姫和「なんで可奈美が腹を出して寝てるのを知っているか?」
2018-07-27
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 18:54:47.16 ID:PUE6xXX+0
刀使ノ巫女ss、キャラ崩壊注意
~海~
舞衣「せっかくみんなで海に来る予定だったのに可奈美ちゃんが夏風邪で不参加だなんて…」
沙耶香「可奈美が一番楽しみにしてたのに…かわいそう」
姫和「沙耶香、気にすることはない。全く、腹を出して寝るなと毎日のように口酸っぱく言っていたのにあいつは…!」
薫「ん…? なんだなんだ、まるで毎日可奈美と一緒に寝ているかのような物言いだな」ニヤニヤ
姫和「……はっ!」(ま、まずい……!)
エレン「ひよよんは毎日かなみんと一緒に寝てるんデスか? ラブラブデスねー!!」
舞衣「姫和ちゃん…可奈美ちゃんとはどこまで進んでるの…?」ハイライトオフ
姫和「お、おい、落ち着け! 私は毎日のように、と言ったんだ! 毎日とは言っていない!」
沙耶香「毎日じゃないなら、どのくらいの頻度で一緒に寝てるの?」
姫和「大体週5くらいだな」
姫和「…」
姫和(…はっ! あまりにも自然に聞かれたからつい答えてしまった!)
~海~
舞衣「せっかくみんなで海に来る予定だったのに可奈美ちゃんが夏風邪で不参加だなんて…」
沙耶香「可奈美が一番楽しみにしてたのに…かわいそう」
姫和「沙耶香、気にすることはない。全く、腹を出して寝るなと毎日のように口酸っぱく言っていたのにあいつは…!」
薫「ん…? なんだなんだ、まるで毎日可奈美と一緒に寝ているかのような物言いだな」ニヤニヤ
姫和「……はっ!」(ま、まずい……!)
エレン「ひよよんは毎日かなみんと一緒に寝てるんデスか? ラブラブデスねー!!」
舞衣「姫和ちゃん…可奈美ちゃんとはどこまで進んでるの…?」ハイライトオフ
姫和「お、おい、落ち着け! 私は毎日のように、と言ったんだ! 毎日とは言っていない!」
沙耶香「毎日じゃないなら、どのくらいの頻度で一緒に寝てるの?」
姫和「大体週5くらいだな」
姫和「…」
姫和(…はっ! あまりにも自然に聞かれたからつい答えてしまった!)
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 19:00:00.86 ID:PUE6xXX+0
薫「なるほど、週5で二人は同衾してると」
姫和「同衾という言い方はやめろ!」
沙耶香「どうきん…? 舞衣、どうきんって何?」
舞衣「えっ、えっと…さ、沙耶香ちゃんにはまだ早いんじゃないかなぁ……」アセアセ
沙耶香「……舞衣、私知りたい」
舞衣「うっ……」
沙耶香「お願い、どうきんの意味教えてほしい」
舞衣「え、えっと…」(まぁ、大丈夫だよね…?)
舞衣「えっと、同衾って言うのは仲の良い二人が一緒の布団で寝ることだよ」
姫和「同衾という言い方はやめろ!」
沙耶香「どうきん…? 舞衣、どうきんって何?」
舞衣「えっ、えっと…さ、沙耶香ちゃんにはまだ早いんじゃないかなぁ……」アセアセ
沙耶香「……舞衣、私知りたい」
舞衣「うっ……」
沙耶香「お願い、どうきんの意味教えてほしい」
舞衣「え、えっと…」(まぁ、大丈夫だよね…?)
舞衣「えっと、同衾って言うのは仲の良い二人が一緒の布団で寝ることだよ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 19:33:43.36 ID:PUE6xXX+0
沙耶香「仲の良い二人……」
沙耶香「舞衣、私も舞衣とどうきんしたい」
エレン「oh!! さあやは大胆デスね!!」
舞衣「だ、ダメだよ沙耶香ちゃん!」
沙耶香「どうして? 私と舞衣、仲良しじゃない…? 仲良しじゃないからどうきんできない……?」シュン
舞衣「い、いや、えっと……」(まぁ、一緒の布団で寝るだけだし大丈夫だよね…?)
舞衣「う、うん…じゃあ、今日の夜ね」
沙耶香「良かった」
薫「おいおい、話がずれてるぞ! 今はひよよんと可奈美の夜の関係についてだろーが」
姫和「ちっ…いい感じに話が逸れていたのに……」
沙耶香「舞衣、私も舞衣とどうきんしたい」
エレン「oh!! さあやは大胆デスね!!」
舞衣「だ、ダメだよ沙耶香ちゃん!」
沙耶香「どうして? 私と舞衣、仲良しじゃない…? 仲良しじゃないからどうきんできない……?」シュン
舞衣「い、いや、えっと……」(まぁ、一緒の布団で寝るだけだし大丈夫だよね…?)
舞衣「う、うん…じゃあ、今日の夜ね」
沙耶香「良かった」
薫「おいおい、話がずれてるぞ! 今はひよよんと可奈美の夜の関係についてだろーが」
姫和「ちっ…いい感じに話が逸れていたのに……」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 19:34:52.92 ID:PUE6xXX+0
薫「それで、可奈美と一緒に寝ているという発言について詳しく聞かせてもらおうか」
姫和「あ、あー…あれだ、ほら、えーと…そ、そうだ、昼寝だ!」
舞衣「昼寝?」
姫和「そうだ! この前可奈美が昼寝をしている時に、腹を出して寝ていたからその時の事を言ったんだ!」
エレン「wao! ひよよんはかなみんと昼からにゃんにゃんしているんデスネ!」
薫「なるほど、この時期にわざわざ昼からやるってことはあえてクーラーをつけずに汗だくにゃんにゃんを楽しんでいるって事か」
沙耶香「汗だくにゃんにゃんは楽しい……」ボソッ
舞衣「可奈美ちゃんと姫和ちゃんが汗だくにゃんにゃん…」ハイライトオフ
姫和「あ、あー…あれだ、ほら、えーと…そ、そうだ、昼寝だ!」
舞衣「昼寝?」
姫和「そうだ! この前可奈美が昼寝をしている時に、腹を出して寝ていたからその時の事を言ったんだ!」
エレン「wao! ひよよんはかなみんと昼からにゃんにゃんしているんデスネ!」
薫「なるほど、この時期にわざわざ昼からやるってことはあえてクーラーをつけずに汗だくにゃんにゃんを楽しんでいるって事か」
沙耶香「汗だくにゃんにゃんは楽しい……」ボソッ
舞衣「可奈美ちゃんと姫和ちゃんが汗だくにゃんにゃん…」ハイライトオフ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 19:37:29.26 ID:PUE6xXX+0
姫和「だーっ!! 何を想像してるんだ!! この変態どもが!」
姫和「はぁ、お前らといるとどうしてここまで疲れるんだ……」
ラーインッラーインッピロピロピロピロ
舞衣「あれ、ラインだ」
エレン「私たちのラインが一斉になりましたネ」
沙耶香「…可奈美から、グループにメッセージが来てる」
薫「んーと、なになに…」
衛藤可奈美 『いつも抱き着いて寝てる姫和ちゃんがいないから、今日は姫和ちゃんの枕で我慢だよー>< でも、枕から姫和ちゃんの匂いがするから安心して眠れそうzzz……』」
薫「…動かぬ証拠だな」
姫和「あ、あいつ…夏風邪で頭が回らずに私の個人ラインとグループラインを間違えたな……!」
姫和「はぁ、お前らといるとどうしてここまで疲れるんだ……」
ラーインッラーインッピロピロピロピロ
舞衣「あれ、ラインだ」
エレン「私たちのラインが一斉になりましたネ」
沙耶香「…可奈美から、グループにメッセージが来てる」
薫「んーと、なになに…」
衛藤可奈美 『いつも抱き着いて寝てる姫和ちゃんがいないから、今日は姫和ちゃんの枕で我慢だよー>< でも、枕から姫和ちゃんの匂いがするから安心して眠れそうzzz……』」
薫「…動かぬ証拠だな」
姫和「あ、あいつ…夏風邪で頭が回らずに私の個人ラインとグループラインを間違えたな……!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 19:39:18.96 ID:PUE6xXX+0
舞衣「やっぱり可奈美ちゃんと姫和ちゃんはもう一線を越えているんだね…」ハイライトオフ
エレン「まずいデース! まいまいの目が真っ黒デス……!」
薫「なーんだ、やっぱりもう一緒に寝てんじゃねーか」
姫和「…あぁ、そうだ…そうだよ! 私は可奈美と一緒に寝てる! 何が悪いんだ! おい、言ってみろ薫!」グイグイッ
薫「い、いや、別に悪いなんて言ってないんだが…」
姫和「この前だって朝まで寝かさなかったさ! 普段の可奈美も可愛いけどベッドの上の可奈美はさらに可愛いからな! お前ら知らないだろう!」
舞衣「ひ、姫和ちゃん落ち着いて…」
エレン「ナルホド、ひよよんはベッドの上だと野獣なんデスね! 薫と一緒デス!!」
薫「お、おいっ! エレンっ!」
エレン「一昨日も朝までコースでしたヨ!」
エレン「まずいデース! まいまいの目が真っ黒デス……!」
薫「なーんだ、やっぱりもう一緒に寝てんじゃねーか」
姫和「…あぁ、そうだ…そうだよ! 私は可奈美と一緒に寝てる! 何が悪いんだ! おい、言ってみろ薫!」グイグイッ
薫「い、いや、別に悪いなんて言ってないんだが…」
姫和「この前だって朝まで寝かさなかったさ! 普段の可奈美も可愛いけどベッドの上の可奈美はさらに可愛いからな! お前ら知らないだろう!」
舞衣「ひ、姫和ちゃん落ち着いて…」
エレン「ナルホド、ひよよんはベッドの上だと野獣なんデスね! 薫と一緒デス!!」
薫「お、おいっ! エレンっ!」
エレン「一昨日も朝までコースでしたヨ!」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 19:40:37.20 ID:PUE6xXX+0
姫和「朝まで…なるほどな。かおるぅ、随分エレンと仲が良いようだなぁ」ニヤリ
薫「くっ…エターナルの癖にオレをバカにしやがって……」
姫和「お、おい! エターナルって誰の事だ!」
薫「誰って…そんなの一人しかいないだろ」ニヤリ
姫和「くっ…お前……!!」
ぎゃーぎゃーわーわー!!
沙耶香「朝までコースは仲良し……」ボソッ
エレン「ウフフ、薫とひよよんは仲がいいデスねー」
舞衣「仲いいのかなぁ…?」
沙耶香「…」
薫「くっ…エターナルの癖にオレをバカにしやがって……」
姫和「お、おい! エターナルって誰の事だ!」
薫「誰って…そんなの一人しかいないだろ」ニヤリ
姫和「くっ…お前……!!」
ぎゃーぎゃーわーわー!!
沙耶香「朝までコースは仲良し……」ボソッ
エレン「ウフフ、薫とひよよんは仲がいいデスねー」
舞衣「仲いいのかなぁ…?」
沙耶香「…」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 19:41:47.01 ID:PUE6xXX+0
・
・
・
~海で遊び終わって夜~
舞衣「ふぅ、可奈美ちゃんが来れなかったのは残念だったけど、今日は楽しかったな」フフッ
こんこん
沙耶香「舞衣、私」
舞衣「さ、沙耶香ちゃん、いらっしゃい」
沙耶香「舞衣、どうきんしに来た」
舞衣「そ、そうだったね」(沙耶香ちゃんは私と一緒の布団で寝に来ただけだから、変な意味でとらえちゃダメだよね)
沙耶香「…朝までコースで汗だくにゃんにゃんしよう」
・
・
~海で遊び終わって夜~
舞衣「ふぅ、可奈美ちゃんが来れなかったのは残念だったけど、今日は楽しかったな」フフッ
こんこん
沙耶香「舞衣、私」
舞衣「さ、沙耶香ちゃん、いらっしゃい」
沙耶香「舞衣、どうきんしに来た」
舞衣「そ、そうだったね」(沙耶香ちゃんは私と一緒の布団で寝に来ただけだから、変な意味でとらえちゃダメだよね)
沙耶香「…朝までコースで汗だくにゃんにゃんしよう」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/26(木) 19:42:44.73 ID:PUE6xXX+0
舞衣「…えっ」(あ、朝までコースで汗だくにゃんにゃんっ!? さ、沙耶香ちゃんは同衾がどういう意味か分かっているのっ!?)
沙耶香「舞衣、私、もっと舞衣と仲良くなりたい」
沙耶香「舞衣、しよう」キリッ
舞衣「あ、え、えっと…は、はい…///」キュンッ
沙耶香「良かった、ありがとう舞衣」(…ところで、朝までコースとか汗だくにゃんにゃんってどういう意味なんだろう)
舞衣「沙耶香ちゃん、今日は朝までよろしくね…///」ウットリ
沙耶香「うん」(あれ…舞衣、顔が真っ赤)
終わり
沙耶香「舞衣、私、もっと舞衣と仲良くなりたい」
沙耶香「舞衣、しよう」キリッ
舞衣「あ、え、えっと…は、はい…///」キュンッ
沙耶香「良かった、ありがとう舞衣」(…ところで、朝までコースとか汗だくにゃんにゃんってどういう意味なんだろう)
舞衣「沙耶香ちゃん、今日は朝までよろしくね…///」ウットリ
沙耶香「うん」(あれ…舞衣、顔が真っ赤)
終わり
引用元: 姫和「なんで可奈美が腹を出して寝てるのを知っているか?」
【刀使ノ巫女】姫和「どうして私は母さんと、いままで会えなかったんだろう?」
2018-07-01
1: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:22:44.32 ID:bGKh+TUN0
約5000字 アニメ最終話の話
姫和(ひより)と可奈美の現世(うつしよ)への帰還中
姫和「可奈美は眠ったときに夢の中で母親に会っていたんだろ?」
可奈美「うん。起きたら忘れてちゃってたけどね」
姫和「それはおそらく、現世と隠世(かくりよ)に分かれた二振りの千鳥によって起きていたはずだ」
可奈美「ふむふむ」
姫和「しかしならば同じように小烏丸(こがらすまる)を持っていた私も、母に会っていてもおかしくないはずだ」
可奈美「そうだね。なんでかなー」
姫和「千鳥と小烏丸が同じ条件だとしたら、私と可奈美に差があったということか?」
可奈美「うーん? あ!」
姫和「なにかあるのか?」
可奈美「私は、寝るとき千鳥を枕元に置いて眠るんだけど、たまに寝ぼけて千鳥を抱いて寝てるんだよね。これは?」
姫和「睡眠時の御刀との距離か。だが私も寝るときには小烏丸を身近に置いているぞ」
可奈美「違うかー」
姫和「それに逃亡生活したときは、私も小烏丸を握りしめて睡眠をとったが何も起きなかったぞ」
可奈美「うーん、なんでなんだろうね?」
姫和「私と可奈美の条件が同じなら、後は母の側の条件か?」
可奈美「お母さんの?」
姫和「ああ」
姫和「私は亡くなった母に、ずっと会いたかったのに会えなかった。もしかして母は私に会いたくなかったのではないかと、思ってな」
可奈美「そんなことない!」
姫和「!」
可奈美「ちょっとしか会えなかったけど、姫和ちゃんのお母さんは良い人だったよ。だからそんなこと絶対にない」
姫和「そうだな……その通りだ」
可奈美「私には理由はよく分からないけど、現世に帰れたら、フリードマンさんとかに聞いてみればいいんだよ」
可奈美「だからまずは帰らないと」
姫和「ああ……そうだな。それによく考えたら、母は私が生まれたことは知らなかったしな。会いたくない以前の問題だった」
可奈美「うん! そうだよ!」
姫和「可奈美、お前がいてくれて本当によかった」
可奈美「?」
姫和「私が独りだったら、この暗い道を独りで歩いているうちに不安になって、母の元に引き返していたかもしれない」
可奈美「私の方こそ、姫和ちゃんが居てくれてよかった」
姫和「さあ、帰ろう」
可奈美「うん!」
姫和(いや、ちょっと違うな。可奈美に出会えて本当によかった)
姫和(ひより)と可奈美の現世(うつしよ)への帰還中
姫和「可奈美は眠ったときに夢の中で母親に会っていたんだろ?」
可奈美「うん。起きたら忘れてちゃってたけどね」
姫和「それはおそらく、現世と隠世(かくりよ)に分かれた二振りの千鳥によって起きていたはずだ」
可奈美「ふむふむ」
姫和「しかしならば同じように小烏丸(こがらすまる)を持っていた私も、母に会っていてもおかしくないはずだ」
可奈美「そうだね。なんでかなー」
姫和「千鳥と小烏丸が同じ条件だとしたら、私と可奈美に差があったということか?」
可奈美「うーん? あ!」
姫和「なにかあるのか?」
可奈美「私は、寝るとき千鳥を枕元に置いて眠るんだけど、たまに寝ぼけて千鳥を抱いて寝てるんだよね。これは?」
姫和「睡眠時の御刀との距離か。だが私も寝るときには小烏丸を身近に置いているぞ」
可奈美「違うかー」
姫和「それに逃亡生活したときは、私も小烏丸を握りしめて睡眠をとったが何も起きなかったぞ」
可奈美「うーん、なんでなんだろうね?」
姫和「私と可奈美の条件が同じなら、後は母の側の条件か?」
可奈美「お母さんの?」
姫和「ああ」
姫和「私は亡くなった母に、ずっと会いたかったのに会えなかった。もしかして母は私に会いたくなかったのではないかと、思ってな」
可奈美「そんなことない!」
姫和「!」
可奈美「ちょっとしか会えなかったけど、姫和ちゃんのお母さんは良い人だったよ。だからそんなこと絶対にない」
姫和「そうだな……その通りだ」
可奈美「私には理由はよく分からないけど、現世に帰れたら、フリードマンさんとかに聞いてみればいいんだよ」
可奈美「だからまずは帰らないと」
姫和「ああ……そうだな。それによく考えたら、母は私が生まれたことは知らなかったしな。会いたくない以前の問題だった」
可奈美「うん! そうだよ!」
姫和「可奈美、お前がいてくれて本当によかった」
可奈美「?」
姫和「私が独りだったら、この暗い道を独りで歩いているうちに不安になって、母の元に引き返していたかもしれない」
可奈美「私の方こそ、姫和ちゃんが居てくれてよかった」
姫和「さあ、帰ろう」
可奈美「うん!」
姫和(いや、ちょっと違うな。可奈美に出会えて本当によかった)
2: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:27:38.37 ID:bGKh+TUN0
──
────
一方その頃、美奈都と篝(かがり)とタギツヒメ
美奈都「せい!」
篝「たあ!」
タギツヒメ「は!」
美奈都「ふう、あたしと篝の二人がかりでようやく互角ってとこだね」
篝「そうですね。一端、休憩しますか?」
タギツヒメ「ふん、いいだろう」
篝「姫和と可奈美さんは無事に帰れたでしょうか?」
美奈都「さすがにまだじゃない?」
篝「姫和は私に似て頑固な所がありそうだから、途中で喧嘩したりしないか心配です」
美奈都「心配しすぎ、重く考えすぎなんだよ。篝は」
篝「……でも」
美奈都「……」
タギツヒメ「……しかし完全体の我と互角とはな」
美奈都「へへん、あたし達も中々のもんでしょ」
そう言いながら美奈都は、御刀を右手左手と交互に持ち替え、肩の上に乗せる。
篝「美奈都先輩、また御刀をそんな雑に扱って」
美奈都「こうやるの、なんか癖なんだよね」
篝「バットを持ち歩く野球少年じゃないんですから、だからガサツ系って笑われちゃんですよ」
美奈都「むっ、重たいムッツリ系には言われたくないかな」
篝「重たいムッツリ系!? なんですか!? それ!?」
美奈都「だって、篝のことだから未来の旦那のこと聞かなかったんでしょう?」
篝「!」
美奈都「せっかく未来の娘に会えたんだから、聞いとけばいいのに」
篝「み、美奈都先輩は聞いたんですか?」
美奈都「あたしは幼馴染と結婚して、可奈美と可奈美のお兄ちゃんを産むんだってさ」
篝「な、なんか人の話なのに恥ずかしいですね!」
美奈都「篝はそういうこと興味あるのに、真面目ぶって聞かなかったんでしょ? もろにムッツリ系じゃん。 ね、タギツヒメ」
タギツヒメ「……人の営みに興味があるのか?」
篝「ち、違いますから! そういうのじゃないですから!」
美奈都「はい、篝は重たいムッツリ系に決定!」
タギツヒメ「……ふむ」
篝「うぅ」
────
一方その頃、美奈都と篝(かがり)とタギツヒメ
美奈都「せい!」
篝「たあ!」
タギツヒメ「は!」
美奈都「ふう、あたしと篝の二人がかりでようやく互角ってとこだね」
篝「そうですね。一端、休憩しますか?」
タギツヒメ「ふん、いいだろう」
篝「姫和と可奈美さんは無事に帰れたでしょうか?」
美奈都「さすがにまだじゃない?」
篝「姫和は私に似て頑固な所がありそうだから、途中で喧嘩したりしないか心配です」
美奈都「心配しすぎ、重く考えすぎなんだよ。篝は」
篝「……でも」
美奈都「……」
タギツヒメ「……しかし完全体の我と互角とはな」
美奈都「へへん、あたし達も中々のもんでしょ」
そう言いながら美奈都は、御刀を右手左手と交互に持ち替え、肩の上に乗せる。
篝「美奈都先輩、また御刀をそんな雑に扱って」
美奈都「こうやるの、なんか癖なんだよね」
篝「バットを持ち歩く野球少年じゃないんですから、だからガサツ系って笑われちゃんですよ」
美奈都「むっ、重たいムッツリ系には言われたくないかな」
篝「重たいムッツリ系!? なんですか!? それ!?」
美奈都「だって、篝のことだから未来の旦那のこと聞かなかったんでしょう?」
篝「!」
美奈都「せっかく未来の娘に会えたんだから、聞いとけばいいのに」
篝「み、美奈都先輩は聞いたんですか?」
美奈都「あたしは幼馴染と結婚して、可奈美と可奈美のお兄ちゃんを産むんだってさ」
篝「な、なんか人の話なのに恥ずかしいですね!」
美奈都「篝はそういうこと興味あるのに、真面目ぶって聞かなかったんでしょ? もろにムッツリ系じゃん。 ね、タギツヒメ」
タギツヒメ「……人の営みに興味があるのか?」
篝「ち、違いますから! そういうのじゃないですから!」
美奈都「はい、篝は重たいムッツリ系に決定!」
タギツヒメ「……ふむ」
篝「うぅ」
3: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:33:52.30 ID:bGKh+TUN0
篝「……美奈都先輩は、また、そうやって私のことをからかうんですね」
篝「いいですよ、こちらにも考えがあります」
美奈都「?」
篝「ではタギツヒメさん。聞いてください。美奈都先輩がどれだけガサツかを!」
タギツヒメ「あ、ああ」
美奈都「ちょっと!」
篝「美奈都先輩はですね。私がお風呂上りに食べようとしていたアイスを、勝手に食べたんですよ!?」
美奈都「……そんなこともあったね」
篝「私がそのことを問い詰めたら、なんて言ったと思います?」
タギツヒメ「……なんと?」
篝「”あの歯磨き粉みたいな味のアイスは篝のだったんだ”って、勝手に食べておいて、なんて言い草!!!」
タギツヒメ「お、おう」
美奈都「あ、後でちゃんと謝ったでしょ!!」
篝「美奈都先輩のガサツエピソードはまだまだあります。これでよく結婚できたものです!!」
美奈都「旦那のことは関係ないでしょ!!」
篝「未来の旦那さんのことを、先に持ち出したのは美奈都先輩でしょ!!」
美奈都「なにを!!」
篝「なんですか!!」
タギツヒメ「お、おい!?」
美奈都「……やろうか、篝」
篝「いいですよ、返り討ちです。美奈都先輩」
美奈都「言うね。荒魂討伐数はあたしの方が上なのに」
篝「大会成績は私の方が上です」
タギツヒメ「……お前たちは我と互角に戦えるほどの、連携こなせる仲ではないのか?」
美奈都「そうだけどさ、それとこれとは別」
篝「大丈夫です。人間にはこんな諺(ことわざ)があります」
「「”喧嘩するほど仲が良い”ってね」」
篝「ふふ、行くよ!」
美奈都「ふふ、ええ、どうぞ!」
タギツヒメ「……人間はわからん」
────
──
篝「いいですよ、こちらにも考えがあります」
美奈都「?」
篝「ではタギツヒメさん。聞いてください。美奈都先輩がどれだけガサツかを!」
タギツヒメ「あ、ああ」
美奈都「ちょっと!」
篝「美奈都先輩はですね。私がお風呂上りに食べようとしていたアイスを、勝手に食べたんですよ!?」
美奈都「……そんなこともあったね」
篝「私がそのことを問い詰めたら、なんて言ったと思います?」
タギツヒメ「……なんと?」
篝「”あの歯磨き粉みたいな味のアイスは篝のだったんだ”って、勝手に食べておいて、なんて言い草!!!」
タギツヒメ「お、おう」
美奈都「あ、後でちゃんと謝ったでしょ!!」
篝「美奈都先輩のガサツエピソードはまだまだあります。これでよく結婚できたものです!!」
美奈都「旦那のことは関係ないでしょ!!」
篝「未来の旦那さんのことを、先に持ち出したのは美奈都先輩でしょ!!」
美奈都「なにを!!」
篝「なんですか!!」
タギツヒメ「お、おい!?」
美奈都「……やろうか、篝」
篝「いいですよ、返り討ちです。美奈都先輩」
美奈都「言うね。荒魂討伐数はあたしの方が上なのに」
篝「大会成績は私の方が上です」
タギツヒメ「……お前たちは我と互角に戦えるほどの、連携こなせる仲ではないのか?」
美奈都「そうだけどさ、それとこれとは別」
篝「大丈夫です。人間にはこんな諺(ことわざ)があります」
「「”喧嘩するほど仲が良い”ってね」」
篝「ふふ、行くよ!」
美奈都「ふふ、ええ、どうぞ!」
タギツヒメ「……人間はわからん」
────
──
4: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:35:54.00 ID:bGKh+TUN0
──
────
可奈美「姫和ちゃん」
姫和「なんだ?」
可奈美「まだつかないのかな?」
姫和「わからん。前例がないからな」
可奈美「どれくらい歩いたっけ?」
姫和「感覚的には一時間、もしくは丸一週間も歩いたような感じだ。まったくわけがわからん」
可奈美「疲れないし、お腹も空かないし、眠くならないのは有難いんだけど」
姫和「ああ、こうも変化がないとな」
可奈美「ねえ、荒魂ちゃん。まだつかないの?」
荒魂「……」
姫和「意思疎通は無理か。案内してもらえるだけ良い方か」
可奈美「……」
姫和「……」
────
──
────
可奈美「姫和ちゃん」
姫和「なんだ?」
可奈美「まだつかないのかな?」
姫和「わからん。前例がないからな」
可奈美「どれくらい歩いたっけ?」
姫和「感覚的には一時間、もしくは丸一週間も歩いたような感じだ。まったくわけがわからん」
可奈美「疲れないし、お腹も空かないし、眠くならないのは有難いんだけど」
姫和「ああ、こうも変化がないとな」
可奈美「ねえ、荒魂ちゃん。まだつかないの?」
荒魂「……」
姫和「意思疎通は無理か。案内してもらえるだけ良い方か」
可奈美「……」
姫和「……」
────
──
5: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:37:21.72 ID:bGKh+TUN0
──
────
美奈都「せい!」
篝「やっ!」
タギツヒメ「……もう終わりにしないか?」
美奈都「……」
篝「……」
美奈都「……そだね」
篝「……では引き分けですね」
タギツヒメ「お互いの手の内を知り尽くしているからか?」
篝「それもありますけど、ここだと疲れて隙が生まれることもないので」
美奈都「決着は付かなかったけど、目的は果たせたしさ」
タギツヒメ「目的?」
美奈都「御刀を通して相手を感じるとか、体を動かして気分を変えるとか?」
篝「美奈都先輩とは、昔からこうやって手合わせしていましたし。いつものことなんですよ」
美奈都「篝、さっきはからかってごめん」
篝「私こそ、言い過ぎましたごめんなさい」
タギツヒメ「……対立しても手を取り合える。これも人間か」
美奈都「まあね」
篝「ふふ」
タギツヒメ「!!!」
篝「どうかしましたか?」
タギツヒメ「千鳥と小烏丸が打ち合っている???」
美奈都「あたし達じゃないよね?」
篝「ということは?」
タギツヒメ「お前達の娘が戦っているということだ」
「「ええ!?」」
────
──
────
美奈都「せい!」
篝「やっ!」
タギツヒメ「……もう終わりにしないか?」
美奈都「……」
篝「……」
美奈都「……そだね」
篝「……では引き分けですね」
タギツヒメ「お互いの手の内を知り尽くしているからか?」
篝「それもありますけど、ここだと疲れて隙が生まれることもないので」
美奈都「決着は付かなかったけど、目的は果たせたしさ」
タギツヒメ「目的?」
美奈都「御刀を通して相手を感じるとか、体を動かして気分を変えるとか?」
篝「美奈都先輩とは、昔からこうやって手合わせしていましたし。いつものことなんですよ」
美奈都「篝、さっきはからかってごめん」
篝「私こそ、言い過ぎましたごめんなさい」
タギツヒメ「……対立しても手を取り合える。これも人間か」
美奈都「まあね」
篝「ふふ」
タギツヒメ「!!!」
篝「どうかしましたか?」
タギツヒメ「千鳥と小烏丸が打ち合っている???」
美奈都「あたし達じゃないよね?」
篝「ということは?」
タギツヒメ「お前達の娘が戦っているということだ」
「「ええ!?」」
────
──
6: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:38:56.49 ID:bGKh+TUN0
──
────
可奈美「……」
姫和「……」
可奈美「……姫和ちゃん」
姫和「……なんだ?」
可奈美「一回、手を放してもいい?」
姫和「はあ?」
可奈美「だってもう何日、いや何週間歩いてるの? 歩くの飽きちゃったよ」
姫和「それで?」
可奈美「だからさ。ちょっと手を放して、御刀を抜いて、少しだけ手合わせしたいなって」
姫和「だめだ。手を放して離れ離れになったらどうする」
可奈美「えー、ちょっとだけなら大丈夫だよ」
姫和「だめだ!」
────
──
────
可奈美「……」
姫和「……」
可奈美「……姫和ちゃん」
姫和「……なんだ?」
可奈美「一回、手を放してもいい?」
姫和「はあ?」
可奈美「だってもう何日、いや何週間歩いてるの? 歩くの飽きちゃったよ」
姫和「それで?」
可奈美「だからさ。ちょっと手を放して、御刀を抜いて、少しだけ手合わせしたいなって」
姫和「だめだ。手を放して離れ離れになったらどうする」
可奈美「えー、ちょっとだけなら大丈夫だよ」
姫和「だめだ!」
────
──
7: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:41:23.41 ID:bGKh+TUN0
──
────
可奈美「……」
姫和「……」
可奈美「姫和ちゃん」
姫和「だめだ」
────
──
──
────
可奈美「御刀を抜いてさ」
姫和「だめだ」
────
──
──
────
可奈美「手合わせ」
姫和「だめだ!」
────
──
────
可奈美「……」
姫和「……」
可奈美「姫和ちゃん」
姫和「だめだ」
────
──
──
────
可奈美「御刀を抜いてさ」
姫和「だめだ」
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──
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可奈美「手合わせ」
姫和「だめだ!」
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8: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:43:05.00 ID:bGKh+TUN0
──
────
可奈美「ああー!」
姫和「!」
可奈美「御刀を抜きたい! 手合わせ! 手合わせしたい!」
姫和「この剣術バカが!」
可奈美「ねえ、しよ。やろうよ。やりたい。ちょっとだけでいいからさ、姫和ちゃん!」
姫和「ちょ、可奈美! 言い方がやらしいぞ!」
可奈美「なにが???」
姫和「ああもう!」
可奈美「さては姫和ちゃん。私に勝てないからやりたくないんじゃ?」
姫和「むっ、そんな挑発には乗らないぞ」
可奈美「イチキシマヒメの力も、もうないし、そうだよね」
姫和「むむっ」
可奈美「私はあんなに強いお母さんに認めてもらえたし、もしかしてお母さんはあの世代で一番強かったんじゃないかな?」
姫和「むむむっ、そんなわけあるか! 私の母さんだって強い!」
可奈美「ええー」
姫和「いいだろう。相手になってやる。こい可奈美!」
可奈美「やったー。行くよ。姫和ちゃん!」
────
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可奈美「ああー!」
姫和「!」
可奈美「御刀を抜きたい! 手合わせ! 手合わせしたい!」
姫和「この剣術バカが!」
可奈美「ねえ、しよ。やろうよ。やりたい。ちょっとだけでいいからさ、姫和ちゃん!」
姫和「ちょ、可奈美! 言い方がやらしいぞ!」
可奈美「なにが???」
姫和「ああもう!」
可奈美「さては姫和ちゃん。私に勝てないからやりたくないんじゃ?」
姫和「むっ、そんな挑発には乗らないぞ」
可奈美「イチキシマヒメの力も、もうないし、そうだよね」
姫和「むむっ」
可奈美「私はあんなに強いお母さんに認めてもらえたし、もしかしてお母さんはあの世代で一番強かったんじゃないかな?」
姫和「むむむっ、そんなわけあるか! 私の母さんだって強い!」
可奈美「ええー」
姫和「いいだろう。相手になってやる。こい可奈美!」
可奈美「やったー。行くよ。姫和ちゃん!」
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9: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:44:29.53 ID:bGKh+TUN0
──
────
篝「ど、どうしましょう? 美奈都先輩?」
美奈都「ちょっと落ち着きなよ、篝」
タギツヒメ「……千鳥と小烏丸の打ち合いが響いてくる」
美奈都「それで?」
篝「他には?」
タギツヒメ「……これは? ふふふ」
美奈都「何? どうしたの?」
タギツヒメ「なにも心配することはない。これは私にもわかる」
タギツヒメ「”この親にして、この子あり”というやつだ」
「「?」」
────
──
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篝「ど、どうしましょう? 美奈都先輩?」
美奈都「ちょっと落ち着きなよ、篝」
タギツヒメ「……千鳥と小烏丸の打ち合いが響いてくる」
美奈都「それで?」
篝「他には?」
タギツヒメ「……これは? ふふふ」
美奈都「何? どうしたの?」
タギツヒメ「なにも心配することはない。これは私にもわかる」
タギツヒメ「”この親にして、この子あり”というやつだ」
「「?」」
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10: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:46:19.97 ID:bGKh+TUN0
──
────
可奈美「たあ!」
姫和「はあ!」
可奈美「……ふふ」
姫和「……ふふふ」
可奈美「……引き分けだね」
姫和「……そのようだな」
可奈美「勝てると思ったのになー」
姫和「荒魂はもう私の中にいないが、その時の感覚は残っている。光のような速度で動いた感覚が、それをイメージすれば」
可奈美「今の私と姫和ちゃんは互角ってことかー。でも楽しかったね」
可奈美は御刀を右手左手と交互に持ち替え、肩の上に乗せる。母と同じように。
姫和「そうだな。……ところでそれはなんだ?」
可奈美「ああ、お母さんの癖だよ。手合わせしたから写ったのかな?」
姫和「まるで野球少年のバットだな」
姫和「……!」
可奈美「姫和ちゃん?」
姫和「……それじゃないか?」
可奈美「それ??? どれのこと?」
姫和「私が母に会えなかった理由だ。やはり母側の条件だ」
可奈美「姫和ちゃんのお母さん?」
姫和「つまり、仮説だが母が小烏丸を抜いていたかという話だ」
可奈美「?」
姫和「可奈美、美奈都さんは夢で会った時、どうだった」
可奈美「お母さん? この癖をやってたり、素振りしてたかな」
姫和「やはり、そうか。私の母は私と同じで落ち着いた感じだった」
可奈美「姫和ちゃんが落ち着いている???」
姫和「なんだ、何か文句あるか? それより母の性格だと無暗に小烏丸を抜くことはないだろう」
可奈美「ふむふむ」
姫和「御刀の鞘には、御刀の力を封じる力もある。じゃないと持っているだけで荒魂にこちらの位置がバレる」
可奈美「つまり、うちのお母さんは千鳥をバンバン抜いてたから、より力を出して私の千鳥と共鳴した?」
姫和「おそらくな。どっかの抜きたがりの剣術バカ、そっくりの母親だけが成せる技だな」
可奈美「ひどいな、姫和ちゃん。でも体を動かしてスッキリ、謎も解決してサッパリしたね」
姫和「そうだな」
可奈美「荒魂ちゃん。待たせて悪いね」
荒魂「……」
────
──
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可奈美「たあ!」
姫和「はあ!」
可奈美「……ふふ」
姫和「……ふふふ」
可奈美「……引き分けだね」
姫和「……そのようだな」
可奈美「勝てると思ったのになー」
姫和「荒魂はもう私の中にいないが、その時の感覚は残っている。光のような速度で動いた感覚が、それをイメージすれば」
可奈美「今の私と姫和ちゃんは互角ってことかー。でも楽しかったね」
可奈美は御刀を右手左手と交互に持ち替え、肩の上に乗せる。母と同じように。
姫和「そうだな。……ところでそれはなんだ?」
可奈美「ああ、お母さんの癖だよ。手合わせしたから写ったのかな?」
姫和「まるで野球少年のバットだな」
姫和「……!」
可奈美「姫和ちゃん?」
姫和「……それじゃないか?」
可奈美「それ??? どれのこと?」
姫和「私が母に会えなかった理由だ。やはり母側の条件だ」
可奈美「姫和ちゃんのお母さん?」
姫和「つまり、仮説だが母が小烏丸を抜いていたかという話だ」
可奈美「?」
姫和「可奈美、美奈都さんは夢で会った時、どうだった」
可奈美「お母さん? この癖をやってたり、素振りしてたかな」
姫和「やはり、そうか。私の母は私と同じで落ち着いた感じだった」
可奈美「姫和ちゃんが落ち着いている???」
姫和「なんだ、何か文句あるか? それより母の性格だと無暗に小烏丸を抜くことはないだろう」
可奈美「ふむふむ」
姫和「御刀の鞘には、御刀の力を封じる力もある。じゃないと持っているだけで荒魂にこちらの位置がバレる」
可奈美「つまり、うちのお母さんは千鳥をバンバン抜いてたから、より力を出して私の千鳥と共鳴した?」
姫和「おそらくな。どっかの抜きたがりの剣術バカ、そっくりの母親だけが成せる技だな」
可奈美「ひどいな、姫和ちゃん。でも体を動かしてスッキリ、謎も解決してサッパリしたね」
姫和「そうだな」
可奈美「荒魂ちゃん。待たせて悪いね」
荒魂「……」
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11: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:47:44.25 ID:bGKh+TUN0
──
────
「「!」」
可奈美「姫和ちゃん!」
姫和「ああ、これは現世の感覚だ!」
可奈美「出口までは帰ってこれたのかな」
姫和「おそらくは。私の母への未練がなくなったからか?」
荒魂「……」
可奈美「荒魂ちゃんが、いつのまにか後ろに?」
姫和「たぶん道案内はここまで、ということだろう」
可奈美「そっかー、ありがとう! 荒魂ちゃん!」
姫和「ありがとうございました!」
荒魂「……ね」
可奈美「じゃあ、帰ろう。一緒に、姫和ちゃん」
姫和「ああ、一緒に帰ろう。可奈美」
────
──
────
「「!」」
可奈美「姫和ちゃん!」
姫和「ああ、これは現世の感覚だ!」
可奈美「出口までは帰ってこれたのかな」
姫和「おそらくは。私の母への未練がなくなったからか?」
荒魂「……」
可奈美「荒魂ちゃんが、いつのまにか後ろに?」
姫和「たぶん道案内はここまで、ということだろう」
可奈美「そっかー、ありがとう! 荒魂ちゃん!」
姫和「ありがとうございました!」
荒魂「……ね」
可奈美「じゃあ、帰ろう。一緒に、姫和ちゃん」
姫和「ああ、一緒に帰ろう。可奈美」
────
──
12: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:53:07.27 ID:bGKh+TUN0
──
────
タギツヒメ「!」
荒魂「……ね」
タギツヒメ「お前は? そうか、道案内は終わったのか?」
荒魂「……ね」
タギツヒメ「お前も大荒魂の、我から見れば子供のようなものか?」
荒魂「……ね」
タギツヒメ「”子に勝る宝なし”とも言うし、確かめてみるか」
荒魂「……ねね!」
タギツヒメ「ふふふ」
────
──
終わり
以下おまけ
────
タギツヒメ「!」
荒魂「……ね」
タギツヒメ「お前は? そうか、道案内は終わったのか?」
荒魂「……ね」
タギツヒメ「お前も大荒魂の、我から見れば子供のようなものか?」
荒魂「……ね」
タギツヒメ「”子に勝る宝なし”とも言うし、確かめてみるか」
荒魂「……ねね!」
タギツヒメ「ふふふ」
────
──
終わり
以下おまけ
13: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:56:59.51 ID:bGKh+TUN0
「特別遊撃隊の奮闘記」
現世、可奈美と姫和の帰還前
荒魂討伐後
沙耶香「ふぅ」
刀使A「ご協力ありがとうございます。糸見さん」
沙耶香「……私は私の意思で、刀使としての使命を果たすだけ」
刀使B「それでも助かりました」
沙耶香「……構わない。ノロの回収は任せる。では」
沙耶香は迅移で一瞬のうちに、その場から居なくなった。
刀使A「うわぁ、早いな。大荒魂討伐の英雄はやっぱり違うわね!」
刀使B「それに、クールで落ち着いていて、すごく恰好いい!」
──
────
沙耶香「……」
沙耶香「…………」
沙耶香「………………」
沙耶香(今日は舞衣が、クッキー焼いてくれるって言ってた)
沙耶香(早く帰らないと)
通信「こちら本部、付近に荒魂の反応有り、特別遊撃隊は現場に向かってください」
沙耶「!」
沙耶「く、了解」(イライラ)
────
──
現世、可奈美と姫和の帰還前
荒魂討伐後
沙耶香「ふぅ」
刀使A「ご協力ありがとうございます。糸見さん」
沙耶香「……私は私の意思で、刀使としての使命を果たすだけ」
刀使B「それでも助かりました」
沙耶香「……構わない。ノロの回収は任せる。では」
沙耶香は迅移で一瞬のうちに、その場から居なくなった。
刀使A「うわぁ、早いな。大荒魂討伐の英雄はやっぱり違うわね!」
刀使B「それに、クールで落ち着いていて、すごく恰好いい!」
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沙耶香「……」
沙耶香「…………」
沙耶香「………………」
沙耶香(今日は舞衣が、クッキー焼いてくれるって言ってた)
沙耶香(早く帰らないと)
通信「こちら本部、付近に荒魂の反応有り、特別遊撃隊は現場に向かってください」
沙耶「!」
沙耶「く、了解」(イライラ)
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14: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 18:58:57.73 ID:bGKh+TUN0
──
────
また荒魂討伐後
沙耶香「……本部へ、戦闘終了。ノロ回収班をこちらの現場へ」
沙耶香(これで、やっと帰れる)
通信「本部了解。誠に申し訳ないのですが、もう一件の荒魂への応援を頼めますか?」
沙耶香「!」
沙耶香「……了解」(イライライラ)
────
──
────
また荒魂討伐後
沙耶香「……本部へ、戦闘終了。ノロ回収班をこちらの現場へ」
沙耶香(これで、やっと帰れる)
通信「本部了解。誠に申し訳ないのですが、もう一件の荒魂への応援を頼めますか?」
沙耶香「!」
沙耶香「……了解」(イライライラ)
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15: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 19:03:49.51 ID:bGKh+TUN0
──
────
薫「ああ、だりー、荒魂が見つかんねー」
薫「もう俺なんか、いなくていいじゃないかね」
沙耶香「」
薫「お、あんなところに沙耶香じゃん。こっちの応援に来たのか?」
沙耶香「」(イライライラ)
薫「あいつ!」
薫「コラァ!! 沙耶香! 前に”考えて斬れ”って教えたろ!!!」
沙耶香(ビク!)
沙耶香「……薫」
薫「なんだ、その殺気は! 最初から斬る気満々じゃねーか!」
沙耶香「……ごめんなさい。……でも」
薫「でもじゃない! まったくお前は!」
刀使C「あの、応援にきました」
薫「ああ、ちょっと待っててくれ」
刀使C(どういうことなの!?)
刀使D(あの糸見さんが怒られている!?)
刀使C(これが特別遊撃隊、隊長)
刀使D(益子(ましこ)薫!!!)
────
──
説教後
薫「え? 三件も任務が立て続いてた?」
沙耶香「……うん」
薫「……すまん。それはキレていいな!」
ねね「ねね!」(やれやれ)
────
薫「ああ、だりー、荒魂が見つかんねー」
薫「もう俺なんか、いなくていいじゃないかね」
沙耶香「」
薫「お、あんなところに沙耶香じゃん。こっちの応援に来たのか?」
沙耶香「」(イライライラ)
薫「あいつ!」
薫「コラァ!! 沙耶香! 前に”考えて斬れ”って教えたろ!!!」
沙耶香(ビク!)
沙耶香「……薫」
薫「なんだ、その殺気は! 最初から斬る気満々じゃねーか!」
沙耶香「……ごめんなさい。……でも」
薫「でもじゃない! まったくお前は!」
刀使C「あの、応援にきました」
薫「ああ、ちょっと待っててくれ」
刀使C(どういうことなの!?)
刀使D(あの糸見さんが怒られている!?)
刀使C(これが特別遊撃隊、隊長)
刀使D(益子(ましこ)薫!!!)
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説教後
薫「え? 三件も任務が立て続いてた?」
沙耶香「……うん」
薫「……すまん。それはキレていいな!」
ねね「ねね!」(やれやれ)
16: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 19:05:41.15 ID:bGKh+TUN0
──
────
刀使の寮
刀使A「このまえ特別遊撃隊長の益子薫さんに会ったんだけどさ」
刀使B「小柄でなんか、イメージと違うね? なんか英雄っぽくないというか」
刀使C「なんてこと言うの! あの人は凄まじい人よ! 荒魂を使役している刀使なんて聞いた事が無いわ!」
刀使D「そうよ。身の丈以上の御刀を軽々と振り回して、単純な力なら大荒魂討伐した英雄の中でも最強よ!」
刀使C「本気になったら、私たちなんて指先だけで倒されちゃうわ!」
刀使D「本部長を殴ったなんて噂もあるわよ!」
エレン(……なんか凄い噂が広まってるネ)
────
──
────
刀使の寮
刀使A「このまえ特別遊撃隊長の益子薫さんに会ったんだけどさ」
刀使B「小柄でなんか、イメージと違うね? なんか英雄っぽくないというか」
刀使C「なんてこと言うの! あの人は凄まじい人よ! 荒魂を使役している刀使なんて聞いた事が無いわ!」
刀使D「そうよ。身の丈以上の御刀を軽々と振り回して、単純な力なら大荒魂討伐した英雄の中でも最強よ!」
刀使C「本気になったら、私たちなんて指先だけで倒されちゃうわ!」
刀使D「本部長を殴ったなんて噂もあるわよ!」
エレン(……なんか凄い噂が広まってるネ)
────
──
17: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 19:07:11.61 ID:bGKh+TUN0
──
────
後日 荒魂討伐現場
薫「あー、めんどくせー」
薫「おーい、応援にきた。どうなってる?」
刀使「「!!!」」
刀使C「こ、これは遊撃隊長殿! 応援、誠に有難う御座います!」
薫「そんな固い挨拶はいらねーよ、状況は?」
刀使C「いえ、それが荒魂は手傷を負わせたのですが逃げられました」
薫「そっか、でも手傷を負わせたんなら、治るまで隠れて大人しくしてるだろ。もう遅いし、一端引き上げようぜ」
刀使C「そういう訳には行きません。夜通しかけても見つけ出しますわ!」
刀使D「そうですよ!」
薫「おいおいおい!? マジかよ!?」
その後、夜通しかけて荒魂は討伐された。
────
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後日 荒魂討伐現場
薫「あー、めんどくせー」
薫「おーい、応援にきた。どうなってる?」
刀使「「!!!」」
刀使C「こ、これは遊撃隊長殿! 応援、誠に有難う御座います!」
薫「そんな固い挨拶はいらねーよ、状況は?」
刀使C「いえ、それが荒魂は手傷を負わせたのですが逃げられました」
薫「そっか、でも手傷を負わせたんなら、治るまで隠れて大人しくしてるだろ。もう遅いし、一端引き上げようぜ」
刀使C「そういう訳には行きません。夜通しかけても見つけ出しますわ!」
刀使D「そうですよ!」
薫「おいおいおい!? マジかよ!?」
その後、夜通しかけて荒魂は討伐された。
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18: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 19:11:47.20 ID:bGKh+TUN0
──
────
本部
薫「……おかしい。どこのブラックだよ」
薫「おい! 本部長! お前の仕業だろ! 鋼の錬金術師みたいな声しやがって!」
本部長「意味がわからない。あと敬語使え。小娘!」
薫「本部長の仕業じゃないのか? なんか俺の周りの刀使がやたら働いて、サボれねえんだよ」
本部長「結構なことじゃないか?」
薫「俺はもっとユルくいきたいのに、対応も固いし、一体どうなってる? ふざけんな!」
エレン「……たぶん、そういう所ネ」
薫「エレン? どういうことだよ」
エレン「本部長にタメ口をきいたりするからネ」
薫「?」
エレン「いいですか。みんな薫が怖いデース」
薫「はあ?」
エレン「特別遊撃隊で通常の部隊編成から外れて、みんな薫のことよく知らないのに、本部長にタメ口をきいたりするから」
エレン「薫の前で怠けたら、何されるか分からないと思われているんデース」
薫「なんなんだよ、それは!?」
本部長「はっはっは、自業自得じゃないか」
薫「うぐっ、おい、じゃあどうすればいいんだよ! 俺は!」
エレン「どうもできません。一度ついたイメージはそう簡単には変わらないですネ」
薫「なにー!!!」
本部長「くくく、精々、口のきき方に気を付けて、勤労に励め。小娘」
薫「くっそー!!!」
────
──
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本部
薫「……おかしい。どこのブラックだよ」
薫「おい! 本部長! お前の仕業だろ! 鋼の錬金術師みたいな声しやがって!」
本部長「意味がわからない。あと敬語使え。小娘!」
薫「本部長の仕業じゃないのか? なんか俺の周りの刀使がやたら働いて、サボれねえんだよ」
本部長「結構なことじゃないか?」
薫「俺はもっとユルくいきたいのに、対応も固いし、一体どうなってる? ふざけんな!」
エレン「……たぶん、そういう所ネ」
薫「エレン? どういうことだよ」
エレン「本部長にタメ口をきいたりするからネ」
薫「?」
エレン「いいですか。みんな薫が怖いデース」
薫「はあ?」
エレン「特別遊撃隊で通常の部隊編成から外れて、みんな薫のことよく知らないのに、本部長にタメ口をきいたりするから」
エレン「薫の前で怠けたら、何されるか分からないと思われているんデース」
薫「なんなんだよ、それは!?」
本部長「はっはっは、自業自得じゃないか」
薫「うぐっ、おい、じゃあどうすればいいんだよ! 俺は!」
エレン「どうもできません。一度ついたイメージはそう簡単には変わらないですネ」
薫「なにー!!!」
本部長「くくく、精々、口のきき方に気を付けて、勤労に励め。小娘」
薫「くっそー!!!」
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19: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 19:13:29.32 ID:bGKh+TUN0
──
────
刀使の寮
刀使A「特別遊撃隊の糸見沙耶香さんって、訓練と任務以外で全然見かけないよね?」
刀使B「そうね。そういう所もミステリアスで恰好いいわ」
その頃 舞衣の部屋
舞衣「いらっしゃい。沙耶香ちゃん。非番のときは、いつも来てくれて嬉しいよ」
沙耶香「……舞衣の部屋、好き」
舞衣「ふふ、待ってね。いまクッキー持ってくるから」
沙耶香「……舞衣のクッキー、好き」
────
──
────
刀使の寮
刀使A「特別遊撃隊の糸見沙耶香さんって、訓練と任務以外で全然見かけないよね?」
刀使B「そうね。そういう所もミステリアスで恰好いいわ」
その頃 舞衣の部屋
舞衣「いらっしゃい。沙耶香ちゃん。非番のときは、いつも来てくれて嬉しいよ」
沙耶香「……舞衣の部屋、好き」
舞衣「ふふ、待ってね。いまクッキー持ってくるから」
沙耶香「……舞衣のクッキー、好き」
────
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20: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 19:15:41.96 ID:bGKh+TUN0
──
────
数日後 本部
薫「お、俺は決して、サボりたいからサボってたわけじゃないんだぜ」
本部長「ほう?」
薫「俺がいると、みんな頑張り過ぎちゃうからな。そう、みんなの為に仕方なくサボってたんだ」
本部長「へえ?」
薫「そう、俺は遊撃隊長として全体を考えてだな」
本部長「なるほど、わかった!」
薫「わかってくれたか!」
本部長「遊撃隊長に今から三日間の出張を命ずる!」
薫「はあ? 俺は任務を終えて帰ってきたとこだぞ!? また仕事しろってか!?」
本部長「そうだ」
薫「おかしいだろ! 刀使の服務規程違反だ!」
本部長「残念だが遊撃隊長、君はもう管理職だ。通常の服務規程は適応されない」
薫「は!?」
本部長「では、楽しい出張を。しっかり働け。小娘」
薫「い、や、だー!!!」
エレン(……なんだかんだで、すごく気に入られてますネ。薫は気付いてないみたいですが)
────
──
────
数日後 本部
薫「お、俺は決して、サボりたいからサボってたわけじゃないんだぜ」
本部長「ほう?」
薫「俺がいると、みんな頑張り過ぎちゃうからな。そう、みんなの為に仕方なくサボってたんだ」
本部長「へえ?」
薫「そう、俺は遊撃隊長として全体を考えてだな」
本部長「なるほど、わかった!」
薫「わかってくれたか!」
本部長「遊撃隊長に今から三日間の出張を命ずる!」
薫「はあ? 俺は任務を終えて帰ってきたとこだぞ!? また仕事しろってか!?」
本部長「そうだ」
薫「おかしいだろ! 刀使の服務規程違反だ!」
本部長「残念だが遊撃隊長、君はもう管理職だ。通常の服務規程は適応されない」
薫「は!?」
本部長「では、楽しい出張を。しっかり働け。小娘」
薫「い、や、だー!!!」
エレン(……なんだかんだで、すごく気に入られてますネ。薫は気付いてないみたいですが)
────
──
21: ◆9ZenOaD5cw 2018/07/01(日) 19:26:08.59 ID:bGKh+TUN0
──
────
時は流れて、可奈美と姫和の現世への帰還後
御前試合当日
薫「ああもう、なんだよあの剣術バカップル。突然、帰ってきて試合に飛び入り参加しやがって! フリーダムかよ!」
薫「優勝したら、特別休暇が出るって言うから張り切ってたのに!」
エレン「二人の強さは規格外ですネ」
舞衣「また差を開けられちゃったな」
沙耶香「……二人とも強い」
紫(ゆかり)様「隠世から帰還するという、前例のないことをやり遂げたことでまた強くなった」
「「!」」
舞衣「縁様!」
薫「うお!」
エレン「びっくりしたネ!」
沙耶香(……いつからいたんだろ?)
舞衣「あ! そろそろ決勝戦が始まるよ? そろそろ皆、移動しないと」
────
──
────
審判「では、双方! 前へ!」
「「はい!」」
終わり
読んで頂きありがとうございました。
公式サイトに書いてない設定はこのSSのみの設定です。
────
時は流れて、可奈美と姫和の現世への帰還後
御前試合当日
薫「ああもう、なんだよあの剣術バカップル。突然、帰ってきて試合に飛び入り参加しやがって! フリーダムかよ!」
薫「優勝したら、特別休暇が出るって言うから張り切ってたのに!」
エレン「二人の強さは規格外ですネ」
舞衣「また差を開けられちゃったな」
沙耶香「……二人とも強い」
紫(ゆかり)様「隠世から帰還するという、前例のないことをやり遂げたことでまた強くなった」
「「!」」
舞衣「縁様!」
薫「うお!」
エレン「びっくりしたネ!」
沙耶香(……いつからいたんだろ?)
舞衣「あ! そろそろ決勝戦が始まるよ? そろそろ皆、移動しないと」
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審判「では、双方! 前へ!」
「「はい!」」
終わり
読んで頂きありがとうございました。
公式サイトに書いてない設定はこのSSのみの設定です。
引用元: 【刀使ノ巫女】姫和「どうして私は母さんと、いままで会えなかったんだろう?」
【刀使ノ巫女】結芽「夜見おねーさんが小さくなった?」
2018-06-27
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/26(火) 00:28:49.68 ID:k0w/AdUE0
ガチャ
結芽「みんなおっはよー!」タタタ・・・
真希「これは・・・」
寿々「どうしたことでしょう・・・」
結芽「あれあれ~2人とも何やってんの?」
結芽「みんなおっはよー!」タタタ・・・
真希「これは・・・」
寿々「どうしたことでしょう・・・」
結芽「あれあれ~2人とも何やってんの?」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/26(火) 00:30:42.88 ID:k0w/AdUE0
真希「結芽・・・」
寿々花「じ、実は・・・」
結芽「ん~?」チラ
よみ「・・・・・」チョコン
結芽「あれ、この子・・・夜見おねーさん?」
寿々花「じ、実は・・・」
結芽「ん~?」チラ
よみ「・・・・・」チョコン
結芽「あれ、この子・・・夜見おねーさん?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/26(火) 00:49:47.19 ID:k0w/AdUE0
真希「そうなんだ・・・」
寿々花「朝来てみればこんなに小さくなっていましたのよ、4、5歳くらいでしょうか」
よみ「あ、つばくろさん、おはようございます」ペコ
結芽「へぇ~かっわい~」ナデナデ
よみ「・・・///」
寿々花「朝来てみればこんなに小さくなっていましたのよ、4、5歳くらいでしょうか」
よみ「あ、つばくろさん、おはようございます」ペコ
結芽「へぇ~かっわい~」ナデナデ
よみ「・・・///」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/26(火) 06:25:52.79 ID:k0w/AdUE0
真希「いったいどうしてこんな事に・・・」
寿々花「困りましたわね、紫様は学長達と温泉旅行に行ってしまわれましたし・・・」
真希(まさかアレの副作用・・・じゃないよな)
よみ「どんなときでも・・・あのかたにつくすのがわたしのつとめ・・・」ヨロッ
真希「いやむりだろ」
寿々花「最早御刀の方が大きく見えますわね・・・」
結芽「うーん・・・」
寿々花「困りましたわね、紫様は学長達と温泉旅行に行ってしまわれましたし・・・」
真希(まさかアレの副作用・・・じゃないよな)
よみ「どんなときでも・・・あのかたにつくすのがわたしのつとめ・・・」ヨロッ
真希「いやむりだろ」
寿々花「最早御刀の方が大きく見えますわね・・・」
結芽「うーん・・・」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/26(火) 19:16:10.07 ID:k0w/AdUE0
結芽「よし!元に戻るまで私が面倒みる!」
まきすず「「は?」」
結芽「いいでしょ?」
真希「お前に子供の世話なんてできるのか・・・」
結芽「できるもん!夜見おね・・・よみちゃんもいいよね?」
よみ「わたしはかまいませんが」
結芽「ほら!」
まきすず「「は?」」
結芽「いいでしょ?」
真希「お前に子供の世話なんてできるのか・・・」
結芽「できるもん!夜見おね・・・よみちゃんもいいよね?」
よみ「わたしはかまいませんが」
結芽「ほら!」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/26(火) 21:15:28.35 ID:k0w/AdUE0
寿々花「本当に大丈夫なんですの?」
結芽「大丈夫だって!そういやこのジャージは?」
真希「ああ、いつもの制服がブカブカだったからな、僕が昔来てたやつを・・・」
結芽「じゃあまずは服からだね!行こう!」グイッ
よみ「あ・・・」
バタン
結芽「大丈夫だって!そういやこのジャージは?」
真希「ああ、いつもの制服がブカブカだったからな、僕が昔来てたやつを・・・」
結芽「じゃあまずは服からだね!行こう!」グイッ
よみ「あ・・・」
バタン
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/26(火) 22:36:02.63 ID:k0w/AdUE0
寿々花「行ってしまいましたわね・・・」
真希「ああ」
寿々花「よろしいんですの?」
真希「これを機に、あいつが戦い以外での生き甲斐を見つけられれば・・・な」
寿々花「そうですわね・・・」
真希「ああ」
寿々花「よろしいんですの?」
真希「これを機に、あいつが戦い以外での生き甲斐を見つけられれば・・・な」
寿々花「そうですわね・・・」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/26(火) 23:45:56.77 ID:k0w/AdUE0
よみ「ど、どうですか?」モジモジ
結芽「うん、カワイイよ!」
よみ「あ、ありがとうございます///」
結芽「じゃあ次はね~」
可奈美「あれ?結芽ちゃん?」
結芽「うん、カワイイよ!」
よみ「あ、ありがとうございます///」
結芽「じゃあ次はね~」
可奈美「あれ?結芽ちゃん?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 00:47:34.06 ID:V+eBa1aq0
結芽「あ、可奈美おねーさん、それに・・・」
姫和「どうした可奈美」
舞衣「あ、結芽ちゃん、こんにちは」
紗耶香「・・・・・」ペコ
エレン「こんなところで会うなんて奇遇ですねー」
薫「何やってるんだ」
姫和「どうした可奈美」
舞衣「あ、結芽ちゃん、こんにちは」
紗耶香「・・・・・」ペコ
エレン「こんなところで会うなんて奇遇ですねー」
薫「何やってるんだ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 06:26:32.39 ID:V+eBa1aq0
結芽「あ・・・いやその・・・」
可奈美「あれ?この子は?」
よみ「・・・・・」ギュッ
結芽(これって言わない方がいいよね)
姫和(どこかで見たような顔だな・・・)
可奈美「あれ?この子は?」
よみ「・・・・・」ギュッ
結芽(これって言わない方がいいよね)
姫和(どこかで見たような顔だな・・・)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 19:12:15.32 ID:V+eBa1aq0
結芽「と、ところで皆は何しに来たのかな?」
可奈美「久しぶりに皆集まったから買い物にきたんだよ!」
結芽「へ~そうなんだ~」
姫和「私も最近下着がきつくなってきてな・・・」
薫「お前下着つけてたのか」
姫和「斬るぞ」
可奈美「久しぶりに皆集まったから買い物にきたんだよ!」
結芽「へ~そうなんだ~」
姫和「私も最近下着がきつくなってきてな・・・」
薫「お前下着つけてたのか」
姫和「斬るぞ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 19:53:31.77 ID:V+eBa1aq0
紗耶香「・・・・・」ジー
よみ「・・・・・」ビクッ
舞衣「紗耶香ちゃん?」
紗耶香「・・・この子、皐月さんに似・・・」
結芽「そ、そうなんだよ!夜見おねーさんの親戚の子でさー!」
可奈美「そうなんだ・・・」
よみ「・・・・・」ビクッ
舞衣「紗耶香ちゃん?」
紗耶香「・・・この子、皐月さんに似・・・」
結芽「そ、そうなんだよ!夜見おねーさんの親戚の子でさー!」
可奈美「そうなんだ・・・」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 19:55:02.77 ID:V+eBa1aq0
結芽「おっと、もうこんな時間だ!帰らなきゃ!」ガシ
よみ「あ・・・」
結芽「じゃあね!」
バビュン!
可奈美「行っちゃった・・・」
エレン「何をあんなに慌てていたんでしょう・・・」
よみ「あ・・・」
結芽「じゃあね!」
バビュン!
可奈美「行っちゃった・・・」
エレン「何をあんなに慌てていたんでしょう・・・」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 19:57:55.91 ID:V+eBa1aq0
~結芽の自室~
結芽「ハァハァ・・・危なかった・・・うっ」ゴホッ
よみ「だいじょうぶですか?」スリスリ
結芽「だ、大丈夫だよ・・・少し無理しただけだから・・・」
よみ「そうですか・・・」
結芽「何だか汗かいちゃったな・・・お風呂入ろうか!」
よみ「はい」
結芽「ハァハァ・・・危なかった・・・うっ」ゴホッ
よみ「だいじょうぶですか?」スリスリ
結芽「だ、大丈夫だよ・・・少し無理しただけだから・・・」
よみ「そうですか・・・」
結芽「何だか汗かいちゃったな・・・お風呂入ろうか!」
よみ「はい」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:05:48.51 ID:V+eBa1aq0
~脱衣所~
よみ「なんだかはずかしいです・・・」
結芽「ほら、脱ぎ脱ぎしましょーね~」ワシワシ
バサッ
よみ「ひゃっ」
結芽「あ・・・」
結芽「すごい・・・傷」
よみ「なんだかはずかしいです・・・」
結芽「ほら、脱ぎ脱ぎしましょーね~」ワシワシ
バサッ
よみ「ひゃっ」
結芽「あ・・・」
結芽「すごい・・・傷」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:12:03.52 ID:V+eBa1aq0
結芽(そっか、今の夜見おねーさんが小さくなったから・・・)
よみ「こ、これもあのおかたのため・・・いたしかたないことです」
結芽「大丈夫だよ」ギュッ
よみ「え・・・」
結芽「これからは私が守るから、傷つかなくていいんだよ」
よみ「・・・・・」ギュッ
ゆめ「あ、高津のおばちゃんは後でシメるから」
よみ「こ、これもあのおかたのため・・・いたしかたないことです」
結芽「大丈夫だよ」ギュッ
よみ「え・・・」
結芽「これからは私が守るから、傷つかなくていいんだよ」
よみ「・・・・・」ギュッ
ゆめ「あ、高津のおばちゃんは後でシメるから」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:12:39.71 ID:V+eBa1aq0
結芽(そっか、今の夜見おねーさんが小さくなったから・・・)
よみ「こ、これもあのおかたのため・・・いたしかたないことです」
結芽「大丈夫だよ」ギュッ
よみ「え・・・」
結芽「これからは私が守るから、傷つかなくていいんだよ」
よみ「・・・・・」ギュッ
ゆめ「あ、高津のおばちゃんは後でシメるから」
よみ「こ、これもあのおかたのため・・・いたしかたないことです」
結芽「大丈夫だよ」ギュッ
よみ「え・・・」
結芽「これからは私が守るから、傷つかなくていいんだよ」
よみ「・・・・・」ギュッ
ゆめ「あ、高津のおばちゃんは後でシメるから」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:14:35.17 ID:V+eBa1aq0
~入浴後~
結芽「ん~サッパリした!」ツヤツヤ
よみ「ふああ・・・」ネムネム
結芽「ん?眠いの?じゃあもう寝よっか!」
よみ「ふぁい・・・」
結芽「ん~サッパリした!」ツヤツヤ
よみ「ふああ・・・」ネムネム
結芽「ん?眠いの?じゃあもう寝よっか!」
よみ「ふぁい・・・」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:17:02.35 ID:V+eBa1aq0
結芽「それじゃおやすみ、よみちゃん」
よみ「はい・・・」
結芽「ZZZ・・・」
よみ「おやすみなさい・・・ゆめおねえちゃん」
よみ「はい・・・」
結芽「ZZZ・・・」
よみ「おやすみなさい・・・ゆめおねえちゃん」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:18:44.63 ID:V+eBa1aq0
~翌朝~
チュンチュン・・・
夜見「・・・・・ん?」パチ
夜見「あれ、私は一体・・・昨日からの記憶がありません・・・」
夜見「というか・・・何で私は裸なんでしょう・・・」
チュンチュン・・・
夜見「・・・・・ん?」パチ
夜見「あれ、私は一体・・・昨日からの記憶がありません・・・」
夜見「というか・・・何で私は裸なんでしょう・・・」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:21:10.44 ID:V+eBa1aq0
結芽?「ZZZ・・・」
夜見「これは・・・燕さん?何で彼女と・・・」
夜見「しかし、何だか彼女を見ていると何故か心が温まるような・・・」
夜見「この気持ちは一体・・・」
夜見「これは・・・燕さん?何で彼女と・・・」
夜見「しかし、何だか彼女を見ていると何故か心が温まるような・・・」
夜見「この気持ちは一体・・・」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:22:30.38 ID:V+eBa1aq0
夜見「燕さん、起きて説明を・・・」バサッ
夜見「あ・・・」
ゆめ「ZZZ・・・」
夜見「燕さんが小さくなってる・・・」
夜見「あ・・・」
ゆめ「ZZZ・・・」
夜見「燕さんが小さくなってる・・・」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:25:23.95 ID:V+eBa1aq0
ゆめ「えへへ・・・よみおねーさん・・・」ムニャムニャ
夜見「!」キュン
夜見「まったく・・・仕方ないですね」
夜見「しばらくは私が守ってあげますよ、ゆめちゃん♪」
~おわり~
夜見「!」キュン
夜見「まったく・・・仕方ないですね」
夜見「しばらくは私が守ってあげますよ、ゆめちゃん♪」
~おわり~
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/27(水) 20:26:13.84 ID:V+eBa1aq0
これで終わりです
時系列とか因縁とかいいからただただこの人達が仲良くしてるスピンオフが見たいです
時系列とか因縁とかいいからただただこの人達が仲良くしてるスピンオフが見たいです
引用元: 【刀使ノ巫女】結芽「夜見おねーさんが小さくなった?」
【刀使ノ巫女】姫和「可奈美に伝えたいことがあるんだ」
2018-06-23
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:17:36.82 ID:omgJdVQ40
刀使ノ巫女ss
※最終話の多少のネタバレあり+最終話見てること前提
最終話見てない人は注意!
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:19:31.64 ID:omgJdVQ40
~隠世の姫和の家~
姫和「…せめてもう一度、可奈美に会いたい」
姫和「会って、今度こそ…」
姫和(今度こそ、私の想いを……!)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:22:22.88 ID:omgJdVQ40
―――――――――――――――――――
―――――――――――
―――――
~美奈都たちと別れ、現世に帰る途中~
姫和「なぁ、可奈美」
可奈美「ん、どうしたの、姫和ちゃん?」
姫和「…私が、可奈美と出会って、もうだいぶ時が過ぎたな」
可奈美「そうだね」
姫和「最初に、お前と会ったのは御前試合だったよな」
可奈美「うん。あの時は、すっごく強い人と立ち会えると思って、楽しみだったなー!」
姫和「……私はあの時、お前との試合の事なんて考える余裕はなかった」
姫和「ただ、母さんの仇を……」
姫和「折神紫…いや、タギツヒメを討つということしか頭になかった」
―――――――――――
―――――
~美奈都たちと別れ、現世に帰る途中~
姫和「なぁ、可奈美」
可奈美「ん、どうしたの、姫和ちゃん?」
姫和「…私が、可奈美と出会って、もうだいぶ時が過ぎたな」
可奈美「そうだね」
姫和「最初に、お前と会ったのは御前試合だったよな」
可奈美「うん。あの時は、すっごく強い人と立ち会えると思って、楽しみだったなー!」
姫和「……私はあの時、お前との試合の事なんて考える余裕はなかった」
姫和「ただ、母さんの仇を……」
姫和「折神紫…いや、タギツヒメを討つということしか頭になかった」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:24:07.30 ID:omgJdVQ40
可奈美「うん…姫和ちゃんは試合じゃない、何か違う事に集中してるな、って姫和ちゃんの様子を見て、私もなんとなくわかってたよ」
姫和「そうか…」
姫和「私は、御前試合が始まるとともに、迅移を使ってタギツヒメを討とうとした…だが、あっけなく失敗に終わった」
姫和「今思うとあの時、私は紫様に御刀を向けた謀反者として捕らえられてもおかしくない……いや、本来であれば、確実に捕らえられていたのだろう」
姫和「だがな、紫…いや、タギツヒメを討つことに失敗し、獅童真希に写しを解かれたにもかかわらず、私は可奈美に連れられてなんとか逃げ出すことに成功したんだ」
姫和「…今思うと、本当にあの時は、可奈美の事をどうかしているやつとしか思えなかったな。決着がついてないからと言って、紫に切りかかった私を逃がす手助けをするやつがいるか?」
可奈美「あ、あはは…あの時は私も必死で…。それに、紫様の後ろに荒魂みたいなものも見えてたし…」
姫和「ほとんど確証もなくそれだけで私を助けるというのも中々できることではないと思うが…」
姫和「まぁ、今ならば、お前がいかに剣術バカなのかは知っているから、お前の行動にも納得できる」
可奈美「あ、あはは~」
姫和「そうか…」
姫和「私は、御前試合が始まるとともに、迅移を使ってタギツヒメを討とうとした…だが、あっけなく失敗に終わった」
姫和「今思うとあの時、私は紫様に御刀を向けた謀反者として捕らえられてもおかしくない……いや、本来であれば、確実に捕らえられていたのだろう」
姫和「だがな、紫…いや、タギツヒメを討つことに失敗し、獅童真希に写しを解かれたにもかかわらず、私は可奈美に連れられてなんとか逃げ出すことに成功したんだ」
姫和「…今思うと、本当にあの時は、可奈美の事をどうかしているやつとしか思えなかったな。決着がついてないからと言って、紫に切りかかった私を逃がす手助けをするやつがいるか?」
可奈美「あ、あはは…あの時は私も必死で…。それに、紫様の後ろに荒魂みたいなものも見えてたし…」
姫和「ほとんど確証もなくそれだけで私を助けるというのも中々できることではないと思うが…」
姫和「まぁ、今ならば、お前がいかに剣術バカなのかは知っているから、お前の行動にも納得できる」
可奈美「あ、あはは~」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:27:20.08 ID:omgJdVQ40
可奈美「あっ、でもでも、その後姫和ちゃんと一緒に逃げるのすっごい楽しかったなー! ホテルに中学生二人だけで泊まるなんてこともできたしね!」
姫和「はぁ…全く、私はいつ見つかるか気が気ではなかったというのに、お前は肝が据わってるというかなんというか……」
姫和(だが、私はそんなお前に……)
可奈美「それに原宿散歩も楽しかったよね!」
姫和「チョコミントは歯磨き粉の味ではない、それだけは改めて言っておくぞ!」
可奈美「えー」
姫和「そして、その後もいろいろあったな。一度はお前を突き放したこともあった、それでもお前は私についてきた」
姫和「そして…私の手を握り、私の想いを半分持つ、そう言ってくれた」
姫和「たった一言、それだけで本当に私の心は軽くなった気がした」
可奈美「そっか…私、姫和ちゃんの想い、ちゃんと半分持ててたんだね」
姫和「はぁ…全く、私はいつ見つかるか気が気ではなかったというのに、お前は肝が据わってるというかなんというか……」
姫和(だが、私はそんなお前に……)
可奈美「それに原宿散歩も楽しかったよね!」
姫和「チョコミントは歯磨き粉の味ではない、それだけは改めて言っておくぞ!」
可奈美「えー」
姫和「そして、その後もいろいろあったな。一度はお前を突き放したこともあった、それでもお前は私についてきた」
姫和「そして…私の手を握り、私の想いを半分持つ、そう言ってくれた」
姫和「たった一言、それだけで本当に私の心は軽くなった気がした」
可奈美「そっか…私、姫和ちゃんの想い、ちゃんと半分持ててたんだね」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:28:00.92 ID:omgJdVQ40
姫和「…お前に対するよく分からない気持ちを抱いたのもその時だ」
可奈美「よく、分からない気持ち…」
姫和「そうだ。舞衣や沙耶香、薫やエレンは私の大事な…仲間だ」
姫和「もちろん可奈美も大事な仲間だ。だが、可奈美に対する思いはそれだけではなかった」
姫和「自分でもよく分からないが、私は…少しでも可奈美の傍にいたかった。そして、少しでも可奈美に傍にいてほしかった」
可奈美「…」
姫和「この気持ちがなにか分かったのは…だいぶ後になってからだ」
可奈美「よく、分からない気持ち…」
姫和「そうだ。舞衣や沙耶香、薫やエレンは私の大事な…仲間だ」
姫和「もちろん可奈美も大事な仲間だ。だが、可奈美に対する思いはそれだけではなかった」
姫和「自分でもよく分からないが、私は…少しでも可奈美の傍にいたかった。そして、少しでも可奈美に傍にいてほしかった」
可奈美「…」
姫和「この気持ちがなにか分かったのは…だいぶ後になってからだ」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:29:23.72 ID:omgJdVQ40
姫和「私がイチキシマヒメと同化し、タギツヒメを吸収した後、可奈美と立ち会ったことがあったな」
姫和「その時…お前は、私を思って泣いてくれた。お前の温かさを身体全体で感じることができた」
姫和「そして、可奈美には笑っていてほしいと感じた。可奈美の涙を見たくないと思った」
姫和「やっと気づいたんだ。私は…可奈美の事を好きになったんだと、可奈美に恋をしているのだと」
可奈美「姫和ちゃん…」
姫和「可奈美への想いを自覚した後、伝える間もなく、タギツヒメとの戦いがあり、私と可奈美は別々にこの隠世に飛ばされた」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:30:17.08 ID:omgJdVQ40
姫和「可奈美と会えない間、どんどん可奈美に対する気持ちは膨れていった…」
姫和「可奈美の声を聴きたい、可奈美と触れ合いたい…」
姫和「可奈美、私と……私と一緒に居てほしい。もう私は、可奈美と離れたくない」
姫和「私の…恋人になって欲しい」
姫和(やっと…やっということができた…)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:31:26.14 ID:omgJdVQ40
可奈美「私にとっても、姫和ちゃんは特別な存在なんだ」
可奈美「姫和ちゃんがいなくなっちゃったとき、不安で押しつぶされそうだった」
可奈美「姫和ちゃんとはもう会えないかもしれない…そう思っただけで、どうすればいいか分からなかった」
可奈美「辛くて辛くて…泣いちゃったこともあったんだ」
可奈美「私ね…」
可奈美「姫和ちゃんと一緒にいると、楽しくて、安心して…それで、ドキドキすることもあったんだよ?」
可奈美「私も…私も姫和ちゃんの事が大好き。姫和ちゃんの恋人になりたい!」
可奈美「姫和ちゃんがいなくなっちゃったとき、不安で押しつぶされそうだった」
可奈美「姫和ちゃんとはもう会えないかもしれない…そう思っただけで、どうすればいいか分からなかった」
可奈美「辛くて辛くて…泣いちゃったこともあったんだ」
可奈美「私ね…」
可奈美「姫和ちゃんと一緒にいると、楽しくて、安心して…それで、ドキドキすることもあったんだよ?」
可奈美「私も…私も姫和ちゃんの事が大好き。姫和ちゃんの恋人になりたい!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:32:19.16 ID:omgJdVQ40
姫和「可奈美…ありがとう……」
姫和(やっと…やっと……私は可奈美と……)
可奈美「うん! 私、今とっても幸せ!」
姫和「あぁ、私もだ……っと、何時の間にか元の世界への出口が見えてきたな」
可奈美「本当だね!」
可奈美「……あっ! ねぇねぇ、姫和ちゃん、ちょっとつないでいる手を離してもらってもいい?」
姫和「ん、どうしてだ?」
可奈美「とにかく、一回手離そ?」
姫和「まぁ、いいが…」スッ
姫和(やっと…やっと……私は可奈美と……)
可奈美「うん! 私、今とっても幸せ!」
姫和「あぁ、私もだ……っと、何時の間にか元の世界への出口が見えてきたな」
可奈美「本当だね!」
可奈美「……あっ! ねぇねぇ、姫和ちゃん、ちょっとつないでいる手を離してもらってもいい?」
姫和「ん、どうしてだ?」
可奈美「とにかく、一回手離そ?」
姫和「まぁ、いいが…」スッ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:33:29.34 ID:omgJdVQ40
可奈美「よし…それじゃあ、さっきつないで手を、パーの形に広げてみて」
姫和「パー…こうか?」
可奈美「そうそう…それでね、えいっ!」ギュッ
姫和「か、可奈美?」
可奈美「ふふっ、姫和ちゃん知ってる? 恋人同士はこうやって手をつなぐんだよ!」
姫和「そ、そうなのか?」
姫和「パー…こうか?」
可奈美「そうそう…それでね、えいっ!」ギュッ
姫和「か、可奈美?」
可奈美「ふふっ、姫和ちゃん知ってる? 恋人同士はこうやって手をつなぐんだよ!」
姫和「そ、そうなのか?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:34:01.33 ID:omgJdVQ40
可奈美「うん、恋人つなぎって言うんだー!」
姫和「恋人つなぎ……」
可奈美「今までは、友達として手をつないできたけど、これからは恋人として手をつなごうね!」ギュー
姫和「あぁ、そうだな」ギュー
姫和「…よし、戻るぞ。私たちの世界へ!」
可奈美「そうだね、戻ろう、私たちの世界へ!」
終わり
姫和「恋人つなぎ……」
可奈美「今までは、友達として手をつないできたけど、これからは恋人として手をつなごうね!」ギュー
姫和「あぁ、そうだな」ギュー
姫和「…よし、戻るぞ。私たちの世界へ!」
可奈美「そうだね、戻ろう、私たちの世界へ!」
終わり
引用元: 【刀使ノ巫女】姫和「可奈美に伝えたいことがあるんだ」
可奈美「私と姫和ちゃんが刀使のイメージアップキャラクターに?」
2018-06-05
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 21:59:49.29 ID:Q+QX2Pgp0
※多少独自設定とかあります
累「そうよ。二人にぜひお願いしたいんだけど、引き受けてくれないかな?」
可奈美「イメージアップって具体的にはどんなことをするんですか?」
累「具体的には二人の色々な写真を撮らせてほしいの」
可奈美「写真ですかー」
累「刀使の女の子の日常を撮影したり、二人のステキな写真を使って、刀使のイメージアップを図るのよ」
姫和「なぜそれを私と可奈美が?」
累「二人は御前試合の決勝進出者でしょ? それに可愛らしい感じの可奈美ちゃんとキリッとシャープな顔立ちの姫和ちゃんは絵になると思うのよねー!」
姫和「ちょっと待て。御前試合の決勝で私が何をしでかしたのか憶えてないのか?」
累「あー、まぁ、そこらへんはこっちの方でなんとかしておくから大丈夫! それに、貴方たちが御前試合でしたことは世間には公表されてないから何も問題ないの!」
姫和「そ、そうなのか…」
累「お願いできないかな?」
姫和「い、いや、だが…それは私の写真が全国に出回るという事だろう…? それは…」
可奈美「うーん、私も全国に出回るとなるとさすがに恥ずかしいかも…」
姫和「それに絵になるというのなら獅童真希と此花寿々花の二人の方が適任じゃないか?」
累「いやいや、二人だって負けてないわよ! それにあの二人は去年と一昨年のイメージアップキャラクターだったからね」
累「そうよ。二人にぜひお願いしたいんだけど、引き受けてくれないかな?」
可奈美「イメージアップって具体的にはどんなことをするんですか?」
累「具体的には二人の色々な写真を撮らせてほしいの」
可奈美「写真ですかー」
累「刀使の女の子の日常を撮影したり、二人のステキな写真を使って、刀使のイメージアップを図るのよ」
姫和「なぜそれを私と可奈美が?」
累「二人は御前試合の決勝進出者でしょ? それに可愛らしい感じの可奈美ちゃんとキリッとシャープな顔立ちの姫和ちゃんは絵になると思うのよねー!」
姫和「ちょっと待て。御前試合の決勝で私が何をしでかしたのか憶えてないのか?」
累「あー、まぁ、そこらへんはこっちの方でなんとかしておくから大丈夫! それに、貴方たちが御前試合でしたことは世間には公表されてないから何も問題ないの!」
姫和「そ、そうなのか…」
累「お願いできないかな?」
姫和「い、いや、だが…それは私の写真が全国に出回るという事だろう…? それは…」
可奈美「うーん、私も全国に出回るとなるとさすがに恥ずかしいかも…」
姫和「それに絵になるというのなら獅童真希と此花寿々花の二人の方が適任じゃないか?」
累「いやいや、二人だって負けてないわよ! それにあの二人は去年と一昨年のイメージアップキャラクターだったからね」
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:02:56.60 ID:Q+QX2Pgp0
可奈美「あっ、そういえば見たことあるかも!」
累「二人のステキな写真が撮れれば、きっと刀使志望の子が増えて、その中からすっごく強い刀使の子もバンバン出て来てくれると思うんだけど…」チラッ
可奈美「すっごく強い刀使の子…」ゴクリ
累「どう、やってくれないかな?」
可奈美「私、やります!」
姫和「なっ! 本気か、可奈美!?」
可奈美「うん! 刀使が増えてくれたらその分色んな剣術が見れるからね!」
可奈美「それに、考えてみたんだけど姫和ちゃんと色んな写真撮れるってきっといい思い出になると思うんだ!」ニコッ
姫和「うっ………はぁ、そんな顔をされたら断れるわけないだろう…」
可奈美「わーい、ありがとう姫和ちゃん!」
累「よっし、二人ともありがとう! それじゃ、撮影は明日からだからよろしくね!」
可奈美「はーい!」
姫和「分かった」
累「二人のステキな写真が撮れれば、きっと刀使志望の子が増えて、その中からすっごく強い刀使の子もバンバン出て来てくれると思うんだけど…」チラッ
可奈美「すっごく強い刀使の子…」ゴクリ
累「どう、やってくれないかな?」
可奈美「私、やります!」
姫和「なっ! 本気か、可奈美!?」
可奈美「うん! 刀使が増えてくれたらその分色んな剣術が見れるからね!」
可奈美「それに、考えてみたんだけど姫和ちゃんと色んな写真撮れるってきっといい思い出になると思うんだ!」ニコッ
姫和「うっ………はぁ、そんな顔をされたら断れるわけないだろう…」
可奈美「わーい、ありがとう姫和ちゃん!」
累「よっし、二人ともありがとう! それじゃ、撮影は明日からだからよろしくね!」
可奈美「はーい!」
姫和「分かった」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:03:55.25 ID:Q+QX2Pgp0
~その夜~
舞衣「可奈美ちゃんと姫和ちゃんがイメージアップキャラクター…。ふふっ、なんだかとっても素敵だね」
沙耶香「おめでとう」
薫「いやはや、まさかひよよんの地平線が全国に配信されるとはな」
姫和「おい、水平線の癖に私をいじるな!」
エレン「二人の晴れ舞台ですネ! 私も見学しに行っていいデスカ?」
可奈美「多分大丈夫だと思うよ!」
エレン「それなら見に行きますネ! 楽しみデス!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:04:58.51 ID:Q+QX2Pgp0
~翌日~
累「よーし、それじゃあ早速撮影していくよー!」
可奈美「制服のままでいいんですかー?」
累「えぇ、まずは刀使の本分である剣術の撮影から行きましょう!」
姫和「剣術の撮影…どうやって撮るんだ?」
累「二人には普通に剣術の試合をしてもらうわ! それを動画に撮ってその中からよさそうな瞬間をキャプチャして使う予定よ」
可奈美「という事は、今から姫和ちゃんと剣術の試合ができるってことですよね!」
累「そういうこと!」
可奈美「やったー! 姫和ちゃんよろしくね!」
姫和「ふむ…撮影とはいえ手は抜かないからな」
可奈美「ふふっ、望むところだよ!」
累「二人ともいい顔よ!」カシャカシャ
累「よーし、それじゃあ早速撮影していくよー!」
可奈美「制服のままでいいんですかー?」
累「えぇ、まずは刀使の本分である剣術の撮影から行きましょう!」
姫和「剣術の撮影…どうやって撮るんだ?」
累「二人には普通に剣術の試合をしてもらうわ! それを動画に撮ってその中からよさそうな瞬間をキャプチャして使う予定よ」
可奈美「という事は、今から姫和ちゃんと剣術の試合ができるってことですよね!」
累「そういうこと!」
可奈美「やったー! 姫和ちゃんよろしくね!」
姫和「ふむ…撮影とはいえ手は抜かないからな」
可奈美「ふふっ、望むところだよ!」
累「二人ともいい顔よ!」カシャカシャ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:05:58.91 ID:Q+QX2Pgp0
~試合中~
かーんっ! がきんっがきんっ!!
可奈美「楽しい…楽しいよ姫和ちゃん!」
姫和「くっ…! なんて動きだっ、追いきれない!」
薫「すげー、可奈美の奴めちゃくちゃ笑顔じゃねえか」
舞衣「可奈美ちゃん楽しそう」
沙耶香「可奈美、強い」
エレン「かなみんは本当に楽しそうに剣術をしますよネ! なんだか私も剣を振りたくなってきマス!」
累「さわやかな笑顔…これはいい写真になりそう!!」カシャカシャ
かーんっ! がきんっがきんっ!!
可奈美「楽しい…楽しいよ姫和ちゃん!」
姫和「くっ…! なんて動きだっ、追いきれない!」
薫「すげー、可奈美の奴めちゃくちゃ笑顔じゃねえか」
舞衣「可奈美ちゃん楽しそう」
沙耶香「可奈美、強い」
エレン「かなみんは本当に楽しそうに剣術をしますよネ! なんだか私も剣を振りたくなってきマス!」
累「さわやかな笑顔…これはいい写真になりそう!!」カシャカシャ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:08:19.73 ID:Q+QX2Pgp0
~試合後~
可奈美「ふぅ~、姫和ちゃんありがとう! すっごく楽しかったよ!」
姫和「あぁ、悔しいが完敗だ…だが、次は負けないからな」
可奈美「ふふっ、私だって負けないよ!」
累「二人ともお疲れ様! とってもいい写真が撮れたわ!」
可奈美「えっ…あ、は、はい! 良かったです!」
舞衣「可奈美ちゃん、姫和ちゃんとの試合が楽しすぎて本来の目的を忘れてたんだね…」
可奈美「あ、あははっ! さ、次行きましょ! 次! 次はどんな撮影ですか?」
累「次は女子中学生の日常という事で、アイスを食べに行きましょう!」
姫和「アイス…」
沙耶香「アイス…楽しみ」
累「刀使は厳しいってイメージがあるから、こういう女子中学生らしい日常シーンも使うのは効果的なのよね」
累「さっ、行きましょうか」
可奈美「ふぅ~、姫和ちゃんありがとう! すっごく楽しかったよ!」
姫和「あぁ、悔しいが完敗だ…だが、次は負けないからな」
可奈美「ふふっ、私だって負けないよ!」
累「二人ともお疲れ様! とってもいい写真が撮れたわ!」
可奈美「えっ…あ、は、はい! 良かったです!」
舞衣「可奈美ちゃん、姫和ちゃんとの試合が楽しすぎて本来の目的を忘れてたんだね…」
可奈美「あ、あははっ! さ、次行きましょ! 次! 次はどんな撮影ですか?」
累「次は女子中学生の日常という事で、アイスを食べに行きましょう!」
姫和「アイス…」
沙耶香「アイス…楽しみ」
累「刀使は厳しいってイメージがあるから、こういう女子中学生らしい日常シーンも使うのは効果的なのよね」
累「さっ、行きましょうか」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:09:31.64 ID:Q+QX2Pgp0
~アイス屋~
累「さ、みんなどのアイスにする? 可奈美ちゃんと姫和ちゃんだけじゃなくてみんなも頼んでいいわよ、お姉さんのおごりだから!」
エレン「サンキューです!」
薫「よっし、オレはトリプルいくぜ!」
沙耶香「アイスアイス…♪」
舞衣(沙耶香ちゃんの笑顔可愛い)
姫和「私はチョコミントのダブルで頼む」
可奈美「姫和ちゃんホントにチョコミント好きだよねー」
累「決まったら私に言ってね、一気に注文しちゃうから」
6人「「「「「「はーい」」」」」」
累「さ、みんなどのアイスにする? 可奈美ちゃんと姫和ちゃんだけじゃなくてみんなも頼んでいいわよ、お姉さんのおごりだから!」
エレン「サンキューです!」
薫「よっし、オレはトリプルいくぜ!」
沙耶香「アイスアイス…♪」
舞衣(沙耶香ちゃんの笑顔可愛い)
姫和「私はチョコミントのダブルで頼む」
可奈美「姫和ちゃんホントにチョコミント好きだよねー」
累「決まったら私に言ってね、一気に注文しちゃうから」
6人「「「「「「はーい」」」」」」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:10:35.96 ID:Q+QX2Pgp0
~注文後~
累「それじゃあ可奈美ちゃんと姫和ちゃんの二人はそこのテーブルに向き合ってもらって…」
姫和「食べているところを撮影されるというのはどこかむず痒いものがあるな…」
可奈美「そうだねー」パクパク
姫和「とてもそうは思えないが…」
累「うーん…」カシャカシャ(可奈美ちゃんはともかく姫和ちゃんの方はどうも表情が固いなぁ…よし!)
累「よーし、二人ともありがとう! いい写真が撮れたわ」
可奈美「あれ、もう終わりですか?」
累「うん、もう終わり。アイス残ってるようだからゆっくり食べてていいからね」
可奈美「そうですか? ありがとうございます!」
累「それじゃあ可奈美ちゃんと姫和ちゃんの二人はそこのテーブルに向き合ってもらって…」
姫和「食べているところを撮影されるというのはどこかむず痒いものがあるな…」
可奈美「そうだねー」パクパク
姫和「とてもそうは思えないが…」
累「うーん…」カシャカシャ(可奈美ちゃんはともかく姫和ちゃんの方はどうも表情が固いなぁ…よし!)
累「よーし、二人ともありがとう! いい写真が撮れたわ」
可奈美「あれ、もう終わりですか?」
累「うん、もう終わり。アイス残ってるようだからゆっくり食べてていいからね」
可奈美「そうですか? ありがとうございます!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:11:03.56 ID:Q+QX2Pgp0
可奈美「なんだか、ただただアイスを奢ってもらったみたいになっちゃったねー」
姫和「そうだな。まぁ、私たちは無償で手伝っているんだしこの位のご褒美があってもいいだろう」
姫和(もう終わりか…良かった、これでチョコミントに集中できるな)パクパク
可奈美「そうだね!」パクパク
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:12:02.28 ID:Q+QX2Pgp0
可奈美「そういえば姫和ちゃん、チョコミントだけで飽きないの?」
姫和「飽きない」パクパク
可奈美「そ、そっかぁ…」(うーん、でもこんなにたくさんのアイスがあるのにチョコミントだけっていうのはもったいないなぁ…そうだ!)
可奈美「ひーよりちゃんっ!」
姫和「ん、どうした?」
可奈美「はい、あーん」
姫和「なっ!? な、なんだいきなりっ!!」
可奈美「チョコミントのアイスも美味しいけど他のアイスも美味しいから是非とも姫和ちゃんに食べてほしいんだ!」
姫和「わ、私はチョコミントだけで…」
可奈美「まぁまぁ、とにかく一口食べてみてよ! ほら、あーん」
姫和「飽きない」パクパク
可奈美「そ、そっかぁ…」(うーん、でもこんなにたくさんのアイスがあるのにチョコミントだけっていうのはもったいないなぁ…そうだ!)
可奈美「ひーよりちゃんっ!」
姫和「ん、どうした?」
可奈美「はい、あーん」
姫和「なっ!? な、なんだいきなりっ!!」
可奈美「チョコミントのアイスも美味しいけど他のアイスも美味しいから是非とも姫和ちゃんに食べてほしいんだ!」
姫和「わ、私はチョコミントだけで…」
可奈美「まぁまぁ、とにかく一口食べてみてよ! ほら、あーん」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:13:29.12 ID:Q+QX2Pgp0
姫和「わ、分かった、食べる…だが、あーんはさすがに恥ずかしいというかなんというか…」
可奈美「あーんのどこが恥ずかしいの?」
姫和「くっ…」(これでは私だけが妙に意識しているみたいじゃないか……)
姫和(そうだ、これは単なる食べ物の交換なんだから何も恥ずかしがる必要はない!)
姫和「わ、分かった、た、食べるぞ!」
可奈美「ふふふっ、はい、あーん」
姫和「あ、あーん…///」ぱくっ
累「シャッターチャンスっ!」カシャッ
姫和「んなっ!?」
累「よっし、女子中学生の自然な表情ゲット!」
可奈美「累さん? 撮影は終わったんじゃなかったんですか?」
累「いやー、姫和ちゃんの表情が固かったから、自然な表情をしてもらうために撮影の事をいったん忘れてもらおうと思ってね」
可奈美「なるほどー」
姫和「い、今の写真は使うのか…?」
累「そうね、二人ともすごくいい表情しているから是非とも使いたいところね!」
可奈美「そんなにいい写真なんですか?」
累「うん、ほら、二人ともすっごくよく撮れてるでしょ?」
可奈美「わぁー、ホントですね! 姫和ちゃん、すっごく可愛い! この写真絶対使ってください!」
姫和「おっ、おい、可奈美!」
可奈美「この写真を見たらたとえ女の子だろうといっぱい集まってくるよ!」
姫和「くっ…あんな写真を撮られてしまうとは……油断していた……」
累「さっ、いい写真も撮れたし、次の撮影行きましょう!」
可奈美「あーんのどこが恥ずかしいの?」
姫和「くっ…」(これでは私だけが妙に意識しているみたいじゃないか……)
姫和(そうだ、これは単なる食べ物の交換なんだから何も恥ずかしがる必要はない!)
姫和「わ、分かった、た、食べるぞ!」
可奈美「ふふふっ、はい、あーん」
姫和「あ、あーん…///」ぱくっ
累「シャッターチャンスっ!」カシャッ
姫和「んなっ!?」
累「よっし、女子中学生の自然な表情ゲット!」
可奈美「累さん? 撮影は終わったんじゃなかったんですか?」
累「いやー、姫和ちゃんの表情が固かったから、自然な表情をしてもらうために撮影の事をいったん忘れてもらおうと思ってね」
可奈美「なるほどー」
姫和「い、今の写真は使うのか…?」
累「そうね、二人ともすごくいい表情しているから是非とも使いたいところね!」
可奈美「そんなにいい写真なんですか?」
累「うん、ほら、二人ともすっごくよく撮れてるでしょ?」
可奈美「わぁー、ホントですね! 姫和ちゃん、すっごく可愛い! この写真絶対使ってください!」
姫和「おっ、おい、可奈美!」
可奈美「この写真を見たらたとえ女の子だろうといっぱい集まってくるよ!」
姫和「くっ…あんな写真を撮られてしまうとは……油断していた……」
累「さっ、いい写真も撮れたし、次の撮影行きましょう!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:18:00.72 ID:Q+QX2Pgp0
~とあるチャペル~
姫和「ここはチャペルか」
可奈美「チャペルで何を?」
累「えっとね、まずこの去年の刀使のPRポスターを見てもらえる?」
舞衣「これは…親衛隊の獅童さんと此花さんの写真ですね」
エレン「ワオ! タキシードとドレスがよく似合ってるネ!」
薫「刀使のPRなのにどうしてドレスを?」
累「女子学生なら誰しもウエディングドレスを着ることを少しは夢見てると思うの。だから、PRにこういう写真を使う事で刀使に興味を持ってもらうのが狙いなのよ」
沙耶香「なるほど」
可奈美「という事は…私もウエディングドレスを着られるんですか?」
累「そうよ~! でも、一人はドレスでもう一人はタキシードを着てもらうわよ。私個人的には可奈美ちゃんがドレスで姫和ちゃんにタキシードを着てもらいたいな」
可奈美「姫和ちゃんはどっちがいい?」
姫和「ドレスは可奈美の方が似合うだろうから、私はタキシードで構わない」
可奈美「わぁ、ありがと! ドレスか~、なんだか楽しみだな~」
累「ふふっ、それじゃあお互い別々の部屋で準備をしてきてね」
かなひよ「「はい」」
姫和「ここはチャペルか」
可奈美「チャペルで何を?」
累「えっとね、まずこの去年の刀使のPRポスターを見てもらえる?」
舞衣「これは…親衛隊の獅童さんと此花さんの写真ですね」
エレン「ワオ! タキシードとドレスがよく似合ってるネ!」
薫「刀使のPRなのにどうしてドレスを?」
累「女子学生なら誰しもウエディングドレスを着ることを少しは夢見てると思うの。だから、PRにこういう写真を使う事で刀使に興味を持ってもらうのが狙いなのよ」
沙耶香「なるほど」
可奈美「という事は…私もウエディングドレスを着られるんですか?」
累「そうよ~! でも、一人はドレスでもう一人はタキシードを着てもらうわよ。私個人的には可奈美ちゃんがドレスで姫和ちゃんにタキシードを着てもらいたいな」
可奈美「姫和ちゃんはどっちがいい?」
姫和「ドレスは可奈美の方が似合うだろうから、私はタキシードで構わない」
可奈美「わぁ、ありがと! ドレスか~、なんだか楽しみだな~」
累「ふふっ、それじゃあお互い別々の部屋で準備をしてきてね」
かなひよ「「はい」」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:19:20.25 ID:Q+QX2Pgp0
~準備後~
姫和(タキシード)「ん、可奈美はまだか」スタスタ
舞衣「わぁ、姫和ちゃん似合ってるよ!」
姫和「そ、そうか?」
沙耶香「うん、カッコいい」
薫「やはり胸部に膨らみがないのが…」
姫和「おい!」
エレン「ひよよん、本当に似合ってますヨ!」
姫和「そ、そうか…あ、ありがとう」
累「やっぱりドレスの方が時間かかってるみたいだね」
どたどたどたどたっ!
歩「衛藤さんがウエディングドレスを着るっていうのは本当ですかっ!?」キョロキョロ
舞衣「う、内里さん? どうしてここに…?」
姫和(タキシード)「ん、可奈美はまだか」スタスタ
舞衣「わぁ、姫和ちゃん似合ってるよ!」
姫和「そ、そうか?」
沙耶香「うん、カッコいい」
薫「やはり胸部に膨らみがないのが…」
姫和「おい!」
エレン「ひよよん、本当に似合ってますヨ!」
姫和「そ、そうか…あ、ありがとう」
累「やっぱりドレスの方が時間かかってるみたいだね」
どたどたどたどたっ!
歩「衛藤さんがウエディングドレスを着るっていうのは本当ですかっ!?」キョロキョロ
舞衣「う、内里さん? どうしてここに…?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:21:24.31 ID:Q+QX2Pgp0
歩「衛藤さんがウエディングドレスを着ると聞いてきました!」
舞衣「そ、そっか…」(どこから情報を仕入れたんだろう…)
エレン「かなみんは今準備中デスヨ!」
歩「あぅ、そうですか…」
スタッフ「衛藤さんの準備できましたよ!」
累「おっ、準備完了だねー! それじゃあ出てきてもらいましょうか」
スタッフ「それじゃあ、衛藤さんどうぞ!」
すたすたすた…
可奈美「え、えへへ…ど、どうかな…?」
一同「「「おおー!!」」」
舞衣「可奈美ちゃん、似合ってるよ!」
沙耶香「うん、可愛い」
薫「うむ…なかなかやるじゃないか」
エレン「かなみんベリーキュートですヨ!」
歩「衛藤さんステキです! 本当に綺麗です!」
可奈美「みんなありがとー! そうやって褒められるとなんだか照れちゃうなぁ…///」
姫和「……」
舞衣「そ、そっか…」(どこから情報を仕入れたんだろう…)
エレン「かなみんは今準備中デスヨ!」
歩「あぅ、そうですか…」
スタッフ「衛藤さんの準備できましたよ!」
累「おっ、準備完了だねー! それじゃあ出てきてもらいましょうか」
スタッフ「それじゃあ、衛藤さんどうぞ!」
すたすたすた…
可奈美「え、えへへ…ど、どうかな…?」
一同「「「おおー!!」」」
舞衣「可奈美ちゃん、似合ってるよ!」
沙耶香「うん、可愛い」
薫「うむ…なかなかやるじゃないか」
エレン「かなみんベリーキュートですヨ!」
歩「衛藤さんステキです! 本当に綺麗です!」
可奈美「みんなありがとー! そうやって褒められるとなんだか照れちゃうなぁ…///」
姫和「……」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:22:50.86 ID:Q+QX2Pgp0
エレン「おや、ひよよん? かなみんが可愛すぎて何も言えないデス?」ニヤニヤ
姫和「んっ!? い、いや、これは…」
薫「顔が真っ赤だぞー」ニヤニヤ
姫和「お、おいっ、からかうな!」
可奈美「え、えっと…姫和ちゃん、どうかな……?」
姫和「んっ、あ、あぁ…と、とても似合っていると思うぞ」
可奈美「そ、そう? ありがとね、姫和ちゃん! 後、姫和ちゃんのタキシードもカッコいいよ!」
姫和「そ、そうか…あ、ありがとう」
沙耶香「二人とも、お似合い」
舞衣「そうだね、本当にこれから結婚するカップルみたい」
歩「私、やっぱり可奈美さんの隣に並びたいです!」
薫「いやー、可奈美がウエディングドレスを着ているこのシチュエーションでそんなセリフ吐くとは…お前、ガチだな」
歩「私は本気ですよ!」
エレン「かなみんモテモテですネ!」
姫和「んっ!? い、いや、これは…」
薫「顔が真っ赤だぞー」ニヤニヤ
姫和「お、おいっ、からかうな!」
可奈美「え、えっと…姫和ちゃん、どうかな……?」
姫和「んっ、あ、あぁ…と、とても似合っていると思うぞ」
可奈美「そ、そう? ありがとね、姫和ちゃん! 後、姫和ちゃんのタキシードもカッコいいよ!」
姫和「そ、そうか…あ、ありがとう」
沙耶香「二人とも、お似合い」
舞衣「そうだね、本当にこれから結婚するカップルみたい」
歩「私、やっぱり可奈美さんの隣に並びたいです!」
薫「いやー、可奈美がウエディングドレスを着ているこのシチュエーションでそんなセリフ吐くとは…お前、ガチだな」
歩「私は本気ですよ!」
エレン「かなみんモテモテですネ!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:24:23.51 ID:Q+QX2Pgp0
累「よーし、それじゃあ撮影していこうか!」
累「ええと、まずは二人は横に並んでもらって…そうそう!」カシャカシャ
薫「ひゅーひゅー、二人ともお似合いだぞー」
姫和「くっ…撮影中だから薫を殴りに行けない…!」
可奈美「何だか本当に姫和ちゃんと結婚するような気持ちになってきたかも…」
姫和「お、おい、可奈美! 何を言っているんだっ!」///
沙耶香「姫和、照れてる」
舞衣「ふふっ、とっても微笑ましい」
歩「私、いつか十条さんの位置を奪って衛藤さんの隣に立って見せます…!」
累「よしよし、二人ともとってもいい写真が撮れたよ! お疲れ様!」
可奈美「累さん、ありがとうございました! とってもいい思い出が出来ました!」
累「そう? それなら良かった!」
累「ええと、まずは二人は横に並んでもらって…そうそう!」カシャカシャ
薫「ひゅーひゅー、二人ともお似合いだぞー」
姫和「くっ…撮影中だから薫を殴りに行けない…!」
可奈美「何だか本当に姫和ちゃんと結婚するような気持ちになってきたかも…」
姫和「お、おい、可奈美! 何を言っているんだっ!」///
沙耶香「姫和、照れてる」
舞衣「ふふっ、とっても微笑ましい」
歩「私、いつか十条さんの位置を奪って衛藤さんの隣に立って見せます…!」
累「よしよし、二人ともとってもいい写真が撮れたよ! お疲れ様!」
可奈美「累さん、ありがとうございました! とってもいい思い出が出来ました!」
累「そう? それなら良かった!」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/04(月) 22:26:02.78 ID:Q+QX2Pgp0
エレン「…あっ!」
薫「どうした、エレン」
エレン「そういえば私聞いたことがありマス…!」
薫「何をだ?」
エレン「確か、結婚してない女の子がウエディングドレスを着ると結婚するのが遅くなるって…!」
沙耶香「そんなことが…」
歩「大丈夫です、衛藤さんは私が16歳になったらすぐにでも…!」
舞衣「内里さん…私、内里さんが心配だわ…」
姫和「…可奈美、婚期が遅れるなんてのは噂みたいなものだ。心配する必要はないぞ」
可奈美「うん、大丈夫、私そんなこと気にしないよ! あっ、でも、もしも本当に結婚できなかったら姫和ちゃんのお嫁さんにしてもらおっかな!」
可奈美「形だけでも私と姫和ちゃんは結婚したみたいなものだしね!」ニコッ
姫和「なっ…!」カァァ///
可奈美「ふふっ、なんてね!」
姫和「…そうだな、可奈美は私が嫁に貰おう」
可奈美「えぇっ!? ひ、姫和ちゃん!?」カァァ///
姫和「……ふふっ、私がいつもいつもからかわれるだけだとは思わないことだな」
可奈美「えっ……あ、あぁっ! も、もう姫和ちゃんのバカっ!」
姫和「ふふっ」
薫「あー、もうお前ら結婚しろ」
終わり
薫「どうした、エレン」
エレン「そういえば私聞いたことがありマス…!」
薫「何をだ?」
エレン「確か、結婚してない女の子がウエディングドレスを着ると結婚するのが遅くなるって…!」
沙耶香「そんなことが…」
歩「大丈夫です、衛藤さんは私が16歳になったらすぐにでも…!」
舞衣「内里さん…私、内里さんが心配だわ…」
姫和「…可奈美、婚期が遅れるなんてのは噂みたいなものだ。心配する必要はないぞ」
可奈美「うん、大丈夫、私そんなこと気にしないよ! あっ、でも、もしも本当に結婚できなかったら姫和ちゃんのお嫁さんにしてもらおっかな!」
可奈美「形だけでも私と姫和ちゃんは結婚したみたいなものだしね!」ニコッ
姫和「なっ…!」カァァ///
可奈美「ふふっ、なんてね!」
姫和「…そうだな、可奈美は私が嫁に貰おう」
可奈美「えぇっ!? ひ、姫和ちゃん!?」カァァ///
姫和「……ふふっ、私がいつもいつもからかわれるだけだとは思わないことだな」
可奈美「えっ……あ、あぁっ! も、もう姫和ちゃんのバカっ!」
姫和「ふふっ」
薫「あー、もうお前ら結婚しろ」
終わり
引用元: 可奈美「私と姫和ちゃんが刀使のイメージアップキャラクターに?」
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