井上織姫(36)「妊娠しちゃったの」 一護「そ、そうか・・・」
2020-05-24
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:16:27.41 ID:efmeAcN30
織姫「誰の子か・・・わかるよね?黒崎くんのだよ」
一護「俺は覚えがねえぞ」
織姫「この前の同窓会の帰りに私を家まで送ったよね?あの時だよ」
一護「絶対にあり得ねえよ。だって俺普通に帰っただろうが」
織姫「へ、へえ・・・そうやって嘘付いちゃんだ」
織姫「人を傷物にしてるのに・・・卑怯者」
一護「卑怯も何もしてねえだろうが!お前だって」
織姫「そんなに朽木さんとの生活が楽しいの・・・?」
織姫「あんな女と別れてさ私のところに来てよ」
織姫「ねえ・・・黒崎くん」
織姫「私と朽木さん・・・どっちが大切なの?」
一護「俺は覚えがねえぞ」
織姫「この前の同窓会の帰りに私を家まで送ったよね?あの時だよ」
一護「絶対にあり得ねえよ。だって俺普通に帰っただろうが」
織姫「へ、へえ・・・そうやって嘘付いちゃんだ」
織姫「人を傷物にしてるのに・・・卑怯者」
一護「卑怯も何もしてねえだろうが!お前だって」
織姫「そんなに朽木さんとの生活が楽しいの・・・?」
織姫「あんな女と別れてさ私のところに来てよ」
織姫「ねえ・・・黒崎くん」
織姫「私と朽木さん・・・どっちが大切なの?」
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5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:20:01.32 ID:efmeAcN30
一護「マジで参ったよ石崎」
石田「井上さんを妊娠させたんだネ」
一護「・・・知ってたんだなお前」
石田「君の身体には無数の監視用の菌を植え付けてあるからネ」
一護「でも見覚えねえんだぜ俺」
石田「酒に酔ってたら誰にだって間違いがあるヨ」
石田「酒の力を舐めない方がいいヨ」
一護「井上ホントに妊娠してんのかな?」
石田「任せたまエ。この僕にネ」
石田「井上さんを妊娠させたんだネ」
一護「・・・知ってたんだなお前」
石田「君の身体には無数の監視用の菌を植え付けてあるからネ」
一護「でも見覚えねえんだぜ俺」
石田「酒に酔ってたら誰にだって間違いがあるヨ」
石田「酒の力を舐めない方がいいヨ」
一護「井上ホントに妊娠してんのかな?」
石田「任せたまエ。この僕にネ」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:23:29.98 ID:efmeAcN30
石田「やあ井上さん」
織姫「どうしたのこんな所に呼び出して?」
石田「お腹を見せてほしいんだヨ」
織姫「石上くんも私の肉体が見たいんだね・・・やらしい」
石田「男は皆獣なのだヨ」
石田「ふむふむ・・・なるほど・・・」
織姫「やっぱり妊娠してるよね私」
石田「ンフフ・・・歳を取っても君の肉体は相変わらずソソるね」
織姫「どうなの」
石田「合格だ!ズバリ君は妊娠している!!」
織姫「じゃあ黒崎くんは」
石田「80%の確率で君の物だヨ。僕に感謝したまエ」
織姫「どうしたのこんな所に呼び出して?」
石田「お腹を見せてほしいんだヨ」
織姫「石上くんも私の肉体が見たいんだね・・・やらしい」
石田「男は皆獣なのだヨ」
石田「ふむふむ・・・なるほど・・・」
織姫「やっぱり妊娠してるよね私」
石田「ンフフ・・・歳を取っても君の肉体は相変わらずソソるね」
織姫「どうなの」
石田「合格だ!ズバリ君は妊娠している!!」
織姫「じゃあ黒崎くんは」
石田「80%の確率で君の物だヨ。僕に感謝したまエ」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:26:15.67 ID:efmeAcN30
一護「やべえよな・・・」
ルキア「どうした一護?」
一護「いや別に」
ルキア「そういえば先ほど石木から電話があったぞ」
一護「石崎・・・何か言ってたか?」
ルキア「何でも妊娠がどうとか」
一護「そ、それで」
ルキア「わからん。途中からドイツ語で話し始めて私にも」
一護「・・・」
ルキア「石木に何かあったのか?」
一護「いや何でもねえ」
ルキア「どうした一護?」
一護「いや別に」
ルキア「そういえば先ほど石木から電話があったぞ」
一護「石崎・・・何か言ってたか?」
ルキア「何でも妊娠がどうとか」
一護「そ、それで」
ルキア「わからん。途中からドイツ語で話し始めて私にも」
一護「・・・」
ルキア「石木に何かあったのか?」
一護「いや何でもねえ」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:29:32.64 ID:efmeAcN30
一護「なあルキア」
ルキア「どうした」
一護「俺も男だからたまには風俗に行くよな」
ルキア「たまにはな。お前も男だ火遊びも良かろう」
ルキア「しかし人妻や彼氏持ちの女に手を出すなどは許さんぞ」
一護「に、妊娠させるのは」
ルキア「言語道断だ」
一護「だよな・・・」
ルキア「お前に限って女にだらしないという事はあり得んがな」
一護「お、おう・・・」
ルキア「どうした」
一護「俺も男だからたまには風俗に行くよな」
ルキア「たまにはな。お前も男だ火遊びも良かろう」
ルキア「しかし人妻や彼氏持ちの女に手を出すなどは許さんぞ」
一護「に、妊娠させるのは」
ルキア「言語道断だ」
一護「だよな・・・」
ルキア「お前に限って女にだらしないという事はあり得んがな」
一護「お、おう・・・」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:33:57.55 ID:efmeAcN30
石田「やあ元気そうだね茶渡くん?」
石田「刑務所の生活はどうだい?」
チャド「ムッ・・・石渡か」
石田「僕がどうやって房に入ってきたか知りたそうだネ」
チャド「・・・」
石田「それはこの僕が石田・ユーハバッハ・雨竜だからさ。理解できたかな?」
石田「ああ君の狭い面積の脳じゃ到底考えもつかないだろうネ。もう一度言うヨ」
石田「石田・ユーハバッハ・雨竜だ」
チャド「何ようだ石渡」
石田「井上さんが妊娠したのさ」
チャド「相変わらずうぬは嘘をつくのが下手だな」
石田「嘘?バカかネ君は・・・これはリアルなのだヨ」
石田「刑務所の生活はどうだい?」
チャド「ムッ・・・石渡か」
石田「僕がどうやって房に入ってきたか知りたそうだネ」
チャド「・・・」
石田「それはこの僕が石田・ユーハバッハ・雨竜だからさ。理解できたかな?」
石田「ああ君の狭い面積の脳じゃ到底考えもつかないだろうネ。もう一度言うヨ」
石田「石田・ユーハバッハ・雨竜だ」
チャド「何ようだ石渡」
石田「井上さんが妊娠したのさ」
チャド「相変わらずうぬは嘘をつくのが下手だな」
石田「嘘?バカかネ君は・・・これはリアルなのだヨ」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:37:04.33 ID:efmeAcN30
チャド「なるほど一護が」
石田「yes」
チャド「しかし一護には朽木が居る。やはりうぬは嘘を」
石田「ふぅ・・・君じゃやはり理解できないようだネ」
石田「これは現実なのさ」
チャド「俺はもはや外には出られぬ。今さら外の世界など」
石田「それと同窓会があってネ。君の話題は一切なかった」
チャド「そうか・・・」
石田「何故なら君は犯罪者だからネ」
石田「yes」
チャド「しかし一護には朽木が居る。やはりうぬは嘘を」
石田「ふぅ・・・君じゃやはり理解できないようだネ」
石田「これは現実なのさ」
チャド「俺はもはや外には出られぬ。今さら外の世界など」
石田「それと同窓会があってネ。君の話題は一切なかった」
チャド「そうか・・・」
石田「何故なら君は犯罪者だからネ」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:41:31.54 ID:efmeAcN30
石田「それで井上さんが妊娠したんだヨ。これシーッね」
マユリ「それをどうして私に言うのかネ」
石田「それはこの僕が三代目技術開発局の局長だからネ」
マユリ「帰りたまエ」
石田「お断りだ!クインシーチョップ!」
マユリ「ぐふっ・・・」
石田「君の娘さんを貰えば僕が三代目なのだヨ。いいじゃないか」
石田「所詮は浦原さんのお下がりでここにいるんじゃないか・・・へっへっへ」
マユリ「貴様・・・もう一度」
石田「完璧を嫌悪するとか言ってたけど・・・君はそこまで脳が追い付いてないのじゃないか?」
石田「会えて言おう!僕は完ぺきという言葉が好きだ!!」
石田「君のようにお下がりで生きてるインチキ科学者と違ってネ。お分かりいただけたかな?」
マユリ「それをどうして私に言うのかネ」
石田「それはこの僕が三代目技術開発局の局長だからネ」
マユリ「帰りたまエ」
石田「お断りだ!クインシーチョップ!」
マユリ「ぐふっ・・・」
石田「君の娘さんを貰えば僕が三代目なのだヨ。いいじゃないか」
石田「所詮は浦原さんのお下がりでここにいるんじゃないか・・・へっへっへ」
マユリ「貴様・・・もう一度」
石田「完璧を嫌悪するとか言ってたけど・・・君はそこまで脳が追い付いてないのじゃないか?」
石田「会えて言おう!僕は完ぺきという言葉が好きだ!!」
石田「君のようにお下がりで生きてるインチキ科学者と違ってネ。お分かりいただけたかな?」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:45:32.11 ID:efmeAcN30
石田「それでそれで井上さんが」
剣八「うるせえな」
石田「これ内緒だからネ」
一角「内緒って織姫ちゃん妊娠したのかよ」
石田「ハゲは黙りたまエ」
弓親「相手は」
石田「これ企業秘密なんだけどネ。黒崎なのだヨ」
一角「おいおい嘘付いてんじゃ」
石田「ペッ」
一角「てめえ!誰の頭に唾吐いてんだ!」
石田「これは滅却師に伝わる神の唾液なのだヨ」
石田「有り難い効果を持つのさ」
剣八「うるせえな」
石田「これ内緒だからネ」
一角「内緒って織姫ちゃん妊娠したのかよ」
石田「ハゲは黙りたまエ」
弓親「相手は」
石田「これ企業秘密なんだけどネ。黒崎なのだヨ」
一角「おいおい嘘付いてんじゃ」
石田「ペッ」
一角「てめえ!誰の頭に唾吐いてんだ!」
石田「これは滅却師に伝わる神の唾液なのだヨ」
石田「有り難い効果を持つのさ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:50:13.80 ID:efmeAcN30
石田「いや井上さんがネ」
乱菊「妊娠したんでしょ?知ってるわよ」
石田「誰から聞いたのだい?」
乱菊「やちる。っていうか石本アンタ一角たちにも話したでしょ」
石田「あいやー・・・バレたか」
日番谷「ホントに黒崎なのか」
石田「僕が嘘をついてると思ってるのかい?これだから低劣種は・・・」
日番谷「ぐぬぬ・・・」
石田「他言は無用だヨ」
乱菊「妊娠したんでしょ?知ってるわよ」
石田「誰から聞いたのだい?」
乱菊「やちる。っていうか石本アンタ一角たちにも話したでしょ」
石田「あいやー・・・バレたか」
日番谷「ホントに黒崎なのか」
石田「僕が嘘をついてると思ってるのかい?これだから低劣種は・・・」
日番谷「ぐぬぬ・・・」
石田「他言は無用だヨ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:52:29.73 ID:efmeAcN30
織姫「あ・・・来た」
ルキア「どうした井上?」
織姫「あのね・・・相談があるの」
ルキア「何でも話してみろ」
織姫「妊娠したの・・・」
ルキア「それはめでたいな。相手は誰なのだ」
織姫「黒崎くん」
ルキア「・・・ん?」
織姫「黒崎くんなの」
ルキア「なん・・・だと・・・?」
ルキア「どうした井上?」
織姫「あのね・・・相談があるの」
ルキア「何でも話してみろ」
織姫「妊娠したの・・・」
ルキア「それはめでたいな。相手は誰なのだ」
織姫「黒崎くん」
ルキア「・・・ん?」
織姫「黒崎くんなの」
ルキア「なん・・・だと・・・?」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:55:14.58 ID:efmeAcN30
ルキア「まさか一護が」
織姫「それでね黒崎くんと離婚してほしいの」
織姫「いいよね別に?」
ルキア「・・・」
織姫「私って両親も居ないしお兄ちゃんも死んじゃったでしょ?」
織姫「一人ぼっちだからさ・・・朽木さんには子供居るじゃん。2人も」
ルキア「たわけた事を・・・一護はその子の」
織姫「そうやってまた黒崎くんから奪うのね・・・そう・・・」
織姫「泥棒猫。最低の女だよ朽木さんは」
織姫「それでね黒崎くんと離婚してほしいの」
織姫「いいよね別に?」
ルキア「・・・」
織姫「私って両親も居ないしお兄ちゃんも死んじゃったでしょ?」
織姫「一人ぼっちだからさ・・・朽木さんには子供居るじゃん。2人も」
ルキア「たわけた事を・・・一護はその子の」
織姫「そうやってまた黒崎くんから奪うのね・・・そう・・・」
織姫「泥棒猫。最低の女だよ朽木さんは」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 22:58:41.88 ID:efmeAcN30
織姫「これで黒崎くんと朽木さんも終わりだね!」
織姫「本当に長かった・・・私頑張ったよね」
織姫「ふふふ」
一護「井上」
織姫「黒崎くん!来てくれたんだね」
一護「お前・・・妊娠してねえだろ」
織姫「ど、どうして」
石田「僕さ」
織姫「石上くん!」
一護「想像妊娠ってやつだお前のは」
織姫「石上くん裏切ったんだね」
石田「諭吉が3人もおいでおいでしてたからネ。すんまそん」
一護「嘘はやめようぜ井上」
織姫「本当に長かった・・・私頑張ったよね」
織姫「ふふふ」
一護「井上」
織姫「黒崎くん!来てくれたんだね」
一護「お前・・・妊娠してねえだろ」
織姫「ど、どうして」
石田「僕さ」
織姫「石上くん!」
一護「想像妊娠ってやつだお前のは」
織姫「石上くん裏切ったんだね」
石田「諭吉が3人もおいでおいでしてたからネ。すんまそん」
一護「嘘はやめようぜ井上」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:01:54.94 ID:efmeAcN30
一護「俺さガキも居るしこうやってお前の嘘に付き合ってられねえんだわ」
石田「そうだヨ」
織姫「私より朽木さん・・・か」
一護「お前はほら仲間だろ。なあ井上」
織姫「そ、そうだよね。ハハハ」
石田「一件落着だネ。飲みに行くぞ黒崎!」
一護「お、おう。また何か困った事あったら相談しに来いよ井上」
織姫「う、うん」
織姫「・・・」
織姫「あまり私を見縊らない方がいいよ・・・」
織姫「黒崎くんの仲間を・・・幸せを・・・根こそぎ奪ってやる・・・」
石田「そうだヨ」
織姫「私より朽木さん・・・か」
一護「お前はほら仲間だろ。なあ井上」
織姫「そ、そうだよね。ハハハ」
石田「一件落着だネ。飲みに行くぞ黒崎!」
一護「お、おう。また何か困った事あったら相談しに来いよ井上」
織姫「う、うん」
織姫「・・・」
織姫「あまり私を見縊らない方がいいよ・・・」
織姫「黒崎くんの仲間を・・・幸せを・・・根こそぎ奪ってやる・・・」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:05:14.08 ID:efmeAcN30
石田「マスター。ビール一つ」
一護「俺も」
TIT「かしこまり!」
石田「君の奢りだからネ」
一護「ケチくせえな石崎お前は」
石田「いや金ならあるヨ。僕医者だし」
一護「お前確か」
石田「無免許さ。いいじゃないか無免許でも気持ちがあれば」
石田「ちなみに僕はDr.Iと呼ばれているのだヨ」
一護「そ、そうか」
石田「天才・・・と呼びたまエ」
一護「俺も」
TIT「かしこまり!」
石田「君の奢りだからネ」
一護「ケチくせえな石崎お前は」
石田「いや金ならあるヨ。僕医者だし」
一護「お前確か」
石田「無免許さ。いいじゃないか無免許でも気持ちがあれば」
石田「ちなみに僕はDr.Iと呼ばれているのだヨ」
一護「そ、そうか」
石田「天才・・・と呼びたまエ」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:09:50.83 ID:efmeAcN30
織姫「六花の真の底力・・・6体の死神を生贄に捧げる事で発動する」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
一角「どうなってやがんだ!織姫ちゃん」
弓親「落ち着くんだ!」
織姫「うるさい・・・黒崎くんと最も親しい貴方達を苦しめる」
織姫「仲間思いの黒崎くんなら・・・ククク」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「私の糧になってよ一角さん、弓親さん、乱菊さん、冬獅郎くん」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「私は許さない私以上の幸せを掴んだ朽木さんを」
織姫「私の心を踏みにじった黒崎くんを」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
一角「どうなってやがんだ!織姫ちゃん」
弓親「落ち着くんだ!」
織姫「うるさい・・・黒崎くんと最も親しい貴方達を苦しめる」
織姫「仲間思いの黒崎くんなら・・・ククク」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「私の糧になってよ一角さん、弓親さん、乱菊さん、冬獅郎くん」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「私は許さない私以上の幸せを掴んだ朽木さんを」
織姫「私の心を踏みにじった黒崎くんを」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:13:31.50 ID:efmeAcN30
檜佐木「何の騒ぎだこれは」
織姫「・・・」
射場「井上・・・おどれ」
織姫「邪魔しないで!!!」
拳西「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「殺してやる殺してやるどいつもこいつも殺してやる!!」
檜佐木「くっ・・・お腹が痛く・・・頼みます射場さん」
射場「一角は弓親は松本は・・・どこに行ったんじゃい」
織姫「ここだよ。このヘアピンの中」
射場「何さらしとるかわかっとるんか?」
織姫「わからないよ・・・もう耐えられないの解ってよ射場さん」
織姫「・・・」
射場「井上・・・おどれ」
織姫「邪魔しないで!!!」
拳西「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「殺してやる殺してやるどいつもこいつも殺してやる!!」
檜佐木「くっ・・・お腹が痛く・・・頼みます射場さん」
射場「一角は弓親は松本は・・・どこに行ったんじゃい」
織姫「ここだよ。このヘアピンの中」
射場「何さらしとるかわかっとるんか?」
織姫「わからないよ・・・もう耐えられないの解ってよ射場さん」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:17:23.36 ID:efmeAcN30
檜佐木「くっ・・・転がりながら阿散井のとこに」コロコロ
織姫「どうしたの?立ってよ」
射場「3人を返さんかァ!」
織姫「遅い遅い・・・遅すぎるよ」
射場「何ちゅう馬鹿力じゃ・・・くっ・・・」
織姫「サヨナラ射場さん・・・死んでね」
射場「わしも男じゃただでは死なん・・・せめておどれに一太刀・・・」
射場「消えた・・・?」
織姫「ここだよ・・・ごめんね一瞬だからね」
射場「ぐっ・・・」
織姫「ごめんね・・・ごめんね・・・」
織姫「どうしたの?立ってよ」
射場「3人を返さんかァ!」
織姫「遅い遅い・・・遅すぎるよ」
射場「何ちゅう馬鹿力じゃ・・・くっ・・・」
織姫「サヨナラ射場さん・・・死んでね」
射場「わしも男じゃただでは死なん・・・せめておどれに一太刀・・・」
射場「消えた・・・?」
織姫「ここだよ・・・ごめんね一瞬だからね」
射場「ぐっ・・・」
織姫「ごめんね・・・ごめんね・・・」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:22:46.29 ID:efmeAcN30
一護「ああ・・・チソコ痒い」ボリボリ
ルキア「大変だぞ一護!」
一護「どうしたルキア」
ルキア「尸魂界が・・・」
一護「俺随分前に引退したんだぜ。なーに言ってんだか」
ルキア「いいから来てくれ」
一護「小さいのどうすんだよ」
ルキア「連れてくわけにはいかん。浦原のとこに預けるとしよう」
一護「死神連中は自分で片付けられねえのかよ」
ルキア「大変だぞ一護!」
一護「どうしたルキア」
ルキア「尸魂界が・・・」
一護「俺随分前に引退したんだぜ。なーに言ってんだか」
ルキア「いいから来てくれ」
一護「小さいのどうすんだよ」
ルキア「連れてくわけにはいかん。浦原のとこに預けるとしよう」
一護「死神連中は自分で片付けられねえのかよ」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:27:02.92 ID:efmeAcN30
一護「一角、弓親、乱菊さん、冬獅郎、やちる・・・剣八も」
恋次「俺が来たときにはもう・・・」
一護「誰がやったんだ」
恋次「井上だ・・・」
一護「なん・・・だと・・・?」
ルキア「皆、何かを抜かれたようにピクリとも動かぬな」
一護「井上は」
恋次「更木隊長と戦ってどこに消えちまった」
石田「はいどいてどいてー。現場に入っちゃダメだヨ」
恋次「石井来てたのか」
石田「事件あるところに石田雨竜有りなのだヨ」
恋次「・・・それとルキア。ちょっといいか」
ルキア「?」
恋次「俺が来たときにはもう・・・」
一護「誰がやったんだ」
恋次「井上だ・・・」
一護「なん・・・だと・・・?」
ルキア「皆、何かを抜かれたようにピクリとも動かぬな」
一護「井上は」
恋次「更木隊長と戦ってどこに消えちまった」
石田「はいどいてどいてー。現場に入っちゃダメだヨ」
恋次「石井来てたのか」
石田「事件あるところに石田雨竜有りなのだヨ」
恋次「・・・それとルキア。ちょっといいか」
ルキア「?」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:30:33.32 ID:efmeAcN30
ルキア「屋敷が・・・」
一護「全焼じゃねえか。白哉は死んだのか」
ルキア「恋次!兄様は・・・兄様は」
恋次「・・・」
石田「焼け死んだんだネ!死因は焼死だ!!」
恋次「・・・池になピラニアが放たれてたんだ」
恋次「それで朽木隊長・・・何者かに後ろから押されて池にドボンだ」
一護「死んだのか」
石田「絶対に死んだはずだ」
恋次「ズタズタにされて今治療中だ」
石田「チッ」
一護「全焼じゃねえか。白哉は死んだのか」
ルキア「恋次!兄様は・・・兄様は」
恋次「・・・」
石田「焼け死んだんだネ!死因は焼死だ!!」
恋次「・・・池になピラニアが放たれてたんだ」
恋次「それで朽木隊長・・・何者かに後ろから押されて池にドボンだ」
一護「死んだのか」
石田「絶対に死んだはずだ」
恋次「ズタズタにされて今治療中だ」
石田「チッ」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:35:03.67 ID:efmeAcN30
ルキア「兄様!」
白哉「黒崎一護か・・・済まぬ・・・」
一護「気にすることねえよ。誰に落とされたんだ」
白哉「・・・」
一護「わからねえんだな」
白哉「済まぬ・・・」
花太郎「酷いですよね池にピラニアを放つなんて」
恋次「鬼畜の所業だ」
白哉「恋次・・・済まぬ・・・」
恋次「これカミさんの位牌と遺影っす。幸い無事っすよこれだけは」
白哉「済まぬ・・・済まぬ・・・」
恋次「あと生前使ってた着物とか歯ブラシとか・・・下着っすねこれ」
白哉「済まぬ・・・済まぬ・・・」
白哉「あそこだけ改築しておいてよかった。あの部屋だけは」
白哉「黒崎一護か・・・済まぬ・・・」
一護「気にすることねえよ。誰に落とされたんだ」
白哉「・・・」
一護「わからねえんだな」
白哉「済まぬ・・・」
花太郎「酷いですよね池にピラニアを放つなんて」
恋次「鬼畜の所業だ」
白哉「恋次・・・済まぬ・・・」
恋次「これカミさんの位牌と遺影っす。幸い無事っすよこれだけは」
白哉「済まぬ・・・済まぬ・・・」
恋次「あと生前使ってた着物とか歯ブラシとか・・・下着っすねこれ」
白哉「済まぬ・・・済まぬ・・・」
白哉「あそこだけ改築しておいてよかった。あの部屋だけは」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:39:52.37 ID:efmeAcN30
一護「しかし誰が」
雛森「井上さんの仕業です」
恋次「井上・・・だと・・・?」
雛森「さっき檜佐木さんが話してたよ」
恋次「あの人妄想癖と虚言癖あるだろ。それに鬱病だし」
石田「井上さんか・・・あの井上さんが・・・冗談だネ。罰として脱ぎたまエ」
一護「アンタも冬獅郎やられてショックだろ」
雛森「冬獅郎・・・ああストーカーの事ですね」
雛森「今の私は平子隊長一筋ですから」
一護「平子生きてんのか」
雛森「ボコボコにされました。顔中パンパンに腫れ上がって・・・酷すぎます」
雛森「井上さんの仕業です」
恋次「井上・・・だと・・・?」
雛森「さっき檜佐木さんが話してたよ」
恋次「あの人妄想癖と虚言癖あるだろ。それに鬱病だし」
石田「井上さんか・・・あの井上さんが・・・冗談だネ。罰として脱ぎたまエ」
一護「アンタも冬獅郎やられてショックだろ」
雛森「冬獅郎・・・ああストーカーの事ですね」
雛森「今の私は平子隊長一筋ですから」
一護「平子生きてんのか」
雛森「ボコボコにされました。顔中パンパンに腫れ上がって・・・酷すぎます」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:44:25.35 ID:efmeAcN30
織姫「この力・・・虚圏で使ってみようかな」
織姫「後は夏梨ちゃんと遊子ちゃんにたつきちゃん、ネルちゃんもそうだよね」
織姫「黒崎くんに群がる虫は処分しなきゃ」
ガンテンバイン「むっ!お前は確か!!」
織姫「邪魔」
ガンテンバイン「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「ねえネルちゃん知らない?」
ガンテンバイン「ネル・・・ネリエルか!?」
織姫「ネルちゃんだよ・・・今度は足を無くしちゃうよ」
ガンテンバイン「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「ねえ」
ガンテンバイン「ネル・・・やはりネリエルか!?」
織姫「死ね」
ガンテンバイン「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「後は夏梨ちゃんと遊子ちゃんにたつきちゃん、ネルちゃんもそうだよね」
織姫「黒崎くんに群がる虫は処分しなきゃ」
ガンテンバイン「むっ!お前は確か!!」
織姫「邪魔」
ガンテンバイン「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「ねえネルちゃん知らない?」
ガンテンバイン「ネル・・・ネリエルか!?」
織姫「ネルちゃんだよ・・・今度は足を無くしちゃうよ」
ガンテンバイン「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
織姫「ねえ」
ガンテンバイン「ネル・・・やはりネリエルか!?」
織姫「死ね」
ガンテンバイン「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:49:13.24 ID:efmeAcN30
グリムジョー「派手に暴れてんな。ええコラ」
織姫「グリムジョーくん・・・来たね」
織姫「ネルちゃん探してるの」
グリムジョー「ネル・・・チビのことか」
織姫「そうだよ。それ以外に居ないよね?」
グリムジョー「知らねえ。てめえで探しな」
織姫「こんな広大な地・・・一人で探せないよ・・・酷すぎる・・・」
織姫「グリムジョー・ジャガージャックはか弱い女の子を一人にするんだね」
グリムジョー「・・・仕方ねえな。探してやるよ」
織姫「ケッケッケ。チョロいチョロい」
織姫「グリムジョーくん・・・来たね」
織姫「ネルちゃん探してるの」
グリムジョー「ネル・・・チビのことか」
織姫「そうだよ。それ以外に居ないよね?」
グリムジョー「知らねえ。てめえで探しな」
織姫「こんな広大な地・・・一人で探せないよ・・・酷すぎる・・・」
織姫「グリムジョー・ジャガージャックはか弱い女の子を一人にするんだね」
グリムジョー「・・・仕方ねえな。探してやるよ」
織姫「ケッケッケ。チョロいチョロい」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:54:43.21 ID:efmeAcN30
一護「虚圏?」
石田「そうだヨ。ねえパパ」
マユリ「やめたまエ」
石田「父上話してあげて。さあネムさんベッドに行こう!」
石田「おっと・・・君に発言権利はないのだヨ。いいね?」
石田「僕の全霊のアモールを受けるか強*されるか・・・わかったネ?」
石田「返事は『はい』・・・だ」
一護「井上のやつ・・・どうして」
恋次「とにかく虚圏に行こうぜ」
ルキア「石木貴様もだ」
一護「さっさとしろよ石崎」
恋次「石井!」
石田「ええい!黙らんか!!」
石田「そうだヨ。ねえパパ」
マユリ「やめたまエ」
石田「父上話してあげて。さあネムさんベッドに行こう!」
石田「おっと・・・君に発言権利はないのだヨ。いいね?」
石田「僕の全霊のアモールを受けるか強*されるか・・・わかったネ?」
石田「返事は『はい』・・・だ」
一護「井上のやつ・・・どうして」
恋次「とにかく虚圏に行こうぜ」
ルキア「石木貴様もだ」
一護「さっさとしろよ石崎」
恋次「石井!」
石田「ええい!黙らんか!!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 23:59:32.99 ID:efmeAcN30
グリムジョー「こいつがよお前と喧嘩したいんだとよ」
ネリエル「私と?」
織姫「チッ・・・よりによってこの姿か」
織姫「でも剣八さんも白哉さんも平子くんも倒したよね私って。ネルちゃんって弱いよね」
グリムジョー「どうすんだお前」
ネリエル「戦う意味ないでしょ私と織姫さん」
織姫「あるよ。ネルちゃんも黒崎くんを付け狙う女の一人・・・殺してやる!」
グリムジョー「お前もあれか黒崎と殺し合いてえのか。意外だな懐いてんのにお前」
グリムジョー「井上てめえもか黒崎の野郎と殺し合いてえんだな!」
グリムジョー「言っとくけど黒崎ぶっ殺すのは俺だ!野郎は俺がぶっ殺す」
ネリエル「私と?」
織姫「チッ・・・よりによってこの姿か」
織姫「でも剣八さんも白哉さんも平子くんも倒したよね私って。ネルちゃんって弱いよね」
グリムジョー「どうすんだお前」
ネリエル「戦う意味ないでしょ私と織姫さん」
織姫「あるよ。ネルちゃんも黒崎くんを付け狙う女の一人・・・殺してやる!」
グリムジョー「お前もあれか黒崎と殺し合いてえのか。意外だな懐いてんのにお前」
グリムジョー「井上てめえもか黒崎の野郎と殺し合いてえんだな!」
グリムジョー「言っとくけど黒崎ぶっ殺すのは俺だ!野郎は俺がぶっ殺す」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:07:54.27 ID:efmeAcN30
織姫「殺す・・・殺してやる!!」
ネリエル「どうしよう。戦う意味ないのに」
グリムジョー「逃げてんじゃねえよ。喧嘩売られたなら買うのが虚の流儀だろうが」
織姫「ネルちゃんを倒してさらに天に昇るんだから!!」
織姫「貴方は邪魔者」
織姫「私や黒崎くんにとっての!」
ネリエル「どうしよう。戦う意味ないのに」
グリムジョー「逃げてんじゃねえよ。喧嘩売られたなら買うのが虚の流儀だろうが」
織姫「ネルちゃんを倒してさらに天に昇るんだから!!」
織姫「貴方は邪魔者」
織姫「私や黒崎くんにとっての!」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:11:47.56 ID:yMPY2jRi0
織姫「待て!逃げるな!!!」
ネリエル「もうやめて!私と一護は」
織姫「関係大ありだよ!死ね!死ね!!」
グリムジョー「おい。どうすんだ」
ネリエル「もう私の負けでいいよ。怖いよ」
グリムジョー「ストップだ。てめえの勝ちだいいな」
織姫「邪魔しないでよ!何様なの!!」
グリムジョー「俺様」
織姫「ムカつくの!その子が!!」
グリムジョー「わかんだろてめえもこいつガキだから。そうだろ」
ネリエル「元々こっちが本当だから」
グリムジョー「嘘付いてるけどよ。勘弁してやれやてめえも」
織姫「グググ・・・」
ネリエル「もうやめて!私と一護は」
織姫「関係大ありだよ!死ね!死ね!!」
グリムジョー「おい。どうすんだ」
ネリエル「もう私の負けでいいよ。怖いよ」
グリムジョー「ストップだ。てめえの勝ちだいいな」
織姫「邪魔しないでよ!何様なの!!」
グリムジョー「俺様」
織姫「ムカつくの!その子が!!」
グリムジョー「わかんだろてめえもこいつガキだから。そうだろ」
ネリエル「元々こっちが本当だから」
グリムジョー「嘘付いてるけどよ。勘弁してやれやてめえも」
織姫「グググ・・・」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:21:38.02 ID:yMPY2jRi0
石田「右を見ても左を見ても砂・・・女人がいない」
恋次「あいつら元気してるかな」
一護「ネル達か」
ルキア「あれを見ろ」
ネリエル「みんなどこ行っちゃったんだろ」
石田「ンフ・・・何ていい身体をしている女子だ。非常にソソる」
ネリエル「あっ一護」
一護「よお」
石田「君さ一緒にこないかい?いいよネ?」
石田「君のような破面が居るとは・・・ンフフ虚圏も悪くない」
石田「破面なんてザエルアポロ・グランツのような超絶変質者しかいないと思ってたからネ」
石田「君は100点満点だ」
恋次「あいつら元気してるかな」
一護「ネル達か」
ルキア「あれを見ろ」
ネリエル「みんなどこ行っちゃったんだろ」
石田「ンフ・・・何ていい身体をしている女子だ。非常にソソる」
ネリエル「あっ一護」
一護「よお」
石田「君さ一緒にこないかい?いいよネ?」
石田「君のような破面が居るとは・・・ンフフ虚圏も悪くない」
石田「破面なんてザエルアポロ・グランツのような超絶変質者しかいないと思ってたからネ」
石田「君は100点満点だ」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:30:23.08 ID:yMPY2jRi0
グリムジョー「さっきまで居たんだけどよ。行っちまったぜ」
一護「何で止めねえんだよ」
恋次「そうだぞ」
グリムジョー「知らねえよ。ざけやがって」
ネリエル「何か一護がどうとか言ってたよね」
グリムジョー「何だてめえやんのか!コラァ!!」
一護「てめえがとめてりゃどうにかなっただろうが」
ルキア「きっと井上は・・・まさか」
石田「気がついたようだネ」
石田「きっと井上さんは現世に帰った。黒崎や君の大切なものを奪うためにネ」
一護「何で止めねえんだよ」
恋次「そうだぞ」
グリムジョー「知らねえよ。ざけやがって」
ネリエル「何か一護がどうとか言ってたよね」
グリムジョー「何だてめえやんのか!コラァ!!」
一護「てめえがとめてりゃどうにかなっただろうが」
ルキア「きっと井上は・・・まさか」
石田「気がついたようだネ」
石田「きっと井上さんは現世に帰った。黒崎や君の大切なものを奪うためにネ」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:35:43.21 ID:yMPY2jRi0
石田「しかし君があのネルちゃんだったなんて」
ネリエル「うん」
石田「処*かな?」
ネリエル「・・・」
石田「ん?どうかな?」
石田「ならば僕が確かめよう。安心したまエこれは実験なのだヨ」
一護「何やってんだ先行ってるぞ」
石田「おっとネルちゃん君はこっちに来るんだ・・・」
石田「最初に言っておこう僕は口リコンではない・・・僕は」
石田「ただの女好きなのだヨ」
ネリエル「うん」
石田「処*かな?」
ネリエル「・・・」
石田「ん?どうかな?」
石田「ならば僕が確かめよう。安心したまエこれは実験なのだヨ」
一護「何やってんだ先行ってるぞ」
石田「おっとネルちゃん君はこっちに来るんだ・・・」
石田「最初に言っておこう僕は口リコンではない・・・僕は」
石田「ただの女好きなのだヨ」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:42:03.75 ID:yMPY2jRi0
一護「どうしたボコボコになって」
石田「SMだヨ」
一護「ルキア、恋次。浦原さんとこ行っててくれ」
一護「石崎てめえはこっち来いやネルもグリムジョーもだ」
石田「暇人だネ。このニート破面集団が」
一護「井上がやるとしたら俺の家燃やすか子供殺すか・・・夏梨と遊子殺すか」
石田「何気に多いのヨね」
石田「よしこの棒が倒れた方に進もう」
石田「ちなみに棒と言っても肉棒ではないのだヨ」
石田「SMだヨ」
一護「ルキア、恋次。浦原さんとこ行っててくれ」
一護「石崎てめえはこっち来いやネルもグリムジョーもだ」
石田「暇人だネ。このニート破面集団が」
一護「井上がやるとしたら俺の家燃やすか子供殺すか・・・夏梨と遊子殺すか」
石田「何気に多いのヨね」
石田「よしこの棒が倒れた方に進もう」
石田「ちなみに棒と言っても肉棒ではないのだヨ」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 00:51:25.63 ID:yMPY2jRi0
一護「・・・居た」
織姫「見つかっちゃったね」
石田「大人しくお縄につきたまエ!」
石田「ちなみに僕は縄で縛られる方がいい」
織姫「邪魔しないでよ。いいよね黒崎くんは・・・」
織姫「どうして私だけこんなに」
一護「剣八たちから奪ったもの返して俺たちのところに戻って来いよ」
織姫「うるさい!!!!!!!!」
石田「むむむ!?何という霊圧だ!」
一護「どうしても戻らねえのか」
織姫「戻したければ力づくで来てよ・・・ねえ黒崎くん」
一護「上等だ」
織姫「見つかっちゃったね」
石田「大人しくお縄につきたまエ!」
石田「ちなみに僕は縄で縛られる方がいい」
織姫「邪魔しないでよ。いいよね黒崎くんは・・・」
織姫「どうして私だけこんなに」
一護「剣八たちから奪ったもの返して俺たちのところに戻って来いよ」
織姫「うるさい!!!!!!!!」
石田「むむむ!?何という霊圧だ!」
一護「どうしても戻らねえのか」
織姫「戻したければ力づくで来てよ・・・ねえ黒崎くん」
一護「上等だ」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:15:39.97 ID:yMPY2jRi0
一護「卍解できねえ・・・」
織姫「黒崎くんの卍解を拒絶したの・・・わかるかな?」
石田「しかし僕のゼーレシュナイダーは機能する何故だネ」
織姫「私はね黒崎くん惚れてたんだよずっとね」
織姫「あの女が現れる遥か昔から!!」
一護「それだけじゃ理由にならねえよ」
織姫「十分すぎる理由だよ・・・私の元に来てよ」
グリムジョー「いい加減にしろよ井上てめえこの野郎!」
一護「井上・・・考え直せよ今ならまだ間に合うぜ」
織姫「もう私は止まらない。誰にも止まる事ができない」
石田「大人しく井上さんの軍門に下っちゃえヨ」
一護「石崎てめえは引っ込んでろ」
織姫「黒崎くんの卍解を拒絶したの・・・わかるかな?」
石田「しかし僕のゼーレシュナイダーは機能する何故だネ」
織姫「私はね黒崎くん惚れてたんだよずっとね」
織姫「あの女が現れる遥か昔から!!」
一護「それだけじゃ理由にならねえよ」
織姫「十分すぎる理由だよ・・・私の元に来てよ」
グリムジョー「いい加減にしろよ井上てめえこの野郎!」
一護「井上・・・考え直せよ今ならまだ間に合うぜ」
織姫「もう私は止まらない。誰にも止まる事ができない」
石田「大人しく井上さんの軍門に下っちゃえヨ」
一護「石崎てめえは引っ込んでろ」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:22:20.69 ID:yMPY2jRi0
一護「おいグリムジョー」
グリムジョー「何だ」
一護「井上の力の源はあのヘアピンだ」
グリムジョー「あんなショボいやつかよ・・・」
一護「隙みてあれぶっ壊してくれ。そこから」
グリムジョー「そいつは俺じゃねえてめえの役目だ」
グリムジョー「隙作ってやるからてめえでぶっ壊してやれよ。わかんだろ」
石田「僕はどうすればいいのかネ」
ネリエル「大人しくしてた方がいいよ」
石田「つまり・・・オナ二ーだネ!」
グリムジョー「あの女には借りがあるからよこれ以上わりい事させるわけにはいかねえ」
グリムジョー「必ずぶっ壊せよ黒崎・・・頼んだぜ!」
石田「さあどうする黒崎。その斬月であの小さいのを破壊できるのかネ」
一護「やってみねえとわからねえ」
石田「まあ僕なら余裕だけどネ」
グリムジョー「何だ」
一護「井上の力の源はあのヘアピンだ」
グリムジョー「あんなショボいやつかよ・・・」
一護「隙みてあれぶっ壊してくれ。そこから」
グリムジョー「そいつは俺じゃねえてめえの役目だ」
グリムジョー「隙作ってやるからてめえでぶっ壊してやれよ。わかんだろ」
石田「僕はどうすればいいのかネ」
ネリエル「大人しくしてた方がいいよ」
石田「つまり・・・オナ二ーだネ!」
グリムジョー「あの女には借りがあるからよこれ以上わりい事させるわけにはいかねえ」
グリムジョー「必ずぶっ壊せよ黒崎・・・頼んだぜ!」
石田「さあどうする黒崎。その斬月であの小さいのを破壊できるのかネ」
一護「やってみねえとわからねえ」
石田「まあ僕なら余裕だけどネ」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:36:27.30 ID:yMPY2jRi0
織姫「どいてよ」
グリムジョー「退かねえ」
織姫「黒崎くん黒崎くん黒崎くん」
グリムジョー「てめえ大人しくしやがれよ。この野郎!!」
織姫「そうやって男は暴力を振るう・・・最低・・・」
石田「むむむ・・・未だ黒崎」
ネリエル「一護」
グリムジョー「黒崎!ぶちかませ!!」
一護「動くんじゃねえぞ井上!!!」
グリムジョー「退かねえ」
織姫「黒崎くん黒崎くん黒崎くん」
グリムジョー「てめえ大人しくしやがれよ。この野郎!!」
織姫「そうやって男は暴力を振るう・・・最低・・・」
石田「むむむ・・・未だ黒崎」
ネリエル「一護」
グリムジョー「黒崎!ぶちかませ!!」
一護「動くんじゃねえぞ井上!!!」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:39:58.32 ID:yMPY2jRi0
一護「気が済んだか」
織姫「ふん」
一護「どこ行くんだよ井上」
織姫「私・・・諦めないから絶対に」
織姫「今以上に力を蓄えて・・・きっと」
一護「・・・」
織姫「ねえ黒崎くん」
織姫「どうして私たちって生きてるんだろうね」
一護「それは」
石田「人間だからさ」
織姫「・・・さようなら。またいつか黒崎くんを奪いに来るからね」
石田「井上さんが・・・消えた・・・?」
石田「しかしこれにて一件落着だな」
一護「そうだな・・・」
織姫「ふん」
一護「どこ行くんだよ井上」
織姫「私・・・諦めないから絶対に」
織姫「今以上に力を蓄えて・・・きっと」
一護「・・・」
織姫「ねえ黒崎くん」
織姫「どうして私たちって生きてるんだろうね」
一護「それは」
石田「人間だからさ」
織姫「・・・さようなら。またいつか黒崎くんを奪いに来るからね」
石田「井上さんが・・・消えた・・・?」
石田「しかしこれにて一件落着だな」
一護「そうだな・・・」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:42:31.40 ID:yMPY2jRi0
グリムジョー「帰るわ俺」
一護「悪かったな迷惑かけて」
グリムジョー「言っとくけどてめえの仲間になったわけじゃねえ」
グリムジョー「てめえを倒すのはこの俺だ」
一護「ネルお前も」
ネリエル「ううん。気にしないで」
石田「僕の愛人が!帰らないでくれ!!!」
ネリエル「またね」
石田「待ちたまエ。帰る事は許されないのだヨ」
一護「悪かったな迷惑かけて」
グリムジョー「言っとくけどてめえの仲間になったわけじゃねえ」
グリムジョー「てめえを倒すのはこの俺だ」
一護「ネルお前も」
ネリエル「ううん。気にしないで」
石田「僕の愛人が!帰らないでくれ!!!」
ネリエル「またね」
石田「待ちたまエ。帰る事は許されないのだヨ」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:50:10.47 ID:yMPY2jRi0
チャド「井上・・・そうか負けたのか」
チャド「やはり女には荷が重すぎたか・・・」
チャド「時は満ちたこれよりこの茶渡泰虎が一護を倒す」
チャド「ムショの中は俺には狭すぎる」
チャド「コオオオオオオッッ・・・」グググググ
チャド「破ァッ!!!」
チャド「ふっ・・・他愛もない。この程度の壁いつでも粉々にできるわ!!」
チャド「狙うは黒崎一護・・・うぬの首だ」
チャド「やはり女には荷が重すぎたか・・・」
チャド「時は満ちたこれよりこの茶渡泰虎が一護を倒す」
チャド「ムショの中は俺には狭すぎる」
チャド「コオオオオオオッッ・・・」グググググ
チャド「破ァッ!!!」
チャド「ふっ・・・他愛もない。この程度の壁いつでも粉々にできるわ!!」
チャド「狙うは黒崎一護・・・うぬの首だ」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 01:56:53.19 ID:yMPY2jRi0
ネリエル「ねえ」
グリムジョー「何だよ」
ネリエル「織姫さんが言ってたけどさどうして生きてるんだろうね私たち」
グリムジョー「あれだろ・・・あれ」
ネリエル「あれ?」
グリムジョー「生まれてきて良かったなって思うことが何度もあるだろ。そのために生きてるんじゃねえの」
ネリエル「ふーん・・・」
グリムジョー「そんなこと俺にもお前にも井上にも黒崎にもわかりゃしねえさ」
グリムジョー「いつかそんなのが解る時が来るんじゃねえの」
ネリエル「そうだよね。きっと織姫さんも」
グリムジョー「何だよ」
ネリエル「織姫さんが言ってたけどさどうして生きてるんだろうね私たち」
グリムジョー「あれだろ・・・あれ」
ネリエル「あれ?」
グリムジョー「生まれてきて良かったなって思うことが何度もあるだろ。そのために生きてるんじゃねえの」
ネリエル「ふーん・・・」
グリムジョー「そんなこと俺にもお前にも井上にも黒崎にもわかりゃしねえさ」
グリムジョー「いつかそんなのが解る時が来るんじゃねえの」
ネリエル「そうだよね。きっと織姫さんも」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:04:21.05 ID:yMPY2jRi0
ルキア「そうか井上は」
一護「結局どこかに行っちまった」
恋次「石井は」
一護「石崎・・・あいつもどっか行っちまったよ」
ルキア「石木は風来坊だからな」
一護「みんなバラバラになっちまったな」
恋次「仕方ねえよ。どいつもこいつも」
ルキア「皆がそれぞれ違う道を進んでいるのだからな」
一護「結局どこかに行っちまった」
恋次「石井は」
一護「石崎・・・あいつもどっか行っちまったよ」
ルキア「石木は風来坊だからな」
一護「みんなバラバラになっちまったな」
恋次「仕方ねえよ。どいつもこいつも」
ルキア「皆がそれぞれ違う道を進んでいるのだからな」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:13:32.12 ID:yMPY2jRi0
一護「マジで疲れたよ。なあルキア」
ルキア「ああ。そうだな」
一護「心配すんなよ井上は帰ってくるんじゃね」
一護「今は精神的にあれだけどよ。昔のあいつは優しかったろ」
ルキア「きっといつもの井上になってきてくれるだろな・・・きっと」
一護「じゃあ行ってくるぜ」
ルキア「ハロワだな。早く仕事を探せ」
一護「わかってるよ。うるせえな」
ルキア「見つかっても今度は短気を起こすんじゃないぞ」
一護「ああ。今度は短気起こさねえよ」
一護「家族養ってかねえといけねえからな」
終
ルキア「ああ。そうだな」
一護「心配すんなよ井上は帰ってくるんじゃね」
一護「今は精神的にあれだけどよ。昔のあいつは優しかったろ」
ルキア「きっといつもの井上になってきてくれるだろな・・・きっと」
一護「じゃあ行ってくるぜ」
ルキア「ハロワだな。早く仕事を探せ」
一護「わかってるよ。うるせえな」
ルキア「見つかっても今度は短気を起こすんじゃないぞ」
一護「ああ。今度は短気起こさねえよ」
一護「家族養ってかねえといけねえからな」
終
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:17:04.16 ID:uYXYQYCq0
きょにゅーを選ばないとか意味不明な男だな一護って
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:27:13.44 ID:R7sk6qvK0
ルキアの方が可愛いんだから仕方が無い
乙
乙
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/18(木) 02:29:28.86 ID:wAWPeZJL0
石・・・えーなんとかさんなんでこうなったん?
引用元: 井上織姫(36)「妊娠しちゃったの」 一護「そ、そうか・・・」
一護「まだ就職してないのかよチャド」 チャド「・・・」
2020-05-12
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:18:01.82 ID:dppq1Gy20
一護「いつまでも虚と戦ってないで」
チャド「この俺にどういう職があるというのだ」
チャド「力仕事・・・それぐらいだろ」
一護「土木でもとび職でも立派な仕事じゃねえか。そうだろ?」
チャド「毎日毎日汗水たらし安い給料を貰う・・・哀れな生き方だ」
チャド「俺の居る場所は戦いの地だけだ。お前に俺の何が解るというのだ」
一護「あのなあ」
チャド「俺から見ればお前の方が負け犬に見える」
チャド「ギラギラしたあの目の黒崎一護はどこへ行ったというのだ」
一護「・・・」
チャド「答えられまいよ。言っておくが今の俺なら更木剣八程度簡単に屠れる!」
一護「何言っても無駄なようだな。もういいよお前」
一護「そうやって先も見ずに生きてけよお前は」
チャド「ああ。そうするつもりだ」
チャド「この俺にどういう職があるというのだ」
チャド「力仕事・・・それぐらいだろ」
一護「土木でもとび職でも立派な仕事じゃねえか。そうだろ?」
チャド「毎日毎日汗水たらし安い給料を貰う・・・哀れな生き方だ」
チャド「俺の居る場所は戦いの地だけだ。お前に俺の何が解るというのだ」
一護「あのなあ」
チャド「俺から見ればお前の方が負け犬に見える」
チャド「ギラギラしたあの目の黒崎一護はどこへ行ったというのだ」
一護「・・・」
チャド「答えられまいよ。言っておくが今の俺なら更木剣八程度簡単に屠れる!」
一護「何言っても無駄なようだな。もういいよお前」
一護「そうやって先も見ずに生きてけよお前は」
チャド「ああ。そうするつもりだ」
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7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:21:41.40 ID:dppq1Gy20
一護「・・・」
ルキア「もう良いだろ茶渡の事は」
一護「だって」
ルキア「いくら説得しても職を探そうとせんじゃないか」
ルキア「もう無理なのだ茶渡は・・・」
一護「36にもなって夢見てるもんな。剣八殺せるってよ」
ルキア「それはあり得んな。断じて」
一護「挑んだとしても真っ二つにされるのがオチだぜ」
ルキア「もう良いだろ茶渡の事は」
一護「だって」
ルキア「いくら説得しても職を探そうとせんじゃないか」
ルキア「もう無理なのだ茶渡は・・・」
一護「36にもなって夢見てるもんな。剣八殺せるってよ」
ルキア「それはあり得んな。断じて」
一護「挑んだとしても真っ二つにされるのがオチだぜ」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:25:08.51 ID:dppq1Gy20
チャド「中々巨大な虚だな・・・霊圧も申し分ない」
虚「オオオ」
チャド「20%ってところか。この程度なら」
チャド「ハアアアアアア・・・」
チャド「俺は能の無い人間でねぇ。唯一の取り柄と言えば」
チャド「この筋肉操作ぐらいなのだ」
虚「オオオ!?」
チャド「滅するがよい!!破ァッ!!!」
虚「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
チャド「他愛にもない・・・」
チャド「この茶渡泰虎を倒す者はいつ現れるのか」
虚「オオオ」
チャド「20%ってところか。この程度なら」
チャド「ハアアアアアア・・・」
チャド「俺は能の無い人間でねぇ。唯一の取り柄と言えば」
チャド「この筋肉操作ぐらいなのだ」
虚「オオオ!?」
チャド「滅するがよい!!破ァッ!!!」
虚「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
チャド「他愛にもない・・・」
チャド「この茶渡泰虎を倒す者はいつ現れるのか」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:29:13.10 ID:dppq1Gy20
石田「な、なんだってー!?」
石田「いい歳こいて虚を狩ってる!?それはダメだ!」
ルキア「お前は何をしてるんだ」
石田「タクシードライバーさ。もっとも僕のタクシーは」
石田「救急車だけどね!」
石田「ちなみにこの救急車はうちのだ。無断で使ってる」
石田「お陰様で僕は勘当さ!HAHAHA」
石田「早くお茶と茶菓子を出して朽木さん」
ルキア「こいつ・・・」
石田「いい歳こいて虚を狩ってる!?それはダメだ!」
ルキア「お前は何をしてるんだ」
石田「タクシードライバーさ。もっとも僕のタクシーは」
石田「救急車だけどね!」
石田「ちなみにこの救急車はうちのだ。無断で使ってる」
石田「お陰様で僕は勘当さ!HAHAHA」
石田「早くお茶と茶菓子を出して朽木さん」
ルキア「こいつ・・・」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:34:12.16 ID:dppq1Gy20
石田「君も黒崎もまああれだからね」
石田「こういうのは阿散井に任せた方が」
ルキア「いや別に茶渡はほっといてもいいだろ。思い出してみろ」
ルキア「茶渡が・・・勝った事あるか?」
石田「無いね。弱いもんあれ」
ルキア「そうだろ」
石田「あれこそウドの大木って言葉が相応しい」
石田「木偶の棒でも可」
ルキア「問題はいつまでも茶渡に構う一護だ。あいつだって働いておるだろ」
石田「焼きもちか!黒崎ってホモっぽいしね。ンフフ」
ルキア「もう帰れ」
石田「今日はここで泊まってくよ。いいよね?」
石田「いいと言うまではここに寄生する。覚悟はできてる」
石田「こういうのは阿散井に任せた方が」
ルキア「いや別に茶渡はほっといてもいいだろ。思い出してみろ」
ルキア「茶渡が・・・勝った事あるか?」
石田「無いね。弱いもんあれ」
ルキア「そうだろ」
石田「あれこそウドの大木って言葉が相応しい」
石田「木偶の棒でも可」
ルキア「問題はいつまでも茶渡に構う一護だ。あいつだって働いておるだろ」
石田「焼きもちか!黒崎ってホモっぽいしね。ンフフ」
ルキア「もう帰れ」
石田「今日はここで泊まってくよ。いいよね?」
石田「いいと言うまではここに寄生する。覚悟はできてる」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:36:40.30 ID:dppq1Gy20
チャド「どうやら現世ではこの俺を全力にさせる奴が居ない」
チャド「尸魂界に行くか。いや虚圏でも地獄でもいい」
チャド「この俺を100%のフルパワーを出させるそんな奴を」
チャド「この俺をだ・・・」
チャド「行こう尸魂界に・・・」
チャド「尸魂界に行くか。いや虚圏でも地獄でもいい」
チャド「この俺を100%のフルパワーを出させるそんな奴を」
チャド「この俺をだ・・・」
チャド「行こう尸魂界に・・・」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:39:28.67 ID:dppq1Gy20
狛村「くぅ~ん・・・」
チャド「弱いねぇ・・・弱すぎる」
狛村「ワンワンワン!!」
チャド「ん?命乞いをしてるのかね。哀れだねぇ」
狛村「ガルルルルルルルル」
チャド「ほお。まだやる気なのかね」
チャド「いいだろう!40%だ・・・ハアアアア・・・」
狛村「キャイイイン・・・」
チャド「死ね」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
チャド「隊長格もこの程度か」
チャド「弱いねぇ・・・弱すぎる」
狛村「ワンワンワン!!」
チャド「ん?命乞いをしてるのかね。哀れだねぇ」
狛村「ガルルルルルルルル」
チャド「ほお。まだやる気なのかね」
チャド「いいだろう!40%だ・・・ハアアアア・・・」
狛村「キャイイイン・・・」
チャド「死ね」
狛村「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」
チャド「隊長格もこの程度か」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:43:18.97 ID:dppq1Gy20
射場「何さらしとんじゃ!われは!!」
チャド「こう見えても俺は動物好きでねぇ」
チャド「心が痛むよ。射場鉄左衛門」
射場「アホぬかせ!ミンチになっとるやろが!!」
チャド「これは躾だ。牙をむく者にはこれぐらいが調度いい」
チャド「どうした?仇は討たんのか。射場鉄左衛門」
射場「やったる。わしの命にかけてもおどれを」
チャド「いいだろう」
チャド「お前も40%の力で葬ってやる。そこに転がる男同様にな」
チャド「こう見えても俺は動物好きでねぇ」
チャド「心が痛むよ。射場鉄左衛門」
射場「アホぬかせ!ミンチになっとるやろが!!」
チャド「これは躾だ。牙をむく者にはこれぐらいが調度いい」
チャド「どうした?仇は討たんのか。射場鉄左衛門」
射場「やったる。わしの命にかけてもおどれを」
チャド「いいだろう」
チャド「お前も40%の力で葬ってやる。そこに転がる男同様にな」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:47:53.07 ID:dppq1Gy20
チャド「邪魔するよ」
剣八「何だオメーは」
チャド「茶渡泰虎。これは土産だ」
剣八「一角と弓親・・・やるじゃねえか」
チャド「それなりの強さだった。この俺に60%力を出させるとは」
剣八「おもしれえ!殺し合おうぜ!!」
チャド「いい霊圧だ・・・しかしだ」
チャド「お前も俺に100%の力を出すに値しない!!」
チャド「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
剣八「何だオメーは」
チャド「茶渡泰虎。これは土産だ」
剣八「一角と弓親・・・やるじゃねえか」
チャド「それなりの強さだった。この俺に60%力を出させるとは」
剣八「おもしれえ!殺し合おうぜ!!」
チャド「いい霊圧だ・・・しかしだ」
チャド「お前も俺に100%の力を出すに値しない!!」
チャド「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:53:13.39 ID:dppq1Gy20
白哉「更木剣八の霊圧が消えた・・・」
拳西「ぐわあああああああああああああああああああああああああああ」
チャド「更木剣八と共に一護を窮地に追い込んだ朽木白哉」
チャド「更木剣八は強かった。この俺に80%の力を出させるとはな」
チャド「お前はどうだ朽木白哉」
白哉「そうか。兄は」
チャド「お喋りの時間はここまでだ!喝ッッ!!」
白哉「散れ・・・」
チャド「これが千本桜。凄いねぇ」
チャド「それでこれで俺を倒せる気か?甘いねぇ・・・甘い甘い!!」
拳西「ぐわあああああああああああああああああああああああああああ」
チャド「更木剣八と共に一護を窮地に追い込んだ朽木白哉」
チャド「更木剣八は強かった。この俺に80%の力を出させるとはな」
チャド「お前はどうだ朽木白哉」
白哉「そうか。兄は」
チャド「お喋りの時間はここまでだ!喝ッッ!!」
白哉「散れ・・・」
チャド「これが千本桜。凄いねぇ」
チャド「それでこれで俺を倒せる気か?甘いねぇ・・・甘い甘い!!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 14:56:24.40 ID:dppq1Gy20
日番谷「朽木!しっかりしろ!朽木!!」
白哉「恋次・・・恋次は・・・」
日番谷「どこにも見当たらねえ」
白哉「兄は無事だったのか」
日番谷「ああ。松本はやられちまったけど俺はシカトされたぜ」
日番谷「きっとビビったんだろな俺に。ヘッヘッヘ」
白哉「そうか・・・」
白哉「私はもう長くない・・・黒崎一護・・・奴なら・・・」
白哉「・・・」
白哉「恋次・・・ルキア・・・済まぬ・・・」
済まぬ
白哉「恋次・・・恋次は・・・」
日番谷「どこにも見当たらねえ」
白哉「兄は無事だったのか」
日番谷「ああ。松本はやられちまったけど俺はシカトされたぜ」
日番谷「きっとビビったんだろな俺に。ヘッヘッヘ」
白哉「そうか・・・」
白哉「私はもう長くない・・・黒崎一護・・・奴なら・・・」
白哉「・・・」
白哉「恋次・・・ルキア・・・済まぬ・・・」
済まぬ
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:01:23.53 ID:dppq1Gy20
石田「大変だ大変だ大変だ!!!!」
一護「この書類コピーしといて」
石田「大変だぞ黒崎!!」
石田「驚くなよ。実は・・・」
石田「そこの君コーヒーひとつね。黒崎の友達だよ僕」
一護「どうしたんだよ」
石田「尸魂界が襲われちゃったの」
一護「なん・・・だと・・・?」
石田「ハゲも綾瀬川くんも乱菊さんも更木剣八も朽木白哉もやられちゃったの」
一護「本当かよ」
石田「本当さコーヒーまだかネ。グズグズするんじゃないヨ」
一護「この書類コピーしといて」
石田「大変だぞ黒崎!!」
石田「驚くなよ。実は・・・」
石田「そこの君コーヒーひとつね。黒崎の友達だよ僕」
一護「どうしたんだよ」
石田「尸魂界が襲われちゃったの」
一護「なん・・・だと・・・?」
石田「ハゲも綾瀬川くんも乱菊さんも更木剣八も朽木白哉もやられちゃったの」
一護「本当かよ」
石田「本当さコーヒーまだかネ。グズグズするんじゃないヨ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:04:23.16 ID:dppq1Gy20
ルキア「行くのか一護」
一護「ああ。入社して初めて早退したぜ俺」
ルキア「私も」
一護「お前はいいよ。家に居ろよ」
石田「さあグズグズするなよ!」
一護「行ってくるわ。チャドを倒しに」
ルキア「気を付けるのだぞ」
石田「大丈夫。もしも黒崎が死んだら君たちの面倒は僕が見るよ」
ルキア「は?」
石田「嘘に決まってるだろ!コブ付きなんていらんわ!!」
一護「ほら行くぞ」
一護「ああ。入社して初めて早退したぜ俺」
ルキア「私も」
一護「お前はいいよ。家に居ろよ」
石田「さあグズグズするなよ!」
一護「行ってくるわ。チャドを倒しに」
ルキア「気を付けるのだぞ」
石田「大丈夫。もしも黒崎が死んだら君たちの面倒は僕が見るよ」
ルキア「は?」
石田「嘘に決まってるだろ!コブ付きなんていらんわ!!」
一護「ほら行くぞ」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:07:32.41 ID:dppq1Gy20
一護「ひでえな・・・」
白哉「黒崎一護・・・か」
一護「白哉。また派手にやられたな」
白哉「あの男は・・・茶渡泰虎を止められるのは兄だけだ・・・」
一護「わかってるよ。喋んなよ死ぬぞ」
白哉「私はもう長くない・・・尸魂界をルキアを・・・頼む」
石田「僕には何を頼みたい」
白哉「何も無い・・・」
一護「わかったぜ白哉。任せとけ俺に」
白哉「黒崎一護・・・か」
一護「白哉。また派手にやられたな」
白哉「あの男は・・・茶渡泰虎を止められるのは兄だけだ・・・」
一護「わかってるよ。喋んなよ死ぬぞ」
白哉「私はもう長くない・・・尸魂界をルキアを・・・頼む」
石田「僕には何を頼みたい」
白哉「何も無い・・・」
一護「わかったぜ白哉。任せとけ俺に」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:11:51.97 ID:dppq1Gy20
チャド「やるねぇ。さすがは京楽さんだよ」
京楽「茶渡くんも随分と強く・・・一護くん」
一護「悪い京楽さん。こいつは俺に任せてくれ」
チャド「今さら何の用だ?一護」
一護「お前を倒しに来た。俺がやらなきゃいけねえ」
石田「涅マユリは倒したか?」
チャド「ああ。先ほどな」
石田「よし!よくやったぞ茶渡くん。ネムさんは」
チャド「邪魔をするのでね。軽く捻ってやった。俺は女子供でも容赦しない」
石田「何だと!この外道が!!ぶち殺してやる!!!」
一護「お前はあっち行ってろよ。頼むから」
チャド「一護・・・まずは80%からだ」
一護「来いよチャド」
京楽「茶渡くんも随分と強く・・・一護くん」
一護「悪い京楽さん。こいつは俺に任せてくれ」
チャド「今さら何の用だ?一護」
一護「お前を倒しに来た。俺がやらなきゃいけねえ」
石田「涅マユリは倒したか?」
チャド「ああ。先ほどな」
石田「よし!よくやったぞ茶渡くん。ネムさんは」
チャド「邪魔をするのでね。軽く捻ってやった。俺は女子供でも容赦しない」
石田「何だと!この外道が!!ぶち殺してやる!!!」
一護「お前はあっち行ってろよ。頼むから」
チャド「一護・・・まずは80%からだ」
一護「来いよチャド」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:15:37.93 ID:dppq1Gy20
日番谷「・・・」ブッ
恋次「何だと朽木隊長が茶渡に」
日番谷「ああ。俺が来たときには・・・クソ」
恋次「アンタ何やってんだ!こんなところで!!」
日番谷「お、俺は・・・俺は・・・」
恋次「どうせこの騒ぎに乗じて平子隊長やろうとしてんだろ!!そうだろうが!!」
日番谷「そ、それは」
恋次「俺も行く。茶渡のところに」
日番谷「ああ。俺は雛森のとこ行く」
恋次「アンタもくんだよ。ぶっ殺すぞ」
日番谷「お、おう」
恋次「何だと朽木隊長が茶渡に」
日番谷「ああ。俺が来たときには・・・クソ」
恋次「アンタ何やってんだ!こんなところで!!」
日番谷「お、俺は・・・俺は・・・」
恋次「どうせこの騒ぎに乗じて平子隊長やろうとしてんだろ!!そうだろうが!!」
日番谷「そ、それは」
恋次「俺も行く。茶渡のところに」
日番谷「ああ。俺は雛森のとこ行く」
恋次「アンタもくんだよ。ぶっ殺すぞ」
日番谷「お、おう」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:19:15.17 ID:dppq1Gy20
チャド「俺の思い過ごしだったのかね」
チャド「今の月牙・・・弱くなったな一護」
一護「だろうな。だって俺本気出してねえから」
一護「俺死神代行引退する前にさ浦原さんに力を封印してもらったんだ」
一護「あんまり派手に出すと・・・わかるだろ」
チャド「ならば見せるのだ。この俺にその力を」
一護「そうだな。もう手加減はしねえ・・・」
一護「本気でてめえを殺してやる」
チャド「今の月牙・・・弱くなったな一護」
一護「だろうな。だって俺本気出してねえから」
一護「俺死神代行引退する前にさ浦原さんに力を封印してもらったんだ」
一護「あんまり派手に出すと・・・わかるだろ」
チャド「ならば見せるのだ。この俺にその力を」
一護「そうだな。もう手加減はしねえ・・・」
一護「本気でてめえを殺してやる」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:25:30.94 ID:dppq1Gy20
石田「ゲーッ!素手で茶渡くんを吹っ飛ばしたぞ!?」
石田「何と茶渡くんに力を!ひええ」
恋次「どうした」
チャド「やるねぇ・・・いいパンチだ」
一護「チャドの筋肉が」
チャド「初めて敵に会えた・・・いい殺し合いをしよう」
石田「まるで津波が来る前の海辺のようだ」
石田「わかるだろ阿散井?あれはヤバいサーファーも死ぬ」
恋次「いいからこれやるからあっち行ってろ」
石田「わーいわーい・・・何だこれ居るかこんなもん」
石田「何と茶渡くんに力を!ひええ」
恋次「どうした」
チャド「やるねぇ・・・いいパンチだ」
一護「チャドの筋肉が」
チャド「初めて敵に会えた・・・いい殺し合いをしよう」
石田「まるで津波が来る前の海辺のようだ」
石田「わかるだろ阿散井?あれはヤバいサーファーも死ぬ」
恋次「いいからこれやるからあっち行ってろ」
石田「わーいわーい・・・何だこれ居るかこんなもん」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:29:26.56 ID:dppq1Gy20
チャド「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
一護「なん・・・だと・・・?」
チャド「これが100%の俺だ」
一護「今までのチャドとは比べ物にならねえ・・・何て・・・」
一護「消えた・・・?」
チャド「後ろだ一護」
一護「チッ」
チャド「どうした一護?怯えているのか」
一護「ビビってねえ。ビビっちゃいねえ!!」
チャド「強気だな一護。でも勘違いするなよ」
チャド「お前はまだ100%の俺と戦う資格を得たにすぎない」
チャド「死にたくないのなら全力で俺を超えろ。この俺をな」
一護「なん・・・だと・・・?」
チャド「これが100%の俺だ」
一護「今までのチャドとは比べ物にならねえ・・・何て・・・」
一護「消えた・・・?」
チャド「後ろだ一護」
一護「チッ」
チャド「どうした一護?怯えているのか」
一護「ビビってねえ。ビビっちゃいねえ!!」
チャド「強気だな一護。でも勘違いするなよ」
チャド「お前はまだ100%の俺と戦う資格を得たにすぎない」
チャド「死にたくないのなら全力で俺を超えろ。この俺をな」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:36:24.13 ID:dppq1Gy20
チャド「それと言い忘れてたな一護」
チャド「100%の俺はひどく腹が減る」
一護「やめろチャド!何やってんだてめえは!!」
チャド「何が言いたい」
チャド「死神の魂魄を吸収する。それがどうかしたか?」
一護「くっ・・・」
チャド「所詮お前たち死神は剣を手に戦うしかない」
チャド「武器を鬼道を屈して戦うだけだ」
チャド「しかし俺は違う!俺はこの拳で戦ってきた。パワーでだ」
チャド「技を超えた純粋な強さそれがパワーだ!!!」
チャド「100%の俺はひどく腹が減る」
一護「やめろチャド!何やってんだてめえは!!」
チャド「何が言いたい」
チャド「死神の魂魄を吸収する。それがどうかしたか?」
一護「くっ・・・」
チャド「所詮お前たち死神は剣を手に戦うしかない」
チャド「武器を鬼道を屈して戦うだけだ」
チャド「しかし俺は違う!俺はこの拳で戦ってきた。パワーでだ」
チャド「技を超えた純粋な強さそれがパワーだ!!!」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:40:39.68 ID:dppq1Gy20
チャド「立て」
一護「ハァ・・・」
チャド「何かを護るため誰かを護るために戦うのがお前の信条だったな」
一護「それだけは曲げられねえ・・・俺の」
チャド「魂にでも誓ったと言うのかね?この俺を目の前にしても」
チャド「お前には足りない物がある。それは」
チャド「危機感だ。お前まだ自分が死なないとでも思ってるんじゃないのか?」
一護「うぐっ・・・がはっ・・・」
一護「強い・・・こいつは・・・」
チャド「今のお前は何も護れやしない」
チャド「何ならお前の仲間を一人殺してやろうか?」
一護「ま、待て・・・やめろォ!!」
一護「ハァ・・・」
チャド「何かを護るため誰かを護るために戦うのがお前の信条だったな」
一護「それだけは曲げられねえ・・・俺の」
チャド「魂にでも誓ったと言うのかね?この俺を目の前にしても」
チャド「お前には足りない物がある。それは」
チャド「危機感だ。お前まだ自分が死なないとでも思ってるんじゃないのか?」
一護「うぐっ・・・がはっ・・・」
一護「強い・・・こいつは・・・」
チャド「今のお前は何も護れやしない」
チャド「何ならお前の仲間を一人殺してやろうか?」
一護「ま、待て・・・やめろォ!!」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:44:59.20 ID:dppq1Gy20
石田「こ、こっち来たぞ」
日番谷「氷輪丸!!!」
日番谷「氷輪丸の氷の龍をただの飛び道具だと思うなよ!これは」
チャド「どけ」
日番谷「は、はい・・・」
チャド「井上と朽木が居ないのは残念だ」
石田「殺すのか。ならば僕をやりたまえ」
石田「阿散井は副隊長、僕は親不孝者。死ぬのは僕」
恋次「俺だ。茶渡!殺すなら俺をやれ!!」
恋次「でも俺もただじゃ死なねぇ!!!」
一護「やめろォ!!!!!」
チャド「一護・・・お前は無力だ」
日番谷「氷輪丸!!!」
日番谷「氷輪丸の氷の龍をただの飛び道具だと思うなよ!これは」
チャド「どけ」
日番谷「は、はい・・・」
チャド「井上と朽木が居ないのは残念だ」
石田「殺すのか。ならば僕をやりたまえ」
石田「阿散井は副隊長、僕は親不孝者。死ぬのは僕」
恋次「俺だ。茶渡!殺すなら俺をやれ!!」
恋次「でも俺もただじゃ死なねぇ!!!」
一護「やめろォ!!!!!」
チャド「一護・・・お前は無力だ」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 15:55:29.17 ID:dppq1Gy20
石田「阿散井・・・ダメだ死んでる」
チャド「仲間一つ護れやしない。お前は」
一護「俺は弱い・・・」
日番谷「見ろよ黒崎をあれは」
石田「やかましい!お前はあっち行ってろ!!」
一護「もう俺は誰も殺させねえ」
一護「お前が魂を捨てた代わりに得た力全部・・・全部まとめて使ってかかって来い」
一護「お前の全てをぶっ壊して俺が勝つ」
チャド「いい目だ」
チャド「そんな目をして挑んできた奴の屍を乗り越え俺は勝ってきた」
チャド「そんな時は開いてがどんなに弱くても全力を出したよ」
チャド「そして今ならかつてない力を出せる!!勝負だ!!」
チャド「仲間一つ護れやしない。お前は」
一護「俺は弱い・・・」
日番谷「見ろよ黒崎をあれは」
石田「やかましい!お前はあっち行ってろ!!」
一護「もう俺は誰も殺させねえ」
一護「お前が魂を捨てた代わりに得た力全部・・・全部まとめて使ってかかって来い」
一護「お前の全てをぶっ壊して俺が勝つ」
チャド「いい目だ」
チャド「そんな目をして挑んできた奴の屍を乗り越え俺は勝ってきた」
チャド「そんな時は開いてがどんなに弱くても全力を出したよ」
チャド「そして今ならかつてない力を出せる!!勝負だ!!」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:00:15.60 ID:dppq1Gy20
チャド「これがフルパワーの100%中の100%だ」
一護「俺はこの斬月に月牙天衝にかける・・・」
一護「行くぜ・・・月牙天衝!!!!!!!!」
チャド「ヌオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
一護「防ぎやがった」
チャド「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
チャド「この俺に両腕を使わせるとは・・・ヌオオ・・・」
石田「何をやってるんだ黒崎!思い出してみろお前は如何なる時も窮地を乗り越えたじゃないか」
チャド「ヌオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
一護「このまま押し切ってやる・・・チャド!!!」
チャド「一護オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
一護「俺はこの斬月に月牙天衝にかける・・・」
一護「行くぜ・・・月牙天衝!!!!!!!!」
チャド「ヌオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
一護「防ぎやがった」
チャド「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
チャド「この俺に両腕を使わせるとは・・・ヌオオ・・・」
石田「何をやってるんだ黒崎!思い出してみろお前は如何なる時も窮地を乗り越えたじゃないか」
チャド「ヌオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
一護「このまま押し切ってやる・・・チャド!!!」
チャド「一護オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:04:16.40 ID:dppq1Gy20
一護「・・・」
石田「終わったな」
一護「チャドは」
石田「完全に消滅した。完全にな」
一護「恋次・・・死んじまいやがってバカ野郎が」
石田「いや死んでないよ。ほら」
恋次「生きてるぜ。死ぬわけねえだろ俺が」
一護「そうか・・・そうだよな」
恋次「ルキアが心配してんだろ。うち帰れよ」
石田「僕たちに御礼は」
恋次「てめえにはねえ」
一護「チャド・・・」
石田「終わったな」
一護「チャドは」
石田「完全に消滅した。完全にな」
一護「恋次・・・死んじまいやがってバカ野郎が」
石田「いや死んでないよ。ほら」
恋次「生きてるぜ。死ぬわけねえだろ俺が」
一護「そうか・・・そうだよな」
恋次「ルキアが心配してんだろ。うち帰れよ」
石田「僕たちに御礼は」
恋次「てめえにはねえ」
一護「チャド・・・」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:08:30.45 ID:dppq1Gy20
チャド「くっ・・・俺は負けたのか」
チャド「ここは・・・虚圏か」
チャド「なるほど神はまだ俺が死ぬ事を許さぬと言うのか」
チャド「この俺に更なる力を身に付けろとそういうのか」
チャド「そうかそうか・・・フフフ・・・」
チャド「ハッハッハ!俺を生かした事を後悔するぞ!!!」
チャド「この俺をだ!俺は一護に敗れちゃいない・・・俺は」
チャド「俺は何者も殺すことはできぬ。唯一無二の存在なのだ」
チャド「ここは・・・虚圏か」
チャド「なるほど神はまだ俺が死ぬ事を許さぬと言うのか」
チャド「この俺に更なる力を身に付けろとそういうのか」
チャド「そうかそうか・・・フフフ・・・」
チャド「ハッハッハ!俺を生かした事を後悔するぞ!!!」
チャド「この俺をだ!俺は一護に敗れちゃいない・・・俺は」
チャド「俺は何者も殺すことはできぬ。唯一無二の存在なのだ」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:11:46.57 ID:dppq1Gy20
一護「チャドがいねえと虚退治する奴がいないよな」
石田「だから僕が立ち上がったのさ」
石田「給料貰っちゃったりしてね。滅却師兼死神代行ってか」
一護「タクシーは」
石田「やめました!見てごらんよこの衣装を」
石田「白黒だよ白黒」
一護「俺はもう疲れた。しばらくそっとしといてくれ」
石田「だから僕が立ち上がったのさ」
石田「給料貰っちゃったりしてね。滅却師兼死神代行ってか」
一護「タクシーは」
石田「やめました!見てごらんよこの衣装を」
石田「白黒だよ白黒」
一護「俺はもう疲れた。しばらくそっとしといてくれ」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:15:57.34 ID:dppq1Gy20
浦原「は?あたしに稽古を」
一角「先の闘いでは派手にやられたっすからね」
弓親「だから僕たちに」
恋次「鍛えてくれよ俺たちを!」
浦原「そんなこと言われましてもね。ほら茶渡さん以上の強敵は」
弓親「・・・」
恋次「それがあいつどうも生きてるらしいんすよね」
浦原「そんなバカな。あり得ないっすよ茶渡さんが」
恋次「あいつの頑丈さ知ってるだろアンタも」
恋次「ついこの間、虚圏に探索に行った狛村隊長と六車隊長が消えちまった」
恋次「隊舎に茶渡からの手紙と生首を添えてな」
一角「先の闘いでは派手にやられたっすからね」
弓親「だから僕たちに」
恋次「鍛えてくれよ俺たちを!」
浦原「そんなこと言われましてもね。ほら茶渡さん以上の強敵は」
弓親「・・・」
恋次「それがあいつどうも生きてるらしいんすよね」
浦原「そんなバカな。あり得ないっすよ茶渡さんが」
恋次「あいつの頑丈さ知ってるだろアンタも」
恋次「ついこの間、虚圏に探索に行った狛村隊長と六車隊長が消えちまった」
恋次「隊舎に茶渡からの手紙と生首を添えてな」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:19:37.97 ID:dppq1Gy20
チャド「穴」
ガンテンバイン「はい?」
チャド「地獄と現世を通じる穴ができたらどうなるだろうな」
ガンテンバイン「そ、それは大変な事に・・・はい」
チャド「そうすれば現世はもっと楽しくなるだろうな」
チャド「混沌と殺戮。俺の求めていた力のみの世界に」
ガンテンバイン「く、狂ってる・・・」
チャド「どいつもこいつも殺してやる」
チャド「ガキも老人も妊婦もだ。力無き者には死が似合う」
ガンテンバイン「・・・ゴクッ」
ガンテンバイン「はい?」
チャド「地獄と現世を通じる穴ができたらどうなるだろうな」
ガンテンバイン「そ、それは大変な事に・・・はい」
チャド「そうすれば現世はもっと楽しくなるだろうな」
チャド「混沌と殺戮。俺の求めていた力のみの世界に」
ガンテンバイン「く、狂ってる・・・」
チャド「どいつもこいつも殺してやる」
チャド「ガキも老人も妊婦もだ。力無き者には死が似合う」
ガンテンバイン「・・・ゴクッ」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:24:08.86 ID:dppq1Gy20
ルキア「一護に・・・また」
日番谷「本当はさ。禁じられてるんだぜ黒崎の手を借りるのを」
日番谷「でもほら虚圏行けって言われてそれで・・・」
ルキア「ほ、他には」
日番谷「雛森と俺・・・ほら茶渡が派手にやったからこれぐらいしか。な?」
日番谷「それで黒崎は」
ルキア「今は仕事に」
日番谷「頼むよ朽木!慈悲をくれ俺に!!」
ルキア「・・・」
日番谷「本当はさ。禁じられてるんだぜ黒崎の手を借りるのを」
日番谷「でもほら虚圏行けって言われてそれで・・・」
ルキア「ほ、他には」
日番谷「雛森と俺・・・ほら茶渡が派手にやったからこれぐらいしか。な?」
日番谷「それで黒崎は」
ルキア「今は仕事に」
日番谷「頼むよ朽木!慈悲をくれ俺に!!」
ルキア「・・・」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:27:18.16 ID:dppq1Gy20
雛森「ごめんね朽木さん」
ルキア「いえいいんです」
日番谷「黒崎来ねえのかよ。まあいいや」
日番谷「何でも地獄と現世を通過させる境界トンネルの装置を破壊するんだとさ」
日番谷「破壊だけなら俺でもできるよな・・・絶対に」
織姫「あれ?どうしたの朽木さん」
ルキア「井上」
織姫「どこか行くの?私をハブにして」
ルキア「いや危険だからその」
織姫「へ、へえ・・・また仲間外れか」
織姫「酷いよね相変わらず・・・」
ルキア「いえいいんです」
日番谷「黒崎来ねえのかよ。まあいいや」
日番谷「何でも地獄と現世を通過させる境界トンネルの装置を破壊するんだとさ」
日番谷「破壊だけなら俺でもできるよな・・・絶対に」
織姫「あれ?どうしたの朽木さん」
ルキア「井上」
織姫「どこか行くの?私をハブにして」
ルキア「いや危険だからその」
織姫「へ、へえ・・・また仲間外れか」
織姫「酷いよね相変わらず・・・」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:35:19.99 ID:dppq1Gy20
ガンテンバイン「どうして俺が・・・クソ」
グリムジョー「おい!」
ガンテンバイン「あっ・・・」
グリムジョー「何やってんだてめえは?こんな機械作ってよ」
ガンテンバイン「やめろ!触るんじゃない!!」
ガンテンバイン「あのお方に・・・あのお方に俺が殺される」
グリムジョー「誰がどうやってるか知らねえけどよ」
グリムジョー「邪魔くせえんだよ。あ?」
ガンテンバイン「やめろォ!!!」
グリムジョー「おい!」
ガンテンバイン「あっ・・・」
グリムジョー「何やってんだてめえは?こんな機械作ってよ」
ガンテンバイン「やめろ!触るんじゃない!!」
ガンテンバイン「あのお方に・・・あのお方に俺が殺される」
グリムジョー「誰がどうやってるか知らねえけどよ」
グリムジョー「邪魔くせえんだよ。あ?」
ガンテンバイン「やめろォ!!!」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:45:12.13 ID:dppq1Gy20
日番谷「なんだと」
日番谷「装置が壊されてる!!やった俺の手柄だ!!!」
ルキア「すまんな」
雛森「ありがとうございます」
織姫「優しいだね。惚れちゃいそう」
グリムジョー「勘違いしてんじゃねえよ。邪魔なんだよこれ」
ガンテンバイン「こ、殺される・・・解らんのかあの御方は!!」
チャド「装置一つ護れぬのか・・・貴様は」
ガンテンバイン「あ・・・あ・・・」
ルキア「お前は」
チャド「久しぶりだな朽木、井上。そして死神たちよ」
日番谷「装置が壊されてる!!やった俺の手柄だ!!!」
ルキア「すまんな」
雛森「ありがとうございます」
織姫「優しいだね。惚れちゃいそう」
グリムジョー「勘違いしてんじゃねえよ。邪魔なんだよこれ」
ガンテンバイン「こ、殺される・・・解らんのかあの御方は!!」
チャド「装置一つ護れぬのか・・・貴様は」
ガンテンバイン「あ・・・あ・・・」
ルキア「お前は」
チャド「久しぶりだな朽木、井上。そして死神たちよ」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:48:51.24 ID:dppq1Gy20
チャド「やってくれたな・・・よく俺の境界トンネルの夢を打ち砕いて」
日番谷「!!」
チャド「はじめてだ・・・この俺をここまでコケにしたバカ共は・・・」
ルキア「・・・」
雛森「・・・」
織姫「茶渡くんのくせに。何言ってんだか」
チャド「まさかこんな結果になろうとは・・・」
チャド「ゆ・・・許さん・・・」
チャド「ぜったいに許さんぞ虫ケラども!!!!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!」
チャド「一人たりとも逃がさんぞ覚悟しろ!!!!」
日番谷「!!」
チャド「はじめてだ・・・この俺をここまでコケにしたバカ共は・・・」
ルキア「・・・」
雛森「・・・」
織姫「茶渡くんのくせに。何言ってんだか」
チャド「まさかこんな結果になろうとは・・・」
チャド「ゆ・・・許さん・・・」
チャド「ぜったいに許さんぞ虫ケラども!!!!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!」
チャド「一人たりとも逃がさんぞ覚悟しろ!!!!」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:53:41.47 ID:dppq1Gy20
グリムジョー「何だか知らねえけど。調子こいてんじゃねえぞ」
チャド「くっくっく・・・何を言いだすかと思えば・・・」
チャド「忘れたとは言わさんぞ俺を恐ろしさを」
チャド「カアアッッ・・・」ゴゴゴゴゴ
日番谷「そ、そそ、そんな・・・」
ルキア「あ奴こ、ここまで物凄いとは・・・」
ルキア「何という霊圧だ。か、勝てるわけ」
チャド「当たり前だ。たった5匹のアリが恐竜に勝てると思ったか?」
グリムジョー「上等だ。来いよほら来いって」
グリムジョー「てめえ・・・黒崎の仲間で一番ヘボい野郎だったよな」
チャド「くっくっく・・・」
チャド「いちいち癇にさわる野郎だ!!!!!」
チャド「くっくっく・・・何を言いだすかと思えば・・・」
チャド「忘れたとは言わさんぞ俺を恐ろしさを」
チャド「カアアッッ・・・」ゴゴゴゴゴ
日番谷「そ、そそ、そんな・・・」
ルキア「あ奴こ、ここまで物凄いとは・・・」
ルキア「何という霊圧だ。か、勝てるわけ」
チャド「当たり前だ。たった5匹のアリが恐竜に勝てると思ったか?」
グリムジョー「上等だ。来いよほら来いって」
グリムジョー「てめえ・・・黒崎の仲間で一番ヘボい野郎だったよな」
チャド「くっくっく・・・」
チャド「いちいち癇にさわる野郎だ!!!!!」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 16:58:43.25 ID:dppq1Gy20
チャド「破ァッ!!!!」
グリムジョー「くっ・・・くくく・・・」
グリムジョー「オラァ!!!」
チャド「なるほど・・・いい動きだパワーも申し分ない」
日番谷「い、いける!誰だか知らねえけどあいつなら!」
日番谷「茶渡!100%の力を出しやがれ!!こいつなら負けねえぞ!」
グリムジョー「全力で来いよ。そうだろデカいの」
チャド「100%・・・あああれか。そんなものとっくの昔に超越した」
チャド「見せてやる・・・俺の刀剣解放を」
グリムジョー「刀剣解放っててめえ破面か」
チャド「俺は虚に近い・・・そうだったよな朽木」
ルキア「そ、そういえば」
チャド「見せてやるぞ!俺の力をな!!!」
グリムジョー「くっ・・・くくく・・・」
グリムジョー「オラァ!!!」
チャド「なるほど・・・いい動きだパワーも申し分ない」
日番谷「い、いける!誰だか知らねえけどあいつなら!」
日番谷「茶渡!100%の力を出しやがれ!!こいつなら負けねえぞ!」
グリムジョー「全力で来いよ。そうだろデカいの」
チャド「100%・・・あああれか。そんなものとっくの昔に超越した」
チャド「見せてやる・・・俺の刀剣解放を」
グリムジョー「刀剣解放っててめえ破面か」
チャド「俺は虚に近い・・・そうだったよな朽木」
ルキア「そ、そういえば」
チャド「見せてやるぞ!俺の力をな!!!」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:04:03.98 ID:dppq1Gy20
チャド「ふぅ・・・カアアアアッッ」
グリムジョー「何かと思えばシャツ脱いだだけかよ。くだらねえ」
チャド「お楽しみはここからだ」
チャド「ホアアア・・・アアアアアアアア」
ルキア「れ、霊圧がどんどん強くなっていく・・・」
チャド「アア・・・ハアアアアアアアアアアア!!」
チャド「はあっ・・・はあっ・・・」
グリムジョー「マジでかよ・・・こんな」
日番谷「こ、殺される・・・」
ルキア「悪夢だ・・・」
チャド「へへへ。気をつけろよ・・・こうなってしまったら前ほど優しくないぞ」
チャド「そうだな。あの100%の俺の10倍以上は確実だ・・・」
日番谷「なん・・・だと・・・?」
チャド「ばっ!!!!」
グリムジョー「何かと思えばシャツ脱いだだけかよ。くだらねえ」
チャド「お楽しみはここからだ」
チャド「ホアアア・・・アアアアアアアア」
ルキア「れ、霊圧がどんどん強くなっていく・・・」
チャド「アア・・・ハアアアアアアアアアアア!!」
チャド「はあっ・・・はあっ・・・」
グリムジョー「マジでかよ・・・こんな」
日番谷「こ、殺される・・・」
ルキア「悪夢だ・・・」
チャド「へへへ。気をつけろよ・・・こうなってしまったら前ほど優しくないぞ」
チャド「そうだな。あの100%の俺の10倍以上は確実だ・・・」
日番谷「なん・・・だと・・・?」
チャド「ばっ!!!!」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:10:09.52 ID:dppq1Gy20
ルキア「日番谷隊長!雛森副隊長と井上は」
日番谷「すまねえ逃げるの精一杯だった」
グリムジョー「ここだここ」
日番谷「雛森!血が出てる・・・てめえ護るならちゃんとしろよ!!」
グリムジョー「うるせえな。持ってろよほら」
グリムジョー「お前・・・死神女もこいつを」
ルキア「助かった。済まぬ・・・」
グリムジョー「近くに居たから。ついでだついで」
チャド「ハッハッハさすがに逃げ足は速いな」
チャド「もっとも今のはほんの挨拶代わりだ。死神にだってできる」
チャド「くっくっく。情けないツラだ・・・さてどいつから殺してやろうか・・・」
チャド「決めた!!!」
日番谷「すまねえ逃げるの精一杯だった」
グリムジョー「ここだここ」
日番谷「雛森!血が出てる・・・てめえ護るならちゃんとしろよ!!」
グリムジョー「うるせえな。持ってろよほら」
グリムジョー「お前・・・死神女もこいつを」
ルキア「助かった。済まぬ・・・」
グリムジョー「近くに居たから。ついでだついで」
チャド「ハッハッハさすがに逃げ足は速いな」
チャド「もっとも今のはほんの挨拶代わりだ。死神にだってできる」
チャド「くっくっく。情けないツラだ・・・さてどいつから殺してやろうか・・・」
チャド「決めた!!!」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:14:38.74 ID:dppq1Gy20
グリムジョー「はやい!」
日番谷「おっと」
雛森「あ・・・う・・・」
ルキア「雛森副隊長!!!」
雛森「これで・・・三度目・・・」
日番谷「くっ・・・卑劣!何て野郎だてめえ!!」
グリムジョー「狙うなら俺からだろうがてめえビビってんのか」
チャド「弱い奴から先に狙う。これが戦いだ」
グリムジョー「それはてめえが雑魚にしか粋がれねえからだろ。来いよ」
グリムジョー「殺してやるよてめえは」
チャド「いい気になるんじゃないぞ・・・破面が!!!」
日番谷「おっと」
雛森「あ・・・う・・・」
ルキア「雛森副隊長!!!」
雛森「これで・・・三度目・・・」
日番谷「くっ・・・卑劣!何て野郎だてめえ!!」
グリムジョー「狙うなら俺からだろうがてめえビビってんのか」
チャド「弱い奴から先に狙う。これが戦いだ」
グリムジョー「それはてめえが雑魚にしか粋がれねえからだろ。来いよ」
グリムジョー「殺してやるよてめえは」
チャド「いい気になるんじゃないぞ・・・破面が!!!」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:18:18.23 ID:dppq1Gy20
恋次「虚圏か・・・久しぶりに来たな」
ガンテンバイン「うっ・・・」
恋次「お前に聞きてえ事があんだけどな」
恋次「死神見なかったか」
ガンテンバイン「や、奴らなら茶渡泰虎と・・・戦っている・・・」
恋次「やっぱり茶渡か」
恋次「修行の成果を見せてやる」
ガンテンバイン「」
恋次「待ってろよルキア、雛森、井上。今行ってやるからな!!!」
ガンテンバイン「うっ・・・」
恋次「お前に聞きてえ事があんだけどな」
恋次「死神見なかったか」
ガンテンバイン「や、奴らなら茶渡泰虎と・・・戦っている・・・」
恋次「やっぱり茶渡か」
恋次「修行の成果を見せてやる」
ガンテンバイン「」
恋次「待ってろよルキア、雛森、井上。今行ってやるからな!!!」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:25:31.50 ID:dppq1Gy20
グリムジョー「虚閃!」
チャド「フン!!何が・・・虚閃だ!!」
グリムジョー「てめえ今の虚閃が虚閃だと思ってんじゃねえぞ」
チャド「何を」
グリムジョー「こいつが俺の虚閃だ」
チャド「くっ!この至近距離で放つというのか!!」
グリムジョー「勝負と行こうじゃねえか!!」
チャド「虫ケラが・・・死ぬのは貴様だ!!!」
日番谷「おい井上!雛森早く早く!!!」
織姫「チッ」
チャド「フン!!何が・・・虚閃だ!!」
グリムジョー「てめえ今の虚閃が虚閃だと思ってんじゃねえぞ」
チャド「何を」
グリムジョー「こいつが俺の虚閃だ」
チャド「くっ!この至近距離で放つというのか!!」
グリムジョー「勝負と行こうじゃねえか!!」
チャド「虫ケラが・・・死ぬのは貴様だ!!!」
日番谷「おい井上!雛森早く早く!!!」
織姫「チッ」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:31:48.44 ID:dppq1Gy20
チャド「・・・耐え抜いてやったぞ。フフフ」
日番谷「ば、化物だ」
チャド「さあ次は誰だ・・・お前か!」
恋次「待てよ。俺が相手だ」
チャド「阿散井か。来たのだな」
チャド「なるほど前に会った時より強く・・・」
恋次「ああ」
日番谷「無茶だ!あいつは茶渡の強さをわかっちゃいねえ!!」
グリムジョー「少なくともてめえよりはわかってんだろ」
ルキア「恋次は相手の力量を解らず突っ込む男ではないからな」
日番谷「ぐぬぬ・・・」
恋次「行くぞォ!!!!」
日番谷「ば、化物だ」
チャド「さあ次は誰だ・・・お前か!」
恋次「待てよ。俺が相手だ」
チャド「阿散井か。来たのだな」
チャド「なるほど前に会った時より強く・・・」
恋次「ああ」
日番谷「無茶だ!あいつは茶渡の強さをわかっちゃいねえ!!」
グリムジョー「少なくともてめえよりはわかってんだろ」
ルキア「恋次は相手の力量を解らず突っ込む男ではないからな」
日番谷「ぐぬぬ・・・」
恋次「行くぞォ!!!!」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:39:24.21 ID:dppq1Gy20
チャド「ダアッッ!!!」
恋次「くっ・・・」
チャド「吹き飛ぶがいい阿散井!!!」
恋次「調子に乗ってんじゃねえ!!」
チャド「弾き飛ばした・・・だと・・・!?」
恋次「狒骨大砲!!!」
チャド「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
チャド「ハァ・・・ハァ・・・」
チャド「お・・・おのれ・・・!!」
恋次「くっ・・・」
チャド「吹き飛ぶがいい阿散井!!!」
恋次「調子に乗ってんじゃねえ!!」
チャド「弾き飛ばした・・・だと・・・!?」
恋次「狒骨大砲!!!」
チャド「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
チャド「ハァ・・・ハァ・・・」
チャド「お・・・おのれ・・・!!」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:53:48.65 ID:dppq1Gy20
チャド「くっくっく・・・見縊ってたよ阿散井」
チャド「お前の実力をな」
恋次「俺もだ」
チャド「ならば本気を出そう・・・本気をな」
恋次「最初からそうすりゃいいんだよ。本気でやろうぜ」
ルキア「れ、恋次のやつ・・・こんな時にまであの重いタオルを巻いておったのか」
恋次「てめえに殺された死神の怒りを思い知れ!!!」
日番谷「勝てる!!!!」
チャド「お前の実力をな」
恋次「俺もだ」
チャド「ならば本気を出そう・・・本気をな」
恋次「最初からそうすりゃいいんだよ。本気でやろうぜ」
ルキア「れ、恋次のやつ・・・こんな時にまであの重いタオルを巻いておったのか」
恋次「てめえに殺された死神の怒りを思い知れ!!!」
日番谷「勝てる!!!!」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 17:58:12.99 ID:dppq1Gy20
チャド「貴様はこの俺が変身したのを知らんだろう」
チャド「貴様にもあたえてやるぞ朽木たちと同じこの俺に対する恐怖を」
恋次「変身・・・だと・・・?」
チャド「よし先に絶望感をあたえておいてやろう」
チャド「どうしようもない絶望をな!」
チャド「この茶渡泰虎は変身するたびにパワーがはるかに増す・・・」
チャド「その変身をあと2回残してる。その意味がわかるな?」
恋次「なん・・・だと・・・?」
ルキア「あと2回だと」
チャド「見せてやろう!!光栄に思うがいい!!」
チャド「この変身をみせるのは貴様が初めてだ!!!」
チャド「貴様にもあたえてやるぞ朽木たちと同じこの俺に対する恐怖を」
恋次「変身・・・だと・・・?」
チャド「よし先に絶望感をあたえておいてやろう」
チャド「どうしようもない絶望をな!」
チャド「この茶渡泰虎は変身するたびにパワーがはるかに増す・・・」
チャド「その変身をあと2回残してる。その意味がわかるな?」
恋次「なん・・・だと・・・?」
ルキア「あと2回だと」
チャド「見せてやろう!!光栄に思うがいい!!」
チャド「この変身をみせるのは貴様が初めてだ!!!」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 18:03:42.68 ID:dppq1Gy20
チャド「ハーハッハッハ!よーく見ておけ!!」
チャド「茶渡泰虎の第2段階の刀剣解放を!!!」
チャド「カアアアアア・・・・!!」
恋次「!!」
チャド「ぬううう・・・!!」
チャド「おああああああああああ・・・かはあっ!!!」
チャド「ふうっ・・・」
恋次「・・・」
チャド「待たせたな。さて第2回戦と行こうか」
日番谷「たいして変わって」
グリムジョー「馬鹿野郎がよく見ろよ・・・さっきまでとは別物だぜ」
チャド「どぉれ。ちょっと拝見」
チャド「茶渡泰虎の第2段階の刀剣解放を!!!」
チャド「カアアアアア・・・・!!」
恋次「!!」
チャド「ぬううう・・・!!」
チャド「おああああああああああ・・・かはあっ!!!」
チャド「ふうっ・・・」
恋次「・・・」
チャド「待たせたな。さて第2回戦と行こうか」
日番谷「たいして変わって」
グリムジョー「馬鹿野郎がよく見ろよ・・・さっきまでとは別物だぜ」
チャド「どぉれ。ちょっと拝見」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 18:07:51.52 ID:dppq1Gy20
恋次「くそったれ!パワーがてめえならスピードは俺だ!」
恋次「!!」
チャド「遅いねぇ・・・遅すぎる」
チャド「ひゃあ!!!」
恋次「お・・・おあっ・・・」
チャド「ひゃあ!!!」
恋次「くっ!」
恋次「は、はやい・・・」
チャド「ひゃあ!!!」
チャド「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ・・・!!!」
恋次「ぐああっ!!!」
恋次「!!」
チャド「遅いねぇ・・・遅すぎる」
チャド「ひゃあ!!!」
恋次「お・・・おあっ・・・」
チャド「ひゃあ!!!」
恋次「くっ!」
恋次「は、はやい・・・」
チャド「ひゃあ!!!」
チャド「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃ・・・!!!」
恋次「ぐああっ!!!」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 18:12:59.76 ID:dppq1Gy20
日番谷「さてと・・・」
グリムジョー「十刃ってのはみんなそれぞれ能力があるんだぜ」
日番谷「もういいから帰ろうぜ。無理だ無理」
グリムジョー「ウルキオラの超速再生にアーロニーロの能力」
ルキア「貴様は何なのだ」
グリムジョー「俺は死の淵から這い上がる事でその強さを増す」
グリムジョー「誰でもいい!俺を半殺しにしろ!あいつ死んじまうぞ!!」
雛森「わ、わかりました」
日番谷「帰ろうぜ。もういいだろ!」
グリムジョー「思いっきりやれ!!」
グリムジョー「十刃ってのはみんなそれぞれ能力があるんだぜ」
日番谷「もういいから帰ろうぜ。無理だ無理」
グリムジョー「ウルキオラの超速再生にアーロニーロの能力」
ルキア「貴様は何なのだ」
グリムジョー「俺は死の淵から這い上がる事でその強さを増す」
グリムジョー「誰でもいい!俺を半殺しにしろ!あいつ死んじまうぞ!!」
雛森「わ、わかりました」
日番谷「帰ろうぜ。もういいだろ!」
グリムジョー「思いっきりやれ!!」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 18:16:49.79 ID:dppq1Gy20
チャド「ふぅん」
チャド「あと3人か・・・いや井上とグリムジョーを含め5人」
チャド「どうせ死神は一人残らず絶やすつもりだ!」
チャド「ようし・・・この姿でも貴様なら全員を粉々にするのは簡単な事だ」
チャド「しかし殺す前に死よりもおそろしい究極のパワーを見せてやる!」
ルキア「なん・・・だと・・・」
チャド「大サービスだ!!!俺の最後の変身を・・・」
チャド「俺の真の姿を!!!」
チャド「うおおおおおお・・・!!!!」
チャド「あと3人か・・・いや井上とグリムジョーを含め5人」
チャド「どうせ死神は一人残らず絶やすつもりだ!」
チャド「ようし・・・この姿でも貴様なら全員を粉々にするのは簡単な事だ」
チャド「しかし殺す前に死よりもおそろしい究極のパワーを見せてやる!」
ルキア「なん・・・だと・・・」
チャド「大サービスだ!!!俺の最後の変身を・・・」
チャド「俺の真の姿を!!!」
チャド「うおおおおおお・・・!!!!」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 18:21:31.11 ID:dppq1Gy20
ルキア「しっかりしろ恋次」
織姫「終わったよ」
グリムジョー「その刺青連れてどっか遠くに行きな」
ルキア「し、しかし」
グリムジョー「邪魔なんだよ。てめえら」
日番谷「お、俺こう見えても隊長だぞ!!!」
グリムジョー「黒崎って奴は甘い男だ。護る護るってうるさくてよ」
グリムジョー「てめえら死なれちゃあの野郎の本気の力出せねえだろうが!」
グリムジョー「黒崎を倒すのはあいつじゃねえ。この俺だ!!!」
ルキア「わ、わかった。お前も死ぬんじゃないぞ」
雛森「頑張ってくださいね」
日番谷「お、俺は知らねえ・・・知らねえぞ」
グリムジョー「派手に暴れてやるか・・・あの野郎相手によ」
織姫「終わったよ」
グリムジョー「その刺青連れてどっか遠くに行きな」
ルキア「し、しかし」
グリムジョー「邪魔なんだよ。てめえら」
日番谷「お、俺こう見えても隊長だぞ!!!」
グリムジョー「黒崎って奴は甘い男だ。護る護るってうるさくてよ」
グリムジョー「てめえら死なれちゃあの野郎の本気の力出せねえだろうが!」
グリムジョー「黒崎を倒すのはあいつじゃねえ。この俺だ!!!」
ルキア「わ、わかった。お前も死ぬんじゃないぞ」
雛森「頑張ってくださいね」
日番谷「お、俺は知らねえ・・・知らねえぞ」
グリムジョー「派手に暴れてやるか・・・あの野郎相手によ」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 18:27:20.88 ID:dppq1Gy20
一護「ただいま・・・何だいねえのかよ」
たつき「一護」
一護「たつき、何でお前が」
たつき「朽木さんが出かけるからって留守預かってんだよ」
一護「出かけるって」
たつき「それとこれ」
一護「・・・すぐに戻るって・・・」
たつき「もう5時間になるよ。帰って来なくて」
一護「虚圏か・・・」
たつき「一護」
一護「たつき、何でお前が」
たつき「朽木さんが出かけるからって留守預かってんだよ」
一護「出かけるって」
たつき「それとこれ」
一護「・・・すぐに戻るって・・・」
たつき「もう5時間になるよ。帰って来なくて」
一護「虚圏か・・・」
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 18:53:41.46 ID:dppq1Gy20
チャド「・・・」
日番谷「あれが茶渡の正体か・さっぱりし」
恋次「外見で判断するなといういい見本だ・・・見ろよアンタも」
グリムジョー「くたばりやがれ!!!!」
チャド「カッ」
チャド「きええええっ!!!!」
恋次「あ、あの野郎・・・ただの足蹴りで弾き返しやがった」
チャド「今度はこっちからやらせてもらうぞ・・・軽くな・・・」
日番谷「あれが茶渡の正体か・さっぱりし」
恋次「外見で判断するなといういい見本だ・・・見ろよアンタも」
グリムジョー「くたばりやがれ!!!!」
チャド「カッ」
チャド「きええええっ!!!!」
恋次「あ、あの野郎・・・ただの足蹴りで弾き返しやがった」
チャド「今度はこっちからやらせてもらうぞ・・・軽くな・・・」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 18:57:26.50 ID:dppq1Gy20
グリムジョー「ごふっ!!」
チャド「助けたかったらいつでも来い。フフフ」
グリムジョー「わかっちゃねえな・・・感じてみろよ」
チャド「ムッ・・・これは」
グリムジョー「黒崎だ。奴が来た・・・わかんだろ・・・てめえも」
チャド「今さらあいつが来てどうなると言うのだ!!」
グリムジョー「少なくともてめえは死ぬ。黒崎一護って男はてめえより強い・・・負けねえはずだ」
チャド「減らず口を叩くな!!!」
チャド「俺は唯一無二の強さを持つ男・・・茶渡泰虎だ」
グリムジョー「へっ・・・そうかい」
チャド「もういい。お前は死ね」
チャド「助けたかったらいつでも来い。フフフ」
グリムジョー「わかっちゃねえな・・・感じてみろよ」
チャド「ムッ・・・これは」
グリムジョー「黒崎だ。奴が来た・・・わかんだろ・・・てめえも」
チャド「今さらあいつが来てどうなると言うのだ!!」
グリムジョー「少なくともてめえは死ぬ。黒崎一護って男はてめえより強い・・・負けねえはずだ」
チャド「減らず口を叩くな!!!」
チャド「俺は唯一無二の強さを持つ男・・・茶渡泰虎だ」
グリムジョー「へっ・・・そうかい」
チャド「もういい。お前は死ね」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 19:03:33.62 ID:dppq1Gy20
一護「これは・・・」
チャド「遅かったな。こいつ死んだぞ」
一護「関係ねえ野郎まで巻き込みやがって・・・グリムジョー」
一護「今度こそてめえは俺がぶっ倒す!この俺が!!!」
チャド「くだらない事を・・・」
恋次「俺たちは邪魔だ。離れようぜ」
織姫「ええーっ!だって黒崎くんが」
ルキア「我儘を言うな行くぞ」
織姫「チッ。気安く触るなよ泥棒猫が」ペッ
ルキア「・・・」
チャド「遅かったな。こいつ死んだぞ」
一護「関係ねえ野郎まで巻き込みやがって・・・グリムジョー」
一護「今度こそてめえは俺がぶっ倒す!この俺が!!!」
チャド「くだらない事を・・・」
恋次「俺たちは邪魔だ。離れようぜ」
織姫「ええーっ!だって黒崎くんが」
ルキア「我儘を言うな行くぞ」
織姫「チッ。気安く触るなよ泥棒猫が」ペッ
ルキア「・・・」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 19:08:46.60 ID:dppq1Gy20
チャド「空中戦と地上戦・・・どっちがいい」
一護「どっちかつうと地上戦かな・・・」
チャド「そうか。ならばこのまま始めるとしよう」
一護「サービスいいな・・・それとも余裕ってやつか?」
チャド「こう見えても俺は優しくてねぇ」
チャド「そうだもう一つとっておきの大サービスをしてやろう」
チャド「両手を使わないでやる。どうだ?」
一護「両手・・・お前の武器なのにか」
チャド「問題ない」
一護「そうか・・・さてと。こっちから仕掛けてもいいんだろ」
チャド「好きなようにしろ」
一護「行くぜ・・・チャド」
一護「どっちかつうと地上戦かな・・・」
チャド「そうか。ならばこのまま始めるとしよう」
一護「サービスいいな・・・それとも余裕ってやつか?」
チャド「こう見えても俺は優しくてねぇ」
チャド「そうだもう一つとっておきの大サービスをしてやろう」
チャド「両手を使わないでやる。どうだ?」
一護「両手・・・お前の武器なのにか」
チャド「問題ない」
一護「そうか・・・さてと。こっちから仕掛けてもいいんだろ」
チャド「好きなようにしろ」
一護「行くぜ・・・チャド」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 19:14:15.50 ID:dppq1Gy20
一護「でやあああああああッッ!!!」
チャド「チッ」
一護「どうしたチャド!押されてるじゃねえか!!」
チャド「ぐっ・・・」
一護「両手を使えよ!チャド!!!」
チャド「己ェ・・・一端のサラリーマンが!!!」
一護「手使ったじゃねえか。へへへ」
チャド「サービス期間は終わったんだ」
一護「そうかい。なら俺も忠告してやるか」
一護「てめえはよ。自分の強さに自信ありすぎるんだ」
一護「そのせいでスキだらけなんだよ。前よりもな」
チャド「・・・そいつはどうも・・・」
チャド「チッ」
一護「どうしたチャド!押されてるじゃねえか!!」
チャド「ぐっ・・・」
一護「両手を使えよ!チャド!!!」
チャド「己ェ・・・一端のサラリーマンが!!!」
一護「手使ったじゃねえか。へへへ」
チャド「サービス期間は終わったんだ」
一護「そうかい。なら俺も忠告してやるか」
一護「てめえはよ。自分の強さに自信ありすぎるんだ」
一護「そのせいでスキだらけなんだよ。前よりもな」
チャド「・・・そいつはどうも・・・」
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 19:19:22.78 ID:dppq1Gy20
チャド「そろそろ飽きてきたな。決着をつけよう」
チャド「一護。虚化はどうした」
一護「・・・」
チャド「やるなら早めにした方がいい」
チャド「マックスパワー・・・つまりこの姿の約50%でお前を虚圏のチリにする事ができる」
一護「なん・・・だと・・・」
一護「・・・そいつはちょっと大げさだぜ。へへ」
一護「ハッタリをかませすぎだぜチャド」
チャド「やはりお前との殺し合いは楽しい・・・」
チャド「さて行くとするかね・・・」
チャド「一護。虚化はどうした」
一護「・・・」
チャド「やるなら早めにした方がいい」
チャド「マックスパワー・・・つまりこの姿の約50%でお前を虚圏のチリにする事ができる」
一護「なん・・・だと・・・」
一護「・・・そいつはちょっと大げさだぜ。へへ」
一護「ハッタリをかませすぎだぜチャド」
チャド「やはりお前との殺し合いは楽しい・・・」
チャド「さて行くとするかね・・・」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 19:31:18.74 ID:dppq1Gy20
一護「月牙天衝!!!」
チャド「フヌヌヌ・・・ハアアアアアアアアアアア!!!!」
一護「野郎・・・俺の全力の月牙を」
一護「ハッタリじゃねえ。チャドのやつ本当に半分しか出しちゃいねえ」
ルキア「我々にできる事はないのか恋次」
恋次「・・・月牙天衝だ」
日番谷「そ、それならさっきやったろうが!もう帰ろうぜ」
雛森「帰りたきゃ一人で帰りな。クズが」
恋次「限界まで溜めた月牙を奴に放つそれしか方法はねえ!」
恋次「少しでも俺たちで時間を稼いでやるんだ。一語だってわかってるはず」
チャド「フヌヌヌ・・・ハアアアアアアアアアアア!!!!」
一護「野郎・・・俺の全力の月牙を」
一護「ハッタリじゃねえ。チャドのやつ本当に半分しか出しちゃいねえ」
ルキア「我々にできる事はないのか恋次」
恋次「・・・月牙天衝だ」
日番谷「そ、それならさっきやったろうが!もう帰ろうぜ」
雛森「帰りたきゃ一人で帰りな。クズが」
恋次「限界まで溜めた月牙を奴に放つそれしか方法はねえ!」
恋次「少しでも俺たちで時間を稼いでやるんだ。一語だってわかってるはず」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 19:48:25.89 ID:dppq1Gy20
恋次「一護ォ!」
一護「恋次・・・ルキア」
ルキア「我々が奴を食い止める。その隙に」
チャド「うぬらがこの場に立つ資格など無いわ!失せろ!!!」
恋次「月牙だ。全力の極限まで溜めろ」
ルキア「そして奴を撃つのだ。良いな」
一護「でも」
雛森「安心してください。私頑丈ですから」
一護「・・・わかった。死ぬんじゃねえぞ」
恋次「ああ。死にはしねえさ絶対に」
一護「恋次・・・ルキア」
ルキア「我々が奴を食い止める。その隙に」
チャド「うぬらがこの場に立つ資格など無いわ!失せろ!!!」
恋次「月牙だ。全力の極限まで溜めろ」
ルキア「そして奴を撃つのだ。良いな」
一護「でも」
雛森「安心してください。私頑丈ですから」
一護「・・・わかった。死ぬんじゃねえぞ」
恋次「ああ。死にはしねえさ絶対に」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 19:56:48.76 ID:dppq1Gy20
一護「ふぅ・・・」
チャド「何を考えておるのだ!貴様たちに!」
チャド「邪魔はさせぬぞ!!!」
恋次「てめえだけは止めなきゃならねえ。あの死んだ破面も命賭けてたからな!」
チャド「グリムジョー・・・お前たちも甘いねぇ!甘すぎるのだ!!!」
チャド「いいだろう!そんなに邪魔をしたくばうぬら諸共粉々に砕いてやる!!喝ッッ!」
ルキア「一護・・・まだかまだなのか」
チャド「余所見をするな朽木・・・死ぬぞ」
チャド「さて・・・な、何だあれは・・・月牙だと言うのか!あれは」
恋次「やべえ。もうバレちまった」
チャド「何をコソコソしておるのかと思えば・・・撃たせぬぞ一護ォッッ」
チャド「虚圏もろともゴミにしてやる!!!!」
一護「・・・よし!できた!!!」
恋次「やれーーーッッ!!!」
チャド「何を考えておるのだ!貴様たちに!」
チャド「邪魔はさせぬぞ!!!」
恋次「てめえだけは止めなきゃならねえ。あの死んだ破面も命賭けてたからな!」
チャド「グリムジョー・・・お前たちも甘いねぇ!甘すぎるのだ!!!」
チャド「いいだろう!そんなに邪魔をしたくばうぬら諸共粉々に砕いてやる!!喝ッッ!」
ルキア「一護・・・まだかまだなのか」
チャド「余所見をするな朽木・・・死ぬぞ」
チャド「さて・・・な、何だあれは・・・月牙だと言うのか!あれは」
恋次「やべえ。もうバレちまった」
チャド「何をコソコソしておるのかと思えば・・・撃たせぬぞ一護ォッッ」
チャド「虚圏もろともゴミにしてやる!!!!」
一護「・・・よし!できた!!!」
恋次「やれーーーッッ!!!」
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 20:01:58.74 ID:dppq1Gy20
チャド「な・・・しまった・・・!」
恋次「伏せろッッ!!!」
チャド「こんなもの・・・・!!!」
チャド「ぐっ・・・くっ・・・」
チャド「こ・・・こんなもの・・・こ、こんな」
チャド「こ、この・・・」
チャド「こっ・・・」
チャド「うあああああああああああああああああああああああ」
ルキア「や、やった・・・やったぞ」
日番谷「やればできるじゃねえか」
雛森「もう帰っていいよ」
日番谷「ぐぬぬ・・・」
ルキア「一護と恋次は・・・」
恋次「伏せろッッ!!!」
チャド「こんなもの・・・・!!!」
チャド「ぐっ・・・くっ・・・」
チャド「こ・・・こんなもの・・・こ、こんな」
チャド「こ、この・・・」
チャド「こっ・・・」
チャド「うあああああああああああああああああああああああ」
ルキア「や、やった・・・やったぞ」
日番谷「やればできるじゃねえか」
雛森「もう帰っていいよ」
日番谷「ぐぬぬ・・・」
ルキア「一護と恋次は・・・」
197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 20:06:37.13 ID:dppq1Gy20
雛森「あれ・・・あそこ」
一護「おーい」
恋次「ここだここ・・・」
織姫「黒崎くん!今治すからね!恋次くんは後でいいよね?」
恋次「お、おう・・・」
日番谷「やっと帰れるな。やっと・・・」
一護「グリムジョー・・・あいつ」
ルキア「素晴らしい男だっ・・・」
一護「どうしたルキア」
ルキア「茶渡だ!!!!」
チャド「フゥ・・・フゥ・・・破ァ!!」
恋次「マジ・・・かよ・・・」
雛森「あ、阿散井・・・くん」
ルキア「恋次!」
日番谷「あわわわわ・・・」
一護「おーい」
恋次「ここだここ・・・」
織姫「黒崎くん!今治すからね!恋次くんは後でいいよね?」
恋次「お、おう・・・」
日番谷「やっと帰れるな。やっと・・・」
一護「グリムジョー・・・あいつ」
ルキア「素晴らしい男だっ・・・」
一護「どうしたルキア」
ルキア「茶渡だ!!!!」
チャド「フゥ・・・フゥ・・・破ァ!!」
恋次「マジ・・・かよ・・・」
雛森「あ、阿散井・・・くん」
ルキア「恋次!」
日番谷「あわわわわ・・・」
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 20:14:24.72 ID:dppq1Gy20
チャド「さ、さすがの俺も今のは死ぬかと思った・・・この茶渡泰虎が死にかけたのだぞ・・・」
一護「逃げろ・・・逃げるんだ!!」
ルキア「何を言っておる一護・・・そ、そんなこと・・・」
一護「さっさと行け!邪魔だ!!みんな揃って死にてえか!!!」
チャド「貴様らを許すと思うか?一匹残らず生かしては帰さんぞ・・・」
チャド「ダメージはくらっても貴様ら如き片付けるのはわけはないぞ!!!」
ルキア「う、うわああ」
一護「ルキア!やめろチャド!!!」
チャド「ふ・・・」
ルキア「一護ォッッ!!!!」
一護「あ・・・」
雛森「朽木さんが・・・朽木さんが・・・」
織姫「フフ」
日番谷「死んだふり・・・死んだふり・・・」
チャド「くっくっく。お次は井上を粉々にしてみせようか」
一護「逃げろ・・・逃げるんだ!!」
ルキア「何を言っておる一護・・・そ、そんなこと・・・」
一護「さっさと行け!邪魔だ!!みんな揃って死にてえか!!!」
チャド「貴様らを許すと思うか?一匹残らず生かしては帰さんぞ・・・」
チャド「ダメージはくらっても貴様ら如き片付けるのはわけはないぞ!!!」
ルキア「う、うわああ」
一護「ルキア!やめろチャド!!!」
チャド「ふ・・・」
ルキア「一護ォッッ!!!!」
一護「あ・・・」
雛森「朽木さんが・・・朽木さんが・・・」
織姫「フフ」
日番谷「死んだふり・・・死んだふり・・・」
チャド「くっくっく。お次は井上を粉々にしてみせようか」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 20:21:11.76 ID:dppq1Gy20
一護「ゆ・・・許さねえ・・・よ・・・よくも・・・よくも・・・」
一護「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」プチン
雛森「!?」
チャド「ん・・・なんだと・・・!?」
雛森「く、黒崎・・・さん・・・?」
一護「雛森・・・恋次たち連れてさっさと現世に帰れ!まだかすかに生きている・・・」
雛森「あ・・・あ・・・」
一護「俺の理性がちょっとでも残ってるうちにとっとと消えるんだ!!」
雛森「は、はい・・・」
雛森「ほら井上さんも笑ってないでシロちゃんも腰抜かしてないで」
織姫「こ、これで黒崎くんは・・・私の・・・ククク」
日番谷「あ、歩けねえ・・・おんぶしてくり・・・」
チャド「な、なんだ!あいつの変化は・・・虚化とは仮面を被る事じゃ・・・」
チャド「あれはまるで・・・完全な破面・・・まさか一護が」
一護「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」プチン
雛森「!?」
チャド「ん・・・なんだと・・・!?」
雛森「く、黒崎・・・さん・・・?」
一護「雛森・・・恋次たち連れてさっさと現世に帰れ!まだかすかに生きている・・・」
雛森「あ・・・あ・・・」
一護「俺の理性がちょっとでも残ってるうちにとっとと消えるんだ!!」
雛森「は、はい・・・」
雛森「ほら井上さんも笑ってないでシロちゃんも腰抜かしてないで」
織姫「こ、これで黒崎くんは・・・私の・・・ククク」
日番谷「あ、歩けねえ・・・おんぶしてくり・・・」
チャド「な、なんだ!あいつの変化は・・・虚化とは仮面を被る事じゃ・・・」
チャド「あれはまるで・・・完全な破面・・・まさか一護が」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 20:52:14.06 ID:dppq1Gy20
一護「いい加減にしろ・・・このクズ野郎」
一護「次から次へ罪のない者の命を殺しやがって・・・ルキアまで・・・」
チャド「な、なぜだ・・・一護・・・貴様は・・・」
一護「俺は怒ったぜ・・・チャド・・・」
チャド「俺の質問に答えろ!何者なのだお前は!!!」
一護「俺は現世から貴様を倒すためにやって来た死神・・・」
一護「虚の力を持ちながら激しい怒りに目覚めた・・・」
一護「死神代行・黒崎一護だ!!!」
チャド「くっくっく・・・なるほど・・・虚の力か」
一護「次から次へ罪のない者の命を殺しやがって・・・ルキアまで・・・」
チャド「な、なぜだ・・・一護・・・貴様は・・・」
一護「俺は怒ったぜ・・・チャド・・・」
チャド「俺の質問に答えろ!何者なのだお前は!!!」
一護「俺は現世から貴様を倒すためにやって来た死神・・・」
一護「虚の力を持ちながら激しい怒りに目覚めた・・・」
一護「死神代行・黒崎一護だ!!!」
チャド「くっくっく・・・なるほど・・・虚の力か」
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 20:55:50.94 ID:dppq1Gy20
チャド「ふーっ!ふーっ!」
チャド「破!」
チャド「くっ・・・避けだと・・・」
チャド「そんなはずはない!!!」
一護「どうした当ててみろよ」
チャド「な、なにを・・・ふざけやがって・・・」
チャド「後悔しやがれ!!!!」
一護「ペッ・・・それだけか」
チャド「な・・・に・・・ちくしょう・・・」
チャド「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
チャド「この俺が・・・この俺が!!」
チャド「破!」
チャド「くっ・・・避けだと・・・」
チャド「そんなはずはない!!!」
一護「どうした当ててみろよ」
チャド「な、なにを・・・ふざけやがって・・・」
チャド「後悔しやがれ!!!!」
一護「ペッ・・・それだけか」
チャド「な・・・に・・・ちくしょう・・・」
チャド「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
チャド「この俺が・・・この俺が!!」
217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 21:07:16.70 ID:dppq1Gy20
一護「終わりだチャド」
チャド「そ、それは・・・」
一護「こいつを使うのは藍染に続いて二度目だ」
一護「でもこの姿で使うとなればどうなるか・・・俺にも解らねえ」
チャド「貴様!俺と共に死ぬと言うのか!!」
一護「そうでもしなきゃ俺は貴様に勝てねえ!それに貴様を倒す・・・ルキアの仇だ」
一護「あいつはもう帰って来ねえんだ!!!」
チャド「よかろう・・・ならば砕いてみせよう!この拳に生涯のすべてをこめて!!」
チャド「うけてみよ!我が全霊の拳を!!」
一護「見せてやるよこれが最後の月牙天衝だ」
チャド「天に滅っせい一護ォ!!!!!」
一護「無月」
チャド「そ、それは・・・」
一護「こいつを使うのは藍染に続いて二度目だ」
一護「でもこの姿で使うとなればどうなるか・・・俺にも解らねえ」
チャド「貴様!俺と共に死ぬと言うのか!!」
一護「そうでもしなきゃ俺は貴様に勝てねえ!それに貴様を倒す・・・ルキアの仇だ」
一護「あいつはもう帰って来ねえんだ!!!」
チャド「よかろう・・・ならば砕いてみせよう!この拳に生涯のすべてをこめて!!」
チャド「うけてみよ!我が全霊の拳を!!」
一護「見せてやるよこれが最後の月牙天衝だ」
チャド「天に滅っせい一護ォ!!!!!」
一護「無月」
224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 21:21:29.04 ID:dppq1Gy20
チャド「そうか・・・俺は死んだのか。ここは」
ルキア「地獄の入り口だ」
チャド「朽木どうして」
ルキア「お前が敗れてここに来ると一護が勝つと信じていた。茶渡もう良いだろう」
ルキア「お前はもう十分すぎるほど戦った。これで終わりなのだ」
チャド「今度の俺の相手は地獄か・・・面白い」
ルキア「茶渡!」
チャド「ようやく俺の居場所が見つかったというわけだな。フフフ」
チャド「その礼と言っちゃなんだが俺の力・・・この力で3人生き返らせる」
チャド「お前と朽木白哉それにグリムジョーを・・・」
チャド「お前は一護の傍に居てやれ。俺のように力に染まらぬようにな」
ルキア「あんずるな。わかっておる」
チャド「他の誰かを護るために120%の力が出せる・・・それが一護のお前たちの強さなのだ」
チャド「お前たちには色々と世話ばかりかけちまったな」
ルキア「茶渡・・・」
ルキア「地獄の入り口だ」
チャド「朽木どうして」
ルキア「お前が敗れてここに来ると一護が勝つと信じていた。茶渡もう良いだろう」
ルキア「お前はもう十分すぎるほど戦った。これで終わりなのだ」
チャド「今度の俺の相手は地獄か・・・面白い」
ルキア「茶渡!」
チャド「ようやく俺の居場所が見つかったというわけだな。フフフ」
チャド「その礼と言っちゃなんだが俺の力・・・この力で3人生き返らせる」
チャド「お前と朽木白哉それにグリムジョーを・・・」
チャド「お前は一護の傍に居てやれ。俺のように力に染まらぬようにな」
ルキア「あんずるな。わかっておる」
チャド「他の誰かを護るために120%の力が出せる・・・それが一護のお前たちの強さなのだ」
チャド「お前たちには色々と世話ばかりかけちまったな」
ルキア「茶渡・・・」
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 21:28:56.96 ID:dppq1Gy20
石田「あれから1週間見てごらんよ。落ち込んだりしちゃって」
一角「そりゃそうだろルキアちゃんが吹っ飛んだんだろ。誰だって」
弓親「阿散井だって怪我治ったけどずっとふさぎ込んでるよ」
石田「よし僕が喝を入れてあげよう!黒崎!!」
一護「・・・」
石田「働きたまエ。君が働かなかったら子供たちはどうするのかネ」
一護「失せろ」
石田「何だって!?この口がそれを言うか!!!」
一角「ほっといてやれよ!何なんだお前は」
弓親「元気だしなよ一護」
石田「離せぬか!無礼者が!!」
一角「そりゃそうだろルキアちゃんが吹っ飛んだんだろ。誰だって」
弓親「阿散井だって怪我治ったけどずっとふさぎ込んでるよ」
石田「よし僕が喝を入れてあげよう!黒崎!!」
一護「・・・」
石田「働きたまエ。君が働かなかったら子供たちはどうするのかネ」
一護「失せろ」
石田「何だって!?この口がそれを言うか!!!」
一角「ほっといてやれよ!何なんだお前は」
弓親「元気だしなよ一護」
石田「離せぬか!無礼者が!!」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 21:43:08.81 ID:dppq1Gy20
ルキア「おい!」
一護「ふぅ・・・またかよ・・・お前いい加減に」
ルキア「何なのだこの散らかしようは!まったく私が居らんと何もできないのだな」
一護「ルキア・・・お前どうして!」
ルキア「茶渡。あ奴が最後の最後で私や兄様達を蘇らせてくれた」
ルキア「みんなはどうした」
一護「たつきが面倒見てくれてる浦原さんの家に預けるとまずいからな」
ルキア「そうか。恋次の奴も驚いておったぞ」
一護「そうだろうな。迎えに行こうぜ車出すからよ」
ルキア「ああ」
ルキア「力に染まらぬように・・・か」
ルキア「心配するな茶渡。一護は力には染まらん」
一護「おい!行くぞ」
ルキア「一護は昔から何一つ変わらぬ男だからな」
終
一護「ふぅ・・・またかよ・・・お前いい加減に」
ルキア「何なのだこの散らかしようは!まったく私が居らんと何もできないのだな」
一護「ルキア・・・お前どうして!」
ルキア「茶渡。あ奴が最後の最後で私や兄様達を蘇らせてくれた」
ルキア「みんなはどうした」
一護「たつきが面倒見てくれてる浦原さんの家に預けるとまずいからな」
ルキア「そうか。恋次の奴も驚いておったぞ」
一護「そうだろうな。迎えに行こうぜ車出すからよ」
ルキア「ああ」
ルキア「力に染まらぬように・・・か」
ルキア「心配するな茶渡。一護は力には染まらん」
一護「おい!行くぞ」
ルキア「一護は昔から何一つ変わらぬ男だからな」
終
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 21:44:40.47 ID:0/99jH/m0
イイハナシダナー
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 21:45:10.06 ID:A/i85q5F0
途中からチャドが完全にトグ口で脳内再生されてた
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/25(木) 21:46:13.09 ID:M9RL2auTO
最後の締めが上手いな
乙
乙
引用元: 一護「まだ就職してないのかよチャド」 チャド「・・・」
一護「恋愛シミュレーション?」マユリ「そうだヨ」
2020-03-30
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 21:13:13.90 ID:z/1uIj0f0
一護「なんだそれ」
マユリ「相変わらず勘の鈍い男だヨ。少ない脳みそ働かせてよく聞け」
一護「腹立つなあんた」
マユリ「いいかね、この漫画には数々の人気キャラクターがいるのは知っているだろうネ?」
一護「ああ、まああんたは違うけどな」
マユリ「うるさいヨ!とにかくその人気キャラたちと恋愛を楽しめるというゲームを我々は開発したのだヨ」
マユリ「栄えあるテストプレイヤーに貴様が選ばれたのだ、喜んで私のために身を捧げるがいいヨ」
一護「誰がやるか!」
マユリ「相変わらず勘の鈍い男だヨ。少ない脳みそ働かせてよく聞け」
一護「腹立つなあんた」
マユリ「いいかね、この漫画には数々の人気キャラクターがいるのは知っているだろうネ?」
一護「ああ、まああんたは違うけどな」
マユリ「うるさいヨ!とにかくその人気キャラたちと恋愛を楽しめるというゲームを我々は開発したのだヨ」
マユリ「栄えあるテストプレイヤーに貴様が選ばれたのだ、喜んで私のために身を捧げるがいいヨ」
一護「誰がやるか!」
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2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 21:18:16.13 ID:z/1uIj0f0
一護「あんたの開発はろくでもないって、色んなやつから聞いてるぞ!」
マユリ「ふむ、誰がそんなろくでもない噂を流しているのか詳しく聞かせたまえ」
マユリ「私の研究材料にしてやるヨ・・・!」
一護「誰が教えるか!」
マユリ「まあいいよ、とにかく今はこのシミュレーションを始めることが最優先だからネ」
一護「やらないっての!」
マユリ「悪い話ではないはずだヨ。君も少しは考えたことがあるだろう?」
マユリ「あの子やその子と○○してみたいと」
一護「!?」
マユリ「ふむ、誰がそんなろくでもない噂を流しているのか詳しく聞かせたまえ」
マユリ「私の研究材料にしてやるヨ・・・!」
一護「誰が教えるか!」
マユリ「まあいいよ、とにかく今はこのシミュレーションを始めることが最優先だからネ」
一護「やらないっての!」
マユリ「悪い話ではないはずだヨ。君も少しは考えたことがあるだろう?」
マユリ「あの子やその子と○○してみたいと」
一護「!?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 21:23:55.40 ID:z/1uIj0f0
一護「・・・・・・」
マユリ「どうやら興味が沸いたようだネ」
一護「だ、誰が!」
マユリ「まあまあ聞きたまえヨ」
マユリ「このシミュレーションでは様々なシチュエーションで、様々なキャラクター達と恋愛劇を繰り広げることができる」
マユリ「本来ならありえないことでも、望めば限りなく現実に近い感覚を持って体験することが可能だヨ」
一護「・・・・・・」
マユリ「言っておくが登録されているキャラクターは敵味方問わずで大勢いるヨ」
一護「なに!?」
マユリ「どうやら興味が沸いたようだネ」
一護「だ、誰が!」
マユリ「まあまあ聞きたまえヨ」
マユリ「このシミュレーションでは様々なシチュエーションで、様々なキャラクター達と恋愛劇を繰り広げることができる」
マユリ「本来ならありえないことでも、望めば限りなく現実に近い感覚を持って体験することが可能だヨ」
一護「・・・・・・」
マユリ「言っておくが登録されているキャラクターは敵味方問わずで大勢いるヨ」
一護「なに!?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 21:28:18.31 ID:z/1uIj0f0
一護(マジかよ、じゃああいつやあいつとも・・・)
マユリ「どうだネ?肉体的な怪我や後遺症は100%ないと保証するヨ」
マユリ「おまけに君がどれほど恥ずかしい恋愛観を暴露しようとも口外はしないヨ」
一護「・・・・・・」
一護(俺にデメリットは無さそうだな、こいつを信用するのは怖いけど)
一護(だが、だがしかし!)
一護「やってやろうじゃねえか!」
マユリ「そう言ってくれると思っていたヨ!」
マユリ「どうだネ?肉体的な怪我や後遺症は100%ないと保証するヨ」
マユリ「おまけに君がどれほど恥ずかしい恋愛観を暴露しようとも口外はしないヨ」
一護「・・・・・・」
一護(俺にデメリットは無さそうだな、こいつを信用するのは怖いけど)
一護(だが、だがしかし!)
一護「やってやろうじゃねえか!」
マユリ「そう言ってくれると思っていたヨ!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 21:34:58.79 ID:z/1uIj0f0
マユリ「ではまずこちらの説明書を熟読した上で、こちらの契約書にサインをしてくれたまえ」
一護「うわっ、なんだこの分厚いのは」
マユリ「複雑な機械だからネ。色々と説明が必要な所もあるんだヨ」
一護(こんなの読んでたら日が暮れちまう。ここは・・・)
一護「ふーん」ペラペラペラペラ
マユリ「!?」
一護「はい読んだ。これにサインだな!」
マユリ「・・・・・・馬鹿な男だヨ」
一護「よしOKだ!早速始めてくれ」
一護「うわっ、なんだこの分厚いのは」
マユリ「複雑な機械だからネ。色々と説明が必要な所もあるんだヨ」
一護(こんなの読んでたら日が暮れちまう。ここは・・・)
一護「ふーん」ペラペラペラペラ
マユリ「!?」
一護「はい読んだ。これにサインだな!」
マユリ「・・・・・・馬鹿な男だヨ」
一護「よしOKだ!早速始めてくれ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 21:49:16.23 ID:z/1uIj0f0
一護「なんかドキドキしてきたな」
マユリ「ではこれから装置を起動させるヨ。記念すべき一回目のシミュレーションはどんな内容がいいかネ?」
一護「悩みどころだな。・・・・・・よし、まずはルキアだ!」
マユリ「朽木ルキア、13番隊副隊長でいいんだネ。では設定は?」
一護「そうだな、ちょっと不思議系の設定で行くか」
マユリ「?」
一護「ルキアは俺の部屋の押入れに住みついた、謎の美少女って設定で頼む」
マユリ「・・・・・・」
マユリ(分かってはいたことだが、随分と痛いことになりそうだヨ」
マユリ「ではこれから装置を起動させるヨ。記念すべき一回目のシミュレーションはどんな内容がいいかネ?」
一護「悩みどころだな。・・・・・・よし、まずはルキアだ!」
マユリ「朽木ルキア、13番隊副隊長でいいんだネ。では設定は?」
一護「そうだな、ちょっと不思議系の設定で行くか」
マユリ「?」
一護「ルキアは俺の部屋の押入れに住みついた、謎の美少女って設定で頼む」
マユリ「・・・・・・」
マユリ(分かってはいたことだが、随分と痛いことになりそうだヨ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 21:58:23.24 ID:z/1uIj0f0
マユリ「では始めるよ。そこの装置の上に寝てくれたまえ」
一護「おう!」
マユリ「最初に大きな衝撃が走ると思うが、痛みはないはずだヨ」
マユリ「存分に楽しんでくれたまえ。ではスタートだヨ!」
一護「おおう!?」ビクン
一護「・・・・・・ん?」
一護「ここは、俺の部屋・・・」
ルキア「何を呆けておるのだ」
一護「!?」
一護「おう!」
マユリ「最初に大きな衝撃が走ると思うが、痛みはないはずだヨ」
マユリ「存分に楽しんでくれたまえ。ではスタートだヨ!」
一護「おおう!?」ビクン
一護「・・・・・・ん?」
一護「ここは、俺の部屋・・・」
ルキア「何を呆けておるのだ」
一護「!?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 22:01:05.41 ID:z/1uIj0f0
一護「ル、ルキア」
ルキア「んん?一体どうしたというのだ」
一護「いや、なんでもねえけど・・・」
ルキア「ならばいいが。大事なお前に何かあると私も困るのだ」
一護「お、おう」
一護(すげえな、まるで本物が目の前にいるみたいだ)
一護「ん?」
一護「大事な、お前・・・?」
ルキア「んん?一体どうしたというのだ」
一護「いや、なんでもねえけど・・・」
ルキア「ならばいいが。大事なお前に何かあると私も困るのだ」
一護「お、おう」
一護(すげえな、まるで本物が目の前にいるみたいだ)
一護「ん?」
一護「大事な、お前・・・?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 22:06:36.67 ID:z/1uIj0f0
ルキア「!?」
ルキア「わ、私はそんなことを言った覚えはないぞ!」
一護「いや、でもお前今俺に向かって大事な・・・」
ルキア「わああああ!い、言ってない!私は言ってないぞ!」
一護「そ、そうか」
ルキア「・・・・・・バカもの」モジモジ
一護「・・・・・・悪い」
一護(やっべえ、何だこの雰囲気)
一護(最高じゃねえか!)
ルキア「わ、私はそんなことを言った覚えはないぞ!」
一護「いや、でもお前今俺に向かって大事な・・・」
ルキア「わああああ!い、言ってない!私は言ってないぞ!」
一護「そ、そうか」
ルキア「・・・・・・バカもの」モジモジ
一護「・・・・・・悪い」
一護(やっべえ、何だこの雰囲気)
一護(最高じゃねえか!)
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 22:13:17.55 ID:z/1uIj0f0
ルキア「さ、さあ!お前は今日もガッコウとやらがあるのだろう!」
一護「あ、今日平日だっけ?」
ルキア「私に聞くな。行くならば早く行け、せいぜい友達と仲良くしてくるがいい」
一護「いや、でもなあ・・・」
ルキア「?」
一護「お前を置いて行くなんてできねえよ」
一護(折角のシミュレーションなんだ、学校なんて別に・・・)
ルキア「な!?ば、バカ者!私のことなど放っておけばよかろう!」
ルキア「そ、そりゃあ確かに毎日お前が帰ってくるまで一人でいるのは寂しいが・・・」
ルキア「お前に迷惑をかけてまで一緒にいたいとは思わぬ!」
ルキア「・・・思わぬ」
一護「あ、今日平日だっけ?」
ルキア「私に聞くな。行くならば早く行け、せいぜい友達と仲良くしてくるがいい」
一護「いや、でもなあ・・・」
ルキア「?」
一護「お前を置いて行くなんてできねえよ」
一護(折角のシミュレーションなんだ、学校なんて別に・・・)
ルキア「な!?ば、バカ者!私のことなど放っておけばよかろう!」
ルキア「そ、そりゃあ確かに毎日お前が帰ってくるまで一人でいるのは寂しいが・・・」
ルキア「お前に迷惑をかけてまで一緒にいたいとは思わぬ!」
ルキア「・・・思わぬ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 22:25:27.27 ID:z/1uIj0f0
一護「そうか。でも俺は行かないからな」
ルキア「何を言って」
一護「学校行くよりも、今日はお前といたい気分なんだよ」
一護(現実でもこんなこと言ってみたいなー)
ルキア「なぁ!?何を言っているのだ!」
ルキア「そ、そのような、は、恥ずかしいセリフをよくもぬけぬけと・・・!」
一護「いいじゃねえか。俺がそうしたいってだけだ」
ルキア「むぅ・・・!」
一護「そんなに俺と一緒は嫌か?」
ルキア「誰もそうは言っておらん!」
ルキア「お、おじ様に後で怒られても私は知らんからな!」プイッ
ルキア「・・・・・・ありがとう」
ルキア「何を言って」
一護「学校行くよりも、今日はお前といたい気分なんだよ」
一護(現実でもこんなこと言ってみたいなー)
ルキア「なぁ!?何を言っているのだ!」
ルキア「そ、そのような、は、恥ずかしいセリフをよくもぬけぬけと・・・!」
一護「いいじゃねえか。俺がそうしたいってだけだ」
ルキア「むぅ・・・!」
一護「そんなに俺と一緒は嫌か?」
ルキア「誰もそうは言っておらん!」
ルキア「お、おじ様に後で怒られても私は知らんからな!」プイッ
ルキア「・・・・・・ありがとう」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 23:01:25.99 ID:z/1uIj0f0
一護「よし、じゃあ今日は一日二人で遊ぶか」
ルキア「う、うむ」
一護「どっか行きたい所とかあったら、遠慮なく言えよ」
ルキア「・・・・・・私は」
一護「うん?」
ルキア「私は、どこかへ行かずともよい。ただ」
一護「ただ?」
ルキア「お前がいてくれれば、私は他には何も・・・・・・」
一護(ルキアじゃないみたいだ)
一護「そ、そうか」
ルキア「そ、そうなのだ」
ルキア「う、うむ」
一護「どっか行きたい所とかあったら、遠慮なく言えよ」
ルキア「・・・・・・私は」
一護「うん?」
ルキア「私は、どこかへ行かずともよい。ただ」
一護「ただ?」
ルキア「お前がいてくれれば、私は他には何も・・・・・・」
一護(ルキアじゃないみたいだ)
一護「そ、そうか」
ルキア「そ、そうなのだ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 23:18:56.63 ID:z/1uIj0f0
一護「じゃあ部屋でゆっくり話でもしようか」
ルキア「うむ、それがいい」
一護「そうだなぁ、じゃあ俺が学校でどんなことしてるか教えようか?」
ルキア「それは私も興味があ・・・ん?」ドタドタドタ
一心『いっちごー!遅刻するぞー!』
一護「や、やべえ親父だ!」
ルキア「どうする、私がいることは内緒なのだろう!?」
一護「とにかく隠れるぞ!」
ルキア「うむ、それがいい」
一護「そうだなぁ、じゃあ俺が学校でどんなことしてるか教えようか?」
ルキア「それは私も興味があ・・・ん?」ドタドタドタ
一心『いっちごー!遅刻するぞー!』
一護「や、やべえ親父だ!」
ルキア「どうする、私がいることは内緒なのだろう!?」
一護「とにかく隠れるぞ!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 23:30:36.20 ID:z/1uIj0f0
一心「いっちごー!」バターン!
一心「あれ?一護ー!どこ行ったんだあの放蕩息子め!」
~押入れの中~
ルキア「なぜお前まで入ってくる必要があるのだ!」ヒソヒソ
一護「お前が慌てさせるから混乱しちまったんだろ!」ヒソヒソ
ルキア「ただでさえ狭い私の部屋が、これではもう押しくら饅頭状態ではないか!」
一護「バカ、大きい声出すな!」ヒソヒソ
ルキア「むぐっ!?」
一心「あれ?一護ー!どこ行ったんだあの放蕩息子め!」
~押入れの中~
ルキア「なぜお前まで入ってくる必要があるのだ!」ヒソヒソ
一護「お前が慌てさせるから混乱しちまったんだろ!」ヒソヒソ
ルキア「ただでさえ狭い私の部屋が、これではもう押しくら饅頭状態ではないか!」
一護「バカ、大きい声出すな!」ヒソヒソ
ルキア「むぐっ!?」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 23:42:45.85 ID:z/1uIj0f0
ルキア「もごもごもご!」ヒソヒソ
一護「静かにしてろって!」ヒソヒソ
ルキア「!?もごー!」
一護「しっー!」
一心「全くあの不良め、どこ行きやがったんだ」バタン
一護「よし、親父は行ったな」
ルキア「こ、このたわけ!」
一護「悪かったって、けど口塞がないとお前・・・」
ルキア「そ、そうではない!どさくさに紛れてどこを触っているのだ!」
一護「ええ!?」
一護「静かにしてろって!」ヒソヒソ
ルキア「!?もごー!」
一護「しっー!」
一心「全くあの不良め、どこ行きやがったんだ」バタン
一護「よし、親父は行ったな」
ルキア「こ、このたわけ!」
一護「悪かったって、けど口塞がないとお前・・・」
ルキア「そ、そうではない!どさくさに紛れてどこを触っているのだ!」
一護「ええ!?」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 23:48:03.66 ID:z/1uIj0f0
一護(こ、この右手に微かに当たる柔らかな感触はまさか!?)
一護(生々しい暖かさを伝えてくるこの感触はまさか!?)
一護(ルキアのおっぱ)
ルキア「たわけー!」ドゴベキドゴ
一護「痛い!悪かった、悪かったって!」
ルキア「悪かったですむものか!この不埒者ー!」
一護(生々しい暖かさを伝えてくるこの感触はまさか!?)
一護(ルキアのおっぱ)
ルキア「たわけー!」ドゴベキドゴ
一護「痛い!悪かった、悪かったって!」
ルキア「悪かったですむものか!この不埒者ー!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/19(金) 23:55:36.60 ID:z/1uIj0f0
ルキア「はあ、はあ、少しは反省したか?」
一護「は、はい、もう十分です」ボロ
ルキア「全く、お前というやつはまるで性欲の権化だな!女子のむ、胸を鷲掴みにするなど・・・」クドクト
一護「すいません」
ルキア「ま、まさかガッコウとやらでも同じようなことをしているのではあるまいな!?」
一護「ば、バカそんなわけないだろ!」
ルキア「信用できん!現に今私を」
一護「だ、だからお前以外にはそんなことしようとも思わねえよ!」
ルキア「!」
一護「は、はい、もう十分です」ボロ
ルキア「全く、お前というやつはまるで性欲の権化だな!女子のむ、胸を鷲掴みにするなど・・・」クドクト
一護「すいません」
ルキア「ま、まさかガッコウとやらでも同じようなことをしているのではあるまいな!?」
一護「ば、バカそんなわけないだろ!」
ルキア「信用できん!現に今私を」
一護「だ、だからお前以外にはそんなことしようとも思わねえよ!」
ルキア「!」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:00:36.89 ID:axaZGVlk0
一護「嘘じゃないぞ!」
ルキア「・・・私、だけか?」
一護「え?」
ルキア「本当に、私以外にはそんな気持ちはないのだな!?」
一護「お、おう!」
ルキア「そうか」
ルキア「そうかぁ」ニヘラ
一護「か、かわいい」
ルキア「か、かわ!?やはり性欲の権化だな貴様はー!」
一護「わぁー!ごめんごめん!」
ルキア「・・・私、だけか?」
一護「え?」
ルキア「本当に、私以外にはそんな気持ちはないのだな!?」
一護「お、おう!」
ルキア「そうか」
ルキア「そうかぁ」ニヘラ
一護「か、かわいい」
ルキア「か、かわ!?やはり性欲の権化だな貴様はー!」
一護「わぁー!ごめんごめん!」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:04:08.36 ID:axaZGVlk0
ルキア「ふん!軽々しく女子を手篭めにしようとしおって!」
一護「決してそんなつもりは・・・」
ルキア「うるさいぞ!潔く罰を受けるのだ!」
一護「いや、罰って言うかよー」
ルキア「何か不満か?」
一護「お前が俺のひざの上座ってるだけだし、別にこれ罰じゃないような」
ルキア「な、何を言う!これは罰だ、恐ろしい罰なのだぞ!」
一護「そうかー?」
ルキア「そうなのだ!」
一護「決してそんなつもりは・・・」
ルキア「うるさいぞ!潔く罰を受けるのだ!」
一護「いや、罰って言うかよー」
ルキア「何か不満か?」
一護「お前が俺のひざの上座ってるだけだし、別にこれ罰じゃないような」
ルキア「な、何を言う!これは罰だ、恐ろしい罰なのだぞ!」
一護「そうかー?」
ルキア「そうなのだ!」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:10:34.52 ID:axaZGVlk0
ルキア「さあ、ガッコウのことを存分に話すが良い。その間私はここに座っていることにする」
一護「別に構わないけどよ。じゃあまず、友達のことから話すか」
ルキア「うむ」
一護「最初はそうだな、チャドってやつがいるんだけど」
ルキア「うむ!」
一護「そいつは俺と中学の時からの付き合いで・・・」
ルキア「うむうむ!」
一護(なんかご機嫌だな)
一護「別に構わないけどよ。じゃあまず、友達のことから話すか」
ルキア「うむ」
一護「最初はそうだな、チャドってやつがいるんだけど」
ルキア「うむ!」
一護「そいつは俺と中学の時からの付き合いで・・・」
ルキア「うむうむ!」
一護(なんかご機嫌だな)
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:16:54.24 ID:axaZGVlk0
一護「・・・・・・というわけなんだ」
ルキア「おお、良い友達を持ったな」
一護「ああ、あいつらはいつまでたっても俺の親友だ」
一護「一緒にいると楽しいしな」
ルキア「・・・・・・」
一護「じゃあ次は、また別の」
ルキア「なあ、一護よ」
一護「ん?」
ルキア「私は、ここにいてもいいのだろうか?」
一護「ああ?ひざの上に座ってるぐらいどうってことねえよお前軽いし」
ルキア「そうではない、そうではないのだ」
一護「じゃあなんだよ」
ルキア「私は、お前のそばにいてもいいのだろうか」
ルキア「おお、良い友達を持ったな」
一護「ああ、あいつらはいつまでたっても俺の親友だ」
一護「一緒にいると楽しいしな」
ルキア「・・・・・・」
一護「じゃあ次は、また別の」
ルキア「なあ、一護よ」
一護「ん?」
ルキア「私は、ここにいてもいいのだろうか?」
一護「ああ?ひざの上に座ってるぐらいどうってことねえよお前軽いし」
ルキア「そうではない、そうではないのだ」
一護「じゃあなんだよ」
ルキア「私は、お前のそばにいてもいいのだろうか」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:26:37.60 ID:axaZGVlk0
ルキア「お前は、普通の高校生だ」
一護「そうだな」
ルキア「普通にガッコウに通い、普通に友達と遊び、普通に過ごしたいはずであろう?」
一護「まあ、そうかもな」
ルキア「だが私がいるせいでお前は、友人達との時間を削り、今日は学校まで休んだ」
ルキア「私はお前に迷惑をかけてばかりで何も返してやれない」
ルキア「私は本当に、お前のそばにいてもいいのだろうか」
一護「・・・・・・」
一護「そうだな」
ルキア「普通にガッコウに通い、普通に友達と遊び、普通に過ごしたいはずであろう?」
一護「まあ、そうかもな」
ルキア「だが私がいるせいでお前は、友人達との時間を削り、今日は学校まで休んだ」
ルキア「私はお前に迷惑をかけてばかりで何も返してやれない」
ルキア「私は本当に、お前のそばにいてもいいのだろうか」
一護「・・・・・・」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:30:36.43 ID:axaZGVlk0
一護「なに深刻そうな顔してんだ」
ルキア「深刻にもなる!お前は、私のせいで・・・」
一護「なんでお前のせいになるんだよ」
ルキア「だって私がいなければ!」
一護「お前がいなかったら、俺は部屋で誰と話して過ごせばいいんだ」
ルキア「え?」
一護「お前がいなかったら、俺は誰とドタバタ笑ったりしたらいいんだ」
一護「お前がいなくなったりしたら、俺はどうしたらいいか分からなくなる」
ルキア「一護・・・」
一護「だから変なこと心配しないで、ここにいてくれないかルキア」
一護(完璧な返しだな今の!)
ルキア「深刻にもなる!お前は、私のせいで・・・」
一護「なんでお前のせいになるんだよ」
ルキア「だって私がいなければ!」
一護「お前がいなかったら、俺は部屋で誰と話して過ごせばいいんだ」
ルキア「え?」
一護「お前がいなかったら、俺は誰とドタバタ笑ったりしたらいいんだ」
一護「お前がいなくなったりしたら、俺はどうしたらいいか分からなくなる」
ルキア「一護・・・」
一護「だから変なこと心配しないで、ここにいてくれないかルキア」
一護(完璧な返しだな今の!)
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:33:40.62 ID:axaZGVlk0
ルキア「そ、そこまで言うなら仕方ない!この私が一緒にいてやろう!」
一護「ああ、そうしてくれ」
ルキア「うむ!さあ、ガッコウの話をもっと聞かせるのだ!」
一護「おう」
ルキア「今日はずっと一緒だからな!」
一護「分かってるよ」
ルキア「一護」
一護「ん?」
ルキア「ありがとう」ニコニコ
一護「ああ、そうしてくれ」
ルキア「うむ!さあ、ガッコウの話をもっと聞かせるのだ!」
一護「おう」
ルキア「今日はずっと一緒だからな!」
一護「分かってるよ」
ルキア「一護」
一護「ん?」
ルキア「ありがとう」ニコニコ
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:40:04.98 ID:axaZGVlk0
その日の夜
一護「・・・なあ」
ルキア「なんだ、どうかしたか?」
一護「いや、確かに一日一緒って言ったけどさ」
ルキア「うむ」
一護「寝る時まで一緒っていうんはどうなんだ?」
ルキア「た、たわけ!家に帰るまでが遠足というであろう!」
一護「いや意味分からねえよ。お前学校知らないくせに遠足は知ってるんだな」
ルキア「とにかく!朝を迎えるまでが今日なのだ!」
一護「ああ、そうかよ」
ルキア「そうだ!」
一護「・・・なあ」
ルキア「なんだ、どうかしたか?」
一護「いや、確かに一日一緒って言ったけどさ」
ルキア「うむ」
一護「寝る時まで一緒っていうんはどうなんだ?」
ルキア「た、たわけ!家に帰るまでが遠足というであろう!」
一護「いや意味分からねえよ。お前学校知らないくせに遠足は知ってるんだな」
ルキア「とにかく!朝を迎えるまでが今日なのだ!」
一護「ああ、そうかよ」
ルキア「そうだ!」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:45:17.25 ID:axaZGVlk0
ルキア「・・・・・・」
一護「・・・・・・」
ルキア「ち、近いぞ一護!」
一護「そりゃ同じベットに入ってるんだからそうだろうな」
ルキア「む、そ、そうだな」
一護「・・・・・・」
一護(シミュレーションとはいえ、ここで工口いことするのは不味いよな)
ルキア「むぅ・・・」モジモジ
一護「どうしたんださっきから」
ルキア「その、だな。いざこうしてみると」
ルキア「恥ずかしくてたまらないのだ・・・!」
一護「お前、そういうこと言うなよな!」
一護「・・・・・・」
ルキア「ち、近いぞ一護!」
一護「そりゃ同じベットに入ってるんだからそうだろうな」
ルキア「む、そ、そうだな」
一護「・・・・・・」
一護(シミュレーションとはいえ、ここで工口いことするのは不味いよな)
ルキア「むぅ・・・」モジモジ
一護「どうしたんださっきから」
ルキア「その、だな。いざこうしてみると」
ルキア「恥ずかしくてたまらないのだ・・・!」
一護「お前、そういうこと言うなよな!」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:47:49.07 ID:axaZGVlk0
ルキア「仕方無かろう!こんな、男と同衾など私は経験したことがないのだ!」
一護「お、俺だってそうだっての!」
ルキア「そうか、お互い初めてどうしというわけだな!あ、あははははは」
一護「やめろって、こっちまで恥ずかしいわ!」
ルキア「あははは・・・」
一護「・・・・・・」
ルキア「・・・・・・」
一護「お、俺だってそうだっての!」
ルキア「そうか、お互い初めてどうしというわけだな!あ、あははははは」
一護「やめろって、こっちまで恥ずかしいわ!」
ルキア「あははは・・・」
一護「・・・・・・」
ルキア「・・・・・・」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:51:31.86 ID:axaZGVlk0
一護(やっべえ、シミュレーションだってのに本当にドキドキしてきた)
ルキア「・・・なあ、一護よ」
一護「な、なんだよ」
ルキア「今日は、本当にありがとう」
ルキア「一緒にいてくれて、嬉しかったぞ」
一護「お、おう。たまにならこういうのも悪くないな」
ルキア「ふふ、そうだな。たまになら・・・」
ルキア「けれど、もう学校を休んでくれなくともよいぞ」
ルキア「これ以上迷惑はかけたくない」
一護「迷惑なんて、思ってねえよ」
ルキア「優しいなお前は。けれど、それでは私の気がすまぬのだ」
ルキア「・・・なあ、一護よ」
一護「な、なんだよ」
ルキア「今日は、本当にありがとう」
ルキア「一緒にいてくれて、嬉しかったぞ」
一護「お、おう。たまにならこういうのも悪くないな」
ルキア「ふふ、そうだな。たまになら・・・」
ルキア「けれど、もう学校を休んでくれなくともよいぞ」
ルキア「これ以上迷惑はかけたくない」
一護「迷惑なんて、思ってねえよ」
ルキア「優しいなお前は。けれど、それでは私の気がすまぬのだ」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:55:17.47 ID:axaZGVlk0
一護「・・・そうか」
ルキア「ただ、一つ我がままを言わせてもらえるなら」
ルキア「ガッコウから帰ってからでいい、友達と遊んでからでもいい」
ルキア「家に帰ったら、私とまたこうして話をしてくれるか?」
一護「・・・バカ、いつだって話してやるよ。ずっと一緒にいてほしいって言っただろ?」
ルキア「私はバカだからな、本気にしてしまうぞ?」
一護「ああ、それでいい」
ルキア「一護・・・・・・もう少しこちらに寄ってくれ」
一護「え?いいけど、狭いんじゃないのか」
ルキア「ただ、一つ我がままを言わせてもらえるなら」
ルキア「ガッコウから帰ってからでいい、友達と遊んでからでもいい」
ルキア「家に帰ったら、私とまたこうして話をしてくれるか?」
一護「・・・バカ、いつだって話してやるよ。ずっと一緒にいてほしいって言っただろ?」
ルキア「私はバカだからな、本気にしてしまうぞ?」
一護「ああ、それでいい」
ルキア「一護・・・・・・もう少しこちらに寄ってくれ」
一護「え?いいけど、狭いんじゃないのか」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 00:57:19.23 ID:axaZGVlk0
ルキア「ふふ」グイッ
一護「うお!?」
ルキア「本気にしたからな、このたわけ」チュ
一護「むぐ!」
一護(こ、これはこれは~!」
マユリ「えんだああああああああああああ!!」
一護「!?」
一護「うお!?」
ルキア「本気にしたからな、このたわけ」チュ
一護「むぐ!」
一護(こ、これはこれは~!」
マユリ「えんだああああああああああああ!!」
一護「!?」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:01:52.99 ID:axaZGVlk0
一護「うわああああ!」
マユリ「実に見事なスケこましっぷりだったヨ」
一護「な、なん、なん」
マユリ「ああ、今の歌かい?現世では恋が成就した時に歌う曲だと聞いているヨ」
一護「ち、違う!なんで突然現実に戻ってるんだ!」
マユリ「君が朽木ルキアを攻略した時点でシミュレーションは終了、説明書にも書いてあったはずだがネ」
マユリ「実に見事なスケこましっぷりだったヨ」
一護「な、なん、なん」
マユリ「ああ、今の歌かい?現世では恋が成就した時に歌う曲だと聞いているヨ」
一護「ち、違う!なんで突然現実に戻ってるんだ!」
マユリ「君が朽木ルキアを攻略した時点でシミュレーションは終了、説明書にも書いてあったはずだがネ」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:06:10.23 ID:axaZGVlk0
一護(くそ、そんなこと書いてたのかあれ!)
一護「せっかくいい所だったのに・・・!」
マユリ「いやあ、脳が腐れ落ちそうなほど甘い一時だったネ」
一護「なに!?あんた、見てたのか!」
マユリ「当然だヨ。私が作ったもので私が何をしようが勝手、それに契約書にもかいてあったはずだヨ」
一護(ぐっ!?てきとうにサインしたから読んでなかった!)
一護「せっかくいい所だったのに・・・!」
マユリ「いやあ、脳が腐れ落ちそうなほど甘い一時だったネ」
一護「なに!?あんた、見てたのか!」
マユリ「当然だヨ。私が作ったもので私が何をしようが勝手、それに契約書にもかいてあったはずだヨ」
一護(ぐっ!?てきとうにサインしたから読んでなかった!)
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:10:55.52 ID:axaZGVlk0
マユリ「さあ、説明はこれで沢山だろ」
一護「ルキアとの一時の余韻に浸る暇もなかった・・・」
マユリ「たかがシミュレーションでクヨクヨするんじゃないヨ。で、お次はどうするんだい?」
一護「お、お次」
一護(正直ルキアとあんなことした後だし、他の女に手を出すのはちょっと)
マユリ「言っておくがここでやめることはできんヨ。そう契約したからネ」
マユリ「なんだったら私が選んであげようか。実はこれには男性キャラの情報も入って」
一護「わあああ!待て、選ぶから待て!」
一護「ルキアとの一時の余韻に浸る暇もなかった・・・」
マユリ「たかがシミュレーションでクヨクヨするんじゃないヨ。で、お次はどうするんだい?」
一護「お、お次」
一護(正直ルキアとあんなことした後だし、他の女に手を出すのはちょっと)
マユリ「言っておくがここでやめることはできんヨ。そう契約したからネ」
マユリ「なんだったら私が選んであげようか。実はこれには男性キャラの情報も入って」
一護「わあああ!待て、選ぶから待て!」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:16:22.66 ID:axaZGVlk0
一番多いし夜一さんで行くか
マユリ「これが登録されているキャラクターの一覧だヨ」
一護「へえ~大勢いるもんだなぁ」
マユリ「ちなみにこれが男性版」
一護「それはいらねえって、なんであんたの名前まであるんだよ!」
マユリ「うるさいネ!ごちゃごちゃ言わずに選びたまえヨ!」
一護「そうだなー・・・おっ!夜一さんまであるのか」
マユリ「これが登録されているキャラクターの一覧だヨ」
一護「へえ~大勢いるもんだなぁ」
マユリ「ちなみにこれが男性版」
一護「それはいらねえって、なんであんたの名前まであるんだよ!」
マユリ「うるさいネ!ごちゃごちゃ言わずに選びたまえヨ!」
一護「そうだなー・・・おっ!夜一さんまであるのか」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:20:03.19 ID:axaZGVlk0
一護「夜一さんか~」
一護(正直色々あったしな夜一さんとは)
一護「よし!次は夜一さんだ!」
マユリ「なんだい女性ばかりでつまらないネ」
一護「うるさい!設定はそうだなあ・・・」
一護「気心のしれた友人だと思っていたらって感じで頼む!」
マユリ「よくもそんな設定が思い浮かぶものだネ。恥じて死んでくれてもいいんだヨ」
一護(正直色々あったしな夜一さんとは)
一護「よし!次は夜一さんだ!」
マユリ「なんだい女性ばかりでつまらないネ」
一護「うるさい!設定はそうだなあ・・・」
一護「気心のしれた友人だと思っていたらって感じで頼む!」
マユリ「よくもそんな設定が思い浮かぶものだネ。恥じて死んでくれてもいいんだヨ」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:22:55.12 ID:axaZGVlk0
一護「さっさと始めてくれ!」ウキウキ
マユリ「始める前とは大違いだヨ全く・・・じゃあ行くヨ!」
一護「おおう」ガクン
一護「う~ん」
夜一「なんじゃ、また寝ておるのか?」
一護「う~ん」
夜一「しょうがないのお。ほれ、さっさと起きろ一護」
マユリ「始める前とは大違いだヨ全く・・・じゃあ行くヨ!」
一護「おおう」ガクン
一護「う~ん」
夜一「なんじゃ、また寝ておるのか?」
一護「う~ん」
夜一「しょうがないのお。ほれ、さっさと起きろ一護」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:26:42.74 ID:axaZGVlk0
一護「う~ん」
夜一「・・・・・・起きんか」
夜一「ならば奥の手を使うまでじゃ」ペロッ
一護「!?」
夜一「ふふ、起きねば顔中ドロドロにしてしまうぞ?」ペロッ
一護「うわ、うわわわわ!」ズザザザザ
夜一「お、ようやく起きたか」
一護「い、今あんた、俺の顔!」
夜一「相変わらずうぶな反応じゃの~」
夜一「・・・・・・起きんか」
夜一「ならば奥の手を使うまでじゃ」ペロッ
一護「!?」
夜一「ふふ、起きねば顔中ドロドロにしてしまうぞ?」ペロッ
一護「うわ、うわわわわ!」ズザザザザ
夜一「お、ようやく起きたか」
一護「い、今あんた、俺の顔!」
夜一「相変わらずうぶな反応じゃの~」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:30:54.04 ID:axaZGVlk0
一護「ば、バカかよ!」
夜一「ふふん、どうじゃわしの舌使いは」
一護「変な言い方するなよ!」
夜一「やはりお主をからかうのは面白い」ゲラゲラ
一護「笑い事じゃねえっての!」
夜一「すまんすまん、そうカッカするな」
一護「全く、変わらねえな夜一さんは」
夜一「なんじゃ、『さん』などと他人行儀な呼び方をしおって」
夜一「ふふん、どうじゃわしの舌使いは」
一護「変な言い方するなよ!」
夜一「やはりお主をからかうのは面白い」ゲラゲラ
一護「笑い事じゃねえっての!」
夜一「すまんすまん、そうカッカするな」
一護「全く、変わらねえな夜一さんは」
夜一「なんじゃ、『さん』などと他人行儀な呼び方をしおって」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:36:08.15 ID:axaZGVlk0
一護「え?」
夜一「『さん』を付けるなと言っておるんじゃ」
夜一「お主にそう呼ばれると背筋がむず痒くてたまらん」
一護(そうか、今は友達って設定だったか)
一護「悪かったよ夜一」
夜一「うむ、それでよい」ニカッ
一護「で、何か用か?」
夜一「用が無ければ、わしはお主に話しかけてはいかんのか?」
一護「いや、そういうわけじゃねえけどよ・・・」
夜一「冗談じゃ。からかいがいのあるやつじゃのう」
一護「ぐっ!」
夜一「『さん』を付けるなと言っておるんじゃ」
夜一「お主にそう呼ばれると背筋がむず痒くてたまらん」
一護(そうか、今は友達って設定だったか)
一護「悪かったよ夜一」
夜一「うむ、それでよい」ニカッ
一護「で、何か用か?」
夜一「用が無ければ、わしはお主に話しかけてはいかんのか?」
一護「いや、そういうわけじゃねえけどよ・・・」
夜一「冗談じゃ。からかいがいのあるやつじゃのう」
一護「ぐっ!」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:39:22.69 ID:axaZGVlk0
一護(これじゃあ普段と変わらないなぁ)
一護(・・・どうせ現実じゃないんだ、ちょっとこっちからからかってみるか)
夜一「?どうしたのじゃ、考え込んで」
一護「・・・・・・」
夜一「おーい」
一護「うるせえなあ」
夜一「・・・・・・なに?」
一護「うるせえって言ってるんだよ。人をからかって面白いか?」
夜一「そんなに怒るほどのことではなかろう」
一護「怒ってなんかねえよ」
夜一「怒っておるではないか」
一護「・・・うるせえっての」
一護(・・・どうせ現実じゃないんだ、ちょっとこっちからからかってみるか)
夜一「?どうしたのじゃ、考え込んで」
一護「・・・・・・」
夜一「おーい」
一護「うるせえなあ」
夜一「・・・・・・なに?」
一護「うるせえって言ってるんだよ。人をからかって面白いか?」
夜一「そんなに怒るほどのことではなかろう」
一護「怒ってなんかねえよ」
夜一「怒っておるではないか」
一護「・・・うるせえっての」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:42:55.46 ID:axaZGVlk0
夜一「子供じゃの~そんなに気を害したのなら謝るぞ」
一護「うるせえって言ってんだろ!」
夜一「!」
一護「何なんだ、いつもいつも俺の周りをチョロチョロしやがって」
一護「うざったいんだよお前」
夜一「な・・・!」
一護「お前俺のことおもちゃか何かと勘違いしてるんじゃねえか?」
夜一「そんな、わしはただ」オロオロ
一護(お、慌ててる夜一さんなんてレアだな)
一護「うるせえって言ってんだろ!」
夜一「!」
一護「何なんだ、いつもいつも俺の周りをチョロチョロしやがって」
一護「うざったいんだよお前」
夜一「な・・・!」
一護「お前俺のことおもちゃか何かと勘違いしてるんじゃねえか?」
夜一「そんな、わしはただ」オロオロ
一護(お、慌ててる夜一さんなんてレアだな)
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:45:24.33 ID:axaZGVlk0
一護「ただなんだよ?」
夜一「わしは、ただ・・・」
一護「はぁ、もういいよお前」スッ
夜一「な、一護少し待ってくれ!」
一護「黙れよ」
夜一「え・・・」
一護「もうお前とは一切関わらない。そっちからも近づいてくるなよ」スタスタ
夜一「一護・・・」
夜一「わしは、ただ・・・」
一護「はぁ、もういいよお前」スッ
夜一「な、一護少し待ってくれ!」
一護「黙れよ」
夜一「え・・・」
一護「もうお前とは一切関わらない。そっちからも近づいてくるなよ」スタスタ
夜一「一護・・・」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:49:43.81 ID:axaZGVlk0
一護(そろそろいいかな?)チラッ
夜一「・・・・・・」
一護(呆然としてこっちを見てるな・・・よし)
一護「なんちゃってな!」
夜一「え?」
一護「冗談に決まってるだろバカだな!」
夜一「じょう、だん?」
一護「いつもからかわれてる仕返しだ!」
夜一「・・・・・・」
一護「あー面白かった。あんなに慌ててる夜一なんて今まで」
夜一「覚悟はできておるんじゃろうなぁ・・・!」
一護「へ?」
夜一「・・・・・・」
一護(呆然としてこっちを見てるな・・・よし)
一護「なんちゃってな!」
夜一「え?」
一護「冗談に決まってるだろバカだな!」
夜一「じょう、だん?」
一護「いつもからかわれてる仕返しだ!」
夜一「・・・・・・」
一護「あー面白かった。あんなに慌ててる夜一なんて今まで」
夜一「覚悟はできておるんじゃろうなぁ・・・!」
一護「へ?」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:54:51.99 ID:axaZGVlk0
ドゴドゴベキドゴ!
夜一「ふう、すっきりした」
一護「」
夜一「どうじゃ、自分がしたことがどれほど罪深いか分かったか?」
一護(ルキアの時にもこんな目にあった気が・・・)
夜一「返事はどうした一護?」
一護「ご、ごめんなさい」
夜一「うむ、許してやろう」
夜一「しかし、傷つく冗談というのは辛いもんじゃのう」
一護「え、夜一、今ので傷ついたのか?」
夜一「なんじゃその物の言い方は。わしとて一人の女じゃぞ」
一護「いや、普段のお前なら飄々とかわしそうなもんだからさ」
夜一「・・・・・・ふむ、確かにそうかもしれんのう」
夜一「ふう、すっきりした」
一護「」
夜一「どうじゃ、自分がしたことがどれほど罪深いか分かったか?」
一護(ルキアの時にもこんな目にあった気が・・・)
夜一「返事はどうした一護?」
一護「ご、ごめんなさい」
夜一「うむ、許してやろう」
夜一「しかし、傷つく冗談というのは辛いもんじゃのう」
一護「え、夜一、今ので傷ついたのか?」
夜一「なんじゃその物の言い方は。わしとて一人の女じゃぞ」
一護「いや、普段のお前なら飄々とかわしそうなもんだからさ」
夜一「・・・・・・ふむ、確かにそうかもしれんのう」
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 01:58:51.05 ID:axaZGVlk0
夜一「今まで人の言葉で傷ついたことなど無かったかもしれん」
夜一「じゃが、どうして今のは・・・・・・」
一護「夜一?」
夜一「わからんのお」
一護「俺もさっぱり分からねえよ」
夜一「お主はそれでよい。乙女の悩みは何よりも重要な秘密なんじゃ」
一護「そういうもんかねえ」
夜一「そういうもんじゃ」
夜一「じゃが、どうして今のは・・・・・・」
一護「夜一?」
夜一「わからんのお」
一護「俺もさっぱり分からねえよ」
夜一「お主はそれでよい。乙女の悩みは何よりも重要な秘密なんじゃ」
一護「そういうもんかねえ」
夜一「そういうもんじゃ」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:05:26.55 ID:axaZGVlk0
一護「まあ、それならそれでいいけどよ」
一護「悪かったな夜一」
夜一「なんじゃ、もう謝ってもらわずともわしは・・・」
一護「いや、女の子にやるべきことじゃなかったってマジで反省した」
夜一「女の子・・・・・・」
一護「悪かった、本当に」
夜一「も、もうよい!頭を上げんか!」
夜一「だ、第一わしがからかい過ぎたのがいけなかったのかもしれん」
一護「いや、全面的に俺が」
夜一「あああああ!もうやめい!体中が痒くなるわ!」
夜一「この話はやめじゃ、やめやめ!」
一護「夜一がそういうならそうするか」
夜一「そうしろ!」
一護「悪かったな夜一」
夜一「なんじゃ、もう謝ってもらわずともわしは・・・」
一護「いや、女の子にやるべきことじゃなかったってマジで反省した」
夜一「女の子・・・・・・」
一護「悪かった、本当に」
夜一「も、もうよい!頭を上げんか!」
夜一「だ、第一わしがからかい過ぎたのがいけなかったのかもしれん」
一護「いや、全面的に俺が」
夜一「あああああ!もうやめい!体中が痒くなるわ!」
夜一「この話はやめじゃ、やめやめ!」
一護「夜一がそういうならそうするか」
夜一「そうしろ!」
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:11:09.75 ID:axaZGVlk0
一護「じゃあ、そうするか」
夜一「まったく、そこまで謝るなら最初からやめておけばいいものを」
一護「ごめんなって。でもまあ、珍しいもの見れてよかったよ」
夜一「珍しいもの?」
一護「ちょっと泣きそうな夜一の顔」
夜一「んな!?」
一護「お前泣く時あんな感じになるのな」
夜一「だ、誰が泣いておったというんじゃ!見間違いじゃ見間違い!」
一護「いや~?だって俺が見たときは確かに」
夜一「お主、まだ殴られ足りんようじゃなぁ・・・!」
一護「あんなしおらしい顔もできるってことは、やっぱり女なんだよな」
一護「改めて実感したよ、お前って」
夜一「な、なんじゃ」
一護「案外かわいいとこあるよな」
夜一「な、何を格好つけて臭いことを!」
夜一「まったく、そこまで謝るなら最初からやめておけばいいものを」
一護「ごめんなって。でもまあ、珍しいもの見れてよかったよ」
夜一「珍しいもの?」
一護「ちょっと泣きそうな夜一の顔」
夜一「んな!?」
一護「お前泣く時あんな感じになるのな」
夜一「だ、誰が泣いておったというんじゃ!見間違いじゃ見間違い!」
一護「いや~?だって俺が見たときは確かに」
夜一「お主、まだ殴られ足りんようじゃなぁ・・・!」
一護「あんなしおらしい顔もできるってことは、やっぱり女なんだよな」
一護「改めて実感したよ、お前って」
夜一「な、なんじゃ」
一護「案外かわいいとこあるよな」
夜一「な、何を格好つけて臭いことを!」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:16:20.17 ID:axaZGVlk0
一護(面白いなこれ)
一護「いや、マジで惚れ直したよ」
夜一「惚れ・・・!」
一護「あんだけ魅力的だと、他の男が方っておかないかもなー」
夜一「ま、またからかっておるのか!」
一護「本気だって。今度は冗談じゃない」
夜一「・・・・・・本当にそう思っておるか?」
一護「え?」
夜一「本当に、わしがみ、魅力的だと思うておるのか!?」
一護「お、おう」
夜一「冗談ではないんじゃな?」
一護「おう!」
一護「いや、マジで惚れ直したよ」
夜一「惚れ・・・!」
一護「あんだけ魅力的だと、他の男が方っておかないかもなー」
夜一「ま、またからかっておるのか!」
一護「本気だって。今度は冗談じゃない」
夜一「・・・・・・本当にそう思っておるか?」
一護「え?」
夜一「本当に、わしがみ、魅力的だと思うておるのか!?」
一護「お、おう」
夜一「冗談ではないんじゃな?」
一護「おう!」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:21:15.39 ID:axaZGVlk0
夜一「そ、そうか」
一護「おう」
夜一「・・・・・・」
一護「・・・・・・」
夜一「・・・・・・」
一護(急にだまりこんだな)
夜一「・・・のう、一護よ」
一護「なんだ?」
夜一「わしらが出会ってどれくらいになるかのう」
一護「さあな。もう覚えてないくらいじゃないか?」
一護(そんな細かく設定してないしなぁ)
夜一「そうか。覚えていないくらいか・・・・・・」
一護「それがどうしたんだよ」
夜一「いや、少し考えおったのじゃ」
一護「おう」
夜一「・・・・・・」
一護「・・・・・・」
夜一「・・・・・・」
一護(急にだまりこんだな)
夜一「・・・のう、一護よ」
一護「なんだ?」
夜一「わしらが出会ってどれくらいになるかのう」
一護「さあな。もう覚えてないくらいじゃないか?」
一護(そんな細かく設定してないしなぁ)
夜一「そうか。覚えていないくらいか・・・・・・」
一護「それがどうしたんだよ」
夜一「いや、少し考えおったのじゃ」
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:29:29.91 ID:axaZGVlk0
夜一「思えば物心ついた頃には、もうお主が隣におった」
一護「・・・そうだな」
夜一「ずっと一緒にあちこちを走り回って、随分無茶もしたが」
夜一「それでもわしは、お主と二人で楽しかった」
一護「俺だってそうだ」
夜一「ほほう、そうか?嬉しいもんじゃのう」
一護「分からねえな、どうしたんだよ急に」
夜一「・・・・・・やはり、そういうことか」
一護「?」
夜一「いや、今お主の言葉を嬉しいと思ったことで確信したことがある」
一護「なんだよ」
夜一「ふふふ、よいか?二度とは言わぬからよーく聞けよ」
夜一「どうやらわしは、お主のことを好いているらしい」
一護「夜一・・・・・・」
一護「・・・そうだな」
夜一「ずっと一緒にあちこちを走り回って、随分無茶もしたが」
夜一「それでもわしは、お主と二人で楽しかった」
一護「俺だってそうだ」
夜一「ほほう、そうか?嬉しいもんじゃのう」
一護「分からねえな、どうしたんだよ急に」
夜一「・・・・・・やはり、そういうことか」
一護「?」
夜一「いや、今お主の言葉を嬉しいと思ったことで確信したことがある」
一護「なんだよ」
夜一「ふふふ、よいか?二度とは言わぬからよーく聞けよ」
夜一「どうやらわしは、お主のことを好いているらしい」
一護「夜一・・・・・・」
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:33:33.10 ID:axaZGVlk0
夜一「勘違いするなよ。友として、ではないぞ」
夜一「もちろん友としてお前を大切に思っていることも事実じゃが」
夜一「一人の女として、一人の男であるお主を好いておる」
一護「・・・・・・」
夜一「冗談ではないぞ?」
一護「ああ、それくらい分かる」
夜一「そうか」
一護「・・・・・・俺もだ」
夜一「なに?」
一護「だから、俺も同じ気持ちだって言ってるんだ」
夜一「・・・・・・!」
一護「俺も、好きだよ」
夜一「ふふ、ふふふふ。そうか」
一護「ああ、そうだ」
夜一「もちろん友としてお前を大切に思っていることも事実じゃが」
夜一「一人の女として、一人の男であるお主を好いておる」
一護「・・・・・・」
夜一「冗談ではないぞ?」
一護「ああ、それくらい分かる」
夜一「そうか」
一護「・・・・・・俺もだ」
夜一「なに?」
一護「だから、俺も同じ気持ちだって言ってるんだ」
夜一「・・・・・・!」
一護「俺も、好きだよ」
夜一「ふふ、ふふふふ。そうか」
一護「ああ、そうだ」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:36:52.20 ID:axaZGVlk0
夜一「嬉しいもんじゃのう」
一護「そうだな」
夜一「・・・・・・」
一護「・・・・・・」
夜一「ふっ!」シュバ!
一護「うお!?なんだよいきなり!」
夜一「普通、こういうのは男児の方からと相場は決まっておるもんじゃが」
夜一「こういうのも悪くはなかろう?」
一護「・・・・・・そうかもな」
夜一「そうであろう」
一護「お前みたいな美人に馬乗りになられても、それはそれで嬉しいことかもな」
一護(嬉しくないわけないっての!)
一護「そうだな」
夜一「・・・・・・」
一護「・・・・・・」
夜一「ふっ!」シュバ!
一護「うお!?なんだよいきなり!」
夜一「普通、こういうのは男児の方からと相場は決まっておるもんじゃが」
夜一「こういうのも悪くはなかろう?」
一護「・・・・・・そうかもな」
夜一「そうであろう」
一護「お前みたいな美人に馬乗りになられても、それはそれで嬉しいことかもな」
一護(嬉しくないわけないっての!)
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:39:46.71 ID:axaZGVlk0
夜一「よいか、わしは瞬神夜一」
夜一「お主がどこへ行こうと、わしはすぐに追いついてお主の隣に並ぶ」
夜一「誰にも、付け入る隙など与えぬ」グイッ
夜一「これがその証じゃ!」チュッ
一護「むぐっ!」
一護(うおおおおお!)
マユリ「えんだあああああああああ!」
一護「嫌あああああああああ!」
夜一「お主がどこへ行こうと、わしはすぐに追いついてお主の隣に並ぶ」
夜一「誰にも、付け入る隙など与えぬ」グイッ
夜一「これがその証じゃ!」チュッ
一護「むぐっ!」
一護(うおおおおお!)
マユリ「えんだあああああああああ!」
一護「嫌あああああああああ!」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:44:40.34 ID:axaZGVlk0
一護「なんでまた最後があんたの歌なんだよ!」
マユリ「標準装備だヨ」
一護「外せよ!」
マユリ「嫌なこったネ。それよりも随分と気に入ってもらえているようだねえ」
一護「最後の歌以外はな!」
マユリ「何が不満なんだい?私の美声でラブシーンを締めくくるのがそんなに嫌かネ」
一護「ああ、嫌だね!」
マユリ「標準装備だヨ」
一護「外せよ!」
マユリ「嫌なこったネ。それよりも随分と気に入ってもらえているようだねえ」
一護「最後の歌以外はな!」
マユリ「何が不満なんだい?私の美声でラブシーンを締めくくるのがそんなに嫌かネ」
一護「ああ、嫌だね!」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:49:13.04 ID:axaZGVlk0
一護「声がどうとかじゃないんだよ!あんたの声で現実に引き戻されるのが嫌なの!」
マユリ「全く注文の多い実験台だヨ。では次からはパターンBの歌にしてやろう」
一護「またあんたが歌ってるんじゃないだろうな」
マユリ「・・・・・・」
マユリ「さてここまで二人の攻略に成功したわけだが」
一護「待て、今の間はなんだ!?」
マユリ「どうかねこのシミュレーション装置は」
一護「まあ、よくできてるとは思うけどよ」
マユリ「全く注文の多い実験台だヨ。では次からはパターンBの歌にしてやろう」
一護「またあんたが歌ってるんじゃないだろうな」
マユリ「・・・・・・」
マユリ「さてここまで二人の攻略に成功したわけだが」
一護「待て、今の間はなんだ!?」
マユリ「どうかねこのシミュレーション装置は」
一護「まあ、よくできてるとは思うけどよ」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 02:59:02.87 ID:axaZGVlk0
マユリ「評価は概ね良好というわけだネ」
一護「あんたの歌以外はな」
マユリ「・・・・・・さっきから失礼なやつだよ君は!」
マユリ「私を怒らせたらどうなるか、思い知るがいい!」ピポピポ
一護「待て!何をする気だ!?」
マユリ「恐れ慄け黒崎一護!今から貴様が向かうのは、ランダムで選ばれた男のキャラとの恋愛世界!」
一護「な、なにい!?待て、それだけはよせ!」
マユリ「もう遅い!」
一護「おおう!」ガクン
一護「あんたの歌以外はな」
マユリ「・・・・・・さっきから失礼なやつだよ君は!」
マユリ「私を怒らせたらどうなるか、思い知るがいい!」ピポピポ
一護「待て!何をする気だ!?」
マユリ「恐れ慄け黒崎一護!今から貴様が向かうのは、ランダムで選ばれた男のキャラとの恋愛世界!」
一護「な、なにい!?待て、それだけはよせ!」
マユリ「もう遅い!」
一護「おおう!」ガクン
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:02:03.19 ID:axaZGVlk0
一護「・・・・・・ん?ここは」
マユリ「何をもたもたしているんだこのうすのろ!」バシッ
一護「あいた!」
マユリ「誰のお陰で今そうして自分が存在しているのか、もう一度思い知らせてやるヨ!」バシッ
一護「いてえ!」
一護(く、くそ!よりによってこいつの世界に来てしまったのか!)
一護(なんとか、なんとかして恋愛に発展させずに終わらせないと!)
マユリ「何をもたもたしているんだこのうすのろ!」バシッ
一護「あいた!」
マユリ「誰のお陰で今そうして自分が存在しているのか、もう一度思い知らせてやるヨ!」バシッ
一護「いてえ!」
一護(く、くそ!よりによってこいつの世界に来てしまったのか!)
一護(なんとか、なんとかして恋愛に発展させずに終わらせないと!)
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:05:50.60 ID:axaZGVlk0
一護(しかし・・・これってあのネムって人のポジションにいるってことだよな)
一護(こいつ自分の世界の相手役に自分の副官の位置を用意してたのか・・・)
一護(なんか気持ち悪いなぁ)ジトー
マユリ「なんだその目は!文句があるなら言ってみるがいいヨ!」
一護「気持ち悪い」
マユリ「な、なにィ!」
一護「だから、気持ち悪いって」
一護(こいつ自分の世界の相手役に自分の副官の位置を用意してたのか・・・)
一護(なんか気持ち悪いなぁ)ジトー
マユリ「なんだその目は!文句があるなら言ってみるがいいヨ!」
一護「気持ち悪い」
マユリ「な、なにィ!」
一護「だから、気持ち悪いって」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:09:44.07 ID:axaZGVlk0
マユリ「一体いつからそんな口がきけるようになったんだネ!」バシッ
一護「あいた」
一護(なんかあんまり痛くねえな)
一護(こいついつも暴力的に接してるように見えて、実は加減してたのか?)
マユリ「ふん!どうだネ、もう一度さっきみたいな口をきいてみろ!」バシッ
一護「あいて」
一護「意外とぶっきら棒なんだな」
マユリ「!?」
一護「あいた」
一護(なんかあんまり痛くねえな)
一護(こいついつも暴力的に接してるように見えて、実は加減してたのか?)
マユリ「ふん!どうだネ、もう一度さっきみたいな口をきいてみろ!」バシッ
一護「あいて」
一護「意外とぶっきら棒なんだな」
マユリ「!?」
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:14:42.69 ID:axaZGVlk0
マユリ「ふ、ふん今日はこの辺にしといてやるヨ!」
一護「ふうん」
マユリ「この・・・!まあいい、研究室へ急ぐヨ!」
一護「はーい」
一護(けっきょく本気で痛いと思うようなのは一発もなかった)
一護(思ってたほどわるいやつじゃないのか?)
マユリ「何をしているイチゴ!早く来るんだ!」
一護「ああ、悪い悪い」
一護(もう少し様子を見るか)
一護「ふうん」
マユリ「この・・・!まあいい、研究室へ急ぐヨ!」
一護「はーい」
一護(けっきょく本気で痛いと思うようなのは一発もなかった)
一護(思ってたほどわるいやつじゃないのか?)
マユリ「何をしているイチゴ!早く来るんだ!」
一護「ああ、悪い悪い」
一護(もう少し様子を見るか)
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:18:50.82 ID:axaZGVlk0
一護(すげえな、これが研究室か)キョロキョロ
マユリ「何をもたもたしているんだこのウスノロ!早く手伝うんだ!」
一護「あ、はーい」
一護(怪しいものが沢山あるな。うお、あれ何の標本だ?)
マユリ「んん?ああ、それは薄汚いクインシーどもの体の一部だヨ」
一護「!!」
一護「ということはこの中には石田の・・・!」
マユリ「もう混ざりきってしまってどれが誰のものかはわからんがネ」
一護(こいつ、やっぱり!)
マユリ「何をもたもたしているんだこのウスノロ!早く手伝うんだ!」
一護「あ、はーい」
一護(怪しいものが沢山あるな。うお、あれ何の標本だ?)
マユリ「んん?ああ、それは薄汚いクインシーどもの体の一部だヨ」
一護「!!」
一護「ということはこの中には石田の・・・!」
マユリ「もう混ざりきってしまってどれが誰のものかはわからんがネ」
一護(こいつ、やっぱり!)
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:23:43.84 ID:axaZGVlk0
マユリ「もう研究しつくしたものだ。そんな扱いでも仕方がないと思わないか?」
一護「てめえ!」
マユリ「・・・何を怒っているのかネ」
マユリ「科学者にとって用のすんだ実験体ほど不必要なものはないんだヨ」
マユリ「興味の尽きたものほどいらないものはないからネ」
一護「そんな言い方があるかよ!人の体を切り刻んでおいて!」
マユリ「・・・・・・」
マユリ「悪いがネ、そんな言い方しかできんのだヨ」
一護「・・・付き合ってらんねえぜ。お前はやっぱり最低だ!」
一護「てめえ!」
マユリ「・・・何を怒っているのかネ」
マユリ「科学者にとって用のすんだ実験体ほど不必要なものはないんだヨ」
マユリ「興味の尽きたものほどいらないものはないからネ」
一護「そんな言い方があるかよ!人の体を切り刻んでおいて!」
マユリ「・・・・・・」
マユリ「悪いがネ、そんな言い方しかできんのだヨ」
一護「・・・付き合ってらんねえぜ。お前はやっぱり最低だ!」
217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:28:39.96 ID:axaZGVlk0
マユリ「・・・・・・」
マユリ「下らんことだヨ」
一護「全く、現実じゃないにしても胸糞悪いぜ」
一護「もうシミュレーションなんか終わりでいい!」
一護「さっさとここから出て・・・・・・出てって」
一護「そういえばこれ、攻略する以外にはどうやって出たらいいんだ?」
一護「今ので好感度はかなり下がったはずなのに出れないってことは・・・
一護「やっぱり、攻略しなきゃ出れないのか!?」
一護「しまったー!説明書ちゃんと読んどけばよかったー!」
???「あれがやつの・・・!」
マユリ「下らんことだヨ」
一護「全く、現実じゃないにしても胸糞悪いぜ」
一護「もうシミュレーションなんか終わりでいい!」
一護「さっさとここから出て・・・・・・出てって」
一護「そういえばこれ、攻略する以外にはどうやって出たらいいんだ?」
一護「今ので好感度はかなり下がったはずなのに出れないってことは・・・
一護「やっぱり、攻略しなきゃ出れないのか!?」
一護「しまったー!説明書ちゃんと読んどけばよかったー!」
???「あれがやつの・・・!」
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:33:42.94 ID:axaZGVlk0
一護「こうなったらぶっ壊してでも外に・・・」
一護「はっ!?」
一護「危ねえ!」
ヒュン、ドカーン!!
一護「今のは・・・!」
???「ほう、かわしたか。人形風情がよく動く」
一護「何者だ!」
滅却師「名乗る必要はなかろう。ただ復習のために貴様には死んでもらう」
一護「滅却師、石田以外にもまだいたのか!」
一護「はっ!?」
一護「危ねえ!」
ヒュン、ドカーン!!
一護「今のは・・・!」
???「ほう、かわしたか。人形風情がよく動く」
一護「何者だ!」
滅却師「名乗る必要はなかろう。ただ復習のために貴様には死んでもらう」
一護「滅却師、石田以外にもまだいたのか!」
222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:37:04.53 ID:axaZGVlk0
滅却師「くらえ!」ヒュン ヒュン
一護「くそ、残月があればこんなやつに・・・!」
滅却師「ふん、よく動く人形だ。だが!」シュバ!
一護「なに!?」
滅却師「捉えられぬほどではないわ!」ドゴッ!
一護「うわあ!」
滅却師「手間取らせおって。だがこれで終わりだ!」
一護(やられる・・・!)
滅却師「食らえ!」ドヒュン!
一護「くそ、残月があればこんなやつに・・・!」
滅却師「ふん、よく動く人形だ。だが!」シュバ!
一護「なに!?」
滅却師「捉えられぬほどではないわ!」ドゴッ!
一護「うわあ!」
滅却師「手間取らせおって。だがこれで終わりだ!」
一護(やられる・・・!)
滅却師「食らえ!」ドヒュン!
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:41:26.87 ID:axaZGVlk0
一護「うわああああ!」
滅却師「ふはははははははは!」
滅却師「我らが痛み思い知るが」
マユリ「やれやれ、世話の焼けるやつだヨ」シュン!
一護「!?」
滅却師「!?」
一護「マ、マユリ!!」
マユリ「発信機を付けておいて正解だったネ。不振な霊圧の正体は貴様かネ」
マユリ「ただでさえ気が立っているんだ。今日の私には喧嘩をうるべきではないヨ」
滅却師「ふはははははははは!」
滅却師「我らが痛み思い知るが」
マユリ「やれやれ、世話の焼けるやつだヨ」シュン!
一護「!?」
滅却師「!?」
一護「マ、マユリ!!」
マユリ「発信機を付けておいて正解だったネ。不振な霊圧の正体は貴様かネ」
マユリ「ただでさえ気が立っているんだ。今日の私には喧嘩をうるべきではないヨ」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:46:03.32 ID:axaZGVlk0
一護「助けに来てくれたのか?」
マユリ「自惚れるんじゃないヨ。お前を餌にやつをおびき出しただけだ」バシッ
一護(やっぱり痛くない・・・)
マユリ「さあ、どうせ止めたところで戦うんだろ?さっさと来るがいいヨ」
滅却師「舐めおって!」ヒュンヒュンヒュン
マユリ「下らんネ。そんな技はもう解析済みだヨ」
滅却師「バカな!高速で接近する弓矢を全て見切っているのか!」
マユリ「下らんと言っている。どうせなら全力を見せてもらいたいものだネ」
マユリ「自惚れるんじゃないヨ。お前を餌にやつをおびき出しただけだ」バシッ
一護(やっぱり痛くない・・・)
マユリ「さあ、どうせ止めたところで戦うんだろ?さっさと来るがいいヨ」
滅却師「舐めおって!」ヒュンヒュンヒュン
マユリ「下らんネ。そんな技はもう解析済みだヨ」
滅却師「バカな!高速で接近する弓矢を全て見切っているのか!」
マユリ「下らんと言っている。どうせなら全力を見せてもらいたいものだネ」
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:51:08.81 ID:axaZGVlk0
滅却師「おのれー!」
マユリ「やれやれ、その程度では研究材料にもなりそうにはないね」
マユリ「もう茶番は十分楽しんだ。この辺でいいだろう」
マユリ「掻き毟れ、疋殺地蔵!」モワモワモワ
滅却師「な、なんだ手足が動かん!」
マユリ「おやおや、襲う相手の能力も知らずに挑むとは」
マユリ「愚かさもここまで来ると愉快だネ」
滅却師「く、くそー!」
マユリ「さようならだヨ」ザシュッ!
一護(強い!やっぱり隊長格なだけはあるな)
マユリ「さて・・・」
マユリ「やれやれ、その程度では研究材料にもなりそうにはないね」
マユリ「もう茶番は十分楽しんだ。この辺でいいだろう」
マユリ「掻き毟れ、疋殺地蔵!」モワモワモワ
滅却師「な、なんだ手足が動かん!」
マユリ「おやおや、襲う相手の能力も知らずに挑むとは」
マユリ「愚かさもここまで来ると愉快だネ」
滅却師「く、くそー!」
マユリ「さようならだヨ」ザシュッ!
一護(強い!やっぱり隊長格なだけはあるな)
マユリ「さて・・・」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 03:55:59.97 ID:axaZGVlk0
マユリ「おいイチゴ、もたもたせずにこの雑魚を研究室へ運ぶんだ!」
マユリ「こんなグズでも調べないよりはマシだろうからネ」
一護「・・・また、切り刻むのか」
マユリ「・・・・・・研究者はどんな時でも最悪の事態というものを想定するんだヨ」
一護「・・・・・・?」
マユリ「我々死神は滅却師との争いに勝利し、その存在を消し去ったかに見える」
マユリ「だがやつらは必ずどこかで生き延び、我々への復讐の機会を窺っているはずだ」
マユリ「今日のこいつがいい見本だヨ」ゲシッ
一護(軽く死体を蹴った。マジで軽く)
マユリ「こんなグズでも調べないよりはマシだろうからネ」
一護「・・・また、切り刻むのか」
マユリ「・・・・・・研究者はどんな時でも最悪の事態というものを想定するんだヨ」
一護「・・・・・・?」
マユリ「我々死神は滅却師との争いに勝利し、その存在を消し去ったかに見える」
マユリ「だがやつらは必ずどこかで生き延び、我々への復讐の機会を窺っているはずだ」
マユリ「今日のこいつがいい見本だヨ」ゲシッ
一護(軽く死体を蹴った。マジで軽く)
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:00:59.47 ID:axaZGVlk0
マユリ「こいつは雑魚だったが、いずれやつらが強大な力を身につけて襲ってこないとは言い切れない」
マユリ「ならば私は研究者として、できる限りやつらのことを調べつくし、備えておかねばならない」
マユリ「例えそれが、疎まれ、忌み嫌われる研究であってもネ」
一護(そうか、こいつは)
一護(いつか来るかもしれない敵に、いつか来るかもしれない危機に誰よりも真正面から取り組んで)
一護(そしてそのせいで誰かから恨まれることすら覚悟して・・・)
一護(それなのに俺は!)
一護「あの、俺あんたに謝らないと」
マユリ「・・・・・・何をもたついているんだ」
一護「え?」
マユリ「さっさと付いて来るんだヨ!」スタスタ
一護「・・・!ああ!」
マユリ「ならば私は研究者として、できる限りやつらのことを調べつくし、備えておかねばならない」
マユリ「例えそれが、疎まれ、忌み嫌われる研究であってもネ」
一護(そうか、こいつは)
一護(いつか来るかもしれない敵に、いつか来るかもしれない危機に誰よりも真正面から取り組んで)
一護(そしてそのせいで誰かから恨まれることすら覚悟して・・・)
一護(それなのに俺は!)
一護「あの、俺あんたに謝らないと」
マユリ「・・・・・・何をもたついているんだ」
一護「え?」
マユリ「さっさと付いて来るんだヨ!」スタスタ
一護「・・・!ああ!」
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:04:47.99 ID:axaZGVlk0
その後
マユリ「全く、やはり雑魚では有益な情報は得られないネ」
一護「お疲れ様」
マユリ「この程度で疲れる私ではないヨ!」
一護「はいはい」
一護「・・・・・・今日のことだけど、ありがとうな」
マユリ「・・・・・・」
一護「あんたが来てくれなきゃ、俺はあいつにやられてた」
一護「本当にありがとう」
マユリ「ふん!いいか良く聞け!お前は私の所有物だ!」
一護「ああ」
マユリ「お前の生みの親であり、絶対の神でもある!」
一護「ああ」
マユリ「全く、やはり雑魚では有益な情報は得られないネ」
一護「お疲れ様」
マユリ「この程度で疲れる私ではないヨ!」
一護「はいはい」
一護「・・・・・・今日のことだけど、ありがとうな」
マユリ「・・・・・・」
一護「あんたが来てくれなきゃ、俺はあいつにやられてた」
一護「本当にありがとう」
マユリ「ふん!いいか良く聞け!お前は私の所有物だ!」
一護「ああ」
マユリ「お前の生みの親であり、絶対の神でもある!」
一護「ああ」
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:08:40.19 ID:axaZGVlk0
マユリ「私に断りもなく他の誰かに壊されることなど絶対に許さないヨ!」
一護「ああ、分かったよ」
マユリ「ふん!」スパッ
一護「あいて」
マユリ「その頬の傷が私の所有物だという証だ!」
一護「あんまり痛くねえな」
マユリ「いいか、お前はこれから先永遠に私の傍を離れるんじゃないヨ!」
一護「ああ・・・」
一護「わかっ」
マユリ「えんだあああああああああああ!」
一護「台無しだよ!!」
一護「ああ、分かったよ」
マユリ「ふん!」スパッ
一護「あいて」
マユリ「その頬の傷が私の所有物だという証だ!」
一護「あんまり痛くねえな」
マユリ「いいか、お前はこれから先永遠に私の傍を離れるんじゃないヨ!」
一護「ああ・・・」
一護「わかっ」
マユリ「えんだあああああああああああ!」
一護「台無しだよ!!」
242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:12:11.12 ID:axaZGVlk0
一護「なんでお前を攻略してお前に歌われなきゃいけないんだ!」
一護「しかも曲変わってないし!」
マユリ「何を言う、今のは少し低い声で歌っているヨ」
一護「分かるかそんなもん!」
マユリ「いやはや、まさか私の世界へ飛んでしまうとは、運命のいたずらというやつだねえ」
一護「わざとか!?お前まさかわざとか!?」
マユリ「そんなわけがあると思うのかネ?」
一護「・・・・・・ああ、騙されちゃいそう!さっきまでのイメージのせいでぇ!」
一護「しかも曲変わってないし!」
マユリ「何を言う、今のは少し低い声で歌っているヨ」
一護「分かるかそんなもん!」
マユリ「いやはや、まさか私の世界へ飛んでしまうとは、運命のいたずらというやつだねえ」
一護「わざとか!?お前まさかわざとか!?」
マユリ「そんなわけがあると思うのかネ?」
一護「・・・・・・ああ、騙されちゃいそう!さっきまでのイメージのせいでぇ!」
244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:16:32.09 ID:axaZGVlk0
マユリ「ふむ。概ねデータの回収も終了したようだヨ」
マユリ「今日はこの辺にしておくとするか」
一護「・・・・・・最後のですっげえ疲れた」
マユリ「これくらいでへばってもらっては困るヨ。君にはあと少なくとも数十のキャラを攻略してもらわねばならない」
マユリ「もちろん男も含めてネ」
一護「な、なんでそんな」
マユリ「契約書にそう書いてあったはずだヨ」
一護「も、もういやだあああああ!」
マユリ「いやあああああああ!」
一護「歌うんじゃねえよお!!」
完
マユリ「今日はこの辺にしておくとするか」
一護「・・・・・・最後のですっげえ疲れた」
マユリ「これくらいでへばってもらっては困るヨ。君にはあと少なくとも数十のキャラを攻略してもらわねばならない」
マユリ「もちろん男も含めてネ」
一護「な、なんでそんな」
マユリ「契約書にそう書いてあったはずだヨ」
一護「も、もういやだあああああ!」
マユリ「いやあああああああ!」
一護「歌うんじゃねえよお!!」
完
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:19:11.93 ID:HAFkrEtL0
乙!楽しかった
252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:20:57.96 ID:CnwG6t6H0
現実のルキアにあって、うっかりシミュレーションみたいな接し方しちゃって痛い目にあうイチゴはよ
そして若干まんざらでもないルキアはよ
そして若干まんざらでもないルキアはよ
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:24:35.76 ID:Jvbw545I0
乙
いつか続編オナシャス!
いつか続編オナシャス!
258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/20(土) 04:37:45.83 ID:dVgE6Oca0
乙
面白かった
えんだあワロタw
面白かった
えんだあワロタw
一護「強くてニューゲーム…だと…」
2019-11-12
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 01:40:53.54 ID:sW2EvMw40
・藍染封印後、力を失った後あたりの時系列
・一護の力は市丸ギンと戦ったあたりの強さ
・設定ミスは見逃してください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471192853
・一護の力は市丸ギンと戦ったあたりの強さ
・設定ミスは見逃してください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471192853
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 01:44:44.20 ID:sW2EvMw40
藍染討伐より数ヵ月後
~黒崎家・一護の部屋~
一護「…あー、よく寝た。外が暗いな、そんなに寝てなかったのか?」
一護「今は夜の七時か」
一護「そういや俺こんな服着て寝てたっけ?代行証は…あるな」
一護「さてと、晩飯食ってさっさと寝なおすか。明日はうなぎ屋でバイトだしなー」ザザザ
一護「!?…この感覚は…死神の霊圧…だと…」
一護「どうなってやがる!?俺は死神の力をなくしたはずじゃねえのかよ!?」
ルキア「…」カベカラソローリ
ルキア「…近い」
一護「近い…じゃねえよ!」ドガッ!
ルキア「痛っ!?な、お前今私を叩いたな!?ていうか見え…」
一護「叩いたなじゃねえよ!勝手に部屋に入んなって前にも言っただろ」
一護「それよりもどうなってんだよ?なんでルキアの姿が見えてんだよ!?」
ルキア「!?貴様…なぜ私の名前を知っている?」
一護「んなもん当たり前だろ、そんな簡単に忘れてたまるか」
一護「まさか俺に記憶置換使ってたとかねーよな」
ルキア「記憶置換…そんなことも知っているだと、貴様何者だ!?」ザンパクトウヌク
一護「待て待て何言ってんだよ、俺だよ、黒崎一護だ。元死神代行の。ほれ使えないけど代行証」ペカー
ルキア「代行証?そんなもの見たことないぞ!」
一護(こいつはいつ証明証として役に立つんだよ。イモ山さんとリアクションいっしょじゃねえか)
代行証「ホローウホローウ!!!」
一護「うおおおおおおおう!?!?代行証が反応した!?」
ルキア「なっ!?いきなりなんだ!?…っ!?これは虚の霊圧!?」
一護「虚の霊圧まで感じるぞ。もしかして死神の力が…。だったら!」ゴッ!
一護「代行証が使えた!これ死神の姿じゃねえか!力が戻ったぞ!」
ルキア「普通の人間が死神化するだとっ!それにこの霊圧…、隊長格と同等かさらに上…」
一護「なんだか知らねえけどまずは虚だ!先行くぜルキア!」バッ
ルキア「くっ、待つのだ人間!」
~黒崎家・一護の部屋~
一護「…あー、よく寝た。外が暗いな、そんなに寝てなかったのか?」
一護「今は夜の七時か」
一護「そういや俺こんな服着て寝てたっけ?代行証は…あるな」
一護「さてと、晩飯食ってさっさと寝なおすか。明日はうなぎ屋でバイトだしなー」ザザザ
一護「!?…この感覚は…死神の霊圧…だと…」
一護「どうなってやがる!?俺は死神の力をなくしたはずじゃねえのかよ!?」
ルキア「…」カベカラソローリ
ルキア「…近い」
一護「近い…じゃねえよ!」ドガッ!
ルキア「痛っ!?な、お前今私を叩いたな!?ていうか見え…」
一護「叩いたなじゃねえよ!勝手に部屋に入んなって前にも言っただろ」
一護「それよりもどうなってんだよ?なんでルキアの姿が見えてんだよ!?」
ルキア「!?貴様…なぜ私の名前を知っている?」
一護「んなもん当たり前だろ、そんな簡単に忘れてたまるか」
一護「まさか俺に記憶置換使ってたとかねーよな」
ルキア「記憶置換…そんなことも知っているだと、貴様何者だ!?」ザンパクトウヌク
一護「待て待て何言ってんだよ、俺だよ、黒崎一護だ。元死神代行の。ほれ使えないけど代行証」ペカー
ルキア「代行証?そんなもの見たことないぞ!」
一護(こいつはいつ証明証として役に立つんだよ。イモ山さんとリアクションいっしょじゃねえか)
代行証「ホローウホローウ!!!」
一護「うおおおおおおおう!?!?代行証が反応した!?」
ルキア「なっ!?いきなりなんだ!?…っ!?これは虚の霊圧!?」
一護「虚の霊圧まで感じるぞ。もしかして死神の力が…。だったら!」ゴッ!
一護「代行証が使えた!これ死神の姿じゃねえか!力が戻ったぞ!」
ルキア「普通の人間が死神化するだとっ!それにこの霊圧…、隊長格と同等かさらに上…」
一護「なんだか知らねえけどまずは虚だ!先行くぜルキア!」バッ
ルキア「くっ、待つのだ人間!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 01:49:25.87 ID:sW2EvMw40
〜家の外〜
虚「オオオー!!!」
一護「こいつ…最初に俺が戦った…フィッシュボーンだっけか…」
虚「オオオーー!!!!」バッ
一護「しまっ…!」ガキイイン!
ルキア「たわけ!何を呆けておるか!」
一護「ルキア…」
ルキア「貴様への質問攻めはあとにしてやる、まずはこの虚を…」
虚「オオオオオオオー!!!」バッ!
ルキア「なっ…」ガシッ!
一護「油断すんなよ、ルキア」
ルキア「指で…受け止めた…だと…」
一護「なんで昔倒した虚がいるのかわかんねえけど、もう一度倒されてもらうぜ!」ズバッ!
一護「よしっ!片付いたな!」
ルキア「あの強さ、いったい…」
一護「大丈夫かルキア?」スッ
ルキア「貴様の手など借りん。自分で立てる」スク
ルキア「人間、貴様何者だ?」
一護「今更何だよ…、わかったわかった、名乗ればいいんだろ」
一護「俺は黒崎一護、死神代行だ」
虚「オオオー!!!」
一護「こいつ…最初に俺が戦った…フィッシュボーンだっけか…」
虚「オオオーー!!!!」バッ
一護「しまっ…!」ガキイイン!
ルキア「たわけ!何を呆けておるか!」
一護「ルキア…」
ルキア「貴様への質問攻めはあとにしてやる、まずはこの虚を…」
虚「オオオオオオオー!!!」バッ!
ルキア「なっ…」ガシッ!
一護「油断すんなよ、ルキア」
ルキア「指で…受け止めた…だと…」
一護「なんで昔倒した虚がいるのかわかんねえけど、もう一度倒されてもらうぜ!」ズバッ!
一護「よしっ!片付いたな!」
ルキア「あの強さ、いったい…」
一護「大丈夫かルキア?」スッ
ルキア「貴様の手など借りん。自分で立てる」スク
ルキア「人間、貴様何者だ?」
一護「今更何だよ…、わかったわかった、名乗ればいいんだろ」
一護「俺は黒崎一護、死神代行だ」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 01:50:55.91 ID:sW2EvMw40
〜尸魂界・技術開発局〜
???「局長!この反応…」
???「フム、代行証が使用された反応だネ。元死神代行・銀城空吾が出現したのかネ?」
???「いえ…それが、この代行証は銀城空吾の物とは別物です!」
???「ホウ…、面白いネ」
???「代行証から感知される霊圧が隊長格以上のレベルに相当しています!」
???「その程度なら代行証でまだ制御できるはずだヨ。…フム、この代行証の近くに居る死神は…」
???「朽木ルキアか。できればまだ尸魂界に知られたくはないネ」
???「局長!この反応…」
???「フム、代行証が使用された反応だネ。元死神代行・銀城空吾が出現したのかネ?」
???「いえ…それが、この代行証は銀城空吾の物とは別物です!」
???「ホウ…、面白いネ」
???「代行証から感知される霊圧が隊長格以上のレベルに相当しています!」
???「その程度なら代行証でまだ制御できるはずだヨ。…フム、この代行証の近くに居る死神は…」
???「朽木ルキアか。できればまだ尸魂界に知られたくはないネ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 01:52:06.19 ID:sW2EvMw40
〜黒崎家〜
???「!?」ピクッ
???「この感じ…、もしかして死神の力が…。それに外の死神の霊圧はまさか…」
???「とりあえず浦原商店に行くか」
???「一護…、一体どうなってやがる…」
???「!?」ピクッ
???「この感じ…、もしかして死神の力が…。それに外の死神の霊圧はまさか…」
???「とりあえず浦原商店に行くか」
???「一護…、一体どうなってやがる…」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 01:52:43.95 ID:sW2EvMw40
〜尸魂界・とある研究室〜
???「首尾はどうだい?」
???「それが…」
???「作戦通りなんわええけど、どうも様子がおかしいわ」
???「検体、黒崎一護の霊圧の大きさが予想をはるかに超えています」
???「…どういうことか、少し経過を見守る必要がでてきたようだね」
???「最悪、双極を使用しての崩玉回収を少々変更しないといけないかもしれない」
???「ギン、要、黒崎一護の霊圧がなぜここまで高いのか、調べておいてくれるかい」
???「他の死神に黒崎一護の存在をできる限り感づかれないようにする必要もあるみたいだ」
???「首尾はどうだい?」
???「それが…」
???「作戦通りなんわええけど、どうも様子がおかしいわ」
???「検体、黒崎一護の霊圧の大きさが予想をはるかに超えています」
???「…どういうことか、少し経過を見守る必要がでてきたようだね」
???「最悪、双極を使用しての崩玉回収を少々変更しないといけないかもしれない」
???「ギン、要、黒崎一護の霊圧がなぜここまで高いのか、調べておいてくれるかい」
???「他の死神に黒崎一護の存在をできる限り感づかれないようにする必要もあるみたいだ」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 01:55:58.33 ID:sW2EvMw40
〜翌朝 浦原商店〜
一護(昨日、虚を倒して色々と確認してみると、日付がルキアと出会って死神になった日と同じだった。いつのまにか過去に戻った、しかも死神の力と代行証付きで)
一護(死神の力はたぶん最後の月牙天衝を覚えるよりも前…、市丸と戦った時ぐらいってとこか)
一護(あと念のため、チャドと井上、あと啓吾に水色に電話してみたけど死神のことは知らねえみたいだった。ルキアに関しても俺の事は本当に知らないらしい)
一護(今、ルキアは尸魂界と通信できず四苦八苦してるからその隙に浦原商店にきたのはいいが…)
一護「…留守かよ」
一護「ん?なんだこれ、店の前に段ボール?」
一護「粗悪品か、中は…義魂丸じゃねえか。それにこれルキアが最初に俺に渡したやつじゃ」
一護「ってことはこの中の義魂丸は…」
一護「使いたくねえな。ま、しゃーねーか」ゴクッ!
一護「お、ちゃんと死神になれたな。体の方は…」
一護(体)「はじめまして、私の名前は黒崎一護。好きな言葉は早寝早起きです!」
一護「懐かしいなー。最初はマシだったんだよな最初は。あ、もう演技やめていいぞ」
一護(体)「は…?」
一護「どうした、別に無理しなくても…ゴッ!?」キーン!
一護(体)「ばれたんじゃしょうがねえよな、そんじゃ…ごゆっくり」バッ!
一護「っ!待て!コンの野郎いきなり股間蹴りやがって!!ぶっ潰す!!」
一護(昨日、虚を倒して色々と確認してみると、日付がルキアと出会って死神になった日と同じだった。いつのまにか過去に戻った、しかも死神の力と代行証付きで)
一護(死神の力はたぶん最後の月牙天衝を覚えるよりも前…、市丸と戦った時ぐらいってとこか)
一護(あと念のため、チャドと井上、あと啓吾に水色に電話してみたけど死神のことは知らねえみたいだった。ルキアに関しても俺の事は本当に知らないらしい)
一護(今、ルキアは尸魂界と通信できず四苦八苦してるからその隙に浦原商店にきたのはいいが…)
一護「…留守かよ」
一護「ん?なんだこれ、店の前に段ボール?」
一護「粗悪品か、中は…義魂丸じゃねえか。それにこれルキアが最初に俺に渡したやつじゃ」
一護「ってことはこの中の義魂丸は…」
一護「使いたくねえな。ま、しゃーねーか」ゴクッ!
一護「お、ちゃんと死神になれたな。体の方は…」
一護(体)「はじめまして、私の名前は黒崎一護。好きな言葉は早寝早起きです!」
一護「懐かしいなー。最初はマシだったんだよな最初は。あ、もう演技やめていいぞ」
一護(体)「は…?」
一護「どうした、別に無理しなくても…ゴッ!?」キーン!
一護(体)「ばれたんじゃしょうがねえよな、そんじゃ…ごゆっくり」バッ!
一護「っ!待て!コンの野郎いきなり股間蹴りやがって!!ぶっ潰す!!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 01:59:22.44 ID:sW2EvMw40
〜浦原商店〜
浦原「間違いないっスね、一心サン。死神の力が全部戻ってるっス」
一心「俺が虚の霊圧を抑えきれなくなったってことか。ってことは一護の中の虚が!」
浦原「今息子サンがちょうど商店の前に来てたんで、鉄斎サンに霊圧の測定をお願いしてます。…どうやら終わったようっスね」ピピピ
一心「結果は?」
浦原「息子サン…一護サンの霊圧は非常に安定しています。通常の内在闘争後以上にでス」
一心「一体何が起こってるんだ?」
浦原「わかりません。ただワタシ達にできることは今のところ経過観察だけっスね」
一心「あのルキアって死神はどうする?」
浦原「心配ないっスね。どうやら誰かが朽木サンと尸魂界の通信を妨害してるみたいっスから」
一心「すぐに尸魂界にばれる心配はないか」
浦原「…妨害している死神以外はね」
一心「そいつは恐らく…」
浦原「ええ、藍染惣右介でしょう」
浦原「間違いないっスね、一心サン。死神の力が全部戻ってるっス」
一心「俺が虚の霊圧を抑えきれなくなったってことか。ってことは一護の中の虚が!」
浦原「今息子サンがちょうど商店の前に来てたんで、鉄斎サンに霊圧の測定をお願いしてます。…どうやら終わったようっスね」ピピピ
一心「結果は?」
浦原「息子サン…一護サンの霊圧は非常に安定しています。通常の内在闘争後以上にでス」
一心「一体何が起こってるんだ?」
浦原「わかりません。ただワタシ達にできることは今のところ経過観察だけっスね」
一心「あのルキアって死神はどうする?」
浦原「心配ないっスね。どうやら誰かが朽木サンと尸魂界の通信を妨害してるみたいっスから」
一心「すぐに尸魂界にばれる心配はないか」
浦原「…妨害している死神以外はね」
一心「そいつは恐らく…」
浦原「ええ、藍染惣右介でしょう」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 02:04:04.05 ID:sW2EvMw40
〜黒崎家〜
一護「…とまあなんやかんやで、無事でよかったなコン」
コン「略してんじゃねえ!これから俺様の活躍が始まるはずだったんだぞ!なんで略されてんだ!」
一護「あーうるせえ、どうせあってもなくてもどうでもいいじゃねえか。あと活躍してねえだろ、虚に殺されかけてただけじゃねえか」
コン「どうでもいいってなんだよ!活躍虚しくやられそうになっただけだ!」
コン「せっかくネエさんと俺の感動の名場面が…」
一護「さて、遅刻になっちまったけど学校行くか」
コン「無視かよ!」
一護「…とまあなんやかんやで、無事でよかったなコン」
コン「略してんじゃねえ!これから俺様の活躍が始まるはずだったんだぞ!なんで略されてんだ!」
一護「あーうるせえ、どうせあってもなくてもどうでもいいじゃねえか。あと活躍してねえだろ、虚に殺されかけてただけじゃねえか」
コン「どうでもいいってなんだよ!活躍虚しくやられそうになっただけだ!」
コン「せっかくネエさんと俺の感動の名場面が…」
一護「さて、遅刻になっちまったけど学校行くか」
コン「無視かよ!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 02:57:41.18 ID:sW2EvMw40
〜数週間後〜
コン「おい一護、ネエさんはまだ帰って来ないのか?」
一護「学校で女子と飯食いに行くってよ、猫かぶったまんまでな」ホローウホローウ!!
一護「ちっ、虚か。ちょっと斬ってくる!」
コン「へいへい、帰ってこなくていいぜー」
〜空座町上空〜
一護「うっし、一丁上がりだな、帰るか」
一護(しかしどうなってるんだ、俺が経験した過去と今は大きく違うままだ)
一護(まずルキアの死神の力がなくなっていない事)
一護(それからチャドや井上に力が備わらなかった事、これは俺が廃ビルの霊を前もって魂葬した事やチャドよりも早くシバタを見つけて魂葬出来たことが原因だ)
一護(それにこうすりればあの二人が自身の無力さを呪う事はねえ)
一護(だが井上の兄貴と戦った時、死神の姿で井上の近くに近づいちまった)
一護(止めたはずのルキアまで来たってことは…崩玉に井上を近づけたってことになる)
一護(ルキアによれば井上は少しずつ霊力が上がってるらしい。もしかすれば何かのきっかけで盾舜六花が備わるかもしれねえ)
一護(そうなれば藍染に目を付けられちまう)
一護(そして問題は尸魂界にルキアが連れてかれちまった時か…)
一護(まあこの世界でルキアがいきなり処刑されるって事はたぶんねえと思う。力の譲渡をしてねえんだからな)
一護(それでもルキアの中には崩玉がある。それを恐らく藍染も知っている)
一護(そもそもあいつは俺を生まれた時から知っていると言っていた、ってことは今も監視されていてこっちの状態が筒抜けでもおかしくはねえ)
一護(あと違うのは親父に死神の力が戻っている事)
一護(浦原さんや親父には俺が未来から来た事、これから起こる事を覚えている範囲で伝えておいた)
一護(親父はともかく浦原さんならまずい時はなんとかしてくれるだろう)
一護(最後にこの代行証。ここが過去の世界だとしたらどうして代行証がある?)
一護(いくらなんでも都合が良過ぎる。まるで誰かの造ったレールの上を走ってる気分だ)
コン「おい一護、ネエさんはまだ帰って来ないのか?」
一護「学校で女子と飯食いに行くってよ、猫かぶったまんまでな」ホローウホローウ!!
一護「ちっ、虚か。ちょっと斬ってくる!」
コン「へいへい、帰ってこなくていいぜー」
〜空座町上空〜
一護「うっし、一丁上がりだな、帰るか」
一護(しかしどうなってるんだ、俺が経験した過去と今は大きく違うままだ)
一護(まずルキアの死神の力がなくなっていない事)
一護(それからチャドや井上に力が備わらなかった事、これは俺が廃ビルの霊を前もって魂葬した事やチャドよりも早くシバタを見つけて魂葬出来たことが原因だ)
一護(それにこうすりればあの二人が自身の無力さを呪う事はねえ)
一護(だが井上の兄貴と戦った時、死神の姿で井上の近くに近づいちまった)
一護(止めたはずのルキアまで来たってことは…崩玉に井上を近づけたってことになる)
一護(ルキアによれば井上は少しずつ霊力が上がってるらしい。もしかすれば何かのきっかけで盾舜六花が備わるかもしれねえ)
一護(そうなれば藍染に目を付けられちまう)
一護(そして問題は尸魂界にルキアが連れてかれちまった時か…)
一護(まあこの世界でルキアがいきなり処刑されるって事はたぶんねえと思う。力の譲渡をしてねえんだからな)
一護(それでもルキアの中には崩玉がある。それを恐らく藍染も知っている)
一護(そもそもあいつは俺を生まれた時から知っていると言っていた、ってことは今も監視されていてこっちの状態が筒抜けでもおかしくはねえ)
一護(あと違うのは親父に死神の力が戻っている事)
一護(浦原さんや親父には俺が未来から来た事、これから起こる事を覚えている範囲で伝えておいた)
一護(親父はともかく浦原さんならまずい時はなんとかしてくれるだろう)
一護(最後にこの代行証。ここが過去の世界だとしたらどうして代行証がある?)
一護(いくらなんでも都合が良過ぎる。まるで誰かの造ったレールの上を走ってる気分だ)
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 21:46:25.37 ID:sW2EvMw40
〜6月17日 真咲のお墓参り〜
コン「にしても一護の奴、何考えてんだ?」
コン「俺が戦っている虚に手を出すなって。そんなに虚を斬りてえのか?なあネエさん」
ルキア「…」
ルキア(一護のあの時の目…あれは誇りを護るための…)
コン「ネエさん無視しないでくださいよー」
………
……
…
一心「手を出すな…か。一護…」
………
……
…
一護「よう、見つけたぜ。グランドフィッシャー」
グランドフィッシャー(以下GF)「なんじゃ死神かの。こそこそせぬとは余程わしに喰われたいようじゃのお」
一護「…俺を覚えてねえか?6年前、お前は俺のお袋を殺しやがった」
GF「ふむ…仇討ちか。そんな昔の事は覚えておらんな」
GF「ひひひ…、まあそんなことはよい。そのわしが食った女の息子が死した挙句に死神になってまでわしの前に来るとは…。愉快じゃのお」
一護「そうかよ。今度は逃がさねえぜ!グランドフィッシャー!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオ!!
GF「こ、この霊圧、小僧何者じゃ!馬鹿な!このような霊圧が!?」
一護「ここじゃ戦いずれえ。場所を移すぜ」ガシッ ドン!
GF「顔を掴っ!?離せ!!」
コン「にしても一護の奴、何考えてんだ?」
コン「俺が戦っている虚に手を出すなって。そんなに虚を斬りてえのか?なあネエさん」
ルキア「…」
ルキア(一護のあの時の目…あれは誇りを護るための…)
コン「ネエさん無視しないでくださいよー」
………
……
…
一心「手を出すな…か。一護…」
………
……
…
一護「よう、見つけたぜ。グランドフィッシャー」
グランドフィッシャー(以下GF)「なんじゃ死神かの。こそこそせぬとは余程わしに喰われたいようじゃのお」
一護「…俺を覚えてねえか?6年前、お前は俺のお袋を殺しやがった」
GF「ふむ…仇討ちか。そんな昔の事は覚えておらんな」
GF「ひひひ…、まあそんなことはよい。そのわしが食った女の息子が死した挙句に死神になってまでわしの前に来るとは…。愉快じゃのお」
一護「そうかよ。今度は逃がさねえぜ!グランドフィッシャー!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオ!!
GF「こ、この霊圧、小僧何者じゃ!馬鹿な!このような霊圧が!?」
一護「ここじゃ戦いずれえ。場所を移すぜ」ガシッ ドン!
GF「顔を掴っ!?離せ!!」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 21:47:55.84 ID:sW2EvMw40
〜無人の山奥〜
一護「おおお!」ブン!
GF「ゴハァ!!」ガシャァァン!
一護「ここなら誰もいねえ。今度は一瞬で終わらせてやる」
GF「おのれ!」ビュンビュン
一護「遅ぇ」ガシッ
GF「わしの腕を素手で掴んだじゃと!」
一護「ハァ!!」ブン! ズシャァ!
GF「ギッ!?アアアアアア!!わしの足がああああ!!」
GF「ばはー、ばはー…ハァ…ハァ…ゴフッ」
一護「終わりだ」スッ
GF「まだじゃ!!油断したな小僧!」バシュバシュ
GF(わしの触手で小僧の記憶から斬れないものになれば逃げられるやもしれん!)
一護「誰が油断なんてするかよ」ガキッ
GF「そんな…わしの爪が刺さらぬ…」
一護「そういや、お前の能力は記憶を探ることだったな。相手の斬れない姿になるためにな」
GF「なぜ…それを…」
一護「おおお!」ブン!
GF「ゴハァ!!」ガシャァァン!
一護「ここなら誰もいねえ。今度は一瞬で終わらせてやる」
GF「おのれ!」ビュンビュン
一護「遅ぇ」ガシッ
GF「わしの腕を素手で掴んだじゃと!」
一護「ハァ!!」ブン! ズシャァ!
GF「ギッ!?アアアアアア!!わしの足がああああ!!」
GF「ばはー、ばはー…ハァ…ハァ…ゴフッ」
一護「終わりだ」スッ
GF「まだじゃ!!油断したな小僧!」バシュバシュ
GF(わしの触手で小僧の記憶から斬れないものになれば逃げられるやもしれん!)
一護「誰が油断なんてするかよ」ガキッ
GF「そんな…わしの爪が刺さらぬ…」
一護「そういや、お前の能力は記憶を探ることだったな。相手の斬れない姿になるためにな」
GF「なぜ…それを…」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 21:50:41.70 ID:sW2EvMw40
一護「今度はこっちの番だぜ。お前相手に容赦はしねえ!卍解!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
一護「天鎖斬月」
GF「卍解じゃと!?そんな馬鹿な!!!ひっ…来るでない!」
GF(霊圧だけで体中が焼け焦げてしまいそうじゃ…こんなことが!?)
GF「た、助けてくれ!そうじゃ、わしが喰った小僧の母親を生き返らせてやろう!」
一護「…」ギロ
GF「ひぃっ!わ、わしの仲間に死神や虚の魂魄について研究しておる奴がいる!そいつに頼めば…」
一護「嘘…つくなよ。お袋がもう蘇らねえことなんか知ってる。昔似た事を言ってた虚がいたからな」
GF「ま、待て!」
一護「最後に面白いものを見せてやるよ」ズアッ
GF「なんじゃそれは!?虚の仮面じゃと!?」
GF(この霊圧に姿…まさかこれがアイスリンガーが研究しておった…)
一護(虚化)「じゃあな。塵も残さねえ、月牙…」
GF「ひいいいあああああ!!!」
一護(虚化)「天衝オオオオオ!!!!」ゴガガガガガガガガ!!!!
GF「ギィアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」シュウウウウ・・・
一護(虚化)「終わったよ…お袋…」ズアッ
ルキア「見つけたぞ一護!さっきの虚の霊圧は一体なんだというのだ!?それにその姿に霊圧…卍解…なのか?」
一護「後で説明する…。今は1人にしてくれ…」
コン「おい!一護!お前その言い草はなんだ!せっっっかくネエさんが心配してくれてるっていうのによ!」
ルキア「…わかった。私達は妹達の近くに戻っておく。雨が降る前に戻ってこい」シュン
一護「…ありがとな、ルキア」
一護「天鎖斬月」
GF「卍解じゃと!?そんな馬鹿な!!!ひっ…来るでない!」
GF(霊圧だけで体中が焼け焦げてしまいそうじゃ…こんなことが!?)
GF「た、助けてくれ!そうじゃ、わしが喰った小僧の母親を生き返らせてやろう!」
一護「…」ギロ
GF「ひぃっ!わ、わしの仲間に死神や虚の魂魄について研究しておる奴がいる!そいつに頼めば…」
一護「嘘…つくなよ。お袋がもう蘇らねえことなんか知ってる。昔似た事を言ってた虚がいたからな」
GF「ま、待て!」
一護「最後に面白いものを見せてやるよ」ズアッ
GF「なんじゃそれは!?虚の仮面じゃと!?」
GF(この霊圧に姿…まさかこれがアイスリンガーが研究しておった…)
一護(虚化)「じゃあな。塵も残さねえ、月牙…」
GF「ひいいいあああああ!!!」
一護(虚化)「天衝オオオオオ!!!!」ゴガガガガガガガガ!!!!
GF「ギィアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」シュウウウウ・・・
一護(虚化)「終わったよ…お袋…」ズアッ
ルキア「見つけたぞ一護!さっきの虚の霊圧は一体なんだというのだ!?それにその姿に霊圧…卍解…なのか?」
一護「後で説明する…。今は1人にしてくれ…」
コン「おい!一護!お前その言い草はなんだ!せっっっかくネエさんが心配してくれてるっていうのによ!」
ルキア「…わかった。私達は妹達の近くに戻っておく。雨が降る前に戻ってこい」シュン
一護「…ありがとな、ルキア」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 21:51:37.59 ID:sW2EvMw40
〜???〜
藍染「まさかここまでとは」
東仙「虚化を使いこなしているだと…馬鹿な…」
市丸「これは巨大虚どころかギリアンでも相手にもなりませんで。藍染隊長、どないします?」
藍染「あれを使い試してみよう。どの道崩玉が完成した後の十刃に不要な者だ。要」
東仙「はっ、虚圏より連れて参ります」
市丸「なるほど、相変わらず容赦ないなぁ」
藍染「まさかここまでとは」
東仙「虚化を使いこなしているだと…馬鹿な…」
市丸「これは巨大虚どころかギリアンでも相手にもなりませんで。藍染隊長、どないします?」
藍染「あれを使い試してみよう。どの道崩玉が完成した後の十刃に不要な者だ。要」
東仙「はっ、虚圏より連れて参ります」
市丸「なるほど、相変わらず容赦ないなぁ」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 23:20:21.15 ID:sW2EvMw40
数週間後
〜空座町〜
一護「おおおお!!」ズバッ
虚「ギャアアアアアアア」シュウウウウ
ルキア「はあ!」ズバッ
虚「ギイイイイ…」シュウウウウ
ルキア「これでこの辺りの虚は全て倒したぞ」
一護「くそっ、石田の野郎、結局こうなるのかよ!」
一護(藍染の動向を探るためにわざと石田の勝負に乗っちまったが…前よりも数が多いじゃねえか!)
………
……
…
一心「よっと!」ズバッ
ナムシャンデリア「キャアアアアアア…」シュウウウウ
一心「よし、こんなもんか」
一心(茶渡君と織姫ちゃんの周りの虚はこれで終わりだな。まさか一護に頼まれて虚退治することになるなんて思わなかった)
一心「それにしても一護の奴、あんなに高い霊圧を持ってるってのに周囲に垂れ流してる。霊圧の操作が下手過ぎるだろ」
一心「代行証があるとは言え虚がどんどん引き寄せられていっちまうぞ」
〜空座町〜
一護「おおおお!!」ズバッ
虚「ギャアアアアアアア」シュウウウウ
ルキア「はあ!」ズバッ
虚「ギイイイイ…」シュウウウウ
ルキア「これでこの辺りの虚は全て倒したぞ」
一護「くそっ、石田の野郎、結局こうなるのかよ!」
一護(藍染の動向を探るためにわざと石田の勝負に乗っちまったが…前よりも数が多いじゃねえか!)
………
……
…
一心「よっと!」ズバッ
ナムシャンデリア「キャアアアアアア…」シュウウウウ
一心「よし、こんなもんか」
一心(茶渡君と織姫ちゃんの周りの虚はこれで終わりだな。まさか一護に頼まれて虚退治することになるなんて思わなかった)
一心「それにしても一護の奴、あんなに高い霊圧を持ってるってのに周囲に垂れ流してる。霊圧の操作が下手過ぎるだろ」
一心「代行証があるとは言え虚がどんどん引き寄せられていっちまうぞ」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/15(月) 23:33:39.07 ID:sW2EvMw40
数時間後
〜空き地〜
一護「見つけたぜ石田!」
石田「黒崎か…まさか君の霊圧がそんなに大きいとはね。驚いたよ」
石田「だが霊圧が高いだけで僕に勝てるとは限らない」
一護「相変わらずだなお前はよ」
虚「「「「「「「オオオオオオオオオオオ」」」」」」」
石田「囲まれた!」
一護「仕方ねえ、石田!共同戦線といこうじゃねえか!後ろは頼むぜ!」
石田「っ!勝手に決めるな!」
メキメキパキパキ ゴオオオオオオオオオオオオオ
石田「空にヒビ…なんだあれは!」
一護(藍染の野郎、仕掛けてきやがったな!)
〜空き地〜
一護「見つけたぜ石田!」
石田「黒崎か…まさか君の霊圧がそんなに大きいとはね。驚いたよ」
石田「だが霊圧が高いだけで僕に勝てるとは限らない」
一護「相変わらずだなお前はよ」
虚「「「「「「「オオオオオオオオオオオ」」」」」」」
石田「囲まれた!」
一護「仕方ねえ、石田!共同戦線といこうじゃねえか!後ろは頼むぜ!」
石田「っ!勝手に決めるな!」
メキメキパキパキ ゴオオオオオオオオオオオオオ
石田「空にヒビ…なんだあれは!」
一護(藍染の野郎、仕掛けてきやがったな!)
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 00:44:45.56 ID:QXEHQzT90
フーラー「…」ノッソノッソ
一護「なんだ…あれは。メノスじゃねえのかよ」
一護「いや…あいつのあの目、あれはソウルソサエティで藍染が虚圏に逃げた時の…」
??「お久しぶりでス、黒崎サン」
一護「浦原さん…、あれは一体なんなんだ?」
浦原「私にもわかりませんがギリアンよりも強力な虚のはずです」
浦原「本来でしたらわざわざ黒崎サンが藍染に力を見せる必要はありません。私が出ましょう」
浦原「ではここはよろしくお願いしまス」シュン
一護「ちょっ、浦原さん!」
一護(…くそっ、藍染に見られてるのを忘れてグランドフィッシャー相手に卍解に虚化までしたんだよな…)
石田「おい!黒崎!さっきの人は誰だ!?あんな巨大な相手に1人で大丈夫なのか!?」
一護「あの人なら心配ねえよ。とにかくまわりの虚を倒すぞ石田!」
石田「!ああ、それが優先のようだ」バシュッ
虚「ギャイイイイアアアア!!」シュウウウウウ・・・
一護「よし、俺も行くぜ!…!?」ズズズズズズ・・・
一護「これは…黒腔だと!まさか上の奴は囮であくまでも狙いはこっちかよ!」
石田「おい黒崎!それは上の奴が出て来た時のと同じヒビだ!あのでかいのがもう一体出てくるぞ!」
一護「わかってる!下がってろ石田!」
一護「なんだ…あれは。メノスじゃねえのかよ」
一護「いや…あいつのあの目、あれはソウルソサエティで藍染が虚圏に逃げた時の…」
??「お久しぶりでス、黒崎サン」
一護「浦原さん…、あれは一体なんなんだ?」
浦原「私にもわかりませんがギリアンよりも強力な虚のはずです」
浦原「本来でしたらわざわざ黒崎サンが藍染に力を見せる必要はありません。私が出ましょう」
浦原「ではここはよろしくお願いしまス」シュン
一護「ちょっ、浦原さん!」
一護(…くそっ、藍染に見られてるのを忘れてグランドフィッシャー相手に卍解に虚化までしたんだよな…)
石田「おい!黒崎!さっきの人は誰だ!?あんな巨大な相手に1人で大丈夫なのか!?」
一護「あの人なら心配ねえよ。とにかくまわりの虚を倒すぞ石田!」
石田「!ああ、それが優先のようだ」バシュッ
虚「ギャイイイイアアアア!!」シュウウウウウ・・・
一護「よし、俺も行くぜ!…!?」ズズズズズズ・・・
一護「これは…黒腔だと!まさか上の奴は囮であくまでも狙いはこっちかよ!」
石田「おい黒崎!それは上の奴が出て来た時のと同じヒビだ!あのでかいのがもう一体出てくるぞ!」
一護「わかってる!下がってろ石田!」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 20:54:32.91 ID:QXEHQzT90
???「見つけたぞニーニョ」
石田(上に現われた虚とは違うのか!?)
一護「テメェは…ドンパニーニ!?」
ドルドーニ「ドルドーニだ!なんだその美味しそうな名前は!」
ドルドーニ「ていうか何故吾輩の名前…のようなのを知っている!?」
一護「…悪いな、教えられねえよ。ドンパニーニ」
ドルドーニ「名前を覚える気がないのかニーニョ!…なるほど、吾輩を甘く見ているようだな」
一護「まあそこまで甘く見てるわけじゃねえけどよ」ダラ〜
ドルドーニ「完全に舐めておるではないか!弱いかどうか試してみるがいいわ!」ドン!
一護「うおっ!?」ガキィン
ドルドーニ「なに?」
一護「甘くみてねえって言ったはずだぜ。月牙…」ズアッ
ドルドーニ(この霊圧はまずい!)
ドルドーニ「旋れ 暴風男爵!」
一護「天衝!!」ドゴォ
ドルドーニ「ふっ!ごおおあああああ!!!!」ドガガガガガガガ
ドルドーニ「はあ…はあ…ぐふっ!解放状態ですら止められない技を始解で出すだと…」
ドルドーニ(このままでは崩玉が手に入った後、吾輩は確実に十刃から落とされてしまう)
ドルドーニ「…この程度では諦められぬのだ!ニーニョ!!虚閃!!」シュバババババ ギュオオオオオオオ
一護「ぐっ!うおおおおお!!!」バギィン!
ドルドーニ「解放状態の吾輩の虚閃を真っ二つとは!こんなことが!?」
一護「月牙天衝!!!」ドゴオオオオオオオオオ!!!
ドルドーニ「ぬう!ぐおお…」ガガガガガガ! ドゴォォン!
一護「終わりだ、ドンパニーニ」
ドルドーニ「はっ…はっ…やるな…ニーニョ…」ドサッ
石田(上に現われた虚とは違うのか!?)
一護「テメェは…ドンパニーニ!?」
ドルドーニ「ドルドーニだ!なんだその美味しそうな名前は!」
ドルドーニ「ていうか何故吾輩の名前…のようなのを知っている!?」
一護「…悪いな、教えられねえよ。ドンパニーニ」
ドルドーニ「名前を覚える気がないのかニーニョ!…なるほど、吾輩を甘く見ているようだな」
一護「まあそこまで甘く見てるわけじゃねえけどよ」ダラ〜
ドルドーニ「完全に舐めておるではないか!弱いかどうか試してみるがいいわ!」ドン!
一護「うおっ!?」ガキィン
ドルドーニ「なに?」
一護「甘くみてねえって言ったはずだぜ。月牙…」ズアッ
ドルドーニ(この霊圧はまずい!)
ドルドーニ「旋れ 暴風男爵!」
一護「天衝!!」ドゴォ
ドルドーニ「ふっ!ごおおあああああ!!!!」ドガガガガガガガ
ドルドーニ「はあ…はあ…ぐふっ!解放状態ですら止められない技を始解で出すだと…」
ドルドーニ(このままでは崩玉が手に入った後、吾輩は確実に十刃から落とされてしまう)
ドルドーニ「…この程度では諦められぬのだ!ニーニョ!!虚閃!!」シュバババババ ギュオオオオオオオ
一護「ぐっ!うおおおおお!!!」バギィン!
ドルドーニ「解放状態の吾輩の虚閃を真っ二つとは!こんなことが!?」
一護「月牙天衝!!!」ドゴオオオオオオオオオ!!!
ドルドーニ「ぬう!ぐおお…」ガガガガガガ! ドゴォォン!
一護「終わりだ、ドンパニーニ」
ドルドーニ「はっ…はっ…やるな…ニーニョ…」ドサッ
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 20:56:04.23 ID:QXEHQzT90
一護(前に虚夜城で闘った時は始解じゃ手も足も出なかったはずだ。グリムジョーやウルキオラと戦った後の霊圧なら互角以上に闘えるってことなのか)
一護「おい、大丈夫か?」
ドルドーニ「…敵の心配とは…まるでショコラテの様に甘いなニーニョ」
ドルドーニ「どうやら…完敗の様だ…。強いなニー…ゴアッ!?」ドン! バシャァァァ!
一護「!?体が爆発しただと!?おい!ドンパニーニ!」
一護「…くそっ!血だまりしか残ってねえ」
一護(藍染の野郎、俺の力とギリアンじゃ見合わねえと判断して破面を送り込んできやがった)
一護(やっぱり俺の事を監視してやがるのかよ)
………
……
…
浦原「近くまで来ると厭な匂いっスねぇ」
フーラー「…」ゲボォォォ ドチャァ!
浦原「あれは…全てギリアンか。成る程、どうやら手を抜いて勝てる相手ではないってことでスか」
浦原「起きろ 紅姫」パキパキパキ
一護「おい、大丈夫か?」
ドルドーニ「…敵の心配とは…まるでショコラテの様に甘いなニーニョ」
ドルドーニ「どうやら…完敗の様だ…。強いなニー…ゴアッ!?」ドン! バシャァァァ!
一護「!?体が爆発しただと!?おい!ドンパニーニ!」
一護「…くそっ!血だまりしか残ってねえ」
一護(藍染の野郎、俺の力とギリアンじゃ見合わねえと判断して破面を送り込んできやがった)
一護(やっぱり俺の事を監視してやがるのかよ)
………
……
…
浦原「近くまで来ると厭な匂いっスねぇ」
フーラー「…」ゲボォォォ ドチャァ!
浦原「あれは…全てギリアンか。成る程、どうやら手を抜いて勝てる相手ではないってことでスか」
浦原「起きろ 紅姫」パキパキパキ
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 22:08:40.84 ID:QXEHQzT90
ギリアン「「「「「「…」」」」」」キュイイイイイイイイ・・・
浦原(虚閃の一斉掃射!?)
ギュオオオオオオオオオオオオオオ!
浦原「血霞の盾!」ゴガガガガガガガガガガガッガガガ!
浦原「一気に仕留めまスよ!切り裂き紅姫!」シュバババババ!
ギリアン「「「「「「「」」」」」」」ボトボトボトボト
浦原「啼け 紅姫!」キュオン!
フーラー「」ドバン! パラパラパラ
浦原「ふう、剃刀紅姫一発で終わり。割と見掛け倒しってとこでスね」
浦原「どうやら黒崎サンの方も終わったようだ」
浦原(しかし下から感じた霊圧…あれは虚と死神の霊圧だった。私の崩玉無しで作った破面ということでスか)
浦原(虚閃の一斉掃射!?)
ギュオオオオオオオオオオオオオオ!
浦原「血霞の盾!」ゴガガガガガガガガガガガッガガガ!
浦原「一気に仕留めまスよ!切り裂き紅姫!」シュバババババ!
ギリアン「「「「「「「」」」」」」」ボトボトボトボト
浦原「啼け 紅姫!」キュオン!
フーラー「」ドバン! パラパラパラ
浦原「ふう、剃刀紅姫一発で終わり。割と見掛け倒しってとこでスね」
浦原「どうやら黒崎サンの方も終わったようだ」
浦原(しかし下から感じた霊圧…あれは虚と死神の霊圧だった。私の崩玉無しで作った破面ということでスか)
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 22:10:19.00 ID:QXEHQzT90
〜???〜
市丸「ドルドーニが始解で負けてしまうとはなあ。一応十刃やったんやけど…」
藍染「成る程、普通の隊長格よりも霊圧・戦闘力共に相当高い様だ」
東仙「これでは朽木ルキアの捕縛は困難を極めます。如何致しましょう」
藍染「難しく考える必要はないよ要」
藍染「崩玉の奪取に何ら問題無い」
市丸「ドルドーニが始解で負けてしまうとはなあ。一応十刃やったんやけど…」
藍染「成る程、普通の隊長格よりも霊圧・戦闘力共に相当高い様だ」
東仙「これでは朽木ルキアの捕縛は困難を極めます。如何致しましょう」
藍染「難しく考える必要はないよ要」
藍染「崩玉の奪取に何ら問題無い」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 22:18:08.59 ID:QXEHQzT90
〜数日後 空座町〜
一護「ふう、虚は倒したし家に戻るか。コンの野郎の近くで体をほったらかしにしてると何するかわからねえしな」
???「黒崎!」
一護「げっ、石田…」
石田「なんだその嫌そうな顔は?」
一護「そりゃあいきなり勝負吹っかけてきた相手だからな」
石田「それについては僕が悪かった。まさかあそこまで強力な虚が出現するとは想像していなった」
一護(そういや藍染が言ってたな…、過去の『あの時』のギリアンは私が仕向けたって)
一護(藍染の野郎、ドルドーニを送ってきたのはこっちの戦力を測りにきてるのか、それとも俺の成長ってのが目的なのか?)
一護(成長させるのが目的ならもっと強力な破面が来るはず。ってなると戦力の測定が目的か)
一護(いや、藍染はまだルキアの中の崩玉を手に入れてねえ。ってことはグリムジョーやウルキオラみたいな破面は作れないはずだ)
一護「ま、倒したんだから別にいいじゃねえか、くよくよすんな気持ち悪い」
石田「喧嘩を売っているのか」ピキピキ
一護「売ってねーよ「おい、黒崎!」
一護「うおっ!?何だよ急に!」
石田「気付かないのか!?隣町の霊圧に!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
一護「!!これは…この霊圧は…」
石田「こんな霊圧、間違いなく化け物のレベルだ!この前君が相手にした奴なんて比にならない!」
一護「石田!お前は浦原商店ってとこに行って浦原さんにこの事を伝えてきてくれ!
石田「浦原…あの時来てくれた人か」
一護「ああ、そうだ。あと俺は隣町へ行く」
石田「馬鹿か君は!あんな霊圧のところに単身で突っ込むなんて死にたいのか!」
一護「いいから石田は浦原さんに伝えてくれ!場所はあの辺りの駄菓子屋だ!じゃあな!」シュン!
石田「おい待て!?あの辺りって雑すぎるだろ!!」
石田「くそっ……死ぬなよ黒崎……」ダッ
一護「ふう、虚は倒したし家に戻るか。コンの野郎の近くで体をほったらかしにしてると何するかわからねえしな」
???「黒崎!」
一護「げっ、石田…」
石田「なんだその嫌そうな顔は?」
一護「そりゃあいきなり勝負吹っかけてきた相手だからな」
石田「それについては僕が悪かった。まさかあそこまで強力な虚が出現するとは想像していなった」
一護(そういや藍染が言ってたな…、過去の『あの時』のギリアンは私が仕向けたって)
一護(藍染の野郎、ドルドーニを送ってきたのはこっちの戦力を測りにきてるのか、それとも俺の成長ってのが目的なのか?)
一護(成長させるのが目的ならもっと強力な破面が来るはず。ってなると戦力の測定が目的か)
一護(いや、藍染はまだルキアの中の崩玉を手に入れてねえ。ってことはグリムジョーやウルキオラみたいな破面は作れないはずだ)
一護「ま、倒したんだから別にいいじゃねえか、くよくよすんな気持ち悪い」
石田「喧嘩を売っているのか」ピキピキ
一護「売ってねーよ「おい、黒崎!」
一護「うおっ!?何だよ急に!」
石田「気付かないのか!?隣町の霊圧に!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
一護「!!これは…この霊圧は…」
石田「こんな霊圧、間違いなく化け物のレベルだ!この前君が相手にした奴なんて比にならない!」
一護「石田!お前は浦原商店ってとこに行って浦原さんにこの事を伝えてきてくれ!
石田「浦原…あの時来てくれた人か」
一護「ああ、そうだ。あと俺は隣町へ行く」
石田「馬鹿か君は!あんな霊圧のところに単身で突っ込むなんて死にたいのか!」
一護「いいから石田は浦原さんに伝えてくれ!場所はあの辺りの駄菓子屋だ!じゃあな!」シュン!
石田「おい待て!?あの辺りって雑すぎるだろ!!」
石田「くそっ……死ぬなよ黒崎……」ダッ
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 22:20:14.24 ID:QXEHQzT90
~空座町隣町~
一護「なんだよ…なんなんだよこれは!死神とここの住人達の死体だらけじゃねえか!」
???「一護!」
一護「ルキア!どうなってんだよこれ!?」
ルキア「静かにしろたわけ!敵に見つかりたいのか!?」
一護「…悪い、そうだルキア、ソウルソサエティに連絡は?」
ルキア「駄目だ、まだ通信ができない。この霊圧相手に応援で駆けつけていた死神達もこの状態だ。私達で敵を倒すしかないだろう」
一護「そうか…、ルキア、お前はここにいろ、俺一人で行く」
ルキア「なっ、たわけ!敵の力は隊長格…いやそれ以上だぞ!」
一護「っておい、静かにしろって言ったのは誰だよ。ルキアは生きてる死神を探して治療してくれ」
ルキア「…わかった。どの道私の力ではこの霊圧のレベル相手に歯が立つまい。任せたぞ一護!」
一護「ああ、頼んだぜルキア!」シュン!
ルキア(瞬歩!?なんて速さだ、もしかすれば兄様よりも…)
一護「なんだよ…なんなんだよこれは!死神とここの住人達の死体だらけじゃねえか!」
???「一護!」
一護「ルキア!どうなってんだよこれ!?」
ルキア「静かにしろたわけ!敵に見つかりたいのか!?」
一護「…悪い、そうだルキア、ソウルソサエティに連絡は?」
ルキア「駄目だ、まだ通信ができない。この霊圧相手に応援で駆けつけていた死神達もこの状態だ。私達で敵を倒すしかないだろう」
一護「そうか…、ルキア、お前はここにいろ、俺一人で行く」
ルキア「なっ、たわけ!敵の力は隊長格…いやそれ以上だぞ!」
一護「っておい、静かにしろって言ったのは誰だよ。ルキアは生きてる死神を探して治療してくれ」
ルキア「…わかった。どの道私の力ではこの霊圧のレベル相手に歯が立つまい。任せたぞ一護!」
一護「ああ、頼んだぜルキア!」シュン!
ルキア(瞬歩!?なんて速さだ、もしかすれば兄様よりも…)
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 22:21:19.25 ID:QXEHQzT90
~浦原商店~
浦原「確かに1つの大きな霊圧、それと複数の死神の霊圧が感知されてるっス」
浦原「複数の死神サンの方は恐らく巨大な霊圧の調査に来たのでしょう」
石田「早く黒崎を助けにいかないと」
一心「ああ、さすが院長の息子だ、助かった。あいつに貸しができちまったな」
石田(あいつ…?)
浦原「では急ぎましょう!」
???「やあ、僕も混ぜてよ」ブン!
浦原「なっ!?」ザシュッ!
浦原「確かに1つの大きな霊圧、それと複数の死神の霊圧が感知されてるっス」
浦原「複数の死神サンの方は恐らく巨大な霊圧の調査に来たのでしょう」
石田「早く黒崎を助けにいかないと」
一心「ああ、さすが院長の息子だ、助かった。あいつに貸しができちまったな」
石田(あいつ…?)
浦原「では急ぎましょう!」
???「やあ、僕も混ぜてよ」ブン!
浦原「なっ!?」ザシュッ!
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 22:22:57.01 ID:QXEHQzT90
~隣町中心部~
一護「卍解! 天鎖斬月」ゴオオオオオオ
一護「よし、霊圧の発生源はこのあたりだな…」キョロキョロ
一護「なっ!あいつは…」
藍染「来たか、黒崎一護」
一護「藍染…だと…」
一護「卍解! 天鎖斬月」ゴオオオオオオ
一護「よし、霊圧の発生源はこのあたりだな…」キョロキョロ
一護「なっ!あいつは…」
藍染「来たか、黒崎一護」
一護「藍染…だと…」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/16(火) 22:24:46.01 ID:QXEHQzT90
~隣町周辺~
ルキア「ふう、これで喋れるほどには回復したはずだ」
ルキア「おい、これをやったのは誰かわかるか?」
隊士「な…ああ、助けてくれ…」
ルキア「心配するな、大きな傷は塞いだ。もともと敵は殺すつもりはなかったようだ。ほとんどの隊士は命に別状はない」
ルキア「大丈夫か?話せないなら無理はするな」
隊士「な、なんで…?」
ルキア「どうしたというのだ?」
隊士「う、うああああああああああああ!!!!!!!!!!」
ルキア「なっ!?くっ!?刀を振り回すなたわけ!私は敵ではない!」
隊士「ふ、ざけるなああ!お前が…お前が俺の仲間を殺したんだろうがあああああ!!!!!!」
ルキア「なっ、そんな馬鹿な!?ちっ!」ドガッ!
隊士「ぐっ…」ドサ
ルキア「どいうことだ、私はそのようなこと…」
???「あーあ、君がそないなことしてもうたなんて、僕悲しいて仕方ないわ」
ルキア「お前は…」
???「それにしてもこの外套、相変わらず便利やわ。作ってくれた人に感謝せんとなあ」
ルキア「市丸…ギン…」
ギン「違うでルキアちゃん、市丸『隊長』や。兄様に叱られるで」
ルキア「ふう、これで喋れるほどには回復したはずだ」
ルキア「おい、これをやったのは誰かわかるか?」
隊士「な…ああ、助けてくれ…」
ルキア「心配するな、大きな傷は塞いだ。もともと敵は殺すつもりはなかったようだ。ほとんどの隊士は命に別状はない」
ルキア「大丈夫か?話せないなら無理はするな」
隊士「な、なんで…?」
ルキア「どうしたというのだ?」
隊士「う、うああああああああああああ!!!!!!!!!!」
ルキア「なっ!?くっ!?刀を振り回すなたわけ!私は敵ではない!」
隊士「ふ、ざけるなああ!お前が…お前が俺の仲間を殺したんだろうがあああああ!!!!!!」
ルキア「なっ、そんな馬鹿な!?ちっ!」ドガッ!
隊士「ぐっ…」ドサ
ルキア「どいうことだ、私はそのようなこと…」
???「あーあ、君がそないなことしてもうたなんて、僕悲しいて仕方ないわ」
ルキア「お前は…」
???「それにしてもこの外套、相変わらず便利やわ。作ってくれた人に感謝せんとなあ」
ルキア「市丸…ギン…」
ギン「違うでルキアちゃん、市丸『隊長』や。兄様に叱られるで」
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 01:02:50.08 ID:ghH+shNA0
~隣町中心部~
一護「なんでてめえがここにいる!?藍染!?」
藍染「なるほど、私を知っているのか。浦原喜助から聞いたのか?」
一護「そんなことはどうでもいい!なんでてめえがっ!?」キン!
藍染「よく私の刀を受け止めた、まさか数週間前まで普通の人間だった君がここまで実力をつけるとは思わなかったよ」
一護(こいつはまだ本気を出してねえ。油断している隙に倒す!)
一護「まだだ!」サッ
一護「オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ズアッ
藍染「虚化か」
一護(虚化)(卯ノ花さんが言っていた。藍染の能力は刀を見たら終わる。こいつの能力が発動する前に一撃で決める!)
一護(虚化)「終わりだ藍染!月牙…」ゴオオオオオオ!!!
藍染(虚化)「ああ、終わりだ黒崎一護」シュン!
一護(虚化)「なっ!消えた!?いや…上か!」
藍染「ここまでだ黒崎一護」
一護(虚化)(あれは穿界門、逃げる気か!)
藍染「さらばだ黒崎一護、君は実に面白かった」
一護(虚化)「くそっ!」ズァッ
一護「なんでてめえがここにいる!?藍染!?」
藍染「なるほど、私を知っているのか。浦原喜助から聞いたのか?」
一護「そんなことはどうでもいい!なんでてめえがっ!?」キン!
藍染「よく私の刀を受け止めた、まさか数週間前まで普通の人間だった君がここまで実力をつけるとは思わなかったよ」
一護(こいつはまだ本気を出してねえ。油断している隙に倒す!)
一護「まだだ!」サッ
一護「オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ズアッ
藍染「虚化か」
一護(虚化)(卯ノ花さんが言っていた。藍染の能力は刀を見たら終わる。こいつの能力が発動する前に一撃で決める!)
一護(虚化)「終わりだ藍染!月牙…」ゴオオオオオオ!!!
藍染(虚化)「ああ、終わりだ黒崎一護」シュン!
一護(虚化)「なっ!消えた!?いや…上か!」
藍染「ここまでだ黒崎一護」
一護(虚化)(あれは穿界門、逃げる気か!)
藍染「さらばだ黒崎一護、君は実に面白かった」
一護(虚化)「くそっ!」ズァッ
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 01:06:08.67 ID:ghH+shNA0
一心「一護!無事か!?」
一護「親父!それに浦原さんに石田まで」
浦原「ご無事で何よりです黒崎サン」
石田「どうやら目立った怪我もなさそうだ。まったく、今度からはもう少し考えてから行動してくれないか」
一心「それにしても結局敵は誰だったんだ。いったい何が目的でこんな…」
一護「藍染…惣右助…、あいつがやったんだ」
浦原「…まさか直接動き始めるとはおもわなかったっスね」
一心「それほどあっちも焦っているか」
浦原「もしくは急に方針を変えらざるをえない事が起こったか」
浦原(急に方針を変えたと、考えるなら黒崎サンが原因と考えるのが妥当っスね)
一護(藍染はルキアを処刑して崩玉を奪取するつもりだ。それがどうしてこんな手を…)
一護「そういえばルキアもここに来てるはずなんだ」
浦原「朽木サンが…」
一心「おい…まさか…」
浦原「やられました。恐らく敵の狙いは最初から朽木サンだったようでスね」
一護「親父!それに浦原さんに石田まで」
浦原「ご無事で何よりです黒崎サン」
石田「どうやら目立った怪我もなさそうだ。まったく、今度からはもう少し考えてから行動してくれないか」
一心「それにしても結局敵は誰だったんだ。いったい何が目的でこんな…」
一護「藍染…惣右助…、あいつがやったんだ」
浦原「…まさか直接動き始めるとはおもわなかったっスね」
一心「それほどあっちも焦っているか」
浦原「もしくは急に方針を変えらざるをえない事が起こったか」
浦原(急に方針を変えたと、考えるなら黒崎サンが原因と考えるのが妥当っスね)
一護(藍染はルキアを処刑して崩玉を奪取するつもりだ。それがどうしてこんな手を…)
一護「そういえばルキアもここに来てるはずなんだ」
浦原「朽木サンが…」
一心「おい…まさか…」
浦原「やられました。恐らく敵の狙いは最初から朽木サンだったようでスね」
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 01:06:39.53 ID:ghH+shNA0
~瀞霊廷 とある研究室~
ギン「えらい遅かったやないですか、藍染隊長。てっきりやられてしもたんかと思いましたよ」
藍染「黒崎一護の霊圧を確かめていた。今迄の測定通り人間だった頃とはもはや別人だ」
ギン「まさか隊長自ら出向くとはなあ。東仙隊長にでも任せてまえばええのに」
藍染「私自身も彼に興味があったからね。それに万が一の事を考えた結果だよ。要だと負けていたかもしれない」
藍染「それよりもギン、朽木ルキアは捕縛したのかい」
ギン「ええ、さっき隠密機動に引き渡したとこですわ」
藍染「どうやら上手くいったようだ」
ギン「隊長の鏡花水月の能力で自分自身を朽木ルキアと誤認させて人間を殺して回る」
ギン「それを察知した死神達を殺しまわり…」
ギン「そんでもって朽木ルキアに罪をなすりつけて処刑台送り…」
ギン「相変わらずえげつないなあ藍染隊長は」
ギン「えらい遅かったやないですか、藍染隊長。てっきりやられてしもたんかと思いましたよ」
藍染「黒崎一護の霊圧を確かめていた。今迄の測定通り人間だった頃とはもはや別人だ」
ギン「まさか隊長自ら出向くとはなあ。東仙隊長にでも任せてまえばええのに」
藍染「私自身も彼に興味があったからね。それに万が一の事を考えた結果だよ。要だと負けていたかもしれない」
藍染「それよりもギン、朽木ルキアは捕縛したのかい」
ギン「ええ、さっき隠密機動に引き渡したとこですわ」
藍染「どうやら上手くいったようだ」
ギン「隊長の鏡花水月の能力で自分自身を朽木ルキアと誤認させて人間を殺して回る」
ギン「それを察知した死神達を殺しまわり…」
ギン「そんでもって朽木ルキアに罪をなすりつけて処刑台送り…」
ギン「相変わらずえげつないなあ藍染隊長は」
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 01:09:44.40 ID:ghH+shNA0
~浦原商店~
一護「ちくしょう!敵の狙いはルキアだってことがわかっていながら!」ドン!
一護「…また…護れなかった…」
一護(チャドや井上の未来を変えることはできたってのに!…どうなってやがる…、そもそも未来を本当に変えることはできるのか?)
一護(このままチャドと井上の能力も生まれて、井上が藍染に…)
石田「おい、黒崎。またってどういうことだ」
一護「……」
浦原「その話はまた今度ということで。とにかく後悔するのはあとっス、これからどうしますか」
一護(俺は俺の経験した過去を…未来を変える。ならやることはひとつじゃねえか!)
一護「俺は…ルキアを助ける。浦原さん、穿界門の準備を頼めるか?」
浦原「ええ、すでに鉄斎サンが準備中っス」
一護「ありがとな浦原さん」
浦原「ただ穿界門の完成には1週間かかるっス。ソウルソサエティが囚人を処刑するまで通常30日」
浦原「まだまだ時間に余裕はある…と言いたいところですが、黒崎サンの話ですと正直なところはどうなるかわかりません」
浦原「とにかく門の完成までの間、黒崎サンは一心サンに鍛えてもらってください。場所は一昼夜で完成させます」
一護「親父と鍛えるか…。確かに死神との戦闘は久し振りだからな、慣らしておくべきってことこか」
一護「ちくしょう!敵の狙いはルキアだってことがわかっていながら!」ドン!
一護「…また…護れなかった…」
一護(チャドや井上の未来を変えることはできたってのに!…どうなってやがる…、そもそも未来を本当に変えることはできるのか?)
一護(このままチャドと井上の能力も生まれて、井上が藍染に…)
石田「おい、黒崎。またってどういうことだ」
一護「……」
浦原「その話はまた今度ということで。とにかく後悔するのはあとっス、これからどうしますか」
一護(俺は俺の経験した過去を…未来を変える。ならやることはひとつじゃねえか!)
一護「俺は…ルキアを助ける。浦原さん、穿界門の準備を頼めるか?」
浦原「ええ、すでに鉄斎サンが準備中っス」
一護「ありがとな浦原さん」
浦原「ただ穿界門の完成には1週間かかるっス。ソウルソサエティが囚人を処刑するまで通常30日」
浦原「まだまだ時間に余裕はある…と言いたいところですが、黒崎サンの話ですと正直なところはどうなるかわかりません」
浦原「とにかく門の完成までの間、黒崎サンは一心サンに鍛えてもらってください。場所は一昼夜で完成させます」
一護「親父と鍛えるか…。確かに死神との戦闘は久し振りだからな、慣らしておくべきってことこか」
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 01:11:38.59 ID:ghH+shNA0
浦原「あ、その前に一旦家に戻って修行する支度でもしてきて下サイ」
浦原「石田サンはどうします?」
石田「僕は…」
石田(あの霊圧の相手に僕は何ができる…。対抗するとすれば…)
一護「無理すんなよ石田。何も強制ってわけじゃねえ。別に俺一人でも」
石田「悪いが黒崎、僕も一緒に行く。その前に黒崎の父親と話をさせてほしい」
一護「親父と…?」
石田「ああ、君の父さんは恐らく竜弦と知り合いのようだからね」
石田(それに僕には師から貰ったあれがある)
浦原「…なるほど、なんでしたら私が病院への抜け穴でも作りましょうか」
石田「そうしてくれると手間が省ける」
浦原「ちなみに尸魂界に行くのは黒崎サンと石田サンだけじゃないッス」
浦原「鉄斎サンと一緒に作業している一心サンと夜一サン」
浦原「あとお二人もよく知っている一人の五人が尸魂界にいきまス」
一護「…おい、ちょっと待ってくれ。その一人ってのは誰の事だ?」
浦原「おや、黒崎サンも何度も助けてもらったらしいじゃないでスか」
一護「俺が…」
一護(…なんだ、この嫌な予感)
浦原「石田サンはどうします?」
石田「僕は…」
石田(あの霊圧の相手に僕は何ができる…。対抗するとすれば…)
一護「無理すんなよ石田。何も強制ってわけじゃねえ。別に俺一人でも」
石田「悪いが黒崎、僕も一緒に行く。その前に黒崎の父親と話をさせてほしい」
一護「親父と…?」
石田「ああ、君の父さんは恐らく竜弦と知り合いのようだからね」
石田(それに僕には師から貰ったあれがある)
浦原「…なるほど、なんでしたら私が病院への抜け穴でも作りましょうか」
石田「そうしてくれると手間が省ける」
浦原「ちなみに尸魂界に行くのは黒崎サンと石田サンだけじゃないッス」
浦原「鉄斎サンと一緒に作業している一心サンと夜一サン」
浦原「あとお二人もよく知っている一人の五人が尸魂界にいきまス」
一護「…おい、ちょっと待ってくれ。その一人ってのは誰の事だ?」
浦原「おや、黒崎サンも何度も助けてもらったらしいじゃないでスか」
一護「俺が…」
一護(…なんだ、この嫌な予感)
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 01:12:28.19 ID:ghH+shNA0
浦原「彼はそのための準備で市外に出てるッス」
一護「だからその人ってのは一体…」
石田「そういえば黒崎は人の名前を覚えるのは苦手だったな」
一護「ほっとけ、今はそんな話してる場合じゃねえよ」
石田「はあ、仕方ない。その人っていうのは…」
石田「『月島さん』に決まっているだろ」
一護「は?おいちょっと待て。誰だよそいつ」
石田「君こそ何を言ってるんだ。あれだけ助けてもらっておいて」
一護「いや、だから知らねえって」
浦原「……」
一護「…あーもうわかったよ!とにかくそいつも来るってことだな」
石田「絶対わかってないだろ…」
一護「だからその人ってのは一体…」
石田「そういえば黒崎は人の名前を覚えるのは苦手だったな」
一護「ほっとけ、今はそんな話してる場合じゃねえよ」
石田「はあ、仕方ない。その人っていうのは…」
石田「『月島さん』に決まっているだろ」
一護「は?おいちょっと待て。誰だよそいつ」
石田「君こそ何を言ってるんだ。あれだけ助けてもらっておいて」
一護「いや、だから知らねえって」
浦原「……」
一護「…あーもうわかったよ!とにかくそいつも来るってことだな」
石田「絶対わかってないだろ…」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 01:14:58.33 ID:ghH+shNA0
~???~
月島「本当に尸魂界へ行くのかい銀城?」
銀城「ああ、こんなチャンスは二度とねえ。ようやく死神どもに復讐できる」
銀城「それに元二番隊・十番隊隊長の二人に虚の霊圧を持つ化物じみた死神が行くんだぜ」
銀城「リルカやジャッキー達を鍛えてもあのレベルには到底達しねえだろうよ」
銀城「そんな奴らが一斉に尸魂界を攻めるときた。これに乗らない手はねえ」
月島「まあ僕が斬ったのは浦原喜助と黒崎一心と石田雨竜だけだけど」
銀城「まあいいさ。むしろ十分なぐらいだ。夜一に関しちゃどうせお前じゃスピードについていけずに斬れねえよ」
月島「そうかい、銀城がそれでいいならいいさ」
月島「あとはあの死神の少年を斬るだけだね」
銀城「ああ、あいつは挿んでおかねえとやっかいだ。黒崎一心と浦原に挿んだ過去とも矛盾する」
月島「彼らに挿んだ『過去』は彼が死神になった後からだからね。そういう意味では夜一は何とか誤魔化せそうだよ」
月島「それにしても銀城」
銀城「ああ?」
月島「どうしてこうなることがわかったんだい。彼らが尸魂界に攻める事や、挿む過去の場所をさ」
銀城「…それなんだがな、数日くらい前か。俺の携帯に連絡があったんだよ」
銀城「死神からな」
月島「へえ、伝令神機でこちらの携帯にアクセスなんてできるんだね」
銀城「それに関しちゃ俺も驚いたぜ。普通の電話から俺へ連絡を取るには相当手間がかかるはずなんだかがな」
銀城「にしてもだ。尸魂界は一枚岩じゃないらしいぜ月島」
月島「本当に尸魂界へ行くのかい銀城?」
銀城「ああ、こんなチャンスは二度とねえ。ようやく死神どもに復讐できる」
銀城「それに元二番隊・十番隊隊長の二人に虚の霊圧を持つ化物じみた死神が行くんだぜ」
銀城「リルカやジャッキー達を鍛えてもあのレベルには到底達しねえだろうよ」
銀城「そんな奴らが一斉に尸魂界を攻めるときた。これに乗らない手はねえ」
月島「まあ僕が斬ったのは浦原喜助と黒崎一心と石田雨竜だけだけど」
銀城「まあいいさ。むしろ十分なぐらいだ。夜一に関しちゃどうせお前じゃスピードについていけずに斬れねえよ」
月島「そうかい、銀城がそれでいいならいいさ」
月島「あとはあの死神の少年を斬るだけだね」
銀城「ああ、あいつは挿んでおかねえとやっかいだ。黒崎一心と浦原に挿んだ過去とも矛盾する」
月島「彼らに挿んだ『過去』は彼が死神になった後からだからね。そういう意味では夜一は何とか誤魔化せそうだよ」
月島「それにしても銀城」
銀城「ああ?」
月島「どうしてこうなることがわかったんだい。彼らが尸魂界に攻める事や、挿む過去の場所をさ」
銀城「…それなんだがな、数日くらい前か。俺の携帯に連絡があったんだよ」
銀城「死神からな」
月島「へえ、伝令神機でこちらの携帯にアクセスなんてできるんだね」
銀城「それに関しちゃ俺も驚いたぜ。普通の電話から俺へ連絡を取るには相当手間がかかるはずなんだかがな」
銀城「にしてもだ。尸魂界は一枚岩じゃないらしいぜ月島」
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 01:28:51.71 ID:ghH+shNA0
翌日
~空座町~
一護(親父との修行の前に一旦準備しに家に帰れって言われてもなあ)
一護(準備っつっても遊子と夏梨にしばらく親父の仕事関連で帰らねえってこと伝えるくらいしかねーな)
一護(親父は地下で門を作ってるし、石田と浦原さんも出掛けたしあっちでやる事は特に無さそうだからちょうどいいか)
一護(にしても一昼夜で地下の勉強部屋を作るなんて変わってねえな浦原さん)
一護(とりあえず寝泊まりの準備して戻るか。あとコンの野郎はぶっとばす)
一護(浦原さんが家から持ってきてくれた俺の体が落書きだらけだったじゃねえか!あの野郎)
一護(…なんだあいつ、俺の家の前で何やってやがる)
一護「おい、悪いなあんた、今日は休診日だぜ」
???「ああ、どうやらそうみたいだね。君はこの家の…」
一護「ああ、そこの診療所の医者の息子だ」
???「父親は今はいないのかい?」
一護「だから休診なんだよ」
???「…なるほど、それはよかったよ」ゴオオオオオオオオ
一護「てめえ!?その霊圧!!」
月島「ブックオブジエンド…」
一護「なんだよそれ、斬魄刀かよ!?」
月島「さあね、斬られればわかるんじゃないかな?」バッ
一護(来るのかよ!くそっ、代行証を使わねえと!)バシュッ
一護「おおおおおお!!!」ギィィン!!
月島「くっ!?…へえ、すごい霊圧だね。勝てる気がしないよ」ギィン!
一護「だったら向かって来るんじゃねぇよ…!?」
一護(この霊圧…虚の!?)
一護「こいつの後ろから…虚閃だと!?」ガガガガガガガガガガ!!!
一護(くそっ!最初から2人組だったってわけか!)
一護(始解じゃ防ぎきれねぇ。卍解する隙もないなら虚化で…!?)ギィン!
一護「虚閃の中から攻撃してくるだと!?あいつ玉砕覚悟のつもりか!?」
一護「とにかく一人は自滅した。今だ、卍…」
月島「甘かったね…」
一護「か!?…なん…だと?」ズドッ!
月島「さすがにこっちまでは対応できなかったみたいだ」
一護(後ろに3人目!?しまった、斬られ…)
銀城「おらよ!!」バキッ
一護「ごっ!?」ドサッ
月島「今度は味方としてよろしく頼むよ」
銀城「上手くいったな月島。俺の姿も見られてねぇようだし。これで用意は万全だ」
月島「浦原から作っておいてもらって正解だったよ。この僕のケータイ用義骸」
銀城「扱いが難しいって聞いてたけどな」
月島「ああ、そうだったね。僕のブックオブジエンドで『長期間扱いを練習してきた過去』を挿みこまないと使いこなせなかったよ」
月島「それにしても自分の人形が君の虚閃で吹っ飛ばされるのを見るのは複雑な気分だよ」
銀城「虚閃の瞬間上手く入れ替わってなければお前自身がそうなってたんだ。とにかく無駄話は後だ、さっさとずらかるぞ」シュン!
月島「まったく、聞いてきたのは銀城の方からじゃないか」シュン!
~空座町~
一護(親父との修行の前に一旦準備しに家に帰れって言われてもなあ)
一護(準備っつっても遊子と夏梨にしばらく親父の仕事関連で帰らねえってこと伝えるくらいしかねーな)
一護(親父は地下で門を作ってるし、石田と浦原さんも出掛けたしあっちでやる事は特に無さそうだからちょうどいいか)
一護(にしても一昼夜で地下の勉強部屋を作るなんて変わってねえな浦原さん)
一護(とりあえず寝泊まりの準備して戻るか。あとコンの野郎はぶっとばす)
一護(浦原さんが家から持ってきてくれた俺の体が落書きだらけだったじゃねえか!あの野郎)
一護(…なんだあいつ、俺の家の前で何やってやがる)
一護「おい、悪いなあんた、今日は休診日だぜ」
???「ああ、どうやらそうみたいだね。君はこの家の…」
一護「ああ、そこの診療所の医者の息子だ」
???「父親は今はいないのかい?」
一護「だから休診なんだよ」
???「…なるほど、それはよかったよ」ゴオオオオオオオオ
一護「てめえ!?その霊圧!!」
月島「ブックオブジエンド…」
一護「なんだよそれ、斬魄刀かよ!?」
月島「さあね、斬られればわかるんじゃないかな?」バッ
一護(来るのかよ!くそっ、代行証を使わねえと!)バシュッ
一護「おおおおおお!!!」ギィィン!!
月島「くっ!?…へえ、すごい霊圧だね。勝てる気がしないよ」ギィン!
一護「だったら向かって来るんじゃねぇよ…!?」
一護(この霊圧…虚の!?)
一護「こいつの後ろから…虚閃だと!?」ガガガガガガガガガガ!!!
一護(くそっ!最初から2人組だったってわけか!)
一護(始解じゃ防ぎきれねぇ。卍解する隙もないなら虚化で…!?)ギィン!
一護「虚閃の中から攻撃してくるだと!?あいつ玉砕覚悟のつもりか!?」
一護「とにかく一人は自滅した。今だ、卍…」
月島「甘かったね…」
一護「か!?…なん…だと?」ズドッ!
月島「さすがにこっちまでは対応できなかったみたいだ」
一護(後ろに3人目!?しまった、斬られ…)
銀城「おらよ!!」バキッ
一護「ごっ!?」ドサッ
月島「今度は味方としてよろしく頼むよ」
銀城「上手くいったな月島。俺の姿も見られてねぇようだし。これで用意は万全だ」
月島「浦原から作っておいてもらって正解だったよ。この僕のケータイ用義骸」
銀城「扱いが難しいって聞いてたけどな」
月島「ああ、そうだったね。僕のブックオブジエンドで『長期間扱いを練習してきた過去』を挿みこまないと使いこなせなかったよ」
月島「それにしても自分の人形が君の虚閃で吹っ飛ばされるのを見るのは複雑な気分だよ」
銀城「虚閃の瞬間上手く入れ替わってなければお前自身がそうなってたんだ。とにかく無駄話は後だ、さっさとずらかるぞ」シュン!
月島「まったく、聞いてきたのは銀城の方からじゃないか」シュン!
97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 22:54:42.85 ID:ghH+shNA0
~数日後 浦原商店勉強部屋~
浦原「皆サン、準備できたようっスね」
一心「おい一護、ちゃんと遊子と夏梨に家任せておいただろうな」
一護「ちゃんと言ってきたっての。つーかそもそもほとんど家の事遊子に任せっきりじゃねえか」
一護「生活費も渡しておいたから問題ねえよ」
一心「…そうだな」
石田「お前は妹に家事を丸ごと任せてるのか、少しは手伝ってやれ」
一護「うるせえよ、口出しすんな」
夜一「みな揃ったようじゃの」
石田「猫が喋った!?な…ななななな何なんだ一体!?」
浦原「そういうもんスよ。早く慣れてください。一緒に尸魂界に行く仲間なんスから」
浦原「皆サン、準備できたようっスね」
一心「おい一護、ちゃんと遊子と夏梨に家任せておいただろうな」
一護「ちゃんと言ってきたっての。つーかそもそもほとんど家の事遊子に任せっきりじゃねえか」
一護「生活費も渡しておいたから問題ねえよ」
一心「…そうだな」
石田「お前は妹に家事を丸ごと任せてるのか、少しは手伝ってやれ」
一護「うるせえよ、口出しすんな」
夜一「みな揃ったようじゃの」
石田「猫が喋った!?な…ななななな何なんだ一体!?」
浦原「そういうもんスよ。早く慣れてください。一緒に尸魂界に行く仲間なんスから」
98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 22:55:45.32 ID:ghH+shNA0
夜一「適応力の無い奴じゃのお」ニャーン
石田「あ、ああそうだな。よよよろしく夜一…さん?」
一護(まあかるくトラウマになってもおかしくはねえかもな。にしても石田の野郎情けねえ」
石田「途中から口に出てるぞ黒崎。だいたいお前はこの猫の事を知っていたのか?」
一護「ああ、まあな…」
浦原「それについては私が説明しましょう。黒崎サンの未来の話も含めてね」
~説明中~
石田「…未来から来た…か…」
浦原「信じられないと思いますけど、冗談ではないでス。黒崎さんから聞いた話はどれも嘘とは思えないものばかりでス」
石田「なるほど。そういうことだったのか」
一護「なんだったらお前の未来でも教えてやるぜ」
石田「…いや、遠慮しておくよ。あまり知りたくもないしね」
石田「でも過去の通り茶渡君や井上さんに力を与えなかったのはなぜだ?」
一護「チャドはともかく井上の能力が藍染にまた狙われるのは危険だと思ったからな」
一護(チャドにはむしろ悪いことしちまったかもな…)
夜一「話はすんだか?そろそろ本題に移るぞ」
???「僕を忘れないでもらえるかい」ザッ
石田「あ、ああそうだな。よよよろしく夜一…さん?」
一護(まあかるくトラウマになってもおかしくはねえかもな。にしても石田の野郎情けねえ」
石田「途中から口に出てるぞ黒崎。だいたいお前はこの猫の事を知っていたのか?」
一護「ああ、まあな…」
浦原「それについては私が説明しましょう。黒崎サンの未来の話も含めてね」
~説明中~
石田「…未来から来た…か…」
浦原「信じられないと思いますけど、冗談ではないでス。黒崎さんから聞いた話はどれも嘘とは思えないものばかりでス」
石田「なるほど。そういうことだったのか」
一護「なんだったらお前の未来でも教えてやるぜ」
石田「…いや、遠慮しておくよ。あまり知りたくもないしね」
石田「でも過去の通り茶渡君や井上さんに力を与えなかったのはなぜだ?」
一護「チャドはともかく井上の能力が藍染にまた狙われるのは危険だと思ったからな」
一護(チャドにはむしろ悪いことしちまったかもな…)
夜一「話はすんだか?そろそろ本題に移るぞ」
???「僕を忘れないでもらえるかい」ザッ
99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 22:57:56.90 ID:ghH+shNA0
一護「月島さん、遅かったな」
月島「久しぶりだね一護」
夜一「待て喜助。こ奴は何者じゃ?」
浦原「そういえば夜一サンは初めて会うんでしたね」
浦原「この方は完現術士の月島サンです。月島サンが虚に襲われているのを黒崎サンが助けたそうです」
月島「あの時は助かったよ」
一護「別に大したことはしてねえよ。月島さん一人でも問題はなかっただろ」
夜一「なるほど、それでルキアとも知り合ったというわけじゃの」
浦原「ええ、そして今回の救出に力を貸していただけるということになったっス」
夜一「なるほど。月島といったかの、よろしく頼むぞ」
月島「猫に握手(?)する日が来るとは思わなかったよ。よろしく夜一さん」
夜一「ところでそもそも完現術とは何なのじゃ?」
月島「ああ、それは…
~能力説明~
夜一「ふむ、なるほどの。お主の能力はその何でも切れる剣ということじゃな」
月島「斬れないものもあるけどね。殺気石なんかはたぶん無理だよ」
夜一「仮に斬れたとしても遮魂膜があるからの。霊子となる儂等では通り抜けれぬじゃろう」
浦原「さあ、話はここまでっス。門の準備も出来ました」
一心「いよいよ…か」
夜一「一護、儂はまだお主が未来の記憶を保持しているのを完全に信じてはおらぬ」
夜一「だがお主自身は信用しておる。だから最初は空鶴大砲を使わぬ方法で瀞霊廷に突入する」
夜一「あれを使えば侵入はすぐにバレるからの。使わぬに越したことはないが…」
一護「ああ、任せてくれ。あとあいつの相手は俺がする」
一護(あいつには聞きたいことがあるからな)
夜一「うむ、頼んだぞ」
鉄斎「店長の合図で穿界門を開けます。ご武運を」
浦原「私達が尸魂界まで門をつないでいられるのは約1分、その間に断界を抜けてくだサイ」
浦原「いきまス!」ゴッ!
月島「久しぶりだね一護」
夜一「待て喜助。こ奴は何者じゃ?」
浦原「そういえば夜一サンは初めて会うんでしたね」
浦原「この方は完現術士の月島サンです。月島サンが虚に襲われているのを黒崎サンが助けたそうです」
月島「あの時は助かったよ」
一護「別に大したことはしてねえよ。月島さん一人でも問題はなかっただろ」
夜一「なるほど、それでルキアとも知り合ったというわけじゃの」
浦原「ええ、そして今回の救出に力を貸していただけるということになったっス」
夜一「なるほど。月島といったかの、よろしく頼むぞ」
月島「猫に握手(?)する日が来るとは思わなかったよ。よろしく夜一さん」
夜一「ところでそもそも完現術とは何なのじゃ?」
月島「ああ、それは…
~能力説明~
夜一「ふむ、なるほどの。お主の能力はその何でも切れる剣ということじゃな」
月島「斬れないものもあるけどね。殺気石なんかはたぶん無理だよ」
夜一「仮に斬れたとしても遮魂膜があるからの。霊子となる儂等では通り抜けれぬじゃろう」
浦原「さあ、話はここまでっス。門の準備も出来ました」
一心「いよいよ…か」
夜一「一護、儂はまだお主が未来の記憶を保持しているのを完全に信じてはおらぬ」
夜一「だがお主自身は信用しておる。だから最初は空鶴大砲を使わぬ方法で瀞霊廷に突入する」
夜一「あれを使えば侵入はすぐにバレるからの。使わぬに越したことはないが…」
一護「ああ、任せてくれ。あとあいつの相手は俺がする」
一護(あいつには聞きたいことがあるからな)
夜一「うむ、頼んだぞ」
鉄斎「店長の合図で穿界門を開けます。ご武運を」
浦原「私達が尸魂界まで門をつないでいられるのは約1分、その間に断界を抜けてくだサイ」
浦原「いきまス!」ゴッ!
100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 22:58:41.08 ID:ghH+shNA0
〜断界〜
石田「ここが断界…」
一護「ボサっとしてんじゃねえよ。行くぞ!」
一心「石田、月島、周りの拘流には気をつけろ。霊体を絡め取られちまうぞ」
夜一「可能性は少ないが拘突が通る時もある。早く進むのじゃ!」
石田「ここが断界…」
一護「ボサっとしてんじゃねえよ。行くぞ!」
一心「石田、月島、周りの拘流には気をつけろ。霊体を絡め取られちまうぞ」
夜一「可能性は少ないが拘突が通る時もある。早く進むのじゃ!」
101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 23:09:34.06 ID:ghH+shNA0
〜勉強部屋〜
浦原「お願いしまスよ…黒崎サン…」
???「インヴェイダーズ・マスト・ダイ」
鉄斎「店長!」
浦原「なっ!?ぐっ!」ズズズズズ・・・
鉄斎「店長!破道の五十七 大地転踊!」ガガゴゴゴ
雪緒「へえ、周囲の岩石を飛ばすんだね。さっさとなんとかしてよジャッキー」
ジャッキー「言われなくても!なんとかするよ!」バキッバキッ
鉄斎「くっ…店長は…」
雪緒「あのレベルだと閉じ込めるには容量は足りないけど、少しの間だけなら入れることができるよ」
雪緒「ギリコの完現術を使えばだけど」
鉄斎「ほう、ではあなたを倒せば店長は戻って来られるようですな」
???「雪緒を倒すか、それはできねぇな!」ズバッ
鉄斎「ぐおっ!?」ガクッ
銀城「じゃあな、この穿界門を使わせてもらう」バッ
鉄斎「ごふっ、待っ…」
ジャッキー「悪いね、邪魔しないでいてもらうよ!」バキィッ!
鉄斎「がっ!?…店…」ドサッ
鉄斎(せめて…門の維持のための霊力だけでも…門…に…)
ギリコ「案外あっさりといったようですね」
リルカ「それでなによりよ。さ、銀城も行ったみたいだしそのおっさんが起きる前にさっさと帰るわよ」
雪緒「浦原もいつ出てくるかわからないし、今回だけはリルカに賛成」
リルカ「今回だけはって何よ!」
浦原「お願いしまスよ…黒崎サン…」
???「インヴェイダーズ・マスト・ダイ」
鉄斎「店長!」
浦原「なっ!?ぐっ!」ズズズズズ・・・
鉄斎「店長!破道の五十七 大地転踊!」ガガゴゴゴ
雪緒「へえ、周囲の岩石を飛ばすんだね。さっさとなんとかしてよジャッキー」
ジャッキー「言われなくても!なんとかするよ!」バキッバキッ
鉄斎「くっ…店長は…」
雪緒「あのレベルだと閉じ込めるには容量は足りないけど、少しの間だけなら入れることができるよ」
雪緒「ギリコの完現術を使えばだけど」
鉄斎「ほう、ではあなたを倒せば店長は戻って来られるようですな」
???「雪緒を倒すか、それはできねぇな!」ズバッ
鉄斎「ぐおっ!?」ガクッ
銀城「じゃあな、この穿界門を使わせてもらう」バッ
鉄斎「ごふっ、待っ…」
ジャッキー「悪いね、邪魔しないでいてもらうよ!」バキィッ!
鉄斎「がっ!?…店…」ドサッ
鉄斎(せめて…門の維持のための霊力だけでも…門…に…)
ギリコ「案外あっさりといったようですね」
リルカ「それでなによりよ。さ、銀城も行ったみたいだしそのおっさんが起きる前にさっさと帰るわよ」
雪緒「浦原もいつ出てくるかわからないし、今回だけはリルカに賛成」
リルカ「今回だけはって何よ!」
102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 23:10:28.62 ID:ghH+shNA0
〜尸魂界〜
石田「着いた…ってなんで上空なんだ!?」
月島「まさかここで全滅なんてことはないよね」
一心「ああ、任しとけ。縛道の三十七 吊星!」バンッ!
月島「ふう、助かったよ」
夜一「喜助め、相変わらずじゃの」
石田「ここが尸魂界か。なんというか思ってた雰囲気とは違うな」
石田「ん?向こうの方の建物はこっちと全然違うぞ」
一護「あっちが瀞霊廷、ルキアはその奥の殲罪宮にいる」
一護「でもあっちに近づけば壁と門、それに門番が来ちまう。ここは俺に任せてくれ」
夜一「ああ、わかっておる。兕丹坊は任せたぞ」
………
……
…
銀城「ようやく来やがったか」
銀城(まさか断界の中で拘突に追われて、しかも無理矢理門を抜けたせいで時軸が1日ズレてやがった)
銀城(さすがに昨日月島達がいなかったのは焦ったぜ)
銀城「…さあ、とっとと俺を瀞霊廷に入れろよ黒崎」
石田「着いた…ってなんで上空なんだ!?」
月島「まさかここで全滅なんてことはないよね」
一心「ああ、任しとけ。縛道の三十七 吊星!」バンッ!
月島「ふう、助かったよ」
夜一「喜助め、相変わらずじゃの」
石田「ここが尸魂界か。なんというか思ってた雰囲気とは違うな」
石田「ん?向こうの方の建物はこっちと全然違うぞ」
一護「あっちが瀞霊廷、ルキアはその奥の殲罪宮にいる」
一護「でもあっちに近づけば壁と門、それに門番が来ちまう。ここは俺に任せてくれ」
夜一「ああ、わかっておる。兕丹坊は任せたぞ」
………
……
…
銀城「ようやく来やがったか」
銀城(まさか断界の中で拘突に追われて、しかも無理矢理門を抜けたせいで時軸が1日ズレてやがった)
銀城(さすがに昨日月島達がいなかったのは焦ったぜ)
銀城「…さあ、とっとと俺を瀞霊廷に入れろよ黒崎」
103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 23:11:50.40 ID:ghH+shNA0
………
……
…
兕丹坊「完敗だべ〜!」
一護(やっぱ前と同じ展開になるのか。わかっててやる分心が痛いなおい…)
兕丹坊「ちょっと下がっとくべ。この門を開けてやる」
一心「これもお前の過去にあったことなのか?」
一護「ああ、まあな」
一心「こうなるって知ってて武器を壊したのか。心が汚れちまったなあ。真咲に何て言えばいいんだ…」
一護「うるせぇ」
兕丹坊「う、おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ガガゴゴゴゴゴゴ!!!
???「あら、門番が門を開けてどないすんの」
兕丹坊「あ、ああ…、3番隊隊長…市丸ギン…」
夜一「市丸に何人かの死神か。恐らく市丸と藍染と東仙の3、5、9番隊の連中じゃな。」
夜一(ほとんど一護の話通りじゃの…)
一心「奴ら、一護の話じゃ各門に散ってるはずだが、どうやらこの白道門から入る事に賭けたってことか」
市丸「しゃあないなあ。門を開けてまうような門番の腕なんていらんよなあ」
夜一「一護!!!」
……
…
兕丹坊「完敗だべ〜!」
一護(やっぱ前と同じ展開になるのか。わかっててやる分心が痛いなおい…)
兕丹坊「ちょっと下がっとくべ。この門を開けてやる」
一心「これもお前の過去にあったことなのか?」
一護「ああ、まあな」
一心「こうなるって知ってて武器を壊したのか。心が汚れちまったなあ。真咲に何て言えばいいんだ…」
一護「うるせぇ」
兕丹坊「う、おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ガガゴゴゴゴゴゴ!!!
???「あら、門番が門を開けてどないすんの」
兕丹坊「あ、ああ…、3番隊隊長…市丸ギン…」
夜一「市丸に何人かの死神か。恐らく市丸と藍染と東仙の3、5、9番隊の連中じゃな。」
夜一(ほとんど一護の話通りじゃの…)
一心「奴ら、一護の話じゃ各門に散ってるはずだが、どうやらこの白道門から入る事に賭けたってことか」
市丸「しゃあないなあ。門を開けてまうような門番の腕なんていらんよなあ」
夜一「一護!!!」
104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 23:14:02.58 ID:ghH+shNA0
一護「はあああああ!!!」ギィン!!
市丸「おっと…君が例の死神やな。まさかいきなり突っ込んで来るとは思わんかったわ」
イズル「市丸隊長!」
一護「場所移すぜ、月牙天衝!!!」ガガガガガ!
市丸「うわっ!?」
一護「おおおおおお!!!」ブン!
市丸「!?」ドガアアアア!
檜佐木「なんて霊圧だ!」
雛森「ま、まるで隊長、いえ…それ以上です!」
夜一「市丸を吹っ飛ばしたじゃと!?」
一護「ここは頼んだ!」バッ
一心「待て!一護、そこまで深追いは…、くそっ、行っちまいやがった」
石田「黒崎の奴!僕達も早く行かないと…」
月島「追いつく前にまずはこの死神達をなんとかしないとね」
檜佐木「市丸隊長への援護は他の旅禍を倒した後だ!油断するなよ!」
イズル•雛森「「はっ!」」バッ
檜佐木「他の護廷隊士は各隊に旅禍の侵入を伝えろ!」
夜一「なるほどのぉ。で、他に動ける隊士がいるかの」ゼンラ
檜佐木「なん…だと…。他の護廷隊士が全滅…。おのれ!ブフゥ!?」
夜一「心配するでない。白打で気絶させただけじゃ。ん?何じゃお主、鼻血が出る程驚いたのかの?」ゼンラ
一心「…いや、自分の姿を見ればわかると思うぞ」
月島「…とりあえず服を着てくれないかい?」
夜一「ああ、そうじゃったの。服を着るなど久しくなかったもんじゃから忘れておった」ゼンラ
檜佐木「ブファッ!」ハナヂダラー
市丸「おっと…君が例の死神やな。まさかいきなり突っ込んで来るとは思わんかったわ」
イズル「市丸隊長!」
一護「場所移すぜ、月牙天衝!!!」ガガガガガ!
市丸「うわっ!?」
一護「おおおおおお!!!」ブン!
市丸「!?」ドガアアアア!
檜佐木「なんて霊圧だ!」
雛森「ま、まるで隊長、いえ…それ以上です!」
夜一「市丸を吹っ飛ばしたじゃと!?」
一護「ここは頼んだ!」バッ
一心「待て!一護、そこまで深追いは…、くそっ、行っちまいやがった」
石田「黒崎の奴!僕達も早く行かないと…」
月島「追いつく前にまずはこの死神達をなんとかしないとね」
檜佐木「市丸隊長への援護は他の旅禍を倒した後だ!油断するなよ!」
イズル•雛森「「はっ!」」バッ
檜佐木「他の護廷隊士は各隊に旅禍の侵入を伝えろ!」
夜一「なるほどのぉ。で、他に動ける隊士がいるかの」ゼンラ
檜佐木「なん…だと…。他の護廷隊士が全滅…。おのれ!ブフゥ!?」
夜一「心配するでない。白打で気絶させただけじゃ。ん?何じゃお主、鼻血が出る程驚いたのかの?」ゼンラ
一心「…いや、自分の姿を見ればわかると思うぞ」
月島「…とりあえず服を着てくれないかい?」
夜一「ああ、そうじゃったの。服を着るなど久しくなかったもんじゃから忘れておった」ゼンラ
檜佐木「ブファッ!」ハナヂダラー
105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/17(水) 23:15:22.39 ID:ghH+shNA0
夜一「お主、初心じゃのお。おなごの体を見たことがないのか?」
イズル(ブフッ…あの様子だとなさそうだ…)ハナヂダラー
雛森(胸大きい…)
夜一「まあよい、これでは勝負にならん、そうそうに気絶させてやろう」
イズル「面を上げろ 侘助!」ブン
夜一「むっ」スッ
イズル「檜佐木さん、こいつは僕が相手をします」ハナヂダラー
檜佐木「す、すまん吉良、あとこのことは乱菊さんには内緒にしてくれ」ハナヂダラー
イヅル「今度の飲み代は檜佐木さんのおごりでしたら」ハナヂダラー
夜一「儂を前にして雑談とは余裕じゃのぉ。油断していると一瞬で倒れるぞ」
………
……
…
雛森「檜佐木先輩!大丈夫ですか!?」
一心「おっと、悪いなお嬢ちゃん、あんたには俺の相手をしてもらおうか」
雛森「…あなたは…どこかで見たような…」
一心「ん?そりゃナンパか?悪いなお嬢ちゃん。俺は妻子持ちなんでね」
雛森「そんなわけないじゃないですか!!」
………
……
…
月島「じゃあ僕の相手は君にしようかな」
檜佐木「いいだろう、相手をしてやる」ハナヂダラー
月島「鼻血、拭いなよ」
月島(霊圧はまあまあか。とりあえず最初はこいつにしておこう)
檜佐木「舐めるな!刈れ 風死」
イズル(ブフッ…あの様子だとなさそうだ…)ハナヂダラー
雛森(胸大きい…)
夜一「まあよい、これでは勝負にならん、そうそうに気絶させてやろう」
イズル「面を上げろ 侘助!」ブン
夜一「むっ」スッ
イズル「檜佐木さん、こいつは僕が相手をします」ハナヂダラー
檜佐木「す、すまん吉良、あとこのことは乱菊さんには内緒にしてくれ」ハナヂダラー
イヅル「今度の飲み代は檜佐木さんのおごりでしたら」ハナヂダラー
夜一「儂を前にして雑談とは余裕じゃのぉ。油断していると一瞬で倒れるぞ」
………
……
…
雛森「檜佐木先輩!大丈夫ですか!?」
一心「おっと、悪いなお嬢ちゃん、あんたには俺の相手をしてもらおうか」
雛森「…あなたは…どこかで見たような…」
一心「ん?そりゃナンパか?悪いなお嬢ちゃん。俺は妻子持ちなんでね」
雛森「そんなわけないじゃないですか!!」
………
……
…
月島「じゃあ僕の相手は君にしようかな」
檜佐木「いいだろう、相手をしてやる」ハナヂダラー
月島「鼻血、拭いなよ」
月島(霊圧はまあまあか。とりあえず最初はこいつにしておこう)
檜佐木「舐めるな!刈れ 風死」
126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 22:51:39.81 ID:lyiUYd9W0
月島「それが君の始解かい?面白い形をしているね」
檜佐木「面白いと思っていられるのも今のうちだ。ハァ!」ブン!
月島(投げた、けど除けるのは簡単…ぐっ!?)ザシュ
檜佐木「読めねえだろ?こいつの動きが」ブン!
月島「っ!甘いね」シュン!
檜佐木(消えた!?瞬歩か、いやあの足元の光はなんだ?)
檜佐木「ふっ!」ギィン!!
檜佐木「遠距離が不利と見て近距離戦にする気か?」
月島「やっぱりばれてたみたいだね」
檜佐木「甘い。縛道の六十二 百歩欄干!!」バババババ!
月島「!?」シュン
檜佐木「ギリギリ避けたか。だがこれでまた距離は空いた」ブン!
檜佐木「これで終わりだ!」グィ!
月島「…」キィン!
檜佐木(一撃目は弾いたか、だが…)
檜佐木「無駄だ!」ブン!
月島「無駄だよ」キン!
檜佐木「なに!?風死の動きを読んだのか!?」
月島「『何度も』その斬魄刀の動きを見てきたからね。手に取るようにわかるよ」
檜佐木(馬鹿な!たった数回で風死の動きを…)
月島「さて、まずは1人目…」シュン ザシュ!
檜佐木「馬鹿なっ…」
月島(他にも倒れている死神から霊圧の高いのを何人か挿んでこうか)
月島(ああ、その前に銀城が後で瀞霊廷に入れるようにしておこう)
檜佐木「面白いと思っていられるのも今のうちだ。ハァ!」ブン!
月島(投げた、けど除けるのは簡単…ぐっ!?)ザシュ
檜佐木「読めねえだろ?こいつの動きが」ブン!
月島「っ!甘いね」シュン!
檜佐木(消えた!?瞬歩か、いやあの足元の光はなんだ?)
檜佐木「ふっ!」ギィン!!
檜佐木「遠距離が不利と見て近距離戦にする気か?」
月島「やっぱりばれてたみたいだね」
檜佐木「甘い。縛道の六十二 百歩欄干!!」バババババ!
月島「!?」シュン
檜佐木「ギリギリ避けたか。だがこれでまた距離は空いた」ブン!
檜佐木「これで終わりだ!」グィ!
月島「…」キィン!
檜佐木(一撃目は弾いたか、だが…)
檜佐木「無駄だ!」ブン!
月島「無駄だよ」キン!
檜佐木「なに!?風死の動きを読んだのか!?」
月島「『何度も』その斬魄刀の動きを見てきたからね。手に取るようにわかるよ」
檜佐木(馬鹿な!たった数回で風死の動きを…)
月島「さて、まずは1人目…」シュン ザシュ!
檜佐木「馬鹿なっ…」
月島(他にも倒れている死神から霊圧の高いのを何人か挿んでこうか)
月島(ああ、その前に銀城が後で瀞霊廷に入れるようにしておこう)
127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 22:53:00.31 ID:lyiUYd9W0
………
……
…
イヅル「ハァ!」ブン!
一夜「ふむ、さすがの太刀筋じゃ。副隊長レベルじゃの」キィンギン!ギィン!
イヅル「その余裕もここまでだ」
一夜「ほお、一体なにを…なに!?」ズン!!!
イヅル「その短剣、僕の剣を何回受けた?」
イヅル「僕の斬魄刀、侘助は斬った物の重さを倍にする」
イヅル「1度斬れば倍、2度斬ればそのまた倍に…。その短剣、もはや片手で振り回せる重さじゃない」
夜一「そうか、なら捨てればよい」ポイ
イヅル「…え?」
夜一「どうやらこの暗剣を儂の斬魄刀と思ってるようじゃの」
夜一「儂の剣はこの拳じゃ。残念じゃったな!」ゴガァッ!!!
イヅル「げがっ!?な…に…」ドサッ ハナヂダラー
夜一「斬魄刀かどうかなど霊圧をよく察知すればわかるじゃろうに。儂の体もまだまだ捨てたもんじゃないの」ゼンラ
……
…
イヅル「ハァ!」ブン!
一夜「ふむ、さすがの太刀筋じゃ。副隊長レベルじゃの」キィンギン!ギィン!
イヅル「その余裕もここまでだ」
一夜「ほお、一体なにを…なに!?」ズン!!!
イヅル「その短剣、僕の剣を何回受けた?」
イヅル「僕の斬魄刀、侘助は斬った物の重さを倍にする」
イヅル「1度斬れば倍、2度斬ればそのまた倍に…。その短剣、もはや片手で振り回せる重さじゃない」
夜一「そうか、なら捨てればよい」ポイ
イヅル「…え?」
夜一「どうやらこの暗剣を儂の斬魄刀と思ってるようじゃの」
夜一「儂の剣はこの拳じゃ。残念じゃったな!」ゴガァッ!!!
イヅル「げがっ!?な…に…」ドサッ ハナヂダラー
夜一「斬魄刀かどうかなど霊圧をよく察知すればわかるじゃろうに。儂の体もまだまだ捨てたもんじゃないの」ゼンラ
128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 22:56:39.49 ID:lyiUYd9W0
………
……
…
石田「まったく、黒崎はどこに行ったんだ」
石田「確かこっちの方に行ったはず…、あの建物、大きい穴が空いている…?」
バンカイ カミシニノヤリ
ナッ!?テメェ!
石田「!?穴から何かが飛んでくる!」
ズガアアアアアアアアアアアアン!!!
石田「何かが落ちて来たのか?」
一護「ンノヤロォ!いきなり卍解かよ!」
石田「黒崎!?なにをしてるんだ!?」
一護「後ろだ石田!クソッ!」バッ!
市丸「神死槍 舞踏」グオッ
一護「ぐっ!」ガガガガガガ
一護(始解じゃ防ぎ切れねぇ!卍解する余裕もない。だったら!)
一護「オオオオオオオ!!!」ズアッ
石田「止めた!それにこれは虚の霊圧。黒崎の奴何を…」
市丸(虚化か。藍染隊長の言うとった通りや)
一護(虚化)「月牙天衝!」ギィィィィィィン!!!
市丸「あーあ、まさか僕の卍解が始解に弾かれるなんて…」
市丸「ほんま、悪い冗談や」
一護(虚化)(始解に虚化じゃ、あいつの卍解相手に刀を弾くぐらいはできるみたいだな…)
石田「動くな、動けば即座に矢を放つ」バッ
市丸「2対1か、怪我せんうちに退散させてもらうわ。縛道の二十一 赤煙遁」バシュウウウウ
石田「くそっ、煙幕か!」
市丸「ほなさいなら」シュン
石田「…逃げたのか。大丈夫か、黒崎」
一護(虚化)「なんとかな。咄嗟に虚化しなかったらやられてた」
一護「卍解でなんとか止められるレベルの技を始解相手に使いやがって」ズァッ
一心「一護!!無事か!?」
一護「みんなも怪我はないようだなブフッ!?」
石田「みんなも追いつてきたようだブフッ!?」
一護「なんでまた裸になってんだよ!?」
石田「いつの間にか痴女が仲間になってる!?」
一心(『また』ってどういうことだ…一護…)
一心(いや、未来で同じようなことがあっただけかもしれん。いや…でも…まさか…一護がいつの間にか大人の階段を…)
夜一「ああ、そうじゃったな。お主には言っておらなんだか」
夜一「儂が夜一じゃ」
石田「あ、あの猫が…、まさか人間になれるなんて…。だから裸なのか」
夜一「そもそも人語話す猫などおるわけなかろう。少し考えればわかるじゃろうに」
石田「いるわけないような猫だったから軽くトラウマになりかけたんだが…」
夜一「しかたないのぉ…。少し待っておれ。適当な服を持ってくる」
一護「持って来なくていいから着て来てくれ」
……
…
石田「まったく、黒崎はどこに行ったんだ」
石田「確かこっちの方に行ったはず…、あの建物、大きい穴が空いている…?」
バンカイ カミシニノヤリ
ナッ!?テメェ!
石田「!?穴から何かが飛んでくる!」
ズガアアアアアアアアアアアアン!!!
石田「何かが落ちて来たのか?」
一護「ンノヤロォ!いきなり卍解かよ!」
石田「黒崎!?なにをしてるんだ!?」
一護「後ろだ石田!クソッ!」バッ!
市丸「神死槍 舞踏」グオッ
一護「ぐっ!」ガガガガガガ
一護(始解じゃ防ぎ切れねぇ!卍解する余裕もない。だったら!)
一護「オオオオオオオ!!!」ズアッ
石田「止めた!それにこれは虚の霊圧。黒崎の奴何を…」
市丸(虚化か。藍染隊長の言うとった通りや)
一護(虚化)「月牙天衝!」ギィィィィィィン!!!
市丸「あーあ、まさか僕の卍解が始解に弾かれるなんて…」
市丸「ほんま、悪い冗談や」
一護(虚化)(始解に虚化じゃ、あいつの卍解相手に刀を弾くぐらいはできるみたいだな…)
石田「動くな、動けば即座に矢を放つ」バッ
市丸「2対1か、怪我せんうちに退散させてもらうわ。縛道の二十一 赤煙遁」バシュウウウウ
石田「くそっ、煙幕か!」
市丸「ほなさいなら」シュン
石田「…逃げたのか。大丈夫か、黒崎」
一護(虚化)「なんとかな。咄嗟に虚化しなかったらやられてた」
一護「卍解でなんとか止められるレベルの技を始解相手に使いやがって」ズァッ
一心「一護!!無事か!?」
一護「みんなも怪我はないようだなブフッ!?」
石田「みんなも追いつてきたようだブフッ!?」
一護「なんでまた裸になってんだよ!?」
石田「いつの間にか痴女が仲間になってる!?」
一心(『また』ってどういうことだ…一護…)
一心(いや、未来で同じようなことがあっただけかもしれん。いや…でも…まさか…一護がいつの間にか大人の階段を…)
夜一「ああ、そうじゃったな。お主には言っておらなんだか」
夜一「儂が夜一じゃ」
石田「あ、あの猫が…、まさか人間になれるなんて…。だから裸なのか」
夜一「そもそも人語話す猫などおるわけなかろう。少し考えればわかるじゃろうに」
石田「いるわけないような猫だったから軽くトラウマになりかけたんだが…」
夜一「しかたないのぉ…。少し待っておれ。適当な服を持ってくる」
一護「持って来なくていいから着て来てくれ」
129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 22:57:44.05 ID:lyiUYd9W0
………
……
…
夜一「待たせたの」シュン
月島「死神の衣装だね。なるほど、この瀞霊廷で動くには1番理に叶ってるよ」
夜一「月島と石田の分もある。着替えておくのじゃ」
夜一「死覇装はさっきの護廷隊士から貰っておいた」
一心「剥いできたの間違いだろ」
夜一「そういえばお主の相手はどうしたのじゃ?」
一心「あの嬢ちゃんならデコピンで吹っ飛ばしておいた。そんなに霊圧は込めてねえから数時間で目を覚ますだろうよ」
夜一「ならよい。ではこれからは二手に分かれてそれぞれルキアが囚われているであろう懺罪宮を目指すのじゃ」
一心「手筈通り、俺と一護に石田、夜一は月島とだな」
一護「親父と一緒にか…マジかよ…」
一心「ふんっ!」ゴツン!
一護「痛ってえええ!!何しやがる!!」
一心「不意打ちも避けられないガキは親の後ろにくっついとくんだな。あと無責任な行動は絶対にするな」
一護「前半はまだわかるけど後半はどういうことだよ」ピキピキ
石田「黒崎、さっきの虚の霊圧、進みながら説明してもらうぞ」
一護「ああ…」
月島「それじゃ、よろしくお願いするよ。夜一さん」
夜一「…うむ」
夜一(月島…、こやつ喜助の紹介と言えど得体が知れぬ)
夜一(目を光らせておくに越したことはない)
………
……
…
???「おんもしろいの見ーつけた!早く剣ちゃんを呼んで来ないと!」ヒュン
……
…
夜一「待たせたの」シュン
月島「死神の衣装だね。なるほど、この瀞霊廷で動くには1番理に叶ってるよ」
夜一「月島と石田の分もある。着替えておくのじゃ」
夜一「死覇装はさっきの護廷隊士から貰っておいた」
一心「剥いできたの間違いだろ」
夜一「そういえばお主の相手はどうしたのじゃ?」
一心「あの嬢ちゃんならデコピンで吹っ飛ばしておいた。そんなに霊圧は込めてねえから数時間で目を覚ますだろうよ」
夜一「ならよい。ではこれからは二手に分かれてそれぞれルキアが囚われているであろう懺罪宮を目指すのじゃ」
一心「手筈通り、俺と一護に石田、夜一は月島とだな」
一護「親父と一緒にか…マジかよ…」
一心「ふんっ!」ゴツン!
一護「痛ってえええ!!何しやがる!!」
一心「不意打ちも避けられないガキは親の後ろにくっついとくんだな。あと無責任な行動は絶対にするな」
一護「前半はまだわかるけど後半はどういうことだよ」ピキピキ
石田「黒崎、さっきの虚の霊圧、進みながら説明してもらうぞ」
一護「ああ…」
月島「それじゃ、よろしくお願いするよ。夜一さん」
夜一「…うむ」
夜一(月島…、こやつ喜助の紹介と言えど得体が知れぬ)
夜一(目を光らせておくに越したことはない)
………
……
…
???「おんもしろいの見ーつけた!早く剣ちゃんを呼んで来ないと!」ヒュン
130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 22:59:31.22 ID:lyiUYd9W0
〜流魂街〜
銀城「…そろそろあいつらが突入して30分弱ってところか」
銀城「頃合いだ。月島の奴が上手くやっていればいいが」
………
……
…
銀城「でかいな。テメェがこの門の門番か?」
兕丹坊「おめぇも旅禍だべ?今日は客が多いだ」
銀城「俺は月島の仲間だ。月島から聞いてるはずだぜ。銀城って奴が後から門に来るから入れてやれってよ」
兕丹坊「そういえばそうだべ〜。おだも月島さんにお世話になったべよ」
兕丹坊「月島さんのお願いなら職責も賭けて中に入れてやるべ!」
銀城「ああ、よろしく頼む」
銀城(ちゃんと隙を見て門番に挿んで俺のことを伝えていたか。あとは月島の携帯に仕込んだ発信器を追うだけか)
銀城(しかしあの伝令神機の言う通りに上手くいくってのが納得いかねぇ。ご丁寧にこっちでも使える発信器を送ってくるときたもんだ)
銀城(…こいつの狙いはなんなんだ。どうも無理やり黒崎共に近づかされた気分だ)
銀城「…そろそろあいつらが突入して30分弱ってところか」
銀城「頃合いだ。月島の奴が上手くやっていればいいが」
………
……
…
銀城「でかいな。テメェがこの門の門番か?」
兕丹坊「おめぇも旅禍だべ?今日は客が多いだ」
銀城「俺は月島の仲間だ。月島から聞いてるはずだぜ。銀城って奴が後から門に来るから入れてやれってよ」
兕丹坊「そういえばそうだべ〜。おだも月島さんにお世話になったべよ」
兕丹坊「月島さんのお願いなら職責も賭けて中に入れてやるべ!」
銀城「ああ、よろしく頼む」
銀城(ちゃんと隙を見て門番に挿んで俺のことを伝えていたか。あとは月島の携帯に仕込んだ発信器を追うだけか)
銀城(しかしあの伝令神機の言う通りに上手くいくってのが納得いかねぇ。ご丁寧にこっちでも使える発信器を送ってくるときたもんだ)
銀城(…こいつの狙いはなんなんだ。どうも無理やり黒崎共に近づかされた気分だ)
131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 23:00:40.62 ID:lyiUYd9W0
〜瀞霊廷〜
夜一「ついて来ておるか、月島」
月島「なんとかね。浦原から聞いていたけど瞬神って言われるわけだよ」
月島「気を抜いたら置いて行かれそうだ…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
月島「…へぇ、なんだいこの化物じみた霊圧は?まるで喉元に刀を押し付けられてる気分だ」
夜一「ぐっ!?この霊圧は…」
剣八「よお、テメェラが旅禍みてえだなァ」
夜一「更木…剣八じゃと!よりにもよってお前が来るか!」
月島「どうして僕達が旅禍だってわかったんだい?一応変装したつもりなんだったんだけどね」
やちる「はいはーい!私だよ!門の近くで偶然戦ってるの見つけたから剣ちゃん呼んできたんだよ」
剣八「おいやちる、市丸の野郎と戦ってたのはどっちだ?」
やちる「んー、いないよ。二手に分かれちゃったみたい」
剣八「ちっ!仕方ねぇ。ならテメェラをとっとと斬って追いかけるぞ」
剣八「せめて準備運動程度にはなってくれよ、なあ旅禍ァ」スラァ
夜一「…仕方ない、ここでこやつを倒す。手を貸せ月島!」
月島「そうするしかないみたいだね」
剣八「ほう、まあまあの霊圧じゃねえか、悪くねえ。だがその男はまだ俺と差があるな」
剣八「なんなら先に切らせてやろうか?」
月島「願ってもない、遠慮はしないよ」ズバッ!
夜一「ついて来ておるか、月島」
月島「なんとかね。浦原から聞いていたけど瞬神って言われるわけだよ」
月島「気を抜いたら置いて行かれそうだ…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
月島「…へぇ、なんだいこの化物じみた霊圧は?まるで喉元に刀を押し付けられてる気分だ」
夜一「ぐっ!?この霊圧は…」
剣八「よお、テメェラが旅禍みてえだなァ」
夜一「更木…剣八じゃと!よりにもよってお前が来るか!」
月島「どうして僕達が旅禍だってわかったんだい?一応変装したつもりなんだったんだけどね」
やちる「はいはーい!私だよ!門の近くで偶然戦ってるの見つけたから剣ちゃん呼んできたんだよ」
剣八「おいやちる、市丸の野郎と戦ってたのはどっちだ?」
やちる「んー、いないよ。二手に分かれちゃったみたい」
剣八「ちっ!仕方ねぇ。ならテメェラをとっとと斬って追いかけるぞ」
剣八「せめて準備運動程度にはなってくれよ、なあ旅禍ァ」スラァ
夜一「…仕方ない、ここでこやつを倒す。手を貸せ月島!」
月島「そうするしかないみたいだね」
剣八「ほう、まあまあの霊圧じゃねえか、悪くねえ。だがその男はまだ俺と差があるな」
剣八「なんなら先に切らせてやろうか?」
月島「願ってもない、遠慮はしないよ」ズバッ!
132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 23:02:17.64 ID:lyiUYd9W0
………
……
…
一護「なんとか他の死神にバレずに先に進めてるな」
一心「油断はするな。さっきの白道門の騒ぎがそろそろ瀞霊廷全体に広まる頃合いだ」
石田「僕と黒崎さんは目立たないが、黒崎のオレンジ頭はさっきから目立ってしょうがない」
一心「この機会にいっそ坊主にしてやろうか?」
一護「…さすがに勘弁してくれ。あと俺と親父の呼び分けはなんとかならねえのか?」
石田「それにしても殲罪宮は遠いな。まだかなり距離がある」
一心「焦るな、それでも慎重に行くぞ…!!」ドドドドドド!!
石田「あれは…死神の大群か!?」
一護「こっちに来るぞ!仕方ねぇ、ここは俺が…」
一心「待て、あいつら俺たちを見つけても刀に手をかけようともしねえ。このまま端によってろ」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
一護「…ふう、なんとかやり過ごしたな」
石田「白道門の方へ向かっているようだ。恐らく門の周りの警戒や索敵人員だろう」
石田「隊長格はともかく一般の死神にはまだ僕達の情報は回ってはいないようだ」
一護「そうみたいだな。…おい、石田、親父は?」
石田「そういえばいない、どこへ…」
一心「うおおおおおおおお、お前ら押すんじゃねえええええ!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
石田「巻き込まれてるぞ…」
一護「…このまま放っていこうぜ」
???「おい、お前ら」
……
…
一護「なんとか他の死神にバレずに先に進めてるな」
一心「油断はするな。さっきの白道門の騒ぎがそろそろ瀞霊廷全体に広まる頃合いだ」
石田「僕と黒崎さんは目立たないが、黒崎のオレンジ頭はさっきから目立ってしょうがない」
一心「この機会にいっそ坊主にしてやろうか?」
一護「…さすがに勘弁してくれ。あと俺と親父の呼び分けはなんとかならねえのか?」
石田「それにしても殲罪宮は遠いな。まだかなり距離がある」
一心「焦るな、それでも慎重に行くぞ…!!」ドドドドドド!!
石田「あれは…死神の大群か!?」
一護「こっちに来るぞ!仕方ねぇ、ここは俺が…」
一心「待て、あいつら俺たちを見つけても刀に手をかけようともしねえ。このまま端によってろ」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
一護「…ふう、なんとかやり過ごしたな」
石田「白道門の方へ向かっているようだ。恐らく門の周りの警戒や索敵人員だろう」
石田「隊長格はともかく一般の死神にはまだ僕達の情報は回ってはいないようだ」
一護「そうみたいだな。…おい、石田、親父は?」
石田「そういえばいない、どこへ…」
一心「うおおおおおおおお、お前ら押すんじゃねえええええ!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
石田「巻き込まれてるぞ…」
一護「…このまま放っていこうぜ」
???「おい、お前ら」
133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/18(木) 23:04:50.38 ID:lyiUYd9W0
石田「!?」
一護「!?…冬獅郎」
氷番谷「氷番谷隊長だ。無礼なのは見逃してやるが…見ない顔だな。ここで何をしてる?」
一護「っ!…」
石田「瀞霊廷に侵入者が現れた事を各隊士に伝令するよう指令をいただいております」
氷番谷「なるほどな。なら俺から1つ教えておいてやる」
氷番谷「瀞霊廷ではそういった緊急の伝令については裏廷隊が任についている」
氷番谷「もう一度聞くぞ。お前ら、何者だ?」ゴオオオオオオオオ
石田「この霊圧…!!」
氷番谷「隊長連中には旅禍の内情報が入った1人の風貌は伝令済みだ。そのオレンジ頭、お前が旅禍だな」
一護「俺の情報ってことは伝えたのは市丸か…。最初っからバレてたのかよ」
氷番谷「その霊圧で隠れ切れると思ってたなら甘かったな。俺もここに来たのは偶然だったが」
氷番谷「ここで副隊長3人の仇を打たせてもらうぜ!」
石田「銀嶺弧雀!」ババババババ!
氷番谷「チッ!」バッ!
黒崎「その弓、お前…」
黒崎(虚圏の時の…)
石田「不思議そうな顔をしているな黒崎」
石田「穿界門の準備の間、僕が何もしていなかったと思っていたのか?」
石田「現世に現れた藍染の霊圧と僕の霊圧の差が大きすぎたからね。仕方なく浦原さんと頼み込んで竜弦に修行をつけてもらったのさ」
一護(確か前の時は滅却師の力を取り戻した後にその力を手に入れてたはずだ。それが力を失う前にこの力を手に入れたのか)
一護(そんなことが…本当にできたのか…?だったら何故以前は最初からそうしなかったんだ)
一護(石田の親父の機嫌か?それとも他に理由があるのか…)
一護(そういえば浦原さんが病院への抜け道がどうとかいってたな。ってことは浦原さんがうまくやったってことか?)
石田「黒崎!ここは僕がやる、お前はさっさと先に進め!」
一護「なっ!馬鹿かよ!あいつは隊長だぞ!」
石田「心配するな黒崎、僕にはいくつかとっておきもある」
一護「石田…その手袋は…」
一護(浦原さんから聞いたことがある。あれは確か散霊手套。こいつまさかまた力を失う覚悟で…!!)
石田「その顔、最終形態の事を知っていたのか。とにかく黒崎は先に行け。力を失う覚悟ならとっくにしている」
一護「石田…」
氷番谷「おしゃべりは終わったようだな。ならいくぜ…、霜天に挫せ…」
???「始解はちょっと待ってもらうぜ。氷輪丸を使えば付近にいる隊士も危ねえだろ」ガシッ
氷番谷「腕を!?誰だ…!!」
一護「!?…冬獅郎」
氷番谷「氷番谷隊長だ。無礼なのは見逃してやるが…見ない顔だな。ここで何をしてる?」
一護「っ!…」
石田「瀞霊廷に侵入者が現れた事を各隊士に伝令するよう指令をいただいております」
氷番谷「なるほどな。なら俺から1つ教えておいてやる」
氷番谷「瀞霊廷ではそういった緊急の伝令については裏廷隊が任についている」
氷番谷「もう一度聞くぞ。お前ら、何者だ?」ゴオオオオオオオオ
石田「この霊圧…!!」
氷番谷「隊長連中には旅禍の内情報が入った1人の風貌は伝令済みだ。そのオレンジ頭、お前が旅禍だな」
一護「俺の情報ってことは伝えたのは市丸か…。最初っからバレてたのかよ」
氷番谷「その霊圧で隠れ切れると思ってたなら甘かったな。俺もここに来たのは偶然だったが」
氷番谷「ここで副隊長3人の仇を打たせてもらうぜ!」
石田「銀嶺弧雀!」ババババババ!
氷番谷「チッ!」バッ!
黒崎「その弓、お前…」
黒崎(虚圏の時の…)
石田「不思議そうな顔をしているな黒崎」
石田「穿界門の準備の間、僕が何もしていなかったと思っていたのか?」
石田「現世に現れた藍染の霊圧と僕の霊圧の差が大きすぎたからね。仕方なく浦原さんと頼み込んで竜弦に修行をつけてもらったのさ」
一護(確か前の時は滅却師の力を取り戻した後にその力を手に入れてたはずだ。それが力を失う前にこの力を手に入れたのか)
一護(そんなことが…本当にできたのか…?だったら何故以前は最初からそうしなかったんだ)
一護(石田の親父の機嫌か?それとも他に理由があるのか…)
一護(そういえば浦原さんが病院への抜け道がどうとかいってたな。ってことは浦原さんがうまくやったってことか?)
石田「黒崎!ここは僕がやる、お前はさっさと先に進め!」
一護「なっ!馬鹿かよ!あいつは隊長だぞ!」
石田「心配するな黒崎、僕にはいくつかとっておきもある」
一護「石田…その手袋は…」
一護(浦原さんから聞いたことがある。あれは確か散霊手套。こいつまさかまた力を失う覚悟で…!!)
石田「その顔、最終形態の事を知っていたのか。とにかく黒崎は先に行け。力を失う覚悟ならとっくにしている」
一護「石田…」
氷番谷「おしゃべりは終わったようだな。ならいくぜ…、霜天に挫せ…」
???「始解はちょっと待ってもらうぜ。氷輪丸を使えば付近にいる隊士も危ねえだろ」ガシッ
氷番谷「腕を!?誰だ…!!」
141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/19(金) 00:49:18.09 ID:SX7U9seO0
一心「よお、2、30年ぶりってとこか冬獅郎」
氷番谷「志波…隊長…、なんでここに…」
一心「一護、石田、お前らは先に行け。冬獅郎…その羽織を着てるってことは隊長になったのか」
氷番谷「…質問に答えろよ」
一心「そういや乱菊はどうした?あいつは俺と違ってサボリ魔だからな。もしあいつが副隊長ならお前も苦労「質問に答えろォ!!!」ギィン!
一心「…」
氷番谷「俺達を放っていきなり失踪した挙句、突然戻って来て瀞霊廷を攻撃して…なにが目的だ!?」
一心「すまねえな…。俺だってお前らと離れるとは未練タラタラだったさ」
一心「でも悪いな。ここに来た理由は答えられねえ」
氷番谷「そうかよ…。なら力尽くで喋らせてやる!」
氷番谷「氷輪丸!!」ブオオオオ!
一心「解号も無しに始解か。途中だった卍解の修行は完了したみたいだな」
氷番谷「黙れ!水氷鱗!」ガキュッ!!!
一心「…やるしかないか、燃えろ 剡月!」ゴオオオオオオオオオ
一心「月牙天衝!!」
氷番谷「志波…隊長…、なんでここに…」
一心「一護、石田、お前らは先に行け。冬獅郎…その羽織を着てるってことは隊長になったのか」
氷番谷「…質問に答えろよ」
一心「そういや乱菊はどうした?あいつは俺と違ってサボリ魔だからな。もしあいつが副隊長ならお前も苦労「質問に答えろォ!!!」ギィン!
一心「…」
氷番谷「俺達を放っていきなり失踪した挙句、突然戻って来て瀞霊廷を攻撃して…なにが目的だ!?」
一心「すまねえな…。俺だってお前らと離れるとは未練タラタラだったさ」
一心「でも悪いな。ここに来た理由は答えられねえ」
氷番谷「そうかよ…。なら力尽くで喋らせてやる!」
氷番谷「氷輪丸!!」ブオオオオ!
一心「解号も無しに始解か。途中だった卍解の修行は完了したみたいだな」
氷番谷「黙れ!水氷鱗!」ガキュッ!!!
一心「…やるしかないか、燃えろ 剡月!」ゴオオオオオオオオオ
一心「月牙天衝!!」
142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/19(金) 00:50:10.07 ID:SX7U9seO0
………
……
…
石田「これが隊長格の霊圧…何て高さだ。…なにぼうっとしている!早く助けに入るぞ黒崎!」
一護「…いや、俺たちは先に行くぞ。たぶん親父と冬獅郎の間には何かがある」
一護「俺達が割って入れば到底解決しねえ何かがな…。ほら、さっさと行くぞ石田」
石田「そんな理由で、って待て黒崎!」
……
…
石田「これが隊長格の霊圧…何て高さだ。…なにぼうっとしている!早く助けに入るぞ黒崎!」
一護「…いや、俺たちは先に行くぞ。たぶん親父と冬獅郎の間には何かがある」
一護「俺達が割って入れば到底解決しねえ何かがな…。ほら、さっさと行くぞ石田」
石田「そんな理由で、って待て黒崎!」
143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/19(金) 00:57:45.42 ID:SX7U9seO0
………
……
…
剣八「ははっ!ははははははは!!!」ギィンギンキィン!!!
月島「ぐっ!僕は君の恩人のはずだ!その僕と戦って心は痛まないのかい?」
剣八「何言ってやがる月島ァ!俺を最高に愉しませてくれるテメェと戦える、それ以上に優先するもんなんざねェだろうがよ!!!」
剣八「さあ!この戦いを楽しもうぜ!!オイ!!」ギィィン!!
月島(挿んで分かった。更木剣八に僕の能力は相性が悪過ぎる)
月島(更木剣八にとっての恩人は戦いの愉しさを教えた人。ここまでの戦闘狂に挿んだ経験がなかったのが失敗だったようだ)
月島(自分から斬らせてくれる相手と、あの巨大な霊圧で思考が鈍ってしまったか)
月島(彼にとって『最高の恩人の僕』をとっさに挿んだ結果がこれとはね…)
月島(もし全力の力を出されれば、…『何年も一緒にいて彼の全てを知っている僕』でも対抗する手段はない)
夜一(月島…あやつは何を言っている。なぜあやつは剣八と知り合いのような会話をしている)
夜一(なぜ剣八は月島の名を最初から呼ばなかった…)
剣八『ほう、まあまあの霊圧じゃねえか、悪くねえ。だがその男はまだ俺と差があるな』
夜一(その男と呼んでいたのが変わったのはいつじゃ…。月島は何かを剣八に行ったと考えるのが妥当じゃろう)
夜一(恐らくそれは月島が無防備の剣八を斬ったとき…。まさかあやつの能力は…!)
夜一(恐らく儂以外の全員が月島に騙されていると見て間違いない。奴の能力は斬った相手の過去の改竄じゃ!)
夜一(月島め、恐らく剣八の過去を変え自身の仲間にしようとしたか。だが剣八の戦いの優先度を自身が越えられなかったようじゃの)
夜一(さてどうする。このまま月島を放っておくか…。いや更木剣八は厄介な上、狙いは一護じゃ。ここは月島に助太刀してでも奴を行動不能にすべきじゃろう!)ザッ!
やちる「剣ちゃんの邪魔しちゃダメだよー!」
夜一「悪いの、そこを通してもらうぞ」
一角「そりゃ無理な話だ。隊長の邪魔させられねぇなぁ」
弓親「君はまずこちらの相手をしてもらうよ」
夜一「増援か…仕方ないようじゃの」
一角「はっ!元二番隊隊長と戦えるなんざツイてるぜ!延びろ!鬼灯丸!」
一角「悪いな弓親、俺が先にいくぜ!」
……
…
剣八「ははっ!ははははははは!!!」ギィンギンキィン!!!
月島「ぐっ!僕は君の恩人のはずだ!その僕と戦って心は痛まないのかい?」
剣八「何言ってやがる月島ァ!俺を最高に愉しませてくれるテメェと戦える、それ以上に優先するもんなんざねェだろうがよ!!!」
剣八「さあ!この戦いを楽しもうぜ!!オイ!!」ギィィン!!
月島(挿んで分かった。更木剣八に僕の能力は相性が悪過ぎる)
月島(更木剣八にとっての恩人は戦いの愉しさを教えた人。ここまでの戦闘狂に挿んだ経験がなかったのが失敗だったようだ)
月島(自分から斬らせてくれる相手と、あの巨大な霊圧で思考が鈍ってしまったか)
月島(彼にとって『最高の恩人の僕』をとっさに挿んだ結果がこれとはね…)
月島(もし全力の力を出されれば、…『何年も一緒にいて彼の全てを知っている僕』でも対抗する手段はない)
夜一(月島…あやつは何を言っている。なぜあやつは剣八と知り合いのような会話をしている)
夜一(なぜ剣八は月島の名を最初から呼ばなかった…)
剣八『ほう、まあまあの霊圧じゃねえか、悪くねえ。だがその男はまだ俺と差があるな』
夜一(その男と呼んでいたのが変わったのはいつじゃ…。月島は何かを剣八に行ったと考えるのが妥当じゃろう)
夜一(恐らくそれは月島が無防備の剣八を斬ったとき…。まさかあやつの能力は…!)
夜一(恐らく儂以外の全員が月島に騙されていると見て間違いない。奴の能力は斬った相手の過去の改竄じゃ!)
夜一(月島め、恐らく剣八の過去を変え自身の仲間にしようとしたか。だが剣八の戦いの優先度を自身が越えられなかったようじゃの)
夜一(さてどうする。このまま月島を放っておくか…。いや更木剣八は厄介な上、狙いは一護じゃ。ここは月島に助太刀してでも奴を行動不能にすべきじゃろう!)ザッ!
やちる「剣ちゃんの邪魔しちゃダメだよー!」
夜一「悪いの、そこを通してもらうぞ」
一角「そりゃ無理な話だ。隊長の邪魔させられねぇなぁ」
弓親「君はまずこちらの相手をしてもらうよ」
夜一「増援か…仕方ないようじゃの」
一角「はっ!元二番隊隊長と戦えるなんざツイてるぜ!延びろ!鬼灯丸!」
一角「悪いな弓親、俺が先にいくぜ!」
144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/19(金) 01:01:42.26 ID:SX7U9seO0
夜一「1対1か、十一番隊らしいの。じゃが儂を相手に何秒もつ…!?これは…」ゴオオオオ!
弓親「虚の霊圧!?馬鹿な!ここは瀞霊廷だぞ!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
一角「あれは虚閃か!?更木隊長!」
剣八「ああ?ごがっ!?」ゴオオオオオオオオオオ!!!
一角「隊長!!!」
やちる「剣ちゃん!!」バッ!
???「よお、間に合ったみてえだな月島ァ」
月島「思ったよりも遅かったね銀城」
夜一「あれは…初代死神代行銀城空吾!?馬鹿な!なぜあやつがここに!?」
銀城「尸魂界に来たのは久しぶりだから仕方ねえだろ。そら、さっさとずらかずぞ」
一角「逃がすかァ!!!」
弓親「咲け 藤孔雀!!」
銀城「うるせぇーんだよ!!三下がァ!!」ズバッ!
一角「ごあっ!?」
月島「遅いよ」ズバッ!
弓親「グッ…くそっ…」
銀城「卍解してりゃこんなもんか。席官程度じゃ話にならねえな」
銀城「おい月島、そいつには挿まねえのか?」
月島「更木剣八に挿んでも意味がないどころか逆効果だったからね。更木に関係のある死神には挿まないよ」
月島「何が起こるかわからないからね」
銀城「そうかい。さて、面倒臭ェ連中が出張って来る前に移動するぞ」
夜一「ほう、お主ら、瞬神と言われた儂の前で逃げる算段とは肝が座っとるの」
銀城「夜一か。確かに逃げるのは難しいが…倒すだけなら問題ねえよ」
月島「あの小さい女の死神は更木のとこに行ったから2対1。それに僕達は別に朽木ルキアの奪還を阻止する気なんてないよ」
月島「ここは見逃してくれてもいいんじゃないかな?」
夜一「そうやすやすと信じられると思うかの」
銀城「仕方ねぇな…。てめえらはなるべく殺したくはなかったんだけどよ」
銀城「じゃあな!!」キイイイイン!!
夜一「虚閃か!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
夜一(なんとか掠っただけですんだが…、このまま2対1ではきついの)
夜一(奴らの目的がルキア救出の阻害ではないらしい…だがあの初代死神代行なら尸魂界で何をしでかすかわからぬ)
夜一(銀城の狙いは恐らく尸魂界への復讐じゃろうからの。月島はその駒と言ったところか)
夜一(とにかく奴らをここで倒さねばならぬか。他の隊長格が来るかもしれぬが仕方ないの)
夜一(虚閃による土埃が消える前に瞬閧で倒すしかあるまい…!?これは!?)ヒュン!
夜一(鎌か!?なに!?)ズバッ
夜一「ぐっ!なんじゃ、今の軌道は…、貴様は…」
弓親「虚の霊圧!?馬鹿な!ここは瀞霊廷だぞ!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
一角「あれは虚閃か!?更木隊長!」
剣八「ああ?ごがっ!?」ゴオオオオオオオオオオ!!!
一角「隊長!!!」
やちる「剣ちゃん!!」バッ!
???「よお、間に合ったみてえだな月島ァ」
月島「思ったよりも遅かったね銀城」
夜一「あれは…初代死神代行銀城空吾!?馬鹿な!なぜあやつがここに!?」
銀城「尸魂界に来たのは久しぶりだから仕方ねえだろ。そら、さっさとずらかずぞ」
一角「逃がすかァ!!!」
弓親「咲け 藤孔雀!!」
銀城「うるせぇーんだよ!!三下がァ!!」ズバッ!
一角「ごあっ!?」
月島「遅いよ」ズバッ!
弓親「グッ…くそっ…」
銀城「卍解してりゃこんなもんか。席官程度じゃ話にならねえな」
銀城「おい月島、そいつには挿まねえのか?」
月島「更木剣八に挿んでも意味がないどころか逆効果だったからね。更木に関係のある死神には挿まないよ」
月島「何が起こるかわからないからね」
銀城「そうかい。さて、面倒臭ェ連中が出張って来る前に移動するぞ」
夜一「ほう、お主ら、瞬神と言われた儂の前で逃げる算段とは肝が座っとるの」
銀城「夜一か。確かに逃げるのは難しいが…倒すだけなら問題ねえよ」
月島「あの小さい女の死神は更木のとこに行ったから2対1。それに僕達は別に朽木ルキアの奪還を阻止する気なんてないよ」
月島「ここは見逃してくれてもいいんじゃないかな?」
夜一「そうやすやすと信じられると思うかの」
銀城「仕方ねぇな…。てめえらはなるべく殺したくはなかったんだけどよ」
銀城「じゃあな!!」キイイイイン!!
夜一「虚閃か!?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
夜一(なんとか掠っただけですんだが…、このまま2対1ではきついの)
夜一(奴らの目的がルキア救出の阻害ではないらしい…だがあの初代死神代行なら尸魂界で何をしでかすかわからぬ)
夜一(銀城の狙いは恐らく尸魂界への復讐じゃろうからの。月島はその駒と言ったところか)
夜一(とにかく奴らをここで倒さねばならぬか。他の隊長格が来るかもしれぬが仕方ないの)
夜一(虚閃による土埃が消える前に瞬閧で倒すしかあるまい…!?これは!?)ヒュン!
夜一(鎌か!?なに!?)ズバッ
夜一「ぐっ!なんじゃ、今の軌道は…、貴様は…」
145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/19(金) 01:03:11.53 ID:SX7U9seO0
檜佐木「月島さんの邪魔はさせん」
夜一「門でおった席官じゃと。そうか月島め、こやつの過去に何かしたようじゃの」
月島「へえ、僕の能力がわかったようだね。そう、僕のブックオブジエンドは斬った相手の過去に僕という存在を挟み込むのさ」
夜一「なん…じゃと…」
月島「今の彼にとって僕は命の恩人だよ」
月島「じゃあここは任せたよ修兵。いくよ銀城」
夜一「逃がさん!瞬閧!!」
バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!
………
……
…
夜一「…浦原の言っておった携帯用義骸か。本物は逃げたようじゃの。倒せたのは操られた席官のみか」
檜佐木「」
夜一「剣八の霊圧もない…か。恐らくあの小さい死神が連れて行ったようじゃの」
夜一「まさかここまで早く1人になるとは…。これからどうするか…」
夜一「門でおった席官じゃと。そうか月島め、こやつの過去に何かしたようじゃの」
月島「へえ、僕の能力がわかったようだね。そう、僕のブックオブジエンドは斬った相手の過去に僕という存在を挟み込むのさ」
夜一「なん…じゃと…」
月島「今の彼にとって僕は命の恩人だよ」
月島「じゃあここは任せたよ修兵。いくよ銀城」
夜一「逃がさん!瞬閧!!」
バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!
………
……
…
夜一「…浦原の言っておった携帯用義骸か。本物は逃げたようじゃの。倒せたのは操られた席官のみか」
檜佐木「」
夜一「剣八の霊圧もない…か。恐らくあの小さい死神が連れて行ったようじゃの」
夜一「まさかここまで早く1人になるとは…。これからどうするか…」
146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/19(金) 01:05:32.40 ID:SX7U9seO0
………
……
…
銀城「追って来ねえか。なんとか逃げ切れたな」
月島「これからどうするんだい、銀城」
銀城「そろそろ旅禍の侵入が瀞霊廷中に広がる頃合いだ。今暴れれば面倒なことになる」
銀城「別の場所で騒ぎが大きくなるまで身を隠す。黒崎達が朽木とやらを助けるために動き出した頃合で俺たちも動くぞ」
月島「じゃあ誰かに見つかる前に早く隠れ場所を見つけないとね」
銀城「そういうことだ。どこか倉庫あたりでも使うか」
銀城「ああ、道中死神がいれば脅すか挿むかで朽木ルキアの処刑時間を調べとかねえとな」ザッ!
………
……
…
???「…」ズズズズズ・・・
???「2つ目の代行証を持つ巨大な霊圧の死神に興味をそそられていたが…」
???「初代死神代行に斬った相手の過去の改竄できる人間とは随分と面白い能力だネ」
???「実に興味が湧いたヨ…」
……
…
銀城「追って来ねえか。なんとか逃げ切れたな」
月島「これからどうするんだい、銀城」
銀城「そろそろ旅禍の侵入が瀞霊廷中に広がる頃合いだ。今暴れれば面倒なことになる」
銀城「別の場所で騒ぎが大きくなるまで身を隠す。黒崎達が朽木とやらを助けるために動き出した頃合で俺たちも動くぞ」
月島「じゃあ誰かに見つかる前に早く隠れ場所を見つけないとね」
銀城「そういうことだ。どこか倉庫あたりでも使うか」
銀城「ああ、道中死神がいれば脅すか挿むかで朽木ルキアの処刑時間を調べとかねえとな」ザッ!
………
……
…
???「…」ズズズズズ・・・
???「2つ目の代行証を持つ巨大な霊圧の死神に興味をそそられていたが…」
???「初代死神代行に斬った相手の過去の改竄できる人間とは随分と面白い能力だネ」
???「実に興味が湧いたヨ…」
188: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 21:10:23.09 ID:FVKYR5lR0
………
……
…
一心「うおっ!?」パキパキ
一心「ぬん!!」バキン
一心「俺の剡月を凍らせるなんざ、強くなったな冬獅郎」
日番谷「日番谷隊長だ。一振りで氷を振り払っておいてよく言うじゃねえか」
日番谷「なめてかかるのもここまでだ」ゴオオオオオオオ!!!
一心「俺がいた頃よりも霊圧の桁が違うな」
日番谷「…とっとと終わりにして、てめえらの計画を全て話してもらうぜ」
一心(これ以上時間をかければ他の隊士が集まってくるか。仕方ねえか)
一心「わかった冬獅郎、話してやるからちょっと待て」
日番谷「だから日番谷隊長だ。…どういう心変わりだ?」
一心「お前になら話してみる価値があると思っただけだ。2度は言わねえからちゃんと聞いてろよ」
………
……
…
一護「くそっ、コソコソしながらじゃなかなか進めねえ。なんとかならねえのかよ」
一護「…無視かよ石田…って石田!?おい!あの野郎どこ行きやがった!」
一護「この瀞霊廷で迷子かよ!聞きたいこともあったのに冗談じゃねえ!」
隊士「おい!旅禍を見つけたぞ!こっちだ!!」
一護「やべっ!もう一般隊士に情報が広まってたのかよ!」
一護「とにかく一旦逃げねえと!石田を探すのは後回しだ!」シュン
……
…
一心「うおっ!?」パキパキ
一心「ぬん!!」バキン
一心「俺の剡月を凍らせるなんざ、強くなったな冬獅郎」
日番谷「日番谷隊長だ。一振りで氷を振り払っておいてよく言うじゃねえか」
日番谷「なめてかかるのもここまでだ」ゴオオオオオオオ!!!
一心「俺がいた頃よりも霊圧の桁が違うな」
日番谷「…とっとと終わりにして、てめえらの計画を全て話してもらうぜ」
一心(これ以上時間をかければ他の隊士が集まってくるか。仕方ねえか)
一心「わかった冬獅郎、話してやるからちょっと待て」
日番谷「だから日番谷隊長だ。…どういう心変わりだ?」
一心「お前になら話してみる価値があると思っただけだ。2度は言わねえからちゃんと聞いてろよ」
………
……
…
一護「くそっ、コソコソしながらじゃなかなか進めねえ。なんとかならねえのかよ」
一護「…無視かよ石田…って石田!?おい!あの野郎どこ行きやがった!」
一護「この瀞霊廷で迷子かよ!聞きたいこともあったのに冗談じゃねえ!」
隊士「おい!旅禍を見つけたぞ!こっちだ!!」
一護「やべっ!もう一般隊士に情報が広まってたのかよ!」
一護「とにかく一旦逃げねえと!石田を探すのは後回しだ!」シュン
189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 21:12:53.26 ID:FVKYR5lR0
………
……
…
一心「つーわけだ。俺達は藍染がルキアを殺して崩玉を手に入れるのを阻止するためにここに来た」
日番谷「あの藍染がだと…、涅や市丸ならまだ納得だが藍染が俺達を騙してた…だと…」
一心「そのうち裏廷隊がルキアの処刑を早めることを伝えに来る。そうなりゃ少しは俺の言うことも信じる気になる」
裏廷隊「日番谷隊長、伝令です」
一心「お、いいタイミングに来たな」
日番谷「…朽木ルキアの処刑を早めることか?」
裏廷隊「すでに伝令済みですか。失礼「待て!」
日番谷「今すぐ伝令神機でこの伝令を回している全ての裏廷隊士の生存を確認しろ!」
裏廷隊「は…はっ!」
一心「そこまで信用ねえのか俺は。別にそいつらを襲って情報を得たわけじゃねえよ」
裏廷隊「ぜ、全員無事です」
日番谷「…そうか。もう下がっていいぞ。あとここで俺がこいつと話していたことは誰にも言うな」
裏廷隊「それは…」
日番谷「わかったか」ゴオオオオオオ
裏廷隊「ひっ!?は、はっ!」シュン
一心「冬獅郎、お前…」
日番谷「勘違いするな。まだ話の全てを納得したわけじゃねえ」
日番谷「そもそも俺もこの事件に納得してるわけじゃねえからな。取り調べの無さや罪歴の無い朽木ルキアが犯人だってことのような不可解な点が多過ぎる」
日番谷「それにあんたが消えたことだって許したわけじゃねえ。まだその理由は話してもらってないからな」
一心「それも後で話すさ。さあ早くここから…ぐっ!?肩が!?」グサグサ
日番谷「これは…」
東仙「清虫二式・紅飛蝗」ヒュンヒュン!!
一心「ちっ!東仙か、藍染の野郎、早速手を出して来やがったか」キィンギン!
日番谷「東仙、これは俺の戦いだ。手を出すんじゃねえ!」
東仙「私には刀を納めたように見えていたが」
日番谷「っ!…まさか本当にお前も」
東仙「…」
日番谷「答えろ、東仙!!」
東仙「志波元隊長から話を聞いたとなれば計画の邪魔になるか…」
東仙「藍染様のために消すもやむなし」
日番谷「嘘…だろ…」
一心「1人で俺達の相手をするつもりか。随分と舐めてくれるな東仙」
東仙「1人で相手をするなどと誰が言った?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!
日番谷「この霊圧…まさか!」
……
…
一心「つーわけだ。俺達は藍染がルキアを殺して崩玉を手に入れるのを阻止するためにここに来た」
日番谷「あの藍染がだと…、涅や市丸ならまだ納得だが藍染が俺達を騙してた…だと…」
一心「そのうち裏廷隊がルキアの処刑を早めることを伝えに来る。そうなりゃ少しは俺の言うことも信じる気になる」
裏廷隊「日番谷隊長、伝令です」
一心「お、いいタイミングに来たな」
日番谷「…朽木ルキアの処刑を早めることか?」
裏廷隊「すでに伝令済みですか。失礼「待て!」
日番谷「今すぐ伝令神機でこの伝令を回している全ての裏廷隊士の生存を確認しろ!」
裏廷隊「は…はっ!」
一心「そこまで信用ねえのか俺は。別にそいつらを襲って情報を得たわけじゃねえよ」
裏廷隊「ぜ、全員無事です」
日番谷「…そうか。もう下がっていいぞ。あとここで俺がこいつと話していたことは誰にも言うな」
裏廷隊「それは…」
日番谷「わかったか」ゴオオオオオオ
裏廷隊「ひっ!?は、はっ!」シュン
一心「冬獅郎、お前…」
日番谷「勘違いするな。まだ話の全てを納得したわけじゃねえ」
日番谷「そもそも俺もこの事件に納得してるわけじゃねえからな。取り調べの無さや罪歴の無い朽木ルキアが犯人だってことのような不可解な点が多過ぎる」
日番谷「それにあんたが消えたことだって許したわけじゃねえ。まだその理由は話してもらってないからな」
一心「それも後で話すさ。さあ早くここから…ぐっ!?肩が!?」グサグサ
日番谷「これは…」
東仙「清虫二式・紅飛蝗」ヒュンヒュン!!
一心「ちっ!東仙か、藍染の野郎、早速手を出して来やがったか」キィンギン!
日番谷「東仙、これは俺の戦いだ。手を出すんじゃねえ!」
東仙「私には刀を納めたように見えていたが」
日番谷「っ!…まさか本当にお前も」
東仙「…」
日番谷「答えろ、東仙!!」
東仙「志波元隊長から話を聞いたとなれば計画の邪魔になるか…」
東仙「藍染様のために消すもやむなし」
日番谷「嘘…だろ…」
一心「1人で俺達の相手をするつもりか。随分と舐めてくれるな東仙」
東仙「1人で相手をするなどと誰が言った?」
ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!
日番谷「この霊圧…まさか!」
192: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 21:18:23.47 ID:FVKYR5lR0
狛村「見つけたぞ旅禍!」
伊場「あの旅禍の羽織は…隊長羽織じゃけぇ!?」
日番谷「七番隊…くそっ」
狛村「貴様…まさか志波隊長が旅禍に成り果てるとは」
一心「相変わらず素顔は隠したままか狛村隊長」
東仙「おしゃべりはここまでだ。旅禍の進撃を止めるぞ、狛村」
狛村「ああ。いくぞ、志波。天遣!!」ゴッ!!
日番谷「氷輪丸!!」ガキィン!
狛村「血迷ったか!?日番谷隊長!」
日番谷「悪いな、しばらく隊を離れるぜ」
一心「おおおお!!!」ブン!
東仙「ふっ!?軽い剣だ」キィン
一心「そりゃそうだろうよ。こっちに力使ったんだからな」ポイ
東仙(刀を放り投げた!?)
一心「破道の八十九 飛竜撃賊震天雷砲!!!」ガガガガガガガガガガ!!!
東仙「ごっ!?っく!詠唱破棄でこの威力!さすがは元隊長か…」
一心「はっ!ありがとよ!月牙…」パシッ
伊場「東仙隊長、助太刀させてもらいやす!」ブン!
一心「くそっ!」キィン
東仙「終わりだ、志波一心。卍…」
???「光の雨<リヒト・レーゲン>」
東仙「なにっ!?」ババババババババババ!!!
一心「この霊圧は…」
伊場「あの旅禍の羽織は…隊長羽織じゃけぇ!?」
日番谷「七番隊…くそっ」
狛村「貴様…まさか志波隊長が旅禍に成り果てるとは」
一心「相変わらず素顔は隠したままか狛村隊長」
東仙「おしゃべりはここまでだ。旅禍の進撃を止めるぞ、狛村」
狛村「ああ。いくぞ、志波。天遣!!」ゴッ!!
日番谷「氷輪丸!!」ガキィン!
狛村「血迷ったか!?日番谷隊長!」
日番谷「悪いな、しばらく隊を離れるぜ」
一心「おおおお!!!」ブン!
東仙「ふっ!?軽い剣だ」キィン
一心「そりゃそうだろうよ。こっちに力使ったんだからな」ポイ
東仙(刀を放り投げた!?)
一心「破道の八十九 飛竜撃賊震天雷砲!!!」ガガガガガガガガガガ!!!
東仙「ごっ!?っく!詠唱破棄でこの威力!さすがは元隊長か…」
一心「はっ!ありがとよ!月牙…」パシッ
伊場「東仙隊長、助太刀させてもらいやす!」ブン!
一心「くそっ!」キィン
東仙「終わりだ、志波一心。卍…」
???「光の雨<リヒト・レーゲン>」
東仙「なにっ!?」ババババババババババ!!!
一心「この霊圧は…」
194: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 21:19:18.99 ID:FVKYR5lR0
石田「不用意に霊圧を上げていたな。隊長格が4人も集まればいやでも遠くまで霊圧を察知できる」
石田「わざわざ戻ってきて正解だったようだ」
東仙「滅却師!…ホワイトの時といい滅却師は何度も邪魔をしてくれる」
一心「ありがとよ石田。…気をつけろ、又聞きの情報だが浦原によると東仙の卍解は触覚以外の五感の喪失だ」
一心「卍解する前に倒すぞ」
石田「あいつが東仙か。わかった、なら僕がもう1人の方をなんとかする」
伊場「卍解を封じるじゃと。ならワシが時間を稼ぐけぇ、その隙に卍解してくだせぇ」
石田「銀鞭下りて五手石床に堕つ 五架縛<ツィエルトクリーク・フォン・キーツ・ハルト・フィエルト グリッツ>!!」
伊場「なんじゃあこれは!?閉じ込められるじゃと!?」
石田「本当は使うつもりはなかったが、役に立ったようだ」
一心「さすがはあいつの息子だ!!」
東仙「くっ!清虫!」リィン
石田(まずい!)シュン!
東仙「逃がしたか。破道の…」
一心「石田に気を取られすぎだ。縛道の六十三!鎖条鎖縛!」
東仙「こんなもの!清「月牙天衝!!!」ズバアッ!!!
東仙「ごはっ!?が…」ドサッ
一心「悪いな、藍染に良い知らせは届けられねえよ」
伊場「おおおお!!!東仙隊長、ご無事で…なっ、東仙隊長!?」バキィン!
伊場「おのれらァ!!」
一心「悪いな、恨まないでくれよ」バキッ
伊場「ぐおっ!?」ビューン
石田「飛んでいった!?霊圧を込めたデコピンでこの威力…。滅茶苦茶だ…」
石田「わざわざ戻ってきて正解だったようだ」
東仙「滅却師!…ホワイトの時といい滅却師は何度も邪魔をしてくれる」
一心「ありがとよ石田。…気をつけろ、又聞きの情報だが浦原によると東仙の卍解は触覚以外の五感の喪失だ」
一心「卍解する前に倒すぞ」
石田「あいつが東仙か。わかった、なら僕がもう1人の方をなんとかする」
伊場「卍解を封じるじゃと。ならワシが時間を稼ぐけぇ、その隙に卍解してくだせぇ」
石田「銀鞭下りて五手石床に堕つ 五架縛<ツィエルトクリーク・フォン・キーツ・ハルト・フィエルト グリッツ>!!」
伊場「なんじゃあこれは!?閉じ込められるじゃと!?」
石田「本当は使うつもりはなかったが、役に立ったようだ」
一心「さすがはあいつの息子だ!!」
東仙「くっ!清虫!」リィン
石田(まずい!)シュン!
東仙「逃がしたか。破道の…」
一心「石田に気を取られすぎだ。縛道の六十三!鎖条鎖縛!」
東仙「こんなもの!清「月牙天衝!!!」ズバアッ!!!
東仙「ごはっ!?が…」ドサッ
一心「悪いな、藍染に良い知らせは届けられねえよ」
伊場「おおおお!!!東仙隊長、ご無事で…なっ、東仙隊長!?」バキィン!
伊場「おのれらァ!!」
一心「悪いな、恨まないでくれよ」バキッ
伊場「ぐおっ!?」ビューン
石田「飛んでいった!?霊圧を込めたデコピンでこの威力…。滅茶苦茶だ…」
195: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 21:22:55.31 ID:FVKYR5lR0
………
……
…
狛村「貴公の氷では儂の天遣を止めることはできぬ。今ならまだ間に合う、こちらへ戻れ!」
日番谷「断る。別にあいつが元上司たがら刀を引いたわけじゃねえ。あいつの言うことの方が正しいと考えただけだ」
狛村「どういうことだ?」
日番谷「通常、死神に刑を執行するのは拘留後30日前後ってとこだ。だが今回は現世であれだけの破壊行為や死神を虐殺した点を考慮しても早すぎる」
日番谷「それどころか執行日がどんどん早まってやがる」
日番谷「それに前代未聞の事件の割りに殲罪宮で取り調べもほとんどされてねえ」
日番谷「つまり裏で手を回して朽木ルキアに罪を被せて殺そうとしている奴がいる。それが藍染や東仙ってことらしい。犯人に関しては半信半疑だがな」
狛村「ふっ、何を言う。藍染隊長や東仙がそんなことをするわけがないだろう」
狛村「だがワシも今回の事件について全てを納得しているわけてわはない。だが元柳斎殿が是と言った」
狛村「ならワシが疑問を挿む余地などない!ゆくぞ…卍解!!!黒縄天遣明王!!!」
日番谷「聞く耳持たずってことか。総隊長への恩はもはや崇拝か。仕方ねえ、卍解 大紅蓮氷輪丸!!!」
日番谷「郡鳥氷柱!!」
狛村「無駄だ、明王にその程度の攻撃は効くまい」
日番谷「竜霰架!!!」ゴオッ!
狛村「ぐっ!?おおおおおおお!!!」バキィン!!
日番谷「ぐあっ!?」ガシャァン!!
日番谷(竜霰架を腕で無理やり叩き落とされた…だと…。だが狛村の胸の傷、あの卍解を竜霰架で刺した場所だ)
日番谷「なるほどな。この卍解の弱点は卍解の傷が使用者とリンクすることか」
……
…
狛村「貴公の氷では儂の天遣を止めることはできぬ。今ならまだ間に合う、こちらへ戻れ!」
日番谷「断る。別にあいつが元上司たがら刀を引いたわけじゃねえ。あいつの言うことの方が正しいと考えただけだ」
狛村「どういうことだ?」
日番谷「通常、死神に刑を執行するのは拘留後30日前後ってとこだ。だが今回は現世であれだけの破壊行為や死神を虐殺した点を考慮しても早すぎる」
日番谷「それどころか執行日がどんどん早まってやがる」
日番谷「それに前代未聞の事件の割りに殲罪宮で取り調べもほとんどされてねえ」
日番谷「つまり裏で手を回して朽木ルキアに罪を被せて殺そうとしている奴がいる。それが藍染や東仙ってことらしい。犯人に関しては半信半疑だがな」
狛村「ふっ、何を言う。藍染隊長や東仙がそんなことをするわけがないだろう」
狛村「だがワシも今回の事件について全てを納得しているわけてわはない。だが元柳斎殿が是と言った」
狛村「ならワシが疑問を挿む余地などない!ゆくぞ…卍解!!!黒縄天遣明王!!!」
日番谷「聞く耳持たずってことか。総隊長への恩はもはや崇拝か。仕方ねえ、卍解 大紅蓮氷輪丸!!!」
日番谷「郡鳥氷柱!!」
狛村「無駄だ、明王にその程度の攻撃は効くまい」
日番谷「竜霰架!!!」ゴオッ!
狛村「ぐっ!?おおおおおおお!!!」バキィン!!
日番谷「ぐあっ!?」ガシャァン!!
日番谷(竜霰架を腕で無理やり叩き落とされた…だと…。だが狛村の胸の傷、あの卍解を竜霰架で刺した場所だ)
日番谷「なるほどな。この卍解の弱点は卍解の傷が使用者とリンクすることか」
199: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 21:37:20.42 ID:FVKYR5lR0
狛村「さっきの一撃で見破ったか。大したものだ…が、この巨大な明王相手にその矮小な卍解でどこまでくらいつけると…」ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
狛村「なんだ…空が、雲に吞まれていく…。なにをした?」
日番谷「天相従臨、俺の氷輪丸の基本能力だ。悪いが、一瞬で終わらせる。これを卍解の状態で試すのは初めてだからな」
狛村「一瞬で終わらせるだと。笑わせる」ゴッ!
日番谷「氷天百華葬」グオッ パラパラパラパラ
狛村「なんだ…雪が降って…なに!?明王に氷の花が咲いただと!」
狛村「振り払っても次々と…おのれ!」
日番谷「百輪の氷の華が咲き終える頃には…お前の命は消えている」
狛村「ぐ…体が…凍えて…動かない…」ギギギ
日番谷「卍解を氷漬けにしたんだ。そのダメージがそのまま自分にきてるようだな」
一心「終わったようだな。それにしてもでかい卍解だ」
石田「これが…卍解…」
一心「殺したのか?」
日番谷「心配するな。俺達がここを離れる前に技を解く。これだけ目立つ技を使ったんだ、早く身を隠すぞ」
ガシャァァァァァァァァン!!!!!
一心「なにが起こった!?」
日番谷「狛村の卍解が解けて纏っていた氷が崩れただけだ。おい、すぐに行「日番谷ァァァ!!!」ガバッ!
日番谷「なに!?まだ動けただと!?」
狛村「なんだ…空が、雲に吞まれていく…。なにをした?」
日番谷「天相従臨、俺の氷輪丸の基本能力だ。悪いが、一瞬で終わらせる。これを卍解の状態で試すのは初めてだからな」
狛村「一瞬で終わらせるだと。笑わせる」ゴッ!
日番谷「氷天百華葬」グオッ パラパラパラパラ
狛村「なんだ…雪が降って…なに!?明王に氷の花が咲いただと!」
狛村「振り払っても次々と…おのれ!」
日番谷「百輪の氷の華が咲き終える頃には…お前の命は消えている」
狛村「ぐ…体が…凍えて…動かない…」ギギギ
日番谷「卍解を氷漬けにしたんだ。そのダメージがそのまま自分にきてるようだな」
一心「終わったようだな。それにしてもでかい卍解だ」
石田「これが…卍解…」
一心「殺したのか?」
日番谷「心配するな。俺達がここを離れる前に技を解く。これだけ目立つ技を使ったんだ、早く身を隠すぞ」
ガシャァァァァァァァァン!!!!!
一心「なにが起こった!?」
日番谷「狛村の卍解が解けて纏っていた氷が崩れただけだ。おい、すぐに行「日番谷ァァァ!!!」ガバッ!
日番谷「なに!?まだ動けただと!?」
200: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/20(土) 21:42:44.87 ID:FVKYR5lR0
狛村「貴公だけでもォ!」ブン!
日番谷(くそっ!間に合わねえ!)
石田「光の風<リヒト・ヴィント>!」ガガガガガガ!
狛村「ぐっ!?貴様!がァ!!」バキィン!
石田「何て奴だ…全て腕で防いだのか!?くっ!」バッ! ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!
狛村「なんだ今のは…さっきの矢ではないな」
狛村「だが全て外したか。これで終わりだ!!…なに!?」ガクン
狛村「ぐ…体が動かぬ…。地面に印だと…」
石田「さっき外したのは矢じゃない。魂を切り裂くもの<ゼーレシュナイダー>、竜弦の隠し倉庫から拝借した品物だ」
狛村「なん…だと…」
一心(お前の息子…少し素行が悪くなってねえか…)
石田「さあ、終わりだよ」ポトッ
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
狛村「ぐっ…ガアアアアアアアアアアアアアア!!!!」ドサッ
一心「こりゃやりすぎだろ…」
日番谷「なんて威力だ…。お前何者だ?」
石田「僕は滅却師、石田雨竜だ。君こそどうしてこちら側に…」
日番谷「滅却師か、霊術院で聞いたことがあるな。とにかく詳しいことは後で話す。今はさっさとずらかるぞ」
一心「誰かさんが卍解なんぞ使うからわんさか死神が寄ってきちまいそうだからな」
日番谷「…あんたとは一回決着をつける必要があるみたいだな」ピクピク
一心「ほう、実力がついた分少し生意気になったな。ま、それ以外は変わらねえけどな」
日番谷「ああ!?背が伸びただろうが!!」
石田(こんなので大丈夫なのか…)
日番谷(くそっ!間に合わねえ!)
石田「光の風<リヒト・ヴィント>!」ガガガガガガ!
狛村「ぐっ!?貴様!がァ!!」バキィン!
石田「何て奴だ…全て腕で防いだのか!?くっ!」バッ! ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!
狛村「なんだ今のは…さっきの矢ではないな」
狛村「だが全て外したか。これで終わりだ!!…なに!?」ガクン
狛村「ぐ…体が動かぬ…。地面に印だと…」
石田「さっき外したのは矢じゃない。魂を切り裂くもの<ゼーレシュナイダー>、竜弦の隠し倉庫から拝借した品物だ」
狛村「なん…だと…」
一心(お前の息子…少し素行が悪くなってねえか…)
石田「さあ、終わりだよ」ポトッ
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
狛村「ぐっ…ガアアアアアアアアアアアアアア!!!!」ドサッ
一心「こりゃやりすぎだろ…」
日番谷「なんて威力だ…。お前何者だ?」
石田「僕は滅却師、石田雨竜だ。君こそどうしてこちら側に…」
日番谷「滅却師か、霊術院で聞いたことがあるな。とにかく詳しいことは後で話す。今はさっさとずらかるぞ」
一心「誰かさんが卍解なんぞ使うからわんさか死神が寄ってきちまいそうだからな」
日番谷「…あんたとは一回決着をつける必要があるみたいだな」ピクピク
一心「ほう、実力がついた分少し生意気になったな。ま、それ以外は変わらねえけどな」
日番谷「ああ!?背が伸びただろうが!!」
石田(こんなので大丈夫なのか…)
205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 00:02:56.29 ID:GupXuMqQ0
………
……
…
銀城「くそっ、厄介な奴に見つかっちまったもんだ。月島ァ、さっさと挿んで終わらせろ!」
月島「もうやってるけど。痛っ!やってくれるね」バキィ!
ネム「くっ…」ドサッ!
月島(この副隊長にも僕の能力が通じないのか。挿んで得たのは知識だけだ)
マユリ「ネムの過去を変えても無駄だよ。ネムの中では私の命令が1番の優先になるように造ってあるからネ」
マユリ「例え私よりも優先するべき者がいたとしてもネ」
月島「ここに来てから僕の能力の意味が無い相手が多過ぎて心が砕けそうだよ」
マユリ「余所見してると終わるヨ?」ギィン!
銀城「危ねえ月島!くそっ!」キィン!
銀城(奴の斬魄刀、なんだあの形状は…。迂闊に近づけねえ)
月島「涅マユリの能力は斬った相手の四肢を動けなくする。掠ればそれで終わりだよ」
銀城「刀まで悪趣味な野郎だ」
マユリ「ネムに能力を使用して知ったようだネ。まったくよく喋る被検体共だヨ」
銀城「そう何度も使うもんじゃねえが仕方ねえな、卍 解!」ゴオオオオオオオオ!!!
マユリ「ほう、それが君の卍解か。なにやら虚の力も混ざっているようだネ」
マユリ「ククッ、これは研究のし甲斐がありそうだヨ!」
銀城「そう易々と捕まえられるとでも思ってんのかよ」
マユリ「思っているから言えるのだヨ。ま、欲を言えばできる限り無傷で捕まってほしいネ。そうすれば研究時の対応を変えてやってもいいが」
銀城「チッ、こんな奴まで隊長かよ。相変わらず死神ってのは腐った組織だぜ」
マユリ「君の考えなどどうでもいいヨ。さあ、そろそろ終わらせるとしよう」
マユリ「卍解の使える個体をぐちゃぐちゃになるまで研究し尽くすのは立場上難しくてねェ」
マユリ「否が応でもその肉体を披検体として捧げてもらうヨ」
……
…
銀城「くそっ、厄介な奴に見つかっちまったもんだ。月島ァ、さっさと挿んで終わらせろ!」
月島「もうやってるけど。痛っ!やってくれるね」バキィ!
ネム「くっ…」ドサッ!
月島(この副隊長にも僕の能力が通じないのか。挿んで得たのは知識だけだ)
マユリ「ネムの過去を変えても無駄だよ。ネムの中では私の命令が1番の優先になるように造ってあるからネ」
マユリ「例え私よりも優先するべき者がいたとしてもネ」
月島「ここに来てから僕の能力の意味が無い相手が多過ぎて心が砕けそうだよ」
マユリ「余所見してると終わるヨ?」ギィン!
銀城「危ねえ月島!くそっ!」キィン!
銀城(奴の斬魄刀、なんだあの形状は…。迂闊に近づけねえ)
月島「涅マユリの能力は斬った相手の四肢を動けなくする。掠ればそれで終わりだよ」
銀城「刀まで悪趣味な野郎だ」
マユリ「ネムに能力を使用して知ったようだネ。まったくよく喋る被検体共だヨ」
銀城「そう何度も使うもんじゃねえが仕方ねえな、卍 解!」ゴオオオオオオオオ!!!
マユリ「ほう、それが君の卍解か。なにやら虚の力も混ざっているようだネ」
マユリ「ククッ、これは研究のし甲斐がありそうだヨ!」
銀城「そう易々と捕まえられるとでも思ってんのかよ」
マユリ「思っているから言えるのだヨ。ま、欲を言えばできる限り無傷で捕まってほしいネ。そうすれば研究時の対応を変えてやってもいいが」
銀城「チッ、こんな奴まで隊長かよ。相変わらず死神ってのは腐った組織だぜ」
マユリ「君の考えなどどうでもいいヨ。さあ、そろそろ終わらせるとしよう」
マユリ「卍解の使える個体をぐちゃぐちゃになるまで研究し尽くすのは立場上難しくてねェ」
マユリ「否が応でもその肉体を披検体として捧げてもらうヨ」
206: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 00:04:28.00 ID:GupXuMqQ0
月島「喋り過ぎだよ」ズバッ
マユリ「なっ!?」
銀城「お前が見てた月島は浦原の携帯用義骸だ。俺の卍解の隙に本物はお前の後ろに周ってたのさ」
月島「さあ、僕はこれで君の命の恩人だ。刀を引いて協力してくれないかい?」
マユリ「…そうだネ。確かに君は私の命の恩人だ」
月島(どうやら今回は上手くいったようだ。…いや、僕が副隊長を斬った時、僕の能力を知っていた)
月島(涅マユリの恩人である僕ならわかる。相手の能力を知った上で来るなら涅マユリは何か対策をしているはずだ)
マユリ「…どうしたのかネ?」グルン
月島「!?」シュン
銀城「どうした月島?挿んだのになぜ距離を取る?」
マユリ「ふん、まったくばれてしまったようだネ」
月島「どういうことかな?」
マユリ「どうということはないよ。私の研究室には自身の記憶のバックアップ装置があるんだヨ」
マユリ「ここに来る前に私の記憶をバックアップしておいて常に同期するようにしておいただけだヨ」
マユリ「同期する期間は君達を見つけた時から過去に設定しておいた」
月島「…それより過去に『僕を』挿んでもさらに上書きされるということか」
マユリ「理解が速いネ。いいヨ、実にいい」
月島「でも僕は君の恩人になったはずだ。その僕がその装置の存在を知らないとはね。それどころか君の情報は副隊長に挿んだ時に得たものが大部分だ」
マユリ「命の恩人『程度』に私が研究内容をペラペラしゃべると思うのかネ?」
マユリ「むしろ本当に君が恩人だったとしてもその場で披検体になってもらっているだろう」
マユリ「そういった意味では君の能力は私にとって対策が必要なものでもなかったかもしれないネ」
銀城「こいつ…狂ってやがる」
マユリ「なっ!?」
銀城「お前が見てた月島は浦原の携帯用義骸だ。俺の卍解の隙に本物はお前の後ろに周ってたのさ」
月島「さあ、僕はこれで君の命の恩人だ。刀を引いて協力してくれないかい?」
マユリ「…そうだネ。確かに君は私の命の恩人だ」
月島(どうやら今回は上手くいったようだ。…いや、僕が副隊長を斬った時、僕の能力を知っていた)
月島(涅マユリの恩人である僕ならわかる。相手の能力を知った上で来るなら涅マユリは何か対策をしているはずだ)
マユリ「…どうしたのかネ?」グルン
月島「!?」シュン
銀城「どうした月島?挿んだのになぜ距離を取る?」
マユリ「ふん、まったくばれてしまったようだネ」
月島「どういうことかな?」
マユリ「どうということはないよ。私の研究室には自身の記憶のバックアップ装置があるんだヨ」
マユリ「ここに来る前に私の記憶をバックアップしておいて常に同期するようにしておいただけだヨ」
マユリ「同期する期間は君達を見つけた時から過去に設定しておいた」
月島「…それより過去に『僕を』挿んでもさらに上書きされるということか」
マユリ「理解が速いネ。いいヨ、実にいい」
月島「でも僕は君の恩人になったはずだ。その僕がその装置の存在を知らないとはね。それどころか君の情報は副隊長に挿んだ時に得たものが大部分だ」
マユリ「命の恩人『程度』に私が研究内容をペラペラしゃべると思うのかネ?」
マユリ「むしろ本当に君が恩人だったとしてもその場で披検体になってもらっているだろう」
マユリ「そういった意味では君の能力は私にとって対策が必要なものでもなかったかもしれないネ」
銀城「こいつ…狂ってやがる」
214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:35:27.13 ID:GupXuMqQ0
マユリ「さあまだ何か見せていない能力があるなら見せるといい。別に躊躇する必要はないヨ」
月島「はは、僕の能力は斬った相手に自分という存在を挿みこむだけさ」
マユリ「成るほど、それが本当かどうかは実験室の中で教えてもら…ゴハッ!?」グサグサグサ
月島「油断しすぎだ。これで二度目だよ」
マユリ「なんだ…お前達…」
片倉「申し訳ございません、涅隊長」
戸隠「月島に仇をなすなら例えあなたといえど…」
吾里「悪いな…あんたに恨みはねえが月島さんにはでかい借りがある」
マユリ「貴様…こいつらにも能力を使っていたな!?」
銀城(そういや門で何人かに挿んでおいたって言ってたな。それがこいつらか)
月島「別に不思議なことじゃないだろう?さあこれで終わりにしようか」
マユリ「ぐ…舐めるなヨ!被検体ごときが!!!卍 解!!」
マユリ「金色疋殺地蔵!!!」
吾里「これは…卍解!」バッ
月島「なっ…なんだこの卍解は…副隊長からも聞いてない!」
マユリ「これで終わりだヨ。私の卍解は周囲100間に私の血から造った致死毒を撒き散らす」
マユリ「生きたまま被検体に出来ないのは残念だがネ!」ゴゴゴゴゴゴ!
銀城「くそっ!毒を撒き散らす上突進までするのかよ!」
???「おおおおおおおお!!!」グシャアアアア!!!
マユリ「ゴブッ…ぐ…卍解ごと潰…」グシャァ
ネム「マユリ様!」バッ
月島「しばらく寝ておいてくれないかい?」ズバッ
ネム「あっ…」ドサッ
銀城「なに!?空から落ちてきただと!?お前は…」
月島「はは、僕の能力は斬った相手に自分という存在を挿みこむだけさ」
マユリ「成るほど、それが本当かどうかは実験室の中で教えてもら…ゴハッ!?」グサグサグサ
月島「油断しすぎだ。これで二度目だよ」
マユリ「なんだ…お前達…」
片倉「申し訳ございません、涅隊長」
戸隠「月島に仇をなすなら例えあなたといえど…」
吾里「悪いな…あんたに恨みはねえが月島さんにはでかい借りがある」
マユリ「貴様…こいつらにも能力を使っていたな!?」
銀城(そういや門で何人かに挿んでおいたって言ってたな。それがこいつらか)
月島「別に不思議なことじゃないだろう?さあこれで終わりにしようか」
マユリ「ぐ…舐めるなヨ!被検体ごときが!!!卍 解!!」
マユリ「金色疋殺地蔵!!!」
吾里「これは…卍解!」バッ
月島「なっ…なんだこの卍解は…副隊長からも聞いてない!」
マユリ「これで終わりだヨ。私の卍解は周囲100間に私の血から造った致死毒を撒き散らす」
マユリ「生きたまま被検体に出来ないのは残念だがネ!」ゴゴゴゴゴゴ!
銀城「くそっ!毒を撒き散らす上突進までするのかよ!」
???「おおおおおおおお!!!」グシャアアアア!!!
マユリ「ゴブッ…ぐ…卍解ごと潰…」グシャァ
ネム「マユリ様!」バッ
月島「しばらく寝ておいてくれないかい?」ズバッ
ネム「あっ…」ドサッ
銀城「なに!?空から落ちてきただと!?お前は…」
215: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:39:14.36 ID:GupXuMqQ0
兕丹坊「ふう、なんとか追いついたべ、月島さん」
月島「いいタイミングだよ兕丹坊。まさか君に助けられるなんて考えてなかったよ」
銀城「それよりもヤバイぞ。体が重くなってきてやがる。毒の周りが早い」
月島「解毒薬の場所なら過去で教えてもらうよ」ズバッ ズバッ
銀城(副隊長にもう一度挿み直したのか)
月島「銀城、解毒薬は副官が持っているようだ。そもそも『この解毒薬を副隊長と一緒に作ったのは僕だからね』」
銀城「なるぼどなァ。…お、あったぜ月島」
月島「ふう、どうやら副隊長には記憶のバックアップはないようだ」
月島「それにこの副隊長が解毒薬の作成に関わってくれていて助かったよ」
銀城「解毒薬は1人か2人分くらいってとこか」
月島「そうか。じゃあ…君達とはここまでだよ」バシュッ
兕丹坊「あがっ!?月島…さん…何を…」ドシャッ
吾里「な、何を…しやがギッ!?」ズバッ
片倉「あぎっ!?」ザシュッ
戸隠「ぐっ…あ…」ブシャア
銀城「こんなとこか。悪いなお前ら、用済みなんだよ」
銀城「片付けは終わった。さっさと逃げるぞ月島」シュン
月島「いいタイミングだよ兕丹坊。まさか君に助けられるなんて考えてなかったよ」
銀城「それよりもヤバイぞ。体が重くなってきてやがる。毒の周りが早い」
月島「解毒薬の場所なら過去で教えてもらうよ」ズバッ ズバッ
銀城(副隊長にもう一度挿み直したのか)
月島「銀城、解毒薬は副官が持っているようだ。そもそも『この解毒薬を副隊長と一緒に作ったのは僕だからね』」
銀城「なるぼどなァ。…お、あったぜ月島」
月島「ふう、どうやら副隊長には記憶のバックアップはないようだ」
月島「それにこの副隊長が解毒薬の作成に関わってくれていて助かったよ」
銀城「解毒薬は1人か2人分くらいってとこか」
月島「そうか。じゃあ…君達とはここまでだよ」バシュッ
兕丹坊「あがっ!?月島…さん…何を…」ドシャッ
吾里「な、何を…しやがギッ!?」ズバッ
片倉「あぎっ!?」ザシュッ
戸隠「ぐっ…あ…」ブシャア
銀城「こんなとこか。悪いなお前ら、用済みなんだよ」
銀城「片付けは終わった。さっさと逃げるぞ月島」シュン
216: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:39:59.13 ID:GupXuMqQ0
………
……
…
マユリ「…甘いんだヨ、旅禍」
マユリ「表面状は潰れて死んでるように見えていただろうが、潰される寸前に体を液体にすれば死ぬことはおろか怪我すらしないのだヨ」
マユリ「フム、瀕死のネムだけでは奴らを捕まえるのは無理だネ。使えない木偶め」
???「…」ザッ ズバッ
マユリ「貴様は!?ガッ!?」
マユリ「液体の状態の私に攻撃を…馬鹿な!?ガハッ!」ザシュッ!
マユリ「貴様…まさか…」
???「…」グサッ
マユリ「ぐ…おのれ…」ドシャッ
……
…
マユリ「…甘いんだヨ、旅禍」
マユリ「表面状は潰れて死んでるように見えていただろうが、潰される寸前に体を液体にすれば死ぬことはおろか怪我すらしないのだヨ」
マユリ「フム、瀕死のネムだけでは奴らを捕まえるのは無理だネ。使えない木偶め」
???「…」ザッ ズバッ
マユリ「貴様は!?ガッ!?」
マユリ「液体の状態の私に攻撃を…馬鹿な!?ガハッ!」ザシュッ!
マユリ「貴様…まさか…」
???「…」グサッ
マユリ「ぐ…おのれ…」ドシャッ
217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:41:26.41 ID:GupXuMqQ0
………
……
…
一護(ふぅ…ようやく殲罪宮の前まで来たぜ)
一護(あの階段を登ればすぐだ。ここは一気に行くぜ)ダッ
???「ん?」
一護「なっ!?」
ゴッツン!!!!!!!
???「ごはぁ!?!?」ドサッ
一護「がっ!?」ズザザザザ
???「いきなり曲がり角から飛び出して来やがって!テメェ!」
一護「ふざけんな!お前が先に飛び出して来たんだろうが!って…恋次!!!」
恋次「アァ?テメェなんで俺の事を知ってやがる?ていうかそのオレンジ頭…旅禍だな?」
一護「くそっ!またここでお前と戦わなきゃなんねえのかよ!」
恋次「チッ!こっちはテメェなんぞと戦ってる暇ねえってのによ!」
一護(そうだ、こいつなら…)
一護「待て!恋次!」
恋次「な!?なんで俺の名前を知ってやがる!?」
一護「そんなことどうてもいいだろ!とにかく恋次、手を貸してくれ!」
恋次「馴れ馴れしく名前で呼びやがって。どういうことだ?」
一護「俺もルキアを助けるためにここに来たんだ」
恋次「なん…だと…。説明しろ旅禍」
………
……
…
恋次「あいつの中にそんなものが…、しかもそれを藍染隊長が狙っているだと…」
恋次「涅隊長ならまだわかる…だがあの藍染隊長はありえねえだろ!」
……
…
一護(ふぅ…ようやく殲罪宮の前まで来たぜ)
一護(あの階段を登ればすぐだ。ここは一気に行くぜ)ダッ
???「ん?」
一護「なっ!?」
ゴッツン!!!!!!!
???「ごはぁ!?!?」ドサッ
一護「がっ!?」ズザザザザ
???「いきなり曲がり角から飛び出して来やがって!テメェ!」
一護「ふざけんな!お前が先に飛び出して来たんだろうが!って…恋次!!!」
恋次「アァ?テメェなんで俺の事を知ってやがる?ていうかそのオレンジ頭…旅禍だな?」
一護「くそっ!またここでお前と戦わなきゃなんねえのかよ!」
恋次「チッ!こっちはテメェなんぞと戦ってる暇ねえってのによ!」
一護(そうだ、こいつなら…)
一護「待て!恋次!」
恋次「な!?なんで俺の名前を知ってやがる!?」
一護「そんなことどうてもいいだろ!とにかく恋次、手を貸してくれ!」
恋次「馴れ馴れしく名前で呼びやがって。どういうことだ?」
一護「俺もルキアを助けるためにここに来たんだ」
恋次「なん…だと…。説明しろ旅禍」
………
……
…
恋次「あいつの中にそんなものが…、しかもそれを藍染隊長が狙っているだと…」
恋次「涅隊長ならまだわかる…だがあの藍染隊長はありえねえだろ!」
218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:42:47.46 ID:GupXuMqQ0
恋次「そもそもそんな荒唐無稽な話、信じるわけねえだろうが!」
一護「だったらなんでルキアは処刑されなきゃなんねえんだよ!あいつが人間や死神を殺して回るような奴かよ!」
一護「昔ずっと一緒にいたお前があいつの事を1番知ってるはずだ!」
恋次「なんで…その事を…」
恋次「くそっ、旅禍の話なんぞ信じるわけにはいかねえ…」
一護「…」
恋次「だがなぁ…テメェが嘘をついてねえってのはわかる。俺の勘だがな」
一護「恋次…お前…」
恋次「勘違いするな。俺はルキアを助けるためにテメェと組むだけだ。とにかく俺はこれから四十六室に行ってルキアの減刑を嘆願するつもりだ」
一護「四十六室は無理だ…。もうみんな死んでる」
恋次「なっ!?馬鹿なこと言ってんじゃねえぞ。だったら今出ている四十六室からの指令は誰が…」
恋次「そもそも四十六室が全滅すれば誰も気づかないわけがない」
一護「鏡花水月…藍染の斬魄刀。それなら出来る」
一護「俺は直接能力を見たわけじゃねえ。ただその完全催眠の能力なら四十六室ってのが生きている状態に錯覚させることは出来る」
恋次「だが…鏡花水月の能力は流水系で相手を翻弄する能力じゃ…。俺だって実際にこの目で…!!」
恋次「まさかあれが催眠の儀式だってのか…。いやそもそも藍染隊長が俺たちを裏切っている証拠なんてねえ。…くそっ、俺はなにを信じればいい」
恋次「そもそもなんで旅禍のテメェが俺や藍染隊長の事を知ってやがる?」
一護「卯ノ花さんや浦原さん…元十二番隊隊長から聞いたんだ。とにかく今はルキアを助けに行かねえと」
???「久方振りに名を聞いても癪に障る男だ」
恋次「!!」
一護「だったらなんでルキアは処刑されなきゃなんねえんだよ!あいつが人間や死神を殺して回るような奴かよ!」
一護「昔ずっと一緒にいたお前があいつの事を1番知ってるはずだ!」
恋次「なんで…その事を…」
恋次「くそっ、旅禍の話なんぞ信じるわけにはいかねえ…」
一護「…」
恋次「だがなぁ…テメェが嘘をついてねえってのはわかる。俺の勘だがな」
一護「恋次…お前…」
恋次「勘違いするな。俺はルキアを助けるためにテメェと組むだけだ。とにかく俺はこれから四十六室に行ってルキアの減刑を嘆願するつもりだ」
一護「四十六室は無理だ…。もうみんな死んでる」
恋次「なっ!?馬鹿なこと言ってんじゃねえぞ。だったら今出ている四十六室からの指令は誰が…」
恋次「そもそも四十六室が全滅すれば誰も気づかないわけがない」
一護「鏡花水月…藍染の斬魄刀。それなら出来る」
一護「俺は直接能力を見たわけじゃねえ。ただその完全催眠の能力なら四十六室ってのが生きている状態に錯覚させることは出来る」
恋次「だが…鏡花水月の能力は流水系で相手を翻弄する能力じゃ…。俺だって実際にこの目で…!!」
恋次「まさかあれが催眠の儀式だってのか…。いやそもそも藍染隊長が俺たちを裏切っている証拠なんてねえ。…くそっ、俺はなにを信じればいい」
恋次「そもそもなんで旅禍のテメェが俺や藍染隊長の事を知ってやがる?」
一護「卯ノ花さんや浦原さん…元十二番隊隊長から聞いたんだ。とにかく今はルキアを助けに行かねえと」
???「久方振りに名を聞いても癪に障る男だ」
恋次「!!」
224: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:50:51.13 ID:GupXuMqQ0
一護「!?砕蜂…」
砕蜂「ほう、私の名を知っているのか。なるほどあの男から聞いたか」
砕蜂「うっとおしい奴だ」シュン!
一護(消えた!)
砕蜂「遅い!っ!?」ギィン!
砕蜂(私の瞬歩についてくるだと!?)
一護(危ねえ、なんとか反応できても始解で次は防げるかわからねえ)
一護(だったら…)
一護「卍解!!」ゴオオオオオ!!!
砕蜂「馬鹿な!?旅禍が卍解するだと!?」
恋次「ぐお!?なんだこの霊圧は!?」
一護「天鎖斬月。うおおおお!!」シュン!
砕蜂「くっ!?」キィン!
砕蜂「チッ!」シュン!
一護「おおおおおお!」バッ!
砕蜂「何!?くっ!?」ザッ!
恋次(旅禍の野郎…砕蜂隊長の動きに完全についていってやがるだと!?いや…あれはむしろ旅禍の方が…)
???「ぶっ潰せ 五形頭!」ドォォン!
一護「うおっ!」ピン!
大前田「指で弾きやがった!?化け物かよあいつ」
砕蜂「遅かったな大前田。大方私がこのままやられれば次は自分が1人であの旅禍と戦うことになると思い来たのだろうが」
大前田「そ、そんなことないですって隊長」
砕蜂「まあいい、行くぞ大前田。お前は阿散井と組んで私を援護しろ」
砕蜂「旅禍を相手に癪だが奴は私の速さと変わらない能力を持っている。貴様ごときが奴の不意をつけると思わないことだ」
大前田「そういことだ、やるぞ阿散井!」シュン!
恋次「お…俺は…俺は…」
砕蜂「なんだ阿散井。旅禍の肩を持つつもりか?」ゴオオオオオオ
恋次(ぐっ!?なんて霊圧だ…。話し合う気もないってことかよ)
恋次「くそっ!」チャキ
一護「待ってくれ恋次!」
砕蜂「ほう、私の名を知っているのか。なるほどあの男から聞いたか」
砕蜂「うっとおしい奴だ」シュン!
一護(消えた!)
砕蜂「遅い!っ!?」ギィン!
砕蜂(私の瞬歩についてくるだと!?)
一護(危ねえ、なんとか反応できても始解で次は防げるかわからねえ)
一護(だったら…)
一護「卍解!!」ゴオオオオオ!!!
砕蜂「馬鹿な!?旅禍が卍解するだと!?」
恋次「ぐお!?なんだこの霊圧は!?」
一護「天鎖斬月。うおおおお!!」シュン!
砕蜂「くっ!?」キィン!
砕蜂「チッ!」シュン!
一護「おおおおおお!」バッ!
砕蜂「何!?くっ!?」ザッ!
恋次(旅禍の野郎…砕蜂隊長の動きに完全についていってやがるだと!?いや…あれはむしろ旅禍の方が…)
???「ぶっ潰せ 五形頭!」ドォォン!
一護「うおっ!」ピン!
大前田「指で弾きやがった!?化け物かよあいつ」
砕蜂「遅かったな大前田。大方私がこのままやられれば次は自分が1人であの旅禍と戦うことになると思い来たのだろうが」
大前田「そ、そんなことないですって隊長」
砕蜂「まあいい、行くぞ大前田。お前は阿散井と組んで私を援護しろ」
砕蜂「旅禍を相手に癪だが奴は私の速さと変わらない能力を持っている。貴様ごときが奴の不意をつけると思わないことだ」
大前田「そういことだ、やるぞ阿散井!」シュン!
恋次「お…俺は…俺は…」
砕蜂「なんだ阿散井。旅禍の肩を持つつもりか?」ゴオオオオオオ
恋次(ぐっ!?なんて霊圧だ…。話し合う気もないってことかよ)
恋次「くそっ!」チャキ
一護「待ってくれ恋次!」
225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:51:20.81 ID:GupXuMqQ0
恋次「はあ!!」ギィン!
大前田「うおっ!阿散井!?」ギギギ
砕蜂「貴様…。この裏切り者が。やれ!大前田!」
大前田「何のつもりか知らねえが刑軍送りにしてやるぜ!五形頭!!」ドォォン!
恋次「戦うしかねえかよ!」バッ!
大前田「阿散井、テメェなに旅禍の肩を持とうとしてるんだ。まさかそいつらを瀞霊廷に招き入れたってわけじゃねえよな?」
砕蜂「うるさいぞ。さっさとそいつを捕らえ…!?」ゴオオオオオオオオオ
砕蜂「この霊圧…馬鹿な!?まさか…」
一護「うおおお!?俺達ごとかよ!捕まれ恋次!!!」バリバリバリバリ!!!!
恋次「うおわあああ!!」
大前田「ぐああああああああ!!!」ドシャ
砕蜂「大前田!隠密機動の恥め!あの程度も避けられんのか!」
???「久方振りじゃが悪いの砕蜂」ガシッ キィィィン
砕蜂「貴様夜一!離せっ!」
夜一「はあ!!!」バリバリバリバリ!
夜一「何をしておる一護!早く逃げるぞ!」
一護「俺達ごと撃っといてそれは無視かよ!」
恋次(し、死ぬかと思った…)
夜一「助けてやったのじゃからピーピー文句を言うな!とにかく今はこの場から離脱じゃ!」
夜一(砕蜂め、随分と腕を上げたようじゃ。瞬閧を寸前で躱すとはの)
一護「わーったよ!行くぞ恋次!」
恋次「だから名前で呼ぶんじゃねえよ!」ダッ
大前田「うおっ!阿散井!?」ギギギ
砕蜂「貴様…。この裏切り者が。やれ!大前田!」
大前田「何のつもりか知らねえが刑軍送りにしてやるぜ!五形頭!!」ドォォン!
恋次「戦うしかねえかよ!」バッ!
大前田「阿散井、テメェなに旅禍の肩を持とうとしてるんだ。まさかそいつらを瀞霊廷に招き入れたってわけじゃねえよな?」
砕蜂「うるさいぞ。さっさとそいつを捕らえ…!?」ゴオオオオオオオオオ
砕蜂「この霊圧…馬鹿な!?まさか…」
一護「うおおお!?俺達ごとかよ!捕まれ恋次!!!」バリバリバリバリ!!!!
恋次「うおわあああ!!」
大前田「ぐああああああああ!!!」ドシャ
砕蜂「大前田!隠密機動の恥め!あの程度も避けられんのか!」
???「久方振りじゃが悪いの砕蜂」ガシッ キィィィン
砕蜂「貴様夜一!離せっ!」
夜一「はあ!!!」バリバリバリバリ!
夜一「何をしておる一護!早く逃げるぞ!」
一護「俺達ごと撃っといてそれは無視かよ!」
恋次(し、死ぬかと思った…)
夜一「助けてやったのじゃからピーピー文句を言うな!とにかく今はこの場から離脱じゃ!」
夜一(砕蜂め、随分と腕を上げたようじゃ。瞬閧を寸前で躱すとはの)
一護「わーったよ!行くぞ恋次!」
恋次「だから名前で呼ぶんじゃねえよ!」ダッ
226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:52:29.90 ID:GupXuMqQ0
夜
〜浦原と夜一訓練場所〜
一護「親父と連絡って言ったって伝令神機は持ってねえぞ」
夜一「仮にそれがあったとしても使いはせん。護廷十三隊には涅マユリがおる。奴なら盗聴することは容易じゃろう」
夜一「まあ見ておけ。縛道の七十七 天挺空羅」
夜一「捕捉完了じゃ」
………
……
…
夜一「さて、現状と明日についてはこんなもんじゃろう。」
一護「冬獅郎が味方についてくれたのは驚いたな」
夜一「図らずとも戦力アップしたのは吉報じゃが、月島が抜けたのはちと痛いの」
一護「…正直、今だに信じられねえよ。月島さんが俺達を記憶ごと騙してたなんて…」
夜一「そもそも喜助が知っていて儂だけが知らんという状態からおかしかったのじゃ」
夜一「月島に銀城…奴らの目的はわからぬ。銀城が言うにはルキア奪還の邪魔はしない、さらには儂らを殺したくはないと言っておった」
夜一「恐らくじゃが儂らは奴らにとっての陽動のようなものじゃろう」
夜一「奴らが言っておった事が本当なら…の話じゃが…」
〜浦原と夜一訓練場所〜
一護「親父と連絡って言ったって伝令神機は持ってねえぞ」
夜一「仮にそれがあったとしても使いはせん。護廷十三隊には涅マユリがおる。奴なら盗聴することは容易じゃろう」
夜一「まあ見ておけ。縛道の七十七 天挺空羅」
夜一「捕捉完了じゃ」
………
……
…
夜一「さて、現状と明日についてはこんなもんじゃろう。」
一護「冬獅郎が味方についてくれたのは驚いたな」
夜一「図らずとも戦力アップしたのは吉報じゃが、月島が抜けたのはちと痛いの」
一護「…正直、今だに信じられねえよ。月島さんが俺達を記憶ごと騙してたなんて…」
夜一「そもそも喜助が知っていて儂だけが知らんという状態からおかしかったのじゃ」
夜一「月島に銀城…奴らの目的はわからぬ。銀城が言うにはルキア奪還の邪魔はしない、さらには儂らを殺したくはないと言っておった」
夜一「恐らくじゃが儂らは奴らにとっての陽動のようなものじゃろう」
夜一「奴らが言っておった事が本当なら…の話じゃが…」
227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:57:52.34 ID:GupXuMqQ0
一護「あいつらの目的…か…。月島さんと銀城の目的…」
一護(なんだ…何か頭が…)
一護「銀…城…」
一護(なんだ…何かが頭に流れ込んできやがる!)
「ラーメン…食うか?」
「わかんなくていーの!どうせすぐ見せるから!」
「代行証だ!!」
「お前…本当に俺の味方なのかよ…!?」
「…ようこそ、XCUTIONへ」
「謝れ」
「その想いは最初からなかった事になるから」
「貰うぜ、お前の完現術」
「胸を張って受け取れ」
「聞くな黒崎!!」
「現世に持って帰って埋めてやりてえ」
一護(なんだよこれ…記憶が。『思い出してる』んじゃねえ…これはどこからから記憶だけが『流れ込んで』くる…」
一護(俺はこんな経験してねえのに!頭に無理矢理入ってきやがる!銀城なんて俺は…俺は…)ガタガタガタ
夜一「一護…落ち着け一護!」
一護(月島…銀城…、俺…は…)ガタガタガタ
夜一「チィッ!」バキィ!
一護「がっ!?」ドシャァ
夜一「どういうことじゃ。一護と銀城との間に何がある…」
恋次「おい!何があった!?」
夜一「恋次か。一護の様子がおかしくての。少し寝かせただけだ」
恋次「…ルキアの処刑日は明日だ。大丈夫なのかよ」
夜一「今は自分の心配をしておけ。明日までに卍解を習得せねばなるんからの」
恋次「ああ、…まさかこいつが俺が具象化まで習得済みってことまで知ってるとはな」
恋次「こいつが言うには、俺は6日程度で卍解を習得したらしい」
恋次「だったらそれを1日で終わらせりゃいいだけの話だ。行くぜ蛇尾丸!!」バッ
夜一(…こちらの戦力は6人。護廷十三隊は狛村隊長に射場副隊長、東仙と3,5,9の副隊長を除いた全員)
夜一(日番谷隊長の話では副隊長の松本乱菊は今回の隊長の行動について尋問のため拘留されている可能性が高いようじゃ)
夜一(追加の戦力としては期待出来そうにない…)
夜一(そして月島と銀城、藍染と市丸がどう動くかはわからぬ)
夜一「万事上手くいくとは思えぬの」
夜一「最悪、何人かが死ぬことになるじゃろう…」
一護(なんだ…何か頭が…)
一護「銀…城…」
一護(なんだ…何かが頭に流れ込んできやがる!)
「ラーメン…食うか?」
「わかんなくていーの!どうせすぐ見せるから!」
「代行証だ!!」
「お前…本当に俺の味方なのかよ…!?」
「…ようこそ、XCUTIONへ」
「謝れ」
「その想いは最初からなかった事になるから」
「貰うぜ、お前の完現術」
「胸を張って受け取れ」
「聞くな黒崎!!」
「現世に持って帰って埋めてやりてえ」
一護(なんだよこれ…記憶が。『思い出してる』んじゃねえ…これはどこからから記憶だけが『流れ込んで』くる…」
一護(俺はこんな経験してねえのに!頭に無理矢理入ってきやがる!銀城なんて俺は…俺は…)ガタガタガタ
夜一「一護…落ち着け一護!」
一護(月島…銀城…、俺…は…)ガタガタガタ
夜一「チィッ!」バキィ!
一護「がっ!?」ドシャァ
夜一「どういうことじゃ。一護と銀城との間に何がある…」
恋次「おい!何があった!?」
夜一「恋次か。一護の様子がおかしくての。少し寝かせただけだ」
恋次「…ルキアの処刑日は明日だ。大丈夫なのかよ」
夜一「今は自分の心配をしておけ。明日までに卍解を習得せねばなるんからの」
恋次「ああ、…まさかこいつが俺が具象化まで習得済みってことまで知ってるとはな」
恋次「こいつが言うには、俺は6日程度で卍解を習得したらしい」
恋次「だったらそれを1日で終わらせりゃいいだけの話だ。行くぜ蛇尾丸!!」バッ
夜一(…こちらの戦力は6人。護廷十三隊は狛村隊長に射場副隊長、東仙と3,5,9の副隊長を除いた全員)
夜一(日番谷隊長の話では副隊長の松本乱菊は今回の隊長の行動について尋問のため拘留されている可能性が高いようじゃ)
夜一(追加の戦力としては期待出来そうにない…)
夜一(そして月島と銀城、藍染と市丸がどう動くかはわからぬ)
夜一「万事上手くいくとは思えぬの」
夜一「最悪、何人かが死ぬことになるじゃろう…」
228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:58:39.44 ID:GupXuMqQ0
〜???〜
???「黒崎一護…少し混線したようだ…」
???「混ざった部分は消しておこう」
???「黒崎一護…少し混線したようだ…」
???「混ざった部分は消しておこう」
229: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:59:10.82 ID:GupXuMqQ0
深夜
〜大霊書回廊〜
藍染(魂魄に内蔵された物質を取り出す方法…)
藍染(双極による処刑が阻止された場合に備えるつもりだったがそう簡単に見つかるものではないか…!?)
藍染「これは…馬鹿な!そんなことが!!」
〜大霊書回廊〜
藍染(魂魄に内蔵された物質を取り出す方法…)
藍染(双極による処刑が阻止された場合に備えるつもりだったがそう簡単に見つかるものではないか…!?)
藍染「これは…馬鹿な!そんなことが!!」
230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 03:59:58.10 ID:GupXuMqQ0
深夜
〜???〜
京楽「封印は解けそうかい?」
浮竹「…まだ時間がかかりそうだ。明日の処刑時刻までにはなんとしてでも解くさ」
京楽「そうかい。なら僕はもう一度四十六室で処刑の取り止めを嘆願してみるよ」
浮竹「…京楽…気づいているか?」
京楽「…ああ、この処刑騒動、明らかに手引きしている誰かがいるねえ。捕縛から処刑までの短さが明らかにおかしい」
京楽「そもそも浮竹の話だとそのルキアちゃんて子が現世で殺戮行為をするようには思えない」
京楽「それにこのタイミングで現世から旅禍が瀞霊廷に侵入…」
京楽「単純に助けに来たのか、それとも旅禍にとってルキアちゃんが殺される前にしないといけない何かがあるのか…」
京楽「単純に処刑を止めただけで全てが解決する問題じゃなさそうだ」
浮竹「…恐らく瀞霊廷全てを巻き込む騒動になるだろう。旅禍の事もある。僕達も気をつけておいた方がいい」
浮竹「僕達が倒れれば…誰も朽木を助けられない」
〜???〜
京楽「封印は解けそうかい?」
浮竹「…まだ時間がかかりそうだ。明日の処刑時刻までにはなんとしてでも解くさ」
京楽「そうかい。なら僕はもう一度四十六室で処刑の取り止めを嘆願してみるよ」
浮竹「…京楽…気づいているか?」
京楽「…ああ、この処刑騒動、明らかに手引きしている誰かがいるねえ。捕縛から処刑までの短さが明らかにおかしい」
京楽「そもそも浮竹の話だとそのルキアちゃんて子が現世で殺戮行為をするようには思えない」
京楽「それにこのタイミングで現世から旅禍が瀞霊廷に侵入…」
京楽「単純に助けに来たのか、それとも旅禍にとってルキアちゃんが殺される前にしないといけない何かがあるのか…」
京楽「単純に処刑を止めただけで全てが解決する問題じゃなさそうだ」
浮竹「…恐らく瀞霊廷全てを巻き込む騒動になるだろう。旅禍の事もある。僕達も気をつけておいた方がいい」
浮竹「僕達が倒れれば…誰も朽木を助けられない」
231: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 04:00:46.55 ID:GupXuMqQ0
明朝
〜 十一番隊隊舎〜
やちる「剣ちゃんもう平気なの?」
剣八「まあな。…行くぜやちる」
剣八「奴を叩っ斬りによォ!」
やちる「なんだか前よりも調子が良いね!剣ちゃん!」
〜 十一番隊隊舎〜
やちる「剣ちゃんもう平気なの?」
剣八「まあな。…行くぜやちる」
剣八「奴を叩っ斬りによォ!」
やちる「なんだか前よりも調子が良いね!剣ちゃん!」
232: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 04:01:15.85 ID:GupXuMqQ0
〜???〜
月島「夜が明けてきたよ」
銀城「逸るなよ月島。昨日そこらの席官の奴に挿んだ時に聞いた情報だと処刑時間はまだ先だ」
銀城「さあ…せいぜいでかい花火を上げろよ黒崎ィ」
月島「夜が明けてきたよ」
銀城「逸るなよ月島。昨日そこらの席官の奴に挿んだ時に聞いた情報だと処刑時間はまだ先だ」
銀城「さあ…せいぜいでかい花火を上げろよ黒崎ィ」
233: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 04:01:42.54 ID:GupXuMqQ0
処刑数時間前
〜朽木邸〜
白哉「行ってくる…緋真…」バタン
白哉(私は…どうすればいい…)
〜朽木邸〜
白哉「行ってくる…緋真…」バタン
白哉(私は…どうすればいい…)
234: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 04:03:39.21 ID:GupXuMqQ0
〜救護詰所〜
四番隊士「もう大丈夫ですか?雛森副隊長?」
雛森「うん、おかげでだいぶ動けるようになったよ」
四番隊士「でもまだ動かない方が…」
雛森「これ以上入院したら藍染隊長に心配かけちゃうよ。だからもう行くね」
雛森(藍染隊長…入院してる間何も連絡が無かったなあ。何かあったのかな?)
雛森(まずは藍染隊長を探さないと!)
………
……
…
四番隊士「山田七席!」
花太郎「うわあ!?な、なんですか急に!」
四番隊士「斑目三席と綾瀬川五席が部屋から消えました!」
花太郎「えええええええ!?!?」
四番隊士「部屋の状況から見て自分達で抜け出したと思われます」
花太郎「わ、わかりました。隊長と副隊長には僕から伝えておきます」
花太郎「今は重症の狛村隊長と射場副隊長の治療に専念してください」
四番隊士「はいっ!」スタスタ・・・
花太郎(まさか抜け出すなんて…。昨日の夜あの二人に脅されて瓠丸を使った時にちゃんと入院しておくように言ったのに…)
四番隊士「もう大丈夫ですか?雛森副隊長?」
雛森「うん、おかげでだいぶ動けるようになったよ」
四番隊士「でもまだ動かない方が…」
雛森「これ以上入院したら藍染隊長に心配かけちゃうよ。だからもう行くね」
雛森(藍染隊長…入院してる間何も連絡が無かったなあ。何かあったのかな?)
雛森(まずは藍染隊長を探さないと!)
………
……
…
四番隊士「山田七席!」
花太郎「うわあ!?な、なんですか急に!」
四番隊士「斑目三席と綾瀬川五席が部屋から消えました!」
花太郎「えええええええ!?!?」
四番隊士「部屋の状況から見て自分達で抜け出したと思われます」
花太郎「わ、わかりました。隊長と副隊長には僕から伝えておきます」
花太郎「今は重症の狛村隊長と射場副隊長の治療に専念してください」
四番隊士「はいっ!」スタスタ・・・
花太郎(まさか抜け出すなんて…。昨日の夜あの二人に脅されて瓠丸を使った時にちゃんと入院しておくように言ったのに…)
244: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 21:36:46.67 ID:GupXuMqQ0
〜双極の丘〜
卯ノ花「…集まりが悪いようですね、勇音」
勇音「七番隊と十二番隊は仕方ないですけど、他の方々はあまり来られてないようですね」
卯ノ花「集まっているのは一番隊と二番隊隊長、三番隊隊長のみですね」
勇音「十一番隊はともかく他の隊長格の方々はどうなされたのでしょう……!」
白哉「…」ザッ
卯ノ花(遅かったですね朽木隊長。妹の刑の執行、心の整理はついたのでしょうか)
砕蜂「…」
砕蜂(早く来るがいい、夜一。貴様の目的は昨日旅禍から聞かせてもらった)
砕蜂(私の尊敬と信頼を裏切った貴様を…私は…)
市丸(さあこの処刑…どないなるやろなあ)
卯ノ花「…集まりが悪いようですね、勇音」
勇音「七番隊と十二番隊は仕方ないですけど、他の方々はあまり来られてないようですね」
卯ノ花「集まっているのは一番隊と二番隊隊長、三番隊隊長のみですね」
勇音「十一番隊はともかく他の隊長格の方々はどうなされたのでしょう……!」
白哉「…」ザッ
卯ノ花(遅かったですね朽木隊長。妹の刑の執行、心の整理はついたのでしょうか)
砕蜂「…」
砕蜂(早く来るがいい、夜一。貴様の目的は昨日旅禍から聞かせてもらった)
砕蜂(私の尊敬と信頼を裏切った貴様を…私は…)
市丸(さあこの処刑…どないなるやろなあ)
245: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 21:38:46.15 ID:GupXuMqQ0
………
……
…
砕蜂(来たか。さあどこから攻めて来る夜一)
ルキア「…」ザッ
白哉「…」フッ
ルキア(兄様…)
元柳斎「何か遺す言葉はあるかの?」
ルキア「…」
元柳斎「無いようじゃの。…双極を解放する」スッ
???「ううおおおおおおおおおおお!!!」
砕蜂「虚の霊圧!?空からだと!?」
一護(虚化)「月牙天衝!!!」ゴオオオオオオオ!!!
市丸「ひゃあ、派手やなあ。解放前に双極壊されてもうたやん」
白哉「この霊圧の高さ…まさか卍解、いやさらに上…」
元柳斎「何奴」
一護「よお、助けに来たぜ。ルキア」ズァ
ルキア「なっ!一護…、なぜここに「歯を食いしばれよルキア!」ブン!!
ルキア「キャアアアアアアアアア!!」ビューン!!
夜一「よくやった一護!」ガシッ
砕蜂「しまった!上に気を取られ過ぎた!夜一ィ!」
夜一「ではの砕蜂!ルキアは貰って行くぞ」シュン!
砕蜂「おのれ!逃がさん!」
一護「それはこっちのセリフだぜ」ガシッ
砕蜂「貴様旅禍!邪魔を…!」
一護「おおおお!!!」ブン!
砕蜂「投げただと!?」
一護「場所を移すぜ、月牙天衝!」ゴオオオオオ!!
……
…
砕蜂(来たか。さあどこから攻めて来る夜一)
ルキア「…」ザッ
白哉「…」フッ
ルキア(兄様…)
元柳斎「何か遺す言葉はあるかの?」
ルキア「…」
元柳斎「無いようじゃの。…双極を解放する」スッ
???「ううおおおおおおおおおおお!!!」
砕蜂「虚の霊圧!?空からだと!?」
一護(虚化)「月牙天衝!!!」ゴオオオオオオオ!!!
市丸「ひゃあ、派手やなあ。解放前に双極壊されてもうたやん」
白哉「この霊圧の高さ…まさか卍解、いやさらに上…」
元柳斎「何奴」
一護「よお、助けに来たぜ。ルキア」ズァ
ルキア「なっ!一護…、なぜここに「歯を食いしばれよルキア!」ブン!!
ルキア「キャアアアアアアアアア!!」ビューン!!
夜一「よくやった一護!」ガシッ
砕蜂「しまった!上に気を取られ過ぎた!夜一ィ!」
夜一「ではの砕蜂!ルキアは貰って行くぞ」シュン!
砕蜂「おのれ!逃がさん!」
一護「それはこっちのセリフだぜ」ガシッ
砕蜂「貴様旅禍!邪魔を…!」
一護「おおおお!!!」ブン!
砕蜂「投げただと!?」
一護「場所を移すぜ、月牙天衝!」ゴオオオオオ!!
246: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 21:39:21.57 ID:GupXuMqQ0
………
……
…
白哉「…」ザッ!
冬獅郎「行かせねえよ朽木」
白哉「日番谷隊長…、解せぬ。兄程の者が旅禍についたというのか?」
冬獅郎「そういうわけじゃねえ。俺は自分の考えで処刑を止めに来ただけだ」
白哉「そうか。では遠慮はせぬ。散れ 千本桜」
………
……
…
市丸「日番谷隊長があっち側につくとはなあ」
一心「おいおい、俺を目の前にしてよそ見とは余裕だな」
市丸「僕は別に何かしようなんて思てないで。まあゆっくりしよ」
市丸「どう転んでも藍染隊長の掌の上なんやからさ」
一心「はっ、そうかい。とにかくお前がどう言おうとこっちは信用する気はねえんだ」
市丸「…できれば戦いたくないんやけど、しゃあないなあ」
……
…
白哉「…」ザッ!
冬獅郎「行かせねえよ朽木」
白哉「日番谷隊長…、解せぬ。兄程の者が旅禍についたというのか?」
冬獅郎「そういうわけじゃねえ。俺は自分の考えで処刑を止めに来ただけだ」
白哉「そうか。では遠慮はせぬ。散れ 千本桜」
………
……
…
市丸「日番谷隊長があっち側につくとはなあ」
一心「おいおい、俺を目の前にしてよそ見とは余裕だな」
市丸「僕は別に何かしようなんて思てないで。まあゆっくりしよ」
市丸「どう転んでも藍染隊長の掌の上なんやからさ」
一心「はっ、そうかい。とにかくお前がどう言おうとこっちは信用する気はねえんだ」
市丸「…できれば戦いたくないんやけど、しゃあないなあ」
247: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 21:40:01.20 ID:GupXuMqQ0
………
……
…
石田「動くな、他の戦いの助太刀へは行かせない」
卯ノ花「ご心配なく。私達に戦う意思はありません」
勇音「卯ノ花隊長!?」
卯ノ花「勇音、そして旅禍の滅却師、少し話をしたいと思います」
石田「…どういうつもりだ?朽木を連れ戻す気はないということか?」
卯ノ花「今回の処刑、私も納得したわけではございません。そこで貴方がたのお話を聞く必要があると判断しました」
勇音「し、しかし卯ノ花隊長!それでは…」
卯ノ花「勇音…、貴方も来ていただけますね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
勇音「は、はい…」
卯ノ花「そうと決まればここから離れて、落ち着いて話せるところに向かいましょう」
卯ノ花「貴方もいいですね?」
石田「待て!僕はそんな手には…!」
卯ノ花「いいですね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
石田「は、はい…」
卯ノ花「では着いて来てください」ザッ
石田「どうしてこんなことに…」
卯ノ花「…」スタスタ
卯ノ花「…クク」ニヤァ
……
…
石田「動くな、他の戦いの助太刀へは行かせない」
卯ノ花「ご心配なく。私達に戦う意思はありません」
勇音「卯ノ花隊長!?」
卯ノ花「勇音、そして旅禍の滅却師、少し話をしたいと思います」
石田「…どういうつもりだ?朽木を連れ戻す気はないということか?」
卯ノ花「今回の処刑、私も納得したわけではございません。そこで貴方がたのお話を聞く必要があると判断しました」
勇音「し、しかし卯ノ花隊長!それでは…」
卯ノ花「勇音…、貴方も来ていただけますね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
勇音「は、はい…」
卯ノ花「そうと決まればここから離れて、落ち着いて話せるところに向かいましょう」
卯ノ花「貴方もいいですね?」
石田「待て!僕はそんな手には…!」
卯ノ花「いいですね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
石田「は、はい…」
卯ノ花「では着いて来てください」ザッ
石田「どうしてこんなことに…」
卯ノ花「…」スタスタ
卯ノ花「…クク」ニヤァ
248: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 21:40:40.88 ID:GupXuMqQ0
………
……
…
元柳斎「…」
雀部「…」ザッ!
日番谷「朽木を追うつもりか!待て雀部!」
白哉「破道の三十二 蒼火墜」ドン!
日番谷「くそっ!止められねえ!」
………
……
…
夜一「…この霊圧、隊長格の誰かが儂等を追いかけて来ておるの」
夜一「一気に瞬歩で引き離すかの…!ほう、あやつめ、どうやら間に合ったようじゃの」
ルキア「この霊圧…まさか!」
???「よう、雀部副隊長。ここから先は通せねえな」ザッ!
雀部「この霊圧、阿散井恋次か。何のつもりだ?」
恋次「さっき言ったはずだ。ここは通さねえってよ!咆えろ 蛇尾丸!」
雀部「謀反か。穿て 厳霊丸」
ルキア「恋次…お前がどうして…」
恋次「悪ィが話は後だ。さっさと逃げろよ。すぐに追いついてやらあ!」ダッ!
夜一「頼んだぞ恋次!!」シュン!
雀部「…阿散井、元柳斎殿の命に背くとは愚かな。容赦はせぬ。濡らせ…厳霊丸」ゴゴゴゴゴゴ
恋次「空が…雲に覆われていくだと」
雀部「天候を操るのが日番谷隊長だけだと思わぬ方がいい」
恋次「そうかよ。ならこっちからも言わせてもらうぜ」
恋次「卍解できるのは隊長だけだと思うなよ!」
雀部「!?まさか…」
恋次「卍 解!!」ゴオオオオオオオ!!!
……
…
元柳斎「…」
雀部「…」ザッ!
日番谷「朽木を追うつもりか!待て雀部!」
白哉「破道の三十二 蒼火墜」ドン!
日番谷「くそっ!止められねえ!」
………
……
…
夜一「…この霊圧、隊長格の誰かが儂等を追いかけて来ておるの」
夜一「一気に瞬歩で引き離すかの…!ほう、あやつめ、どうやら間に合ったようじゃの」
ルキア「この霊圧…まさか!」
???「よう、雀部副隊長。ここから先は通せねえな」ザッ!
雀部「この霊圧、阿散井恋次か。何のつもりだ?」
恋次「さっき言ったはずだ。ここは通さねえってよ!咆えろ 蛇尾丸!」
雀部「謀反か。穿て 厳霊丸」
ルキア「恋次…お前がどうして…」
恋次「悪ィが話は後だ。さっさと逃げろよ。すぐに追いついてやらあ!」ダッ!
夜一「頼んだぞ恋次!!」シュン!
雀部「…阿散井、元柳斎殿の命に背くとは愚かな。容赦はせぬ。濡らせ…厳霊丸」ゴゴゴゴゴゴ
恋次「空が…雲に覆われていくだと」
雀部「天候を操るのが日番谷隊長だけだと思わぬ方がいい」
恋次「そうかよ。ならこっちからも言わせてもらうぜ」
恋次「卍解できるのは隊長だけだと思うなよ!」
雀部「!?まさか…」
恋次「卍 解!!」ゴオオオオオオオ!!!
249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 21:41:57.82 ID:GupXuMqQ0
〜十三番隊隊舎〜
浮竹「ふう…、なんとか間に合った。あとは京楽が戻るのを待つだけか」ガチャ
浮竹「処刑時間まではあと少し…か」
浮竹「とにかく一度外に出てみるか……これは!!」
清音「…」
仙太郎「…」
浮竹「清音!仙太郎!一体何があ「よお、浮竹ェ」
浮竹「お前は!ぐぅ!?」ズバッ ボトボト
銀城「久しぶりだなァ、浮竹よォ!」
浮竹「銀…城…」
月島「いきなり両手首を斬り落とすなんて容赦ないね」
銀城「悪ィな浮竹、テメェには容赦なんざしねえよ。なにしろ俺を裏切ってくれたんだからなァ!」
銀城「まさか信じた奴らに首輪を着けられると思わなかったよ」
浮竹「違う…、俺はそんなつもりで代行証を渡したわけでは…」
銀城「監視と制御、逆らえば抹殺するつもりだろうがよ!今更なに言ってんだァ?」
銀城「とにかくテメェはここで終わりだ」
浮竹「ぐ…待ってくれ…、清音と仙太郎だけでも…」
銀城「ああ、そこの死神か。もう死んでんだよ。それもこれもテメェのせいだがなァ!」
銀城「言い遺すことがあるなら言っとけ」
浮竹「…俺はまだやることが…ある…。頼む、俺の代わりに朽「じゃあなァ浮竹!!」ズバッ! ゴロン・・・
銀城「悪ィな、最後まで聞いてやるなんて言ってねえよ」
月島「断頭…トドメは必要なさそうだ」
銀城「じゃあな浮竹、裏切ってくれたツケは返し「浮竹ええええエエエエエエエ!!!!!」バッ
銀城「京楽か!?浮竹の霊圧が消えたのを察知して来やがったかよ!」ギィィン
月島「一足遅かったね。浮竹はもう死んだよ」
京楽「……」ギンィンキンギン!!!
銀城「頭に血が上って言葉も出ねえかよ!」
月島「そんな状態で僕達を斬ろうだなんて笑わせる」ブン!
京楽「…」ギン!
月島「…へえ、二刀使いか。斬魄刀が2本なんて初めて見たよ」
銀城「仕方ねぇ、テメェも浮竹と同じ末路にしてやるよォ!」
京楽「銀城オオオオオオオオオ!!!!!」
銀城「卍 解!!」ゴオオオオオオオ!
浮竹「ふう…、なんとか間に合った。あとは京楽が戻るのを待つだけか」ガチャ
浮竹「処刑時間まではあと少し…か」
浮竹「とにかく一度外に出てみるか……これは!!」
清音「…」
仙太郎「…」
浮竹「清音!仙太郎!一体何があ「よお、浮竹ェ」
浮竹「お前は!ぐぅ!?」ズバッ ボトボト
銀城「久しぶりだなァ、浮竹よォ!」
浮竹「銀…城…」
月島「いきなり両手首を斬り落とすなんて容赦ないね」
銀城「悪ィな浮竹、テメェには容赦なんざしねえよ。なにしろ俺を裏切ってくれたんだからなァ!」
銀城「まさか信じた奴らに首輪を着けられると思わなかったよ」
浮竹「違う…、俺はそんなつもりで代行証を渡したわけでは…」
銀城「監視と制御、逆らえば抹殺するつもりだろうがよ!今更なに言ってんだァ?」
銀城「とにかくテメェはここで終わりだ」
浮竹「ぐ…待ってくれ…、清音と仙太郎だけでも…」
銀城「ああ、そこの死神か。もう死んでんだよ。それもこれもテメェのせいだがなァ!」
銀城「言い遺すことがあるなら言っとけ」
浮竹「…俺はまだやることが…ある…。頼む、俺の代わりに朽「じゃあなァ浮竹!!」ズバッ! ゴロン・・・
銀城「悪ィな、最後まで聞いてやるなんて言ってねえよ」
月島「断頭…トドメは必要なさそうだ」
銀城「じゃあな浮竹、裏切ってくれたツケは返し「浮竹ええええエエエエエエエ!!!!!」バッ
銀城「京楽か!?浮竹の霊圧が消えたのを察知して来やがったかよ!」ギィィン
月島「一足遅かったね。浮竹はもう死んだよ」
京楽「……」ギンィンキンギン!!!
銀城「頭に血が上って言葉も出ねえかよ!」
月島「そんな状態で僕達を斬ろうだなんて笑わせる」ブン!
京楽「…」ギン!
月島「…へえ、二刀使いか。斬魄刀が2本なんて初めて見たよ」
銀城「仕方ねぇ、テメェも浮竹と同じ末路にしてやるよォ!」
京楽「銀城オオオオオオオオオ!!!!!」
銀城「卍 解!!」ゴオオオオオオオ!
250: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 21:46:58.50 ID:GupXuMqQ0
〜双極の丘〜
元柳斎「…!これは…」ピクッ
元柳斎「…十四郎の霊圧が消えたじゃと…」
元柳斎「おのれ!逃がさん!」シュン!
………
……
…
一心「!!…総隊長自ら動きやがった!くそっ、夜一を追うつもりか!」
市丸「射殺せ 神槍」スッ
一心「チッ!やっぱあいつをなんとかしねえとどうしようもねえか」ガキイン!
市丸「余所見してたらあかんで。さっき自分で言うてたのになあ」
市丸「そんなに他が気になるんやったら、さっさと終わらせよか」
一心「そりゃこっちのセリフだ」
市丸「…ええこと教えといたるわ。僕の神槍、始解で伸びるのは刀百本分なんや」
一心「んなもん知ってるよ。だからどうした」
市丸「へえ、何で知ってるんやろね。志波“隊長”に話した覚えはないんやけどなあ」
一心(くそっ、口が滑っちまった。悪いな一護)
市丸「なるほど…あの子か、それとも乱菊あたりから聞いたんかな。まあええわ。ちなみに百本分伸びるいうのはこういう使い方もできるんやで」グサッ
一心(刀を地面に刺した…こいつ何をするつもりだ。いや、それよりもさっきの言葉…『あの子』だと?どういうことだ)
元柳斎「…!これは…」ピクッ
元柳斎「…十四郎の霊圧が消えたじゃと…」
元柳斎「おのれ!逃がさん!」シュン!
………
……
…
一心「!!…総隊長自ら動きやがった!くそっ、夜一を追うつもりか!」
市丸「射殺せ 神槍」スッ
一心「チッ!やっぱあいつをなんとかしねえとどうしようもねえか」ガキイン!
市丸「余所見してたらあかんで。さっき自分で言うてたのになあ」
市丸「そんなに他が気になるんやったら、さっさと終わらせよか」
一心「そりゃこっちのセリフだ」
市丸「…ええこと教えといたるわ。僕の神槍、始解で伸びるのは刀百本分なんや」
一心「んなもん知ってるよ。だからどうした」
市丸「へえ、何で知ってるんやろね。志波“隊長”に話した覚えはないんやけどなあ」
一心(くそっ、口が滑っちまった。悪いな一護)
市丸「なるほど…あの子か、それとも乱菊あたりから聞いたんかな。まあええわ。ちなみに百本分伸びるいうのはこういう使い方もできるんやで」グサッ
一心(刀を地面に刺した…こいつ何をするつもりだ。いや、それよりもさっきの言葉…『あの子』だと?どういうことだ)
253: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/21(日) 21:50:58.71 ID:GupXuMqQ0
市丸「ぼーっとしてたらあかんで。そぉら…射殺せ 神槍」ズサズサズサズサズサズサズサ!
一心「地面から刀が無数にだと!?枝分かれできるってことか!」バッ
市丸「飛んで避けても無駄や。卍 解 神殺槍」
一心「てめえ…!破道の三十二 黄火閃! 」ドウッ
市丸「無駄や…無踏」シュッ!
一心「ごふっ!?」グサッ ドサッ
市丸「空中じゃ上手いこと避けるんわ無理やったみたいやなあ」
市丸「終わりみたいやね。その状態であんま動かん方がええよ」
一心「く…そ…」
市丸「ほなバイバーイ」シュン
一心「おい…どういうつもり…だ…」
一心(あの野郎、なんでトドメを刺さねえ。その時間すら惜しいってことなのか?)
一心「地面から刀が無数にだと!?枝分かれできるってことか!」バッ
市丸「飛んで避けても無駄や。卍 解 神殺槍」
一心「てめえ…!破道の三十二 黄火閃! 」ドウッ
市丸「無駄や…無踏」シュッ!
一心「ごふっ!?」グサッ ドサッ
市丸「空中じゃ上手いこと避けるんわ無理やったみたいやなあ」
市丸「終わりみたいやね。その状態であんま動かん方がええよ」
一心「く…そ…」
市丸「ほなバイバーイ」シュン
一心「おい…どういうつもり…だ…」
一心(あの野郎、なんでトドメを刺さねえ。その時間すら惜しいってことなのか?)
262: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 00:40:02.71 ID:AXOXOFns0
………
……
…
日番谷「志波がやられたか。くそっ、市丸が追って行きやがったか」
日番谷「…悠長にやってる場合じゃねえ。 卍 解 大紅蓮氷輪丸!!!」
白哉「…卍 解 千本桜景厳」ズラァ
日番谷「なにっ!?刃の量が始解の比じゃねえ!氷竜旋尾!!」ゴオッ!
白哉「鈍い」ガガガガガ!
日番谷「群鳥氷柱!!」ドンドンドン!!
白哉「防いだ刃が凍ったか。だがこの程度では私に届くことはない」
日番谷「それでも凍らせれば刃は動かせねえようだな」
白哉「…ほう、たかが数千の刃を凍らせただけでよほど気分がいいと見える」バッ
日番谷「刃の速さが一気に上がっただと!?」ザザザザザザ
日番谷「四方を囲まれた…!!くっ!」ザザザザザザザザザザ
白哉「手掌で操れば千本桜景厳の速度は2倍。ここまでだ、吭景・千本桜景厳」グシャァッ
白哉「刃の喉に呑まれて消えろ」
白哉「終わったか…!?」パギィ!!
白哉「なんだと、吭景が全て凍るなど…」
日番谷「詰めが甘かったな朽木」
白哉「生きていたのか、日番谷隊長」
日番谷「残氷人形…こんな騙し討ち1度しか使えねえ。あの量の刃をちまちま凍らせるのは無理でも1箇所に固まった瞬間なら全て凍らせることはできないことじゃねえ」
朽木「おのれ…」
日番谷「終わりだ朽木」ドンドンドンドンドン!!!
朽木「地面から氷の柱、いつの間に」
日番谷「仕込む時間は一晩あった。朽木の武器が億の刃なら…俺の武器はこの大気にある全ての水だ」
日番谷「千年 氷牢」ガシャン パキィッ!
日番谷「悪いな、テメェの妹は殺させてやれねえ」
……
…
日番谷「志波がやられたか。くそっ、市丸が追って行きやがったか」
日番谷「…悠長にやってる場合じゃねえ。 卍 解 大紅蓮氷輪丸!!!」
白哉「…卍 解 千本桜景厳」ズラァ
日番谷「なにっ!?刃の量が始解の比じゃねえ!氷竜旋尾!!」ゴオッ!
白哉「鈍い」ガガガガガ!
日番谷「群鳥氷柱!!」ドンドンドン!!
白哉「防いだ刃が凍ったか。だがこの程度では私に届くことはない」
日番谷「それでも凍らせれば刃は動かせねえようだな」
白哉「…ほう、たかが数千の刃を凍らせただけでよほど気分がいいと見える」バッ
日番谷「刃の速さが一気に上がっただと!?」ザザザザザザ
日番谷「四方を囲まれた…!!くっ!」ザザザザザザザザザザ
白哉「手掌で操れば千本桜景厳の速度は2倍。ここまでだ、吭景・千本桜景厳」グシャァッ
白哉「刃の喉に呑まれて消えろ」
白哉「終わったか…!?」パギィ!!
白哉「なんだと、吭景が全て凍るなど…」
日番谷「詰めが甘かったな朽木」
白哉「生きていたのか、日番谷隊長」
日番谷「残氷人形…こんな騙し討ち1度しか使えねえ。あの量の刃をちまちま凍らせるのは無理でも1箇所に固まった瞬間なら全て凍らせることはできないことじゃねえ」
朽木「おのれ…」
日番谷「終わりだ朽木」ドンドンドンドンドン!!!
朽木「地面から氷の柱、いつの間に」
日番谷「仕込む時間は一晩あった。朽木の武器が億の刃なら…俺の武器はこの大気にある全ての水だ」
日番谷「千年 氷牢」ガシャン パキィッ!
日番谷「悪いな、テメェの妹は殺させてやれねえ」
263: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 00:40:42.80 ID:AXOXOFns0
〜十三番隊隊舎〜
京楽「ごふっ…」ドサッ
月島「終わったみたいだね」
銀城「馬鹿が。1人で突っ込んでくるなんざいい的だ」
月島「さて、これからどうするんだい銀城?」
銀城「そうだな、じゃあ…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
月島「この喉元に刀を突き付けられてるような感覚…まさかね」
銀城「この霊圧は…、よりにもよってこのタイミングかよ」
やちる「いたよ剣ちゃん!!」
剣八「よお、月島ァ。テメェを叩っ斬りに来たぜ」
月島「隊長格と三連戦か。ついてないね」
銀城「こいつ…この前に感じた時よりも霊圧が跳ね上がってやがる」
銀城「…今の消耗した俺達じゃ勝ち目はねぇ…くそっ」
月島「…まだだよ、銀城。『この』更木剣八ならたった1つだけ倒す方法がある」
京楽「ごふっ…」ドサッ
月島「終わったみたいだね」
銀城「馬鹿が。1人で突っ込んでくるなんざいい的だ」
月島「さて、これからどうするんだい銀城?」
銀城「そうだな、じゃあ…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
月島「この喉元に刀を突き付けられてるような感覚…まさかね」
銀城「この霊圧は…、よりにもよってこのタイミングかよ」
やちる「いたよ剣ちゃん!!」
剣八「よお、月島ァ。テメェを叩っ斬りに来たぜ」
月島「隊長格と三連戦か。ついてないね」
銀城「こいつ…この前に感じた時よりも霊圧が跳ね上がってやがる」
銀城「…今の消耗した俺達じゃ勝ち目はねぇ…くそっ」
月島「…まだだよ、銀城。『この』更木剣八ならたった1つだけ倒す方法がある」
264: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 00:41:49.62 ID:AXOXOFns0
………
……
…
伊勢「京楽隊長!この霊圧一体何が…!!京楽隊長!?!?」ダッ
伊勢「隊長!しっかりしてください!隊長…」ブゥン・・・
伊勢「そんな…魄動がない…死んでいる…」
伊勢「この遺体に残った霊圧…あの更木隊長と戦っている人が!!」バッ!
やちる「ダメだよ!剣ちゃんの邪魔しちゃ!」
伊勢「どいてください!京楽隊長の仇を私は!」
やちる「…邪魔しないで」ゴオオオオオオオ!
伊勢「…退く気がないなら無理矢理にでもどいてもらいます!!」
やちる「そっかぁ…。今は剣ちゃんあっちに夢中だから私が倒しちゃっても怒らないよね」スラァ
……
…
伊勢「京楽隊長!この霊圧一体何が…!!京楽隊長!?!?」ダッ
伊勢「隊長!しっかりしてください!隊長…」ブゥン・・・
伊勢「そんな…魄動がない…死んでいる…」
伊勢「この遺体に残った霊圧…あの更木隊長と戦っている人が!!」バッ!
やちる「ダメだよ!剣ちゃんの邪魔しちゃ!」
伊勢「どいてください!京楽隊長の仇を私は!」
やちる「…邪魔しないで」ゴオオオオオオオ!
伊勢「…退く気がないなら無理矢理にでもどいてもらいます!!」
やちる「そっかぁ…。今は剣ちゃんあっちに夢中だから私が倒しちゃっても怒らないよね」スラァ
265: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 00:44:19.35 ID:AXOXOFns0
〜双極の丘の下の森〜
砕蜂(奴の卍解…あの小さい刀に卍解の霊圧を凝縮することで超速戦闘を可能にしている…と見るべきだろう)
砕蜂(旅禍が卍解か。卍解も安くなったものだ)
砕蜂「…刑軍では足止めにもならぬか。使えぬ奴らだ」
砕蜂「夜一を追うためには私自身が貴様を倒すしかないようだな」
一護「そうかよ。こっちもさっさとあんたを片付けなきゃなんねえんだ」
砕蜂「過ぎた口をきくな旅禍!尽敵螫殺 雀蜂!」
砕蜂「昨日の始末を付けてやろう!」シュン!
砕蜂「はあ!!」ゴッ!
一護(速い!)バッ!
一護「くそっ!掠っちまったか!」
砕蜂「初動が遅かったな。雀蜂の能力は同じ箇所に二度攻撃すれば相手を即死させる弍撃決殺!」
一護(初動が遅いか、あいつにも同じことを言われてたな)
砕蜂「せいぜい弍撃目を喰らわぬよう気をつけろ」シュン!
一護「消え…」
砕蜂「そら!弍撃目だ!」バッ
一護「ふっ!」シュン!
砕蜂「後ろか」シュン!
一護「うおっ!」
砕蜂「避けたか。…なるほど、先程の刑軍との戦闘は全速力ではなかったということか」
一護(隙を見て月牙を撃つつもりだったが…昨日以上に速えな)
一護(あまり時間もかけてられねえ。こうなったら…)スッ
砕蜂(手で顔を覆った…)
砕蜂「何をするつもりかは知らぬがこれで…」シュン!
砕蜂「終わりだ」ザッ
一護(虚化)「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
砕蜂「ぐっ!?この霊圧は双極の丘の時のか!?さっきまでの比ではない!」バッ
一護(虚化)「悪いな、こっちも本気でいくぜ」
砕蜂(奴の卍解…あの小さい刀に卍解の霊圧を凝縮することで超速戦闘を可能にしている…と見るべきだろう)
砕蜂(旅禍が卍解か。卍解も安くなったものだ)
砕蜂「…刑軍では足止めにもならぬか。使えぬ奴らだ」
砕蜂「夜一を追うためには私自身が貴様を倒すしかないようだな」
一護「そうかよ。こっちもさっさとあんたを片付けなきゃなんねえんだ」
砕蜂「過ぎた口をきくな旅禍!尽敵螫殺 雀蜂!」
砕蜂「昨日の始末を付けてやろう!」シュン!
砕蜂「はあ!!」ゴッ!
一護(速い!)バッ!
一護「くそっ!掠っちまったか!」
砕蜂「初動が遅かったな。雀蜂の能力は同じ箇所に二度攻撃すれば相手を即死させる弍撃決殺!」
一護(初動が遅いか、あいつにも同じことを言われてたな)
砕蜂「せいぜい弍撃目を喰らわぬよう気をつけろ」シュン!
一護「消え…」
砕蜂「そら!弍撃目だ!」バッ
一護「ふっ!」シュン!
砕蜂「後ろか」シュン!
一護「うおっ!」
砕蜂「避けたか。…なるほど、先程の刑軍との戦闘は全速力ではなかったということか」
一護(隙を見て月牙を撃つつもりだったが…昨日以上に速えな)
一護(あまり時間もかけてられねえ。こうなったら…)スッ
砕蜂(手で顔を覆った…)
砕蜂「何をするつもりかは知らぬがこれで…」シュン!
砕蜂「終わりだ」ザッ
一護(虚化)「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
砕蜂「ぐっ!?この霊圧は双極の丘の時のか!?さっきまでの比ではない!」バッ
一護(虚化)「悪いな、こっちも本気でいくぜ」
279: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 21:45:27.06 ID:AXOXOFns0
〜双極の丘への道〜
雀部「ぐおっ!?」ゴガァ!
恋次「これで終わりだ!」ブン!
雀部「甘い!破道の三十二 黄火閃!!」カッ!
恋次「目くらましかよ!破道の三十一 赤火砲!」ゴオオオオ!
恋次「くらえ!!」ブン!!
雀部「鈍い」バリバリバリバリ!!
恋次「なん…だと…、俺の卍解を雷で弾きやがった」
恋次「それに霊圧が上がってるだと、一体何をした!?」
雀部「阿散井、貴様の敗因は卍解が自分にしか使えないという驕りを持ったことだ」ゴオオオオオオオ!
雀部「卍解 黄煌厳霊離宮」
恋次「嘘だろ…卍解できたのかよ」
雀部「私が何年元柳斎殿の副隊長を務めていると思っている。この程度ができぬ輩に一番隊の…元柳斎殿の副隊長が務まるわけがあるまい」
雀部「そこを退け。貴様では私に敵わぬ。それがわからぬわけではないだろう」
恋次「はっ!そう言われて安安と退くわけにはいかねえんだよ!狒骨大砲!!!」カアアアアア ドオオオオン!!!
雀部「無駄だ」バリバリバリ
恋次「まだだ!」ブン!
雀部「狒骨大砲とやらの死角から卍解の突進か…、無駄だと言ったはずだ」バリバリバリバリ!!
恋次「蛇尾丸の頭を潰されちまったかよ!!」
雀部「終わりだ、阿散井」
恋次「くっ!破道の三十二 黄火閃!!」カッ!
雀部「私に目くらましなど意味は無い!」
恋次「おおおおおおおおお!!!」ブン!
雀部「卍解をバラバラにして飛ばしての物量攻撃か。己の武器を捨てるとは判断を焦ったな阿散井」ギィンバキ!ガキィン!
阿散井「判断を間違えたのはそっちだ雀部」ガシッ!
雀部「なに!?後ろから…くっ、飛ばした卍解と共に飛んできていたのか!?」
阿散井「あんたの卍解は強え。だがな、こうしてくっついちまえば使えねえだろ。俺ごと感電しちまうからな」
雀部「だからと言ってここからどうするつもりだ」
阿散井「…どうやら俺はここまでみてえだ。それなら…あんたも道連れだ!」ザクッ
雀部(卍解の柄を足で地面に刺した…なにをするつもりだ)
阿散井「救護詰所で話し相手ぐらいにはなってやるよ!狒牙絶咬!」ギュン!!
雀部「なんだと。バラバラになった卍解が…、まさか自分ごと!?」
雀部「ごあっ!?」グサグサグサグサグサ!!
恋次「ぐおっ!?あ…が…」グサグサグサグサグサ!!
雀部「申し訳…ありません…元柳斎殿…」ドシャ
恋次(後は頼んだぜ…)ドサッ
雀部「ぐおっ!?」ゴガァ!
恋次「これで終わりだ!」ブン!
雀部「甘い!破道の三十二 黄火閃!!」カッ!
恋次「目くらましかよ!破道の三十一 赤火砲!」ゴオオオオ!
恋次「くらえ!!」ブン!!
雀部「鈍い」バリバリバリバリ!!
恋次「なん…だと…、俺の卍解を雷で弾きやがった」
恋次「それに霊圧が上がってるだと、一体何をした!?」
雀部「阿散井、貴様の敗因は卍解が自分にしか使えないという驕りを持ったことだ」ゴオオオオオオオ!
雀部「卍解 黄煌厳霊離宮」
恋次「嘘だろ…卍解できたのかよ」
雀部「私が何年元柳斎殿の副隊長を務めていると思っている。この程度ができぬ輩に一番隊の…元柳斎殿の副隊長が務まるわけがあるまい」
雀部「そこを退け。貴様では私に敵わぬ。それがわからぬわけではないだろう」
恋次「はっ!そう言われて安安と退くわけにはいかねえんだよ!狒骨大砲!!!」カアアアアア ドオオオオン!!!
雀部「無駄だ」バリバリバリ
恋次「まだだ!」ブン!
雀部「狒骨大砲とやらの死角から卍解の突進か…、無駄だと言ったはずだ」バリバリバリバリ!!
恋次「蛇尾丸の頭を潰されちまったかよ!!」
雀部「終わりだ、阿散井」
恋次「くっ!破道の三十二 黄火閃!!」カッ!
雀部「私に目くらましなど意味は無い!」
恋次「おおおおおおおおお!!!」ブン!
雀部「卍解をバラバラにして飛ばしての物量攻撃か。己の武器を捨てるとは判断を焦ったな阿散井」ギィンバキ!ガキィン!
阿散井「判断を間違えたのはそっちだ雀部」ガシッ!
雀部「なに!?後ろから…くっ、飛ばした卍解と共に飛んできていたのか!?」
阿散井「あんたの卍解は強え。だがな、こうしてくっついちまえば使えねえだろ。俺ごと感電しちまうからな」
雀部「だからと言ってここからどうするつもりだ」
阿散井「…どうやら俺はここまでみてえだ。それなら…あんたも道連れだ!」ザクッ
雀部(卍解の柄を足で地面に刺した…なにをするつもりだ)
阿散井「救護詰所で話し相手ぐらいにはなってやるよ!狒牙絶咬!」ギュン!!
雀部「なんだと。バラバラになった卍解が…、まさか自分ごと!?」
雀部「ごあっ!?」グサグサグサグサグサ!!
恋次「ぐおっ!?あ…が…」グサグサグサグサグサ!!
雀部「申し訳…ありません…元柳斎殿…」ドシャ
恋次(後は頼んだぜ…)ドサッ
280: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 21:46:22.25 ID:AXOXOFns0
〜十三番隊隊舎〜
月島「更木剣八、何か過去に疑問はないかい?」
剣八「…何言ってやがる?」
月島「君にその顔の傷を負わせたのは誰だい?」
剣八「ああ?そんなもん決まってんだろうが。そいつは…」
月島「それは僕だったよね?」
剣八「あ?何を…ぐっ!?お…」ガクガク
銀城「なるほどな。後から過去を捻じ込んで壊しちまう気か」
剣八「…ははっ」
月島「何を笑っているんだい?」
剣八「そんな細けえ事なんざ知るかよ!今はこの戦いを楽しもうぜ!!」ギィン!ガガガガガガ!
月島「ぐっ…。過去の矛盾の苦しみよりも戦いの愉しさが上ってことか…ガッ!?」ギギギギギ
月島(僕のブックオブジエンドにヒビを!?馬鹿な!!)
剣八「ははははははは!!!」ザシュッ!
月島「ゴッ!?あ…」ドシャ
銀城「月島ァ!クソッ!!」ザッ!
剣八「どういうことだ?こいつを斬った瞬間に頭が冴えた気がするぜ」
剣八「もう1人の旅禍は…チッ、逃げやがった」
月島「更木剣八、何か過去に疑問はないかい?」
剣八「…何言ってやがる?」
月島「君にその顔の傷を負わせたのは誰だい?」
剣八「ああ?そんなもん決まってんだろうが。そいつは…」
月島「それは僕だったよね?」
剣八「あ?何を…ぐっ!?お…」ガクガク
銀城「なるほどな。後から過去を捻じ込んで壊しちまう気か」
剣八「…ははっ」
月島「何を笑っているんだい?」
剣八「そんな細けえ事なんざ知るかよ!今はこの戦いを楽しもうぜ!!」ギィン!ガガガガガガ!
月島「ぐっ…。過去の矛盾の苦しみよりも戦いの愉しさが上ってことか…ガッ!?」ギギギギギ
月島(僕のブックオブジエンドにヒビを!?馬鹿な!!)
剣八「ははははははは!!!」ザシュッ!
月島「ゴッ!?あ…」ドシャ
銀城「月島ァ!クソッ!!」ザッ!
剣八「どういうことだ?こいつを斬った瞬間に頭が冴えた気がするぜ」
剣八「もう1人の旅禍は…チッ、逃げやがった」
281: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/22(月) 21:46:55.56 ID:AXOXOFns0
………
……
…
やちる「へい!」
やちる「へい!」
やちる「へーい!」パチン!
モコモコ&ホネホネ「「…」」パチン!
剣八「おい、やちる!終わったぞ!」
やちる「あ!剣ちゃん!」
伊勢「はぁ…はぁ…痛っ」ガクッ
剣八「何やってんだお前ら?」
やちる「剣ちゃんの邪魔になりそうだったから私が斬ったの!」カタニノボル
モコモコ&ホネホネ「「…」」カタニノボル
剣八「刀解放したまんま肩に乗るな。そいつら2人も引っ付くだろうが」
伊勢「早く…隊長を斬った旅禍を追わないと…」
剣八「あんま動くんじゃねえよ。内臓がこぼれちまうぞ」
剣八「仕方ねえ奴だ。やちる、そいつ担いで救護詰所へ運んでこい」
やちる「はーい!」ガバッ シュン!
剣八「…やる事なくなっちまったな。隊舎で昼寝でもするか……!?!?」ゴオオオオオオオオオオ
剣八「この霊圧は…」
ガシャァァァン!!!!!
???「お主は…」
……
…
やちる「へい!」
やちる「へい!」
やちる「へーい!」パチン!
モコモコ&ホネホネ「「…」」パチン!
剣八「おい、やちる!終わったぞ!」
やちる「あ!剣ちゃん!」
伊勢「はぁ…はぁ…痛っ」ガクッ
剣八「何やってんだお前ら?」
やちる「剣ちゃんの邪魔になりそうだったから私が斬ったの!」カタニノボル
モコモコ&ホネホネ「「…」」カタニノボル
剣八「刀解放したまんま肩に乗るな。そいつら2人も引っ付くだろうが」
伊勢「早く…隊長を斬った旅禍を追わないと…」
剣八「あんま動くんじゃねえよ。内臓がこぼれちまうぞ」
剣八「仕方ねえ奴だ。やちる、そいつ担いで救護詰所へ運んでこい」
やちる「はーい!」ガバッ シュン!
剣八「…やる事なくなっちまったな。隊舎で昼寝でもするか……!?!?」ゴオオオオオオオオオオ
剣八「この霊圧は…」
ガシャァァァン!!!!!
???「お主は…」
285: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/23(火) 00:12:42.89 ID:PdhYq18M0
剣八「面白え!最高の霊圧じゃねえかよじじい!」
元柳斎「…更木か。お主がこやつを斬ったのか?」
月島「」
剣八「ああ、もう1人は逃げちまったけどな」
元柳斎(春水の体に残る霊圧はこやつのではない。この霊圧は銀城空吾…あやつめ)
元柳斎「春水、十四郎、待っておれ。儂があやつを叩っ斬る」
剣八「待てよじじい。今は調子が良くてよ。じじいの霊圧に当てられてるとこっちの霊圧も研ぎ澄まされていきやがる」スッ
元柳斎「…何のつもりじゃ?」
剣八「はっ、はははははははははははははは!!!」ガキィン!!!
元柳斎「ぬっ!?更木お主!?」ガガガガガ
剣八「じじいとは1度本気で殺りたかったんだ!!!」
元柳斎「おのれ!流刃若火!!」
剣八「最初から始解か!はははは、最高だぜ!行くぜじじい!!」ギインギン!
元柳斎「…更木か。お主がこやつを斬ったのか?」
月島「」
剣八「ああ、もう1人は逃げちまったけどな」
元柳斎(春水の体に残る霊圧はこやつのではない。この霊圧は銀城空吾…あやつめ)
元柳斎「春水、十四郎、待っておれ。儂があやつを叩っ斬る」
剣八「待てよじじい。今は調子が良くてよ。じじいの霊圧に当てられてるとこっちの霊圧も研ぎ澄まされていきやがる」スッ
元柳斎「…何のつもりじゃ?」
剣八「はっ、はははははははははははははは!!!」ガキィン!!!
元柳斎「ぬっ!?更木お主!?」ガガガガガ
剣八「じじいとは1度本気で殺りたかったんだ!!!」
元柳斎「おのれ!流刃若火!!」
剣八「最初から始解か!はははは、最高だぜ!行くぜじじい!!」ギインギン!
286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/23(火) 00:16:38.82 ID:PdhYq18M0
元柳斎「くっ!」ガガガガガ
剣八「おらよっ!」ガァァァン!
元柳斎「緩いわ!!」バキィ!
剣八「最高だ!もっと楽しもうぜじじい!!」バッ
元柳斎(更木め…この霊圧の高さは以前とは比べ物にならぬ。それに剣を交えるごと霊圧が上がってきておる)
元柳斎(更木…もしや…、じゃが今は!)
元柳斎「お主と剣を交えておる暇などないわ!城郭炎上!」ブオオオオ ゴオオオオ!
剣八「ああ?炎の壁だと?」
元柳斎「その炎の中で頭を冷やしておれ」シュン!
剣八「…チッ、逃げやがったかじじい。この中で頭冷やせるわけねえだろうが」
剣八「仕方ねえ。まずは外に出るか…。地面を掘れば外側に出れそうか」
剣八「やめだ、ちまちま面倒臭え。燃えてる地面ごと剣圧と霊圧で粉々にする方が早え!」ガガガガガガガガガガガガ!!!!
剣八「…外には出れたが戦う相手がいねえ。追いつくのは難しいだろうがじじいを追いかけ……!?ははっ、面白え霊圧だ」
剣八「じじいが消えた方とは反対の方か!」シュン!
剣八「おらよっ!」ガァァァン!
元柳斎「緩いわ!!」バキィ!
剣八「最高だ!もっと楽しもうぜじじい!!」バッ
元柳斎(更木め…この霊圧の高さは以前とは比べ物にならぬ。それに剣を交えるごと霊圧が上がってきておる)
元柳斎(更木…もしや…、じゃが今は!)
元柳斎「お主と剣を交えておる暇などないわ!城郭炎上!」ブオオオオ ゴオオオオ!
剣八「ああ?炎の壁だと?」
元柳斎「その炎の中で頭を冷やしておれ」シュン!
剣八「…チッ、逃げやがったかじじい。この中で頭冷やせるわけねえだろうが」
剣八「仕方ねえ。まずは外に出るか…。地面を掘れば外側に出れそうか」
剣八「やめだ、ちまちま面倒臭え。燃えてる地面ごと剣圧と霊圧で粉々にする方が早え!」ガガガガガガガガガガガガ!!!!
剣八「…外には出れたが戦う相手がいねえ。追いつくのは難しいだろうがじじいを追いかけ……!?ははっ、面白え霊圧だ」
剣八「じじいが消えた方とは反対の方か!」シュン!
287: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/23(火) 00:18:25.26 ID:PdhYq18M0
〜双極の丘の下の森〜
砕蜂「おのれ!旅禍風情が!分身までも使うだと!?」
砕蜂「くっ!?はっ!」ブン!
一護(虚化)「ふっ!」シュン!
砕蜂(完全に見切られた!?)
一護(虚化)「おおお!!!」ガン!
砕蜂「あがっ!?」
砕蜂(はぁ…はぁ…なんだこの旅禍は!私のスピードをさらに上回るなど!)
砕蜂(おのれ!!!)ダダダダ!
砕蜂「はあ!!」バッ
一護(虚化)(正面から突っ込んでくるだと。どういうことだ?くそっ、迎撃しねえと!)
砕蜂「がっ!?ぐっ…はあ!」ザシュッ!
一護(虚化)「避けずに…何のつもりだ?」
砕蜂「…屈辱だが、貴様に勝つにはもはやこの手しかないようだ」ガシッ
一護(虚化)「うおっ!?放せ!」
砕蜂「卍解 雀蜂雷公鞭!」
一護(虚化)(この近距離で卍解だと!あの形状…砕蜂の斬魄刀の能力からして近接戦闘用の卍解なのか!?)バッ!
一護(虚化)(ここは一度距離を…)
砕蜂「私の前に離れたか…、失策だったな旅禍!いけ、雀蜂雷公鞭!」バシュッ!
一護(虚化)「卍解を飛ばしやがった!この方向だと避けられねえ!」
???「よお」バキィ!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!
一護「うおおおおおお!?!?!?」パリィン!
一護(爆風で仮面が砕けた!?あの卍解…を受けてほぼ無傷で済んでるだと…いったい何が)
砕蜂「…なん…だと?私の卍解を素手で逸らしただと!?馬鹿な!?!?」
砕蜂「おのれ!旅禍風情が!分身までも使うだと!?」
砕蜂「くっ!?はっ!」ブン!
一護(虚化)「ふっ!」シュン!
砕蜂(完全に見切られた!?)
一護(虚化)「おおお!!!」ガン!
砕蜂「あがっ!?」
砕蜂(はぁ…はぁ…なんだこの旅禍は!私のスピードをさらに上回るなど!)
砕蜂(おのれ!!!)ダダダダ!
砕蜂「はあ!!」バッ
一護(虚化)(正面から突っ込んでくるだと。どういうことだ?くそっ、迎撃しねえと!)
砕蜂「がっ!?ぐっ…はあ!」ザシュッ!
一護(虚化)「避けずに…何のつもりだ?」
砕蜂「…屈辱だが、貴様に勝つにはもはやこの手しかないようだ」ガシッ
一護(虚化)「うおっ!?放せ!」
砕蜂「卍解 雀蜂雷公鞭!」
一護(虚化)(この近距離で卍解だと!あの形状…砕蜂の斬魄刀の能力からして近接戦闘用の卍解なのか!?)バッ!
一護(虚化)(ここは一度距離を…)
砕蜂「私の前に離れたか…、失策だったな旅禍!いけ、雀蜂雷公鞭!」バシュッ!
一護(虚化)「卍解を飛ばしやがった!この方向だと避けられねえ!」
???「よお」バキィ!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!
一護「うおおおおおお!?!?!?」パリィン!
一護(爆風で仮面が砕けた!?あの卍解…を受けてほぼ無傷で済んでるだと…いったい何が)
砕蜂「…なん…だと?私の卍解を素手で逸らしただと!?馬鹿な!?!?」
288: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/23(火) 00:20:33.41 ID:PdhYq18M0
一護「お前は…」
剣八「この霊圧の高さ…やっと見つけたぜ。テメェが市丸と斬り合った奴だな」
一護「剣八!?お前がさっきの卍解を…」
砕蜂「更木!何をしている!旅禍の肩を持つ気か!?貴様!雀蜂!」ドシュ!
剣八「邪魔だ…失せろォ!」バキィィィン!!!
砕蜂「ギッ!?」ガガガガガガ!
砕蜂「…おの…れ…。夜一…私は…お前を…」ドサッ
一護「嘘だろ…砕蜂を殴っただけで倒しやがった…」
剣八「いい霊圧だ。虚の霊圧が混ざってるのが何故かはわかんねえがな」
剣八「どうやらテメェとなら全力で戦ってもよさそうだ!!!」バリ!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
一護「眼帯をいきなり外しやがった!?…この霊圧、虚圏の時よりも上じゃねえか…」
剣八「これで邪魔は消えた。さあ!心置き無く殺し合おうぜ!なあ!!」ブン!
剣八「この霊圧の高さ…やっと見つけたぜ。テメェが市丸と斬り合った奴だな」
一護「剣八!?お前がさっきの卍解を…」
砕蜂「更木!何をしている!旅禍の肩を持つ気か!?貴様!雀蜂!」ドシュ!
剣八「邪魔だ…失せろォ!」バキィィィン!!!
砕蜂「ギッ!?」ガガガガガガ!
砕蜂「…おの…れ…。夜一…私は…お前を…」ドサッ
一護「嘘だろ…砕蜂を殴っただけで倒しやがった…」
剣八「いい霊圧だ。虚の霊圧が混ざってるのが何故かはわかんねえがな」
剣八「どうやらテメェとなら全力で戦ってもよさそうだ!!!」バリ!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
一護「眼帯をいきなり外しやがった!?…この霊圧、虚圏の時よりも上じゃねえか…」
剣八「これで邪魔は消えた。さあ!心置き無く殺し合おうぜ!なあ!!」ブン!
289: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/23(火) 00:21:06.02 ID:PdhYq18M0
一護「やべえ!!」ズオ!
一護(虚化)「う…おおおおおおおおおお!!!」ギィン ギギギギギ
一護(虚化)「ぐっ…う…お…」ギギギギギ
一護(虚化してなかったら…今の一撃で刀を折られて斬られてた。なんて霊圧だ!くそっ!)
一護(虚化)「おおおおおおおお!!!」ギィン!
一護(虚化)「月牙天衝!!!」ゴオオオオオ!!
剣八「弾いたかよ!オラァ!!」ブン!
一護(虚化)「っ!?」シュン!
一護(虚化)「はあ!!」ザン!
剣八「チッ!ちょろちょろ動き回りやがって!」
一護(虚化)「おおお!!!」ザシュッ
剣八「…」ニヤ ガシッ
一護(虚化)「てめっ!?しまった!?足を掴まれ…」
剣八「オラヨォ!!」ゴシャァ!
一護(虚化)(がっ!?地面に叩きつけられたのか!?)
剣八「ははははははは!!!」ブン!
一護(虚化)(地面ごと叩き割る気かよ!?)
一護(虚化)「月牙天衝!!!」ゴオオオオオオ!!
剣八「甘ええんだよ!旅禍ァ!!」ゴシャァ!
一護(虚化)「うおっ!?…はあ…はあ…」
剣八「避けやがったか」
一護(虚化)(どんだけ斬っても倒れねえ…だと…。花太郎の言ってたこと思い出したぜ)
一護(虚化)(しかも剣を交わす毎に霊圧が上がっていきやがる…、どうなってんだよ!)
剣八「どうした、そんなもんかよ」
一護(虚化)(仮面が割れてきやがった…。昨日と今日で虚化を使い過ぎたか)パキッ
剣八「限界かよ。つまんねえな…、じゃあなァ旅禍!!」ダッ
一護(虚化)(虚化した状態で撃てる月牙はあと一撃…、俺にできることは全ての霊圧を刀に込めることだけだ)
一護(虚化)「…いくぜ、剣八!!!」ゴオオオオオオオオオオ!!!!!
剣八「…ほう、まだ霊圧が上がるのか!!いくぜ!!!」ゴオオオオオオオオオオ!!!
一護(虚化)「月牙天衝オオオオオオオオオオオオ!!!!」ガガガガガガガガガガガガ!!!
剣八「刀に霊圧を纏ったまま斬る気か!ははははははははははは!!!面白ェ!!!」
剣八「さあ殺し合おうぜ!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
一護(虚化)「う…おおおおおおおおおお!!!」ギィン ギギギギギ
一護(虚化)「ぐっ…う…お…」ギギギギギ
一護(虚化してなかったら…今の一撃で刀を折られて斬られてた。なんて霊圧だ!くそっ!)
一護(虚化)「おおおおおおおお!!!」ギィン!
一護(虚化)「月牙天衝!!!」ゴオオオオオ!!
剣八「弾いたかよ!オラァ!!」ブン!
一護(虚化)「っ!?」シュン!
一護(虚化)「はあ!!」ザン!
剣八「チッ!ちょろちょろ動き回りやがって!」
一護(虚化)「おおお!!!」ザシュッ
剣八「…」ニヤ ガシッ
一護(虚化)「てめっ!?しまった!?足を掴まれ…」
剣八「オラヨォ!!」ゴシャァ!
一護(虚化)(がっ!?地面に叩きつけられたのか!?)
剣八「ははははははは!!!」ブン!
一護(虚化)(地面ごと叩き割る気かよ!?)
一護(虚化)「月牙天衝!!!」ゴオオオオオオ!!
剣八「甘ええんだよ!旅禍ァ!!」ゴシャァ!
一護(虚化)「うおっ!?…はあ…はあ…」
剣八「避けやがったか」
一護(虚化)(どんだけ斬っても倒れねえ…だと…。花太郎の言ってたこと思い出したぜ)
一護(虚化)(しかも剣を交わす毎に霊圧が上がっていきやがる…、どうなってんだよ!)
剣八「どうした、そんなもんかよ」
一護(虚化)(仮面が割れてきやがった…。昨日と今日で虚化を使い過ぎたか)パキッ
剣八「限界かよ。つまんねえな…、じゃあなァ旅禍!!」ダッ
一護(虚化)(虚化した状態で撃てる月牙はあと一撃…、俺にできることは全ての霊圧を刀に込めることだけだ)
一護(虚化)「…いくぜ、剣八!!!」ゴオオオオオオオオオオ!!!!!
剣八「…ほう、まだ霊圧が上がるのか!!いくぜ!!!」ゴオオオオオオオオオオ!!!
一護(虚化)「月牙天衝オオオオオオオオオオオオ!!!!」ガガガガガガガガガガガガ!!!
剣八「刀に霊圧を纏ったまま斬る気か!ははははははははははは!!!面白ェ!!!」
剣八「さあ殺し合おうぜ!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/23(火) 00:22:32.16 ID:PdhYq18M0
………
……
…
一護「…はあ…はあ…ぐおっ!?」ボトッ
一護(左腕が…斬り落とされた…か…)
剣八「よう…やるじゃねえか…旅禍ァ」
一護「…はは、悪いみんな」
剣八「寝ぼけたこと言ってんじゃねえよ。よく見てみろ」スッ
一護(…!?剣八の刀が…折れて…)
剣八「テメエの勝ちだ、馬鹿野郎」ブシャァァ ドサッ
一護「…勝った…のか、俺が…痛っ。くそ、とにかくルキアと夜一さんを追わねえと」ブシュッ
一護「血が止まらねえ、ここまでか…」
???「あー!やっと見つけた!!」ユビサシ
一護「お前は…」
やちる「元の場所に戻っても剣ちゃんいないと思ってたらこんなとこで戦ってたんだね!」
やちる「剣ちゃんと遊んでくれてありがとう!これあげるね!」スッ
やちる「私の副官証、それについてる紐で腕を縛った方がいいよ。あと左腕は4番隊に持ってってあげる!」
やちる「いつでもくっつけられるようにしてもらうね!かわりにまた剣ちゃんと遊んであげて!」シュン!
一護「お、おう…」
一護「って呆然としてる場合じゃねえ。とにかく傷口縛って早く追わねえと!痛っ、あぐっ…」ギュウウウウウウ
一護「よし、出血はだいぶ治まった。さっさと夜一さんを追いかけねえと!」シュン
……
…
一護「…はあ…はあ…ぐおっ!?」ボトッ
一護(左腕が…斬り落とされた…か…)
剣八「よう…やるじゃねえか…旅禍ァ」
一護「…はは、悪いみんな」
剣八「寝ぼけたこと言ってんじゃねえよ。よく見てみろ」スッ
一護(…!?剣八の刀が…折れて…)
剣八「テメエの勝ちだ、馬鹿野郎」ブシャァァ ドサッ
一護「…勝った…のか、俺が…痛っ。くそ、とにかくルキアと夜一さんを追わねえと」ブシュッ
一護「血が止まらねえ、ここまでか…」
???「あー!やっと見つけた!!」ユビサシ
一護「お前は…」
やちる「元の場所に戻っても剣ちゃんいないと思ってたらこんなとこで戦ってたんだね!」
やちる「剣ちゃんと遊んでくれてありがとう!これあげるね!」スッ
やちる「私の副官証、それについてる紐で腕を縛った方がいいよ。あと左腕は4番隊に持ってってあげる!」
やちる「いつでもくっつけられるようにしてもらうね!かわりにまた剣ちゃんと遊んであげて!」シュン!
一護「お、おう…」
一護「って呆然としてる場合じゃねえ。とにかく傷口縛って早く追わねえと!痛っ、あぐっ…」ギュウウウウウウ
一護「よし、出血はだいぶ治まった。さっさと夜一さんを追いかけねえと!」シュン
291: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/23(火) 00:23:30.62 ID:PdhYq18M0
〜瀞霊廷〜
夜一「ふう、殲罪宮からは大分離れたの。しかしたかだか数百の連続の瞬歩で息が上がるとは衰えたものじゃ」
ルキア「」グテー
夜一「何を伸びておる、しっかりするのじゃルキア」
ルキア「…ここまでずっと後ろ向きに担がれて瞬歩で揺らされていればこうなるに決まっているだ…うう…」
夜一「情けないのお、ほれ、もうすぐの辛抱じゃ」
ルキア「せめて前向きに担いでく……!?!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ルキア「あぐっ!?…こ、この霊圧…」
夜一「これはまさか!?ここから離れるぞ!」
???「鈍い」
夜一「ふう、殲罪宮からは大分離れたの。しかしたかだか数百の連続の瞬歩で息が上がるとは衰えたものじゃ」
ルキア「」グテー
夜一「何を伸びておる、しっかりするのじゃルキア」
ルキア「…ここまでずっと後ろ向きに担がれて瞬歩で揺らされていればこうなるに決まっているだ…うう…」
夜一「情けないのお、ほれ、もうすぐの辛抱じゃ」
ルキア「せめて前向きに担いでく……!?!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ルキア「あぐっ!?…こ、この霊圧…」
夜一「これはまさか!?ここから離れるぞ!」
???「鈍い」
292: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/23(火) 00:24:04.53 ID:PdhYq18M0
夜一「なに!?」ボトッ
夜一「ぎっ!?わ、儂の腕を気づかれずに落とすじゃと…」
???「昔から逃げる童子にすぐ追いつけておったが…時間がかかってしもうたのう」
ルキア「あ…ああ…はあ…はあ…」ガクガクガク
夜一「山本…総隊長…。まさか総隊長殿が始解までして前線に出るとはの。予想しておらんかった」
元柳斎「儂のことはどうでもよい。仲間の銀城空吾はどこにおる?」
夜一「知らぬな。あやつとは元々仲間でもない」
元柳斎「…仕方ないの。ではお主を消し飛ばして朽木ルキアを人質にすれば現れるかの」
夜一「無駄じゃ。銀城の目的は朽木ルキアの処刑阻止ではないぞ」
元柳斎「ならばここで処刑するまで」
夜一「そう簡単にできると思うか?」フラ
夜一(片腕が落ちたせいで重心が上手くとれん。それに総隊長が相手では分が悪すぎる。ここまでか…、すまぬよ喜助)
元柳斎「ぬん!」ブワッ ゴオオオオオオオオオオオ
………
……
…
夜一「…どういうことじゃ。あの炎を受けて無傷じゃと?」
???「久しいな、四楓院夜一」
夜一「貴様…どういつつもりじゃ!?」
夜一「ぎっ!?わ、儂の腕を気づかれずに落とすじゃと…」
???「昔から逃げる童子にすぐ追いつけておったが…時間がかかってしもうたのう」
ルキア「あ…ああ…はあ…はあ…」ガクガクガク
夜一「山本…総隊長…。まさか総隊長殿が始解までして前線に出るとはの。予想しておらんかった」
元柳斎「儂のことはどうでもよい。仲間の銀城空吾はどこにおる?」
夜一「知らぬな。あやつとは元々仲間でもない」
元柳斎「…仕方ないの。ではお主を消し飛ばして朽木ルキアを人質にすれば現れるかの」
夜一「無駄じゃ。銀城の目的は朽木ルキアの処刑阻止ではないぞ」
元柳斎「ならばここで処刑するまで」
夜一「そう簡単にできると思うか?」フラ
夜一(片腕が落ちたせいで重心が上手くとれん。それに総隊長が相手では分が悪すぎる。ここまでか…、すまぬよ喜助)
元柳斎「ぬん!」ブワッ ゴオオオオオオオオオオオ
………
……
…
夜一「…どういうことじゃ。あの炎を受けて無傷じゃと?」
???「久しいな、四楓院夜一」
夜一「貴様…どういつつもりじゃ!?」
314: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:02:48.94 ID:hSWQpyjy0
元柳斎「何のつもりじゃ、藍染」
藍染「ここで朽木ルキアを君に殺されると私の計画に支障をきたしてしまう」
元柳斎「計画…、何を考えている藍染」
藍染「君に話す義理はない。夜一、朽木ルキアを連れて行け」
夜一「…まさか貴様に助けられるとはの」
藍染「助けたつもりはない。恩を感じているのなら後で私に朽木ルキアを差し出すことだ」
夜一「ふん、貴様が私に追いつけたならじゃがの。行くぞルキア」バッ シュン!
元柳斎「100年前浦原喜助と同時期に四楓院夜一が消えた事から考えて、今回四楓院夜一や旅禍を寄越したのは浦原喜助で間違いなかろう」
元柳斎「あやつの拠点は西流魂街。夜一を白道門で待ち伏せればよい。後でゆるりと捕らえよう」
藍染「君にそれが出来ると思うかい?破道の九十 黒棺」ガガガガガガガガ
元柳斎「九十番台の詠唱破棄か。撫斬」ズバッ ガシャァァァァン!
藍染「刀の一振りで黒棺がバラバラか。さすがは総隊長殿だ」
元柳斎「貴様程度が儂を足止め出来ると思うたか?」
藍染「足止めと言った覚えはない。君にはここで死んでもらう」
元柳斎「ほう、儂を殺すか…、大きくでたな藍染惣右助!」ゴオオ!
藍染「ここで朽木ルキアを君に殺されると私の計画に支障をきたしてしまう」
元柳斎「計画…、何を考えている藍染」
藍染「君に話す義理はない。夜一、朽木ルキアを連れて行け」
夜一「…まさか貴様に助けられるとはの」
藍染「助けたつもりはない。恩を感じているのなら後で私に朽木ルキアを差し出すことだ」
夜一「ふん、貴様が私に追いつけたならじゃがの。行くぞルキア」バッ シュン!
元柳斎「100年前浦原喜助と同時期に四楓院夜一が消えた事から考えて、今回四楓院夜一や旅禍を寄越したのは浦原喜助で間違いなかろう」
元柳斎「あやつの拠点は西流魂街。夜一を白道門で待ち伏せればよい。後でゆるりと捕らえよう」
藍染「君にそれが出来ると思うかい?破道の九十 黒棺」ガガガガガガガガ
元柳斎「九十番台の詠唱破棄か。撫斬」ズバッ ガシャァァァァン!
藍染「刀の一振りで黒棺がバラバラか。さすがは総隊長殿だ」
元柳斎「貴様程度が儂を足止め出来ると思うたか?」
藍染「足止めと言った覚えはない。君にはここで死んでもらう」
元柳斎「ほう、儂を殺すか…、大きくでたな藍染惣右助!」ゴオオ!
315: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:03:18.46 ID:hSWQpyjy0
元柳斎「松明!」ブオオオオオオ!!
藍染「…どうした山本元柳斎、届いていない…!なるほど、私の視界を遮るのが目的か。甘い」
元柳斎「鬼火!」ボンボンボン!!!
藍染「…やはりか。この程度で私を倒せると思うとは。総隊長の名が泣く」バッ
元柳斎「甘いわ!」ドシュッ!
藍染「ぐっ!?後ろからか…く…おのれ…」
元柳斎「終わりじゃ、藍染」
藍染「ああ、終わりだ山本元柳斎」ドシュッ
元柳斎「ぎっ!?貴様!」ドシュッ
藍染「ごふっ、…咄嗟に後ろを刺すとは。さすがは千年以上死神をしていただけはあるか…」
元柳斎「なるほど。この斬魄刀の本当の能力は催眠か。最初から皆を騙していたようじゃのお」
藍染「1度見ただけで完全催眠に気づくとはね。なら君が今刺している私は本当に私かい?」
元柳斎「腹に刺さった斬魄刀の霊圧を読み違えることなどない。終わりじゃ藍染」
???「へえ、さすがは総隊長やなあ」ガシッ
藍染「…どうした山本元柳斎、届いていない…!なるほど、私の視界を遮るのが目的か。甘い」
元柳斎「鬼火!」ボンボンボン!!!
藍染「…やはりか。この程度で私を倒せると思うとは。総隊長の名が泣く」バッ
元柳斎「甘いわ!」ドシュッ!
藍染「ぐっ!?後ろからか…く…おのれ…」
元柳斎「終わりじゃ、藍染」
藍染「ああ、終わりだ山本元柳斎」ドシュッ
元柳斎「ぎっ!?貴様!」ドシュッ
藍染「ごふっ、…咄嗟に後ろを刺すとは。さすがは千年以上死神をしていただけはあるか…」
元柳斎「なるほど。この斬魄刀の本当の能力は催眠か。最初から皆を騙していたようじゃのお」
藍染「1度見ただけで完全催眠に気づくとはね。なら君が今刺している私は本当に私かい?」
元柳斎「腹に刺さった斬魄刀の霊圧を読み違えることなどない。終わりじゃ藍染」
???「へえ、さすがは総隊長やなあ」ガシッ
316: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:03:54.24 ID:hSWQpyjy0
元柳斎(儂を貫いた藍染の刃を掴んだじゃと)
元柳斎「市丸ギン、何をしに来た」
藍染「ギン何を…」
市丸「堪忍してや、総隊長」ズシャズシャ
元柳斎「ぐっ…おのれ…」
藍染「がっ!…総隊長ごと私を貫いたのか…。ギン、裏切ったか」
市丸「一死をもって大悪を誅す。総隊長のお言葉通りにさせてもらうわ。死ろせ 神死槍」ブワッ
元柳斎「なにっ!?体が…」ドサッ
藍染「馬鹿な!?なんだこの能力は!…ゴハッ」ドサッ
市丸「僕の卍解、伸び縮みする時一瞬だけ塵になるんですわ。そんで刃の中には細胞を溶かし尽くす猛毒があるんや」
藍染「市…丸…」
市丸「さっき2人を刺した時刃の一欠片を体に入れたままにすればこの通りや」
市丸「ま、能力の説明したところでもう二人とも聞いてないやろうけどな」
元柳斎「市丸ギン、何をしに来た」
藍染「ギン何を…」
市丸「堪忍してや、総隊長」ズシャズシャ
元柳斎「ぐっ…おのれ…」
藍染「がっ!…総隊長ごと私を貫いたのか…。ギン、裏切ったか」
市丸「一死をもって大悪を誅す。総隊長のお言葉通りにさせてもらうわ。死ろせ 神死槍」ブワッ
元柳斎「なにっ!?体が…」ドサッ
藍染「馬鹿な!?なんだこの能力は!…ゴハッ」ドサッ
市丸「僕の卍解、伸び縮みする時一瞬だけ塵になるんですわ。そんで刃の中には細胞を溶かし尽くす猛毒があるんや」
藍染「市…丸…」
市丸「さっき2人を刺した時刃の一欠片を体に入れたままにすればこの通りや」
市丸「ま、能力の説明したところでもう二人とも聞いてないやろうけどな」
317: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:04:47.84 ID:hSWQpyjy0
藍染「」
市丸「っ!?」ゾクッ
市丸(なんや今の悪寒は…、藍染隊長は確かに死んだ。そもそも胴体の8割が溶けた状態で生きてるわけない)スッ
市丸(鏡花水月を触りながら確かめても魄動は止まってる。藍染隊長は『間違いなく死んだ』んや)
市丸(…それでも妙や。なんで藍染隊長は総隊長に真っ向から戦ったんや)
市丸(戦闘力なら総隊長の方が確実に上や。それに朽木ルキアをかばったのもおかしい)
市丸(流刃若火なら双極と同じようにして超高度の熱で魂魄を蒸発させることも可能かもしれん)
市丸(ならどうして藍染隊長は庇っても損しかない朽木ルキアを助け、総隊長と勝ち目の少ない戦いをしたんや)
市丸(…まるで目的そのものが『自分自身の死』みたいや)
市丸「あかん、色々考えるのは止めや。…とにかくこれで終わったんや、これで。藍染隊長の崩玉は隊長自身が持っとるはずや」
市丸「それさえ手に入れば…」
???「藍染…隊長…」
市丸「!?誰や!」クルッ
市丸「っ!?」ゾクッ
市丸(なんや今の悪寒は…、藍染隊長は確かに死んだ。そもそも胴体の8割が溶けた状態で生きてるわけない)スッ
市丸(鏡花水月を触りながら確かめても魄動は止まってる。藍染隊長は『間違いなく死んだ』んや)
市丸(…それでも妙や。なんで藍染隊長は総隊長に真っ向から戦ったんや)
市丸(戦闘力なら総隊長の方が確実に上や。それに朽木ルキアをかばったのもおかしい)
市丸(流刃若火なら双極と同じようにして超高度の熱で魂魄を蒸発させることも可能かもしれん)
市丸(ならどうして藍染隊長は庇っても損しかない朽木ルキアを助け、総隊長と勝ち目の少ない戦いをしたんや)
市丸(…まるで目的そのものが『自分自身の死』みたいや)
市丸「あかん、色々考えるのは止めや。…とにかくこれで終わったんや、これで。藍染隊長の崩玉は隊長自身が持っとるはずや」
市丸「それさえ手に入れば…」
???「藍染…隊長…」
市丸「!?誰や!」クルッ
318: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:05:32.87 ID:hSWQpyjy0
雛森「そんな…藍染隊長が…」
市丸「…雛森ちゃんか。また面倒なタイミングで来よったなあ」
市丸(騒がれると面倒や。ここは白伏で気絶しといてもらおか)スッ
雛森「藍染隊長!!」シュン
市丸「なっ…」
市丸(いつの間に藍染隊長の傍に!?)
雛森「そんな…魄動が無い…藍染隊長が…」
雛森「…」ブツブツブツ
市丸(目の前で敬愛してた隊長が死んでもうて気が触れたんか。とにかくさっさと何とかせんと)
市丸「ごめんなぁ雛「縛道の七十九 九曜縛!!」バチィ!
市丸「ぐっ!?さっきブツブツ言うてたんわ鬼道の詠唱やったんか!?」
雛森「よくも藍染隊長を!!!!」スッ
市丸「待っ「破道の九十一 千手皎天汰炮!」ドドドドドドド!
市丸(二重詠唱やったんか!?副隊長の鬼道でも九十番台をゼロ距離で喰ろたらあかん!)
市丸「がっ!?無踏連刃!!」ババババババ!
市丸「…雛森ちゃんか。また面倒なタイミングで来よったなあ」
市丸(騒がれると面倒や。ここは白伏で気絶しといてもらおか)スッ
雛森「藍染隊長!!」シュン
市丸「なっ…」
市丸(いつの間に藍染隊長の傍に!?)
雛森「そんな…魄動が無い…藍染隊長が…」
雛森「…」ブツブツブツ
市丸(目の前で敬愛してた隊長が死んでもうて気が触れたんか。とにかくさっさと何とかせんと)
市丸「ごめんなぁ雛「縛道の七十九 九曜縛!!」バチィ!
市丸「ぐっ!?さっきブツブツ言うてたんわ鬼道の詠唱やったんか!?」
雛森「よくも藍染隊長を!!!!」スッ
市丸「待っ「破道の九十一 千手皎天汰炮!」ドドドドドドド!
市丸(二重詠唱やったんか!?副隊長の鬼道でも九十番台をゼロ距離で喰ろたらあかん!)
市丸「がっ!?無踏連刃!!」ババババババ!
319: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:06:04.68 ID:hSWQpyjy0
市丸「…ふう、危ないなあ」
雛森「破道の六十三 雷吼炮!」バリバリバリ!
市丸「縛道の八十一 断空」ガガガガガ
雛森「っ!弾け 飛梅!!」ボンボン!
市丸「まだまだ甘いで。舞踏」シュッ グサッ
雛森「あっ…」ドサッ
市丸「刃の欠片は残してへんから安心しい」
雛森「…藍染隊長」グググ
市丸「仕方ないなあ」スッ
雛森「あ…う…」ゴト
市丸「白伏や。急所は外してあるけどこれ以上動いたら血がなくなってまう」
市丸「これで邪魔は…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
市丸「この霊圧…ほんま…ついてへんなぁ」
???「雛…森…」
雛森「破道の六十三 雷吼炮!」バリバリバリ!
市丸「縛道の八十一 断空」ガガガガガ
雛森「っ!弾け 飛梅!!」ボンボン!
市丸「まだまだ甘いで。舞踏」シュッ グサッ
雛森「あっ…」ドサッ
市丸「刃の欠片は残してへんから安心しい」
雛森「…藍染隊長」グググ
市丸「仕方ないなあ」スッ
雛森「あ…う…」ゴト
市丸「白伏や。急所は外してあるけどこれ以上動いたら血がなくなってまう」
市丸「これで邪魔は…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
市丸「この霊圧…ほんま…ついてへんなぁ」
???「雛…森…」
320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:06:56.31 ID:hSWQpyjy0
市丸「なあ、日番谷隊長」
日番谷「卍解 大紅蓮氷輪丸!!!」
市丸(いきなり卍解か。これは話したところでどないしようもないな)
日番谷「おおおおおおおおおおお!!!!」ギュン!
市丸(速い!)
市丸「無踏」シュン!
日番谷「うおっ!?ぐおおおおおおお!!!!」ガガガガガガ
市丸(刀で受けおった!?刀が凍らせれてまうか。縮めんと!)ピキピキ
日番谷「…なるほどな、刀を交えてわかったぜ。この霊圧…市丸、てめえ卍解してるようだな」
日番谷「それに今の伸縮速度、それが卍解の能力ってとこか」
市丸「へえ、案外冷静なんやな。まあ能力を知ったところで勝ち目はないで…ごふっ!?!?」グサッ
日番谷「なっ…」
市丸「な…なん…や…」
雛森「…藍染隊長の…敵…」
市丸(僕の白伏をこの短時間で破ったんか)
市丸「…まあええわ…目的は達したしなあ…」ドサッ
日番谷「卍解 大紅蓮氷輪丸!!!」
市丸(いきなり卍解か。これは話したところでどないしようもないな)
日番谷「おおおおおおおおおおお!!!!」ギュン!
市丸(速い!)
市丸「無踏」シュン!
日番谷「うおっ!?ぐおおおおおおお!!!!」ガガガガガガ
市丸(刀で受けおった!?刀が凍らせれてまうか。縮めんと!)ピキピキ
日番谷「…なるほどな、刀を交えてわかったぜ。この霊圧…市丸、てめえ卍解してるようだな」
日番谷「それに今の伸縮速度、それが卍解の能力ってとこか」
市丸「へえ、案外冷静なんやな。まあ能力を知ったところで勝ち目はないで…ごふっ!?!?」グサッ
日番谷「なっ…」
市丸「な…なん…や…」
雛森「…藍染隊長の…敵…」
市丸(僕の白伏をこの短時間で破ったんか)
市丸「…まあええわ…目的は達したしなあ…」ドサッ
321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:07:58.54 ID:hSWQpyjy0
〜昨日 白道門付近〜
市丸「痛いなあ。僕相手に1人で突っ込んで来るなんて自分の力過信しすぎやで」
市丸「いくら一対一でもな」
一護「俺はあんたに話があってわざわざここまで吹っ飛ばしたんだ」
市丸「ほんま舐められたもんやな。聞かれた事素直に答えると思わん方がええで」
一護「音速の200倍で攻撃出来る相手に舐めてかかるわけねよ」
市丸「…へえ、僕、その事ほとんど誰にも話してないんやけど。どっから聞いたんかな」
市丸(まあ嘘なんやけど)
一護「時間が無え、それは話を聞けばわかる。あんたに聞きたいことはあんたの目的だ」
市丸「僕の目的…ね。そんなん分かりきったことやと思うけど」
一護「あんたは本当に藍染の仲間なのか?」
市丸「…なんや藍染隊長から聞いてた話以上に君悪い子やね、君」
市丸「ちょっと詳しく聞こか」
………
……
…
市丸「僕が藍染隊長に殺される…なるほどおもろい話や。それに未来から来たから僕の卍解を知ってたって事か」
一護「そういうことだ。とにかく藍染に殺される前から何かおかしかった。特に俺と戦った後の藍染との会話だ」
一護「藍染は俺を食らうって言ってた。でもあんたは俺を逃がそうとしたり殺そうとした」
一護「藍染の命令を真っ向から無視してな」
市丸「なるほどなぁ。つまり君は僕が藍染を裏切るつもりなら今協力して欲しいいうことやね?」
一護「ああ、俺達も藍染からルキアを護る。目的は同じのはずだ」
市丸「…さっきから君、僕が藍染隊長を裏切る前提で話してるけどほんまにそう思ってるん?」
市丸「君が言うてるだけで僕は一言も裏切るなんて言うてないで」
一護「…!待て!」
市丸「卍 解 神死槍」
一護「なっ!?テメェ!?」
ズガアアアアアアアアアアアアン!!!
石田「何かが落ちて来たのか?」
一護「ンノヤロー!?いきなり卍解かよ!」
市丸「痛いなあ。僕相手に1人で突っ込んで来るなんて自分の力過信しすぎやで」
市丸「いくら一対一でもな」
一護「俺はあんたに話があってわざわざここまで吹っ飛ばしたんだ」
市丸「ほんま舐められたもんやな。聞かれた事素直に答えると思わん方がええで」
一護「音速の200倍で攻撃出来る相手に舐めてかかるわけねよ」
市丸「…へえ、僕、その事ほとんど誰にも話してないんやけど。どっから聞いたんかな」
市丸(まあ嘘なんやけど)
一護「時間が無え、それは話を聞けばわかる。あんたに聞きたいことはあんたの目的だ」
市丸「僕の目的…ね。そんなん分かりきったことやと思うけど」
一護「あんたは本当に藍染の仲間なのか?」
市丸「…なんや藍染隊長から聞いてた話以上に君悪い子やね、君」
市丸「ちょっと詳しく聞こか」
………
……
…
市丸「僕が藍染隊長に殺される…なるほどおもろい話や。それに未来から来たから僕の卍解を知ってたって事か」
一護「そういうことだ。とにかく藍染に殺される前から何かおかしかった。特に俺と戦った後の藍染との会話だ」
一護「藍染は俺を食らうって言ってた。でもあんたは俺を逃がそうとしたり殺そうとした」
一護「藍染の命令を真っ向から無視してな」
市丸「なるほどなぁ。つまり君は僕が藍染を裏切るつもりなら今協力して欲しいいうことやね?」
一護「ああ、俺達も藍染からルキアを護る。目的は同じのはずだ」
市丸「…さっきから君、僕が藍染隊長を裏切る前提で話してるけどほんまにそう思ってるん?」
市丸「君が言うてるだけで僕は一言も裏切るなんて言うてないで」
一護「…!待て!」
市丸「卍 解 神死槍」
一護「なっ!?テメェ!?」
ズガアアアアアアアアアアアアン!!!
石田「何かが落ちて来たのか?」
一護「ンノヤロー!?いきなり卍解かよ!」
322: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:08:31.37 ID:hSWQpyjy0
〜現在〜
市丸(わざわざ志波隊長にトドメ刺さへんかったんや…。崩玉の事は頼むで…)
市丸(乱菊…ごめんな…。やっぱり先に謝っとけば…)
雛森「やっ…た…」ドシャッ
日番谷「雛森!今すぐ救護詰所に連れて行くぞ!」
日番谷(…悪いな、俺が協力できるのはここまでだ。朽木は任せるぞ)シュン!
市丸(わざわざ志波隊長にトドメ刺さへんかったんや…。崩玉の事は頼むで…)
市丸(乱菊…ごめんな…。やっぱり先に謝っとけば…)
雛森「やっ…た…」ドシャッ
日番谷「雛森!今すぐ救護詰所に連れて行くぞ!」
日番谷(…悪いな、俺が協力できるのはここまでだ。朽木は任せるぞ)シュン!
323: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:11:16.73 ID:hSWQpyjy0
〜旧市街地跡〜
勇音「ここは…旧市街地跡ですか?」
卯ノ花「ええ、ここなら誰も来ません。じっくりと旅禍の方の話を聞けます」
石田「話をするのは構わない。だが話が終わった後僕は朽木さんを追う」
卯ノ花「ええ、構いませんよ」
卯ノ花「あなたがその時生きていればですけど」ドス
勇音「え?…ガフッ!た、隊長…なん…で…」ドシャ
石田「なに!?自分の部下を…切り捨てただと!?」
卯ノ花「さあ、邪魔は消えました。これで思う存分あなたと戦えます」
石田「…全て嘘だったということか」
卯ノ花「自身の浅慮を棚に上げるべきではありません。私は話したい、話す必要があると言いましたが、話し合いを行うとは一言も言ってはいません」
石田「なるほど、となると最初から僕が狙いだったのか」
卯ノ花「そこまでわかっているのなら早く武器を構えないと…」シュン
石田「消え…」
卯ノ花「簡単に首が落ちますよ」
石田(目の前に!?まずい!)
石田「くっ!?」バッ
卯ノ花「その程度の距離を取っただけでひと呼吸おけると思うとは」シュン!
卯ノ花「甘い」バッ
石田「…!」ゾクッ
勇音「ここは…旧市街地跡ですか?」
卯ノ花「ええ、ここなら誰も来ません。じっくりと旅禍の方の話を聞けます」
石田「話をするのは構わない。だが話が終わった後僕は朽木さんを追う」
卯ノ花「ええ、構いませんよ」
卯ノ花「あなたがその時生きていればですけど」ドス
勇音「え?…ガフッ!た、隊長…なん…で…」ドシャ
石田「なに!?自分の部下を…切り捨てただと!?」
卯ノ花「さあ、邪魔は消えました。これで思う存分あなたと戦えます」
石田「…全て嘘だったということか」
卯ノ花「自身の浅慮を棚に上げるべきではありません。私は話したい、話す必要があると言いましたが、話し合いを行うとは一言も言ってはいません」
石田「なるほど、となると最初から僕が狙いだったのか」
卯ノ花「そこまでわかっているのなら早く武器を構えないと…」シュン
石田「消え…」
卯ノ花「簡単に首が落ちますよ」
石田(目の前に!?まずい!)
石田「くっ!?」バッ
卯ノ花「その程度の距離を取っただけでひと呼吸おけると思うとは」シュン!
卯ノ花「甘い」バッ
石田「…!」ゾクッ
325: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:13:25.03 ID:hSWQpyjy0
石田「銀嶺弧雀!」バババババババ!
卯ノ花「…」バババババババ
石田「なん…だと、その場から1歩も動かずに銀嶺弧雀の連射を避けきった…」
石田「ゼーレシュナイダー!<魂を切り裂く者>」
卯ノ花「…」ガシッ
石田(素手で掴んだ!?霊子のチェーンソーだぞ!)
卯ノ花「この程度の玩具で私を殺すことなどできません」
石田(このままだと僕は間違いなくこの場で殺される。なら…)スッ・・・
卯ノ花「使うのですね。完聖体を」
石田「完聖体?なんだそれは」
卯ノ花「…おや、そういえばあなたのそれは別の名前でしたね」
石田(最終形態の事を知っているのか!?それでもここで使わないと!)ゴオオオオオオオオオオオオオオオ
石田「これで終わりだ」バシュ!
卯ノ花「ぐう!?」ガガガガガガガ
石田「やったか!?」
卯ノ花「…卍 解 皆尽」グシャァ!
石田「なんだ…あの刀は…それに最終形態の矢を潰しただと!?」
卯ノ花「そうして呆けていては勝ち目はありません」シュン!
石田(加減した矢だと効かない。指が壊れるがこの一撃に賭けるしかない!)
石田「はあああ!!!」バシュッ!!!
卯ノ花(疾い!が…私の力には届かない)ゴシャッ!
卯ノ花「さあ、此れにてお仕舞い」シュン!
石田「矢を潰し…ガフッ!くそっ…ここまでか…」ドシャ
卯ノ花「惜しかったですね、滅却師…石田雨竜」
石田(なんで…僕の名前を…それに僕でも聞いたことのない完聖体…。まさかこいつも黒崎と同じ…未来か…ら)
卯ノ花「…」バババババババ
石田「なん…だと、その場から1歩も動かずに銀嶺弧雀の連射を避けきった…」
石田「ゼーレシュナイダー!<魂を切り裂く者>」
卯ノ花「…」ガシッ
石田(素手で掴んだ!?霊子のチェーンソーだぞ!)
卯ノ花「この程度の玩具で私を殺すことなどできません」
石田(このままだと僕は間違いなくこの場で殺される。なら…)スッ・・・
卯ノ花「使うのですね。完聖体を」
石田「完聖体?なんだそれは」
卯ノ花「…おや、そういえばあなたのそれは別の名前でしたね」
石田(最終形態の事を知っているのか!?それでもここで使わないと!)ゴオオオオオオオオオオオオオオオ
石田「これで終わりだ」バシュ!
卯ノ花「ぐう!?」ガガガガガガガ
石田「やったか!?」
卯ノ花「…卍 解 皆尽」グシャァ!
石田「なんだ…あの刀は…それに最終形態の矢を潰しただと!?」
卯ノ花「そうして呆けていては勝ち目はありません」シュン!
石田(加減した矢だと効かない。指が壊れるがこの一撃に賭けるしかない!)
石田「はあああ!!!」バシュッ!!!
卯ノ花(疾い!が…私の力には届かない)ゴシャッ!
卯ノ花「さあ、此れにてお仕舞い」シュン!
石田「矢を潰し…ガフッ!くそっ…ここまでか…」ドシャ
卯ノ花「惜しかったですね、滅却師…石田雨竜」
石田(なんで…僕の名前を…それに僕でも聞いたことのない完聖体…。まさかこいつも黒崎と同じ…未来か…ら)
327: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:15:53.85 ID:hSWQpyjy0
〜瀞霊廷 白道門付近〜
銀城「…追ってこねえか、月島は犠牲になったが仕方ねえ。さっさとここからずらからねえと」
???「ようやく見つけたぜ!今日も俺はツイてるみてえだ」
???「そうみたいだね一角。他の2人はいないみたいだけど」
銀城「誰だ!?」
班目「人の戦いに水差しやがったんだ。そのまま帰られると思うなよ!」
弓親「同感だね。ここで昨日の決着をつけさせてもらうよ」
銀城「はっ、なんだと思えば昨日の雑魚共じゃねえか」
銀城(こいつら程度なら霊圧を消費した今でもなんとかなりそうだ)
班目「弓親!先に俺が行くぜ!」ザッ
銀城「2人がかりじゃなくていいのか?昨日のことを忘れちまったみてえだな」
班目「そんなもん忘れちまったなァ!!感謝してやるぜ、テメェが人目を避けて逃げてきてくれたことによォ!!」
班目「いくぜ…万に1つもねえだろうが、こいつことは誰にも言うじゃねえぞ!」
班目「卍解ィ!!!」ゴオオオオオオオ!!!
銀城「なん…だと!?」
班目「龍紋鬼灯丸!!!!」
銀城「…追ってこねえか、月島は犠牲になったが仕方ねえ。さっさとここからずらからねえと」
???「ようやく見つけたぜ!今日も俺はツイてるみてえだ」
???「そうみたいだね一角。他の2人はいないみたいだけど」
銀城「誰だ!?」
班目「人の戦いに水差しやがったんだ。そのまま帰られると思うなよ!」
弓親「同感だね。ここで昨日の決着をつけさせてもらうよ」
銀城「はっ、なんだと思えば昨日の雑魚共じゃねえか」
銀城(こいつら程度なら霊圧を消費した今でもなんとかなりそうだ)
班目「弓親!先に俺が行くぜ!」ザッ
銀城「2人がかりじゃなくていいのか?昨日のことを忘れちまったみてえだな」
班目「そんなもん忘れちまったなァ!!感謝してやるぜ、テメェが人目を避けて逃げてきてくれたことによォ!!」
班目「いくぜ…万に1つもねえだろうが、こいつことは誰にも言うじゃねえぞ!」
班目「卍解ィ!!!」ゴオオオオオオオ!!!
銀城「なん…だと!?」
班目「龍紋鬼灯丸!!!!」
328: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:16:38.82 ID:hSWQpyjy0
銀城(こいつが卍解だと?この程度の霊圧なら問題ねえ)ニヤ
班目「余裕じゃねえか、まあ今の状態なら仕方ねえ」
銀城「今は…か、だったらこのまま潰してやるよ!」
班目「オラァ!」ブン!
銀城「ぐっ!!がァ!!」ギン!
班目「1本防いだぐらいで油断してんじゃねえぞ!」ブン
銀城「くそっ!」ギギギギ!
銀城「ああああああああ!!!」バギィン!
銀城「ふぅ…これで…!」
銀城(さっきより霊圧が上がってるだと。この禿…なにしやがった)
班目「刃を少し砕いたぐらいでいい気になってんじゃねえ!!」ブンブンブンブン!!!
銀城「でけえもん振り回しやがって!おおおおおおおお!!!」ガキィン!!!! ズバッ!
班目「うおっ!?片方の鎖を切り落としやがるか!」グラッ
班目「余裕じゃねえか、まあ今の状態なら仕方ねえ」
銀城「今は…か、だったらこのまま潰してやるよ!」
班目「オラァ!」ブン!
銀城「ぐっ!!がァ!!」ギン!
班目「1本防いだぐらいで油断してんじゃねえぞ!」ブン
銀城「くそっ!」ギギギギ!
銀城「ああああああああ!!!」バギィン!
銀城「ふぅ…これで…!」
銀城(さっきより霊圧が上がってるだと。この禿…なにしやがった)
班目「刃を少し砕いたぐらいでいい気になってんじゃねえ!!」ブンブンブンブン!!!
銀城「でけえもん振り回しやがって!おおおおおおおお!!!」ガキィン!!!! ズバッ!
班目「うおっ!?片方の鎖を切り落としやがるか!」グラッ
329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:17:43.52 ID:hSWQpyjy0
銀城「はっ!」ヒュン! ギィン!
班目「ぐらついた程度で喰らうかよ!」
銀城(!…刃の紋様が赤くなっていきやがる…。これが霊圧が上がっている事を表してやがるのか!)
班目「…わかったみてえだな。俺の龍紋鬼灯丸は叩いて殴ってやらねえと目を覚まさねえ」
班目「敵に何度も斬りかかってかかられてでもしねえと本調子が出せねえんだよ。さあ、締めにしようじゃねえか!!!」ブン
銀城「ぐっ!?クソが!!」ザッ
銀城(撤退だ!他の死神にバレる心配してる場合じゃねえ!あの霊圧相手じゃ今の俺は勝てねえ!)
班目「ここまで来といて逃がすかよ!!!」ビュン!
銀城(野郎!俺が切断した方の刃を投げやがっ)ズン!
銀城「ただ…と…あ…」ドサッ ドチャッ
班目「綺麗に真っ二つか」
班目「ツイてなかったな旅禍。やっぱり俺は護廷十三隊一ツイてる男みてえだ」
班目「弓親!さっさと次の奴を探しに行くぞ!」
班目「…おい、弓親どこにいやが!?」ギュオ!! ガシャアアアアアン!!
弓親「ぐ…ふ…」ドサッ
班目「弓親!クソッ、新手か!」
班目「ぐらついた程度で喰らうかよ!」
銀城(!…刃の紋様が赤くなっていきやがる…。これが霊圧が上がっている事を表してやがるのか!)
班目「…わかったみてえだな。俺の龍紋鬼灯丸は叩いて殴ってやらねえと目を覚まさねえ」
班目「敵に何度も斬りかかってかかられてでもしねえと本調子が出せねえんだよ。さあ、締めにしようじゃねえか!!!」ブン
銀城「ぐっ!?クソが!!」ザッ
銀城(撤退だ!他の死神にバレる心配してる場合じゃねえ!あの霊圧相手じゃ今の俺は勝てねえ!)
班目「ここまで来といて逃がすかよ!!!」ビュン!
銀城(野郎!俺が切断した方の刃を投げやがっ)ズン!
銀城「ただ…と…あ…」ドサッ ドチャッ
班目「綺麗に真っ二つか」
班目「ツイてなかったな旅禍。やっぱり俺は護廷十三隊一ツイてる男みてえだ」
班目「弓親!さっさと次の奴を探しに行くぞ!」
班目「…おい、弓親どこにいやが!?」ギュオ!! ガシャアアアアアン!!
弓親「ぐ…ふ…」ドサッ
班目「弓親!クソッ、新手か!」
330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:18:25.82 ID:hSWQpyjy0
???「すみませんねえ、邪魔されるわけにはいきませんので」
???「少し眠っていてもらいまス」
班目「ガッ!?テメェ…まさか…」ドサッ
???「おや、ようやく到着したみたいっスね、夜一さん」
夜一「喜助!お主なぜここにおるのじゃ!?永久追放になったはずじゃろに」
ルキア「なっ!?この悪徳商人!なぜここにいる!?何の用だ!?」
浦原「助けに来たに決まってるじゃないっスか。ま、来ようと思えばいつでも来れるんスよ」
浦原「どうやら朽木サンの救出に無事成功したみたいでスね」
夜一「まあの、とにかく早く瀞霊廷から脱出じゃ。お主のことじゃ、現世に戻る方法も用意しておるのじゃろ」
浦原「もちろんス!まあちょっと向こう向いててくだサイ。その間に準備は終わってるっス」
浦原「現世に戻ったらまずはその腕の治療からでスね」
夜一「そうじゃ……のう!!!」ゴッ!!!
浦原「うわっ!!いきなり何するんでスか!」
夜一「化ける相手を間違うたの、浦原がこちらに来れるわけなかろう」
夜一「のう、藍染」
浦原「ちょっと待ってくだサイ!誤解でス!…って戦う気満々か…仕方ないっスね…、起きろ 紅姫」
夜一「ほう、まさかここまで誤認させられるとはの!瞬閧!!」バリバリ!
浦原「啼け 紅姫!」ギュン!
夜一「っ!弾いたじゃと!」
浦原「さて、行っちゃいますよ!」シュン!
浦原「こんなのはどうでス…よっと!剃刀紅姫!」ギュン!
夜一「ふっ!甘いの喜助!」バシュ!
浦原「瞬閧状態だと片手で払われちゃいまスか」
浦原「でもこれでわかってくれたでしょ、本物っスよ。ほんと酷いなあ夜一サンは」
???「少し眠っていてもらいまス」
班目「ガッ!?テメェ…まさか…」ドサッ
???「おや、ようやく到着したみたいっスね、夜一さん」
夜一「喜助!お主なぜここにおるのじゃ!?永久追放になったはずじゃろに」
ルキア「なっ!?この悪徳商人!なぜここにいる!?何の用だ!?」
浦原「助けに来たに決まってるじゃないっスか。ま、来ようと思えばいつでも来れるんスよ」
浦原「どうやら朽木サンの救出に無事成功したみたいでスね」
夜一「まあの、とにかく早く瀞霊廷から脱出じゃ。お主のことじゃ、現世に戻る方法も用意しておるのじゃろ」
浦原「もちろんス!まあちょっと向こう向いててくだサイ。その間に準備は終わってるっス」
浦原「現世に戻ったらまずはその腕の治療からでスね」
夜一「そうじゃ……のう!!!」ゴッ!!!
浦原「うわっ!!いきなり何するんでスか!」
夜一「化ける相手を間違うたの、浦原がこちらに来れるわけなかろう」
夜一「のう、藍染」
浦原「ちょっと待ってくだサイ!誤解でス!…って戦う気満々か…仕方ないっスね…、起きろ 紅姫」
夜一「ほう、まさかここまで誤認させられるとはの!瞬閧!!」バリバリ!
浦原「啼け 紅姫!」ギュン!
夜一「っ!弾いたじゃと!」
浦原「さて、行っちゃいますよ!」シュン!
浦原「こんなのはどうでス…よっと!剃刀紅姫!」ギュン!
夜一「ふっ!甘いの喜助!」バシュ!
浦原「瞬閧状態だと片手で払われちゃいまスか」
浦原「でもこれでわかってくれたでしょ、本物っスよ。ほんと酷いなあ夜一サンは」
331: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:18:57.81 ID:hSWQpyjy0
浦原「今度からうちの店ペット禁止にしまスよ?」
夜一(藍染の鏡花水月は姿形に質量、霊感までも誤認させる。じゃが動きや仕草まではそうはいかないはずじゃ)
夜一(それにわざと手に受けた先の一撃…、いくら誤認させるとはいえ何度もあの洞窟での修行時に何度も受けたそれと同じじゃ。もちろん細かい仕草や動きまでも)
夜一(どうやら儂の思い過ごしだったようじゃの)
夜一「この戦い方に、実際に手に受けた霊圧…、あの洞窟で互いに腕を上げていた頃と変わらぬな喜助」
浦原「ここまでしてようやく信じてもらえて嬉しいような悲しいような…。ま、それはともかく、追手が来ないとも限りません」
浦原「黒崎サン達も心配でスけどまずは朽木サンをここから逃がしましょう。念のため夜一サンも着いて行きまス?」
浦原「一応地下の勉強部屋で鉄斎サン達が待っていまスけど」
夜一「なら儂はここに残るとするかの。元大鬼道長に任せておけば安心じゃ」
浦原「さ、それじゃあ行きましょうか…」スッ
夜一(藍染の鏡花水月は姿形に質量、霊感までも誤認させる。じゃが動きや仕草まではそうはいかないはずじゃ)
夜一(それにわざと手に受けた先の一撃…、いくら誤認させるとはいえ何度もあの洞窟での修行時に何度も受けたそれと同じじゃ。もちろん細かい仕草や動きまでも)
夜一(どうやら儂の思い過ごしだったようじゃの)
夜一「この戦い方に、実際に手に受けた霊圧…、あの洞窟で互いに腕を上げていた頃と変わらぬな喜助」
浦原「ここまでしてようやく信じてもらえて嬉しいような悲しいような…。ま、それはともかく、追手が来ないとも限りません」
浦原「黒崎サン達も心配でスけどまずは朽木サンをここから逃がしましょう。念のため夜一サンも着いて行きまス?」
浦原「一応地下の勉強部屋で鉄斎サン達が待っていまスけど」
夜一「なら儂はここに残るとするかの。元大鬼道長に任せておけば安心じゃ」
浦原「さ、それじゃあ行きましょうか…」スッ
332: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:19:51.98 ID:hSWQpyjy0
〜白道門付近〜
一護「はあ…はあ…」ダッ
一護(体が重くなってきてやがる…、早く夜一さん達と合流しねえと)
一護「うおっ!」グラッ
一護(片腕がない分バランスが取れねえ)
大前田「見つけたぜ旅禍!昨日の恨みは忘れねえぞ!」ザッ
一護「くそっ!こんな時に!はあ!」ブン!
大前田「鈍ま!隠密機動の俺様がそんな程度にやられるわけねえだろ!」シュン
大前田「ぶっ潰せ!五形頭!」ゴッ!!!
大前田(五形頭を弾かれた時用の対策はしてある、さあ来やがれ!)
一護「よっ!」スッ
大前田「えっ?今度は避けブヘァ!?!?」バギィ
一護「じゃあな!」ザッ
大前田(た、隊長…やっぱり無理でした…)ガクッ
一護「はあ…はあ…」ダッ
一護(体が重くなってきてやがる…、早く夜一さん達と合流しねえと)
一護「うおっ!」グラッ
一護(片腕がない分バランスが取れねえ)
大前田「見つけたぜ旅禍!昨日の恨みは忘れねえぞ!」ザッ
一護「くそっ!こんな時に!はあ!」ブン!
大前田「鈍ま!隠密機動の俺様がそんな程度にやられるわけねえだろ!」シュン
大前田「ぶっ潰せ!五形頭!」ゴッ!!!
大前田(五形頭を弾かれた時用の対策はしてある、さあ来やがれ!)
一護「よっ!」スッ
大前田「えっ?今度は避けブヘァ!?!?」バギィ
一護「じゃあな!」ザッ
大前田(た、隊長…やっぱり無理でした…)ガクッ
333: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:20:45.95 ID:hSWQpyjy0
………
……
…
浦原「黒崎サン!こっちっス!」
一護「浦原さん!?なんでここにいるんだよ!?」
浦原「助けに来たに決まってるじゃないっスか。夜一サンと同じ事聞かないで下サイよ…」ズーン
一護「そうだ、夜一さんとルキアは!?」
浦原「落ち着いて下サイ、お二人とも無事です。朽木サンは現世に転移させました。もう安全でス」
一護「そうか…よかった…」
一護(これで俺は変えられたのか…藍染から崩玉を取られた過去から…)
浦原「それじゃ黒崎サンも一度現世に戻ってくだサイ。その腕…早く治療しないと手遅れになりまスよ」
浦原「とにかくあまり時間がありません。急ぎましょ」
一護「ああ、悪いな、浦原サン」
浦原「…少し準備するんで向こうにでも行っててくだサイ。敵が来たら迎撃を」
一護「わかった……!」
一護(なんだ…あれは、浦原さんの後ろ…向こうの曲がり角から何か…。あれは手?いや誰かが這って出てきやがる。あの人は…)
一護(夜一さん!…何だ、何か言おうとしてるけど声が出てない)
一護(あれは…)
一護(…ニ・ゲ・ロ?)
……
…
浦原「黒崎サン!こっちっス!」
一護「浦原さん!?なんでここにいるんだよ!?」
浦原「助けに来たに決まってるじゃないっスか。夜一サンと同じ事聞かないで下サイよ…」ズーン
一護「そうだ、夜一さんとルキアは!?」
浦原「落ち着いて下サイ、お二人とも無事です。朽木サンは現世に転移させました。もう安全でス」
一護「そうか…よかった…」
一護(これで俺は変えられたのか…藍染から崩玉を取られた過去から…)
浦原「それじゃ黒崎サンも一度現世に戻ってくだサイ。その腕…早く治療しないと手遅れになりまスよ」
浦原「とにかくあまり時間がありません。急ぎましょ」
一護「ああ、悪いな、浦原サン」
浦原「…少し準備するんで向こうにでも行っててくだサイ。敵が来たら迎撃を」
一護「わかった……!」
一護(なんだ…あれは、浦原さんの後ろ…向こうの曲がり角から何か…。あれは手?いや誰かが這って出てきやがる。あの人は…)
一護(夜一さん!…何だ、何か言おうとしてるけど声が出てない)
一護(あれは…)
一護(…ニ・ゲ・ロ?)
334: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:21:57.90 ID:hSWQpyjy0
一護(!!!)バッ!
浦原「すみませんねぇ黒崎サン」ザシュ!
一護「あぐっ!?ガッ!」ガクッ
一護「なんで…だよ、浦原さん」
一護「いや、まさかお前藍染なのか!?」
浦原「違いますよ、私は正真正銘浦原喜助っス」
浦原「色々聞きたい事ありまスよね?ま、あなたが覚えていれば後で教えてさしあげマス」
浦原「ここは大人しく死んでいただきマスね、黒崎サン」
夜一「っ!!」ヒュン!
浦原「おっと!」キィン
浦原「夜一さん、まだ暗剣持ってたんスね。油断も隙もない人だ」
夜一「逃げろ一護!」
浦原「まだ話す力までありましたか。この頃の夜一さんの実力を侮ってましたね」
一護「この頃って…まさか浦原さん…」
浦原「おっと…いけませんねえ、喋り過ぎました。黒崎サン、あなたの思っている事は恐らく正しいっス」
一護「!?…浦原さん、この世界はいったい…」
浦原「だから言ったじゃないでスか。時間がないって、それに機会があれば後で教えると」
浦原「今はさっさと殺されて頂きまス」
一護「っ!?」ゾク
浦原「啼け 紅姫!」シュパッ!
一護「月牙天衝!」ガガガガガ
浦原「すみませんねぇ黒崎サン」ザシュ!
一護「あぐっ!?ガッ!」ガクッ
一護「なんで…だよ、浦原さん」
一護「いや、まさかお前藍染なのか!?」
浦原「違いますよ、私は正真正銘浦原喜助っス」
浦原「色々聞きたい事ありまスよね?ま、あなたが覚えていれば後で教えてさしあげマス」
浦原「ここは大人しく死んでいただきマスね、黒崎サン」
夜一「っ!!」ヒュン!
浦原「おっと!」キィン
浦原「夜一さん、まだ暗剣持ってたんスね。油断も隙もない人だ」
夜一「逃げろ一護!」
浦原「まだ話す力までありましたか。この頃の夜一さんの実力を侮ってましたね」
一護「この頃って…まさか浦原さん…」
浦原「おっと…いけませんねえ、喋り過ぎました。黒崎サン、あなたの思っている事は恐らく正しいっス」
一護「!?…浦原さん、この世界はいったい…」
浦原「だから言ったじゃないでスか。時間がないって、それに機会があれば後で教えると」
浦原「今はさっさと殺されて頂きまス」
一護「っ!?」ゾク
浦原「啼け 紅姫!」シュパッ!
一護「月牙天衝!」ガガガガガ
335: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:22:38.54 ID:hSWQpyjy0
浦原「うわっ!血霞の盾!…最初の一撃が少し浅かったみたいでスね」
浦原「あまり手間をかけさせないで欲しいっス。全部黒崎サンのためなんスから」
一護「だから…どういうことだって聞いてんだろ!」
浦原「理由を話したところで納得していただけるとは思えません。ならさっさと終わらせちゃおうということでス」
夜一「はあ!!」ゴッ!
浦原「おっと、甘いっスよ夜一サン」ヒョイ ザン!
夜一「ぐっ…」シュン!
一護「夜一さん!…が消えた!?」
浦原(これは空蝉!)
夜一「歯を食いしばれ喜助!瞬閧!!」ゴアッ!!
浦原「だから甘いって言ったじゃないっスか」キィィィィィン
夜一(刀の先で止めた…じゃと)
浦原「夜一サンの攻撃の速度やタイミング、霊圧は全部把握してるんスよ。これらがわかれば相殺することは出来まス」
浦原「何年一緒に修行したと思ってるんスか」ザン!
夜一「がっ…喜助…なん…で…」ドサッ
浦原「ふう、さすが夜一サンでス…ねっ!!!」ガガガガガガガ!!!
一護「てめぇ!夜一さんを!」ググッ
浦原「いきなり襲いかかって来ないで欲しいっス。まあこっちに来てくれたのは有難いでスけど」
一護「…ルキアは…ルキアはどうした!?」
浦原「夜一サンが死んだすぐ後に朽木サンの心配でスか。随分と薄情っスね」
浦原「夜一サンがこんな状態で無事だと思いまスか?」
浦原「あまり手間をかけさせないで欲しいっス。全部黒崎サンのためなんスから」
一護「だから…どういうことだって聞いてんだろ!」
浦原「理由を話したところで納得していただけるとは思えません。ならさっさと終わらせちゃおうということでス」
夜一「はあ!!」ゴッ!
浦原「おっと、甘いっスよ夜一サン」ヒョイ ザン!
夜一「ぐっ…」シュン!
一護「夜一さん!…が消えた!?」
浦原(これは空蝉!)
夜一「歯を食いしばれ喜助!瞬閧!!」ゴアッ!!
浦原「だから甘いって言ったじゃないっスか」キィィィィィン
夜一(刀の先で止めた…じゃと)
浦原「夜一サンの攻撃の速度やタイミング、霊圧は全部把握してるんスよ。これらがわかれば相殺することは出来まス」
浦原「何年一緒に修行したと思ってるんスか」ザン!
夜一「がっ…喜助…なん…で…」ドサッ
浦原「ふう、さすが夜一サンでス…ねっ!!!」ガガガガガガガ!!!
一護「てめぇ!夜一さんを!」ググッ
浦原「いきなり襲いかかって来ないで欲しいっス。まあこっちに来てくれたのは有難いでスけど」
一護「…ルキアは…ルキアはどうした!?」
浦原「夜一サンが死んだすぐ後に朽木サンの心配でスか。随分と薄情っスね」
浦原「夜一サンがこんな状態で無事だと思いまスか?」
336: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/24(水) 00:23:54.66 ID:hSWQpyjy0
一護「う…おおおおおおああああああああ!!!」ギィン!!!!
浦原(重い!くっ…、でもその分怒りで太刀筋が乱れきってまスよ!)ザシュッ!
一護「っあ!なん…だと…」ドサッ
一護「はぁ…はぁ…」
浦原「まだ意識がありまスか。生命力が高いっスね」
浦原「それじゃ…これでトドメっスよ!」
???「そうはさせません、浦原喜助」ガシッ
浦原「…あらら、見つかっちゃいましたか。卯ノ花隊長」
卯ノ花「この方にはまだ用があります。ここで殺されるわけにはいきませんよ」
浦原「ここは見逃していただけませんかね?」ピクッ
卯ノ花「…クク」ザン
浦原「ガッ!?」ドシャ
卯ノ花「貴方相手に油断はありません。最初から筋一本動かせば四肢の腱全て断つつもりでした」
浦原(手足を動かせない…このままじゃ黒崎サンが…)
卯ノ花「心配しなくても貴方もまだ殺しません」
浦原「それは…余計に不安になりまスね」
一護「卯ノ花さん、助けてくれたのか?」
卯ノ花「ああ、そうですね。貴方には浦原喜助は敵で私こそが味方に見えるのでしょう」
卯ノ花「本当は逆なのにも気づかずに…」
一護「どういう…ことだ」
???「それはこういうことだ」
浦原「ようやく現れましたか。黒崎サン…彼が今回の全ての元凶です」
一護「…お前は」
浦原(重い!くっ…、でもその分怒りで太刀筋が乱れきってまスよ!)ザシュッ!
一護「っあ!なん…だと…」ドサッ
一護「はぁ…はぁ…」
浦原「まだ意識がありまスか。生命力が高いっスね」
浦原「それじゃ…これでトドメっスよ!」
???「そうはさせません、浦原喜助」ガシッ
浦原「…あらら、見つかっちゃいましたか。卯ノ花隊長」
卯ノ花「この方にはまだ用があります。ここで殺されるわけにはいきませんよ」
浦原「ここは見逃していただけませんかね?」ピクッ
卯ノ花「…クク」ザン
浦原「ガッ!?」ドシャ
卯ノ花「貴方相手に油断はありません。最初から筋一本動かせば四肢の腱全て断つつもりでした」
浦原(手足を動かせない…このままじゃ黒崎サンが…)
卯ノ花「心配しなくても貴方もまだ殺しません」
浦原「それは…余計に不安になりまスね」
一護「卯ノ花さん、助けてくれたのか?」
卯ノ花「ああ、そうですね。貴方には浦原喜助は敵で私こそが味方に見えるのでしょう」
卯ノ花「本当は逆なのにも気づかずに…」
一護「どういう…ことだ」
???「それはこういうことだ」
浦原「ようやく現れましたか。黒崎サン…彼が今回の全ての元凶です」
一護「…お前は」
383: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:13:01.43 ID:u1MCHPxo0
一護「涅…マユリ…」
マユリ「呼び捨てか、まあいいヨ。今は気分がとてもいいからネ」
マユリ「さて、浦原喜助。君には証人にでもなってもらおうかネ。指を咥えて見ているがいいヨ」
一護「テメェ…が黒幕なのかよ…、どういうつもりだ」
マユリ「ほう、その傷でまだそこまで声を張れるとは。折角だ、全てを明かした場合の被験体の状態を観測するのもいいネ」
マユリ「最後の実験はそれからでも遅くはない」
一護(最後…だと…)
マユリ「君は記憶を所持したまま時間移動を行ったと思っているようだがそれは違うヨ」
マユリ「ここは私が実験の為に作り上げた1つの世界なんだヨ」
一護「なん…だと…」
マユリ「クク、いい表情だネ。ああ、実際に霊子や器子で出来ているわけではないヨ」
マユリ「これはいわばシミュレーション。この世界自体が現世、尸魂界を元にして作った情報世界」
一護「そんなことが…」
マユリ「あるわけないと言いたげだネ。空座町の決戦で使用した『偽の空座町』を作ったのは私だヨ」
マユリ「シミュレーションで町を再現するなどその時点でとうに出来ていたのだヨ、黒崎一護」
一護「なら…この世界の人達は」
マユリ「情報によって構成されたただの偽物になるネ。殺したり助けたりしたところで現実には何の意味もない」
マユリ「まあこの世界の私自身は私の手で消させてもらったがネ。私の事だ、システム的に消去しても何らかの方法で残ろうとする可能性がある」
マユリ「念には念を入れて直接消えてもらったヨ。体を液体にしようと自身の斬魄刀を研究し尽くした私には意味はない」
マユリ「呼び捨てか、まあいいヨ。今は気分がとてもいいからネ」
マユリ「さて、浦原喜助。君には証人にでもなってもらおうかネ。指を咥えて見ているがいいヨ」
一護「テメェ…が黒幕なのかよ…、どういうつもりだ」
マユリ「ほう、その傷でまだそこまで声を張れるとは。折角だ、全てを明かした場合の被験体の状態を観測するのもいいネ」
マユリ「最後の実験はそれからでも遅くはない」
一護(最後…だと…)
マユリ「君は記憶を所持したまま時間移動を行ったと思っているようだがそれは違うヨ」
マユリ「ここは私が実験の為に作り上げた1つの世界なんだヨ」
一護「なん…だと…」
マユリ「クク、いい表情だネ。ああ、実際に霊子や器子で出来ているわけではないヨ」
マユリ「これはいわばシミュレーション。この世界自体が現世、尸魂界を元にして作った情報世界」
一護「そんなことが…」
マユリ「あるわけないと言いたげだネ。空座町の決戦で使用した『偽の空座町』を作ったのは私だヨ」
マユリ「シミュレーションで町を再現するなどその時点でとうに出来ていたのだヨ、黒崎一護」
一護「なら…この世界の人達は」
マユリ「情報によって構成されたただの偽物になるネ。殺したり助けたりしたところで現実には何の意味もない」
マユリ「まあこの世界の私自身は私の手で消させてもらったがネ。私の事だ、システム的に消去しても何らかの方法で残ろうとする可能性がある」
マユリ「念には念を入れて直接消えてもらったヨ。体を液体にしようと自身の斬魄刀を研究し尽くした私には意味はない」
384: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:13:45.16 ID:u1MCHPxo0
一護「この世界が…シミュレーション…だと…」
マユリ「クク…この世界は情報さえあればなんでも作り出せるのだよ。王印や王鍵のような物だけじゃない!歴代剣八や斬魄刀と融合した化物、死にたくても死ねない無間の怪物!吸血鬼と呼ばれた人間!藍染が生み出した破面!貴族の暗殺部隊に今や断界に追放された亡者共!地獄送りにされた咎人連中!」
マユリ「技術開発局にそれらの一定の情報さえあれば全て私の掌の上なのだヨ。もちろんその行動や扱いまでもがネ」
マユリ「そこの卯ノ花隊長のようにだ。行動だけでなく私自身の意識を入れ込むことさえ出来るのだヨ」
マユリ「今回はそれで私自身の私怨も片付けさせてもらったがネ」
一護「だったら俺も…偽物って事かよ」
マユリ「まあ君も似たようなものだが少し違うヨ」
マユリ「他のデータ人形とは違い君だけは技術開発局の装置に繋いで直接精神をこの世界に接続しているのだヨ」
一護「直接…だと、俺の情報なんて技術開発局に…」
マユリ「まあネ。君の情報は確かにあった。だが1度死神の力を失い、再び取り戻した後のデータは無いんだヨ」
マユリ「だから今のデータの採取を技術開発局の機械に君を接続して行っている。そのついでに君の精神から『死神の力を失った数ヵ月後から先の記憶』を消した状態の精神を、藍染と最後に戦う前…市丸ギンと戦った時程度の力をつけてこの世界に接続した」
一護「なら…今の俺は精神だけ…だと?」
マユリ「今の君の最後の記憶は現実世界の今から大体2年前の時のだヨ。まあ技術開発局の装置に君を接続しながらデータを吸い出している関係でそれ以降の記憶が混ざったりしていたがネ」
一護(昨日の夜の…あの洞窟の時の記憶がはっきりしていないのはそれのせいって事かよ)
一護「な、なら…何で俺に力をつけた状態でこの世界に…ゲホッ…」
マユリ「それはある程度の力を持った旅禍が侵入した時どうなるかを調べるための『前実験』の意味も今回はあったからだヨ」
マユリ「特に石田雨竜には特にその役目を果たしてもらうために当時に比べて大幅な性能アップを施したがネ」
一護(あの銀嶺孤雀はそういうこと…かよ)
マユリ「まあ今回はこの装置の初機動だからネ、そのシミュレーション装置の『正常稼働実験』も兼ねているのだヨ」
一護「だったら…どうして俺だけ…。俺の情報がそこまで欲しいのかよ」
マユリ「この世界に君を接続した目的は3つある。1つは尸魂界の有事に備えたシミュレーションを行うため」
マユリ「藍染が無間に拘留された今尸魂界は平和のようだが、まだ尸魂界を滅ぼさんとする勢力があるからネ」
マユリ「特に今回の石田雨竜は今後考えられる滅却師の侵攻の事も考えているのだヨ」
マユリ「…まあすでにその滅却師の侵攻を許してしまったわけだが。その滅却師共のデータが完全に揃っていれば君など放っておいたのだがネ」
一護「滅却師の侵攻…だと、どういう事だ?尸魂界はどうなった」
マユリ「五月蝿いヨ、どうせ目が覚めれば嫌でも思い出して絶望する。そんな説明に時間を割く気はないヨ」
マユリ「クク…この世界は情報さえあればなんでも作り出せるのだよ。王印や王鍵のような物だけじゃない!歴代剣八や斬魄刀と融合した化物、死にたくても死ねない無間の怪物!吸血鬼と呼ばれた人間!藍染が生み出した破面!貴族の暗殺部隊に今や断界に追放された亡者共!地獄送りにされた咎人連中!」
マユリ「技術開発局にそれらの一定の情報さえあれば全て私の掌の上なのだヨ。もちろんその行動や扱いまでもがネ」
マユリ「そこの卯ノ花隊長のようにだ。行動だけでなく私自身の意識を入れ込むことさえ出来るのだヨ」
マユリ「今回はそれで私自身の私怨も片付けさせてもらったがネ」
一護「だったら俺も…偽物って事かよ」
マユリ「まあ君も似たようなものだが少し違うヨ」
マユリ「他のデータ人形とは違い君だけは技術開発局の装置に繋いで直接精神をこの世界に接続しているのだヨ」
一護「直接…だと、俺の情報なんて技術開発局に…」
マユリ「まあネ。君の情報は確かにあった。だが1度死神の力を失い、再び取り戻した後のデータは無いんだヨ」
マユリ「だから今のデータの採取を技術開発局の機械に君を接続して行っている。そのついでに君の精神から『死神の力を失った数ヵ月後から先の記憶』を消した状態の精神を、藍染と最後に戦う前…市丸ギンと戦った時程度の力をつけてこの世界に接続した」
一護「なら…今の俺は精神だけ…だと?」
マユリ「今の君の最後の記憶は現実世界の今から大体2年前の時のだヨ。まあ技術開発局の装置に君を接続しながらデータを吸い出している関係でそれ以降の記憶が混ざったりしていたがネ」
一護(昨日の夜の…あの洞窟の時の記憶がはっきりしていないのはそれのせいって事かよ)
一護「な、なら…何で俺に力をつけた状態でこの世界に…ゲホッ…」
マユリ「それはある程度の力を持った旅禍が侵入した時どうなるかを調べるための『前実験』の意味も今回はあったからだヨ」
マユリ「特に石田雨竜には特にその役目を果たしてもらうために当時に比べて大幅な性能アップを施したがネ」
一護(あの銀嶺孤雀はそういうこと…かよ)
マユリ「まあ今回はこの装置の初機動だからネ、そのシミュレーション装置の『正常稼働実験』も兼ねているのだヨ」
一護「だったら…どうして俺だけ…。俺の情報がそこまで欲しいのかよ」
マユリ「この世界に君を接続した目的は3つある。1つは尸魂界の有事に備えたシミュレーションを行うため」
マユリ「藍染が無間に拘留された今尸魂界は平和のようだが、まだ尸魂界を滅ぼさんとする勢力があるからネ」
マユリ「特に今回の石田雨竜は今後考えられる滅却師の侵攻の事も考えているのだヨ」
マユリ「…まあすでにその滅却師の侵攻を許してしまったわけだが。その滅却師共のデータが完全に揃っていれば君など放っておいたのだがネ」
一護「滅却師の侵攻…だと、どういう事だ?尸魂界はどうなった」
マユリ「五月蝿いヨ、どうせ目が覚めれば嫌でも思い出して絶望する。そんな説明に時間を割く気はないヨ」
385: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:17:40.24 ID:u1MCHPxo0
マユリ「2つ目は現在の力と君の完全虚化の情報採取だヨ。記憶は無いだろうが虚夜宮の天蓋の上で1度君は完全に虚化した」
マユリ「その時の映像は石田雨竜につけた菌で録画していたが、君が石田雨竜を刺した際の刀の霊圧で映像以外の霊圧等のデータが全て吹っ飛んでいてネ」
マユリ「折角だからそのデータを取り直そうと思ったのだヨ」
マユリ「3つ目はただの私怨だネ。君が私を侮辱した罪滅ぼしを私自らさせてやろうというのだヨ」
一護「何の…ことだ」
マユリ「君が虚圏から現世に行く際に言ったことでも思い出すがいいヨ」
一護「…!そんな事のために…みんなを巻き込んだのかよ!」
マユリ「君は私の話を聞いていたのかネ?私が巻き込んだのは黒崎一護、君だけだ。そこに転がっている浦原喜助は勝手に干渉しているだけだヨ」
マユリ「ああ、今回は初代死神代行と完現術士も参加してもらったわけだが、彼らは現世で死んで尸魂界に来ているはずだ」
マユリ「また尸魂界に反旗を翻してもおかしくないから参加してもらっらヨ。それに君が彼らに裏切られた際、とても苦しんでいたかネ」
マユリ「その顔がもう一度見れればさらに良かったのだが」
一護「なんの…ことだよ」
マユリ「ふん、今の君はなしても無駄だったネ。…まあいいよ、それになかなか面白い戦闘データも取れた。あとは君の完全な虚化の情報だけだヨ」グイ
ルキア「ぐっ!離せ!」
一護「てめえ!ルキアを離せ!」
マユリ「偽物と分かっていても君にはこういうのが1番効くだろうネ。これから朽木ルキアの身を文字通り少しずつ削っていくヨ」
マユリ「現世では凌遅刑と言うらしいネ」
マユリ「ククク、どの程度原型を留めている状態で暴走するか楽しみだヨ」
一護「くそっ!!ぐっ!ゲホッ!」
マユリ「その時の映像は石田雨竜につけた菌で録画していたが、君が石田雨竜を刺した際の刀の霊圧で映像以外の霊圧等のデータが全て吹っ飛んでいてネ」
マユリ「折角だからそのデータを取り直そうと思ったのだヨ」
マユリ「3つ目はただの私怨だネ。君が私を侮辱した罪滅ぼしを私自らさせてやろうというのだヨ」
一護「何の…ことだ」
マユリ「君が虚圏から現世に行く際に言ったことでも思い出すがいいヨ」
一護「…!そんな事のために…みんなを巻き込んだのかよ!」
マユリ「君は私の話を聞いていたのかネ?私が巻き込んだのは黒崎一護、君だけだ。そこに転がっている浦原喜助は勝手に干渉しているだけだヨ」
マユリ「ああ、今回は初代死神代行と完現術士も参加してもらったわけだが、彼らは現世で死んで尸魂界に来ているはずだ」
マユリ「また尸魂界に反旗を翻してもおかしくないから参加してもらっらヨ。それに君が彼らに裏切られた際、とても苦しんでいたかネ」
マユリ「その顔がもう一度見れればさらに良かったのだが」
一護「なんの…ことだよ」
マユリ「ふん、今の君はなしても無駄だったネ。…まあいいよ、それになかなか面白い戦闘データも取れた。あとは君の完全な虚化の情報だけだヨ」グイ
ルキア「ぐっ!離せ!」
一護「てめえ!ルキアを離せ!」
マユリ「偽物と分かっていても君にはこういうのが1番効くだろうネ。これから朽木ルキアの身を文字通り少しずつ削っていくヨ」
マユリ「現世では凌遅刑と言うらしいネ」
マユリ「ククク、どの程度原型を留めている状態で暴走するか楽しみだヨ」
一護「くそっ!!ぐっ!ゲホッ!」
386: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:19:35.46 ID:u1MCHPxo0
マユリ「まずは優しく両手足の指から落としていくか胸から削ぎ落とすか。クク…抵抗するじゃないヨ!たかがデータの分際で」
ルキア「ぁ…やめてください!涅隊長!」
一護「やめろ…やめてくれ!」
浦原「啼け 紅姫!」ジュバッ!
一護(俺に向かって!?)
卯ノ花「!?…四肢の腱を削いだ上で動けるとは思いませんでした」バギィン!
浦原(防がれた!)
マユリ「君がこの程度で動きを封じれるとは最初から思っていないヨ」
浦原「ほんと…そんなに買い被らないで欲しかったっスね」
浦原「黒崎サン、この世界から切断される方法は1つ、『死ぬ』ことでス。このままこの世界で精神を磨耗すれば機械に接続されている本体にも影響がでる可能性が高いんスよ」
浦原「黒崎サンは脳と機械を直接接続しているんス。ただ貴方が死ねば一度その回路は切れるように私が遠隔変換しておきました」
浦原「ですから今は耐えてくだサイ。ここで起きることは所詮夢みたいなものでス」
マユリ「ほう、虚圏に居ながらそこまで調べているとはネ。まあ安心していいヨ、君の精神に重大な障害が残った時は私の戦闘用人形にしてあげよう」
マユリ「さて、邪魔者な不純物には消えてもらうとするヨ、浦原喜助」
マユリ「君のことだ、こちらからシステム的に消去されないようにでもしてから侵入しているのはわかっているヨ」
卯ノ花「卍 解 皆尽」ドロォ
マユリ「だから直接死んで消えてもらう事にするヨ」
浦原「卍解っスか。私程度にオーバーっスね」
マユリ「どうやってここに干渉したかは知らないが消え失せてもらうヨ。やはり私の実験中に君がいると厄介だ」
マユリ「安心していいヨ。結果は親切にレポートにまとめて提出してあげるヨ。この後黒崎一護が何をされたのかももネ!」
卯ノ花「ふっ!」ブン!
???「そこまでだ、涅マユリ」ギィン! ザシュッ!
卯ノ花「がっ!?そんな…」ドサッ
マユリ「卍解した卯ノ花を一撃…貴様っ!?どういうことだヨ!」
浦原「…これはこれは…意外な人が来たみたいでスね」
ルキア「ぁ…やめてください!涅隊長!」
一護「やめろ…やめてくれ!」
浦原「啼け 紅姫!」ジュバッ!
一護(俺に向かって!?)
卯ノ花「!?…四肢の腱を削いだ上で動けるとは思いませんでした」バギィン!
浦原(防がれた!)
マユリ「君がこの程度で動きを封じれるとは最初から思っていないヨ」
浦原「ほんと…そんなに買い被らないで欲しかったっスね」
浦原「黒崎サン、この世界から切断される方法は1つ、『死ぬ』ことでス。このままこの世界で精神を磨耗すれば機械に接続されている本体にも影響がでる可能性が高いんスよ」
浦原「黒崎サンは脳と機械を直接接続しているんス。ただ貴方が死ねば一度その回路は切れるように私が遠隔変換しておきました」
浦原「ですから今は耐えてくだサイ。ここで起きることは所詮夢みたいなものでス」
マユリ「ほう、虚圏に居ながらそこまで調べているとはネ。まあ安心していいヨ、君の精神に重大な障害が残った時は私の戦闘用人形にしてあげよう」
マユリ「さて、邪魔者な不純物には消えてもらうとするヨ、浦原喜助」
マユリ「君のことだ、こちらからシステム的に消去されないようにでもしてから侵入しているのはわかっているヨ」
卯ノ花「卍 解 皆尽」ドロォ
マユリ「だから直接死んで消えてもらう事にするヨ」
浦原「卍解っスか。私程度にオーバーっスね」
マユリ「どうやってここに干渉したかは知らないが消え失せてもらうヨ。やはり私の実験中に君がいると厄介だ」
マユリ「安心していいヨ。結果は親切にレポートにまとめて提出してあげるヨ。この後黒崎一護が何をされたのかももネ!」
卯ノ花「ふっ!」ブン!
???「そこまでだ、涅マユリ」ギィン! ザシュッ!
卯ノ花「がっ!?そんな…」ドサッ
マユリ「卍解した卯ノ花を一撃…貴様っ!?どういうことだヨ!」
浦原「…これはこれは…意外な人が来たみたいでスね」
387: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:20:14.66 ID:u1MCHPxo0
一護「藍染…お前なんで…」
藍染「この世界の維持や膨大なデータの統括と運用を大霊書回廊の文献データ上で行ったのは君の間違いだ」
藍染「崩玉の奪取のために調べていたら全てを知った。この世界も本物の私の行く末も」
マユリ「だが貴様は市丸ギンに殺されたはずだヨ!私の権限無しに再構築など出来るはずがない!」
藍染「君は私に時間を与えてしまった。丸一日あればシステムを理解し自身の再構築を仕掛けておくなど不可能ではない」
マユリ「なら今度は私の人形になってもらうヨ!」バッ
マユリ「この伝令神機で貴様の設定を人形に変えてあげるヨ」ポチッ
藍染「無駄だ、涅マユリ。君も理解したはずだ、私がこの世界のシステムを把握している事を」
藍染「君が新たに下した命令は通じない。私が君の権限を使うことが叶わなかったのは流石というべきだろうが」
マユリ「端末と本体の設定を変えたということか。藍染、やはり君は最初から構成するべきではなかったヨ」
マユリ(この世界全ての死神や無間の怪物共に襲わせたいがそれをするための装置が技術開発局にしか無い)
マユリ(予備の端末をこの世界のネムを作り直して体の中に仕込んでおくべきだったヨ!データの採取に時間をかけていたツケが来るとはネ!!)
マユリ「端末や装置を使えないなら仕方ないネ。被験体すらならないデータなら塵になってもらうことにするヨ!」
マユリ「卍 解 金色疋殺地蔵 魔胎伏印症体」
浦原「なんだ…これは」
一護「これがあいつの卍解…だと」
藍染「この世界の維持や膨大なデータの統括と運用を大霊書回廊の文献データ上で行ったのは君の間違いだ」
藍染「崩玉の奪取のために調べていたら全てを知った。この世界も本物の私の行く末も」
マユリ「だが貴様は市丸ギンに殺されたはずだヨ!私の権限無しに再構築など出来るはずがない!」
藍染「君は私に時間を与えてしまった。丸一日あればシステムを理解し自身の再構築を仕掛けておくなど不可能ではない」
マユリ「なら今度は私の人形になってもらうヨ!」バッ
マユリ「この伝令神機で貴様の設定を人形に変えてあげるヨ」ポチッ
藍染「無駄だ、涅マユリ。君も理解したはずだ、私がこの世界のシステムを把握している事を」
藍染「君が新たに下した命令は通じない。私が君の権限を使うことが叶わなかったのは流石というべきだろうが」
マユリ「端末と本体の設定を変えたということか。藍染、やはり君は最初から構成するべきではなかったヨ」
マユリ(この世界全ての死神や無間の怪物共に襲わせたいがそれをするための装置が技術開発局にしか無い)
マユリ(予備の端末をこの世界のネムを作り直して体の中に仕込んでおくべきだったヨ!データの採取に時間をかけていたツケが来るとはネ!!)
マユリ「端末や装置を使えないなら仕方ないネ。被験体すらならないデータなら塵になってもらうことにするヨ!」
マユリ「卍 解 金色疋殺地蔵 魔胎伏印症体」
浦原「なんだ…これは」
一護「これがあいつの卍解…だと」
388: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:21:10.41 ID:u1MCHPxo0
マユリ「改造卍解だヨ。くく、いいヨ。浦原喜助、君の驚いている顔は随分と私の気分を良くしてくれるネ」
マユリ「この卍解は私の得た情報を基にして新たな疋殺地蔵を生み出す」
マユリ「藍染惣右介、君の情報など霊圧の一片まで採取済みだヨ。なにしろ君の拘束具を作ったのは私だからネ」
オギャアアアアアアアアアアアアアア
バリバリバリバリバリバリ
ギィアアアアアアアアアアアアアア
マユリ「この疋殺地蔵には目が無く、視覚の代わりに霊覚を大幅に上げている。特に君の霊圧が好物になるようにしていてネ」
マユリ「君の霊圧を見つけると例え肉一片だろうとどこまでも追いかけてくるヨ。ああ、主食は霊圧にしてあるから霊圧を出せば出すほど食べられて終わり」
マユリ「いくら君でもこの疋殺地蔵には敵うとは思えないネ」
藍染「…そうか、ならばこの失敗作を粉微塵にする事で君の慢心を潰すことにしよう」
藍染「破道の九十九 五龍転滅」バシュッ! ゴガガガガガガガ!!!
ギィアアアアアアアアアアアアアア!!! キュオオオオオオオオオオオオオ!!!
藍染(鬼道を吸収したのか。なるほど、先程よりも霊圧が上がっている)
マユリ「無駄だ、貴様の霊圧はただの餌。鬼道など撃てば撃つ程疋殺地蔵の力になり不利になるだけだヨ」
ギィイイイイイイイイイイイ
ゴガァァァァン!!!
藍染「くっ!」
藍染(振り下ろした腕を受けただけでこの衝撃…、私の膂力では受けきれないか)
藍染「仕方ない。これを使うのは久しぶりになる」ゴオオオオオ!
浦原(…霊圧を上げた)
藍染「卍 解!」バキィィィン
マユリ「この卍解は私の得た情報を基にして新たな疋殺地蔵を生み出す」
マユリ「藍染惣右介、君の情報など霊圧の一片まで採取済みだヨ。なにしろ君の拘束具を作ったのは私だからネ」
オギャアアアアアアアアアアアアアア
バリバリバリバリバリバリ
ギィアアアアアアアアアアアアアア
マユリ「この疋殺地蔵には目が無く、視覚の代わりに霊覚を大幅に上げている。特に君の霊圧が好物になるようにしていてネ」
マユリ「君の霊圧を見つけると例え肉一片だろうとどこまでも追いかけてくるヨ。ああ、主食は霊圧にしてあるから霊圧を出せば出すほど食べられて終わり」
マユリ「いくら君でもこの疋殺地蔵には敵うとは思えないネ」
藍染「…そうか、ならばこの失敗作を粉微塵にする事で君の慢心を潰すことにしよう」
藍染「破道の九十九 五龍転滅」バシュッ! ゴガガガガガガガ!!!
ギィアアアアアアアアアアアアアア!!! キュオオオオオオオオオオオオオ!!!
藍染(鬼道を吸収したのか。なるほど、先程よりも霊圧が上がっている)
マユリ「無駄だ、貴様の霊圧はただの餌。鬼道など撃てば撃つ程疋殺地蔵の力になり不利になるだけだヨ」
ギィイイイイイイイイイイイ
ゴガァァァァン!!!
藍染「くっ!」
藍染(振り下ろした腕を受けただけでこの衝撃…、私の膂力では受けきれないか)
藍染「仕方ない。これを使うのは久しぶりになる」ゴオオオオオ!
浦原(…霊圧を上げた)
藍染「卍 解!」バキィィィン
389: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:21:50.92 ID:u1MCHPxo0
藍染(…なに、卍解が使えないだと!?)
マユリ「おや、そういえば説明していなかったネ。その疋殺地蔵の周りでは君の卍解は使えない」
藍染「…ほう」
マユリ「驚くことでもないはずだヨ。十刃の中に同じ事をしていた科学者もどきがいたからネ。と言っても謀反を起こしたばかりの君ではその事も知らないか」
マユリ「ああ、卍解のデータは無いがさっきも言った通り君の霊圧から何まで全てデータが揃っているヨ」
マユリ「所詮あの似非科学者では卍解のデータが必要だったようだがここまで詳細なデータがあれば問題ないんだヨ」
マユリ「さて…そろそろバグと不純物には退場してもらおうかネ」
ギャアアアアアアアアアアアア!!!
藍染「涅マユリ、この私をここまで追い込んだこと…誇りに思っていいだろう。だが…」
浦原「卍 解 観音開紅姫改〆」ゴゴゴゴゴゴ
藍染「生憎…このまま消される気は毛頭ない」
マユリ「貴様等!」
浦原「まさかあなたと同じ方向を向いて戦うことになるとは思わなかったっスよ」
藍染「過去の精算なら後で付き合おう。尤もこの私に行ったところで意味があるとは思えないが」
浦原「百も承知っス。一応私重傷の身なんで今はさっさと終わらせましょ」
マユリ「この卍解…この状況を都合良く打破できると思うのかネ?」
浦原「まさか、この状況ではったりなんてするわけないじゃないでスか」
マユリ「…ほう、ならばその卍解ごと潰してあげるヨ!!!」ズズズズズズ
ギィィィィィィィィィィ!!!
浦原「紅姫!」ガシッ
マユリ「卍解を卍解で止めるつもりか、君らしくない力技わざなやり方だネ」
浦原「止めただけだと思うんスか?」
ギィィィィィィィィィ!!!
マユリ「なに?…なんだ疋殺地蔵がこちらに向かってくる!?浦原喜助!何をした!?」
浦原「そういえば涅サンは僕の卍解見たことありませんでしたね」
浦原「折角でスから教えてあげますよ。僕の卍解は…」
浦原「触れたものを作り変える能力っス」
マユリ「おや、そういえば説明していなかったネ。その疋殺地蔵の周りでは君の卍解は使えない」
藍染「…ほう」
マユリ「驚くことでもないはずだヨ。十刃の中に同じ事をしていた科学者もどきがいたからネ。と言っても謀反を起こしたばかりの君ではその事も知らないか」
マユリ「ああ、卍解のデータは無いがさっきも言った通り君の霊圧から何まで全てデータが揃っているヨ」
マユリ「所詮あの似非科学者では卍解のデータが必要だったようだがここまで詳細なデータがあれば問題ないんだヨ」
マユリ「さて…そろそろバグと不純物には退場してもらおうかネ」
ギャアアアアアアアアアアアア!!!
藍染「涅マユリ、この私をここまで追い込んだこと…誇りに思っていいだろう。だが…」
浦原「卍 解 観音開紅姫改〆」ゴゴゴゴゴゴ
藍染「生憎…このまま消される気は毛頭ない」
マユリ「貴様等!」
浦原「まさかあなたと同じ方向を向いて戦うことになるとは思わなかったっスよ」
藍染「過去の精算なら後で付き合おう。尤もこの私に行ったところで意味があるとは思えないが」
浦原「百も承知っス。一応私重傷の身なんで今はさっさと終わらせましょ」
マユリ「この卍解…この状況を都合良く打破できると思うのかネ?」
浦原「まさか、この状況ではったりなんてするわけないじゃないでスか」
マユリ「…ほう、ならばその卍解ごと潰してあげるヨ!!!」ズズズズズズ
ギィィィィィィィィィィ!!!
浦原「紅姫!」ガシッ
マユリ「卍解を卍解で止めるつもりか、君らしくない力技わざなやり方だネ」
浦原「止めただけだと思うんスか?」
ギィィィィィィィィィ!!!
マユリ「なに?…なんだ疋殺地蔵がこちらに向かってくる!?浦原喜助!何をした!?」
浦原「そういえば涅サンは僕の卍解見たことありませんでしたね」
浦原「折角でスから教えてあげますよ。僕の卍解は…」
浦原「触れたものを作り変える能力っス」
390: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:22:23.13 ID:u1MCHPxo0
マユリ「!!まさか貴様!」
浦原「さすが涅サン、理解が早くて助かりまス。この疋殺地蔵はもう藍染を目標にはしてません」
浦原「目標はアナタっス、涅サン」
ギィィィィィィィィィ!
マユリ「甘いヨ!卍解が私に牙を向けた時、自壊するように改造してあ…ぎっ!?」ブチィ!
浦原「だから言ったじゃないっスか。作り変えたって」
マユリ「貴様!?おのれ…おのれ…浦原喜助!!!」ガブゥ グチャァ
ギィィィィィィィィィ・・・
浦原「改造卍解も消えちゃいましたか」
藍染「これだけの事をしておいて無様なことだ」
浦原「自分自身の研究対象に食われたんス。研究者としてはある意味本望なんじゃないでスかね」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
藍染「成る程、創造主が死ねばこの世界自身も消え去るということか。私はデータの存在、この世界が消えれば末路は同じだ」
浦原「そうじゃないなら涅サンより先に斬ってるっスよ」
藍染「殊勝な心掛けだ、浦原喜助」
浦原「さ、それじゃ黒崎サンの精神を元の世界に戻しましょう」
浦原「涅サンも滅却師の襲来を受けた後で大きな戦力である黒崎サンを失うような事はしないはず」
浦原「…と思いまスけど」
浦原「まあ技術開発局の装置についてはここに入る前に遠隔でしらべてまス。死による脱出方法はまだ有効のはずでス」
藍染「今消えた涅マユリは恐らく現実に戻っているだろう。それを上書きしてくると思うが」
浦原「ま、その時は他にも方法ありまスけど時間がかかる」
浦原「そうなると先にこの世界自体が消えるか元の世界に戻った涅サンがさらに新たに策を講じてくるかもしれません」
藍染「そうか…」バッ!
浦原「っ!?血霞のた…ガフッ!?」ズバッ
浦原「さすが涅サン、理解が早くて助かりまス。この疋殺地蔵はもう藍染を目標にはしてません」
浦原「目標はアナタっス、涅サン」
ギィィィィィィィィィ!
マユリ「甘いヨ!卍解が私に牙を向けた時、自壊するように改造してあ…ぎっ!?」ブチィ!
浦原「だから言ったじゃないっスか。作り変えたって」
マユリ「貴様!?おのれ…おのれ…浦原喜助!!!」ガブゥ グチャァ
ギィィィィィィィィィ・・・
浦原「改造卍解も消えちゃいましたか」
藍染「これだけの事をしておいて無様なことだ」
浦原「自分自身の研究対象に食われたんス。研究者としてはある意味本望なんじゃないでスかね」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
藍染「成る程、創造主が死ねばこの世界自身も消え去るということか。私はデータの存在、この世界が消えれば末路は同じだ」
浦原「そうじゃないなら涅サンより先に斬ってるっスよ」
藍染「殊勝な心掛けだ、浦原喜助」
浦原「さ、それじゃ黒崎サンの精神を元の世界に戻しましょう」
浦原「涅サンも滅却師の襲来を受けた後で大きな戦力である黒崎サンを失うような事はしないはず」
浦原「…と思いまスけど」
浦原「まあ技術開発局の装置についてはここに入る前に遠隔でしらべてまス。死による脱出方法はまだ有効のはずでス」
藍染「今消えた涅マユリは恐らく現実に戻っているだろう。それを上書きしてくると思うが」
浦原「ま、その時は他にも方法ありまスけど時間がかかる」
浦原「そうなると先にこの世界自体が消えるか元の世界に戻った涅サンがさらに新たに策を講じてくるかもしれません」
藍染「そうか…」バッ!
浦原「っ!?血霞のた…ガフッ!?」ズバッ
391: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:22:51.57 ID:u1MCHPxo0
一護「浦原さん!くそっ」ググッ
浦原「藍…染…そうまでして…黒崎サン…を」ドシャ
藍染「さらばだ、先に現実に戻れ浦原喜助。君の事だ、最初に提示した脱出方法が最も有効なのだろう」
藍染「ならば虚圏から遠隔接続しているとしても同じ方法で戻れるように設定しているだろう」
一護「浦原…さん…ぐっ」ググ
藍染「その傷で動けば死ぬぞ、黒崎一護」
一護「だったら尚更丁度いいじゃねえか…、藍染!」ズァッ
一護(虚化)「ぐ…う、おおおおおお!」バッ
藍染「その傷に片腕では虚化しても私の相手にはならない」ガシッ
一護(虚化)「く…そ…」
藍染「ではさらばだ、黒崎一護。『次は現実で会うことになるだろう』」
一護(虚化)「なん…だと…ぐあっ!?」ズバッ
一護「藍…染…」ドシャ
藍染「涅マユリの話していた滅却師の襲来。ユーハバッハが来たか。ならば先ほど私が彼に話した事も現実に起こり得るかもしれないな…」
浦原「藍…染…そうまでして…黒崎サン…を」ドシャ
藍染「さらばだ、先に現実に戻れ浦原喜助。君の事だ、最初に提示した脱出方法が最も有効なのだろう」
藍染「ならば虚圏から遠隔接続しているとしても同じ方法で戻れるように設定しているだろう」
一護「浦原…さん…ぐっ」ググ
藍染「その傷で動けば死ぬぞ、黒崎一護」
一護「だったら尚更丁度いいじゃねえか…、藍染!」ズァッ
一護(虚化)「ぐ…う、おおおおおお!」バッ
藍染「その傷に片腕では虚化しても私の相手にはならない」ガシッ
一護(虚化)「く…そ…」
藍染「ではさらばだ、黒崎一護。『次は現実で会うことになるだろう』」
一護(虚化)「なん…だと…ぐあっ!?」ズバッ
一護「藍…染…」ドシャ
藍染「涅マユリの話していた滅却師の襲来。ユーハバッハが来たか。ならば先ほど私が彼に話した事も現実に起こり得るかもしれないな…」
392: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:24:36.28 ID:u1MCHPxo0
現実
〜技術開発局 研究室〜
マユリ「おのれ!浦原喜助!こうなれば黒崎一護が起きる前に奴の精神を地獄の底にような世界に沈めて精神を破壊してやるヨ!」
マユリ「そうなれば私の肉人形にしてやろうか!」
???「そこまでだ、涅隊長」
マユリ「!!…これはこれは浮竹隊長、体のメンテナンスなら救護詰所のはずだが」
浮竹「虚圏にいる浦原から連絡があってね。さあ、その装置から一護君を外してもらおうか」
マユリ「嫌だと言ったら?」
浮竹「もう一度蛆虫の巣に戻るつもりなのか?」
マユリ「安いデマカセだヨ。またいつ滅却師の襲撃があるかもわからない時に技術開発局局長を幽閉とは」
マユリ「新総隊長は滅却師側に堕ちたか頭のネジが無いのか」
京楽「あらあら…ひどい言われようだねぇ涅隊長」
マユリ「京楽…わざわざ総隊長から出向くとは余程暇を持て余しているようだネ」
京楽「総隊長の仕事を押してまでここに来る必要があったから来たに決まってるでしょ」
京楽「早くその装置を止めてもらえないかい。なんならこっちで壊してあげてもいいよ」
マユリ「大層な口を聞くネ。この装置を壊したところでどうなるか予想ができないわけでも無いだろう?」
一護「…っ…ごはっ!…っはぁ…はぁ…」
マユリ「…戻ってきたか。もう少し遅ければもっと楽しい経験をさせてあげられたものを」
一護「こ、ここは…技術開発局…」ムクリ
一護(そうだ…滅却師に俺は折られた天鎖斬月を治しに来て…ついでにこの装置で治療をして…)
一護(その後…何かあったはずだ…俺は…)
マユリ「ふん、体にも精神にも残念ながら異常はないようだネ」
マユリ「ほら、他の研究の邪魔だよ、とっととそこの浮竹と京楽を連れて出て行くんだネ!」
一護「お、おう」
浮竹「大丈夫か、一護君」
一護「ああ、滅却師にやられた傷なら大方治ったみたいだ」
京楽「まず『そっち』の傷を気にしてるなら問題なさそうだね」
浮竹(装置につながれている間に記憶がないようだ。それならとりあえず一安心のようだね)
〜技術開発局 研究室〜
マユリ「おのれ!浦原喜助!こうなれば黒崎一護が起きる前に奴の精神を地獄の底にような世界に沈めて精神を破壊してやるヨ!」
マユリ「そうなれば私の肉人形にしてやろうか!」
???「そこまでだ、涅隊長」
マユリ「!!…これはこれは浮竹隊長、体のメンテナンスなら救護詰所のはずだが」
浮竹「虚圏にいる浦原から連絡があってね。さあ、その装置から一護君を外してもらおうか」
マユリ「嫌だと言ったら?」
浮竹「もう一度蛆虫の巣に戻るつもりなのか?」
マユリ「安いデマカセだヨ。またいつ滅却師の襲撃があるかもわからない時に技術開発局局長を幽閉とは」
マユリ「新総隊長は滅却師側に堕ちたか頭のネジが無いのか」
京楽「あらあら…ひどい言われようだねぇ涅隊長」
マユリ「京楽…わざわざ総隊長から出向くとは余程暇を持て余しているようだネ」
京楽「総隊長の仕事を押してまでここに来る必要があったから来たに決まってるでしょ」
京楽「早くその装置を止めてもらえないかい。なんならこっちで壊してあげてもいいよ」
マユリ「大層な口を聞くネ。この装置を壊したところでどうなるか予想ができないわけでも無いだろう?」
一護「…っ…ごはっ!…っはぁ…はぁ…」
マユリ「…戻ってきたか。もう少し遅ければもっと楽しい経験をさせてあげられたものを」
一護「こ、ここは…技術開発局…」ムクリ
一護(そうだ…滅却師に俺は折られた天鎖斬月を治しに来て…ついでにこの装置で治療をして…)
一護(その後…何かあったはずだ…俺は…)
マユリ「ふん、体にも精神にも残念ながら異常はないようだネ」
マユリ「ほら、他の研究の邪魔だよ、とっととそこの浮竹と京楽を連れて出て行くんだネ!」
一護「お、おう」
浮竹「大丈夫か、一護君」
一護「ああ、滅却師にやられた傷なら大方治ったみたいだ」
京楽「まず『そっち』の傷を気にしてるなら問題なさそうだね」
浮竹(装置につながれている間に記憶がないようだ。それならとりあえず一安心のようだね)
393: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:25:07.31 ID:u1MCHPxo0
………
……
…
マユリ「さて、どの道黒崎一護の卍解は直せないし、吉良イズルの延命措置と改造<治療>でもしておこうかネ」
マユリ(私が疋殺地蔵に喰われて現実に無理やり戻って来た後、あの世界が消えたのを見計らい黒崎一護を地獄にでもたたき落とそうと思ってモニタから見ていたが…)
マユリ(藍染め…、次は現実で会う事になるだと)
マユリ(あまり考えたくは無い可能性だが…不思議と否定はできないネ)
マユリ「まあいい、さて次の襲撃に備えて破面共の仕上げと影の対策を行うとしよう」
……
…
マユリ「さて、どの道黒崎一護の卍解は直せないし、吉良イズルの延命措置と改造<治療>でもしておこうかネ」
マユリ(私が疋殺地蔵に喰われて現実に無理やり戻って来た後、あの世界が消えたのを見計らい黒崎一護を地獄にでもたたき落とそうと思ってモニタから見ていたが…)
マユリ(藍染め…、次は現実で会う事になるだと)
マユリ(あまり考えたくは無い可能性だが…不思議と否定はできないネ)
マユリ「まあいい、さて次の襲撃に備えて破面共の仕上げと影の対策を行うとしよう」
394: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:26:59.20 ID:u1MCHPxo0
これにておしまいです
もうライブ感で無理矢理オチつけたんでむちゃくちゃの最後になってしまいました…
たぶん納得いく終わり方ではないと思います
とりあえずHTML依頼しておきます
BLEACH終わった…週一回の楽しみが…
もうライブ感で無理矢理オチつけたんでむちゃくちゃの最後になってしまいました…
たぶん納得いく終わり方ではないと思います
とりあえずHTML依頼しておきます
BLEACH終わった…週一回の楽しみが…
395: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 01:30:19.02 ID:bP6AIVWr0
乙! 面白かったです!
BLEACHほんとに終わったんだよなぁ…
BLEACHほんとに終わったんだよなぁ…
396: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 04:46:39.13 ID:e7tZlSBj0
色んな意味で実に鰤らしいssだった、乙!
397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 09:13:11.32 ID:AKL6G11Eo
結局一護が終始蚊帳の外なのがほんとブリーチだった
乙
乙
402: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 13:59:34.13 ID:dEkyFjLFo
なんていうか、劇場版っぽかった
404: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 15:59:54.94 ID:x96lv8iZo
おつ
マユリやりたい放題だったなwwwwww
マユリやりたい放題だったなwwwwww
405: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 18:16:51.82 ID:j7lGOz2Mo
乙、面白かった
なんだろ、普通ならこれおかしくね?と思う展開でもBLEACHだとすっごく自然に感じる
なんだろ、普通ならこれおかしくね?と思う展開でもBLEACHだとすっごく自然に感じる
411: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/28(水) 16:51:42.57 ID:IIpxTOy5O
強くてニューゲーム…だったのか?
引用元: 一護「強くてニューゲーム…だと…」
一護「人狼ゲーム・・・だと」
2019-09-23
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:21:48.11 ID:m7J3c3LH0.net
享楽「最近いろいろあったじゃない?ここらで一度護廷十三隊の親睦を深めておこうと思ってね」
一護「人狼ゲームだと、逆に仲が悪くなりそうだけどな・・・」
享楽「みんな集まってるね?早速だけど始めようか」
一護「人狼ゲームだと、逆に仲が悪くなりそうだけどな・・・」
享楽「みんな集まってるね?早速だけど始めようか」
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4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:23:12.36 ID:m7J3c3LH0.net
一番隊隊長 享楽 春水
ニ番隊隊長 砕蜂
三番隊隊長 鳳橋 楼十郎
四番隊隊長 卯ノ花 烈
五番隊隊長 平子 真子
六番隊隊長 朽木 百哉
七番隊隊長 狛村 左陣
ニ番隊隊長 砕蜂
三番隊隊長 鳳橋 楼十郎
四番隊隊長 卯ノ花 烈
五番隊隊長 平子 真子
六番隊隊長 朽木 百哉
七番隊隊長 狛村 左陣
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:24:34.27 ID:m7J3c3LH0.net
八番隊隊長 現在空席
九番隊隊長 六車 拳西
十番隊隊長 日番谷 冬獅郎
十一番隊隊長 更木 剣八
十ニ番隊隊長 涅 マユリ
十三番隊隊長 浮竹 十四郎
友情出演 黒崎 一護
チャド
藍染 惣右介
九番隊隊長 六車 拳西
十番隊隊長 日番谷 冬獅郎
十一番隊隊長 更木 剣八
十ニ番隊隊長 涅 マユリ
十三番隊隊長 浮竹 十四郎
友情出演 黒崎 一護
チャド
藍染 惣右介
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:25:16.87 ID:m7J3c3LH0.net
役職設定【人狼-3,占い師-1,狩人-1,霊能者-1,狂人-1, 妖狐-1,共有者-2,猫又-1,村人-4】
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:26:04.00 ID:m7J3c3LH0.net
一日目朝 初日犠牲者さんが死亡しました
卯ノ花「みなさん おはようございます」
マユリ「やれやれ 私は忙しいんだがね」
更木「けっつまらねえな」
平子「ちょっと待てや!なんで藍染がおるねん!」
藍染「言っただろう?友情出演だと 占いCO 朽木百哉 白だ」
浮竹「おっと俺も占いCOだ 鳳橋隊長 白だ」
卯ノ花「みなさん おはようございます」
マユリ「やれやれ 私は忙しいんだがね」
更木「けっつまらねえな」
平子「ちょっと待てや!なんで藍染がおるねん!」
藍染「言っただろう?友情出演だと 占いCO 朽木百哉 白だ」
浮竹「おっと俺も占いCOだ 鳳橋隊長 白だ」
8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:26:38.57 ID:m7J3c3LH0.net
朽木「・・・」
チャド「占い2把握」
日番谷「とりあえずグレランか?」
享楽「そうだねえ」
六車「共有は片方でてこいよ 進行してくれ」
狛村「共有COだ 今日はグレランだな」
砕蜂(・・・?一体みんな何の話をしているんだ?ていうか人狼ゲームってなんなんだ?)
一護(主人公なのに会話に入れなかった・・・)
チャド「占い2把握」
日番谷「とりあえずグレランか?」
享楽「そうだねえ」
六車「共有は片方でてこいよ 進行してくれ」
狛村「共有COだ 今日はグレランだな」
砕蜂(・・・?一体みんな何の話をしているんだ?ていうか人狼ゲームってなんなんだ?)
一護(主人公なのに会話に入れなかった・・・)
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:27:09.02 ID:m7J3c3LH0.net
投票中
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:27:42.51 ID:m7J3c3LH0.net
投票結果
享楽 春水 →チャド
砕蜂 →チャド
鳳橋 楼十郎 →チャド
卯ノ花 烈 → チャド
平子 真子 →チャド
朽木 百哉 →チャド
狛村 左陣 →チャド
六車 拳西 →チャド
享楽 春水 →チャド
砕蜂 →チャド
鳳橋 楼十郎 →チャド
卯ノ花 烈 → チャド
平子 真子 →チャド
朽木 百哉 →チャド
狛村 左陣 →チャド
六車 拳西 →チャド
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:28:08.71 ID:m7J3c3LH0.net
日番谷 冬獅郎 →チャド
更木 剣八 →チャド
涅 マユリ →チャド
浮竹 十四郎 →チャド
黒崎 一護 →チャド
チャド →享楽
藍染 惣右介 →チャド
投票の結果、チャドさんが処刑されます
更木 剣八 →チャド
涅 マユリ →チャド
浮竹 十四郎 →チャド
黒崎 一護 →チャド
チャド →享楽
藍染 惣右介 →チャド
投票の結果、チャドさんが処刑されます
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:28:49.67 ID:m7J3c3LH0.net
一護「チャドの霊圧が・・・消えた!?」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:29:44.86 ID:m7J3c3LH0.net
夜になりました・・・役職の人は能力を実行してください
六車さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
六車さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:30:29.53 ID:m7J3c3LH0.net
2日目
卯ノ花「みなさん おはようございます」
享楽「すごい投票だったねえ」
平子「ていうか、なんであの子が参加してたんや あの子別に護廷十三隊関係ないやろ」
日番谷「よし、霊能COだ チャド 白」
浮竹「占いCO 卯ノ花隊長 白だ」
藍染「私も占いCO 更木剣八 黒」
卯ノ花「みなさん おはようございます」
享楽「すごい投票だったねえ」
平子「ていうか、なんであの子が参加してたんや あの子別に護廷十三隊関係ないやろ」
日番谷「よし、霊能COだ チャド 白」
浮竹「占いCO 卯ノ花隊長 白だ」
藍染「私も占いCO 更木剣八 黒」
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:31:05.22 ID:m7J3c3LH0.net
日番谷「なん・・・だと」
狛村「更木・・・貴様あああああああ」
朽木「裏切ったな・・・護廷十三隊の恥さらしめ」
卯ノ花「・・・残念です 更木剣八」
享楽「やれやれ・・・困ったねえ」
鳳橋「・・・君のギターからは悲しい音しか聴こえないよ・・・」
マユリ「やはり君かね、更木剣八 全く君は野蛮人そのものだね」
更木「」
砕蜂(えっ・・・これはゲームじゃないのか? 皆なぜそこまで更木を責めているのだ?)
狛村「今日は黒吊りだな・・・」
一護(くそっ今日も会話に入れなかった・・・すまねえチャド!おまえの分まで頑張るよ!)
狛村「更木・・・貴様あああああああ」
朽木「裏切ったな・・・護廷十三隊の恥さらしめ」
卯ノ花「・・・残念です 更木剣八」
享楽「やれやれ・・・困ったねえ」
鳳橋「・・・君のギターからは悲しい音しか聴こえないよ・・・」
マユリ「やはり君かね、更木剣八 全く君は野蛮人そのものだね」
更木「」
砕蜂(えっ・・・これはゲームじゃないのか? 皆なぜそこまで更木を責めているのだ?)
狛村「今日は黒吊りだな・・・」
一護(くそっ今日も会話に入れなかった・・・すまねえチャド!おまえの分まで頑張るよ!)
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:31:41.41 ID:m7J3c3LH0.net
投票中
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:32:22.30 ID:m7J3c3LH0.net
投票結果
享楽 春水 →更木剣八
砕蜂 →更木剣八
鳳橋 楼十郎 →更木剣八
卯ノ花 烈 →更木剣八
平子 真子 →更木剣八
朽木 百哉 →更木剣八
狛村 左陣 (共有CO) →更木剣八
六車 拳西 死亡
享楽 春水 →更木剣八
砕蜂 →更木剣八
鳳橋 楼十郎 →更木剣八
卯ノ花 烈 →更木剣八
平子 真子 →更木剣八
朽木 百哉 →更木剣八
狛村 左陣 (共有CO) →更木剣八
六車 拳西 死亡
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:33:18.72 ID:m7J3c3LH0.net
日番谷 冬獅郎(霊能CO) →更木剣八
更木 剣八 →藍染 惣右介
涅 マユリ →更木剣八
浮竹 十四郎 (占いCO) →更木剣八
黒崎 一護 →更木剣八
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) →更木剣八
投票の結果、更木剣八さんが処刑されます
更木 剣八 →藍染 惣右介
涅 マユリ →更木剣八
浮竹 十四郎 (占いCO) →更木剣八
黒崎 一護 →更木剣八
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) →更木剣八
投票の結果、更木剣八さんが処刑されます
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:33:50.56 ID:m7J3c3LH0.net
夜になりました・・・役職の人は能力を実行してください
日番谷さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
日番谷さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:34:23.35 ID:m7J3c3LH0.net
3日目
卯ノ花「みなさん おはようございます」
浮竹「さっそくだが占いCO 平子隊長 白」
平子「おお、白出しありがとうな」
藍染「では私も占いCO 砕蜂 黒」
卯ノ花「みなさん おはようございます」
浮竹「さっそくだが占いCO 平子隊長 白」
平子「おお、白出しありがとうな」
藍染「では私も占いCO 砕蜂 黒」
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:35:04.86 ID:m7J3c3LH0.net
朽木「なん・・・だと」
狛村「砕蜂・・・貴様ああああああ」
マユリ「まったく・・・護廷十三隊には裏切り者しかいないのかね?」
鳳橋「今日も黒吊りだね・・・どうやら村側陣営に勝利のメロディが聴こえてきたようだ」
砕蜂「え・・・ちょっと待て!このゲームのルールはよくわからんが、私は狼ではないぞ!」
一護(・・・待てよ、何かがおかしい・・・うまく出来すぎてる・・・!?)
狛村「砕蜂・・・貴様ああああああ」
マユリ「まったく・・・護廷十三隊には裏切り者しかいないのかね?」
鳳橋「今日も黒吊りだね・・・どうやら村側陣営に勝利のメロディが聴こえてきたようだ」
砕蜂「え・・・ちょっと待て!このゲームのルールはよくわからんが、私は狼ではないぞ!」
一護(・・・待てよ、何かがおかしい・・・うまく出来すぎてる・・・!?)
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:35:44.31 ID:m7J3c3LH0.net
投票中
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:36:31.84 ID:m7J3c3LH0.net
投票結果
享楽 春水 →砕蜂
砕蜂 →藍染 惣右介
鳳橋 楼十郎 →砕蜂
卯ノ花 烈 →砕蜂
平子 真子 →砕蜂
朽木 百哉 →砕蜂
狛村 左陣 (共有CO) →砕蜂
六車 拳西 死亡
享楽 春水 →砕蜂
砕蜂 →藍染 惣右介
鳳橋 楼十郎 →砕蜂
卯ノ花 烈 →砕蜂
平子 真子 →砕蜂
朽木 百哉 →砕蜂
狛村 左陣 (共有CO) →砕蜂
六車 拳西 死亡
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:37:16.49 ID:m7J3c3LH0.net
日番谷 冬獅郎(霊能CO) 死亡
更木 剣八 死亡
涅 マユリ →砕蜂
浮竹 十四郎 (占いCO) →砕蜂
黒崎 一護 →砕蜂
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) →砕蜂
投票の結果、砕蜂さんが処刑されます
更木 剣八 死亡
涅 マユリ →砕蜂
浮竹 十四郎 (占いCO) →砕蜂
黒崎 一護 →砕蜂
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) →砕蜂
投票の結果、砕蜂さんが処刑されます
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:37:52.89 ID:m7J3c3LH0.net
夜になりました・・・役職の人は能力を実行してください
狛村 左陣さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
狛村 左陣さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:38:49.55 ID:m7J3c3LH0.net
4日目
卯ノ花「みなさん おはようございます」
藍染「占いCO 涅マユリ 白」
浮竹「よし、占いCO 享楽隊長 白」
平子「そういえば、まだ猫又が残ってんやろ?そろそろ猫狩COしてーや」
朽木「そうだな 猫狩CO」
マユリ「おやおや一人だけかね? ということは、既に狩人は死んでいるということか」
卯ノ花「みなさん おはようございます」
藍染「占いCO 涅マユリ 白」
浮竹「よし、占いCO 享楽隊長 白」
平子「そういえば、まだ猫又が残ってんやろ?そろそろ猫狩COしてーや」
朽木「そうだな 猫狩CO」
マユリ「おやおや一人だけかね? ということは、既に狩人は死んでいるということか」
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:39:36.90 ID:m7J3c3LH0.net
享楽「狐も探さないといけないねえ」
卯ノ花「そうですね・・・狐も既に吊られていればよいのですが・・・」
鳳橋「突然だが共有CO 狛村隊長が噛まれてしまったからね」
マユリ「共有対抗は・・・いないようだね」
藍染「では残った隊長諸君の中から、グレランかな」
一護(まずい・・・まだグレーなのは俺と・・・あれ、俺しかいねえじゃねえか!)
卯ノ花「そうですね・・・狐も既に吊られていればよいのですが・・・」
鳳橋「突然だが共有CO 狛村隊長が噛まれてしまったからね」
マユリ「共有対抗は・・・いないようだね」
藍染「では残った隊長諸君の中から、グレランかな」
一護(まずい・・・まだグレーなのは俺と・・・あれ、俺しかいねえじゃねえか!)
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:40:32.35 ID:m7J3c3LH0.net
投票中
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:41:19.15 ID:m7J3c3LH0.net
投票結果
享楽 春水 →卯ノ花 烈
砕蜂 死亡
鳳橋 楼十郎 (共有CO) →卯ノ花 烈
卯ノ花 烈 →享楽 春水
平子 真子 →享楽 春水
朽木 百哉 (猫狩CO) →涅 マユリ
狛村 左陣 (共有CO) 死亡
六車 拳西 死亡
享楽 春水 →卯ノ花 烈
砕蜂 死亡
鳳橋 楼十郎 (共有CO) →卯ノ花 烈
卯ノ花 烈 →享楽 春水
平子 真子 →享楽 春水
朽木 百哉 (猫狩CO) →涅 マユリ
狛村 左陣 (共有CO) 死亡
六車 拳西 死亡
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:42:20.25 ID:m7J3c3LH0.net
日番谷 冬獅郎(霊能CO) 死亡
更木 剣八 死亡
涅 マユリ →平子 真子
浮竹 十四郎 (占いCO) →藍染 惣右介
黒崎 一護 →卯ノ花 烈
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) →浮竹 十四郎
投票の結果、卯ノ花 烈さんが処刑されます
更木 剣八 死亡
涅 マユリ →平子 真子
浮竹 十四郎 (占いCO) →藍染 惣右介
黒崎 一護 →卯ノ花 烈
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) →浮竹 十四郎
投票の結果、卯ノ花 烈さんが処刑されます
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:43:16.46 ID:m7J3c3LH0.net
夜になりました・・・役職の人は能力を実行してください
浮竹 十四郎さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
浮竹 十四郎さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:44:03.24 ID:m7J3c3LH0.net
日目
一護(あれ・・・なんで俺吊られてないんだ・・・?)
朽木「なん・・・だと」
鳳橋「浮竹隊長・・・」
享楽「まいったねえ・・・こりゃどうも」
藍染「何を驚いているんだい?聡明な隊長諸君」
平子「いつからや・・・」
藍染「なにがだい?平子隊長」
平子「せやから、一体いつから占い師になりすましてたかって聞いてんねん!」
藍染「いつから・・・?おもしろいことを聞くね ではこちらも聞かせてもらおう
一体いつから私が占い師だと錯覚していた?」
平子「・・・!」
一護(あれ・・・なんで俺吊られてないんだ・・・?)
朽木「なん・・・だと」
鳳橋「浮竹隊長・・・」
享楽「まいったねえ・・・こりゃどうも」
藍染「何を驚いているんだい?聡明な隊長諸君」
平子「いつからや・・・」
藍染「なにがだい?平子隊長」
平子「せやから、一体いつから占い師になりすましてたかって聞いてんねん!」
藍染「いつから・・・?おもしろいことを聞くね ではこちらも聞かせてもらおう
一体いつから私が占い師だと錯覚していた?」
平子「・・・!」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:44:58.26 ID:m7J3c3LH0.net
鳳橋「くそっ ということは、今までの藍染惣右介の占い結果は全て嘘だったということか!」
朽木「これでは狼があと何人いるのかさえわからない・・・」
マユリ「村の完全敗北というわけか・・・」
享楽「・・・みんな、前を向こうじゃないの 僕らは護廷十三隊だろう?」
朽木「これでは狼があと何人いるのかさえわからない・・・」
マユリ「村の完全敗北というわけか・・・」
享楽「・・・みんな、前を向こうじゃないの 僕らは護廷十三隊だろう?」
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:45:34.37 ID:m7J3c3LH0.net
投票中
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:46:16.70 ID:m7J3c3LH0.net
投票結果
享楽 春水 →藍染 惣右介
砕蜂 死亡
鳳橋 楼十郎 (共有CO) →藍染 惣右介
卯ノ花 烈 死亡
平子 真子 →藍染 惣右介
朽木 百哉 (猫狩CO) →藍染 惣右介
狛村 左陣 (共有CO) 死亡
六車 拳西 死亡
享楽 春水 →藍染 惣右介
砕蜂 死亡
鳳橋 楼十郎 (共有CO) →藍染 惣右介
卯ノ花 烈 死亡
平子 真子 →藍染 惣右介
朽木 百哉 (猫狩CO) →藍染 惣右介
狛村 左陣 (共有CO) 死亡
六車 拳西 死亡
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:47:06.22 ID:m7J3c3LH0.net
日番谷 冬獅郎(霊能CO) 死亡
更木 剣八 死亡
涅 マユリ →藍染 惣右介
浮竹 十四郎 (占いCO) 死亡
黒崎 一護 →藍染 惣右介
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) →享楽 春水
投票の結果、藍染 惣右介さんが処刑されます
更木 剣八 死亡
涅 マユリ →藍染 惣右介
浮竹 十四郎 (占いCO) 死亡
黒崎 一護 →藍染 惣右介
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) →享楽 春水
投票の結果、藍染 惣右介さんが処刑されます
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:47:35.26 ID:m7J3c3LH0.net
夜になりました・・・役職の人は能力を実行してください
鳳橋 楼十郎さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
鳳橋 楼十郎さんが死亡しました
恐ろしい夜が明け、朝になりました
41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:48:12.94 ID:m7J3c3LH0.net
6日目
朽木「ゲームが終わらない・・・だと」
マユリ「まだ狼が隠れている・・・ということか」
平子「怪しいやつに投票するしかないなあ」
享楽「まいったねえ・・・どうも」
朽木「ゲームが終わらない・・・だと」
マユリ「まだ狼が隠れている・・・ということか」
平子「怪しいやつに投票するしかないなあ」
享楽「まいったねえ・・・どうも」
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:49:11.82 ID:m7J3c3LH0.net
投票中
44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:49:48.48 ID:m7J3c3LH0.net
投票結果
享楽 春水 →平子 真子
砕蜂 死亡
鳳橋 楼十郎 (共有CO) 死亡
卯ノ花 烈 死亡
平子 真子 →享楽 春水
朽木 百哉 (猫狩CO) → 涅 マユリ
狛村 左陣 (共有CO) 死亡
六車 拳西 死亡
享楽 春水 →平子 真子
砕蜂 死亡
鳳橋 楼十郎 (共有CO) 死亡
卯ノ花 烈 死亡
平子 真子 →享楽 春水
朽木 百哉 (猫狩CO) → 涅 マユリ
狛村 左陣 (共有CO) 死亡
六車 拳西 死亡
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:50:40.25 ID:m7J3c3LH0.net
日番谷 冬獅郎(霊能CO) 死亡
更木 剣八 死亡
涅 マユリ →享楽 春水
浮竹 十四郎 (占いCO) 死亡
黒崎 一護 →享楽 春水
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) 死亡
投票の結果、享楽 春水さんが処刑されます
更木 剣八 死亡
涅 マユリ →享楽 春水
浮竹 十四郎 (占いCO) 死亡
黒崎 一護 →享楽 春水
チャド 死亡
藍染 惣右介 (占いCO) 死亡
投票の結果、享楽 春水さんが処刑されます
47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:53:45.74 ID:m7J3c3LH0.net
人狼が全滅しました!【妖狐チーム】の勝利です!
朽木「なん・・・だと」
一護「よし!勝ったぞ!」
マユリ「黒崎一護・・・貴様が狐だったのか・・・まったく気がつかなかったぞ」
平子「いつからや・・・」
一護「え?」
平子「せやから、一体いつからこのゲームに参加してたかって聞いてんねん!」
一護「最初からいましたけど・・・」
朽木「なん・・・だと」
一護「よし!勝ったぞ!」
マユリ「黒崎一護・・・貴様が狐だったのか・・・まったく気がつかなかったぞ」
平子「いつからや・・・」
一護「え?」
平子「せやから、一体いつからこのゲームに参加してたかって聞いてんねん!」
一護「最初からいましたけど・・・」
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:55:10.81 ID:m7J3c3LH0.net
役職結果
享楽 春水 人狼
砕蜂 占い師
鳳橋 楼十郎 共有者
卯ノ花 烈 人狼
平子 真子 村人
朽木 百哉 猫又
狛村 左陣 共有者
享楽 春水 人狼
砕蜂 占い師
鳳橋 楼十郎 共有者
卯ノ花 烈 人狼
平子 真子 村人
朽木 百哉 猫又
狛村 左陣 共有者
49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:55:47.28 ID:m7J3c3LH0.net
六車 拳西 村人
日番谷 冬獅郎 霊能者
更木 剣八 村人
涅 マユリ 村人
浮竹 十四郎 狂人
黒崎 一護 妖狐
チャド 狩人
藍染 惣右介 人狼
日番谷 冬獅郎 霊能者
更木 剣八 村人
涅 マユリ 村人
浮竹 十四郎 狂人
黒崎 一護 妖狐
チャド 狩人
藍染 惣右介 人狼
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:58:14.27 ID:m7J3c3LH0.net
日番谷「砕蜂!おまえが真占いかよ!なんで出なかったんだよ!」
砕蜂「え・・・だって人狼ゲームのルールわからなかったし・・・」
結論 砕蜂はかわいい
~完~
砕蜂「え・・・だって人狼ゲームのルールわからなかったし・・・」
結論 砕蜂はかわいい
~完~
53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/05(日) 00:01:04.37 ID:obBPmi3D0.net
わかる
砕蜂かわいい
砕蜂かわいい
52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/04(土) 23:59:58.98 ID:RpxqVzmr0.net
砕蜂ちゃんルール知らなかったから出られなかったのか…
54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/05(日) 00:08:10.11 ID:sqcRPjxA0.net
面白かったけどルール難しい
56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/05(日) 00:22:36.56 ID:EPo0/9KM0.net
意味わかんなかったけど砕蜂かわいい
引用元: 一護「人狼ゲーム・・・だと」
藍染「砕けろ、鏡花水月」
2019-08-27
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:05:00.11 ID:NqsRgger0
藍染「・・・」
一護「どうした・・・?」
藍染「砕けろ!鏡花水月」
一護「?」
藍染「鏡花水月!」
一護「終わったか?」
藍染「待て。鏡花水月!鏡花水月!」
一護「月牙天・・・」
藍染「黒崎一護もう少しだけ待ってくれ」
一護「早くしろよ」
藍染「鏡花水月!鏡花水月!鏡花水月!」
一護「どうした・・・?」
藍染「砕けろ!鏡花水月」
一護「?」
藍染「鏡花水月!」
一護「終わったか?」
藍染「待て。鏡花水月!鏡花水月!」
一護「月牙天・・・」
藍染「黒崎一護もう少しだけ待ってくれ」
一護「早くしろよ」
藍染「鏡花水月!鏡花水月!鏡花水月!」
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2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:10:14.06 ID:NqsRgger0
一護「壊れてるんじゃねえのか。貸してみろ」
藍染「あっ!返せ!」
一護「俺に任せとけよ」
藍染「おい。やめろ」
一護「気にするな。斬魄刀何てこうやって」
藍染「折れるからやめろ。黒崎一護!」
一護「・・・」
藍染「どうした・・・?」
一護「わりぃな藍染。折れちまった」
藍染「鏡花水月・・・そんなバカな・・・」
藍染「あっ!返せ!」
一護「俺に任せとけよ」
藍染「おい。やめろ」
一護「気にするな。斬魄刀何てこうやって」
藍染「折れるからやめろ。黒崎一護!」
一護「・・・」
藍染「どうした・・・?」
一護「わりぃな藍染。折れちまった」
藍染「鏡花水月・・・そんなバカな・・・」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:17:30.16 ID:NqsRgger0
藍染「すみませんでした」
山本「で?」
藍染「いやもうこうなったら死神に戻ろうかなって・・・」
京楽「いいんじゃないかい山爺」
浮竹「先生。許してあげましょう」
一護「悪かったな藍染。ほらこれやるから」
藍染「黒崎一護・・・すまん・・・すまん・・・」
大前田「おい!それは俺様の!」
一護「藍染が可哀想じゃねえか。殺すぞデブ」
大前田「・・・ちっ」
山本「で?」
藍染「いやもうこうなったら死神に戻ろうかなって・・・」
京楽「いいんじゃないかい山爺」
浮竹「先生。許してあげましょう」
一護「悪かったな藍染。ほらこれやるから」
藍染「黒崎一護・・・すまん・・・すまん・・・」
大前田「おい!それは俺様の!」
一護「藍染が可哀想じゃねえか。殺すぞデブ」
大前田「・・・ちっ」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:21:03.63 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「ほら荷物」
藍染「世話になったな」
グリムジョー「二度と戻ってくんじゃねえぞ」
藍染「ああ・・・」
グリムジョー「礼ぐらい言えよ」
藍染「すまん」
ウルキオラ「用が済んだらとっとと帰れ」
藍染「・・・頼みがあるんだけど」
ウルキオラ「言ってみろ」
藍染「ついてきてくれないか」
ウルキオラ「・・・」
藍染「世話になったな」
グリムジョー「二度と戻ってくんじゃねえぞ」
藍染「ああ・・・」
グリムジョー「礼ぐらい言えよ」
藍染「すまん」
ウルキオラ「用が済んだらとっとと帰れ」
藍染「・・・頼みがあるんだけど」
ウルキオラ「言ってみろ」
藍染「ついてきてくれないか」
ウルキオラ「・・・」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:24:16.63 ID:NqsRgger0
藍染「見よ我が古巣を!五番隊舎を」
グリムジョー「草ボーボーだな。おい」
藍染「・・・どうなってるんだ?」
雛森「誰かさんが裏切ったりしたからですよ」
藍染「ひ、雛森くん!副隊長の君がしっかりしないから!」
雛森「いたたた・・・誰かさんに刺された傷が・・・」
ウルキオラ「大丈夫か」
雛森「はい・・・いたた」
藍染「やめろ!もういいだろ!」
グリムジョー「草ボーボーだな。おい」
藍染「・・・どうなってるんだ?」
雛森「誰かさんが裏切ったりしたからですよ」
藍染「ひ、雛森くん!副隊長の君がしっかりしないから!」
雛森「いたたた・・・誰かさんに刺された傷が・・・」
ウルキオラ「大丈夫か」
雛森「はい・・・いたた」
藍染「やめろ!もういいだろ!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:28:11.30 ID:NqsRgger0
藍染「ほら3人とも掃除して。早く」
グリムジョー「は?威張んなよ」
ウルキオラ「お前がすればいい」
藍染「こら!私は」
雛森「隊長が裏切ったりするから次々と隊士が・・・」
ザエルアポロ「だからこんなに荒れ果ててるんだ」
藍染「わかったよ。私がやるから!箒貸せ」
グリムジョー「自分で持って来いよ」
藍染「ぐぬぬ・・・」
グリムジョー「は?威張んなよ」
ウルキオラ「お前がすればいい」
藍染「こら!私は」
雛森「隊長が裏切ったりするから次々と隊士が・・・」
ザエルアポロ「だからこんなに荒れ果ててるんだ」
藍染「わかったよ。私がやるから!箒貸せ」
グリムジョー「自分で持って来いよ」
藍染「ぐぬぬ・・・」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:33:18.88 ID:NqsRgger0
藍染「懐かしい・・・我が部屋・・・くっさ」
藍染「なんだ・・・これは・・・?」
藍染「ゴミ置き場になってるじゃないか!雛森くんちょっと来てよ」
グリムジョー「何か呼んでるぜ」
雛森「無視しときましょう」
ウルキオラ「来た」
藍染「ふざけるな!何で私の部屋がゴミ置き場なんだ!」
雛森「ちょうどいいかなって思いまして」
藍染「酷すぎる・・・何だ君は・・・私のこと尊敬してたんじゃ」
雛森「ふざけないでください」
藍染「お仕置きが必要だなこれは」
雛森「シロちゃん・・・呼びますよ」
藍染「・・・気張って掃除しとこ・・・」
雛森「早く終わらせてくださいね」
藍染「なんだ・・・これは・・・?」
藍染「ゴミ置き場になってるじゃないか!雛森くんちょっと来てよ」
グリムジョー「何か呼んでるぜ」
雛森「無視しときましょう」
ウルキオラ「来た」
藍染「ふざけるな!何で私の部屋がゴミ置き場なんだ!」
雛森「ちょうどいいかなって思いまして」
藍染「酷すぎる・・・何だ君は・・・私のこと尊敬してたんじゃ」
雛森「ふざけないでください」
藍染「お仕置きが必要だなこれは」
雛森「シロちゃん・・・呼びますよ」
藍染「・・・気張って掃除しとこ・・・」
雛森「早く終わらせてくださいね」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:38:11.41 ID:NqsRgger0
ザエルアポロ「藍染のやつ。犬に怯えてるな」
グリムジョー「犬?」
ザエルアポロ「シロちゃん・・・つまり犬だ。そんな名前の死神はいない」
ウルキオラ「さすがは十刃の頭脳。破面一の天才」
グリムジョー「頭いいな。お前」
ザエルアポロ「ふふふ」
雛森「?」
ウルキオラ「犬か」
グリムジョー「そういえばヤミーの犬に噛まれてたよな藍染って」
ザエルアポロ「死神にも犬にも破面にも嫌われてるんだろな。あいつ」
グリムジョー「犬?」
ザエルアポロ「シロちゃん・・・つまり犬だ。そんな名前の死神はいない」
ウルキオラ「さすがは十刃の頭脳。破面一の天才」
グリムジョー「頭いいな。お前」
ザエルアポロ「ふふふ」
雛森「?」
ウルキオラ「犬か」
グリムジョー「そういえばヤミーの犬に噛まれてたよな藍染って」
ザエルアポロ「死神にも犬にも破面にも嫌われてるんだろな。あいつ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:46:51.01 ID:NqsRgger0
雛森「まだしてるんですか?」
藍染「仕方ないだろ。分別しないと」
グリムジョー「どけ藍染。俺が虚閃でぶっ飛ばしてやる」
藍染「やめて!全部吹き飛ぶから」
雛森「自分の部屋だけで時間をかけないでください。まだやる事はあるんですから」
藍染「手伝えよ!」
ウルキオラ「ここは俺の虚閃で・・・」
雛森「赤火砲」
藍染「あちちちちちちち」
雛森「これで全てのゴミは燃えましたよ。早く別の場所をしてください」
グリムジョー「すげえ!何だ今の」
ザエルアポロ「鬼道だろうなあれは」
グリムジョー「鬼・・・道・・・?」
藍染「仕方ないだろ。分別しないと」
グリムジョー「どけ藍染。俺が虚閃でぶっ飛ばしてやる」
藍染「やめて!全部吹き飛ぶから」
雛森「自分の部屋だけで時間をかけないでください。まだやる事はあるんですから」
藍染「手伝えよ!」
ウルキオラ「ここは俺の虚閃で・・・」
雛森「赤火砲」
藍染「あちちちちちちち」
雛森「これで全てのゴミは燃えましたよ。早く別の場所をしてください」
グリムジョー「すげえ!何だ今の」
ザエルアポロ「鬼道だろうなあれは」
グリムジョー「鬼・・・道・・・?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:53:06.79 ID:NqsRgger0
藍染「上司ごと燃やすなんて・・・総隊長にチクってやる」
ウルキオラ「働け」
藍染「くっそ・・・」
ザエルアポロ「見ろよウルキオラ」
ウルキオラ「・・・」
ザエルアポロ「グリムジョーが鬼道習ってる」
ウルキオラ「あの短気が人から技を習うとはな」
ザエルアポロ「兄貴たちに教えたら涙流しそう」
藍染「・・・」
ウルキオラ「サボるな」
藍染「はい・・・」
ウルキオラ「働け」
藍染「くっそ・・・」
ザエルアポロ「見ろよウルキオラ」
ウルキオラ「・・・」
ザエルアポロ「グリムジョーが鬼道習ってる」
ウルキオラ「あの短気が人から技を習うとはな」
ザエルアポロ「兄貴たちに教えたら涙流しそう」
藍染「・・・」
ウルキオラ「サボるな」
藍染「はい・・・」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 13:59:23.05 ID:NqsRgger0
藍染「・・・ダメだ一日では終わらん!」
ウルキオラ「トロトロするな」
藍染「仕方がない・・・ギン!要!」
ザエルアポロ「・・・?」
ウルキオラ「ふぅ・・・」
藍染「ギン!私の声が聞こえないのか!要!私だ!」
ザエルアポロ「ダメだこれは」
ウルキオラ「完全に馬鹿になったか・・・」
藍染「ギン!要!居るんだろ!返事してくれ!」
ウルキオラ「トロトロするな」
藍染「仕方がない・・・ギン!要!」
ザエルアポロ「・・・?」
ウルキオラ「ふぅ・・・」
藍染「ギン!私の声が聞こえないのか!要!私だ!」
ザエルアポロ「ダメだこれは」
ウルキオラ「完全に馬鹿になったか・・・」
藍染「ギン!要!居るんだろ!返事してくれ!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:06:17.08 ID:NqsRgger0
藍染「仕方がない。ゴミを全て消し飛ばしてやる」
ウルキオラ「まーたバカなこと言ってる」
藍染「滲み出す」
ウルキオラ「黒棺か」
ザエルアポロ「避難しよ。おいグリムジョー!」
藍染「あちゃああああああああ」
雛森「これが蒼火墜です」
グリムジョー「すげえな。俺にもできんのか」
雛森「はい」
ウルキオラ「立て。真面目に掃除しろ」
藍染「・・・」
ウルキオラ「まーたバカなこと言ってる」
藍染「滲み出す」
ウルキオラ「黒棺か」
ザエルアポロ「避難しよ。おいグリムジョー!」
藍染「あちゃああああああああ」
雛森「これが蒼火墜です」
グリムジョー「すげえな。俺にもできんのか」
雛森「はい」
ウルキオラ「立て。真面目に掃除しろ」
藍染「・・・」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:18:31.14 ID:NqsRgger0
藍染「今日はここまでだ」
ウルキオラ「ダメだ」
藍染「そ、そんな・・・」
ウルキオラ「働け」
藍染「ふざけるな!ウルキオラ。お前は何様だ!」
ウルキオラ「ウルキオラ様だ」
藍染「くっ・・・」
ウルキオラ「お前のアホらしい遊びに付き合ってやったんだ。掃除しろ」
藍染「何て奴らだ・・・誰かこいつらを成敗してくれ・・・」
グリムジョー「できた!」
雛森「早速試し撃ちしてみましょうか」
グリムジョー「的はどれだ」
雛森「ほら。あの箒持ってる人がちょうどいいですよ」
グリムジョー「よし!」
藍染「や、やめろ!グリムジョー落ち着け!」
ウルキオラ「ダメだ」
藍染「そ、そんな・・・」
ウルキオラ「働け」
藍染「ふざけるな!ウルキオラ。お前は何様だ!」
ウルキオラ「ウルキオラ様だ」
藍染「くっ・・・」
ウルキオラ「お前のアホらしい遊びに付き合ってやったんだ。掃除しろ」
藍染「何て奴らだ・・・誰かこいつらを成敗してくれ・・・」
グリムジョー「できた!」
雛森「早速試し撃ちしてみましょうか」
グリムジョー「的はどれだ」
雛森「ほら。あの箒持ってる人がちょうどいいですよ」
グリムジョー「よし!」
藍染「や、やめろ!グリムジョー落ち着け!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:22:43.61 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「掃除はこれで終わりだ。続きは明日」
藍染「た・・・助かった・・・」
ザエルアポロ「次は買い物だ。行け」
藍染「・・・は?」
ザエルアポロ「僕たちはお客様なんだ。行って来い」
藍染「雛森くんに言えよ!」
ウルキオラ「忙しそうだろ。ふざけるな」
藍染「行かん!絶対に行かん!」
ザエルアポロ「ウルキオラ。虚閃したい気分だろ」
ウルキオラ「手が滑って虚閃が出そう。出そうかな」
藍染「はい。行きます」
藍染「た・・・助かった・・・」
ザエルアポロ「次は買い物だ。行け」
藍染「・・・は?」
ザエルアポロ「僕たちはお客様なんだ。行って来い」
藍染「雛森くんに言えよ!」
ウルキオラ「忙しそうだろ。ふざけるな」
藍染「行かん!絶対に行かん!」
ザエルアポロ「ウルキオラ。虚閃したい気分だろ」
ウルキオラ「手が滑って虚閃が出そう。出そうかな」
藍染「はい。行きます」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:28:39.21 ID:NqsRgger0
藍染「あいつら寝たら絶対に殺してやる・・・」ブツブツ
市丸「イヅル。あっちの道からいこ」
吉良「それがいいですね」
藍染「ギン!」
市丸「アカン。気づかれた」
藍染「助けてくれよギン!」
市丸「イヅル。先に行ってて」
吉良「あっ。わかりました」
市丸「何の用や?僕忙しいよ」
藍染「私を助けてくれ!」
市丸「嫌や」
藍染「そ、そんな・・・」
市丸「僕とアンタは友達か?ちゃうやろ?」
藍染「ギン・・・お前まで」
市丸「イヅル。あっちの道からいこ」
吉良「それがいいですね」
藍染「ギン!」
市丸「アカン。気づかれた」
藍染「助けてくれよギン!」
市丸「イヅル。先に行ってて」
吉良「あっ。わかりました」
市丸「何の用や?僕忙しいよ」
藍染「私を助けてくれ!」
市丸「嫌や」
藍染「そ、そんな・・・」
市丸「僕とアンタは友達か?ちゃうやろ?」
藍染「ギン・・・お前まで」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:38:32.77 ID:NqsRgger0
グリムジョー「おせえ・・・」
ウルキオラ「帰ってきたら殴ってやろう」
ザエルアポロ「どこ行くんだ雛森・・・さん」
雛森「祝勝会です」
ウルキオラ「?」
雛森「長きに渡る破面との戦いが終わりましたからね。皆さんも行きますか?」
グリムジョー「行っていいんすか」
雛森「はい!」
ウルキオラ「黒崎一護とか居るんだろうな・・・あと井上織姫も。ヒヒヒ」
ザエルアポロ「藍染はほっといて行こうか」
グリムジョー「行こうぜ雛森さん」
ウルキオラ「井上織姫・・・フヒヒヒ」
ウルキオラ「帰ってきたら殴ってやろう」
ザエルアポロ「どこ行くんだ雛森・・・さん」
雛森「祝勝会です」
ウルキオラ「?」
雛森「長きに渡る破面との戦いが終わりましたからね。皆さんも行きますか?」
グリムジョー「行っていいんすか」
雛森「はい!」
ウルキオラ「黒崎一護とか居るんだろうな・・・あと井上織姫も。ヒヒヒ」
ザエルアポロ「藍染はほっといて行こうか」
グリムジョー「行こうぜ雛森さん」
ウルキオラ「井上織姫・・・フヒヒヒ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:44:10.11 ID:NqsRgger0
一護「何でお前たちが居るんだ?」
グリムジョー「別にいいだろ」
ウルキオラ「井上織姫は」
一護「井上?居ないぞ」
ウルキオラ「・・・帰るか」
グリムジョー「待てよウルキオラ。凄いの見つけたぜ」
ウルキオラ「何だ」
グリムジョー「ほらあれ」
狛村「・・・」
ウルキオラ「犬だな」
グリムジョー「あれがシロちゃんだと思う。強そう」
ウルキオラ「こっち見たぞ。目を逸らせグリムジョー」
狛村「?」
グリムジョー「別にいいだろ」
ウルキオラ「井上織姫は」
一護「井上?居ないぞ」
ウルキオラ「・・・帰るか」
グリムジョー「待てよウルキオラ。凄いの見つけたぜ」
ウルキオラ「何だ」
グリムジョー「ほらあれ」
狛村「・・・」
ウルキオラ「犬だな」
グリムジョー「あれがシロちゃんだと思う。強そう」
ウルキオラ「こっち見たぞ。目を逸らせグリムジョー」
狛村「?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:48:18.95 ID:NqsRgger0
ザエルアポロ「僕の研究材料を返せ」
涅「嫌だネ」
グリムジョー「さっきの犬の隣に何か付いてるぞ」
ウルキオラ「ヤクザだ」
グリムジョー「ヤクザまで従えてるのかシロちゃんは」
ウルキオラ「侮れない犬だ・・・」
一護「何の話してるんだお前たちは」
グリムジョー「観察だ」
一護「は?」
グリムジョー「死神観察だ」
涅「嫌だネ」
グリムジョー「さっきの犬の隣に何か付いてるぞ」
ウルキオラ「ヤクザだ」
グリムジョー「ヤクザまで従えてるのかシロちゃんは」
ウルキオラ「侮れない犬だ・・・」
一護「何の話してるんだお前たちは」
グリムジョー「観察だ」
一護「は?」
グリムジョー「死神観察だ」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:52:23.73 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「あれ」
白哉「・・・」
ウルキオラ「随分と背が高くなったな」
グリムジョー「誰だよ」
ウルキオラ「朽木ルキアだ。俺にはわかる」
一護「違う違う。兄貴だよルキアの」
ウルキオラ「兄貴」
グリムジョー「似てる・・・遠目で見たら似てる」
一護「あんまり白哉に近づかない方がいいぞ。怖いからな」
ウルキオラ「そうしとく」
白哉「・・・」
ウルキオラ「随分と背が高くなったな」
グリムジョー「誰だよ」
ウルキオラ「朽木ルキアだ。俺にはわかる」
一護「違う違う。兄貴だよルキアの」
ウルキオラ「兄貴」
グリムジョー「似てる・・・遠目で見たら似てる」
一護「あんまり白哉に近づかない方がいいぞ。怖いからな」
ウルキオラ「そうしとく」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 14:58:09.20 ID:NqsRgger0
グリムジョー「ガキが混ざってるぜウルキオラ」
一護「おいおい。あんまり・・・」
ウルキオラ「こら少年」
日番谷「何だよ」
グリムジョー「お前みたいなガキが何でウロウロしてるんだ」
ウルキオラ「帰らないとお母さんが心配してるぞ」
日番谷「俺はガキじゃねえ!日番谷冬獅郎だ」
グリムジョー「自己紹介はいいから。こっち来い」
雛森「あっ。シロちゃん!」
グリムジョー「いかん。伏せろウルキオラ!」
ウルキオラ「・・・奴め・・・いつの間に」
グリムジョー「・・・」
一護「どうした?」
ウルキオラ「魔犬だ」
一護「おいおい。あんまり・・・」
ウルキオラ「こら少年」
日番谷「何だよ」
グリムジョー「お前みたいなガキが何でウロウロしてるんだ」
ウルキオラ「帰らないとお母さんが心配してるぞ」
日番谷「俺はガキじゃねえ!日番谷冬獅郎だ」
グリムジョー「自己紹介はいいから。こっち来い」
雛森「あっ。シロちゃん!」
グリムジョー「いかん。伏せろウルキオラ!」
ウルキオラ「・・・奴め・・・いつの間に」
グリムジョー「・・・」
一護「どうした?」
ウルキオラ「魔犬だ」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:06:59.41 ID:NqsRgger0
藍染「ただいま・・・」
藍染「・・・」
藍染「あれ・・・?どうしたんだあいつら」
藍染「置手紙がある・・・何々」
「私たちは出かけますから来ないでくださいね。雛森桃」
藍染「何だこれは!ご丁寧に場所まで書いておいて来るなだと!」
藍染「嫌がらせかってんだよ。あのアマ」
藍染「・・・と言っても下手に逆らうとあいつらが・・・」
藍染「小さな悪戯をしておこうか・・・」
藍染「・・・」
藍染「あれ・・・?どうしたんだあいつら」
藍染「置手紙がある・・・何々」
「私たちは出かけますから来ないでくださいね。雛森桃」
藍染「何だこれは!ご丁寧に場所まで書いておいて来るなだと!」
藍染「嫌がらせかってんだよ。あのアマ」
藍染「・・・と言っても下手に逆らうとあいつらが・・・」
藍染「小さな悪戯をしておこうか・・・」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:13:06.32 ID:NqsRgger0
藍染「あっ!帰ってきた!」
ウルキオラ「何を喜んでるんだお前」
藍染「大変なんだよ。空き巣が入ってさ」
グリムジョー「留守番一つもできねえのか。てめえは」
藍染「すまん」
雛森「何か盗まれたのですか?」
藍染「・・・うーん・・・君の下着」
雛森「えっ!」
藍染「参ったね・・・ふふふ」
グリムジョー「笑ってる場合じゃねえだろ」
藍染「は、はい・・・」
ウルキオラ「何を喜んでるんだお前」
藍染「大変なんだよ。空き巣が入ってさ」
グリムジョー「留守番一つもできねえのか。てめえは」
藍染「すまん」
雛森「何か盗まれたのですか?」
藍染「・・・うーん・・・君の下着」
雛森「えっ!」
藍染「参ったね・・・ふふふ」
グリムジョー「笑ってる場合じゃねえだろ」
藍染「は、はい・・・」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:18:10.87 ID:NqsRgger0
雛森「酷い・・・」
藍染「あっ!よく見たらタンスに名前が書いてあるぞ」
グリムジョー「な、なんて書いてあるんだ・・・」
ウルキオラ「ひばんたにふゆ・・・ダメだ難しい」
ザエルアポロ「日番谷冬獅郎って読むんだ」
グリムジョー「ひつがや・・・とうしろう・・・」
藍染「あいつめ!よくもやったな。だからあの男は信用できんのだ」
雛森「・・・」
ザエルアポロ「倒れた」
グリムジョー「雛森さん!しっかりするんだ」
藍染「相変わらず脆いなこの娘は」
藍染「あっ!よく見たらタンスに名前が書いてあるぞ」
グリムジョー「な、なんて書いてあるんだ・・・」
ウルキオラ「ひばんたにふゆ・・・ダメだ難しい」
ザエルアポロ「日番谷冬獅郎って読むんだ」
グリムジョー「ひつがや・・・とうしろう・・・」
藍染「あいつめ!よくもやったな。だからあの男は信用できんのだ」
雛森「・・・」
ザエルアポロ「倒れた」
グリムジョー「雛森さん!しっかりするんだ」
藍染「相変わらず脆いなこの娘は」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:23:18.46 ID:NqsRgger0
一護「・・・連れて来たぜ」
日番谷「は、離しやがれ!」
グリムジョー「この馬鹿!」
ウルキオラ「この歳で下着を盗むなんて親が泣いてるぞ」
日番谷「殴るな!何だよお前たちは」
藍染「日番谷隊長・・・ダメだよ下着を盗んじゃ」
日番谷「ふざけるな」
グリムジョー「吐け!」
一護「帰っていいか?」
ウルキオラ「黒崎一護。また遊びに来い井上織姫を連れて」
一護「チャドじゃダメか?」
ウルキオラ「ダメだ」
日番谷「は、離しやがれ!」
グリムジョー「この馬鹿!」
ウルキオラ「この歳で下着を盗むなんて親が泣いてるぞ」
日番谷「殴るな!何だよお前たちは」
藍染「日番谷隊長・・・ダメだよ下着を盗んじゃ」
日番谷「ふざけるな」
グリムジョー「吐け!」
一護「帰っていいか?」
ウルキオラ「黒崎一護。また遊びに来い井上織姫を連れて」
一護「チャドじゃダメか?」
ウルキオラ「ダメだ」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:28:39.02 ID:NqsRgger0
日番谷「待てよ。俺が盗めるわけねえだろ」
ザエルアポロ「考えてみればそうだよね。君もあの場に居たんだから」
グリムジョー「なら誰がパクったんだよ」
一護「藍染でいいんじゃね?」
グリムジョー「それでいいか」
ウルキオラ「井上織姫の写真とか・・・」
一護「今度持ってきてやるから。もう帰るぞ」
ウルキオラ「・・・おい」
藍染「私は知らんぞ!」
雛森「もういいです新しいの買いますから・・・死ねばいいのに」
藍染「・・・」
日番谷「殺すぞ藍染」
藍染「悪かった・・・本当に悪かった・・・」
ザエルアポロ「考えてみればそうだよね。君もあの場に居たんだから」
グリムジョー「なら誰がパクったんだよ」
一護「藍染でいいんじゃね?」
グリムジョー「それでいいか」
ウルキオラ「井上織姫の写真とか・・・」
一護「今度持ってきてやるから。もう帰るぞ」
ウルキオラ「・・・おい」
藍染「私は知らんぞ!」
雛森「もういいです新しいの買いますから・・・死ねばいいのに」
藍染「・・・」
日番谷「殺すぞ藍染」
藍染「悪かった・・・本当に悪かった・・・」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:33:34.08 ID:NqsRgger0
藍染「・・・激しくやられた・・・あんな奴らに・・・私が」
グリムジョー「うるせえな!」
ウルキオラ「少しは黙れよ」
ザエルアポロ「藍染。ほらよ」
藍染「何だこれ」
ザエルアポロ「飲め」
藍染「ゴクッ」
グリムジョー「何を飲ませたんだ」
ザエルアポロ「睡眠薬」
ウルキオラ「一撃で眠りについた」
グリムジョー「うるせえな!」
ウルキオラ「少しは黙れよ」
ザエルアポロ「藍染。ほらよ」
藍染「何だこれ」
ザエルアポロ「飲め」
藍染「ゴクッ」
グリムジョー「何を飲ませたんだ」
ザエルアポロ「睡眠薬」
ウルキオラ「一撃で眠りについた」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:38:35.42 ID:NqsRgger0
グリムジョー「あのチビ。雛森さんと親しそうだったな」
ウルキオラ「姉弟だな」
ザエルアポロ「苗字が違うだろ」
ウルキオラ「きっと両親が離婚して離れ離れになったパターンだ」
ザエルアポロ「そんな辛い過去が・・・」
グリムジョー「悲しい話だぜ」
ウルキオラ「よく見たら何か似てるだろ」
グリムジョー「耳とかな」
ザエルアポロ「あと目と口も」
ウルキオラ「それが姉弟の証拠だ」
ウルキオラ「姉弟だな」
ザエルアポロ「苗字が違うだろ」
ウルキオラ「きっと両親が離婚して離れ離れになったパターンだ」
ザエルアポロ「そんな辛い過去が・・・」
グリムジョー「悲しい話だぜ」
ウルキオラ「よく見たら何か似てるだろ」
グリムジョー「耳とかな」
ザエルアポロ「あと目と口も」
ウルキオラ「それが姉弟の証拠だ」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:43:04.65 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「起きろ」
藍染「・・・おはよう」
グリムジョー「おはようじゃねえだろ!死ね」
ウルキオラ「飯だ」
藍染「私のために・・・お前たち・・・」
ウルキオラ「自惚れるな」
グリムジョー「起きろ」
藍染「・・・チッ」
グリムジョー「何舌打ちしてんだてめえは!」
藍染「す、すまん。私が悪かった・・・」
藍染「・・・おはよう」
グリムジョー「おはようじゃねえだろ!死ね」
ウルキオラ「飯だ」
藍染「私のために・・・お前たち・・・」
ウルキオラ「自惚れるな」
グリムジョー「起きろ」
藍染「・・・チッ」
グリムジョー「何舌打ちしてんだてめえは!」
藍染「す、すまん。私が悪かった・・・」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:47:33.93 ID:NqsRgger0
藍染「・・・何でちゃぶ台囲んで食べてんの!?」
グリムジョー「うるせえな。お前は特別にあそこだ」
藍染「地べた・・・だと・・・?」
雛森「3分で食べてくださいね」
藍染「無理だよ!何言ってんの君は」
雛森「できますよね?下着盗めるぐらいだから3分なんて」
藍染「・・・」
雛森「3分過ぎたらグリムジョーさんが虚閃を撃つみたいですよ隊長」
グリムジョー「食えよ」
藍染「いただきます・・・」
グリムジョー「うるせえな。お前は特別にあそこだ」
藍染「地べた・・・だと・・・?」
雛森「3分で食べてくださいね」
藍染「無理だよ!何言ってんの君は」
雛森「できますよね?下着盗めるぐらいだから3分なんて」
藍染「・・・」
雛森「3分過ぎたらグリムジョーさんが虚閃を撃つみたいですよ隊長」
グリムジョー「食えよ」
藍染「いただきます・・・」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 15:58:36.00 ID:NqsRgger0
藍染「食べきったぞ!」
雛森「3分15秒。残念ですね」
グリムジョー「覚悟はいいな藍染」
藍染「嫌だ!待ってくれ!」
ウルキオラ「大人しくしろ」
ザエルアポロ「動くなよ」
藍染「あわわわ・・・」
一護「おいウルキオラ」
ウルキオラ「来たか」
一護「ほら写真だ」
ウルキオラ「・・・トイレ行ってこよ・・・」
雛森「3分15秒。残念ですね」
グリムジョー「覚悟はいいな藍染」
藍染「嫌だ!待ってくれ!」
ウルキオラ「大人しくしろ」
ザエルアポロ「動くなよ」
藍染「あわわわ・・・」
一護「おいウルキオラ」
ウルキオラ「来たか」
一護「ほら写真だ」
ウルキオラ「・・・トイレ行ってこよ・・・」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 16:01:55.65 ID:NqsRgger0
藍染「黒崎一護の出現で・・・助かった」
グリムジョー「お前も暇だな」
一護「うるせえ」
雛森「そちらの方は?」
一護「チャドだ」
チャド「・・・」
雛森「チャド・・・?」
チャド「茶渡康虎」
グリムジョー「ウルキオラどこ行ったんだ」
ザエルアポロ「自分磨き」
グリムジョー「好きだよなあいつも」
グリムジョー「お前も暇だな」
一護「うるせえ」
雛森「そちらの方は?」
一護「チャドだ」
チャド「・・・」
雛森「チャド・・・?」
チャド「茶渡康虎」
グリムジョー「ウルキオラどこ行ったんだ」
ザエルアポロ「自分磨き」
グリムジョー「好きだよなあいつも」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 16:05:57.46 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「すっきりした」
一護「・・・」
ウルキオラ「次は下着とか・・・」
一護「いや無理だろ」
ウルキオラ「ただとは言わん。ほら」
一護「・・・仕方ねえな。帰るぜチャド」
グリムジョー「・・・どうした黒崎」
一護「チャド・・・?」
雛森「あの人ならさっき煙のようにすーっと」
一護「また消えたのか・・・チャド・・・」
ウルキオラ「頼むぞ黒崎」
一護「・・・」
ウルキオラ「次は下着とか・・・」
一護「いや無理だろ」
ウルキオラ「ただとは言わん。ほら」
一護「・・・仕方ねえな。帰るぜチャド」
グリムジョー「・・・どうした黒崎」
一護「チャド・・・?」
雛森「あの人ならさっき煙のようにすーっと」
一護「また消えたのか・・・チャド・・・」
ウルキオラ「頼むぞ黒崎」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 16:13:07.51 ID:NqsRgger0
藍染「ところで私の羽織が先ほどから」
雛森「寝てる間に捨てときました」
藍染「捨てた・・・だと・・・?」
雛森「はい」
藍染「どうしてだ!」
グリムジョー「それはてめえが隊長でも何でもないからだよ」
ウルキオラ「今日から隊長は雛森さんだ」
ザエルアポロ「君は一番下っ端だよ藍染」
藍染「どういう事だ・・・どうなってるんだ!」
雛森「よく考えてくださいね藍染元隊長」
雛森「寝てる間に捨てときました」
藍染「捨てた・・・だと・・・?」
雛森「はい」
藍染「どうしてだ!」
グリムジョー「それはてめえが隊長でも何でもないからだよ」
ウルキオラ「今日から隊長は雛森さんだ」
ザエルアポロ「君は一番下っ端だよ藍染」
藍染「どういう事だ・・・どうなってるんだ!」
雛森「よく考えてくださいね藍染元隊長」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 16:21:15.77 ID:NqsRgger0
グリムジョー「じゃんけんポン」
ウルキオラ「・・・」
ザエルアポロ「グリムジョーが副隊長か」
藍染「待てよ!許されると思ってるのか!」
雛森「ちょっと黙っててください」
藍染「・・・」
グリムジョー「おい」
藍染「は、はい」
グリムジョー「何ビビってんの?」
藍染「・・・」
ウルキオラ「・・・」
ザエルアポロ「グリムジョーが副隊長か」
藍染「待てよ!許されると思ってるのか!」
雛森「ちょっと黙っててください」
藍染「・・・」
グリムジョー「おい」
藍染「は、はい」
グリムジョー「何ビビってんの?」
藍染「・・・」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 16:35:19.81 ID:NqsRgger0
藍染「ウルキオラ」
ウルキオラ「気安く呼ぶな」
藍染「雛森くん。お前たちより弱いんだよ?本当に隊長でいいの?」
ウルキオラ「お前は何もわかってないな・・・座れ」
藍染「はい」
ウルキオラ「あのグリムジョーが他人に敬語使ってさん付けしてるんだ。何故かわかるか?」
藍染「知らん」
ウルキオラ「心だ」
藍染「心・・・だと・・・?」
ウルキオラ「そう心だ」
藍染「どういう意味」
ウルキオラ「心だ。次に質問したら虚閃だ」
藍染「うん。心だろ。知ってるよ」
ウルキオラ「気安く呼ぶな」
藍染「雛森くん。お前たちより弱いんだよ?本当に隊長でいいの?」
ウルキオラ「お前は何もわかってないな・・・座れ」
藍染「はい」
ウルキオラ「あのグリムジョーが他人に敬語使ってさん付けしてるんだ。何故かわかるか?」
藍染「知らん」
ウルキオラ「心だ」
藍染「心・・・だと・・・?」
ウルキオラ「そう心だ」
藍染「どういう意味」
ウルキオラ「心だ。次に質問したら虚閃だ」
藍染「うん。心だろ。知ってるよ」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 16:46:06.09 ID:NqsRgger0
グリムジョー「副隊長って何するんすか?」
雛森「そうですね。自由にしててください」
グリムジョー「自由?」
ウルキオラ「自由って言っても暴れるんじゃないぞ」
グリムジョー「お前・・・俺の事アホだと思ってるだろ」
ウルキオラ「うん」
グリムジョー「てめえ・・・」
雛森「二人とも喧嘩しないでください。藍染元隊長も止めないと」
藍染「えっ・・・」
ザエルアポロ「ほら行けよ」
藍染「や、やめるんだ!二人とも!」
ザエルアポロ「死んだな」
雛森「そうですね。自由にしててください」
グリムジョー「自由?」
ウルキオラ「自由って言っても暴れるんじゃないぞ」
グリムジョー「お前・・・俺の事アホだと思ってるだろ」
ウルキオラ「うん」
グリムジョー「てめえ・・・」
雛森「二人とも喧嘩しないでください。藍染元隊長も止めないと」
藍染「えっ・・・」
ザエルアポロ「ほら行けよ」
藍染「や、やめるんだ!二人とも!」
ザエルアポロ「死んだな」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 16:52:16.11 ID:NqsRgger0
ザエルアポロ「このゴミどうします?」
雛森「そのうち生き返ると思いますよ」
藍染「ゴミ扱いするな!」
雛森「・・・はぁ」
グリムジョー「昨日の続きだ。掃除しろ」
藍染「・・・」
グリムジョー「死にたいのか?」
藍染「死にたくない」
グリムジョー「なら掃除しろ」
藍染「やるよ!やりますよ!」
グリムジョー「わかればいいんだ」
藍染「いつか返り咲いてやる・・・」
雛森「そのうち生き返ると思いますよ」
藍染「ゴミ扱いするな!」
雛森「・・・はぁ」
グリムジョー「昨日の続きだ。掃除しろ」
藍染「・・・」
グリムジョー「死にたいのか?」
藍染「死にたくない」
グリムジョー「なら掃除しろ」
藍染「やるよ!やりますよ!」
グリムジョー「わかればいいんだ」
藍染「いつか返り咲いてやる・・・」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 17:04:55.49 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「雛森さん」
雛森「はい?」
ウルキオラ「現世に行きたい」
藍染「行って来い行って来い」
ウルキオラ「・・・黙れ」
藍染「・・・」
雛森「と言われましてもね」
ウルキオラ「行きたい」
グリムジョー「我儘言うなぶち殺すぞ」
ウルキオラ「行きたい」
グリムジョー「どうするんすか」
雛森「・・・」
雛森「はい?」
ウルキオラ「現世に行きたい」
藍染「行って来い行って来い」
ウルキオラ「・・・黙れ」
藍染「・・・」
雛森「と言われましてもね」
ウルキオラ「行きたい」
グリムジョー「我儘言うなぶち殺すぞ」
ウルキオラ「行きたい」
グリムジョー「どうするんすか」
雛森「・・・」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 17:09:32.33 ID:NqsRgger0
恋次「何で俺が付いて行かんといけねえんだ」
雛森「阿散井くん現世に詳しいから」
恋次「ところで何でこのおっさんが」
藍染「お、おっさん・・・」
グリムジョー「現世ってあれだろ。いいよな」
恋次「ああ。いいぜ」
ウルキオラ「ふふふ」
ザエルアポロ「楽しそうだな」
ウルキオラ「ちゃんと案内しろよ恋次」
恋次「馴れ馴れしいなこいつ・・・」
雛森「阿散井くん現世に詳しいから」
恋次「ところで何でこのおっさんが」
藍染「お、おっさん・・・」
グリムジョー「現世ってあれだろ。いいよな」
恋次「ああ。いいぜ」
ウルキオラ「ふふふ」
ザエルアポロ「楽しそうだな」
ウルキオラ「ちゃんと案内しろよ恋次」
恋次「馴れ馴れしいなこいつ・・・」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 17:15:10.41 ID:NqsRgger0
一護「何でくんだようちに」
グリムジョー「気にすんな」
藍染「そうだぞ黒崎一護」
一護「お前は帰れ」
藍染「えっ何で」
恋次「俺帰るから頼んだぞ一護」
一護「おい!」
ウルキオラ「行こう黒崎」
一護「どこにだよ」
ウルキオラ「わかるだろ」
グリムジョー「気にすんな」
藍染「そうだぞ黒崎一護」
一護「お前は帰れ」
藍染「えっ何で」
恋次「俺帰るから頼んだぞ一護」
一護「おい!」
ウルキオラ「行こう黒崎」
一護「どこにだよ」
ウルキオラ「わかるだろ」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 17:21:33.55 ID:NqsRgger0
一護「井上なら居ないぞ」
ウルキオラ「なん・・・だと・・・?」
一護「でも下着なら。ほらよ」
ウルキオラ「・・・」
グリムジョー「どうした」
ウルキオラ「嬉しくて・・・」
ザエルアポロ「泣くなウルキオラ」
ウルキオラ「帰ろう隊長」
雛森「もういいんですか?」
藍染「雛森くん!ヘン夕イだ!ウルキオラはヘン夕イなんだ」
雛森「それで?」
藍染「それだけ・・・」
雛森「うるさいですよ」
藍染「ごめんなさい」
ウルキオラ「なん・・・だと・・・?」
一護「でも下着なら。ほらよ」
ウルキオラ「・・・」
グリムジョー「どうした」
ウルキオラ「嬉しくて・・・」
ザエルアポロ「泣くなウルキオラ」
ウルキオラ「帰ろう隊長」
雛森「もういいんですか?」
藍染「雛森くん!ヘン夕イだ!ウルキオラはヘン夕イなんだ」
雛森「それで?」
藍染「それだけ・・・」
雛森「うるさいですよ」
藍染「ごめんなさい」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 17:27:09.47 ID:NqsRgger0
グリムジョー「・・・俺も欲しいなそれ」
ウルキオラ「やらん」
藍染「雛森くん。もうこいつら帰そうよ」
雛森「藍染元隊長の方が不愉快だから」
藍染「私が!?」
雛森「はい」
藍染「どこら辺が」
雛森「全てです」
藍染「全て・・・だと・・・?」
雛森「そうですよ」
ウルキオラ「やらん」
藍染「雛森くん。もうこいつら帰そうよ」
雛森「藍染元隊長の方が不愉快だから」
藍染「私が!?」
雛森「はい」
藍染「どこら辺が」
雛森「全てです」
藍染「全て・・・だと・・・?」
雛森「そうですよ」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 17:54:54.43 ID:NqsRgger0
藍染「何とかせねば・・・」
藍染「そうだ!飯に毒を盛ろう」
グリムジョー「何だブツブツ言って」
雛森「無視しておきましょう」
グリムジョー「そうっすね」
藍染「くっくっく」
ザエルアポロ「不気味だな・・・」
藍染「そうだ!飯に毒を盛ろう」
グリムジョー「何だブツブツ言って」
雛森「無視しておきましょう」
グリムジョー「そうっすね」
藍染「くっくっく」
ザエルアポロ「不気味だな・・・」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 17:58:55.10 ID:NqsRgger0
ザエルアポロ「ウルキオラ?」
雛森「トイレらしいです」
グリムジョー「もう二時間も入ってやがる」
藍染「ほら作ったぞ」
グリムジョー「何だてめえ。これは?」
藍染「晩御飯」
雛森「私はいいです・・・藍染元隊長のは生理的に・・・」
グリムジョー「俺もいらねえ」
ザエルアポロ「僕も」
藍染「食べてよ!ねえ!」
グリムジョー「いらねえって言ってんだろ」
藍染「・・・チッ」
雛森「トイレらしいです」
グリムジョー「もう二時間も入ってやがる」
藍染「ほら作ったぞ」
グリムジョー「何だてめえ。これは?」
藍染「晩御飯」
雛森「私はいいです・・・藍染元隊長のは生理的に・・・」
グリムジョー「俺もいらねえ」
ザエルアポロ「僕も」
藍染「食べてよ!ねえ!」
グリムジョー「いらねえって言ってんだろ」
藍染「・・・チッ」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 18:14:21.74 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「・・・ふぅ」
ウルキオラ「ああ腹減った・・・おっ!こんな所に食い物が」
ウルキオラ「・・・うぐっ!」
藍染「やった!」
ウルキオラ「・・・」
藍染「まずは一人・・・フフフ」
ウルキオラ「・・・」
ウルキオラ「ああ腹減った・・・おっ!こんな所に食い物が」
ウルキオラ「・・・うぐっ!」
藍染「やった!」
ウルキオラ「・・・」
藍染「まずは一人・・・フフフ」
ウルキオラ「・・・」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 18:19:06.55 ID:NqsRgger0
藍染「大変だ!ウルキオラが」
雛森「ウルキオラさん!」
ウルキオラ「はい」
藍染「嘘・・・だろ・・・?」
グリムジョー「大丈夫っすよ雛森さん」
雛森「?」
ウルキオラ「毒を出そう・・・おげえええええええええええええええええ」
雛森「うわぁ・・・」
ウルキオラ「俺は脳と心臓以外はすぐに再生するから」
雛森「は、はい」
ウルキオラ「ほらもう再生してる」
藍染「すっかり忘れてた・・・」
雛森「ウルキオラさん!」
ウルキオラ「はい」
藍染「嘘・・・だろ・・・?」
グリムジョー「大丈夫っすよ雛森さん」
雛森「?」
ウルキオラ「毒を出そう・・・おげえええええええええええええええええ」
雛森「うわぁ・・・」
ウルキオラ「俺は脳と心臓以外はすぐに再生するから」
雛森「は、はい」
ウルキオラ「ほらもう再生してる」
藍染「すっかり忘れてた・・・」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 18:22:55.98 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「お前か毒を盛ったのは」
藍染「そ、それは・・・」
グリムジョー「てめえは俺たち4人を殺す気でいやがったな」
藍染「違うよ。たまたま毒が入ってたんだよ!」
雛森「嘘ですね」
ザエルアポロ「殺そうか」
藍染「私の話も聞け!」
グリムジョー「ぶち殺す」
ウルキオラ「それがいい」
藍染「やめて」
藍染「そ、それは・・・」
グリムジョー「てめえは俺たち4人を殺す気でいやがったな」
藍染「違うよ。たまたま毒が入ってたんだよ!」
雛森「嘘ですね」
ザエルアポロ「殺そうか」
藍染「私の話も聞け!」
グリムジョー「ぶち殺す」
ウルキオラ「それがいい」
藍染「やめて」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 18:32:35.85 ID:NqsRgger0
グリムジョー「乳当て何て握ってるから不覚取るんだ」
ウルキオラ「パンツもある」
グリムジョー「どっちだっていいんだよ」
ウルキオラ「欲しいのか?やらないぞ」
グリムジョー「ムカつく・・・こいつムカつくんだけど」
藍染「ひ、雛森くん。君も隊長ならこの場を」
雛森「・・・生きてたんですね」
藍染「ほら君も下着をあげたらどうだ!雛森くん」
ウルキオラ「・・・」
グリムジョー「表に出ろ」
ザエルアポロ「大変な事になっちゃったね」
藍染「クスクス」
ウルキオラ「パンツもある」
グリムジョー「どっちだっていいんだよ」
ウルキオラ「欲しいのか?やらないぞ」
グリムジョー「ムカつく・・・こいつムカつくんだけど」
藍染「ひ、雛森くん。君も隊長ならこの場を」
雛森「・・・生きてたんですね」
藍染「ほら君も下着をあげたらどうだ!雛森くん」
ウルキオラ「・・・」
グリムジョー「表に出ろ」
ザエルアポロ「大変な事になっちゃったね」
藍染「クスクス」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 18:38:27.71 ID:NqsRgger0
藍染「あの二人・・・見たところ互角」
ザエルアポロ「どちらかと言うとウルキオラの方が強いんですよね」
雛森「でもお二人は4と6番ですからそれ以上に強い人たちが」
ザエルアポロ「あれはあそこに居る馬鹿が本質を見ずに付けた番号で」
雛森「藍染元隊長ってどこ行ってもクズなんですね」
藍染「ぐぬぬ・・・」
ザエルアポロ「実際問題あの二人がトップクラスなのですよ」
雛森「へえー」
ウルキオラ「待て」
グリムジョー「何だよ。かかって来いよ」
ウルキオラ「派手に暴れると隊舎がハチャメチャになる」
グリムジョー「どうすんだよ」
ウルキオラ「あれにしよう・・・」
グリムジョー「早撃ち虚閃だなウルキオラ」
ザエルアポロ「どちらかと言うとウルキオラの方が強いんですよね」
雛森「でもお二人は4と6番ですからそれ以上に強い人たちが」
ザエルアポロ「あれはあそこに居る馬鹿が本質を見ずに付けた番号で」
雛森「藍染元隊長ってどこ行ってもクズなんですね」
藍染「ぐぬぬ・・・」
ザエルアポロ「実際問題あの二人がトップクラスなのですよ」
雛森「へえー」
ウルキオラ「待て」
グリムジョー「何だよ。かかって来いよ」
ウルキオラ「派手に暴れると隊舎がハチャメチャになる」
グリムジョー「どうすんだよ」
ウルキオラ「あれにしよう・・・」
グリムジョー「早撃ち虚閃だなウルキオラ」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 18:43:01.29 ID:NqsRgger0
雛森「何ですか早撃ち虚閃って?」
ザエルアポロ「僕たち十刃が考えたゲームです」
雛森「?」
ザエルアポロ「こう背中合わせになって10数えて」
藍染「いやいや。それでもムチャクチャになるんじゃ」
雛森「少なくとも他の隊舎が吹き飛びますからね」
ザエルアポロ「全て藍染の責任にすればいい」
藍染「やめろ二人とも!やめるんだ!」
グリムジョー「行くぞウルキオラ」
ウルキオラ「ああ」
ザエルアポロ「僕たち十刃が考えたゲームです」
雛森「?」
ザエルアポロ「こう背中合わせになって10数えて」
藍染「いやいや。それでもムチャクチャになるんじゃ」
雛森「少なくとも他の隊舎が吹き飛びますからね」
ザエルアポロ「全て藍染の責任にすればいい」
藍染「やめろ二人とも!やめるんだ!」
グリムジョー「行くぞウルキオラ」
ウルキオラ「ああ」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 19:15:13.66 ID:NqsRgger0
藍染「いや・・・悪気はなかったんだ・・・朽木隊長」
白哉「・・・」
藍染「許してくれよ狛村隊長」
狛村「・・・」
グリムジョー「やべえよ・・・」
ウルキオラ「あの魔犬まで・・・」
雛森「隠れていてください。全てあの人に被せましょう」
射場「おどれのおかげで狛村隊長が死にかけたんやぞ!」
藍染「すみませんでした!」
雛森「虚閃は禁止です。わかりましたか?」
グリムジョー「はい」
ウルキオラ「・・・はい」
藍染「何とぞ何とぞ!」
白哉「・・・」
藍染「許してくれよ狛村隊長」
狛村「・・・」
グリムジョー「やべえよ・・・」
ウルキオラ「あの魔犬まで・・・」
雛森「隠れていてください。全てあの人に被せましょう」
射場「おどれのおかげで狛村隊長が死にかけたんやぞ!」
藍染「すみませんでした!」
雛森「虚閃は禁止です。わかりましたか?」
グリムジョー「はい」
ウルキオラ「・・・はい」
藍染「何とぞ何とぞ!」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 19:19:58.82 ID:NqsRgger0
グリムジョー「行ったっすか」
雛森「行きましたよ」
藍染「こら!お前たちのおかげで指詰められかけたんだぞ」
ウルキオラ「それで?」
藍染「・・・もう怒ったぞ!」
ウルキオラ「だから?」
藍染「倒す。もう許さない!」
グリムジョー「斬るのはいいんすよね?」
雛森「斬るのはセーフです」
ウルキオラ「バラバラにするか」
藍染「嘘だから今の全部冗談だから!」
グリムジョー「聞こえねえな」
雛森「行きましたよ」
藍染「こら!お前たちのおかげで指詰められかけたんだぞ」
ウルキオラ「それで?」
藍染「・・・もう怒ったぞ!」
ウルキオラ「だから?」
藍染「倒す。もう許さない!」
グリムジョー「斬るのはいいんすよね?」
雛森「斬るのはセーフです」
ウルキオラ「バラバラにするか」
藍染「嘘だから今の全部冗談だから!」
グリムジョー「聞こえねえな」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 19:38:12.18 ID:NqsRgger0
グリムジョー「ったく。舐めやがって」
ウルキオラ「帰るぞ」
藍染「ひ、雛森くん・・・」
雛森「そこで一生這いつくばってください」
藍染「とほほ・・・」
雛森「虚閃は絶対にダメですよ」
グリムジョー「うっす・・・」
ウルキオラ「こいつはバカだからもっときつく言っておかないと」
雛森「それなら・・・指切りです」
グリムジョー「ゆ、指切るのか?」
ウルキオラ「指切りだって」
ザエルアポロ「写真撮って兄貴に送ってやろ」
ウルキオラ「帰るぞ」
藍染「ひ、雛森くん・・・」
雛森「そこで一生這いつくばってください」
藍染「とほほ・・・」
雛森「虚閃は絶対にダメですよ」
グリムジョー「うっす・・・」
ウルキオラ「こいつはバカだからもっときつく言っておかないと」
雛森「それなら・・・指切りです」
グリムジョー「ゆ、指切るのか?」
ウルキオラ「指切りだって」
ザエルアポロ「写真撮って兄貴に送ってやろ」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 19:45:19.08 ID:NqsRgger0
グリムジョー「・・・」
ウルキオラ「嘘付いたら針千本」
グリムジョー「うるせえ!あんなガキみたいな事だと思わなかったんだ」
ウルキオラ「フッ」
グリムジョー「笑ってんじゃねえ!」
ザエルアポロ「・・・クスクス」
グリムジョー「てめえら!」
ウルキオラ「おっと虚閃は禁止のはずだ」
グリムジョー「チッ」
ウルキオラ「プッ」
グリムジョー「ぶっ殺す!ウルキオラ!」
ウルキオラ「嘘付いたら針千本」
グリムジョー「うるせえ!あんなガキみたいな事だと思わなかったんだ」
ウルキオラ「フッ」
グリムジョー「笑ってんじゃねえ!」
ザエルアポロ「・・・クスクス」
グリムジョー「てめえら!」
ウルキオラ「おっと虚閃は禁止のはずだ」
グリムジョー「チッ」
ウルキオラ「プッ」
グリムジョー「ぶっ殺す!ウルキオラ!」
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 19:49:27.96 ID:NqsRgger0
藍染「・・・」
藍染「そうか。奴ら虚閃を禁止にされたのか」
藍染「他にも禁止にしてもらおう・・・」
藍染「ついに私の時代が来たんだ!」
藍染「ヒッヒッヒ」
藍染「そうか。奴ら虚閃を禁止にされたのか」
藍染「他にも禁止にしてもらおう・・・」
藍染「ついに私の時代が来たんだ!」
藍染「ヒッヒッヒ」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 19:54:24.06 ID:NqsRgger0
雛森「ふざけないでください」
藍染「私が可哀想だとは思わないのか!」
雛森「思いませんよ。寧ろ死んでほしいです」
藍染「なら私を殴ったり蹴ったりするのは禁止とか言ってよ」
雛森「無理です」
藍染「良いと言うまで私は帰らん!」
雛森「殺しますよ」
藍染「・・・えっ?」
雛森「死にたいんですか?」
藍染「・・・帰る」
雛森「いい心がけですね」
藍染「・・・ゾッとした・・・」
藍染「私が可哀想だとは思わないのか!」
雛森「思いませんよ。寧ろ死んでほしいです」
藍染「なら私を殴ったり蹴ったりするのは禁止とか言ってよ」
雛森「無理です」
藍染「良いと言うまで私は帰らん!」
雛森「殺しますよ」
藍染「・・・えっ?」
雛森「死にたいんですか?」
藍染「・・・帰る」
雛森「いい心がけですね」
藍染「・・・ゾッとした・・・」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 19:58:17.42 ID:NqsRgger0
藍染「また明日になったらこき使われるのか・・・」
藍染「誰か私の代わりに手ごろな奴隷は居ないものか・・・」
藍染「・・・」
藍染「居ない・・・」
藍染「・・・誰も居ない」
藍染「誰か私の代わりに手ごろな奴隷は居ないものか・・・」
藍染「・・・」
藍染「居ない・・・」
藍染「・・・誰も居ない」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 20:03:27.99 ID:NqsRgger0
藍染「朝だ!朝が来てしまった!」
グリムジョー「おい」
藍染「腹を蹴る事ないじゃないか!」
グリムジョー「起きろ」
藍染「・・・私の腹を蹴るのを禁止になったららしいぞ」
グリムジョー「言ってる意味がわからねえ」
藍染「腹だけではないぞ!私に対する暴力は一切禁止だ」
グリムジョー「勝手な事言ってんじゃ」
藍染「雛森くんの命令だグリムジョー」
グリムジョー「・・・本当かよ」
藍染「うん」
グリムジョー「・・・」
グリムジョー「おい」
藍染「腹を蹴る事ないじゃないか!」
グリムジョー「起きろ」
藍染「・・・私の腹を蹴るのを禁止になったららしいぞ」
グリムジョー「言ってる意味がわからねえ」
藍染「腹だけではないぞ!私に対する暴力は一切禁止だ」
グリムジョー「勝手な事言ってんじゃ」
藍染「雛森くんの命令だグリムジョー」
グリムジョー「・・・本当かよ」
藍染「うん」
グリムジョー「・・・」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 20:25:41.44 ID:NqsRgger0
藍染「ふふふ」
ウルキオラ「おい掃除は」
藍染「グリムジョーがやってるよ」
ウルキオラ「斬ろうかな・・・斬っちゃうか・・・」
藍染「斬るのは禁止なんだぞ!」
ウルキオラ「お前が嘘を付くからだ」
藍染「本当だよ!」
ウルキオラ「プライドの高い奴が・・・」
藍染「してるんだよ」
ウルキオラ「おい掃除は」
藍染「グリムジョーがやってるよ」
ウルキオラ「斬ろうかな・・・斬っちゃうか・・・」
藍染「斬るのは禁止なんだぞ!」
ウルキオラ「お前が嘘を付くからだ」
藍染「本当だよ!」
ウルキオラ「プライドの高い奴が・・・」
藍染「してるんだよ」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 20:32:03.73 ID:NqsRgger0
藍染「ほら」
ウルキオラ「なん・・・だと・・・?」
グリムジョー「雛森さんが掃除は当番制になったって」
ウルキオラ「・・・」
藍染「ほら言っただろ」
ウルキオラ「そうか」
藍染「お前も守るんだぞ」
ウルキオラ「言っとくけど俺はグリムジョーほど単純じゃない」
藍染「雛森くんに怒られても知らないよお前。ヘヘヘ」
ウルキオラ「・・・俺は井上織姫派だから」
藍染「嫌な予感が」
ウルキオラ「なん・・・だと・・・?」
グリムジョー「雛森さんが掃除は当番制になったって」
ウルキオラ「・・・」
藍染「ほら言っただろ」
ウルキオラ「そうか」
藍染「お前も守るんだぞ」
ウルキオラ「言っとくけど俺はグリムジョーほど単純じゃない」
藍染「雛森くんに怒られても知らないよお前。ヘヘヘ」
ウルキオラ「・・・俺は井上織姫派だから」
藍染「嫌な予感が」
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 20:39:54.97 ID:NqsRgger0
グリムジョー「当番だとさ」
ザエルアポロ「マジか」
ウルキオラ「・・・」
グリムジョー「どうした?」
ウルキオラ「藍染に騙されてるぞ」
グリムジョー「俺もそこまでバカじゃ」
ウルキオラ「なら雛森さんがあんなダメ男のために俺たちに負担を負わせると思うか」
ザエルアポロ「確かにね」
グリムジョー「あの野郎!」
ウルキオラ「・・・」
ザエルアポロ「マジか」
ウルキオラ「・・・」
グリムジョー「どうした?」
ウルキオラ「藍染に騙されてるぞ」
グリムジョー「俺もそこまでバカじゃ」
ウルキオラ「なら雛森さんがあんなダメ男のために俺たちに負担を負わせると思うか」
ザエルアポロ「確かにね」
グリムジョー「あの野郎!」
ウルキオラ「・・・」
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 20:51:50.66 ID:NqsRgger0
藍染「許して許して!」
グリムジョー「うるせえ!」
藍染「雛森くんも見てないで!」
雛森「グリムジョーさん。好きな風にやってください」
グリムジョー「いいんすか!」
雛森「虚閃でやってもいいですよ」
グリムジョー「覚悟しろよ藍染」
藍染「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ウルキオラ「どうせ怪我してもすぐ治るだろ」
グリムジョー「うるせえ!」
藍染「雛森くんも見てないで!」
雛森「グリムジョーさん。好きな風にやってください」
グリムジョー「いいんすか!」
雛森「虚閃でやってもいいですよ」
グリムジョー「覚悟しろよ藍染」
藍染「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ウルキオラ「どうせ怪我してもすぐ治るだろ」
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 21:16:57.81 ID:NqsRgger0
ザエルアポロ「ねえ藍染」
藍染「な、なんだよ」
ザエルアポロ「斬魄刀って擬人化するみたいだね」
藍染「えっ!?」
雛森「そうか藍染元隊長には思い出が無いんですよね・・・」
藍染「教えてくれ!」
雛森「お買いもの行って来てくれたら・・・」
藍染「行くから!」
雛森「はい。ここに書いてありますから。お釣りは勝手に使わないでくださいね」
グリムジョー「厄介払いできたっすね」
雛森「邪魔ですからあれ」
ウルキオラ「斬魄刀の話。教えてくださいよ」
藍染「な、なんだよ」
ザエルアポロ「斬魄刀って擬人化するみたいだね」
藍染「えっ!?」
雛森「そうか藍染元隊長には思い出が無いんですよね・・・」
藍染「教えてくれ!」
雛森「お買いもの行って来てくれたら・・・」
藍染「行くから!」
雛森「はい。ここに書いてありますから。お釣りは勝手に使わないでくださいね」
グリムジョー「厄介払いできたっすね」
雛森「邪魔ですからあれ」
ウルキオラ「斬魄刀の話。教えてくださいよ」
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:01:00.79 ID:NqsRgger0
グリムジョー「そんな事があったんすか!」
雛森「はい」
ウルキオラ「大変ですね」
雛森「私はほとんど寝てましたからね・・・」
グリムジョー「あいつのせいっすよね」
雛森「そうです。刺されたりシロちゃんと戦わされたり・・・」
ザエルアポロ「こんな小柄なのにあんな大型犬を・・・」
ウルキオラ「やっぱりこの人は強い」
グリムジョー「さすがは雛森さんだぜ」
雛森「はい」
ウルキオラ「大変ですね」
雛森「私はほとんど寝てましたからね・・・」
グリムジョー「あいつのせいっすよね」
雛森「そうです。刺されたりシロちゃんと戦わされたり・・・」
ザエルアポロ「こんな小柄なのにあんな大型犬を・・・」
ウルキオラ「やっぱりこの人は強い」
グリムジョー「さすがは雛森さんだぜ」
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:11:53.94 ID:NqsRgger0
雛森「あれ?グリムジョーさんは」
ザエルアポロ「あそこで缶蹴りしてます」
グリムジョー「おいハゲ。缶を素手で持つな」
一角「ああん!?誰がハゲだコラ!」
射場「喧嘩したらアカンって言ってるやろ!」
恋次「隙だらけっすよ」
グリムジョー「ほら見ろ!恋次に蹴られたじゃねえか!」
一角「うるせえよ!」
弓親「いい歳して缶蹴りだなんて・・・美しくないね」
ウルキオラ「弓っちもやりたいんだろ」
弓親「弓っち・・・だと・・・?」
ザエルアポロ「あそこで缶蹴りしてます」
グリムジョー「おいハゲ。缶を素手で持つな」
一角「ああん!?誰がハゲだコラ!」
射場「喧嘩したらアカンって言ってるやろ!」
恋次「隙だらけっすよ」
グリムジョー「ほら見ろ!恋次に蹴られたじゃねえか!」
一角「うるせえよ!」
弓親「いい歳して缶蹴りだなんて・・・美しくないね」
ウルキオラ「弓っちもやりたいんだろ」
弓親「弓っち・・・だと・・・?」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:17:42.44 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「おい手を休めるな」
藍染「来る日も来る日も草刈り・・・」
雛森「3人が来てもう1年ですね」
ウルキオラ「死神や破面にとっての1年なんてね」
檜佐木「おいウルキオラ。何だよ用事って」
ウルキオラ「檜佐木の斬魄刀でこの雑草を」
檜佐木「断る」
ウルキオラ「・・・吉良なんて毎日ここに来ては雑用してるんだぞ」
藍染「檜佐木くん!ほら手伝ってよ」
檜佐木「こいつは刈り取っていいのか」
ウルキオラ「いいよ」
藍染「えっ・・・」
藍染「来る日も来る日も草刈り・・・」
雛森「3人が来てもう1年ですね」
ウルキオラ「死神や破面にとっての1年なんてね」
檜佐木「おいウルキオラ。何だよ用事って」
ウルキオラ「檜佐木の斬魄刀でこの雑草を」
檜佐木「断る」
ウルキオラ「・・・吉良なんて毎日ここに来ては雑用してるんだぞ」
藍染「檜佐木くん!ほら手伝ってよ」
檜佐木「こいつは刈り取っていいのか」
ウルキオラ「いいよ」
藍染「えっ・・・」
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:22:27.21 ID:NqsRgger0
グリムジョー「バカの相手は疲れるぜ」
ウルキオラ「ならやめろ」
ザエルアポロ「楽しそうだ」
雛森「お客さんですよ」
グリムジョー「客?」
スターク「久しぶり」
藍染「スターク!久しぶりだな」
スターク「・・・触るな」
藍染「お前まで言うか!」
スターク「ちょっといいか」
グリムジョー「?」
ウルキオラ「ならやめろ」
ザエルアポロ「楽しそうだ」
雛森「お客さんですよ」
グリムジョー「客?」
スターク「久しぶり」
藍染「スターク!久しぶりだな」
スターク「・・・触るな」
藍染「お前まで言うか!」
スターク「ちょっといいか」
グリムジョー「?」
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:26:25.26 ID:NqsRgger0
グリムジョー「なん・・・だと・・・?」
ウルキオラ「バラガン爺さんが」
ザエルアポロ「あんなに元気だったのに」
スターク「爺さんももう歳だから・・・急に」
グリムジョー「急すぎる。あの爺さんが!」
スターク「もう長くは無いらしいぜ」
ウルキオラ「それで」
スターク「後継者を」
藍染「そうか私が王に・・・」
スターク「若いグリムジョー、ウルキオラ、ノイトラ、ザエルアポロの中から選ぶらしいぜ」
藍染「私は?」
スターク「・・・誰だお前?」
ウルキオラ「バラガン爺さんが」
ザエルアポロ「あんなに元気だったのに」
スターク「爺さんももう歳だから・・・急に」
グリムジョー「急すぎる。あの爺さんが!」
スターク「もう長くは無いらしいぜ」
ウルキオラ「それで」
スターク「後継者を」
藍染「そうか私が王に・・・」
スターク「若いグリムジョー、ウルキオラ、ノイトラ、ザエルアポロの中から選ぶらしいぜ」
藍染「私は?」
スターク「・・・誰だお前?」
221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:31:05.80 ID:NqsRgger0
グリムジョー「俺は帰らねえぜ」
ザエルアポロ「我儘言うなよ」
ウルキオラ「・・・」
グリムジョー「雛森さんや恋次や一角と別れるなんて俺は嫌だ!」
藍染「私から見たら是非とも消えて欲しい・・・」
ウルキオラ「・・・爺さんは俺たちを孫のように可愛がってくれた」
ザエルアポロ「爺さん・・・」
ウルキオラ「帰る時が来たのかもしれんな」
ザエルアポロ「悲しいけど・・・グリムジョー?」
ウルキオラ「どこ行ったんだあいつ」
藍染「神よ・・・こいつらを消してくれ・・・神よ」
ザエルアポロ「我儘言うなよ」
ウルキオラ「・・・」
グリムジョー「雛森さんや恋次や一角と別れるなんて俺は嫌だ!」
藍染「私から見たら是非とも消えて欲しい・・・」
ウルキオラ「・・・爺さんは俺たちを孫のように可愛がってくれた」
ザエルアポロ「爺さん・・・」
ウルキオラ「帰る時が来たのかもしれんな」
ザエルアポロ「悲しいけど・・・グリムジョー?」
ウルキオラ「どこ行ったんだあいつ」
藍染「神よ・・・こいつらを消してくれ・・・神よ」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:38:31.26 ID:NqsRgger0
グリムジョー「俺は帰らねえぞ・・・絶対に・・・」
雛森「どうかしましたか?」
グリムジョー「雛森さん」
雛森「?」
グリムジョー「爺さんが死にそうっす」
雛森「お爺さんが?」
グリムジョー「俺。ここに居たいっす。帰りたくないっす」
雛森「一度帰った方がいいですよ」
グリムジョー「帰ったら二度と戻って来れない気がするんすよ」
雛森「・・・」
グリムジョー「どうしたらいいんすか俺」
雛森「どうかしましたか?」
グリムジョー「雛森さん」
雛森「?」
グリムジョー「爺さんが死にそうっす」
雛森「お爺さんが?」
グリムジョー「俺。ここに居たいっす。帰りたくないっす」
雛森「一度帰った方がいいですよ」
グリムジョー「帰ったら二度と戻って来れない気がするんすよ」
雛森「・・・」
グリムジョー「どうしたらいいんすか俺」
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:49:03.36 ID:NqsRgger0
雛森「帰った方がいいです」
グリムジョー「・・・」
雛森「お爺さん。死んじゃったら二度と会えないですよ?」
グリムジョー「知ってるっす」
雛森「会いに行きましょうよグリムジョーさん」
グリムジョー「でも俺」
雛森「行ってください。お爺さんのために」
グリムジョー「爺さん」
雛森「三人が帰って来るまで私ずっと待ってますよ」
グリムジョー「俺。行くっす」
藍染「涙目のグリムジョー・・・クスクス」
グリムジョー「・・・」
雛森「お爺さん。死んじゃったら二度と会えないですよ?」
グリムジョー「知ってるっす」
雛森「会いに行きましょうよグリムジョーさん」
グリムジョー「でも俺」
雛森「行ってください。お爺さんのために」
グリムジョー「爺さん」
雛森「三人が帰って来るまで私ずっと待ってますよ」
グリムジョー「俺。行くっす」
藍染「涙目のグリムジョー・・・クスクス」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:54:39.68 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「こうやって4人で食う飯も最後か」
グリムジョー「・・・」
ザエルアポロ「寂しくなるね」
ウルキオラ「俺たちが居なくなったら雛森さん一人に」
雛森「平気です」
藍染「私は残るから心配するな」
グリムジョー「最後の飯だ。味わって食おうぜ」
ウルキオラ「ああ・・・」
ザエルアポロ「・・・」
雛森「しばらくどこか行っててくださいね」
藍染「うん・・・」
グリムジョー「・・・」
ザエルアポロ「寂しくなるね」
ウルキオラ「俺たちが居なくなったら雛森さん一人に」
雛森「平気です」
藍染「私は残るから心配するな」
グリムジョー「最後の飯だ。味わって食おうぜ」
ウルキオラ「ああ・・・」
ザエルアポロ「・・・」
雛森「しばらくどこか行っててくださいね」
藍染「うん・・・」
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 22:59:49.89 ID:NqsRgger0
グリムジョー「元気でなハゲ」
一角「ハゲじゃねえって言ってんだろ!」
グリムジョー「弓っちも」
弓親「その呼び方やめろ」
グリムジョー「恋次」
恋次「おう」
グリムジョー「雛森さんはいい人だ。だから」
恋次「任せとけ」
グリムジョー「射場」
射場「?」
グリムジョー「シロちゃんにヨロシク」
射場「誰じゃシロちゃんって」
一角「ハゲじゃねえって言ってんだろ!」
グリムジョー「弓っちも」
弓親「その呼び方やめろ」
グリムジョー「恋次」
恋次「おう」
グリムジョー「雛森さんはいい人だ。だから」
恋次「任せとけ」
グリムジョー「射場」
射場「?」
グリムジョー「シロちゃんにヨロシク」
射場「誰じゃシロちゃんって」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:06:10.96 ID:NqsRgger0
ウルキオラ「黒崎一護」
一護「帰るんだってな」
ウルキオラ「・・・」
一護「ウルキオラ。お前に合わせたい人が居るんだ」
ウルキオラ「朽木ルキアだな・・・?」
一護「違う」
ウルキオラ「石田雨竜」
一護「違う」
ウルキオラ「でも石田もルキアも居るから」
白哉「人の妹を呼び捨てに・・・」
一護「井上!お前の出番だ」
織姫「は、はい!」
ウルキオラ「ありがとう・・・ありがとう・・・」
一護「帰るんだってな」
ウルキオラ「・・・」
一護「ウルキオラ。お前に合わせたい人が居るんだ」
ウルキオラ「朽木ルキアだな・・・?」
一護「違う」
ウルキオラ「石田雨竜」
一護「違う」
ウルキオラ「でも石田もルキアも居るから」
白哉「人の妹を呼び捨てに・・・」
一護「井上!お前の出番だ」
織姫「は、はい!」
ウルキオラ「ありがとう・・・ありがとう・・・」
240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:09:49.02 ID:NqsRgger0
ザエルアポロ「・・・」
檜佐木「・・・」
ザエルアポロ「げ、元気で」
檜佐木「お、おう」
涅「へぇ帰っちゃうんだネ」
ザエルアポロ「マユリさん」
檜佐木「仲いいのお前」
ザエルアポロ「それなりにね」
涅「あげるよ。これ」
ザエルアポロ「マユリさん・・・気持ち悪いけどいい人だアンタは・・・」
檜佐木「知らんぞ絶対にその中身はあれだ・・・」
檜佐木「・・・」
ザエルアポロ「げ、元気で」
檜佐木「お、おう」
涅「へぇ帰っちゃうんだネ」
ザエルアポロ「マユリさん」
檜佐木「仲いいのお前」
ザエルアポロ「それなりにね」
涅「あげるよ。これ」
ザエルアポロ「マユリさん・・・気持ち悪いけどいい人だアンタは・・・」
檜佐木「知らんぞ絶対にその中身はあれだ・・・」
242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:16:16.07 ID:NqsRgger0
日番谷「お前は帰らないの」
藍染「私は残るよ。ここに」
吉良「死なないかな・・・」
雛森「燃やして凍らせて首を撥ねたら死ぬんじゃないかな?」
藍染「えっ!」
雛森「シロちゃんと吉良くんも手伝ってね」
日番谷「いいぜ」
吉良「綺麗サッパリ終わらせよう」
藍染「やめて!」
日番谷「お前のせいで雛森刺したんだよな。殺されかけたし」
吉良「貴方のおかげで雛森くんと戦わされたり」
雛森「死んでください藍染元隊長」
藍染「ひえー」
藍染「私は残るよ。ここに」
吉良「死なないかな・・・」
雛森「燃やして凍らせて首を撥ねたら死ぬんじゃないかな?」
藍染「えっ!」
雛森「シロちゃんと吉良くんも手伝ってね」
日番谷「いいぜ」
吉良「綺麗サッパリ終わらせよう」
藍染「やめて!」
日番谷「お前のせいで雛森刺したんだよな。殺されかけたし」
吉良「貴方のおかげで雛森くんと戦わされたり」
雛森「死んでください藍染元隊長」
藍染「ひえー」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:25:47.70 ID:NqsRgger0
グリムジョー「帰るぜ」
ウルキオラ「黒崎一護、井上織姫、石田雨竜、朽木ルキアまたな」
黒崎「素直に井上だけに言えばいいだろ」
ザエルアポロ「いい所だったここは」
雛森「お元気で」
グリムジョー「忘れねえっす。雛森さんやみんなの事を」
ウルキオラ「俺たちが帰って来るまでに大きくなっててくださいね。胸を」
ザエルアポロ「ありがとうございました雛森さん」
雛森「私ずっと待ってますからね3人の事を!」
藍染「帰ってくるな・・・帰ってくるな・・・」
グリムジョー「帰ってくるっすよ。俺たちは・・・」
ウルキオラ「黒崎一護、井上織姫、石田雨竜、朽木ルキアまたな」
黒崎「素直に井上だけに言えばいいだろ」
ザエルアポロ「いい所だったここは」
雛森「お元気で」
グリムジョー「忘れねえっす。雛森さんやみんなの事を」
ウルキオラ「俺たちが帰って来るまでに大きくなっててくださいね。胸を」
ザエルアポロ「ありがとうございました雛森さん」
雛森「私ずっと待ってますからね3人の事を!」
藍染「帰ってくるな・・・帰ってくるな・・・」
グリムジョー「帰ってくるっすよ。俺たちは・・・」
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:30:56.63 ID:NqsRgger0
グリムジョー「爺さん!」
バラガン「どうした?」
ウルキオラ「・・・あれ」
ザエルアポロ「元気じゃないか!」
バラガン「若い奴が居ないと暇で暇で」
ノイトラ「そうだぜ俺を差し置いて!」
グリムジョー「ネリエルの尻でも追っかけてろ」
ウルキオラ「戻っていいのか・・・?」
バラガン「後1000年は余裕だ!」
スターク「見事に騙されたな3人とも」
グリムジョー「ざけんな!」
ウルキオラ「言って良い事と悪い事があるんだぞ!」
スターク「悪い悪い」
バラガン「どうした?」
ウルキオラ「・・・あれ」
ザエルアポロ「元気じゃないか!」
バラガン「若い奴が居ないと暇で暇で」
ノイトラ「そうだぜ俺を差し置いて!」
グリムジョー「ネリエルの尻でも追っかけてろ」
ウルキオラ「戻っていいのか・・・?」
バラガン「後1000年は余裕だ!」
スターク「見事に騙されたな3人とも」
グリムジョー「ざけんな!」
ウルキオラ「言って良い事と悪い事があるんだぞ!」
スターク「悪い悪い」
251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:35:46.15 ID:NqsRgger0
雛森「三人が帰ってもう1か月か」
恋次「ああ」
日番谷「・・・」
藍染「平和だ・・・平和だ・・・」
雛森「元気にしてるかな」
グリムジョー「元気っすよ」
ウルキオラ「うん」
ザエルアポロ「阿散井恋次。相変わらず暇そうだね」
恋次「お、お前たち・・・何で」
グリムジョー「手違いだ」
恋次「手違い・・・だと・・・?」
恋次「ああ」
日番谷「・・・」
藍染「平和だ・・・平和だ・・・」
雛森「元気にしてるかな」
グリムジョー「元気っすよ」
ウルキオラ「うん」
ザエルアポロ「阿散井恋次。相変わらず暇そうだね」
恋次「お、お前たち・・・何で」
グリムジョー「手違いだ」
恋次「手違い・・・だと・・・?」
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:42:00.65 ID:NqsRgger0
藍染「黒棺!」
ウルキオラ「はい凄いですね。拍手拍手」
藍染「・・・」
グリムジョー「戻って来たっす俺たちは」
雛森「はい!そちらの方は」
ウルキオラ「ノイトラ。筋金入りのヘン夕イです」
ノイトラ「誰がだ!」
ザエルアポロ「お前だよ」
グリムジョー「こいつも入隊させてやってください」
雛森「いいですよ。また賑やかになりますね」
藍染「・・・平和が崩れ去った・・・」
ウルキオラ「終」
ウルキオラ「はい凄いですね。拍手拍手」
藍染「・・・」
グリムジョー「戻って来たっす俺たちは」
雛森「はい!そちらの方は」
ウルキオラ「ノイトラ。筋金入りのヘン夕イです」
ノイトラ「誰がだ!」
ザエルアポロ「お前だよ」
グリムジョー「こいつも入隊させてやってください」
雛森「いいですよ。また賑やかになりますね」
藍染「・・・平和が崩れ去った・・・」
ウルキオラ「終」
255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:43:14.06 ID:yuWcezTU0
なん・・・だと・・・?
257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:44:05.75 ID:1Rh82+ZW0
乙
面白かった
面白かった
262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/14(木) 23:57:22.82 ID:0SSpdlxzO
純情なグリムジョー
263: パスタ ◆Pasta/zb6. 2012/06/14(木) 23:57:53.51 ID:W4s1tmJH0
これで師匠描いてくんねーかな
266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/15(金) 00:05:22.76 ID:rqbujkTi0
乙
雛森が可愛くて良かった
雛森が可愛くて良かった
268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/15(金) 00:10:29.04 ID:IRzX1iH50
ちゃんと黒棺を出してくれたのか
優しい>>1だな
優しい>>1だな
引用元: 藍染「砕けろ、鏡花水月」
ハッシュヴァルト「未来が視えるとは思い悩む事ばかりだ。そうだろう、黒木智子」
2018-07-30
1: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:24:23.92 ID:8bDthKfUO
もこっち「ぐーっ、ぐーっ……」スヤスヤ
ハッシュ「起きろ、人間」ユサユサ
もこっち「……んーー? お母さん、もう朝なの……」ムニャムニャ
ハッシュ「…………私はお前の母親ではない。いいから起きろ」ペチペチ
もこっち「……ん、ん~~?」パチリッ
ハッシュ「ようやく目覚めたようだな」
もこっち「………」
もこっち「………えっ、?」
2: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:28:16.10 ID:ZK48FfaMO
ハッシュ「今からお前には私の質問に答えてもらう」
もこっち「あっ、えっ、?」
ハッシュ「反論は一切受け付けん。それを肝に銘じておくことだ」
もこっち「………?!?」
ハッシュ「まず、今の私の状況についてだがーーー」
もこっち「………だ、だだだだだだだだーーー」
もこっち「誰だよお前!?」
3: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:29:57.96 ID:ZK48FfaMO
ハッシュ「……反論は一切受け付けんと言ったはずだ」ギロッ
もこっち「」ビクッ
もこっち「えっ、いや、その」アタフタ
もこっち(何だよ、こいつ!? どうやって私の部屋に入ってきた!?)
もこっち(と、とりあえず警察にーーー)
ハッシュ「……私の質問に答えろ。次はない」
もこっち「あっ、えっ、うっ」
ハッシュ「わかったな?」
もこっち「……は、はい!!」ビクビクッ
ハッシュ「ならば、まず第一にーーーーーー」
4: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:31:28.84 ID:ZK48FfaMO
ハッシュ「ーーー質問は以上だ。お前はそこでそのまま待機していろ」
もこっち「えっ、あっ、」
ハッシュ「………」ギロッ
もこっち「ひっ!? ひ、ひゃい、待機です、はい!」
ハッシュ「………」
5: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:47:40.44 ID:ZK48FfaMO
ハッシュ(……情報を得ることはできたがーーー、どういうことなのだ、これは?)
もこっち(ううっ……)
ハッシュ(……この人間の話によると、いま私がいるこの世界は『現世』と限りなく類似した環境にあるようだ)
ハッシュ(だが、決定的に異なる点がある)
ハッシュ(それは、この世界だけで完結した閉じた世界ということだ)
ハッシュ(この世界は、死後の世界を必要としていない。いや、死後の世界自体が存在していないというべきか)
ハッシュ(……少なくとも、私の知る『尸魂界』『虚圏』『地獄』の三界はない)
ハッシュ(この人間を起こす前、実際に『尸魂界』『虚圏』『地獄』に繋がる門を幾度となく生成してみたが、どの門も繋がることはなかった)
ハッシュ(正しい座標を指定したにも関わらず、だ)
6: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:50:29.13 ID:ZK48FfaMO
ハッシュ(また、霊圧知覚で、死神及び虚の霊圧の残滓を感知することも試みたが、その一切を感知できなかった)
ハッシュ(時間をかけ、空座町の位置まで霊圧知覚を広げたにも関わらず、だ)
ハッシュ(空座町の死神派遣率及び虚の出現率を考慮すれば、霊圧が全く残されていないことなどあり得ない)
ハッシュ(あり得るとすれば、死亡寸前の私が夢か幻を見ているか、この世界では元々死神も虚も、奴らの住まう世界も存在しないかのどちらかだ)
ハッシュ(仮に後者だとすれば、この世界は、私の知る死後の世界を必要としていない別世界ということになる)
7: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:52:44.50 ID:ZK48FfaMO
ハッシュ(……仮に別世界だとして、なぜ、このような世界が存在するのか、なぜ、私がそこにいるのか)
ハッシュ(そもそも、なぜ、私が生きているのか?)
ハッシュ(なぜ、 “ 聖別 ” を受けたはずの私が、それよりも前の万全な状態を保持しているのか?)
ハッシュ(なぜ、この世界の、この家の、この部屋の中で目覚めたのか?)
ハッシュ(やはり、全ては夢か幻なのか?)
ハッシュ(……それらを即座に断定することはできない。情報が少なすぎる)
ハッシュ(ならば、いま私がすべきことは、ただ一つ)
ハッシュ(情報収集を継続し、この世界を徹底的に調べ上げ、結論を出す。それだけだ)
8: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:54:25.87 ID:ZK48FfaMO
ハッシュ「……人間よ」
もこっち「」ビクッ
ハッシュ「………」
もこっち「……えっ、あっ、はい!? わ、私のことでしゅか?!」アタフタ
ハッシュ「お前以外に誰がいる?」
もこっち「あっ、うん、そ、そうですよね、あはは……」
ハッシュ「……今から命ずる。この部屋から出てみろ」
9: ◆02/1zAmSVg 2018/07/24(火) 21:57:04.76 ID:ZK48FfaMO
もこっち「……えっ?」
ハッシュ「聞こえなかったか? 部屋から出ろと言ったのだ」
もこっち「……あっ、はい、わかりました! 今すぐにーーー」ササッ
ガチャッ
もこっち「ーーーで、出ました! これで、良いんですよね!?」アタフタ
ハッシュ「………」スタスタ
もこっち「えっと、その、これでーーー」
ハッシュ「……もう良い。部屋に戻れ」
もこっち「……あっ、はい!」ガチャッ
23: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:16:22.89 ID:5lznkVvaO
智貴「おい、さっきから、なに大声出してんだ」ガチャッ
ハッシュ「!」
もこっち「あっ、と、ともくーーー」
智貴「……まさか、また鏡と話をしてるんじゃないよな?」
もこっち「ち、違う! 私が話をしているのは、こいつーーー」
智貴「は? 何言ってんだ?」
もこっち「いや、だから、見ての通り、ここにいるこいつーーー」
智貴「……だから、何言ってんだよ?」
もこっち「……へっ、?」
智貴「ここは、俺たち以外誰もいねーだろうが」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 22:17:46.75 ID:5lznkVvaO
ハッシュ「………」
もこっち「な、なに言ってんだよ!? この金髪外人が見えないのか!?」
智貴「……お前、やっぱりーーー」
もこっち「えっ、えっ、?」
もこっち(何この状況? まさか、私がおかしいのか?)
ハッシュ「……寝惚けていたと言え」
もこっち「!?」
ハッシュ「……寝惚けていたというんだ。わかったな?」チャキッ
もこっち(……こ、こいつよく見たら剣持ってる!? もしかして、モノホンか!?)
ハッシュ「……さっさと言え」スッ
もこっち「ひっ、」ビクッ
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/25(水) 22:18:56.96 ID:5lznkVvaO
智貴「……今から母さん呼んでくる。大人しく待ってーーー」
もこっち「ち、ちがうんだ!」
智貴「……違うだと? だったら、さっきのはーーー」
もこっち「ね、寝ぼけてたんだ、あはは……」
智貴「………」
もこっち「あ、あはは……」
26: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:20:26.50 ID:5lznkVvaO
智貴「……寝ぼけてたんなら、顔洗っとけ。少しはマシになんだろ」ガチャッ
もこっち「あ、うん、そうするわ、あはは……」
もこっち(……なんとか誤魔化せた)ハアッー
もこっち(……って、これで本当に良かったのか?)
もこっち(この金髪外人……弟に見えないってことは、何かの病気ってことだよな?)
ハッシュ「………」
もこっち(それに、よく見りゃこいつスゲー、イケメンで背もたけーし……喪女を拗らせた結果としか思えねえ)
もこっち(最近は、すっかりリア充だから、大丈夫って思ったんだけどな……)ハアッー
もこっち(……いや、イケメン転校生と親しくなる妄想なら、つい最近までやってたか。それの影響か、これは?)
もこっち「……なんにしろ仕方がないな、今日は学校休んで病院にーーーーーー」
27: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:22:52.25 ID:5lznkVvaO
ハッシュ「いや、お前は今まで通りの生活を送れ」
もこっち「……まだ、しゃべってるよ。いつまで続くんだ、この幻覚はーーー」
ハッシュ「私は幻などではない」
もこっち「幻に決まってんだろ、こんな日本語ペッラペラの長身イケメンが私の家にいるわけがーーー」
ハッシュ「聞け」グッ
もこっち「ぐえっ、!?」
28: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:24:09.12 ID:5lznkVvaO
もこっち(えっ、このイケメン、幻覚だよね?)
もこっち(なんで、幻覚が私の首根っこ掴んでんの? えっ?)
ハッシュ「もう一度言う、お前は今まで通りの生活を送れ。病院になど行くな」
もこっち「い、意味がわからなーーー」
ハッシュ「理解する必要は無い」
ハッシュ「ただ、私の命令を聞けないのであれば、こちらも相応の考えがあるというだけのことだ」ググッ
もこっち「!?」パクパク
ハッシュ「……わかったら、さっさと準備をしろ。いいな?」パッ
もこっち「は、はい……っ、!?!」
29: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:25:40.32 ID:5lznkVvaO
ハッシュ(……これまでのやりとりで確信した)
ハッシュ(……やはり、現在の私はこの人間から離れることができない)
ハッシュ(その証拠に、この人間が移動したことで、私の移動できる範囲が変わり、部屋から出ることも可能となった)
ハッシュ(それらの事象から推測するに、現在の私の状況には、この人間も少なからず関与している可能性がある)
ハッシュ(だが、これまでにおけるこの人間の反応を見る限り、この人間はこの状況について何一つ把握していない)
ハッシュ(……ならば、私はこの人間及びその周囲を徹底的に観察するまでのこと)
ハッシュ(この人間及びそれに関わる事象を観察することで、この状況に陥った原因に気づくことができるかもしれない)
30: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:26:56.96 ID:5lznkVvaO
もこっち「あ、あのーー……」
ハッシュ「……なんだ」
もこっち「き、着替えたいんですけど……?」
ハッシュ「……そうか」ズズズッ
もこっち「えっ、?」
「これで良いだろう?」
もこっち「えっ、ちょっと、お前、どこに消えてーーー」
「何でも良いだろう。さっさと着替えろ」
もこっち「いや、でもーーー」
「……着替えるんだ、いいな?」
もこっち「」ゾワッ
もこっち「ひゃ、ひゃい!」
31: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:29:22.59 ID:5lznkVvaO
もこっち「………」ビクビクッ
「終わったな?」
もこっち「あ、はい、終わりました!」
「そうか……」
ズズッ……
ハッシュ「では朝食を摂り、学校に向かうが良い」ズズズッ
もこっち「うわっ、!?」
もこっち(こ、こいつ影からーーー!?)
もこっち(……マジで、なんなんだよ、こいつは?!)
32: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:31:25.66 ID:5lznkVvaO
もこっち(はっーーー)
もこっち(ーーーま、まさか、幽霊なんてことはーーー)
ハッシュ「早く行け」
もこっち「ひゃ、ひゃい!」
33: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 22:35:00.69 ID:5lznkVvaO
もこっち「……い、いただきます……」
智貴「いただきます」
黒木母「よく噛んで食べるのよーー」
もこっち「あ、うん……」
もこっち「………」モグモグ
ハッシュ「………」
もこっち(見られてるし……)タラリ
37: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:01:31.54 ID:5lznkVvaO
もこっち(ーーーそんで、朝食が終わって、いま学校に向かって行っているわけだがーーー)スタスタ
ハッシュ「………」スタスタ
もこっち「いや、何でついてくるんだよ!?」
ハッシュ「……お前には何の関係も無いことだ」
もこっち「ぐっ、」
もこっち(何だよ、この幽霊もどきは?! 顔がイケメンなだけで、中身はコミュ障の隠キャじゃねえか!)スタスタ
もこっち(なんで、わたしの背後にいるの? 背後霊なの? メ◯ーさんなの? ひ◯ひろしなの?)
もこっち(……ひょっとして、なぜか私から離れられないとか? そうでもなきゃ、このイケメンが私なんかの背後霊になる理由もねえしな)
もこっち(いや、ちょっと待て。そうなると、わたしはこれから、このイケメンと一緒に生活することになるのか?)タラリ
もこっち(ありえねえ……どこの漫画の世界だよ、そんなん)
もこっち(頼む、ドッキリならドッキリと、早く言ってくれ……!)
38: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:06:57.93 ID:5lznkVvaO
ワイワイ…………
ガヤガヤガヤ………………
ハッシュ(……やはりそうか)
ハッシュ(……先ほどの親族もそうだが、やはり、この人間以外の人間は、基本的に私を認識することはできないらしい)
ハッシュ(現世と同様の価値観を持つ世界において、真白の軍服を着用した成人男性が女学生の背後を歩くことがあれば、不審に思われるだろう)
ハッシュ(だが、不審に思われるどころか、周囲は誰一人として私を気にかけていない。いや、認識すらしていない)
ハッシュ(すなわち、他の人間に私を認識することは、基本的に不可能ということだ)
ハッシュ(これならば、先ほどのように影の内部に潜伏する必要は無い)
39: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:11:06.23 ID:5lznkVvaO
ハッシュ(影の内部に潜伏したままでは、 “ この身 ” における影の領域圏外の活動限界時間の有無を知ることが遅れてしまうからな。可能な限り、避けるべきだろう)
ハッシュ(…….影の領域圏外には、活動限界時間というものが存在する)
ハッシュ(霊子変換された滅却師とそこから生まれた血族が、影の内部から影の外部へと出た場合、限界時間に到達後、徐々に霊体から、短命な生身の身体へと戻り始めるのだ)
ハッシュ(無論、活動限界時間には個人差がある)
ハッシュ(だが、一度限界を迎え生身に戻りはじめたが最後、止める術は無い。霊子変換された滅却師も、霊体として生まれた滅却師も、いずれは完全な生身へと変化してしまうことだろう)
ハッシュ(尸魂界は、霊子以外の存在が許されない世界。少しであっても生身の身体に戻るわけにはいかない。その部分と繋がる霊体全て、存在そのものが消滅しかねないからだ)
ハッシュ(故に、“ 活動限界時間 ” )
ハッシュ(もっとも、限界時間に到達するより前に再び影の内部に潜伏すれば、その分だけ限界の到達を遅らせることができてしまうのだが)
ハッシュ(だからこそ、 “ この身 ” における活動限界時間の有無を早急に知るためには、可能な限り影の外にいる必要がある)
40: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:14:55.44 ID:5lznkVvaO
ハッシュ(……無論、完全に生身の身体へと戻れば、霊力の無い者にも私が見えてしまうだろう)
ハッシュ(だが、それならば、活動限界時間に到達した瞬間に影の内部に潜伏するだけの話だ)
ハッシュ(……活動限界時間に到達した場合、影の内部に潜伏しようと、身体の生身化が止まることは無いがーーー)
ハッシュ(ーーーそれで完全に生身の身体に戻ったとしても、影の内部に潜伏すれば、なんら問題は無い。影の外部から内部の光景を見ることはできないのだからな)
ハッシュ(再度の霊子変換には時間がかかるだろうが、それは仕方あるまい)
ハッシュ(まずは、活動限界時間について知ることが先決だ。でなければ、今後の計画を立てることすら困難となる)
41: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:17:06.26 ID:5lznkVvaO
ハッシュ(ーーーしかし、なぜこの人間は私が見えるのだ?)
もこっち(ううっ……)
ハッシュ(霊体である私が見える以上、この人間は霊力を有していることになる。実際、微弱ではあるものの、この人間の霊圧は感知できる)
ハッシュ(だが、この人間は私の質問の一つに対して、今まで霊体を見たこと自体が無いと答えていた)
ハッシュ(霊力のある人間が、十数年もの間、霊体を見ないことなど確率的にあり得る話ではない)
ハッシュ(つまり、この人間はごく最近、霊力に目覚めたことになる)
ハッシュ(私が先ほどからこの人間と離れられないことと何か関係しているのだろうか)
ハッシュ(また、目覚めた時より感じる……この違和感はいったいーーー)
ハッシュ「………」
ハッシュ(ーーー情報収集を続行し、判断材料を増やすしかあるまい)
42: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:18:41.46 ID:5lznkVvaO
ゆり「……黒木さん、おはよう」
もこっち「……あ、お、おはよ」
ハッシュ「………」
ゆり「………」スタスタ
もこっち「………」スタスタ
ハッシュ「………」スタスタ
もこっち(なんか、いつも以上に、沈黙した感じがする……いや、どう考えても背後霊のせいではあるんだが)
ゆり(……?)
もこっち(はあ……)
ゆり(黒木さん、どうかしたのかな……?)
ゆり(……もしかしてーーー)
ハッシュ「………」
44: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:20:19.72 ID:5lznkVvaO
真子「ーーーあっ、おはよう! ゆり! 黒木さん!」
ゆり「……おはよう、真子」
もこっち「……お、おはよう、ガ…田中さん」
ハッシュ「………」
真子「? どうかしたの、黒木さん?」
もこっち「へ!?」ドキッ
ゆり「」ビクッ
もこっち「えっ? えっ? 何? 何か変?」オドオド
真子「えっ、いや、特に何も無いなら良いのだけれどーーーーーー」
45: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:22:24.54 ID:5lznkVvaO
真子「……じゃあ、ちょっと進路のことで用事あるから、先に教室行ってて」
ゆり「……うん、二人で先に行ってるね」
もこっち「あ、そ、それじゃ……」
もこっち(ーーーはあ、ようやく、学校に着いた。長かったーーー)
もこっち(ーーーいや、いつも通り登校しただけなわけだが。それでも、背後霊一つで、こんなに長く感じるのかーーー)
ハッシュ「………」
46: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:24:59.80 ID:5lznkVvaO
もこっち(ほんと、どうすればーーー)
岡田「ーーーあっ、黒木と田村じゃん、おはよう」
ネモ「おはよー、クロ! 田村さん!」
もこっち「あっ、お、おはよう、デ…岡田さん、ネモ」
ゆり「……おはよう」
ハッシュ「………………」
ネモ「………?」
加藤「私からも、おはよう、黒木さん、田村さん」
47: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:26:46.07 ID:5lznkVvaO
もこっち「……か、加藤さん!」
もこっち「こ、こちらこそ、お、おはよう!?」
加藤「もう、そんなに緊張しなくて大丈夫よ、うふふ」
もこっち「そ、そうかな、あはは……」
ゆり「……………………」
ネモ「……………………」
ハッシュ「………………」
48: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:29:15.53 ID:5lznkVvaO
キーンコーンカーンコーン………
もこっち(ようやく、昼休みか。本当に長かった……)
ハッシュ「………」
もこっち(授業参観の時も長くは感じたが、ここまでじゃなかった。まあ、来るのは親だし、背後にいるわけでも無いから当然だがーーー)
ネモ「……昼休みだねー、クロ!」
もこっち「……あ、ああ、うん、そうだな、ネモ」
ハッシュ「………………」
49: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:30:33.45 ID:5lznkVvaO
ネモ「……今日の予定覚えてる?」
もこっち「えっ、えーと、確か……」アタフタ
ネモ「私とあーちゃんと、クロたちで学食行こうって話だよ、まさか忘れてないよねーー?」ジトーッ
もこっち「あ、ああ、大丈夫、覚えてる……」
ネモ「……よかったーー、じゃあ、さっそく行こーー!」
もこっち「お、おう……」
もこっち「………」チラッ
ゆり「真子、吉田さん、学食行こう」
真子「あっ、うん……私は大丈夫だけどーーー」
吉田「悪い、今日も、ちょっとやることがあるんだ。だから、また今度な」
ゆり「……そう、」
もこっち「………」シュンッ
ネモ「………」
50: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:32:13.53 ID:5lznkVvaO
もこっち「………」モグモグ
ネモ「……ねえ、ほんとうに、今日どうしたの?」
もこっち「えっ、?」
ネモ「今日のクロ、どこかおかしいよ?」
もこっち「そ、そうかな?」
ハッシュ「………」
真子「……確かに、いつもと少し違う感じがしたかも」
ゆり「………」
岡田「そうか? 私はあまり変に感じなかったがーーー」
ネモ「まあ、クロは基本的におかしなことばかりしているからね。そう見えちゃうのも無理ないね」アハハ
もこっち「あ、あはは……」(ネモのやつ……!)
51: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:33:31.32 ID:5lznkVvaO
ネモ「ーーーでも、それを踏まえても、今日のクロはどこかおかしい」
もこっち「!」
ネモ「例えるならーーー、常に誰かに見張られていることを気にしてる感じかな?」
もこっち「っ、!?」
ハッシュ(……確かに、朝から奇妙な視線を感じてはいたがーーー)
岡田「おいおい、待てよ。まさか、それってストーカーって奴か?」
「!」
52: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:35:05.94 ID:5lznkVvaO
もこっち「えっ、あー、いや、そういうのとは少し違うかな……」チラッ
「!?」
ハッシュ「………」
もこっち(ストーカーじゃなくて、背後霊だし……)
うっちー(い、いま、こっち見られた!? く、黒木のやつ、まさか気づいて……!?)タラリ
うっちー(いや、でも、それなら、なんで庇うようなことを言ってーーー)
うっちー(ま、まさか、黒木のやつ、やっぱり私のことがーーー)ドキドキ
53: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:36:58.07 ID:5lznkVvaO
岡田「ーーーそうなのか? だったら、何で陽菜が言ってるみたいな感じになってんだ?」
もこっち「……あー、なんていうか、私も将来のことが不安でさ」
ハッシュ「………」
もこっち「それで、プレッシャー感じて、どこかおかしくなってるんだと思う、あはは……」
真子「確かに、私たちもう3年だし、不安にもなるよね……」
ゆり「………」
ネモ「……そーかなー? なーんか、別の理由がある気がするけどなーー」
もこっち「!」
ネモ「……それに、今日ほどおかしくはなかったけど、最近のクロ、全体的に元気無い感じするんだよね」
もこっち「………!」
ネモ「……理由があるとすれば、そう……よしーーー」
54: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:39:04.89 ID:5lznkVvaO
ゆり「……誰にだって踏み込まれたくないことはあるでしょ」
ネモ(いきなり入ってきた!?)
ゆり「……黒木さんも、私も真子も…… “ 吉田さん ” もそうだから……」
ネモ「………」
ゆり「……あえて踏み込むにしても、時間が無い時にするのは違うと思う」
ネモ「!」
ゆり「昼休み中になんとかなる話とは限らないし……」
ゆり「放課後にするにしても、根元さん、今日は進路のことで用事あるって真子から聞いたけど?」
ゆり「黒木さんのために、きちんと時間取れる?」
真子(ゆ、ゆり……)
ネモ「………………………」
岡田(まあ、確かに今日は陽菜も私も時間取るのは難しいな……)
うっちー(ううっ、私も進路のことで用事あるし……いや、それ以前に心の準備が……!)
もこっち(ヤンキー、か………)シュンッ
ハッシュ「………………」
55: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:40:36.05 ID:5lznkVvaO
キーンコーンカーンコーン………
もこっち(ーーー昼飯が終わって、授業も終わった……)
もこっち(ほ、ほんとうに長かった……)ハアッー
もこっち(なんかスゲー疲れた感じがする。それもこれも全部ーーー)チラッ
ハッシュ「………」
もこっち(……くそっ、こんな調子じゃーーー)
ゆり「……黒木さん」
もこっち「あっ、」
ゆり「帰ろう?」
もこっち「あ、うん……」
ゆり「……吉田さんは今日も用事だって」
もこっち「あっ、そ、そうなんだ……」
56: ◆02/1zAmSVg 2018/07/25(水) 23:42:00.31 ID:5lznkVvaO
ゆり「……真子も今日は、進路のことで用事があるんだって」
もこっち(……まあ、ガチレズさんはそうだよな。優等生だし、将来も真面目に考えてるわな)
もこっち「………」
ゆり「帰ろ、黒木さん」
もこっち「……そうだな」
ハッシュ「………」
60: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 21:40:50.15 ID:K83Zn/rKO
もこっち(……そんで、家帰って、風呂入って、晩飯も食い終わったわけだがーーー)
ハッシュ「………」
もこっち(……まだ、背後霊やってやがる)
もこっち(いくらか慣れたが、それでも異物感が半端無い……)
もこっち(いったい、いつまで続くんだ、この生活は……)
ハッシュ「………」
もこっち(……イケメンとの生活なんて、漫画とか小説とか、妄想の世界の話だと思ってた)
もこっち(今も昔も、そんな妄想はしていたが、まさか実現するなんてな……)
もこっち(……だが全然嬉しくない)
もこっち(……そりゃそうか、今の私には他にーーー)
もこっち「ーーーはあ、」
61: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 21:43:05.90 ID:K83Zn/rKO
ハッシュ「……こちらに意識を向けろ、人間」
もこっち「……なんだよ、ずっと黙ってたと思ったら、急に話しかけてきやがって」
ハッシュ「これより私は質問を行う」
もこっち(無視か……)
ハッシュ「……あの吉田茉咲という娘が気になるか?」
もこっち「!?」
ハッシュ「やはり、そうか」
もこっち「な、なんでーーー」
ハッシュ「誰でもわかる」
ハッシュ「お前は今日、あの娘と話せないことを憂いていた、そうだろう?」
62: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 21:46:21.67 ID:K83Zn/rKO
もこっち「っ、」
ハッシュ「話せ」
もこっち「!?」
ハッシュ「お前とあの娘の間に何があった?」
ハッシュ「それを一切偽ることなく、私に話すのだ」
もこっち「……な、なんで、そんなこと知りたいんだよ?」
ハッシュ「お前には関係の無いことだ」
63: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 21:47:32.20 ID:K83Zn/rKO
もこっち「……なに言ってやがんだ。私とヤンキーの関係こそ、お前には関係ないだろ!」
ハッシュ「……いいから話せ」
もこっち「……なんで、そんなに、知りたがるんだよ」ジリッ
ハッシュ「………」
もこっち「お前、あのヤンキーに何するつもりだよ?」キッ
64: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 21:49:28.48 ID:K83Zn/rKO
ハッシュ「………」ズズズッ
もこっち「うおっ、!?」ズブッ
もこっち(な、なんだ、身体が沈んでーーー!?)ズズズッ
ハッシュ「………」ズズズッ
もこっち「う、うわっーー?!」
ズブンッ……
65: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 21:55:08.89 ID:K83Zn/rKO
ドテッ……
もこっち「ぐえっ、?!」ベタンッ
もこっち「い、つつ……くそ、何がどうなってーーー」ムクッ
ハッシュ「………」
もこっち「……え、」
もこっち「え、え、?」
…………。
もこっち(な、なんだ、ここ!?)
もこっち(暗いし、狭いし…………何より、真上からーーー)
もこっち(ーーーなんで、私の部屋が見えるんだ……?!)
66: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 21:57:03.25 ID:K83Zn/rKO
ハッシュ「……ここは、影の中だ」
もこっち「………」
もこっち「……はっ、?」
ハッシュ「聞こえなかったか? ならば、今一度言おう」
ハッシュ「影の中に、我らはいる」
67: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:00:03.44 ID:K83Zn/rKO
もこっち「……か、影の中だあ?」
ハッシュ「そう、ここは私がお前の部屋の影を利用して作り出した異空間だ」
もこっち「?!」
ハッシュ「この程度の空間であれば、少量の霊子で構築できる」
ハッシュ「故に、影を通して、影の領域圏外にある、お前の部屋を見上げることができるということだ」
もこっち「な、なにをバカなこと言ってーーー」
ハッシュ「信じるも信じないもお前の自由だ」
ハッシュ「だが、これは紛れも無い現実だ。厳然たる事実だ」
ハッシュ「それは覆しようが無い」
68: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:02:17.89 ID:K83Zn/rKO
もこっち「あ、あああ……」ガクガク
もこっち(ヤバイ!? これ本当にヤバイ!!)
もこっち(た、助けをーーー)
もこっち「お母さんーー! ともくんーー! 助けてくれ! 変な奴が私に変なことするんだ!?」
…………シーン……
もこっち「お、おい! いるはずだろ、二人とも!? まだ起きてるはずだろ!?」
もこっち「頼むから、返事してくれーー!!」
69: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:04:14.06 ID:K83Zn/rKO
…………シーン……
もこっち「どう…して」
ハッシュ「無駄だ」
もこっち「!」
ハッシュ「どれだけ叫ぼうとも、私の認可なしに、お前の声が外部に届くことは無い」
もこっち「?!」
ハッシュ「影の領域は、内部から外部に向けた声を遮断する」
ハッシュ「どれほど叫ぼうとも、どれほど騒ごうとも、どれほど喚こうとも、その声が外に届くことは無い」
ハッシュ「たとえ、どれほどの猛者が影の外にいようとも、だ」
ハッシュ「だからこそ、我々は千年もの間、耐えることができたのだ」
70: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:05:57.24 ID:K83Zn/rKO
もこっち「せ、千年……?」
ハッシュ「………」
もこっち「……い、意味わかんねえよ」
ハッシュ「………」
もこっち「……なんだよ、なんだってんだよ」
もこっち「なんなんだよ、お前!?」
71: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:11:22.86 ID:K83Zn/rKO
ハッシュ「………」スッ
もこっち「」ビクッ
もこっち(えっ、えっ?)
ハッシュ「………」
もこっち(なんだよ、こいつ!? いきなり私の首になんか触れてーーー!?)ゾクゾクッ
ハッシュ「私はこうして、お前に触れることができる。それがどういうことかわかるか?」
もこっち「ま、まさか、お前ーーー」サアッー
ハッシュ「……そうだ、お前が思い描いている通りだ」
72: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:13:20.22 ID:K83Zn/rKO
もこっち(こ、こいつ……!)フルフル
ハッシュ「………」
もこっち(間違いない、こいつはーーー)ゴクリッ
もこっち(……わ、わわわ、私を、レ◯プするつもりーーー)
ハッシュ「私はいつでも、お前を拷問にかけることが可能だということだ」
73: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:14:39.95 ID:K83Zn/rKO
もこっち「なっーーー?!」
ハッシュ「私は拷問の技術を持っている」
ハッシュ「故に、お前を拷問にかけ、情報を吐かせるなど容易いことだ」
もこっち「……!??」
ハッシュ「正直に話せば、拷問を受けることは無い」
ハッシュ「だが、黙秘するというのなら、お前はこれまでの人生で味わったことの無い恐怖と苦痛を味わうことになるだろう」
74: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:16:14.03 ID:K83Zn/rKO
もこっち(……な、なんだよ、こいつ……!?)
ハッシュ「………」
もこっち(拷問だと!? そんなこと、正気で言ってやがんのか……!?)
75: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:18:09.05 ID:K83Zn/rKO
ハッシュ「……人は、己が未来に喜びがあると、信じることのできる生き物だ」
もこっち「……えっ、?」
ハッシュ「故に、人は、ものごとを正誤の秤にかけ、痛みに耐え、進んでいく」
ハッシュ「そうして、選択を繰り返した結果、現在があり、未来がある」
ハッシュ「お前も人であるならば、少なからず、そうしてきたはずだ」
76: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:20:58.01 ID:K83Zn/rKO
もこっち(な、なんか語り出したぞ、こいつ……!?)
ハッシュ「話すことのメリットと黙秘することのデメリットを秤にかければ、どちらを選ぶべきかは一目瞭然」
ハッシュ「……そして、お前はいま、幸福と呼べるものを手にしている」
もこっち「?!」
ハッシュ「恐怖と苦痛で、それを塗り潰されたくは無いだろう?」
もこっち「ーーーっ、!?」
ハッシュ「それに加えて、お前には、あの娘以外にも、繋がりがある」
ハッシュ「つまり、あの娘一人に拘る必要も無いというわけだ」
もこっち「………っ、!!」
ハッシュ「ならば、お前は一人の人間に固執するのはやめ、私に服従するべきだ」
77: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:22:23.74 ID:K83Zn/rKO
もこっち「………」
ハッシュ「さあ、選択の時だ、人間」
ハッシュ「私に服従し、全てを明かし、幸福の中で生き続けるか」
ハッシュ「私に逆らい、黙秘し、恐怖と苦痛を抱えたまま生き続けるか」
ハッシュ「選択の時は、今しか無い」
ハッシュ「選ぶが良い、人間よ」
78: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:23:49.59 ID:K83Zn/rKO
もこっち「……い、」
ハッシュ「………」
もこっち「嫌…だ……」
79: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:25:07.35 ID:K83Zn/rKO
ハッシュ「……なん…だと……?」
もこっち「………」
ハッシュ「貴様、いま何と言ってーーー」
もこっち「嫌だ……って言ったんだよ」
もこっち「……この、白ネギ野郎が!」
ハッシュ「…………?!」
80: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:27:47.53 ID:K83Zn/rKO
ハッシュ「……その選択が何を意味するのか、わかっているのか?」
ハッシュ「お前はこれから恐怖と苦痛を味わうことにーーー」
もこっち「うるせえよ」
ハッシュ「………」
もこっち「さっきから、中二臭い言い回しばかりしやがって。もっと普通に言ったらどうなんだ?」
ハッシュ「…………」
もこっち「……つーか、それ以前に、私からヤンキーのことを聞いて、いったいどうしようってんだよ」
ハッシュ「…………」
もこっち「ヤンキーに何するつもりなんだよ」
81: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:29:16.94 ID:K83Zn/rKO
もこっち「……私はあのヤンキーのこと、その、嫌いじゃ……ない」
ハッシュ「………」
もこっち「なのに、ヤンキーのことを話せだって?」
もこっち「お前みたいな得体の知れない奴に? それも、拷問なんて平気で言えるような危ない奴に? ペラペラ話せってのか?」
もこっち「なんで、そんなことしてやらなきゃいけないんだよ?」
もこっち「お前は、そんなに偉いってのか!?」
ハッシュ「?!」
もこっち「いくら、イケメンで高身長だからって、調子に乗ってんじゃねえぞ!」
82: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:31:51.21 ID:K83Zn/rKO
もこっち「……仮に本当に偉かったとしても、話せるわけない」
ハッシュ「………」
もこっち「そんなこと、できるわけないんだよ!」
もこっち「メリットデメリット? 関係ねえよ、そんなもん」
もこっち「お前に尻尾振るために、見捨てられるほど、あのヤンキーは安くないんだ!」
ハッシュ「…………………」
もこっち「……私たちは、誰が欠けてもダメなんだ……」
もこっち「だから、お前なんかに、話すことなんて何も無い」
もこっち「……そうだ。私は、あいつらとーーー」
もこっち「ーーー友達でいたいから」
83: ◆02/1zAmSVg 2018/07/26(木) 22:33:20.32 ID:K83Zn/rKO
ハッシュ「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
86: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 22:35:59.68 ID:GCMRYD0iO
もこっち「」ゾゾオッ
ハッシュ「ーーーーーーーーーーーーーー」
もこっち「うっ、あっ……」ヘタッ
もこっち「うあっ、ううっ、ああああ……」ジワッ
87: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 22:38:23.93 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「ーーーそうか」
もこっち「」ビクッ
ハッシュ「よく解った」
ハッシュ「お前は、力の奔流に逆らうというわけか」
もこっち「………っ、っ、」ガタガタ
ハッシュ「運命に、逆らうということだな」
ハッシュ「ならばーーーーーーー」
88: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 22:40:40.16 ID:GCMRYD0iO
もこっち(あ、ああ、そうか……)
もこっち(わたし、ここで死ぬんだ)
もこっち(……ごめん、お父さんお母さん智くん、みんな……!)
もこっち(もっと、一緒にいたかった……!!)
ハッシュ「ーーー教えてやろう、私のことをな!」
89: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 22:42:16.22 ID:GCMRYD0iO
もこっち「………………」
もこっち「……………………へっ?」
90: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 22:48:04.34 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「私は、元 “ 見えざる帝国 皇帝補佐 ” にして、“ 星十字騎士団 最高位 ” ユーグラム・ハッシュヴァルトだ!」
もこっち「……えっ、えっ、?」
ハッシュ「意味がわからないか? ならば、教えてやろう、我々滅却師はーーーー」
91: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 22:49:42.23 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「ーーー故に、現在私の置かれた状況を把握するため、お前及びその周囲の情報は徹底的に収集したかったのだ」
ハッシュ「ーーーー以上が私の話せること全てだ」
もこっち「………」 ポカーン
ハッシュ「理解したか? 人間」
もこっち「……えっ、」
もこっち「えっ、えっ、えっ?」
もこっち「ええっ?!」
94: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 22:59:09.70 ID:GCMRYD0iO
もこっち(くいんしー? 死神? そうるそさえてぃ? ばんでんらいひ?)
もこっち(しゅてるんりったー?ぐらんどますたー?)
もこっち(そして、生き返っただってーーー?)
ハッシュ「………」
もこっち(………中二臭い野郎だとは思っていたがーーー)
もこっち(ーーー患ってるにも程がある)
もこっち(この幽霊もどき……完全な中ニ病患者じゃねえか)
95: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:00:16.87 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「ーーーまだ、信じられないか?」
もこっち「!」
ハッシュ「無理もない。人は己が理の外にあるものを、そう易々とは己がものとすることはできない生き物なのだからな」
もこっち「……… 」
ハッシュ「だが、今話したことは紛れも無い現実だ。厳然たる事実だ」
ハッシュ「それは覆しようが無い」
96: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:02:22.77 ID:GCMRYD0iO
もこっち「……なんで、」
ハッシュ「………」
もこっち「……なんで、そんな話した?」
ハッシュ「………」
もこっち「そんな中二臭い話を、それもいきなりーーー」
ハッシュ「お前が望んだことだ」
もこっち「!」
ハッシュ「得体の知れない相手に話せることなど何も無い、そうだろう?」
もこっち「……!」
ハッシュ「だから、私はお前に対し、私の存在について可能な限り、話したというだけのことだ」
もこっち「………………」
97: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:04:01.21 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「……だが、お前はもう一つ言ったな。危険な輩に話せることなど何も無いと」
もこっち「………」
ハッシュ「まったく持って、その通りだ」
もこっち「……なに?」
ハッシュ「………」スッ
もこっち「!?」
ハッシュ「……こわがらせて、すまなかった」
98: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:05:04.29 ID:GCMRYD0iO
もこっち「!?!?」
もこっち(……こ、こいつ!)
ハッシュ「………」
もこっち(いま、私に頭を下げやがったのか!?)
もこっち(なんで、そんなーーーーーー)
99: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:06:36.67 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「ーーーもし私が、今も星十字騎士団であるのならば、帝国で得た技術をもって問答無用で拷問を開始しただろう」
もこっち「!」
ハッシュ「拷問の果てに、お前の自我を粉砕し、私の意のままに動く人形に仕立て上げたことだろう」
もこっち「っ、お前ーーー!」
ハッシュ「だが、もはや私にその資格は無い」
もこっち「!」
ハッシュ「私が、他者に力を振るう資格は無い」
ハッシュ「……そう、激情に駆られ、天秤としての役割を忘れた者に、力を振るう資格など残されているはずがなかったのだ」
もこっち「……?!」
100: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:08:33.78 ID:GCMRYD0iO
もこっち(何の話だ……?)
ハッシュ「……なぜか、変わらず力を持っていたことの戸惑いと迷いが、己が眼を曇らせていたのだ」
ハッシュ「そのことに、お前の言葉で、ようやく気づくことができた」
ハッシュ「……私は、皇帝補佐の器にあらず、故に偉くなどあるはずが無い」
もこっち「………」
ハッシュ「……ならば、私は、ここでは帝国の理ではなく、己の理を通そう」
ハッシュ「その上で、改めて言わせてもらう」
ハッシュ「こわがらせて、本当に、すまなかった……」
101: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:10:26.86 ID:GCMRYD0iO
もこっち「………」
ハッシュ「……そして、改めて、お前に願う」
もこっち「……?」
ハッシュ「お前と吉田茉咲の間に何があったかを教えて欲しい」
もこっち「!」
ハッシュ「……非礼を働いた私に言いたくないか」
もこっち「………」
ハッシュ「当然だな」
ハッシュ「そして、それに加えて、私はただここにいるだけで、お前に恐怖を与えている」
もこっち「……っ、」
ハッシュ「そんな者の願いを聞くなど、お前にとっては理不尽の極みだろう」
102: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:12:02.72 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「……だが、お前は迷いを抱いている」
もこっち「!」
ハッシュ「それを取り除きたくはないか?」
もこっち「……!」
ハッシュ「迷いとは、それだけで容易く破滅を招く」
ハッシュ「どれほど外側を取り繕うと、内側に迷いという名の歪みがあることで、形あるものは容易く崩れ去るものなのだ」
ハッシュ「私はそれを、幾度となく見てきた……」
103: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:13:50.43 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「……お前と吉田茉咲の間になにがあったのか、」
ハッシュ「それを知ることができれば、私も何かの役に立てるかもしれない」
ハッシュ「力を振るうことはできないが、力になることはできるかもしれない」
ハッシュ「お前の迷いを、断つことができるかもしれない」
ハッシュ「……そのために、どうか私に教えてはもらえないだろうか?」
ハッシュ「人間、いやーーー」
ハッシュ「ーーー黒木、智子……!」
104: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:15:01.20 ID:GCMRYD0iO
もこっち「………」
もこっち「………………」
もこっち「………………………」
105: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:16:39.91 ID:GCMRYD0iO
もこっち「……私の友達に何かしたら許さないからな」
ハッシュ「!」
もこっち「………」
ハッシュ「……ああ、過去と未来、そして現在の己にかけて誓おう」
ハッシュ「決して、お前の友を、大切な者を傷つける真似はしないと」
106: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:17:38.41 ID:GCMRYD0iO
もこっち「……そうか」
もこっち「……なら、話してやる」
ハッシュ「!」
もこっち「だが、それはお前を認めたからじゃない」
もこっち「私のために、お前を利用するってだけの話だ。だから話すんだ」
もこっち「そこは、わかれよ」
ハッシュ「……無論だ」
107: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:18:56.24 ID:GCMRYD0iO
もこっち「……確かに、私はあのヤンキーとの関係に、少し悩んでる」
ハッシュ「………」
もこっち「……だけど、別に、ヤンキーと私がケンカしたってわけじゃない。まあ、やっても勝てないだろうけどさ」
ハッシュ「………」
もこっち「……ただ、ときどき不安になるんだ」
もこっち「私はヤンキーに本当に必要とされているのか、って」
108: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:20:21.15 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「………」
もこっち「いや、なんとなく、一緒にいるくらいの関係ではあるんだけどさ」
もこっち「だけど、私って、つい最近まで、ぼっちで、周囲からあまり必要にされてない奴だったんだ」
ハッシュ「………….……」
もこっち「成績もそんなに良いわけじゃないから、そこまで深く何かを教えられるわけでも無いし、何かを教えたことも無いし」
もこっち「だから、私がヤンキーにとって、本当に必要な人間なのかどうか、不安なんだ」
109: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:22:10.25 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「………」
もこっち「そのせいか……ヤンキーに気に入られてる弟と張り合ったりもした」
もこっち「……もちろん、必要があるとか無いとかで切れるような関係じゃないとは思ってる」
もこっち「ヤンキーはそんなこと御構いなしに私と絡んで来そうだし、私もそのつもりでいる」
もこっち「だから、なんとなしに安心もしてたんだけどーーー」
もこっち「ーーーGW明けを契機に、少しずつヤンキーと一緒にいる時間が減った」
110: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:23:19.21 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「………」
もこっち「……ヤンキーって、たぶん、大学の面接受け悪いから、それで色々と大変なんだと思う」
もこっち「以前のままじゃ、進路は本当にヤクザか出し子になるかもしれねーし」
もこっち「ヤンキーが大学行くなら、やらなきゃいけないことが多くなる」
もこっち「……だから、最近はもう、ヤンキーと一緒にいる時間がめっきり減った」
111: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:25:26.22 ID:GCMRYD0iO
もこっち「でも、あのヤンキーは私と一緒にいられないことを、あまり気にしていないみたいなんだ」
ハッシュ「………」
もこっち「少なくとも、この間ヤンキーが、ヤンキー仲間と一緒にいるのを見た時、私のことを気にしてる感じはなかった」
もこっち「もちろん、別の友達といる時は、そいつらの方に集中するってのは、当然のことなんだけどーーー」
もこっち「ーーーそれでも、不安になる」
もこっち「ヤンキーにとって、私との関係はあっても無くても変わらないようなものなんじゃないか、って」
もこっち「ただ、なんとなく一緒にいるけど、別に一緒にいなくても平気なのかな、って」
もこっち「……あいつは、本当に私のことを必要としているのかな、って」
ハッシュ「………」
もこっち「ほんと、どうしたらーーーーーー」
112: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:26:41.86 ID:GCMRYD0iO
ハッシュ「ーーーそういうことか」
もこっち「!」
ハッシュ「発言の意図は理解した」
ハッシュ「まったくをもって、人間らしい悩みだ」
もこっち「!?」
もこっち(なんだよ、こいつ! 話して欲しいって言うから話したってのに!)
もこっち(くそっ、やっぱり話すんじゃなかったーーー)
ハッシュ「ーーーならば、向き合うしかあるまい」
113: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:28:11.14 ID:GCMRYD0iO
もこっち「ーーーーーーーーーーーーーー」
もこっち「ーーーへっ、?」
ハッシュ「聞こえなかったか? ならば、もう一度言おう」
ハッシュ「お前は友と向き合うべきだ」
もこっち「………」
ハッシュ「その想いを内に秘め続けたところで、何も変わりはしない」
ハッシュ「ならば、その想いを友に伝え、向き合うべきだ。違うか?」
114: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:30:10.35 ID:GCMRYD0iO
もこっち「っ、」
もこっち「だ、だけど、私はーーー」
ハッシュ「己を信じられないか?」
もこっち「!」
ハッシュ「己の弱さに、未来を塗り潰されることが怖いか?」
ハッシュ「弱き己を信じることが怖いか?」
もこっち「……っ、!?」
ハッシュ「……ならば、まずは信じられるように、己を磨き上げる手もある」
もこっち「………」
ハッシュ「……だが、磨き上げたからといって、必ずしも納得できるような成果を得られるとは限らない」
ハッシュ「成し得たものが無くば、己を信じることなどできない」
ハッシュ「自信が無くば、友と向き合うこともできない」
ハッシュ「そうして、向き合うことを先延ばしにすれば、隔たりはより根深いものとなっていく」
ハッシュ「それは肝に銘じておくことだ」
115: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:33:10.92 ID:GCMRYD0iO
もこっち「………」
ハッシュ「……秤にかけろ、黒木智子」
ハッシュ「今の己を信じ、秤とすることで、いま己がどうしたいか、どうすべきかを決めるのだ」
もこっち「っ、だけどーーー」
ハッシュ「……己とは、脆弱で、未熟なものなのかもしれない」
ハッシュ「そのような己を信じることは、確かに困難なのかもしれない」
ハッシュ「だが、先ほど、お前は言ったな。あの娘と友達でいたい、と」
もこっち「!」
ハッシュ「その想いは、恐怖を退けて、言葉となり、私を怯ませた」
ハッシュ「お前から見て、大の大人であり、理解の超えた存在である私を、だ」
ハッシュ「ならば、それは紛れも無い強さだ。お前はその強さを誇るべきだ」
ハッシュ「誇れる強さがあれば、己を信じることなど造作もない」
ハッシュ「お前は、信じるに値する己を、秤を既に持っているのだ」
116: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:35:51.54 ID:GCMRYD0iO
もこっち「………」
ハッシュ「秤にかければ迷いは無い」
ハッシュ「だが、無知と恐怖に呑まれ、秤にかけることが叶わなければ、迷いという名の濁流へと沈んでいく」
ハッシュ「……そして、迷いに追われて決めたことは、必ず後悔となる」
もこっち「………!!」
ハッシュ「……何度でも言おう、黒木智子」
ハッシュ「……お前は友と向き合うべきだ」
117: ◆02/1zAmSVg 2018/07/27(金) 23:37:25.29 ID:GCMRYD0iO
もこっち「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
121: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:04:42.06 ID:L31gtIdCO
キーンコーンカーンコーン……
ハッシュ「黒木智子、授業が終了した。今ならーーー」
もこっち(……ああ、今なら話しかけられる!)
吉田「………」スタスタ
もこっち「……ま、待って!」
吉田「……ん、お前か? どうしたよ、いきなり?」
もこっち「あの、その、」
吉田「なんだよ、いったい何の用ーーー」
もこっち「う、ううっ、」
ハッシュ「………」
122: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:06:07.12 ID:L31gtIdCO
もこっち(なにビビってんだ、私は! 今からヤンキーと向き合うんだろ!)
もこっち(怖がるな、恐れるな、今やらなきゃ、後で必ずーーー)
吉田「……用がねーなら、別んとこ行くがーーー」
もこっち「…っ…、……よ…?」
吉田「……ああ? いま何てーーー」
もこっち「私って、必要?」
123: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:08:28.58 ID:L31gtIdCO
吉田「ーーーーーーーーーーーーーーーー」
もこっち(い、言えた……!)
ハッシュ(……だが、ここからが本番だ)
吉田「ーーーいや、急に何言ってんだ?」
もこっち「あっ、だから、その、」
もこっち「私って、吉田さんにとって必要なのかな、って」
もこっち「気になってさ……」
124: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:09:35.90 ID:L31gtIdCO
吉田「……意味わかんねえ」
もこっち「っ、」
ハッシュ「………」
吉田「急にそんなこと聞かれてもよ……」
もこっち「………っ、!!」
吉田「つーか、必要も何も……腐れ縁だろ、私たち?」
吉田「お前が、必要かなんて、その、考えたことも無かったつーか……」
125: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:11:20.56 ID:L31gtIdCO
ハッシュ「………」
もこっち(~~~~落ち着け、私!)
もこっち(まだ、必要じゃないって断定されたわけじゃない!)
もこっち(だったら、これからーーー)
吉田「いや、必要じゃねーとか言うつもりはねーけどよ、なんでいきなりそんなーーー」
もこっち「……一緒に、」
吉田「?」
もこっち「一緒に、勉強しよう、吉田さん!」
126: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:14:31.06 ID:L31gtIdCO
吉田「ーーーいや、急にまた何言ってんだ?」
もこっち「あ、いや、その、私たち3年で受験だよね?」
吉田「……ああ、そのつもりでいるがーーー」
もこっち「だったら、一緒に勉強することも必要なんじゃないかなって」
吉田「………」
もこっち「それに、そういうことなら、きっと役に立てると思う」
もこっち「私、そんなに頭良いわけじゃないけどさ」
もこっち「二人なら、面接の練習とかもできるしーーー」
もこっち「ーーーそれに、ヤンキーって、短気でバカだから、気の長さも頭も普通の私がいた方がーーー」
吉田「んだと、おらーーーー!!」バッ
もこっち「ひいいーーっ!?」
127: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:16:56.47 ID:L31gtIdCO
ハッシュ「…………!??」
もこっち(や、やっちまった! またいらんこと言ってヤンキーを怒らせてーーー)
吉田「バカはお前だろ! 修学旅行の時も、ゲーセンの時も、バレンタインの時も、階段の時も、いつもいつもバカなことばかりしやがって!」
もこっち「ご、ごめんなさい?!」
吉田「……ったく、」パッ
もこっち「」ヨロッ
ハッシュ「………」
もこっち(う、ううっ、)ジワッ
もこっち(私のバカ、ほんとにバカ! こんな時まで、いらんこと言ってーーー)
吉田「ーーーそんで、いつやんだ?」
128: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:19:48.42 ID:L31gtIdCO
もこっち「………」
もこっち「………………えっ、?」
吉田「……いつ勉強すんだって言ってんだよ」
もこっち「えっ、あっ、その」
吉田「いや、だからいつーーー」
もこっち「ーーー良いの?」
吉田「……何がだよ?」
もこっち「いや、私なんかと一緒に勉強なんてーーー」
吉田「何言ってやがる。何の問題もねーだろ」
もこっち「?!」
吉田「お前が意味わかんねーことを言うのなんて当たり前のことだし、それで私が怒るのも当たり前のことだ」
もこっち「………!」
吉田「……怒ったくらいで、いちいち距離取っていたらキリがねーしな」
吉田「それに、勉強ってのは、誰かと一緒にやることで、自分じゃ気づけねーところにも気づけるもんなんだ」
もこっち「!」
吉田「それを思えば、お前と勉強することに、何の異議もねーしーーー」
吉田「ーーーむしろそっちの方が良いくらいだ」
129: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:22:51.14 ID:L31gtIdCO
ハッシュ「………」
もこっち(……そうか、そうか、私といた方が良いのかーーー)
もこっち(ーーーよかった、これで私は必要とされてーーー)
吉田「だけどよ、一つ気になるんだがーーー」
もこっち「………?」
吉田「なんでお前と二人きりなんだ?」
もこっち「っ、?!」
ハッシュ「………」
吉田「田村や田中は誘わねーのか?」
もこっち「ーーーーーーーーーーーーーー」
もこっち(ーーーああ、そうか。そうだよな)
もこっち(やっぱり、私なんかよりも、あいつらの方が必要ーーー)
吉田「……まあ、別に二人きりでも悪くないと思うけどな」
130: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:26:05.99 ID:L31gtIdCO
もこっち「……えっ?」
吉田「いや、勉強ってのは、一人よりも誰かとやった方がやる気が出るもんだろ?」
もこっち「…………」
吉田「少なくとも、麗奈たちと一緒に勉強してた時は、一人でやるよりはよっぽど、やる気が出た」
吉田「……楽しかったし、嬉しかった」
もこっち「!」
吉田「だから、お前と二人きりでも、きっと悪くない」
吉田「ただ、全員いっしょにいれば、もっと悪くないってだけの話だ。だから田村や田中が来ても良いんじゃねーかって思ってる」
吉田「……誰も欠けないその時が、きっと一番なんだろうからな」
もこっち「ーーーーーーーーーーーーーー」
131: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:29:32.55 ID:L31gtIdCO
吉田「ーーーお、おい、なに泣いてんだよ!」
もこっち「……えっ、」ポロポロ
吉田「あーもう、このハンカチで拭け!」
もこっち「……あ、うん! あり…がとう…っ、!」フキフキチーン
吉田「てめっ、なに鼻かんでやがる!」
もこっち「あっ、ご、ごめん!」
吉田「まったく、ほんとわけわかんねえ奴だな、お前はよ……」ハアッー
もこっち「……ねえ、」
吉田「あ?」
もこっち「少し、良いかな……?」
吉田「……ったく、今度は何だってんだ」
もこっち「さっき、二人で勉強しようって言ったけどーーー」
吉田「………」
もこっち「ーーーやっぱり、みんなで、勉強しよう! 吉田さん!」
吉田「ーーーおう!」
132: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:31:47.50 ID:L31gtIdCO
ネモ(……クロの様子がおかしかったのは、やっぱり吉田さんが理由かーーー)
ネモ(ーーー昨日は何もできなくて、本当にごめんね)
ネモ(でも、勉強会には参加させて欲しいかな……)
ネモ(面接も実技も、きっと、役に立ってみせるから……!)
ゆり(……今度は四人で勉強……そう、吉田さんも一緒にーーー)
ゆり(ーーーありがとう、黒木さん、吉田さん。また私たち四人を繋げてくれて)
ゆり(そして、ごめんなさい、ふたりとも。踏み込むのが怖くて、何もできなかった)
ゆり(……せめて勉強会の時は役にーーー)
133: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:34:05.30 ID:L31gtIdCO
真子(黒木さん、泣いちゃうくらい吉田さんのことで悩んでたんだね……)
真子(……私は吉田さんに余裕ができるまで我慢するつもりだったけど、それは私の独りよがりな考えでしかなかったーーー)
真子(ごめんね、黒木さん……また私、黒木さんのこと傷つけた……っ、)
真子(……ううん、黒木さんだけじゃない。きっと、ゆりも……!)
真子(……せめて、勉強会、絶対みんなの助けになるから!)
うっちー(……ふーん、なんだ、私が何かするまでもなく仲直りできるんじゃない)
うっちー(……ほんと、よかった)
うっちー(……だけど、黒木の奴、ちょっと吉田とイチャつき過ぎじゃ……)
うっちー(これは私も勉強会に参加して、みんなの役に立って、黒木のハートをーーー)
うっちー(ーーーああもう、なんでこんな時まで、そういうこと考えちゃうの私! ほんと、キモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ)
134: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:35:33.24 ID:L31gtIdCO
もこっち「……じゃあ、後で友達誘ってみるね」
吉田「おう、こっちも麗奈たちを誘ってーーー」
キュイーンッ……!
ハッシュ「!?」
吉田「……ん?」
ハッシュ(なんだ、急に霊圧が……!?)
吉田「……?」
ハッシュ「?」
吉田「……?!?!」
ハッシュ「……!?」
吉田「な、なななななななななーーー!?」
吉田「なんだ、お前!?」
135: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:37:14.03 ID:L31gtIdCO
ハッシュ「!?」
ハッシュ(まさか、この娘ーーー)
吉田「てめえに言ってんだよ、この野郎! このガキから離れろ!」
もこっち「……えっ、吉田さん、ひょっとして、こいつが見えるの!?」
吉田「ああ? 見えるに決まってんだろ? つーか、お前も早く、この野郎から離れろ!」
ハッシュ「……私は、この野郎ではない。ユーグラム・ハッシュヴァルトだ」
吉田「ハッシュポ◯ト?」
ハッシュ「ハッシュヴァルトだ」
吉田「何でも良い! どこから入ってーーーー、あー、もー、とにかく、このガキから離れろ!」
もこっち「ち、ちょっとストップストップ! まずはあっち行こう! いろいろ落ち着こう!」
吉田「ああ!? 何言ってやがる、これが落ち着いてーーー」
もこっち「ーーー周りみろよ!」
吉田「!」
136: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:39:29.84 ID:L31gtIdCO
あいつ、どうしたんだ……?
なんで、何もないところに怒鳴ってるの……?
ヤバくないか、あれ……
吉田「?!?!」
真子「ち、ちょっと、吉田さん! どうしたの急に!?」タッタッタッ
ゆり「……何かあったの?」タッタッタッ
ネモ「……よくわからないけど、ここはクロの言う通りにした方が良いかな?」タッタッタッ
うっちー「どうしたの、吉田!? まさか、蠱惑され過ぎて、禁断症状がーーー」タッタッタッ
吉田「な、なに言ってんだ、お前ら? この野郎が見えないってのかーーー」
もこっち「こ、これ以上はやめようよ、吉田さん!」
吉田「!?」
もこっち「吉田さん、ただでさえ高3ヤンキーで色々痛いのに、中二病キャラ認定されたら更に痛いことにーーー」
吉田「だれが痛いだと、おらーーーー!!」
もこっち「ひいーーっ、!?」
ハッシュ「………」
137: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:41:36.30 ID:L31gtIdCO
もこっち「……ようやく、学校終わって、家だーーー」グデーッ
ハッシュ「……そうか」
もこっち「そうか、じゃねえよ! 何でいきなりヤンキーにもお前の姿が見えるんだよ!」
ハッシュ「……それは私にもわからないことだ」
もこっち「……なんとか、お前の存在をヤンキーは受け入れて、内緒にもしてくれたけどさあ」
もこっち「もし、もっと大勢に見えてたら、どうなっていたことか……」
もこっち「今回は、ヤンキーが蚊に啖呵切ってたってことにして誤魔化してくれたけど、ヤンキー以外にも見えてたら通用しなかったぞ? ええ?」
ハッシュ「……ならば、これからはお前の影に潜伏し、身を隠すとしよう」
138: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:42:38.98 ID:L31gtIdCO
ハッシュ(……そうだ、これほどの時間が経過して何ら異常も無いところを見るに、 “ この身 ” に、影の領域圏外の活動限界時間が無いことは疑い無い)
ハッシュ(ならば、これ以上、影の外部にいる必要は無い)
もこっち「影って……ああ、そういや、そんなこともできてたな、お前……」
もこっち(まったく、影の中に入れるなんて羨ましい限りだ。それができれば、下からパンツ覗き放題……)
もこっち「……えっ、?」
139: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:45:38.79 ID:L31gtIdCO
ハッシュ「……なんだ、どうした?」
もこっち「……なあ、」
もこっち「影の中って、やっぱり、影の外の光景が見えるんだよな……?」ギュッ
ハッシュ「無論だ。昨日入った時、お前の部屋が見えただろう?」
もこっち「………!!??」ギュウッ
ハッシュ「なぜ、そのようなことを今更ーーー」
もこっち「ふざけんなよ! このエロネギ野郎!」ベチーンッ
ハッシュ「……なぜ殴る」
もこっち「な、殴るに決まってんだろ!」カアアッ
もこっち「……お、お前、下から……っ、わ、私のパンツ、見やがったな……!」キッ
ハッシュ「……安心しろ、私はお前の下着に興味など無い」
もこっち「なんだそうか……って、そういう問題じゃねーよ!」
140: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:47:33.37 ID:L31gtIdCO
もこっち(それに、下から色々見放題ってことは、昨日、風呂やトイレ入ってる時ーーー)
もこっち「」プルプル
ハッシュ「どうした? 念のために言っておくが、私はお前の裸体にも何ら興味はーーー」
もこっち「」ブチッ
もこっち「この変態が!」ベチーンッ
ハッシュ「何故だ」
141: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:51:59.18 ID:L31gtIdCO
………………………………………………………………
もこっち(ーーーさて、飯も風呂も着替えも終わったし、寝るか……)
もこっち「……いま、着替え終わった。もう影から出て良いぞ」
もこっち「……目隠しも取って良い」
ハッシュ「……了解した」ズズズッ
シュルシュル……パサアッ……
ハッシュ「………」
もこっち「……何度も言うが、お前が影の中に隠れて良いのは、私やヤンキー以外にお前を見ることのできる奴が出た時か、着替えの時とか私が許可した時だけだからな?」
ハッシュ「……わかった」
もこっち「……その時は、すぐに隠れろよ?」
ハッシュ「……わかった」
もこっち「目隠しも忘れんなよ?」
ハッシュ「…………わかった」
もこっち「……面倒くせーとか思ってねえよな?」
ハッシュ「……そのようなことは………………ない…………」
もこっち「ぜってー思ってるだろ! その間は何だ!」
142: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:54:40.87 ID:L31gtIdCO
「うるせえぞ!」ドンッ
もこっち「」ビクッ
ハッシュ「………」
もこっち「……はあ、怒るのはやめだ。疲れるし、弟にキレられても困るしな」
ハッシュ「……苦労をかける」
もこっち「まったくだ。これで、猫みたいに飯が必要なら追い出してたかもしれねえ、いや、できねえだろうけどさ」
ハッシュ「………」
もこっち「でも、まあ、そのーーー」
もこっち「ーーーありがとな…………ハッシュ…ヴァルト……」ボソッ
ハッシュ「!」
もこっち「昨日はその、相談に乗ってくれて……」
もこっち「背中を押してくれて……」
143: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:56:07.81 ID:L31gtIdCO
ハッシュ「……礼を言われるようなことではない」
ハッシュ「ただ、秤にかけた結果、私があのように行動をすることを選択しただけの話に過ぎない」
ハッシュ「……そう、それだけのことだ」
144: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:57:08.85 ID:L31gtIdCO
もこっち(……ほんと、隠キャだな、こいつは)
ハッシュ「………」
もこっち(まあ、私も人のこと言えたわけじゃねーけどな……)
145: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 20:59:11.10 ID:L31gtIdCO
もこっち「……今から寝る」
ハッシュ「そうか……」
もこっち「明日はさっそく勉強会だ、昨日よりも早めに寝る必要があるからな」
ハッシュ「……ならば、寝ると良い。邪魔はしない」
もこっち「……寝てるからって、私に変なことすんなよ」
ハッシュ「……お前の身体に興味など無いと何度言えばーーー」
もこっち「……はあ、おやすみ」
ハッシュ「……ああ、おやすみ、だ」
パチンッ
146: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 21:00:16.29 ID:L31gtIdCO
もこっち「……ぐーっ、ぐーっ、」
ハッシュ(……眠ったか)
ハッシュ(……この睡眠状況を見れば、即座に目を覚ますことはあるまい)
ハッシュ(目が覚めること無くば、聞かれることも無い)
ハッシュ(ならばーーーーーー)
147: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 21:01:35.70 ID:L31gtIdCO
ハッシュ「……さて、」
ハッシュ「そろそろ良いだろう?」
もこっち「ぐがーっ、」
ハッシュ「……お前が黒木智子の身体に潜伏していることは、既に気がついている」
もこっち「………」
ハッシュ「出てこい、黒木智子の中にある、もう一つの魂魄よ」
ハッシュ「……いや、こう言った方が良いか?」
ハッシュ「星十字騎士団 “ V ” グレミィ・トゥミュー?」
148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/28(土) 21:03:22.98 ID:L31gtIdCO
グレミィ「……あ、ばれちゃった?」ヌゥッ
ハッシュ「……気づかれないとでも思ったのか?」
グレミィ「……おっかしいなー、この服は完全に霊圧を遮断するように造られているはずなんだけど……」
ハッシュ「……霊圧の問題ではない」
グレミィ「……?」
ハッシュ「お前は私に視線を向け過ぎた」
グレミィ「!」
ハッシュ「この世界に来た瞬間から今に至るまで、視線を感じた」
ハッシュ「退屈しのぎに小説を読むかのような視線を、な」
ハッシュ「そして、そのような視線を私にも向ける存在には心当たりがあった」
ハッシュ「それがグレミィ、お前だったということだ」
グレミィ「………」
ハッシュ「黒木智子によって眼の曇りが払われた現在、視線の正体に気づかないはずがないだろう」
149: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 21:06:16.82 ID:L31gtIdCO
グレミィ「……驚かないんだね、ハッシュヴァルト」
グレミィ「ぼくがここにいることに」
ハッシュ「当然だ」
ハッシュ「お前のことだ。更木剣八との戦いで死亡する前に、自分をもう一人残しておいたとしても不思議はあるまい」
グレミィ「………」
ハッシュ「お前の聖文字 “ V ” 、 “ 夢想家 ” は、想像を実現する力を持つのだからな」
ハッシュ「無論、骨を茶菓子に変えるような『状態を変化させる』想像であれば、想像が途切れた時に消えるがーーー」
ハッシュ「ーーーもう一人の自分を出現させるといった『物を生み出す』想像は、想像が途切れようとも変わらず持続する」
ハッシュ「お前自らが、意図的に消そうとしない限りは、な」
ハッシュ「それらの事実を考慮すれば、お前が変わらず存在していることなど、驚くに値しない」
グレミィ「……なるほどね」
150: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 21:08:08.38 ID:L31gtIdCO
ハッシュ「……お前には聞きたいことがある」
グレミィ「……なにかな?」
ハッシュ「……決まっている、この世界についてだ」
グレミィ「………」
ハッシュ「この世界は、お前が想像した幻か? グレミィ」
151: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 21:09:15.56 ID:L31gtIdCO
グレミィ「……あはは、それは違うよ、ハッシュヴァルト」
ハッシュ「………」
グレミィ「幻なんて、寂しいこと言わないでよ」
グレミィ「この世界は、紛れもなく現実で、厳然たる事実」
グレミィ「そう、間違いなく本物なんだから」
グレミィ「もっとも、『ぼく』らのいた世界の魂の流れに何一つ関わらない、遠い遠い異世界ではあるけどね」
ハッシュ「……」
152: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 21:10:24.97 ID:L31gtIdCO
グレミィ「いま、 “ ならば、何故その異世界に私たちはいる? ” ーーー」
グレミィ「ーーーって思ったでしょ?」
ハッシュ「………」
グレミィ「その答えは、とても簡単」
グレミィ「『ぼく』が、この世界と向こうの世界を繋げたからだ」
ハッシュ「……!?」
153: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 21:11:22.78 ID:L31gtIdCO
グレミィ「……教えてあげるよ、ハッシュヴァルト」
グレミィ「この世界の “ 全て ” を」
156: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:17:12.31 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「……さっきも言った通り、この世界は間違いなく本物だ」
グレミィ「『ぼく』らのいた世界の魂の流れに何一つ関わらない、遠い遠い異世界なんだ。覆しようの無いくらいにね」
ハッシュ「………」
グレミィ「もちろん、そんな異世界は、普通なら発見できないけどーーー」
グレミィ「ーーー『ぼく』の聖文字 “ V ” の能力は、普通じゃない。異世界だって発見できる」
グレミィ「なんたって、 “ 夢想家 ” 、想像を実現させる力なんだから」
ハッシュ「……まさかーーー」
グレミィ「そう、そのまさか」
グレミィ「『ぼく』は、異世界に行くゲートを想像し、それを実現したんだ」
ハッシュ「!?」
157: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:21:24.68 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……………… “ なぜ、そんなことを ” などと、問うつもりはない」
グレミィ「………」
ハッシュ「お前のことだ。どうせ、 “ できるから想像した ” に過ぎないのだろう?」
グレミィ「うん、そうだね」
ハッシュ「………」
グレミィ「面白そうなことができるのなら、なんだって想像してみせる」
グレミィ「それが『ぼく』だからね」
グレミィ「だから、漫画の世界を繋げることにも、迷いはなかった」
158: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:22:53.27 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……漫画だと?」
グレミィ「そう、漫画」
グレミィ「現世の創作物さ」
ハッシュ「………」
グレミィ「『ぼく』は、閉じ込められている間、現世のとある漫画にハマっていてね」
ハッシュ「………なに?」
グレミィ「それは、黒木智子…通称 “ もこっち ” が主人公をしている漫画だった」
ハッシュ「!?」
グレミィ「グエなんとかさんに頼んで、こっそり現世から取り寄せた創作物の一つさ、退屈しのぎにね」
ハッシュ「………!」
グレミィ「もこっちの行動は、『ぼく』から見ても想像を超えたことばかりだった。『ぼく』もすっかり蠱惑されてしまったよ」
159: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:27:11.60 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「……そこで思ったんだ。もこっちに会いたい、って」
ハッシュ「………」
グレミィ「だけど、結局は漫画だ。そこのキャラクターと会うことはできないし、『ぼく』がもこっちを想像したとしても、それは『ぼく』の想像の域を出ない別人でしかない」
グレミィ「『ぼく』は、『ぼく』の想像に収まらない、本物のもこっちに会いたかった」
グレミィ「だから、『ぼく』は、本物のもこっちに会うための方法を想像することにした」
グレミィ「ほら、『ぼく』や君のいる世界では漫画の出来事でも、本当のこととして起きている世界もあるかもしれないでしょ?」
ハッシュ「………!」
グレミィ「その世界に繋がるゲートを想像したのさ」
グレミィ「全ては、もこっちに会うためにね」
162: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:34:48.95 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……ふざけるな」
グレミィ「ん? 別にふざけてはいないけど?」
ハッシュ「……行く世界を自由に選べるというのならば、陛下がその力を利用しないはずが無い」
グレミィ「確かに、そこまでのことができるなら、陛下が利用しないはずは無いね」
ハッシュ「………」
グレミィ「実際、 “ 夢想家 ” の聖文字だけじゃ、異世界に繋ぐゲートなんて、造れなかっただろう」
グレミィ「だけど、『ぼく』も星十字騎士団だよ? 完聖体というものがある」
ハッシュ「!!」
グレミィ「幻とか使って隠してはいたけど、本当はできたんだ」
ハッシュ「……?!」
グレミィ「完聖体になれば、状態を変化させる想像だって想像せずに維持できるし、想像力も上がる」
グレミィ「その上がった想像力で、ゲートを造ったんだ、向こうの『ぼく』の中にね」
163: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:37:30.68 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……いや、だが、それならば、なぜ陛下はお前のーーー」
グレミィ「ああ、陛下が『ぼく』の完聖体を使わなかったのは、向こうの『ぼく』が完聖体を失っているからだと思うよ?」
ハッシュ「!」
グレミィ「少なくとも、ぼくは、完聖体を失っているからね」
ハッシュ「………?」
グレミィ「なんたって、向こうの『ぼく』は、自分の中にゲートを造ってーーー」
グレミィ「ーーーぼくは、君の中にゲートを造ったからね」
ハッシュ「………!」
グレミィ「異世界を繋げるって結構大変でね。負荷とか凄いんだ」
グレミィ「実際問題、ぼくは、君の中にゲートを造ったことによる負荷が要因となって、完聖体を失ってしまった」
グレミィ「だったら、同じくゲートを造った向こうの『ぼく』が完聖体を失っていても不思議じゃない」
グレミィ「まあ、君の反応から想像するに、向こうの『ぼく』も間違いなく完聖体を失っているだろうけどね」
164: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:40:17.85 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「………」
グレミィ「だって、向こうの『ぼく』に完聖体が使えるなら、 “ 更木剣八 ” に殺された時点で完聖体は陛下のものになるわけでしょ?」
グレミィ「陛下は、聖文字を持った奴が死んだ時、そいつが聖文字を得てから開花させた力の全てを我が物にできるんだから」
グレミィ「そして、陛下に、『ぼく』の完聖体が使えたのなら利用しない手は無い」
グレミィ「だけど、君の話によれば、陛下は『ぼく』の完聖体を使わなかったらしい」
グレミィ「それは、向こうの『ぼく』も完聖体を失ったということに他ならない」
グレミィ「いくら陛下でも、既に失われた力を、自分の力にすることはできないだろうからね」
グレミィ「まったく、ぼくも『ぼく』も、我ながら本当に無茶したもんだと思うよ……」
ハッシュ「………」
165: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:41:24.46 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「とまあ、陛下が、『ぼく』の完聖体を使わなかった理由については、このくらいで良いよね?」
ハッシュ「………」
グレミィ「それで、『ぼく』がゲートを想像した後、何をしたか? 続きを説明しても良いかな?」
ハッシュ「………続けろ」
グレミィ「ありがと、じゃあ、続けるねーーー!」
166: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:42:59.39 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「さて、『ぼく』がゲートを想像してからしたことは単純明快」
グレミィ「当初の目的通り、もこっちに会うことだ」
グレミィ「そのために、聖文字の力で、もう一人の自分を造って、ゲートをくぐらせた」
グレミィ「ぼくが、その、もう一人の自分なんだ」
ハッシュ「………」
グレミィ「そして、この世界に来た後は、もこっち達と思う存分遊んで楽しんだ」
グレミィ「まあ、今のもこっち達に、その記憶は無いけどね。その記憶は、ぼくが想像した記換神機で封印しちゃった」
167: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:44:37.78 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……なぜだ」
グレミィ「ん? なにが?」
ハッシュ「なぜ、黒木智子たちの記憶を封印した?」
ハッシュ「飽きただけならば、わざわざ記憶を封印する必要は無いはずだ」
グレミィ「別に飽きちゃいないけど……」
ハッシュ「……それに加えて、なぜ、お前は私をこの世界に招き入れ、黒木智子の側に置いた?」
ハッシュ「答えろ、グレミィ」
168: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:45:57.67 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「んー、じゃあ、まずは最初の質問から答えさせてもらうね」
ハッシュ「………」
グレミィ「記憶を封印した理由は簡単、ぼくがいた形跡を残したままだと、後から来る君がいらないこと考えそうだったから」
ハッシュ「………」
グレミィ「そして、次の質問の答えだけどーーー」
グレミィ「ーーーきみが可哀想だったからかな?」
169: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:48:21.83 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「………」
グレミィ「ああ、別に君が特別可哀想だなんて思ってないよ。可哀想なのは陛下以外の星十字騎士団全員のことさ」
ハッシュ「…………」
グレミィ「星十字騎士団は、騎士とは名ばかりの殺伐とした人殺しの集団だ」
グレミィ「まさに、地獄に堕ちるに値する、生きた咎人」
グレミィ「しかも、役に立たないと判断された者は、処刑だの聖別だので殺処分される」
グレミィ「他ならぬ陛下の御意思によってね」
ハッシュ「………………」
グレミィ「ぼくには簡単に想像できた、星十字騎士団のみんなが、ロクな死に方をしないだろうことは」
グレミィ「それを想像すればするほど、みんなが可哀想で仕方がなかったんだ」
170: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:49:43.03 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……それで、せめて死後は、平和なこの世界に送ろうとでも思ったか」
グレミィ「うん、そうだね」
ハッシュ「………」
グレミィ「誰から救済するか迷ったけど、無難にアルファベット順に、救済してあげることにした
グレミィ「そう、聖文字 “ B ” を持つ君からね
ハッシュ「………」
171: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:52:06.24 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「だから、ぼくは完聖体の力で君の中にゲートを作った」
グレミィ「まあ、その時の負荷が要因で完聖体を失って、他の星十字騎士団を救済することができなくなってしまったんだけど、そこは置いとくね」
グレミィ「とりあえず、ぼくは、聖文字 “ V ” の力を使って、君が死ぬ直前、その精神が自動的にこの世界に運び込まれるようにした」
グレミィ「ゲートの持ち主が死んだら、ゲートも消えちゃうからね。君が死ぬ前に精神を送ってあげる必要があった」
グレミィ「もちろん、精神だけじゃ活動できないから、ゲートの出口には君の霊骸を想像しておいた」
グレミィ「そうすれば、君の精神は、ゲートをくぐり抜ける寸前で自動的に霊骸の中に入り、活動可能となる」
グレミィ「実際、ゲートをくぐり抜けた瞬間、君の意識は目覚めた」
グレミィ「……とまあ、そんな感じで、君を救済してあげることにしたのさ」
172: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:53:00.49 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……私が、黒木智子の側から離れられず、黒木智子に霊力があったことも、救済とやらの一環か?」
グレミィ「その通りだよ、ハッシュヴァルト」
ハッシュ「………」
グレミィ「実際、もこっちの側にいて、彼女を支えてあげることは、君にとって本懐だったはずだ」
ハッシュ「………」
173: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:54:58.81 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「違うとは言わせないよ」
グレミィ「なんたって、君は皇帝補佐として、調和を重んじてきたからね」
グレミィ「そのために、どこかのモヒカンの暴走を制し続けてきた。根気よく、平和的に、ね」
ハッシュ「………………」
グレミィ「それらの事実から想像するに、誰かが道を誤らないよう支えてあげることは、君の本懐だとすら思えた」
グレミィ「だから、君には、もこっちを支える役目を与えてあげた」
グレミィ「その役目を成立させるために、君のその霊骸は、もこっちから離れられないよう造られているんだ」
グレミィ「また、もこっち個人限定で、彼女の霊力を自動的に覚醒させる機能もついている」
グレミィ「全ては、ハッシュヴァルト、君を救済するためなんだよ」
ハッシュ「………………」
174: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:57:03.11 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「……ああ、余談だけど、ヤンキーにも君が見えるようになったのは、ぼくからのささやかなプレゼントさ」
グレミィ「ぼくは元々、もこっち及びその関係者には霊体を視認できる程度の霊力を分け与えていた。ぼくがこの世界に来た瞬間からね」
グレミィ「もちろん、その霊力は混乱を防ぐために記憶と共に封印したけど、それをしたのがぼくである以上、霊力だけ覚醒させるのも可能なのさ」
ハッシュ「………」
グレミィ「もこっち以外には見えないままっていうのも可哀想だったし」
グレミィ「それに、ヤンキーなら、君の存在を明かしても、なんだかんだで受け入れてくれるだろうからね」
ハッシュ「………………」
175: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 22:59:28.13 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「……さて、これで、君がこの世界に送られて、もこっちの側に置かれた理由はわかったよね?
ハッシュ「………」
グレミィ「だったら、お次は、いよいよこの世界の秘密について明かしちゃうねーー」
ハッシュ「……秘密だと?」
グレミィ「うん、言い忘れてたけど、この世界ーーー」
グレミィ「ーーー実はループしているんだよ」
176: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:02:14.11 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「?!」
グレミィ「まあ、厳密には時間の巻き戻しなんだけど、ここではイメージしやすさ重視で敢えてループと表現するよ」
グレミィ「そう、この世界は、条件を満たすことで世界全体の時が巻き戻り、ループする仕組みになっている」
ハッシュ「……?!?」
グレミィ「ループする条件は2つ」
グレミィ「卒業式の日が終わる前にもこっちが死ぬか、もこっちが生存したまま卒業式の日が終わるかのどちらかだ」
グレミィ「そのどちらかを満たした時、君がこの世界で目覚めたその瞬間まで、世界全体が巻き戻るのさ」
177: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:04:39.84 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「ーーーーーー?!」
グレミィ「ははっ、ビックリしてるね、ハッシュヴァルト」
グレミィ「無理もない。人は己が理の外にあるものを、易々と己のものになんて、できっこないんだから」
ハッシュ「………!」
グレミィ「でも、これは現実で事実で本当のことなんだよね」
グレミィ「それは覆しようが無い」
ハッシュ「………」
178: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:06:52.80 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「……おかしいとは思わなかった?」
ハッシュ「………?」
グレミィ「どうして、君がもこっちを脅迫した時ーーー」
グレミィ「ーーー君はもこっちの反論に耐えることができたのか?」
ハッシュ「!?」
グレミィ「何周回も君を見続けてきたぼくだから言えるけど、君は本来なら、ああいった言葉に耐えられず、感情的になってしまう人なんだ」
グレミィ「違う?」
179: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:08:15.88 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「ーーっ、!?」
グレミィ「だけど、もこっちのあの台詞を、君は耐えることができた」
グレミィ「感情のままに、もこっちを殺さずにいられた」
グレミィ「おかしいね? いったい何が違うんだろうね?」
ハッシュ「………」
グレミィ「答えは、とっても簡単」
グレミィ「君が何度も同じことを繰り返しているからだ」
グレミィ「最初の周回から前の周回の経験が深層意識に刻まれているからなのさ」
180: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:10:07.55 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「………」
グレミィ「本来なら、ぼく以外は問答無用で全部巻き戻るよう設定してあるんだけどね」
グレミィ「君の霊圧があまりに大きいせいで、巻き戻しに不十分なところがあったみたいだ」
グレミィ「まあ、そのおかげで今の君があるわけなんだけどさ」
グレミィ「そう、今の君が、ね」
ハッシュ「………………」
181: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:11:40.20 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「……君は、もこっちの言葉に耐えようとした」
グレミィ「だけど、我慢できず、殺して、ループした」
グレミィ「そして、改めて耐えようとした」
グレミィ「だけど、やっぱり我慢できず、殺して、ループした」
グレミィ「それを積み重ねた結果、君は今ここに立っている」
グレミィ「君がもこっちの言葉に耐えようとしたことは、努力として経験として、君の深層意識に刻まれたからだ」
グレミィ「そして、その努力は実った。だから、君はこうしてぼくと話ができている」
182: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:13:11.42 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「さて、今の君は、いったい何百周目なんだろうね?」
ハッシュ「………」
グレミィ「何百回、もこっちを殺しているんだろうね?」
ハッシュ「………」
グレミィ「あまりに退屈で、数えるのやめちゃったよ。殺した回数なんてもはや想像することしかできない」
183: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:14:26.54 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……なぜだ?」
グレミィ「?」
ハッシュ「なぜ、時間を巻き戻すシステムなど造った?」
グレミィ「………」
ハッシュ「……卒業式の日が終わる前に黒木智子が死亡することを条件に、時間を巻き戻すというのはまだ理解できる」
ハッシュ「お前のいう幸福には、黒木智子の存在が必須となる。ならば、死んだ事実を消失させることは道理」
ハッシュ「だが、なぜ黒木智子が生存したまま卒業式の日が終わることを条件に、時間の巻き戻しを発生させる?」
ハッシュ「そんなことをすればーーー」
グレミィ「もこっち達との高校生活を何度でも楽しめるようにしたかったからだよ」
184: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:16:15.82 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「………」
グレミィ「ぼくは、君やもこっちが、いまの高校生活を何度も楽しめるようにしたかったんだ」
グレミィ「……どんな素敵な物語も、いつかは必ず終わってしまう」
グレミィ「いくつもの漫画が、いつかは終わりを迎えるように」
グレミィ「もこっち達の高校生活も、いつかは必ず終わってしまう」
ハッシュ「………」
グレミィ「それでも楽しみたかったら、頭をカラッポにして読み返すしか無い」
グレミィ「だから、もこっち達が卒業した後、ループするシステムを造ることにした」
グレミィ「終わりの無い幸福なんて、想像の果てにしか無いのだから」
185: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:17:48.68 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「……もちろん、そんなことをすれば、この世界に未来は無くなる」
グレミィ「今日、生まれた、もこっちとヤンキーの信頼関係も」
グレミィ「これから、もこっちが、ヤンキーや他のキャラクター達と、どれほど親交を深めようとも」
グレミィ「彼女たちが、先生だの、声優だの、どれほど素晴らしい夢や目標を想い描き、そのために努力を重ねようとも」
グレミィ「ハッシュヴァルト、君がもこっちをどれほど支えてあげようとも」
グレミィ「全てが、おじゃんになる」
ハッシュ「………」
186: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:19:07.54 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「だけど、幸福だ」
グレミィ「この高校生活が終わらない限り、もこっち達も君も、幸福の中で生き続けられることが約束される」
グレミィ「いまがどれだけ満たされていようと、未来も同じように満たされるとは限らないからね」
グレミィ「これが、時間を巻き戻した理由だよ」
グレミィ「納得した?」
189: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:29:22.10 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……どうやって、時間を巻き戻すシステムなど造った?」
グレミィ「………」
ハッシュ「世界全体の時間を巻き戻す、それは状態を変化させる想像だ」
ハッシュ「しかし、巻き戻った状態を想像し続けなければ、巻き戻しは解除されることになる」
ハッシュ「ならば、ゲートとやらを造って完聖体を失ったお前に、何百回という周期、巻き戻した状態を維持し続けられるはずがない」
ハッシュ「お前の性格上、途中で飽きが来て、想像をやめるだろうからな」
ハッシュ「それを考慮すれば、時間を巻き戻すシステムなど成立するはずがない」
グレミィ「………」
ハッシュ「……どうやって、時間を巻き戻すシステムなど造ったのだ?」
ハッシュ「それとも、三人目以降のお前がいたとでも言うのか?」
190: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:32:07.77 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「間違いが二つある」
ハッシュ「………」
グレミィ「一つ目、それは、三人目以降なんていないということ」
ハッシュ「………」
グレミィ「そして、二つ目」
グレミィ「ぼくらが時間を巻き戻すシステムを造った当時、完聖体はまだあったということだ」
ハッシュ「!?」
グレミィ「当時、まだ、ぼくらは完聖体を失っていなかったんだ」
グレミィ「ただ、それぞれゲートを想像したことの反動で、完聖体の制御が不可能になっていただけに過ぎない」
ハッシュ「………」
グレミィ「言ったでしょ? 完聖体を失ったのは、無茶したからだって」
グレミィ「その無茶が時間の巻き戻しだった」
191: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:33:57.75 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「そう、本当に無茶苦茶だった」
グレミィ「時間の巻き戻しは状態変化の想像である以上、完全に維持するためには完聖体の力が必要になる」
グレミィ「たったそれだけの理由で、制御できもしない力を使うことに決めた」
ハッシュ「………」
グレミィ「深く考えず、自分たち二人がかりなら制御できるとテキトーに思い込んで、強引に使用したんだ」
グレミィ「その結果、どちらも制御に失敗して、ぼくらから完聖体が切り離されてしまった」
グレミィ「それで完全に制御を失った二つの完聖体は、暴走し、この世界全体を包み込んでーーー」
グレミィ「ーーーぼくらが下した命令通りに、勝手にこの世界の時を巻き戻すシステムと化した」
グレミィ「この世界の中にある、ぼくとゲートを除いた全てを、ね」
グレミィ「こうして、時間を巻き戻すシステムは造られたんだ」
192: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:39:07.02 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「………」
グレミィ「ちなみに、システムが造られた後は、卒業式の日に到達して終わり次第、時間が巻き戻された」
グレミィ「ただ、その時はまだループの基準点となる君が来ていなかったから、君が目覚めた直後に時間を巻き戻すことはできない」
グレミィ「だから、その代わりとして、君の霊骸がゲート内に想像された瞬間まで世界が巻き戻った」
グレミィ「そして、君の霊骸に精神が宿り、ゲート内から出て来るまで、この世界の時間はストップした」
グレミィ「……時間が動き始めたのは向こうで君が死んだ時」
グレミィ「君の精神がこちらに来てゲートが消えた時、ようやく時間が動き始めたんだ」
グレミィ「もっとも、その動き始めた時間も、君がもこっちを殺し続けたことで、君が目覚めた瞬間まで何度も巻き戻される羽目になったわけだけどね」
193: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:40:36.48 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「………」
グレミィ「ちなみにゲートは、向こうの『ぼく』とハッシュヴァルトが死んだことで、完全に消滅した」
グレミィ「ゲートは、ぼくと同じで巻き戻しの対象外だから、復活することは無い。もうあちらに戻ることは不可能だ」
ハッシュ「………」
グレミィ「それと、これも一応言っておくけど、ここでぼくを殺したところで、ループは終わらない」
グレミィ「完聖体がぼくのコントロール下に無い以上、ぼくが死んでも変わらず残り続けるんだ」
グレミィ「奪われた卍解が、元の持ち主の生死に関わらず、生き続けるようにね」
グレミィ「なんなら、試しにぼくを殺してくれて構わないよ」
グレミィ「ぼくの想像通りの結末になるだろうけどね」
194: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:42:44.96 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……時間を巻き戻すシステムが造られた経緯は理解した。その後どうなったかもな」
グレミィ「わかってくれたようで、何よりだよ」
ハッシュ「……だが、完聖体を失った後、お前たちは何をしていた?」
グレミィ「………」
ハッシュ「完聖体を失って、それで終わりか?」
ハッシュ「そのまま、己の想像力不足による不始末から、逃げ出したのか?」
195: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:44:15.16 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「………そうだね。否定はしないよ」
グレミィ「なにせ、ぼくは、霊力までも失ったのだから」
ハッシュ「!」
グレミィ「全ての霊力を、完聖体に奪われた」
グレミィ「それによって、ぼくは聖文字の力の発動すら不可能になった」
グレミィ「それさえできれば、ゲートがまだ残っていた当初、向こうの『ぼく』と認識を共有くらいはできただろう」
グレミィ「でも、霊力がなくて、できなかった」
ハッシュ「………」
グレミィ「ホームレス滅却師、爆誕さ」
196: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:47:07.96 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「そして、向こうの『ぼく』は、霊力の代わりに、完聖体を含むこの世界に関する全ての知識を奪われたようだ」
ハッシュ「………」
グレミィ「完聖体が切り離された後も、向こうの『ぼく』のゲートはしばらく残っていた。時の止まった世界でね」
グレミィ「にも関わらず、そのゲートが消滅……向こうの『ぼく』が死亡するまでの間、一切利用されることはなかった」
グレミィ「これはもう、この世界に関する知識を完全に奪われたとしか思えない」
グレミィ「この世界に関する知識が残っているのなら、ゲートを利用して、自分の完聖体に挑みに行っただろうからね」
グレミィ「そう、力ある『ぼく』が、何かに負けっぱなしでいることを、許すはず無いだろうから……」
ハッシュ「………」
グレミィ「でも、そうはならなかった」
グレミィ「ぼくの想像通りなら、向こうの『ぼく』は、この世界の何もかもを忘れて、別のことに夢中になっているだろうね」
197: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:48:03.29 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……お前たちが何をしていたかは理解した」
グレミィ「それはどうも」
ハッシュ「……この世界及びその出来事について、他に話すことはあるか?」
グレミィ「んー、特にはないかな? 他は、そこまで大事な話じゃないし」
ハッシュ「……ならば、最後に一つ、こちらから確認することがある」
グレミィ「なにかな?」
198: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:49:10.07 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「……お前が黒木智子の中にいたのは、私に気づかれないよう、霊力を取り戻すためか?」
グレミィ「………」
ハッシュ「………」
グレミィ「……その通りだよ」
ハッシュ「………」
グレミィ「霊力を持たない者が霊力を得る方法は、このくらいしか無いと思った」
グレミィ「そう、もこっちの中に入って、君と四六時中一緒にいれば良い」
ハッシュ「………」
199: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:51:20.26 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「君は魂を分け与える能力を持った滅却師だからね」
グレミィ「もこっちの中に入って、君の近くに四六時中いれば、新たな霊力を手に入れることも可能と考えた」
グレミィ「もっとも、混乱を防ぐために、君の魂を分け与える能力は人間には通用しないように造っておいたけどーーー」
グレミィ「ーーーぼくは人間じゃない。滅却師だ。問題なく君の力に寄生できる」
ハッシュ「………」
グレミィ「実際に周回を重ねることで、聖兵程度の霊力は取り戻している」
グレミィ「もっとも、その時点で気づかれちゃったわけだけどさ」
グレミィ「君がもっと馬鹿なら、完全に霊力を取り戻せただろうね」
ハッシュ「………」
200: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:53:05.35 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ(……そういうことか)
ハッシュ(……この世界の正体ーーー)
ハッシュ(ーーーそれは、人の想像によって発見され、人の想像によって改造された世界ーーー)
ハッシュ(ーーーいわば、牢獄だ)
ハッシュ(その牢獄は、そこに住まう囚人から大切なものを奪う)
ハッシュ(黒木智子たちは未来を奪われ、グレミィは力を奪われ、私はーーーー)
201: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:54:13.39 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ(ーーーふざけた話だ)
ハッシュ(我々を除いて、全てが冤罪だというのに)
202: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:55:51.26 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「んー、いろいろ想像してみたけど、大事な話はもう無いかな、やっぱ」
ハッシュ「………」
グレミィ「それじゃあ、以上がこの世界の “ 全て ” ってことで。聞いてくれて、ありがとー、ハッシュヴァルト」
ハッシュ「………」
グレミィ「……あれー? 拍手はー?」
ハッシュ「………」
グレミィ「……まっ、いいか。別に受け狙いで話したわけじゃないからね」
グレミィ「ああ、そうそう、最後にーーーーーー」
グレミィ「ーーーこれあげるよ、ハッシュヴァルト」ヒュウンッ
203: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:57:04.71 ID:8pi9iqKTO
ハッシュ「!?」ババッ
グレミィ「『身代わりの盾』か……だけど、そんなの使っても無駄だよ」
ハッシュ「!?」 スウンッ
グレミィ「だって、それはーーー」
ハッシュ「な、なぜーーー」シュウウッ
グレミィ「ーーー “ 不運 ” じゃないから」
ハッシュ「なぜ、私の魂に、お前の聖文字が……?」
204: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:58:13.76 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「そう、ぼくは、君に聖文字 “ V ” を与えた」
グレミィ「ぼくの “ 夢想家 ” の聖文字を、ね」
ハッシュ「………」
グレミィ「これは、紛れも無い “ 幸運 ” だ」
グレミィ「だから、『身代わりの盾』じゃ防げない。あれは君個人に降りかかった “ 不運 ” を移し取り、それを相手に押し付けるものだからね」
ハッシュ「………」
グレミィ「なにはともあれ、これで、ぼくは聖文字の力を持たない頃に逆戻りしたってわけだ」
グレミィ「いや、あの時よりは今の方がマシかな……この身体があるわけだしね」
ハッシュ「……なぜだ?」
グレミィ「ん?」
ハッシュ「なぜ、私に聖文字を渡した?」
ハッシュ「そんなことをしたところで、お前には何らメリットは無いはずだ」
205: ◆02/1zAmSVg 2018/07/28(土) 23:59:41.49 ID:8pi9iqKTO
グレミィ「簡単だよ、ハッシュヴァルト」
グレミィ「どうせ、ぼくは君に殺されるからだ」
ハッシュ「………」
グレミィ「慎重な君のことだ。どれだけ弱体化していようと、ぼくのような危険因子を生かしておくはずがない」
グレミィ「対抗しようにも、今のぼくの霊圧じゃ勝てっこない。なんたって、今のぼくの霊圧は聖兵並みだからね」
グレミィ「その程度の霊圧じゃ、ロクな想像を実現できない。仮にやったら実現する前に自身が消滅するだろうことは想像に難くない」
グレミィ「そして、今のぼくに実現できる程度の想像じゃ、君を即死させることは不可能」
グレミィ「それじゃ、『身代わりの盾』と “ 世界調和 ” の聖文字を持つ君には勝てない」
グレミィ「もこっちを人質にすれば何とかなるかもしれないけど、そういうのは好きじゃないからね」
グレミィ「そうなると、ぼくは、このまま君に殺されるしかない」
206: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 00:05:01.96 ID:JGbiaTdGO
グレミィ「……だったら、せめて、霊力を少しでも回復させてくれた借りを返そうと思ってね」
ハッシュ「………」
グレミィ「その聖文字も、今のぼくなんかより、君が持っていた方がずっと有意義だろう」
グレミィ「それはもう君の力だ、好きに使いなよ、ハッシュヴァルト」
207: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 00:07:19.41 ID:JGbiaTdGO
グレミィ「……さて、これでぼくは完全に用済みとなった」
グレミィ「殺しなよ、ハッシュヴァルト」
グレミィ「そして、『身代わりの盾』を使うんだ」
ハッシュ「!」
グレミィ「そうすれば、ぼくに “ 真実を教えられた ” という “ 不運 ” を、『身代わりの盾』に移し取らせることができる」
グレミィ「 “ 真実を教えられた ” 不運は、君個人が受けた “ 不運 ” だからね。当然、『身代わりの盾』に移し取らせることは可能なはずだ」
グレミィ「そうして、移し取らせた “ 不運 ” をぼくに降り注がせ、ぼくと話した事実を完全になかったことにできる」
グレミィ「つまり、君はぼくから聞いたことを全て忘れることができるんだ。燃やす直前のゴミに、 “ 不運 ” という切れ目を入れるだけでね」
グレミィ「たったそれだけの犠牲で、全てを忘れられる」
208: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 00:09:27.51 ID:JGbiaTdGO
グレミィ「この世界に未来が無いということも」
グレミィ「もこっちとヤンキーの信頼関係がまた元に戻ることも」
グレミィ「それ以前に、もこっち達のしていることに何の意味もないということも」
グレミィ「ハッシュヴァルト、君がもこっちと築いた絆が消えるということも」
グレミィ「全てを忘れられるんだ」
209: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 00:11:06.60 ID:JGbiaTdGO
グレミィ「ぼくは、夢想家ではあるけど、忘却を悪だとは思わない」
ハッシュ「………」
グレミィ「忘却するからこそ、創造できる幸福もある」
グレミィ「人が、己の死から目を逸らして、幸福を生き続けるように」
グレミィ「君もまた、この世界の未来から目を逸らしたって良いんだ」
ハッシュ「………」
210: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 00:12:04.54 ID:JGbiaTdGO
グレミィ「目を逸らせば、未来永劫、幸福の中にいられる」
グレミィ「もこっち達のように、自分たちのこれからに夢や希望を想い描いて、幸福に生き続けることができるんだ」
グレミィ「ただ、想い通りの未来にならないというだけに過ぎない」
グレミィ「だけど、それは普通のこと」
グレミィ「夢や希望は、それを想像している間がもっとも幸福なのだから」
ハッシュ「………」
211: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 00:14:31.75 ID:JGbiaTdGO
グレミィ「選択の時だ、ハッシュヴァルト」
グレミィ「未来から目を逸らさず、絶望のままに飛び移り、幸福を恐怖で塗り潰すか」
グレミィ「全てを忘れ、目を閉じて飛び移り、もこっち達と共に幸福を想い描くか」
グレミィ「きちんと、秤にかけて決めることだ」
グレミィ「後悔は、したくないだろう?」
212: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 00:16:11.37 ID:JGbiaTdGO
ハッシュ「………」
ハッシュ「………………」
ハッシュ「…………………………」
219: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:04:32.46 ID:x4CjbjdcO
チュンチュン……
もこっち「……ふわあ~~」ムクッ
もこっち「……あー、もう、朝か」
もこっち「まったく、学生っては面倒ったらーーー」
ハッシュ「………」
もこっち「うおっ、!?」
220: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:06:01.11 ID:x4CjbjdcO
もこっち「あ、ああ、ハッシュヴァルトか……」
もこっち(くそっ、中二病の幽霊もどきとはいえ、イケメンだからな。そんな奴と同棲なんて、心臓に悪過ぎる……!)ドキドキ
ハッシュ「………」
もこっち「……なんだよ、何か用か?」
ハッシュ「……用があるわけではない」
ハッシュ「ただ、思うことがあっただけだ」
もこっち「思うこと? 何だよそれ?」
ハッシュ「………………」
221: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:07:29.01 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ「……未来が視えるとは思い悩む事ばかりだ」
ハッシュ「そうだろう、黒木智子?」
222: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:10:57.58 ID:x4CjbjdcO
もこっち「……ああ? 未来が見えるだあ?」
もこっち(なんだ、また患ってんのかーーー)
ハッシュ「ーーー行くぞ、黒木智子」
もこっち「!」
ハッシュ「今日も登校日のはずだ」
ハッシュ「そして、放課後は友と勉強会を行う予定のはず」
ハッシュ「ならば、休む理由は無い」
223: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:12:05.76 ID:x4CjbjdcO
もこっち「ーーーそうだな」
もこっち「行くか、あいつらが待ってるんだからな」
ハッシュ「………」
もこっち「それに、あいつらと一緒なら、きっとーーーーーー」
224: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:14:24.68 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ(……そうだ)
ハッシュ(世界を形づくるものが如何なる存在であれ、その世界の生命と歩みに、無意味なものなどありはしない)
ハッシュ(世界の先に、どのような結末が待ち受けていようとも、思うままに選択し、思うままに進むことに意味があるからだ)
ハッシュ(意味があるからこそ、人はその歩みに特別な名を付け、現在の一瞬一瞬に挑み続ける)
ハッシュ(そうして、未来を創り上げていく)
ハッシュ(決して、閉ざされて良いものでは無い)
ハッシュ(無意味にしては、ならないのだ)
225: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:17:55.40 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ(……ならば挑もう、『神の創想』に)
ハッシュ(世界と一つになろうとも、その支配がある限り、必ずや打ち砕いてみせる)
ハッシュ(……秤にかけた上での結論だ。迷いはない)
ハッシュ(未来を、変えてみせる)
226: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:21:24.59 ID:x4CjbjdcO
もこっち「ーーーおい」
ハッシュ「………」
もこっち「ーーーおい、ハッシュヴァルト!」
ハッシュ「!」
もこっち「いつまで、そこで立ってるんだよ。着替えらんないだろ」
ハッシュ「……すまないな。いますぐ影に入ろう」ズズズッ
もこっち「目隠しも忘れんなよ」
ハッシュ「………」シュルシュル
もこっち「目隠し、取るんじゃねーぞ」
ハッシュ「……ああ」
もこっち「絶対だぞ! 絶対の絶対だからな! 前フリとかじゃなくて!」
ハッシュ「……わかっている」ズズズッ
229: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:28:15.55 ID:x4CjbjdcO
ズズズッ………
ハッシュ「………」パサアッ
グレミィ「あー、あー、目隠し取っちゃったー」
ハッシュ「………」
グレミィ「いーけないんだ、いけないんだー」
グレミィ「もーこっちーに、言っちゃうぞーー?」
ハッシュ「………上を見なければ問題の無い話だ」
グレミィ「なるほどねー、だから、ぼくを牢屋に入れて、ぼくが物理的に上が見れないようにしているわけだ」
グレミィ「ハッシュヴァルトって紳士だね」
グレミィ「ズレてるけど」
230: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:29:59.83 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ「……今日の朝食だ」
ポンッ
グレミィ「あはは、さっそく、聖文字使いこなしてるねーー!」スッ
グレミィ「そういうわけで、いっただきまーす!」パクパク
グレミィ「うん、美味しい!」
ハッシュ「………」
グレミィ「流石はハッシュヴァルト、毎日特別良いもの食べてただけはあるね」モグモグ
グレミィ「想像の範囲内ではあるけど、素晴らしい料理だよ」モグモグ
ハッシュ「………」
グレミィ「まあ、この身体は食事の必要が無いように造られているんだけどね、あはは!」
ハッシュ「………」
シュンッ……
231: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:32:04.84 ID:x4CjbjdcO
グレミィ「あー、ちょっと、なんで想像料理消しちゃうの? まだ食べてるじゃん」
ハッシュ「お前が食事の必要は無いと言ったからな」
グレミィ「いや、それは身体のことで、心は必要なんだよ」
ハッシュ「………」
グレミィ「想像力豊かな人は身体のためだけじゃなくて、心のためにも食べるものなんだよ」
グレミィ「毎日の食事を心をこめて美味しくいただくことこそ、豊かな想像力を維持する秘訣でーーー」
ハッシュ「そうか」
グレミィ「バッサリだねー、ホント。もこっちが言うところの陰キャの対応だよ、それ」アハハ
232: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:35:10.63 ID:x4CjbjdcO
グレミィ「ーーーで、ぼくはいつまで、もこっちの影の中にいれば良いのかな?」
ハッシュ「借りを返すまでだ」
グレミィ「いや、借りは返したじゃん。その聖文字 “ V ” は何?」
ハッシュ「私にではない、黒木智子たちへの借りだ」
グレミィ「………」
233: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:37:30.91 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ「私たちは、黒木智子たちの世界を蹂躙し、その未来を奪い続けた」
ハッシュ「ならば、私たちには、その借りを返す義務がある。果たし終えるまで、逝けると思うな」
グレミィ「………」
ハッシュ「せめて、私の役に立つくらいはしてみせることだ」
グレミィ「……なるほどね、流石は調和を重んじてきた男だ」
グレミィ「想像通りの正論だよ」
ハッシュ「………」
グレミィ「だけど、役立とうにも、ぼくは聖文字の力を失ってるんだよ?」
グレミィ「君に寄生してパワーアップしようにも、この牢屋が君から放出される魂を防いでしまう。これじゃ、パワーアップも夢のまた夢」
グレミィ「そのぼくに何ができるってのさ?」
234: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:42:31.82 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ「……お前の想像力は飾りか?」
グレミィ「!」
ハッシュ「お前は今まで、陛下から授かった聖文字をもって、ありとあらゆることを実現してきた」
ハッシュ「だが、それはその強大な想像力あってこそのものではないのか?」
グレミィ「………」
ハッシュ「少なくとも、私には魂と聖文字を分離させるなどという真似はできなかった」
ハッシュ「 “ 夢想家 ” の聖文字を持つ今であってもだ」
グレミィ「!」
ハッシュ「お前の想像力は紛れもなく強さであり、誇るに値するものだ」
ハッシュ「ならば、己が想像力を秤として、選択することだ」
ハッシュ「その想像の果てに、『神の創想』をも打ち砕き、借りを返すか」
ハッシュ「それとも、己が想像力の敗北を認め、今ここで全ての想像をやめるか」
ハッシュ「秤にかけて、選ぶが良い」
ハッシュ「後悔したくないのならな」
235: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:44:30.99 ID:x4CjbjdcO
グレミィ「……まさか、やり返されるなんてね、想像もしてなかったよ」
ハッシュ「………」
グレミィ「ずるい奴だよ、君は」
グレミィ「そんなこと言われたら、やるしかないじゃん」
ハッシュ「………」
グレミィ(……完聖体に負けたぼくが、あれから本当は何を思っているか、君なら想像できているだろうに)
グレミィ(その上で言っているんだ)
グレミィ「まったく、本当にずるいーーー」
「おい、ハッシュヴァルト、着替え終わったから、もう出てきて良いぞーー」
236: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:45:55.29 ID:x4CjbjdcO
グレミィ「……このタイミング……ほんとう、想像つかないなあ、もこっちは」
ハッシュ「……外に戻る」
グレミィ「あっ、ちょっと、外行く前に一つ教えてよ!」
ハッシュ「……なんだ?」
グレミィ「いや、今更だけど、君は今まで食事や風呂やトイレとかどうしてたの?」
239: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:54:06.23 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ「………」
グレミィ「ぼくら、その辺のことまでは、想像し忘れてたから、何の用意もしてなかったんだよね」
グレミィ「だから、どうしていたのかなってーーー」
ハッシュ「影の中で済ませていた」
グレミィ「ーーーいや、だから、どうやって?」
ハッシュ「…………この身の栄養不足、排泄物の全てを “ 不運 ” として、『身代わりの盾』に移し取らせていた」
グレミィ「……えっ、なにそれ、」
ハッシュ「………」
グレミィ「普通にドン引きなんだけど」
ハッシュ「………」
グレミィ「あれ、ひょっとして、ぼくは一歩間違えれば腹ペコとエンガチョ押し付けられるところだったわけ?」
ハッシュ「………」
グレミィ「わー、ないわー、こんなの想像できないっていうか、想像したくすらーーーーーー」
240: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:56:15.61 ID:x4CjbjdcO
ヒューッ……ガラーンッ!
バコンッ!
グレミィ「ぶべっ!?」ドテッ
ハッシュ「………」
グレミィ「か、金ダライ……?」ピクピク
グレミィ「き、君がこんなの想像するなんて、想像もーーー」
ハッシュ「……想像力を上げたいのならば、さっさと食事を摂って頭を働かせることだ」
ポンッ
グレミィ「!」
ハッシュ「食事とは、心で摂るものなのだろう?」
グレミィ「……そうだね」パクパク
ハッシュ「………」シュルシュル
241: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:57:54.17 ID:x4CjbjdcO
グレミィ(ああ、そうだ)
グレミィ(この舌の平にあるものが)
グレミィ(心か)
ハッシュ「………」ズズズッ
242: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 20:59:13.94 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ「……戻ったぞ、黒木智子」 ズズズッ
もこっち「遅い! 人の影ん中で何やってた!」
ハッシュ「………」パサアッ
もこっち「っ、お前まさか、やっぱり私のパンツーーー」
ハッシュ「それはない」
243: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:00:47.51 ID:x4CjbjdcO
もこっち「……だったら何でーーー」
ハッシュ「……それは勉強会が終わり次第説明する」
もこっち「ーーーああ? なんで、勉強会の終わりになんだよ?」
ハッシュ「……今話したところで、混乱するだけだ」
もこっち「?」
ハッシュ「その気持ちは、勉強会に持ち込むべきではない」
もこっち「………」
ハッシュ「故に、今は話すことができない」
もこっち「なんだよ、そりゃ……」
ハッシュ「その上で、知ることを望むのであれば、今すぐ教えるがーーーーどうする?」
244: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:01:54.60 ID:x4CjbjdcO
もこっち「………」
ハッシュ「………」
もこっち「……わかったよ、今は引いてやる。今日は勉強会に集中しないといけないからな」
ハッシュ「……そうか」
もこっち「だが、終わったら絶対に教えろよ、いいな!」
ハッシュ「……無論だ」
245: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:03:58.45 ID:x4CjbjdcO
もこっち「ーーーよし、そうと決まれば、まず朝飯食っとかないとな」
ハッシュ「……そうだな、食事は大切だ」
もこっち(……なんだよ、普通に相槌も打てるんじゃねえか)
ハッシュ「……食事を摂る時は、心で食べると良いそうだ」
もこっち「ああ? なんだ、また、中二病か?」
ハッシュ「………」
246: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:05:46.37 ID:x4CjbjdcO
もこっち「ーーーごちそうさま!」
もこっち「弟、先行ってるぞ!」
智貴「お、おう……」
黒木母「ふふっ、智子ったら、すっかり良い顔になったわね」
智貴「……まあ、それなりにダチもできたみてーだし、自然とああなるのかもな」
黒木母「あら、そうなの?」
智貴「ああ、特に学食の時なんて、ダチのことで俺と張り合おうとしてることもあったし、そんだけ大事なーーー」
黒木母「あら、張り合うって何? どんなこと」
智貴「えっ、」
黒木母「教えて、登校まで、まだ時間はあるわ」
智貴「いや、その」
黒木母「お願い」
智貴「」
247: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:07:22.51 ID:x4CjbjdcO
ゆり「……黒木さん、おはよう」
真子「おはよう、黒木さん!」
ネモ「クロ、おはよー!」
岡田「おはよう、黒木」
加藤「おはよう、黒木さん」
うっちー「く、黒木、おはよう」
もこっち「……おはよう!」
248: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:08:48.82 ID:x4CjbjdcO
吉田「ーーーおおっ、お前か」
もこっち「あっ、吉田さん……!」
吉田「それとーーー」
ハッシュ「………」
吉田「………」ギロッ
ハッシュ「……おはよう、だな」
吉田「!」
もこっち「!?」
ハッシュ「……私とて、挨拶くらいはできる」
249: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:10:02.54 ID:x4CjbjdcO
吉田「……」
吉田「……なら、こっちも、おはようだ」
ハッシュ「……」
吉田「もちろん、お前にもだ」チラッ
もこっち「!」
吉田「…………おはようだ、黒木」
250: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:11:09.41 ID:x4CjbjdcO
もこっち「えっーーー」
吉田「なんだよ、私が挨拶しちゃ悪いかよ」カアアッ
もこっち「あっ、そのーーー」
吉田「誰にでも挨拶くらいできねえと、この先、いろいろ面倒なことになるみてーだしな。今のうちから慣れてこうって話だ」
もこっち「そ、そうじゃなくてーーー」
もこっち「いま私の名前ーーー」
251: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:13:19.59 ID:x4CjbjdcO
吉田「ああ? お前だって、私の名前呼んでんじゃねえか」
吉田「だったら、私がお前の名前呼んでも良いだろ」
もこっち「………!」
もこっち「………うん!」
ゆり「………」
真子「……ゆり?」
ゆり「……大丈夫。吉田さんなら大丈夫」グッ
真子「………」ホッ
ゆり(それに、私はもう既にーーーーーー)
252: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:15:04.45 ID:x4CjbjdcO
もこっち(おおっ、なんか、良い感じじゃねーか!)
もこっち(この流れなら……いける!)
ハッシュ「………」
もこっち「……えっと、その、吉田さん……」
もこっち「それなら、そのーーー」
吉田「……あ? どうかしたか?」
もこっち「いや、そのーーー」
吉田「?」
もこっち「ーーー今度、一緒にランジェリーショップ行かない?」
吉田「?!?!」
ハッシュ「………………………」
253: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:17:17.96 ID:x4CjbjdcO
もこっち「だ、だめ?」
吉田「き、急に何言ってやがんだ、てめー!? 意味わかんねーぞ?!」
もこっち「い、いや、だって、勝負下着ってあるじゃん」
吉田「!?」
もこっち「ああいうのって、色仕掛けだけじゃなくて、受験にも効果あるって聞いてさ」
吉田「……?!!」
もこっち「だから、ゲン担ぎのために、ランジェリーショップで勝負下着買うのはどうかなーって」
ハッシュ「……………………………………………」
もこっち「もちろん、下着とかはコソコソ一人で買うのが普通だと思うけど、吉田さんの場合、誰かと一緒の方が良いと思うんだ」
もこっち「でないと、勝負下着とは程遠い、ガキっぽいキャラもの選んでーーー」
吉田「おらーーーーーーー!!」
もこっち(ひぃーーーっ、なんでーーー!?)
254: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:19:03.08 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ(……まったく、騒がしい子供だ)
ハッシュ(礼儀を知らず、己が器を知らず、傲り高ぶり、品が無い)
ハッシュ(ーーー故に、幼く、眩しく、星のように輝く)
ハッシュ(その光は、暗黒に沈む星さえも照らし、その星の在り方すらも変えていく)
ハッシュ(いま、どれほどの星たちが、この夜空に浮かんでいるのだろうか)
ハッシュ(ーーーーーーーーーーーーーーー)
255: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:21:23.62 ID:x4CjbjdcO
ゆり(また黒木さんがバカなこと言ってる……)
真子(……黒木さんと吉田さん、また二人で楽しそうにしてる。いいなあ……)
ネモ(……ほんと、バカだよねー、クロは)
岡田(また、黒木が変なこと言ってんのか……)
加藤(……やっぱり、止めた方がーーーー、でも、黒木さんと吉田さんはあれをするから、仲が良いって話だしーーー)
うっちー(なによ、また吉田とイチャついて、しかもまた他の女に下着をーーー、ああキモイキモイキモイキモイキモイキモイキモイ)
吉田「また、バカなこと言いやがって、てめーーー!」
もこっち(な、なんでえ!? 一緒に勉強する仲なら、このくらいの冗談は普通だろ?!)
もこっち(なんで、なんで、なんでえーーーー!?)
256: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:22:58.61 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ(……輝こう、私もまた)
ハッシュ(そして、十字架を背負い、目を逸らすことなく、秤を揺らすのだ)
ハッシュ(全ては、護るために)
ハッシュ(だから、私は今一度、力を振るう)
ハッシュ(そう、誇り高き騎士のように)
ハッシュ(勇気の剣を握る、あの星のように)
257: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:24:10.00 ID:x4CjbjdcO
ハッシュ(後悔は無い、何一つ)
もこっち(た、助けてーーーー!?)
吉田「おらーーーーーーーーーー!!!」
258: ◆02/1zAmSVg 2018/07/29(日) 21:25:16.09 ID:x4CjbjdcO
以上で完結です。
259: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/29(日) 21:56:11.97 ID:siYxHI5p0
おつ
珍しいコラボだ
珍しいコラボだ
引用元: ハッシュヴァルト「未来が視えるとは思い悩む事ばかりだ。そうだろう、黒木智子」
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