【グラブル】イオ「コルル、一緒に寝よっか」
2020-12-27
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:20:50.79 ID:ZXqd8TA+0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:22:45.75 ID:ZXqd8TA+0
とある日、夕食
コルル「♪~」モグモグ
ルリア「ふふっ、美味しいですか?」
コルル「はい!これがかれーらいすという物でごんすか…」
ルリア「コルルちゃん、カレーは初めてですか?」
コルル「はい…この世界には、まだまだ知らない料理があるので申す…」
カタリナ「ローアインの料理は、味も栄養バランスも完璧だからな。いつも助かっているよ」
コルル「うめ、うめ…」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:23:53.29 ID:ZXqd8TA+0
カタリナ「あぁコルル、頬にご飯粒がついているぞ」
コルル「ほぇ?」
カタリナ「ほら、ジッとしていなさい」スッ
カタリナ「よし、綺麗になった」
コルル「わざわざかたじけない、母上」
カタリナ「…ん?」
ルリア「…え?」
コルル「…あっ」
カタリナ「母上…?わ、私がか?」
コルル「も、申し訳ない!わたし、いったい何を言っているのでごんすか!」
カタリナ「い、いや。そんなに気にするな。ちょっとビックリしただけだ」
コルル「(うぅ、恥ずかしい…わたしはいったい何を…)」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:24:52.22 ID:ZXqd8TA+0
べつのひ
ラカム「…」カチャカチャ
ビィ「なぁラカム、さっきから何やってんだよ?」
ラカム「見りゃわかんだろ?銃の手入れだよ」
ビィ「にしても、さっきからずっとやってんじゃねぇか…」
ラカム「ここのところ、帝国やら魔物やらの相手で忙しかったせいで、ロクにメンテナンスもできてなかったからな」
ラカム「ま、たまには腰入れて整備してやんねぇとな」
ビィ「ふーん…」
ビィ「…ん?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:25:56.75 ID:ZXqd8TA+0
トコトコ
コルル「おはようござい申す、父上」
ラカム「おぅ、コルルか。おはよう」
ビィ「今日はずいぶん早起きだなぁ?」
コルル「目が覚めてしまったので、外の空気が吸いたくなったのでごんす」
ラカム「今、銃の手入れしててな。悪いが、あんまり構ってやれねぇぞ」
コルル「お気遣い感謝致し申す。少し、そのあたりを散歩してくるでごんす」
ラカム「おう、朝飯前には戻れよ」
トコトコ…
ラカム「…なぁ」
ビィ「ん?」
ラカム「さっき、コルルが俺のこと父上って呼んでなかったか?」
ビィ「え?そうだったか?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:27:16.36 ID:ZXqd8TA+0
またべつのひ
ラカム「…で、どう思うよ?」
カタリナ「どう、とは?」
ラカム「コルルだよ。最近、よく父上って呼ばれんだよな…」
カタリナ「あぁ、私も母上と呼ばれたことが何度かあるな」
イオ「え?二人とも、コルルに何したのよ?」
ラカム「何もしてねぇよ!」
ラカム「ここのところ、どうも様子がおかしいんだよな…」
イオ「ふーん…」
イオ「…それ、お父さんとお母さんが恋しいんじゃないかしら」
ラカム「ん?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:27:52.62 ID:ZXqd8TA+0
イオ「コルルって、確かまだあたしと同い年でしょ?」
イオ「それで急にお父さんとお母さんがいなくなっちゃって、一人ぼっちになって…」
イオ「今は騎空団にたくさん友達がいるけど、それでも、寂しくなることはあるわよ」
ラカム「…確かに、ホームシックにもなるだろうな」
カタリナ「まだイオと同い年の子が、そう簡単に両親を忘れられるわけもないか…」
イオ「あたしだって、たまに師匠が恋しくなる時もあるし…」
イオ「それが育ててくれたお母さんやお父さんなら、すごく苦しいことだと思うの」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:28:53.53 ID:ZXqd8TA+0
カタリナ「…しかし、私たちはコルルに何かしてやれるのだろうか…」
ラカム「…」
イオ「…よし、私にまかせて!」
ラカム「なんか策でもあるのか?」
イオ「そんなのないけど…でも、友達が悩んでるんだったら、何とかしてあげたいもん」
イオ「コルル、いつも自分がしっかりしなきゃって思ってるし、ちょっとくらいあたしや皆に甘えてほしいもん」
カタリナ「そうだな…」
ラカム「俺たちにできることがあったら、なんでも言ってくれよ」
イオ「任せといて!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:29:41.48 ID:ZXqd8TA+0
べつのひ
コルル「…はぁ」
コルル「(わたしは、最近何をしてるんでごんすか…)」
コルル「(ラカムさんやカタリナさんを父上、母上などと…)」
コルル「(こんなんじゃ、依頼に力が入らないでごんす…)」
コルル「(しっかりしないと…)」
コンコン
コルル「?」
ガチャ
イオ「コルル、いる?」
コルル「イオ?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:30:47.21 ID:ZXqd8TA+0
コルル「…あ!もうこんな時間でごんす!依頼が…」
イオ「あ、待って!」
コルル「どうしたで申す?」
イオ「あー、その…今日の依頼なんだけど、いろいろあって中止になって…」
コルル「ほえ?中止…でごんす?」
イオ「そ、そうなの。だから今日、コルルのお仕事はお休み」
コルル「それを伝えにきてくれたのでごんすか…いや、まっこと感謝致し申す」
イオ「(本当はグランが代わってくれたんだけど…今度、埋め合わせしないとね)」
コルル「あのー…そうなると、わたしは今日どうすれば…」
イオ「…」
イオ「…ね、コルル。ちょっと付き合ってくれない?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:31:45.19 ID:ZXqd8TA+0
====
イオ「ラカムー!」
ラカム「お、来たかイオ」
イオ「頼んでたヤツ、届いてる?」
ラカム「用意できてるぞ。ほら。こっちがコルルの分だ」
コルル「…?ラカムさん?これはなんで申すか?」
ラカム「ミニ騎空挺の作成キットさ」
コルル「ミニ騎空挺?」
ラカム「あぁ、こういうヤツだ」
コルル「…!? これ、グランサイファーでごんす!?」
ラカム「ははっ、サイズは比べ物にならねぇけどな」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:32:21.73 ID:ZXqd8TA+0
コルル「じぃーっ…」
ラカム「おいおい、そんなに気になるか?」
コルル「あ、これはかたじけない」
ラカム「気になるなら、渡したソレを自分で作ってみな。意外と楽しいもんだぜ」
イオ「あたしもちょっと気になってたから、ラカムに頼んでたの!」
コルル「そうで申したか…。では早速…」パカッ
コルル「…おぉ…これは…」
イオ「うわっ…思ってたよりパーツが多いのね…」
ラカム「これが設計図だ。ニッパーと接着剤は用意したから、指を切らないように気を付けろよ」
コルル「感謝致し申す。では…!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:32:58.82 ID:ZXqd8TA+0
~~
コルル「…ん…これは…」
ラカム「あぁ、そこはこっちとくっ付けるんだ」
コルル「ほぉ…」
ラカム「ここが船首部分になるから、好きに色を塗ってみな。こいつが筆と塗料だ」
イオ「…」
イオ「…ふふっ」
ラカム「…?イオ?どうかしたか?」
イオ「なんでもなーい」
コルル「むむむ…」ペタペタ
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:33:52.77 ID:ZXqd8TA+0
~~~
コルル「…完成でごんす!」
イオ「やったぁ!あたしもできた!」
ラカム「おっ、結構早かったじゃねぇか!じゃあ、さっそく飛ばしてみるか」
コルル「ほあ!?これ、本当に飛ぶでごんすか!?」
ラカム「おいおい、サイズは違うが、こいつは立派な騎空挺で動力も付いてるんだ」
ラカム「ガラドアの用意してくれた走行コースがあるから、そこで試してみな」
イオ「ほらコルル、行きましょ!」
コルル「あ、うん!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:34:55.42 ID:ZXqd8TA+0
~~~
イオ「すごいじゃない、コルル!ちゃんとコースの最後まで飛んだわね!」
コルル「まさか、あんな上手く飛ぶとは思ってはいなかったので申すが…」
コルル「でも、騎空挺を組み立てるのも楽しかったでごんす!」
イオ「ふふっ、それならよかったわ」
トコトk
カタリナ「…ずいぶん楽しそうにしているな。何かいいことでもあったか?」
イオ「あ、カタリナ!さっき、ラカムにミニ騎空挺を貰って、コルルと一緒に組み立ててたの」
カタリナ「ほう…あれは初心者には難しいと聞いていたが…」
コルル「ラカムさんが親切に教えてくれたおかげでごんす」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:36:55.20 ID:ZXqd8TA+0
カタリナ「…ん?」
イオ「どうかした?」
カタリナ「いや…少しいいかな、コルル」サラ…
コルル「えっ!?か、カタリナさん…?」
カタリナ「ああ、急に触ってすまない」
カタリナ「少し、髪が痛んでいるな」
コルル「そうでごんすか?自分ではあまり気にしていなかったので申すが…」
カタリナ「…そうだな、簡単に整えるくらいはしてあげられそうだ。そこに座ってもらえるかな?」
イオ「え?カタリナが?」
カタリナ「失礼な反応だな…帝国にいたころは、よくルリアの髪を整えていたよ」
コルル「えっと…それじゃあ、お願いしても良いでごんすか?」
カタリナ「ああ、もちろんだ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:38:27.94 ID:ZXqd8TA+0
コルル「では、お願いいたし申す」
カタリナ「あぁ」
サラ…
コルル「ん…」
カタリナ「こうして人の髪を整えるのは、ルリアにしていたくらいだな…」
コルル「その時のルリアさんは、どんな感じだったので申す?」
カタリナ「あぁ…あの時のルリアは、帝国から受けていた扱いのせいで、ずっと下を向いているような子だったな」
カタリナ「こうしていたり、一緒に食事をとっているときだけは、少しだけ表情が和らいでいるような気がしたよ」
コルル「ルリアさんが…」
カタリナ「今では昔の面影がないほど明るい子になったよ」
イオ「ふふっ、カタリナやグランのおかげね」
カタリナ「…あぁ、そうかな」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:39:23.02 ID:ZXqd8TA+0
~~~
カタリナ「…ん?」
コルル「…すぅ……すぅ……」
イオ「あら、寝ちゃった?」
カタリナ「ルリアもよく寝てしまっていたな…」
イオ「ふふっ、それだけリラックスできたんじゃないかしら」
カタリナ「それなら良かった。すまないが私はこれから、ファラに稽古をつける約束をしていてな」
カタリナ「イオ、コルルを頼めるか?」
イオ「うん、任せといて。ありがとね、カタリナ」
イオ「…よし」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:40:03.19 ID:ZXqd8TA+0
~~~
コルル「……ん…………」
コルル「………!! わ、わたし、眠ってしまったでごんす!?」
イオ「あ、コルル、起きた?」
コルル「わたし、カタリナさんに髪を梳かしてもらって…」
イオ「ふふ、途中で寝ちゃってたみたい」
コルル「そうで申したか…カタリナさんに申し訳ないでごんす…」
イオ「それだけ気持ちよかったってことでしょ?カタリナも気にしないでって言ってたわよ」
コルル「はぁ…では、お言葉に甘えさせてもらい申す」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:40:29.22 ID:ZXqd8TA+0
コルル「……ん、この匂いは…?」
イオ「あ、気づいた?もう晩ごはんの時間だから…」
イオ「…はい、これ!」コト
コルル「…これは?」
イオ「見てわからない?」
コルル「シチュー…でごんす?」
イオ「そうよ?」
コルル「これ、イオが作ったので申すか?」
イオ「うん!」
コルル「…」
イオ「…あ、あれ、コルル?」
コルル「あ、いや、少し、ビックリして…」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:41:08.30 ID:ZXqd8TA+0
コルル「では、いただきます」
イオ「はい、めしあがれ!」
コルル「…あーん…」
イオ「…」
イオ「…ど、どう?」
コルル「…!!」
コルル「美味しい…美味しいでごんす!イオ!」
イオ「本当!?よかったぁ!」
コルル「あむ…」
コルル「はぁ、体の芯からあったまるでごんす…」モグモグ
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:41:51.66 ID:ZXqd8TA+0
イオ「シチューが好きって聞いてたから、作ってみたんだけど…」
イオ「それならよかったわ」
コルル「まっこと感謝致し申す。以前は父上や母上に作ってもらったのでごんすが…」
コルル「その時と同じくらい美味しくて…」
コルル「…あ、あれ?」ポロポロ
コルル「わたし、なんで泣いて…」グスッ
イオ「あ…」
コルル「も、申し訳ない。あの…」
イオ「コルル」
イオ「…泣きたいときは、我慢しなくていいのよ」
コルル「いや、そういうことでは…」
コルル「なんでか涙が出ちゃったのでごんすが…」
コルル「何だか…あったかい気持ちでごんす…」
イオ「…ふふっ」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:42:21.39 ID:ZXqd8TA+0
~~~
コルル「ご馳走様でした」
イオ「はい、お粗末様でした」
イオ「…」
イオ「ねぇ、コルル。今日は楽しかった?」
コルル「うん、ラカムさんもカタリナさんも、わたしの両親のように優しくしてくれて…」
イオ「…」
イオ「…ごめんね、コルル」
コルル「ほぇ?」
イオ「こんなことをしても、コルルのお父さんやお母さんの代わりにはならないってわかってるけど…」
イオ「でも…あたし、こんなことしか思いつかなかったから…」
イオ「その…」
コルル「…イオ…」
コルル「ううん、今日はすごく楽しかったでごんす」
コルル「また…今日みたいに甘えてもいいでごんすか?」
イオ「…うん!もちろん!」
イオ「遠慮しないで、いつでも甘えていいのよ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:42:59.81 ID:ZXqd8TA+0
イオ「ん…もうこんな時間ね」
コルル「あ…」
イオ「それじゃあ、おやすみ、コルル」
コルル「…」
イオ「…」
コルル「…」
イオ「…?」
コルル「…その…」
イオ「ねぇ、コルル」
コルル「え?」
イオ「今日、私の部屋で一緒に寝よっか」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:43:27.56 ID:ZXqd8TA+0
~~~
イオ「じゃあ、明かり消すね」
コルル「うん」
パチッ
イオ「よいしょ…」
コルル「ひゃっ」
イオ「あっ、ごめんね」
コルル「…」
イオ「…」
コルル「…」
イオ「…コルル?」
コルル「今日は…本当に感謝致し申す。イオ」
イオ「え?」
コルル「わたしのために、今日は、その…」
イオ「何言ってるのよ。あたしたち、友達でしょ?」
コルル「…うん」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:44:43.76 ID:ZXqd8TA+0
コルル「あのぅ…イオ…」
イオ「なぁに?」
コルル「その…手を握っても、良いで申すか…?」
イオ「…」ぎゅ
コルル「ふあっ」
イオ「遠慮しないでって言ったでしょ?」
コルル「…うん」ぎゅ
イオ「えへへ」
コルル「ふふ…」
イオ「おやすみ、コルル」
コルル「おやすみなさい、イオ」
おしまい
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:45:49.27 ID:ZXqd8TA+0
フェイトエピソードのイオとコルルの絡みが可愛すぎたので書きました。口調が難しいですねこの子
みんなもグラブルSS、書こう!
みんなもグラブルSS、書こう!
ジータ「ではオイゲンさんを主任に任命します!」
2020-10-03
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 12:45:09.90 ID:5f3OV7L10
オイゲン「そいつは急な話だが…」
ジータ「ダメですか?」
オイゲン「いや、なぜかしっくりくるからいいぜ」
ジータ「ではよろしくお願いします!」
オイゲン「ああ、任せときな」
ラカム「ジータ!こっちに来てくれないかぁ!」
ジータ「分かりましたー!では、詳しい話は後で」
オイゲン「……」
ビィ「全くジータのやつも突然過ぎるぜ、なぁ?」
オイゲン「……」
ビィ「オイゲン?」
オイゲン「…アハハハ!いいじゃん、盛り上がってきたねぇ!」
ビィ「お、おう」
ビィ(キャラかわってねぇか?)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515555909
ジータ「ダメですか?」
オイゲン「いや、なぜかしっくりくるからいいぜ」
ジータ「ではよろしくお願いします!」
オイゲン「ああ、任せときな」
ラカム「ジータ!こっちに来てくれないかぁ!」
ジータ「分かりましたー!では、詳しい話は後で」
オイゲン「……」
ビィ「全くジータのやつも突然過ぎるぜ、なぁ?」
オイゲン「……」
ビィ「オイゲン?」
オイゲン「…アハハハ!いいじゃん、盛り上がってきたねぇ!」
ビィ「お、おう」
ビィ(キャラかわってねぇか?)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515555909
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 12:59:56.45 ID:5f3OV7L10
お手伝い編
ジータ「よし!スラ爆行くよ!」
スライム「…」
ラカム(クリスマス)「ここは俺に任せておきな…、って?」
オイゲン(サブメン)「おいしょっと」
『不明なユニットが接続されました』
ビィ「何してんだ?」
オイゲン「いやいやぁ~、ちょっとお手伝いをねw」
ラカム「おまっ!何をする気だ!?」
オイゲン「ほい~っと」
キュイン
ラカム「あ」
ドーン!
80000!
ラカム「」
オイゲン「ごめんw巻き込んじゃったwアハハハハw!アーハハハハハwwwwww」
ビィ「ラカムぅぅぅぅう!」
ジータ「剣神解放」
スライム「」チーン
ジータ「よし!スラ爆行くよ!」
スライム「…」
ラカム(クリスマス)「ここは俺に任せておきな…、って?」
オイゲン(サブメン)「おいしょっと」
『不明なユニットが接続されました』
ビィ「何してんだ?」
オイゲン「いやいやぁ~、ちょっとお手伝いをねw」
ラカム「おまっ!何をする気だ!?」
オイゲン「ほい~っと」
キュイン
ラカム「あ」
ドーン!
80000!
ラカム「」
オイゲン「ごめんw巻き込んじゃったwアハハハハw!アーハハハハハwwwwww」
ビィ「ラカムぅぅぅぅう!」
ジータ「剣神解放」
スライム「」チーン
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 13:15:51.72 ID:5f3OV7L10
クエスト編
オイゲン「へぇ、この水晶で連絡がねぇ」
ジータ「これでサポートをお願いします!」
カタリナ「役割としてはあそこの高台から私達に指示を頼む。3つあるが色分けで分かる通り個別にしてくれ」
イオ「最近なんかあなた変だけどヘマしないでよね!」
オイゲン「ハイハーイw」
1時間後
ゾロゾロ
魔物「うぇーいw」
イオ「ちょっとおおおおおおおおお!私だけ多くないっ!?」
オイゲン『えーっと、聞こえてるかなぁw』
イオ「聞こえてるわよ!!」
オイゲン『右、30度~』
イオ「はっ?」クルッ
魔物「うぇーいw」
イオ「ぎゃああああ!?」
オイゲン『バフがもうないよw!』
イオ「うるさい!」
オイゲン『リキャスト残り3ターンwwwww』
イオ「やけくそよぉぉぉぉぉぉお!」
ドォォン!
オイゲン『へえ、なかなかやるじゃない。ゴミムシの相手にはさwwwww』
イオ「ゴミが積もって山になってるわよ!」
オイゲン『wwwww』
オイゲン「へぇ、この水晶で連絡がねぇ」
ジータ「これでサポートをお願いします!」
カタリナ「役割としてはあそこの高台から私達に指示を頼む。3つあるが色分けで分かる通り個別にしてくれ」
イオ「最近なんかあなた変だけどヘマしないでよね!」
オイゲン「ハイハーイw」
1時間後
ゾロゾロ
魔物「うぇーいw」
イオ「ちょっとおおおおおおおおお!私だけ多くないっ!?」
オイゲン『えーっと、聞こえてるかなぁw』
イオ「聞こえてるわよ!!」
オイゲン『右、30度~』
イオ「はっ?」クルッ
魔物「うぇーいw」
イオ「ぎゃああああ!?」
オイゲン『バフがもうないよw!』
イオ「うるさい!」
オイゲン『リキャスト残り3ターンwwwww』
イオ「やけくそよぉぉぉぉぉぉお!」
ドォォン!
オイゲン『へえ、なかなかやるじゃない。ゴミムシの相手にはさwwwww』
イオ「ゴミが積もって山になってるわよ!」
オイゲン『wwwww』
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 13:35:47.80 ID:5f3OV7L10
古戦場編
オイゲン「ねぇねぇ、リーちゃん」
リーシャ「なんですかその呼び方は…」
オイゲン「どうでもいいじゃん呼び方ぐらいはw」
リーシャ「…で、私に何の用ですか?」
オイゲン「あそこで戦ってる2つの騎空団見えるかな」
リーシャ「それは見えますが」
オイゲン「あれ、どっちが勝つと思う?」
リーシャ「えっ」
オイゲン「右が平均レベルの高い団だ。人数もそれなりにいる」
リーシャ「ほうほう」
オイゲン「一方左はレベルがまばらで人数もそれほどはいない」
リーシャ「なるほど」
オイゲン「どっちが勝つと思う?」
リーシャ「まあ、普通に右かと。左が各人のレベルの高低差の激しい所ならまだ分かりませんが、別にそういう訳でも無さそうですし」
オイゲン「俺は左だな」
リーシャ「それはなぜ?」
オイゲン「だってそっちの方が面白いじゃんwwwwwアハハハハw」
リーシャ「はぁ…」
左が勝ちました
後日右が語るには、終盤左に勢いで押され始めた頃に眼帯付けたオッサンに全員蹴られてやられたそうな
オイゲン「ねぇねぇ、リーちゃん」
リーシャ「なんですかその呼び方は…」
オイゲン「どうでもいいじゃん呼び方ぐらいはw」
リーシャ「…で、私に何の用ですか?」
オイゲン「あそこで戦ってる2つの騎空団見えるかな」
リーシャ「それは見えますが」
オイゲン「あれ、どっちが勝つと思う?」
リーシャ「えっ」
オイゲン「右が平均レベルの高い団だ。人数もそれなりにいる」
リーシャ「ほうほう」
オイゲン「一方左はレベルがまばらで人数もそれほどはいない」
リーシャ「なるほど」
オイゲン「どっちが勝つと思う?」
リーシャ「まあ、普通に右かと。左が各人のレベルの高低差の激しい所ならまだ分かりませんが、別にそういう訳でも無さそうですし」
オイゲン「俺は左だな」
リーシャ「それはなぜ?」
オイゲン「だってそっちの方が面白いじゃんwwwwwアハハハハw」
リーシャ「はぁ…」
左が勝ちました
後日右が語るには、終盤左に勢いで押され始めた頃に眼帯付けたオッサンに全員蹴られてやられたそうな
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 13:50:27.74 ID:5f3OV7L10
疑惑編
黒騎士「おい」
オイゲン「どうした。お前から絡んで来るなんて珍しいじゃないか」
黒騎士「…お前のことは今でも好きにはなれんが、私の思い過ごしとは思えなくてな」
オイゲン「なんの話だ」
黒騎士「最近の貴様は以前この船と敵対していた頃の雰囲気と幾分変わってるような気がしている」
オイゲン「…へぇ。そうなんだ」
黒騎士「……」
オイゲン「……」
黒騎士「…それだけだ」
バタンッ
オイゲン「……ふぅ」
オイゲン「さすがは俺の娘ってやつか」
オイゲン「いいねぇ…、面白くなってきたねぇwwwww」
黒騎士「おい」
オイゲン「どうした。お前から絡んで来るなんて珍しいじゃないか」
黒騎士「…お前のことは今でも好きにはなれんが、私の思い過ごしとは思えなくてな」
オイゲン「なんの話だ」
黒騎士「最近の貴様は以前この船と敵対していた頃の雰囲気と幾分変わってるような気がしている」
オイゲン「…へぇ。そうなんだ」
黒騎士「……」
オイゲン「……」
黒騎士「…それだけだ」
バタンッ
オイゲン「……ふぅ」
オイゲン「さすがは俺の娘ってやつか」
オイゲン「いいねぇ…、面白くなってきたねぇwwwww」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 14:11:26.60 ID:5f3OV7L10
マルチバトル編
ビィ「こいつはやべぇ!気を引き締めて行けよ!」
ジータ「ゴクリ…」
ジ・オーダー・グランデ「お前たちは何故現れる。何故、邪魔をする」
カタリナ「なんというプレッシャーだ…!」
グランデ「空の世界を、全てを均衡にする」
ヴィーラ「お姉様の帝国に仕えていた時期の格好も素敵ですわぁ…」
グランデ「力を持ちすぎたモノ…、均衡を乱せしモノ…、この世界に不要だ」
ルリア「……」
グランデ「私は測るために生み出された。私の使命を守り、この世界を──、」
オイゲン「そりゃ無理だ!残念だけど…」
グランデ「お前は…!」
オイゲン「お前にはもうないんだよ。測る世界も、守る世界も…、ね」
ルリア「オイゲンさん?」
グランデ「……!」
オイゲン「もしかしてビビっちゃったぁ!?アハハハハw」
カタリナ「おい、そんなに挑発すれば!」
オイゲン「こいよ、相手してやるw」
グランデ「お前は、排除するっ!」
ジータ「こっちに来ます!」
オイゲン「ふうん。じゃ、いっちょ行きますか!」
ルリア「オイゲンさん、あなたは…」
ビィ「こいつはやべぇ!気を引き締めて行けよ!」
ジータ「ゴクリ…」
ジ・オーダー・グランデ「お前たちは何故現れる。何故、邪魔をする」
カタリナ「なんというプレッシャーだ…!」
グランデ「空の世界を、全てを均衡にする」
ヴィーラ「お姉様の帝国に仕えていた時期の格好も素敵ですわぁ…」
グランデ「力を持ちすぎたモノ…、均衡を乱せしモノ…、この世界に不要だ」
ルリア「……」
グランデ「私は測るために生み出された。私の使命を守り、この世界を──、」
オイゲン「そりゃ無理だ!残念だけど…」
グランデ「お前は…!」
オイゲン「お前にはもうないんだよ。測る世界も、守る世界も…、ね」
ルリア「オイゲンさん?」
グランデ「……!」
オイゲン「もしかしてビビっちゃったぁ!?アハハハハw」
カタリナ「おい、そんなに挑発すれば!」
オイゲン「こいよ、相手してやるw」
グランデ「お前は、排除するっ!」
ジータ「こっちに来ます!」
オイゲン「ふうん。じゃ、いっちょ行きますか!」
ルリア「オイゲンさん、あなたは…」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 14:43:36.67 ID:5f3OV7L10
アーカルム編
ジータ「あと少しでエリアクリアなのに…!」
オイゲン「TP(たま)がもうないよ!」
TP1
レオパルト(15%)「反射するぜ」
エッセル「トレハン編成だから通常ダメージも…」
サラーサ「リキャストが足りない!」
オイゲン「…しょうがないか」
スチャッ
ジータ「その銃は?」
オイゲン「まあ見とけって」
カオッ!
レオパルト「!」ボボボボボ…
ボカン!
オイゲン「ま、こんなもんかな」
ジータ「すごい!反射シールドを貫通しましたよ、さすがオイゲンさん!」
オイゲン「よせやい照れるじゃねぇかよアハハハハwwwww」
黒騎士「……」
ジータ「あと少しでエリアクリアなのに…!」
オイゲン「TP(たま)がもうないよ!」
TP1
レオパルト(15%)「反射するぜ」
エッセル「トレハン編成だから通常ダメージも…」
サラーサ「リキャストが足りない!」
オイゲン「…しょうがないか」
スチャッ
ジータ「その銃は?」
オイゲン「まあ見とけって」
カオッ!
レオパルト「!」ボボボボボ…
ボカン!
オイゲン「ま、こんなもんかな」
ジータ「すごい!反射シールドを貫通しましたよ、さすがオイゲンさん!」
オイゲン「よせやい照れるじゃねぇかよアハハハハwwwww」
黒騎士「……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 14:55:34.81 ID:5f3OV7L10
決着編
オイゲン「鎧まで着込んで随分とまあ物騒じゃないのw」
黒騎士「お前も随分と立派な装備じゃないか」
オイゲン「…で、なんだっけ。こんな人もいないガレキばかりの場所に呼んでさw」
黒騎士「お前は誰だ」
オイゲン「…俺は俺だが」
黒騎士「違う、お前は…。そこにいる奴は私の…、父親…ではない!」
オイゲン「なんのことやら…」
黒騎士「とぼけるな。もしお前が本当にオイゲンという人間なら使える筈がない」
オイゲン「……」
黒騎士「お前の放つ攻撃が無属性だなんてことは有り得ないと言っているんだ」
オイゲン「…やっぱりバレた?」
黒騎士「!やはりお前はっ…」
オイゲン「ああ、そうだ」
オイゲン?「おれはオイゲンではない」
オイゲン「鎧まで着込んで随分とまあ物騒じゃないのw」
黒騎士「お前も随分と立派な装備じゃないか」
オイゲン「…で、なんだっけ。こんな人もいないガレキばかりの場所に呼んでさw」
黒騎士「お前は誰だ」
オイゲン「…俺は俺だが」
黒騎士「違う、お前は…。そこにいる奴は私の…、父親…ではない!」
オイゲン「なんのことやら…」
黒騎士「とぼけるな。もしお前が本当にオイゲンという人間なら使える筈がない」
オイゲン「……」
黒騎士「お前の放つ攻撃が無属性だなんてことは有り得ないと言っているんだ」
オイゲン「…やっぱりバレた?」
黒騎士「!やはりお前はっ…」
オイゲン「ああ、そうだ」
オイゲン?「おれはオイゲンではない」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 15:12:13.38 ID:5f3OV7L10
決着編その2
オイゲン?「だが、同時にこいつの1部でもある」
黒騎士「何を言っている…?」
オイゲン?「半分もない、いや、ほぼ構成部分はない」
オイゲン?「だが、それでも俺は俺だ」
オイゲン?「オイゲンというパーツの中に混じるものだ」
黒騎士「…御託はいい。いい加減ケリをつけさせろ。もう貴様のクドい喋りも鼻につく悪い声もうんざりだ」
オイゲン?「……」
黒騎士「急に黙りか」
オイゲン?「いや、そうか…、やはり俺は俺か。ああ、やはりそうか」
黒騎士「…勝手に話を進めるな」
オイゲン?「そうだな、ケリをつけようじゃないか」
バサッ!
黒騎士(マントが羽のように…!?)
オイゲン「始めようじゃないか。証明してみせよう、お前(アポロ)にならそれが出来るはずだ」
黒騎士「お前がその名で呼ぶな…!」
オイゲン「アハハハハ!愛してるんだ娘(お前)をさぁ!アハハハハ!アーハハハハハ──、」
──────
────
──
オイゲン?「だが、同時にこいつの1部でもある」
黒騎士「何を言っている…?」
オイゲン?「半分もない、いや、ほぼ構成部分はない」
オイゲン?「だが、それでも俺は俺だ」
オイゲン?「オイゲンというパーツの中に混じるものだ」
黒騎士「…御託はいい。いい加減ケリをつけさせろ。もう貴様のクドい喋りも鼻につく悪い声もうんざりだ」
オイゲン?「……」
黒騎士「急に黙りか」
オイゲン?「いや、そうか…、やはり俺は俺か。ああ、やはりそうか」
黒騎士「…勝手に話を進めるな」
オイゲン?「そうだな、ケリをつけようじゃないか」
バサッ!
黒騎士(マントが羽のように…!?)
オイゲン「始めようじゃないか。証明してみせよう、お前(アポロ)にならそれが出来るはずだ」
黒騎士「お前がその名で呼ぶな…!」
オイゲン「アハハハハ!愛してるんだ娘(お前)をさぁ!アハハハハ!アーハハハハハ──、」
──────
────
──
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 15:28:40.12 ID:5f3OV7L10
後日編
ガンダゴウザ「さあ来るがいい!」
アイル「っ!」
ユグドラシル「──♪」
ソリッズ「これはこれで悪くない!」
オイゲン「何言ってんだお前は」
アポロさんとオイゲンさんが壮絶な親子喧嘩をした翌日から、何故かオイゲンさんは格闘も得意になってました
理由は分かりませんがオイゲンさん曰く
「これも俺だ」
とのことです
よく分かりませんが、またいつもの私達がよく知るオイゲンさんが戻ってきたようです
ジータだけは何故か変化に気づいていなかったようですが…
オイゲン「ルリア、何か書いてるとこ悪いがちょっといいか」
ルリア「あっ、はい。大丈夫ですよ」
オイゲン「ザンクティンゼルのガキをしらないか?」
ルリア「…えっと、オイゲンさん」
オイゲン「どうした」
ルリア「その方に担いでるのは…」
オイゲン「この大剣か?なんか妙にしっくりきやがってなぁ…」
ルリア「…ジータなら多分奥の方にいますよ」
オイゲン「そうか」
ルリア「……」
ですがまだ、色々と続きそうです!
ガンダゴウザ「さあ来るがいい!」
アイル「っ!」
ユグドラシル「──♪」
ソリッズ「これはこれで悪くない!」
オイゲン「何言ってんだお前は」
アポロさんとオイゲンさんが壮絶な親子喧嘩をした翌日から、何故かオイゲンさんは格闘も得意になってました
理由は分かりませんがオイゲンさん曰く
「これも俺だ」
とのことです
よく分かりませんが、またいつもの私達がよく知るオイゲンさんが戻ってきたようです
ジータだけは何故か変化に気づいていなかったようですが…
オイゲン「ルリア、何か書いてるとこ悪いがちょっといいか」
ルリア「あっ、はい。大丈夫ですよ」
オイゲン「ザンクティンゼルのガキをしらないか?」
ルリア「…えっと、オイゲンさん」
オイゲン「どうした」
ルリア「その方に担いでるのは…」
オイゲン「この大剣か?なんか妙にしっくりきやがってなぁ…」
ルリア「…ジータなら多分奥の方にいますよ」
オイゲン「そうか」
ルリア「……」
ですがまだ、色々と続きそうです!
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 15:29:35.37 ID:5f3OV7L10
END
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/10(水) 15:31:19.50 ID:5f3OV7L10
>>1の頭にグラブル×主任(ACV)て入れるの忘れてた
所謂中の人ネタ
それでは
所謂中の人ネタ
それでは
【グラブル】ジータ「ジークフリートさんってちょっと色っぽいよね」
2020-06-11
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 19:55:42.86 ID:/h/H9RVf0
ジータ「ね?」
ランスロット「…」
ヴェイン「…」
ジータ「ね?」
※ ジークフリート(浴衣バージョン)のフェイトエピソード、
その他サイドストーリーなどのネタバレを含みます
※ キャラ崩壊注意
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590490542
ランスロット「…」
ヴェイン「…」
ジータ「ね?」
※ ジークフリート(浴衣バージョン)のフェイトエピソード、
その他サイドストーリーなどのネタバレを含みます
※ キャラ崩壊注意
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1590490542
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 19:56:22.73 ID:/h/H9RVf0
ランスロット「いや…どうしたんだ急に…」
ジータ「えっ、わからない?」
ヴェイン「男の俺から見てもカッコいいとは思うけど…」
ジータ「ちょっと色気あるよね?」
ランスロット「えっと…」
ジータ「うーん、すんなり同意してくれると思ってたんだけど」
ランスロット「むしろジータは俺たちのことをどう思ってたんだ…」
ジータ「えっ、わからない?」
ヴェイン「男の俺から見てもカッコいいとは思うけど…」
ジータ「ちょっと色気あるよね?」
ランスロット「えっと…」
ジータ「うーん、すんなり同意してくれると思ってたんだけど」
ランスロット「むしろジータは俺たちのことをどう思ってたんだ…」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 19:57:51.28 ID:/h/H9RVf0
ヴェイン「というか、ホント急にどうしたんだ?」
ヴェイン「昨日までそんなこと言ってなかったと思うけど、何かあったのか?」
ジータ「ううん、これまでもずっとジークフリートさんの色気は感じてたんだけどさ」
ヴェイン「これまでもずっと…!?」
ジータ「昨日の夜のことなんだけど、ジークフリートさんが正装で帰ってきたでしょ?」
ランスロット「あぁ、確か騎士団の会食だったかな」
ジータ「それで帰ってきて、スーツのネクタイを緩めてたんだけど、それ見てたらなんかこう…」
ジータ「なんか…なんか、なんか好きってなっちゃって」
ランスロット「語彙がなさすぎるな」
ヴェイン「昨日までそんなこと言ってなかったと思うけど、何かあったのか?」
ジータ「ううん、これまでもずっとジークフリートさんの色気は感じてたんだけどさ」
ヴェイン「これまでもずっと…!?」
ジータ「昨日の夜のことなんだけど、ジークフリートさんが正装で帰ってきたでしょ?」
ランスロット「あぁ、確か騎士団の会食だったかな」
ジータ「それで帰ってきて、スーツのネクタイを緩めてたんだけど、それ見てたらなんかこう…」
ジータ「なんか…なんか、なんか好きってなっちゃって」
ランスロット「語彙がなさすぎるな」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 19:59:21.83 ID:/h/H9RVf0
ヴェイン「確かに、ネクタイを緩める動作にときめく女子が多いってのは聞いたことあるけど」
ジータ「息苦しそうにネクタイ緩めてて、長髪が揺れてて、ちょっと胸板とか見えちゃって」
ジータ「で、いてもたってもいられなくて、誰かと話したいなって思って」
ランスロット「唐突に夕食に誘ってきたと思ったら、そういうことだったのか…」
ヴェイン「でもこういう話だったら、ルナールとかの方が向いてるんじゃないか?」
ジータ「いや、二人くらいの認識の方がちょうどいいかと思ったから」
ランスロット「え?」
ジータ「諸々の解釈の違いとかいろいろあって、下手にぶつかるとまずいって言うか」
ランスロット「あぁ…」←なんとなく知ってる
ヴェイン「え?どういうこと?」←知らない
ジータ「息苦しそうにネクタイ緩めてて、長髪が揺れてて、ちょっと胸板とか見えちゃって」
ジータ「で、いてもたってもいられなくて、誰かと話したいなって思って」
ランスロット「唐突に夕食に誘ってきたと思ったら、そういうことだったのか…」
ヴェイン「でもこういう話だったら、ルナールとかの方が向いてるんじゃないか?」
ジータ「いや、二人くらいの認識の方がちょうどいいかと思ったから」
ランスロット「え?」
ジータ「諸々の解釈の違いとかいろいろあって、下手にぶつかるとまずいって言うか」
ランスロット「あぁ…」←なんとなく知ってる
ヴェイン「え?どういうこと?」←知らない
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:00:07.85 ID:/h/H9RVf0
ヴェイン「あー、なんだ、その…ジータはジークフリートさんのことが、その…好き、なの?」
ジータ「うーん、好きって言うのとはちょっと違くって…ちょっとエチだなと思っただけで…」
ランスロット「(表現がどんどんいやらしくなっていくな…)」
ジータ「もちろん好きだよ?でもお付き合いしたいとかそういうことじゃなくて…」
ジータ「うーん、二人ならわかると思ったんだけどなー」
ヴェイン「いや、俺たちから見て」
ヴェイン『ジークフリートさんって色気あってエちいよなー!』
ヴェイン「っていうのはそれはそれで問題あるだろ…」
ランスロット「いろんな方面から誤解されそうだし、それこそルナールに喰いつかれそうだ」
ジータ「うーん、好きって言うのとはちょっと違くって…ちょっとエチだなと思っただけで…」
ランスロット「(表現がどんどんいやらしくなっていくな…)」
ジータ「もちろん好きだよ?でもお付き合いしたいとかそういうことじゃなくて…」
ジータ「うーん、二人ならわかると思ったんだけどなー」
ヴェイン「いや、俺たちから見て」
ヴェイン『ジークフリートさんって色気あってエちいよなー!』
ヴェイン「っていうのはそれはそれで問題あるだろ…」
ランスロット「いろんな方面から誤解されそうだし、それこそルナールに喰いつかれそうだ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:01:32.47 ID:/h/H9RVf0
ジータ「そうそう、この前の正装着てた時の写真はあるんだ。ほらこれ」
ランスロット「…え、これ大丈夫なのか?盗撮じゃないよな?」
リーシャ「!!」シュバババ
ジータ「ううん、ちゃんと撮らせてくださいって言ってから撮ったよ。写真機はペンギーに借りた」
リーシャ「…」スッ…
ジータ「見てこれ、ほらすっごい胸元開けちゃって」
ヴェイン「お、おう…」
ジータ「ブラジャー着けないんだね」
ヴェイン「当たり前だろ」
ランスロット「…え、これ大丈夫なのか?盗撮じゃないよな?」
リーシャ「!!」シュバババ
ジータ「ううん、ちゃんと撮らせてくださいって言ってから撮ったよ。写真機はペンギーに借りた」
リーシャ「…」スッ…
ジータ「見てこれ、ほらすっごい胸元開けちゃって」
ヴェイン「お、おう…」
ジータ「ブラジャー着けないんだね」
ヴェイン「当たり前だろ」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:02:49.17 ID:/h/H9RVf0
ジータ「あっ」
ランスロット「ん?」
ジータ「あそこにいるの、ジークフリートさんじゃない?」
ヴェイン「お、ほんとだ」
ジータ「えっユカタヴィラ着てる…」
ランスロット「あぁ、暑い時は部屋着にしてるって言ってたな」
ジータ「はぁ、似合うなぁ…」
ヴェイン「あれ、サラちゃんだ」
ランスロット「ジークフリートさんに何か用かな?」
ランスロット「ん?」
ジータ「あそこにいるの、ジークフリートさんじゃない?」
ヴェイン「お、ほんとだ」
ジータ「えっユカタヴィラ着てる…」
ランスロット「あぁ、暑い時は部屋着にしてるって言ってたな」
ジータ「はぁ、似合うなぁ…」
ヴェイン「あれ、サラちゃんだ」
ランスロット「ジークフリートさんに何か用かな?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:04:20.47 ID:/h/H9RVf0
~~~
サラ「…あ、あの…ジークフリートさん」
ジークフリート「ん…?サラか。こんな時間に、どうした?」
サラ「この前は、ありがとうございました」
ジークフリート「この前?」
サラ「海に行ったとき、お祭りまで付き合っていただいて…」
ジークフリート「ああ、そのことか」
ジークフリート「俺がやりたいようにやっただけだ。気にしなくていい」
ジークフリート「それに、俺も楽しかった」
サラ「光華まで、いっしょに…」
ジークフリート「ああ。綺麗だったな」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:05:42.07 ID:/h/H9RVf0
サラ「あの…光華祭が、魔物が出て中止になるはずだったって、後から聞いたんですけど…」
サラ「もしかして、ジークフリートさんが…」
ジークフリート「…さぁ、どうかな」
サラ「…」
ジークフリート「サラ」
サラ「っ…は、はい」
ジークフリート「あの日は、本当に楽しかったな」
サラ「はい…」
ジークフリート「なら、それだけでいい」
サラ「…ありがとう、ございます」
ジークフリート「さぁ、もう寝なさい」
サラ「はい。おやすみなさい、ジークフリートさん」
ジークフリート「ああ。おやすみ」
サラ「もしかして、ジークフリートさんが…」
ジークフリート「…さぁ、どうかな」
サラ「…」
ジークフリート「サラ」
サラ「っ…は、はい」
ジークフリート「あの日は、本当に楽しかったな」
サラ「はい…」
ジークフリート「なら、それだけでいい」
サラ「…ありがとう、ございます」
ジークフリート「さぁ、もう寝なさい」
サラ「はい。おやすみなさい、ジークフリートさん」
ジークフリート「ああ。おやすみ」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:06:22.03 ID:/h/H9RVf0
~~~
ジータ「…」
ジータ「……」
ジータ「………」
ヴェイン「…ジータ?」
ジータ「………っっっっはああぁぁぁぁ~~~………っ……」
ジータ「(無言で拝む)」
ジータ「……しんど…しゅき……」
ランスロット「えぇ…」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:07:10.91 ID:/h/H9RVf0
ジータ「見た?」
ランスロット「見たけど…」
ジータ「あの、もう…はー………」
ヴェイン「いったん落ち着けよジータ…」
ジータ「すぅー…はぁー…」
ジータ「ふぅー…」
ジータ「サラちゃんになりたい…」
ランスロット「そうはならないだろ」
ランスロット「見たけど…」
ジータ「あの、もう…はー………」
ヴェイン「いったん落ち着けよジータ…」
ジータ「すぅー…はぁー…」
ジータ「ふぅー…」
ジータ「サラちゃんになりたい…」
ランスロット「そうはならないだろ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:07:57.93 ID:/h/H9RVf0
ジータ「なんでも一人でどうにかしちゃうし、子供や部下には優しいし」
ジータ「ホントどうやったらあんなカッコよくなれるんだろ…」
ランスロット「…やっぱり好きなんじゃないのか?」
ジータ「いや、そういうのじゃないから。好きだけど。そういうのじゃないから」
ランスロット「(わからない…!全然わからない…!)」
ジータ「ホントどうやったらあんなカッコよくなれるんだろ…」
ランスロット「…やっぱり好きなんじゃないのか?」
ジータ「いや、そういうのじゃないから。好きだけど。そういうのじゃないから」
ランスロット「(わからない…!全然わからない…!)」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:08:38.56 ID:/h/H9RVf0
ジータ「ということで、ヴェインとランスロットにジークフリートさんのエ○ティシズムは理解されませんでした。残念です」
ヴェイン「お、おう…なんかごめんな」
ジータ「いや、まぁ自分でも無茶苦茶言ってるかなって感じはしたし…」
ジータ「…ふぅ、ごちそうさま」
ヴェイン「おう、お粗末様でした」
ジータ「やっぱりヴェインのご飯はおいしいなー」
ランスロット「あぁ、いつも助かるよ」
ジータ「ヴェインはいいお嫁さんになりそうだよね」
ヴェイン「わははは、何言ってるんだよジータ」
ジータ「お嫁さんに…」
ジータ「…」
ジータ「…」
ランスロット「…ジータ、何考えてるんだ?」
ジータ「うえっ!?な、なんっ、なんでもないよ??」
ヴェイン「(また変なこと考えてたな…)」
ヴェイン「お、おう…なんかごめんな」
ジータ「いや、まぁ自分でも無茶苦茶言ってるかなって感じはしたし…」
ジータ「…ふぅ、ごちそうさま」
ヴェイン「おう、お粗末様でした」
ジータ「やっぱりヴェインのご飯はおいしいなー」
ランスロット「あぁ、いつも助かるよ」
ジータ「ヴェインはいいお嫁さんになりそうだよね」
ヴェイン「わははは、何言ってるんだよジータ」
ジータ「お嫁さんに…」
ジータ「…」
ジータ「…」
ランスロット「…ジータ、何考えてるんだ?」
ジータ「うえっ!?な、なんっ、なんでもないよ??」
ヴェイン「(また変なこと考えてたな…)」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:09:27.25 ID:/h/H9RVf0
ジータ「それじゃ、今日は付き合ってくれてありがと。おやすみ」
ヴェイン「おう、おやすみジータ」
ランスロット「ああ、おやすみ」
バタン
ジータ「ふぅ…私も寝よっと」
スタスタ
ジータ「…ん?」
ジークフリート「ん、ジータか。こんな時間まで、どうしたんだ?」
ジータ「ひゃっ!?ジークフリートさん!?」
ジータ「(う、うわぁ…あんな話した後だし何かイヤだな…)」
ジータ「(…うーん、今日も変わらずエちい)」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:10:26.90 ID:/h/H9RVf0
ジータ「(相変わらず胸元出してるし…なんなの…?誘ってるの…?)」
ジータ「(お風呂上りなのかな…髪もなんかしっとりしてるし…)」
ジータ「(あっ、そうだ)」
ジータ「あの、ジークフリートさん!」
ジークフリート「ん?どうした?」
ジータ「その…これ、良かったら着てください!!」
ジークフリート「これは?」
ジータ「あ、大丈夫です!新品なんで!それじゃあ!おやすみなさい!」スタスタ
ジークフリート「…?」
ジークフリート「(なんだか妙に焦っているように見えたが…これはなんだ?)」
ジークフリート「(早速だが見てみよう。着てくださいと言っていたが…衣服か?)」ガサガサ
ジークフリート「……! これは…」
ジータ「(お風呂上りなのかな…髪もなんかしっとりしてるし…)」
ジータ「(あっ、そうだ)」
ジータ「あの、ジークフリートさん!」
ジークフリート「ん?どうした?」
ジータ「その…これ、良かったら着てください!!」
ジークフリート「これは?」
ジータ「あ、大丈夫です!新品なんで!それじゃあ!おやすみなさい!」スタスタ
ジークフリート「…?」
ジークフリート「(なんだか妙に焦っているように見えたが…これはなんだ?)」
ジークフリート「(早速だが見てみよう。着てくださいと言っていたが…衣服か?)」ガサガサ
ジークフリート「……! これは…」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/26(火) 20:10:53.54 ID:/h/H9RVf0
つぎのひ
アーサー「なぁ…ジークフリートさんがブラジャー着けてるの見ちゃったんだけど…」
モルドレッド「」ブーッ
ランスロット「」ガシャーン
パーシヴァル「貴様!!何か吹き込んだな駄犬め!!」
ヴェイン「俺じゃねーよ!!」
おしまい
引用元: ・【グラブル】ジータ「ジークフリートさんってちょっと色っぽいよね」
【グラブル】イオ「コルル、一緒に寝よっか」
2020-06-02
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:20:50.79 ID:ZXqd8TA+0
関連
ハルヒ「SOS団で恋の暴露大会をするわよ!」
【朗報】わたてんさん、ケムリクサを超えてガチで覇権へ
【ラブライブサンシャイン】善子「運命の引力」
【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:22:45.75 ID:ZXqd8TA+0
とある日、夕食
コルル「♪~」モグモグ
ルリア「ふふっ、美味しいですか?」
コルル「はい!これがかれーらいすという物でごんすか…」
ルリア「コルルちゃん、カレーは初めてですか?」
コルル「はい…この世界には、まだまだ知らない料理があるので申す…」
カタリナ「ローアインの料理は、味も栄養バランスも完璧だからな。いつも助かっているよ」
コルル「うめ、うめ…」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:23:53.29 ID:ZXqd8TA+0
カタリナ「あぁコルル、頬にご飯粒がついているぞ」
コルル「ほぇ?」
カタリナ「ほら、ジッとしていなさい」スッ
カタリナ「よし、綺麗になった」
コルル「わざわざかたじけない、母上」
カタリナ「…ん?」
ルリア「…え?」
コルル「…あっ」
カタリナ「母上…?わ、私がか?」
コルル「も、申し訳ない!わたし、いったい何を言っているのでごんすか!」
カタリナ「い、いや。そんなに気にするな。ちょっとビックリしただけだ」
コルル「(うぅ、恥ずかしい…わたしはいったい何を…)」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:24:52.22 ID:ZXqd8TA+0
べつのひ
ラカム「…」カチャカチャ
ビィ「なぁラカム、さっきから何やってんだよ?」
ラカム「見りゃわかんだろ?銃の手入れだよ」
ビィ「にしても、さっきからずっとやってんじゃねぇか…」
ラカム「ここのところ、帝国やら魔物やらの相手で忙しかったせいで、ロクにメンテナンスもできてなかったからな」
ラカム「ま、たまには腰入れて整備してやんねぇとな」
ビィ「ふーん…」
ビィ「…ん?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:25:56.75 ID:ZXqd8TA+0
トコトコ
コルル「おはようござい申す、父上」
ラカム「おぅ、コルルか。おはよう」
ビィ「今日はずいぶん早起きだなぁ?」
コルル「目が覚めてしまったので、外の空気が吸いたくなったのでごんす」
ラカム「今、銃の手入れしててな。悪いが、あんまり構ってやれねぇぞ」
コルル「お気遣い感謝致し申す。少し、そのあたりを散歩してくるでごんす」
ラカム「おう、朝飯前には戻れよ」
トコトコ…
ラカム「…なぁ」
ビィ「ん?」
ラカム「さっき、コルルが俺のこと父上って呼んでなかったか?」
ビィ「え?そうだったか?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:27:16.36 ID:ZXqd8TA+0
またべつのひ
ラカム「…で、どう思うよ?」
カタリナ「どう、とは?」
ラカム「コルルだよ。最近、よく父上って呼ばれんだよな…」
カタリナ「あぁ、私も母上と呼ばれたことが何度かあるな」
イオ「え?二人とも、コルルに何したのよ?」
ラカム「何もしてねぇよ!」
ラカム「ここのところ、どうも様子がおかしいんだよな…」
イオ「ふーん…」
イオ「…それ、お父さんとお母さんが恋しいんじゃないかしら」
ラカム「ん?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:27:52.62 ID:ZXqd8TA+0
イオ「コルルって、確かまだあたしと同い年でしょ?」
イオ「それで急にお父さんとお母さんがいなくなっちゃって、一人ぼっちになって…」
イオ「今は騎空団にたくさん友達がいるけど、それでも、寂しくなることはあるわよ」
ラカム「…確かに、ホームシックにもなるだろうな」
カタリナ「まだイオと同い年の子が、そう簡単に両親を忘れられるわけもないか…」
イオ「あたしだって、たまに師匠が恋しくなる時もあるし…」
イオ「それが育ててくれたお母さんやお父さんなら、すごく苦しいことだと思うの」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:28:53.53 ID:ZXqd8TA+0
カタリナ「…しかし、私たちはコルルに何かしてやれるのだろうか…」
ラカム「…」
イオ「…よし、私にまかせて!」
ラカム「なんか策でもあるのか?」
イオ「そんなのないけど…でも、友達が悩んでるんだったら、何とかしてあげたいもん」
イオ「コルル、いつも自分がしっかりしなきゃって思ってるし、ちょっとくらいあたしや皆に甘えてほしいもん」
カタリナ「そうだな…」
ラカム「俺たちにできることがあったら、なんでも言ってくれよ」
イオ「任せといて!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:29:41.48 ID:ZXqd8TA+0
べつのひ
コルル「…はぁ」
コルル「(わたしは、最近何をしてるんでごんすか…)」
コルル「(ラカムさんやカタリナさんを父上、母上などと…)」
コルル「(こんなんじゃ、依頼に力が入らないでごんす…)」
コルル「(しっかりしないと…)」
コンコン
コルル「?」
ガチャ
イオ「コルル、いる?」
コルル「イオ?」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:30:47.21 ID:ZXqd8TA+0
コルル「…あ!もうこんな時間でごんす!依頼が…」
イオ「あ、待って!」
コルル「どうしたで申す?」
イオ「あー、その…今日の依頼なんだけど、いろいろあって中止になって…」
コルル「ほえ?中止…でごんす?」
イオ「そ、そうなの。だから今日、コルルのお仕事はお休み」
コルル「それを伝えにきてくれたのでごんすか…いや、まっこと感謝致し申す」
イオ「(本当はグランが代わってくれたんだけど…今度、埋め合わせしないとね)」
コルル「あのー…そうなると、わたしは今日どうすれば…」
イオ「…」
イオ「…ね、コルル。ちょっと付き合ってくれない?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:31:45.19 ID:ZXqd8TA+0
====
イオ「ラカムー!」
ラカム「お、来たかイオ」
イオ「頼んでたヤツ、届いてる?」
ラカム「用意できてるぞ。ほら。こっちがコルルの分だ」
コルル「…?ラカムさん?これはなんで申すか?」
ラカム「ミニ騎空挺の作成キットさ」
コルル「ミニ騎空挺?」
ラカム「あぁ、こういうヤツだ」
コルル「…!? これ、グランサイファーでごんす!?」
ラカム「ははっ、サイズは比べ物にならねぇけどな」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:32:21.73 ID:ZXqd8TA+0
コルル「じぃーっ…」
ラカム「おいおい、そんなに気になるか?」
コルル「あ、これはかたじけない」
ラカム「気になるなら、渡したソレを自分で作ってみな。意外と楽しいもんだぜ」
イオ「あたしもちょっと気になってたから、ラカムに頼んでたの!」
コルル「そうで申したか…。では早速…」パカッ
コルル「…おぉ…これは…」
イオ「うわっ…思ってたよりパーツが多いのね…」
ラカム「これが設計図だ。ニッパーと接着剤は用意したから、指を切らないように気を付けろよ」
コルル「感謝致し申す。では…!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:32:58.82 ID:ZXqd8TA+0
~~
コルル「…ん…これは…」
ラカム「あぁ、そこはこっちとくっ付けるんだ」
コルル「ほぉ…」
ラカム「ここが船首部分になるから、好きに色を塗ってみな。こいつが筆と塗料だ」
イオ「…」
イオ「…ふふっ」
ラカム「…?イオ?どうかしたか?」
イオ「なんでもなーい」
コルル「むむむ…」ペタペタ
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:33:52.77 ID:ZXqd8TA+0
~~~
コルル「…完成でごんす!」
イオ「やったぁ!あたしもできた!」
ラカム「おっ、結構早かったじゃねぇか!じゃあ、さっそく飛ばしてみるか」
コルル「ほあ!?これ、本当に飛ぶでごんすか!?」
ラカム「おいおい、サイズは違うが、こいつは立派な騎空挺で動力も付いてるんだ」
ラカム「ガラドアの用意してくれた走行コースがあるから、そこで試してみな」
イオ「ほらコルル、行きましょ!」
コルル「あ、うん!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:34:55.42 ID:ZXqd8TA+0
~~~
イオ「すごいじゃない、コルル!ちゃんとコースの最後まで飛んだわね!」
コルル「まさか、あんな上手く飛ぶとは思ってはいなかったので申すが…」
コルル「でも、騎空挺を組み立てるのも楽しかったでごんす!」
イオ「ふふっ、それならよかったわ」
トコトk
カタリナ「…ずいぶん楽しそうにしているな。何かいいことでもあったか?」
イオ「あ、カタリナ!さっき、ラカムにミニ騎空挺を貰って、コルルと一緒に組み立ててたの」
カタリナ「ほう…あれは初心者には難しいと聞いていたが…」
コルル「ラカムさんが親切に教えてくれたおかげでごんす」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:36:55.20 ID:ZXqd8TA+0
カタリナ「…ん?」
イオ「どうかした?」
カタリナ「いや…少しいいかな、コルル」サラ…
コルル「えっ!?か、カタリナさん…?」
カタリナ「ああ、急に触ってすまない」
カタリナ「少し、髪が痛んでいるな」
コルル「そうでごんすか?自分ではあまり気にしていなかったので申すが…」
カタリナ「…そうだな、簡単に整えるくらいはしてあげられそうだ。そこに座ってもらえるかな?」
イオ「え?カタリナが?」
カタリナ「失礼な反応だな…帝国にいたころは、よくルリアの髪を整えていたよ」
コルル「えっと…それじゃあ、お願いしても良いでごんすか?」
カタリナ「ああ、もちろんだ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:38:27.94 ID:ZXqd8TA+0
コルル「では、お願いいたし申す」
カタリナ「あぁ」
サラ…
コルル「ん…」
カタリナ「こうして人の髪を整えるのは、ルリアにしていたくらいだな…」
コルル「その時のルリアさんは、どんな感じだったので申す?」
カタリナ「あぁ…あの時のルリアは、帝国から受けていた扱いのせいで、ずっと下を向いているような子だったな」
カタリナ「こうしていたり、一緒に食事をとっているときだけは、少しだけ表情が和らいでいるような気がしたよ」
コルル「ルリアさんが…」
カタリナ「今では昔の面影がないほど明るい子になったよ」
イオ「ふふっ、カタリナやグランのおかげね」
カタリナ「…あぁ、そうかな」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:39:23.02 ID:ZXqd8TA+0
~~~
カタリナ「…ん?」
コルル「…すぅ……すぅ……」
イオ「あら、寝ちゃった?」
カタリナ「ルリアもよく寝てしまっていたな…」
イオ「ふふっ、それだけリラックスできたんじゃないかしら」
カタリナ「それなら良かった。すまないが私はこれから、ファラに稽古をつける約束をしていてな」
カタリナ「イオ、コルルを頼めるか?」
イオ「うん、任せといて。ありがとね、カタリナ」
イオ「…よし」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:40:03.19 ID:ZXqd8TA+0
~~~
コルル「……ん…………」
コルル「………!! わ、わたし、眠ってしまったでごんす!?」
イオ「あ、コルル、起きた?」
コルル「わたし、カタリナさんに髪を梳かしてもらって…」
イオ「ふふ、途中で寝ちゃってたみたい」
コルル「そうで申したか…カタリナさんに申し訳ないでごんす…」
イオ「それだけ気持ちよかったってことでしょ?カタリナも気にしないでって言ってたわよ」
コルル「はぁ…では、お言葉に甘えさせてもらい申す」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:40:29.22 ID:ZXqd8TA+0
コルル「……ん、この匂いは…?」
イオ「あ、気づいた?もう晩ごはんの時間だから…」
イオ「…はい、これ!」コト
コルル「…これは?」
イオ「見てわからない?」
コルル「シチュー…でごんす?」
イオ「そうよ?」
コルル「これ、イオが作ったので申すか?」
イオ「うん!」
コルル「…」
イオ「…あ、あれ、コルル?」
コルル「あ、いや、少し、ビックリして…」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:41:08.30 ID:ZXqd8TA+0
コルル「では、いただきます」
イオ「はい、めしあがれ!」
コルル「…あーん…」
イオ「…」
イオ「…ど、どう?」
コルル「…!!」
コルル「美味しい…美味しいでごんす!イオ!」
イオ「本当!?よかったぁ!」
コルル「あむ…」
コルル「はぁ、体の芯からあったまるでごんす…」モグモグ
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:41:51.66 ID:ZXqd8TA+0
イオ「シチューが好きって聞いてたから、作ってみたんだけど…」
イオ「それならよかったわ」
コルル「まっこと感謝致し申す。以前は父上や母上に作ってもらったのでごんすが…」
コルル「その時と同じくらい美味しくて…」
コルル「…あ、あれ?」ポロポロ
コルル「わたし、なんで泣いて…」グスッ
イオ「あ…」
コルル「も、申し訳ない。あの…」
イオ「コルル」
イオ「…泣きたいときは、我慢しなくていいのよ」
コルル「いや、そういうことでは…」
コルル「なんでか涙が出ちゃったのでごんすが…」
コルル「何だか…あったかい気持ちでごんす…」
イオ「…ふふっ」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:42:21.39 ID:ZXqd8TA+0
~~~
コルル「ご馳走様でした」
イオ「はい、お粗末様でした」
イオ「…」
イオ「ねぇ、コルル。今日は楽しかった?」
コルル「うん、ラカムさんもカタリナさんも、わたしの両親のように優しくしてくれて…」
イオ「…」
イオ「…ごめんね、コルル」
コルル「ほぇ?」
イオ「こんなことをしても、コルルのお父さんやお母さんの代わりにはならないってわかってるけど…」
イオ「でも…あたし、こんなことしか思いつかなかったから…」
イオ「その…」
コルル「…イオ…」
コルル「ううん、今日はすごく楽しかったでごんす」
コルル「また…今日みたいに甘えてもいいでごんすか?」
イオ「…うん!もちろん!」
イオ「遠慮しないで、いつでも甘えていいのよ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:42:59.81 ID:ZXqd8TA+0
イオ「ん…もうこんな時間ね」
コルル「あ…」
イオ「それじゃあ、おやすみ、コルル」
コルル「…」
イオ「…」
コルル「…」
イオ「…?」
コルル「…その…」
イオ「ねぇ、コルル」
コルル「え?」
イオ「今日、私の部屋で一緒に寝よっか」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:43:27.56 ID:ZXqd8TA+0
~~~
イオ「じゃあ、明かり消すね」
コルル「うん」
パチッ
イオ「よいしょ…」
コルル「ひゃっ」
イオ「あっ、ごめんね」
コルル「…」
イオ「…」
コルル「…」
イオ「…コルル?」
コルル「今日は…本当に感謝致し申す。イオ」
イオ「え?」
コルル「わたしのために、今日は、その…」
イオ「何言ってるのよ。あたしたち、友達でしょ?」
コルル「…うん」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:44:43.76 ID:ZXqd8TA+0
コルル「あのぅ…イオ…」
イオ「なぁに?」
コルル「その…手を握っても、良いで申すか…?」
イオ「…」ぎゅ
コルル「ふあっ」
イオ「遠慮しないでって言ったでしょ?」
コルル「…うん」ぎゅ
イオ「えへへ」
コルル「ふふ…」
イオ「おやすみ、コルル」
コルル「おやすみなさい、イオ」
おしまい
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/05/31(日) 17:45:49.27 ID:ZXqd8TA+0
フェイトエピソードのイオとコルルの絡みが可愛すぎたので書きました。口調が難しいですねこの子
みんなもグラブルSS、書こう!
みんなもグラブルSS、書こう!
ジータ「何でエルーンって服を着ないの?」
2020-04-10
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:33:08.15 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「何で?」
スーテラ「え? えっと……」
フェリ「いきなり何の話だ?」
ジータ「……ごめんね、二人にはちょっとピンとこないかも」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456655587
スーテラ「え? えっと……」
フェリ「いきなり何の話だ?」
ジータ「……ごめんね、二人にはちょっとピンとこないかも」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456655587
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:33:43.12 ID:bM5aS7Jd0
ヘルエス「ジータ、貴方がなにを言いたいのかは知りませんが、わたくし達はきちんと服を着ています」
ジータ「……」ピクッ
メーテラ「そうそう、失礼しちゃうわね、あたしたちが裸に見えるわけ?」
ジータ「……は?」
ユエル「せやな、ウチらはちゃんと服を着てるやんか」
ジータ「はい、アウト! これは完全にアウト!」
ユエル「え?」
ジータ「本当はヘルエスのあたりで一回止めたかったんだけど、無理だった」
ヘルエス「意味が良くわかりません、もう一度言いますが、わたくしは服を着ていますよ?」
ジータ「うん、じゃあ一回ちゃんと見ていこうか」
ヘルエス「見ていく?」
ジータ「……」ピクッ
メーテラ「そうそう、失礼しちゃうわね、あたしたちが裸に見えるわけ?」
ジータ「……は?」
ユエル「せやな、ウチらはちゃんと服を着てるやんか」
ジータ「はい、アウト! これは完全にアウト!」
ユエル「え?」
ジータ「本当はヘルエスのあたりで一回止めたかったんだけど、無理だった」
ヘルエス「意味が良くわかりません、もう一度言いますが、わたくしは服を着ていますよ?」
ジータ「うん、じゃあ一回ちゃんと見ていこうか」
ヘルエス「見ていく?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:34:09.07 ID:bM5aS7Jd0
ヘルエスの場合
ジータ「ヘルエスの着てるものはさ、チェストプレートってやつ?」
ヘルエス「……ああ、貴方が言いたいことがわかりました、確かにこれは服ではなく鎧ですね、つまりそう言うことが言いたいのでしょう?」
ジータ「ううん、全然違う」
ヘルエス「え?」
ジータ「むしろこれを鎧と表現できるヘルエスがすごいと思う」
ヘルエス「はい……?」
ジータ「ヘルエスの着てるものはさ、チェストプレートってやつ?」
ヘルエス「……ああ、貴方が言いたいことがわかりました、確かにこれは服ではなく鎧ですね、つまりそう言うことが言いたいのでしょう?」
ジータ「ううん、全然違う」
ヘルエス「え?」
ジータ「むしろこれを鎧と表現できるヘルエスがすごいと思う」
ヘルエス「はい……?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:35:17.89 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「だってこれ守ってる部分胸とお腹だけだよ? その胸だってほぼはみ出てるし」
ヘルエス「確かに防御という点では少し劣る部分がありますが、動きやすきさを重視して……」
ジータ「はい、その言い訳は無理があると思います!」
ヘルエス「いえ、言い訳ではなく、本当にそういうコンセプトで……」
ジータ「そもそもね!」
ヘルエス「は、はい」
ジータ「鎧っていうのは、カタリナが着てるようなヤツの事を言うの」
ヘルエス「確かに彼女は立派な鎧を着ていますが……」
ジータ「でしょ? だから私は、こんな少し動いただけではみ出しちゃいそうなモノを、鎧ともましてや服とも……認めません!!」
ヘルエス「は、はあ……」
ヘルエス「確かに防御という点では少し劣る部分がありますが、動きやすきさを重視して……」
ジータ「はい、その言い訳は無理があると思います!」
ヘルエス「いえ、言い訳ではなく、本当にそういうコンセプトで……」
ジータ「そもそもね!」
ヘルエス「は、はい」
ジータ「鎧っていうのは、カタリナが着てるようなヤツの事を言うの」
ヘルエス「確かに彼女は立派な鎧を着ていますが……」
ジータ「でしょ? だから私は、こんな少し動いただけではみ出しちゃいそうなモノを、鎧ともましてや服とも……認めません!!」
ヘルエス「は、はあ……」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:35:53.14 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「それに何、この腰についている布は?」
ヘルエス「これはスカー……」
ジータ「これは布をくっつけただけ! スカートじゃない!」
ヘルエス「……」
ジータ「なにこの深すぎるスリットは? 足を上げただけでお尻まで見えちゃうじゃない!」
ヘルエス「……」
ジータ「とにかく、ヘルエスの着ているものは服ではありません、これは我が騎空団の決定事項です!」
ヘルエス「……」
ヘルエス「これはスカー……」
ジータ「これは布をくっつけただけ! スカートじゃない!」
ヘルエス「……」
ジータ「なにこの深すぎるスリットは? 足を上げただけでお尻まで見えちゃうじゃない!」
ヘルエス「……」
ジータ「とにかく、ヘルエスの着ているものは服ではありません、これは我が騎空団の決定事項です!」
ヘルエス「……」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:36:45.37 ID:bM5aS7Jd0
メーテラの場合
ジータ「次はメーテラなんだけど……」
メーテラ「あら、あたしは着てるじゃない」
ジータ「何を? 下着を? 水着を?」
メーテラ「服をよ」
ジータ「……一般的にスケスケのレオタードは服とは呼びません、いや、もうこれはレオタードとすらいえないものだけど」
ジータ「次はメーテラなんだけど……」
メーテラ「あら、あたしは着てるじゃない」
ジータ「何を? 下着を? 水着を?」
メーテラ「服をよ」
ジータ「……一般的にスケスケのレオタードは服とは呼びません、いや、もうこれはレオタードとすらいえないものだけど」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:37:17.20 ID:bM5aS7Jd0
メーテラ「立派な服でしょう? おかしいところなんてどこにもないわ」
ジータ「あります~! まずハイレグ過ぎ、それとなんでわき腹から腰に掛けて布がないの? あとおへそから胸の谷間までスケスケな理由は? それに完全にお尻見えてるし!」
メーテラ「……うっさいわね~、いい? あたしはね、あたしが一番美しく見える服を着ているの、文句を言われる筋合いはないわ」
ジータ「それもあります~、メーテラ達がそういう格好してると支障が出るの!」
メーテラ「支障? あたしが好きな格好して何が悪いのよ」
ジータ「戦闘の時とか大変なことになってるでしょ、ヘルエスとか他のエルーンの人たちもそうだけど」
メーテラ「はあ? あたしがいつ足手まといになったわけ?」
ジータ「そうじゃなくて、メーテラが原因で男性陣が困るの!」
メーテラ「男ども……? ああ、そういうこと……」
ジータ「あります~! まずハイレグ過ぎ、それとなんでわき腹から腰に掛けて布がないの? あとおへそから胸の谷間までスケスケな理由は? それに完全にお尻見えてるし!」
メーテラ「……うっさいわね~、いい? あたしはね、あたしが一番美しく見える服を着ているの、文句を言われる筋合いはないわ」
ジータ「それもあります~、メーテラ達がそういう格好してると支障が出るの!」
メーテラ「支障? あたしが好きな格好して何が悪いのよ」
ジータ「戦闘の時とか大変なことになってるでしょ、ヘルエスとか他のエルーンの人たちもそうだけど」
メーテラ「はあ? あたしがいつ足手まといになったわけ?」
ジータ「そうじゃなくて、メーテラが原因で男性陣が困るの!」
メーテラ「男ども……? ああ、そういうこと……」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:38:17.95 ID:bM5aS7Jd0
ユエルの場合
ジータ「ユエルは……はあ」
ユエル「なんでそんな大きなため息つくんや!?」
ジータ「もう何なの、その格好……」
ユエル「ウチの格好なんて会った時から変わらへんやろ! なんで今さら……」
ジータ「いや、ぶっちゃけ初対面の時から引いていたよ」
ユエル「え」
ジータ「明らかに痴女だって思ったし」
ユエル「……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:40:05.22 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「だってさ、普段着がビキニってどう考えてもおかしいでしょ? 何でそんな格好しようと思ったの?」
ユエル「ええぇ……いや、ウチ、尻尾大きいやん? 普通の服だと着にくくてしゃあないし……」
ジータ「……尻尾のせいなんだね?」
ユエル「まあ……尻尾のせいでもあるって感じやな」
ジータ「じゃあもう尻尾を切っちゃおう」
ユエル「……え?」
ジータ「その尻尾があるからそんな恰好して、そんな格好してるからグランの目がユエルに……」
ユエル「わー! ジータ、落ち着いて!」
ユエル「ええぇ……いや、ウチ、尻尾大きいやん? 普通の服だと着にくくてしゃあないし……」
ジータ「……尻尾のせいなんだね?」
ユエル「まあ……尻尾のせいでもあるって感じやな」
ジータ「じゃあもう尻尾を切っちゃおう」
ユエル「……え?」
ジータ「その尻尾があるからそんな恰好して、そんな格好してるからグランの目がユエルに……」
ユエル「わー! ジータ、落ち着いて!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:40:32.97 ID:bM5aS7Jd0
ヘルエス「はあ、はあ……やっと取り押さえられましたね」
メーテラ「ふう……無駄に体力あるのよね、この子……」
ユエル「ホンマ怖かった……もう目がマジやったもん……」
ジータ「……ゴメンねみんな、ちょっと取り乱しちゃった」
スーテラ「本当にどうしたのですか? いつものジータ殿らしくもない」
フェリ「まったくだ、いきなり私たちの服に文句をつけてきたと思ったら、突然暴れ出すなんて……」
ヘルエス「なぜこんなことをするのか理由を聞かせてもらいますよ、ジータ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:41:07.28 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「……」
ヘルエス「言いたくないのですか? でしたらこちらにも考えが……」
メーテラ「はあ……あんたたち、ジータが何でこんなことしてるかわからないの?」
ユエル「なんや、メーテラはわかるんか?」
メーテラ「さっきからちょいちょい漏らしてるじゃない、男どもがあたし達に釘付けになるのが気に食わないんでしょ」
ヘルエス「そうなのですか、ジータ?」
ジータ「……そうよ」
ヘルエス「言いたくないのですか? でしたらこちらにも考えが……」
メーテラ「はあ……あんたたち、ジータが何でこんなことしてるかわからないの?」
ユエル「なんや、メーテラはわかるんか?」
メーテラ「さっきからちょいちょい漏らしてるじゃない、男どもがあたし達に釘付けになるのが気に食わないんでしょ」
ヘルエス「そうなのですか、ジータ?」
ジータ「……そうよ」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:41:40.38 ID:bM5aS7Jd0
スーテラ「そんなに見られてますか? 私達?」
フェリ「気にしたことはないが……」
ジータ「……二人はまだいいの、問題はそっちの三人」
ヘルエス「わたくしも殿方の視線を気にした事はありませんよ、見られる事には慣れていますから」
ユエル「ウチも」
メーテラ「あたしは滅茶苦茶見られてるって自覚してるわよ、むしろそんな視線が心地いいわ」
ジータ「自覚しておきながらあえて……これだからエルーンは……」グギギ
スーテラ「ジータ殿……目に殺意がこもっていますよ……」
フェリ「気にしたことはないが……」
ジータ「……二人はまだいいの、問題はそっちの三人」
ヘルエス「わたくしも殿方の視線を気にした事はありませんよ、見られる事には慣れていますから」
ユエル「ウチも」
メーテラ「あたしは滅茶苦茶見られてるって自覚してるわよ、むしろそんな視線が心地いいわ」
ジータ「自覚しておきながらあえて……これだからエルーンは……」グギギ
スーテラ「ジータ殿……目に殺意がこもっていますよ……」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:43:04.89 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「だって、戦闘とかで激しく動くたびに男性陣がそっちを見るんだよ? 新手の視線誘導? 敵にじゃなくて味方に対しての」
フェリ「しかし、それが原因で依頼とかを失敗したことはないだろう? だったら問題ないんじゃないか?」
ジータ「……今は問題ないかもしれないけどいつかは起きるかもしれないし」
ヘルエス「そんな可能性の話を持ち出されても困りますね」
ジータ「……じゃあ、例えばモンスターじゃなくて仲間から襲われたらどうする?……男の人って興奮すると見境なくなるって聞くよ?」
ユエル「いや、まあそん時はさすがに抵抗するで」
ジータ「ほら、問題あるじゃない! そういうのを未然に防ぐためにも……」
スーテラ「あら、あたしは襲われてもいいわよ」
ジータ「え!?」
フェリ「しかし、それが原因で依頼とかを失敗したことはないだろう? だったら問題ないんじゃないか?」
ジータ「……今は問題ないかもしれないけどいつかは起きるかもしれないし」
ヘルエス「そんな可能性の話を持ち出されても困りますね」
ジータ「……じゃあ、例えばモンスターじゃなくて仲間から襲われたらどうする?……男の人って興奮すると見境なくなるって聞くよ?」
ユエル「いや、まあそん時はさすがに抵抗するで」
ジータ「ほら、問題あるじゃない! そういうのを未然に防ぐためにも……」
スーテラ「あら、あたしは襲われてもいいわよ」
ジータ「え!?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:43:32.96 ID:bM5aS7Jd0
メーテラ「もちろんどこぞの馬の骨だったら弓の的にしてやるけど……まあ、相手によるわね」
スーテラ「姉様! 変な事言わないでください!」
メーテラ「あら、スーテラだってそうでしょう?」
スーテラ「私はそんな事……」
メーテラ「例えばグランに襲われたら?」
ジータ「……!」
スーテラ「グ、グラン殿ですか……?」
メーテラ「悪い気はしないでしょ?」
スーテラ「え、えーと、その……」
ジータ「……!!」
スーテラ「姉様! 変な事言わないでください!」
メーテラ「あら、スーテラだってそうでしょう?」
スーテラ「私はそんな事……」
メーテラ「例えばグランに襲われたら?」
ジータ「……!」
スーテラ「グ、グラン殿ですか……?」
メーテラ「悪い気はしないでしょ?」
スーテラ「え、えーと、その……」
ジータ「……!!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:44:12.94 ID:bM5aS7Jd0
メーテラ「素直になりなさいよ」
スーテラ「す、素直だなんて、私は……」
ジータ「……前言を撤回します」
スーテラ「前言? どうしたんですか、いきなり?」
ジータ「スーテラの格好はまだいい、と言った前言を撤回します」
スーテラ「え? え?」
ジータ「スーテラの格好もアウトになりました、我が騎空団はスーテラの格好を服とは認めません」
スーテラ「ど、どうされたんですか、ジータ殿!」
スーテラ「す、素直だなんて、私は……」
ジータ「……前言を撤回します」
スーテラ「前言? どうしたんですか、いきなり?」
ジータ「スーテラの格好はまだいい、と言った前言を撤回します」
スーテラ「え? え?」
ジータ「スーテラの格好もアウトになりました、我が騎空団はスーテラの格好を服とは認めません」
スーテラ「ど、どうされたんですか、ジータ殿!」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:44:43.92 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「一人だけだと不公平なのでついでにフェリちゃんの格好もアウトにします」
フェリ「わ、私もなのか!?」
メーテラ「……ふーん、なるほどね」フッ
ジータ「……何? その含み笑いは」
メーテラ「本当にわかりやすいのね、あんた」
ジータ「……とにかく、みんなの格好は味方に誘惑効果があるので止めて下さい」
ヘルエス「誘惑……そこまでですか?」
フェリ「わ、私もなのか!?」
メーテラ「……ふーん、なるほどね」フッ
ジータ「……何? その含み笑いは」
メーテラ「本当にわかりやすいのね、あんた」
ジータ「……とにかく、みんなの格好は味方に誘惑効果があるので止めて下さい」
ヘルエス「誘惑……そこまでですか?」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:45:24.26 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「……ヘルエス、ちょっと前かがみになって」
ヘルエス「……? こうですか?」
ジータ「ヘルエスがこの姿勢をとった瞬間に男性陣は色めき立ちます」
ヘルエス「はあ……」
ジータ「そして、自然な動作を装いながらヘルエスの前に来ようと醜い争いが始まります」
ヘルエス「……そうなんですか?」
ジータ「そうなんです、すべてはヘルエスの胸チラを見るために!」
ヘルエス「……改めてそう言われると、思い当たる節があったような気もしますが……」
ヘルエス「……? こうですか?」
ジータ「ヘルエスがこの姿勢をとった瞬間に男性陣は色めき立ちます」
ヘルエス「はあ……」
ジータ「そして、自然な動作を装いながらヘルエスの前に来ようと醜い争いが始まります」
ヘルエス「……そうなんですか?」
ジータ「そうなんです、すべてはヘルエスの胸チラを見るために!」
ヘルエス「……改めてそう言われると、思い当たる節があったような気もしますが……」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:46:36.72 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「……あ、そうだ、前かがみといえばフェリちゃん!」
フェリ「な、なんだ?」
ジータ「フェリちゃんも前かがみは気を付けてね」
フェリ「私の服なら前から胸が見えることはないぞ!」
ジータ「横から見えるから」
フェリ「え? ……横から見えてたのか?」
ジータ「ちょいちょい見えてるからね、腕振り上げた時とかも結構見えてるよ」
フェリ「そ、そうだったのか……」
フェリ「な、なんだ?」
ジータ「フェリちゃんも前かがみは気を付けてね」
フェリ「私の服なら前から胸が見えることはないぞ!」
ジータ「横から見えるから」
フェリ「え? ……横から見えてたのか?」
ジータ「ちょいちょい見えてるからね、腕振り上げた時とかも結構見えてるよ」
フェリ「そ、そうだったのか……」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:47:09.62 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「それとスーテラ」
スーテラ「私も前かがみになるとマズイことが……?」
ジータ「ううん、スーテラは足を開くのがよくない」
スーテラ「足を開く、ですか? ……ですが足を開かないと弓を射れませんよ」
ジータ「その股下数センチのスカートで肩幅以上に足を開いたらどうなるか……どうなると思う?」
スーテラ「う……」
スーテラ「私も前かがみになるとマズイことが……?」
ジータ「ううん、スーテラは足を開くのがよくない」
スーテラ「足を開く、ですか? ……ですが足を開かないと弓を射れませんよ」
ジータ「その股下数センチのスカートで肩幅以上に足を開いたらどうなるか……どうなると思う?」
スーテラ「う……」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:47:35.87 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「みんなもようやく自分達がどんな格好をしたか自覚しできた?」
ヘルエス「……」
フェリ「……」
スーテラ「……」
ジータ「これに懲りたら……」
ユエル「……なあ、ジータ、もしかしてウチもどこか見えてたりとかせえへんかな?」
ヘルエス「……」
フェリ「……」
スーテラ「……」
ジータ「これに懲りたら……」
ユエル「……なあ、ジータ、もしかしてウチもどこか見えてたりとかせえへんかな?」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:48:27.23 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「……何が?」
ユエル「いや、何がやなくて、ウチもヘルエス達みたいになにかこう……不用意に見せちゃってるところとか」
ジータ「……はあぁ」
ユエル「だからなんでウチの時はそんなめっちゃデカいため息つくねん!」
ジータ「……ユエルは、不用意に見せたりとかはないよ」
ユエル「そうなんか、よかった……」
ジータ「不用意っていうかもう最初っから全部見せてるじゃん、今さら何恥ずかしがってるの?」
ユエル「……何かジータがウチに冷たいんやけど」
メーテラ「これに限ってはあんたが悪いわ」
ユエル「いや、何がやなくて、ウチもヘルエス達みたいになにかこう……不用意に見せちゃってるところとか」
ジータ「……はあぁ」
ユエル「だからなんでウチの時はそんなめっちゃデカいため息つくねん!」
ジータ「……ユエルは、不用意に見せたりとかはないよ」
ユエル「そうなんか、よかった……」
ジータ「不用意っていうかもう最初っから全部見せてるじゃん、今さら何恥ずかしがってるの?」
ユエル「……何かジータがウチに冷たいんやけど」
メーテラ「これに限ってはあんたが悪いわ」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:49:05.80 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「メーテラにも特に言うことないからね、言っても聞かないだろうし」
メーテラ「当たり前でしょ、さっきも言ったけど、あたしは男どもの視線くらいよくわかってるんだから」
ジータ「……とりあえず、私からは以上です、エルーンのみなさんは早急に服を着るように」
ヘルエス「参りましたね……この鎧はアイルストの技術の粋を集めたものですし、軽々しく脱ぐわけにはいきません」
スーテラ「私もこの服は動きやすくて気に入っています、いきなり服を変えたらそれこそ戦闘に支障が出てしまうかも……」
フェリ「私はどうやって着替えればいいんだ……?」
ジータ「……」
メーテラ「当たり前でしょ、さっきも言ったけど、あたしは男どもの視線くらいよくわかってるんだから」
ジータ「……とりあえず、私からは以上です、エルーンのみなさんは早急に服を着るように」
ヘルエス「参りましたね……この鎧はアイルストの技術の粋を集めたものですし、軽々しく脱ぐわけにはいきません」
スーテラ「私もこの服は動きやすくて気に入っています、いきなり服を変えたらそれこそ戦闘に支障が出てしまうかも……」
フェリ「私はどうやって着替えればいいんだ……?」
ジータ「……」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:50:39.13 ID:bM5aS7Jd0
ユエル「なあジータ、確かにジータの言うことも分かるんやけど、ウチらも理由があってこの服を着てるんや、そこんとこもわかったって?」
ジータ「……」
ヘルエス「……」
メーテラ「……」
フェリ「……」
メーテラ「……はあ、本当に仕方ないわね、あんた達」
スーテラ「姉様……」
メーテラ「こんな簡単に解決できる事をグチグチ言い合って」
ジータ「……」
ヘルエス「……」
メーテラ「……」
フェリ「……」
メーテラ「……はあ、本当に仕方ないわね、あんた達」
スーテラ「姉様……」
メーテラ「こんな簡単に解決できる事をグチグチ言い合って」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:51:05.42 ID:bM5aS7Jd0
フェリ「簡単に解決? そんなことできるのか?」
メーテラ「ええ……ジータ、あんたがあたし達の服を着れば解決することでしょ?」
ヘルエス「待ちなさい、それは何の解決にもなっていません、むしろ問題が増えています」
メーテラ「そんなわけないでしょ、ねえジータ?」
ジータ「……ヘルエス」
ヘルエス「はい」
ジータ「……服貸して」
ヘルエス「……は?」
メーテラ「ええ……ジータ、あんたがあたし達の服を着れば解決することでしょ?」
ヘルエス「待ちなさい、それは何の解決にもなっていません、むしろ問題が増えています」
メーテラ「そんなわけないでしょ、ねえジータ?」
ジータ「……ヘルエス」
ヘルエス「はい」
ジータ「……服貸して」
ヘルエス「……は?」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:51:33.40 ID:bM5aS7Jd0
着替え後
ジータ「……」ピシッ
ユエル「おお、ええやん、におうとるよ」
ジータ「……」ピシッ
ヘルエス「そうですね、背もまっすぐ伸ばして姿勢も良いです」
ジータ「……」ピシッ
スーテラ「ジータ殿、着心地はいかがです? その場で少し動いてみては?」
ジータ「……」ピシッ
ジータ「……」ピシッ
ユエル「おお、ええやん、におうとるよ」
ジータ「……」ピシッ
ヘルエス「そうですね、背もまっすぐ伸ばして姿勢も良いです」
ジータ「……」ピシッ
スーテラ「ジータ殿、着心地はいかがです? その場で少し動いてみては?」
ジータ「……」ピシッ
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:52:10.93 ID:bM5aS7Jd0
スーテラ「ジータ殿?」
ジータ「……」ピシッ
スーテラ「……ジータ殿、なぜ先ほどから姿勢を正したまま微動だにしないのですか?」
ジータ「……この格好、予想以上に危うい」
スーテラ「危うい?」
ジータ「……特に胸の部分が凄く危うい、ちょっと動くと外れちゃいそう」
フェリ「そんなわけないだろう、ヘルエスは戦闘中激しく動くが、今まで外れたことはなかったはずだが」
ジータ「いや、本当に……何だったら話す時の振動ですら外れちゃいそうなんだけど」
ジータ「……」ピシッ
スーテラ「……ジータ殿、なぜ先ほどから姿勢を正したまま微動だにしないのですか?」
ジータ「……この格好、予想以上に危うい」
スーテラ「危うい?」
ジータ「……特に胸の部分が凄く危うい、ちょっと動くと外れちゃいそう」
フェリ「そんなわけないだろう、ヘルエスは戦闘中激しく動くが、今まで外れたことはなかったはずだが」
ジータ「いや、本当に……何だったら話す時の振動ですら外れちゃいそうなんだけど」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:52:46.27 ID:bM5aS7Jd0
ユエル「何やヘルエス、ちゃんと着せたんか?」
ヘルエス「着せたはずですが……私用の特別な鎧なので、身体に合わないだけかもしれません」
ジータ「……それってつまり……」
メーテラ「身体に凹凸が足りないんでしょ」
ジータ「……くっ!」
ユエル「ま、まあ、ジータもまだ成長途中やからな!」
スーテラ「そ、そうですね、いずれはその鎧の合う身体になりますよ!」
ヘルエス「……いえ、その鎧はわたくしのものなので返してほしいのですか」
スーテラ「あ、そうでした……」
ヘルエス「着せたはずですが……私用の特別な鎧なので、身体に合わないだけかもしれません」
ジータ「……それってつまり……」
メーテラ「身体に凹凸が足りないんでしょ」
ジータ「……くっ!」
ユエル「ま、まあ、ジータもまだ成長途中やからな!」
スーテラ「そ、そうですね、いずれはその鎧の合う身体になりますよ!」
ヘルエス「……いえ、その鎧はわたくしのものなので返してほしいのですか」
スーテラ「あ、そうでした……」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:53:17.06 ID:bM5aS7Jd0
メーテラ「……それで、ヘルエスの格好はダメみたいだったけど、他の子の服も借りる?」
ジータ「……」
ユエル「なんや、ジータはそんなにウチらの服着たいん? せやったらウチのを……」
ジータ「それはいらない」
ユエル「……」
ジータ(ユエルとメーテラの格好をするのは流石に恥ずかしいし、フェリちゃんの服は借りれない……それなら……)
ジータ「スーテラ、服貸して!」
ジータ「……」
ユエル「なんや、ジータはそんなにウチらの服着たいん? せやったらウチのを……」
ジータ「それはいらない」
ユエル「……」
ジータ(ユエルとメーテラの格好をするのは流石に恥ずかしいし、フェリちゃんの服は借りれない……それなら……)
ジータ「スーテラ、服貸して!」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:54:27.47 ID:bM5aS7Jd0
着替え後
スーテラ「似合ってると思います、ジータ殿」
ユエル「せやな、結構決まってる……」
ジータ「……」ソワソワ
ユエル「……なんでそない落ち着かんの?」
ジータ「……いやこの格好、マントに誤魔化されてたけど結構露出度高かったの」
ユエル「あー、腰から背中にかけて丸出しやからな、ヘルエスの鎧みたいにブカブカなん?」
スーテラ「似合ってると思います、ジータ殿」
ユエル「せやな、結構決まってる……」
ジータ「……」ソワソワ
ユエル「……なんでそない落ち着かんの?」
ジータ「……いやこの格好、マントに誤魔化されてたけど結構露出度高かったの」
ユエル「あー、腰から背中にかけて丸出しやからな、ヘルエスの鎧みたいにブカブカなん?」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:55:19.53 ID:bM5aS7Jd0
ジータ「ブカブカではないよ、むしろピッタリ……」
ヘルエス「それは良いですね」
ジータ「……この格好だったら、まだ……」
フェリ「ん? 何か言ったか?」
ジータ「スーテラ!」
スーテラ「は、はい……」
ジータ「この服、しばらく私に貸して!」
スーテラ「え? な、なんですかいきなり……」
ジータ「お願い!」
スーテラ「そ、そんな頭を下げられても……それは私の戦闘服でもあるわけですし……」
ヘルエス「それは良いですね」
ジータ「……この格好だったら、まだ……」
フェリ「ん? 何か言ったか?」
ジータ「スーテラ!」
スーテラ「は、はい……」
ジータ「この服、しばらく私に貸して!」
スーテラ「え? な、なんですかいきなり……」
ジータ「お願い!」
スーテラ「そ、そんな頭を下げられても……それは私の戦闘服でもあるわけですし……」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:55:45.98 ID:bM5aS7Jd0
メーテラ「いいじゃない、貸してあげれば」
スーテラ「姉様……? で、ですが私の服が……」
メーテラ「だったら私が新しい服を見繕ってあげるわ、ちょうど私のこの服にも飽きてきたし、一緒に衣替えといきましょう」
スーテラ「は、はい!」
ジータ「……ということで、借りてもいいんだよね?」
スーテラ「はい、どうぞ」
ジータ「やった、ありがとう!」
スーテラ「姉様……? で、ですが私の服が……」
メーテラ「だったら私が新しい服を見繕ってあげるわ、ちょうど私のこの服にも飽きてきたし、一緒に衣替えといきましょう」
スーテラ「は、はい!」
ジータ「……ということで、借りてもいいんだよね?」
スーテラ「はい、どうぞ」
ジータ「やった、ありがとう!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:56:33.13 ID:bM5aS7Jd0
フェリ「……ふむ」
スーテラ「どうしたんですか、気難しい顔をして」
フェリ「ジータの行動が良くわからないんだ」
ユエル「え? ウチらの服着たかっただけちゃう?」
フェリ「そもそも私たちはジータに『服を着てない』ことを理由にここに呼び出されたんだぞ、まるで裸のようだ、と」
ユエル「せやな」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:57:02.79 ID:bM5aS7Jd0
フェリ「それなら、ジータがその裸同然の服を着たがる、というのは矛盾していないか?」
ユエル「あー……それは……」
スーテラ「確かに変ですね……」
ヘルエス「ジータが我々に理解を示してくれたのでは?」
フェリ「そんな場面あったか?」
ヘルエス「ありませんが、それなら辻褄が合います」
フェリ「……まあ、確かに……」
ユエル「あー……それは……」
スーテラ「確かに変ですね……」
ヘルエス「ジータが我々に理解を示してくれたのでは?」
フェリ「そんな場面あったか?」
ヘルエス「ありませんが、それなら辻褄が合います」
フェリ「……まあ、確かに……」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:57:43.96 ID:bM5aS7Jd0
メーテラ「……はあ、さっきから聞いていれば、あんたらみんな鈍感ね」
フェリ「なんだと?」
メーテラ「あー、鈍感というか、単に経験不足かしら、揃いも揃ってロクに遊んだことも無さそうだし」
スーテラ「そういえば、姉様は何か気づいてるようでしたけど、結局どういうことなんですか?」
メーテラ「いちいち説明するのも面倒くさいわね……いい? ジータは私らが『裸同然の格好』をしていたことに怒ってたんじゃなくて、『裸同然の格好で男の視線が集まる』ことに怒ってたの」
ヘルエス「その二つは同じ意味では?」
メーテラ「全然違うわよ、ジータはあえてぼかして『男性陣』なんて言ってたけど、本当は『一人の男』の視線が私達にくるのが嫌だっただけなのよ」
フェリ「なんだと?」
メーテラ「あー、鈍感というか、単に経験不足かしら、揃いも揃ってロクに遊んだことも無さそうだし」
スーテラ「そういえば、姉様は何か気づいてるようでしたけど、結局どういうことなんですか?」
メーテラ「いちいち説明するのも面倒くさいわね……いい? ジータは私らが『裸同然の格好』をしていたことに怒ってたんじゃなくて、『裸同然の格好で男の視線が集まる』ことに怒ってたの」
ヘルエス「その二つは同じ意味では?」
メーテラ「全然違うわよ、ジータはあえてぼかして『男性陣』なんて言ってたけど、本当は『一人の男』の視線が私達にくるのが嫌だっただけなのよ」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:58:21.00 ID:bM5aS7Jd0
ヘルエス「一人の男……」
ユエル「……あ、それってもしかして……」
フェリ「……そうか、そういうことか」
スーテラ「……? みなさん、今の姉様の説明で何かわかったんですか?」
ヘルエス「なるほど、わたくし達を巻き込んだのは多少迷惑ですが、乙女心であるのならば理解もできます」
ユエル「ようは、ウチらじゃなくて自分の事を見てほしかったってことやね、なんや、いじらしいやん」
フェリ「まったく、それならそうと初めから言えばいいものを」
メーテラ「本人としては隠しておきたかったんでしょ」
スーテラ「……あ、あの、みなさん、納得ばかりしてないで私にも説明を……」
メーテラ「面倒くさいからパス、自分で考えなさい」
スーテラ「そ、そんな……」
END
ユエル「……あ、それってもしかして……」
フェリ「……そうか、そういうことか」
スーテラ「……? みなさん、今の姉様の説明で何かわかったんですか?」
ヘルエス「なるほど、わたくし達を巻き込んだのは多少迷惑ですが、乙女心であるのならば理解もできます」
ユエル「ようは、ウチらじゃなくて自分の事を見てほしかったってことやね、なんや、いじらしいやん」
フェリ「まったく、それならそうと初めから言えばいいものを」
メーテラ「本人としては隠しておきたかったんでしょ」
スーテラ「……あ、あの、みなさん、納得ばかりしてないで私にも説明を……」
メーテラ「面倒くさいからパス、自分で考えなさい」
スーテラ「そ、そんな……」
END
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:58:52.58 ID:bM5aS7Jd0
後日談
戦闘中
ナルメア「グランちゃん! 危ないから後ろに下がってて!」ボヨヨン
アニラ「ふん、我が魔物たちをもふもふしてくれるわ!」バインバイン
クユム「て、てやんでえ、ちくしょうめー!」ポヨンポヨン
グラン「……」ジー
ジータ(スーテラver)「……」
ジータ(こっちをまったく見ない……)
END
戦闘中
ナルメア「グランちゃん! 危ないから後ろに下がってて!」ボヨヨン
アニラ「ふん、我が魔物たちをもふもふしてくれるわ!」バインバイン
クユム「て、てやんでえ、ちくしょうめー!」ポヨンポヨン
グラン「……」ジー
ジータ(スーテラver)「……」
ジータ(こっちをまったく見ない……)
END
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 19:59:38.56 ID:bM5aS7Jd0
後日談2
ジータ「何でドラフってそんなに胸が大きいの?」
ナルメア「え?」
アニラ「うむ?」
クユム「へ?」
ジータ「なんで?」
以下 Endlees
ジータ「何でドラフってそんなに胸が大きいの?」
ナルメア「え?」
アニラ「うむ?」
クユム「へ?」
ジータ「なんで?」
以下 Endlees
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 20:07:11.59 ID:50xI8Gjlo
ジータも十分あるほうなのに悲しいなぁ
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 20:25:58.33 ID:nuwUlhbMo
乳はともかく服装の痴女っぷりに関してはオーガや賢者なら負けんやろ
ダヌアは乳も服装もやばいけど
ダヌアは乳も服装もやばいけど
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 20:26:09.64 ID:guJDwJmf0
おつ
エルーンは痴女
エルーンは痴女
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/28(日) 20:26:47.10 ID:1r2sdGldo
工口ーンすき
引用元: ジータ「何でエルーンって服を着ないの?」
【グラブル】グラン「恋人はアポロニア」
2020-04-03
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 03:01:59.16 ID:gSJuTX8u0
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 03:22:15.19 ID:gSJuTX8u0
アポロニア「剣の稽古? 何故私に頼むのだ」
アポロニア「…まぁ確かにお前と同じく一通りの属性は扱えるがな」
アポロニア「他をあたれ。人に教鞭をとるなど私の性に会わん」
アポロニア「切磋琢磨だと? 笑わせるな、お前ごときに学ぶことなど何一つない」
鼻で笑ってアポロニアは去っていった…
※追記、浮気展開も可能性有り
アポロニア「…まぁ確かにお前と同じく一通りの属性は扱えるがな」
アポロニア「他をあたれ。人に教鞭をとるなど私の性に会わん」
アポロニア「切磋琢磨だと? 笑わせるな、お前ごときに学ぶことなど何一つない」
鼻で笑ってアポロニアは去っていった…
※追記、浮気展開も可能性有り
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 03:47:03.85 ID:gSJuTX8u0
翌日…
オイゲン「おい、アポロ!」
アポロニア「馴れ馴れしく私の名を呼ぶな」
オイゲン「お前、せっかくグランが打ち解け合おうとしてるってのに拒否することはねぇだろ」
アポロニア「ふん、この船の団長と言っても年相応に女々しい奴だな。貴様に愚痴を垂れたか」
オイゲン「ちげぇよ。朝からあいつが元気なかったから皆で聞いたんだよ。そしたらお前ぇに振られたっていうじゃねえか」
アポロニア「下品な言い回しをするな。稽古をしてくれと言ってきたのを断っただけだ」
オイゲン「やってやりゃあ良いじゃねぇか。あいつの実力は身をもって知ってるだろ? 為になると思うぜ」
アポロニア「…かもしれんな」
オイゲン「だったらやってやれって、な?」
アポロニア「うるさい、私は一人でこの力を身につけたのだ。他人と今更馴れ合えるか」
そう言ってアポロニアは去っていった…
オイゲン「おい、アポロ!」
アポロニア「馴れ馴れしく私の名を呼ぶな」
オイゲン「お前、せっかくグランが打ち解け合おうとしてるってのに拒否することはねぇだろ」
アポロニア「ふん、この船の団長と言っても年相応に女々しい奴だな。貴様に愚痴を垂れたか」
オイゲン「ちげぇよ。朝からあいつが元気なかったから皆で聞いたんだよ。そしたらお前ぇに振られたっていうじゃねえか」
アポロニア「下品な言い回しをするな。稽古をしてくれと言ってきたのを断っただけだ」
オイゲン「やってやりゃあ良いじゃねぇか。あいつの実力は身をもって知ってるだろ? 為になると思うぜ」
アポロニア「…かもしれんな」
オイゲン「だったらやってやれって、な?」
アポロニア「うるさい、私は一人でこの力を身につけたのだ。他人と今更馴れ合えるか」
そう言ってアポロニアは去っていった…
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 04:53:03.21 ID:gSJuTX8u0
食堂
ガヤガヤ…
ゼタ「団長、槍だったら私が教えてあげよっか? まぁ教えるって言うか一緒に訓練的な」
クラリス「なんかドッカーン!ってしたいならうちと一緒にやろうよ! そして一緒にししょーのべんきょーを受けよ☆」
ベアトリクス「剣なら私が教えてやるぞ!」
ゼタ「いや、あんたの戦い方特殊すぎて団長と会わないでしょ」
ベアトリクス「そ、そんなことはない!」
ラカム「けど、お前よく黒騎士と似たような鎧来てるもんな。少年はあの強い貴婦人に憧れてるのかな?」
ラカムは茶化すように言ってきた…
シルヴァ「銃なら…私が教え…ようか? その…教えるなど柄じゃないが君は器用だから…。…だからなんだと言う話だが…。
あっ、なんなら体術でも良いが…」
ラカムの言葉に顔を赤くしていると次々に言葉が降ってきた
ターニャ「な、ナイフとか……なら…私でも…できる……けど」
カレン「あたしも炎ぼあっとできるよ! 魔法剣! 親戚だし!」
エッセル「短銃なら教えられる事できるよ」
フリーシア「騎空団の長ならば自身で前へ出るよりも人の動かし方を学びなさい。フフ…でなければいくら強大な力を持っていても利用されるのが落ちですよ?」
ガヤガヤ…
ゼタ「団長、槍だったら私が教えてあげよっか? まぁ教えるって言うか一緒に訓練的な」
クラリス「なんかドッカーン!ってしたいならうちと一緒にやろうよ! そして一緒にししょーのべんきょーを受けよ☆」
ベアトリクス「剣なら私が教えてやるぞ!」
ゼタ「いや、あんたの戦い方特殊すぎて団長と会わないでしょ」
ベアトリクス「そ、そんなことはない!」
ラカム「けど、お前よく黒騎士と似たような鎧来てるもんな。少年はあの強い貴婦人に憧れてるのかな?」
ラカムは茶化すように言ってきた…
シルヴァ「銃なら…私が教え…ようか? その…教えるなど柄じゃないが君は器用だから…。…だからなんだと言う話だが…。
あっ、なんなら体術でも良いが…」
ラカムの言葉に顔を赤くしていると次々に言葉が降ってきた
ターニャ「な、ナイフとか……なら…私でも…できる……けど」
カレン「あたしも炎ぼあっとできるよ! 魔法剣! 親戚だし!」
エッセル「短銃なら教えられる事できるよ」
フリーシア「騎空団の長ならば自身で前へ出るよりも人の動かし方を学びなさい。フフ…でなければいくら強大な力を持っていても利用されるのが落ちですよ?」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 23:31:59.59 ID:gSJuTX8u0
食事の後、騎空艇の廊下でオイゲンが話かけてきた…
オイゲン「よっ! 何しょぼくれてんだぁ! ありゃぁ脈ありだぜ、脈あり!」
オイゲンの言葉にグランは彼が勘違いをしていると察し訂正を口にした…
オイゲン「照れんなって! アポロも口じゃ色々言ってるがお前がもっと押せば折れるぜ!」
オイゲン「剣の練習なんて色気のねぇ事じゃなくて飯でも誘えよ!」
オイゲン「…オレにぁ無理だからよ」
オーキス「私も協力する」
オイゲン「おわ!?」
オーキス「アポロ、あまりご飯皆と一緒に食べない。私、笑ってるアポロもっと見たい」
オイゲン「良い事言うねぇ、嬢ちゃん! そういうこった、グラン、行け!!」
騎空艇内の女性陣 ソワソワ
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 23:33:52.70 ID:gSJuTX8u0
アポロニア「ふんっ!!」
フリーシア「汗臭い……七曜の騎士といえど日々の鍛錬は存外地味ですね」
アポロニア「フリーシア…」
フリーシア「あの少年のお誘いを断ったそうですね。相変わらず孤独な生き方をしているとは…フフフ」
アポロニア「そういうお前は上手く立ち回っているな。ルリア達とも随分打ち解けているじゃないか」
フリーシア「ここの連中は甘い考えの者ばかりですからね。”仲良く”なるなど簡単ですよ?
フフフ、宜しければご教授しますが」
アポロニア「貴様はオルキスによって生かされ、この船に送られたという事を忘れるなよ。
エルステ王国を一つにまとめる為、お前の名が必要だったから解放されただけだ。罪が消えたわけではない」
フリーシア「分かっていますよ。傍にはあれ(→量産型アダム)がいつもいますしね。私の名を使い、エルステが彼女の下で繁栄するのであればそこに私の実体が無くとも構いません」
アポロニア「ふっ、実務までやらせてはまたいつ牙を剥くか分からぬしな」
フリーシア「私はエルステに対し今の一度も叛いた事などありませんが?」
アポロニア「…」
フリーシア「…」
アポロニア「何か用があって来たんじゃないのか」
フリーシア「少しは要領良くやる事ですね」
アポロニア「何を…」
フリーシア「オーキスの顔が沈んでいます」
アポロニア「…」
フリーシア「ついでにあの少年も、ですが」
アポロニア「…グランか」
フリーシア「あの少年は強い。もっと強くなるでしょう。私の所にもエルステ流の帝王学を学びに来ました。さすがにあの子には必要ないものだと諭して返しましたが」
フリーシア「相対していた頃は目にもつかない男でしたがここへ来て随分心象が変わりましたよ。この集団の中心にはいつも彼がいる」
アポロニア「騎空団の団長だからな」
フリーシア「かつての王家を思い出すのです…。”あの”輪にいた私を…」
アポロニア「貴様……」
フリーシア「コホン…まぁ所詮一騎空団とでは程度の差がありますが」
フリーシア「では失礼します。 随分と冷えさせてしまいましたね、水浴びを―――」
退室しようとするフリーシアの眼に、あるフィギュアがとまった…
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 23:34:20.84 ID:gSJuTX8u0
フリーシア「これは…」
アポロニア「…? コツコツ ……。 …!!」
ガラドア作 8分の1オーキス
フリーシア「あ、貴女っなんて物を身近に置いているのですか!? これほど精巧なものを一体何処で――――!!!」
アポロニア「よろず屋で偶然景品を当てたら手に入れてしまったのだ!! いつかオルキスにプレゼントしてやろうと思って置いているに過ぎん!」
フリーシア「そそそうですか。孤独でいる人間には其れ相応の理由があるという事ですね、分かりました、皆にはそれとなく私から伝えておきましょう」
アポロニア「伝えなくていい!!」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 23:48:49.08 ID:gSJuTX8u0
サラーサ「狩りだー! グラン、起きろ! 狩りに行くぞ!」
アンチラ「ぅうーん…」
サラーサ「なっなんでグランじゃない奴がグランの部屋で寝てるんだ!? お前グランか!?」
アンチラ「むー……ん。…そうなのですー…ボク、グラン……。…すぴー…」
サラーサ「グラン……いや違うぞ、臭いがグランじゃない!」
アンチラ「そんな事ないですよー…ほら…ここからグランの匂いぃー……」
サラーサ「くんくん……グランの匂いだ…くんくん……この布からもグランの匂い!」
アンチラ「お日様が当たってぽかぽかするとグランの匂い…すぴー……」
サラーサ「知ってるぞ! これベッドって言うんだ! ベッドがグラン…!」
アンチラ「くかー…」
サラーサはグランのベッドに上がり、アンチラがくるまっていた布団の中に入った…
サラーサ「はっ…くんくん…はー! グランの匂いがすごいぞ! はー! ここ、あったかい!」
しばらくの後、自室に戻って来たグランが見たのはベッドの上で自分の枕を抱きながら寝ているアンチラと布団からお尻を出してもぞもぞしているサラーサ(?)だった…
アンチラはいつもの事だが、サラーサは森で過酷な生活をしていた過去からか用意されたベッドで寝ようとしないので珍しい光景だ…
ベッドを好いてもらう良い機会だと思ったグランはそのまま自室を後にした…
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/03(月) 23:50:03.39 ID:gSJuTX8u0
べアトリクス「はぁ……」
ゼタ「何しょげてんのよ」
べアトリクス「知ってるくせに…」
べアトリクスは以前、ゼタにグランを異性として見ていると(見抜かれ)告白していた…
ゼタ「歳が違い過ぎるでしょー? あんたショタコンって奴なの?」
べアトリクス「た、たまに後ろから見ると身体大きいなぁーとか…思うし…」
ゼタ「だから歳の話をしてんの。団長、未成年よ? 手を出したら犯罪になるって」
べアトリクス「つ、強い男に年齢とか関係ないしっ!!」
ゼタ「それはもう犯罪者の心理ね」
べアトリクス「だからっ! ていうかオイゲンの娘の人だって結構歳いってるじゃん! 団長は年上好きなんだな!」
ゼタ「周りが騒いでるだけで団長が黒騎士を好きだなんて一言も言ってないじゃん。ていうかあの人いくつなの?」
べアトリクス「オイゲンの娘だからぁ……30手前くらい?」
ゼタ「七曜の騎士の一人だしねー…。でもそしたら団長とは一回りも違うじゃない。あんた一回り上の男好きになる?」
べアトリクス「だから私は…!」
ゼタ「ああ、ごめん、ショタコンだったね」
べアトリクス「違うっての! 強い男が好みなんだ!!」
そんなじゃれ合っているのを見てバザラガは兜の下で苦笑していた…
ゼタ「じゃ、ベア。ちょっとよろず屋行ってくるから」
べアトリクス「はいはい…」
ゼタはべアトリクスと別れると、駆けて行った先にバザラガが壁に背を預けて立っていた。待っていた様にも見える…
バザラガ「ゼタ」
ゼタ「なに?」
バザラガ「団長は出かけるのを止めたぞ。よろず屋には行かない」
ゼタ「…ふーん。あっそ」
バザラガ「べアトリクスの気持ちがわかったか?」
ゼタ「あんたの弱みを見つけたいわー」
バザラガの前を横切ったゼタの足の歩みはゆっくりになっていた…
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/04(火) 02:50:20.09 ID:UPtffxHO0
アポロニア「なんだ、任務か? …なに? ご飯だと?」
アポロニア「断る」
アポロニア「…別に孤高を気取っているわけではない。良く組むメンバーとはそれなりにやっている。食事も共にしている。ジャンヌダルクとかな」
オーキス「アポロ」
アポロニア「なんだ、オーキス」
オーキス「ご飯一緒に食べよう」
アポロニア「も、もうか?」
オーキス「? 今日はまだ三食しかしてない…」
今は昼食時だ…
アポロニア「…分かった。食べよう」
オーキス「グランも一緒に」
アポロニア「構わん」
そう言って彼女は詰め寄ってきた…
アポロニア「食事がしたいんだったな? では逃げずに最後まで付き合うのだぞ」
アポロニア「断る」
アポロニア「…別に孤高を気取っているわけではない。良く組むメンバーとはそれなりにやっている。食事も共にしている。ジャンヌダルクとかな」
オーキス「アポロ」
アポロニア「なんだ、オーキス」
オーキス「ご飯一緒に食べよう」
アポロニア「も、もうか?」
オーキス「? 今日はまだ三食しかしてない…」
今は昼食時だ…
アポロニア「…分かった。食べよう」
オーキス「グランも一緒に」
アポロニア「構わん」
そう言って彼女は詰め寄ってきた…
アポロニア「食事がしたいんだったな? では逃げずに最後まで付き合うのだぞ」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/04(火) 03:01:02.33 ID:UPtffxHO0
オーキス「美味しい」
アポロニア「そうだな」
そう言い合うが彼女たちの前のテーブルにはとても3人分とは思えない量の料理が並んでいた…
アポロニア「どうしたグラン。箸が進んでいないな。遠慮せずに食べろ。食費なら依頼で私が稼ぐから心配入らない」
まだお腹一杯ではない。が、目の前の料理を全て食べられる自信はなかった…
オーキス「美味しいね」
アポロニア「ああ」
アポロニア「そうだな」
そう言い合うが彼女たちの前のテーブルにはとても3人分とは思えない量の料理が並んでいた…
アポロニア「どうしたグラン。箸が進んでいないな。遠慮せずに食べろ。食費なら依頼で私が稼ぐから心配入らない」
まだお腹一杯ではない。が、目の前の料理を全て食べられる自信はなかった…
オーキス「美味しいね」
アポロニア「ああ」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/04(火) 03:49:24.27 ID:UPtffxHO0
アポロニア「よく食べきったな。オーキスならオイゲ…ゴホン、誰かの元に行くと言って出ていった」
コトン…
アポロニア「コーヒーだ。膨れた腹にも入るぞ」
アポロニア「ああ、私が入れたものだ。 なんだ…? 言っておくが私だって料理くらいできるぞ」
アポロが入れてくれたコーヒーを飲む…。彼女が入れてくれたものと言うだけで胸が高翌揚する…。
オイゲンには否定したが自分は彼女に惹かれているのだろうか…
アポロニア「オーキスは食べる事が好きでな…。あの体のどこにあれだけの食べ物が入っていくのか分からんが食事をしている彼女を私は好きなのだ」
アポロニア「…ただ、オーキスに付き合っていると他の者と同じ様な時間に食事をとるのは難しい。お前も身に染みただろう」
アポロニア「だが私はオーキスと過ごす時間を優先したい」
アポロはとつとつと食事の誘いを断った理由を話した…
アポロニア「…」
アポロニア「腹が膨れればそれ相応の運動はせねばなるまい」
アポロニア「…」
アポロニア「はぁ…。鍛練に付き合え…。…太るぞ」
アポロの言葉に何度も頷いた…
ゼタ「…」
クラリス「ね! だんちょー知らない?」
ゼタ「中にいるよ」
クラリス「あ…」
食堂の中にいたグランは今まで見たことのない、しかしクラリスが見たかった顔を黒騎士に向けていた…
ゼタ「行かないの?」
クラリス「だんちょーって皆にホワイトデーのお返し渡してたよね」
ゼタ「そりゃあバレンタインで皆にチョコ貰ってたし。お返ししない性格じゃあないでしょ」
クラリス「黒騎士さんには貰ってなかったのにね」
「そうなんだ」とゼタは心のなかで呟いた…
コトン…
アポロニア「コーヒーだ。膨れた腹にも入るぞ」
アポロニア「ああ、私が入れたものだ。 なんだ…? 言っておくが私だって料理くらいできるぞ」
アポロが入れてくれたコーヒーを飲む…。彼女が入れてくれたものと言うだけで胸が高翌揚する…。
オイゲンには否定したが自分は彼女に惹かれているのだろうか…
アポロニア「オーキスは食べる事が好きでな…。あの体のどこにあれだけの食べ物が入っていくのか分からんが食事をしている彼女を私は好きなのだ」
アポロニア「…ただ、オーキスに付き合っていると他の者と同じ様な時間に食事をとるのは難しい。お前も身に染みただろう」
アポロニア「だが私はオーキスと過ごす時間を優先したい」
アポロはとつとつと食事の誘いを断った理由を話した…
アポロニア「…」
アポロニア「腹が膨れればそれ相応の運動はせねばなるまい」
アポロニア「…」
アポロニア「はぁ…。鍛練に付き合え…。…太るぞ」
アポロの言葉に何度も頷いた…
ゼタ「…」
クラリス「ね! だんちょー知らない?」
ゼタ「中にいるよ」
クラリス「あ…」
食堂の中にいたグランは今まで見たことのない、しかしクラリスが見たかった顔を黒騎士に向けていた…
ゼタ「行かないの?」
クラリス「だんちょーって皆にホワイトデーのお返し渡してたよね」
ゼタ「そりゃあバレンタインで皆にチョコ貰ってたし。お返ししない性格じゃあないでしょ」
クラリス「黒騎士さんには貰ってなかったのにね」
「そうなんだ」とゼタは心のなかで呟いた…
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/04(火) 12:44:54.51 ID:YBMoj2Mz0
ジャンヌダルク「団長」
ジャンヌダルク「近頃、黒騎士殿と剣の鍛練を頻繁にしているそうだな」
ジャンヌダルク「私ともどうだろうか」
ジャンヌダルク「朝、昼、夜。毎日だ」
ジャンヌダルク「良いのか?」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「…団長」
ジャンヌダルク「私を一人にしないでくれ…」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「別にどうもしない……」
ジャンヌダルク「…先に見える道はずっと暗闇だ……」
ジャンヌダルク「だが、私の隣には…光があるのだ…」
ジャンヌダルク「その光は…私だけを照らしてくれている訳ではないのに……私は…」
…哲学の話だろうか。彼女の言葉の意味を聞き返したが結局最後まで理解できなかった…
ジャンヌダルク「近頃、黒騎士殿と剣の鍛練を頻繁にしているそうだな」
ジャンヌダルク「私ともどうだろうか」
ジャンヌダルク「朝、昼、夜。毎日だ」
ジャンヌダルク「良いのか?」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「…団長」
ジャンヌダルク「私を一人にしないでくれ…」
ジャンヌダルク「…」
ジャンヌダルク「別にどうもしない……」
ジャンヌダルク「…先に見える道はずっと暗闇だ……」
ジャンヌダルク「だが、私の隣には…光があるのだ…」
ジャンヌダルク「その光は…私だけを照らしてくれている訳ではないのに……私は…」
…哲学の話だろうか。彼女の言葉の意味を聞き返したが結局最後まで理解できなかった…
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/04(火) 12:53:56.75 ID:YBMoj2Mz0
カレン「団長ー! あたしとも剣の訓練しよー!」
カレン「えぇー!? なんで!? 色んな人としてるって聞いたよ!」
カレン「あたしだって強いし! 血統的にも間違いなし!」
カレン「いいじゃん!」
カレン「…」
カレン「あっそ」
カレン「ふんっ」
カレン「ふん…」
カレン「え?」
カレン「ああー、団長としての仕事? そっちを?」
カレン「まっかせなさい! 超有能なあたしがぱぱっと片付けてあげる!」
カレン「えへへ」
カレン「えぇー!? なんで!? 色んな人としてるって聞いたよ!」
カレン「あたしだって強いし! 血統的にも間違いなし!」
カレン「いいじゃん!」
カレン「…」
カレン「あっそ」
カレン「ふんっ」
カレン「ふん…」
カレン「え?」
カレン「ああー、団長としての仕事? そっちを?」
カレン「まっかせなさい! 超有能なあたしがぱぱっと片付けてあげる!」
カレン「えへへ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/05(水) 03:30:58.11 ID:w6KEdMrW0
シルヴァ「グラン、最近忙しそうだね。ちゃんと休んでいるかい?」
シルヴァ「まぁ顔を見ていれば分かるよ。楽しそうにしているな…」
シルヴァ「え…。いや、今……今の事さ」
シルヴァ「だが無理はしないでほしい。疲れは気付かぬ内に溜まるものだからね、若いからと言って頑張り過ぎるのは良くない」
シルヴァ「何か淹れてあげよう」
シルヴァ「え…? コー…ヒー?」
シルヴァ「あっ顔を上げてくれっ。き、君が謝ることではない。たしかに私が好むのは茶葉を使った飲料だが…。…待っていてくれ」
カチャ…
シルヴァ「鴛鴦茶といってコーヒーも入っているお茶なんだ」
シルヴァ「私の腕では…彼女の淹れたものよりは美味しくないとは思うが…」
シルヴァ「そ、そうか? ありがとう…お世辞でも嬉しいよ」
シルヴァ「そうだグラン。お風呂に入れると色々な効能が得られる果実を前に貰ってね。昨晩、使ってみたんだがとてもリラックスできたんだ」
シルヴァ「良ければどうだろう?」
シルヴァ「そうか! では私の部屋に」
シルヴァ「あ、ゆ、湯はちゃんと変えてある! ただ、その果実を使うと色がついて掃除が大変なんだ。君の部屋の湯船を汚すのも忍びないし私の部屋で入れば…」
シルヴァ「…そうだな。はしたない提案だった」
シルヴァ「では果実を持ってくるよ。気が向いたら使ってみてくれ」
テクテク…
シルヴァ「恥ずかしい…」
シルヴァ「まぁ顔を見ていれば分かるよ。楽しそうにしているな…」
シルヴァ「え…。いや、今……今の事さ」
シルヴァ「だが無理はしないでほしい。疲れは気付かぬ内に溜まるものだからね、若いからと言って頑張り過ぎるのは良くない」
シルヴァ「何か淹れてあげよう」
シルヴァ「え…? コー…ヒー?」
シルヴァ「あっ顔を上げてくれっ。き、君が謝ることではない。たしかに私が好むのは茶葉を使った飲料だが…。…待っていてくれ」
カチャ…
シルヴァ「鴛鴦茶といってコーヒーも入っているお茶なんだ」
シルヴァ「私の腕では…彼女の淹れたものよりは美味しくないとは思うが…」
シルヴァ「そ、そうか? ありがとう…お世辞でも嬉しいよ」
シルヴァ「そうだグラン。お風呂に入れると色々な効能が得られる果実を前に貰ってね。昨晩、使ってみたんだがとてもリラックスできたんだ」
シルヴァ「良ければどうだろう?」
シルヴァ「そうか! では私の部屋に」
シルヴァ「あ、ゆ、湯はちゃんと変えてある! ただ、その果実を使うと色がついて掃除が大変なんだ。君の部屋の湯船を汚すのも忍びないし私の部屋で入れば…」
シルヴァ「…そうだな。はしたない提案だった」
シルヴァ「では果実を持ってくるよ。気が向いたら使ってみてくれ」
テクテク…
シルヴァ「恥ずかしい…」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/05(水) 04:29:39.01 ID:w6KEdMrW0
サラーサ「くっそぉ! またアポロに負けた!」
エッセル「…」
アポロニア「お前はかかって来ないのか?」
エッセル「私の戦いは守る為のものだから」
アポロニア「では何故いつもそこで見ている?」
エッセル「…」
サラーサ「もっかいだアポロ! 今度は負けない!」
アポロニア「この船の上で戦う以上お前に勝ち目はないと思うがな」
サラーサは以前、グランに騎空挺で決闘を挑んだ時に船をボロボロにした経緯から船上では内部を傷つけないようにと彼から注意を受けていた…
アポロニア「…」
サラーサ「そりゃあー! あっ柱が!」
スカッ
サラーサ「うおー!」
ブンブンブン
サラーサ「やりにくい!」
アポロニア「さっさとかかってこい」
五割も実力が出せないこのサラーサにアポロは負ける気はしなかったが、過去に何度戦っても簡単に勝てた事はなかった…
エッセル「最強か…」
エッセルの隣にアポロとサラーサの決闘を見にきたグランが腰を下ろした…
エッセル「そうだね…。なんでここにいるんだろう」
エッセル「強くなれば…もっと強くなれば今よりももっと多くのものを手に入れられるんだ」
エッセル「私はキミも守るよ」
エッセル「ん…」
エッセル「キミは、やっぱり優しいね」
エッセル「…」
アポロニア「お前はかかって来ないのか?」
エッセル「私の戦いは守る為のものだから」
アポロニア「では何故いつもそこで見ている?」
エッセル「…」
サラーサ「もっかいだアポロ! 今度は負けない!」
アポロニア「この船の上で戦う以上お前に勝ち目はないと思うがな」
サラーサは以前、グランに騎空挺で決闘を挑んだ時に船をボロボロにした経緯から船上では内部を傷つけないようにと彼から注意を受けていた…
アポロニア「…」
サラーサ「そりゃあー! あっ柱が!」
スカッ
サラーサ「うおー!」
ブンブンブン
サラーサ「やりにくい!」
アポロニア「さっさとかかってこい」
五割も実力が出せないこのサラーサにアポロは負ける気はしなかったが、過去に何度戦っても簡単に勝てた事はなかった…
エッセル「最強か…」
エッセルの隣にアポロとサラーサの決闘を見にきたグランが腰を下ろした…
エッセル「そうだね…。なんでここにいるんだろう」
エッセル「強くなれば…もっと強くなれば今よりももっと多くのものを手に入れられるんだ」
エッセル「私はキミも守るよ」
エッセル「ん…」
エッセル「キミは、やっぱり優しいね」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/05(水) 13:00:50.24 ID:mS9DKBUH0
グランは体調不良だというラグナを見舞いに彼女の部屋を訪れた…
セン「あ、団長さん。おはようございます」
セン「ラグナさんのお部屋はなんだか居やすくて…。隙間に入って寝ると気持ちいいんです」
セン「え? ……にゃ」
セン「何を納得してるんですか? …にゃあ、笑わないでください…」
ラグナ「うう…。団長、おはよう…」
ラグナ「昨日、ミルクがなかったから置いてあった水を飲んだら酒だったんだ…」
ラグナ「苦しい…」
グランは持ってきたミルクをラグナとそれを飲みたそうにしていたセンにあげた…
セン「ぺろぺろ……。ごくごく!」
ラグナ「ごくん…。あぁ美味しい」
ラグナ「ありがとう団長。楽になったよ」
セン「これ美味しいです!」
ゴクゴク…
ラグナ「もう無くなってしまったな…」
グランはもう一度持ってこようか?と聞いた…
セン「はい、ミルクもっと飲みたいです」
ラグナ「私も同じミルクを…」
グランは微笑んでまたミルクを取りに行った…
セン「美味しいミルクでしたね」
ラグナ「団長と飲むミルクは何故か普段のものよりも美味しいな…」
ラグナの言葉にセンは頷いた…
ラグナ「しかし…」
ラグナ「部屋を見られてしまった…」
セン「ダメなんですか?」
ラグナ「…団長が戻ってくる前に…ちょっと物をどかそう」
それから戻ってきたグランが見たものは部屋の隅に物を押し込んでいる二人の姿だった…
セン「あ、団長さん。おはようございます」
セン「ラグナさんのお部屋はなんだか居やすくて…。隙間に入って寝ると気持ちいいんです」
セン「え? ……にゃ」
セン「何を納得してるんですか? …にゃあ、笑わないでください…」
ラグナ「うう…。団長、おはよう…」
ラグナ「昨日、ミルクがなかったから置いてあった水を飲んだら酒だったんだ…」
ラグナ「苦しい…」
グランは持ってきたミルクをラグナとそれを飲みたそうにしていたセンにあげた…
セン「ぺろぺろ……。ごくごく!」
ラグナ「ごくん…。あぁ美味しい」
ラグナ「ありがとう団長。楽になったよ」
セン「これ美味しいです!」
ゴクゴク…
ラグナ「もう無くなってしまったな…」
グランはもう一度持ってこようか?と聞いた…
セン「はい、ミルクもっと飲みたいです」
ラグナ「私も同じミルクを…」
グランは微笑んでまたミルクを取りに行った…
セン「美味しいミルクでしたね」
ラグナ「団長と飲むミルクは何故か普段のものよりも美味しいな…」
ラグナの言葉にセンは頷いた…
ラグナ「しかし…」
ラグナ「部屋を見られてしまった…」
セン「ダメなんですか?」
ラグナ「…団長が戻ってくる前に…ちょっと物をどかそう」
それから戻ってきたグランが見たものは部屋の隅に物を押し込んでいる二人の姿だった…
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 01:33:32.27 ID:5B385p5M0
アポロと一緒に稽古をするようになって暫くがたった…
アポロニア「はぁ…はぁ…。今日はここまでにするか…。夜も深い…」
食後の軽い運動のつもりが随分と時間が経っていたようだ…
アポロニア「ふぅ………お前も相当に体力があるな。正直、突き放すつもりで相手をしているんだが」
アポロニア「私がお前くらいの歳の時はまだ剣を振るう事すらしていなかった」
アポロニア「本を読むことが好きで…夜でも読んでいたから視力も悪くなって…眼鏡のレンズがどんどん分厚くなっていったな」
アポロニア「ん…? 目の悪さは自分で治した。遠くを見る習慣をつければその内良くなってきたからな。目付きはより一層悪くなるがな」
アポロニア「は…?」
アポロニア「歯の浮くような事を言うな。 …綺麗など」
アポロニア「昔、オルキスが読んでいた本でしか出てこない様な台詞だぞ」
ふっとアポロが笑った。月の光に照らされた彼女の笑顔に胸が高鳴る。
これはいくしかない…
アポロニア「え?」
アポロニア「はぁ…はぁ…。今日はここまでにするか…。夜も深い…」
食後の軽い運動のつもりが随分と時間が経っていたようだ…
アポロニア「ふぅ………お前も相当に体力があるな。正直、突き放すつもりで相手をしているんだが」
アポロニア「私がお前くらいの歳の時はまだ剣を振るう事すらしていなかった」
アポロニア「本を読むことが好きで…夜でも読んでいたから視力も悪くなって…眼鏡のレンズがどんどん分厚くなっていったな」
アポロニア「ん…? 目の悪さは自分で治した。遠くを見る習慣をつければその内良くなってきたからな。目付きはより一層悪くなるがな」
アポロニア「は…?」
アポロニア「歯の浮くような事を言うな。 …綺麗など」
アポロニア「昔、オルキスが読んでいた本でしか出てこない様な台詞だぞ」
ふっとアポロが笑った。月の光に照らされた彼女の笑顔に胸が高鳴る。
これはいくしかない…
アポロニア「え?」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 02:24:59.69 ID:5B385p5M0
アポロニア「本気で言っているのか?」
アポロニア「あー…聞き返す、事ではなかったな。 …何故私なんだ」
アポロニア「…これも間違いだな。…どう反応していいものか困る…」
アポロニア「まぁ構わん」
アポロニア「情人となる事を受け入れると言っている」
アポロニア「そうだ。恋人、と言う単語を出されると歳のせいか気恥ずかしいものがあるが」
アポロニア「別に…嫌い、ではないしな。恋慕の情があるかと聞かれると疑問だが」
アポロニア「…う。 ……だがそんな顔をしているお前を見たくはないな……させてしまったのは私だが」
アポロニア「改めて答えよう。お前の気持ちを受け入れる。これから私の隣にいてくれ」
グランは喜びを顔に表した…。年相応の彼の笑顔にアポロの顔もほころんだ…
アポロニア「あー…聞き返す、事ではなかったな。 …何故私なんだ」
アポロニア「…これも間違いだな。…どう反応していいものか困る…」
アポロニア「まぁ構わん」
アポロニア「情人となる事を受け入れると言っている」
アポロニア「そうだ。恋人、と言う単語を出されると歳のせいか気恥ずかしいものがあるが」
アポロニア「別に…嫌い、ではないしな。恋慕の情があるかと聞かれると疑問だが」
アポロニア「…う。 ……だがそんな顔をしているお前を見たくはないな……させてしまったのは私だが」
アポロニア「改めて答えよう。お前の気持ちを受け入れる。これから私の隣にいてくれ」
グランは喜びを顔に表した…。年相応の彼の笑顔にアポロの顔もほころんだ…
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 03:36:55.99 ID:5B385p5M0
グランはアポロの父親であるオイゲンに彼女と交際する事になったと挨拶をしに行った…
オイゲン「おう」
オイゲン「アポロを幸せにしてやってくれ」
腕を組んだオイゲンの眼からは涙がだだ漏れしていた…
オイゲン「孫ができると思うとテンションが上がってくるぜぇ!!」
ラカム「仮にできたとしてアンタに会わせてくれんのか?」
オイゲン「会いに行くまでだぁ!」
グランとアポロの関係はラカムによって瞬く間に船内に広がった…
オイゲン「おう」
オイゲン「アポロを幸せにしてやってくれ」
腕を組んだオイゲンの眼からは涙がだだ漏れしていた…
オイゲン「孫ができると思うとテンションが上がってくるぜぇ!!」
ラカム「仮にできたとしてアンタに会わせてくれんのか?」
オイゲン「会いに行くまでだぁ!」
グランとアポロの関係はラカムによって瞬く間に船内に広がった…
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 04:10:08.62 ID:5B385p5M0
朝の食堂…
アポロニア「こうして朝食を共にするのも悪くはないな」
オーキス「美味しい」
アポロニア「そうだなオーキス」
オーキス「アポロ、何だか楽しそう」
アポロニア「そう見えるか」
グランはアポロに食事の後、一緒に買い物に行こうと提案した…
アポロニア「この後か? 悪いが昼までに手紙を出したいんだ。付き合えん。その後ならば可能だが」
午後からは依頼の予定が入っている…。グランはアポロと出かけるのを諦めた…
アポロの為に空けていた時間が暇になってしまった…
グランはどこからか視線を感じ、あたりを見回した…
>>27と目が合った
1、雑談しているオイゲンとラカム
2、食卓に突っ伏しているべアトリクスとぼーっとしているゼタ
3、コーヒーを飲んでいるフリーシア
アポロニア「こうして朝食を共にするのも悪くはないな」
オーキス「美味しい」
アポロニア「そうだなオーキス」
オーキス「アポロ、何だか楽しそう」
アポロニア「そう見えるか」
グランはアポロに食事の後、一緒に買い物に行こうと提案した…
アポロニア「この後か? 悪いが昼までに手紙を出したいんだ。付き合えん。その後ならば可能だが」
午後からは依頼の予定が入っている…。グランはアポロと出かけるのを諦めた…
アポロの為に空けていた時間が暇になってしまった…
グランはどこからか視線を感じ、あたりを見回した…
>>27と目が合った
1、雑談しているオイゲンとラカム
2、食卓に突っ伏しているべアトリクスとぼーっとしているゼタ
3、コーヒーを飲んでいるフリーシア
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 05:59:33.53 ID:soOOvkgQo
3
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 10:03:49.74 ID:sJlZWwflo
新しいホラーゲームかな……
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 16:55:08.21 ID:5B385p5M0
グランはフリーシアの所へ赴いた…
フリーシア「申し訳ありません、フフフ…彼女が異性と共になるなど想像もしていなかったので、つい貴方とのやり取りを見てしまいました」
フリーシア「彼女とは、関係だけならば黒の騎士となる前からの付き合いですからね。僅かなこの命に一つ娯楽が出来ましたよ」
フリーシアの身体は度重なる魔晶の使用により衰弱しており、もう長くは生きられなかった…
この船に来てからも何度も病気にかかっている…
フリーシア「ええ、今は楽です」
フリーシア「貴方も変わっていますね。誰も、私自身もこの命を気にかけはしません」
フリーシア「私は…これからの陛下とオーキスの歩みを見られるだけで良いのです」
フリーシア「オルキス王女には星の民の血が流れており、オーキスの体はゴーレム。二人とも常人よりも遥に長く生きてゆきます…フフフ…私が長く生きてはあの二人の為にまた何をしでかすか分かりませんよ…」
フリーシア「申し訳ありません、フフフ…彼女が異性と共になるなど想像もしていなかったので、つい貴方とのやり取りを見てしまいました」
フリーシア「彼女とは、関係だけならば黒の騎士となる前からの付き合いですからね。僅かなこの命に一つ娯楽が出来ましたよ」
フリーシアの身体は度重なる魔晶の使用により衰弱しており、もう長くは生きられなかった…
この船に来てからも何度も病気にかかっている…
フリーシア「ええ、今は楽です」
フリーシア「貴方も変わっていますね。誰も、私自身もこの命を気にかけはしません」
フリーシア「私は…これからの陛下とオーキスの歩みを見られるだけで良いのです」
フリーシア「オルキス王女には星の民の血が流れており、オーキスの体はゴーレム。二人とも常人よりも遥に長く生きてゆきます…フフフ…私が長く生きてはあの二人の為にまた何をしでかすか分かりませんよ…」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 17:29:11.73 ID:5B385p5M0
フリーシア「…コーヒーを入れ直してきます……貴方も飲みますか?」
フリーシアの意外な配慮にグランは反射的に頷いた…
フリーシア「分かりました。きゃっ!」
席をたったフリーシアだが、椅子に足を引っ掻け転んでしまった…
常にそばで彼女を監視している量産型アダムはあくまで監視用のゴーレムであり、倒れたフリーシアに目もかけず落ちて割れたコーヒーカップを片付けだした…
グランは急いでフリーシアを抱き起こした…
フリーシア「す、すみません。少し目眩を起こしました…」
椅子に足を引っ掻けたせいかの様に見えたが、彼女の言葉にグランは焦りを抑えられなかった…
フリーシア「え、ええ。ですが心配は入りません。本当に。足の震えは収まりました」
目眩ではなかったのだろうか…
フリーシア「コーヒーを入れてきますっ」
怪我をしなかったか心配だ…
フリーシア「どうぞ」
カチャン…
フリーシア「人にコーヒーを入れるのは久しぶりです…。ああ、何かの成り行きでアポロニアに入れたことがありましたか…」
フリーシアとアポロの仲は良くはなかったが、彼女に昔のアポロの事を聞いてみたくなった…
グランはフリーシアが入れてくれたコーヒーを口にする…
…それはアポロが入れたコーヒーよりも美味しかった…
フリーシアの意外な配慮にグランは反射的に頷いた…
フリーシア「分かりました。きゃっ!」
席をたったフリーシアだが、椅子に足を引っ掻け転んでしまった…
常にそばで彼女を監視している量産型アダムはあくまで監視用のゴーレムであり、倒れたフリーシアに目もかけず落ちて割れたコーヒーカップを片付けだした…
グランは急いでフリーシアを抱き起こした…
フリーシア「す、すみません。少し目眩を起こしました…」
椅子に足を引っ掻けたせいかの様に見えたが、彼女の言葉にグランは焦りを抑えられなかった…
フリーシア「え、ええ。ですが心配は入りません。本当に。足の震えは収まりました」
目眩ではなかったのだろうか…
フリーシア「コーヒーを入れてきますっ」
怪我をしなかったか心配だ…
フリーシア「どうぞ」
カチャン…
フリーシア「人にコーヒーを入れるのは久しぶりです…。ああ、何かの成り行きでアポロニアに入れたことがありましたか…」
フリーシアとアポロの仲は良くはなかったが、彼女に昔のアポロの事を聞いてみたくなった…
グランはフリーシアが入れてくれたコーヒーを口にする…
…それはアポロが入れたコーヒーよりも美味しかった…
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 17:34:12.76 ID:5B385p5M0
午後から依頼が入っている…
>>32属性パーティー達と依頼に出発した…
>>32属性パーティー達と依頼に出発した…
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 17:35:28.49 ID:5B385p5M0
ミス
>>34属性パーティーで依頼に出発した…
>>34属性パーティーで依頼に出発した…
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 17:37:01.70 ID:rn/UYUth0
闇
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 23:08:05.58 ID:5B385p5M0
アポロニア「朝は誘いを断ってすまなかった。依頼で、とはお前のしたかった事とは違うだろうが共に行こう」
オーキス「頑張る」
ナルメア「…」
べアトリクス「…」
ターニャ「…」ショボン…
闇ゼタ「よろしくー」
闇ジャンヌダルク「…」
闇カタリナ「お弁当を作って来たんだ。グラン、後で私と食べよう」
ヴィーラ「…お姉様の為にも………そうお姉様の為に…」
ヴァンピィ「頑張るぞぉ! やるぞぉ! かっぷかっぷっかぷかぷかぷかぷかぷ」
闇カリオストロ(クラリスの学業不振を治す為にも俺様が一肌脱がねえとな……めんどくせぇ)
ヴァイト「…今からでも眷属にしようかな」
ルシウス「騒がしいのは、苦手なんだが今回はやけに静かな者が多いな…」
バザラガ「ふむ…」
皆で依頼に出発した…
オーキス「頑張る」
ナルメア「…」
べアトリクス「…」
ターニャ「…」ショボン…
闇ゼタ「よろしくー」
闇ジャンヌダルク「…」
闇カタリナ「お弁当を作って来たんだ。グラン、後で私と食べよう」
ヴィーラ「…お姉様の為にも………そうお姉様の為に…」
ヴァンピィ「頑張るぞぉ! やるぞぉ! かっぷかっぷっかぷかぷかぷかぷかぷ」
闇カリオストロ(クラリスの学業不振を治す為にも俺様が一肌脱がねえとな……めんどくせぇ)
ヴァイト「…今からでも眷属にしようかな」
ルシウス「騒がしいのは、苦手なんだが今回はやけに静かな者が多いな…」
バザラガ「ふむ…」
皆で依頼に出発した…
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 23:35:49.57 ID:5B385p5M0
今回の依頼は大量に発生した魔物の討伐で、倒した魔物の数が多ければより多くの報酬が貰える…
以来の性質上、自分達以外にも受領者がいるので競争は免れないだろう…
水着ゾーイ「すまない、遅くなった」
ゾーイは何故か水着姿だった…
水着ゾーイ「競争だろう? 前は勝てなかったからな。今度こそ勝とう」
グランはゾーイに今回は水着である必要がない事を説明した…
水着ゾーイ「そうなのか?」
そう言うとゾーイは普段の姿に戻った…
ゾーイ「ふふ…少し楽しみにしていたから残念だ」
以来の性質上、自分達以外にも受領者がいるので競争は免れないだろう…
水着ゾーイ「すまない、遅くなった」
ゾーイは何故か水着姿だった…
水着ゾーイ「競争だろう? 前は勝てなかったからな。今度こそ勝とう」
グランはゾーイに今回は水着である必要がない事を説明した…
水着ゾーイ「そうなのか?」
そう言うとゾーイは普段の姿に戻った…
ゾーイ「ふふ…少し楽しみにしていたから残念だ」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/06(木) 23:53:49.08 ID:5B385p5M0
依頼の魔物討伐が始まる。
ならず者達「よーし、報酬は俺達が全部頂くぜ!」
他騎空団「いくぞー!」
グランも掛け声を上げようとしたが皆勝手に駆け出して行ってしまった…
前もって連携して挑もうと伝えたのに…
アポロニア「ここまでまとまりが悪いのも珍しいな。仕方がない、もとより私は一人の方が気が楽だ」
アポロニア「お前はどうする? 私と共にゆくか?」
>>38
1、アポロと共にいく
2、○○の所へいく
ならず者達「よーし、報酬は俺達が全部頂くぜ!」
他騎空団「いくぞー!」
グランも掛け声を上げようとしたが皆勝手に駆け出して行ってしまった…
前もって連携して挑もうと伝えたのに…
アポロニア「ここまでまとまりが悪いのも珍しいな。仕方がない、もとより私は一人の方が気が楽だ」
アポロニア「お前はどうする? 私と共にゆくか?」
>>38
1、アポロと共にいく
2、○○の所へいく
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 00:55:03.80 ID:KMxebh1o0
1
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 03:09:38.38 ID:PZdSw2L/0
アポロニア「ふっ、よし! ついてこい!」
グランはアポロと共に駆けて行った…
アポロニア「ぬおおおおおおお!!!」
アポロは魔物を次々と切り倒し群れへと突っ込む…
普段はどっしりと構えて戦っているので珍しい光景だ…
アポロニア「私の背中はお前に預けているからな、グラン」
口に出してないのにアポロは疑問に答える。彼女は前を向いたままだったがその言葉に確かな信頼を感じた…
バザラガ「べアトリクス! ゼタ! 団長達は前に行った! 俺達も続くぞ!!」
ベア&ゼタ「「オッケー!!!」」
ヴァイト「ヴァンピィ! 遊んでないで団長の所へ行くぞ!」
ヴァンピィ「一人でたっくさんやっつけるの~っ!!」
ヴァイト「じゃあ僕だけでも団長のそばに行くよ!」
ヴァンピィ「あぁっ、ヴァンピィちゃんもけんぞくぅのトコに行くー!」
ジャンヌダルク「ああ、道…道が見える……魔物達の血にまみれた道が………団長、待っていてくれ…アッハハハ……!」
カタリナ「くっ…強いな、黒騎士は…」
ヴィーラ「お姉様も負けていません。お姉様もお強いではありませんか」
カタリナ「ヴィーラ…」
ヴィーラ「行きましょうお姉様」
カタリナ「そうだな…!」
次々とグランの仲間たちが彼のもとに集まってゆく…
結果、依頼の報酬の9割はグランの騎空団に支払われた…
グランはアポロと共に駆けて行った…
アポロニア「ぬおおおおおおお!!!」
アポロは魔物を次々と切り倒し群れへと突っ込む…
普段はどっしりと構えて戦っているので珍しい光景だ…
アポロニア「私の背中はお前に預けているからな、グラン」
口に出してないのにアポロは疑問に答える。彼女は前を向いたままだったがその言葉に確かな信頼を感じた…
バザラガ「べアトリクス! ゼタ! 団長達は前に行った! 俺達も続くぞ!!」
ベア&ゼタ「「オッケー!!!」」
ヴァイト「ヴァンピィ! 遊んでないで団長の所へ行くぞ!」
ヴァンピィ「一人でたっくさんやっつけるの~っ!!」
ヴァイト「じゃあ僕だけでも団長のそばに行くよ!」
ヴァンピィ「あぁっ、ヴァンピィちゃんもけんぞくぅのトコに行くー!」
ジャンヌダルク「ああ、道…道が見える……魔物達の血にまみれた道が………団長、待っていてくれ…アッハハハ……!」
カタリナ「くっ…強いな、黒騎士は…」
ヴィーラ「お姉様も負けていません。お姉様もお強いではありませんか」
カタリナ「ヴィーラ…」
ヴィーラ「行きましょうお姉様」
カタリナ「そうだな…!」
次々とグランの仲間たちが彼のもとに集まってゆく…
結果、依頼の報酬の9割はグランの騎空団に支払われた…
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 03:39:31.64 ID:PZdSw2L/0
想定以上の報酬金を得たので、その日の夜は騎空艇で盛大な宴会が開かれた…
アポロニア「私は酒を飲まんからな。こっちの席でいい。お前の隣にもいたいしな」
アポロニア「酒癖の悪い奴も中にはいるだろう。酔った勢いでお前に手を出さないとも限らん」
シルヴァ「この席では私の紅茶を振る舞っているんだ。貴方もそれでいいかな」
アポロニア「ああ、頼む」
グランが着いている食卓には主に騎空団の未成年組が集まっていた…
オイゲン「おう、アポロ! 今日はご活躍だったらしいじゃねぇか! 祝酒開けたんだ、あっちで一杯くれぇ飲めよ!」
アポロニア「貴様、酔っているな。そういう奴らの相手など御免だ」
オイゲン「一杯だけだよ! ばぁーっと盛り上げてやっから! 済んだらグランの所に帰って良いからよぉ」
アポロニア「しつこい」
>>41 グランは…
1、アポロに行くように勧めた。
2、紅茶を待っているからとオイゲンを説得した。
アポロニア「私は酒を飲まんからな。こっちの席でいい。お前の隣にもいたいしな」
アポロニア「酒癖の悪い奴も中にはいるだろう。酔った勢いでお前に手を出さないとも限らん」
シルヴァ「この席では私の紅茶を振る舞っているんだ。貴方もそれでいいかな」
アポロニア「ああ、頼む」
グランが着いている食卓には主に騎空団の未成年組が集まっていた…
オイゲン「おう、アポロ! 今日はご活躍だったらしいじゃねぇか! 祝酒開けたんだ、あっちで一杯くれぇ飲めよ!」
アポロニア「貴様、酔っているな。そういう奴らの相手など御免だ」
オイゲン「一杯だけだよ! ばぁーっと盛り上げてやっから! 済んだらグランの所に帰って良いからよぉ」
アポロニア「しつこい」
>>41 グランは…
1、アポロに行くように勧めた。
2、紅茶を待っているからとオイゲンを説得した。
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 05:02:27.08 ID:7zP6ZOz9O
2
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 14:42:40.09 ID:PZdSw2L/0
オイゲン「なんだ、そうならそうと早く言えよ! そうか紅茶かぁ…紅茶ねぇ…」
オイゲンは席に戻っていった…
アポロニア「…昔は読書の為に紅茶を好んでいた。それくらいは知っていたらしいな」
アポロニア「いや、それを言ってあんな素直に帰るとは思ってなかった。感謝する」
シルヴァ「お待たせ。口に合えば良いんだが…」
アポロニア「…。あぁ美味しい。…ありがとう」
シルヴァ「それは良かった」
グランを含めた若者達は料理を次々と頬張っていった…
アポロニア「オーキスと付き合っている私が言うのもなんだがお前もよく食べるな…」
アポロニア「いや、良いんじゃないか。見ている分には中々楽しい」
アポロニア「口の回りが汚れている所とかな。拭いてやろうか」
アポロニア「ほら、少しじっとしていろ」
ソリッズ「うっおおおっとぉおお!!」
グラン達の席にカツウォを抱いたソリッズが突っ込んできた。
オイゲン「すまねぇな! 魚が暴れやがってよぉ!!」
セワスチアン「申し訳ございません。ソリッズ様がカツウォを生きたまま捌かれるとおっしゃいまして」
ソリッズ「あば、暴れっ、あばあばあば!!」
アポロニア「貴様ら…」
グラン達は飛び散った料理を浴びて汚れてしまった…
オイゲンは席に戻っていった…
アポロニア「…昔は読書の為に紅茶を好んでいた。それくらいは知っていたらしいな」
アポロニア「いや、それを言ってあんな素直に帰るとは思ってなかった。感謝する」
シルヴァ「お待たせ。口に合えば良いんだが…」
アポロニア「…。あぁ美味しい。…ありがとう」
シルヴァ「それは良かった」
グランを含めた若者達は料理を次々と頬張っていった…
アポロニア「オーキスと付き合っている私が言うのもなんだがお前もよく食べるな…」
アポロニア「いや、良いんじゃないか。見ている分には中々楽しい」
アポロニア「口の回りが汚れている所とかな。拭いてやろうか」
アポロニア「ほら、少しじっとしていろ」
ソリッズ「うっおおおっとぉおお!!」
グラン達の席にカツウォを抱いたソリッズが突っ込んできた。
オイゲン「すまねぇな! 魚が暴れやがってよぉ!!」
セワスチアン「申し訳ございません。ソリッズ様がカツウォを生きたまま捌かれるとおっしゃいまして」
ソリッズ「あば、暴れっ、あばあばあば!!」
アポロニア「貴様ら…」
グラン達は飛び散った料理を浴びて汚れてしまった…
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 18:03:12.36 ID:PZdSw2L/0
イオ「もぉ~本っ当だらしない大人達なんだからー!」
料理を被ってしまったメンバーで一旦お風呂に行く事となった…
ちなみにアポロはオイゲン達を説教しに行った…
イオ「部屋のお風呂行くのも面倒だし大浴場の方に行かない?」
この騎空挺に備え付けた大浴場は混浴だ…
>>46
1、行く(メンバー自由指定)
2、行かない
料理を被ってしまったメンバーで一旦お風呂に行く事となった…
ちなみにアポロはオイゲン達を説教しに行った…
イオ「部屋のお風呂行くのも面倒だし大浴場の方に行かない?」
この騎空挺に備え付けた大浴場は混浴だ…
>>46
1、行く(メンバー自由指定)
2、行かない
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 18:39:52.05 ID:KaOzDDZ/O
行く
アポロニア、カタリナ、ヴィーラ、ファラ
アポロニア、カタリナ、ヴィーラ、ファラ
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 21:48:22.10 ID:PZdSw2L/0
ファラ「いやー気持ちいいっすねー。露天風呂にしたのは大正解っす!」
ファラ「今はゆっくり航行してるから風も良い感じで最高っすー…」
ソリッズに吹き飛ばされた料理の中にはファラが作ったものもあり、先程まで気落ちしていたのだがどうやら元気が戻ったようだ…
ファラ「ふむ、それにしてもどうっすか団長! アタシ、最近筋肉がビシビシっとついてきてないっすか!?」
ファラ「先輩にまた一歩近づいた気がするっす!」
アポロと比べると細い二の腕だったが、ファラの実力は確かなものだ…。これは同い年として負けられない…
ファラ「それにしても黒騎士さん、遅いっすねー。脱衣所でなんかモジモジはしてたっすけど…」
グランはオイゲン達を説教していたアポロに彼らも悪気はなかったんだからとなだめ、同じく料理を被った彼女を大浴場に連れて来ていた…
ファラ「ちょっと見てくるっす」
ファラが浴場から上がった時、3つの人影がこちらへ向かってきた…
アポロニア「お、おい押すなっ。自分で行く…っ」
カタリナ「遠慮するな! ほら、ほらほらほら!」
アポロニア「だから押すなっ」
二人の後にヴィーラも続いて来た…
ファラ「先輩たちも来たっす!」
ヴィーラ「お姉様の酔い覚ましに…」
だがカタリナの手にはお盆、お酒、お猪口が握られていた…
アポロニア「お前…普通に入ってとは…」
どこか怒っている様にも恥ずかしがっている様にも見えるアポロは鎧を纏っていない時と似たようなレオタード状の衣類を着ていた…
ファラ「今はゆっくり航行してるから風も良い感じで最高っすー…」
ソリッズに吹き飛ばされた料理の中にはファラが作ったものもあり、先程まで気落ちしていたのだがどうやら元気が戻ったようだ…
ファラ「ふむ、それにしてもどうっすか団長! アタシ、最近筋肉がビシビシっとついてきてないっすか!?」
ファラ「先輩にまた一歩近づいた気がするっす!」
アポロと比べると細い二の腕だったが、ファラの実力は確かなものだ…。これは同い年として負けられない…
ファラ「それにしても黒騎士さん、遅いっすねー。脱衣所でなんかモジモジはしてたっすけど…」
グランはオイゲン達を説教していたアポロに彼らも悪気はなかったんだからとなだめ、同じく料理を被った彼女を大浴場に連れて来ていた…
ファラ「ちょっと見てくるっす」
ファラが浴場から上がった時、3つの人影がこちらへ向かってきた…
アポロニア「お、おい押すなっ。自分で行く…っ」
カタリナ「遠慮するな! ほら、ほらほらほら!」
アポロニア「だから押すなっ」
二人の後にヴィーラも続いて来た…
ファラ「先輩たちも来たっす!」
ヴィーラ「お姉様の酔い覚ましに…」
だがカタリナの手にはお盆、お酒、お猪口が握られていた…
アポロニア「お前…普通に入ってとは…」
どこか怒っている様にも恥ずかしがっている様にも見えるアポロは鎧を纏っていない時と似たようなレオタード状の衣類を着ていた…
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 22:08:22.04 ID:PZdSw2L/0
ヴィーラ「お姉様、殿方も居られますのでこれで肌をお隠し下さい」
カタリナ「何を言うんだ! 風呂に入るのにタオルを巻くなど行儀が悪いではないか!」
酔ってぎゃーぎゃー喚くカタリナ…アポロはグランを一瞥し、ヴィーラが抱きしめていたバスタオルを無理矢理カタリナに巻き付けた…
カタリナ「あー…美味い……美味いなー…酒…」
ファラ「先輩、ほどほどにするっすよー」
ヴィーラ「気分が悪くなったすぐ私に仰ってくださいお姉様。介抱致します…」
アポロニア「タオルを巻いているとはいえ異性と一緒に風呂に入るなど…」
グランは首を傾げた…
アポロニア「ふん…まぁそれくらい純朴な方が私には丁度良いのかもな」
>>50 グラン行動選択
1、アポロの格好につっこむ
2、カタリナからお酒を取り上げる
3、ファラと一緒に泳ぐ
4、ヴィーラと雑談する
5、○○が大浴場の上から見ている事に気が付く
カタリナ「何を言うんだ! 風呂に入るのにタオルを巻くなど行儀が悪いではないか!」
酔ってぎゃーぎゃー喚くカタリナ…アポロはグランを一瞥し、ヴィーラが抱きしめていたバスタオルを無理矢理カタリナに巻き付けた…
カタリナ「あー…美味い……美味いなー…酒…」
ファラ「先輩、ほどほどにするっすよー」
ヴィーラ「気分が悪くなったすぐ私に仰ってくださいお姉様。介抱致します…」
アポロニア「タオルを巻いているとはいえ異性と一緒に風呂に入るなど…」
グランは首を傾げた…
アポロニア「ふん…まぁそれくらい純朴な方が私には丁度良いのかもな」
>>50 グラン行動選択
1、アポロの格好につっこむ
2、カタリナからお酒を取り上げる
3、ファラと一緒に泳ぐ
4、ヴィーラと雑談する
5、○○が大浴場の上から見ている事に気が付く
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 22:22:38.90 ID:Y57wwmJLO
5
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 23:14:38.98 ID:PZdSw2L/0
表記不足申し訳ない、キャラも安価
あれはフリーシア…
>>53
1、だった…
2、違う、○○だ…
あれはフリーシア…
>>53
1、だった…
2、違う、○○だ…
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/07(金) 23:19:09.46 ID:wQML/FkWo
1
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 01:22:18.21 ID:p5A9Vf100
グランはフリーシアに手を振った…
アポロニア「…? 何をしているのだ?」
アポロニア「フリーシア?」
アポロニア「ん…。…。フリーシアなぞ…見えんが」
見直すと、さっきまでフリーシアがいた場所には誰もいなかった…
アポロニア「…? 何をしているのだ?」
アポロニア「フリーシア?」
アポロニア「ん…。…。フリーシアなぞ…見えんが」
見直すと、さっきまでフリーシアがいた場所には誰もいなかった…
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 01:39:44.07 ID:p5A9Vf100
湯船の中からいきなりカタリナが飛び出してきた…
カタリナ「グラン~、君も飲め。今宵は無礼講だ~」
カタリナに絡まれてしまった…
アポロニア「おい…」
ヴィーラ「グランさん、こちらに」
ヴィーラに連れられてグランは湯から上がる…
カタリナ「あぁ~」
アポロはカタリナの背を擦りまくって無理矢理吐かせにかかった…
カタリナ「グラン~、君も飲め。今宵は無礼講だ~」
カタリナに絡まれてしまった…
アポロニア「おい…」
ヴィーラ「グランさん、こちらに」
ヴィーラに連れられてグランは湯から上がる…
カタリナ「あぁ~」
アポロはカタリナの背を擦りまくって無理矢理吐かせにかかった…
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 02:04:58.73 ID:p5A9Vf100
ヴィーラ「お姉様はずいぶん貴方に構われますね」
グランはヴィーラに頭を洗ってもらっていた…
ヴィーラ「まぁ、貴方にはアポロニア様がいらっしゃるので心配はないと思いますが…
」
ヴィーラの指の力が少し強くなった気がした…
ヴィーラ「お姉様とアポロニア様はお歳が近いのでちょっとした対抗心があるのかもしれませんね…ふふ」
ヴィーラ「お姉様とは…間違いがない様お願いしますね」
アポロニア「おい」
カタリナ「うぅー…」
アポロニア「吐かせた。持って帰れ」
どうやらカタリナはもどしても楽にならない様だ…
ファラ「先輩はアタシが連れてくから大丈夫っす!」
ヴィーラ「その役目は私のものです!」
ファラとヴィーラにそれぞれ両腕を引っ張られながらカタリナは浴場から出ていった…
グランの頭にはヴィーラが洗ってくれた洗髪剤の泡がまだモコモコと残っている…
アポロニア「ふん…」
ザッパーン…
アポロニア「私たちも出るぞ」
湯を頭にぶっかける、アポロらしい豪快な洗い流しだった…
グランはヴィーラに頭を洗ってもらっていた…
ヴィーラ「まぁ、貴方にはアポロニア様がいらっしゃるので心配はないと思いますが…
」
ヴィーラの指の力が少し強くなった気がした…
ヴィーラ「お姉様とアポロニア様はお歳が近いのでちょっとした対抗心があるのかもしれませんね…ふふ」
ヴィーラ「お姉様とは…間違いがない様お願いしますね」
アポロニア「おい」
カタリナ「うぅー…」
アポロニア「吐かせた。持って帰れ」
どうやらカタリナはもどしても楽にならない様だ…
ファラ「先輩はアタシが連れてくから大丈夫っす!」
ヴィーラ「その役目は私のものです!」
ファラとヴィーラにそれぞれ両腕を引っ張られながらカタリナは浴場から出ていった…
グランの頭にはヴィーラが洗ってくれた洗髪剤の泡がまだモコモコと残っている…
アポロニア「ふん…」
ザッパーン…
アポロニア「私たちも出るぞ」
湯を頭にぶっかける、アポロらしい豪快な洗い流しだった…
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 02:15:51.07 ID:p5A9Vf100
ルリア「フリーシアさんですか? 少し前に席を立たれましたけど…」
宴会はまだ続いている。
>>58グランはフリーシアを探しに…
1、行く
2、行かない
宴会はまだ続いている。
>>58グランはフリーシアを探しに…
1、行く
2、行かない
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 02:17:28.29 ID:UR0QyZPNO
1
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 03:21:33.98 ID:p5A9Vf100
ルリア「あ、だったら私も一緒に行きましょうか?」
ルリア「そうですか…」
ルリア「はい! ありがとうございます! 目一杯楽しんじゃいます!」
アポロに一言告げてから出ていこうか…
>>60
ルリア「そうですか…」
ルリア「はい! ありがとうございます! 目一杯楽しんじゃいます!」
アポロに一言告げてから出ていこうか…
>>60
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 08:00:59.95 ID:xHncxBkJo
yes
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 11:44:33.21 ID:ielNSlmq0
退室する道すがらに、カツウォヌスの刺身をオイゲンと食していたアポロに一言断ってグランはフリーシアを探しに行こうとしたが…
アポロニア「おい、待て…フリーシアだと? さっきも見かけたとか言っていたな。何故わざわざ探しに行くのだ」
オイゲン「お? アポロ嫉妬かぁ? 可愛い所もあるじゃねぇか」
オイゲンはさして自分がフリーシアを探しに行く事に何も思ってないようだ…
アポロニア「嫉妬などでは……。いや、お前との関係でこれはおかしいな…。そうだ嫉妬だ」
オイゲン「何も心配ねぇだろぉ」
酔っていてもオイゲンの言葉からはグランに確かな信頼を置いていると感じる…
>>64グランは…
1、じゃあ一緒に探しにいこう!
2、あそこで何してたのか聞きに行くだけだよ。
2、なっ…なんにもない…よ。
3、(キャラ名)と一緒に行くから大丈夫!
アポロニア「おい、待て…フリーシアだと? さっきも見かけたとか言っていたな。何故わざわざ探しに行くのだ」
オイゲン「お? アポロ嫉妬かぁ? 可愛い所もあるじゃねぇか」
オイゲンはさして自分がフリーシアを探しに行く事に何も思ってないようだ…
アポロニア「嫉妬などでは……。いや、お前との関係でこれはおかしいな…。そうだ嫉妬だ」
オイゲン「何も心配ねぇだろぉ」
酔っていてもオイゲンの言葉からはグランに確かな信頼を置いていると感じる…
>>64グランは…
1、じゃあ一緒に探しにいこう!
2、あそこで何してたのか聞きに行くだけだよ。
2、なっ…なんにもない…よ。
3、(キャラ名)と一緒に行くから大丈夫!
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 12:08:27.84 ID:xAyDAa35O
1
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 15:10:30.63 ID:MMGsBOGBo
1
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/08(土) 15:10:44.91 ID:q/1//muyO
1
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/09(日) 03:32:07.93 ID:WTJteb4R0
アポロニア「っ」
オイゲン「だぁっはっはっは!」
アポロニア「まったく…」
アポロは微笑んで席を立った…
オイゲン「だぁっはっはっは!」
アポロニア「まったく…」
アポロは微笑んで席を立った…
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/09(日) 04:21:11.45 ID:WTJteb4R0
アポロと騎空艇を歩いているとフリーシアと出会った…
アポロニア「貴様…風呂に入っていたのか?」
どうやらフリーシアは湯上りの様で浴衣姿だ…
フリーシア「ええ、大浴場の方で」
アポロニア「貴様が…?」
フリーシア「大浴場の方に行けばアレの監視も無くなりますので」
フリーシアはたとえ自室でも量産型アダムが傍についており、入浴時も中に入ってくるという…
フリーシア「他の人間も裸になるあの場所には入ってこれないようで…。と言っても、私は誰もいない時にしか利用しませんが」
アポロニア「なるほど。あそこは貴様が自由になれる数少ない場所と言うわけか。それを聞いて私が黙っているとでも思ったか?」
フリーシア「フ……聞かれた事を正直に話したのですよ。何かご不満ですか?」
アポロニア「何か企んでいるのではあるまいな」
フリーシア「なにも」
フリーシアはきっぱりと言い切った…
フリーシア「何か思う事があるのなら今度からは彼と一緒に入る事としましょうか」
フリーシアは妖艶な微笑みを浮かべてグランを見据える…
>>67
1、そうした方が良いかも
2、フリーシアを信じるてるから問題ない
アポロニア「貴様…風呂に入っていたのか?」
どうやらフリーシアは湯上りの様で浴衣姿だ…
フリーシア「ええ、大浴場の方で」
アポロニア「貴様が…?」
フリーシア「大浴場の方に行けばアレの監視も無くなりますので」
フリーシアはたとえ自室でも量産型アダムが傍についており、入浴時も中に入ってくるという…
フリーシア「他の人間も裸になるあの場所には入ってこれないようで…。と言っても、私は誰もいない時にしか利用しませんが」
アポロニア「なるほど。あそこは貴様が自由になれる数少ない場所と言うわけか。それを聞いて私が黙っているとでも思ったか?」
フリーシア「フ……聞かれた事を正直に話したのですよ。何かご不満ですか?」
アポロニア「何か企んでいるのではあるまいな」
フリーシア「なにも」
フリーシアはきっぱりと言い切った…
フリーシア「何か思う事があるのなら今度からは彼と一緒に入る事としましょうか」
フリーシアは妖艶な微笑みを浮かべてグランを見据える…
>>67
1、そうした方が良いかも
2、フリーシアを信じるてるから問題ない
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/09(日) 06:52:46.51 ID:sOZ8PFClo
1
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/09(日) 06:59:54.14 ID:2tKVo9ok0
おやぁ?
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/09(日) 08:27:27.66 ID:NUfPxPli0
このグラン君は間違いなく嫉妬させて楽しんでる
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/09(日) 11:52:03.23 ID:x9vSWBWc0
フリーシア「…え」
アポロニア「おい!」
アポロが怒った…
アポロニア「!? 確かに疑わしいと言ったのは私だが、お前がっ…。…馬鹿正直にフリーシアの提案を受け入れる事もないだろう…!」
フリーシア「…」
フリーシアの頬が朱色に染まっている…。お風呂上がりだからだろうか…
フリーシア「フ……では貴方もご一緒にいかがです?」
アポロニア「誰が貴様と風呂になど入るか!」
アポロニア「おいグラン。貴様、本気でフリーシアの風呂に付き合うつもりか?」
>>71
1、うん。なんで?
2、僕はフリーシアと仲良くなりたい。
3、アポロと一緒にね!
4、…実はトモイとの仲を取り持とうと思ってるんだ。
5、もちろん他の皆も誘ってね!
アポロニア「おい!」
アポロが怒った…
アポロニア「!? 確かに疑わしいと言ったのは私だが、お前がっ…。…馬鹿正直にフリーシアの提案を受け入れる事もないだろう…!」
フリーシア「…」
フリーシアの頬が朱色に染まっている…。お風呂上がりだからだろうか…
フリーシア「フ……では貴方もご一緒にいかがです?」
アポロニア「誰が貴様と風呂になど入るか!」
アポロニア「おいグラン。貴様、本気でフリーシアの風呂に付き合うつもりか?」
>>71
1、うん。なんで?
2、僕はフリーシアと仲良くなりたい。
3、アポロと一緒にね!
4、…実はトモイとの仲を取り持とうと思ってるんだ。
5、もちろん他の皆も誘ってね!
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/09(日) 12:23:47.56 ID:dklq0uBPO
3
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/10(月) 04:07:40.37 ID:nk+faxZzO
グランくん…
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/10(月) 04:50:13.99 ID:C6Cf6JWU0
アポロニア「はぁ!? 馬鹿を言うな!」
フリーシア「…貴方…。……」
グランはアポロが一緒にお風呂に入らなければフリーシアと入る気はないと言う…
アポロニア「なんだその妙な脅しは…? お前が騎空団の団長としてフリーシアの大浴場利用を禁止すれば良い話だろう」
しかしグランは3人での入浴を頑なに望んだ…
アポロニア「…貴様、もしやフリーシアの裸体を見たいと思ってるんじゃないだろうな…」
グランは首を傾げる…
アポロニア「私が同伴すれば問題無いとでも考えているのか? ふっ……残念だが純心を装った下心を隠しきれていないぞ貴様……!」
アポロが拳を握りしめ震えている…今にも怒りが爆発しそうな雰囲気だが……
フリーシア「…なるほど…」
>>76
1、それでもグランは3人での入浴を諦めなかった。
2、アポロに気圧されグランは自分の主張を取り下げた…
フリーシア「…貴方…。……」
グランはアポロが一緒にお風呂に入らなければフリーシアと入る気はないと言う…
アポロニア「なんだその妙な脅しは…? お前が騎空団の団長としてフリーシアの大浴場利用を禁止すれば良い話だろう」
しかしグランは3人での入浴を頑なに望んだ…
アポロニア「…貴様、もしやフリーシアの裸体を見たいと思ってるんじゃないだろうな…」
グランは首を傾げる…
アポロニア「私が同伴すれば問題無いとでも考えているのか? ふっ……残念だが純心を装った下心を隠しきれていないぞ貴様……!」
アポロが拳を握りしめ震えている…今にも怒りが爆発しそうな雰囲気だが……
フリーシア「…なるほど…」
>>76
1、それでもグランは3人での入浴を諦めなかった。
2、アポロに気圧されグランは自分の主張を取り下げた…
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/10(月) 06:49:51.32 ID:ZTCJELmQ0
1
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/10(月) 07:22:10.85 ID:fukC4/yJO
1
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/10(月) 12:23:42.39 ID:z0ygC+FQO
1
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/11(火) 02:35:34.63 ID:UMu+fOVO0
グランは怯まずに熱い眼差しをアポロに向ける…
アポロニア「…貴様…?」
フリーシア「…」
アポロニア「ちっ…」
………
……
…
数日後の夜、大浴場にアポロ、グラン、フリーシアの姿があった…
フリーシア「いい湯です」
アポロニア「…そうだな」
グランは二人の間で湯に浸かり、タオルクラゲを作っている…
アポロはそれを暫く眺め………手を伸ばしタオルクラゲを潰した。
ブシュー…
アポロニア「なんとなくだ。他意はない。もう一度作れ」
グランは少しフリーシア側に寄り、もう一度タオルクラゲを作る…
ブシュー…
またアポロが潰してしまった…
フリーシア「ふっ…」
アポロニア「もう一度作れ」
また作ったタオルクラゲは、今度はフリーシアに潰されてしまった…
アポロとフリーシアの位置はさっきよりも近づいていた…
アポロニア「…貴様…?」
フリーシア「…」
アポロニア「ちっ…」
………
……
…
数日後の夜、大浴場にアポロ、グラン、フリーシアの姿があった…
フリーシア「いい湯です」
アポロニア「…そうだな」
グランは二人の間で湯に浸かり、タオルクラゲを作っている…
アポロはそれを暫く眺め………手を伸ばしタオルクラゲを潰した。
ブシュー…
アポロニア「なんとなくだ。他意はない。もう一度作れ」
グランは少しフリーシア側に寄り、もう一度タオルクラゲを作る…
ブシュー…
またアポロが潰してしまった…
フリーシア「ふっ…」
アポロニア「もう一度作れ」
また作ったタオルクラゲは、今度はフリーシアに潰されてしまった…
アポロとフリーシアの位置はさっきよりも近づいていた…
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/11(火) 03:21:35.63 ID:UMu+fOVO0
グランは脱衣所の方がなにやら騒がしいので、二人に断って湯から上がって外を見に行った…
アポロニア「下らん…」
フリーシア「他者とは裸の付き合いをすればすぐに仲良くなれる、とジンから聞いている様で」
アポロニア「誰かは知らんがそれはそいつの持論だろうな」
フリーシア「…貴方は本当に、もっと他人と上手くやるという事をするべきですね…。彼を使って上手く立ち回れば他の団員とも比較的、効率良く仲良くなれますよ」
アポロニア「私はそういう事をする性分ではないとお前なら知ってるだろう」
フリーシア「まぁ、そうですね。そういう事をしない、と言うよりできないと言った方が正しいでしょう。コミュニケーション能力だけは圧倒的に低いですからね、貴方は」
アポロニア「貴様、叩き切るぞ…?」
フリーシア「ふぅ……。…望むのであればご協力しますが」
アポロニア「…なにをだ」
フリーシア「団員と上手くやる事をです」
アポロニア「余計なお世話だ」
フリーシア「まぁ、言うと思っていましたので、勝手にやらせて頂きます」
アポロニア「何故貴様がそんな事をする」
フリーシア「彼の望みですので」
アポロニア「…グランか」
フリーシア「鈍感な貴方でも彼が私達を仲良くさせようとこんな事をしたのは気付いているでしょう?」
アポロニア「当たり前だ」
フリーシア「堂々と言い張りますね……。彼が、あの時の貴方に怖気づく前に気付いてくれて何よりですよ」
アポロニア「…」プイッ…
フリーシア「でなければ私が彼を慰る事になっていたでしょう」
アポロニア「…どういう意味だ」
フリーシア「言葉通りです。他意はありません。ふふ…」
アポロニア「下らん…」
フリーシア「他者とは裸の付き合いをすればすぐに仲良くなれる、とジンから聞いている様で」
アポロニア「誰かは知らんがそれはそいつの持論だろうな」
フリーシア「…貴方は本当に、もっと他人と上手くやるという事をするべきですね…。彼を使って上手く立ち回れば他の団員とも比較的、効率良く仲良くなれますよ」
アポロニア「私はそういう事をする性分ではないとお前なら知ってるだろう」
フリーシア「まぁ、そうですね。そういう事をしない、と言うよりできないと言った方が正しいでしょう。コミュニケーション能力だけは圧倒的に低いですからね、貴方は」
アポロニア「貴様、叩き切るぞ…?」
フリーシア「ふぅ……。…望むのであればご協力しますが」
アポロニア「…なにをだ」
フリーシア「団員と上手くやる事をです」
アポロニア「余計なお世話だ」
フリーシア「まぁ、言うと思っていましたので、勝手にやらせて頂きます」
アポロニア「何故貴様がそんな事をする」
フリーシア「彼の望みですので」
アポロニア「…グランか」
フリーシア「鈍感な貴方でも彼が私達を仲良くさせようとこんな事をしたのは気付いているでしょう?」
アポロニア「当たり前だ」
フリーシア「堂々と言い張りますね……。彼が、あの時の貴方に怖気づく前に気付いてくれて何よりですよ」
アポロニア「…」プイッ…
フリーシア「でなければ私が彼を慰る事になっていたでしょう」
アポロニア「…どういう意味だ」
フリーシア「言葉通りです。他意はありません。ふふ…」
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/07/11(火) 12:00:41.76 ID:rj4weJPT0
フリーシア「私が生きている間だけです。彼の望む様に仲良くやりましょう?」
アポロニア「白々しい奴だ。オルキスから聞いているぞ、貴様魔晶に蝕まれているその身体を、魔晶を使って治しているらしいな」
フリーシア「聞いていましたか」
アポロニア「オルキスに伝えるからだ」
フリーシア「陛下に隠し事などしません」
フリーシア「その事は暫く他言無用でお願いしますよ。同情を買って回りに味方を作っている途中ですので」
アポロニア「貴様が大人しくしているならな。グランを裏切ることがあれば容赦はしない」
フリーシア「肝に命じておきます」
ワーワー…ギャーギャー…
アポロニア「…なにやら脱衣所の方が騒がしくなっている様だな」
フリーシア「大方あの少年と混浴したい団員達が押し寄せているのでしょう」
アポロニア「五月蝿くなりそうだ…」
フリーシア「そうですね…」
アポロニア&フリーシアEND…
アポロニア「白々しい奴だ。オルキスから聞いているぞ、貴様魔晶に蝕まれているその身体を、魔晶を使って治しているらしいな」
フリーシア「聞いていましたか」
アポロニア「オルキスに伝えるからだ」
フリーシア「陛下に隠し事などしません」
フリーシア「その事は暫く他言無用でお願いしますよ。同情を買って回りに味方を作っている途中ですので」
アポロニア「貴様が大人しくしているならな。グランを裏切ることがあれば容赦はしない」
フリーシア「肝に命じておきます」
ワーワー…ギャーギャー…
アポロニア「…なにやら脱衣所の方が騒がしくなっている様だな」
フリーシア「大方あの少年と混浴したい団員達が押し寄せているのでしょう」
アポロニア「五月蝿くなりそうだ…」
フリーシア「そうですね…」
アポロニア&フリーシアEND…
引用元: 【グラブル】グラン「恋人はアポロニア」
グラン「合コン?」
2020-03-13
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:06:38.47 ID:9DvZUltj0
ヴェイン「グラン、合コンしないか?」
グラン「合コン? なにそれ?」
ヴェイン「男と女が一緒に飲み食いして仲良くなることだ」
グラン「へえ」
ヴェイン「そろそろ俺達にも出会いがあってもいいと思わないか?」
グラン「でも、女の子なら僕らの騎空団にもいるよ?」
ヴェイン「いや、まあそうなんだけどな……それは置いといて、やってみないか、合コン?」
グラン「うーん……その合コンって楽しいの?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463486798
グラン「合コン? なにそれ?」
ヴェイン「男と女が一緒に飲み食いして仲良くなることだ」
グラン「へえ」
ヴェイン「そろそろ俺達にも出会いがあってもいいと思わないか?」
グラン「でも、女の子なら僕らの騎空団にもいるよ?」
ヴェイン「いや、まあそうなんだけどな……それは置いといて、やってみないか、合コン?」
グラン「うーん……その合コンって楽しいの?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463486798
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:06:57.75 ID:9DvZUltj0
ヴェイン「楽しいぞ~、一緒にゲームとかするんだ」
グラン「へえ~」
ヴェイン「……それにな、上手く仲良くなると、女子をそのままお持ち帰りで来ちゃうかもしれないんだ」
グラン「お持ち帰り?」
ヴェイン「一緒に宿に行ったりとかそういうのだよ、どうだグラン、やってみないか?」
グラン「……わかった、やってみよう」
グラン「へえ~」
ヴェイン「……それにな、上手く仲良くなると、女子をそのままお持ち帰りで来ちゃうかもしれないんだ」
グラン「お持ち帰り?」
ヴェイン「一緒に宿に行ったりとかそういうのだよ、どうだグラン、やってみないか?」
グラン「……わかった、やってみよう」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:07:47.04 ID:9DvZUltj0
ヴェイン「そうこなくっちゃ……さて、実はやるにしても一つ問題があるんだ」
グラン「問題?」
ヴェイン「俺に女の子の知り合いがいないんだ」
グラン「え、それだと出来なくない?」
ヴェイン「だからさ、グランのツテで女の子を呼べないか?」
グラン「僕のツテか……」
グラン「問題?」
ヴェイン「俺に女の子の知り合いがいないんだ」
グラン「え、それだと出来なくない?」
ヴェイン「だからさ、グランのツテで女の子を呼べないか?」
グラン「僕のツテか……」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:08:39.83 ID:9DvZUltj0
ヴェイン「この騎空団は俺が入る前から全空中を飛び回っていたんだろ? なんかノリの良さそうな女の子の知り合いとかいないか?」
グラン「そうだね……何人か当たってみるよ」
ヴェイン「さすが我らの団長だ、とりあえず三人用意してくれ、こっちも三人でいくから」
グラン「三人? 僕とヴェインともう一人?」
ヴェイン「ランちゃん連れて行くんだ」
グラン「ランスロットを連れて行くの?」
ヴェイン「ランちゃんはエリートイケメンだぞ、グランも女の子にランちゃんのことを伝えてくれ、食いつきが違うはずだ」
グラン「わかった」
グラン「そうだね……何人か当たってみるよ」
ヴェイン「さすが我らの団長だ、とりあえず三人用意してくれ、こっちも三人でいくから」
グラン「三人? 僕とヴェインともう一人?」
ヴェイン「ランちゃん連れて行くんだ」
グラン「ランスロットを連れて行くの?」
ヴェイン「ランちゃんはエリートイケメンだぞ、グランも女の子にランちゃんのことを伝えてくれ、食いつきが違うはずだ」
グラン「わかった」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:09:34.88 ID:9DvZUltj0
翌日
ランスロット「こんな恰好で大丈夫なのか? どうにも着なれないから落ち着かないな……やはり、鎧ではダメなのか?」
ヴェイン「合コンに鎧着ていくやつなんかいないって、それにその服もバッチリだぜ、ランちゃん」
ランスロット「そうか……」
ヴェイン「グラン、女の子はもう店の中にいるんだよな?」
グラン「うん、いるよ」
ランスロット「こんな恰好で大丈夫なのか? どうにも着なれないから落ち着かないな……やはり、鎧ではダメなのか?」
ヴェイン「合コンに鎧着ていくやつなんかいないって、それにその服もバッチリだぜ、ランちゃん」
ランスロット「そうか……」
ヴェイン「グラン、女の子はもう店の中にいるんだよな?」
グラン「うん、いるよ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:10:28.75 ID:9DvZUltj0
ヴェイン「しかし、昨日提案した話なのに、もう女の子をセッティングできるなんて、すごいなグラン」
グラン「そうかな?」
ヴェイン「ああ、さすがは全空をまたにかける騎空団の団長だぜ、顔の広さが違う」
グラン「あんまり褒められると照れるよ」
ランスロット「話はその辺りにしよう、あまり女性を待たせては悪い」
ヴェイン「そうだな、よっしゃあ、気合入れて行こうぜ!」
グラン「うん」
グラン「そうかな?」
ヴェイン「ああ、さすがは全空をまたにかける騎空団の団長だぜ、顔の広さが違う」
グラン「あんまり褒められると照れるよ」
ランスロット「話はその辺りにしよう、あまり女性を待たせては悪い」
ヴェイン「そうだな、よっしゃあ、気合入れて行こうぜ!」
グラン「うん」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:11:03.15 ID:9DvZUltj0
飲み屋
ロゼッタ「あら、素敵な殿方ね」
マギサ「そうね、でも女性を待たせるのは感心しないわよ?」
カリオストロ「もう、カリオストロちゃん待ちくたびれちゃったぞ☆」
ヴェイン「……グラン、ちょっとこい」
グラン「どうしたの?」
ヴェイン(あれはなんだ?)
グラン(ロゼッタたちの事? 合コン相手だよ?)
ロゼッタ「あら、素敵な殿方ね」
マギサ「そうね、でも女性を待たせるのは感心しないわよ?」
カリオストロ「もう、カリオストロちゃん待ちくたびれちゃったぞ☆」
ヴェイン「……グラン、ちょっとこい」
グラン「どうしたの?」
ヴェイン(あれはなんだ?)
グラン(ロゼッタたちの事? 合コン相手だよ?)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:11:32.19 ID:9DvZUltj0
ヴェイン(思いっきり身内じゃねえか!)
グラン(ダメだった?)
ヴェイン(ダメっつーか、合コンは女の子と出会うためにやるんだから、面識ない女の子を連れてこないと意味ないだろ!)
グラン(でも面識のない女の子はそもそもご飯に誘えないよ?)
ヴェイン(それはそうなんだが……いや、それにしたってなんであの三人なんだよ! ノリの良さそうな女の子って言っただろ!)
グラン(三人とも話したらノリノリだったよ)
グラン(ダメだった?)
ヴェイン(ダメっつーか、合コンは女の子と出会うためにやるんだから、面識ない女の子を連れてこないと意味ないだろ!)
グラン(でも面識のない女の子はそもそもご飯に誘えないよ?)
ヴェイン(それはそうなんだが……いや、それにしたってなんであの三人なんだよ! ノリの良さそうな女の子って言っただろ!)
グラン(三人とも話したらノリノリだったよ)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:12:03.04 ID:9DvZUltj0
ヴェイン(そこじゃねえ! 問題は「女の子」の方だ! もっと若い……)
バン!
マギサ「あら、どうしたのロゼッタ?」
ロゼッタ「ごめんなさいね、虫がいたから踏みつぶしちゃた」
マギサ「そうなの、それなら仕方ないわね」
グラン(ヴェインは若い女の子がよかったの?)
ヴェイン(いや、なんでもない……)
バン!
マギサ「あら、どうしたのロゼッタ?」
ロゼッタ「ごめんなさいね、虫がいたから踏みつぶしちゃた」
マギサ「そうなの、それなら仕方ないわね」
グラン(ヴェインは若い女の子がよかったの?)
ヴェイン(いや、なんでもない……)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:12:33.35 ID:9DvZUltj0
カリオストロ「ねえねえ、そこの二人、いつまで内緒話してるのぉ? カリオストロちゃんを放っておくなんて、いけない事なんだぞ☆」
ヴェイン(……もうロゼッタとマギサはいいとして、なんでカリオストロを連れてきたんだ?)
グラン(ヴェインの望む若い女の子だよ)
ヴェイン(あいつ男なんだろ!?)
グラン(でも見た目は女の子だよ、ほら可愛くない?)
ヴェイン(いや、見た目はそうかもしれないが……)
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:12:59.99 ID:9DvZUltj0
カリオストロ「……おい、いい加減にしろよ、これ以上オレ様を放っておくとウロボロスの餌にするぞ」
ヴェイン(……ウ、ウロボロス!?)
グラン(あの目は本気の目だね)
ヴェイン(冷静に言ってんじゃねえよ! やっぱり見た目は可愛くても中身ヤバすぎだろうが!)
ランスロット「ヴェイン、グラン、女性を目の前にして放っておくのは失礼じゃないのか?」
ヴェイン「そ、そうだな……」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:14:12.68 ID:9DvZUltj0
グラン「それじゃあ合コンを始めよう、ヴェイン、まず何するの?」
ヴェイン「え? えーとまずは乾杯から……」
グラン「それじゃあ乾杯」
ロゼッタ・マギサ「乾杯」
ランスロット「乾杯」
カリオストロ「乾杯☆」
ヴェイン「か、乾杯……」
ヴェイン「え? えーとまずは乾杯から……」
グラン「それじゃあ乾杯」
ロゼッタ・マギサ「乾杯」
ランスロット「乾杯」
カリオストロ「乾杯☆」
ヴェイン「か、乾杯……」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:14:42.10 ID:9DvZUltj0
グラン「ヴェイン、乾杯の次は?」
ヴェイン「次は……自己紹介なんだが……」
グラン「自己紹介だね、僕はグラン、騎空団の団長をしているよ」
ロゼッタ「あら、騎空団の団長さんだなんてすごいわ~、どんな騎空団なのかしら」
ヴェイン(いや、アンタの所属してる騎空団だろ……)
ヴェイン「次は……自己紹介なんだが……」
グラン「自己紹介だね、僕はグラン、騎空団の団長をしているよ」
ロゼッタ「あら、騎空団の団長さんだなんてすごいわ~、どんな騎空団なのかしら」
ヴェイン(いや、アンタの所属してる騎空団だろ……)
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:15:13.39 ID:9DvZUltj0
ランスロット「わ、私は白竜騎士団の団長で……い、今はグランの騎空団に身を寄せている」
マギサ「ふふ、緊張してるのかしら? 大丈夫よ」
ヴェイン(この自己紹介に何の意味が……?)
カリオストロ「そっちの短髪は?」
ヴェイン「た、短髪って俺か!? ……俺は白竜騎士団の副団長で今はランちゃんと同じくグランの騎空団にいるけど……」
カリオストロ「なんか前の二人に比べて地味だな」
ヴェイン(悪かったな、てか知ってるだろ!)
マギサ「ふふ、緊張してるのかしら? 大丈夫よ」
ヴェイン(この自己紹介に何の意味が……?)
カリオストロ「そっちの短髪は?」
ヴェイン「た、短髪って俺か!? ……俺は白竜騎士団の副団長で今はランちゃんと同じくグランの騎空団にいるけど……」
カリオストロ「なんか前の二人に比べて地味だな」
ヴェイン(悪かったな、てか知ってるだろ!)
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:15:42.97 ID:9DvZUltj0
グラン「じゃあ今度はそっちの自己紹介ね」
ロゼッタ「ロゼッタよ、趣味は植物の手入れ」
グラン「へえ、ロゼッタってそんな趣味があったんだ」
ロゼッタ「今度見に来る?」
ヴェイン(もう完全に身内同士の会話じゃないか、グランの自己紹介の時のすっとぼけ設定はどこいった……)
ロゼッタ「あと年齢は17歳よ」
ヴェイン(嘘つけ!)
ロゼッタ「ロゼッタよ、趣味は植物の手入れ」
グラン「へえ、ロゼッタってそんな趣味があったんだ」
ロゼッタ「今度見に来る?」
ヴェイン(もう完全に身内同士の会話じゃないか、グランの自己紹介の時のすっとぼけ設定はどこいった……)
ロゼッタ「あと年齢は17歳よ」
ヴェイン(嘘つけ!)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:16:59.94 ID:9DvZUltj0
マギサ「私はマギサ、魔女よ、オフの日はずっと部屋でゴロゴロしてるわ」
グラン「へえ、あんまりそんなイメージなかったなあ」
マギサ「魔女は怠惰な生き物なの」
グラン「そうなんだ」
ヴェイン(もうこの会話にはツッコまんぞ)
マギサ「それと、私も17歳よ」
ヴェイン(……くっ、ツッコまんぞ!)
ランスロット「マギサもロゼッタも17歳だったのか、私と同じくらいだと思っていたが、意外と若いんだな」
ヴェイン(ランちゃんも信じるなよ! ピュアか! ……あ、ツッコんじまった)
グラン「へえ、あんまりそんなイメージなかったなあ」
マギサ「魔女は怠惰な生き物なの」
グラン「そうなんだ」
ヴェイン(もうこの会話にはツッコまんぞ)
マギサ「それと、私も17歳よ」
ヴェイン(……くっ、ツッコまんぞ!)
ランスロット「マギサもロゼッタも17歳だったのか、私と同じくらいだと思っていたが、意外と若いんだな」
ヴェイン(ランちゃんも信じるなよ! ピュアか! ……あ、ツッコんじまった)
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:17:35.95 ID:9DvZUltj0
カリオストロ「カリオストロちゃんはぁ、永遠の美少女だよぉ☆ 真理を見たこと以外はぁ、普通の女の子だから☆」
ヴェイン(真理を見た普通の女の子なんかいないだろ! つうかお前男だろ!)
グラン「これで自己紹介も終わったね、次は何するの?」
ヴェイン「……次は、まあ適当に話して和やか雰囲気にするんだが……」
グラン「適当に話すのか……あ、そういえばロゼッタ、僕にくれたあの短剣はどういう意味だったの?」
ロゼッタ「ふふ、秘密よ」
ヴェイン(真理を見た普通の女の子なんかいないだろ! つうかお前男だろ!)
グラン「これで自己紹介も終わったね、次は何するの?」
ヴェイン「……次は、まあ適当に話して和やか雰囲気にするんだが……」
グラン「適当に話すのか……あ、そういえばロゼッタ、僕にくれたあの短剣はどういう意味だったの?」
ロゼッタ「ふふ、秘密よ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:18:16.47 ID:9DvZUltj0
マギサ「モーさんももっと細かく動けるようなら私の代わりに色々やらせられるのだけど……」
カリオストロ「お前面倒くさがりすぎだろ、部屋も汚いしな」
マギサ「部屋が実験道具で溢れているあなたに言われたくないわ」
ランスロット「部屋の片づけは私も苦手だな、ついつい後回しにしてしまう」
グラン「あ、そういえ今度、クラウディアたちが汚い部屋を全部掃除するって言ってた」
カリオストロ「お前面倒くさがりすぎだろ、部屋も汚いしな」
マギサ「部屋が実験道具で溢れているあなたに言われたくないわ」
ランスロット「部屋の片づけは私も苦手だな、ついつい後回しにしてしまう」
グラン「あ、そういえ今度、クラウディアたちが汚い部屋を全部掃除するって言ってた」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:18:50.92 ID:9DvZUltj0
マギサ「クラウディアたち、というとドロシーも?」
グラン「うん」
カリオストロ「やべえな、オレ様の実験道具が全部燃やされちまう」
ランスロット「私もなんとか自分の部屋を片付けよう……」
ヴェイン「……」
ヴェイン(……もうこれ合コンの会話じゃないよな、ここにいない奴の名前出てきて普通に会話が成立してる時点で、ただの知り合い同士の世間話じゃねえか)
グラン「うん」
カリオストロ「やべえな、オレ様の実験道具が全部燃やされちまう」
ランスロット「私もなんとか自分の部屋を片付けよう……」
ヴェイン「……」
ヴェイン(……もうこれ合コンの会話じゃないよな、ここにいない奴の名前出てきて普通に会話が成立してる時点で、ただの知り合い同士の世間話じゃねえか)
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:19:46.60 ID:9DvZUltj0
30分後
グラン「あ、すっかり話しこんじゃったけど、そういえばこれ合コンだったね」
ロゼッタ「そうね、ヴェイン、合コンは話すこと以外何かしないのかしら?」
ヴェイン「え? あー……まあ、和やかなムードになったらゲームとかでもっと場を盛り上げるけど……」
マギサ「ゲームって何をするの?」
ヴェイン「王様ゲームとかかな」
カリオストロ「王様ゲームって何だ?」
グラン「あ、すっかり話しこんじゃったけど、そういえばこれ合コンだったね」
ロゼッタ「そうね、ヴェイン、合コンは話すこと以外何かしないのかしら?」
ヴェイン「え? あー……まあ、和やかなムードになったらゲームとかでもっと場を盛り上げるけど……」
マギサ「ゲームって何をするの?」
ヴェイン「王様ゲームとかかな」
カリオストロ「王様ゲームって何だ?」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:20:14.91 ID:9DvZUltj0
ヴェイン「まず数字と当たりが書かれてるくじを作って、それを全員で引いて、当たりのくじを引いたら王様として他の人たちに何か命令ができるんだ」
ランスロット「……それだと私は参加できないな」
グラン「え、何で?」
ランスロット「私の王はただ一人、カール王だけだ」
ヴェイン「いやランちゃん、これゲームだからな……?」
カリオストロ「じゃあランスロット抜きでやるぞ、グラン、お前くじ作れ」
グラン「わかったよ」
ヴェイン「えぇ……」
ランスロット「……それだと私は参加できないな」
グラン「え、何で?」
ランスロット「私の王はただ一人、カール王だけだ」
ヴェイン「いやランちゃん、これゲームだからな……?」
カリオストロ「じゃあランスロット抜きでやるぞ、グラン、お前くじ作れ」
グラン「わかったよ」
ヴェイン「えぇ……」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:20:59.26 ID:9DvZUltj0
3分後
グラン「出来たよ」
カリオストロ「で、このくじを引けばいいのか?」
ヴェイン「えっと……みんなで一斉に引いて、数字を他人に見せないようにするんだ、ただ、当たりくじを引いた人はそれをみんなに公開するけど」
グラン「じゃあみんなで一斉に引いて、どうぞ」
ヒョイ
グラン「出来たよ」
カリオストロ「で、このくじを引けばいいのか?」
ヴェイン「えっと……みんなで一斉に引いて、数字を他人に見せないようにするんだ、ただ、当たりくじを引いた人はそれをみんなに公開するけど」
グラン「じゃあみんなで一斉に引いて、どうぞ」
ヒョイ
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:21:26.61 ID:9DvZUltj0
ヴェイン「当たりを引いた王様は誰だ?」
カリオストロ「オレ様だ」
ヴェイン(よりにもよってカリオストロかよ……)
カリオストロ「よしお前ら、ひざまずいてオレ様の足を舐めろ」
ヴェイン「王様ゲームはそういうゲームじゃねえよ!」
グラン「えーと、舐めればいいんだよね?」
ヴェイン「グランもやろうとするな! やり直しだ! 王様ゲームはもっとソフトにやるゲームなんだよ!」
カリオストロ「オレ様だ」
ヴェイン(よりにもよってカリオストロかよ……)
カリオストロ「よしお前ら、ひざまずいてオレ様の足を舐めろ」
ヴェイン「王様ゲームはそういうゲームじゃねえよ!」
グラン「えーと、舐めればいいんだよね?」
ヴェイン「グランもやろうとするな! やり直しだ! 王様ゲームはもっとソフトにやるゲームなんだよ!」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:22:05.99 ID:9DvZUltj0
2回目
ヴェイン「王様は誰だ?」
グラン「僕だ」
ヴェイン「グラン、ソフトなやつでいいからな?」
グラン「うん、それじゃあ……マギサが僕にひざまくらをする」
マギサ「あら、いいわよ、いらっしゃい」
ヴェイン「待て、命令を出す相手は数字で呼べ」
グラン「数字?」
ヴェイン「命令を出す側も誰に命令を出すのかはわからないようにするんだ」
ヴェイン「王様は誰だ?」
グラン「僕だ」
ヴェイン「グラン、ソフトなやつでいいからな?」
グラン「うん、それじゃあ……マギサが僕にひざまくらをする」
マギサ「あら、いいわよ、いらっしゃい」
ヴェイン「待て、命令を出す相手は数字で呼べ」
グラン「数字?」
ヴェイン「命令を出す側も誰に命令を出すのかはわからないようにするんだ」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:22:33.23 ID:9DvZUltj0
グラン「そうなの? うーん、じゃあ適当な番号になっちゃうけど……」
マギサ「……ねえロゼッタ、今空いているグラスは何個あるかしら?」
ロゼッタ「2個よ」
マギサ「そう2個なの、2個空いてるのね、2個か……なるほど、2個……」
グラン「……2番が僕にひざまくらをする」
マギサ「あら2番のくじを引いたのは私だわ、団長さん、ひざまくらをしてあげるからいらっしゃい」
グラン「やった」
ヴェイン(これは……まあ、ある意味正しい王様ゲームのやり方なのかもしれないが……)
マギサ「……ねえロゼッタ、今空いているグラスは何個あるかしら?」
ロゼッタ「2個よ」
マギサ「そう2個なの、2個空いてるのね、2個か……なるほど、2個……」
グラン「……2番が僕にひざまくらをする」
マギサ「あら2番のくじを引いたのは私だわ、団長さん、ひざまくらをしてあげるからいらっしゃい」
グラン「やった」
ヴェイン(これは……まあ、ある意味正しい王様ゲームのやり方なのかもしれないが……)
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:23:32.47 ID:9DvZUltj0
3回目
ヴェイン「王様は誰だ?」
ロゼッタ「私ね……命令はどうしましょう……」
ヴェイン「余興っぽいことをやらせるのもありだぞ」
ロゼッタ「そうなの? それじゃあ……3番が4番の足を舐める」
ヴェイン「それ余興かよ!?」
ヴェイン「王様は誰だ?」
ロゼッタ「私ね……命令はどうしましょう……」
ヴェイン「余興っぽいことをやらせるのもありだぞ」
ロゼッタ「そうなの? それじゃあ……3番が4番の足を舐める」
ヴェイン「それ余興かよ!?」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:24:09.89 ID:9DvZUltj0
ロゼッタ「3番は誰?」
ヴェイン「お、俺だけど……」
ロゼッタ「4番は?」
カリオストロ「オレ様だ」
ヴェイン「げっ」
カリオストロ「よかったな、全空一の美少女の足を舐められて……余興ついでにご褒美が貰えるなんてお前は幸せだぞ?」
ヴェイン(このゲーム全然楽しくねえ……!)
ヴェイン「お、俺だけど……」
ロゼッタ「4番は?」
カリオストロ「オレ様だ」
ヴェイン「げっ」
カリオストロ「よかったな、全空一の美少女の足を舐められて……余興ついでにご褒美が貰えるなんてお前は幸せだぞ?」
ヴェイン(このゲーム全然楽しくねえ……!)
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:24:39.13 ID:9DvZUltj0
一時間後
グラン「あ、そろそろいい時間だし、お開きにしようか」
ロゼッタ「そうね、王様ゲームも結構盛り上がったわね」
ヴェイン「……」
ランスロット「大丈夫かヴェイン、なんだかやつれているように見えるが」
ヴェイン「ランちゃん、俺も王様ゲームやらない方がよかった……一回も王様になれなかったし、いつも理不尽な命令されるし……」
ランスロット「やはり、我々の王はカール王だけだということだ」
ヴェイン「うぅ……カール王万歳……」
グラン「あ、そろそろいい時間だし、お開きにしようか」
ロゼッタ「そうね、王様ゲームも結構盛り上がったわね」
ヴェイン「……」
ランスロット「大丈夫かヴェイン、なんだかやつれているように見えるが」
ヴェイン「ランちゃん、俺も王様ゲームやらない方がよかった……一回も王様になれなかったし、いつも理不尽な命令されるし……」
ランスロット「やはり、我々の王はカール王だけだということだ」
ヴェイン「うぅ……カール王万歳……」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:25:29.26 ID:9DvZUltj0
グラン「ヴェイン、終わる時は何かしないの?」
ヴェイン「……えぇ? まあ、仲良くなった男と女でまた別の店に行ったりとか、そういうのはすると思うけど」
マギサ「あら、それなら私と団長さんは合コンでとても仲良くなれたわ」
ロゼッタ「ズルいわ、私もよ」
カリオストロ「あっ☆ じゃあカリオストロも☆」
ランスロット「ははは、グランはモテモテだな」
ヴェイン「……そうだな」
ヴェイン「……えぇ? まあ、仲良くなった男と女でまた別の店に行ったりとか、そういうのはすると思うけど」
マギサ「あら、それなら私と団長さんは合コンでとても仲良くなれたわ」
ロゼッタ「ズルいわ、私もよ」
カリオストロ「あっ☆ じゃあカリオストロも☆」
ランスロット「ははは、グランはモテモテだな」
ヴェイン「……そうだな」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:26:10.54 ID:9DvZUltj0
グラン「もうだいぶ夜も遅くなったし、別のお店じゃなくて飛空艇に戻ろうか……あ、そういえばヴェイン、女の子と一緒に帰るのってお持ち帰りって言うんでしょ?」
ヴェイン「……まあ、そうはいうけれども……」
ロゼッタ「あら、私達グランにお持ち帰りされちゃうの?」
マギサ「団長さんったら大胆ね」
カリオストロ「いやあん、美少女に何するつもりぃ☆ 団長さんの工ッチ☆」
ヴェイン「……グラン、一つ聞くけど、グランサイファーに帰るんだよな?」
グラン「うん、当たり前じゃないか、みんなで一緒に帰ろう?」
ヴェイン「……そうだな」
END
ヴェイン「……まあ、そうはいうけれども……」
ロゼッタ「あら、私達グランにお持ち帰りされちゃうの?」
マギサ「団長さんったら大胆ね」
カリオストロ「いやあん、美少女に何するつもりぃ☆ 団長さんの工ッチ☆」
ヴェイン「……グラン、一つ聞くけど、グランサイファーに帰るんだよな?」
グラン「うん、当たり前じゃないか、みんなで一緒に帰ろう?」
ヴェイン「……そうだな」
END
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:27:12.29 ID:9DvZUltj0
後日談
グラン「楽しかったね、合コン」
ヴェイン「……ああ」
グラン「またやろうよ」
ヴェイン「……いや、もういい」
グラン「何で? あんなに乗り気だったのに」
ヴェイン「どうせ来るのは身内だし、しかも若い女の子じゃないし……とにかくやる意味がないだろ」
グラン「そうなんだ……」
グラン「楽しかったね、合コン」
ヴェイン「……ああ」
グラン「またやろうよ」
ヴェイン「……いや、もういい」
グラン「何で? あんなに乗り気だったのに」
ヴェイン「どうせ来るのは身内だし、しかも若い女の子じゃないし……とにかくやる意味がないだろ」
グラン「そうなんだ……」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 21:28:12.63 ID:9DvZUltj0
ヴェイン「まあ、やりたいっていうのなら、一度やったんだからもうグラン一人でできるだろ、適当に騎空団の女を誘ってやれよ」
グラン「いや、団員じゃない女の子を誘えたからもう一度をヴェインとやろうと思ったんだ」
ヴェイン「……え?」
グラン「ショチトル島のあの5人の巫女の女の子たちが誘えたから、ヴェインもどうかなって思ったけど、やりたくないのなら他の人を当たるね」
ヴェイン「……グラン」ガシ
グラン「な、なに?」
ヴェイン「是非、もう一回合コンをしよう! 俺達で!」
グラン「う、うん……」
END
グラン「いや、団員じゃない女の子を誘えたからもう一度をヴェインとやろうと思ったんだ」
ヴェイン「……え?」
グラン「ショチトル島のあの5人の巫女の女の子たちが誘えたから、ヴェインもどうかなって思ったけど、やりたくないのなら他の人を当たるね」
ヴェイン「……グラン」ガシ
グラン「な、なに?」
ヴェイン「是非、もう一回合コンをしよう! 俺達で!」
グラン「う、うん……」
END
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/17(火) 22:03:24.89 ID:17dYReSso
おつおつ
良かったよ
良かったよ
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/18(水) 17:08:33.42 ID:YPOQqGvQo
面白かったww
この3人とは
この3人とは
引用元: グラン「合コン?」
ヴィーラ「もやもやします……」
2020-03-09
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 01:51:04.20 ID:dyRzMHaO0
ヴィーラ「お姉さま!今日は良い天気ですね!どうですか、一緒にお買い物など……」
カタリナ「ん?ああ、すまない。今日はファラに剣の稽古を頼まれていてな」
ヴィーラ「そ、そうですか……ファラ……さんに……」ギリ…
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483375797
カタリナ「ん?ああ、すまない。今日はファラに剣の稽古を頼まれていてな」
ヴィーラ「そ、そうですか……ファラ……さんに……」ギリ…
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関連
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 01:52:10.17 ID:dyRzMHaO0
次の日…
ヴィーラ「お姉さま~!今日は一緒に街の依頼をこなすと言うのは……」
カタリナ「ヴィーラ?すまない、今日は…「せんぱーい!」!」
ファラ「先輩!はやく釣りにいくっす!」ガシ
ヴィーラ「!」
カタリナ「こ、こらファラ、あまりくっつくな。まったく、何時までも世話のかかる後輩だ」ナデナデ
ファラ「えへへ、そうっす!自分は何時までも先輩のたった一人の後輩っす!」
カタリナ「ファラ……!」ジーン
ヴィーラ「……」ギリリリ……
ヴィーラ「お姉さま~!今日は一緒に街の依頼をこなすと言うのは……」
カタリナ「ヴィーラ?すまない、今日は…「せんぱーい!」!」
ファラ「先輩!はやく釣りにいくっす!」ガシ
ヴィーラ「!」
カタリナ「こ、こらファラ、あまりくっつくな。まったく、何時までも世話のかかる後輩だ」ナデナデ
ファラ「えへへ、そうっす!自分は何時までも先輩のたった一人の後輩っす!」
カタリナ「ファラ……!」ジーン
ヴィーラ「……」ギリリリ……
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 01:53:20.77 ID:dyRzMHaO0
-船内(朝)-
ヴィーラ(あの後輩もどき……)ギリリ
ヴィーラ(私のお姉さまになれなれしくベタベタと……!)ギリギリギリ
ヴィーラ「一体どうすれば私も……!」ッサ
ファラ「おはよぅっす!おっさん!」
オイゲン「おう、おはようさん」
ヴィーラ(あ、あれは後輩もどき…!)ソー…
ヴィーラ(あの後輩もどき……)ギリリ
ヴィーラ(私のお姉さまになれなれしくベタベタと……!)ギリギリギリ
ヴィーラ「一体どうすれば私も……!」ッサ
ファラ「おはよぅっす!おっさん!」
オイゲン「おう、おはようさん」
ヴィーラ(あ、あれは後輩もどき…!)ソー…
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 01:54:57.84 ID:dyRzMHaO0
ファラ「おはよぅっす!おっさん!」
ラカム「おはよう!って、おいおい、俺もおっさんかよ……」
オイゲン「くはは。お嬢ちゃんくれーの年からしてみりゃ、俺とお前は同列ってことだな」
ラカム「くー、何か納得いかねーぜ……」
ファラ「おはよぅっす!おb……」
ロゼッタ「ニコ」
ファラ「ねぃ、さんっす」
ロゼッタ「うふふ、おはよう、ファラ、今日も元気ね」
ヴィーラ(快活な挨拶、確かに私ではあの爽やかな後輩感は出せません……!)ジー
ラカム「おはよう!って、おいおい、俺もおっさんかよ……」
オイゲン「くはは。お嬢ちゃんくれーの年からしてみりゃ、俺とお前は同列ってことだな」
ラカム「くー、何か納得いかねーぜ……」
ファラ「おはよぅっす!おb……」
ロゼッタ「ニコ」
ファラ「ねぃ、さんっす」
ロゼッタ「うふふ、おはよう、ファラ、今日も元気ね」
ヴィーラ(快活な挨拶、確かに私ではあの爽やかな後輩感は出せません……!)ジー
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 01:55:59.29 ID:dyRzMHaO0
ファラ「おはようっす!団長!」
グラン「おはようファラ」
ファラ「あ、今日は何か食べたいモノ、あるっすか?」
グラン「ん?そうだなぁ、朝はお米系が良いかなぁ」
ファラ「お米っすか!わかったっす!腕によりをかけるっす!」
グラン「楽しみにしてるよ」ハハ
ヴィーラ(そういえばこの船の料理担当はあの後輩もどきとチャラ男でしたね……)
グラン「おはようファラ」
ファラ「あ、今日は何か食べたいモノ、あるっすか?」
グラン「ん?そうだなぁ、朝はお米系が良いかなぁ」
ファラ「お米っすか!わかったっす!腕によりをかけるっす!」
グラン「楽しみにしてるよ」ハハ
ヴィーラ(そういえばこの船の料理担当はあの後輩もどきとチャラ男でしたね……)
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 01:57:40.79 ID:dyRzMHaO0
朝食…
ルリア「今日のご飯も美味しいです!」モグモグ
グラン「うん、ファラは料理上手だよね」モグモグ
ファラ「え、えへへそうっすか?」
ヴィーラ「……」モグモグ
ヴィーラ(くっ、この小魚の煮付……ご飯にあう!それに、お味噌汁もダシがきいていて…!!)ズズ
カタリナ「ふむ、確かに美味しいが……もう少しアレンジすればもっとよく……そうだ、私が手伝ってやろうか?」ガタ
ファラ「い!?良いっす!大丈夫っす!先輩の手を煩わせるなんて、とてもじゃないけどできないっす!」
ルリア「そ、そうだよカタリナ」
カタリナ「そ、そうか?ふふ、私は良い後輩を持ったなぁ!」
ヴィーラ(……箸が……止まりません!!)
ルリア「今日のご飯も美味しいです!」モグモグ
グラン「うん、ファラは料理上手だよね」モグモグ
ファラ「え、えへへそうっすか?」
ヴィーラ「……」モグモグ
ヴィーラ(くっ、この小魚の煮付……ご飯にあう!それに、お味噌汁もダシがきいていて…!!)ズズ
カタリナ「ふむ、確かに美味しいが……もう少しアレンジすればもっとよく……そうだ、私が手伝ってやろうか?」ガタ
ファラ「い!?良いっす!大丈夫っす!先輩の手を煩わせるなんて、とてもじゃないけどできないっす!」
ルリア「そ、そうだよカタリナ」
カタリナ「そ、そうか?ふふ、私は良い後輩を持ったなぁ!」
ヴィーラ(……箸が……止まりません!!)
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 01:59:16.95 ID:dyRzMHaO0
-甲板-
ヴィーラ(っく、結局、おかわりまでしてしまいました……)コソ
ファラ「ふぅ!天気も良くて、洗濯物日和っす!」
ミムルメモル「グッド」
ファラ「はいっす!それじゃあ、頑張って干していくっす」
ヴィーラ(洗濯もあの後輩もどきがやっているのですか……)
ミムルメモル「ぷぉー♪ぷぉー♪」
ヴァ―ラ(……ミムルメモルさんが乗っている切り株が物干し竿がわりになり……)
ファラ「ぷぉー♪っす♪ぷぉー♪っす♪」
ヴィーラ(そこにすかさず、洗濯ものを干していく後輩もどき……かなり手慣れていますね…)
ヴィーラ(っく、結局、おかわりまでしてしまいました……)コソ
ファラ「ふぅ!天気も良くて、洗濯物日和っす!」
ミムルメモル「グッド」
ファラ「はいっす!それじゃあ、頑張って干していくっす」
ヴィーラ(洗濯もあの後輩もどきがやっているのですか……)
ミムルメモル「ぷぉー♪ぷぉー♪」
ヴァ―ラ(……ミムルメモルさんが乗っている切り株が物干し竿がわりになり……)
ファラ「ぷぉー♪っす♪ぷぉー♪っす♪」
ヴィーラ(そこにすかさず、洗濯ものを干していく後輩もどき……かなり手慣れていますね…)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 02:04:10.35 ID:dyRzMHaO0
ファラ「こんなもんっす!手伝ってくれてありがとうっす!はい、お礼のクッキー。」
ミムルメモル「ぷぉー♪」カラカラ
ファラ「また頼むっす!」
ヴィーラ(あれだけの量を二人だけで……いや、ほとんど一人で……)
ファラ「気持ちいい風っす……」ニコニコ
ヴィーラ(しかも、嫌な顔一つなし……ですか。っく、まるで犬のような甲斐甲斐しさですね……)
ミムルメモル「ぷぉー♪」カラカラ
ファラ「また頼むっす!」
ヴィーラ(あれだけの量を二人だけで……いや、ほとんど一人で……)
ファラ「気持ちいい風っす……」ニコニコ
ヴィーラ(しかも、嫌な顔一つなし……ですか。っく、まるで犬のような甲斐甲斐しさですね……)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 02:08:52.63 ID:dyRzMHaO0
ファラ「じゃあ、そろそろ先輩の所に行くっす」
ヴィーラ「!」
ヴィーラ(さ、先回りして……「あ、先輩!ちょうどいいところに!」!!)
カタリナ「ファラ。何か用か?」
ファラ「はいっす!自分、今日も先輩に稽古をつけてもらいたくて!」
カタリナ「私にか……うーん、すまない、今日は外せない用事があってな」
ファラ「そうっすか……残念っす」
ヴィーラ(うふふ、そうでした。今日は週に一度のあの忌々しいトカゲと戯れる日でしたね)
ファラ「わかったっす!それじゃあまたお願いするっす!」
カタリナ「ああ、ところで、このあたりでビィくんを見なかったか?今朝から姿が見えなくてな」
ファラ「?そういえば、自分も見てないっす」
ヴィーラ(あのトカゲは……ふふ、暫く見つからないでしょうね)
カタリナ「そうか……また見かけたら教えてくれ、では」ファサ
ファラ「うわー、ファサってっする先輩もかっこいいっす!」キラキラ
ヴィーラ「!」
ヴィーラ(さ、先回りして……「あ、先輩!ちょうどいいところに!」!!)
カタリナ「ファラ。何か用か?」
ファラ「はいっす!自分、今日も先輩に稽古をつけてもらいたくて!」
カタリナ「私にか……うーん、すまない、今日は外せない用事があってな」
ファラ「そうっすか……残念っす」
ヴィーラ(うふふ、そうでした。今日は週に一度のあの忌々しいトカゲと戯れる日でしたね)
ファラ「わかったっす!それじゃあまたお願いするっす!」
カタリナ「ああ、ところで、このあたりでビィくんを見なかったか?今朝から姿が見えなくてな」
ファラ「?そういえば、自分も見てないっす」
ヴィーラ(あのトカゲは……ふふ、暫く見つからないでしょうね)
カタリナ「そうか……また見かけたら教えてくれ、では」ファサ
ファラ「うわー、ファサってっする先輩もかっこいいっす!」キラキラ
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 02:11:17.53 ID:dyRzMHaO0
ファラ「暇になったっす……」トボトボ
ヴィーラ(ふぅ、お姉さまのあとを追いたいところですが、今日の所はあの後輩もどきの様子を見るとしますか……)
ヴィーラ(それに、トカゲならすでに……うふふふふふ)
ファラ「あ、団長!何かやることないっすか!」タタタ
グラン「!ファラ。走るとあぶ……」
ファラ「っきゃ!」ガッ
グラン「危ない!ファラ!」ガシッ!
ファラ「あ、だん、ちょ……」カァ
ヴィーラ「!」
ヴィーラ(ふぅ、お姉さまのあとを追いたいところですが、今日の所はあの後輩もどきの様子を見るとしますか……)
ヴィーラ(それに、トカゲならすでに……うふふふふふ)
ファラ「あ、団長!何かやることないっすか!」タタタ
グラン「!ファラ。走るとあぶ……」
ファラ「っきゃ!」ガッ
グラン「危ない!ファラ!」ガシッ!
ファラ「あ、だん、ちょ……」カァ
ヴィーラ「!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 02:13:46.87 ID:dyRzMHaO0
ファラ「あ、あはは、最近、あんまり転ばなくなってたから油断してたっす。あ、ありがとっす!」ッパ
グラン「怪我がなくてよかった」
ファラ「……!」ドキッ
ファラ「あ!あの、そうだ何か手伝えることないっすか!今暇っす!すっごく暇っす!」
グラン「?まぁやることならたくさん……」
ファラ「なんでもやるっす!」
グラン「それは助かるけど……」
ファラ(へ、変っす!顔が熱くって……な、何かやらないと、落ち着かない気分っす…!)
ヴィーラ「……」ジー
ヴィーラ(これはこれは……そういうことですか、となれば……これを利用すれば……)
ヴィーラ(うふふふふ)
グラン「怪我がなくてよかった」
ファラ「……!」ドキッ
ファラ「あ!あの、そうだ何か手伝えることないっすか!今暇っす!すっごく暇っす!」
グラン「?まぁやることならたくさん……」
ファラ「なんでもやるっす!」
グラン「それは助かるけど……」
ファラ(へ、変っす!顔が熱くって……な、何かやらないと、落ち着かない気分っす…!)
ヴィーラ「……」ジー
ヴィーラ(これはこれは……そういうことですか、となれば……これを利用すれば……)
ヴィーラ(うふふふふ)
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 02:18:25.33 ID:dyRzMHaO0
-団長室(夜)-
グラン(この前加入したメンバーの食費が大体これくらいでこの島の停泊期間が……)パチパチ
コンコン
グラン「?どうぞ」
ガチャ
ヴィーラ「失礼します。今、お時間よろしいですか?」
グラン「大丈夫だよ」
ヴィーラ「そうですか」カチャ
グラン(……え?鍵締められて……)
ヴィーラ「さて、団長さん?今日は「お願い」があってきました」ギシ…
グラン(ベッドの上に腰かけたヴィーラは色っぽいネグリジェを身に着けているにもかかわらず……)
グラン(腰元には愛剣がしっかり携えられている……)
グラン(カタリナと同じ部屋にしてくれとかそういったことを言われるんじゃ……)
ヴィーラ「明日、私とデート、しませんか?」
グラン「え?」
グラン(この前加入したメンバーの食費が大体これくらいでこの島の停泊期間が……)パチパチ
コンコン
グラン「?どうぞ」
ガチャ
ヴィーラ「失礼します。今、お時間よろしいですか?」
グラン「大丈夫だよ」
ヴィーラ「そうですか」カチャ
グラン(……え?鍵締められて……)
ヴィーラ「さて、団長さん?今日は「お願い」があってきました」ギシ…
グラン(ベッドの上に腰かけたヴィーラは色っぽいネグリジェを身に着けているにもかかわらず……)
グラン(腰元には愛剣がしっかり携えられている……)
グラン(カタリナと同じ部屋にしてくれとかそういったことを言われるんじゃ……)
ヴィーラ「明日、私とデート、しませんか?」
グラン「え?」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 02:22:43.89 ID:dyRzMHaO0
ヴィーラ「もちろん、断るということもできますよ?誰にだって、選ぶ権利はありますから」チャキン
グラン(ハイライト消えた目で、剣を構えられている……!)
ヴィーラ「それで、団長さん。どうですか?明日の予定は……」
グラン「あ、明日なら別に大丈夫だよ」
ヴィーラ「そうですか?うふふ、よかった、もしも断られたらどうしようかと……では、明日の午後、噴水の広場で待ち合わせということで……おやすみなさい、団長さん」
グラン「う、うん。おやすみ、ヴィーラ」
ギィ…バタン
グラン(一方的にそう言うと、ヴィーラは暗い闇の中へと帰って行った……)
グラン(ハイライト消えた目で、剣を構えられている……!)
ヴィーラ「それで、団長さん。どうですか?明日の予定は……」
グラン「あ、明日なら別に大丈夫だよ」
ヴィーラ「そうですか?うふふ、よかった、もしも断られたらどうしようかと……では、明日の午後、噴水の広場で待ち合わせということで……おやすみなさい、団長さん」
グラン「う、うん。おやすみ、ヴィーラ」
ギィ…バタン
グラン(一方的にそう言うと、ヴィーラは暗い闇の中へと帰って行った……)
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 19:50:38.37 ID:dyRzMHaO0
-広場-
ガヤガヤ
ヴィーラ「……遅いですね……もう時間のはず…」
ヴィーラ(こういった時、殿方は女性よりも1時間早く来るのが礼儀だと書物では……)
女1「ごめーん、待った?」
男1「ううん、今来たところ。行こうか」
ヴィーラ「……」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 19:51:26.31 ID:dyRzMHaO0
10分後……
ヴィーラ「……」
ヴィーラ(まさか……まさか、来ないなんてことは……)ソワソワ
ヴィーラ(……いえ、団長さんに限ってそれはないでしょう……)
ヴィーラ(……でも……)チラ
グラン「ごめん、ヴィーラ!遅くなって…!」ハァハァ
ヴィーラ「!お、遅いです!一体何時まで……「ほら、行こう!」!?」ガシ
ヴィーラ「ちょっと、団長さん!?」タタタ
ならずもの1「くそ、どこ行きやがった」
ならずもの2「あの野郎、見つけたらただじゃおかねぇ!」
ヴィーラ「……」
ヴィーラ(まさか……まさか、来ないなんてことは……)ソワソワ
ヴィーラ(……いえ、団長さんに限ってそれはないでしょう……)
ヴィーラ(……でも……)チラ
グラン「ごめん、ヴィーラ!遅くなって…!」ハァハァ
ヴィーラ「!お、遅いです!一体何時まで……「ほら、行こう!」!?」ガシ
ヴィーラ「ちょっと、団長さん!?」タタタ
ならずもの1「くそ、どこ行きやがった」
ならずもの2「あの野郎、見つけたらただじゃおかねぇ!」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 19:55:12.16 ID:dyRzMHaO0
-路地裏-
グラン「……ふぅ、ここまでくれば大丈夫かな……いてて!」ギチチ
グラン「な、なにも頬っぺたをつねること……」
ヴィーラ「……何なんですか?さっきの連中は?いえ、それよりも団長さん?大遅刻ですよ?」ギロ
グラン「……ごめん」
ヴィーラ「……ふぅ、まぁ良いです。追われているのも、どうせ、ろくでもない理由でしょうから……」
ヴィ―ラ「それより、今日は私が提案するプランに付き合ってもらいます、良いですか?」
グラン「うん、わかった」
ヴィーラ(はぁ、全く、どうして私がお姉さまのためとは言えこんなことを……)
ヴィーラ(そう、ファラさんと、この団長さんをくっつける)
ヴィーラ(その為に、今日は二人のデートが失敗しないための予習を行い……そして……)
------------------------------
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グラン「……ふぅ、ここまでくれば大丈夫かな……いてて!」ギチチ
グラン「な、なにも頬っぺたをつねること……」
ヴィーラ「……何なんですか?さっきの連中は?いえ、それよりも団長さん?大遅刻ですよ?」ギロ
グラン「……ごめん」
ヴィーラ「……ふぅ、まぁ良いです。追われているのも、どうせ、ろくでもない理由でしょうから……」
ヴィ―ラ「それより、今日は私が提案するプランに付き合ってもらいます、良いですか?」
グラン「うん、わかった」
ヴィーラ(はぁ、全く、どうして私がお姉さまのためとは言えこんなことを……)
ヴィーラ(そう、ファラさんと、この団長さんをくっつける)
ヴィーラ(その為に、今日は二人のデートが失敗しないための予習を行い……そして……)
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20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 19:56:15.09 ID:dyRzMHaO0
ファラ「先輩、じ、実は報告があるっす!じ、実は自分、団長と付き合うことになったっす!」
カタリナ「な、なんだってー!?」
ファラ「今日もこれからデートっす!先輩とはしばらく稽古も釣りもいかないっす!」
カタリナ「そんな、私のたった一人の後輩が……」
ヴィーラ「ふふふ、何を言っているのですか、お姉さま」ッス
カタリナ「……ヴィーラ?」
ヴィーラ「私こそが、本当のたった一人のあなたの後輩……唯一の人間……」
カタリナ「…ヴィーラ!」ガシ
ヴィーラ「お姉さま!!」ギュウ
-------
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カタリナ「な、なんだってー!?」
ファラ「今日もこれからデートっす!先輩とはしばらく稽古も釣りもいかないっす!」
カタリナ「そんな、私のたった一人の後輩が……」
ヴィーラ「ふふふ、何を言っているのですか、お姉さま」ッス
カタリナ「……ヴィーラ?」
ヴィーラ「私こそが、本当のたった一人のあなたの後輩……唯一の人間……」
カタリナ「…ヴィーラ!」ガシ
ヴィーラ「お姉さま!!」ギュウ
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21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 19:57:44.15 ID:dyRzMHaO0
ヴィーラ「あん、そんなところ、情熱的すぎますわ!お姉さま」ハァハァ
グラン「ヴィーラ、壁にぶつかるよ」クイクイ
ヴィーラ「はぁん!お姉さま!」ガバ
グラン「ちょ、ヴィーラ!?」ガシ
ヴィーラ「お姉さまお姉さまお姉さま!!」スリスリスリ
グラン「ヴィーラ、お姉さまじゃないから!ちょ、服脱がさないで!?」
グラン「ヴィーラ、壁にぶつかるよ」クイクイ
ヴィーラ「はぁん!お姉さま!」ガバ
グラン「ちょ、ヴィーラ!?」ガシ
ヴィーラ「お姉さまお姉さまお姉さま!!」スリスリスリ
グラン「ヴィーラ、お姉さまじゃないから!ちょ、服脱がさないで!?」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 19:59:10.96 ID:dyRzMHaO0
-街-
ガヤガヤ
ヴィーラ「しょ、少々取り乱してしまいました……」
グラン「い、いや、良かったよ、元に戻ってくれて」ヒリヒリ
グラン(あんなに密着できて、ビンタで済んだと思えば安いものって、オイゲンたちは良いそうだ……)
ヴィーラ「……団長さん?そういえば、その格好……」
グラン「?いつもの服だけど」
ヴィーラ「……今のあなたは追われる身なのでしょう?でしたら、少しでも変装をしておけば……」
グラン「あ、そうだね」
ヴィーラ「……はぁ、全く、ちょうどそこに洋服店があります。適当な服を見繕ってもらいましょう」
グラン「うん」
ヴィーラ(本当、能天気な方ですね……)
ガヤガヤ
ヴィーラ「しょ、少々取り乱してしまいました……」
グラン「い、いや、良かったよ、元に戻ってくれて」ヒリヒリ
グラン(あんなに密着できて、ビンタで済んだと思えば安いものって、オイゲンたちは良いそうだ……)
ヴィーラ「……団長さん?そういえば、その格好……」
グラン「?いつもの服だけど」
ヴィーラ「……今のあなたは追われる身なのでしょう?でしたら、少しでも変装をしておけば……」
グラン「あ、そうだね」
ヴィーラ「……はぁ、全く、ちょうどそこに洋服店があります。適当な服を見繕ってもらいましょう」
グラン「うん」
ヴィーラ(本当、能天気な方ですね……)
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:03:09.95 ID:dyRzMHaO0
-洋服屋-
グラン「あの、ヴィーラ……?」
ヴィーラ「少し黙ってください……普段青い服ばかりですから、たまには赤い服の方が……」
グラン(滅茶苦茶真剣に選んでくれてる……)
ヴィーラ「今度はこれとこれで、試着してみてください。」
グラン「うん」
シャ
ヴィーラ(……そういえば、こうして殿方と二人でお洋服店に来るなんて、初めてかもしれません……)
グラン「ヴィーラ?着替えたよ」
ヴィーラ「そうですか、ではカーテンを開けて」シャ
グラン「……どう?似合うかな?」
ヴィーラ「!」
ヴィーラ(じ、自分で選んだ服だからでしょうか、結構……)ッハ
ヴィーラ「コホン、良いんじゃないでしょうか」ニコ
グラン「ありがとう。じゃあ、次はヴィーラの服だね」
ヴィーラ「え?」
グラン「ヴィーラだって、いつもの服でしょ?だから……」
ヴィーラ「私は…別に……」
グラン「まぁまぁ、せっかくのデートだし」
グラン「あの、ヴィーラ……?」
ヴィーラ「少し黙ってください……普段青い服ばかりですから、たまには赤い服の方が……」
グラン(滅茶苦茶真剣に選んでくれてる……)
ヴィーラ「今度はこれとこれで、試着してみてください。」
グラン「うん」
シャ
ヴィーラ(……そういえば、こうして殿方と二人でお洋服店に来るなんて、初めてかもしれません……)
グラン「ヴィーラ?着替えたよ」
ヴィーラ「そうですか、ではカーテンを開けて」シャ
グラン「……どう?似合うかな?」
ヴィーラ「!」
ヴィーラ(じ、自分で選んだ服だからでしょうか、結構……)ッハ
ヴィーラ「コホン、良いんじゃないでしょうか」ニコ
グラン「ありがとう。じゃあ、次はヴィーラの服だね」
ヴィーラ「え?」
グラン「ヴィーラだって、いつもの服でしょ?だから……」
ヴィーラ「私は…別に……」
グラン「まぁまぁ、せっかくのデートだし」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:04:14.66 ID:dyRzMHaO0
-街-
ガヤガヤ
ヴィーラ(……結局、服を買ってもらう羽目に……)
ヴィーラ(空を思わせるような青いワンピースに白いリボン……団長さんは、こういった服が好みなのでしょうか)
ヴィーラ「まぁ、悪くはないと思いますが……」ボソ
グラン「可愛い」
ヴィーラ「え!?」ドキ
グラン「ほら、あそこのドラフ。お母さんの言葉を真似して喋ってるみたいなんだ」
ヴィーラ「そ、そうですね。可愛い……」
ヴィーラ(何を一瞬私は……私にはお姉さまがお姉さまがお姉さまが)
グラン「うーん、それで、ヴィーラ今日のプランっていうのは?」
ヴィーラ「え、ええ。そうでしたね、まずは……」
ガヤガヤ
ヴィーラ(……結局、服を買ってもらう羽目に……)
ヴィーラ(空を思わせるような青いワンピースに白いリボン……団長さんは、こういった服が好みなのでしょうか)
ヴィーラ「まぁ、悪くはないと思いますが……」ボソ
グラン「可愛い」
ヴィーラ「え!?」ドキ
グラン「ほら、あそこのドラフ。お母さんの言葉を真似して喋ってるみたいなんだ」
ヴィーラ「そ、そうですね。可愛い……」
ヴィーラ(何を一瞬私は……私にはお姉さまがお姉さまがお姉さまが)
グラン「うーん、それで、ヴィーラ今日のプランっていうのは?」
ヴィーラ「え、ええ。そうでしたね、まずは……」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:06:11.81 ID:dyRzMHaO0
-クレープ屋-
店主「いらっしゃい、何にする?」
グラン「何にしようか」
ヴィーラ「私はこのストロベリーミックスを……」
グラン「じゃあ、僕はりんごの乗ったやつで」
ヴィーラ「……団長さん、こういったところではクレープにそれぞれ呼称がついているのに、どうして殿方はりんごのやつでとか、チョコのやつでとか、代名詞で呼ぶのですか」
グラン「え?えーっと、こういうのって、ほら、絵がかいてあるから、絵だけ見て、呼称なんて見てないことが多くて……」
ヴィーラ「はぁ……視野が狭いというか直線的というか……」
店主「はははは、まぁ男なんてみんなそんなものだよ!ほら、ストロベリーミックスとアップルミックス。それからアプリコットティーだ」
グラン「え?これ、頼んでないですけど……」
店主「ああ、今は特別期間で、カップル限定に出すことにしてるのさ」
ヴィーラ(!?カップ…!?)
グラン「そうなんですね。じゃあ、頂きます」
店主「いらっしゃい、何にする?」
グラン「何にしようか」
ヴィーラ「私はこのストロベリーミックスを……」
グラン「じゃあ、僕はりんごの乗ったやつで」
ヴィーラ「……団長さん、こういったところではクレープにそれぞれ呼称がついているのに、どうして殿方はりんごのやつでとか、チョコのやつでとか、代名詞で呼ぶのですか」
グラン「え?えーっと、こういうのって、ほら、絵がかいてあるから、絵だけ見て、呼称なんて見てないことが多くて……」
ヴィーラ「はぁ……視野が狭いというか直線的というか……」
店主「はははは、まぁ男なんてみんなそんなものだよ!ほら、ストロベリーミックスとアップルミックス。それからアプリコットティーだ」
グラン「え?これ、頼んでないですけど……」
店主「ああ、今は特別期間で、カップル限定に出すことにしてるのさ」
ヴィーラ(!?カップ…!?)
グラン「そうなんですね。じゃあ、頂きます」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:08:30.72 ID:dyRzMHaO0
グラン「お!美味しい!すっごく美味しいよ、このクレープ!」
ヴィーラ「ええ、まぁ、この街一番と評判でしたから」
ヴィーラ(本当は、お姉さまと来たかったのですが……今更ながらどうして団長さんとこんなことに……)
ヴィーラ(全てはお姉さまのためお姉さまだけのため……)
ヴィーラ(それだけのため……)パク
ヴィーラ「!…美味しい!」
グラン「うんうん、このアプリコットティーも、甘いけどサッパリしててクリームにあうよ」
ヴィーラ「本当ですか?では私も……」
グラン「……ヴィーラ」
ヴィーラ「はい?なんです……!?」ッス
ヴィーラ(え?な、顔に手を当てて)
グラン「じっとして……そのまま」
ヴィーラ「あ、あの団長さん!?」バクバク
ヴィーラ(こんなに近かったら、き……)
グラン「……よし、クリーム取れたよ」
ヴィーラ「……ありがとうございます」
ヴィーラ「ええ、まぁ、この街一番と評判でしたから」
ヴィーラ(本当は、お姉さまと来たかったのですが……今更ながらどうして団長さんとこんなことに……)
ヴィーラ(全てはお姉さまのためお姉さまだけのため……)
ヴィーラ(それだけのため……)パク
ヴィーラ「!…美味しい!」
グラン「うんうん、このアプリコットティーも、甘いけどサッパリしててクリームにあうよ」
ヴィーラ「本当ですか?では私も……」
グラン「……ヴィーラ」
ヴィーラ「はい?なんです……!?」ッス
ヴィーラ(え?な、顔に手を当てて)
グラン「じっとして……そのまま」
ヴィーラ「あ、あの団長さん!?」バクバク
ヴィーラ(こんなに近かったら、き……)
グラン「……よし、クリーム取れたよ」
ヴィーラ「……ありがとうございます」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:10:04.13 ID:dyRzMHaO0
-街-
ヴィーラ(どうも面白くありません……先ほどから私だけペースが乱されている気がします……)
グラン「ヴィーラ、次はどこに?」
ヴィーラ(こうなったら……)
ヴィーラ「では、あちらの武器屋に行きましょう。変わった武器を置いているらしくて」ムギュ
グラン「ヴィーラ!?」
ヴィーラ(ふふ、驚いてますね)ドキドキ
ヴィーラ「さぁ、行きますよ。団長さん?ふふ」ギュ
ヴィーラ(どうも面白くありません……先ほどから私だけペースが乱されている気がします……)
グラン「ヴィーラ、次はどこに?」
ヴィーラ(こうなったら……)
ヴィーラ「では、あちらの武器屋に行きましょう。変わった武器を置いているらしくて」ムギュ
グラン「ヴィーラ!?」
ヴィーラ(ふふ、驚いてますね)ドキドキ
ヴィーラ「さぁ、行きますよ。団長さん?ふふ」ギュ
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:13:51.25 ID:dyRzMHaO0
-街(夕暮れ)-
ヴィーラ「!もう、暗くなってきましたね」
グラン「うん、店も閉まり始めたし、そろそろ帰ろうか」
ヴィーラ(まさか、こんなに時間が早くすぎるなんて……)
ヴィーラ(……小物屋に古書店、想定していたデートプランはすべてこなせませんでしたが、まぁ良いでしょう)
グラン「今日はありがとう。ヴィーラ」
ヴィーラ「え?」
グラン「最初、ヴィーラからデートをするって聞いたときは、正直、何か企んでるんじゃないかって思ってた」
ヴィーラ「……」
グラン「でも、今日はそんなこと考えるのが失礼だと思うくらい楽しいデートだった。だから、ごめん、それに、ありがとう、ヴィーラ」
ヴィーラ「わ、私は別に……」
ならずもの1「おぃ!!いたぞ!あいつだ!」
ならずもの2「服が違うから探し回ったぜ……っち、女なんか連れやがって」
ならずもの3「しかも、結構可愛いじゃねえか、羨ましい……くそ、やっちまうぞ!」
ヴィーラ「……はぁ、団長さん?おひとりお任せしても?」チャキ
グラン「え、それはまぁ……」
ヴィーラ「私、今は何だか機嫌がよくなくて……手もとが狂うかも……うふふふふふ」ドドドドド
ならずもの1・2・3「」ゾク
ヴィーラ「!もう、暗くなってきましたね」
グラン「うん、店も閉まり始めたし、そろそろ帰ろうか」
ヴィーラ(まさか、こんなに時間が早くすぎるなんて……)
ヴィーラ(……小物屋に古書店、想定していたデートプランはすべてこなせませんでしたが、まぁ良いでしょう)
グラン「今日はありがとう。ヴィーラ」
ヴィーラ「え?」
グラン「最初、ヴィーラからデートをするって聞いたときは、正直、何か企んでるんじゃないかって思ってた」
ヴィーラ「……」
グラン「でも、今日はそんなこと考えるのが失礼だと思うくらい楽しいデートだった。だから、ごめん、それに、ありがとう、ヴィーラ」
ヴィーラ「わ、私は別に……」
ならずもの1「おぃ!!いたぞ!あいつだ!」
ならずもの2「服が違うから探し回ったぜ……っち、女なんか連れやがって」
ならずもの3「しかも、結構可愛いじゃねえか、羨ましい……くそ、やっちまうぞ!」
ヴィーラ「……はぁ、団長さん?おひとりお任せしても?」チャキ
グラン「え、それはまぁ……」
ヴィーラ「私、今は何だか機嫌がよくなくて……手もとが狂うかも……うふふふふふ」ドドドドド
ならずもの1・2・3「」ゾク
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:19:32.42 ID:dyRzMHaO0
戦闘後……
ならずもの1「く、くそ!覚えてろ!」
ヴィーラ「身の程を弁えてください……全く」キン
ヴィーラ(はぁ、少しだけ、どこか、良い気分だったのに、台無「ヴィーラ!」!?)
ズドン!
ヴィーラ(……!?)
ヴィーラ(時間が止まってしまっているのではないかと思うくらい長く、そして無音だった)
ヴィーラ(私をかばうようにして、団長さんは私の前に立ち……)
ヴィーラ「……ぁ……!?」
グラン「」ドサ
ヴィーラ「だ……ん?」
ヴィーラ「団長さん!?」
ならずもの1「く、くそ!覚えてろ!」
ヴィーラ「身の程を弁えてください……全く」キン
ヴィーラ(はぁ、少しだけ、どこか、良い気分だったのに、台無「ヴィーラ!」!?)
ズドン!
ヴィーラ(……!?)
ヴィーラ(時間が止まってしまっているのではないかと思うくらい長く、そして無音だった)
ヴィーラ(私をかばうようにして、団長さんは私の前に立ち……)
ヴィーラ「……ぁ……!?」
グラン「」ドサ
ヴィーラ「だ……ん?」
ヴィーラ「団長さん!?」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:22:46.48 ID:dyRzMHaO0
ヴィーラ(飛んできた弾丸の先には……)ギロ
ならずもの4「ひ、ひいぃ」ザザザ
ヴィーラ「……あいつ、絶対にころ……!!!!「いててて」!」
グラン「いたたた、はぁ、危なかった」
ヴィーラ「団長さん!?どうして……」
グラン「これに、当たったんだろうね……ほら」
ヴィーラ(そういって団長が取り出したのは、弾丸で欠けた赤い宝珠のネックレス……)
グラン「今日はヴィーラが色々と仕切ってくれたからさ、何かお礼をと思って、小物屋さんで買っておいたんだ。だけど、ごめん、欠けちゃったね」
グラン「まぁ、また今度別のものを「……さい」え?」
ヴィーラ「それを……」ッス
グラン「……けどこれ「いいから!!」う、うん」チャラ
ヴィーラ「……」ギュ
ヴィーラ「私はグランサイファーに戻ります。では」ダッ
グラン「え?あ、ヴィーラ!?」
グラン(な、何か怒らせるようなこと言ったかなぁ)
ならずもの4「ひ、ひいぃ」ザザザ
ヴィーラ「……あいつ、絶対にころ……!!!!「いててて」!」
グラン「いたたた、はぁ、危なかった」
ヴィーラ「団長さん!?どうして……」
グラン「これに、当たったんだろうね……ほら」
ヴィーラ(そういって団長が取り出したのは、弾丸で欠けた赤い宝珠のネックレス……)
グラン「今日はヴィーラが色々と仕切ってくれたからさ、何かお礼をと思って、小物屋さんで買っておいたんだ。だけど、ごめん、欠けちゃったね」
グラン「まぁ、また今度別のものを「……さい」え?」
ヴィーラ「それを……」ッス
グラン「……けどこれ「いいから!!」う、うん」チャラ
ヴィーラ「……」ギュ
ヴィーラ「私はグランサイファーに戻ります。では」ダッ
グラン「え?あ、ヴィーラ!?」
グラン(な、何か怒らせるようなこと言ったかなぁ)
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 20:26:33.63 ID:dyRzMHaO0
-ヴィーラの部屋-
ガチャバタン
ヴィーラ「……」ズルズルズル
ヴィーラ「……」
ヴィーラ「……はぁ」
ヴィーラ「ああああもう!!???」ダン!
ヴィーラ(……今日は散々な一日でした)ハァハァ
ヴィーラ(団長さんにペースを乱されて、最後にはあんな……」
ヴィーラ(……)
ヴィーラ「もやもやします……」
ガチャバタン
ヴィーラ「……」ズルズルズル
ヴィーラ「……」
ヴィーラ「……はぁ」
ヴィーラ「ああああもう!!???」ダン!
ヴィーラ(……今日は散々な一日でした)ハァハァ
ヴィーラ(団長さんにペースを乱されて、最後にはあんな……」
ヴィーラ(……)
ヴィーラ「もやもやします……」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 23:14:17.69 ID:dyRzMHaO0
コンコン
ヴィーラ「……すぅ……」
コンコン
ヴィーラ「ん…………私あのまま……」
コンコン
ヴィーラ「……どなた…ですか?」
グラン「あの、ヴィーラ、僕だけど……入って良いかな」
ヴィーラ「!」
ヴィーラ(髪、乱れて、それに、服装も……)
ヴィーラ「入ったら殺〇ます!」
グラン「そ、そっか」
グラン(やっぱり怒ってる……)
ヴィーラ「……すぅ……」
コンコン
ヴィーラ「ん…………私あのまま……」
コンコン
ヴィーラ「……どなた…ですか?」
グラン「あの、ヴィーラ、僕だけど……入って良いかな」
ヴィーラ「!」
ヴィーラ(髪、乱れて、それに、服装も……)
ヴィーラ「入ったら殺〇ます!」
グラン「そ、そっか」
グラン(やっぱり怒ってる……)
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 23:16:00.57 ID:dyRzMHaO0
グラン「……じゃあ、このまま聞いてほしいんだけど……」
ヴィーラ「……待ってください。謝罪は受け取りません」
グラン「え」
ヴィーラ「感謝も必要ありません。なぜなら、今日は私も……少し楽しかった……から」
グラン「ヴィーラ……」
ヴィーラ「ですから!次はファラさんをデートに誘ってあげてください」
グラン「……へ?」
ヴィーラ「遅刻は厳禁です、不安にさせます。それから、身なりは整えてください、後、彼女は恋愛ごとには疎いのであなたがリードを……それでは、おやすみなさい」
グラン「え?ちょ、ヴィーラ……」
グラン(ファラをデートに?わからない、一体何で……)
ヴィーラ「あ、これ持って帰ってください」ガチャバン
グラン「え?わわ」
ビィ「うひゃー!……うん?あ、相棒!会いたかったぜ~!相棒!」
グラン「ビィ!なんでこんなところに……」
ビィ「それが……あれ、どうしておいらはこんなところにいたんだ?りんごのいっぱいある樽の中で……あれ?」
ヴィーラ(……これで、良かったんです。これで……)
ヴィーラ「……待ってください。謝罪は受け取りません」
グラン「え」
ヴィーラ「感謝も必要ありません。なぜなら、今日は私も……少し楽しかった……から」
グラン「ヴィーラ……」
ヴィーラ「ですから!次はファラさんをデートに誘ってあげてください」
グラン「……へ?」
ヴィーラ「遅刻は厳禁です、不安にさせます。それから、身なりは整えてください、後、彼女は恋愛ごとには疎いのであなたがリードを……それでは、おやすみなさい」
グラン「え?ちょ、ヴィーラ……」
グラン(ファラをデートに?わからない、一体何で……)
ヴィーラ「あ、これ持って帰ってください」ガチャバン
グラン「え?わわ」
ビィ「うひゃー!……うん?あ、相棒!会いたかったぜ~!相棒!」
グラン「ビィ!なんでこんなところに……」
ビィ「それが……あれ、どうしておいらはこんなところにいたんだ?りんごのいっぱいある樽の中で……あれ?」
ヴィーラ(……これで、良かったんです。これで……)
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 23:24:35.75 ID:dyRzMHaO0
-船内(朝)-
ファラ「おはよぅっす!団長!」
グラン「おはよう、ファラ」
ファラ「あ!団長、今日は何か食べたいモノあるっすか?」
グラン「今朝は寒いからスープを飲みたいなぁ」
ファラ「了解っす!まかせるっす!」タタタ
グラン「ああ、ファラ!」
ファラ「何っすか!?」
グラン「今日デートしよう!」
ファラ「はいっす!……って、えぇ!?」
ファラ「おはよぅっす!団長!」
グラン「おはよう、ファラ」
ファラ「あ!団長、今日は何か食べたいモノあるっすか?」
グラン「今朝は寒いからスープを飲みたいなぁ」
ファラ「了解っす!まかせるっす!」タタタ
グラン「ああ、ファラ!」
ファラ「何っすか!?」
グラン「今日デートしよう!」
ファラ「はいっす!……って、えぇ!?」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 23:36:09.48 ID:dyRzMHaO0
-噴水広場-
グラン「……よし、今日はファラより先についたな」
グラン(ヴィーラに遅刻の件はすごく怒られたからな……)
ファラ「おーい!団長!!っわ!」
グラン「ファラ!?」ガシ
ファラ「ぁ……ありがとっす……」
グラン「危なっかしいなぁ……あれ?」
ファラ「……」モジモジ
グラン(白いブラウスに、青色のスカート……それに、支えたときに、ほんのり甘い匂いが……)
グラン「い、いつもの服じゃないんだ」
ファラ「そ、そっす。その、ロゼッタがこっちの方が良いんじゃないかって……」
グラン「うん、その、似合ってる。可愛いよ」
ファラ「!……えへへ、ぐ、グランも今日はいつもの恰好じゃないっすね。そういうのも良いっす!」
グラン「ありがとう。じゃあ、いこうか」
ファラ「はいっす!」
グラン「……よし、今日はファラより先についたな」
グラン(ヴィーラに遅刻の件はすごく怒られたからな……)
ファラ「おーい!団長!!っわ!」
グラン「ファラ!?」ガシ
ファラ「ぁ……ありがとっす……」
グラン「危なっかしいなぁ……あれ?」
ファラ「……」モジモジ
グラン(白いブラウスに、青色のスカート……それに、支えたときに、ほんのり甘い匂いが……)
グラン「い、いつもの服じゃないんだ」
ファラ「そ、そっす。その、ロゼッタがこっちの方が良いんじゃないかって……」
グラン「うん、その、似合ってる。可愛いよ」
ファラ「!……えへへ、ぐ、グランも今日はいつもの恰好じゃないっすね。そういうのも良いっす!」
グラン「ありがとう。じゃあ、いこうか」
ファラ「はいっす!」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 23:38:54.77 ID:dyRzMHaO0
ヴィーラ(ふぅ、今のところ、順調ですね……)
ヴィーラ(それにしても、私のときには可愛い、何て言ってくれなかったのに……)ズキ
ヴィーラ(……)フルフル
ヴィーラ(監視を続けましょうか……)
ヴィーラ(それにしても、私のときには可愛い、何て言ってくれなかったのに……)ズキ
ヴィーラ(……)フルフル
ヴィーラ(監視を続けましょうか……)
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 23:44:01.43 ID:dyRzMHaO0
ファラ「今日はどこに行くっすか?」
グラン「うーん、そうだなぁ。そういえば、ファラはお腹すいてる?」
ファラ「ペコペコっす!」
グラン「じゃあ……ラーメン食べに行こうか?」
ヴィーラ「!!?どこの世界に初デートでラーメンを食べに行く人が居るんですか!!」ガン
ヴィーラ「大体、いくら彼女でもそんな誘いに……」
ファラ「あ!行くっす!行くっす!」
ヴィーラ「乗りましたね」
グラン「うーん、そうだなぁ。そういえば、ファラはお腹すいてる?」
ファラ「ペコペコっす!」
グラン「じゃあ……ラーメン食べに行こうか?」
ヴィーラ「!!?どこの世界に初デートでラーメンを食べに行く人が居るんですか!!」ガン
ヴィーラ「大体、いくら彼女でもそんな誘いに……」
ファラ「あ!行くっす!行くっす!」
ヴィーラ「乗りましたね」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/03(火) 23:57:58.64 ID:dyRzMHaO0
-ラーメン屋-
グラン「」ズッズズズルルル!
ファラ「」ズルルルル
ファラ「かー美味しいっす!」
グラン「うん、この前の島で食べたラーメンとはまた味が少し違うね。鳥の油なのかな……!あ、ラーメンと言えば……」
グラン「この、のぅこうな油ぁに、そこはかとなく香る、ゴマの香りぃ、少し太目な麺とからめば、あるぁふしぎぃ、はーもにぃ!を、かもしだすぅ!」
ファラ「あはははは!イッパツのおっさんの真似っすね!似てるっす!」
ファラ「うーん、ここのダシには、にんじんしょうがにんにくに…………後はたまねぎっぽい味がするっす」
店員「お!?こりゃ驚いた。お嬢ちゃん、舌が良いんだね」
グラン「すごいな、ファラ」
ファラ「へへん、うちにはラーメンにうるさい団員もいるっす!ダシについては日々研究してるっす」ズズズ
ヴィ―ラ(何だか……私と居たときと、団長さんの雰囲気が違いますね……私の時よりも、親しい気が……)ズルズル
グラン「自慢の料理担当なんですよー」ナデナデ
ファラ「えへへへへ」
グラン「」ズッズズズルルル!
ファラ「」ズルルルル
ファラ「かー美味しいっす!」
グラン「うん、この前の島で食べたラーメンとはまた味が少し違うね。鳥の油なのかな……!あ、ラーメンと言えば……」
グラン「この、のぅこうな油ぁに、そこはかとなく香る、ゴマの香りぃ、少し太目な麺とからめば、あるぁふしぎぃ、はーもにぃ!を、かもしだすぅ!」
ファラ「あはははは!イッパツのおっさんの真似っすね!似てるっす!」
ファラ「うーん、ここのダシには、にんじんしょうがにんにくに…………後はたまねぎっぽい味がするっす」
店員「お!?こりゃ驚いた。お嬢ちゃん、舌が良いんだね」
グラン「すごいな、ファラ」
ファラ「へへん、うちにはラーメンにうるさい団員もいるっす!ダシについては日々研究してるっす」ズズズ
ヴィ―ラ(何だか……私と居たときと、団長さんの雰囲気が違いますね……私の時よりも、親しい気が……)ズルズル
グラン「自慢の料理担当なんですよー」ナデナデ
ファラ「えへへへへ」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 00:22:47.00 ID:L4drVCFA0
店員「まいどありー、また来てくれよ!」
グラン「いやー、美味しかったね」
ファラ「はいっす!替え玉自由で満腹っす!」
グラン「あそこの公園で座って休憩しようか」
ファラ「はいっす!」
ヴィーラ(さっきから、全然私とのデートで予習したコースを使いませんね……)
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 00:24:41.06 ID:L4drVCFA0
-公園-
キャイキャイ
ファラ「気持ちのいい天気っすねー」ポカポカ
グラン「そうだなぁ……」
ファラ「……だ、団長」
グラン「んん?」
ファラ「ひ、ひひひ、ひじゃ!枕とか、やってみるっす……か?」チラ
グラン「え……う、うん」
ファラ「じゃ、じゃあ……く、来るっす」ポンポン
グラン「……」ッス
ファラ「……の、乗ったっす…ね……」
グラン「乗ったね」
ファラ「……」ドキドキ
グラン「……」
ヴィーラ「……」ジー
キャイキャイ
ファラ「気持ちのいい天気っすねー」ポカポカ
グラン「そうだなぁ……」
ファラ「……だ、団長」
グラン「んん?」
ファラ「ひ、ひひひ、ひじゃ!枕とか、やってみるっす……か?」チラ
グラン「え……う、うん」
ファラ「じゃ、じゃあ……く、来るっす」ポンポン
グラン「……」ッス
ファラ「……の、乗ったっす…ね……」
グラン「乗ったね」
ファラ「……」ドキドキ
グラン「……」
ヴィーラ「……」ジー
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 00:25:26.44 ID:L4drVCFA0
ファラ「か、固くないっすか?鍛えたりしてるから、ルリアやロゼッタみたいに柔らかくないかもっす……」
グラン「う、ううん、柔らかくて、気持ちいいよ」
グラン(ファラって、結構胸あるよね)タプン
ファラ「……えへへ、何だか、夢の中にいるみたいっす」
グラン「夢?」
ファラ「はいっす!自分は一生帝国の兵士として戦う運命だと思ってたっす。先輩に憧れて入っていた時はそれでも良いと思っていたけど……」
ファラ「だけど、軍を抜けた先輩にあって、団長にあって、艇のみんなとあって……」ナデ
ファラ「見たことのない島に行って、あった事のない人に会って、食べたことのないものを食べて」ナデナデ
ファラ「毎日楽しくて、夢見たいっす」ニカ
グラン「ファラ……」
ヴィーラ「……」
グラン「う、ううん、柔らかくて、気持ちいいよ」
グラン(ファラって、結構胸あるよね)タプン
ファラ「……えへへ、何だか、夢の中にいるみたいっす」
グラン「夢?」
ファラ「はいっす!自分は一生帝国の兵士として戦う運命だと思ってたっす。先輩に憧れて入っていた時はそれでも良いと思っていたけど……」
ファラ「だけど、軍を抜けた先輩にあって、団長にあって、艇のみんなとあって……」ナデ
ファラ「見たことのない島に行って、あった事のない人に会って、食べたことのないものを食べて」ナデナデ
ファラ「毎日楽しくて、夢見たいっす」ニカ
グラン「ファラ……」
ヴィーラ「……」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 00:30:08.69 ID:L4drVCFA0
グラン「うりゃ」ワシャワシャ
ファラ「わ、わ、何するっすか!」
グラン「なんか、無性に撫でたくなったんだよ」
ファラ「な、どういうことっすかそれ…ひ、あはははは!」
グラン「それ、こしょこしょ」
ファラ「は、は、ははははははは!あはははは!やめるっす!はひひひひ!」
グラン「笑え笑え。しんみりなんて、ファラにはにあわないぞー」コショコショ
ファラ「え?…!ひゃはははは、あははははー!はー!はははは」
ファラ「……はぁ、はぁ……」
グラン(これくらいで良いかな)
ファラ「あ、あれ?やめちゃう…っすか?」チラ
グラン「」
グラン(何かいけないものを刺激されてしまった気がする)コショコショ「ははははは!ふふふ!」
ヴィーラ(監視しているのが馬鹿らしくなってきました)
ファラ「わ、わ、何するっすか!」
グラン「なんか、無性に撫でたくなったんだよ」
ファラ「な、どういうことっすかそれ…ひ、あはははは!」
グラン「それ、こしょこしょ」
ファラ「は、は、ははははははは!あはははは!やめるっす!はひひひひ!」
グラン「笑え笑え。しんみりなんて、ファラにはにあわないぞー」コショコショ
ファラ「え?…!ひゃはははは、あははははー!はー!はははは」
ファラ「……はぁ、はぁ……」
グラン(これくらいで良いかな)
ファラ「あ、あれ?やめちゃう…っすか?」チラ
グラン「」
グラン(何かいけないものを刺激されてしまった気がする)コショコショ「ははははは!ふふふ!」
ヴィーラ(監視しているのが馬鹿らしくなってきました)
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 00:35:37.81 ID:L4drVCFA0
-街-
ガヤガヤ
グラン「ファラって、くすぐられるの好きなの?」
ファラ「え?えーっと、好きか嫌いかで言われたら、その、嫌いじゃ、ないっす」
グラン「なんで?くすぐったくない?」
ファラ「え?……えっと、誰にでもってわけじゃないんですが、少し、気持ちいいかなって」
ファラ「あ!忘れるっす!今の無しっす!な、なんか恥ずかしいっす!」カァ
グラン(ファラって、本当犬っぽいなぁ)
ガヤガヤ
グラン「ファラって、くすぐられるの好きなの?」
ファラ「え?えーっと、好きか嫌いかで言われたら、その、嫌いじゃ、ないっす」
グラン「なんで?くすぐったくない?」
ファラ「え?……えっと、誰にでもってわけじゃないんですが、少し、気持ちいいかなって」
ファラ「あ!忘れるっす!今の無しっす!な、なんか恥ずかしいっす!」カァ
グラン(ファラって、本当犬っぽいなぁ)
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 01:02:19.08 ID:L4drVCFA0
-街(夕方)-
ファラ「あ、もう真っ暗っす」
グラン「本当だ……じゃあ、そろそろ」
ファラ「……あ!そうっす!みんなのご飯、作ってあげないと…」
グラン「え?ああ、そうか。ごめんうっかりしてて」
ファラ「だ、大丈夫っす!今からなら全然間に合うっす!」
ヴィーラ(一時は良い雰囲気になったものの……あれからは兄妹のような距離感で、デート、という雰囲気ではなかったですね)ッホ
ヴィーラ(……!?いま、私、まさか安心して……)
?「おい、早く撃て!」
ヴィーラ「……この声は……」
ファラ「あ、もう真っ暗っす」
グラン「本当だ……じゃあ、そろそろ」
ファラ「……あ!そうっす!みんなのご飯、作ってあげないと…」
グラン「え?ああ、そうか。ごめんうっかりしてて」
ファラ「だ、大丈夫っす!今からなら全然間に合うっす!」
ヴィーラ(一時は良い雰囲気になったものの……あれからは兄妹のような距離感で、デート、という雰囲気ではなかったですね)ッホ
ヴィーラ(……!?いま、私、まさか安心して……)
?「おい、早く撃て!」
ヴィーラ「……この声は……」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 01:03:28.98 ID:L4drVCFA0
-物陰-
あらくれもの1「何をトロトロしてやがる!早く撃て!」
あらくれもの4「あ、兄貴、でも、あいつすげー強くて……」
あらくれもの1「さっさと撃ってずらかれば問題ねーよ!こちとらやられっぱなしじゃいられねーんだ」
あらくれもの4「……ぐ、でもよ」
あらくれもの1「良いからや……」ザシュ
ドサ
あらくれもの4「あに……ぐええ!?」ドサ
ヴィーラ「ふぅ、人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死〇と、習いませんでしたか?まぁ、どうでもいいですが」
あらくれもの2・3「……!」ズワ!
ヴィーラ「……さぁ、次はあなたたちの……」クル
あらくれもの2・3「……」どさ
ヴィーラ「……?」キン
グラン「これで、全員かな」
ファラ「ふぅ、作戦通りっすね」
ヴィーラ「!?団長さん、それに、ファラさん?一体どういう……」
あらくれもの1「何をトロトロしてやがる!早く撃て!」
あらくれもの4「あ、兄貴、でも、あいつすげー強くて……」
あらくれもの1「さっさと撃ってずらかれば問題ねーよ!こちとらやられっぱなしじゃいられねーんだ」
あらくれもの4「……ぐ、でもよ」
あらくれもの1「良いからや……」ザシュ
ドサ
あらくれもの4「あに……ぐええ!?」ドサ
ヴィーラ「ふぅ、人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死〇と、習いませんでしたか?まぁ、どうでもいいですが」
あらくれもの2・3「……!」ズワ!
ヴィーラ「……さぁ、次はあなたたちの……」クル
あらくれもの2・3「……」どさ
ヴィーラ「……?」キン
グラン「これで、全員かな」
ファラ「ふぅ、作戦通りっすね」
ヴィーラ「!?団長さん、それに、ファラさん?一体どういう……」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 01:13:43.47 ID:L4drVCFA0
グラン「え?昨日ヴィーラが言ったんじゃないか」
グラン「ファラと(囮)デートしろって」
ヴィーラ「おと……?」
グラン「いやーいきなりヴィーラに、ファラとデートしろだなんていわれたときはビックリしたけど、すぐにピンときたよ。」
グラン「デートをして、油断していると思わせて……」
ファラ「このあらくれものたちを誘き出す作戦だった、そうっすよね?」
ヴィーラ(呆然)
グラン「昨日ヴィーラがあんなに怒っていたのも、僕がすんでのところであらくれ者たちを取り逃してしまったから……だよね?」
ヴィーラ「え?」
ファラ「人を撃つような悪党を野放しにはできないっす!ご飯を食べにこなかったのも、それで市民が恐怖で震えて眠ることに対して心を痛めていたっすね?」
グラン「……ヴィーラは、優しいね」
ヴィーラ「……」
ヴィーラ「そうです(やけくそ)」ニコ
グラン「ファラと(囮)デートしろって」
ヴィーラ「おと……?」
グラン「いやーいきなりヴィーラに、ファラとデートしろだなんていわれたときはビックリしたけど、すぐにピンときたよ。」
グラン「デートをして、油断していると思わせて……」
ファラ「このあらくれものたちを誘き出す作戦だった、そうっすよね?」
ヴィーラ(呆然)
グラン「昨日ヴィーラがあんなに怒っていたのも、僕がすんでのところであらくれ者たちを取り逃してしまったから……だよね?」
ヴィーラ「え?」
ファラ「人を撃つような悪党を野放しにはできないっす!ご飯を食べにこなかったのも、それで市民が恐怖で震えて眠ることに対して心を痛めていたっすね?」
グラン「……ヴィーラは、優しいね」
ヴィーラ「……」
ヴィーラ「そうです(やけくそ)」ニコ
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 01:30:04.41 ID:L4drVCFA0
自警団「ご協力感謝します!これは、わずかながらですが……」
グラン「いえ、それでは……」
ファラ「うーん、良いことした後は気持ちがいいっす!」
ヴィーラ「…?そういえば、どうして最初に団長さんは荒くれ者たちに襲われていたのですか?」
グラン「ああ、それは……」
店主「おお!ついに捕まったんですね!?いやはや、あの時は助けていただいてありがとうございます」
ファラ「はは、いつものお人よしっすね」
ヴィーラ「はぁ……だろうとは思ってましたけれど」
ヴィーラ(何だかどっと疲れました……)
グラン「いえ、それでは……」
ファラ「うーん、良いことした後は気持ちがいいっす!」
ヴィーラ「…?そういえば、どうして最初に団長さんは荒くれ者たちに襲われていたのですか?」
グラン「ああ、それは……」
店主「おお!ついに捕まったんですね!?いやはや、あの時は助けていただいてありがとうございます」
ファラ「はは、いつものお人よしっすね」
ヴィーラ「はぁ……だろうとは思ってましたけれど」
ヴィーラ(何だかどっと疲れました……)
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 01:33:43.16 ID:L4drVCFA0
ファラ「ヴィーラ、ちょっといいっすか?」
ヴィーラ「何ですか?お姉さまの着たシャツなら渡しませんよ?」
ファラ「何っすかそれ!?まぁ、そ、それはそれで興味があるっすけど」
ファラ「……今日、団長は12回、自分の頭を撫でたっす」
ヴィーラ「え?」
ファラ「……」フフン
ヴィーラ「……私は昨日腕を組んで街を歩きました」
ファラ「な!ずるいっす!そ、そんなのは恋人になってからっす!」
ヴィーラ「くす、おかしなことを言うのですね、ファラさん、私と団長さん……が……」
ヴィーラ(周りから見れば、恋人……カップル……だったのでしょうか)
ファラ「うぅぅ!負けないっす!」
ヴィーラ(まだ、自分の気持ちに折り合いはつきませんが……何となく、この後輩もどきに団長さんを取られるのは……気に入らないですね……)
ヴィーラ「うふふ、犬は犬らしく、負け犬にしてあげます」
ヴィーラ「何ですか?お姉さまの着たシャツなら渡しませんよ?」
ファラ「何っすかそれ!?まぁ、そ、それはそれで興味があるっすけど」
ファラ「……今日、団長は12回、自分の頭を撫でたっす」
ヴィーラ「え?」
ファラ「……」フフン
ヴィーラ「……私は昨日腕を組んで街を歩きました」
ファラ「な!ずるいっす!そ、そんなのは恋人になってからっす!」
ヴィーラ「くす、おかしなことを言うのですね、ファラさん、私と団長さん……が……」
ヴィーラ(周りから見れば、恋人……カップル……だったのでしょうか)
ファラ「うぅぅ!負けないっす!」
ヴィーラ(まだ、自分の気持ちに折り合いはつきませんが……何となく、この後輩もどきに団長さんを取られるのは……気に入らないですね……)
ヴィーラ「うふふ、犬は犬らしく、負け犬にしてあげます」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 01:40:42.85 ID:L4drVCFA0
ヴィーラ(……ああ、霧のように立ち込めていたこのもやが晴れていく……)スゥ
グラン「おーい、この人の店でお礼に夕ご飯を奢ってくれるって」
ファラ「わーいっす!えへへ、いくっす!」ギュム
ヴィーラ「では行きましょうか」ギュム
グラン「え?」
ファラ「な、なんでわざわざ腕を組むっすか!」
ヴィーラ「そちらこそ、腕を組むのは恋人同「わーっす!わーっす!」」
グラン「ふ、二人とも、もうデートのふりなんてし「「ちょっと黙っていてください!(ほしいっす!)」」あ、はい」
店主「モテモテだなーあんちゃん。ははは」
グラン(何故だろう、カタリナの気持ちが、少し、わかった気がする……)カランカラン
ファラ「ここに座るッス、隣っす!」
グラン「う、うん」
ファラ「えへへ」
ヴィーラ「では、私はここに…」
ファラ「あー!!膝の上っす!反則っす!レッドカードっす!!!じゃあ、あーんするっすあーん!」
グラン「おーい、この人の店でお礼に夕ご飯を奢ってくれるって」
ファラ「わーいっす!えへへ、いくっす!」ギュム
ヴィーラ「では行きましょうか」ギュム
グラン「え?」
ファラ「な、なんでわざわざ腕を組むっすか!」
ヴィーラ「そちらこそ、腕を組むのは恋人同「わーっす!わーっす!」」
グラン「ふ、二人とも、もうデートのふりなんてし「「ちょっと黙っていてください!(ほしいっす!)」」あ、はい」
店主「モテモテだなーあんちゃん。ははは」
グラン(何故だろう、カタリナの気持ちが、少し、わかった気がする……)カランカラン
ファラ「ここに座るッス、隣っす!」
グラン「う、うん」
ファラ「えへへ」
ヴィーラ「では、私はここに…」
ファラ「あー!!膝の上っす!反則っす!レッドカードっす!!!じゃあ、あーんするっすあーん!」
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 01:45:02.26 ID:L4drVCFA0
-グランサイファー-
カタリナ「今日はファラが遅いので私が食事を作った!さぁ、たんと食べてくれ」
ルリア「はわわ」
オイゲン「な、なぁ、ローアインのやつは……」
カタリナ「ああ、彼なら私の作った料理のあまりの美味さに卒倒している、なに、まずは食べてみてくれ」
ビィ「お、おいらはりんごがあるし……」
カタリナ「そういうと思って、ほうら!りんごにも私なりに味付けしてみたんだ。食べてみてくれ」
りんごだったもの「ふしゅぅ」パン
ルリア「」ベチョ
ビィ「」
ヴィーラ「もやもやします……」
おわり
カタリナ「今日はファラが遅いので私が食事を作った!さぁ、たんと食べてくれ」
ルリア「はわわ」
オイゲン「な、なぁ、ローアインのやつは……」
カタリナ「ああ、彼なら私の作った料理のあまりの美味さに卒倒している、なに、まずは食べてみてくれ」
ビィ「お、おいらはりんごがあるし……」
カタリナ「そういうと思って、ほうら!りんごにも私なりに味付けしてみたんだ。食べてみてくれ」
りんごだったもの「ふしゅぅ」パン
ルリア「」ベチョ
ビィ「」
ヴィーラ「もやもやします……」
おわり
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 01:54:00.13 ID:vFmhzCRdo
おつおつ
面白かった
面白かった
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 04:41:39.94 ID:7DC2riJeo
レズっ娘が男の子好きになる展開良いよね……
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 07:43:18.86 ID:4B4hAJwFo
とてもよかった…
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 07:49:58.46 ID:qZWeHhV1O
とあるサークルの本を思い出したがこっちの方が読みやすい
面白かった いいねえこの取り合い
面白かった いいねえこの取り合い
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/01/04(水) 22:08:35.41 ID:WQ1cmO7m0
ああ...最高や...こんなssを待っていた...
引用元: ヴィーラ「もやもやします……」
グラン「ドラフを抱き枕にしてみたい」【安価】
2020-03-06
1: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 02:11:01.12 ID:wZq4Urm00
グラン「好感度がわかる?」
ルリア「はい!お互いの心の距離が数字でわかる機械なんです。縁を司るキクリの能力を応用してるんですよ!」
ビィ「カリオストロとかメカ兄ちゃんとかが傑作だって喜んでたな。お前にテストして欲しいらしいぜ!」
グラン「へーすごいね!わかった、使ってみるよ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1558113060
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2: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 02:15:57.01 ID:wZq4Urm00
グラン「…………」
グラン(好感度がわかる…。これを使えば、もしかするとできるかもしれない)
グラン(ドラフの女の子を抱き枕にすることが!)
グラン(バカみたいで誰にも言えなかったけど、あのロマンの詰まった体を思う存分抱きしめたい!)
グラブル (…よし、やるぞ!ドラフの子たちの好感度を教えてくれ!)
3: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 02:22:03.15 ID:wZq4Urm00
このスレはドラフ娘→グランへの好感度を測る安価スレです。
指定先のコンマ下二桁で測定します。判定はこうです。
95~99 やばい(+)
80~94 大好き
60~79 頼りにしてる
40~59 ふつう
20~39 微妙
05~19 嫌い
00~04 やばい(-)
※過激な工口グ口は無しで
5: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 02:29:41.10 ID:wZq4Urm00
グラン「じゃあ最初は…あっ」
ハレゼナ「団長~~~!!!どうだどうだその装置!限界までコンパクトにしたスイッチ型!サイッコ~にイカすだろ!」
グラン「ハレゼナも関わってたんだ。これから試そうと思ってたんだよ」
グラン(ちょうどいいから試させてもらおう。はっきり知られるのは嫌だろうしこっそり…)ポチッ
↓1
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 02:30:41.38 ID:GD9nFm2KO
コンマ
7: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 03:12:05.67 ID:wZq4Urm00
グラン(微妙だ…!)
グラン(あれ!?さっき元気よく話しかけてくれたよね!?なのに微妙!)
ハレゼナ「どーしたの団長?もしかしてもー試したのか!ちょー気になる!みせてみせて!」ヒョイッ
グラン「あっちょっと待って!」
ハレゼナ「さんじゅうはち…これボクのやつなの?」
グラン「うん…なんかごめんね」
ハレゼナ「あ…う…ごめん団長!」ダッ
グラン「ハレゼナ!」
8: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 03:18:28.14 ID:wZq4Urm00
・
・
・
グラン(どういうことなんだろ…ハレゼナも謝ってたし)
グラン(けっこう心を開いてくれてたと思ってたんだけどな…。いや、待てよ)
グラン(これはハレゼナの中では高い数値なのかも。もともと警戒心の強い子だったし)
グラン(考えすぎても落ち込むし、そういうことにしとこう。ハレゼナとはもっと仲良くなれるようにがんばればいいんだ)
グラン(次は誰にしよう…。あ、ちょうどいいところに)
↓1
※ドラフ娘から一人
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 03:34:10.81 ID:6qoW/p8po
ダヌア
10: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 03:44:24.99 ID:wZq4Urm00
グラン「ダヌア、どうしたのこんなところで」
ダヌア「だんちょぉ…」
ヘンゼル「団長、いいところに来てくれた」
グレーテル「ダヌアをフロに入れるの手伝ってクレヨ!また駄々こねてんダ!」
ダヌア「やあぁ…」
グラン「はは、わかった」
グラン(今のうちに…)ポチッ
↓2
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 03:50:37.25 ID:WcoVCsf30
よしきた
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 04:00:38.33 ID:pod/TrUIo
やあぁ
13: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 04:13:30.44 ID:wZq4Urm00
グラン(また微妙…!なんならハレゼナより低い…!)
ヘンゼル「どうした団長。手を貸してくれ」
グラン「ああ、うん」
グラン(ダヌアも辛いことがあったとはいえ、長い付き合いになってきたと思うんだけどな…)
グラン(ハレゼナともダヌアとももっと話す時間を作ろう。抱き枕になってなんて言ったら泣かれるよこれじゃ)
14: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 04:18:15.32 ID:wZq4Urm00
・
・
・
グレーテル「ありがとヨ団長!助かったゼ!」
グラン「どういたしまして。良かったら今度一緒に遊ぼうね」
ヘンゼル「それはいい案だ。きっとダヌアも喜ぶ」
グラン「そう言ってもらえるとありがたいよ。じゃあね」
グラン(僕、思ったより好感度高くないんだな…。あの二人だからかな)
グラン「もっと調べてみよう。あ、いいところに…」
↓1
※ドラフ娘一人
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 04:34:29.37 ID:KNy/kkN8o
ラムちょ
17: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 11:52:57.37 ID:wZq4Urm00
ラムレッダ「うぅ…団長きゅん、助けて…」
グラン「…水持ってくるね」
ごくっごくっごくっ
ラムレッダ「助かったにゃ~…ついでに支えてもらえると嬉しいにゃーなんて…」
グラン「はいはい、飲みすぎはダメだよ」
すぴー…すぴー…
ラムレッダ「うへへ、もう飲めにゃーい…むにゃむにゃ…」
グラン(ラムレッダは惚れっぽいところあるしどうなんだろ。抱き枕になってもらうのは怖すぎるけど)
↓1
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 11:55:18.12 ID:ClxklaWqo
99こい
19: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 12:26:21.61 ID:wZq4Urm00
グラン「え?!」
ラムレッダ「ふにゃ!?…ん~、静かにするにゃ団長きゅん…」
グラン「ご、ごめん」
グラン(僕嫌われてんの!?世話焼いたりしてるのに!ていうか僕が嫌うならともかくおかしいだろ!)
グラン(よこしまな目で見てるのがバレてるのかな。しょうがないじゃないか、僕も男なんだから)
グラン(さわったりしてないし…)
ラムレッダ「んにゃ~…しゅぴー…」
グラン(こんなふるふる揺れてるの見ちゃうでしょ…さわってもバレないんじゃないか?)
20: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 12:30:12.21 ID:wZq4Urm00
そ~っ…
グラン(…いや、やめよう。バレたら団長としてやっていけなくなる)
グラン(もっと好印象だと思ってたんだけどな…)
ハレゼナ 38
ダヌア 33
ラムレッダ 12
↓1、2
※ドラフ娘一人ずつ
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 12:30:39.61 ID:9SJCkemFo
アリーザ
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 12:31:24.74 ID:jliSkNoWo
フォルテ
23: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 12:38:49.41 ID:wZq4Urm00
グラン「やあ、二人とも。手合わせしてるの?」
アリーザ「聞いてよグランー!フォルテの槍さばきがすごくて全然懐に入れないの!」
フォルテ「ふふ、私も団のトップに立つものだからな。そう簡単に負けられない」
グラン「二人は相変わらずだね」
グラン(アリーザはスタンがいるし倫理的にマズい気がするけど…まあ測るだけはさせてもらおう)
↓1
アリーザ
↓2
フォルテ
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 12:47:01.69 ID:6qoW/p8po
団長好感度低すぎ…低すぎない?
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 12:47:19.77 ID:uqJq6pxHO
あ
27: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 13:06:19.92 ID:wZq4Urm00
グラン「……!うぅっ…」
アリーザ「うわっ!?どしたの団長!」
フォルテ「急に泣き出しておかしな奴だな…。何かあったのか?」
グラン「なんか僕いまいち好かれてなかったから感動して…二人ともありがとう…」
アリーザ「?」
フォルテ「どういうことだ?」
グラン「実はね…」カクカクシカジカ
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 12:58:41.74 ID:ctuCh0wco
名前の安価の時のコンマで判定でいいんじゃないかと
その方が最初の反応との齟齬が出にくいし
28: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 13:11:17.75 ID:wZq4Urm00
>>26
そうですね。次からそうします
アリーザ「へー、こんなのでホントに測れるの?」
グラン「正直さっきまで疑ってたけど二人はいい数値だったし、間違ってもなさそうかな」
アリーザ「じゃあさ!あたしとスタンのこともわかるのかな!?」
グラン「えっ、どうだろ…。やってみる?」
アリーザ「ありがとー団長!じゃあスタンのとこに行こ!」
グラン「ちょっと待ってアリーザ!…行っちゃった」
フォルテ「まったく落ち着きのない娘だな。元気があるのはいいことだが」
グラン「そうだね」
フォルテ「しかし測る相手はドラフの女ばかり…なぜなんだろうな?」
グラン「うっ、それはその…ごめんなさい」
フォルテ「…まあいい。貴様も健全な男だからな。不貞があれば話は別だが」
29: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 13:17:58.62 ID:wZq4Urm00
・
・
・
グラン「アリーザ?そんなとこに隠れてどうしたの?」
アリーザ「だって面と向かっては恥ずかしいじゃん…。それよりホラ!あそこにスタンいるでしょ。さっそくおねがい!」
グラン「よしきた」
↓1
スタン→アリーザ
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 13:19:04.20 ID:uqJq6pxHO
あ
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 13:22:05.72 ID:h/lF9maqo
おおっとお?
32: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 13:29:46.28 ID:wZq4Urm00
アリーザ「」
グラン「」
フォルテ「」
グラン「………アリーザ、その…」
アリーザ「…………う、うわああぁん!!!」ダッ
グラン「アリーザ!?」
「うわっ!?どうしたんだアリーザ!」
「あたしのどこがそんなに不満なんだよー!うわあぁーー!!!」ドゴッガスッガスッ
グラン「…………」
フォルテ「…やはり、デタラメではないのか?」
グラン「そうかも…。それか何か条件があるのかな」
33: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 13:34:47.87 ID:wZq4Urm00
・
・
・
グラン「なんかよくわからなくなってきた…。とりあえずもっと見てみよう」
フォルテ「本来あまり褒められたものではないが…このままではアリーザ達の間に亀裂が生じたままだしな」
グラン「そうだね。あの二人のためにも…あ、↓2だ。じゃあさっそく」ポチッ
※ドラフ娘一人+コンマ判定
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 13:38:04.74 ID:GtlMIsfzO
ナルメア
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 13:38:30.88 ID:uqJq6pxHO
ラグナ
38: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 14:33:44.79 ID:wZq4Urm00
ラグナ→グラン 88
グラン「え」
フォルテ「む。これは…意外だな」
グラン「いや、まだわからないよ!これまでの判定も疑問だったし」
ラグナ「団長、そんなところで何しているんだ?」
グラン「え!?いや、なんでもないなんでもない!」
フォルテ「ラグナ殿、意外だがなかなか情熱的な性格らしいな」
グラン「ちょっとフォルテ!」
ラグナ「どういうことだ?」
グラン「実は…」カクカクシカジカ
39: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 14:39:43.03 ID:wZq4Urm00
ラグナ「む…持論だが、団長の行為は野暮というものだ」
グラン「ごめんなさい」ペコー
ラグナ「しかし…あながち的外れというわけでもない」
グラン「それって…」
ラグナ「ふふ、どうだろうな。フォルテ殿、よければ鍛錬に付き合ってくれ」
フォルテ「いいだろう。槍使いとして引くわけにはいかんな!」
ラグナ「団長、鍛錬が終わったら付き合ってくれないか。私一人酒が飲めないのは肩身がせまいんだ」
グラン「あ、ああ…わかった」
40: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 14:48:25.62 ID:wZq4Urm00
グラン(正直意外だ…ラグナがそんなに好意を持ってくれてたなんて)
グラン(もし、もしラグナが抱き枕になってくれたら…)
ラグナ 『ホットミルクを飲まないか?リラックスできてよく眠れるんだ』
ラグナ 『そろそろ休もうか。…ふふ、もちろん覚えてるさ。お前の好きにしてくれ』
ラグナ 『こうしてると温かくて心地いい。…持論だが、男とベッドを共にすることの意味は軽いものではない。これ以上は言わせないでくれ』
グラン(…………良すぎる)ゴクリ
41: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 14:50:35.35 ID:wZq4Urm00
グラン(妄想しすぎだな…。この装置の詳しいことも分かってないし、もっと試してみよう)
グラン(ええと…あ、いた)
グラン「ちょっといいかな?」
↓2
※ドラフ娘一人+コンマ判定
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 14:53:07.26 ID:9SJCkemFo
ナルメア
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 14:54:12.96 ID:lHEEfF5PO
アルメイダ
44: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 17:15:54.12 ID:wZq4Urm00
アルメイダ→グラン
96
グラン「」
グラン「」チラッ
96
グラン(間違ってなかった…)
アルメイダ「な、なあ。どうしたんだよ団長…アタイになんか用なのかよぉ…」モジモジ
グラン(アルメイダの様子が明らかにおかしい!なんかやっぱりおかしいぞこの装置!)
グラン「ア、アルメイダ。僕とバザラガだったらどっちが好き?」
アルメイダ「なにハレンチなこと聞いてんだよぅ…ううぅ…」
グラン(めっちゃ顔赤いしこの装置、もしかして好感度を測ってるんじゃなくて…)
アルメイダ「アタイにハレンチなことする気だろ!なあそうなんだろ!」むにゅむにゅ
グラン「ごめんアルメイダ!またね!」ダッ
45: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 17:18:50.22 ID:wZq4Urm00
グラン(普段のアルメイダなら自分からおᘄぱいを押し付けたりなんて絶対しない…ということは…!)
グラン(もう一人試してみよう!それではっきりするはずだ!)
グラン「おーい!↓1!ちょっといいかな?」
↓1
※ドラフ娘一人+コンマ判定
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 17:20:27.03 ID:2pdfRZcCo
サラーサちゃんで
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 17:20:58.03 ID:2pdfRZcCo
アイエエエ!?
48: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 17:26:29.72 ID:wZq4Urm00
サラーサ→グラン
3
サラーサ「なんだよ。あたしになんか用か」
グラン「いや、えーと…」
サラーサ「あたしはケーキが食べたいんだ!訳わかんない用ならぶっ飛ばすぞ!」
グラン「落ち着いてサラーサ!もういいよ!呼び止めてごめん!」
サラーサ「ならいーか。じゃーなー」
グラン(やっぱりだ。もう間違いない)
49: ◆48h4639EKE 2019/05/18(土) 17:32:39.71 ID:wZq4Urm00
グラン(この装置、好感度を測ってるんじゃない)
ハレゼナ『あ…う…ごめん団長!』
ラムレッダ『ん~…静かにするにゃ団長きゅん…』
ラグナ 『しかし…あながち的外れというわけでもない』
アルメイダ『アタイにハレンチなことする気なんだろ!なあそうなんだろ!』
サラーサ『あたしはケーキが食べたいんだ!訳わかんない用ならぶっ飛ばすぞ!』
グラン(好感度を変えてるんだ…!)
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/18(土) 21:22:04.50 ID:uptFJA54O
反応が変わったのは伏線だったのか……
53: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 00:36:51.94 ID:/zXLeKgC0
グラン(好感度を変える…つまり洗脳の一種ってことだ)
グラン(キクリは以前僕らの記憶を改竄したことがある。それと同じなんだ!)
グラン「早く戻さないと!…………ん?」
グラン(戻すって…どうするんだ?最初の好感度がどれくらいかなんてわからないし…)
グラン(この装置で戻せないかな。どうも出る数字はランダムみたいだし、元の状態に近くなるまで試せばいいのかも)
グラン(あ、いいところに。もう一回試させてもらおう)
54: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 00:38:42.27 ID:/zXLeKgC0
アルメイダ 96
ラグナ 88
フォルテ 77
アリーザ 69
ハレゼナ 38
ダヌア 33
ラムレッダ 12
↓1
※上の七人の中からもう一度好感度を変える相手を選んでください。コンマ判定も同時に行います。サラーサは今近寄ると危ないので指定できません。
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/19(日) 00:44:42.25 ID:VyVsmJ9UO
ダヌア
56: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 00:55:12.59 ID:/zXLeKgC0
グラン「ダヌア、ちょっといいかな」
ダヌア「やぁ…」
グレーテル「ダヌア?なんで団長に怯えてんだヨ?」
ヘンゼル「ふむふむ…なぜかわからないが怖い、とダヌアは言っている」
グラン「あはは…」
グラン(やっぱり変わってるんだな。ここでもう一回…)ポチッ
33→25
グラン「」
グラン(下がった!しかも微妙すぎてわからない!)
57: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 01:07:50.94 ID:/zXLeKgC0
ダヌア「ひうぅ…」
ヘンゼル「む…?もっと怖くなった、とダヌアは言っている」
グレーテル「おい団長!ダヌアにナニしたんだヨ!」
グラン「いや、えーと…」ポチッ
25
グラン(あれ、変わらない!もしかして連続で使えないのか!?)
グレーテル「オイ団長!なんだよその怪しいモンは!」
グラン「えーとえーと…ごめん!後で説明する!」ダッ
58: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 01:08:28.37 ID:/zXLeKgC0
グラン(まずいぞ、このままじゃ収集がつかなくなる。これを作ったみんなに相談したほうがいいかな)
グラン(その前にサラーサだけでも元に戻そう。今のままじゃいつ僕が弱肉強食されてもおかしくない)
↓2
※コンマのみ
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/19(日) 01:08:51.80 ID:/8+JsjeSo
へい
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/19(日) 01:09:01.99 ID:j7eKmMBAO
あ
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/19(日) 01:10:20.46 ID:/8+JsjeSo
弱肉強食されそうですね…
62: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 01:23:53.05 ID:/zXLeKgC0
03→99
グラン「」
グラン「」
サラーサ「ハーッ…?ハーッ…?」
グラン「ひっ…」
グラン(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい)
グラン(やばいっ!)ダッ
ガシッ
グラン「あ」
サラーサ「弱肉強食…あたしはオマエのもの…」
サラーサ 「オマエはあたしのもの…?」
63: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 01:36:59.90 ID:/zXLeKgC0
ダンッ!
グラン「うわああああぁっ!!!サラーサ離して!離してくれっ!」
サラーサ 「おとなしくしろっ!あたしのものなんだぞ!」
グラン「うわああああぁっ!!!」ポチッポチッポチッ
99
99
99
グラン(連続では使えないんだった!)
サラーサ「こんなもんよりあたしを見ろっ!」ベシッ
ガシャンッ
ビーーーーーーーー
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/19(日) 01:43:07.70 ID:ghyfysGTo
愛憎反転は卑怯だぞ!
65: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 01:47:32.77 ID:/zXLeKgC0
アウフスタ 99
アニラ 99
アリーザ 99
アルメイダ 99
イシュミール 99
カルバ 99
カルメリーナ 99
クビラ 99
クムユ 99
サラーサ 99
サーヤ 99
ダエッタ 99
ダヌア 99
ナルメア 99
ハレゼナ 99
フォルテ 99
ヤイア 99
ラグナ 99
ラスティナ 99
ラムレッダ 99
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/19(日) 01:51:06.71 ID:j7eKmMBAO
あっ
67: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 01:55:56.15 ID:/zXLeKgC0
・
・
・
カリオストロ「つまり…短期間にキクリの力を行使したこと、星晶獣の力を機械とリンクさせた不具合、諸々が重なった」
ルリア「はうぅ…」
カリオストロ「加えてドラフの女にばかり使ってたせいで縁が共鳴し、全てが最後の結果に上書きされた、と…。面白い結果が出たが…」
「はやくっ!次はあたしだ!」「団長きゅ~ん!足りないにゃ!もっとにゃ!」「団長ちゃんっ!団長ちゃんっ!」「あちしもしたいら!グラン、あたしともら!」「きゃふふ…」
「たすけて……だれか………」
68: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 02:01:53.44 ID:/zXLeKgC0
カリオストロ「ま、ガキの若さ故の過ちってやつだな…自業自得だ。オレ様たちがなんとかするからそれまで耐えろ」
グランの悲願は叶った。思う存分ドラフ抱き枕を堪能し、そのやわらかさを存分に知ることができた。
その引き換えに彼自身も抱き枕にされ、深いトラウマを刻むのだがそれはまた別の話…
69: ◆48h4639EKE 2019/05/19(日) 02:04:48.80 ID:/zXLeKgC0
というわけでひとまず終わりです。思わぬところに着地してしまった。
今度はドラフ側がグランくんの好感度を上げるみたいなのも考えてるので書くかもしれません。
ここまで見ていただきありがとうございました。
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/19(日) 03:04:45.97 ID:ghyfysGTo
おつおつ
コンマの取り方を伏線にしたのは凄い
次も期待
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/05/19(日) 08:26:21.77 ID:52enOiCM0
乙
荒ぶるコンマをしっかりまとめるイッチ有能
カリオストロ「グランを酔わせる」
2020-02-23
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:46:18.02 ID:6m7Tunqs0
飛空艇内 昼
オイゲン「わははは」
ラカム「おい、爺さん、そりゃあねえだろ」
グラン「二人とも、どうしたの? やけにご機嫌だけど」
ラカム「おう、グラン、お前も一杯やるか?」
グラン「もしかしてお酒飲んでるの? まだ昼間だよ?」
ラカム「固いこと言うなよ」
オイゲン「良い酒が手に入っちまってな、ちょっとばかしいただいてたのよ」
グラン「……へえ、そのお酒って美味しいの?」
前作→カリオストロ「ほら、舐めてやるからひざまずけ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453639546
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3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:47:35.59 ID:6m7Tunqs0
オイゲン「あたぼうよ、グランもどうだ?」
グラン「うーん……でも、俺、お酒飲んだことないし」
オイゲン「本当か? それなら若いうちから飲んで鍛えとけ、ほれ」
ラカム(おい、爺さん、さすが初めて酒を飲む奴にコレはまずくないか? 結構強いやつだぞ)
オイゲン(一杯だけだし、ちゃんと割るから大丈夫だ)
オイゲン「どうだ、グラン?」
グラン「いいよ、一杯だけなら……」
グラン「うーん……でも、俺、お酒飲んだことないし」
オイゲン「本当か? それなら若いうちから飲んで鍛えとけ、ほれ」
ラカム(おい、爺さん、さすが初めて酒を飲む奴にコレはまずくないか? 結構強いやつだぞ)
オイゲン(一杯だけだし、ちゃんと割るから大丈夫だ)
オイゲン「どうだ、グラン?」
グラン「いいよ、一杯だけなら……」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:48:01.79 ID:6m7Tunqs0
オイゲン「そうこなくっちゃな……ほれ! 景気よく一気にいってくれ」
グラン「いただき……」
カリオストロ「おいグラン、オレ様のそばから勝手に離れるなって言ってるだろうが」
グラン「あ、カリオストロ」
カリオストロ「……あん? なんだここ酒臭えなあ」
オイゲン「カリオストロも飲むか?」
カリオストロ「はあ? ……絶世の美少女のカリオストロちゃんがぁ、お酒なんか飲むわけないでしょ☆」
グラン「いただき……」
カリオストロ「おいグラン、オレ様のそばから勝手に離れるなって言ってるだろうが」
グラン「あ、カリオストロ」
カリオストロ「……あん? なんだここ酒臭えなあ」
オイゲン「カリオストロも飲むか?」
カリオストロ「はあ? ……絶世の美少女のカリオストロちゃんがぁ、お酒なんか飲むわけないでしょ☆」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:48:41.13 ID:6m7Tunqs0
オイゲン「そうかい、そんじゃあグラン、やってくれ」
グラン「うん」
カリオストロ「なにやってんだ?」
ラカム「我らが団長殿に一杯奢ってやるのさ」
カリオストロ「下らねえ、これからグランはオレ様と大事な研究があるんだ、酒なんか入れさせねえよ」
オイゲン「あん? じゃあグランのために作ったこれはどうするんだ」
カリオストロ「……」グイ
グラン「あ」
オイゲン「おお、もしかけてイケる口か?」
カリオストロ「イケる口も何もクソ薄いじゃねえか、水か? これ?」
グラン「うん」
カリオストロ「なにやってんだ?」
ラカム「我らが団長殿に一杯奢ってやるのさ」
カリオストロ「下らねえ、これからグランはオレ様と大事な研究があるんだ、酒なんか入れさせねえよ」
オイゲン「あん? じゃあグランのために作ったこれはどうするんだ」
カリオストロ「……」グイ
グラン「あ」
オイゲン「おお、もしかけてイケる口か?」
カリオストロ「イケる口も何もクソ薄いじゃねえか、水か? これ?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:49:21.47 ID:6m7Tunqs0
ラカム「そりゃあグラン用に割ったやつだし……」
オイゲン「それならストレートでいってみるか?」
ラカム「おい、爺さん煽るなよ」
カリオストロ「ちっ……飲んどくれどもめ、よこせ」
オイゲン「待て、グラスに注ぐから……」
カリオストロ「いらねえよ」
ラカム「え?」
オイゲン「あん?」
カリオストロ「……」グイ
オイゲン「それならストレートでいってみるか?」
ラカム「おい、爺さん煽るなよ」
カリオストロ「ちっ……飲んどくれどもめ、よこせ」
オイゲン「待て、グラスに注ぐから……」
カリオストロ「いらねえよ」
ラカム「え?」
オイゲン「あん?」
カリオストロ「……」グイ
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:50:04.25 ID:6m7Tunqs0
ラカム「あっ!? バカ野郎! 瓶ごとラッパ飲みする奴があるか!」
オイゲン「すぐに吐き出せ、ぶっ倒れちまうぞ!」
グラン「え、カ、カリオストロ!?」
カリオストロ「……なんだようるせえな、急に騒ぎ出しやがって」
オイゲン「騒ぐも何も……平気なのか?」
カリオストロ「当たり前だろうが、大してうまくもない酒飲ませやがって」
ラカム「勝手に飲んだのはお前の方だろ……いや、それよりもなんで平気なんだ? この酒結構強いぞ?」
オイゲン「すぐに吐き出せ、ぶっ倒れちまうぞ!」
グラン「え、カ、カリオストロ!?」
カリオストロ「……なんだようるせえな、急に騒ぎ出しやがって」
オイゲン「騒ぐも何も……平気なのか?」
カリオストロ「当たり前だろうが、大してうまくもない酒飲ませやがって」
ラカム「勝手に飲んだのはお前の方だろ……いや、それよりもなんで平気なんだ? この酒結構強いぞ?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:50:36.68 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「オレ様の身体は特別性だ、毒……まあ、少なくともアルコールじゃあ酔わねえよ」
オイゲン「なんだそりゃ……」
ラカム「相変わらず無茶苦茶だな……」
カリオストロ「はん、褒めてもなにも出ねえぞ」
ラカム(いや、決して褒めてはいないが……)
カリオストロ「ほら、行くぞグラン」
グラン「う、うん……」
オイゲン「なんだそりゃ……」
ラカム「相変わらず無茶苦茶だな……」
カリオストロ「はん、褒めてもなにも出ねえぞ」
ラカム(いや、決して褒めてはいないが……)
カリオストロ「ほら、行くぞグラン」
グラン「う、うん……」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:51:11.63 ID:6m7Tunqs0
夕方
ラカム「グラン、今夜どうだ?」
グラン「え、何かするの?」
ラカム「昼間の続きだ、あの酒はカリオストロに飲まれちまったから、俺もオイゲンも飲み足りないんだよ」
グラン「……」
ラカム「お前も結局飲めなかったしな……それで、どうだ?」
グラン「うーん……そうだね、付き合うよ」
ラカム「そうこなくっちゃな、じゃあ飯食い終わった後、俺の部屋に来い」
グラン「わかった」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:51:40.46 ID:6m7Tunqs0
夜
オイゲン「わははは、ラカム、もっと飲めよ」
ラカム「爺さん、ペースが早すぎるぜ」
オイゲン「バカ、チビチビ飲むのは本当の酒の飲み方じゃねえんだよ!」
コンコン
グラン「ラカムー? 入るよ?」
ラカム「おう、入れ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:52:06.43 ID:6m7Tunqs0
グラン「お邪魔しま……うわ、酒臭っ、……ていうか、二人とも騒ぎすぎだよ、声が部屋の外まで聞こえてたよ?」
オイゲン「酒を飲んでるんだから声がデカくなっちまうのも仕方ねえだろ、なあ、ラカム!」
ラカム「そうだな、酔っ払いなんだから大目に見てくれ」
グラン「……わかったよ、俺も飲むわけだし」
オイゲン「お、良く言ったな、昼のリベンジだ、ここは一発グイッといってくれ!」
ラカム「グラン、お前はこの爺さん見たくはなるなよ、酔っ払い二人の世話なんざ御免だからな」
グラン「そんなこと……」
クラリス「なになに? なんかすごい騒いでるけどどしたのー?」
オイゲン「酒を飲んでるんだから声がデカくなっちまうのも仕方ねえだろ、なあ、ラカム!」
ラカム「そうだな、酔っ払いなんだから大目に見てくれ」
グラン「……わかったよ、俺も飲むわけだし」
オイゲン「お、良く言ったな、昼のリベンジだ、ここは一発グイッといってくれ!」
ラカム「グラン、お前はこの爺さん見たくはなるなよ、酔っ払い二人の世話なんざ御免だからな」
グラン「そんなこと……」
クラリス「なになに? なんかすごい騒いでるけどどしたのー?」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:52:36.91 ID:6m7Tunqs0
グラン「あ、クラリス、ゴメンね、うるさかった?」
クラリス「ううん、楽しそうな声が聞こえたから来てみたんだー、大騒ぎするところにクラリスちゃんありってね☆」
オイゲン「ははは、そいつはいいな、ちょうど酒飲んで盛り上がってるところだ、クラリスもどうだ?」
クラリス「お酒!? いいよ! うちも飲む!」
オイゲン「よく言った! まずはこれで乾杯だ!」
クラリス「いぇい! 乾杯!」
グラン「あ、それ俺が飲むやつ……」
ラカム「まあまあ、爺さんも若い女の子が相手でテンション上がってんだろ、大目に見てやれ」
グラン「……」
クラリス「ううん、楽しそうな声が聞こえたから来てみたんだー、大騒ぎするところにクラリスちゃんありってね☆」
オイゲン「ははは、そいつはいいな、ちょうど酒飲んで盛り上がってるところだ、クラリスもどうだ?」
クラリス「お酒!? いいよ! うちも飲む!」
オイゲン「よく言った! まずはこれで乾杯だ!」
クラリス「いぇい! 乾杯!」
グラン「あ、それ俺が飲むやつ……」
ラカム「まあまあ、爺さんも若い女の子が相手でテンション上がってんだろ、大目に見てやれ」
グラン「……」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:53:08.77 ID:6m7Tunqs0
5分後
クラリス「お酒美味しいー!」
オイゲン「この酒の味がわかるとは嬢ちゃんもわかってるじゃねえか」
クラリス「わかるわかる! うちは何でもわかるよー!」
オイゲン「ははは、さすが錬金術師様だ!」
グラン「まだ2杯しか飲んでないのに、クラリスもう酔ってるの?」
ラカム「どちらかっていうと雰囲気酔いっぽいけどがな、まあ、楽しんでるんだからいいんじゃねえか」
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:53:47.20 ID:6m7Tunqs0
クラリス「こらー、団長! さっきから全然飲んでないぞー! うちの酒が飲めないのかー?」
オイゲン「そうだぞ、女にばっかり飲ませて情けない野郎だ」
グラン「だって俺が飲もうとするとクラリスがそれをとって飲んじゃうんじゃないか」
クラリス「言い訳しない! はい、うちがお注ぎしますよー」
グラン「う、うん、ありがとう…………あ、もうその辺でいいよ」
クラリス「わかった☆ じゃあいただきまーす」ゴクゴク
グラン「いや、だからクラリスが飲んじゃったら俺が飲めないんだってば」
クラリス「お酒美味しいー!」
オイゲン「わはははは」
オイゲン「そうだぞ、女にばっかり飲ませて情けない野郎だ」
グラン「だって俺が飲もうとするとクラリスがそれをとって飲んじゃうんじゃないか」
クラリス「言い訳しない! はい、うちがお注ぎしますよー」
グラン「う、うん、ありがとう…………あ、もうその辺でいいよ」
クラリス「わかった☆ じゃあいただきまーす」ゴクゴク
グラン「いや、だからクラリスが飲んじゃったら俺が飲めないんだってば」
クラリス「お酒美味しいー!」
オイゲン「わはははは」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:54:21.28 ID:6m7Tunqs0
クラリス「はい、もう一回!」
グラン「今度はちゃんと飲ませてよ?」
クラリス「分かってるって☆ ……このくらいでいい?」
グラン「うん、それじゃあ……」
クラリス「いただきまーす……お酒美味しいー!」
オイゲン「わはははは、こいつは愉快だ! わはははは」
ラカム「爺さんが笑い袋になっちまった、完全に出来上がったな、こりゃあ」
グラン「……」
グラン「今度はちゃんと飲ませてよ?」
クラリス「分かってるって☆ ……このくらいでいい?」
グラン「うん、それじゃあ……」
クラリス「いただきまーす……お酒美味しいー!」
オイゲン「わはははは、こいつは愉快だ! わはははは」
ラカム「爺さんが笑い袋になっちまった、完全に出来上がったな、こりゃあ」
グラン「……」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:54:58.73 ID:6m7Tunqs0
30分後
クラリス「あれぇ、おしゃけはー? おしゃけどこー?」
オイゲン「ははは、酒はどこだー? ははは」
グラン「いや、もうなくなっちゃったからね? というか、俺、結局一杯も飲んでないんだけど」
ラカム「ほとんど、二人で飲んじまったからな、俺も途中から全然飲めなかったし」
クラリス「おしゃけがないとー! クラリスちゃんはよえないんだぞー!」
グラン「もうクラリスは充分酔っ払ってるじゃないか」
クラリス「あれぇ、おしゃけはー? おしゃけどこー?」
オイゲン「ははは、酒はどこだー? ははは」
グラン「いや、もうなくなっちゃったからね? というか、俺、結局一杯も飲んでないんだけど」
ラカム「ほとんど、二人で飲んじまったからな、俺も途中から全然飲めなかったし」
クラリス「おしゃけがないとー! クラリスちゃんはよえないんだぞー!」
グラン「もうクラリスは充分酔っ払ってるじゃないか」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:55:25.29 ID:6m7Tunqs0
クラリス「むう! うちはよってないよ!」
グラン「いや、酔ってるでしょ?」
クラリス「よってない!」
グラン「だってとってもお酒臭いし……」
クラリス「くさい!? おんなのこにむかってくさいだなんてひどーい!」
グラン「ご、ごめん……」
クラリス「ゆるさないよー」ギュッ
グラン「え、ちょっと……」
グラン「いや、酔ってるでしょ?」
クラリス「よってない!」
グラン「だってとってもお酒臭いし……」
クラリス「くさい!? おんなのこにむかってくさいだなんてひどーい!」
グラン「ご、ごめん……」
クラリス「ゆるさないよー」ギュッ
グラン「え、ちょっと……」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:55:52.87 ID:6m7Tunqs0
クラリス「ほら、かいで? はー……くさい? うちくさい? はー」
グラン「だ、抱きつかないで、クラリス」
グラン(す、凄く酒臭い……)
オイゲン「だははは、なんだ、いつの間に団長はクラリスを口説いてたんだ?」
ラカム「よかったな、グラン、可愛い女の子に抱かれて」
クラリス「はあー……どうくさくないでしょ? はあー、はあー」
グラン(確かに女の子に抱きつかれるのは嬉しいんだけど、この酒臭い息のせいでまったく喜べない……)
グラン「だ、抱きつかないで、クラリス」
グラン(す、凄く酒臭い……)
オイゲン「だははは、なんだ、いつの間に団長はクラリスを口説いてたんだ?」
ラカム「よかったな、グラン、可愛い女の子に抱かれて」
クラリス「はあー……どうくさくないでしょ? はあー、はあー」
グラン(確かに女の子に抱きつかれるのは嬉しいんだけど、この酒臭い息のせいでまったく喜べない……)
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:56:23.74 ID:6m7Tunqs0
グラン「……わ、わかった、クラリスは酒臭くないよ」
クラリス「だよねー!」
グラン「うん、だからそろそろ離れてほしいんだけど……」
クラリス「はなれてほしいのー!? うちがくさいからー!?」
グラン(藪蛇だった……)
オイゲン「がははは、酔った女を介抱するのも男の甲斐性だぞ、グラン」
ラカム「そうだぜ、男として最後まで面倒みてやるんだな、グラン」
グラン「……」
クラリス「だよねー!」
グラン「うん、だからそろそろ離れてほしいんだけど……」
クラリス「はなれてほしいのー!? うちがくさいからー!?」
グラン(藪蛇だった……)
オイゲン「がははは、酔った女を介抱するのも男の甲斐性だぞ、グラン」
ラカム「そうだぜ、男として最後まで面倒みてやるんだな、グラン」
グラン「……」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:57:08.17 ID:6m7Tunqs0
グラン「ほら、クラリス、ちゃんと歩いて」
クラリス「あるいてるよー」ヨタヨタ
グラン「ちゃんと歩けてないから言ってるんだってば」
クラリス「あれー、ていうかおさけはー? いまからどこいくのー?」
グラン「お酒は無くなったからもうおしまい、これからクラリスの部屋まで連れてくから」
クラリス「うちのへやー? あ、もしかしてだんちょー、うちのへやにいってうちにいやらしーことするつもりー?」
グラン「そ、そんなことしないよ」
クラリス「うそだー、おとこはみんなかわいいおんなのこがだいすきな、いやらしーせいぶつだって、うちのかくんだもーん」
グラン(どんな家訓だ……)
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:57:43.11 ID:6m7Tunqs0
クラリス「まーでもー? とくべつにだんちょーなら、ちょっとくらいいやらしーことしてもいいよー?」
グラン「え?」
クラリス「うちねー、だんちょーのことすきかもしれないんだー……きゃー! いっちゃった!」バシバシ
グラン「痛い、痛いってば……」
クラリス「だってさー、うちみたいにうるさいだけのおんなのこにもやさしいしさー」
グラン「あ、ありがとう……」
クラリス「もう、なにまじできいてるのー! じょうだんにきまってるじゃーん!」
グラン「そ、そうなんだ」
グラン(いつもより3割増しくらいでうるさいな……まあ酔っ払ってるし、仕方ないか)
グラン「え?」
クラリス「うちねー、だんちょーのことすきかもしれないんだー……きゃー! いっちゃった!」バシバシ
グラン「痛い、痛いってば……」
クラリス「だってさー、うちみたいにうるさいだけのおんなのこにもやさしいしさー」
グラン「あ、ありがとう……」
クラリス「もう、なにまじできいてるのー! じょうだんにきまってるじゃーん!」
グラン「そ、そうなんだ」
グラン(いつもより3割増しくらいでうるさいな……まあ酔っ払ってるし、仕方ないか)
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:58:18.65 ID:6m7Tunqs0
グラン「ほら、そろそろ部屋だから、今日はもう……あれ?」
クラリス「どうしたのー?」
グラン「いや……カリオストロ、どうしたの? そんなところに立って」
カリオストロ「……」
クラリス「あ、カリちゃーん、おっすー」
カリオストロ「……」
グラン「カリオストロ? 顔が怖いよ」
クラリス「どうしたのー?」
グラン「いや……カリオストロ、どうしたの? そんなところに立って」
カリオストロ「……」
クラリス「あ、カリちゃーん、おっすー」
カリオストロ「……」
グラン「カリオストロ? 顔が怖いよ」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:59:04.47 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「……オレ様はな、グラン、お前を探していんだ」
グラン「う、うん」
カリオストロ「オレ様の許可なく出歩くなって言ってるのに勝手に動きやがって」
グラン「いや、それは……」
カリオストロ「まあ、それは百歩譲って見逃してやる」
グラン「えーと……あ、ありがとう?」
カリオストロ「だがな、どこぞの小娘といちゃつくためなら話は別だぞ」
グラン「カ、カリオストロ……ちょ、ちょっと落ち着こうよ」
グラン「う、うん」
カリオストロ「オレ様の許可なく出歩くなって言ってるのに勝手に動きやがって」
グラン「いや、それは……」
カリオストロ「まあ、それは百歩譲って見逃してやる」
グラン「えーと……あ、ありがとう?」
カリオストロ「だがな、どこぞの小娘といちゃつくためなら話は別だぞ」
グラン「カ、カリオストロ……ちょ、ちょっと落ち着こうよ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 21:59:47.33 ID:6m7Tunqs0
クラリス「あれー? カリちゃん、なんでおこってるのー?」
カリオストロ「てめえは黙ってろ、小娘」
クラリス「はあ? カリちゃんのほうがうちよりもこどもなのに、こむすめとかいわれたくないんですけどー?」
カリオストロ「アホか、こっちはてめえの百倍は生きてるよ、つうかグランに寄り掛かりすぎだろ、離れろ」
クラリス「やだもーん! うちはだんちょーさんに『えすこーと』されてるんだもーん、ねー?」ギュッ
グラン「あ、いや……」
カリオストロ「あぁん? てめえ、なに抱きついてんだよ」
カリオストロ「てめえは黙ってろ、小娘」
クラリス「はあ? カリちゃんのほうがうちよりもこどもなのに、こむすめとかいわれたくないんですけどー?」
カリオストロ「アホか、こっちはてめえの百倍は生きてるよ、つうかグランに寄り掛かりすぎだろ、離れろ」
クラリス「やだもーん! うちはだんちょーさんに『えすこーと』されてるんだもーん、ねー?」ギュッ
グラン「あ、いや……」
カリオストロ「あぁん? てめえ、なに抱きついてんだよ」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:00:26.96 ID:6m7Tunqs0
グラン「カ、カリオストロ、クラリスはお酒に酔ってるんだ、だから……」
カリオストロ「関係ねえ、とっとと離れろ」
クラリス「いやー、うちはだんちょーさんのことがすきなのー! だからいっしょにいるのー!」
グラン「カリオストロ、これは冗談だからね? ほ、本気にしちゃダメだよ!」
カリオストロ「……」
クラリス「じょうだんじゃないもーん、ぐらんはうちのものなんだからー!」
グラン「いや、さっき冗談だって……と、とにかく、クラリスは酔ってるんだ! ね、カリオストロ?」
カリオストロ「関係ねえ、とっとと離れろ」
クラリス「いやー、うちはだんちょーさんのことがすきなのー! だからいっしょにいるのー!」
グラン「カリオストロ、これは冗談だからね? ほ、本気にしちゃダメだよ!」
カリオストロ「……」
クラリス「じょうだんじゃないもーん、ぐらんはうちのものなんだからー!」
グラン「いや、さっき冗談だって……と、とにかく、クラリスは酔ってるんだ! ね、カリオストロ?」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:00:59.65 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「……はあ、仕方ねえな」
グラン「わかってくれた!?」
カリオストロ「ああ、わかったぜ、その小娘が泥棒猫だってことがな」
グラン「……え?」
カリオストロ「害獣は駆除しなきゃいけないよなあ? ちょうどオレ様のウロボロスも腹を空かせていたところだ」
ウロボロス「グアアアア……」
グラン「ちょっと待って、それはダメだから!」
グラン「わかってくれた!?」
カリオストロ「ああ、わかったぜ、その小娘が泥棒猫だってことがな」
グラン「……え?」
カリオストロ「害獣は駆除しなきゃいけないよなあ? ちょうどオレ様のウロボロスも腹を空かせていたところだ」
ウロボロス「グアアアア……」
グラン「ちょっと待って、それはダメだから!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:01:36.22 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「いいか、小娘、グランはオレ様の物だ……勝手に人の物を盗るんじゃねえ!」
クラリス「ぐらんはカリちゃんのものじゃないでしょー!」
カリオストロ「やれ、ウロボロス!」
グラン「ク、クラリス、逃げて!」
グラリス「あるけみっくふれあー!」
グラン「……え? うわっ……」
ドオォォォン
クラリス「ぐらんはカリちゃんのものじゃないでしょー!」
カリオストロ「やれ、ウロボロス!」
グラン「ク、クラリス、逃げて!」
グラリス「あるけみっくふれあー!」
グラン「……え? うわっ……」
ドオォォォン
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:02:08.17 ID:6m7Tunqs0
グラン「ゴホゴホ……」
カリオストロ「ちっ、この小娘……」
グラン「あ、カリオストロ……そうだ、クラリスは?」
クラリス「……」
グラン「クラリス! 倒れてるじゃないか! とにかく回復を……」
クラリス「……くかー」
グラン「あれ……寝てるだけ? あ、ウロボロスは?」キョロキョロ
カリオストロ「ちっ、この小娘……」
グラン「あ、カリオストロ……そうだ、クラリスは?」
クラリス「……」
グラン「クラリス! 倒れてるじゃないか! とにかく回復を……」
クラリス「……くかー」
グラン「あれ……寝てるだけ? あ、ウロボロスは?」キョロキョロ
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:02:53.43 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「ウロボロスは戻した、吹き飛んじまったからな」
グラン「吹き飛んだ?」
カリオストロ「この小娘、錬金術……いや、そんな上等なもんじゃねえな、とにかくそれにやられた」
グラン「え、それってつまりクラリスがウロボロスを倒しちゃったってこと……?」
カリオストロ「……ああ、認めたくはないが、どうやらこいつの錬金術未満の術はオレ様やウロボロスにかなり効く奴だ」
グラン「それって確か、とにかく破壊や分解に特化した錬金術……だっけ?」
カリオストロ「そうだ、この小娘は今はまだ未熟だが、いずれは……念のために今のうちに滅ぼしておくか」
グラン「待って、待って、カリオストロ、もう本当に許してあげて!」
グラン「吹き飛んだ?」
カリオストロ「この小娘、錬金術……いや、そんな上等なもんじゃねえな、とにかくそれにやられた」
グラン「え、それってつまりクラリスがウロボロスを倒しちゃったってこと……?」
カリオストロ「……ああ、認めたくはないが、どうやらこいつの錬金術未満の術はオレ様やウロボロスにかなり効く奴だ」
グラン「それって確か、とにかく破壊や分解に特化した錬金術……だっけ?」
カリオストロ「そうだ、この小娘は今はまだ未熟だが、いずれは……念のために今のうちに滅ぼしておくか」
グラン「待って、待って、カリオストロ、もう本当に許してあげて!」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:03:31.70 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「……気に食わねえなあ、さっきからその小娘にばっかり肩を持ちやがって、 オレ様よりもその小娘の方が大事か?」
グラン「クラリスは大事な仲間だけど、カリオストロは大切な仲間だよ! 俺はカリオストロに仲間を殺してほしくない」
カリオストロ「ふーん……大切、ねえ」
グラン「もし仲間を殺したら、カリオストロはこの騎空団にいれなくなると思う、でも俺はまだカリオストロと一緒にいたいんだ」
カリオストロ「一緒にいたい……ふむふむ、それで?」チラチラ
グラン「そ、それで……?」
グラン(言いたいことは全部言ったんだけど……もっとなにか言ってほしいみたいだ……)
グラン「クラリスは大事な仲間だけど、カリオストロは大切な仲間だよ! 俺はカリオストロに仲間を殺してほしくない」
カリオストロ「ふーん……大切、ねえ」
グラン「もし仲間を殺したら、カリオストロはこの騎空団にいれなくなると思う、でも俺はまだカリオストロと一緒にいたいんだ」
カリオストロ「一緒にいたい……ふむふむ、それで?」チラチラ
グラン「そ、それで……?」
グラン(言いたいことは全部言ったんだけど……もっとなにか言ってほしいみたいだ……)
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:04:19.81 ID:6m7Tunqs0
グラン「えーと……そうだ、今度一緒にお酒を飲みに行かない? 俺飲んだことないんだ、結局今日も飲めなかったし」
カリオストロ「一緒に酒ねえ……どうするかなぁ……もっと丁寧に頼んできたら考えてやってもいいが……」チラチラ
グラン「あ、そういえばカリオストロはお酒飲んでも酔わないんだっけ、じゃあ楽しくないよね、やっぱりお酒の話は無しで……」
カリオストロ「待て、行くぞ」
グラン「え?」
カリオストロ「酒だろ? 飲みに行くぞ」
カリオストロ「一緒に酒ねえ……どうするかなぁ……もっと丁寧に頼んできたら考えてやってもいいが……」チラチラ
グラン「あ、そういえばカリオストロはお酒飲んでも酔わないんだっけ、じゃあ楽しくないよね、やっぱりお酒の話は無しで……」
カリオストロ「待て、行くぞ」
グラン「え?」
カリオストロ「酒だろ? 飲みに行くぞ」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:04:51.65 ID:6m7Tunqs0
グラン「でも……」
カリオストロ「明日行くぞ」
グラン「あ、明日行くの?」
カリオストロ「なんだ、今日行きたいのか? それなら今から……」
グラン「明日行こう!」
カリオストロ「わかった、明日だな」
グラン「う、うん……」
カリオストロ「明日行くぞ」
グラン「あ、明日行くの?」
カリオストロ「なんだ、今日行きたいのか? それなら今から……」
グラン「明日行こう!」
カリオストロ「わかった、明日だな」
グラン「う、うん……」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:05:42.46 ID:6m7Tunqs0
次の日
クラリス「だ、団長……」
グラン「クラリス、どうしたの?」
クラリス「いや、その……ね、昨日の事でちょっと……」
グラン「ああ、みんなでお酒を飲んだ時の……」
クラリス「うん、……まあ、その後の事なんだけど……」
グラン「その後っていうと……俺がクラリスを部屋まで運んだ事?」
クラリス「えーと、その節はありがとうございます……」
グラン「いいよ、そんな気にしなくて」
グラン(どうしたんだろう、クラリスがかしこまるなんて珍しい……というか、緊張してるように見える)
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:06:23.87 ID:6m7Tunqs0
クラリス「それでですね……うち、そこで変な事を言っちゃったりやっちゃたりしたと思うんですけども……」
グラン「変な事……? えーと……」
グラン(そんな変な事やってたっけ? ……あ、カリオストロと喧嘩したことか)
グラン「大丈夫だよ、フォローしておいたから、多分怒ってないと思う」
クラリス「フォロー? 多分? ……なんで他人事なの?」
グラン「え、だから昨日クラリスがカリオストロと喧嘩したことでしょ?」
クラリス「カリちゃんと……? あー、したね、うん」
グラン「そのことでしょ?」
クラリス(あれ、これもしかして団長、昨日うちが抱きついたりとか好きとか言ったの忘れてる……?)
グラン「変な事……? えーと……」
グラン(そんな変な事やってたっけ? ……あ、カリオストロと喧嘩したことか)
グラン「大丈夫だよ、フォローしておいたから、多分怒ってないと思う」
クラリス「フォロー? 多分? ……なんで他人事なの?」
グラン「え、だから昨日クラリスがカリオストロと喧嘩したことでしょ?」
クラリス「カリちゃんと……? あー、したね、うん」
グラン「そのことでしょ?」
クラリス(あれ、これもしかして団長、昨日うちが抱きついたりとか好きとか言ったの忘れてる……?)
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:07:00.78 ID:6m7Tunqs0
クラリス「……」
グラン「クラリス?」
クラリス「え? あ……そうなの! カリちゃんの事なんだ!」
グラン「やっぱりそうだったんだ」
クラリス「いやー、カリちゃん怒ってたねー、あんなに怒らなくてもいいのに」
グラン「カリオストロは意外と怒りっぽいよ、俺も何回も怒らせてるもの」
クラリス「気難しいのかなー、あんなちびっ子なのに」
グラン「クラリス?」
クラリス「え? あ……そうなの! カリちゃんの事なんだ!」
グラン「やっぱりそうだったんだ」
クラリス「いやー、カリちゃん怒ってたねー、あんなに怒らなくてもいいのに」
グラン「カリオストロは意外と怒りっぽいよ、俺も何回も怒らせてるもの」
クラリス「気難しいのかなー、あんなちびっ子なのに」
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:08:30.90 ID:6m7Tunqs0
グラン「いや、あんな姿だけどもう何千年も生きてるんだよ」
クラリス「またまた~、そんなわけないじゃん……ていうかさ、うち、どうしてもカリちゃん苦手なんだよねえ」
グラン「珍しいね、クラリスに苦手な人がいるなんて、人見知りしてるところとか見たことないのに」
クラリス「いやあ、うちだって苦手な人いるよ? うちの家族と親戚とか……」
グラン(そういえばクラリスは家族からのプレッシャーが嫌になって旅に出たんだっけ)
クラリス「またまた~、そんなわけないじゃん……ていうかさ、うち、どうしてもカリちゃん苦手なんだよねえ」
グラン「珍しいね、クラリスに苦手な人がいるなんて、人見知りしてるところとか見たことないのに」
クラリス「いやあ、うちだって苦手な人いるよ? うちの家族と親戚とか……」
グラン(そういえばクラリスは家族からのプレッシャーが嫌になって旅に出たんだっけ)
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:08:58.54 ID:6m7Tunqs0
グラン「カリオストロのどんなところが苦手なの?」
クラリス「なんかカリちゃんを見てるとうちの家族を思い出すというか……」
グラン「カリオストロと似てるの?」
クラリス「こう……やたらと高圧的なところとか、人に自分の意見を押し付けてくるところとか……」
グラン「……傲慢なところとか?」
クラリス「そう! そこも!」
グラン「ははは、確かにクラリスは苦手そうにだね」
クラリス「なんかカリちゃんを見てるとうちの家族を思い出すというか……」
グラン「カリオストロと似てるの?」
クラリス「こう……やたらと高圧的なところとか、人に自分の意見を押し付けてくるところとか……」
グラン「……傲慢なところとか?」
クラリス「そう! そこも!」
グラン「ははは、確かにクラリスは苦手そうにだね」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:09:34.76 ID:6m7Tunqs0
クラリス「だよねー、まあうちとしてはさ、仲良くやっていきたいと思ってるんだけど、どうしても苦手意識がね」
グラン(クラリスはカリオストロが苦手……そういえばカリオストロもクラリスを警戒してたな……これはもしかしたらちょっと危ないかも、またあんな事態になるのはマズイし……)
グラン「……」
クラリス「どうしたの、団長? 難しい顔して?」
グラン「えーと……たまには騎空団の団長らしいことをしようかな、と思って」
クラリス「?」
グラン(クラリスはカリオストロが苦手……そういえばカリオストロもクラリスを警戒してたな……これはもしかしたらちょっと危ないかも、またあんな事態になるのはマズイし……)
グラン「……」
クラリス「どうしたの、団長? 難しい顔して?」
グラン「えーと……たまには騎空団の団長らしいことをしようかな、と思って」
クラリス「?」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:10:04.36 ID:6m7Tunqs0
グラン「ラカム、ちょっと相談したいことがあるんだ」
ラカム「なんだ?」
グラン「次の島についたらお酒を飲みに行きたいんだけど、どこかおすすめの酒場とかない?」
ラカム「お、酒か、いいな、俺が行きつけの酒場につれてってやるよ」
グラン「ラカムも来る?」
ラカム「おう、他に誰か誘ってるのか?」
グラン「カリオストロと一緒に行くつもりだったけど」
ラカム「あー……すまん、酒場の場所は教えるから二人で行ってくれ」
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:10:42.05 ID:6m7Tunqs0
グラン「ははは、それともう一つ相談があるんだけど」
ラカム「いいぞ」
グラン「仲が悪い人同士を仲良くさせるのってどうすればいいかな?」
ラカム「仲が悪い? この騎空団のメンバー同士の話か?」
グラン「うん……まあ、仲が悪いが少し言い過ぎたかもしれないけど、ちょっと拗れると面倒なことになりそうなんだ」
ラカム「そうだな……俺も昔よく喧嘩してた奴がいたが、腹を割って話し合うと仲良くなれたもんだが」
グラン「腹を割って話し合う……」
ラカム「それこそ酒の席なんて良い場じゃないか? お前も見ただろう、オイゲンとクラリスが意気投合してたのを、普通あんな爺さんと若い子が話し合うわけないのによ」
グラン「お酒の席……なるほど、ありがとう、ラカム」
ラカム「おう、頑張れよ、団長」
ラカム「いいぞ」
グラン「仲が悪い人同士を仲良くさせるのってどうすればいいかな?」
ラカム「仲が悪い? この騎空団のメンバー同士の話か?」
グラン「うん……まあ、仲が悪いが少し言い過ぎたかもしれないけど、ちょっと拗れると面倒なことになりそうなんだ」
ラカム「そうだな……俺も昔よく喧嘩してた奴がいたが、腹を割って話し合うと仲良くなれたもんだが」
グラン「腹を割って話し合う……」
ラカム「それこそ酒の席なんて良い場じゃないか? お前も見ただろう、オイゲンとクラリスが意気投合してたのを、普通あんな爺さんと若い子が話し合うわけないのによ」
グラン「お酒の席……なるほど、ありがとう、ラカム」
ラカム「おう、頑張れよ、団長」
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:11:47.80 ID:6m7Tunqs0
酒場
カリオストロ「本当にいい酒場なんだろうな」
グラン「ラカムが言うには雰囲気があるんだって」
カリオストロ「雰囲気?」
グラン「サシのみするムードがある、とかなんとか……サシのみって何かな?」
カリオストロ「さあな」
ガチャ
グラン「えーと……」キョロキョロ
カリオストロ「何してんだ? 空いてるところに適当に座るぞ」
カリオストロ「本当にいい酒場なんだろうな」
グラン「ラカムが言うには雰囲気があるんだって」
カリオストロ「雰囲気?」
グラン「サシのみするムードがある、とかなんとか……サシのみって何かな?」
カリオストロ「さあな」
ガチャ
グラン「えーと……」キョロキョロ
カリオストロ「何してんだ? 空いてるところに適当に座るぞ」
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:12:16.84 ID:6m7Tunqs0
グラン「いや、先に来てるはずなんだけど……」
カリオストロ「先に来てる? どういう……」
クラリス「おーい、だんちょー」
グラン「あ、いたいた……」
カリオストロ「……」
グラン「あれ? どうしたのカリオストロ、早く行こうよ」
カリオストロ「……どうしたのじゃねえよ、なんであいつがここにいるんだ?」
グラン「今日はみんなで楽しくお酒を飲もうと思って」
カリオストロ「ふざけるな、オレ様はあいつと一緒に酒を飲むつもりはないぞ」
グラン「じゃあカリオストロだけ帰る?」
カリオストロ「……ちっ」
カリオストロ「先に来てる? どういう……」
クラリス「おーい、だんちょー」
グラン「あ、いたいた……」
カリオストロ「……」
グラン「あれ? どうしたのカリオストロ、早く行こうよ」
カリオストロ「……どうしたのじゃねえよ、なんであいつがここにいるんだ?」
グラン「今日はみんなで楽しくお酒を飲もうと思って」
カリオストロ「ふざけるな、オレ様はあいつと一緒に酒を飲むつもりはないぞ」
グラン「じゃあカリオストロだけ帰る?」
カリオストロ「……ちっ」
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:12:48.39 ID:6m7Tunqs0
グラン「お待たせ」
クラリス「おっそーいーよー」
グラン「ごめんね……というか、もしかしてもう飲んじゃってる?」
クラリス「だってだんちょーがなかなかこないんだもーん」ゴクゴク
カリオストロ「……」
クラリス「あれ? カリちゃん? なんで?」
グラン「カリオストロと3人で飲もうと思って」
クラリス「おっそーいーよー」
グラン「ごめんね……というか、もしかしてもう飲んじゃってる?」
クラリス「だってだんちょーがなかなかこないんだもーん」ゴクゴク
カリオストロ「……」
クラリス「あれ? カリちゃん? なんで?」
グラン「カリオストロと3人で飲もうと思って」
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:13:14.17 ID:6m7Tunqs0
クラリス「……うち、だんちょーとふたりきりでのむとおもってたよー」
グラン「3人で飲んだ方がきっと楽しいよ、ね? カリオストロ?」
カリオストロ「……ちっ」
グラン「じゃ、じゃあ俺達も飲もうか……」
カリオストロ「……」
グラン(本当にこれで大丈夫かな……)
グラン「3人で飲んだ方がきっと楽しいよ、ね? カリオストロ?」
カリオストロ「……ちっ」
グラン「じゃ、じゃあ俺達も飲もうか……」
カリオストロ「……」
グラン(本当にこれで大丈夫かな……)
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:14:25.82 ID:6m7Tunqs0
クラリス「だんちょー、なんでこんなおそかったのー?」
グラン「ゴメンね、ちょっとカリオストロと用事があって」
クラリス「ようじって?」
グラン「えーと、研究……」
カリオストロ「デートだ」
クラリス「え? でーと? ……うそだー、カリちゃんかわいいけどまだこどもじゃん」
グラン「いや、一応、研究っていう名目で……」
カリオストロ「アホ、グランはオレ様にぞっこんだ」
クラリス「ええー!? だんちょー、ろりこんなのー?」
グラン「ゴメンね、ちょっとカリオストロと用事があって」
クラリス「ようじって?」
グラン「えーと、研究……」
カリオストロ「デートだ」
クラリス「え? でーと? ……うそだー、カリちゃんかわいいけどまだこどもじゃん」
グラン「いや、一応、研究っていう名目で……」
カリオストロ「アホ、グランはオレ様にぞっこんだ」
クラリス「ええー!? だんちょー、ろりこんなのー?」
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:15:05.75 ID:6m7Tunqs0
グラン「そうじゃなくて、詳しく説明すると……」
カリオストロ「グランは口リコンじゃなくて、オレ様が好きなんだ」
クラリス「それをろりこんっていうんだよー、なんかしょっく……」
グラン(ふ、二人とも俺の話を聞いていない……)
カリオストロ「てめえがショック受ける事なんかねえだろ」
クラリス「あるよぉ、だってろりこんならぁ、かんぜんにうち、たいしょうがいじゃん」
カリオストロ「対象外? そもそもお前みたいなガキ初めから対象外だ」
クラリス「うちががきー? カリちゃんのほうがこどもでしょー?」
カリオストロ「グランは口リコンじゃなくて、オレ様が好きなんだ」
クラリス「それをろりこんっていうんだよー、なんかしょっく……」
グラン(ふ、二人とも俺の話を聞いていない……)
カリオストロ「てめえがショック受ける事なんかねえだろ」
クラリス「あるよぉ、だってろりこんならぁ、かんぜんにうち、たいしょうがいじゃん」
カリオストロ「対象外? そもそもお前みたいなガキ初めから対象外だ」
クラリス「うちががきー? カリちゃんのほうがこどもでしょー?」
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:15:35.89 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「てめえ昨日からオレ様の事をガキガキいうが、オレ様のどこがガキだっていうんだよ」
クラリス「うちよりちっちゃいじゃん」
カリオストロ「アホか、オレ様はあえてこの至高の肉体でいるんだよ」
クラリス「カリちゃん……そうやってじぶんをなぐさめてるんだね……」
カリオストロ「慰めてねえよ!」
クラリス「すみませーん、おさけくださーい」
カリオストロ「聞けよ!」
グラン(あれ? もしかしてこの2人仲良い……?)
クラリス「うちよりちっちゃいじゃん」
カリオストロ「アホか、オレ様はあえてこの至高の肉体でいるんだよ」
クラリス「カリちゃん……そうやってじぶんをなぐさめてるんだね……」
カリオストロ「慰めてねえよ!」
クラリス「すみませーん、おさけくださーい」
カリオストロ「聞けよ!」
グラン(あれ? もしかしてこの2人仲良い……?)
48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:16:05.26 ID:6m7Tunqs0
30分後
クラリス「うぅん……だんちょー、あれ? だんちょー?」
グラン「はいはい、ここにいるよ」
カリオストロ「……」
クラリス「よかったぁ、みすてられたかとおもったぁ」
グラン「ずっと隣にいるじゃないか、それにクラリスを見捨てたりなんかしないよ」
カリオストロ「……」
クラリス「うぅん……だんちょー、あれ? だんちょー?」
グラン「はいはい、ここにいるよ」
カリオストロ「……」
クラリス「よかったぁ、みすてられたかとおもったぁ」
グラン「ずっと隣にいるじゃないか、それにクラリスを見捨てたりなんかしないよ」
カリオストロ「……」
49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:16:42.48 ID:6m7Tunqs0
クラリス「いやあん、だんちょーやさしいー」
グラン「クラリス、そろそろ飲み過ぎだともうからもう飲むの止めた方がいいよ」
カリオストロ「……」
クラリス「やだー、もっとのむー、だんちょー、のませてー」
グラン「ええ? ……仕方ないな、これで終わりしなよ?」
カリオストロ「おい、グラン」
グラン「何、カリオストロ?」
カリオストロ「昨日から思ってたけど、お前、やけにこいつにやさしくないか?」
グラン「やさしいっていうか酔っ払っちゃってるし……誰かが面倒見てあげないと」
カリオストロ「……」
グラン「クラリス、そろそろ飲み過ぎだともうからもう飲むの止めた方がいいよ」
カリオストロ「……」
クラリス「やだー、もっとのむー、だんちょー、のませてー」
グラン「ええ? ……仕方ないな、これで終わりしなよ?」
カリオストロ「おい、グラン」
グラン「何、カリオストロ?」
カリオストロ「昨日から思ってたけど、お前、やけにこいつにやさしくないか?」
グラン「やさしいっていうか酔っ払っちゃってるし……誰かが面倒見てあげないと」
カリオストロ「……」
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:17:11.15 ID:6m7Tunqs0
クラリス「はやくのませてー」
グラン「はいはい、飲ませてあげるから急かさないで」
グラン(結局俺が飲む暇がないな、テーブルの上に酒が置かれるとクラリスがすぐ飲んじゃうし……)
カリオストロ「……その酒、貸せ」
グラン「え? カリオストロが飲ませてあげるの?」
カリオストロ「……」グイ
グラン「あ」
クラリス「あー! そのおさけ、うちのだよ!」
グラン「はいはい、飲ませてあげるから急かさないで」
グラン(結局俺が飲む暇がないな、テーブルの上に酒が置かれるとクラリスがすぐ飲んじゃうし……)
カリオストロ「……その酒、貸せ」
グラン「え? カリオストロが飲ませてあげるの?」
カリオストロ「……」グイ
グラン「あ」
クラリス「あー! そのおさけ、うちのだよ!」
51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:18:01.73 ID:6m7Tunqs0
グラン(相変わらず豪快な一気飲みだな……クラリスだったら止めるけど、カリオストロは酔わないらしいし、平気だよね)
カリオストロ「……ふぅ、はあ、火照ってちゃったなぁ」
グラン「え?」
カリオストロ「カリオストロ、酔っちゃったみたい」
グラン「いや、カリオストロってお酒に酔わないんじゃ……」
カリオストロ「うえーん、グランはカリオストロの言うこと信じてくれないのぉ?」
グラン「ご、ごめん、聞いてた話と違ったから……」
グラン(でもどう見ても酔った人の顔にみえないんだよなあ……クラリスなんて顔真っ赤なのに、カリオストロは真っ白のままだし……)
カリオストロ「……ふぅ、はあ、火照ってちゃったなぁ」
グラン「え?」
カリオストロ「カリオストロ、酔っちゃったみたい」
グラン「いや、カリオストロってお酒に酔わないんじゃ……」
カリオストロ「うえーん、グランはカリオストロの言うこと信じてくれないのぉ?」
グラン「ご、ごめん、聞いてた話と違ったから……」
グラン(でもどう見ても酔った人の顔にみえないんだよなあ……クラリスなんて顔真っ赤なのに、カリオストロは真っ白のままだし……)
52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:18:31.84 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「グラン~、カリオストロにぃお酒飲ませて~?」
グラン「う、うん……」
クラリス「……カリちゃん、ほんとによってるー? まだいっぱいしかのでないよねー?」
カリオストロ「グラン~、クラリスちゃんがカリオストロを疑うぅ~」
グラン(ク、クラリスちゃん!?)
カリオストロ「カリオストロ傷ついちゃったからぁ、慰めて?」
グラン「えーと……よしよし」ナデナデ
カリオストロ「うぅーん……もっとぉ」
グラン「う、うん……」
クラリス「……カリちゃん、ほんとによってるー? まだいっぱいしかのでないよねー?」
カリオストロ「グラン~、クラリスちゃんがカリオストロを疑うぅ~」
グラン(ク、クラリスちゃん!?)
カリオストロ「カリオストロ傷ついちゃったからぁ、慰めて?」
グラン「えーと……よしよし」ナデナデ
カリオストロ「うぅーん……もっとぉ」
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:19:03.42 ID:6m7Tunqs0
グラン「いい子いい子」ナデナデ
カリオストロ「むふぅ……」
グラン(こう見るとカリオストロも可愛いな、小動物みたいで)
クラリス「……」ジー
グラン「……? どうしたの、クラリス?」
クラリス「……おさけー! ここのおみのぜんぶくださーい!」
グラン「え、ちょっと、クラリス!?」
クラリス「よえばいいんでしょー! よえばー!」
グラン「クラリスは充分酔ってるよ!」
カリオストロ「むふぅ……」
グラン(こう見るとカリオストロも可愛いな、小動物みたいで)
クラリス「……」ジー
グラン「……? どうしたの、クラリス?」
クラリス「……おさけー! ここのおみのぜんぶくださーい!」
グラン「え、ちょっと、クラリス!?」
クラリス「よえばいいんでしょー! よえばー!」
グラン「クラリスは充分酔ってるよ!」
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:19:35.65 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「グラン、あんな小むす……クラリスちゃんなんかほうっておいて、酔っ払ってるカリオストロの事だけを見ててぇ?」
グラン「やっぱりカリオストロ酔ってないよね!?」
クラリス「こうなりゃやけだー、きょうはのむ!」
グラン「ク、クラリス、落ち着いて……」
カリオストロ「おいこらグラン、オレ様が酔ってんだからオレ様の面倒を見ろって言ってんだろ」
グラン「本当に酔ってる人はそんなこと言わないと思うんだけど……」
クラリス「あー、おさけおいしい、よっちゃうよー、クラリスちゃんはよっちゃうからねー!」
カリオストロ「このお酒は全部オレ様が飲む、酔っ払うのはオレ様のほうだ!」
グラン(もうメチャクチャだ……)
グラン「やっぱりカリオストロ酔ってないよね!?」
クラリス「こうなりゃやけだー、きょうはのむ!」
グラン「ク、クラリス、落ち着いて……」
カリオストロ「おいこらグラン、オレ様が酔ってんだからオレ様の面倒を見ろって言ってんだろ」
グラン「本当に酔ってる人はそんなこと言わないと思うんだけど……」
クラリス「あー、おさけおいしい、よっちゃうよー、クラリスちゃんはよっちゃうからねー!」
カリオストロ「このお酒は全部オレ様が飲む、酔っ払うのはオレ様のほうだ!」
グラン(もうメチャクチャだ……)
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:20:07.04 ID:6m7Tunqs0
次の日
ラカム「どうだったグラン、カリオストロとの飲み会は?」
グラン「大変だったよ、クラリスとカリオストロが片っ端からお酒飲んじゃうんだもん」
ラカム「クラリス? クラリスもいたのか?」
グラン「うん、ラカムの意見を参考にしたもの」
ラカム「俺の意見? そんなこと言ったか……?」
グラン「仲が良くなる方法を教えてくれたじゃないか」
ラカム「……あれ、クラリスとカリオストロのことだったのか?」
グラン「うん」
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:20:41.28 ID:6m7Tunqs0
ラカム「……どうだったんだ? 爆発娘と天才錬金術師の飲み会は?」
グラン「お互いにどっちが酔えるかで競い合ってた」
ラカム「酔えるかで競う……? 普通逆じゃないか?」
グラン「でも実際やってたよ、クラリスはベロベロになっても飲むのを止めなくて、カリオストロは素面みたいだけど、ずっと酔ったフリをしてた」
ラカム「なんだよくわからんが、あまり想像したくない絵だな……」
グラン「飛空艇に戻るのも大変だったよ、クラリスは1人で歩けないし、カリオストロは甘えてくるし……しかも結局、俺は酒飲めなかったし」
ラカム「……まあ、とりあえずご苦労さん」
グラン「お互いにどっちが酔えるかで競い合ってた」
ラカム「酔えるかで競う……? 普通逆じゃないか?」
グラン「でも実際やってたよ、クラリスはベロベロになっても飲むのを止めなくて、カリオストロは素面みたいだけど、ずっと酔ったフリをしてた」
ラカム「なんだよくわからんが、あまり想像したくない絵だな……」
グラン「飛空艇に戻るのも大変だったよ、クラリスは1人で歩けないし、カリオストロは甘えてくるし……しかも結局、俺は酒飲めなかったし」
ラカム「……まあ、とりあえずご苦労さん」
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:21:19.01 ID:6m7Tunqs0
クラリス「団長! 団長!」
グラン「あ、クラリス」
クラリス「今夜ヒマ!?」
グラン「暇だけど……どうしたの、そんなに急いで?」
クラリス「じゃあうちと飲もう!」
グラン「飲むって……お酒を?」
クラリス「うん! オッケー?」
グラン「俺はいいけど……クラリスは大丈夫なの? 昨日あんなに飲んだのに……」
グラン「あ、クラリス」
クラリス「今夜ヒマ!?」
グラン「暇だけど……どうしたの、そんなに急いで?」
クラリス「じゃあうちと飲もう!」
グラン「飲むって……お酒を?」
クラリス「うん! オッケー?」
グラン「俺はいいけど……クラリスは大丈夫なの? 昨日あんなに飲んだのに……」
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:21:52.45 ID:6m7Tunqs0
クラリス「大丈夫! うち二日酔いしたことないから!」
ラカム「羨ましい内臓持ってるな、若さってやつか?」
クラリス「あ、ラカムいたんだ」
ラカム「俺はさっきからいたんだが……」
クラリス「ごめん! 今回はうちと団長の2人っきりで飲ませて!」
ラカム「いや、それは別にかまわないが……」
グラン「クラリスってお酒好きだったんだね、知らなかったよ」
クラリス「え? うち、別にお酒好きってわけじゃないけど」
ラカム「羨ましい内臓持ってるな、若さってやつか?」
クラリス「あ、ラカムいたんだ」
ラカム「俺はさっきからいたんだが……」
クラリス「ごめん! 今回はうちと団長の2人っきりで飲ませて!」
ラカム「いや、それは別にかまわないが……」
グラン「クラリスってお酒好きだったんだね、知らなかったよ」
クラリス「え? うち、別にお酒好きってわけじゃないけど」
59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:22:33.28 ID:6m7Tunqs0
グラン「でも一昨日も昨日も飲んでたじゃないか、今日も飲むのなら三日連続になるよ」
クラリス「いや、それはほら……うちにも色々事情っていうものがね?」
グラン「事情?」
クラリス「その辺は聞かないで! とにかく今日はうちと2人っきりで飲む! わかった!?」
グラン「わ、わかった」
クラリス「よーし……あ、飲む場所は昨日と同じ場所でいいから! 約束だからね! 忘れないでよ!」
ダタタタタ
クラリス「いや、それはほら……うちにも色々事情っていうものがね?」
グラン「事情?」
クラリス「その辺は聞かないで! とにかく今日はうちと2人っきりで飲む! わかった!?」
グラン「わ、わかった」
クラリス「よーし……あ、飲む場所は昨日と同じ場所でいいから! 約束だからね! 忘れないでよ!」
ダタタタタ
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:22:59.94 ID:6m7Tunqs0
グラン「行っちゃった」
ラカム「女からの飲みの誘いか、モテモテだな、グラン」
グラン「からかわないでよ……今日こそちゃんと飲めるかなあ」
ラカム「だといいな……そうだ、せっかくだから酔い潰れるまで飲んでみたらどうだ?」
グラン「酔い潰れるまで……?」
ラカム「飲み会の主役は良くも悪くも酔っ払いだ、この前の爺さんやクラリスを見ただろう? 酔っ払いには誰も勝てないからな」
グラン「へえ……」
ラカム「女からの飲みの誘いか、モテモテだな、グラン」
グラン「からかわないでよ……今日こそちゃんと飲めるかなあ」
ラカム「だといいな……そうだ、せっかくだから酔い潰れるまで飲んでみたらどうだ?」
グラン「酔い潰れるまで……?」
ラカム「飲み会の主役は良くも悪くも酔っ払いだ、この前の爺さんやクラリスを見ただろう? 酔っ払いには誰も勝てないからな」
グラン「へえ……」
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:23:27.51 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「おい、グラン、今夜酒を飲みに行くぞ」
グラン「へ? カリオストロも?」
カリオストロ「……『も』ってことはオレ様以外に誘われたんだな?」
グラン「うん、クラリスに」
カリオストロ「やっぱりな……小賢しい小娘だぜ」
グラン「……?」
62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:24:00.05 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「グラン、小娘との約束はキャンセルしろ、代わりにオレ様と行くぞ」
グラン「え」
カリオストロ「わかったな?」
グラン「ダ、ダメだよ、クラリスの方が先に約束したんだから」
カリオストロ「あんな小娘よりもオレ様の方が大切だろうが」
グラン「でも約束は破れないし……」
カリオストロ「じゃあ今この場で新しくオレ様と約束しろ、オレ様の約束を守るためなら小娘の方の約束を破っても仕方ないだろ?」
グラン(まいったな、カリオストロもお酒を飲みたがるなんて……あ、待てよ)
グラン「じゃあさ、昨日飲んだあの酒場で飲もうよ」
カリオストロ「いいぞ……ふふん、たっぷり酔ってやるからな、楽しみにしてろよ?」
グラン(何なんだその宣言は……)
グラン「え」
カリオストロ「わかったな?」
グラン「ダ、ダメだよ、クラリスの方が先に約束したんだから」
カリオストロ「あんな小娘よりもオレ様の方が大切だろうが」
グラン「でも約束は破れないし……」
カリオストロ「じゃあ今この場で新しくオレ様と約束しろ、オレ様の約束を守るためなら小娘の方の約束を破っても仕方ないだろ?」
グラン(まいったな、カリオストロもお酒を飲みたがるなんて……あ、待てよ)
グラン「じゃあさ、昨日飲んだあの酒場で飲もうよ」
カリオストロ「いいぞ……ふふん、たっぷり酔ってやるからな、楽しみにしてろよ?」
グラン(何なんだその宣言は……)
63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:24:36.57 ID:6m7Tunqs0
酒場
グラン「お待たせ、もう飲んでる?」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「いやー、ちょっとシェロからの依頼が長引いちゃってさ、遅れちゃってゴメンね」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「お待たせ、もう飲んでる?」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「いやー、ちょっとシェロからの依頼が長引いちゃってさ、遅れちゃってゴメンね」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:25:14.15 ID:6m7Tunqs0
グラン「あれ? 2人とも全然飲んでないね、昨日はあびるぐらい飲んでたのに」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「……? 本当に2人ともにどうしたの?」
クラリス「ねえ、団長」
グラン「なに、クラリス?」
クラリス「……うちさ、2人っきりで飲みたいって言ったよね?」
グラン「うん」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「……? 本当に2人ともにどうしたの?」
クラリス「ねえ、団長」
グラン「なに、クラリス?」
クラリス「……うちさ、2人っきりで飲みたいって言ったよね?」
グラン「うん」
65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:25:46.75 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「おい、グラン」
グラン「なに、カリオストロ?」
カリオストロ「オレ様はこの小娘の約束を破れと言ったよな?」
グラン「うん」
クラリス・カリオストロ「それなら何でカリちゃん(こいつ)がいるの(いるんだ)」
グラン「2人ともお酒飲みたいだし、ちょうどいいかなって思って」
グラン「なに、カリオストロ?」
カリオストロ「オレ様はこの小娘の約束を破れと言ったよな?」
グラン「うん」
クラリス・カリオストロ「それなら何でカリちゃん(こいつ)がいるの(いるんだ)」
グラン「2人ともお酒飲みたいだし、ちょうどいいかなって思って」
66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:26:15.20 ID:6m7Tunqs0
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「……?」
クラリス(もしかして団長……)
カリオストロ(何も分かってないって顔してやがるな)
グラン「とりあえず飲もうよ、2人は何飲む?」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
カリオストロ「……」
グラン「……?」
クラリス(もしかして団長……)
カリオストロ(何も分かってないって顔してやがるな)
グラン「とりあえず飲もうよ、2人は何飲む?」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:27:24.71 ID:6m7Tunqs0
5分後
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン(2人とも一切喋らないな……乾杯も出来ないからお酒も飲めない)
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン(何だか空気が重い気がする……おかしいな、昨日の飲み会で仲良くなったかと思ったんだけど)
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン(2人とも一切喋らないな……乾杯も出来ないからお酒も飲めない)
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン(何だか空気が重い気がする……おかしいな、昨日の飲み会で仲良くなったかと思ったんだけど)
68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:27:55.96 ID:6m7Tunqs0
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「ふ、2人とも、乾杯……しない?」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「……ク、クラリス、そのお酒美味しいのかな?」
クラリス「昨日飲んだけど美味しかったのよ、団長もこっちのお酒飲む?」
グラン(あれ? 普通に受け答えしてくれるや……不機嫌だと思ったけど気のせいだったのかな?)
カリオストロ「……」
グラン「ふ、2人とも、乾杯……しない?」
クラリス「……」
カリオストロ「……」
グラン「……ク、クラリス、そのお酒美味しいのかな?」
クラリス「昨日飲んだけど美味しかったのよ、団長もこっちのお酒飲む?」
グラン(あれ? 普通に受け答えしてくれるや……不機嫌だと思ったけど気のせいだったのかな?)
69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:28:37.80 ID:6m7Tunqs0
グラン「うん、それなら俺はそっちのを飲もうかな」
クラリス「やった☆ それじゃあ乾杯☆」
グラン「かんぱ……いててててて」
カリオストロ「……」ギュー
グラン「カ、カリオストロ、ふとももが……」
カリオストロ「え? ふとともがどうかしたのぉ? 団長さん」ギュー
グラン「俺のふとともをつねらないで……」
カリオストロ「何の話? カリオストロ、わかんなぁい」ギュー
グラン(やばい、なぜか知らないけどカリオストロが拗ねてる……早急にご機嫌をとらないと俺の太ももの皮がちぎれる)
クラリス「やった☆ それじゃあ乾杯☆」
グラン「かんぱ……いててててて」
カリオストロ「……」ギュー
グラン「カ、カリオストロ、ふとももが……」
カリオストロ「え? ふとともがどうかしたのぉ? 団長さん」ギュー
グラン「俺のふとともをつねらないで……」
カリオストロ「何の話? カリオストロ、わかんなぁい」ギュー
グラン(やばい、なぜか知らないけどカリオストロが拗ねてる……早急にご機嫌をとらないと俺の太ももの皮がちぎれる)
70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:29:06.70 ID:6m7Tunqs0
グラン「カ、カリオストロ、そっちのお酒も美味しそうだね、一緒飲もうか」
カリオストロ「え、本当にぃ? それじゃあカリオストロとこっちのお酒で乾杯しよ☆」パッ
グラン(よかった、なんとか俺のふとももは守られた……)
グラン「それじゃあ、かんぱ……いたたたたた」
クラリス「……」グイー
グラン「ク、クラリス、足! 足踏んでる!」
クラリス「……団長は、うちと乾杯するんだもんね?」グイー
グラン「そ、そうだね、かんぱ……いったい! いったいよ!」
カリオストロ「グラン? グランはぁ、カリオストロちゃんと乾杯するんでしょぉ?」ギュー
カリオストロ「え、本当にぃ? それじゃあカリオストロとこっちのお酒で乾杯しよ☆」パッ
グラン(よかった、なんとか俺のふとももは守られた……)
グラン「それじゃあ、かんぱ……いたたたたた」
クラリス「……」グイー
グラン「ク、クラリス、足! 足踏んでる!」
クラリス「……団長は、うちと乾杯するんだもんね?」グイー
グラン「そ、そうだね、かんぱ……いったい! いったいよ!」
カリオストロ「グラン? グランはぁ、カリオストロちゃんと乾杯するんでしょぉ?」ギュー
71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:29:49.18 ID:6m7Tunqs0
グラン「あ、いや……そうだ、三人で乾杯しよう、ね?」
クラリス「……」グイー
カリオストロ「……」ギュー
グラン(ヤバイ、俺の下半身がヤバい、足の甲がゴリゴリいってるし、ふとももが痛すぎて感覚がなくなってきた……)
グラン(これ、どっちかに乾杯したらもっとひどいことになる気がする……どうしよう、どうすれば……)
ラカム『飲み会の主役は良くも悪くも酔っ払いだ、酔っ払いには誰も勝てないからな』
グラン(酔っ払いには誰も勝てない……俺も酔っ払ったら、もしかしてこの状況を何とかできるかな……?)
クラリス「……」グイー
カリオストロ「……」ギュー
グラン(もう考えてる暇はない……ええい、ままよ!)
クラリス「……」グイー
カリオストロ「……」ギュー
グラン(ヤバイ、俺の下半身がヤバい、足の甲がゴリゴリいってるし、ふとももが痛すぎて感覚がなくなってきた……)
グラン(これ、どっちかに乾杯したらもっとひどいことになる気がする……どうしよう、どうすれば……)
ラカム『飲み会の主役は良くも悪くも酔っ払いだ、酔っ払いには誰も勝てないからな』
グラン(酔っ払いには誰も勝てない……俺も酔っ払ったら、もしかしてこの状況を何とかできるかな……?)
クラリス「……」グイー
カリオストロ「……」ギュー
グラン(もう考えてる暇はない……ええい、ままよ!)
72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:31:06.00 ID:6m7Tunqs0
グラン「……」グイ
クラリス「あ!」
カリオストロ「おい、オレ様と乾杯してないぞ、勝手に飲むな」
グラン「……」バタン
クラリス「え? 団長?」
カリオストロ「……どうした?」
グラン「……」
クラリス「あ!」
カリオストロ「おい、オレ様と乾杯してないぞ、勝手に飲むな」
グラン「……」バタン
クラリス「え? 団長?」
カリオストロ「……どうした?」
グラン「……」
73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:32:22.64 ID:6m7Tunqs0
クラリス「団長、団長ってば!」ユサユサ
カリオストロ「おい、しっかりしろ……」ユサユサ
グラン「……」
クラリス「どうしよう、起きない……」
カリオストロ「まさか、小娘が酒に毒を……」
クラリス「盛るわけないじゃん! ていうか、飲んだのはカリちゃんのお酒でしょ!」
グラン「……うぅ……」
カリオストロ「おい、しっかりしろ……」ユサユサ
グラン「……」
クラリス「どうしよう、起きない……」
カリオストロ「まさか、小娘が酒に毒を……」
クラリス「盛るわけないじゃん! ていうか、飲んだのはカリちゃんのお酒でしょ!」
グラン「……うぅ……」
74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:33:02.15 ID:6m7Tunqs0
クラリス「あ、団長! 気が付いた?」
カリオストロ「大丈夫か?」
グラン「……2人とも」
クラリス「何?」
カリオストロ「うん?」
グラン「……なんでお酒を飲んでないの? 俺のお酒が飲めないの?」
クラリス「え?」
カリオストロ「あん?」
カリオストロ「大丈夫か?」
グラン「……2人とも」
クラリス「何?」
カリオストロ「うん?」
グラン「……なんでお酒を飲んでないの? 俺のお酒が飲めないの?」
クラリス「え?」
カリオストロ「あん?」
75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:34:54.79 ID:6m7Tunqs0
グラン「ほら、クラリス飲まないと」
クラリス「あ、うん、いただきます……」ゴク
グラン「カリオストロも」
カリオストロ「……お前、どうしたんだ? 目が座ってるぞ」
グラン「カリオストロは俺のお酒が飲めないの?」
カリオストロ「いや、だから……」
グラン「飲めないのかって聞いてるの」
カリオストロ「……飲めるけどよ」ゴク
クラリス「あ、うん、いただきます……」ゴク
グラン「カリオストロも」
カリオストロ「……お前、どうしたんだ? 目が座ってるぞ」
グラン「カリオストロは俺のお酒が飲めないの?」
カリオストロ「いや、だから……」
グラン「飲めないのかって聞いてるの」
カリオストロ「……飲めるけどよ」ゴク
76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:35:21.96 ID:6m7Tunqs0
グラン「よく飲めたね、偉いよ、2人とも」ナデナデ
クラリス(な、なんか団長の雰囲気が……顔も赤くなってるし……)
カリオストロ(こいつ、まさかあの一杯だけで……)
クラリス「ねえ団長、もしかして酔っちゃってる……?」
グラン「酔ってないよ」
クラリス「でも顔が赤いよ?」
グラン「赤くない」
クラリス(いや、そこは否定できないでしょ……)
クラリス(な、なんか団長の雰囲気が……顔も赤くなってるし……)
カリオストロ(こいつ、まさかあの一杯だけで……)
クラリス「ねえ団長、もしかして酔っちゃってる……?」
グラン「酔ってないよ」
クラリス「でも顔が赤いよ?」
グラン「赤くない」
クラリス(いや、そこは否定できないでしょ……)
77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:35:53.88 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「お前、かなり酒に弱いんだな、多分この酒あんまり強くないやつだぞ」
グラン「だから酔ってないってば」
カリオストロ「顔真っ赤にしてなに言って……」
グラン「……うるさい口だな、塞いであげるよ」
カリオストロ「あん? ……ムグ!?」
クラリス「……え?」
グラン「……」
カリオストロ「ムー! ムー!! ……ムゥ……」
クラリス「……何やってるの? 何でキスしてるの? ちょっと団長!?」
グラン「だから酔ってないってば」
カリオストロ「顔真っ赤にしてなに言って……」
グラン「……うるさい口だな、塞いであげるよ」
カリオストロ「あん? ……ムグ!?」
クラリス「……え?」
グラン「……」
カリオストロ「ムー! ムー!! ……ムゥ……」
クラリス「……何やってるの? 何でキスしてるの? ちょっと団長!?」
78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:36:24.61 ID:6m7Tunqs0
グラン「……プハッ」
カリオストロ「はあっ! ……はあはあ……お、お前、な、なんでいきなり……」
グラン「酔ってないって言ってるのにカリオストロが分からず屋だったから」
カリオストロ「だからお前は酔って……いや、それよりもさっきのキスだ! お前、オレ様のファースト……」
グラン「まだ何か言うならもう一回キスするよ」
カリオストロ「……」
クラリス(カ、カリちゃんが黙った……!)
カリオストロ「はあっ! ……はあはあ……お、お前、な、なんでいきなり……」
グラン「酔ってないって言ってるのにカリオストロが分からず屋だったから」
カリオストロ「だからお前は酔って……いや、それよりもさっきのキスだ! お前、オレ様のファースト……」
グラン「まだ何か言うならもう一回キスするよ」
カリオストロ「……」
クラリス(カ、カリちゃんが黙った……!)
79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:36:55.11 ID:6m7Tunqs0
グラン「まったく2人して人の事を酔ってる酔ってるだなんて……いくら俺が初めてお酒を飲むからって一杯くらいで酔うわけないよ」
クラリス「う、うん……でも団長の息すっごい酒臭い気がするけど、それはうちの勘違い……だよね」
グラン「酒臭い? 俺の息?」
クラリス「うちは……酒臭く感じちゃうかも」
グラン「……そういえばこの前、オイゲンの飲み会でクラリスの息を嗅がされたね」
クラリス「あー……そんなことしたっけ、ごめんね? うち酔っ払っててさ……」
グラン「だからお返し」
クラリス「え? お返しって……モガ!?」
カリオストロ「はあ!?」
クラリス「う、うん……でも団長の息すっごい酒臭い気がするけど、それはうちの勘違い……だよね」
グラン「酒臭い? 俺の息?」
クラリス「うちは……酒臭く感じちゃうかも」
グラン「……そういえばこの前、オイゲンの飲み会でクラリスの息を嗅がされたね」
クラリス「あー……そんなことしたっけ、ごめんね? うち酔っ払っててさ……」
グラン「だからお返し」
クラリス「え? お返しって……モガ!?」
カリオストロ「はあ!?」
80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:37:52.72 ID:6m7Tunqs0
グラン「……」
クラリス「ムー! ムー!」ジタバタ
カリオストロ「グラン! てめえさっきオレ様の唇を奪っておきながら! おい、離れろ!」
グラン「……ふぅ」
クラリス「……はあぁぁ」
カリオストロ「こら!! グラン!!」
クラリス「ムー! ムー!」ジタバタ
カリオストロ「グラン! てめえさっきオレ様の唇を奪っておきながら! おい、離れろ!」
グラン「……ふぅ」
クラリス「……はあぁぁ」
カリオストロ「こら!! グラン!!」
81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:38:18.23 ID:6m7Tunqs0
グラン「なに?」
カリオストロ「なにじゃねえよ! なんでその小娘とキスした!?」
グラン「何でそんなに怒ってるの?」
カリオストロ「怒るに決まってるだろうが!! お前だってこれは……」
グラン「これは?」
カリオストロ「これは……う、浮気だろうが!」
グラン「浮気? 俺達って付き合ってたっけ?」
カリオストロ「……お前はオレ様の所有物なんだから、オレ様に許可なく他の女にキスしたら浮気になるんだ」
カリオストロ「なにじゃねえよ! なんでその小娘とキスした!?」
グラン「何でそんなに怒ってるの?」
カリオストロ「怒るに決まってるだろうが!! お前だってこれは……」
グラン「これは?」
カリオストロ「これは……う、浮気だろうが!」
グラン「浮気? 俺達って付き合ってたっけ?」
カリオストロ「……お前はオレ様の所有物なんだから、オレ様に許可なく他の女にキスしたら浮気になるんだ」
82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:38:48.01 ID:6m7Tunqs0
クラリス「……カリちゃん、束縛する女の子はモテないよ?」
カリオストロ「部外者は黙ってろ」
クラリス「部外者? うちは部外者じゃないよ、だってグランにキスされたんだし」フッ
カリオストロ「なっ……」
クラリス「グランはうちのことが好きなんだもんね?」ギュッ
カリオストロ(コイツ、一回キスされたくらいでもう恋人面してやがる……)
クラリス「カリちゃんこそうちとグランの間に入らないでくれない?」
カリオストロ「……お前ちょっとチョロすぎだろ」
カリオストロ「部外者は黙ってろ」
クラリス「部外者? うちは部外者じゃないよ、だってグランにキスされたんだし」フッ
カリオストロ「なっ……」
クラリス「グランはうちのことが好きなんだもんね?」ギュッ
カリオストロ(コイツ、一回キスされたくらいでもう恋人面してやがる……)
クラリス「カリちゃんこそうちとグランの間に入らないでくれない?」
カリオストロ「……お前ちょっとチョロすぎだろ」
83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:39:15.54 ID:6m7Tunqs0
グラン「2人とも喧嘩しちゃダメじゃないか」
カリオストロ「お前が原因だろうが!」
クラリス「ごめんね、グラン、カリちゃんがしつこくてさ☆」
カリオストロ「てめえはさっきからグランに馴れ馴れしいんだよ!」
グラン「クラリスは可愛いね」ナデナデ
クラリス「でしょー? うちってばさいかわ☆ だからね!」
カリオストロ「……」
カリオストロ「お前が原因だろうが!」
クラリス「ごめんね、グラン、カリちゃんがしつこくてさ☆」
カリオストロ「てめえはさっきからグランに馴れ馴れしいんだよ!」
グラン「クラリスは可愛いね」ナデナデ
クラリス「でしょー? うちってばさいかわ☆ だからね!」
カリオストロ「……」
84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:40:05.03 ID:6m7Tunqs0
クラリス「ねえグラン、うるさいカリちゃんは放っておいて、うちらだけで飲もうよぉ」
グラン「そうだね」
カリオストロ「……ちっ」
クラリス「グラン、かんぱ……」
カリオストロ「おっとっと☆」バシャ
クラリス「きゃ!?」
カリオストロ「クラリスちゃん、ゴメンね☆ お酒こぼしちゃった☆」
クラリス「こ、こぼしたっていうか、思いっきりぶっかけてきたじゃん!?」
グラン「そうだね」
カリオストロ「……ちっ」
クラリス「グラン、かんぱ……」
カリオストロ「おっとっと☆」バシャ
クラリス「きゃ!?」
カリオストロ「クラリスちゃん、ゴメンね☆ お酒こぼしちゃった☆」
クラリス「こ、こぼしたっていうか、思いっきりぶっかけてきたじゃん!?」
85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:40:31.80 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「グランー、あんな酒臭いクラリスちゃん何か放っておいて、カリオストロと2人で飲もう?」
グラン「でも今のでカリオストロのお酒なくなっちゃったよ?」
カリオストロ「じゃあグランのお酒を一緒に飲むね☆」
クラリス「……カリちゃん、うちとグランの間に入らないでって言ったよね?」
カリオストロ「何か勘違いしている小娘がほざいてるけど無視しよ☆」
クラリス「……カリちゃん、少し2人でお話ししようか? ……大人げないけど、うちもちょっと頭に来たから」
グラン「でも今のでカリオストロのお酒なくなっちゃったよ?」
カリオストロ「じゃあグランのお酒を一緒に飲むね☆」
クラリス「……カリちゃん、うちとグランの間に入らないでって言ったよね?」
カリオストロ「何か勘違いしている小娘がほざいてるけど無視しよ☆」
クラリス「……カリちゃん、少し2人でお話ししようか? ……大人げないけど、うちもちょっと頭に来たから」
86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:41:08.90 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「ああん? クソガキの癖に『大人』だと? お前はガキらしく泣きべそかくのがお似合いだぜ」
クラリス「……上等じゃん、その喧嘩買っ……」
グラン「2人とも、喧嘩はダメだって言ってるだろ?」
クラリス「うちじゃなくてカリちゃんが!」
グラン「言い訳しない」ナデナデ
クラリス「……うぅん…………わかった」
グラン「クラリスはいい子だね」ナデナデ
クラリス「うん☆」
クラリス「……上等じゃん、その喧嘩買っ……」
グラン「2人とも、喧嘩はダメだって言ってるだろ?」
クラリス「うちじゃなくてカリちゃんが!」
グラン「言い訳しない」ナデナデ
クラリス「……うぅん…………わかった」
グラン「クラリスはいい子だね」ナデナデ
クラリス「うん☆」
87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:41:54.14 ID:6m7Tunqs0
カリオストロ「……お前どんな環境で育ったらこんなチョロくなれるんだよ、親の顔が見てみたいぜ」
グラン「カリオストロも」
カリオストロ「オレ様は別に……」
グラン「いい子いい子」ナデナデ
カリオストロ「……ふん」ギュッ
クラリス(カリちゃんも人のこと言えないじゃん……)
グラン「みんなで仲良く飲もうね」
クラリス「わかった☆」
カリオストロ「仕方ねえなあ……」
グラン「カリオストロも」
カリオストロ「オレ様は別に……」
グラン「いい子いい子」ナデナデ
カリオストロ「……ふん」ギュッ
クラリス(カリちゃんも人のこと言えないじゃん……)
グラン「みんなで仲良く飲もうね」
クラリス「わかった☆」
カリオストロ「仕方ねえなあ……」
88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:42:23.60 ID:6m7Tunqs0
次の日
グラン「うーん……」
ラカム「どうしたんだ、グラン、頭を抱えて?」
グラン「昨日お酒を飲んだんだけどさ」
ラカム「ああ、クラリスとの飲みか、二日酔いか?」
グラン「いや、頭はスッキリしてるんだ」
ラカム「それじゃあどうした?」
89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:42:51.72 ID:6m7Tunqs0
グラン「……覚えてないんだ」
ラカム「覚えてない?」
グラン「昨日、あの飲み会で何があったかを全く覚えていないんだ」
ラカム「どういうことだ? 記憶がなくなっちまったのか?」
グラン「正確に言うと、お酒飲む直前までは覚えているんだ……飲んだ後何があったのか……」
ラカム「ああなるほどな、一気にがぶ飲みしちまったわけか、酒の席ならよくある失敗だぜ、みんなそうして自分がどれくらい飲めるのか自覚していくからな」
グラン「がぶ飲み……したのかな? なんだか一杯目で意識が飛んじゃったような……」
ラカム「よほど強い酒だったんじゃないか? まあ、こうして無事に飛空艇に帰ってこれて、二日酔いにもなっていなんだからよかったじゃねえか」
ラカム「覚えてない?」
グラン「昨日、あの飲み会で何があったかを全く覚えていないんだ」
ラカム「どういうことだ? 記憶がなくなっちまったのか?」
グラン「正確に言うと、お酒飲む直前までは覚えているんだ……飲んだ後何があったのか……」
ラカム「ああなるほどな、一気にがぶ飲みしちまったわけか、酒の席ならよくある失敗だぜ、みんなそうして自分がどれくらい飲めるのか自覚していくからな」
グラン「がぶ飲み……したのかな? なんだか一杯目で意識が飛んじゃったような……」
ラカム「よほど強い酒だったんじゃないか? まあ、こうして無事に飛空艇に帰ってこれて、二日酔いにもなっていなんだからよかったじゃねえか」
90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:43:24.97 ID:6m7Tunqs0
グラン「それはよかったよ、でも……」
ラカム「なんだ、そんなに気になることがあるのか?」
グラン「今日起きたのが俺のベッドの上だったんだけど……」
ラカム「それもよくあることだぜ、どう帰ったか覚えてないなんてみんな一度はやらかしてる」
グラン「俺のとなりにクラリスとカリオストロが寝てたんだよ」
ラカム「……」
グラン「ねえ、昨日、何があったと思う?」
ラカム「……」
END
ラカム「なんだ、そんなに気になることがあるのか?」
グラン「今日起きたのが俺のベッドの上だったんだけど……」
ラカム「それもよくあることだぜ、どう帰ったか覚えてないなんてみんな一度はやらかしてる」
グラン「俺のとなりにクラリスとカリオストロが寝てたんだよ」
ラカム「……」
グラン「ねえ、昨日、何があったと思う?」
ラカム「……」
END
91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:43:56.33 ID:6m7Tunqs0
後日談
グラン(結局あの飲み会で何があったのかは思い出せなかった)
グラン(ただ、あの日以来変わったことがいくつかある)
グラン(一つ目は……)
クラリス「ねえグラン、うちらさ、もうそろそろ次の段階にいっていいと思うんだ」
グラン「う、うん……」
クラリス「だからね、今夜……」
グラン(クラリスとの距離が異常に近くになった事だ……それと二つ目は)
カリオストロ「グラン、今夜飲みに行くぞ」
グラン「え、いやでも……」
カリオストロ「いいから飲むぞ、お代は全部オレ様が持ってやるから安心しろ」
グラン(カリオストロがやたら俺を飲みに誘うようになった事だ)
グラン(結局あの飲み会で何があったのかは思い出せなかった)
グラン(ただ、あの日以来変わったことがいくつかある)
グラン(一つ目は……)
クラリス「ねえグラン、うちらさ、もうそろそろ次の段階にいっていいと思うんだ」
グラン「う、うん……」
クラリス「だからね、今夜……」
グラン(クラリスとの距離が異常に近くになった事だ……それと二つ目は)
カリオストロ「グラン、今夜飲みに行くぞ」
グラン「え、いやでも……」
カリオストロ「いいから飲むぞ、お代は全部オレ様が持ってやるから安心しろ」
グラン(カリオストロがやたら俺を飲みに誘うようになった事だ)
92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:44:41.92 ID:6m7Tunqs0
クラリス「ちょっとカリちゃん、今、グランはうちと話してるんだから邪魔しないでくれる?」
カリオストロ「あん? 何でオレ様がお前に遠慮しなきゃいけないんだよ、むしろお前の方がオレ様に対してもっと遠慮するべきだろ」
クラリス「はあ、なにそれ!? カリちゃんってどんな育てられ方したらそんなワガママになれるの?」
カリオストロ「それはこっちのセリフだ、錬金術師としての先達たるオレ様に対してお前はあまりにも敬意がなさ過ぎる、親にどんな教育されてきたんだ?」
クラリス「ふん、うちの親は傲慢ちきだもん! カリちゃんそっくりだよ!」
カリオストロ「はん、オレ様のような奴に育てられたのなら、お前は今頃立派な錬金術師になってるはずだが?」
クラリス「……」グルル
カリオストロ「……」ガルル
グラン(あとそれと、この2人が仲良くなった……と思う)
グラン(まあ、何にせよ、しばらくはお酒を飲むのは控えよう……)
END
カリオストロ「あん? 何でオレ様がお前に遠慮しなきゃいけないんだよ、むしろお前の方がオレ様に対してもっと遠慮するべきだろ」
クラリス「はあ、なにそれ!? カリちゃんってどんな育てられ方したらそんなワガママになれるの?」
カリオストロ「それはこっちのセリフだ、錬金術師としての先達たるオレ様に対してお前はあまりにも敬意がなさ過ぎる、親にどんな教育されてきたんだ?」
クラリス「ふん、うちの親は傲慢ちきだもん! カリちゃんそっくりだよ!」
カリオストロ「はん、オレ様のような奴に育てられたのなら、お前は今頃立派な錬金術師になってるはずだが?」
クラリス「……」グルル
カリオストロ「……」ガルル
グラン(あとそれと、この2人が仲良くなった……と思う)
グラン(まあ、何にせよ、しばらくはお酒を飲むのは控えよう……)
END
93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 22:52:35.28 ID:0ntwHRW5o
乙
このシリーズほんとすき
このシリーズほんとすき
101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/08(月) 13:36:05.13 ID:aixSyjxSo
乙です
すごくよかった
すごくよかった
95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/25(月) 00:16:05.72 ID:9RR+mFiYo
おつ
カリおっさんもクラリスもかわいい
カリおっさんもクラリスもかわいい
96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/25(月) 02:13:16.53 ID:WFxK5pyWo
乙
チョロカワ一族ですね…
チョロカワ一族ですね…
100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/25(月) 12:49:29.83 ID:DrQs4FWq0
乙
真の苦労人はラカム説
真の苦労人はラカム説
引用元: カリオストロ「グランを酔わせる」