斉木楠雄VSワンパンマン
2019-08-05
1: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/13(金) 22:25:02.98 ID:m2A1m0oro
斉木楠緒VSワンパンマン
一撃目 超能力者以上!?Ψタマ登場
斉木(僕の名前は斉木楠緒、超能力者だ。今、僕は少々面倒な状況に陥っている)
???「私は人間共が環境汚染を繰り返すことによって生まれた!ワクチンマンだ!」
斉木(そう。怪人に襲われているのだ)
ワクチンマン「地球は一個のうんたらかんたら、貴様ら人間はうんたらかんたら」
斉木(最もこんな奴は僕が本気を出せばワンパンで鎮められる。面倒なのはそこじゃない。)
斉木(この世界にはヒーロー協会というものが存在する。基本的にはヒーロー側から任意で登録するものだが、たまに協会側から推薦が来るらしい)
斉木(この怪人を倒し、そんなのに目をつけられてしまったら、僕の平穏な生活が崩れてしまう)
斉木(幸いヒーローっぽいのが猛スピードでこちらに向かっているのをテレパシーで感知しているし、そいつに任せよう)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447421093
一撃目 超能力者以上!?Ψタマ登場
斉木(僕の名前は斉木楠緒、超能力者だ。今、僕は少々面倒な状況に陥っている)
???「私は人間共が環境汚染を繰り返すことによって生まれた!ワクチンマンだ!」
斉木(そう。怪人に襲われているのだ)
ワクチンマン「地球は一個のうんたらかんたら、貴様ら人間はうんたらかんたら」
斉木(最もこんな奴は僕が本気を出せばワンパンで鎮められる。面倒なのはそこじゃない。)
斉木(この世界にはヒーロー協会というものが存在する。基本的にはヒーロー側から任意で登録するものだが、たまに協会側から推薦が来るらしい)
斉木(この怪人を倒し、そんなのに目をつけられてしまったら、僕の平穏な生活が崩れてしまう)
斉木(幸いヒーローっぽいのが猛スピードでこちらに向かっているのをテレパシーで感知しているし、そいつに任せよう)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1447421093
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2: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/13(金) 22:26:39.33 ID:m2A1m0oro
ワクチンマン「私はそんな人間どもを抹殺するため、地球の意思によって生み出されたのだ!」
斉木(自己紹介、ご苦労さん)
シュタッ
斉木(ようやく来たか。さて、どんなや…つ…)
デーン
斉木(な…!? こいつがヒーロー…か? 確かにマントをつけているし、服装もそれっぽいが…)
ワクチンマン「何者だ?貴様は・・・」
???「俺の名はサイタマ。趣味でヒーローをやっているものだ」
斉木&ワクチンマン「(なんだ、その適当な設定は…)」
斉木(自己紹介、ご苦労さん)
シュタッ
斉木(ようやく来たか。さて、どんなや…つ…)
デーン
斉木(な…!? こいつがヒーロー…か? 確かにマントをつけているし、服装もそれっぽいが…)
ワクチンマン「何者だ?貴様は・・・」
???「俺の名はサイタマ。趣味でヒーローをやっているものだ」
斉木&ワクチンマン「(なんだ、その適当な設定は…)」
3: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/13(金) 22:28:08.54 ID:m2A1m0oro
ワクチンマン「趣味だと!そんな理由で地球の使徒である私に歯向かおうと言うのか!!やはり、人間!根絶やしにするほかないようだな!」
斉木(ワクチマンが巨大化した…!あのハゲマント(仮)では無理そうだな。仕方ない。周りに他のヒーローはいないし、ここは僕が)
ワクチンマン「ぐっはああああああああああああああ」ドッゴオオオオオオ
斉木(ほへ)
サイタマ(また、ワンパンで終わっちまった)
斉木(なんだ!?今の強力な一撃は…!?僕と同等、いやそれ以上か!?)
サイタマ「おい!そこのお前。ケガはなさそうで良かったぜ。じゃあな」
斉木(一体、あの男は何者なんだ?趣味でヒーローというのは真実のようだが、あの驚異的な力… 僕にとって脅威になるかもしれない。少し調べてみるか)
これが僕と謎のヒーローサイタマとの出会いだった
つづく
斉木(ワクチマンが巨大化した…!あのハゲマント(仮)では無理そうだな。仕方ない。周りに他のヒーローはいないし、ここは僕が)
ワクチンマン「ぐっはああああああああああああああ」ドッゴオオオオオオ
斉木(ほへ)
サイタマ(また、ワンパンで終わっちまった)
斉木(なんだ!?今の強力な一撃は…!?僕と同等、いやそれ以上か!?)
サイタマ「おい!そこのお前。ケガはなさそうで良かったぜ。じゃあな」
斉木(一体、あの男は何者なんだ?趣味でヒーローというのは真実のようだが、あの驚異的な力… 僕にとって脅威になるかもしれない。少し調べてみるか)
これが僕と謎のヒーローサイタマとの出会いだった
つづく
16: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 18:22:38.10 ID:0NXtnMBqo
二撃目 Ψ強の男!Ψ強の戦い!Ψ強の死に様!
斉木(右肩に普通の人間を乗せた巨人が暴れている)
普通の人間「弟よ!人間どもに最高の頭脳を持つ私と最強の肉体を持つお前。2人の力を見せつけてやれ!!」
斉木(あの右肩に乗っている男は科学者のようだな。弟を巨大化させて世界征服といったところか。そして左肩に乗っているのが…)
兄「私以外に誰かが弟の肩に乗っている!!!」
斉木(僕より強いかもしれない男サイタマだ)
左肩に乗ってるサイタマ「よ!」
右肩に乗ってる兄「弟よ!(左)肩に乗っている男を殺せ!!」
斉木(そこら辺のビルより遥かにデカイ巨人だ。避けるにせよ、受けるにせよ。サイタマの実力が少しはわかるは…)
右肩バチン
斉木(ソッチジャネーヨ)
斉木(右肩に普通の人間を乗せた巨人が暴れている)
普通の人間「弟よ!人間どもに最高の頭脳を持つ私と最強の肉体を持つお前。2人の力を見せつけてやれ!!」
斉木(あの右肩に乗っている男は科学者のようだな。弟を巨大化させて世界征服といったところか。そして左肩に乗っているのが…)
兄「私以外に誰かが弟の肩に乗っている!!!」
斉木(僕より強いかもしれない男サイタマだ)
左肩に乗ってるサイタマ「よ!」
右肩に乗ってる兄「弟よ!(左)肩に乗っている男を殺せ!!」
斉木(そこら辺のビルより遥かにデカイ巨人だ。避けるにせよ、受けるにせよ。サイタマの実力が少しはわかるは…)
右肩バチン
斉木(ソッチジャネーヨ)
17: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 18:24:05.68 ID:0NXtnMBqo
弟「しまった!間違えた!兄さあああああん!!!」
斉木(でかくなりすぎて兄がどっちに乗っているのかわからなくなったのか)
弟「どうしてこうなった!俺はただ最強の男になりたかっただけなのに!」
サイタマ「どうだ?最強の男になった感想は?」ニヤニヤ
弟「誰だか知らんが、お前のせいで兄さんが死んだんだ!許せん!!俺達兄弟の最強の力を見せてやる!!」ドドドドドドドド
斉木(逆恨みでメッタ打ちか…)
弟「はぁはぁ。俺は最強の男… だから・・・なんだ・・・?虚しい…」
サイタマ「だよな…」
ドゴォ
弟「ぐは!」
サイタマ「圧倒的な力ってのはつまらないもんだ」
斉木(同感だな…)
グラァ
斉木(おっと!このままではあいつが倒れて、隣の町が崩壊してしまうな。割と哀れな男だったからせめて死に方くらいは…)
ピタッ
サイタマ「あれ?倒れると思ったのに止まった…」
斉木(テレキネシスで上手くバランスを取って立ったままの状態にした。最強の男の死に様にふさわしいだろう)
つづく
斉木(でかくなりすぎて兄がどっちに乗っているのかわからなくなったのか)
弟「どうしてこうなった!俺はただ最強の男になりたかっただけなのに!」
サイタマ「どうだ?最強の男になった感想は?」ニヤニヤ
弟「誰だか知らんが、お前のせいで兄さんが死んだんだ!許せん!!俺達兄弟の最強の力を見せてやる!!」ドドドドドドドド
斉木(逆恨みでメッタ打ちか…)
弟「はぁはぁ。俺は最強の男… だから・・・なんだ・・・?虚しい…」
サイタマ「だよな…」
ドゴォ
弟「ぐは!」
サイタマ「圧倒的な力ってのはつまらないもんだ」
斉木(同感だな…)
グラァ
斉木(おっと!このままではあいつが倒れて、隣の町が崩壊してしまうな。割と哀れな男だったからせめて死に方くらいは…)
ピタッ
サイタマ「あれ?倒れると思ったのに止まった…」
斉木(テレキネシスで上手くバランスを取って立ったままの状態にした。最強の男の死に様にふさわしいだろう)
つづく
23: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 19:45:12.53 ID:0NXtnMBqo
三撃目 Ψ眠術で予知夢を見よう
地底王「地上は!我々地底人がいただく!」
サイタマ「そんなことはさせねぇ!!地球は俺が守る!!」
ドドドドドドド
サイタマ(久しく忘れていたぜ!この臨場感、緊張感、胸の高鳴り!俺がずっと求めてい)
ジリリリリリリリリ
サイタマ「夢か…」
地底王「うははは!!地上は我々が」
ズドン
地底王「ぐっはああああ!!」
サイタマ(また、一撃で終わっちまった)
斉木(・・・・。昨晩、お前が喜びそうな夢を見たから、同じ夢を催眠術で見せてやってたんだが、あの夢は予知夢だったのか…)
サイタマ「夢と同じ敵が出てきたから熱い戦いができると思ったのに…」
斉木(なんかごめん)
つづく
地底王「地上は!我々地底人がいただく!」
サイタマ「そんなことはさせねぇ!!地球は俺が守る!!」
ドドドドドドド
サイタマ(久しく忘れていたぜ!この臨場感、緊張感、胸の高鳴り!俺がずっと求めてい)
ジリリリリリリリリ
サイタマ「夢か…」
地底王「うははは!!地上は我々が」
ズドン
地底王「ぐっはああああ!!」
サイタマ(また、一撃で終わっちまった)
斉木(・・・・。昨晩、お前が喜びそうな夢を見たから、同じ夢を催眠術で見せてやってたんだが、あの夢は予知夢だったのか…)
サイタマ「夢と同じ敵が出てきたから熱い戦いができると思ったのに…」
斉木(なんかごめん)
つづく
24: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 19:49:49.72 ID:0NXtnMBqo
四撃目 新たな脅威!?Ψボーグ現る!
サイタマ(圧倒的力で怪人と戦っていくうちにどんどん薄れていく恐怖、喜び、緊張、そして怒り)
サイタマ(力を得るかわりに人として大切な何かを失ってしまったのかもしれない)
斉木(僕もそうだ。ありとあらゆる能力を持っているため、努力して何かを達成する喜びも、想定外の出来事に恐怖や驚きを感じることも僕にはできない)
斉木(やはりこいつと僕は似ている・・・)
サイタマ(怪人を倒すときもまるで蚊を潰すときのように何も感じない)
プ~ン
パチン!
プ~ン
サイタマ「くそぉ!!蚊め!!」
斉木(怒りあるじゃねーか)
サイタマ(圧倒的力で怪人と戦っていくうちにどんどん薄れていく恐怖、喜び、緊張、そして怒り)
サイタマ(力を得るかわりに人として大切な何かを失ってしまったのかもしれない)
斉木(僕もそうだ。ありとあらゆる能力を持っているため、努力して何かを達成する喜びも、想定外の出来事に恐怖や驚きを感じることも僕にはできない)
斉木(やはりこいつと僕は似ている・・・)
サイタマ(怪人を倒すときもまるで蚊を潰すときのように何も感じない)
プ~ン
パチン!
プ~ン
サイタマ「くそぉ!!蚊め!!」
斉木(怒りあるじゃねーか)
25: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 19:50:25.00 ID:0NXtnMBqo
TV『大量発生した新種の蚊がZ市に向かっています。災害レベル鬼。襲われれば一瞬でミイラになって死にます。皆さん、くれぐれも外に出ないでください』
斉木(虫嫌いの僕からしたら地獄のような状況だな。サイタマ、出番だぞ)
サイタマ「やべぇな。窓閉めよ」
斉木(行かないのかよ)
斉木(まあ、虫退治なんてヒーローがやることじゃないからな)
斉木(仕方ない。僕が行くか)
斉木(虫嫌いの僕からしたら地獄のような状況だな。サイタマ、出番だぞ)
サイタマ「やべぇな。窓閉めよ」
斉木(行かないのかよ)
斉木(まあ、虫退治なんてヒーローがやることじゃないからな)
斉木(仕方ない。僕が行くか)
26: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 19:51:02.66 ID:0NXtnMBqo
外
???「行きなさい!あんた達!人間共から血を吸ってくるのよ!」
斉木(あの蚊のような女怪人が元凶か。触れたくないしエネルギー弾で倒すか… ん?)
タタタタ
???「なるほど。お前が蚊の大群を操り、血液を独占していたのか。主人であるお前を排除すればこの蚊の大群はいなくなるのか?」
蚊女「食事が来たわ!吸い尽くしてあげなさい」
ドォォォ!!
斉木(蚊が消し飛んだ…)
???「俺の名はサイボーグ・ジェノス。お前を排除する」
蚊女「私を排除するですって?ふふふ」
斉木(なぜだろう?このサイボーグ、サイタマより遥かに強そう雰囲気なのに… 負ける気がする…)
???「行きなさい!あんた達!人間共から血を吸ってくるのよ!」
斉木(あの蚊のような女怪人が元凶か。触れたくないしエネルギー弾で倒すか… ん?)
タタタタ
???「なるほど。お前が蚊の大群を操り、血液を独占していたのか。主人であるお前を排除すればこの蚊の大群はいなくなるのか?」
蚊女「食事が来たわ!吸い尽くしてあげなさい」
ドォォォ!!
斉木(蚊が消し飛んだ…)
???「俺の名はサイボーグ・ジェノス。お前を排除する」
蚊女「私を排除するですって?ふふふ」
斉木(なぜだろう?このサイボーグ、サイタマより遥かに強そう雰囲気なのに… 負ける気がする…)
28: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 20:48:05.59 ID:0NXtnMBqo
数分後
ジェノス「血を吸収するほど身体機能が向上する仕組みだったのか。完全に油断した!自爆するしかない…」
斉木(やっぱりダメだったか。まあいいか)
バッチーン
サイタマ「蚊、うぜぇ!」
斉木(サイタマが近くに来ていたからな)
ジェノス「な!」
サイタマ「さて、帰るか…」
ジェノス「待ってくれ!俺は単独で正義活動をしているサイボーグ・ジェノスというものだ!俺を弟子にしていただきたい!」
斉木(弟子志願か。丁度いいぞ。もしかしたらその修行の中でサイタマの秘密を探れるかもしれない)
つづく
ジェノス「血を吸収するほど身体機能が向上する仕組みだったのか。完全に油断した!自爆するしかない…」
斉木(やっぱりダメだったか。まあいいか)
バッチーン
サイタマ「蚊、うぜぇ!」
斉木(サイタマが近くに来ていたからな)
ジェノス「な!」
サイタマ「さて、帰るか…」
ジェノス「待ってくれ!俺は単独で正義活動をしているサイボーグ・ジェノスというものだ!俺を弟子にしていただきたい!」
斉木(弟子志願か。丁度いいぞ。もしかしたらその修行の中でサイタマの秘密を探れるかもしれない)
つづく
29: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 21:33:11.13 ID:0NXtnMBqo
五撃目 Ψ能<努力
サイタマの家
斉木(数日、サイタマを監視していたが、奴の生活は怪人退治以外、普通すぎる)
斉木(強さの秘密と言えそうなのは筋トレくらいだが、一般人には少しきつい程度の運動量に過ぎない)
斉木(僕は相手の心の中を読めるが、相手が考えていないことまでは無理だ)
斉木(『強さの秘密』とテレパシーを送ってもあいつが思い浮かべるのは筋トレのことばかり)
斉木(恐らく強さの真の秘訣を心の底から隠したいのだろう)
サイタマの家
斉木(数日、サイタマを監視していたが、奴の生活は怪人退治以外、普通すぎる)
斉木(強さの秘密と言えそうなのは筋トレくらいだが、一般人には少しきつい程度の運動量に過ぎない)
斉木(僕は相手の心の中を読めるが、相手が考えていないことまでは無理だ)
斉木(『強さの秘密』とテレパシーを送ってもあいつが思い浮かべるのは筋トレのことばかり)
斉木(恐らく強さの真の秘訣を心の底から隠したいのだろう)
31: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 21:34:42.79 ID:0NXtnMBqo
斉木(辛くて長ったらしい過去を背負ったジェノスをサイタマが弟子にするかはわからないが、もし弟子にすれば修業の中でサイタマの秘密がわかるはずだ)
ジェノス「お願いします!俺は強くなりたいんです!先生のように強くなる方法を教えてください!」
サイタマ「いいだろう。だが、辛いぞ?ついてこられるか?」
ジェノス「はい!」
斉木(いよいよ。サイタマの秘密が明かされるのか。ん?何かが高速でこちらに近づいてくる?怪人の集団のようだな)
ジェノス「高速接近反応!来る!」
ドゴォ!!
???「ケッケケケケ!!俺の名は」
メキッ
サイタマ「天井、弁償しろよ」
斉木(頭を潰したら弁償できないけどな)
ジェノス「お願いします!俺は強くなりたいんです!先生のように強くなる方法を教えてください!」
サイタマ「いいだろう。だが、辛いぞ?ついてこられるか?」
ジェノス「はい!」
斉木(いよいよ。サイタマの秘密が明かされるのか。ん?何かが高速でこちらに近づいてくる?怪人の集団のようだな)
ジェノス「高速接近反応!来る!」
ドゴォ!!
???「ケッケケケケ!!俺の名は」
メキッ
サイタマ「天井、弁償しろよ」
斉木(頭を潰したら弁償できないけどな)
32: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 21:36:02.63 ID:0NXtnMBqo
その後襲ってきた怪人集団をフルボッコにしたサイタマはジェノスと共に怪人たちの本拠地、進化の家へ向かった。明日はスーパーの特売日だから急ぎたいんだそうだ
斉木(サイタマが気にしてたスーパーの特売日は今日だってのは、言わなくてもいいか)
斉木(ちなみに言い忘れていたが、僕はジェノスの生命探知に見つからないように割と離れた場所で2人を監視している)
斉木(サイタマが気にしてたスーパーの特売日は今日だってのは、言わなくてもいいか)
斉木(ちなみに言い忘れていたが、僕はジェノスの生命探知に見つからないように割と離れた場所で2人を監視している)
33: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 21:36:39.49 ID:0NXtnMBqo
進化の家前
サイタマ「ここが進化の家か」
ドドゴォ
サイタマ「え?いきなり破壊って、何やってんの?お前?」
ジェノス「これが効率よく一網打尽にできると判断したのですが?」
サイタマ「敵さんも色々準備してただろうに、えげつねぇな」
斉木(お前も似たようなことしてるけどな)
サイタマ「お、地下への入り口発見!」
サイタマ「ここが進化の家か」
ドドゴォ
サイタマ「え?いきなり破壊って、何やってんの?お前?」
ジェノス「これが効率よく一網打尽にできると判断したのですが?」
サイタマ「敵さんも色々準備してただろうに、えげつねぇな」
斉木(お前も似たようなことしてるけどな)
サイタマ「お、地下への入り口発見!」
34: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 21:38:19.99 ID:0NXtnMBqo
その後、奥にいた阿修羅カブトに壁にぶち込まれ現代アートにされてしまったジェノス。その仇を討つため(まだ生きているが)、サイタマと阿修羅カブトの戦いが始まった
科学者(進化の家が作り出した史上最凶の悪魔、阿修羅カブトを相手にあの男、サイタマがどこまでやれるか見せてもらうぞ)
阿修羅カブト「わかる、わかるよ!おめー、つえーな!」
斉木(王道バトル漫画主人公みたいなセリフはいいから早く戦え)
フッ
ジェノス「速い!!」
ゾクッ
サイタマ「あれ?せっかく高速移動したのに来ないのか?」
阿修羅カブト(今、手を出せば殺られていた!俺の直感が大音量で危険信号を発している!)
斉木(なるほど。最高傑作と言うだけあって他の怪人と違い、危機感知能力も高いようだな)
阿修羅カブト「きさまああああ!!それほどの力をどうやって身につけた!!」
サイタマ「いいだろう。教えてやろう。ジェノスもよく聞け!」
斉木(ついに話すのか。強さの秘訣を)
科学者(進化の家が作り出した史上最凶の悪魔、阿修羅カブトを相手にあの男、サイタマがどこまでやれるか見せてもらうぞ)
阿修羅カブト「わかる、わかるよ!おめー、つえーな!」
斉木(王道バトル漫画主人公みたいなセリフはいいから早く戦え)
フッ
ジェノス「速い!!」
ゾクッ
サイタマ「あれ?せっかく高速移動したのに来ないのか?」
阿修羅カブト(今、手を出せば殺られていた!俺の直感が大音量で危険信号を発している!)
斉木(なるほど。最高傑作と言うだけあって他の怪人と違い、危機感知能力も高いようだな)
阿修羅カブト「きさまああああ!!それほどの力をどうやって身につけた!!」
サイタマ「いいだろう。教えてやろう。ジェノスもよく聞け!」
斉木(ついに話すのか。強さの秘訣を)
35: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/14(土) 21:39:05.41 ID:0NXtnMBqo
サイタマ「いいか。大切なのはこのハードなトレーニングを続けられるかどうかだ」
サイタマ「腕立て伏せ100回、上体起こし100回、スクワット100回、ランニング10km、これを毎日やる」
斉木(やはり、それなのか)
サイタマ「そして、きわめつけは」
斉木(お!まだ秘密が!)
サイタマ「精神を鍛えるために夏も冬もエアコンを使わない!」
斉木(・・・・・)
サイタマ「血反吐を吐こうとも腕がプチプチと音を立てようと足が重く動かなくても毎日断行した。そして、変化に気づいたのは一年後だった」
サイタマ「俺はハゲていた。そして、強くなっていた」
サイタマ「つまりハゲるくらい死の物狂いで自分を追い込むのだ。それが強くなる唯一の方法だ」
斉木(・・・・・・・・)
斉木(帰るか)
ちなみに阿修羅カブトはなんかパワーアップしたがサイタマにワンパンで負けた
つづく
サイタマ「腕立て伏せ100回、上体起こし100回、スクワット100回、ランニング10km、これを毎日やる」
斉木(やはり、それなのか)
サイタマ「そして、きわめつけは」
斉木(お!まだ秘密が!)
サイタマ「精神を鍛えるために夏も冬もエアコンを使わない!」
斉木(・・・・・)
サイタマ「血反吐を吐こうとも腕がプチプチと音を立てようと足が重く動かなくても毎日断行した。そして、変化に気づいたのは一年後だった」
サイタマ「俺はハゲていた。そして、強くなっていた」
サイタマ「つまりハゲるくらい死の物狂いで自分を追い込むのだ。それが強くなる唯一の方法だ」
斉木(・・・・・・・・)
斉木(帰るか)
ちなみに阿修羅カブトはなんかパワーアップしたがサイタマにワンパンで負けた
つづく
67: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/15(日) 21:23:45.72 ID:GSnt+tC2o
六撃目 Ψ会!超能力者とヒーロー
斉木(ありとあらゆる能力を持つ僕にとって脅威と呼べるものはないに等しい。今まで出会った中で脅威と言えるのはN(燃堂)とG(ゴキブリ)くらいだ)
斉木(あのサイタマという男は僕以上かもしれない力を持っている。その力の秘密はついにわかなかったが…)
斉木(正義の味方である以上、僕の脅威になることはないだろう。もうこれ以上監視を続ける意味はない。今日で最後にしよう)
斉木(ありとあらゆる能力を持つ僕にとって脅威と呼べるものはないに等しい。今まで出会った中で脅威と言えるのはN(燃堂)とG(ゴキブリ)くらいだ)
斉木(あのサイタマという男は僕以上かもしれない力を持っている。その力の秘密はついにわかなかったが…)
斉木(正義の味方である以上、僕の脅威になることはないだろう。もうこれ以上監視を続ける意味はない。今日で最後にしよう)
69: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/15(日) 21:24:48.11 ID:GSnt+tC2o
テレビ『現在、頭をスキンヘッドにしたテロリストたちがF市を中心に暴れております。皆様、スキンヘッドにはくれぐれも注意してください』
サイタマ「(な!こいつら、俺と被ってるじゃねーか!折角ヒーローやってるのに悪者扱いされちまう!)ぶっ潰す!!」
斉木(また、悪人退治か。ヒーローの鑑だな。まあ、今回は別な理由のようだが…)
???「生体反応を感じない。留守か」
斉木(ジェノスか。今日も懲りずにサイタマに弟子入り志願に来たようだが、一足遅かったな)
ジェノス「仕方がない。出直すか」タタタタタ
斉木&ジェノス「(!?)」
サイタマ「(な!こいつら、俺と被ってるじゃねーか!折角ヒーローやってるのに悪者扱いされちまう!)ぶっ潰す!!」
斉木(また、悪人退治か。ヒーローの鑑だな。まあ、今回は別な理由のようだが…)
???「生体反応を感じない。留守か」
斉木(ジェノスか。今日も懲りずにサイタマに弟子入り志願に来たようだが、一足遅かったな)
ジェノス「仕方がない。出直すか」タタタタタ
斉木&ジェノス「(!?)」
71: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/15(日) 21:28:05.36 ID:GSnt+tC2o
斉木(いきなり、ジェノスの目の前に怪人が… ジェノスより一回り大きい程度だが、どこから現れた?)
ジェノス「何者だ?」
怪人「俺はひとつなぎのあの方マン。伏線回収ができずに打ち切りなった漫画家達の怨念の集合体!!」
怪人「全ての漫画を同じ状況にするために!我々の漫画を読まずに人気作ばかりを読む人間達を滅ぼすために!」
怪人「今!誕生した!まずは貴様から殺してやる!!喰らえ!!時計型麻酔銃!!」
プスッ
ジェノス「俺はサイボーグだ。そんなものはきかない」
ジェノス「何者だ?」
怪人「俺はひとつなぎのあの方マン。伏線回収ができずに打ち切りなった漫画家達の怨念の集合体!!」
怪人「全ての漫画を同じ状況にするために!我々の漫画を読まずに人気作ばかりを読む人間達を滅ぼすために!」
怪人「今!誕生した!まずは貴様から殺してやる!!喰らえ!!時計型麻酔銃!!」
プスッ
ジェノス「俺はサイボーグだ。そんなものはきかない」
72: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/15(日) 21:29:53.92 ID:GSnt+tC2o
しかし、予想に反して互角の戦いが始まった。そして数十分…
怪人「中々やるな!ウォーミングアップで終わらせるつもりだったが、少し俺様の実力を見せてやろう。フン!!」
ジェノス(空気を殴った?)
斉木(空間にヒビが入ったぞ。どこかで見覚えが…)
ドガン
ジェノス「ぐっ!衝撃波!?いや、地震か?」
ドゴン
斉木(ジェノスがまた壁にめり込んだ)
怪人「あはははははは!!見たか!全てを破壊する地震の力を!」
子供「う、うえええん」
怪人「次は貴様だ!!喰らえ!!マグマパンチ!!」
斉木(こいつ本当は人気漫画、好きなんじゃね?)
怪人「中々やるな!ウォーミングアップで終わらせるつもりだったが、少し俺様の実力を見せてやろう。フン!!」
ジェノス(空気を殴った?)
斉木(空間にヒビが入ったぞ。どこかで見覚えが…)
ドガン
ジェノス「ぐっ!衝撃波!?いや、地震か?」
ドゴン
斉木(ジェノスがまた壁にめり込んだ)
怪人「あはははははは!!見たか!全てを破壊する地震の力を!」
子供「う、うえええん」
怪人「次は貴様だ!!喰らえ!!マグマパンチ!!」
斉木(こいつ本当は人気漫画、好きなんじゃね?)
73: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/15(日) 21:30:43.28 ID:GSnt+tC2o
ジェノス(奴が後を向いた。今ならエネルギー波で奴を… )
ジェノス(ダメだ!それでは子供に当たる。かといって俺の物理攻撃では一撃で奴を仕留めるのは無理だ…)
斉木(マインドコントロールで頭の回転が速くしておいて良かった)
ジェノス(仕方ない)
ドン!!
怪人「まだ動けたのか。しかし逃げずに子供を庇うとはな」
ジェノス「逃げ…ろ…」
ジェノス(く、内部の主要な機関が完全に破壊された… 動けん)
子供「うわあああ!!」タタタタタタ
怪人「逃がすと思うかぁ!!」
ピタ
怪人「な!俺の拳を受け止めた!?」
ジェノス(先生…か… いや、違う!?)
怪人「貴様何者だ!?どこから現れた?」
斉木(斉木楠緒、超能力者だ)カッ
ジェノス(ダメだ!それでは子供に当たる。かといって俺の物理攻撃では一撃で奴を仕留めるのは無理だ…)
斉木(マインドコントロールで頭の回転が速くしておいて良かった)
ジェノス(仕方ない)
ドン!!
怪人「まだ動けたのか。しかし逃げずに子供を庇うとはな」
ジェノス「逃げ…ろ…」
ジェノス(く、内部の主要な機関が完全に破壊された… 動けん)
子供「うわあああ!!」タタタタタタ
怪人「逃がすと思うかぁ!!」
ピタ
怪人「な!俺の拳を受け止めた!?」
ジェノス(先生…か… いや、違う!?)
怪人「貴様何者だ!?どこから現れた?」
斉木(斉木楠緒、超能力者だ)カッ
74: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/15(日) 21:32:52.15 ID:GSnt+tC2o
怪人「うぐぎゃあ」
ジェノス(怪人が…消し飛んだ…!?)
斉木(仕方ないさ。もうすぐサイタマがこちらに戻ってくるのはわかっていたが…)
斉木(僕の計算ではあの子供を守るのにはギリギリ間に合わない)
斉木(ジェノスはあの状態だ。僕がやるしかない。だから…)
サイタマ「お前、すげぇな」
斉木(こいつに見つかるのも仕方がないことだ)
つづく
ジェノス(怪人が…消し飛んだ…!?)
斉木(仕方ないさ。もうすぐサイタマがこちらに戻ってくるのはわかっていたが…)
斉木(僕の計算ではあの子供を守るのにはギリギリ間に合わない)
斉木(ジェノスはあの状態だ。僕がやるしかない。だから…)
サイタマ「お前、すげぇな」
斉木(こいつに見つかるのも仕方がないことだ)
つづく
86: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:24:35.14 ID:JREDUb3Uo
七撃目 ヒーロー協会をΨ近まで知らなかったヒーロー
前回のあらすじ バレた
斉木(こんなことなら怪人が現れた瞬間に消すべきだった…)
ジェノス(突然、現れた… こいつ一体何者だ?)
サイタマ「なあ、さっきの怪人消し飛ばした攻撃なんだ?念力的なやつか?」
斉木(サイタマやジェノス相手に記憶消去が効くとは思えないし、全てを話すしかないだろう)
前回のあらすじ バレた
斉木(こんなことなら怪人が現れた瞬間に消すべきだった…)
ジェノス(突然、現れた… こいつ一体何者だ?)
サイタマ「なあ、さっきの怪人消し飛ばした攻撃なんだ?念力的なやつか?」
斉木(サイタマやジェノス相手に記憶消去が効くとは思えないし、全てを話すしかないだろう)
87: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:25:36.29 ID:JREDUb3Uo
サイタマの家
サイタマ&ジェノス「「超能力者!?」
ジェノス「なるほど、俺の体を治したのも、突然現れたのも全てその能力のおかげというわけですね」
サイタマ「ふーん。で、こんな所で何してたんだ?散歩か?怪人退治か?」
斉木(下手に警戒されても面倒だし散歩ということにしておくか)
サイタマ「でもせっかく強いんだし、お前もヒーローやろうぜ」
斉木(いや、僕は目立つことが嫌いだからな。そんなことはしない)
サイタマ「もしかして、強すぎて戦いが嫌になったから目立つのも嫌になったのか?」
斉木(・・・・・・・)
サイタマ「まあいいや。とりあえず、ジェノスに超能力を教えてやってくれよ(ジェノスはこいつに押し付けよう)」
斉木(聞こえてるぞ)
サイタマ&ジェノス「「超能力者!?」
ジェノス「なるほど、俺の体を治したのも、突然現れたのも全てその能力のおかげというわけですね」
サイタマ「ふーん。で、こんな所で何してたんだ?散歩か?怪人退治か?」
斉木(下手に警戒されても面倒だし散歩ということにしておくか)
サイタマ「でもせっかく強いんだし、お前もヒーローやろうぜ」
斉木(いや、僕は目立つことが嫌いだからな。そんなことはしない)
サイタマ「もしかして、強すぎて戦いが嫌になったから目立つのも嫌になったのか?」
斉木(・・・・・・・)
サイタマ「まあいいや。とりあえず、ジェノスに超能力を教えてやってくれよ(ジェノスはこいつに押し付けよう)」
斉木(聞こえてるぞ)
88: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:27:14.73 ID:JREDUb3Uo
ジェノス「目立ちたくないということは怪人を倒したことをヒーロー協会に報告したりはしないんですね?」
斉木(当然だな)
サイタマ「なあ、ヒーロー協会って何?」
ジェノス&斉木「!?」
ジェノス「ご存知ないんですか?」
斉木(そういえばこいつが報告しているところを見たことがないな)
ジェノス「まさか先生がヒーロー名簿に登録していなかったとは…」
斉木(趣味って言ってたしな)
サイタマ「で、なんなんだそれ?」
ヒーロー名簿とは偉大なる原作ワンパンマンの十五撃目を読んでくれ
サイタマ「知らなかった…」
ジェノス「プロのヒーローができたのは3年程前です」
サイタマ「ジェノスは登録してんの?」
ジェノス「いえ俺はいいです」
サイタマ「登録しようぜ。一緒に登録してくれたら弟子にしてやるから」
ジェノス「行きましょう!」
斉木(さて、僕はお暇するか)
ジェノス「そういえばヒーロー協会では登録に来た人には付き添いも含めてコーヒーゼリーを配っているそうです」
斉木(僕も付き添おう)
斉木(当然だな)
サイタマ「なあ、ヒーロー協会って何?」
ジェノス&斉木「!?」
ジェノス「ご存知ないんですか?」
斉木(そういえばこいつが報告しているところを見たことがないな)
ジェノス「まさか先生がヒーロー名簿に登録していなかったとは…」
斉木(趣味って言ってたしな)
サイタマ「で、なんなんだそれ?」
ヒーロー名簿とは偉大なる原作ワンパンマンの十五撃目を読んでくれ
サイタマ「知らなかった…」
ジェノス「プロのヒーローができたのは3年程前です」
サイタマ「ジェノスは登録してんの?」
ジェノス「いえ俺はいいです」
サイタマ「登録しようぜ。一緒に登録してくれたら弟子にしてやるから」
ジェノス「行きましょう!」
斉木(さて、僕はお暇するか)
ジェノス「そういえばヒーロー協会では登録に来た人には付き添いも含めてコーヒーゼリーを配っているそうです」
斉木(僕も付き添おう)
89: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:28:04.84 ID:JREDUb3Uo
ヒーロー協会
斉木(ここか)
サイタマ「東京ドーム見たいだな」
ジェノス「体力テストも行いますからね。ある程度の広さが必要なのでしょう」
サイタマ「あっちが受付かな」
斉木(なぜだろう。聞き覚えのある声がいくつか…)
斉木(ここか)
サイタマ「東京ドーム見たいだな」
ジェノス「体力テストも行いますからね。ある程度の広さが必要なのでしょう」
サイタマ「あっちが受付かな」
斉木(なぜだろう。聞き覚えのある声がいくつか…)
90: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:29:46.62 ID:JREDUb3Uo
受付
係員「申し訳ありません。ヒーローネームはこちらでつけるのでこの紙には本名をお書きください」
???「俺の本名は人間には発音できない。俺を呼ぶ時は漆黒の翼だ。それ以上でもそれ以下でもない」
斉木(なぜお前がここにいるんだ… 海藤…)
海藤「げ!斉木!?」
ジェノス「お知り合いですか?」
斉木(ただのクラスメイトだ)
海藤「こ、これはあれだ。俺は本来孤独に戦う戦士だが、その…ダークリユニオンの情報が、スパイが、あの…」
サイタマ「へえーお前、漆黒の翼って言うのか。強そうな名前だな」
海藤「ん?貴様は?」
サイタマ「サイタマだ。なあ、その腕につけてる包帯はなんだ?」
海藤「これか?これは右手に宿る忌まわしい力を封印しているものだ」
サイタマ「マジかよ!なあ、その力見せてくれよ」
海藤「いや、こんな所で解放してしまっては辺り一体が消し飛んでしまう」
海藤「部分的に解放することもできなくはないが、ダークリユニオンとの戦い以外で使うつもりはない」
サイタマ「ダークリユニオン?」
海藤「人類選別計画によって・・・」
ジェノス「斉木さん。あの少年からエネルギー反応をほぼ感じないのですが。もしやあの封印は俺のセンサーを欺くほどの…」
斉木(気にするな。ただの中二病だ)
係員「申し訳ありません。ヒーローネームはこちらでつけるのでこの紙には本名をお書きください」
???「俺の本名は人間には発音できない。俺を呼ぶ時は漆黒の翼だ。それ以上でもそれ以下でもない」
斉木(なぜお前がここにいるんだ… 海藤…)
海藤「げ!斉木!?」
ジェノス「お知り合いですか?」
斉木(ただのクラスメイトだ)
海藤「こ、これはあれだ。俺は本来孤独に戦う戦士だが、その…ダークリユニオンの情報が、スパイが、あの…」
サイタマ「へえーお前、漆黒の翼って言うのか。強そうな名前だな」
海藤「ん?貴様は?」
サイタマ「サイタマだ。なあ、その腕につけてる包帯はなんだ?」
海藤「これか?これは右手に宿る忌まわしい力を封印しているものだ」
サイタマ「マジかよ!なあ、その力見せてくれよ」
海藤「いや、こんな所で解放してしまっては辺り一体が消し飛んでしまう」
海藤「部分的に解放することもできなくはないが、ダークリユニオンとの戦い以外で使うつもりはない」
サイタマ「ダークリユニオン?」
海藤「人類選別計画によって・・・」
ジェノス「斉木さん。あの少年からエネルギー反応をほぼ感じないのですが。もしやあの封印は俺のセンサーを欺くほどの…」
斉木(気にするな。ただの中二病だ)
91: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:30:37.21 ID:JREDUb3Uo
受付「あの~。早く名簿に名前を書いていただきたいんですが…」
???「何かトラブルかい?」
???「何かトラブルかい?」
92: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:32:00.77 ID:JREDUb3Uo
海藤「は、灰呂!?まさかお前もヒーロー試験を受けにきたのか!?」
灰呂「いや、恥ずかしながら実は僕はもうヒーローなんだ。C級だけどね」
[C級23位 半袖プレイヤー 本名 灰呂杵志]
海藤「なんだと!?」
斉木(それは驚いたな)
灰呂「はは。でも僕だけじゃないさ。確か目良さんもヒーロー協会に登録してたはずだよ」
斉木(バイト感覚か)
灰呂「まあ、彼女は僕より上のB級だけどね」
斉木(まさか、怪人を食ってるんじゃ…)
ジェノス「しかし、ヒーローがここに何のようだ?」
灰呂「ん?斉木君、こちらの方は?」
斉木(ただの知り合いだ)
灰呂「いや、恥ずかしながら実は僕はもうヒーローなんだ。C級だけどね」
[C級23位 半袖プレイヤー 本名 灰呂杵志]
海藤「なんだと!?」
斉木(それは驚いたな)
灰呂「はは。でも僕だけじゃないさ。確か目良さんもヒーロー協会に登録してたはずだよ」
斉木(バイト感覚か)
灰呂「まあ、彼女は僕より上のB級だけどね」
斉木(まさか、怪人を食ってるんじゃ…)
ジェノス「しかし、ヒーローがここに何のようだ?」
灰呂「ん?斉木君、こちらの方は?」
斉木(ただの知り合いだ)
93: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:33:31.79 ID:JREDUb3Uo
灰呂「実はヒーローに推薦したい人がいてね。その案内に来ていたんだ。多分、そろそろ来るはずだよ」
斉木(バイト感覚か)
斉木(しかしこいつが推薦する人物といったら…)
???「お?ここだな」
斉木(やはり、お前だったか。燃堂)
燃堂「お!相棒!チビもいんじゃねーか」
海藤「燃堂、それに窪谷須まで」
窪谷須「あれ?瞬じゃん。お前もヒーロー試験に?」
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ
斉木(まさか、男性レギュラー陣が勢ぞろいするとは… コーヒーゼリーに釣られて来るんじゃなかった…)
サイタマ「友達いっぱいいて楽しそうだな」
斉木(勘弁してくれ)
斉木(バイト感覚か)
斉木(しかしこいつが推薦する人物といったら…)
???「お?ここだな」
斉木(やはり、お前だったか。燃堂)
燃堂「お!相棒!チビもいんじゃねーか」
海藤「燃堂、それに窪谷須まで」
窪谷須「あれ?瞬じゃん。お前もヒーロー試験に?」
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ
斉木(まさか、男性レギュラー陣が勢ぞろいするとは… コーヒーゼリーに釣られて来るんじゃなかった…)
サイタマ「友達いっぱいいて楽しそうだな」
斉木(勘弁してくれ)
94: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:35:08.77 ID:JREDUb3Uo
サイタマ「やっと試験が終わったか」
ジェノス「体力テストも筆記テストもくだらない内容でしたね」
サイタマ「だよな。ヒーロー試験にしては簡単すぎるぜ」
窪谷須「マジかよ。お前らすげーな。俺は筆記が苦手でよ。燃堂はどうだった?やけに自信満々な顔してるが」
燃堂「俺っちには秘策があるからな」
斉木(どうせ鉛筆サイコロだろ)
窪谷須「てか、せっかく皆受けるんだから、斉木も受ければ良かったのによ」
斉木(バイト感覚か)
サイタマ「なあそれより、あいつはほっといていいのか?」
海藤「はぁはぁはぁ…」
サイタマ「おい!瞬。随分疲れてるように見えるけど、封印は解かなかったのか?」
斉木(今はそっとしておいてやれ)
ジェノス「体力テストも筆記テストもくだらない内容でしたね」
サイタマ「だよな。ヒーロー試験にしては簡単すぎるぜ」
窪谷須「マジかよ。お前らすげーな。俺は筆記が苦手でよ。燃堂はどうだった?やけに自信満々な顔してるが」
燃堂「俺っちには秘策があるからな」
斉木(どうせ鉛筆サイコロだろ)
窪谷須「てか、せっかく皆受けるんだから、斉木も受ければ良かったのによ」
斉木(バイト感覚か)
サイタマ「なあそれより、あいつはほっといていいのか?」
海藤「はぁはぁはぁ…」
サイタマ「おい!瞬。随分疲れてるように見えるけど、封印は解かなかったのか?」
斉木(今はそっとしておいてやれ)
95: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:38:20.08 ID:JREDUb3Uo
一時間後 結果発表
ジェノス「100点でした。S級ヒーロー18位に認定すると書いてありますね」
窪谷須「マジかよ!!いきなりS級!?」
灰呂「すごいじゃないか!」
窪谷須「俺はやっぱり筆記が微妙でよ。73点、C級378位だ」
燃堂「お?俺も同じ点だぜ。379位だけどよ」
窪谷須「お前のことだから筆記は0点かと思ったのに」
燃堂「俺っちが本気を出せばこんなもんよ!」
斉木(燃堂父の幽霊がジェノスの答えを覗いて、鉛筆を操っただけだがな)
燃堂父『なんかこいつはほっとけねぇんだよな』
ジェノス「先生はいかがでしたか?」
サイタマ「受かりましたよ。71点、C級最下位の388位ですけどね」
ジェノス「責任者に直訴してきます!」
サイタマ「恥ずかしいからやめて!」
燃堂「お?俺より下だな」
窪谷須「ヒーロー試験にしては簡単、じゃなかったのかよ。ははは」
サイタマ「ああ!もういいんだよ。ヒーローになっちまったら一緒だ!」
斉木(わかるぞ。その屈辱的な気持ち)
ジェノス「100点でした。S級ヒーロー18位に認定すると書いてありますね」
窪谷須「マジかよ!!いきなりS級!?」
灰呂「すごいじゃないか!」
窪谷須「俺はやっぱり筆記が微妙でよ。73点、C級378位だ」
燃堂「お?俺も同じ点だぜ。379位だけどよ」
窪谷須「お前のことだから筆記は0点かと思ったのに」
燃堂「俺っちが本気を出せばこんなもんよ!」
斉木(燃堂父の幽霊がジェノスの答えを覗いて、鉛筆を操っただけだがな)
燃堂父『なんかこいつはほっとけねぇんだよな』
ジェノス「先生はいかがでしたか?」
サイタマ「受かりましたよ。71点、C級最下位の388位ですけどね」
ジェノス「責任者に直訴してきます!」
サイタマ「恥ずかしいからやめて!」
燃堂「お?俺より下だな」
窪谷須「ヒーロー試験にしては簡単、じゃなかったのかよ。ははは」
サイタマ「ああ!もういいんだよ。ヒーローになっちまったら一緒だ!」
斉木(わかるぞ。その屈辱的な気持ち)
96: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:39:00.99 ID:JREDUb3Uo
『ジェノス様、窪谷須様、燃堂様、サイタマ様、16時よりセミナーを行います。第三ホールまで起こしください』
窪谷須「おし!さっさと終わらせようぜ」
燃堂「お?そういやチビが呼ばれてねーぞ」
斉木(触れてやるな。燃堂)
海藤「ふん!俺は孤独な戦士。こんな所に来ること自体が間違いだったのだ」
海藤「そもそもぉこんなテストでぇ俺のぉ力を図れるわけがぁないんだからなぁ」グスッ
斉木(これ以上傷口を抉るのはよせ)
海藤瞬 37点 不合格
つづく
窪谷須「おし!さっさと終わらせようぜ」
燃堂「お?そういやチビが呼ばれてねーぞ」
斉木(触れてやるな。燃堂)
海藤「ふん!俺は孤独な戦士。こんな所に来ること自体が間違いだったのだ」
海藤「そもそもぉこんなテストでぇ俺のぉ力を図れるわけがぁないんだからなぁ」グスッ
斉木(これ以上傷口を抉るのはよせ)
海藤瞬 37点 不合格
つづく
97: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/16(月) 21:39:44.71 ID:JREDUb3Uo
おまけ
点数内訳
サイタマ 体力テスト50点 筆記テスト11点 作文10点
窪谷須亜蓮 体力テスト48点 筆記テスト5点 作文20点
コメント 文章は下手。ただし任侠的な熱い正義の考え方に心を打たれました。
燃堂力 体力テスト48点 筆記テスト25点 作文0点
コメント 作文と筆記の落差から不正が疑われましたが、唯一の満点ジェノス君から席が離れていたので不問とします。
海藤瞬 体力テスト17点(内10点は長座体前屈) 筆記テスト20点 作文0点
コメント なぜヒーローになろうと思ったか不思議なくらいの運動神経です。作文の内容も意味不明でした。真面目にやりましょう。
点数内訳
サイタマ 体力テスト50点 筆記テスト11点 作文10点
窪谷須亜蓮 体力テスト48点 筆記テスト5点 作文20点
コメント 文章は下手。ただし任侠的な熱い正義の考え方に心を打たれました。
燃堂力 体力テスト48点 筆記テスト25点 作文0点
コメント 作文と筆記の落差から不正が疑われましたが、唯一の満点ジェノス君から席が離れていたので不問とします。
海藤瞬 体力テスト17点(内10点は長座体前屈) 筆記テスト20点 作文0点
コメント なぜヒーローになろうと思ったか不思議なくらいの運動神経です。作文の内容も意味不明でした。真面目にやりましょう。
126: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/19(木) 20:12:27.95 ID:sRMN/cLAo
八撃目 Ψ害対策もヒーローのお仕事
斉木(ヒーロー達との出会いから数日、僕はやっといつもの日常を取り戻した)
斉木(いや、むしろ面倒な連中がヒーロー活動に躍起になってくれているので前より平和かもしれない)
斉木(ありがとうヒーロー、ありがとうヒーロー協会)
斉木(ぐっ!急に頭痛が…)
巨大隕石ドーン
サイタマワンパンでドーン
ニュース『隕石の衝突は避けられましたが、破壊された隕石の破片が町全体に大きな爪あとを残す結果になりました』
斉木(はぁ。休めるのは数日だけだったか)
斉木(ヒーロー達との出会いから数日、僕はやっといつもの日常を取り戻した)
斉木(いや、むしろ面倒な連中がヒーロー活動に躍起になってくれているので前より平和かもしれない)
斉木(ありがとうヒーロー、ありがとうヒーロー協会)
斉木(ぐっ!急に頭痛が…)
巨大隕石ドーン
サイタマワンパンでドーン
ニュース『隕石の衝突は避けられましたが、破壊された隕石の破片が町全体に大きな爪あとを残す結果になりました』
斉木(はぁ。休めるのは数日だけだったか)
127: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/19(木) 20:14:07.98 ID:sRMN/cLAo
Z市
斉木(ここか。ジェノスも来ているようだな。それともう一人いるが…誰だ?)
ジェノス(生体反応はあるが姿は見えない… 斉木さんか?)
斉木(気づかれたか。まあこいつは僕の知り合いの中で唯一と言っていい常識人だ。少し、情報収集するか)
斉木(ジェノス。今お前の頭の中に直接話しかけてる)
ジェノス(テレパシーですね)
斉木(その一緒にいるおじいちゃんは誰だ?)
ジェノス(S級3位 シルバーファング バングです。ヒーロー協会は隕石破壊のためにS級に招集をかけたんです)
斉木(それにしては来てる人数が少ないようだが…)
ジェノス(S級ヒーローはアレな人材が多いらしく、ほとんどが来なかったようです)
斉木(それに今来てる隕石はそのシルバーファングが諦めるほどのもののようだし、それ以下のヒーローが来なくても不思議じゃないな)
ジェノス(とりあえず、俺が破壊しに行きます)ビューン
斉木(僕の予知では隕石を破壊してるのはサイタマだった。つまり…)
斉木(ここか。ジェノスも来ているようだな。それともう一人いるが…誰だ?)
ジェノス(生体反応はあるが姿は見えない… 斉木さんか?)
斉木(気づかれたか。まあこいつは僕の知り合いの中で唯一と言っていい常識人だ。少し、情報収集するか)
斉木(ジェノス。今お前の頭の中に直接話しかけてる)
ジェノス(テレパシーですね)
斉木(その一緒にいるおじいちゃんは誰だ?)
ジェノス(S級3位 シルバーファング バングです。ヒーロー協会は隕石破壊のためにS級に招集をかけたんです)
斉木(それにしては来てる人数が少ないようだが…)
ジェノス(S級ヒーローはアレな人材が多いらしく、ほとんどが来なかったようです)
斉木(それに今来てる隕石はそのシルバーファングが諦めるほどのもののようだし、それ以下のヒーローが来なくても不思議じゃないな)
ジェノス(とりあえず、俺が破壊しに行きます)ビューン
斉木(僕の予知では隕石を破壊してるのはサイタマだった。つまり…)
128: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/19(木) 20:15:05.18 ID:sRMN/cLAo
数分後
ジェノス「ぐああああ!!破壊できるものじゃない。ここが俺の墓場か」
サイタマ「あとは俺に任せろ」
サイタマ「街中に落ちてんじぇねぇ!!」バガッ
バング「隕石を砕きおった!!」
サイタマ「一件落着だな」
斉木(そんなわけないだろ!)
バング「まずい!破片が街に!」
バング「ジェノス動くな。せめて君だけは守っちゃる」キリッ
ピタッ
ジェノス&バング「!?」
バング「破片が空中で止まった…!?」
サイタマ(前にもこんなことがあったような)
ジェノス「ぐああああ!!破壊できるものじゃない。ここが俺の墓場か」
サイタマ「あとは俺に任せろ」
サイタマ「街中に落ちてんじぇねぇ!!」バガッ
バング「隕石を砕きおった!!」
サイタマ「一件落着だな」
斉木(そんなわけないだろ!)
バング「まずい!破片が街に!」
バング「ジェノス動くな。せめて君だけは守っちゃる」キリッ
ピタッ
ジェノス&バング「!?」
バング「破片が空中で止まった…!?」
サイタマ(前にもこんなことがあったような)
129: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/19(木) 20:15:39.26 ID:sRMN/cLAo
バング「超能力の類じゃな。まさか、タツマキが近くに…!?」
ジェノス(違う。間違いなくこれは斉木さんだ。これほどの破片を一人で止めてしまうとは…)
ジェノス(しかし、目立つことを嫌うというのなら俺は何も言わない)
斉木(やはりジェノスはわかっているようだな)
バング(守っちゃる!…か。はずいわい)
斉木(なんかごめん)
ジェノス(違う。間違いなくこれは斉木さんだ。これほどの破片を一人で止めてしまうとは…)
ジェノス(しかし、目立つことを嫌うというのなら俺は何も言わない)
斉木(やはりジェノスはわかっているようだな)
バング(守っちゃる!…か。はずいわい)
斉木(なんかごめん)
130: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/19(木) 20:16:16.36 ID:sRMN/cLAo
サイタマ家
ジェノス「前回の隕石破壊で先生や俺の順位が上がりました。俺が18位→17位に、先生がC級342位→B級33位に上がってます」
サイタマ「B級33位!?C級じゃなくて!?」
サイタマ「いくらなんでも上がりすぎだろ」
ジェノス「いえ。むしろS級上位に上がってもおかしくない活躍でしたよ」
ジェノス「恐らく協会側が俺やメタルナイト、タツマキの役割が大きいと勝手に判断したのでしょう」
サイタマ「へーあの程度でそんなに上がるのか」
ジェノス「前回の隕石破壊で先生や俺の順位が上がりました。俺が18位→17位に、先生がC級342位→B級33位に上がってます」
サイタマ「B級33位!?C級じゃなくて!?」
サイタマ「いくらなんでも上がりすぎだろ」
ジェノス「いえ。むしろS級上位に上がってもおかしくない活躍でしたよ」
ジェノス「恐らく協会側が俺やメタルナイト、タツマキの役割が大きいと勝手に判断したのでしょう」
サイタマ「へーあの程度でそんなに上がるのか」
132: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/19(木) 20:17:56.98 ID:sRMN/cLAo
斉木家
斉木(どうやら僕の手柄はタツマキとかいう超能力者の手柄として報道されたようだな)
斉木(しかし、ジェノスの話ではS級には曲者が多いらしい)
斉木(今まではどうでもいいと無視していたがヒーロー名簿とやらに目を通してみるか)
斉木(ほう、燃堂たちもサイタマも順調に順位を上げてるようだな)
斉木(!?)
斉木(なぜこの人がS級に!?)
つづく
斉木(どうやら僕の手柄はタツマキとかいう超能力者の手柄として報道されたようだな)
斉木(しかし、ジェノスの話ではS級には曲者が多いらしい)
斉木(今まではどうでもいいと無視していたがヒーロー名簿とやらに目を通してみるか)
斉木(ほう、燃堂たちもサイタマも順調に順位を上げてるようだな)
斉木(!?)
斉木(なぜこの人がS級に!?)
つづく
160: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:49:36.43 ID:a9r3Ve6Eo
九撃目 光Ψ陸離
???「ぎゃははははは!!両生類を愛するあまり両生類に変異したシタビローン様の登場だ!!」
一般人「やばい!!怪人だ!逃げろ!」
シタビローン「そこの女!こっちを向けい!舐めましてやる!!」
???「え?」クル
シタビローン「お前をおっ…ふ…!?」
シタビローン(なんだ?こんな美しい女、いや女性は…見た事がない。想像すらしたことない)
???「何か御用ですか?」
シタビローン「いや…その…」
???「もしかして、怪人さん?」
シタビローン「い、いえその…じっ実は舌を自在に操る能力を手に入れたので、この力を生かしてヒーローを目指そうと思いましてね」キリッ
シタビローン「ヒーロー協会の場所を教えていただこうかと」キリッ
???「でしたら…」
???「ぎゃははははは!!両生類を愛するあまり両生類に変異したシタビローン様の登場だ!!」
一般人「やばい!!怪人だ!逃げろ!」
シタビローン「そこの女!こっちを向けい!舐めましてやる!!」
???「え?」クル
シタビローン「お前をおっ…ふ…!?」
シタビローン(なんだ?こんな美しい女、いや女性は…見た事がない。想像すらしたことない)
???「何か御用ですか?」
シタビローン「いや…その…」
???「もしかして、怪人さん?」
シタビローン「い、いえその…じっ実は舌を自在に操る能力を手に入れたので、この力を生かしてヒーローを目指そうと思いましてね」キリッ
シタビローン「ヒーロー協会の場所を教えていただこうかと」キリッ
???「でしたら…」
161: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:50:45.12 ID:a9r3Ve6Eo
???「それじゃあ。ヒーロー、がんばってください。応援してます」
シタビローン「はい!」キリッ
一般人「すごいぞ!あの可愛い子。怪人を改心させちまった」
一般人「あの美貌、やさしさ。間違いない!彼女は照橋さんだ!」
[S級8位 照橋さん 本名 照橋心美]
「おっふ…」「おっふ…」「おっふ…」
照橋(まったく今の怪人、キモいわね~。しかもあいつのせいで目立っちゃったじゃない。まあ、私はどこにいても目立っちゃうけどね)
シタビローン「はい!」キリッ
一般人「すごいぞ!あの可愛い子。怪人を改心させちまった」
一般人「あの美貌、やさしさ。間違いない!彼女は照橋さんだ!」
[S級8位 照橋さん 本名 照橋心美]
「おっふ…」「おっふ…」「おっふ…」
照橋(まったく今の怪人、キモいわね~。しかもあいつのせいで目立っちゃったじゃない。まあ、私はどこにいても目立っちゃうけどね)
162: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:51:42.61 ID:a9r3Ve6Eo
少し離れた所
ジェノス「あれが照橋さんか…」
サイタマ「誰?」
ジェノス「S級8位のヒーロー?です。自身の美しさにより怪人の悪の心を浄化させる戦法?を取り、対人間由来の怪人では圧倒的戦歴を誇るという話です」
ジェノス「ただ、メディアへの露出を拒むのでヒーロー名簿には名前のみしか登録されておらず、俺も顔を見るのは初めてです」
サイタマ「へ~。でも照橋さんか、変なヒーローネームだな」
ジェノス「いえ、照橋というのは本名だそうです。」
ジェノス「ヒーロー協会は当然、彼女にもヒーローネームをつけようとしていました」
ジェノス「クイーン、ゴッデス、ビューティーなど様々な案が考えられたものの、前者はキングと対みたいでむかつくという理由で却下」
ジェノス「その他の案も彼女の前では全て色あせてしまうということでそのまま本名になったそうです」
サイタマ「ふ~ん」
ジェノス「あれが照橋さんか…」
サイタマ「誰?」
ジェノス「S級8位のヒーロー?です。自身の美しさにより怪人の悪の心を浄化させる戦法?を取り、対人間由来の怪人では圧倒的戦歴を誇るという話です」
ジェノス「ただ、メディアへの露出を拒むのでヒーロー名簿には名前のみしか登録されておらず、俺も顔を見るのは初めてです」
サイタマ「へ~。でも照橋さんか、変なヒーローネームだな」
ジェノス「いえ、照橋というのは本名だそうです。」
ジェノス「ヒーロー協会は当然、彼女にもヒーローネームをつけようとしていました」
ジェノス「クイーン、ゴッデス、ビューティーなど様々な案が考えられたものの、前者はキングと対みたいでむかつくという理由で却下」
ジェノス「その他の案も彼女の前では全て色あせてしまうということでそのまま本名になったそうです」
サイタマ「ふ~ん」
163: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:53:04.39 ID:a9r3Ve6Eo
別の少し離れた所
斉木(衝撃の事実が発覚した矢先に本人に出会ってしまったか。幸い、まだ気づいていないからここを離れ…)
燃堂「お~い!照橋さん!!」
斉木(・・・・・)
照橋「え?(やった!斉木じゃない)」
窪谷須「バカ!迷惑だろ」
海藤「彼女のプライベートを邪魔すんじゃねぇ!」
斉木(久々にこいつらに連れまわされ、照橋さんとも遭遇か。なんでこういう時だけ予知が働かないんだ…)
斉木(衝撃の事実が発覚した矢先に本人に出会ってしまったか。幸い、まだ気づいていないからここを離れ…)
燃堂「お~い!照橋さん!!」
斉木(・・・・・)
照橋「え?(やった!斉木じゃない)」
窪谷須「バカ!迷惑だろ」
海藤「彼女のプライベートを邪魔すんじゃねぇ!」
斉木(久々にこいつらに連れまわされ、照橋さんとも遭遇か。なんでこういう時だけ予知が働かないんだ…)
164: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:53:40.33 ID:a9r3Ve6Eo
照橋「皆、今日はどうしたの?」
海藤「ええ。皆で図書館でも行こうかと」
斉木(ゲーセンじゃないのか?)
窪谷須「でもさすがS級っすね。あっさり怪人を退けるとは」
照橋「え?ただ道案内をしてただけよ」
ワイワイガヤガヤ
斉木(以前、灰呂がクラスメイトにヒーローがいることを告げたとき、照橋さんのことは言わなかった)
斉木(恐らく、うちの学校では照橋さんがS級ヒーローであるというのは燃堂がバカであるというのと同じくらい周知の事実なのだ)
海藤「ええ。皆で図書館でも行こうかと」
斉木(ゲーセンじゃないのか?)
窪谷須「でもさすがS級っすね。あっさり怪人を退けるとは」
照橋「え?ただ道案内をしてただけよ」
ワイワイガヤガヤ
斉木(以前、灰呂がクラスメイトにヒーローがいることを告げたとき、照橋さんのことは言わなかった)
斉木(恐らく、うちの学校では照橋さんがS級ヒーローであるというのは燃堂がバカであるというのと同じくらい周知の事実なのだ)
165: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:54:21.63 ID:a9r3Ve6Eo
ドーン!!
照橋さんの前に突如飛来する巨大ロボット
照橋「きゃっ!」
???「我はウルトラマシーンコーディネーター!この街を破壊する!」
燃堂「お?うんこ?」
海藤「なんで!そこだけ聞き取れてんだよ!」
窪谷須「とりあえず!戦うぞ!照橋さんを守るんだ!」
燃堂「おう」
斉木(やめとけ。一般人よりかなり強い程度のC級200位代のお前らにあの巨大ロボットの相手は無理だ)
窪谷須「でもこのまま逃げるわけにはいかねーだろ」
照橋さんの前に突如飛来する巨大ロボット
照橋「きゃっ!」
???「我はウルトラマシーンコーディネーター!この街を破壊する!」
燃堂「お?うんこ?」
海藤「なんで!そこだけ聞き取れてんだよ!」
窪谷須「とりあえず!戦うぞ!照橋さんを守るんだ!」
燃堂「おう」
斉木(やめとけ。一般人よりかなり強い程度のC級200位代のお前らにあの巨大ロボットの相手は無理だ)
窪谷須「でもこのまま逃げるわけにはいかねーだろ」
166: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:55:25.33 ID:a9r3Ve6Eo
サイタマ「おいおい。まずいんじゃねぇか…!美貌とやらもロボットには効かないだろうし」
ジェノス「いえ、問題ないでしょう」
タタタタタタ
「「「照橋さんに手出しする奴は私たちが許さん!!」」」
[A級7位 テジナーマン]
[A級6位 ブルーファイア]
[A級5位 重戦車フンドシ]
[A級22位 ユーモアフェイス(元怪人 ブサイク総理大臣)]
[A級23位 善良役員(元怪人 脱税王)]
[A級12位 ジーニアスライター(元怪人 酷評SS)]
サイタマ「あいつら誰?」
ジェノス「あれは照橋心美ファンクラブ、通称ここみんズに所属するヒーローです」
ジェノス「彼らはA級ですが、B級、C級にも彼女のファンは数多くいて、彼女が苦手とする機械系怪人が現れた際に駆けつけ、代わりに戦うとか」
サイタマ「ストーカーかな」
ジェノス「いえ、問題ないでしょう」
タタタタタタ
「「「照橋さんに手出しする奴は私たちが許さん!!」」」
[A級7位 テジナーマン]
[A級6位 ブルーファイア]
[A級5位 重戦車フンドシ]
[A級22位 ユーモアフェイス(元怪人 ブサイク総理大臣)]
[A級23位 善良役員(元怪人 脱税王)]
[A級12位 ジーニアスライター(元怪人 酷評SS)]
サイタマ「あいつら誰?」
ジェノス「あれは照橋心美ファンクラブ、通称ここみんズに所属するヒーローです」
ジェノス「彼らはA級ですが、B級、C級にも彼女のファンは数多くいて、彼女が苦手とする機械系怪人が現れた際に駆けつけ、代わりに戦うとか」
サイタマ「ストーカーかな」
167: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:55:52.85 ID:a9r3Ve6Eo
フンドシ「C級のお前らは照橋さんの護衛をしていろ」
ブルーファイア「皆、いくぞ!!」
ドドドドドドドドドドド
ブルーファイア「皆、いくぞ!!」
ドドドドドドドドドドド
168: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:57:24.41 ID:a9r3Ve6Eo
うんこ「ぐわああああああああああ!!」ドカーン
窪谷須「やっぱり俺らとは全然違うな」
ブルーファイア「おい。照橋さんと一緒にいるあのヘアピン眼鏡ってまさか」コショコショ
善良役員「ああ。間違いない。ここみんズ災害レベル神の最重要警戒人物斉木楠緒だ」コショコショ
斉木(まさか、僕が本当に災害レベル神の力を持っているとは思ってもいないだろうな)
ユーモアフェイス「どさくさでブチのめすべきだったか?」コショコショ
テジナーマン「バカを言うな。最低でも友人以上であるショボ眼鏡が死んだら照橋さんの笑顔が失われてしまう」コショコショ
ジーニアスライター「例えクソ眼鏡でも照橋さんの笑顔のためなら守る!それが我々の使命!」ゴニョゴニョ
テジナーマン「ふう。お怪我はないですか?」
照橋「大丈夫です。ありがとうございます!おかげで助かりました!窪谷須君たちも私を守ってくれてありがとう」パァー
ヒーロー達「おっふ…!」
フンドシ「は!ヒッ、ヒーローとして当然のことをしたまでですよ。それでは」
タタタタタタ
フンドシ「お前ら、わかってるな」
コクッ
A級(((ここみんズの手柄は全て照橋さんのものだ)))
窪谷須「やっぱり俺らとは全然違うな」
ブルーファイア「おい。照橋さんと一緒にいるあのヘアピン眼鏡ってまさか」コショコショ
善良役員「ああ。間違いない。ここみんズ災害レベル神の最重要警戒人物斉木楠緒だ」コショコショ
斉木(まさか、僕が本当に災害レベル神の力を持っているとは思ってもいないだろうな)
ユーモアフェイス「どさくさでブチのめすべきだったか?」コショコショ
テジナーマン「バカを言うな。最低でも友人以上であるショボ眼鏡が死んだら照橋さんの笑顔が失われてしまう」コショコショ
ジーニアスライター「例えクソ眼鏡でも照橋さんの笑顔のためなら守る!それが我々の使命!」ゴニョゴニョ
テジナーマン「ふう。お怪我はないですか?」
照橋「大丈夫です。ありがとうございます!おかげで助かりました!窪谷須君たちも私を守ってくれてありがとう」パァー
ヒーロー達「おっふ…!」
フンドシ「は!ヒッ、ヒーローとして当然のことをしたまでですよ。それでは」
タタタタタタ
フンドシ「お前ら、わかってるな」
コクッ
A級(((ここみんズの手柄は全て照橋さんのものだ)))
169: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 19:57:56.68 ID:a9r3Ve6Eo
サイタマ「ヒーローにも色んなのがいるんだな」
ジェノス「ええ。しかし、怪人と戦わずしてS級ヒーローの座についたのは彼女だけでしょうね」
???「へっくしょん!風邪でも引いたかなぁ。まあいいや早く帰ってゲームしよう」
つづく
ジェノス「ええ。しかし、怪人と戦わずしてS級ヒーローの座についたのは彼女だけでしょうね」
???「へっくしょん!風邪でも引いたかなぁ。まあいいや早く帰ってゲームしよう」
つづく
175: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 21:00:25.11 ID:a9r3Ve6Eo
九撃目 Ψキック姉妹
[B級1位 地獄のフブキ]
フブキ「サイタマの話では私以上の超能力者が姉以外にもいるそうだわ!すぐにここ数週間でサイタマが出会った人物を洗いなさい!」
[B級2位 マツゲ][B級3位 山猿]
マツゲ&山猿「はい!フブキ様」
マツゲ「最近、サイタマと親しくなった人物のリストです。どれが該当する人物かはわかりませんが…」
フブキ「これだけ絞れば十分よ。全員に会いにいきましょう」
山猿「しかし、正体を現すでしょうか?」
フブキ「とりあえず会って怪しいと思ったら家でも破壊すればいいわ。そうすれば嫌でも能力を使うはずよ」
山猿&マツゲ「了解しました!」
斉木(な!)パチッ
斉木(今のは夢か…!?いや、予知だ。また面倒なことになりそうだな。とりあえずサイタマの所にいくか)
[B級1位 地獄のフブキ]
フブキ「サイタマの話では私以上の超能力者が姉以外にもいるそうだわ!すぐにここ数週間でサイタマが出会った人物を洗いなさい!」
[B級2位 マツゲ][B級3位 山猿]
マツゲ&山猿「はい!フブキ様」
マツゲ「最近、サイタマと親しくなった人物のリストです。どれが該当する人物かはわかりませんが…」
フブキ「これだけ絞れば十分よ。全員に会いにいきましょう」
山猿「しかし、正体を現すでしょうか?」
フブキ「とりあえず会って怪しいと思ったら家でも破壊すればいいわ。そうすれば嫌でも能力を使うはずよ」
山猿&マツゲ「了解しました!」
斉木(な!)パチッ
斉木(今のは夢か…!?いや、予知だ。また面倒なことになりそうだな。とりあえずサイタマの所にいくか)
176: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 21:01:03.06 ID:a9r3Ve6Eo
道中
斉木(ん?この声は)
フブキ『集まったわね。これからターゲットのアジトに乗り込む』
斉木(もうサイタマの元に向かっているのか)
斉木(下手にあの女を瞬間移動や高速移動で追い抜いたりしたら、エスパー同士感知されたりするかもしれない)
斉木(仕方ない。少し遠回りをして反対方向からテレパシーでサイタマに接触しよう。)
斉木(ん?この声は)
フブキ『集まったわね。これからターゲットのアジトに乗り込む』
斉木(もうサイタマの元に向かっているのか)
斉木(下手にあの女を瞬間移動や高速移動で追い抜いたりしたら、エスパー同士感知されたりするかもしれない)
斉木(仕方ない。少し遠回りをして反対方向からテレパシーでサイタマに接触しよう。)
177: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 21:02:10.27 ID:a9r3Ve6Eo
斉木(ふう。道中の半魚人っぽい集団をぶっ飛ばしたら遅くなってしまった)
斉木(ん?)
フブキ「あなた、私の邪魔をしようと言うのね」
斉木(まずい!もう戦いが始まっている!)
ズズズズズズズ
サイタマ「これ、超能力か?」
フブキ「そうよ。あまり驚かないのね」
サイタマ「だ、斉木(待て!!何も喋るな)
サイタマ(斉木…だっけ?なんだよ、急に?)
斉木(お前、さっき僕の事を喋ろうとしたな)
サイタマ(してねーよ。お前が正体を隠したがってることくらいわかってるよ)
サイタマ(最近、もっとすげーのを見たぜとか言いそうになったけど)
斉木(それでも十分アウトだ。絶対に僕の存在を悟られないようにするんだ。いいな)
サイタマ(わかったよ)
フブキ「さっきから何をボーっとしているの?想像以上の能力を前に体が動かないとかかしら?」
斉木(よし!フブキも僕の存在には気づいていないようだ。これで一見落着…)
???「ねぇ?そこの眼鏡。あんたこんな所で寄り目で何してんの?」
斉木「!?」
斉木(ん?)
フブキ「あなた、私の邪魔をしようと言うのね」
斉木(まずい!もう戦いが始まっている!)
ズズズズズズズ
サイタマ「これ、超能力か?」
フブキ「そうよ。あまり驚かないのね」
サイタマ「だ、斉木(待て!!何も喋るな)
サイタマ(斉木…だっけ?なんだよ、急に?)
斉木(お前、さっき僕の事を喋ろうとしたな)
サイタマ(してねーよ。お前が正体を隠したがってることくらいわかってるよ)
サイタマ(最近、もっとすげーのを見たぜとか言いそうになったけど)
斉木(それでも十分アウトだ。絶対に僕の存在を悟られないようにするんだ。いいな)
サイタマ(わかったよ)
フブキ「さっきから何をボーっとしているの?想像以上の能力を前に体が動かないとかかしら?」
斉木(よし!フブキも僕の存在には気づいていないようだ。これで一見落着…)
???「ねぇ?そこの眼鏡。あんたこんな所で寄り目で何してんの?」
斉木「!?」
178: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 21:07:21.40 ID:a9r3Ve6Eo
斉木(こいつは…S級2位のタツマキ!?油断した!まさか、姉のほうに遭遇するとは!)
斉木(だが焦る必要はない。現状こいつは僕を寄り目で突っ立てるヘン夕イ程度にしか思っていないはず)
タツマキ「なんか、超能力の気配を感じるけどもしかしてあんたも能力者?」
斉木(・・・・・・・)クルッダダダダダダダダ
タツマキ「はぁ?何逃げてんのよ!?」ピューン
斉木(だが焦る必要はない。現状こいつは僕を寄り目で突っ立てるヘン夕イ程度にしか思っていないはず)
タツマキ「なんか、超能力の気配を感じるけどもしかしてあんたも能力者?」
斉木(・・・・・・・)クルッダダダダダダダダ
タツマキ「はぁ?何逃げてんのよ!?」ピューン
179: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 21:08:25.43 ID:a9r3Ve6Eo
斉木(追ってきたか。妹に用があってここに来たのだろうから、逃げれば諦めると踏んだが、好奇心を優先したようだな)
斉木(ん?しめた!)
ズドドドン!!
タツマキ「地面から怪獣が飛び出してきた?」
[巨大怪獣 ニセゴジラモドキ 災害レベル 竜]
斉木(こいつとタツマキを戦わせて、その間に逃げよう)
斉木(ん?しめた!)
ズドドドン!!
タツマキ「地面から怪獣が飛び出してきた?」
[巨大怪獣 ニセゴジラモドキ 災害レベル 竜]
斉木(こいつとタツマキを戦わせて、その間に逃げよう)
180: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 21:09:15.39 ID:a9r3Ve6Eo
タツマキ「まったくこんな時に… そうだ!そこの眼鏡、あんたが戦いなさいよ」
斉木(何を仰ってるんですか?)
タツマキ「あんたの能力を確認するには丁度いいでしょ」
斉木(僕が能力もないただのヘン夕イだったらどうするんだ)
タツマキ「死にそうになったら助けてあげるから存分に戦いなさい」
斉木(戦いやすいように人のいない荒野や岩場に移動したみたいに言うな)
斉木(まあ正確には作者が書きやすいように…だがな)
斉木(しかたない!)キッ
斉木(何を仰ってるんですか?)
タツマキ「あんたの能力を確認するには丁度いいでしょ」
斉木(僕が能力もないただのヘン夕イだったらどうするんだ)
タツマキ「死にそうになったら助けてあげるから存分に戦いなさい」
斉木(戦いやすいように人のいない荒野や岩場に移動したみたいに言うな)
斉木(まあ正確には作者が書きやすいように…だがな)
斉木(しかたない!)キッ
181: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 21:10:14.50 ID:a9r3Ve6Eo
パコ
タツマキ「はぁ何あれ?もしかして念力のつもり?あれじゃ息を吹きかけたのと変わらないじゃない。もういいわ」
斉木(これでいいんだ。能力者なのがバレたなら、せめて奴が興味を示さないほどの雑魚になってしまえばいい)
タツマキ「あんたみたいな赤ん坊が怪人にボコられるのを見ても悲しいだけね。私がやるわ」
ギッ
グチャッ
斉木(なんて威力のテレキネシスだ。一瞬であの巨大怪獣を捻じ切ってしまった)
斉木(サイタマ以外にもこんな奴がいるとは。単純な念力なら制御装置をつけた僕より上かもしれない)
タツマキ「そこのあんた、そんな半端な超能力じゃ早死にするだけよ。一般人の振りでもしとくことね」
斉木(うん、そうしたいからもう絡まないでくれ)
タツマキ「はぁ何あれ?もしかして念力のつもり?あれじゃ息を吹きかけたのと変わらないじゃない。もういいわ」
斉木(これでいいんだ。能力者なのがバレたなら、せめて奴が興味を示さないほどの雑魚になってしまえばいい)
タツマキ「あんたみたいな赤ん坊が怪人にボコられるのを見ても悲しいだけね。私がやるわ」
ギッ
グチャッ
斉木(なんて威力のテレキネシスだ。一瞬であの巨大怪獣を捻じ切ってしまった)
斉木(サイタマ以外にもこんな奴がいるとは。単純な念力なら制御装置をつけた僕より上かもしれない)
タツマキ「そこのあんた、そんな半端な超能力じゃ早死にするだけよ。一般人の振りでもしとくことね」
斉木(うん、そうしたいからもう絡まないでくれ)
183: ◆zuGQQ/lbZc 2015/11/26(木) 21:11:09.47 ID:a9r3Ve6Eo
数日後
斉木(あれからタツマキもフブキも来ないということはどちらも僕に興味を示すことはなかったということだな)
斉木(まったく厄介な姉妹だった)
母「くーちゃん、電話よ」
斉木(僕に電話だと?誰だ?)
???『俺です。ジェノスです』
斉木(何か用か?)
ジェノス『以前、s級に召集がかかるようなら知らせてくれと仰ってましたよね?』
斉木(ああ。隕石のような自体になったら僕の力が必要になるかもしれないしな)
ジェノス『召集がかかりました。それもほぼ強制召集です』
ジェノス『内容はわかりませんが、おそらく例の隕石以上の脅威が差し迫っているのかと』
斉木(わかった。連絡感謝する)プツ
斉木(はぁ。確かに以前はそう言ったがS級があんな面子だとわかってしまうとな。というかタツマキがいれば僕は必要ないだろう)
斉木(う!頭痛が…)
ニュース『大変なことになりました。A市が壊滅しました!』
斉木(このタイミングでこんな予知を見るということは僕が関わらなければA市が壊滅するということか…)
斉木(仕方ない。これで最後だ!)
つづく
斉木(あれからタツマキもフブキも来ないということはどちらも僕に興味を示すことはなかったということだな)
斉木(まったく厄介な姉妹だった)
母「くーちゃん、電話よ」
斉木(僕に電話だと?誰だ?)
???『俺です。ジェノスです』
斉木(何か用か?)
ジェノス『以前、s級に召集がかかるようなら知らせてくれと仰ってましたよね?』
斉木(ああ。隕石のような自体になったら僕の力が必要になるかもしれないしな)
ジェノス『召集がかかりました。それもほぼ強制召集です』
ジェノス『内容はわかりませんが、おそらく例の隕石以上の脅威が差し迫っているのかと』
斉木(わかった。連絡感謝する)プツ
斉木(はぁ。確かに以前はそう言ったがS級があんな面子だとわかってしまうとな。というかタツマキがいれば僕は必要ないだろう)
斉木(う!頭痛が…)
ニュース『大変なことになりました。A市が壊滅しました!』
斉木(このタイミングでこんな予知を見るということは僕が関わらなければA市が壊滅するということか…)
斉木(仕方ない。これで最後だ!)
つづく
198: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:38:04.71 ID:YQW7WDN1o
Ψ終撃 斉木とサイタマ
斉木(S級の召集、A市壊滅、その事実を知った僕はヒーロー協会本部を訪れていた)
斉木(もっとも、僕がいるのはそのビルの200m上空だがな)
斉木(ここで透明になっていればさすがに誰にも見つからないだろう)
斉木(S級の召集、A市壊滅、その事実を知った僕はヒーロー協会本部を訪れていた)
斉木(もっとも、僕がいるのはそのビルの200m上空だがな)
斉木(ここで透明になっていればさすがに誰にも見つからないだろう)
199: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:39:00.38 ID:YQW7WDN1o
本部
[S級18位 ぷりぷりプリズナー]
プリズナー(あれがジェノスちゃん。噂通りのイケメンだ)
斉木(初めて見た時は燃堂かと思った)
[S級17位 ジェノス]
斉木(今度は壁にめり込まないといいな)
[S級18位 ぷりぷりプリズナー]
プリズナー(あれがジェノスちゃん。噂通りのイケメンだ)
斉木(初めて見た時は燃堂かと思った)
[S級17位 ジェノス]
斉木(今度は壁にめり込まないといいな)
200: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:39:46.78 ID:YQW7WDN1o
[S級16位 金属バット]
バット「鬼でも竜でも俺はいけるぜぇ!」
[S級15位 タンクトップマスター]
マスター(サイタマ?何処かで聞いた名だ)
斉木(まんまだな。このままいくとサイタマのヒーローネームはハゲマントとかになりそうだ)
[S級14位 閃光のフラッシュ]
[S級13位 番犬マン]
番犬マン(誰か屁こいたな)クンクン
斉木(屁をこいたのは閃光のフラッシュのようだ)
バット「鬼でも竜でも俺はいけるぜぇ!」
[S級15位 タンクトップマスター]
マスター(サイタマ?何処かで聞いた名だ)
斉木(まんまだな。このままいくとサイタマのヒーローネームはハゲマントとかになりそうだ)
[S級14位 閃光のフラッシュ]
[S級13位 番犬マン]
番犬マン(誰か屁こいたな)クンクン
斉木(屁をこいたのは閃光のフラッシュのようだ)
201: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:40:32.67 ID:YQW7WDN1o
[S級12位 超合金クロビカリ]
クロビカリ(皆が俺の肉体を見ている!?俺がこの中で一番輝いている!?)
[S級11位 豚神]
クチャクチャクチャ
斉木(改めて実物を見ると怪人にしか見えないな)
[S級10位 駆動騎士]
[S級9位 ゾンビマン]
ゾンビマン(こいつら協調性なさそうだな。あとあのブタはいつまで食ってんだよ)
斉木(この辺はさすがにヒーローっぽい見た目をしている)
クロビカリ(皆が俺の肉体を見ている!?俺がこの中で一番輝いている!?)
[S級11位 豚神]
クチャクチャクチャ
斉木(改めて実物を見ると怪人にしか見えないな)
[S級10位 駆動騎士]
[S級9位 ゾンビマン]
ゾンビマン(こいつら協調性なさそうだな。あとあのブタはいつまで食ってんだよ)
斉木(この辺はさすがにヒーローっぽい見た目をしている)
202: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:41:33.42 ID:YQW7WDN1o
[S級8位 照橋さん 欠席]
斉木(照橋さんは欠席か。良かった)
斉木(そして、あいつが地上最強の男キング)
[S級7位 キング]ドドドドドド
キング(やべぇー。S級強制召集ってなんだよ。こええよ。てか来てない奴もいるじゃん。俺も家にいれば良かった)ドドドド
斉木(へ?)
キング(ああ、一人一人の力量を確認するとか、そういうのはやめてくれよ。俺が弱いことがバレちまう)ドドドド
斉木(どういうことだ。地上最強じゃなかったのか)
キング(あの時もあの時も俺は被害者だった。逃げ回っている内に誰かが倒してくれてそれで周りが勝手に勘違いして…)
斉木(なんというか。がんばれ)
斉木(照橋さんは欠席か。良かった)
斉木(そして、あいつが地上最強の男キング)
[S級7位 キング]ドドドドドド
キング(やべぇー。S級強制召集ってなんだよ。こええよ。てか来てない奴もいるじゃん。俺も家にいれば良かった)ドドドド
斉木(へ?)
キング(ああ、一人一人の力量を確認するとか、そういうのはやめてくれよ。俺が弱いことがバレちまう)ドドドド
斉木(どういうことだ。地上最強じゃなかったのか)
キング(あの時もあの時も俺は被害者だった。逃げ回っている内に誰かが倒してくれてそれで周りが勝手に勘違いして…)
斉木(なんというか。がんばれ)
203: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:42:38.30 ID:YQW7WDN1o
[S級6位 メタルナイト 欠席]
[S級5位 童帝]
童帝(あれ?また一位の人来てないんだ。会いたかったのに)
斉木(遊太をここに連れてきたら大喜びするだろうな)
[S級4位 アトミック侍]
アトミック侍(シルバーファング、あの2人に武術を教える気か。我が弟子達の良きライバルになるかもしれん)
[S級3位 シルバーファング]
バング「で、今回は何の集まりなんじゃ?」
[S級2位 戦慄のタツマキ]
タツマキ「知らないわよ!こっちは2時間も待たされてるのに説明もなしよ!」
斉木(良かった。僕には気づいてない)
[B級20位 サイタマ]
サイタマ「お茶、もらえる?」
[S級5位 童帝]
童帝(あれ?また一位の人来てないんだ。会いたかったのに)
斉木(遊太をここに連れてきたら大喜びするだろうな)
[S級4位 アトミック侍]
アトミック侍(シルバーファング、あの2人に武術を教える気か。我が弟子達の良きライバルになるかもしれん)
[S級3位 シルバーファング]
バング「で、今回は何の集まりなんじゃ?」
[S級2位 戦慄のタツマキ]
タツマキ「知らないわよ!こっちは2時間も待たされてるのに説明もなしよ!」
斉木(良かった。僕には気づいてない)
[B級20位 サイタマ]
サイタマ「お茶、もらえる?」
204: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:43:27.43 ID:YQW7WDN1o
???「私は今回説明役を任されたシッチだ。メタルナイトとブラストは居場所がわからず連絡を取れず、照橋さんは琴の稽古でお休みだそうだ」
タツマキ「はぁ?何?琴?やる気あるわけ?」
クロビカリ「いや、琴の稽古なら仕方ない」
バット「ああ。琴の稽古は大事だからな!」
キング「特例だ。許してやろう」ドドドドドドド
タツマキ「ちっ」
斉木(生まれ変わるなら美少女になりたいものだ)
タツマキ「はぁ?何?琴?やる気あるわけ?」
クロビカリ「いや、琴の稽古なら仕方ない」
バット「ああ。琴の稽古は大事だからな!」
キング「特例だ。許してやろう」ドドドドドドド
タツマキ「ちっ」
斉木(生まれ変わるなら美少女になりたいものだ)
205: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:44:21.53 ID:YQW7WDN1o
そして、シッチの口から地球がヤバイという衝撃的な事実が明かされた
斉木(聞いておいてよかったが、半年以内か。僕の予知は直前にならないと発動しない。暫くは気を抜けないか)
天空王「ヒーローとやらがいなければ地球は我々のも、ぎゃああああああ!!」
斉木(こいつらではないな)
斉木(しかし、天空王か。空にそんな奴らが住んでいたとは)クイ
斉木(!?)
斉木(聞いておいてよかったが、半年以内か。僕の予知は直前にならないと発動しない。暫くは気を抜けないか)
天空王「ヒーローとやらがいなければ地球は我々のも、ぎゃああああああ!!」
斉木(こいつらではないな)
斉木(しかし、天空王か。空にそんな奴らが住んでいたとは)クイ
斉木(!?)
206: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:45:47.69 ID:YQW7WDN1o
ピキイイイイイイ
斉木(なんだ!?あの巨大なUFOは!何か兵器もたくさんついているし、A市壊滅の原因はあれか…)
斉木(ヒーローは現在会議中、その隙に街を破壊されるというところか。だが、運が悪かったな)
斉木(なんだ!?あの巨大なUFOは!何か兵器もたくさんついているし、A市壊滅の原因はあれか…)
斉木(ヒーローは現在会議中、その隙に街を破壊されるというところか。だが、運が悪かったな)
207: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:46:32.00 ID:YQW7WDN1o
―船内―
???「合図をしたら砲撃をしろ」
???「その後我々メルザルガルドが突撃する」
メルザルガルド「生き残りを殺す」
メルザルガルド「いいと思うよ」
メルザルガルド「多分、そんなの、いない」
ドゴーン
メルザルガルド「なんだ何かが飛び込んできた!?」
メルザルガルド「侵入者だ!!」
メルザルガルド「すぐに殺す」
メルザルガルド「いいと思うよ」
メルザルガルド「攻撃前に、気づくの、中々」
???「合図をしたら砲撃をしろ」
???「その後我々メルザルガルドが突撃する」
メルザルガルド「生き残りを殺す」
メルザルガルド「いいと思うよ」
メルザルガルド「多分、そんなの、いない」
ドゴーン
メルザルガルド「なんだ何かが飛び込んできた!?」
メルザルガルド「侵入者だ!!」
メルザルガルド「すぐに殺す」
メルザルガルド「いいと思うよ」
メルザルガルド「攻撃前に、気づくの、中々」
208: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:47:22.34 ID:YQW7WDN1o
斉木(さて、適当に飛び込んだが、この頭が5つある奴が攻撃担当のようだな。雑魚の尖兵か?)
メルザルガルド「いきなり3人の最上位戦闘員の内の1人である俺に出会ってしまうとは」
メルザルガルド「運のない奴だな」
メルザルガルド「かわいそうだけどあっさり殺す」
メルザルガルド「いいと思うよ」
メルザルガルド「弱そうでも、油断、良くない」
斉木(幹部的な奴だったか。まあどうでもいいか)
メルザルガルド「いきなり3人の最上位戦闘員の内の1人である俺に出会ってしまうとは」
メルザルガルド「運のない奴だな」
メルザルガルド「かわいそうだけどあっさり殺す」
メルザルガルド「いいと思うよ」
メルザルガルド「弱そうでも、油断、良くない」
斉木(幹部的な奴だったか。まあどうでもいいか)
209: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:48:01.65 ID:YQW7WDN1o
ギッグチャ
斉木(捻じ切る攻撃、タツマキの技を真似させてもらったぞ)
メルザルガルド「ほう!やるようだな!!だが俺にはそんな攻撃は効かない!」
斉木(首をもいだのに生きている。再生系の宇宙人か。厄介だな)
メルザルガルド「俺は不死身なのだ!!(5つの頭にある核を破壊されない限りはなぁ!!)
斉木(・・・・・・・・・・)
キュイイン
メルザルガルド「ぐああああああ」
雑魚「メルザルガルド様が頭にある核を石にピンポイントで射抜かれて死んだああああ」
斉木(捻じ切る攻撃、タツマキの技を真似させてもらったぞ)
メルザルガルド「ほう!やるようだな!!だが俺にはそんな攻撃は効かない!」
斉木(首をもいだのに生きている。再生系の宇宙人か。厄介だな)
メルザルガルド「俺は不死身なのだ!!(5つの頭にある核を破壊されない限りはなぁ!!)
斉木(・・・・・・・・・・)
キュイイン
メルザルガルド「ぐああああああ」
雑魚「メルザルガルド様が頭にある核を石にピンポイントで射抜かれて死んだああああ」
210: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:48:39.35 ID:YQW7WDN1o
―司令室―
???「そんな!メルザルガルドが!?」
???「どうした?ゲリガンシュプよ」
ゲリガンシュプ「ボ、ボロスさま!?実は侵入者にメルザルガルドが倒されました」
ボロス「なんだと…!?」
ゲリガンシュプ「すぐに私とグ口リバースが始末してまいります」
ボロス「・・・・・」
???「そんな!メルザルガルドが!?」
???「どうした?ゲリガンシュプよ」
ゲリガンシュプ「ボ、ボロスさま!?実は侵入者にメルザルガルドが倒されました」
ボロス「なんだと…!?」
ゲリガンシュプ「すぐに私とグ口リバースが始末してまいります」
ボロス「・・・・・」
211: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:49:31.31 ID:YQW7WDN1o
―船内―
ゲリガンシュプ「我々の船で随分舐めた真似をしてくれたな。貴様はこのゲリガンシュプとグ口リバースが相手だ!」
斉木(残りの最上位戦闘員集結か。妥当な判断だな。ん?この声は)
キイイイイイインドゴッ
グ口リバース「なんだ!?新手か!?」
サイタマ「あれ?斉木、なんでお前がここに?」
ゲリガンシュプ「我々の船で随分舐めた真似をしてくれたな。貴様はこのゲリガンシュプとグ口リバースが相手だ!」
斉木(残りの最上位戦闘員集結か。妥当な判断だな。ん?この声は)
キイイイイイインドゴッ
グ口リバース「なんだ!?新手か!?」
サイタマ「あれ?斉木、なんでお前がここに?」
212: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:50:41.81 ID:YQW7WDN1o
斉木(それはこっちのセリフだ。会議中じゃなかったのか?)
サイタマ「なんか人工衛星が巨大UFOを発見したとかいう通信が入ってさ」
サイタマ「どうするかの会議が始まったんだけど、面倒くせぇから先に来ちまった」
斉木(そうか丁度良かった。こいつらの相手は僕がするからボスの相手はお前に任せる。こいつらを倒した後、少々やりたいことがあってな)
サイタマ「ああ。別にいいけど、ボスはどこにいんだ?」
斉木(おい!ゲリガンシュプ、ボスはどこにいる?)
ゲリガンシュプ「言うわけがないだろ!(ここから左にホニュホニャmのところにいるなんてな)」
斉木「ここから左にホニャホニャmのところだそうだ」
サイタマ「わかった」ダダダダダダ
ゲリガンシュプ「なぜわかったぁ!?」
サイタマ「なんか人工衛星が巨大UFOを発見したとかいう通信が入ってさ」
サイタマ「どうするかの会議が始まったんだけど、面倒くせぇから先に来ちまった」
斉木(そうか丁度良かった。こいつらの相手は僕がするからボスの相手はお前に任せる。こいつらを倒した後、少々やりたいことがあってな)
サイタマ「ああ。別にいいけど、ボスはどこにいんだ?」
斉木(おい!ゲリガンシュプ、ボスはどこにいる?)
ゲリガンシュプ「言うわけがないだろ!(ここから左にホニュホニャmのところにいるなんてな)」
斉木「ここから左にホニャホニャmのところだそうだ」
サイタマ「わかった」ダダダダダダ
ゲリガンシュプ「なぜわかったぁ!?」
213: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:51:18.89 ID:YQW7WDN1o
グ口リバース「早くこいつを殺してボロス様の元に向かった方も始末するぞ!喰らえ!アシットブレスッ!!」
斉木(毒ガス攻撃か)
ヒュウ
グ口リバース「な!こっちに戻ってきた!?ウェッ」ビチャ
ゲリガンシュプ「ほう、念動力使いか。だとすれば相手が悪かったな。俺は宇宙一の念動力使いだ!喰らえ!念動力石波!」
ドオオオオ
斉木(そうか。なら、お前は宇宙2位、いや3位だな)
クルッ
ゲリガンシュプ「飛ばした石が戻ってきた!?」
ボンッ
ゲリンガンシュプ「この…ゲリガンシュプが…そん…な…」グニャ
斉木(毒ガス攻撃か)
ヒュウ
グ口リバース「な!こっちに戻ってきた!?ウェッ」ビチャ
ゲリガンシュプ「ほう、念動力使いか。だとすれば相手が悪かったな。俺は宇宙一の念動力使いだ!喰らえ!念動力石波!」
ドオオオオ
斉木(そうか。なら、お前は宇宙2位、いや3位だな)
クルッ
ゲリガンシュプ「飛ばした石が戻ってきた!?」
ボンッ
ゲリンガンシュプ「この…ゲリガンシュプが…そん…な…」グニャ
214: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:51:52.20 ID:YQW7WDN1o
グ口リバース「ちっ俺様の息を弾いて、目くらましとは味な真似を!ゲ、ゲリガンシュプ!?」
斉木(やはり生きていたか。フグは自分の毒では死なないもんな。おい、動力室はどこだ?)
グ口リバース「あ?言うわけないだろ。(ボロス様の部屋とは反対方向にあるなんてな)」
斉木(そうか感謝する)
グオキーン
グ口リバース「エ、エネルギー弾だとぉぉぉぉぉ!!」フッ
斉木(これで最上位戦闘員とやらは全滅だな)タタタタタ
斉木(やはり生きていたか。フグは自分の毒では死なないもんな。おい、動力室はどこだ?)
グ口リバース「あ?言うわけないだろ。(ボロス様の部屋とは反対方向にあるなんてな)」
斉木(そうか感謝する)
グオキーン
グ口リバース「エ、エネルギー弾だとぉぉぉぉぉ!!」フッ
斉木(これで最上位戦闘員とやらは全滅だな)タタタタタ
215: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:52:20.80 ID:YQW7WDN1o
―動力室―
斉木(ここだな。もし仮に操縦士が倒されたり、逃げ出したりしたらこの船が墜落してしまう。こんな巨大なものが落ちたらそれだけで大惨事だ)
斉木(こんなでかい宇宙船はいくら僕でも支えるのは無理だが、動力室を操ればなんとかなるはずだ)
ゴゴゴゴゴゴゴ
斉木(さて、海の上まで移動させた。さあ、サイタマ!存分に暴れろ)
斉木(ここだな。もし仮に操縦士が倒されたり、逃げ出したりしたらこの船が墜落してしまう。こんな巨大なものが落ちたらそれだけで大惨事だ)
斉木(こんなでかい宇宙船はいくら僕でも支えるのは無理だが、動力室を操ればなんとかなるはずだ)
ゴゴゴゴゴゴゴ
斉木(さて、海の上まで移動させた。さあ、サイタマ!存分に暴れろ)
216: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:54:41.80 ID:YQW7WDN1o
―外―
タツマキ「打ち落とそうと思ったらものすごい勢いで飛んでっちゃった」
クロビカリ「俺の肉体に恐れをなして逃げたか」
童帝「あの距離から見えたとは思えないけど…」
タツマキ「打ち落とそうと思ったらものすごい勢いで飛んでっちゃった」
クロビカリ「俺の肉体に恐れをなして逃げたか」
童帝「あの距離から見えたとは思えないけど…」
217: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:55:09.29 ID:YQW7WDN1o
―司令室―
ボロス「ほう。部下を殺した男とは違う者のようだな。そいつが俺の討伐をお前に任せたということはお前の方が強いのか?」
サイタマ「戦ったことねぇからわかんねぇよ」
ボロス「そうか、ならばそれは俺自身で確かめるとしよう。俺の名は全宇宙の覇者ボロス。貴様の名は?」
サイタマ「サイタマだ!」
カッ
ボロス「ほう。部下を殺した男とは違う者のようだな。そいつが俺の討伐をお前に任せたということはお前の方が強いのか?」
サイタマ「戦ったことねぇからわかんねぇよ」
ボロス「そうか、ならばそれは俺自身で確かめるとしよう。俺の名は全宇宙の覇者ボロス。貴様の名は?」
サイタマ「サイタマだ!」
カッ
219: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:55:51.62 ID:YQW7WDN1o
斉木(サイタマを数日監視してわかったことがある。圧倒的力を得た故に満足感、達成感、充実感を失い、代わりに得たものは疎外感)
斉木(僕に似ている。だが一つだけ違うところがある。お前はまだ欲するものがあるんだな。欲するものがある、目的があるいいじゃないか)
斉木(いつかは出会えるといいな、強い奴に)
ボロス「喰らえ!崩星咆哮砲!!」
サイタマ「必殺"マジシリーズ"マジ殴り!!」
ドドォンゴゴォン
斉木(僕に似ている。だが一つだけ違うところがある。お前はまだ欲するものがあるんだな。欲するものがある、目的があるいいじゃないか)
斉木(いつかは出会えるといいな、強い奴に)
ボロス「喰らえ!崩星咆哮砲!!」
サイタマ「必殺"マジシリーズ"マジ殴り!!」
ドドォンゴゴォン
220: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:56:32.43 ID:YQW7WDN1o
ボロス「予言の通り、対等な良い勝負だった」
サイタマ「ああ、そうだな」
ボロス「ふっ嘘だな。お前には余裕があった。やはり予言などあてにならんな。お前は…強すぎた…」ゴフッ
サイタマ「ああ、そうだな」
ボロス「ふっ嘘だな。お前には余裕があった。やはり予言などあてにならんな。お前は…強すぎた…」ゴフッ
221: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:57:57.08 ID:YQW7WDN1o
サイタマ「・・・・。帰るか。あれ?海?」
斉木(僕が移動させた。さあ、ここから飛んで帰るぞ)
サイタマ「A市はどっちだ?」
斉木(あっちだが?)
サイタマ「わかった」ビュゥゥン
斉木(ジャンプかよ!)
斉木(僕が移動させた。さあ、ここから飛んで帰るぞ)
サイタマ「A市はどっちだ?」
斉木(あっちだが?)
サイタマ「わかった」ビュゥゥン
斉木(ジャンプかよ!)
222: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 16:58:56.06 ID:YQW7WDN1o
―A市―
斉木(そういえばお前は身体能力が異常なだけで特殊能力はないんだったな)
ジェノス「先生!斉木さん!無事でしたか」
サイタマ「おお、ジェノス」
ジェノス「先生!血が!」
サイタマ「これ全部返り血だから大丈夫。でも結構強い奴だったぞ。過去一番かもな」
ジェノス「では先生と斉木さんがいなければ予言どおり、地球が壊滅していた可能性がありますね」
斉木(さて、他のS級ヒーローに見つかる前に僕はお暇するか)
サイタマ「待てよ…」
斉木(・・・・)
サイタマ「なあ、俺と戦わねーか・・・・」
斉木(・・・・・・)
斉木(そういえばお前は身体能力が異常なだけで特殊能力はないんだったな)
ジェノス「先生!斉木さん!無事でしたか」
サイタマ「おお、ジェノス」
ジェノス「先生!血が!」
サイタマ「これ全部返り血だから大丈夫。でも結構強い奴だったぞ。過去一番かもな」
ジェノス「では先生と斉木さんがいなければ予言どおり、地球が壊滅していた可能性がありますね」
斉木(さて、他のS級ヒーローに見つかる前に僕はお暇するか)
サイタマ「待てよ…」
斉木(・・・・)
サイタマ「なあ、俺と戦わねーか・・・・」
斉木(・・・・・・)
223: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 17:00:00.52 ID:YQW7WDN1o
ジェノス(お2人が戦うだと!)
斉木(冗談はよせ。いくらお前がバカでも僕に嘘をついても無駄なことくらいわかるだろ)
斉木(お前はヒーロー、僕は一般人。戦う理由がない。そうだろ?)
サイタマ「・・・・・・・・」
斉木(それにお前と僕が戦ったら、それこそ地球がヤバイ)
サイタマ「ああ、そうだな…」
ジェノス(先生…)
斉木(まあ、折角だ。腕相撲くらいなら相手してやるか)
サイタマ「・・・・・・」フッ
サイタマ「いいぜ!負けねぇぞ」
斉木(冗談はよせ。いくらお前がバカでも僕に嘘をついても無駄なことくらいわかるだろ)
斉木(お前はヒーロー、僕は一般人。戦う理由がない。そうだろ?)
サイタマ「・・・・・・・・」
斉木(それにお前と僕が戦ったら、それこそ地球がヤバイ)
サイタマ「ああ、そうだな…」
ジェノス(先生…)
斉木(まあ、折角だ。腕相撲くらいなら相手してやるか)
サイタマ「・・・・・・」フッ
サイタマ「いいぜ!負けねぇぞ」
224: ◆zuGQQ/lbZc 2015/12/05(土) 17:00:46.66 ID:YQW7WDN1o
ジェノス(『地球がヤバイ』か… 今回のUFOがそれなのか、まだその脅威は去っていないのか、俺にはわからないが…)
ジェノス(この2人がいればきっと大丈夫だろう)
サイタマ「いくぞ!」
斉木(ああ)
ドゴォン
この日、A市は壊滅した…
斉木(やりすぎちゃった)
サイタマ「だ、誰も死んでないから…」
斉木楠緒VSワンパンマン 完
ジェノス(この2人がいればきっと大丈夫だろう)
サイタマ「いくぞ!」
斉木(ああ)
ドゴォン
この日、A市は壊滅した…
斉木(やりすぎちゃった)
サイタマ「だ、誰も死んでないから…」
斉木楠緒VSワンパンマン 完
225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 17:04:47.11 ID:VfrLM1/80
リアルタイムで更新見れたー!乙!
街が壊滅する腕相撲とかどんなだよw
街が壊滅する腕相撲とかどんなだよw
226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 17:10:58.96 ID:nrri6b9AO
マジ腕相撲だろ、ここまで上手く立ち回ってきたのに……もしやA市壊滅の予知ってこっちだったんじゃ?
227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 18:10:53.17 ID:NWRC+OAMO
実際片手間で世界をぶっ壊せる力があるとこんなにマイペースになるかもしれん
228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 18:50:41.55 ID:uWTRGYtmO
実際二人とも化け物レベルの強さだからね〜
その気になれば地球の一つや二つ簡単に消滅させることできるだろ
その気になれば地球の一つや二つ簡単に消滅させることできるだろ
231: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 20:30:33.80 ID:WWkwEH8SO
おつおつ
結局1日巻き戻して腕相撲は中止したんだんろーなー
腕相撲の結果知りたかった
結局1日巻き戻して腕相撲は中止したんだんろーなー
腕相撲の結果知りたかった
232: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/05(土) 22:04:47.64 ID:p0SPdLQPo
そこで結果出しちゃったら野暮ってもんだろ
原作愛が溢れてよかった 乙!
原作愛が溢れてよかった 乙!
引用元: 斉木楠雄VSワンパンマン
斉木楠雄「僕の名前は斉木楠雄、元サイキックスである」
2018-07-06
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:09:04.66 ID:wXtJnpbA0
楠雄(あらためて言うが僕の名前は斉木楠雄、元超能力者で現在は普通の高校生である)
楠雄(過去には超能力者として色々あったが今はその力を捨て静かに暮らしている)
海藤瞬「よお斉木、くっくっくっ…遅かったな 待ちくたびれちまったじゃねえか。せっかく俺が昨夜のダークリユニオンとの戦いで覚醒した13番目の新技を特別に見せて…」
楠雄(訂正、静かに暮ら〝そうと努力〟している)スタスタスタスタ
海藤瞬「あ、斉木!待ってくれよ~」
楠雄(断る。どうせ下らないに決まってる)スタスタスタスタ
海藤瞬「だから、待てって!」シュン!
海藤瞬「言ってるだろ!」シュン!
楠雄(なっ! どういうことだ?後ろにいた海藤が一瞬で前に?)
海藤瞬「ふっ、驚いたようだな。これこそ俺の超能力…」
海藤瞬「瞬間移動だ!!」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:11:52.39 ID:wXtJnpbA0
楠雄(そう、今のは間違いなく瞬間移動だった)
楠雄(僕と比べたらとても短い距離だったが)
海藤瞬「ふっ、驚いて声も出ないようだな」
海藤瞬「俺の超能力【エターナルテレポーター】は目で見える範囲内であれば自在にワープすることが出来るのだ!!」
楠雄(ほ~~~~ん、で?)
海藤瞬「さ、斉木?」
楠雄(はっきり言って全然たいしたことない)
楠雄(先ほど視認した範囲内と言っていたが以前の僕なら地球の反対側はもとより、大気圏外さらには木星の衛星にだって瞬間移動の範囲内だった)
楠雄(だが考えようによっては〝瞬間移動だけ〟しか持たない海藤が宇宙空間に飛んだら命にかかわるからそれくらい控え目がちょうど良いのかもしれないな…)フッ
海藤瞬「な、なんだよ、瞬間移動だぞ! 瞬間移動! もっと驚いてもいいんだぞ!!」
楠雄(煩い、だいたい何時までフルネーム表記にしてるんだ?)
瞬海藤「なんだよ…もっとびっくりすると思ってずっと待ってたんだぞ…」
楠雄(すねるな、あと名前逆になってるぞ?)
燃堂力「おーーい、相棒ーー!」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:13:35.02 ID:wXtJnpbA0
燃堂力「朝起きたらすっげえことが出来てよ、ちょっくら見てくれよ」
海藤「すげえって、言っとくが今の俺はちょっとやそっとの事じゃ驚かせないぜ?」
楠雄(わかりやすい前フリだな)
燃堂力「へっへ、そんなん言って腰抜かすなよチビ」
海藤「ふっ、俺のエターナルテレポーターに比べれば…
燃堂力「よ!」
電柱ズボー
海藤「ぬっぴょーーー!!??」
楠雄(腰抜かすなよ)
海藤「ね、燃堂…おまえ、それ…」ヘタッ
燃堂力「おうよ、俺っちもいままで気づかなかったんだけどよ。電柱ってすっげー簡単にひっこ抜けるんだな」
海藤「わっ、馬鹿、電線切れる前にはやく戻せ」
燃堂力「んぁ?」
楠雄(やれやれ、念動力に瞬間移動)
楠雄(どうやら名前に関連した能力を使えるようになったようだな…)
楠雄(そうなると問題は彼女か…)
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:15:40.40 ID:wXtJnpbA0
照橋心美「みんな、おはよう♪」
モブA「ああ、照橋さん…」
モブB「照橋さんだ!」
心の声(((おっふ!!)))
照橋心美(ふふ、私の名前は照橋心美。この世界…いいえ、この宇宙のメインヒロインよ♪)
照橋心美(神に愛された私は今朝、目を覚ましたら心の声を読めるようになっていたの)
モブC(ああ、今日も照橋さんは美しい…)
モブD(女神だ…)
照橋心美(ふふ、当たり前よね)
照橋心美(そして、この能力でわかった事は私の可愛さは生物としての種すら越えるってこと)
猫「うにゃん?」
照橋心美「いやぁん、猫ちゃん可愛い♪」キラキラキラキラ
猫(おっふ!)
モブ(((おっふ!)))
照橋心美(ふふふ、こんなステキなプレゼントを贈ってくれるなんて、やるじゃない神さま)
照橋心美(でも心を読めるって良いことばかりとは限らないのよね…)
六神通「待ってくれーー! 心美ーーー!!!」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:17:56.25 ID:wXtJnpbA0
照橋「あ、お兄ちゃん……、もうちょっと離れてくれる?」
六神「なんでだい!? なんで朝から俺のことを避けてるんだい!?」
照橋「なんでって…」チラッ
六神(ああ、心美! 心美が俺のことを見てる!!愛してるぞ、心美ーーー!!!)
照橋(うわぁ……)
六神「はぁ…はぁ…こ、こ、みぃ~~」
照橋「あ、ほら見てみて、スズメがいるよ♪」
スズメ(おっふ!照橋さんがこっちを見てる!)
照橋「可愛いね~、なるべく無心で、他のことは考えないようにしよっか?」
六神「あきらかに他に意図があるよね!?」
六神(愛してるんだ!兄としてではなく、男として愛してるんだ!!)
六神(KO・KO・MIーー!!!)
照橋「うわぁ……」
六神「そんな、俺が何をしたっていうんだい?」ガク
照橋「あ、お兄ちゃん。そんな、お兄ちゃんが何かしたってわけじゃないのよ?」
六神「うへっ、うへへ… もしかしてバレちゃったのかな~~?」
六神「俺の能力」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:19:13.23 ID:wXtJnpbA0
※用語解説
六神通とは本来(ろくじんつう)という仏教用語
ざっくり言うと6種類の神通力のこと
その性能は
①どこでも行ける
②なんでも聞こえる③なんでも見える
④心も覗ければ
⑤過去すら覗け
⑥煩悩を消滅させて悟りの境地に行けるの6つである
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:21:43.91 ID:wXtJnpbA0
六神「つまり心美のいる場所ならどこでも行けて」
シュン
ガシッ!
照橋「ひぃ」
六神「心美の心臓の鼓動から血液の流れる音まで聞けるし」ピトッ
照橋「ちょっと、お兄ちゃん放して! 放してって聞こえないの?」
六神「心美のことならなんでも見透せて…」ハァハァ
照橋「誰かー!変質者!変質者がいます!」
六神「心美の心の中を視ることだって出来る…」
六神「ふふふ、心美も心を読むことが出来るのか…」
六神「それじゃあ俺たち今、本当の意味で気持ちが通じあってるんだね」
照橋(気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い)
六神「ああ、可愛いよ心美! 世界一可愛い!」
照橋「いや…」
六神「今、過去を覗いて前世まで遡っているけど前世でも可愛いよ!」
照橋「いや…」
六神「そのまた前世! 前前前前世のさらに先! 輪廻転生の始まりから愛してるよ心美!!」
照橋「いやー! 助けてー斉木くーん!!」
楠雄(煩悩退散)ドゴッ
六神「ぐはっ!」ドサッ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:24:41.78 ID:wXtJnpbA0
楠雄(やれやれ、こんな変態に6つも神通力を渡すなんていい加減過ぎるだろ、神)
照橋「うえ~ん、怖かったよ~斉木く~ん」ダキッ
楠雄(幸い、照橋さんの悲鳴を聞きつけた市民の通報により 駆けつけた警察官がほどなく不審者を連行するだろう)
楠雄(その結果、六神メンバーと呼ばれてテレビを騒がせようと僕には関係のないことだ)
照橋「あのね、斉木くん……」
楠雄「」ン?
照橋「助けてくれてありがとう…。知らない人に襲われて、ほんとに怖かったの……」
楠雄「・・・・」
照橋(ふふ、助けてもらった拍子に抱きついてあげたわ!)バーーン!
照橋(さあ斉木、年貢の納め時よ! この国民的美少女である私が抱きついてあげてるのよ? 今ごろ心の中じゃ〝おっふ〟してるんでしょ?)
照橋(ふふ、残念でした。 いつもは無口で無愛想でクールをよそおってるけど今の私には心を読めるテレパシーがあるの)
照橋(さあ、心の奥底に隠したおっふを私に聞かせるのよ、斉木楠雄!!)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:26:08.84 ID:wXtJnpbA0
楠雄( 無 )
照橋(無ーー!!??)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:28:20.60 ID:wXtJnpbA0
照橋(無? どういうこと? ほら、私に抱きついてもらえて嬉しいでしょ?)ギュー
楠雄()ボー
照橋(どうして? まるで過去にテレパシー能力を日常的に使っていたから対処法を熟知しているみたいに斉木の心が読めない…)
楠雄()ボー-
照橋(あ! そうか、そうよね! 私ったら自分が普通の美少女の28倍可愛い超絶美少女だってことを失念してたわ!)
照橋(かわいそうな斉木…、そりゃあ私みたいな超絶美少女にいきなり抱きつかれたら放心して頭が真っ白になってもおかしくないもの…)
照橋(そうとは知らず悪いことしちゃったわね。でも安心して、可愛いだけじゃなく親切でもある私が現実に引き戻してあげる♪)
照橋「あ、やだ、私ったら急に抱きついてごめんなさい…」
照橋「斉木くんに助けてもらえたら安心して思わず…」カアァァ
照橋「迷惑だったよね?」チラッ
照橋(ふふ、さあ斉木。 このままだと私が離れて行っちゃうわよ?)
照橋(それがイヤな斉木は、慌てて我にかえると首を横にふって否定してくるの♪)
楠雄()コクン グイッ!
照橋(肯定して引き剥がされたぁ~!!?)ガーーン!!
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:30:46.21 ID:wXtJnpbA0
楠雄()スタスタスタ
照橋「あ、斉木くん、待って…」
照橋(なによ…私に抱きつかれておっふしないっていうの?)
楠雄()スタスタスタ
照橋(私は…)ポロッ
照橋(私は、口からおっふしそうなぐらいドキドキしたわ…)グスッ
楠雄(・・・・やれやれ)ハァ
楠雄「照橋さん」
照橋「今の声、斉木くん?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:31:58.88 ID:wXtJnpbA0
楠雄(指輪を受け取ってほしい)
照橋「おっふ!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:34:06.69 ID:wXtJnpbA0
照橋(指輪? 指輪って結婚指輪や婚約指輪?)
照橋(まったく、いくら私が美少女だからって話が飛躍しすぎじゃない?)
楠雄()スッ
照橋(って、持ってるんかい!?)
照橋「あのね、斉木くん、確かに助けてもらって嬉しかったけれど物事には順番が…
楠雄(おい!)
照橋()ビクッ
楠雄(聞こえているなら指輪をはめてやるから手を出せ)
照橋(やだ、強引…)キュン
照橋「…幸せにしてね」スッ
照橋(やだ、私ったらどうして手なんて出しちゃったのよ!)ドキドキ
楠雄「・・・・」スッ
照橋(嘘、このまま斉木と結ばれてしまうの?)ドキドキドキドキ
照橋(学生結婚からの妊娠発覚で高校退学、3人の子供の母親になって将来子供にプロポーズのセリフを聞かれたら脳に直接って答えちゃうの?)ドッドッドッドッドッ
照橋(もうだめ、胸の鼓動が激しくって心の声なんて聴こえないよ!!)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:35:44.63 ID:wXtJnpbA0
楠雄(やれやれ、これでよしっと)
っゲルマニウムリング
楠雄(このゲルマニウムリングは原理はわからないが周囲の心の声を遮断する効果がある)
楠雄(照橋さんの能力が僕より上回っていなければ、これで心の中を読まれることもないだろう)
照橋「斉木くん…」
楠雄()ン?
照橋「斉木くんの気持ち、ちゃんと伝わったから」////
楠雄(なん……だと!!)
照橋「えへへ、斉木から指輪もらっちゃた~」フラフラフラ
楠雄(行ってしまった? 結局、照橋さんの心はテレパシーがあってもなくてもよく分からんな)
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:37:52.80 ID:wXtJnpbA0
燃堂「おう、待たせちまったな相棒」
楠雄(ずいぶんと都合のいい登場だな、そういえばいなかったが何をしてた)
燃堂「へへ、チビがうるせえからよ、引っこ抜いた電柱みんな埋め直してきたぜ」
海藤「考えなしに抜いてまわるからだ、バカが!」
楠雄(やれやれ、あまり事を荒立てるなよ、今の僕には超能力を使ってフォローするようなことは出来ないんだからな)
海藤「ん? なんだか校門前が騒がしいな?」
??「お願いします!緊急事態なんです!!」
教師「そうは言っても学校を封鎖しろなんて無理だぞ」
楠雄(やれやれ、どうやら心配していたことが現実に起きたようだな…)
楠雄(実は、先ほど問題だと言っていた人物とは照橋さんではなく、彼女のことだ)
夢原知予「じゃないと、これから大変なことが起きるんです!!」
楠雄(夢原知予、彼女が得た能力はおそらく)
楠雄(〝予知能力〟だ)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/28(木) 23:40:28.61 ID:wXtJnpbA0
書き貯めつきたんで寝ます
ところで六神通なんですが、サイトで適当に調べただけのにわか知識ですので間違っていてもご容赦ください
ところで六神通なんですが、サイトで適当に調べただけのにわか知識ですので間違っていてもご容赦ください
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/29(金) 00:30:48.33 ID:jVFz5e8UO
登場人物の名前が超能力のもじりって知らんかった
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/30(土) 04:16:37.20 ID:9wXCaSpbO
元ネタ分からない奴何人かいたんで助かる
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/05(木) 22:54:26.79 ID:4cmgThVA0
夢原知予「ねえちょっと、私の出番!」
夢原知予「現在絶賛発売中の少年ジャンプGIGA vol1に掲載された斉木楠雄のψ難に最新話に私が登場してないんですけど!!」
楠雄(可哀想に、少し錯乱しているようだ)
夢原知予「なんで!? みこちんや千里っちはともかく、登場回数の少なかった才虎君が1コマ使って人物紹介までされてるのに、連載初期から登場していた私の出番がないってどういうことなのよ!!」
楠雄(安心しろ、高橋も出てない)
夢原知予「ううう、ひどいよ…これじゃあ連載5年目でようやく3年生に進級できたっていうのに、海藤君と同じクラスになれたのか分かんないじゃない……」
海藤「夢原?何かあったのか?」
夢原知予「海藤君…、ぐすっ、次に斉木楠雄のψ難が掲載される7月26日発売予定の少年ジャンプGIGA vol3には私の出番もちゃんとあるよね?」
楠雄(落ち着け!7月26日発売予定の少年ジャンプGIGA vol3に掲載される斉木楠雄のψ難 最終回に登場するかは知らないが、とりあえず落ち着け!!)
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/05(木) 23:02:42.16 ID:4cmgThVA0
海藤「ば、爆弾魔?!」
夢原「うん、といってもあやふやな夢の中での話なんだけど」
夢原「分かっているのはHRのチャイムが鳴る時に3年〇組の私たちの教室の窓から体に爆弾を巻き付けた男の人が身を乗り出して叫んでいるってことだけで…」
楠雄(むちゃくちゃ具体的じゃないか)
楠雄(もし不確定な点をあげるとすれば、それは原作では夢原さんが3年〇組に在籍していない可能性があり、私たちになり得ないぐらいだろう)
夢原「ワタシタチノ、キョウシツダヨー」ニッゴリ
楠雄(あ、はい)
夢原「でもこんなこと言われても信じてもらえないよね?」
海藤「夢原これを見てくれ」シュン
夢原「わっ、海藤君が一瞬で近くに?!うわ、これどうゆうこと? げへへ」ペタペタ
楠雄(どさくさに紛れてさわるな)
海藤「俺も夢原と同じだ、朝起きたら超能力を獲得していたんだ」
楠雄(おまえは昨夜のダークリユニオンとの死闘でだろう)
夢原「すごいすごい!! きっと私たち、この爆弾魔を止めるために超能力に目覚めたんだよ!」
海藤「ふっ、まったく神の気まぐれにも困ったものだぜ」
夢原「それじゃあ私たちは仲間…うんう、盟友よね♪」
海藤「ああ、だが俺に任せておけ。 ダークリユニオンに比べたら爆弾魔など雑作もない」
夢原「いいえ、盟友なんかとは比べ物にならないくらい深い絆で結ばれた永遠のパートナー」●REC
海藤「お、おう? そう、かな?」
楠雄(注意しろ海藤、夢原さんは言質をとる気だ)
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/05(木) 23:05:45.33 ID:4cmgThVA0
燃堂「へへへ、しょうがねえな。おまえもダチってことにしてやるぜ」
夢原「そ、それより爆弾魔だよ! 爆弾魔をどうにかしないと!」
楠雄(ナイスだ燃堂)
海藤「だがこの面子だと少し心配だな…せめて亜連がいてくれたら心強いんだが」
楠雄(確かに、元ヤンの窪谷須がいれば戦闘力ははね上がるだろう)
夢原「そういえば窪谷須くんは?」
楠雄(ただし、それは来ればの話だ)
海藤「ん? なにか知ってるのか斉木?」
楠雄(なにを隠そう、今回もっとも割りを食ったのは窪谷須なのだ)
楠雄(窪谷須亜連、この名前から予想される能力は〝クリアボヤンス〟)
楠雄(つまり〝透視〟だ)
楠雄(言っておくが僕が超能力者だった時に使えた透視能力は服がすけるなどという漫画でよくある安易なラッキースケベ用能力ではない)
楠雄(透けるのは皮膚だ)
楠雄(長時間凝視すれば筋肉すら透けて骨がむき出しになってしまう)
楠雄(正直、産まれた時から透視能力を持っていた僕ですらつらいと感じていたのに、寝起きに全人類が骨格標本に変わってしまった窪谷須には同情すらしてしまう)
窪谷須亜連「ん? 俺のことよんだか?」
楠雄(なっ!? それでも来たのか!?)
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/05(木) 23:09:43.13 ID:4cmgThVA0
海藤「おお亜連! いいところに!って目を閉じてどうした?」
窪谷須「おお、これか? いや、朝起きたら周りの奴ら全員骨まで丸見えになっちまってな、めんどくせえから目を閉じて登校してきたってワケよ」
楠雄(おまえすごいな)
海藤「なっ、おまえそれ大丈夫なのかよ!?」
窪谷須「へっ、なあに心配すんな」
窪谷須「俺がヤンキーだったころはメンチ切ったヤンキーの筋肉の張りから弱点、次の打撃の軌道すら見えてたから骨ぐらい今さらよ」
楠雄(おまえすごいな)
窪谷須「そりゃ俺だって最初は驚いたさ。でもよ、ヤンキー辞めてパンピーになろうって決めちまった以上 学校行かなきゃって思ってよ…」
楠雄(パンピーを自称するなら学校じゃなく眼科にでも行ってろ)
窪谷須「それによ、骨が見えるって言ったら斉木も驚くと思ってよ」
楠雄(なんでだよ)
海藤「おお、亜連もか! 俺も斉木に瞬間移動を見せて驚かせてやろうと思って学校前で待ってたんだよ!」
楠雄(なんでだよ)
燃堂「へへ、俺っちも電柱抜けるの相棒に見せてやろうって思ったぜ」
楠雄(なんでだよ)
楠雄(ほんと、何でおまえ達はそろいもそろって僕にすり寄ってくるんだ?)
夢原「私は、爆弾魔の夢を見て今回は自分の出番があるって知って走って来たわ♪」
楠雄(君は必死か)
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/05(木) 23:18:59.90 ID:4cmgThVA0
窪谷須「ところでおい、爆弾魔ってなんだよ? 瞬間移動に電柱抜ける?」
海藤「ああ、実は俺たちも超能力が使えるようになっていてな」
海藤「夢原の予知によるとHRが始まる時間、俺たちの教室に爆弾魔がやってくるらしいんだ」
窪谷須「マジかよ! HRっていったらあと数分じゃねえか」
海藤「そうだ! 亜連の透視で爆弾魔を探せないか!」
窪谷須「いや、探せっかもしんねえけどよ。 追い詰めて逆上されでもしたら面倒だぜ?」チラッ
夢原「そうよね、もっとこう… 爆弾魔を確実に捕まえられるような超能力ってないのかしら?」チラッ
楠雄(そこでなんで僕のほうを見る?)
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/06(金) 23:02:30.85 ID:rKcEMlfA0
海藤「なあ、そろそろ斉木の超能力を教えてくれよ」
楠雄(いや、ないが?)
夢原「またまた~、私たちが使えて サイキックスオが超能力使えないはずないじゃない」
楠雄(いやいや、確かにコミック換算すると25刊分くらいは超能力を使えていたが現在は超能力を持ち合わせていない)
楠雄(ちなみに、関係ないことだが最新刊は8月に発売するらしい)
窪谷須「おい斉木、緊急事態だってわかってんだろ? 隠してないで出せよ」
燃堂「そうだぜ相棒、跳んでみろよ跳んで」
楠雄(おまえら2人が言うとカツアゲみたいになるから止めろ)
海藤「物体を1日前に戻せる修復能力があるんだよな?」
楠雄(ない。 おかげでだましだまし使っていたテレビがついに壊れた)
夢原「ほんとは服が透ける透視能力があるんでしょ?」
楠雄(ない。 それがあるのは読み切りの僕だけだ)
窪谷須「裸眼で見たやつを石にできんだろ?」
楠雄(それが出来たら今頃全員まとめて石になっているがよろしいか?)
楠雄(僕は生まれてからの17年間を超能力者として生き、超能力を隠しながら生活してきた。それは長く忍耐をようする日々だった…)
楠雄(超能力を失った現在、僕は清々しい気分で毎日を生活している)
楠雄(だから、そのなんだ…)
楠雄(あまり気を使うな)
海藤「瞬間移動見せびらかして斉木に悪いことしたかな?」ヒソヒソ
窪谷須「俺だって当然、斉木も超能力の1つ2つあると思ってたぜ」ヒソヒソ
夢原「私も」ヒソヒソ
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/06(金) 23:06:24.52 ID:rKcEMlfA0
燃堂「なあ、そろそろ教室行こうぜ? HRはじまっちまう」
夢原「どうしよう! 予知したHRまで1分もないよ」
海藤「くっ、まさか燃堂に指摘されるなんて…」
楠雄(燃堂は本当にHRがはじまると思っただけで爆弾魔のことなんて理解すらしていないから安心しろ)
窪谷須「こうなったら仕方ねえ、俺が爆弾魔を見つける。そしたら瞬が燃堂を連れて瞬間移動で挟み撃ちにして捕まえるってえのはどうだ?」
海藤「よし、それでいこう!」
窪谷須「それから斉木」
楠雄(今度はなんだ? ぶっちゃけ厄介事に関わるのは不本意なんだが?)
窪谷須「斉木は危ねえからそこで俺らが爆弾魔を捕まえるまで待っててくれよ」
海藤「ああ、すぐ終わるから大船に乗った気でいてくれよな」
夢原「私は海藤の側から離れないから一緒に行くね」
燃堂「んじゃ、先行くぜ相棒」
楠雄(・・・・)
海藤「よーし、サイキッカーズ出動だぁ!!」
一同「おーーー!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/06(金) 23:08:17.65 ID:rKcEMlfA0
楠雄(やれやれ、ようやく行ったか。言われずとも僕はここから一歩も動くつもりはない)
楠雄(冒頭でも言ったが僕は静かに暮らしたいんだ)
楠雄(そんな平穏な毎日をかき乱すあいつらには本当に迷惑している)
窪谷須「見つけたー! あいつが爆弾魔だ!!」
爆弾魔「ひぃ、何故バレた?!」
楠雄(窪谷須が爆弾魔を見つけたか…)
楠雄(さて、それでは今回も僕の能力であいつらを助けてやるとするか)
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/06(金) 23:11:33.54 ID:rKcEMlfA0
楠雄(結論から言おう、海藤たちがどう頑張ろうが予知は覆らないだろう)
海藤「行くぞ燃堂!」シュン
燃堂「んあ、あいつ何処だ?」
海藤「ばっ!後ろだ後ろ!!」
楠雄(それぐらい確定された予知を覆すことは困難なのだ)
楠雄(かつて、火山の噴火を予知した僕は制御装置を外したフルパワーで解決しようとするも何年も失敗を繰り返した)
楠雄(海藤たちの付け焼き刃な超能力では爆弾魔ですら手に余るだろう)
爆弾魔「おらぁ、どけどけ!!」
海藤「ひいぃ、ごめんなさい」サッ
夢原「いやぁん、私怖い…」ダキッ!
楠雄(HRのチャイムが鳴るまであと10秒か…)
楠雄(ところで、唐突だが僕は今テニスラケットとボールを持っている)
窪谷須「なにやってんだ! おい、誰かそいつ捕まえろ! 爆弾魔だ!!」
爆弾魔「くそ、どうしてバレた?せっかく才虎という金持ちを人質に身代金を要求しようと思ったのに…」
楠雄(そう、もうお気づきだろう。 僕のいう能力とは超能力ではなく…)
ドタドタドタドタ
ガラッ!
爆弾魔「おらぁ!それ以上近づいたら爆発させっぞ!!」
楠雄(〝身体能力〟だ!!)
スパッコーーーン!!!
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/06(金) 23:14:27.57 ID:rKcEMlfA0
シュゴオォォォ!!!
爆弾魔「へ?」
ドゴッ!
爆弾魔「ぐぼっ」
窪谷須「おうら、観念しろや!」ドゴッ
楠雄(やれやれ、やり過ぎるなよ。だが、ご覧いただけただろうか?このように超能力など無くても爆弾魔ぐらい僕の前では朝前ならぬHR前だ)
楠雄(もっとも、人に注目されたくないので本当に見られたら困るわけだが)
楠雄(今回も事前に千里眼で周囲の人影を…)
楠雄(って、いかんいかん千里眼は使えなかったんだった)
楠雄(通りで何も見えなかったわけだ、まあ時間も時間だし誰かに見られる心配は……
ガッシャァン!!
楠雄(ない…)
灰呂杵志「・・・・」
楠雄(あった)
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/06(金) 23:19:09.11 ID:rKcEMlfA0
灰呂杵志「うおおぉぉぉぉ!!!!見せてもらったよ!斉木君のサーブ!!!」
楠雄(よりによって灰呂か、不味いのに見られたな)
灰呂杵志「そして今こそ確信した!君こそ未来のテニス界を背負って立つ男だ!!」
楠雄(勝手に背負わすな)
灰呂杵志「さあ、斉木君テニス部に入ろう!」
楠雄(断る)
灰呂杵志「そしてテニス部を全国に導いてくれ、部長!!」
楠雄(断る、部長はおまえだろ)
灰呂杵志「さあ、東京オリンピックまであと2年だよ、斉木部長!!」
楠雄(断ると言っているだろ!話を聞け!)
楠雄(おかしい、確かに灰呂は暑苦しい奴だが今日は段違いだ)
楠雄(まさか超能力か? 灰呂杵志から連想される超能力はパイロキネシス)
楠雄(すなわち〝発火能力〟による相乗効果がいつもの性格を文字通り燃え上がらせた熱血漢にさせているのか?)
灰呂杵志「残りの高校生活を燃え上がらせればウィンブルドンだって夢じゃないよ、斉木プロ!!」
楠雄(やれやれ、やはり超能力はこりごりだ)
ナレーション「翌日、海藤たちは超能力を失っていたが 灰呂の勧誘は1週間続いた」
灰呂杵志「4 大 大 会 制 覇!!」
終わり
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/06(金) 23:23:52.78 ID:rKcEMlfA0
【おまけ】
目良千里「はむはむ、もぎゅもきゅ、ふふふ…」
照橋「あ、目良さんおはよう♪」
目良千里「おはよう、照橋さん」ジュルジュル
照橋「その…手なんか食べてるけど、どうかしたの?」
目良千里「ああ、これ? いや~それが目が覚めたら目の前に見たこともないご馳走が見えるようになってね」
照橋「ふ~ん、昔TVで見た千里眼みたいね?」
目良千里「もうすっごいの♪ 私、それから目の前のご馳走を見ながら手をなめてるんだけど、それをおかずにすれば何杯だって御飯が食べれるよ♪」ベロベロベロ
照橋「そ、そっか、よかったね…」
目良千里「ふわあぁぁ、こんな分厚いステーキはじめて見た…」
照橋「って、目良さんストーープ! それ自分のうち履き!」
目良千里「しあわせ♪」ムシャムシャ
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/06(金) 23:25:52.59 ID:rKcEMlfA0
これで終わりです
今回の名前と関連する超能力を使えるようになったらもっとも得する人物は誰か考えたら【おまけ】の理由から目良さんという結論になりました
それでは依頼出して来ます
引用元: 斉木楠雄「僕の名前は斉木楠雄、元サイキックスである」
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