童話少女野崎くん~金の斧、銀の斧編~
2018-04-21
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:00:55.07 ID:EFfYCkx/0
ケース1
瀬尾「やっべー、ボール躱された所為で遠くまで行っちゃった」
瀬尾「ここら辺まで飛んで来たはずなんだけどなー……」
ザバー
瀬尾「ん?」
野崎「私はこの泉の女神です」
野崎「あなたが落としたのはこの金のボールですか? それとも銀のボールですか?」
瀬尾「いや、どっちでもないけど」
瀬尾「つーか金のボールって……金玉じゃん!! あはははは!!!」
野崎「……正直者のあなたには全部のボールを差し上げましょう」
瀬尾「マジで!!? サンキュー!!!」
瀬尾「よーし!! このボール全部若にぶつけるぞーー!!」
ガシッ
瀬尾「え」
野崎「彼の命が危ないのでこのボールは全部没収します」
瀬尾「えっ」
瀬尾「やっべー、ボール躱された所為で遠くまで行っちゃった」
瀬尾「ここら辺まで飛んで来たはずなんだけどなー……」
ザバー
瀬尾「ん?」
野崎「私はこの泉の女神です」
野崎「あなたが落としたのはこの金のボールですか? それとも銀のボールですか?」
瀬尾「いや、どっちでもないけど」
瀬尾「つーか金のボールって……金玉じゃん!! あはははは!!!」
野崎「……正直者のあなたには全部のボールを差し上げましょう」
瀬尾「マジで!!? サンキュー!!!」
瀬尾「よーし!! このボール全部若にぶつけるぞーー!!」
ガシッ
瀬尾「え」
野崎「彼の命が危ないのでこのボールは全部没収します」
瀬尾「えっ」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:02:22.92 ID:EFfYCkx/0
ケース2
鹿島「堀ちゃん先輩の為にとびっきり可愛いハイヒールを買ったよ!!」
鹿島「きっと喜んでくれるだろうなー……」
ポロッ
鹿島「あっ!!」
コロコロコロコロ……
鹿島「ああ!! 湖に落としちゃった!!」
ザバー
鹿島「ん?」
野崎「あなたが落としたのはこの金のハイヒールですか? それとも銀のハイヒールですか?」
鹿島「いや、どっちでもないけど……」
野崎「正直者のあなたには全部差し上げましょう」
鹿島「本当!!? わーい!!」
鹿島「きっと金だと喜ぶだろうなー。 あ、でも銀も好きだろうなー」
鹿島「先輩ヒロイン志望だしねー……そうだ、スカートって持ってますかー?」
野崎「……」
鹿島「?」
野崎「あなたの命が危ないのでこのハイヒールは全部没収します」
鹿島「えっ」
鹿島「堀ちゃん先輩の為にとびっきり可愛いハイヒールを買ったよ!!」
鹿島「きっと喜んでくれるだろうなー……」
ポロッ
鹿島「あっ!!」
コロコロコロコロ……
鹿島「ああ!! 湖に落としちゃった!!」
ザバー
鹿島「ん?」
野崎「あなたが落としたのはこの金のハイヒールですか? それとも銀のハイヒールですか?」
鹿島「いや、どっちでもないけど……」
野崎「正直者のあなたには全部差し上げましょう」
鹿島「本当!!? わーい!!」
鹿島「きっと金だと喜ぶだろうなー。 あ、でも銀も好きだろうなー」
鹿島「先輩ヒロイン志望だしねー……そうだ、スカートって持ってますかー?」
野崎「……」
鹿島「?」
野崎「あなたの命が危ないのでこのハイヒールは全部没収します」
鹿島「えっ」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:02:58.33 ID:EFfYCkx/0
ケース3
堀「やべえ……鹿島を遠くまでぶっ飛ばしちまった」
堀「確かここら辺まで……」
ザバー
堀「!!」
野崎「あなたが落としたのはこの金の鹿島ですか? それとも銀の鹿島ですか?」
堀「いや、どっちでもねぇけど……」
野崎「正直者のあなたには全部差し上げましょう」
堀「!!!」
野崎「では」
堀「ちょっと待ってくれ」
野崎「なんですか?」
堀「なぁ、やっぱ鹿島には金色が似合うと思わねえか? 銀はなんかこう……準主役って感じがしてよ」
堀「まぁやっぱ普通の鹿島が俺は一番だな。 お前はどう思う?」
野崎「みんな一緒だと思います」
堀「やべえ……鹿島を遠くまでぶっ飛ばしちまった」
堀「確かここら辺まで……」
ザバー
堀「!!」
野崎「あなたが落としたのはこの金の鹿島ですか? それとも銀の鹿島ですか?」
堀「いや、どっちでもねぇけど……」
野崎「正直者のあなたには全部差し上げましょう」
堀「!!!」
野崎「では」
堀「ちょっと待ってくれ」
野崎「なんですか?」
堀「なぁ、やっぱ鹿島には金色が似合うと思わねえか? 銀はなんかこう……準主役って感じがしてよ」
堀「まぁやっぱ普通の鹿島が俺は一番だな。 お前はどう思う?」
野崎「みんな一緒だと思います」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:03:26.03 ID:EFfYCkx/0
ケース4
若松「早く行かないと遅刻だ!!」タッタッタッ……
~♪
若松「……」フラッ
バタン!!
若松「zzz……」ゴロゴロゴロゴロ
バシャーン!!!
瀬尾「金の若と銀の若ゲットー!!」
野崎(こいつに女神役をやらせた俺が間違いだった)
若松「早く行かないと遅刻だ!!」タッタッタッ……
~♪
若松「……」フラッ
バタン!!
若松「zzz……」ゴロゴロゴロゴロ
バシャーン!!!
瀬尾「金の若と銀の若ゲットー!!」
野崎(こいつに女神役をやらせた俺が間違いだった)
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:03:56.28 ID:EFfYCkx/0
ケース5
佐倉「うわああああ!! 遅刻だああああ!!!」
パッ
佐倉「ああ!! カバンが!!」
バシャーン!!
佐倉「ああ!!! 湖に落としちゃった!!」
ザバー
佐倉「えっ!?」
御子柴「よお、俺は湖の女神だ」
佐倉「め、女神さん!! 私、カバンを落としちゃって……」
御子柴「いいや、お前は何も落としてねぇ……俺が今から落とすのさ」
御子柴「……お前と言う名の子羊ちゃんをな☆」
佐倉「……」
御子柴「なんか言えよ!!///」
佐倉「うわああああ!! 遅刻だああああ!!!」
パッ
佐倉「ああ!! カバンが!!」
バシャーン!!
佐倉「ああ!!! 湖に落としちゃった!!」
ザバー
佐倉「えっ!?」
御子柴「よお、俺は湖の女神だ」
佐倉「め、女神さん!! 私、カバンを落としちゃって……」
御子柴「いいや、お前は何も落としてねぇ……俺が今から落とすのさ」
御子柴「……お前と言う名の子羊ちゃんをな☆」
佐倉「……」
御子柴「なんか言えよ!!///」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:04:24.83 ID:EFfYCkx/0
御子柴「と、兎に角お前!! お前が落としたのはこれか!!?」
佐倉「!! これは……」
佐倉「金の野崎くんと……銀の野崎くん!!!」
御子柴「どっち落としたんだ?」
佐倉「ううん、どっちも落としてない……」
御子柴「……正直者のお前には両方あげるぜ」
御子柴(つっても来るやつみんな拒否するんだよな。 どうせこいつも……)
佐倉「わーーーーーーーーい!!!」
御子柴「!!!?」
佐倉「早速家に持って帰ろう!! ありがとうめがみん!!」
御子柴「おま……カバンはいいのかよ!!?」
佐倉「うん!! 野崎くんがいればそれでいい!!」
御子柴「よくねーだろ!! 学校どうすんだよ!!」
佐倉「!! これは……」
佐倉「金の野崎くんと……銀の野崎くん!!!」
御子柴「どっち落としたんだ?」
佐倉「ううん、どっちも落としてない……」
御子柴「……正直者のお前には両方あげるぜ」
御子柴(つっても来るやつみんな拒否するんだよな。 どうせこいつも……)
佐倉「わーーーーーーーーい!!!」
御子柴「!!!?」
佐倉「早速家に持って帰ろう!! ありがとうめがみん!!」
御子柴「おま……カバンはいいのかよ!!?」
佐倉「うん!! 野崎くんがいればそれでいい!!」
御子柴「よくねーだろ!! 学校どうすんだよ!!」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:05:00.24 ID:EFfYCkx/0
ケース6
コロコロコロコロ……バシャーン
野崎「しまった! Gペンを湖に落としてしまった!!」
ザバー
野崎「!」
都「私は湖の女神……」
都「あなたが落としたのは金のGペン、銀のGペンどちらですか?」
野崎「どっちでもないです、普通のGペンです」
都「では正直者のあなたには全部差し上げましょう」
野崎「! いいんですか!?」
都「ええ、では私はこれで……」
野崎「ま、待ってください!!」
都「?」
野崎「何か恋バナ持ってないですか? 漫画に使えそうな……」
野崎「そうだ、女神の恋愛事情について教えてもらえますか? やっぱりずっと一人なんですか? イケメンがいたら物落とせ物落とせって念じてたりするんですか? そして落として地上に出られたら無理矢理湖に引きずり込んで金色にしたりするんですか?」
都「あなた女神にどんなイメージ持ってるの……」
コロコロコロコロ……バシャーン
野崎「しまった! Gペンを湖に落としてしまった!!」
ザバー
野崎「!」
都「私は湖の女神……」
都「あなたが落としたのは金のGペン、銀のGペンどちらですか?」
野崎「どっちでもないです、普通のGペンです」
都「では正直者のあなたには全部差し上げましょう」
野崎「! いいんですか!?」
都「ええ、では私はこれで……」
野崎「ま、待ってください!!」
都「?」
野崎「何か恋バナ持ってないですか? 漫画に使えそうな……」
野崎「そうだ、女神の恋愛事情について教えてもらえますか? やっぱりずっと一人なんですか? イケメンがいたら物落とせ物落とせって念じてたりするんですか? そして落として地上に出られたら無理矢理湖に引きずり込んで金色にしたりするんですか?」
都「あなた女神にどんなイメージ持ってるの……」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:05:29.08 ID:EFfYCkx/0
ケース7
御子柴「あああああ!! 限定のフィギュア、湖に落としちまったああああ!!!」
御子柴「……!!」
御子柴(待てよ……この湖って確か落とした物を正直に答えれば女神が金色の物と銀色の物をくれるっていうあの湖じゃねえか!?)
ザバー
前野「こんにちはー!! 女神です☆」
御子柴「やっぱり!!!」
前野「君が落としたのはこの金のタヌキ、銀のタヌキどっちかなー?」
御子柴「……は?」
御子柴(いや、正直に答えれば帰って来るはずだ)
御子柴「……どっちでもないっす」
前野「君は正直者だね!! そんな君には金のタヌキ、銀のタヌキ両方あげちゃうよ!!」
前野「それじゃあ僕はこれで!! じゃあね!!」
ザバー
御子柴「……」
御子柴「フィギュア返せええええええええ!!!」
御子柴「あああああ!! 限定のフィギュア、湖に落としちまったああああ!!!」
御子柴「……!!」
御子柴(待てよ……この湖って確か落とした物を正直に答えれば女神が金色の物と銀色の物をくれるっていうあの湖じゃねえか!?)
ザバー
前野「こんにちはー!! 女神です☆」
御子柴「やっぱり!!!」
前野「君が落としたのはこの金のタヌキ、銀のタヌキどっちかなー?」
御子柴「……は?」
御子柴(いや、正直に答えれば帰って来るはずだ)
御子柴「……どっちでもないっす」
前野「君は正直者だね!! そんな君には金のタヌキ、銀のタヌキ両方あげちゃうよ!!」
前野「それじゃあ僕はこれで!! じゃあね!!」
ザバー
御子柴「……」
御子柴「フィギュア返せええええええええ!!!」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/21(土) 20:05:55.99 ID:EFfYCkx/0
ケース8
御子柴「うわあああああああ!!! またフィギュア落としたああああああ!!!」
御子柴「どうせあの変な女神にタヌキにされるんだぁ~……」
御子柴「……」
御子柴「……」
御子柴「出てこないのかよ!!!」
真由「出るのめんどくさい」
終わり
御子柴「うわあああああああ!!! またフィギュア落としたああああああ!!!」
御子柴「どうせあの変な女神にタヌキにされるんだぁ~……」
御子柴「……」
御子柴「……」
御子柴「出てこないのかよ!!!」
真由「出るのめんどくさい」
終わり
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/21(土) 21:25:43.44 ID:lBPaDYjIo
おつ
引用元: 童話少女野崎くん~金の斧、銀の斧編~
ヒメコ「鹿島くんかっこええわ~」ボッスン「鹿島くん?」
2018-04-06
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 19:59:45.86 ID:0FdHS/Ns0
スイッチ『2年の鹿島遊さんの事か』
ヒメコ「A組の中谷さんがなー、鹿島くん鹿島くん毎日言うとんねん」
ヒメコ「そんでアタシも見てみたんやけど……ホンマかっこええわ~」
ボッスン「そんなかっこいいのかよ?」
スイッチ『あの生徒会の榛葉道流と肩を並べていると言っても過言ではないな』
ボッスン「へー……あの人と同じぐらいか」
ヒメコ「A組の中谷さんがなー、鹿島くん鹿島くん毎日言うとんねん」
ヒメコ「そんでアタシも見てみたんやけど……ホンマかっこええわ~」
ボッスン「そんなかっこいいのかよ?」
スイッチ『あの生徒会の榛葉道流と肩を並べていると言っても過言ではないな』
ボッスン「へー……あの人と同じぐらいか」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:00:44.79 ID:0FdHS/Ns0
ガラガラ
ボッスン「お、誰か来た」
男「スケット団ってここで合ってるか?」
ヒメコ「合ってるでー」
スイッチ『依頼でしたらまずはお名前を』
男「ああ……そうだな」
男「3年の堀政行、演劇部部長だ」
ボッスン「! 演劇部部長……?」
ボッスン「お、誰か来た」
男「スケット団ってここで合ってるか?」
ヒメコ「合ってるでー」
スイッチ『依頼でしたらまずはお名前を』
男「ああ……そうだな」
男「3年の堀政行、演劇部部長だ」
ボッスン「! 演劇部部長……?」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:01:21.87 ID:0FdHS/Ns0
ヒメコ「どないしたんボッスン」
ボッスン「確か演劇部部長って違う人じゃ……」
堀「……北大路の件は本当にすまなかった」ガバッ
ヒメコ「!! そ、そんな土下座なんてせえへんでもええよ」
堀「まさか俺が知らない間にあんな事が起こってるとは全く知らなかった……」
堀「あの一件があってな……あいつには部長を降りてもらって、今は俺が代わりに部長を務めてる」
ボッスン「ああ……成る程な」
スイッチ『俺達はもう気にしてませんから。 顔を上げてください』
堀「……わりいな」
ボッスン「確か演劇部部長って違う人じゃ……」
堀「……北大路の件は本当にすまなかった」ガバッ
ヒメコ「!! そ、そんな土下座なんてせえへんでもええよ」
堀「まさか俺が知らない間にあんな事が起こってるとは全く知らなかった……」
堀「あの一件があってな……あいつには部長を降りてもらって、今は俺が代わりに部長を務めてる」
ボッスン「ああ……成る程な」
スイッチ『俺達はもう気にしてませんから。 顔を上げてください』
堀「……わりいな」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:01:54.78 ID:0FdHS/Ns0
ボッスン「それで依頼ってのは?」
堀「実はな……大道具の色塗りを頼んで欲しいんだ」
ボッスン「色塗り?」
堀「あんな事をやっておいて図々しいとは分かっている……けど人手が足りないんだ。 いいか?」
ボッスン「……当たり前だ!! 困った人を助けるのが俺達スケット団だからな!!」
ボッスン「お前らもいいよな!?」
ヒメコ「当たり前や!!」
スイッチ『勿論』
堀「ありがとな……じゃあ部室まで来てくれ」
堀「実はな……大道具の色塗りを頼んで欲しいんだ」
ボッスン「色塗り?」
堀「あんな事をやっておいて図々しいとは分かっている……けど人手が足りないんだ。 いいか?」
ボッスン「……当たり前だ!! 困った人を助けるのが俺達スケット団だからな!!」
ボッスン「お前らもいいよな!?」
ヒメコ「当たり前や!!」
スイッチ『勿論』
堀「ありがとな……じゃあ部室まで来てくれ」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:02:24.23 ID:0FdHS/Ns0
堀「そういえばお前ら、鹿島の演技は見たことあるか?」
ボッスン「鹿島……? もしかして鹿島くん?」
スイッチ『彼……いや、彼女は演劇部なんだ』
ボッスン「ええっ!? ちょっと待って、一度に二つも新情報提供しないで!!」
ヒメコ「二つ?」
ボッスン「鹿島くんが演劇部なのと、鹿島くんが女なの!!」
ヒメコ「あー言うてなかったわ。 鹿島くん女子やねん」
堀「まー間違えるのも無理はないな。 スカート履いてなかったら男にしか見えないしな」
ボッスン「そ、そうなのか……」
堀「俺も最初はあいつと会った時は……」
ボッスン「鹿島……? もしかして鹿島くん?」
スイッチ『彼……いや、彼女は演劇部なんだ』
ボッスン「ええっ!? ちょっと待って、一度に二つも新情報提供しないで!!」
ヒメコ「二つ?」
ボッスン「鹿島くんが演劇部なのと、鹿島くんが女なの!!」
ヒメコ「あー言うてなかったわ。 鹿島くん女子やねん」
堀「まー間違えるのも無理はないな。 スカート履いてなかったら男にしか見えないしな」
ボッスン「そ、そうなのか……」
堀「俺も最初はあいつと会った時は……」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:02:57.04 ID:0FdHS/Ns0
鹿島・入学前
堀『お前、いいヒーローになるぜ!!』
鹿島『本当ですか!!?』
入部後
堀『着替えは更衣室な』
鹿島『はーい』
連れション時
堀『トイレ行こうぜ』
鹿島『はーい』
堀『おい、なんで女子トイ……』
堀『……ってお前女かよ!!!?』
堀『お前、いいヒーローになるぜ!!』
鹿島『本当ですか!!?』
入部後
堀『着替えは更衣室な』
鹿島『はーい』
連れション時
堀『トイレ行こうぜ』
鹿島『はーい』
堀『おい、なんで女子トイ……』
堀『……ってお前女かよ!!!?』
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:03:25.28 ID:0FdHS/Ns0
堀「いやーあの時はびっくりしたのなんのって」
ボッスン「待って!! 気づくの遅くない!!?」
ヒメコ「なんでや!!? 鹿島くん、ズボンでも履いてたんか!!?」
堀「いや……よく覚えてねぇな」
ボッスン「覚えてない!!?」
ヒメコ「視界にぐらい入るやろ!!」
堀「……うーん」
堀「……あの時からイケメンだったな」
ヒメコ「あかん、あの人顔しか見てへんわ」
ボッスン「どんだけイケメンなんだよその人」
ボッスン「待って!! 気づくの遅くない!!?」
ヒメコ「なんでや!!? 鹿島くん、ズボンでも履いてたんか!!?」
堀「いや……よく覚えてねぇな」
ボッスン「覚えてない!!?」
ヒメコ「視界にぐらい入るやろ!!」
堀「……うーん」
堀「……あの時からイケメンだったな」
ヒメコ「あかん、あの人顔しか見てへんわ」
ボッスン「どんだけイケメンなんだよその人」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:04:04.96 ID:0FdHS/Ns0
部室
堀「ここが部室だ」
堀「じゃあ俺がマークしたところに色を塗ってもらえるか?」
ボッスン「おし、任しとけ!!」
スイッチ『おかしいな』
ヒメコ「どないしたんスイッチ」
スイッチ『鹿島くんがどこにも見当たらない』
ボッスン「あ! そういえば!! 俺も見たいのに!!」
堀「ああ、迎えに行ってんだろ」
ボッスン「迎え……?」
堀「ここが部室だ」
堀「じゃあ俺がマークしたところに色を塗ってもらえるか?」
ボッスン「おし、任しとけ!!」
スイッチ『おかしいな』
ヒメコ「どないしたんスイッチ」
スイッチ『鹿島くんがどこにも見当たらない』
ボッスン「あ! そういえば!! 俺も見たいのに!!」
堀「ああ、迎えに行ってんだろ」
ボッスン「迎え……?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:04:30.29 ID:0FdHS/Ns0
堀「実はな、役者の一人が骨折しちゃってな」
堀「その話を同級生にしたらそいつが代理役を引き受けてくれたんだ」
スイッチ『そういう事だったのか』
ボッスン「スイッチ?」
スイッチ『その役者の人が骨折しているのは前から聞いていた』
スイッチ『だから堀先輩が来た時は演劇の代理だと思ってたんが、今ので納得した』
ヒメコ「なぁ、アタシら三人もおるんやから一人が代理やってもう一人が色塗るって事でええんやないの?」
堀「まぁそれも考えたんだけどな……けどもう本人はやる気満々になっちまってるしな」
堀「その話を同級生にしたらそいつが代理役を引き受けてくれたんだ」
スイッチ『そういう事だったのか』
ボッスン「スイッチ?」
スイッチ『その役者の人が骨折しているのは前から聞いていた』
スイッチ『だから堀先輩が来た時は演劇の代理だと思ってたんが、今ので納得した』
ヒメコ「なぁ、アタシら三人もおるんやから一人が代理やってもう一人が色塗るって事でええんやないの?」
堀「まぁそれも考えたんだけどな……けどもう本人はやる気満々になっちまってるしな」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:05:04.01 ID:0FdHS/Ns0
「部長ーーー!! 只今戻りましたーー!!」
堀「お、帰って来たか」
ボッスン「! こ、この人が……鹿島くん……」
鹿島「あ、スケット団の三人だ!! やっほー!!」
ボッスン「……確かにイケメンだな」
ヒメコ「!! ちょい待ち、鹿島くんが連れて来よるのって……」
ミチル「さぁて……可愛い女子達の為にも……代理としての役割を果たさなきゃね!!」
ボッスン「えっ!!?」
堀「お、帰って来たか」
ボッスン「! こ、この人が……鹿島くん……」
鹿島「あ、スケット団の三人だ!! やっほー!!」
ボッスン「……確かにイケメンだな」
ヒメコ「!! ちょい待ち、鹿島くんが連れて来よるのって……」
ミチル「さぁて……可愛い女子達の為にも……代理としての役割を果たさなきゃね!!」
ボッスン「えっ!!?」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:05:38.00 ID:0FdHS/Ns0
ボッスン「代理役ってあんただったのか!!?」
ミチル「あれ……どうしてスケット団が?」
堀「ミチル、スケット団には色塗りを頼んでる」
ミチル「ああ成る程ね。 所で堀ちゃん、台本は?」
堀「これだ。 じゃあよろしく頼む」
ミチル「よおし。 じゃあ鹿島くん、よろしくね」
鹿島「はーい」
ヒメコ「しっかし二人ともレベル高いわー。 ボッスンやったら釣り合わんなー」
ボッスン「ちぇっ……そんなん俺でもやるってのに」
スイッチ『まぁボッスンもその気になればイケメン俳優の顔になれるしな』
ボッスン「おーよく分かってるじゃねーかスイッチ」
ミチル「あれ……どうしてスケット団が?」
堀「ミチル、スケット団には色塗りを頼んでる」
ミチル「ああ成る程ね。 所で堀ちゃん、台本は?」
堀「これだ。 じゃあよろしく頼む」
ミチル「よおし。 じゃあ鹿島くん、よろしくね」
鹿島「はーい」
ヒメコ「しっかし二人ともレベル高いわー。 ボッスンやったら釣り合わんなー」
ボッスン「ちぇっ……そんなん俺でもやるってのに」
スイッチ『まぁボッスンもその気になればイケメン俳優の顔になれるしな』
ボッスン「おーよく分かってるじゃねーかスイッチ」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:06:23.54 ID:0FdHS/Ns0
女「鹿島くーん!!」
鹿島「!」
女「今日……一緒に帰れないの?」
ボッスン「あの子は……」
スイッチ『演劇部じゃない、只の鹿島くんのファンだな』
鹿島「ごめんね……今は一刻を争う時なんだ」
鹿島「また明日……それでも大丈夫かな? 僕の可愛いお姫様」
女「……うん///」
ボッスン「やる前から役になりきってるんだな」
スイッチ『いや、あれは彼女は素で言っている』
ボッスン「えっ」
鹿島「!」
女「今日……一緒に帰れないの?」
ボッスン「あの子は……」
スイッチ『演劇部じゃない、只の鹿島くんのファンだな』
鹿島「ごめんね……今は一刻を争う時なんだ」
鹿島「また明日……それでも大丈夫かな? 僕の可愛いお姫様」
女「……うん///」
ボッスン「やる前から役になりきってるんだな」
スイッチ『いや、あれは彼女は素で言っている』
ボッスン「えっ」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:06:56.41 ID:0FdHS/Ns0
ボッスン「何、素でお姫様って言ってるの?」
ヒメコ「日常生活でお姫様なんて早々言わへんで」
スイッチ『その振る舞いから、彼女は学園の王子様と呼ばれている』
男「流石だな王子……」
男「すげえな王子……」
スイッチ『男子も呼んでいる』
ヒメコ「男子もかい!!」
ボッスン「かっけえな王子……」
ヒメコ「もう呼んどるんかい!!」
ヒメコ「日常生活でお姫様なんて早々言わへんで」
スイッチ『その振る舞いから、彼女は学園の王子様と呼ばれている』
男「流石だな王子……」
男「すげえな王子……」
スイッチ『男子も呼んでいる』
ヒメコ「男子もかい!!」
ボッスン「かっけえな王子……」
ヒメコ「もう呼んどるんかい!!」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:07:27.61 ID:0FdHS/Ns0
スイッチ『じゃあ俺達は引き続き色塗りだ』
ボッスン「へーい」
ミチル「さぁ……剣を抜け王子。 姫を賭けて勝負だ!!」
鹿島「まさか君と戦う日が来るとは思わなかったよ……だけど僕はもう迷わない!!」
女「キャーーーーー!!!///」
女「かっこいいーーーーー!!!///」
堀「見学は静かにしろー」
堀「……しっかし今日はやけに多いな」
ミチル「そりゃあね、みんなオレを求めてやって来たんだ。 多いのも当然だよ」
堀「……あ?」
ボッスン「へーい」
ミチル「さぁ……剣を抜け王子。 姫を賭けて勝負だ!!」
鹿島「まさか君と戦う日が来るとは思わなかったよ……だけど僕はもう迷わない!!」
女「キャーーーーー!!!///」
女「かっこいいーーーーー!!!///」
堀「見学は静かにしろー」
堀「……しっかし今日はやけに多いな」
ミチル「そりゃあね、みんなオレを求めてやって来たんだ。 多いのも当然だよ」
堀「……あ?」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:08:12.89 ID:0FdHS/Ns0
堀「いや、違うだろ。 鹿島目的で来たんじゃないのか?」
ミチル「堀ちゃん……これは譲れないよ。 オレは女子達の中で一番でなきゃいけないんだから」
堀「けど主役が似合うのはお前じゃなくて鹿島だぞ」
ヒメコ「……なんか堀先輩、急に熱くなってへん?」
ボッスン「……」
堀「いいか、鹿島は演技だけじゃねえ。 日の輪くぐりもできるしその上バック宙もできるんだ」
ボッスン「それもう完全にミュージカルの人だよね!?」
堀「できるよな鹿島!?」
鹿島「まぁ……できますけど」
ヒメコ「できるんかい!!」
堀「あとはあれだ……ミチル、お前料理できるよな?」
堀「うちの鹿島もその気になればお前並に美味いの作れるぜ。 なぁ鹿島」
鹿島「はい!! 先輩にあげたチョコ、あれ手作りですよ!!」
堀「!!?」
ボッスン「初めて知ったみたいな顔してるけど!!?」
ミチル「堀ちゃん……これは譲れないよ。 オレは女子達の中で一番でなきゃいけないんだから」
堀「けど主役が似合うのはお前じゃなくて鹿島だぞ」
ヒメコ「……なんか堀先輩、急に熱くなってへん?」
ボッスン「……」
堀「いいか、鹿島は演技だけじゃねえ。 日の輪くぐりもできるしその上バック宙もできるんだ」
ボッスン「それもう完全にミュージカルの人だよね!?」
堀「できるよな鹿島!?」
鹿島「まぁ……できますけど」
ヒメコ「できるんかい!!」
堀「あとはあれだ……ミチル、お前料理できるよな?」
堀「うちの鹿島もその気になればお前並に美味いの作れるぜ。 なぁ鹿島」
鹿島「はい!! 先輩にあげたチョコ、あれ手作りですよ!!」
堀「!!?」
ボッスン「初めて知ったみたいな顔してるけど!!?」
16: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:08:46.09 ID:0FdHS/Ns0
鹿島「あの……そろそろ練習を……」
ミチル「そうだよ。 堀ちゃんが鹿島くん大好きなのはよく知ってるからそうなるのも分かるけど……」
堀「そうだな……悪い、ちょっと熱くなりすぎた」
ボッスン「……ふう、終わったぜ」
堀「おお!! 綺麗じゃねーか!! ありがとな!!」
ヒメコ「なぁ、堀先輩って鹿島くんの事好きなん?」
堀「ああ、顔はな」
ヒメコ「いや、普通に異性として好きとちゃうん?」
堀「いや?」
ヒメコ「ホンマかい……」
ミチル「そうだよ。 堀ちゃんが鹿島くん大好きなのはよく知ってるからそうなるのも分かるけど……」
堀「そうだな……悪い、ちょっと熱くなりすぎた」
ボッスン「……ふう、終わったぜ」
堀「おお!! 綺麗じゃねーか!! ありがとな!!」
ヒメコ「なぁ、堀先輩って鹿島くんの事好きなん?」
堀「ああ、顔はな」
ヒメコ「いや、普通に異性として好きとちゃうん?」
堀「いや?」
ヒメコ「ホンマかい……」
17: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:09:18.67 ID:0FdHS/Ns0
スイッチ『ボッスン、見学に来た女子から差し入れだ。 みんなもう食べてる』
ボッスン「お、チョコレート……てゆうか俺らも貰っていいの?」
スイッチ『沢山買いすぎて困ってるそうだ。 先輩もどうぞ』
堀「おう、サンキュー」
パクッ
ボッスン「……!!! ちょっと待て!!!」
ヒメコ「ちょ……そんなに慌ててどないしたん?」
ボッスン「このチョコ……アルコール入ってるぞ!!」
ボッスン「お、チョコレート……てゆうか俺らも貰っていいの?」
スイッチ『沢山買いすぎて困ってるそうだ。 先輩もどうぞ』
堀「おう、サンキュー」
パクッ
ボッスン「……!!! ちょっと待て!!!」
ヒメコ「ちょ……そんなに慌ててどないしたん?」
ボッスン「このチョコ……アルコール入ってるぞ!!」
18: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:09:45.50 ID:0FdHS/Ns0
ヒメコ「それがどない……」
ヒメコ「……あ!!!」
ボッスン「まさかもう口に……」チラッ
ミチル「あ~///」
ボッスン「やっぱり!!!」
スイッチ『ボッスン、彼だけじゃないぞ』
ボッスン「え?」
堀「あ~///」
ボッスン「あんたもかよ!!!」
ヒメコ「……あ!!!」
ボッスン「まさかもう口に……」チラッ
ミチル「あ~///」
ボッスン「やっぱり!!!」
スイッチ『ボッスン、彼だけじゃないぞ』
ボッスン「え?」
堀「あ~///」
ボッスン「あんたもかよ!!!」
19: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:10:11.98 ID:0FdHS/Ns0
堀「鹿島ぁ!!!///」
ミチル「鹿島くぅん!!!///」
鹿島「な、なんですか!?」
堀「お前は学校一のイケメンだぁ!!!///」
ミチル「俺の方がかっこいいよねぇ!!?///」
堀「……」
ミチル「……」
堀・ミチル「は?」
ミチル「鹿島くぅん!!!///」
鹿島「な、なんですか!?」
堀「お前は学校一のイケメンだぁ!!!///」
ミチル「俺の方がかっこいいよねぇ!!?///」
堀「……」
ミチル「……」
堀・ミチル「は?」
20: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:10:38.76 ID:0FdHS/Ns0
堀「おいミチルゥ!! お前の目は腐ってんのかよぉ!!///」
ミチル「腐ってんのは堀ちゃんの方だろおお!!!///」
ヒメコ「アカン!! あの二人めちゃくちゃ暴走しとる!!」
鹿島「部長!! 私可愛いですか!!?」
堀「ああ!! お前は本当に可愛い後輩だなぁ!!!///」
鹿島「わーい!!」
ボッスン「楽しんでるよね!? 鹿島くん今、この状況絶対楽しんでるよね!?」
ミチル「腐ってんのは堀ちゃんの方だろおお!!!///」
ヒメコ「アカン!! あの二人めちゃくちゃ暴走しとる!!」
鹿島「部長!! 私可愛いですか!!?」
堀「ああ!! お前は本当に可愛い後輩だなぁ!!!///」
鹿島「わーい!!」
ボッスン「楽しんでるよね!? 鹿島くん今、この状況絶対楽しんでるよね!?」
21: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:11:14.38 ID:0FdHS/Ns0
鹿島「だって堀先輩、酔ってる時ぐらいしか可愛いって言ってくれないんだもん!!」
スイッチ『気持ちは分かるがこれ以上ほっておくと嫌な予感がする』
堀「ここにいるやつら全員に聞く!!!///」
ミチル「俺と堀ちゃんどっちがカッコいい!!?///」
ボッスン「鹿島くんじゃねーのかよ!!!」
ミチル「間違えた!! 俺と鹿島くん、どっちが可愛い!!?///」
ヒメコ「カッコいいじゃないんかい!!」
スイッチ『気持ちは分かるがこれ以上ほっておくと嫌な予感がする』
堀「ここにいるやつら全員に聞く!!!///」
ミチル「俺と堀ちゃんどっちがカッコいい!!?///」
ボッスン「鹿島くんじゃねーのかよ!!!」
ミチル「間違えた!! 俺と鹿島くん、どっちが可愛い!!?///」
ヒメコ「カッコいいじゃないんかい!!」
22: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:11:49.05 ID:0FdHS/Ns0
堀「鹿島とミチル、どっちがかっこいいか投票しろぉ!!///」
ミチル「必ずどっちかに投票してねぇ!!///」
鹿島「私は堀先輩がカッコいいと思います!!」
堀「てめぇは話聞いてたのかぁ!!///」ドゴォ!!
鹿島「ぐはぁ!!」
ヒメコ「アカン!! 厄介な事になってもうた!!」
ボッスン「今の堀先輩の蹴り、ヒメコ並だな……」
スイッチ『堀先輩はバイオレンスで有名だからな』
ヒメコ「何関心しとんねん!!」
ミチル「必ずどっちかに投票してねぇ!!///」
鹿島「私は堀先輩がカッコいいと思います!!」
堀「てめぇは話聞いてたのかぁ!!///」ドゴォ!!
鹿島「ぐはぁ!!」
ヒメコ「アカン!! 厄介な事になってもうた!!」
ボッスン「今の堀先輩の蹴り、ヒメコ並だな……」
スイッチ『堀先輩はバイオレンスで有名だからな』
ヒメコ「何関心しとんねん!!」
23: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:12:16.77 ID:0FdHS/Ns0
女「どうしよう……どっちかなんて選べないよぉ」
女「でもどっちか選ばないと怒られるかもしれないし……」
部員、見学者共に男女関係なくどんどん投票していった。
堀「さぁスケット団!! 後はお前らだけだぁ!!!///」
ミチル「オレだよなぁ!!?///」
ヒメコ「じゃあ……アタシは鹿島くんで」
スイッチ『じゃあ俺は榛葉さんで』
堀「おぉし!!/// これで票数は同率だぁ!!///」
ミチル「後は藤崎、お前だけだぁ!!///」
ボッスン「ええ!!? 俺!!?」
女「でもどっちか選ばないと怒られるかもしれないし……」
部員、見学者共に男女関係なくどんどん投票していった。
堀「さぁスケット団!! 後はお前らだけだぁ!!!///」
ミチル「オレだよなぁ!!?///」
ヒメコ「じゃあ……アタシは鹿島くんで」
スイッチ『じゃあ俺は榛葉さんで』
堀「おぉし!!/// これで票数は同率だぁ!!///」
ミチル「後は藤崎、お前だけだぁ!!///」
ボッスン「ええ!!? 俺!!?」
24: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:12:54.19 ID:0FdHS/Ns0
ヒメコ「ボッスン!!」
スイッチ『ボッスン』
鹿島「藤崎……」
ボッスン「……」
ボッスン(票数は同率一位……どうやったら二人が納得する?)
ボッスン(……!! そうだ!!!)
スイッチ『ボッスン』
鹿島「藤崎……」
ボッスン「……」
ボッスン(票数は同率一位……どうやったら二人が納得する?)
ボッスン(……!! そうだ!!!)
25: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:13:20.32 ID:0FdHS/Ns0
ボッスン「……俺は!!!」
ミチル「藤崎はぁ!!?///」
ボッスン「俺はぁ!!!」
鹿島「藤崎は……?」
ボッスン「……俺がイケメンだと思う」
ヒメコ「……は?」
ミチル「藤崎はぁ!!?///」
ボッスン「俺はぁ!!!」
鹿島「藤崎は……?」
ボッスン「……俺がイケメンだと思う」
ヒメコ「……は?」
26: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:13:52.25 ID:0FdHS/Ns0
ミチル「話聞いてたのかぁ!!?///」
ボッスン「待て!! まずは話を聞いてくれ!!」
ボッスン「もう一度投票をやり直して……あんたら二人の中に俺も入れてくれ」
堀「あぁ!!? てめぇみたいな鹿島にも及ばないモブ顔が張り合えるわけねぇだろ!!///」
ヒメコ「めっちゃ辛辣やんけ!!!」
ボッスン「……」ズーン
鹿島「藤崎が落ち込んでる!!」
スイッチ『ボッスン、何か意図があって言ったんだろう? 早く言わなければ』
ボッスン「そ、そうだな……」
ボッスン「待て!! まずは話を聞いてくれ!!」
ボッスン「もう一度投票をやり直して……あんたら二人の中に俺も入れてくれ」
堀「あぁ!!? てめぇみたいな鹿島にも及ばないモブ顔が張り合えるわけねぇだろ!!///」
ヒメコ「めっちゃ辛辣やんけ!!!」
ボッスン「……」ズーン
鹿島「藤崎が落ち込んでる!!」
スイッチ『ボッスン、何か意図があって言ったんだろう? 早く言わなければ』
ボッスン「そ、そうだな……」
27: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:14:31.69 ID:0FdHS/Ns0
ボッスン「俺が鹿島くんと張り合わないって……?」
ボッスン「じゃあ……この顔を見てもそんな事が言えるか?」
堀「……?」
サッ
ヒメコ「ボッスンが何か取り出しおったで!!」
ボッスン「……」ゴクッ
鹿島「飲んだ!」
スイッチ『一体何を飲んだんだ?』
ボッスン『イケメンになる薬?』
中馬『まだ試作段階でな。 成功なら内面、外見共にイケメンになるんだが……ちょっと飲んでくれるか?』
ボッスン『いや、嫌な予感するからいいです』
中馬『まぁそう言わずに』
ゴクッ
ボッスン『ふもお!!?』
ボワン!!
ボッスン『いきなり飲ませるんじゃねーよチュウさん!!』
中馬『あーどうやら外見だけしか効果出てないな。 失敗か』
中馬『じゃあその試作段階のやつあげるわ』
ボッスン「じゃあ……この顔を見てもそんな事が言えるか?」
堀「……?」
サッ
ヒメコ「ボッスンが何か取り出しおったで!!」
ボッスン「……」ゴクッ
鹿島「飲んだ!」
スイッチ『一体何を飲んだんだ?』
ボッスン『イケメンになる薬?』
中馬『まだ試作段階でな。 成功なら内面、外見共にイケメンになるんだが……ちょっと飲んでくれるか?』
ボッスン『いや、嫌な予感するからいいです』
中馬『まぁそう言わずに』
ゴクッ
ボッスン『ふもお!!?』
ボワン!!
ボッスン『いきなり飲ませるんじゃねーよチュウさん!!』
中馬『あーどうやら外見だけしか効果出てないな。 失敗か』
中馬『じゃあその試作段階のやつあげるわ』
28: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:15:14.41 ID:0FdHS/Ns0
ボワン!!
ボッスン「……」ニヤッ
ヒメコ「誰やアンタ!!」
ボッスン「いや俺だよ!!?」
スイッチ『もしや今飲んだのはチュウさんからもらったのか?』
ボッスン「おう!! まだ残っててよかったぜ!!」
ミチル「イケメンだ……」
堀「イケメンじゃないか……」
ヒメコ「感動しとる!?」
ボッスン「俺もそっちの土俵に入っていいよな?」
堀「ああいいぜ……認めてやるよ、藤崎」
鹿島「藤崎……まさか堀先輩に気に入ってもらう為に……」ゴゴゴ
ヒメコ「アカーン!! 鹿島くんも変なスイッチ入ってもうたああ!!!」
29: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:15:46.89 ID:0FdHS/Ns0
ヒメコ「ボッスン!! 一体何が目的やねん!!」
ボッスン「落ち着けヒメコ。 いいか、さっきの投票は俺を入れて17票だった」
ボッスン「だったら選択肢を三択にすれば……1番平等なので6票、6票、5票だ」
ボッスン「あの二人は6票にして俺を5票にする」
ヒメコ「そ、そうするとどうなるんや?」
ボッスン「まぁ……ここからは賭けなんだけどな」
ボッスン「元々は比べる対象がお互いに一つしかなかったからどっちかが勝ってどっちかが負ける筈だった」
ボッスン「だけどここで俺が加わって俺が負ける事で……あの二人は勝ったっていう優越感に浸る筈だ」
ボッスン「落ち着けヒメコ。 いいか、さっきの投票は俺を入れて17票だった」
ボッスン「だったら選択肢を三択にすれば……1番平等なので6票、6票、5票だ」
ボッスン「あの二人は6票にして俺を5票にする」
ヒメコ「そ、そうするとどうなるんや?」
ボッスン「まぁ……ここからは賭けなんだけどな」
ボッスン「元々は比べる対象がお互いに一つしかなかったからどっちかが勝ってどっちかが負ける筈だった」
ボッスン「だけどここで俺が加わって俺が負ける事で……あの二人は勝ったっていう優越感に浸る筈だ」
30: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:16:20.19 ID:0FdHS/Ns0
ヒメコ「じゃあ……それに満足するかせえへんかって事か?」
ボッスン「そういう事だ」
ヒメコ「せやけどみんなそんな上手い具合投票……」
スイッチ『ボッスン、八百長の準備は完璧だ』
ボッスン「よくやったスイッチ」
ヒメコ「早っ!!」
女「わ、私はミチル先輩がかっこいいと思う!!」
女「私は鹿島くん!!」
スイッチ『ヒメコはボッスンもとぎに投票してくれ』
ヒメコ「おっしゃ任しとき!!」
ボッスン「俺ね!! 全然顔違くても俺だからね!!」
ヒメコ「いや、顔がイケメンの時点でボッスンやないやろ」
ボッスン「酷くない!!?」
ボッスン「そういう事だ」
ヒメコ「せやけどみんなそんな上手い具合投票……」
スイッチ『ボッスン、八百長の準備は完璧だ』
ボッスン「よくやったスイッチ」
ヒメコ「早っ!!」
女「わ、私はミチル先輩がかっこいいと思う!!」
女「私は鹿島くん!!」
スイッチ『ヒメコはボッスンもとぎに投票してくれ』
ヒメコ「おっしゃ任しとき!!」
ボッスン「俺ね!! 全然顔違くても俺だからね!!」
ヒメコ「いや、顔がイケメンの時点でボッスンやないやろ」
ボッスン「酷くない!!?」
31: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:16:50.74 ID:0FdHS/Ns0
堀「見ろ藤崎!! やっぱりお前よりうちの鹿島の方がイケメンじゃねえか!!///」
ミチル「やっぱり藤崎よりオレの方がイケメンじゃねえか!!///」
ボッスン「すいません……私、自惚れてました……」
堀「だがその心意気は気に入ったぜ」
ミチル「ああ、またいつでも挑戦しにおいで」
ボッスン「はい……頑張ります!!」
鹿島「藤崎褒められてる……」ムスー
ヒメコ「心配いらへんよ鹿島くん」
スイッチ『そうだ、褒められてるのはボッスンじゃなくてボッスンもどきだからな』
ボッスン「お前ら俺に恨みでもあんの!?」
ミチル「やっぱり藤崎よりオレの方がイケメンじゃねえか!!///」
ボッスン「すいません……私、自惚れてました……」
堀「だがその心意気は気に入ったぜ」
ミチル「ああ、またいつでも挑戦しにおいで」
ボッスン「はい……頑張ります!!」
鹿島「藤崎褒められてる……」ムスー
ヒメコ「心配いらへんよ鹿島くん」
スイッチ『そうだ、褒められてるのはボッスンじゃなくてボッスンもどきだからな』
ボッスン「お前ら俺に恨みでもあんの!?」
32: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:17:28.38 ID:0FdHS/Ns0
御子柴「ふぅ……やっと女子から開放されたぜ。 長時間も話もたねぇよ」
御子柴「……っと、こうしてる場合じゃねえ。 鹿島から借りてたノート返さねえとな」
御子柴「確か……今日は部活に顔出すっつってたな」
御子柴「ここだな」
ガチャッ
御子柴「鹿島いるかー? ノート返しに……」
ボッスン「!!!」
御子柴「……スケット団?」
御子柴「……っと、こうしてる場合じゃねえ。 鹿島から借りてたノート返さねえとな」
御子柴「確か……今日は部活に顔出すっつってたな」
御子柴「ここだな」
ガチャッ
御子柴「鹿島いるかー? ノート返しに……」
ボッスン「!!!」
御子柴「……スケット団?」
33: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:17:57.04 ID:0FdHS/Ns0
ミチル「君は……2年の御子柴!!」
御子柴「な、なんで生徒会の人が?」
堀「!! ミチル……いい事を思いついた」
ミチル「いい事?」
堀「……決戦票といこうぜ」
ミチル「!!! 成る程ね……」ニヤッ
ボッスン「ま、まさか……」
堀「御子柴!!」
御子柴「な、なんすか?」
堀「鹿島とミチル、どっちがイケメンだと思う?」
ヒメコ「アカーン!!」
御子柴「な、なんで生徒会の人が?」
堀「!! ミチル……いい事を思いついた」
ミチル「いい事?」
堀「……決戦票といこうぜ」
ミチル「!!! 成る程ね……」ニヤッ
ボッスン「ま、まさか……」
堀「御子柴!!」
御子柴「な、なんすか?」
堀「鹿島とミチル、どっちがイケメンだと思う?」
ヒメコ「アカーン!!」
34: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:18:26.94 ID:0FdHS/Ns0
御子柴「え、ええと……俺は……」
ミチル「俺だよね?」ズイ
堀「鹿島だろ?」ズイ
御子柴(な、なんだよこれ……すげー顔ちけーよ……こえーよ……)
御子柴「え、えーと……」
ミチル・堀「はっきりしろぉ!!」
御子柴「ひいっ!!!」ビクッ
ヒメコ「どないすんねんボッスン……」
ボッスン「クソ……こうなったら顔芸でイケメン俳優になって……」
鹿島「……堀先輩!!」
堀「なんだ鹿島」
鹿島「私……どっちがかっこいいかなんてどうでもいいです!!」
堀「!!!」
ミチル「俺だよね?」ズイ
堀「鹿島だろ?」ズイ
御子柴(な、なんだよこれ……すげー顔ちけーよ……こえーよ……)
御子柴「え、えーと……」
ミチル・堀「はっきりしろぉ!!」
御子柴「ひいっ!!!」ビクッ
ヒメコ「どないすんねんボッスン……」
ボッスン「クソ……こうなったら顔芸でイケメン俳優になって……」
鹿島「……堀先輩!!」
堀「なんだ鹿島」
鹿島「私……どっちがかっこいいかなんてどうでもいいです!!」
堀「!!!」
35: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:18:53.09 ID:0FdHS/Ns0
堀「おい鹿島……どういう事だ?」
鹿島「気持ちは嬉しいですけど……私、榛葉先輩よりもかっこよくなりたいとは思ってないし、競うつもりもないです」
鹿島「先輩の中で……一番かっこいいのは私なんですよね?」
堀「……ああ」
鹿島「だったら私……堀先輩の中で一番だったらそれでいいです!!」
堀「……」
鹿島「気持ちは嬉しいですけど……私、榛葉先輩よりもかっこよくなりたいとは思ってないし、競うつもりもないです」
鹿島「先輩の中で……一番かっこいいのは私なんですよね?」
堀「……ああ」
鹿島「だったら私……堀先輩の中で一番だったらそれでいいです!!」
堀「……」
36: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:19:28.14 ID:0FdHS/Ns0
ボッスン「……だそうだぜ、先輩」
ボッスン「もう争いなんて不毛なんじゃねえか?」
堀「……悪かった」
ミチル「……オレも悪かったよ」
スイッチ『どうやら解決したようだな』
鹿島「……榛葉さん!! 練習再開しましょう!!」
ミチル「よぉし! やるぞぉ!!///」
ヒメコ「……あれ、まだ微妙に酔ってへん?」
ミチル「鹿島くん、君可愛いね///」
鹿島「ふふ……君には負けるよ」
ボッスン「なんかお互いに口説き始めたけど!!?」
御子柴「……なぁ、俺ノート返してえんだけど」
ボッスン「もう争いなんて不毛なんじゃねえか?」
堀「……悪かった」
ミチル「……オレも悪かったよ」
スイッチ『どうやら解決したようだな』
鹿島「……榛葉さん!! 練習再開しましょう!!」
ミチル「よぉし! やるぞぉ!!///」
ヒメコ「……あれ、まだ微妙に酔ってへん?」
ミチル「鹿島くん、君可愛いね///」
鹿島「ふふ……君には負けるよ」
ボッスン「なんかお互いに口説き始めたけど!!?」
御子柴「……なぁ、俺ノート返してえんだけど」
37: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:20:06.33 ID:0FdHS/Ns0
別の日
椿「本当に何も覚えてないんですね」
ミチル「……うん、全く」
椿「演劇部の部室から私語が聞こえてきたのでやってきたら……」
ミチル「面目ない……」
安形「いやーオレも暴れる二人見たかったなーかっかっかっ!!」
椿「笑い事じゃないですよ」
椿「兎に角……榛葉さん、三年かつ生徒会であるという自覚を忘れないでください」
ミチル「うん、気をつけるよ」
安形「……んで、その怪我はなんだ。 事件か?」
ミチル「ああ、これはちょっとした勘違いだよ」
椿「?」
椿「本当に何も覚えてないんですね」
ミチル「……うん、全く」
椿「演劇部の部室から私語が聞こえてきたのでやってきたら……」
ミチル「面目ない……」
安形「いやーオレも暴れる二人見たかったなーかっかっかっ!!」
椿「笑い事じゃないですよ」
椿「兎に角……榛葉さん、三年かつ生徒会であるという自覚を忘れないでください」
ミチル「うん、気をつけるよ」
安形「……んで、その怪我はなんだ。 事件か?」
ミチル「ああ、これはちょっとした勘違いだよ」
椿「?」
38: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:20:39.00 ID:0FdHS/Ns0
ボッスン「いやーよく考えてみれば酔いを覚ます為に水とか飲ましてやりぁよかったなー」
ヒメコ「せやわー。 それやわー」
ガラガラ……
堀「ちょっといいか?」
ボッスン「堀先輩!?」
堀「悪いな、何回も」
堀「……というか本当にこの間の俺はやばかったのか?」
ボッスン「ああ、やばかった」
ヒメコ「ホンマに覚えてへえのんか……」
スイッチ『ところでご用件は?』
堀「ああ実はな……俺のあるクセを直してほしくてな……」
ヒメコ「せやわー。 それやわー」
ガラガラ……
堀「ちょっといいか?」
ボッスン「堀先輩!?」
堀「悪いな、何回も」
堀「……というか本当にこの間の俺はやばかったのか?」
ボッスン「ああ、やばかった」
ヒメコ「ホンマに覚えてへえのんか……」
スイッチ『ところでご用件は?』
堀「ああ実はな……俺のあるクセを直してほしくてな……」
39: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:21:15.37 ID:0FdHS/Ns0
数十分前
堀『さてと、部活に……』
女『キャーーーーー!!///』
女『かっこいいーーーーー!!///』
堀(! またあいつは部活サボろうとしやがって……)
堀『……鹿島ぁ!!』ドゴォ!!
ミチル『ぐほぉ!!?』
堀『!!?』
堀「女子の群れがあるとどうしても鹿島だと思って……」
堀「だってよ!! あんなに女子に注目されるなんて鹿島以外にいると思うか!!? いねぇだろ!!?」
ボッスン・ヒメコ「親バカか!!」
終わり
堀『さてと、部活に……』
女『キャーーーーー!!///』
女『かっこいいーーーーー!!///』
堀(! またあいつは部活サボろうとしやがって……)
堀『……鹿島ぁ!!』ドゴォ!!
ミチル『ぐほぉ!!?』
堀『!!?』
堀「女子の群れがあるとどうしても鹿島だと思って……」
堀「だってよ!! あんなに女子に注目されるなんて鹿島以外にいると思うか!!? いねぇだろ!!?」
ボッスン・ヒメコ「親バカか!!」
終わり
40: ◆LYNKFR8PTk 2018/04/03(火) 20:21:50.56 ID:0FdHS/Ns0
ロマン「最後まで読んでくれてありがとう!! 早乙女浪漫です☆」
ロマン「中馬先生が王子にあげた薬の開発はあれからどうなったのか!? 気になる人は単行本29巻をチェック!!」
ロマン「因みに堀先輩とミチル先輩は偶然にも公式で3年C組かつアルコールが苦手なの!! 凄い偶然ね!!」
ロマン「……さて!! 次回は『ボッスン「超高校級のマジシャン?」(仮)』をお送りするわ!! お楽しみに☆」
本当に終わり
ロマン「中馬先生が王子にあげた薬の開発はあれからどうなったのか!? 気になる人は単行本29巻をチェック!!」
ロマン「因みに堀先輩とミチル先輩は偶然にも公式で3年C組かつアルコールが苦手なの!! 凄い偶然ね!!」
ロマン「……さて!! 次回は『ボッスン「超高校級のマジシャン?」(仮)』をお送りするわ!! お楽しみに☆」
本当に終わり
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/03(火) 21:50:26.30 ID:xaZKktLOO
乙、いいクロスだった
メイン二人は何処へ…
メイン二人は何処へ…
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/04(水) 03:00:56.58 ID:KQy16TB/0
続きはよ!!!。スケットダンス懐かしくて泣きそうだわ
引用元: ヒメコ「鹿島くんかっこええわ~」ボッスン「鹿島くん?」
野崎「そういえばどうしてマミコと鈴木は髪を染めているんだ……」宮前「えっ」
2018-03-28
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:04:10.15 ID:jX4GYmVr0
野崎「いや……そういえば金髪にした理由って……黒髪だと地味になるからってだけなんですよね」
野崎「なんか二人の性格だと髪染めてるのに違和感が……」
宮前「……そうだ、夢野さん」
野崎「なんですか?」
宮前「今度の話はそれでいきましょう」
野崎「えっ……?」
宮前「鈴木とマミコが金髪にしてる理由ですよ」
野崎「!」
野崎「なんか二人の性格だと髪染めてるのに違和感が……」
宮前「……そうだ、夢野さん」
野崎「なんですか?」
宮前「今度の話はそれでいきましょう」
野崎「えっ……?」
宮前「鈴木とマミコが金髪にしてる理由ですよ」
野崎「!」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:04:56.35 ID:jX4GYmVr0
宮前「『恋しよっ』はまだ過去のエピソードが一回もないですから」
宮前「ネタも尽きてきた頃だしそろそろ過去話を出してもいいと思うんです」
野崎「過去の話……ですか」
宮前「だから今話してたマミコと鈴木が髪を染めてる理由とかどうでしょう」
野崎「なるほど……描いてみます!!」
野崎(剣さんの期待に応えなければ……)
宮前「ネタも尽きてきた頃だしそろそろ過去話を出してもいいと思うんです」
野崎「過去の話……ですか」
宮前「だから今話してたマミコと鈴木が髪を染めてる理由とかどうでしょう」
野崎「なるほど……描いてみます!!」
野崎(剣さんの期待に応えなければ……)
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:05:23.09 ID:jX4GYmVr0
野崎(描いてみますとは言ったものの……アイデアが全く思いつかない)
野崎(そもそも髪を染めようと思ったことが一度もないから染めてる人の気持ちを理解できない……)
野崎「……!!」
野崎(そうだ!!)
野崎(よく考えてみれば俺の周りにも髪を染めてる友達がいるじゃないか!!)
野崎(そうと決まれば早速聞こう)
野崎(そもそも髪を染めようと思ったことが一度もないから染めてる人の気持ちを理解できない……)
野崎「……!!」
野崎(そうだ!!)
野崎(よく考えてみれば俺の周りにも髪を染めてる友達がいるじゃないか!!)
野崎(そうと決まれば早速聞こう)
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:05:55.41 ID:jX4GYmVr0
野崎(まずは佐倉のところだ)
野崎(えーと、確か佐倉は……)
瀬尾「あー暇ー」
野崎「!」
野崎(そうだ、瀬尾も髪を染めていたな)
野崎「……」
野崎(いや、聞いたところでまともな回答は来ないだろう)
野崎(それより佐倉を探そう)
野崎(えーと、確か佐倉は……)
瀬尾「あー暇ー」
野崎「!」
野崎(そうだ、瀬尾も髪を染めていたな)
野崎「……」
野崎(いや、聞いたところでまともな回答は来ないだろう)
野崎(それより佐倉を探そう)
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:06:23.66 ID:jX4GYmVr0
瀬尾「おー野崎ー」
野崎「な、なんだ?」
瀬尾「今私のこと見てたろ? なんで?」
野崎「い、いや……別に……」
野崎(面倒クサいな……)
瀬尾「なんか私に言いたいことあんだろ? ん?」
野崎「いや、何もない」
瀬尾「嘘つけよー。 可愛いからずっと見てたんだろー?」
野崎「……なんで今日は俺にこんな絡んでくるんだ」
瀬尾「今日、若が風邪で休みで暇なんだよなー」
野崎「納得した」
野崎「な、なんだ?」
瀬尾「今私のこと見てたろ? なんで?」
野崎「い、いや……別に……」
野崎(面倒クサいな……)
瀬尾「なんか私に言いたいことあんだろ? ん?」
野崎「いや、何もない」
瀬尾「嘘つけよー。 可愛いからずっと見てたんだろー?」
野崎「……なんで今日は俺にこんな絡んでくるんだ」
瀬尾「今日、若が風邪で休みで暇なんだよなー」
野崎「納得した」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:06:53.83 ID:jX4GYmVr0
瀬尾「なーなー。 なんで私見てたんだよー」
野崎(……これはちゃんと話さないと解放してくれそうにないな)
野崎「実は……ふと思ったんだ」
野崎「どうして瀬尾は髪を染めているんだろうって」
瀬尾「私が髪染めてる理由?」
野崎(どうせ大した理由はないだろう)
瀬尾「つえー風に見えるから」
野崎「強い……?」
野崎(……これはちゃんと話さないと解放してくれそうにないな)
野崎「実は……ふと思ったんだ」
野崎「どうして瀬尾は髪を染めているんだろうって」
瀬尾「私が髪染めてる理由?」
野崎(どうせ大した理由はないだろう)
瀬尾「つえー風に見えるから」
野崎「強い……?」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:07:41.58 ID:jX4GYmVr0
瀬尾「私さ、幼稚園の時からこの色に染めてんだよね」
瀬尾「いやさ、周りのやつら黒ばっかじゃん?」
瀬尾「そんで一人だけ違う色だったらすげーやつって見られると思ってさー」
野崎「……」
野崎(やっぱりな……マミコとは程遠いエピソードだな)
野崎(……ん? 待てよ……)
野崎(マミコのネタに使えなくても……尾瀬のネタには使えるんじゃないか?)
野崎(そうだ。 ここ最近、尾瀬と和歌のペアの人気も地味に上昇している)
野崎(このネタは……一応メモしておくか)
野崎「ありがとう瀬尾」ガシッ
瀬尾「は?」
瀬尾「いやさ、周りのやつら黒ばっかじゃん?」
瀬尾「そんで一人だけ違う色だったらすげーやつって見られると思ってさー」
野崎「……」
野崎(やっぱりな……マミコとは程遠いエピソードだな)
野崎(……ん? 待てよ……)
野崎(マミコのネタに使えなくても……尾瀬のネタには使えるんじゃないか?)
野崎(そうだ。 ここ最近、尾瀬と和歌のペアの人気も地味に上昇している)
野崎(このネタは……一応メモしておくか)
野崎「ありがとう瀬尾」ガシッ
瀬尾「は?」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:08:14.67 ID:jX4GYmVr0
野崎(さて……次こそ佐倉に聞いてみよう)
佐倉「野崎くーん!!」
野崎「! 佐倉」
佐倉「あのね! 今度のアシスタントなんだけどね……」
野崎「よかった。 ちょうど佐倉をさがしてたところだったんだ」
佐倉「!!」ドキッ
佐倉(の、野崎くんが私を探してた……?)
佐倉「な、なんで……?」
野崎「どうして佐倉は……髪をオレンジに染めているんだ?」
佐倉「えっ……?」
佐倉「野崎くーん!!」
野崎「! 佐倉」
佐倉「あのね! 今度のアシスタントなんだけどね……」
野崎「よかった。 ちょうど佐倉をさがしてたところだったんだ」
佐倉「!!」ドキッ
佐倉(の、野崎くんが私を探してた……?)
佐倉「な、なんで……?」
野崎「どうして佐倉は……髪をオレンジに染めているんだ?」
佐倉「えっ……?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:09:04.53 ID:jX4GYmVr0
野崎「……というわけなんだ」
佐倉「髪を染めてる理由かぁ……」
佐倉(これは是が非でも野崎くんの力になりたい!!!)
佐倉「あのね!! 私が染めてる理由はね!!」
野崎「理由は……?」
佐倉「理由はね!!」
野崎「理由は……??」
佐倉「理由はね……」
野崎「理由は……???」
佐倉「……理由は……」
野崎「理由は……????」
佐倉「……」
野崎「……佐倉?」
佐倉「……ごめん、特にないの」
野崎「えっ」
佐倉「髪を染めてる理由かぁ……」
佐倉(これは是が非でも野崎くんの力になりたい!!!)
佐倉「あのね!! 私が染めてる理由はね!!」
野崎「理由は……?」
佐倉「理由はね!!」
野崎「理由は……??」
佐倉「理由はね……」
野崎「理由は……???」
佐倉「……理由は……」
野崎「理由は……????」
佐倉「……」
野崎「……佐倉?」
佐倉「……ごめん、特にないの」
野崎「えっ」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:09:46.23 ID:jX4GYmVr0
佐倉「物心ついた時から髪がオレンジだったの!! 親が染めてくれたの!!」
佐倉「その……ネタになるような……深いエピソードはなくて……」
野崎「そ、そうか……」
佐倉「ごめんね野崎くん……本当にごめんね……」
野崎「い、いや……そんなに謝らなくても……」
御子柴「よーお前ら」
佐倉「! みこりん」
野崎「……御子柴、聞きたいことがある」
御子柴「? なんだよ?」
佐倉「その……ネタになるような……深いエピソードはなくて……」
野崎「そ、そうか……」
佐倉「ごめんね野崎くん……本当にごめんね……」
野崎「い、いや……そんなに謝らなくても……」
御子柴「よーお前ら」
佐倉「! みこりん」
野崎「……御子柴、聞きたいことがある」
御子柴「? なんだよ?」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:10:13.81 ID:jX4GYmVr0
御子柴「俺が髪を染めてる理由だぁ?」
野崎「ああ」
佐倉「……やっぱりかっこよくなるから?」
御子柴「へっ……そんなん決まってんだろ?」
御子柴「女共がギャーギャーうるせえからよ……髪の色で威嚇してんのさ」
御子柴「俺に近づいたら怪我するぜ……ってな☆」
野崎「……赤面癖があるから赤色にしてるわけじゃないのか?」
御子柴「ちげえよ!!///」
野崎「ああ」
佐倉「……やっぱりかっこよくなるから?」
御子柴「へっ……そんなん決まってんだろ?」
御子柴「女共がギャーギャーうるせえからよ……髪の色で威嚇してんのさ」
御子柴「俺に近づいたら怪我するぜ……ってな☆」
野崎「……赤面癖があるから赤色にしてるわけじゃないのか?」
御子柴「ちげえよ!!///」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:11:03.81 ID:jX4GYmVr0
女「御子柴くーん!!」
御子柴「……っと。 わりい、行くわ」
野崎「ああ」
佐倉「ど、どう野崎くん? 参考になった?」
野崎「うーん……マミコが威嚇するのは……」
野崎「……!!」
佐倉「の、野崎くん!?」
野崎「今の御子柴の話は……こういう風に転換できる!!」
御子柴「……っと。 わりい、行くわ」
野崎「ああ」
佐倉「ど、どう野崎くん? 参考になった?」
野崎「うーん……マミコが威嚇するのは……」
野崎「……!!」
佐倉「の、野崎くん!?」
野崎「今の御子柴の話は……こういう風に転換できる!!」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:11:45.84 ID:jX4GYmVr0
マミコ『そうよ……金髪にすれば……恐れて誰も来なくなるわ!!』
野崎「マミコは中学時代虐められていた……」
野崎「自分が地味だからでは? と思ったマミコは金髪で高校デビュー……」
野崎「『恋しよっ』にはなかった少々重めのエピソードだ……剣さんにそろそろ変化を入れろと言われたからな」
野崎「佐倉……どうだろうか?」
佐倉「……すごい……すごいいいと思うよ!!」
野崎「本当か!?」
野崎「マミコは中学時代虐められていた……」
野崎「自分が地味だからでは? と思ったマミコは金髪で高校デビュー……」
野崎「『恋しよっ』にはなかった少々重めのエピソードだ……剣さんにそろそろ変化を入れろと言われたからな」
野崎「佐倉……どうだろうか?」
佐倉「……すごい……すごいいいと思うよ!!」
野崎「本当か!?」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:12:15.80 ID:jX4GYmVr0
野崎「……というわけで次はこれでいこうと思う」
佐倉「うん!!」
佐倉(いいなぁみこりん……野崎くんの力になれて……嫉妬しちゃうなぁ)
佐倉(私……今回何にも力になれなかったなぁ)
野崎「そうだ、佐倉のエピソードも漫画に入れさせてもらった」
佐倉「えっ!?」
佐倉「うん!!」
佐倉(いいなぁみこりん……野崎くんの力になれて……嫉妬しちゃうなぁ)
佐倉(私……今回何にも力になれなかったなぁ)
野崎「そうだ、佐倉のエピソードも漫画に入れさせてもらった」
佐倉「えっ!?」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/28(水) 20:12:49.27 ID:jX4GYmVr0
その後
野崎「剣さん、できました」
宮前「どれどれ……」
マミコ『鈴木くんはどうして金髪に……?』
鈴木『生まれつきさ!!!!』
宮前「ここいらないです」
野崎「すいません」
~終わり~
野崎「剣さん、できました」
宮前「どれどれ……」
マミコ『鈴木くんはどうして金髪に……?』
鈴木『生まれつきさ!!!!』
宮前「ここいらないです」
野崎「すいません」
~終わり~
引用元: 野崎「そういえばどうしてマミコと鈴木は髪を染めているんだ……」宮前「えっ」
野崎「テレサのホラーハウスで肝試しをしてもらう」佐倉「え!?」
2018-03-24
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:00:20.28 ID:+RMU8SWQ0
佐倉「の、野崎くん!!? 何言ってるの!!?」
野崎「実はな、今度の漫画のネタで肝試しネタを書こうと思って」
野崎「そこでホラースポットとして名高いテレサのホラーハウスで肝試しをしようと考えてるんだ」
佐倉「野崎くん……」
佐倉(肝試しはちょっと怖いけど……)
佐倉(大好きな野崎くんの為だよ!! そんな事言ってられないね!!)
佐倉「分かった!! 私参加するよ!!」
野崎「話が早いな佐倉」
佐倉「私もアシスタントだもん!! それぐらい協力させて!!」
佐倉(このイベントで……野崎くんとちょっとだけいい感じになれたらいあなぁ)
野崎「実はな、今度の漫画のネタで肝試しネタを書こうと思って」
野崎「そこでホラースポットとして名高いテレサのホラーハウスで肝試しをしようと考えてるんだ」
佐倉「野崎くん……」
佐倉(肝試しはちょっと怖いけど……)
佐倉(大好きな野崎くんの為だよ!! そんな事言ってられないね!!)
佐倉「分かった!! 私参加するよ!!」
野崎「話が早いな佐倉」
佐倉「私もアシスタントだもん!! それぐらい協力させて!!」
佐倉(このイベントで……野崎くんとちょっとだけいい感じになれたらいあなぁ)
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:01:24.04 ID:+RMU8SWQ0
当日
野崎「みんなよく来てくれた」
鹿島「どんなお化けいるんですかねー」
堀「この間の学校よりかは怖いんじゃないか?」
瀬尾「なぁ若!! 肝試しじゃなくて鬼ごっこしねぇ!?」
若松「しませんよ!!」
佐倉「なんかみんな、あまり怖そうじゃなさそうだね」
御子柴「全く……なんで俺がガキみてえな遊びに付き合わなくちゃいけないんだ。 やっぱり帰るぜ」
ガシッ
野崎「怖いんだな?」
御子柴「馬鹿!! 怖くねーよバーカ!!」
佐倉「涙目になってるし声が震えてるよみこりん」
野崎「みんなよく来てくれた」
鹿島「どんなお化けいるんですかねー」
堀「この間の学校よりかは怖いんじゃないか?」
瀬尾「なぁ若!! 肝試しじゃなくて鬼ごっこしねぇ!?」
若松「しませんよ!!」
佐倉「なんかみんな、あまり怖そうじゃなさそうだね」
御子柴「全く……なんで俺がガキみてえな遊びに付き合わなくちゃいけないんだ。 やっぱり帰るぜ」
ガシッ
野崎「怖いんだな?」
御子柴「馬鹿!! 怖くねーよバーカ!!」
佐倉「涙目になってるし声が震えてるよみこりん」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:02:01.87 ID:+RMU8SWQ0
野崎「ルールは簡単。 この館のどこかにいる親方テレサを倒せば終了だ」
瀬尾「よーしぶっ飛ばすぞー!!」ダッ
若松「ああ!! 待ってくださいよ瀬尾先輩!!」
鹿島「私達も行きましょーよー」
堀「……この屋敷、背景の資料に使えそうだな」パシャ
野崎「いってらっしゃい」
佐倉「えっ!? 野崎くんは行かないの!?」
瀬尾「よーしぶっ飛ばすぞー!!」ダッ
若松「ああ!! 待ってくださいよ瀬尾先輩!!」
鹿島「私達も行きましょーよー」
堀「……この屋敷、背景の資料に使えそうだな」パシャ
野崎「いってらっしゃい」
佐倉「えっ!? 野崎くんは行かないの!?」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:02:36.89 ID:+RMU8SWQ0
野崎「俺はゲームマスターだからみんなと離れて行動する。 俺はいないと思ってくれ」
佐倉「野崎くん……」
佐倉「……そうだよね! 原作者が漫画の世界に来るような感じだもんね!」
野崎「おお! 分かってくれるか佐倉」
佐倉「うん! 分かるよ!!」
佐倉「みこりん益々行かないといけなくなったね!!」
御子柴「何笑顔で言ってんだよ!!」
佐倉「野崎くん……」
佐倉「……そうだよね! 原作者が漫画の世界に来るような感じだもんね!」
野崎「おお! 分かってくれるか佐倉」
佐倉「うん! 分かるよ!!」
佐倉「みこりん益々行かないといけなくなったね!!」
御子柴「何笑顔で言ってんだよ!!」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:03:12.72 ID:+RMU8SWQ0
鹿島「お化けどこにいるんですかねー」スタスタ
堀「さぁな」スタスタ
鹿島「あ、ピアノありますよ!!」
堀「ここは音楽室か?」
キラーピアノ「……」ジャーンジャーン!!
鹿島「うわあ!! 大きい口開けてますよ!!」
堀「よくできてんなこれ」
キラーピアノ「……」ガクガクブルブル←ビビらないのが怖い
鹿島「……なんかあんまり怖くないですね。 堀先輩の怪談の方がもっと怖いですよ」
堀「もっかい聞かせてやろうか?」
鹿島「いいですよ!! 今度はビビりませんから!!」
堀「さぁな」スタスタ
鹿島「あ、ピアノありますよ!!」
堀「ここは音楽室か?」
キラーピアノ「……」ジャーンジャーン!!
鹿島「うわあ!! 大きい口開けてますよ!!」
堀「よくできてんなこれ」
キラーピアノ「……」ガクガクブルブル←ビビらないのが怖い
鹿島「……なんかあんまり怖くないですね。 堀先輩の怪談の方がもっと怖いですよ」
堀「もっかい聞かせてやろうか?」
鹿島「いいですよ!! 今度はビビりませんから!!」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:03:45.45 ID:+RMU8SWQ0
瀬尾「お化けどこだー」ガチャッ
若松「……ここにもいないみたいですね」
瀬尾「じゃあここかなー」ガチャッ
アイクン「……」
若松「うわあっ!? 目玉のお化け!!?」
瀬尾「すっげー!! 私の目よりおっきいなー!!」
ガシッ
アイクン「!!?」
瀬尾「なぁ若!! こいつボール代わりにできんじゃね!?」
若松「き、危険ですよ!! 離した方がいいですよ!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン
アイクン「いってええええ!!!」
若松(お化けよりも瀬尾先輩の存在の方が怖い……)
若松「……ここにもいないみたいですね」
瀬尾「じゃあここかなー」ガチャッ
アイクン「……」
若松「うわあっ!? 目玉のお化け!!?」
瀬尾「すっげー!! 私の目よりおっきいなー!!」
ガシッ
アイクン「!!?」
瀬尾「なぁ若!! こいつボール代わりにできんじゃね!?」
若松「き、危険ですよ!! 離した方がいいですよ!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン
アイクン「いってええええ!!!」
若松(お化けよりも瀬尾先輩の存在の方が怖い……)
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:04:16.14 ID:+RMU8SWQ0
御子柴「さ、佐倉……絶対に離れるなよ」
佐倉「う、うん」
佐倉「……あ! 本がいっぱいある!!」
佐倉「野崎くんの為になりそうな本あるかなぁ……」
佐倉「……あ!! 少女漫画がいっぱいある!!」
佐倉「それに漫画の資料になりそうな本も……これ、持って帰ったら野崎くん喜ぶだろうなぁ……」
佐倉「……」
佐倉「……あれ? みこりんは?」
佐倉「う、うん」
佐倉「……あ! 本がいっぱいある!!」
佐倉「野崎くんの為になりそうな本あるかなぁ……」
佐倉「……あ!! 少女漫画がいっぱいある!!」
佐倉「それに漫画の資料になりそうな本も……これ、持って帰ったら野崎くん喜ぶだろうなぁ……」
佐倉「……」
佐倉「……あれ? みこりんは?」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:04:54.35 ID:+RMU8SWQ0
「ボヨヨーン、親方のおでましだ。 カッカッカッ……」
鹿島「あれ、あっちから声しませんでした?」
堀「ああ、行ってみるか」
キラーピアノ「ああ王子!! 行ってしまうなんて!!///」
堀(ピアノまで口説いちまうなんて……流石はうちの鹿島だぜ!!)
瀬尾「若今の聞いた!? 親方だって!!」ダンダン!!
若松「は、はい!! ……ってその目玉持って行くんですか!?」
鹿島「あれ、あっちから声しませんでした?」
堀「ああ、行ってみるか」
キラーピアノ「ああ王子!! 行ってしまうなんて!!///」
堀(ピアノまで口説いちまうなんて……流石はうちの鹿島だぜ!!)
瀬尾「若今の聞いた!? 親方だって!!」ダンダン!!
若松「は、はい!! ……ってその目玉持って行くんですか!?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:06:31.07 ID:+RMU8SWQ0
ロビー
御子柴「ああああああああ!!!」
佐倉「みこりん!!」
若松「佐倉先輩!!」
鹿島「うわっ!!? 御子柴が浮いてる!?」
御子柴「だ、誰かに持ち上げられてるんだ!!! 助けてくれえええええええええ!!!」
堀「見えない何かに持ち上げられてるってことか……?」
佐倉「もしかして……その正体が親方テレサなの?」
瀬尾「よーし!!」サッ
鹿島「せ、先生!!? その目玉は!!?」
瀬尾「当てたら姿表すかもしれないだろ!? そーれ!!」ブン
スカッ
御子柴「あぶねっ!! 俺に当たったらどうすんだよ!!」
若松「当たりませんね……」
堀「何か方法は……」
野崎『目を合わせなければ実体化する』
佐倉「野崎くん!!?」
御子柴「ああああああああ!!!」
佐倉「みこりん!!」
若松「佐倉先輩!!」
鹿島「うわっ!!? 御子柴が浮いてる!?」
御子柴「だ、誰かに持ち上げられてるんだ!!! 助けてくれえええええええええ!!!」
堀「見えない何かに持ち上げられてるってことか……?」
佐倉「もしかして……その正体が親方テレサなの?」
瀬尾「よーし!!」サッ
鹿島「せ、先生!!? その目玉は!!?」
瀬尾「当てたら姿表すかもしれないだろ!? そーれ!!」ブン
スカッ
御子柴「あぶねっ!! 俺に当たったらどうすんだよ!!」
若松「当たりませんね……」
堀「何か方法は……」
野崎『目を合わせなければ実体化する』
佐倉「野崎くん!!?」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:07:02.69 ID:+RMU8SWQ0
若松「な、なんでプラカードを持ってて……喋らないんですか?」
佐倉「そ、そっか!! 原作者だもんね!!」
野崎「……」コクリ
御子柴「なんでもいいから早く助けてくれぇ!!」
鹿島「……先生!!」
瀬尾「じゃあ目瞑って投げる!!」
若松「じゃあ俺達も目瞑りましょう!!」
佐倉「うん!!」
瀬尾「おらあ!!」ブン!!
ガン!!
御子柴「いってぇ!!」
瀬尾「あ、ごめんイケメン」
堀「ん? 御子柴の位置がさっきと違くないか?」
佐倉「!! もしかして……みこりんを盾にしてる!!?」
瀬尾「うわっ!! ずりぃー」
佐倉「そ、そっか!! 原作者だもんね!!」
野崎「……」コクリ
御子柴「なんでもいいから早く助けてくれぇ!!」
鹿島「……先生!!」
瀬尾「じゃあ目瞑って投げる!!」
若松「じゃあ俺達も目瞑りましょう!!」
佐倉「うん!!」
瀬尾「おらあ!!」ブン!!
ガン!!
御子柴「いってぇ!!」
瀬尾「あ、ごめんイケメン」
堀「ん? 御子柴の位置がさっきと違くないか?」
佐倉「!! もしかして……みこりんを盾にしてる!!?」
瀬尾「うわっ!! ずりぃー」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:07:56.43 ID:+RMU8SWQ0
堀「鹿島!! お前の出番だ!!」
鹿島「え?」
堀「お前の演技ならあいつを説得して御子柴を解放してやるぐらいわけないだろ? さっきのピアノの時みたいによ」
鹿島「え、ええと……とりあえずやってみます」
鹿島「……コホン!!」
鹿島「……恥ずかしがり屋のお化けさん。 僕は君のありのままがみたいな」
鹿島「僕だけに本当の姿……見せてもらえないかな?」
シーン……
堀「おいどういうことだ!! 今の演技を見て何も感じなかったのかよ!!!」
若松「お、落ち着いてください堀先輩!! 多分恥ずかしがると姿を見せないから……今の演技を見て恥ずがしがってるんじゃないですか?」
「王子///」
若松「ほら! やっぱり!!」
堀「……そういうことか。 流石だぜ鹿島!!」
佐倉「褒めてる場合ですか!?」
鹿島「え?」
堀「お前の演技ならあいつを説得して御子柴を解放してやるぐらいわけないだろ? さっきのピアノの時みたいによ」
鹿島「え、ええと……とりあえずやってみます」
鹿島「……コホン!!」
鹿島「……恥ずかしがり屋のお化けさん。 僕は君のありのままがみたいな」
鹿島「僕だけに本当の姿……見せてもらえないかな?」
シーン……
堀「おいどういうことだ!! 今の演技を見て何も感じなかったのかよ!!!」
若松「お、落ち着いてください堀先輩!! 多分恥ずかしがると姿を見せないから……今の演技を見て恥ずがしがってるんじゃないですか?」
「王子///」
若松「ほら! やっぱり!!」
堀「……そういうことか。 流石だぜ鹿島!!」
佐倉「褒めてる場合ですか!?」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:08:39.99 ID:+RMU8SWQ0
御子柴「くそ……誰も助けてくれねぇのかよ」
御子柴「俺はずっとこのままなのかよ……」
御子柴「誰か……助けてくれよぉ!!!」
パッ
御子柴「へっ?」
ドガシャアン!!
御子柴「いっててて!!!」
佐倉「みこりんが落ちた!!!」
堀「やっぱ鹿島の演技に感動したのか!?」
野崎(いや……恐らくみこりんの姿がヒロインに見えてしまい、女の子を虐める罪悪感に苛まれて離してしまったのだろう)
御子柴「俺はずっとこのままなのかよ……」
御子柴「誰か……助けてくれよぉ!!!」
パッ
御子柴「へっ?」
ドガシャアン!!
御子柴「いっててて!!!」
佐倉「みこりんが落ちた!!!」
堀「やっぱ鹿島の演技に感動したのか!?」
野崎(いや……恐らくみこりんの姿がヒロインに見えてしまい、女の子を虐める罪悪感に苛まれて離してしまったのだろう)
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:09:12.21 ID:+RMU8SWQ0
シューン……
瀬尾「あれ、何の音?」
野崎「親方テレサが消えた音だ」
佐倉「野崎くん!! 喋っていいの!?」
野崎「ああ、目的は無事達成された」
野崎「その証拠に……」
ピカー!!
鹿島「星が出てきた!!」
野崎「パワースターだ」
野崎「これで肝試しは終了だ。 どうだったみんな?」
瀬尾「目玉!! 今日からお前私のボールな!!」
アイクン「!!?」
若松「可哀想ですよ!! やめてあげましょうよ!!」
堀「鹿島、バルコニーからも写真撮るぞ」
鹿島「はーい」
御子柴「まっ……俺の手にかかれば本当は自力でなんとかできたんだけどな」
佐倉「素直じゃないなーみこりん」
野崎「……」
野崎(肝試しをやったって感じが全くしない)
瀬尾「あれ、何の音?」
野崎「親方テレサが消えた音だ」
佐倉「野崎くん!! 喋っていいの!?」
野崎「ああ、目的は無事達成された」
野崎「その証拠に……」
ピカー!!
鹿島「星が出てきた!!」
野崎「パワースターだ」
野崎「これで肝試しは終了だ。 どうだったみんな?」
瀬尾「目玉!! 今日からお前私のボールな!!」
アイクン「!!?」
若松「可哀想ですよ!! やめてあげましょうよ!!」
堀「鹿島、バルコニーからも写真撮るぞ」
鹿島「はーい」
御子柴「まっ……俺の手にかかれば本当は自力でなんとかできたんだけどな」
佐倉「素直じゃないなーみこりん」
野崎「……」
野崎(肝試しをやったって感じが全くしない)
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/24(土) 20:09:44.74 ID:+RMU8SWQ0
鈴木『マミコは僕達が……』
和歌『必ず助けるわ!!』
尾瀬『めんどくせーけどやるか』
鈴木・和歌・尾瀬『はああああああ』ドドドドドド
宮前「少年誌行け」
終わり
和歌『必ず助けるわ!!』
尾瀬『めんどくせーけどやるか』
鈴木・和歌・尾瀬『はああああああ』ドドドドドド
宮前「少年誌行け」
終わり
引用元: 野崎「テレサのホラーハウスで肝試しをしてもらう」佐倉「え!?」
ハンバーグ師匠「杜王町に帰ってきたぜ!! この町も変わらねえな!!」
2018-03-16
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/16(金) 20:07:04.81 ID:WjF9CJ/H0
学生「おい、なんだあのオッサン」ヒソヒソ
学生「コスプレかしら……?」ヒソヒソ
ハンバーグ師匠「ん? どうした学生達。 付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で俺を見やがって」
ハンバーグ師匠「俺のこと、忘れちまったのか? 俺だよ俺……ハンバーグだよぉ!!」
学生「コスプレかしら……?」ヒソヒソ
ハンバーグ師匠「ん? どうした学生達。 付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で俺を見やがって」
ハンバーグ師匠「俺のこと、忘れちまったのか? 俺だよ俺……ハンバーグだよぉ!!」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/16(金) 20:08:03.23 ID:WjF9CJ/H0
ハンバーグ師匠「ん? どうして杜王町に帰ってきたかって?」
ハンバーグ師匠「ハンバーグはね、世界中をあっちこっち旅してたんだ」
ハンバーグ師匠「そしたらある日、母ちゃんから電話がかかってきてね。 あんたもそろそろ仕事に就きなさいって言われたんだ」
ハンバーグ師匠「だからハンバーグ、地元に戻って仕事を探す事に決めたのさ」
ハンバーグ師匠「そう……定職(定食)を探しにね」
\デエエエエエエエエエエエエエン!!!/
ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアアアグ!!!」
ハンバーグ師匠「ハンバーグはね、世界中をあっちこっち旅してたんだ」
ハンバーグ師匠「そしたらある日、母ちゃんから電話がかかってきてね。 あんたもそろそろ仕事に就きなさいって言われたんだ」
ハンバーグ師匠「だからハンバーグ、地元に戻って仕事を探す事に決めたのさ」
ハンバーグ師匠「そう……定職(定食)を探しにね」
\デエエエエエエエエエエエエエン!!!/
ハンバーグ師匠「ハンバアアアアアアアアアアアグ!!!」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/16(金) 20:08:35.67 ID:WjF9CJ/H0
仗助「おい……」
ハンバーグ師匠「お、どうした少年!! クレソンって本当に食べれるんですかみたいな顔しやがって」
仗助「今おれのこの頭の事……なんつったぁ!!?」
仗助「ハンバーグっつったよなぁ!!?」
ハンバーグ師匠「お、落ち着くんだ少年!! こういう時は素数を数えて落ち着くんだ!!」
ハンバーグ師匠「7……8……9……ジュウ~(10)」
仗助「殆ど素数じゃねえだろドラァ!!」
ガシッ
仗助「!!!」
小沢『危ないよ潤ちゃん』
仗助「あんた……スタンド使いか!?」
ハンバーグ師匠「そう……これが俺のスタンド、『世界のオザワ(オザワ・ザ・ワールド)』!!」
ハンバーグ師匠「お、どうした少年!! クレソンって本当に食べれるんですかみたいな顔しやがって」
仗助「今おれのこの頭の事……なんつったぁ!!?」
仗助「ハンバーグっつったよなぁ!!?」
ハンバーグ師匠「お、落ち着くんだ少年!! こういう時は素数を数えて落ち着くんだ!!」
ハンバーグ師匠「7……8……9……ジュウ~(10)」
仗助「殆ど素数じゃねえだろドラァ!!」
ガシッ
仗助「!!!」
小沢『危ないよ潤ちゃん』
仗助「あんた……スタンド使いか!?」
ハンバーグ師匠「そう……これが俺のスタンド、『世界のオザワ(オザワ・ザ・ワールド)』!!」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/16(金) 20:09:10.29 ID:WjF9CJ/H0
ハンバーグ師匠「小沢さんの台詞で時を止めれるんだ!!」
ハンバーグ師匠「小沢さん!! 時を止めてくれ!!」
小沢『君を世界で二番目に幸せにしてあげるよ』
小沢『だって一番は君を手に入れたこの俺だから』
ハンバーグ師匠「あまーーーーーーーーーーーい!!!」
仗助「あめえのはそれで勝てると思ってるてめーだろうが!!」
ドゴオオオオオン!!!
仗助「ドラララララララララララララ!!!」
\デエエエエエエエエエエエエエン!!!/
ハンバーグ師匠「俺の顔がハンバアアアアアアアアアグ!!!」ボコボコ
終わり
ハンバーグ師匠「小沢さん!! 時を止めてくれ!!」
小沢『君を世界で二番目に幸せにしてあげるよ』
小沢『だって一番は君を手に入れたこの俺だから』
ハンバーグ師匠「あまーーーーーーーーーーーい!!!」
仗助「あめえのはそれで勝てると思ってるてめーだろうが!!」
ドゴオオオオオン!!!
仗助「ドラララララララララララララ!!!」
\デエエエエエエエエエエエエエン!!!/
ハンバーグ師匠「俺の顔がハンバアアアアアアアアアグ!!!」ボコボコ
終わり
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/03/16(金) 20:09:38.99 ID:WjF9CJ/H0
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/16(金) 20:23:16.98 ID:F0wZ8pvCo
好き
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/16(金) 20:38:17.78 ID:DoX0AtNzo
久々だな
もっとかいてもいいんだぞ
おつ
もっとかいてもいいんだぞ
おつ
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/16(金) 21:07:55.27 ID:FTIrJjl+o
乙
両方読んでた。もっと書いて
両方読んでた。もっと書いて
引用元: ハンバーグ師匠「杜王町に帰ってきたぜ!! この町も変わらねえな!!」
男「野崎梅太郎に転生した」
2018-02-28
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:00:50.98 ID:RON6F1Ya0
男「俺が今いるこの家、そして鏡で見たこの顔顔……この声……」
男「間違いない……俺は野崎に転生したんだ!!」
数分前
男『やべ、今日野崎くんの新刊じゃん!! 早く本屋行かないと!!』タッタッタッ
男『くそ……この信号青になるの遅いんだよな……無視しちゃえ!!』ダッ
キキー!!
男『!!!』
ドカーン!!
男「間違いない……俺は野崎に転生したんだ!!」
数分前
男『やべ、今日野崎くんの新刊じゃん!! 早く本屋行かないと!!』タッタッタッ
男『くそ……この信号青になるの遅いんだよな……無視しちゃえ!!』ダッ
キキー!!
男『!!!』
ドカーン!!
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:01:40.25 ID:RON6F1Ya0
男「まさか漫画のキャラに転生するなんて……」
男「でも……あの大好きな野崎くんの世界に来られるなんて……なんて幸せだ!!」
男「それに……野崎になったって事は……」
男「俺の大好きな佐倉千代ちゃんといられるって事だ!!」
男「そうだ、千代ちゃんは野崎にゾッコン……」
男「つまり俺が告白すれば……カップル成立だ!!」
男「前世じゃ全くモテなかったからな……こりゃチャンスだ!!」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:02:13.31 ID:RON6F1Ya0
ピンポーン
男「!! 誰だろう」
ガチャ
佐倉「野崎くんこんにちは!! アシスタントしに来たよ!!」
男「!!!///」
男「ほ、本物の千代ちゃんだ!!///」
佐倉「へ……?」
男「!! な、なんでもないよ!!」
男(すごい……本当にちっこくて可愛い……)
男「!! 誰だろう」
ガチャ
佐倉「野崎くんこんにちは!! アシスタントしに来たよ!!」
男「!!!///」
男「ほ、本物の千代ちゃんだ!!///」
佐倉「へ……?」
男「!! な、なんでもないよ!!」
男(すごい……本当にちっこくて可愛い……)
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:02:48.62 ID:RON6F1Ya0
男「え、えっと……取り敢えずあがって」
佐倉「うん!!」
男「……!!」
男(待てよ……俺、絵なんて碌に描いた事ないぞ!!)
佐倉「野崎くん、今日はどこをベタすればいいかな?」
男「!!! え、えーと……」
男「……あ!! ここだ!! ここにベタして!!」
佐倉「分かった!!」ベタベタ
男「……」
佐倉「……野崎くん、描かないの?」
男「! あ、いや、その……」
佐倉「???」
佐倉「うん!!」
男「……!!」
男(待てよ……俺、絵なんて碌に描いた事ないぞ!!)
佐倉「野崎くん、今日はどこをベタすればいいかな?」
男「!!! え、えーと……」
男「……あ!! ここだ!! ここにベタして!!」
佐倉「分かった!!」ベタベタ
男「……」
佐倉「……野崎くん、描かないの?」
男「! あ、いや、その……」
佐倉「???」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:03:20.36 ID:RON6F1Ya0
男(まずい、どうすれば……)
男「……!!」スラスラ
男(なんだ……手が勝手に……?)
佐倉「うわあ!! やっぱり野崎くんの描くマミコは可愛いね!!」
男(マミコが……描けた)
男「……」スラスラ
男(凄い……描きたいと思った物が全部描ける!!)
佐倉「野崎くん!!? 背景も描けるようになったの!!?」
男「……!! う、うん!! 密かに練習してたんだ!!」
佐倉「凄いよ野崎くん!! 堀先輩もきっと褒めてくれるよ!!」
男(しまった……野崎は背景を描けないんだった)
男「……!!」スラスラ
男(なんだ……手が勝手に……?)
佐倉「うわあ!! やっぱり野崎くんの描くマミコは可愛いね!!」
男(マミコが……描けた)
男「……」スラスラ
男(凄い……描きたいと思った物が全部描ける!!)
佐倉「野崎くん!!? 背景も描けるようになったの!!?」
男「……!! う、うん!! 密かに練習してたんだ!!」
佐倉「凄いよ野崎くん!! 堀先輩もきっと褒めてくれるよ!!」
男(しまった……野崎は背景を描けないんだった)
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:03:56.41 ID:RON6F1Ya0
数時間後
佐倉「ふぅ。 やっと終わったね」
男「そ、そうだね」
男(大好きな千代ちゃんと二人きりでいられるなんて……なんて幸せなんだ)
男「……」
男(よし、決めた)
男「……千代ちゃん。 言いたい事があるんだ」
佐倉「え……?」
男(第二の人生は……勝ち組になってやる!!)
男「俺は……君が好きだ」
佐倉「!!!??」
佐倉「ふぅ。 やっと終わったね」
男「そ、そうだね」
男(大好きな千代ちゃんと二人きりでいられるなんて……なんて幸せなんだ)
男「……」
男(よし、決めた)
男「……千代ちゃん。 言いたい事があるんだ」
佐倉「え……?」
男(第二の人生は……勝ち組になってやる!!)
男「俺は……君が好きだ」
佐倉「!!!??」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:04:27.18 ID:RON6F1Ya0
男「その……君が告白したのに気づかなかったのは……嘘だったんだ。 本当は最初から気づいてたんだ」
男「恥ずかしくて……素直になれなかったんだ。 それに……告白は男の方からちゃんとやった方がいいと思って」
男「だから改めて言わせてくれ……佐倉千代さん、俺と付き合ってください!!」
佐倉「……」
男(野崎にこんな事を言われたんだ。 きっと千代ちゃんはOKするに違いない!!)
佐倉「……ねぇ」
男「?」
佐倉「貴方、野崎くんじゃないでしょ」
男「!!!???」
男「恥ずかしくて……素直になれなかったんだ。 それに……告白は男の方からちゃんとやった方がいいと思って」
男「だから改めて言わせてくれ……佐倉千代さん、俺と付き合ってください!!」
佐倉「……」
男(野崎にこんな事を言われたんだ。 きっと千代ちゃんはOKするに違いない!!)
佐倉「……ねぇ」
男「?」
佐倉「貴方、野崎くんじゃないでしょ」
男「!!!???」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:05:04.43 ID:RON6F1Ya0
男「え……何を言って……」
佐倉「だっていつもと喋り方が違うんだもん、野崎くんは私の事を千代ちゃんなんて呼ばないよ」
佐倉「あと野崎くんは背景もそんな上手く描けないし誰かが家にあがったら必ず飲み物がいるかどうか聞くよ? 玄関からリビングまでいつも8歩なのに今日は10歩だったよね?」
佐倉「作業中に剣さんの話しなかったよね? 少なくとも野崎くんは一時間に5回は剣さんの話はするよ? 前野さんの悪口も言わなかったよね? 作業中の手の動きも姿勢もいつもと違ったよ? 腕の角度もいつもより20度違ったよ?」
佐倉「それに野崎くんはわたしの好意には絶対に気づかないよ。 だから気づいてないフリをしたっていうのは嘘だよね?」
佐倉「ねぇ、貴方は何者なの? 本物の野崎くんをどこへやったの?」
男「……」
佐倉「……?」
佐倉「だっていつもと喋り方が違うんだもん、野崎くんは私の事を千代ちゃんなんて呼ばないよ」
佐倉「あと野崎くんは背景もそんな上手く描けないし誰かが家にあがったら必ず飲み物がいるかどうか聞くよ? 玄関からリビングまでいつも8歩なのに今日は10歩だったよね?」
佐倉「作業中に剣さんの話しなかったよね? 少なくとも野崎くんは一時間に5回は剣さんの話はするよ? 前野さんの悪口も言わなかったよね? 作業中の手の動きも姿勢もいつもと違ったよ? 腕の角度もいつもより20度違ったよ?」
佐倉「それに野崎くんはわたしの好意には絶対に気づかないよ。 だから気づいてないフリをしたっていうのは嘘だよね?」
佐倉「ねぇ、貴方は何者なの? 本物の野崎くんをどこへやったの?」
男「……」
佐倉「……?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:05:36.92 ID:RON6F1Ya0
佐倉「転生した!?」
佐倉「しかも貴方が生前いたのは……私達が二次元の世界!!?」
男「は、はい……」
男(流石野崎フェチ……俺が偽物だと見破るなんて……)
男「でも……本当に信じてくれるの?」
佐倉「……うん、信じるよ。 いつもと違うのが何よりの証拠だよ」
佐倉「でも……みこりん達は信じてくれないかもね」
男「そ、そうだね……」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:06:56.55 ID:RON6F1Ya0
佐倉「でも……なんでこの世界に来ちゃったんだろう」
佐倉「死ぬと……誰かを乗っ取って違う世界に転生するって決まりがあるって事?」
男「うーん……」
佐倉「もう……野崎くんには会えないの?」
男「!!!」
男(千代ちゃんが悲しそうな顔をしている……)
男(こんな顔……これ以上は見たくない!!)
男「……もしかしたらなんだけどね」
佐倉「?」
男「俺は……前の世界で未練があったからこの世界に来たのかもしれない」
佐倉「未練……?」
男「うん……」
男「月刊少女野崎くんの……最新刊が見れなかった事だ!」
佐倉「!!」
佐倉「死ぬと……誰かを乗っ取って違う世界に転生するって決まりがあるって事?」
男「うーん……」
佐倉「もう……野崎くんには会えないの?」
男「!!!」
男(千代ちゃんが悲しそうな顔をしている……)
男(こんな顔……これ以上は見たくない!!)
男「……もしかしたらなんだけどね」
佐倉「?」
男「俺は……前の世界で未練があったからこの世界に来たのかもしれない」
佐倉「未練……?」
男「うん……」
男「月刊少女野崎くんの……最新刊が見れなかった事だ!」
佐倉「!!」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:07:35.87 ID:RON6F1Ya0
佐倉「そっか……最新刊を買おうとしたら轢かれたんだっけ」
男「うん」
男「だから最新刊が見れたら……俺は未練がなくなって……いなくなるかもしれない!!」
男「……我ながら暴論だけどね」
佐倉「で、でも!! もし仮にそうだったとして!! どうやってこの世界で最新刊を手に入れるの!?」
佐倉「だって……この世界の私達は……三次元なんだよ!!?」
男「俺がこうやって千代ちゃん達と過ごす事が……それに相当するかもしれない」
佐倉「え……?」
男「うん」
男「だから最新刊が見れたら……俺は未練がなくなって……いなくなるかもしれない!!」
男「……我ながら暴論だけどね」
佐倉「で、でも!! もし仮にそうだったとして!! どうやってこの世界で最新刊を手に入れるの!?」
佐倉「だって……この世界の私達は……三次元なんだよ!!?」
男「俺がこうやって千代ちゃん達と過ごす事が……それに相当するかもしれない」
佐倉「え……?」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:08:03.81 ID:RON6F1Ya0
男「月刊少女野崎くんは……一巻につき10話収録されているんだ」
男「だから……俺が10話分に相当する日々を過ごす事が……最新刊の話を見た事になると思うんだ!!」
男「どう……かな?」
佐倉「うーん……めちゃくちゃだとは思うけど……」
男「……」
佐倉「でも……やってみる価値はあると思うよ!」
男「!!」
佐倉「それにダメでも……また違う方法を探せばいいもんね!!」
男「だから……俺が10話分に相当する日々を過ごす事が……最新刊の話を見た事になると思うんだ!!」
男「どう……かな?」
佐倉「うーん……めちゃくちゃだとは思うけど……」
男「……」
佐倉「でも……やってみる価値はあると思うよ!」
男「!!」
佐倉「それにダメでも……また違う方法を探せばいいもんね!!」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:08:37.75 ID:RON6F1Ya0
佐倉「じゃあそうと決まれば……早速1話分の日常を過ごそうよ!!」
男「千代ちゃん……」
佐倉「今日のアシスタントも終わったし……ネタ探ししよう!! 上手く行けば2話分稼げるかも!!」
男「……うん!!」
男「チーズケーキ買おう」
佐倉「凄い!! 私の好物も知ってるんだ」
佐倉「へぇ~……私達のそれって漫画だけじゃなくてアニメにもなってるんだ」
男「二期見たかったな……」
男「野崎って本当鈍感だよな……」
佐倉「もう!! 野崎くんの体で野崎くんの悪口言わないで!!」
男「千代ちゃん……」
佐倉「今日のアシスタントも終わったし……ネタ探ししよう!! 上手く行けば2話分稼げるかも!!」
男「……うん!!」
男「チーズケーキ買おう」
佐倉「凄い!! 私の好物も知ってるんだ」
佐倉「へぇ~……私達のそれって漫画だけじゃなくてアニメにもなってるんだ」
男「二期見たかったな……」
男「野崎って本当鈍感だよな……」
佐倉「もう!! 野崎くんの体で野崎くんの悪口言わないで!!」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:09:06.93 ID:RON6F1Ya0
男「いやーあちこち行ったねー」
佐倉「そうだね!!」
佐倉「……」
男「……千代ちゃん?」
佐倉「今日こうやって……過ごしたのも……」
佐倉「本物の野崎くんは……覚えてないし……知らないんだよね」
佐倉「というか……本物の野崎くんは……もう帰ってこないのかもしれないんだよね」
男「千代ちゃん……」
男「……」
佐倉「そうだね!!」
佐倉「……」
男「……千代ちゃん?」
佐倉「今日こうやって……過ごしたのも……」
佐倉「本物の野崎くんは……覚えてないし……知らないんだよね」
佐倉「というか……本物の野崎くんは……もう帰ってこないのかもしれないんだよね」
男「千代ちゃん……」
男「……」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:09:48.90 ID:RON6F1Ya0
男「ごめん」
佐倉「え……?」
男「野崎に転生しちゃって……本当にごめん」
佐倉「な、なんで貴方が謝るの!!?」
男「俺が……信号を無視しなければ……死なずに済んだのに……」
男「千代ちゃんを……悲しませる事もなかったのに……」
佐倉「そ、そんな事言わないでよ!! 過去の事をどう言ってもしょうがないよ!!」
佐倉「それにね……貴方とこうやって過ごしてるけど……凄く楽しいよ!!」
佐倉「今までの野崎くんだったら実現できなかった事が実現してるんだもん!!」
佐倉「悪いのは私だよ!! こんなによくしてもらってるのに……悲しそうな顔をするなんて……」
男「千代ちゃん……」
佐倉「え……?」
男「野崎に転生しちゃって……本当にごめん」
佐倉「な、なんで貴方が謝るの!!?」
男「俺が……信号を無視しなければ……死なずに済んだのに……」
男「千代ちゃんを……悲しませる事もなかったのに……」
佐倉「そ、そんな事言わないでよ!! 過去の事をどう言ってもしょうがないよ!!」
佐倉「それにね……貴方とこうやって過ごしてるけど……凄く楽しいよ!!」
佐倉「今までの野崎くんだったら実現できなかった事が実現してるんだもん!!」
佐倉「悪いのは私だよ!! こんなによくしてもらってるのに……悲しそうな顔をするなんて……」
男「千代ちゃん……」
16: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:10:24.37 ID:RON6F1Ya0
男「千代ちゃん……さっきも言ったけど……俺は君が好きだ」
佐倉「え……?」
男「だから……俺は君が幸せな所が見たいんだ」
男「だから俺が……早く君が幸せになれるよう努力する」
男「この身体から抜け出して……本物の野崎と会わせる」
男「だから……もし俺がこの身体から離れる事ができたら……」
男「ちゃんと野崎に告白して……幸せになって欲しいんだ」
佐倉「……」
佐倉「……分かった。 約束する」
佐倉「え……?」
男「だから……俺は君が幸せな所が見たいんだ」
男「だから俺が……早く君が幸せになれるよう努力する」
男「この身体から抜け出して……本物の野崎と会わせる」
男「だから……もし俺がこの身体から離れる事ができたら……」
男「ちゃんと野崎に告白して……幸せになって欲しいんだ」
佐倉「……」
佐倉「……分かった。 約束する」
17: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:10:55.44 ID:RON6F1Ya0
佐倉「……!! 待って、もしかして……」
男「……?」
佐倉「貴方……私に幸せになって欲しいんだよね?」
男「う、うん」
佐倉「だったら……」
男「千代ちゃん……?」
佐倉「……野崎くん!! 私、野崎くんの事が好きです!!」
佐倉「私と……付き合ってください!!」
男「!!!!」
男(そうか、そういう事か!!)
男「……俺でよければ!!」
パァァ
男「!!!」
男「……?」
佐倉「貴方……私に幸せになって欲しいんだよね?」
男「う、うん」
佐倉「だったら……」
男「千代ちゃん……?」
佐倉「……野崎くん!! 私、野崎くんの事が好きです!!」
佐倉「私と……付き合ってください!!」
男「!!!!」
男(そうか、そういう事か!!)
男「……俺でよければ!!」
パァァ
男「!!!」
18: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:11:46.96 ID:RON6F1Ya0
男「なんだ……身体が……」
男「……!! 野崎の体から俺の魂が抜けていく!!?」
佐倉「やっぱり……やっぱりだよ!!」
佐倉「貴方の未練は月刊少女野崎くんの最新刊が見れなかった事じゃない……」
佐倉「月刊少女野崎くんの結末が見れなかった事だったんだよ!!」
男「!!!」
佐倉「私が幸せになる事が……私が野崎くんと付き合う事が……漫画のゴールインだったんだよ!!」
男「よかった……これで……」
佐倉「……約束するね!!」
男「!!!」
佐倉「私……貴方を幸せにする為に……幸せになるね!!」
佐倉「これから野崎くんと……楽しい日々を過ごすね!! 恋人らしい事……いっぱいするね!!」
男「千代ちゃん……本当にありがとう……」
男「短い間だったけど……本当にありがとう……さよなら……」
佐倉「……うん!! 元気でね!!」
パァァ……
男「……!! 野崎の体から俺の魂が抜けていく!!?」
佐倉「やっぱり……やっぱりだよ!!」
佐倉「貴方の未練は月刊少女野崎くんの最新刊が見れなかった事じゃない……」
佐倉「月刊少女野崎くんの結末が見れなかった事だったんだよ!!」
男「!!!」
佐倉「私が幸せになる事が……私が野崎くんと付き合う事が……漫画のゴールインだったんだよ!!」
男「よかった……これで……」
佐倉「……約束するね!!」
男「!!!」
佐倉「私……貴方を幸せにする為に……幸せになるね!!」
佐倉「これから野崎くんと……楽しい日々を過ごすね!! 恋人らしい事……いっぱいするね!!」
男「千代ちゃん……本当にありがとう……」
男「短い間だったけど……本当にありがとう……さよなら……」
佐倉「……うん!! 元気でね!!」
パァァ……
19: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:12:19.94 ID:RON6F1Ya0
母「起きて!! 起きて!!」
母「ほら見て!! あんたの好きな野崎くんよ!! 最終回も載ってるわ!!」
医者「お母様……残念ながら息子さんは……」
男「……」ムクッ
医者「!!!?」
20: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:13:09.52 ID:RON6F1Ya0
母「よかった……よかった……」
男「……母さん?」
医者「馬鹿な……信じられん」
男「……それは?」
母「野崎くん!! 最終巻よ!!」
母「ほら見て!! 野崎くんと千代ちゃんが……」
男「……!!」
男(そうか……千代ちゃん……よかった……)
男(千代ちゃんの恋が実ったなら……もう思い残す事は……)
男「……」バタッ
男「……母さん?」
医者「馬鹿な……信じられん」
男「……それは?」
母「野崎くん!! 最終巻よ!!」
母「ほら見て!! 野崎くんと千代ちゃんが……」
男「……!!」
男(そうか……千代ちゃん……よかった……)
男(千代ちゃんの恋が実ったなら……もう思い残す事は……)
男「……」バタッ
21: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/26(月) 20:13:39.81 ID:RON6F1Ya0
女「ねー野崎くんの最終回見たー?」
女「見た見た!! 千代ちゃんがとうとう野崎くんに告白したよねー!!」
女「連載終わったのは寂しいけど……千代ちゃん野崎と付き合えてよかったねー」
女「ねー」
佐倉『……野崎くん!! 私、野崎くんの事が好きです!!』
佐倉『私と……付き合ってください!!』
野崎『……俺でよければ!!』
終わり
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 20:28:03.72 ID:V44bp3lOo
生き返ってイイハナシダナーだと思ったのに…
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 04:32:04.05 ID:ivcZPOrcO
乙
本編じゃこの結末は迎えられないだろうな…
だがそこが好き
本編じゃこの結末は迎えられないだろうな…
だがそこが好き
引用元: 男「野崎梅太郎に転生した」
スヴェン「To loveるダークネス……?」
2018-02-21
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:02:03.63 ID:4R83i1tS0
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:02:47.78 ID:4R83i1tS0
スヴェン「To loveる……」
スヴェン「ジパングの漫画家が描いているラブコメディ漫画……」
スヴェン「こんな少女達が辱める姿が沢山ある漫画……紳士としては見過ごせない」
スヴェン「ましてや……」
ヤミ『』
スヴェン「イヴとそっくりの……金色の闇が酷い目にあってるのは許せねぇ!!」
スヴェン「ジパングの漫画家が描いているラブコメディ漫画……」
スヴェン「こんな少女達が辱める姿が沢山ある漫画……紳士としては見過ごせない」
スヴェン「ましてや……」
ヤミ『』
スヴェン「イヴとそっくりの……金色の闇が酷い目にあってるのは許せねぇ!!」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:03:16.86 ID:4R83i1tS0
スヴェン「大体なんでこんな有害指定図書になるような漫画が……少年誌で連載されているんだ」
スヴェン「教育上よろしくないと思わねえのか? 編集部もどうかしているな……」
イヴ「スヴェン」
スヴェン「!」
イヴ「一人でブツブツ何を言ってるの?」
スヴェン「……いや、なんでもない」
スヴェン(俺とした事が……少々取り乱してしまった)
スヴェン「教育上よろしくないと思わねえのか? 編集部もどうかしているな……」
イヴ「スヴェン」
スヴェン「!」
イヴ「一人でブツブツ何を言ってるの?」
スヴェン「……いや、なんでもない」
スヴェン(俺とした事が……少々取り乱してしまった)
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:04:20.45 ID:4R83i1tS0
スヴェン(だがそんな悪魔もとっくに終わった)
スヴェン(この18巻をもってTo loveるは完結した)
スヴェン(そう、二度とこのような悪夢が繰り返されることはな……)
スヴェン(……ん? この隣にある漫画……)
スヴェン「……」
スヴェン「To loveるダークネス……?」
スヴェン(この18巻をもってTo loveるは完結した)
スヴェン(そう、二度とこのような悪夢が繰り返されることはな……)
スヴェン(……ん? この隣にある漫画……)
スヴェン「……」
スヴェン「To loveるダークネス……?」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:04:57.46 ID:4R83i1tS0
スヴェン(なんだこれは……To loveるよりも絵柄が綺麗じゃないか……?)
スヴェン(ま、まさか……続編なのか?)
イヴ「スヴェン、本買ったから帰ろう」
スヴェン「あ、ああ」
スヴェン「……」
スヴェン(悪夢が再び……始まろうとしているのか?)
スヴェン(ま、まさか……続編なのか?)
イヴ「スヴェン、本買ったから帰ろう」
スヴェン「あ、ああ」
スヴェン「……」
スヴェン(悪夢が再び……始まろうとしているのか?)
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:05:23.82 ID:4R83i1tS0
別の日
スヴェン「この間はイヴがいたから見れなかったが……」
スヴェン「……」
スヴェン「勘違いして欲しくないのは、俺は好きで読もうとしているわけじゃねえ。 紳士としてこれが教育上いいか悪いかを確認するだけだ」
スヴェン「大丈夫だ、この作者も反省して……」
スヴェン「……」
スヴェン「この間はイヴがいたから見れなかったが……」
スヴェン「……」
スヴェン「勘違いして欲しくないのは、俺は好きで読もうとしているわけじゃねえ。 紳士としてこれが教育上いいか悪いかを確認するだけだ」
スヴェン「大丈夫だ、この作者も反省して……」
スヴェン「……」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:05:57.23 ID:4R83i1tS0
スヴェン「!!!!!!!?」
スヴェン「な……」
スヴェン「な……」
スヴェン「なんだこのえっちぃのはあああああああああ!!」ダッ
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:06:25.31 ID:4R83i1tS0
イヴ「ただいま」
トレイン「おー姫っち」
スヴェン「中止だ!! 即刻連載中止だ!!」
スヴェン「この漫画をきっかけに犯罪が起きたらどうするんだ!!!」
イヴ「……トレイン、スヴェンは誰に電話してるの?」
トレイン「知らね」
スヴェン「……ああ分かった!! そっちがその気なら……」
スヴェン「俺が直接矢吹健太朗に抗議する!!」
イヴ「えっ?」
トレイン「おー姫っち」
スヴェン「中止だ!! 即刻連載中止だ!!」
スヴェン「この漫画をきっかけに犯罪が起きたらどうするんだ!!!」
イヴ「……トレイン、スヴェンは誰に電話してるの?」
トレイン「知らね」
スヴェン「……ああ分かった!! そっちがその気なら……」
スヴェン「俺が直接矢吹健太朗に抗議する!!」
イヴ「えっ?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:06:56.39 ID:4R83i1tS0
スヴェン「そこに矢吹はいるか!!? 電話番号は!!?……ちっ、切れたか」
イヴ「スヴェン……?」
スヴェン「!! おおイヴ、帰ってたのか」
イヴ「凄い顔で怒鳴ってたけど……どうしたの? 何かあったの?」
スヴェン「……ああ、ちょっとな」
イヴ「もしかして……To loveるのこと?」
スヴェン「!!」
イヴ「今、話で矢吹健太朗って出てきたから……」
スヴェン「……ああ」
スヴェン「なんでイヴに似たやつがあんな目やこんな目に……!!」
イヴ「スヴェン……?」
スヴェン「!! おおイヴ、帰ってたのか」
イヴ「凄い顔で怒鳴ってたけど……どうしたの? 何かあったの?」
スヴェン「……ああ、ちょっとな」
イヴ「もしかして……To loveるのこと?」
スヴェン「!!」
イヴ「今、話で矢吹健太朗って出てきたから……」
スヴェン「……ああ」
スヴェン「なんでイヴに似たやつがあんな目やこんな目に……!!」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:07:29.08 ID:4R83i1tS0
イヴ「……じゃあスヴェンは私の為に電話を?」
スヴェン「ああ」
トレイン「なんだよスヴェン、現実と空想も分からなくなったのか?」
トレイン「その被害にあってるのは姫っちそっくりのやつで姫っちじゃないだろ?」
スヴェン「そうなんだけどよ……」
イヴ「スヴェン、私は気にしてないよ」
スヴェン「イヴ……」
トレイン「ほら、このバカみたいな話は後にして牛乳でも飲もうぜ」
スヴェン「……」
スヴェン(イヴは本当に気にしてないかもしれない)
スヴェン(けど……俺は紳士なんだ)
スヴェン(世界の女性の味方なんだ……!!)
スヴェン「ああ」
トレイン「なんだよスヴェン、現実と空想も分からなくなったのか?」
トレイン「その被害にあってるのは姫っちそっくりのやつで姫っちじゃないだろ?」
スヴェン「そうなんだけどよ……」
イヴ「スヴェン、私は気にしてないよ」
スヴェン「イヴ……」
トレイン「ほら、このバカみたいな話は後にして牛乳でも飲もうぜ」
スヴェン「……」
スヴェン(イヴは本当に気にしてないかもしれない)
スヴェン(けど……俺は紳士なんだ)
スヴェン(世界の女性の味方なんだ……!!)
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:08:15.00 ID:4R83i1tS0
別の日、ジパング
スヴェン「……」
スヴェン「……そろそろ来るはずだ」
??「あ! いたいたーー!!」
スヴェン「……久しぶりだな、キョウコ」
??→キョウコ「うわー!! おじ様だ!! 久しぶりでーす!!」
キョウコ「それより例の物、ちゃんと持ってきましたー?」
スヴェン「ああ勿論だ」
スヴェン「……トレインの飲みかけ牛乳」
キョウコ「キャーーー!! クロ様ーーー!!///」
スヴェン「……」
スヴェン「……そろそろ来るはずだ」
??「あ! いたいたーー!!」
スヴェン「……久しぶりだな、キョウコ」
??→キョウコ「うわー!! おじ様だ!! 久しぶりでーす!!」
キョウコ「それより例の物、ちゃんと持ってきましたー?」
スヴェン「ああ勿論だ」
スヴェン「……トレインの飲みかけ牛乳」
キョウコ「キャーーー!! クロ様ーーー!!///」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:08:45.85 ID:4R83i1tS0
スヴェン「本人じゃなくて悪いな」
キョウコ「全然いいですよー///」
キョウコ「そういえばイヴイヴとか心配してたんじゃないんですか?」
スヴェン「……あいつらにはジパングに住んでる同僚に会いに行くと言った。 トレインは勘付いてたかもしれねえけどな」
キョウコ「流石クロ様!!」
スヴェン「それじゃあ早速……案内してもらえるか?」
キョウコ「はい!」
キョウコ「矢吹おじさんの家ですよねー?」
キョウコ「全然いいですよー///」
キョウコ「そういえばイヴイヴとか心配してたんじゃないんですか?」
スヴェン「……あいつらにはジパングに住んでる同僚に会いに行くと言った。 トレインは勘付いてたかもしれねえけどな」
キョウコ「流石クロ様!!」
スヴェン「それじゃあ早速……案内してもらえるか?」
キョウコ「はい!」
キョウコ「矢吹おじさんの家ですよねー?」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:09:16.03 ID:4R83i1tS0
スヴェン(まさか矢吹とキョウコが知り合いだとはな……)
スヴェン(キャラのモデル提供の為に、キョウコは矢吹にイヴ達の写真を見せた)
スヴェン(通りで俺の周りのやつにそっくりのキャラが沢山いるわけだ)
キョウコ「着きましたよー」
スヴェン「……ここか、ありがとう」
キョウコ「でもおじさんがこんな漫画好きなんて意外ですねー」
スヴェン「……」
スヴェン(キャラのモデル提供の為に、キョウコは矢吹にイヴ達の写真を見せた)
スヴェン(通りで俺の周りのやつにそっくりのキャラが沢山いるわけだ)
キョウコ「着きましたよー」
スヴェン「……ここか、ありがとう」
キョウコ「でもおじさんがこんな漫画好きなんて意外ですねー」
スヴェン「……」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:09:44.47 ID:4R83i1tS0
ピンポーン
矢吹『はい』
キョウコ「矢吹おじさーん、キョウコでーす」
矢吹『ああ、今開けるよ』
ガチャ
矢吹「いらっしゃい」
スヴェン「……あんたが矢吹健太朗か」
矢吹「……?」
スヴェン「To loveるダークネスの連載を……即刻中止しろ」
矢吹『はい』
キョウコ「矢吹おじさーん、キョウコでーす」
矢吹『ああ、今開けるよ』
ガチャ
矢吹「いらっしゃい」
スヴェン「……あんたが矢吹健太朗か」
矢吹「……?」
スヴェン「To loveるダークネスの連載を……即刻中止しろ」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:10:11.21 ID:4R83i1tS0
矢吹「キョウコちゃん、ファンを連れて来るんじゃなかったの?」
キョウコ「うーん……そのつもりだったんですけどー……」
スヴェン「悪いな……嘘をつかせてもらった」
スヴェン「矢吹健太朗……To loveるダークネスは……ただ男の欲の塊だ」
スヴェン「そんな物を少年誌で連載しちゃいけねぇ……!!」
矢吹「少年誌に少年の夢を描いちゃ駄目なのかい?」
スヴェン「女が酷い目にあってるのは……紳士としてほっておけねえ」
スヴェン「何より……金色の闇が酷い目にあってるのは益々ほっておけねえ!!」
矢吹「!!」
キョウコ「うーん……そのつもりだったんですけどー……」
スヴェン「悪いな……嘘をつかせてもらった」
スヴェン「矢吹健太朗……To loveるダークネスは……ただ男の欲の塊だ」
スヴェン「そんな物を少年誌で連載しちゃいけねぇ……!!」
矢吹「少年誌に少年の夢を描いちゃ駄目なのかい?」
スヴェン「女が酷い目にあってるのは……紳士としてほっておけねえ」
スヴェン「何より……金色の闇が酷い目にあってるのは益々ほっておけねえ!!」
矢吹「!!」
17: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:10:42.12 ID:4R83i1tS0
矢吹「君はヤミのファン?」
スヴェン「……大事な仲間だ」
矢吹「?」
キョウコ「あ!! 分かった!!」
キョウコ「金色の闇がイヴイヴにそっくりだからそんなにカッカしてるんですね!!」
スヴェン「……なぁ、違う漫画は描けないのか?」
矢吹「今の僕には……これしかないんだ」
スヴェン「今の俺から見たあんたは……女を描いて快楽に浸っている漫画家にしか見えねえ」
スヴェン「悪いが、まだ書き続けるって言うんだったら力尽くで……」
子ども「パパーーー!!」
スヴェン「……!?」
スヴェン「……大事な仲間だ」
矢吹「?」
キョウコ「あ!! 分かった!!」
キョウコ「金色の闇がイヴイヴにそっくりだからそんなにカッカしてるんですね!!」
スヴェン「……なぁ、違う漫画は描けないのか?」
矢吹「今の僕には……これしかないんだ」
スヴェン「今の俺から見たあんたは……女を描いて快楽に浸っている漫画家にしか見えねえ」
スヴェン「悪いが、まだ書き続けるって言うんだったら力尽くで……」
子ども「パパーーー!!」
スヴェン「……!?」
18: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:11:08.23 ID:4R83i1tS0
子ども「見て見てパパ!! また女の子描いたよー!!」
矢吹「おー可愛いねー」
スヴェン「子どもが……いたのか?」
子ども「あ!! キョウコお姉ちゃん! こんにちはー!!」
キョウコ「やっほー!」
矢吹「ちょっと今、お客さんとお話してるから後ででいい?」
子ども「はーい!!」
バタン!!
スヴェン「……」
矢吹「おー可愛いねー」
スヴェン「子どもが……いたのか?」
子ども「あ!! キョウコお姉ちゃん! こんにちはー!!」
キョウコ「やっほー!」
矢吹「ちょっと今、お客さんとお話してるから後ででいい?」
子ども「はーい!!」
バタン!!
スヴェン「……」
19: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:11:44.46 ID:4R83i1tS0
矢吹「僕も昔ね……バトル漫画を描いてたんだよ」
矢吹「連載もそれなりに続いたし……メディアミックスもされた」
矢吹「でも随所で……パクリだのパクリだの言われてね。 正直辛かったよ」
矢吹「でも今は違う……みんな僕が描く女の子を見て……喜んでくれてるんだよ」
矢吹「僕はこのTo loveるダークネスで……娘を……妻を……」
矢吹「家族を……幸せにするんだ」
スヴェン「……」
スヴェン「……そうか、あんたも……」
スヴェン「……紳士だったんだな」
矢吹「連載もそれなりに続いたし……メディアミックスもされた」
矢吹「でも随所で……パクリだのパクリだの言われてね。 正直辛かったよ」
矢吹「でも今は違う……みんな僕が描く女の子を見て……喜んでくれてるんだよ」
矢吹「僕はこのTo loveるダークネスで……娘を……妻を……」
矢吹「家族を……幸せにするんだ」
スヴェン「……」
スヴェン「……そうか、あんたも……」
スヴェン「……紳士だったんだな」
20: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:12:28.37 ID:4R83i1tS0
子ども「パパー!! ママがごはんできたって!!」
矢吹「うん、今行くよ」
矢吹「食べて行く?」
スヴェン「……いや、いい」
スヴェン「邪魔して悪かったな」
子ども「キョウコお姉ちゃんも一緒に食べよー!!」
キョウコ「いいよー!!」
スヴェン「……次会う時はトレインも連れてくるな」
キョウコ「本当ですか!? わーい!!」
矢吹「うん、今行くよ」
矢吹「食べて行く?」
スヴェン「……いや、いい」
スヴェン「邪魔して悪かったな」
子ども「キョウコお姉ちゃんも一緒に食べよー!!」
キョウコ「いいよー!!」
スヴェン「……次会う時はトレインも連れてくるな」
キョウコ「本当ですか!? わーい!!」
21: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:12:54.01 ID:4R83i1tS0
後に知ったことだが、矢吹は過去に離婚している。
あの子は前の奥さんとの間に生まれた子どものようだ。
なんでも子どもの親権は裁判で見事勝ち取ったらしい。
スヴェン「……」
スヴェン(そんな事も見抜けなかったなんて……俺は紳士失格だな)
あの子は前の奥さんとの間に生まれた子どものようだ。
なんでも子どもの親権は裁判で見事勝ち取ったらしい。
スヴェン「……」
スヴェン(そんな事も見抜けなかったなんて……俺は紳士失格だな)
22: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:13:28.32 ID:4R83i1tS0
別の日
ヤミ『』
スヴェン(こいつはイヴじゃない……こいつはイヴじゃない……)
男「知ってるか? ヤミの本名ってイヴらしいぜ?」
男「へー知らなかった」
スヴェン「があああああああああああ!!!」
男「!!!?」
ヤミ『』
スヴェン(こいつはイヴじゃない……こいつはイヴじゃない……)
男「知ってるか? ヤミの本名ってイヴらしいぜ?」
男「へー知らなかった」
スヴェン「があああああああああああ!!!」
男「!!!?」
23: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:13:58.48 ID:4R83i1tS0
また別の日
To loveるダークネスは完結した。 打ち切りではなく円満エンドだそうだ。
スヴェン「……」スパー
スヴェン「……やっぱり最終巻でも……ヤミは辱められてるのか」
スヴェン「まぁ……しょうがねえのか」
スヴェン「……ん?」
『スペシャルサンクス スヴェン=ボルフィード』
スヴェン「……おいおい、押しかけてただけで大した事はしてねーっての」
『彼ともう少し早く会っていれば彼をモデルにしたキャラを登場させれたかもしれません』
スヴェン「……」
スヴェン「いつか読み切りで……紳士役として出してもらいたいもんだな」
To loveるダークネスは完結した。 打ち切りではなく円満エンドだそうだ。
スヴェン「……」スパー
スヴェン「……やっぱり最終巻でも……ヤミは辱められてるのか」
スヴェン「まぁ……しょうがねえのか」
スヴェン「……ん?」
『スペシャルサンクス スヴェン=ボルフィード』
スヴェン「……おいおい、押しかけてただけで大した事はしてねーっての」
『彼ともう少し早く会っていれば彼をモデルにしたキャラを登場させれたかもしれません』
スヴェン「……」
スヴェン「いつか読み切りで……紳士役として出してもらいたいもんだな」
24: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/20(火) 20:14:35.72 ID:4R83i1tS0
矢吹『今の僕には……これしかないんだ』
スヴェン「あんな事言ってたが……完結しちまった今、どうするんだ? どうやって家族を養うんだ?」
スヴェン「……!!」
『矢吹健太朗の新作、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』ジャンプ+で連載開始!!』
スヴェン「……」
スヴェン「……余計な心配だったみたいだな」
終わり
スヴェン「あんな事言ってたが……完結しちまった今、どうするんだ? どうやって家族を養うんだ?」
スヴェン「……!!」
『矢吹健太朗の新作、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』ジャンプ+で連載開始!!』
スヴェン「……」
スヴェン「……余計な心配だったみたいだな」
終わり
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/20(火) 21:12:33.52 ID:iihCMFWUo
乙
イイハナシダナー
イイハナシダナー
イヴ(適当に本を買ったらTo loveると書かれた本も買っちゃった)
2018-02-21
1: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:02:40.14 ID:Hlor1cu2O
イヴ(純文学のコーナーにある本をまとめて買ったけど……これだけなんか違うような……)
イヴ(……でも折角買ったし……いっか)
本屋
妻「おいアンタ、何純文学のコーナーに漫画なんか置いてるんだい」
夫「いやあ、うっかりうっかり」
イヴ(……でも折角買ったし……いっか)
本屋
妻「おいアンタ、何純文学のコーナーに漫画なんか置いてるんだい」
夫「いやあ、うっかりうっかり」
2: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:06:24.12 ID:Hlor1cu2O
ガチャ
イヴ「ただいまスヴェン」
スヴェン「おう、おかえりイヴ」
トレイン「うっひゃー……またそんなに本買ったのかよ」
イヴ「うん」
スヴェン「読め読め、そうしないとこいつみたいな馬鹿になっちまうからな」
イヴ「分かった、トレインみたいになりたくないから読むね」
バタン
トレイン「……今の俺って反面教師?」
スヴェン「それ以外に何がある?」
イヴ「ただいまスヴェン」
スヴェン「おう、おかえりイヴ」
トレイン「うっひゃー……またそんなに本買ったのかよ」
イヴ「うん」
スヴェン「読め読め、そうしないとこいつみたいな馬鹿になっちまうからな」
イヴ「分かった、トレインみたいになりたくないから読むね」
バタン
トレイン「……今の俺って反面教師?」
スヴェン「それ以外に何がある?」
3: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:09:22.69 ID:Hlor1cu2O
イヴの部屋
イヴ(……『To loveる』……なんだかこの本だけ異彩を放っている……)
イヴ(……とりあえず読んでみようかな)
ペラ……
イヴ(……あれ? これ、小説じゃない……漫画だ)
イヴ(……たまにはいっか)
イヴ(……『To loveる』……なんだかこの本だけ異彩を放っている……)
イヴ(……とりあえず読んでみようかな)
ペラ……
イヴ(……あれ? これ、小説じゃない……漫画だ)
イヴ(……たまにはいっか)
4: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:13:29.52 ID:Hlor1cu2O
ペラ……
イヴ(ええっと……主人公は……この結城リトって人なんだね)
イヴ(……『高校生』?)
イヴ(『高校生』っていうのは……ええと……)
スヴェン『ジパングではな、15歳ぐらいになると『高校』ってところに行くんだ。 そこに通うやつを『高校生』って言うんだ』
イヴ『分かった』
イヴ(じゃあこの結城リトって人はジパングの人なんだね)
イヴ(ええっと……主人公は……この結城リトって人なんだね)
イヴ(……『高校生』?)
イヴ(『高校生』っていうのは……ええと……)
スヴェン『ジパングではな、15歳ぐらいになると『高校』ってところに行くんだ。 そこに通うやつを『高校生』って言うんだ』
イヴ『分かった』
イヴ(じゃあこの結城リトって人はジパングの人なんだね)
6: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:23:54.50 ID:Hlor1cu2O
ペラ……
イヴ(……あ、長い髪の人が来た)
イヴ(……『デビルーク星』? これってこの漫画だけの設定なのかな……それとも本当にあるのかな?)
イヴ(……!!!)
イヴ(リ、リトが女の人の裸を……)
イヴ(……同居することになっちゃった)
イヴ(……あ、長い髪の人が来た)
イヴ(……『デビルーク星』? これってこの漫画だけの設定なのかな……それとも本当にあるのかな?)
イヴ(……!!!)
イヴ(リ、リトが女の人の裸を……)
イヴ(……同居することになっちゃった)
7: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:31:01.13 ID:Hlor1cu2O
ペラ……
イヴ(この結城リトって人はなんでもこんなにも上手い具合にドジをしちゃうんだろう……)
イヴ(それにどうして好感度が下がらないんだろう……)
イヴ(……)
スヴェン『うおっ!?』
ズルッ
イヴ『!!?』
スヴェン『……わ、わりいイヴ……パンツずらしちまった……』
イヴ「///」
イヴ(この結城リトって人はなんでもこんなにも上手い具合にドジをしちゃうんだろう……)
イヴ(それにどうして好感度が下がらないんだろう……)
イヴ(……)
スヴェン『うおっ!?』
ズルッ
イヴ『!!?』
スヴェン『……わ、わりいイヴ……パンツずらしちまった……』
イヴ「///」
8: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:33:15.51 ID:Hlor1cu2O
ペラ……
イヴ(……あ、新キャラだ……)
イヴ(……!!!?)
イヴ(あ、あれ……嘘……)
イヴ(金髪で……黒い服を着て……)
イヴ(名前は違うけど……私にそっくりだ!!)
イヴ(……あ、新キャラだ……)
イヴ(……!!!?)
イヴ(あ、あれ……嘘……)
イヴ(金髪で……黒い服を着て……)
イヴ(名前は違うけど……私にそっくりだ!!)
9: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:36:13.29 ID:Hlor1cu2O
ペラ……
イヴ(わ、私にそっくりのキャラが……酷い目に合ってる)
イヴ(触手に捕まれたり……触手に捕まれたり)
イヴ(……)
スヴェン『イヴ、俺の開発した捕獲用触手だ、ちょっと実験台になってくれ』
イヴ『や、やめてスヴェン!!』
イヴ「///」
イヴ(わ、私にそっくりのキャラが……酷い目に合ってる)
イヴ(触手に捕まれたり……触手に捕まれたり)
イヴ(……)
スヴェン『イヴ、俺の開発した捕獲用触手だ、ちょっと実験台になってくれ』
イヴ『や、やめてスヴェン!!』
イヴ「///」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/24(金) 21:37:27.39 ID:L1B50X2cO
なんということだ……!!
11: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:38:19.83 ID:Hlor1cu2O
ペラ……
イヴ(私にそっくりな人もこの結城リトに惚れるんだ……)
イヴ(……でもなんでだろう、あまりこのリトって人に魅力を感じない……)
イヴ(……漫画だから気にしちゃダメなのかな?)
ペラ……
イヴ(……!!!)
イヴ(キョ、キョウコさん!?)
ペラ……
イヴ(!! それにこの人は……トレインにそっくり!!)
イヴ(私にそっくりな人もこの結城リトに惚れるんだ……)
イヴ(……でもなんでだろう、あまりこのリトって人に魅力を感じない……)
イヴ(……漫画だから気にしちゃダメなのかな?)
ペラ……
イヴ(……!!!)
イヴ(キョ、キョウコさん!?)
ペラ……
イヴ(!! それにこの人は……トレインにそっくり!!)
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/24(金) 21:40:17.10 ID:bDTomx3ao
気づいてしまったか・・・
14: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:42:55.42 ID:Hlor1cu2O
イヴ(キョウコさん……トレイン……リンス……ティアーユ博士……セフィリアさん…………私……ほかの人もいた……)
イヴ(なんで……私の知っている人達にそっくりな人が沢山いるの?)
ペラ……
イヴ(……この漫画を描いたのは……『矢吹健太朗』??)
イヴ(なんでこの人は私達を描いてるの? どうして知っているの?)
イヴ(……!!)
スヴェン『本の登場人物ってのはな、作者の周りの人をモデルにすることもあるんだ』
イヴ「……!!」
イヴ(なんで……私の知っている人達にそっくりな人が沢山いるの?)
ペラ……
イヴ(……この漫画を描いたのは……『矢吹健太朗』??)
イヴ(なんでこの人は私達を描いてるの? どうして知っているの?)
イヴ(……!!)
スヴェン『本の登場人物ってのはな、作者の周りの人をモデルにすることもあるんだ』
イヴ「……!!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/24(金) 21:44:25.45 ID:0OYHESgjo
リンスいたっけ?
16: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:46:07.77 ID:Hlor1cu2O
>>15
髪型だけですがモモです
髪型だけですがモモです
17: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:47:56.95 ID:Hlor1cu2O
イヴ(つまり……これを描いた人は……私達を知っている人!?)
イヴ(……)
イヴ(確か漫画家や小説家は……偽名を使う人もいるんだよね……矢吹健太朗は偽名かもしれない)
イヴ(トレイン……私……リンス……キョウコさん……ティアーユ博士……セフィリアさんを知っている人……)
イヴ(……あっ!!!)
スヴェン「……ぶえっくしょい!!」
トレイン「おいおい、今はそんな季節じゃねーだろ」
スヴェン「……いいじゃねえか、馬鹿じゃないって証拠だろ」
トレイン「親バカではあるけどな」
スヴェン「うるせえ」
イヴ(……)
イヴ(確か漫画家や小説家は……偽名を使う人もいるんだよね……矢吹健太朗は偽名かもしれない)
イヴ(トレイン……私……リンス……キョウコさん……ティアーユ博士……セフィリアさんを知っている人……)
イヴ(……あっ!!!)
スヴェン「……ぶえっくしょい!!」
トレイン「おいおい、今はそんな季節じゃねーだろ」
スヴェン「……いいじゃねえか、馬鹿じゃないって証拠だろ」
トレイン「親バカではあるけどな」
スヴェン「うるせえ」
18: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:52:13.18 ID:Hlor1cu2O
イヴ(もしかして……この『矢吹健太朗』って人は……スヴェンなの?)
イヴ(……あれ、でも……)
スヴェン『いいか、紳士っていうのは女の子を傷つけちゃいけねーんだ』
イヴ『分かった』
イヴ(あんなこと言ってたスヴェンが……こんな女の子が傷つく漫画を描くはずがないもんね)
イヴ(……じゃあ誰なんだろう)
イヴ(……あれ、でも……)
スヴェン『いいか、紳士っていうのは女の子を傷つけちゃいけねーんだ』
イヴ『分かった』
イヴ(あんなこと言ってたスヴェンが……こんな女の子が傷つく漫画を描くはずがないもんね)
イヴ(……じゃあ誰なんだろう)
19: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 21:57:34.75 ID:Hlor1cu2O
パタン
イヴ(結局全部読んじゃった……)
イヴ(……なんだろう、この罪悪感)
コンコン
イヴ「!!」
スヴェン「イヴ、晩飯できたぞ」
イヴ「う、うん! ありがとう!! 今行くね!」
イヴ(……スヴェンにこの漫画買ったのは内緒にしよう……)
イヴ(この間、似たような本を買おうとしたら怒られたしね……)
イヴ(結局全部読んじゃった……)
イヴ(……なんだろう、この罪悪感)
コンコン
イヴ「!!」
スヴェン「イヴ、晩飯できたぞ」
イヴ「う、うん! ありがとう!! 今行くね!」
イヴ(……スヴェンにこの漫画買ったのは内緒にしよう……)
イヴ(この間、似たような本を買おうとしたら怒られたしね……)
20: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:00:37.21 ID:Hlor1cu2O
イヴ「いただきます……あれ、スヴェンの分は?」
スヴェン「俺はもう食べた……さっさと掃除しねえといけねーからな」
トレイン「しっかしピンクのエプロンなんか着ちゃって……案外主婦に向いてるんじゃね?」
スヴェン「……明日の朝飯、抜きな」
トレイン「わーかったわーかった! スヴェンちゃんは歳をとったヨボヨボだけどかっこいいおじいちゃんでーす!」
スヴェン「……昼飯抜き」
トレイン「紳士! スヴェンちゃんは世界一の紳士!!」
スヴェン「……晩飯抜きは免れたようだな」
トレイン「あぶねーあぶねー……」
イヴ「……」
スヴェン「俺はもう食べた……さっさと掃除しねえといけねーからな」
トレイン「しっかしピンクのエプロンなんか着ちゃって……案外主婦に向いてるんじゃね?」
スヴェン「……明日の朝飯、抜きな」
トレイン「わーかったわーかった! スヴェンちゃんは歳をとったヨボヨボだけどかっこいいおじいちゃんでーす!」
スヴェン「……昼飯抜き」
トレイン「紳士! スヴェンちゃんは世界一の紳士!!」
スヴェン「……晩飯抜きは免れたようだな」
トレイン「あぶねーあぶねー……」
イヴ「……」
21: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:03:10.11 ID:Hlor1cu2O
イヴ(こんなトレインにも優しくしてくれるスヴェンがあんな漫画を……?)
イヴ(……)
イヴ「……ねえスヴェン」
スヴェン「なんだ?」
イヴ「……矢吹健太朗って知ってる?」
スヴェン「?? ……誰だそいつ?」
イヴ(この顔は……本当に知らなさそう)
イヴ「……ううん、なんでもない」
イヴ(そういえば……作者自身がモデルのキャラがいる作品もあるんだよね)
イヴ「……」チラッ
トレイン「ん? どした姫っち?」
イヴ「……トレインに描けるわけないもんね」
トレイン「は?」
イヴ(……)
イヴ「……ねえスヴェン」
スヴェン「なんだ?」
イヴ「……矢吹健太朗って知ってる?」
スヴェン「?? ……誰だそいつ?」
イヴ(この顔は……本当に知らなさそう)
イヴ「……ううん、なんでもない」
イヴ(そういえば……作者自身がモデルのキャラがいる作品もあるんだよね)
イヴ「……」チラッ
トレイン「ん? どした姫っち?」
イヴ「……トレインに描けるわけないもんね」
トレイン「は?」
23: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:05:53.67 ID:Hlor1cu2O
イヴ(結局この矢吹健太朗って誰なんだろう……)
イヴ(こういうのって漫画に詳しい人に聞けば分かるのかな?)
イヴ(……漫画に詳しい人……そうだ!!)
イヴ(明日、あの子に聞いてみよう……早速連絡しよう!)
プルルルル……
イヴ(こういうのって漫画に詳しい人に聞けば分かるのかな?)
イヴ(……漫画に詳しい人……そうだ!!)
イヴ(明日、あの子に聞いてみよう……早速連絡しよう!)
プルルルル……
24: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:13:31.62 ID:Hlor1cu2O
次の日
イヴ「スヴェン、ちょっと出かけてくるね」
スヴェン「おう、気をつけてな」
バタン
トレイン「今日はストーキングしねーの?」
スヴェン「ああ、あいつももう大人だしな」
イヴ「スヴェン、ちょっと出かけてくるね」
スヴェン「おう、気をつけてな」
バタン
トレイン「今日はストーキングしねーの?」
スヴェン「ああ、あいつももう大人だしな」
26: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:21:20.26 ID:Hlor1cu2O
リオン(今日という今日はあいつより早く来てやる……!)
リオン(いつも遅い遅いって言われてるからな……見返してやるんだ)
レストラン前
ギュイーン……
リオン「……ふぅ、着い……」
イヴ「おはよう」
リオン「!? 約束時間は10時だろ!? 今、30分も前だぞ!」
イヴ「私は一時間前に来たの、今日も私の勝ち」
リオン「くそっ……」
リオン(いつも遅い遅いって言われてるからな……見返してやるんだ)
レストラン前
ギュイーン……
リオン「……ふぅ、着い……」
イヴ「おはよう」
リオン「!? 約束時間は10時だろ!? 今、30分も前だぞ!」
イヴ「私は一時間前に来たの、今日も私の勝ち」
リオン「くそっ……」
27: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:25:18.45 ID:Hlor1cu2O
レストランの中
リオン「それでなんだよ……飯代おごるから話を聞いてくれって」
イヴ「うん、こういう話はリオンなら詳しいっと思って」
リオン(『こういう話』……?)
イヴ「あのねリオン」
リオン「……」ゴクゴク
イヴ「『To loveる』って知ってる?」
リオン「!!!!!」ブーーーー!
イヴ「!!?」
リオン「それでなんだよ……飯代おごるから話を聞いてくれって」
イヴ「うん、こういう話はリオンなら詳しいっと思って」
リオン(『こういう話』……?)
イヴ「あのねリオン」
リオン「……」ゴクゴク
イヴ「『To loveる』って知ってる?」
リオン「!!!!!」ブーーーー!
イヴ「!!?」
29: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:30:46.13 ID:Hlor1cu2O
リオン「ゲエッホゲエッホ!! ……ゲエッホ!」
イヴ「ど、どうしたのいきなり?」
リオン「おま……なんでそんなこと聞くんだよ!?」
イヴ「リオンって漫画詳しいでしょ? だから知ってるかなって思って」
リオン「まあ……名前ぐらいは……」
イヴ「それでね……その漫画を描いてる矢吹健太朗って人について知りたいんだけど……」
リオン「!!!」
イヴ「その漫画には……トレインにキョウコさん……私が知ってる人達が出てくるの」
イヴ「それって……私達の存在を知ってないと描けないよね?」
リオン「……」
イヴ「矢吹健太朗は……私の知ってる誰かなの?」
リオン「……それ聞くために呼んだの?」
イヴ「うん」
リオン「……俺、知ってるよ」
イヴ「!!!」
イヴ「ど、どうしたのいきなり?」
リオン「おま……なんでそんなこと聞くんだよ!?」
イヴ「リオンって漫画詳しいでしょ? だから知ってるかなって思って」
リオン「まあ……名前ぐらいは……」
イヴ「それでね……その漫画を描いてる矢吹健太朗って人について知りたいんだけど……」
リオン「!!!」
イヴ「その漫画には……トレインにキョウコさん……私が知ってる人達が出てくるの」
イヴ「それって……私達の存在を知ってないと描けないよね?」
リオン「……」
イヴ「矢吹健太朗は……私の知ってる誰かなの?」
リオン「……それ聞くために呼んだの?」
イヴ「うん」
リオン「……俺、知ってるよ」
イヴ「!!!」
30: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:33:44.00 ID:Hlor1cu2O
リオン「あのさ……キョウコっていたじゃん」
イヴ「うん」
リオン「矢吹健太朗はそいつの知り合いなんだって」
イヴ「!! ……キョウコさんの……!!」
リオン「そ、矢吹さんがキャラのモデル誰かいないかなって悩んでた時にあいつの知り合いの写真をあいつから借りたんだってさ」
イヴ「そうだったんだ……」
イヴ(そういえば私……キョウコさんにティアーユ博士の写真あげたんだった……)
イヴ「うん」
リオン「矢吹健太朗はそいつの知り合いなんだって」
イヴ「!! ……キョウコさんの……!!」
リオン「そ、矢吹さんがキャラのモデル誰かいないかなって悩んでた時にあいつの知り合いの写真をあいつから借りたんだってさ」
イヴ「そうだったんだ……」
イヴ(そういえば私……キョウコさんにティアーユ博士の写真あげたんだった……)
31: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:36:31.13 ID:Hlor1cu2O
ジパング
キョウコ「矢吹さーーーん! こんにちはーーーーー!」
矢吹「ああキョウコちゃんか、いらっしゃい」
キョウコ「ねーねー矢吹さん! キョウコとクロ様がくっつく展開まだーーー?」
矢吹「いやー……一生ないと思うよ」
キョウコ「えーーーー!? そんなこと言わずに描いてよーーーーー!!」
矢吹「はいはい、いつかね」
キョウコ「やったーーーーー!」
キョウコ「矢吹さーーーん! こんにちはーーーーー!」
矢吹「ああキョウコちゃんか、いらっしゃい」
キョウコ「ねーねー矢吹さん! キョウコとクロ様がくっつく展開まだーーー?」
矢吹「いやー……一生ないと思うよ」
キョウコ「えーーーー!? そんなこと言わずに描いてよーーーーー!!」
矢吹「はいはい、いつかね」
キョウコ「やったーーーーー!」
32: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:40:32.80 ID:Hlor1cu2O
リオン「つーかさ……お前、どこでその漫画買ったの?」
イヴ「普通に本屋さんで売ってたけど」
リオン「マ、マジ?」
イヴ「……どうしてそんなに驚いてるの?」
リオン「いや……なかなか手に入らないって話を聞いたからさ……すげーなって思って……」
イヴ「……」
リオン「……?」ムシャムシャ
イヴ「……読みたいの?」
リオン「!!!!!」ブーーーー!
イヴ「!!?」
イヴ「普通に本屋さんで売ってたけど」
リオン「マ、マジ?」
イヴ「……どうしてそんなに驚いてるの?」
リオン「いや……なかなか手に入らないって話を聞いたからさ……すげーなって思って……」
イヴ「……」
リオン「……?」ムシャムシャ
イヴ「……読みたいの?」
リオン「!!!!!」ブーーーー!
イヴ「!!?」
33: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:45:31.60 ID:Hlor1cu2O
リオン「ゴホッゴホッ!」
イヴ「今度はどうしたの?」
リオン「あ、あのなお前……そんなもん読みたいわけないだろ!!///」
イヴ「でも男の人ってああいうの好きなんでしょ?」
リオン「なっ……勝手に決めつけんな!!///」
イヴ「そっか……ごめん」
リオン「……な、なあ」
イヴ「?」
リオン「今からさ……お前ん家行ってもいい?」
イヴ「……やっぱり読みたいんだ」
リオン「ち、ちげーよ!!/// 読みたくないけど読まなきゃいけねーの!!///」
イヴ「???」
リオン「『To loveる』も週刊少年ジャンプの漫画だから読むだけだよ!! ジャンプコレクターとしてはどんな内容でも読まなきゃいけねーんだよ!!///」
イヴ「……変なの」
リオン「う、うるせえ!! 分厚い本ばっか読んでるお前に言われたくねーよ!!」
イヴ「……とりあえず家に来てもいいか許可とってみるね」
リオン「お、おう……なんか悪い」
イヴ「今度はどうしたの?」
リオン「あ、あのなお前……そんなもん読みたいわけないだろ!!///」
イヴ「でも男の人ってああいうの好きなんでしょ?」
リオン「なっ……勝手に決めつけんな!!///」
イヴ「そっか……ごめん」
リオン「……な、なあ」
イヴ「?」
リオン「今からさ……お前ん家行ってもいい?」
イヴ「……やっぱり読みたいんだ」
リオン「ち、ちげーよ!!/// 読みたくないけど読まなきゃいけねーの!!///」
イヴ「???」
リオン「『To loveる』も週刊少年ジャンプの漫画だから読むだけだよ!! ジャンプコレクターとしてはどんな内容でも読まなきゃいけねーんだよ!!///」
イヴ「……変なの」
リオン「う、うるせえ!! 分厚い本ばっか読んでるお前に言われたくねーよ!!」
イヴ「……とりあえず家に来てもいいか許可とってみるね」
リオン「お、おう……なんか悪い」
35: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:46:27.53 ID:Hlor1cu2O
プルルルル
スヴェン「お、イヴから電話だ」
ピッ
スヴェン「もしもし」
イヴ『スヴェン、私だよ』
スヴェン「おう、どうした」
イヴ『今からリオンを家に連れて来てもいいかな?』
スヴェン「!!!」
スヴェン(い、家に連れてくるだと……)
スヴェン「……お、おう。 いいぞ」
イヴ『ありがとう、じゃあ今から帰るね』
スヴェン「……ああ、気をつけて帰れよ」
プチッ
スヴェン「……」
トレイン「どうしたスヴェン、なんかあったのか?」
スヴェン「……イヴも軽々と男を家に連れてくるようになっちまった」
トレイン「……多分だけど、アンタ深く考え過ぎだと思うぜ?」
スヴェン「お、イヴから電話だ」
ピッ
スヴェン「もしもし」
イヴ『スヴェン、私だよ』
スヴェン「おう、どうした」
イヴ『今からリオンを家に連れて来てもいいかな?』
スヴェン「!!!」
スヴェン(い、家に連れてくるだと……)
スヴェン「……お、おう。 いいぞ」
イヴ『ありがとう、じゃあ今から帰るね』
スヴェン「……ああ、気をつけて帰れよ」
プチッ
スヴェン「……」
トレイン「どうしたスヴェン、なんかあったのか?」
スヴェン「……イヴも軽々と男を家に連れてくるようになっちまった」
トレイン「……多分だけど、アンタ深く考え過ぎだと思うぜ?」
37: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 22:50:45.28 ID:Hlor1cu2O
ガチャ
スヴェン「!!」
トレイン「帰って来たみたいだな」
イヴ「ただいま」
リオン「……お邪魔します」
スヴェン「……いらっしゃいリオン君」ニヤニヤ
リオン「……?」
トレイン「気持ち悪い笑顔だな」
スヴェン「黙れ」
イヴ「……部屋で遊ぶね」
スヴェン「おう、いいぞいいぞ」
バタン
スヴェン「……イヴに何かしたらただじゃおかねえぞ……」ゴゴゴゴ
トレイン「頭冷やせよおじちゃん」
スヴェン「バカ野郎……一つの部屋に男女の子どもが二人きりだぞ? 何をしでかすか……」ブツブツ
トレイン「分かった分かった……そんじゃ俺は小遣い稼ぎでも行ってきますか」スタ
スヴェン「そうか……」
トレイン(『あの二人を邪魔しちゃいけねーからな』とか言うと発狂しそうだな)
スヴェン「盗み聞きは……いや、ダメだ。 それじゃ紳士の名折れだ」
スヴェン「どうすれば……」ソワソワ
スヴェン「!!」
トレイン「帰って来たみたいだな」
イヴ「ただいま」
リオン「……お邪魔します」
スヴェン「……いらっしゃいリオン君」ニヤニヤ
リオン「……?」
トレイン「気持ち悪い笑顔だな」
スヴェン「黙れ」
イヴ「……部屋で遊ぶね」
スヴェン「おう、いいぞいいぞ」
バタン
スヴェン「……イヴに何かしたらただじゃおかねえぞ……」ゴゴゴゴ
トレイン「頭冷やせよおじちゃん」
スヴェン「バカ野郎……一つの部屋に男女の子どもが二人きりだぞ? 何をしでかすか……」ブツブツ
トレイン「分かった分かった……そんじゃ俺は小遣い稼ぎでも行ってきますか」スタ
スヴェン「そうか……」
トレイン(『あの二人を邪魔しちゃいけねーからな』とか言うと発狂しそうだな)
スヴェン「盗み聞きは……いや、ダメだ。 それじゃ紳士の名折れだ」
スヴェン「どうすれば……」ソワソワ
40: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:02:15.28 ID:Hlor1cu2O
イヴ「ほら、これが『To loveる』だよ」
リオン「マ、マジもんだ……すげえ」
イヴ「私はもう全部読んだからあげるよ」
リオン「ぜ、全部!?」
イヴ「うん」
リオン「お、おい……普通、女はこんな漫画読まないぜ?」
イヴ「そうなの?」
リオン「当たり前だろ!! ……つーかさ、お前はこれ読んでどう思った?」
イヴ「……男の人はこういうので喜ぶんだなあって思った」
リオン「……馬鹿にしてんの?」
イヴ「違うよ、どういうので喜ぶのか知れて良かったもん」
リオン「知れて良かったって……」
イヴ(いつか私もスヴェンに……)
リオン「マ、マジもんだ……すげえ」
イヴ「私はもう全部読んだからあげるよ」
リオン「ぜ、全部!?」
イヴ「うん」
リオン「お、おい……普通、女はこんな漫画読まないぜ?」
イヴ「そうなの?」
リオン「当たり前だろ!! ……つーかさ、お前はこれ読んでどう思った?」
イヴ「……男の人はこういうので喜ぶんだなあって思った」
リオン「……馬鹿にしてんの?」
イヴ「違うよ、どういうので喜ぶのか知れて良かったもん」
リオン「知れて良かったって……」
イヴ(いつか私もスヴェンに……)
41: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:08:08.63 ID:Hlor1cu2O
リオン「そんじゃ全部もらって行くからな……じゃあな」
イヴ「もう帰るの?」
リオン「だってもらいに来ただけだし」
イヴ「折角だしここで読んだら?」
リオン「は、はぁ!? お前頭大丈夫か!?///」
イヴ「???」
リオン「こんなの男女で一緒に読むもんじゃねーよ!!///」
イヴ「私はもう読んだからリオンだけが読むの」
リオン「だったら家で読ませろ!」
イヴ「リオンが読んでる姿を見たいの」
リオン「!!?」
リオン(は? ……どういうことだ? 俺の読む姿が見たいってことはこいつ……俺のことを……?///)
イヴ(どんな反応するか生で見たいからね、これも人間観察の一種……!)
イヴ「もう帰るの?」
リオン「だってもらいに来ただけだし」
イヴ「折角だしここで読んだら?」
リオン「は、はぁ!? お前頭大丈夫か!?///」
イヴ「???」
リオン「こんなの男女で一緒に読むもんじゃねーよ!!///」
イヴ「私はもう読んだからリオンだけが読むの」
リオン「だったら家で読ませろ!」
イヴ「リオンが読んでる姿を見たいの」
リオン「!!?」
リオン(は? ……どういうことだ? 俺の読む姿が見たいってことはこいつ……俺のことを……?///)
イヴ(どんな反応するか生で見たいからね、これも人間観察の一種……!)
42: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:09:20.09 ID:Hlor1cu2O
リオン「ば、馬鹿じゃねーの///」
イヴ「……ダメ?」
リオン「お、お前が俺に読ませるんだったらいいぞ」
リオン(こ、これなら流石に……)
イヴ「分かった、読むね」
リオン「は、はぁ!? お前、恥ずかしくねーのかよ!?///」
イヴ「だって実際に私が恥ずかしい目にあってるわけじゃないんだし」
リオン「や、やめろお前!! 読むな!!」
イヴ「どーしよかな……」
リオン「お前……俺を馬鹿にしてるだろ!!///」
イヴ「別に?」
リオン「じゃあなんでニヤニヤしてんだよ!///」
イヴ(こどもだなぁ……)
イヴ「……結城リト、私はあなたを……」
リオン「やめろおおおおおおお!///」
スヴェン「!!!」
イヴ「……ダメ?」
リオン「お、お前が俺に読ませるんだったらいいぞ」
リオン(こ、これなら流石に……)
イヴ「分かった、読むね」
リオン「は、はぁ!? お前、恥ずかしくねーのかよ!?///」
イヴ「だって実際に私が恥ずかしい目にあってるわけじゃないんだし」
リオン「や、やめろお前!! 読むな!!」
イヴ「どーしよかな……」
リオン「お前……俺を馬鹿にしてるだろ!!///」
イヴ「別に?」
リオン「じゃあなんでニヤニヤしてんだよ!///」
イヴ(こどもだなぁ……)
イヴ「……結城リト、私はあなたを……」
リオン「やめろおおおおおおお!///」
スヴェン「!!!」
43: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:13:19.71 ID:Hlor1cu2O
スヴェン(今のはリオンの悲鳴……まさかあいつらに何か!!!)
スヴェン(すぐに行かねえと!!)ダッ
イヴ「声大きい」
リオン「だ、だったら変なことすんじゃねーよ!!///」
イヴ「普通にここで黙読すればいいのに」
リオン「だからそれをしねーのが普通なんだよ!///」
ガチャ
スヴェン「大丈夫かお前ら!!」
イヴ「スヴェン!」
スヴェン「悲鳴が聞こえたんだが……ん?」
イヴ(!! ま、漫画が……)
スヴェン「なっ……なんだこの女が裸になってる漫画は!?」
スヴェン(すぐに行かねえと!!)ダッ
イヴ「声大きい」
リオン「だ、だったら変なことすんじゃねーよ!!///」
イヴ「普通にここで黙読すればいいのに」
リオン「だからそれをしねーのが普通なんだよ!///」
ガチャ
スヴェン「大丈夫かお前ら!!」
イヴ「スヴェン!」
スヴェン「悲鳴が聞こえたんだが……ん?」
イヴ(!! ま、漫画が……)
スヴェン「なっ……なんだこの女が裸になってる漫画は!?」
44: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:16:01.07 ID:Hlor1cu2O
スヴェン「イヴ……どういうことだ!?」
イヴ「スヴェン……あのね……これは……」
リオン「……俺が無理矢理読ませようとしました!!」
スヴェン「!!?」
イヴ(リオン……?)
リオン「こ、こういう変なの見せたらどういう反応するか見たかったから……面白半分で……」
イヴ「ち、違うよスヴェン! この本は私が……」
リオン「俺だよ! 全部俺が悪いんだよ!!」
スヴェン「……」
リオン「ご、ごめんなさいおじさん……俺、どんな罰でも受けるから……」
スヴェン「……」
イヴ「スヴェン……」
スヴェン「……好きに読め」
リオン「!!」
スヴェン「……お前らの趣味をとやかく言う筋合いはねえよ」
バタン
イヴ「……」
リオン「助かった……」
イヴ「スヴェン……あのね……これは……」
リオン「……俺が無理矢理読ませようとしました!!」
スヴェン「!!?」
イヴ(リオン……?)
リオン「こ、こういう変なの見せたらどういう反応するか見たかったから……面白半分で……」
イヴ「ち、違うよスヴェン! この本は私が……」
リオン「俺だよ! 全部俺が悪いんだよ!!」
スヴェン「……」
リオン「ご、ごめんなさいおじさん……俺、どんな罰でも受けるから……」
スヴェン「……」
イヴ「スヴェン……」
スヴェン「……好きに読め」
リオン「!!」
スヴェン「……お前らの趣味をとやかく言う筋合いはねえよ」
バタン
イヴ「……」
リオン「助かった……」
45: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:19:52.43 ID:GOPKO6gm0
イヴ「……リオン」
リオン「な、なんだよ」
イヴ「……私を庇ってくれてありがとう」
リオン「か、勘違いすんなよ!!/// お前が可哀想で庇ったわけじゃねえ!!/// お前に飯代奢ってもらって借りを作ったから仕方なーく嘘ついただけだよ!!」
イヴ「……ふふ」
リオン「なっ……また馬鹿にしたな!!!」
イヴ「してないよ、かっこよかった」
リオン「……な、なんだよ急に///」
イヴ「スヴェンほどじゃないけど」
リオン「悪かったな!!///」
リオン「な、なんだよ」
イヴ「……私を庇ってくれてありがとう」
リオン「か、勘違いすんなよ!!/// お前が可哀想で庇ったわけじゃねえ!!/// お前に飯代奢ってもらって借りを作ったから仕方なーく嘘ついただけだよ!!」
イヴ「……ふふ」
リオン「なっ……また馬鹿にしたな!!!」
イヴ「してないよ、かっこよかった」
リオン「……な、なんだよ急に///」
イヴ「スヴェンほどじゃないけど」
リオン「悪かったな!!///」
46: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:21:12.98 ID:GOPKO6gm0
その日の夜
イヴ「zzz……」
トレイン「……じゃあアンタは姫っち達の嘘を敢えて信じたってわけか」
スヴェン「ああ」
トレイン「しかし姫っちがそんな漫画をね……そりゃさぞかしショックだったろ」
スヴェン「まあな……けどあいつもそういうのに興味を持つ年頃だしな……しょうがねえよ」
トレイン「……けどよ、アンタのことだから取り上げると思ったけど……なんで取り上げなかったんだ?」
スヴェン「昔の俺だったら取り上げてたかもしれねえな……けどな」
トレイン「?」
スヴェン「そうしちまうと……あいつの知りたいって思いを踏みにじりそうでな……できなかった」
スヴェン「大事なのは親がどうやって読ませないようにするかじゃねえ……子どもがどうやってどれがいいものでどれが悪いものかを理解するかなんだよ」
スヴェン「イヴは賢いからな……それぐらいは分かるはずだ」
トレイン「zzz……」
スヴェン「寝てんのかよ」
イヴ「zzz……」
トレイン「……じゃあアンタは姫っち達の嘘を敢えて信じたってわけか」
スヴェン「ああ」
トレイン「しかし姫っちがそんな漫画をね……そりゃさぞかしショックだったろ」
スヴェン「まあな……けどあいつもそういうのに興味を持つ年頃だしな……しょうがねえよ」
トレイン「……けどよ、アンタのことだから取り上げると思ったけど……なんで取り上げなかったんだ?」
スヴェン「昔の俺だったら取り上げてたかもしれねえな……けどな」
トレイン「?」
スヴェン「そうしちまうと……あいつの知りたいって思いを踏みにじりそうでな……できなかった」
スヴェン「大事なのは親がどうやって読ませないようにするかじゃねえ……子どもがどうやってどれがいいものでどれが悪いものかを理解するかなんだよ」
スヴェン「イヴは賢いからな……それぐらいは分かるはずだ」
トレイン「zzz……」
スヴェン「寝てんのかよ」
47: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:21:59.67 ID:GOPKO6gm0
ある日
スヴェン「ん? イヴは?」
トレイン「姫っちなら小遣い稼ぎに行ったぜ」
スヴェン「そうか……最近一人で頑張ってるしな……本の一冊ぐらい買ってやるか……ちょっと買ってくる」
トレイン「何が欲しいか聞かねーの?」
スヴェン「紳士ってのはな……時にはサプライズも提供しなきゃいけないんだ……行ってくる」ダッ
トレイン「はいはい立派立派」
スヴェン「ん? イヴは?」
トレイン「姫っちなら小遣い稼ぎに行ったぜ」
スヴェン「そうか……最近一人で頑張ってるしな……本の一冊ぐらい買ってやるか……ちょっと買ってくる」
トレイン「何が欲しいか聞かねーの?」
スヴェン「紳士ってのはな……時にはサプライズも提供しなきゃいけないんだ……行ってくる」ダッ
トレイン「はいはい立派立派」
48: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:26:15.29 ID:GOPKO6gm0
スヴェン「さてと……何の本を買おうかな」
スヴェン「……ん?」
『To loveる 試し読み版』
スヴェン(これは……イヴが持っていたやつか……前にあいつの部屋で見た時はピンク色の髪の女が裸のシーンしか見てなかったが……)
スヴェン(……)
スヴェン(……いいか、俺は変態じゃねえ。 イヴの保護者としてどんなのを読んでるのかを確認するだけだ)
スヴェン(どれどれ……)
スヴェン(……!!!!!!)
スヴェン「……ん?」
『To loveる 試し読み版』
スヴェン(これは……イヴが持っていたやつか……前にあいつの部屋で見た時はピンク色の髪の女が裸のシーンしか見てなかったが……)
スヴェン(……)
スヴェン(……いいか、俺は変態じゃねえ。 イヴの保護者としてどんなのを読んでるのかを確認するだけだ)
スヴェン(どれどれ……)
スヴェン(……!!!!!!)
49: ◆LYNKFR8PTk 2015/07/24(金) 23:30:38.20 ID:GOPKO6gm0
ガチャ
イヴ「ただいまスヴェン!! さっきね、一人で10万イェンの賞金首を……」
スヴェン「いいから担当のやつを出せ!!」
イヴ「スヴェン……? 電話で誰に怒ってるの?」
トレイン「お前のために怒ってるらしいぜ、姫っち」
イヴ「???」
スヴェン「いいか!! 金輪際、金色の闇は絶対に出すな!! もしそれが無理ならそいつが辱める展開は二度とするな! 分かったな!!!」
〜終わり〜
イヴ「ただいまスヴェン!! さっきね、一人で10万イェンの賞金首を……」
スヴェン「いいから担当のやつを出せ!!」
イヴ「スヴェン……? 電話で誰に怒ってるの?」
トレイン「お前のために怒ってるらしいぜ、姫っち」
イヴ「???」
スヴェン「いいか!! 金輪際、金色の闇は絶対に出すな!! もしそれが無理ならそいつが辱める展開は二度とするな! 分かったな!!!」
〜終わり〜
50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/24(金) 23:34:29.85 ID:4D8tvaTiO
もしスヴェンがヤミちゃんの薄い本見たらどうなるんだろうな…
乙でした
乙でした
53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/25(土) 01:29:05.95 ID:3W3jRZJAo
乙
ブラキャはアニメしか見てないが面白かった
ブラキャはアニメしか見てないが面白かった
54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/25(土) 08:46:02.14 ID:ejZuudI30
乙ん
久々にブラックキャットがみれて楽しかったよ
久々にブラックキャットがみれて楽しかったよ
55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/25(土) 09:22:17.22 ID:GPouGZAaO
乙です。
56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/25(土) 09:22:59.21 ID:3ugxeHIqO
乙乙
57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/25(土) 18:37:09.60 ID:f9NLWT//o
懐かしかった
乙
乙
58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/25(土) 18:40:31.78 ID:gYQMfiI4o
設定とかいろいろ忘れてたけど面白かった
スヴェンカッコよかったなぁ
スヴェンカッコよかったなぁ
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/26(日) 09:48:06.89 ID:eeJb/FF9O
まさかのブラックキャットでワロタ
乙
乙
スヴェン「To loveるダークネス……?」へつづく
引用元: イヴ(適当に本を買ったらTo loveると書かれた本も買っちゃった)
ボッスン「転校生にネジついてんぞ!!」スイッチ『東雲なのさんのことか』
2018-02-20
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:01:55.04 ID:AQKhG5450
ヒメコ「あーそういえばこの間一年に転校生来たってA組の中谷さんが言うとったわー」
スイッチ『ところでボッスン、それは本当なのか?』
ボッスン「本当だって!! 背中に思いっきり!! でっかいネジがついてんの!!」
ヒメコ「ホンマか? アンタの見間違えとちゃうん?」
ボッスン「よーし! じゃあ来てみろ!! 絶対ついてるからな!!」
スイッチ『それじゃあ早速彼女のクラスの1年Q組に行くとしよう』
ヒメコ「なんで一年だけそんなにクラスあんねん!!」
スイッチ『ところでボッスン、それは本当なのか?』
ボッスン「本当だって!! 背中に思いっきり!! でっかいネジがついてんの!!」
ヒメコ「ホンマか? アンタの見間違えとちゃうん?」
ボッスン「よーし! じゃあ来てみろ!! 絶対ついてるからな!!」
スイッチ『それじゃあ早速彼女のクラスの1年Q組に行くとしよう』
ヒメコ「なんで一年だけそんなにクラスあんねん!!」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:03:03.31 ID:AQKhG5450
ボッスン「ええっ!? 帰った!!?」
ゆっこ「はい、今日ははかせがお腹空かせてるから早く帰ってご飯作らないとーって言ってましたよー」
ヒメコ「は、はかせ?」
ボッスン「チュウさんのことか?」
ヒメコ「ちゃうやろ!!」
ゆっこ「でもさっき教室出たばっかだからまだ走れば間に合うと思いますよー」
ボッスン「そっか! サンキュー!!」
ボッスン「よしお前ら! 早く外出るぞ!!」
スイッチ『転校生の東雲さんは背中にネジがついてるのか?』
ゆっこ「ついてますよー」
ボッスン「ん?」
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/12(月) 20:03:15.01 ID:3lizV+I30
原作のノリらしくっていいわwwww
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:04:08.41 ID:AQKhG5450
スイッチ『ボッスンの言ってることは本当のようだな』
ヒメコ「せやな」
ボッスン「ちょっと待って!! そんな解決方法ある!!?」
スイッチ『ある』
ヒメコ「ほらボッスン、アンタが嘘ついてへんって分かったし部室戻るでー」
ボッスン「いいやダメだ!! 俺は見せたい!! お前らに生ネジを!!」
ボッスン「ネジってのはロボットの大事な要素だ!! ロマンだ!! 男だったら見たくなるだろ!?」
ヒメコ「アタシは女や!!」
ヒメコ「せやな」
ボッスン「ちょっと待って!! そんな解決方法ある!!?」
スイッチ『ある』
ヒメコ「ほらボッスン、アンタが嘘ついてへんって分かったし部室戻るでー」
ボッスン「いいやダメだ!! 俺は見せたい!! お前らに生ネジを!!」
ボッスン「ネジってのはロボットの大事な要素だ!! ロマンだ!! 男だったら見たくなるだろ!?」
ヒメコ「アタシは女や!!」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:04:36.62 ID:AQKhG5450
一方
椿「囲碁サッカー部……?」
キリ「はい。 具体的な活動内容も不透明で……」
椿「……いつの間にそんな部活が?」
キリ「どうします会長」
椿「……一度見てみる必要があるな」
キリ「お供します……彼らは今、校庭にいます」
椿「よし、校庭に行こう」
椿「囲碁サッカー部……?」
キリ「はい。 具体的な活動内容も不透明で……」
椿「……いつの間にそんな部活が?」
キリ「どうします会長」
椿「……一度見てみる必要があるな」
キリ「お供します……彼らは今、校庭にいます」
椿「よし、校庭に行こう」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:05:10.06 ID:AQKhG5450
ボッスン「頼む!! 頼むから一緒に来て!!」
ヒメコ「もう明日でええやん……」
ロマン「お・う・じ~!!」ガシッ
ボッスン「うおっ!? ロマン!!?」
ロマン「私の頼み……きいてくれる?」周りにトーンキラキラ
スイッチ『事件か?』
ボッスン「ネームを落とした?」
ロマン「そうなの、今描いてる原稿の一番最後のシーンが……」
ボッスン「いつ落としたのに気づいたかとか……色々聞かせてもらえるか?」
ロマン「勿論!! 王子の頼みだったらなんでも引き受けるわ!!」
ロマン「そして次のページ(>>6)へ……」
ヒメコ「何わけのわからんこと言っとんねん」
ヒメコ「もう明日でええやん……」
ロマン「お・う・じ~!!」ガシッ
ボッスン「うおっ!? ロマン!!?」
ロマン「私の頼み……きいてくれる?」周りにトーンキラキラ
スイッチ『事件か?』
ボッスン「ネームを落とした?」
ロマン「そうなの、今描いてる原稿の一番最後のシーンが……」
ボッスン「いつ落としたのに気づいたかとか……色々聞かせてもらえるか?」
ロマン「勿論!! 王子の頼みだったらなんでも引き受けるわ!!」
ロマン「そして次のページ(>>6)へ……」
ヒメコ「何わけのわからんこと言っとんねん」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:05:38.20 ID:AQKhG5450
ボッスン「よしお前ら、ロマンの情報を手掛かりに手分けして探すぞ」
スイッチ『ああ』
ヒメコ「任しとき!!」
ボッスン「ロマンの原稿はどこに……?」
ドドドドド!!!
ボッスン「ぐおおおお!!!?」
みさと「笹原ぁ!!! ヤギを持ってくるなって言ってるでしょ!!」
笹原「相変わらずだな……立花みさと」
ボッスン「俺は無視!!? 巻き添え喰らった俺は無視!!?」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:06:35.00 ID:AQKhG5450
椿「立花!! 何をしている!!」
みさと「!! 生徒会長!!」
椿「学校にそんな銃火器を持って来ていいと思うのか!!」
みさと「だ、だって!! 笹原が……」
サッ
みさと「!!! クナイ!!?」
キリ「これ以上会長に抵抗したらどうなるか分かっているのか」
椿「やめろキリ!! それだとお前のやってることは同じだ!!」
キリ「!! ……申し訳ありません」
みさと「!! 生徒会長!!」
椿「学校にそんな銃火器を持って来ていいと思うのか!!」
みさと「だ、だって!! 笹原が……」
サッ
みさと「!!! クナイ!!?」
キリ「これ以上会長に抵抗したらどうなるか分かっているのか」
椿「やめろキリ!! それだとお前のやってることは同じだ!!」
キリ「!! ……申し訳ありません」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:07:01.67 ID:AQKhG5450
椿「……その銃火器は2度と持って来ないようにしろ」
みさと「そんな!! じゃあどうやって笹原に愛を伝え……」
椿「愛……?」
みさと「な、なんでもないわよ!!///」ドドドドド!!!
椿「!!!」
キインキインキイン!!!
みさと「クナイで全部弾いた!!?」
キリ「会長、怪我は?」
椿「あ、ああ。 大丈夫だ、ありがとう」
ボッスン「その弾いたやつ全部俺に当たってんだけど!!?」
みさと「そんな!! じゃあどうやって笹原に愛を伝え……」
椿「愛……?」
みさと「な、なんでもないわよ!!///」ドドドドド!!!
椿「!!!」
キインキインキイン!!!
みさと「クナイで全部弾いた!!?」
キリ「会長、怪我は?」
椿「あ、ああ。 大丈夫だ、ありがとう」
ボッスン「その弾いたやつ全部俺に当たってんだけど!!?」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:07:30.56 ID:AQKhG5450
ボッスン「……ったく、ひどい目にあったぜ」
ヒラ……
ボッスン「……ん?」
ボッスン「……!! これ、もしかして……ロマンの探してたネームじゃ……」
男1『お前との愛は……永遠だ!!』
男2『ああ///』
ボッスン「」
ヒラ……
ボッスン「……ん?」
ボッスン「……!! これ、もしかして……ロマンの探してたネームじゃ……」
男1『お前との愛は……永遠だ!!』
男2『ああ///』
ボッスン「」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:08:02.55 ID:AQKhG5450
ボッスン「えっ……ちょっ……何これ」
ボッスン「なんで男同士が……? 少女漫画ってそういう要素もあるの?」
みお「ああああああああああ!!!」タッタッタッ
ボッスン「ん? 女子の悲鳴が……」
みお「あああああああああああ!!!」タッタッタッ
ボッスン「こっちに来る!!?」
みお「爆発します!! それ爆発しますから!! 爆発爆発爆発爆発!!!!」タッタッタッ
ボッスン「爆発ぅ!!?」
みお「おらぁ!!!」
ドゴォン!!
ボッスン「はううっ!!?」
ボッスン「なんで男同士が……? 少女漫画ってそういう要素もあるの?」
みお「ああああああああああ!!!」タッタッタッ
ボッスン「ん? 女子の悲鳴が……」
みお「あああああああああああ!!!」タッタッタッ
ボッスン「こっちに来る!!?」
みお「爆発します!! それ爆発しますから!! 爆発爆発爆発爆発!!!!」タッタッタッ
ボッスン「爆発ぅ!!?」
みお「おらぁ!!!」
ドゴォン!!
ボッスン「はううっ!!?」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:08:49.99 ID:AQKhG5450
ボッスン「なんなんだよ一体……撃たれたり体当たりされたり……今日は厄日か?」
ロマン「王子ーー!! ネームあったよーーー!!!」
ボッスン「本当か!!?」
スイッチ『彼女のカバンの奥にあったそうだ』
ロマン「ごめんなさい、私ったらちゃんと隅まで見てなくて……」
ロマン「もう!! 私の馬鹿!!」頭ポカポカ
ヒメコ「なんか変なエフェクト飛んでるで」
ボッスン「……あれ、じゃあさっきのは?」
ロマン「さっき?」
ボッスン「……いや、なんでもない」
スイッチ『それよりボッスン、東雲さんを発見したぞ』
ボッスン「マジか!!? どうだったネジは!!?」
スイッチ『確かについていた。 それと東雲さんを発見したと同時に……怪しい人物も発見した』
ボッスン「怪しい人物?」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:09:15.98 ID:AQKhG5450
なの「……」スタスタ
中村(来たか、東雲なの……)
中村(先回りして待機して一時間……長かった)
中村(今日という今日こそ……お前を改造してやる)
中村「この……回路ショートくんで気絶させて!!」
ガシッ
中村「ん?」
ボッスン「中村先生……何やってんすか」
中村「!!!」
中村(来たか、東雲なの……)
中村(先回りして待機して一時間……長かった)
中村(今日という今日こそ……お前を改造してやる)
中村「この……回路ショートくんで気絶させて!!」
ガシッ
中村「ん?」
ボッスン「中村先生……何やってんすか」
中村「!!!」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:09:55.81 ID:AQKhG5450
スイッチ『それは恐らくこけしに見せかけたスタンガンですね』
中村「ち、違う!! これはこけしだ!!」
ボッスン「じゃあ今の『回路ショートくんで気絶させて』って台詞は?」
中村「しまった!! 心の声が漏れてた!!!」
ボッスン「生徒を気絶させようとするなんて……」
ボッスン「あんたは……先生失格だ!!」
中村「……くっ」ダッ!!
ヒメコ「逃げおった!!」
ボッスン「逃すか!! スリングショ……」
ガン!!
ボッスン「あん!!?」
ヒメコ「かっこ悪!!!」
スイッチ『どこかからボールが来たな』
中村「ち、違う!! これはこけしだ!!」
ボッスン「じゃあ今の『回路ショートくんで気絶させて』って台詞は?」
中村「しまった!! 心の声が漏れてた!!!」
ボッスン「生徒を気絶させようとするなんて……」
ボッスン「あんたは……先生失格だ!!」
中村「……くっ」ダッ!!
ヒメコ「逃げおった!!」
ボッスン「逃すか!! スリングショ……」
ガン!!
ボッスン「あん!!?」
ヒメコ「かっこ悪!!!」
スイッチ『どこかからボールが来たな』
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:10:24.64 ID:AQKhG5450
ボッスン「なんなんだよ今日は!!」
ボッスン「……って言ってる場合じゃねぇ!! 中村先生を……」
中村「だ、誰かぁ!!」
ボッスン「……は?」
スイッチ『どうやら自分で仕掛けた落とし穴にはまったようだな』
ヒメコ「アホか!!」
ボッスン「スタンガンだけじゃなくて落とし穴も用意してたのかよ……」
ボッスン「……って言ってる場合じゃねぇ!! 中村先生を……」
中村「だ、誰かぁ!!」
ボッスン「……は?」
スイッチ『どうやら自分で仕掛けた落とし穴にはまったようだな』
ヒメコ「アホか!!」
ボッスン「スタンガンだけじゃなくて落とし穴も用意してたのかよ……」
16: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:10:59.43 ID:AQKhG5450
なの「中村先生!! 大丈夫ですか!!?」
ボッスン「東雲さん……実は……」
ボッスン「……!!」
ボッスン(いや、彼女に不安を抱かせるような事を言っちゃいけねえ)
ボッスン「……中村先生、穴にはまって動けなくなったんだ。 一緒に助けてくれねえか?」
なの「は、はい!!」
ヒメコ「ボッスン……」
ボッスン「東雲さん……実は……」
ボッスン「……!!」
ボッスン(いや、彼女に不安を抱かせるような事を言っちゃいけねえ)
ボッスン「……中村先生、穴にはまって動けなくなったんだ。 一緒に助けてくれねえか?」
なの「は、はい!!」
ヒメコ「ボッスン……」
17: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:11:34.53 ID:AQKhG5450
ボッスン「よいしょっと……」
中村「……」
ボッスン「2度とこんな事はするな」ボソッ
中村「……」ダッ
ヒメコ「逃げたで!!」
ボッスン「……またやろうとしたら俺らが止めてやる」
なの「中村先生、無事で良かったです……」
ボッスン「そうだ、東雲さんに聞きたい事があるんだけど」
なの「聞きたい事……なんですか?」
ボッスン「なんでネジついてんの?」
なの「!!!!」
中村「……」
ボッスン「2度とこんな事はするな」ボソッ
中村「……」ダッ
ヒメコ「逃げたで!!」
ボッスン「……またやろうとしたら俺らが止めてやる」
なの「中村先生、無事で良かったです……」
ボッスン「そうだ、東雲さんに聞きたい事があるんだけど」
なの「聞きたい事……なんですか?」
ボッスン「なんでネジついてんの?」
なの「!!!!」
18: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:12:34.82 ID:AQKhG5450
なの「……」
ボッスン「……」
なの「……」
ヒメコ「……」
なの「……」
スイッチ『……』
なの「道中刺さりました!!」
ボッスン・ヒメコ「嘘つけ!!」
ボッスン「……」
なの「……」
ヒメコ「……」
なの「……」
スイッチ『……』
なの「道中刺さりました!!」
ボッスン・ヒメコ「嘘つけ!!」
19: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:13:11.04 ID:AQKhG5450
一方
大工「……っていうスポーツなんですよ!! 囲碁サッカーは!!」
椿「何が『っていうスポーツ』だ!! こんな部活は廃部だ!!」
誠「あの~……飛んでちゃったボール、とりにいってもいいですか?」
ユリア(帰りたい)
大工「……っていうスポーツなんですよ!! 囲碁サッカーは!!」
椿「何が『っていうスポーツ』だ!! こんな部活は廃部だ!!」
誠「あの~……飛んでちゃったボール、とりにいってもいいですか?」
ユリア(帰りたい)
20: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/12(月) 20:13:41.31 ID:AQKhG5450
おまけ
はかせ「これがねー!! 人の言葉を喋らせる首輪!!」
中馬「スカーフじゃねぇかそれ……そういう薬だったら俺も持ってるぞ」
はかせ「本当ーー!? ねぇねぇ、じゃあ芥川賞とれる!!?」
中馬「あー……その気になれば取れる薬も作れるな」
はかせ「本当ーーー!!? ねぇ作って!! 作って芥川賞とって!!」
中馬「分かった分かった」
はかせ「あとね!! サメもたくさん!! サメもたくさんほしい!!」
中馬「分かった分かった。 作るから」
ボッスン「あの二人キャスティングしたの誰!!? やばい発明品が生まれる未来しか見えないんだけど!!!」
終わり
はかせ「これがねー!! 人の言葉を喋らせる首輪!!」
中馬「スカーフじゃねぇかそれ……そういう薬だったら俺も持ってるぞ」
はかせ「本当ーー!? ねぇねぇ、じゃあ芥川賞とれる!!?」
中馬「あー……その気になれば取れる薬も作れるな」
はかせ「本当ーーー!!? ねぇ作って!! 作って芥川賞とって!!」
中馬「分かった分かった」
はかせ「あとね!! サメもたくさん!! サメもたくさんほしい!!」
中馬「分かった分かった。 作るから」
ボッスン「あの二人キャスティングしたの誰!!? やばい発明品が生まれる未来しか見えないんだけど!!!」
終わり
引用元: ボッスン「転校生にネジついてんぞ!!」スイッチ『東雲なのさんのことか』
小林さんちのみょみょみょ星人
2018-02-11
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:47:50.11 ID:3QXmgP7VO
僕はみょみょみょ星人。 宇宙人だみょ。
宇宙船から飛び降りて地球にやってきたみょ。
だけど着地に失敗しちゃって……
空き地の地面に頭が突き刺さってしまったみょ。
参っちゃったみょ。 みょへへへへへ。
宇宙船から飛び降りて地球にやってきたみょ。
だけど着地に失敗しちゃって……
空き地の地面に頭が突き刺さってしまったみょ。
参っちゃったみょ。 みょへへへへへ。
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:48:33.13 ID:3QXmgP7VO
みょみょみょ星人「……」
小林「……」
みょみょみょ星人「……」
小林「……」
みょみょみょ星人「……」
小林「うわああああああああああ!!!?」
小林「……」
みょみょみょ星人「……」
小林「……」
みょみょみょ星人「……」
小林「うわああああああああああ!!!?」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:49:05.09 ID:3QXmgP7VO
小林「人が!! 人が埋もれてる!!」
小林「今助けるから!!」
スポッ
小林「大丈夫ですか!!?」
みょみょみょ星人「助かったみょー!! ありがとみょー!!」
小林「よ、よかったぁ……」ホッ
小林「……?」
小林(あれ……人……じゃない?)
小林(もしかして……ドラゴン?)
小林(いや……にしてはドラゴンっぽくないな)
みょみょみょ星人「えー……とりあえず」
みょみょみょ星人「さっさと貴様の家に連れてけ馬鹿野郎!!」
小林(笑顔で何言ってんのこの子!!?)
小林「今助けるから!!」
スポッ
小林「大丈夫ですか!!?」
みょみょみょ星人「助かったみょー!! ありがとみょー!!」
小林「よ、よかったぁ……」ホッ
小林「……?」
小林(あれ……人……じゃない?)
小林(もしかして……ドラゴン?)
小林(いや……にしてはドラゴンっぽくないな)
みょみょみょ星人「えー……とりあえず」
みょみょみょ星人「さっさと貴様の家に連れてけ馬鹿野郎!!」
小林(笑顔で何言ってんのこの子!!?)
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:49:36.01 ID:3QXmgP7VO
みょみょみょ星人「じ、実は僕……自分が何者か分からないみょ」
小林「え……記憶喪失?」
みょみょみょ星人「そ、そうだみょ!! 記憶喪失だみょ!!」
みょみょみょ星人「だから暫くの間、家に泊めてほしいみょ!!」
小林「……」
小林(どうする……? 家に連れてきていいのかな? 怪しそうだけど……)
小林(それとも警察に届けようか……)
小林「え……記憶喪失?」
みょみょみょ星人「そ、そうだみょ!! 記憶喪失だみょ!!」
みょみょみょ星人「だから暫くの間、家に泊めてほしいみょ!!」
小林「……」
小林(どうする……? 家に連れてきていいのかな? 怪しそうだけど……)
小林(それとも警察に届けようか……)
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:50:22.30 ID:3QXmgP7VO
小林「所で……名前も覚えてないの?」
みょみょみょ星人「……!!」
『いいか003号!! この任務をしくじったらどうなってるか分かってるのか!!?』
『さっさと動け!! 003号!!!』
『003号!! うんこをするな!!』
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「……!!」
『いいか003号!! この任務をしくじったらどうなってるか分かってるのか!!?』
『さっさと動け!! 003号!!!』
『003号!! うんこをするな!!』
みょみょみょ星人「……」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:50:54.35 ID:3QXmgP7VO
みょみょみょ星人「そうなんだみょ……僕は名前が思い出せない……」
みょみょみょ星人「いや……名前がないんだみょ」
小林「名前が……ない?」
小林「記憶喪失で名前を忘れたんじゃなくて? 名前がないってのははっきり覚えているの?」
みょみょみょ星人「うん……覚えているみょ」
小林「……そっか」
小林(記憶喪失……けど名前がないのは覚えてる……)
小林(名前がないって……どういう事なんだろう)
小林「……」
小林(私一人じゃ解決できそうにないな)
小林(一応トールにも聞いてみよう)
みょみょみょ星人「いや……名前がないんだみょ」
小林「名前が……ない?」
小林「記憶喪失で名前を忘れたんじゃなくて? 名前がないってのははっきり覚えているの?」
みょみょみょ星人「うん……覚えているみょ」
小林「……そっか」
小林(記憶喪失……けど名前がないのは覚えてる……)
小林(名前がないって……どういう事なんだろう)
小林「……」
小林(私一人じゃ解決できそうにないな)
小林(一応トールにも聞いてみよう)
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:51:29.59 ID:3QXmgP7VO
小林「じゃあ……とりあえずうちに来な」
みょみょみょ星人「いいのかみょ!!?」
小林「いいよ、外も寒くなって来たし。 早く家に行こう」
みょみょみょ星人「わーいわーい!! やったみょー!!」
みょみょみょ星人「ありがとみょー!! えーっと……」
みょみょみょ星人「……名前、なんて言うみょ?」
小林「私? ……小林」
みょみょみょ星人「小林……」
みょみょみょ星人「いいのかみょ!!?」
小林「いいよ、外も寒くなって来たし。 早く家に行こう」
みょみょみょ星人「わーいわーい!! やったみょー!!」
みょみょみょ星人「ありがとみょー!! えーっと……」
みょみょみょ星人「……名前、なんて言うみょ?」
小林「私? ……小林」
みょみょみょ星人「小林……」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:51:59.63 ID:3QXmgP7VO
『003号!!』
『003号!!!!』
『003号!!!!!!』
みょみょみょ星人「小林……」
小林「……?」
みょみょみょ星人「小林……みょへへへへへ」
『003号!!!!』
『003号!!!!!!』
みょみょみょ星人「小林……」
小林「……?」
みょみょみょ星人「小林……みょへへへへへ」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:52:34.81 ID:3QXmgP7VO
みょみょみょ星人「小林って名前、すっごくいいみょー!!」
小林「……そうかな? 結構ありきたりな苗字だけど」
みょみょみょ星人「凄くいいみょー!! 小林って名前凄くいいみょー!!」
小林「……」
小林(名前……ないんだよね)
小林(だったら……)
小林「名前……ほしい?」
みょみょみょ星人「?」
小林「小林って名前……ほしい?」
みょみょみょ星人「!!! 欲しいみょ!! 凄く欲しいみょーーーー!!!」
小林「分かった。 じゃあ今日から……」
小林「君の名前は……小林ね」
みょみょみょ星人「わーい!! 小林みょー!! 今日から小林みょー!!」
小林「……」
小林(どうしてこの子には……名前が与えられなかったんだろう)
小林「……そうかな? 結構ありきたりな苗字だけど」
みょみょみょ星人「凄くいいみょー!! 小林って名前凄くいいみょー!!」
小林「……」
小林(名前……ないんだよね)
小林(だったら……)
小林「名前……ほしい?」
みょみょみょ星人「?」
小林「小林って名前……ほしい?」
みょみょみょ星人「!!! 欲しいみょ!! 凄く欲しいみょーーーー!!!」
小林「分かった。 じゃあ今日から……」
小林「君の名前は……小林ね」
みょみょみょ星人「わーい!! 小林みょー!! 今日から小林みょー!!」
小林「……」
小林(どうしてこの子には……名前が与えられなかったんだろう)
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:53:08.20 ID:3QXmgP7VO
ガチャッ
小林「ただいまー」
トール「小林さん!! お帰りなさ……」
トール「!!!!!!!!!!????」
みょみょみょ星人「こんばんはだみょー!!!」
トール「だ、だだだだだだだだ誰ですかあなた!!!?」
みょみょみょ星人「僕の名前は小林だみょー!! みょっへへー!!」
トール「こ、こここここここここここ小林!!!?」
トール「小林さん……もしかして……この子と結婚したんですか!!?」
小林「違う」
小林「ただいまー」
トール「小林さん!! お帰りなさ……」
トール「!!!!!!!!!!????」
みょみょみょ星人「こんばんはだみょー!!!」
トール「だ、だだだだだだだだ誰ですかあなた!!!?」
みょみょみょ星人「僕の名前は小林だみょー!! みょっへへー!!」
トール「こ、こここここここここここ小林!!!?」
トール「小林さん……もしかして……この子と結婚したんですか!!?」
小林「違う」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:53:43.10 ID:3QXmgP7VO
トール「記憶喪失!!!? しかも……名前がない!!!?」
小林「うん。 とりあえずうちに泊めようと思って」
小林「トールはこの子に見覚えはない?」
トール「いや……全く覚えがないですね。 カンナはあの子知ってますか?」
カンナ「知らない」
小林「そっか……じゃあドラゴンじゃなさそうだね」
みょみょみょ星人「うわー!! この服凄いいいみょー!!」
トール「なっ!!?」
小林「うん。 とりあえずうちに泊めようと思って」
小林「トールはこの子に見覚えはない?」
トール「いや……全く覚えがないですね。 カンナはあの子知ってますか?」
カンナ「知らない」
小林「そっか……じゃあドラゴンじゃなさそうだね」
みょみょみょ星人「うわー!! この服凄いいいみょー!!」
トール「なっ!!?」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:54:19.08 ID:3QXmgP7VO
小林「それはメイド服だよ」
みょみょみょ星人「僕も着てみたいみょー!!」
トール「何言ってるんですか!!? あなたのサイズのメイド服なんてありませんよ!!」
トール「あなた男じゃないですか!! それにこの服は私だけの特権なんです!!」
小林「そんな決まりはない」
みょみょみょ星人「……着てみたいみょー」
小林「……」
小林「子どものメイド服、 探せばあるかもしれないからさ」
小林「明日買いに行く?」
みょみょみょ星人「!!!? いいのかみょ!!?」
小林「うん、いいよ」
みょみょみょ星人「わーい!! ありがとうだみょー!!」
トール「ぐぬぬ……二人の距離が縮まっていく……」ゴゴゴゴ
カンナ「トール様、顔がマジやば」
みょみょみょ星人「僕も着てみたいみょー!!」
トール「何言ってるんですか!!? あなたのサイズのメイド服なんてありませんよ!!」
トール「あなた男じゃないですか!! それにこの服は私だけの特権なんです!!」
小林「そんな決まりはない」
みょみょみょ星人「……着てみたいみょー」
小林「……」
小林「子どものメイド服、 探せばあるかもしれないからさ」
小林「明日買いに行く?」
みょみょみょ星人「!!!? いいのかみょ!!?」
小林「うん、いいよ」
みょみょみょ星人「わーい!! ありがとうだみょー!!」
トール「ぐぬぬ……二人の距離が縮まっていく……」ゴゴゴゴ
カンナ「トール様、顔がマジやば」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:55:03.13 ID:3QXmgP7VO
次の日
小林「あった。 ほら」
みょみょみょ星人「うわー!! 凄くカッコいいみょー!!」
小林「か、カッコいい……?」
みょみょみょ星人「うん!! カッコいいみょー!!!」
小林(どっちかっていうとメイド服は可愛いんだけどね……)
小林「まぁ……気にいってるならいいか」
みょみょみょ星人「か、買ってもいいみょ?」
小林「うん、いいよ」
みょみょみょ星人「わーい! ありがとみょー!!」
小林「あった。 ほら」
みょみょみょ星人「うわー!! 凄くカッコいいみょー!!」
小林「か、カッコいい……?」
みょみょみょ星人「うん!! カッコいいみょー!!!」
小林(どっちかっていうとメイド服は可愛いんだけどね……)
小林「まぁ……気にいってるならいいか」
みょみょみょ星人「か、買ってもいいみょ?」
小林「うん、いいよ」
みょみょみょ星人「わーい! ありがとみょー!!」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:55:36.88 ID:3QXmgP7VO
みょみょみょ星人「……!!」
みょみょみょ星人「ちょ、ちょっとトイレみょ!! すぐ戻ってくるみょ!!」
小林「うん、分かった」
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「はい、こちら003号」
『003号……任務はどうなっている?』
みょみょみょ星人「……任務?」
『まさかお前……地球を征服するのを忘れてないだろうな?』
みょみょみょ星人「!!!」
みょみょみょ星人「ちょ、ちょっとトイレみょ!! すぐ戻ってくるみょ!!」
小林「うん、分かった」
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「はい、こちら003号」
『003号……任務はどうなっている?』
みょみょみょ星人「……任務?」
『まさかお前……地球を征服するのを忘れてないだろうな?』
みょみょみょ星人「!!!」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:56:12.15 ID:3QXmgP7VO
みょみょみょ星人「も、勿論だみょ!! 忘れてないみょ!!」
『そうか……ならいい』
『この任務は003号、お前にかかっている』
『ヘマしたらどうなるか分かってるだろうな? 003号』
みょみょみょ星人「わ、分かってるみょ……」
みょみょみょ星人「……ボス」
『なんだ?』
みょみょみょ星人「そ、その003号って名前やめてほしいみょ……僕にもちゃんとした名前を……」
『必要ない』
みょみょみょ星人「え……?」
『そうか……ならいい』
『この任務は003号、お前にかかっている』
『ヘマしたらどうなるか分かってるだろうな? 003号』
みょみょみょ星人「わ、分かってるみょ……」
みょみょみょ星人「……ボス」
『なんだ?』
みょみょみょ星人「そ、その003号って名前やめてほしいみょ……僕にもちゃんとした名前を……」
『必要ない』
みょみょみょ星人「え……?」
16: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:56:45.96 ID:3QXmgP7VO
『お前如きに名前など必要ないと言ったんだ』
『分かったらさっさと任務を続けろ!! 003号!!!』
プツッ
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「お、お待たせみょー!! 早く帰るみょー!!」
小林「そうだね、トール達も待ってるだろうし」
『分かったらさっさと任務を続けろ!! 003号!!!』
プツッ
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「お、お待たせみょー!! 早く帰るみょー!!」
小林「そうだね、トール達も待ってるだろうし」
17: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:57:16.68 ID:3QXmgP7VO
こうして僕はこの家で色んな経験をしたみょ。
トール「いいですか!! 今日から私の事は先輩って呼んでくださいね!!」
みょみょみょ星人「分かったみょマグロ!!」
トール「全然分かってないじゃないですか!!」
トール「……兎に角、その服を着るからには私が先輩メイドとしてたっぷりと教えてあげますからね!!」
みょみょみょ星人「分かったみょ唐揚げ!!」
トール「さっきから一文字もカスってませんよ!!?」
トール「いいですか!! 今日から私の事は先輩って呼んでくださいね!!」
みょみょみょ星人「分かったみょマグロ!!」
トール「全然分かってないじゃないですか!!」
トール「……兎に角、その服を着るからには私が先輩メイドとしてたっぷりと教えてあげますからね!!」
みょみょみょ星人「分かったみょ唐揚げ!!」
トール「さっきから一文字もカスってませんよ!!?」
18: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:57:57.66 ID:3QXmgP7VO
ファフニール「……」ピコピコピコピコ
滝谷「……」ピコピコピコピコ
みょみょみょ星人「ピコピコピコピコ」
滝谷「自分で言ってるでヤンスか!!?」
カンナ「見て才川、小林」
みょみょみょ星人「みょへへー!!」
才川(こ、これは……私のライバル!!)
才川(カンナさんは渡さないんだから!!)
滝谷「……」ピコピコピコピコ
みょみょみょ星人「ピコピコピコピコ」
滝谷「自分で言ってるでヤンスか!!?」
カンナ「見て才川、小林」
みょみょみょ星人「みょへへー!!」
才川(こ、これは……私のライバル!!)
才川(カンナさんは渡さないんだから!!)
19: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 11:58:33.23 ID:3QXmgP7VO
そして月日が経ち……
みょみょみょ星人「お掃除終わったみょー!!」
小林「凄いね小林ー。 ピッカピカだよー」
みょみょみょ星人「みょへへー」
トール「あ、あんなにポテンシャルがあるなんて……私の立場は……」
トール「……って、弱気になっちゃダメです!! 私も負けませんよ!!」
小林「ところで小林……本当に下の名前いらないの?」
みょみょみょ星人「いらないみょ!! 僕は小林って名前が大好きなんだみょー!!」
みょみょみょ星人「……!!」
みょみょみょ星人「ちょ、ちょっと外の空気吸ってくるみょ!!」
バタン!!
トール「あいつ、最近ああ言って外に行くの多くないですか?」
トール「外出する時も……しょっちゅうトイレ行きますし」
小林「……」
みょみょみょ星人「お掃除終わったみょー!!」
小林「凄いね小林ー。 ピッカピカだよー」
みょみょみょ星人「みょへへー」
トール「あ、あんなにポテンシャルがあるなんて……私の立場は……」
トール「……って、弱気になっちゃダメです!! 私も負けませんよ!!」
小林「ところで小林……本当に下の名前いらないの?」
みょみょみょ星人「いらないみょ!! 僕は小林って名前が大好きなんだみょー!!」
みょみょみょ星人「……!!」
みょみょみょ星人「ちょ、ちょっと外の空気吸ってくるみょ!!」
バタン!!
トール「あいつ、最近ああ言って外に行くの多くないですか?」
トール「外出する時も……しょっちゅうトイレ行きますし」
小林「……」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 12:49:36.84 ID:/94UBiaqO
でんじゃらすじーさんか
21: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:02:21.80 ID:I+7+ISHV0
みょみょみょ星人「……もしもし」
『何をやっている003号!! いつになったら地球の征服は終わるんだ!!』
みょみょみょ星人「!!」
『こんな弱小な星などすぐに征服できるだろ!! このノロマ!!』
『ほかのやつらはとっくに別の星を征服してるぞ!!!』
『下っ端のお前に相応しい任務をやったのに……このザマとはな!!』
みょみょみょ星人「……ごめんなさいみょ」
『何をやっている003号!! いつになったら地球の征服は終わるんだ!!』
みょみょみょ星人「!!」
『こんな弱小な星などすぐに征服できるだろ!! このノロマ!!』
『ほかのやつらはとっくに別の星を征服してるぞ!!!』
『下っ端のお前に相応しい任務をやったのに……このザマとはな!!』
みょみょみょ星人「……ごめんなさいみょ」
22: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:02:48.55 ID:I+7+ISHV0
みょみょみょ星人「……!!! そうだボス!! 言い忘れてた事があるみょ!!」
『なんだ?』
みょみょみょ星人「実は僕、すっごくいい名前をもらったんだみょー!!」
みょみょみょ星人「小林っていう……」
『死ね!!!』
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「……へ?」
『なんだ?』
みょみょみょ星人「実は僕、すっごくいい名前をもらったんだみょー!!」
みょみょみょ星人「小林っていう……」
『死ね!!!』
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「……へ?」
23: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:03:26.86 ID:I+7+ISHV0
『お前なんか必要ない!! 今すぐ死ね!!』
みょみょみょ星人「……」
カチ……カチ……
みょみょみょ星人「……!!」
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
みょみょみょ星人「あの……ボス、さっきからカチカチ音が……」
『時限爆弾だ!!』
みょみょみょ星人「!!!?」
『こんな事もあろうかとお前の体内にセットしていた!!』
『お前はもう必要ない!! 地球と一緒に死ね!!!』
プツッ
みょみょみょ星人「……」
カチ……カチ……
みょみょみょ星人「……!!」
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
みょみょみょ星人「あの……ボス、さっきからカチカチ音が……」
『時限爆弾だ!!』
みょみょみょ星人「!!!?」
『こんな事もあろうかとお前の体内にセットしていた!!』
『お前はもう必要ない!! 地球と一緒に死ね!!!』
プツッ
24: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:03:56.67 ID:I+7+ISHV0
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「僕は……どうすれば……」
小林「……」
トール「……」
みょみょみょ星人「!!!」
小林「ごめんね、盗み聞きするつもりはなかったんだけど……不安で様子を見に来たら……」
小林「今の話は……本当なの?」
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「ごめんなさいみょ……」
みょみょみょ星人「僕は……嘘をついてたみょ」
みょみょみょ星人「僕は……どうすれば……」
小林「……」
トール「……」
みょみょみょ星人「!!!」
小林「ごめんね、盗み聞きするつもりはなかったんだけど……不安で様子を見に来たら……」
小林「今の話は……本当なの?」
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「ごめんなさいみょ……」
みょみょみょ星人「僕は……嘘をついてたみょ」
25: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:04:30.97 ID:I+7+ISHV0
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
みょみょみょ星人「……?」
トール「小林さん!! あれ!!」
小林「……!!」
小林「あれは……宇宙船?」
みょみょみょ星人「た、大変だみょ……僕が爆発したのを皮切りに……地球に攻め込む気だみょ」
小林「そ、そんな……」
みょみょみょ星人「……?」
トール「小林さん!! あれ!!」
小林「……!!」
小林「あれは……宇宙船?」
みょみょみょ星人「た、大変だみょ……僕が爆発したのを皮切りに……地球に攻め込む気だみょ」
小林「そ、そんな……」
26: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:05:00.43 ID:I+7+ISHV0
トール「大丈夫ですよ!! あんな宇宙船、私にかかれば一発です!!」
みょみょみょ星人「その必要はないみょ」
トール「な、なんでですか!!?」
みょみょみょ星人「僕が宇宙船に突っ込めば……体内にある爆弾が爆発して……宇宙船を破壊できるみょ」
トール「!!!」
小林「で、でも!! そんな事したら小林が!!」
みょみょみょ星人「その必要はないみょ」
トール「な、なんでですか!!?」
みょみょみょ星人「僕が宇宙船に突っ込めば……体内にある爆弾が爆発して……宇宙船を破壊できるみょ」
トール「!!!」
小林「で、でも!! そんな事したら小林が!!」
27: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:07:28.57 ID:I+7+ISHV0
みょみょみょ星人「いいんだみょ。 先輩が宇宙船を破壊しても……僕の時限爆弾はどうにもならないみょ」
みょみょみょ星人「だったら……こうするしかないみょ」
トール「ダメです!! 絶対にダメです!!!」
みょみょみょ星人「!!」
トール「いいですか!!! これは先輩命令ですよ!!!」
トール「命を投げ捨てるような事なんて絶対許しませんよ!!」
みょみょみょ星人「じゃあ……解決方法はあるのかみょ?」
トール「……!!」
トール「それ、は……」
みょみょみょ星人「だったら……こうするしかないみょ」
トール「ダメです!! 絶対にダメです!!!」
みょみょみょ星人「!!」
トール「いいですか!!! これは先輩命令ですよ!!!」
トール「命を投げ捨てるような事なんて絶対許しませんよ!!」
みょみょみょ星人「じゃあ……解決方法はあるのかみょ?」
トール「……!!」
トール「それ、は……」
28: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:08:59.19 ID:I+7+ISHV0
みょみょみょ星人「もう行くみょ」バッ
小林「!!! 飛んだ……」
みょみょみょ星人「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
小林「小林!! 待って!!!」
トール「待ちなさい小林!!」
小林(確かに小林が突っ込めば私達は死なずに済む……でも!!!)
小林(小林がいない生活なんて……私は……)
小林(そんなのやだ!!!)
『何をする気だ!! 003号!!!』
小林「小林!!! お願い戻って!!!」
トール「先輩の言うことが聞けないんですか小林!!!」
『止まれ003号!!!』
小林「小林!!!」
トール「小林!!!」
小林「!!! 飛んだ……」
みょみょみょ星人「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
小林「小林!! 待って!!!」
トール「待ちなさい小林!!」
小林(確かに小林が突っ込めば私達は死なずに済む……でも!!!)
小林(小林がいない生活なんて……私は……)
小林(そんなのやだ!!!)
『何をする気だ!! 003号!!!』
小林「小林!!! お願い戻って!!!」
トール「先輩の言うことが聞けないんですか小林!!!」
『止まれ003号!!!』
小林「小林!!!」
トール「小林!!!」
29: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:10:36.29 ID:I+7+ISHV0
みょみょみょ星人「……」
みょみょみょ星人「小林……先輩……みんな……」
みょみょみょ星人「僕の名前を呼んでくれてありがとうだみょ!!!」
ドカーン!!!
『ぐわあああああああああ!!!』
みょみょみょ星人「小林……先輩……みんな……」
みょみょみょ星人「僕の名前を呼んでくれてありがとうだみょ!!!」
ドカーン!!!
『ぐわあああああああああ!!!』
30: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:11:11.50 ID:I+7+ISHV0
小林「あ……あ……」
トール「……」
小林「ああ……ああ……」
トール「……」
小林「小林……なんで……どうして……」
トール「……ふんっ!!」
小林「……?」
トール「あ、あんなやつ……いなくて精々しますよ!!」
トール「これで小林さんに一番仕えるメイドは私ですね!!」
小林「トール!!!! 今自分が何言って……」
トール「……う」
小林「!!!」
トール「うう……」
トール「うわああああああああああああん!!!」
トール「……」
小林「ああ……ああ……」
トール「……」
小林「小林……なんで……どうして……」
トール「……ふんっ!!」
小林「……?」
トール「あ、あんなやつ……いなくて精々しますよ!!」
トール「これで小林さんに一番仕えるメイドは私ですね!!」
小林「トール!!!! 今自分が何言って……」
トール「……う」
小林「!!!」
トール「うう……」
トール「うわああああああああああああん!!!」
31: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/10(土) 20:11:43.03 ID:I+7+ISHV0
トール「だって……こうでも言わないと……」
トール「悲しい思いが……消えないんですよぉ……」
小林「……」
『はーはっはっはっ!!!』
小林・トール「!!!!」
『馬鹿め!! 無駄死にだったな003号!!!』
小林「そんな……どうして……」
『俺はハナから宇宙船になんぞいなかった!! あいつは騙されたのさ!!!』
トール「……どこにいるんですか!! 姿を現しなさい!!」
『何を言っている……俺はずっとお前達といたじゃないか!!』
小林「え……?」
『いいだろう……冥土の土産に見せてやろう!!』
『俺様の正体をなあぁぁ!!』
トール「悲しい思いが……消えないんですよぉ……」
小林「……」
『はーはっはっはっ!!!』
小林・トール「!!!!」
『馬鹿め!! 無駄死にだったな003号!!!』
小林「そんな……どうして……」
『俺はハナから宇宙船になんぞいなかった!! あいつは騙されたのさ!!!』
トール「……どこにいるんですか!! 姿を現しなさい!!」
『何を言っている……俺はずっとお前達といたじゃないか!!』
小林「え……?」
『いいだろう……冥土の土産に見せてやろう!!』
『俺様の正体をなあぁぁ!!』
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 20:12:21.53 ID:I+7+ISHV0
◆LYNKFR8ptk「どっこいしょっと」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 20:14:23.81 ID:I+7+ISHV0
小林「……」
トール「……」
◆LYNKFR8PTk「……」
小林「……」
トール「……」
◆LYNKFR8PTk「……」
◆LYNKFR8PTk「俺様がああああああああああ!!! ボスじゃあああああああああああ!!!」
トール「……」
◆LYNKFR8PTk「……」
小林「……」
トール「……」
◆LYNKFR8PTk「……」
◆LYNKFR8PTk「俺様がああああああああああ!!! ボスじゃあああああああああああ!!!」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 20:15:13.93 ID:I+7+ISHV0
◆LYNKFR8PTk「どうやらあまりにも驚いて言葉も出ないようだな」
◆LYNKFR8PTk「いいか? 人にしろ化け物にしろ……生き物ってのはな」
◆LYNKFR8PTk「まず利用して」
◆LYNKFR8PTk「利用して利用して利用して」
◆LYNKFR8PTk「利用して利用して利用して利用して利用して利用して利用して利用して」
◆LYNKFR8PTk「利用してから殺す」
◆LYNKFR8PTk「それがボス……いや、悪魔だ」
◆LYNKFR8PTk「さぁて……俺の姿をみちゃあ命はねえ」
◆LYNKFR8PTk「てめぇらも俺に利用されて死ねやああああああああああ!!!」
小林「トール」
トール「はい」
ドゴオオオオン!!
◆LYNKFR8PTk「ぐはおおおおおおおおおおおおおお!!?」
◆LYNKFR8PTk「いいか? 人にしろ化け物にしろ……生き物ってのはな」
◆LYNKFR8PTk「まず利用して」
◆LYNKFR8PTk「利用して利用して利用して」
◆LYNKFR8PTk「利用して利用して利用して利用して利用して利用して利用して利用して」
◆LYNKFR8PTk「利用してから殺す」
◆LYNKFR8PTk「それがボス……いや、悪魔だ」
◆LYNKFR8PTk「さぁて……俺の姿をみちゃあ命はねえ」
◆LYNKFR8PTk「てめぇらも俺に利用されて死ねやああああああああああ!!!」
小林「トール」
トール「はい」
ドゴオオオオン!!
◆LYNKFR8PTk「ぐはおおおおおおおおおおおおおお!!?」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 20:15:45.48 ID:I+7+ISHV0
◆LYNKFR8PTk(そんな……俺は……)
◆LYNKFR8PTk(最初から……ずっと……)
◆LYNKFR8PTk(乗っ取り防止の為につけてたのに……)
◆LYNKFR8PTk(IDが変わるから……つけてたのに……)
◆LYNKFR8PTk(過去作をググってもらいたいから……つけてたのに……)
◆LYNKFR8PTk「トリップつけてたのにひどいやああああああああああ!!!」
ドカーン!!
◆LYNKFR8PTk(最初から……ずっと……)
◆LYNKFR8PTk(乗っ取り防止の為につけてたのに……)
◆LYNKFR8PTk(IDが変わるから……つけてたのに……)
◆LYNKFR8PTk(過去作をググってもらいたいから……つけてたのに……)
◆LYNKFR8PTk「トリップつけてたのにひどいやああああああああああ!!!」
ドカーン!!
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 20:16:13.64 ID:I+7+ISHV0
トール「これで……平和は守られましたね」
小林「うん……ありがとうトール」
トール「でも……小林は……」
小林「……」
みょみょみょ星人「いやーすっかり生きてたみょー!!」
小林・トール「!!!!!?」
小林「うん……ありがとうトール」
トール「でも……小林は……」
小林「……」
みょみょみょ星人「いやーすっかり生きてたみょー!!」
小林・トール「!!!!!?」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 20:16:42.22 ID:I+7+ISHV0
小林「小林!!!? なんで!!? なんでここに!!!?」
トール「自爆したんじゃないんですか!!?」
みょみょみょ星人「それが……僕にも分からないみょ」
翔太「よ、よかった……間に合った」
ルコア「偉いねぇ翔太くん!!」
トール「ルコアさん!!?」
ルコア「実は通りかかったら君達を見て……」
ルコア「そしたら翔太くんが覚えたての魔法でなら助けられるかもしれないって!!」
トール「覚えたての……魔法?」
翔太「う、うん……アポート」
小林「!!! じゃあもしかして……小林だけを移動させて……」
翔太「うん」
ルコア「凄いよ翔太くん!! 君は命を救ったんだよ!!」
翔太「う、うわあ!! 近いって!!///」
小林「翔太くん……ありがとう」
トール「自爆したんじゃないんですか!!?」
みょみょみょ星人「それが……僕にも分からないみょ」
翔太「よ、よかった……間に合った」
ルコア「偉いねぇ翔太くん!!」
トール「ルコアさん!!?」
ルコア「実は通りかかったら君達を見て……」
ルコア「そしたら翔太くんが覚えたての魔法でなら助けられるかもしれないって!!」
トール「覚えたての……魔法?」
翔太「う、うん……アポート」
小林「!!! じゃあもしかして……小林だけを移動させて……」
翔太「うん」
ルコア「凄いよ翔太くん!! 君は命を救ったんだよ!!」
翔太「う、うわあ!! 近いって!!///」
小林「翔太くん……ありがとう」
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 20:17:23.36 ID:I+7+ISHV0
みょみょみょ星人「小林!!!」
小林「!!」
みょみょみょ星人「僕……これからも……小林の家で暮らしていいみょ?」
小林「……うん、勿論」
小林「……ね、トール?」
トール「し、仕方ないですね……」
トール「いいですか!! これからビシバシ鍛えますからね!!」
小林「……素直じゃないんだから」
みょみょみょ星人「わーい!!」
小林「……小林」
小林「小林はもう……立派な私の家族だよ」
「ボス死んだって」
「じゃあほかの星征服するのやめるか」
宇宙は平和になった。
小林さんちのみょみょみょ星人~トリップつけてたのにひどいや~
完
小林「!!」
みょみょみょ星人「僕……これからも……小林の家で暮らしていいみょ?」
小林「……うん、勿論」
小林「……ね、トール?」
トール「し、仕方ないですね……」
トール「いいですか!! これからビシバシ鍛えますからね!!」
小林「……素直じゃないんだから」
みょみょみょ星人「わーい!!」
小林「……小林」
小林「小林はもう……立派な私の家族だよ」
「ボス死んだって」
「じゃあほかの星征服するのやめるか」
宇宙は平和になった。
小林さんちのみょみょみょ星人~トリップつけてたのにひどいや~
完
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 20:45:57.36 ID:SO9gqOijO
乙
40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 22:34:01.25 ID:iyaXiIX20
懐かしすぎ
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 22:37:47.37 ID:DsJ4z1EYO
乙
みょみょみょ星人の時点で懐かしかったが、かこんでいたのにひどいやまで出てきて膝から崩れた
みょみょみょ星人の時点で懐かしかったが、かこんでいたのにひどいやまで出てきて膝から崩れた
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/10(土) 23:07:38.67 ID:x0ZvkpEWo
乙
次はスーパーマリオくんだな
次はスーパーマリオくんだな
引用元: 小林さんちのみょみょみょ星人
大正浪漫少女野崎くん~佐倉大戦~
2018-02-09
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:05:30.55 ID:y9pcruVB0
鹿島「こんにちは……今日からここに赴任した鹿島一郎だよ、よろしくね」
佐倉「さ、佐倉さくらです!! よろしくお願いします!!」
瀬尾「瀬尾カンナでーす」
御子柴「お前は俺を見れなくなるぜ。 なんせ……俺はすみれのように綺麗すぎて眩しいからな」
御子柴「……///」
佐倉「この子は御子柴すみれちゃん!!」
鹿島「うん、よろしくね」
佐倉「さ、佐倉さくらです!! よろしくお願いします!!」
瀬尾「瀬尾カンナでーす」
御子柴「お前は俺を見れなくなるぜ。 なんせ……俺はすみれのように綺麗すぎて眩しいからな」
御子柴「……///」
佐倉「この子は御子柴すみれちゃん!!」
鹿島「うん、よろしくね」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:06:34.93 ID:y9pcruVB0
佐倉「鹿島さんって演劇部出身なんですよね!? 堀支配人から聞きました!!」
鹿島「私? うん、まぁね」
佐倉「じゃあミュージカル得意なんですか!!?」
鹿島「ミュージカル、かぁ……」
鹿島(歌はちょっとなぁ……)
佐倉「私、演技も歌も全然駄目で……」
鹿島「……」
『大丈夫、私も歌下手だから』
→『大丈夫、私がちゃんと教えてあげるよ』
鹿島「私? うん、まぁね」
佐倉「じゃあミュージカル得意なんですか!!?」
鹿島「ミュージカル、かぁ……」
鹿島(歌はちょっとなぁ……)
佐倉「私、演技も歌も全然駄目で……」
鹿島「……」
『大丈夫、私も歌下手だから』
→『大丈夫、私がちゃんと教えてあげるよ』
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:07:06.91 ID:y9pcruVB0
鹿島「大丈夫、私がちゃんと教えてあげるよ」
佐倉「ほ、本当ですか!!?」
鹿島「うん、だからそんな悲しそうな顔をしないで……」
鹿島「君は笑顔が似合うんだから、笑顔でいないとね」
佐倉「鹿島さん……」
鹿島「……」
鹿島(あれ、好感度UPのSEが流れない)
佐倉「ほ、本当ですか!!?」
鹿島「うん、だからそんな悲しそうな顔をしないで……」
鹿島「君は笑顔が似合うんだから、笑顔でいないとね」
佐倉「鹿島さん……」
鹿島「……」
鹿島(あれ、好感度UPのSEが流れない)
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:07:44.85 ID:y9pcruVB0
瀬尾「~♪」
鹿島「凄いね、こんなに歌が上手いなんて……」
瀬尾「あー疲れた。 ねぇ少尉、バスケしようよ」
鹿島「バスケ? うん、いいよ!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン!!
鹿島「ほっ!!」ガシッ
瀬尾「少尉、運動神経いいなー」
鹿島「……ていうかこれ、ドッジボールだよね?」
瀬尾「いやー、なかなか当たってくれないからあんまりスカッとしないなー」
鹿島「……」
→『(わざと当たろうかな)』
『(それでも全力で応えなきゃ)』
鹿島「凄いね、こんなに歌が上手いなんて……」
瀬尾「あー疲れた。 ねぇ少尉、バスケしようよ」
鹿島「バスケ? うん、いいよ!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン!!
鹿島「ほっ!!」ガシッ
瀬尾「少尉、運動神経いいなー」
鹿島「……ていうかこれ、ドッジボールだよね?」
瀬尾「いやー、なかなか当たってくれないからあんまりスカッとしないなー」
鹿島「……」
→『(わざと当たろうかな)』
『(それでも全力で応えなきゃ)』
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:08:12.56 ID:y9pcruVB0
鹿島(わざと当たろうかな)
瀬尾「いくぞー!!」ブン
ガシッ!!
堀「てめえ、鹿島を傷つけるな!!」
鹿島「支配人!!」
堀「当てるなら顔以外にしろ!!」
鹿島「当てるのは否定しないんですか!!?」
瀬尾「いくぞー!!」ブン
ガシッ!!
堀「てめえ、鹿島を傷つけるな!!」
鹿島「支配人!!」
堀「当てるなら顔以外にしろ!!」
鹿島「当てるのは否定しないんですか!!?」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:08:41.75 ID:y9pcruVB0
御子柴「……」
鹿島「すみれくん、どうしたの?」
御子柴「……なんでもねぇよ」プイッ
鹿島「……! 成る程、中々みんなの輪に入れなくて困ってるんだね」
御子柴「は、はぁ!!? 違えよ!! お前に俺の何が分かるんだよ!!」
鹿島「ううん、分かるよ。 いや、分からないといけないんだよ」
鹿島「だって……私はみんなの隊長なんだから」
御子柴「!!!」
鹿島「そうだ、何か食べに行く? ゆっくり話そうよ」
御子柴「……おう」
テンテレテンテンテン♪
鹿島(やっとSEが流れた)
鹿島「すみれくん、どうしたの?」
御子柴「……なんでもねぇよ」プイッ
鹿島「……! 成る程、中々みんなの輪に入れなくて困ってるんだね」
御子柴「は、はぁ!!? 違えよ!! お前に俺の何が分かるんだよ!!」
鹿島「ううん、分かるよ。 いや、分からないといけないんだよ」
鹿島「だって……私はみんなの隊長なんだから」
御子柴「!!!」
鹿島「そうだ、何か食べに行く? ゆっくり話そうよ」
御子柴「……おう」
テンテレテンテンテン♪
鹿島(やっとSEが流れた)
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:09:09.74 ID:y9pcruVB0
ブーーーー!! ブーーーー!!
鹿島「!! この音は……」
佐倉「出撃開始!!」
瀬尾「おっしゃ!!」
御子柴「おう!!」
堀「……頼んだぞ、お前ら」
鹿島「私達の敵、それは……」
野崎「君達もアシスタントやらないか?」
若松「楽しいですよ!!」
鹿島「黒野崎会!!」
鹿島「!! この音は……」
佐倉「出撃開始!!」
瀬尾「おっしゃ!!」
御子柴「おう!!」
堀「……頼んだぞ、お前ら」
鹿島「私達の敵、それは……」
野崎「君達もアシスタントやらないか?」
若松「楽しいですよ!!」
鹿島「黒野崎会!!」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:09:36.36 ID:y9pcruVB0
鹿島「誰構わずに漫画のアシスタントの勧誘をしている謎の組織……」
鹿島「みんな……決して油断しちゃ駄目だよ!!」
佐倉「はい!!」
野崎「そこの君、ベタとか美味そうだな。 うちに来ないか?」
佐倉「喜んで!!///」テンテレテンテンテン♪
鹿島「ええええええええ!!?」
鹿島「みんな……決して油断しちゃ駄目だよ!!」
佐倉「はい!!」
野崎「そこの君、ベタとか美味そうだな。 うちに来ないか?」
佐倉「喜んで!!///」テンテレテンテンテン♪
鹿島「ええええええええ!!?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:10:04.97 ID:y9pcruVB0
野崎「野崎です。 こっちはトーン担当の若松」
若松「よろしくお願いします!!」
佐倉「私、頑張ります!!」
鹿島「さくらくん!! 目を覚まして!!」
瀬尾「少尉、面白そうだから私もあっちに行っていい?」
鹿島「いや、駄目だよ!!?」
若松「来ないでくださいよ!! 迷惑ですよ!!」
瀬尾「え、なんで」
野崎「ああ、来ない方がいいな」
瀬尾「なんで」
若松「よろしくお願いします!!」
佐倉「私、頑張ります!!」
鹿島「さくらくん!! 目を覚まして!!」
瀬尾「少尉、面白そうだから私もあっちに行っていい?」
鹿島「いや、駄目だよ!!?」
若松「来ないでくださいよ!! 迷惑ですよ!!」
瀬尾「え、なんで」
野崎「ああ、来ない方がいいな」
瀬尾「なんで」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:10:50.64 ID:y9pcruVB0
瀬尾「あ!! そうだ!!」
瀬尾「お前がこっちに来ればいいんだ!!」
若松「ええええ!!?」
瀬尾「華撃団に来いよ!! 楽しいって!!」
若松「! そういえば……歌劇団にはあのローレライさんがいるって話が……」
野崎「若松……?」
若松「野崎先輩すいません!! 俺……裏切ります!!」
野崎「何っ!?」
瀬尾「お前がこっちに来ればいいんだ!!」
若松「ええええ!!?」
瀬尾「華撃団に来いよ!! 楽しいって!!」
若松「! そういえば……歌劇団にはあのローレライさんがいるって話が……」
野崎「若松……?」
若松「野崎先輩すいません!! 俺……裏切ります!!」
野崎「何っ!?」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:11:22.64 ID:y9pcruVB0
瀬尾「いいでしょ少尉!!?」
鹿島「ま、まぁ仲間が多いのに越したことはないよね」
瀬尾「よーし!! 合体技やるぞー!!」
若松「ええ!!? それよりも早くローレライさんに……」
瀬尾「あははははは!!」ブンブン
若松「うわーーーーー!!!」
若松「……!! 瀬尾先輩、ボールを当てるならあそこの敵を……」
瀬尾「お! なんだあれ!! 強そー!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン
ゴオオオオオオオ!!!
鹿島「全然合体技じゃないよねこれ」
鹿島「ま、まぁ仲間が多いのに越したことはないよね」
瀬尾「よーし!! 合体技やるぞー!!」
若松「ええ!!? それよりも早くローレライさんに……」
瀬尾「あははははは!!」ブンブン
若松「うわーーーーー!!!」
若松「……!! 瀬尾先輩、ボールを当てるならあそこの敵を……」
瀬尾「お! なんだあれ!! 強そー!!」
瀬尾「そーれ!!」ブン
ゴオオオオオオオ!!!
鹿島「全然合体技じゃないよねこれ」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:12:03.27 ID:y9pcruVB0
野崎「よし佐倉、俺達も合体技で対抗するぞ」
佐倉「うん!!!」
鹿島「え!!!?」
野崎「俺がキャラを描いて!!」
佐倉「私がベタを塗る!!」
野崎「……恋を思い描き」
佐倉「……ピンク色に染め上げる」
野崎「二人は……」
佐倉「……さくら色」
ドカアアアアアアン!!!
佐倉「うん!!!」
鹿島「え!!!?」
野崎「俺がキャラを描いて!!」
佐倉「私がベタを塗る!!」
野崎「……恋を思い描き」
佐倉「……ピンク色に染め上げる」
野崎「二人は……」
佐倉「……さくら色」
ドカアアアアアアン!!!
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:13:13.37 ID:y9pcruVB0
御子柴「……はっ!!」
御子柴「……」
御子柴「サクラ大戦やってる途中で寝落ちした所為で変な夢見ちまった……」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/07(水) 20:13:40.77 ID:y9pcruVB0
おまけ
鹿島「中将~~~~!! 誰も攻略できませんでした~~!!」
堀「おかしいな……なんで惚れないんだ? こんなにイケメンなのに」
堀「……ま、そんな落ち込むな。 酒でも飲もうぜ、一杯付き合え」
鹿島「はい!!」
ゴクン!!
堀「鹿島ぁ!!/// お前は本当に可愛いなぁ!!///」
堀「誰も貰わないなら俺が貰ってやる!!///」
鹿島「わーい!!」
終わり
鹿島「中将~~~~!! 誰も攻略できませんでした~~!!」
堀「おかしいな……なんで惚れないんだ? こんなにイケメンなのに」
堀「……ま、そんな落ち込むな。 酒でも飲もうぜ、一杯付き合え」
鹿島「はい!!」
ゴクン!!
堀「鹿島ぁ!!/// お前は本当に可愛いなぁ!!///」
堀「誰も貰わないなら俺が貰ってやる!!///」
鹿島「わーい!!」
終わり
引用元: 大正浪漫少女野崎くん~佐倉大戦~
古市「ラミアが人間界に来る?」男鹿「らしいぜ」
2018-02-07
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:00:12.64 ID:PPAU3ctv0
古市「でも急だな。 魔界でなんかあったのか?」
男鹿「いや、師匠……だっけか? そいつから有休もらったんだってよ」
男鹿「ヒルダに会いに来るためじゃねーのか」
古市「あー成る程なー。 んで、いつ来るんだ?」
男鹿「明日」
ベル坊「ダブッ!!」
男鹿「いや、師匠……だっけか? そいつから有休もらったんだってよ」
男鹿「ヒルダに会いに来るためじゃねーのか」
古市「あー成る程なー。 んで、いつ来るんだ?」
男鹿「明日」
ベル坊「ダブッ!!」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:01:20.12 ID:PPAU3ctv0
古市「……明日ね」
古市「まぁそんなの俺には関係ないけどな」
古市「明日は休み……俺は厄介事に巻き込まれない為に……」
古市「一日中家にいる!!」クワッ
古市「そしてヒルダさんの生足でも想像して幸せな休日を過ごすのだ……」
古市「……つーわけでおやすみ!!」
ほのか(お兄ちゃん一人で何ぶつぶつ言ってるんだろう……)
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:01:56.41 ID:PPAU3ctv0
次の日
古市「zzz……」
古市「……」パッ
古市「……ん?」
古市(誰か……いる……けどよく見えないな)
古市(もしや……ヒルダさんが……わざわざ俺を起こしに来てくれたのか!!?)
古市(そうだ!! そうに違いない!!)
古市「……なーんて」
古市「お約束は分かってるんだよアランドロン!! オラァ!!」
ドゴォン!!
ラミア「いっ……」
古市「……え」
ラミア「いったあああああああああ!!!!」
古市「えええええええええええええええええええええ!!!!?」
古市「zzz……」
古市「……」パッ
古市「……ん?」
古市(誰か……いる……けどよく見えないな)
古市(もしや……ヒルダさんが……わざわざ俺を起こしに来てくれたのか!!?)
古市(そうだ!! そうに違いない!!)
古市「……なーんて」
古市「お約束は分かってるんだよアランドロン!! オラァ!!」
ドゴォン!!
ラミア「いっ……」
古市「……え」
ラミア「いったあああああああああ!!!!」
古市「えええええええええええええええええええええ!!!!?」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:03:17.48 ID:PPAU3ctv0
ラミア「最っ低!! あんた本当に最っ低!!」
古市「いや、だから悪かったって!! 勘違いだ勘違い!!!」
古市「おかしいな……いつもの流れだったらアランドロンが『貴之///』とか言って俺の目の前にいるはずなのに」
ラミア「普通あたしとアランドロン間違える!!?」
古市「いや、だから起きたばっかで視界がボヤけてたっつーか……先手必勝っつーか……」
ラミア「あんた……キモい上に暴力も振るうのね。 ほんとキモい」
古市(くそ……これ以上言い訳しても自分を締めつけるだけだ)
古市「いや、だから悪かったって!! 勘違いだ勘違い!!!」
古市「おかしいな……いつもの流れだったらアランドロンが『貴之///』とか言って俺の目の前にいるはずなのに」
ラミア「普通あたしとアランドロン間違える!!?」
古市「いや、だから起きたばっかで視界がボヤけてたっつーか……先手必勝っつーか……」
ラミア「あんた……キモい上に暴力も振るうのね。 ほんとキモい」
古市(くそ……これ以上言い訳しても自分を締めつけるだけだ)
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:05:04.15 ID:PPAU3ctv0
ラミア「折角久しぶりに会ったっていうのに……キモ」
古市「……あれ、そういえばラミア」
ラミア「何よキモ」
古市「今日はヒルダさんに会いに来たんじゃないのか? なんでいつの間に俺ん家に」
ラミア「別になんだっていいじゃないキモ」
古市「口癖みたいに『キモ』って言うのやめない!!?」
古市「……あれ、そういえばラミア」
ラミア「何よキモ」
古市「今日はヒルダさんに会いに来たんじゃないのか? なんでいつの間に俺ん家に」
ラミア「別になんだっていいじゃないキモ」
古市「口癖みたいに『キモ』って言うのやめない!!?」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:08:16.94 ID:PPAU3ctv0
古市「……」
古市「あの……今なんと?」
ラミア「だ・か・ら!! あんたがこのままキモいままだったら可哀想だからあたしが更正してあげるって言ってんのよ!!」
古市「ええ……」
ラミア「本当はヒルダ姐様とずっと一緒にいたかったのに……全部あんたの所為なんだから!!」
古市「えええ……ヒルダさんから許可は?」
ラミア「もらったわ……ったく、あんたがキモかったらこんな事にはなんなかったんだからね!!」
ラミア「言っておくけどあんたと二人きりで過ごしたいとかそんなんじゃないんだから!!///」
古市「……お前もしかしてツンdラミア「違うわよ!!///」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:09:05.20 ID:PPAU3ctv0
ラミア「……今日だけ」
古市「?」
ラミア「有休……今日だけだから……」
ラミア「その後は当分……こっちに来る事はないから……」
ラミア「思い出作り……手伝いなさいよ」
古市「……」
古市(ええー……)
古市(マジで? ラミアと一日?)
古市(最近男鹿とベル坊に振り回されてばっかりで平和にゆっくり過ごしたいのに……)
古市「あのー……ラミアさん、申し訳ないですけどほかの人を……」
ラミア「ロリコン暴力野郎」
古市「!!!」
ラミア「言いふらすわよ?」
古市「?」
ラミア「有休……今日だけだから……」
ラミア「その後は当分……こっちに来る事はないから……」
ラミア「思い出作り……手伝いなさいよ」
古市「……」
古市(ええー……)
古市(マジで? ラミアと一日?)
古市(最近男鹿とベル坊に振り回されてばっかりで平和にゆっくり過ごしたいのに……)
古市「あのー……ラミアさん、申し訳ないですけどほかの人を……」
ラミア「ロリコン暴力野郎」
古市「!!!」
ラミア「言いふらすわよ?」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:10:07.32 ID:PPAU3ctv0
古市(そうだ……いくら事故とはいえラミアに暴力を振るってしまった……)
古市(この話が石矢魔のやつらに伝われば……)
寧々『古市!! あんた女の子に暴力振るったの!!?』
千秋『ロリコンの上にDV……』
由加『ラミたん大丈夫っすか!!? もうあいつとはいない方がいいっスよ!!』
邦枝『最低ね……』
神崎『キモ市』
姫川『恥将』
東条『ちんすこう』
古市「ああああああああああ!!!」
古市「つーか最後の何!!?」
古市(この話が石矢魔のやつらに伝われば……)
寧々『古市!! あんた女の子に暴力振るったの!!?』
千秋『ロリコンの上にDV……』
由加『ラミたん大丈夫っすか!!? もうあいつとはいない方がいいっスよ!!』
邦枝『最低ね……』
神崎『キモ市』
姫川『恥将』
東条『ちんすこう』
古市「ああああああああああ!!!」
古市「つーか最後の何!!?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:12:55.25 ID:PPAU3ctv0
古市「ラ、ラミア……この事は男鹿やヒルダさんには黙っててくれないか!!?」
古市(石矢魔ネットワーク(仮称)のスピードは尋常じゃない!! 男鹿かヒルダさんがこの事実を知ればあっという間にあいつらに広がる!!!)
ラミア「だったらあたしの言う事聞きなさいよ」
古市「分かった!! なんでも言うこと聞くから!!!」ガバッ
古市「じゃあまずは何をすればいい!!?」
ラミア「……買い物」
古市「え?」
ラミア「買い物……付き合いなさいよ」
古市「……買い物?」
古市「……はっ!!」
古市「まさか俺に卑猥な物を買わせようと……」
ラミア「そんな訳でないでしょ!! あーもう本当キモいんだから!!!」
古市(石矢魔ネットワーク(仮称)のスピードは尋常じゃない!! 男鹿かヒルダさんがこの事実を知ればあっという間にあいつらに広がる!!!)
ラミア「だったらあたしの言う事聞きなさいよ」
古市「分かった!! なんでも言うこと聞くから!!!」ガバッ
古市「じゃあまずは何をすればいい!!?」
ラミア「……買い物」
古市「え?」
ラミア「買い物……付き合いなさいよ」
古市「……買い物?」
古市「……はっ!!」
古市「まさか俺に卑猥な物を買わせようと……」
ラミア「そんな訳でないでしょ!! あーもう本当キモいんだから!!!」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:13:34.70 ID:PPAU3ctv0
ラミア「絆創膏よ、絆創膏」
古市「へ?」
ラミア「こんなに腫れてるんだから恥ずかしいったらありゃしないわよ」
ラミア「兎に角! 買い物行くわよ!!」
古市「いや……絆創膏ならうちに……」
ラミア「いいから行くの!!!」
古市「ええ!!?」
古市(なんだよ……ムチ100叩きとかされるかと思ったぜ)
ラミア「あと、あたしに『キモい』って100回罵られなさい」
古市「もう『キモい』いじりやめない!!?」
古市「へ?」
ラミア「こんなに腫れてるんだから恥ずかしいったらありゃしないわよ」
ラミア「兎に角! 買い物行くわよ!!」
古市「いや……絆創膏ならうちに……」
ラミア「いいから行くの!!!」
古市「ええ!!?」
古市(なんだよ……ムチ100叩きとかされるかと思ったぜ)
ラミア「あと、あたしに『キモい』って100回罵られなさい」
古市「もう『キモい』いじりやめない!!?」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:14:37.64 ID:PPAU3ctv0
古市「ええと確か……この辺の店に……」
ラミア「……」
古市(つーかなんで一緒に買うんだ? 俺一人だけパシらせればよくないか?)
古市(……はっ!! もしや周りの人達に俺をロリコンと思わせる為に……)
ラミア「キモ」
古市「俺心の中でしか喋ってないんだけど!!?」
ラミア「存在が」
古市「ひどくね!!?」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:15:24.35 ID:PPAU3ctv0
男鹿「しっかし随分安かったなー」
ヒルダ「早く家に帰って食べましょうね坊ちゃま」
ベル坊「アイッ!!」
男鹿「けどラミアも変わってるよなー、古市の所に行きたいなんて」
ヒルダ「そうだな」
ヒルダ「これも全て……やつのキモさの所為だろう」
男鹿「違いねぇ」
ベル坊「ダブッ!!」
男鹿「ん? どうしたベル坊」
古市「あ」
ラミア「え」
男鹿「お」
ヒルダ「早く家に帰って食べましょうね坊ちゃま」
ベル坊「アイッ!!」
男鹿「けどラミアも変わってるよなー、古市の所に行きたいなんて」
ヒルダ「そうだな」
ヒルダ「これも全て……やつのキモさの所為だろう」
男鹿「違いねぇ」
ベル坊「ダブッ!!」
男鹿「ん? どうしたベル坊」
古市「あ」
ラミア「え」
男鹿「お」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:16:14.43 ID:PPAU3ctv0
古市(ええええええええ!!! この町狭ーーーーーーーーー!!! こんな偶然あるーーーーーーーー!!!??)
男鹿「おー古市。 キモいの治してもらってるかー」
ヒルダ「……!! ラミア、その額の怪我は!!?」
ラミア「ぐすん……実は……」
古市(えっ!!? ちょっと待って!!?)
ラミア「……転んで怪我しちゃったんですぅ」
古市「……へ?」
男鹿「おー古市。 キモいの治してもらってるかー」
ヒルダ「……!! ラミア、その額の怪我は!!?」
ラミア「ぐすん……実は……」
古市(えっ!!? ちょっと待って!!?)
ラミア「……転んで怪我しちゃったんですぅ」
古市「……へ?」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:17:00.89 ID:PPAU3ctv0
ラミア「医療道具忘れちゃったから……絆創膏を買いに……」
ヒルダ「成る程、そうだったのか」
男鹿「なんだよお前、家に絆創膏もねぇのかよー」
古市「そ、そうなんだよ!! いやー銀はがしに絆創膏いっぱい使っちゃってさー!!」
男鹿・ヒルダ(使うか……?)
古市「つーわけで俺ら買い物済ませるんで!! じゃっ!!」ダッ
男鹿「絆創膏ぐらい俺ん家にあるよな?」
ヒルダ「そうだな……」
ベル坊「ダブッ!!」
ヒルダ「!! そうですね坊ちゃま、早く家に帰りましょう」
男鹿(なんかもっとツッコまないといけないところもある気がするが……)
男鹿(……絆創膏は銀はがしに使わねえよな)←これのせいでほかの疑問はかき消された
ヒルダ「成る程、そうだったのか」
男鹿「なんだよお前、家に絆創膏もねぇのかよー」
古市「そ、そうなんだよ!! いやー銀はがしに絆創膏いっぱい使っちゃってさー!!」
男鹿・ヒルダ(使うか……?)
古市「つーわけで俺ら買い物済ませるんで!! じゃっ!!」ダッ
男鹿「絆創膏ぐらい俺ん家にあるよな?」
ヒルダ「そうだな……」
ベル坊「ダブッ!!」
ヒルダ「!! そうですね坊ちゃま、早く家に帰りましょう」
男鹿(なんかもっとツッコまないといけないところもある気がするが……)
男鹿(……絆創膏は銀はがしに使わねえよな)←これのせいでほかの疑問はかき消された
16: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:17:34.80 ID:PPAU3ctv0
古市「はぁ……はぁ……」
ラミア「……別に走らなくてもいいじゃない」
古市「……確かに」
古市「……よしラミア!! とびっきりの絆創膏買うぞ!!」
ラミア「顔がキモい」
古市「……なんか無駄に色々買ったような気がするんだけど」
ラミア「何? 文句ある?」
古市「いえ、なんでもありません!!」
ラミア「……別に走らなくてもいいじゃない」
古市「……確かに」
古市「……よしラミア!! とびっきりの絆創膏買うぞ!!」
ラミア「顔がキモい」
古市「……なんか無駄に色々買ったような気がするんだけど」
ラミア「何? 文句ある?」
古市「いえ、なんでもありません!!」
17: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:18:28.27 ID:PPAU3ctv0
ラミア「じゃあ次行くわよ」
古市「は? 次?」
ラミア「ねぇ古市、近くにデパートないの?」
古市「いや、あるっちゃあるけど……なんで?」
ラミア「いいから!! あたしの言う事聞きなさい!!」
古市(さては俺の財布を空にする作戦だな……)
ラミア「♪」
古市(すっげえ嬉しそう……そんなに俺いじめるのが好きか)
古市「は? 次?」
ラミア「ねぇ古市、近くにデパートないの?」
古市「いや、あるっちゃあるけど……なんで?」
ラミア「いいから!! あたしの言う事聞きなさい!!」
古市(さては俺の財布を空にする作戦だな……)
ラミア「♪」
古市(すっげえ嬉しそう……そんなに俺いじめるのが好きか)
19: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:23:35.30 ID:PPAU3ctv0
ラミア「映画!!」
古市「ええっ!? 予約も何もしてないんだが……」
ラミア「いいから行くの!!」
古市「はい……」
ラミア「ああぬいぐるみ取れなかった!! もう一回!!」
古市(俺の金が……)
ラミア「あー美味しいー///」
古市「そ、そっか……ならよかった」
古市(機嫌も良くなってるな……)
古市「ええっ!? 予約も何もしてないんだが……」
ラミア「いいから行くの!!」
古市「はい……」
ラミア「ああぬいぐるみ取れなかった!! もう一回!!」
古市(俺の金が……)
ラミア「あー美味しいー///」
古市「そ、そっか……ならよかった」
古市(機嫌も良くなってるな……)
20: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:24:06.50 ID:PPAU3ctv0
ラミア「……ねぇ古市」
古市「?」
ラミア「今日は……ごめん。 お金……使わせすぎて」
古市「お、おう……まあ気にすんな」
古市(正直、今月生き延びるのは厳しくなったが言わないでおこう)
古市(……つーかヒルダさんも呼ばなくて本当によかったのか? それ言う度に怒られたが)
古市「まあお前がいい思い出作れたんなら俺は別にいいけどな」
古市「それに……俺もお礼言わないと」
ラミア「え、なんで?」
古市「ありがとな、男鹿と会った時に誤魔化してくれて」
ラミア「……お礼言うの遅」
古市「?」
ラミア「今日は……ごめん。 お金……使わせすぎて」
古市「お、おう……まあ気にすんな」
古市(正直、今月生き延びるのは厳しくなったが言わないでおこう)
古市(……つーかヒルダさんも呼ばなくて本当によかったのか? それ言う度に怒られたが)
古市「まあお前がいい思い出作れたんなら俺は別にいいけどな」
古市「それに……俺もお礼言わないと」
ラミア「え、なんで?」
古市「ありがとな、男鹿と会った時に誤魔化してくれて」
ラミア「……お礼言うの遅」
21: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 19:24:37.52 ID:PPAU3ctv0
ラミア「……!! ちょっと待って!! もうこんな時間!!?」
古市「! ほんとだ、あっという間だったな」
ラミア「もう帰らないと!!」
古市「じゃあアランドロンに転送してもらわないといけないんじゃないのか?」
ラミア「その前に……最後にまだあれやってないわ」
古市「え?」
ラミア「キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモ」
古市(忘れてた……)
古市「! ほんとだ、あっという間だったな」
ラミア「もう帰らないと!!」
古市「じゃあアランドロンに転送してもらわないといけないんじゃないのか?」
ラミア「その前に……最後にまだあれやってないわ」
古市「え?」
ラミア「キモキモキモキモキモキモキモキモキモキモキモ」
古市(忘れてた……)
22: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:00:14.53 ID:PPAU3ctv0
ラミア「今日一日通して分かった事があるわ」
古市「な、なんだよ?」
ラミア「あんたはどうしようもなくキモいって事が」
古市「はぁ!!?」
ラミア「あたしの力を持ってしてもあんたを更生するのは無理だったわ」
ラミア「ほんと……あんたはロリコンだし……恥将だし……」
古市(我慢だ……噂を流されない為に我慢だ……)
ラミア「そんな……キモい塊のあんたの事が……」モジモジ
古市「……ん?」
ラミア「あんたの事が……」モジモジ
古市「……ラミア?」
ラミア(ああもう!! 言えない!!///)
ラミア(好きなんて言ったら……キモいやつを好きだなんてあたしなんか余計にキモいって言ってるようなもんじゃない!!)モジモジ
古市「……」
古市(もしや……トイレ我慢してるのか?)
古市「な、なんだよ?」
ラミア「あんたはどうしようもなくキモいって事が」
古市「はぁ!!?」
ラミア「あたしの力を持ってしてもあんたを更生するのは無理だったわ」
ラミア「ほんと……あんたはロリコンだし……恥将だし……」
古市(我慢だ……噂を流されない為に我慢だ……)
ラミア「そんな……キモい塊のあんたの事が……」モジモジ
古市「……ん?」
ラミア「あんたの事が……」モジモジ
古市「……ラミア?」
ラミア(ああもう!! 言えない!!///)
ラミア(好きなんて言ったら……キモいやつを好きだなんてあたしなんか余計にキモいって言ってるようなもんじゃない!!)モジモジ
古市「……」
古市(もしや……トイレ我慢してるのか?)
23: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:01:48.10 ID:PPAU3ctv0
古市「……なぁ、ラミア」
ラミア「な、何よ」
古市「我慢しないでもう行っちゃった方がいいんじゃないのか?」
ラミア「!!!///」ドキッ
ラミア(『我慢しないでもう言っちゃった方がいい』!!?)
ラミア(何、あたしが今から言う事分かってんの!!?)
ラミア(……まあ男鹿と違ってこいつは鈍感じゃないから見透かされて当然なのかも……)
ラミア「わ、分かってるんだったら……あんたから言いなさいよ」
古市「??」
ラミア「へ、返事よ返事!! オーケーかどうか!!///」
古市「???」
ラミア「何か言いなさいよ!!///」
古市「えええ!!?」
ラミア「な、何よ」
古市「我慢しないでもう行っちゃった方がいいんじゃないのか?」
ラミア「!!!///」ドキッ
ラミア(『我慢しないでもう言っちゃった方がいい』!!?)
ラミア(何、あたしが今から言う事分かってんの!!?)
ラミア(……まあ男鹿と違ってこいつは鈍感じゃないから見透かされて当然なのかも……)
ラミア「わ、分かってるんだったら……あんたから言いなさいよ」
古市「??」
ラミア「へ、返事よ返事!! オーケーかどうか!!///」
古市「???」
ラミア「何か言いなさいよ!!///」
古市「えええ!!?」
24: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:02:46.48 ID:PPAU3ctv0
古市「……え、ええと……」
古市(トイレ行っていいかどうかオーケーって事……だよな?)
古市「……オーケーだけど」
ラミア「!!!!」
古市「な、なんでそんな驚いてるんだよ!!?」
ラミア「……だって……」
ラミア「よく考えてみればあたし……いつもワガママだから……」
ラミア「嫌だって……言われるかもって……」ポロッ
古市「泣くほどか!!? いいから早く行ってこいよ!!」
ラミア「……?」
古市「いや、トイレ我慢してんだろ? 早く行けよ」
ラミア「……」
ラミア「……は?」
古市(トイレ行っていいかどうかオーケーって事……だよな?)
古市「……オーケーだけど」
ラミア「!!!!」
古市「な、なんでそんな驚いてるんだよ!!?」
ラミア「……だって……」
ラミア「よく考えてみればあたし……いつもワガママだから……」
ラミア「嫌だって……言われるかもって……」ポロッ
古市「泣くほどか!!? いいから早く行ってこいよ!!」
ラミア「……?」
古市「いや、トイレ我慢してんだろ? 早く行けよ」
ラミア「……」
ラミア「……は?」
25: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:03:17.46 ID:PPAU3ctv0
古市「いや、さっきからモジモジしてるから」
古市「トイレ行ってもいいか許可くれって事だろ?」
ラミア「……」
ラミア「……キモ」
古市「は!!?」
男鹿「おーいた。 ラミア」
ベル坊「ダブッ!!」
ラミア「!!!」
古市「お、男鹿!!?」
古市「トイレ行ってもいいか許可くれって事だろ?」
ラミア「……」
ラミア「……キモ」
古市「は!!?」
男鹿「おーいた。 ラミア」
ベル坊「ダブッ!!」
ラミア「!!!」
古市「お、男鹿!!?」
26: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:04:13.83 ID:PPAU3ctv0
古市「お前いつのまにここに!!?」
男鹿「たった今」
ラミア「き、聞いてたの!!? あたし達の話!!」
男鹿「? いや」
ラミア「……」ホッ
男鹿「??」
アランドロン「貴之///」
古市「おわあっ!!?」
ヒルダ「ラミア、そろそろ帰る時間だろう」
ラミア「ヒルダ姐様!! もしかしてあたしを探して……」
ヒルダ「ああ」
男鹿「たった今」
ラミア「き、聞いてたの!!? あたし達の話!!」
男鹿「? いや」
ラミア「……」ホッ
男鹿「??」
アランドロン「貴之///」
古市「おわあっ!!?」
ヒルダ「ラミア、そろそろ帰る時間だろう」
ラミア「ヒルダ姐様!! もしかしてあたしを探して……」
ヒルダ「ああ」
27: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:05:04.61 ID:PPAU3ctv0
アランドロン「ではどうぞ」パカッ
ヒルダ「もう当分……休みはないのだな?」
ラミア「はい……先生の元で勉強しないといけませんから」
ラミア「ヒルダ姐様も……ベルゼ様もまたいつか」
ヒルダ「うむ」
ベル坊「アイッ!!」
古市「……ラ、ラミア」
ラミア「……何?」
古市「もしもそっちから会うのが難しかったら……」
古市「俺から……会いに行こうか?」
ラミア「……」
ラミア「……勝手にすれば」
シュウウウウウウン……
ヒルダ「もう当分……休みはないのだな?」
ラミア「はい……先生の元で勉強しないといけませんから」
ラミア「ヒルダ姐様も……ベルゼ様もまたいつか」
ヒルダ「うむ」
ベル坊「アイッ!!」
古市「……ラ、ラミア」
ラミア「……何?」
古市「もしもそっちから会うのが難しかったら……」
古市「俺から……会いに行こうか?」
ラミア「……」
ラミア「……勝手にすれば」
シュウウウウウウン……
28: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:05:56.65 ID:PPAU3ctv0
男鹿「しかしお前から魔界に行こうかなんて言うなんてな」
古市「な、なんだよ……変かよ」
古市(最後の最後で何故か機嫌損ねちゃったからな……次会う時に何言われるか分からんから早めに弁明しとかないと)
男鹿「!! さてはお前……」
男鹿「師匠と変な談義する為に魔界に行きたいのか?」
古市「!! いいなそれ!!!! フォルカス先生とは話が合うからな!! おっぱいとか尻とか!!」
ヒルダ「坊ちゃま、聞いてはいけませんよ」
ベル坊「アイ?」
古市「……」
古市(早めに会いにいってやるか)
古市「な、なんだよ……変かよ」
古市(最後の最後で何故か機嫌損ねちゃったからな……次会う時に何言われるか分からんから早めに弁明しとかないと)
男鹿「!! さてはお前……」
男鹿「師匠と変な談義する為に魔界に行きたいのか?」
古市「!! いいなそれ!!!! フォルカス先生とは話が合うからな!! おっぱいとか尻とか!!」
ヒルダ「坊ちゃま、聞いてはいけませんよ」
ベル坊「アイ?」
古市「……」
古市(早めに会いにいってやるか)
29: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:06:43.60 ID:PPAU3ctv0
古市「……」
ラミア『言っておくけどあんたと二人きりで過ごしたいとかそんなんじゃないんだから!!///』
ラミア『そんな……キモい塊のあんたの事が……』モジモジ
ラミア『あんたの事が……』モジモジ
ラミア『よく考えてみればアタシ……いつもワガママだから……』
ラミア『嫌だって……言われるかもって……』ポロッ
古市「……」
古市「!!!???」
ラミア『言っておくけどあんたと二人きりで過ごしたいとかそんなんじゃないんだから!!///』
ラミア『そんな……キモい塊のあんたの事が……』モジモジ
ラミア『あんたの事が……』モジモジ
ラミア『よく考えてみればアタシ……いつもワガママだから……』
ラミア『嫌だって……言われるかもって……』ポロッ
古市「……」
古市「!!!???」
30: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:07:48.94 ID:PPAU3ctv0
古市(え、ちょっと待って!! 勘違いだよね!!? 俺の考えすぎだよね!!?)
古市(ああそうだ、そうに違いない!! 俺の知将センサーがそう言っている!!)
古市(クソ難聴鈍感の男鹿とは違って俺は好意があったらすぐに分かる!!)
古市(ていゆうか仮にそうだったらオーケーって言った俺ロリコンじゃん!!!)
古市(俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃないヒルダさん大好き寧々さん大好き)
男鹿「お前何一人で悶えてるんだ」
レイミア「お帰りなさいラミア」
ラミア「ただいまお母さん!!」
レイミア「……明日から忙しくなるそうね……人間界でいい思い出は作れた?」
ラミア「うん!!」ニコッ
レイミア「……」
レイミア「古市さんには会えた?」
ラミア「!!!??」ドキッ
古市(ああそうだ、そうに違いない!! 俺の知将センサーがそう言っている!!)
古市(クソ難聴鈍感の男鹿とは違って俺は好意があったらすぐに分かる!!)
古市(ていゆうか仮にそうだったらオーケーって言った俺ロリコンじゃん!!!)
古市(俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃない俺はロリコンじゃないヒルダさん大好き寧々さん大好き)
男鹿「お前何一人で悶えてるんだ」
レイミア「お帰りなさいラミア」
ラミア「ただいまお母さん!!」
レイミア「……明日から忙しくなるそうね……人間界でいい思い出は作れた?」
ラミア「うん!!」ニコッ
レイミア「……」
レイミア「古市さんには会えた?」
ラミア「!!!??」ドキッ
31: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:08:24.13 ID:PPAU3ctv0
ラミア「な、なななななななんでそこであいつの名前が!!?///」
レイミア「あらあら……本当分かりやすいんだから」
ラミア「……もーー!! お母さんの馬鹿!!///」
レイミア「大丈夫よ、きっとすぐに会えるわ」
ラミア「……」
ラミア「……早く来ないと承知しないんだから」
レイミア「あらあら……本当分かりやすいんだから」
ラミア「……もーー!! お母さんの馬鹿!!///」
レイミア「大丈夫よ、きっとすぐに会えるわ」
ラミア「……」
ラミア「……早く来ないと承知しないんだから」
32: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:09:00.41 ID:PPAU3ctv0
次の日
フォルカス「今日、古市くん呼ぼう」
ラミア「!!!?」
フォルカス「いや、魔界には私と話が合う人が中々いなくてな」
フォルカス「一刻も早く尻の話がしたい!!」クワッ
ラミア(女の子の前で最低……)
古市「……」
ラミア「……」
古市(なんかフォルカス先生直々に呼ばれたんですけどーーー!!!?)
フォルカス「今日、古市くん呼ぼう」
ラミア「!!!?」
フォルカス「いや、魔界には私と話が合う人が中々いなくてな」
フォルカス「一刻も早く尻の話がしたい!!」クワッ
ラミア(女の子の前で最低……)
古市「……」
ラミア「……」
古市(なんかフォルカス先生直々に呼ばれたんですけどーーー!!!?)
33: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:09:34.13 ID:PPAU3ctv0
古市(いや、早めに会いにいこうとは思ったけど!! こんなに早く会うとは全然考えてなかった!!)
フォルカス「すまないね、尻の話をしないとやってられん」
古市「そんなに尻に飢えてるんですか!!? ……まぁ分からなくはないですけど」
フォルカス「おお、分かるか!!」
古市「分かりますよ……だから俺はズボン派です。 パンツ見えないのが残念ですけど」
フォルカス「君とは日中語りたいな」
古市「俺もです」
ラミア(女の子の前で最低……)
フォルカス「すまないね、尻の話をしないとやってられん」
古市「そんなに尻に飢えてるんですか!!? ……まぁ分からなくはないですけど」
フォルカス「おお、分かるか!!」
古市「分かりますよ……だから俺はズボン派です。 パンツ見えないのが残念ですけど」
フォルカス「君とは日中語りたいな」
古市「俺もです」
ラミア(女の子の前で最低……)
34: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:10:05.13 ID:PPAU3ctv0
ラミア「……なんでヒルダ姐様と一緒じゃないのよ、馬鹿」
古市「今日、男鹿家は家族で旅行なんだよ」
ラミア「……ふーん」
古市「……」
古市(やっぱトイレ行っていいよって言っただけで泣くのはどうも不自然だ)
古市(ここは審議を確かめる為に……)
古市「……なぁラミア」
ラミア「……?」
古市「俺、彼女できた」
ラミア「!!!???」ガタッ
古市「はい嘘ーーー!!!」
ラミア「は、はああああああああ!!!?」
古市「今日、男鹿家は家族で旅行なんだよ」
ラミア「……ふーん」
古市「……」
古市(やっぱトイレ行っていいよって言っただけで泣くのはどうも不自然だ)
古市(ここは審議を確かめる為に……)
古市「……なぁラミア」
ラミア「……?」
古市「俺、彼女できた」
ラミア「!!!???」ガタッ
古市「はい嘘ーーー!!!」
ラミア「は、はああああああああ!!!?」
35: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:10:34.71 ID:PPAU3ctv0
ラミア「何その嘘!!?」
古市「……なぁラミア。 お前今、なんで動揺したんだよ」
ラミア「だ、だって!! あんたみたいなやつに彼女なんかできるわけないから……それでびっくりして……」
古市「……ショックだからじゃなくてか?」
ラミア「は、はぁ!!? なんであんたに彼女いたらあたしがショック受けるのよ!!?」
古市「いや……それは……」
古市(この動揺っぷり……認めたくないが……)
古市「だってお前……」
フォルカス「ラミア、古市くんの事好きだからな」
ラミア「」
古市(言っちゃったーーーーーーーー!!!)
古市「……なぁラミア。 お前今、なんで動揺したんだよ」
ラミア「だ、だって!! あんたみたいなやつに彼女なんかできるわけないから……それでびっくりして……」
古市「……ショックだからじゃなくてか?」
ラミア「は、はぁ!!? なんであんたに彼女いたらあたしがショック受けるのよ!!?」
古市「いや……それは……」
古市(この動揺っぷり……認めたくないが……)
古市「だってお前……」
フォルカス「ラミア、古市くんの事好きだからな」
ラミア「」
古市(言っちゃったーーーーーーーー!!!)
36: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:11:01.35 ID:PPAU3ctv0
古市「ちょ、先生!! 今俺が言う流れでしょうが!!」
フォルカス「ヤバイと思ったが助手の事を考えると抑えきれなかった」
古市「犯罪者みたいな事言わないで!!」
ラミア「」
古市「ほら、ラミアも放心状態じゃないすか!!!」
ラミア「」
フォルカス「まー私から見ても分かるし、レイミアさんからもよく聞くしな」
古市「ちょ、ラミア!!?」
ラミア「……馬鹿ぁ」
古市「え」
フォルカス「ヤバイと思ったが助手の事を考えると抑えきれなかった」
古市「犯罪者みたいな事言わないで!!」
ラミア「」
古市「ほら、ラミアも放心状態じゃないすか!!!」
ラミア「」
フォルカス「まー私から見ても分かるし、レイミアさんからもよく聞くしな」
古市「ちょ、ラミア!!?」
ラミア「……馬鹿ぁ」
古市「え」
37: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:12:58.58 ID:PPAU3ctv0
ラミア「だってぇ……あんたに好きって言ったら……」
ラミア「キモいあんたを好きになったらぁ……あたしもキモくなるからぁ……!!」
古市「ええ……」
フォルカス「古市くんはキモくない。 フェミニストだ」
古市「そうだぞラミア!! 俺はフェミニストだからな!!」
ラミア「そういう所がキモいのよ!!」
キン!!
古市「タマァ!!!」
ラミア「キモいあんたを好きになったらぁ……あたしもキモくなるからぁ……!!」
古市「ええ……」
フォルカス「古市くんはキモくない。 フェミニストだ」
古市「そうだぞラミア!! 俺はフェミニストだからな!!」
ラミア「そういう所がキモいのよ!!」
キン!!
古市「タマァ!!!」
38: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:14:35.33 ID:PPAU3ctv0
ラミア「……それよりあたしはあんたの事好きだけど……あんたはどうなのよ?」
ラミア「あたしの事……好きなの?」
古市「そうだな……お前と話してると楽しいし……」
古市「……好きなんだろうな、お前の事」
ラミア「ちゃんと言って」
古市「……」
古市「ラミア、好きだ」
ラミア「……」
古市「まー後二年ぐらい経ってもっとふくよかになってら俺から告白してたかもなー」
ラミア「もう一回蹴っていい?」キン!!
古市「それ蹴る前に言って!!」
ラミア「あたしの事……好きなの?」
古市「そうだな……お前と話してると楽しいし……」
古市「……好きなんだろうな、お前の事」
ラミア「ちゃんと言って」
古市「……」
古市「ラミア、好きだ」
ラミア「……」
古市「まー後二年ぐらい経ってもっとふくよかになってら俺から告白してたかもなー」
ラミア「もう一回蹴っていい?」キン!!
古市「それ蹴る前に言って!!」
39: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:15:37.86 ID:PPAU3ctv0
古市「……じゃあラミア、この件は人間界のやつらには内密に」
古市「俺がロリコンになってしまうので」
ラミア「内密にしなくてもとっくにロリコンよ」
古市「はぁ!!?」
古市「……ではお邪魔しました」
フォルカス「ああ、またな」
ラミア「……古市」
古市「?」
ラミア「……またすぐ来て」
古市「……うん」
フォルカス「君が学校が休みの日は呼んでやろう。 また白熱の尻議論をしようではないか」
古市「!! そうっすね!!」
ラミア「来ないで」
古市「ええっ!?」
古市「俺がロリコンになってしまうので」
ラミア「内密にしなくてもとっくにロリコンよ」
古市「はぁ!!?」
古市「……ではお邪魔しました」
フォルカス「ああ、またな」
ラミア「……古市」
古市「?」
ラミア「……またすぐ来て」
古市「……うん」
フォルカス「君が学校が休みの日は呼んでやろう。 また白熱の尻議論をしようではないか」
古市「!! そうっすね!!」
ラミア「来ないで」
古市「ええっ!?」
40: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/04(日) 20:16:17.79 ID:PPAU3ctv0
ラミア「ところであんた、どうやって魔界に来たのよ」
古市「そんなの決まってんだろ、アランドロンに……」
アランドロン「……」ジー
フォルカス「……」
ラミア「……」
古市「……」
アランドロン「貴之の馬鹿ああああああああ!!!」
古市「はあああああああああああ!!?」
男鹿「お前なんで泣いてるんだよ」
アランドロン「乙女心は……複雑ですから……」
古市「お前乙女じゃねえから!!」
終わり
古市「そんなの決まってんだろ、アランドロンに……」
アランドロン「……」ジー
フォルカス「……」
ラミア「……」
古市「……」
アランドロン「貴之の馬鹿ああああああああ!!!」
古市「はあああああああああああ!!?」
男鹿「お前なんで泣いてるんだよ」
アランドロン「乙女心は……複雑ですから……」
古市「お前乙女じゃねえから!!」
終わり
41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 20:20:44.05 ID:JekQesCCO
べるぜバブとか懐かしすぎんだろ
べるぜの恋愛ネタは割りと好きだった
べるぜの恋愛ネタは割りと好きだった
42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/04(日) 20:33:54.44 ID:xVIPLczso
乙
43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 00:07:58.95 ID:7HbRQrcPO
懐かしスギィ!
44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 21:41:39.40 ID:Y22Hoidko
乙!
懐かしいわ。男鹿と古市の関係が本当好きだった
懐かしいわ。男鹿と古市の関係が本当好きだった
45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/05(月) 22:43:34.97 ID:KXLSfiGc0
乙でした!まさかのべるぜバブのSSを拝めるとは!大好きだったなぁ
46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 00:55:05.71 ID:duE3OLUQ0
これは素晴らしい
47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/06(火) 09:36:35.73 ID:jiaDqxxb0
古ラミ今でも大好きだ
桜庭雄斗「和樹!! どうして柏木さんはきららファンタジアに参戦できないの!?」
2018-02-02
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:03:37.29 ID:st1BFUG+0
桜庭「おかしくない!?」
草野「……なぁ雄斗、お前が久しぶりに会おうって電話をしてきたと思ったら」
草野「まさかそれ言う為だけに俺を呼んだのか?」
桜庭「うん!!!」
草野「……なぁ雄斗、お前が久しぶりに会おうって電話をしてきたと思ったら」
草野「まさかそれ言う為だけに俺を呼んだのか?」
桜庭「うん!!!」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:04:31.73 ID:st1BFUG+0
桜庭「だって……柏木さんは何年間もきららフォワードに貢献したのに……」
桜庭「参戦できないなんておかしいじゃないか!!」
草野「んな事言われてもなぁ……」
草野(けどこいつ、目がマジだ)
草野(よっぽど柏木さんが参戦して欲しかったんだなぁ)
草野(……ここは友として真面目に考えてやるか)
桜庭「参戦できないなんておかしいじゃないか!!」
草野「んな事言われてもなぁ……」
草野(けどこいつ、目がマジだ)
草野(よっぽど柏木さんが参戦して欲しかったんだなぁ)
草野(……ここは友として真面目に考えてやるか)
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:05:03.34 ID:st1BFUG+0
草野「それは……あれじゃないのか? 俺達がフォワードだから」
桜庭「???」
草野「ほら、参戦できるのは本誌だけって決まりがあるかもしれないし」
桜庭「がっこうぐらしは!?」
草野「え?」
桜庭「がっこうぐらし!は参戦してるよ!?」
草野「え……そうなのか?」
桜庭「……もしかして和樹、きららファンタジアの事、何も知らない?」
草野「わ、悪い……」
桜庭「???」
草野「ほら、参戦できるのは本誌だけって決まりがあるかもしれないし」
桜庭「がっこうぐらしは!?」
草野「え?」
桜庭「がっこうぐらし!は参戦してるよ!?」
草野「え……そうなのか?」
桜庭「……もしかして和樹、きららファンタジアの事、何も知らない?」
草野「わ、悪い……」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:05:38.59 ID:st1BFUG+0
草野「そうか……姉妹誌からも参戦してるのか」
桜庭「和樹、僕は決めたよ」
草野「?」
桜庭「運営に直接直談判して納得させる!!」
草野「はぁ!!?」
桜庭「だって!! このままじゃあ柏木さんが……」
草野「落ち着けよ雄斗!! 俺達がギャーギャー言ったってそんなすぐ変わらねえって!!」
草野「それに運営の気分を損ねたら俺らの悪態がきらら編集部まで伝わって俺らの存在がなかった事にされるかもしれないだろ!!?」
桜庭「うっ……あり得る」
草野(適当に言ったけどあり得るのか……)
草野「……ほら、こじらせ BOY meets GIRL!でも読んで落ち着け」
桜庭「……うん」
桜庭「和樹、僕は決めたよ」
草野「?」
桜庭「運営に直接直談判して納得させる!!」
草野「はぁ!!?」
桜庭「だって!! このままじゃあ柏木さんが……」
草野「落ち着けよ雄斗!! 俺達がギャーギャー言ったってそんなすぐ変わらねえって!!」
草野「それに運営の気分を損ねたら俺らの悪態がきらら編集部まで伝わって俺らの存在がなかった事にされるかもしれないだろ!!?」
桜庭「うっ……あり得る」
草野(適当に言ったけどあり得るのか……)
草野「……ほら、こじらせ BOY meets GIRL!でも読んで落ち着け」
桜庭「……うん」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:06:05.06 ID:st1BFUG+0
草野「雄斗、元気出せって」
桜庭「……」ショボーン
草野「今いなくても後から参戦する可能性だってあるんじゃねえか?」
桜庭「……」ショボーン
草野(まずいな、落ち込んでいる)
草野「……はっ!!」
草野(やばい、もうすぐさやとデートの時間だ)
草野(けどこのまま帰ったら後味悪いな、なんとかして雄斗を納得させねえと……)
草野「……」
草野(……!! そうだ……)
桜庭「……」ショボーン
草野「今いなくても後から参戦する可能性だってあるんじゃねえか?」
桜庭「……」ショボーン
草野(まずいな、落ち込んでいる)
草野「……はっ!!」
草野(やばい、もうすぐさやとデートの時間だ)
草野(けどこのまま帰ったら後味悪いな、なんとかして雄斗を納得させねえと……)
草野「……」
草野(……!! そうだ……)
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:06:42.43 ID:st1BFUG+0
草野「なぁ雄斗、きららファンタジアに参戦するってのはどういう事か分かるか?」
桜庭「……? 可愛いって事? 可愛いから参戦するんでしょ?」
草野「……まぁそういう考えもありだ」
草野「いいか雄斗、参戦したらそのキャラを動かすのは誰だ?」
桜庭「……ユーザー?」
草野「ああ、そうだ。 日本中……いや、世界中にいるユーザーだ」
草野「つまりだ、参戦するって事は……」
草野「言い方は悪いが……みんなの物になっちゃうんだ」
桜庭「え?」
桜庭「……? 可愛いって事? 可愛いから参戦するんでしょ?」
草野「……まぁそういう考えもありだ」
草野「いいか雄斗、参戦したらそのキャラを動かすのは誰だ?」
桜庭「……ユーザー?」
草野「ああ、そうだ。 日本中……いや、世界中にいるユーザーだ」
草野「つまりだ、参戦するって事は……」
草野「言い方は悪いが……みんなの物になっちゃうんだ」
桜庭「え?」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:07:11.84 ID:st1BFUG+0
草野「だってそうだろ? 好きなキャラを動かせちゃうんだから」
草野「仮に柏木さんが参戦したとしよう。 するとどうなると思う?」
桜庭「……!! 柏木さんが……全国のユーザーの元に行っちゃう……」
草野「そう……つまり!!」
草野「柏木さんがお前だけの物じゃなくなるということだ!!」
桜庭「!!!!!」
草野「仮に柏木さんが参戦したとしよう。 するとどうなると思う?」
桜庭「……!! 柏木さんが……全国のユーザーの元に行っちゃう……」
草野「そう……つまり!!」
草野「柏木さんがお前だけの物じゃなくなるということだ!!」
桜庭「!!!!!」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:07:42.98 ID:st1BFUG+0
草野「柏木さんがどこの誰かも分からない男とずっと一緒にいていちゃいちゃする所なんて見たくないだろ?」
桜庭「う、うん!! 見たくない!!」
草野「だろ? 彼氏だったらそう思うのは当たり前だよな?」
草野「つーことは雄斗。 柏木さんはこのまま参戦しない方がいいんじゃないのか?」
桜庭「確かに……そうかもしれない!!」
草野「だったら参戦しない現状を喜ぶべきじゃないのか?」
桜庭「そうだ!! 柏木さんは参戦しちゃダメだ!! 僕が守らないと!!」
桜庭「う、うん!! 見たくない!!」
草野「だろ? 彼氏だったらそう思うのは当たり前だよな?」
草野「つーことは雄斗。 柏木さんはこのまま参戦しない方がいいんじゃないのか?」
桜庭「確かに……そうかもしれない!!」
草野「だったら参戦しない現状を喜ぶべきじゃないのか?」
桜庭「そうだ!! 柏木さんは参戦しちゃダメだ!! 僕が守らないと!!」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:08:11.19 ID:st1BFUG+0
草野「さて……お前の悩みが解決した所で俺は帰るぜ、じゃあな」
桜庭「和樹!! 本当にありがとう!! お陰でスッキリしたよ!!」
柏木(桜庭くん、まだかな……)
桜庭「柏木さん!! ごめん!! 待った!!?」
柏木「!! ううん、今来た所」
柏木「それより……大丈夫? 息切れしてるけど……」
桜庭「……柏木さん」
柏木「?」
桜庭「僕はずっと柏木さんといたい!!」
柏木「え!!?///」ドキッ
桜庭「だからきららファンタジアからオファーが来ても受けちゃダメだよ!!」
柏木「????」
桜庭「和樹!! 本当にありがとう!! お陰でスッキリしたよ!!」
柏木(桜庭くん、まだかな……)
桜庭「柏木さん!! ごめん!! 待った!!?」
柏木「!! ううん、今来た所」
柏木「それより……大丈夫? 息切れしてるけど……」
桜庭「……柏木さん」
柏木「?」
桜庭「僕はずっと柏木さんといたい!!」
柏木「え!!?///」ドキッ
桜庭「だからきららファンタジアからオファーが来ても受けちゃダメだよ!!」
柏木「????」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/02/01(木) 20:08:40.63 ID:st1BFUG+0
草野「……っていう話をしたわけよ」
福田「……本物の馬鹿ですね」
草野「まぁあいつのいい所でもあるけどな」
草野「……まぁ参戦して欲しくないってのはマジだけどな」
福田「まぁそうですね、琴ちゃんが汚らわしい男共に触れられると思うと……」
草野「いや、そうじゃなくて」
福田「?」
草野「参戦しちゃったらさやを独占できないじゃん?」
福田「!!!/// な、何言ってるんですか!!?/// 私が参戦するわけ……」
草野「だって可愛いじゃん」
福田「!!!!///」
福田(この人はこういう事を平気で……///)
福田「……あなたも馬鹿なんですね///」
草野「……『あなた』じゃなくて?」
福田「……カズくん///」
草野「♪」
終わり
福田「……本物の馬鹿ですね」
草野「まぁあいつのいい所でもあるけどな」
草野「……まぁ参戦して欲しくないってのはマジだけどな」
福田「まぁそうですね、琴ちゃんが汚らわしい男共に触れられると思うと……」
草野「いや、そうじゃなくて」
福田「?」
草野「参戦しちゃったらさやを独占できないじゃん?」
福田「!!!/// な、何言ってるんですか!!?/// 私が参戦するわけ……」
草野「だって可愛いじゃん」
福田「!!!!///」
福田(この人はこういう事を平気で……///)
福田「……あなたも馬鹿なんですね///」
草野「……『あなた』じゃなくて?」
福田「……カズくん///」
草野「♪」
終わり
引用元: 桜庭雄斗「和樹!! どうして柏木さんはきららファンタジアに参戦できないの!?」
KOF少女野崎くん
2018-01-31
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:08:25.76 ID:EYBowG1a0
俺の名前は野崎京、少女漫画家でもあり野崎流古武術の継承者だ。 手から炎を出せる。
だがこの能力はできるだけ使いたくない、何故なら……。
ボオオ!!
野崎「ああ!! 原稿が!!!」
だがこの能力はできるだけ使いたくない、何故なら……。
ボオオ!!
野崎「ああ!! 原稿が!!!」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:09:10.02 ID:EYBowG1a0
御子柴「……よう野崎、今日こそ決着をつけようぜ」
野崎「……またお前か」
御子柴庵。 俺は心の中でいおりんと呼んでいる。 彼も俺と同じで炎の使い手だ。
御子柴「俺に見惚れて……ヤケドすんじゃねーぞ?」
野崎「……」
御子柴「なんか言えよ!!///」ボオオ!!
ただし、炎の出し方が変わってる。
野崎「……またお前か」
御子柴庵。 俺は心の中でいおりんと呼んでいる。 彼も俺と同じで炎の使い手だ。
御子柴「俺に見惚れて……ヤケドすんじゃねーぞ?」
野崎「……」
御子柴「なんか言えよ!!///」ボオオ!!
ただし、炎の出し方が変わってる。
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:09:42.56 ID:EYBowG1a0
若松「あ!! いた!! 野崎先輩!!」
野崎「! 若松」
俺の後輩、若松真吾。
自称俺の一番弟子だ。
若松「いよいよKOFが開催されますよ!! 俺と一緒に……」
野崎「断る」
若松「!! どうしてですか!!? もしかして俺が弱いから……」
野崎「原稿の締め切りが近いんだ!!」
若松「」
野崎「! 若松」
俺の後輩、若松真吾。
自称俺の一番弟子だ。
若松「いよいよKOFが開催されますよ!! 俺と一緒に……」
野崎「断る」
若松「!! どうしてですか!!? もしかして俺が弱いから……」
野崎「原稿の締め切りが近いんだ!!」
若松「」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:10:17.66 ID:EYBowG1a0
若松「俺もちゃんとアシスタントしますから!!」
若松「それに会場には……ネタになるような話もあるかもしれないじゃないですか!!」
野崎「!! そうか、取材だと思えば……」
こうして俺はKOFに出場する事になった。
野崎「3人で優勝するぞ」
若松「はい!!」
御子柴「なんで俺もチームに入ってるんだよ……」
若松「それに会場には……ネタになるような話もあるかもしれないじゃないですか!!」
野崎「!! そうか、取材だと思えば……」
こうして俺はKOFに出場する事になった。
野崎「3人で優勝するぞ」
若松「はい!!」
御子柴「なんで俺もチームに入ってるんだよ……」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:17:26.96 ID:EYBowG1a0
当日
野崎「最初の対戦は誰だ?」
若松「女性格闘家チームですよ!!」
御子柴「へっ、なら楽勝だな」
御子柴「あいつら全員……俺に惚れて試合に集中できなくなるはずだぜ☆」
御子柴「……くぅ///」ボオオ!!!
若松「御子柴先輩の先制攻撃だ!!」
カキイン!!
若松「ガードされた!!」
野崎「あれは……女性格闘家チームの一人の鹿島……通称キング!!」
鹿島「キング? プリンスと呼んで欲しいね、お姫様達」
野崎「最初の対戦は誰だ?」
若松「女性格闘家チームですよ!!」
御子柴「へっ、なら楽勝だな」
御子柴「あいつら全員……俺に惚れて試合に集中できなくなるはずだぜ☆」
御子柴「……くぅ///」ボオオ!!!
若松「御子柴先輩の先制攻撃だ!!」
カキイン!!
若松「ガードされた!!」
野崎「あれは……女性格闘家チームの一人の鹿島……通称キング!!」
鹿島「キング? プリンスと呼んで欲しいね、お姫様達」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:18:08.78 ID:EYBowG1a0
御子柴「もう一人いるな」
若松「あれはバイオレンス流の使い手……ホリ・サカザキです!!」
野崎「両方とも苗字じゃないか!!?」
ホリ「……なぁプリンス。 俺、この格好やめていいか?」
鹿島「何言ってるんですか!! 似合ってますよ!! ヒロインっぽいです!!」
野崎「ん? ちょっと待て。 そっち、二人しかいなくないか?」
ホリ「……ああ悪い、俺達は棄権する。 一人これなくてな」
不知火千代「こんな格好、野崎くんの前じゃ見せられないよ!!///」
若松「あれはバイオレンス流の使い手……ホリ・サカザキです!!」
野崎「両方とも苗字じゃないか!!?」
ホリ「……なぁプリンス。 俺、この格好やめていいか?」
鹿島「何言ってるんですか!! 似合ってますよ!! ヒロインっぽいです!!」
野崎「ん? ちょっと待て。 そっち、二人しかいなくないか?」
ホリ「……ああ悪い、俺達は棄権する。 一人これなくてな」
不知火千代「こんな格好、野崎くんの前じゃ見せられないよ!!///」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:19:43.32 ID:EYBowG1a0
なんだかんだで決勝まで来た。
野崎「いよいよ決勝か」
御子柴「ん? あそこにいるのは……」
若松「!! あの人は……大会主催者の……」
ルガール・前野「どーもー!! 前野でっす!☆」
野崎「いよいよ決勝か」
御子柴「ん? あそこにいるのは……」
若松「!! あの人は……大会主催者の……」
ルガール・前野「どーもー!! 前野でっす!☆」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:20:15.18 ID:EYBowG1a0
前野「格闘家をタヌキの銅像にするのが僕の趣味さ!!」
野崎「なんと悪趣味な……」
御子柴「生かしちゃおけねぇな……」
前野「よーし!! 君達もタヌキの銅像にするぞー!!」
ラッキー・瀬尾「デスバウンドォ!!」
ドガシャアン!!
前野「ああ!! 僕のタヌキ銅像が!!」
野崎「なんと悪趣味な……」
御子柴「生かしちゃおけねぇな……」
前野「よーし!! 君達もタヌキの銅像にするぞー!!」
ラッキー・瀬尾「デスバウンドォ!!」
ドガシャアン!!
前野「ああ!! 僕のタヌキ銅像が!!」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/28(日) 20:20:48.27 ID:EYBowG1a0
瀬尾「いやー一気に壊すと気持ちいいなー」
若松「ちょっと!! 何いきなり乱入してるんですか!! ほかのチームメイトはどうしたんですか!!」
瀬尾「そういうお前だって一人しかいねーじゃん」
若松「何言ってるんですか!! ちゃんと……」
若松「あれ? いない……」
野崎「締め切りが近いから帰らないと」ダッ
御子柴「デイズオブメモリーズの発売日じゃねえか!!」ダッ
瀬尾「シュート!!」ブン!!
若松「ぐはっ!!」
こうして大会は無事に幕を閉じた。
終わり
若松「ちょっと!! 何いきなり乱入してるんですか!! ほかのチームメイトはどうしたんですか!!」
瀬尾「そういうお前だって一人しかいねーじゃん」
若松「何言ってるんですか!! ちゃんと……」
若松「あれ? いない……」
野崎「締め切りが近いから帰らないと」ダッ
御子柴「デイズオブメモリーズの発売日じゃねえか!!」ダッ
瀬尾「シュート!!」ブン!!
若松「ぐはっ!!」
こうして大会は無事に幕を閉じた。
終わり
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/29(月) 03:33:38.32 ID:nnDCRwluO
乙
やべぇキング鹿島が似合いすぎてる
やべぇキング鹿島が似合いすぎてる
引用元: KOF少女野崎くん
野崎「佐倉……俺達はいつまで高校二年生なんだ?」
2018-01-30
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:01:06.09 ID:vzgZcBMn0
野崎「もう長いこと高校二年生をやってないか?」
佐倉「ええっ!? の、野崎くん何を言ってるの!!?」
野崎「佐倉、誤魔化さなくていいんだぞ」
野崎「だって俺達……」
野崎「漫画のキャラじゃないか」
佐倉「……うん」
佐倉「ええっ!? の、野崎くん何を言ってるの!!?」
野崎「佐倉、誤魔化さなくていいんだぞ」
野崎「だって俺達……」
野崎「漫画のキャラじゃないか」
佐倉「……うん」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:01:54.64 ID:vzgZcBMn0
佐倉「……『月刊少女野崎くん』のね」
野崎「そうだな」
佐倉(私達は漫画のキャラだって事は自覚してるけど……お互いの心情や事情は知らない)
佐倉(だから私が野崎くんが好きだっていうのは野崎くんは知らないし……若松くんもローレライの正体は知らないんだよね)
野崎「それで佐倉、作中だと季節は?」
佐倉「え? うーんと……二学期が始まったぐらい?」
野崎「そうだな、大体9~10月だ」
野崎「この漫画の連載期間は?」
佐倉「えーと……2011年の8月からだから……大体6年半?」
野崎「そうだ、6年半で4~5ヶ月しか経ってない」
野崎「つまりこのペースだと俺達が進級するには……」
野崎「あと6年半以上はかかる!!」
佐倉「ええっ!? そんなに!!?」
野崎「そうだな」
佐倉(私達は漫画のキャラだって事は自覚してるけど……お互いの心情や事情は知らない)
佐倉(だから私が野崎くんが好きだっていうのは野崎くんは知らないし……若松くんもローレライの正体は知らないんだよね)
野崎「それで佐倉、作中だと季節は?」
佐倉「え? うーんと……二学期が始まったぐらい?」
野崎「そうだな、大体9~10月だ」
野崎「この漫画の連載期間は?」
佐倉「えーと……2011年の8月からだから……大体6年半?」
野崎「そうだ、6年半で4~5ヶ月しか経ってない」
野崎「つまりこのペースだと俺達が進級するには……」
野崎「あと6年半以上はかかる!!」
佐倉「ええっ!? そんなに!!?」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:02:20.57 ID:vzgZcBMn0
野崎「ずっと高校2年だと読者にも飽きられるんじゃないか?」
野崎「そろそろ変化も必要だと思うが……」
佐倉「……」
野崎「……いや、ここで言ってもしょうがない」
野崎「結論は裁判所で決めよう」
佐倉「さ、裁判所!?」
野崎「ほら、あそこにあるだろう」
佐倉「あれ!? いつのまに!!?」
野崎「さあ、佐倉も行こう。 みんな待ってるはずだ」
佐倉「え? み、みんないるの?」
野崎「そろそろ変化も必要だと思うが……」
佐倉「……」
野崎「……いや、ここで言ってもしょうがない」
野崎「結論は裁判所で決めよう」
佐倉「さ、裁判所!?」
野崎「ほら、あそこにあるだろう」
佐倉「あれ!? いつのまに!!?」
野崎「さあ、佐倉も行こう。 みんな待ってるはずだ」
佐倉「え? み、みんないるの?」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:02:56.25 ID:vzgZcBMn0
野崎「待たせたなみんな」
御子柴「やっと来たかお前ら」
佐倉「みこりん!!」
堀「これで全員いるな」
瀬尾「めんどくさいから早く終わらせよーぜー」
若松「めんどくさいで済ませようとしないでくださいよ!! これから俺達の運命を左右するんですから!!」
佐倉「みんな……」
御子柴「やっと来たかお前ら」
佐倉「みこりん!!」
堀「これで全員いるな」
瀬尾「めんどくさいから早く終わらせよーぜー」
若松「めんどくさいで済ませようとしないでくださいよ!! これから俺達の運命を左右するんですから!!」
佐倉「みんな……」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:03:28.45 ID:vzgZcBMn0
佐倉「ね、ねぇ……これから何をするの?」
鹿島「あれ? もしかして千代ちゃん何も聞かされてない?」
佐倉「う、うん……」
御子柴「おい、肝心のあの人がいねえじゃねえか」
佐倉「あ、あの人?」
ヒョコ
前野「呼んだー?」
佐倉「ま、前野さん!? どうして裁判官の格好!!?」
野崎「始めましょう前野さん」
前野「そうですね!! それでは……」
前野「『月刊少女野崎くんの時間を進めるか進めないか裁判』を始めまーす!!」
佐倉「え……」
佐倉「えええええええええ!!?」
鹿島「あれ? もしかして千代ちゃん何も聞かされてない?」
佐倉「う、うん……」
御子柴「おい、肝心のあの人がいねえじゃねえか」
佐倉「あ、あの人?」
ヒョコ
前野「呼んだー?」
佐倉「ま、前野さん!? どうして裁判官の格好!!?」
野崎「始めましょう前野さん」
前野「そうですね!! それでは……」
前野「『月刊少女野崎くんの時間を進めるか進めないか裁判』を始めまーす!!」
佐倉「え……」
佐倉「えええええええええ!!?」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:04:15.49 ID:vzgZcBMn0
堀「その驚きよう……本当に何も聞かされてないんだな」
佐倉「は、はい……」
前野「おかしいなー、僕は昨日全員に連絡したんだけどなー」
佐倉「……あっ!! そういえば昨日前野さんが私の所に来たような……」
佐倉(そういえばあの時、野崎くんの事ばっかり考えてて前野さんの言ってる事が頭に入らなかったような……)
前野「……では!! これから7人に時間を進めるか進めないか話あってもらいます!!」
前野「結論が決まり次第椿先生に即報告!! そして先生に即実行してもらいます!!」
佐倉「じゃあここで時間を進めるべきって結論を出したら……あっという間に時間が過ぎちゃうって事!!?」
前野「そういうこと!!」
若松「前野さんが椿先生のリアル担当になってますね……」
前野「それじゃあ裁判開始ーー!!」
佐倉「は、はい……」
前野「おかしいなー、僕は昨日全員に連絡したんだけどなー」
佐倉「……あっ!! そういえば昨日前野さんが私の所に来たような……」
佐倉(そういえばあの時、野崎くんの事ばっかり考えてて前野さんの言ってる事が頭に入らなかったような……)
前野「……では!! これから7人に時間を進めるか進めないか話あってもらいます!!」
前野「結論が決まり次第椿先生に即報告!! そして先生に即実行してもらいます!!」
佐倉「じゃあここで時間を進めるべきって結論を出したら……あっという間に時間が過ぎちゃうって事!!?」
前野「そういうこと!!」
若松「前野さんが椿先生のリアル担当になってますね……」
前野「それじゃあ裁判開始ーー!!」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:04:41.65 ID:vzgZcBMn0
野崎「よし、まずはみんなの意見を聞こう」
野崎「俺は時が進んでほしい派だ。 理由はマンネリ化を防ぐ為だ」
御子柴「俺も賛成だ」
佐倉「みこりんも?」
御子柴「時が進まねえとギャルゲーの新作が出ねぇんだよぉ!!」
佐倉「そういう理由!!?」
野崎「俺は時が進んでほしい派だ。 理由はマンネリ化を防ぐ為だ」
御子柴「俺も賛成だ」
佐倉「みこりんも?」
御子柴「時が進まねえとギャルゲーの新作が出ねぇんだよぉ!!」
佐倉「そういう理由!!?」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:05:07.89 ID:vzgZcBMn0
鹿島「私は時が進むのはやだよ!!」
佐倉「鹿島くん!」
鹿島「堀先輩、卒業してほしくないもん!!」
堀「悪いが鹿島、俺は野崎に賛成だ」
野崎「堀先輩」
堀「俺の引退エピソードとか……そういうどでかいイベントがそろそろ必要じゃないのか?」
佐倉「ええと……今のところ時間が進んで欲しい派が多いね」
野崎「若松は?」
佐倉「鹿島くん!」
鹿島「堀先輩、卒業してほしくないもん!!」
堀「悪いが鹿島、俺は野崎に賛成だ」
野崎「堀先輩」
堀「俺の引退エピソードとか……そういうどでかいイベントがそろそろ必要じゃないのか?」
佐倉「ええと……今のところ時間が進んで欲しい派が多いね」
野崎「若松は?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:05:37.42 ID:vzgZcBMn0
若松「俺は早く時が進んで欲しいです!! 瀬尾先輩には早く学校を卒業してもらわないと俺の身体が……」
若松「ああでも!! 先輩馬鹿だから卒業できないかも……それに野崎先輩やローレライさんにも会えなくなる……やっぱり今のままがいいです!!」
瀬尾「え、私やだけど」
瀬尾「だって早く冬休みになって欲しいし」
御子柴「……4対2で俺らの意見が多いな」
瀬尾「あれ、これ決まりじゃね?」
若松「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!! ここからちゃんと話し合わないと……」
野崎「そうだ、それにまだ佐倉の意見を聞いてない」
佐倉「!!」
野崎「佐倉、お前はどうなんだ?」
佐倉「……」
若松「ああでも!! 先輩馬鹿だから卒業できないかも……それに野崎先輩やローレライさんにも会えなくなる……やっぱり今のままがいいです!!」
瀬尾「え、私やだけど」
瀬尾「だって早く冬休みになって欲しいし」
御子柴「……4対2で俺らの意見が多いな」
瀬尾「あれ、これ決まりじゃね?」
若松「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!! ここからちゃんと話し合わないと……」
野崎「そうだ、それにまだ佐倉の意見を聞いてない」
佐倉「!!」
野崎「佐倉、お前はどうなんだ?」
佐倉「……」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:06:06.55 ID:vzgZcBMn0
佐倉「……読者の意見は?」
鹿島「え?」
佐倉「私達があれこれ言っても……最終的には読者が満足するかどうかじゃないのかな」
佐倉「現状を読者の人達が満足してるんだったら……時間は早く進めなくてもいいんじゃないかな」
若松「あ!! そういえば……」
若松「連載5周年記念のアンケート!! あれだと今のままでいいって言ってる人が多かった気が……」
野崎「だが一年半も経ってるから意見も変わっている可能性が……」
御子柴「なぁ佐倉、読者とかそういうのは一旦置いといてよ」
御子柴「お前個人の意見を聞かせてくれよ」
佐倉「私の……意見?」
鹿島「え?」
佐倉「私達があれこれ言っても……最終的には読者が満足するかどうかじゃないのかな」
佐倉「現状を読者の人達が満足してるんだったら……時間は早く進めなくてもいいんじゃないかな」
若松「あ!! そういえば……」
若松「連載5周年記念のアンケート!! あれだと今のままでいいって言ってる人が多かった気が……」
野崎「だが一年半も経ってるから意見も変わっている可能性が……」
御子柴「なぁ佐倉、読者とかそういうのは一旦置いといてよ」
御子柴「お前個人の意見を聞かせてくれよ」
佐倉「私の……意見?」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:06:36.52 ID:vzgZcBMn0
佐倉「……」
野崎「……?」
佐倉「あのね、野崎くんには申し訳ないけど……」
佐倉「私はずっと……高校二年生でいいなって思ってるんだ」
野崎「!」
佐倉「だって、時が流れたら……卒業しちゃうってことでしょ?」
佐倉「私……まだ卒業したくないよ!!」
佐倉「みんなと……野崎くんともっと一緒にいたい!!」
野崎「佐倉……」
佐倉「……あ!!! でも野崎くんが言った通り……マンネリ化しない為にも……時間は進むべきなのかな」
野崎「……」
野崎「……?」
佐倉「あのね、野崎くんには申し訳ないけど……」
佐倉「私はずっと……高校二年生でいいなって思ってるんだ」
野崎「!」
佐倉「だって、時が流れたら……卒業しちゃうってことでしょ?」
佐倉「私……まだ卒業したくないよ!!」
佐倉「みんなと……野崎くんともっと一緒にいたい!!」
野崎「佐倉……」
佐倉「……あ!!! でも野崎くんが言った通り……マンネリ化しない為にも……時間は進むべきなのかな」
野崎「……」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:07:11.89 ID:vzgZcBMn0
瀬尾「千代がそう言ってもさ、4対3じゃん。 やっぱり……」
堀「いや……佐倉の言うことには一理ある」
鹿島「堀先輩……?」
堀「確かにどでかいエピソードがあっても……その後卒業しちまったら……」
堀「鹿島の顔が見られねえじゃねえか!!」
鹿島「先輩……!!」
堀「俺は意見を変える」
若松「瀬尾先輩、これで4対3ですよ」
御子柴「いや、5対2だ」
佐倉「みこりん……?」
御子柴「そりゃまぁ……ギャルゲーが出ねえのは悔しいけどよ……」
御子柴「まぁ……発売前のワクワク感を長い間味わうのも悪くねえなって」
佐倉「みこりん」
御子柴「……」
御子柴(まぁ本当はお前の恋路の為なんだけどな)
堀「いや……佐倉の言うことには一理ある」
鹿島「堀先輩……?」
堀「確かにどでかいエピソードがあっても……その後卒業しちまったら……」
堀「鹿島の顔が見られねえじゃねえか!!」
鹿島「先輩……!!」
堀「俺は意見を変える」
若松「瀬尾先輩、これで4対3ですよ」
御子柴「いや、5対2だ」
佐倉「みこりん……?」
御子柴「そりゃまぁ……ギャルゲーが出ねえのは悔しいけどよ……」
御子柴「まぁ……発売前のワクワク感を長い間味わうのも悪くねえなって」
佐倉「みこりん」
御子柴「……」
御子柴(まぁ本当はお前の恋路の為なんだけどな)
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:07:45.32 ID:vzgZcBMn0
瀬尾「そっか、卒業したら会えなくなるのか」
瀬尾「じゃあ私、もっと若と遊びたいから私も時間進まなくていい派ー」
若松「嫌な理由ですね……」
佐倉「野崎くん……ダメ、かな」
野崎「……」
野崎「いや、みんなの言う通りだ」
野崎「俺は……『月刊少女野崎くん』の事ばかり考えていた」
野崎「俺は……みんなの事を考えるべきなんだ」
佐倉「!! じゃあ……」
野崎「ああ……前野さん、結論が出ました」
前野「じゃあ満場一致で現状維持を採用!!」
前野「これにて閉廷!! じゃあ椿先生に報告してきまーす!!」ダッ
御子柴「裁判も終わったし帰るか」
野崎「そうだな」
瀬尾「じゃあ私、もっと若と遊びたいから私も時間進まなくていい派ー」
若松「嫌な理由ですね……」
佐倉「野崎くん……ダメ、かな」
野崎「……」
野崎「いや、みんなの言う通りだ」
野崎「俺は……『月刊少女野崎くん』の事ばかり考えていた」
野崎「俺は……みんなの事を考えるべきなんだ」
佐倉「!! じゃあ……」
野崎「ああ……前野さん、結論が出ました」
前野「じゃあ満場一致で現状維持を採用!!」
前野「これにて閉廷!! じゃあ椿先生に報告してきまーす!!」ダッ
御子柴「裁判も終わったし帰るか」
野崎「そうだな」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/30(火) 20:08:19.70 ID:vzgZcBMn0
佐倉(よかった……野崎くんともっといられる!!)
野崎「佐倉……俺はお前に言われて気づいたんだ」
佐倉「え……?」
野崎「俺も……ずっと一緒に仕事をしたい」
佐倉「!!!!!///」ドキッ
佐倉(ちょ、ちょっと待って!! もしかして……)
野崎「ずっと剣さんが担当でいてほしいからな!!」
佐倉(剣さんに負けたああああああああ!!!)
終わり
野崎「佐倉……俺はお前に言われて気づいたんだ」
佐倉「え……?」
野崎「俺も……ずっと一緒に仕事をしたい」
佐倉「!!!!!///」ドキッ
佐倉(ちょ、ちょっと待って!! もしかして……)
野崎「ずっと剣さんが担当でいてほしいからな!!」
佐倉(剣さんに負けたああああああああ!!!)
終わり
エリウッド「リンディスが3人!!?」
2018-01-26
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:03:16.52 ID:L9zgO8j10
リン「私はリン……ってええっ!? どうして私が二人もいるの!?」
総選挙リン「わ、私が聞きたいわよそんな事!!」
花嫁リン「私……結婚式の途中で呼ばれたんだけど……どうすればいいのかしら」
エリウッド「……」
総選挙リン「わ、私が聞きたいわよそんな事!!」
花嫁リン「私……結婚式の途中で呼ばれたんだけど……どうすればいいのかしら」
エリウッド「……」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:04:11.89 ID:L9zgO8j10
ヘクトル「おいおいエリウッド、どうなってんだよこりゃあ」
エリウッド「……僕が聞きたいぐらいだ」
アルフォンス「流石軍師だな……三人も同時に召喚できるなんて」
エリウッド「! アルフォンス王子……」
アルフォンス「花嫁と総選挙の期間が違うのに同時に出るのはおかしいというツッコミはなしで」
エリウッド・ヘクトル「??」
アルフォンス「なんでもない、こっちの話しだよ」
エリウッド「……僕が聞きたいぐらいだ」
アルフォンス「流石軍師だな……三人も同時に召喚できるなんて」
エリウッド「! アルフォンス王子……」
アルフォンス「花嫁と総選挙の期間が違うのに同時に出るのはおかしいというツッコミはなしで」
エリウッド・ヘクトル「??」
アルフォンス「なんでもない、こっちの話しだよ」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:04:39.07 ID:L9zgO8j10
リン「ね、ねぇ。 あなたは本当に私なの?」
総選挙リン「ええ……私は正真正銘、サカ族のリンよ」
リン「キラアンの公女?」
総選挙リン「ええ」
花嫁リン「どうして同じ私がいるのか……それは私達を召喚した軍師本人に聞いてみるといいわね」
リン「ええ、そうね」
総選挙リン「ええ……私は正真正銘、サカ族のリンよ」
リン「キラアンの公女?」
総選挙リン「ええ」
花嫁リン「どうして同じ私がいるのか……それは私達を召喚した軍師本人に聞いてみるといいわね」
リン「ええ、そうね」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:05:18.23 ID:L9zgO8j10
アルフォンス「いや、それが軍師本人にも分からないそうだ。 現在原因を調べてるところらしい」
花嫁リン「そんな……」
エリウッド「でも、まさかこうしてリンディスと再会できるとは思わなかったよ」
エリウッド「リンディス、この世界でもよろしく頼むよ」
リン「!!! え、ええ……///」
ヘクトル「ん? 顔赤いぞ。 大丈夫か?」
リン「だ、大丈夫よ! 気にしないで!!///」
リン「……」
花嫁リン「そんな……」
エリウッド「でも、まさかこうしてリンディスと再会できるとは思わなかったよ」
エリウッド「リンディス、この世界でもよろしく頼むよ」
リン「!!! え、ええ……///」
ヘクトル「ん? 顔赤いぞ。 大丈夫か?」
リン「だ、大丈夫よ! 気にしないで!!///」
リン「……」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:05:50.90 ID:L9zgO8j10
リン「……ねぇエリウッド」
エリウッド「なんだい?」
リン「この世界でも……その……」
リン「……一緒に寝てくれる?///」
エリウッド「えっ?」
ヘクトル「おい、何急に言いだすんだ」
総選挙リン「そうよ何言ってるのよ!! 私にはヘクトルが……」
ヘクトル「俺がなんだよ?」
総選挙リン「!! わ、分かるでしょ!?///」
アルフォンス「……」
アルフォンス(もしや……)
エリウッド「なんだい?」
リン「この世界でも……その……」
リン「……一緒に寝てくれる?///」
エリウッド「えっ?」
ヘクトル「おい、何急に言いだすんだ」
総選挙リン「そうよ何言ってるのよ!! 私にはヘクトルが……」
ヘクトル「俺がなんだよ?」
総選挙リン「!! わ、分かるでしょ!?///」
アルフォンス「……」
アルフォンス(もしや……)
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:06:26.89 ID:L9zgO8j10
アルフォンス「リン王女三人に聞きたい事がある」
花嫁リン「聞きたい事……?」
アルフォンス「あなた達三人は……結婚しているかい?」
リン「え、ええ」
総選挙リン「私も……」
花嫁リン「この格好……見れば分かるでしょ?」
エリウッド「アルフォンス王子、どうしてそんな事を……?」
アルフォンス「それじゃあ……あなた達の夫は?」
リン「エ、エリウッドよ……」
エリウッド「えっ!!?」
花嫁リン「聞きたい事……?」
アルフォンス「あなた達三人は……結婚しているかい?」
リン「え、ええ」
総選挙リン「私も……」
花嫁リン「この格好……見れば分かるでしょ?」
エリウッド「アルフォンス王子、どうしてそんな事を……?」
アルフォンス「それじゃあ……あなた達の夫は?」
リン「エ、エリウッドよ……」
エリウッド「えっ!!?」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:07:32.56 ID:L9zgO8j10
リン「ちょ、ちょっと!! どうして驚いてるのよ!!」
総選挙リン「私だって驚くわよ!! だって私はヘクトルと結婚して……」
ヘクトル「は、はぁ!? 俺と結婚!? 何言ってんだ!!」
総選挙リン「あなたが何言ってるのよ!!」
アルフォンス「……思った通りだ」
エリウッド「……アルフォンス王子、どういうことだ?」
総選挙リン「私だって驚くわよ!! だって私はヘクトルと結婚して……」
ヘクトル「は、はぁ!? 俺と結婚!? 何言ってんだ!!」
総選挙リン「あなたが何言ってるのよ!!」
アルフォンス「……思った通りだ」
エリウッド「……アルフォンス王子、どういうことだ?」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:08:08.07 ID:L9zgO8j10
アルフォンス「剣を持っているリン王女はエリウッド王子が旦那さんだと言っていて……」
アルフォンス「弓を持っているリン王女はヘクトル王子が旦那さんだと言っている……」
アルフォンス「……そしてウェディングドレス姿のリン王女、あなたの夫は?」
花嫁リン「わ、私は……ラスよ」
ヘクトル「い、一体何がどうなってるんだ?」
アルフォンス「これが示す意味、それは……」
アルフォンス「リン王女三人は……それぞれ違う世界線から召喚されたんだ」
ヘクトル「違う世界線……?」
アルフォンス「弓を持っているリン王女はヘクトル王子が旦那さんだと言っている……」
アルフォンス「……そしてウェディングドレス姿のリン王女、あなたの夫は?」
花嫁リン「わ、私は……ラスよ」
ヘクトル「い、一体何がどうなってるんだ?」
アルフォンス「これが示す意味、それは……」
アルフォンス「リン王女三人は……それぞれ違う世界線から召喚されたんだ」
ヘクトル「違う世界線……?」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:08:43.94 ID:L9zgO8j10
エリウッド「つ、つまり目の前にいるのは……」
エリウッド「僕と結婚した世界線のリンディス、ヘクトルと結婚した世界線のリンディス、ラスと結婚した世界線のリンディス……ということかい?」
アルフォンス「ああ、恐らくね」
花嫁リン「こ、こんな事って……あり得るの?」
リン「それにしても……あなたのそれ、凄く綺麗なドレスね」
総選挙リン「はぁ……私も結婚式挙げたいわ」チラッ
ヘクトル「なんで俺を見てんだよ」
エリウッド「僕と結婚した世界線のリンディス、ヘクトルと結婚した世界線のリンディス、ラスと結婚した世界線のリンディス……ということかい?」
アルフォンス「ああ、恐らくね」
花嫁リン「こ、こんな事って……あり得るの?」
リン「それにしても……あなたのそれ、凄く綺麗なドレスね」
総選挙リン「はぁ……私も結婚式挙げたいわ」チラッ
ヘクトル「なんで俺を見てんだよ」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:09:19.52 ID:L9zgO8j10
エリウッド「すまないリンディス……僕は君の知ってる僕ではないんだ」
リン「……謝らなくていいのよ、気にしないで」
総選挙リン「……」
ヘクトル「あー……そのー……俺は旦那じゃねぇ!!」
総選挙リン「はいはい分かった分かった」
花嫁リン「ね、ねぇ!! ラスは!? ラスはどこ!?」
アルフォンス「ラスは……恐らく軍師はまだ召喚していないだろう」
リン「……謝らなくていいのよ、気にしないで」
総選挙リン「……」
ヘクトル「あー……そのー……俺は旦那じゃねぇ!!」
総選挙リン「はいはい分かった分かった」
花嫁リン「ね、ねぇ!! ラスは!? ラスはどこ!?」
アルフォンス「ラスは……恐らく軍師はまだ召喚していないだろう」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:09:58.47 ID:L9zgO8j10
エリウッド「それにしても驚いたよ、僕とリンディスが結婚するなんて」
リン「私だって驚いたわ。 だって別の私がヘクトルと結婚してるんだもの」
リン「あなたはヘクトルのどこに惚れたの?」
総選挙リン「べ、別になんだっていいじゃない!!///」
花嫁リン「よくないわよ、私の事情は気になるわ」
総選挙リン「そ、そういうあなたはどうしてラスと!!?///」
リン「ラスはしっかりしてるもの。 惚れても無理はないと思うわ」
花嫁リン「それに比べてヘクトルはいい事がないもの」
ヘクトル「はぁ!!? ないこたぁねえだろ!!」
総選挙リン「そうよ!!! 戦ってるヘクトルの姿、すっごくかっこいいんだから!!」
総選挙リン「斧を振ってる時とか、馬に乗ってる時とか……」
ヘクトル「……初めてリンが褒めてくれたぜ」
花嫁リン「……どこの世界線の私もヘクトルには辛辣なのね、私もだけど」
リン「私だって驚いたわ。 だって別の私がヘクトルと結婚してるんだもの」
リン「あなたはヘクトルのどこに惚れたの?」
総選挙リン「べ、別になんだっていいじゃない!!///」
花嫁リン「よくないわよ、私の事情は気になるわ」
総選挙リン「そ、そういうあなたはどうしてラスと!!?///」
リン「ラスはしっかりしてるもの。 惚れても無理はないと思うわ」
花嫁リン「それに比べてヘクトルはいい事がないもの」
ヘクトル「はぁ!!? ないこたぁねえだろ!!」
総選挙リン「そうよ!!! 戦ってるヘクトルの姿、すっごくかっこいいんだから!!」
総選挙リン「斧を振ってる時とか、馬に乗ってる時とか……」
ヘクトル「……初めてリンが褒めてくれたぜ」
花嫁リン「……どこの世界線の私もヘクトルには辛辣なのね、私もだけど」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:10:25.21 ID:L9zgO8j10
リン「そういえば……エリウッドの世界線では私はどうなってるの?」
エリウッド「……それが……」
リン「!!! もしかして……亡くなってるの?」
エリウッド「僕の周りで唯一独身なんだ」
リン「」
ヘクトル「はぁ? 違えだろ」
総選挙リン「違う……?」
ヘクトル「確かリンは……ケントと二人で暮らしてるんじゃなかったか?」
エリウッド「えっ!!?」
エリウッド「……それが……」
リン「!!! もしかして……亡くなってるの?」
エリウッド「僕の周りで唯一独身なんだ」
リン「」
ヘクトル「はぁ? 違えだろ」
総選挙リン「違う……?」
ヘクトル「確かリンは……ケントと二人で暮らしてるんじゃなかったか?」
エリウッド「えっ!!?」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:10:51.34 ID:L9zgO8j10
エリウッド「待ってくれヘクトル、初めて聞いたぞ」
花嫁リン「ちょっと、どうしてそこで誤解が生まれてるの?」
アルフォンス「もしかしたらエリウッド王子、ヘクトル王子……あなた達二人もそれぞれ違う世界線から召喚されたのかもしれない」
ヘクトル「何ぃ!?」
エリウッド「そうか……僕とヘクトルは同時に召喚されたから……それで同じ世界線だと勘違いしてただけかもしれない」
ヘクトル「じゃ、じゃあよ。 確認してみようぜ。 最後にネルガルにトドメをさしたのは俺だよな?」
エリウッド「僕だろ?」
ヘクトル「おい……マジかよ」
花嫁リン「ちょっと、どうしてそこで誤解が生まれてるの?」
アルフォンス「もしかしたらエリウッド王子、ヘクトル王子……あなた達二人もそれぞれ違う世界線から召喚されたのかもしれない」
ヘクトル「何ぃ!?」
エリウッド「そうか……僕とヘクトルは同時に召喚されたから……それで同じ世界線だと勘違いしてただけかもしれない」
ヘクトル「じゃ、じゃあよ。 確認してみようぜ。 最後にネルガルにトドメをさしたのは俺だよな?」
エリウッド「僕だろ?」
ヘクトル「おい……マジかよ」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:11:49.45 ID:L9zgO8j10
アルフォンス「どうやらここにいる5人……それぞれ違う世界線からやってきたみたいだな」
アルフォンス「あの軍師……凄い力だ」
エリウッド「ああ、だけど世界線が違うだけで……君達がリンディス、ヘクトルなのには変わりはない」
総選挙リン「ええ、折角召喚されたんだもの。 ここでも変わらず頑張りましょう!!」
ヘクトル「おう!! やってやろうぜ!!」
アルフォンス「あの軍師……凄い力だ」
エリウッド「ああ、だけど世界線が違うだけで……君達がリンディス、ヘクトルなのには変わりはない」
総選挙リン「ええ、折角召喚されたんだもの。 ここでも変わらず頑張りましょう!!」
ヘクトル「おう!! やってやろうぜ!!」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/26(金) 20:12:17.18 ID:L9zgO8j10
エリウッド「そうだ、気になる事があった」
花嫁リン「何?」
エリウッド「三人の世界では僕とヘクトルはどうなってるんだい?」
エリウッド「……そうだ。 ヘクトル、君の世界での僕も」
エリウッド「因みに僕の世界の君はフロリーナと結婚してる。 僕はニニアン」
ヘクトル「俺んとこでは俺もお前も独身だ」
エリウッド「独身か……そして……」
リン「私の所ではエリウッドは私と、ヘクトルは独身よ」
総選挙リン「私の方は逆ね。 ヘクトルは私と結婚しててエリウッドは独身よ」
花嫁リン「私の所は……」
エリウッド「君の所は……?」
花嫁リン「エリウッドはヘクトルと付き合ってるわ」
一同「!!!!?」
終わり
花嫁リン「何?」
エリウッド「三人の世界では僕とヘクトルはどうなってるんだい?」
エリウッド「……そうだ。 ヘクトル、君の世界での僕も」
エリウッド「因みに僕の世界の君はフロリーナと結婚してる。 僕はニニアン」
ヘクトル「俺んとこでは俺もお前も独身だ」
エリウッド「独身か……そして……」
リン「私の所ではエリウッドは私と、ヘクトルは独身よ」
総選挙リン「私の方は逆ね。 ヘクトルは私と結婚しててエリウッドは独身よ」
花嫁リン「私の所は……」
エリウッド「君の所は……?」
花嫁リン「エリウッドはヘクトルと付き合ってるわ」
一同「!!!!?」
終わり
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/26(金) 20:40:03.86 ID:XvAqtxMno
たまげたなぁ
引用元: エリウッド「リンディスが3人!!?」
ロバート「ユリちゃんが干物妹に!!?」リョウ「ああ」
2018-01-25
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:02:30.65 ID:PNhCZDwy0
ユリ「う~」ゴロゴロ
ロバート「ホンマや、ちっこくなっとる」
リョウ「ユリ、稽古の時間だぞ」
ユリ「めんどくさいっチ~……」
リョウ「……めんどくさいだと!?」
ユリ「だってー!! 私はお兄ちゃんと違ってか弱い女の子なんだもーん!!」
リョウ「……どうしてこんなことに」
ロバート「ホンマや、ちっこくなっとる」
リョウ「ユリ、稽古の時間だぞ」
ユリ「めんどくさいっチ~……」
リョウ「……めんどくさいだと!?」
ユリ「だってー!! 私はお兄ちゃんと違ってか弱い女の子なんだもーん!!」
リョウ「……どうしてこんなことに」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:03:09.97 ID:PNhCZDwy0
ロバート「そらリョウ、お前が悪いで」
リョウ「な、なんでだ?」
ロバート「ユリちゃんも女の子や、オシャレにショッピング……色々としたいやろ」
ロバート「それをお前、一日中稽古なんかに使うとったら……」
ユリ「何もしたくないっチ~……」
ロバート「なんやて!?」
リョウ「な、なんでだ?」
ロバート「ユリちゃんも女の子や、オシャレにショッピング……色々としたいやろ」
ロバート「それをお前、一日中稽古なんかに使うとったら……」
ユリ「何もしたくないっチ~……」
ロバート「なんやて!?」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:03:40.04 ID:PNhCZDwy0
ユリ「一日中パソコンいじってるだけでいいよ~」カタカタ
ユリ「あ、お兄ちゃん。 ポテイトなくなったから買ってきてー」
ロバート「アカン、こりゃホンマもんの干物妹になってもうた」
リョウ「……」
ロバート「リョウ?」
リョウ「覇王……」
ロバート「待て待て待て待て!!」
ユリ「あ、お兄ちゃん。 ポテイトなくなったから買ってきてー」
ロバート「アカン、こりゃホンマもんの干物妹になってもうた」
リョウ「……」
ロバート「リョウ?」
リョウ「覇王……」
ロバート「待て待て待て待て!!」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:04:06.63 ID:PNhCZDwy0
ロバート「ちょい待ちいや!! 実の妹に何やろうとしとんねん!!」
リョウ「しかし……」
ロバート「わいも気持ちは一緒や!! これ以上ブクブク太るユリちゃんなんかみとうあらへん!!」
ロバート「せやから違う方法で動かしたろ!!」
リョウ「……何か策があるのか?」
ロバート「勿論や!!」
ロバート「ワイはお前と同じぐらいユリちゃんの事を知り尽くしてるつもりやで!!」
ロバート「ユリちゃんの大好きな物……それで動かせばええんや!!」
リョウ「しかし……」
ロバート「わいも気持ちは一緒や!! これ以上ブクブク太るユリちゃんなんかみとうあらへん!!」
ロバート「せやから違う方法で動かしたろ!!」
リョウ「……何か策があるのか?」
ロバート「勿論や!!」
ロバート「ワイはお前と同じぐらいユリちゃんの事を知り尽くしてるつもりやで!!」
ロバート「ユリちゃんの大好きな物……それで動かせばええんや!!」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:04:36.04 ID:PNhCZDwy0
ユリ「あ~……至福の時ッチ~」
ロバート「ユ~リちゃん」
ユリ「なぁに、ロバートさん」
ロバート「そろそろ身体動かさなあかんとちゃうかー?」
ユリ「余計なお世話よー」
ロバート「……」サッ
ユリ「……ブラジャー? なんでロバートさんが持ってるの? 変態?」
ロバート「これ、誰のか知っとるか?」
ユリ「誰の?」
ロバート「キングのや」
ユリ「!!!」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:05:04.04 ID:PNhCZDwy0
ユリ「確かにそのピンク色……キングさんの!!!」
ロバート(お、食いついてきよる)
ロバート「欲しいやろ?」
ユリ「欲しい!!」バッ
ロバート「おっと、そう簡単には渡さへん」サッ
ユリ「ちょうだい!!」バッ
ロバート「ホレホレ」サッ
ユリ「あーんもう!! ロバートさんの馬鹿!!」
ロバート「欲しかったらワイを捕まえてみいや」ダッ!!
ユリ「待てーーーー!!!」ダッ
リョウ「……」
リョウ「ロバートのやつ……あっさりとユリを動かした」
ロバート(お、食いついてきよる)
ロバート「欲しいやろ?」
ユリ「欲しい!!」バッ
ロバート「おっと、そう簡単には渡さへん」サッ
ユリ「ちょうだい!!」バッ
ロバート「ホレホレ」サッ
ユリ「あーんもう!! ロバートさんの馬鹿!!」
ロバート「欲しかったらワイを捕まえてみいや」ダッ!!
ユリ「待てーーーー!!!」ダッ
リョウ「……」
リョウ「ロバートのやつ……あっさりとユリを動かした」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:05:44.28 ID:PNhCZDwy0
ロバート「こっちやこっち!! こっちやでーーーー!!!」タッタッタッ
ユリ「ロバートさんの意地悪ーー!! 待ってよーー!!」タッタッタッ
ロバート(ああ、楽しい……ホンマ楽しい……)
ロバート(好きな娘と一緒に追いかけっこできるなんて……)
ユリ「こうなったら……」
ロバート「!」
ユリ「覇王翔吼拳!!」
ロバート「甘いでユリちゃん、こんなんかわせるで」サッ
キング「甘いのはあんただよ」
ロバート「え!!?」
キング「サプライズローズ!!!」ドカァン
ロバート「クソッタレエエエエエ!!!」
ユリ「ロバートさんの意地悪ーー!! 待ってよーー!!」タッタッタッ
ロバート(ああ、楽しい……ホンマ楽しい……)
ロバート(好きな娘と一緒に追いかけっこできるなんて……)
ユリ「こうなったら……」
ロバート「!」
ユリ「覇王翔吼拳!!」
ロバート「甘いでユリちゃん、こんなんかわせるで」サッ
キング「甘いのはあんただよ」
ロバート「え!!?」
キング「サプライズローズ!!!」ドカァン
ロバート「クソッタレエエエエエ!!!」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:06:10.35 ID:PNhCZDwy0
ユリ「キングさん!! どうしてここに!!?」
キング「……数日前から私のブラがなくてね」
キング「それで辺りを探してたら……あんた達に会ったってわけ」
ユリ「そういえばどうしてロバートさんはキングさんのブラジャーを持ってるの? 変態なの?」
ロバート「キングのブラを持ってれば……ユリちゃんが……振り向いてくれる思うて……窃盗したんや」ガクッ
キング「……暫くそこでのびてな」
ユリ「わーーい!! キングさんのブラーーー!!」スリスリ
キング「そこ! スリスリしない!!」
キング「……数日前から私のブラがなくてね」
キング「それで辺りを探してたら……あんた達に会ったってわけ」
ユリ「そういえばどうしてロバートさんはキングさんのブラジャーを持ってるの? 変態なの?」
ロバート「キングのブラを持ってれば……ユリちゃんが……振り向いてくれる思うて……窃盗したんや」ガクッ
キング「……暫くそこでのびてな」
ユリ「わーーい!! キングさんのブラーーー!!」スリスリ
キング「そこ! スリスリしない!!」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:06:55.34 ID:PNhCZDwy0
リョウ「ユリ!!」
ユリ「お兄ちゃん!!」
リョウ「お前……すっかり元の体型に戻ったじゃないか!!」
ユリ「あっ!! そういえば!!」
リョウ「ロバートに感謝しないとな、ありがとうロバ……」
ロバート「」
リョウ「ロバート!!?」
キング「す、すまない。 私が……」
ユリ「お兄ちゃん!!」
リョウ「お前……すっかり元の体型に戻ったじゃないか!!」
ユリ「あっ!! そういえば!!」
リョウ「ロバートに感謝しないとな、ありがとうロバ……」
ロバート「」
リョウ「ロバート!!?」
キング「す、すまない。 私が……」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/22(月) 20:07:31.44 ID:PNhCZDwy0
こうしてユリは脱干物妹に成功した。
ロバート「師匠!! ワイやったらいつでもユリちゃんを元の体型に戻せます!!」
ロバート「せやからユリちゃんの体調管理は任せてください!! ワイがいつも側にいてあげれば太ることはありまへん!!」
ロバート「せやからユリちゃんをワイに……」
タクマ「覇王至高拳!!」
ロバート「クソッタレエエエエエ!!!!」
終わり
ロバート「師匠!! ワイやったらいつでもユリちゃんを元の体型に戻せます!!」
ロバート「せやからユリちゃんの体調管理は任せてください!! ワイがいつも側にいてあげれば太ることはありまへん!!」
ロバート「せやからユリちゃんをワイに……」
タクマ「覇王至高拳!!」
ロバート「クソッタレエエエエエ!!!!」
終わり
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/22(月) 21:38:50.34 ID:Dp27ZFBzo
最近KOFのss多くて嬉しい
引用元: ロバート「ユリちゃんが干物妹に!!?」リョウ「ああ」
野崎「今日は高校の同窓会だ」
2018-01-25
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:03:15.63 ID:W5wSwahd0
野崎「俺が高校を卒業してから……何年経っただろうか」
野崎「久しぶりにみんなに会えることができる」
野崎「みんな変わってないだろうか、そして……」
野崎「恋愛ネタはいっぱいあるだろうか」サッ←メモとペンを取り出す音
野崎「久しぶりにみんなに会えることができる」
野崎「みんな変わってないだろうか、そして……」
野崎「恋愛ネタはいっぱいあるだろうか」サッ←メモとペンを取り出す音
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:03:59.98 ID:W5wSwahd0
野崎「着いた、ここか」
野崎「……」
野崎「交友関係があまり深くなかったからか、誰が誰だか忘れてしまった」
野崎「……ん? あそこにいるのは……」
御子柴「ふう……やっと女子軍団から抜け出せたぜ」
御子柴「あいつら何年経っても変わらねぇな……」
野崎「……」
御子柴「!! おま……野崎じゃねーか!!」
野崎「……御子柴か?」
御子柴「すっげー久しぶりだな!! 元気かよ!!」
野崎「ああ、お陰様でな」
野崎「……」
野崎「交友関係があまり深くなかったからか、誰が誰だか忘れてしまった」
野崎「……ん? あそこにいるのは……」
御子柴「ふう……やっと女子軍団から抜け出せたぜ」
御子柴「あいつら何年経っても変わらねぇな……」
野崎「……」
御子柴「!! おま……野崎じゃねーか!!」
野崎「……御子柴か?」
御子柴「すっげー久しぶりだな!! 元気かよ!!」
野崎「ああ、お陰様でな」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:04:27.11 ID:W5wSwahd0
御子柴「んで、俺がいなくなった後は大丈夫かよ? 花のアシスタント」
野崎「ああ、なんとかなってる」
野崎「御子柴は高校を卒業と同時にアシスタントを抜けてしまったからな」
野崎「ところで今は何の仕事をしているんだ?」
御子柴「……へっ。 どうやら俺が今、何の仕事をしてるか知らないらしいな」
御子柴「聞いて驚くなよ? なんと今や……ご指名No. 1のホストだ!!」
野崎「何!?」
野崎「ああ、なんとかなってる」
野崎「御子柴は高校を卒業と同時にアシスタントを抜けてしまったからな」
野崎「ところで今は何の仕事をしているんだ?」
御子柴「……へっ。 どうやら俺が今、何の仕事をしてるか知らないらしいな」
御子柴「聞いて驚くなよ? なんと今や……ご指名No. 1のホストだ!!」
野崎「何!?」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:04:55.16 ID:W5wSwahd0
女「御子柴くんとこに行きたーい!!」
女「ねぇねぇ!! どこのホストクラブで働いてるのー!?」
御子柴「……ったく、また来やがった」
御子柴「教えてやんねーよ。 俺んとこに来たやつは……メチャクチャになっちまうんだぜ? 俺はお前らのそんな姿、見たくねーからな」
女「「「キャーーーーーーーー!!!///」」」
御子柴「本当はフィギュアショップの店員なんだけどな///」ボソッ
野崎「お前らしいな」
女「ねぇねぇ!! どこのホストクラブで働いてるのー!?」
御子柴「……ったく、また来やがった」
御子柴「教えてやんねーよ。 俺んとこに来たやつは……メチャクチャになっちまうんだぜ? 俺はお前らのそんな姿、見たくねーからな」
女「「「キャーーーーーーーー!!!///」」」
御子柴「本当はフィギュアショップの店員なんだけどな///」ボソッ
野崎「お前らしいな」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:05:28.92 ID:W5wSwahd0
野崎「しかし何年経ってもお前は女子に人気だな」
御子柴「当たり前だろ? それに俺だけじゃねえ……あいつもだ」
野崎「あいつ?」
野崎「……!!」
女「鹿島くーーん!!///」
女「鹿島くーーーーーん!!///」
鹿島「分かった分かった、押さないで」
野崎「あれは……鹿島か」
御子柴「当たり前だろ? それに俺だけじゃねえ……あいつもだ」
野崎「あいつ?」
野崎「……!!」
女「鹿島くーーん!!///」
女「鹿島くーーーーーん!!///」
鹿島「分かった分かった、押さないで」
野崎「あれは……鹿島か」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:05:55.43 ID:W5wSwahd0
野崎「何故かあいつは……久しぶりって感じがしないな」
御子柴「まあそうだろ、なんせ……」
御子柴「今やテレビに引っ張りだこだからな。 テレビであいつを見ない日はない程にな」
女「この間のドラマ見たよー!!」
女「凄くカッコよかったーー!!」
鹿島「うん、ありがとうね」
野崎「鹿島」ヌッ
鹿島「あ! 野崎だ!! 久しぶりー」
野崎「芸能界に入ったお前ならスキャンダルぐらいあるんじゃないか? あるいはあの有名な女優の恋愛話とか……」
女「ちょっと!! 邪魔!!」
野崎「ぐわっ!!」
御子柴「……まるでファンとマスコミだな」
御子柴「まあそうだろ、なんせ……」
御子柴「今やテレビに引っ張りだこだからな。 テレビであいつを見ない日はない程にな」
女「この間のドラマ見たよー!!」
女「凄くカッコよかったーー!!」
鹿島「うん、ありがとうね」
野崎「鹿島」ヌッ
鹿島「あ! 野崎だ!! 久しぶりー」
野崎「芸能界に入ったお前ならスキャンダルぐらいあるんじゃないか? あるいはあの有名な女優の恋愛話とか……」
女「ちょっと!! 邪魔!!」
野崎「ぐわっ!!」
御子柴「……まるでファンとマスコミだな」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:06:22.81 ID:W5wSwahd0
ブー!! ブー!!
御子柴「つうかお前、また携帯なってんな」
鹿島「あーうん、いつもの事だよ」
野崎「いつも?」
野崎「!! もしや……芸能界仲間と……」
『この間の特番ドラマはよかった。 お前は何をやらせても完璧だ』
『あとその前にあった番宣で出演したバラエティ、ちゃんと俺のアドバイスした通りにコメントしてたな』
『お前は高校に入る前から才能があると思ってた』
御子柴「……あの人も変わらねえな」
野崎「そうだな」
御子柴「つうかお前、また携帯なってんな」
鹿島「あーうん、いつもの事だよ」
野崎「いつも?」
野崎「!! もしや……芸能界仲間と……」
『この間の特番ドラマはよかった。 お前は何をやらせても完璧だ』
『あとその前にあった番宣で出演したバラエティ、ちゃんと俺のアドバイスした通りにコメントしてたな』
『お前は高校に入る前から才能があると思ってた』
御子柴「……あの人も変わらねえな」
野崎「そうだな」
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:06:57.51 ID:W5wSwahd0
野崎「御子柴……鹿島……」
野崎「あとほかによく話してたのは……」
瀬尾「お!! 野崎ーー!!」
野崎「!!」
瀬尾「お前相変わらず背でっかいなーー!!」
野崎「……あまり会いたくないやつに会ってしまった」
瀬尾「お? さては照れ隠しだな?」
野崎「違う!!」
野崎「あとほかによく話してたのは……」
瀬尾「お!! 野崎ーー!!」
野崎「!!」
瀬尾「お前相変わらず背でっかいなーー!!」
野崎「……あまり会いたくないやつに会ってしまった」
瀬尾「お? さては照れ隠しだな?」
野崎「違う!!」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:07:34.48 ID:W5wSwahd0
御子柴「瀬尾は今、何やってんだよ?」
瀬尾「私? 働いてないけど」
御子柴「は!!?」
野崎「ま、まさかのニートか……」
野崎「……いや、まさかでもないな。 お前を採用してくれる会社もそうそうないだろう」
瀬尾「だってさー、働くのめんどくせーじゃん」
御子柴「じゃあお前、親のスネかじってんのかよ?」
瀬尾「違うって、親じゃなくて……」
ブー!!
瀬尾「お、噂をすれば」
『脱ぎっぱなしの服、ちゃんと洗濯機に入れてください!!』
『ついで部屋も掃除しときましたから!! もう汚さないでくださいよ!!』
御子柴「……あいつも大変だな」
野崎「そうだな」
瀬尾「私? 働いてないけど」
御子柴「は!!?」
野崎「ま、まさかのニートか……」
野崎「……いや、まさかでもないな。 お前を採用してくれる会社もそうそうないだろう」
瀬尾「だってさー、働くのめんどくせーじゃん」
御子柴「じゃあお前、親のスネかじってんのかよ?」
瀬尾「違うって、親じゃなくて……」
ブー!!
瀬尾「お、噂をすれば」
『脱ぎっぱなしの服、ちゃんと洗濯機に入れてください!!』
『ついで部屋も掃除しときましたから!! もう汚さないでくださいよ!!』
御子柴「……あいつも大変だな」
野崎「そうだな」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:08:11.80 ID:W5wSwahd0
鹿島「あーやっと抜け出せたー」
御子柴「人気者は大変だな」
鹿島「うん、本当だよ……」
野崎「御子柴、鹿島、瀬尾……」
野崎「同学年だと仲の良い悪い関係なくよく話してたのはこの3人ぐらいか」
御子柴「おい、待てよ野崎」
野崎「なんだ」
御子柴「佐倉いなくねぇか?」
野崎「……」
御子柴「人気者は大変だな」
鹿島「うん、本当だよ……」
野崎「御子柴、鹿島、瀬尾……」
野崎「同学年だと仲の良い悪い関係なくよく話してたのはこの3人ぐらいか」
御子柴「おい、待てよ野崎」
野崎「なんだ」
御子柴「佐倉いなくねぇか?」
野崎「……」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:08:45.60 ID:W5wSwahd0
鹿島「御子柴知らないの!?」
御子柴「へ? 何がだよ?」
瀬尾「千代、最近子ども産んだばっかりだよ」
御子柴「はぁ!!? 聞いてねぇぞ!!」
野崎「今は病院で休んでる」
御子柴「ちょっと待て!! 誰かと結婚してたのか!?」
鹿島「……本当に何も知らないんだね」
御子柴「へ? 何がだよ?」
瀬尾「千代、最近子ども産んだばっかりだよ」
御子柴「はぁ!!? 聞いてねぇぞ!!」
野崎「今は病院で休んでる」
御子柴「ちょっと待て!! 誰かと結婚してたのか!?」
鹿島「……本当に何も知らないんだね」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:09:11.69 ID:W5wSwahd0
ブー!! ブー!!
野崎「!! 丁度いい所にメールが……」
瀬尾「あ、もしかして」
野崎「ああ、千代からだ」
御子柴「下の名前!!?」
『今日も赤ちゃんは元気いっぱいだよ!! そっちもみんな元気!?』
御子柴「な、なぁ野崎……佐倉と結婚したのって……」
野崎「ああ、俺だ」
御子柴「!!!!!」
野崎「!! 丁度いい所にメールが……」
瀬尾「あ、もしかして」
野崎「ああ、千代からだ」
御子柴「下の名前!!?」
『今日も赤ちゃんは元気いっぱいだよ!! そっちもみんな元気!?』
御子柴「な、なぁ野崎……佐倉と結婚したのって……」
野崎「ああ、俺だ」
御子柴「!!!!!」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:10:03.45 ID:W5wSwahd0
御子柴「おい!! なんで俺には何も報告なかったんだよ!!!」
野崎「永遠のラブハンターのお前にとっては些細な事に過ぎないと思ってな……」
鹿島「うん、私も同じ理由」
瀬尾「私そもそもイケメンのアドレス知らねーし」
御子柴「ふざけんな!! 俺だけ除け者にしやがって!! しかも子どもいんのかよ!!!」
瀬尾「落ち着けよイケメン」
御子柴「うう……なんで俺だけ」
野崎「!!……マミコ!?」
御子柴「誰がだよ!!」
野崎「永遠のラブハンターのお前にとっては些細な事に過ぎないと思ってな……」
鹿島「うん、私も同じ理由」
瀬尾「私そもそもイケメンのアドレス知らねーし」
御子柴「ふざけんな!! 俺だけ除け者にしやがって!! しかも子どもいんのかよ!!!」
瀬尾「落ち着けよイケメン」
御子柴「うう……なんで俺だけ」
野崎「!!……マミコ!?」
御子柴「誰がだよ!!」
14: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:10:47.77 ID:W5wSwahd0
御子柴「つーかお前、佐倉は入学した時からお前の事が好きだったんだぞ!!」
野崎「あ、ああ……付き合い始めた時に聞いた」
御子柴「それなのに……お前が鈍感な所為で気づかないしよー……」
野崎「いや、本当に悪かった……」
鹿島「本人以外はみんな知ってたもんねー。 千代ちゃんが野崎の事好きだって」
瀬尾「そーそー」
御子柴「……おめでとう」
野崎「ああ、ありがとう」
御子柴「……!! 式は!?」
野崎「まだだ」
御子柴「絶対俺呼べよ!!」
野崎「ああ」
野崎「あ、ああ……付き合い始めた時に聞いた」
御子柴「それなのに……お前が鈍感な所為で気づかないしよー……」
野崎「いや、本当に悪かった……」
鹿島「本人以外はみんな知ってたもんねー。 千代ちゃんが野崎の事好きだって」
瀬尾「そーそー」
御子柴「……おめでとう」
野崎「ああ、ありがとう」
御子柴「……!! 式は!?」
野崎「まだだ」
御子柴「絶対俺呼べよ!!」
野崎「ああ」
15: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:11:21.38 ID:W5wSwahd0
野崎「……あ、メールと一緒に動画も送ってきた」
野崎「見るか?」
瀬尾「見る見る!!」
御子柴「見るに決まってるだろ!!」
御子柴「因みに男の子か!? 女の子か!?」
野崎「それは見てのお楽しみ」
ピッ
野崎「見るか?」
瀬尾「見る見る!!」
御子柴「見るに決まってるだろ!!」
御子柴「因みに男の子か!? 女の子か!?」
野崎「それは見てのお楽しみ」
ピッ
16: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:11:55.46 ID:W5wSwahd0
佐倉『みんな元気ー? 今日は行けなくてごめんねー』
御子柴「!!!」
御子柴「なんだよ佐倉……全然変わってねぇじゃねえか!!」
佐倉『今日で生後3日目でーす』
御子柴「!!!」
御子柴「一体どんな子なんだ……二人のDNAを継いだ赤ちゃんは!?」
タヌキ「バブー」
御子柴「あああああああああああああああああああああ!!!」
御子柴「!!!」
御子柴「なんだよ佐倉……全然変わってねぇじゃねえか!!」
佐倉『今日で生後3日目でーす』
御子柴「!!!」
御子柴「一体どんな子なんだ……二人のDNAを継いだ赤ちゃんは!?」
タヌキ「バブー」
御子柴「あああああああああああああああああああああ!!!」
17: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/24(水) 20:12:38.28 ID:W5wSwahd0
御子柴「……っは!!!」
御子柴「……」
御子柴「……」
御子柴「夢か……」
御子柴「二人に言いたいことがある」
佐倉「言いたいこと?」
野崎「なんだ?」
御子柴「獣姦には気をつけろ」
野崎・佐倉「!!?」
終わり
引用元: 野崎「今日は高校の同窓会だ」
京「そろそろ決着をつけようぜ、八神」庵「ふん、いいだろう」
2018-01-18
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/18(木) 18:29:11.69 ID:C3eGssja0
京「悪いが手加減はしねえぞ」
庵「……すぐ楽にしてやる」
京「うおおおおおおおお!!!」
庵「はあああああああああ!!!」
京「うおっ!? ちべた!!」
庵「はっはっはっはっ!! お前の負けだ京!!!……ぐほっ!!?」
京「どうだ!! 顔面命中!!!」
季節は冬、KOFの世界では雪合戦が流行っているのだった。
庵「……すぐ楽にしてやる」
京「うおおおおおおおお!!!」
庵「はあああああああああ!!!」
京「うおっ!? ちべた!!」
庵「はっはっはっはっ!! お前の負けだ京!!!……ぐほっ!!?」
京「どうだ!! 顔面命中!!!」
季節は冬、KOFの世界では雪合戦が流行っているのだった。
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/18(木) 18:29:58.83 ID:C3eGssja0
ラルフ「おいクラーク!! なんでムチ子達は来てねえんだ!!」
ラルフ「真っ裸になって寒さに耐える特訓するって言ったのによ!!」
クラーク「大佐、それはセクハラになるかと」
拳祟「はぁ~アテナのサイコボールあったかいわぁ~」
アテナ「……使い方間違ってない?」
ラルフ「真っ裸になって寒さに耐える特訓するって言ったのによ!!」
クラーク「大佐、それはセクハラになるかと」
拳祟「はぁ~アテナのサイコボールあったかいわぁ~」
アテナ「……使い方間違ってない?」
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/18(木) 18:30:34.74 ID:C3eGssja0
シェン「へえ……雪合戦ねぇ」
シェン「確か上海でもやってたっけなぁ」
シェン「こうやっ……」
シェン「て!!!」ブン
ドドドドドドドド!!!
シェン「ふぅ~……すっきりしたぜ」
シェン「なんか投げた雪玉が色んなもんぶち壊しちまったみたいだが……まぁいいか」
ルガール「……ふふふ。 これで30体目」
ルガール「どうだ!! 私の雪像コレクションは!!」
ドドドドドドドド!!!
ルガール「!!!?」
シェン「確か上海でもやってたっけなぁ」
シェン「こうやっ……」
シェン「て!!!」ブン
ドドドドドドドド!!!
シェン「ふぅ~……すっきりしたぜ」
シェン「なんか投げた雪玉が色んなもんぶち壊しちまったみたいだが……まぁいいか」
ルガール「……ふふふ。 これで30体目」
ルガール「どうだ!! 私の雪像コレクションは!!」
ドドドドドドドド!!!
ルガール「!!!?」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/18(木) 18:31:11.41 ID:C3eGssja0
京「くそ、中々倒れねえな」
庵「それはこっちの台詞だ」
ルガール「貴様らああああああああ!!!」
京「!! ルガール!!」
ルガール「よくも私の雪像コレクションをおおおおおおお!!!」
京「おいおい、俺達はずっとここで雪合戦をしてたんだぜ? 人違いじゃねえのか?」
ルガール「貴様らの投げた雪玉が私の雪像に当たったに決まってる!!」
庵「……小休止だ、こいつを仕留めるぞ」
京「誰がお前と好きで共戦なんかするかよ」
ドゴォン!!
ルガール「はう!!」
京・庵「!!」
アーデルハイト「すいません、うちの父がご迷惑をおかけして」
京「全くだぜ、大人しく家でおねんねさせてくれ」
庵「それはこっちの台詞だ」
ルガール「貴様らああああああああ!!!」
京「!! ルガール!!」
ルガール「よくも私の雪像コレクションをおおおおおおお!!!」
京「おいおい、俺達はずっとここで雪合戦をしてたんだぜ? 人違いじゃねえのか?」
ルガール「貴様らの投げた雪玉が私の雪像に当たったに決まってる!!」
庵「……小休止だ、こいつを仕留めるぞ」
京「誰がお前と好きで共戦なんかするかよ」
ドゴォン!!
ルガール「はう!!」
京・庵「!!」
アーデルハイト「すいません、うちの父がご迷惑をおかけして」
京「全くだぜ、大人しく家でおねんねさせてくれ」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/18(木) 18:31:40.23 ID:C3eGssja0
クーラ「わぁ~い!! 雪だ!! 雪だよK’!!」
K’「……」
マキシマ「素直に喜べばいいだろう」
K’「別にこんなん見ても喜ばねえよ」
クーラ「スケートやろー!!」スイー
マキシマ「ははは、上手いじゃないか」
クーラ「ほら!! K’も!!」
ガシッ
K’「!! おまっ、引っ張……」
ガン!!
クーラ「!! ごめん!! 大丈夫!?」
K’「……」
マキシマ「おっと、炎は出すなよ? 雪が溶けたらお嬢ちゃん悲しむぜ?」
K’「やるわけねぇだろ」
ククリ「なんだよ砂じゃなくて雪か死ね」
K’「……」
マキシマ「素直に喜べばいいだろう」
K’「別にこんなん見ても喜ばねえよ」
クーラ「スケートやろー!!」スイー
マキシマ「ははは、上手いじゃないか」
クーラ「ほら!! K’も!!」
ガシッ
K’「!! おまっ、引っ張……」
ガン!!
クーラ「!! ごめん!! 大丈夫!?」
K’「……」
マキシマ「おっと、炎は出すなよ? 雪が溶けたらお嬢ちゃん悲しむぜ?」
K’「やるわけねぇだろ」
ククリ「なんだよ砂じゃなくて雪か死ね」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/18(木) 18:32:06.21 ID:C3eGssja0
京「はぁ……はぁ……」
庵「……ちっ」
京「……なぁ八神、やっぱやめねぇか?」
庵「……ちょうど俺も考えていたところだ」
京「……そんじゃやるか」
庵「ああ」
ボオオオオオオ!!!
京「やっぱ俺達は……炎(これ)じゃねえとな!!!」
庵「塵にしてやる、京!!!」
京・庵「はああああああああ!!!」
シュウウウウ……
二人の炎で周りの雪は全て溶けてしまった。
庵「……ちっ」
京「……なぁ八神、やっぱやめねぇか?」
庵「……ちょうど俺も考えていたところだ」
京「……そんじゃやるか」
庵「ああ」
ボオオオオオオ!!!
京「やっぱ俺達は……炎(これ)じゃねえとな!!!」
庵「塵にしてやる、京!!!」
京・庵「はああああああああ!!!」
シュウウウウ……
二人の炎で周りの雪は全て溶けてしまった。
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/18(木) 18:32:40.48 ID:C3eGssja0
ギース「はっはっはっはっーー!!」ヒュウウウ
テリー「ギーーーーーーーーーース!!!」
ギース(フフフ……死ぬと思うだろう、テリー)
ギース(だが心配はいらん!! 何故なら地面にある大量の雪がクッションとなり……)
ギース「……」
ギース「あれ、ない」
グシャア!!
終わり
テリー「ギーーーーーーーーーース!!!」
ギース(フフフ……死ぬと思うだろう、テリー)
ギース(だが心配はいらん!! 何故なら地面にある大量の雪がクッションとなり……)
ギース「……」
ギース「あれ、ない」
グシャア!!
終わり
引用元: 京「そろそろ決着をつけようぜ、八神」庵「ふん、いいだろう」
サウル「おお、神よ……」ドロシー「またやってるんですか」
2018-01-15
1: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:00:18.59 ID:xzE2qAft0
サウル「またとはなんですかドロシー、これは神に仕える者として必然の行為……」
ドロシー「必然じゃないですー」
サウル「……ああ!! ドロシーと話してる間に女性が行ってしまったではないですか!!」
ドロシー「よかったですねー」
サウル「ぐぬぬ……」
ドロシー「必然じゃないですー」
サウル「……ああ!! ドロシーと話してる間に女性が行ってしまったではないですか!!」
ドロシー「よかったですねー」
サウル「ぐぬぬ……」
2: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:01:12.57 ID:xzE2qAft0
サウル(おかしい……私は何故こうも上手くいかないのか……)
サウル(今じゃ仲間の中での私のイメージは『エセ神父』、『ナンパ男』……)
サウル(しまいには仲間の女性に近づこうとすると逃げられる始末……)
サウル(どうにかして私のイメージを変えなければ……)
ドロシー「なにボーッとしてるんですか?」
サウル「……ん?」
ドロシー「はい?」
サウル(今、唯一私に近づいてくれる女性はドロシーだけ……)
サウル(ということは……)
サウル(……)
サウル(……)
サウル「そうか!!」
ドロシー「!!!?」ビクッ
サウル(今じゃ仲間の中での私のイメージは『エセ神父』、『ナンパ男』……)
サウル(しまいには仲間の女性に近づこうとすると逃げられる始末……)
サウル(どうにかして私のイメージを変えなければ……)
ドロシー「なにボーッとしてるんですか?」
サウル「……ん?」
ドロシー「はい?」
サウル(今、唯一私に近づいてくれる女性はドロシーだけ……)
サウル(ということは……)
サウル(……)
サウル(……)
サウル「そうか!!」
ドロシー「!!!?」ビクッ
3: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:01:39.75 ID:xzE2qAft0
ドロシー「ちょっと! 脅かさないでくださいよ、びっくりしたじゃないですか」
サウル「ああ、すまなかった」
サウル「……と、それはともかくドロシー。 喉、乾いてませんか?」
ドロシー「私ですか? まぁ確かに……」
サウル「そうでしょう。 では飲み物を持って来ますよ」
ドロシー「え、いいですよ。 私、自分で持って来ます」
サウル「まぁまぁそう言わずに。 先程の戦闘で疲れてるでしょうし」
ドロシー「……」
サウル「ああ、すまなかった」
サウル「……と、それはともかくドロシー。 喉、乾いてませんか?」
ドロシー「私ですか? まぁ確かに……」
サウル「そうでしょう。 では飲み物を持って来ますよ」
ドロシー「え、いいですよ。 私、自分で持って来ます」
サウル「まぁまぁそう言わずに。 先程の戦闘で疲れてるでしょうし」
ドロシー「……」
4: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:02:09.52 ID:xzE2qAft0
サウル「どうぞ」
ドロシー「……ありがとうございます」
ドロシー「……」ゴクゴク
ドロシー「……どういう風の吹きまわしですか?」
サウル「?」
ドロシー「いつもの神父様だったら私にこんな事しないですよね」
サウル「……ドロシー、私は気づいてなかったのです」
ドロシー「はい?」
サウル「私の一番身近にいる女性……それはドロシーだということを」
ドロシー「……!!」
ドロシー「……ありがとうございます」
ドロシー「……」ゴクゴク
ドロシー「……どういう風の吹きまわしですか?」
サウル「?」
ドロシー「いつもの神父様だったら私にこんな事しないですよね」
サウル「……ドロシー、私は気づいてなかったのです」
ドロシー「はい?」
サウル「私の一番身近にいる女性……それはドロシーだということを」
ドロシー「……!!」
5: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:02:35.27 ID:xzE2qAft0
サウル「私と多く話してる人も……」
サウル「私のナン……布教を止めてるのも……」
サウル「ドロシーではありませんか」
サウル「こんな日頃お世話になってるのなら……私も恩返しをしないといけない」
サウル「私はそう思ったのです」
ドロシー「……」
サウル「さて、次は……」
サウル「肩でも揉みましょうか」
ドロシー「!!」
サウル「私のナン……布教を止めてるのも……」
サウル「ドロシーではありませんか」
サウル「こんな日頃お世話になってるのなら……私も恩返しをしないといけない」
サウル「私はそう思ったのです」
ドロシー「……」
サウル「さて、次は……」
サウル「肩でも揉みましょうか」
ドロシー「!!」
6: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:03:09.90 ID:xzE2qAft0
ドロシー「なっ……」
サウル「どうです? こってないですか?」
ドロシー(近い!!///)
ドロシー「なんでいきなり肩揉んでるんですか!! こってるなんて一言も言ってませんよ!!」
サウル「おっと、失礼しました」
ドロシー「……ったく」
サウル「……ドロシー、私にして欲しいことはないですか?」
サウル「料理でも作りますか?」
ドロシー「……いいです」
サウル「どうです? こってないですか?」
ドロシー(近い!!///)
ドロシー「なんでいきなり肩揉んでるんですか!! こってるなんて一言も言ってませんよ!!」
サウル「おっと、失礼しました」
ドロシー「……ったく」
サウル「……ドロシー、私にして欲しいことはないですか?」
サウル「料理でも作りますか?」
ドロシー「……いいです」
7: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:03:39.92 ID:xzE2qAft0
サウル(ふふふ……どうです、仲間の皆さん)
サウル(この光景を見た女性の方達は恐らく……)
サウル(『まぁ、サウルさん素敵』『本当はあんなに優しい人だったのね』と見直すに違いない)
イグレーヌ(また何かやってるわ)
セシリア(彼女……嫌そうね)
サウル「……」
サウル(心なしか変な目で見られてるような)
サウル(この光景を見た女性の方達は恐らく……)
サウル(『まぁ、サウルさん素敵』『本当はあんなに優しい人だったのね』と見直すに違いない)
イグレーヌ(また何かやってるわ)
セシリア(彼女……嫌そうね)
サウル「……」
サウル(心なしか変な目で見られてるような)
8: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:04:21.61 ID:xzE2qAft0
別の日
サウル「ふうむ……特に大きな変化はない」
サウル「この作戦は失敗だったか……?」
ドロシー「……」
サウル「おや、どうしましたドロシー」
ドロシー「お金渡すんでお菓子買って来てください」
サウル「はい?」
ドロシー「わ、私に尽くすって言ったじゃないですか!!//」
サウル「いや、そんな事言ってませんよ!!?」
ドロシー「!! い、いや!! だからあれ、恩返し!! 恩返しって言ったじゃないですか!!」
ドロシー「いいから早く!! 買って来てください!!」
サウル「……やれやれ、しょうがないですね」
ドロシー「……」
サウル「ふうむ……特に大きな変化はない」
サウル「この作戦は失敗だったか……?」
ドロシー「……」
サウル「おや、どうしましたドロシー」
ドロシー「お金渡すんでお菓子買って来てください」
サウル「はい?」
ドロシー「わ、私に尽くすって言ったじゃないですか!!//」
サウル「いや、そんな事言ってませんよ!!?」
ドロシー「!! い、いや!! だからあれ、恩返し!! 恩返しって言ったじゃないですか!!」
ドロシー「いいから早く!! 買って来てください!!」
サウル「……やれやれ、しょうがないですね」
ドロシー「……」
9: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:04:56.88 ID:xzE2qAft0
サウル『こんな日頃お世話になってるのなら……私も恩返しをしないといけない』
サウル『私はそう思ったのです』
ドロシー「……」
サウル「買ってきましたよ」
ドロシー「……ありがとうございます」
ドロシー「……あれ」
ドロシー(私、お菓子としか言ってないのに……これ、私の一番の大好物だ)
ドロシー「……神父様、どうしてこれを買って来たんですか?」
サウル「どうしてって……ドロシーの大好物だからですよ」
ドロシー「知ってたんですか?」
サウル「知ってますよ。 どれだけ一緒にいると思ってるんですか」
ドロシー「!!」
サウル『私はそう思ったのです』
ドロシー「……」
サウル「買ってきましたよ」
ドロシー「……ありがとうございます」
ドロシー「……あれ」
ドロシー(私、お菓子としか言ってないのに……これ、私の一番の大好物だ)
ドロシー「……神父様、どうしてこれを買って来たんですか?」
サウル「どうしてって……ドロシーの大好物だからですよ」
ドロシー「知ってたんですか?」
サウル「知ってますよ。 どれだけ一緒にいると思ってるんですか」
ドロシー「!!」
10: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:05:24.93 ID:xzE2qAft0
ドロシー(知ってくれてた……神父様が……私のことを……)
ドロシー(私の事を……ちゃんと見てくれてるって事なのかな?)
ドロシー「……」
サウル「さて、次はなんですか?」
サウル(こんな無意味な事、早く終わらせたいのですが……)
ドロシー「神父様」
サウル「なんです?」
ドロシー「……好きです」
サウル「へ?」
ドロシー(私の事を……ちゃんと見てくれてるって事なのかな?)
ドロシー「……」
サウル「さて、次はなんですか?」
サウル(こんな無意味な事、早く終わらせたいのですが……)
ドロシー「神父様」
サウル「なんです?」
ドロシー「……好きです」
サウル「へ?」
11: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:06:01.98 ID:xzE2qAft0
ドロシー「だ、だから!! 好きだって言ったんです!!」
ドロシー「神父様はいつも変態で……女の人ばっかと話して……」
ドロシー「好きになる要素なんて……どこもないのに……」
ドロシー「なのに私は……神父様の事を考えると……何故か……」
ドロシー「胸が……苦しくなって……」
サウル「……」
ドロシー「……って言うのはどうですか!!」
サウル「は?」
ドロシー「神父様はいつも変態で……女の人ばっかと話して……」
ドロシー「好きになる要素なんて……どこもないのに……」
ドロシー「なのに私は……神父様の事を考えると……何故か……」
ドロシー「胸が……苦しくなって……」
サウル「……」
ドロシー「……って言うのはどうですか!!」
サウル「は?」
12: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:06:45.71 ID:xzE2qAft0
ドロシー「ほ、ほら!! この間神父様も私を騙したじゃないですか!! だからお返しです!!」
サウル「いや、騙すも何も私はドロシーを騙そうとした事は一回も……」
ドロシー「じゃあ私もう行きますんで!! もう私の為にあれこれしなくていいですからね!!」ダッ
サウル「あ……ドロシー!!」
サウル「……」
サウル「……よく分からないが……この作戦は失敗のようですね」
ドロシー「……」
ドロシー「……バカ」
ドロシー「私のバカ……」
サウル「いや、騙すも何も私はドロシーを騙そうとした事は一回も……」
ドロシー「じゃあ私もう行きますんで!! もう私の為にあれこれしなくていいですからね!!」ダッ
サウル「あ……ドロシー!!」
サウル「……」
サウル「……よく分からないが……この作戦は失敗のようですね」
ドロシー「……」
ドロシー「……バカ」
ドロシー「私のバカ……」
13: ◆LYNKFR8PTk 2018/01/14(日) 20:07:16.19 ID:xzE2qAft0
サウル「……おや、あそこに美しい女性が……」
サウル「やはり私にはこれしかありませんね」
サウル「……ああ神よ、今日という日の出会いに……」
終わり
サウル「やはり私にはこれしかありませんね」
サウル「……ああ神よ、今日という日の出会いに……」
終わり
引用元: サウル「おお、神よ……」ドロシー「またやってるんですか」