【艦これ】鹿島「ケッコンカッコカリを偽装せよ!」
2020-12-31
1: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 20:49:47.83 ID:95lmWmtj0
鹿島「提督さん。今、お時間よろしいでしょうか?」
提督「すまん。刹那の見切りやってるから手が離せない」
鹿島「いや、仕事してくださいよ」
鹿島「って、そうじゃなくて!新しい任務、お読みになられましたか?」
提督「任務?」
鹿島「覚えていらっしゃらないのですか?」
鹿島「近日中に観艦式を行う予定なので、その間にケッコンカッコカリを済ませて欲しいとの内容です」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1608896987
提督「すまん。刹那の見切りやってるから手が離せない」
鹿島「いや、仕事してくださいよ」
鹿島「って、そうじゃなくて!新しい任務、お読みになられましたか?」
提督「任務?」
鹿島「覚えていらっしゃらないのですか?」
鹿島「近日中に観艦式を行う予定なので、その間にケッコンカッコカリを済ませて欲しいとの内容です」
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2: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 20:56:59.54 ID:95lmWmtj0
提督「だが、うちには最大練度の艦娘って居なかったよな?」
鹿島「言われてみれば……確かにそうですね」
提督「仕方がない……この観艦式とやらは辞退するしかー」
鹿島「駄目ですよっ!」
鹿島「これは本部直々の命令書のようなもの」
鹿島「この観艦式に出ないと鎮守府の評価が下がってしまいますよ!」
提督「何だとっ!?」
鹿島「それを避ける為にも、この任務はなんとしてでも達成する必要があるかと!」
提督「そ、そうか……」
提督(俺はそんな重要な任務を放置していたのか……)
提督(これは何としてでも達成しないとな)
鹿島「言われてみれば……確かにそうですね」
提督「仕方がない……この観艦式とやらは辞退するしかー」
鹿島「駄目ですよっ!」
鹿島「これは本部直々の命令書のようなもの」
鹿島「この観艦式に出ないと鎮守府の評価が下がってしまいますよ!」
提督「何だとっ!?」
鹿島「それを避ける為にも、この任務はなんとしてでも達成する必要があるかと!」
提督「そ、そうか……」
提督(俺はそんな重要な任務を放置していたのか……)
提督(これは何としてでも達成しないとな)
3: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 20:58:40.08 ID:95lmWmtj0
提督「最大練度に一番近いのは川内か」
提督「しかし、今から急ピッチで練度を上げたとしても期日までには間に合うかどうか……」
鹿島「でしたらケッコンカッコカリを済ませたフリをして出れば良いんですよ!」
鹿島「名付けて……ケッコンカッコカリを偽装せよ!です!」
提督「それ……大丈夫なの?」
鹿島「きっと何とかなりますから!ねっ?」
提督「正直、その自信がどこから来るのか分からんが……やってみるか」
鹿島「それでこそ提督さんです!」
提督「しかし、今から急ピッチで練度を上げたとしても期日までには間に合うかどうか……」
鹿島「でしたらケッコンカッコカリを済ませたフリをして出れば良いんですよ!」
鹿島「名付けて……ケッコンカッコカリを偽装せよ!です!」
提督「それ……大丈夫なの?」
鹿島「きっと何とかなりますから!ねっ?」
提督「正直、その自信がどこから来るのか分からんが……やってみるか」
鹿島「それでこそ提督さんです!」
4: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 20:59:06.20 ID:95lmWmtj0
提督「そうと決まれば誰を選ぶか悩むな……」
鹿島「はいはーいっ!鹿島が出たいでーす!」ピョンピョン
提督「お前は絶対にトラブルを起こすから駄目だ」
鹿島「そんなぁ!?」
提督「晴れやかな観艦式を滅茶苦茶にするつもりか?」
提督「それこそ鎮守府の評価は地の底だ。俺の首も飛んでしまうわ」
鹿島「そんなヘマは絶対にしませんよっ!」
鹿島「はいはーいっ!鹿島が出たいでーす!」ピョンピョン
提督「お前は絶対にトラブルを起こすから駄目だ」
鹿島「そんなぁ!?」
提督「晴れやかな観艦式を滅茶苦茶にするつもりか?」
提督「それこそ鎮守府の評価は地の底だ。俺の首も飛んでしまうわ」
鹿島「そんなヘマは絶対にしませんよっ!」
5: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:01:18.98 ID:95lmWmtj0
提督「観艦式には夫婦として出なければならん。誰かが役を演じる必要がある」
提督「だとしたら平静を保てる艦が欲しいな」
鹿島「仮面夫婦を演じている人って、冷静な方が多いイメージがありますもんね」
提督「好ましいのはクールで知的な艦娘……」
響「それはつまり……響だね」ヒョコッ
鹿島「ひゃっ!?」
提督「だとしたら平静を保てる艦が欲しいな」
鹿島「仮面夫婦を演じている人って、冷静な方が多いイメージがありますもんね」
提督「好ましいのはクールで知的な艦娘……」
響「それはつまり……響だね」ヒョコッ
鹿島「ひゃっ!?」
6: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:02:03.81 ID:95lmWmtj0
提督「何処から聞き付けたんだ!」
響「情報網とは常に張り巡らせるものさ。私に隠し事なんて出来ないよ」
提督「……お前、盗聴器とか仕掛けてないだろうな」
響「……~♪(バレバレな誤魔化し方)」
提督「あるんだな」
響「あったとしても私には無関係さ」
響「情報網とは常に張り巡らせるものさ。私に隠し事なんて出来ないよ」
提督「……お前、盗聴器とか仕掛けてないだろうな」
響「……~♪(バレバレな誤魔化し方)」
提督「あるんだな」
響「あったとしても私には無関係さ」
7: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:03:02.96 ID:95lmWmtj0
鹿島「響ちゃんが観艦式に出るんですか?」
響「そのつもりだよ。知的でクールな妻役となれば私が適役だろうからね」
提督「俺と夫婦の役を演じる事になるが……大丈夫か?」
響「勿論。どんな役だって演じきってみせるさ」
鹿島(むー……)
響「そのつもりだよ。知的でクールな妻役となれば私が適役だろうからね」
提督「俺と夫婦の役を演じる事になるが……大丈夫か?」
響「勿論。どんな役だって演じきってみせるさ」
鹿島(むー……)
8: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:03:32.33 ID:95lmWmtj0
鹿島「ではテストをしてみましょう」
提督「テスト?何のために」
鹿島「実際に演技をしてみて、響ちゃんが本当に夫婦を装えるのか確かめてみないと」
響「私は準備はできているから、いつでもいいよ」
鹿島「まずは提督さんと手を繋ぐところからスタートです」
提督「テスト?何のために」
鹿島「実際に演技をしてみて、響ちゃんが本当に夫婦を装えるのか確かめてみないと」
響「私は準備はできているから、いつでもいいよ」
鹿島「まずは提督さんと手を繋ぐところからスタートです」
9: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:04:00.92 ID:95lmWmtj0
響(提督と手を……)
提督「んじゃ始めるぞ」
ギュッ
響「あ……」
響(提督の手……大きい……)
響「あぅ///」ポン
鹿島「はい、終了でーす!」
提督「んじゃ始めるぞ」
ギュッ
響「あ……」
響(提督の手……大きい……)
響「あぅ///」ポン
鹿島「はい、終了でーす!」
10: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:04:51.41 ID:95lmWmtj0
響「くっ……い、今のは何かの間違いだ」
響「次はもっと上手くやれる。もう一度チャンスを……!」
鹿島「テストは一人一回までというルールですので」キッパリ
提督「すまんな。公平性を保つ為なんだ」
提督「またいつか挑戦してくれ」ナデナデ
響「うぅ……分かったよ。今回はここで引く事にするさ」
響「次はもっと上手くやれる。もう一度チャンスを……!」
鹿島「テストは一人一回までというルールですので」キッパリ
提督「すまんな。公平性を保つ為なんだ」
提督「またいつか挑戦してくれ」ナデナデ
響「うぅ……分かったよ。今回はここで引く事にするさ」
11: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:11:08.34 ID:95lmWmtj0
ガチャッ バタン
鹿島(ふぅー……何とか失格になってくれました)
鹿島(ああは言われましたけど、鹿島はまだ諦めてませんからね!提督さん!)
鹿島(そもそも失格って言ってませんでしたし、まだチャンスはある筈!頑張れ鹿島っ!)
提督「響が早くも失格になるなんて意外だったな」
鹿島「見事な瞬殺でしたね」
提督「響なら適役だと思ったんだが」
提督「うーむ……他に適役な艦娘がいないものか……」
鹿島(ふぅー……何とか失格になってくれました)
鹿島(ああは言われましたけど、鹿島はまだ諦めてませんからね!提督さん!)
鹿島(そもそも失格って言ってませんでしたし、まだチャンスはある筈!頑張れ鹿島っ!)
提督「響が早くも失格になるなんて意外だったな」
鹿島「見事な瞬殺でしたね」
提督「響なら適役だと思ったんだが」
提督「うーむ……他に適役な艦娘がいないものか……」
12: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:11:43.05 ID:95lmWmtj0
ガチャッ
加賀「ここにいるわ」
鹿島「加賀さん!」
提督「お前らは何処から嗅ぎ付けてくるんだ……」
加賀「大切な情報をいち早く入手するのも正s……正規空母の役目ですから」
提督「提督のプライバシーも考えてよ」
加賀「ここにいるわ」
鹿島「加賀さん!」
提督「お前らは何処から嗅ぎ付けてくるんだ……」
加賀「大切な情報をいち早く入手するのも正s……正規空母の役目ですから」
提督「提督のプライバシーも考えてよ」
13: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:13:30.24 ID:95lmWmtj0
加賀「テストでしたよね?どの様な内容でも構わないわ。早く始めましょう」
提督「やけに自信満々だな」
加賀「常に平静を保てるのが私の長所ですので。勝利は確実です」
提督「ふむ……これは期待できそうだ」
鹿島「ではその自信を見せて頂きましょう!!」
提督「やけに自信満々だな」
加賀「常に平静を保てるのが私の長所ですので。勝利は確実です」
提督「ふむ……これは期待できそうだ」
鹿島「ではその自信を見せて頂きましょう!!」
14: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:15:13.76 ID:95lmWmtj0
提督「まずは手を繋ぐ……からだったよな」
加賀「お好きにどうぞ」
提督「では失礼して」
ニギニギ
提督「ん……加賀の手はすべすべしているな」
加賀「ふふっ、ありがとうございます」
加賀「毎日お手入れは欠かしてませんので。身嗜みを気にするのも一航戦として当然です」
加賀「お好きにどうぞ」
提督「では失礼して」
ニギニギ
提督「ん……加賀の手はすべすべしているな」
加賀「ふふっ、ありがとうございます」
加賀「毎日お手入れは欠かしてませんので。身嗜みを気にするのも一航戦として当然です」
15: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:16:03.70 ID:95lmWmtj0
提督「手を繋いでも動じる気配無しか」
加賀「当たり前でしょう」
加賀「この程度で動揺するのは子ども位です」
提督「よし、もういいだろう」パッ
加賀「もう終わりですか。呆気ないですね」
鹿島(ぐぬぬ……!このままではテストに合格されてしまうかもしれません……!)
鹿島(こうなったらハードルを一気に上げねば!)
加賀「当たり前でしょう」
加賀「この程度で動揺するのは子ども位です」
提督「よし、もういいだろう」パッ
加賀「もう終わりですか。呆気ないですね」
鹿島(ぐぬぬ……!このままではテストに合格されてしまうかもしれません……!)
鹿島(こうなったらハードルを一気に上げねば!)
16: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:20:34.07 ID:95lmWmtj0
鹿島「では次のステップに進みましょう!」
提督「まだやるのか」
加賀「次は何をさせられるのかしら」
鹿島「次のお題はキスです!」
提督「き、キスぅ!?」
加賀「それは流石に……私は構いませんが、テストとしてどうなのでしょう……」
提督「まだやるのか」
加賀「次は何をさせられるのかしら」
鹿島「次のお題はキスです!」
提督「き、キスぅ!?」
加賀「それは流石に……私は構いませんが、テストとしてどうなのでしょう……」
17: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:24:11.97 ID:95lmWmtj0
鹿島「夫婦として式に出るのであれば、当然、誓いのキスをする場面だってある筈!」
鹿島「そこで恥ずかしがっていては不自然に見られてしまいます。それを難なくこなすのが仮面夫婦としての素質かと!」
加賀「成る程……夫婦であれば愛し合うフリも必要という訳ですね」
鹿島「いえーす」
提督「いやいや!流石にテストとはいえ、キスなんてできないぞ!?」
鹿島「なにも本当にしていただく訳ではありません」
鹿島「顔を近付けるだけでも結構です」
提督「あ、ああ……それなら良かった」
加賀(ほっとしたような惜しいような)
鹿島「そこで恥ずかしがっていては不自然に見られてしまいます。それを難なくこなすのが仮面夫婦としての素質かと!」
加賀「成る程……夫婦であれば愛し合うフリも必要という訳ですね」
鹿島「いえーす」
提督「いやいや!流石にテストとはいえ、キスなんてできないぞ!?」
鹿島「なにも本当にしていただく訳ではありません」
鹿島「顔を近付けるだけでも結構です」
提督「あ、ああ……それなら良かった」
加賀(ほっとしたような惜しいような)
18: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:26:32.69 ID:95lmWmtj0
加賀「どうであれ、私は構いませんが……始められますか?提督」
提督「お、おう!!」
提督「心の準備はできた。鹿島、合図をくれ」
鹿島「では、第二テスト始めっ!」
提督「お、おう!!」
提督「心の準備はできた。鹿島、合図をくれ」
鹿島「では、第二テスト始めっ!」
19: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:27:03.69 ID:95lmWmtj0
提督(顔を近付けるだけ……何もおかしな事は無い……うんうん)
提督(身体も段々近くなって密着してきたぞ……。加賀は大丈夫か?)
加賀「……」
提督(凄いな……ここまでしても顔色一つも変わらないなんて)
提督(身体も段々近くなって密着してきたぞ……。加賀は大丈夫か?)
加賀「……」
提督(凄いな……ここまでしても顔色一つも変わらないなんて)
20: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:33:19.70 ID:95lmWmtj0
提督(でも少し安心しt)
加賀「」ガシッ
提督「うおっ!?」
提督「か、加賀?いきなりどうした」
提督「テストなんだから肩を掴まなくても……」
加賀「フーッ……!!フーッ……!!」
提督「」
加賀「」ガシッ
提督「うおっ!?」
提督「か、加賀?いきなりどうした」
提督「テストなんだから肩を掴まなくても……」
加賀「フーッ……!!フーッ……!!」
提督「」
21: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:33:50.52 ID:95lmWmtj0
鹿島「大変です!!加賀さんが暴走してます!!」
提督「見りゃ分かるわ!!」
提督「それより早く止めてくれ!俺の力じゃ振りほどけないんだ!」
鹿島「わ、分かりました!」
鹿島「加賀さん、テストはもう終了です!提督さんを離してください!」
加賀「」ギュウ
提督(ギエエエエエエエ!!ほ、骨が折れる……っ!)
提督「鹿島ぁ!助けてくれぇええ!!」
提督「見りゃ分かるわ!!」
提督「それより早く止めてくれ!俺の力じゃ振りほどけないんだ!」
鹿島「わ、分かりました!」
鹿島「加賀さん、テストはもう終了です!提督さんを離してください!」
加賀「」ギュウ
提督(ギエエエエエエエ!!ほ、骨が折れる……っ!)
提督「鹿島ぁ!助けてくれぇええ!!」
22: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:34:16.67 ID:95lmWmtj0
加賀「ち”ゅううううぅ」
提督「んぐぅ!?」
加賀「ジュゾゾゾゾゾ」
提督「」
鹿島「提督さーーーーん!?」
提督「んぐぅ!?」
加賀「ジュゾゾゾゾゾ」
提督「」
鹿島「提督さーーーーん!?」
23: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:36:24.40 ID:95lmWmtj0
…………………
…………
…
提督「」
加賀「……」テカテカ
鹿島「て、提督さん……生きてますか?」
提督「」
鹿島「ああ……顔色が真っ青どころか全身真っ白に……」
加賀「何故か気分が高揚しています」ツヤツヤ
…………
…
提督「」
加賀「……」テカテカ
鹿島「て、提督さん……生きてますか?」
提督「」
鹿島「ああ……顔色が真っ青どころか全身真っ白に……」
加賀「何故か気分が高揚しています」ツヤツヤ
24: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:39:53.69 ID:95lmWmtj0
加賀「途中から記憶がありませんでしたが、きっとテストは合格でしょう」
鹿島「なるかーっ!」
加賀「何ですって……!?」
鹿島「暴走して提督さんをこんな酷い姿にして!これではお嫁さんには程遠い、猛獣ですよ!」
加賀「……一体、何が?」
鹿島「貴女は暴走して提督さんとチューしたんですよ!」
鹿島「しかもチューなんて生易しいものじゃなくて、もうバキュームでしたよ!バキューム!!」
加賀「私がそんな事を……?信じられません……」
鹿島「なるかーっ!」
加賀「何ですって……!?」
鹿島「暴走して提督さんをこんな酷い姿にして!これではお嫁さんには程遠い、猛獣ですよ!」
加賀「……一体、何が?」
鹿島「貴女は暴走して提督さんとチューしたんですよ!」
鹿島「しかもチューなんて生易しいものじゃなくて、もうバキュームでしたよ!バキューム!!」
加賀「私がそんな事を……?信じられません……」
25: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:44:14.88 ID:95lmWmtj0
鹿島「とにかく!暴走してたので失格です!」
加賀「むむ……提督が倒れている以上、認めざるを得ませんね」
加賀「ここは大人しく引き下がりましょう」
加賀「ですが正妻の座は譲りませんので、そこは悪しからず」
ガチャッ バタン
鹿島(もう正妻のつもりなんですね)
加賀「むむ……提督が倒れている以上、認めざるを得ませんね」
加賀「ここは大人しく引き下がりましょう」
加賀「ですが正妻の座は譲りませんので、そこは悪しからず」
ガチャッ バタン
鹿島(もう正妻のつもりなんですね)
26: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:46:41.46 ID:95lmWmtj0
鹿島「提督さんのキスは奪われましたが、お嫁さん役の座は何とか死守できたのでセーフ」
鹿島「コラテラルダメージですっ!」
提督「う、うーん……」
鹿島「提督さんっ!お気付きになられたのですね!」
提督「悪夢のような役得のような……そんな夢を見ていた気がする……」
提督「そうだ!加賀の判定はどうなったんだ?」
鹿島「残念ながら失格でした」
提督「そうか……いや、言うまでもなかったか……」
鹿島「コラテラルダメージですっ!」
提督「う、うーん……」
鹿島「提督さんっ!お気付きになられたのですね!」
提督「悪夢のような役得のような……そんな夢を見ていた気がする……」
提督「そうだ!加賀の判定はどうなったんだ?」
鹿島「残念ながら失格でした」
提督「そうか……いや、言うまでもなかったか……」
27: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:49:38.98 ID:95lmWmtj0
提督「そうこうしている内に夕方だな」
提督「早いところ、次の挑戦者を決めないt…」
扉「」バンッ!
金剛「やっとワタシの出番デスネー!!」
提督「金剛!?」
金剛「テイトクに挑戦すればキスできるって聞いたヨー?」ズズイッ
提督「違うわ!!何処でそんな話聞いたんだ!」
提督「観艦式に出るケッコン艦が必要なんだよ!」
提督「早いところ、次の挑戦者を決めないt…」
扉「」バンッ!
金剛「やっとワタシの出番デスネー!!」
提督「金剛!?」
金剛「テイトクに挑戦すればキスできるって聞いたヨー?」ズズイッ
提督「違うわ!!何処でそんな話聞いたんだ!」
提督「観艦式に出るケッコン艦が必要なんだよ!」
28: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:50:17.19 ID:95lmWmtj0
金剛「Oh!!だったらどうしてワタシに声を掛けてくれなかったノー!!」
提督「お前に話すと『ならいっそ結婚しまショーウ!』とか言い出しかねなかったからだ!!」
金剛「そこまでワタシの事考えてくれてたノー!?嬉しいデース!!」
金剛「これはもう相思相愛……!花嫁役はワタシで決まりネー!提督の隣からは離れないんだからー!」ムギュゥ
提督「人の話を聞け……モガっ……!」
提督「お前に話すと『ならいっそ結婚しまショーウ!』とか言い出しかねなかったからだ!!」
金剛「そこまでワタシの事考えてくれてたノー!?嬉しいデース!!」
金剛「これはもう相思相愛……!花嫁役はワタシで決まりネー!提督の隣からは離れないんだからー!」ムギュゥ
提督「人の話を聞け……モガっ……!」
29: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:54:09.38 ID:95lmWmtj0
鹿島「ストーーーップ!!」
金剛「What?」
鹿島「提督さんのお嫁さん役になるにはテストに合格していただかなければなりません!」
鹿島「相性が良いからといって試験をパスするなんて事は、勝手は!鹿島が許しませんっ!」
提督「人の台詞を勝手に使うんじゃない」
金剛「むー……Testなんて必要無いネー」
金剛「二人がどれだけ愛し合っているかなんて一目見れば分かりマース!」
提督「一応、みんなにもやって貰ってるんだ」
提督「金剛も受けてくれないか?」
金剛「umm……テイトクにそう言われたらやるしかないネー」
金剛「What?」
鹿島「提督さんのお嫁さん役になるにはテストに合格していただかなければなりません!」
鹿島「相性が良いからといって試験をパスするなんて事は、勝手は!鹿島が許しませんっ!」
提督「人の台詞を勝手に使うんじゃない」
金剛「むー……Testなんて必要無いネー」
金剛「二人がどれだけ愛し合っているかなんて一目見れば分かりマース!」
提督「一応、みんなにもやって貰ってるんだ」
提督「金剛も受けてくれないか?」
金剛「umm……テイトクにそう言われたらやるしかないネー」
30: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:54:37.04 ID:95lmWmtj0
金剛「例えどんな事でも戦いはFairでなければなりまセーン!」
金剛「ズルして勝っても正妻は名乗れないからネー!」
金剛「ワタシもそれに挑戦しマショウ!」
鹿島(危なかった……あのまま流されていたら金剛さんの一人勝ちになってしまうところでした。ナイス機転、私!)グッ
鹿島(海上では頼もしい味方ですが、恋のライバルとしては中々の強敵ですね……!)
鹿島「では、まずは手を繋ぐところからスタートです!」
金剛「ズルして勝っても正妻は名乗れないからネー!」
金剛「ワタシもそれに挑戦しマショウ!」
鹿島(危なかった……あのまま流されていたら金剛さんの一人勝ちになってしまうところでした。ナイス機転、私!)グッ
鹿島(海上では頼もしい味方ですが、恋のライバルとしては中々の強敵ですね……!)
鹿島「では、まずは手を繋ぐところからスタートです!」
31: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:55:15.34 ID:95lmWmtj0
提督「そいじゃ、失礼して」
ニギッ
金剛「ぁ……エ?」
金剛(ててててテイトクと手をヲヲヲヲヲ!?)
金剛「はふぅ……///」ポン
提督「……あれ?」
ニギッ
金剛「ぁ……エ?」
金剛(ててててテイトクと手をヲヲヲヲヲ!?)
金剛「はふぅ……///」ポン
提督「……あれ?」
32: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:56:57.29 ID:95lmWmtj0
鹿島「提督さんの花嫁になると豪語していた割には早かったですね」
鹿島「あ、もしかして高速戦艦だからですか?」
金剛「ノォーーーーーーー!!!」
金剛「今のは急に手を触られてビックリしただけデース!ノーカンノーカン!」
提督「ではもう一度」
鹿島「あ、もしかして高速戦艦だからですか?」
金剛「ノォーーーーーーー!!!」
金剛「今のは急に手を触られてビックリしただけデース!ノーカンノーカン!」
提督「ではもう一度」
33: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 21:57:24.09 ID:95lmWmtj0
ニギッ
金剛「えへへぇ……」ニヘラ
鹿島「失格です」
金剛「ノォオオオオオオオオ!!」
34: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:00:26.06 ID:95lmWmtj0
鹿島「お帰りの扉はこちらになります」ガチャ
金剛「もう一度Chanceをっ!!」
鹿島「一人一回までの決まりですので」
金剛「そこを何とかあぁぁぁ!熱いKissもまだしてないのにぃいいいー!!」ジタバタ
鹿島「観念して諦めて下さいっ!」ガシッ
金剛「もう一度Chanceをっ!!」
鹿島「一人一回までの決まりですので」
金剛「そこを何とかあぁぁぁ!熱いKissもまだしてないのにぃいいいー!!」ジタバタ
鹿島「観念して諦めて下さいっ!」ガシッ
35: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:01:40.62 ID:95lmWmtj0
ズルズル…
鹿島「Go home!!Go home!!」
金剛「Please Come back!!Please Come back!!」
金剛「どうか私に御慈悲をぉおぉぉぉ!!」
金剛「先っちょ!先っちょだけでいいからあぁ!!」
提督「そのセリフはお前が言ったらいかんだろ」
金剛「テイトクゥウウ!アイラブユゥゥウゥ……」
バタン
提督「恐ろしい執念だった」
36: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:02:14.10 ID:95lmWmtj0
鹿島「ヒトキュウマルマルになりました」
提督「花嫁役も決まらないまま夜を迎えてしまったな……」
提督「大淀になんて言い訳しようか……」
鹿島「書類仕事もまだまだ残ってますし、今日はこの辺でテストを終了致しましょう」
グゥー
提督「腹が減ってきたな……」
鹿島「夕御飯の時間ですね。食堂から何かお持ちしましょうか?」
提督「悪いが、そうして貰えるか?」
提督「俺はその間に溜まっている書類を片付けておくよ」
鹿島「はい♪鹿島にお任せ下さい!」
提督「花嫁役も決まらないまま夜を迎えてしまったな……」
提督「大淀になんて言い訳しようか……」
鹿島「書類仕事もまだまだ残ってますし、今日はこの辺でテストを終了致しましょう」
グゥー
提督「腹が減ってきたな……」
鹿島「夕御飯の時間ですね。食堂から何かお持ちしましょうか?」
提督「悪いが、そうして貰えるか?」
提督「俺はその間に溜まっている書類を片付けておくよ」
鹿島「はい♪鹿島にお任せ下さい!」
37: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:03:09.79 ID:95lmWmtj0
バタン
提督「しかし、本当に偽装結婚なんて出来るものなのか……?」
提督「今更だけど心配になってきたな」
ガチャッ
鹿島「大変ですっ!提督さん!!」
鹿島「噂を聞いた娘達が執務室に押し寄せてきています!!」
提督「何ぃっ!?」
提督「しかし、本当に偽装結婚なんて出来るものなのか……?」
提督「今更だけど心配になってきたな」
ガチャッ
鹿島「大変ですっ!提督さん!!」
鹿島「噂を聞いた娘達が執務室に押し寄せてきています!!」
提督「何ぃっ!?」
38: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:03:42.91 ID:95lmWmtj0
「お嫁さんが欲しいのなら遠慮なく私を頼ってもいいのよ!」
「提督と結婚したら私に妹ができるって本当!?連装砲ちゃんにもできるかなー?」
「結婚したら提督に毎日、卵焼きを……えへへ~」
「結婚相手なら悩まなくても鈴谷に決まりじゃーん!!」
「後妻が増えるのは正妻として許せません。やはりここは私に決めるべきです」
「敗者復活はアリって聞いたヨー!」
ワーワー!ナノデス
「提督と結婚したら私に妹ができるって本当!?連装砲ちゃんにもできるかなー?」
「結婚したら提督に毎日、卵焼きを……えへへ~」
「結婚相手なら悩まなくても鈴谷に決まりじゃーん!!」
「後妻が増えるのは正妻として許せません。やはりここは私に決めるべきです」
「敗者復活はアリって聞いたヨー!」
ワーワー!ナノデス
39: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:05:30.69 ID:95lmWmtj0
提督「誰がこんな噂を流したんだ……?」
鹿島「凄い数ですね!廊下が人で溢れかえってますよ!!」
鹿島「これなら適任の方が見付かるかもしれませんね!」
提督「喜んでる場合か!!」
提督「こんな大勢の奴が雪崩れ込んできたら執務室が滅茶苦茶になってしまうぞ!?」
鹿島「あ……」
鹿島「凄い数ですね!廊下が人で溢れかえってますよ!!」
鹿島「これなら適任の方が見付かるかもしれませんね!」
提督「喜んでる場合か!!」
提督「こんな大勢の奴が雪崩れ込んできたら執務室が滅茶苦茶になってしまうぞ!?」
鹿島「あ……」
40: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:06:08.13 ID:95lmWmtj0
提督「俺は窓から逃げさせて貰う。今日の業務お疲れ様でした」ガチャ
鹿島「そんなぁ!?一人だけ逃げるなんてズルいですよ!!」ガシッ
提督「あっ、こら!!バカな真似はよせ!裾を掴むんじゃない!」
鹿島「こうなったら道連れです!地獄まで付き合って貰いますよ!」
提督「離せっ!俺は一人で逃げるんだ!!」
鹿島「そんなぁ!?一人だけ逃げるなんてズルいですよ!!」ガシッ
提督「あっ、こら!!バカな真似はよせ!裾を掴むんじゃない!」
鹿島「こうなったら道連れです!地獄まで付き合って貰いますよ!」
提督「離せっ!俺は一人で逃げるんだ!!」
41: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:06:57.35 ID:95lmWmtj0
金剛「バーニング……ラァアアアブ!!」
ズドドドドドドド!
那智「しまった!先を越されたか!金剛に続けえええ!」
榛名「例え相手が金剛お姉様だとしても、抜け駆けは榛名が許しません!!」
提督「ひぇっ……あいつら全員で突進して来るつもりか……!」
ド ド ド ド ド ド !!
鹿島「き、来たあ!!」
「「ギャアアアアアアアアア!!」」
ズドドドドドドド!
那智「しまった!先を越されたか!金剛に続けえええ!」
榛名「例え相手が金剛お姉様だとしても、抜け駆けは榛名が許しません!!」
提督「ひぇっ……あいつら全員で突進して来るつもりか……!」
ド ド ド ド ド ド !!
鹿島「き、来たあ!!」
「「ギャアアアアアアアアア!!」」
42: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:07:31.47 ID:95lmWmtj0
……………
……
…
大淀「観艦式に出るために結婚を偽装しようだなんて、貴方は馬鹿なんですか!?」
提督「すみませんでした……」
大淀「提督ともあろう立場の貴方がこんな馬鹿げた事を仕出かそうなんて……本部にバレたら首確定ですよ」
提督「だが、観艦式にはケッコン済みの艦娘が必要だと……」
大淀「……何か誤解をされているようですね」
大淀「内容をもう一度よく確認しなさい!!」ピラッ
……
…
大淀「観艦式に出るために結婚を偽装しようだなんて、貴方は馬鹿なんですか!?」
提督「すみませんでした……」
大淀「提督ともあろう立場の貴方がこんな馬鹿げた事を仕出かそうなんて……本部にバレたら首確定ですよ」
提督「だが、観艦式にはケッコン済みの艦娘が必要だと……」
大淀「……何か誤解をされているようですね」
大淀「内容をもう一度よく確認しなさい!!」ピラッ
43: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:08:01.07 ID:95lmWmtj0
提督「練度の高い艦娘で観艦式本番を……観艦式を行う……ん?」
提督「これ、近日中なんて何処にも書いてないぞ?」
鹿島「ええええぇ!?」
大淀「恐らく誤解の元となった書類はこちらかと」ピラッ
提督「近日中に観艦式を行う。提督は任意の艦娘を同伴して出席されよ……」
提督「これ、近日中なんて何処にも書いてないぞ?」
鹿島「ええええぇ!?」
大淀「恐らく誤解の元となった書類はこちらかと」ピラッ
提督「近日中に観艦式を行う。提督は任意の艦娘を同伴して出席されよ……」
44: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:08:40.80 ID:95lmWmtj0
提督「任務の紙と似ている……」
大淀「ええ、こちらはただの出席命令書です」
提督「結婚艦は初めから選ぶ必要が無かった……」
鹿島「つまりは私の勘違い……?」
提督「」ギロッ
鹿島「あらぁ……? 提督さんったらお顔が怖いですよ……?」
提督「……かぁぁしぃぃいいいまあああっ!!!」
鹿島「ひっ!?」
大淀「ええ、こちらはただの出席命令書です」
提督「結婚艦は初めから選ぶ必要が無かった……」
鹿島「つまりは私の勘違い……?」
提督「」ギロッ
鹿島「あらぁ……? 提督さんったらお顔が怖いですよ……?」
提督「……かぁぁしぃぃいいいまあああっ!!!」
鹿島「ひっ!?」
45: ◆1nspp/W0HA 2020/12/25(金) 22:09:35.18 ID:95lmWmtj0
鹿島「……あ、あはっ……あはは……っ」
鹿島「ごめんなさあああああい!!」
鹿島(それから提督さんは任務確認を怠らないようにしたとか……)
おわり
引用元: ・【艦これ】鹿島「ケッコンカッコカリを偽装せよ!」
【艦これ】旗風「誰が風を見たでしょう」
2020-12-24
1: 今回は1作目と似たような世界観です ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:21:45.80 ID:tgAgKwQx0
朝風:朝に吹く風
春風:春に吹く風
雪風:地吹雪、雪混じりの強風
天津風:空高く、天を吹き抜ける風
太刀風:太刀を振る勢いで生じる風
沢風:沢に吹く風
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1602940905
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2: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:23:28.04 ID:tgAgKwQx0
───── 2020年 呉港
はたかぜ「護衛……もとい! 練習艦はたかぜ、本日付で練習艦隊第1練習隊に配属となりました。よろしくお願い致します」
かしま「はいっ、よろしくお願いします」
はたかぜ「……申し訳ありません。どうにもまだ護衛艦気分が抜けなくて」
かしま「ふふっ、護衛艦から異動の方は大体皆さんそうですよ」
3: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:24:53.04 ID:tgAgKwQx0
かしま「あ、そうだ。良かったらこれを」スッ
はたかぜ「これは?」
はたかぜ「第4護衛隊群の、広報誌……?」
かしま「妹さんの書かれた文が載っているんですよ」
はたかぜ「! しまかぜさんが……?」
4: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:26:23.10 ID:tgAgKwQx0
═ ═ ═ ═ ═ ═
誰が風を見たでしょう
僕もあなたも見やしない
けれど木の葉をふるわせて
風は通りぬけてゆく
誰が風を見たでしょう
あなたも僕も見やしない
けれど樹立が頭をさげて
風は通りすぎてゆく
これは、クリスティーナ・ロセッティというイギリスの詩人が書き、西条八十という日本の詩人により訳された「風」という詩です。
何年か前に有名なアニメ映画でも取り上げられたので、知っている方も多いかもしれません。
私の姉「はたかぜ」は、この詩が大のお気に入りでした。
═ ═ ═ ═ ═ ═
5: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:28:03.32 ID:tgAgKwQx0
…
………
……………
───── 1993年
こんごう「私から目を離しちゃNoなんだからネ!」ジャーン
<アレガ「コンゴウ」カー
<スゲー
しまかぜ「イージス艦かぁ」
はたかぜ「……」
はたかぜ「ごめんなさいね、しまかぜさん」
しまかぜ「え?」
6: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:30:24.07 ID:tgAgKwQx0
はたかぜ「本当はもっと賑やかな姉妹になるはずだったのに……私の性能が足りないから」
しまかぜ「……」
しまかぜ「えーいっ!」ボスッ
はたかぜ「きゃっ! ど、どうしたのしまかぜさん!?」
しまかぜ「別にいいの。賑やかじゃなくても、2人姉妹でも」
しまかぜ「私にはお姉ちゃんがいるもん。それでいいの!」
はたかぜ「しまかぜさん……」
しまかぜ「へへへっ」
はたかぜ「……ありがとう」
7: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:31:46.88 ID:tgAgKwQx0
しまかぜ「ところで!」
はたかぜ「! な、何でしょう?」ビクッ
しまかぜ「さっきから何を読んでるのかなーって思って」
はたかぜ「あぁ、これは『詩集』ですよ」
しまかぜ「ししゅー?」
はたかぜ「そう。色々な詩が載っているんです」
しまかぜ「ふーん……」
8: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:32:57.25 ID:tgAgKwQx0
はたかぜ「しまかぜさんも読んでみたらどうですか? 貸してあげますから」
しまかぜ「でも、詩って何だか難しくって。それに字だけの本読んでると眠くなっちゃうから……」
はたかぜ「私も決して詩の意味を全部理解している訳じゃないけれど、自分なりに解釈をして読んでいくのも楽しいですよ?」
しまかぜ「なるほどねー」
しまかぜ「……ちなみに、お姉ちゃんはどの詩が一番好きなの?」
9: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:33:49.71 ID:tgAgKwQx0
═ ═ ═ ═ ═ ═
その問いの答えとして返ってきたのが、先述の「風」という詩でした。
私たち姉妹はイージス以前の歴代DDG同様「~かぜ」という艦名を名乗るので、てっきりそこに親近感を抱いているのかなと思っていたのですが───
═ ═ ═ ═ ═ ═
10: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:35:20.10 ID:tgAgKwQx0
しまかぜ「これってどういう意味なの?」
はたかぜ「えぇと……しまかぜさんは、そもそも『風』を見たことがありますか?」
しまかぜ「え? そりゃあるよー! 今もほら、信号旗が揺れてるじゃん」
はたかぜ「それは『風ではためいている旗』を見ているだけでしょう?」
しまかぜ「おうっ!?」
はたかぜ「ふふっ……。つまり、風というものは目には見えないから存在しないかのように思えるけれど、旗をはためかせるように、木の葉をふるわせるように、確かにそこにある───こんなところかしら」
11: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:36:26.75 ID:tgAgKwQx0
はたかぜ「……この詩は、私たちのことを言っているように思うんです」
しまかぜ「私たちのこと……?」
はたかぜ「一見存在しないように思えても、確かにそこに存在している」
はたかぜ「『防衛力』というものは、まさにそうあるべきだと思うから」
12: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:37:15.48 ID:tgAgKwQx0
しまかぜ「……」
はたかぜ「存在をアピールすることも……例えば観艦式のような形で時に必要となるけれど、力を必要以上に誇示したりはしない」
はたかぜ「その上で、こちらの力を『相手』に悟らせて、攻める意欲を削ぐ」
はたかぜ「……これが、私たちが達せられる唯一の『勝利』だから」
13: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:38:35.64 ID:tgAgKwQx0
しまかぜ「……厳しい戦いだね」
はたかぜ「そうですね。何せ……もう40年近く続けている戦いなんですから」
しまかぜ「40年? ……あ、創隊からってこと?」
はたかぜ「ええ。もっとも、海上警備隊時代から言えば40年を過ぎている訳ですが」
14: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:39:39.80 ID:tgAgKwQx0
しまかぜ「じゃあ、この40年勝ち続けなんだね私たち。曲がりなりにもさ」
はたかぜ「言われてみれば、そうかもしれませんね」
しまかぜ「よぉーし! これからも勝ち続けるぞー!」エイエイオー
はたかぜ「おー! ……ふふっ」
しまかぜ「にひひっ」
……………
………
…
15: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:42:00.45 ID:tgAgKwQx0
═ ═ ═ ═ ═ ═
今回この文章を書くに当たり、この時のことを思い出していると、ふと先日見たテレビ番組の内容が頭を過りました。
それは奈良の正倉院についての特集だったのですが、国宝であり世界遺産でもあるこの建物は、遠く奈良時代から現代まで数多くの貴重な文化財を伝えているそうです。
これら文化財が盗難されず現代まで残っている理由、それは勅命により為された封印、すなわち「勅封」があったからにほかなりません。
しかし、現実の勅封は、やろうと思えば誰にでも破ることのできそうな麻縄と紙でしかありません。
それが破られていないのは、人々に「これを破ってはならない」という、言わば「心の鍵」をかけたからだったのではないでしょうか。
═ ═ ═ ═ ═ ═
16: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:44:06.53 ID:tgAgKwQx0
═ ═ ═ ═ ═ ═
あれから20年近い月日が流れ、ようやく姉の思考を真に理解できたような気がします。
もっとも、万が一実際に破ろうと試みられた際、私たちは簡単に破られる存在ではいけないのですが……。
就役から約34年。
姉はその使命を遂げ、今春練習艦となります。
次代の「鍵」を育成する今度の職務、体に気をつけつつ頑張って欲しいと思います。
═ ═ ═ ═ ═ ═
17: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:45:27.52 ID:tgAgKwQx0
═ ═ ═ ═ ═ ═
私は姉のように詩集といった高尚な文化は嗜みませんもので、自衛隊を題材にしたある漫画作品から台詞を借りて、この文章を締めたいと思います。
同時に、姉への贈る言葉とさせていただきます。
『抜かずの剣こそ平和の誇り』
═ ═ ═ ═ ═ ═
18: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:46:34.97 ID:tgAgKwQx0
はたかぜ「……」
かしま「……良い妹さんですね」
はたかぜ「ええ、たった一人の……自慢の妹です」
19: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:48:06.17 ID:tgAgKwQx0
かしま「羨ましいなぁ……」ボソッ
はたかぜ「はい?」
かしま「ああぁっ! 何でもありません!」///
かしま「こほん、激励に応えるためにも立派な練習艦になっていただきます」
かしま「教育の成果が現れるのは20年先と言われています。教育を笑う者は教育に泣く……そのぐらい重要な職務ですよ。練習艦も」
20: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:49:01.92 ID:tgAgKwQx0
はたかぜ「勿論です。それに、来年度にはこちらで姉妹が揃う訳ですから、しまかぜさんに情けない姿を見せる訳には参りません」
はたかぜ(私一層努めます。しまかぜさんも、見ていてくださいね)
─────────
─────
──
21: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:50:33.25 ID:tgAgKwQx0
なお本艦は、就役以来一度も砲火を交えることなく除籍の時を迎えることが出来ました。
これもひとえに国民の皆様の、国防に対するご理解、ご協力の賜物でございます。
有難うございました。
(護衛艦『しらね』除籍前に掲示されたメッセージボードより)
22: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:52:35.60 ID:tgAgKwQx0
はたかぜ型練習艦 TV3520「はたかぜ」
基準排水量:4,600t
長さ:150m
幅:16.4m
馬力:72,000PS
速力:30kt
主要兵装:54口径5インチ単装速射砲×2、高性能20ミリ機関砲×2、誘導弾発射装置×1、SSM装置、アスロック装置、3連装短魚雷発射管×2
23: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:53:28.09 ID:tgAgKwQx0
* * *
24: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 22:54:29.17 ID:tgAgKwQx0
旗風:旗をはためかせる風
島風:島々を吹き抜ける風
彼女たちは、時代を通りすぎてゆく「風」の、その最後の生き残り。
────────── 終わり
25: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 23:00:00.58 ID:tgAgKwQx0
以上になります。
はたかぜ型は優美なフォルムで中々好きな艦です。
DDGでは初となる練習艦の役目、頑張って欲しいです。
もう少しすると「30FFM」こと3,900トン型護衛艦の命名・進水式が行われると思いますが、
彼女たちの後を継いで「~かぜ」と名乗る可能性があったりなかったり……?
楽しみに待ちましょう。
27: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 23:01:55.12 ID:tgAgKwQx0
以前書いたもの↓
・春風「その時、海は歴史を見つめておりました」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515601825/
・加賀「こんな夢を見ました」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527046033/
・伊勢「変わるもの、変わらないもの」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529167792/
・涼月「かえる」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1566360834/
・摩耶「カンパリソーダよ、ウィスキーフロートたれ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1580542423/
28: ◆3XajO/Hvp6 2020/10/17(土) 23:05:24.73 ID:tgAgKwQx0
>>16だけ訂正します
═ ═ ═ ═ ═ ═
あれから30年近い月日が流れ、ようやく姉の思考を真に理解できたような気がします。
もっとも、万が一実際に破ろうと試みられた際、私たちは簡単に破られる存在ではいけないのですが……。
就役から約34年。
姉はその使命を遂げ、今春練習艦となります。
次代の「鍵」を育成する今度の職務、体に気をつけつつ頑張って欲しいと思います。
═ ═ ═ ═ ═ ═
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/10/17(土) 23:31:21.36 ID:Cs30tHfEo
綺麗だね
乙
乙
引用元: ・【艦これ】旗風「誰が風を見たでしょう」
【艦これ】提督「執務室はいつも賑やか」
2020-12-23
1: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:32:44.49 ID:/xQxg2fl0
提督「今日も良い陽気だなあ」
阿武隈「ですねえ。こういう日はゆっくりお出掛けしたいですね」
暁「そうねえ……」
提督「いやー、気持ちいいな。なあ、暁」
阿武隈「そうだよね、暁ちゃん?」
暁「そうだけど……そうじゃないわよーっ!」
阿武隈「もう、暁ちゃん。どうしたの?」
暁「雷ってばーっ! 雷ってばもー!」
提督「雷がどうしたんだ?」
暁「暁を子供扱いしちゃって! 失礼しちゃうわ!」ぷんすか!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1599406364
関連
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2: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:33:57.05 ID:/xQxg2fl0
阿武隈「雷ちゃんとなにかあったの?」
暁「聞いてよ阿武隈さん! 雷ってばね!」
暁「暁に忘れ物ない? ちゃんとハンカチとティッシュ持った? 身だしなみはしっかりしないとダメよ?」(雷の声真似)
暁「とか、事あるごとに暁に言うのよ!? 暁の方がお姉さんなのに! 暁の方がお姉さんなのにぃーっ!」
提督「大事なことだから二回言ったんだね」
阿武隈「てーとく、暁ちゃんをいじらないでください」
提督「アッハイ」
阿武隈「暁ちゃん、雷ちゃんは暁ちゃんのためを思って言ってるんだよ?」
暁「でも、暁を子供扱いしてるってことじゃない! 暁の方がお姉さんなのよ!」
阿武隈「それはね、暁ちゃん。雷ちゃんもお姉さんっぽく振る舞いたいんですよ」
暁「お姉さんっぽく? 雷が?」
阿武隈「はい。雷ちゃんも暁ちゃんと同じように、一人前のレディーになりたいんです。それで、暁ちゃんや他の子達に、お姉さんのように振る舞ってると思うの」
暁「そ、そうなのかな……なんだ、雷もかわいい所あるじゃない」
暁「ま、まあ雷はいつもかわいいんだけどね!」えっへん!
阿武隈「ふふっ、雷ちゃんはかわいいですもんね。もちろん暁ちゃんも同じくらい、綺麗ですけど」
暁「暁は一人前のレディーだもの。当然よ!」
3: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:34:30.13 ID:/xQxg2fl0
暁「でも、阿武隈さんも綺麗よね! ねっ、司令官!」
阿武隈「ふぇ!?」
提督「ああ、そうだね。阿武隈は美人さんだよ」
阿武隈「も、もう、からかわないでくださいよぉー」
暁「むー、本心なのに」
阿武隈「えっと。だからね、暁ちゃんはお姉さんとして、雷ちゃんに付き合ってあげてくれないかな?」
暁「もう、雷ってば世話が焼けるわね。分かったわ、雷もお姉さん振りたいお年頃だもの。暁は立派なレディーとして雷に付き合ってあげるんだから!」
阿武隈「はい! ありがとうね暁ちゃん!」
暁「暁は雷のお姉さんだもの! 当然よ!」
響「阿武隈さんの膝に座りながら言うことなのかい、それ」
暁「って響!? いつの間にここに来たのよ!?」
響「響だよ。その隠密振りから不死鳥の通り名もあるよ」
暁「隠密と不死鳥のどこに関係があるのよ!?」
4: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:34:59.44 ID:/xQxg2fl0
響「でも阿武隈さんのお膝に座って喜んでいるようじゃ、立派なレディーとは言えないんじゃないかな」
阿武隈「別にそんなことはないと思いますけど」
提督「時として、素直に甘えるのも一人前のレディーには必要だと思うな」
暁「むー! 分かったわよ! どけば良いんでしょ! ほら!」
響「うん、それで良い――うらー」よじよじ
提督「って、響が阿武隈の膝に座るのか」
阿武隈「響ちゃん……あたしの膝に座るのは良いけど、一言断ってね」
暁「さては響が阿武隈さんの膝に座りたかったから、暁をどけたかっただけでしょ!? まったくもー!」
5: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:35:50.02 ID:/xQxg2fl0
阿武隈「暁ちゃん、提督の膝が空いてますよ」
提督「おいおい、暁は阿武隈の膝に座りたいのであって、私の膝じゃダメだろう」
暁「しょうがないわね。暁はレディーだから、司令官の膝で我慢してあげるわ!」
とてとてとて――ぽすっ
提督「良いのか? 私じゃ座り心地良くないだろう?」
暁「阿武隈さんには及ばないけど、悪くないわ」
阿武隈「提督の膝は居心地良いですよ。もっと自信持ってください、てーとく」
提督「暁が良いなら私は構わないぞ」
暁「司令官、もっと阿武隈さんに寄って寄って!」
提督「ん? こうか?」
暁「ありがと。うん、これは良いわ!」
響「はらしょー」ぎゅ
暁「あら? 響、暁と手をつなぎたいの? しょうがないわね」
阿武隈「ふふっ、二人とも仲良いですねえ」
五十鈴「提督ーっ、以前話していた件なんだけど……あら?」
阿武隈「あっ、五十鈴姉? 提督に用事ですか?」
五十鈴「……ご家族の方ですか?」
阿武隈「ふえっ!?」
五十鈴「冗談よ」
6: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:36:22.58 ID:/xQxg2fl0
『白露姉妹』
白露「いっちばーん、いっちばーん、いっちばんばーん!」
時雨「いっちばーん、いっちばーん、いっちばんばーん」
五月雨「いっちばーん、いっちばーん、いっちばんばーん!」
春雨「いっちばーん、いっちばーん、いっばんばーん!」
阿武隈「ふふっ、皆さんご機嫌さんですねえ」
提督「なんだい、その歌は」
時雨「白露の作詞作曲、『いっちばーんを目指して』さ」
五月雨「阿武隈さーん!」ダッ!
ポスッ!
阿武隈「ふふっ、どうしたの五月雨ちゃん」
五月雨「えへへ、えっとですねー」ぎゅーっ
阿武隈「なになに?」
五月雨「なんでもないですーっ」頭ぐりぐり
阿武隈「そっか、なんでもないんですね。でも五月雨ちゃんに甘えられるのは理由無くても大歓迎ですっ」ぎゅー
7: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:36:57.57 ID:/xQxg2fl0
春雨「五月雨ばかりずるいですっ! 春雨もお姉様に甘えたいですっ!」
阿武隈「えへへ、春雨ちゃんも甘えん坊さんですねえ」
白露「まったく二人とも甘えん坊さんなんだから。時雨ー? 時雨も甘えたかったら白露お姉ちゃんに甘えても良いんだよ?」
白露「さあ、お姉ちゃんの胸に飛び込んでおいで?」
時雨「阿武隈、僕も良いかい?」
白露「時雨ーっ!? お姉ちゃんが手を広げて待ってるのにひどくなーい!?」
阿武隈「時雨ちゃんは照れ屋さんですから」
時雨「……別にそんなことないよ」
白露「もー! こうなったら白露も混ぜてもらうんだからねー! てりゃー! 白露の抱きつき攻撃ーっ!」
阿武隈「きゃあっ!? 白露ちゃん、急に飛び付いたら危ないじゃない」
白露「えへへー、ごめんごめん」
提督「あはは、阿武隈がすっかり囲まれちゃったなあ」
8: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:37:51.30 ID:/xQxg2fl0
夕立「ぽいぽいぽーい! 夕立を仲間外れにして、みんなで楽しいことしてる気配がしたっぽい!」バンッ!
村雨「ずっるーい! 放置プレイは趣味じゃないんだってばー!」バンッ!
時雨「やあ夕立に村雨。阿武隈は既に僕達が占領済みだよ」
阿武隈「あたしを拠点扱いしないでください」
春雨「そうです、お姉様を拠点扱いするなんてヒドイですっ」
五月雨「えっ、でも阿武隈さんがいないと駆逐艦の子達の元気がなくなっちゃうからって、響ちゃんが言ってました!」
五月雨「ですから阿武隈さんが拠点として扱うのは合ってるんじゃ……」
阿武隈「響ちゃんは適当なこと言っているだけですから、本気にしちゃダメです」
若葉「そんなことはないぞ」ひょこ
春雨「きゃっ、若葉さん!?」
白露「どこから出てきたの!?」
若葉「阿武隈さんから放出される阿武隈エネルギーが不足すると、駆逐艦の元気がなくなる現象が現に報告されている」
五月雨「や、やっぱり……!」
若葉「この現象は、某朝潮型10番艦のK(仮名)において特に強く観測できたぞ」
時雨「朝潮型10番艦のK……いったいなにすみなんだ……!」
村雨「かすなんとかさん……まったく検討も付かないわ……!」
五月雨(ツッコンじゃいけないのかな……いけないんだろうなあ……)
9: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:38:23.80 ID:/xQxg2fl0
霞「はっ!?」
朝潮「どうしました霞」
霞「今、霞のイメージが著しく損なわれるような会話がどこかでされた気がしたわ!」
朝潮「そうですか? 私には全く分かりませんでしたが」
10: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:39:05.02 ID:/xQxg2fl0
夕立「でも提督さんなら空いているっぽい!」
村雨「おおっ、ナイスアイデアー」
提督「こらこら、阿武隈が空くのを待ちなさい」
村雨「んー? 提督ってば恥ずかしがっちゃってこのこのー」
白露「なになにー? 提督、白露に抱きついて欲しいのー?」
時雨「もう、提督ってば……」テレテレ
提督「あまりからかうんじゃない」
阿武隈「そうですよ、あまり提督をからかっちゃダメですからね」
白露シスターズ「「「はーい」」」
若葉「まったく、阿武隈さんの周りには常に駆逐艦が多いな。近くでのんびり光合成もできないぞ」
春雨「お姉様をナチュナルに太陽光扱いしないでくださいっ!」
白露「そもそも若葉、光合成するの……?」
若葉「若葉だ。鎮守府の空気を良くするぞ」
白露「完全に植物!?」
11: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:39:43.34 ID:/xQxg2fl0
『電と翔鶴』
電「阿武隈さん、ここの部分が良く分からないのです」
阿武隈「どれどれ、ここかあ。ここはね……」
電「あっ、そういうことだったのです! 良く分かったのです!」
提督「阿武隈は教え方が上手だな」
阿武隈「えへへ、あたしも以前、分からなくて苦労したところでしたから」
電「そうだったのです?」
阿武隈「でも、電ちゃんの方があたしより理解早いかも。電ちゃんすごいですっ!」
電「はわわ、そんなことないのです!」
翔鶴「あら、提督。阿武隈さんに、電さんも。お勉強ですか?」
電「なのです! 阿武隈さんにお勉強教えてもらったのです!」
翔鶴「ふふっ。良かったですね、電さん」
阿武隈「電ちゃんは頑張り屋さんですから、あたしもつい張り切っちゃいます!」
翔鶴「すごいですね、電さん」
電「電は阿武隈さんみたいな、立派な水雷戦隊旗艦さんになるのです!」
12: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:40:16.17 ID:/xQxg2fl0
提督「そっか。電ならきっとなれるさ」ナデナデ
電「はわわ! 司令官に頭をなでられちゃったのです!」
阿武隈「えへへ、電ちゃんえらいえらい」ナデナデ
電「阿武隈さんからも褒められたのです! 嬉しいのです!」
翔鶴「電さんなら、きっと一番素敵な水雷戦隊旗艦さんになれると思いますよ」
電「あっ」
阿武隈「あっ」
提督「あっ」
翔鶴「……はい?」
提督「来るぞ……いっちばーんに敏感な一番艦が」
翔鶴「ま、まさか……」
ドタドタドタ――ガチャ!
春雨「待ってください! いっちばーんになるのは春雨です!」
電「って春雨ちゃんなのです!?」
提督「なにぃ!? 白露はどうした!?」
13: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:40:57.01 ID:/xQxg2fl0
白露「ちょーっと待った! いっちばーんの水雷戦隊旗艦になるのは白露なんだから!」
翔鶴「きゃっ!? し、白露さん!?」
電「白露ちゃんなのです! フェイント仕掛けてくるなんてすごいのです!」
春雨「さすが白露姉さんですね……!」
阿武隈「別に白露ちゃんはフェイントのつもりなかったんじゃないかなあ……」
白露「あー! 電、阿武隈さんに頭なでてもらってるーっ! 白露もしてーっ!」ぴょん!
阿武隈「わぷっ!?」
白露「えへへーっ、揚陸完了! 阿武隈さんの膝枕ー」
阿武隈「もー、仕方ないですねえ」ナデナデ
電「むー! 白露ちゃんずるいのですーっ!」
春雨「むー! 白露姉さんずるいです!」
島風「むー! 白露ちゃんずっるーい!」
提督「島風、いつの間に……」
島風「気づかなかった? そうよね、島風は速いもん!」
春雨「お姉様、春雨も膝枕してください!」
島風「島風もー!」
阿武隈「ほーら、ケンカしないの。順番にしてあげるからね」
翔鶴「ふふっ、阿武隈さんは人気者ですね」
14: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:41:38.98 ID:/xQxg2fl0
――数日後
翔鶴「阿武隈さん、お疲れ様です」
阿武隈「あ、翔鶴さん! お疲れ様ですっ!」
翔鶴「あの……阿武隈さん、お願いがあるんですけど」
阿武隈「お願いですか? あたしに出来ることでしたら」
翔鶴「えっと……その……」
阿武隈「どうかしましたか?」
翔鶴「あの……私も膝枕してください!」
阿武隈「膝枕……ですか?」
翔鶴「え、えっと……迷惑ですよね?」
阿武隈「そんなことないですよ。はい、どうぞ」
翔鶴「良いんですか?」
阿武隈「もちろんです! 翔鶴さんにはいつもお世話になってますから、これくらいお安い御用です!」
翔鶴「いえ、普段からお世話になってるのは私の方で」
阿武隈「いえいえ、あたしの方が翔鶴さんにはお世話になってますから!」
翔鶴「そんなことありません! 阿武隈さんには私だけじゃなく、空母の皆さんがどれだけお世話になっているか……」
阿武隈「それだったら、あたし達みんな、翔鶴さん達にはとってもお世話になってます!」
15: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:42:15.12 ID:/xQxg2fl0
翔鶴「それは……くすっ」
阿武隈「ふふっ、あたし達なにやっているんでしょうね」
翔鶴「本当ですね、でも楽しいですよ」
阿武隈「あたしもです……はい、どうぞ」ポンポン
翔鶴「それでは……失礼しますね」
翔鶴「……ふふっ、なんだかとっても落ち着きます」
阿武隈「そうですか? それなら嬉しいです」なでなで
翔鶴「……」
阿武隈「あっ、すみません。つい頭をなでてしまいました」
翔鶴「いえ、構いませんよ。ちょっとびっくりしましたけど、心地良いです」
阿武隈「いつも駆逐艦の子達にやっているから、つい」
翔鶴「良いお姉さんですね。阿武隈さんが慕われるのも分かります」
阿武隈「なんだか照れくさいです」
16: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:43:17.82 ID:/xQxg2fl0
阿武隈「翔鶴さんも、瑞鶴さんの良いお姉さんですよね」
翔鶴「そうかしら……そう言ってもらえると嬉しいけど」
翔鶴「私は艦歴がそんなに長くないし、阿武隈さんみたいに上手く瑞鶴のお姉さんできているか、ちょっと不安です」
阿武隈「そんなことないですよ。瑞鶴さんが翔鶴さんを慕っていることは、誰か見たって分かります」
阿武隈「だから、もっと自信を持ってください」
翔鶴「そうね……ありがとう、阿武隈さん」
阿武隈「えへへ、どういたしまして」
17: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:44:44.05 ID:/xQxg2fl0
翔鶴「……すー」
電「阿武隈さん――あ、翔鶴さんが阿武隈さんの膝でお昼寝しているのです」
阿武隈「ふふっ、電ちゃん静かにしてあげてくださいね」
電「分かったのです。翔鶴さんぐっすりなのです」
阿武隈「瑞鶴さんのお姉さんとしても、機動部隊の中核としてもいつも頑張ってますからね。たまにはゆっくりさせてあげないと」
電「なのです」
電「それにしても、阿武隈さんはやっぱり凄いのです」
阿武隈「すごい? あたしがですか?」
電「駆逐艦の子達はもちろん、翔鶴さんにもこんなに頼られているのです」
阿武隈「うーん、別にたいしたことじゃないけどなあ。でも、電ちゃん達がいつもあたしを助けてくれるから、あたしもしっかり出来るんですよ」
阿武隈「ありがとうね、電ちゃん」
電「はわわ、褒められちゃったのです」
18: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:45:27.83 ID:/xQxg2fl0
提督「阿武隈、ここに……うん?」
瑞鶴「阿武隈ー、翔鶴姉見なかった――あれ?」
翔鶴「……すー」
瑞鶴「翔鶴姉……?」
翔鶴「ん……お母様」
阿武隈「ふふっ。なーに、翔鶴さん」
瑞鶴「……翔鶴姉、完全に安心してぐっすりね」
阿武隈「ですねえ」
提督「翔鶴も普段大変だからね」
電「瑞鶴さんも膝枕して欲しいのです?」
瑞鶴「え? いや私は別に」
電「電の膝が空いているのです。阿武隈さんの代わりに電が瑞鶴さんを膝枕してあげるのです」ぽんぽん
瑞鶴「いや膝を叩かれても。さすがにサイズ的にきついわよ?」
19: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:46:13.46 ID:/xQxg2fl0
電「電も阿武隈さんみたいに頼られたいのです!」
瑞鶴「いや頼って欲しい部分がずれてるから」
霞「しょうがないわね! 電がダメなら霞が阿武隈さんの替わりに膝枕してあげるわ!」
瑞鶴「どっから出てきた!?」
白露「電や霞に負けないよ! 白露がいっちばーんに頼られるんだから!」
暁「むー! 暁だって阿武隈さんみたいに頼られるレディーなんだからね!」
時雨「ここは譲れない」
初霜「私も力になります!」
五月雨「五月雨も頑張っちゃいます!」
夕立「なんだかよく分からないけど、夕立もお手伝いするっぽーい!」
提督「いつものことだが、本当にどっから出てくるのかな君達は」
春雨「阿武隈姉さんの周りには、駆逐艦が最低十人はいると思ってください!」
瑞鶴「怖いわ!? あとさりげに阿武隈を自分の姉にしてるし!?」
阿武隈「もう、翔鶴さんが起きちゃうから静かにしないとダメですっ」
駆逐艦達「ごめんなさい」
神通「ごめんなさい」
瑞鶴「なんで駆逐艦の子達に混ざってるの神通」
20: ◆dbGyYYDw8A 2020/09/07(月) 00:46:45.02 ID:/xQxg2fl0
これで終わりです。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
引用元: ・【艦これ】提督「執務室はいつも賑やか」
大井「頭おかしくなったんですか?」提督「そっちこそ何言ってんだ」
2020-12-21
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 21:42:37.16 ID:N7TVXEVAo
大井「うちの鎮守府で1番可愛いのは北上さんに決まってるじゃないですか、バカなんですか?」
提督「は?ふざけんな大井に決まってんだろ」
すぐ終わります
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585831356
提督「は?ふざけんな大井に決まってんだろ」
すぐ終わります
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585831356
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【悲報】Twitterで3年前に「令和」を予言してたものがいたwwwwwwwww
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 21:51:10.01 ID:N7TVXEVAo
大井「眼科行ったほうがいいんじゃないですか?」
提督「目ん玉綺麗にしたところで大井が更に可愛く見えるだけだから意見は変わりませーん」
大井「頭悪そう…今すぐ脳外科に電話してMRI撮ってもらいましょう、なんならSPECTもつけましょうか?」
提督「おあいにくさま、大井との思い出をぎっしり詰め込まないといけないから俺の脳みそは衰えてる暇はねーんだよ」
大井「大体あの北上さんを超える愛らしいものなんてこの世に存在する訳がないじゃないですか」
提督「今俺の目の前にあるんだよなぁ」
提督「目ん玉綺麗にしたところで大井が更に可愛く見えるだけだから意見は変わりませーん」
大井「頭悪そう…今すぐ脳外科に電話してMRI撮ってもらいましょう、なんならSPECTもつけましょうか?」
提督「おあいにくさま、大井との思い出をぎっしり詰め込まないといけないから俺の脳みそは衰えてる暇はねーんだよ」
大井「大体あの北上さんを超える愛らしいものなんてこの世に存在する訳がないじゃないですか」
提督「今俺の目の前にあるんだよなぁ」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 22:02:14.21 ID:N7TVXEVAo
大井「くっ…この分からず屋!」
提督「相変わらずガンコだなこの!そんなところも好きだけどな!」
大井「じゃあ百歩譲って私が提督の好みの見た目だとしましょう、それでも世界的に見れば北上さんが1番であることに変わりはありません」
提督「あ、お前その言い方じゃ俺が大井を見た目だけで判断してるみたいじゃねーか。声も性格も1番大好きなんだぞふざけんな」
大井「はー?いきなり何言い出してるんですか。見た目だけなら譲ったとしても総合的に見て北上さんより上がいるとかそんなこと言うようならぶっ飛ばしますよ」
提督「大井が1番の理由なんて仕事熱心なところとかたまにヤンデレ入ってるところとか録音したのを24時間流し続けていたいくらいのキュンキュンボイスとか雨が降ってたら移動の時間ピッタリに傘持ってきてくれるところとか他にも数え上げたらキリがねーだろjk」
提督「相変わらずガンコだなこの!そんなところも好きだけどな!」
大井「じゃあ百歩譲って私が提督の好みの見た目だとしましょう、それでも世界的に見れば北上さんが1番であることに変わりはありません」
提督「あ、お前その言い方じゃ俺が大井を見た目だけで判断してるみたいじゃねーか。声も性格も1番大好きなんだぞふざけんな」
大井「はー?いきなり何言い出してるんですか。見た目だけなら譲ったとしても総合的に見て北上さんより上がいるとかそんなこと言うようならぶっ飛ばしますよ」
提督「大井が1番の理由なんて仕事熱心なところとかたまにヤンデレ入ってるところとか録音したのを24時間流し続けていたいくらいのキュンキュンボイスとか雨が降ってたら移動の時間ピッタリに傘持ってきてくれるところとか他にも数え上げたらキリがねーだろjk」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 22:10:23.17 ID:N7TVXEVAo
大井「声も雰囲気も癒し度満載だし意外と駆逐艦の面倒見が良いしmvpとった時のふふんって言うのがもうたまらないあの北上さんより上だって言うんですか?」
提督「ああそうだよ、俺は大井の全てが好きで好きでしかたないんだ大好きだよこのやろー!」
大井「もう我慢できません!」
提督「おうやってみろやこn」
ボグシャッ
提督「」ベチャー
大井「ハァハァ、まったく、北上さんより上だなんて頭おかしいこと言うからやり過ぎたじゃないですか」
大井「大体何回好きって言ってるんですか、バカなんですかねまったく」
大井「…」
大井「…」
大井「…」
大井「!??!?!!!?!?」ボシュッ
バタッ
提督「ああそうだよ、俺は大井の全てが好きで好きでしかたないんだ大好きだよこのやろー!」
大井「もう我慢できません!」
提督「おうやってみろやこn」
ボグシャッ
提督「」ベチャー
大井「ハァハァ、まったく、北上さんより上だなんて頭おかしいこと言うからやり過ぎたじゃないですか」
大井「大体何回好きって言ってるんですか、バカなんですかねまったく」
大井「…」
大井「…」
大井「…」
大井「!??!?!!!?!?」ボシュッ
バタッ
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 22:21:34.63 ID:N7TVXEVAo
青葉「で、こんな感じで大井さんが顔を真っ赤にして倒れたところまでがビデオに映っていた全てです」
明石「二人ともバカなんですかね」
大淀「さっさと爆発すればいいのに」
大井「…ハッ!」
明石「あ、お目覚めですか?」
大井「ここは…」
明石「医務室です、お二人が倒れていたところを青葉さんが連絡してくれたんですよ」
大井「倒れていた…提督は!?」
明石「…残念ながらグチャグチャでての施しようが…」
大井「嘘でしょ…ねぇ嘘でしょ!?嘘だと言ってよ!」
明石「はい、嘘です」
≡⊃ 明石 ドゴォン!
大井「全く、縁起でもないこと言わないでよ」
明石「ケホッケホッ、ちょっと大井さん、手が早いのは直したほうがいいですって。実際提督2週間くらいは入院ですからね」
明石「二人ともバカなんですかね」
大淀「さっさと爆発すればいいのに」
大井「…ハッ!」
明石「あ、お目覚めですか?」
大井「ここは…」
明石「医務室です、お二人が倒れていたところを青葉さんが連絡してくれたんですよ」
大井「倒れていた…提督は!?」
明石「…残念ながらグチャグチャでての施しようが…」
大井「嘘でしょ…ねぇ嘘でしょ!?嘘だと言ってよ!」
明石「はい、嘘です」
≡⊃ 明石 ドゴォン!
大井「全く、縁起でもないこと言わないでよ」
明石「ケホッケホッ、ちょっと大井さん、手が早いのは直したほうがいいですって。実際提督2週間くらいは入院ですからね」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 22:28:32.57 ID:N7TVXEVAo
大井「…本当に?」
大淀「これは本当に本当のマジなやつです」
大井「…」
大淀「…大井さん?」
大井「…償いも兼ねて私が2週間提督のお世話を全部するから」
明石「え?」
大井「何か問題でも?」
明石「い、いえ。でも出撃とか。大井さんと言えばうちのダブルエースの一人ですし」
大井「球磨姉さんが暇だろうし代わりをやってもらうから大丈夫よ。やる時はやる人だし。第一あなたもおしゃれな服用意するくらい楽しみな出張があるじゃない」
明石「それはそうですけど…」
大井「じゃあ決まりね」
大淀「これは本当に本当のマジなやつです」
大井「…」
大淀「…大井さん?」
大井「…償いも兼ねて私が2週間提督のお世話を全部するから」
明石「え?」
大井「何か問題でも?」
明石「い、いえ。でも出撃とか。大井さんと言えばうちのダブルエースの一人ですし」
大井「球磨姉さんが暇だろうし代わりをやってもらうから大丈夫よ。やる時はやる人だし。第一あなたもおしゃれな服用意するくらい楽しみな出張があるじゃない」
明石「それはそうですけど…」
大井「じゃあ決まりね」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 22:34:53.89 ID:N7TVXEVAo
~数日後~
提督「大井が加えてくれる飯はうめぇなー」アー
大井「黙って食べられないんですか全く」ハイアーン
提督「そりゃ愛しの大井ちゃんにアーンしてもらえる日が来るとは思ってなかったからな」パクッモグモグ
大井「そういうのやめてくださいって言ったじゃないですか」
提督「いやぁ、俺って大井大好きってないと死んじゃう頭おかしいやつだからなぁ」
大井「…全くもう///」
提督「大井が加えてくれる飯はうめぇなー」アー
大井「黙って食べられないんですか全く」ハイアーン
提督「そりゃ愛しの大井ちゃんにアーンしてもらえる日が来るとは思ってなかったからな」パクッモグモグ
大井「そういうのやめてくださいって言ったじゃないですか」
提督「いやぁ、俺って大井大好きってないと死んじゃう頭おかしいやつだからなぁ」
大井「…全くもう///」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 22:41:23.62 ID:N7TVXEVAo
~その夜~
北上「…」
ムクッ
スタスタ
ガチャッ
ガサゴソ
プスッ
グルグルッ ポイッ
テクテク
北上「…」
ムクッ
スタスタ
ガチャッ
ガサゴソ
プスッ
グルグルッ ポイッ
テクテク
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/02(木) 22:44:01.99 ID:N7TVXEVAo
チュンチュン
大井「むにゅぅ、そこはちがいますよぉ、ていとくぅ…」
大井「ん、ふわぁぁぁあぁあぁぁ、よく寝たわ」
大井「ほら、提督もそろそろ起きてください」
ガラーン
大井「…え?」
大井「むにゅぅ、そこはちがいますよぉ、ていとくぅ…」
大井「ん、ふわぁぁぁあぁあぁぁ、よく寝たわ」
大井「ほら、提督もそろそろ起きてください」
ガラーン
大井「…え?」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/03(金) 08:28:04.15 ID:W5MI5WuX0
北上さんは暴力的な女に監禁されてる提督を助けただけだからね?
善意だからね?
善意だからね?
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/04/03(金) 17:22:39.93 ID:liWKs8C2o
葬り去ったの間違いでは
引用元: ・大井「頭おかしくなったんですか?」提督「そっちこそ何言ってんだ」
【艦これ】朝潮「大きくなりたいです!」
2020-12-19
1: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/04(水) 21:23:35.95 ID:sh1+QPm20
提督「じゃあ出張行ってくるから宜しくな、夜には帰れると思うから」
朝潮 「はい、お気をつけて」
朝潮「今日は演習もないしお掃除でもしておきましょう」
朝潮「……ん? 提督の机の引き出しから黒い袋が出てる」ガサゴソ
朝潮「こ、これは……だ、ダメです勝手に見ちゃ」
ジー
朝潮「す、少しだけ……」ペラペラ
朝潮「うぅぅ、やっぱり提督もこういう女性が好きなのかな?」カァァ
朝潮「……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1583324615
朝潮 「はい、お気をつけて」
朝潮「今日は演習もないしお掃除でもしておきましょう」
朝潮「……ん? 提督の机の引き出しから黒い袋が出てる」ガサゴソ
朝潮「こ、これは……だ、ダメです勝手に見ちゃ」
ジー
朝潮「す、少しだけ……」ペラペラ
朝潮「うぅぅ、やっぱり提督もこういう女性が好きなのかな?」カァァ
朝潮「……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1583324615
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2: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/04(水) 21:40:43.75 ID:sh1+QPm20
長門「え? 大きくなる方法?」
朝潮「はい、何かないでしょうか?」
長門「そうだな、やはりトレーニングじゃないか? 体を鍛えるにはうってつけだぞ」
朝潮「なるほど~トレーニングですか」
長門「やっぱり腕立てや腹筋が基本だろう、私も一緒にやろうか?」
朝潮「いいんですか? お願い事します!」
長門「ようし、頑張ろう」ニヤッ
3: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/04(水) 22:11:35.78 ID:sh1+QPm20
朝潮「はちじゅうなな、はちじゅう はち」ハァハァ
長門「頑張れ、あと少しだ(朝潮と向かいあっての腕立て……最高だ!)」
朝潮「きゅう じゅう きゅう、 ひゃく」バタッ
長門「よく頑張ったな! 少し休んだら次は腹筋だ、私が、私が脚を押さえるからな」
朝潮「はい! 頑張ります」
朝潮「んっ ごじゅうなな、ごじゅう はち」
長門「いいぞいいぞその調子だ(ふぅ……朝潮尊い)」
朝潮「お、終わりました~ 長門さんありがとうございました!」
長門「こっちこそいい運動になった、トレーニングは継続が大事だ、明日からも付き合うぞ」
朝潮「ホントですか? ありがとうございます」ニコッ
長門「ああ(ヨッシャアァァァ)」
長門「頑張れ、あと少しだ(朝潮と向かいあっての腕立て……最高だ!)」
朝潮「きゅう じゅう きゅう、 ひゃく」バタッ
長門「よく頑張ったな! 少し休んだら次は腹筋だ、私が、私が脚を押さえるからな」
朝潮「はい! 頑張ります」
朝潮「んっ ごじゅうなな、ごじゅう はち」
長門「いいぞいいぞその調子だ(ふぅ……朝潮尊い)」
朝潮「お、終わりました~ 長門さんありがとうございました!」
長門「こっちこそいい運動になった、トレーニングは継続が大事だ、明日からも付き合うぞ」
朝潮「ホントですか? ありがとうございます」ニコッ
長門「ああ(ヨッシャアァァァ)」
4: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/04(水) 22:38:56.95 ID:sh1+QPm20
@鎮守府の廊下
朝潮「長門さんやっぱり優しいなぁ、誰か他にアドバイスくれそうな方は……」トコトコ
瑞鳳「でね~九九艦爆の足がね~」
瑞鶴「あ、それ分かるかも」
瑞鳳「あ、朝潮ちゃんこんにちは~」
朝潮「瑞鳳さん、瑞鶴さんこんにちは」
瑞鶴「どったの?何か探し物?」
朝潮「……いえ、お散歩です」
瑞鳳「そっか、毎日秘書艦お疲れ様さま、今度また卵焼き持っていくね」
朝潮「はい、ありがとうございます」
瑞鶴「じゃあね」テフリフリ
朝潮「お疲れさまです」
朝潮「峯雲の方がありそう……」
朝潮「長門さんやっぱり優しいなぁ、誰か他にアドバイスくれそうな方は……」トコトコ
瑞鳳「でね~九九艦爆の足がね~」
瑞鶴「あ、それ分かるかも」
瑞鳳「あ、朝潮ちゃんこんにちは~」
朝潮「瑞鳳さん、瑞鶴さんこんにちは」
瑞鶴「どったの?何か探し物?」
朝潮「……いえ、お散歩です」
瑞鳳「そっか、毎日秘書艦お疲れ様さま、今度また卵焼き持っていくね」
朝潮「はい、ありがとうございます」
瑞鶴「じゃあね」テフリフリ
朝潮「お疲れさまです」
朝潮「峯雲の方がありそう……」
5: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/04(水) 23:22:51.69 ID:sh1+QPm20
赤城「大きくなるには? それはやっぱりたくさん食べることですよ♪ ね? 加賀さん?」
加賀「そうですね」
赤城「もうすぐお昼ですし一緒に食べませんか?」
朝潮「が、頑張ります」
@食堂
鳳翔「お待たせしました、どうぞ」
赤城「私はAランチの空母盛りで」
加賀「私はBの方を」
鳳翔「はい、次の方どうぞ」
朝潮「え、えーと……私も加賀さんと同じもので」
鳳翔「はい! ……えぇ? 」
ワイワイザワザワ
鳳翔「あ、朝潮ちゃん? お腹空いちゃったなら駆逐艦用のを少し多めにしようか?」
朝潮「いえ、大丈夫です」
鳳翔「で、でも……」
赤城「まぁまぁいいじゃないですか、もし残っちゃったら私たちが食べますよ、ね?」
加賀「流石に気分が高揚します」
鳳翔「そ、それなら……」
10: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/05(木) 23:35:45.11 ID:zZzXE8Dz0
伊良湖「はい、どうぞ」
朝潮「ありがとうございます」
ドーン
朝潮「……(予想よりかなり大きい)」
赤城「どうかしましたか? 早く食べないと冷めちゃいますよ?」
朝潮「は、はい、いただきます」
赤城「わぁ今日はエビフライがついてます」モグモグ
朝潮「……」モキュモキュ
加賀「こっちはお刺身です」モグモグ
朝潮「……」モキュモキュ
伊良湖「朝潮ちゃん、全部食べれるでしょうか?」
鳳翔「大人数人分の量だし無理だと思うけど……」
朝潮「ふぅ(何とか半分は食べたけどもう限界……)」モキュ モキュ
赤城「朝潮ちゃんもうお腹一杯?無理しちゃ駄目ですよ?」
加賀「朝潮我慢はよくないわ、後は私たちが食べるから」
朝潮「赤城さん、加賀さん……ごめんなさい」
赤城「いいのよ、むしろ半分も食べてすごいわ」モグモグ
加賀「そうですね、明日からも頑張ってみましょう」モグモグ
朝潮「ありがとうございます」
ドーン
朝潮「……(予想よりかなり大きい)」
赤城「どうかしましたか? 早く食べないと冷めちゃいますよ?」
朝潮「は、はい、いただきます」
赤城「わぁ今日はエビフライがついてます」モグモグ
朝潮「……」モキュモキュ
加賀「こっちはお刺身です」モグモグ
朝潮「……」モキュモキュ
伊良湖「朝潮ちゃん、全部食べれるでしょうか?」
鳳翔「大人数人分の量だし無理だと思うけど……」
朝潮「ふぅ(何とか半分は食べたけどもう限界……)」モキュ モキュ
赤城「朝潮ちゃんもうお腹一杯?無理しちゃ駄目ですよ?」
加賀「朝潮我慢はよくないわ、後は私たちが食べるから」
朝潮「赤城さん、加賀さん……ごめんなさい」
赤城「いいのよ、むしろ半分も食べてすごいわ」モグモグ
加賀「そうですね、明日からも頑張ってみましょう」モグモグ
13: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/05(木) 23:57:36.42 ID:zZzXE8Dz0
一週間後
@提督室
霞「いる? 入るわよ」
提督「霞? どうした? 1人で珍しいな」
霞「単刀直入に言うわ、あんた朝潮姉になんか唆したでしょ?」
提督「藪から棒に何だ? 何も知らないぞ」
霞「そんなわけないじゃない、絶対あんたが原因よ」
提督「何だ、全く話が読めないのだが」
提督「何? 朝潮の様子がおかしいだと?」
霞「ええ、毎日長門さんの部屋で何かしてると思ったら汗だくで疲れた顔で帰ってくるし」
霞「毎日駆逐艦としてはありえない量の食事を頼んでるらしいし、このままじゃ倒れちゃうわよ」
提督「霞……分かった調査してみよう」
提督「やっぱり、お前は姉妹思いのいいやつだな」ナデナデ
霞「ナ、何言ってんのよ急に! 勝手に髪触んないで!」
提督「悪い悪い、ついな」
霞「……もう」
提督「じゃあまずは聞き込みをしてみよう」
14: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/06(金) 00:12:05.65 ID:kHlpCUgZ0
清霜「はい、確かに最近長門さんと外を走っているのを見かけます、朝潮ちゃんも戦艦になりたいのかなぁ」
榛名「そうですね、長門さんの部屋から大きい声が聞こえてきたのを覚えてます」
鳳翔「ええ、朝潮ちゃんこの一週間すごい量の食事を注文するんですよ」
伊良湖「もちろん食べきれずに赤城さんと加賀さんが残りを食べてるんですけど……」
提督「……どうやら話が見えてきたな」
15: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/06(金) 00:19:36.61 ID:kHlpCUgZ0
その夜
提督「瑞鳳に頼んで艦載機にカメラをしかけて朝潮の様子を撮影してもらった」
霞「ホント? 早速見てみましょ」
長門「朝潮、まだだお前ならもっとできるはずだぁ」ハァハァ
朝潮「は、はいぃ」
長門「いいぞ、もっともっとだぁ」ハァハァ
霞「……これは」
赤城「朝潮ちゃん、今日も食べきれなかったのね」
朝潮「はい……ごめんなさい」
加賀「いいのよ、仕方ないわ、残りは私たちが食べるから安心して頂戴」
朝潮「お二人とも、毎日すみません」
赤城「いえいえ、私たちは大丈夫ですから気にしないで」モグモグ
加賀「また明日も頑張りましょう」モグモグ
提督「……やっぱりそういうことか」
提督「霞、朝潮を呼んできてくれるか」
16: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/06(金) 00:39:16.29 ID:kHlpCUgZ0
朝潮「司令官、朝潮です」
提督「あぁ、入ってくれ」
朝潮「失礼します、あの……お話って何でしょう?」
提督「朝潮、お前最近無理してるだろ」
朝潮「え!?」
提督「勝手ながら朝潮の様子を見させてもらった、無理なトレーニングをしたり食事をしたり……何があったんだ?」
朝潮「じ、実は大変申し上げにくいのですが、そ、その……」ゴニョゴニョ
提督「なるほど、そういうことか」
提督「あのな、運動も食事も適切な量じゃないとかえって体に負荷がかかってしまうぞ」
朝潮「そ、そうなんですか」
提督「それにあの本は僕の友人が無理やり貸し付けてきたものだ」
朝潮「え?」
提督「僕はああいう女性よりも、朝潮みたいにやさしくて何事も全力で取り組める女の子の方が好きだな」
朝潮「司令官……」カァァ
提督「ただ袋が見えてたとはいえ勝手に人の引き出しを見ちゃダメだぞ」
朝潮「はい、ごめんなさい……」
提督「よし、僕はいつも通りの朝潮が一番好きだからもう無理はするなよ」
朝潮「司令官、ありがとうございました」
提督「じゃあまた明日なおやすみ」
朝潮「はい、おやすみなさい」
提督「さてと、大淀? ちょっと呼び出しをしてくれるか?」
17: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/06(金) 00:49:53.72 ID:kHlpCUgZ0
提督「お前ら、朝潮の悩みをいいことに好き放題やっていたな」
長門「そ、そんな 私は朝潮に協力してあげようと」
赤城「そうですよ、何も悪いことはしてないです」
加賀「ただ朝潮に協力していただけよ」
提督「ほう……じゃあこのニヤつきながら朝潮の脚を持っているこの写真と笑顔で朝潮の残りを平らげてるこの写真は何だ?」
長門「な? いつの間に?」
提督「罰として長門は1ヶ月間執務以外での駆逐艦との会話禁止、赤城と加賀は1ヶ月間食とお代わり禁止だ」
長門「アアアアアアアアアア」
赤城「そ、そんな、あんまりです」バタッ
朝潮「あ、皆さんにお礼言うの忘れてました
明日言いにいこう♪」
18: ◆x3YK5dpGDI 2020/03/06(金) 00:50:37.09 ID:kHlpCUgZ0
以上で終了です
ここまで読んでくださった方 ありがとうございました
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2020/03/06(金) 07:10:13.67 ID:c9DPq1BGo
おつー
引用元: ・【艦これ】朝潮「大きくなりたいです!」
【艦これ】涼月「耳かきして差し上げますね」
2020-12-16
1: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/16(木) 19:39:39.17 ID:ZykWY4c60
・7作目です。
今までの
【艦これ】伊168「耳掃除してあげる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449286793/
【艦これ】摩耶「耳かきしてやんよ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449402596/
【艦これ】神通「耳掃除しましょうか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449922812/
【艦これ】蒼龍「耳掃除します?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450268660/
【艦これ】村雨「耳かきして欲しいでしょ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473419280/
【花騎士】ススキ「耳かきしちゃうね!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488032152/
【艦これ】綾波「耳かきしてあげます」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514824636/
注:今回はゆっくり更新していきます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534415978
今までの
【艦これ】伊168「耳掃除してあげる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449286793/
【艦これ】摩耶「耳かきしてやんよ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449402596/
【艦これ】神通「耳掃除しましょうか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449922812/
【艦これ】蒼龍「耳掃除します?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450268660/
【艦これ】村雨「耳かきして欲しいでしょ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1473419280/
【花騎士】ススキ「耳かきしちゃうね!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488032152/
【艦これ】綾波「耳かきしてあげます」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514824636/
注:今回はゆっくり更新していきます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534415978
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2: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/16(木) 19:53:22.41 ID:ZykWY4c60
8作目でした。
―――提督のお部屋
提督(最近、涼月が引っ付いてくる。今日なんか部屋までだ)
涼月「提督、お疲れではありませんか? 喉の渇きは?」
提督「だから大丈夫だって言ってるだろ……」
涼月「でも、提督に何かあったら……私……」
提督「だぁ~~!!! もう! 何もないってb」ムギュ
提督(な、なんだ!? す、涼月が俺の顔を胸に抱きよせてきた!?)
涼月「涼月、提督が心配で心配で……もう胸が張り裂けそうなんです」
提督「いや、胸は柔らかいだろ」
涼月「?」
提督「いや、何でもない」
―――提督のお部屋
提督(最近、涼月が引っ付いてくる。今日なんか部屋までだ)
涼月「提督、お疲れではありませんか? 喉の渇きは?」
提督「だから大丈夫だって言ってるだろ……」
涼月「でも、提督に何かあったら……私……」
提督「だぁ~~!!! もう! 何もないってb」ムギュ
提督(な、なんだ!? す、涼月が俺の顔を胸に抱きよせてきた!?)
涼月「涼月、提督が心配で心配で……もう胸が張り裂けそうなんです」
提督「いや、胸は柔らかいだろ」
涼月「?」
提督「いや、何でもない」
3: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/16(木) 20:19:35.80 ID:ZykWY4c60
涼月「なんだか、提督の頭が腕の中に……とても安心します……」
提督「そりゃよかった。でも、服が痛い」
涼月「え?」
提督「涼月の服って胸の真ん中が固いだろ? だからきつく抱きしめられると痛いんだよ」
提督(胸は柔らかいけど。それにいい香りが)
涼月「あ、も、申し訳ありません!!」バッ
提督(あ、離れてしまった……。できればあのままでいたかったんだけどなぁ)
提督「なあ、服は脱げないのか?」
涼月「えぇ!? た、確かに『UNIFORM』で『NAKED』を選べば、戦闘服の上を脱ぐことができますが……。でも上半身裸になれば、迷彩効果も発揮できませんし、スタミナの減りも早くなります……」
提督(裸とは一言も言ってないんだけどなぁ)
提督「というか、なんでそんなに俺を心配するんだよ。しかも突然」
涼月「そ、それは……。涼むために、秋月型で怪談をしていたんです。」
提督「ああ……秋月型はみんなクーラーつけたがらないもんな」
―――
――
ー
提督「そりゃよかった。でも、服が痛い」
涼月「え?」
提督「涼月の服って胸の真ん中が固いだろ? だからきつく抱きしめられると痛いんだよ」
提督(胸は柔らかいけど。それにいい香りが)
涼月「あ、も、申し訳ありません!!」バッ
提督(あ、離れてしまった……。できればあのままでいたかったんだけどなぁ)
提督「なあ、服は脱げないのか?」
涼月「えぇ!? た、確かに『UNIFORM』で『NAKED』を選べば、戦闘服の上を脱ぐことができますが……。でも上半身裸になれば、迷彩効果も発揮できませんし、スタミナの減りも早くなります……」
提督(裸とは一言も言ってないんだけどなぁ)
提督「というか、なんでそんなに俺を心配するんだよ。しかも突然」
涼月「そ、それは……。涼むために、秋月型で怪談をしていたんです。」
提督「ああ……秋月型はみんなクーラーつけたがらないもんな」
―――
――
ー
4: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/16(木) 20:31:05.87 ID:ZykWY4c60
―――ある夜の秋月型のお部屋
秋月「それで……金剛さんが突然倒れてしまったの!!」
照月「ど、どうして!? クーラーの効いた部屋で紅茶を飲んでいただけなのに!?」
初月「ま、まさか、低体温症!?」
秋月「それがなんと……熱中症だったの……!!」
涼月「!?」
秋月「カフェインには利尿作用があるから、水分補給にはなりにくいみたい」
涼月(そういえば提督も、コーヒーばかり飲んでいるような……)
―――
――
―
秋月「それで……金剛さんが突然倒れてしまったの!!」
照月「ど、どうして!? クーラーの効いた部屋で紅茶を飲んでいただけなのに!?」
初月「ま、まさか、低体温症!?」
秋月「それがなんと……熱中症だったの……!!」
涼月「!?」
秋月「カフェインには利尿作用があるから、水分補給にはなりにくいみたい」
涼月(そういえば提督も、コーヒーばかり飲んでいるような……)
―――
――
―
5: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/16(木) 21:25:04.23 ID:ZykWY4c60
涼月「それで、私……心配で……」
提督「いや、ならないからな?」
提督(コーヒーばっかり飲んでるのはその通りだけど)
涼月「その油断が恐ろしんです!! 熱中症は命の危機に直結するんですよ!?」
提督「だからならないって」
涼月「信用なりません。提督はいつもお忙しそうになさっています。きっとまともな休息もお取りになっていなんでしょう?」
提督「いや、一日八時間以上は働かない主義だs——」
涼月「傷付いた時や疲れた時は眠るのが一番です。ほら、布団を敷いておきました」バサ
提督「いつの間に!?」
涼月「さ、涼月の膝枕です。脚の間に挟まるように寝転んでくださいね」
提督「いや、ならないからな?」
提督(コーヒーばっかり飲んでるのはその通りだけど)
涼月「その油断が恐ろしんです!! 熱中症は命の危機に直結するんですよ!?」
提督「だからならないって」
涼月「信用なりません。提督はいつもお忙しそうになさっています。きっとまともな休息もお取りになっていなんでしょう?」
提督「いや、一日八時間以上は働かない主義だs——」
涼月「傷付いた時や疲れた時は眠るのが一番です。ほら、布団を敷いておきました」バサ
提督「いつの間に!?」
涼月「さ、涼月の膝枕です。脚の間に挟まるように寝転んでくださいね」
6: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/16(木) 22:42:01.30 ID:ZykWY4c60
提督(涼月の膝枕……あの白タイツの膝枕だと……そんなの……)
提督(逆らえるわけな~い!)ポスン
涼月「きゃ!?」
提督「あ、す、すまんつい」
涼月「いえ、驚いただけです」ナデナデ
提督(涼月の膝枕……すごい……。もちもちだ……肌がもちもち……。俺の頭を受け止めるようで、弾き返すようで……。それに、白タイツのすべすべの肌触り……。体勢もあって、太ももの谷間に吸い込まれていくような感覚……。横に寝返ると共に、まるで雪の上を滑るかのような滑らかな感触が、頬をなでる)
涼月「あら?」ミミグイ
提督「……ん? どうかしたか?」
提督(耳を引っ張られて……なんだかくすぐったい)
涼月「いえ、耳垢が沢山溜まっていて……。耳掃除もなさっていないなんて、やっぱり十分な休養が取れていないのではありませんか?」
提督「いやいや、偶々忘れてただけだよ。またやっとくからさ」
涼月「いえ、信用なりません。今ここで耳掃除をします」
提督「え? ここで?」
涼月「はい。お嫌でなければですが」
提督「へ? してくれんの!?」
涼月「ええ。このままですと、提督は絶対に耳かきをなさらない気がするので」
提督(まさか、涼月の膝枕だけでなく、耳かきまでしてもらえる展開とは……)
提督「す、すぐに耳かき棒を準備いたします!!」ビシィ
提督(逆らえるわけな~い!)ポスン
涼月「きゃ!?」
提督「あ、す、すまんつい」
涼月「いえ、驚いただけです」ナデナデ
提督(涼月の膝枕……すごい……。もちもちだ……肌がもちもち……。俺の頭を受け止めるようで、弾き返すようで……。それに、白タイツのすべすべの肌触り……。体勢もあって、太ももの谷間に吸い込まれていくような感覚……。横に寝返ると共に、まるで雪の上を滑るかのような滑らかな感触が、頬をなでる)
涼月「あら?」ミミグイ
提督「……ん? どうかしたか?」
提督(耳を引っ張られて……なんだかくすぐったい)
涼月「いえ、耳垢が沢山溜まっていて……。耳掃除もなさっていないなんて、やっぱり十分な休養が取れていないのではありませんか?」
提督「いやいや、偶々忘れてただけだよ。またやっとくからさ」
涼月「いえ、信用なりません。今ここで耳掃除をします」
提督「え? ここで?」
涼月「はい。お嫌でなければですが」
提督「へ? してくれんの!?」
涼月「ええ。このままですと、提督は絶対に耳かきをなさらない気がするので」
提督(まさか、涼月の膝枕だけでなく、耳かきまでしてもらえる展開とは……)
提督「す、すぐに耳かき棒を準備いたします!!」ビシィ
7: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/16(木) 22:50:29.07 ID:ZykWY4c60
―――
提督「じゃあ、よろしく!」ゴロン
涼月「はい。承りました」フフ
提督「どうした? 突然笑って」
涼月「いえ。……ただ、子供みたいだと……。気分を悪くなされたら、申し訳ありません」ナデナデ
提督「悪くするもんか。涼月が嫌じゃなきゃ、ずっとこうしていて欲しいくらいだよ」
涼月「嫌なわけありません。私だって、ずっとこうしていたいです。提督と、ずっと……」ナデナデ
提督(感傷に浸るのもいいけど、期待からか耳が疼いて……)ウズウズ
涼月「あ、も、申し訳ありません。少し感傷に浸ってしまいました……。耳かき、お待ちかねでしたね」クスクス
提督「わ、わかってやってたんじゃないだろうな?」ウズウズ
涼月「そんなことありませんよ。ただ、少しだけ可愛らしいなって」ナデナデ
提督「じゃあ、よろしく!」ゴロン
涼月「はい。承りました」フフ
提督「どうした? 突然笑って」
涼月「いえ。……ただ、子供みたいだと……。気分を悪くなされたら、申し訳ありません」ナデナデ
提督「悪くするもんか。涼月が嫌じゃなきゃ、ずっとこうしていて欲しいくらいだよ」
涼月「嫌なわけありません。私だって、ずっとこうしていたいです。提督と、ずっと……」ナデナデ
提督(感傷に浸るのもいいけど、期待からか耳が疼いて……)ウズウズ
涼月「あ、も、申し訳ありません。少し感傷に浸ってしまいました……。耳かき、お待ちかねでしたね」クスクス
提督「わ、わかってやってたんじゃないだろうな?」ウズウズ
涼月「そんなことありませんよ。ただ、少しだけ可愛らしいなって」ナデナデ
11: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/17(金) 20:20:44.83 ID:bocE+4iV0
提督「俺が可愛い? やめてくれよ。照れるじゃないか」
涼月「照れることなんてありませんよ。事実を言ったまでです」クスクス
提督「そ、そんなことより、早く耳かきしてくれないか?」ウズウズ
涼月「ええ。わかっています」クスクス
提督(そう言うと涼月は、俺の頭頂部が涼月の腹に付くように距離を詰めてきた。正直、お腹の堅い衣装が当たって痛い。これ艦娘の装甲だもんな、そりゃ痛いわけだ)
涼月「あ、申し訳ありません。コルセットを付けたままですと、痛いですよね」プチップチッ
提督(涼月はコルセットのボタンをはずしていく。このボタンをはずす音……これからいけないことをするみたいに聞こえる)
涼月「はい、これで大丈夫ですね。それでは提督、始めていきますね」
提督(そして、涼月は俺の頭の下に深く脚を潜り込ませた。涼月の鍛えられた、それでいて柔らかい腹部が俺の頭頂部にあたる。ほっぺの太ももと、頭のお腹。柔らかい感触に囲まれて、幸せな気分だ……)
涼月「照れることなんてありませんよ。事実を言ったまでです」クスクス
提督「そ、そんなことより、早く耳かきしてくれないか?」ウズウズ
涼月「ええ。わかっています」クスクス
提督(そう言うと涼月は、俺の頭頂部が涼月の腹に付くように距離を詰めてきた。正直、お腹の堅い衣装が当たって痛い。これ艦娘の装甲だもんな、そりゃ痛いわけだ)
涼月「あ、申し訳ありません。コルセットを付けたままですと、痛いですよね」プチップチッ
提督(涼月はコルセットのボタンをはずしていく。このボタンをはずす音……これからいけないことをするみたいに聞こえる)
涼月「はい、これで大丈夫ですね。それでは提督、始めていきますね」
提督(そして、涼月は俺の頭の下に深く脚を潜り込ませた。涼月の鍛えられた、それでいて柔らかい腹部が俺の頭頂部にあたる。ほっぺの太ももと、頭のお腹。柔らかい感触に囲まれて、幸せな気分だ……)
12: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/17(金) 22:24:01.56 ID:bocE+4iV0
涼月「それでは、耳の中を拝見させていただきますね。お耳、痛かったらお申し付けください」ミミグイ
提督「耳の中か……どんな感じだ?」
涼月「そうですね……。手前の方は壁にびっしり、奥の方はクモの巣でも張っているような感じでしょうか」
提督「く、クモの巣!?」
涼月「しっかりお掃除をしないからですよ。これからは、私がしっかり管理いたしますからね」
提督「これからもしてくれるのか、それは嬉しいな」
涼月「はい、私も嬉しいです!」
提督「……恥ずかしげもなく……」
涼月「それでは、手前の方から始めていきますね」
提督「耳の中か……どんな感じだ?」
涼月「そうですね……。手前の方は壁にびっしり、奥の方はクモの巣でも張っているような感じでしょうか」
提督「く、クモの巣!?」
涼月「しっかりお掃除をしないからですよ。これからは、私がしっかり管理いたしますからね」
提督「これからもしてくれるのか、それは嬉しいな」
涼月「はい、私も嬉しいです!」
提督「……恥ずかしげもなく……」
涼月「それでは、手前の方から始めていきますね」
13: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/17(金) 22:51:25.40 ID:bocE+4iV0
ザリッザリッザリッザリッザリッザリッ
ペリ ペリリ
提督「お、おぉ……」
提督(耳垢が剥がれていくのがわかる……。ぺりっと垢が剥がれるたびに……気持ちいい……)
涼月「うふふ……この手応え、癖になっちゃいそう……」
カリッ カリッ カリッ カリッ
ペリッ
提督「ず、随分楽しそうだな」
涼月「はい! とっても……とっても楽しいです!」キラキラ
ペリッペリッペリッ
提督(四方八方から聞こえるカリカリという音……今まで垢に閉じ込められた皮膚が、新鮮な空気に触れる快感……)
涼月「こんなに汚れているなら、お冬さんたちにも教えてあげなくちゃ」カリカリ
提督「なんでそんな辱めを受けなくちゃならんのだ」ゾクゾクゾク
涼月「私達、よくお互いの耳をお掃除しているんです。だから、お冬さん達にもこの楽しみを分けてあげようと思いまして」カリカリ
提督(秋月達……そんなことしか娯楽がないわけじゃないよな……)
ペリ ペリリ
提督「お、おぉ……」
提督(耳垢が剥がれていくのがわかる……。ぺりっと垢が剥がれるたびに……気持ちいい……)
涼月「うふふ……この手応え、癖になっちゃいそう……」
カリッ カリッ カリッ カリッ
ペリッ
提督「ず、随分楽しそうだな」
涼月「はい! とっても……とっても楽しいです!」キラキラ
ペリッペリッペリッ
提督(四方八方から聞こえるカリカリという音……今まで垢に閉じ込められた皮膚が、新鮮な空気に触れる快感……)
涼月「こんなに汚れているなら、お冬さんたちにも教えてあげなくちゃ」カリカリ
提督「なんでそんな辱めを受けなくちゃならんのだ」ゾクゾクゾク
涼月「私達、よくお互いの耳をお掃除しているんです。だから、お冬さん達にもこの楽しみを分けてあげようと思いまして」カリカリ
提督(秋月達……そんなことしか娯楽がないわけじゃないよな……)
14: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/17(金) 23:24:56.77 ID:bocE+4iV0
スーッスーッスーッスーッスーッ
カリッカリカリ
涼月「提督、わかります? ここがカリカリ言っていますよ」カリカリ
提督「ああ、よくわかる」ゾクゾク
提督(張り付いた耳垢に触れられるたび、剥がされる快感を期待する気持ちが、俺の中で高まる。でも、なかなか剥がれないのは焦らされているようで)ゾクゾク
涼月「この耳垢……頑固さんですね……。どれどれ……」
提督(涼月が俺の耳を覗き込んでくる。でもそんなに前屈みになると……)
フニョン
提督(胸が当たるわけだ。)
涼月「結構大物ですね……。提督、痛かったら我慢なさらないでくださいね?」
ムニムニ
提督「ああ、柔らかい」
涼月「?」
提督「いや、何でもない」
提督(ブラジャーに固められた小ぶりな胸だが、俺は知っている。あの服の下に、大玉カボチャが押し込められていることが※水着グラより)
カリッカリカリ
涼月「提督、わかります? ここがカリカリ言っていますよ」カリカリ
提督「ああ、よくわかる」ゾクゾク
提督(張り付いた耳垢に触れられるたび、剥がされる快感を期待する気持ちが、俺の中で高まる。でも、なかなか剥がれないのは焦らされているようで)ゾクゾク
涼月「この耳垢……頑固さんですね……。どれどれ……」
提督(涼月が俺の耳を覗き込んでくる。でもそんなに前屈みになると……)
フニョン
提督(胸が当たるわけだ。)
涼月「結構大物ですね……。提督、痛かったら我慢なさらないでくださいね?」
ムニムニ
提督「ああ、柔らかい」
涼月「?」
提督「いや、何でもない」
提督(ブラジャーに固められた小ぶりな胸だが、俺は知っている。あの服の下に、大玉カボチャが押し込められていることが※水着グラより)
15: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 00:09:32.70 ID:olYwthCi0
涼月「ここの垢さえ取ってしまえば、入り口は大体終わりなんですが」カリカリ
カリッカリッカリッカリッカリッ
グックッグックックック
提督(涼月の手つきに、多少力が入り始めたが、不思議と痛みは感じない。涼月自身の手先が器用ということもあってか、イタ気持ちいいという感じだ)
カリッカリッカリッカリッカリッ
提督「頑固だな」
涼月「ええ、まったく剥がれる気配がありません……。ここはいったん後回しにしましょう。先にクモの巣の方から行きます」
提督「もうクモの巣で定着してるんだな」
涼月「あ、申し訳ありません。あまりいい表現ではありませんでしたね」ナデナデ
提督「いや、気にしてないけど。というかナチュラルに撫でるんだな」
涼月「え? あ、も、申し訳ありません……お嫌でしたか?」
提督「いや、むしろもっと撫でて欲しいくらいだ。すごく安心する」
涼月「そう、ですか……よかったぁ」ナデナデ
カリッカリッカリッカリッカリッ
グックッグックックック
提督(涼月の手つきに、多少力が入り始めたが、不思議と痛みは感じない。涼月自身の手先が器用ということもあってか、イタ気持ちいいという感じだ)
カリッカリッカリッカリッカリッ
提督「頑固だな」
涼月「ええ、まったく剥がれる気配がありません……。ここはいったん後回しにしましょう。先にクモの巣の方から行きます」
提督「もうクモの巣で定着してるんだな」
涼月「あ、申し訳ありません。あまりいい表現ではありませんでしたね」ナデナデ
提督「いや、気にしてないけど。というかナチュラルに撫でるんだな」
涼月「え? あ、も、申し訳ありません……お嫌でしたか?」
提督「いや、むしろもっと撫でて欲しいくらいだ。すごく安心する」
涼月「そう、ですか……よかったぁ」ナデナデ
19: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 14:49:15.97 ID:olYwthCi0
涼月「それじゃあ、クモのs—―コホン。垢の大群をかき出しますね」
提督(垢の大群の方がなんか嫌だけど……まあ言わないでおこう)
バリっ!!
提督「え!? 何この音!?」
涼月「本当にクモのs—―大群ですから、触るだけでも形が崩れますね」カリカリ
バリッバリッバリッ!!
涼月「壁から剥がしてっと」
提督(この感覚、耳垢が複雑に絡み合って、耳穴を塞いでいたのか……)
涼月「これだけ大きいと、取り甲斐がありますね……。是非お冬さんにも挑戦して頂きたいです」
提督「こっちはもはや何が何だかだ」
バリッバリッ!!
提督(でかい音が耳元で響く。剥がされている感覚もしないってことは、まだ皮膚と例のクモの巣の間に耳垢の層があるってことか)
バリバリバリ、バリッ!!!
涼月「ふぅ。何とか取れました」ソローリソローリ
提督「あれだけバリバリ言ってた耳垢か……少し見てみたいな」
涼月「それは、後のお楽しみです♪」
提督(かわいい)
提督(垢の大群の方がなんか嫌だけど……まあ言わないでおこう)
バリっ!!
提督「え!? 何この音!?」
涼月「本当にクモのs—―大群ですから、触るだけでも形が崩れますね」カリカリ
バリッバリッバリッ!!
涼月「壁から剥がしてっと」
提督(この感覚、耳垢が複雑に絡み合って、耳穴を塞いでいたのか……)
涼月「これだけ大きいと、取り甲斐がありますね……。是非お冬さんにも挑戦して頂きたいです」
提督「こっちはもはや何が何だかだ」
バリッバリッ!!
提督(でかい音が耳元で響く。剥がされている感覚もしないってことは、まだ皮膚と例のクモの巣の間に耳垢の層があるってことか)
バリバリバリ、バリッ!!!
涼月「ふぅ。何とか取れました」ソローリソローリ
提督「あれだけバリバリ言ってた耳垢か……少し見てみたいな」
涼月「それは、後のお楽しみです♪」
提督(かわいい)
20: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 14:52:58.29 ID:olYwthCi0
涼月「クモのs—―大物も取れたことですし、壁に張り付いた垢を剥がしていきましょう」
提督「ああ、頼む」
スリッ スリスリスリ
ザッ ザリッ ザリッ ザリッ
提督(あぁ……耳の奥の方に耳かき棒が触れるたびに、じんわりとした快感が走る。まるで、寒い日に初めてストーブに当たった時のような……。今は夏だけど)
涼月「毛に絡まってしまっているのもありますね……。今度お耳の毛も剃ってみましょうか」
提督「ああ、昔床屋でやってもらったけど、あれ結構気持ちいいんだよな。必要な金はこっちで出すよ」
涼月「本当ですか? それでは、秋月型の提督を癒す会で挑戦ですね」
提督「え、何その会?」
涼月「提督の耳垢が大変なことになっていますから、みんなで耳掃除すれば楽しいんじゃないかって」
提督「む、そ、そうか」
提督(確かに照月とかは気持ちよさそうだな……ふひひ)
涼月「?」
提督「ああ、頼む」
スリッ スリスリスリ
ザッ ザリッ ザリッ ザリッ
提督(あぁ……耳の奥の方に耳かき棒が触れるたびに、じんわりとした快感が走る。まるで、寒い日に初めてストーブに当たった時のような……。今は夏だけど)
涼月「毛に絡まってしまっているのもありますね……。今度お耳の毛も剃ってみましょうか」
提督「ああ、昔床屋でやってもらったけど、あれ結構気持ちいいんだよな。必要な金はこっちで出すよ」
涼月「本当ですか? それでは、秋月型の提督を癒す会で挑戦ですね」
提督「え、何その会?」
涼月「提督の耳垢が大変なことになっていますから、みんなで耳掃除すれば楽しいんじゃないかって」
提督「む、そ、そうか」
提督(確かに照月とかは気持ちよさそうだな……ふひひ)
涼月「?」
21: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 14:58:55.54 ID:olYwthCi0
涼月「奥の方はペリペリ剥がれていきますね」
クックックックック
ッペリ
涼月「提督、いかがですか?」カリカリ
提督「いかがってのは?」ゾクゾク
カリッカリッ カリッカリッ
ッペリ
涼月「痛くありませんか?」
提督「ああ、最高に気持ちいい……」
涼月「ふふ……そうですか。リラックスしてくださいね。熱中症対策には、十分な休養が大切みたいですから」
カリッカリッカリッカリッ
ペリッペリリ
提督「も、目的変わってないか?」ゾクゾク
涼月「変わっていませんよ。大切な提督にリラックスしていただく……今日の目標です。だから—―」カリカリ
涼月「ふ~~~~」
提督(す、涼月が俺の耳に吐息を吹きかけてきた!? 甘く柔らかい感触が、俺の耳の中を乱反射して……小さな稲妻が走るような快感……)ゾクゾクゾク
涼月「はい、おしまいです」ササヤキ
提督(こ、今度は囁かれて……涼月の儚げな声が、耳の壁を揺らしながら、鼓膜を震わせる……)ゾクゾク
クックックックック
ッペリ
涼月「提督、いかがですか?」カリカリ
提督「いかがってのは?」ゾクゾク
カリッカリッ カリッカリッ
ッペリ
涼月「痛くありませんか?」
提督「ああ、最高に気持ちいい……」
涼月「ふふ……そうですか。リラックスしてくださいね。熱中症対策には、十分な休養が大切みたいですから」
カリッカリッカリッカリッ
ペリッペリリ
提督「も、目的変わってないか?」ゾクゾク
涼月「変わっていませんよ。大切な提督にリラックスしていただく……今日の目標です。だから—―」カリカリ
涼月「ふ~~~~」
提督(す、涼月が俺の耳に吐息を吹きかけてきた!? 甘く柔らかい感触が、俺の耳の中を乱反射して……小さな稲妻が走るような快感……)ゾクゾクゾク
涼月「はい、おしまいです」ササヤキ
提督(こ、今度は囁かれて……涼月の儚げな声が、耳の壁を揺らしながら、鼓膜を震わせる……)ゾクゾク
22: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 15:04:08.37 ID:olYwthCi0
涼月「提督、ゾクゾクしてますね……。気持ちいいですか?」ササヤキ
提督「す、涼月……そんな小悪魔に育てたつもりはありません!」ゾクゾク
涼月「仕方ありませんよ……。提督が可愛らしいのがいけないのですから」ササヤキ
提督「あ、ああああああ」ゾクゾク
涼月「うふふ。提督の弱点、姉さんたちにも教えてあげなくちゃ」クスクス
提督「そんなもの教えてどうするんだ……」
涼月「安心してください。悪くはしませんから……ふ~~~」フー
提督「ああああああ」ゾクゾクゾク
涼月「それでは提督、反対を向いてください」
提督「あ、ああ……」
提督(お、落ち着け俺……このままでは涼月に堕とされてしまう……。だって普段あんなに儚げなのに、今日に限って楽しそうに俺を弄んで……。俺のこと好きなんじゃないかって期待しちまうだろ!)
涼月「? 提督? どうかしました?」
提督「い、いや……」
提督(まあオンとオフのギャップがある子だし、スタイルが良くてもまだ駆逐艦だしな。オフの時くらい楽しそうにするか。決して俺とのひと時を楽しんでいるわけじゃない。そうだ。堕とされるんじゃない俺)
提督「す、涼月……そんな小悪魔に育てたつもりはありません!」ゾクゾク
涼月「仕方ありませんよ……。提督が可愛らしいのがいけないのですから」ササヤキ
提督「あ、ああああああ」ゾクゾク
涼月「うふふ。提督の弱点、姉さんたちにも教えてあげなくちゃ」クスクス
提督「そんなもの教えてどうするんだ……」
涼月「安心してください。悪くはしませんから……ふ~~~」フー
提督「ああああああ」ゾクゾクゾク
涼月「それでは提督、反対を向いてください」
提督「あ、ああ……」
提督(お、落ち着け俺……このままでは涼月に堕とされてしまう……。だって普段あんなに儚げなのに、今日に限って楽しそうに俺を弄んで……。俺のこと好きなんじゃないかって期待しちまうだろ!)
涼月「? 提督? どうかしました?」
提督「い、いや……」
提督(まあオンとオフのギャップがある子だし、スタイルが良くてもまだ駆逐艦だしな。オフの時くらい楽しそうにするか。決して俺とのひと時を楽しんでいるわけじゃない。そうだ。堕とされるんじゃない俺)
23: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 15:06:05.03 ID:olYwthCi0
涼月「もう、提督。ふ~~~~」
提督「あああああああああああああ」ゾクゾクゾク
提督(耳かきをしてもらって、風通しが良くなったところに、吐息が……)ゾクゾク
涼月「早く反対を向かないと、また吹いちゃいますよ」ササヤキ
提督(ああ……もう堕ちていいや)ゾクゾク
提督「で、でも、まだ頑固さんとってないだろ?」
涼月「あ、それに関しましては、いいことを思いついたので」
提督「いいこと?」
涼月「明日のお楽しみです♪」
提督(かわいい)
提督「あああああああああああああ」ゾクゾクゾク
提督(耳かきをしてもらって、風通しが良くなったところに、吐息が……)ゾクゾク
涼月「早く反対を向かないと、また吹いちゃいますよ」ササヤキ
提督(ああ……もう堕ちていいや)ゾクゾク
提督「で、でも、まだ頑固さんとってないだろ?」
涼月「あ、それに関しましては、いいことを思いついたので」
提督「いいこと?」
涼月「明日のお楽しみです♪」
提督(かわいい)
24: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 15:07:26.21 ID:olYwthCi0
提督「いいこと、ねぇ」ゴロン
提督(あ、寝返りをうつと、白タイツのすべすべの感触が……)
涼月「はい、それではこちらも始めますね。こちらは……」
フニョン
提督(涼月が耳を覗き込むということは、当たるということ。何が? 胸が。カボチャ級だぞ!)
涼月「こちらは……入り口は少ないわりに、奥は沢山ですね……。もしかして、指を耳に入れて掻いたりしませんでしたか?」ミミグイ
ムニュムニュ
提督「あ、し、したかもしれない」
提督(まさかそんなことまでバレてしまうとは……少し恥ずかしい)
涼月「いけませんよ。ばい菌さんが入ってしまいますし、耳垢だって奥に押し込まれてしまうんですから」
提督「面目ない」
涼月「こちらは大物から、始めていきますね」
提督(あ、寝返りをうつと、白タイツのすべすべの感触が……)
涼月「はい、それではこちらも始めますね。こちらは……」
フニョン
提督(涼月が耳を覗き込むということは、当たるということ。何が? 胸が。カボチャ級だぞ!)
涼月「こちらは……入り口は少ないわりに、奥は沢山ですね……。もしかして、指を耳に入れて掻いたりしませんでしたか?」ミミグイ
ムニュムニュ
提督「あ、し、したかもしれない」
提督(まさかそんなことまでバレてしまうとは……少し恥ずかしい)
涼月「いけませんよ。ばい菌さんが入ってしまいますし、耳垢だって奥に押し込まれてしまうんですから」
提督「面目ない」
涼月「こちらは大物から、始めていきますね」
25: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 15:08:29.66 ID:olYwthCi0
グニッグニッグニッグニッ
グッグックッグックッ
提督「あれ? さっき見ないにバリバリ言わないな」ゾクゾク
涼月「押し込まれて固まってますからね。湿気を吸収してもちもちになったのでしょう。少し取りやすいです」カリカリ
涼月「でしたら、垢とお耳の壁の間に耳かき棒を差し込むようにして……」グイ
グイッグイッ
ザリッ ザリザリッ
提督「お、おおおう」ゾクゾク
提督(み、耳の中を大物が動く感触……。巨大な耳垢が、耳の壁を撫でて……。これ、相当デカイんじゃないか?)ゾクゾク
涼月「慎重に……掘り出して……」グイッグイ
ミリッミリミリミリ
ググググググググググ
スポン!!
提督「ぬ、抜けた!?」ゾクゾクゾク
涼月「すごい……大物ですね」
提督(俺の耳の中に、一斉に空気が流れ込む……。つまり、今までは塞がれてたってことだ)ゾクゾク
グッグックッグックッ
提督「あれ? さっき見ないにバリバリ言わないな」ゾクゾク
涼月「押し込まれて固まってますからね。湿気を吸収してもちもちになったのでしょう。少し取りやすいです」カリカリ
涼月「でしたら、垢とお耳の壁の間に耳かき棒を差し込むようにして……」グイ
グイッグイッ
ザリッ ザリザリッ
提督「お、おおおう」ゾクゾク
提督(み、耳の中を大物が動く感触……。巨大な耳垢が、耳の壁を撫でて……。これ、相当デカイんじゃないか?)ゾクゾク
涼月「慎重に……掘り出して……」グイッグイ
ミリッミリミリミリ
ググググググググググ
スポン!!
提督「ぬ、抜けた!?」ゾクゾクゾク
涼月「すごい……大物ですね」
提督(俺の耳の中に、一斉に空気が流れ込む……。つまり、今までは塞がれてたってことだ)ゾクゾク
26: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 15:11:15.33 ID:olYwthCi0
涼月「それでは、張り付いた残り物を処理していきましょう!」
提督「耳垢は見せてくれないんだな」
涼月「ええ、きっと驚くでしょうから」クスクス
提督(涼月って、こんな悪戯心あふれる子だったのか……。思えば、この子やほかの艦娘達についても、知らないことだらけかもしれない)
提督「なあ涼月」
涼月「どうかしました?」
提督「心配してくれて、ありがとうな。その……凄く嬉しいんだ……。誰かに気にかけてもらえることって」
涼月「提督……涼月は、常に提督のことを想っていますよ。心配もしていますし、愛おしくも思っています」ナデナデ
提督「そ、それって――」
涼月「そのままの意味です。提督が私を心配してくださるように……。うふふ……想いを告げるのって……恥ずかしい、ですね……」
提督「涼月……」
涼月「提督、ご自愛ください。でないと涼月、夜も眠れません」ナデナデ
提督「涼月……わるかったよ、心配かけて。熱中症には気を付ける、これでいいか?」
涼月「ええ……でも、信用なりません。今日は私の膝で、ゆっくり休んでもらいますからね」
提督「はいはい」
提督(ああ……俺って幸せ者だったんだな……。涼月に心配してもらえて、耳かきまでしてもらって)
提督(うむ、堕ちちゃってもいいや)
涼月「それじゃあ続き、しましょうね」ササヤキ
提督「耳垢は見せてくれないんだな」
涼月「ええ、きっと驚くでしょうから」クスクス
提督(涼月って、こんな悪戯心あふれる子だったのか……。思えば、この子やほかの艦娘達についても、知らないことだらけかもしれない)
提督「なあ涼月」
涼月「どうかしました?」
提督「心配してくれて、ありがとうな。その……凄く嬉しいんだ……。誰かに気にかけてもらえることって」
涼月「提督……涼月は、常に提督のことを想っていますよ。心配もしていますし、愛おしくも思っています」ナデナデ
提督「そ、それって――」
涼月「そのままの意味です。提督が私を心配してくださるように……。うふふ……想いを告げるのって……恥ずかしい、ですね……」
提督「涼月……」
涼月「提督、ご自愛ください。でないと涼月、夜も眠れません」ナデナデ
提督「涼月……わるかったよ、心配かけて。熱中症には気を付ける、これでいいか?」
涼月「ええ……でも、信用なりません。今日は私の膝で、ゆっくり休んでもらいますからね」
提督「はいはい」
提督(ああ……俺って幸せ者だったんだな……。涼月に心配してもらえて、耳かきまでしてもらって)
提督(うむ、堕ちちゃってもいいや)
涼月「それじゃあ続き、しましょうね」ササヤキ
27: ◆W2Wa1JgiWbwL 2018/08/18(土) 15:14:09.46 ID:olYwthCi0
―――翌日、提督のお部屋
ドア「涼月です」コンコン
提督「ん? どうぞ」
秋月「失礼いたします!」
照月「失礼しま~す!」
初月「失礼する」
涼月「失礼いたしますね」
提督「おお!? どうした、四人そろって」
涼月「昨日の頑固さんを剥がすために、明石さんにすごいものを作って頂いたんです!」つ耳かき棒+α
提督「すごいものって……耳かき棒?」
提督「こ、これは……」
涼月「気に入って頂けました?」
提督「鏡のように磨き上げた耳鏡ライト……。コイル耳かきだ。さらにフレームとのかみ合わせをタイトにして精度を上げてある。サイトシステムもオリジナル。持ち手も指を掛け易く彫り込んである……。軸も耳に差し込みやすいロングタイプだ。耳鏡カメラに……。耳奥用に付け根を削りこんだコイル部。それだけじゃない、ほぼすべてのパーツが、入念に吟味され、カスタム化されている」
涼月「」ッギュ
提督「す、涼月……!?」
涼月「これでもっと、癒して差し上げますからね」ササヤキ
おわり
ドア「涼月です」コンコン
提督「ん? どうぞ」
秋月「失礼いたします!」
照月「失礼しま~す!」
初月「失礼する」
涼月「失礼いたしますね」
提督「おお!? どうした、四人そろって」
涼月「昨日の頑固さんを剥がすために、明石さんにすごいものを作って頂いたんです!」つ耳かき棒+α
提督「すごいものって……耳かき棒?」
提督「こ、これは……」
涼月「気に入って頂けました?」
提督「鏡のように磨き上げた耳鏡ライト……。コイル耳かきだ。さらにフレームとのかみ合わせをタイトにして精度を上げてある。サイトシステムもオリジナル。持ち手も指を掛け易く彫り込んである……。軸も耳に差し込みやすいロングタイプだ。耳鏡カメラに……。耳奥用に付け根を削りこんだコイル部。それだけじゃない、ほぼすべてのパーツが、入念に吟味され、カスタム化されている」
涼月「」ッギュ
提督「す、涼月……!?」
涼月「これでもっと、癒して差し上げますからね」ササヤキ
おわり
ポーラ「耳かきしましょうか~?」
2020-12-15
1: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 18:02:27.81 ID:kMjuaUZO0
―朝 鎮守府 食堂―
ポーラ「ん~……」モシャモシャ
ザラ「あら、ポーラ。今朝は早いのね!」コトッ
ポーラ「あーザラ姉様、おはようございますぅ~」
ポーラ「たまには早起きも良いですねぇ」
ザラ「別に毎日早起きでも良いんだけど?」
ポーラ「努力しま~すぅ」モシャモシャ
ザラ「しっかりね」クスッ
ザラ「…………」
ザラ(…………え……?)ゾワッ
ザラ(……何、この違和感……ポーラが、ポーラじゃない、みたいな……)
ポーラ「あ、あれ……ザラ姉様、どうかしたんですかぁ?」
ザラ「へっ!? う、うぅん! 何でもない! さ、私も食べないと。頂きまーす!」
ポーラ「……?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534410147
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2: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 18:12:13.80 ID:kMjuaUZO0
―昼間 演習中―
ドォン! バシャァン!!
ポーラ「目標は駆逐艦霞……距離330……いや340……」ウィーン
ポーラ「主砲副砲、撃ち方~始め~! Fuoco!」ドドォン!
ヒュルルル……
霞「そんなヘナヘナ弾……この私には当たらないわ!!」シャッ! シャッ!
バシャァァン!
摩耶「そぉら、お返しだッ!」ドォン!
ポーラ「むぅ……やっぱりちょっとズレるなぁ……」スィーッ
バシャァンバシャァン!! ……ガシャッ!!
ポーラ「きゃあぁっ!? あー……」<小破>
ザラ「ポーラ! 大丈夫!?」ススー
ポーラ「大丈夫です~掠っただけ~……あぁそれよりも1時……いや2時の方から爆撃機が~」
ザラ「えっ? あっ本当! 対空射撃!!」
ドドドドドド!! ドカァァン! バシャァン!
――――
――
3: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 18:28:51.01 ID:kMjuaUZO0
―お昼前 執務室―
ザラ「午前の演習が終了、報告書を提出に来ました」
提督「はいご苦労さん。どれ……」ペラッペラッ
提督「おっ霞、この成績なら改二の許可が下りるな……最近頑張ってたし、喜ぶぞきっと」
提督「……おっと。ザラ、もう下がって良いぞ」
ザラ「あの、提督。ポーラの所を……」
提督「ポーラ? ……むっ、前日比や平均ともスコアが低いな……いつもはかなり良い方なのに。二日酔いかな」ハハハ
ザラ「それが、そういう風でもなくて……」
提督「元気そうなのに不調だったと?」
ザラ「今日は今朝からずっと何か……うーん、上手く言えないけど、何か変な感じがして……」
提督「何か変、ねぇ……分かった、俺もちょっと探ってみよう」
ザラ「お願いします、提督」
4: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 19:22:00.92 ID:kMjuaUZO0
―お昼後 工廠―
ポーラ「えぇと……主砲は……ここをこうして……」ガチャガチャ
提督「やぁポーラ。あぁそのままで良い」
ポーラ「あ、提督。お疲れ様で~す」
提督「艤装の整備かな?」
ポーラ「はい~。ちょっと主砲の照準をいじってるんです~」ガチャガチャ
提督(特に変わった様子はない……何ならいつもより熱心なくらいじゃないか……)
ポーラ「後でレーダーの方も……あれ、提督。どうかしたんですかぁ?」
提督「いや、何でもないよ。演習の成績が急に下がってたから、もしかしたら酔ってたんじゃないかと思ってな」
ポーラ「やだなぁ提督~。ポーラは酔っててもちゃんと戦えますよぉ~」
提督「そこは酔ったまま戦ってないと言ってほしかったが……まぁ良い。じゃあしっかりな」スタスタ
ポーラ「は~い」
5: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 19:27:09.15 ID:kMjuaUZO0
―翌朝 食堂―
ポーラ「うまうま」
ザラ(やっぱり……何か……何かが変な感じ……)
ポーラ「もぐもぐ」
ザラ(何もおかしな所はないし、病気なんて事もない……)
ポーラ「こくこく……」
ザラ(明石さんに聞いても、特に問題なしだって言うし……)
ポーラ「ごちそうさまー」ガチャッ……スタスタスタ……
ザラ(でも……おかしな事が何もないなら……私の考え過ぎなのかも……)
ザラ(うぅん、きっとそう!)
ザラ「そうよね、ポーラ!」
ポツーン……
ザラ「……あれ?」
6: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 19:38:21.01 ID:kMjuaUZO0
―午後 演習場―
ドドーン!! バシャァァァン!!
ポーラ「いよっ! はっと!」シャッ! シャッ!
スイッスイッ! バシャァン! バシャァン!
響「……っ……」ドォン!ドォン!
暁「当らないっ……当らないぃっ!」ドォン!ドォン!
神通「落ち着いて! しっかり狙って……くっ!」バシャァン!
ウィーン……
ポーラ「目標、軽巡神通……距離420。主砲1番照準……はちょっとだけ左よりで」
ポーラ「2番はその後ろの響に向けて~……FUOCO!!」ドドォォン!!
ヒュルルル……!!
鈴谷「撃って来た……神通、響! 来るよ!」
神通「回避……っきゃぁあっ!?」ドガァン!!
響「ぐぅあっ!」ドォォン!!
ポーラ「命中~! 今ですよ~」
熊野「わかっていますわ! とぉおぉぉおぉお!!」ドドドォン!!
鈴谷「うわぁぁぁっ!?」
ドドーン!! バシャァァン!! ワーギャー
7: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 19:40:36.35 ID:kMjuaUZO0
―桟橋―
提督(ふむ……ポーラに注目してみたが……元の調子に戻っているな)
提督(回避の動きも良いし、命中精度の良くない203mm/53連装砲で2連続直撃弾……しかも見た所、神通の回避パターンを見切った上での命中だ)
提督(軽巡屈指の実力を持つ神通に直撃させるなんて、何なら普段よりキレが良いかもしれん)
提督(昨日艤装を整備していた辺り、やはり不調だったのは艤装の方だったのかな)
提督(特別変な感じもしないし、やっぱりザラの思い過ごしかな)
8: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 19:42:16.57 ID:kMjuaUZO0
―更に翌日 朝 食堂―
ザラ「……」
提督「ザラ?」
ザラ「……はっ!?」
提督「トレーを前にフォークを持った状態で固まるとは……そんなにポーラが心配か?」
ザラ「えぇと……は、はい……」
提督「夕べ遠征に行った所だから、明日の夕方辺りには帰ってくるだろう。今のところ特に悪い知らせは入ってない」
提督「……やはり俺の見た限りだと、ポーラに異変が起きているとは考えられない」
提督「気にかけるのは悪い事ではないが、もうちょっとポーラを信頼してやっても良いんじゃないかな」
ザラ「いえそんな! ただ何かが……いえ、やっぱり私の思い過ごしなんだと思います」
提督「いやいや、些細な印象の違いが大事になることだってあるかもしれない。言われる前に気付けた分俺より上等だよ」
提督「でも、いい加減そろそろしっかり気分変えた方が良いかもしれないぞ?」
ザラ「は、はい……」
提督「…………」
9: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 19:47:19.47 ID:kMjuaUZO0
――
―――
―更に更に翌日、ポーラが帰って来た夜 執務室―
コンコン……ガチャ
ポーラ「提督~、今良いですか~?」
提督「ん、どうした? 報告書にミスでもあったか?」
ポーラ「そういう訳じゃないんですけど……提督もそろそろお休みですよね?」
提督「? まぁそうだが。丁度そろそろ切り上げようと思っていた」
ポーラ「だったら……」ストッ……
ポーラ「ポーラの膝の上にどうぞ~」ヒザポンポン
提督「え……な、何だって……?」
ポーラ「提督はここしばらく忙しかった様子でしたから~」
提督「まぁ確かにそうだが……」
ポーラ「で、聞くところによると提督は耳掃除が好きだそうなので、ここらで一発気持ち良くなってもらおうかな~と」
提督「変な言い方をするな! 確かに耳かきは好きだが……遠慮しておこう」
ポーラ「えぇ~どうしてですかぁ? これでも結構上手いんですよぉ?」
提督「……ポーラだって遠征から帰って来たばかりだろう? 自分の方こそ疲れてるだろう」
ポーラ「いえいえ、ポーラはまだまだ元気ですから~」
10: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 19:51:22.17 ID:kMjuaUZO0
提督「……じゃあ、もうこの際はっきりと言うがな……」
ポーラ「はい?」
提督「酔っ払いの耳掃除なんか怖くて受けられんわ! 鼓膜突き破ったらどうするんだ!」
ポーラ「やだなぁ、今は素面ですよぉ~」
提督「嘘つけっ! じゃあこれに息はーってしてみろ!」つ検知器
ポーラ「もぉ~疑り深いですねぇ~……はぁーっ……」
提督「……アルコール反応、無し……車も運転できる値だと……!?」
ポーラ「この日のために、念を入れて5日かけてお酒を抜いておいてたんですよ~」
提督「まさかそんな……俺の為に、断酒したってのか……?」
ポーラ「提督には日頃お世話になってますから~」
提督「そうか……お前って奴は…………ん?」
提督(ザラがポーラの様子が変と言っていたのは、ポーラが断酒して2日目という事になる……まさか違和感の正体は……)
ポーラ「酔ってないなら問題はないですよね?」
提督「…………そうだな。じゃあ、お願いしようか」
11: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:01:03.14 ID:kMjuaUZO0
――
―――
――スッ……
ポーラ「まずは耳たぶを濡れティッシュで拭きますよ~」
キュッキュッ
ジュワジュワ……
提督「しばらく掃除してなかったが……どんな感じだ?」
ポーラ「だいぶ溜まってますねぇ……はい、いっぱい溜まってます~」
提督「何か……悪いな……」
ポーラ「いえいえ~その方が気持ちいいですから~」
ギュッ、ギュッ、ギュッ……
ジュワジュワ、ジュワジュワ……
ポーラ「しっかり綺麗にしてあげますよ~」
ゴシゴシ……ジュワジュワ……
キュッキュッ、キュッ
ポーラ「しわの奥も……」
グイッ……グイグイ
ギュッ……ギュッギュッ
ポーラ「耳たぶの裏も……」
ゴシゴシッ……ギュッ
ジュッ……ギュッ、ジワッ
12: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:09:57.27 ID:kMjuaUZO0
ギュ……ギュッギュッ
ジュワジュワ……
提督(濡れティッシュが通った跡……ひんやりして気持ちいい……)
提督(これだけでも大分すっきりする……)
グッ……グググッ……
グイッ……グイッ……
キュッキュッ……
ポーラ「これで耳たぶはお終いです。中を掃除して行きますよ~」
提督「信用しない訳じゃないが……くれぐれも気を付けて頼むぞ」
ポーラ「大丈夫、任せてください!」
ス……
ポーラ「でも提督も……動かないでくださいね~……」
提督「あぁ……」
カサッ……パリッ
パリッ……パリッ……
提督(お……おぉ……)
パリッパリッ、カサッ
カサカサッ……ペリッ
提督(余程溜まっていたらしい……耳の中に入ってすぐの所から音がする……)
ガサッ……カサッ……
パリパリ……バリッ……
提督(どんどん取れる……気持ち良い……)
13: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:13:10.69 ID:kMjuaUZO0
ガサガサガサ……バリッ
ベリッベリッ、バリッ
ポーラ「おぉー……奥の方もいっぱいありますね~……」
カッ……カツッ……
カッ、カリッ……カリカリ……
ペ……リッ……
ポーラ「しかもちょっと硬いのも……すこぉ~し痛いかもしれませんけど、驚かないでくださいね~……」
カリッ……カッ、カカッ……
コツ……コッ、コツッ……カリリリ……
グッ、ググッ、グーッ……
提督(今触れてるのがそうか……? 確かに……頑固に張り付いた感じがする……)
ポーラ「丁寧に……丁寧に……っと」
カツッ……パリッ……
パリパリパリ……ペリリッ
スーッ……
カリカリカリ
ポーラ「ふぅ。取れたー」
提督「もうちょっと強めでも良いが……」
ポーラ「そういう訳には行きません」
カリッ、カリッ、ペリリリッ
パリペリ、ガサッ……ガサササッ
スィーッ……
ポーラ「本当は耳掃除はしなくても良いんですよ? するならうんと優しくしないと……」
提督「そうだったのか……気を付けないとな……」
14: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:18:05.08 ID:kMjuaUZO0
カリカリ……カリカリ……
スーッ……
……パリパリッ……ペリッ……
ガサササッ、ガサッ……
提督(それにしても……)
スーッ……
ガガッ、グッ、ゴコココッ……
ゴッ、ググッ、バリッ……
スーッ……
提督(上手い……普段の酒に酔って騒ぐ姿からは、まるで想像が付かない程に……)
ガザッ、ザッ、ガサササッ……
バリッ、パッ、パリリリ……
ペリリリッ
提督(今だって、かなり奥の方まで入ってるのに……全く痛みがない……)
ガリッ、バリッ、ガザザザザ
ゴツッゴツッ、ゴツッ……グーッ……
……ゴソッ
スーッ……
提督(この辺りを自分でするといつも痛くて途中でやめてしまうが……ポーラの耳かきは違う……)
15: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:21:51.14 ID:kMjuaUZO0
カツッカツッ、ククッ……
グググッ
提督(……あ……そこ……気持ち良い……)
カリカリ……カリカリ……
コショコショ、グイグイ
カリッ、パリパリッ、ペリッ
コショコショコショ……
提督(正に……天にも昇るような気持ちだな……)ウットリ
パリパリ、ペリッ
スーッ……
グイグイ、グイグイ
コショコショコショ
提督(あ、あれ……)
ポーラ「んふふふ……」
グイグイグイ
コショッコショッ
クシクシクシ
コショコショコショッ
ポーラ「提督~、ここ、気持ち良いんでしょう?」
提督「な……何故分かった……」
クリクリクリ
コショコショコショ
クシクシクシ
16: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:24:37.13 ID:kMjuaUZO0
ポーラ「そんな気持ち良さそうな顔してたらすぐに分かりますよ~」
提督「なんだって……そんな顔を……」
グイグイ、グイ
ツィーッ
ススーッ……
ポーラ「ポーラも初めて見ました~。みんなにも見せてあげたいくらい可愛い顔でしたよ~?」
提督「や、やめてくれ……」
コリコリ、クリクリクリ……
スーッ……
ググッ、ググッ……ツツーッ
カリカリカリ、パリパリ……ススーッ
グイグイ、グイグイグイ
クシクシクシ
提督(あぁ、でも……本当に……これは……)
カリカリカリ、パリパリッ
ペリペリ……スーッ
提督(この気持ち良さには、抗えない……顔が……どうしても、にやけてしまう……)
17: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:33:07.19 ID:kMjuaUZO0
カリカリカリ……パリッパリッ
クシクシクシ
ポーラ「……どうですか~……? この辺りは……」ササヤキ
提督「ぅぉっ……」ビクッ
パリパリパリ……
ググッ、ググッ
ポーラ「気持ち良いですか~……?」ササヤキ
提督「あ……あぁ……!」
ペリッ、ペリッ……
グイーッ、グググーッ
ポーラ「えへへ……良かったぁ……」ササヤキ
クリクリクリ、クイックイッ
ググッ、グイグイグイ、ギュッギュッ
提督(耳の中の気持ち良い所と……ポーラの囁き声の同時攻撃……! 脳が……とろけそうだ……!)
ポーラ「むふふふふ……」
ククッ、ククッ、ゴコココッ
ググ……パリッ……スーッ
18: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:35:05.50 ID:kMjuaUZO0
ガザッ、ガッ、ガザザッ
ググ、グ……バリッ……
パリパリパリッ……ペリリッ
スーッ……ツツーッ
ガツッ……!
ポーラ「おおっと……中々大きいのが……」
スーッ……
カツッ……
カッ、カツッ、ゴツッ……
ポーラ「一番奥まで入るので、くしゃみがしたくなったらすぐに言ってくださいね……一瞬の隙がイノチトーリですよ……」
提督「怖いな……だが頼む……」
ポーラ「お任せを~……」
カツ……ググッ
グッ、グググッ……
コッ、ゴコッ、ゴコッ……
提督(最奥部だけあって音が重い……)
ガツッガツッ、グッグッ
グーッ、グーッ……
グイグイグイ
提督(こんな所、自分じゃ怖くてできないが……ポーラになら、任せてしまえる……)
ゴコッゴコッ、ググググ……
ガッ、ガツッガツッガツッ……ガツッ
グッ、グッ、グーッ……
19: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:40:01.52 ID:kMjuaUZO0
グーッ……ググッ
ガリガリ……ガッ
ガツガツ、ガッ……ガガガガッ
ポーラ「もう、ちょっとで……」
ガッ、ガツガツ、ゴツッ
ググッ、グググググググ……
……メリ
提督「……!!」
ポーラ「気付きました? やっと隙間ができました。後は……」
メリッ、メリメリメリッ
ミリミリ……メリッ、メリメリッ
ポーラ「耳かきを入り込ませて……ちょっとずつ……!」
ミチミチッ、メリッ、ミリッ……
ビリリリリッ……
提督(剥がれる……剥がれて行く……!)
ビリ、バリ、バリバリバリバリバリ……!
ベリベリベリベリベリ!
ペリンッ!
提督「ぅおっ……!」
20: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:41:22.86 ID:kMjuaUZO0
ポーラ「ふぅ、やっと取れた……後はこれを落とさないように……」
スーッ……
提督(剥がれた跡……ジンジンする……少しだけ痛みもあるが、スッキリした心地よさの方が遥かに強い……)
ススッ……ポロッ
ポーラ「おぉー、凄い……大物ですよー」
提督「うぉっ……! 確かに……凄いな……潰した米粒ぐらいある……」
ポーラ「さーて、一番の大物は取りましたけど、まだ少し残ってるので続きしますよー」
提督「あ、あぁ……」
カリカリ、カリカリカリ……
パリパリッ、パリパリパリ……
ゴソゴソ……ゴソゴソ……
……パリリッ……
スーッ……
ポーラ「仕上げにこのふわふわで……」
……モフッ
モフッ
モフモフモフッ、フワッ
フワフワッ、モフッ、モフッ、フワフワフワッ
クルクルクル
ふーっ……
21: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:43:27.99 ID:kMjuaUZO0
提督(~~~~っ……!!)ビクビクッ
ポーラ「……はい、これでこっち側はお終いで~す。転がってくださ~い?」
提督「あぁ……」
ゴロン……
ポーラ「こっちも大分詰まってますね~。でもしっかり綺麗にしますからね~」
……ゴシゴシ、ゴシゴシ
キュッ、キュッ、ジュワーッ
ギュッ、ギュッ
提督「…………頼……む……」ウトウト
ポーラ「ふふふ……提督、Buonanotte……」クスッ
――――
―――
――
22: ◆pysihcVNJQ 2018/08/16(木) 20:47:48.01 ID:kMjuaUZO0
――
―――
――――
―深夜 早霜のバー―
提督「そういえば、此間1日だけ演習の成績が下がった事があったよな。あれは何だったんだ?」
ポーラ「あぁ、あれはですね……」
ポーラ「ポーラの艤装はちょっとお酒が入ってる状態でピッタリになるように調整してあるんですよ~。だから完全にシラフだとちょっと感覚がずれるんです」コクコク
提督「冗談抜きに酒が入っていた方が戦えるって事か……」
提督「じゃあ工廠で艤装をいじっていたのも整備ではなく、艤装に手を加えた分を元に戻していただけだったのか」
ポーラ「そ~いう事です♪」コクコク
<ガチャバーン!
ザラ「ポーラ! ポーラ、居る!?」
早霜「ザラさん、お静かにお願いします」キュッキュッ
ザラ「あぁっ、ごめんなさい……」
ポーラ「あれ、どうしたんですかザラ姉様?」
提督「ポーラならここに居るが、今日は俺と早霜が見ているから飲み過ぎる心配はないぞ」
ザラ(あれ……? いつものポーラに戻ってる……?)
提督「ザラ、ポーラならもう何も心配はいらないぞ。いつも通りだ」
ザラ「???」
ポーラ「♪~」コクコク
この後滅茶苦茶した
おしまい
引用元: ・ポーラ「耳かきしましょうか~?」
【艦これ】提督「大鳳にあこがれて提督になった」
2020-12-15
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:07:20.66 ID:snU4Gvtr0
提督「ここが鎮守府か!今日から頑張るぞ!」
提督「事前にチェックしておいたが、大鳳って子が一番かわいかったなあ」
偉い人「じゃあ提督君、ここに4人の艦娘がおるじゃろ?ひとり選びたまえ」
吹雪・電・漣・叢雲「……」(い、イケメンだ!)
提督(大鳳って子はいないのか?まあ適当でいいか)「じゃ、じゃあそこの白髪の子で」
叢雲「……あんたが司令官ね。ま、せいぜい頑張りなさい!」(声もイケメン…)
吹雪・電・漣(うらやましい……)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534320440
提督「事前にチェックしておいたが、大鳳って子が一番かわいかったなあ」
偉い人「じゃあ提督君、ここに4人の艦娘がおるじゃろ?ひとり選びたまえ」
吹雪・電・漣・叢雲「……」(い、イケメンだ!)
提督(大鳳って子はいないのか?まあ適当でいいか)「じゃ、じゃあそこの白髪の子で」
叢雲「……あんたが司令官ね。ま、せいぜい頑張りなさい!」(声もイケメン…)
吹雪・電・漣(うらやましい……)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534320440
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:09:34.46 ID:snU4Gvtr0
提督「よーし、さっそく出撃してもらうぞ!」
叢雲「任せなさい!」フンス
1-1「戦闘終了 敗北D」
提督「ああああ!!叢雲!!大丈夫か!?」
叢雲「な、なによ、これくらい普通だって」
提督「すまない!俺のせいで……」ギュー
叢雲「だ、抱き着かないでって!」ドキドキ
提督「す、すまない」
叢雲「謝りすぎよ。もっと堂々としなさい」
提督「…そうだな。次も頼むぞ」キリッ
叢雲「任せなさい!」フンス
1-1「戦闘終了 敗北D」
提督「ああああ!!叢雲!!大丈夫か!?」
叢雲「な、なによ、これくらい普通だって」
提督「すまない!俺のせいで……」ギュー
叢雲「だ、抱き着かないでって!」ドキドキ
提督「す、すまない」
叢雲「謝りすぎよ。もっと堂々としなさい」
提督「…そうだな。次も頼むぞ」キリッ
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:10:41.04 ID:snU4Gvtr0
数か月後
鎮守府「ガヤガヤ」
提督「ここも徐々ににぎやかになってきたなあ」
叢雲「……そうね」
提督「ところで叢雲、大鳳はほんとに通常建造でできるんだよな?」
提督「なんだか特殊な建造方法でしか建造できないという噂をきいたんだが…」
叢雲「!」
叢雲「なに?私のこと疑ってるの?自分の運のなさを呪ったらどうかしら」プンスカ
提督「あ、ああ悪かった」
鎮守府「ガヤガヤ」
提督「ここも徐々ににぎやかになってきたなあ」
叢雲「……そうね」
提督「ところで叢雲、大鳳はほんとに通常建造でできるんだよな?」
提督「なんだか特殊な建造方法でしか建造できないという噂をきいたんだが…」
叢雲「!」
叢雲「なに?私のこと疑ってるの?自分の運のなさを呪ったらどうかしら」プンスカ
提督「あ、ああ悪かった」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:13:12.37 ID:snU4Gvtr0
叢雲(司令官は大鳳が一番のお気に入りみたいね。大鳳が来たら…きっと私は秘書艦を下ろされる。それどころかあの人は大鳳と結婚してしまうでしょうね)
叢雲(それだけは…絶対に嫌)
叢雲(だから私は「大型建造」を司令官に秘密にすることにした……)
叢雲「いいのよ司令官、また大鳳を手に入れるために頑張りましょう?」
叢雲(それだけは…絶対に嫌)
叢雲(だから私は「大型建造」を司令官に秘密にすることにした……)
叢雲「いいのよ司令官、また大鳳を手に入れるために頑張りましょう?」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:13:43.18 ID:snU4Gvtr0
2-4「勝利S」
提督「叢雲おおおおお!よくやったぞ!夜戦連撃最高だったぞおおおおお!!!!」頭ナデナデ
叢雲「や、やめなさいって//」テレテレ
叢雲「……でも駆逐艦を入れなかったらもっとはやくクリアできてたと思うわよ?」
提督「違うさ、お前がいたからこそクリアできたんだよ」
叢雲「……意味わかんない///」
提督「それだけお前を信頼してるってことさ」
提督「叢雲おおおおお!よくやったぞ!夜戦連撃最高だったぞおおおおお!!!!」頭ナデナデ
叢雲「や、やめなさいって//」テレテレ
叢雲「……でも駆逐艦を入れなかったらもっとはやくクリアできてたと思うわよ?」
提督「違うさ、お前がいたからこそクリアできたんだよ」
叢雲「……意味わかんない///」
提督「それだけお前を信頼してるってことさ」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:14:41.78 ID:snU4Gvtr0
数日後
提督(さーて、たまには自分で工廠にいってみるか)
提督(ん?建造所のところに謎のボタンがある)
提督(……)ポチッ
機械「ウィィィィン」
提督「な、なんなんだいったい!?」
機械「大型建造機械ダヨー」
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:15:45.27 ID:snU4Gvtr0
叢雲(あれ?司令官どこにいるのかしら)
提督「……」テクテク
叢雲「ちょっとあんたどこ行ってたの?」
提督「なあ叢雲、大型建造って知ってるか」
叢雲「……え?」
提督「知っとるかときいとるんだ!!!」ドン!
叢雲「ピイッ!」ビクッ
叢雲「……知ってます」
提督「なぜ俺に黙っていた」
叢雲「…………」
提督「ハァ……。もういい。下がれ」
提督「……」テクテク
叢雲「ちょっとあんたどこ行ってたの?」
提督「なあ叢雲、大型建造って知ってるか」
叢雲「……え?」
提督「知っとるかときいとるんだ!!!」ドン!
叢雲「ピイッ!」ビクッ
叢雲「……知ってます」
提督「なぜ俺に黙っていた」
叢雲「…………」
提督「ハァ……。もういい。下がれ」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:17:00.41 ID:snU4Gvtr0
叢雲(それから秘書艦は二番目にレベルの高い榛名さんになった。提督は毎日大型建造を使って大鳳をつくろうとしているらしい)
叢雲(私はその資源を集めるために必死で遠征をやっている)
叢雲(でもこれでいい。私はもう提督を裏切ってしまった。できるのはあの人が好きな大鳳を作るためのボーキサイトを集めることだけ。)
叢雲(できれば彼に素直に謝りたいけれど、それすらまだできていない)
叢雲(欲張りをしなければ……よかったのかな)
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:18:19.41 ID:snU4Gvtr0
大型建造機械「ヒャッハー!」
提督(なぜだ!なぜヒャッハーさんしか建造できないんだ!こわれてるんじゃないか?)
提督(このままでは資源が尽きてしまう……)
提督(なぜだ!なぜヒャッハーさんしか建造できないんだ!こわれてるんじゃないか?)
提督(このままでは資源が尽きてしまう……)
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:22:11.67 ID:snU4Gvtr0
[別の戦争の英雄の鎮守府]
大鳳「提督、大本営からお手紙が届いています」
戦争の英雄「どれどれ」
手紙「きみのところの初期艦って叢雲だよね?戦争の英雄がどれだけ初期艦を大事にしているかチェックさせてよ」
戦争の英雄「まずいな……叢雲はすでに赤城に食われてしまった。」
戦争の英雄「そういえばあそこの鎮守府の叢雲はレベルが高かったな。あそこからもらってくるとしよう」
大鳳「お言葉ですが、初期艦はだれも手放さないと思いますよ?」
戦争の英雄「大丈夫だ。あそこの提督は大鳳をほしがっていてな、交換すればよいだろう」
大鳳「……え?」
戦争の英雄「大鳳、実はお前は二人目の大鳳なんだよ」
大鳳(1代目)「そういうことですから」
大鳳(2代目)「えー!!」
大鳳「提督、大本営からお手紙が届いています」
戦争の英雄「どれどれ」
手紙「きみのところの初期艦って叢雲だよね?戦争の英雄がどれだけ初期艦を大事にしているかチェックさせてよ」
戦争の英雄「まずいな……叢雲はすでに赤城に食われてしまった。」
戦争の英雄「そういえばあそこの鎮守府の叢雲はレベルが高かったな。あそこからもらってくるとしよう」
大鳳「お言葉ですが、初期艦はだれも手放さないと思いますよ?」
戦争の英雄「大丈夫だ。あそこの提督は大鳳をほしがっていてな、交換すればよいだろう」
大鳳「……え?」
戦争の英雄「大鳳、実はお前は二人目の大鳳なんだよ」
大鳳(1代目)「そういうことですから」
大鳳(2代目)「えー!!」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:23:21.01 ID:snU4Gvtr0
[提督の鎮守府」
榛名「戦争の英雄さんからお手紙が届いていますよ」
提督「おお、ありがとう」
手紙「おまえんとこの叢雲とうちの大鳳交換してくれない?大本営からチェック来るみたいでさー」
提督「おお!なんていい知らせなんだ!早速叢雲には向こうの鎮守府に移ってもらおう!」
榛名「戦争の英雄さんからお手紙が届いていますよ」
提督「おお、ありがとう」
手紙「おまえんとこの叢雲とうちの大鳳交換してくれない?大本営からチェック来るみたいでさー」
提督「おお!なんていい知らせなんだ!早速叢雲には向こうの鎮守府に移ってもらおう!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:24:21.02 ID:snU4Gvtr0
叢雲(今日こそ司令官にちゃんと謝ろう)
叢雲(許してくれなくてもいい。また司令官とお話ししたい……)
ドア「ガラガラ」
叢雲「司令官……」
提督「叢雲……」
叢雲「わ、わたし実は「異動だ」
叢雲「……え?」
提督「異動だといったんだ」
提督「話は以上だ」
ドア「ガラガラピシャン」
叢雲「……そ、そんな」
叢雲「う、うそよヒック……まだちゃんと謝ってもいないのにヒック」涙ポロポロ
叢雲「ごヒックめんなさいごめヒックんなさいごめんなヒックさいごめヒックんなさいごめんなさいヒック」
叢雲(許してくれなくてもいい。また司令官とお話ししたい……)
ドア「ガラガラ」
叢雲「司令官……」
提督「叢雲……」
叢雲「わ、わたし実は「異動だ」
叢雲「……え?」
提督「異動だといったんだ」
提督「話は以上だ」
ドア「ガラガラピシャン」
叢雲「……そ、そんな」
叢雲「う、うそよヒック……まだちゃんと謝ってもいないのにヒック」涙ポロポロ
叢雲「ごヒックめんなさいごめヒックんなさいごめんなヒックさいごめヒックんなさいごめんなさいヒック」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:25:07.77 ID:snU4Gvtr0
叢雲異動の日
提督「叢雲も出て行ったし、あいつの部屋を大鳳ちゃんのためのお部屋に改造しないとな」
提督「さて、掃除掃除。ん?なんだこのノートは」
ノート「叢雲の日記です」
提督「日記か」ペラペラ
提督「………………」ペラペラ
提督「…………」ペラ
提督「……グスッ……グスッ……」ペラ
提督「む、むむむむむむ」
提督「叢雲おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」ドカーン
ノート「司令官、ずっと好きでした」トサッ
提督「叢雲も出て行ったし、あいつの部屋を大鳳ちゃんのためのお部屋に改造しないとな」
提督「さて、掃除掃除。ん?なんだこのノートは」
ノート「叢雲の日記です」
提督「日記か」ペラペラ
提督「………………」ペラペラ
提督「…………」ペラ
提督「……グスッ……グスッ……」ペラ
提督「む、むむむむむむ」
提督「叢雲おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」ドカーン
ノート「司令官、ずっと好きでした」トサッ
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:26:05.40 ID:snU4Gvtr0
英雄の鎮守府へ向かう車内
外「……ォ…ム…モォ……」
叢雲(なんだか外が騒がしいわね)
車の護衛「な、なんだ貴様!」
叢雲「ちょっとどうしたの?」
提督「烈風拳ッッ!!!」
護衛「ぐわああ!」
叢雲「あんた!?なにやってんの!?」
提督「叢雲!!お前に言いたいことがあってここまでやってきた!!」
提督「今までお前の気持ちを無視してしまって本当にすまなかった」
提督「お前さえよければ、また俺の鎮守府に帰ってきてくれないか」
叢雲「……私のこと嫌いになったんじゃないの?」
提督「ああ、なったさ。」
提督「でも、今はお前のことが‥‥好きだ」
叢雲「っ司令官!」
外「……ォ…ム…モォ……」
叢雲(なんだか外が騒がしいわね)
車の護衛「な、なんだ貴様!」
叢雲「ちょっとどうしたの?」
提督「烈風拳ッッ!!!」
護衛「ぐわああ!」
叢雲「あんた!?なにやってんの!?」
提督「叢雲!!お前に言いたいことがあってここまでやってきた!!」
提督「今までお前の気持ちを無視してしまって本当にすまなかった」
提督「お前さえよければ、また俺の鎮守府に帰ってきてくれないか」
叢雲「……私のこと嫌いになったんじゃないの?」
提督「ああ、なったさ。」
提督「でも、今はお前のことが‥‥好きだ」
叢雲「っ司令官!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:26:34.20 ID:snU4Gvtr0
大鳳(二代目)「どうしますか?」
戦争の英雄「しょうがない、あたらしい叢雲捕まえて5-4でそだてるか」
大鳳(二代目)「そういうやさしいところ、好きですよ」
戦争の英雄「知ってる」
戦争の英雄「しょうがない、あたらしい叢雲捕まえて5-4でそだてるか」
大鳳(二代目)「そういうやさしいところ、好きですよ」
戦争の英雄「知ってる」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:27:18.70 ID:snU4Gvtr0
深夜
提督「4000/2000/5000/7000っと」コソコソ
叢雲「司令官、何をしているのかしら」
提督「!」ビクッ
叢雲「まったく、一回だけよ」
提督「……」ホッ
機械「06:40:00」
提督「!」
おわり
提督「4000/2000/5000/7000っと」コソコソ
叢雲「司令官、何をしているのかしら」
提督「!」ビクッ
叢雲「まったく、一回だけよ」
提督「……」ホッ
機械「06:40:00」
提督「!」
おわり
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/15(水) 17:35:04.60 ID:wdLSpqGO0
乙
提督「誤解?」
2020-12-11
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:09:14.50 ID:rU2lv5RWo
提督「献血?」
萩風「はい、さっき行ってきてたんです。皆の役にも立ちますし、それに血液検査もできるので好きなんです」
提督「はは、萩風らしいな」
萩風「それでなんですが司令も行ってみてはどうですか?最近健康診断をしたりしてませんよね?」
提督「あー、そういやそうだな。それに最近コレステロール値とかも気になりはじめたし......」
萩風「そうですよ。それに献血をするとすっきりしますし!」
提督「ふむ......そうだな。じゃあこの仕事が終わったら時間あるし行ってくるよ」
萩風「はい!」
提督「ははは、体のことを心配してくれてありがとうな。萩風」
萩風「ふふっ......あっ、司令。すみません、そろそろ嵐との約束があるので失礼します」
提督「おー、まあ血を抜いたばかりなんだから無茶するなよ?」
萩風「はい!では」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533478154
萩風「はい、さっき行ってきてたんです。皆の役にも立ちますし、それに血液検査もできるので好きなんです」
提督「はは、萩風らしいな」
萩風「それでなんですが司令も行ってみてはどうですか?最近健康診断をしたりしてませんよね?」
提督「あー、そういやそうだな。それに最近コレステロール値とかも気になりはじめたし......」
萩風「そうですよ。それに献血をするとすっきりしますし!」
提督「ふむ......そうだな。じゃあこの仕事が終わったら時間あるし行ってくるよ」
萩風「はい!」
提督「ははは、体のことを心配してくれてありがとうな。萩風」
萩風「ふふっ......あっ、司令。すみません、そろそろ嵐との約束があるので失礼します」
提督「おー、まあ血を抜いたばかりなんだから無茶するなよ?」
萩風「はい!では」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533478154
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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:09:56.44 ID:rU2lv5RWo
バタン
提督「......」
提督「......まさか健康を心配されてしまうとは。俺も歳を取ったなぁ」
提督(これからはしっかり管理してかないとだな)
提督(皆には妙な心配をかけたくないし)ウンウン
提督(となるとやっぱ日々の食事からだよな。しっかり間宮さんたちと相談した方がいいな)
提督(ま、とりあえず今やるべきは......)
ガチャッ
提督「さっさと仕事を終わらせて抜きに行きますかぁ!」
鈴谷「チーッス、あそび...に......」
提督「うおっ!?鈴谷、お前ノックしろといつも......」
鈴谷(......え、今提督、なんて言った?)
提督「......」
提督「......まさか健康を心配されてしまうとは。俺も歳を取ったなぁ」
提督(これからはしっかり管理してかないとだな)
提督(皆には妙な心配をかけたくないし)ウンウン
提督(となるとやっぱ日々の食事からだよな。しっかり間宮さんたちと相談した方がいいな)
提督(ま、とりあえず今やるべきは......)
ガチャッ
提督「さっさと仕事を終わらせて抜きに行きますかぁ!」
鈴谷「チーッス、あそび...に......」
提督「うおっ!?鈴谷、お前ノックしろといつも......」
鈴谷(......え、今提督、なんて言った?)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:11:01.26 ID:rU2lv5RWo
提督「ん?......鈴谷?聞いてるか?」
鈴谷(ぬきにいく......抜きに行くって言ったよね?提督が抜きにどこかに行くってことだよね?)
鈴谷(......男......抜く......あっ......)
提督「おーい?」
鈴谷(そ、それで行くってことはお店?え、それって......ま、まさか!?)ボッ
鈴谷(ま、まぁ提督も男だしね......で、でもそんなに声に出るほど溜まって......)ドキドキ
提督「鈴谷?おーい?」
鈴谷「え?あ、あ!き、聞いてない!聞いてないよ!」
提督「へ?」
鈴谷「今!鈴谷何にも聞いてないから!」ワタワタ
提督「え?あ、あー。さっきの独り言口に出てたか。ははっ、恥ずかしいとこ見られちまったな」アハハ
鈴谷「......え、それだけ!?」
鈴谷(ぬきにいく......抜きに行くって言ったよね?提督が抜きにどこかに行くってことだよね?)
鈴谷(......男......抜く......あっ......)
提督「おーい?」
鈴谷(そ、それで行くってことはお店?え、それって......ま、まさか!?)ボッ
鈴谷(ま、まぁ提督も男だしね......で、でもそんなに声に出るほど溜まって......)ドキドキ
提督「鈴谷?おーい?」
鈴谷「え?あ、あ!き、聞いてない!聞いてないよ!」
提督「へ?」
鈴谷「今!鈴谷何にも聞いてないから!」ワタワタ
提督「え?あ、あー。さっきの独り言口に出てたか。ははっ、恥ずかしいとこ見られちまったな」アハハ
鈴谷「......え、それだけ!?」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:11:41.17 ID:rU2lv5RWo
提督「ん?どうかしたか?」
鈴谷「い、いやだって普通もっと恥ずかしいっしょ!?」
鈴谷(あんなことを聞かれたのに!)
提督「え?いやまあ少しは恥ずかしいけど......そんなに恥ずかしがるようなことじゃないだろ。変なこと言ってたわけじゃないし」
鈴谷「ええええええ!!?」
提督「何をそんなに驚いてるんだ?」
鈴谷「だ、だって鈴谷聞いちゃったんだよ!?て、提督がふ、ふう......フウゾ......」モジモジ
提督「ん?」
鈴谷「だ、だから!あそこに行くんだって!!」
提督「へ?いや、別にそれ聞かれたって恥ずかしいもんじゃないだろ」
鈴谷「そうなの!?」
提督「まぁ、うん」
鈴谷「い、いやだって普通もっと恥ずかしいっしょ!?」
鈴谷(あんなことを聞かれたのに!)
提督「え?いやまあ少しは恥ずかしいけど......そんなに恥ずかしがるようなことじゃないだろ。変なこと言ってたわけじゃないし」
鈴谷「ええええええ!!?」
提督「何をそんなに驚いてるんだ?」
鈴谷「だ、だって鈴谷聞いちゃったんだよ!?て、提督がふ、ふう......フウゾ......」モジモジ
提督「ん?」
鈴谷「だ、だから!あそこに行くんだって!!」
提督「へ?いや、別にそれ聞かれたって恥ずかしいもんじゃないだろ」
鈴谷「そうなの!?」
提督「まぁ、うん」
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:12:19.78 ID:rU2lv5RWo
鈴谷(そういうものなの!?ち、違うよね!?で、でも......)
提督「それに皆だっていってるやつは行ってるだろうし」
鈴谷「皆?......って鈴谷達のこと!?」
提督「そうだけど。いるだろ?」
鈴谷「い、いやいやいや!行かない行かない!フツー行かないでしょ!」
提督「そうか?まあでも萩風はさっき行ってきたって言ってたぞ」
鈴谷「ぶっ!?」
鈴谷(うっそ!?み、見かけによらず......)
提督「しかし鈴谷、その感じ行ったことないのか」
鈴谷「あ、当たり前じゃん!」
提督「ならどうだ?試しに一緒に行ってみないか?」
鈴谷「......へ?」
提督「それに皆だっていってるやつは行ってるだろうし」
鈴谷「皆?......って鈴谷達のこと!?」
提督「そうだけど。いるだろ?」
鈴谷「い、いやいやいや!行かない行かない!フツー行かないでしょ!」
提督「そうか?まあでも萩風はさっき行ってきたって言ってたぞ」
鈴谷「ぶっ!?」
鈴谷(うっそ!?み、見かけによらず......)
提督「しかし鈴谷、その感じ行ったことないのか」
鈴谷「あ、当たり前じゃん!」
提督「ならどうだ?試しに一緒に行ってみないか?」
鈴谷「......へ?」
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:13:06.92 ID:rU2lv5RWo
鈴谷(......鈴谷と提督が一緒に?......え?そ、そういうのもあるの!?)
鈴谷「む、ムリムリムリムリムリ!!」
提督「そ、そんなに?なんかショック......」
鈴谷「いやだってフツーに無理でしょ!」
提督「......あ、もしかして鈴谷、怖いのか?初めてだし」
鈴谷「ちがっ......ってはじめっ!?て、てててて、提督!それせ、セクハラじゃん!」ウガー
提督「え、そ、そうなの?それはすまん」
提督(最近のセクハラのラインは難しいな。何がいけなかったんだろ)ウーン
鈴谷「む、ムリムリムリムリムリ!!」
提督「そ、そんなに?なんかショック......」
鈴谷「いやだってフツーに無理でしょ!」
提督「......あ、もしかして鈴谷、怖いのか?初めてだし」
鈴谷「ちがっ......ってはじめっ!?て、てててて、提督!それせ、セクハラじゃん!」ウガー
提督「え、そ、そうなの?それはすまん」
提督(最近のセクハラのラインは難しいな。何がいけなかったんだろ)ウーン
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:13:59.05 ID:rU2lv5RWo
提督「まあとにかくいい経験になるし行かないか?わりとやってみると気持ちいいぞ」
鈴谷「そ、そういう問題じゃなくって」
提督「まあ少し痛いかもしれないけどさ。ちゃんとそこはプロがやってくれるぞ」
鈴谷「でも......やっぱり初めては......ガイイ」ボソッ
提督「ん?」
鈴谷「......だ、だから!初めては提督がいい!」
提督「え?俺?」
鈴谷「ほ、他の知らない人にやられるなんてキモいし!絶対にヤだから!だから......やっぱり最初はその、す、好きな......」モジモジ
提督「って言われても俺には無理だぞ」
鈴谷「......え?な、なんで......!」
提督「なんでって......そりゃ俺には資格ないし」
鈴谷「資格なんて関係無いじゃん!こういうのはお互いの気持ちというか......」
提督「いやいや、多分あれって資格いるだろ?看護師とかのやつ」
鈴谷「い、いやいや!あれってコスプレだから資格とかいらないっしょ!?」
提督「あれコスプレなの!?」
鈴谷「そ、そういう問題じゃなくって」
提督「まあ少し痛いかもしれないけどさ。ちゃんとそこはプロがやってくれるぞ」
鈴谷「でも......やっぱり初めては......ガイイ」ボソッ
提督「ん?」
鈴谷「......だ、だから!初めては提督がいい!」
提督「え?俺?」
鈴谷「ほ、他の知らない人にやられるなんてキモいし!絶対にヤだから!だから......やっぱり最初はその、す、好きな......」モジモジ
提督「って言われても俺には無理だぞ」
鈴谷「......え?な、なんで......!」
提督「なんでって......そりゃ俺には資格ないし」
鈴谷「資格なんて関係無いじゃん!こういうのはお互いの気持ちというか......」
提督「いやいや、多分あれって資格いるだろ?看護師とかのやつ」
鈴谷「い、いやいや!あれってコスプレだから資格とかいらないっしょ!?」
提督「あれコスプレなの!?」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:15:04.38 ID:rU2lv5RWo
鈴谷「当たり前じゃん!ピュア過ぎるでしょ!」
提督「マジかよ......いやでも俺がやるのはなぁ」
鈴谷「そ、そんなにイヤ?」
提督「イヤというかやったことないからな......ミスしたら怖いわ」
鈴谷「ヤったことないの!?」
提督「いや普通やったことある人少ないと思うけど」
鈴谷「提督......普通行ったらヤると思うよ」
提督「そうなの!?」
鈴谷「あったりまえじゃん!お金払ってるんだし!」
提督「へ?」
鈴谷「へ?じゃなくてお金かかるじゃん!数万円って!」
提督「いや、タダだろあれ?」
鈴谷「タダってそれ絶対にヤバいやつじゃん!!辞めた方がいいって!」
提督「マジかよ......いやでも俺がやるのはなぁ」
鈴谷「そ、そんなにイヤ?」
提督「イヤというかやったことないからな......ミスしたら怖いわ」
鈴谷「ヤったことないの!?」
提督「いや普通やったことある人少ないと思うけど」
鈴谷「提督......普通行ったらヤると思うよ」
提督「そうなの!?」
鈴谷「あったりまえじゃん!お金払ってるんだし!」
提督「へ?」
鈴谷「へ?じゃなくてお金かかるじゃん!数万円って!」
提督「いや、タダだろあれ?」
鈴谷「タダってそれ絶対にヤバいやつじゃん!!辞めた方がいいって!」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:16:16.43 ID:rU2lv5RWo
提督「え?普通どこもそうだろ?それに俺が行くの赤十字のやつだから平気だよ」
鈴谷「でも......ん?」
提督「それに最近だと逆に何か貰えたりするぞあれ。お菓子とか」
鈴谷「......んんー?」
提督「どうした?」
鈴谷「......提督、ちょっち確認したいんだけど......」
提督「なんだ?」
鈴谷「その......これからどこに行くの?」
提督「え?いや、だから献血だけど。ずっとその話してきただろ?」
鈴谷「......」
提督「?どうかし......」
鈴谷「......うぅ~!!」
提督「す、鈴谷!?」
鈴谷「......鈴谷、今めっちゃ血を抜きたい気分......」マッカ
提督「??」
このあとめちゃくちゃ献血した
提督「誤解?」
おしまい
鈴谷「でも......ん?」
提督「それに最近だと逆に何か貰えたりするぞあれ。お菓子とか」
鈴谷「......んんー?」
提督「どうした?」
鈴谷「......提督、ちょっち確認したいんだけど......」
提督「なんだ?」
鈴谷「その......これからどこに行くの?」
提督「え?いや、だから献血だけど。ずっとその話してきただろ?」
鈴谷「......」
提督「?どうかし......」
鈴谷「......うぅ~!!」
提督「す、鈴谷!?」
鈴谷「......鈴谷、今めっちゃ血を抜きたい気分......」マッカ
提督「??」
このあとめちゃくちゃ献血した
提督「誤解?」
おしまい
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/08/05(日) 23:25:32.33 ID:bwJj/JReo
おつおつ
こういうさくっとしたアンジャッシュもすこ
こういうさくっとしたアンジャッシュもすこ
引用元: ・提督「誤解?」
明石「スーパー金持ち?」
2020-12-11
1: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 07:44:37.67 ID:4gZO5Ui40
提督「アイテム屋騒動」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496333788/
↑の世界観と同じ
明石「んが~……んご~……」
提督「……昼間から居眠りとは、良いご身分だな明石君」
明石「んげっ!? 提督!? ……い、いや~あはは。ちょっとうたた寝をしてしまいまして」
大淀「うたた寝ってレベルじゃなかったわよ……」
大淀「それに油臭い。ちゃんとお風呂に入ってるの?」
明石「し、シ~! 余計な事は言わないでよ!」
明石「コホン。ところで提督、何か用があって来られたのでは?」
提督「うむ。実は明日、大本営に資金援助をしてくれている企業の役員が鎮守府に来る予定だ」
提督「それと一緒にその企業が開発した新型装備も持参してくるらしい」
明石「新型装備ですか! それは楽しみですね!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532126677
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1496333788/
↑の世界観と同じ
明石「んが~……んご~……」
提督「……昼間から居眠りとは、良いご身分だな明石君」
明石「んげっ!? 提督!? ……い、いや~あはは。ちょっとうたた寝をしてしまいまして」
大淀「うたた寝ってレベルじゃなかったわよ……」
大淀「それに油臭い。ちゃんとお風呂に入ってるの?」
明石「し、シ~! 余計な事は言わないでよ!」
明石「コホン。ところで提督、何か用があって来られたのでは?」
提督「うむ。実は明日、大本営に資金援助をしてくれている企業の役員が鎮守府に来る予定だ」
提督「それと一緒にその企業が開発した新型装備も持参してくるらしい」
明石「新型装備ですか! それは楽しみですね!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1532126677
関連
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2: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 07:46:49.63 ID:4gZO5Ui40
提督「あくまで試作品の段階だ。そこでお前も出迎えの面子に加わり、その装備が安全かどうか見てくれ」
明石「成る程。変な装備だったりしたら危険ですもんね」
提督「その企業を信用しないわけじゃないが、艦娘を守るのも私の大事な役目だからな」
大淀「艦娘の艤装関連となれば明石の右に出る者はいないからね。頼りにしてるわ」
明石「照れるな~。ところで私以外のお出迎えの人達って?」
提督「私の代理として大淀、そして最近改二が実装された天龍、白露、夕雲の四人だ」
明石「えっ? 提督はお出迎えしないんですか?」
提督「あ~、何だその、私はその日は重要な会議あってだな、仕方なく大淀に頼んだんだ」
明石「ええっ! それって大丈夫なんですか?」
提督「鎮守府に来る企業の役員というのは、私の友人なんだ。だから心配ない」
明石「成る程。変な装備だったりしたら危険ですもんね」
提督「その企業を信用しないわけじゃないが、艦娘を守るのも私の大事な役目だからな」
大淀「艦娘の艤装関連となれば明石の右に出る者はいないからね。頼りにしてるわ」
明石「照れるな~。ところで私以外のお出迎えの人達って?」
提督「私の代理として大淀、そして最近改二が実装された天龍、白露、夕雲の四人だ」
明石「えっ? 提督はお出迎えしないんですか?」
提督「あ~、何だその、私はその日は重要な会議あってだな、仕方なく大淀に頼んだんだ」
明石「ええっ! それって大丈夫なんですか?」
提督「鎮守府に来る企業の役員というのは、私の友人なんだ。だから心配ない」
3: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 07:47:28.66 ID:4gZO5Ui40
提督「女好きだから寧ろ喜ぶかもだし……」ボソッ
明石「えっ? 何ですって?」
提督「いや、何でもない。とにかく頼んだぞ」
明石「了解です。私に任せて下さい」
大淀「ところで提督、まだ伺ってませんでしたが、その役員の方の名前は?」
提督「おおっ、そうだったな。名前は――」
――――――
白露「はくちょう、れいじ……?」
大淀「しらとり、と読むみたいですよ」
天龍「白鳥麗次ぃ? 何だかキザッたらしい名前だな」
4: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 07:48:13.81 ID:4gZO5Ui40
一先ずここまで。続きは夜に。
9: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 21:47:27.20 ID:4gZO5Ui40
夕雲「何にしても提督のご友人なら失礼のないようにしないと駄目ですね」
天龍「はぁ~……俺ってこう言う固い感じの苦手なんだよ」
明石「まあまあ、せっかくご指名のお仕事なんですし、頑張りましょうよ」
天龍「明石はいいよなぁ。大好きな装備を見るだけなんだからよ」
ボフンボフン!
白露「?? 何の音?」
10: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 21:49:54.25 ID:4gZO5Ui40
大淀「向こうから来る車の音みたいですよ」
ボフンボフン!
明石「おおっ! あれって高級車のポルシェじゃないですか!」
天龍「にしては妙に走行速度が遅くねえか?」
夕雲「エンストを起こしてるみたいですね」
明石「お世辞抜きにしても下手な運転ですね~」
白露「高級車もあんな運転じゃ活かせないわね」
11: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 21:59:27.46 ID:4gZO5Ui40
明石「って、急に速度を上げましたよ!?」
天龍「危ねえ!!」
キキーッ!!
夕雲「と、止まった……」
大淀「一瞬車体後部が浮きましたね……」
明石「危なっかしい運転だわ……」
白露「あっ! 誰か降りてくる!」
ガチャ…
12: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 22:01:50.07 ID:4gZO5Ui40
――左手に光るダイヤ入りローラックス!
――マヨマーニのジャケット&コート!
――ネクタイはファンティックス!
――靴はフェラガモ!
――全身しめて一千万円!
白鳥「僕の名はスーパー金持ち白鳥麗次さ!」
艦娘s『…………』ポカーン
白鳥「ふふ~ん。僕の威光が凄すぎて声も出ないか」
明石「スーパー金持ちって、スーパーサイヤ人の親戚か何かですか?」
白鳥「違ーう!!」
――マヨマーニのジャケット&コート!
――ネクタイはファンティックス!
――靴はフェラガモ!
――全身しめて一千万円!
白鳥「僕の名はスーパー金持ち白鳥麗次さ!」
艦娘s『…………』ポカーン
白鳥「ふふ~ん。僕の威光が凄すぎて声も出ないか」
明石「スーパー金持ちって、スーパーサイヤ人の親戚か何かですか?」
白鳥「違ーう!!」
13: ◆AmFoB0SlRA 2018/07/21(土) 22:02:54.35 ID:4gZO5Ui40
今日はここまで。
白鳥麗次は原作もアニメも好きです。
白鳥麗次は原作もアニメも好きです。
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/21(土) 22:05:27.88 ID:EFOFVhr5o
乙ー
白鳥くん最後は何時ものオチにならないといいですね(棒)
白鳥くん最後は何時ものオチにならないといいですね(棒)
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/07/21(土) 22:24:22.33 ID:NJsJoR4L0
一千万……艦娘の艤装より安いよね
引用元: ・明石「スーパー金持ち?」