」
鷹野「逃走…?」
小此木「園崎魅音ととある場所で待ち合わせ、そこから車で逃げるとのことで…」
鷹野「浅い計画…心配をするほどのこともなさそうね」
鷹野「でも…そうね、用心に越したことはないわ」
小此木「と、言いますと?」
鷹野「明日の朝、古手梨花が逃走を図って家から脱出した所を確保」
鷹野「そして…園崎魅音にも目を光らせておきなさい」
小此木「了解しました」
356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 18:20:54.79 ID:UTtFgcK5O
鷹野「私は…富竹に会ってくるわ」
小此木「予定よりも早いですが…実行に?」
鷹野「ええ…明日は少しバタバタしそうだから」
---
富竹「鷹野さん、僕に話したいことがあるんだって?」
鷹野「ねえ富竹さん…私のこと、好き?」
富竹「な、何を急に…何かの冗談かい?」
鷹野「冗談なんかじゃないわ…私は富竹さんが好きよ?」
鷹野「だから…私に協力してほしいの」
富竹「き…君は一体何を……?」
小此木「予定よりも早いですが…実行に?」
鷹野「ええ…明日は少しバタバタしそうだから」
---
富竹「鷹野さん、僕に話したいことがあるんだって?」
鷹野「ねえ富竹さん…私のこと、好き?」
富竹「な、何を急に…何かの冗談かい?」
鷹野「冗談なんかじゃないわ…私は富竹さんが好きよ?」
鷹野「だから…私に協力してほしいの」
富竹「き…君は一体何を……?」
357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 18:30:59.27 ID:UTtFgcK5O
---
富竹「そ、そんな計画…僕が協力出来るわけが…」
鷹野「あら出来るわよ、あなたなら…私と一緒に来てくれるわ」
鷹野「協力してくれたら…見返りに私のすべてをあげるわ、私を好きにしていいのよ?」
富竹「……君は間違ってる、僕は君には協力しない…何があっても!」
鷹野「そう…残念だわ、本当に…残念!」
富竹「う、うわっ!」
小此木「失礼しますよ…富竹二尉」
富竹「くそっ…離せ!こんなことをして一体…」
鷹野「富竹さん、注射の時間よ…そしてお別れね」
富竹「そ、それは…」
富竹「そ、そんな計画…僕が協力出来るわけが…」
鷹野「あら出来るわよ、あなたなら…私と一緒に来てくれるわ」
鷹野「協力してくれたら…見返りに私のすべてをあげるわ、私を好きにしていいのよ?」
富竹「……君は間違ってる、僕は君には協力しない…何があっても!」
鷹野「そう…残念だわ、本当に…残念!」
富竹「う、うわっ!」
小此木「失礼しますよ…富竹二尉」
富竹「くそっ…離せ!こんなことをして一体…」
鷹野「富竹さん、注射の時間よ…そしてお別れね」
富竹「そ、それは…」
371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 18:46:34.82 ID:UTtFgcK5O
鷹野「『H173』…雛見沢症候群の症状を即座にL5にする薬よ」
富竹「そ、そんな…それはもう開発されていないはずじゃ…」
鷹野「そう…だから持っているのは私だけ、私だけしか持っていないの」
富竹「そんなものを…一体どこに隠し持っていたんだ…」
富竹「僕が君の荷物を調べたときにはそんなものはどこにも…」
鷹野「隠し持ってなんかないわ…入江診療所の薬品棚に並べておいたもの…フフ…」
鷹野「診療所の薬品管理は全て私の仕事…だから普通の薬品の中に紛れこませておいたのよ」
鷹野「薬を隠すなら薬の中…そうでしょう?」
富竹「そんな…」
鷹野「時間がないわね…もう眠ってもらうわ」
富竹「そ、そんな…それはもう開発されていないはずじゃ…」
鷹野「そう…だから持っているのは私だけ、私だけしか持っていないの」
富竹「そんなものを…一体どこに隠し持っていたんだ…」
富竹「僕が君の荷物を調べたときにはそんなものはどこにも…」
鷹野「隠し持ってなんかないわ…入江診療所の薬品棚に並べておいたもの…フフ…」
鷹野「診療所の薬品管理は全て私の仕事…だから普通の薬品の中に紛れこませておいたのよ」
鷹野「薬を隠すなら薬の中…そうでしょう?」
富竹「そんな…」
鷹野「時間がないわね…もう眠ってもらうわ」
384: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 18:53:24.28 ID:UTtFgcK5O
富竹「止め……うっ…」
鷹野「麻酔が完全に効いたら注射しなさい、注射したら適当な山に捨ててくるのよ」
小此木「了解しました」
鷹野「さようなら…富竹さん、あなたのこと…嫌いじゃなかったわよ」
雛見沢-裏山
雲雀13「この辺りでいいか」
鳳5「早く行くぞ、目覚めて暴れ出したら巻き添えだ」
雲雀13「ああ…」
---
富竹「うっ…ぼ、僕は一体…L5になってしまったんじゃ……」
富竹「…体が少し潤ってフレッシュに感じるのは何故だろう?」
鷹野「麻酔が完全に効いたら注射しなさい、注射したら適当な山に捨ててくるのよ」
小此木「了解しました」
鷹野「さようなら…富竹さん、あなたのこと…嫌いじゃなかったわよ」
雛見沢-裏山
雲雀13「この辺りでいいか」
鳳5「早く行くぞ、目覚めて暴れ出したら巻き添えだ」
雲雀13「ああ…」
---
富竹「うっ…ぼ、僕は一体…L5になってしまったんじゃ……」
富竹「…体が少し潤ってフレッシュに感じるのは何故だろう?」
395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 19:10:09.17 ID:UTtFgcK5O
富竹「何だろう…この湧き上がる新鮮な水分感!」
富竹「フレッシュフレッシュフレーッシュ……」
富竹「………」
富竹『なんてやってる場合じゃない…はやく番犬を呼ばなければ…!』
---
綿流し当日-夜明け前
梨花「沙都子……ちゃんとカッパは着ましたですか?」
沙都子「もちろんですわ…行きますわよ、梨花!」
梨花『さあ…今日が勝負よ、私は絶対に負けない…!』
富竹「フレッシュフレッシュフレーッシュ……」
富竹「………」
富竹『なんてやってる場合じゃない…はやく番犬を呼ばなければ…!』
---
綿流し当日-夜明け前
梨花「沙都子……ちゃんとカッパは着ましたですか?」
沙都子「もちろんですわ…行きますわよ、梨花!」
梨花『さあ…今日が勝負よ、私は絶対に負けない…!』
408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 19:24:40.41 ID:UTtFgcK5O
雲雀5「で、出てきた…急げ!目標が日の出前に逃げ出したぞ!一人じゃない、二人だ!」
鳳7「任せろ、子供ならすぐに……ウオアッ!?」
雲雀5「どうした!…オワッ!」
沙都子『その辺り一帯は私が仕掛けた罠の宝庫…せいぜいお気をつけなさいませ!』
雲雀5『連絡!鳳1応答願います!』
小此木「どうした!なにがあった?」
雲雀5『目標の逃走を許しました!追撃の部隊も罠に掛かっている模様です!』
小此木「あれほど侮るなと…お前達はそこで待機だ!」
鳳7「任せろ、子供ならすぐに……ウオアッ!?」
雲雀5「どうした!…オワッ!」
沙都子『その辺り一帯は私が仕掛けた罠の宝庫…せいぜいお気をつけなさいませ!』
雲雀5『連絡!鳳1応答願います!』
小此木「どうした!なにがあった?」
雲雀5『目標の逃走を許しました!追撃の部隊も罠に掛かっている模様です!』
小此木「あれほど侮るなと…お前達はそこで待機だ!」
415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 19:34:29.85 ID:UTtFgcK5O
小此木「鳳9、園崎魅音の姿は捉えているか?」
鳳9『こちら鳳9!園崎魅音に加え、黒服の男二名を確認しています』
小此木「よし…全隊鳳9の元へ向かえ!目標以外には発砲も許可する!」
鳳3『で、伝令!こちらにも同じく園崎魅音の姿を確認!』
小此木「な、何!?そんな馬鹿な話があるか!」
鳳3「確認しました!間違いなく園崎魅音です!」
小此木「ど、どうなってる…!」
鷹野「…なるほど、やられたわね」
鳳9『こちら鳳9!園崎魅音に加え、黒服の男二名を確認しています』
小此木「よし…全隊鳳9の元へ向かえ!目標以外には発砲も許可する!」
鳳3『で、伝令!こちらにも同じく園崎魅音の姿を確認!』
小此木「な、何!?そんな馬鹿な話があるか!」
鳳3「確認しました!間違いなく園崎魅音です!」
小此木「ど、どうなってる…!」
鷹野「…なるほど、やられたわね」
419: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 19:45:06.73 ID:UTtFgcK5O
---
沙都子「梨花…ここで別れますわよ、どうかご無事でいらしてくださいまし!」
梨花「ボクにはオヤシロ様がついているのですよ、沙都子こそ…」
沙都子「私は心配いりませんわ!さあ、早く!」
雲雀2「奴ら二手に分かれたぞ!」
雲雀11「どっちが目標だ!?奴ら同じ雨ガッパを着てフードを…顔が確認出来ない!」
雲雀2「くそっ、俺たちも二手に別れるんだ!」
---
鳳5『鳳1!自分達はどちらへ向かえば!?』
鳳2『鳳1!応答願います!』
雲雀13『指示を待ちます!』
小此木「くっ…焦って攪乱されるな馬鹿どもめ!混乱している場合か!」
沙都子「梨花…ここで別れますわよ、どうかご無事でいらしてくださいまし!」
梨花「ボクにはオヤシロ様がついているのですよ、沙都子こそ…」
沙都子「私は心配いりませんわ!さあ、早く!」
雲雀2「奴ら二手に分かれたぞ!」
雲雀11「どっちが目標だ!?奴ら同じ雨ガッパを着てフードを…顔が確認出来ない!」
雲雀2「くそっ、俺たちも二手に別れるんだ!」
---
鳳5『鳳1!自分達はどちらへ向かえば!?』
鳳2『鳳1!応答願います!』
雲雀13『指示を待ちます!』
小此木「くっ…焦って攪乱されるな馬鹿どもめ!混乱している場合か!」
424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 19:57:48.23 ID:UTtFgcK5O
鳳3『お、鳳1!こちらで園崎魅音と子供が接触しました!』
小此木「誰だ!目標だったか!?」
鳳3『そ…それが、雨具を身に付けフードを被っており…確認が困難です!』
小此木「な、何だと…!?」
鳳9『こ、こちらも同じく雨具を身につけた子供と園崎魅音が接触!』
鳳9『目標か否かの判別は不可能です!』
小此木「くそっ…罠だったのか!」
小此木「誰だ!目標だったか!?」
鳳3『そ…それが、雨具を身に付けフードを被っており…確認が困難です!』
小此木「な、何だと…!?」
鳳9『こ、こちらも同じく雨具を身につけた子供と園崎魅音が接触!』
鳳9『目標か否かの判別は不可能です!』
小此木「くそっ…罠だったのか!」
428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 20:07:09.18 ID:UTtFgcK5O
鳳9『車を出しました!園崎本家に向かっている模様です!』
鳳3『こちらは園崎本家とは別方向へ!』
小此木「安全な園崎本家へ向かったか…裏をかいて別方向へ逃げたか…」
小此木「やむを得ん…部隊を二手に二分しろ!」
車内-
魅音「ははっ、やったね梨花ちゃん!」
梨花「みー、銀時の作戦勝ちなのですよ」
魅音「確かにそうだよね…でもこんなに上手く行くとは思わなかったよ」
梨花「きっと子供だと思って調子に乗っていたのですよ」
魅音「フッフッフ…あたしらを相手に手を抜くなんて馬鹿だねぇ」
梨花『沙都子は…無事に逃げ切れたかしら』
鳳3『こちらは園崎本家とは別方向へ!』
小此木「安全な園崎本家へ向かったか…裏をかいて別方向へ逃げたか…」
小此木「やむを得ん…部隊を二手に二分しろ!」
車内-
魅音「ははっ、やったね梨花ちゃん!」
梨花「みー、銀時の作戦勝ちなのですよ」
魅音「確かにそうだよね…でもこんなに上手く行くとは思わなかったよ」
梨花「きっと子供だと思って調子に乗っていたのですよ」
魅音「フッフッフ…あたしらを相手に手を抜くなんて馬鹿だねぇ」
梨花『沙都子は…無事に逃げ切れたかしら』
430: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 20:19:47.63 ID:UTtFgcK5O
もう一方の車内
沙都子「おーっほっほっ!私の罠に掛かっていく無様な姿は痛快でしたわね!」
沙都子「あれは詩音さんにも見せてさし上げたかったですわ!」
詩音「ええ、私も見たかったですよ」
沙都子「梨花はちゃんと逃げ切れましたでしょうか…?」
詩音「大丈夫…信じましょう、私たちは本家で敵を迎え撃つことを考えていましょう」
---
別車内-第三の車
葛西「……」
圭一「……」
銀時「……」
圭一『あの…ぎ、銀さん…何ですか、この重い空気?』
銀時『いや知らねーって…てかなにあの怖い人!?グラサン超怖いんですけど!』
沙都子「おーっほっほっ!私の罠に掛かっていく無様な姿は痛快でしたわね!」
沙都子「あれは詩音さんにも見せてさし上げたかったですわ!」
詩音「ええ、私も見たかったですよ」
沙都子「梨花はちゃんと逃げ切れましたでしょうか…?」
詩音「大丈夫…信じましょう、私たちは本家で敵を迎え撃つことを考えていましょう」
---
別車内-第三の車
葛西「……」
圭一「……」
銀時「……」
圭一『あの…ぎ、銀さん…何ですか、この重い空気?』
銀時『いや知らねーって…てかなにあの怖い人!?グラサン超怖いんですけど!』
435: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 20:31:50.27 ID:UTtFgcK5O
葛西「…目的地は裏山でいいんですよね?」
銀時「え、ええそうですマダオさん」
葛西「マダオ…?」
銀時「あ」
銀時『し、しまったァァァ!マダオの意味バレたら殺されるゥゥゥゥ!!』
葛西「マダオとは…?」
圭一「お、俺も知らないですね…銀さん、マダオって何ですか?」
銀時「…ま、『マ』ジで『ダ』ンディーな『お』兄さん、略してマダオって言うんすよ」
葛西「………」
銀時『ち、沈黙がァァァ!沈黙が怖いんですけどォォォォ!』
葛西「……いい呼び名ですね、マダオ」
銀時「……え?」
銀時「え、ええそうですマダオさん」
葛西「マダオ…?」
銀時「あ」
銀時『し、しまったァァァ!マダオの意味バレたら殺されるゥゥゥゥ!!』
葛西「マダオとは…?」
圭一「お、俺も知らないですね…銀さん、マダオって何ですか?」
銀時「…ま、『マ』ジで『ダ』ンディーな『お』兄さん、略してマダオって言うんすよ」
葛西「………」
銀時『ち、沈黙がァァァ!沈黙が怖いんですけどォォォォ!』
葛西「……いい呼び名ですね、マダオ」
銀時「……え?」
444: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 20:43:52.81 ID:UTtFgcK5O
銀時「で、ですよねー!マダオって最高ですよねー!」
圭一「マダオってそういう意味だったんですか…」
銀時「……あっ!」
圭一「ど、どうしたんですか?まさか敵が…?」
銀時「いやそんなんじゃねえけど…た、頼む!ちょっと止めてくれ!」
葛西「……?」
圭一「ぎ…銀さん、こんな時に何ですか!」
銀時「お前超重要事項だぞ!半端ねえぞマジで!」
葛西「…止めましょう」
銀時「さすがマダオ!話が分かる、圭一もこういう立派なマダオ目指せ」
圭一「すいません、何か馬鹿にされてるように聞こえるんですけど」
圭一「マダオってそういう意味だったんですか…」
銀時「……あっ!」
圭一「ど、どうしたんですか?まさか敵が…?」
銀時「いやそんなんじゃねえけど…た、頼む!ちょっと止めてくれ!」
葛西「……?」
圭一「ぎ…銀さん、こんな時に何ですか!」
銀時「お前超重要事項だぞ!半端ねえぞマジで!」
葛西「…止めましょう」
銀時「さすがマダオ!話が分かる、圭一もこういう立派なマダオ目指せ」
圭一「すいません、何か馬鹿にされてるように聞こえるんですけど」
447: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 20:53:59.09 ID:UTtFgcK5O
銀時「ホントごめん!すぐ!ホントにすぐ来るから!」
圭一「銀さん、一体どこに行くんだ…」
葛西「どうも何かのお店に入ったようですが……」
銀時「…………」
銀時「う、ウオオッ!半端ねぇ!ジャンプが200円でお釣りが来る!!」
銀時「やっぱ今のジャンプは高すぎなんだよなー…これ永久保存決定だな、うん」
圭一「いやあんた何やってんですかァァァァ!」
圭一「銀さん、一体どこに行くんだ…」
葛西「どうも何かのお店に入ったようですが……」
銀時「…………」
銀時「う、ウオオッ!半端ねぇ!ジャンプが200円でお釣りが来る!!」
銀時「やっぱ今のジャンプは高すぎなんだよなー…これ永久保存決定だな、うん」
圭一「いやあんた何やってんですかァァァァ!」
460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 21:10:42.54 ID:UTtFgcK5O
雛見沢-裏山
銀時「着いたか…やれやれ大分時間が掛かっちまったな」
圭一「いや、銀さんがジャンプ買ってたからですよね?」
銀時「それよか梨花たちはどうした?」
圭一「レナも…確か先に裏山に来て準備してるって言ってたけど…」
レナ「あっ、先生と圭一くん!遅いよー!」
圭一「悪い、銀さんがジャンプ買いたいっていうから…」
銀時「ば、馬鹿!」
レナ「…先生、この緊急事態に何やってるのかな?かな?」
銀時「ま、また鉈が…しかも何で今度は二刀流!?ちょっとカッコいいんだけど!」
梨花「一体…何をやってるのですか?」
魅音「さあ…」
銀時「着いたか…やれやれ大分時間が掛かっちまったな」
圭一「いや、銀さんがジャンプ買ってたからですよね?」
銀時「それよか梨花たちはどうした?」
圭一「レナも…確か先に裏山に来て準備してるって言ってたけど…」
レナ「あっ、先生と圭一くん!遅いよー!」
圭一「悪い、銀さんがジャンプ買いたいっていうから…」
銀時「ば、馬鹿!」
レナ「…先生、この緊急事態に何やってるのかな?かな?」
銀時「ま、また鉈が…しかも何で今度は二刀流!?ちょっとカッコいいんだけど!」
梨花「一体…何をやってるのですか?」
魅音「さあ…」
465: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 21:21:37.43 ID:UTtFgcK5O
雲雀13「いたぞ!」
銀時「ほらみろ!モタモタやってっから敵が追い付いちまったじゃねーかァァァァ!」
圭一「いや銀さんのせいでもありますからね!?」
魅音「梨花ちゃん、フード深くかぶって…顔隠して」ボソッ
銀時「ジャンプ買っただけなのに何その言い方!もういい、分かった!銀さん怒った!」
銀時「テメーらみんな先に行け、ここは責任取って俺が止めてやろうじゃねーか!」
圭一「ぎ、銀さん一人で!?」
葛西「私も一緒に…」
銀時「あんたはコイツら連れてもっと山奥に入っててくれ、子供の世話は任せたわ」
銀時「ほらみろ!モタモタやってっから敵が追い付いちまったじゃねーかァァァァ!」
圭一「いや銀さんのせいでもありますからね!?」
魅音「梨花ちゃん、フード深くかぶって…顔隠して」ボソッ
銀時「ジャンプ買っただけなのに何その言い方!もういい、分かった!銀さん怒った!」
銀時「テメーらみんな先に行け、ここは責任取って俺が止めてやろうじゃねーか!」
圭一「ぎ、銀さん一人で!?」
葛西「私も一緒に…」
銀時「あんたはコイツら連れてもっと山奥に入っててくれ、子供の世話は任せたわ」
471: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 21:40:32.04 ID:UTtFgcK5O
葛西「…分かりました、みんなこっちへ来るんだ」
梨花「銀時!一人じゃ無理です!一緒に…」
魅音「梨花ちゃん!先生を信じよう…」
梨花「……銀時」
雲雀13「追え!山奥に入って姿が見えなくなる前に捕らえろ!」
銀時「おっと…テメーらを通すわけにゃいかねーんだよ」
雲雀13「何だ…お前一人で俺たちを相手にするつもりか?」
雲雀4「単なる馬鹿か死にたがってんのか…」
銀時「俺が馬鹿かどうかはともかく…テメーらは底抜けのアホだな」
雲雀4「な、何!?」
銀時「テメーらはキレイに俺の悪巧みにハマってくれたんだよ」
梨花「銀時!一人じゃ無理です!一緒に…」
魅音「梨花ちゃん!先生を信じよう…」
梨花「……銀時」
雲雀13「追え!山奥に入って姿が見えなくなる前に捕らえろ!」
銀時「おっと…テメーらを通すわけにゃいかねーんだよ」
雲雀13「何だ…お前一人で俺たちを相手にするつもりか?」
雲雀4「単なる馬鹿か死にたがってんのか…」
銀時「俺が馬鹿かどうかはともかく…テメーらは底抜けのアホだな」
雲雀4「な、何!?」
銀時「テメーらはキレイに俺の悪巧みにハマってくれたんだよ」
478: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 21:54:41.02 ID:UTtFgcK5O
---
数日前…大石、園崎家が和議を結んだ夜
銀時「敵を騙くらかす悪いこと思い付いちまったぜ…お前ら耳貸せ」
梨花「?」
銀時「魅音、お前影分身しろ」
魅音「……は?」
レナ「か、影分身…?」
銀時「聞いた話じゃ敵は思った以上にデカい…このまま行ったらパーティーは全滅だ」
銀時「レベル99で耐性がMAXのデスタムーアにバブルスライムで戦うみてーなモンだ」
圭一「いやよく分かりませんけど」
数日前…大石、園崎家が和議を結んだ夜
銀時「敵を騙くらかす悪いこと思い付いちまったぜ…お前ら耳貸せ」
梨花「?」
銀時「魅音、お前影分身しろ」
魅音「……は?」
レナ「か、影分身…?」
銀時「聞いた話じゃ敵は思った以上にデカい…このまま行ったらパーティーは全滅だ」
銀時「レベル99で耐性がMAXのデスタムーアにバブルスライムで戦うみてーなモンだ」
圭一「いやよく分かりませんけど」
482: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 22:04:43.79 ID:UTtFgcK5O
銀時「相手が人数多くて強力なら手は一つだ…単純に戦力を分断しちまえばいい」
梨花「でも…どうやってですか?」
銀時「だから魅音が影分身するんだって」
詩音「影分身の意味がよく……あっ、私がお姉になればいいんですね!」
銀時「…まあそうともいうな」
圭一「先生、そうとしか言いません」
銀時「まあ敵もボチボチ俺たちの動きに気が付いてんだろ…」
魅音「確かに…気づいてないほうがおかしいね」
銀時「どーせ敵はマニアックなロリコンだろ、梨花の家の電話とかも盗聴してんだろ」
圭一「何ですかそのよく分からない決めつけ」
梨花「でも…どうやってですか?」
銀時「だから魅音が影分身するんだって」
詩音「影分身の意味がよく……あっ、私がお姉になればいいんですね!」
銀時「…まあそうともいうな」
圭一「先生、そうとしか言いません」
銀時「まあ敵もボチボチ俺たちの動きに気が付いてんだろ…」
魅音「確かに…気づいてないほうがおかしいね」
銀時「どーせ敵はマニアックなロリコンだろ、梨花の家の電話とかも盗聴してんだろ」
圭一「何ですかそのよく分からない決めつけ」
484: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 22:14:45.48 ID:UTtFgcK5O
レナ「でも…うん、電話の盗聴くらいはあってもおかしくないよね」
梨花「…それで一体どうするのですか?」
銀時「綿流しの祭りの前日に俺が電話する、んでもってそれ盗聴させる」
圭一「あ、あえて電話を聞かせるんですか?」
銀時「ほら…あれだ、逆転の発想?成歩堂くんも言ってたでしょ?」
圭一「いや、誰ですかそれ」
銀時「え?お前知らないの?あー主人公変わっちゃったからね、今は王泥喜君なんだよな」
圭一「どっちも知りません、早く話し進めてください」
梨花「…それで一体どうするのですか?」
銀時「綿流しの祭りの前日に俺が電話する、んでもってそれ盗聴させる」
圭一「あ、あえて電話を聞かせるんですか?」
銀時「ほら…あれだ、逆転の発想?成歩堂くんも言ってたでしょ?」
圭一「いや、誰ですかそれ」
銀時「え?お前知らないの?あー主人公変わっちゃったからね、今は王泥喜君なんだよな」
圭一「どっちも知りません、早く話し進めてください」
493: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 22:26:56.86 ID:UTtFgcK5O
銀時「まあつまり…魅音と合流しーましょって言って相手に聞かせるだろ」
銀時「相手が魅音を見張ってる時に二人目の魅音が現れたら…な?」
レナ「確かにびっくりしちゃうね…」
銀時「少しは混乱するだろ、その隙に魅音は裏山に…詩音は園崎本家に向かってくれ」
詩音「園崎本家で敵を迎え撃つんですね?」
銀時「敵が魅音と詩音の車を二手に分かれてで追いかけたなら…戦力は半減だろ」
魅音「半減した戦力…そうか、その状態で園崎が全力で相手を叩けば!」
銀時「まーそこそこ有利には戦えんだろ」
銀時「相手が魅音を見張ってる時に二人目の魅音が現れたら…な?」
レナ「確かにびっくりしちゃうね…」
銀時「少しは混乱するだろ、その隙に魅音は裏山に…詩音は園崎本家に向かってくれ」
詩音「園崎本家で敵を迎え撃つんですね?」
銀時「敵が魅音と詩音の車を二手に分かれてで追いかけたなら…戦力は半減だろ」
魅音「半減した戦力…そうか、その状態で園崎が全力で相手を叩けば!」
銀時「まーそこそこ有利には戦えんだろ」
500: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 22:35:15.07 ID:UTtFgcK5O
レナ「でも…もう片方の敵はどうするのかな?かな?」
銀時「そいつァ俺たちで叩く…ここまで来りゃ全面戦争だ」
沙都子「それでしたら雛見沢にある裏山がよろしいですわ!あそこでしたら…」
魅音「ああ、沙都子特製のトラップがうじゃうじゃあるからね!」
銀時「よし、じゃあそれで行くかァ!」
---
銀時「…つーわけだよ、明智君」
雲雀13「あのガキ共がやけに手際良く逃げたのは事前に打ち合わせしてたからか…」
銀時「まあ今更気付いたっておせーけどな」
銀時「そいつァ俺たちで叩く…ここまで来りゃ全面戦争だ」
沙都子「それでしたら雛見沢にある裏山がよろしいですわ!あそこでしたら…」
魅音「ああ、沙都子特製のトラップがうじゃうじゃあるからね!」
銀時「よし、じゃあそれで行くかァ!」
---
銀時「…つーわけだよ、明智君」
雲雀13「あのガキ共がやけに手際良く逃げたのは事前に打ち合わせしてたからか…」
銀時「まあ今更気付いたっておせーけどな」
504: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 22:47:20.49 ID:UTtFgcK5O
雲雀4「な、舐めやがって!テメー!」
銀時「ウラァ!」
ドゴッ
雲雀4「べきらま!」
雲雀13「ひ、雲雀4が一撃で…」
銀時「なあテメーら、俺もさっき梨花に聞いたんだが…こんな話知ってるか?」
雲雀13「な…何だ」
銀時「この山にゃ…鬼が出るんだとよ」
雲雀13「わ、我々は村の爺や婆とは違う…そんな迷信には…」
銀時「なってやろうじゃねーか」
雲雀13「な、何?」
銀時「アイツら守るためなら…鬼だろうが夜叉だろうがいくらでもなってやらァ…」
銀時「今、この時に限って…侵入者を喰らう山の鬼は…この俺だ」
雲雀13「…クッ!撃てっ、撃てー!」
ドンッ!ドンッ!
銀時「ウラァ!」
ドゴッ
雲雀4「べきらま!」
雲雀13「ひ、雲雀4が一撃で…」
銀時「なあテメーら、俺もさっき梨花に聞いたんだが…こんな話知ってるか?」
雲雀13「な…何だ」
銀時「この山にゃ…鬼が出るんだとよ」
雲雀13「わ、我々は村の爺や婆とは違う…そんな迷信には…」
銀時「なってやろうじゃねーか」
雲雀13「な、何?」
銀時「アイツら守るためなら…鬼だろうが夜叉だろうがいくらでもなってやらァ…」
銀時「今、この時に限って…侵入者を喰らう山の鬼は…この俺だ」
雲雀13「…クッ!撃てっ、撃てー!」
ドンッ!ドンッ!
514: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 23:00:35.83 ID:UTtFgcK5O
梨花「い、今…銃の音が聞こえましたのです!」
圭一「銀さん…やっぱり俺戻って!」
魅音「圭ちゃん!」
レナ「ダメだよ…ここで戻っちゃったらそれは先生への裏切りだよ…?」
梨花「でも…もし銀時が…」
魅音「大丈夫…銀さんは…そう簡単にやられやしないって!」
圭一『魅音…お前だって心配で震えてるじゃないかよ…!』
---
銀時「ハッ…ハッ…」
雲雀13「ま、まさか…得物や銃を持ったこれだけの人数がたった一人を相手に…」
雲雀13「コイツ…本物の鬼なのか!?」
圭一「銀さん…やっぱり俺戻って!」
魅音「圭ちゃん!」
レナ「ダメだよ…ここで戻っちゃったらそれは先生への裏切りだよ…?」
梨花「でも…もし銀時が…」
魅音「大丈夫…銀さんは…そう簡単にやられやしないって!」
圭一『魅音…お前だって心配で震えてるじゃないかよ…!』
---
銀時「ハッ…ハッ…」
雲雀13「ま、まさか…得物や銃を持ったこれだけの人数がたった一人を相手に…」
雲雀13「コイツ…本物の鬼なのか!?」
516: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 23:10:33.06 ID:UTtFgcK5O
銀時「安心しろ…テメーには洞爺湖は使わねえ、代わりにコイツを使う」
雲雀13「そ、それは…まさか!」
銀時「行くぜ、必殺…『跳躍的爆裂破!』(ジャンプアタック!)」
雲雀13「ぐあっ…」
銀時「テメーらァァ!ジャンプに出来んのがガードだけだと思ったら大間違いだ!」
銀時「ジャンプは実は攻撃も出来る万能素材!これ今年のセンター試験に出るからね!」
雲雀13「………」
雲雀13「そ、それは…まさか!」
銀時「行くぜ、必殺…『跳躍的爆裂破!』(ジャンプアタック!)」
雲雀13「ぐあっ…」
銀時「テメーらァァ!ジャンプに出来んのがガードだけだと思ったら大間違いだ!」
銀時「ジャンプは実は攻撃も出来る万能素材!これ今年のセンター試験に出るからね!」
雲雀13「………」
522: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 23:20:19.79 ID:UTtFgcK5O
鳳3『お、鳳1!雲雀13の部隊、完全に沈黙しました!』
小此木「…仕方ない、我々もそちらへ向かう」
鷹野「…思っていたよりも手こずりそうね」
---
茜「さぁあんたら!全員気合いいれなァ!園崎の力…存分に見せつけてやりな!」
園崎一同「オォ-!!」
茜「昔を思い出すねぇ!血が体を駆け巡るようだよ!」
沙都子「し、詩音さんのお母さま…少々怖い方ですのね」
詩音「はは…噂じゃ昔はもっとスゴかったらしいけど…」
小此木「…仕方ない、我々もそちらへ向かう」
鷹野「…思っていたよりも手こずりそうね」
---
茜「さぁあんたら!全員気合いいれなァ!園崎の力…存分に見せつけてやりな!」
園崎一同「オォ-!!」
茜「昔を思い出すねぇ!血が体を駆け巡るようだよ!」
沙都子「し、詩音さんのお母さま…少々怖い方ですのね」
詩音「はは…噂じゃ昔はもっとスゴかったらしいけど…」
524: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 23:31:42.30 ID:UTtFgcK5O
---
梨花「銀時…遅いのです……」
圭一「………」
魅音「……銀さん」
レナ「…あ!来た、来たよっ!」
銀時「テメーら…待たせたなオイ」
梨花「銀時!無事で良かっ…」
圭一「銀さん…何で血だらけなんですか、まさか敵と戦って大怪我を!」
銀時「いや…この傷は…ここに来るまでに掛かった沙都子のトラップによるものだ」バタ
圭一「ぎ、銀さァァァん!」
魅音「そ、そう言えばトラップの場所…先生に教えてなかったね」
梨花「銀時…遅いのです……」
圭一「………」
魅音「……銀さん」
レナ「…あ!来た、来たよっ!」
銀時「テメーら…待たせたなオイ」
梨花「銀時!無事で良かっ…」
圭一「銀さん…何で血だらけなんですか、まさか敵と戦って大怪我を!」
銀時「いや…この傷は…ここに来るまでに掛かった沙都子のトラップによるものだ」バタ
圭一「ぎ、銀さァァァん!」
魅音「そ、そう言えばトラップの場所…先生に教えてなかったね」
536: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/26(土) 23:52:49.94 ID:UTtFgcK5O
レナ「で、でも先生!あんなにたくさんいた追っ手を一人でやっつけちゃったの!?」
銀時「いや…いやいやまさか…んなわけねーだろうよ」
梨花「では…どうやってここまで来たのですか?」
銀時「いや…何かみんな男の子の日だったらしくて戦わずして勝った、みたいな?」
魅音「お…男の子の日…?け、圭ちゃん…何それ…?」
圭一「いや知らん、神に誓って知らん」
銀時「いや…いやいやまさか…んなわけねーだろうよ」
梨花「では…どうやってここまで来たのですか?」
銀時「いや…何かみんな男の子の日だったらしくて戦わずして勝った、みたいな?」
魅音「お…男の子の日…?け、圭ちゃん…何それ…?」
圭一「いや知らん、神に誓って知らん」
541: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 00:03:25.00 ID:xHjl53dEO
銀時「ま…あいつらは尖兵的な雑魚だろ、後からもうちょいやべーのが来るさ」
レナ「私達も戦わなきゃ…ね!」
梨花「ボクも一緒に…」
銀時「テメーが前線に出てどうすんだ、あぶねーだろ」
梨花「でも…みんなが命懸けで戦っているときにボクは…」
圭一「梨花ちゃん…」
銀時「圭一…お前梨花に付いててやれ、いざって時はお前が助けるんだ」
圭一「…分かりました」
梨花「圭一…」
銀時「さあ…テメーら、こっから本腰入れていくぞ!」
レナ「私達も戦わなきゃ…ね!」
梨花「ボクも一緒に…」
銀時「テメーが前線に出てどうすんだ、あぶねーだろ」
梨花「でも…みんなが命懸けで戦っているときにボクは…」
圭一「梨花ちゃん…」
銀時「圭一…お前梨花に付いててやれ、いざって時はお前が助けるんだ」
圭一「…分かりました」
梨花「圭一…」
銀時「さあ…テメーら、こっから本腰入れていくぞ!」
547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 00:17:38.54 ID:xHjl53dEO
---
鳳3「くそっ…罠で舞台の大多数がやられたか」
レナ「おじさんたち大変だね、レナが助けてあげようか?」
鳳3「い、いたぞ!標的の仲間だ!」
鳳9「コイツ…」
レナ「動かないほうがいいよ…動いたら…大変な目に会っちゃうよ?」
鳳9「は、ハッタリだ!全員であの子供を捕らえろ!」
鳳3「ま、待て!早まるな…」
レナ「残念でした…もう遅いよ?」
鳳9「な…!うああぁぁぁ…」
レナ「今回のトラップは巨大落とし穴だよ!はう~!」
鳳3「くそっ…罠で舞台の大多数がやられたか」
レナ「おじさんたち大変だね、レナが助けてあげようか?」
鳳3「い、いたぞ!標的の仲間だ!」
鳳9「コイツ…」
レナ「動かないほうがいいよ…動いたら…大変な目に会っちゃうよ?」
鳳9「は、ハッタリだ!全員であの子供を捕らえろ!」
鳳3「ま、待て!早まるな…」
レナ「残念でした…もう遅いよ?」
鳳9「な…!うああぁぁぁ…」
レナ「今回のトラップは巨大落とし穴だよ!はう~!」
612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 04:32:36.87 ID:xHjl53dEO
鳳9「くそっ…ふざけやがって!」
レナ「でも…落とし穴だけじゃつまらないよね?よね?」
鳳9「え?」
レナ「レナの足元にあるこの糸を切るとね…どうなると思う?」
鳳3「オイ…上に何か…あ、あれは…」
レナ「おじさんたち元気だから…もう一回くらい攻撃してもいいよね?」
鳳3「ま…待て、頼む!話し合おう、助けてくれたら世界の半分を…」
レナ「えいっ」プチッ
ゴガッ!ゴバキッ!グサッ!
一同「マダンテェェェェ!!」
レナ「…これでレナの分のお掃除はお終いかな!かな!」
レナ「でも…落とし穴だけじゃつまらないよね?よね?」
鳳9「え?」
レナ「レナの足元にあるこの糸を切るとね…どうなると思う?」
鳳3「オイ…上に何か…あ、あれは…」
レナ「おじさんたち元気だから…もう一回くらい攻撃してもいいよね?」
鳳3「ま…待て、頼む!話し合おう、助けてくれたら世界の半分を…」
レナ「えいっ」プチッ
ゴガッ!ゴバキッ!グサッ!
一同「マダンテェェェェ!!」
レナ「…これでレナの分のお掃除はお終いかな!かな!」
617: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 04:40:20.54 ID:xHjl53dEO
---
魅音「銀さんばっかりにやらせるわけにはいかないねぇ…あたしも少しはやらなきゃ」
雲雀10「お前一人か…古手梨花の居場所を教えてもらおうか」
魅音「残念…あたしは仲間を売るなんてことは絶対にやらないよ」
雲雀10「なら…無理矢理にでも吐いてもらう」
魅音「さーて…おじさんに勝てるかな?」
雲雀10「フン…行くぞ!」
魅音「あ…そこ危な」
雲雀10「え?」プチッ
ゴシャッ!グシャ!ドクドク‥
雲雀10「……」チーン
魅音「…あの、状況はエフェクトの音から頑張って想像して…ね?」
魅音「銀さんばっかりにやらせるわけにはいかないねぇ…あたしも少しはやらなきゃ」
雲雀10「お前一人か…古手梨花の居場所を教えてもらおうか」
魅音「残念…あたしは仲間を売るなんてことは絶対にやらないよ」
雲雀10「なら…無理矢理にでも吐いてもらう」
魅音「さーて…おじさんに勝てるかな?」
雲雀10「フン…行くぞ!」
魅音「あ…そこ危な」
雲雀10「え?」プチッ
ゴシャッ!グシャ!ドクドク‥
雲雀10「……」チーン
魅音「…あの、状況はエフェクトの音から頑張って想像して…ね?」
620: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 04:55:28.65 ID:xHjl53dEO
---
小此木「お前が頭か」
銀時「頭…テメッ!まさか天パって言いてえのか!?」
小此木「そんなことはどうでもいい…お前が奴らのリーダーなのかと聞いてい」
銀時「そんなことだとテメー!天パの人間の九割は髪質にコンプレックス抱いてんだぞ!」
銀時「それをそんなこととは…テメェ!死ぬ覚悟は出来てんだろうなァァァァ!?」
小此木「………」
小此木「お前が頭か」
銀時「頭…テメッ!まさか天パって言いてえのか!?」
小此木「そんなことはどうでもいい…お前が奴らのリーダーなのかと聞いてい」
銀時「そんなことだとテメー!天パの人間の九割は髪質にコンプレックス抱いてんだぞ!」
銀時「それをそんなこととは…テメェ!死ぬ覚悟は出来てんだろうなァァァァ!?」
小此木「………」
621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 05:08:08.22 ID:xHjl53dEO
小此木「…もういい、さっさとやろう」
銀時「上等だ!天パの人間が持つ、サラサラヘアーに対する恨みの全てをぶつけてやらぁ!」
銀時「二秒だ!世界一の殺し屋、桃白白様の記録塗り替えて二秒で息の根止めてやる!」
小此木「……」
小此木『何だ…このよく分からない負のオーラは?どれだけ髪にコンプレックスが…』
---
梨花「圭一、銀時たちは…無事でいますでしょうか?」
圭一「ああ…みんななら大丈夫だ、だから心配するな!」
鷹野「あら…何の心配かしら?」
圭一「!?」
梨花「た、鷹野…!」
銀時「上等だ!天パの人間が持つ、サラサラヘアーに対する恨みの全てをぶつけてやらぁ!」
銀時「二秒だ!世界一の殺し屋、桃白白様の記録塗り替えて二秒で息の根止めてやる!」
小此木「……」
小此木『何だ…このよく分からない負のオーラは?どれだけ髪にコンプレックスが…』
---
梨花「圭一、銀時たちは…無事でいますでしょうか?」
圭一「ああ…みんななら大丈夫だ、だから心配するな!」
鷹野「あら…何の心配かしら?」
圭一「!?」
梨花「た、鷹野…!」
624: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 05:32:33.41 ID:xHjl53dEO
鷹野「ずいぶんと派手にやってくれたわ…山狗も案外無能ね」
圭一「くっ…」
鷹野「でもいいわ…古手梨花をこちらに引き渡しなさい」
圭一「だ…誰がお前なんかに!」
ドン
圭一「!」
鷹野「一度目だから威嚇ですませてあげたけど…次は本当に当てるわよ?」
圭一「くっ…」
梨花「…圭一、ボクが捕まりますのです」
圭一「ダメだ…そんなのダメだ!」
梨花「仕方がないのです…こうなってしまっては勝ち目はありません」
鷹野「フフ…素直でいいわね、じゃあこっちへいらっしゃい」
梨花『やっぱり…この世界でも……』
圭一「くっ…」
鷹野「でもいいわ…古手梨花をこちらに引き渡しなさい」
圭一「だ…誰がお前なんかに!」
ドン
圭一「!」
鷹野「一度目だから威嚇ですませてあげたけど…次は本当に当てるわよ?」
圭一「くっ…」
梨花「…圭一、ボクが捕まりますのです」
圭一「ダメだ…そんなのダメだ!」
梨花「仕方がないのです…こうなってしまっては勝ち目はありません」
鷹野「フフ…素直でいいわね、じゃあこっちへいらっしゃい」
梨花『やっぱり…この世界でも……』
626: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 05:54:53.00 ID:xHjl53dEO
圭一「ダメだ!」
梨花「け、圭一!?」
圭一「梨花ちゃんは渡さない!仲間を簡単に引き渡してたまるかよ!」
鷹野「じゃあ…死んでもいいのね?」
圭一「…ここで何もせずに仲間を引き渡したら、絶対に後悔して死にたくなる」
梨花「圭一…」
鷹野「バカな子ね…じゃあいいわ、お望み通りにしてあげる…」
梨花「ま、待って!私が捕まる!だから…」
ドンッ!
梨花「い……嫌ァァァァ!」
梨花「け、圭一!?」
圭一「梨花ちゃんは渡さない!仲間を簡単に引き渡してたまるかよ!」
鷹野「じゃあ…死んでもいいのね?」
圭一「…ここで何もせずに仲間を引き渡したら、絶対に後悔して死にたくなる」
梨花「圭一…」
鷹野「バカな子ね…じゃあいいわ、お望み通りにしてあげる…」
梨花「ま、待って!私が捕まる!だから…」
ドンッ!
梨花「い……嫌ァァァァ!」
630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 06:18:25.60 ID:xHjl53dEO
圭一「……?」
梨花「け、圭一…?」
鷹野「な、何か飛んできたものに…弾が弾かれた?一体何が…」
梨花「こ、この木刀は……」
銀時「すいませーん!この辺に木刀投げちゃったんですけど見ませんでしたァー?」
鷹野「な…あ、あなた…!」
梨花「ぎ、銀時!」
圭一「銀さん!」
梨花「け、圭一…?」
鷹野「な、何か飛んできたものに…弾が弾かれた?一体何が…」
梨花「こ、この木刀は……」
銀時「すいませーん!この辺に木刀投げちゃったんですけど見ませんでしたァー?」
鷹野「な…あ、あなた…!」
梨花「ぎ、銀時!」
圭一「銀さん!」
632: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 06:35:47.05 ID:xHjl53dEO
鷹野「…弾が一発だけだと思ったら大間違いよ!」
ドンッ!ドンッ!
銀時「!」
キィン!キィン!
鷹野「…嘘でしょ?」
銀時「止めとけ…テメーの弾はもう俺たちにゃ届かねーよ」
梨花「あ…あり得るの?こんなことが…木刀で弾を受け止めるなんて…」
鷹野「こ、このォォ!」
銀時「止めろ!もうテメーに勝ちはないだろうが…!」
鷹野「これくらいで…私は諦めるわけには行かないのよ!」
銀時「くそっ!」
ブンッ!ガッ!
鷹野「あっ…」
圭一『す、すげえ…木刀投げて銃を弾き飛ばした……』
ドンッ!ドンッ!
銀時「!」
キィン!キィン!
鷹野「…嘘でしょ?」
銀時「止めとけ…テメーの弾はもう俺たちにゃ届かねーよ」
梨花「あ…あり得るの?こんなことが…木刀で弾を受け止めるなんて…」
鷹野「こ、このォォ!」
銀時「止めろ!もうテメーに勝ちはないだろうが…!」
鷹野「これくらいで…私は諦めるわけには行かないのよ!」
銀時「くそっ!」
ブンッ!ガッ!
鷹野「あっ…」
圭一『す、すげえ…木刀投げて銃を弾き飛ばした……』
634: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 06:44:34.26 ID:xHjl53dEO
鷹野「…ここまでなの?私も…」
銀時「何がテメーをそこまで動かす…まあイルカ先生の話から想像は付くけど」
鷹野「入江…そう、喋ったのね」
銀時『あれ?イルカ先生で意外と通じた?この人ジャンプ派?気があうな…』
魅音「先生!」
レナ「だ、大丈夫だったかな?かな?」
梨花「み、みんな!」
銀時「テメーらも無事で何よりだ…」
圭一「良かった…本当に良かった!」
銀時「何がテメーをそこまで動かす…まあイルカ先生の話から想像は付くけど」
鷹野「入江…そう、喋ったのね」
銀時『あれ?イルカ先生で意外と通じた?この人ジャンプ派?気があうな…』
魅音「先生!」
レナ「だ、大丈夫だったかな?かな?」
梨花「み、みんな!」
銀時「テメーらも無事で何よりだ…」
圭一「良かった…本当に良かった!」
636: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 06:59:51.74 ID:xHjl53dEO
鷹野「……なぜ」
銀時「…?」
鷹野「何故…何故私は負けたの?これほど強く願ってきたのに…私の生涯をかけてまで…」
鷹野「ここにいる誰よりも…計画をやり遂げよう力は強かったはずなのに…!」
銀時「そいつは…テメーが一人だったからだろう」
鷹野「…え?」
銀時「一生を賭けてまでこの計画を実行したテメーの努力と執念は大したモンだ」
銀時「ただ…所詮はそれだけだ」
鷹野「…あなたに私の何が!」
銀時「そんなモン分かりゃしねえよ、テメーの歩んできた人生も知らねーんだ…ただ」
銀時「親しい人間失っちまう痛みは…少しくらい俺でも分かってるつもりだけどな」
鷹野「……」
銀時「…?」
鷹野「何故…何故私は負けたの?これほど強く願ってきたのに…私の生涯をかけてまで…」
鷹野「ここにいる誰よりも…計画をやり遂げよう力は強かったはずなのに…!」
銀時「そいつは…テメーが一人だったからだろう」
鷹野「…え?」
銀時「一生を賭けてまでこの計画を実行したテメーの努力と執念は大したモンだ」
銀時「ただ…所詮はそれだけだ」
鷹野「…あなたに私の何が!」
銀時「そんなモン分かりゃしねえよ、テメーの歩んできた人生も知らねーんだ…ただ」
銀時「親しい人間失っちまう痛みは…少しくらい俺でも分かってるつもりだけどな」
鷹野「……」
644: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 08:46:15.62 ID:xHjl53dEO
鷹野「…お終いね」
富竹「いや、そんなことはないよ」
銀時「あっ!冨樫!」
富竹「富竹です…あ、何なら富竹フレッシュと呼んでも構いませんけど」
魅音「富竹さん…何かあったの?」
銀時『何にしても良いタイミングで出てくんなオイ、妙に腹立つんだけど?』
鷹野「どうして…あなたは『H173』で死んだはずなのに!」
銀時・レナ・圭一・梨花・魅音「え?」
銀時『死ぬって…え?千奈美ちゃんで?あれそんなにヤバい薬だったのォォォォ!?』
富竹「いや、そんなことはないよ」
銀時「あっ!冨樫!」
富竹「富竹です…あ、何なら富竹フレッシュと呼んでも構いませんけど」
魅音「富竹さん…何かあったの?」
銀時『何にしても良いタイミングで出てくんなオイ、妙に腹立つんだけど?』
鷹野「どうして…あなたは『H173』で死んだはずなのに!」
銀時・レナ・圭一・梨花・魅音「え?」
銀時『死ぬって…え?千奈美ちゃんで?あれそんなにヤバい薬だったのォォォォ!?』
648: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 09:11:44.98 ID:xHjl53dEO
富竹「番犬部隊が到着した…山狗はもう殲滅されているはずだよ」
富竹「園崎本家に向かった部隊の方も…壊滅状態らしいからね」
---
茜「さぁ!ここで気合い見せるんだよ!園崎の力を見せつけてやりなァ!」
大石「んっふっふ…我々も援護しますよ」
茜「おや…あんた、警察だろう?こんな所でドンパチに加わって良いのかい?」
大石「極道だろうがヤクザだろうが市民を守るのが我々の仕事ですからねぇ…」
大石「あんた達の持ってる銃に関しては今だけは見なかったことにします」
茜「フフ…気が利くじゃないか、あんたとは後で一杯やりたいね」
大石「なっはっは…奢りでしたら喜んで」
茜「おやおや…フフ」
富竹「園崎本家に向かった部隊の方も…壊滅状態らしいからね」
---
茜「さぁ!ここで気合い見せるんだよ!園崎の力を見せつけてやりなァ!」
大石「んっふっふ…我々も援護しますよ」
茜「おや…あんた、警察だろう?こんな所でドンパチに加わって良いのかい?」
大石「極道だろうがヤクザだろうが市民を守るのが我々の仕事ですからねぇ…」
大石「あんた達の持ってる銃に関しては今だけは見なかったことにします」
茜「フフ…気が利くじゃないか、あんたとは後で一杯やりたいね」
大石「なっはっは…奢りでしたら喜んで」
茜「おやおや…フフ」
660: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 09:32:53.63 ID:xHjl53dEO
---
鷹野「そう…もう私に残された手はないわ…生きている意味もね」
富竹「鷹野さん…」
銀時「……」
鷹野「…私の負けよ」
銀時「無理な話なんだよ…人間が神になろうなんざな」
鷹野「……?」
銀時「神ってのは永遠と孤独に耐えられるヤツじゃなきゃなれやしねーよ」
銀時「この世にテメエと並び立つ存在なんてありゃしねえんだからな…」
梨花「銀時…」
銀時「…良かったじゃねーか、神にならなくてよ」
鷹野「……」
鷹野「そう…もう私に残された手はないわ…生きている意味もね」
富竹「鷹野さん…」
銀時「……」
鷹野「…私の負けよ」
銀時「無理な話なんだよ…人間が神になろうなんざな」
鷹野「……?」
銀時「神ってのは永遠と孤独に耐えられるヤツじゃなきゃなれやしねーよ」
銀時「この世にテメエと並び立つ存在なんてありゃしねえんだからな…」
梨花「銀時…」
銀時「…良かったじゃねーか、神にならなくてよ」
鷹野「……」
664: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 09:41:18.67 ID:xHjl53dEO
銀時「人でいる限りは…誰とだって分かり合える、一緒に歩いてられる」
鷹野「…そうね」
銀時「ジーさんだって…こんな形で神になってほしいとは思ってなかったろうぜ」
鷹野「確かに私は…おじいちゃんの意志を…はき違えていたのかもしれないわ」
銀時「…フレッツ冨樫、出来るなら手回ししてコイツを守ってやってくれ」
富竹「富竹フレッシュです…分かってます、全責任を彼女に被せるのもおかしいですから」
富竹「何とか罪が軽くなるよう根回ししてみます」
銀時「…そうか、じゃあよろしく頼んだわ」
鷹野「…そうね」
銀時「ジーさんだって…こんな形で神になってほしいとは思ってなかったろうぜ」
鷹野「確かに私は…おじいちゃんの意志を…はき違えていたのかもしれないわ」
銀時「…フレッツ冨樫、出来るなら手回ししてコイツを守ってやってくれ」
富竹「富竹フレッシュです…分かってます、全責任を彼女に被せるのもおかしいですから」
富竹「何とか罪が軽くなるよう根回ししてみます」
銀時「…そうか、じゃあよろしく頼んだわ」
671: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 09:57:25.25 ID:xHjl53dEO
---
沙都子「梨花!」
詩音「お姉!みんな無事でしたか!」
魅音「詩音!あんた達も無事で良かったよ!」
圭一「何にしても…俺たちが勝ったんだ!」
レナ「はう~、やったね!梨花ちゃん!」
梨花「銀時やみんなが力を合わせたのおかげなのですよ!」
銀時「……っ?」
沙都子「梨花!」
詩音「お姉!みんな無事でしたか!」
魅音「詩音!あんた達も無事で良かったよ!」
圭一「何にしても…俺たちが勝ったんだ!」
レナ「はう~、やったね!梨花ちゃん!」
梨花「銀時やみんなが力を合わせたのおかげなのですよ!」
銀時「……っ?」
673: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 10:10:32.69 ID:xHjl53dEO
梨花「これからも…これからもボクはみんなで一緒にいられるのですよ!」
圭一「ああ!銀さんもいるからこれからはもっと楽しくなるぜ!」
魅音「銀さん!本当にありがとね、これからもよろしく!」
詩音「フフ…楽しくなりますね、銀さん」
沙都子「おーっほっほっ!銀時さんが私の罠をどれだけ回避出来るか楽しみですわ!」
レナ「銀時先生は何がしたいかな?かな?」
銀時「……ワリーな」
梨花「…え?」
圭一「ああ!銀さんもいるからこれからはもっと楽しくなるぜ!」
魅音「銀さん!本当にありがとね、これからもよろしく!」
詩音「フフ…楽しくなりますね、銀さん」
沙都子「おーっほっほっ!銀時さんが私の罠をどれだけ回避出来るか楽しみですわ!」
レナ「銀時先生は何がしたいかな?かな?」
銀時「……ワリーな」
梨花「…え?」
678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 10:20:18.30 ID:xHjl53dEO
銀時「どうやら…もう無理みてーだわ」
魅音「ぎ、銀さん…?」
圭一「せ、先生が…消えて……!」
梨花「そ…そんな!」
梨花『は、羽入!これは一体どういうことなの!?』
羽入『時がきたのです…彼はここにいてはならないイレギュラーな存在なのです』
羽入『この物語が終わりを迎えたとき…彼もまた…』
梨花『そ、そんな…そんなのって!』
羽入『…言ったはずです、梨花の望む最も良い結末は迎えることはないだろうと』
魅音「ぎ、銀さん…?」
圭一「せ、先生が…消えて……!」
梨花「そ…そんな!」
梨花『は、羽入!これは一体どういうことなの!?』
羽入『時がきたのです…彼はここにいてはならないイレギュラーな存在なのです』
羽入『この物語が終わりを迎えたとき…彼もまた…』
梨花『そ、そんな…そんなのって!』
羽入『…言ったはずです、梨花の望む最も良い結末は迎えることはないだろうと』
686: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 10:38:27.44 ID:xHjl53dEO
沙都子「ど…どうなっているんですの!私の目がおかしいのでございましょうか…」
詩音「ぎ、銀さん!これはどうなってるんですか!?」
銀時「まあ何となく…予想はしてたんだけどよ、まさかこのタイミングで来るとはな…」
銀時「俺を送り込んだのが誰かは知らねーが…ヤローも空気読めねえな」
レナ「お、送り込んだ…って?」
梨花「銀時…銀時!」
銀時「そういや…テメーらに約束してたな、俺が何者でどっから来たか話してやるって」
銀時「良い機会だ…今教えといてやる、今しかねーだろうからな」
梨花「銀時…!」
詩音「ぎ、銀さん!これはどうなってるんですか!?」
銀時「まあ何となく…予想はしてたんだけどよ、まさかこのタイミングで来るとはな…」
銀時「俺を送り込んだのが誰かは知らねーが…ヤローも空気読めねえな」
レナ「お、送り込んだ…って?」
梨花「銀時…銀時!」
銀時「そういや…テメーらに約束してたな、俺が何者でどっから来たか話してやるって」
銀時「良い機会だ…今教えといてやる、今しかねーだろうからな」
梨花「銀時…!」
691: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 10:56:15.28 ID:xHjl53dEO
銀時「信じるかどうかは置いとくが…俺ァどーも別世界の人間らしくてな」
銀時「来れるはずもねーところに来ちまった…まあ言うなれば迷子だな」
魅音「そ…そんな……」
銀時「正直最初は早く元の世界に帰りてーと思ってた…けど、案外ここも悪くねえ」
銀時「何だかんだでテメーらとバタバタやってんのも…まあ嫌じゃなかったしな」
梨花「なら…ならば銀時!この世界にもう少しいてほしいのです!」
梨花「こんな…こんな急な別れなんて……私はあなたに何もしていない!」
梨花「あなたは私を…この村を命懸けで救ってくれたのに!」
銀時「来れるはずもねーところに来ちまった…まあ言うなれば迷子だな」
魅音「そ…そんな……」
銀時「正直最初は早く元の世界に帰りてーと思ってた…けど、案外ここも悪くねえ」
銀時「何だかんだでテメーらとバタバタやってんのも…まあ嫌じゃなかったしな」
梨花「なら…ならば銀時!この世界にもう少しいてほしいのです!」
梨花「こんな…こんな急な別れなんて……私はあなたに何もしていない!」
梨花「あなたは私を…この村を命懸けで救ってくれたのに!」
693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 11:04:51.20 ID:xHjl53dEO
銀時「馬鹿か…誰がタダ働きなんざするかよ」
梨花「え…?」
銀時「テメーらは俺が一度なくしちまったモンを…金じゃ買えねーモンをくれただろ」
圭一「俺たちが…?」
銀時「元の世界じゃ…ある戦いで人を斬ったり…仲間失ったりしてな」
銀時「気が付いたら…大切なモンは全部なくなってた」
銀時「まあ…今じゃ俺にくっついてる馬鹿が二人くれーいるんだけどよ」
銀時「テメーらも…俺の仲間になってくれたじゃねーか」
梨花「え…?」
銀時「テメーらは俺が一度なくしちまったモンを…金じゃ買えねーモンをくれただろ」
圭一「俺たちが…?」
銀時「元の世界じゃ…ある戦いで人を斬ったり…仲間失ったりしてな」
銀時「気が付いたら…大切なモンは全部なくなってた」
銀時「まあ…今じゃ俺にくっついてる馬鹿が二人くれーいるんだけどよ」
銀時「テメーらも…俺の仲間になってくれたじゃねーか」
698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 11:14:18.61 ID:xHjl53dEO
梨花「でも私は…私は銀時にいてほしい!もっとみんなで一緒にいたいのよ!」
魅音「…そうだよ、せっかく私たち仲間になれたのに……」
銀時「泣いてんじゃねーよ…幸い俺はこの世界から消えても死にゃしねーんだ、多分」
圭一「でも…」
詩音「急すぎますよ…まだ私たち、銀さんに伝えたいことがたくさんあるのに!」
銀時「仕方ねえな…よしテメーらァァ!最後だ、出席を取るぞォォォ!」
魅音「…そうだよ、せっかく私たち仲間になれたのに……」
銀時「泣いてんじゃねーよ…幸い俺はこの世界から消えても死にゃしねーんだ、多分」
圭一「でも…」
詩音「急すぎますよ…まだ私たち、銀さんに伝えたいことがたくさんあるのに!」
銀時「仕方ねえな…よしテメーらァァ!最後だ、出席を取るぞォォォ!」
701: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 11:28:26.03 ID:xHjl53dEO
魅音「しゅ、出席って…?」
銀時「あれだよ、金八先生の最終回的なヤツ…じゃあやるぞ!園崎詩音ー」
詩音「え…っと…はい」
銀時「悟史くんとやらと仲良くやれよ…あいつはテメーが信じてりゃ必ず治る」
詩音「うん…銀さん、本当にありがとう」
銀時「園崎魅音ー」
魅音「は、はい…」
銀時「園崎の説得やらなんやら…よくやってくれたな、お前はすげーよ」
魅音「ううん…銀さんがいたからこそだよ…ありがとう」
銀時「古手梨花ー!」
梨花「…はいなのです」
銀時「一緒にいてやるこた出来ねーが…まあ勘弁しろよ」
銀時「これからどんなことがあっても…魂は折らねえようにな、仲間がいんだからよ」
梨花「銀時……ありがとうなのです、本当に」
銀時「あれだよ、金八先生の最終回的なヤツ…じゃあやるぞ!園崎詩音ー」
詩音「え…っと…はい」
銀時「悟史くんとやらと仲良くやれよ…あいつはテメーが信じてりゃ必ず治る」
詩音「うん…銀さん、本当にありがとう」
銀時「園崎魅音ー」
魅音「は、はい…」
銀時「園崎の説得やらなんやら…よくやってくれたな、お前はすげーよ」
魅音「ううん…銀さんがいたからこそだよ…ありがとう」
銀時「古手梨花ー!」
梨花「…はいなのです」
銀時「一緒にいてやるこた出来ねーが…まあ勘弁しろよ」
銀時「これからどんなことがあっても…魂は折らねえようにな、仲間がいんだからよ」
梨花「銀時……ありがとうなのです、本当に」
704: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 11:46:34.90 ID:xHjl53dEO
銀時「北条沙都子ー!」
沙都子「はい…」
銀時「梨花をよく助けてやったな…頑張った」
銀時「あとお前、トラップは少し自粛しろ…あれ下手したら普通に人死ぬからね?」
沙都子「け、検討いたしますわ……先生、ありがとうございます…」
銀時「前原圭八ー!」
圭一「……」
銀時「あ、じゃねえ…前原圭一ー!」
圭一「は…はい……」
銀時「数少ないツッコミキャラを本当によくやってくれて……」
圭一「……」
銀時「じゃねえ…園崎を説得出来たのはテメーのおかげだ…ありがとよ」
圭一「…ありがとうございました、先生」
沙都子「はい…」
銀時「梨花をよく助けてやったな…頑張った」
銀時「あとお前、トラップは少し自粛しろ…あれ下手したら普通に人死ぬからね?」
沙都子「け、検討いたしますわ……先生、ありがとうございます…」
銀時「前原圭八ー!」
圭一「……」
銀時「あ、じゃねえ…前原圭一ー!」
圭一「は…はい……」
銀時「数少ないツッコミキャラを本当によくやってくれて……」
圭一「……」
銀時「じゃねえ…園崎を説得出来たのはテメーのおかげだ…ありがとよ」
圭一「…ありがとうございました、先生」
707: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 11:51:43.46 ID:xHjl53dEO
銀時「竜宮レナー!」
レナ「はい…」
銀時「えーレナは…レナは……な、鉈でギャグキャラを演じてくれて…」
レナ「先生、スイカ割りって好きかな?かな?」
銀時「そうそう…そうやって鉈を振り回して…じゃなかった!ごめん、今の嘘!」
銀時「……で、出番が少なかったのによく頑張った!感動した!!」
レナ「…何だか正直に喜べないけど…ありがとう、先生」
レナ「はい…」
銀時「えーレナは…レナは……な、鉈でギャグキャラを演じてくれて…」
レナ「先生、スイカ割りって好きかな?かな?」
銀時「そうそう…そうやって鉈を振り回して…じゃなかった!ごめん、今の嘘!」
銀時「……で、出番が少なかったのによく頑張った!感動した!!」
レナ「…何だか正直に喜べないけど…ありがとう、先生」
714: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 11:58:44.81 ID:xHjl53dEO
銀時「…いよいよもう時間がねーな、もう一分もないだろ」
銀時『つーか消えるスピード遅くね?俺が空気読めねえっつたから空気読んでくれた?』
銀時「じゃあ…テメーらに俺の魂は預けたぜ」
レナ「先生……」
圭一「俺…絶対に先生は忘れないからな!」
魅音「銀さん……ありがとう」
詩音「カッコ良かったですよ…本当に」
沙都子「また…また来てくださいまし!」
梨花「銀時…私たち、きっとまた会えるわ…だって…魂が繋がっているんですもの」
銀時「ああ…じゃあな、テメーら…元気でやれよ」
---
銀時『つーか消えるスピード遅くね?俺が空気読めねえっつたから空気読んでくれた?』
銀時「じゃあ…テメーらに俺の魂は預けたぜ」
レナ「先生……」
圭一「俺…絶対に先生は忘れないからな!」
魅音「銀さん……ありがとう」
詩音「カッコ良かったですよ…本当に」
沙都子「また…また来てくださいまし!」
梨花「銀時…私たち、きっとまた会えるわ…だって…魂が繋がっているんですもの」
銀時「ああ…じゃあな、テメーら…元気でやれよ」
---
716: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 12:05:04.68 ID:xHjl53dEO
魅音「行っちゃったね…銀さん」
レナ「魅ぃちゃん…泣いたら銀さんに怒られちゃうよ?」
沙都子「…不思議な方でしたわね」
詩音「でも…ああいう大人って良いですね、他人のために全力を尽くせるなんて…」
梨花「銀時はああ見えて意外にお人好しなのです」
梨花『銀時…また、きっと来るのよ…?』
圭一「…あ、オイあれ見ろよ!」
魅音「あれは…」
梨花「銀時の持ってた…木刀なのです」
レナ「魅ぃちゃん…泣いたら銀さんに怒られちゃうよ?」
沙都子「…不思議な方でしたわね」
詩音「でも…ああいう大人って良いですね、他人のために全力を尽くせるなんて…」
梨花「銀時はああ見えて意外にお人好しなのです」
梨花『銀時…また、きっと来るのよ…?』
圭一「…あ、オイあれ見ろよ!」
魅音「あれは…」
梨花「銀時の持ってた…木刀なのです」
721: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 12:13:15.69 ID:xHjl53dEO
---
銀時「……」
新八「…銀さん、何トイレの前で眠ってんですか」
銀時「…も、戻った!戻ったァァ!地球に生まれて良かったァァァァ!」
新八「あ…あの、銀さん?」
銀時「あ…新八、お前ちょっと来い」
新八「な、何ですか?」
銀時「ホワタァァァァァ!!」バキッ
新八「い、痛いじゃないですか!あんた何すんですかいきなり!」
銀時「うっせぇ!テメーのせいで俺がどんだけ苦労したと思ってんだ!」
銀時「疲れたし怪我しそうだったし感動したりしただろうがァァァァ!」
新八「いや意味わかんねーし!何ですかその噛み合わない三連コンボ!?」
銀時「……」
新八「…銀さん、何トイレの前で眠ってんですか」
銀時「…も、戻った!戻ったァァ!地球に生まれて良かったァァァァ!」
新八「あ…あの、銀さん?」
銀時「あ…新八、お前ちょっと来い」
新八「な、何ですか?」
銀時「ホワタァァァァァ!!」バキッ
新八「い、痛いじゃないですか!あんた何すんですかいきなり!」
銀時「うっせぇ!テメーのせいで俺がどんだけ苦労したと思ってんだ!」
銀時「疲れたし怪我しそうだったし感動したりしただろうがァァァァ!」
新八「いや意味わかんねーし!何ですかその噛み合わない三連コンボ!?」
729: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 12:21:37.23 ID:xHjl53dEO
---
知恵「…では委員長、号令を」
魅音「きりーつ!きょうつけ-、礼!」
圭一「俺たち以外…誰も銀さんのこと覚えてないんだな」
梨花「……」
岡村「前原さん、教室の後ろに飾ってあるその木刀は何なんですか?」
富田「カッコいいですねー触ってもいいですか?」
圭一「すまん…これはダメなんだ」
魅音「うん…危ないし、これだけはさすがに気安くは持たせられないね」
岡村「そんなにすごい刀なんですか?」
レナ「高いとかそういう訳じゃないんだけどね」
沙都子「値段は…関係ないのですわ」
詩音「そうですね…これはお金じゃ絶対に買えませんから」
梨花「大事な仲間の魂が込められた…ボクたちの宝物なのですよ」
知恵「…では委員長、号令を」
魅音「きりーつ!きょうつけ-、礼!」
圭一「俺たち以外…誰も銀さんのこと覚えてないんだな」
梨花「……」
岡村「前原さん、教室の後ろに飾ってあるその木刀は何なんですか?」
富田「カッコいいですねー触ってもいいですか?」
圭一「すまん…これはダメなんだ」
魅音「うん…危ないし、これだけはさすがに気安くは持たせられないね」
岡村「そんなにすごい刀なんですか?」
レナ「高いとかそういう訳じゃないんだけどね」
沙都子「値段は…関係ないのですわ」
詩音「そうですね…これはお金じゃ絶対に買えませんから」
梨花「大事な仲間の魂が込められた…ボクたちの宝物なのですよ」
731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 12:23:10.93 ID:xHjl53dEO
エピローグ
新八「トイレっと…あれ、このゲームまだ返してなかったんだ」
神楽「間抜けアルな、とっと返してくるか売ってくるかすればいいアル」
新八「ゲームね…僕もこういうのに熱中したりするのかな」
神楽「安心しろヨ、お前がその道に走っても心の準備は万端アル」
新八「何その準備!?いいよ、どうせ面白くないんだから」
『…では試してみますか?』
新八・神楽「……え?」
完…?
新八「トイレっと…あれ、このゲームまだ返してなかったんだ」
神楽「間抜けアルな、とっと返してくるか売ってくるかすればいいアル」
新八「ゲームね…僕もこういうのに熱中したりするのかな」
神楽「安心しろヨ、お前がその道に走っても心の準備は万端アル」
新八「何その準備!?いいよ、どうせ面白くないんだから」
『…では試してみますか?』
新八・神楽「……え?」
完…?
765: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 12:43:07.35 ID:xHjl53dEO
三年Z組ー銀八先生!
銀八「どーも皆さんお疲れさんでした、銀さんも疲れたけど」
銀八「枠が少し余ったんで多かった意見について先生が答えていきまーす」
銀八「えー最初の意見…『羽入の出番が少ない件』、『赤坂涙目』…じゃあお答えします」
銀八「正直この二人に関しちゃ色々悩んだんだけどね、出す余裕がなかったんだなコレが」
銀八「羽入は役に立ちすぎるし赤坂は…まあ銀さんと役柄が被っちゃうからね?」
銀八「まーそういう大人の事情があったわけだな、うんうん」
銀八「どーも皆さんお疲れさんでした、銀さんも疲れたけど」
銀八「枠が少し余ったんで多かった意見について先生が答えていきまーす」
銀八「えー最初の意見…『羽入の出番が少ない件』、『赤坂涙目』…じゃあお答えします」
銀八「正直この二人に関しちゃ色々悩んだんだけどね、出す余裕がなかったんだなコレが」
銀八「羽入は役に立ちすぎるし赤坂は…まあ銀さんと役柄が被っちゃうからね?」
銀八「まーそういう大人の事情があったわけだな、うんうん」
778: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 12:51:58.18 ID:xHjl53dEO
銀八「はい、じゃー次のお便りはこちら」
『圭一が新八ポジション、富竹がギャグキャラに…』
銀八「はい…じゃー答えます、これ…元々は銀魂の空気全開で行く予定だったんだな」
銀八「鷹野とかとの決闘も跳び蹴り一発で終わらせる予定だったとかは内緒だけど」
銀八「いやーいつの間にかひぐらしの空気が全体の八割くらいになっててねー」
銀八「ギャグ入れるためにはどーしてもあのダメガネ的なのが必要なわけで…」
銀八「そこで、目を付けられたのが圭一くんだったわけだ…ご愁傷様だね、うん」
『圭一が新八ポジション、富竹がギャグキャラに…』
銀八「はい…じゃー答えます、これ…元々は銀魂の空気全開で行く予定だったんだな」
銀八「鷹野とかとの決闘も跳び蹴り一発で終わらせる予定だったとかは内緒だけど」
銀八「いやーいつの間にかひぐらしの空気が全体の八割くらいになっててねー」
銀八「ギャグ入れるためにはどーしてもあのダメガネ的なのが必要なわけで…」
銀八「そこで、目を付けられたのが圭一くんだったわけだ…ご愁傷様だね、うん」
784: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 13:00:13.24 ID:xHjl53dEO
銀八「次に冨樫…あ、富田さんか?まーとにかくあのフレッツの扱いですが…」
銀八「とりあえず死なねーようにポカリに入れ替えたはいいんだけどね」
銀八「『ポカリ注射されたらどうなんの?』ってのが結構あってね、銀さんもビビったわ」
銀八「まー独断と偏見でフレッシュな気分になるだろ、みたいな?」
銀八「富田さんもおいしい役回りだしいいや、みたいな?」
銀八「まーそんなわけで、ポカリは体に良いけど注射しちゃダメだからね!」
銀八「とりあえず死なねーようにポカリに入れ替えたはいいんだけどね」
銀八「『ポカリ注射されたらどうなんの?』ってのが結構あってね、銀さんもビビったわ」
銀八「まー独断と偏見でフレッシュな気分になるだろ、みたいな?」
銀八「富田さんもおいしい役回りだしいいや、みたいな?」
銀八「まーそんなわけで、ポカリは体に良いけど注射しちゃダメだからね!」
791: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 13:11:26.25 ID:xHjl53dEO
銀八「はい、次のお便りは…」
『レナの出番が少なかったのはー?』
銀八「はい…お答えしましょう、これは単純に銀さんのミスなんだよね、うん」
銀八「多分茜さんよか登場頻度少なかったわ…いやーミスったミスった…つーかね」
銀八「ひぐらしって登場キャラが多くて部活メンバーも全員は掘り下げられねーんだわ」
銀八「登場が多かったのは梨花と…あとは悟史くん繋がりで詩音とかそんぐらい?」
銀八「切羽詰まったから、レナは鉈持ったギャグキャラ的な感じで出すしかね…うん」
銀八「レナ好きにゃ申し訳なかったが…まあ銀さんも結構苦労してたってことで?」
『レナの出番が少なかったのはー?』
銀八「はい…お答えしましょう、これは単純に銀さんのミスなんだよね、うん」
銀八「多分茜さんよか登場頻度少なかったわ…いやーミスったミスった…つーかね」
銀八「ひぐらしって登場キャラが多くて部活メンバーも全員は掘り下げられねーんだわ」
銀八「登場が多かったのは梨花と…あとは悟史くん繋がりで詩音とかそんぐらい?」
銀八「切羽詰まったから、レナは鉈持ったギャグキャラ的な感じで出すしかね…うん」
銀八「レナ好きにゃ申し訳なかったが…まあ銀さんも結構苦労してたってことで?」
798: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 13:22:16.81 ID:xHjl53dEO
銀八「はい、じゃあ次のお便り…」
『ジャンプについて一言』
銀八「はい…じゃー答えます、正直言うとあの流れはアドリブ的な感じだったね、うん」
銀八「ホントはね?予想通りで鷹野に撃たれて持ってて良かったにするはずだったよ?」
銀八「ただねーみんなジャンプ読んでんのな、まあその点じゃ銀さん嬉しかったけど?」
銀八「予想通りの流れにするのもアレなんで…あえての攻撃みたいな?」
銀八「まーそんなわけです…関係ないけど最近のジャンプの値段は高すぎるね、うん」
『ジャンプについて一言』
銀八「はい…じゃー答えます、正直言うとあの流れはアドリブ的な感じだったね、うん」
銀八「ホントはね?予想通りで鷹野に撃たれて持ってて良かったにするはずだったよ?」
銀八「ただねーみんなジャンプ読んでんのな、まあその点じゃ銀さん嬉しかったけど?」
銀八「予想通りの流れにするのもアレなんで…あえての攻撃みたいな?」
銀八「まーそんなわけです…関係ないけど最近のジャンプの値段は高すぎるね、うん」
810: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 13:48:48.29 ID:xHjl53dEO
銀八「お便り多いんでまとめて返しまーす、適当とか言わないようにー」
『ひぐらしについて一言!』
銀八「…『武装集団に勝つとかお前らすげーな』」
『てっぺいが出なかったね』
銀八「鉄平かー…いたなそんなの、まああいつ出すと長くなるから」
銀八「手抜きじゃないよ?決して面倒とか思わなかったからね?」
『スレストされたけどどうよ?』
銀八「銀さんもぶっちゃけビビったね、何か悪いことしたっけ、とか思ったし?」
銀八「まーこういうのもあるんだなーみたいなノリだったね、多分」
『ひぐらしについて一言!』
銀八「…『武装集団に勝つとかお前らすげーな』」
『てっぺいが出なかったね』
銀八「鉄平かー…いたなそんなの、まああいつ出すと長くなるから」
銀八「手抜きじゃないよ?決して面倒とか思わなかったからね?」
『スレストされたけどどうよ?』
銀八「銀さんもぶっちゃけビビったね、何か悪いことしたっけ、とか思ったし?」
銀八「まーこういうのもあるんだなーみたいなノリだったね、多分」
813: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 13:56:48.35 ID:xHjl53dEO
銀八「つーわけで、作中で説明出来なかった所とかをちょいちょい補足した訳で…」
銀八「いや…こういうのを蛇足って言うんだっけか?」
銀八「…そんなわけでこのクソ長いのを飽きずに読んでくれて銀さん嬉しいわ」
銀八「じゃー互いに良い年過ごせるようにな」
蛇足的補足-完
銀八「いや…こういうのを蛇足って言うんだっけか?」
銀八「…そんなわけでこのクソ長いのを飽きずに読んでくれて銀さん嬉しいわ」
銀八「じゃー互いに良い年過ごせるようにな」
蛇足的補足-完
817: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 14:02:31.79 ID:M/5/dB+L0
>>1乙
最後まで読ませてもらったが楽しかったぞ!
最後まで読ませてもらったが楽しかったぞ!
819: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 14:07:37.29 ID:Vgr7ndrmO
乙!最高に面白かった。
>>1先生の次回作に期待
>>1先生の次回作に期待
822: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 14:16:27.73 ID:aZVGMzBD0
空知と竜騎士が組んでるのかと思わせるくらいの神作
823: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 14:16:43.99 ID:84WO76Ii0
>>1乙
いい銀さんだった
いい銀さんだった
825: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 14:22:43.90 ID:xR+HZMSz0
面白かった
初めてスレに張り付いたわw
乙
初めてスレに張り付いたわw
乙
832: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 14:44:44.53 ID:1JGltHVeO
うわああああああ
泣きそうになったぜ
超乙
泣きそうになったぜ
超乙
835: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 15:08:12.17 ID:dpklPNZu0
正直、ひぐらしやったことないんだけど
楽しかった
銀さんのキャラ完璧に把握してるのは
素直に凄いと思うよ
何はともあれ>>1乙
楽しかった
銀さんのキャラ完璧に把握してるのは
素直に凄いと思うよ
何はともあれ>>1乙
837: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 15:12:52.36 ID:VQpYJC5rO
再度読み直して思ったんだが…
銀時以外の銀魂キャラ出さなかったのは正解だな
多分グダグダになる
銀時以外の銀魂キャラ出さなかったのは正解だな
多分グダグダになる
839: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 15:27:26.77 ID:kB0LPgiX0
神楽がやらかしてぐだぐだになるのは必須だな。
838: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 15:17:22.43 ID:G/zk3byh0
そうアル
847: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/27(日) 16:14:26.50 ID:fpPMajHIO
銀魂らしくハッピーエンドで安心した
面白かったです、最後まで完結お疲れ様でした
面白かったです、最後まで完結お疲れ様でした
引用元: 銀時「ひぐらしのなく頃に?」
引用元: 銀時「ひぐらしのなく頃に?」
神楽「銀ちゃーん、わたし遊戯王やりたいアル」
2019-07-09
1: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 20:34:44.81 ID:/7eh/H5p0
銀時「何、急に」
神楽「わたしデュエルでぶっ飛ばしたいやつがいるアル。でもまだデュエルディスク持ってなかったヨ」
神楽「だからデュエルディスク買ってほしいアル」
銀時「何言ってんのお前?あんな高価なモン買う金あるわきゃねーだろ」
銀時「大体、カードやるんだったらカードだけあればよくね?あの板いらなくね?」
神楽「そんなことないアル、みんなあれ着けてやってるアル。ディスクがなきゃ勝負もしてくれないネ」
銀時「みんなって誰」
神楽「それは・・・みっちゃんとか、吉彦とか・・・。あ、そよちゃんも持ってたヨ」
銀時「嘘つくんじゃありません、将軍の妹はあんなもん腕にぶら下げません」
神楽「本当アル、そよちゃん街でデュエルやってたネ」
G嫌「いけません姫、街中でデュエルなど!」
そよ姫「いやあああああ」ドカッバキッ
銀時「それデュエルじゃなくて決闘」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446550484
神楽「わたしデュエルでぶっ飛ばしたいやつがいるアル。でもまだデュエルディスク持ってなかったヨ」
神楽「だからデュエルディスク買ってほしいアル」
銀時「何言ってんのお前?あんな高価なモン買う金あるわきゃねーだろ」
銀時「大体、カードやるんだったらカードだけあればよくね?あの板いらなくね?」
神楽「そんなことないアル、みんなあれ着けてやってるアル。ディスクがなきゃ勝負もしてくれないネ」
銀時「みんなって誰」
神楽「それは・・・みっちゃんとか、吉彦とか・・・。あ、そよちゃんも持ってたヨ」
銀時「嘘つくんじゃありません、将軍の妹はあんなもん腕にぶら下げません」
神楽「本当アル、そよちゃん街でデュエルやってたネ」
G嫌「いけません姫、街中でデュエルなど!」
そよ姫「いやあああああ」ドカッバキッ
銀時「それデュエルじゃなくて決闘」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446550484
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2: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 20:58:15.07 ID:/7eh/H5p0
銀時「とにかく、お母さんそんなの認めませんからね。お父さんも何か言ってあげてください」
新八「誰がお父さん?」
新八「神楽ちゃん、僕たちもう一回遊戯王コラボやったでしょ、だから二回目はないんじゃない?」
神楽「トッシーの時のやつアルか?あんなのコラボでもなんでもないネ、読者は騙されてもわたしは騙されないアル!」
新八「いや、読者も騙されてないから」
銀時「大体な、最近の若い奴は想像力が足りないんだよ。ゲームだってそうだろ?無駄に映像にばっかこだわって、向こうが一方的に楽しんでるだけだ」
銀時「昔のゲームはな、勇者の姿一つとってもパッケージと全然違うもんが出てきてたんだよ。」
銀時「それを自分の脳内でいかに都合よく変換できるか、そこにゲームの本質的楽しみがあったわけだ」
銀時「カードも同じ。デュエルディスクなんてもんに頼ってないで、眼光紙背に徹するまでイラスト眺め回して初めて一人前のデュエリストになれるの」
銀時「わかったら、まずは伊藤君と一緒にスタンドアップ・トゥ・ザ・ビクトリーしてきなさい」
新八「銀さんそれ微妙に間違ってます、それじゃ僕の方です」
神楽「もういいアル、お前達に言ったわたしがバカだったネ!」
新八「誰がお父さん?」
新八「神楽ちゃん、僕たちもう一回遊戯王コラボやったでしょ、だから二回目はないんじゃない?」
神楽「トッシーの時のやつアルか?あんなのコラボでもなんでもないネ、読者は騙されてもわたしは騙されないアル!」
新八「いや、読者も騙されてないから」
銀時「大体な、最近の若い奴は想像力が足りないんだよ。ゲームだってそうだろ?無駄に映像にばっかこだわって、向こうが一方的に楽しんでるだけだ」
銀時「昔のゲームはな、勇者の姿一つとってもパッケージと全然違うもんが出てきてたんだよ。」
銀時「それを自分の脳内でいかに都合よく変換できるか、そこにゲームの本質的楽しみがあったわけだ」
銀時「カードも同じ。デュエルディスクなんてもんに頼ってないで、眼光紙背に徹するまでイラスト眺め回して初めて一人前のデュエリストになれるの」
銀時「わかったら、まずは伊藤君と一緒にスタンドアップ・トゥ・ザ・ビクトリーしてきなさい」
新八「銀さんそれ微妙に間違ってます、それじゃ僕の方です」
神楽「もういいアル、お前達に言ったわたしがバカだったネ!」
4: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 21:51:39.27 ID:/7eh/H5p0
翌日
神楽「銀ちゃーん、見て見て!」
銀時「何、急に」
神楽「じゃじゃーん!デュエルディスクゲットしたネ!」
銀時「!」
新八「!」
神楽「これでわたしも立派なデュエリス・・・」
銀時「このバカチンがぁぁぁぁぁぁ!」
神楽「!?」
新八「言えぇぇぇぇぇぇぇぇ!どこで盗った、言えぇぇぇぇぇ!」
銀時「お母さんあんたをそんな風に育てた覚えありません!」
神楽「お前らいい加減にしろヨこらぁ!」
銀時「源外のじーさんに作ってもらった?」
神楽「そうアル。あの後工場に行って頼んできたネ」
銀時「そうかい、そいつぁよかったじゃねーか。金は払ったのか?」
神楽「それがタダだったネ、なんか試作品とかなんとかで」
新八「源外さんの発明でタダって、嫌な予感しかしないんだけど、大丈夫なのそれ」
銀時「また爆発オチとか勘弁してくれよ」
神楽「大丈夫ヨ、もっとすごい機能が付いてるから」
神楽「銀ちゃーん、見て見て!」
銀時「何、急に」
神楽「じゃじゃーん!デュエルディスクゲットしたネ!」
銀時「!」
新八「!」
神楽「これでわたしも立派なデュエリス・・・」
銀時「このバカチンがぁぁぁぁぁぁ!」
神楽「!?」
新八「言えぇぇぇぇぇぇぇぇ!どこで盗った、言えぇぇぇぇぇ!」
銀時「お母さんあんたをそんな風に育てた覚えありません!」
神楽「お前らいい加減にしろヨこらぁ!」
銀時「源外のじーさんに作ってもらった?」
神楽「そうアル。あの後工場に行って頼んできたネ」
銀時「そうかい、そいつぁよかったじゃねーか。金は払ったのか?」
神楽「それがタダだったネ、なんか試作品とかなんとかで」
新八「源外さんの発明でタダって、嫌な予感しかしないんだけど、大丈夫なのそれ」
銀時「また爆発オチとか勘弁してくれよ」
神楽「大丈夫ヨ、もっとすごい機能が付いてるから」
6: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 22:07:34.33 ID:/7eh/H5p0
神楽「なんとこのデュエルディスク、カメラがついてるネ!」
銀時「何その無駄機能」
新八「本当にいるのそれ?カード関係なくない?」
神楽「これで銀ちゃん撮ってあげるアル。ほら、笑って笑って?」
銀時「・・・まあそれで気が済むんなら良しとするか」
神楽「ほらいくヨー、ハイチーズ」ポチッ
銀時「いえーい」
パアァァァァァァ
銀時「あれ?カメラってこんな感じだったっけ?あれ・・・」
パアァァァァァァ
シャッ
ヒラッヒラッヒラッ・・・
パサッ
新八「・・・え?」
『万事屋 銀ちゃん』レベル4 攻撃力2000
新八「ねえ神楽ちゃん、ちょっとこれ、ねえ?」
神楽「やったアル、銀ちゃんのカード化に成功したネ!」
新八「ちょっとぉぉぉぉぉぉぉ!?」
銀時「何その無駄機能」
新八「本当にいるのそれ?カード関係なくない?」
神楽「これで銀ちゃん撮ってあげるアル。ほら、笑って笑って?」
銀時「・・・まあそれで気が済むんなら良しとするか」
神楽「ほらいくヨー、ハイチーズ」ポチッ
銀時「いえーい」
パアァァァァァァ
銀時「あれ?カメラってこんな感じだったっけ?あれ・・・」
パアァァァァァァ
シャッ
ヒラッヒラッヒラッ・・・
パサッ
新八「・・・え?」
『万事屋 銀ちゃん』レベル4 攻撃力2000
新八「ねえ神楽ちゃん、ちょっとこれ、ねえ?」
神楽「やったアル、銀ちゃんのカード化に成功したネ!」
新八「ちょっとぉぉぉぉぉぉぉ!?」
11: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 22:27:40.79 ID:/7eh/H5p0
神楽「これはお前達に復讐するために作らせた、源外のじーさん特性、人間カード化機能付きデュエルディスクなのだー!」
新八「とんでもねーもん出てきたぁぁぁぁぁ!何言ってんの神楽ちゃん、銀さんはどうなっちゃったの!?」
神楽「奴の魂はカードという名の墓地に封印されたネ」
新八「うまくねーんだよ!」
神楽「お前達にはわたしのカードとなってデュエルに参加してもらうアル」
新八「ちょっと神楽ちゃん、一旦落ち着こう!」
神楽「うるさいアル、お前もさっさとカードになれヨ」ポチッ
新八「ちょっ、待って、ぎゃあああああ」
パアァァァァァァ
新八「ああぁぁぁぁぁぁ・・・」
パアァァァァァァ
シャッ
ヒラッヒラッヒラッ
パサッ
新八「ぁぁぁぁぁ・・・」
新八「って、あれ?僕無事なんだけど・・・」
『万事屋 ぱっつぁん 』
神楽「やったアル、新八もカードにできたヨ!」
新八「おかしいな、僕まだここにいるよ?一体何がカードに・・・」
新八「いや、それ新八っていうか・・・」
『万事屋 ぱっつぁん(メガネ)』 装備魔法
新八「メガネだけいったぁぁぁぁぁぁぁ!」
新八「とんでもねーもん出てきたぁぁぁぁぁ!何言ってんの神楽ちゃん、銀さんはどうなっちゃったの!?」
神楽「奴の魂はカードという名の墓地に封印されたネ」
新八「うまくねーんだよ!」
神楽「お前達にはわたしのカードとなってデュエルに参加してもらうアル」
新八「ちょっと神楽ちゃん、一旦落ち着こう!」
神楽「うるさいアル、お前もさっさとカードになれヨ」ポチッ
新八「ちょっ、待って、ぎゃあああああ」
パアァァァァァァ
新八「ああぁぁぁぁぁぁ・・・」
パアァァァァァァ
シャッ
ヒラッヒラッヒラッ
パサッ
新八「ぁぁぁぁぁ・・・」
新八「って、あれ?僕無事なんだけど・・・」
『万事屋 ぱっつぁん 』
神楽「やったアル、新八もカードにできたヨ!」
新八「おかしいな、僕まだここにいるよ?一体何がカードに・・・」
新八「いや、それ新八っていうか・・・」
『万事屋 ぱっつぁん(メガネ)』 装備魔法
新八「メガネだけいったぁぁぁぁぁぁぁ!」
12: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 22:46:24.25 ID:/7eh/H5p0
新八「なんでいつもそっちが本体扱い!?」
神楽「銀ちゃん、新八。大切に使わせてもらう」
新八「それ使わないフラグ!」
新八「というか、神楽ちゃんちょっと待ってよ!銀さんはもとに戻れるの!?」
神楽「知らないアル、でもきっとじーさんが何とかしてくれるネ」
新八「すげえ無責任なこと言い出したよ、悪びれるふうゼロだよ」
神楽「じゃあちょっと出かけてくるアル」
新八「え!?何する気?」
神楽「こんなんじゃまだカードが全然足りないから、もっといっぱい手に入れてくるネ」
新八「待ってぇぇぇ!それ大量虐殺だから!不審者来ちゃうから!」
さっちゃん「そうよ、ちょっと待ちなさい」
新八「さっちゃんさん!つーか普通に部屋から出て来んな!」
さっちゃん「神楽ちゃん、その銀さんのカードどうするつもり?」
神楽「どうするって、持ってってデュエルで使うアル」
さっちゃん「そう・・・」
新八「逃げてくださいさっちゃんさん!今の神楽ちゃんに近づいたらカードにされてしまいますよ!」
さっちゃん「いいのよ新八君」
新八「え?」
さっちゃん「神楽ちゃん、わたしをカードにしなさい」
神楽「銀ちゃん、新八。大切に使わせてもらう」
新八「それ使わないフラグ!」
新八「というか、神楽ちゃんちょっと待ってよ!銀さんはもとに戻れるの!?」
神楽「知らないアル、でもきっとじーさんが何とかしてくれるネ」
新八「すげえ無責任なこと言い出したよ、悪びれるふうゼロだよ」
神楽「じゃあちょっと出かけてくるアル」
新八「え!?何する気?」
神楽「こんなんじゃまだカードが全然足りないから、もっといっぱい手に入れてくるネ」
新八「待ってぇぇぇ!それ大量虐殺だから!不審者来ちゃうから!」
さっちゃん「そうよ、ちょっと待ちなさい」
新八「さっちゃんさん!つーか普通に部屋から出て来んな!」
さっちゃん「神楽ちゃん、その銀さんのカードどうするつもり?」
神楽「どうするって、持ってってデュエルで使うアル」
さっちゃん「そう・・・」
新八「逃げてくださいさっちゃんさん!今の神楽ちゃんに近づいたらカードにされてしまいますよ!」
さっちゃん「いいのよ新八君」
新八「え?」
さっちゃん「神楽ちゃん、わたしをカードにしなさい」
14: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 23:05:13.48 ID:/7eh/H5p0
神楽「まじアルかさっちゃん!」
新八「何言ってるんですかさっちゃんさん!」
さっちゃん「いいのよ!だって、わたしもカードになったら」
さっちゃん「銀さんとずっと密着していられるじゃない!」
新八「!」
さっちゃん「カードになって、絵柄の部分と絵柄の部分をこすり合わせるように重ね合えば!」
さっちゃん「そこにはもうわたしと銀さん以外には何一つ障害のない楽園が待っているのよ!」
さっちゃん「そしたら、銀さんのあんなものやこんなものが毛穴の奥までくっきりはっきり・・・」
さっちゃん「そう、二人はモンスターという獣になるのよ!」
さっちゃん「さあ、早く私をカードに!それとも何、いっちょ前に焦らそうって言うの!?いいじゃない、もっと焦らしなさいよ!」
さっちゃん「焦らされれば焦らされるほど・・・」
さっちゃん「興奮するじゃないのぉぉぉぉぉ!!」
神楽「消えろメスブ夕」ポチッ
パアァァァァァァ
さっちゃん「あぁぁぁん、銀さぁぁぁぁぁん・・・」
パアァァァァァァ
パサッ
『メスブ夕 さっちゃん』効果なし 銀さんの愛の奴隷
新八「すみません銀さん、しばらく楽園にいてください」
新八「何言ってるんですかさっちゃんさん!」
さっちゃん「いいのよ!だって、わたしもカードになったら」
さっちゃん「銀さんとずっと密着していられるじゃない!」
新八「!」
さっちゃん「カードになって、絵柄の部分と絵柄の部分をこすり合わせるように重ね合えば!」
さっちゃん「そこにはもうわたしと銀さん以外には何一つ障害のない楽園が待っているのよ!」
さっちゃん「そしたら、銀さんのあんなものやこんなものが毛穴の奥までくっきりはっきり・・・」
さっちゃん「そう、二人はモンスターという獣になるのよ!」
さっちゃん「さあ、早く私をカードに!それとも何、いっちょ前に焦らそうって言うの!?いいじゃない、もっと焦らしなさいよ!」
さっちゃん「焦らされれば焦らされるほど・・・」
さっちゃん「興奮するじゃないのぉぉぉぉぉ!!」
神楽「消えろメスブ夕」ポチッ
パアァァァァァァ
さっちゃん「あぁぁぁん、銀さぁぁぁぁぁん・・・」
パアァァァァァァ
パサッ
『メスブ夕 さっちゃん』効果なし 銀さんの愛の奴隷
新八「すみません銀さん、しばらく楽園にいてください」
16: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 23:32:53.46 ID:/7eh/H5p0
神楽「ばーさん、ちょっと頼みがあるネ」
お登勢「何だい、金借りようってんならまず家賃払ってからにしな」
神楽「そうじゃないネ、ちょっとカードになって欲しいアル」
お登勢「カードって、あたしゃクレジットなんてもん持ってやしないよ」
新八「違いますよお登勢さん、神楽ちゃんは人間をカードにしてデュエルで使おうとしているんです!」
新八「既に銀さんとさっちゃんさんがカードにされて・・・」
キャサリン「ぎゃはははは、金欠が過ぎて、頭パーになったんデスカ?」
新八「キャサリンさん、本当なんですよ!おかげで僕のメガネも」
お登勢「そういえばあんた、メガネかけてないわね」
キャサリン「ああ、そういえばいつもより更に存在感が薄くなった気がシマス」
お登勢「っていうかあんた・・・」
お登勢「なんか透けてない?」
新八「えっ!?」
キャサリン「ホントデスネ、なんだかうっすら背景が透けて見えマス」
新八「えぇぇぇぇぇ!?あっ、・・・ホントだ・・・」
新八「えぇぇぇぇぇ!?なんで僕半透明になってんのぉぉぉぉ!?」
たま「それはおそらく、肉体と魂が切り離されたことが原因でしょう」
新八「たまさん!ちょっと、それってどういうことですか!?」
たま「新八様は銀時様とは違い、肉体及び精神の大部分を占めるメガネはカード化されましたが」
新八「ねえ、その一言いる?」
たま「一部まだカード化されずに済んでいるのです。それがアストラル体を形成しここに漂っているのです」
たま「つまりアストラ八、ですね」
新八「うまくねえからあぁぁぁぁぁぁ!!」
お登勢「何だい、金借りようってんならまず家賃払ってからにしな」
神楽「そうじゃないネ、ちょっとカードになって欲しいアル」
お登勢「カードって、あたしゃクレジットなんてもん持ってやしないよ」
新八「違いますよお登勢さん、神楽ちゃんは人間をカードにしてデュエルで使おうとしているんです!」
新八「既に銀さんとさっちゃんさんがカードにされて・・・」
キャサリン「ぎゃはははは、金欠が過ぎて、頭パーになったんデスカ?」
新八「キャサリンさん、本当なんですよ!おかげで僕のメガネも」
お登勢「そういえばあんた、メガネかけてないわね」
キャサリン「ああ、そういえばいつもより更に存在感が薄くなった気がシマス」
お登勢「っていうかあんた・・・」
お登勢「なんか透けてない?」
新八「えっ!?」
キャサリン「ホントデスネ、なんだかうっすら背景が透けて見えマス」
新八「えぇぇぇぇぇ!?あっ、・・・ホントだ・・・」
新八「えぇぇぇぇぇ!?なんで僕半透明になってんのぉぉぉぉ!?」
たま「それはおそらく、肉体と魂が切り離されたことが原因でしょう」
新八「たまさん!ちょっと、それってどういうことですか!?」
たま「新八様は銀時様とは違い、肉体及び精神の大部分を占めるメガネはカード化されましたが」
新八「ねえ、その一言いる?」
たま「一部まだカード化されずに済んでいるのです。それがアストラル体を形成しここに漂っているのです」
たま「つまりアストラ八、ですね」
新八「うまくねえからあぁぁぁぁぁぁ!!」
17: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/03(火) 23:49:52.47 ID:/7eh/H5p0
たま「このままいけば、いずれアストラ八は消滅しメガネが真の本体となるでしょう」
新八「そんな!それなら何とかして早くメガネを実体化させないと・・・!」
たま「ですが、今の新八様はアストラル体。見ることはできても触ることはできないはずです」
新八「えっ・・・ほんとだ、困ったなあ」
お登勢「ちょっと、そいじゃ何だい、本当に人間をカードにしちまおうってわけかい?」
神楽「だからさっきからそう言ってるネ、もういいアルかやっても?」
キャサリン「マ、マッテ!そんなのイキナリ言われても・・・」
神楽「ハイチーズ」ポチッ
お登勢「ちょっとぉぉぉぉぉ」
キャサリン「ガアァァァァァ」
パアァァァァァァ
パサッ
『スナック お登勢』フィールド魔法
神楽「あっ」
新八「店ごとぉぉぉぉぉぉ!?」
新八「まるまるいっちゃったよ!がらんどうだよ!」
新八「どーすんのこれ、収拾つくの!?」
たま「落ち着いてください新八様」
新八「そんな!それなら何とかして早くメガネを実体化させないと・・・!」
たま「ですが、今の新八様はアストラル体。見ることはできても触ることはできないはずです」
新八「えっ・・・ほんとだ、困ったなあ」
お登勢「ちょっと、そいじゃ何だい、本当に人間をカードにしちまおうってわけかい?」
神楽「だからさっきからそう言ってるネ、もういいアルかやっても?」
キャサリン「マ、マッテ!そんなのイキナリ言われても・・・」
神楽「ハイチーズ」ポチッ
お登勢「ちょっとぉぉぉぉぉ」
キャサリン「ガアァァァァァ」
パアァァァァァァ
パサッ
『スナック お登勢』フィールド魔法
神楽「あっ」
新八「店ごとぉぉぉぉぉぉ!?」
新八「まるまるいっちゃったよ!がらんどうだよ!」
新八「どーすんのこれ、収拾つくの!?」
たま「落ち着いてください新八様」
18: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 00:20:34.70 ID:xSsY8yU40
たま「これは源外様の発明です、カード化した物を元に戻す方法も用意されているでしょう」
新八「それは・・・そうだけど」
たま「今優先すべきはカード化を解くこと、そしてそれには、神楽様の望みを叶えることが一番の近道のはずです」
新八「たまさん・・・」
たま「安心してください、私も微力ながらお力添えしますので」
神楽「ありがとうたま、じゃあたまもカードになってくれる?」
たま「いえ、その必要はありません」
新八「え、それってどういう・・・」
たま「離れてください」
ガッ
グチャグチャグチャ
ゴゴゴゴゴ・・・
たま「オエェェェェェェェェェ」ゲロゲロドブシャァッ
『たま』機械族 /効果
新八「吐き出したぁぁぁ!たまさん自分のカード口から吐き出したよ!」
たま「いいえ、っぷ、まだです・・・」
たま「オエェェェェェ」ゲロブショァッ
『たま・1』『たま・2』『たま・3』 機械族 /効果
神楽「すごいアルたま!たまの中からたまがいっぱい出てくるネ!」
新八「いや、すごいけど、123って何」
たま「これで最後、ッオエェェェェェェェェェ」ドババシャァァァ
『たま 三姉妹』『たま サイバーボンテージ』『たまズペットドラゴン』 機械族 /効果
神楽「キャッホォォォォォ!ありがとたま!これでわたし強くなれるヨ!」
新八「三姉妹って何!?サイバーボンテージって何!?たまズペットドラゴンって何だぁぁぁぁぁ!!」
新八「それは・・・そうだけど」
たま「今優先すべきはカード化を解くこと、そしてそれには、神楽様の望みを叶えることが一番の近道のはずです」
新八「たまさん・・・」
たま「安心してください、私も微力ながらお力添えしますので」
神楽「ありがとうたま、じゃあたまもカードになってくれる?」
たま「いえ、その必要はありません」
新八「え、それってどういう・・・」
たま「離れてください」
ガッ
グチャグチャグチャ
ゴゴゴゴゴ・・・
たま「オエェェェェェェェェェ」ゲロゲロドブシャァッ
『たま』機械族 /効果
新八「吐き出したぁぁぁ!たまさん自分のカード口から吐き出したよ!」
たま「いいえ、っぷ、まだです・・・」
たま「オエェェェェェ」ゲロブショァッ
『たま・1』『たま・2』『たま・3』 機械族 /効果
神楽「すごいアルたま!たまの中からたまがいっぱい出てくるネ!」
新八「いや、すごいけど、123って何」
たま「これで最後、ッオエェェェェェェェェェ」ドババシャァァァ
『たま 三姉妹』『たま サイバーボンテージ』『たまズペットドラゴン』 機械族 /効果
神楽「キャッホォォォォォ!ありがとたま!これでわたし強くなれるヨ!」
新八「三姉妹って何!?サイバーボンテージって何!?たまズペットドラゴンって何だぁぁぁぁぁ!!」
21: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 01:00:55.92 ID:xSsY8yU40
神楽「あ、マダオアル」
長谷川「おー神楽ちゃん、新八君。」
神楽「ちょうどよかった、この際マダオでもあった方がましネ」
長谷川「何?いきなり傷つく言い方して。って言うか新八君、なんか透けてない?背後霊みたいになってんだけど」
新八「実は色々あって・・・」
新八「・・・ということがあって、仕方なく神楽ちゃんのカード化計画に協力しているんです」
長谷川「なるほどー。それで俺もカードにしようってわけか」
神楽「わかったらさっさと覚悟するヨロシ」
長谷川「ま、新八君の命がかかってるとなっちゃ、協力しないわけにはいかないか」
新八「長谷川さん!」
長谷川「よーし、どんとこい神楽ちゃん!俺の魂、持っていけぇぇえ!」
神楽「ヒョッホォォォ!」ポチッ
パアァァァァァァ
長谷川「つーかそれ、デュエルしてないでさっさと直しに行けばよくね?」
パアァァァァァァ
パサッ
カタッ
新八「長谷川さん、ありがとうございます・・・!」
新八「・・・っていうか、あれ、今変な音しなかった?」
神楽「カードと一緒に何か落ちたアル」
新八「つーか、それ・・・」
??「いやー、カードになるとやっぱり今までと全然違うなー。なんかこう、視界が広くなるっていうか、空が高くなるっていうか」
??「生まれ変わった気がするよね。あれ?どうしたの新八君、ぼーっとして。もしかして俺の声聞こえてない?」
新八「大丈夫です、聞こえてます」ヒョイッ
新八「・・・長谷川さん」
グラサン「あ、そう?なんだ、失敗しちゃったのかと思って焦っちゃったよ。」
新八「・・・いえ、失敗です」
グラサン「え?」
新八「グラサンになってるぅぅぅぅぅ!」
長谷川「おー神楽ちゃん、新八君。」
神楽「ちょうどよかった、この際マダオでもあった方がましネ」
長谷川「何?いきなり傷つく言い方して。って言うか新八君、なんか透けてない?背後霊みたいになってんだけど」
新八「実は色々あって・・・」
新八「・・・ということがあって、仕方なく神楽ちゃんのカード化計画に協力しているんです」
長谷川「なるほどー。それで俺もカードにしようってわけか」
神楽「わかったらさっさと覚悟するヨロシ」
長谷川「ま、新八君の命がかかってるとなっちゃ、協力しないわけにはいかないか」
新八「長谷川さん!」
長谷川「よーし、どんとこい神楽ちゃん!俺の魂、持っていけぇぇえ!」
神楽「ヒョッホォォォ!」ポチッ
パアァァァァァァ
長谷川「つーかそれ、デュエルしてないでさっさと直しに行けばよくね?」
パアァァァァァァ
パサッ
カタッ
新八「長谷川さん、ありがとうございます・・・!」
新八「・・・っていうか、あれ、今変な音しなかった?」
神楽「カードと一緒に何か落ちたアル」
新八「つーか、それ・・・」
??「いやー、カードになるとやっぱり今までと全然違うなー。なんかこう、視界が広くなるっていうか、空が高くなるっていうか」
??「生まれ変わった気がするよね。あれ?どうしたの新八君、ぼーっとして。もしかして俺の声聞こえてない?」
新八「大丈夫です、聞こえてます」ヒョイッ
新八「・・・長谷川さん」
グラサン「あ、そう?なんだ、失敗しちゃったのかと思って焦っちゃったよ。」
新八「・・・いえ、失敗です」
グラサン「え?」
新八「グラサンになってるぅぅぅぅぅ!」
22: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 01:16:26.99 ID:xSsY8yU40
新八「なんでぇぇぇ!?なんで普通にグラサンの状態で喋ってんの!?」
グラサン「まあ、俺にとっちゃ唯一残ったプライドみたいなものだからね」
新八「自慢げに言ってる場合じゃないですって!」
新八「あ、そうか、今の僕が触れてるってことは、長谷川さんもアストラル体になってるんですよ!」
新八「というか、仮に本体と魂が分離したとして、グラサンの方に魂があるってどういこと!?」
グラサン「そんなの、メガネが本体として持ってかれた新八君に言われたくないな」
神楽「おい浮遊霊ども、さっさと次行くアルよ」
新八「!ちょっと待ってよ神楽ちゃん、長谷川さんがグラサンとしてこっちにいるなら」
新八「カードには何が封印されたの!?」
神楽「・・・」
グラサン「?何だよ、もったいぶってないで教えてよ」
神楽「・・・見ないほうがいいヨ」
新八「!?一体、何がカードになったの!?」
『ワイト』 どこにでも出てくるガイコツのおばけ。
新八「・・・」
グラサン「・・・」
新八「し、屍だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
グラサン「まあ、俺にとっちゃ唯一残ったプライドみたいなものだからね」
新八「自慢げに言ってる場合じゃないですって!」
新八「あ、そうか、今の僕が触れてるってことは、長谷川さんもアストラル体になってるんですよ!」
新八「というか、仮に本体と魂が分離したとして、グラサンの方に魂があるってどういこと!?」
グラサン「そんなの、メガネが本体として持ってかれた新八君に言われたくないな」
神楽「おい浮遊霊ども、さっさと次行くアルよ」
新八「!ちょっと待ってよ神楽ちゃん、長谷川さんがグラサンとしてこっちにいるなら」
新八「カードには何が封印されたの!?」
神楽「・・・」
グラサン「?何だよ、もったいぶってないで教えてよ」
神楽「・・・見ないほうがいいヨ」
新八「!?一体、何がカードになったの!?」
『ワイト』 どこにでも出てくるガイコツのおばけ。
新八「・・・」
グラサン「・・・」
新八「し、屍だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
29: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 09:55:42.59 ID:xSsY8yU40
新八「長谷川さんグラサン取ったら残りガイコツだったぁぁぁぁ!」
グラサン「なんでぇぇぇぇ!?俺の体どこ行っちゃったのさ!?」
神楽「マダオはいつだって半死半生ネ、グラサンとったら、それはもうリビングデッドヨ」
グラサン「勝手に殺さないでほしんだけど!こっちだって毎日必死に生きてんだよバカヤロー!」
新八「仕方ありません長谷川さん、早いとこ神楽ちゃんのデュエルを片付けちゃいましょう」
グラサン「そうは言うけど、こんな調子でほんとにデュエルなんてできんの?全然戦力足りてないんだろ?」
神楽「そうアルな、やっぱりもっと強いカードが欲しいところネ」
神楽「そうとなったら向かう先は一つアル」
新八「神楽ちゃん、あの、ここ・・・」
神楽「アネゴー、ただいまヨー」
新八「ここ僕ん家なんだけど」
お妙「あら神楽ちゃん、いらっしゃい。後ろにいるのは新ちゃんのスタンドかしら?」
新八「違います姉上、新八本人です」
お妙「まあおかしなスタンド。ちょどよかった、今九ちゃんが来てるからついでに破壊していってもらいなさい」
神楽「わかったネ」
新八「やめてください二人共」
新八「っていうか神楽ちゃんこれって」
神楽「最強の戦力アル」
グラサン「最強の戦力だな」
新八「やっぱり姉上かぃぃぃぃ!」
新八「あんたらは姉上をなんだと思ってんだ!」
神楽「強い奴を探してアネゴに行き着くのは当然ネ」
グラサン「そうだな、もうこれで戦力補強は済んだんじゃない?はやくデュエルしに行こーぜ」
新八「いいわけあるかぁぁぁぁ!姉上をカードになんてさせないから!」
九兵衛「どうしたんだ妙ちゃん、何かあったのか?」
お妙「九ちゃん」
九兵衛「ん?なんだ新八君、まるで幽霊みたいに漂って」
お妙「それ、神楽ちゃんにとり憑いた新ちゃん型のスタンドなの。悪いけど斬ってくれないかしら」
九兵衛「そうなのか、わかった妙ちゃんすぐに済ます」
新八「違いますって!僕ですから、正真正銘の新八ですから!」
お妙「私の弟は半透明じゃありませんし、そんなグラサン持ちません、汚らしい」
グラサン「グラサンごと否定されたぁぁ!」
グラサン「なんでぇぇぇぇ!?俺の体どこ行っちゃったのさ!?」
神楽「マダオはいつだって半死半生ネ、グラサンとったら、それはもうリビングデッドヨ」
グラサン「勝手に殺さないでほしんだけど!こっちだって毎日必死に生きてんだよバカヤロー!」
新八「仕方ありません長谷川さん、早いとこ神楽ちゃんのデュエルを片付けちゃいましょう」
グラサン「そうは言うけど、こんな調子でほんとにデュエルなんてできんの?全然戦力足りてないんだろ?」
神楽「そうアルな、やっぱりもっと強いカードが欲しいところネ」
神楽「そうとなったら向かう先は一つアル」
新八「神楽ちゃん、あの、ここ・・・」
神楽「アネゴー、ただいまヨー」
新八「ここ僕ん家なんだけど」
お妙「あら神楽ちゃん、いらっしゃい。後ろにいるのは新ちゃんのスタンドかしら?」
新八「違います姉上、新八本人です」
お妙「まあおかしなスタンド。ちょどよかった、今九ちゃんが来てるからついでに破壊していってもらいなさい」
神楽「わかったネ」
新八「やめてください二人共」
新八「っていうか神楽ちゃんこれって」
神楽「最強の戦力アル」
グラサン「最強の戦力だな」
新八「やっぱり姉上かぃぃぃぃ!」
新八「あんたらは姉上をなんだと思ってんだ!」
神楽「強い奴を探してアネゴに行き着くのは当然ネ」
グラサン「そうだな、もうこれで戦力補強は済んだんじゃない?はやくデュエルしに行こーぜ」
新八「いいわけあるかぁぁぁぁ!姉上をカードになんてさせないから!」
九兵衛「どうしたんだ妙ちゃん、何かあったのか?」
お妙「九ちゃん」
九兵衛「ん?なんだ新八君、まるで幽霊みたいに漂って」
お妙「それ、神楽ちゃんにとり憑いた新ちゃん型のスタンドなの。悪いけど斬ってくれないかしら」
九兵衛「そうなのか、わかった妙ちゃんすぐに済ます」
新八「違いますって!僕ですから、正真正銘の新八ですから!」
お妙「私の弟は半透明じゃありませんし、そんなグラサン持ちません、汚らしい」
グラサン「グラサンごと否定されたぁぁ!」
30: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 10:29:31.19 ID:xSsY8yU40
新八「神楽ちゃん説明してあげて!」
神楽「しょうがないアルなー」
神楽「・・・というわけヨ」
お妙「神楽ちゃん、あなた何してるの?」
九兵衛「それだと君が悪いようにしか聞こえないが・・・」
神楽「とにかく、わたしに力を貸して欲しいアル、アネゴ!」
新八「だからダメだって、いくらなんでも姉上を巻き込むのは認められないから!」
お妙「あらいいじゃない新ちゃん、カード化位やってあげて」
新八「姉上!?」
お妙「いいわよ神楽ちゃん、私でよければ力を貸すわ」
神楽「マジアルか!やったネ、これで勝ちは決まったも同然だヨ!」
九兵衛「ちょっ、ちょっと待ってくれ妙ちゃん、君をそんな危険な目に合わせるわけには・・・」
近藤「そーですよお妙さん!」ガバッ
新八「軒下からストーカー出てきた!」
近藤「カード化なんて物騒なまね、この近藤勲がさせませんよ!」
お妙「ストーカーより物騒なことなんてありませんから、大丈夫です」
近藤「やだなぁ、物騒なものからお妙さんを守るのが真選組の役目じゃないですか!」
新八「いやあんたが一番物騒だから、軒下から出てくる人を取り締まるのが真選組の役目だから」
九兵衛「悪いが神楽ちゃん、妙ちゃんはやめてあげてくれないか。代わりに僕がカードになるから」
近藤「そうだ、カード化するならまずは俺からにしてもらおう」
神楽「わかったアル、じゃあ九ちゃんにお願いするネ、あとついでにゴリラも」
お妙「待って神楽ちゃん、九ちゃん一人をカードにさせられないわ。やるんなら私も一緒に・・・」
九兵衛「いや、しかしそれでは君を守ることが」
お妙「だめよ、私だって九ちゃんを一人危険な目になんて合わせたくないんですから」
九兵衛「だが・・・」
東城「いけませんぞ若ぁぁぁぁぁ!」
新八「ストーカーさらに出てきた!どーなってんのこの家!?」
神楽「しょうがないアルなー」
神楽「・・・というわけヨ」
お妙「神楽ちゃん、あなた何してるの?」
九兵衛「それだと君が悪いようにしか聞こえないが・・・」
神楽「とにかく、わたしに力を貸して欲しいアル、アネゴ!」
新八「だからダメだって、いくらなんでも姉上を巻き込むのは認められないから!」
お妙「あらいいじゃない新ちゃん、カード化位やってあげて」
新八「姉上!?」
お妙「いいわよ神楽ちゃん、私でよければ力を貸すわ」
神楽「マジアルか!やったネ、これで勝ちは決まったも同然だヨ!」
九兵衛「ちょっ、ちょっと待ってくれ妙ちゃん、君をそんな危険な目に合わせるわけには・・・」
近藤「そーですよお妙さん!」ガバッ
新八「軒下からストーカー出てきた!」
近藤「カード化なんて物騒なまね、この近藤勲がさせませんよ!」
お妙「ストーカーより物騒なことなんてありませんから、大丈夫です」
近藤「やだなぁ、物騒なものからお妙さんを守るのが真選組の役目じゃないですか!」
新八「いやあんたが一番物騒だから、軒下から出てくる人を取り締まるのが真選組の役目だから」
九兵衛「悪いが神楽ちゃん、妙ちゃんはやめてあげてくれないか。代わりに僕がカードになるから」
近藤「そうだ、カード化するならまずは俺からにしてもらおう」
神楽「わかったアル、じゃあ九ちゃんにお願いするネ、あとついでにゴリラも」
お妙「待って神楽ちゃん、九ちゃん一人をカードにさせられないわ。やるんなら私も一緒に・・・」
九兵衛「いや、しかしそれでは君を守ることが」
お妙「だめよ、私だって九ちゃんを一人危険な目になんて合わせたくないんですから」
九兵衛「だが・・・」
東城「いけませんぞ若ぁぁぁぁぁ!」
新八「ストーカーさらに出てきた!どーなってんのこの家!?」
31: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 10:57:35.97 ID:xSsY8yU40
東城「カード化などと、そんな卑猥なこと!」
新八「あんたは何を想像してんだ!」
東城「いいですか若、カードになれば圧着状態で他のカードに挟まれることになるんですよ!?」
東城「自分は前のカードに体を擦りつけ、後ろからは別のカードがナニを擦りるけてくる!」
東城「そこはもうデッキなどではない、乱○会場ですぞぉぉぉぉ!」
新八「とんでもねーこと言い出したぁぁぁぁぁ!!カードゲームそんなんじゃないから!」
九兵衛「黙れ東城、貴様の戯言で妙ちゃんの耳を汚すのはやめろ」
近藤「安心しろ新八君、お妙さんはこの俺がしっかり後ろから見守ってあげるから」
新八「ブチ殺すぞゴリラ!」
新八「とにかく、九兵衛さんの言うこと聞きましょう姉上?」
お妙「新ちゃんは黙ってなさい」
九兵衛「・・・」
九兵衛「妙ちゃんは僕となら一緒にカードになってくれるかい?」
お妙「まあ!」
新八「おいぃぃぃぃぃ!むしろ乗り気になったぁぁぁ!?」
東城「若!ああ、若がついに乱○に自ら赴かれるようになるとは、この東城歩、感激ですぞ!」
新八「だから違ーつってんだろ!」
東城「かくなる上は、この私も若にご一緒させていただきます!」
お妙・九・ゴリ・東「さあ、早くカード化を!」
神楽「いくアルヨー」ポチッ
新八「あああ、姉上ぇぇぇぇ!」
パアァァァァァァ
パサッ
パサッ
パサッ
パサッ
神楽「ふう、やっと片付いたネ」
新八「あんたは何を想像してんだ!」
東城「いいですか若、カードになれば圧着状態で他のカードに挟まれることになるんですよ!?」
東城「自分は前のカードに体を擦りつけ、後ろからは別のカードがナニを擦りるけてくる!」
東城「そこはもうデッキなどではない、乱○会場ですぞぉぉぉぉ!」
新八「とんでもねーこと言い出したぁぁぁぁぁ!!カードゲームそんなんじゃないから!」
九兵衛「黙れ東城、貴様の戯言で妙ちゃんの耳を汚すのはやめろ」
近藤「安心しろ新八君、お妙さんはこの俺がしっかり後ろから見守ってあげるから」
新八「ブチ殺すぞゴリラ!」
新八「とにかく、九兵衛さんの言うこと聞きましょう姉上?」
お妙「新ちゃんは黙ってなさい」
九兵衛「・・・」
九兵衛「妙ちゃんは僕となら一緒にカードになってくれるかい?」
お妙「まあ!」
新八「おいぃぃぃぃぃ!むしろ乗り気になったぁぁぁ!?」
東城「若!ああ、若がついに乱○に自ら赴かれるようになるとは、この東城歩、感激ですぞ!」
新八「だから違ーつってんだろ!」
東城「かくなる上は、この私も若にご一緒させていただきます!」
お妙・九・ゴリ・東「さあ、早くカード化を!」
神楽「いくアルヨー」ポチッ
新八「あああ、姉上ぇぇぇぇ!」
パアァァァァァァ
パサッ
パサッ
パサッ
パサッ
神楽「ふう、やっと片付いたネ」
32: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 11:48:43.33 ID:xSsY8yU40
新八「ああ、姉上まで巻き込んでしまうなんて」
グラサン「仕方ないさ、こっちも命がかかってんだ」
神楽「そうアル、アネゴは新八のことを思ってカードになってくれたヨ、感謝するネ」
新八「元はといえば全部神楽ちゃんのせいだからね?」
グラサン「まあまあ、そんなことより早速カードになった奴らを見てみようぜ」
新八「はぁ・・・、しょうがないなあ
グラサン「お、これなんかいいカードじゃない?」
『柳生 九兵衛』天使族 /効果 妙ちゃんと一緒、妙ちゃんと一緒・・・
新八「きゅ、九兵衛さん・・・?何なんですかこの効果、なんか不気味なんですけど」
神楽「こっちもなかなかネ」
新八「ん?」
『ヘソタイ・ゴリラストーカー』獣族 /効果 お妙さんの後ろから、お妙さんの後ろから・・・
新八「後ろからって何だぁぁぁぁ!!あのゴリラカードになってもストーカーするつもりだよ!」
グラサン「いやいや、陰ながら愛する人を守る、漢だよこれ」
新八「あの話のあとだととんでもない意味になるから!まずいからこれ!」
神楽「お、こっちはもっとすごいアル!」
『ヘソタイ・家臣 ブッシャァァァ』水族 /効果 粘液で相手を絡みとる
新八「HTML化されるぅぅぅぅぅぅ!!」スパーンッ!
新八「あのヘソタイ何考えてんのホント!?ダメだから、そんなカード即禁止行きじゃボケェェェェェ!」
グラサン「いやいや、これはこれでいいんじゃない?なかなか男気に溢れてるよ、漢だよこれ」
新八「これが漢なら人類とっくに絶滅してるわ!」
神楽「最後の一枚はアネゴアルな」
新八「もう嫌だぁぁぁ、姉上のカードなんて見たくない」
グラサン「どれどれ?」
神楽「!」
グラサン「!」
新八「・・・え、どうしたんですか二人共」
グラサン「こ、これは・・・」
神楽「わたし達はどうやら、ものすごい才能を発掘してしまったようアル」
新八「え、何それちょっと、姉上のカードに何があったの?」
神楽「見るネ」
新八「どれ」
『鷲座の青銅聖闘士 アクィラのタエ』戦士族 /効果 羽ばたけ、私の小宇宙!
新八「・・・」
新八「誰ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
グラサン「仕方ないさ、こっちも命がかかってんだ」
神楽「そうアル、アネゴは新八のことを思ってカードになってくれたヨ、感謝するネ」
新八「元はといえば全部神楽ちゃんのせいだからね?」
グラサン「まあまあ、そんなことより早速カードになった奴らを見てみようぜ」
新八「はぁ・・・、しょうがないなあ
グラサン「お、これなんかいいカードじゃない?」
『柳生 九兵衛』天使族 /効果 妙ちゃんと一緒、妙ちゃんと一緒・・・
新八「きゅ、九兵衛さん・・・?何なんですかこの効果、なんか不気味なんですけど」
神楽「こっちもなかなかネ」
新八「ん?」
『ヘソタイ・ゴリラストーカー』獣族 /効果 お妙さんの後ろから、お妙さんの後ろから・・・
新八「後ろからって何だぁぁぁぁ!!あのゴリラカードになってもストーカーするつもりだよ!」
グラサン「いやいや、陰ながら愛する人を守る、漢だよこれ」
新八「あの話のあとだととんでもない意味になるから!まずいからこれ!」
神楽「お、こっちはもっとすごいアル!」
『ヘソタイ・家臣 ブッシャァァァ』水族 /効果 粘液で相手を絡みとる
新八「HTML化されるぅぅぅぅぅぅ!!」スパーンッ!
新八「あのヘソタイ何考えてんのホント!?ダメだから、そんなカード即禁止行きじゃボケェェェェェ!」
グラサン「いやいや、これはこれでいいんじゃない?なかなか男気に溢れてるよ、漢だよこれ」
新八「これが漢なら人類とっくに絶滅してるわ!」
神楽「最後の一枚はアネゴアルな」
新八「もう嫌だぁぁぁ、姉上のカードなんて見たくない」
グラサン「どれどれ?」
神楽「!」
グラサン「!」
新八「・・・え、どうしたんですか二人共」
グラサン「こ、これは・・・」
神楽「わたし達はどうやら、ものすごい才能を発掘してしまったようアル」
新八「え、何それちょっと、姉上のカードに何があったの?」
神楽「見るネ」
新八「どれ」
『鷲座の青銅聖闘士 アクィラのタエ』戦士族 /効果 羽ばたけ、私の小宇宙!
新八「・・・」
新八「誰ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
33: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 12:30:42.79 ID:xSsY8yU40
新八「聖闘士だ!アテナを護る戦士出てきちゃった!」
新八「つーかなんで姉上カードにしたら聖闘士になるの!?」
神楽「さすがアネゴアル、他の奴らとは一味違うネ!」
新八「一味違うっていうかそれ別の人!」
グラサン「いやー、やっぱ戦力ってこうでなくっちゃな。これなら黄金十二宮も楽々突破だよ」
新八「行かねーから!十二宮も火星も行きませんから!」
神楽「これでだいぶデッキができてきたネ、あともう少しアル」
新八「え、まだカード化するの?もう結構数増えたんじゃない?」
神楽「デッキの中には大体20枚位モンスターが必要ネ。でもまだ5枚位足りてないアル、どっかで探さなきゃ」
新八「うーんでも、他に協力してくれそうな人で戦力になる人っている?」
神楽「とりあえずあそこに行ってみるネ」
真選組屯所
神楽「コンニチワー」
新八「神楽ちゃん、ここはまずいんじゃない?僕たち近藤さんカードにしちゃってるんだよ?」
神楽「だからそれを使って脅すアル」
新八「おいぃぃぃ!」
山崎「あ、何神楽ちゃん、俺たちに何か用?」
新八「山崎さん!」
山崎「あれ、新八君?なんでちょっと透けてんの?」
山崎「ま、まさかツッコミキャラだけじゃなく影薄いキャラまで手を出して俺の立場を潰そうと!?」
新八「いや、間に合ってますからそのキャラ」
新八「そうじゃないんです、実は・・・」
山崎「早くカード化を解かないと消滅する!?」
新八「はい、そうなんです(近藤さんのことは黙っておこう)」
山崎「そんなことに・・・」
山崎「うーん、協力してあげたいところだけど」
新八「何ですか?」
山崎「俺なんているの?」
神楽「お前はいらないアル、さっさとマヨ連れてくるネ」
山崎「だよね。でも今局長達出払ってるんだ。だから悪いけど街の方探しに行ってくれない?」
新八「つーかなんで姉上カードにしたら聖闘士になるの!?」
神楽「さすがアネゴアル、他の奴らとは一味違うネ!」
新八「一味違うっていうかそれ別の人!」
グラサン「いやー、やっぱ戦力ってこうでなくっちゃな。これなら黄金十二宮も楽々突破だよ」
新八「行かねーから!十二宮も火星も行きませんから!」
神楽「これでだいぶデッキができてきたネ、あともう少しアル」
新八「え、まだカード化するの?もう結構数増えたんじゃない?」
神楽「デッキの中には大体20枚位モンスターが必要ネ。でもまだ5枚位足りてないアル、どっかで探さなきゃ」
新八「うーんでも、他に協力してくれそうな人で戦力になる人っている?」
神楽「とりあえずあそこに行ってみるネ」
真選組屯所
神楽「コンニチワー」
新八「神楽ちゃん、ここはまずいんじゃない?僕たち近藤さんカードにしちゃってるんだよ?」
神楽「だからそれを使って脅すアル」
新八「おいぃぃぃ!」
山崎「あ、何神楽ちゃん、俺たちに何か用?」
新八「山崎さん!」
山崎「あれ、新八君?なんでちょっと透けてんの?」
山崎「ま、まさかツッコミキャラだけじゃなく影薄いキャラまで手を出して俺の立場を潰そうと!?」
新八「いや、間に合ってますからそのキャラ」
新八「そうじゃないんです、実は・・・」
山崎「早くカード化を解かないと消滅する!?」
新八「はい、そうなんです(近藤さんのことは黙っておこう)」
山崎「そんなことに・・・」
山崎「うーん、協力してあげたいところだけど」
新八「何ですか?」
山崎「俺なんているの?」
神楽「お前はいらないアル、さっさとマヨ連れてくるネ」
山崎「だよね。でも今局長達出払ってるんだ。だから悪いけど街の方探しに行ってくれない?」
34: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 13:08:53.16 ID:xSsY8yU40
神楽「わかったヨ。じゃあとりあえずお前でいいからカード化するネ」
山崎「ええ!?」
神楽「アンパン一個でもあった方がマシアル」
山崎「ちょっと、せめて人間としてカウントしてよ!」
神楽「はい、いくアルヨー」ポチッ
山崎「ちょっとまっ、ぎゃぁぁぁぁぁ」
パアァァァァァァ
ズイッ
ドサッ
新八「ドサッて、もう音からしておかしいんですけど」
グラサン「何アレ」
神楽「アンパンアル」
新八「カードはぁぁぁぁ!?」
新八「ついにカードすら出なくなっちゃったよ!なんでカード化装置でアンパン製造してんの!?」
神楽「見テヨこれ、袋の中に何か銀紙みたいなのが入ってるアル」
新八「!よかった、そこにカードも同封されてるだ!」
神楽「開けてみるアル」ビリッ
(ヤマザキ)
新八「・・・なにこれ」
神楽「カードじゃなくてデコキャ○シールだったネ」
(ヤマザキ)「何でェェェェェェ!?」
新八「またアストラル化したぁぁぁぁぁ!つーか今回に至ってはもうどれが本体でどれがアストラル体なんだよ!?」
神楽「たぶんアンパンが本体で銀紙が残りカスの方ネ」
新八「じゃあ破くんじゃねーよ!」
(ヤマザキ)「その前にこれどーなってんの!?なんで俺だけシールなのさ!?」
神楽「お前は所詮アンパンのオマケでしかないということアル」
(ヤマザキ)「ふざけんな!俺にだってまだカバディがあるんだぞ!」
グラサン「カードじゃなかったんなら仕方ない、次に行こう」
神楽「そうアルな」
新八「そうですね」
(ヤマザキ)「切り替え早っ!ちょっと待って、俺を置いてかないで!」
神楽「うるさいアル、役たたずは必要ないネ」ペタッ
(ヤマザキ)「ちょっとぉぉぉぉぉぉ!?屯所の壁に貼らないで!あ、猫がアンパン咥えてった!」
神楽「あばヨー」
(ヤマザキ)「嘘ぉぉぉぉぉぉ!?」
山崎「ええ!?」
神楽「アンパン一個でもあった方がマシアル」
山崎「ちょっと、せめて人間としてカウントしてよ!」
神楽「はい、いくアルヨー」ポチッ
山崎「ちょっとまっ、ぎゃぁぁぁぁぁ」
パアァァァァァァ
ズイッ
ドサッ
新八「ドサッて、もう音からしておかしいんですけど」
グラサン「何アレ」
神楽「アンパンアル」
新八「カードはぁぁぁぁ!?」
新八「ついにカードすら出なくなっちゃったよ!なんでカード化装置でアンパン製造してんの!?」
神楽「見テヨこれ、袋の中に何か銀紙みたいなのが入ってるアル」
新八「!よかった、そこにカードも同封されてるだ!」
神楽「開けてみるアル」ビリッ
(ヤマザキ)
新八「・・・なにこれ」
神楽「カードじゃなくてデコキャ○シールだったネ」
(ヤマザキ)「何でェェェェェェ!?」
新八「またアストラル化したぁぁぁぁぁ!つーか今回に至ってはもうどれが本体でどれがアストラル体なんだよ!?」
神楽「たぶんアンパンが本体で銀紙が残りカスの方ネ」
新八「じゃあ破くんじゃねーよ!」
(ヤマザキ)「その前にこれどーなってんの!?なんで俺だけシールなのさ!?」
神楽「お前は所詮アンパンのオマケでしかないということアル」
(ヤマザキ)「ふざけんな!俺にだってまだカバディがあるんだぞ!」
グラサン「カードじゃなかったんなら仕方ない、次に行こう」
神楽「そうアルな」
新八「そうですね」
(ヤマザキ)「切り替え早っ!ちょっと待って、俺を置いてかないで!」
神楽「うるさいアル、役たたずは必要ないネ」ペタッ
(ヤマザキ)「ちょっとぉぉぉぉぉぉ!?屯所の壁に貼らないで!あ、猫がアンパン咥えてった!」
神楽「あばヨー」
(ヤマザキ)「嘘ぉぉぉぉぉぉ!?」
35: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 13:54:02.90 ID:xSsY8yU40
神楽「ヅラ!」
桂「ヅラじゃない桂だ。どうしたんだリーダー、俺に何か用でもあるのか」
新八「桂さん!」
桂「ん?なんだか今新八君の声が聞こえたような」
新八「なっ、僕のことが見えないんですか!?」
桂「やはり新八君の声だ。だが姿が見えんとは、これは一体・・・」
新八「そ、そんなまさか、もうアストラル体が消え始めているのか!?」
桂「そうかリーダー、さてはお主腹話術を覚えたんだな?いやはやこれ見事なものだ」
桂「てっきり幽霊となった新八君が救けを求めて叫んでいるのかと思ってしまったぞ」
エリザベス[桂さんその通り]サッ
桂「しかし覚えたての芸をわざわざ見せに来るとは、リーダーにも子供らしいところがあるのだな」
神楽「全然違うアル」
神楽「・・・というわけでお前をカード化しに来たネ」
桂「なるほどそういうことだったか」
桂「しかしこの桂小太郎に声をかけるとは、さすがだなリーダー」
神楽「どういうことアルか」
桂「なにせ俺はその昔プロデュエリストとして世界で五本の指に入るほどだったのだからな」
神楽「マジか、すげーアルヅラ!」
桂「ヅラじゃない桂だ」
桂「当時はスカイダイビングしながら絶叫したり異世界で執事ごっこしたり突如アモンに食ってかかってみたりと、それは大活躍だったのだぞ」
神楽「本当アルか?じゃあカードにしたらすっごい強いアルか?」
桂「もちろんだ、アルカナフォースだろうがエクゾディオスだろうが返り討ちにしてくれよう」
神楽「やったアル、これならもう怖いもんなしネ!」
桂「ああそうだな、だが残念だがこれから攘夷志士達との会合があってな、すまないがカード化は日を改めてくれ」
桂「じゃっ」スタスタッ
神楽「逃がさないアル」ガシッ
桂「ヅラじゃない桂だ。どうしたんだリーダー、俺に何か用でもあるのか」
新八「桂さん!」
桂「ん?なんだか今新八君の声が聞こえたような」
新八「なっ、僕のことが見えないんですか!?」
桂「やはり新八君の声だ。だが姿が見えんとは、これは一体・・・」
新八「そ、そんなまさか、もうアストラル体が消え始めているのか!?」
桂「そうかリーダー、さてはお主腹話術を覚えたんだな?いやはやこれ見事なものだ」
桂「てっきり幽霊となった新八君が救けを求めて叫んでいるのかと思ってしまったぞ」
エリザベス[桂さんその通り]サッ
桂「しかし覚えたての芸をわざわざ見せに来るとは、リーダーにも子供らしいところがあるのだな」
神楽「全然違うアル」
神楽「・・・というわけでお前をカード化しに来たネ」
桂「なるほどそういうことだったか」
桂「しかしこの桂小太郎に声をかけるとは、さすがだなリーダー」
神楽「どういうことアルか」
桂「なにせ俺はその昔プロデュエリストとして世界で五本の指に入るほどだったのだからな」
神楽「マジか、すげーアルヅラ!」
桂「ヅラじゃない桂だ」
桂「当時はスカイダイビングしながら絶叫したり異世界で執事ごっこしたり突如アモンに食ってかかってみたりと、それは大活躍だったのだぞ」
神楽「本当アルか?じゃあカードにしたらすっごい強いアルか?」
桂「もちろんだ、アルカナフォースだろうがエクゾディオスだろうが返り討ちにしてくれよう」
神楽「やったアル、これならもう怖いもんなしネ!」
桂「ああそうだな、だが残念だがこれから攘夷志士達との会合があってな、すまないがカード化は日を改めてくれ」
桂「じゃっ」スタスタッ
神楽「逃がさないアル」ガシッ
36: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 14:34:54.25 ID:xSsY8yU40
桂「放せリーダー!俺はもうデュエルはやらんと誓ったのだ」
桂「表では目の付け所が誓うだなんだと褒めておきながら、陰ではイィヤァァァッホォォォォォ!の一発屋のように扱われ」
桂「挙句タッグフォース2での散々なAIのせいでプロ(笑)と嘲られ」
桂「ようやくタッグフォース3が出たと思ったら」
「今更GXって、時代は5D'sでしょ(笑)」
桂「と筆者に購入をスルーされ活躍を見せられなかった俺の無念などわかるまい!」
新八「いやあんたどの立場で言ってんの!?」
桂「それに俺が参加すれば、自ずと運命がどうのこうの言い出す奴が現れるだろう。そうなったら面倒だ、二重の意味でな」
神楽「そんなことわたしの知ったことじゃないネ、いいからさっさとカードになれヨ!」ポチッ
桂「あっ、ちょ!」
エリザベス[桂さん!]サッ
神楽「エリー、お前もアル」ポチッ
エリザベス[あっ、ちょ・・・!]サッ
パアァァァァァァ
桂「あぁぁぁぁぁぁ・・・」
エリザベス[あぁぁぁぁぁぁ・・・]
パアァァァァァァ
パサッ
パサッ
パフッ
新八「・・・」
グラサン「・・・」
『D・HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイ』戦士族 攻撃力2000
新八「どんな名前!?ガーガイって何!?」
神楽「やったネ、アネゴ・銀ちゃんと並ぶエースアタッカーアル!」
新八「まあ、そっちはいいけど、それ・・・」
『アイツ』攻撃力100 守備力100
新八「中身のアイツ出てきたぁぁぁぁぁぁ!」
新八「アイツって誰!?」
神楽「そりゃエリーの中のアイツアル」
新八「だからそれが誰だぁぁぁぁぁ!!」
桂「表では目の付け所が誓うだなんだと褒めておきながら、陰ではイィヤァァァッホォォォォォ!の一発屋のように扱われ」
桂「挙句タッグフォース2での散々なAIのせいでプロ(笑)と嘲られ」
桂「ようやくタッグフォース3が出たと思ったら」
「今更GXって、時代は5D'sでしょ(笑)」
桂「と筆者に購入をスルーされ活躍を見せられなかった俺の無念などわかるまい!」
新八「いやあんたどの立場で言ってんの!?」
桂「それに俺が参加すれば、自ずと運命がどうのこうの言い出す奴が現れるだろう。そうなったら面倒だ、二重の意味でな」
神楽「そんなことわたしの知ったことじゃないネ、いいからさっさとカードになれヨ!」ポチッ
桂「あっ、ちょ!」
エリザベス[桂さん!]サッ
神楽「エリー、お前もアル」ポチッ
エリザベス[あっ、ちょ・・・!]サッ
パアァァァァァァ
桂「あぁぁぁぁぁぁ・・・」
エリザベス[あぁぁぁぁぁぁ・・・]
パアァァァァァァ
パサッ
パサッ
パフッ
新八「・・・」
グラサン「・・・」
『D・HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイ』戦士族 攻撃力2000
新八「どんな名前!?ガーガイって何!?」
神楽「やったネ、アネゴ・銀ちゃんと並ぶエースアタッカーアル!」
新八「まあ、そっちはいいけど、それ・・・」
『アイツ』攻撃力100 守備力100
新八「中身のアイツ出てきたぁぁぁぁぁぁ!」
新八「アイツって誰!?」
神楽「そりゃエリーの中のアイツアル」
新八「だからそれが誰だぁぁぁぁぁ!!」
40: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 16:27:18.69 ID:xSsY8yU40
神楽「これで残すところ後は土方だけアル」
新八「ん?何でそんなに土方さんにこだわるの?」
神楽「元はといえばあいつがトッシーの時にネタを潰しやがったのがいけないネ、その恨み晴らさでおくべきかアル」
新八(すいません土方さん)
神楽「とりあえずその辺ぶっ壊せば出てくるだろか」
新八「待って待って、そんな方法で呼んだらえらいことになるから」
神楽「定春ぅー!出番ヨー!」
定春「あうーん!」
新八「ちょっと待って神楽ちゃん、早まっちゃダメだって!」
神楽「破壊の限りを尽くすアル!」
定春「わう!」
新八「ちょっ、神楽ちゃん!?」
土方「その辺にしておけチャイナ娘、さもないと本当にしょっ引くことになるぞ」
神楽「!」
新八「土方さん!」
土方「あん?なんか今万事屋んところのメガネの声が聞こえたような・・・。気のせいか」
グラサン「ああ、やっぱりもう消えかかってんだ俺達!」
新八「くっ、急ごう神楽ちゃん、早いとこ土方さんをカードにして・・・」
神楽「ひぃじぃかぁたぁぁぁぁぁ!」ドドドドド!
土方「!?」
神楽「てめっ、ホント余計なことしてくれたアルな!」
土方「なっ、何の話だ、俺は別にてめーに何かした覚えはねえぞ」
神楽「おめーがオタクになってプラプラ遊んでたおかげでこっちは恥かかされてんだヨコンチクショー!」
土方「は!?いつの話してんだてめーは?」
新八「神楽ちゃん落ち着いて!僕たちからじゃ説明できないんだから、神楽ちゃんがちゃんと言わないと」
神楽「うるさいアル、こんな奴問答無用でいいネ」ポチッ
パアァァァァァァ
土方「え?なにこれ。おい?ちょっと」
パアァァァァァァ
パサッ
『真選組副長 土方十四郎』エクシーズ /効果
神楽「いい気味アル、これでちょっとは気も晴れるネ」
新八「あっさりやっちゃったよ、まずいんじゃないこれ、後で恨まれても知らないよ?」
神楽「知らないアル、このまま捨てといたってわたしはかまわないネ」
新八「神楽ちゃんってば」
グラサン「まあまあ、なんにせよこれで戦力は整ったんだから、後はいよいよ決戦に向けてデッキ調整しないとね」
新八「・・・そうですね。ほら神楽ちゃん、早く土方さんのカードを拾って・・・」
??「そうはいかねえぜ」
神楽「!!」
新八「ん?何でそんなに土方さんにこだわるの?」
神楽「元はといえばあいつがトッシーの時にネタを潰しやがったのがいけないネ、その恨み晴らさでおくべきかアル」
新八(すいません土方さん)
神楽「とりあえずその辺ぶっ壊せば出てくるだろか」
新八「待って待って、そんな方法で呼んだらえらいことになるから」
神楽「定春ぅー!出番ヨー!」
定春「あうーん!」
新八「ちょっと待って神楽ちゃん、早まっちゃダメだって!」
神楽「破壊の限りを尽くすアル!」
定春「わう!」
新八「ちょっ、神楽ちゃん!?」
土方「その辺にしておけチャイナ娘、さもないと本当にしょっ引くことになるぞ」
神楽「!」
新八「土方さん!」
土方「あん?なんか今万事屋んところのメガネの声が聞こえたような・・・。気のせいか」
グラサン「ああ、やっぱりもう消えかかってんだ俺達!」
新八「くっ、急ごう神楽ちゃん、早いとこ土方さんをカードにして・・・」
神楽「ひぃじぃかぁたぁぁぁぁぁ!」ドドドドド!
土方「!?」
神楽「てめっ、ホント余計なことしてくれたアルな!」
土方「なっ、何の話だ、俺は別にてめーに何かした覚えはねえぞ」
神楽「おめーがオタクになってプラプラ遊んでたおかげでこっちは恥かかされてんだヨコンチクショー!」
土方「は!?いつの話してんだてめーは?」
新八「神楽ちゃん落ち着いて!僕たちからじゃ説明できないんだから、神楽ちゃんがちゃんと言わないと」
神楽「うるさいアル、こんな奴問答無用でいいネ」ポチッ
パアァァァァァァ
土方「え?なにこれ。おい?ちょっと」
パアァァァァァァ
パサッ
『真選組副長 土方十四郎』エクシーズ /効果
神楽「いい気味アル、これでちょっとは気も晴れるネ」
新八「あっさりやっちゃったよ、まずいんじゃないこれ、後で恨まれても知らないよ?」
神楽「知らないアル、このまま捨てといたってわたしはかまわないネ」
新八「神楽ちゃんってば」
グラサン「まあまあ、なんにせよこれで戦力は整ったんだから、後はいよいよ決戦に向けてデッキ調整しないとね」
新八「・・・そうですね。ほら神楽ちゃん、早く土方さんのカードを拾って・・・」
??「そうはいかねえぜ」
神楽「!!」
41: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 17:10:56.19 ID:xSsY8yU40
??「こいつは頂いていくぜ」サッ!
新八「ああ!土方さんのカードが!!」
??「よっと」シュタッ!
神楽「ま、待てヨこらぁ!そいつはわたしのカードネ!」
??「それは違うな、このカードが土方十四郎だってんなら」
沖田「そいつぁ俺のモンだ」
新八「沖田さん!!」
神楽「げっ、出たなバカイザー!」
沖田「ようチャイナ。どうやら、デュエルディスクは手に入ったみたいじゃねーか」
新八「!え・・・?」
沖田「ようやくこの俺様にぶちのめされる準備が整ったってわけだ」
神楽「調子に乗るのも今のうちアル、わたしの集めたカードでお前なんかけちょんけちょんにのしてやるネ!」
沖田「ろくすっぽデュエルもしたことないくせによく言うぜ」
神楽「わたしのカードはすごいんだぞ、お前のカードなんかじゃ足元にも及ばないアル!」
沖田「いくらカードが凄くても本人が素人じゃ勝つのは無理だ」
神楽「そんなの、やってみなきゃわからないアル!」
沖田「いいや、お前じゃ逆立ちしたってこの俺のバカイザーデッキには勝てないね」
神楽「やるかこらぁ!よーし降りてこいヨ、今すぐぶっ飛ばしてやるネ!」バチバチッ
新八「ちょっと神楽ちゃん?これってどういうこと?」
新八「神楽ちゃんが言ってたデュエルで勝ちたい相手って・・・」
新八「沖田さんのことぉぉぉ!?僕らそんなくだらないことのために命失いかけてんの!?」
神楽「くだらないとは何アル、デュエルは真剣勝負ネ!」
新八「いや相手ぇ!沖田さんぶっ飛ばしたいなら素手でやれやぁぁぁぁ!!」
沖田「何言ってんだい新八君、力で勝つのは当たり前で、それに加えて頭脳でも勝つのが気持ちいいんでさぁ」
神楽「んっだとお!?お前なんかにわたしが倒せるわけないだろ、バカアルかお前!?」
新八「いやバカはお前!」
新八「って、ちょっと待って」
新八「沖田さん、僕のことが見えるんですか!?」
沖田「ああ」
新八「!!そうか、よかったまだ消え始めたわけじゃなかったんだ!」
沖田「いや、そうでもなさそうでい」
新八「え!?」
沖田「俺に君が見えるのは、俺がデュエリストだからでさぁ。君のアストラル体は今も消滅に近づいてる。そのグラサンも」
新八「!?」
新八「ああ!土方さんのカードが!!」
??「よっと」シュタッ!
神楽「ま、待てヨこらぁ!そいつはわたしのカードネ!」
??「それは違うな、このカードが土方十四郎だってんなら」
沖田「そいつぁ俺のモンだ」
新八「沖田さん!!」
神楽「げっ、出たなバカイザー!」
沖田「ようチャイナ。どうやら、デュエルディスクは手に入ったみたいじゃねーか」
新八「!え・・・?」
沖田「ようやくこの俺様にぶちのめされる準備が整ったってわけだ」
神楽「調子に乗るのも今のうちアル、わたしの集めたカードでお前なんかけちょんけちょんにのしてやるネ!」
沖田「ろくすっぽデュエルもしたことないくせによく言うぜ」
神楽「わたしのカードはすごいんだぞ、お前のカードなんかじゃ足元にも及ばないアル!」
沖田「いくらカードが凄くても本人が素人じゃ勝つのは無理だ」
神楽「そんなの、やってみなきゃわからないアル!」
沖田「いいや、お前じゃ逆立ちしたってこの俺のバカイザーデッキには勝てないね」
神楽「やるかこらぁ!よーし降りてこいヨ、今すぐぶっ飛ばしてやるネ!」バチバチッ
新八「ちょっと神楽ちゃん?これってどういうこと?」
新八「神楽ちゃんが言ってたデュエルで勝ちたい相手って・・・」
新八「沖田さんのことぉぉぉ!?僕らそんなくだらないことのために命失いかけてんの!?」
神楽「くだらないとは何アル、デュエルは真剣勝負ネ!」
新八「いや相手ぇ!沖田さんぶっ飛ばしたいなら素手でやれやぁぁぁぁ!!」
沖田「何言ってんだい新八君、力で勝つのは当たり前で、それに加えて頭脳でも勝つのが気持ちいいんでさぁ」
神楽「んっだとお!?お前なんかにわたしが倒せるわけないだろ、バカアルかお前!?」
新八「いやバカはお前!」
新八「って、ちょっと待って」
新八「沖田さん、僕のことが見えるんですか!?」
沖田「ああ」
新八「!!そうか、よかったまだ消え始めたわけじゃなかったんだ!」
沖田「いや、そうでもなさそうでい」
新八「え!?」
沖田「俺に君が見えるのは、俺がデュエリストだからでさぁ。君のアストラル体は今も消滅に近づいてる。そのグラサンも」
新八「!?」
42: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 17:50:43.45 ID:xSsY8yU40
沖田「俺と戦いたいってんなら今すぐやってやるぜチャイナ、ちょうど新しいカードも手に入ったところだし」
沖田「さあ、どうする」
神楽「上等アル、今ここでわたしとデュエルするネ!」
新八「ちょっと待って神楽ちゃん!大丈夫なの、土方さんが奪われちゃってデッキはまだ未完成なんじゃないの!?」
神楽「!それは・・・」
新八「ここは一旦引いて、きちんとカードを揃えるべきなんじゃない?」
グラサン「そうだよ、俺たちのことは気にしなくていいから、デッキを完成させてから出直そう」
神楽「でも・・・」
沖田「・・・」
神楽「ぐっ・・・、わかったアル、一旦出直すネ」
沖田「ふっ、どうやら背後霊に救われたようだな」
神楽「でもいいアルか、すぐにまた戻って来るからな、そしたらその時がお前の最期アル!」
沖田「無様に瞬殺されないよう、せいぜい良いカードを集めてくるんだな」
神楽「くうぅー!行くアル定春!」
定春「わうーん!」ダダダッ・・・
沖田「さて、時間もできたことだしさっそくデッキの改良を」スッ・・・
沖田「ひぃじぃかぁたぁぁ・・・!」
沖田「ふふふ、ははははははは!」
あーはっはっはっは・・・!
定春「わんわん!」ダダダダッ
神楽「うぅー!」
神楽「悔しいアル悔しいアル!何でわたしがあのバカから逃げなきゃいけないネ!」
新八「仕方ないでしょ、落ちたカード拾わなかったの神楽ちゃんなんだから」
神楽「こうなったらわたし、誰にも負けない最強デッキ作ってあいつら二人共消し炭にしてやることにしたネ!」
新八「土方さんも入ってんだ・・・」
グラサン「でも、これからどこ行けばいいんだ?もう協力してくれる人なんていないんじゃないの?」
新八「そうですね・・・」
新八「神楽ちゃん、どこか行くあてはあるの?」
神楽「とりあえずツッキー達のところへ行くアル」
新八「月詠さんか・・・協力してくれるかな」
神楽「無理にでもカード化してぶんどってくるネ!」
新八「いやいや、それはまずいから」
グラサン「なんでもいいから急ごう、こうしてる間にもバカイザーはデッキを改良してるはずだ」
神楽「わかってるアル!」
神楽「とばすね定春!」
定春「わおーん!」
沖田「さあ、どうする」
神楽「上等アル、今ここでわたしとデュエルするネ!」
新八「ちょっと待って神楽ちゃん!大丈夫なの、土方さんが奪われちゃってデッキはまだ未完成なんじゃないの!?」
神楽「!それは・・・」
新八「ここは一旦引いて、きちんとカードを揃えるべきなんじゃない?」
グラサン「そうだよ、俺たちのことは気にしなくていいから、デッキを完成させてから出直そう」
神楽「でも・・・」
沖田「・・・」
神楽「ぐっ・・・、わかったアル、一旦出直すネ」
沖田「ふっ、どうやら背後霊に救われたようだな」
神楽「でもいいアルか、すぐにまた戻って来るからな、そしたらその時がお前の最期アル!」
沖田「無様に瞬殺されないよう、せいぜい良いカードを集めてくるんだな」
神楽「くうぅー!行くアル定春!」
定春「わうーん!」ダダダッ・・・
沖田「さて、時間もできたことだしさっそくデッキの改良を」スッ・・・
沖田「ひぃじぃかぁたぁぁ・・・!」
沖田「ふふふ、ははははははは!」
あーはっはっはっは・・・!
定春「わんわん!」ダダダダッ
神楽「うぅー!」
神楽「悔しいアル悔しいアル!何でわたしがあのバカから逃げなきゃいけないネ!」
新八「仕方ないでしょ、落ちたカード拾わなかったの神楽ちゃんなんだから」
神楽「こうなったらわたし、誰にも負けない最強デッキ作ってあいつら二人共消し炭にしてやることにしたネ!」
新八「土方さんも入ってんだ・・・」
グラサン「でも、これからどこ行けばいいんだ?もう協力してくれる人なんていないんじゃないの?」
新八「そうですね・・・」
新八「神楽ちゃん、どこか行くあてはあるの?」
神楽「とりあえずツッキー達のところへ行くアル」
新八「月詠さんか・・・協力してくれるかな」
神楽「無理にでもカード化してぶんどってくるネ!」
新八「いやいや、それはまずいから」
グラサン「なんでもいいから急ごう、こうしてる間にもバカイザーはデッキを改良してるはずだ」
神楽「わかってるアル!」
神楽「とばすね定春!」
定春「わおーん!」
43: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 18:30:20.49 ID:xSsY8yU40
月詠「主、バカなのか?」
神楽「バカじゃないネ、こっちは真剣アル!」
月詠「ならばすぐ源外とやらのところにカードを返しに行けばよかろう」
神楽「それは嫌アル、わたしはこのカードで憎きアンチクショーをぶっ飛ばしたいネ」
神楽「それにこれはわたしのプリチーな乙女心を傷つけた銀ちゃん達への罰でもあるネ、そう簡単に封印を解くわけにはいかないアル」
月詠「乙女はアンチクショーなどとは言わぬ」
神楽「デュエルに勝ったらすぐもとに戻してあげるから、お願い!」
月詠「ダメなものはダメじゃ、カードになるなどわっちはお断りだ」スタスタ
神楽「ツッキーのケチ!こうなったら仕方ない・・・」コソッ・・・
新八「ああああ、ダメだよ神楽ちゃん、それやったらほんとに怒るからね!」
神楽「でもー、もうカード化させてくれる人いないアル、このままじゃバカイザーには勝てないヨ?」
新八「それはそうだけど、断られたんだから仕方ないでしょ?」
神楽「うー」
晴太「あれ、どうしたの神楽ちゃん、新兄」
神楽「晴太!」
新八「!!晴太くん僕のこと見えるの!?」
晴太「何言ってんだよ新兄、見えないわけないだろ?幽霊じゃないんだから」
新八「ってことは、もしかして晴太くんデュエリスト!?」
晴太「え?なんでわかったの、言ったことなかったのに」
晴太「そりゃオイラは現役バリバリの少年だからね、デュエル位嗜むさ」
新八「こ、これは・・・」
グラサン「もしかして・・・!」
神楽「救世主来ターーーー!」
晴太「え、な、何!?」
神楽「晴太ぁ、お前はやればできる子だって信じてたヨ!」
新八「やったよ、桂さんみたくデュエルの経験がある人なら、きっと強いカードになる!」
グラサン「これで戦闘準備万端だぁ、今こそ千年バトルの始まりだぜぇぇぇ!」
三人「バンザーイ!バンザーイ!」
晴太「ど、どうしたのみんな・・・どっか壊れちゃった?」
神楽「バカじゃないネ、こっちは真剣アル!」
月詠「ならばすぐ源外とやらのところにカードを返しに行けばよかろう」
神楽「それは嫌アル、わたしはこのカードで憎きアンチクショーをぶっ飛ばしたいネ」
神楽「それにこれはわたしのプリチーな乙女心を傷つけた銀ちゃん達への罰でもあるネ、そう簡単に封印を解くわけにはいかないアル」
月詠「乙女はアンチクショーなどとは言わぬ」
神楽「デュエルに勝ったらすぐもとに戻してあげるから、お願い!」
月詠「ダメなものはダメじゃ、カードになるなどわっちはお断りだ」スタスタ
神楽「ツッキーのケチ!こうなったら仕方ない・・・」コソッ・・・
新八「ああああ、ダメだよ神楽ちゃん、それやったらほんとに怒るからね!」
神楽「でもー、もうカード化させてくれる人いないアル、このままじゃバカイザーには勝てないヨ?」
新八「それはそうだけど、断られたんだから仕方ないでしょ?」
神楽「うー」
晴太「あれ、どうしたの神楽ちゃん、新兄」
神楽「晴太!」
新八「!!晴太くん僕のこと見えるの!?」
晴太「何言ってんだよ新兄、見えないわけないだろ?幽霊じゃないんだから」
新八「ってことは、もしかして晴太くんデュエリスト!?」
晴太「え?なんでわかったの、言ったことなかったのに」
晴太「そりゃオイラは現役バリバリの少年だからね、デュエル位嗜むさ」
新八「こ、これは・・・」
グラサン「もしかして・・・!」
神楽「救世主来ターーーー!」
晴太「え、な、何!?」
神楽「晴太ぁ、お前はやればできる子だって信じてたヨ!」
新八「やったよ、桂さんみたくデュエルの経験がある人なら、きっと強いカードになる!」
グラサン「これで戦闘準備万端だぁ、今こそ千年バトルの始まりだぜぇぇぇ!」
三人「バンザーイ!バンザーイ!」
晴太「ど、どうしたのみんな・・・どっか壊れちゃった?」
44: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 19:07:10.77 ID:xSsY8yU40
神楽「せーいーたっ」ニコッ
晴太「な、何神楽ちゃん?」
新八「君に重要な任務を依頼したい」
晴太「だから何なのその感じ、なんなのそのポーズ?なんでグラサンかけてるの新兄!?」
新八「晴太、カードになれ・・・」
晴太「完全に別人だよ、なんか長官的なシルエットが浮かんでくるよ!」
晴太「つーかカードになれって何!?」
神楽「それはネぇ・・・」
神楽「・・・ということで、晴太をカードにしたいアル」
晴太「えぇぇぇぇぇぇぇ!?何怖いことさらっと言ってんの!?」
新八「大丈夫、みんなカード化してるから何も怖くないよ」
グラサン「そうそう、ちょっと薄っぺらくなるだけだから、現代っ子ならあんまり今と変わらないから」
晴太「誰の人生が薄っぺらだ!」
神楽「お願いアル、もうお前しかいないネ!」
新八「このままじゃ僕たち消滅しちゃうんだよ!?」
晴太「いや、それ直してもらいに行けばいいだけなんじゃ・・・」
三人「このとーり!」ドゲザッ
晴太「いや、うーん・・・」
三人「・・・」
晴太「うーん・・・、まあいっか、面白そうだし」
三人「!!」
晴太「いいよ、カードになってあげる」
三人「・・・!」
三人「やったー!!!」
新八「長かったカード集めもいよいよ終わりだ!」
グラサン「いよいよデュエルだと思うと、なんだか俺ワクワクしてきちゃったよ!」
神楽「晴太、お前のカードでわたし、必ず勝ってみせるからな、見とけヨ!」
晴太「わかったよ」
神楽「よーし、じゃあいくアル!」
晴太「う、うん!」
神楽「ハイチーz・・・」
月詠「やめなんし」グサッ
神楽「u」ブショァァァ
神楽「」バタンッ・・・
新八「・・・」
新八「神楽ちゃんんんんんんんん!?」
晴太「な、何神楽ちゃん?」
新八「君に重要な任務を依頼したい」
晴太「だから何なのその感じ、なんなのそのポーズ?なんでグラサンかけてるの新兄!?」
新八「晴太、カードになれ・・・」
晴太「完全に別人だよ、なんか長官的なシルエットが浮かんでくるよ!」
晴太「つーかカードになれって何!?」
神楽「それはネぇ・・・」
神楽「・・・ということで、晴太をカードにしたいアル」
晴太「えぇぇぇぇぇぇぇ!?何怖いことさらっと言ってんの!?」
新八「大丈夫、みんなカード化してるから何も怖くないよ」
グラサン「そうそう、ちょっと薄っぺらくなるだけだから、現代っ子ならあんまり今と変わらないから」
晴太「誰の人生が薄っぺらだ!」
神楽「お願いアル、もうお前しかいないネ!」
新八「このままじゃ僕たち消滅しちゃうんだよ!?」
晴太「いや、それ直してもらいに行けばいいだけなんじゃ・・・」
三人「このとーり!」ドゲザッ
晴太「いや、うーん・・・」
三人「・・・」
晴太「うーん・・・、まあいっか、面白そうだし」
三人「!!」
晴太「いいよ、カードになってあげる」
三人「・・・!」
三人「やったー!!!」
新八「長かったカード集めもいよいよ終わりだ!」
グラサン「いよいよデュエルだと思うと、なんだか俺ワクワクしてきちゃったよ!」
神楽「晴太、お前のカードでわたし、必ず勝ってみせるからな、見とけヨ!」
晴太「わかったよ」
神楽「よーし、じゃあいくアル!」
晴太「う、うん!」
神楽「ハイチーz・・・」
月詠「やめなんし」グサッ
神楽「u」ブショァァァ
神楽「」バタンッ・・・
新八「・・・」
新八「神楽ちゃんんんんんんんん!?」
48: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 22:14:08.75 ID:xSsY8yU40
神楽「ツッキーひどいネ、何するアルか!?」ブシャァァァ・・・
晴太「神楽ちゃんまだ血が出てる!」
月詠「カード化はやめろと言ったはずじゃ」
晴太「違うんだ月詠姉、これはオイラがやってあげるって言ったんだ」
月詠「だとしてもじゃ、主をそんな目に合わせては日輪に合わせる顔がない」
月詠「晴太、主はそんなくだらぬことで日輪を心配させたいのか?」
晴太「それは、そうじゃないけど・・・」
月詠「神楽、主も主じゃ。これ以上人に迷惑をかけるようなことをして、銀時が後で聞いたらどう思う」
神楽「う・・・、じゃあツッキーはわたしがあいつに負けて笑いものにされてもいいっていうアルか」
月詠「そんなことは言っておらん」
月詠「主にこれを届けに来たんじゃ」
神楽「何アルか、ダンボール箱いっぱい」
月詠「開けてみなんし」
神楽「?」パカッ
神楽「!?」
晴太「おお!?」
神楽「ツッキーこれ!!」
月詠「そうじゃ、その箱全部」
神楽・晴太「カードの山だ!!」
月詠「主の好きに使いなんし」
晴太「月詠姉これどうしたの!?」
月詠「それは百華によって押収されたものじゃ」
月詠「ここ吉原では賭け事が盛んに行われている。なかには悪質な者もおるのだが」
月詠「そういう者たちの隠れ蓑としてよく使われるのがカードゲームなのじゃ」
月詠「いざ現場を抑えても、傍から見たら遊んでるようにしか見えんからな」
月詠「そういうので取り締まったはいいんだが、わっち達には無用の長物なんでな、好きなだけ持っていけ」
神楽「マジかヨ!やったアル、ありがとツッキー!」
晴太「月詠姉オイラももらっていいの!?」
月詠「主はダメじゃ」
晴太「なんで!?」
月詠「あまり与えすぎるのは良くないと日輪に言われておる」
晴太「そんなー!」
神楽「キャッホォォォォォオ!!これでわたしは最強アル、絶対無敵ネ!ヒョッホォォォォオ!!」
晴太「いいなー神楽ちゃん」
月詠「・・・まあ、少しくらいならバレんじゃろう」
晴太「!!ホント、月詠姉!?」
月詠「その代わり、片すのは主にやってもらうぞ」
晴太「わかったよ、ありがとう月詠姉!!よーし、いいカードいっぱい見つけちゃうぞー!!」
神楽「あ!それわたしが欲しい奴ネ、よこすアル!」
晴太「何言ってんだオイラが先に見つけたんだぞ!」
月詠「・・・ふっ」
晴太「神楽ちゃんまだ血が出てる!」
月詠「カード化はやめろと言ったはずじゃ」
晴太「違うんだ月詠姉、これはオイラがやってあげるって言ったんだ」
月詠「だとしてもじゃ、主をそんな目に合わせては日輪に合わせる顔がない」
月詠「晴太、主はそんなくだらぬことで日輪を心配させたいのか?」
晴太「それは、そうじゃないけど・・・」
月詠「神楽、主も主じゃ。これ以上人に迷惑をかけるようなことをして、銀時が後で聞いたらどう思う」
神楽「う・・・、じゃあツッキーはわたしがあいつに負けて笑いものにされてもいいっていうアルか」
月詠「そんなことは言っておらん」
月詠「主にこれを届けに来たんじゃ」
神楽「何アルか、ダンボール箱いっぱい」
月詠「開けてみなんし」
神楽「?」パカッ
神楽「!?」
晴太「おお!?」
神楽「ツッキーこれ!!」
月詠「そうじゃ、その箱全部」
神楽・晴太「カードの山だ!!」
月詠「主の好きに使いなんし」
晴太「月詠姉これどうしたの!?」
月詠「それは百華によって押収されたものじゃ」
月詠「ここ吉原では賭け事が盛んに行われている。なかには悪質な者もおるのだが」
月詠「そういう者たちの隠れ蓑としてよく使われるのがカードゲームなのじゃ」
月詠「いざ現場を抑えても、傍から見たら遊んでるようにしか見えんからな」
月詠「そういうので取り締まったはいいんだが、わっち達には無用の長物なんでな、好きなだけ持っていけ」
神楽「マジかヨ!やったアル、ありがとツッキー!」
晴太「月詠姉オイラももらっていいの!?」
月詠「主はダメじゃ」
晴太「なんで!?」
月詠「あまり与えすぎるのは良くないと日輪に言われておる」
晴太「そんなー!」
神楽「キャッホォォォォォオ!!これでわたしは最強アル、絶対無敵ネ!ヒョッホォォォォオ!!」
晴太「いいなー神楽ちゃん」
月詠「・・・まあ、少しくらいならバレんじゃろう」
晴太「!!ホント、月詠姉!?」
月詠「その代わり、片すのは主にやってもらうぞ」
晴太「わかったよ、ありがとう月詠姉!!よーし、いいカードいっぱい見つけちゃうぞー!!」
神楽「あ!それわたしが欲しい奴ネ、よこすアル!」
晴太「何言ってんだオイラが先に見つけたんだぞ!」
月詠「・・・ふっ」
49: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/04(水) 23:32:08.40 ID:xSsY8yU40
月詠「デッキはできたようじゃな」
神楽「ありがとアル、ツッキーのおかげで最強のデッキになったネ」
月詠「礼はいい、それより主に一つ言っておくことがある」
神楽「何アルか?」
月詠「主はこれまでに多くの人をカード化してきたようじゃが、中には無理にカード化したものもあるのではないか?」
神楽「う、それは」
月詠「やはりな」
神楽「そうだと何か問題あるアルか?」
月詠「いや・・・、その者達に手を噛まれぬよう気をつけなんし。何が起こるかわからん、なにせ元が人間なのだからな」
神楽「わかったアル!」
神楽「じゃあ、バイバイヨー」ダダダダッ
月詠「うむ、気をつけてな」
晴太「またね神楽ちゃん」
新八「いよいよですね長谷川さん」
グラサン「ついにデュエルかー。思えばここまで長かったなー」
新八「本当ですね、カード集めに朝から奔走して」
グラサン「気づけばもう夜中だもんな」
神楽「zzz」
新八「神楽ちゃん寝ちゃってるし、本当にこんなんであのバカイザーに勝てるんですかね」
グラサン「さあなー、神楽ちゃんや銀さん達を信じるしかないさ」
新八「そうですね」
ドカッ
定春「きゃおーん!」
神楽「どしたネ定春、なんか跳ねちゃったあるか?」
定春「あうー」
神楽「へーきヨ、カード化しちゃえばバレないアル」
新八「神楽ちゃん!?寝ぼけてんのそれ!?素で言ってんのそれ!?」
神楽「うるさいアル」ポチッ
新八「ちょっと、押すの早すぎ!まだ誰かもわかってないんだよ!?」
神楽「誰でもいいアル、わたしの眠りを妨げる奴はカードにしてやるネ」
パサッ
新八「・・・」
グラサン「・・・」
新グラ「・・・!!!」
新グラ「嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
こうして夜は更けていき、いよいよ決戦の火蓋が切られるのであった。
神楽「ありがとアル、ツッキーのおかげで最強のデッキになったネ」
月詠「礼はいい、それより主に一つ言っておくことがある」
神楽「何アルか?」
月詠「主はこれまでに多くの人をカード化してきたようじゃが、中には無理にカード化したものもあるのではないか?」
神楽「う、それは」
月詠「やはりな」
神楽「そうだと何か問題あるアルか?」
月詠「いや・・・、その者達に手を噛まれぬよう気をつけなんし。何が起こるかわからん、なにせ元が人間なのだからな」
神楽「わかったアル!」
神楽「じゃあ、バイバイヨー」ダダダダッ
月詠「うむ、気をつけてな」
晴太「またね神楽ちゃん」
新八「いよいよですね長谷川さん」
グラサン「ついにデュエルかー。思えばここまで長かったなー」
新八「本当ですね、カード集めに朝から奔走して」
グラサン「気づけばもう夜中だもんな」
神楽「zzz」
新八「神楽ちゃん寝ちゃってるし、本当にこんなんであのバカイザーに勝てるんですかね」
グラサン「さあなー、神楽ちゃんや銀さん達を信じるしかないさ」
新八「そうですね」
ドカッ
定春「きゃおーん!」
神楽「どしたネ定春、なんか跳ねちゃったあるか?」
定春「あうー」
神楽「へーきヨ、カード化しちゃえばバレないアル」
新八「神楽ちゃん!?寝ぼけてんのそれ!?素で言ってんのそれ!?」
神楽「うるさいアル」ポチッ
新八「ちょっと、押すの早すぎ!まだ誰かもわかってないんだよ!?」
神楽「誰でもいいアル、わたしの眠りを妨げる奴はカードにしてやるネ」
パサッ
新八「・・・」
グラサン「・・・」
新グラ「・・・!!!」
新グラ「嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
こうして夜は更けていき、いよいよ決戦の火蓋が切られるのであった。
55: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/05(木) 18:41:30.86 ID:oSl/gPT80
神楽「バカイザー!勝負付けに来たアル、出てこいヨ!」
沖田「来たな、チャイナ」
神楽「今こそお前をぶっ飛ばす時アル!覚悟するネ!」
沖田「ふっ、お前がのんきにカードを集めている間に、俺のデッキは更に強くなったぜい?」
神楽「そんなの今のわたしには関係ないネ」
沖田「ほう、随分強気じゃねーか。ならいいぜ、早いとこおっぱじめようや」
神楽「望むところネ!」
田楽「デュエル!」
神楽「まずはわたしのターンからアル!ドロー!」
新八「わああああ、神楽ちゃんストップ!」
神楽「何アルか、出鼻くじくんじゃネーヨ」
新八「先行はドローできないから!神楽ちゃん知ってるでしょ!?」
神楽「そうだったっけ」
新八「そうだから、デッキ作ってる時晴太くんが散々説明してくれてたから!」
神楽「ならいいアル、最初の5枚ではじめるネ」
新八「ふぅ、しょっぱなから反則負けになるところだった・・・」
グラサン「おいおい、勘弁してよ神楽ちゃん、こんなんで負けたら今までの努力がパーになっちゃうよ」
神楽「うるさいアル、これはわたしのデュエルネ、口出し無用アル」
沖田「いいからさっさと続けろい」
神楽「わかってるアル、わたしはこのカードを出すネ!」
神楽「万事屋 銀ちゃん、攻撃表示!」
パアァァァァァァ
『万事屋 銀ちゃん』ドン☆
銀時「・・・」
銀時「・・・なにこれ」
神楽「すごいアル、さすがデュエルディスクネ!銀ちゃんがホントに出てきたアルヨ!!」
新八「銀さん!」
銀時「え?何なのこれ?」
銀時「なんで俺外にいんの?なんで俺ちょっと浮いてんの?」
銀時「ああそうか、これ夢か、そうだよね、よかったよかった。じゃねーとお空なんて飛べないもん」
銀時「いくら男が永遠の少年だっつっても、ピーター○ンになれるわけじゃないからね、ネバーランドはマイケル専用だからね」
新八「銀さんこっちです!」
銀時「ん?おおぱっつぁん、ちょうどよかった」
新八「は、はい?」
銀時「俺ちょっと悪酔いしちゃったみたいだからまた寝てくるわ、あとよろしく」
『万事屋 銀ちゃん』の効果、銀ちゃんは墓地へ送られた。
新八「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!!」
沖田「来たな、チャイナ」
神楽「今こそお前をぶっ飛ばす時アル!覚悟するネ!」
沖田「ふっ、お前がのんきにカードを集めている間に、俺のデッキは更に強くなったぜい?」
神楽「そんなの今のわたしには関係ないネ」
沖田「ほう、随分強気じゃねーか。ならいいぜ、早いとこおっぱじめようや」
神楽「望むところネ!」
田楽「デュエル!」
神楽「まずはわたしのターンからアル!ドロー!」
新八「わああああ、神楽ちゃんストップ!」
神楽「何アルか、出鼻くじくんじゃネーヨ」
新八「先行はドローできないから!神楽ちゃん知ってるでしょ!?」
神楽「そうだったっけ」
新八「そうだから、デッキ作ってる時晴太くんが散々説明してくれてたから!」
神楽「ならいいアル、最初の5枚ではじめるネ」
新八「ふぅ、しょっぱなから反則負けになるところだった・・・」
グラサン「おいおい、勘弁してよ神楽ちゃん、こんなんで負けたら今までの努力がパーになっちゃうよ」
神楽「うるさいアル、これはわたしのデュエルネ、口出し無用アル」
沖田「いいからさっさと続けろい」
神楽「わかってるアル、わたしはこのカードを出すネ!」
神楽「万事屋 銀ちゃん、攻撃表示!」
パアァァァァァァ
『万事屋 銀ちゃん』ドン☆
銀時「・・・」
銀時「・・・なにこれ」
神楽「すごいアル、さすがデュエルディスクネ!銀ちゃんがホントに出てきたアルヨ!!」
新八「銀さん!」
銀時「え?何なのこれ?」
銀時「なんで俺外にいんの?なんで俺ちょっと浮いてんの?」
銀時「ああそうか、これ夢か、そうだよね、よかったよかった。じゃねーとお空なんて飛べないもん」
銀時「いくら男が永遠の少年だっつっても、ピーター○ンになれるわけじゃないからね、ネバーランドはマイケル専用だからね」
新八「銀さんこっちです!」
銀時「ん?おおぱっつぁん、ちょうどよかった」
新八「は、はい?」
銀時「俺ちょっと悪酔いしちゃったみたいだからまた寝てくるわ、あとよろしく」
『万事屋 銀ちゃん』の効果、銀ちゃんは墓地へ送られた。
新八「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!!」
59: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/05(木) 19:16:06.68 ID:oSl/gPT80
新八「出オチしたぁぁぁぁぁ!何しに来たのあの人!?」
神楽「おいこら天パぁぁぁぁぁ!お前何勝手に死んでるアルか!」
グラサン「やべーよ、フィールドがら空きになっちゃったよ!」
沖田「はははは、こいつは傑作だ」
沖田「いきなり旦那を出してきたと思ったら、効果も把握できてねーとは」
沖田「そんなんでよくこの俺に勝負を挑んできたもんだ」
神楽「うるさいアル!」
新八「どーすんの神楽ちゃん、モンスターは1ターンに一体しか召喚できないんだよ!?」
神楽「心配ないアル、まだ始まったばかりアル。ちょっと攻撃食らっても死にはしないアル」
神楽「わたしは魔法カード、強欲で謙虚な壺を使うネ!」
沖田「!」
新八「そうか、魔法カードで戦力を整えるんだね」
神楽「そうアル、このカードの効果でデッキの上から三昧めくって、一枚手に入れるネ!」
沖田「ちったぁまともなカードも手に入れたようだな」
新八「え、そうなんですか?このカード強いんですか?」
沖田「そこそこでぃ」
神楽「めくったのはヅラ、定春、たまアル」
神楽「わたしはヅラをゲットするね!」
新八「・・・神楽ちゃん?今なんか変なこと言わなかった?」
神楽「何アルか」
新八「いや、何アルかじゃなくって・・・」
新八「なんか定春がどうの聞こえたんだけど」
神楽「定春もカードにしたね」
新八「えぇぇぇぇぇ!?なんてことしてんの、大切なペットでしょ!?」
神楽「でもさっき人跳ねちゃったから、証拠残しとくのはマズイと思っテ」
新八「極悪人だよ、完全に証拠隠滅しようとしてるよ!」
沖田「おい、人跳ねたってのはどういうことでぃ」
新八「しまったぁぁぁ、あの人警察だった!」
沖田「それが本当ならデュエルで負かした後しょっぴかせてもらうぜ」
新八「今すぐしょっ引けや!なんで犯罪者前にしてデュエル挟む必要があんだよ!」
神楽「おいこら天パぁぁぁぁぁ!お前何勝手に死んでるアルか!」
グラサン「やべーよ、フィールドがら空きになっちゃったよ!」
沖田「はははは、こいつは傑作だ」
沖田「いきなり旦那を出してきたと思ったら、効果も把握できてねーとは」
沖田「そんなんでよくこの俺に勝負を挑んできたもんだ」
神楽「うるさいアル!」
新八「どーすんの神楽ちゃん、モンスターは1ターンに一体しか召喚できないんだよ!?」
神楽「心配ないアル、まだ始まったばかりアル。ちょっと攻撃食らっても死にはしないアル」
神楽「わたしは魔法カード、強欲で謙虚な壺を使うネ!」
沖田「!」
新八「そうか、魔法カードで戦力を整えるんだね」
神楽「そうアル、このカードの効果でデッキの上から三昧めくって、一枚手に入れるネ!」
沖田「ちったぁまともなカードも手に入れたようだな」
新八「え、そうなんですか?このカード強いんですか?」
沖田「そこそこでぃ」
神楽「めくったのはヅラ、定春、たまアル」
神楽「わたしはヅラをゲットするね!」
新八「・・・神楽ちゃん?今なんか変なこと言わなかった?」
神楽「何アルか」
新八「いや、何アルかじゃなくって・・・」
新八「なんか定春がどうの聞こえたんだけど」
神楽「定春もカードにしたね」
新八「えぇぇぇぇぇ!?なんてことしてんの、大切なペットでしょ!?」
神楽「でもさっき人跳ねちゃったから、証拠残しとくのはマズイと思っテ」
新八「極悪人だよ、完全に証拠隠滅しようとしてるよ!」
沖田「おい、人跳ねたってのはどういうことでぃ」
新八「しまったぁぁぁ、あの人警察だった!」
沖田「それが本当ならデュエルで負かした後しょっぴかせてもらうぜ」
新八「今すぐしょっ引けや!なんで犯罪者前にしてデュエル挟む必要があんだよ!」
60: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/05(木) 20:23:30.41 ID:oSl/gPT80
神楽「わたしはこれでターン終わりアル」
沖田「俺のターン、ドロー」
新八「まずいよ、結局何もカードを出さないまま沖田さんの番になっちゃったよ」
沖田「安心しな新八君、瞬殺したりはしないでおいてやりまさぁ」
沖田「俺は、XX-セイバー エマーズブレイドを攻撃表示で召喚」
新八「まずい、モンスターを出された!」
神楽「あれ、お前いつもとデッキが違うアル!」
沖田「こいつはこの勝負のために作った、X-セイバーデッキだ」
グラサン「?その、X-セイバーってのは一体何なのさ」
沖田「遊戯王にはこうして、一つのデッキを作るために共通の名前を付けられたカードがたくさんあるんですが」
沖田「それらを集めて作ったデッキは、より強力になるんでさぁ」
新八「!じゃあ、寄せ集めで作ったデッキじゃ勝てこないってことですか!?」
沖田「絶対じゃないが、可能性は低くなりがちだな」
新八「そんな・・・!」
神楽「安心するネ新八、腐れ天パはダメでも、まだアネゴやヅラがいるアル。絶対勝てるアル」
沖田「ふっ、だといいがな。俺はエマーズブレイドで攻撃!」
沖田「フィールドにモンスターがいない場合、攻撃したモンスターの攻撃力がそのままライフポイントから引かれる」
沖田「エマーズブレイドの攻撃力は1300、つまり最初の8000のライフから1300がダメージとして引かれるわけだ」
エマ「シェー!!」ズバッ
神楽「ぐぬぬ・・・」トゥルルルルルルル ピン! LP8000→LP6700
グラサン「ああ、神楽ちゃんのライフポイントが!」
沖田「ま、最初はこんなもんでいいだろう、俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ」
神楽「今度はこっちの番ネ!」
神楽「ドローアル!」
グラサン「あの伏せてあるのは何だ?」
新八「たぶんトラップカードですよ。罠はああやって一度伏せてからじゃないと使えないんです」
グラサン「じゃあ、迂闊に手は出せないってこと?そんなのずるいよ!」
神楽「関係ないアル、トラップごときにいちいちビビるわたしじゃないネ!」
神楽「わたしはこのカードを出すネ!」
『D-HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイ』ドン☆
桂「ん・・・」
桂「何だ、この光景は・・・」
新八「桂さん!」
桂「いや待てそうか、俺はカードになったんだったな」
神楽「ヅラ、出番アル!」
桂「ヅラじゃない桂だ。そうかお主に召喚されたんだな、リーダー」
神楽「そうアル、今のお前はD-HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイ アル」
桂「何だその名前は」
沖田「俺のターン、ドロー」
新八「まずいよ、結局何もカードを出さないまま沖田さんの番になっちゃったよ」
沖田「安心しな新八君、瞬殺したりはしないでおいてやりまさぁ」
沖田「俺は、XX-セイバー エマーズブレイドを攻撃表示で召喚」
新八「まずい、モンスターを出された!」
神楽「あれ、お前いつもとデッキが違うアル!」
沖田「こいつはこの勝負のために作った、X-セイバーデッキだ」
グラサン「?その、X-セイバーってのは一体何なのさ」
沖田「遊戯王にはこうして、一つのデッキを作るために共通の名前を付けられたカードがたくさんあるんですが」
沖田「それらを集めて作ったデッキは、より強力になるんでさぁ」
新八「!じゃあ、寄せ集めで作ったデッキじゃ勝てこないってことですか!?」
沖田「絶対じゃないが、可能性は低くなりがちだな」
新八「そんな・・・!」
神楽「安心するネ新八、腐れ天パはダメでも、まだアネゴやヅラがいるアル。絶対勝てるアル」
沖田「ふっ、だといいがな。俺はエマーズブレイドで攻撃!」
沖田「フィールドにモンスターがいない場合、攻撃したモンスターの攻撃力がそのままライフポイントから引かれる」
沖田「エマーズブレイドの攻撃力は1300、つまり最初の8000のライフから1300がダメージとして引かれるわけだ」
エマ「シェー!!」ズバッ
神楽「ぐぬぬ・・・」トゥルルルルルルル ピン! LP8000→LP6700
グラサン「ああ、神楽ちゃんのライフポイントが!」
沖田「ま、最初はこんなもんでいいだろう、俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ」
神楽「今度はこっちの番ネ!」
神楽「ドローアル!」
グラサン「あの伏せてあるのは何だ?」
新八「たぶんトラップカードですよ。罠はああやって一度伏せてからじゃないと使えないんです」
グラサン「じゃあ、迂闊に手は出せないってこと?そんなのずるいよ!」
神楽「関係ないアル、トラップごときにいちいちビビるわたしじゃないネ!」
神楽「わたしはこのカードを出すネ!」
『D-HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイ』ドン☆
桂「ん・・・」
桂「何だ、この光景は・・・」
新八「桂さん!」
桂「いや待てそうか、俺はカードになったんだったな」
神楽「ヅラ、出番アル!」
桂「ヅラじゃない桂だ。そうかお主に召喚されたんだな、リーダー」
神楽「そうアル、今のお前はD-HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイ アル」
桂「何だその名前は」
62: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/05(木) 22:45:53.22 ID:oSl/gPT80
神楽「わたしはヅラの効果を使うネ」
桂「ヅラじゃない、D-HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイだ」
新八「くどっ!しかも既に使いこなしてる!」
神楽「手札からアイツを特殊召喚?できるアル」
新八「よし、特殊召喚なら一ターンに何度でもできるから、一気に二体以上モンスターを出せる!」
グラサン「これでさっきの銀さんのツケは返せるってわけかー」
桂「待ってくれリーダー、あいつとは誰だ、まさかあのアイツのことか」
神楽「そのアイツアル」
桂「な、あのアイツとこの俺に一体何の関係があるというのだ」
新八「いやどのアイツ?」
神楽「エリーの中から出てきたアル」
桂「な、何を言ってるんだリーダー!?エリザベスの中にあんな怪しい奴が入っているわけないだろう」
『アイツ』 ドン☆
桂「・・・」
アイツ「・・・」ゴゴゴゴゴ
桂「あ、どうも・・・」
アイツ「・・・誰が怪しい奴だよ」
桂「・・・すいません」
新八「何なんだよあの空気、スゲーやりずらいんだけど」
神楽「よーし攻撃アル、ヅラ!」
桂「ヅラじゃない、D-HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイだ!」
神楽「ヅラの攻撃力は2000、お前のモンスターは1300。これでわたしの勝ちネ」
沖田「ふっ、たかが700位、くれてやるさ」
桂「はぁ!」ズバッ
エマ「シェー!!」ボカーン
沖田「・・・」LP8000→LP7300
神楽「やったアル、あいつのモンスターを倒したアルヨ!」
沖田「浮かれんなって、エマーズブレイドの効果発動」
沖田「エマーズブレイドは戦闘で破壊された時、デッキからX-セイバーを一体特殊召喚できるのさ」
新八「そんな!じゃあ倒しても意味ないってこと!?」
沖田「そういうわけじゃないが、まあ気をつけるこって」
沖田「俺ぁ、XX-セイバー ボガーナイトを特殊召喚」
ボガ「ボァ!」 ドン☆
グラサン「くっそー、やっぱり向こうはデュエルに慣れてるよ」
新八「そうですね、完全に沖田さんのペースで進んじゃってますよ」
新八「なんとかこっちのペースに持っていきたいとこだけど・・・」
神楽「うー・・・、わたしの番はこれで終わりネ」
桂「ヅラじゃない、D-HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイだ」
新八「くどっ!しかも既に使いこなしてる!」
神楽「手札からアイツを特殊召喚?できるアル」
新八「よし、特殊召喚なら一ターンに何度でもできるから、一気に二体以上モンスターを出せる!」
グラサン「これでさっきの銀さんのツケは返せるってわけかー」
桂「待ってくれリーダー、あいつとは誰だ、まさかあのアイツのことか」
神楽「そのアイツアル」
桂「な、あのアイツとこの俺に一体何の関係があるというのだ」
新八「いやどのアイツ?」
神楽「エリーの中から出てきたアル」
桂「な、何を言ってるんだリーダー!?エリザベスの中にあんな怪しい奴が入っているわけないだろう」
『アイツ』 ドン☆
桂「・・・」
アイツ「・・・」ゴゴゴゴゴ
桂「あ、どうも・・・」
アイツ「・・・誰が怪しい奴だよ」
桂「・・・すいません」
新八「何なんだよあの空気、スゲーやりずらいんだけど」
神楽「よーし攻撃アル、ヅラ!」
桂「ヅラじゃない、D-HERO ヅラじゃない桂ダ、ガーガイだ!」
神楽「ヅラの攻撃力は2000、お前のモンスターは1300。これでわたしの勝ちネ」
沖田「ふっ、たかが700位、くれてやるさ」
桂「はぁ!」ズバッ
エマ「シェー!!」ボカーン
沖田「・・・」LP8000→LP7300
神楽「やったアル、あいつのモンスターを倒したアルヨ!」
沖田「浮かれんなって、エマーズブレイドの効果発動」
沖田「エマーズブレイドは戦闘で破壊された時、デッキからX-セイバーを一体特殊召喚できるのさ」
新八「そんな!じゃあ倒しても意味ないってこと!?」
沖田「そういうわけじゃないが、まあ気をつけるこって」
沖田「俺ぁ、XX-セイバー ボガーナイトを特殊召喚」
ボガ「ボァ!」 ドン☆
グラサン「くっそー、やっぱり向こうはデュエルに慣れてるよ」
新八「そうですね、完全に沖田さんのペースで進んじゃってますよ」
新八「なんとかこっちのペースに持っていきたいとこだけど・・・」
神楽「うー・・・、わたしの番はこれで終わりネ」
63: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/05(木) 23:32:14.10 ID:oSl/gPT80
沖田「俺のターン」
沖田「もう一度エマーズブレイドを召喚するぜ」
エマ「シェー!!」 ドン☆
新八「同じモンスターを続けて出してきた!?」
沖田「バトル、エマーズブレイドで桂を攻撃!」
神楽「なっ、お前バカアルか?ヅラのパワーはそいつより高いアル、さっきやったダロ」
沖田「そうさ、これでエマーズブレイドは破壊され墓地へ送られる」
エマ「シェー!!」ボカーン
沖田「そしてエマーズブレイドの効果が発動するのさ」LP7300→LP6600
沖田「デッキから、再びボガーナイトを特殊召喚」
ボガ「ボァ!」 ドン☆
新八「なっ・・・、自分からモンスターを破壊させて・・・!?」
グラサン「何が何だかわからないぜ、てんやわんやだぁ」
神楽「お前何してるアルか?はしゃいでるアルか?」
沖田「」
沖田「ボガーナイトでアイツを攻撃」
ボガ「ボァ!」
アイツ「・・・っ痛ーな・・・」ボカーン
沖田「守備表示を破壊してもダメージは与えられない、これでバトルは終了だ」
神楽「じゃ、次はわたしの・・・」
沖田「早まるんじゃねーよ」
沖田「バトルが終わったら、プレイヤーは必ずメインフェイズ2に入るんだぜぃ?」
神楽「?何アルかそれ」
新八「神楽ちゃん・・・、それも晴太くんが何度も言ってたから」
新八「最初にカードを使うのがメインフェイズ1、それからバトルフェイズがあって、その後メインフェイズ2があるんだ」
沖田「そう、そこでプレイヤーは再びカードを使えるのさ」
神楽「そうだったアルか。でもお前はもうモンスターを出したネ、やれることなんてあるのかヨ」
沖田「確かに一ターンに一度の通常召喚はした。」
沖田「だが特殊召喚なら可能だ」
沖田「無知なお前に説明してやるよ。俺のフィールドには二体のボガーナイトがいるだろ?」
ボガ「ボァボァ!」
神楽「むちとは何アル、バカにすんじゃネーヨ!」
沖田「ここで大切なのはモンスターのレベルだ。カードの右上に書いてある☆がレベルを表しているが」
沖田「ボガーナイトのレベルは当然同じ値である☆4。つまり、レベル4のモンスターが二体いるわけだ」
神楽「だったらどーしたネ、そんなザコ並べていきがってんじゃねーアル」
沖田「ところがどっこい」
沖田「同じレベルのモンスターを二体並べた時、プレイヤーはエクシーズ召喚が可能になるんだよ」
神楽「??お前何言ってるアルか?」
沖田「もう一度エマーズブレイドを召喚するぜ」
エマ「シェー!!」 ドン☆
新八「同じモンスターを続けて出してきた!?」
沖田「バトル、エマーズブレイドで桂を攻撃!」
神楽「なっ、お前バカアルか?ヅラのパワーはそいつより高いアル、さっきやったダロ」
沖田「そうさ、これでエマーズブレイドは破壊され墓地へ送られる」
エマ「シェー!!」ボカーン
沖田「そしてエマーズブレイドの効果が発動するのさ」LP7300→LP6600
沖田「デッキから、再びボガーナイトを特殊召喚」
ボガ「ボァ!」 ドン☆
新八「なっ・・・、自分からモンスターを破壊させて・・・!?」
グラサン「何が何だかわからないぜ、てんやわんやだぁ」
神楽「お前何してるアルか?はしゃいでるアルか?」
沖田「」
沖田「ボガーナイトでアイツを攻撃」
ボガ「ボァ!」
アイツ「・・・っ痛ーな・・・」ボカーン
沖田「守備表示を破壊してもダメージは与えられない、これでバトルは終了だ」
神楽「じゃ、次はわたしの・・・」
沖田「早まるんじゃねーよ」
沖田「バトルが終わったら、プレイヤーは必ずメインフェイズ2に入るんだぜぃ?」
神楽「?何アルかそれ」
新八「神楽ちゃん・・・、それも晴太くんが何度も言ってたから」
新八「最初にカードを使うのがメインフェイズ1、それからバトルフェイズがあって、その後メインフェイズ2があるんだ」
沖田「そう、そこでプレイヤーは再びカードを使えるのさ」
神楽「そうだったアルか。でもお前はもうモンスターを出したネ、やれることなんてあるのかヨ」
沖田「確かに一ターンに一度の通常召喚はした。」
沖田「だが特殊召喚なら可能だ」
沖田「無知なお前に説明してやるよ。俺のフィールドには二体のボガーナイトがいるだろ?」
ボガ「ボァボァ!」
神楽「むちとは何アル、バカにすんじゃネーヨ!」
沖田「ここで大切なのはモンスターのレベルだ。カードの右上に書いてある☆がレベルを表しているが」
沖田「ボガーナイトのレベルは当然同じ値である☆4。つまり、レベル4のモンスターが二体いるわけだ」
神楽「だったらどーしたネ、そんなザコ並べていきがってんじゃねーアル」
沖田「ところがどっこい」
沖田「同じレベルのモンスターを二体並べた時、プレイヤーはエクシーズ召喚が可能になるんだよ」
神楽「??お前何言ってるアルか?」
72: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/06(金) 17:04:26.87 ID:oCVD8iDa0
沖田「俺が今回使うのはレベル4の二体のボガーナイト」
沖田「同じレベルのモンスターを二体重ね、その上に更にエクストラデッキからエクシーズモンスターを重ねることで」
沖田「素材にしたレベルと同じ数字のランクを持つモンスターのエクシーズ召喚が完了する」
新八「モンスターを重ねる・・・そんな方法が!」
沖田「俺が出すのはこいつだ」
沖田「エクシーズ召喚、ランク4!」バンッ!
神楽「何アルかその黒いの!わたしのカードと違うネ、何かカッケーアル!」
新八「それより、あのカード!」
『真選組副長 土方十四郎』 ドン☆
新八「土方さん!?まずいよ、もう出てきちゃったよ!カードにしたなんてどう説明すんのさ神楽ちゃん!?」
神楽「そのまま言うしかないネ」
新八「そのまま言っちゃったら僕ら捕まっちゃうから!!」
土方「・・・」
土方「!!な、なんだ、どこだここは!?」
土方「確か、見廻り中に万事屋んとこのチャイナに会って、それで・・・」
沖田「土方さん、こっちでさぁ」
土方「その声は、総悟!」
沖田「事情は把握できてないみたいですね」
土方「は?何なんだこりゃ、おい、一体何がどうなって・・・」
沖田「そいつぁ、あいつに聞いてくれませんかね」
土方「あ?」
神楽「ようマヨ、またあったアルな」
土方「あ、チャイナてめー、俺に何しやがった!」
神楽「お前は今カードになってるアル」
土方「は!?」
神楽「・・・ということでお前をカードにしたアル」
土方「おいぃぃぃぃぃ!!何てことしてくれてんだてめーは!」
神楽「うるさいアル、お前がトッシーの時にネタ潰すのがイケナイネ」
土方「それ俺の責任!?」
沖田「ま、そういうわけで悪用されるといけねーから、土方さんのカードは俺が回収しといたんでさぁ」
土方「総悟!でかした、たまにゃあいいこともできんじゃねーか!」
沖田「感謝するのは後ですぜ、カード化を解く方法はチャイナの口から聞くしかねーんですから」
土方「ああそうだな、こんなゲームさっさと終わらせるしかあるめぇ」
沖田「そうとわかったら、今回は俺に協力してくださいよ」
土方「任せろ、俺にかかりゃあんな奴ら対した障害じゃねーよ」フーッ・・・
沖田「ふっ・・・」
沖田「同じレベルのモンスターを二体重ね、その上に更にエクストラデッキからエクシーズモンスターを重ねることで」
沖田「素材にしたレベルと同じ数字のランクを持つモンスターのエクシーズ召喚が完了する」
新八「モンスターを重ねる・・・そんな方法が!」
沖田「俺が出すのはこいつだ」
沖田「エクシーズ召喚、ランク4!」バンッ!
神楽「何アルかその黒いの!わたしのカードと違うネ、何かカッケーアル!」
新八「それより、あのカード!」
『真選組副長 土方十四郎』 ドン☆
新八「土方さん!?まずいよ、もう出てきちゃったよ!カードにしたなんてどう説明すんのさ神楽ちゃん!?」
神楽「そのまま言うしかないネ」
新八「そのまま言っちゃったら僕ら捕まっちゃうから!!」
土方「・・・」
土方「!!な、なんだ、どこだここは!?」
土方「確か、見廻り中に万事屋んとこのチャイナに会って、それで・・・」
沖田「土方さん、こっちでさぁ」
土方「その声は、総悟!」
沖田「事情は把握できてないみたいですね」
土方「は?何なんだこりゃ、おい、一体何がどうなって・・・」
沖田「そいつぁ、あいつに聞いてくれませんかね」
土方「あ?」
神楽「ようマヨ、またあったアルな」
土方「あ、チャイナてめー、俺に何しやがった!」
神楽「お前は今カードになってるアル」
土方「は!?」
神楽「・・・ということでお前をカードにしたアル」
土方「おいぃぃぃぃぃ!!何てことしてくれてんだてめーは!」
神楽「うるさいアル、お前がトッシーの時にネタ潰すのがイケナイネ」
土方「それ俺の責任!?」
沖田「ま、そういうわけで悪用されるといけねーから、土方さんのカードは俺が回収しといたんでさぁ」
土方「総悟!でかした、たまにゃあいいこともできんじゃねーか!」
沖田「感謝するのは後ですぜ、カード化を解く方法はチャイナの口から聞くしかねーんですから」
土方「ああそうだな、こんなゲームさっさと終わらせるしかあるめぇ」
沖田「そうとわかったら、今回は俺に協力してくださいよ」
土方「任せろ、俺にかかりゃあんな奴ら対した障害じゃねーよ」フーッ・・・
沖田「ふっ・・・」
73: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/06(金) 18:18:04.92 ID:oCVD8iDa0
沖田「俺ぁ副長の効果を発動するぜ」
沖田「このカードの下に重なっているカード、つまりエクシーズ素材を一つ取り除き墓地に送ることで、効果が発動する」
沖田「デッキから、装備魔法を一枚選んで副長自身に装備させる」
沖田「装備魔法はモンスターに使って能力を変化させるカード、こいつで副長の能力を強化するぜ」
土方「ふん、ま、俺はそんなもんなくても十分だがな」
沖田「まあま、そういわねーで。俺が選ぶのは、装備魔法 ミスト・ボディだ」
沖田「こいつを装備したモンスターは、戦闘では破壊されなくなるんですぜ」
土方「ほう、まあ悪くはねーな」ミストファァァァァ・・・
神楽「な、そんなのズッケーアル!」
沖田「副長は今、守備表示。守備表示のモンスターが攻撃されてもダメージは受けず、しかも今ので戦闘破壊もされなくなった」
沖田「つまり今の副長は戦闘に関しちゃ無敵の壁になったってわけだ」
新八「そんな!そんなの一体どうやって倒せば・・・」
土方「悪く思うなメガネ、これも社会正義のためだ。」
神楽「ぐぬぅー!」
沖田「まだまだ、本当の恐ろしさはここからでぃ」
沖田「俺ぁもう一度副長の効果を発動する」
沖田「エクシーズ素材を一つ使い、デッキの装備魔法を副長に装備させる!」
新八「まずい!一枚でも厄介なのに二枚もつけられたら・・・」
土方「総悟、ガキ相手にやりすぎはよくねーぜ。マヨネーズが不味くなる」
沖田「安心してくだせぇ、もとからゲロ以下です」
神楽「おい、お前あんまはしゃぐんじゃネーヨ、まだ始まったばっかダゾ!もっとわたしに良いとこ見させろヨ!」
土方「ガタガタぬかすな、勝負ってのは常に一瞬の命の取り合いなんだよ、気ィ抜いたらそれでしめーだ」
神楽「なんダとぉ!」
沖田「いや、チャイナの言う通りでさぁ。ガキを弄ぶのは趣味じゃねぇ、ここは一つ大人の余裕ってやつを見せてやりましょうや」
土方「けっ、甘ぇこと言いやがって」
沖田「そういうことで、俺が選ぶのは・・・」
新八「一体今度はどんなカードを・・・!」
沖田「装備魔法、魔界の足枷だ!こいつを土方さんに装備する!」
土方「・・・ん?」ガシャンッ
土方「・・・なにこれ、え?」
沖田「土方さん、頭上注意ですぜ」
土方「は?」
鉄球「ズドーン」
土方「!?」
グシャァァァァッ!!
土方「」チーン
新八「・・・え、何アレ、え?」
沖田「魔界の足枷は、装備したモンスターの攻撃力守備力を100にするカードだ」
新八「えぇぇぇぇぇぇ!?」
沖田「このカードの下に重なっているカード、つまりエクシーズ素材を一つ取り除き墓地に送ることで、効果が発動する」
沖田「デッキから、装備魔法を一枚選んで副長自身に装備させる」
沖田「装備魔法はモンスターに使って能力を変化させるカード、こいつで副長の能力を強化するぜ」
土方「ふん、ま、俺はそんなもんなくても十分だがな」
沖田「まあま、そういわねーで。俺が選ぶのは、装備魔法 ミスト・ボディだ」
沖田「こいつを装備したモンスターは、戦闘では破壊されなくなるんですぜ」
土方「ほう、まあ悪くはねーな」ミストファァァァァ・・・
神楽「な、そんなのズッケーアル!」
沖田「副長は今、守備表示。守備表示のモンスターが攻撃されてもダメージは受けず、しかも今ので戦闘破壊もされなくなった」
沖田「つまり今の副長は戦闘に関しちゃ無敵の壁になったってわけだ」
新八「そんな!そんなの一体どうやって倒せば・・・」
土方「悪く思うなメガネ、これも社会正義のためだ。」
神楽「ぐぬぅー!」
沖田「まだまだ、本当の恐ろしさはここからでぃ」
沖田「俺ぁもう一度副長の効果を発動する」
沖田「エクシーズ素材を一つ使い、デッキの装備魔法を副長に装備させる!」
新八「まずい!一枚でも厄介なのに二枚もつけられたら・・・」
土方「総悟、ガキ相手にやりすぎはよくねーぜ。マヨネーズが不味くなる」
沖田「安心してくだせぇ、もとからゲロ以下です」
神楽「おい、お前あんまはしゃぐんじゃネーヨ、まだ始まったばっかダゾ!もっとわたしに良いとこ見させろヨ!」
土方「ガタガタぬかすな、勝負ってのは常に一瞬の命の取り合いなんだよ、気ィ抜いたらそれでしめーだ」
神楽「なんダとぉ!」
沖田「いや、チャイナの言う通りでさぁ。ガキを弄ぶのは趣味じゃねぇ、ここは一つ大人の余裕ってやつを見せてやりましょうや」
土方「けっ、甘ぇこと言いやがって」
沖田「そういうことで、俺が選ぶのは・・・」
新八「一体今度はどんなカードを・・・!」
沖田「装備魔法、魔界の足枷だ!こいつを土方さんに装備する!」
土方「・・・ん?」ガシャンッ
土方「・・・なにこれ、え?」
沖田「土方さん、頭上注意ですぜ」
土方「は?」
鉄球「ズドーン」
土方「!?」
グシャァァァァッ!!
土方「」チーン
新八「・・・え、何アレ、え?」
沖田「魔界の足枷は、装備したモンスターの攻撃力守備力を100にするカードだ」
新八「えぇぇぇぇぇぇ!?」
74: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/06(金) 18:45:52.70 ID:oCVD8iDa0
土方「そ・・・、総悟てめー何のつもりだ!何だこの鉄球、どけやがれ!」
沖田「・・・」
土方「そ・・・総悟!?」
沖田「馬鹿言っちゃいけねぇ、こんな美味しいチャンス、俺が逃すわけないでしょう」ニタァッ・・・
土方「!?」
沖田「まさかとは思うが土方さん・・・、俺が何の意味もなくアンタを助けるとでも思ったんですかい?」
土方「な、おめーさっき悪用されねーようにとかぬかしてただろうが!」
沖田「だったらわざわざデュエルで使ったりなんてしませんよ」
土方「あ」
沖田「あんたにはここで、たっぷり楽しんでってもらいます」
沖田「鉄球に押し潰され身動きもとれず、戦闘で破壊され楽になることもできない・・・」
沖田「挙句守備力は100、ほとんどモンスターにバトルでボコられちまう値だ」
土方「・・・」
沖田「この意味がわかりますかぃ・・・?」ゴゴゴゴゴゴ
沖田「始まるんだよ・・・。モンスター蠢くこの世界で、真の生き地獄が!土方ぁあ!!」
土方「」
新八「どS味方に向いたぁぁぁぁぁぁ!!」
沖田「・・・」
土方「そ・・・総悟!?」
沖田「馬鹿言っちゃいけねぇ、こんな美味しいチャンス、俺が逃すわけないでしょう」ニタァッ・・・
土方「!?」
沖田「まさかとは思うが土方さん・・・、俺が何の意味もなくアンタを助けるとでも思ったんですかい?」
土方「な、おめーさっき悪用されねーようにとかぬかしてただろうが!」
沖田「だったらわざわざデュエルで使ったりなんてしませんよ」
土方「あ」
沖田「あんたにはここで、たっぷり楽しんでってもらいます」
沖田「鉄球に押し潰され身動きもとれず、戦闘で破壊され楽になることもできない・・・」
沖田「挙句守備力は100、ほとんどモンスターにバトルでボコられちまう値だ」
土方「・・・」
沖田「この意味がわかりますかぃ・・・?」ゴゴゴゴゴゴ
沖田「始まるんだよ・・・。モンスター蠢くこの世界で、真の生き地獄が!土方ぁあ!!」
土方「」
新八「どS味方に向いたぁぁぁぁぁぁ!!」
76: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/06(金) 20:31:12.33 ID:oCVD8iDa0
新八「妙におとなしいと思ったら全然そんなことなかった!やっぱどSだよあの人!」
新八「つーかわざわざデッキ構築してまで発揮するって、どんだけ生粋のどS!?しかも自分のモンスター苦しめて何の得があんの!?」
沖田「何言ってんだぃ、土方のこのツラ拝めるだけで百万の価値があるってもんさぁ」
新八「いやそこに価値見出すのあんただけだから!」
神楽「いやいや、なかなかのもんアル、ちょっと見直したネ」
桂「うむ、鬼の副長のこんな無様な姿が見られるとは、デュエルもやってみるものだな」
新八「賛同すんなぁぁぁ!」
沖田「俺ぁこれでターンエンドでぃ」
神楽「ようやくわたしの番ネ、なんかすげー待った気がするアル」
神楽「パパッと行くネ、まずは魔法カード、暗黒界の取引を使うアル」
神楽「おたがいに、カードを一枚引いて一枚手札を捨てるネ」シャッ
沖田「いいぜ」シャッ
神楽「! こいつは良いカードを引いたアル!」
沖田「一々口に出すとはなってねえな」
神楽「うるさいアル、黙って見てろヨ。わたしは魔法カード、サイクロンを使うアル」
神楽「これでお前の魔法・罠カードを一枚破壊するネ」
沖田「どれを選ぶんだ?」
神楽「その裏っ側のやつアル」
沖田「いいだろう」 パリーンッ
新八「やった、罠カードを破壊できた!これで安心して攻撃できる!」
神楽「それから、わたしはアネゴを出すネ!」
新八「!」
『鷲座の青銅聖闘士 アクィラのタエ』 ドン☆
お妙「・・・」
お妙「あら、ここは・・・」
新八「姉上!」
お妙「あら新ちゃん。」
新八「姉上、自分がどうなったか覚えていますか!?」
お妙「もちろん、九ちゃんと一緒にカードになったのよね?」
新八「いやそうじゃなくて、なんで聖闘士になってるんですか!?」
お妙「小宇宙を感じたからよ」
新八「どんな理由!?」
神楽「そんなことどうだっていいネ、アネゴ、力を貸して欲しいアル!」
お妙「ええいいわよ、誰を片付ければいいのかしら。魔悪死闇?刃羅災兎?」
神楽「魔妖寧不アル」
土方「誰が魔妖寧不!?」
新八「つーかわざわざデッキ構築してまで発揮するって、どんだけ生粋のどS!?しかも自分のモンスター苦しめて何の得があんの!?」
沖田「何言ってんだぃ、土方のこのツラ拝めるだけで百万の価値があるってもんさぁ」
新八「いやそこに価値見出すのあんただけだから!」
神楽「いやいや、なかなかのもんアル、ちょっと見直したネ」
桂「うむ、鬼の副長のこんな無様な姿が見られるとは、デュエルもやってみるものだな」
新八「賛同すんなぁぁぁ!」
沖田「俺ぁこれでターンエンドでぃ」
神楽「ようやくわたしの番ネ、なんかすげー待った気がするアル」
神楽「パパッと行くネ、まずは魔法カード、暗黒界の取引を使うアル」
神楽「おたがいに、カードを一枚引いて一枚手札を捨てるネ」シャッ
沖田「いいぜ」シャッ
神楽「! こいつは良いカードを引いたアル!」
沖田「一々口に出すとはなってねえな」
神楽「うるさいアル、黙って見てろヨ。わたしは魔法カード、サイクロンを使うアル」
神楽「これでお前の魔法・罠カードを一枚破壊するネ」
沖田「どれを選ぶんだ?」
神楽「その裏っ側のやつアル」
沖田「いいだろう」 パリーンッ
新八「やった、罠カードを破壊できた!これで安心して攻撃できる!」
神楽「それから、わたしはアネゴを出すネ!」
新八「!」
『鷲座の青銅聖闘士 アクィラのタエ』 ドン☆
お妙「・・・」
お妙「あら、ここは・・・」
新八「姉上!」
お妙「あら新ちゃん。」
新八「姉上、自分がどうなったか覚えていますか!?」
お妙「もちろん、九ちゃんと一緒にカードになったのよね?」
新八「いやそうじゃなくて、なんで聖闘士になってるんですか!?」
お妙「小宇宙を感じたからよ」
新八「どんな理由!?」
神楽「そんなことどうだっていいネ、アネゴ、力を貸して欲しいアル!」
お妙「ええいいわよ、誰を片付ければいいのかしら。魔悪死闇?刃羅災兎?」
神楽「魔妖寧不アル」
土方「誰が魔妖寧不!?」
77: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/06(金) 23:18:04.71 ID:oCVD8iDa0
神楽「アネゴの効果!相手の魔法・罠をぜんぶ破壊するアル!」
新八「強っ!何その効果!?」
お妙「聖衣を纏っているんだもの、このくらい当然よ?」
桂「さすがはアクィラ、ともに新たな世界を見られなかったのが残念ですね」
新八「桂さん!?今度はどの立場で言ってんの!?」
神楽「土方に引っ付いてる装備カードは破壊されるアル!」
グラサン「これでまた、戦闘で破壊できるようになるってわけだ」
沖田「そうはいかねぇ、土方の効果!土方に装備されているカードは相手の効果では破壊されねえのさ!」
グラサン「ああ、ダメだ躱されちまった!」
新八「そんな、姉上の効果が効かないなんて・・・!」
沖田「そうそう簡単に殺らせはしないぜ、まだまだ苦痛を与え足りないんでね」
土方「おい!!」
神楽「ならいいネ、これでわたしの番は終わりアル」
沖田「俺のターン」
沖田「スタンバイフェイズに、魔界の足枷の効果で俺は500ポイントのダメージを受ける」 LP6600→LP6100
グラサン「スタンバイフェイズ?そんなの今まであったっけ?」
新八「今までは特にやることがなかったから流してたんですよ、本当はメインフェイズ1の前にあるんです」
沖田「スタンバイフェイズは主にこういう効果の処理等が行われるんで、何もない時の方が多いんでさぁ」
グラサン「へー、なるほどね」
沖田「鉄球さん、やっちゃってください」
鉄球「グリグリ」
土方「痛ててててててて、ギブギブ!放せ、頼むから放して!」
沖田「俺はモンスターを裏側守備表示で場にセットしてターンエンド」
土方「おい、スルーすんな!おい沖田?おい!?」
神楽「わたしの番アル」
神楽「ヅラ、裏っ側ののモンスターを攻撃するアル!」
桂「ヅラじゃない、ヅラジャガイだ!」 ズバッ!
新八「略した!?言いづらかったんだ、やっぱり名前長かったんだ!」
沖田「セットされたモンスターは、攻撃されたとき表側守備表示になる」
沖田「攻撃されたのは、X-セイバー パシウルだ」
パシ「ヌンッ」 ドン☆
神楽「そのおっさんの守備力は0、ヅラの勝ちネ」
沖田「そうはいかねえ、パシウルは自身の効果で戦闘では破壊されねえのさ」
神楽「なっ、そいつもアルか!?何だヨお前、さっきから守ってばっかりじゃネーかヨ」
神楽「さてはお前ビビってるアルか、わたしのカードにビビってるアルか?」
沖田「ふっ、わかってねーのはそっちの方でい。守備ってのは、身を守るためにやるんじゃねえ」
沖田「つぎの攻撃を通すためにやるもんだ、そいつを次のターンに見せてやるよ」
神楽「何かっこつけてるアル、そんな脅しがわたしに通用すると思うんじゃネーヨ」
神楽「カードを一枚裏っ側で置いて、わたしの番は終わりネ」
沖田「俺のターン」
沖田「今度はおめーに、シンクロ召喚を見せてやる」
新八「強っ!何その効果!?」
お妙「聖衣を纏っているんだもの、このくらい当然よ?」
桂「さすがはアクィラ、ともに新たな世界を見られなかったのが残念ですね」
新八「桂さん!?今度はどの立場で言ってんの!?」
神楽「土方に引っ付いてる装備カードは破壊されるアル!」
グラサン「これでまた、戦闘で破壊できるようになるってわけだ」
沖田「そうはいかねぇ、土方の効果!土方に装備されているカードは相手の効果では破壊されねえのさ!」
グラサン「ああ、ダメだ躱されちまった!」
新八「そんな、姉上の効果が効かないなんて・・・!」
沖田「そうそう簡単に殺らせはしないぜ、まだまだ苦痛を与え足りないんでね」
土方「おい!!」
神楽「ならいいネ、これでわたしの番は終わりアル」
沖田「俺のターン」
沖田「スタンバイフェイズに、魔界の足枷の効果で俺は500ポイントのダメージを受ける」 LP6600→LP6100
グラサン「スタンバイフェイズ?そんなの今まであったっけ?」
新八「今までは特にやることがなかったから流してたんですよ、本当はメインフェイズ1の前にあるんです」
沖田「スタンバイフェイズは主にこういう効果の処理等が行われるんで、何もない時の方が多いんでさぁ」
グラサン「へー、なるほどね」
沖田「鉄球さん、やっちゃってください」
鉄球「グリグリ」
土方「痛ててててててて、ギブギブ!放せ、頼むから放して!」
沖田「俺はモンスターを裏側守備表示で場にセットしてターンエンド」
土方「おい、スルーすんな!おい沖田?おい!?」
神楽「わたしの番アル」
神楽「ヅラ、裏っ側ののモンスターを攻撃するアル!」
桂「ヅラじゃない、ヅラジャガイだ!」 ズバッ!
新八「略した!?言いづらかったんだ、やっぱり名前長かったんだ!」
沖田「セットされたモンスターは、攻撃されたとき表側守備表示になる」
沖田「攻撃されたのは、X-セイバー パシウルだ」
パシ「ヌンッ」 ドン☆
神楽「そのおっさんの守備力は0、ヅラの勝ちネ」
沖田「そうはいかねえ、パシウルは自身の効果で戦闘では破壊されねえのさ」
神楽「なっ、そいつもアルか!?何だヨお前、さっきから守ってばっかりじゃネーかヨ」
神楽「さてはお前ビビってるアルか、わたしのカードにビビってるアルか?」
沖田「ふっ、わかってねーのはそっちの方でい。守備ってのは、身を守るためにやるんじゃねえ」
沖田「つぎの攻撃を通すためにやるもんだ、そいつを次のターンに見せてやるよ」
神楽「何かっこつけてるアル、そんな脅しがわたしに通用すると思うんじゃネーヨ」
神楽「カードを一枚裏っ側で置いて、わたしの番は終わりネ」
沖田「俺のターン」
沖田「今度はおめーに、シンクロ召喚を見せてやる」
81: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 00:18:25.91 ID:L6hoOD+C0
鉄球「グリグリ」 LP6100→LP5600
土方「あががががが」
沖田「メインフェイズ!俺はサイクロンを発動、お前の場のセットされたカードを破壊させてもらう」 パリーンッ
新八「しまった、せっかく伏せたカードが!」
沖田「ほう、破壊したのは奈落の落とし穴か。こいつはあぶねーところだったな」
神楽「けっ、チキってんじゃネーアル」
沖田「さあ、こいつで準備は整った。XX-セイバー ボガーナイトを召喚し、効果発動」
神楽「またそいつアルか、しつけーんだヨお前」
ボガ「ボァ・・・」 ドン・・・☆
沖田「手札から、X-セイバーを一体特殊召喚する。俺はXX-セイバー レイジグラを出すぜ」
レイ「シャーッ!」 ドン☆
沖田「ついでにレイジグラの効果も発動、墓地のX-セイバーを一体手札に戻す。ボガーナイトを手札に。」シュッ
神楽「つーかお前、さっきから何してるアルか、ザコばっか並べて、またえくしーずカ?」
神楽「あ、でもそいつらレベルがバラバラアル」
新八「よかった、神楽ちゃん少しづつルールを覚えてきてる!」
沖田「その通りだが、エクシーズ以外にも特殊な召喚法はまだまだある」
沖田「パシウルをよく見てみな」
沖田「そいつはただのモンスターじゃねえ、チューナーモンスターだ」
神楽「ちゅーなー?何アルかそれ」
沖田「シンクロ召喚に必須の能力だ、まあ見てな」
沖田「まずはエクストラデッキから、シンクロモンスターを選ぶ」
神楽「ちょっと待つネ、さっきからその、えくすとらデッキって何だヨ」
沖田「エクストラデッキってのは、普通のデッキとは別に用意する、シンクロやエクシーズを入れとくためのもんだ」
沖田「選んだら、そのシンクロモンスターのレベルとレベルの合計が同じになるように」
沖田「チューナーモンスター一体と、チューナー以外のモンスター一体以上をフィールドから墓地へ送る」
沖田「そしてそのシンクロモンスターを特殊召喚する。これでシンクロ召喚が完了ってわけだ、わかったか?」
神楽「何でもいいアル、どーせわたしはそんなの持ってねーアルからナ」
新八「神楽ちゃん、説明させといてそれはあんまりじゃない?」
沖田「パシウル、ボガーナイト、レイジグラを素材に使い」
沖田「レベル7、X-セイバー ソウザをシンクロ召喚」
ソウ「ヒャッハー!」 ドン☆
神楽「! 何だヨそれ、めっちゃカッケーアル!お前ばっかいいの使ってんじゃネーヨ、わたしにも使わせろヨ!」
新八「変わり身早っ」
土方「あががががが」
沖田「メインフェイズ!俺はサイクロンを発動、お前の場のセットされたカードを破壊させてもらう」 パリーンッ
新八「しまった、せっかく伏せたカードが!」
沖田「ほう、破壊したのは奈落の落とし穴か。こいつはあぶねーところだったな」
神楽「けっ、チキってんじゃネーアル」
沖田「さあ、こいつで準備は整った。XX-セイバー ボガーナイトを召喚し、効果発動」
神楽「またそいつアルか、しつけーんだヨお前」
ボガ「ボァ・・・」 ドン・・・☆
沖田「手札から、X-セイバーを一体特殊召喚する。俺はXX-セイバー レイジグラを出すぜ」
レイ「シャーッ!」 ドン☆
沖田「ついでにレイジグラの効果も発動、墓地のX-セイバーを一体手札に戻す。ボガーナイトを手札に。」シュッ
神楽「つーかお前、さっきから何してるアルか、ザコばっか並べて、またえくしーずカ?」
神楽「あ、でもそいつらレベルがバラバラアル」
新八「よかった、神楽ちゃん少しづつルールを覚えてきてる!」
沖田「その通りだが、エクシーズ以外にも特殊な召喚法はまだまだある」
沖田「パシウルをよく見てみな」
沖田「そいつはただのモンスターじゃねえ、チューナーモンスターだ」
神楽「ちゅーなー?何アルかそれ」
沖田「シンクロ召喚に必須の能力だ、まあ見てな」
沖田「まずはエクストラデッキから、シンクロモンスターを選ぶ」
神楽「ちょっと待つネ、さっきからその、えくすとらデッキって何だヨ」
沖田「エクストラデッキってのは、普通のデッキとは別に用意する、シンクロやエクシーズを入れとくためのもんだ」
沖田「選んだら、そのシンクロモンスターのレベルとレベルの合計が同じになるように」
沖田「チューナーモンスター一体と、チューナー以外のモンスター一体以上をフィールドから墓地へ送る」
沖田「そしてそのシンクロモンスターを特殊召喚する。これでシンクロ召喚が完了ってわけだ、わかったか?」
神楽「何でもいいアル、どーせわたしはそんなの持ってねーアルからナ」
新八「神楽ちゃん、説明させといてそれはあんまりじゃない?」
沖田「パシウル、ボガーナイト、レイジグラを素材に使い」
沖田「レベル7、X-セイバー ソウザをシンクロ召喚」
ソウ「ヒャッハー!」 ドン☆
神楽「! 何だヨそれ、めっちゃカッケーアル!お前ばっかいいの使ってんじゃネーヨ、わたしにも使わせろヨ!」
新八「変わり身早っ」
90: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 07:26:49.56 ID:L6hoOD+C0
沖田「X-セイバー ソウザで姉御に攻撃だ」
神楽「! アネゴから狙うなんて、お前それでも男カヨ!?」
沖田「悪いが、聖闘士に出てこられちゃぁ敵わないんでね、姉御には早々に退場してもらいますぜ」
お妙「いいわよ、かかってきなさい。この命にかえてもアテナは守ってみせる!」
新八「姉上ぇぇぇ!もう完全にあっちの世界の人だよ、ペガサス幻想流れてきてるよ!」
新八「いや言ってる場合か!このままじゃ姉上が破壊されちゃうよ神楽ちゃん!?」
神楽「ぐっ・・・、今のわたしに防ぐ方法はないネ」
新八「そんな!?」
沖田「もらった!」
九兵衛「そうはさせない!」
近藤「お妙さあああああん、今行きますからね!」
神楽「! 何アル?」
九兵衛「はっ!」
近藤「とうっ!」
沖田「!何だ!?」
九兵衛「妙ちゃんを傷つけることは、この僕が絶対に許さない」
近藤「悪いな総悟、お妙さんを守るのが俺の使命なんでな」
『柳生 九兵衛』 ドン☆
『ヘソタイ・ゴリラストーカー』 ドン☆
お妙「九ちゃん!」
沖田「局長!」
新八「勝手に出てきたぁぁぁぁぁぁ!?」
新八「ルール無用だよあの二人!呼んでもねーのにどっかから現れたよ!」
九兵衛「妙ちゃんがピンチだというのにデッキで眠っているわけにはいかないさ」
お妙「まあ、九ちゃんったら」
近藤「お妙さん、俺はお妙さんを傷つけようとする奴なら、マルスだろうがアプスだろうが倒してみせますからね!」
お妙「HGSに要はありません、光牙を呼びなさい」
近藤「じゃあマスクチェンジ使いますね!今このゴリラの仮面外しますね!」
新八「ゴリラの仮面って何!?無理だから、あんたはどうやっても破面にはなれないから!」
沖田「局長、悪いがこれは真剣勝負なんでね。邪魔しねーでいただきたいんですが」
近藤「何度も言わせるな総悟。お妙さんを攻撃するならまずはこの俺を倒してからにしろ」
沖田「ほう、なら仕方ねえ。まずはあんたから消させてもらいましょうか」
近藤「ああ、そうしてもらおう」
新八「近藤さん!まさか、姉上の身代わりに!?」
近藤「いいんだ、お妙さんを守って死ぬのなら本望だ」
沖田「いけソウザ、変ゴリを攻撃しろ!」
ソウ「ヒャッハー!」
新八「近藤さん!」
九兵衛「ちょっと待て」
神楽「! アネゴから狙うなんて、お前それでも男カヨ!?」
沖田「悪いが、聖闘士に出てこられちゃぁ敵わないんでね、姉御には早々に退場してもらいますぜ」
お妙「いいわよ、かかってきなさい。この命にかえてもアテナは守ってみせる!」
新八「姉上ぇぇぇ!もう完全にあっちの世界の人だよ、ペガサス幻想流れてきてるよ!」
新八「いや言ってる場合か!このままじゃ姉上が破壊されちゃうよ神楽ちゃん!?」
神楽「ぐっ・・・、今のわたしに防ぐ方法はないネ」
新八「そんな!?」
沖田「もらった!」
九兵衛「そうはさせない!」
近藤「お妙さあああああん、今行きますからね!」
神楽「! 何アル?」
九兵衛「はっ!」
近藤「とうっ!」
沖田「!何だ!?」
九兵衛「妙ちゃんを傷つけることは、この僕が絶対に許さない」
近藤「悪いな総悟、お妙さんを守るのが俺の使命なんでな」
『柳生 九兵衛』 ドン☆
『ヘソタイ・ゴリラストーカー』 ドン☆
お妙「九ちゃん!」
沖田「局長!」
新八「勝手に出てきたぁぁぁぁぁぁ!?」
新八「ルール無用だよあの二人!呼んでもねーのにどっかから現れたよ!」
九兵衛「妙ちゃんがピンチだというのにデッキで眠っているわけにはいかないさ」
お妙「まあ、九ちゃんったら」
近藤「お妙さん、俺はお妙さんを傷つけようとする奴なら、マルスだろうがアプスだろうが倒してみせますからね!」
お妙「HGSに要はありません、光牙を呼びなさい」
近藤「じゃあマスクチェンジ使いますね!今このゴリラの仮面外しますね!」
新八「ゴリラの仮面って何!?無理だから、あんたはどうやっても破面にはなれないから!」
沖田「局長、悪いがこれは真剣勝負なんでね。邪魔しねーでいただきたいんですが」
近藤「何度も言わせるな総悟。お妙さんを攻撃するならまずはこの俺を倒してからにしろ」
沖田「ほう、なら仕方ねえ。まずはあんたから消させてもらいましょうか」
近藤「ああ、そうしてもらおう」
新八「近藤さん!まさか、姉上の身代わりに!?」
近藤「いいんだ、お妙さんを守って死ぬのなら本望だ」
沖田「いけソウザ、変ゴリを攻撃しろ!」
ソウ「ヒャッハー!」
新八「近藤さん!」
九兵衛「ちょっと待て」
91: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 08:01:25.29 ID:L6hoOD+C0
九兵衛「妙ちゃんを守るのは僕の役目だ、攻撃するならまず僕からにしろ」
ソウ「!?」
新八「張り合ってきたぁぁぁぁぁ!」
新八「すごいよあの人、攻撃遮ってでも張り合ってきたよ!」
神楽「九ちゃんカッケーアル!」
お妙「だめよ九ちゃん、そんな危険なこと!」
九兵衛「いいんだ妙ちゃん。君のためなら、僕はこの命を捨てる覚悟はできてるさ」
お妙「九ちゃん!」
九兵衛「さあ、攻撃するならこの僕に」
沖田「いい度胸だ、だったらお前からやってやる。いけソウザ!」
ソウ「ヒャッハー!」
お妙「九ちゃん!」
近藤「ちょっと待て」
ソウ「!?」
新八「また張り合ってきたぁぁぁぁぁ!?」
新八「いい加減攻撃させてやれよ!敵のモンスター困惑してるから!」
ソウ「あのー、早くしてもらっていいっすか?」イライラ
新八「普通に喋ってきたぁぁぁぁぁ!?やばいよ、めっちゃ苛立ってるよ!めちゃくちゃ剣振り回してるよ!」
沖田「どっちでもかまわねえ、やれソウザ!」
近藤「俺に攻撃しろ総悟!」
九兵衛「いいや僕だ!」
近藤「俺だ!」
九兵衛「僕だ!」
ソウ「」
新八「いい加減にせんかいぃぃぃぃぃ!ちっとも話が進まねーんだよ!」
九兵衛「いやしかし新八君、これは重要なことなんだ」
近藤「そうだぞ新八君、どちらがお妙さんを守るにふさわしいか、そろそろはっきりさせとかないと」
新八「はっきりしてるから、お前ら二人共バカだってはっきりしてるから!」
沖田「・・・攻撃」
近藤「!」
九兵衛「!」
二人「俺/僕だぁぁぁぁぁぁ!!」
沖田「いや、これは・・・!ソウザが攻撃できない!?」
新八「!?ど、どういうことですか!?」
沖田「まさかこいつぁ・・・」
沖田「切り込みロック!?」
新八「!?」
ソウ「!?」
新八「張り合ってきたぁぁぁぁぁ!」
新八「すごいよあの人、攻撃遮ってでも張り合ってきたよ!」
神楽「九ちゃんカッケーアル!」
お妙「だめよ九ちゃん、そんな危険なこと!」
九兵衛「いいんだ妙ちゃん。君のためなら、僕はこの命を捨てる覚悟はできてるさ」
お妙「九ちゃん!」
九兵衛「さあ、攻撃するならこの僕に」
沖田「いい度胸だ、だったらお前からやってやる。いけソウザ!」
ソウ「ヒャッハー!」
お妙「九ちゃん!」
近藤「ちょっと待て」
ソウ「!?」
新八「また張り合ってきたぁぁぁぁぁ!?」
新八「いい加減攻撃させてやれよ!敵のモンスター困惑してるから!」
ソウ「あのー、早くしてもらっていいっすか?」イライラ
新八「普通に喋ってきたぁぁぁぁぁ!?やばいよ、めっちゃ苛立ってるよ!めちゃくちゃ剣振り回してるよ!」
沖田「どっちでもかまわねえ、やれソウザ!」
近藤「俺に攻撃しろ総悟!」
九兵衛「いいや僕だ!」
近藤「俺だ!」
九兵衛「僕だ!」
ソウ「」
新八「いい加減にせんかいぃぃぃぃぃ!ちっとも話が進まねーんだよ!」
九兵衛「いやしかし新八君、これは重要なことなんだ」
近藤「そうだぞ新八君、どちらがお妙さんを守るにふさわしいか、そろそろはっきりさせとかないと」
新八「はっきりしてるから、お前ら二人共バカだってはっきりしてるから!」
沖田「・・・攻撃」
近藤「!」
九兵衛「!」
二人「俺/僕だぁぁぁぁぁぁ!!」
沖田「いや、これは・・・!ソウザが攻撃できない!?」
新八「!?ど、どういうことですか!?」
沖田「まさかこいつぁ・・・」
沖田「切り込みロック!?」
新八「!?」
92: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 08:56:43.35 ID:L6hoOD+C0
沖田「切り込みロックってのぁ、平たく言やあ」
沖田「相手はこのカードしか攻撃対象に選べない、って能力のモンスターを二体並べることで」
沖田「相手は誰にも攻撃できなくなっちまう、って戦法なんでい」
新八「どうしてそんなことが・・・?どっちかに攻撃すればいいだけなんじゃ」
沖田「俺もそう思ってたが、あれを見りゃ納得だ」
近藤「―――!」
九兵衛「―――!」
ソウ「」
沖田「あの二人がああやって意地になって張り合ってる限り、こっちは身動きがとれねえ」
沖田「つまり、俺の攻撃は封じられたってことでさぁ」
新八「・・・!」
新八「予想外の活躍きたぁぁぁぁぁぁ!!」
神楽「スゲーアルふたりとも!これならわたし無敵アル!」
桂「切り込みロックとは、リーダーもまた渋い戦術を使うものだ。いや感心感心」
新八「狙ってやったわけじゃないですけどね、ほんとたまたまですからね」
神楽「関係ないアル、これがわたしの実力ネ!」
新八「でもよかった、これで姉上は破壊されずに済んだ!」
お妙「もう新ちゃんったら、心配性なんだから」
新八「心配しますよ、こんなことで姉上に危ない思いさせたくありませんから」
お妙「ありがとう新ちゃん」
沖田「ちっ、仕方ねえ。俺はこれでターンエンドだ」
神楽「わたしの番アル」
神楽「これどうしっよカナ」
グラサン「ん?どうしたんだ神楽ちゃん」
神楽「アネゴたちは今無敵アル、だったらソウザをほっといてもいんだろカ?」
新八「うーん、ソウザの攻撃力は2500、今の姉上たちじゃ破壊できないからなぁ」
神楽「でも、ヅラの効果があるネ」
神楽「ヅラはアイツが墓地にあったら、攻撃する時攻撃力が500パワーアップするアル」
桂「なんと、俺にそんな効果が」
新八「そうか、それなら相打ちにできるんだね」
神楽「でもほっといても攻撃されないんだったら、無理しない方がいいアルか?」
グラサン「迷うとこだなぁ」
近藤「何言ってるんだチャイナ」
九兵衛「神楽ちゃん、僕が守るのは妙ちゃんだけだぞ」
神楽「!?」
近藤「桂は効果外だ」
桂「」
新八「」
桂八「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
沖田「相手はこのカードしか攻撃対象に選べない、って能力のモンスターを二体並べることで」
沖田「相手は誰にも攻撃できなくなっちまう、って戦法なんでい」
新八「どうしてそんなことが・・・?どっちかに攻撃すればいいだけなんじゃ」
沖田「俺もそう思ってたが、あれを見りゃ納得だ」
近藤「―――!」
九兵衛「―――!」
ソウ「」
沖田「あの二人がああやって意地になって張り合ってる限り、こっちは身動きがとれねえ」
沖田「つまり、俺の攻撃は封じられたってことでさぁ」
新八「・・・!」
新八「予想外の活躍きたぁぁぁぁぁぁ!!」
神楽「スゲーアルふたりとも!これならわたし無敵アル!」
桂「切り込みロックとは、リーダーもまた渋い戦術を使うものだ。いや感心感心」
新八「狙ってやったわけじゃないですけどね、ほんとたまたまですからね」
神楽「関係ないアル、これがわたしの実力ネ!」
新八「でもよかった、これで姉上は破壊されずに済んだ!」
お妙「もう新ちゃんったら、心配性なんだから」
新八「心配しますよ、こんなことで姉上に危ない思いさせたくありませんから」
お妙「ありがとう新ちゃん」
沖田「ちっ、仕方ねえ。俺はこれでターンエンドだ」
神楽「わたしの番アル」
神楽「これどうしっよカナ」
グラサン「ん?どうしたんだ神楽ちゃん」
神楽「アネゴたちは今無敵アル、だったらソウザをほっといてもいんだろカ?」
新八「うーん、ソウザの攻撃力は2500、今の姉上たちじゃ破壊できないからなぁ」
神楽「でも、ヅラの効果があるネ」
神楽「ヅラはアイツが墓地にあったら、攻撃する時攻撃力が500パワーアップするアル」
桂「なんと、俺にそんな効果が」
新八「そうか、それなら相打ちにできるんだね」
神楽「でもほっといても攻撃されないんだったら、無理しない方がいいアルか?」
グラサン「迷うとこだなぁ」
近藤「何言ってるんだチャイナ」
九兵衛「神楽ちゃん、僕が守るのは妙ちゃんだけだぞ」
神楽「!?」
近藤「桂は効果外だ」
桂「」
新八「」
桂八「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
94: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 09:52:41.53 ID:L6hoOD+C0
桂「おい近藤、いくらなんでもそれはひどいんじゃないのか!?」
近藤「なんで俺がお前を守らにゃならんのだ」
桂「日頃は敵対していたとしても、こうして今は共通の相手を持つ身。ならばここは協力してだな・・・」
九兵衛「済まないが、僕は妙ちゃんのことに全てをかけているんだ。一人でなんとかしてくれ」
桂「九兵衛君!?俺達は友達じゃなかったのか、誕生日会のことは忘れてしまったのか!?」
九兵衛「そんな昔のことは忘れた」
桂「ひどいぞ!一緒に人生ゲームやった仲だろう、小栗くんと一緒に盛り上がった仲だろう!」
新八「いや小栗くんほとんど関係なかったから、フライングしてただけだから!」
桂「そんなぁぁぁ!これだけ仲間がいながら俺の味方になってくれる人はいないのか!」
神楽「じゃあ仕方ないアル、ほっといたら無駄死にしちゃうから、ヅラでソウザに攻撃するネ」
桂「リーダー!?俺を守ろうという意思はないのか!?」
神楽「さっさと行けヨ」
桂「おのれ真選組、この恨み決して忘れんぞぉぉぉ!」
沖田「ちっ・・・、やれソウザ!」
ソウ「ヒャッハー!」 ズババッ
桂「せい!」 ズバシュッ
ソウ桂「」 ドカーン
新八「桂さぁぁぁん!!」
沖田「攻撃表示同士で相打ちになってもダメージは起きねえ」
神楽「ライフはそのままアルか、ならお安いもんネ」
新八「ひどい・・・、みんな今のはひどいよ」
グラサン「仕方ないさ、おかげでソウザは倒せたんだ、感謝しようや」
新八「だけど・・・」
神楽「ふう、これで終わりアル」
沖田「俺のターン」
鉄球「グリグリ」 LP5600→5100
土方「」
新八「!?土方さん!?」
沖田「あれ、もうギブアップですかい土方さん。いけねーな、まだライフはたんまり残ってますぜ」
土方「お前ら・・・、無駄話が長すぎんだよ、一ターンにどんだけ時間かけてんだ!」
沖田「あ。なんでい、まだくたばってなかったか」
沖田「ならかまわねえ、俺はモンスターをセットしてターンエンド」
土方「沖田てめえ!攻撃しろよ!」
神楽「わたしの番ネ!」
神楽「ゴリラ、攻撃しろアル!」
近藤「まかせろ!」 ブンッ!
沖田「パシウルだ」
パシ「ヌンッ」 ドン☆
神楽「またお前アルカ!?」
近藤「なんで俺がお前を守らにゃならんのだ」
桂「日頃は敵対していたとしても、こうして今は共通の相手を持つ身。ならばここは協力してだな・・・」
九兵衛「済まないが、僕は妙ちゃんのことに全てをかけているんだ。一人でなんとかしてくれ」
桂「九兵衛君!?俺達は友達じゃなかったのか、誕生日会のことは忘れてしまったのか!?」
九兵衛「そんな昔のことは忘れた」
桂「ひどいぞ!一緒に人生ゲームやった仲だろう、小栗くんと一緒に盛り上がった仲だろう!」
新八「いや小栗くんほとんど関係なかったから、フライングしてただけだから!」
桂「そんなぁぁぁ!これだけ仲間がいながら俺の味方になってくれる人はいないのか!」
神楽「じゃあ仕方ないアル、ほっといたら無駄死にしちゃうから、ヅラでソウザに攻撃するネ」
桂「リーダー!?俺を守ろうという意思はないのか!?」
神楽「さっさと行けヨ」
桂「おのれ真選組、この恨み決して忘れんぞぉぉぉ!」
沖田「ちっ・・・、やれソウザ!」
ソウ「ヒャッハー!」 ズババッ
桂「せい!」 ズバシュッ
ソウ桂「」 ドカーン
新八「桂さぁぁぁん!!」
沖田「攻撃表示同士で相打ちになってもダメージは起きねえ」
神楽「ライフはそのままアルか、ならお安いもんネ」
新八「ひどい・・・、みんな今のはひどいよ」
グラサン「仕方ないさ、おかげでソウザは倒せたんだ、感謝しようや」
新八「だけど・・・」
神楽「ふう、これで終わりアル」
沖田「俺のターン」
鉄球「グリグリ」 LP5600→5100
土方「」
新八「!?土方さん!?」
沖田「あれ、もうギブアップですかい土方さん。いけねーな、まだライフはたんまり残ってますぜ」
土方「お前ら・・・、無駄話が長すぎんだよ、一ターンにどんだけ時間かけてんだ!」
沖田「あ。なんでい、まだくたばってなかったか」
沖田「ならかまわねえ、俺はモンスターをセットしてターンエンド」
土方「沖田てめえ!攻撃しろよ!」
神楽「わたしの番ネ!」
神楽「ゴリラ、攻撃しろアル!」
近藤「まかせろ!」 ブンッ!
沖田「パシウルだ」
パシ「ヌンッ」 ドン☆
神楽「またお前アルカ!?」
95: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 11:07:02.90 ID:L6hoOD+C0
沖田「俺のターン!」 LP5100→LP4600
土方「おい総悟!」
沖田「落ち着いてください土方さん、ロックが張られてるんじゃ攻めようがねえ」
沖田「ここは、焦らずじっくり相手の戦力を削っていきましょうや」
沖田「魔法カード、死者蘇生を発動するぜ。これで、墓地からモンスターを一体特殊召喚だ」
沖田「X-セイバー レイジグラを特殊召喚。そしてレイジグラの効果」
沖田「墓地のX-セイバーを一体手札に戻す。ボガーナイトを手札に」
沖田「そのままボガーナイトを召喚。ボガーナイトの効果」
沖田「手札からX-セイバーを一体特殊召喚する。俺はチューナーモンスター、XX-セイバー フラムナイトを特殊召喚する」
フラ「ヘィ!」 ドン☆
神楽「お前何してるアル、さっさとしろヨ」
新八「神楽ちゃん、これまたシンクロ召喚しようとしてるんだよ」
神楽「そうなのカ?」
沖田「そうだ。パシウル、ボガーナイトでシンクロ召喚。」
沖田「レベル6、XX-セイバー ヒュンレイ」
ヒュ「ホァッ!」 ドン☆
新八「シンクロモンスター・・・。あれ、でもさっきのやつの方が強くない?」
沖田「まだまだ、ここからでさぁ」
沖田「フラムナイト、ヒュンレイでシンクロ召喚」
新八「え、シンクロモンスターを使ってまたシンクロ召喚?」
神楽「! 何だヨそれ、そんなのできんのカヨ?」
沖田「できるんだよ、これがシンクロの恐ろしいところなのさ」
沖田「レベル9、XX-セイバー ガトムズ」
ガト「ズモォォォ!」 ドン☆
新八「な・・・攻撃力3100!?強っ!」
神楽「何言ってるアル、こっちは無敵状態ネ。いくら強くても攻撃できなきゃ一緒アル」
沖田「ところが、そうはいかねえのさ。ガトムズの効果をくらいな」
沖田「自分の場のX-セイバーをリリースして効果を発動する」
神楽「?りりーすって何だヨ、カッコつけてんじゃネーアル。わかるように言うネ」
沖田「フィールドから取り除くことだ。通常は、リリースされると墓地へ送られる」
新八「通常は?違う場合もあるんですか?」
沖田「特定のカードの効果によっちゃあ違うこともあるが、今は気にしなくていいさ」
神楽「わかったアル、さっさと続けるネ」
沖田「X-セイバーをリリースして、相手の手札を一枚、ランダムに捨てることができる」
神楽「は!?何だヨその効果、そんなの汚いアル!」
沖田「ロックが敷かれてるんだったら、攻め方を変えんのは当たり前だろ?」
神楽「ぐぅー、ほんと腹立つアルあいつ!」
沖田「ほら、その右側のを捨てな」
神楽「!?なんでお前にそんな指図されなきゃいけないアルか、お前関係ないダロ!」
沖田「ランダムに捨てる時は、捨てられる側じゃなく捨てる側が、裏側のまま見ないようにして捨てるんだよ」
神楽「きぃー!ムカつくアル!」
神楽「ごめんアルさっちゃん、お前の出番はこれで終わりネ」シャッ
土方「おい総悟!」
沖田「落ち着いてください土方さん、ロックが張られてるんじゃ攻めようがねえ」
沖田「ここは、焦らずじっくり相手の戦力を削っていきましょうや」
沖田「魔法カード、死者蘇生を発動するぜ。これで、墓地からモンスターを一体特殊召喚だ」
沖田「X-セイバー レイジグラを特殊召喚。そしてレイジグラの効果」
沖田「墓地のX-セイバーを一体手札に戻す。ボガーナイトを手札に」
沖田「そのままボガーナイトを召喚。ボガーナイトの効果」
沖田「手札からX-セイバーを一体特殊召喚する。俺はチューナーモンスター、XX-セイバー フラムナイトを特殊召喚する」
フラ「ヘィ!」 ドン☆
神楽「お前何してるアル、さっさとしろヨ」
新八「神楽ちゃん、これまたシンクロ召喚しようとしてるんだよ」
神楽「そうなのカ?」
沖田「そうだ。パシウル、ボガーナイトでシンクロ召喚。」
沖田「レベル6、XX-セイバー ヒュンレイ」
ヒュ「ホァッ!」 ドン☆
新八「シンクロモンスター・・・。あれ、でもさっきのやつの方が強くない?」
沖田「まだまだ、ここからでさぁ」
沖田「フラムナイト、ヒュンレイでシンクロ召喚」
新八「え、シンクロモンスターを使ってまたシンクロ召喚?」
神楽「! 何だヨそれ、そんなのできんのカヨ?」
沖田「できるんだよ、これがシンクロの恐ろしいところなのさ」
沖田「レベル9、XX-セイバー ガトムズ」
ガト「ズモォォォ!」 ドン☆
新八「な・・・攻撃力3100!?強っ!」
神楽「何言ってるアル、こっちは無敵状態ネ。いくら強くても攻撃できなきゃ一緒アル」
沖田「ところが、そうはいかねえのさ。ガトムズの効果をくらいな」
沖田「自分の場のX-セイバーをリリースして効果を発動する」
神楽「?りりーすって何だヨ、カッコつけてんじゃネーアル。わかるように言うネ」
沖田「フィールドから取り除くことだ。通常は、リリースされると墓地へ送られる」
新八「通常は?違う場合もあるんですか?」
沖田「特定のカードの効果によっちゃあ違うこともあるが、今は気にしなくていいさ」
神楽「わかったアル、さっさと続けるネ」
沖田「X-セイバーをリリースして、相手の手札を一枚、ランダムに捨てることができる」
神楽「は!?何だヨその効果、そんなの汚いアル!」
沖田「ロックが敷かれてるんだったら、攻め方を変えんのは当たり前だろ?」
神楽「ぐぅー、ほんと腹立つアルあいつ!」
沖田「ほら、その右側のを捨てな」
神楽「!?なんでお前にそんな指図されなきゃいけないアルか、お前関係ないダロ!」
沖田「ランダムに捨てる時は、捨てられる側じゃなく捨てる側が、裏側のまま見ないようにして捨てるんだよ」
神楽「きぃー!ムカつくアル!」
神楽「ごめんアルさっちゃん、お前の出番はこれで終わりネ」シャッ
96: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 12:03:15.77 ID:L6hoOD+C0
新八「どうすんの神楽ちゃん、このままじゃどんどん手札を捨てられちゃうよ!?」
グラサン「ここらで逆転の一手を引くしかないよ!」
神楽「うるさいアル、わかってるネ!」
神楽「見てろヨ、わたしの番、ドロー!」
『ワイト』どこにでも出てくるガイコツのおばけ。
神楽「おいぃぃぃぃぃ!」
新八「長谷川さんだ!長谷川さんの遺骨引いた!」
グラサン「遺骨ってどういうこと!?まだ死んでないから、頑張って生きてるから!」
神楽「どんなタイミングで出てきてるアルかお前!?空気読めヨ!」
グラサン「俺のせい!?神楽ちゃんが引いたんだろ!?」
神楽「うるさいアル!こんなカードこうしてやるネ!」 グイッグイッ
グラサン「ちょっとぉぉぉぉぉ!?やめて、カード破けちゃうから!」
神楽「あっ」 ヒラッ
パサッ
『ワイト』攻撃表示 攻撃力300 ドン☆
新八「召喚しちゃったぁぁぁぁぁ!?」
神楽「まずいアル」
新八「まずいアルじゃないよ!攻撃力300しかないんだよ!?」
新八「それに近藤さんたちも守ってくれないんだから!」
近藤「うむ、死体を守るのはちょっと」
九兵衛「死神ではないのでな」
新八「次のターン、ガトムズに攻撃されちゃうよ!!」
グラサン「おいおい、勘弁してくれよ!そんなことされたら・・・!」
ガトムズ「ズモォォォ!」
ワイト「」 グシャァァァァ
新八(粉砕される・・・!)
グラサン(粉々に砕かれてから散骨される・・・!)
神楽「ヤベーアルな」
新八「取り消してぇぇぇぇぇ!今すぐカード手札に戻してぇ!」
沖田「おいおい、そんなのなしだぜ新八君。一度召喚しちまったんだ、諦めろい」
グラサン「そこをなんとか!このままじゃ俺の体がバラバラになっちまうよ!」
ワイト「」カタカタカタ
グラサン「ほら、もうすでに悲鳴あげてるから、おじさんガラスのハートだから!」
定春「わう」ガブッ
新八「あ」
グラサン「」
定春「あう」ガブガブ
新八「定春骨に食いついたぁぁぁぁぁぁ!!」
グラサン「ここらで逆転の一手を引くしかないよ!」
神楽「うるさいアル、わかってるネ!」
神楽「見てろヨ、わたしの番、ドロー!」
『ワイト』どこにでも出てくるガイコツのおばけ。
神楽「おいぃぃぃぃぃ!」
新八「長谷川さんだ!長谷川さんの遺骨引いた!」
グラサン「遺骨ってどういうこと!?まだ死んでないから、頑張って生きてるから!」
神楽「どんなタイミングで出てきてるアルかお前!?空気読めヨ!」
グラサン「俺のせい!?神楽ちゃんが引いたんだろ!?」
神楽「うるさいアル!こんなカードこうしてやるネ!」 グイッグイッ
グラサン「ちょっとぉぉぉぉぉ!?やめて、カード破けちゃうから!」
神楽「あっ」 ヒラッ
パサッ
『ワイト』攻撃表示 攻撃力300 ドン☆
新八「召喚しちゃったぁぁぁぁぁ!?」
神楽「まずいアル」
新八「まずいアルじゃないよ!攻撃力300しかないんだよ!?」
新八「それに近藤さんたちも守ってくれないんだから!」
近藤「うむ、死体を守るのはちょっと」
九兵衛「死神ではないのでな」
新八「次のターン、ガトムズに攻撃されちゃうよ!!」
グラサン「おいおい、勘弁してくれよ!そんなことされたら・・・!」
ガトムズ「ズモォォォ!」
ワイト「」 グシャァァァァ
新八(粉砕される・・・!)
グラサン(粉々に砕かれてから散骨される・・・!)
神楽「ヤベーアルな」
新八「取り消してぇぇぇぇぇ!今すぐカード手札に戻してぇ!」
沖田「おいおい、そんなのなしだぜ新八君。一度召喚しちまったんだ、諦めろい」
グラサン「そこをなんとか!このままじゃ俺の体がバラバラになっちまうよ!」
ワイト「」カタカタカタ
グラサン「ほら、もうすでに悲鳴あげてるから、おじさんガラスのハートだから!」
定春「わう」ガブッ
新八「あ」
グラサン「」
定春「あう」ガブガブ
新八「定春骨に食いついたぁぁぁぁぁぁ!!」
100: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 16:37:37.53 ID:L6hoOD+C0
新八「定春デッキから飛び出してきたぁぁぁ!さっきからどーなってんのそれ!?なんでカードが勝手に出てくんの!?」
神楽「定春ぅ!ダメアルヨそんなの、ばっちいアル!病気になったらどーするネ!」
グラサン「ちょっとぉ、それどういう意味!?」
神楽「でも定春、寂しくなって出てきちゃったアルな。かわいい奴ネ、よーしよーし」
新八「かわいくねーよ、人骨にしゃぶりつく犬とかマーダードッグだよ」
定春「あうーん!」ガブリ
バキッ
バラバラバラッ
ワイト「」
新八「・・・」
新八「砕けたぁぁぁぁぁ!敵の前に味方に骨砕かれたぁぁ!!」
グラサン「ちょっとぉぉぉぉ!?何してんのさ!?俺の体粉々になっちゃったじゃん、これ元に戻んの!?」
神楽「定春、ちゃんと後片付けしなきゃダメダヨ」
定春「わうぅ」 ザッザッ
新八「埋められたぁぁぁぁぁ!?散々遊ばれた挙句土葬された!!」
グラサン「人の体に何してんのさ!?やめて、砂かけんのやめてぇ!!」
グラサン「あっ」
パアァァァァァァ・・・
新八「え、ちょっと、長谷川さん!?長谷川さんのアストラル体が!!」
グラサン「い、嫌だァァァ!死にたくない、逝きたくないぃぃぃ・・・」
フッ・・・
・・・
新八「長谷川さんんんんんんん!?」
新八「そんなぁぁ!?長谷川さん消滅しちゃったよ!?ドォすんのこれぇ!?」
神楽「マダオをリリースして定春を召喚したネ」
新八「リリースじゃすまねぇんだよ!!ほんとにこの世から開放されちゃってんだよ!!」
神楽「うるさいアルな、全部終わったらきっと元通りになってるアル、騒ぐんじゃネーヨ」
新八「それホント!?」
神楽「定春ぅ!ダメアルヨそんなの、ばっちいアル!病気になったらどーするネ!」
グラサン「ちょっとぉ、それどういう意味!?」
神楽「でも定春、寂しくなって出てきちゃったアルな。かわいい奴ネ、よーしよーし」
新八「かわいくねーよ、人骨にしゃぶりつく犬とかマーダードッグだよ」
定春「あうーん!」ガブリ
バキッ
バラバラバラッ
ワイト「」
新八「・・・」
新八「砕けたぁぁぁぁぁ!敵の前に味方に骨砕かれたぁぁ!!」
グラサン「ちょっとぉぉぉぉ!?何してんのさ!?俺の体粉々になっちゃったじゃん、これ元に戻んの!?」
神楽「定春、ちゃんと後片付けしなきゃダメダヨ」
定春「わうぅ」 ザッザッ
新八「埋められたぁぁぁぁぁ!?散々遊ばれた挙句土葬された!!」
グラサン「人の体に何してんのさ!?やめて、砂かけんのやめてぇ!!」
グラサン「あっ」
パアァァァァァァ・・・
新八「え、ちょっと、長谷川さん!?長谷川さんのアストラル体が!!」
グラサン「い、嫌だァァァ!死にたくない、逝きたくないぃぃぃ・・・」
フッ・・・
・・・
新八「長谷川さんんんんんんん!?」
新八「そんなぁぁ!?長谷川さん消滅しちゃったよ!?ドォすんのこれぇ!?」
神楽「マダオをリリースして定春を召喚したネ」
新八「リリースじゃすまねぇんだよ!!ほんとにこの世から開放されちゃってんだよ!!」
神楽「うるさいアルな、全部終わったらきっと元通りになってるアル、騒ぐんじゃネーヨ」
新八「それホント!?」
101: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 17:27:15.05 ID:L6hoOD+C0
神楽「定春ぅ、アネゴを乗せてあげるネ!」
定春「あおーん!」
神楽「定春の効果!背中に誰かを乗せてあげることで装備カードになって、パワーアップさせるアル!」
神楽「アネゴ、定春の力を使うネ!」
お妙「わかったわ。一緒に戦いましょう!」
定春「あん!」
お定「ハァ!」 ドン☆
神楽「これでアネゴの攻撃力は、定春の攻撃力1700が加わって・・・」
新八「攻撃力3700!すごい、ガトムズを上回った!」
神楽「バトル!いっけー、アネゴ、定春!ガトムズをやっちゃうネ!」
お妙「おらぁ!」 ドカッ
ガトムズ「ズモォォォ!」 ボカァァァァン!!
沖田「ふっ、ちったぁやるみてーだな」LP4600→LP4000
神楽「やったアル!」
新八「よし!これで手札を捨てられずにすむ!」
沖田「おいおい、モンスター一匹倒したくらいで舞い上がってちゃいけねーな」
神楽「何アルか、負け惜しみアルか?悔しいアルか?」
沖田「忠告してやってんのさ、餌に食いついたのは犬っころだけじゃねーかもしれねえぜ?」
神楽「何言ってるアル、わかんねーこと言ってんじゃネーヨ」
沖田「まあいいさ、俺のターン」LP4000→LP3500
沖田「モンスターをセット、ターン終了だ」
神楽「わたしの番ネ。ゴリラ、もっかい攻撃アル!」
近藤「お妙さん、見ててくださいね、俺のかっこいいところ!」ブンッ!
沖田「パシウルだ」
パシ「ヌンッ」 ドン☆
近藤「また!?ちょっと、さっきから勘弁してくれませんかね!?全然お妙さんの前で活躍できないじゃないですか!」
神楽「そうアル、しつけーんダヨおっさん!」
パシ「ヌンッ」
定春「あおーん!」
神楽「定春の効果!背中に誰かを乗せてあげることで装備カードになって、パワーアップさせるアル!」
神楽「アネゴ、定春の力を使うネ!」
お妙「わかったわ。一緒に戦いましょう!」
定春「あん!」
お定「ハァ!」 ドン☆
神楽「これでアネゴの攻撃力は、定春の攻撃力1700が加わって・・・」
新八「攻撃力3700!すごい、ガトムズを上回った!」
神楽「バトル!いっけー、アネゴ、定春!ガトムズをやっちゃうネ!」
お妙「おらぁ!」 ドカッ
ガトムズ「ズモォォォ!」 ボカァァァァン!!
沖田「ふっ、ちったぁやるみてーだな」LP4600→LP4000
神楽「やったアル!」
新八「よし!これで手札を捨てられずにすむ!」
沖田「おいおい、モンスター一匹倒したくらいで舞い上がってちゃいけねーな」
神楽「何アルか、負け惜しみアルか?悔しいアルか?」
沖田「忠告してやってんのさ、餌に食いついたのは犬っころだけじゃねーかもしれねえぜ?」
神楽「何言ってるアル、わかんねーこと言ってんじゃネーヨ」
沖田「まあいいさ、俺のターン」LP4000→LP3500
沖田「モンスターをセット、ターン終了だ」
神楽「わたしの番ネ。ゴリラ、もっかい攻撃アル!」
近藤「お妙さん、見ててくださいね、俺のかっこいいところ!」ブンッ!
沖田「パシウルだ」
パシ「ヌンッ」 ドン☆
近藤「また!?ちょっと、さっきから勘弁してくれませんかね!?全然お妙さんの前で活躍できないじゃないですか!」
神楽「そうアル、しつけーんダヨおっさん!」
パシ「ヌンッ」
102: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 18:25:55.15 ID:L6hoOD+C0
沖田「俺のターン!」LP3500→LP3000
沖田「!」
沖田「そろそろ、攻撃に移らせてもらおうか」
神楽「かかってこいヨ!」
沖田「なら覚悟しろよ。手始めに魔法カード、ハーピィの羽箒を発動。」
沖田「お前の魔法・罠を全て破壊する!ワン公には消えてもらうぜ」
神楽「お前何言ってるアルか?定春はモンスターだぞ」
沖田「いいや、装備カードとなったモンスターは、装備魔法として扱われるのさ」
神楽「マジでカ!?」
沖田「消えなワン公!」
定春「きゃうーん」 ドカーン
神楽「ああっ、定春ぅ!」
お妙「くっ・・・!」ズサァッ
新八「姉上!」
沖田「レイジグラを召喚、効果発動!墓地のパシウルを手札に戻す」
沖田「続いて手札のXX-セイバー フォルトロールを特殊召喚、守備表示だ」
フォ「キュイーンッ!」 ドン☆
神楽「ちょっと待てヨ、勝手に出してんじゃネーアル」
沖田「フォルトロールは自分の場にX-セイバーが二体以上いる時、手札から直接特殊召喚できるんだよ」
沖田「俺の場にはさっき攻撃されたパシウルと今召喚したレイジグラがいんだろ?」
神楽「そうアルか」
沖田「フォルトロールの効果、墓地のレベル4以下のX-セイバーを特殊召喚できる。エマーズブレイドを呼び戻すぜ」
エマ「シェー!!」 ドン☆
新八「またモンスターをたくさん・・・!」
沖田「パシウル、エマーズブレイドでシンクロ召喚」
沖田「レベル5、X-セイバー ウェイン!」
ウェ「ヒューッ!」 ドン☆
沖田「ウェインの効果!手札から、レベル4以下の戦士族モンスターを特殊召喚できる。出すのはパシウルだ」
パシ「ヌンッ」 ドン☆
沖田「そしてパシウル、レイジグラ、ウェインでさらにシンクロする!」
沖田「チャイナ・・・どうやらお前は少し、遊びすぎたみたいだぜ。もっと早く、決着をつけるべきだった」
神楽「! 何アル、急にテンション変えてんじゃネーアル」
沖田「だったらこいつを見な、嫌でもわからせてやるさ」
沖田「シンクロ召喚!レベル8、琰魔竜 レッド・デーモン!」
魔竜「グォォォ!」 ドン☆
神楽「!」
沖田「!」
沖田「そろそろ、攻撃に移らせてもらおうか」
神楽「かかってこいヨ!」
沖田「なら覚悟しろよ。手始めに魔法カード、ハーピィの羽箒を発動。」
沖田「お前の魔法・罠を全て破壊する!ワン公には消えてもらうぜ」
神楽「お前何言ってるアルか?定春はモンスターだぞ」
沖田「いいや、装備カードとなったモンスターは、装備魔法として扱われるのさ」
神楽「マジでカ!?」
沖田「消えなワン公!」
定春「きゃうーん」 ドカーン
神楽「ああっ、定春ぅ!」
お妙「くっ・・・!」ズサァッ
新八「姉上!」
沖田「レイジグラを召喚、効果発動!墓地のパシウルを手札に戻す」
沖田「続いて手札のXX-セイバー フォルトロールを特殊召喚、守備表示だ」
フォ「キュイーンッ!」 ドン☆
神楽「ちょっと待てヨ、勝手に出してんじゃネーアル」
沖田「フォルトロールは自分の場にX-セイバーが二体以上いる時、手札から直接特殊召喚できるんだよ」
沖田「俺の場にはさっき攻撃されたパシウルと今召喚したレイジグラがいんだろ?」
神楽「そうアルか」
沖田「フォルトロールの効果、墓地のレベル4以下のX-セイバーを特殊召喚できる。エマーズブレイドを呼び戻すぜ」
エマ「シェー!!」 ドン☆
新八「またモンスターをたくさん・・・!」
沖田「パシウル、エマーズブレイドでシンクロ召喚」
沖田「レベル5、X-セイバー ウェイン!」
ウェ「ヒューッ!」 ドン☆
沖田「ウェインの効果!手札から、レベル4以下の戦士族モンスターを特殊召喚できる。出すのはパシウルだ」
パシ「ヌンッ」 ドン☆
沖田「そしてパシウル、レイジグラ、ウェインでさらにシンクロする!」
沖田「チャイナ・・・どうやらお前は少し、遊びすぎたみたいだぜ。もっと早く、決着をつけるべきだった」
神楽「! 何アル、急にテンション変えてんじゃネーアル」
沖田「だったらこいつを見な、嫌でもわからせてやるさ」
沖田「シンクロ召喚!レベル8、琰魔竜 レッド・デーモン!」
魔竜「グォォォ!」 ドン☆
神楽「!」
107: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 21:37:52.93 ID:L6hoOD+C0
沖田「レッド・デーモンの効果!このカード以外のフィールドの攻撃表示モンスターを敵味方問わず全て、破壊する」
新八「なんだって!?それじゃみんなが!」
神楽「やベーアル!」
沖田「消えなザコ共!」
新八「姉上!」
九兵衛「させない!この僕がいる限り、妙ちゃんを破壊させたりはしない!」
新八「! 九兵衛さん!」
九兵衛「神楽ちゃん、僕の効果を読むんだ!」
神楽「! わかったアル!」
神楽「このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードのとなりのモンスターゾーンのカード(妙ちゃん限定)は・・・」
神楽「カードの効果では破壊されない!」
新八「今、九兵衛さんの隣には姉上が・・・!」
九兵衛「すまない妙ちゃん、僕にはこれが精一杯だ。許してくれ・・・」
お妙「九ちゃん・・・!」
九兵衛「うわぁぁぁ!」 ドカァァン
近藤「グァァァァ!」 ドカァァン
お妙「九ちゃん!」
沖田「守るカードと守られるカードが同時に破壊される場合、守られるカードはフィールドに残る」
沖田「なるほど、見上げた根性だ」
沖田「だが、これで姉御を守るカードはもうない」
新八「くっ・・・!」
沖田「レッド・デーモンでアクィラを攻撃!」
魔竜「グオォォォォォ!」 ドゴオォォン!
お妙「きゃぁぁぁぁぁ・・・!」 ドカァァッン
新八「姉上ぇぇぇぇ!!」
神楽「うぅ・・・、ごめんアルアネゴ」LP6700→LP5700
沖田「ふっ、これでお前のデッキの主力は消え去った」
沖田「このデュエル、もうお前に勝ち目はない」
新八「まずい・・・、まずいよ神楽ちゃん!このままじゃ・・・!」
神楽「うっ、うるさいネ、まだ終わってないないアル!」
神楽「わたしの番!」
新八「なんだって!?それじゃみんなが!」
神楽「やベーアル!」
沖田「消えなザコ共!」
新八「姉上!」
九兵衛「させない!この僕がいる限り、妙ちゃんを破壊させたりはしない!」
新八「! 九兵衛さん!」
九兵衛「神楽ちゃん、僕の効果を読むんだ!」
神楽「! わかったアル!」
神楽「このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードのとなりのモンスターゾーンのカード(妙ちゃん限定)は・・・」
神楽「カードの効果では破壊されない!」
新八「今、九兵衛さんの隣には姉上が・・・!」
九兵衛「すまない妙ちゃん、僕にはこれが精一杯だ。許してくれ・・・」
お妙「九ちゃん・・・!」
九兵衛「うわぁぁぁ!」 ドカァァン
近藤「グァァァァ!」 ドカァァン
お妙「九ちゃん!」
沖田「守るカードと守られるカードが同時に破壊される場合、守られるカードはフィールドに残る」
沖田「なるほど、見上げた根性だ」
沖田「だが、これで姉御を守るカードはもうない」
新八「くっ・・・!」
沖田「レッド・デーモンでアクィラを攻撃!」
魔竜「グオォォォォォ!」 ドゴオォォン!
お妙「きゃぁぁぁぁぁ・・・!」 ドカァァッン
新八「姉上ぇぇぇぇ!!」
神楽「うぅ・・・、ごめんアルアネゴ」LP6700→LP5700
沖田「ふっ、これでお前のデッキの主力は消え去った」
沖田「このデュエル、もうお前に勝ち目はない」
新八「まずい・・・、まずいよ神楽ちゃん!このままじゃ・・・!」
神楽「うっ、うるさいネ、まだ終わってないないアル!」
神楽「わたしの番!」
108: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/07(土) 22:46:33.29 ID:L6hoOD+C0
神楽「たま!出てくるアル!」
『たま・1』 攻撃力1300 ドン☆
たま1「お呼びでしょうか、神楽様」
神楽「このままじゃヤバイアル、なんとかするネ」
たま1「わかりました、では弐号機を呼びます」
新八「弐号機!?そんなのいたっけ!?」
神楽「たま・1の効果、デッキからたまを特殊召喚できるネ!」
たま1「私はたま・2を選びます。守備表示」
『たま・2』 ドン☆
たま2「お呼びでしょうか、神楽様」
新八「色違い出てきたぁぁ!全然形変わってないよ、ただの2Pカラーだよ!つーか色なんて伝わんねーから!」
たま2「一号機は髪が緑、弐号機は赤。色合いで言えば私のほうが主人公機です」
新八「髪色自慢してきた!気にしてたんだ、弐号機なの気にしてたんだ!」
神楽「たま・2の効果!デッキからたまを一体手札に持ってくるネ!」
たま2「わたしはたま・3を選びます」 シャッ
たま1「神楽様、私の効果を読んでください」
神楽「えっとネ、たまはフィールドのたま一個につき攻撃力が300アップするアル」
沖田「おい、それは土方さんのも含まれんのか?」
たま1「いいえ、その鉄球及びそれに潰されている者にたまは確認されませんでした」
土方「おいぃぃぃ!?そりゃどういうことだ!」
沖田「腑抜けに要はねーってことみたいでさぁ」
新八「いやそうじゃないから、名前が違うだけだから!」
神楽「つまり、たま二つで600アップするネ」
神楽「バトル!たま、トリコロールを攻撃するアル!」
たま1「目標修正、フォルトロールを攻撃します」 ズガガガガ
フォ「キュイーンッ」 ドカァァン
沖田「フォルトロールを倒したのはいい判断だが、所詮そこまでだ」
沖田「俺のターン」LP3000→LP2500
土方「うぐぐ・・・」
沖田「レッド・デーモンの効果!攻撃表示モンスターは破壊される」
たま1「」 ドカァァン
神楽「たまぁ!」
沖田「そして攻撃、弐号機も破壊だ!」
魔竜「グオォォォォ!」 ドゴオォォン!
たま2「」 ドカァァン
新八「ああ、たまさんが二人共!」
沖田「これでターンエンドだ。さあ、次のモンスターを出しな」
沖田「粉砕してやるぜ」
『たま・1』 攻撃力1300 ドン☆
たま1「お呼びでしょうか、神楽様」
神楽「このままじゃヤバイアル、なんとかするネ」
たま1「わかりました、では弐号機を呼びます」
新八「弐号機!?そんなのいたっけ!?」
神楽「たま・1の効果、デッキからたまを特殊召喚できるネ!」
たま1「私はたま・2を選びます。守備表示」
『たま・2』 ドン☆
たま2「お呼びでしょうか、神楽様」
新八「色違い出てきたぁぁ!全然形変わってないよ、ただの2Pカラーだよ!つーか色なんて伝わんねーから!」
たま2「一号機は髪が緑、弐号機は赤。色合いで言えば私のほうが主人公機です」
新八「髪色自慢してきた!気にしてたんだ、弐号機なの気にしてたんだ!」
神楽「たま・2の効果!デッキからたまを一体手札に持ってくるネ!」
たま2「わたしはたま・3を選びます」 シャッ
たま1「神楽様、私の効果を読んでください」
神楽「えっとネ、たまはフィールドのたま一個につき攻撃力が300アップするアル」
沖田「おい、それは土方さんのも含まれんのか?」
たま1「いいえ、その鉄球及びそれに潰されている者にたまは確認されませんでした」
土方「おいぃぃぃ!?そりゃどういうことだ!」
沖田「腑抜けに要はねーってことみたいでさぁ」
新八「いやそうじゃないから、名前が違うだけだから!」
神楽「つまり、たま二つで600アップするネ」
神楽「バトル!たま、トリコロールを攻撃するアル!」
たま1「目標修正、フォルトロールを攻撃します」 ズガガガガ
フォ「キュイーンッ」 ドカァァン
沖田「フォルトロールを倒したのはいい判断だが、所詮そこまでだ」
沖田「俺のターン」LP3000→LP2500
土方「うぐぐ・・・」
沖田「レッド・デーモンの効果!攻撃表示モンスターは破壊される」
たま1「」 ドカァァン
神楽「たまぁ!」
沖田「そして攻撃、弐号機も破壊だ!」
魔竜「グオォォォォ!」 ドゴオォォン!
たま2「」 ドカァァン
新八「ああ、たまさんが二人共!」
沖田「これでターンエンドだ。さあ、次のモンスターを出しな」
沖田「粉砕してやるぜ」
115: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/08(日) 09:56:19.75 ID:+l394yQg0
神楽「わたしの番」
神楽「お前でいいアル、出てこいヨ!」
神楽「こいつはお前のフィールドに魔法・罠が二枚以上あったら、手札から特殊召喚できるネ」
『ヘソタイ・家臣 ブッシャァァァ』 ドン☆
新八「東城さん!」
東城「いよいよ私の出番のようですね」
東城「若の敵、この東城歩が必ずや果たして・・・」
ズルッ
ズサァァァァァァァッ!
新八「」
『ヘソタイ・家臣 ブッシャァァァ』の効果。このカードのコントロールを相手に移す。
新八「おぃぃぃぃぃぃ!?」
神楽「おいこらぁ!お前何してるアルか!?」
東城「しまった!ローションで足が滑って・・・!」
新八「なんで足滑らしたら相手陣地行っちゃうの!?」
新八「しかもなんでそんなもん塗ってんだ!?あんたデッキの中で何してたの!?」
東城「いえ、若に不貞の輩が近づかぬようにとこうして私が壁となってですね・・・」
新八「不貞なのアンタだけだから、そんなヌルヌルの壁いらねーから!」
新八「っていうか東城さん、あなたなんでさっき九兵衛さんのピンチに出て来なかったんですか。活躍するチャンスだったでしょ」
東城「もちろん出ていこうとしましたが、ローションに足をとられ・・・」
新八「また転んでたぁぁぁぁ!もういいから取れよそれ、ホント邪魔しかしてないよローション!」
神楽「ふざけんなヨお前、どーすんだヨコレ」
神楽「わたしは裏っ側でモンスターとカードを出して終わりアル」
沖田「この期に及んで俺にモンスターを渡すとは、随分余裕みてーじゃねーか」
沖田「俺のターン」LP2500→LP2000
沖田「魔法カード、ナイト・ショット!相手の伏せた魔法・罠を一枚破壊する」
神楽「ぐぅー!」 パリーンッ
沖田「破壊したのはリビングデッドの呼び声。それで墓地のモンスターを呼び戻そうとしてたってわけか」
新八「ダメだ・・・、手が読まれてる!」
沖田「レッド・デーモンの攻撃!」
魔竜「グオォォォ!」
たま3「」 ドカァァン
沖田「ターンエンドだ。おいおい、守ってばっかじゃねーか。」
沖田「まさかビビってんのか?」
神楽「くぅー!そんなんじゃないネ!」
神楽「お前でいいアル、出てこいヨ!」
神楽「こいつはお前のフィールドに魔法・罠が二枚以上あったら、手札から特殊召喚できるネ」
『ヘソタイ・家臣 ブッシャァァァ』 ドン☆
新八「東城さん!」
東城「いよいよ私の出番のようですね」
東城「若の敵、この東城歩が必ずや果たして・・・」
ズルッ
ズサァァァァァァァッ!
新八「」
『ヘソタイ・家臣 ブッシャァァァ』の効果。このカードのコントロールを相手に移す。
新八「おぃぃぃぃぃぃ!?」
神楽「おいこらぁ!お前何してるアルか!?」
東城「しまった!ローションで足が滑って・・・!」
新八「なんで足滑らしたら相手陣地行っちゃうの!?」
新八「しかもなんでそんなもん塗ってんだ!?あんたデッキの中で何してたの!?」
東城「いえ、若に不貞の輩が近づかぬようにとこうして私が壁となってですね・・・」
新八「不貞なのアンタだけだから、そんなヌルヌルの壁いらねーから!」
新八「っていうか東城さん、あなたなんでさっき九兵衛さんのピンチに出て来なかったんですか。活躍するチャンスだったでしょ」
東城「もちろん出ていこうとしましたが、ローションに足をとられ・・・」
新八「また転んでたぁぁぁぁ!もういいから取れよそれ、ホント邪魔しかしてないよローション!」
神楽「ふざけんなヨお前、どーすんだヨコレ」
神楽「わたしは裏っ側でモンスターとカードを出して終わりアル」
沖田「この期に及んで俺にモンスターを渡すとは、随分余裕みてーじゃねーか」
沖田「俺のターン」LP2500→LP2000
沖田「魔法カード、ナイト・ショット!相手の伏せた魔法・罠を一枚破壊する」
神楽「ぐぅー!」 パリーンッ
沖田「破壊したのはリビングデッドの呼び声。それで墓地のモンスターを呼び戻そうとしてたってわけか」
新八「ダメだ・・・、手が読まれてる!」
沖田「レッド・デーモンの攻撃!」
魔竜「グオォォォ!」
たま3「」 ドカァァン
沖田「ターンエンドだ。おいおい、守ってばっかじゃねーか。」
沖田「まさかビビってんのか?」
神楽「くぅー!そんなんじゃないネ!」
116: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/08(日) 10:44:07.33 ID:+l394yQg0
新八「で、でも神楽ちゃん・・・」
神楽「・・・!うるさいアル、わたしの番ネ」
神楽「フィールド魔法を使うアル」
『スナック お登勢』 ドン☆
神楽「この効果で、バーさんとキャサリンが出てくるネ」
『お登勢(トークン)』 ドン☆
『キャサリン(トークン)』 ドン☆
新八「お登勢さん、キャサリンさん!」
お登勢「・・・何だいこりゃ」
キャサ「ワタシタチ、たしかカードにサレテ・・・」
新八「二人共こっちです!」
お登勢「おや新八、あんた・・・」
神楽「これで私の番は終わりネ」
新八「!?ちょっと神楽ちゃん!?説明位してあげようよ!」
神楽「そんなことしてる場合じゃないアル」
沖田「召喚したのがトークンだけとは」
沖田「さてはお前、手札にもうモンスターがないんだな?」
神楽「・・・!」
沖田「俺のターン!」LP2000→LP1500
土方「」
沖田「! ・・・」
沖田「レッド・デーモンで攻撃だ!」
魔竜「グオォォォ!」 ドゴオォォン!
キャサ「ギャァァァァァ」 ドカァァン
新八「ああっ、キャサリンさん!まだ何もしてないのに!」
沖田「トークンは実際のカードじゃない。破壊されても墓地へは行かずその場で消滅する」
沖田「これでターンエンドだ」
神楽「わたしの、番・・・!」
新八「まずい、もう出せるモンスターが・・・!」
神楽「・・・まだアル!」
神楽「わたしは魔法カード、死者蘇生を使うネ!」
神楽「これで墓地のモンスターを復活させるアル!」
神楽「わたしは銀ちゃんを呼ぶネ!」
新八「! よかった、銀さんが来てくれれば・・・!」
神楽「出てこいアル、銀ちゃん!」
新八「・・・あれ」
神楽「出てこないアル」
神楽「・・・!うるさいアル、わたしの番ネ」
神楽「フィールド魔法を使うアル」
『スナック お登勢』 ドン☆
神楽「この効果で、バーさんとキャサリンが出てくるネ」
『お登勢(トークン)』 ドン☆
『キャサリン(トークン)』 ドン☆
新八「お登勢さん、キャサリンさん!」
お登勢「・・・何だいこりゃ」
キャサ「ワタシタチ、たしかカードにサレテ・・・」
新八「二人共こっちです!」
お登勢「おや新八、あんた・・・」
神楽「これで私の番は終わりネ」
新八「!?ちょっと神楽ちゃん!?説明位してあげようよ!」
神楽「そんなことしてる場合じゃないアル」
沖田「召喚したのがトークンだけとは」
沖田「さてはお前、手札にもうモンスターがないんだな?」
神楽「・・・!」
沖田「俺のターン!」LP2000→LP1500
土方「」
沖田「! ・・・」
沖田「レッド・デーモンで攻撃だ!」
魔竜「グオォォォ!」 ドゴオォォン!
キャサ「ギャァァァァァ」 ドカァァン
新八「ああっ、キャサリンさん!まだ何もしてないのに!」
沖田「トークンは実際のカードじゃない。破壊されても墓地へは行かずその場で消滅する」
沖田「これでターンエンドだ」
神楽「わたしの、番・・・!」
新八「まずい、もう出せるモンスターが・・・!」
神楽「・・・まだアル!」
神楽「わたしは魔法カード、死者蘇生を使うネ!」
神楽「これで墓地のモンスターを復活させるアル!」
神楽「わたしは銀ちゃんを呼ぶネ!」
新八「! よかった、銀さんが来てくれれば・・・!」
神楽「出てこいアル、銀ちゃん!」
新八「・・・あれ」
神楽「出てこないアル」
118: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/08(日) 12:07:49.60 ID:+l394yQg0
神楽「なんでアルか、なんで銀ちゃん出てこないアル」
新八「知らないよ、まだ寝てるんじゃないの?」
神楽「おい天パァ!いつまで寝てるネ、さっさと起きろヨ!」
お登勢「そんなことしたって無駄さ、神楽」 フーッ・・・
神楽「! 何だヨババア、どういうことアル」
お登勢「今の奴は、アンタに力なんぞ貸しゃしないってことだよ」
神楽「!?どういうことアル」
お登勢「アンタ、ちゃんと銀時に言ったのかい?カードにするって。ちゃんと頼んだのかい?カードになってくれって」
神楽「それは・・・」
お登勢「やっぱりね、そんなこったろうと思ったよ」
お登勢「奴は寝てなんかいない、アンタに協力する気がないだけさ」
神楽「!」
お登勢「当たり前だろう?こんな危険なこと、一体誰が好き好んでやろうって言うんだい」
お登勢「他のやつらが協力してるのは、そりゃアンタが頼んだからさ」
お登勢「だが銀時はにはどうだい?アンタはなんて言ってやつをカードにしたのさ」
「なんとこのデュエルディスク、カメラがついてるネ!」
「これで銀ちゃん撮ってあげるアル」
神楽「あ・・・」
お登勢「フーッ・・・。アンタは嘘をついてやつをカードにした。これはその報いさ」
お登勢「親しき仲にも礼儀あり。アンタは、その線引きを間違えちまったんだよ」
神楽「そんな・・・」
沖田「ふん、どうやら勝負あったみてーだな」
沖田「死者蘇生の効果は不発に終わった」
沖田「旦那が出てこないんじゃお前に勝ち目はねえ。もう諦めるか?」
神楽「そんな、そんなの嫌アル!」
神楽「銀ちゃん、出てきてヨ。このままじゃわたしあいつに負けちゃうネ」
新八「神楽ちゃん・・・」
神楽「黙ってたことなら謝るから、出てきて力を貸して欲しいアル」
神楽「なんで返事してくれないアルか、そんなにわたしのこと怒ってるアルか」
神楽「・・・わかったアル、もういいネ」
新八「神楽ちゃん」
神楽「銀ちゃんがそうするんなら、もう終わりアル」
神楽「このデュエル、わたしの負けヨ・・・」
新八「知らないよ、まだ寝てるんじゃないの?」
神楽「おい天パァ!いつまで寝てるネ、さっさと起きろヨ!」
お登勢「そんなことしたって無駄さ、神楽」 フーッ・・・
神楽「! 何だヨババア、どういうことアル」
お登勢「今の奴は、アンタに力なんぞ貸しゃしないってことだよ」
神楽「!?どういうことアル」
お登勢「アンタ、ちゃんと銀時に言ったのかい?カードにするって。ちゃんと頼んだのかい?カードになってくれって」
神楽「それは・・・」
お登勢「やっぱりね、そんなこったろうと思ったよ」
お登勢「奴は寝てなんかいない、アンタに協力する気がないだけさ」
神楽「!」
お登勢「当たり前だろう?こんな危険なこと、一体誰が好き好んでやろうって言うんだい」
お登勢「他のやつらが協力してるのは、そりゃアンタが頼んだからさ」
お登勢「だが銀時はにはどうだい?アンタはなんて言ってやつをカードにしたのさ」
「なんとこのデュエルディスク、カメラがついてるネ!」
「これで銀ちゃん撮ってあげるアル」
神楽「あ・・・」
お登勢「フーッ・・・。アンタは嘘をついてやつをカードにした。これはその報いさ」
お登勢「親しき仲にも礼儀あり。アンタは、その線引きを間違えちまったんだよ」
神楽「そんな・・・」
沖田「ふん、どうやら勝負あったみてーだな」
沖田「死者蘇生の効果は不発に終わった」
沖田「旦那が出てこないんじゃお前に勝ち目はねえ。もう諦めるか?」
神楽「そんな、そんなの嫌アル!」
神楽「銀ちゃん、出てきてヨ。このままじゃわたしあいつに負けちゃうネ」
新八「神楽ちゃん・・・」
神楽「黙ってたことなら謝るから、出てきて力を貸して欲しいアル」
神楽「なんで返事してくれないアルか、そんなにわたしのこと怒ってるアルか」
神楽「・・・わかったアル、もういいネ」
新八「神楽ちゃん」
神楽「銀ちゃんがそうするんなら、もう終わりアル」
神楽「このデュエル、わたしの負けヨ・・・」
119: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/08(日) 13:16:20.29 ID:+l394yQg0
お妙「そんなことないわ、神楽ちゃん」
新八「姉上!?一体どこから!」
お妙「もちろん墓地からよ。私の小宇宙を使ってあなた達に話しかけているの」
新八「小宇宙にそんな力があるんですか!?」
神楽「どういうことアルアネゴ」
お妙「神楽ちゃん、確かにあなたのしたことは良くないことよ。人をカードにして戦わせるなんて」
お妙「元に戻れるかもわからないし、他にどんな危険な目にあうかもわからない」
お妙「それでもみんな協力したのは、なぜだと思う?」
新八「姉上・・・」
お妙「みんな神楽ちゃんの力になってあげたいと思っているからよ」
お妙「そしてそれは、銀さんも同じじゃない?」
神楽「・・・そうアルか?」
お妙「私たちでさえそう思うんですもの、きっとそう思っているはずだわ。当然でしょう?だってあなたたちは」
お妙「万事屋の仲間なんですから。誰よりも神楽ちゃんのことを思っているわよ」
お妙「でも、お登勢さんの言うことも忘れてはいけないわ」
お妙「本心を隠して人を利用しようとするなんてこと、絶対やってはいけないことよ」
お妙「そのことはちゃんと謝らないといけない」
お妙「それができたら、もう一度お願いしてみなさい」
お妙「今度はちゃんと、本当のことを言って。きっと銀さんは答えてくれるはずよ」
神楽「アネゴォ・・・!」
新八「姉上ぇぇぇぇ!」
神楽「わかったアル!もう一回お願いしてみるネ!」
神楽「・・・銀ちゃん、嘘ついてごめんアル。無理やりカードにしてごめんアル」
神楽「みんなも、危ない目に合わせちゃってごめんアル」
神楽「でもわたし、どうしてもあいつに勝ちたいネ!みんなの力で、あいつに勝ちたいネ!」
神楽「わたしは銀ちゃん達と一緒に戦いたいアル。他のカードじゃなくて、銀ちゃん達じゃないとダメアル!」
神楽「だからお願い、もっかい出てきて。わたしに力を貸して欲しいアル」
神楽「銀ちゃん・・・」
新八「銀さん・・・」
銀時「・・・ったく、ごちゃごちゃうるせえんだよ」
神楽「!」
新八「姉上!?一体どこから!」
お妙「もちろん墓地からよ。私の小宇宙を使ってあなた達に話しかけているの」
新八「小宇宙にそんな力があるんですか!?」
神楽「どういうことアルアネゴ」
お妙「神楽ちゃん、確かにあなたのしたことは良くないことよ。人をカードにして戦わせるなんて」
お妙「元に戻れるかもわからないし、他にどんな危険な目にあうかもわからない」
お妙「それでもみんな協力したのは、なぜだと思う?」
新八「姉上・・・」
お妙「みんな神楽ちゃんの力になってあげたいと思っているからよ」
お妙「そしてそれは、銀さんも同じじゃない?」
神楽「・・・そうアルか?」
お妙「私たちでさえそう思うんですもの、きっとそう思っているはずだわ。当然でしょう?だってあなたたちは」
お妙「万事屋の仲間なんですから。誰よりも神楽ちゃんのことを思っているわよ」
お妙「でも、お登勢さんの言うことも忘れてはいけないわ」
お妙「本心を隠して人を利用しようとするなんてこと、絶対やってはいけないことよ」
お妙「そのことはちゃんと謝らないといけない」
お妙「それができたら、もう一度お願いしてみなさい」
お妙「今度はちゃんと、本当のことを言って。きっと銀さんは答えてくれるはずよ」
神楽「アネゴォ・・・!」
新八「姉上ぇぇぇぇ!」
神楽「わかったアル!もう一回お願いしてみるネ!」
神楽「・・・銀ちゃん、嘘ついてごめんアル。無理やりカードにしてごめんアル」
神楽「みんなも、危ない目に合わせちゃってごめんアル」
神楽「でもわたし、どうしてもあいつに勝ちたいネ!みんなの力で、あいつに勝ちたいネ!」
神楽「わたしは銀ちゃん達と一緒に戦いたいアル。他のカードじゃなくて、銀ちゃん達じゃないとダメアル!」
神楽「だからお願い、もっかい出てきて。わたしに力を貸して欲しいアル」
神楽「銀ちゃん・・・」
新八「銀さん・・・」
銀時「・・・ったく、ごちゃごちゃうるせえんだよ」
神楽「!」
123: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/08(日) 14:18:59.33 ID:+l394yQg0
銀時「しょうがねえ、またカードにされちゃかなわねえからな」
銀時「神楽、お前の給料はこの先一生遊戯王カード一パックだ。それでいいな」
神楽「銀ちゃん!わかったアル、それでいいネ!」
新八「いいの!?酢昆布ですらないんだけど!?」
神楽「構わないアル!」
銀時「だったら、早いとこ俺をこっから出してくれや」
神楽「銀ちゃん!」
新八「銀さん!」
神楽「わかったアル!任せるネ!」
沖田「なんだ、諦めたんじゃなかったのか?」
神楽「そんなわけないダロ、勝負はこっからアル!」
神楽「魔法カード、戦士の生還!」
神楽「これで墓地の戦士族モンスター、銀ちゃんを手札に戻すネ!!」
神楽「いくアルヨ、今度こそわたしと一緒に戦うアル、銀ちゃん!」
『万事屋 銀ちゃん』 ドン☆
神楽「銀ちゃん!」
新八「銀さん!」
沖田「ようやくお出ましですかい、旦那。わりーが、今更出てきてももう遅いと思いますぜ」
銀時「・・・そんなことはねえさ。こいつは、あのバカが必死になって繋いだチャンスだ」
銀時「無駄になんてしねーよ。見てな」
銀時「ここからが俺達の本当の戦いだ!」
新八「打ち切りっぽく言ったぁぁぁぁ!あの人本当にやる気あんの!?これ最後まで続くの!?」
神楽「落ち着けヨ新八」
銀時「そうだぜぱっつぁん、何言ってんだ」
銀時「僕達はまだ、始まったばかりじゃないですか・・・」
新八「それも最終回ぃぃぃぃぃ!無期限謹慎になっちゃうから、右京さん海外で大活躍しちゃうから!」
銀時「なんだようるせーな、何?何がいけないの?途中でやめてもいいじゃない」
銀時「人はな、何かを途中で放り投げることで、大人になっていくんだよ、新しい自分になっていくんだよ」
銀時「最初はみんなな、ポケ○ン図鑑完成させてやるぅ、って意気込んでるけど」
銀時「100匹目くらいで気づくんだよ、御三家足んねえじゃんってなるんだよ」
新八「いや知らないです」
銀時「初めにノープランで進めたのがいけなかったんだな、あそこでもうちょっと考えとけばこんなことにならずに済んだはずだ」
新八「やばいよ、この人本当に逃げるつもりだよ」
お登勢「銀時、逃げるんなら溜まった家賃今すぐ耳揃えて払ってもらうよ」
銀時「」
銀時「行くぞぉぉぉぉぉ!新八、神楽ぁぁぁぁぁぁぁ!」
銀時「神楽、お前の給料はこの先一生遊戯王カード一パックだ。それでいいな」
神楽「銀ちゃん!わかったアル、それでいいネ!」
新八「いいの!?酢昆布ですらないんだけど!?」
神楽「構わないアル!」
銀時「だったら、早いとこ俺をこっから出してくれや」
神楽「銀ちゃん!」
新八「銀さん!」
神楽「わかったアル!任せるネ!」
沖田「なんだ、諦めたんじゃなかったのか?」
神楽「そんなわけないダロ、勝負はこっからアル!」
神楽「魔法カード、戦士の生還!」
神楽「これで墓地の戦士族モンスター、銀ちゃんを手札に戻すネ!!」
神楽「いくアルヨ、今度こそわたしと一緒に戦うアル、銀ちゃん!」
『万事屋 銀ちゃん』 ドン☆
神楽「銀ちゃん!」
新八「銀さん!」
沖田「ようやくお出ましですかい、旦那。わりーが、今更出てきてももう遅いと思いますぜ」
銀時「・・・そんなことはねえさ。こいつは、あのバカが必死になって繋いだチャンスだ」
銀時「無駄になんてしねーよ。見てな」
銀時「ここからが俺達の本当の戦いだ!」
新八「打ち切りっぽく言ったぁぁぁぁ!あの人本当にやる気あんの!?これ最後まで続くの!?」
神楽「落ち着けヨ新八」
銀時「そうだぜぱっつぁん、何言ってんだ」
銀時「僕達はまだ、始まったばかりじゃないですか・・・」
新八「それも最終回ぃぃぃぃぃ!無期限謹慎になっちゃうから、右京さん海外で大活躍しちゃうから!」
銀時「なんだようるせーな、何?何がいけないの?途中でやめてもいいじゃない」
銀時「人はな、何かを途中で放り投げることで、大人になっていくんだよ、新しい自分になっていくんだよ」
銀時「最初はみんなな、ポケ○ン図鑑完成させてやるぅ、って意気込んでるけど」
銀時「100匹目くらいで気づくんだよ、御三家足んねえじゃんってなるんだよ」
新八「いや知らないです」
銀時「初めにノープランで進めたのがいけなかったんだな、あそこでもうちょっと考えとけばこんなことにならずに済んだはずだ」
新八「やばいよ、この人本当に逃げるつもりだよ」
お登勢「銀時、逃げるんなら溜まった家賃今すぐ耳揃えて払ってもらうよ」
銀時「」
銀時「行くぞぉぉぉぉぉ!新八、神楽ぁぁぁぁぁぁぁ!」
126: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/08(日) 15:32:02.97 ID:+l394yQg0
神楽「銀ちゃんの効果!デッキから新八を手札に呼ぶネ!」
銀時「出番だ、ぱっつぁん!」
新八「任せてください!」
神楽「そして新八を使うアル!」
『万事屋 ぱっつぁん(メガネ)』 装備魔法カード
神楽「銀ちゃんに装備!」
銀八「はーい、次はキングコングのお二人、よろしくぅ」 ドン☆
新八「いや、ドン☆じゃねーからぁぁぁ!なんでキャラ変わってんですか!?なんで白衣着てんの!?つーか今キ○コンヒルズ関係ないから!」
銀時「いやだって、この姿になったらあれ言わずにはいられないだろ」
新八「そこまで思い入れあったんですか!?そんなにあの番組好きだったんですか!?」
銀時「神楽ぁぁ!新八の効果だ!」
神楽「わかったアル銀ちゃん、わたしは新八の効果を使うネ!」
新八「やった、ついに僕の活躍の番だ!」
銀時「新八の効果!自分の墓地の真ん中にあるカードの効果を発動させる!」
沖田「!?なんですかい、その効果」
銀時「これは、工口本をレジに持って行く時なるべく目立たないよう、真ん中に挟み込むことを極めた」
銀時「新八の力だぁぁぁぁ!」
新八「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!!」
新八「ナにその能力!?そんなんじゃないから、僕そんなこと極めてないから!」
神楽「でも新八、BLEACHでTo LOVEるをサンドイッチしてたネ、持ってく時なんかソワソワしてたネ」
新八「To LOVEるは工口本じゃねーっつってんだろ!健全図書だから、男たちのバイブルだから!」
神楽「ハ"イブ○だって、やっぱり工口いこと考えてるアル」
新八「どこに○してんのぉぉぉぉ!?」
銀時「言ってやるな神楽、男はみんなJCにお世話になるんだよ、これが日本の伝統なんだよ」
新八「おいぃぃぃぃ!?何とんでもねーこと言ってんの!?」
銀時「え?ジャンプコミックスのことだけど。もしかして、え?何かいやらしいこと考えた?」
新八「あんたらホントブチ殺しますよ!?」
沖田「だが旦那、自分の墓地の真ん中のカードなんて、そんなうまいこと使えると本気で思ってんですかい?」
銀時「そいつぁどうかな」
沖田「!」
銀時「てめーにはわからねえさ。俺たちの墓地、今まで積み重ねてきた繋がりが」
銀時「この勝負を決める力になるってことがな」
沖田「何・・・?」
銀時「教えてやるさ、今、俺たちの墓地の真ん中のカードは・・・」
銀時「定春だ!」
銀時「出番だ、ぱっつぁん!」
新八「任せてください!」
神楽「そして新八を使うアル!」
『万事屋 ぱっつぁん(メガネ)』 装備魔法カード
神楽「銀ちゃんに装備!」
銀八「はーい、次はキングコングのお二人、よろしくぅ」 ドン☆
新八「いや、ドン☆じゃねーからぁぁぁ!なんでキャラ変わってんですか!?なんで白衣着てんの!?つーか今キ○コンヒルズ関係ないから!」
銀時「いやだって、この姿になったらあれ言わずにはいられないだろ」
新八「そこまで思い入れあったんですか!?そんなにあの番組好きだったんですか!?」
銀時「神楽ぁぁ!新八の効果だ!」
神楽「わかったアル銀ちゃん、わたしは新八の効果を使うネ!」
新八「やった、ついに僕の活躍の番だ!」
銀時「新八の効果!自分の墓地の真ん中にあるカードの効果を発動させる!」
沖田「!?なんですかい、その効果」
銀時「これは、工口本をレジに持って行く時なるべく目立たないよう、真ん中に挟み込むことを極めた」
銀時「新八の力だぁぁぁぁ!」
新八「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!!」
新八「ナにその能力!?そんなんじゃないから、僕そんなこと極めてないから!」
神楽「でも新八、BLEACHでTo LOVEるをサンドイッチしてたネ、持ってく時なんかソワソワしてたネ」
新八「To LOVEるは工口本じゃねーっつってんだろ!健全図書だから、男たちのバイブルだから!」
神楽「ハ"イブ○だって、やっぱり工口いこと考えてるアル」
新八「どこに○してんのぉぉぉぉ!?」
銀時「言ってやるな神楽、男はみんなJCにお世話になるんだよ、これが日本の伝統なんだよ」
新八「おいぃぃぃぃ!?何とんでもねーこと言ってんの!?」
銀時「え?ジャンプコミックスのことだけど。もしかして、え?何かいやらしいこと考えた?」
新八「あんたらホントブチ殺しますよ!?」
沖田「だが旦那、自分の墓地の真ん中のカードなんて、そんなうまいこと使えると本気で思ってんですかい?」
銀時「そいつぁどうかな」
沖田「!」
銀時「てめーにはわからねえさ。俺たちの墓地、今まで積み重ねてきた繋がりが」
銀時「この勝負を決める力になるってことがな」
沖田「何・・・?」
銀時「教えてやるさ、今、俺たちの墓地の真ん中のカードは・・・」
銀時「定春だ!」
135: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/08(日) 20:49:03.48 ID:+l394yQg0
銀時「墓地のカードは下から順に、1強欲で謙虚な壺、2アイツ、3暗黒界の取引で捨てた神の宣告、4暗黒界の取引、5サイクロン、6奈落の落とし穴」
銀時「7ヅラ、8メスブ夕、9ワイト、『定春』、9九兵衛、8ゴリラ、7お妙、6一号機、5弐号機、4リビングデッド、3三号機、2死者蘇生、1戦士の生還!」
沖田「!」
銀時「これで定春の効果が発動だ!」
神楽「定春の効果!モンスターの装備カードになってパワーアップさせるネ!おいでヨ定春ぅ!」
定春「わうーん!」 ダダダダッ
定時「おらぁ!」 ドン☆
沖田「嘘だろ・・・、まさか狙ってやったとでも・・・」
沖田「偶然?いや、偶然じゃねえ・・・。これが」
銀時「これが俺たち、万事屋の力だ」
銀時「行くぞ定春ぅぅぅぅぅ!」
定春「ぅわん!」
銀時「久しぶりの騎馬戦だぁぁぁぁぁぁ!」
神楽「銀ちゃんの攻撃!」
銀時「琰魔様は、あの世でおねんねしてやがれぇぇぇ!」 ボカァァン!
魔竜「グオォォォ!」 ドッカァァァン
沖田「・・・!」LP1500→LP800
新八「やった!レッド・デーモンを倒した!」
銀時「まだだ!」
神楽「銀ちゃんの効果!銀ちゃんは一ターンに二回攻撃できるアル!」
銀時「次はてめーだ!」 ボカァァァン!
東城「ぶへぇぇぇぇぇ!」 ドッカァァァン
新八「やっ・・・」
新八「やったぁぁぁぁ!いける、これなら勝てますよ銀さん!」
沖田「・・・」
沖田「ふっ、さすがは旦那だ。まさかあの状況からここまで巻き返すとは」
沖田「だが、浮かれんのまだ早いですぜ。こっちにはまだ土方さんが残ってんですから」
銀時「何寝ぼけたこと抜かしてやがる、そんな死に損ないに何ができるってんだ」
沖田「おや・・・、旦那は聞いてませんでしたか。言ったはずですぜ」
沖田「俺が何の意味もなく土方を助けるわけないって」
銀時「! ・・・おめー、何企んでやがる」
沖田「今見せてやりますよ、このデュエルを通した」
沖田「俺の真の目的を!」 キュピィィィィィン
新八「!?」
新八「何だ!?沖田さんの額に・・・怪しい紋章が!」
沖田「旦那たちの切り札が万事屋の力だってんなら、俺の切り札はこれでさぁ」
沖田「見な。これが、バリアンの力だ!」
銀時「7ヅラ、8メスブ夕、9ワイト、『定春』、9九兵衛、8ゴリラ、7お妙、6一号機、5弐号機、4リビングデッド、3三号機、2死者蘇生、1戦士の生還!」
沖田「!」
銀時「これで定春の効果が発動だ!」
神楽「定春の効果!モンスターの装備カードになってパワーアップさせるネ!おいでヨ定春ぅ!」
定春「わうーん!」 ダダダダッ
定時「おらぁ!」 ドン☆
沖田「嘘だろ・・・、まさか狙ってやったとでも・・・」
沖田「偶然?いや、偶然じゃねえ・・・。これが」
銀時「これが俺たち、万事屋の力だ」
銀時「行くぞ定春ぅぅぅぅぅ!」
定春「ぅわん!」
銀時「久しぶりの騎馬戦だぁぁぁぁぁぁ!」
神楽「銀ちゃんの攻撃!」
銀時「琰魔様は、あの世でおねんねしてやがれぇぇぇ!」 ボカァァン!
魔竜「グオォォォ!」 ドッカァァァン
沖田「・・・!」LP1500→LP800
新八「やった!レッド・デーモンを倒した!」
銀時「まだだ!」
神楽「銀ちゃんの効果!銀ちゃんは一ターンに二回攻撃できるアル!」
銀時「次はてめーだ!」 ボカァァァン!
東城「ぶへぇぇぇぇぇ!」 ドッカァァァン
新八「やっ・・・」
新八「やったぁぁぁぁ!いける、これなら勝てますよ銀さん!」
沖田「・・・」
沖田「ふっ、さすがは旦那だ。まさかあの状況からここまで巻き返すとは」
沖田「だが、浮かれんのまだ早いですぜ。こっちにはまだ土方さんが残ってんですから」
銀時「何寝ぼけたこと抜かしてやがる、そんな死に損ないに何ができるってんだ」
沖田「おや・・・、旦那は聞いてませんでしたか。言ったはずですぜ」
沖田「俺が何の意味もなく土方を助けるわけないって」
銀時「! ・・・おめー、何企んでやがる」
沖田「今見せてやりますよ、このデュエルを通した」
沖田「俺の真の目的を!」 キュピィィィィィン
新八「!?」
新八「何だ!?沖田さんの額に・・・怪しい紋章が!」
沖田「旦那たちの切り札が万事屋の力だってんなら、俺の切り札はこれでさぁ」
沖田「見な。これが、バリアンの力だ!」
141: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/09(月) 18:41:40.39 ID:7KOAujWM0
沖田「俺のターン!」LP800→LP300
沖田「ランクアップマジック-バリアンズ・フォースを発動!」
新八「ランクアップマジック!?」
銀時「・・・!」
沖田「モンスターエクシーズ一体を、ランクの一つ高い『カオスエクシーズ』へとランクアップさせ、EXデッキから特殊召喚する!」
沖田「俺ぁ土方を選択し、オーバーレイ!」 ドゥン☆
沖田「一体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築、カオスエクシーズチェンジ!」 ドバァァァァン!
沖田「現れろ、カオスエクシーズ!闇に眠ったカオスの心、再びその力で覇道を進め!」
沖田「伝説のオタク トッシー!」
銀時「!」
新八「!」
神楽「!」
『CX-伝説のオタク トッシー』 ドン☆
トッシー「やあ・・・。久しぶりだね、坂田氏、新八氏」
新八「・・・!」
新八「そ、そんな・・・!」
新八「トッ、トッシーィィィィィ!?なんでトッシーが!?」
銀時「バカな・・・、野郎は消えたはずじゃ・・・」
トッシー「ひどいよ坂田氏~。君たちとデュエルするために、わざわざ会いに来てあげたでござるよ」
新八「何言ってるんだ、お前はあの時確かに・・・!」
トッシー「消えた。君はそう言いたいんだね、新八氏」
新八「だってそうだろ!?」
トッシー「確かに僕は一度消えた。土方十四郎の中に生まれたもう一つの人格として、彼の中で最後を迎えた」
トッシー「だが僕は死んだわけじゃなかった。十四郎の中で消えた僕の魂はこの世界からは消えても新たなる世界で再び目を覚ましたんだ」
トッシー「そう・・・、バリアン世界で!」
新八「バリアン世界!?」
銀時「何だ、そりゃあ・・・」
沖田「バリアン世界。そこは死んだデュエリスト達の魂が集う場所で、特に非業の死を遂げた者が呼び集められるんでさぁ」
銀時「死んだデュエリストが・・・?だがてめーは単なるオタク、それがどうして」
沖田「旦那、忘れちまったんですかい?」
沖田「こいつの最期の戦いはカードバトルだった」
新八「!」
銀時「!」
トッシー「妖刀のせいでこの世に生み出され、作者の都合で消滅させられた」
トッシー「バリアン世界は、僕をバリアンになれる者として見逃さなかったんでござるよ」
沖田「ランクアップマジック-バリアンズ・フォースを発動!」
新八「ランクアップマジック!?」
銀時「・・・!」
沖田「モンスターエクシーズ一体を、ランクの一つ高い『カオスエクシーズ』へとランクアップさせ、EXデッキから特殊召喚する!」
沖田「俺ぁ土方を選択し、オーバーレイ!」 ドゥン☆
沖田「一体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築、カオスエクシーズチェンジ!」 ドバァァァァン!
沖田「現れろ、カオスエクシーズ!闇に眠ったカオスの心、再びその力で覇道を進め!」
沖田「伝説のオタク トッシー!」
銀時「!」
新八「!」
神楽「!」
『CX-伝説のオタク トッシー』 ドン☆
トッシー「やあ・・・。久しぶりだね、坂田氏、新八氏」
新八「・・・!」
新八「そ、そんな・・・!」
新八「トッ、トッシーィィィィィ!?なんでトッシーが!?」
銀時「バカな・・・、野郎は消えたはずじゃ・・・」
トッシー「ひどいよ坂田氏~。君たちとデュエルするために、わざわざ会いに来てあげたでござるよ」
新八「何言ってるんだ、お前はあの時確かに・・・!」
トッシー「消えた。君はそう言いたいんだね、新八氏」
新八「だってそうだろ!?」
トッシー「確かに僕は一度消えた。土方十四郎の中に生まれたもう一つの人格として、彼の中で最後を迎えた」
トッシー「だが僕は死んだわけじゃなかった。十四郎の中で消えた僕の魂はこの世界からは消えても新たなる世界で再び目を覚ましたんだ」
トッシー「そう・・・、バリアン世界で!」
新八「バリアン世界!?」
銀時「何だ、そりゃあ・・・」
沖田「バリアン世界。そこは死んだデュエリスト達の魂が集う場所で、特に非業の死を遂げた者が呼び集められるんでさぁ」
銀時「死んだデュエリストが・・・?だがてめーは単なるオタク、それがどうして」
沖田「旦那、忘れちまったんですかい?」
沖田「こいつの最期の戦いはカードバトルだった」
新八「!」
銀時「!」
トッシー「妖刀のせいでこの世に生み出され、作者の都合で消滅させられた」
トッシー「バリアン世界は、僕をバリアンになれる者として見逃さなかったんでござるよ」
144: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/09(月) 20:08:05.78 ID:7KOAujWM0
トッシー「僕はバリアン世界に転生した。でもあそこは、僕のいるべき世界じゃなかった」
トッシー「何もない魂とクリスタルだけの世界。オタクとしての僕の魂は渇き続けた」
トッシー「そんな時、一人のバリアンが僕に近づいてきた」
??「聞いたぜ、退屈してるんだってなぁ。良かれと思って、お前にいい話を持ってきてやったぜ!」
トッシー「その男は僕に、この世界に戻る方法を教えてくれた」
トッシー「それが、十四郎をカードにしてその上に僕をバリアン世界からエクシーズ召喚し、その後カード化を解くという方法だった」
新八「!?」
銀時「何だと・・・!」
トッシー「僕は普通のバリアンと違い肉体がない。この世界に戻るには十四郎の中に入るしかなかった」
トッシー「迷いもしたけど、バリアン世界に居場所のなかった僕はあの男の言うことを聞くことにしたんだ」
トッシー「僕はまずあの男の力を借り、この世界での協力者として沖田氏に接触し事情を説明した」
トッシー「沖田氏は快く協力を申し出てくれたでござるよ」
トッシー「本当は人々を洗脳してやれば簡単なことだったんだけど」
トッシー「洗脳に使うバリアンズ・フォースのカードを僕は一枚しか持っていなく、それは沖田氏とのリンクに使ってしまっていた」
トッシー「だから、他の人は言葉巧みに誘導するしかなかった」
沖田「俺の目的は、いつだって土方を抹殺することだ。こいつが復活するってんなら、それほど楽な話はねえ」
沖田「だからこいつに知恵をかしてやることにしたんでさぁ」
沖田「俺はこいつがバリアンから借り受けた、人や物を吸収する能力ってのをある人物に届けた」
沖田「そう、江戸一番のカラクリ技師、平賀源外だ」
神楽「!」
沖田「そしてチャイナ。デュエルディスクのないお前を人前で煽った。そうすりゃ、お前は必ずデュエルディスクを手に入れようとする」
沖田「だがケチな旦那のことだ。あんなもんを簡単に買い与えるわけもねえ」
銀時「」
沖田「お前の取れる選択肢は一つ。お前達とつながりの深い平賀源外を頼るしかない」
沖田「それにお前の行動は読めてる。必ず旦那達と喧嘩別れしてあのじーさんの所へ行くはずだ」
沖田「そして、旦那たちへの仕返しをしようとする」
沖田「一方のじーさんは、初めて手に入れた技術を使いたくてウズウズしてるところに、おあつらえ向きの客が舞い込んでくる」
沖田「チャイナ、お前はおかしいと思わなかったか?」
神楽「何をネ」
沖田「カード化機能なんてもんが付いたデュエルディスクが、頼まれた翌日にもう完成してるなんてよ」
神楽「!!」
沖田「そして俺はお前たちの行動を見張り土方がカードにされるのを待ち、その瞬間を狙ってカードを奪った」
新八「! そうか、だからあの時タイミング良く現れたのか!」
沖田「そう。後はこうしてデュエルをして、こいつを召喚する」
沖田「これが俺の目的だったのさ」
トッシー「何もない魂とクリスタルだけの世界。オタクとしての僕の魂は渇き続けた」
トッシー「そんな時、一人のバリアンが僕に近づいてきた」
??「聞いたぜ、退屈してるんだってなぁ。良かれと思って、お前にいい話を持ってきてやったぜ!」
トッシー「その男は僕に、この世界に戻る方法を教えてくれた」
トッシー「それが、十四郎をカードにしてその上に僕をバリアン世界からエクシーズ召喚し、その後カード化を解くという方法だった」
新八「!?」
銀時「何だと・・・!」
トッシー「僕は普通のバリアンと違い肉体がない。この世界に戻るには十四郎の中に入るしかなかった」
トッシー「迷いもしたけど、バリアン世界に居場所のなかった僕はあの男の言うことを聞くことにしたんだ」
トッシー「僕はまずあの男の力を借り、この世界での協力者として沖田氏に接触し事情を説明した」
トッシー「沖田氏は快く協力を申し出てくれたでござるよ」
トッシー「本当は人々を洗脳してやれば簡単なことだったんだけど」
トッシー「洗脳に使うバリアンズ・フォースのカードを僕は一枚しか持っていなく、それは沖田氏とのリンクに使ってしまっていた」
トッシー「だから、他の人は言葉巧みに誘導するしかなかった」
沖田「俺の目的は、いつだって土方を抹殺することだ。こいつが復活するってんなら、それほど楽な話はねえ」
沖田「だからこいつに知恵をかしてやることにしたんでさぁ」
沖田「俺はこいつがバリアンから借り受けた、人や物を吸収する能力ってのをある人物に届けた」
沖田「そう、江戸一番のカラクリ技師、平賀源外だ」
神楽「!」
沖田「そしてチャイナ。デュエルディスクのないお前を人前で煽った。そうすりゃ、お前は必ずデュエルディスクを手に入れようとする」
沖田「だがケチな旦那のことだ。あんなもんを簡単に買い与えるわけもねえ」
銀時「」
沖田「お前の取れる選択肢は一つ。お前達とつながりの深い平賀源外を頼るしかない」
沖田「それにお前の行動は読めてる。必ず旦那達と喧嘩別れしてあのじーさんの所へ行くはずだ」
沖田「そして、旦那たちへの仕返しをしようとする」
沖田「一方のじーさんは、初めて手に入れた技術を使いたくてウズウズしてるところに、おあつらえ向きの客が舞い込んでくる」
沖田「チャイナ、お前はおかしいと思わなかったか?」
神楽「何をネ」
沖田「カード化機能なんてもんが付いたデュエルディスクが、頼まれた翌日にもう完成してるなんてよ」
神楽「!!」
沖田「そして俺はお前たちの行動を見張り土方がカードにされるのを待ち、その瞬間を狙ってカードを奪った」
新八「! そうか、だからあの時タイミング良く現れたのか!」
沖田「そう。後はこうしてデュエルをして、こいつを召喚する」
沖田「これが俺の目的だったのさ」
145: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/09(月) 22:00:19.86 ID:7KOAujWM0
トッシー「僕はこのバリアンの力で、もう一度オタクの覇王を目指す」
トッシー「そして、この世界に存在するオタクという名のカオスを全て掌中に収め、アストラル世界を滅ぼす!」
銀時「!?」
新八「ア・・・アストラル世界!?」
トッシー「アストラル世界は、バリアン世界と対をなす精神世界のことさ」
トッシー「僕は約束した。あの男の力を借りる代わりに、あの男の計画に協力すると」
トッシー「でも安心してくれ。アストラル世界が滅びても君たちにさほどの影響はないから」
トッシー「むしろ、残念なのは君の方さ、新八氏」
新八「!? 僕がなんだって言うんですか!?」
トッシー「どうやら君は今、アストラル体になっているようだけど」
トッシー「バリアンとアストラルが戦えば、敗者は無事ではすまない」
新八「!?」
トッシー「君がこのデュエルに負ければ、君は完全に消滅することになるだろう」
新八「なっ・・・!?」
銀時「何だと!?」
トッシー「ごめんよ、新八氏。でもこれも僕の復活のためだ。僕はせっかく手に入れたこの命を手放すわけにはいかないんだ」
銀時「てめえ、そのために新八を犠牲にしようってのか!」
トッシー「そんなつもりはなかったさ。でも、こうなってしまっては仕方ないんだ。だから」
トッシー「ライバルとして、君を倒し僕は生きる」
トッシー「いくよ、僕は僕自身の効果を発動!」
神楽「!」
トッシー「ライフが1000以下の時、エクシーズ素材を一つ取り除くことで」
トッシー「互いのライフの差の数値分、僕の攻撃力をアップする!」
トッシー「僕の今の攻撃力は2000。神楽氏のライフは5700、僕のライフはわずか300!」
トッシー「これで僕の攻撃力2000に差の数値5400が加わり・・・」
新八「攻撃力7400!?」
神楽「・・・!でも、銀ちゃんの攻撃力は3700。ダメージを食らってもやられはしないネ!」
トッシー「それはどうかなでござるよ」
神楽「!」
トッシー「僕は僕自身の更なる効果を発動!」
トッシー「一ターンに一度、互いの墓地にある装備魔法を一枚選んで、互いのフィールドのモンスターに装備できる!」
トッシー「僕は僕の墓地にある、魔界の足枷を坂田氏に装備する!」
銀時「何!?」
新八「銀さん!」
トッシー「これで、坂田氏の攻撃力はたったの100!この一撃でのダメージは7300になり、神楽氏のライフを上回る!」
神楽「や、やばい・・・!」
トッシー「バトルだ!」
トッシー「そして、この世界に存在するオタクという名のカオスを全て掌中に収め、アストラル世界を滅ぼす!」
銀時「!?」
新八「ア・・・アストラル世界!?」
トッシー「アストラル世界は、バリアン世界と対をなす精神世界のことさ」
トッシー「僕は約束した。あの男の力を借りる代わりに、あの男の計画に協力すると」
トッシー「でも安心してくれ。アストラル世界が滅びても君たちにさほどの影響はないから」
トッシー「むしろ、残念なのは君の方さ、新八氏」
新八「!? 僕がなんだって言うんですか!?」
トッシー「どうやら君は今、アストラル体になっているようだけど」
トッシー「バリアンとアストラルが戦えば、敗者は無事ではすまない」
新八「!?」
トッシー「君がこのデュエルに負ければ、君は完全に消滅することになるだろう」
新八「なっ・・・!?」
銀時「何だと!?」
トッシー「ごめんよ、新八氏。でもこれも僕の復活のためだ。僕はせっかく手に入れたこの命を手放すわけにはいかないんだ」
銀時「てめえ、そのために新八を犠牲にしようってのか!」
トッシー「そんなつもりはなかったさ。でも、こうなってしまっては仕方ないんだ。だから」
トッシー「ライバルとして、君を倒し僕は生きる」
トッシー「いくよ、僕は僕自身の効果を発動!」
神楽「!」
トッシー「ライフが1000以下の時、エクシーズ素材を一つ取り除くことで」
トッシー「互いのライフの差の数値分、僕の攻撃力をアップする!」
トッシー「僕の今の攻撃力は2000。神楽氏のライフは5700、僕のライフはわずか300!」
トッシー「これで僕の攻撃力2000に差の数値5400が加わり・・・」
新八「攻撃力7400!?」
神楽「・・・!でも、銀ちゃんの攻撃力は3700。ダメージを食らってもやられはしないネ!」
トッシー「それはどうかなでござるよ」
神楽「!」
トッシー「僕は僕自身の更なる効果を発動!」
トッシー「一ターンに一度、互いの墓地にある装備魔法を一枚選んで、互いのフィールドのモンスターに装備できる!」
トッシー「僕は僕の墓地にある、魔界の足枷を坂田氏に装備する!」
銀時「何!?」
新八「銀さん!」
トッシー「これで、坂田氏の攻撃力はたったの100!この一撃でのダメージは7300になり、神楽氏のライフを上回る!」
神楽「や、やばい・・・!」
トッシー「バトルだ!」
155: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/10(火) 15:25:48.43 ID:5+npx8qY0
トッシー「これで僕の勝ちだ!坂田氏に攻撃!」
神楽「銀ちゃん!」
新八「銀さんんんんんんん!!」
銀時「くっ・・・!!」
お登勢「ちょいと待ちな」
トッシー「!?」
神楽「!!」
銀時「ババア・・・!?」
お登勢「カードになったって、ここはアタシの店だ。好き勝手させやしないよ」 フーッ・・・
トッシー「なに・・・?」
新八「お登勢さん!?」
お登勢「ったく、なんてツラしてんだい銀時。あんたまさか、このまま諦めようってんじゃないだろうね」
銀時「うっ・・・」
お登勢「全くしょうがないやつだよ。諦めてそれでどうするのさ。新八はどうなっちまうんだい?」
銀時「だが・・・!」
神楽「今の銀ちゃんじゃどうしようもないネ・・・」
お登勢「はーぁ、世話の焼ける連中だよ。年寄り一人休ませられないなんてさ」
新八「お登勢さん・・・!?」
お登勢「アンタの攻撃はアタシが受けるよ。こいつにゃあ、まだ消えてもらっちゃ困るんでね」
トッシー「・・・!フィールド魔法の効果か!」
神楽「!! スナック お登勢の効果。銀ちゃんの代わりにバーさんが攻撃対象になる・・・」
新八「・・・!」
お登勢「銀時」
銀時「・・・」
お登勢「後はアンタがなんとかしな。・・・新八を死なせるんじゃないよ」
銀時「!」
銀時「・・・ああ。言われねーでも、はなからそのつもりだ」
お登勢「ふっ・・・、生意気言ってんじゃないさ」
トッシー「なら僕の攻撃だ、消えてくれバーさん!」 ドゴオォォン
お登勢「」 ドッカァァァン
銀時「ババアァァァァ!」
神楽「銀ちゃん!」
新八「銀さんんんんんんん!!」
銀時「くっ・・・!!」
お登勢「ちょいと待ちな」
トッシー「!?」
神楽「!!」
銀時「ババア・・・!?」
お登勢「カードになったって、ここはアタシの店だ。好き勝手させやしないよ」 フーッ・・・
トッシー「なに・・・?」
新八「お登勢さん!?」
お登勢「ったく、なんてツラしてんだい銀時。あんたまさか、このまま諦めようってんじゃないだろうね」
銀時「うっ・・・」
お登勢「全くしょうがないやつだよ。諦めてそれでどうするのさ。新八はどうなっちまうんだい?」
銀時「だが・・・!」
神楽「今の銀ちゃんじゃどうしようもないネ・・・」
お登勢「はーぁ、世話の焼ける連中だよ。年寄り一人休ませられないなんてさ」
新八「お登勢さん・・・!?」
お登勢「アンタの攻撃はアタシが受けるよ。こいつにゃあ、まだ消えてもらっちゃ困るんでね」
トッシー「・・・!フィールド魔法の効果か!」
神楽「!! スナック お登勢の効果。銀ちゃんの代わりにバーさんが攻撃対象になる・・・」
新八「・・・!」
お登勢「銀時」
銀時「・・・」
お登勢「後はアンタがなんとかしな。・・・新八を死なせるんじゃないよ」
銀時「!」
銀時「・・・ああ。言われねーでも、はなからそのつもりだ」
お登勢「ふっ・・・、生意気言ってんじゃないさ」
トッシー「なら僕の攻撃だ、消えてくれバーさん!」 ドゴオォォン
お登勢「」 ドッカァァァン
銀時「ババアァァァァ!」
157: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/10(火) 16:29:47.50 ID:5+npx8qY0
銀時「・・・」
神楽「バーさんとキャサリンが消えたことで、フィールド魔法は破壊されるアル・・・」
新八「お登勢さん・・・」
トッシー「命拾いしたね、新八氏。でもまだだよ」
新八「何!」
沖田「俺ぁ、永続魔法カイザーコロシアムを発動!」
トッシー「永続魔法は発動後フィールドに残り続けるカード」
トッシー「この効果で、君達の出せるモンスターの数は、僕のフィールドのモンスターの数を超えることができなくなる!」
新八「!?」
トッシー「僕と神楽氏の場には既にそれぞれ一体づつモンスターが存在している」
トッシー「つまり、次のターン神楽氏はモンスターを出せない!」
神楽「何ダと!?」
新八「それじゃあ・・・!!」
トッシー「そう。攻守100の坂田氏一人を残して、君たちは仲間を呼ぶこともできないのさ!」
トッシー「君達の強みは仲間との連携。だからそれは封じさせてもらうよ」
沖田「これが、俺のバカイザーデッキの真の力だ」
トッシー「君たちはモンスターを出せないままターンエンドするしかない。そうすれば」
トッシー「次の僕のターンで何か一体モンスターを出すだけで終わりだ。これで」
沖ト「このデュエル、俺/僕たちの勝ちだ!」
新八「くっ・・・!」
神楽「ど、どうしよう銀ちゃん・・・」
トッシー「もう諦めたらどうだい、坂田氏?」
銀時「・・・」
神楽「銀ちゃん・・・?」
銀時「・・・気に食わねえ・・・」
新八「!」
神楽「!」
トッシー「!?」
沖田「・・・」
トッシー「な、何を言ってるんだい坂田氏」
銀時「てめえの存在が気に食わねえっつってんだよ、腐れゾンビ野郎・・・!」
神楽「バーさんとキャサリンが消えたことで、フィールド魔法は破壊されるアル・・・」
新八「お登勢さん・・・」
トッシー「命拾いしたね、新八氏。でもまだだよ」
新八「何!」
沖田「俺ぁ、永続魔法カイザーコロシアムを発動!」
トッシー「永続魔法は発動後フィールドに残り続けるカード」
トッシー「この効果で、君達の出せるモンスターの数は、僕のフィールドのモンスターの数を超えることができなくなる!」
新八「!?」
トッシー「僕と神楽氏の場には既にそれぞれ一体づつモンスターが存在している」
トッシー「つまり、次のターン神楽氏はモンスターを出せない!」
神楽「何ダと!?」
新八「それじゃあ・・・!!」
トッシー「そう。攻守100の坂田氏一人を残して、君たちは仲間を呼ぶこともできないのさ!」
トッシー「君達の強みは仲間との連携。だからそれは封じさせてもらうよ」
沖田「これが、俺のバカイザーデッキの真の力だ」
トッシー「君たちはモンスターを出せないままターンエンドするしかない。そうすれば」
トッシー「次の僕のターンで何か一体モンスターを出すだけで終わりだ。これで」
沖ト「このデュエル、俺/僕たちの勝ちだ!」
新八「くっ・・・!」
神楽「ど、どうしよう銀ちゃん・・・」
トッシー「もう諦めたらどうだい、坂田氏?」
銀時「・・・」
神楽「銀ちゃん・・・?」
銀時「・・・気に食わねえ・・・」
新八「!」
神楽「!」
トッシー「!?」
沖田「・・・」
トッシー「な、何を言ってるんだい坂田氏」
銀時「てめえの存在が気に食わねえっつってんだよ、腐れゾンビ野郎・・・!」
158: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/10(火) 17:39:47.65 ID:5+npx8qY0
新八「銀さん・・・?」
銀時「てめえは、トッシーなんかじゃねえ」
新八「!!」
神楽「!?」
沖田「・・・」
銀時「やつは・・・」
銀時「やつの魂は、バリアンなんぞにゃあなってねえ」
銀時「やつの死は、非業の死なんかじゃねえ」
銀時「やつは己の魂の全てを懸けて、真っ白に燃え尽きるまで戦い死んだ」
銀時「やつがどれだけ情けねえダメオタクだろうと、やつは江戸に生きた一人の侍だ」
銀時「てめえなんかに、やつの魂を穢させやしねえ・・・!」
トッシー「な、何を言い出すかと思えば・・・」
トッシー「僕は間違いなくトッシーでござるよ~、坂田氏」
トッシー「十四郎の心に生まれたもう一つの人格で、君たちと・・・」
新八「違う、お前はトッシーじゃないよ」
トッシー「!? 新八氏まで!」
新八「トッシーは純粋なオタクだった。卑屈な性格でも、卑怯者じゃなかった。直接戦った僕には分かる」
新八「たとえお前がトッシーの転生した姿だとしても、お前はトッシーじゃない!」
新八「これ以上あいつの姿で勝手な真似はさせない!」
トッシー「くっ・・・!」
銀時「新八、神楽」
新八「はい」
神楽「オウ」
銀時「このデュエル、勝つぞ」
新八「はい!」
神楽「オウネ!」
銀時「行くぞぉぉぉ!」
三人「俺/僕/わたし達の、タァァァァァン!!!」
トッシー「何をしよとしても無駄さ、君たちに勝ち目はない!」
銀時「あるさ!」
トッシー「何!?」
銀時「ZUYALだ!」
トッシー「!??」
新八「!??」
銀時「この力で、てめーを倒す!行くぞおめーらァァァ!」
神楽「オウヨ!!」
新八「ちょっと待って!?」
銀時「てめえは、トッシーなんかじゃねえ」
新八「!!」
神楽「!?」
沖田「・・・」
銀時「やつは・・・」
銀時「やつの魂は、バリアンなんぞにゃあなってねえ」
銀時「やつの死は、非業の死なんかじゃねえ」
銀時「やつは己の魂の全てを懸けて、真っ白に燃え尽きるまで戦い死んだ」
銀時「やつがどれだけ情けねえダメオタクだろうと、やつは江戸に生きた一人の侍だ」
銀時「てめえなんかに、やつの魂を穢させやしねえ・・・!」
トッシー「な、何を言い出すかと思えば・・・」
トッシー「僕は間違いなくトッシーでござるよ~、坂田氏」
トッシー「十四郎の心に生まれたもう一つの人格で、君たちと・・・」
新八「違う、お前はトッシーじゃないよ」
トッシー「!? 新八氏まで!」
新八「トッシーは純粋なオタクだった。卑屈な性格でも、卑怯者じゃなかった。直接戦った僕には分かる」
新八「たとえお前がトッシーの転生した姿だとしても、お前はトッシーじゃない!」
新八「これ以上あいつの姿で勝手な真似はさせない!」
トッシー「くっ・・・!」
銀時「新八、神楽」
新八「はい」
神楽「オウ」
銀時「このデュエル、勝つぞ」
新八「はい!」
神楽「オウネ!」
銀時「行くぞぉぉぉ!」
三人「俺/僕/わたし達の、タァァァァァン!!!」
トッシー「何をしよとしても無駄さ、君たちに勝ち目はない!」
銀時「あるさ!」
トッシー「何!?」
銀時「ZUYALだ!」
トッシー「!??」
新八「!??」
銀時「この力で、てめーを倒す!行くぞおめーらァァァ!」
神楽「オウヨ!!」
新八「ちょっと待って!?」
161: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/10(火) 18:45:58.36 ID:5+npx8qY0
新八「ZUYALって何!?聞いたことないんだけド!?」
銀時「俺だってねーよ」
新八「ないんかい!?」
銀時「ねーけど、ここまで来たらやるしかねーだろ?つべこべ言ってねーで、さんはい」
銀時「俺と!」
神楽「わたしと!」
新八「・・・」
新八「え、何!?」
銀時「新っパチてめえ、なにぼさっとしてんの!?」
神楽「ふざけんじゃネーゾこら、わたしの熱いシャウト返すネ!」
新八「いや知りませんよいきなり言われても!」
銀時「だからてめーは新八なんだよ、いつまでたってもダメガネのままなんだよ」
新八「ダメガネって何だ!」
銀時「ホントはみんな、あのメガネが騒ぐからテンポ悪いって思ってんだよ、我慢してんだよ」
新八「おいぃぃぃぃ!?誰だ言った奴出てこいよ、ぶん殴ったろか!?」
神楽「次しくじったらタダじゃおかネーゾ、眼鏡置場」
新八「眼鏡置場って何だぁぁぁぁ!!出てこいよペ・ヨ○ジュン、ぶん殴ったろか!?」
銀時「もう一度だぁぁ!」
神楽「わかったアル!」
新八「分かりましたよ!」
銀時「俺と!」
神楽「わたしと!」
新八「僕と!」
新八「・・・」
新八「あれ?」
銀時「てめぇで最後だろうがぁぁぁぁぁ!!」 ボカァァァン!
銀時「お前が『と』っつったら始まんねえんだよ、いい加減にしろよ7○-○√!!」
新八「ナニ今の!?どう言ったのそれ!?」
神楽「お前のボケなんて誰も期待してネーンダヨ、この 7>>0�○√」
新八「誰だァァァァ!割ったやつ誰だ!出てこいよベッ○ー、てめーもベキベキにしてやんよ!!」
銀時「今度こそいくぞぉぉ!!」
神楽「っしゃコラァ!」
新八「行くぞぉぉぉ!」
銀時「俺と!」
神楽「わたしと!」
新八「僕で!」
三人「オーバーレイ!!!」 ドゥン☆
銀時「俺だってねーよ」
新八「ないんかい!?」
銀時「ねーけど、ここまで来たらやるしかねーだろ?つべこべ言ってねーで、さんはい」
銀時「俺と!」
神楽「わたしと!」
新八「・・・」
新八「え、何!?」
銀時「新っパチてめえ、なにぼさっとしてんの!?」
神楽「ふざけんじゃネーゾこら、わたしの熱いシャウト返すネ!」
新八「いや知りませんよいきなり言われても!」
銀時「だからてめーは新八なんだよ、いつまでたってもダメガネのままなんだよ」
新八「ダメガネって何だ!」
銀時「ホントはみんな、あのメガネが騒ぐからテンポ悪いって思ってんだよ、我慢してんだよ」
新八「おいぃぃぃぃ!?誰だ言った奴出てこいよ、ぶん殴ったろか!?」
神楽「次しくじったらタダじゃおかネーゾ、眼鏡置場」
新八「眼鏡置場って何だぁぁぁぁ!!出てこいよペ・ヨ○ジュン、ぶん殴ったろか!?」
銀時「もう一度だぁぁ!」
神楽「わかったアル!」
新八「分かりましたよ!」
銀時「俺と!」
神楽「わたしと!」
新八「僕と!」
新八「・・・」
新八「あれ?」
銀時「てめぇで最後だろうがぁぁぁぁぁ!!」 ボカァァァン!
銀時「お前が『と』っつったら始まんねえんだよ、いい加減にしろよ7○-○√!!」
新八「ナニ今の!?どう言ったのそれ!?」
神楽「お前のボケなんて誰も期待してネーンダヨ、この 7>>0�○√」
新八「誰だァァァァ!割ったやつ誰だ!出てこいよベッ○ー、てめーもベキベキにしてやんよ!!」
銀時「今度こそいくぞぉぉ!!」
神楽「っしゃコラァ!」
新八「行くぞぉぉぉ!」
銀時「俺と!」
神楽「わたしと!」
新八「僕で!」
三人「オーバーレイ!!!」 ドゥン☆
166: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/10(火) 20:17:50.85 ID:5+npx8qY0
三人「紡いだ幾万の魂が交わる時」
三人「万事屋最強の戦士が現れる!」
銀時「モンスター!」
新八「背後霊!」
神楽「デュエリスト!」
三人「全ての垣根を超えた力で、勝利を掴む!」 パアァァァァァァ!!
三人「エクシーズチェンジ!」
「ZUYAL !!」
『ZUYAL』 エクシーズ/ 効果 ドン☆
ZU「・・・!!!」
トッシー「・・・!!?」
ZU「なっ・・・」
Z新「なにこれぇぇぇぇぇ!?」
Z新「なんか勢いでやっちゃったけどなにこれ!?何でこんなことになってんの!?」
Z新「っていうか僕ら合体したんですか!?」
Z銀「そうだ、これが万事屋最強の戦士ズヤルだ」
Z新「だからズヤルって何!?」
Z銀「そりゃお前、フージョンみたいなもんよ。ジャンプのお得意技だろ?俺たちの魂が混ざったんだよ」
Z神「それでアルか、なんかちょっと臭いアル、オッサンみたいな臭いがするネ」
Z銀「ちょっと神楽チャーン?誰のこと言ってんのかな?」
Z神「あとなんか別の臭いもするネ、なんかイ・・・」
Z新「あああああ!!言わなくていいから、僕のでいいから、言わなくていいから!!」
Z神「イカイカうるさいアル、やっぱりお前だったネ」
Z新「ああああああ!!」
Z銀「とにかく、これが俺たちの秘策、ZUYALだ!」
Z銀「ZUYALは、俺のカードの上にエクシーズ召喚された。そのことで、二枚の装備カードは墓地へ置かれる」
沖田「なるほど・・・。エクシーズチェンジなら、カイザーコロシアムをすり抜けてモンスターを変えられるってわけですかい」
トッシー「くそっ・・・!」
沖田「それで、お次は何をしようってんですかい?」
沖田「そのサイコガンで、ダイレクトアタックでもしようってんじゃないでしょうね」
Z新「?」
Z新「サイコガン??」
沖田「なんでい、自分の姿もわかってなかったのかい?見てみなよ」
Z新「?」
ZU「あ」
Z新「いやこれ・・・」
Z新「金丸君んんんんんん!!?」
三人「万事屋最強の戦士が現れる!」
銀時「モンスター!」
新八「背後霊!」
神楽「デュエリスト!」
三人「全ての垣根を超えた力で、勝利を掴む!」 パアァァァァァァ!!
三人「エクシーズチェンジ!」
「ZUYAL !!」
『ZUYAL』 エクシーズ/ 効果 ドン☆
ZU「・・・!!!」
トッシー「・・・!!?」
ZU「なっ・・・」
Z新「なにこれぇぇぇぇぇ!?」
Z新「なんか勢いでやっちゃったけどなにこれ!?何でこんなことになってんの!?」
Z新「っていうか僕ら合体したんですか!?」
Z銀「そうだ、これが万事屋最強の戦士ズヤルだ」
Z新「だからズヤルって何!?」
Z銀「そりゃお前、フージョンみたいなもんよ。ジャンプのお得意技だろ?俺たちの魂が混ざったんだよ」
Z神「それでアルか、なんかちょっと臭いアル、オッサンみたいな臭いがするネ」
Z銀「ちょっと神楽チャーン?誰のこと言ってんのかな?」
Z神「あとなんか別の臭いもするネ、なんかイ・・・」
Z新「あああああ!!言わなくていいから、僕のでいいから、言わなくていいから!!」
Z神「イカイカうるさいアル、やっぱりお前だったネ」
Z新「ああああああ!!」
Z銀「とにかく、これが俺たちの秘策、ZUYALだ!」
Z銀「ZUYALは、俺のカードの上にエクシーズ召喚された。そのことで、二枚の装備カードは墓地へ置かれる」
沖田「なるほど・・・。エクシーズチェンジなら、カイザーコロシアムをすり抜けてモンスターを変えられるってわけですかい」
トッシー「くそっ・・・!」
沖田「それで、お次は何をしようってんですかい?」
沖田「そのサイコガンで、ダイレクトアタックでもしようってんじゃないでしょうね」
Z新「?」
Z新「サイコガン??」
沖田「なんでい、自分の姿もわかってなかったのかい?見てみなよ」
Z新「?」
ZU「あ」
Z新「いやこれ・・・」
Z新「金丸君んんんんんん!!?」
172: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/11(水) 19:08:45.23 ID:+wkdeFrh0
Z新「なんで金丸君!?もっと他にいい見た目あったんじゃないの!?」
Z銀「しょうがねえだろ。万事屋三人を合体させてしっくりくる見た目っつったら、これしかなかったんだよ」
Z銀「俺の強さ要素、お前のメガネ要素、そして神楽のサイコ要素」
Z銀「全部足したら必然的にこの姿に・・・」
Z新春「なるかぁぁぁぁぁ!!」
Z新「このグラサンのどこに僕の要素があるんだ!!違うから、採ったのツッコミ要素だから!」
Z神「サイコなのはてめーダロこの天パ!お前の要素なんてどーせ金○だけネ!」
Z銀「完成してるよね、それでもう金丸できてるよね」
Z銀「ふざけるのは後だ、まずはあいつを倒すぞ!」
Z新「はい!」
Z神「わかってるネ!」
ZU「いくぞ、ZUYALの効果!!!」
トッシー「!」
ZU「ZUYALは新八(メガネ)の効果を引き継いでいる!!!」
トッシー「!?」
ZU「これにより、墓地の真ん中のカードの効果を発動させる!!!エクシーズ素材を一つ取り除き、効果を発動だ!!!」
ZU「墓地は下から順に、1強欲で謙虚な壺、2アイツ、3神の宣告、4暗黒界の取引、5サイクロン、6奈落の落とし穴、7ヅラ、8メスブ夕、9ワイト、10九兵衛」
ZU「11ゴリラ、『お妙』、11一号機、10弐号機、9リビングデッド、8三号機、7死者蘇生、6戦士の生還、5ヘソタイ、4スナック、3定春、2新八、1銀ちゃん!」
Z銀「これで、お妙の効果が発動する!」
沖田「・・・!!」
トッシー「・・・!!?」
Z新「力を貸してください、姉上ぇぇぇぇぇぇぇ!!」
お妙「ええ、いくわよみんな!!」
ZU妙「アクィラの効果!相手の魔法・罠を全て、破壊する!」
トッシー「何だって!?」
ZU「カイザーコロシアムを破壊!!!」 パリィィィッン!
トッシー「なっ・・・!!」
ZU「カイザーコロシアムが消え、再びモンスターの召喚が可能になる!!!」
ZU「続けていくぞぉ!!!ZUYALの二つ目の効果!!!」
Z神「おいでぇ、定春ぅぅぅぅぅ!!」
定春「わうわうわーん!!」 ダダダダッ
ZU「ZUYALの効果!!!一ターンに一度、手札・墓地の定春をフィールドに特殊召喚できる!!!」
Z神「これで定春が戻って来たアル!」
定春「わん!」 ドン☆
トッシー「うっ・・・!でも、今更その犬を呼んだところで、攻撃力の変化はたかが1700!!」
トッシー「攻撃力7400の僕には到底届かない・・・」
Z銀「それだけじゃねぇぇぇ!」
トッシー「!?」
Z銀「ZUYAL、三つ目の効果!!!」
Z銀「しょうがねえだろ。万事屋三人を合体させてしっくりくる見た目っつったら、これしかなかったんだよ」
Z銀「俺の強さ要素、お前のメガネ要素、そして神楽のサイコ要素」
Z銀「全部足したら必然的にこの姿に・・・」
Z新春「なるかぁぁぁぁぁ!!」
Z新「このグラサンのどこに僕の要素があるんだ!!違うから、採ったのツッコミ要素だから!」
Z神「サイコなのはてめーダロこの天パ!お前の要素なんてどーせ金○だけネ!」
Z銀「完成してるよね、それでもう金丸できてるよね」
Z銀「ふざけるのは後だ、まずはあいつを倒すぞ!」
Z新「はい!」
Z神「わかってるネ!」
ZU「いくぞ、ZUYALの効果!!!」
トッシー「!」
ZU「ZUYALは新八(メガネ)の効果を引き継いでいる!!!」
トッシー「!?」
ZU「これにより、墓地の真ん中のカードの効果を発動させる!!!エクシーズ素材を一つ取り除き、効果を発動だ!!!」
ZU「墓地は下から順に、1強欲で謙虚な壺、2アイツ、3神の宣告、4暗黒界の取引、5サイクロン、6奈落の落とし穴、7ヅラ、8メスブ夕、9ワイト、10九兵衛」
ZU「11ゴリラ、『お妙』、11一号機、10弐号機、9リビングデッド、8三号機、7死者蘇生、6戦士の生還、5ヘソタイ、4スナック、3定春、2新八、1銀ちゃん!」
Z銀「これで、お妙の効果が発動する!」
沖田「・・・!!」
トッシー「・・・!!?」
Z新「力を貸してください、姉上ぇぇぇぇぇぇぇ!!」
お妙「ええ、いくわよみんな!!」
ZU妙「アクィラの効果!相手の魔法・罠を全て、破壊する!」
トッシー「何だって!?」
ZU「カイザーコロシアムを破壊!!!」 パリィィィッン!
トッシー「なっ・・・!!」
ZU「カイザーコロシアムが消え、再びモンスターの召喚が可能になる!!!」
ZU「続けていくぞぉ!!!ZUYALの二つ目の効果!!!」
Z神「おいでぇ、定春ぅぅぅぅぅ!!」
定春「わうわうわーん!!」 ダダダダッ
ZU「ZUYALの効果!!!一ターンに一度、手札・墓地の定春をフィールドに特殊召喚できる!!!」
Z神「これで定春が戻って来たアル!」
定春「わん!」 ドン☆
トッシー「うっ・・・!でも、今更その犬を呼んだところで、攻撃力の変化はたかが1700!!」
トッシー「攻撃力7400の僕には到底届かない・・・」
Z銀「それだけじゃねぇぇぇ!」
トッシー「!?」
Z銀「ZUYAL、三つ目の効果!!!」
175: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/11(水) 20:12:56.38 ID:+wkdeFrh0
Z銀「俺はZUYALと定春で、エクシーズ召喚する!」
トッシー「バカな!?モンスターエクシーズはエクシーズ召喚には使えないはずだよ!!」
ZU「これがZUYALの効果!!!レベル・ランクの壁を超え、エクシーズ召喚の素材にできる!!!」
トッシー「なに!?」
Z銀「いくぞぉぉぉぉぉ!」
Z銀「俺と!」
Z新「僕と!」
Z神「わたしと!」
定春「わんわんお!」
ZU春「オーバーレイ!!!!」 ドゥン☆
トッシー「・・・!!!」
ZU「まことの絆で結ばれし三人と一匹の魂が重なったとき」
ZU「人と獣、レベルとランク。全ての垣根を超えて更なる力が現れる!!!!」
ZU「エクシーズセカンドチェンジ!!!!」
「ZUYAL!!!!」
『ZUYAL・Ⅱ』 エクシーズ/攻撃力2000 ドン☆
トッシー「二度目・・・だと・・・!?」
ZU「これがZUYALの更なる進化!!!!」
トッシー「くっ・・・、髪型を変えた程度で!!!」
Z新「・・・髪型?」
Z新「・・・」
Z新「古橋だぁぁぁぁぁ!!今度は古橋君になってる!!」
Z神「今度は定春だからマスコット要素が加わったネ」
Z春「わん」
Z銀「あと毛が若干もさもさしたな」
Z新「嬉しくないよ、何その微妙な変化!?」
トッシー「ふざけるな万事屋!!そうやって遊んでいたって僕には勝てないんだぞ!!?」
ZU「・・・!」
Z銀「・・・安心しな。確実に、てめーは敗北に近づいてるさ」
トッシー「なにぃ!?」
ZU「魔法カード、戦士の生還を発動。墓地のヅラを手札に加える!!!!」
ZU「そしてエクシーズ素材を一つ取り除き、更に受け継いだ新八(メガネ)の効果を発動する!!!!」
トッシー「!! またあの効果か!」
ZU「自分の墓地の真ん中のカードの効果を発動させる!!!!」
トッシー「バカな!?モンスターエクシーズはエクシーズ召喚には使えないはずだよ!!」
ZU「これがZUYALの効果!!!レベル・ランクの壁を超え、エクシーズ召喚の素材にできる!!!」
トッシー「なに!?」
Z銀「いくぞぉぉぉぉぉ!」
Z銀「俺と!」
Z新「僕と!」
Z神「わたしと!」
定春「わんわんお!」
ZU春「オーバーレイ!!!!」 ドゥン☆
トッシー「・・・!!!」
ZU「まことの絆で結ばれし三人と一匹の魂が重なったとき」
ZU「人と獣、レベルとランク。全ての垣根を超えて更なる力が現れる!!!!」
ZU「エクシーズセカンドチェンジ!!!!」
「ZUYAL!!!!」
『ZUYAL・Ⅱ』 エクシーズ/攻撃力2000 ドン☆
トッシー「二度目・・・だと・・・!?」
ZU「これがZUYALの更なる進化!!!!」
トッシー「くっ・・・、髪型を変えた程度で!!!」
Z新「・・・髪型?」
Z新「・・・」
Z新「古橋だぁぁぁぁぁ!!今度は古橋君になってる!!」
Z神「今度は定春だからマスコット要素が加わったネ」
Z春「わん」
Z銀「あと毛が若干もさもさしたな」
Z新「嬉しくないよ、何その微妙な変化!?」
トッシー「ふざけるな万事屋!!そうやって遊んでいたって僕には勝てないんだぞ!!?」
ZU「・・・!」
Z銀「・・・安心しな。確実に、てめーは敗北に近づいてるさ」
トッシー「なにぃ!?」
ZU「魔法カード、戦士の生還を発動。墓地のヅラを手札に加える!!!!」
ZU「そしてエクシーズ素材を一つ取り除き、更に受け継いだ新八(メガネ)の効果を発動する!!!!」
トッシー「!! またあの効果か!」
ZU「自分の墓地の真ん中のカードの効果を発動させる!!!!」
176: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/11(水) 20:59:08.65 ID:+wkdeFrh0
ZU「墓地は下から順に、1強欲で謙虚な壺、2アイツ、3神の宣告、4暗黒界の取引、5サイクロン、6奈落、7メスブ夕、8ワイト、9九兵衛、10ゴリラ、11お妙」
ZU「『一号機』、11弐号機、10リビングデッド、9三号機、8死者蘇生、7戦士の生還、6ヘソタイ、5スナック、4新八、3銀ちゃん、2戦士の生還、1定春!!」
ZU「これで、たま・1の効果が発動する!!!!」
トッシー「今度は何を・・・!?」
Z神「出番ネたま!」
たま1「了解しました」
ZU1「たま・1の効果!デッキからたまを一体特殊召喚する!!!!!」
たま1「私はたまズペットドラゴンを選びます」
『たまズペットドラゴン』 機械族/攻撃力2000 ドン☆
トッシー「攻撃力たったの2000・・・?そんなのを出してどうする気なんだい?」
ZU「そして今度は、ZUYALから引き継いだ神楽の効果を発動する!!!!」
Z神「もっかいヨー、定春ぅぅぅぅぅ!!」
ZU「・・・」
Z神「・・・あれ、来ないアル」
Z新「変だな」
Z銀「なんだ糞でもしてんのか?」
Z春「くぅ~ん・・・」
ZU「・・・」
Z新「いや、っていうか今定春ここにいるんだけど、ZUYALの中にいるんだけど」
Z神「あれ?」
Z銀「どういうことだオイ」
Z春「わう?」
Z新「知りませんけど・・・、定春の魂も巻き込んでZUYALになったから、呼んでも来ないんじゃないですか?」
Z銀「まじで?」
Z神「そうアルか定春?」
Z春「わうーん」
ZU「・・・」
ZU「詰んだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
Z新「ちょっとぉぉぉぉぉぉ!?どーすんですかコレェ!?このままじゃ作戦が!!」
Z銀「おっ、落ち着け新八ぃぃぃぃ!!タイムマシンだ、タイムマシンを探して過去に戻れェェェェ!!」
Z新「いやアンタが落ち着け!!」
Z神「大丈夫ネ、タイムリープすれば余裕アル。何度でも試せるアル」
Z新「無理だから、千昭来てくんないから!!」
Z銀「ならゴリラ原作者を読んでこよう。あんなんでも縮めりゃ○知○秋、立派な知秋だ」
Z新「呼べるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ZU「『一号機』、11弐号機、10リビングデッド、9三号機、8死者蘇生、7戦士の生還、6ヘソタイ、5スナック、4新八、3銀ちゃん、2戦士の生還、1定春!!」
ZU「これで、たま・1の効果が発動する!!!!」
トッシー「今度は何を・・・!?」
Z神「出番ネたま!」
たま1「了解しました」
ZU1「たま・1の効果!デッキからたまを一体特殊召喚する!!!!!」
たま1「私はたまズペットドラゴンを選びます」
『たまズペットドラゴン』 機械族/攻撃力2000 ドン☆
トッシー「攻撃力たったの2000・・・?そんなのを出してどうする気なんだい?」
ZU「そして今度は、ZUYALから引き継いだ神楽の効果を発動する!!!!」
Z神「もっかいヨー、定春ぅぅぅぅぅ!!」
ZU「・・・」
Z神「・・・あれ、来ないアル」
Z新「変だな」
Z銀「なんだ糞でもしてんのか?」
Z春「くぅ~ん・・・」
ZU「・・・」
Z新「いや、っていうか今定春ここにいるんだけど、ZUYALの中にいるんだけど」
Z神「あれ?」
Z銀「どういうことだオイ」
Z春「わう?」
Z新「知りませんけど・・・、定春の魂も巻き込んでZUYALになったから、呼んでも来ないんじゃないですか?」
Z銀「まじで?」
Z神「そうアルか定春?」
Z春「わうーん」
ZU「・・・」
ZU「詰んだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
Z新「ちょっとぉぉぉぉぉぉ!?どーすんですかコレェ!?このままじゃ作戦が!!」
Z銀「おっ、落ち着け新八ぃぃぃぃ!!タイムマシンだ、タイムマシンを探して過去に戻れェェェェ!!」
Z新「いやアンタが落ち着け!!」
Z神「大丈夫ネ、タイムリープすれば余裕アル。何度でも試せるアル」
Z新「無理だから、千昭来てくんないから!!」
Z銀「ならゴリラ原作者を読んでこよう。あんなんでも縮めりゃ○知○秋、立派な知秋だ」
Z新「呼べるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
180: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/12(木) 16:59:07.83 ID:7CCdBWDU0
トッシー「ふふふっ、あはははははは」
トッシー「君たちはなんて間抜けなんだ、この期に及んでプレイングミスとは」
トッシー「おふざけはこの辺にしよう。もう君達の茶番に付き合うのはうんざりだ!」
Z神「んっだとぉ!?もういっぺん言ってろみろこのヘタレオタク!」
Z銀「そうだてめー、何その頭の赤いやつ?出血してんの?病院行けばぁ?」
トッシー「煽ったって無駄さ、状況は変わらない!」
Z新「まずいですよ銀さん!悔しいけどやつの言う通りです、もう打つ手が!」
Z銀「慌てんな、まだ手は残ってる」
Z新「!? 本当ですか!?」
Z銀「ああ・・・。こうなったらあれをやるしかねえ・・・!!」
Z銀「カードを・・・書き換える!!」
Z新「!!?」
Z銀「カードを書き換えてなんかいい感じのカードを作り出し奴を倒す!!」
Z新「いやそれ禁じ手ぇぇぇぇぇぇ!!!」
Z新「何いい感じの顔でとんでもないこと言ってんですか!?ダメですよそんなの、明らかに反則でしょう!!?」
Z神「何言ってるアル新八、もうわたし達そのものが反則みたいなもんネ。いまさらどうってことないアル」
Z新「いやそうだけど!」
Z銀「だったらやるしかあるめえよ」
Z新「・・・!でも書き換えるって言ったって、そんなに都合よくいくんですか?」
Z銀「問題ねえさ。一人、おあつらえ向きのやつがいるじゃねえか」
Z新「!? 誰ですかそれって!?」
Z銀「それは・・・、メスブ夕だ!」
Z新「!」
Z新「さっちゃんさん!?・・・あっ、そうか!」
Z新「さっちゃんさんはメスブ夕のままカードになって、効果も持ってない!」
Z神「そうだったアル、それにまださっちゃんは何の活躍もしてなかったネ!」
Z銀「そうだ。それだけのフラグがあればきっと書き換えもできるはずだ!!」
Z銀「そうと決まりゃあ、やるぞてめーらぁぁぁ!」
Z新「はい!」
Z神「オウヨ!」
Z春「わわん!」
トッシー「・・・?何をするつもりだ!?」
ZU「重なった長きシリアス展開が、メスブ夕を真の姿に再構築する!リ・コントラクト・ユニバース!!!!」
Z銀「放置プレイは終ぇだメスブ夕・・・、俺たちに力を貸しやがれぇぇぇぇぇ!!」
『雌b・・・ さっちゃん』 パアァァァァァァ
ZU「メスブ夕 さっちゃんは偽りの姿を解き放ち!!!!」
ZU「始末屋 さっちゃんに姿を変える!!!!」
『始末屋 さっちゃん』 戦士族 /効果 ドン☆
トッシー「君たちはなんて間抜けなんだ、この期に及んでプレイングミスとは」
トッシー「おふざけはこの辺にしよう。もう君達の茶番に付き合うのはうんざりだ!」
Z神「んっだとぉ!?もういっぺん言ってろみろこのヘタレオタク!」
Z銀「そうだてめー、何その頭の赤いやつ?出血してんの?病院行けばぁ?」
トッシー「煽ったって無駄さ、状況は変わらない!」
Z新「まずいですよ銀さん!悔しいけどやつの言う通りです、もう打つ手が!」
Z銀「慌てんな、まだ手は残ってる」
Z新「!? 本当ですか!?」
Z銀「ああ・・・。こうなったらあれをやるしかねえ・・・!!」
Z銀「カードを・・・書き換える!!」
Z新「!!?」
Z銀「カードを書き換えてなんかいい感じのカードを作り出し奴を倒す!!」
Z新「いやそれ禁じ手ぇぇぇぇぇぇ!!!」
Z新「何いい感じの顔でとんでもないこと言ってんですか!?ダメですよそんなの、明らかに反則でしょう!!?」
Z神「何言ってるアル新八、もうわたし達そのものが反則みたいなもんネ。いまさらどうってことないアル」
Z新「いやそうだけど!」
Z銀「だったらやるしかあるめえよ」
Z新「・・・!でも書き換えるって言ったって、そんなに都合よくいくんですか?」
Z銀「問題ねえさ。一人、おあつらえ向きのやつがいるじゃねえか」
Z新「!? 誰ですかそれって!?」
Z銀「それは・・・、メスブ夕だ!」
Z新「!」
Z新「さっちゃんさん!?・・・あっ、そうか!」
Z新「さっちゃんさんはメスブ夕のままカードになって、効果も持ってない!」
Z神「そうだったアル、それにまださっちゃんは何の活躍もしてなかったネ!」
Z銀「そうだ。それだけのフラグがあればきっと書き換えもできるはずだ!!」
Z銀「そうと決まりゃあ、やるぞてめーらぁぁぁ!」
Z新「はい!」
Z神「オウヨ!」
Z春「わわん!」
トッシー「・・・?何をするつもりだ!?」
ZU「重なった長きシリアス展開が、メスブ夕を真の姿に再構築する!リ・コントラクト・ユニバース!!!!」
Z銀「放置プレイは終ぇだメスブ夕・・・、俺たちに力を貸しやがれぇぇぇぇぇ!!」
『雌b・・・ さっちゃん』 パアァァァァァァ
ZU「メスブ夕 さっちゃんは偽りの姿を解き放ち!!!!」
ZU「始末屋 さっちゃんに姿を変える!!!!」
『始末屋 さっちゃん』 戦士族 /効果 ドン☆
181: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/12(木) 17:51:47.55 ID:7CCdBWDU0
トッシー「・・・!!?墓地のカードを書き換えた・・・??」
ZU「これがZUYAL・Ⅱの真の力!一度きりの必殺技だ!!!!」
トッシー「そんなのずるい!!」
ZU「いくぞ、始末屋 さっちゃんの効果発動!!!!」
ZU「このカードを墓地から除外することで、フィールドのモンスターを一体破壊する!!!!」
トッシー「!!」
Z銀「喜べメスブ夕、わざわざてめーを使ってやろうってんだ。ありがたく働きやがれ」
さっちゃん「ふん、なによ。今の今まで私のことなんて見向きもしてなかったのに」
さっちゃん「それを困ったからって利用するのね。・・・馬鹿にして。私は便利な女ってわけね」
さっちゃん「しかもようやく出番だと思ったらいきなりゲームから除外?なによそれ。そんなの・・・」
さっちゃん「そんなのって・・・!!」
さっちゃん「興奮するじゃないのぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ZU「始末屋の効果!破壊するのはトッシー、お前だ!!!!」
トッシー「!!」
トッシー「・・・くっ、ふふふ」
トッシー「ははははははは!!」
トッシー「何をインチキ作戦をやってるかと思えば、浅はかだよ坂田氏!!」
ZU「!!」
トッシー「僕はバリアンの力を手にした。今更カード効果くらいでは破壊されないんだよ!!」
トッシー「僕自身の効果で、破壊は無効になった!これで君達の悪あがきもおしまいだ!!」
トッシー「せっかくの書き換えも無意味さ!!」
ZU「それはどうかな」
トッシー「なに!!」
ZU「今度は墓地のゴリラの効果を発動する!!!!」
Z銀「ゴリラは、墓地にゴリラとお妙が存在し」
Z銀「さらにゴリラがお妙より後ろ、つまり墓地の下側にあるのならば効果が発動できる!!」
ZU「ゴリラのカードを墓地から除外し、アクィラを手札に戻す!!!!」
トッシー「・・・!?」
Z新「戻ってきてください、姉上!!」
近藤「お妙さん。墓地なんてお妙さんには似合いませんよ。こんなところさっさと出ましょう」
お妙「! でもそれじゃ・・・」
近藤「なあに、あなたのためならこの近藤勲、ゲームから消えるくらいへっちゃらですよ」
お妙「・・・ヘソタイ・ゴリラストーカーさん・・・」
近藤「なんでそこだけフルネーム!?ゴリラでよかったよね、HGSとかでよかったよね?」
ZU「アクィラのカードが手札に加わる!!!!」 シャッ
ZU「これで、勝利のピースは全て揃った!!!!」
トッシー「!!?」
ZU「最後にもう一度、新八から引き継いだ効果を発動する!!!!」
ZU「これがZUYAL・Ⅱの真の力!一度きりの必殺技だ!!!!」
トッシー「そんなのずるい!!」
ZU「いくぞ、始末屋 さっちゃんの効果発動!!!!」
ZU「このカードを墓地から除外することで、フィールドのモンスターを一体破壊する!!!!」
トッシー「!!」
Z銀「喜べメスブ夕、わざわざてめーを使ってやろうってんだ。ありがたく働きやがれ」
さっちゃん「ふん、なによ。今の今まで私のことなんて見向きもしてなかったのに」
さっちゃん「それを困ったからって利用するのね。・・・馬鹿にして。私は便利な女ってわけね」
さっちゃん「しかもようやく出番だと思ったらいきなりゲームから除外?なによそれ。そんなの・・・」
さっちゃん「そんなのって・・・!!」
さっちゃん「興奮するじゃないのぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ZU「始末屋の効果!破壊するのはトッシー、お前だ!!!!」
トッシー「!!」
トッシー「・・・くっ、ふふふ」
トッシー「ははははははは!!」
トッシー「何をインチキ作戦をやってるかと思えば、浅はかだよ坂田氏!!」
ZU「!!」
トッシー「僕はバリアンの力を手にした。今更カード効果くらいでは破壊されないんだよ!!」
トッシー「僕自身の効果で、破壊は無効になった!これで君達の悪あがきもおしまいだ!!」
トッシー「せっかくの書き換えも無意味さ!!」
ZU「それはどうかな」
トッシー「なに!!」
ZU「今度は墓地のゴリラの効果を発動する!!!!」
Z銀「ゴリラは、墓地にゴリラとお妙が存在し」
Z銀「さらにゴリラがお妙より後ろ、つまり墓地の下側にあるのならば効果が発動できる!!」
ZU「ゴリラのカードを墓地から除外し、アクィラを手札に戻す!!!!」
トッシー「・・・!?」
Z新「戻ってきてください、姉上!!」
近藤「お妙さん。墓地なんてお妙さんには似合いませんよ。こんなところさっさと出ましょう」
お妙「! でもそれじゃ・・・」
近藤「なあに、あなたのためならこの近藤勲、ゲームから消えるくらいへっちゃらですよ」
お妙「・・・ヘソタイ・ゴリラストーカーさん・・・」
近藤「なんでそこだけフルネーム!?ゴリラでよかったよね、HGSとかでよかったよね?」
ZU「アクィラのカードが手札に加わる!!!!」 シャッ
ZU「これで、勝利のピースは全て揃った!!!!」
トッシー「!!?」
ZU「最後にもう一度、新八から引き継いだ効果を発動する!!!!」
182: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/12(木) 18:29:18.31 ID:7CCdBWDU0
ZU「エクシーズ素材を取り除き、効果発動!墓地の真ん中のカードの効果を発動させる!!!!」
ZU「墓地は下から順に、1強欲で謙虚な壺、2アイツ、3神の宣告、4暗黒界の取引、5サイクロン、6奈落、7ワイト、8九兵衛、9一号機、10弐号機」
ZU「『リビングデッドの呼び声』、10三号機、9死者蘇生、8戦士の生還、7ヘソタイ、6スナック、5新八、4銀ちゃん、3戦士の生還、2定春、1ZUYAL!!」
ZU「これでリビングデッドの呼び声の効果が発動だ!!!!」
トッシー「!!」
ZU「自分の墓地のモンスターを一体、特殊召喚する!」
Z銀「さっきの定春のことから考えれば俺たちのカードは呼べねえ。なら呼ぶのは九b・・・」
Z神「定春ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!出てくるアルゥゥゥ!!」
ZU「!?」
Z銀「おいぃぃぃぃ!!?何やってんのお前ぇ!?」
Z新「ちょっと神楽ちゃん!?無理だって、定春は呼べないってさっきやったでしょ!?」
Z神「うるさいアル。そんなのわたしの知ったことじゃないネ、定春ならきっと来てくれるアル」
Z新「いやだから定春ここにいるから!ZUYALの中にいるから!」
Z春「わう」
『定春』 ドン☆
ZU「!!?」
Z新「出てきたぁぁぁぁぁ!定春今度は出てきたぁ!!」
Z銀「どういうこと!?」
Z神「ほら見るネ、やっぱり定春はいい子アル!!」
Z神「ネー、定春」 ニコッ
Z神「・・・」
Z神「あれ、定春返事しないアル」
Z新「いや、だから定春ZUYALの中にいるにから。何度も言ってるでしょ」
Z春「わうーん」
Z神「え?じゃあこの定春は何アルか?」
Z銀「何って、そりゃお前・・・」
定春「」 チーン
Z銀「生ける屍、リビングデッドだろ」
Z神「おいぃぃぃぃ!!!」
Z神「ふざけんじゃネーゾ天パァ!どうしてこんなひどいことするネ!?」
Z新「いや神楽ちゃんが勝手に呼んだんでしょ!?」
Z銀「リビングデッドでリビングデッドをな」
Z神「定春ぅぅぅぅぅぅ!!!」
Z新「でもこれでさっきの効果が不発になった理由がわかりましたね、銀さん」
Z銀「ああ。つまりさっきは魂が抜けてるから呼んでも来ず、今回は生ける屍として無理やり引っ張り出されたが」
Z銀「呼び出されたのは魂のない抜け殻で、魂はZUYALの中にいるってわけだ」
Z春「わん」
ZU「墓地は下から順に、1強欲で謙虚な壺、2アイツ、3神の宣告、4暗黒界の取引、5サイクロン、6奈落、7ワイト、8九兵衛、9一号機、10弐号機」
ZU「『リビングデッドの呼び声』、10三号機、9死者蘇生、8戦士の生還、7ヘソタイ、6スナック、5新八、4銀ちゃん、3戦士の生還、2定春、1ZUYAL!!」
ZU「これでリビングデッドの呼び声の効果が発動だ!!!!」
トッシー「!!」
ZU「自分の墓地のモンスターを一体、特殊召喚する!」
Z銀「さっきの定春のことから考えれば俺たちのカードは呼べねえ。なら呼ぶのは九b・・・」
Z神「定春ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!出てくるアルゥゥゥ!!」
ZU「!?」
Z銀「おいぃぃぃぃ!!?何やってんのお前ぇ!?」
Z新「ちょっと神楽ちゃん!?無理だって、定春は呼べないってさっきやったでしょ!?」
Z神「うるさいアル。そんなのわたしの知ったことじゃないネ、定春ならきっと来てくれるアル」
Z新「いやだから定春ここにいるから!ZUYALの中にいるから!」
Z春「わう」
『定春』 ドン☆
ZU「!!?」
Z新「出てきたぁぁぁぁぁ!定春今度は出てきたぁ!!」
Z銀「どういうこと!?」
Z神「ほら見るネ、やっぱり定春はいい子アル!!」
Z神「ネー、定春」 ニコッ
Z神「・・・」
Z神「あれ、定春返事しないアル」
Z新「いや、だから定春ZUYALの中にいるにから。何度も言ってるでしょ」
Z春「わうーん」
Z神「え?じゃあこの定春は何アルか?」
Z銀「何って、そりゃお前・・・」
定春「」 チーン
Z銀「生ける屍、リビングデッドだろ」
Z神「おいぃぃぃぃ!!!」
Z神「ふざけんじゃネーゾ天パァ!どうしてこんなひどいことするネ!?」
Z新「いや神楽ちゃんが勝手に呼んだんでしょ!?」
Z銀「リビングデッドでリビングデッドをな」
Z神「定春ぅぅぅぅぅぅ!!!」
Z新「でもこれでさっきの効果が不発になった理由がわかりましたね、銀さん」
Z銀「ああ。つまりさっきは魂が抜けてるから呼んでも来ず、今回は生ける屍として無理やり引っ張り出されたが」
Z銀「呼び出されたのは魂のない抜け殻で、魂はZUYALの中にいるってわけだ」
Z春「わん」
183: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/12(木) 20:07:44.85 ID:7CCdBWDU0
ZU「なんにせよ、希望は残った!そして」
ZU「これが最後の一枚!アクィラのタエを召喚!!!!」
お妙「待たせたわねみんな!」 ドン☆
ZU「仲間たちの絆により、今!フィールドにお前を倒す戦士たちが集った!!!!」
トッシー「何を・・・、君達の場のモンスター四体は全て攻撃力2000以下、レベルもランクもバラバラだ!それで一体何ができるんだ!?」
ZU「ZUYAL・Ⅱ最後の効果!!」
ZU「自分フィールドのモンスター全てで、エクシーズ召喚する!!!!」
トッシー「何だと!!レベルの違いも、カードの違いも無視するというのか!?」
Z銀「今の俺たちに、違いなんてねえ!!」
Z銀「今の俺達は、全てを超えて不可能を可能にする存在!」
みんな「万事屋だ!!!」
トッシー「・・・!!!」
Z銀「いくぞぉぉぉぉぉぉ!!」
Z銀「俺と!」
Z新「僕と!」
Z神「わたしと!」
Z春「わうん!」
たまペ「ギャオーン!」
定春「」 チーン
お妙「皆の思いの全てを乗せて!!!」
みんな「オーバーレイ!!!」 ドゥン☆
ZU「俺達は進化する!何度でも、お前を倒すまで!!!!」
Z銀「生者と死者!」
定春「」 チーン
Z銀「生物と機械!」
たまぺ「ギャオーン」
Z銀「人間と化物!」
お妙「誰が化物だぁぁぁぁぁぁ!!!」 ボカァァァァン
Z銀「ぶへぇぇぇぇぇ!!」
ZU「・・・ぐっ、全ての概念の垣根を超えて、ここに輝く黄金の戦士が現れる!!!」
ZU「アルティメット・エクシーズチェンジ!!!」
「ZUYAL!!!!!」
??「・・・」
トッシー「・・・なんだそれは・・・、その姿は・・・」
??「あー、やっちゃったなー。やっちゃったよこれ」
ZU「これが最後の一枚!アクィラのタエを召喚!!!!」
お妙「待たせたわねみんな!」 ドン☆
ZU「仲間たちの絆により、今!フィールドにお前を倒す戦士たちが集った!!!!」
トッシー「何を・・・、君達の場のモンスター四体は全て攻撃力2000以下、レベルもランクもバラバラだ!それで一体何ができるんだ!?」
ZU「ZUYAL・Ⅱ最後の効果!!」
ZU「自分フィールドのモンスター全てで、エクシーズ召喚する!!!!」
トッシー「何だと!!レベルの違いも、カードの違いも無視するというのか!?」
Z銀「今の俺たちに、違いなんてねえ!!」
Z銀「今の俺達は、全てを超えて不可能を可能にする存在!」
みんな「万事屋だ!!!」
トッシー「・・・!!!」
Z銀「いくぞぉぉぉぉぉぉ!!」
Z銀「俺と!」
Z新「僕と!」
Z神「わたしと!」
Z春「わうん!」
たまペ「ギャオーン!」
定春「」 チーン
お妙「皆の思いの全てを乗せて!!!」
みんな「オーバーレイ!!!」 ドゥン☆
ZU「俺達は進化する!何度でも、お前を倒すまで!!!!」
Z銀「生者と死者!」
定春「」 チーン
Z銀「生物と機械!」
たまぺ「ギャオーン」
Z銀「人間と化物!」
お妙「誰が化物だぁぁぁぁぁぁ!!!」 ボカァァァァン
Z銀「ぶへぇぇぇぇぇ!!」
ZU「・・・ぐっ、全ての概念の垣根を超えて、ここに輝く黄金の戦士が現れる!!!」
ZU「アルティメット・エクシーズチェンジ!!!」
「ZUYAL!!!!!」
??「・・・」
トッシー「・・・なんだそれは・・・、その姿は・・・」
??「あー、やっちゃったなー。やっちゃったよこれ」
186: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/13(金) 22:35:20.80 ID:bLyV2kCe0
??「急に三回目がくるんだもんなー、焦っちゃったよなぁ。やっちゃったよこれ」
トッシー「何なんだ一体・・・?」
トッシー「誰なんだ君は!?」
誠ちゃん「変身先間違えちゃった・・・」
Z新「誠ちゃん出てきたぁぁぁぁ!!」
Z新「何でぇぇぇぇ!?金丸、古橋ときて何で誠ちゃん!?池沢は!?」
誠ちゃん「呼ばれたと思って待機所飛び出しちゃったんだなぁ」
Z新「呼んでねーから!待機所って何!?」
Z新「つーかこのキャラ中身僕らでしょ!?なんで自立してんの!?」
誠銀「俺なんだなぁ」
Z新「結局アンタかいぃぃぃぃ!ややこしいんだよ!取れ、そのヒゲ取れ!!」
Z神「つーかなんか背中が重いアル、何か乗ってるネ」
誠銀「何かって・・・、誠ちゃんの背中に乗ってるっつったらアレしかないんだよなぁ」
Z新「え!?やな予感しかしないんだけど、思い当たる節いっぱいあるんだけど」
池沢「」 チーン
Z新「池沢ぁぁぁぁぁぁ!!」
Z新「やっぱり池沢死体になってたぁぁぁぁぁ!!やだよもう聞きたくないよ!!」
誠銀「ドア出てすぐだったんだよなぁ」
Z新「言わなくていいっつってんだろぉぉぉぉ!!お前はどんだけ事故りゃ気が済むんだ!」
Z新「くっ・・・、まあこの際姿はいいとして、なんか誠ちゃんやたらピカピカしてませんか?何なんですかこの光?」
Z妙「それは聖衣の輝きよ、新ちゃん」
Z新「え!?誠ちゃん聖闘士になってるんですか!?」
Z妙「いいえ、カード名を見てみなさい」
Z新「?」
『射手座の黄金誠闘士 ZUYAL』 エクシーズ/ 攻撃力? ドン☆
Z新「誠闘士って何だぁぁぁぁ!!聞いたことないよそんなセイント!?」
Z銀「マスコットだからな、誠実さを売りにした方がいいと思って」
Z新「いや、おもいっきり背中に死体乗っけてるから、叩き売りしてるの恐怖だけだから!」
Z神「大丈夫ネ、警察に喧嘩も売れるアル」
Z新「いるかそんな抱き合わせ商法!ドラ○エでももっとマシなの付いてくるわ!!」
Z銀「ふっ、なんでもいいさ。これで野郎を消し去ることができるんだからな」
トッシー「!?」
Z銀「繋いだ仲間たちの力、そして聖闘士の力で」
Z銀「てめーをもう一度、あの世に送り返してやる・・・!」
トッシー「何なんだ一体・・・?」
トッシー「誰なんだ君は!?」
誠ちゃん「変身先間違えちゃった・・・」
Z新「誠ちゃん出てきたぁぁぁぁ!!」
Z新「何でぇぇぇぇ!?金丸、古橋ときて何で誠ちゃん!?池沢は!?」
誠ちゃん「呼ばれたと思って待機所飛び出しちゃったんだなぁ」
Z新「呼んでねーから!待機所って何!?」
Z新「つーかこのキャラ中身僕らでしょ!?なんで自立してんの!?」
誠銀「俺なんだなぁ」
Z新「結局アンタかいぃぃぃぃ!ややこしいんだよ!取れ、そのヒゲ取れ!!」
Z神「つーかなんか背中が重いアル、何か乗ってるネ」
誠銀「何かって・・・、誠ちゃんの背中に乗ってるっつったらアレしかないんだよなぁ」
Z新「え!?やな予感しかしないんだけど、思い当たる節いっぱいあるんだけど」
池沢「」 チーン
Z新「池沢ぁぁぁぁぁぁ!!」
Z新「やっぱり池沢死体になってたぁぁぁぁぁ!!やだよもう聞きたくないよ!!」
誠銀「ドア出てすぐだったんだよなぁ」
Z新「言わなくていいっつってんだろぉぉぉぉ!!お前はどんだけ事故りゃ気が済むんだ!」
Z新「くっ・・・、まあこの際姿はいいとして、なんか誠ちゃんやたらピカピカしてませんか?何なんですかこの光?」
Z妙「それは聖衣の輝きよ、新ちゃん」
Z新「え!?誠ちゃん聖闘士になってるんですか!?」
Z妙「いいえ、カード名を見てみなさい」
Z新「?」
『射手座の黄金誠闘士 ZUYAL』 エクシーズ/ 攻撃力? ドン☆
Z新「誠闘士って何だぁぁぁぁ!!聞いたことないよそんなセイント!?」
Z銀「マスコットだからな、誠実さを売りにした方がいいと思って」
Z新「いや、おもいっきり背中に死体乗っけてるから、叩き売りしてるの恐怖だけだから!」
Z神「大丈夫ネ、警察に喧嘩も売れるアル」
Z新「いるかそんな抱き合わせ商法!ドラ○エでももっとマシなの付いてくるわ!!」
Z銀「ふっ、なんでもいいさ。これで野郎を消し去ることができるんだからな」
トッシー「!?」
Z銀「繋いだ仲間たちの力、そして聖闘士の力で」
Z銀「てめーをもう一度、あの世に送り返してやる・・・!」
187: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/13(金) 23:14:49.29 ID:bLyV2kCe0
ZU「いくぞ、黄金ZUYALの効果!!」
ZU「このカードの攻撃力は、エクシーズ召喚した時のエクシーズ素材の攻撃力の合計の数値になる!!!」
トッシー「エクシーズ素材の・・・合計!?」
ZU「エクシーズ素材にしたのは、攻撃力2000のZUYAL・Ⅱ、お妙、ペットドラゴンに、1700の定春!!!」
ZU「よって攻撃力は・・・!!!」
トッシー「7700!!?」
ZU「これが、ZUYALの真の力!!!」
ZU「仲間たちから繋いだ、絆の力だ!!」
トッシー「・・・!さっきまでのカードの連鎖は、このため・・・!!!」
ZU「これでお前の攻撃力7400を上回り、その差の数値は300。ちょうどお前のライフを削りきる!!!」
トッシー「!!」
ZU「バトルだ!!!」
ZU「哀れな亡霊の魂を解き放つ!!!」
トッシー「くっ・・・!!!」
ZU「トッシーに攻撃!!!」
ZU「コズミック○ターアロォォォォォォ!!!」
Z新「ちょっとぉ!?それもろ星矢の必殺技なんだけど!?」
Z神「何言ってるアル、わたしたちは誠闘士 ズヤル、略したら誠ヤネ」
Z新「いいのそれで!?」
Z銀「かまうもんか、いけぇぇぇぇぇ!!」
Z新「・・・はい!!!」
Z新「うおぉぉぉぉぉ!!」
Z神「おりゃぁぁぁぁ!!」
ZU「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!」
ズドォォォォォォン!!!
トッシー「うっ・・・!!!!」
トッシー「くそぉぉぉぉぉ・・・!!」
トッシー「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ドッッカァァァァァァン
沖田「・・・ふっ」
沖田「ぐわぁぁぁぁぁ・・・!!」 LP300→LP0
ドサァァァァ
沖田「・・・」
ZUYAL「・・・勝った!!!」 ドン☆
ZU「このカードの攻撃力は、エクシーズ召喚した時のエクシーズ素材の攻撃力の合計の数値になる!!!」
トッシー「エクシーズ素材の・・・合計!?」
ZU「エクシーズ素材にしたのは、攻撃力2000のZUYAL・Ⅱ、お妙、ペットドラゴンに、1700の定春!!!」
ZU「よって攻撃力は・・・!!!」
トッシー「7700!!?」
ZU「これが、ZUYALの真の力!!!」
ZU「仲間たちから繋いだ、絆の力だ!!」
トッシー「・・・!さっきまでのカードの連鎖は、このため・・・!!!」
ZU「これでお前の攻撃力7400を上回り、その差の数値は300。ちょうどお前のライフを削りきる!!!」
トッシー「!!」
ZU「バトルだ!!!」
ZU「哀れな亡霊の魂を解き放つ!!!」
トッシー「くっ・・・!!!」
ZU「トッシーに攻撃!!!」
ZU「コズミック○ターアロォォォォォォ!!!」
Z新「ちょっとぉ!?それもろ星矢の必殺技なんだけど!?」
Z神「何言ってるアル、わたしたちは誠闘士 ズヤル、略したら誠ヤネ」
Z新「いいのそれで!?」
Z銀「かまうもんか、いけぇぇぇぇぇ!!」
Z新「・・・はい!!!」
Z新「うおぉぉぉぉぉ!!」
Z神「おりゃぁぁぁぁ!!」
ZU「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!」
ズドォォォォォォン!!!
トッシー「うっ・・・!!!!」
トッシー「くそぉぉぉぉぉ・・・!!」
トッシー「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ドッッカァァァァァァン
沖田「・・・ふっ」
沖田「ぐわぁぁぁぁぁ・・・!!」 LP300→LP0
ドサァァァァ
沖田「・・・」
ZUYAL「・・・勝った!!!」 ドン☆
198: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/14(土) 13:23:19.03 ID:3CWMH8KM0
Z新「やっ・・・!」
Z新「やったぁぁぁぁぁ!トッシーを、沖田さんを倒した!!」
Z神「おっしゃぁぁぁぁ!見たかコンチクショー!!」
Z銀「ヘーイ!池沢ヘイ!!」
池沢「」
Z妙「よかった、これで新ちゃんは助かるのね」
Z新「はい!姉上とユナと星矢のおかげです!!」
Z妙「何言ってるの、みんなのおかげでしょう?」
Z新「そうですね、ゴリラ座の性闘士にも感謝しないとですね!」
Z妙「ま、新ちゃんったら」
Z銀「こいつぁうめえや」
みんな「あはははは」
??「いい気になるんじゃねえ!!」
ZU「!!」
Z新「何だ・・・、沖田さんの体に何かとり憑いている!?」
Z銀「まさかあれが・・・!!」
ZU「バリアン!!?」
バリアン「ったく、やってくれるじゃねえか・・・。テメエらのおかげで計画が狂っちまったぜ」
バリアン「あのヘタレが上手くやりゃあ、こんな面倒にならずに済んだのによ」
ZU「お前・・・、一体何が目的だ!!」
バリアン「ああん!?決まってんだろ、カオスの力をかき集めて俺様が最強になるんだよ!!」
ZU「なに!?」
ZU「野郎がこの世界を支配し、その力を俺様がぶんどってやるはずだったのに」
バリアン「雑魚がやられやがって。これで計画はパーだ」
バリアン「ま、ハナっからあんな雑魚に期待しちゃいねえがな」
ZU「お前・・・!!」
バリアン「だが、わざわざこんな世界まで出向いてきて、手ぶらで帰るってのは気に食わねえ」
バリアン「しょうがねえから、今度は俺様が直々に遊んでやるよ!」
バリアン「こいつの体を使ってな!!」
Z新「!! 沖田さん!!」
バリアン「俺様の邪魔してくれた礼だ、テメーらにゃたっぷり憂さ晴らしさせてもらうぜ」
バリアン「まずはこいつを使っててめーら一人残らずぶち殺してる」
バリアン「そしてバリアン世界で俺様の下僕にして、ゴミクズみてえな力搾り取って最後は消し去ってやんのさ!!」
バリアン「さあ、よからぬことを始めようぜ!!!」
バリアン「ヒャハハハハ!!」
Z銀「てめえ・・・!!!」
沖田「いや、そういうのいいんで」
バリアン「あ!?」
Z新「え!?」
Z新「やったぁぁぁぁぁ!トッシーを、沖田さんを倒した!!」
Z神「おっしゃぁぁぁぁ!見たかコンチクショー!!」
Z銀「ヘーイ!池沢ヘイ!!」
池沢「」
Z妙「よかった、これで新ちゃんは助かるのね」
Z新「はい!姉上とユナと星矢のおかげです!!」
Z妙「何言ってるの、みんなのおかげでしょう?」
Z新「そうですね、ゴリラ座の性闘士にも感謝しないとですね!」
Z妙「ま、新ちゃんったら」
Z銀「こいつぁうめえや」
みんな「あはははは」
??「いい気になるんじゃねえ!!」
ZU「!!」
Z新「何だ・・・、沖田さんの体に何かとり憑いている!?」
Z銀「まさかあれが・・・!!」
ZU「バリアン!!?」
バリアン「ったく、やってくれるじゃねえか・・・。テメエらのおかげで計画が狂っちまったぜ」
バリアン「あのヘタレが上手くやりゃあ、こんな面倒にならずに済んだのによ」
ZU「お前・・・、一体何が目的だ!!」
バリアン「ああん!?決まってんだろ、カオスの力をかき集めて俺様が最強になるんだよ!!」
ZU「なに!?」
ZU「野郎がこの世界を支配し、その力を俺様がぶんどってやるはずだったのに」
バリアン「雑魚がやられやがって。これで計画はパーだ」
バリアン「ま、ハナっからあんな雑魚に期待しちゃいねえがな」
ZU「お前・・・!!」
バリアン「だが、わざわざこんな世界まで出向いてきて、手ぶらで帰るってのは気に食わねえ」
バリアン「しょうがねえから、今度は俺様が直々に遊んでやるよ!」
バリアン「こいつの体を使ってな!!」
Z新「!! 沖田さん!!」
バリアン「俺様の邪魔してくれた礼だ、テメーらにゃたっぷり憂さ晴らしさせてもらうぜ」
バリアン「まずはこいつを使っててめーら一人残らずぶち殺してる」
バリアン「そしてバリアン世界で俺様の下僕にして、ゴミクズみてえな力搾り取って最後は消し去ってやんのさ!!」
バリアン「さあ、よからぬことを始めようぜ!!!」
バリアン「ヒャハハハハ!!」
Z銀「てめえ・・・!!!」
沖田「いや、そういうのいいんで」
バリアン「あ!?」
Z新「え!?」
201: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/14(土) 13:58:54.58 ID:3CWMH8KM0
沖田「これ、もういらねーから外しとくんで」 ヒョイッ
バリアン「なっ・・・!?」
Z新「取ったぁぁぁぁ!?バリアンの紋章あっさり取ったよあの人!!」
バリアン「バカな!テメーは操られているはず・・・」
沖田「バカはお前だ、俺がこんなおもちゃで乗っ取られるわけねーだろ」
バリアン「!?」
沖田「この時を待ってたぜ」
沖田「今だ万事屋!!聖闘士の力で、こいつを消し去るんだ!!!」
バリアン「なにぃ!!?」
Z銀「・・・てめえ、まさか!」
沖田「さあ!やってくだせえ、旦那!!」
Z銀「・・・っち、しょうがねえ。この貸しはでけえぞ」
沖田「問題ありません、土方さんにつけとくんで」
Z銀「ふっ・・・、ならたっぷりふんだくってやるさ!!」
Z銀「いくぞおめーらぁぁぁぁ!!」
みんな「おう!!!」
ZU「これで終わりだ、アトミック○ンダーボルト!!!」 ズバァァァァァン!!
バリアン「ちぃっ・・・!!」
バリアン「仕方ねえ、撤退だ」
バリアン「だが忘れんじゃねえぞ、いずれ全ての世界はカオスに飲み込まれるんだからな!!!」
バリアン「その時まで、せいぜいアホ面下げて笑ってろや!!!」
ZU「消えろ、バリアン!!!」
バリアン「」 シュッ!
ドカァァァァァン・・・!!!
ZU「・・・」
沖田「・・・」
ZU「・・・これで全て終わったんだな」
沖田「ああ」
沖田「あんたらの勝ちだ」
Z新「・・・!」
Z神「・・・!!」
Z銀「・・・けっ、締まらねえ終わり方させやがって」
Z神「うぅー・・・!」
WINNER 神楽 !!
神楽「やったぁ!!!」
バリアン「なっ・・・!?」
Z新「取ったぁぁぁぁ!?バリアンの紋章あっさり取ったよあの人!!」
バリアン「バカな!テメーは操られているはず・・・」
沖田「バカはお前だ、俺がこんなおもちゃで乗っ取られるわけねーだろ」
バリアン「!?」
沖田「この時を待ってたぜ」
沖田「今だ万事屋!!聖闘士の力で、こいつを消し去るんだ!!!」
バリアン「なにぃ!!?」
Z銀「・・・てめえ、まさか!」
沖田「さあ!やってくだせえ、旦那!!」
Z銀「・・・っち、しょうがねえ。この貸しはでけえぞ」
沖田「問題ありません、土方さんにつけとくんで」
Z銀「ふっ・・・、ならたっぷりふんだくってやるさ!!」
Z銀「いくぞおめーらぁぁぁぁ!!」
みんな「おう!!!」
ZU「これで終わりだ、アトミック○ンダーボルト!!!」 ズバァァァァァン!!
バリアン「ちぃっ・・・!!」
バリアン「仕方ねえ、撤退だ」
バリアン「だが忘れんじゃねえぞ、いずれ全ての世界はカオスに飲み込まれるんだからな!!!」
バリアン「その時まで、せいぜいアホ面下げて笑ってろや!!!」
ZU「消えろ、バリアン!!!」
バリアン「」 シュッ!
ドカァァァァァン・・・!!!
ZU「・・・」
沖田「・・・」
ZU「・・・これで全て終わったんだな」
沖田「ああ」
沖田「あんたらの勝ちだ」
Z新「・・・!」
Z神「・・・!!」
Z銀「・・・けっ、締まらねえ終わり方させやがって」
Z神「うぅー・・・!」
WINNER 神楽 !!
神楽「やったぁ!!!」
203: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/14(土) 15:00:42.87 ID:3CWMH8KM0
・・・
沖田「旦那、今回のことは礼を言わせてもらいまさぁ」
沖田「おかげで、こうしてやつを消滅させることができました」
銀時「てめえ、やっぱり初めから・・・」
沖田「ええ、知ってました」
沖田「トッシーは誰かに操られているってね」
沖田「いくらやつの最後がカードゲームだったとは言え、実際やったのは遊戯王じゃなかったんですから」
沖田「なのにやつは、自分がデュエリストとして死んだとぬかしやがった」
沖田「それ聞いてすぐピンときましたよ、誰かに変なこと吹き込まれたんだって」
新八「じゃあ沖田さんは最初からあのバリアンを倒そうと・・・?」
沖田「ま、そんなところでさぁ」
沖田「ただ、人を洗脳して世界を支配させようって奴だ、俺一人の手にゃ余るんでね」
沖田「そこで、旦那たちの力を借りる方向に持ってくことにしたんです」
沖田「あんたらなら、どんなムチャもやってのけちまいますからね」
新八「それで神楽ちゃんを相手にしたんですか」
沖田「ああ。トッシーを復活させるだけなら別に相手は誰でもいいが、あいつやその裏にいる奴を倒そうってなるとどうしてもな」
銀時「けっ、まどろっこしいことしやがって」
沖田「仕方ねえでしょう。ほっといて他の奴のところにいかれても面倒なんでね」
沖田「倒せるうちに、確実に倒しておきたかったんですよ」
新八「沖田さん・・・」
沖田「一応、江戸の平和を守んのが俺たち真選組の役目なんでね」
新八「・・・そういえば、最期何で操られずに済んだんですか?」
沖田「ん?」
新八「だって、トッシーは沖田さんを洗脳していたんじゃ?」
沖田「ああ、それは」
トッシー「それは違うよ、新八氏」
新八「! トッシー!!」
銀時「お前・・・!!」
トッシー「安心するでござる。僕にはもう何の力も残っていないから」
トッシー「僕は沖田氏を洗脳などしていなかったでござるよ」
新八「え!?」
トッシー「確かに、さっきまでの僕はバリアンに利用されていた。騙されていた」
トッシー「僕の考えとは思えないほど、ひどいことをしようとしていた。でも、心のどこかに残っていたんだ」
トッシー「僕自身の魂が。その魂が、洗脳を思いとどまらせ、つながりを最小限にしていたんだ」
沖田「ああ、そのおかげで呪縛を簡単に解くことができたのさ」
沖田「だが、真っ先に解いちまったら逃げられちまうんでね。タイミングを見計らってたのさ」
沖田「トッシーの中のバリアンが姿を現す時をな」
新八「そうだったんですか・・・」
トッシー「新八氏、君には謝らないといけないね・・・」
沖田「旦那、今回のことは礼を言わせてもらいまさぁ」
沖田「おかげで、こうしてやつを消滅させることができました」
銀時「てめえ、やっぱり初めから・・・」
沖田「ええ、知ってました」
沖田「トッシーは誰かに操られているってね」
沖田「いくらやつの最後がカードゲームだったとは言え、実際やったのは遊戯王じゃなかったんですから」
沖田「なのにやつは、自分がデュエリストとして死んだとぬかしやがった」
沖田「それ聞いてすぐピンときましたよ、誰かに変なこと吹き込まれたんだって」
新八「じゃあ沖田さんは最初からあのバリアンを倒そうと・・・?」
沖田「ま、そんなところでさぁ」
沖田「ただ、人を洗脳して世界を支配させようって奴だ、俺一人の手にゃ余るんでね」
沖田「そこで、旦那たちの力を借りる方向に持ってくことにしたんです」
沖田「あんたらなら、どんなムチャもやってのけちまいますからね」
新八「それで神楽ちゃんを相手にしたんですか」
沖田「ああ。トッシーを復活させるだけなら別に相手は誰でもいいが、あいつやその裏にいる奴を倒そうってなるとどうしてもな」
銀時「けっ、まどろっこしいことしやがって」
沖田「仕方ねえでしょう。ほっといて他の奴のところにいかれても面倒なんでね」
沖田「倒せるうちに、確実に倒しておきたかったんですよ」
新八「沖田さん・・・」
沖田「一応、江戸の平和を守んのが俺たち真選組の役目なんでね」
新八「・・・そういえば、最期何で操られずに済んだんですか?」
沖田「ん?」
新八「だって、トッシーは沖田さんを洗脳していたんじゃ?」
沖田「ああ、それは」
トッシー「それは違うよ、新八氏」
新八「! トッシー!!」
銀時「お前・・・!!」
トッシー「安心するでござる。僕にはもう何の力も残っていないから」
トッシー「僕は沖田氏を洗脳などしていなかったでござるよ」
新八「え!?」
トッシー「確かに、さっきまでの僕はバリアンに利用されていた。騙されていた」
トッシー「僕の考えとは思えないほど、ひどいことをしようとしていた。でも、心のどこかに残っていたんだ」
トッシー「僕自身の魂が。その魂が、洗脳を思いとどまらせ、つながりを最小限にしていたんだ」
沖田「ああ、そのおかげで呪縛を簡単に解くことができたのさ」
沖田「だが、真っ先に解いちまったら逃げられちまうんでね。タイミングを見計らってたのさ」
沖田「トッシーの中のバリアンが姿を現す時をな」
新八「そうだったんですか・・・」
トッシー「新八氏、君には謝らないといけないね・・・」
204: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/14(土) 15:32:50.38 ID:3CWMH8KM0
トッシー「いくら操られていたとは言え、僕は君を消してしまおうとした。そのことは言い訳できない」
トッシー「本当にすまない・・・」
新八「トッシー・・・」
トッシー「本当なら償いをしなければいけないが、今の僕にはそんな時間も残っていないんだ」
銀時「!」
トッシー「バリアンによって僕は無理やり転生させられた」
トッシー「でも聖闘士の力によってバリアンの呪いは解かれた」
トッシー「だから僕は、いるべき場所へ帰らなければならないでござるよ」
新八「・・・」
トッシー「みんなありがとう。こうして僕はまた、みんなに救われた」
トッシー「いい仲間に恵まれたでござるよ」
トッシー「・・・十四郎にも伝えて欲しい、僕が感謝していたと」
銀時「・・・そいつぁ、自分の口で言うんだな」
トッシー「?」
トッシー「あっ・・・」
土方「ちっ・・・」
トッシー「十四郎!」
土方「何で俺がまたこいつと・・・」
土方「・・・」
トッシー「・・・」
土方「・・・けっ、久しぶりだからっててめーに言うことなんざ何もねえよ」
土方「てめーの面は、嫌でも毎日見てんだ。むしろ鬱陶しいくらいだっつーの」
土方「だからさっさと消えてくれや。さっさと思い出になってくれや」
トッシー「・・・」
土方「・・・忘れよーもねえんだからよ」
トッシー「十四郎・・・!」
トッシー「・・・」
トッシー「ありがとう・・・」
「また会えて嬉しかった」
新八「トッシー・・・」
沖田「・・・」
神楽「・・・ふぁ~ぁ、もう終わったアルか?」
銀時「・・・ああ」
銀時「終わったさ・・・」
土方「あばよ、もう一人の俺・・・」 フゥー・・・
トッシー「本当にすまない・・・」
新八「トッシー・・・」
トッシー「本当なら償いをしなければいけないが、今の僕にはそんな時間も残っていないんだ」
銀時「!」
トッシー「バリアンによって僕は無理やり転生させられた」
トッシー「でも聖闘士の力によってバリアンの呪いは解かれた」
トッシー「だから僕は、いるべき場所へ帰らなければならないでござるよ」
新八「・・・」
トッシー「みんなありがとう。こうして僕はまた、みんなに救われた」
トッシー「いい仲間に恵まれたでござるよ」
トッシー「・・・十四郎にも伝えて欲しい、僕が感謝していたと」
銀時「・・・そいつぁ、自分の口で言うんだな」
トッシー「?」
トッシー「あっ・・・」
土方「ちっ・・・」
トッシー「十四郎!」
土方「何で俺がまたこいつと・・・」
土方「・・・」
トッシー「・・・」
土方「・・・けっ、久しぶりだからっててめーに言うことなんざ何もねえよ」
土方「てめーの面は、嫌でも毎日見てんだ。むしろ鬱陶しいくらいだっつーの」
土方「だからさっさと消えてくれや。さっさと思い出になってくれや」
トッシー「・・・」
土方「・・・忘れよーもねえんだからよ」
トッシー「十四郎・・・!」
トッシー「・・・」
トッシー「ありがとう・・・」
「また会えて嬉しかった」
新八「トッシー・・・」
沖田「・・・」
神楽「・・・ふぁ~ぁ、もう終わったアルか?」
銀時「・・・ああ」
銀時「終わったさ・・・」
土方「あばよ、もう一人の俺・・・」 フゥー・・・
205: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/14(土) 16:02:43.91 ID:3CWMH8KM0
・・・
神楽「じーさん、いるアルか?」
源外「ん?おおなんだ、お前ーさんか。どうだ、デュエルディスクの調子は?」
神楽「それなんだけど、返しに来たアル」
神楽「あとこれ、カードになったみんなも元に戻して欲しいネ」
源外「?なんだ、もう用は済んじまったってのか?」
神楽「やっぱりわたしにデュエルは合わなかったアル、直接ぶん殴ったほうが手っ取り早かったネ」
源外「へっへっへ、違いねえ」
神楽「それにわたし思ったネ」
源外「ん?なんだ」
神楽「わたし一人外で見ててもつまんないネ。わたしはみんなと一緒のほうがいいネ」
神楽「デュエルディスクなんてなくっても、みんなでわいわいやったほうが面白いアル」
源外「・・・へへっ、そうかい」
源外「・・・じゃ、カードになっちまったやつを元に戻すぞ」
神楽「お願いヨ」
源外「それっ」 ポチッ
パアァァァァァァ
銀時「・・・ん?ここは・・・」
神楽「銀ちゃん!」
新八「ん・・・」
新八「・・・あ、戻ってる!よかった間に合ったんだ!」
神楽「新八!」
パアァァァァァァ
わいわい
がやがや
神楽「みんな!!」
お妙「あら神楽ちゃん」
九兵衛「そうか、やったんだな」
近藤「まったく、俺たちに感謝しろよ」
土方「貸しだなんて思うんじゃねーぞ」
銀時「あれぇ!?何逃げようとしてんのかな土方くん!てめーにゃ後でがっぽり請求させてもらうからな」
土方「ふざけんな、総悟に言え!」
東城「良いではありませんか、こうしてみな無事に済んだのですから」
さっちゃん「あなた何もしてないでしょ」
??「ああ、そうだな・・・」
みんな「!?」
神楽「じーさん、いるアルか?」
源外「ん?おおなんだ、お前ーさんか。どうだ、デュエルディスクの調子は?」
神楽「それなんだけど、返しに来たアル」
神楽「あとこれ、カードになったみんなも元に戻して欲しいネ」
源外「?なんだ、もう用は済んじまったってのか?」
神楽「やっぱりわたしにデュエルは合わなかったアル、直接ぶん殴ったほうが手っ取り早かったネ」
源外「へっへっへ、違いねえ」
神楽「それにわたし思ったネ」
源外「ん?なんだ」
神楽「わたし一人外で見ててもつまんないネ。わたしはみんなと一緒のほうがいいネ」
神楽「デュエルディスクなんてなくっても、みんなでわいわいやったほうが面白いアル」
源外「・・・へへっ、そうかい」
源外「・・・じゃ、カードになっちまったやつを元に戻すぞ」
神楽「お願いヨ」
源外「それっ」 ポチッ
パアァァァァァァ
銀時「・・・ん?ここは・・・」
神楽「銀ちゃん!」
新八「ん・・・」
新八「・・・あ、戻ってる!よかった間に合ったんだ!」
神楽「新八!」
パアァァァァァァ
わいわい
がやがや
神楽「みんな!!」
お妙「あら神楽ちゃん」
九兵衛「そうか、やったんだな」
近藤「まったく、俺たちに感謝しろよ」
土方「貸しだなんて思うんじゃねーぞ」
銀時「あれぇ!?何逃げようとしてんのかな土方くん!てめーにゃ後でがっぽり請求させてもらうからな」
土方「ふざけんな、総悟に言え!」
東城「良いではありませんか、こうしてみな無事に済んだのですから」
さっちゃん「あなた何もしてないでしょ」
??「ああ、そうだな・・・」
みんな「!?」
206: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/14(土) 16:23:07.75 ID:3CWMH8KM0
??「皆、見事な戦いぶりであった」
??「そなた達の絆、余には付け入る隙のないほど強固なものであった。それが仲間を、命を守ったのだ」
??「仲間との連携、力の結集。どれをとっても素晴らしいものだった」
??「見習わなくてはならない。ぜひ、余にも教えてくれないか」
みんな「・・・」
みんな「・・・!!」
みんな「!!!!!」
銀時「ちょっ・・・、神楽ちゃーん?これは一体?この人もカードにしてたの・・・?」
神楽「道で跳ねちゃって、証拠隠滅を図ったアル」
土方「・・・!!!」
近藤「・・・!!!」
新八「すいません銀さん、止める暇もありませんでした」
銀時「・・・!!!」
将軍「さあ、余にもカードとやらを教えて欲しい」
銀時「し・・・!!」
銀時「将軍かよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ワイト「カタカタカタ」
おわり
??「そなた達の絆、余には付け入る隙のないほど強固なものであった。それが仲間を、命を守ったのだ」
??「仲間との連携、力の結集。どれをとっても素晴らしいものだった」
??「見習わなくてはならない。ぜひ、余にも教えてくれないか」
みんな「・・・」
みんな「・・・!!」
みんな「!!!!!」
銀時「ちょっ・・・、神楽ちゃーん?これは一体?この人もカードにしてたの・・・?」
神楽「道で跳ねちゃって、証拠隠滅を図ったアル」
土方「・・・!!!」
近藤「・・・!!!」
新八「すいません銀さん、止める暇もありませんでした」
銀時「・・・!!!」
将軍「さあ、余にもカードとやらを教えて欲しい」
銀時「し・・・!!」
銀時「将軍かよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ワイト「カタカタカタ」
おわり
207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/14(土) 16:26:43.58 ID:6OQy/c2xo
まさかの将軍エンドww
乙めっちゃおもろかった
乙めっちゃおもろかった
208: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/14(土) 16:34:49.61 ID:MdREwGXq0
ギャグもシリアスも再現度高くて面白かった 乙!
210: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/14(土) 16:44:43.47 ID:ykJmmrLJo
乙
最初から最後まで面白かった
好きな作品になった
最初から最後まで面白かった
好きな作品になった
212: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/14(土) 17:05:51.64 ID:yvVxbLACo
乙
将軍とか絶対満足ループして満足してくるわ…そしてデュエリストとなった将軍は多分毒程度じゃ死なない
将軍とか絶対満足ループして満足してくるわ…そしてデュエリストとなった将軍は多分毒程度じゃ死なない
217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/14(土) 18:08:16.90 ID:x11muD1hO
でた!将軍様のハンドレスコンボだ!
213: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/14(土) 17:28:51.75 ID:Z329c0V20
誰かワイトさんにも触れて…いえ、なんでもねぇっス。
面白かった、乙。
面白かった、乙。
215: ◆AHAsA7XoCo 2015/11/14(土) 18:07:48.64 ID:3CWMH8KM0
全部読んだって人 おつかれ
初のssでこんなに反応があるとは思わなかったから うれしかったです
意味不明なボケとかかなりあったと思うけど 気にしないでね
初のssでこんなに反応があるとは思わなかったから うれしかったです
意味不明なボケとかかなりあったと思うけど 気にしないでね
218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/14(土) 19:55:58.69 ID:TEn2Lu8AO
乙
原作の再現度、ギャグのキレ、効果への意味付け、デュエル構成、どれも見事でした
原作の再現度、ギャグのキレ、効果への意味付け、デュエル構成、どれも見事でした
219: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/14(土) 20:35:02.01 ID:K1o7fIInO
乙でした
遊戯王知らないけど楽しめた
将軍ENDに感動した
遊戯王知らないけど楽しめた
将軍ENDに感動した
224: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 19:00:04.14 ID:wa+fcxXgo
乙
いやー、懐かしいネタ多くて笑ったわ
いやー、懐かしいネタ多くて笑ったわ
223: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/15(日) 17:33:45.17 ID:uv54ZTgFo
面白かった乙
デュエルあんま詳しくないけど銀魂のノリ完全再現過ぎて凄かった
デュエルあんま詳しくないけど銀魂のノリ完全再現過ぎて凄かった
銀時「とある魔術の……オイ、これなんて読むんだ?」
2019-07-04
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 22:25:36.45 ID:fWp476+UO
新八「禁書目録でインデックス…って読むらしいです、人気のあるライトノベルですね」
銀時「つか新八よ…何でお前がこんなモン持ってんの?とうとうそっちに目覚めた?」
新八「いや…これは親衛隊から没収したものですから」
銀時「隠すなって、別に止めねーよ…新八、お前はついに俺たちの手の届かない領域に…」
新八「だから違うって言ってんだろォォ!あんたどんだけ人の話聞かないんですか!」
銀時「それ以前にお前…やべーことしてくれやがったな」
新八「な、何がですか…?」
銀時「面倒事が起こるフラグ立てやがって…」
銀時「つか新八よ…何でお前がこんなモン持ってんの?とうとうそっちに目覚めた?」
新八「いや…これは親衛隊から没収したものですから」
銀時「隠すなって、別に止めねーよ…新八、お前はついに俺たちの手の届かない領域に…」
新八「だから違うって言ってんだろォォ!あんたどんだけ人の話聞かないんですか!」
銀時「それ以前にお前…やべーことしてくれやがったな」
新八「な、何がですか…?」
銀時「面倒事が起こるフラグ立てやがって…」
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 22:32:04.23 ID:fWp476+UO
新八「いや…何ですかそのフラグって」
銀時「主要キャラが何か新しいモンを持ってきた時にゃ大抵イベントが発生すんだよ」
神楽「ただ、正直新八は主要キャラと呼んでいいか微妙アル」
新八「いや今まで万事屋やってきた仲間になんてこと言ってんの!?」
銀時「新八のポジションとかどーでもいいわ、でさっきのフラグの話だけどよ……」
銀時「例えば…あるキャラが『こんなのが道に落ちてた!』って何か拾ってくるだろ」
銀時「そしたらその拾ってきたモノは闇のゲームの支配人になれるパズルでした、的な」
新八「いやそれどこの遊戯王!?しかも設定も何もまるっきりデタラメじゃねーかァァ!」
銀時「主要キャラが何か新しいモンを持ってきた時にゃ大抵イベントが発生すんだよ」
神楽「ただ、正直新八は主要キャラと呼んでいいか微妙アル」
新八「いや今まで万事屋やってきた仲間になんてこと言ってんの!?」
銀時「新八のポジションとかどーでもいいわ、でさっきのフラグの話だけどよ……」
銀時「例えば…あるキャラが『こんなのが道に落ちてた!』って何か拾ってくるだろ」
銀時「そしたらその拾ってきたモノは闇のゲームの支配人になれるパズルでした、的な」
新八「いやそれどこの遊戯王!?しかも設定も何もまるっきりデタラメじゃねーかァァ!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 22:38:12.88 ID:fWp476+UO
銀時「で……お前は小説を持ってきちまったんだろ?」
新八「じゃあ大丈夫ですね、小説からそんな展開になるわけが…」
銀時「そんなんだからお前はいつまでたってもダメガネなんだよ…」
銀時「小説っつったらあれだ、小説の中にいるキャラが実在しちゃいましたみてーな?」
銀時「もしくは小説の中に吸い込まれちゃいました的な流れじゃね?」
新八「へー、まるでどっかで経験済みみたいな言い方ですね」(棒読み)
銀時「まあ何も経験してねーお前よりマシだ」
神楽「気にすんなヨ、DT」
新八「DTの何が悪いってんだテメーら!汚れを知らないピュアなハートなんだぞ!」
新八「純粋さを保ち続けてりゃいつか魔法が使えんだぞ!DTナメんなァァァ!」
銀時「お前もう一人でヴォルデモートに特攻し駆けて灰になれよ」
新八「じゃあ大丈夫ですね、小説からそんな展開になるわけが…」
銀時「そんなんだからお前はいつまでたってもダメガネなんだよ…」
銀時「小説っつったらあれだ、小説の中にいるキャラが実在しちゃいましたみてーな?」
銀時「もしくは小説の中に吸い込まれちゃいました的な流れじゃね?」
新八「へー、まるでどっかで経験済みみたいな言い方ですね」(棒読み)
銀時「まあ何も経験してねーお前よりマシだ」
神楽「気にすんなヨ、DT」
新八「DTの何が悪いってんだテメーら!汚れを知らないピュアなハートなんだぞ!」
新八「純粋さを保ち続けてりゃいつか魔法が使えんだぞ!DTナメんなァァァ!」
銀時「お前もう一人でヴォルデモートに特攻し駆けて灰になれよ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 22:43:18.88 ID:fWp476+UO
---
その夜
銀時(長年の勘からして何か嫌な予感がすんだよ…今日はとっとと寝ちまうか)
銀時「…………」
銀時「クー…クー…」
---
銀時「クー…クー……」
上条「………」
上条(ベランダにシスターさんと白髪の男が干されてる……)
その夜
銀時(長年の勘からして何か嫌な予感がすんだよ…今日はとっとと寝ちまうか)
銀時「…………」
銀時「クー…クー…」
---
銀時「クー…クー……」
上条「………」
上条(ベランダにシスターさんと白髪の男が干されてる……)
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 22:48:57.24 ID:fWp476+UO
銀時「……ん?」
上条「ど、ども……」
銀時「……クー…」
上条「いやこの状況で二度寝!?」
銀時「……だってこれ夢だもんよ、夢だよ夢、うんそうだ、夢に違いない」
上条「あ、あの……まあ何つーかとりあえず落ち着いて…」
銀時「いやないって……今まで色々とあったけども総合的に考えてこれはない!」
上条「………」
禁書「う……ん?」
上条(こ、今度はシスターが目を覚ました…)
禁書「あなた…お腹一杯ご飯くれると嬉しいな!」
上条「目覚めて最初のセリフがそれですか!?」
銀時「あ、じゃあ俺はパフェで頼む」
上条「……不幸だ」
上条「ど、ども……」
銀時「……クー…」
上条「いやこの状況で二度寝!?」
銀時「……だってこれ夢だもんよ、夢だよ夢、うんそうだ、夢に違いない」
上条「あ、あの……まあ何つーかとりあえず落ち着いて…」
銀時「いやないって……今まで色々とあったけども総合的に考えてこれはない!」
上条「………」
禁書「う……ん?」
上条(こ、今度はシスターが目を覚ました…)
禁書「あなた…お腹一杯ご飯くれると嬉しいな!」
上条「目覚めて最初のセリフがそれですか!?」
銀時「あ、じゃあ俺はパフェで頼む」
上条「……不幸だ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 22:54:06.58 ID:fWp476+UO
---
上条「で……アンタらは一体何者なんでしょうかね?」
禁書「私はシスター、インデックスって言うんだよ!」
銀時「通りすがりの勇者Aです」
禁書「バチカンじゃなくてイギリスの方だからその辺も理解してくれると嬉しいな」
銀時「俺はドラクエⅢよりⅤ派だから、あとビアンカは俺の嫁だから」
上条「………」
上条「で…なんでお二人は俺の家のベランダに引っかかってたんだ?」
禁書「屋上から屋上に飛び移ろうとしたんだけど…失敗しちゃったんだよ」
銀時「夢という名のトンネルを抜けた先は不思議な町でした」
禁書「………」
上条「で……アンタらは一体何者なんでしょうかね?」
禁書「私はシスター、インデックスって言うんだよ!」
銀時「通りすがりの勇者Aです」
禁書「バチカンじゃなくてイギリスの方だからその辺も理解してくれると嬉しいな」
銀時「俺はドラクエⅢよりⅤ派だから、あとビアンカは俺の嫁だから」
上条「………」
上条「で…なんでお二人は俺の家のベランダに引っかかってたんだ?」
禁書「屋上から屋上に飛び移ろうとしたんだけど…失敗しちゃったんだよ」
銀時「夢という名のトンネルを抜けた先は不思議な町でした」
禁書「………」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:03:21.10 ID:fWp476+UO
上条「……アンタらふざけてないよな?」
禁書「い、インデックスはふざけてなんかないよ!追っ手に追われてて…」
上条「追っ手?」
銀時「まー人生は常に誰かを犠牲にしながら追って追われての繰り返しだから…」
上条「…あんた、悪いけど少し黙っててください」
銀時「………」
禁書「い、インデックスはふざけてなんかないよ!追っ手に追われてて…」
上条「追っ手?」
銀時「まー人生は常に誰かを犠牲にしながら追って追われての繰り返しだから…」
上条「…あんた、悪いけど少し黙っててください」
銀時「………」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:09:28.20 ID:fWp476+UO
上条「あとさっきから貧乏ゆすり半端ないんですけど…もう少し落ち着いて……」
銀時「いきなり意味わかんねー所に吹っ飛ばされて落ち着いていられるかァァァ!」
銀時「今はボケでも何でもいいから何か喋ってねーと精神の安定がやべーんだよ!」
銀時「何でこんな所に来ちまったんだァァ!ちゃんとイベント回避しただろうがァァ!」
上条「は、はぁ…何つーか大分苦労なさっているようで」
禁書(どうしよう…このままじゃきっと私、空気になっちゃうんだよ……)
銀時「いきなり意味わかんねー所に吹っ飛ばされて落ち着いていられるかァァァ!」
銀時「今はボケでも何でもいいから何か喋ってねーと精神の安定がやべーんだよ!」
銀時「何でこんな所に来ちまったんだァァ!ちゃんとイベント回避しただろうがァァ!」
上条「は、はぁ…何つーか大分苦労なさっているようで」
禁書(どうしよう…このままじゃきっと私、空気になっちゃうんだよ……)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:15:32.40 ID:fWp476+UO
上条「ま、まあアンタのことは後でゆっくり聞くとして…話を戻そう、追われてるって?」
禁書「魔術結社にね…私の持ってる10万3000冊の魔導書を狙ってるんだと思う」
上条「……は?」
銀時「じゅーまんさんぜんて……んなもんどこにあるってんだ」
禁書「見えないだけでちゃんと持ってるんだよ!」
上条「………」
銀時「………」
禁書「魔術結社にね…私の持ってる10万3000冊の魔導書を狙ってるんだと思う」
上条「……は?」
銀時「じゅーまんさんぜんて……んなもんどこにあるってんだ」
禁書「見えないだけでちゃんと持ってるんだよ!」
上条「………」
銀時「………」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:20:30.26 ID:fWp476+UO
禁書「……あれ?どうしたのかな?」
上条「いや…さすがに何言ってんのか意味分からなくてな…」
禁書「む!信じてないんだね?」
銀時「よし…じゃあお前魔法使ってみろ、そしたら信じてやっから」
銀時「とりあえずはこの髪を真っ直ぐなストレートに…キューティクル侍に…」
禁書「その…私には魔力がないから魔法は使えないんだよ」
銀時「返せェェェ!今この瞬間に俺が抱いた輝かしい夢と希望を返せェェェ!!」
禁書「そ…そんなこと言われても……」
上条「ま、まあ…お前が何で追われてるかはとりあえず納得したよ」
上条「いや…さすがに何言ってんのか意味分からなくてな…」
禁書「む!信じてないんだね?」
銀時「よし…じゃあお前魔法使ってみろ、そしたら信じてやっから」
銀時「とりあえずはこの髪を真っ直ぐなストレートに…キューティクル侍に…」
禁書「その…私には魔力がないから魔法は使えないんだよ」
銀時「返せェェェ!今この瞬間に俺が抱いた輝かしい夢と希望を返せェェェ!!」
禁書「そ…そんなこと言われても……」
上条「ま、まあ…お前が何で追われてるかはとりあえず納得したよ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:30:06.42 ID:fWp476+UO
上条「で……えっと…名前なんでしたっけ?」
銀時「坂田銀時…呼ぶときは社長、もしくは銀さんで頼む」
上条「……銀さんは何で俺のベランダに?」
銀時「……え?」
銀時(何か目が覚めたらここにいました、とは言えねーし…上手い言い訳は……)
銀時「俺はそのアレだよ…シ、シスターの護衛?やらせてもらってるみたいな?」
禁書「護衛って…イ、インデックスの…?」
銀時「あら、お宅知らない?狙われてるシスターを守っちゃうZO☆的な無料サービス」
上条「へえ…協会にはそんなシステムがあんのか」
禁書「私も初耳なんだよ…」
銀時(初耳もクソもそんなシステムねーよ!何その狙われたシスターの護衛って!?)
銀時「坂田銀時…呼ぶときは社長、もしくは銀さんで頼む」
上条「……銀さんは何で俺のベランダに?」
銀時「……え?」
銀時(何か目が覚めたらここにいました、とは言えねーし…上手い言い訳は……)
銀時「俺はそのアレだよ…シ、シスターの護衛?やらせてもらってるみたいな?」
禁書「護衛って…イ、インデックスの…?」
銀時「あら、お宅知らない?狙われてるシスターを守っちゃうZO☆的な無料サービス」
上条「へえ…協会にはそんなシステムがあんのか」
禁書「私も初耳なんだよ…」
銀時(初耳もクソもそんなシステムねーよ!何その狙われたシスターの護衛って!?)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:38:28.92 ID:fWp476+UO
銀時(出任せにしろ言っちまったモンは仕方ねえ…適当にやってバックレりゃ…)
禁書「じゃあぎんときは私と地獄の果てまでついてきてくれるんだよね?」
銀時「え?いや……え?何その地獄の果てって?」
禁書「心強いんだよ!」
銀時「………」
禁書「ふう…安心したら急にお腹が空いてきたかも……」
銀時「ごめん、俺は急に腹痛くなってきたんだけど?死亡フラグ立てちゃったんだけど?」
銀時「これって俺がコイツを守らなきゃいけない流れだよね、絶対ヤバいよね?」
上条「いや…それがあんたの仕事なんじゃねーのか……?」
禁書「じゃあぎんときは私と地獄の果てまでついてきてくれるんだよね?」
銀時「え?いや……え?何その地獄の果てって?」
禁書「心強いんだよ!」
銀時「………」
禁書「ふう…安心したら急にお腹が空いてきたかも……」
銀時「ごめん、俺は急に腹痛くなってきたんだけど?死亡フラグ立てちゃったんだけど?」
銀時「これって俺がコイツを守らなきゃいけない流れだよね、絶対ヤバいよね?」
上条「いや…それがあんたの仕事なんじゃねーのか……?」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:42:17.61 ID:fWp476+UO
---
禁書「ご馳走様なんだよ!」
上条「ありあわせで作ったけど…お前よく食うな……」
銀「ところで何だっけ?えー…ハーマイオニー・グレンジャー君だっけ?」
禁書「そ、そんなハリーの親友みたいな間違われ方したのは生まれて初めてかも…」
銀時「お前今までよく逃げてこられたな、追っ手も魔法使いなんだろ?」
銀時「魔法かなんかで攻撃されたりしたら終わりだろ、お前見た感じ鈍くせーし」
禁書「この修道服が守ってくれてるからね、ちょっとやそっとの魔法は効かないんだよ!」
禁書「ご馳走様なんだよ!」
上条「ありあわせで作ったけど…お前よく食うな……」
銀「ところで何だっけ?えー…ハーマイオニー・グレンジャー君だっけ?」
禁書「そ、そんなハリーの親友みたいな間違われ方したのは生まれて初めてかも…」
銀時「お前今までよく逃げてこられたな、追っ手も魔法使いなんだろ?」
銀時「魔法かなんかで攻撃されたりしたら終わりだろ、お前見た感じ鈍くせーし」
禁書「この修道服が守ってくれてるからね、ちょっとやそっとの魔法は効かないんだよ!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:47:10.38 ID:fWp476+UO
上条「へえ…そんなに丈夫な素材なのか?」
禁書「『歩く教会』って言ってね、あらゆる攻撃を無効化しちゃうの」
銀時「……また嘘くせーモンが出てきたよ」
禁書「なっ!嘘じゃないんだよ!」
上条「そもそもお前が魔法使いってのも正直……」
禁書「むー!じゃあどうすれば信じてくれるの?」
上条「……俺の右手は異能の力を打ち消せる、俺が触れてその服に変化が起きたら…」
銀時「いや異能の力って何だよ、お前も中二病ですかコノヤロー」
禁書「『歩く教会』って言ってね、あらゆる攻撃を無効化しちゃうの」
銀時「……また嘘くせーモンが出てきたよ」
禁書「なっ!嘘じゃないんだよ!」
上条「そもそもお前が魔法使いってのも正直……」
禁書「むー!じゃあどうすれば信じてくれるの?」
上条「……俺の右手は異能の力を打ち消せる、俺が触れてその服に変化が起きたら…」
銀時「いや異能の力って何だよ、お前も中二病ですかコノヤロー」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:53:05.65 ID:fWp476+UO
禁書「魔法でも何でも打ち消せるって言うの?それこそ信じられないんだよ!」
上条「少なくとも超能力とかそれに類するものなら何でも消せるぞ」
銀時「魔法とか超能力とかお前ら……相当重傷だなオイ、せめて陰陽術にしろよ」
禁書「じゃあその右手で触ってみればいいよ!本当に何でも打ち消せるならね」
上条「分かった……」
銀時「スルー?ねえスルーすんの?早くも俺の存在意義が失われてんだけど?」
上条「少なくとも超能力とかそれに類するものなら何でも消せるぞ」
銀時「魔法とか超能力とかお前ら……相当重傷だなオイ、せめて陰陽術にしろよ」
禁書「じゃあその右手で触ってみればいいよ!本当に何でも打ち消せるならね」
上条「分かった……」
銀時「スルー?ねえスルーすんの?早くも俺の存在意義が失われてんだけど?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/07(水) 23:58:28.38 ID:fWp476+UO
上条「じゃあ失礼して……」タッチ
禁書「………」
シーン
上条「………あれ?」
銀時「イタタ…お母さん痛いよー!中二病に気付いてない痛い人がいるよー!」
禁書「ふふん!やっぱりそんなのあるわけが……」
パァン
禁書「……あれ?」
上条「あ……」
銀時「」
禁書「………」
シーン
上条「………あれ?」
銀時「イタタ…お母さん痛いよー!中二病に気付いてない痛い人がいるよー!」
禁書「ふふん!やっぱりそんなのあるわけが……」
パァン
禁書「……あれ?」
上条「あ……」
銀時「」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 00:07:22.25 ID:1DzD/3oVO
禁書「え…えぇー!?」
上条「わ、悪い!ワザとじゃない!いやワザと触ったけどまさか全裸になるとは思わな」
禁書「うー!」ガブッ
上条「いってぇ!ちょ…銀さん、コイツを止めてくれ!」
銀時「もしもし警察?何か男子生徒が年下の幼女を全裸にしてんですけど……」
上条「いや待ってくれ!これは事故…!」
禁書「男として最低なんだよ!」ガブッ!!
上条「GIYAAAAAH!!」
上条「わ、悪い!ワザとじゃない!いやワザと触ったけどまさか全裸になるとは思わな」
禁書「うー!」ガブッ
上条「いってぇ!ちょ…銀さん、コイツを止めてくれ!」
銀時「もしもし警察?何か男子生徒が年下の幼女を全裸にしてんですけど……」
上条「いや待ってくれ!これは事故…!」
禁書「男として最低なんだよ!」ガブッ!!
上条「GIYAAAAAH!!」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 00:15:25.51 ID:1DzD/3oVO
銀時「やべーな、この露出で丘の上ひなげしの花が大好きな奴らを敵に回したぞオイ」
上条「いや…何の話をしてんですか」
銀時「お前知らねーの?あんまり調子に乗ってると来るよ?チャンが」
銀時「魔術師なんかよりよっぽどコエーよ、あいつ怒らせたらもうゲームオーバーだよ」
上条「あの…銀さん?」
銀時「だがな…俺ァ宣言する!そんな権力になんざ絶対に負けねぇと!」
上条「あの……」
銀時「テメーら安心しろ!この銀さんが男の子の夢は誰にも邪魔させねえからな!」
銀時「トラブルな夢にときめけェェ!明日にきらめけェェェ!」
上条「……もう好きに言っててくれ、俺は補習にいってくる」
上条「いや…何の話をしてんですか」
銀時「お前知らねーの?あんまり調子に乗ってると来るよ?チャンが」
銀時「魔術師なんかよりよっぽどコエーよ、あいつ怒らせたらもうゲームオーバーだよ」
上条「あの…銀さん?」
銀時「だがな…俺ァ宣言する!そんな権力になんざ絶対に負けねぇと!」
上条「あの……」
銀時「テメーら安心しろ!この銀さんが男の子の夢は誰にも邪魔させねえからな!」
銀時「トラブルな夢にときめけェェ!明日にきらめけェェェ!」
上条「……もう好きに言っててくれ、俺は補習にいってくる」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 00:22:14.39 ID:1DzD/3oVO
禁書「じゃあ私も……もう行くんだよ」
上条「行くってお前…危ないんじゃないか?しばらくここに隠れてたらどうだ?」
禁書「ううん…ここにいたらあなたたちに迷惑が掛かっちゃうんだよ」
上条「服は?俺が破いちまったけど……」
禁書「ほら!これで問題ないんだよ!」
銀時「お前…安全ピンとかブラザーソウルMAXな補修だなオイ」
禁書「とりあえずはこれで大丈夫……じゃあバイバイ、ご飯…御馳走様」
銀時「……え、これって俺も着いてかなきゃダメな感じ?」
禁書「ううん…分かってる、本当はあなた、私の護衛なんかじゃないんでしょ?」
禁書「それに…これ以上は本当に危険だから…巻き込むわけにはいかないんだよ」
上条「行くってお前…危ないんじゃないか?しばらくここに隠れてたらどうだ?」
禁書「ううん…ここにいたらあなたたちに迷惑が掛かっちゃうんだよ」
上条「服は?俺が破いちまったけど……」
禁書「ほら!これで問題ないんだよ!」
銀時「お前…安全ピンとかブラザーソウルMAXな補修だなオイ」
禁書「とりあえずはこれで大丈夫……じゃあバイバイ、ご飯…御馳走様」
銀時「……え、これって俺も着いてかなきゃダメな感じ?」
禁書「ううん…分かってる、本当はあなた、私の護衛なんかじゃないんでしょ?」
禁書「それに…これ以上は本当に危険だから…巻き込むわけにはいかないんだよ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 00:28:06.60 ID:1DzD/3oVO
銀時「……一人で行っちまったぞ、あいつ…良かったのか?」
上条「…悪いけど銀さん、あいつを追ってくれないか?補習が終わったら俺も手伝う」
上条「やっぱあんな小さい子、ほっとく訳にはいかねーよ」
銀時「ああ…分かった」
---
屋外
銀時「つってもな……正直ここの土地勘が掴めねえ、どっから探しゃいいんだ?」
銀時「……とりあえずは手当たり次第か、おいインデックスー!返事しろー!」
銀時「インディーズー!いないならいないって言いやがれー!インドネシアー!」
上条「…悪いけど銀さん、あいつを追ってくれないか?補習が終わったら俺も手伝う」
上条「やっぱあんな小さい子、ほっとく訳にはいかねーよ」
銀時「ああ…分かった」
---
屋外
銀時「つってもな……正直ここの土地勘が掴めねえ、どっから探しゃいいんだ?」
銀時「……とりあえずは手当たり次第か、おいインデックスー!返事しろー!」
銀時「インディーズー!いないならいないって言いやがれー!インドネシアー!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 00:32:24.51 ID:1DzD/3oVO
---
放課後
銀時「はぁ…はぁ…くっそ、インターフェースの奴…どこにもいやがらねえ……」
銀時「おいヒューマノイドインターフェースー!長門ォォ!朝倉ァァ!」
美琴「………」
美琴(何なのあれ……変な奴)
銀時「……ダメか、仕方ねえ…一旦戻るとするか」
---
上条宅前
上条(銀さん…あの子のこと、ちゃんと見つけられたのか?)
上条「荷物置いたら俺も探しに………なっ!?」
禁書「………」
放課後
銀時「はぁ…はぁ…くっそ、インターフェースの奴…どこにもいやがらねえ……」
銀時「おいヒューマノイドインターフェースー!長門ォォ!朝倉ァァ!」
美琴「………」
美琴(何なのあれ……変な奴)
銀時「……ダメか、仕方ねえ…一旦戻るとするか」
---
上条宅前
上条(銀さん…あの子のこと、ちゃんと見つけられたのか?)
上条「荷物置いたら俺も探しに………なっ!?」
禁書「………」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 00:35:19.19 ID:1DzD/3oVO
上条「お、おい大丈夫か!?しっかりしろ!!」
ステイル「あーあ、ずいぶんと派手にやっちゃって…」
上条「お前…お前がこんなことを!?」
ステイル「そんなに睨まれても困るな…それを斬ったのは僕じゃない」
ステイル「神裂もこんなに深手を負わせるつもりはなかったんじゃないかな?」
上条「何を勝手なこと言ってやがる!こんな小さな女の子を血まみれにしておきながら!」
ステイル「その子が身に纏っている修道服『歩く教会』…何故か力を発揮しなくてね」
上条「……!」
上条(俺が…俺が右手で触ったから……?)
ステイル「あーあ、ずいぶんと派手にやっちゃって…」
上条「お前…お前がこんなことを!?」
ステイル「そんなに睨まれても困るな…それを斬ったのは僕じゃない」
ステイル「神裂もこんなに深手を負わせるつもりはなかったんじゃないかな?」
上条「何を勝手なこと言ってやがる!こんな小さな女の子を血まみれにしておきながら!」
ステイル「その子が身に纏っている修道服『歩く教会』…何故か力を発揮しなくてね」
上条「……!」
上条(俺が…俺が右手で触ったから……?)
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 00:38:15.57 ID:1DzD/3oVO
ステイル「…それともう一つ、逃げたはずのその子は何故ここにいるんだろうね?」
上条「……」
ステイル「君の家に忘れ物でもしたんじゃないかな?」
上条(俺を守るためにわざわざ戻ってきた…?じゃあこいつが怪我したのは…)
上条「半分はこのクソ馬鹿野郎の…上条当麻のせいじゃねえかよ!!」
ステイル「……さて、そろそろそれを回収させてくれないかな?」
上条「ふざけんな!コイツにはもう指一本触れさせねえ!!」
上条「大体何だ!魔術師とか言う奴らはこんな小さい子にまで手を出すのかよ!?」
上条「これ以上やるってんなら…俺が全力で止めてやる!」
上条「……」
ステイル「君の家に忘れ物でもしたんじゃないかな?」
上条(俺を守るためにわざわざ戻ってきた…?じゃあこいつが怪我したのは…)
上条「半分はこのクソ馬鹿野郎の…上条当麻のせいじゃねえかよ!!」
ステイル「……さて、そろそろそれを回収させてくれないかな?」
上条「ふざけんな!コイツにはもう指一本触れさせねえ!!」
上条「大体何だ!魔術師とか言う奴らはこんな小さい子にまで手を出すのかよ!?」
上条「これ以上やるってんなら…俺が全力で止めてやる!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 00:40:55.82 ID:1DzD/3oVO
ステイル「言いたいことはそれだけかな?」
上条「ああ…お前がこいつを傷つけるなら…俺はテメエをぶっ飛ばす!」
ステイル「やれやれ、正直怪我はさせたくなかったが…仕方ない」
ステイル「『Fortis931』…炎よ、巨人に苦痛の贈り物を!」
ボウッ!
上条「!」
ステイル「…やりすぎたか、まあ所詮君程度じゃ何度やっても無駄だよ」
上条「何が無駄だって…?」
ステイル「なっ…!?」
上条「ああ…お前がこいつを傷つけるなら…俺はテメエをぶっ飛ばす!」
ステイル「やれやれ、正直怪我はさせたくなかったが…仕方ない」
ステイル「『Fortis931』…炎よ、巨人に苦痛の贈り物を!」
ボウッ!
上条「!」
ステイル「…やりすぎたか、まあ所詮君程度じゃ何度やっても無駄だよ」
上条「何が無駄だって…?」
ステイル「なっ…!?」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 01:01:18.21 ID:1DzD/3oVO
---
ステイルとの戦闘が始まる少し前、某所
銀時「………」
銀時(うん、こりゃあれだ…X-2パターンだな……)
銀時「ま……迷ったァァァァ!!」
美琴「あれ、あんた…さっきも見かけたわね、何やってんの?」
銀時「……犬のお巡りさん探してます」
美琴「それって…まさか迷子?」
銀時「…人はみんな人生と言う名の道に迷ってんだよ」
美琴「無駄にカッコつけなくていいから…どこに行きたいの?」
銀時「いや別に迷子なんかじゃねーし?誰も案内なんか必要ねーし?」
美琴「あっそ…じゃああたしはもう行くわね」
銀時「ねえごめん、嘘!100%迷子!いちご100%で迷子!」
美琴「………」
ステイルとの戦闘が始まる少し前、某所
銀時「………」
銀時(うん、こりゃあれだ…X-2パターンだな……)
銀時「ま……迷ったァァァァ!!」
美琴「あれ、あんた…さっきも見かけたわね、何やってんの?」
銀時「……犬のお巡りさん探してます」
美琴「それって…まさか迷子?」
銀時「…人はみんな人生と言う名の道に迷ってんだよ」
美琴「無駄にカッコつけなくていいから…どこに行きたいの?」
銀時「いや別に迷子なんかじゃねーし?誰も案内なんか必要ねーし?」
美琴「あっそ…じゃああたしはもう行くわね」
銀時「ねえごめん、嘘!100%迷子!いちご100%で迷子!」
美琴「………」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 01:08:38.89 ID:1DzD/3oVO
美琴「はぁ…で、どこに行きたいのかしら?」
銀時「あー、ツンツン頭の上条当麻って奴の家なんだけどよ…」
美琴「え?あの馬鹿に何か用事でもあるの?」
銀時「用事っつーか何つーか…まあ野暮用でな」
美琴「ふーん…じゃ、じゃあついでにあたしもついて行こうかしら?」
銀時「いや…止めとけ、女にゃちょっとばっか危険だしよ」
美琴「危険って……アンタ一体アイツに何かするつもりなの!?」
銀時「誤解すんな馬鹿…まあ、力の弱い女は来たら怪我すっかもしれねーから…」
美琴「弱いですって…?あんた誰に向かってそんなこと言ってんの?」
銀時「いや…俺にしちゃ珍しく気を遣ったんだけど?」
美琴「余計なお世話よ」
銀時「あー、ツンツン頭の上条当麻って奴の家なんだけどよ…」
美琴「え?あの馬鹿に何か用事でもあるの?」
銀時「用事っつーか何つーか…まあ野暮用でな」
美琴「ふーん…じゃ、じゃあついでにあたしもついて行こうかしら?」
銀時「いや…止めとけ、女にゃちょっとばっか危険だしよ」
美琴「危険って……アンタ一体アイツに何かするつもりなの!?」
銀時「誤解すんな馬鹿…まあ、力の弱い女は来たら怪我すっかもしれねーから…」
美琴「弱いですって…?あんた誰に向かってそんなこと言ってんの?」
銀時「いや…俺にしちゃ珍しく気を遣ったんだけど?」
美琴「余計なお世話よ」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 01:15:59.43 ID:1DzD/3oVO
銀時「あー女ってのはこれだから嫌なんだ!常日頃か弱いアピールしてるくせによ」
銀時「いざ何かあったらあっさり手のひら返しやがって!」
銀時「かー!汚いね女は!それに加えて利益にも賢いから余計に信用ならねー!」
美琴「アンタ…学園都市レベル5の超電磁砲(レールガン)って知らないの?」
銀時「……レイガンだったら知ってっけど…あれだろ?スマブラである銃みてーなやつ」
銀時「あと俺の持ちキャラはリンクだから」
銀時「いざ何かあったらあっさり手のひら返しやがって!」
銀時「かー!汚いね女は!それに加えて利益にも賢いから余計に信用ならねー!」
美琴「アンタ…学園都市レベル5の超電磁砲(レールガン)って知らないの?」
銀時「……レイガンだったら知ってっけど…あれだろ?スマブラである銃みてーなやつ」
銀時「あと俺の持ちキャラはリンクだから」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 01:24:28.84 ID:1DzD/3oVO
美琴「知らないなら教えてあげるわ…!」
銀時「へっ…んなコインで何が出来るってんだ、投げつけたりでもすんのか?」
美琴「まあ…似たようなものね」
銀時「上等だ……テメーの必殺技、この洞爺湖で打ち返してやらァ!」
美琴「言ってくれるわね…後悔するんじゃないわよ!」
銀時(どんなに速く飛んでこようが所詮メダルだろ、なら余裕で…)
キィーン…バシュ!スガーン!!
銀時「」
銀時(メ、メダルじゃなくてかめはめ波飛んできたァァァ!!)
銀時「へっ…んなコインで何が出来るってんだ、投げつけたりでもすんのか?」
美琴「まあ…似たようなものね」
銀時「上等だ……テメーの必殺技、この洞爺湖で打ち返してやらァ!」
美琴「言ってくれるわね…後悔するんじゃないわよ!」
銀時(どんなに速く飛んでこようが所詮メダルだろ、なら余裕で…)
キィーン…バシュ!スガーン!!
銀時「」
銀時(メ、メダルじゃなくてかめはめ波飛んできたァァァ!!)
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 01:31:43.82 ID:1DzD/3oVO
美琴「威力弱めにしてわざと外してあげたわ…どう?これでもあたしが弱いって?」
銀時「………」
美琴「……ちょっと、どうしたの?」
銀時「あー…はいはい、なるほどね…こういう感じね…」
美琴「?」
銀時(オイィィィ!あのガキいきなりかめはめ波撃ちやがったよ!?サイヤ人か!?)
銀時(そういやアイツの体の周りに電気みてーな…超サイヤ人2になると出るアレが…)
銀時「……悪かったな、テメーが戦闘民族だとは知らなかったんで舐めてたわ」
美琴「……??」
銀時「………」
美琴「……ちょっと、どうしたの?」
銀時「あー…はいはい、なるほどね…こういう感じね…」
美琴「?」
銀時(オイィィィ!あのガキいきなりかめはめ波撃ちやがったよ!?サイヤ人か!?)
銀時(そういやアイツの体の周りに電気みてーな…超サイヤ人2になると出るアレが…)
銀時「……悪かったな、テメーが戦闘民族だとは知らなかったんで舐めてたわ」
美琴「……??」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 01:38:52.11 ID:1DzD/3oVO
銀時「いや待て…いくらなんでもサイヤ人なんざいるわけがねーよな」
銀時(学校…電気…魔法とか超能力…あの声……ま、まさか……)
銀時「なるほどな…マガジンのヤロー、小賢しいまねしやがって」
美琴「あんた…さっきから何言ってんの?」
銀時「こんな所にまで連載中の主力漫画の主人公を登場させるとはよ…」
美琴「何か…果てしない方向に勘違いしてないかしら?」
銀時「とりあえず生徒ほったらかしてこんな所で遊んでていいんですか、ネギ先生」
美琴「誰よそのネギ先生って!?アンタの頭の中で何が展開されてるわけ!?」
銀時(学校…電気…魔法とか超能力…あの声……ま、まさか……)
銀時「なるほどな…マガジンのヤロー、小賢しいまねしやがって」
美琴「あんた…さっきから何言ってんの?」
銀時「こんな所にまで連載中の主力漫画の主人公を登場させるとはよ…」
美琴「何か…果てしない方向に勘違いしてないかしら?」
銀時「とりあえず生徒ほったらかしてこんな所で遊んでていいんですか、ネギ先生」
美琴「誰よそのネギ先生って!?アンタの頭の中で何が展開されてるわけ!?」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 01:48:13.62 ID:1DzD/3oVO
美琴「とにかく…こんなことしてないで早くアイツの家に行くわよ」
銀時「果てしなく時間をロスしたなオイ、まったく誰のせいだ…」
美琴「九分九厘あんたのせいよ!」
---
美琴「見えた、確かあれがアイツの住んでる寮よ」
銀時「おーそうだ、言われてみりゃあんな感じだったわ」
美琴(か、考えてみたらアイツの家に行くなんてめったになかったわね…ラッキー!)
美琴「あ、そういえばアンタ名前は?」
銀時「坂田銀時、ポケモンも金より銀派だな、ルギアかっけーし」
美琴「そ…そう、あたしは御坂美琴、学園都市第三位で異名は超電磁砲(レールガン)」
銀時「え…エエエェェェェ!?お前、魔法使いネギ先生じゃないのォォォ!?」
美琴「驚く所そこなの!?ていうか、アンタ一体どんな想像してたのよ!」
銀時「果てしなく時間をロスしたなオイ、まったく誰のせいだ…」
美琴「九分九厘あんたのせいよ!」
---
美琴「見えた、確かあれがアイツの住んでる寮よ」
銀時「おーそうだ、言われてみりゃあんな感じだったわ」
美琴(か、考えてみたらアイツの家に行くなんてめったになかったわね…ラッキー!)
美琴「あ、そういえばアンタ名前は?」
銀時「坂田銀時、ポケモンも金より銀派だな、ルギアかっけーし」
美琴「そ…そう、あたしは御坂美琴、学園都市第三位で異名は超電磁砲(レールガン)」
銀時「え…エエエェェェェ!?お前、魔法使いネギ先生じゃないのォォォ!?」
美琴「驚く所そこなの!?ていうか、アンタ一体どんな想像してたのよ!」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 01:54:15.43 ID:1DzD/3oVO
prrrr
美琴「っと……ごめんあたしだ、もしもーし」
黒子『お、お姉さま!今どこにいらっしゃるんですの!?早くお戻りに!』
美琴「どうしたのよ、まだ門限までは時間があるでしょ?」
黒子『お忘れですの!?今日の門限はいつもより…』
美琴「あー、確か寮監が何か言ってたような……あれ?……あ!」
黒子『とにかく…早くお戻りに!まだ間に合いますわ!』
美琴「う、うん…分かった……」
美琴「っと……ごめんあたしだ、もしもーし」
黒子『お、お姉さま!今どこにいらっしゃるんですの!?早くお戻りに!』
美琴「どうしたのよ、まだ門限までは時間があるでしょ?」
黒子『お忘れですの!?今日の門限はいつもより…』
美琴「あー、確か寮監が何か言ってたような……あれ?……あ!」
黒子『とにかく…早くお戻りに!まだ間に合いますわ!』
美琴「う、うん…分かった……」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:00:06.57 ID:1DzD/3oVO
美琴「……と、残念だけどそういうわけであたしは行けないわ」
銀時「いやどういうわけで!?話の流れがよくわかんないんだけど」
美琴「とにかく…アイツの家はあそこだから……よく分からないけど後はよろしく」
美琴(もう…何でこういう日に限って門限が早いのよ……ついてないわね)
銀時「…え?何これ、まさかの丸投げ?」
---
同時刻
ステイル「仕方ないね、じゃあ僕も奥義を使わせてもらうよ……」
上条「なっ…?」
銀時「いやどういうわけで!?話の流れがよくわかんないんだけど」
美琴「とにかく…アイツの家はあそこだから……よく分からないけど後はよろしく」
美琴(もう…何でこういう日に限って門限が早いのよ……ついてないわね)
銀時「…え?何これ、まさかの丸投げ?」
---
同時刻
ステイル「仕方ないね、じゃあ僕も奥義を使わせてもらうよ……」
上条「なっ…?」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:05:33.99 ID:1DzD/3oVO
---
銀時「あれ…あいつの部屋何階だっけか?全くややこしいったらねーよ……ん?」
銀時「……え、何これ?何なのこの一杯貼ってある紙?新手のいたずら?」
銀時(一枚一枚に妙なモン書き込んでやがる……犯人は中二病か?)
銀時「ったく、こんなときにめんどくせーな…」
---
ステイル「『イノケンティウス!』」
シーン
ステイル「……?」
上条「……?」
ステイル「『イノケンティウス!!』」
…シーン
ステイル「………」
上条「………」
銀時「あれ…あいつの部屋何階だっけか?全くややこしいったらねーよ……ん?」
銀時「……え、何これ?何なのこの一杯貼ってある紙?新手のいたずら?」
銀時(一枚一枚に妙なモン書き込んでやがる……犯人は中二病か?)
銀時「ったく、こんなときにめんどくせーな…」
---
ステイル「『イノケンティウス!』」
シーン
ステイル「……?」
上条「……?」
ステイル「『イノケンティウス!!』」
…シーン
ステイル「………」
上条「………」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:12:39.39 ID:1DzD/3oVO
上条「なんだ……何かやるんじゃないのか?」
ステイル「……ちょっと待っててくれ、タイム、タイムアウトだ」
上条「ちょっとだけな」
ステイル「『イノケンティウス』、『イノケンティウス!』、『イノケンティウス!!』」
……シーン
ステイル「………」
上条「…なあ、もういいか?」
ステイル「すまない、もう一回、もう一回だけやらせてくれないか?」
上条「……もう一回だけな」
ステイル「ごめん、ホントごめん、これでホントに最後だから」
上条「マジで最後だぞ?」
ステイル「……ちょっと待っててくれ、タイム、タイムアウトだ」
上条「ちょっとだけな」
ステイル「『イノケンティウス』、『イノケンティウス!』、『イノケンティウス!!』」
……シーン
ステイル「………」
上条「…なあ、もういいか?」
ステイル「すまない、もう一回、もう一回だけやらせてくれないか?」
上条「……もう一回だけな」
ステイル「ごめん、ホントごめん、これでホントに最後だから」
上条「マジで最後だぞ?」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:20:12.34 ID:1DzD/3oVO
ステイル(集中集中…よし大丈夫だ…!)
ステイル「……『イノケンティウス!!!』」
……シーン
ステイル「………」グスッ
上条(あ…涙目……)
ステイル(な、何故イノケンティウスが発動しない…ルーンはちゃんと貼ったはず!)
---
その頃、下の階
銀時「よっしゃあァァァ!一枚残らずきれいにしてやったぜ!ざまーみろ!!」
銀時「散らかってた部屋をきれいに片付けた時みてーな?この自己満足的勝利感?」
銀時「いやーすっきりしたわ……あれ?」
銀時(俺ァさっきまで何してたんだっけか……?)
ステイル「……『イノケンティウス!!!』」
……シーン
ステイル「………」グスッ
上条(あ…涙目……)
ステイル(な、何故イノケンティウスが発動しない…ルーンはちゃんと貼ったはず!)
---
その頃、下の階
銀時「よっしゃあァァァ!一枚残らずきれいにしてやったぜ!ざまーみろ!!」
銀時「散らかってた部屋をきれいに片付けた時みてーな?この自己満足的勝利感?」
銀時「いやーすっきりしたわ……あれ?」
銀時(俺ァさっきまで何してたんだっけか……?)
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:30:09.35 ID:1DzD/3oVO
---
上条「今度はこっちの必殺技で行くぜ…もう待ったはなしだからな」
ステイル「くっ…!イノケンティウ……」
上条「ウオオオォォ!DAVS!(ダウン・アッパー・ブイ・ストーム)」バキッ!
ステイル「ぐあっ!」
上条「はっ…はっ…」
ステイル「ま、まだだ……」
銀時「止めとけ…もうテメーに勝ち目はねーよ」
上条「今度はこっちの必殺技で行くぜ…もう待ったはなしだからな」
ステイル「くっ…!イノケンティウ……」
上条「ウオオオォォ!DAVS!(ダウン・アッパー・ブイ・ストーム)」バキッ!
ステイル「ぐあっ!」
上条「はっ…はっ…」
ステイル「ま、まだだ……」
銀時「止めとけ…もうテメーに勝ち目はねーよ」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:36:04.54 ID:1DzD/3oVO
上条「無事だったか銀さん!つか今までどこに行ってたんだ?」
銀時「じ、自分探しの旅に出てて…何か帰ってきたらもう終わってました的な?」
銀時「決してインデックス探してる間に迷子になったとかそんなんじゃないからね?」
上条「………」
ステイル「くっ…仲間がいたのか……まさかイノケンティウスが不発だったのはお前が!」
上条「そ、そうか!銀さんが何か手を打ってくれていたのか!」
銀時「いや……え?何が?」
銀時「じ、自分探しの旅に出てて…何か帰ってきたらもう終わってました的な?」
銀時「決してインデックス探してる間に迷子になったとかそんなんじゃないからね?」
上条「………」
ステイル「くっ…仲間がいたのか……まさかイノケンティウスが不発だったのはお前が!」
上条「そ、そうか!銀さんが何か手を打ってくれていたのか!」
銀時「いや……え?何が?」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:42:36.25 ID:1DzD/3oVO
ステイル「我々の魔術にいち早く対処するとは…一体何者なんだ…?」
銀時「ビアンカの婿だ」
上条「………」
ステイル「………」
ステイル「そうか…確かに敵に情報は漏らすべきじゃない…さすがだ」
ステイル「まさか君のような人間がいるとは……予想外だったよ」
銀時(コイツめんどくせーな…一発適当なこと言ってビビらせとくか…?)
銀時「いいか……よく聞け」
ステイル「?」
銀時「俺には!!八千人の部下がいる!!」
ステイル「………」
銀時「ビアンカの婿だ」
上条「………」
ステイル「………」
ステイル「そうか…確かに敵に情報は漏らすべきじゃない…さすがだ」
ステイル「まさか君のような人間がいるとは……予想外だったよ」
銀時(コイツめんどくせーな…一発適当なこと言ってビビらせとくか…?)
銀時「いいか……よく聞け」
ステイル「?」
銀時「俺には!!八千人の部下がいる!!」
ステイル「………」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:48:06.21 ID:1DzD/3oVO
銀時(……あれ?やべえ、何か間違えたか?)
上条(いや……さすがにもう少し上手いハッタリがあったんじゃ…)
銀時(嘘だろオイ、将来海賊王になる一味の狙撃手が考えた台詞なんだぞ?)
上条(こんなのよっぽどバカじゃないと信じたり…)
ステイル「……な、何だって!八千人だと!?」
銀時・上条(あー…なるほど、コイツよっぽど馬鹿だ)
上条(いや……さすがにもう少し上手いハッタリがあったんじゃ…)
銀時(嘘だろオイ、将来海賊王になる一味の狙撃手が考えた台詞なんだぞ?)
上条(こんなのよっぽどバカじゃないと信じたり…)
ステイル「……な、何だって!八千人だと!?」
銀時・上条(あー…なるほど、コイツよっぽど馬鹿だ)
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 02:53:24.66 ID:1DzD/3oVO
ステイル「……今日は退かせてもらう、色々と手間が増えたのでね」
銀時「もう一生来んな馬鹿、何そのバーコード?売り物なの?ピッてやれば値段出んの?」
---
銀時「で…こっからどうすりゃいい、正直応急処置で何とかなる怪我じゃねーぞ」
上条「救急車か……けど病院に連れて行くにしてもこの子はIDが……なっ!?」
禁書「警告-出血による生命危機を確認……強制的に『ヨハネのペン』で目覚めます」
銀時「あれ…何これ?オ、オイ嘘だろ……まさか千年パズルに隠された人格が!?」
禁書「千年パズルの意味は分かりかねますが、私はインデックス本人です」
銀時「もう一生来んな馬鹿、何そのバーコード?売り物なの?ピッてやれば値段出んの?」
---
銀時「で…こっからどうすりゃいい、正直応急処置で何とかなる怪我じゃねーぞ」
上条「救急車か……けど病院に連れて行くにしてもこの子はIDが……なっ!?」
禁書「警告-出血による生命危機を確認……強制的に『ヨハネのペン』で目覚めます」
銀時「あれ…何これ?オ、オイ嘘だろ……まさか千年パズルに隠された人格が!?」
禁書「千年パズルの意味は分かりかねますが、私はインデックス本人です」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 03:00:23.00 ID:1DzD/3oVO
銀時「くそっ、何がどうなってやがる……」
禁書「事態は緊急、今から私の言うとおりにしてくだされば幸いです……」
---
銀時「……で、上条の奴を追っ払って…妙な魔法陣作らせて…あとは何をしろって?」
禁書「神殿を作ります、私の後に続いて唱えてください…アーアーアーアー…」
銀時「………それじゃあ歌います」
禁書「アーアーアーアー…」
銀時「わぁたしのぉ-おはかぁのぉーむぁえでぇー、んなかないでくぅださぁいー」
禁書「アーアーアーアー…」
銀時「そこぉにーわたしぃはぁいませぇんー、ねむってぬぁんかぁいますぇんー」
禁書「………」
禁書「事態は緊急、今から私の言うとおりにしてくだされば幸いです……」
---
銀時「……で、上条の奴を追っ払って…妙な魔法陣作らせて…あとは何をしろって?」
禁書「神殿を作ります、私の後に続いて唱えてください…アーアーアーアー…」
銀時「………それじゃあ歌います」
禁書「アーアーアーアー…」
銀時「わぁたしのぉ-おはかぁのぉーむぁえでぇー、んなかないでくぅださぁいー」
禁書「アーアーアーアー…」
銀時「そこぉにーわたしぃはぁいませぇんー、ねむってぬぁんかぁいますぇんー」
禁書「………」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 03:09:25.35 ID:1DzD/3oVO
禁書「真面目にやってください、あなたには私を救う気があるのですか?」
銀時「いや…ここは歌っとかなきゃって思ったからつい」
禁書「言い忘れていましたが儀式の失敗はあなたの死を意味します」
銀時「え?」
禁書「ですから…儀式の失敗はあなたの死を意味すると言っ」
銀時「さぁー儀式やるぞォォォ!絶対に失敗しねーからなァァァ!!」
禁書「………始めます」
---
翌日、朝
銀時「で、何やかんやで治った」
上条「いや何やかんやって何だよ」
銀時「何やかんやは何やかんやだろ、まーインデックスは安静にさせとけ」
銀時「いや…ここは歌っとかなきゃって思ったからつい」
禁書「言い忘れていましたが儀式の失敗はあなたの死を意味します」
銀時「え?」
禁書「ですから…儀式の失敗はあなたの死を意味すると言っ」
銀時「さぁー儀式やるぞォォォ!絶対に失敗しねーからなァァァ!!」
禁書「………始めます」
---
翌日、朝
銀時「で、何やかんやで治った」
上条「いや何やかんやって何だよ」
銀時「何やかんやは何やかんやだろ、まーインデックスは安静にさせとけ」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 03:16:17.97 ID:1DzD/3oVO
銀時「さて…俺らもしばらく休むとすっか、もうしばらくは敵も来やしねーだろ」
上条「いや…今後どうするかを検討していくべきなんじゃ?」
銀時「そりゃあれだよ…考えながら休みゃいいんだろ」
上条「………」
上条(そういや忘れてたけど…この人も正体がよく分からないんだよな……)
上条「いや…今後どうするかを検討していくべきなんじゃ?」
銀時「そりゃあれだよ…考えながら休みゃいいんだろ」
上条「………」
上条(そういや忘れてたけど…この人も正体がよく分からないんだよな……)
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 03:24:12.54 ID:1DzD/3oVO
---
同日、某所
ステイル「インデックスは無事だったみたいだね…正直安心したよ」
神裂「まだ期限までは約二週間あります、もう暫くは様子を見ましょう」
---
翌日
上条「どうだインデックス、体の具合は?」
禁書「まだちょっと疲れがあるけど…うん、もう大丈夫なんだよ!」
上条「そっか!これで俺たちも一安心だ…」
禁書「ありがと、とうま!」
銀時「……あれ?俺への感謝は?…ねえ歌ったから?やっぱあれマズかったの?」
同日、某所
ステイル「インデックスは無事だったみたいだね…正直安心したよ」
神裂「まだ期限までは約二週間あります、もう暫くは様子を見ましょう」
---
翌日
上条「どうだインデックス、体の具合は?」
禁書「まだちょっと疲れがあるけど…うん、もう大丈夫なんだよ!」
上条「そっか!これで俺たちも一安心だ…」
禁書「ありがと、とうま!」
銀時「……あれ?俺への感謝は?…ねえ歌ったから?やっぱあれマズかったの?」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 03:32:42.35 ID:1DzD/3oVO
銀時「俺ァ少しこの辺をぶらぶらして歩いてるわ、土地勘にも慣れたいしよ…」
禁書「あ!なら私も行くんだよ!」
上条「じゃあ今日は自由行動で…!」
---
某所
銀時「おっ…苺オレ売ってるじゃねーか、こりゃ買いだな」
ピッ、ゴトン!
銀時「さーて……ってあっつ!これ熱いぞ!?苺オレのくせになんで」
『苺おでん』
銀時「いやふざけんなァァァァ!金返しやがれェェェェェ!!」
禁書「あ!なら私も行くんだよ!」
上条「じゃあ今日は自由行動で…!」
---
某所
銀時「おっ…苺オレ売ってるじゃねーか、こりゃ買いだな」
ピッ、ゴトン!
銀時「さーて……ってあっつ!これ熱いぞ!?苺オレのくせになんで」
『苺おでん』
銀時「いやふざけんなァァァァ!金返しやがれェェェェェ!!」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 03:41:11.41 ID:1DzD/3oVO
禁書「ぎんとき!お腹が減ったんだよ!何か食べたいかも!」
銀時「んじゃこれやるよ、苺おでん」
禁書「むー、こういうのじゃなくって思いっきり食べたいんだよ!」
銀時「なーに言ってんだこのガキは…そんな余裕あるならむしろ俺が腹一杯食うわ」
禁書「むー!お腹すいたよーひもじいんだよー!」
銀時「わーった、待ってろ!食えそうな『草』と『虫』でも探してやっから…」
禁書「や…やっぱり我慢するんだよ……」
銀時(…計画通り!)
---
同日、某所
御坂妹「このジュースはどこまで運べば良いのでしょうか、とミサカは問い掛けます」
上条「あ…いいよ、後は俺一人で持って行くから」
銀時「んじゃこれやるよ、苺おでん」
禁書「むー、こういうのじゃなくって思いっきり食べたいんだよ!」
銀時「なーに言ってんだこのガキは…そんな余裕あるならむしろ俺が腹一杯食うわ」
禁書「むー!お腹すいたよーひもじいんだよー!」
銀時「わーった、待ってろ!食えそうな『草』と『虫』でも探してやっから…」
禁書「や…やっぱり我慢するんだよ……」
銀時(…計画通り!)
---
同日、某所
御坂妹「このジュースはどこまで運べば良いのでしょうか、とミサカは問い掛けます」
上条「あ…いいよ、後は俺一人で持って行くから」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 09:25:18.43 ID:1DzD/3oVO
翌日、朝
銀時「で……昨日1日苺おでんと戯れながら考えてたんだけどよ」
上条(苺おでん……)
銀時「ボチボチ仲間増やしとくか…ま、お決まりのパターンだな」
上条「仲間…?」
銀時「魔術だかなんだか知らねーが…俺たち二人じゃさすがに限界があんだろ」
銀時「パーティー増やさないと魔王は倒せねーんだよ、ゾーマの強さ半端ねぇよ」
上条「いや…でもこんな危険なことに他人を巻き込むわけには……」
銀時「じゃあちょっと仲間探しに喫茶店辺りに行ってくるわ」
上条「いやそれ明らかに仲間探しじゃないよな?絶対にくつろぐつもりだよな?」
禁書「あ、ずるいかも!私も行くんだよ!」
銀時「で……昨日1日苺おでんと戯れながら考えてたんだけどよ」
上条(苺おでん……)
銀時「ボチボチ仲間増やしとくか…ま、お決まりのパターンだな」
上条「仲間…?」
銀時「魔術だかなんだか知らねーが…俺たち二人じゃさすがに限界があんだろ」
銀時「パーティー増やさないと魔王は倒せねーんだよ、ゾーマの強さ半端ねぇよ」
上条「いや…でもこんな危険なことに他人を巻き込むわけには……」
銀時「じゃあちょっと仲間探しに喫茶店辺りに行ってくるわ」
上条「いやそれ明らかに仲間探しじゃないよな?絶対にくつろぐつもりだよな?」
禁書「あ、ずるいかも!私も行くんだよ!」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 09:33:47.14 ID:1DzD/3oVO
---
同日、喫茶店
銀時「お、このパフェ上手そうだな…オイねーちゃん、これ頼むわ」
禁書「私はここからここまで全部お願いするんだよ!」
銀時「は?いやオイ待っ…」
店員「はい、かしこまりました」
銀時「いやかしこまらないで!?破産!破産するから!首飛んじゃうからァァァ!」
禁書「それならいっそ両腕両足も飛ばしたほうがいいかも…もっと注文してあげるね!」
銀時「ねえ誰かァァァ!悪魔!ここに連邦軍の白い悪魔がいますゥゥゥ!」
同日、喫茶店
銀時「お、このパフェ上手そうだな…オイねーちゃん、これ頼むわ」
禁書「私はここからここまで全部お願いするんだよ!」
銀時「は?いやオイ待っ…」
店員「はい、かしこまりました」
銀時「いやかしこまらないで!?破産!破産するから!首飛んじゃうからァァァ!」
禁書「それならいっそ両腕両足も飛ばしたほうがいいかも…もっと注文してあげるね!」
銀時「ねえ誰かァァァ!悪魔!ここに連邦軍の白い悪魔がいますゥゥゥ!」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 09:44:50.04 ID:1DzD/3oVO
禁書「むー!ぎんときのケチンボ!じゃあ私、手を洗ってくる!」
銀時「ったくえらい眼にあったぜ……ん?」
一方通行「………」
銀時(あの外歩いてる奴…服が面白いんだけど、文字通り顔も白いし)
銀時(ありゃーあれだ…クラスに一人はいる一匹狼カッコいいと思っちゃう派だな)
銀時(…んなことはどうでもいいか、俺も便所行ってくるかな)
禁書「……うん……あの人がトイレに………てね?」ヒソヒソ
店員「はぁ…か、かしこまりました」
銀時「ったくえらい眼にあったぜ……ん?」
一方通行「………」
銀時(あの外歩いてる奴…服が面白いんだけど、文字通り顔も白いし)
銀時(ありゃーあれだ…クラスに一人はいる一匹狼カッコいいと思っちゃう派だな)
銀時(…んなことはどうでもいいか、俺も便所行ってくるかな)
禁書「……うん……あの人がトイレに………てね?」ヒソヒソ
店員「はぁ…か、かしこまりました」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 09:51:50.02 ID:1DzD/3oVO
---
銀時「さて…そろそろ行くかな」
禁書「御馳走様なんだよ!」
店員「お会計は14800円になります」
銀時「……は?いやいやいや、俺ァパフェ一個でコイツもクレープしか………」
銀時「………オイ」
禁書「な、何でこっち見るのかなー?インデックスには何が何だか分からないんだよー」
銀時「…メニューの中で何が一番うまかった?」
禁書「やっぱりサンデーかな!でもデラックスパフェも捨てがたいかも………」
禁書「………」
銀時「へー、お前俺がトイレ行ってる間にそんなに食ったんだ」
禁書「…ごめんなさい」
銀時「さて…そろそろ行くかな」
禁書「御馳走様なんだよ!」
店員「お会計は14800円になります」
銀時「……は?いやいやいや、俺ァパフェ一個でコイツもクレープしか………」
銀時「………オイ」
禁書「な、何でこっち見るのかなー?インデックスには何が何だか分からないんだよー」
銀時「…メニューの中で何が一番うまかった?」
禁書「やっぱりサンデーかな!でもデラックスパフェも捨てがたいかも………」
禁書「………」
銀時「へー、お前俺がトイレ行ってる間にそんなに食ったんだ」
禁書「…ごめんなさい」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 10:12:38.10 ID:1DzD/3oVO
銀時「何なのお前?食うなって言ったよね?シスターのくせに食い逃げする気?」
禁書「あ、あんまり美味しそうだったからつい…」
銀時「いいか、テメーは修道女の肩書きがなきゃただの穀潰しニートってことを忘れるな」
禁書「だって…こ、ここ最近こんな美味しいもの食べてなかったから……」
銀時「………」
禁書「ごめん…なさい」
銀時「お前もう先帰っとけ、俺が何とかしといてやるから」
禁書「えっ…でも……」
銀時「こんな食えることめったになかったんだろ……次はねーからな」
禁書「あ、ありがとう…!」
禁書「あ、あんまり美味しそうだったからつい…」
銀時「いいか、テメーは修道女の肩書きがなきゃただの穀潰しニートってことを忘れるな」
禁書「だって…こ、ここ最近こんな美味しいもの食べてなかったから……」
銀時「………」
禁書「ごめん…なさい」
銀時「お前もう先帰っとけ、俺が何とかしといてやるから」
禁書「えっ…でも……」
銀時「こんな食えることめったになかったんだろ……次はねーからな」
禁書「あ、ありがとう…!」
196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 10:22:44.03 ID:1DzD/3oVO
---
夜
銀時「カッコつけたはいーが…結局土下座して夜まで皿洗いかよ……」
銀時(アイツ神楽みてーにたくさん食いやがって……)
銀時「神楽…新八…あいつら今頃何やってっかな………あれ?」
銀時(家……どこだっけ?ま、また迷ったァァァァ!!)
夜
銀時「カッコつけたはいーが…結局土下座して夜まで皿洗いかよ……」
銀時(アイツ神楽みてーにたくさん食いやがって……)
銀時「神楽…新八…あいつら今頃何やってっかな………あれ?」
銀時(家……どこだっけ?ま、また迷ったァァァァ!!)
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 10:33:39.58 ID:1DzD/3oVO
---
某所
銀時「やべぇ…果てしなく迷子なんだけど?全然知らないところ来ちゃったんだけど」
銀時(俺こんな方向音痴だったっけ!?そんな設定あった!?)
銀時「……ん?暗くてよく見えねーがあそこに誰かいやがるな」
銀時(だがいきなり迷子になりましたは恥ずかしい……大物の大将っぽくいくか)
銀時「オー…ちょっとォー…ものを~…尋ねたいんだけどもォー……」
御坂妹「………」バタッ
銀時「………え?」
某所
銀時「やべぇ…果てしなく迷子なんだけど?全然知らないところ来ちゃったんだけど」
銀時(俺こんな方向音痴だったっけ!?そんな設定あった!?)
銀時「……ん?暗くてよく見えねーがあそこに誰かいやがるな」
銀時(だがいきなり迷子になりましたは恥ずかしい……大物の大将っぽくいくか)
銀時「オー…ちょっとォー…ものを~…尋ねたいんだけどもォー……」
御坂妹「………」バタッ
銀時「………え?」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 10:51:59.02 ID:1DzD/3oVO
銀時(え?ちょ……え?倒れた?ねえ何か倒れちゃったんですけどォォォ!?)
銀時(あれか!?覇気が強すぎたせいか!まさか俺って覇王色の覇気だったの!?)
御坂妹「………」
銀時「オイ大丈夫か…って血!めっちゃ血が出てるんですけどォォォ!」
銀時「お客様ァァ!お客様の中にトニートニー・チョッパーはいませんかァァァ!?」
銀時(あれか!?覇気が強すぎたせいか!まさか俺って覇王色の覇気だったの!?)
御坂妹「………」
銀時「オイ大丈夫か…って血!めっちゃ血が出てるんですけどォォォ!」
銀時「お客様ァァ!お客様の中にトニートニー・チョッパーはいませんかァァァ!?」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 17:04:11.07 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「……うっ、あなたは…?」
銀時「しっかりしろ…ってお…お前、この前上条の奴と飲みモン持ってきてた……!」
御坂妹「…あなたの言うミサカとは10032号のことですか、とミサカは推測します」
御坂妹「私は10021号…別個体のミサカです、とミサカは説明します」
銀時「ミサカがミサカでミサカ?……いや、んなことはどうでも良いんだよ!」
銀時「しっかりしろ…ってお…お前、この前上条の奴と飲みモン持ってきてた……!」
御坂妹「…あなたの言うミサカとは10032号のことですか、とミサカは推測します」
御坂妹「私は10021号…別個体のミサカです、とミサカは説明します」
銀時「ミサカがミサカでミサカ?……いや、んなことはどうでも良いんだよ!」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 17:11:18.98 ID:1DzD/3oVO
一方通行「……オイオイオイ、実験のセキュリティーはどうなってやがンだァ?」
一方通行「馬鹿な一般人が巻き込まれねェよォな場所を選ンでんじゃねェのか?」
銀時「やべーなこりゃ…とっとと手当てしねーと……」
一方通行「オイ、シカトしてンのか?」
銀時「けど病院とか分かんねーしな……反則使ってあの人に頼むしかねえか…」
一方通行「オイ」
銀時「もしもし?治療頼みたいんすけど…はい…何か結構重傷なんで…」
BJ『私の手術代は高いぜ?お前さんに払えるのか?』
銀時「まーその辺は何とかしますんで…何年掛かっても払うんで……」
BJ『その言葉が聞きたかった…!』
一方通行「誰と話してやがンだテメェ!俺のこと舐めてンのか!?」
一方通行「馬鹿な一般人が巻き込まれねェよォな場所を選ンでんじゃねェのか?」
銀時「やべーなこりゃ…とっとと手当てしねーと……」
一方通行「オイ、シカトしてンのか?」
銀時「けど病院とか分かんねーしな……反則使ってあの人に頼むしかねえか…」
一方通行「オイ」
銀時「もしもし?治療頼みたいんすけど…はい…何か結構重傷なんで…」
BJ『私の手術代は高いぜ?お前さんに払えるのか?』
銀時「まーその辺は何とかしますんで…何年掛かっても払うんで……」
BJ『その言葉が聞きたかった…!』
一方通行「誰と話してやがンだテメェ!俺のこと舐めてンのか!?」
240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 17:19:22.24 ID:1DzD/3oVO
言い忘れてました…遅れてしまいすみませんでした
銀時「あ…すんませんけど、ちょっと待っててください…後からかけ直すんで」ピッ
銀時「…ねえ電話中なんだけど、少し黙っててくんない?お前常識知らないの?」
一方通行「あァ?」
銀時「イヤだねー勉強出来ても常識知らない奴って、一番腹立つよね」
銀時「大体白髪って時点で俺と被ってるし…正直テメーとは絡みたくねーんだよ」
一方通行「……オッケェ、つまりオマエは俺に殺されてェンだな」
銀時「………」
銀時「あ…すんませんけど、ちょっと待っててください…後からかけ直すんで」ピッ
銀時「…ねえ電話中なんだけど、少し黙っててくんない?お前常識知らないの?」
一方通行「あァ?」
銀時「イヤだねー勉強出来ても常識知らない奴って、一番腹立つよね」
銀時「大体白髪って時点で俺と被ってるし…正直テメーとは絡みたくねーんだよ」
一方通行「……オッケェ、つまりオマエは俺に殺されてェンだな」
銀時「………」
242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 17:29:51.60 ID:1DzD/3oVO
銀時「オイお前…怪我してってけど動けねえ程じゃねーだろ?」ボソッ
御坂妹「……?」
銀時「今アイツは俺に注意を向けてっから今のうちにさっさと逃げろ」
御坂妹「…不可能です、とミサカはいきなり現れたあなたに戸惑いつつ返答します」
銀時「……動けねーのか?わざわざヤローを挑発してやったのに」
御坂妹「肉体的損傷の点では問題はありません、とミサカは続けて返答します」
銀時「じゃあ何でだ、まさかアイツに殺されてぇわけじゃねーだろ」
御坂妹「その通りです、とミサカはあなたにとっては予想外のセリフを述べます」
銀時「……は?」
御坂妹「……?」
銀時「今アイツは俺に注意を向けてっから今のうちにさっさと逃げろ」
御坂妹「…不可能です、とミサカはいきなり現れたあなたに戸惑いつつ返答します」
銀時「……動けねーのか?わざわざヤローを挑発してやったのに」
御坂妹「肉体的損傷の点では問題はありません、とミサカは続けて返答します」
銀時「じゃあ何でだ、まさかアイツに殺されてぇわけじゃねーだろ」
御坂妹「その通りです、とミサカはあなたにとっては予想外のセリフを述べます」
銀時「……は?」
244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 17:40:16.07 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「ミサカが殺されることで実験は進んでいきます、とミサカはあなたに教えます」
銀時「いや…意味分かんねーけど」
御坂妹「一言で言えば…彼に殺されることがミサカの使命です、とミサカは説明します」
銀時「………」
一方通行「よォ…さッきから何をコソコソと相談してンだァ?」
銀時「……はい、んじゃここでピンチヒッター入りまーす!」
一方通行「はァ?」
銀時「ピンチヒッター…俺」
御坂妹「!?」
銀時「いや…意味分かんねーけど」
御坂妹「一言で言えば…彼に殺されることがミサカの使命です、とミサカは説明します」
銀時「………」
一方通行「よォ…さッきから何をコソコソと相談してンだァ?」
銀時「……はい、んじゃここでピンチヒッター入りまーす!」
一方通行「はァ?」
銀時「ピンチヒッター…俺」
御坂妹「!?」
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 17:52:41.39 ID:1DzD/3oVO
一方通行「オマエ…今なンつッた?」
銀時「だからピンチヒッターつったろ、代打だよ代打」
一方通行「何だァ…そいつの代わりにオマエが俺とやり合うッてワケか?」
銀時「似たもの同士が人気で生き残るにゃどっちかが潰れなきゃならねーんだよ」
銀時「それに…テメーは個人的に気に入らねぇ…」
一方通行「ク…ククク……アハはハハハァ!いいねェいいねェ!!面白ェじゃねェの!」
一方通行「最ッッ高だぜオマエ!最高のヒーロー様じゃねェか!」
銀時「だからピンチヒッターつったろ、代打だよ代打」
一方通行「何だァ…そいつの代わりにオマエが俺とやり合うッてワケか?」
銀時「似たもの同士が人気で生き残るにゃどっちかが潰れなきゃならねーんだよ」
銀時「それに…テメーは個人的に気に入らねぇ…」
一方通行「ク…ククク……アハはハハハァ!いいねェいいねェ!!面白ェじゃねェの!」
一方通行「最ッッ高だぜオマエ!最高のヒーロー様じゃねェか!」
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 18:09:38.20 ID:1DzD/3oVO
銀時(どうもここにいる奴らは変な魔法みてーな技を使いやがるからな……なら)
銀時「テメーが何かおかしな術使う前に一気に潰してやらァ!」
銀時「肉弾戦ならテメーみたいなもやしっこになんざ負けやしねーんだよォォ!」
ガッ!キィン!
銀時「なっ……ぐあっ!?」
一方通行「…どォしたンですかァ?勇者様の攻撃はもう終わりかァ?」
銀時(ATフィールド……だと……?)
銀時「テメーが何かおかしな術使う前に一気に潰してやらァ!」
銀時「肉弾戦ならテメーみたいなもやしっこになんざ負けやしねーんだよォォ!」
ガッ!キィン!
銀時「なっ……ぐあっ!?」
一方通行「…どォしたンですかァ?勇者様の攻撃はもう終わりかァ?」
銀時(ATフィールド……だと……?)
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 18:16:47.02 ID:1DzD/3oVO
銀時(いや、そんなんじゃねー…打撃の衝撃がまんま跳ね返ってきたみてーな…)
銀時「……ピッチャー第一球…」
一方通行「オイオイ、石なンか投げつけて俺に通用するとでも思ってンのかァ?」
銀時「ど真ん中……ストレートォォォ!」
バシュ!キィン!
銀時「!」
銀時(跳ね返ってきやがった…これがヤローの…)
銀時「……ピッチャー第一球…」
一方通行「オイオイ、石なンか投げつけて俺に通用するとでも思ってンのかァ?」
銀時「ど真ん中……ストレートォォォ!」
バシュ!キィン!
銀時「!」
銀時(跳ね返ってきやがった…これがヤローの…)
255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 18:25:34.98 ID:1DzD/3oVO
一方通行「なァるほど…俺の能力を試したッてワケかァ?」
銀時「……思ったよりめんどくせー能力持ってやがんな」
一方通行「ハッ…まさかテメェ、俺の能力もロクに知らねェで戦ってたのか?」
銀時「俺に野郎のこと調べ回るような趣味はねーんだよ」
一方通行「そォか……けど、俺の能力くらいは知ッとくべきだったなァ!」
ガッ!!
銀時(地面のコンクリが飛んで……!)
銀時「くそっ…マジか…!」
一方通行「遅ェ…おっせェンだよ!」
銀時(飛ばした瓦礫の死角……しまっ)
ドガッ!
銀時「ぐあっ!!」
ドコッ!!
銀時「……思ったよりめんどくせー能力持ってやがんな」
一方通行「ハッ…まさかテメェ、俺の能力もロクに知らねェで戦ってたのか?」
銀時「俺に野郎のこと調べ回るような趣味はねーんだよ」
一方通行「そォか……けど、俺の能力くらいは知ッとくべきだったなァ!」
ガッ!!
銀時(地面のコンクリが飛んで……!)
銀時「くそっ…マジか…!」
一方通行「遅ェ…おっせェンだよ!」
銀時(飛ばした瓦礫の死角……しまっ)
ドガッ!
銀時「ぐあっ!!」
ドコッ!!
259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 18:33:37.78 ID:1DzD/3oVO
銀時「………」
一方通行「ちっとやりすぎたか、まァ…ゲームオーバーだろ」
銀時「…待てよテメー」
一方通行「なっ…?」
銀時「なに勘違いしてやがる…まだ俺のバトルフェイズは終了してねーぞ…!」
一方通行「……あンだけの勢いで…コンクリぶち抜くくれェの力で叩きつけられて…」
一方通行「テメェは何で立ち上がってンだ…無能力者なンだろ…?」
銀時「無能力だかなんだか知らねーが…第一位ってのも大したことねーな」
一方通行「あァ…?」
銀時「……能力使って眼くらまししねーと勝てない臆病者じゃねーか」
一方通行「ちっとやりすぎたか、まァ…ゲームオーバーだろ」
銀時「…待てよテメー」
一方通行「なっ…?」
銀時「なに勘違いしてやがる…まだ俺のバトルフェイズは終了してねーぞ…!」
一方通行「……あンだけの勢いで…コンクリぶち抜くくれェの力で叩きつけられて…」
一方通行「テメェは何で立ち上がってンだ…無能力者なンだろ…?」
銀時「無能力だかなんだか知らねーが…第一位ってのも大したことねーな」
一方通行「あァ…?」
銀時「……能力使って眼くらまししねーと勝てない臆病者じゃねーか」
262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 18:41:32.62 ID:1DzD/3oVO
一方通行「なら…接近戦で直接殺してやるよ!」
銀時「……一個だけテメーに忠告しといてやる、怖じ気づくんじゃねーぞ」
一方通行「忠告…?」
銀時「俺には!九千人を越える部下がいる!!」
一方通行「………」
銀時(これに少しでもビビって逃げ腰になってくれりゃ儲けモンだけどよ…)
一方通行「…テメェはどうあっても俺をおちょくりてェンだな?」
一方通行「オッケェ…安心しろ、お望みどォりに殺してやるからなァ!!」
銀時(そんな上手い話はねーか……ま、煽りくらいにゃなったな)
銀時「……一個だけテメーに忠告しといてやる、怖じ気づくんじゃねーぞ」
一方通行「忠告…?」
銀時「俺には!九千人を越える部下がいる!!」
一方通行「………」
銀時(これに少しでもビビって逃げ腰になってくれりゃ儲けモンだけどよ…)
一方通行「…テメェはどうあっても俺をおちょくりてェンだな?」
一方通行「オッケェ…安心しろ、お望みどォりに殺してやるからなァ!!」
銀時(そんな上手い話はねーか……ま、煽りくらいにゃなったな)
265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 18:49:45.27 ID:1DzD/3oVO
銀時(しっかし参ったな……まさか攻撃を跳ね返しちまう能力とはよ)
銀時(しかも周りにあるモンまで操れるとか……チートにも程があんだろ)
銀時(けど…ヤローの能力もさすがに連続では使えねーはずだ…なら)
銀時「どーしたもやしっ子…掛かってこいよ、まさかビビってんのか?」
銀時(これまで通りアイツを挑発しまくって……)
一方通行「ク……アはハハはハハハハァ!!上等ォじゃねェか!」
銀時(向かってきたところをスマブラ…リンクの回転斬りで仕留めてやらァァ!)
銀時(しかも周りにあるモンまで操れるとか……チートにも程があんだろ)
銀時(けど…ヤローの能力もさすがに連続では使えねーはずだ…なら)
銀時「どーしたもやしっ子…掛かってこいよ、まさかビビってんのか?」
銀時(これまで通りアイツを挑発しまくって……)
一方通行「ク……アはハハはハハハハァ!!上等ォじゃねェか!」
銀時(向かってきたところをスマブラ…リンクの回転斬りで仕留めてやらァァ!)
268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 18:59:36.79 ID:1DzD/3oVO
銀時(足を軸にして斬りつける回転斬りなら…反射されようが関係ねぇ…)
銀時(反射されて右回転が左回転になろうが…結局は奴をぶっ叩ける…)
一方通行「とっとと死にやがれェ!!」
銀時「テメーこそゼルダ姫を助けたリンクの回転斬り舐めんなァァァ!!」
一方通行「!」
キィン!
銀時(案の定反射しやがったな!このまま逆回転でヤローを…)
一方通行「ハッ…ざァンねンだったなァ!」
銀時「は?……なっ!」
キィン!ドガッ!
銀時「ぐっ…!」
銀時(反射されて右回転が左回転になろうが…結局は奴をぶっ叩ける…)
一方通行「とっとと死にやがれェ!!」
銀時「テメーこそゼルダ姫を助けたリンクの回転斬り舐めんなァァァ!!」
一方通行「!」
キィン!
銀時(案の定反射しやがったな!このまま逆回転でヤローを…)
一方通行「ハッ…ざァンねンだったなァ!」
銀時「は?……なっ!」
キィン!ドガッ!
銀時「ぐっ…!」
273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 19:12:58.82 ID:1DzD/3oVO
一方通行「俺の能力は連続じゃ使えねェ……勝手にそンな予測でもしやがッたか?」
銀時「……少年漫画じゃデカい力ほどリスクがあるってのがお決まりなんだよ」
銀時「なのに……テメーは自動でどんな攻撃も跳ね返してしかも隙もねーだと?」
銀時「どんだけふざけた力持ってやがる…ブリーチの藍染様並みじゃねーか……」
一方通行「その理不尽な力があるから…最強なンだろォが!」
銀時「………」
銀時「……少年漫画じゃデカい力ほどリスクがあるってのがお決まりなんだよ」
銀時「なのに……テメーは自動でどんな攻撃も跳ね返してしかも隙もねーだと?」
銀時「どんだけふざけた力持ってやがる…ブリーチの藍染様並みじゃねーか……」
一方通行「その理不尽な力があるから…最強なンだろォが!」
銀時「………」
278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 19:26:04.76 ID:1DzD/3oVO
銀時(あれ?それとも攻撃が当たる直前に引きゃいいのか?)
銀時(そうすりゃそれを反射して逆に当たるんじゃねーの?)
銀時(なるほどね…超スピードで動くヤローにカウンター合わせて直前で引く…か)
銀時「フッ………」
一方通行「……?」
銀時「んなこと出来るかァァァァァ!!」
一方通行(なンだってンだァ…?)
銀時(そうすりゃそれを反射して逆に当たるんじゃねーの?)
銀時(なるほどね…超スピードで動くヤローにカウンター合わせて直前で引く…か)
銀時「フッ………」
一方通行「……?」
銀時「んなこと出来るかァァァァァ!!」
一方通行(なンだってンだァ…?)
281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 19:43:00.14 ID:1DzD/3oVO
一方通行「さァて……そろそろ終わりにしちまうかァ?」
銀時「………」
一方通行「分かってンだろ…もうどうにもならねェってなァ!」
銀時「…ダメだなこりゃ、詰んだか……オイお前、すぐ逃げろ」
御坂妹「あ、あなたを残してミサカ一人で逃げろと言うのですか?とミサカは…」
銀時「いいから行け…これでお前までやられたら俺ァマジで負け犬になっちまうだろ…」
銀時「実験だか何だか知らねーが…もうゴメンなんだよ、目の前で誰かに死なれんのは」
御坂妹「……!」
銀時「………」
一方通行「分かってンだろ…もうどうにもならねェってなァ!」
銀時「…ダメだなこりゃ、詰んだか……オイお前、すぐ逃げろ」
御坂妹「あ、あなたを残してミサカ一人で逃げろと言うのですか?とミサカは…」
銀時「いいから行け…これでお前までやられたら俺ァマジで負け犬になっちまうだろ…」
銀時「実験だか何だか知らねーが…もうゴメンなんだよ、目の前で誰かに死なれんのは」
御坂妹「……!」
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 19:54:57.41 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「……ミサカにはあなたの考えが理解できません、とミサカは呟きます」
御坂妹「ミサカは人形に過ぎない…吹けば簡単に消える蝋燭の火と変わらないのに…」
御坂妹「ましてこのミサカは10032号と異なりあなたと何の接点もなかった…」
御坂妹「なのに何故あなたはそこまでして戦おうとするのですか、とミサカは…」
銀時「……テメーがこの時を生きちゃならねーなんて誰が決めた?」
御坂妹「え…?」
銀時「実験?計画?んなもん俺ァ知らねーし知りたくもねーよ」
銀時「けど…そんなくだらねェことのために…お前の魂の光を消したかねーんだ」
御坂妹「ミサカの…魂……?」
御坂妹「ミサカは人形に過ぎない…吹けば簡単に消える蝋燭の火と変わらないのに…」
御坂妹「ましてこのミサカは10032号と異なりあなたと何の接点もなかった…」
御坂妹「なのに何故あなたはそこまでして戦おうとするのですか、とミサカは…」
銀時「……テメーがこの時を生きちゃならねーなんて誰が決めた?」
御坂妹「え…?」
銀時「実験?計画?んなもん俺ァ知らねーし知りたくもねーよ」
銀時「けど…そんなくだらねェことのために…お前の魂の光を消したかねーんだ」
御坂妹「ミサカの…魂……?」
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 20:04:32.23 ID:1DzD/3oVO
一方通行「…よォ、臭ェ説教はもう終わりかァ?」
銀時「へっ…わざわざ手を出さねーで待っててくれるとはよ、ずいぶん優しいじゃねーか」
一方通行「ハッ、辞世の句くれェは読ませてやろうと思ってなァ…」
銀時「そいつは…お有り難いこったな」
一方通行「もォ思い残すことがねェなら……死ね」
銀時(まさかこんな形で死ぬとはよ……笑えねェな)
パシッ
銀時「へっ…わざわざ手を出さねーで待っててくれるとはよ、ずいぶん優しいじゃねーか」
一方通行「ハッ、辞世の句くれェは読ませてやろうと思ってなァ…」
銀時「そいつは…お有り難いこったな」
一方通行「もォ思い残すことがねェなら……死ね」
銀時(まさかこんな形で死ぬとはよ……笑えねェな)
パシッ
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 20:13:06.44 ID:1DzD/3oVO
銀時「!」
一方通行「なっ…?」
上条「よう…最強…」
一方通行(攻撃を……受け止められただとォ!?)
上条「これ以上テメエがこの人たちを傷つけようってんなら…」
一方通行「くっ…テメェ一体…」
上条「この最弱は手加減できねぇぞ!!」バキッ
一方通行「うぐあっ!」
銀時「……へっ、罠カード『ヒーロー見参!』発動ってか…?」
一方通行「なっ…?」
上条「よう…最強…」
一方通行(攻撃を……受け止められただとォ!?)
上条「これ以上テメエがこの人たちを傷つけようってんなら…」
一方通行「くっ…テメェ一体…」
上条「この最弱は手加減できねぇぞ!!」バキッ
一方通行「うぐあっ!」
銀時「……へっ、罠カード『ヒーロー見参!』発動ってか…?」
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 20:21:11.16 ID:1DzD/3oVO
上条「間に合ったみたいだな…銀さん!」
銀時「……ギリギリだ馬鹿、来るならもっと早く来やがれ」
上条「そういうなよ…みんな全速力で来たんだからさ」
銀時「……みんな?」
美琴「あんたが…今までアイツと戦ってくれてたのね、妹を…守ってくれてたのね」
銀時「…ネギ先生」
美琴「だから違う!」
銀時「……ギリギリだ馬鹿、来るならもっと早く来やがれ」
上条「そういうなよ…みんな全速力で来たんだからさ」
銀時「……みんな?」
美琴「あんたが…今までアイツと戦ってくれてたのね、妹を…守ってくれてたのね」
銀時「…ネギ先生」
美琴「だから違う!」
305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 20:32:00.41 ID:1DzD/3oVO
美琴「ところでそっちの子は大丈夫なの?」
御坂妹「10021号は重傷ですが命に別状はありません、とミサカは冷静に告げます」
ミサカ「そして『御坂妹』で被るので今から10021号は『ミサカ』で表記します」
御坂妹「そしてお姉様と共にやって来たこの10032号は『御坂妹』で表記します」
美琴「ち、ちょっと何言ってんのか分からなかったけど……無事ならいいわ!」
上条「それより…まずはアイツだ!俺がアイツを止める!」
一方通行「ゾロゾロと鬱陶しィンだよ…まとめてぶち殺してやろォか!」
御坂妹「10021号は重傷ですが命に別状はありません、とミサカは冷静に告げます」
ミサカ「そして『御坂妹』で被るので今から10021号は『ミサカ』で表記します」
御坂妹「そしてお姉様と共にやって来たこの10032号は『御坂妹』で表記します」
美琴「ち、ちょっと何言ってんのか分からなかったけど……無事ならいいわ!」
上条「それより…まずはアイツだ!俺がアイツを止める!」
一方通行「ゾロゾロと鬱陶しィンだよ…まとめてぶち殺してやろォか!」
314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 20:46:34.67 ID:1DzD/3oVO
上条「いいぜ…掛かってこいよ、この…三下が!」
一方通行「上等だァ!」
シュ!ガッ!!
一方通行「ぐ…うっ!」
上条「ウオアアアァァ!」バキッ!
銀時(普通にぶん殴って…何でアイツはヤローに触れるんだ!?)
一方通行「がはっ…この…三下がァァ!!」
ヒュッ!
上条(しまった…距離を取られた…!)
一方通行(なンですかなンですかなンなンですかあいつの能力はァァ!?)
上条「どうした!もう終わりか!近付いてこれねーのかよ!」
銀時「!」
一方通行「………」
一方通行「上等だァ!」
シュ!ガッ!!
一方通行「ぐ…うっ!」
上条「ウオアアアァァ!」バキッ!
銀時(普通にぶん殴って…何でアイツはヤローに触れるんだ!?)
一方通行「がはっ…この…三下がァァ!!」
ヒュッ!
上条(しまった…距離を取られた…!)
一方通行(なンですかなンですかなンなンですかあいつの能力はァァ!?)
上条「どうした!もう終わりか!近付いてこれねーのかよ!」
銀時「!」
一方通行「………」
315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 20:53:56.62 ID:1DzD/3oVO
一方通行「ク…ククク……アハはハハハハはハァァ!!…なるほどなァ」
上条(何だ…俺の方が確実に追い込んでたはずだ……!)
銀時「……煽り方が下手過ぎだ馬鹿、あんなんじゃ…」
一方通行「テメェの能力はイマイチ掴めねェが…接近戦でしか使えねェらしいなァ!」
銀時「『近付いてきてください、お願いします』って言ってんのと同じだろーが…」
上条(しまった…焦りすぎたか……何てミスをしちまったんだ!)
上条(何だ…俺の方が確実に追い込んでたはずだ……!)
銀時「……煽り方が下手過ぎだ馬鹿、あんなんじゃ…」
一方通行「テメェの能力はイマイチ掴めねェが…接近戦でしか使えねェらしいなァ!」
銀時「『近付いてきてください、お願いします』って言ってんのと同じだろーが…」
上条(しまった…焦りすぎたか……何てミスをしちまったんだ!)
320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 21:04:20.56 ID:1DzD/3oVO
一方通行「つまりテメェとは距離を取りながら戦えば…なンも問題はねェンだよ!」
上条「……負けられるかよ、一万人近いシスターの命が掛かってんだ!」
銀時(一万人……?)
一方通行「いいねェいいねェ!ヒーローにはまさにうってつけのシナリオだなァ!」
銀時「……オイ、一万人の命ってのは何だ?」
美琴「そうか…あんたは詳しく知らないのね……かいつまんで説明してあげるわ」
上条「……負けられるかよ、一万人近いシスターの命が掛かってんだ!」
銀時(一万人……?)
一方通行「いいねェいいねェ!ヒーローにはまさにうってつけのシナリオだなァ!」
銀時「……オイ、一万人の命ってのは何だ?」
美琴「そうか…あんたは詳しく知らないのね……かいつまんで説明してあげるわ」
338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 22:00:05.00 ID:1DzD/3oVO
---
美琴「…ということよ」
銀時「コイツらがクローンね……確かに似すぎてるたァ思ったけどよ」
銀時(だから『殺されることが使命』ってか……なるほどな)
美琴「そのことをあの馬鹿は偶然知ってね……迷わず第一位と戦うことを決めた」
美琴「殺されるかもしれないのに……ホント、馬鹿よね…」
銀時「馬鹿だな……けど、俺ァそういう馬鹿は嫌いじゃねーな」
美琴「……それはあたしもよ」ボソッ
銀時「さーて…ヒーロー様を手伝うとすっかな……」
美琴「…ということよ」
銀時「コイツらがクローンね……確かに似すぎてるたァ思ったけどよ」
銀時(だから『殺されることが使命』ってか……なるほどな)
美琴「そのことをあの馬鹿は偶然知ってね……迷わず第一位と戦うことを決めた」
美琴「殺されるかもしれないのに……ホント、馬鹿よね…」
銀時「馬鹿だな……けど、俺ァそういう馬鹿は嫌いじゃねーな」
美琴「……それはあたしもよ」ボソッ
銀時「さーて…ヒーロー様を手伝うとすっかな……」
345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 22:11:08.70 ID:1DzD/3oVO
上条「くそっ……全然アイツに近づけねぇ!」
一方通行「あァ…良いこと思いついたなァ……ククク…クカクク……」
上条「なっ…何だ…!」
銀時「痰が喉に詰まったか?」
美琴「あれは…空気の流れを利用して……まさかプラズマを…!?」
銀時「あれは…元気を集めて……まさか元気玉を!?」
美琴「………」
一方通行「いつまで余裕でいやがンだァ…テメェら確実に死ぬぜェ?」
銀時「へっ、言っとくけどな…テメーが元気玉出すのも俺の計算通りだ!」
上条「ほ、ホントか銀さん!」
銀時「……嘘に決まってんだろ」
一方通行「あァ…良いこと思いついたなァ……ククク…クカクク……」
上条「なっ…何だ…!」
銀時「痰が喉に詰まったか?」
美琴「あれは…空気の流れを利用して……まさかプラズマを…!?」
銀時「あれは…元気を集めて……まさか元気玉を!?」
美琴「………」
一方通行「いつまで余裕でいやがンだァ…テメェら確実に死ぬぜェ?」
銀時「へっ、言っとくけどな…テメーが元気玉出すのも俺の計算通りだ!」
上条「ほ、ホントか銀さん!」
銀時「……嘘に決まってんだろ」
355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 22:23:06.20 ID:1DzD/3oVO
一方通行「アハはハハハァ!計算通りだとォ?ンならさっさと止めてみなァ!」
銀時(冗談言ってる場合じゃねェ!マジでヤバそうじゃねーかァァァァ!)
銀時「オイ!どうやったらあれ止まるんだ!?」
美琴「無理よ!あんな大規模な空気の流れ…一方通行でなきゃ制御出来ないもの!」
銀時「何かねーのか!空気を吹っ飛ばすような……オイ、あの扇風機回せねーのか!?」
美琴「風車…!そうか…こっちから逆に電流を流し込んでやれば…」
銀時(冗談言ってる場合じゃねェ!マジでヤバそうじゃねーかァァァァ!)
銀時「オイ!どうやったらあれ止まるんだ!?」
美琴「無理よ!あんな大規模な空気の流れ…一方通行でなきゃ制御出来ないもの!」
銀時「何かねーのか!空気を吹っ飛ばすような……オイ、あの扇風機回せねーのか!?」
美琴「風車…!そうか…こっちから逆に電流を流し込んでやれば…」
356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 22:26:54.57 ID:1DzD/3oVO
一方通行「さァ…テメェらまとめて……」
ビュウウ!
一方通行「ン?なンだこの風…演算し損なったか……?」
一方通行(いや違う…こんな風が自然に起こるはずがねェ……)
銀時「どーしたよ、何か手違いでもあったのか?」
上条「銀さん…これは…どうなってんだ……?」
一方通行「テメェ…一体何を………っ、風車か!」
銀時「はらたいらさんに3000点」
ビュウウ!
一方通行「ン?なンだこの風…演算し損なったか……?」
一方通行(いや違う…こんな風が自然に起こるはずがねェ……)
銀時「どーしたよ、何か手違いでもあったのか?」
上条「銀さん…これは…どうなってんだ……?」
一方通行「テメェ…一体何を………っ、風車か!」
銀時「はらたいらさんに3000点」
358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 22:35:14.89 ID:1DzD/3oVO
一方通行「だが…こンだけの風を起こすには相当の数を動かさなきゃならねェはずだ…」
ミサカ「私たちのことをお忘れですか、とミサカは動揺するあなたに追い討ちを掛けます」
一方通行「オマエらのネットワークで…そういやアイツさっき……」
銀時『テメーが元気玉出すのも俺の計算通りだ!』
一方通行(ぐ、偶然に決まってンだろォが!ンなところまで先読み出来るわけ…)
一方通行(ま、待て…たしか序盤の頃……)
銀時『俺には!!九千人を越える部下がいる!!』
一方通行(二万人中、俺が殺したのは一万人強……)
一方通行「……嘘だろ」
ミサカ「私たちのことをお忘れですか、とミサカは動揺するあなたに追い討ちを掛けます」
一方通行「オマエらのネットワークで…そういやアイツさっき……」
銀時『テメーが元気玉出すのも俺の計算通りだ!』
一方通行(ぐ、偶然に決まってンだろォが!ンなところまで先読み出来るわけ…)
一方通行(ま、待て…たしか序盤の頃……)
銀時『俺には!!九千人を越える部下がいる!!』
一方通行(二万人中、俺が殺したのは一万人強……)
一方通行「……嘘だろ」
369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 22:53:43.34 ID:1DzD/3oVO
一方通行(全部…アイツの計算通りに進ンでやがったのか?)
一方通行「有り得ねェ…有り得るはずがねェだろォがァァァ!」
上条「ぐっ…!」
銀時「上条…何でかは知らねーがアイツは今かなり焦ってやがる、ここで一発ぶちかませ」
上条「ああ…けど、アイツが飛ばしてくる瓦礫や何やらが……」
銀時「そいつは俺に任せろ…俺のすぐ後ろについて走れ!」
一方通行「テメェらみてェな三下共に俺がァァ!」
ビュン!
銀時「ウラアァァァ!」
キィンキィン!
一方通行「無能力の…レベルゼロの奴らに……」
銀時「やれェェェェ!」
上条「ウオオォォ!」
一方通行「やられるワケにはいかねェンだァァ!」
ガッ!!
一方通行「有り得ねェ…有り得るはずがねェだろォがァァァ!」
上条「ぐっ…!」
銀時「上条…何でかは知らねーがアイツは今かなり焦ってやがる、ここで一発ぶちかませ」
上条「ああ…けど、アイツが飛ばしてくる瓦礫や何やらが……」
銀時「そいつは俺に任せろ…俺のすぐ後ろについて走れ!」
一方通行「テメェらみてェな三下共に俺がァァ!」
ビュン!
銀時「ウラアァァァ!」
キィンキィン!
一方通行「無能力の…レベルゼロの奴らに……」
銀時「やれェェェェ!」
上条「ウオオォォ!」
一方通行「やられるワケにはいかねェンだァァ!」
ガッ!!
375: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 23:06:36.10 ID:1DzD/3oVO
一方通行「ぐっ………」バタッ
上条「お…終わった……か」バタッ
美琴「ちょ、ちょっとあんた!大丈夫なの!?」
御坂妹「外傷は多々見受けられますが…致命傷ではありません」
御坂妹「蓄積された疲労のせいでしょう、とミサカは分析します」
美琴「とにかく…早く病院へ!ほら、あんたも!」
銀時「いや…俺ァ少しやることがあってよ……テメーら先行っとけ」
美琴「そう…でも急いで来なさいよ!あんたも無傷じゃないんだからね!」
銀時「あいよ…」
上条「お…終わった……か」バタッ
美琴「ちょ、ちょっとあんた!大丈夫なの!?」
御坂妹「外傷は多々見受けられますが…致命傷ではありません」
御坂妹「蓄積された疲労のせいでしょう、とミサカは分析します」
美琴「とにかく…早く病院へ!ほら、あんたも!」
銀時「いや…俺ァ少しやることがあってよ……テメーら先行っとけ」
美琴「そう…でも急いで来なさいよ!あんたも無傷じゃないんだからね!」
銀時「あいよ…」
380: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 23:15:12.70 ID:1DzD/3oVO
ミサカ「やることとは?と、ミサカはあなたの行動を気にかける発言をします」
銀時「…少しだけコイツと話がしてーんだ、出来れば二人きりにしてくれ」
ミサカ「……分かりました、とミサカはあなたの心中を察しこの場を去ります」
ミサカ(………ありがとう)
---
一方通行「………っ」
銀時「よう……起きたか?」
一方通行「テメェ…!」
銀時「よせよ…今更かち合っても仕方ねーだろうが」
銀時「…少しだけコイツと話がしてーんだ、出来れば二人きりにしてくれ」
ミサカ「……分かりました、とミサカはあなたの心中を察しこの場を去ります」
ミサカ(………ありがとう)
---
一方通行「………っ」
銀時「よう……起きたか?」
一方通行「テメェ…!」
銀時「よせよ…今更かち合っても仕方ねーだろうが」
382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 23:23:24.93 ID:1DzD/3oVO
一方通行「………負けたンだな」
銀時「…あんなモン負けになんざなるか、サシでやり合ったわけじゃねーだろ」
銀時「間接的な協力含めりゃとんでもなくアウェーな状況だったじゃねーか…」
一方通行「負けたンだよ……レベル0に負けるレベル5なンざとんだ笑いモンだ」
一方通行「…これじゃ最強になンざ届きもしねェ」
銀時「………」
銀時「…あんなモン負けになんざなるか、サシでやり合ったわけじゃねーだろ」
銀時「間接的な協力含めりゃとんでもなくアウェーな状況だったじゃねーか…」
一方通行「負けたンだよ……レベル0に負けるレベル5なンざとんだ笑いモンだ」
一方通行「…これじゃ最強になンざ届きもしねェ」
銀時「………」
388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 23:33:11.84 ID:1DzD/3oVO
銀時「何でテメーがそこまで最強を望むかは知らねーよ…別に知りたくもねーしな」
一方通行「………」
銀時「けど…疑問を感じてたんじゃねーのか?このやり方によ」
一方通行「ハッ…お得意の説教か……」
銀時「…説教なんてそんな高尚なモンじゃねーよ、ただの戯れ言だ」
一方通行「……俺みてェなクソッタレの悪党に効く説教は存在しねェよ」
一方通行「人形だろォが何だろうが殺しまくってた俺に救いなンざありはしねェ…」
一方通行「テメエやアイツみてェなヒーローとは世界が違ェンだよ」
一方通行「………」
銀時「けど…疑問を感じてたんじゃねーのか?このやり方によ」
一方通行「ハッ…お得意の説教か……」
銀時「…説教なんてそんな高尚なモンじゃねーよ、ただの戯れ言だ」
一方通行「……俺みてェなクソッタレの悪党に効く説教は存在しねェよ」
一方通行「人形だろォが何だろうが殺しまくってた俺に救いなンざありはしねェ…」
一方通行「テメエやアイツみてェなヒーローとは世界が違ェンだよ」
390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 23:40:54.08 ID:1DzD/3oVO
銀時「……はっ、笑わせんじゃねーよ」
一方通行「あァ……?」
銀時「俺がヒーローで世界が違う?…少なくとも俺はヒーローなんかじゃねぇ」
銀時「昔の俺が……戦いの中で何人斬ったと思ってやがる」
一方通行「斬った…?」
銀時「…守るために戦ってるつもりだった、必死になって守ろうとした」
銀時「けどよ……終わってみりゃ大切なモンは全部無くなってた」
銀時「正直…世界ってやつに嫌気がさしたことだってある」
一方通行「オマエ…一体……?」
一方通行「あァ……?」
銀時「俺がヒーローで世界が違う?…少なくとも俺はヒーローなんかじゃねぇ」
銀時「昔の俺が……戦いの中で何人斬ったと思ってやがる」
一方通行「斬った…?」
銀時「…守るために戦ってるつもりだった、必死になって守ろうとした」
銀時「けどよ……終わってみりゃ大切なモンは全部無くなってた」
銀時「正直…世界ってやつに嫌気がさしたことだってある」
一方通行「オマエ…一体……?」
394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/08(木) 23:52:36.22 ID:1DzD/3oVO
銀時「だがな…途中で気がついたんだ、俺が本当は何に嫌気がさしてんのか…」
一方通行「………?」
銀時「本当に俺が嫌気がさしてたのは…ぶっ飛ばしたかったのは世界なんかじゃねえ」
銀時「……テメー自身だってよ」
一方通行「!」
銀時「一方通行だったか?…テメーも似たようなこと考えてたんじゃねーのか?」
銀時「触れることさえ出来ねえ自分を誰かにぶん殴って欲しかったんじゃねーか?」
一方通行「……戯れ事だなァ」
銀時「…最初にそう言ったろうが」
一方通行「………?」
銀時「本当に俺が嫌気がさしてたのは…ぶっ飛ばしたかったのは世界なんかじゃねえ」
銀時「……テメー自身だってよ」
一方通行「!」
銀時「一方通行だったか?…テメーも似たようなこと考えてたんじゃねーのか?」
銀時「触れることさえ出来ねえ自分を誰かにぶん殴って欲しかったんじゃねーか?」
一方通行「……戯れ事だなァ」
銀時「…最初にそう言ったろうが」
396: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 00:00:09.59 ID:8TL6Qlx6O
一方通行「で…だったらどうだってンだァ?」
銀時「………」
一方通行「一万人ぶっ殺して『実は誰かに止めてもらいたかったンです』……」
一方通行「それで片付けられることじゃねェ……そンな軽いことじゃねェだろ」
一方通行「一度畜生に堕ちた人間はなァ…どこまでいっても畜生なンだよ」
一方通行「いや…それはオマエが一番よくわかってンじゃねェのか…?」
銀時「……どうだかな」
銀時「………」
一方通行「一万人ぶっ殺して『実は誰かに止めてもらいたかったンです』……」
一方通行「それで片付けられることじゃねェ……そンな軽いことじゃねェだろ」
一方通行「一度畜生に堕ちた人間はなァ…どこまでいっても畜生なンだよ」
一方通行「いや…それはオマエが一番よくわかってンじゃねェのか…?」
銀時「……どうだかな」
401: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 00:24:02.97 ID:8TL6Qlx6O
銀時「テメーの考えを否定するつもりはねーよ、その権利もねーしな……ただ」
銀時「堕ちた人間はもう戻れねェなんてのは…ただの逃げじゃねーのか?」
銀時「戻る勇気がねェ…だから戻れねェって頭から決めつけてんだろ?」
一方通行「…どンだけ善行をしよォが俺の過去は消えねェンだ、それでどうしろって…」
銀時「消す必要なんざねーよ」
一方通行「……あァ?」
銀時「俺らは過去の失敗も罪も……全部背負っていかなきゃならねーんだ」
銀時「俺ら人間ってのは…そうやって生きてかなきゃならねーんだよ」
銀時「それを苦しいと思うかどうかは…テメー次第だ」
一方通行「………」
銀時「堕ちた人間はもう戻れねェなんてのは…ただの逃げじゃねーのか?」
銀時「戻る勇気がねェ…だから戻れねェって頭から決めつけてんだろ?」
一方通行「…どンだけ善行をしよォが俺の過去は消えねェンだ、それでどうしろって…」
銀時「消す必要なんざねーよ」
一方通行「……あァ?」
銀時「俺らは過去の失敗も罪も……全部背負っていかなきゃならねーんだ」
銀時「俺ら人間ってのは…そうやって生きてかなきゃならねーんだよ」
銀時「それを苦しいと思うかどうかは…テメー次第だ」
一方通行「………」
405: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 00:36:18.68 ID:8TL6Qlx6O
一方通行「少しは面白ェ話だったけどなァ…俺ァやっぱヒーローにはなれねェ」
一方通行「ただ……確かに堕ちた畜生のまんまでいンのもつまンねェ」
銀時「そうかよ……やっぱテメーと俺はどこかしら似てんのかもな」
一方通行「正直…お前なンかと一緒にされたくねェけどなァ」
銀時「言うじゃねーか……もう夜も遅ェ、酒は飲めねーだろう…いちご牛乳で一杯やるか」
一方通行「……甘ェモンは飲まねェンだよ、せめてブラックにしろ…」
一方通行「ただ……確かに堕ちた畜生のまんまでいンのもつまンねェ」
銀時「そうかよ……やっぱテメーと俺はどこかしら似てんのかもな」
一方通行「正直…お前なンかと一緒にされたくねェけどなァ」
銀時「言うじゃねーか……もう夜も遅ェ、酒は飲めねーだろう…いちご牛乳で一杯やるか」
一方通行「……甘ェモンは飲まねェンだよ、せめてブラックにしろ…」
417: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 00:51:39.16 ID:8TL6Qlx6O
---
翌日、病院
上条「あの…銀さん、見舞いに来てくれたのは嬉しいけど……今何て言ったんでせうか?」
銀時「ん?一方通行の奴がインデックス守るのに協力してくれるとよ」
上条「いやだって…ついこの前まであんな殴り合いしてたのに…何か…」
銀時「ばっかオメー、ドラゴンボールでいうゴジータクラスの奴が味方になったんだぞ?」
上条「………」
美琴「……アンタ、色々と凄いわね」
銀時「あ、そんでお前にゃこれだ」
美琴「何よこれ……手紙?」
銀時「差出人は言わなくても分かんだろ?」
美琴「……そう、あいつもホントに素直じゃないのね」
翌日、病院
上条「あの…銀さん、見舞いに来てくれたのは嬉しいけど……今何て言ったんでせうか?」
銀時「ん?一方通行の奴がインデックス守るのに協力してくれるとよ」
上条「いやだって…ついこの前まであんな殴り合いしてたのに…何か…」
銀時「ばっかオメー、ドラゴンボールでいうゴジータクラスの奴が味方になったんだぞ?」
上条「………」
美琴「……アンタ、色々と凄いわね」
銀時「あ、そんでお前にゃこれだ」
美琴「何よこれ……手紙?」
銀時「差出人は言わなくても分かんだろ?」
美琴「……そう、あいつもホントに素直じゃないのね」
426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 01:05:33.99 ID:8TL6Qlx6O
禁書「とうま!」
上条「インデックス!元気にしてたか?冷蔵庫の中身空っぽにしてないだろうな…」
禁書「………」
上条「…えと、インデックスさん……?」
禁書「ばかばかばかー!怪我をしたって聞いて心配したんだよ!本当に…心配で…」グスッ
上条「わ、悪い!心配かけたくなくてな…」
銀時(あーあー、何をコイツらやってんだか……)
美琴「………」
銀時(で……コイツは目から嫉妬ビーム炸裂してやがるしよ)
上条「インデックス!元気にしてたか?冷蔵庫の中身空っぽにしてないだろうな…」
禁書「………」
上条「…えと、インデックスさん……?」
禁書「ばかばかばかー!怪我をしたって聞いて心配したんだよ!本当に…心配で…」グスッ
上条「わ、悪い!心配かけたくなくてな…」
銀時(あーあー、何をコイツらやってんだか……)
美琴「………」
銀時(で……コイツは目から嫉妬ビーム炸裂してやがるしよ)
430: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 01:15:43.52 ID:8TL6Qlx6O
---
銀時「………」
上条「ビリビリもインデックスもようやく帰ったか…はぁ、疲れたな」
銀時「女の子と会話したあとどや顔で『しんどいわー』とか言う奴、全員死刑」
上条「はい…?」
銀時「もうウンザリなんだよ!女の子に話し合わせるの大変だよね、みたいなオーラ!」
銀時「世の中には女の子と話せるだけで幸せな男子も一杯いるんだよ!」
銀時「もうハーレム自覚のないモテ男は全員死刑ってことでファイナルアンサー!?」
上条「モテ男は死刑…ファイナルアンサー!」
銀時「じゃあテメーは今すぐ死ねェェ!フラグ建てた数だけ何度でも死ねェェェ!」バキッ
上条「いってぇ!…な、何で上条さんが殴られたんせうか……?」
銀時「オイコイツ手遅れだ!もはや宇宙に捨てたほうが良くね!?」
銀時「………」
上条「ビリビリもインデックスもようやく帰ったか…はぁ、疲れたな」
銀時「女の子と会話したあとどや顔で『しんどいわー』とか言う奴、全員死刑」
上条「はい…?」
銀時「もうウンザリなんだよ!女の子に話し合わせるの大変だよね、みたいなオーラ!」
銀時「世の中には女の子と話せるだけで幸せな男子も一杯いるんだよ!」
銀時「もうハーレム自覚のないモテ男は全員死刑ってことでファイナルアンサー!?」
上条「モテ男は死刑…ファイナルアンサー!」
銀時「じゃあテメーは今すぐ死ねェェ!フラグ建てた数だけ何度でも死ねェェェ!」バキッ
上条「いってぇ!…な、何で上条さんが殴られたんせうか……?」
銀時「オイコイツ手遅れだ!もはや宇宙に捨てたほうが良くね!?」
437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 01:29:19.05 ID:8TL6Qlx6O
---
同日、某所
銀時「ったくやってらんねーよちきしょー、何だってんだアイツよー」
一方通行「………よォ」
銀時「おうお前か、何だ?飲みの誘いか?」
一方通行「いや…ちィっとばかり真面目な話でなァ…」
銀時「……?」
一方通行「アイツら…妹達に関することなンだがなァ……」
銀時「……ああ、聞かせてもらうわ」
同日、某所
銀時「ったくやってらんねーよちきしょー、何だってんだアイツよー」
一方通行「………よォ」
銀時「おうお前か、何だ?飲みの誘いか?」
一方通行「いや…ちィっとばかり真面目な話でなァ…」
銀時「……?」
一方通行「アイツら…妹達に関することなンだがなァ……」
銀時「……ああ、聞かせてもらうわ」
438: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 01:35:43.19 ID:8TL6Qlx6O
銀時「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)?」
一方通行「あァ…レベル0のオマエらに負けたンで実験は中止……」
一方通行「妹達も全員解放ってなるかと思いきや…そうはなンねェ」
銀時「つまりそれをぶっ壊さねーと元も子もないってか……どこにあんだ、それ」
一方通行「行けるンならとっくに行ってるンだけどな…宇宙じゃ手が出せねェよ」
一方通行「あァ…レベル0のオマエらに負けたンで実験は中止……」
一方通行「妹達も全員解放ってなるかと思いきや…そうはなンねェ」
銀時「つまりそれをぶっ壊さねーと元も子もないってか……どこにあんだ、それ」
一方通行「行けるンならとっくに行ってるンだけどな…宇宙じゃ手が出せねェよ」
442: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 01:50:16.40 ID:8TL6Qlx6O
銀時「そりゃ何だ…衛星コンピューターか何かなのか?」
一方通行「厳密には違ェが…まあ、大ざっぱに表記すりゃそンな感じか」
銀時「………モノは試しだな」
一方通行「?」
---
同日、某所
美琴「樹形図の設計者を破壊出来ないかですって?…何であたしに訊くのよ?」
銀時「電気関連じゃお前より上はいねーからな、何とかなるんじゃねーかと思ってよ」
美琴「……期待させて悪いけど無理よ、前にあたしも似たようなことを考えたけど…」
美琴「何せ場所が場所よ…ハッキングなんか出来るはずもないしね」
一方通行「厳密には違ェが…まあ、大ざっぱに表記すりゃそンな感じか」
銀時「………モノは試しだな」
一方通行「?」
---
同日、某所
美琴「樹形図の設計者を破壊出来ないかですって?…何であたしに訊くのよ?」
銀時「電気関連じゃお前より上はいねーからな、何とかなるんじゃねーかと思ってよ」
美琴「……期待させて悪いけど無理よ、前にあたしも似たようなことを考えたけど…」
美琴「何せ場所が場所よ…ハッキングなんか出来るはずもないしね」
446: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 02:00:47.08 ID:8TL6Qlx6O
一方通行「…なンか知っている情報はねェのか」
美琴「……あの衛星の軌道、位置…大体それくらいね」
銀時「場所だけ分かっても困るわな……」
一方通行「………」
美琴「これはあの子たちの事だし…あたしに出来ることがあればいつでも呼んで」
一方通行「あァ……悪ィな」
美琴「………」プッ
一方通行「感謝してる相手笑うとか喧嘩売ってンですかァ?」
美琴「……あの衛星の軌道、位置…大体それくらいね」
銀時「場所だけ分かっても困るわな……」
一方通行「………」
美琴「これはあの子たちの事だし…あたしに出来ることがあればいつでも呼んで」
一方通行「あァ……悪ィな」
美琴「………」プッ
一方通行「感謝してる相手笑うとか喧嘩売ってンですかァ?」
479: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 08:39:06.53 ID:8TL6Qlx6O
三年Z組ー銀八先生!
銀八「はい、いきなり始めちゃってすいません、銀八先生のコーナーです」
銀八「え?何で途中なのにこんなモン挟むのかって?実は銀さん今ヤバい状況なんです」
銀八「ちょっと今からグサッと刺されにいかなきゃなら…いや下ネタじゃないよ?」
銀八「嫌だ…嫌だよ注射……病院のあの独特な空気、死刑執行までの待ち時間……」
銀八「注射の直前にガーゼで腕を消毒されたときの絶望感…あの細くて長い針…」
銀八「嫌だ超行きたくねェェ!第一針なんか体に刺していいモンじゃねーよ!!」
新八「もう…ウダウダ言ってないで行きますよ、予防接種は大切なんですから」
新八「そういうわけですいません…長くはかかりませんけどちょっと待ってて下さいね」
銀八「嫌だァァァァ!ねえ誰か変わってェェェ!300円あげるからァァァァ!!」
銀八「はい、いきなり始めちゃってすいません、銀八先生のコーナーです」
銀八「え?何で途中なのにこんなモン挟むのかって?実は銀さん今ヤバい状況なんです」
銀八「ちょっと今からグサッと刺されにいかなきゃなら…いや下ネタじゃないよ?」
銀八「嫌だ…嫌だよ注射……病院のあの独特な空気、死刑執行までの待ち時間……」
銀八「注射の直前にガーゼで腕を消毒されたときの絶望感…あの細くて長い針…」
銀八「嫌だ超行きたくねェェ!第一針なんか体に刺していいモンじゃねーよ!!」
新八「もう…ウダウダ言ってないで行きますよ、予防接種は大切なんですから」
新八「そういうわけですいません…長くはかかりませんけどちょっと待ってて下さいね」
銀八「嫌だァァァァ!ねえ誰か変わってェェェ!300円あげるからァァァァ!!」
485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 10:04:43.03 ID:8TL6Qlx6O
美琴「ごめんごめん!…アンタが謝るなんて思ってもみなかったから」
一方通行「……オマエとも後で話がしてェ、けじめはつけなきゃなンねェからな」
美琴「そう……何があったかは知らないけど…本当に変わったのね」
一方通行「勘違いすンな…俺はヒーローにクラスチェンジしたわけじゃねェよ」
一方通行「……ほンの気まぐれだ」
美琴「ホント…素直じゃないわね……」
一方通行「……オマエとも後で話がしてェ、けじめはつけなきゃなンねェからな」
美琴「そう……何があったかは知らないけど…本当に変わったのね」
一方通行「勘違いすンな…俺はヒーローにクラスチェンジしたわけじゃねェよ」
一方通行「……ほンの気まぐれだ」
美琴「ホント…素直じゃないわね……」
490: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 10:16:30.16 ID:8TL6Qlx6O
---
数日後、上条宅
禁書「とうま!おかえりなんだよ!」
上条「インデックス!心配かけたな」
禁書「今日ね、とうまの先生が退院祝いで焼き肉パーティーをしてくれるって!」
上条「小萌先生が?じゃあありがたくご馳走になろうかな…」
禁書「私もついて行っていいんだって!とうまもぎんときも早く行こ!」
上条「ああ…ちょっと待っててくれ、支度しなくちゃいけないからな」
禁書「じゃあ先に外で待ってるんだよ!」
上条「はいはい、分かりましたよっと…」
数日後、上条宅
禁書「とうま!おかえりなんだよ!」
上条「インデックス!心配かけたな」
禁書「今日ね、とうまの先生が退院祝いで焼き肉パーティーをしてくれるって!」
上条「小萌先生が?じゃあありがたくご馳走になろうかな…」
禁書「私もついて行っていいんだって!とうまもぎんときも早く行こ!」
上条「ああ…ちょっと待っててくれ、支度しなくちゃいけないからな」
禁書「じゃあ先に外で待ってるんだよ!」
上条「はいはい、分かりましたよっと…」
492: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 10:28:38.74 ID:8TL6Qlx6O
上条「はぁ…最近はすげえ濃い日々が続いてんな……」
銀時「バーコードをぶっ飛ばしてゴジータと戦って…だったからな」
上条「なあ…銀さん、一つ訊いていいか?」
銀時「ん?」
上条「アンタが味方なのは分かってる……ただ」
銀時「俺が何モンかが分からねー…ってか」
上条「魔術師の人間じゃない、能力者でもない……一体アンタは…」
銀時「……全部終わったときに教えてやる、今は何も考えんな」
銀時「バーコードをぶっ飛ばしてゴジータと戦って…だったからな」
上条「なあ…銀さん、一つ訊いていいか?」
銀時「ん?」
上条「アンタが味方なのは分かってる……ただ」
銀時「俺が何モンかが分からねー…ってか」
上条「魔術師の人間じゃない、能力者でもない……一体アンタは…」
銀時「……全部終わったときに教えてやる、今は何も考えんな」
493: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 10:39:08.83 ID:8TL6Qlx6O
銀時「さて…焼き肉にゃ行きてーが……俺ァ妹達のことでも動かねーとな」
上条「何か進展が…?」
銀時「いーや、正直全然だ…もう少し色々とやってみるけどよ」
上条「俺に何か出来ることがあればいつでも言ってくれ…」
銀時「ああ…とりあえず……」
禁書『とうまー!置いてっちゃうよー!』
銀時「……アイツについてってやれ」
---
同日、小萌宅
小萌「さぁー上条ちゃんも謎のシスターちゃんもどんどん食べちゃってくださいね!」
禁書「ほ、ホントにこれ全部食べていいの!?」
小萌「良いですよー、お腹いっぱい食べてもらって!」
禁書「やったー!」
上条「…行儀良く食うんだぞ」
上条「何か進展が…?」
銀時「いーや、正直全然だ…もう少し色々とやってみるけどよ」
上条「俺に何か出来ることがあればいつでも言ってくれ…」
銀時「ああ…とりあえず……」
禁書『とうまー!置いてっちゃうよー!』
銀時「……アイツについてってやれ」
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同日、小萌宅
小萌「さぁー上条ちゃんも謎のシスターちゃんもどんどん食べちゃってくださいね!」
禁書「ほ、ホントにこれ全部食べていいの!?」
小萌「良いですよー、お腹いっぱい食べてもらって!」
禁書「やったー!」
上条「…行儀良く食うんだぞ」
495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 10:48:34.61 ID:8TL6Qlx6O
上条「あ、飲み物無くなっちゃたみたいなんで買ってきますよ」
小萌「ついでにビールも買ってきてくださいね」
上条「いや…お使いとはいえ高校生がビール買うのはマズいのでは…」
---
某所
上条「………ん?」
上条(何だ…こんな大通りに人が一人も……)
神裂「ステイルが人払いのルーンを刻んでいるだけですよ」
上条「お、オマエ……」
神裂「神裂火織と申します」
小萌「ついでにビールも買ってきてくださいね」
上条「いや…お使いとはいえ高校生がビール買うのはマズいのでは…」
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某所
上条「………ん?」
上条(何だ…こんな大通りに人が一人も……)
神裂「ステイルが人払いのルーンを刻んでいるだけですよ」
上条「お、オマエ……」
神裂「神裂火織と申します」
497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 11:02:15.25 ID:8TL6Qlx6O
---
同日、某所
銀時「今日も進展なしか…さすがに俺も衛星ぶっ壊すなんて仕事はやったことねーし…」
一方通行「わざわざオマエまで手伝うことはねェンだぞ?…これは俺の問題だ」
銀時「いーんだよ、俺が好きでやってんだから」
一方通行「ハッ、そォかよ………ん?」
銀時「どうしたよ」
一方通行「いや……妙な気配がしてなァ」
一方通行(能力者が何か操作してやがンのか…いや違うなァ…)
一方通行「気になるな……行ってみるかァ」
銀時「?」
同日、某所
銀時「今日も進展なしか…さすがに俺も衛星ぶっ壊すなんて仕事はやったことねーし…」
一方通行「わざわざオマエまで手伝うことはねェンだぞ?…これは俺の問題だ」
銀時「いーんだよ、俺が好きでやってんだから」
一方通行「ハッ、そォかよ………ん?」
銀時「どうしたよ」
一方通行「いや……妙な気配がしてなァ」
一方通行(能力者が何か操作してやがンのか…いや違うなァ…)
一方通行「気になるな……行ってみるかァ」
銀時「?」
498: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 11:16:54.65 ID:8TL6Qlx6O
---
上条「ぐっ…」
神裂「少年、もう止めてください…あの子にはもう時間がないのです」
上条「ふざけんな…テメエらの勝手な都合をインデックスに押しつけんじゃねえ!」
神裂「………」
上条「仲間なんだろ!なのに…オマエらはアイツが悲しむ顔をそんなに見たいのかよ!」
神裂「うるっせぇんだよこのド素人がァ!」バキッ
上条「ぐっ……」
神裂「知ったような口を聞くな…私達がどんな気持ちであの子の記憶を消してるか……」
神裂「あなたなんかには分からない」バキッ!!
上条「うぐっ!」
上条「ぐっ…」
神裂「少年、もう止めてください…あの子にはもう時間がないのです」
上条「ふざけんな…テメエらの勝手な都合をインデックスに押しつけんじゃねえ!」
神裂「………」
上条「仲間なんだろ!なのに…オマエらはアイツが悲しむ顔をそんなに見たいのかよ!」
神裂「うるっせぇんだよこのド素人がァ!」バキッ
上条「ぐっ……」
神裂「知ったような口を聞くな…私達がどんな気持ちであの子の記憶を消してるか……」
神裂「あなたなんかには分からない」バキッ!!
上条「うぐっ!」
547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 20:31:04.40 ID:8TL6Qlx6O
神裂「私だって頑張った…頑張ったんですよ!なのに……ダメだったんです!」
神裂「もう限界なんです…私にはもう…耐えられない……」
上条「……お前らは間違ってる、そのためにインデックスがどれだけ辛い目にあったか…」
上条「インデックスの気持ちを無視したテメエらのやり方が正しいとでも思うのか!」
上条「お前らには力がある!何だって出来る!こんな力にすげェ力があるだろう!」
神裂「もう限界なんです…私にはもう…耐えられない……」
上条「……お前らは間違ってる、そのためにインデックスがどれだけ辛い目にあったか…」
上条「インデックスの気持ちを無視したテメエらのやり方が正しいとでも思うのか!」
上条「お前らには力がある!何だって出来る!こんな力にすげェ力があるだろう!」
553: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 20:40:35.69 ID:8TL6Qlx6O
神裂「………めて」
上条「魔術師のお前らならいくらでも選択はあるはずだろ!」
神裂「……止めてください」
上条「インデックスとテメエら…両方が不幸になる選択肢を進んで選んでどうする!」
上条「たった一度や二度の失敗で…簡単に心が折れてんじゃねえよ!」
神裂「もう止めてください!」ガッ
上条「うっ……あ…」バタッ
上条「魔術師のお前らならいくらでも選択はあるはずだろ!」
神裂「……止めてください」
上条「インデックスとテメエら…両方が不幸になる選択肢を進んで選んでどうする!」
上条「たった一度や二度の失敗で…簡単に心が折れてんじゃねえよ!」
神裂「もう止めてください!」ガッ
上条「うっ……あ…」バタッ
556: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 20:48:30.89 ID:8TL6Qlx6O
神裂「ハッ…ハッ…」
銀時「……よう、もうその辺にしとけや」
神裂「あなた達は……」
銀時「通りすがりの勇者Aだ」
一方通行「じゃあ俺はとォりすがりのウルトラマンAッてとこかァ?」
銀時(ウルトラマン……しかもエースとか渋いチョイスだなオイ)
銀時「……よう、もうその辺にしとけや」
神裂「あなた達は……」
銀時「通りすがりの勇者Aだ」
一方通行「じゃあ俺はとォりすがりのウルトラマンAッてとこかァ?」
銀時(ウルトラマン……しかもエースとか渋いチョイスだなオイ)
561: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 20:57:22.98 ID:8TL6Qlx6O
銀時「刀でメッタ撃ち…ガキ相手にずいぶんと大人気ねーことしやがるな」
銀時「ま…斬り掛からなかったまだマシか」
神裂「何度叩かれようと…彼女を守ろうというこの少年の決意は揺るぎませんでした」
銀時「そりゃあそいつはヒーロー様だからな…簡単に屈したりはしねーんだよ」
神裂「ではあなたに問います、彼女…インデックスを我々に引き渡しては頂けませんか?」
銀時「銀魂アニメ二期の放映権と引き換えなら考えてやる」
神裂「………」
一方通行(まァたコイツは意味分かンねェことを……)
銀時「ま…斬り掛からなかったまだマシか」
神裂「何度叩かれようと…彼女を守ろうというこの少年の決意は揺るぎませんでした」
銀時「そりゃあそいつはヒーロー様だからな…簡単に屈したりはしねーんだよ」
神裂「ではあなたに問います、彼女…インデックスを我々に引き渡しては頂けませんか?」
銀時「銀魂アニメ二期の放映権と引き換えなら考えてやる」
神裂「………」
一方通行(まァたコイツは意味分かンねェことを……)
563: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 21:04:46.68 ID:8TL6Qlx6O
神裂「…『七閃』」
銀時「いやいきなり攻撃!?そんなに二期は絶望的なの!?」
一方通行「なンでもいいけどなァ…ンな物理攻撃が俺に通用すると思ってンのか?」
キィン
銀時「ほわあああぁぁ!?」
一方通行「あ、わりィ」
銀時「危ねーなお前!素直に反射すりゃいいのに何でわざわざこっち飛ばしやがった!」
一方通行「オマエの反応が面白ェからに決まってンだろ」
銀時「俺はテメーのおもちゃじゃねェェェェ!!」
神裂「………」
神裂(…ずいぶんと仲が良さそうですね)
銀時「いやいきなり攻撃!?そんなに二期は絶望的なの!?」
一方通行「なンでもいいけどなァ…ンな物理攻撃が俺に通用すると思ってンのか?」
キィン
銀時「ほわあああぁぁ!?」
一方通行「あ、わりィ」
銀時「危ねーなお前!素直に反射すりゃいいのに何でわざわざこっち飛ばしやがった!」
一方通行「オマエの反応が面白ェからに決まってンだろ」
銀時「俺はテメーのおもちゃじゃねェェェェ!!」
神裂「………」
神裂(…ずいぶんと仲が良さそうですね)
582: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 21:24:55.63 ID:8TL6Qlx6O
銀時「大体テメー!いきなり不意打ちしかけてくるとか恥ずかしくねーのか!」
銀時「しかも刀じゃなくて妙な紐で攻撃しやがって!」
一方通行「なンだよ…その馬鹿でけェ刀は飾りですかァ?」
神裂「!」
神裂(『七閃』の正体を一度で見抜いた…?)
神裂「よく分かりましたね…一度で見抜くとは少々驚きました」
銀時「この地面の傷…明らかに太刀傷じゃねーだろうが」
一方通行「俺が気づいたのはベクトル操作したときだな…」
銀時「しかも刀じゃなくて妙な紐で攻撃しやがって!」
一方通行「なンだよ…その馬鹿でけェ刀は飾りですかァ?」
神裂「!」
神裂(『七閃』の正体を一度で見抜いた…?)
神裂「よく分かりましたね…一度で見抜くとは少々驚きました」
銀時「この地面の傷…明らかに太刀傷じゃねーだろうが」
一方通行「俺が気づいたのはベクトル操作したときだな…」
585: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/04/09(金) 21:37:24.51 ID:8TL6Qlx6O
銀時「第一さ、何なのその刀?明らかにデカすぎだよね、どうやって鞘から抜くの?」
神裂「この刀は飾りではありませんよ……」
銀時「それにさ…何なのその服、どんなセンスだったらそこにたどり着くの?」
銀時「最先端の東京を目指してたらいつの間にかガンダーラに着いちゃった?」
神裂「こ
神裂「この刀は飾りではありませんよ……」
銀時「それにさ…何なのその服、どんなセンスだったらそこにたどり着くの?」
銀時「最先端の東京を目指してたらいつの間にかガンダーラに着いちゃった?」
神裂「こ