上条「長点上機学園に編入??」
2020-09-26
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 14:59:38.87 ID:YjCuLEmg0
もし、圧倒的身体能力を誇り、とっさの判断で天才的な戦闘センスを見せる幻想殺し持ちの我らが上条さんが、たまたま長点上機学園の学者に発掘されたらと言うお話です。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1513403978
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関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
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6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 16:46:14.09 ID:8EGo07GgO
とある夏の某日
上条「はぁはぁ、くそっ!スキルアウトに追い回されるなんて不幸だぁー!」
スキルアウトA「待ちやがれ!」 ? テカラホノオダス
上条「パイロキネシストか、くそ!」ピキーン
スキルアウトB「何??あいつ今、何をしたんだ...?」
???「・・・・・・」
翌日
上条「昨日は本当に災難だったな・・・今日のチラシはっと・・・なんだ?この高価そうな封筒」
上条「なっ!!!」
とある高校
土御門「長点上機学園に編入!!!???」
上条「あ、ああ。実は上条さんがスキルアウトに追われているところを見られていたっぽくてな。もしかしたら学園都市第7位の削板軍覇に次ぐ原石のレベル5になる可能性があるらしい」
青ピ「・・・・・・」
上条「どした青ピ?・・・まあ聞け、こんなことがありまして」
モワワワ-ン
上条「はぁはぁ、くそっ!スキルアウトに追い回されるなんて不幸だぁー!」
スキルアウトA「待ちやがれ!」 ? テカラホノオダス
上条「パイロキネシストか、くそ!」ピキーン
スキルアウトB「何??あいつ今、何をしたんだ...?」
???「・・・・・・」
翌日
上条「昨日は本当に災難だったな・・・今日のチラシはっと・・・なんだ?この高価そうな封筒」
上条「なっ!!!」
とある高校
土御門「長点上機学園に編入!!!???」
上条「あ、ああ。実は上条さんがスキルアウトに追われているところを見られていたっぽくてな。もしかしたら学園都市第7位の削板軍覇に次ぐ原石のレベル5になる可能性があるらしい」
青ピ「・・・・・・」
上条「どした青ピ?・・・まあ聞け、こんなことがありまして」
モワワワ-ン
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 16:46:46.67 ID:8EGo07GgO
長点上機学園
???「やあ、よく来てくれたね上条当麻君。私は長点上機学園の研究所長の臥煙だ。よろしく」
上条「はぁ。上条当麻です・・・あの、編入の件なんですが」
臥煙「この間、君、第七学区の裏路地でスキルアウトに追われていたね。その時、見せてもらったよ。演算を強制停止・・・いや、私には打ち消していた様にも見えたがね?一応確認するが、君は本当にレベル0という認識でいいかね?」
上条「はい。この右手は幻想殺しと言う、異能の力ならなんでも打ち消すことができます。そのせいで運まで打ち消してしまって・・・」トホホ
臥煙「スキルアウトに絡まれたと」
上条「・・・・・・はい。それでもここは科学の都市、俺の通ることごとくの信号が赤で、クラスメイトには不幸を理由にするなと頭突きされ、こう考えたらつくづく、不幸だ」トホホナカミジョウサンデスコトヨ-
臥煙「た、大変なんだね」
上条「でですね・・・俺はこの通りレベル0なので、奨学金も安くて、学費が払えないので、編入の件は」
臥煙「ああ、それなら大丈夫。普段の授業とは別に実験をさせてくれれば学費は全額、長点上機が負担し、今より広い学生寮にも引っ越してもらうこともできる、さらに、それが大きな研究結果をもたらせば、おそらく私の見立てではレベル5認定されるはずだ」
上条「マママママジですかぁぁ!!!」
モワワワ-ン
上条「・・・と言うわけで、転校になります」
クラスメイトA「まじか?!上条には嫉妬しかなかったけど、よくよく考え直せばお人好しでいいやつだったもんな・・・」
クラスメイトB「上条には嫉みしか無かったけど、いざいなくなると寂しくなるなぁ・・・」
土御門「よぉし!!今日は上やんの送別会兼長点上機編入祝いだぜい!!」
上条「みんな・・・・・・ありがとな!」ウルウル
土御門「上やん・・・・・・学園都市から離れるわけじゃないぜよ!しみったれた面なんか消してやるぜい!」
クラスメイト「オォー!」
青ピ「・・・・・・」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 18:09:49.10 ID:8EGo07GgO
上条「いやぁ楽しかったなぁ~送別会兼編入祝い。確か編入は夏休み明けてからだったよな」
土御門「そうだにゃー。しっかし、なんか俺達デルタフォースとか呼ばれてたけど、その中で一番アホな上やんが、あの長点上機学園に編入とはにゃー」
青ピ「・・・・・・」
上条「アホは余計だっつうの・・・・・・どした青ピ?学校でもさっきも変態のお前が下ネタどころか黙ってるなんて、明日は槍でも降るのか?」
青ピ「上やん、ちょっとええかな。土御門、ちょっと席外してもらえる?」
土御門「・・・・・・ま、青ピのシリアスモードくらい、つきやってやらんでもないぜよ」
青ピ「悪いな。今度なんか奢るわ」
土御門「おう!」フリフリ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 18:29:13.75 ID:8EGo07GgO
上条「・・・で?土御門を追っ払ってまで何の話だ?」
青ピ「上やん、実はな、僕レベル5なんやわ」
上条「・・・は?何だその面白くねぇ冗談はーー
青ピ「僕は、籍だけ長点上機学園に置いて、みんなと同じ高校で高校生活を送ってきた」
上条「青ピ、お前何を言って
青ピ「僕は学園都市230万人の頂点、レベル5の第6位やねん。上やん」ノウリョクハツドウ
上条「・・・・・・マジかよ」
青ピ「僕は元々、長点上機に在籍してた。毎日毎日実験漬けで、その対価は軽すぎる名誉、学園都市第6位やった。
でも、見てしまった。この学園都市の闇を。僕は心底恐ろし思った。そこで闇に飲まれることのない奴が今の第1位や第2位なんよ。
そして僕はそんなんが嫌になって、とある高校で充実した高校生活を送ってた」
上条「それを俺に言ってどうするんだ?」
青ピ「第3位のようなレベル1から上がってきたみたいなんは例外も例外、多分上やんの右手を本気で調べたら、一気にレベル5認定されると思う。
奨学金はええかもしれんけど、実験漬けにされてええとは思わん。しかも不幸の塊の上やんのことや。
学園都市の闇に巻き込まれて最悪、その右手ごと根こそぎ取られるかもしれへん」
青ピ「今まで騙してた事は謝る。でも上やんお人好しやから、多分その闇を目の当たりにして、そのまま突っ込みそうやん」
青ピ「それが僕は嫌で・・・やから頼む。長点上機には行かんといてくれ」
上条「」ソゲブ!!!
青ピ「上やん、実はな、僕レベル5なんやわ」
上条「・・・は?何だその面白くねぇ冗談はーー
青ピ「僕は、籍だけ長点上機学園に置いて、みんなと同じ高校で高校生活を送ってきた」
上条「青ピ、お前何を言って
青ピ「僕は学園都市230万人の頂点、レベル5の第6位やねん。上やん」ノウリョクハツドウ
上条「・・・・・・マジかよ」
青ピ「僕は元々、長点上機に在籍してた。毎日毎日実験漬けで、その対価は軽すぎる名誉、学園都市第6位やった。
でも、見てしまった。この学園都市の闇を。僕は心底恐ろし思った。そこで闇に飲まれることのない奴が今の第1位や第2位なんよ。
そして僕はそんなんが嫌になって、とある高校で充実した高校生活を送ってた」
上条「それを俺に言ってどうするんだ?」
青ピ「第3位のようなレベル1から上がってきたみたいなんは例外も例外、多分上やんの右手を本気で調べたら、一気にレベル5認定されると思う。
奨学金はええかもしれんけど、実験漬けにされてええとは思わん。しかも不幸の塊の上やんのことや。
学園都市の闇に巻き込まれて最悪、その右手ごと根こそぎ取られるかもしれへん」
青ピ「今まで騙してた事は謝る。でも上やんお人好しやから、多分その闇を目の当たりにして、そのまま突っ込みそうやん」
青ピ「それが僕は嫌で・・・やから頼む。長点上機には行かんといてくれ」
上条「」ソゲブ!!!
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 18:37:00.69 ID:8EGo07GgO
青ピ「」ブヘラッ!?
上条「突っ走るに決まってんだろ??」
上条「学園都市の闇?何だそりゃ、光あるところに闇はある。よく言ったものだ」
上条「でもなあ、それは表現の上でしかねぇ、そもそも闇なんてあっちゃいけねぇんだよ!!!」
上条「光は光で埋めて、闇を照らし、真っ白な状態で人は生きていくのが一番良いんだ!!!」
上条「もしレベル5になるだけで闇に飲まれるってんなら、俺が光へ引きずり出してやる!」
上条「光があるところに闇はあるなんてあっちゃいけないんだ!!!」
上条「その幻想ぶち[ピーーー]!!!」
上条「だから、お前は光で待ってろ。青髪ピアス・・・」キリッ
上条「突っ走るに決まってんだろ??」
上条「学園都市の闇?何だそりゃ、光あるところに闇はある。よく言ったものだ」
上条「でもなあ、それは表現の上でしかねぇ、そもそも闇なんてあっちゃいけねぇんだよ!!!」
上条「光は光で埋めて、闇を照らし、真っ白な状態で人は生きていくのが一番良いんだ!!!」
上条「もしレベル5になるだけで闇に飲まれるってんなら、俺が光へ引きずり出してやる!」
上条「光があるところに闇はあるなんてあっちゃいけないんだ!!!」
上条「その幻想ぶち[ピーーー]!!!」
上条「だから、お前は光で待ってろ。青髪ピアス・・・」キリッ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 18:55:45.29 ID:8EGo07GgO
青ピ「」ブフォッ
上条「な、何笑ってんだよ!!!」ゲキオコプンプンカミジョウサンダヨ ツキニカワッテソゲブヨ!
青ピ「いやいや、いや~。このシリアスな場面で青髪ピアス・・・キリッは誰でも笑うて」ウヒャヒャヒャヒャヒャ
上条「だってお前本名不明じゃん!」
青ピ「ああ、それはまあ、長点上機を上やんが卒業するときにアルバムで確認でもしたら?」ウヒャハゲラゲラケセラセラ
上条「こいつ・・・」イラッ
青ピ「まぁ、それでこそ上やんって気もする。でも上やん、今のはあくまで仮説や。ある程度、よりちょい上くらいの覚悟はしとかなあかんでっちゅう事や」
上条「青ピ、わかった。お前の熱意、伝わったぜ!!!」
上条「な、何笑ってんだよ!!!」ゲキオコプンプンカミジョウサンダヨ ツキニカワッテソゲブヨ!
青ピ「いやいや、いや~。このシリアスな場面で青髪ピアス・・・キリッは誰でも笑うて」ウヒャヒャヒャヒャヒャ
上条「だってお前本名不明じゃん!」
青ピ「ああ、それはまあ、長点上機を上やんが卒業するときにアルバムで確認でもしたら?」ウヒャハゲラゲラケセラセラ
上条「こいつ・・・」イラッ
青ピ「まぁ、それでこそ上やんって気もする。でも上やん、今のはあくまで仮説や。ある程度、よりちょい上くらいの覚悟はしとかなあかんでっちゅう事や」
上条「青ピ、わかった。お前の熱意、伝わったぜ!!!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 19:14:01.08 ID:8EGo07GgO
それから、俺は夏休みの間、毎日実験を行い、夏休みの終わり頃、長点上機学園に編入する前の上条さんの幻想殺し専用能力テストでレベル5認定された。
学園都市にはレベル5がこれで八人目となり、削板軍覇の能力より特殊性はあるものの、能力、使用用途が判明している点、それに、実験内容の簡単さから貢献度が上がり、学園都市都市の第6位として名を連ねた。
上条「ま、まさかレベル5になって奨学金がこんなに・・・これだけあれば一年は暮らせるのではないでせうか・・・」ヒョエ-
上条「かと言って浮かれて使い過ぎてはいけません事よー。不幸な上条さんの事です。ここはカードにお金を入れて、上条さんの懐に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事にしまっておくのです」
御坂「ちょっと!!!あんた!!!」
上条「げっ!ビリビリ!」
御坂「あんた、レベル5に認定されたって聞いたけど、本当なの??」
上条「そうなんですよ。そしてレベル5になって最初の奨学金を家に持って帰る最中、ビリビリ様にビリビリされる訳にはいきませんのでお願いします!!!今日のところは勘弁して!!!」
御坂「あんた・・・今日はあんたに勝負仕掛けに来た訳じゃないのに・・・」ビリッビリッ
上条「み、御坂さん?まさか待ち伏せていたのでせうか?」オソルオソル
御坂「そそそそそそそんな訳無いでしょ!!!」ビリビリビリビリバキュ-ン
上条「ぎゃーもう不幸だぁー!!!」ピキ-ン
学園都市にはレベル5がこれで八人目となり、削板軍覇の能力より特殊性はあるものの、能力、使用用途が判明している点、それに、実験内容の簡単さから貢献度が上がり、学園都市都市の第6位として名を連ねた。
上条「ま、まさかレベル5になって奨学金がこんなに・・・これだけあれば一年は暮らせるのではないでせうか・・・」ヒョエ-
上条「かと言って浮かれて使い過ぎてはいけません事よー。不幸な上条さんの事です。ここはカードにお金を入れて、上条さんの懐に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事に大事にしまっておくのです」
御坂「ちょっと!!!あんた!!!」
上条「げっ!ビリビリ!」
御坂「あんた、レベル5に認定されたって聞いたけど、本当なの??」
上条「そうなんですよ。そしてレベル5になって最初の奨学金を家に持って帰る最中、ビリビリ様にビリビリされる訳にはいきませんのでお願いします!!!今日のところは勘弁して!!!」
御坂「あんた・・・今日はあんたに勝負仕掛けに来た訳じゃないのに・・・」ビリッビリッ
上条「み、御坂さん?まさか待ち伏せていたのでせうか?」オソルオソル
御坂「そそそそそそそんな訳無いでしょ!!!」ビリビリビリビリバキュ-ン
上条「ぎゃーもう不幸だぁー!!!」ピキ-ン
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/16(土) 19:46:40.31 ID:8EGo07GgO
御坂「ごめんなさい・・・・・・」シュン
上条「いや良いんですよ?ただ周りのものをぶっ壊して弁償代を上条さんに請求されても。レベル5ですから奨学金も桁違いなので。奨学金の三分のニが無くなってもまだまだ余裕あるんで」
御坂「か、返すから」シュンシュンシュン
上条「だぁーもう良いよ!んで!不幸な上条さんに何の要件でせうか?」
御坂「いや、レベル5おめでとうって言おうと・・・レベル5の私がレベル0に負けてるのに奨学金の額が違うから可哀想だなって、だから・・・」
上条「御坂・・・」
御坂「今日はなんか奢るわ。確か長点上機に編入するんでしょ?」
上条「ああ、実験も別に苦じゃ無い内容だし、あいつが言ってた闇も分からずじまいだな」ボソボソ
御坂「あいつ?」
上条「いや、何でも無い。明日からだ。ただ長点上機のカリキュラムが思った以上にややこしくてな」
御坂「ふーん」キョウミナサゲ
上条「ま、いっか」
上条「いや良いんですよ?ただ周りのものをぶっ壊して弁償代を上条さんに請求されても。レベル5ですから奨学金も桁違いなので。奨学金の三分のニが無くなってもまだまだ余裕あるんで」
御坂「か、返すから」シュンシュンシュン
上条「だぁーもう良いよ!んで!不幸な上条さんに何の要件でせうか?」
御坂「いや、レベル5おめでとうって言おうと・・・レベル5の私がレベル0に負けてるのに奨学金の額が違うから可哀想だなって、だから・・・」
上条「御坂・・・」
御坂「今日はなんか奢るわ。確か長点上機に編入するんでしょ?」
上条「ああ、実験も別に苦じゃ無い内容だし、あいつが言ってた闇も分からずじまいだな」ボソボソ
御坂「あいつ?」
上条「いや、何でも無い。明日からだ。ただ長点上機のカリキュラムが思った以上にややこしくてな」
御坂「ふーん」キョウミナサゲ
上条「ま、いっか」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/19(火) 19:05:41.52 ID:c3w0hMGBO
それから数ヶ月が過ぎた。
今でもとある高校の奴らと実験の合間を縫っては会っている。
長点上機学園の超特殊カリキュラムにもようやく慣れつつある頃、俺はビリビリこと御坂美琴の彼氏役としてホットドッグを食べている。
上条「海原ねぇ、大能力者でおじいちゃまが常盤台の理事長。最高の肩書きにイケメンだし良いと思うんだけどな」
御坂「冗談じゃないわよ。あんな爽やかイケメン、性に合わないわ」
上条「そんなもんですかねぇ。ま、そんな上条さんは超能力者なんて呼ばれていますが、実際戦力的にはレベル5で最下位ですからねぇ」
御坂「なに?嫌み?私があんたに勝てない嫌みなわけ?」
上条「違うよ。俺はただ能力が効かないだけ。逆に言えば、スキルアウトなんかには勝てない訳ですよ」
御坂「そうねぇ。でも特殊性はぶっちぎりでしょ?」
今でもとある高校の奴らと実験の合間を縫っては会っている。
長点上機学園の超特殊カリキュラムにもようやく慣れつつある頃、俺はビリビリこと御坂美琴の彼氏役としてホットドッグを食べている。
上条「海原ねぇ、大能力者でおじいちゃまが常盤台の理事長。最高の肩書きにイケメンだし良いと思うんだけどな」
御坂「冗談じゃないわよ。あんな爽やかイケメン、性に合わないわ」
上条「そんなもんですかねぇ。ま、そんな上条さんは超能力者なんて呼ばれていますが、実際戦力的にはレベル5で最下位ですからねぇ」
御坂「なに?嫌み?私があんたに勝てない嫌みなわけ?」
上条「違うよ。俺はただ能力が効かないだけ。逆に言えば、スキルアウトなんかには勝てない訳ですよ」
御坂「そうねぇ。でも特殊性はぶっちぎりでしょ?」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 16:55:40.48 ID:wwxGJ3jCO
そうして俺は、不幸に見えながらも美しいこの学園都市の八人しかいないレベル5として生きて行く。
終わり
終わり
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/01(日) 20:54:49.28 ID:3Z3+rtrG0
結局、海原は現れなかった。
レベル5としての生活は、財布が重くなっただけでなく、幸福も拾えた。
当麻「こんな幸せがあっていいんですかねー。この幸せが10倍くらいの不幸になって帰ってきそうな気がする」
?「その右手、俺様が貰ってくぜ」
当麻「」パァァァァァン!!!
bat end
終わり
レベル5としての生活は、財布が重くなっただけでなく、幸福も拾えた。
当麻「こんな幸せがあっていいんですかねー。この幸せが10倍くらいの不幸になって帰ってきそうな気がする」
?「その右手、俺様が貰ってくぜ」
当麻「」パァァァァァン!!!
bat end
終わり
引用元: ・上条「長点上機学園に編入??」
上条「お助け屋を始める」
2020-09-05
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/22(日) 05:55:15.68 ID:CYr19uWYo
~日曜朝9時~
上条「···」ハガネノムーンサルト!
上条「···」イエエエエー
インデックス「とうまーそれ何?」
上条「本物のヒーローってやつだ」
インデックス「ふーん」
上条「面白かった」
インデックス「ねー朝ごはんは?」
上条「よし俺はお助け屋を始める」
インデックス「え」
上条「そうと決まれば善は急げ!行くぞ!」バタン
インデックス「行っちゃった」
インデックス「というか私のご飯···」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508619315
上条「···」ハガネノムーンサルト!
上条「···」イエエエエー
インデックス「とうまーそれ何?」
上条「本物のヒーローってやつだ」
インデックス「ふーん」
上条「面白かった」
インデックス「ねー朝ごはんは?」
上条「よし俺はお助け屋を始める」
インデックス「え」
上条「そうと決まれば善は急げ!行くぞ!」バタン
インデックス「行っちゃった」
インデックス「というか私のご飯···」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508619315
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/22(日) 05:55:44.29 ID:CYr19uWYo
上条「てことでカフェを一軒くれ」
一方通行「何言ッてンだ」
上条「やっぱり人助けをするにはカフェと地下室が必要だよな」
一方通行「人助けだと?」
上条「お前の力が必要なんだよ!」
一方通行「なんでテメェなンかに···」
上条「そうすればお前もヒーローだ」
一方通行「!」
上条「そうだろ!一方通行!」
一方通行「俺が···ヒーロー」キラキラ
上条「さあ!カフェを探しに行くぞ!」
一方通行「オオ!」キラキラ
一方通行「何言ッてンだ」
上条「やっぱり人助けをするにはカフェと地下室が必要だよな」
一方通行「人助けだと?」
上条「お前の力が必要なんだよ!」
一方通行「なんでテメェなンかに···」
上条「そうすればお前もヒーローだ」
一方通行「!」
上条「そうだろ!一方通行!」
一方通行「俺が···ヒーロー」キラキラ
上条「さあ!カフェを探しに行くぞ!」
一方通行「オオ!」キラキラ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/22(日) 05:56:13.50 ID:CYr19uWYo
一方通行「俺だ、新しいカフェを用意しろ」プルルル
土御門「なんの話だ」ピッ
一方通行「早くしろ自転パンチするぞ」
土御門「なっ!」
一方通行「ごーォよーンさーン」
土御門「まて!分かった!」
一方通行「30分な」ピッ
上条「ちなみに地下室はあるか?」
一方通行「知らねェ」
上条「地下室無いと人助けできないぞ」
一方通行「ナニィ!早く言え三下ァ!」
上条「あとバイクもくれ」
一方通行「分かった」
土御門「なんの話だ」ピッ
一方通行「早くしろ自転パンチするぞ」
土御門「なっ!」
一方通行「ごーォよーンさーン」
土御門「まて!分かった!」
一方通行「30分な」ピッ
上条「ちなみに地下室はあるか?」
一方通行「知らねェ」
上条「地下室無いと人助けできないぞ」
一方通行「ナニィ!早く言え三下ァ!」
上条「あとバイクもくれ」
一方通行「分かった」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/22(日) 05:56:44.55 ID:CYr19uWYo
佐天「早く帰りたいなー」
佐天「寄り道しよ」
佐天「襲われたりしないよね!」
DQN「お嬢ちゃんどこへ行くんだ?」
佐天「あっ帰り道なので(ヤバイ)」
DQN2「俺達とイイことしようぜ」ガッ
佐天「キャアアアア助けて!」
DQN「こんな暗い道誰もこねーよ!」
???「俺を呼んだな!人助けの化身を!」
DQN「なんだお前」
???「うるせえ乱暴するんじゃねえ!」ソゲブ
DQN「アッ!」ドカッ
???「人を襲うなんてやめろ!」ソゲブ
DQN2「まっまてグハ!」ドカッ
佐天「寄り道しよ」
佐天「襲われたりしないよね!」
DQN「お嬢ちゃんどこへ行くんだ?」
佐天「あっ帰り道なので(ヤバイ)」
DQN2「俺達とイイことしようぜ」ガッ
佐天「キャアアアア助けて!」
DQN「こんな暗い道誰もこねーよ!」
???「俺を呼んだな!人助けの化身を!」
DQN「なんだお前」
???「うるせえ乱暴するんじゃねえ!」ソゲブ
DQN「アッ!」ドカッ
???「人を襲うなんてやめろ!」ソゲブ
DQN2「まっまてグハ!」ドカッ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/22(日) 05:57:10.85 ID:CYr19uWYo
佐天「助けてくれてありがとうございますって上条さん?」
上条「なんだ佐天さんか」
佐天「なんだって何ですか」
上条「何でこんな所歩いてるんだ?」
佐天「えっとちょっと近道を···」テヘヘ
上条「危ないんだから次から気をつけるだぞ」
佐天「はい!ありがとうございます!」
上条「じゃあお助け料払ってくれ」
佐天「えっお助け料?」
上条「そうだな···200円くらい?」
佐天「やっす、まあそれくらいならいいですけど」ドーゾ
上条「おう!また助けがあるとき呼んでくれ!」ダダダダ
佐天「え、あっ分かりました?」
佐天「なんだったんだろ」
上条「なんだ佐天さんか」
佐天「なんだって何ですか」
上条「何でこんな所歩いてるんだ?」
佐天「えっとちょっと近道を···」テヘヘ
上条「危ないんだから次から気をつけるだぞ」
佐天「はい!ありがとうございます!」
上条「じゃあお助け料払ってくれ」
佐天「えっお助け料?」
上条「そうだな···200円くらい?」
佐天「やっす、まあそれくらいならいいですけど」ドーゾ
上条「おう!また助けがあるとき呼んでくれ!」ダダダダ
佐天「え、あっ分かりました?」
佐天「なんだったんだろ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/23(月) 03:21:10.76 ID:qn7EEsHno
上条「一人助けてきたぞ」ガチャ
一方通行「流石だヒーロー」
上条「ムッ!助けを呼ぶ気配が!今行くぞおおおおおおお」バタン
一方通行「忙しいやつだな」
一方通行「カフェか··」
一方通行「店員が必要だな」
麦野「三人で」ガチャ
一方通行「は?」
麦野「あれ?ここカフェじゃないの?」
絹旗「見た目完全にカフェですってあれ第一位じゃ」
麦野「!?」
一方通行「そうかオープンになッてンのか」
滝壺「準備中?」
一方通行「いや絶賛営業中だァ」
一方通行「流石だヒーロー」
上条「ムッ!助けを呼ぶ気配が!今行くぞおおおおおおお」バタン
一方通行「忙しいやつだな」
一方通行「カフェか··」
一方通行「店員が必要だな」
麦野「三人で」ガチャ
一方通行「は?」
麦野「あれ?ここカフェじゃないの?」
絹旗「見た目完全にカフェですってあれ第一位じゃ」
麦野「!?」
一方通行「そうかオープンになッてンのか」
滝壺「準備中?」
一方通行「いや絶賛営業中だァ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/23(月) 03:21:38.00 ID:qn7EEsHno
一方通行「まあとりあえず座れ」
絹旗「あっはい」
一方通行「水だ」コト
フレンダ「聞いてた話と随分違うね」ドウモ
滝壺「まっしろ」アリガトウ
一方通行「なンの話だァ」
麦野「見かけたら逃げろって言われたのよ」
一方通行「今逃げたら無銭飲食だ」
絹旗「超何も飲んでない気がするんですけど」
一方通行「席料あるだろ」
滝壺「キャバクラみたい」
フレンダ「滝壺!?」
麦野「ていうかさ、メニュー無くない?」
一方通行「あン?」
絹旗「あっはい」
一方通行「水だ」コト
フレンダ「聞いてた話と随分違うね」ドウモ
滝壺「まっしろ」アリガトウ
一方通行「なンの話だァ」
麦野「見かけたら逃げろって言われたのよ」
一方通行「今逃げたら無銭飲食だ」
絹旗「超何も飲んでない気がするんですけど」
一方通行「席料あるだろ」
滝壺「キャバクラみたい」
フレンダ「滝壺!?」
麦野「ていうかさ、メニュー無くない?」
一方通行「あン?」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/23(月) 03:22:03.31 ID:qn7EEsHno
一方通行「チッ今日は俺が作るかァ」
フレンダ「えっその見た目で料理するって訳?」
一方通行「体切断されてえか」
フレンダ「ヒッ」
麦野「あんたいっつも余計な事言うわね」
絹旗「フレンダですし超仕方ないですね」
一方通行「ほらよ」コト
滝壺「はやい」
絹旗「コーヒーとこれは···ケーキですか?」
一方通行「一日限りのスペシャルセットだァ」
フレンダ「早すぎない?」
滝壺「おいしい」モグモグ
絹旗「コーヒー超飲めないんですけど···」
一方通行「面倒くせェやつだな」ミックスジュースワタス
絹旗「何処から出したんですか!?」アリガトウゴザイマス
フレンダ「私のも飲めないって訳よ!」
一方通行「知るか」
フレンダ「え!?」
フレンダ「えっその見た目で料理するって訳?」
一方通行「体切断されてえか」
フレンダ「ヒッ」
麦野「あんたいっつも余計な事言うわね」
絹旗「フレンダですし超仕方ないですね」
一方通行「ほらよ」コト
滝壺「はやい」
絹旗「コーヒーとこれは···ケーキですか?」
一方通行「一日限りのスペシャルセットだァ」
フレンダ「早すぎない?」
滝壺「おいしい」モグモグ
絹旗「コーヒー超飲めないんですけど···」
一方通行「面倒くせェやつだな」ミックスジュースワタス
絹旗「何処から出したんですか!?」アリガトウゴザイマス
フレンダ「私のも飲めないって訳よ!」
一方通行「知るか」
フレンダ「え!?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/23(月) 03:22:29.74 ID:qn7EEsHno
強盗1「オルァ!全員頭を下げて動くな!」ババババババ
女「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
男「たった助けてくれぇ!」
強盗2「動くんじゃねえ!」
銀行員「(早く通報を···)」
強盗3「てめえ何してやがる!」
銀行員「(あっ死んだ)」
上条「うおおおおおおおおおお」カベヲブチヤブル
強盗3「グハ!」
上条「てめえら何してやがる!」
強盗1「こっちのセリフだ!邪魔するなら死ね!」ババババ
上条「効くか!それ!」ドラゴンパンチ
強盗1「あべひ!」
上条「とりゃ!」ドラゴンパンチ
強盗2「ほげ!!」
上条「おし!みんな大丈夫か!?」
女「ヒッ!」
男「あっああ助けてくれてありがとう」
上条「それが俺の仕事だ!お助け屋をよろしくな!」ダダダダ
銀行員「あっ行っちゃった···」
男「(宣伝···?)」
女「(強盗もあの人も怖かった)」
女「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
男「たった助けてくれぇ!」
強盗2「動くんじゃねえ!」
銀行員「(早く通報を···)」
強盗3「てめえ何してやがる!」
銀行員「(あっ死んだ)」
上条「うおおおおおおおおおお」カベヲブチヤブル
強盗3「グハ!」
上条「てめえら何してやがる!」
強盗1「こっちのセリフだ!邪魔するなら死ね!」ババババ
上条「効くか!それ!」ドラゴンパンチ
強盗1「あべひ!」
上条「とりゃ!」ドラゴンパンチ
強盗2「ほげ!!」
上条「おし!みんな大丈夫か!?」
女「ヒッ!」
男「あっああ助けてくれてありがとう」
上条「それが俺の仕事だ!お助け屋をよろしくな!」ダダダダ
銀行員「あっ行っちゃった···」
男「(宣伝···?)」
女「(強盗もあの人も怖かった)」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/23(月) 03:22:57.75 ID:qn7EEsHno
黒子「ジャッジメントですの!」シュン
黒子「これは···既に終わってますわね」
男「あっ強盗ならお助け屋さんが倒してくれましたよ」
黒子「お助け屋さん?」
黒子「はて?聞いたことありませんね」
黒子「初春、分かりますの?」
初春「知りませんね」
黒子「ふーむ」
初春「でもお助け屋···聞いたことあるようなないような···」
黒子「とりあえずアンチスキルが来るまで待機ですの」
黒子「これは···既に終わってますわね」
男「あっ強盗ならお助け屋さんが倒してくれましたよ」
黒子「お助け屋さん?」
黒子「はて?聞いたことありませんね」
黒子「初春、分かりますの?」
初春「知りませんね」
黒子「ふーむ」
初春「でもお助け屋···聞いたことあるようなないような···」
黒子「とりあえずアンチスキルが来るまで待機ですの」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/23(月) 03:23:29.21 ID:qn7EEsHno
麦野「そろそろ帰ろっか」
絹旗「結局色々食べちゃいましたね」
滝壺「おいしかった」
フレンダ「私第一位に嫌われてるのかな?」
一方通行「長すぎンだよ」
麦野「全部でいくら?」
一方通行「値段か」
麦野「?」
一方通行「うーン」
絹旗「何か問題でもありましたか?」
一方通行「200円でいいだろ」
フレンダ「!?」
麦野「全員の会計よ?」
一方通行「200円じゃ駄目かよ」
絹旗「駄目っていうか··」
一方通行「いいから早く200円を置いて帰れ」
麦野「まあそれでいいなら文句ないわ」ハイコレ
一方通行「次は同じメニューねェからな」マイド
滝壺「またくるね」
絹旗「結局色々食べちゃいましたね」
滝壺「おいしかった」
フレンダ「私第一位に嫌われてるのかな?」
一方通行「長すぎンだよ」
麦野「全部でいくら?」
一方通行「値段か」
麦野「?」
一方通行「うーン」
絹旗「何か問題でもありましたか?」
一方通行「200円でいいだろ」
フレンダ「!?」
麦野「全員の会計よ?」
一方通行「200円じゃ駄目かよ」
絹旗「駄目っていうか··」
一方通行「いいから早く200円を置いて帰れ」
麦野「まあそれでいいなら文句ないわ」ハイコレ
一方通行「次は同じメニューねェからな」マイド
滝壺「またくるね」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/23(月) 03:23:58.57 ID:qn7EEsHno
一方通行「やっぱ店員いるわ」
一方通行「俺はこう端で佇んでるポジションがベストだな」
一方通行「入店の挨拶は···お助け屋始めましたでいいか」ピリリリ
一方通行「誰だ」ピッ
結標「誰とは失礼ね」
一方通行「何の用だ」
結標「地下室作るの手伝えって言われたけどどういう意味?」
一方通行「あいつ用意出来なかったのか」
結標「?」
一方通行「ン?」
結標「何よ」
一方通行「ちょっとこっち来い」
結標「ちょっと説明s」ピッ
一方通行「店員確保ォ」
一方通行「5分で到着しなかったらくすぐりの刑だな」
一方通行「俺はこう端で佇んでるポジションがベストだな」
一方通行「入店の挨拶は···お助け屋始めましたでいいか」ピリリリ
一方通行「誰だ」ピッ
結標「誰とは失礼ね」
一方通行「何の用だ」
結標「地下室作るの手伝えって言われたけどどういう意味?」
一方通行「あいつ用意出来なかったのか」
結標「?」
一方通行「ン?」
結標「何よ」
一方通行「ちょっとこっち来い」
結標「ちょっと説明s」ピッ
一方通行「店員確保ォ」
一方通行「5分で到着しなかったらくすぐりの刑だな」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:35:48.39 ID:u534p5u2o
上条「よう」ガチャ
インデックス「ようじゃないんだよ、私のご飯ほったらかしにして!」
上条「なるほど」
インデックス「納得しないでほしいんだよ!とうまなんかおかしいよ?」
上条「おかしいと申すか」
インデックス「なんかいつものとうまじゃないっていうか···」
上条「うるせえ!お前はこの焼きそばパンでも食ってろ!」ヒュッ!
インデックス「あいたぁ!」バシ
上条「そもそもこの部屋も用済みだな」
インデックス「うん?」モグモグ
上条「行くぞ」ガシ
インデックス「とうま?私を抱えてどこ行くつもr」
上条「うおおおおおおおおおお」ダダダダ
インデックス「ようじゃないんだよ、私のご飯ほったらかしにして!」
上条「なるほど」
インデックス「納得しないでほしいんだよ!とうまなんかおかしいよ?」
上条「おかしいと申すか」
インデックス「なんかいつものとうまじゃないっていうか···」
上条「うるせえ!お前はこの焼きそばパンでも食ってろ!」ヒュッ!
インデックス「あいたぁ!」バシ
上条「そもそもこの部屋も用済みだな」
インデックス「うん?」モグモグ
上条「行くぞ」ガシ
インデックス「とうま?私を抱えてどこ行くつもr」
上条「うおおおおおおおおおお」ダダダダ
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:36:16.53 ID:u534p5u2o
上条「連れてきた」
結標「誰よ」
上条「てめえこそ誰だっていつぞやの痴女サラシか」
結標「ちっ痴女って!」
上条「まさか上条さんのアジトを狙ってるのか!許せる!」
結標「何よ許せるって意味わかんないんだけど」
上条「例え痴女が襲って来ようとも俺は負けない!」
結標「誰があんたみたいな変人を」
上条「負けないからな!」
結標「興味ないって言ってるでしょ」
上条「俺は絶対に負けたりしないからな!」
インデックス「とうま?何か言いたいのかな?」
上条「居たのか」
インデックス「連れてきたのとうまでしょ!」
結標「誰よ」
上条「てめえこそ誰だっていつぞやの痴女サラシか」
結標「ちっ痴女って!」
上条「まさか上条さんのアジトを狙ってるのか!許せる!」
結標「何よ許せるって意味わかんないんだけど」
上条「例え痴女が襲って来ようとも俺は負けない!」
結標「誰があんたみたいな変人を」
上条「負けないからな!」
結標「興味ないって言ってるでしょ」
上条「俺は絶対に負けたりしないからな!」
インデックス「とうま?何か言いたいのかな?」
上条「居たのか」
インデックス「連れてきたのとうまでしょ!」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:36:43.46 ID:u534p5u2o
上条「連れてきた」
結標「誰よ」
上条「てめえこそ誰だっていつぞやの痴女サラシか」
結標「ちっ痴女って!」
上条「まさか上条さんのアジトを狙ってるのか!許せる!」
結標「何よ許せるって意味わかんないんだけど」
上条「例え痴女が襲って来ようとも俺は負けない!」
結標「誰があんたみたいな変人を」
上条「負けないからな!」
結標「興味ないって言ってるでしょ」
上条「俺は絶対に負けたりしないからな!」
インデックス「とうま?何か言いたいのかな?」
上条「居たのか」
インデックス「連れてきたのとうまでしょ!」
結標「誰よ」
上条「てめえこそ誰だっていつぞやの痴女サラシか」
結標「ちっ痴女って!」
上条「まさか上条さんのアジトを狙ってるのか!許せる!」
結標「何よ許せるって意味わかんないんだけど」
上条「例え痴女が襲って来ようとも俺は負けない!」
結標「誰があんたみたいな変人を」
上条「負けないからな!」
結標「興味ないって言ってるでしょ」
上条「俺は絶対に負けたりしないからな!」
インデックス「とうま?何か言いたいのかな?」
上条「居たのか」
インデックス「連れてきたのとうまでしょ!」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:38:07.16 ID:u534p5u2o
一方通行「騒がしいぞ三下ァ」ガチャ
上条「色々深い事情があってな」
結標「あんたが猿なだけでしょ、それより呼んどいて留守とはいい身分ね」
一方通行「俺がルールだ」
結標「何様よ」
一方通行「お前ここの店員な、ウェイトレス」
結標「は?」
上条「バイトしたかったのか」
一方通行「週7な」
結標「ハァ···何考えてるか知らないけどやらないわよ、私だって暇じゃないし」
一方通行「制服どォする?」
上条「うーんやっぱメイド服的な」
結標「もういいわ、帰る」
上条「まてって」ガシ
結標「(早い!?)」
一方通行「こいつの力知ってんだろ?」
結標「能力だけの女だと···思わないでよね!」シュッ
上条「修羅場をくぐりにくぐった上条さんにそんなパンチ聞きませんよっと」カワシツツオサエル
結標「何よこいつ!」ジタバタ
一方通行「後はメニューだな」
上条「色々深い事情があってな」
結標「あんたが猿なだけでしょ、それより呼んどいて留守とはいい身分ね」
一方通行「俺がルールだ」
結標「何様よ」
一方通行「お前ここの店員な、ウェイトレス」
結標「は?」
上条「バイトしたかったのか」
一方通行「週7な」
結標「ハァ···何考えてるか知らないけどやらないわよ、私だって暇じゃないし」
一方通行「制服どォする?」
上条「うーんやっぱメイド服的な」
結標「もういいわ、帰る」
上条「まてって」ガシ
結標「(早い!?)」
一方通行「こいつの力知ってんだろ?」
結標「能力だけの女だと···思わないでよね!」シュッ
上条「修羅場をくぐりにくぐった上条さんにそんなパンチ聞きませんよっと」カワシツツオサエル
結標「何よこいつ!」ジタバタ
一方通行「後はメニューだな」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:38:44.24 ID:u534p5u2o
一方通行「騒がしいぞ三下ァ」ガチャ
上条「色々深い事情があってな」
結標「あんたが猿なだけでしょ、それより呼んどいて留守とはいい身分ね」
一方通行「俺がルールだ」
結標「何様よ」
一方通行「お前ここの店員な、ウェイトレス」
結標「は?」
上条「バイトしたかったのか」
一方通行「週7な」
結標「ハァ···何考えてるか知らないけどやらないわよ、私だって暇じゃないし」
一方通行「制服どォする?」
上条「うーんやっぱメイド服的な」
結標「もういいわ、帰る」
上条「まてって」ガシ
結標「(早い!?)」
一方通行「こいつの力知ってんだろ?」
結標「能力だけの女だと···思わないでよね!」シュッ
上条「修羅場をくぐりにくぐった上条さんにそんなパンチ聞きませんよっと」カワシツツオサエル
結標「何よこいつ!」ジタバタ
一方通行「後はメニューだな」
インデックス「(私はどうすればいいのかな···?)」
上条「色々深い事情があってな」
結標「あんたが猿なだけでしょ、それより呼んどいて留守とはいい身分ね」
一方通行「俺がルールだ」
結標「何様よ」
一方通行「お前ここの店員な、ウェイトレス」
結標「は?」
上条「バイトしたかったのか」
一方通行「週7な」
結標「ハァ···何考えてるか知らないけどやらないわよ、私だって暇じゃないし」
一方通行「制服どォする?」
上条「うーんやっぱメイド服的な」
結標「もういいわ、帰る」
上条「まてって」ガシ
結標「(早い!?)」
一方通行「こいつの力知ってんだろ?」
結標「能力だけの女だと···思わないでよね!」シュッ
上条「修羅場をくぐりにくぐった上条さんにそんなパンチ聞きませんよっと」カワシツツオサエル
結標「何よこいつ!」ジタバタ
一方通行「後はメニューだな」
インデックス「(私はどうすればいいのかな···?)」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:39:10.59 ID:u534p5u2o
ミス、↑無しで
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:39:37.65 ID:u534p5u2o
上条「その辺は任せた」
一方通行「とりあえず地下室だな」
結標「ちょ!離しなさい!」ジタバタ
一方通行「オイ手伝え」
結標「ハッすると思う?」
一方通行「まぁ俺一人で出来るンですけどねェ」カチッウィーンガガガガガ
結標「何で呼んだのよ!」
上条「ウェイトレスだろ?」
一方通行「よし、これでいいだろ」カチッ
結標「ねぇ貴方、か弱い女の子にこんなことしていいの?」
上条「逃げようとしてるな!一方通行!やってやれ!」
結標「えっちょ!まって!」
一方通行「クカカカ!気絶ゥ気絶ゥゥ!」カチッ
結標「」
上条「よし、じゃあ俺は地下室で腰を振る練習してくる」
インデックス「(ダンスかな···?)」
一方通行「ファンタジーステップの練習か」
上条「もう少しで完全するんだ」
インデックス「(ステップ···?)」
インデックス「(·····)」
インデックス「あれ私は放置なのかな?」
一方通行「とりあえず地下室だな」
結標「ちょ!離しなさい!」ジタバタ
一方通行「オイ手伝え」
結標「ハッすると思う?」
一方通行「まぁ俺一人で出来るンですけどねェ」カチッウィーンガガガガガ
結標「何で呼んだのよ!」
上条「ウェイトレスだろ?」
一方通行「よし、これでいいだろ」カチッ
結標「ねぇ貴方、か弱い女の子にこんなことしていいの?」
上条「逃げようとしてるな!一方通行!やってやれ!」
結標「えっちょ!まって!」
一方通行「クカカカ!気絶ゥ気絶ゥゥ!」カチッ
結標「」
上条「よし、じゃあ俺は地下室で腰を振る練習してくる」
インデックス「(ダンスかな···?)」
一方通行「ファンタジーステップの練習か」
上条「もう少しで完全するんだ」
インデックス「(ステップ···?)」
インデックス「(·····)」
インデックス「あれ私は放置なのかな?」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:40:05.06 ID:u534p5u2o
結標「ハッ」
インデックス「あっおはよう」
結標「今何時!?」
インデックス「朝の9時なんだよ」
結標「(やばっ仕事っ)」ガチャガチャ
結標「出れないし!しかも能力でも出れない!?」
インデックス「二人なら下で腰降ってるよ」
結標「······?」
インデックス「あっおはよう」
結標「今何時!?」
インデックス「朝の9時なんだよ」
結標「(やばっ仕事っ)」ガチャガチャ
結標「出れないし!しかも能力でも出れない!?」
インデックス「二人なら下で腰降ってるよ」
結標「······?」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:40:31.37 ID:u534p5u2o
結標「仕事どうしよ···」
インデックス「~♪」
上条「なんかスパイみたいなやつらは俺が倒しといたぞ」ヌッ
一方通行「言い忘れたが結標、お前をグループから脱退させた」
結標「え」
一方通行「給料はこっちの方が上にしといてやる」
結標「(ここってそんな給料いいのね)」
結標「そうじゃなくて!そんな事できるの!?」
上条「インデックス、一方通行が作ったオムライスだ」スッ
インデックス「うわ~美味しそう!いただきまーす!」
一方通行「テメらも食え」スッ
結標「聞いてよ!」
上条「おかわりはカレーライスならあるらしいぞ」
インデックス「すごい!とうまの家より快適だね!」
一方通行「いやそれは言っちゃダメだろ」
結標「ねえ···」
上条「うま!俺の作る料理より美味しいな!」
一方通行「お前が言うのか」
結標「あの···」
上条「じゃあ出かけてくる」カクンカクン
一方通行「あいつ···ステップを完全に使いこなしてやがる」
結標「···」
結標「···」ナデナデ
結標「撫でるんじゃないわよ!」
インデックス「とうまは照れてるんだよ、だから冷たく対応しちゃうの」
結標「照れ···いやないでしょ」
インデックス「確かに」
インデックス「~♪」
上条「なんかスパイみたいなやつらは俺が倒しといたぞ」ヌッ
一方通行「言い忘れたが結標、お前をグループから脱退させた」
結標「え」
一方通行「給料はこっちの方が上にしといてやる」
結標「(ここってそんな給料いいのね)」
結標「そうじゃなくて!そんな事できるの!?」
上条「インデックス、一方通行が作ったオムライスだ」スッ
インデックス「うわ~美味しそう!いただきまーす!」
一方通行「テメらも食え」スッ
結標「聞いてよ!」
上条「おかわりはカレーライスならあるらしいぞ」
インデックス「すごい!とうまの家より快適だね!」
一方通行「いやそれは言っちゃダメだろ」
結標「ねえ···」
上条「うま!俺の作る料理より美味しいな!」
一方通行「お前が言うのか」
結標「あの···」
上条「じゃあ出かけてくる」カクンカクン
一方通行「あいつ···ステップを完全に使いこなしてやがる」
結標「···」
結標「···」ナデナデ
結標「撫でるんじゃないわよ!」
インデックス「とうまは照れてるんだよ、だから冷たく対応しちゃうの」
結標「照れ···いやないでしょ」
インデックス「確かに」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/26(木) 02:42:36.62 ID:u534p5u2o
ライダーネタは見てる人いるか分かんないけど見てる人が分かんない可能性があるからなしでインデックスのご飯食べさせることにした
引用元: ・上条「お助け屋を始める」
佐天「耳元に口を近付けて話す能力かあ……」
2020-08-30
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 16:49:41.90 ID:vKVWB5c30
初春「佐天さん。システムスキャンの結果はどうでした?」
佐天「うん。能力身についてたよ」
初春「おめでとうございます。どんな能力ですか?」
佐天「耳元に口を近付けて話す能力なんだ」
初春「へえ。凄い能力ですね」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507189781
佐天「うん。能力身についてたよ」
初春「おめでとうございます。どんな能力ですか?」
佐天「耳元に口を近付けて話す能力なんだ」
初春「へえ。凄い能力ですね」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507189781
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 16:50:34.35 ID:vKVWB5c30
佐天「まだ誰にも能力試してないんだ」
佐天「初春に能力使ってみてもいい?」
初春「え~。親友だからいいですよ」
佐天「ありがと!ねえ初春」スッ
初春「何ですか?」
佐天「初春に能力使ってみてもいい?」
初春「え~。親友だからいいですよ」
佐天「ありがと!ねえ初春」スッ
初春「何ですか?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 16:51:44.25 ID:vKVWB5c30
佐天が初春の耳元に口を近付ける
佐天(パンツ履いてる……?)ボソリ
初春(履いてますよ……?)ゾワワ
佐天「フゥー」
初春「アフンアフン」ピクピク
佐天「だ、大丈夫?」
初春「大丈夫ですよ佐天さん。しかしこれは癖になりますね」
御坂「あら?佐天さんに初春さんじゃない」
佐天(パンツ履いてる……?)ボソリ
初春(履いてますよ……?)ゾワワ
佐天「フゥー」
初春「アフンアフン」ピクピク
佐天「だ、大丈夫?」
初春「大丈夫ですよ佐天さん。しかしこれは癖になりますね」
御坂「あら?佐天さんに初春さんじゃない」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 16:53:38.24 ID:vKVWB5c30
初春「御坂さん。佐天さんが能力者になったんですよ」
御坂「そうなんだ!おめでとう佐天さん」
佐天「えへっ!ありがとうございます!」
御坂「それでどんな能力なの?」
佐天「私の能力はですね」スッ
御坂「ん?」
佐天が御坂の耳元に口を近付ける
佐天(耳元に口を近付けて話す能力ですよ……!)ボソボソ
御坂「うああ……!」ピクピク
御坂「そうなんだ!おめでとう佐天さん」
佐天「えへっ!ありがとうございます!」
御坂「それでどんな能力なの?」
佐天「私の能力はですね」スッ
御坂「ん?」
佐天が御坂の耳元に口を近付ける
佐天(耳元に口を近付けて話す能力ですよ……!)ボソボソ
御坂「うああ……!」ピクピク
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 16:57:32.03 ID:vKVWB5c30
御坂「ななな、何するの!?」バッ
佐天「す、すみません!これが私の能力なんです」
初春「ウブなネンネの御坂さんには刺激が強過ぎたのかもしれませんね」
初春「でも嫌いじゃないんでしょう?」
御坂「え?」
佐天「そうだったんですか……?じゃあもっとしてあげますね」スッ
佐天が御坂の耳元に口を近付ける
御坂「ちょ、いや、その、でも、あああ」
佐天「す、すみません!これが私の能力なんです」
初春「ウブなネンネの御坂さんには刺激が強過ぎたのかもしれませんね」
初春「でも嫌いじゃないんでしょう?」
御坂「え?」
佐天「そうだったんですか……?じゃあもっとしてあげますね」スッ
佐天が御坂の耳元に口を近付ける
御坂「ちょ、いや、その、でも、あああ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 16:59:03.07 ID:vKVWB5c30
白井「あら?お姉様に佐天さんに初春まで。何してるんですの?」
初春「佐天さんが能力に目覚めたんですよ」
佐天(今日のお昼何食べました……?)ハァ
御坂「佐天さんの吐息がぁ……!」ピクピク
白井「!!?」
初春「佐天さんが能力に目覚めたんですよ」
佐天(今日のお昼何食べました……?)ハァ
御坂「佐天さんの吐息がぁ……!」ピクピク
白井「!!?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:00:21.80 ID:vKVWB5c30
白井「ジャッジメントですの!!そこの二人!!すぐに離れなさい!!」
佐天「ん?あ。白井さん」
御坂「へにゃあ~……く、黒子!」
白井「お姉様!!私の愛を拒んでおきながらなぜ佐天さんと怪しい雰囲気を作り出しているんですの!?」
御坂「ばっ、違うわよ!佐天さんの能力を披露してもらっただけ」
白井「ずるい!!私もお姉様をヒィヒィ言わせたいですの!!」
初春「御坂さん。白井さんのアプローチも受けなきゃフェアじゃないですよ」
御坂「えー……?」
白井「お姉様!!やましいところがないのであれば黒子にも同じことをさせて下さいまし!!」
御坂「あーもう!わかったわよ!」
佐天「ん?あ。白井さん」
御坂「へにゃあ~……く、黒子!」
白井「お姉様!!私の愛を拒んでおきながらなぜ佐天さんと怪しい雰囲気を作り出しているんですの!?」
御坂「ばっ、違うわよ!佐天さんの能力を披露してもらっただけ」
白井「ずるい!!私もお姉様をヒィヒィ言わせたいですの!!」
初春「御坂さん。白井さんのアプローチも受けなきゃフェアじゃないですよ」
御坂「えー……?」
白井「お姉様!!やましいところがないのであれば黒子にも同じことをさせて下さいまし!!」
御坂「あーもう!わかったわよ!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:02:17.11 ID:vKVWB5c30
白井「グフフ……それでは」スッ
白井が御坂の耳元に口を近付ける
白井「ふ、フヒッ。ああっ、お姉様の可愛らしいお耳がこんな近くに」フンッフンッ
御坂(うへえ……黒子の鼻息が)
白井「ブフッ。ブヒュヒュッ」プススー
白井「このままお姉様のお耳にむしゃぶりついても構いませんわよねぇ?」ベチョチュパ
御坂「構うに決まってんでしょ!?」ビリビリ
白井「ヴオ姉様アアアア!!!」ババババ
初春「この勝負佐天さんの勝ちです
白井が御坂の耳元に口を近付ける
白井「ふ、フヒッ。ああっ、お姉様の可愛らしいお耳がこんな近くに」フンッフンッ
御坂(うへえ……黒子の鼻息が)
白井「ブフッ。ブヒュヒュッ」プススー
白井「このままお姉様のお耳にむしゃぶりついても構いませんわよねぇ?」ベチョチュパ
御坂「構うに決まってんでしょ!?」ビリビリ
白井「ヴオ姉様アアアア!!!」ババババ
初春「この勝負佐天さんの勝ちです
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:05:06.50 ID:vKVWB5c30
白井「納得いきませんの!私のお姉様への愛が佐天さんより劣っているとでも!?」
御坂「あんたねえ……」
初春「最初から白井さんじゃ話にならないんですよ」
初春「何故なら白井さんの奇行とは違い佐天さんのそれは能力なんですから」
佐天「白井さんにもしましょうか?」
白井「面白い……。受けて立ちますわ」
佐天「では」スッ
佐天が白井の耳元に口を近付ける
佐天(これね。ミキプルーンの苗木)ポソリ
白井「ブヒュンッ」ビクンビクン
初春「瞬殺ですね」
御坂妹「おや、お姉様ではありませんか。とミサカは進路を変更しお姉様の方へと歩みを進めます」
御坂「あんたねえ……」
初春「最初から白井さんじゃ話にならないんですよ」
初春「何故なら白井さんの奇行とは違い佐天さんのそれは能力なんですから」
佐天「白井さんにもしましょうか?」
白井「面白い……。受けて立ちますわ」
佐天「では」スッ
佐天が白井の耳元に口を近付ける
佐天(これね。ミキプルーンの苗木)ポソリ
白井「ブヒュンッ」ビクンビクン
初春「瞬殺ですね」
御坂妹「おや、お姉様ではありませんか。とミサカは進路を変更しお姉様の方へと歩みを進めます」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:06:18.74 ID:vKVWB5c30
初春「御坂妹さんじゃないですか」
御坂「あ、知り合いなんだ」
御坂妹「皆さん何をしておられるのでしょうか。とミサカは状況を理解すべく疑問を投げかけます」
佐天「何をしているのか?」スッ
佐天が御坂妹の耳元に口を近付ける
佐天(教えて欲しいですか……?)コショリ
御坂妹「ウヒィーッ!!とミサカは歓声の悲鳴を上げ悶絶します」ビクッビクッ
御坂「あ、知り合いなんだ」
御坂妹「皆さん何をしておられるのでしょうか。とミサカは状況を理解すべく疑問を投げかけます」
佐天「何をしているのか?」スッ
佐天が御坂妹の耳元に口を近付ける
佐天(教えて欲しいですか……?)コショリ
御坂妹「ウヒィーッ!!とミサカは歓声の悲鳴を上げ悶絶します」ビクッビクッ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:08:08.67 ID:vKVWB5c30
御坂妹「これはレベルの高い能力ですね。とミサカは佐天さんの能力を褒め称えます」
佐天「そういって頂けると私も嬉しいです!」
初春「私もやってみましょう」スッ
初春が御坂の耳元に口を近付ける
初春(なんで御坂さんはスカートの下に短パン履いてるんですか……?)コショコショ
御坂(アハン。だって自販機蹴飛ばすとパンツ見えちゃうんだもん……)コショコショ
初春(どうです御坂さん……?)コショコショ
御坂(うーん……。やっぱり佐天さんの方がクるわね……)コショコショ
御坂(って、私は普通だから!普通に髪の毛ツンツンした男の子が好きだから!)コショ!コショ!
初春(誰もそんなこと聞いてないですよ)コショコショ
佐天「そういって頂けると私も嬉しいです!」
初春「私もやってみましょう」スッ
初春が御坂の耳元に口を近付ける
初春(なんで御坂さんはスカートの下に短パン履いてるんですか……?)コショコショ
御坂(アハン。だって自販機蹴飛ばすとパンツ見えちゃうんだもん……)コショコショ
初春(どうです御坂さん……?)コショコショ
御坂(うーん……。やっぱり佐天さんの方がクるわね……)コショコショ
御坂(って、私は普通だから!普通に髪の毛ツンツンした男の子が好きだから!)コショ!コショ!
初春(誰もそんなこと聞いてないですよ)コショコショ
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:09:59.55 ID:vKVWB5c30
佐天「そうか……。わかった気がします。この能力の意味が」
御坂「え?」
佐天「耳ボソはアンチATフィールド……。人と人の心の距離を縮めてくれるんです」
佐天「同性同士も勿論ですが……異性や気になるあの人との心の距離を縮めることも出来るんです」
佐天「心の距離が縮まれば、きっと世の不幸は減るはず」
初春「なんか佐天さんが急に宗教じみたこと言いだしましたよ」
初春「あと心の距離が近くないと耳ボソ出来ないの間違いじゃないですかね」
御坂「あの……佐天さん?大丈夫……?」
佐天「御坂さん」スッ
佐天が御坂の耳元に口を近付ける
佐天(大丈夫ですよ……!)ポソッ
御坂(あああああああ)ピクピクピク
御坂「え?」
佐天「耳ボソはアンチATフィールド……。人と人の心の距離を縮めてくれるんです」
佐天「同性同士も勿論ですが……異性や気になるあの人との心の距離を縮めることも出来るんです」
佐天「心の距離が縮まれば、きっと世の不幸は減るはず」
初春「なんか佐天さんが急に宗教じみたこと言いだしましたよ」
初春「あと心の距離が近くないと耳ボソ出来ないの間違いじゃないですかね」
御坂「あの……佐天さん?大丈夫……?」
佐天「御坂さん」スッ
佐天が御坂の耳元に口を近付ける
佐天(大丈夫ですよ……!)ポソッ
御坂(あああああああ)ピクピクピク
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:11:54.58 ID:vKVWB5c30
初春が佐天の耳元に口を近付ける
初春(佐天さん……。学園都市中の放送設備をジャックしときましたよ……)ポショポショ
佐天(ありがとう初春……)ポショポショ
初春「アフンアフン」スッ
佐天が初春の用意したマイクに口を近付ける
佐天(私の言霊よ……!みんなの心の距離を縮めて……!)ボソリボソリ
御坂妹「アフンアフン。MNWでも拡散しましょう。とミサカはミサカ達とその関係者に神秘の世界を案内します」ポショポショ
ワーワー…! サーテーン…! サーテーン…! キャッキャッ…!
佐天の呟きが放送設備を通して学園都市中の人間の意識を変革する
これはハレンチな行為ではない
単なる流行であり誰もがやっていることである
だから恥ずかしがる必要はない
佐天の一押しで人は勇気ある一歩を踏み出せるようになったのだ
今、学園都市で静かな大ブームが吹き荒れようとしていた
初春(佐天さん……。学園都市中の放送設備をジャックしときましたよ……)ポショポショ
佐天(ありがとう初春……)ポショポショ
初春「アフンアフン」スッ
佐天が初春の用意したマイクに口を近付ける
佐天(私の言霊よ……!みんなの心の距離を縮めて……!)ボソリボソリ
御坂妹「アフンアフン。MNWでも拡散しましょう。とミサカはミサカ達とその関係者に神秘の世界を案内します」ポショポショ
ワーワー…! サーテーン…! サーテーン…! キャッキャッ…!
佐天の呟きが放送設備を通して学園都市中の人間の意識を変革する
これはハレンチな行為ではない
単なる流行であり誰もがやっていることである
だから恥ずかしがる必要はない
佐天の一押しで人は勇気ある一歩を踏み出せるようになったのだ
今、学園都市で静かな大ブームが吹き荒れようとしていた
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:14:54.93 ID:vKVWB5c30
打ち止め(こうして欲しいんでしょ?ってミサカはミサカは呟いてみる……!)ボソボソ キャッキャッ
一方通行(ああン……駄目ェ……)ピクピク モゾモゾ
黄泉川「一方通行……お前……」
一方通行「ばっ、おまっ、いるならいるって言って下さいィ!」
フレンダ(結局、流行に乗っかるのが正しい普通の女の子ってわけよ……)ボソボソ キャッキャッ
浜面(お前ら普通じゃないけどな……)ピクピク
絹旗(超つまらない映画一緒に見ませんか……?)ボソボソ モジモジ
浜面(なんかいつもより恥ずかしがってる感じがしてクるものがあるな……)ピクピク
滝壺(大丈夫……。そんなはまづらでも私は応援してる……)ボソボソ
浜面(滝壺は普段とあんま変わんないな……)ピクピク
麦野(つけ上がってんじゃねえぞクソ野郎……)ボソボソ ピキピキ
浜面(そしてやっぱり麦野は怖いな)ビクビク
心なしか、以前より静かになった学園都市
しかしそこには人と人との暖かな繋がりが、以前よりも確かなものとして存在していた
一方通行(ああン……駄目ェ……)ピクピク モゾモゾ
黄泉川「一方通行……お前……」
一方通行「ばっ、おまっ、いるならいるって言って下さいィ!」
フレンダ(結局、流行に乗っかるのが正しい普通の女の子ってわけよ……)ボソボソ キャッキャッ
浜面(お前ら普通じゃないけどな……)ピクピク
絹旗(超つまらない映画一緒に見ませんか……?)ボソボソ モジモジ
浜面(なんかいつもより恥ずかしがってる感じがしてクるものがあるな……)ピクピク
滝壺(大丈夫……。そんなはまづらでも私は応援してる……)ボソボソ
浜面(滝壺は普段とあんま変わんないな……)ピクピク
麦野(つけ上がってんじゃねえぞクソ野郎……)ボソボソ ピキピキ
浜面(そしてやっぱり麦野は怖いな)ビクビク
心なしか、以前より静かになった学園都市
しかしそこには人と人との暖かな繋がりが、以前よりも確かなものとして存在していた
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:15:47.21 ID:vKVWB5c30
とある高校
土御門(カミやーん……。今日も一緒に帰ろうぜい……)ボソボソ
青ピ(ボクは最近出来た耳ボソカフェに行きたいんやぁ……)ボソボソ
上条(ううっ……。ここ最近毎日の様に両サイドから男に耳ボソされてる……。不幸だ……)
土御門(カミやーん……。今日も一緒に帰ろうぜい……)ボソボソ
青ピ(ボクは最近出来た耳ボソカフェに行きたいんやぁ……)ボソボソ
上条(ううっ……。ここ最近毎日の様に両サイドから男に耳ボソされてる……。不幸だ……)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:18:51.77 ID:vKVWB5c30
上条「はあ……。今日も不幸だった」トボトボ
インデックス「あ」
上条「おやインデックスさん。スフィンクスと一緒に外で遊んでいたんですか」
インデックス「……」タタタッ
上条「ん?」
インデックスが上条の耳元に口を近付ける
インデックス(お帰りとうま……!)ボソリ
上条(おおぅ……)ゾワゾワ スッ
上条がインデックスの耳元に口を近付ける
上条(それじゃあお部屋に戻りましょうか)ボソボソ
インデックス(わかったんだよ……あああ)ビクンビクン
上条「……まあ、不幸でもないか」
終
インデックス「あ」
上条「おやインデックスさん。スフィンクスと一緒に外で遊んでいたんですか」
インデックス「……」タタタッ
上条「ん?」
インデックスが上条の耳元に口を近付ける
インデックス(お帰りとうま……!)ボソリ
上条(おおぅ……)ゾワゾワ スッ
上条がインデックスの耳元に口を近付ける
上条(それじゃあお部屋に戻りましょうか)ボソボソ
インデックス(わかったんだよ……あああ)ビクンビクン
上条「……まあ、不幸でもないか」
終
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 17:20:40.73 ID:vKVWB5c30
このSSは『さやか「今日もCDを買いに…」まどか「ネットで落とせばよくない?」』を一部リスペクト(パクリ)しています……
未読の人はぜひ読んでください……
オススメなんだよ……
未読の人はぜひ読んでください……
オススメなんだよ……
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 22:30:29.19 ID:vKVWB5c30
―次の日、学校
さやか「あ、まどか!昨日のやつ、ちゃんとできたよ!」
まどか「よかったねさやかちゃん!それと……ティヒヒ」
まどかがさやかの耳元に口を寄せる
さやか「ん?」
まどか「ウェルカムトゥアンダーグラウンド」ボソッ
さやか(うおお……)ゾクゾク
さやか「あ、まどか!昨日のやつ、ちゃんとできたよ!」
まどか「よかったねさやかちゃん!それと……ティヒヒ」
まどかがさやかの耳元に口を寄せる
さやか「ん?」
まどか「ウェルカムトゥアンダーグラウンド」ボソッ
さやか(うおお……)ゾクゾク
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/05(木) 23:15:37.47 ID:DFfhW7cX0
ワロタwwwwwwwwww
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/06(金) 08:42:30.55 ID:AOB0Kp0g0
乙
今回の佐天さんは比較的に平和な能力だな(意識改編感)
今回の佐天さんは比較的に平和な能力だな(意識改編感)
インデックス「腐っ…ギリギリ焼きそばパンは最高に美味しいんだよ!」モッチャモッチャ
2020-07-31
1: ◆3rfPz4lVbmKs 2017/07/20(木) 13:22:54.59 ID:XZ5wqjxTO
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:23:25.17 ID:XZ5wqjxTO
~7/20、上条宅~
インデックス「…あっ。」
上条「んー?どうした?」
インデックス「…何でもないかも」
上条「あからさまに何かに気づいた声出して『何でもない』はないだろ」
インデックス「そんな事よりとうま、私おなか空いちゃったかも」
上条「…インデックスさんや?さっき食べたばかりでしょ?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:24:22.28 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「さっきのはお昼ご飯で、今度のごはんは夕飯までのつなぎなんだよ」
上条「へぇーへぇ。どっこいしょ。何か食いたい物あるかー?」
インデックス「うん」
上条「え?珍しいな。」
上条「いつもだったら『とうまのごはんなら何でもいいんだよ!』とか言うのに」
インデックス「今日はそんな気分なんだよ」
上条「ふーん。で?インデックスさんは何を御所望でせうか」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:25:04.24 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「焼きそばパン」
上条「…コンビニ行けって?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:25:55.85 ID:XZ5wqjxTO
上条「つまりアレか、インデックス先輩に『オイとうま焼きそばパン買ってこいよ』っていうパシられる可哀想な上条さんというわけですねちくしょう!」
インデックス「んー…じゃあコンビニに一緒に行こ?」
上条「一緒って…いや別に俺買ってくるけど?」
インデックス「ううん。一緒に。」フルフル
上条「?…まぁ、いいけど」
・・・・。
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:26:43.22 ID:XZ5wqjxTO
上条(何か変だよなぁ)テクテク
インデックス「♪」トコトコ
上条「なぁインデックス。今日はどうしたんだ?」
インデックス「何が?」ニコッ
上条「いや…なんか妙に嬉しそうなのに切なさ混じってるっていうか」
上条「いつもと違うなーって思うんだけど」
インデックス「うん。今日は特別なんだよ」
上条「ふーん…」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:27:32.04 ID:XZ5wqjxTO
・・・。
「っしゃァせェー」ダラダラ
「いらっしゃいませ!コンビニ屋さンへようこそですの!」
上条「焼きそばパン…焼きそばパンっと」
上条「おっ、あったあった。インデックス、どれがいい?」
インデックス「あ、とうまとうま」クイクイ
上条「んー?」
インデックス「なるべく賞味期限切れに近いor賞味期限切れのヤツがほしいんだよ」
上条「無ぇよそんなヤバイ焼きそばパン」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:28:28.92 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「でもそれが食べたいんだよ!」
上条「ダメだよお腹壊すだろ!つーか無ェし!女の子…っつーか人としてそんな条件のもん口にするんじゃありません!」
インデックス「やだ!」プイッ
上条「いやヤダって言ってもさぁ…」
インデックス「むぅう!」プクゥ!
上条「何かわいい膨れっ面してんだよほっぺたムニムニすんぞ」
インデックス「むー」
上条「おりゃおりゃー諦めろー」むにむにー
店長「コンビニっていいよなァ。いつでも好きな時に好きなもン飲み食いできるンだからな」カシュッ!
店員「ちょっ、何で商品開けてんですのぉぉ!?」
店長「飲みたくなったからに決まってンだろォが!」プンスコ!
店員「どこの世界にそんなコンビニ店長がいますか!常識!常識を持ってくださいまし!」
店長「俺に常識は通用しねェ」クピクピ
店員「あ゛あ゛あ゛あ゛んもぉぉお!!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:29:04.34 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「うー」ジー
上条「はぁ…わかったわかった。じゃあ店の人に聞いて廃棄する焼きそばパンあるか聞いてくるから」
インデックス「うん、ありがとうとうま」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:29:50.95 ID:XZ5wqjxTO
上条「ったく…マジでどうしたんだよインデックスは…夏の暑さに頭やられてバグったのか?」ブツブツ
上条「あ、あのーすみません」
店長「おォ」グダグダ
上条「変な事聞くんですけど、賞味期限切れか賞味期限ギリギリの焼きそばパンってありますか?」
店長「おォ、あるぞ。後でコイツにこっそり食わそォと思ってた奴がなァ」
店員「オイ貴様今なんつったですの」
上条(あんのか…)
上条「あの、もし良かったらその焼きそばパン貰えませんか?」
店長「誰かの腹をジェノサイドしたいってかァ?」
上条「あ、いやそういうのじゃないんですけど」
店長「ふーン…おいパンダ」
店員「誰がパンダですか」
店長「お客様に腐っ…ギリギリ焼きそばパンお持ちしてやれ」
店員「承知しましたの」シュンッ!
上条(やっぱ腐ってんのか…大丈夫かな)
・・・・。
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:30:43.32 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「♪」
上条「なぁインデックス」
インデックス「なぁに?」
上条「別に普通の焼きそばパンでいいだろ?何でそんな自殺行為っていうか、頭おかしいのを」
インデックス「…」
インデックス「ないしょ」
上条「なんだよ言えよー」ツンツン
インデックス「やだ」
上条「俺達の間に隠し事なんてすんなよな」
インデックス「とうまだって記憶喪失の事私に隠してたクセに」
上条「うるせー言わねーとこうだぞー」コチョコチョ
インデックス「ふひゃ!?やんっ!だめっ!あはっ!」
上条「おらおらー」
インデックス「くっ、私は拷問になんか屈しないんだよ!」
上条「ほほーう?テクニシャン上条さんのこちょこちょにいつまで耐えられるかなーッ!?」
インデックス「逃げるもん!家まで走る!」ダッ
上条「あっ!待てー!」
・・・・。
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:32:26.48 ID:XZ5wqjxTO
~上条宅~
上条「ハァッ…ハァッ…おま、意外に速いですね?!」
インデックス「フッ、勝った…!」
上条「隙あり!」ガバッ
インデックス「あ!ずるい!それはズルイんだよ!」
上条「ハッハー!勝てば官軍なんだよ!」
上条「おらららぁあ!!普段からお腹いっぱいご飯食べてるくせになんであんな焼きそばパン───」
『それでね、このインデックスにお腹いっぱいご飯を食べさせてくれると私は嬉しいな』
上条「…」
インデックス「?」
上条「…」ギュッ
インデックス「?」
上条「…」
インデックス「どうしたの?」
上条「…いや、なんか急に何か思い出して…そうしたかった気がした?ような」
インデックス「…そう」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:32:56.59 ID:XZ5wqjxTO
上条「あーほら、理由はよくわかんねぇけどせっかく買ってきたし焼きそばパン食えよ」
インデックス「うん。あ、あのねとうまにお願いがあるんだけど」
上条「ん?」
インデックス「この焼きそばパンを軽く踏んで?」
上条「」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:33:31.46 ID:XZ5wqjxTO
上条「お前…ひょっとしてドMさん?」
インデックス「とうまは何言ってるのかな?」ガチ☆ガチ☆
上条「いや…だってお前、…あーアレ?最近暑かったしな?頭茹だっちゃったんだよな?」
インデックス「違うもん」
上条「よし、病院行こう?」
インデックス「大丈夫だから!いいからこの腐っ…ギリギリ焼きそばパンを袋の上から踏んで!」
上条「全くもって大丈夫な要素ねぇんだけど!?」
インデックス「お願いとうま」
上条「…」ガシガシ
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:34:25.22 ID:XZ5wqjxTO
上条「あーわかったわかった。ほら」グシャ
上条「ほら、食えよ」つ
インデックス「うん。ありがとう」ニコッ
上条「…」プルプル
インデックス「?」
上条「…いや、ダメだ!!ダメだろこんなの!良心の呵責が!」
上条「言葉と行動だけ見たらパッと見俺クズ野郎だし!」
インデックス「大丈夫だよとうまはいい人だよ」
上条「いやでもさぁ!?」
インデックス「いいの。」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:35:04.09 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「…」ビリッ
インデックス「あむっ」
上条「あっ!!」
インデックス「もぐもぐ」
上条「バッ!バカッ!!ペッしなさい!ペッ!」
インデックス「…」
インデックス「…うん。やっぱり…この味かも」ポロポロ
上条「なぁ、やっぱり何か」
インデックス「ねえ”とうま”」
上条「?」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:35:50.07 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「私に何かを見た時に『昔の事を思い出す』事ができるようにしてくれてありがとう」ニコッ
上条「?いやお前完全記憶能力あるだろ…」
インデックス「それからね、」
インデックス「『私と一緒に地獄の底までついてきてくれ』て、私を地獄から救い出してくれて、」
インデックス「ありがとう」
上条「…それ、ひょっとして…”俺”と初めて会った時に」
インデックス「…」ニコッ
上条「…」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:36:24.54 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「ねぇとうま」
上条「…、なんだよ」
インデックス「今日の晩御飯は賞味期限ギリギリな野菜使った野菜炒めがいいな」ニコッ
上条「…ああ、わかった」
・・・・。
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:38:05.01 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「美味しいね」モグモグ
上条「ああまぁ別に食えないわけじゃないけど大丈夫かコレヤバくないかコレ腹壊…さない、よな?青髪とかも『期限なんて多少アレでも逝けるでー!』って言ってたし!」ブツブツ
インデックス「ねぇとうま」
上条「んー?」モグモグ
インデックス「今日がなんの日か知ってる?」
上条「え?誰かの誕生日とか?」
インデックス「記念日かも」
上条「え?えー…なんだろ」
インデックス「今日はね、私ととうまが初めて出会った」
インデックス「全ての始まりの日なんだよ」ニコッ
上条「へー…」
上条(待て待てじゃあ焼きそばパンの件とか野菜炒めも前の俺との思い出だからってか!?食わしたの!?初対面の女の子に!?)
上条(前の俺鬼畜過ぎねぇか!?期限切れの野菜で残飯処理ってお前!お前!!)
上条「なんか…ゴメンな、インデックス…」
インデックス「何が?」
上条「いや…何でもないわ…」モグモグ
インデックス「?」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:38:39.48 ID:XZ5wqjxTO
上条「あー、あの、それよりさ、お前アレか、記念日とか彼氏出来たらそういうの作る派さんか」
インデックス「茶化さないで。でね、実は明日も記念日なんだよ」
上条「明日も?」モグモグ
インデックス「うん。明日は今のとうまと初めて会った日だから」
上条「ああ、そうだっけ?」モグモグ
インデックス「うん」モグモグ
上条「なんかお祝いでもするか?」モグモグ
インデックス「うん」モグモグ
インデックス「にしても、」
上条「んー?」
インデックス「やっぱりとうまは忘れてたんだね」プクー
上条「悪いけど生憎上条さんはインデックスさんほど頭良くないの。すぐに記憶飛んじゃうの。」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:39:17.03 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「…」モグ
インデックス「…じゃあ、じゃあね、」
上条「ん?」
インデックス「この先ずっとね、毎年記念日とか来る度に私がとうまの代わりに覚えておいて教えてあげるんだよ」
上条「ん?おう。」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:39:44.72 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「…」
上条「…」モグモグ
インデックス「…」
上条「…」モグモグ
インデックス「とうまのにぶちん」
上条「え?何が?」
インデックス「別に。とうまはとうまだねって。」プイッ
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:40:17.05 ID:XZ5wqjxTO
上条「なんだよそれ」
インデックス「ぷーん」
上条「ハイハイ。どーせおバカな上条さんにはよくわかんないし記念日とかおぼえられないんでね」
上条「これからもずーっと。俺の代わりに大事な事は全部絶対忘れないお前が憶えておいてくれよ」モグモグ
インデックス「…!?///」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:41:05.26 ID:XZ5wqjxTO
インデックス「う、うん!」
インデックス「絶対!これからもずーっと!私がとうまの代わりに全部憶えておいてあげるんだよ!」ニコッ
インデックス「今のも絶対忘れないからね!」
上条「おう、頼むなー」モグモグ
オティヌス「…」←実は最初からずっと居た
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/20(木) 13:41:43.13 ID:XZ5wqjxTO
オティヌス「…無自覚、というのは恐ろしいものだな。なぁ?」
スフィンクス「にゃー」
26: ◆3rfPz4lVbmKs 2017/07/20(木) 13:43:27.49 ID:XZ5wqjxTO
おしまい。記念日SSですた。
※>>1と屋さンシリーズのひととは一切関係ありません。ただのリスペクトです。
依頼出してきマース
引用元: ・インデックス「腐っ…ギリギリ焼きそばパンは最高に美味しいんだよ!」モッチャモッチャ
佐天「さくらカードかぁ…」
2020-06-09
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 09:22:18.41 ID:EdEcTJ3r0
初春「さくらカード?なんですかそれ?」
佐天「うーん、私にもよくわからないんだけど…」
佐天「なんか私も能力者になったみたいなんだよね」
美琴「良かったじゃない佐天さん」
美琴「で、レベルは?」
佐天「まだレベル1なんですよねーあはは」
白井「なに言っていますの、努力の成果ですのよ」
初春「そうですよ!おめでとうございます佐天さん」
佐天「えへへ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590106938
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 09:27:08.37 ID:EdEcTJ3r0
美琴「で、どんな能力なの?」
佐天「んーと、なんか能力使うには色々準備が必要らしくて。まだ試したことないんですけど…」
白井「鍵…?というと操作系の能力になりますの?」
美琴「なにか試してみてくれないかしら?」
佐天「ええー…うまくできるかわからないですけどやってみます」
佐天「んーと、なんか能力使うには色々準備が必要らしくて。まだ試したことないんですけど…」
白井「鍵…?というと操作系の能力になりますの?」
美琴「なにか試してみてくれないかしら?」
佐天「ええー…うまくできるかわからないですけどやってみます」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 09:36:54.58 ID:T5WFLBsg0
佐天「じゃあ…」
佐天「闇の力を秘めし鍵よ…」ボソ
佐天「真の姿を割れの前に示せ」
白井「ど、どうしましたの?」
佐天「契約の元、佐天が命じる」
佐天「レリーーズ!」ゴオォオオォオオ
美琴「な、なにあれ…」
白井「なにが始まりますの!?」
初春「鍵が杖に…?」
佐天「…ふぅ」
美琴「どういうことなの?」
佐天「なんか能力使うにはこれが必要みたいで」
初春「バンクでも見たことないですね」
白井「まぁまぁ特殊な能力ですのね」
佐天「まだこれで終わりじゃないよ」
佐天「闇の力を秘めし鍵よ…」ボソ
佐天「真の姿を割れの前に示せ」
白井「ど、どうしましたの?」
佐天「契約の元、佐天が命じる」
佐天「レリーーズ!」ゴオォオオォオオ
美琴「な、なにあれ…」
白井「なにが始まりますの!?」
初春「鍵が杖に…?」
佐天「…ふぅ」
美琴「どういうことなの?」
佐天「なんか能力使うにはこれが必要みたいで」
初春「バンクでも見たことないですね」
白井「まぁまぁ特殊な能力ですのね」
佐天「まだこれで終わりじゃないよ」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 09:49:33.77 ID:5AiCowBA0
佐天「花よ!彼の者に花を与えよ!」
佐天「フラワー!」キィン
白井「なにが起こりましたの?」
美琴「…花?」
白井「初春の手元に…」
初春「わわっ」フワッ
佐天「はい、初春にプレゼントだよ」
初春「す、すごいです…」
美琴「花を作り出す能力なんて聞いたことないわ」
初春「これが佐天さんの能力なんですね」
佐天「んー、ちょっと違うかも」
白井「どういうことですの?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 09:56:05.74 ID:5AiCowBA0
佐天「こんなこともできるんだよね」
佐天「グロウ!!」キィン
白井「これは…」
美琴「光ね」
初春「きれいですね~」
初春「じゃなくて」
初春「これも佐天さんの能力なんですか?」
佐天「みたいなんだよねぇ」
美琴「花を作り出せて光も照らせるって」
白井「よくわからなさすぎますの」
佐天「まだ学園都市で見たことない能力らしくて」
佐天「研究の必要ありらしいんですよ」
初春「たしかに、二つのことができるなんて多重能力者ですからね~」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 10:04:11.45 ID:5AiCowBA0
美琴「でもすごいじゃない。黒子!」
白井「はいですの。お姉様どうかなされました?」
美琴「佐天さんと一度戦ってみてはどうかしら?」
初春「御坂さん?それはいきなりすぎませんか?能力身に付いたばかりですし…」
白井「そうですのよお姉さま。仮にもわたくしにはジャッジメントという立場ですので無意味に能力を使うなんてできませんの」
美琴「いいじゃないのそんなの。能力のことを理解するために実戦練習の方が手っ取り早いのよ。ね、佐天さん?」
佐天「私は…正直この能力じゃ白井さんの相手にもならないというか…」
美琴「なーに言ってんのよ!能力なんて使い方次第なんだから!」
美琴「さ、ここじゃ危ないから移動するわよ」
白井「お姉さま勝手すぎますの!まったくもう…」
初春「佐天さん大丈夫なんですか?白井さんと戦うなんて…」
佐天「んー正直不安だけどやってみるしかないかぁ~!!」
初春「うっわー軽いですねーまあとにかく私たちも行きましょう」
佐天「おー!」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 10:08:08.78 ID:5AiCowBA0
美琴「ここなら大丈夫そうね」
白井「それでは佐天さん、準備はよろしいですの?」
佐天「はい!いつでもどうぞ!」
白井(ケガさせるわけにもいきませんし、ささっとこんな茶番終わらせますの)
白井「先手必勝!」シュン
佐天「消えた!?」
白井「こっちですのよ」ドガッ
佐天「くっ…」
佐天「やっぱ白井さんのテレポートは強力だなぁ」
美琴「まぁそうなるわよね」
初春「佐天さん打つ手なしじゃないんですかね…」
白井「ぱぱっと終わらせますの!」ダッ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 10:18:33.50 ID:5AiCowBA0
佐天「やられっぱなしは性に合わないから…!」
佐天(なにか今の力で出来ることは…)
佐天(今は淡い光と花を作り出すだけしか)
佐天(そもそも攻撃系の能力でもないし、白井さんはテレポートでどこにでも避けられる)
佐天(白井さんが避けられないような攻撃をしなきゃ)
佐天(避けられないような…)
佐天(いや…いける!!)
佐天「花よ!彼の者の上を埋め尽くせ!」
佐天「フラワー!キィン
白井「大量の花が!!」バサッ
白井「これでは前が見えませんの!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 10:27:47.71 ID:5AiCowBA0
初春「これはきれいですねぇ」
美琴「多く過ぎて黒子が埋もれそうだわ」
白井「一度緊急脱出を!」シュン
白井「してやられましたの…佐天さんはどこに?」
佐天「ここです!」
白井「!!」
佐天「とりゃああああ!」
白井「」シュン
白井「さすがに避けられますのよ」
佐天「ですよね~」
初春「佐天さんの負けですね~」
美琴「さすがに成す術なしかぁ」
白井「当たり前ですの、仮にもジャッジメントである私が簡単に負けてはなりませんの!」
白井「けどまぁ、私が一度テレポートで後退するのを予想して回り込んでいたのと」
白井「あの能力の使い方はすこし驚きましたわ」
佐天「くっそ~いい作戦だと思ったのになぁ」
初春「やっぱりレベルの差が激しかったですね~」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 10:36:04.68 ID:5AiCowBA0
美琴「まぁレベルが上がればできること増えるだろうし」
美琴「まだまだこれからよ!」
佐天「そうなんですか?」
美琴「まぁねー、私でいれば電気だけじゃなくて磁力も操れるし」
美琴「その応用で電子機器の操作や電磁レーダーみたいなこともできるわよ」
白井「さすがは学園都市第三位ですの」フンスカ
美琴「あんたがいばってどうすんのよ」
佐天「なるほど…」
美琴「佐天さんでいえば、もっと明るい光が出せるようになるとか?」
美琴「たくさんの種類の花が出せるようになるとか?」
初春「なんか、地味な能力ですね」
佐天「初春にだけは言われたくないな~」
初春「な!ひどいですよ佐天さん!」
白井「まぁまぁ、とにかく自己研鑽が大事ですのよ」
美琴「そんなすぐレベルが上がることはないから、気長にやっていくしかないわね」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 10:47:46.34 ID:5AiCowBA0
佐天「まぁ、そうですよね~」
佐天「御坂さんみたいにビリビリって電撃使ってみたかったなぁ」
初春「高位能力者への憧れはやっぱりありますよね~」
佐天「白井さんみたいにテレポートもいいなぁ~」
白井「私はできれば時間止める能力が欲しいですの!」
白井「そうすればお姉さまとグヘヘヘヘヘ」
美琴「黒子~?」ビリィ
美琴「私は黒子みたいな変な気を起こす奴がいなくなる能力が欲しいわ」ビリビリ
佐天「うっわ~」
初春「相変わらず仲良さそうですね~」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 10:56:04.30 ID:5AiCowBA0
佐天「まぁたしかにそんなこと言ったら、発火能力とか料理がラクそうだし」
佐天「水流操作も食器洗いで役に立つしで羨ましいしなぁ」
白井「家事に能力使うってどういうことですの佐天さん」
美琴「もっと違う使い方があるでしょうに」
初春「そういうとこですよ佐天さん」
佐天「だよね~」
_____________________________________
_________________________
__________
___
佐天「なーんて話してたけど」
佐天「正直今の私の能力なんてちっぽけだしなぁ」
佐天「もっとこう、ぱぁーっと派手な能力ないかなぁ」
キィィィィィィン
佐天「!?」
佐天「こ、これって…」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 11:07:37.59 ID:5AiCowBA0
________________________
__________
__
初春「なんだか最近スキルアウトとのトラブルが多発してますね」カタカタ
白井「やっぱりですの?」
白井「巡回中にやけにくたくたになっているスキルアウトに出くわすと思ってましたの」
初春「スキルアウト狩り、ですかね~」カタカタ
白井「さしずめ能力者の憂さ晴らしでしょうね」
初春「まぁ監視カメラの映像を見ればすぐ犯人は特定できると思うんですけど…っと!」カタカタ
初春「あれ…?」
白井「どうしましたの?」
初春「うーん、なぜか映像が映ってなくて真っ黒なんですよねぇ」
白井「カメラが壊されている…?」
初春「いや、一応生きてはいるんですけど…」
佐天「つっかれたぁ~」
初春「あ、佐天さん!」
佐天「やっと今日の能力開発終わったよ~」
佐天「どしたの初春?」
初春「うーん、ちょっとしたトラブルが」
佐天「トラブル?」
白井「たいしたことじゃありませんの」
白井「ところで能力が発現してから一か月、その後の経過はどうですの?」
__________
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初春「なんだか最近スキルアウトとのトラブルが多発してますね」カタカタ
白井「やっぱりですの?」
白井「巡回中にやけにくたくたになっているスキルアウトに出くわすと思ってましたの」
初春「スキルアウト狩り、ですかね~」カタカタ
白井「さしずめ能力者の憂さ晴らしでしょうね」
初春「まぁ監視カメラの映像を見ればすぐ犯人は特定できると思うんですけど…っと!」カタカタ
初春「あれ…?」
白井「どうしましたの?」
初春「うーん、なぜか映像が映ってなくて真っ黒なんですよねぇ」
白井「カメラが壊されている…?」
初春「いや、一応生きてはいるんですけど…」
佐天「つっかれたぁ~」
初春「あ、佐天さん!」
佐天「やっと今日の能力開発終わったよ~」
佐天「どしたの初春?」
初春「うーん、ちょっとしたトラブルが」
佐天「トラブル?」
白井「たいしたことじゃありませんの」
白井「ところで能力が発現してから一か月、その後の経過はどうですの?」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 11:14:31.34 ID:5AiCowBA0
佐天「まぁまぁ順調、かな」
佐天「やっと慣れてきたというか」
白井「それは良かったですの」
初春「さすが佐天さんです」
佐天「えへん!」
佐天「この調子でバンバン特訓するよー!」
白井「やる気満々ですのね」
初春「お調子者ですからね~」
佐天「じゃ、今日はもう帰っちゃうね」
佐天「また特訓してこなきゃ!」
初春「くれぐれもケガだけはしないようにしてくださいね!」
白井「あまり熱心になりすぎるのも毒ですし無理なさらないように」
佐天「わかってるって!」
佐天「じゃ!」タタタ
白井「さてと」
白井「もういちど調べてくださいまし」
白井「スキルアウト狩りの件」
初春「もうやってますよ」カタカタ
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 11:18:58.95 ID:5AiCowBA0
初春「犯行はだいたい夕方」
初春「カメラには映像が映っていないものの、壊されてはなくて」
初春「なおかつハッキングされている様子もないですね」カタカタ
白井「じゃあどうして映っていませんの?」
初春「それがやっぱりわかりませんね~」カタカタ
白井「それじゃあ現行犯で捕まえるしかありませんの」
白井「過去の犯行現場をすべて割り出してくださいまし」
初春「了解です」カタカタ
初春「そこからこれから起こりそうな犯行現場をピックアップしますね」
白井「しらみつぶしでいくしかなさそうですわね」
佐天「さ、て、と」
佐天「今日も特訓しますかぁ」ニコォ
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 11:24:46.52 ID:5AiCowBA0
スキルアウトA「なんだこいつは?」
佐天「教材になってくれませんか?」
スキルアウトB「付き合ってくれんだったらいいぜぇ」
スキルアウトC「帰れるかはわかんねぇけどなぁ」ギャハハ
佐天「やったぁ」
佐天「そしたらまずは…このカード!」
佐天「ソード!」キィン
スキルアウトB「な、武器だと!?」
スキルアウトC「こいつ能力者か!」
佐天「よいしょっと」シャキン
スキルアウトB「ひっ、岩が切れた!?」
佐天「うーん、たしかに切れ味はいいけど」
佐天「杖が剣になるなら他のカードは使えないかぁ」
スキルアウトC「こいつ…なめやがって!!」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 11:34:31.91 ID:5AiCowBA0
スキルアウトC「おらぁあああああ!!」
佐天「ショット!」キィン
スキルアウトC「ぐっ」グサッ
スキルアウトC「ぐわあああああ!!」
佐天「まぁまぁの威力かな~」
スキルアウトA「おいおい、こいつやべぇな」
スキルアウトB「さっさと逃げんぞ!」ダッ
佐天「逃がしませんよ?」
佐天「ウッド!」キィン
スキルアウトB「なんだぁこの樹は!?」
佐天「教材になってくれるって言ったじゃないですかぁ」
スキルアウトA「チッ」
スキルアウトA「なにが望みだ?」
佐天「私はただ、特訓をしているだけですよ?」
佐天「能力の、ね」
スキルアウトA「狂ってやがる」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 11:39:00.20 ID:5AiCowBA0
佐天「そんなこといいから」
佐天「さっさと私のこと倒さないと」
佐天「そこのお友達、つぶれちゃいますよ?」
スキルアウトB「ぐあああぁああぁあ」ミシミシ
スキルアウトA「こいつ…」
佐天「ささっ、はやくはやく」
佐天「助けてあげなきゃ、ね」
スキルアウトA「このやろおおおお」
佐天「ファイアリー」キィン
佐天「二人仲良く燃えてくださいね」
佐天「はぁ」
佐天「もう終わっちゃった」
佐天「手ごたえないなぁ~」
佐天「こんなんじゃ『特訓』にすらならないよ」
シュン
白井「」ハァハァ
白井「…見つけましたの」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 11:45:22.06 ID:5AiCowBA0
佐天「あれ?白井さん?どうしたんですか?」
白井「それはこっちのセリフですの」
白井「なにをやってるんですの」
佐天「そんなの決まってるじゃないですかぁ」
佐天「能力を伸ばすための『特訓』ですよ」
白井「!!」
白井「それにしては…やりすぎですの」
佐天「そうですかぁ?」
白井「ジャッジメントとして、見逃すわけにはいきませんの!」
佐天「じゃああたしのこと捕まえるとでも?」
白井「そのつもりですの!」シュン
佐天「おっと」ダッ
白井「かわした!?」
佐天「白井さんの能力は間近でよく見てますからねえ」
佐天「とっても勉強になりましたよ」
白井「くっ…それなら体内に直接転移を!」シュン
佐天「無駄です」
佐天「シールド」キィン
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 11:58:06.63 ID:5AiCowBA0
カランッ
白井「弾かれた!?」
佐天「効きませんって」
白井「いったいどういうことですの…」
佐天「あぁ、言ってなかったんですけど」
佐天「能力が発現してからこの一か月、『特訓』を繰り返して」
佐天「なんか私、レベル4に上がったみたいなんですよねぇ」
佐天「白井さんに追いついちゃいましたよ」
白井「なっ…そんなことありえませんの!」
白井「そもそも短期間で能力を上げるなんて」
佐天「できちゃったんですよねぇ、御坂さんの『アドバイス』で」
佐天「まぁもうレベル4だし、そこらのスキルアウトじゃ話にならないし」
佐天「目指すはレベル5ってことで、そろそろターゲット変えようかなぁなんて」
白井「まさか…」
白井「そんなことさせませんの」
佐天「えーっと、そんなこと言える立場でしたっけ?」
佐天「白井さんの能力、私に通じてないんですよ?」
白井(どうにか離脱して初春に伝えておきませんと!)
佐天「ま、逃がしませんけどねぇ」
佐天「ダーク!」キィン
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:02:54.22 ID:5AiCowBA0
白井「あたり一面が真っ暗に!?」
白井「これでは…」
佐天「飛べませんよね~?」
佐天「テレポート、で壁の中に出ちゃったら大けがですもんね」
白井「くっ」
佐天「最初はフラワーだけだったから大変だったけど」
佐天「今じゃ白井さんなんて相手にもならないや」
白井「お姉さまが黙ってませんわよ」
佐天「負け犬の遠吠えってやつですね」
佐天「じゃ、御坂さんをおびき出すエサとして」
佐天「白井さんにはボロボロになってもらいますね」
佐天「サンダー」キィン
白井「ぐあああぁああぁあ」ビリビリ
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:06:27.04 ID:5AiCowBA0
佐天「なーんか手ごたえないなぁ」
佐天「強くなりすぎちゃったかも」
佐天「ま、御坂さんが来るまで待ってようかな~っと」
美琴「黒子が?」ビリビリ
初春「はい、そうなんです」
初春「たぶん相手は…」
美琴「そっか、わかった」ビリィ
美琴「今向かってるから」ビリィ
初春「気を付けてください、御坂さん」
美琴「大丈夫、ありがとう」ビリィ
美琴「佐天さん…」ビリィ
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:11:58.63 ID:5AiCowBA0
_______________________
___________
___________
美琴「見つけたわよ、佐天!!」ビリィ
佐天「あ、久しぶりです御坂さん」ニコ
美琴「あんた…黒子を…」
佐天「あぁ、白井さんですか?」
佐天「私の特訓相手にもなりませんでしたよ~白井さんって案外弱いんですね」
美琴「ふざけたこと言ってんじゃないわよ!」ビリビリ
佐天「うわっ!ちょ、危ないじゃないですか」
美琴「なんで黒子にあんなことしたの!?」ビリィ
佐天「だって…御坂さんが言ったことですよ?」
佐天「能力のことを理解するために『実戦』のほうが手っ取り早いって」
佐天「だからみんなに特訓付き合ってもらってたんですけど」
佐天「案外私、強くなりすぎちゃったみたいです」
美琴「こいつ…」ビリィ
美琴「ふざけるなあああああ!!」バリバリ
佐天「シールド」キィン
美琴「なっ…」
佐天「だから言ったじゃないですか」
佐天「私、強くなりすぎちゃったって」ニコォ
___________
___________
美琴「見つけたわよ、佐天!!」ビリィ
佐天「あ、久しぶりです御坂さん」ニコ
美琴「あんた…黒子を…」
佐天「あぁ、白井さんですか?」
佐天「私の特訓相手にもなりませんでしたよ~白井さんって案外弱いんですね」
美琴「ふざけたこと言ってんじゃないわよ!」ビリビリ
佐天「うわっ!ちょ、危ないじゃないですか」
美琴「なんで黒子にあんなことしたの!?」ビリィ
佐天「だって…御坂さんが言ったことですよ?」
佐天「能力のことを理解するために『実戦』のほうが手っ取り早いって」
佐天「だからみんなに特訓付き合ってもらってたんですけど」
佐天「案外私、強くなりすぎちゃったみたいです」
美琴「こいつ…」ビリィ
美琴「ふざけるなあああああ!!」バリバリ
佐天「シールド」キィン
美琴「なっ…」
佐天「だから言ったじゃないですか」
佐天「私、強くなりすぎちゃったって」ニコォ
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:17:36.25 ID:5AiCowBA0
美琴(電撃が効かないのなら、砂鉄で…!!)ビリィ
佐天「それも無駄ですよ」
佐天「ウィンディ」キィン
美琴「なっ!砂鉄が散ってく!?」
美琴「まさか風力使いの能力まで!?」
美琴「こうなったら…」チャリン
佐天「レールガン、ですか?」
佐天「たぶん意味ないと思いますけど」
美琴「やってみなきゃわかんないっての!!」
美琴「黒子を痛めつけた責任、取ってもらうわよ!!」バリィ
美琴「いっけぇえええええ!!」ドゴォオオンン
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:23:56.40 ID:5AiCowBA0
バリバリ...
美琴「…」バリィ
美琴「やった?」
佐天「こんなものですか?」
美琴「そ…んな…」
美琴「届いてすら…いない!?」
佐天「ループ、です」
佐天「私と御坂さんとの次元を繋げちゃえば、無限の距離にすることもできるですよ」
佐天「所詮射程距離がたったの50mのレールガンなんて、届きやしないです」
美琴「くっ…」
佐天「あーあ、やっぱり強くなりすぎたか~」
佐天「そうだ、御坂さん、他のレベル5ってどこにいるか知りませんか?」
佐天「私の『特訓』に付き合ってもらおっかなって」
美琴「そんなの教えるわけないじゃない…」
佐天「そうですか~」
佐天「じゃ、教えてくれるまで痛めつけてあげますね」ニコ
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:27:25.25 ID:5AiCowBA0
佐天「ったく、御坂さんってばほんと強情なんだからぁ」
佐天「とりあえず第5位の居場所は聞けたからよかったけど」
佐天「ちゃちゃっと向かいますかぁ」
佐天「フライ」キィン
食蜂「あらあらぁ」
食蜂「なんかものすごい破壊力がむかってきてる気がするわぁ」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:40:20.76 ID:5AiCowBA0
_____________________________________
______________
____
佐天「到着っと」フワッ
食蜂「なんか飛んできたわねぇ」
食蜂「あなたが噂のレベル4かしら?」
佐天「噂かどうかはわかりませんけど、一応レベル4ですよ」
佐天「ま、これからレベル5になる予定ですけどね」
食蜂「それは無理だと思うわぁ」
食蜂「私の洗脳力の前じゃ歯が立たないと思うもの」
佐天「まぁそうかもしれませんね」
佐天「けど、リモコンなしで大丈夫ですか?」
食蜂「なっ、いつの間に!?」
佐天「イレイズ」
佐天「到着する前に、上空で使っておきました」
佐天「さすがに洗脳はやっかいですからね~」
食蜂「どういうことなのよぉ」
食蜂「能力者に能力は一つだけじゃなかったのぉ」
佐天「私でもわかんないんですよねぇ~」
佐天「さ、他のレベル5の場所でも教えてもらいますよ?」
佐天「嘘ついてもライブラでわかっちゃいますからね」
佐天「ちなみに、あなたと同じようにさっきのイレイズで記憶を消すこともできちゃいますからね」
佐天「正直に答えた方がいいですよ」ニコ
食蜂「物凄い悪人面ねぇ」
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佐天「到着っと」フワッ
食蜂「なんか飛んできたわねぇ」
食蜂「あなたが噂のレベル4かしら?」
佐天「噂かどうかはわかりませんけど、一応レベル4ですよ」
佐天「ま、これからレベル5になる予定ですけどね」
食蜂「それは無理だと思うわぁ」
食蜂「私の洗脳力の前じゃ歯が立たないと思うもの」
佐天「まぁそうかもしれませんね」
佐天「けど、リモコンなしで大丈夫ですか?」
食蜂「なっ、いつの間に!?」
佐天「イレイズ」
佐天「到着する前に、上空で使っておきました」
佐天「さすがに洗脳はやっかいですからね~」
食蜂「どういうことなのよぉ」
食蜂「能力者に能力は一つだけじゃなかったのぉ」
佐天「私でもわかんないんですよねぇ~」
佐天「さ、他のレベル5の場所でも教えてもらいますよ?」
佐天「嘘ついてもライブラでわかっちゃいますからね」
佐天「ちなみに、あなたと同じようにさっきのイレイズで記憶を消すこともできちゃいますからね」
佐天「正直に答えた方がいいですよ」ニコ
食蜂「物凄い悪人面ねぇ」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:48:27.56 ID:5AiCowBA0
食蜂「残念だけど他のレベル5はわからないわぁ」
食蜂「ま、ここまでレベル5を倒していればぁ」
食蜂「他のレベル5があなたのもとに勝手に来てくれるんじゃないのかしらぁ?」
食蜂「学園都市のパワーバランスを崩されて困る奴らもいるだろうしぃ」
佐天「なるほど…そういうことですか」
佐天「フリーズ!」キィン
佐天「もう眠っててくださいね」
食蜂「体が凍っていくわぁ…」パキパキ
食蜂「常盤台の私の支配下の生徒であなたを倒しに行くから、まってなさいよぉ」
佐天「うーん、それはめんどくさいなぁ」
佐天「正直レベル3や4なんて今更倒してもしょうがないし…」
佐天「もういいや、めんどくさくなっちゃった」
佐天「炎よ、この地を燃やし尽くせ」
佐天「ファイアリー」キィン
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 12:53:59.23 ID:5AiCowBA0
________________________________
__________________
_________
絹旗「麦野、超強敵が現れました」
麦野「あぁ?強敵だぁ?」
絹旗「第3位と第5位がやられたっぽいです」
フレンダ「まぁでも、結局麦野が勝つってわけよ」
滝壺「…南南西から信号が」
滝壺「物凄い勢いで近づいてくる」
佐天「どーん!突撃翌隣の晩御飯!なーんちゃってーえへへへ」
麦野「なんかガキが紛れ込んでるぞ」
絹旗「違いますこいつが超強敵です」
麦野「いまいちやる気でねぇなぁ」
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絹旗「麦野、超強敵が現れました」
麦野「あぁ?強敵だぁ?」
絹旗「第3位と第5位がやられたっぽいです」
フレンダ「まぁでも、結局麦野が勝つってわけよ」
滝壺「…南南西から信号が」
滝壺「物凄い勢いで近づいてくる」
佐天「どーん!突撃翌隣の晩御飯!なーんちゃってーえへへへ」
麦野「なんかガキが紛れ込んでるぞ」
絹旗「違いますこいつが超強敵です」
麦野「いまいちやる気でねぇなぁ」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 18:51:41.92 ID:KaoOSF9/0
絹旗「仕方ないですね。私が超相手になります!窒素パンチ」
佐天「ジャンプ」キィン
フレンダ「跳躍!?」
絹旗「超人的なジャンプ力ですね」
佐天「さっすがに4対1は分が悪いかぁ」
佐天「どうしよっかなー」
麦野「はっ」
麦野「空中じゃ避けられねぇだろ」トキィイイン
麦野「おらあぁあああ」ドンドン
佐天「おっと、シールド」キィン
麦野「な、防いだだと!?」
佐天「ふぅ~、さっすが第4位ですね」
佐天「それが噂のメルトダウナー、ですか」
佐天「近くで見るときれいですね~」
絹旗「麦野、こいつ超やばいです」
フレンダ「麦野の能力が効かないなんて…!」
滝壺「くっ…」シャカ
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 18:55:47.01 ID:KaoOSF9/0
滝壺(AIM拡散力場をコントロールすれば…)
滝壺「」カリッ
滝津「あ、甘い…?」
佐天「おっと、薬物はダメですよ?」
佐天「スイート、です」
佐天「お菓子に変えちゃいました」
麦野「こいつ…ふざけてやがんな」キィィン
麦野「何発も防げると思うなよぉおおお!!」ドンドン
佐天「ミラー」キィン
フレ/ンダ「」
佐天「あーあ、」
佐天「反射してお仲間さんに当たっちゃいましたねぇ~」ニコ
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 19:07:24.43 ID:KaoOSF9/0
絹旗「麦野、超逃げましょう!!」
絹旗「完全に勝てる気がしません」
佐天「逃がしませんよ?」キィィィィィィン
絹旗「あれは…メルトダウナー!?」
麦野「なんだあのきったねぇ光は!?」
佐天「疑似メルトダウナー、みたいなものですよ」
佐天「ライトのカードで光を凝縮させちゃえば簡単です」
佐天「やってみたら意外とうまくいくもんですね」
麦野「ちぃっ」
佐天「じゃ、ばいばい」ニコ
麦野「くそがぁああああああ」
佐天「なーんか第4位もあっけなかったなぁ」
佐天「全然大した能力じゃないじゃん」
佐天「簡単にマネできちゃったし」
佐天「ん?これは…」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 19:13:04.06 ID:Jk8qpTnr0
佐天「新しいカード?」
佐天「さすがにレベル5との連戦で能力がまた強くなったのかなぁ」
佐天「んー、試してみたいなぁ」
垣根「探したぜ嬢ちゃん」バサァ
佐天「あなたは…?」
垣根「学園都市第2位の垣根提督だ」
佐天「そちらから来てくれるなんて、都合いいですね」
佐天「どうして私のことがわかったんですか?」
垣根「そりゃあ有名人だぜお前。ニュースでも見てみろよ」
佐天「あっはは。まあそんなのどうでもいいですよ」
佐天「あなたを倒せれば、ね」
垣根「お前にできるかな。未元物質」ファサァ
佐天「うわ、キモ!なにあの翼…」
垣根「おいおいひどいこと言うなお前」
佐天「きもいのでさっさと倒しちゃいます。」
佐天「ライト!!」キィン
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 19:17:52.95 ID:CVpaAgIM0
垣根「なんだぁこりゃあ」ファサァ
佐天「疑似メルトダウナーが効かない…?」
垣根「おいおい、俺より順位が低いやつの能力をマネしたって効くわけねぇだろ」
佐天「ふっ…」
佐天「あははははははは」
垣根「…なにがおかしい」
佐天「はぁ、ほんと最高です」
佐天「そうじゃなきゃおもしろくないですよねぇ!!」
佐天「正直今までの相手は弱すぎましたもん」
佐天「私も新しい力、試させてもらいます」
垣根「はぁ…そりゃ勝手にどうぞ」
垣根「試す前にあの世行きだがなぁ!!」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 19:41:04.51 ID:W19cgtcr0
佐天「フライ!」キィン
垣根「お、お前も飛べんのか?」ファサァ
佐天「見た目は私の方が可愛いですけど、ね!」
佐天「スパイラル!」キィン
垣根「無駄だぜ」ドゴン
佐天「くっ…」
佐天「次は…ゲール!」キィン
垣根「オマエ、風力使いの能力も使えんのか」
垣根「おもしれぇな」
佐天「効いてないかぁ」
垣根「で、もう終わりなのか?」
佐天「うーん、これは困りました」
垣根「じゃあ今度はこっちから行くぞ!!」ドゴォン
佐天「おっと!スルー!」キィン
垣根「俺の未元物質をすり抜けただと!?」
佐天「残念でした」
佐天「未元物質?聞いたことないですね」
垣根「この世にはない物質だからなぁ」
佐天「なるほど、ご説明ありがとうございます」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/22(金) 19:52:47.81 ID:dM4kbH2D0
佐天「まったく、なかなか面倒ですね」
佐天「さすがは第2位ってとこですか」
垣根「まぁだてに2位じゃねぇよな」
佐天「ま、もういいです」
佐天「新しいカードは違う相手で試させてもらうので」
佐天「さよなら」
垣根「ハァ?」
垣根「おまえがどうやってこのおれを」
佐天「タイム、ソード」キィン
垣根「」
佐天「もうあなたの負けですよ」
佐天「ソードのカードは使い手の思い次第で切れ味を自在に変えることができるんです」
佐天「前に使った時は岩を切るぐらいでしたけど…」スタスタ
佐天「よいしょっと」スバッ
佐天「あなたの能力がこの世に存在しない物質だろうが」
佐天「関係なくなっちゃいましたねぇ」ニコ
佐天「って、聞いてないか」
佐天「じゃ、さよなら」ザクッ
垣根「」
佐天「ふぅ」
佐天「あとは第1位だけかぁ」スタスタ
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 03:33:36.65 ID:JpqX6gZ10
佐天「第1位と戦う前にっと」
佐天「さっきの2位まぁまぁ強かったからなぁ」
佐天「いまのうちに新しいカードの性能確認しとくかぁ」
佐天「まずは…これかな」
佐天「この地に起きし過去の出来事を映し出せ」
佐天「レコード」キィン
佐天「やっぱり、この街全体が…」
佐天「私がレベル6になっちゃえば」
佐天「ぜーんぶ、終わらせることができるよね」
佐天「あは☆」
佐天「さて、他のカードはっと…」
打ち止め「大変なことが起こってるんだよ!ってミサカはミサカはあなたに警告してみる!」
一方通行「あァ?」
打ち止め「学園都市がなくなっちゃうかも~って!」
一方通行「例のテロリストの件かァ」
一方通行「ったく、他の奴らが使えねェからこうなってんだろォが」
打ち止め「いいから早く止めなきゃ!ってミサカはあなたを急かしてみる!」
一方通行「ハィハィ、わかったっつーの」
一方通行「めんどくせェなァ」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 03:39:42.75 ID:JpqX6gZ10
______________________________________
_____________________
_____
佐天「んー、こんなもんかなぁ」
佐天「結構カードの量も増えてきちゃったし」
佐天「あとは第1位だけだけど…」
黄泉川「抵抗はやめて投降するじゃんよ!!」
佐天「このアンチスキルの群れをなんとかしなきゃなぁ」
佐天「ったく、こんなことしてる暇ないのに」
黄泉川「いいからさっさと手を頭の後ろに組むじゃんよぉ!!」
佐天「はいはい、なんて簡単に言うこと聞くと思いましたかぁ?」
佐天「バブル」キィン
アンチスキル「これは…泡だと!?」
黄泉川「どういうことじゃん!?」
黄泉川「佐天が見えないじゃん!」
佐天「あなたたちにはこの程度で大丈夫ですよ」
佐天「っていっても」
佐天「聞こえてないと思いますけど」
黄泉川(いつの間に後ろに!?)
佐天「」ニコォ
_____________________
_____
佐天「んー、こんなもんかなぁ」
佐天「結構カードの量も増えてきちゃったし」
佐天「あとは第1位だけだけど…」
黄泉川「抵抗はやめて投降するじゃんよ!!」
佐天「このアンチスキルの群れをなんとかしなきゃなぁ」
佐天「ったく、こんなことしてる暇ないのに」
黄泉川「いいからさっさと手を頭の後ろに組むじゃんよぉ!!」
佐天「はいはい、なんて簡単に言うこと聞くと思いましたかぁ?」
佐天「バブル」キィン
アンチスキル「これは…泡だと!?」
黄泉川「どういうことじゃん!?」
黄泉川「佐天が見えないじゃん!」
佐天「あなたたちにはこの程度で大丈夫ですよ」
佐天「っていっても」
佐天「聞こえてないと思いますけど」
黄泉川(いつの間に後ろに!?)
佐天「」ニコォ
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 03:46:05.56 ID:JpqX6gZ10
黄泉川「ぐっ」
黄泉川(なんの音も聞こえなかったじゃん!)
黄泉川(それに今の攻撃…)
黄泉川(格闘技の心得まであったとか聞いてないじゃん!)
佐天「あは☆」
佐天「サイレント、で音を消して近づいて」
佐天「ファイト、で接近戦」
佐天「結構便利ですよねぇ、このカード」
アンチスキル「こ、このぉ」カチャ
黄泉川「銃はやめるじゃん!!」
アンチスキル「」ドガン
黄泉川「佐天!!!」
アンチスキル「」ガハッ
佐天「…」
佐天「中学生に銃を撃つとかぁ」
佐天「どんだけなんですか~?」
黄泉川「銃弾が…!?」
黄泉川「これは一方通行の能力じゃんよ!」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 03:53:53.89 ID:JpqX6gZ10
佐天「ほんっと、この街のオトナたちってロクな人がいないですね~」
佐天「撃ちます?普通」
アンチスキル「くっ…」
黄泉川「お前ら!撃つなじゃんよ!!」
佐天「もう怒っちゃいました」
佐天「リフレクトのカードで私への銃撃は反射されちゃいますけど」
佐天「そんなに撃ちたいのなら止めませんよ」
佐天「この場のすべての銃よ、我を狙撃せよ」
佐天「アクション」キィン
黄泉川「なんだ…?」
黄泉川「銃が勝手に!?」ドガン
アンチスキル「どういうことだ!?」ドガン
佐天「あは」キィン
アンチスキル「ぐああぁ」
佐天「たーくさん撃っていいですよ」ニコォ
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:01:29.97 ID:JpqX6gZ10
佐天「はぁーぁ」
佐天「今の私が無能力者程度に手こずるわけないのに」
佐天「バカだなぁ本当に」
一方通行「よォ」
一方通行「じゃあ学園都市第1位だったらどォだァ?」
佐天「やっときましたね」
佐天「待ってましたよ」
一方通行「そォかァ、俺はお前なンて待ってねェけどなァ」ドガン
佐天「無駄です」キィン
佐天「そんな瓦礫を飛ばしただなんて、今更効くわけないですよ」
一方通行(これは反射だとォ?)
一方通行「オマエ…そのチカラどこで手にいれたァ?」
佐天「話したらなんかあるんですか?」
佐天「こっちは無駄話してる時間なんてないんですよね~」
佐天「ささっとあなたを倒して、学園都市第1位の座はもらっちゃいますよ」
一方通行「ヤれるもんならヤってみなァ!!」
佐天「じゃ、遠慮しませんね」
佐天「ミラージュ」キィン
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:11:25.19 ID:JpqX6gZ10
打ち止め「どーお?うまくできてる?ってミサカは聞いてみる!」
一方通行「どういうことだァこれは」
打ち止め「あなたのいちばーん大事な人の姿を映してるんだよってミサカはミサカは説明してみる!」
打ち止め「ちなみに、声もヴォイスのカードで借りてるんだよ!」
一方通行「あのガキになんかしたのかァ!?」
打ち止め「あは」
打ち止め「いいからさっさとやろうよってミサカはあなたを倒したくてウズウズしてみたり」
打ち止め「それとも…」
ミサカ妹「こっちのほうが良いですか?とミサカはあなたに尋ねてみます」
一方通行「!?」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:16:31.10 ID:JpqX6gZ10
一方通行「やめろォ…」
ミサカ妹「能力者の能力っていうものはフジギですね、とミサカは疑問を感じます」
ミサカ妹「精神状態が不安定になるとうまく能力を使えなくなる、なんて」
ミサカ妹「たとえ第1位のあなたでもしんどいんじゃないですかねぇ、とミサカは楽しんでみたり」
ミサカ妹「じゃ、ささっとやられちゃってください」
ミサカ妹「ブレイク」キィン
一方通行「んだァこりゃァ」グハッ
ミサカ妹「あなたの精神ごと、壊してあげますよ」ニコォ
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:22:21.91 ID:JpqX6gZ10
_______________________________________________
_________________________
_________
佐天「ふぅ」
佐天「第1位もあっけなかったなぁ」
佐天「ちょちょっと精神揺さぶっただけであれだもん」
佐天「メンタル弱い男ってださいなぁ~ほんとに☆」
佐天「じゃ、もう壊しちゃおっか」
佐天「この街を」
佐天「全てを無に還せ」
佐天「ナッシング」キィン
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
上条「どうなってんだ一体!?」
上条「これはお前の仕業なのか!?」
佐天「えーっと、どちら様ですか?」
上条「お前がやったのかって聞いてるんだ!!」
佐天「話が通じない人ですねー。一番嫌いなタイプだ。」
佐天「彼の者を焼き尽くせ」
佐天「ブレイズ」キィン
上条「効かねぇよ」キュイン
佐天「ふーん、なかなかやりますね」
_________________________
_________
佐天「ふぅ」
佐天「第1位もあっけなかったなぁ」
佐天「ちょちょっと精神揺さぶっただけであれだもん」
佐天「メンタル弱い男ってださいなぁ~ほんとに☆」
佐天「じゃ、もう壊しちゃおっか」
佐天「この街を」
佐天「全てを無に還せ」
佐天「ナッシング」キィン
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
上条「どうなってんだ一体!?」
上条「これはお前の仕業なのか!?」
佐天「えーっと、どちら様ですか?」
上条「お前がやったのかって聞いてるんだ!!」
佐天「話が通じない人ですねー。一番嫌いなタイプだ。」
佐天「彼の者を焼き尽くせ」
佐天「ブレイズ」キィン
上条「効かねぇよ」キュイン
佐天「ふーん、なかなかやりますね」
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:31:23.39 ID:JpqX6gZ10
佐天「彼の者を打ち滅ぼせ」
佐天「サンダー」キィン
上条「雷は慣れてんだよ!!」キュイン
佐天「これもですかー?」
佐天「めんどくさいな~」
上条「お前があれを止めないってんなら…」
上条「その幻想をぶち[ピーーー]!」
佐天「うっわぁ~さっむ」
佐天「グラビテーション」キィン
佐天「うるさいんで、宇宙まで飛んで行っちゃってください」
上条「!?体が上に引っ張られる!?」
上条「能力か!?」キュイン
佐天「ふーん、これも破られちゃいますか~」
上条「ぐっ」ドカッ
佐天「意外と高い位置から落下しても生きてるもんなんですね」
上条「テメェ…」ダッ
佐天「今時接近戦とか、まさか無能力者ですか?」
上条「だったらなんだってんだよ!」
佐天「シールド」キィン
上条「おらあああああ」キュイン
佐天「なっ!?」ドゴッ
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:38:02.91 ID:JpqX6gZ10
上条「やったか?」
佐天「いったぁ…」
佐天「女の子を全力で殴るとか」
佐天「あなた最低ですよ」
上条「テメェに言われたくねぇよ」
上条「関係ない人を巻き込んでるやつにはなぁ!!」
佐天「関係なくないですよ」
佐天「この学園都市ってのがそもそもオカシイんです」
佐天「クローンに始まり、いろんな人体実験が行われているなんて」
佐天「しかもそれがこの街全体で隠蔽されているなんて」
佐天「こんな世界、なくなったほうがいいと思いません?」
佐天「救いなんてないですよねぇえええええ!!」
上条「それでもこの世界は…」
上条「俺にとっては大事なんだよ!!」
上条「うおおぉおおぉおおお!!」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:43:28.92 ID:JpqX6gZ10
佐天「興覚めですね」
佐天「もういいです」
佐天「タイム」キィン
佐天「!?」
佐天「なんでこの中で動けるんですか!?」
上条「うるせえええええ!」ドガン
佐天「ぐっ!!」
上条「はぁ、はぁ、」
上条「この街で何が行われているかはだいたい知ってる」
上条「けど、だからって全てを壊そうとしなくてもいいだろ」
上条「こんな街でも大事なものを守ろうとしてるやつだっているんだから」
佐天「…」
佐天「だからって」
佐天「もう無駄なんですよ」
佐天「もうなにもかも遅いんです」
上条「なんか手はないのか!?」
上条「学園都市のレベル5達を倒したお前ならなんか手はあるだろ!」
佐天「そんなカードなんて…」
佐天「…あった」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:51:36.87 ID:JpqX6gZ10
__________________________________
__________________
_______
上条「そんなことできるのか!?」
佐天「やってみるしかないですよね」
上条「大丈夫なのか!?」
佐天「まぁ、あとはもういいです」
佐天「私ひとりでやりますから」
上条「ちょ、どうしたって急に!」
佐天「ケリは私ひとりでつけます」
佐天「我の力の全てをもって命じる」
佐天「この世に起きし全ての理」
佐天「我が望みしその刻限まで」
佐天「時を巻き戻せ」
佐天「リターン!!」キィン
__________________
_______
上条「そんなことできるのか!?」
佐天「やってみるしかないですよね」
上条「大丈夫なのか!?」
佐天「まぁ、あとはもういいです」
佐天「私ひとりでやりますから」
上条「ちょ、どうしたって急に!」
佐天「ケリは私ひとりでつけます」
佐天「我の力の全てをもって命じる」
佐天「この世に起きし全ての理」
佐天「我が望みしその刻限まで」
佐天「時を巻き戻せ」
佐天「リターン!!」キィン
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 04:56:50.08 ID:JpqX6gZ10
_________________________________
__________________
_____
初春「…さ…ん…ん?」
初春「…さて…さん?」
初春「…佐天さん?」
白井「ちょっと聞いてますの佐天さん!」
佐天「うわぁ!!」
美琴「ちょ、どうしちゃったの急に」
佐天「みん…な…?」
白井「なにかありましたの?」
佐天「今って…」
初春「佐天さんがレベル1になったからお祝いしようって集まったんじゃないですか」
白井「さては寝ぼけてますわね」
美琴「で、どんな能力なのよ?」
佐天(良かったぁ…)
佐天(もどってこれたぁ…)
__________________
_____
初春「…さ…ん…ん?」
初春「…さて…さん?」
初春「…佐天さん?」
白井「ちょっと聞いてますの佐天さん!」
佐天「うわぁ!!」
美琴「ちょ、どうしちゃったの急に」
佐天「みん…な…?」
白井「なにかありましたの?」
佐天「今って…」
初春「佐天さんがレベル1になったからお祝いしようって集まったんじゃないですか」
白井「さては寝ぼけてますわね」
美琴「で、どんな能力なのよ?」
佐天(良かったぁ…)
佐天(もどってこれたぁ…)
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 05:00:30.85 ID:JpqX6gZ10
佐天「ええっと…」
佐天「たしか…」
美琴「もったいぶってないではやく教えなさいよ!」
佐天「あれ…」
佐天「なんだったっけ?」
初春「またまたぁ」
佐天「たしか…なんかカードが…」
白井「カードですの?そんな能力聞いたことありませんわ」
佐天「えぇっと…」
美琴「どうしちゃったの佐天さん?」
佐天「すみません、何も覚えてなくて…」
初春「佐天…さん?」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 05:05:46.05 ID:JpqX6gZ10
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____
カエル医者「記憶喪失のはずはないんだけどね?」
カエル医者「脳に異常も見当たらないし」
カエル医者「とにかく検査入院してもらうことにしたよ」
美琴「そうですか…」
初春「ありがとうございました」
白井「一体何がありましたの…?」
佐天「ごめんなさい、心配かけちゃって」
佐天「でも、なんか大変なことが起こって」
佐天「それで、みんなにひどいことして、迷惑かけて、」
佐天「どうしても思い出せなくて…」
白井「落ち着いてくださいまし」
美琴「そうよ、別に私たち迷惑なんてしてないから」
初春「そうですよ佐天さん!」
佐天「うん…ありがと」
佐天「みんなと一緒にいるのがなんか当たり前じゃないみたいで」
白井「何いってますの?」
美琴「これからもずっと一緒じゃない」
初春「そうですよ!佐天さん!」
________
____
カエル医者「記憶喪失のはずはないんだけどね?」
カエル医者「脳に異常も見当たらないし」
カエル医者「とにかく検査入院してもらうことにしたよ」
美琴「そうですか…」
初春「ありがとうございました」
白井「一体何がありましたの…?」
佐天「ごめんなさい、心配かけちゃって」
佐天「でも、なんか大変なことが起こって」
佐天「それで、みんなにひどいことして、迷惑かけて、」
佐天「どうしても思い出せなくて…」
白井「落ち着いてくださいまし」
美琴「そうよ、別に私たち迷惑なんてしてないから」
初春「そうですよ佐天さん!」
佐天「うん…ありがと」
佐天「みんなと一緒にいるのがなんか当たり前じゃないみたいで」
白井「何いってますの?」
美琴「これからもずっと一緒じゃない」
初春「そうですよ!佐天さん!」
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 05:09:59.71 ID:JpqX6gZ10
佐天(結局数日で退院出来たけど)
佐天(私自身、何かを忘れたまんまで)
佐天(思い出せそうもない…けど)
美琴「ささ、早く行くわよ!」
白井「お姉さま!!待ってくださいまし!」シュン
美琴「ちょ、抱き着くなっての!」ビリビリ
白井「うひぉおおおお姉さまの愛がぁああ」ビリビリ
初春「全く、どうしようもないですね」
初春「佐天さん?」
佐天「あ、ごめん、すこしぼーっとしてた」
初春「今行くね!」ニコ
佐天(まぁ)
佐天(みんながいるから、いっか)
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 05:18:03.27 ID:JpqX6gZ10
終わり
クリアカード編見てない人はネタバレになるので気を付けてくださいまし
>>43
一応異能力ってことで科学サイドで佐天さんにカードさんたち使わせてみた結果安定の闇落ちでしたとさ
クリアカード編見てない人はネタバレになるので気を付けてくださいまし
>>43
一応異能力ってことで科学サイドで佐天さんにカードさんたち使わせてみた結果安定の闇落ちでしたとさ
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 05:21:05.51 ID:JpqX6gZ10
佐天さんが使ったカード一覧
フラワー グロウ シャドウ ソード
ショット ファイアリー シールド ダーク
サンダー ウィンディ ループ フライ
イレイズ フリーズ ジャンプ スイート
ミラー ライト スパイラル ゲール
スルー タイム レコード バブル
サイレント ファイト リフレクト アクション
ミラージュ ヴォイス ブレイク ナッシング
ブレイズ グラビテーション リターン
こうしてみるとどんだけ多くのカード使ってんだよって感じするな
フラワー グロウ シャドウ ソード
ショット ファイアリー シールド ダーク
サンダー ウィンディ ループ フライ
イレイズ フリーズ ジャンプ スイート
ミラー ライト スパイラル ゲール
スルー タイム レコード バブル
サイレント ファイト リフレクト アクション
ミラージュ ヴォイス ブレイク ナッシング
ブレイズ グラビテーション リターン
こうしてみるとどんだけ多くのカード使ってんだよって感じするな
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/23(土) 05:35:09.43 ID:JpqX6gZ10
自粛中暇だったから久しぶりに書いてみた
結界とFFの能力使える佐天さんも見てみてくれたら嬉しい
結界とFFの能力使える佐天さんも見てみてくれたら嬉しい
引用元: ・佐天「さくらカードかぁ…」
美琴「食蜂操祈を徹底的に無視したらどうなるのか」
2020-05-29
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:32:02.82 ID:5bLMJNBf0
美琴「やってみる価値あるわよね」
美琴「どうせ私が図書館で本を読んでるだけで嫌がらせしてくると思うし」
美琴「あいつ、私に嫌がらせをすることに関しては誰よりも力を入れるし」
美琴「ならいっそ私が反応しなければ良い訳で」
美琴「なーんだ、最初からこうすればよかったのよね、なんか楽しみになってきた」
美琴「ふふ、ふふふー……」
黒子(お姉さまがお風呂で独り言を延々と……大丈夫ですの?お姉さま……)
美琴「~♪」
美琴「どうせ私が図書館で本を読んでるだけで嫌がらせしてくると思うし」
美琴「あいつ、私に嫌がらせをすることに関しては誰よりも力を入れるし」
美琴「ならいっそ私が反応しなければ良い訳で」
美琴「なーんだ、最初からこうすればよかったのよね、なんか楽しみになってきた」
美琴「ふふ、ふふふー……」
黒子(お姉さまがお風呂で独り言を延々と……大丈夫ですの?お姉さま……)
美琴「~♪」
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5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:34:17.93 ID:5bLMJNBf0
翌日。
食蜂「みぃさぁかさぁん?」
美琴「……、」
食蜂「あっれえ?ちょっとちょっとお、無視ー?ひっどぉーい」
美琴「……、」
食蜂「ねぇー何読んでるのぉー?ねぇってばぁー?」
美琴「……、」
食蜂「ふうん、今日はそおいう態度取るんだあ、御坂さんのくせにぃ」
美琴「……、」
食蜂「……、」
美琴「……」
食蜂「えいっ」ピッ
バチンッ
美琴「……っ」
食蜂「反応したぁ~!」
食蜂「みぃさぁかさぁん?」
美琴「……、」
食蜂「あっれえ?ちょっとちょっとお、無視ー?ひっどぉーい」
美琴「……、」
食蜂「ねぇー何読んでるのぉー?ねぇってばぁー?」
美琴「……、」
食蜂「ふうん、今日はそおいう態度取るんだあ、御坂さんのくせにぃ」
美琴「……、」
食蜂「……、」
美琴「……」
食蜂「えいっ」ピッ
バチンッ
美琴「……っ」
食蜂「反応したぁ~!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:37:08.26 ID:5bLMJNBf0
美琴「……、」
食蜂「あっれえ?いつもならあ、血相変えて私にぃ飛びかかってくるんだけどぉ☆」
美琴「…………、」
食蜂「……反応ないとぉ、やり甲斐が無いわよぉ」
美琴「……、」
食蜂「……えいえいえいっ」
ピッピッピッピッピッピッ
バチンッバチンッバチンッバチンッバチンッバチンッ
美琴「……、」
食蜂「えぇ~?あなたほんとに御坂さぁん?妹のほぉ~?見間違い~?」
美琴「……、」
食蜂「……なんなのよぉ、御坂さんってぇ、何考えてるか分からないからぁ、気持ち悪い~」
美琴「……」
食蜂「もぉ~なんか言いなさいよぉ~」
食蜂「こうなったら……」
食蜂「あっれえ?いつもならあ、血相変えて私にぃ飛びかかってくるんだけどぉ☆」
美琴「…………、」
食蜂「……反応ないとぉ、やり甲斐が無いわよぉ」
美琴「……、」
食蜂「……えいえいえいっ」
ピッピッピッピッピッピッ
バチンッバチンッバチンッバチンッバチンッバチンッ
美琴「……、」
食蜂「えぇ~?あなたほんとに御坂さぁん?妹のほぉ~?見間違い~?」
美琴「……、」
食蜂「……なんなのよぉ、御坂さんってぇ、何考えてるか分からないからぁ、気持ち悪い~」
美琴「……」
食蜂「もぉ~なんか言いなさいよぉ~」
食蜂「こうなったら……」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:43:26.32 ID:5bLMJNBf0
ピッ
女学生「……」
食蜂「レッツチャレンジ☆」
女学生「ごきげんよう御坂さま、どんな本を読んでいらっしゃるのですか?」
美琴「……、」
女学生「御坂さま?申し訳ございません……邪魔をしてしまいましたか?」
美琴「……、」
女学生「わたくしも、読書が趣味でして。この常盤台中学でも有名な御坂様と是非ともお話がしたかったのですが……」
美琴「……、」
女学生「み、御坂さまぁ……?」
美琴「……、」
女学生「も、もぉ……本当気持ち悪いわぁ……なんで無視して本なんて読めるのよぉ」
女学生「……ダメね、この子じゃ」
女学生「使えないわねえ、この子。トラック20周してきなさあい、文学少女から運動少女に切り替わり、っと」
女学生「ばぁかばぁか」
女学生「……」
食蜂「レッツチャレンジ☆」
女学生「ごきげんよう御坂さま、どんな本を読んでいらっしゃるのですか?」
美琴「……、」
女学生「御坂さま?申し訳ございません……邪魔をしてしまいましたか?」
美琴「……、」
女学生「わたくしも、読書が趣味でして。この常盤台中学でも有名な御坂様と是非ともお話がしたかったのですが……」
美琴「……、」
女学生「み、御坂さまぁ……?」
美琴「……、」
女学生「も、もぉ……本当気持ち悪いわぁ……なんで無視して本なんて読めるのよぉ」
女学生「……ダメね、この子じゃ」
女学生「使えないわねえ、この子。トラック20周してきなさあい、文学少女から運動少女に切り替わり、っと」
女学生「ばぁかばぁか」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:46:31.07 ID:5bLMJNBf0
婚后「あら?御坂さんじゃありませんか」
美琴「あ、婚后さん。どうしたの?図書館で」
食蜂「はぁ?」
婚后「っ??」
美琴「前に言ってた仏蘭西人形についてだっけ?」
婚后「え、ええ、こちらの図書館に資料があるとの事でしたから……それより御坂さん?あれは」
美琴「え?何のこと?」
食蜂「ちょ、ちょっとぉ!?」
婚后「……わたくしが入る所ではありませんでしたわね。それじゃあ御坂さん、また」
美琴「うん、資料見つかるといいわね~また」
食蜂「は、はあ~ほんっと意味分かんないんだけどぉ」
美琴「……、」
食蜂「切り替えはっやぁ~?なんなのよぉ!」
美琴「……、」
食蜂「そっちがその気なら、あの子を使ってぇ……」
美琴「あ、婚后さん。どうしたの?図書館で」
食蜂「はぁ?」
婚后「っ??」
美琴「前に言ってた仏蘭西人形についてだっけ?」
婚后「え、ええ、こちらの図書館に資料があるとの事でしたから……それより御坂さん?あれは」
美琴「え?何のこと?」
食蜂「ちょ、ちょっとぉ!?」
婚后「……わたくしが入る所ではありませんでしたわね。それじゃあ御坂さん、また」
美琴「うん、資料見つかるといいわね~また」
食蜂「は、はあ~ほんっと意味分かんないんだけどぉ」
美琴「……、」
食蜂「切り替えはっやぁ~?なんなのよぉ!」
美琴「……、」
食蜂「そっちがその気なら、あの子を使ってぇ……」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:50:29.46 ID:5bLMJNBf0
ピッ
バチンッ
食蜂「……えぇ?あ、あの子に対しての電磁バリアぁ?そんなのありぃ……」
食蜂「御坂さんのくせにぃ……」
美琴「……、」
食蜂「徹底的ってわけねぇ?だったら、こっちも徹底的よぉ」
美琴「……、」
ピンポンパンポーン
『えー緊急放送緊急放送、この放送は校舎、図書館、体育館等全ての施設に放送をしている』
『2年御坂美琴2年御坂美琴。至急職員室まで来るように』
美琴「……、」
食蜂「あっらぁ~☆御坂さぁん、ほらほら、呼んでるわよぉ?」
美琴「……っ」ガタッ
食蜂「……?」
美琴「……、」スタスタ
バチンッ
食蜂「……えぇ?あ、あの子に対しての電磁バリアぁ?そんなのありぃ……」
食蜂「御坂さんのくせにぃ……」
美琴「……、」
食蜂「徹底的ってわけねぇ?だったら、こっちも徹底的よぉ」
美琴「……、」
ピンポンパンポーン
『えー緊急放送緊急放送、この放送は校舎、図書館、体育館等全ての施設に放送をしている』
『2年御坂美琴2年御坂美琴。至急職員室まで来るように』
美琴「……、」
食蜂「あっらぁ~☆御坂さぁん、ほらほら、呼んでるわよぉ?」
美琴「……っ」ガタッ
食蜂「……?」
美琴「……、」スタスタ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:53:26.06 ID:5bLMJNBf0
食蜂「職員室行くのぉ?御坂さぁん何言われるのかしらぁ?あんなことやぁ、こんなことぉ?」
美琴「……、」
prrrrr
美琴「……?」
ピッ
黒子『もしもし?お姉さま?』
美琴「あ、黒子。どうしたの?」
食蜂「……電話には出るのねぇ」
黒子『お姉さまが何か仕出かしたのかと思いまして、わたくし一足先に職員室に向かいましたの』
美琴「別に良いのに~?それで?」
黒子『は、はい……にわかに信じがたいのですが、教師に問いただしても別に要は無いみたいでしたの』
美琴「へぇ~?じゃあ行かなくていいのね」
黒子『お姉さまに身に覚えはありませんの?』
美琴「あるわけないじゃない、今までずっと図書館だったし」
食蜂「ちょ、ちょっとぉ……」
美琴「……、」
prrrrr
美琴「……?」
ピッ
黒子『もしもし?お姉さま?』
美琴「あ、黒子。どうしたの?」
食蜂「……電話には出るのねぇ」
黒子『お姉さまが何か仕出かしたのかと思いまして、わたくし一足先に職員室に向かいましたの』
美琴「別に良いのに~?それで?」
黒子『は、はい……にわかに信じがたいのですが、教師に問いただしても別に要は無いみたいでしたの』
美琴「へぇ~?じゃあ行かなくていいのね」
黒子『お姉さまに身に覚えはありませんの?』
美琴「あるわけないじゃない、今までずっと図書館だったし」
食蜂「ちょ、ちょっとぉ……」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 01:57:34.70 ID:5bLMJNBf0
美琴「ありがとね、黒子。手間が省けたわ」
黒子『勿体ないお言葉ですのよ。その感謝の気持は、今夜ゆっくりと!朝まで!』
ピッ
美琴「ふー……」
食蜂「みぃさかさぁん?早く行かないのぉ?」
美琴「……、」
食蜂「そっちは、職員室じゃないわよぉ?」
美琴「……、」
食蜂「……あれ、ちょっと、あれぇ……なんでカテゴリー付けがおかしいのよぉ」
食蜂「確かに私の能力は……」
食蜂「……ッ?」
食蜂「……ノイズ?」
食蜂「うっそぉ~ずっるい~……こうなったら、エクステリア使ってぇ……」
食蜂「……いやいや、バカバカしいわぁ」
食蜂(もうちょっと考えるべき、ね)
黒子『勿体ないお言葉ですのよ。その感謝の気持は、今夜ゆっくりと!朝まで!』
ピッ
美琴「ふー……」
食蜂「みぃさかさぁん?早く行かないのぉ?」
美琴「……、」
食蜂「そっちは、職員室じゃないわよぉ?」
美琴「……、」
食蜂「……あれ、ちょっと、あれぇ……なんでカテゴリー付けがおかしいのよぉ」
食蜂「確かに私の能力は……」
食蜂「……ッ?」
食蜂「……ノイズ?」
食蜂「うっそぉ~ずっるい~……こうなったら、エクステリア使ってぇ……」
食蜂「……いやいや、バカバカしいわぁ」
食蜂(もうちょっと考えるべき、ね)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:01:40.10 ID:5bLMJNBf0
縦ロール「女王、どうされましたか?」
食蜂「聞いてよぉ、御坂さんがねぇ、無視するのよぉ」
縦ロール「まぁ……そんなことを?」
食蜂「貴女、御坂さんとぉ、趣味が合うんでしょぉ?」
縦ロール「はい、先日もロシア限定のゲコ太キーホルダーを御坂さまより頂きました……わたくしの部屋に厳重補完されていますわ」
食蜂「あっそぉ、どうでもいいわぁ……で、貴女から近づいてほしいのよぉ」
縦ロール「わたくしからですか?」
食蜂「そうよぉ、たまには役に立ちなさいよ」
縦ロール「は、はい……女王、わたくしは何をすれば?」
食蜂「話せば良いだけよぉ」
縦ロール「は、はぁ、わかりましたわ」
食蜂「……きっかけを作って、その穴から無理矢理こじ開ければ良いのよねぇ」
食蜂「御坂さんがぁ、徹底的に無視するのならぁ」
食蜂「私は徹底的に嫌がらせをするだけだゾ☆」
食蜂「聞いてよぉ、御坂さんがねぇ、無視するのよぉ」
縦ロール「まぁ……そんなことを?」
食蜂「貴女、御坂さんとぉ、趣味が合うんでしょぉ?」
縦ロール「はい、先日もロシア限定のゲコ太キーホルダーを御坂さまより頂きました……わたくしの部屋に厳重補完されていますわ」
食蜂「あっそぉ、どうでもいいわぁ……で、貴女から近づいてほしいのよぉ」
縦ロール「わたくしからですか?」
食蜂「そうよぉ、たまには役に立ちなさいよ」
縦ロール「は、はい……女王、わたくしは何をすれば?」
食蜂「話せば良いだけよぉ」
縦ロール「は、はぁ、わかりましたわ」
食蜂「……きっかけを作って、その穴から無理矢理こじ開ければ良いのよねぇ」
食蜂「御坂さんがぁ、徹底的に無視するのならぁ」
食蜂「私は徹底的に嫌がらせをするだけだゾ☆」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:07:48.52 ID:5bLMJNBf0
縦ロール「御坂さま、ごきげんよう」
美琴「……、」
縦ロール「先日は、ロシア限定ゲコ太、ありがとうございました」
美琴「……洗脳されてないみたいね。丁度2個あったし、同じゲコラーなんだし全然問題無いわよ」
縦ロール「はい!先日手に入れた情報によりますと、企画部からゲコ太 the Animationのお話が出たそうですわ」
美琴「あ、アニメ!?それ本当!?」
縦ロール「そうですわ……わたくしたちの懇願叶ってのアニメ化です。動くゲコ太を一目見たいですわ」
美琴「そうよねぇ、分かるわ……!私も早く見てみたいわ……となれば、グッズもまた増す感じよね?」
縦ロール「その通りですわ……先日の『ご当地ゲコ太』……その二の舞にならないよう、商品開発部には真摯的に開発してほしい限りです」
美琴「ほんっとよねぇ、なんでそこで手を抜くのかしら。大体売ってる所も悪いし、マーケティングがなってないのよ!」
縦ロール「仰るとおりですわ」
ピッ
バチンッ
食蜂「う、うっそぉ~……あの子にまでバリアぁ~?」
食蜂(……本気でエクステリア逆流させようかしらぁ)
美琴「……、」
縦ロール「先日は、ロシア限定ゲコ太、ありがとうございました」
美琴「……洗脳されてないみたいね。丁度2個あったし、同じゲコラーなんだし全然問題無いわよ」
縦ロール「はい!先日手に入れた情報によりますと、企画部からゲコ太 the Animationのお話が出たそうですわ」
美琴「あ、アニメ!?それ本当!?」
縦ロール「そうですわ……わたくしたちの懇願叶ってのアニメ化です。動くゲコ太を一目見たいですわ」
美琴「そうよねぇ、分かるわ……!私も早く見てみたいわ……となれば、グッズもまた増す感じよね?」
縦ロール「その通りですわ……先日の『ご当地ゲコ太』……その二の舞にならないよう、商品開発部には真摯的に開発してほしい限りです」
美琴「ほんっとよねぇ、なんでそこで手を抜くのかしら。大体売ってる所も悪いし、マーケティングがなってないのよ!」
縦ロール「仰るとおりですわ」
ピッ
バチンッ
食蜂「う、うっそぉ~……あの子にまでバリアぁ~?」
食蜂(……本気でエクステリア逆流させようかしらぁ)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:11:28.87 ID:5bLMJNBf0
縦ロール「学舎の園でも、有名シェフがパンでゲコ太を作成した、とソーシャルネットワークにアップロードされていましたわ」
美琴「ゲコ太パン!?何よそれ、私にも見せて!」
縦ロール「こちらです」
美琴「う、うっわー!超良い!すごい良い!このシェフ分かってるわね……ゲコラーの心境を!」
縦ロール「でも、いざこちらが前に出てきたら……」
美琴「た、食べられないわよね……あー!でも食べないで腐らせるのは勿体無いしぃ!」
縦ロール「苦渋の選択ですわ……」
美琴「ゲコ太は、きっと私の中で生き続けるわ……」
縦ロール「御坂様……」
美琴「ありがとう、情報くれて」
縦ロール「いえ、同じゲコラーとして、当然のことをしたまでですわ」
美琴「ゲコラー……増えるといいわね」
縦ロール「はい……その時は、是非とも『派閥』を」
美琴「派閥加入は渋ってたけど、ゲコ太な派閥なら喜んで入るわ」
縦ロール「嬉しいですわ~」
美琴「ゲコ太パン!?何よそれ、私にも見せて!」
縦ロール「こちらです」
美琴「う、うっわー!超良い!すごい良い!このシェフ分かってるわね……ゲコラーの心境を!」
縦ロール「でも、いざこちらが前に出てきたら……」
美琴「た、食べられないわよね……あー!でも食べないで腐らせるのは勿体無いしぃ!」
縦ロール「苦渋の選択ですわ……」
美琴「ゲコ太は、きっと私の中で生き続けるわ……」
縦ロール「御坂様……」
美琴「ありがとう、情報くれて」
縦ロール「いえ、同じゲコラーとして、当然のことをしたまでですわ」
美琴「ゲコラー……増えるといいわね」
縦ロール「はい……その時は、是非とも『派閥』を」
美琴「派閥加入は渋ってたけど、ゲコ太な派閥なら喜んで入るわ」
縦ロール「嬉しいですわ~」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:15:04.25 ID:5bLMJNBf0
美琴「じゃあ、また何かあったらよろしくね!」
縦ロール「はい!ではまた、ごきげんよう~」
美琴「ごきげんよう!」
縦ロール「女王、任務をこなしました」
食蜂「……貴女に期待した私が馬鹿だったわぁ」
縦ロール「はい?」
食蜂「ああ、もういいわよぉ……貴女はその『ゲコ太パン』とやらの早食いチャレンジをレッツ・トライ」
縦ロール「……ワカリマシタ」
食蜂「ああーもう!何でこんなに上手くいかないのよぉ!」
食蜂「こうなったらぁ……!」
ピンポンパンポーン
『えー緊急放送緊急放送、先ほどと同じ内容になるが、2年御坂美琴、同じく2年食蜂操祈。至急職員室まで』
食蜂「……御坂さんが電磁バリアを貼るのならぁ、貼る前に操っちゃえば良いのよぉ☆」
縦ロール「はい!ではまた、ごきげんよう~」
美琴「ごきげんよう!」
縦ロール「女王、任務をこなしました」
食蜂「……貴女に期待した私が馬鹿だったわぁ」
縦ロール「はい?」
食蜂「ああ、もういいわよぉ……貴女はその『ゲコ太パン』とやらの早食いチャレンジをレッツ・トライ」
縦ロール「……ワカリマシタ」
食蜂「ああーもう!何でこんなに上手くいかないのよぉ!」
食蜂「こうなったらぁ……!」
ピンポンパンポーン
『えー緊急放送緊急放送、先ほどと同じ内容になるが、2年御坂美琴、同じく2年食蜂操祈。至急職員室まで』
食蜂「……御坂さんが電磁バリアを貼るのならぁ、貼る前に操っちゃえば良いのよぉ☆」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:19:06.55 ID:5bLMJNBf0
美琴「……、」
先生「急遽な、理事長のほうから提案があったみたいなんだ。明日に、水着コンテストを開催するとの事だ」
食蜂「それいいわねぇ☆楽しそ~」
先生「そこで、超能力者であるお前たちには絶対出てほしいと思ってな。この学校のPRにも兼ねている、常盤台中学の生徒であることを忘れるなよ」
食蜂「はぁい☆御坂さぁん、頑張りましょお~?」
美琴「……、」
先生「御坂?」
美琴「……、」
食蜂「こっわぁい眼ぇ~☆そぉいうのが欲しかったのよぉ」
美琴「……、」
食蜂「だけどぉ、私の目的は『喋らせる事』なのよぉ……?」
食蜂「徹底的に、御坂さんのぉ、嫌がらせをして―――屈服させるわあ」
美琴「……、」
食蜂(あと少しね、御坂さんは元々短気な訳だしぃ、すぐにでも怒って電流ビリビリって思ったんだけどぉ、今回はひたすらみたいだしぃ)
食蜂(そうなら、その上で嫌がらせをするまでよ☆)
先生「急遽な、理事長のほうから提案があったみたいなんだ。明日に、水着コンテストを開催するとの事だ」
食蜂「それいいわねぇ☆楽しそ~」
先生「そこで、超能力者であるお前たちには絶対出てほしいと思ってな。この学校のPRにも兼ねている、常盤台中学の生徒であることを忘れるなよ」
食蜂「はぁい☆御坂さぁん、頑張りましょお~?」
美琴「……、」
先生「御坂?」
美琴「……、」
食蜂「こっわぁい眼ぇ~☆そぉいうのが欲しかったのよぉ」
美琴「……、」
食蜂「だけどぉ、私の目的は『喋らせる事』なのよぉ……?」
食蜂「徹底的に、御坂さんのぉ、嫌がらせをして―――屈服させるわあ」
美琴「……、」
食蜂(あと少しね、御坂さんは元々短気な訳だしぃ、すぐにでも怒って電流ビリビリって思ったんだけどぉ、今回はひたすらみたいだしぃ)
食蜂(そうなら、その上で嫌がらせをするまでよ☆)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:26:48.16 ID:5bLMJNBf0
美琴(なぁにが常盤台中学の生徒であることを忘れるな、よ。常盤台中学の生徒だったら水着コンテストなんて馬鹿みたいなことに参加しないっての)
美琴(まさか先手を取られるなんて思わなかったわ……けど)
美琴(ここまできたら、徹底的に潰してやるわ)
美琴(で……)
美琴(私が気に入らなかった分だけ、あいつに□□□をする)
美琴(……、)
美琴(楽勝ね、心理掌握)
翌日。
「レッディぃぃぃぃぃぃぃぃぃースアぁンドジェントルメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇン!!本日は常盤台中学水着コォォォンテストにお集まり頂きィィィ!!ありがっとぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ほらほら、観客席の諸君達ぃぃぃぃ盛り上がって行こうぜぇぇぇ叫べぇぇぇ!笑えぇぇ!水着と言う、たった一枚の布切れにテメェらは何を思うゥゥゥゥ!!」
「え?何々?ロマン?そう!ロ・マ・ン!!正解だ糞野郎共!!」
「それではァァァ本日最初のレディィィからぁぁぁぁどうぞォォォォ!!」
黒子「なぁんでわたくしからですの……」
美琴(まさか先手を取られるなんて思わなかったわ……けど)
美琴(ここまできたら、徹底的に潰してやるわ)
美琴(で……)
美琴(私が気に入らなかった分だけ、あいつに□□□をする)
美琴(……、)
美琴(楽勝ね、心理掌握)
翌日。
「レッディぃぃぃぃぃぃぃぃぃースアぁンドジェントルメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇン!!本日は常盤台中学水着コォォォンテストにお集まり頂きィィィ!!ありがっとぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ほらほら、観客席の諸君達ぃぃぃぃ盛り上がって行こうぜぇぇぇ叫べぇぇぇ!笑えぇぇ!水着と言う、たった一枚の布切れにテメェらは何を思うゥゥゥゥ!!」
「え?何々?ロマン?そう!ロ・マ・ン!!正解だ糞野郎共!!」
「それではァァァ本日最初のレディィィからぁぁぁぁどうぞォォォォ!!」
黒子「なぁんでわたくしからですの……」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:33:51.92 ID:5bLMJNBf0
「おぉぉぉっとぉ!!これはキワドイ水着だァァァァ!!まともに見れない!見れない!見んじゃねぇヘン夕イ共!」
黒子「あら?水着というのは見られるためにあるのではなくて?」
「余裕の台詞をありがとォォォ!しかし!お嬢さん、10年後にまた会おう!!貧相な身体はNo Thank You!!あばよ、淑女なお嬢様!」
黒子「ちょ、ボッシュートですのぉぉぉ!?」
「はいはい、次々。行くよ次、私は気が短い!扶桑彩愛は気が短いんだぜ!」
「くるか?くるのか、ダイナマイトボディィィィ!」
婚后「白井さんとは違いましてよ?」
「いきなりの勝利宣言!オイオイ、その蛇は本物か!?メデューサのように石になっちまうぜ、野郎どもぉぉぉ!!」
婚后「わ、わたくしはそんな能力じゃありませんことよ。わたくしの能力は……」
「はいはい、聞いてない聞いてない!次行くよ、あばよ!能力説明は、下でやってくんなぁ!」
婚后「ちょ、あーれー!」
「美少女なやつほど、言葉はいらねぇ!!黙っているだけで、少女は輝く!そんな相手を見てみたい!そうだろう!?テメェら!!」
「正直でよろしぃぃぃいい!!次は、ダブルで登場!常盤台中学きっての、顔だぁぁぁぁああああ」
食蜂「御坂さぁん?比べられる気分はどぉ~?」
美琴「……、」
黒子「あら?水着というのは見られるためにあるのではなくて?」
「余裕の台詞をありがとォォォ!しかし!お嬢さん、10年後にまた会おう!!貧相な身体はNo Thank You!!あばよ、淑女なお嬢様!」
黒子「ちょ、ボッシュートですのぉぉぉ!?」
「はいはい、次々。行くよ次、私は気が短い!扶桑彩愛は気が短いんだぜ!」
「くるか?くるのか、ダイナマイトボディィィィ!」
婚后「白井さんとは違いましてよ?」
「いきなりの勝利宣言!オイオイ、その蛇は本物か!?メデューサのように石になっちまうぜ、野郎どもぉぉぉ!!」
婚后「わ、わたくしはそんな能力じゃありませんことよ。わたくしの能力は……」
「はいはい、聞いてない聞いてない!次行くよ、あばよ!能力説明は、下でやってくんなぁ!」
婚后「ちょ、あーれー!」
「美少女なやつほど、言葉はいらねぇ!!黙っているだけで、少女は輝く!そんな相手を見てみたい!そうだろう!?テメェら!!」
「正直でよろしぃぃぃいい!!次は、ダブルで登場!常盤台中学きっての、顔だぁぁぁぁああああ」
食蜂「御坂さぁん?比べられる気分はどぉ~?」
美琴「……、」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:39:58.33 ID:5bLMJNBf0
美琴(食蜂操祈、あんたは私にやってはいけないことをいくつかした。
1つ、こんな馬鹿げたコンテストを開催し、参加させたこと。
2つ、私の友達二人を会場が馬鹿にするように仕向けたこと
3つ、私の水着が……)
「なんだなんだよなんですかぁ!?お嬢様は、幼女趣味?まるで5歳児が着る水着みたいだぜ、短髪ねーちゃん!!!」
美琴(……子供ものだと言うこと!)
食蜂「でもぉ?私は、似合ってると思うわぁ?」
「一方!金髪ねーちゃんは、出るとこ良し!しまるとこ良し!また出るとこ良し!本当に中学生かぁぁぁ!?このプロポーション!!ふざけた体型が、野郎どものハートを掌握しちまうぜぇぇぇぇ?」
食蜂「それはぁ、無意識にやってしまうことだしぃ?私はぁ、悪くないわけで?」
「正論、ナイロン、危ない水着!!!見ろよ、野郎どもは瀕死寸前!前かがみになってんじゃねぇぞ!堂々としやがれ、テメェらのソレはどうせちいせぇんだろうがよぉぉぉぉ!!」
食蜂「きったなぁい」
美琴「……、」
「じゃ、超電磁砲のおねーちゃんはボッシュートってことで、オーケーかぁぁぁ?お前らぁぁぁ!!」
美琴「……、」
「満場一致で、異論は無し!!あばよ、次会う時はもう三回り増々でよろしくゥゥゥゥ」
1つ、こんな馬鹿げたコンテストを開催し、参加させたこと。
2つ、私の友達二人を会場が馬鹿にするように仕向けたこと
3つ、私の水着が……)
「なんだなんだよなんですかぁ!?お嬢様は、幼女趣味?まるで5歳児が着る水着みたいだぜ、短髪ねーちゃん!!!」
美琴(……子供ものだと言うこと!)
食蜂「でもぉ?私は、似合ってると思うわぁ?」
「一方!金髪ねーちゃんは、出るとこ良し!しまるとこ良し!また出るとこ良し!本当に中学生かぁぁぁ!?このプロポーション!!ふざけた体型が、野郎どものハートを掌握しちまうぜぇぇぇぇ?」
食蜂「それはぁ、無意識にやってしまうことだしぃ?私はぁ、悪くないわけで?」
「正論、ナイロン、危ない水着!!!見ろよ、野郎どもは瀕死寸前!前かがみになってんじゃねぇぞ!堂々としやがれ、テメェらのソレはどうせちいせぇんだろうがよぉぉぉぉ!!」
食蜂「きったなぁい」
美琴「……、」
「じゃ、超電磁砲のおねーちゃんはボッシュートってことで、オーケーかぁぁぁ?お前らぁぁぁ!!」
美琴「……、」
「満場一致で、異論は無し!!あばよ、次会う時はもう三回り増々でよろしくゥゥゥゥ」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:43:13.18 ID:5bLMJNBf0
ガコンッ
「……え?」
食蜂「ちょっとぉ、御坂さん落ちなさいよぉ」
美琴「ここらへんかしらねぇ?」
食蜂「え?」
美琴「ここが限界って言ってんのよ、食蜂操祈」
食蜂「やっと喋ったわぁ~?私の勝ちってことでいいわけぇ~?」
美琴「はんっ、最初から勝ち負けは決まってただろうが。なんせ、私の勝利条件がないからな」
食蜂「それはそうだけどぉ、3つ目の策で折れるなんてぇ、もっと頑張らないとぉ」
「ど、どういうことだぁああ!?あの、超電磁砲が!!宙に浮いてるぞぉぉぉぉ」
美琴「あんたさっきから五月蝿い、黙ってて」
バチッ
「私の命のマイクがぁぁぁぁぁあああああ」
食蜂「ここで決着つけるわけぇ?何をする気ぃ?ここに居る人達を操ったらどうなるかしらねぇ?」
美琴「知らないわよ」
「……え?」
食蜂「ちょっとぉ、御坂さん落ちなさいよぉ」
美琴「ここらへんかしらねぇ?」
食蜂「え?」
美琴「ここが限界って言ってんのよ、食蜂操祈」
食蜂「やっと喋ったわぁ~?私の勝ちってことでいいわけぇ~?」
美琴「はんっ、最初から勝ち負けは決まってただろうが。なんせ、私の勝利条件がないからな」
食蜂「それはそうだけどぉ、3つ目の策で折れるなんてぇ、もっと頑張らないとぉ」
「ど、どういうことだぁああ!?あの、超電磁砲が!!宙に浮いてるぞぉぉぉぉ」
美琴「あんたさっきから五月蝿い、黙ってて」
バチッ
「私の命のマイクがぁぁぁぁぁあああああ」
食蜂「ここで決着つけるわけぇ?何をする気ぃ?ここに居る人達を操ったらどうなるかしらねぇ?」
美琴「知らないわよ」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:46:32.22 ID:5bLMJNBf0
食蜂「もぉ~?御坂さんってぇ、自己中よねぇ~」
美琴「あんたにだけは言われたくないわよ……さてと、私がなんでここで限界って言ったか分かるかしら?」
食蜂「えぇ~わかんなぁい☆」
美琴「……あんたが『自分で自分の首を締める』には、最高の場所だからよ」
食蜂「……はぁ?」
美琴「ッ!」
食蜂「ちょ、あ、えぇ!?や、あ、ぁ……」
美琴「ふー、スッキリ……」
食蜂「い、痛いじゃないのよぉ……わ、私が今ここでリモコンを押せばぁ……」
美琴「気づいてんでしょ、電磁バリアの応用が効いたってことくらい」
食蜂「……、」
美琴「結局さー、私を追い詰めたつもりだったみたいだけど、逆って訳で。あれ、これ誰かが言ってたな。デジャヴデジャヴ」
食蜂「ちょ、ここで、ど、どうする気なのよぉ」
美琴「だから、私の気が済むま『徹底的』に『虫の息になる』まで……腹パンするだけよ?」
食蜂「……はぁ?」
美琴「あんたにだけは言われたくないわよ……さてと、私がなんでここで限界って言ったか分かるかしら?」
食蜂「えぇ~わかんなぁい☆」
美琴「……あんたが『自分で自分の首を締める』には、最高の場所だからよ」
食蜂「……はぁ?」
美琴「ッ!」
食蜂「ちょ、あ、えぇ!?や、あ、ぁ……」
美琴「ふー、スッキリ……」
食蜂「い、痛いじゃないのよぉ……わ、私が今ここでリモコンを押せばぁ……」
美琴「気づいてんでしょ、電磁バリアの応用が効いたってことくらい」
食蜂「……、」
美琴「結局さー、私を追い詰めたつもりだったみたいだけど、逆って訳で。あれ、これ誰かが言ってたな。デジャヴデジャヴ」
食蜂「ちょ、ここで、ど、どうする気なのよぉ」
美琴「だから、私の気が済むま『徹底的』に『虫の息になる』まで……腹パンするだけよ?」
食蜂「……はぁ?」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:50:06.94 ID:5bLMJNBf0
美琴「さっきの一発は一回目の嫌がらせかしらねー、図書館だったかしら」
美琴「んで、これがっ!」
食蜂「が、ほぉ……」
美琴「黒子に手間かけさせた分」
食蜂「あ、あなた……こそ、どうなるか、わ、分かってるのよ、ねぇ?」
美琴「どうせここに居る連中は、あんたが全員洗脳しているんでしょうが。それくらい分かるわよ、あの五月蝿い三流マイクパフォーマーで盛り上がるんだもの」
食蜂「へぇ~?考察力あるわねぇ、御坂さぁん」
美琴「だからさ?思いっきり出来るわよね?」
食蜂「……、」
美琴「んじゃ、これが縦ロールの子の分!」
食蜂「あ、へぇ……」
美琴「水着だし、直接腹パン出来るってのも悪くないわね」
食蜂「……み、さか、さん……明日には、記事になってる、わねぇ」
美琴「そんなの隠蔽すればいいじゃないの。情報の制御なんて、この学園都市だと結構簡単に出来るものよ」
食蜂「へ、へぇ~……言うじゃないのぉ」
美琴「んで、これがっ!」
食蜂「が、ほぉ……」
美琴「黒子に手間かけさせた分」
食蜂「あ、あなた……こそ、どうなるか、わ、分かってるのよ、ねぇ?」
美琴「どうせここに居る連中は、あんたが全員洗脳しているんでしょうが。それくらい分かるわよ、あの五月蝿い三流マイクパフォーマーで盛り上がるんだもの」
食蜂「へぇ~?考察力あるわねぇ、御坂さぁん」
美琴「だからさ?思いっきり出来るわよね?」
食蜂「……、」
美琴「んじゃ、これが縦ロールの子の分!」
食蜂「あ、へぇ……」
美琴「水着だし、直接腹パン出来るってのも悪くないわね」
食蜂「……み、さか、さん……明日には、記事になってる、わねぇ」
美琴「そんなの隠蔽すればいいじゃないの。情報の制御なんて、この学園都市だと結構簡単に出来るものよ」
食蜂「へ、へぇ~……言うじゃないのぉ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:53:41.49 ID:5bLMJNBf0
美琴「次は、えーっとなんだっけ?呼び出した分、かな?」
食蜂「うっ、うふぅ……」
美琴「で、次は馬鹿みたいな水着コンテストを開催したことでしょ」
食蜂「や、ぁ………………」
美琴「ちょっと、気を失わないでよ。あーもう、水場なんだから電気扱いにくいってのに」
食蜂「うっ、ふぅ……ゲホゲホっ……」
美琴「おはよ、じゃあ次は黒子に恥かかせたこと!」
食蜂「あ、あ、ぅ……」
美琴「また失禁?よく漏らすわね、あんた」
食蜂「ふ、はふう……みぃさかさぁん……」
美琴「え、ちょ、は?何!?気持ち悪い!!」
食蜂「……あは、あははは!!あははははああん!!」
美琴「やっぱりこいつおかしい……わっ!」
食蜂「ぶばぶっ……」
美琴「殴る方も疲れんのよ」
食蜂「うっ、うふぅ……」
美琴「で、次は馬鹿みたいな水着コンテストを開催したことでしょ」
食蜂「や、ぁ………………」
美琴「ちょっと、気を失わないでよ。あーもう、水場なんだから電気扱いにくいってのに」
食蜂「うっ、ふぅ……ゲホゲホっ……」
美琴「おはよ、じゃあ次は黒子に恥かかせたこと!」
食蜂「あ、あ、ぅ……」
美琴「また失禁?よく漏らすわね、あんた」
食蜂「ふ、はふう……みぃさかさぁん……」
美琴「え、ちょ、は?何!?気持ち悪い!!」
食蜂「……あは、あははは!!あははははああん!!」
美琴「やっぱりこいつおかしい……わっ!」
食蜂「ぶばぶっ……」
美琴「殴る方も疲れんのよ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 02:57:10.07 ID:5bLMJNBf0
食蜂「みさかさぁん、みさかさぁん、みぃぃさかさぁぁぁん」
美琴「うるせぇぇぇぇ!!」
食蜂「かはっ……」
美琴「はぁ、はぁ……気持ち悪い!名前を呼ぶな!気持ち悪い!!」
食蜂「そ、れで良い、のよぉ……」
美琴「とうとう頭がおかしくなったのね。って、元からか」
食蜂「うふ、ふふふふ、ふ、ふっふ……」
美琴「……片付けはやっておきなさいよ。それと、記憶の消去くらい朝飯前でしょ。やっておきなさい」
食蜂「……、」
美琴「返事」
食蜂「はいぃ……」
美琴「はぁ……疲れた、帰ってお風呂入ろ…‥まっ、この水着は悪くないし、貰ってっちゃっても……へ、平気よね!あとで請求されたら払えばいいし」
美琴「それに食蜂のせいだし!」
食蜂「はぁ、はぁ……」
食蜂「はぁーー……」
美琴「うるせぇぇぇぇ!!」
食蜂「かはっ……」
美琴「はぁ、はぁ……気持ち悪い!名前を呼ぶな!気持ち悪い!!」
食蜂「そ、れで良い、のよぉ……」
美琴「とうとう頭がおかしくなったのね。って、元からか」
食蜂「うふ、ふふふふ、ふ、ふっふ……」
美琴「……片付けはやっておきなさいよ。それと、記憶の消去くらい朝飯前でしょ。やっておきなさい」
食蜂「……、」
美琴「返事」
食蜂「はいぃ……」
美琴「はぁ……疲れた、帰ってお風呂入ろ…‥まっ、この水着は悪くないし、貰ってっちゃっても……へ、平気よね!あとで請求されたら払えばいいし」
美琴「それに食蜂のせいだし!」
食蜂「はぁ、はぁ……」
食蜂「はぁーー……」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 03:02:18.61 ID:5bLMJNBf0
食蜂(計 画 通 り よ お)
食蜂(派閥解体なんて出来るわけないのよぉ、今までのルール覆すなんてのは無理なわけでぇ)
食蜂(派閥解体なんて出来るわけないのよぉ、今までのルール覆すなんてのは無理なわけでぇ)
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/16(木) 03:03:03.37 ID:5bLMJNBf0
食蜂(だから、それを無視してたらあ……またしてくれるかなって思ったけどお)
食蜂(ぜんっぜんアクションしないからあ、周りの連中にやたら『無視』という単語を使わせてぇ……)
食蜂(御坂さんの中に『無視させる』という意識を埋め込んでぇ……)食蜂(そしたらあ……事がうまく乗ってえ、私を無視し始めてえ……)
食蜂(徹底的……怒らせたらあ……また、してくれてえ)
食蜂(御坂さぁんの、腹パンはぁ……)
食蜂(癖になるのよねぇ……)
食蜂(やっぱりぃ、御坂さんは……自分より友達だったからあ……今回いくつかいじったけどぉ)
食蜂(大 成 功、よねえ……)
食蜂(でもお、欲を言えばぁ……数が少なかったことくらいよねえ)
食蜂(あっさり、スッキリしちゃうんだものお……困っちゃうわぁ)
食蜂(あぁ……次はあ、どうやって……させようかしらあ☆)
美琴「……ッ!?寒っ!?な、何……?やっぱり水着はまだ早いのかしら……」
おしまい
食蜂(ぜんっぜんアクションしないからあ、周りの連中にやたら『無視』という単語を使わせてぇ……)
食蜂(御坂さんの中に『無視させる』という意識を埋め込んでぇ……)食蜂(そしたらあ……事がうまく乗ってえ、私を無視し始めてえ……)
食蜂(徹底的……怒らせたらあ……また、してくれてえ)
食蜂(御坂さぁんの、腹パンはぁ……)
食蜂(癖になるのよねぇ……)
食蜂(やっぱりぃ、御坂さんは……自分より友達だったからあ……今回いくつかいじったけどぉ)
食蜂(大 成 功、よねえ……)
食蜂(でもお、欲を言えばぁ……数が少なかったことくらいよねえ)
食蜂(あっさり、スッキリしちゃうんだものお……困っちゃうわぁ)
食蜂(あぁ……次はあ、どうやって……させようかしらあ☆)
美琴「……ッ!?寒っ!?な、何……?やっぱり水着はまだ早いのかしら……」
おしまい
木山「上条当麻君か。よろしく」
2020-05-24
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 22:42:09.21 ID:LALM626eP
上条「はぁ、よろしくお願いします」
木山「両腕骨折とは、なかなか出来る体験では無いよ」
木山「ゆっくり病院生活を楽しんでいくといい」
上条「遠慮しておきます!そういや、いつもはカエル先生なのになんかあったんですか?」
木山「ああ、私も普段は部屋に閉じこもって居るんだがね」
木山「常連で面白い患者が居ると聞いて、気分転換ついでにキミを任されたということだよ」
上条「く、患者なのにセラピーの道具かよ・・!不幸だー!」
木山「両腕骨折とは、なかなか出来る体験では無いよ」
木山「ゆっくり病院生活を楽しんでいくといい」
上条「遠慮しておきます!そういや、いつもはカエル先生なのになんかあったんですか?」
木山「ああ、私も普段は部屋に閉じこもって居るんだがね」
木山「常連で面白い患者が居ると聞いて、気分転換ついでにキミを任されたということだよ」
上条「く、患者なのにセラピーの道具かよ・・!不幸だー!」
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5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 22:52:51.82 ID:LALM626eP
木山「ま、そういうことだ。少しの間仲良くしてくれたまえ」ゴソゴソ
上条「うう、わかりましたよ。上条さん納得してあげます。って!ちょっと何ベットに入ってきてるんですか?!」
木山「何故って、今日はちょっと寝不足でね」
木山「ちょうどよくベットがあったから寝ようと思ってな」モゾモゾ
上条「何故にここで?!自分の部屋に戻ってくださいよ?!」グイグイ
木山「いいではないか、減る物ではない。私は冷たい布団は苦手なんだよ」ゴソゴソ
ガチャ
インなんとか「とうまー!お見舞い一緒に食べよー!」
小萌「上条ちゃーん、お見舞いに来ましたよ~!・・・って!」
上条「うう、わかりましたよ。上条さん納得してあげます。って!ちょっと何ベットに入ってきてるんですか?!」
木山「何故って、今日はちょっと寝不足でね」
木山「ちょうどよくベットがあったから寝ようと思ってな」モゾモゾ
上条「何故にここで?!自分の部屋に戻ってくださいよ?!」グイグイ
木山「いいではないか、減る物ではない。私は冷たい布団は苦手なんだよ」ゴソゴソ
ガチャ
インなんとか「とうまー!お見舞い一緒に食べよー!」
小萌「上条ちゃーん、お見舞いに来ましたよ~!・・・って!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 22:59:35.06 ID:LALM626eP
小萌「はわわわ!もしかしておじゃま虫でしたか~!?」
上条「待って行かないで!違うんだ!これはだな!」
イン「とーうーまー!!また女の人連れ込んで何してるのかな!?かな!?」
上条「だから違うっての!木山先生もなんか言ってくださいよ!」
木山「スースー」
上条「寝てるよこの人!」
上条「待って行かないで!違うんだ!これはだな!」
イン「とーうーまー!!また女の人連れ込んで何してるのかな!?かな!?」
上条「だから違うっての!木山先生もなんか言ってくださいよ!」
木山「スースー」
上条「寝てるよこの人!」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 23:03:54.77 ID:LALM626eP
小萌「上条ちゃん…いいんです。言い訳しなくっても!先生は上条ちゃんの味方です!」
イン「ひどいよとうま!あたしだって添い寝したことないのに!」
上条「え~!?何言っちゃってるのキミたち!」
上条「俺両腕動かせないの!むしろ助けて欲しいの!お願いします!」
小萌「じゃあ今度ショッピングに付き合ってくれるなら信じるです」
上条「行く!行きます!荷物持ちでも何でもしますから!」
イン「ひどいよとうま!あたしだって添い寝したことないのに!」
上条「え~!?何言っちゃってるのキミたち!」
上条「俺両腕動かせないの!むしろ助けて欲しいの!お願いします!」
小萌「じゃあ今度ショッピングに付き合ってくれるなら信じるです」
上条「行く!行きます!荷物持ちでも何でもしますから!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 23:09:42.52 ID:LALM626eP
小萌「しょうがないですね~。っえいっと!」ド-ン
木山「ぐえ」ドスン
上条「た、助かった。すいみません、小萌先生」
イン「まったくとうまは目を離すとすぐこうなんだから!」モゾモゾ
小萌「本当です。これだから上条ちゃんは困ったちゃんです」ゴソゴソ
上条「あの~、インデックスさん?小萌先生?なんで入れ替わりでベットに入ってくるのでせうか?」
木山「おやおや。娘さん達かい?かわいいもんだね」
上条「違います!」
木山「ぐえ」ドスン
上条「た、助かった。すいみません、小萌先生」
イン「まったくとうまは目を離すとすぐこうなんだから!」モゾモゾ
小萌「本当です。これだから上条ちゃんは困ったちゃんです」ゴソゴソ
上条「あの~、インデックスさん?小萌先生?なんで入れ替わりでベットに入ってくるのでせうか?」
木山「おやおや。娘さん達かい?かわいいもんだね」
上条「違います!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 23:17:19.15 ID:LALM626eP
小萌「先生は上条ちゃんの先生なんです!」モゾモゾ
木山「これはどうも。私はこの病院に勤めている者だ。彼のお世話係のような事をしている」
小萌「木山先生?冗談でも上条ちゃんに手を出したら先生許しませんからね?」ゴソゴソ
イン「とうま狭いんだよ。もっと詰めてよ」モゾモゾ
上条「あんたらいい加減ベッドから出てくださいよ…!?」
木山「これはどうも。私はこの病院に勤めている者だ。彼のお世話係のような事をしている」
小萌「木山先生?冗談でも上条ちゃんに手を出したら先生許しませんからね?」ゴソゴソ
イン「とうま狭いんだよ。もっと詰めてよ」モゾモゾ
上条「あんたらいい加減ベッドから出てくださいよ…!?」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 23:24:37.14 ID:LALM626eP
上条(うう…!しかし添い寝がこんなに心地いいなんて……!)
上条(これは危険だ!こんなぬくもりを感じたら上条さんどうにかなってしまう!)
パサ
小萌「まぁ冗談はこのくらいで。いつもどうりで良かったです」
ガバッ
イン「そうだよ!はやくお見舞い食べるんだよ!」
上条「あっ…」
上条(いやいや!ギリセーフ!危なかった!)
木山「フフ…」
上条(これは危険だ!こんなぬくもりを感じたら上条さんどうにかなってしまう!)
パサ
小萌「まぁ冗談はこのくらいで。いつもどうりで良かったです」
ガバッ
イン「そうだよ!はやくお見舞い食べるんだよ!」
上条「あっ…」
上条(いやいや!ギリセーフ!危なかった!)
木山「フフ…」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 23:31:31.01 ID:LALM626eP
………
小萌「それじゃあ上条ちゃん、早く良くなるですよ~」
インスタントジョンソン「とうまー、わたしはこもえの所に居るから安心してねー」
上条「はいはい。小萌先生、わざわざすみませんでした」
小萌「いえいえ。木山先生、あとはよろしくです」
木山「ああ。いつでも添い寝しに来たまえ」
上条「それはさせません!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 23:38:40.79 ID:LALM626eP
木山「なるほどね」
上条「? どうかしたんですか?」
木山「いやね、キミの周りは本当に面白いなと思ってね」
上条「ええー。そりゃ年に2,3回はそんな日が在ってもいいかもしれないけど」
上条「毎日があんなのだとさすがに疲れますよ…… はぁ」
木山「フフ… 不幸かい?」
木山「それにしてはさっき添い寝が終わったとき、ずいぶんと名残惜しそうだったね」
上条「!?」
上条「? どうかしたんですか?」
木山「いやね、キミの周りは本当に面白いなと思ってね」
上条「ええー。そりゃ年に2,3回はそんな日が在ってもいいかもしれないけど」
上条「毎日があんなのだとさすがに疲れますよ…… はぁ」
木山「フフ… 不幸かい?」
木山「それにしてはさっき添い寝が終わったとき、ずいぶんと名残惜しそうだったね」
上条「!?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 23:47:01.70 ID:LALM626eP
上条「いや!?そんなこと無いでございましたよ!はい!」ドキドキ
木山「隠さなくていいさ。そのくらい私でもわかる」
木山「ところで、私はまだ眠いんだが。もう一度いっしょに寝てもいいだろうか?」ズイッ
上条「いや、その……」(ううう!ちょっと近すぎです先生!)
木山「拒まない……と言うことはOKと言うことかな?」モゾモゾ
上条「だ、だって俺両手動かせないから阻止できないし…!」(やばいよ入ってきたよー! でも…!)
木山「別に物理的にじゃなくてもさっきは言葉で止めたでは無いか」ゴソゴソ…
…ピトッ
木山「隠さなくていいさ。そのくらい私でもわかる」
木山「ところで、私はまだ眠いんだが。もう一度いっしょに寝てもいいだろうか?」ズイッ
上条「いや、その……」(ううう!ちょっと近すぎです先生!)
木山「拒まない……と言うことはOKと言うことかな?」モゾモゾ
上条「だ、だって俺両手動かせないから阻止できないし…!」(やばいよ入ってきたよー! でも…!)
木山「別に物理的にじゃなくてもさっきは言葉で止めたでは無いか」ゴソゴソ…
…ピトッ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/03(日) 23:53:40.98 ID:LALM626eP
…グー-!
木山「……」
上条「……」ドキドキ
木山「…腹が減ったな。もうこんな時間か」
木山「昼食を持ってくる」ガバッ
ガチャ
上条(惜しかっ…いや、危なかった! …ドキドキしすぎだ俺っっ!!)ドッキンドキドキ!!
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 00:03:04.08 ID:J7mrSEA+P
上条(そうさ、腹が減ってたんだ!)
上条(あれだ、吊り橋効果って奴だな!先生にドキドキしてた訳じゃない)
上条(腹が減ってて見た幻覚みたいなもんだ!お見舞いのフルーツ食べたけどきっとそうだ!)
ガチャ
木山「持ってきたぞ。不味い病院食だ」
上条「あどーも!いただきます!」ドキッ!
木山「?」
上条(あれだ、吊り橋効果って奴だな!先生にドキドキしてた訳じゃない)
上条(腹が減ってて見た幻覚みたいなもんだ!お見舞いのフルーツ食べたけどきっとそうだ!)
ガチャ
木山「持ってきたぞ。不味い病院食だ」
上条「あどーも!いただきます!」ドキッ!
木山「?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 00:07:16.84 ID:J7mrSEA+P
木山「もぐもぐ」
上条「……」
木山「もぐもぐモグ」
上条「えーと」
木山「どうかしたかもぐ?」
上条「あの、両手が使えません……」
木山「それは残念だったなもぐもぐ」
上条「うう……」
木山「フフ…」
上条「……」
木山「もぐもぐモグ」
上条「えーと」
木山「どうかしたかもぐ?」
上条「あの、両手が使えません……」
木山「それは残念だったなもぐもぐ」
上条「うう……」
木山「フフ…」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 00:11:50.39 ID:J7mrSEA+P
木山「どうしてほしい?」
上条「すみません。食べさせていただけますでしょうか?」
木山「そうか。”あーん”してほしいのか」ニヤニヤ
上条「え?!いやその、普通にですね。食べさせていただければ嬉しいな~と…」
木山「そうか。”あーん”してほしいのか」ニヤニヤ
上条「うぐぐうう……!!」
上条「すみません。食べさせていただけますでしょうか?」
木山「そうか。”あーん”してほしいのか」ニヤニヤ
上条「え?!いやその、普通にですね。食べさせていただければ嬉しいな~と…」
木山「そうか。”あーん”してほしいのか」ニヤニヤ
上条「うぐぐうう……!!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 00:21:51.10 ID:J7mrSEA+P
上条「お、お願いします・・・」
木山「まったく仕様が無いな、キミは。どれ、っと」トサッ
上条(うあっベットに座って……普通に近い!)ドキドキ!
木山「ほら。あ~ん」
上条「あ、あ~パクん」モグモグ
木山「どうだ、美味いか?」
上条「は、はい!」モグモグ
木山「フフ……」ニコ
木山「まったく仕様が無いな、キミは。どれ、っと」トサッ
上条(うあっベットに座って……普通に近い!)ドキドキ!
木山「ほら。あ~ん」
上条「あ、あ~パクん」モグモグ
木山「どうだ、美味いか?」
上条「は、はい!」モグモグ
木山「フフ……」ニコ
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 00:29:34.85 ID:J7mrSEA+P
上条「もっかいお願いします」
木山「次は……」
上条「?」
木山「”あ~ん”、と”口移し”。どっちがいいかな?」
上条「?!」ドキドキキーン!!
木山「次は……」
上条「?」
木山「”あ~ん”、と”口移し”。どっちがいいかな?」
上条「?!」ドキドキキーン!!
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 00:36:32.00 ID:J7mrSEA+P
上条「いやいやいや!上条さんだまされませんよ!」
上条「普通でいいでっす!あーんでお願いします!」
木山「それは残念だ。では普通に。あ~ん」
上条「あ~…」
ガチャ! ドタドタ
佐天「こんにちは~!上条さんいますか~?」
初春「おじゃまします~」
美琴「おーい、見舞い来てやったぞー。感謝しなさーい」
黒子「お姉さまったら、めんどくさいなら来なければいいではないですか」
上条「普通でいいでっす!あーんでお願いします!」
木山「それは残念だ。では普通に。あ~ん」
上条「あ~…」
ガチャ! ドタドタ
佐天「こんにちは~!上条さんいますか~?」
初春「おじゃまします~」
美琴「おーい、見舞い来てやったぞー。感謝しなさーい」
黒子「お姉さまったら、めんどくさいなら来なければいいではないですか」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 00:41:55.54 ID:J7mrSEA+P
上条「……」
木山「……」
佐天「……」
初春「……」
黒子「……」
美琴「……」
美琴「えっ」
木山「……」
佐天「……」
初春「……」
黒子「……」
美琴「……」
美琴「えっ」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 00:49:33.37 ID:J7mrSEA+P
木山「やぁ、誰かと思えばレールガンじゃないか。ひさしぶりだね」
美琴「えっ?えっ?なんで木山春生が?!」
美琴「っていうかなに?あ~んしてるわよね!それ!?」
美琴「わかったわ!母親ね!息子のケガが心配で脱獄して看病してるんでしょ!うん、そうに違いないわ!」
黒子「お姉さま、落ち着いてくださいまし」
美琴「えっ?えっ?なんで木山春生が?!」
美琴「っていうかなに?あ~んしてるわよね!それ!?」
美琴「わかったわ!母親ね!息子のケガが心配で脱獄して看病してるんでしょ!うん、そうに違いないわ!」
黒子「お姉さま、落ち着いてくださいまし」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 01:06:40.13 ID:J7mrSEA+P
黒子「木山さん。どうしてあなたがここにいるのかは存じませんが」
黒子「もしまた何かたくらんでいるようでしたら私たち、放っておく訳にはいきませんの」
木山「安心したまえ。べつに脱獄した訳ではない。やましいこともない」
木山「それより、君たちも彼に見舞いに?」
美琴(”彼”って何様よー!君たち”も”ってことはアンタも見舞いにきてるの?!)
美琴(しかもあ~んしてたし!まさかまさか、かか彼女なのー!!??)
木山「フフフ…」
黒子「もしまた何かたくらんでいるようでしたら私たち、放っておく訳にはいきませんの」
木山「安心したまえ。べつに脱獄した訳ではない。やましいこともない」
木山「それより、君たちも彼に見舞いに?」
美琴(”彼”って何様よー!君たち”も”ってことはアンタも見舞いにきてるの?!)
美琴(しかもあ~んしてたし!まさかまさか、かか彼女なのー!!??)
木山「フフフ…」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 01:12:59.17 ID:J7mrSEA+P
美琴「ちょっと、あんた!どういうことなのか説明しなさいー!!」バチバチ!
佐天「なになに、修羅場!?」
初春「ぬふぇー!」
上条「うわっち!ビリビリやめろ!!先生だって!木山先生、病院の人!OK?!」
美琴「それを早く言いなさーい!!!!」バッチバチ!!
上条「ぎゃあああ!!!不幸だー!!」
黒子「はぁ、まったく」
木山「フッフフ…」クスクス
佐天「なになに、修羅場!?」
初春「ぬふぇー!」
上条「うわっち!ビリビリやめろ!!先生だって!木山先生、病院の人!OK?!」
美琴「それを早く言いなさーい!!!!」バッチバチ!!
上条「ぎゃあああ!!!不幸だー!!」
黒子「はぁ、まったく」
木山「フッフフ…」クスクス
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 01:19:11.10 ID:J7mrSEA+P
木山「本当に面白いな、キミ達は」クス
木山「とてもからかいがいがあるよ」
上条「っ、ですよね!さっきからからかわれてばっかりなんだから俺は」
上条「ベットに入ってくるは、あ~んさせられるは、あげくにく、口移s」
美琴「口移ししたの?!」
上条「してませんよ!?」
佐天「じゃああたしが」
美琴「ダメっ! 絶対ダメ!」
木山「とてもからかいがいがあるよ」
上条「っ、ですよね!さっきからからかわれてばっかりなんだから俺は」
上条「ベットに入ってくるは、あ~んさせられるは、あげくにく、口移s」
美琴「口移ししたの?!」
上条「してませんよ!?」
佐天「じゃああたしが」
美琴「ダメっ! 絶対ダメ!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 01:28:37.50 ID:J7mrSEA+P
黒子「お姉さま必死すぎですの」
佐天「ホントですね~。あやしいですね~」
美琴「あんたらね~!違うわよ!この男はねぇ、女の子との触れあいとかそういう少しでも幸せな出来事があったらダメなの!いいわね!」
佐天「はいはーい」
初春「木山さん、病院で働いてるんですか?」
木山「病院といっても、ほとんど研究室だよ。カエル見たいな顔の医者に拾われてね。今日は何故か彼の担当医みたいなことをしているがね」
上条「あのー、まだ一口しか食べてませんのですが」グー
佐天「ホントですね~。あやしいですね~」
美琴「あんたらね~!違うわよ!この男はねぇ、女の子との触れあいとかそういう少しでも幸せな出来事があったらダメなの!いいわね!」
佐天「はいはーい」
初春「木山さん、病院で働いてるんですか?」
木山「病院といっても、ほとんど研究室だよ。カエル見たいな顔の医者に拾われてね。今日は何故か彼の担当医みたいなことをしているがね」
上条「あのー、まだ一口しか食べてませんのですが」グー
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 01:36:44.86 ID:J7mrSEA+P
木山「おっとすまない。ほら、あ~ん」
上条「あ~…」
ガシ
美琴「……」グイ
上条「え、え~と。美琴サン?上条さんはおなかがすいて背中がくっつきそうなのですが……」
美琴「あ、」
上条「?」
美琴「あたしが、あ~んしてあげるわ」
上条「!?」
美琴「食べさせてあげるって言ってんの!!ほら、口開けなさい!」
上条「はひっ!」
上条「あ~…」
ガシ
美琴「……」グイ
上条「え、え~と。美琴サン?上条さんはおなかがすいて背中がくっつきそうなのですが……」
美琴「あ、」
上条「?」
美琴「あたしが、あ~んしてあげるわ」
上条「!?」
美琴「食べさせてあげるって言ってんの!!ほら、口開けなさい!」
上条「はひっ!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 01:43:46.03 ID:J7mrSEA+P
木山「おやおや。仕事を取られてしまったよ」
美琴「あ、あ~ん」スッ
佐天「」ジーッ
上条「あ~パクん」もぐもぐ
初春「」ジー
黒子「」ジー
美琴「ど、どうなのよ//」
木山「」ジー
上条「ああ、美味しいよ」
美琴「あっそ//」カァッ
美琴「あ、あ~ん」スッ
佐天「」ジーッ
上条「あ~パクん」もぐもぐ
初春「」ジー
黒子「」ジー
美琴「ど、どうなのよ//」
木山「」ジー
上条「ああ、美味しいよ」
美琴「あっそ//」カァッ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 01:52:28.27 ID:J7mrSEA+P
………
上条「ふぅ、ごちそうさまでしたっと」
美琴「はいはい。食器片してくるわね」
黒子「私もいきますわ」
ガチャ
木山「良い子じゃないか」
上条「あのビリビリさえ無ければですけどね……」
佐天「あ、ねぇねぇ!それじゃあ上条さんって御坂さんのこと好きなんですか?」
上条「えっ?!」
初春「それ聞いちゃうんですか~?!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 02:00:54.57 ID:J7mrSEA+P
上条「う~ん、嫌いかと言われればそうでもないって感じかな~」
佐天「じゃあ、彼女にしたい!って思いますか?」
初春「佐天さんぶっちゃけすぎですよ~」アセ
上条「ああ、それはないな!そもそもあいつが俺を嫌ってるから無理だろ」
佐天(うわぁ~、御坂さんかわいそ;ホントに鈍感なのね・・・)
初春(これがフルボッコってやつですね!)
木山「それじゃあ、どんな相手なら彼女にしたいんだい?」
佐天「じゃあ、彼女にしたい!って思いますか?」
初春「佐天さんぶっちゃけすぎですよ~」アセ
上条「ああ、それはないな!そもそもあいつが俺を嫌ってるから無理だろ」
佐天(うわぁ~、御坂さんかわいそ;ホントに鈍感なのね・・・)
初春(これがフルボッコってやつですね!)
木山「それじゃあ、どんな相手なら彼女にしたいんだい?」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 02:11:39.84 ID:J7mrSEA+P
上条「え~?そうだな~、一緒にドキドキを共有できる関係とかがいいかな~」
初春「うわぁ~素敵ですね~」
木山「ふーん。……たとえば、添い寝したりとかは」
上条「えっ?!」ドキッ
木山「ドキドキ……するのかい?」
初春「うわぁ~素敵ですね~」
木山「ふーん。……たとえば、添い寝したりとかは」
上条「えっ?!」ドキッ
木山「ドキドキ……するのかい?」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 02:16:22.83 ID:J7mrSEA+P
上条「……」
木山「……」
初春「……」
佐天「あ!」
上条「!」ビク
佐天「そういえばさっき木山先生、私たち”も”お見舞いに来たのか、って言ってましたよね?」
初春「言ってましたね。あのとき、ただのはったりじゃなかったら本当に誰か来てたんですか?」
木山「ああ、来てたよ。可愛い子が二人ほどね」
木山「……」
初春「……」
佐天「あ!」
上条「!」ビク
佐天「そういえばさっき木山先生、私たち”も”お見舞いに来たのか、って言ってましたよね?」
初春「言ってましたね。あのとき、ただのはったりじゃなかったら本当に誰か来てたんですか?」
木山「ああ、来てたよ。可愛い子が二人ほどね」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 02:20:01.65 ID:J7mrSEA+P
佐天「おお~!上条さんや~る~!」
上条「おいおい、別に何にもないぞ?妹みたいなやつと、担任の先生だよ」
木山「でも添い寝はしていたな」
上条「?!」
初春「おおお~」
佐天「添い寝!?その、妹と?ですよね」
木山「二人とだ」
佐天「え~!?どんな先生ですかそれ!?」
上条「おいおい、別に何にもないぞ?妹みたいなやつと、担任の先生だよ」
木山「でも添い寝はしていたな」
上条「?!」
初春「おおお~」
佐天「添い寝!?その、妹と?ですよね」
木山「二人とだ」
佐天「え~!?どんな先生ですかそれ!?」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 02:26:22.38 ID:J7mrSEA+P
木山「ちなみに私も添い寝していたぞ」
上条「ちょっと木山サン?!」
佐天「え~?上条さんって実はヤバイ系ですか~?」
初春「はわわわ」
上条「違う!見て、これ!ケガしてるの!不可抗力なんです!!」
佐天「なーるほど」
木山「こいつは女性を蹴落とす度胸もないらしいな」ゴソゴソ
上条「だから入らないでくださいって!」
上条「ちょっと木山サン?!」
佐天「え~?上条さんって実はヤバイ系ですか~?」
初春「はわわわ」
上条「違う!見て、これ!ケガしてるの!不可抗力なんです!!」
佐天「なーるほど」
木山「こいつは女性を蹴落とす度胸もないらしいな」ゴソゴソ
上条「だから入らないでくださいって!」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 02:32:29.04 ID:J7mrSEA+P
上条「降りてくださいいい」グイグイ
木山「まぁまぁ」ゴソゴソ
佐天「はぁ~それにしても眠くなってきたね~初春?」モゾモゾ
初春「そうですね~って、ええ?!佐天さん?」グイグイヒッパラレ
上条「あれ?なんで佐天さんも入ってきているのでせうか?上条さん困ってしまいますよ?」
佐天「気にしなーい気にしなーい」モゾモゾ
木山「こんな時の為にダブルベットで良かったな」
上条「よくない?!個人的に良くないですよ?!」
初春「はわわわわ~」
ガチャ
木山「まぁまぁ」ゴソゴソ
佐天「はぁ~それにしても眠くなってきたね~初春?」モゾモゾ
初春「そうですね~って、ええ?!佐天さん?」グイグイヒッパラレ
上条「あれ?なんで佐天さんも入ってきているのでせうか?上条さん困ってしまいますよ?」
佐天「気にしなーい気にしなーい」モゾモゾ
木山「こんな時の為にダブルベットで良かったな」
上条「よくない?!個人的に良くないですよ?!」
初春「はわわわわ~」
ガチャ
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 02:37:20.72 ID:J7mrSEA+P
美琴「ゴメンゴメン遅くなっちゃって!」
黒子「お姉さまったら出会うたびにおばあちゃんを負ぶったり助けるんですもの」
美琴「なんか廊下まで声聞こえてたけど、どうしたn……」
上条「……」
木山「……」
佐天「……」
初春「……」
黒子「……」
美琴「……あ」
上条「はい?」ビク
美琴「あたしも、入れなさーい!!!!!」ドタドタン!!
上条「え~~っ!?!?」
とりあえず 完
黒子「お姉さまったら出会うたびにおばあちゃんを負ぶったり助けるんですもの」
美琴「なんか廊下まで声聞こえてたけど、どうしたn……」
上条「……」
木山「……」
佐天「……」
初春「……」
黒子「……」
美琴「……あ」
上条「はい?」ビク
美琴「あたしも、入れなさーい!!!!!」ドタドタン!!
上条「え~~っ!?!?」
とりあえず 完
81: 1 2010/01/04(月) 02:42:29.22 ID:J7mrSEA+P
小萌先生編、美琴編、終了です。
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 15:06:00.32 ID:J7mrSEA+P
木山「さてさて、やっと静かになったな」
上条「本当ですよ…静かに休んで早く治したいのに」
木山「ま、このぶんだとまだ誰か来そうな感じだがな」
上条「ううう…、面会禁止にしませんか?」
木山「それはダメだ。面白くないだろう?」
上条「本当ですよ…静かに休んで早く治したいのに」
木山「ま、このぶんだとまだ誰か来そうな感じだがな」
上条「ううう…、面会禁止にしませんか?」
木山「それはダメだ。面白くないだろう?」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 15:21:01.46 ID:J7mrSEA+P
木山「ま、そろそろ外も暗くなってきたし」
木山「面会時間もすぐ終わるだろう」
上条「ほっ、ならよかった。なんかいつも騒ぎ立てる隣人とかいるんで警戒してしまいましたよ」
木山「面会時間もすぐ終わるだろう」
上条「ほっ、ならよかった。なんかいつも騒ぎ立てる隣人とかいるんで警戒してしまいましたよ」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 15:26:34.86 ID:J7mrSEA+P
上条「ックシュ!」
木山「ん?冷えてきたかい?」
上条「ああ、すいみません。ちゃんと布団に入ってれば大丈夫ですよ」
木山「どれ、ちょっと起きあがってみたまえ」
上条「あ、はいよっと。ベットになんか付いてるんすか?」
木山「ん?冷えてきたかい?」
上条「ああ、すいみません。ちゃんと布団に入ってれば大丈夫ですよ」
木山「どれ、ちょっと起きあがってみたまえ」
上条「あ、はいよっと。ベットになんか付いてるんすか?」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 15:34:02.22 ID:J7mrSEA+P
木山「よいしょっと」ゴソゴソ
上条(なんだ?後ろにまわって来て……)
木山「ふぅ」ギュッ
上条「え!木山サン?!何故に抱きついてくるんですか?!」
木山「……暖かいな。キミは」ギュ-ッ
上条(ちょま!?何ですかコレは?!人間湯たんぽデスカ?!!)
上条(なんだ?後ろにまわって来て……)
木山「ふぅ」ギュッ
上条「え!木山サン?!何故に抱きついてくるんですか?!」
木山「……暖かいな。キミは」ギュ-ッ
上条(ちょま!?何ですかコレは?!人間湯たんぽデスカ?!!)
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 15:41:36.36 ID:J7mrSEA+P
上条「ちょっと先生!何してるんですか?!」
木山「なんだ?暖かく無かったか?」
上条「そうじゃなくってですね?!」
木山「よく言うではないか。雪山で遭難したら肌と肌を付けて暖め合うといいらしい」
上条「なんか違うでしょこれ!上条さんは遭難してませんよ!エアコン付けてくださーい!」
木山「なるほど。確かに服の上からだと体温も伝わりにくいな。」
木山「なんだ?暖かく無かったか?」
上条「そうじゃなくってですね?!」
木山「よく言うではないか。雪山で遭難したら肌と肌を付けて暖め合うといいらしい」
上条「なんか違うでしょこれ!上条さんは遭難してませんよ!エアコン付けてくださーい!」
木山「なるほど。確かに服の上からだと体温も伝わりにくいな。」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 15:49:44.45 ID:J7mrSEA+P
上条「違います!違うところが違います!」
木山「どれどれ」ヌガシヌガシ
上条「え?ちょっと!ホントだめですって!これ以上は色々と!」
木山「ほれ」オテテ ピトッ
上条「ひゃ~っ!!冷たいデス?!背中冷たい!」
木山「どれどれ」ヌガシヌガシ
上条「え?ちょっと!ホントだめですって!これ以上は色々と!」
木山「ほれ」オテテ ピトッ
上条「ひゃ~っ!!冷たいデス?!背中冷たい!」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 15:58:14.98 ID:J7mrSEA+P
木山「フフ… 何か期待してたのかい?」
木山「顔が真っ赤だぞ?」
上条「な……!ち、違いますよこれは。ただ顔が熱くなっただけです」
木山「そうかい。では冷ましてあげよう」スッピト
上条(せ!先生の手が頬に…コレは…普通に心地良い……)
木山「顔が真っ赤だぞ?」
上条「な……!ち、違いますよこれは。ただ顔が熱くなっただけです」
木山「そうかい。では冷ましてあげよう」スッピト
上条(せ!先生の手が頬に…コレは…普通に心地良い……)
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:07:37.83 ID:J7mrSEA+P
上条「あの、木山先生?」
木山「なんだ?」
上条「先生も、顔真っ赤ですね」
木山「なっ…!なにを……//」
上条「……」ニヤニヤ
木山「わ、私もキミと一緒に暖まっていたんだ。同じ症状が出ても変ではないだろう」
木山「なんだ?」
上条「先生も、顔真っ赤ですね」
木山「なっ…!なにを……//」
上条「……」ニヤニヤ
木山「わ、私もキミと一緒に暖まっていたんだ。同じ症状が出ても変ではないだろう」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:14:50.77 ID:J7mrSEA+P
上条「先生」
木山「ん?」
上条「暖かいですね」
木山「ああ。指先は冷え性だがな」
上条「ははっ」
木山「……」
上条「……」
木山「ん?」
上条「暖かいですね」
木山「ああ。指先は冷え性だがな」
上条「ははっ」
木山「……」
上条「……」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:26:52.72 ID:J7mrSEA+P
上条「先生は…」
上条「木山サンは、先生だから、こうして病人に優しくしてくれるんですか?」
木山「…私自身、こんな風に自分から触れに行ったのは初めてかもしれないな……」
上条「えっ……」
木山「昔は学校の先生なんかもしていたが、最近まではずっと研究室に籠もりきりだった」
木山「少し前にね、ちょっとした事件が在って……。時間が出来たんだ」
木山「少しだけ、自分について考える時間が」
上条「木山サンは、先生だから、こうして病人に優しくしてくれるんですか?」
木山「…私自身、こんな風に自分から触れに行ったのは初めてかもしれないな……」
上条「えっ……」
木山「昔は学校の先生なんかもしていたが、最近まではずっと研究室に籠もりきりだった」
木山「少し前にね、ちょっとした事件が在って……。時間が出来たんだ」
木山「少しだけ、自分について考える時間が」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:33:49.43 ID:J7mrSEA+P
上条「先生……」
木山「フフ……私がこんな風に他人と、触れあうのもキミだかr
ガチャバタン! 土御門「やっほーいかみや~ん!見舞いに来てやったぜ~い!!」
神裂「し、しつれいします。上条当麻はいらっしゃいま――」
上条「……」
木山「……」
土御門「Oh……」
神裂「……なっ」
木山「フフ……私がこんな風に他人と、触れあうのもキミだかr
ガチャバタン! 土御門「やっほーいかみや~ん!見舞いに来てやったぜ~い!!」
神裂「し、しつれいします。上条当麻はいらっしゃいま――」
上条「……」
木山「……」
土御門「Oh……」
神裂「……なっ」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:52:31.64 ID:J7mrSEA+P
神裂「七せっ…!!」
土御門「ぎにゃー!ねーちんストップストップ!!」
上条「よおっ、お二人さん。見舞いに来てくれたのか?」
神裂「え?え、ええ。そうです、入院したと聞いて急いで来ました」
上条「わざわざ来なくてもよかったのに。悪いな」
土御門(かみやんから余裕のオーラがただよってるぜい?!)
土御門「まぁまぁ、隣人のよしみだにゃー」
土御門「ぎにゃー!ねーちんストップストップ!!」
上条「よおっ、お二人さん。見舞いに来てくれたのか?」
神裂「え?え、ええ。そうです、入院したと聞いて急いで来ました」
上条「わざわざ来なくてもよかったのに。悪いな」
土御門(かみやんから余裕のオーラがただよってるぜい?!)
土御門「まぁまぁ、隣人のよしみだにゃー」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:03:53.25 ID:J7mrSEA+P
神裂「それで…そちらの方は」
上条「ああ、木山先生。なんか世話してもらってる」
神裂「……先ほど、抱き合っていたように見えたのですが…」
上条「いやいや、マッサージしてもらってただけだぜ?」
上条「入院してたほうがいたれりつくせりで困っちゃうな!なんて」
神裂「そうですか。それなら普段も言っていただければ私がそのゴニョゴニョ……」
上条「?」
土御門(ねーちん、押しが弱いぜよ…)
上条「ああ、木山先生。なんか世話してもらってる」
神裂「……先ほど、抱き合っていたように見えたのですが…」
上条「いやいや、マッサージしてもらってただけだぜ?」
上条「入院してたほうがいたれりつくせりで困っちゃうな!なんて」
神裂「そうですか。それなら普段も言っていただければ私がそのゴニョゴニョ……」
上条「?」
土御門(ねーちん、押しが弱いぜよ…)
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:16:33.60 ID:J7mrSEA+P
木山(ふむ…)
木山「君たちはあれか、カップルなのかい?」
神裂「な?!違います!私は!その…」
土御門(いったれ、ねーちん!)
神裂「か、上条当麻の彼女です!!」
上条「はぁー?!?!」
木山「おやおや」
土御門(ねーちん、アウトー!)
木山「君たちはあれか、カップルなのかい?」
神裂「な?!違います!私は!その…」
土御門(いったれ、ねーちん!)
神裂「か、上条当麻の彼女です!!」
上条「はぁー?!?!」
木山「おやおや」
土御門(ねーちん、アウトー!)
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:26:15.45 ID:J7mrSEA+P
木山「そうだったのか。上条君」
上条「違いますよ!ちょっと神裂サン?!なに言ってるんですか?!」
土御門(ねーちん!今の答えは不正解だにゃ!)
神裂(咄嗟のことでアレしか思いつかなかったんです!//)
土御門(おちつくんだぜよ。ここはプランBでいくにゃ)
神裂(りょ、了解した)
神裂「あー、今のはちょっとした冗談だ。上条当麻には世話になっているからな。見舞うのも不自然な行動ではない!」
土御門(その言動が不自然だぜよ…)
上条「違いますよ!ちょっと神裂サン?!なに言ってるんですか?!」
土御門(ねーちん!今の答えは不正解だにゃ!)
神裂(咄嗟のことでアレしか思いつかなかったんです!//)
土御門(おちつくんだぜよ。ここはプランBでいくにゃ)
神裂(りょ、了解した)
神裂「あー、今のはちょっとした冗談だ。上条当麻には世話になっているからな。見舞うのも不自然な行動ではない!」
土御門(その言動が不自然だぜよ…)
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:34:44.75 ID:J7mrSEA+P
神裂「それでだな。今日はケガに効く魔術を教えて貰ってきたので使ってみようと思うんだが」
木山「魔術?」
土御門「お、おまじないのことだにゃ!」
上条「そ、そうか?それならお願いしようかな~」
神裂「!よかった。では失礼して」スッ
上条「……」
神裂「痛いの痛いの、飛んでいけー!」
木山「魔術?」
土御門「お、おまじないのことだにゃ!」
上条「そ、そうか?それならお願いしようかな~」
神裂「!よかった。では失礼して」スッ
上条「……」
神裂「痛いの痛いの、飛んでいけー!」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:46:56.99 ID:J7mrSEA+P
土御門(ぶっふふwwwww!!)
木山「おまじないだな」
上条「あはは…」
神裂「ふぅ。どうですか?効きましたか?」
上条「あ、ああ!バッチリ効いたぜ?!少し退院早くなるかもな?!」
土御門「ヒッッヒッッヒッッヒwwwww」
神裂「それは良かった。私にはコレくらいしか出来ないので」
上条「いやいや十分ですよ!ありがとうな!」
上条「ところで……」
上条「なんで神裂サンはナース服なんでしょうか?」
神裂「えっ?」
木山「おまじないだな」
上条「あはは…」
神裂「ふぅ。どうですか?効きましたか?」
上条「あ、ああ!バッチリ効いたぜ?!少し退院早くなるかもな?!」
土御門「ヒッッヒッッヒッッヒwwwww」
神裂「それは良かった。私にはコレくらいしか出来ないので」
上条「いやいや十分ですよ!ありがとうな!」
上条「ところで……」
上条「なんで神裂サンはナース服なんでしょうか?」
神裂「えっ?」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:59:14.10 ID:J7mrSEA+P
神裂「これはっ、土御門が『病院と言えばナースが基本だぜい?』というからっ!違うのですか?!」
上条「まぁ、違うっちゃ違うけど……。可愛いから良いんじゃないか?」
神裂「なぁっ// あ、ありがとうございます//」
神裂(おいっ!やはり違っていたではないか!)
土御門(まぁまぁ、褒められてたじゃん結果オーライだぜよ?プランBも成功したし、今日のねーちんは絶好調だにゃ!)
神裂(まぁそうなんですが)
上条「まぁ、違うっちゃ違うけど……。可愛いから良いんじゃないか?」
神裂「なぁっ// あ、ありがとうございます//」
神裂(おいっ!やはり違っていたではないか!)
土御門(まぁまぁ、褒められてたじゃん結果オーライだぜよ?プランBも成功したし、今日のねーちんは絶好調だにゃ!)
神裂(まぁそうなんですが)
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:07:29.34 ID:J7mrSEA+P
土御門(というわけで!プランHで一気に攻めるぜよ!)
神裂(アレか…意味は良く分からないが……)
土御門(大丈夫にゃ!男なら一発でめろめろだぜい!)
神裂「……よしっ!」
神裂「と、当麻くん!」
上条(当麻くん?!)
神裂(アレか…意味は良く分からないが……)
土御門(大丈夫にゃ!男なら一発でめろめろだぜい!)
神裂「……よしっ!」
神裂「と、当麻くん!」
上条(当麻くん?!)
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:17:17.42 ID:J7mrSEA+P
神裂「両腕ケガして大変なんだってね?」
上条「は、はい…」
神裂「わたし手伝ってあげるからね?下のお世話、したくなったら言ってね!」
上条「」
土御門「ブッフォwwwッッックックっwww」
神裂「貴様ぁー! 何故笑うーーー!!!!」
木山「えげつねぇな……」
上条「は、はい…」
神裂「わたし手伝ってあげるからね?下のお世話、したくなったら言ってね!」
上条「」
土御門「ブッフォwwwッッックックっwww」
神裂「貴様ぁー! 何故笑うーーー!!!!」
木山「えげつねぇな……」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:31:04.33 ID:J7mrSEA+P
神裂「教えろ!どういう意味だったんだ?!」
土御門「ヒーヒーwww」
木山「つまりだな」ゴニョゴニョ
神裂「……」
木山「」ゴニョゴニョ
神裂「……!//」カァッ
土御門「ヒーヒーwww」
木山「つまりだな」ゴニョゴニョ
神裂「……」
木山「」ゴニョゴニョ
神裂「……!//」カァッ
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:38:23.93 ID:J7mrSEA+P
神裂「上条当麻!これは違うんだ!」
神裂「土御門が言えというからだな!」
上条「あ…あははー…」
木山「まぁ実際問題避けて通れないがな」
土御門「そうだにゃー、かみやん毎日隣で…」
上条「してません!」
木山「ほら、これだ」ヒョイ
土御門「ん~?尿瓶だにゃ」
上条「?!」
神裂「土御門が言えというからだな!」
上条「あ…あははー…」
木山「まぁ実際問題避けて通れないがな」
土御門「そうだにゃー、かみやん毎日隣で…」
上条「してません!」
木山「ほら、これだ」ヒョイ
土御門「ん~?尿瓶だにゃ」
上条「?!」
183: 1 2010/01/04(月) 23:29:17.30 ID:J7mrSEA+P
神裂「シビンとは何なのですか?」
木山「要するに携帯トイレだな」
神裂「トイレ…!む、確かにそうですね」
神裂「男性の事情は解りませんが、その両手だと無理そうですね」
土御門「先に言っておくが、俺は手伝わないぜよ?」
上条「やめてくれ、意識すると尿意が!」
木山「要するに携帯トイレだな」
神裂「トイレ…!む、確かにそうですね」
神裂「男性の事情は解りませんが、その両手だと無理そうですね」
土御門「先に言っておくが、俺は手伝わないぜよ?」
上条「やめてくれ、意識すると尿意が!」
188: 1 2010/01/04(月) 23:39:15.68 ID:J7mrSEA+P
土御門「でもかみやん、入院中ずっとガマンするってのは無理だと思うぜよ?」
土御門「どっかで妥協しないときついと思うにゃ~」
上条「いや、確かにそうなんだが……」
上条「ナースさんを呼ぶのが一番被害が少ないかと」
神裂「わ、私の出番ですか!」
上条「コスプレでしょ!それ!」
上条「しかもフリフリいっぱいで胸元がハート型に空いてるし!上条さん的に邪道だと思います!」
土御門「ねーちんの魅力を引き出すための苦肉の策だったんだけどにゃ~」
土御門「どっかで妥協しないときついと思うにゃ~」
上条「いや、確かにそうなんだが……」
上条「ナースさんを呼ぶのが一番被害が少ないかと」
神裂「わ、私の出番ですか!」
上条「コスプレでしょ!それ!」
上条「しかもフリフリいっぱいで胸元がハート型に空いてるし!上条さん的に邪道だと思います!」
土御門「ねーちんの魅力を引き出すための苦肉の策だったんだけどにゃ~」
190: 1 2010/01/04(月) 23:48:48.72 ID:J7mrSEA+P
上条「別に歩けない訳じゃないし、手使わなくても何とかなるかもしれないし」
木山「私がやってあげてもいいんだぞ?」
神裂「ダメです」
木山「……」
神裂「……」
木山「上条当麻君、私がやってあげてもいいんだぞ?」
神裂「上条当麻はダメだと思っていると私は思います」
木山「私がやってあげてもいいんだぞ?」
神裂「ダメです」
木山「……」
神裂「……」
木山「上条当麻君、私がやってあげてもいいんだぞ?」
神裂「上条当麻はダメだと思っていると私は思います」
196: 1 2010/01/05(火) 00:05:59.80 ID:371AnDFyP
土御門(ねーちん、ここは勝負所だにゃ~)
神裂(解ってます、今度こそしとめて見せます。今日の私は一味違うんです)
神裂「と言うわけで、上条当麻。早く個室で二人きりになりましょう」グイグイ
上条「ちょっと、引っ張らないで!?一人できっと大丈夫だから!学園都市だしね?!」
土御門「残念だけどそんな設備は設定されてないぜよ」
木山「おやおや、嫌がってるではないか。ここは私に任せておとなしくしてなさい」
神裂「大丈夫です。ナースですから。恩返しですから」
上条「神裂サン?目が怖いですヨ?」
ピンポンパーン ピンポンパーン
木山「」ニヤ
神裂(解ってます、今度こそしとめて見せます。今日の私は一味違うんです)
神裂「と言うわけで、上条当麻。早く個室で二人きりになりましょう」グイグイ
上条「ちょっと、引っ張らないで!?一人できっと大丈夫だから!学園都市だしね?!」
土御門「残念だけどそんな設備は設定されてないぜよ」
木山「おやおや、嫌がってるではないか。ここは私に任せておとなしくしてなさい」
神裂「大丈夫です。ナースですから。恩返しですから」
上条「神裂サン?目が怖いですヨ?」
ピンポンパーン ピンポンパーン
木山「」ニヤ
198: 1 2010/01/05(火) 00:17:09.55 ID:371AnDFyP
木山「フフ…どうやら時間のようだな」
神裂「なに?」
土御門「い、今のチャイムはまさか……!」
木山「そう……あれこそまさに、」
木山「…面会時間終了の合図!」
土御門「な、なんだってー?!」
神裂「制限時間だなんて聞いてませんよ、土御門!どういうことですか?!」
神裂「なに?」
土御門「い、今のチャイムはまさか……!」
木山「そう……あれこそまさに、」
木山「…面会時間終了の合図!」
土御門「な、なんだってー?!」
神裂「制限時間だなんて聞いてませんよ、土御門!どういうことですか?!」
200: 1 2010/01/05(火) 00:33:16.92 ID:371AnDFyP
土御門「しまったにゃ~!すっかり忘れてたぜよ!」
土御門「これじゃあプランSの『お泊まり看病☆ドッキドキの添い寝大作戦!』が水の泡だにゃー!」
神裂「くっ!ここまでですか……!」
木山「そういうことだ。さぁさぁ、出ていって貰おうか」
土御門「というわけで、かみやん。またにゃ~」
上条「ああ。わざわざありがとうな」
神裂「上条当麻!」
上条「は、はい」
神裂「……信じているからな」
上条「なははは……」
土御門「これじゃあプランSの『お泊まり看病☆ドッキドキの添い寝大作戦!』が水の泡だにゃー!」
神裂「くっ!ここまでですか……!」
木山「そういうことだ。さぁさぁ、出ていって貰おうか」
土御門「というわけで、かみやん。またにゃ~」
上条「ああ。わざわざありがとうな」
神裂「上条当麻!」
上条「は、はい」
神裂「……信じているからな」
上条「なははは……」
204: 1 2010/01/05(火) 00:36:07.01 ID:371AnDFyP
木山「ちなみに……」
神裂「?」
木山「私は添い寝したぞ」
神裂「な?!」
神裂「?」
木山「私は添い寝したぞ」
神裂「な?!」
207: 1 2010/01/05(火) 00:46:21.91 ID:371AnDFyP
………
木山「…静かになったな」
上条「はは。何度目ですかね」
木山「それで……。どうするんだい?」
上条「え?」
木山「トイレだよ。ガマンしてたんだろう?」
上条「あ。まぁ、そうですけど……」
木山「ま、私が嫌なら他のナースを呼んで勝手にやってくれたまえ」
上条「そうですね…」
211: 1 2010/01/05(火) 01:01:23.11 ID:371AnDFyP
木山「さて、そろそろお暇しようかな」
上条「え…行っちゃうんですか」
木山「なんだい、私が寝ずに見ていてくれると思ってたのかい?」
上条「そ、そーですよね。常識的に考えて」
上条「それにしても寒いな~。…なんて」
上条「え…行っちゃうんですか」
木山「なんだい、私が寝ずに見ていてくれると思ってたのかい?」
上条「そ、そーですよね。常識的に考えて」
上条「それにしても寒いな~。…なんて」
215: 1 2010/01/05(火) 01:09:37.75 ID:371AnDFyP
木山「ほらっ」ポイッ
上条「これは…?」
木山「リモコンだよ。エアコンも照明もそれで動かせる」
上条「あ……はい…っ。そうですよね…」
上条「それじゃ、木山先生。おやすみなさい」
木山「ああ。おやすみ」
木山「なーんて」ギュッ!!
上条「?!」
上条「これは…?」
木山「リモコンだよ。エアコンも照明もそれで動かせる」
上条「あ……はい…っ。そうですよね…」
上条「それじゃ、木山先生。おやすみなさい」
木山「ああ。おやすみ」
木山「なーんて」ギュッ!!
上条「?!」
222: 1 2010/01/05(火) 01:15:09.94 ID:371AnDFyP
木山「そんなに悲しそうな顔をしないでおくれ」
木山「いじめたくなってしまうではないか」
上条「え?え?」
木山「私もまだまだ子供だな」
上条「……どういう、事ですか?」
木山「……」
木山「好きな人は、いじめたくなるものなのさ」ギュー!
木山「いじめたくなってしまうではないか」
上条「え?え?」
木山「私もまだまだ子供だな」
上条「……どういう、事ですか?」
木山「……」
木山「好きな人は、いじめたくなるものなのさ」ギュー!
225: 1 2010/01/05(火) 01:22:36.44 ID:371AnDFyP
上条「先生…、さっきの話」
上条「俺だからどうだとかいう…」
木山「ああ。君は覚えていなかったようだが」
木山「君とは以前合ったことがあったんだ」
上条「……そうでしたっけ」
上条(記憶喪失前に会ってたのか……?)
上条「俺だからどうだとかいう…」
木山「ああ。君は覚えていなかったようだが」
木山「君とは以前合ったことがあったんだ」
上条「……そうでしたっけ」
上条(記憶喪失前に会ってたのか……?)
227: 1 2010/01/05(火) 01:32:17.90 ID:371AnDFyP
木山「その時私は道に迷っていてね。本当に困っていた」
木山「私はだた一人でキョロキョロしてただけなのに、君が話しかけて来たんだ」
木山「結局は通りかかったあの御坂君に私を押しつけて、君は急用とやらに行ってしまったがね」
木山「私自身、その時は何も感じることはなかった」
木山「……その後。言ったね、私に時間が出来たって」
木山「私はだた一人でキョロキョロしてただけなのに、君が話しかけて来たんだ」
木山「結局は通りかかったあの御坂君に私を押しつけて、君は急用とやらに行ってしまったがね」
木山「私自身、その時は何も感じることはなかった」
木山「……その後。言ったね、私に時間が出来たって」
230: 1 2010/01/05(火) 01:36:43.97 ID:371AnDFyP
木山「私は……犯罪者だった。何がいけなかったのか。何をすべきだったのか」
木山「これから間違えないために、どうすべきなのか……」
上条「……」
木山「その中で。一つだけ解らない感情があった」
木山「それが君との出会い。あの日、君が話しかけてくれた事」
木山「これから間違えないために、どうすべきなのか……」
上条「……」
木山「その中で。一つだけ解らない感情があった」
木山「それが君との出会い。あの日、君が話しかけてくれた事」
232: 1 2010/01/05(火) 01:42:05.96 ID:371AnDFyP
木山「それまでずっと、科学者としてしか物事を見ていなかった」
木山「あの子達と…昔の生徒達と過ごしていた日々にも感じなかった感情」
木山「あの日、私は恋をしていたんだ」
木山「ずっと後になってそう気づいた」
木山「あの子達と…昔の生徒達と過ごしていた日々にも感じなかった感情」
木山「あの日、私は恋をしていたんだ」
木山「ずっと後になってそう気づいた」
234: 1 2010/01/05(火) 01:51:05.08 ID:371AnDFyP
木山「ちょうどそんなときだった」
木山「なにやら面白い患者がいるらしいと聞いた」
上条「それが…」
木山「フフ……。そして今朝」
木山「科学者ながら、これが運命という奴かと思ったよ」
木山「なにやら面白い患者がいるらしいと聞いた」
上条「それが…」
木山「フフ……。そして今朝」
木山「科学者ながら、これが運命という奴かと思ったよ」
236: 1 2010/01/05(火) 01:55:51.80 ID:371AnDFyP
木山「私を覚えてなかったのは正直寂しかったよ」
上条「すみません…」
木山「君にとっては本当に些細な、いつもの事のような人助けだったんだろうな」
木山「あとは知っての通りだ」
木山「私は…ずいぶんと舞い上がっていたんだな」
木山「年甲斐もなく、私は初恋を実らせようと不器用にもがいて」
上条「すみません…」
木山「君にとっては本当に些細な、いつもの事のような人助けだったんだろうな」
木山「あとは知っての通りだ」
木山「私は…ずいぶんと舞い上がっていたんだな」
木山「年甲斐もなく、私は初恋を実らせようと不器用にもがいて」
239: 1 2010/01/05(火) 02:03:55.27 ID:371AnDFyP
木山「すまなかったね。今更ながら、こんな行き遅れの女にすり寄られて迷惑だったろう?」
上条「俺は!」
木山「!」
上条「俺も……!」
木山「……」
上条「俺も、あなたが好きです!!」
上条「俺は!」
木山「!」
上条「俺も……!」
木山「……」
上条「俺も、あなたが好きです!!」
241: 1 2010/01/05(火) 02:09:15.91 ID:371AnDFyP
上条「最初は本当にとまどってただけだったけど…」
上条「軽い男だと思われるかもしれないけど……!」
上条「今日の、あなたのその不器用なアタックに!完全に落とされました!!」
上条「腕さえ動かせれば!今すぐあなたを抱きしめたいくらいに!!!」
木山「フフ…うっ。君を見ていたら解る、君の告白ほど信用出来るものはないよ」ギュッー
上条「軽い男だと思われるかもしれないけど……!」
上条「今日の、あなたのその不器用なアタックに!完全に落とされました!!」
上条「腕さえ動かせれば!今すぐあなたを抱きしめたいくらいに!!!」
木山「フフ…うっ。君を見ていたら解る、君の告白ほど信用出来るものはないよ」ギュッー
245: 1 2010/01/05(火) 02:18:29.74 ID:371AnDFyP
上条「木山さん。俺の彼女になってください」
木山「フフ……。誰が断るものか」
上条「俺、守ります。あなたのことを。絶対に」
木山「ありがとう、嬉しいよ。誓うにはまずちゃんとケガを治さなくてはね」
上条「大丈夫ですよ、先生」
上条「抱きしめなくても、ちゃんと誓いは出来ます」
木山「え? ……あっ」
チュッ
完
木山「フフ……。誰が断るものか」
上条「俺、守ります。あなたのことを。絶対に」
木山「ありがとう、嬉しいよ。誓うにはまずちゃんとケガを治さなくてはね」
上条「大丈夫ですよ、先生」
上条「抱きしめなくても、ちゃんと誓いは出来ます」
木山「え? ……あっ」
チュッ
完
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/05(火) 02:26:46.33 ID:5idOw9n40
乙!
木山先生最高
ありがとう
木山先生最高
ありがとう
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/05(火) 02:41:59.43 ID:PdFgMPnOP
ごちそうさま
>>1乙
>>1乙
258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/05(火) 02:57:09.46 ID:VAMiD90H0
>>1乙 かなりよかったでござる
274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/05(火) 13:05:57.39 ID:6ELu3iY5P
ここでもかませなねーちんで泣いた
引用元: 木山「上条当麻君か。よろしく」
上条(近くて遠い……)
2020-05-20
1: 1年目 2012/08/30(木) 00:28:35.19 ID:TcMFR9TAO
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2: 1年目 2012/08/30(木) 00:32:30.87 ID:TcMFR9TAO
かつんかつんと靴の音。
現れたのは二人の男女。
御坂美琴とステイルだ。
花束を置く。
上条さんのためにわざわざそんな花を備えてくれて嬉しい。
あはは、、御坂にステイル。
泣くなよ。
俺はもう死んでいる。
死人のために涙を流さないでくれ。
4: 1年目 2012/08/30(木) 00:38:44.00 ID:TcMFR9TAO
御坂が口を開く。
御坂「ごめんなさい……ごめんなさい……」
あはは、そんな泣くなよ。
綺麗な顔が台無しだ。
ステイル「すまない、上条当麻……僕達が至らないばかりに……」
おいおい、お前が泣くなよ。
お前はこれから俺の変わりにあいつを守らなきゃいけないんだぞ?
御坂「ごめんなさい……これから定期的にくるから……ごめんなさい……」
ステイル「上条当麻……まだ僕は君に借りを返していない……」
二人は頭を下げて出て行く。
ああ、後は任せた。
御坂「ごめんなさい……ごめんなさい……」
あはは、そんな泣くなよ。
綺麗な顔が台無しだ。
ステイル「すまない、上条当麻……僕達が至らないばかりに……」
おいおい、お前が泣くなよ。
お前はこれから俺の変わりにあいつを守らなきゃいけないんだぞ?
御坂「ごめんなさい……これから定期的にくるから……ごめんなさい……」
ステイル「上条当麻……まだ僕は君に借りを返していない……」
二人は頭を下げて出て行く。
ああ、後は任せた。
5: 1年目 2012/08/30(木) 00:39:29.45 ID:TcMFR9TAO
かつんこんかつんこん
靴の音と杖の音。
これはあいつだ。
6: 1年目 2012/08/30(木) 00:41:56.15 ID:TcMFR9TAO
一方通行「よォ、三下」
学園都市第一位、一方通行。
ん?
何だよ一方通行。
お前の目に涙は似合わない。
7: 1年目 2012/08/30(木) 00:44:53.50 ID:TcMFR9TAO
一方通行「はァ……ヤッパリいやになるなァ……」
一方通行は溜め息を吐く。
一方通行「テメェがそうなってンのみると、自分の無力が嫌になる」
何を戯れ言を、お前は学園都市第一位だろう?
一方通行「ま、またきてやンよ三下」
一方通行は去る。
一方通行は溜め息を吐く。
一方通行「テメェがそうなってンのみると、自分の無力が嫌になる」
何を戯れ言を、お前は学園都市第一位だろう?
一方通行「ま、またきてやンよ三下」
一方通行は去る。
8: 1年目 2012/08/30(木) 00:45:53.35 ID:TcMFR9TAO
こつこつ
軽やかな革靴の音。
これは……ああ、わかった。
土御門元春「よ、かみやん」
土御門元春だ。
軽やかな革靴の音。
これは……ああ、わかった。
土御門元春「よ、かみやん」
土御門元春だ。
9: 1年目 2012/08/30(木) 00:49:04.58 ID:TcMFR9TAO
土御門元春「かみやん……報告だけはしておくぜい」
土御門は一人虚空に話しかける。
死人に話さなくてもいい、俺はそう思った。
だけど死人の意見は土御門に届かない。
10: 1年目 2012/08/30(木) 00:50:30.30 ID:TcMFR9TAO
土御門元春「インデックスはかみやんのおかげで助かった。かみやん、かみやんはそれが一番聞きたかっただろう?」
ああ……ほっとした。
ありがとう、土御門。
16: 1年目 2012/08/30(木) 08:09:13.96 ID:TcMFR9TAO
土御門「お前がフィアンマを止めたから、世界は救われた」
ぽつりぽつりと土御門は言葉を発する。
土御門「だけど……誰も笑わない」
その眼からは涙。
土御門「かみやん……みんなお前のことが……」
土御門はそれだけ言って去った。
気にしなくてもいいのに……俺はもう死んだんだから。
19: 1年目 2012/08/30(木) 10:11:21.05 ID:TcMFR9TAO
年月は過ぎる。
俺が死んで1年が経過する。
あいつは来ない……。
大丈夫なのか?
21: 2年目 2012/08/30(木) 10:18:45.59 ID:TcMFR9TAO
ひょん
風を切る音。
ああ、白井だ。
白井「……」
白井は無言で花を置いて、背中を向けた。
白井「ありがとう、ですの」
白井……泣いてるのか?
白井は去った。
24: 2年目 2012/08/30(木) 14:20:24.60 ID:TcMFR9TAO
そういえば、ここに来る人は少ないな……。
なんて思ってみる。
父さん母さん御坂ステイル神裂土御門一方通行打ち止め浜面白井五和くらいか。
やっぱり……みんな怒ってるか……。
当たり前だな……あの時御坂の手を取れば俺は助かった。
そうだ、この死は俺の愚かさが原因。
わかっている。
25: 2年目 2012/08/30(木) 14:27:03.60 ID:TcMFR9TAO
神裂「上条当麻……」
うおっ! 神裂か。気配無かったなぁ……。
ん? なんか凄い顔色悪いな……どうしたんだ?
神裂「あなたに少しの報告を……」
神裂は神妙な顔で言う。
神裂「インデックスはおそらくずっと此処には来れません……」
え?
戸惑う。
26: 2年目 2012/08/30(木) 14:30:45.51 ID:TcMFR9TAO
神裂「上条当麻……彼女はあなたの事を想っている……だから現実を受け入れられない」
神裂は拳を握りながら言う。
神裂「今頃、彼女は御坂美琴の介抱を受けている」
言っている意味がわからない。
神裂「彼女は現実を拒否しすぎる余り……」
神裂は言い放つ。
神裂「ここに来ようとすると過呼吸により倒れます」
ああ、ごめんな……。
俺のせいだ。
神裂は拳を握りながら言う。
神裂「今頃、彼女は御坂美琴の介抱を受けている」
言っている意味がわからない。
神裂「彼女は現実を拒否しすぎる余り……」
神裂は言い放つ。
神裂「ここに来ようとすると過呼吸により倒れます」
ああ、ごめんな……。
俺のせいだ。
27: 2年目 2012/08/30(木) 15:51:50.23 ID:TcMFR9TAO
深々と降る雪。
まだ誰も前に進んでいない。
なぁ、みんな。
進んでくれ。
俺を引きずらないでくれ。
31: 2年目 2012/08/30(木) 17:41:09.40 ID:TcMFR9TAO
静かな時間。
誰も来ない時は一人考える。
ガチャ
扉が開く音。
32: 2年目 2012/08/30(木) 17:44:00.10 ID:TcMFR9TAO
木原数多「コレが一方通行が言ってたもんか」
顔面刺青男が上条さんの墓荒らし!?
木原数多「……」
顔面刺青男は俺の墓を見る。
木原数多「0・001%、か」
墓荒らし顔面刺青男は一言わけのわからない事を言って去った。
33: 2年目 2012/08/30(木) 17:47:54.06 ID:TcMFR9TAO
浜面「大将……」
墓荒らし顔面刺青男が去った一週間後、浜面が来た。
浜面「なんでこうなったんだよ……」
浜面の顔は涙と鼻水と目脂でぐちゃぐちゃだった。
浜面「なんで俺じゃなくて大将がこんな目に!」
浜面は涙に濡れる。
泣くなよ、浜面。
お前に涙は似合わない。
お前は滝壷を守らなきゃいけないんだろう?
浜面「またくる……」
浜面は涙に塗れながら去る。
34: 2年目 2012/08/30(木) 17:48:23.97 ID:TcMFR9TAO
ありがとう、浜面。
俺のために泣いてくれて。
35: 2年目 2012/08/30(木) 18:20:30.42 ID:TcMFR9TAO
溶けない雪は無い。
終わり無い坂は無い。
明けない夜は無い。
今は未だみんな引きずっている。
いつかみんな俺を忘れてくれたら嬉しい。
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) 2012/08/30(木) 18:22:32.14 ID:TcMFR9TAO
アレイスター「」
ふっと気がつくと、学園都市のえらいさんが立っていた。
アレイスター「」ペコリ
一礼して去った!?
一体何がしたかったんだ……
37: 2年目 2012/08/30(木) 18:32:17.62 ID:TcMFR9TAO
「君に願わくばハッピーエンドを」
奇妙な声が響く。
おそらくは学園都市のえらいさんの声。
ハッピーエンド?
何だ?
41: 2年目 2012/08/31(金) 08:40:42.18 ID:W/uivEwAO
静かに人は時を刻む。
静かに雪は溶け出す。
たらりたらり水は滴る。
誰もが前に進むのはいつだろう?
静かに雪は溶け出す。
たらりたらり水は滴る。
誰もが前に進むのはいつだろう?
42: 3年目 2012/08/31(金) 08:45:18.88 ID:W/uivEwAO
チュンチュン
小鳥の歌声。
春が来た。
暖かい日差し。
かつんかつん
靴音が響く。
43: 3年目 2012/08/31(金) 15:00:38.35 ID:W/uivEwAO
アガガガガ
キャー! ヤッパリインデックスガカコキュウ!
ムギノン、イシャノタマゴトシテタダチニショリヲトミサカハ
ダレガムギノンジャ! ハマヅラー、イソイデニサンカタンソヲ
ハイヨ
ダイジョウブ、ジョイムギノンニコキツカワレルハマヅラヲオウエンスル
なんか騒がしいな……
44: 3年目 2012/08/31(金) 15:03:43.00 ID:W/uivEwAO
ステイル「全く、騒がしい連中だ」
ステイルはそんな騒ぎを俺が聞いてる中入ってきた。
ステイル「すまないな……上条当麻……。彼女は未だ此処には来れないみたいだ」
ステイルは目を瞑り言う。
ステイル「いつかきっと連れてくる」
ステイルはそれだけ言って去った。
全く、涙流しながら言うなよ。
俺が心配するだろう?
45: 3年目 2012/09/01(土) 13:38:36.61 ID:lGKxVk4AO
風が吹く。
肌をなぞるような優しい風。
人はなぜ風に憧れるのか?
死んでから考える。
ああ……停滞しないからだ。
46: 3年目 2012/09/01(土) 13:51:32.62 ID:lGKxVk4AO
佐天「あなたが御坂さんの友達……」
この子は……ああ、御坂の友達か。
佐天「あなたの話は御坂さんから聞きました」
礼儀正しい子だ……。
佐天「世界を救ってくれて、ありがとうございます」
お礼を言って御坂の友達は去る。
そうか、俺の行動は、あいつのためとはいえ誰かを幸せにしたんだ……。
48: 3年目 2012/09/03(月) 12:26:32.26 ID:k2/DY0GAO
世界を救った。
そっか、俺がしたのはかなり大事だったのか。
御坂ステイル神裂青ピ土御門アックア一方通行打ち止め五和浜面父さん母さん……そしてインデックス。
俺はみんなを守った。
ならそれで良いか。
御坂の友達、有り難う。
俺の死に意味を与えてくれて。
そっか、俺がしたのはかなり大事だったのか。
御坂ステイル神裂青ピ土御門アックア一方通行打ち止め五和浜面父さん母さん……そしてインデックス。
俺はみんなを守った。
ならそれで良いか。
御坂の友達、有り難う。
俺の死に意味を与えてくれて。
49: 3年目 2012/09/05(水) 23:01:43.23 ID:RYVtEGTAO
久し振りに思いだす。
彼女の笑顔、泣き顔、困り顔、普通の顔、拗ねた顔、みんなみんな……俺にとっては日常だった。
大好きだった。
ああ……ごめんなさい
彼女の笑顔、泣き顔、困り顔、普通の顔、拗ねた顔、みんなみんな……俺にとっては日常だった。
大好きだった。
ああ……ごめんなさい
50: 3年目 2012/09/05(水) 23:14:41.32 ID:RYVtEGTAO
かつかつかんかんと靴と杖の音
一方通行「よォ、ヒーロー」
一方通行か。
一方通行「顔見せくらいしてやる」
花束と果物を置いて一方通行は去る。
全く……相変わらず不器用だな。
51: 四年目 2012/09/09(日) 06:35:52.93 ID:81Rb+FjAO
さらさらと雪は溶けた。
雪解け水は川となる。
ああ……それはなんと素晴らしい……
52: 四年目 2012/09/09(日) 06:39:57.37 ID:81Rb+FjAO
かつんかつんかつんギィ
靴音扉を開く音。
入ってきたのは……御坂か。
御坂「相変わらず、ね」
御坂は果物籠をカタリと置く。
目は真っ赤。
泣いていた?
何があった?
御坂「何かなぁ……あんたに愚痴るのは筋違いだけど、愚痴って良いかなぁ」
御坂は応えのない骸に問う。
俺は応えられないけど、いいと思った。
53: 四年目 2012/09/09(日) 06:40:40.58 ID:81Rb+FjAO
御坂「私、ステイルと付き合う事になったんだ」
54: 四年目 2012/09/09(日) 06:43:13.55 ID:81Rb+FjAO
へぇ、意外だ。てっきりステイルはインデックスが好きだと思っていた。
御坂とステイルか。おめでとう。
御坂「なんかね、あんたは鈍感だから全く気がついてないんだろうけど、ステイルはインデックスが好きで、私はあんたが好きだった」
はい?
ミサカサンイマナンテ?
56: 四年目 2012/09/09(日) 06:46:17.00 ID:81Rb+FjAO
御坂「私はずっと、ずっとあんたが好きだった。あのクローン虐殺の時も、第三次世界大戦の時も、私はあんたの背中を見ていた。その背中が好きだった」
御坂が……俺の事が好きだった?
信じられない……ってかマジで?
うわぁ、俺生きてたら黒子に殺されてる気がする。
57: 四年目 2012/09/09(日) 06:59:33.69 ID:81Rb+FjAO
御坂「一方、ステイルはインデックスの事が好きだった。ずっと彼女を助けるために頑張っていた」
御坂は一呼吸置く。
御坂「それで、私とステイルは失恋した」
御坂「あんたはインデックスのために命を懸けて、インデックスはあんたが居なくなった後めっきり暗くなった」
御坂「私も、ステイルも気がついたんだ」
半分涙が浮かんでいた。
御坂「ああ、私達は立ち入れないんだな、って」
目には涙。
御坂は思いを断ち切るように俺に愚痴る。
御坂「ありがとう……私の愛した人」
御坂は立ち去る。
俺は……
58: 四年目 2012/09/09(日) 07:08:01.95 ID:81Rb+FjAO
一度氷河が溶けたらまだ動かぬ氷河も溶けて動く。
ああ……こうして氷河は凍土を置いてゆく。
59: 四年目 2012/09/09(日) 07:09:03.56 ID:81Rb+FjAO
浜面「大将、俺……結婚する事にしたよ」
60: 四年目 2012/09/09(日) 07:13:51.21 ID:81Rb+FjAO
こいつは来ていきなり何を言ってるんだ?
あとおめでとう。
浜面「大将が命を懸けて戦ったから今がある。ありがとう」
浜面……お前だって戦った。
だから泣くなよ。
この平和はみんなで勝ち取ったものだ。
決して俺一人の手柄じゃない。
61: 四年目 2012/09/09(日) 09:05:51.42 ID:81Rb+FjAO
浜面「大将、また顔見せにくるぜ」
浜面は去る。
幸せに成れよ、浜面。
62: 四年目 2012/09/09(日) 09:09:47.64 ID:81Rb+FjAO
浜面が来た次の日
駒場「……フレメアに告白された」
駒場が来た次の日
エツァリ「ショチトルに告白されました」
エツァリが来た次の日
神裂「騎士団長に告白されましたがどうすれば……」
神裂が来た次の日
ヴェント「フィアンマに告白された」
ヴェントが来た次の日
垣根「心理定規に告白された」
垣根が来た次の日
アウレオレス「憮然……姫神に告白する」
63: 四年目 2012/09/09(日) 09:11:34.17 ID:81Rb+FjAO
あはははは、なんだ。
やっとみんな動き出した。
今までみんな謝罪しかしていなかった。
だけど、やっとだ。
氷は溶けた。
水は動く。
ああ……それは待ち望んだ未来……
69: 四年目 2012/09/09(日) 11:34:38.97 ID:81Rb+FjAO
かつんかつんと靴音が響く。
フレンダ「結局これが浜面の言っていた場所ってことよ」
訪れたのは綺麗な金髪の少女。
フレンダ「結局皮肉よね。さんざん悪事を起こした悪党である私や木原があのカエルに治療されて、世界を救った英雄はこの有り様……」
金髪の少女は手を合わせる。
フレンダ「だけど結局私はあなたに感謝してるってことよ。あなたが居なかったら私も、フレメアも生きてなかった」
フレンダ「浜面が一度は感謝しておけって言っていた意味が分かった」
金髪の少女はそう言って去る。
そうか、最近みょーに見知らぬ奴らが来ると思ったら浜面か……。
リア充め、人を都市伝説みたいに語るな……。
70: 四年目 2012/09/09(日) 11:37:50.26 ID:81Rb+FjAO
コツコツ響く靴音。
カエル医者「やぁ」
カエル医者、学園都市屈指の名医だ。
カエル医者「顔見せにきたよ」
カエル医者「ごめんね……僕じゃ君を救うことが出来なかった」
カエル医者は涙を流して謝る。
良いんだ。
俺はあの時死ぬ覚悟は出来ていた。
あんたが謝る必要はない。
カエル医者「やぁ」
カエル医者、学園都市屈指の名医だ。
カエル医者「顔見せにきたよ」
カエル医者「ごめんね……僕じゃ君を救うことが出来なかった」
カエル医者は涙を流して謝る。
良いんだ。
俺はあの時死ぬ覚悟は出来ていた。
あんたが謝る必要はない。
71: 四年目 2012/09/09(日) 12:20:21.70 ID:81Rb+FjAO
カエル医者が去った後、俺は安堵する。
世界は前に進んでいた。
俺の周りもやっと前に進む。
ああ
素晴らしい。
世界は前に進んでいた。
俺の周りもやっと前に進む。
ああ
素晴らしい。
72: 四年目 2012/09/09(日) 12:21:23.43 ID:81Rb+FjAO
雪は溶けた。
水は乾いた大地を潤し満たす。
溶けない氷は後二つ。
74: 五年目 2012/09/09(日) 13:24:28.05 ID:81Rb+FjAO
春の香り
小鳥の歌
チロチロと流れるせせらぎ
さぁ、遂に世界は動き出す
俺の望んだ世界
小鳥の歌
チロチロと流れるせせらぎ
さぁ、遂に世界は動き出す
俺の望んだ世界
75: 五年目 2012/09/09(日) 13:44:37.91 ID:81Rb+FjAO
御坂妹「失礼します、とミサカは断りを入れて入室します」
おお、御坂妹か。
懐かしい。
ますます御坂に似てきている気が……。
御坂妹「今日は報告に来ました、とミサカはお辞儀します」
報告?
なにか有ったのか?
御坂妹「ミサカはこの度東京医科歯科大学医学部に一浪の末受かりました、とミサカは誰よりも先に命の恩人に報告します」
おお、おめでとう!
東京医科歯科……あれ?
って事は?
御坂妹「ミサカはこれから、初めて本格的に学園都市の外で暮らします。だから……別れの挨拶をミサカはします」
そうか、学園都市の外か。
頑張れよ。御坂妹。
御坂妹「五年前、お姉様とあなたに命を救われたの事は……ミサカにとって感謝してもしきれませんとミサカは胸の内を吐露します」
そっか、もう五年か。
御坂妹「だから、これからミサカは麦のんと同じように人を救いたい、とミサカは大願を口に出します」
御坂妹はぺこりと頭を下げる。
御坂妹「これから定期的に会いに来ます、とミサカは予定します」
御坂妹は去る。
頑張れよ。
76: 五年目 2012/09/09(日) 13:53:35.19 ID:81Rb+FjAO
かつかつこんこん
此の音は……ああ、あいつだ。
一方通行「よォ、見舞いに来たぞ」
一方通行だ。
ん? 珍しい。お前がきっちりした服を着てるなんて。
77: 五年目 2012/09/09(日) 13:58:26.82 ID:81Rb+FjAO
一方通行「今日は報告だァ」
あはは、お前もか。
一方通行「オレは研究者になることになった」
研究者……頭が良いお前らしいな。
一方通行「まァ、これから気の合わねェ育ての親の部下だァ」
悪態をつきながら、一方通行は楽しそうだった。
一方通行「三下ァ、テメェが守った世界は動いてる。ありがとうなァ……」
一方通行……お前だって戦った。
別に俺一人の戦功じゃない。
一方通行「また来る」
一方通行は去る。
お前も動き出したか……
78: 五年目 2012/09/09(日) 14:04:15.59 ID:81Rb+FjAO
かつかつと靴の音。
青ピ「かみやん……」
青ピか!
うわ、更にでかくなってる!?
青ピ「かみやん、今ボクは元気やで」
青ピは椅子に座って言う。
青ピ「学園都市でパン屋の経営軌道に乗せとる」
青ピの目には涙。
青ピ「かみやんにボクのパン食べて貰いたかったねん……」
青ピは泣き崩れる。
ありがとう……青ピ。
83: 五年目 2012/09/09(日) 14:21:00.33 ID:81Rb+FjAO
ステイル「やぁ、上条当麻」
うわ、リア充来た。
ステイル「よっと」
ステイルは座る。
ステイル「今日は君に少し報告を」
どうした?
御坂と入籍か?
ステイル「インデックスの過呼吸は徐々に、本当に徐々にだが良くなってる。いつか彼女をここに連れてこれそうだ」
そうか、ありがとう。
ステイル「それじゃあ」
ステイルは去る。
87: 五年目 2012/09/09(日) 17:19:23.02 ID:81Rb+FjAO
暗い暗い闇の中……
思い浮かぶのは一人の少女との思い出
とうまとうま! お腹が減ったんだよ!
はいはい。今日はもやしと豚肉の焼きそばだから待っとけ。
わかったんだよ!
……………………
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
遠い昔の御伽噺のように思える恋しかった日常。
90: 五年目 2012/09/09(日) 18:57:31.57 ID:81Rb+FjAO
かつかつ
誰かが来る
誰だろう?
土御門「よっ、かみやん」
土御門か。
律儀に毎季節墓前に来てくれてるのは土御門とステイルと一方通行。
ん?
何でこいつアロハじゃないの?
土御門「ま、今日は報告だにゃー」
土御門は改まって言う。
何だ?
身構えていたら……
91: 五年目 2012/09/09(日) 18:58:29.76 ID:81Rb+FjAO
土御門「この度土御門元春は土御門舞夏と結婚する事になった」
92: 五年目 2012/09/09(日) 19:00:28.22 ID:81Rb+FjAO
遂に義妹に手を出したか、シスコン。
というのは置いといておめでとう。
土御門「ま、今日はそれだけだにゃー」
土御門は立ち上がり、一礼して去る。
おめでとう、土御門。
大事にしろよ?
俺は出来なかった。
101: 五年目 2012/09/09(日) 20:22:55.64 ID:81Rb+FjAO
静かな空間。
誰かが来ないと寂しい。
「なMTだ。ま;Фだ£」
?
空耳?
103: 六年目 2012/09/09(日) 23:45:55.56 ID:81Rb+FjAO
溶けない氷は無い
幸せな芽吹きまでもう少し
104: 六年目 2012/09/09(日) 23:54:54.28 ID:81Rb+FjAO
何だろう?
この違和感は……
気にしないでいた方が良いか……
105: 六年目 2012/09/09(日) 23:57:58.38 ID:81Rb+FjAO
ステイル「なんか入籍する事になった」
開口一番惚気か。
とりあえず、おめでとう。
ステイル「なんか御坂家に婿入りさせられて御坂ステイルに名前が変わった」
ああ……多分御坂の母さんに押されたか……
ステイル「まぁ、僕の報告はこれだけだな」
ステイルはかつかつと去る。
106: 六年目 2012/09/10(月) 00:29:57.87 ID:8tslO5HAO
たまには耳を澄ましてみる。
色々な音が聞こえる。
コンジョウダー
ソギイタセンセイアツクルシイ!
ムギノクン カルテヲ
ハイ
アナタアナタオイシソウナアイスクリームガアルヨッテミサカハミサカハ
キノウキハラクンニドヤサレテツカレテルンデスゥ
ステイル シキジョウハドコニスルノ?
ナンカクロコサンガテイキョウシテクレルラシイ
メジャーハートメシクイニイコウ
イイワヨカキネ
ああ、平穏な世界……
109: 六年目 2012/09/10(月) 14:42:31.94 ID:8tslO5HAO
『よっ』
声がする。
お前は誰だ?
『うわ、お前は誰だって……上条さんは悲しくなるのですよ』
俺の名前は上条当麻だ。
お前は俺と同姓なのか?
『いやいや、今お前以外誰も居ないだろう?』
たしかに。
じゃあ……お前は誰だ?
『俺はお前だよ、上条当麻。いや、わりぃ。言葉足らずだったな』
奇妙……なんだ、これは?
声は俺の戸惑いを無視する。
110: 六年目 2012/09/10(月) 14:43:18.09 ID:8tslO5HAO
『俺はインデックスを助けるために《死んだ》上条当麻だ』
111: 六年目 2012/09/10(月) 14:46:25.86 ID:8tslO5HAO
なんだ、オカルトか。
『何か妙に物分かりいいな』
そりゃぁね……インデックスと出会ってからはオカルトの連続だったから。
『苦労してるんだな、俺』
ああ、どこかのお人好しのせいでな。
『後悔してるか?』
何だ、えらいチープな問いかけだな。
そんなの即答だ。
112: 六年目 2012/09/10(月) 14:46:59.48 ID:8tslO5HAO
不幸だ、だけどそれ以上に素晴らしかった。
113: 六年目 2012/09/10(月) 14:55:34.19 ID:8tslO5HAO
『本当に即答だな』
当たり前だろ?
確かに後悔も多かった。
だけど、俺は多くの宝物を得た。
様々な絆。
誰かの笑顔。
それはおそらく……ただ不幸なだけじゃ手に入れる事が出来なかった宝物。
土御門青ピ吹寄小萌先生黄泉川先生御坂黒子浜面一方通行打ち止め御坂妹ステイル神裂五和建宮アックア数え切れない俺と関わった人達……そしてインデックス。
みんな俺を変えてくれた。
『全く、それだけのものが有りながら俺はまた命を懸けたのか』
お前もだろう、上条当麻?
『ああ、馬鹿は死んでも治らなかったな』
だな
『何だ、まだ俺は俺のままだった』
声は口走る
114: 六年目 2012/09/10(月) 15:21:36.96 ID:8tslO5HAO
『大丈夫、お前は《そのふざけた幻想》をぶち殺せる』
声は去った。
115: 六年目 2012/09/11(火) 10:07:02.05 ID:wxe/DjCAO
感じる
声去った後感じる
違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感
声去った後感じる
違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感違和感
116: 六年目 2012/09/11(火) 10:20:19.06 ID:wxe/DjCAO
ゴーン ゴーン ゴーン
除夜の鐘。
今年は終わる。
インデックス……
117: 七年目 2012/09/11(火) 10:22:37.02 ID:wxe/DjCAO
ふざけた幻想は砕け散る。
溶けた雪の後には新芽が芽吹く。
正義は高らかに。
人はしなやかに。
さぁ、最後の不幸な物語。
どうしようもない程絶望的な物語が、案外簡単に砕け散る。
119: 七年目 2012/09/11(火) 15:13:10.55 ID:wxe/DjCAO
最近めっきり人が来なくなった。
蝉が鳴く。
こつこつこつこつ
靴音が響く。
誰か来る?
120: 七年目 2012/09/11(火) 15:14:31.94 ID:wxe/DjCAO
「やっと来れたんだよ、とうま」
121: 七年目 2012/09/11(火) 15:34:52.99 ID:wxe/DjCAO
銀色の髪。
緑色の瞳。
ああ……やっと来てくれたか……
インデックス
125: 七年目 2012/09/11(火) 19:18:40.77 ID:wxe/DjCAO
背丈は高くなってる。
だけど、面影は変わらない。
彼女は墓前に座る。
インデックス「とうま……まだ起きないんだね……」
え?
126: 七年目 2012/09/11(火) 19:20:51.81 ID:wxe/DjCAO
インデックス「ごめんなさい……」
俺が戸惑っている間にも、インデックスは泣きながら喋る。
インデックス「私のせいで……私のせいで……」
インデックスの涙が落ちる。
『暖か』い?
127: 七年目 2012/09/11(火) 19:21:38.66 ID:wxe/DjCAO
違和感が一気に吹き出る。
待てよ?
俺は
本当に
死んだのか?
128: 七年目 2012/09/11(火) 19:23:38.59 ID:wxe/DjCAO
思い出す。
そうだ。
誰も『墓参り』と言っていない。
みんな『報告』や『見舞い』と言っていた。
何だ何だ何だ?
違和感が吹き出て胸を焼く。
そうだ。
そうだったのか。
やっと解った。
129: 七年目 2012/09/11(火) 19:27:38.31 ID:wxe/DjCAO
いいぜ
上条当麻
てめえがこれが不幸な物語だと決めつけるってなら
まずはその
ふざけた幻想を
ぶち殺す
130: 七年目 2012/09/11(火) 19:29:35.66 ID:wxe/DjCAO
途端にどっと感覚が戻る。
そう、これは只の思い込み。自己暗示だ。
激戦でおそらく俺は自分が死んだと思っていたんだ。
さぁ、ふざけた幻想をぶち殺そう
131: 七年目 2012/09/11(火) 19:30:54.55 ID:wxe/DjCAO
「ィンデッくズ」
死人のような弱々しい声が出る。
132: 七年目 2012/09/11(火) 21:14:05.96 ID:wxe/DjCAO
インデックス「……へ?」
インデックスは暫く戸惑い、叫ぶ。
インデックス「とうまが生き返ったんだよぉぉぉぉぉぉぉっ!」
133: 七年目 2012/09/11(火) 21:21:26.39 ID:wxe/DjCAO
直後
ナンダトォ! サンシタガイキカエッタダァ?
コンジョウダァァァァァァアアアア
ソレハホントデスノ?
ノキナサイチンピラ!
ハマヅラガチョウカベニササリマシタ!
ダイジョウブ。ソンナハマヅラヲワタシハオウエンスル
ゲンダイイガクノショウリダァァァァァ
ダレカーヘブンキャンセラーガコウフンノアマリタオレマシタァァァァァ
カミジョウトウマガイキカエリマシタカ!
ブゼン。ナンタルセイメイリョク
ミンナ、ハヤクカミジョウニアオウデアル
マツンダニャー。ココハシバラクインデックスユウセンニシタホウガイインダニャー
タシカニアノコハズットマッテイマシタガ・・・
カミジョウトウマガイキカエッタノネ?
タイヘンダー! ハマヅラノシンパクスウガァァァァァ!
メルトダウナーシンゾウマッサージ!
トリアエズカミヤンニアウデ
ア。ヌケガケズルイ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
騒音がする
ナンダトォ! サンシタガイキカエッタダァ?
コンジョウダァァァァァァアアアア
ソレハホントデスノ?
ノキナサイチンピラ!
ハマヅラガチョウカベニササリマシタ!
ダイジョウブ。ソンナハマヅラヲワタシハオウエンスル
ゲンダイイガクノショウリダァァァァァ
ダレカーヘブンキャンセラーガコウフンノアマリタオレマシタァァァァァ
カミジョウトウマガイキカエリマシタカ!
ブゼン。ナンタルセイメイリョク
ミンナ、ハヤクカミジョウニアオウデアル
マツンダニャー。ココハシバラクインデックスユウセンニシタホウガイインダニャー
タシカニアノコハズットマッテイマシタガ・・・
カミジョウトウマガイキカエッタノネ?
タイヘンダー! ハマヅラノシンパクスウガァァァァァ!
メルトダウナーシンゾウマッサージ!
トリアエズカミヤンニアウデ
ア。ヌケガケズルイ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
騒音がする
134: 七年目 2012/09/11(火) 21:25:56.34 ID:wxe/DjCAO
青ピ「かみぁぁぁぁぁやん!」
一方通行「三下くゥゥゥゥゥゥン!?」
浜面「大将……ごふっ」
土御門「かみやん!」
カエル医者「まさか治るとは!」
ステイル「本当に復活している……」
御坂「良かった……本当に良かった……」
なんかお祭り騒ぎになってる……
一方通行「三下くゥゥゥゥゥゥン!?」
浜面「大将……ごふっ」
土御門「かみやん!」
カエル医者「まさか治るとは!」
ステイル「本当に復活している……」
御坂「良かった……本当に良かった……」
なんかお祭り騒ぎになってる……
135: 七年目 2012/09/11(火) 21:33:48.88 ID:wxe/DjCAO
その後、浜面がテンション上がった一方通行に愉快なオブジェにされかけたり、浜面が御坂の電撃喰らったり、浜面がステイルのタバコに当たって根性焼きされたり、ひゃっはーと騒ぐ顔面刺青に殴られたり、ハイになった麦野とか云う人にレーザー当てられたりと瑣事が在ったが、そんな中俺はカエル医者に俺に起きた事態についての説明を受けた。
136: 七年目 2012/09/11(火) 21:45:06.12 ID:wxe/DjCAO
体には異常なく、何故か意識を取り戻していなかった。
対処が難しいそんな状態だったみたいだ。
全く……ただの諦めだったのか。
俺は、首の筋肉を辛うじて動かしてインデックスを見る。
大丈夫。
何とか口角筋は動く。
137: 七年目 2012/09/11(火) 21:47:04.92 ID:wxe/DjCAO
上条「ただいま……インデックス」
インデックスは涙と鼻水でぐちゃぐちゃな顔のまま、笑顔で言う。
インデックス「おかえりなさいなんだよ……とうま」
インデックスは俺の右手を握りながらそう言った。
151: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 22:53:34.26 ID:wxe/DjCAO
爽やかな風
俺の頬を撫でる
インデックス「とうま、速度はこれくらいで良いかな?」
上条「ああ、ありがとうな、インデックス」
今俺はインデックスに助けてもらいながらリハビリしている。
七年もの間動かしていない筋肉は弱りに弱っていた。
幸い、関節は定期的に御坂妹が動かしていたようで、問題なかった。
どうやら調整のたびにしてくれていたらしい。
152: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 22:56:26.48 ID:wxe/DjCAO
インデックス「ねぇ……とうま」
車椅子を押してくれているインデックスが俺に話しかける。
上条「ん? どうした?」
インデックス「ううん、なんでもないんだよ」
上条「何でもないのに何で呼んだんだ?」
インデックス「とうまの名前が呼べるのが嬉しいんだよ」
上条「そうか」
ついついくすっと笑う。
車椅子を押してくれているインデックスが俺に話しかける。
上条「ん? どうした?」
インデックス「ううん、なんでもないんだよ」
上条「何でもないのに何で呼んだんだ?」
インデックス「とうまの名前が呼べるのが嬉しいんだよ」
上条「そうか」
ついついくすっと笑う。
153: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 22:59:46.12 ID:wxe/DjCAO
インデックス「とうま、リハビリ終わったら一緒に晩御飯を食べるんだよ」
上条「ああ、そうだな」
こうやってインデックスと一緒に話せるのが嬉しい。
ああ……なんて幸福だ。
154: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:00:13.76 ID:wxe/DjCAO
更に半年たった。
155: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:05:23.03 ID:wxe/DjCAO
上条「ただいま、インデックス」
インデックス「おかえりなさいなんだよ、とうま」
リハビリを乗り越え、俺はインデックスと同棲することになった。
今は一方通行のアドバイスで教員免許をとるカリキュラムの最中だ。
上条「おっ、今日はなかなか豪勢な料理だな」
インデックス「うん、とうまに喜んでもらうためにがんばったんだよ」
上条「そうか、ありがとうな、インデックス」
平穏な日常。
156: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:06:28.89 ID:wxe/DjCAO
月日は更に巡る
更に一年たった
157: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:07:33.51 ID:wxe/DjCAO
上条「え」
インデックス「うそ……」
俺とインデックスは顔を真っ赤にして喜ぶ。
何故なら……
158: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:12:35.36 ID:wxe/DjCAO
麦野「妊娠三ヶ月ね」
159: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:15:11.35 ID:wxe/DjCAO
インデックスが妊娠していた。
麦野「はぁ、あんた達、喜ぶのは良いけどちゃっちゃと互いの両親に挨拶、そして入籍&結婚式やっときなよ。浜面のばかのようにバタバタして滝壺怒らせる、の二の舞踏まないように」
上条「はい」
インデックス「はい、なんだよ」
さて、これから忙しくなる。
麦野「はぁ、あんた達、喜ぶのは良いけどちゃっちゃと互いの両親に挨拶、そして入籍&結婚式やっときなよ。浜面のばかのようにバタバタして滝壺怒らせる、の二の舞踏まないように」
上条「はい」
インデックス「はい、なんだよ」
さて、これから忙しくなる。
160: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:22:18.52 ID:wxe/DjCAO
リンゴーン
カンコーン
鐘の音が鳴る。
ローラ「新郎、上条当麻。汝命在る限り如何なる時もインデックスを愛する事をちかいけるか?」
上条「誓います」
ローラ「新婦、インデックス。汝命在る限り如何なる時も上条当麻を愛する事をちかいけるか?」
インデックス「誓うんだよ」
互いに向き合って口づけをする。
一方通行、土御門、青ピ、姫神、小萌先生、御坂、ステイル、御坂妹、浜面、麦野先生、いろんな人が俺たちを祝ってくれた。
161: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:25:43.90 ID:wxe/DjCAO
時は流れて進む
更に一年たった
162: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:33:13.30 ID:wxe/DjCAO
上条「インデックス、録麻は?」
インデックス「もうぐっすりなんだよ」
結局俺たちの息子は『上条録麻』という名前になった。
禁書目録の『録』と上条当麻の『麻』を合わせた名前だ。
インデックス「とうまは仕事きまったのかな?」
上条「ああ、教員免許カリキュラムの成績から、長点上機に勤める事になった」
インデックス「科目が気になるんだよ……」
上条「削板と同じく体育だ」
インデックス「なんとなく想像し難いんだよ」
談笑。
どこまでも平穏な日々。
163: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:36:17.25 ID:wxe/DjCAO
さらさらと時は進む
更に十年後
更に十年後
164: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:39:28.75 ID:wxe/DjCAO
上条録麻「父さん、父さんは母さんの事好き?」
上条当麻「ああ、大好きだよ」
上条録麻「母さん、母さんは父さんの事好き?」
上条インデックス「うん、大好きなんだよ」
上条録麻「わーい! 僕の父さんと母さんは仲良しだ!」
録麻は嬉しそうに飛び跳ねる。
上条当麻「なんか、こうやると照れるよな、インデックス」
インデックス「そうなんだよ」
かなり幸せな日々。
165: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:41:18.90 ID:wxe/DjCAO
大河のうねり
時は進む
四十年後
166: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:45:44.89 ID:wxe/DjCAO
上条当麻「おっ、御坂とステイル!」
上条インデックス「短髪、ステイル、こっちなんだよ」
御坂美琴「久しぶり」
御坂ステイル「やぁ、上条当麻」
上条当麻「なぁなぁ、録麻と美春の仲は良好か?」
御坂美琴「ええ、良好よ」
上条インデックス「安心するんだよ」
こうやって俺達はたまに会う。
なにせ録麻が連れてきた女の子が御坂とステイルの娘だとは……。
楽しい老後である。
167: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:47:11.27 ID:wxe/DjCAO
人には終わりが来る
斯くて幕は閉じたもえ
更に二十年後
168: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:51:47.62 ID:wxe/DjCAO
上条録麻「……父さん、母さん……」
銀色の髪をした初老の男性。
名は上条録麻。
上条当麻とインデックスの子供である。
上条録麻「墓は遺言通り、隣に造ったから……安らかに眠ってくれ」
上条録麻は目を瞑り、祈る。
上条録麻「父さん、母さん……また盆に成ったら目麻を連れてくる。だから……楽しみにしてくれ」
上条録麻はゆっくりと去った。
彼が参っていた墓にはこう書いてあった。
169: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:55:08.08 ID:wxe/DjCAO
上条当麻
享年94
上条インデックス
享年92
170: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:57:42.81 ID:wxe/DjCAO
上条当麻と上条インデックスは、奇しくも同じ日時に同時に病死した。
そして、彼ら二人の命日は更に奇しくも、上条当麻がインデックスによって仮死から目覚めた日だったという。
171: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:58:10.28 ID:wxe/DjCAO
FIN
172: ハッピーエンド 2012/09/11(火) 23:58:48.54 ID:wxe/DjCAO
これで全部おしまいです。
それではまたいつか!
引用元: 上条(近くて遠い……)
上条「御坂ーお前今週末暇?」御坂「ふぇっ!?」
2020-05-17
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 14:23:25.27 ID:rUR23tu90
御坂「なななななな何よ突然!?」
上条「いやさー、週末にオープンする遊園地のチケットもらったんだけどな
インデックスの奴が風邪引いちまってさ
捨てるのももったいないし、お前が暇ならどうかなと」
御坂「なによそれ、あんたそんなに一緒に行く友達いないわけ?」
上条「いやー、このチケットカップルチケットなんだよ
男女ペアじゃねーと使えないんだってさ」
御坂「!?」
上条「いやさー、週末にオープンする遊園地のチケットもらったんだけどな
インデックスの奴が風邪引いちまってさ
捨てるのももったいないし、お前が暇ならどうかなと」
御坂「なによそれ、あんたそんなに一緒に行く友達いないわけ?」
上条「いやー、このチケットカップルチケットなんだよ
男女ペアじゃねーと使えないんだってさ」
御坂「!?」
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6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 14:29:50.01 ID:rUR23tu90
上条「俺のイメージだけど、お嬢様学校に行ってる奴ってこういうところ行ったことなさそうだからさ
だからお前にこえかけたんだけど、迷惑だったか?」
御坂(え、何? カップル? それって私を意識してるってこと?
あ、でも始めはあのシスターと一緒に行くっていってたし……
でも私を誘ったって事は……ああもーーーーー!!!)
上条「あのー…御坂さん? 話を聞いてらっしゃいますか?」
御坂「うるさいわね! 今考えてんのよ!」
上条「は、はぁ」
上条(そんなにおれといくのが嫌なのか……俺は友達だと思ってたんだけどなぁ……)
だからお前にこえかけたんだけど、迷惑だったか?」
御坂(え、何? カップル? それって私を意識してるってこと?
あ、でも始めはあのシスターと一緒に行くっていってたし……
でも私を誘ったって事は……ああもーーーーー!!!)
上条「あのー…御坂さん? 話を聞いてらっしゃいますか?」
御坂「うるさいわね! 今考えてんのよ!」
上条「は、はぁ」
上条(そんなにおれといくのが嫌なのか……俺は友達だと思ってたんだけどなぁ……)
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 14:34:39.30 ID:rUR23tu90
御坂(でもここで一気に接近すれば……でもそんな露骨な行動取ったら軽い女に見られない?
そりゃあ、こいつは鈍感だからちょっとくらい大胆になってもいいと思うけど)
上条「み、御坂? 無理しなくていいんだぞ。
お前にだって都合があるだろうし、俺と一緒に遊園地なんてそりゃきついよなー!
あははー!」
御坂「予定はあいてるからちょっと黙ってて!」
上条「」
上条(……行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ)
そりゃあ、こいつは鈍感だからちょっとくらい大胆になってもいいと思うけど)
上条「み、御坂? 無理しなくていいんだぞ。
お前にだって都合があるだろうし、俺と一緒に遊園地なんてそりゃきついよなー!
あははー!」
御坂「予定はあいてるからちょっと黙ってて!」
上条「」
上条(……行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ)
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 14:39:55.18 ID:rUR23tu90
上条「あ、そうか」
上条(なんだ、そういうことか)
上条「御坂」
御坂「だからって、観覧車の中でキスとかしちゃったら……でもそういうのもロマンチックよね……」
上条「おーい、御坂さーん」
御坂「え!? な、なに?」
上条「つまりお前はアレだろ? 遊園地には行きたいけど俺と一緒に回りたくないんだろ
ったくしゃあねぇなぁ。くれた人には悪いけど、お前にこのチケットやるよ
このまま俺が持ってるよりいいだろ。お前の行きたいやつと一緒に行けばいいさ」
御坂「…………はい?」
上条(なんだ、そういうことか)
上条「御坂」
御坂「だからって、観覧車の中でキスとかしちゃったら……でもそういうのもロマンチックよね……」
上条「おーい、御坂さーん」
御坂「え!? な、なに?」
上条「つまりお前はアレだろ? 遊園地には行きたいけど俺と一緒に回りたくないんだろ
ったくしゃあねぇなぁ。くれた人には悪いけど、お前にこのチケットやるよ
このまま俺が持ってるよりいいだろ。お前の行きたいやつと一緒に行けばいいさ」
御坂「…………はい?」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 14:44:40.80 ID:rUR23tu90
御坂「え、ちょっと待って。何でそういうことに」
上条「遠慮すんなって! ほらこれチケット。後で何が面白かった、とか聞かせてくれよな!
んじゃ、俺はこれから特売のタイムセールがあるからこれで!」
御坂「え、ちょ、ちょっとおおおおおお!!!!????」
御坂「…………どうしてこうなった」
上条「遠慮すんなって! ほらこれチケット。後で何が面白かった、とか聞かせてくれよな!
んじゃ、俺はこれから特売のタイムセールがあるからこれで!」
御坂「え、ちょ、ちょっとおおおおおお!!!!????」
御坂「…………どうしてこうなった」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 14:53:51.94 ID:rUR23tu90
夕方
佐天「……なるほど、で御坂さんはその人のことが嫌いなんですか?」
御坂「嫌いって言うか、そういうことじゃなくて
あいつに一方的に借りを作るのが嫌なのよ。こんな勘違いで後々何か言われるのもいやだし
べ、別にあいつと遊園地に行きたいってわけじゃないのよ!?」
佐天(うわー、わかりやすー。……しかたない後押ししてやりますか)
佐天「えーと、そういうことなら普通に「勘違いだから一緒に行こう」っていってあげればいいんじゃないですか?
多分向こうもそれで納得すると思いますけど」
佐天「……なるほど、で御坂さんはその人のことが嫌いなんですか?」
御坂「嫌いって言うか、そういうことじゃなくて
あいつに一方的に借りを作るのが嫌なのよ。こんな勘違いで後々何か言われるのもいやだし
べ、別にあいつと遊園地に行きたいってわけじゃないのよ!?」
佐天(うわー、わかりやすー。……しかたない後押ししてやりますか)
佐天「えーと、そういうことなら普通に「勘違いだから一緒に行こう」っていってあげればいいんじゃないですか?
多分向こうもそれで納得すると思いますけど」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 14:58:14.18 ID:rUR23tu90
御坂「それじゃあ私があいつと一緒に遊園地に行きたいみたいじゃない!」
佐天「そこは誤解を解くためなら仕方ないですよ
勘違いされた原因は御坂さんにもあるわけだし」
御坂「で、でも私のほうから誘ったら、あいつ誤解しそうじゃない!?
私は遊園地に行きたいだけだけど!?
ほら! まさか本気にしちゃったらなんか悪いし!」
佐天(このレベル5めんどくせぇえええええええええええ!!!!!!)
佐天「そこは誤解を解くためなら仕方ないですよ
勘違いされた原因は御坂さんにもあるわけだし」
御坂「で、でも私のほうから誘ったら、あいつ誤解しそうじゃない!?
私は遊園地に行きたいだけだけど!?
ほら! まさか本気にしちゃったらなんか悪いし!」
佐天(このレベル5めんどくせぇえええええええええええ!!!!!!)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 15:06:24.53 ID:rUR23tu90
佐天「御坂さん、話に聞くと御坂さんより前に誘う予定だった人がいるみたいですけど」
御坂「う、そ、それが?」
佐天「とられちゃいますよ?」
御坂「っ!? な、何の話!?」
佐天「御坂さんがそれでいいなら、それでいいんですけど
まぁ早いもの勝ちって言うし」
御坂「うう……」
佐天(ずるいなー、こういうところとか無駄に可愛いんだモンなーこの人
私が男ならほっとかないんだけど。相手はどれだけ鈍感なんだか)
御坂「う、そ、それが?」
佐天「とられちゃいますよ?」
御坂「っ!? な、何の話!?」
佐天「御坂さんがそれでいいなら、それでいいんですけど
まぁ早いもの勝ちって言うし」
御坂「うう……」
佐天(ずるいなー、こういうところとか無駄に可愛いんだモンなーこの人
私が男ならほっとかないんだけど。相手はどれだけ鈍感なんだか)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 15:15:24.86 ID:rUR23tu90
佐天「んー、じゃあこうしましょう
これは練習なんです。御坂さんが好きな人ができた時のための練習」
御坂「練習?」
佐天「そう、だからカップルのふりをしても問題ありません
もちろんこっちから誘っても大丈夫です
仕方なく誘うんですだって練習ですから」
御坂「な、なるほど。そ、そうよね、練習のために誘ってあげるってことなら……
一応確認しとくけど本気じゃないからね!?」
佐天「はいはい、ソウデスネー」
御坂「そうよ。これは練習なのよ……だから……」
佐天(はい、乙女一人転落)
佐天「誤解を解くなら早い方がいいですよ。それじゃ私はこれで」
御坂「あ、うん! ありがとう佐天さん!」
佐天「いえいえー」
これは練習なんです。御坂さんが好きな人ができた時のための練習」
御坂「練習?」
佐天「そう、だからカップルのふりをしても問題ありません
もちろんこっちから誘っても大丈夫です
仕方なく誘うんですだって練習ですから」
御坂「な、なるほど。そ、そうよね、練習のために誘ってあげるってことなら……
一応確認しとくけど本気じゃないからね!?」
佐天「はいはい、ソウデスネー」
御坂「そうよ。これは練習なのよ……だから……」
佐天(はい、乙女一人転落)
佐天「誤解を解くなら早い方がいいですよ。それじゃ私はこれで」
御坂「あ、うん! ありがとう佐天さん!」
佐天「いえいえー」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 15:16:30.01 ID:rUR23tu90
佐天「……メール送信っと」
ピッ
「to初春
週末空けといて面白いものが見れる」
佐天「まぁー、これくらいは相談料としてもらわないと、ね」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 15:27:22.59 ID:rUR23tu90
翌日
上条「え? 俺でいいの?」
御坂「あんたが勝手に誤解してチケット渡したんでしょうが!
私は嫌なんて一言も……」
上条「そっかー! 実は気になってたんだよ!
どんな感じか知らないからさ!」
御坂「遊園地行った事ないの?」
上条「ん、あー。行った事あるかもしれないけど子供の頃すぎて覚えてないんだよ
だからほとんど初体験なんだ」
御坂「もう、そんなんなら私にチケット渡すんじゃないわよ」
上条「はは、ま、当日はよろしくな。御坂」
御坂「せっかく私が一緒に行ってあげるんだからそれなりの格好してきなさいよねー」
上条「……善処します。っとまずいもうこんな時間か。じゃあ御坂、またな!」
御坂「あっ、うん。バイバイ……」
上条「え? 俺でいいの?」
御坂「あんたが勝手に誤解してチケット渡したんでしょうが!
私は嫌なんて一言も……」
上条「そっかー! 実は気になってたんだよ!
どんな感じか知らないからさ!」
御坂「遊園地行った事ないの?」
上条「ん、あー。行った事あるかもしれないけど子供の頃すぎて覚えてないんだよ
だからほとんど初体験なんだ」
御坂「もう、そんなんなら私にチケット渡すんじゃないわよ」
上条「はは、ま、当日はよろしくな。御坂」
御坂「せっかく私が一緒に行ってあげるんだからそれなりの格好してきなさいよねー」
上条「……善処します。っとまずいもうこんな時間か。じゃあ御坂、またな!」
御坂「あっ、うん。バイバイ……」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 15:33:50.93 ID:rUR23tu90
御坂「~~~~~~~!!!」
御坂(やばいやばいやばいやばい!! 私今にやけてる。顔が元に戻らない~~!!)
御坂「あいつすごく嬉しそうだったな……も、もしこれで付き合っちゃったりしたら、私にあの顔してくれるのかな?
いやーもー!!!!」
滝壺「はまづら、あの人は一人で何してるの?」
浜面「お前は知らなくていいことだ」
御坂(やばいやばいやばいやばい!! 私今にやけてる。顔が元に戻らない~~!!)
御坂「あいつすごく嬉しそうだったな……も、もしこれで付き合っちゃったりしたら、私にあの顔してくれるのかな?
いやーもー!!!!」
滝壺「はまづら、あの人は一人で何してるの?」
浜面「お前は知らなくていいことだ」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 15:52:03.07 ID:rUR23tu90
当日
御坂「……3時間前に待ち合わせ場所とか……私って結構」
御坂「あうー……退屈ー……まだ1時間もあるー」
佐天「よっす、初春。どう、御坂さんは」
初春「だいぶ前から来てたみたいですね。ずっとそわそわしてた御坂さん可愛いです」
佐天「うむ、では監視を続けよう」
御坂「……来ない。もう待ち合わせ時間だぞー!
何やってんだあいつはー!」
佐天「デートに遅刻かー。こりゃ減点だな」
初春「むー、御坂さん可哀そうです」
御坂「……3時間前に待ち合わせ場所とか……私って結構」
御坂「あうー……退屈ー……まだ1時間もあるー」
佐天「よっす、初春。どう、御坂さんは」
初春「だいぶ前から来てたみたいですね。ずっとそわそわしてた御坂さん可愛いです」
佐天「うむ、では監視を続けよう」
御坂「……来ない。もう待ち合わせ時間だぞー!
何やってんだあいつはー!」
佐天「デートに遅刻かー。こりゃ減点だな」
初春「むー、御坂さん可哀そうです」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 20:20:00.27 ID:rUR23tu90
上条「よー、御坂。先に来てたのか」
御坂「おそーい! 約束の時間から10分も遅れてる!」
上条「なんだよ10分くらいいだろ、遊園地が逃げるわけでもなし」
御坂「……一緒にいられる時間が減るのよ」ボソッ
上条「ん? なんだって?」
御坂「なんでもない! ……ちょっとは意識しなさいよね」
佐天「あちゃー、相手は御坂さんに興味ないっぽいなー」
初春「あれ? あの人グラビトン事件の時の……」
205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 20:31:08.38 ID:rUR23tu90
遊園地
上条「うひゃー、すげー人だな」
御坂「ね、ねぇ? そのチケットってカップルチケットなのよね?」
上条「ああそうだな。それがどうかしたか?」
御坂「じゃ、じゃあ呼び方とか変えたほうがいいんじゃないかしら?
カップルなのに苗字で呼ぶのもあれじゃない?」
上条「そんなとこまでチェックされねーって
それに俺はお前に苗字ですら呼ばれた覚えがねーぞ」
御坂「…………あっそう! そうよね! あんたなんか呼ぶ機会ないもんね!」
上条「何でそこで怒るんだよ……」
上条「うひゃー、すげー人だな」
御坂「ね、ねぇ? そのチケットってカップルチケットなのよね?」
上条「ああそうだな。それがどうかしたか?」
御坂「じゃ、じゃあ呼び方とか変えたほうがいいんじゃないかしら?
カップルなのに苗字で呼ぶのもあれじゃない?」
上条「そんなとこまでチェックされねーって
それに俺はお前に苗字ですら呼ばれた覚えがねーぞ」
御坂「…………あっそう! そうよね! あんたなんか呼ぶ機会ないもんね!」
上条「何でそこで怒るんだよ……」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 20:32:21.02 ID:rUR23tu90
佐天「これは御坂さんが悪いなー」
初春「ところで佐天さん、私たちはどうやって入るんですか?」
佐天「ジャッジメントの視察って言い張れない? ここって管轄内じゃないの?」
初春「学園都市が運営に関わってるからできないこともないでしょうけど……
まさか私を呼んだ理由って……」
佐天「てへっ」
初春「さーてーんーさーん!」
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 20:40:29.30 ID:rUR23tu90
上条「フリーパス付きチケットとはまた豪勢なもんだ
お金を無駄に使わなくて上条さんは安心しましたよ」
御坂「乗り物代すらあんたは出せないの?」
上条「貧乏学生舐めんな! お前は白米と水で一週間以上すごした経験はあるまい!?」
御坂「そりゃないけどさ……」
上条「米があるならまだいいんだ! それがなくなってみろ!
お前には想像も出来ない生活が待ってるんだぞ!」
御坂「……そんなに困窮してるなら私が何か作ってあげるのに」
上条「やめろ! 哀れんだ目を俺に向けるな!」
佐天「反応するところそこ!?」
初春「この二人乗り越えなきゃいけない障害おおいですねー」
お金を無駄に使わなくて上条さんは安心しましたよ」
御坂「乗り物代すらあんたは出せないの?」
上条「貧乏学生舐めんな! お前は白米と水で一週間以上すごした経験はあるまい!?」
御坂「そりゃないけどさ……」
上条「米があるならまだいいんだ! それがなくなってみろ!
お前には想像も出来ない生活が待ってるんだぞ!」
御坂「……そんなに困窮してるなら私が何か作ってあげるのに」
上条「やめろ! 哀れんだ目を俺に向けるな!」
佐天「反応するところそこ!?」
初春「この二人乗り越えなきゃいけない障害おおいですねー」
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 20:47:38.14 ID:rUR23tu90
上条「にしても……人、人、人だな
入場までどれだけ時間がかかるのやら」
御坂「あー、もう超電磁砲でふっ飛ばしたい」
上条「物騒なこと言わないの
ほら、手ぇ出せ御坂」
御坂「えっ、ひゃん! あああああああんた何いきなり手、握って」
上条「この人ごみではぐれたら面倒だろ
嫌かもしんねーけど、入るまで我慢しろ」
御坂「嫌じゃないわよ!?」
上条「痛い痛い痛い!? わかったからそんなに強く握るな!」
佐天「やっべ初春とはぐれた……
まいっか、花畑探せばすぐ見つかるし!」
初春「さーてーんーさーん……どーこー? えうぅ……」
入場までどれだけ時間がかかるのやら」
御坂「あー、もう超電磁砲でふっ飛ばしたい」
上条「物騒なこと言わないの
ほら、手ぇ出せ御坂」
御坂「えっ、ひゃん! あああああああんた何いきなり手、握って」
上条「この人ごみではぐれたら面倒だろ
嫌かもしんねーけど、入るまで我慢しろ」
御坂「嫌じゃないわよ!?」
上条「痛い痛い痛い!? わかったからそんなに強く握るな!」
佐天「やっべ初春とはぐれた……
まいっか、花畑探せばすぐ見つかるし!」
初春「さーてーんーさーん……どーこー? えうぅ……」
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 21:01:24.31 ID:rUR23tu90
上条「ようやく中に入れた……
おい御坂。手、離していいぞ」
御坂「へ? なんで?」
上条「いや、もうはぐれるような人ごみでもないし」
御坂「え?」
上条「ん?」
御坂「…………!! いいいいつまで手繋いでんのよ!
あ、あー! 恥ずかしかった!」
上条「理不尽だ」
佐天「あー! どうしてそこで引いちゃうかなー!」
初春「佐天さん……ようやく見つけた……」
佐天「あれ? いつのまに」
初春「キレていいですか?」
おい御坂。手、離していいぞ」
御坂「へ? なんで?」
上条「いや、もうはぐれるような人ごみでもないし」
御坂「え?」
上条「ん?」
御坂「…………!! いいいいつまで手繋いでんのよ!
あ、あー! 恥ずかしかった!」
上条「理不尽だ」
佐天「あー! どうしてそこで引いちゃうかなー!」
初春「佐天さん……ようやく見つけた……」
佐天「あれ? いつのまに」
初春「キレていいですか?」
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 21:14:53.21 ID:rUR23tu90
上条「まぁいいや。何か乗りたいものあるか?
誘ったの俺だし、何でも付き合うぞ」
御坂「乗りたいものって言ったって」チラッ
御坂「私は特にないけどねー」チラッ
御坂「ほら、だって遊園地って基本的に子供の来るところじゃない」チラッ
上条(……メリーゴーランドですか。こいつ少女趣味なんだなー)
佐天「プランなしかよ! デートで男がリードしなくてどうする!」
初春「逆に俺俺って感じの人も私はちょっとなぁ」
誘ったの俺だし、何でも付き合うぞ」
御坂「乗りたいものって言ったって」チラッ
御坂「私は特にないけどねー」チラッ
御坂「ほら、だって遊園地って基本的に子供の来るところじゃない」チラッ
上条(……メリーゴーランドですか。こいつ少女趣味なんだなー)
佐天「プランなしかよ! デートで男がリードしなくてどうする!」
初春「逆に俺俺って感じの人も私はちょっとなぁ」
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 21:21:10.94 ID:rUR23tu90
上条(仕方ない)
上条「んじゃーあれなんかどうだ?」
御坂「め、メリーゴーランド!? あ、あんなの子供の乗るものでしょ!?
いい年して乗るのものじゃないわよ!」
上条「よく見ろよ。いい年した奴だって並んでるぞ
別に誰に見られてるって訳じゃないんだし。列待ちもあんまりないしな
乗って損するんじゃなし、行って見ようぜ」
御坂「あんたがそこまで言うなら……」
御坂(やったー! ラッキー! 一度乗ってみたかったのよねー!)
佐天「メリーゴーランドねぇ……御坂さん喜んでるし、合格点かな」
初春「いいなぁ」
上条「んじゃーあれなんかどうだ?」
御坂「め、メリーゴーランド!? あ、あんなの子供の乗るものでしょ!?
いい年して乗るのものじゃないわよ!」
上条「よく見ろよ。いい年した奴だって並んでるぞ
別に誰に見られてるって訳じゃないんだし。列待ちもあんまりないしな
乗って損するんじゃなし、行って見ようぜ」
御坂「あんたがそこまで言うなら……」
御坂(やったー! ラッキー! 一度乗ってみたかったのよねー!)
佐天「メリーゴーランドねぇ……御坂さん喜んでるし、合格点かな」
初春「いいなぁ」
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/18(火) 21:31:23.44 ID:rUR23tu90
上条「ん、他は全部乗られちまったか
ほら、御坂。乗れよ」
御坂「う、うん。でもあんたは?」
上条「俺はここで立ってるだけでいいよ
ちょっとさびしいけどな」
御坂「……っていいわよ」
上条「ん? 何か言ったか?」
御坂「……一緒に乗っていいわよって、言ったの!」
上条「いやー、それは流石に……」
御坂「早くしなさい! 始まっちゃうでしょ!」
上条「お、おう」
佐天「御坂さんから攻めたー! これは面白くなってきたー!」
初春「むしろここまでされて無意識な相手の人はいったい何なんですかね」
ほら、御坂。乗れよ」
御坂「う、うん。でもあんたは?」
上条「俺はここで立ってるだけでいいよ
ちょっとさびしいけどな」
御坂「……っていいわよ」
上条「ん? 何か言ったか?」
御坂「……一緒に乗っていいわよって、言ったの!」
上条「いやー、それは流石に……」
御坂「早くしなさい! 始まっちゃうでしょ!」
上条「お、おう」
佐天「御坂さんから攻めたー! これは面白くなってきたー!」
初春「むしろここまでされて無意識な相手の人はいったい何なんですかね」
385: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 16:27:39.07 ID:ZaDHyLdb0
上条「お、動いた動いた」
御坂(や…やばい。これって密着しすぎてこいつの体温が…)
上条「ん~? おい、御坂。うつむいてちゃもったいないぞ
せっかくなんだから回ってるのを楽しめって」
御坂(はひっ…い、息が、耳元にかかって…)
上条「おいおい、いまさら恥ずかしがってどうするんだよ
もう乗っちまったんだから楽しめって」
御坂(違う~! 私が恥ずかしいのはそっちじゃなくて…
うう…でもこのままだとこいつにも悪いし…)
御坂「う、うわー。け、景色が回ってるわー」
御坂(何言ってんだ私はぁああああ!!!! そんなん当たり前だろうがああああ!!!)
上条「お、見ろよ。次はあれに乗ってみたいな」
御坂「そ、そうね。あんたが乗ってみたいならいいんじゃな~い↑」
御坂(声が……絶対、変な奴だと思われてる)
御坂(や…やばい。これって密着しすぎてこいつの体温が…)
上条「ん~? おい、御坂。うつむいてちゃもったいないぞ
せっかくなんだから回ってるのを楽しめって」
御坂(はひっ…い、息が、耳元にかかって…)
上条「おいおい、いまさら恥ずかしがってどうするんだよ
もう乗っちまったんだから楽しめって」
御坂(違う~! 私が恥ずかしいのはそっちじゃなくて…
うう…でもこのままだとこいつにも悪いし…)
御坂「う、うわー。け、景色が回ってるわー」
御坂(何言ってんだ私はぁああああ!!!! そんなん当たり前だろうがああああ!!!)
上条「お、見ろよ。次はあれに乗ってみたいな」
御坂「そ、そうね。あんたが乗ってみたいならいいんじゃな~い↑」
御坂(声が……絶対、変な奴だと思われてる)
391: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 16:36:12.02 ID:ZaDHyLdb0
上条「ん、もう終わりか。よいしょっと、ほら御坂」
御坂「……うん」
御坂(もう、自分がいや……)
上条「……なぁ、やっぱり嫌だったか?」
御坂「え?」
上条「ずっとうつむいてたし、すげー恥ずかしそうだったし
なんか俺が無理に載せちゃったかなって」
御坂「ち、ちが」
上条「嫌なら嫌って言ってくれていいんだぞ?
お前が楽しめなかったら一緒に遊園地に来てる意味ないんだからさ」
御坂(あああああ、私のバカバカバカ! こいつにそんなこと言わせたらダメじゃない……!
えっと、何か言わないと……!)
御坂「……うん」
御坂(もう、自分がいや……)
上条「……なぁ、やっぱり嫌だったか?」
御坂「え?」
上条「ずっとうつむいてたし、すげー恥ずかしそうだったし
なんか俺が無理に載せちゃったかなって」
御坂「ち、ちが」
上条「嫌なら嫌って言ってくれていいんだぞ?
お前が楽しめなかったら一緒に遊園地に来てる意味ないんだからさ」
御坂(あああああ、私のバカバカバカ! こいつにそんなこと言わせたらダメじゃない……!
えっと、何か言わないと……!)
393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 16:48:44.93 ID:ZaDHyLdb0
御坂「た、楽しかったから! あんたと一緒でよかったから大丈夫よ!」
上条「そ、そうか。でもそんなに大声で宣言しなくてもいいんだぞ
……その、周りの目がな」
御坂「ふえ?」
他客「あらあら…若いっていいわねぇ」
他客「バカップルかー死ねばいいのにー」
上条「と、流石の上条さんもこういう視線には慣れないのですよ」
御坂「あ、あ……いいいい行くわよ!!」
上条「って引っ張るなよ!」
佐天「もう告っちゃえよ、鬱陶しい」
初春「佐天さーん。ダークサイドに落ちないでくださいねー」
上条「そ、そうか。でもそんなに大声で宣言しなくてもいいんだぞ
……その、周りの目がな」
御坂「ふえ?」
他客「あらあら…若いっていいわねぇ」
他客「バカップルかー死ねばいいのにー」
上条「と、流石の上条さんもこういう視線には慣れないのですよ」
御坂「あ、あ……いいいい行くわよ!!」
上条「って引っ張るなよ!」
佐天「もう告っちゃえよ、鬱陶しい」
初春「佐天さーん。ダークサイドに落ちないでくださいねー」
396: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 17:02:42.42 ID:ZaDHyLdb0
上条「んじゃー次はあれに乗ろうぜ
ジェットコースター~十連ループ垂直落下式~ってやつ」
御坂「……普通に死人が出そうなんだけど
あんたが乗りたいならいいわよ」
御坂(…あれ? なんかさっきの流れで普通に手を繋いじゃってる
や、やば。意識したら急に……でもこいつは何も思ってないみたいだし
今言い出したら変に私が意識してるってことになっちゃう……)
御坂「はぅ……」
上条(……何か今日の御坂可愛いなー。これはあれか、二人きりで遊園地補正という奴か
ま、どっちにしろ俺じゃな。向こうから手ぇ繋いできたし、全然男として見られてないだろ
わかっちゃいるけど、不幸だ……)
佐天「手繋ぐだけで何であんなにテンパってんだよ! 中学生か!」
初春「中学生ですよ」
ジェットコースター~十連ループ垂直落下式~ってやつ」
御坂「……普通に死人が出そうなんだけど
あんたが乗りたいならいいわよ」
御坂(…あれ? なんかさっきの流れで普通に手を繋いじゃってる
や、やば。意識したら急に……でもこいつは何も思ってないみたいだし
今言い出したら変に私が意識してるってことになっちゃう……)
御坂「はぅ……」
上条(……何か今日の御坂可愛いなー。これはあれか、二人きりで遊園地補正という奴か
ま、どっちにしろ俺じゃな。向こうから手ぇ繋いできたし、全然男として見られてないだろ
わかっちゃいるけど、不幸だ……)
佐天「手繋ぐだけで何であんなにテンパってんだよ! 中学生か!」
初春「中学生ですよ」
397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 17:15:00.84 ID:ZaDHyLdb0
ジェットコースター中~
上条「ギャアアアアアああああああああああああ!!!!!!!(泣)」
御坂「きゃああああああああああああ!!!!!(笑)」
御坂「あー楽しかったー! ねぇもっかい……は、無理そうね」
上条「…死ぬかと思った。何度も死に掛けたけどこれは本当に死ぬかと思った」
御坂「変な奴ねーあんたも。実際にもっとやばい状況にたったことあるのに
作り物の方が怖いの?」
上条「そういうのとはまた別なんです! あー……もう疲れた」
御坂「へぇ、それじゃああんたを怖がらせたければ遊園地につれてくればいいのね」
上条「悪い顔で笑うな。それにそれだと毎回俺と一緒に遊園地に来ることなるぞ? いいのか?」
御坂「……いいんじゃない? あんたのその顔が見れるなら安いもんよ」
御坂(…これは……次も遊園地に誘えるってこと? …ジェットコースターばんざーい!)
初春「……えううー」
佐天「待っててあげるからパンツ買ってきな」
上条「ギャアアアアアああああああああああああ!!!!!!!(泣)」
御坂「きゃああああああああああああ!!!!!(笑)」
御坂「あー楽しかったー! ねぇもっかい……は、無理そうね」
上条「…死ぬかと思った。何度も死に掛けたけどこれは本当に死ぬかと思った」
御坂「変な奴ねーあんたも。実際にもっとやばい状況にたったことあるのに
作り物の方が怖いの?」
上条「そういうのとはまた別なんです! あー……もう疲れた」
御坂「へぇ、それじゃああんたを怖がらせたければ遊園地につれてくればいいのね」
上条「悪い顔で笑うな。それにそれだと毎回俺と一緒に遊園地に来ることなるぞ? いいのか?」
御坂「……いいんじゃない? あんたのその顔が見れるなら安いもんよ」
御坂(…これは……次も遊園地に誘えるってこと? …ジェットコースターばんざーい!)
初春「……えううー」
佐天「待っててあげるからパンツ買ってきな」
400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 17:27:52.61 ID:ZaDHyLdb0
ゴンドラ搭乗中
上条「あー、落ち着く」
御坂「だらけた顔すんなー、私を楽しませてくれるんじゃないのかー」
上条「今は休憩中ですー上条さんタイムなんですー」
御坂「……ねぇ、もしも、さ。私とあのシスターがおぼれてたとするじゃない?」
上条「何、お前泳げないの?」
御坂「仮の話よ。それでさ、どっちかしか助けられないならどっちを助ける?」
上条「あー、落ち着く」
御坂「だらけた顔すんなー、私を楽しませてくれるんじゃないのかー」
上条「今は休憩中ですー上条さんタイムなんですー」
御坂「……ねぇ、もしも、さ。私とあのシスターがおぼれてたとするじゃない?」
上条「何、お前泳げないの?」
御坂「仮の話よ。それでさ、どっちかしか助けられないならどっちを助ける?」
402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 17:32:07.82 ID:ZaDHyLdb0
上条「うーん……その時の俺の状況は?」
御坂「そうねー、二人乗りのボートに一人で乗ってる。三人以上乗ると沈没」
上条「なら簡単じゃんか。俺が泳いでお前とインデックスがボートに乗ればいいだろ」
御坂「……そういうことじゃないでしょ」
上条「だって二人とも助けられないなんて、そんなことないだろ
俺はどんなことをしてでも二人とも助けるぞ
誰かのために誰かが犠牲になるなんてそんなのはダメだ」
御坂「はぁ……まぁ、あんたらしいっちゃらしいんだけどさ」
御坂(でもさ、それだとあんたは誰が救ってくれるのよ…)
御坂「そうねー、二人乗りのボートに一人で乗ってる。三人以上乗ると沈没」
上条「なら簡単じゃんか。俺が泳いでお前とインデックスがボートに乗ればいいだろ」
御坂「……そういうことじゃないでしょ」
上条「だって二人とも助けられないなんて、そんなことないだろ
俺はどんなことをしてでも二人とも助けるぞ
誰かのために誰かが犠牲になるなんてそんなのはダメだ」
御坂「はぁ……まぁ、あんたらしいっちゃらしいんだけどさ」
御坂(でもさ、それだとあんたは誰が救ってくれるのよ…)
404: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 17:42:25.98 ID:ZaDHyLdb0
レストラン
上条「ここは俺が」
御坂「はいはい、さっきから財布の中身を確認してるような男が見栄張らない」
上条「少しはかっこつけさせろよ!?」
御坂「あんたにそういうことは期待してないから大丈夫よ
それとも何? デザート全種類とか頼んでもいいの?」
上条「滅びろ格差社会!!」
御坂(あれ? なんか普通にカップルの会話みたいになってる……
これは……あ、あれをやっても……)
佐天「どうしよ、なんか飽きてきちゃった」
初春「あははー最低ですねー」
上条「ここは俺が」
御坂「はいはい、さっきから財布の中身を確認してるような男が見栄張らない」
上条「少しはかっこつけさせろよ!?」
御坂「あんたにそういうことは期待してないから大丈夫よ
それとも何? デザート全種類とか頼んでもいいの?」
上条「滅びろ格差社会!!」
御坂(あれ? なんか普通にカップルの会話みたいになってる……
これは……あ、あれをやっても……)
佐天「どうしよ、なんか飽きてきちゃった」
初春「あははー最低ですねー」
408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 17:48:52.11 ID:ZaDHyLdb0
食事中
御坂(……よし!)
御坂「ねぇ」
上条「ん? !?」
御坂「あーん」
上条「……これはいったい何の真似だ?」
御坂「いやー、仮にもカップルチケットで入ってんだから
あんたにも役得がないとねー」
御坂(うわーーーん!! やっちゃったやっちゃったやっちゃった!!!
引いてない? 引いてないよね? 心臓がやばいー!!!!!)
初春「みみみみ見てください佐天さん! あれは伝説のあれですよ!」
佐天「……はい、チーズと」カシャ
御坂(……よし!)
御坂「ねぇ」
上条「ん? !?」
御坂「あーん」
上条「……これはいったい何の真似だ?」
御坂「いやー、仮にもカップルチケットで入ってんだから
あんたにも役得がないとねー」
御坂(うわーーーん!! やっちゃったやっちゃったやっちゃった!!!
引いてない? 引いてないよね? 心臓がやばいー!!!!!)
初春「みみみみ見てください佐天さん! あれは伝説のあれですよ!」
佐天「……はい、チーズと」カシャ
412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 17:54:42.86 ID:ZaDHyLdb0
御坂「……食べないの?」
御坂(お願いー! 早く食べてー! あ、やばい震えてきた)
上条「あのさ」
御坂「ふえっ!?」
上条「こういうのやめてくれねーかな」
御坂「…………え?」
御坂(お願いー! 早く食べてー! あ、やばい震えてきた)
上条「あのさ」
御坂「ふえっ!?」
上条「こういうのやめてくれねーかな」
御坂「…………え?」
416: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:02:32.62 ID:ZaDHyLdb0
御坂「…………ど、どうして?」
上条「俺さ、正直お前と来れて嬉しかったんだわ
だからそういう冗談は、結構きついんだよ」
御坂「…………えと」
上条「お前は冗談でやってるかもしれないけどさ
こういうことやられると、こっちも勘違いするだろ?」
御坂「ま、待って! それって」
上条「悪い、ちょっとトイレ行って来る。変な空気にしてごめんな」
御坂「あ…………」
佐天「……うわー、ここまで鈍感だと一種の暴力だね」
初春「御坂さん……」
上条「俺さ、正直お前と来れて嬉しかったんだわ
だからそういう冗談は、結構きついんだよ」
御坂「…………えと」
上条「お前は冗談でやってるかもしれないけどさ
こういうことやられると、こっちも勘違いするだろ?」
御坂「ま、待って! それって」
上条「悪い、ちょっとトイレ行って来る。変な空気にしてごめんな」
御坂「あ…………」
佐天「……うわー、ここまで鈍感だと一種の暴力だね」
初春「御坂さん……」
418: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:07:37.73 ID:ZaDHyLdb0
御坂「…………何で、こうなっちゃうのかな」
御坂(……そっか、そりゃあ今まで散々冷たい態度取っといていきなりなんて都合良すぎか
私の、バカ……)
御坂(……そっか、そりゃあ今まで散々冷たい態度取っといていきなりなんて都合良すぎか
私の、バカ……)
427: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:16:05.96 ID:ZaDHyLdb0
上条「ただいま、御坂。ま、こういう冗談はもう簡便って事で
さ、次に乗るアトラクション決めようぜ」
御坂(冗談、冗談か……そうよね、私がどんなことやってもこいつには冗談としか見えないんだ……)
上条「これとかどうだ? お前絶叫系が好きなんだろ?
高いところから落ちるのは俺もなれてるし」
御坂(こいつはこいつで何事もなかったかのように話を進めようとしてるし……
……何なの? 何なのよの状況は……)
さ、次に乗るアトラクション決めようぜ」
御坂(冗談、冗談か……そうよね、私がどんなことやってもこいつには冗談としか見えないんだ……)
上条「これとかどうだ? お前絶叫系が好きなんだろ?
高いところから落ちるのは俺もなれてるし」
御坂(こいつはこいつで何事もなかったかのように話を進めようとしてるし……
……何なの? 何なのよの状況は……)
428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:17:44.26 ID:ZaDHyLdb0
上条「他にもさ、あ! これとかどうだ? これなら──」
御坂「…………じゃないわよ」
上条「……へ?」
御坂「っざけんじゃないわよーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
上条「ってビリビリぃいいいいい!!??」
佐天「あばばばばばばば」
初春「佐天さんが放電の巻き添えに!?」
432: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:24:04.75 ID:ZaDHyLdb0
上条「み、御坂さん?」
御坂「あーもうやめやめ! こんなデリカシーのないやつにうじうじしてるなんて
ぜんっぜん私らしくない!」
上条「す、すいません!?」
御坂「冗談? 冗談ですって? こっちが勇気出してとった行動が冗談!?
はっ! バカも休み休み言いなさいよこのろくでなし!」
上条「ろくでなし!?」
御坂「いい! よく聞きなさい!」
上条「はいぃ!」
御坂「あーもうやめやめ! こんなデリカシーのないやつにうじうじしてるなんて
ぜんっぜん私らしくない!」
上条「す、すいません!?」
御坂「冗談? 冗談ですって? こっちが勇気出してとった行動が冗談!?
はっ! バカも休み休み言いなさいよこのろくでなし!」
上条「ろくでなし!?」
御坂「いい! よく聞きなさい!」
上条「はいぃ!」
433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:25:05.26 ID:ZaDHyLdb0
御坂「私は!
あんたが!
大好きだああああああああああああ!!!!!!!!!」
あんたが!
大好きだああああああああああああ!!!!!!!!!」
441: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:32:56.82 ID:ZaDHyLdb0
御坂「ええそうですよ、毎日毎日あんたのこと考えて
どうすればあんたと一緒にいられるかを妄想しちゃってるわよ!」
御坂「こっちがアピールしてもあんたには素通り、何? 何なの? 私に喧嘩売ってんのかゴラアアアアア!!!
第一好きでもない奴に彼氏の代役なんて頼まないっつーの!
って言うか一緒に遊園地行くとかもう露骨すぎるだろ何で気づかないのか逆に聞きたいわ!」
御坂「笑いたきゃ笑いなさいよ!
こっちだって好きな人にどうしていいかわかんないのよー!!!!!!」
初春「きゃあああああ!!! すごいすごい! 大告白ですよ佐天さん!!!」
佐天「ああ初春……私にも刻が見える……」
どうすればあんたと一緒にいられるかを妄想しちゃってるわよ!」
御坂「こっちがアピールしてもあんたには素通り、何? 何なの? 私に喧嘩売ってんのかゴラアアアアア!!!
第一好きでもない奴に彼氏の代役なんて頼まないっつーの!
って言うか一緒に遊園地行くとかもう露骨すぎるだろ何で気づかないのか逆に聞きたいわ!」
御坂「笑いたきゃ笑いなさいよ!
こっちだって好きな人にどうしていいかわかんないのよー!!!!!!」
初春「きゃあああああ!!! すごいすごい! 大告白ですよ佐天さん!!!」
佐天「ああ初春……私にも刻が見える……」
444: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:35:19.37 ID:ZaDHyLdb0
御坂「はぁはぁ…………」
上条「…………」
御坂「……グスッ」
上条「え? 何で!? 今度は何で泣くんですか!?」
御坂「どうでもいいでしょ…………で?」
上条「え?」
御坂「……返事!」
上条「…………す、すまん。あっけにとられすぎて」
上条「…………」
御坂「……グスッ」
上条「え? 何で!? 今度は何で泣くんですか!?」
御坂「どうでもいいでしょ…………で?」
上条「え?」
御坂「……返事!」
上条「…………す、すまん。あっけにとられすぎて」
448: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:39:29.72 ID:ZaDHyLdb0
上条「……えと、マジ、なんだよな?」
御坂「……ううぅ……」
上条「だから何で泣くんですか!? えええええと、その」
上条「俺は、そのこんなんだし、お前の気持ちにも気づけなかったけど……」
上条「そんな俺でよかったら、つ、付き合ってください!!!」
御坂「……ううぅ……」
上条「だから何で泣くんですか!? えええええと、その」
上条「俺は、そのこんなんだし、お前の気持ちにも気づけなかったけど……」
上条「そんな俺でよかったら、つ、付き合ってください!!!」
453: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:43:32.21 ID:ZaDHyLdb0
御坂「……ひっく」
上条「……え?」
御坂「うわあああああああああああん!!!!!!」
上条「だから何で泣くんですかーー!!!!!???」
ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
ヒュー! 熱いぜおねーちゃん!
オープン初日から伝説になったなこの遊園地は!
幸せにしてあげなさいよー! 男の子ー!
上条「……なんか、周りの歓声すごいことに」
上条「……え?」
御坂「うわあああああああああああん!!!!!!」
上条「だから何で泣くんですかーー!!!!!???」
ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
ヒュー! 熱いぜおねーちゃん!
オープン初日から伝説になったなこの遊園地は!
幸せにしてあげなさいよー! 男の子ー!
上条「……なんか、周りの歓声すごいことに」
454: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:48:54.96 ID:ZaDHyLdb0
初春「みざがざーーーん!!!!!」
御坂「…………初春さん!? 佐天さんも!」
初春「おめでとうございます! おめでとうございます!
あううー、私まで泣けてきちゃいましたー!」
御坂「どどどどどどうしてここに!?」
初春「細かい事はいいじゃないですか!
そんなことよりこれでお二人はカップルなんですよ!?
きゃーー!!!!」
佐天「うぼあー」
御坂「…………初春さん!? 佐天さんも!」
初春「おめでとうございます! おめでとうございます!
あううー、私まで泣けてきちゃいましたー!」
御坂「どどどどどどうしてここに!?」
初春「細かい事はいいじゃないですか!
そんなことよりこれでお二人はカップルなんですよ!?
きゃーー!!!!」
佐天「うぼあー」
455: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 18:53:26.02 ID:ZaDHyLdb0
初春「ああもう、佐天さんが壊れちゃったので私たちはこれで失礼しますね!
さぁ行きますよ佐天さん!」
佐天「ごはんはおかず……」
上条「……なんだったんだ」
御坂「さぁ……!! あ……」
上条「ん? どした御坂」
御坂「い」
上条「い?」
御坂「いやああああああああああああああああ!!!!!!!」
上条「なぜ全力ダッシューーーー!!???」
おっかけろよ彼氏ー!!
あんな子捨てたら罰当たるぞー!
もう結婚しちまえー!
上条「……ご迷惑おかけしましたあああ!! 待て御坂ああああ!!!」
さぁ行きますよ佐天さん!」
佐天「ごはんはおかず……」
上条「……なんだったんだ」
御坂「さぁ……!! あ……」
上条「ん? どした御坂」
御坂「い」
上条「い?」
御坂「いやああああああああああああああああ!!!!!!!」
上条「なぜ全力ダッシューーーー!!???」
おっかけろよ彼氏ー!!
あんな子捨てたら罰当たるぞー!
もう結婚しちまえー!
上条「……ご迷惑おかけしましたあああ!! 待て御坂ああああ!!!」
460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 19:01:40.99 ID:ZaDHyLdb0
夕方、観覧車内
御坂「死にたい……」
上条「いい加減立ち直れよ。ほら、こうして年間カップルチケットももらったんだし」
御坂「どうしてこうなるのよ!? 責任者だかなんだか知らないけど『最高のデートスポットになりそうです』って何!?
そんなんでチケットもらっても嬉しくないわよ!」
上条「そうか? 俺は、その、結構嬉しかった、けど」
御坂「!? ば、バカ……って言うか今思い出したわね!?
忘れろ! あのことは未来永劫忘れなさい!」
上条「無理言うな! あれを忘れられる奴がこの世にいるわけねーだろ!」
御坂「うるさーい!」
上条「バカ! こんなとこで電撃撃つんじゃねぇ!!」
御坂「死にたい……」
上条「いい加減立ち直れよ。ほら、こうして年間カップルチケットももらったんだし」
御坂「どうしてこうなるのよ!? 責任者だかなんだか知らないけど『最高のデートスポットになりそうです』って何!?
そんなんでチケットもらっても嬉しくないわよ!」
上条「そうか? 俺は、その、結構嬉しかった、けど」
御坂「!? ば、バカ……って言うか今思い出したわね!?
忘れろ! あのことは未来永劫忘れなさい!」
上条「無理言うな! あれを忘れられる奴がこの世にいるわけねーだろ!」
御坂「うるさーい!」
上条「バカ! こんなとこで電撃撃つんじゃねぇ!!」
462: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 19:06:30.83 ID:ZaDHyLdb0
数分後
上条「ハァハァ……これ毎日やるのかよ、勘弁しろよ」
御坂「なんで毎日なのよ。そんなに私を怒らせるの?」
上条「いや、だって、俺は毎日今日のこと忘れないぞ
忘れろって言われたって絶対に忘れない
……こんな幸せな記憶、忘れてやるもんか」
御坂「……バーカ」
上条「はいはい、御坂さんに比べれば俺はバカですよー」
上条「ハァハァ……これ毎日やるのかよ、勘弁しろよ」
御坂「なんで毎日なのよ。そんなに私を怒らせるの?」
上条「いや、だって、俺は毎日今日のこと忘れないぞ
忘れろって言われたって絶対に忘れない
……こんな幸せな記憶、忘れてやるもんか」
御坂「……バーカ」
上条「はいはい、御坂さんに比べれば俺はバカですよー」
466: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 19:10:48.91 ID:ZaDHyLdb0
御坂「……ねぇ、その御坂ってのやめない?」
上条「……じゃあ俺のこともいい加減名前で呼んでくれよ」
御坂「じゃあ、いっせーので言お?」
上条「……お前本当に少女趣味な」
御坂「そうでーす、少女趣味で何が悪いのよ! もう吹っ切れたわよ!
あははははは!!」
上条「はぁ、……じゃあ行くぞ、せーの」
上条「」 御坂「当麻!」
御坂「!?」
上条「……じゃあ俺のこともいい加減名前で呼んでくれよ」
御坂「じゃあ、いっせーので言お?」
上条「……お前本当に少女趣味な」
御坂「そうでーす、少女趣味で何が悪いのよ! もう吹っ切れたわよ!
あははははは!!」
上条「はぁ、……じゃあ行くぞ、せーの」
上条「」 御坂「当麻!」
御坂「!?」
468: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 19:13:12.90 ID:ZaDHyLdb0
上条「こんなに簡単に引っかかるなんて
上条さんは今後が不安ですよ」
御坂「こ、このバ──」
上条「ごめんな、美琴」
御坂「っ!? ……最低」
上条さんは今後が不安ですよ」
御坂「こ、このバ──」
上条「ごめんな、美琴」
御坂「っ!? ……最低」
471: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 19:16:48.60 ID:ZaDHyLdb0
御坂「ねぇこっち来て」
上条「電撃は簡便な」
御坂「どーせあんたには効かないでしょ、さっさと来る」
上条「へいへい」
御坂「…………まさか今日はこんなことになるなんて思わなかったわ」
上条「それは俺が一番言いたいセリフです。『これは伝説になる』なんてことの当事者にされるとは」
上条「電撃は簡便な」
御坂「どーせあんたには効かないでしょ、さっさと来る」
上条「へいへい」
御坂「…………まさか今日はこんなことになるなんて思わなかったわ」
上条「それは俺が一番言いたいセリフです。『これは伝説になる』なんてことの当事者にされるとは」
472: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 19:22:40.31 ID:ZaDHyLdb0
御坂「……じゃあ、もう一つ伝説作らない?」
上条「はい!? またなんかする気ですか!?」
御坂「そんなにビビらないでよ……別に大したことじゃなくて……その……」
上条「わかったわかった何でも言いなさい。今日は上条さん美琴ちゃんの言うことなら何でも聞いてあげますから」
御坂「…………」
上条「……あー」
御坂「……こういうときの演説は用意してないの?」
上条「えーと……い、いただきます?」
御坂「……バーカ」
HAPPY END
上条「はい!? またなんかする気ですか!?」
御坂「そんなにビビらないでよ……別に大したことじゃなくて……その……」
上条「わかったわかった何でも言いなさい。今日は上条さん美琴ちゃんの言うことなら何でも聞いてあげますから」
御坂「…………」
上条「……あー」
御坂「……こういうときの演説は用意してないの?」
上条「えーと……い、いただきます?」
御坂「……バーカ」
HAPPY END
474: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 19:26:15.37 ID:9u95YaFL0
美琴らしい男前告白に濡れました
乙乙
乙乙
483: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 20:11:37.90 ID:rWblXXCh0
乙
やっぱ美琴は可愛いな。
やっぱ美琴は可愛いな。
486: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 20:52:39.82 ID:MPoSlbhaP
ニヤニヤしたぜ
乙
乙
488: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/20(木) 21:10:10.27 ID:B44/we7S0
乙
やっぱ上琴はいいもんですな
やっぱ上琴はいいもんですな
佐天「時間を巻き戻す能力かあ」
2020-05-13
1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 08:58:15.70 ID:6VGzXt3I0.net
とある公園――
佐天「んー、やっぱりこの店のクレープは美味しいね」モグモグ
初春「そうですねー」モグモグ
佐天「このクレープだけ食べる前の時間に戻ったらまた元通りになるかなー」
初春「そんな能力あったら面白いですね」モグモグ
佐天「あはは……んぐ!こほっ!」ケホケホ
初春「佐天さん、大丈夫ですか!慌てて食べるからですよー」ハンカチハンカチ
佐天「あははー、ゴメンゴメン(…あれ?戻って…る?)」フキフキ
佐天「ごめん初春!用事思い出した!先に帰るね!」ダッ
初春「え?ちょ、佐天さーん」
佐天「ごめーん。ハンカチあとで洗って返すからー」タッタッタッ
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 08:58:42.62 ID:6VGzXt3I0.net
佐天の部屋――
佐天「まず、クレープをここまで食べます」モグモグゴックン
佐天「そして『戻れ!』」
…ググ…ンクッゴ
佐天「!…ごほっ!げほっげほっ!」
シュシュシュ…
佐天「も……もどってる!」ケホケホ
佐天「まず、クレープをここまで食べます」モグモグゴックン
佐天「そして『戻れ!』」
…ググ…ンクッゴ
佐天「!…ごほっ!げほっげほっ!」
シュシュシュ…
佐天「も……もどってる!」ケホケホ
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 08:59:11.43 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「ボールを投げます。えい」
ポーン!ポン!ポンポンコロコロ……コロ……ピタ
佐天「そして『戻れ!』」
……コロ……コロコロポン
佐天「そう!おいで!」
ポンポン!
佐天「そう!!」
ポーン!ピタッ
佐天「あ」
…ストンテンテンテン……
佐天「おちた……そっか、空中で投げたから、そこまで戻ったけど投げた手がそこにないから落っこちたんだ」
佐天「時間を巻き戻す能力かあ……よし!もっと色々試してみよう!」
ポーン!ポン!ポンポンコロコロ……コロ……ピタ
佐天「そして『戻れ!』」
……コロ……コロコロポン
佐天「そう!おいで!」
ポンポン!
佐天「そう!!」
ポーン!ピタッ
佐天「あ」
…ストンテンテンテン……
佐天「おちた……そっか、空中で投げたから、そこまで戻ったけど投げた手がそこにないから落っこちたんだ」
佐天「時間を巻き戻す能力かあ……よし!もっと色々試してみよう!」
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 08:59:36.59 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「運動を戻すとその軌跡を辿って戻る。食べたものを戻すのは危険、と」
佐天「状態だけ戻すとその場で移動せず戻る……のかな?詳しいことは大圄に聞いてみようっ、と」
佐天「戻す時間のコントロールがむつかしいなあ……でも、ま、そのうちなんとかなるでしょ!」
佐天「やっっっったーーー!これで私も能力者だ!さっそく初春に見せてあげよう!」
――――――――――
――――――
――
佐天「状態だけ戻すとその場で移動せず戻る……のかな?詳しいことは大圄に聞いてみようっ、と」
佐天「戻す時間のコントロールがむつかしいなあ……でも、ま、そのうちなんとかなるでしょ!」
佐天「やっっっったーーー!これで私も能力者だ!さっそく初春に見せてあげよう!」
――――――――――
――――――
――
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:00:01.81 ID:6VGzXt3I0.net
柵川中学――
佐天「うー↓いー↑はー↓るぅ!」バッ
初春「ひゃああああ!!」バサッ
初春「もう!なにするんですか佐天さん!やめてくださいっていつも」ポカポカッ
佐天「スカートぉ…『戻れ!』」ッサバ
初春「いつも言ってひゃああ!………って、あれ?」パサ
初春「佐天さん、今、どうやって…」
佐天「ふっふーん!」
初春「佐天さん!まさか能力が……!」
佐天「『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!」パサ
佐天「えへへー『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!佐天さん!佐天さん!」
佐天「うー↓いー↑はー↓るぅ!」バッ
初春「ひゃああああ!!」バサッ
初春「もう!なにするんですか佐天さん!やめてくださいっていつも」ポカポカッ
佐天「スカートぉ…『戻れ!』」ッサバ
初春「いつも言ってひゃああ!………って、あれ?」パサ
初春「佐天さん、今、どうやって…」
佐天「ふっふーん!」
初春「佐天さん!まさか能力が……!」
佐天「『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!」パサ
佐天「えへへー『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!佐天さん!佐天さん!」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:01:20.15 ID:6VGzXt3I0.net
放課後、とある喫茶店――
初春「…で、佐天さんの能力は、スカートめくりなんですか?」
佐天「違うよう。私の能力はー『物体の時間を巻き戻す能力』」
初春「時間をですか?だからスカートが……なんでも戻せるんですか?」
初春「たとえば、今夕方ですけど、お昼に戻すとか…」
佐天「んー、ムリムリ。自分で動かせる物くらいまでかなあ。倒れた自転車は戻せたけど、風車は戻せなかったし」
初春「ふんふん!」
佐天「冷めたコーヒーは戻せたけど、お風呂は無理だったし。あと、自分の体も駄目みたい」
初春「あ!そういえば前髪が少し……」
佐天「うん、試しに切ってみたら戻らなかった。てへ」
??「初春。またこんなところで油を売っていたんですの?」スタスタ
初春「…で、佐天さんの能力は、スカートめくりなんですか?」
佐天「違うよう。私の能力はー『物体の時間を巻き戻す能力』」
初春「時間をですか?だからスカートが……なんでも戻せるんですか?」
初春「たとえば、今夕方ですけど、お昼に戻すとか…」
佐天「んー、ムリムリ。自分で動かせる物くらいまでかなあ。倒れた自転車は戻せたけど、風車は戻せなかったし」
初春「ふんふん!」
佐天「冷めたコーヒーは戻せたけど、お風呂は無理だったし。あと、自分の体も駄目みたい」
初春「あ!そういえば前髪が少し……」
佐天「うん、試しに切ってみたら戻らなかった。てへ」
??「初春。またこんなところで油を売っていたんですの?」スタスタ
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:02:20.63 ID:6VGzXt3I0.net
初春「あ、白井さん!聞いてください、佐天さんの能力が!」
黒子「まあ!それはおめでとうございますの!と、申し上げたいところですが」
黒子「あいにく風紀委員の書類仕事が溜まってますの。さ、行きますわよ、初春」
初春「そんなー」ダダダッ
黒子「私から逃げても無駄ですのに……」シュゴッ!
初春「うわっ!たすけてください佐天さんー」
佐天「よしきた!『白井さん戻れ!』」!ッゴュシ
黒子「あら?あらあらまあまあ!佐天さんも空間移動系の能力でいらっしゃいますの?」
初春「違いますよー!ねー、佐天さん!」トテテテッ
黒子「んな!初春!」
佐天「えへへ。あーでも、忙しいみたいだから、詳しい話はまたあとで」
佐天「ほら初春、しっかりお仕事頑張っておいで!『初春も戻れ!』」ッテテテト
初春「!んさ天佐……あ、あれ?さてんさ……しらいさん?」ガシッ
黒子「捕まえましたわよ、初春。佐天さんもご協力ありがとうございますの」
黒子「また今度、ゆっくりお祝いさせてくださいな。では、失礼を」シュゴッ!
黒子「まあ!それはおめでとうございますの!と、申し上げたいところですが」
黒子「あいにく風紀委員の書類仕事が溜まってますの。さ、行きますわよ、初春」
初春「そんなー」ダダダッ
黒子「私から逃げても無駄ですのに……」シュゴッ!
初春「うわっ!たすけてください佐天さんー」
佐天「よしきた!『白井さん戻れ!』」!ッゴュシ
黒子「あら?あらあらまあまあ!佐天さんも空間移動系の能力でいらっしゃいますの?」
初春「違いますよー!ねー、佐天さん!」トテテテッ
黒子「んな!初春!」
佐天「えへへ。あーでも、忙しいみたいだから、詳しい話はまたあとで」
佐天「ほら初春、しっかりお仕事頑張っておいで!『初春も戻れ!』」ッテテテト
初春「!んさ天佐……あ、あれ?さてんさ……しらいさん?」ガシッ
黒子「捕まえましたわよ、初春。佐天さんもご協力ありがとうございますの」
黒子「また今度、ゆっくりお祝いさせてくださいな。では、失礼を」シュゴッ!
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:02:57.61 ID:6VGzXt3I0.net
とある街中で――
佐天「私はー♪能力者ー♪む、あそこになにやら怪しい人影が」
不良「ヒャッハー!俺様の投げナイフを何本避けられるかなー?」キラーン
ヲタ「ひー、もうやめてー」
佐天「これは能力者の佐天さんが見逃す訳ないですよー」フンス
佐天「お兄さん、そこら辺にしときな!」
不良「なんだこの女?お前も後で的にしてやるからすっこんでろ!」
佐天「ふふ……痛い目に逢いたくなかったらおとなしくするんだね……」
不良「ああ?痛い目だぁ?……痛い目ってのは、こういうことか……よ!」ブンッ
ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ!
佐天「ナイフッ…『戻れ!』」
!ッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒブスッ!
不良「ぐあ!」
佐天「ちっちっち!だめだなー、ちゃんとキャッチしないと!」
佐天「手のひらにグッサリ刺さっちゃって、うわー痛そー」
佐天「私はー♪能力者ー♪む、あそこになにやら怪しい人影が」
不良「ヒャッハー!俺様の投げナイフを何本避けられるかなー?」キラーン
ヲタ「ひー、もうやめてー」
佐天「これは能力者の佐天さんが見逃す訳ないですよー」フンス
佐天「お兄さん、そこら辺にしときな!」
不良「なんだこの女?お前も後で的にしてやるからすっこんでろ!」
佐天「ふふ……痛い目に逢いたくなかったらおとなしくするんだね……」
不良「ああ?痛い目だぁ?……痛い目ってのは、こういうことか……よ!」ブンッ
ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ!
佐天「ナイフッ…『戻れ!』」
!ッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒブスッ!
不良「ぐあ!」
佐天「ちっちっち!だめだなー、ちゃんとキャッチしないと!」
佐天「手のひらにグッサリ刺さっちゃって、うわー痛そー」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:03:35.00 ID:6VGzXt3I0.net
不良「くそったれ……な、なにしやが……った!」ズルッ!
佐天「お?抜いたね?刺さったナイフ、抜いちゃったね?」
不良「それがどうした!?ああっ……くそっ!」
佐天「『戻れ!』」!ッルズ
不良「……ッ!!うあああっ!痛ぇ!!」
佐天「さらに『戻れ!』」!ッスブ
不良「う、うあ……」
ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ
佐天「かーらーの……」
不良「ひぃっ!」
佐天「もっかい『戻っちゃえ!』」
ッンュヒッンュヒ
不良「やめてくれーっ」ダダダダッ
ッンュヒッンュヒピタッ……カランカラーン……
佐天「お?抜いたね?刺さったナイフ、抜いちゃったね?」
不良「それがどうした!?ああっ……くそっ!」
佐天「『戻れ!』」!ッルズ
不良「……ッ!!うあああっ!痛ぇ!!」
佐天「さらに『戻れ!』」!ッスブ
不良「う、うあ……」
ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ
佐天「かーらーの……」
不良「ひぃっ!」
佐天「もっかい『戻っちゃえ!』」
ッンュヒッンュヒ
不良「やめてくれーっ」ダダダダッ
ッンュヒッンュヒピタッ……カランカラーン……
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:06:08.95 ID:6VGzXt3I0.net
ヲタ「デュ、デュフフ…フォカヌポゥ」
佐天「ふうっ!佐天さん大勝利!ヲタさん、怪我は大丈夫ですか?」
ヲタ「フヒヒ…コポォ…」
佐天「それじゃ、初春たちのお世話になる前に私も逃げますか」トテテテ
佐天「投げられたナイフはそのままの軌道で、投げられた位置まで戻るから」
佐天「投げた手が軌道内に入っていたので、運悪くブスリ……」
佐天「でも、投げた位置より後ろに下がられたら意味ないし、私が反応できる速さの物に限られる…」
佐天「それでも時間が巻き戻るなんて……私、最強じゃね?」
佐天「なんて言いませんけどねー。能力の詳細も限界も知らずに最強名乗る佐天さんではないですよっと」
佐天「117支部への道すがら練習でもしていきましょうかね」
佐天「例えばこの空き缶、これの状態を戻すと……?」メキョメキョメキョメキョ
佐天「眩しいアルミ缶になっちゃいました」
佐天「でも中身は戻ってないと。戻られても困るけど」
佐天「色々試してみたくなるなー」
佐天「ふうっ!佐天さん大勝利!ヲタさん、怪我は大丈夫ですか?」
ヲタ「フヒヒ…コポォ…」
佐天「それじゃ、初春たちのお世話になる前に私も逃げますか」トテテテ
佐天「投げられたナイフはそのままの軌道で、投げられた位置まで戻るから」
佐天「投げた手が軌道内に入っていたので、運悪くブスリ……」
佐天「でも、投げた位置より後ろに下がられたら意味ないし、私が反応できる速さの物に限られる…」
佐天「それでも時間が巻き戻るなんて……私、最強じゃね?」
佐天「なんて言いませんけどねー。能力の詳細も限界も知らずに最強名乗る佐天さんではないですよっと」
佐天「117支部への道すがら練習でもしていきましょうかね」
佐天「例えばこの空き缶、これの状態を戻すと……?」メキョメキョメキョメキョ
佐天「眩しいアルミ缶になっちゃいました」
佐天「でも中身は戻ってないと。戻られても困るけど」
佐天「色々試してみたくなるなー」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:08:52.14 ID:6VGzXt3I0.net
117支部――
佐天「初春ー、白井さーん、差し入れ持ってきたよー」
初春「あー、佐天さーん!もう、おなかペコペコですよー」
黒子「まったく初春は…。では、ちょっと一息ついてお茶にしましょうか」
佐天「じゃじゃーん!第8学区のたい焼きだよー」
黒子「まあ、遠いところまでわざわざ。では電子レンジで温めま…」
初春「大丈夫です!」
黒子「?、初春。あなたの能力は定温保存。もう冷めてしまっているものは……」
初春「大丈夫です!ね、佐天さん!」
黒子「佐天さんの能力……ですの?そういえば、今日お見かけしたときには空間系の能力かと……」
初春「佐天さん!さあどうぞ!」
佐天「もう初春は……///なんだか照れくさいけど、佐天涙子、やります!」
佐天「『えい』」……エヒエヒ…ナシナシ…カホカホ!リパリパ!ツアツア
黒子「はああ!すっかり冷え冷えでシナシナのたい焼きが!ホカホカを通り越して、パリパリの熱々に!」
初春「すごいです佐天さん!すごいでしょう白井さん!」
佐天「初春ー、白井さーん、差し入れ持ってきたよー」
初春「あー、佐天さーん!もう、おなかペコペコですよー」
黒子「まったく初春は…。では、ちょっと一息ついてお茶にしましょうか」
佐天「じゃじゃーん!第8学区のたい焼きだよー」
黒子「まあ、遠いところまでわざわざ。では電子レンジで温めま…」
初春「大丈夫です!」
黒子「?、初春。あなたの能力は定温保存。もう冷めてしまっているものは……」
初春「大丈夫です!ね、佐天さん!」
黒子「佐天さんの能力……ですの?そういえば、今日お見かけしたときには空間系の能力かと……」
初春「佐天さん!さあどうぞ!」
佐天「もう初春は……///なんだか照れくさいけど、佐天涙子、やります!」
佐天「『えい』」……エヒエヒ…ナシナシ…カホカホ!リパリパ!ツアツア
黒子「はああ!すっかり冷え冷えでシナシナのたい焼きが!ホカホカを通り越して、パリパリの熱々に!」
初春「すごいです佐天さん!すごいでしょう白井さん!」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:10:26.23 ID:6VGzXt3I0.net
黒子「物体の時間を巻き戻す能力?そんなことが……」イブカシゲ
初春「そーなんです!すごいでしょー!もう佐天さんはなんだってクルクルーっと……」
黒子「初春、なんであなたがそんなに。今は佐天さんの能力の話を……」
初春「いいんです!佐天さんのことは自分のことよりも嬉しいんです!」
佐天「初春……///」
初春「そーなんです!すごいでしょー!もう佐天さんはなんだってクルクルーっと……」
黒子「初春、なんであなたがそんなに。今は佐天さんの能力の話を……」
初春「いいんです!佐天さんのことは自分のことよりも嬉しいんです!」
佐天「初春……///」
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:11:52.85 ID:6VGzXt3I0.net
初春「あーん」
黒子「では……この、初春が食べようとしているたい焼きを」シュゴッ
初春「んあ?」
黒子「『どこかに』飛ばしましたの。戻していただけますか?」
佐天「いいですよー。初春、そのままじっと動かないで。」
初春「あ」
佐天「よいしょ!」…ッゴュシ
初春「あー!」パアアア
初春「あむっ。おいしーです!」モグモグ
黒子「そんな…」トテテテ…ガチャ…ゴソゴソ……バタン
初春・佐天「「?」」
黒子「本当でしたの……」
黒子「では……この、初春が食べようとしているたい焼きを」シュゴッ
初春「んあ?」
黒子「『どこかに』飛ばしましたの。戻していただけますか?」
佐天「いいですよー。初春、そのままじっと動かないで。」
初春「あ」
佐天「よいしょ!」…ッゴュシ
初春「あー!」パアアア
初春「あむっ。おいしーです!」モグモグ
黒子「そんな…」トテテテ…ガチャ…ゴソゴソ……バタン
初春・佐天「「?」」
黒子「本当でしたの……」
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:13:12.83 ID:6VGzXt3I0.net
初春「白井さん、冷蔵庫で何を?」
黒子「私がたい焼きを飛ばした先は、冷蔵庫の未開封の牛乳の中ですの」
初春「ええ!?で、でも牛乳なんてどこにもついてないし、ホカホカですよ?」
黒子「この距離で私の空間移動が外すことはありませんの。でも現にたい焼きはこうしてここにある」
黒子「つまり、佐天さんの能力は本物、ということですわ」
黒子「おめでとうございますの。佐天さん」
佐天「いやあ、白井さんに褒められるほどのものじゃあ…///」
黒子「私の体ほどの質量のものも動かされましたし。それも触れることなく…」
黒子「同じ空間系能力者として、レベル4、少なくとも3は確実ではないかと」
佐天「そそ、そんな、私が白井さんと同じレベルだなんて!」
黒子「ご謙遜なさらずに。次のシステムスキャンが楽しみですわね」
佐天「そっかあ…」
黒子「私がたい焼きを飛ばした先は、冷蔵庫の未開封の牛乳の中ですの」
初春「ええ!?で、でも牛乳なんてどこにもついてないし、ホカホカですよ?」
黒子「この距離で私の空間移動が外すことはありませんの。でも現にたい焼きはこうしてここにある」
黒子「つまり、佐天さんの能力は本物、ということですわ」
黒子「おめでとうございますの。佐天さん」
佐天「いやあ、白井さんに褒められるほどのものじゃあ…///」
黒子「私の体ほどの質量のものも動かされましたし。それも触れることなく…」
黒子「同じ空間系能力者として、レベル4、少なくとも3は確実ではないかと」
佐天「そそ、そんな、私が白井さんと同じレベルだなんて!」
黒子「ご謙遜なさらずに。次のシステムスキャンが楽しみですわね」
佐天「そっかあ…」
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:14:18.48 ID:6VGzXt3I0.net
初春「白井さん。時間を操作する佐天さんも同じ空間系なんですか?」
黒子「初春…空間ってどんなものだと思っていますの?」
初春「えと…私たちのいるこの空間ですよね?…空間…スペース…三次元、ですかね?」
黒子「その三次元て、何が三つですの?」
初春「縦と横と高さですよね?それくらいは知ってますよ!」
黒子「では、この空間のどこにそんなものがありますの?」
初春「どこって、上が高さです。それで、縦と横は…あれ?えと、縦が右で…あれ?あれ?」
黒子「そう、わからなくて正解ですわ、そんなもの世の中には元からありませんから」
初春「ほぇ?」
黒子「では、この部屋と鯛焼きだけで考えますの。この鯛焼きは、この部屋のどこにありますの?」
初春「えと、ドアから2mくらい、壁から50cm、床から1m…あ!」
黒子「そうですの。空間での物体の『位置』を説明するために人が考えだした尺度が『縦、横、高さ』の3次元ですの」
黒子「初春…空間ってどんなものだと思っていますの?」
初春「えと…私たちのいるこの空間ですよね?…空間…スペース…三次元、ですかね?」
黒子「その三次元て、何が三つですの?」
初春「縦と横と高さですよね?それくらいは知ってますよ!」
黒子「では、この空間のどこにそんなものがありますの?」
初春「どこって、上が高さです。それで、縦と横は…あれ?えと、縦が右で…あれ?あれ?」
黒子「そう、わからなくて正解ですわ、そんなもの世の中には元からありませんから」
初春「ほぇ?」
黒子「では、この部屋と鯛焼きだけで考えますの。この鯛焼きは、この部屋のどこにありますの?」
初春「えと、ドアから2mくらい、壁から50cm、床から1m…あ!」
黒子「そうですの。空間での物体の『位置』を説明するために人が考えだした尺度が『縦、横、高さ』の3次元ですの」
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:15:26.87 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「先生!それと時間はどう関係あるんですか?」
黒子「…では」スクッ
黒子「いち、に、さん」スタスタスタ
黒子「今、この鯛焼きはどのように動きましたの?」
佐天「最初の位置から窓側へ150cmくらい、だいたい3秒で動いたから、秒速50cmです白井先生!って、あ!」
黒子「正解ですの。空間での物体の『動き』を論じるために必要となる4次元目の尺度が『時間』ですの」
黒子「このように、時間とは観測者が物体に与えた尺度ですので、たい焼きの時間だけを巻き戻すことが出来るんですの」
黒子「そして空間内での物体の動きに干渉する能力では、常に4次元以上で演算するものなのですのよ」
佐天・初春「ほおお…」パチパチパチパチ
黒子「佐天さんの能力はさしずめ、時空系能力とでも申しましょうか」
黒子「まさか佐天さん、このことを理解なさらずに、あれほどの能力を…」
佐天「なんて言うか、こう、えいっ!て」
黒子「感覚だけであんなに正確な演算を…ある意味天才ですわね」
黒子「…では」スクッ
黒子「いち、に、さん」スタスタスタ
黒子「今、この鯛焼きはどのように動きましたの?」
佐天「最初の位置から窓側へ150cmくらい、だいたい3秒で動いたから、秒速50cmです白井先生!って、あ!」
黒子「正解ですの。空間での物体の『動き』を論じるために必要となる4次元目の尺度が『時間』ですの」
黒子「このように、時間とは観測者が物体に与えた尺度ですので、たい焼きの時間だけを巻き戻すことが出来るんですの」
黒子「そして空間内での物体の動きに干渉する能力では、常に4次元以上で演算するものなのですのよ」
佐天・初春「ほおお…」パチパチパチパチ
黒子「佐天さんの能力はさしずめ、時空系能力とでも申しましょうか」
黒子「まさか佐天さん、このことを理解なさらずに、あれほどの能力を…」
佐天「なんて言うか、こう、えいっ!て」
黒子「感覚だけであんなに正確な演算を…ある意味天才ですわね」
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:16:48.04 ID:6VGzXt3I0.net
佐天の部屋――
佐天「一一一の新曲ダウンロード完了っと」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…戻れ。あ、消えた」
佐天「もいちど戻れ。戻った…」
佐天「…やっぱり機械にも効くんだ…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「なーんてね。もうあんな物に頼らなくてもいい佐天さんなんですよーだ!」
佐天「一一一の新曲ダウンロード完了っと」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…戻れ。あ、消えた」
佐天「もいちど戻れ。戻った…」
佐天「…やっぱり機械にも効くんだ…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「なーんてね。もうあんな物に頼らなくてもいい佐天さんなんですよーだ!」
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:17:50.29 ID:6VGzXt3I0.net
とある街中――
幼女「ふええ」
上条「すぐにとってやるから、泣くんじゃないのことよ」
土御門「なにやってんぜよ上やんって…おまえついに幼女まで…」
上条「ちげーよ!俺はただこの子が飛ばしちゃった風船をですね…」
土御門「はあ…それは無理ぜよ。もうあんなに空高く…」
??「力貸しましょうか?」
上条「はい?」
佐天「うわー、けっこう飛んじゃってるなー。届くかな…戻れー!」
幼女「ふええ」
上条「すぐにとってやるから、泣くんじゃないのことよ」
土御門「なにやってんぜよ上やんって…おまえついに幼女まで…」
上条「ちげーよ!俺はただこの子が飛ばしちゃった風船をですね…」
土御門「はあ…それは無理ぜよ。もうあんなに空高く…」
??「力貸しましょうか?」
上条「はい?」
佐天「うわー、けっこう飛んじゃってるなー。届くかな…戻れー!」
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:18:52.69 ID:6VGzXt3I0.net
シュルシュルシュルシュル
上条「おおお!戻ってくる!」
佐天「今です!風船とって!」
土御門「はいよっ、と。お嬢ちゃん、もう離しちゃ駄目なんだにゃー」
幼女「ありがとう!おにいちゃん、おねえちゃん!」パアアアア
上条「凄いなあ、念動力か?」
佐天「いいえ、巻き戻しです」
土御門「…!」
上条「巻き戻し?」
佐天「はい、では私はこれで!」
土御門「…」
上条「おおお!戻ってくる!」
佐天「今です!風船とって!」
土御門「はいよっ、と。お嬢ちゃん、もう離しちゃ駄目なんだにゃー」
幼女「ありがとう!おにいちゃん、おねえちゃん!」パアアアア
上条「凄いなあ、念動力か?」
佐天「いいえ、巻き戻しです」
土御門「…!」
上条「巻き戻し?」
佐天「はい、では私はこれで!」
土御門「…」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:20:02.40 ID:6VGzXt3I0.net
窓のないビル―――
土御門「…ということだ」
アレイスター「ついに時を操る能力が発現したか」
土御門「どうするつもりだ」
アレイスター「どうもしないさ。私はただ見守るだけだ」
土御門「よく言うぜよ」
アレイスター「ただ、試練は与えないとな…」
――――――――――
――――――
――
土御門「…ということだ」
アレイスター「ついに時を操る能力が発現したか」
土御門「どうするつもりだ」
アレイスター「どうもしないさ。私はただ見守るだけだ」
土御門「よく言うぜよ」
アレイスター「ただ、試練は与えないとな…」
――――――――――
――――――
――
37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:20:55.37 ID:6VGzXt3I0.net
ピピピ
黒子「スキルアウトが暴動?」
固法 << ええ。被害の状況から推して、高位の能力が使われたのではないかとのことよ >>
固法 << あなた達は、現地での避難誘導をお願い >>
黒子「承知しましたの」
初春「まさかまた幻想御手が」
黒子「あれは全て消去されたはずですの」
佐天「…」
黒子「とにかく、今は現場へ急ぎますわよ。佐天さんは」
佐天「私も行きます!」
初春「佐天さん!でも…」
佐天「今の私なら、何かの役に立てると思うの!お願い!」
黒子「わかりましたの。つかまってくださいな」シュゴッ
黒子「スキルアウトが暴動?」
固法 << ええ。被害の状況から推して、高位の能力が使われたのではないかとのことよ >>
固法 << あなた達は、現地での避難誘導をお願い >>
黒子「承知しましたの」
初春「まさかまた幻想御手が」
黒子「あれは全て消去されたはずですの」
佐天「…」
黒子「とにかく、今は現場へ急ぎますわよ。佐天さんは」
佐天「私も行きます!」
初春「佐天さん!でも…」
佐天「今の私なら、何かの役に立てると思うの!お願い!」
黒子「わかりましたの。つかまってくださいな」シュゴッ
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:21:51.53 ID:6VGzXt3I0.net
とある廃ビル街――
シュゴッ
黒子「…ッッ!!なんですのこれは!!」
美琴「…黒子」ゼーゼー
黒子「お姉さま!まあまあお姉さま!こんなにボロボロになられて!それにこの惨状は」
美琴「こいつパワー系で暴れるのなんの…」ハーハー
黒子「警備員たちはどうしましたの?」
美琴「一般人を連れて安全圏に退避してるわ。なんとか動きは止めたけど…かなり手強いわよこいつ…」ゼーゼー
黒子「何者なんですの」
美琴「こっちが知りたいわよ、急に暴れだして…っ痛!」
黒子「お姉さま!お怪我なされてますの!すぐに病院へ」
美琴「私は大丈夫。それにあいつ、砂鉄とワイヤーで捕縛してるけど、解いたらまた動き出すわよ」
黒子「そんな…」
シュゴッ
黒子「…ッッ!!なんですのこれは!!」
美琴「…黒子」ゼーゼー
黒子「お姉さま!まあまあお姉さま!こんなにボロボロになられて!それにこの惨状は」
美琴「こいつパワー系で暴れるのなんの…」ハーハー
黒子「警備員たちはどうしましたの?」
美琴「一般人を連れて安全圏に退避してるわ。なんとか動きは止めたけど…かなり手強いわよこいつ…」ゼーゼー
黒子「何者なんですの」
美琴「こっちが知りたいわよ、急に暴れだして…っ痛!」
黒子「お姉さま!お怪我なされてますの!すぐに病院へ」
美琴「私は大丈夫。それにあいつ、砂鉄とワイヤーで捕縛してるけど、解いたらまた動き出すわよ」
黒子「そんな…」
41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:23:05.17 ID:6VGzXt3I0.net
キキーッ
??「君たちは…」
美琴「あ、あんた…!」
木山「あれとやりあったのか。相変わらず無茶をする」
美琴「なにしにここへ」
木山「あれを止めに来たんだが、仕事の半分は君がやってくれたようだ」
美琴「一体何なのよあれ」
木山「あれは体晶、能力体結晶による能力の暴走だ」
初春「能力体結晶って、春上さんの…!」
佐天「あの似非インテリ眼鏡、また…!」
??「君たちは…」
美琴「あ、あんた…!」
木山「あれとやりあったのか。相変わらず無茶をする」
美琴「なにしにここへ」
木山「あれを止めに来たんだが、仕事の半分は君がやってくれたようだ」
美琴「一体何なのよあれ」
木山「あれは体晶、能力体結晶による能力の暴走だ」
初春「能力体結晶って、春上さんの…!」
佐天「あの似非インテリ眼鏡、また…!」
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:23:53.01 ID:6VGzXt3I0.net
木山「いや彼女はまだ檻の中だ。何者かがスキルアウトに流したようだが」
木山「さて、私は私の仕事をしよう」スタスタ
美琴「ちょ、何する気!?」
木山「この抗体マイクロマシンを注入すれば、暴走は止まる」スタスタ
美琴「よしなさい!近づくと危ないわよ」
木山「君が縛り上げていてくれるんだ。何よりも心強い」スタスタ
美琴「んな、なによそれ…///」
木山「さて、私は私の仕事をしよう」スタスタ
美琴「ちょ、何する気!?」
木山「この抗体マイクロマシンを注入すれば、暴走は止まる」スタスタ
美琴「よしなさい!近づくと危ないわよ」
木山「君が縛り上げていてくれるんだ。何よりも心強い」スタスタ
美琴「んな、なによそれ…///」
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:24:49.50 ID:6VGzXt3I0.net
美琴「で、私がいなかったら、どうするつもりだったのよ」
木山「そう思って狙撃手を1小隊ほど手配したんだが、無駄になってしまったな」
美琴「そんなの、どこにもいないじゃない」
木山「なにを言っている、そこの輸送車に…」
ッタァァアアアン!!
初春「うああっ!!」
佐天「初春!?」
美琴「なに!?」
木山「何をしている!撃つんじゃない!」
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
黒子「狙撃ですの!佐天さん、初春、こちらへ!」シュゴッ
木山「そう思って狙撃手を1小隊ほど手配したんだが、無駄になってしまったな」
美琴「そんなの、どこにもいないじゃない」
木山「なにを言っている、そこの輸送車に…」
ッタァァアアアン!!
初春「うああっ!!」
佐天「初春!?」
美琴「なに!?」
木山「何をしている!撃つんじゃない!」
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
黒子「狙撃ですの!佐天さん、初春、こちらへ!」シュゴッ
44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:25:41.69 ID:6VGzXt3I0.net
廃ビルの1つ――
シュゴッ
初春「ううっ!!」
佐天「初春!」
黒子「とりあえず手近な廃屋に入りましたけど、囲まれてますわね」
初春「き、木山先生と御坂さんは…」ハーハー
黒子「大丈夫、お姉さまに当たる銃弾はそうそうありませんわ」
初春「そ、そうですね…っっ!!」
佐天「初春!」
初春「佐天さん…う、撃たれちゃいました…てへ…」ハーハー
シュゴッ
初春「ううっ!!」
佐天「初春!」
黒子「とりあえず手近な廃屋に入りましたけど、囲まれてますわね」
初春「き、木山先生と御坂さんは…」ハーハー
黒子「大丈夫、お姉さまに当たる銃弾はそうそうありませんわ」
初春「そ、そうですね…っっ!!」
佐天「初春!」
初春「佐天さん…う、撃たれちゃいました…てへ…」ハーハー
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:26:30.40 ID:6VGzXt3I0.net
黒子「今から連続空間移動でここかr」
佐天「銃弾!!!!『戻れ』!!!!」
黒子「佐天さん…」
初春「うっ」
佐天「初春の傷!!!!『戻れ』!!!!」
初春「!”#$%&’()っっっっ」
佐天「初春!」
初春「あああっ…て、あれ?痛くないです…?」
佐天「っ!!はーーーー、よかったー、ういはるーーーー!」
黒子「んま!体の部位だけも有効なんですのね。さすが感覚派…」
初春「ありがとうございます!佐天さん!」
佐天「銃弾!!!!『戻れ』!!!!」
黒子「佐天さん…」
初春「うっ」
佐天「初春の傷!!!!『戻れ』!!!!」
初春「!”#$%&’()っっっっ」
佐天「初春!」
初春「あああっ…て、あれ?痛くないです…?」
佐天「っ!!はーーーー、よかったー、ういはるーーーー!」
黒子「んま!体の部位だけも有効なんですのね。さすが感覚派…」
初春「ありがとうございます!佐天さん!」
47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:27:25.47 ID:6VGzXt3I0.net
ビルの外――
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
美琴「どういうことなのよ!」
木山「私にもわからん!狙撃手の素性は確かなものだ!」
美琴「まさか能力体結晶…」
木山「それはない。能力者でない狙撃手に使っても昏倒するだけだ」
美琴「じゃあどうしt」
ケロケロケロケロ
黒子 << お姉さま! >>
美琴「黒子!初春さんは!?」
黒子 << 無事ですの。佐天さんの能力は大したものですの >>
美琴「よかったー」
黒子 << お姉さまたちも一旦こちらへ。迎えに行きますわ >> シュゴッ
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
美琴「どういうことなのよ!」
木山「私にもわからん!狙撃手の素性は確かなものだ!」
美琴「まさか能力体結晶…」
木山「それはない。能力者でない狙撃手に使っても昏倒するだけだ」
美琴「じゃあどうしt」
ケロケロケロケロ
黒子 << お姉さま! >>
美琴「黒子!初春さんは!?」
黒子 << 無事ですの。佐天さんの能力は大したものですの >>
美琴「よかったー」
黒子 << お姉さまたちも一旦こちらへ。迎えに行きますわ >> シュゴッ
50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:29:02.58 ID:6VGzXt3I0.net
廃ビル――
木山「精神感応……スキルアウトはもう一人いるんだ」
黒子「やはり…」
木山「どこかで、暴走した精神感応能力者が狙撃手を操っている!」
美琴「じゃあ、そいつを止めれば」
木山「だがどうする。そいつを見つけ出したとしても、抗体マイクロマシンをどうやって注入する」
美琴「う」
木山「それに抗体はあと1ユニットしかないんだ」
美琴「な、なんでちゃんと予備を準備してこなかったのよ!」
木山「これとさっき使ったのがサブなのだ。メインは狙撃兵の銃弾の中だ」
木山「精神感応……スキルアウトはもう一人いるんだ」
黒子「やはり…」
木山「どこかで、暴走した精神感応能力者が狙撃手を操っている!」
美琴「じゃあ、そいつを止めれば」
木山「だがどうする。そいつを見つけ出したとしても、抗体マイクロマシンをどうやって注入する」
美琴「う」
木山「それに抗体はあと1ユニットしかないんだ」
美琴「な、なんでちゃんと予備を準備してこなかったのよ!」
木山「これとさっき使ったのがサブなのだ。メインは狙撃兵の銃弾の中だ」
53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:30:32.54 ID:6VGzXt3I0.net
美琴「もう、私が突っ込んで能力者をぶっ飛ばしてくるわ。それで抗体を注射でぶっちゅーっと…」
黒子「お姉さま」
美琴「なによ!」
木山「駄目だな」
美琴「なんなのよ!」
木山「君のそのビリビリだ。マイクロマシンは精密機械なんだ。電磁波で簡単に壊れてしまうよ」
美琴「ビリビリ言うな!」
木山「それに、どこにいるかわからない相手にどうやって突っ込むんだ」
美琴「うう…」
黒子「お姉さま」
美琴「なによ!」
木山「駄目だな」
美琴「なんなのよ!」
木山「君のそのビリビリだ。マイクロマシンは精密機械なんだ。電磁波で簡単に壊れてしまうよ」
美琴「ビリビリ言うな!」
木山「それに、どこにいるかわからない相手にどうやって突っ込むんだ」
美琴「うう…」
54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:31:32.24 ID:6VGzXt3I0.net
初春「付近のビルの防犯システムに侵入できれば、敵がどのビルにいるかわかるかもしれません」
黒子「そんな携帯端末で出来ますの?」
初春「端末は関係ありません。それにもう、このビルのネットワークを拝借して、本部に直結してます」
佐天「さっすが初春」
初春「ただ数が多いので、御坂さんのお助けがあればと…」
木山「君はそんなことも出来るのか。てっきり最強のビリビリ戦士を目指しているのかと」
美琴「だからビリビリ言うなってば!いいわ初春さん、やろう!」
初春「はい!」
黒子「そんな携帯端末で出来ますの?」
初春「端末は関係ありません。それにもう、このビルのネットワークを拝借して、本部に直結してます」
佐天「さっすが初春」
初春「ただ数が多いので、御坂さんのお助けがあればと…」
木山「君はそんなことも出来るのか。てっきり最強のビリビリ戦士を目指しているのかと」
美琴「だからビリビリ言うなってば!いいわ初春さん、やろう!」
初春「はい!」
56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:32:20.91 ID:6VGzXt3I0.net
初春・美琴「「見つけた!」」
初春「さすが御坂さん!スパコンより凄いです!」
美琴「初春さんこそ。やっぱり守護s」
初春「なんのことですか?」
美琴「…ゴールk」
初春「なんのことですか?」
美琴「…じゃ、じゃあ、ちょろっと行ってぶっ飛ばしてこよーかなー」
黒子「お姉さま」
美琴「だだ大丈夫よ、またふん縛ってくるくらい」
木山「精神感応能力者を捕縛したところで、操られている狙撃手は止まらんぞ」
美琴「うう」
佐天「私に考えがあります!」
初春「さすが御坂さん!スパコンより凄いです!」
美琴「初春さんこそ。やっぱり守護s」
初春「なんのことですか?」
美琴「…ゴールk」
初春「なんのことですか?」
美琴「…じゃ、じゃあ、ちょろっと行ってぶっ飛ばしてこよーかなー」
黒子「お姉さま」
美琴「だだ大丈夫よ、またふん縛ってくるくらい」
木山「精神感応能力者を捕縛したところで、操られている狙撃手は止まらんぞ」
美琴「うう」
佐天「私に考えがあります!」
59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:34:20.64 ID:6VGzXt3I0.net
ビルの外――
ッタァアアン! ッタァアアン!
美琴「私から離れちゃ駄目だからね」
パキューン! パキューン!
佐天「ひっ!は、はい!」
黒子「次の空間移動でお二人を敵の懐に送り込みますの。いいですわね」
佐天「りょ、了解!」
黒子「お二人を運んだら、私はここに残ってスナイパーを撹乱しますの」
美琴「あんたも無理すんじゃないわよ」
黒子「どうせ私は精神感応は防げませんし、スナイパーにお姉さま達を追撃されても厄介ですから」
黒子「『一気に時間を巻き戻して、能力体結晶を摂取する前に戻す』。言うのは簡単ですが…」
佐天「…」
黒子「佐天さんにしか出来ない、見上げた根性ですの。勝負は一瞬、よろしいですわね?」
佐天「ま、任せて下さい!」
黒子「きっと上手くできますわ。ご武運を!」シュゴッ
ッタァアアン! ッタァアアン!
美琴「私から離れちゃ駄目だからね」
パキューン! パキューン!
佐天「ひっ!は、はい!」
黒子「次の空間移動でお二人を敵の懐に送り込みますの。いいですわね」
佐天「りょ、了解!」
黒子「お二人を運んだら、私はここに残ってスナイパーを撹乱しますの」
美琴「あんたも無理すんじゃないわよ」
黒子「どうせ私は精神感応は防げませんし、スナイパーにお姉さま達を追撃されても厄介ですから」
黒子「『一気に時間を巻き戻して、能力体結晶を摂取する前に戻す』。言うのは簡単ですが…」
佐天「…」
黒子「佐天さんにしか出来ない、見上げた根性ですの。勝負は一瞬、よろしいですわね?」
佐天「ま、任せて下さい!」
黒子「きっと上手くできますわ。ご武運を!」シュゴッ
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:35:11.30 ID:6VGzXt3I0.net
敵のいるビル内――
シュゴッ
美琴「いきなりいくわよ!」バヂィ!
能力者「ヒギィィィィイ!!!」
美琴「佐天さん!」
佐天「はい!戻れ!!!」
能力者「ギギギ!ギギギギ!」
佐天「え…戻れ!戻れ!巻き戻れええええ!!!!」
能力者「ギギ…ギィィイ…」
シュゴッ
美琴「いきなりいくわよ!」バヂィ!
能力者「ヒギィィィィイ!!!」
美琴「佐天さん!」
佐天「はい!戻れ!!!」
能力者「ギギギ!ギギギギ!」
佐天「え…戻れ!戻れ!巻き戻れええええ!!!!」
能力者「ギギ…ギィィイ…」
62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:36:45.81 ID:6VGzXt3I0.net
美琴「レジストしてる!佐天さんこっち!」
佐天「なんで、なんで効かないの…」
美琴「高位能力者にはね、よくあることなのよ。私が精神感応を跳ね返してるようにね」
佐天「(そんな…私の力が弱いから…)」
能力者「ギアァァアア!!」
美琴「うわ!私の後ろに隠れて!とりあえず電磁バリアで防いで、隙を見て反撃するから」
佐天「(またか…)」
佐天「なんで、なんで効かないの…」
美琴「高位能力者にはね、よくあることなのよ。私が精神感応を跳ね返してるようにね」
佐天「(そんな…私の力が弱いから…)」
能力者「ギアァァアア!!」
美琴「うわ!私の後ろに隠れて!とりあえず電磁バリアで防いで、隙を見て反撃するから」
佐天「(またか…)」
63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:37:32.80 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「(いつもそうだった…)」
佐天「(御坂さんにも白井さんにも初春にも助けられて…)」
佐天「(私のできることなんてたかが知れてた…)」
佐天「(バカやって…足引っ張って…)」
佐天「(欲しかった力が…)」
佐天「(欲しかった力がやっと手に入ったのに…)」
佐天「(足りない…!)」
佐天「(もっと!もっと力を!)」
佐天「(御坂さんにも白井さんにも初春にも助けられて…)」
佐天「(私のできることなんてたかが知れてた…)」
佐天「(バカやって…足引っ張って…)」
佐天「(欲しかった力が…)」
佐天「(欲しかった力がやっと手に入ったのに…)」
佐天「(足りない…!)」
佐天「(もっと!もっと力を!)」
64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:38:19.22 ID:6VGzXt3I0.net
能力者「ギアァァアア!!」
美琴「ぐぬぬぬ…佐天さん、黒子に連絡して!一旦……佐天さん?」
佐天「…」
美琴「佐天さん?…ヘッドホン?……まさか!」
佐天「…」
美琴「佐天さんやめて!それは使っちゃいけない!佐天さん!」
佐天「…」
美琴「ぐぬぬぬ…佐天さん、黒子に連絡して!一旦……佐天さん?」
佐天「…」
美琴「佐天さん?…ヘッドホン?……まさか!」
佐天「…」
美琴「佐天さんやめて!それは使っちゃいけない!佐天さん!」
佐天「…」
65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:39:07.90 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「…戻れ」ボソッ
能力者「!!アアァァアギ…ギ?」
美琴「!」
佐天「戻れ」
能力者「…イィィギ…ギギ」
佐天「戻れって言ってんのよぉぉぉおおお!!!」
能力者「アアギァァアギ!”#$%&’()0<>?_{}`*!”#$%&っっっっっっ!かっ、かはっ!」コロン
能力者「!!アアァァアギ…ギ?」
美琴「!」
佐天「戻れ」
能力者「…イィィギ…ギギ」
佐天「戻れって言ってんのよぉぉぉおおお!!!」
能力者「アアギァァアギ!”#$%&’()0<>?_{}`*!”#$%&っっっっっっ!かっ、かはっ!」コロン
66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:39:55.90 ID:6VGzXt3I0.net
能力者「…あ、あれ?な、なんだおまえら!?」
美琴「なんだじゃない!寝てなさい!」ビリッ!
能力者「あうっ!」パタン
美琴「佐天さん!」
佐天「…やりましたよ、御坂さん」
美琴「バカ!また幻想御手を使うなんて…体は大丈夫なの!?」
佐天「はい、ちょっと体が熱くてぽーっとしてますが、平気です」
美琴「もう無茶して…すぐ戻るわよ。黒子ぉぉおお!!!」
黒子「お姉さま!」シュゴッ
美琴「なんだじゃない!寝てなさい!」ビリッ!
能力者「あうっ!」パタン
美琴「佐天さん!」
佐天「…やりましたよ、御坂さん」
美琴「バカ!また幻想御手を使うなんて…体は大丈夫なの!?」
佐天「はい、ちょっと体が熱くてぽーっとしてますが、平気です」
美琴「もう無茶して…すぐ戻るわよ。黒子ぉぉおお!!!」
黒子「お姉さま!」シュゴッ
70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:40:48.15 ID:6VGzXt3I0.net
廃ビル――
黒子「戻りましたの」シュゴッ
佐天「やっつけてきたよ、初春!」
初春「佐天さん!無事でよかったです!」
美琴「それが無事でもないのよ。黒子、すぐ病院に…」
初春「怪我してるんですか!?」
佐天「いやー、それが…ね…」
美琴「幻想御手を使ったのよ」
黒子「戻りましたの」シュゴッ
佐天「やっつけてきたよ、初春!」
初春「佐天さん!無事でよかったです!」
美琴「それが無事でもないのよ。黒子、すぐ病院に…」
初春「怪我してるんですか!?」
佐天「いやー、それが…ね…」
美琴「幻想御手を使ったのよ」
71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:41:42.88 ID:6VGzXt3I0.net
木山「なっ…なんて馬鹿なことを…」
佐天「…すみません。これ、取り返した能力体結晶です、木山先生」
木山「ああ、よく取り戻してくれた。受け取ろう」
木山「そして私が言えた義理ではないが、案ずることはない。適切な治療を行えば回復する」
初春「よ、よかったー」
佐天「ごめんね、初春…」
初春「無茶しないでください、佐天さん。ホッとしたら…なんか…力…が…」カクン
佐天「う、初春…?初春!?」
黒子「初春!?どうしましたの!?」
美琴「初春さん!?どうして!傷は直したんじゃなかったの!?」
木山「今は考えている場合じゃない。君たち3人はすぐに病院へ!私達も追いかける!」
黒子「承知しましたの!」シュゴッ
佐天「…すみません。これ、取り返した能力体結晶です、木山先生」
木山「ああ、よく取り戻してくれた。受け取ろう」
木山「そして私が言えた義理ではないが、案ずることはない。適切な治療を行えば回復する」
初春「よ、よかったー」
佐天「ごめんね、初春…」
初春「無茶しないでください、佐天さん。ホッとしたら…なんか…力…が…」カクン
佐天「う、初春…?初春!?」
黒子「初春!?どうしましたの!?」
美琴「初春さん!?どうして!傷は直したんじゃなかったの!?」
木山「今は考えている場合じゃない。君たち3人はすぐに病院へ!私達も追いかける!」
黒子「承知しましたの!」シュゴッ
72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:42:43.49 ID:6VGzXt3I0.net
とある病院――
美琴「黒子!容態は!?」
黒子「お姉さま…ちょうど今、診断が終わりましたの…」
??「非常に厄介な状態だね」
美琴「ゲコ太!」
医者「患者の体内でマイクロマシンが暴れているね。なんの目的かわからんが」
木山「能力体結晶の抗体だ」
医者「驚いたね。そんなものがまだ出回っていたとは」
佐天「そんな!弾丸も傷も、時間を戻して直したのに…!」
医者「さらに驚いたね。君は、時間を戻せるのかね」
佐天「はい。初春が撃たれて、私、夢中で弾丸と初春の傷を巻き戻して…」
木山「能力体結晶の抗体マイクロマシンが弾丸に仕込まれていたんだ」
医者「なるほどね。つまり、傷は戻ったが、体内に侵入したマイクロマシンはそのままだったんだね」
佐天「そんな…」
黒子「迂闊でしたの…」
美琴「黒子!容態は!?」
黒子「お姉さま…ちょうど今、診断が終わりましたの…」
??「非常に厄介な状態だね」
美琴「ゲコ太!」
医者「患者の体内でマイクロマシンが暴れているね。なんの目的かわからんが」
木山「能力体結晶の抗体だ」
医者「驚いたね。そんなものがまだ出回っていたとは」
佐天「そんな!弾丸も傷も、時間を戻して直したのに…!」
医者「さらに驚いたね。君は、時間を戻せるのかね」
佐天「はい。初春が撃たれて、私、夢中で弾丸と初春の傷を巻き戻して…」
木山「能力体結晶の抗体マイクロマシンが弾丸に仕込まれていたんだ」
医者「なるほどね。つまり、傷は戻ったが、体内に侵入したマイクロマシンはそのままだったんだね」
佐天「そんな…」
黒子「迂闊でしたの…」
73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:43:30.85 ID:6VGzXt3I0.net
美琴「マイクロマシンだったら、私が全部破壊するわよ」
医者「それはやめたほうがいいね」
美琴「なんでよ、私は繊細な操作だって…」
医者「そういう話じゃないね。マイクロマシンは脳幹の微細な血管にも入り込んでいる」
美琴「…」
医者「この状態で破壊したら、すぐに血栓になって患者は死ぬ」
美琴「…」
医者「ま、放っておいてもじきに死ぬがね」
美琴「死ぬ死ぬって、あんた、患者は必ず生還させるっていつも言ってるじゃないの!何とかならないの!?」
医者「誰に物を言っているのかね。手段はまだある」
医者「それはやめたほうがいいね」
美琴「なんでよ、私は繊細な操作だって…」
医者「そういう話じゃないね。マイクロマシンは脳幹の微細な血管にも入り込んでいる」
美琴「…」
医者「この状態で破壊したら、すぐに血栓になって患者は死ぬ」
美琴「…」
医者「ま、放っておいてもじきに死ぬがね」
美琴「死ぬ死ぬって、あんた、患者は必ず生還させるっていつも言ってるじゃないの!何とかならないの!?」
医者「誰に物を言っているのかね。手段はまだある」
74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:44:18.28 ID:6VGzXt3I0.net
木山「ま、まさか…やめろ!」
医者「毒がないのに解毒剤を入れたから、問題は起こっているのだね。なら…」
木山「駄目だ!危険すぎる!」
黒子「能力体結晶を、初春に使うとおっしゃいますの?」
佐天「…」
医者「今はそれしか手はないね」
美琴「ほんとにそれで治るんでしょうね!?」
医者「どんな副作用が出ようとも、治すしかないね」
佐天「…」
医者「今、議論している時間はないんだがね」
佐天「…もう一つ、手はあります…!」
医者「毒がないのに解毒剤を入れたから、問題は起こっているのだね。なら…」
木山「駄目だ!危険すぎる!」
黒子「能力体結晶を、初春に使うとおっしゃいますの?」
佐天「…」
医者「今はそれしか手はないね」
美琴「ほんとにそれで治るんでしょうね!?」
医者「どんな副作用が出ようとも、治すしかないね」
佐天「…」
医者「今、議論している時間はないんだがね」
佐天「…もう一つ、手はあります…!」
75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:45:20.82 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「マイクロマシンを、撃たれる前の時間まで戻します!」
医者「眼に見えないものにも、君の能力は有効なのかね?」
佐天「……わかりません!でもやらなきゃ!」
医者「マイクロマシンが侵入した傷口も、弾丸も、もうなくなっている。この状態で戻したら」
佐天「…」
医者「マイクロマシンは患者の体を食い破って出てくるね。患者の体はそのショックに耐えられる状態じゃないね」
佐天「だったら!初春の体全部を!初春の周りの時間全部を!撃たれる前まで戻します!!」
医者「そこまでの力が君にあるのかね」
佐天「私、今、幻想御手を使っています!」
医者「またまた驚かされたね。あんなものをどうやって…」
美琴「佐天さん、それでも無理よ。さっきの戦いを見たから私にはわかるの」
佐天「…まだ…力が足りませんか…また…足りませんか…」
美琴「悪く思わないで。でも、足りないわ」
佐天「…」
美琴「わかって、佐天さん」
医者「眼に見えないものにも、君の能力は有効なのかね?」
佐天「……わかりません!でもやらなきゃ!」
医者「マイクロマシンが侵入した傷口も、弾丸も、もうなくなっている。この状態で戻したら」
佐天「…」
医者「マイクロマシンは患者の体を食い破って出てくるね。患者の体はそのショックに耐えられる状態じゃないね」
佐天「だったら!初春の体全部を!初春の周りの時間全部を!撃たれる前まで戻します!!」
医者「そこまでの力が君にあるのかね」
佐天「私、今、幻想御手を使っています!」
医者「またまた驚かされたね。あんなものをどうやって…」
美琴「佐天さん、それでも無理よ。さっきの戦いを見たから私にはわかるの」
佐天「…まだ…力が足りませんか…また…足りませんか…」
美琴「悪く思わないで。でも、足りないわ」
佐天「…」
美琴「わかって、佐天さん」
76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:46:06.99 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「…『戻れ』」
木山「…」
黒子「…」
美琴「…何を…戻したの…?」
木山「…」
黒子「…」
美琴「…何を…戻したの…?」
78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:46:53.63 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「だって、しょうがないじゃないですか」
佐天「足りないのはわかってるんですよ」
佐天「御坂さん達みたいに、努力して努力して、積み重ねなきゃいけないのも、わかってるんですよ」
佐天「でも、今、必要なんですよ。初春、死んじゃうんですよ」
佐天「足らないなら!足せるなら!!足すしかないんですよ!!!!」ガッ
木山「な!能力体結晶!」
黒子「戻したのはそれでしたの!」
医者「幻想御手と能力体結晶の相乗効果に、君の脳は耐え切れない!取り返しの付かないことになるぞ!」
美琴「やめなさい!佐天さん!」
佐天「初春、すぐ助けてあげるから、待ってて」ゴクン
黒子「佐天さん!」
佐天「あああああ!!」ガクガクガク
美琴「黒子!」
黒子「もう無理ですの!」
佐天「足りないのはわかってるんですよ」
佐天「御坂さん達みたいに、努力して努力して、積み重ねなきゃいけないのも、わかってるんですよ」
佐天「でも、今、必要なんですよ。初春、死んじゃうんですよ」
佐天「足らないなら!足せるなら!!足すしかないんですよ!!!!」ガッ
木山「な!能力体結晶!」
黒子「戻したのはそれでしたの!」
医者「幻想御手と能力体結晶の相乗効果に、君の脳は耐え切れない!取り返しの付かないことになるぞ!」
美琴「やめなさい!佐天さん!」
佐天「初春、すぐ助けてあげるから、待ってて」ゴクン
黒子「佐天さん!」
佐天「あああああ!!」ガクガクガク
美琴「黒子!」
黒子「もう無理ですの!」
80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:48:05.22 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「ああ!…ああああ!…ぜ、ぜん、ぶ、も…もど、もどれえええええ!!!!」
82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:48:52.45 ID:6VGzXt3I0.net
「!のすで理無うも」「!子黒」「!んさ天佐」「!んさ天佐!いさなめや」「!ぞるなにとこいなか付のし返り取!いなれ切え耐は脳の君、
に果効乗相の晶結体力能と手御想幻」「!のたしでれそはのたし戻」「!晶結体力能!な」「?…のたし戻…を何…」「…」「…」「んさ天佐
、てっかわ」「わいなり足、もで。でいなわ思く悪」「のるかわはに私らかた見をい戦のきっさ。よ理無もでれそ、んさ天佐」「…てっやうど
をのもなんあ。ねたれさか驚たまたま」「ねかのるあに君が力のでまこそ」「ねいなゃじ態状るれらえ耐にクッョシのそは体の者患。ねるくて
出てっ破い食を体の者患はンシマロクイマ」「らたし戻で態状のこ。るいてっなくなうも、も丸弾、も口傷たし入侵がンシマロクイマ」「?ね
かのな効有は力能の君、もにのもいなえ見に眼」「ねがだんいなは間時るいてし論議、今」「ねいなかしす治、もとうよ出が用作副なんど」「
?!ねうょしでんる治でれそにとんほ」「ねいなは手かしれそは今」「?のすまいゃしっおとう使に春初、を晶結体力能」「!るぎす険危!だ
目駄」「…らな。ねだのるいてっこ起は題問、らかたれ入を剤毒解にのいなが毒」「!ろめや…かさま、ま」「るあだまは段手。ねかのるいて
っ言を物に誰」「?!のいならなかと何!のいなゃじるてっ言もついてっるせさ還生ず必は者患、たんあ、てっぬ死ぬ死」「ねがぬ死にきじも
ていおてっ放、ま」「…」「ぬ死は者患てっなに栓血にぐす、らたし壊破で態状のこ」「…」「るいでん込り入もに管血な細微の幹脳はンシマ
ロクイマ。ねいなゃじ話ういうそ」「…てっだ作操な細繊は私、よでんな」「ねいいがうほためやはれそ」「よわるす壊破部全が私、らたっだ
ンシマロクイマ」「…のたしで闊迂」「ねだんたっだままのそはンシマロクイマたし入侵に内体、がたっ戻は傷、りまつ。ねどほるな」「だん
たいてれま込仕に丸弾がンシマロクイマ体抗の晶結体力能」「ねかのるせ戻を間時、は君。ねたい驚にらさ」「はとたいてっ回出だまがのもな
んそ。ねたい驚」「だ体抗の晶結体力能」「がんらかわか的目のんな。ねるいてれ暴がンシマロクイマで内体の者患」「!太コゲ」「ねだ態状
な介厄に常非」「…のたしまりわ終が断診、今どうょち…まさ姉お」「?!は態容!子黒」「!のたしまし知承」「!るけかい追も達私!へ院
病にぐすは人3ちた君。いなゃじ合場るいてえ考は今」「?!のたっかなゃじんたし直は傷!てしうど?!んさ春初」「?!のたしましうど?
!春初」「…が…力…かんな…らたしとッホ。んさ天佐、いさだくでいなし茶無」「ーたっかよ、よ」「るす復回ばえ行を療治な切適。いなは
とこるず案、がいなはで理義たえ言が私てしそ」「うろ取け受。たれくてし戻り取くよ、ああ」「…をとこな鹿馬てんな…っな」「よのたっ使
を手御想幻」「?!かすでんるてし我怪」「…に院病ぐす、子黒。よのいなもで事無がれそ」「!すでたっかよで事無!んさ天佐」「のたしま
り戻」「!まさ姉お」「!!!おおぉぉ子黒。よわる戻ぐす…てし茶無うも」「?!のな夫丈大は体…てんなう使を手御想幻たま!カバ」「!
んさ天佐」「!っうあ」「!いさなて寝!いなゃじだんな」「?!らえまおだんな、な?れあ、あ…」「!っはか、っか!っっっっっっ&%$
#”!*`}{_?><0)(’&%$#”!ギアァァギアア」「ギギ…ギィィイ…」「!」「?ギ…ギアァァアア!!」「!んさ天佐!いな
けいゃちっ使はれそ!てめやんさ天佐」「!かさま……?ンホドッヘ…?んさ天佐」「?んさ天佐……旦一!てし絡連に子黒、んさ天佐…ぬぬ
ぬぐ」「!!アアァァアギ」「らかるす撃反て見を隙、でい防でアリバ磁電ずえありと!てれ隠にろ後の私!わう」「!!アアァァアギ」「ね
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84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:49:39.30 ID:6VGzXt3I0.net
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86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:50:26.74 ID:6VGzXt3I0.net
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ポヌカォフ…フフュデ、ュデ」「っーれくてめや」「!っぃひ」「……あう、う」「!!ぇ痛!っあああう!!ッ……」「!っそく……っああ
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87: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:51:14.70 ID:6VGzXt3I0.net
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んさ天佐!ゃひ」「!……が力能かさま!んさ天佐」「…てっやうど、今、んさ天佐」「?れあ、てっ………!ああゃひてっ言もつい」「もつ
いてっいさだくてめや!んさ天佐かすでんるすにな!うも」「!!ああああゃひ」「んーさ天佐、ょち?え」「ーよすでらかるべ食てて慌!か
すで夫丈大、んさ天佐」「ねすでい白面らたっあ力能なんそ」「ーねすでうそ」
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すで夫丈大、んさ天佐」「ねすでい白面らたっあ力能なんそ」「ーねすでうそ」
90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:52:06.65 ID:6VGzXt3I0.net
とある公園――
初春「そうですねー」モグモグ
佐天「…」バタッ
初春「え、佐天さん?」
佐天「…」
初春「佐天さん!」ガタッ
佐天「…」
初春「佐天さん!どうしたんですか!?だ、誰か救急車を!佐天さん!」
初春「そうですねー」モグモグ
佐天「…」バタッ
初春「え、佐天さん?」
佐天「…」
初春「佐天さん!」ガタッ
佐天「…」
初春「佐天さん!どうしたんですか!?だ、誰か救急車を!佐天さん!」
92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:52:53.90 ID:6VGzXt3I0.net
窓のないビル―――
アレイスター「…!」
土御門「どうした、アレイスター・クロウリー」
アレイスター「気づいたか、土御門元春」
土御門「なんのことだ」
アレイスター「ふ…わからなかったか。ならいい」
土御門「…」
アレイスター「この少女について、調べておいてくれないか」
土御門「これは、第三位の」
アレイスター「頼んだぞ」
土御門「…」
アレイスター「(今、確実に時間が遡行した)」
アレイスター「(どれほどの者がこれに気づくことが出来たのか…)」
アレイスター「…!」
土御門「どうした、アレイスター・クロウリー」
アレイスター「気づいたか、土御門元春」
土御門「なんのことだ」
アレイスター「ふ…わからなかったか。ならいい」
土御門「…」
アレイスター「この少女について、調べておいてくれないか」
土御門「これは、第三位の」
アレイスター「頼んだぞ」
土御門「…」
アレイスター「(今、確実に時間が遡行した)」
アレイスター「(どれほどの者がこれに気づくことが出来たのか…)」
93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:53:56.45 ID:6VGzXt3I0.net
とある学生寮―――
パキィィイン!
上条「うわぁぁぁあああ!!」
禁書「きゃ!急に変な声をあげたらびっくりするんだよ!」
上条「今、急に世界が巻き戻されたぞ!」
禁書「とうま?」
上条「いやだから、世界が数日間ぶんギュルギュルーっと逆再生して…」
禁書「なにをいっているのかわからないんだよ」
上条「俺も何を言っているのかわからん…」
禁書「魔力が使われた形跡はないんだよ。それに世界を巻き戻すなんて大量のテレズマが…」
上条「ううむ…」
禁書「そんなことより、わたしのおなかがギュルギュルーなんだよ!おなかへった!」
上条「…」
禁書「はやくごはんをつくるんだよとうま!」
上条「…」
パキィィイン!
上条「うわぁぁぁあああ!!」
禁書「きゃ!急に変な声をあげたらびっくりするんだよ!」
上条「今、急に世界が巻き戻されたぞ!」
禁書「とうま?」
上条「いやだから、世界が数日間ぶんギュルギュルーっと逆再生して…」
禁書「なにをいっているのかわからないんだよ」
上条「俺も何を言っているのかわからん…」
禁書「魔力が使われた形跡はないんだよ。それに世界を巻き戻すなんて大量のテレズマが…」
上条「ううむ…」
禁書「そんなことより、わたしのおなかがギュルギュルーなんだよ!おなかへった!」
上条「…」
禁書「はやくごはんをつくるんだよとうま!」
上条「…」
94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:54:53.94 ID:6VGzXt3I0.net
数カ月後、とある公園――
初春「今日はよく晴れた小春日和ですね、佐天さん」
佐天「…」
初春「こうしてだんだん冬が深まって春が近づいてくるんですね」
佐天「…」
初春「風が冷たいです。寒くありませんか?」
佐天「…」
初春「もうすぐ三学期も終わって、そうしたら私達、二年生ですね」
佐天「…」
初春「今日はよく晴れた小春日和ですね、佐天さん」
佐天「…」
初春「こうしてだんだん冬が深まって春が近づいてくるんですね」
佐天「…」
初春「風が冷たいです。寒くありませんか?」
佐天「…」
初春「もうすぐ三学期も終わって、そうしたら私達、二年生ですね」
佐天「…」
95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:55:33.51 ID:6VGzXt3I0.net
初春「急に眠っちゃって。はやく起きないと、遅刻しちゃいますよ」
佐天「…」
初春「新入生だって入ってくるんですからね、しっかりしてください、佐天さん」
佐天「…」
初春「寝てばっかりじゃ駄目ですよ…ヒグッ…佐天…さん…毎日…車椅子が…ヒグッ…どんどん軽くなって…」
佐天「…」
初春「グスッ…ほら、クレープ屋さんですよ。また一緒に食べましょうよ…」
佐天「…」
初春「起きてください…佐天さん…」
佐天「…」
佐天「…」
初春「新入生だって入ってくるんですからね、しっかりしてください、佐天さん」
佐天「…」
初春「寝てばっかりじゃ駄目ですよ…ヒグッ…佐天…さん…毎日…車椅子が…ヒグッ…どんどん軽くなって…」
佐天「…」
初春「グスッ…ほら、クレープ屋さんですよ。また一緒に食べましょうよ…」
佐天「…」
初春「起きてください…佐天さん…」
佐天「…」
97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:57:05.69 ID:6VGzXt3I0.net
禁書「ほんとうに?ほんとうにクレープ食べ放題なの?」
土御門「本当ぜよ。そのかわり、ちょっと力を貸して欲しいんだにゃー」
上条「おい、こんな公園にインデックスを連れてきて何する気なんだ?」
土御門「なあに、ほんの人助けぜよ」
禁書「はやく!はやくいかないとクレープが!」
上条「こら待てインデックス!走らなくてもクレープ屋さんは逃げませんよ!」
禁書「はやく!はやく!」ダダダッ
??「きゃっ」
上条「ああ!言わんこっちゃない、車椅子の方に…。すみません!」
禁書「ごめんなさいなんだよ。決してクレープに目が眩んであなたが見えなかったわけじゃないんだよ」
初春「大丈夫です。ぶつかったわけじゃありませんから…」
土御門「いやー、本当に悪かったぜよ」
初春「いえ、そんな、本当に大丈夫です」
土御門「本当ぜよ。そのかわり、ちょっと力を貸して欲しいんだにゃー」
上条「おい、こんな公園にインデックスを連れてきて何する気なんだ?」
土御門「なあに、ほんの人助けぜよ」
禁書「はやく!はやくいかないとクレープが!」
上条「こら待てインデックス!走らなくてもクレープ屋さんは逃げませんよ!」
禁書「はやく!はやく!」ダダダッ
??「きゃっ」
上条「ああ!言わんこっちゃない、車椅子の方に…。すみません!」
禁書「ごめんなさいなんだよ。決してクレープに目が眩んであなたが見えなかったわけじゃないんだよ」
初春「大丈夫です。ぶつかったわけじゃありませんから…」
土御門「いやー、本当に悪かったぜよ」
初春「いえ、そんな、本当に大丈夫です」
100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:58:25.20 ID:6VGzXt3I0.net
土御門「それじゃあこっちの気が済まないにゃー。お詫びに、まずは俺の大道芸をご覧あれ!」
初春「ちょ、折り紙?いきなりなんなんですか!?」
土御門「東西南北に、竜さん、鳥さん、虎さん、亀さん!異物を食い散らかせクソ野郎ども!」
佐天「…」ヴゥウン
初春「え、なに?今、佐天さんの体が光って…」
土御門「い、いかがだったかにゃー。げほ…つ、続いて、シスターからの癒しの祈りと歌を!」
土御門「禁書目録、こちらの病める方に歌を。食べたきゃ働くぜよ」
禁書「い、言われなくてもやるんだよ。天にまします我らの父よ…」
禁書「ah ah ah ah...ah ah ah ah...」
佐天「…」ピク
禁書「ah ah ah ah...ah ah ah ah...」
佐天「…」ピクピク
初春「佐天さん!?」
禁書「迷える子羊に祝福を。エイメン」
初春「ちょ、折り紙?いきなりなんなんですか!?」
土御門「東西南北に、竜さん、鳥さん、虎さん、亀さん!異物を食い散らかせクソ野郎ども!」
佐天「…」ヴゥウン
初春「え、なに?今、佐天さんの体が光って…」
土御門「い、いかがだったかにゃー。げほ…つ、続いて、シスターからの癒しの祈りと歌を!」
土御門「禁書目録、こちらの病める方に歌を。食べたきゃ働くぜよ」
禁書「い、言われなくてもやるんだよ。天にまします我らの父よ…」
禁書「ah ah ah ah...ah ah ah ah...」
佐天「…」ピク
禁書「ah ah ah ah...ah ah ah ah...」
佐天「…」ピクピク
初春「佐天さん!?」
禁書「迷える子羊に祝福を。エイメン」
103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 09:59:45.35 ID:6VGzXt3I0.net
土御門「仕上げだカミやん!その子に右手で触れろ!」
上条「え?み、右手…?」
パキィィイン!
佐天「…」ガタガタッ
初春「佐天さん!」
上条「なんだ!なにか壊したぞ!?」
土御門「上出来だカミやん」
土御門「それでは我々は撤収しまーす。お大事ににゃー」スタコラ
上条「お、おい!ちょっとまて」タタタッ
禁書「クレープは?クレープがまだなんだよ!?」ダダダッ
上条「え?み、右手…?」
パキィィイン!
佐天「…」ガタガタッ
初春「佐天さん!」
上条「なんだ!なにか壊したぞ!?」
土御門「上出来だカミやん」
土御門「それでは我々は撤収しまーす。お大事ににゃー」スタコラ
上条「お、おい!ちょっとまて」タタタッ
禁書「クレープは?クレープがまだなんだよ!?」ダダダッ
105: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 10:02:20.18 ID:6VGzXt3I0.net
初春「何だったんですか、今の…」
佐天「………ん」
初春「えっ…?」
佐天「ん……う」
初春「さ、佐天…さん…?」
佐天「うーん、よく寝たなあ…」
初春「佐天さん!しゃ、さて、さてんしゃん!!」
佐天「寝すぎてふらふらする…うわ腕も足もほっそ…」
初春「め、目覚めたんですか!」
佐天「うん…ちょっと寝坊しちゃったかな…てへ」
初春「佐天さん…ヒグッ!そそ、そうですよ…ヒグッ!寝過ぎなんですよ、佐天さんは…グスッ」
佐天「ごめんって、泣くなよぅ、初春ぅ…」
初春「さ、佐天さんがいけないんですよ!佐天さんはいっつもいっつも…」
佐天「ごめんね、待たせて。待っててくれてありがとう」
初春「あああ!佐天さん!佐天さん!」
佐天「………ん」
初春「えっ…?」
佐天「ん……う」
初春「さ、佐天…さん…?」
佐天「うーん、よく寝たなあ…」
初春「佐天さん!しゃ、さて、さてんしゃん!!」
佐天「寝すぎてふらふらする…うわ腕も足もほっそ…」
初春「め、目覚めたんですか!」
佐天「うん…ちょっと寝坊しちゃったかな…てへ」
初春「佐天さん…ヒグッ!そそ、そうですよ…ヒグッ!寝過ぎなんですよ、佐天さんは…グスッ」
佐天「ごめんって、泣くなよぅ、初春ぅ…」
初春「さ、佐天さんがいけないんですよ!佐天さんはいっつもいっつも…」
佐天「ごめんね、待たせて。待っててくれてありがとう」
初春「あああ!佐天さん!佐天さん!」
107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 10:03:15.71 ID:6VGzXt3I0.net
佐天「おはよう、初春」
108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 10:04:05.16 ID:6VGzXt3I0.net
おわりですファサ
112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 10:05:30.48 ID:+lJkW1dm0.net
良い勢いだった
116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/08/07(木) 10:08:29.64 ID:oJRNlTe60.net
逆行する演出良かった
乙
乙
引用元: 佐天「時間を巻き戻す能力かあ」